新たな光 ウルトラマンオーブ (ユウナガ)
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惑星ボリス編
第1話 ファーストミッション


どうも初めましてユウナガという者です。
自分は昔からウルトラマンが大好きでいつかウルトラマンのストーリーを作れたらいいなと思ってきました。
まだまだ初心者ですが暖かく見てくれたら幸いです。
それではどうぞ!


BGM: 1話オープニング(M - 75)

 

 

惑星O-50 戦士の頂 付近

 

 

???「うっ・・・」

 

 

3歳の少年が倒れていた。

 

???「ここは・・・」

 

彼の名は 永幡 優介

 

 

優介「どこなんだ?・・・」

 

すると光の階段が出現した。

 

そして優介はまるで

 

何かに導かれるように階段を登っていった

 

優介「どこまで続くんだ?・・・」

 

すると、山の頂上が光っていることが見えた。

 

そして

 

優介「これは・・・」

 

山の頂上にOのマークの光が浮いていた

 

優介が近づくと...光は中央に集まる形になった

 

 

優介「手を・・・差し伸べろってことなのか?・・・」

 

 

優介は恐る恐るその光に手を伸ばした。

 

すると伸ばした手に違和感を感じて引いてみると、

 

 

 

優介「・・・これは・・・」

 

 

その手には短剣があった

 

そしてその短剣は光り優介を包んだ

 

姿がどんどん大きく変わっていく

 

光が晴れると、そこには

 

 

 

BGM:登場ファンファーレ (M - 46)

 

 

 

???「シュワッ!」

 

 

 

赤い光の巨人に姿を変えていた

 

これは新たなウルトラマンの光を手にした少年の物語

 

 

 

 

 

【OP エターナル・トラベラー (TV Size) 】

 

 

 

 

優介「俺が・・・ウルトラマンに!?・・・」

 

 

今でも驚いている..自分がウルトラマンになったことを

 

 

すると短剣から光が出現し、空中に文字を現した

 

 

 

その短剣は選ばれしものを光の巨人になる力を与える

 

 

そして選ばれし者に、ファーストミッションを与える。

 

 

ミッション内容“ 惑星ボリスの生存者を救出せよ”

 

 

優介「惑星・・・ボリス!?」

 

 

そして光の文字は消滅した。

 

 

優介「俺のファーストミッションか・・・」

 

 

短剣を高く掲げ、光に包まれ宇宙に飛び立った。

 

 

優介「これが・・・テレビで見た宇宙・・・広すぎて暗いし、ちょっと怖いな」

 

 

しばらくすると

 

 

 

優介「ゲートか・・・あの向こうに・・・惑星ボリスが・・・」

 

 

 

 

そしてゲートに突入した。

 

 

 

 

ペンドラゴンSide

 

 

オキ「ボス」

 

 

ヒュウガ「どうしたオキ?」

 

 

 

オキ「先ほど宇宙から強力なエネルギー反応がキャッチされました」

 

 

 

ヒュウガ「強力なエネルギー反応?」

 

 

 

 

オキ「はい、そのエネルギーはここから2400Kmの地点に向かっています。」

 

 

 

 

ヒュウガ「べラルゴシティの地点に近いな。よし、

ペンドラゴンはコースを変更エネルギー反応地点に向かうぞ」

 

 

クルー「了解!」

 

 

 

ヒュウガ「レイ、もしも怪獣だった時は頼んだぞ」

 

 

レイ「ああ、任せろ」

 

 

優介Side

 

 

優介はゲートをくぐり抜けると、青い惑星が見えた

 

 

優介「あれか!」

 

 

大気圏を突破し、惑星の地上に降り立った

 

 

 

 

優介「ここが・・・惑星ボリス」

 

 

優介が降り立った惑星ボリスは建物は崩れ、人の気配が全くない場所だった。

 

 

 

優介「随分な量の瓦礫だな・・・どうすればこんな事になるんだ?」

 

 

 

と、その時!

 

 

 

 

ドカーーーーーン!!

 

 

 

 

地面を突き破って、宇宙怪獣ベムラーが突然現れた

 

 

 

優介「ベムラー!」

 

 

 

ベムラー「ギャアアアアア!!」

 

 

ベムラーは青熱光線を放ち優介に襲いかかる

 

 

 

優介は避け続けるがついに熱線の余波で吹き飛ばされてしまう

 

 

優介「うわああああああ!!!」

 

 

ベムラーは再び熱線を放とうとしていた

 

すると短剣がわずかに光った

 

 

 

優介「・・・よし!」

 

 

優介は決意し短剣を掲げ光に包まれた

 

 

ベムラーの熱線が優介のいる場所に当たり爆発した

 

 

 

ベムラーは勝ち誇った雄叫びをあげる

 

 

 

 

BGM:登場ファンファーレ (M - 46)

 

 

 

その時一筋の光が現れ、赤い光の巨人が姿を現した

 

 

 

赤いウルトラマン「チアッ!」

 

 

TO BE CONTINUED

 

【ED JUMP UP (TV Size)】

 

次回予告

 

赤いウルトラマン「シュワッ!」

 

初めての戦いに勝利した優介

 

 

レイ「そのエネルギー反応がウルトラマンによく似ているんだ」

 

ヒュウガ「至急そのポイントに向かうぞ!」

 

 

ペンドラゴンはウルトラマンと思わしきエネルギー反応が確認されたポイントに向かうが・・・

 

 

オキ「べムスターだ!」

 

 

べムスター「ギィギィギィ!」

 

 

宇宙大怪獣べムスターが出現!

 

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

 

ゴモラ「ギャアオオオオオ!」

 

 

優介「これまで地球を守ってきたウルトラマン達はどんな気持ちで戦ってきたのかな?」

 

 

オキ「あ・・・あれは!」

 

 

レイ「君は一体何者だ?」

 

 

ついに彼らの物語がクロスする!

 

 

赤いウルトラマン「一緒に戦おう!」

 

 

次回 邂逅〜かいこう〜

 

 




いかがでしたか?次回もお楽しみに!


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第2話 邂逅〜かいこう〜

第2話スタートです!優介のウルトラマンとしての初バトルです!さらにペンドラゴンのメンバーと優介が... それではどうぞ!


前回までのあらすじ

惑星O-50戦士の頂でウルトラマンの力を得た優介は短剣の指示で惑星ボリスに向かうが、突如ベムラーが襲いかかってきた、そしてウルトラマンとしての最初の戦いが始まろうとしていた

 

 

 

 

【OP エターナル・トラベラー (TV Size) 】

 

 

 

 

 

優介Side

 

 

BGM: 戦闘 優勢

 

 

 

 

赤いウルトラマン「チアッ!」

 

 

ベムラー「ギャアアアアア!!」

 

ウルトラマンの姿になり戦闘体勢になり怪獣との初バトルに挑む

 

赤いウルトラマンはベムラーの腹に蹴りを入れアッパーでベムラーをダウンさせる

 

赤いウルトラマン「すごい・・・すごすぎるぜ!全身からものすごいパワーを感じる!」

 

ベムラー「ギャアアアアアア!!」

 

自分の力に興奮していた隙にベムラーは熱線は放ち赤いウルトラマンを吹き飛ばす

 

赤いウルトラマン「ウワッ!」

 

ものすごいあつ.......ってあれ?あんなに熱い熱線を喰らったというのに平気だなんてこれもウルトラマンになったからか.....なら!

 

赤いウルトラマン「シュアッ!」

 

赤いウルトラマンは立ち上がり、ベムラーに連続パンチを叩き込み最後に力強いパンチを叩く

 

赤いウルトラマン「デュアッ!」

 

怯んだところをジャンプで後ろに回り込み尻尾を掴んで4回振り回し投げ飛ばす

 

ベムラー「ギャアアアアアア!!」

 

するとベムラーは青い球体に変化し逃げようとする

 

赤いウルトラマン「まずい!ここで倒さないと...っ!」

 

その時赤いウルトラマンの頭のなかに必殺技の使い方が浮かんだ

 

赤いウルトラマン「なるほど、そういうことか!」

 

そして赤いウルトラマンは腕をくの字にして十字に組み光線を放つ

 

赤いウルトラマン「オリジウム光線!シュワッ!」

 

オリジウム光線はベムラーが変化した球体に直撃し爆発した

 

赤いウルトラマン「よっしゃああああああ!!」

 

赤いウルトラマンは怪獣との初めての戦いで初勝利を収めた

 

 

 

 

ペンドラゴンSide

 

オーブがベムラーと戦っている頃

 

 

オキ「ボス、先程確認されたエネルギー反応が消失しました」

 

 

ハルナ「コースを変更しますか?」

 

 

 

ヒュウガ「いや、そのままポイントに向かうぞ!」

 

 

 

クルー「了解!」

 

 

 

 

レイ「・・・・・・」

 

 

 

ヒュウガ「どうした?レイ」

 

 

 

レイ「いや、そのエネルギー反応がウルトラマンによく似ているんだ」

 

 

 

オキ「えっ!!」

 

 

 

ヒュウガ「ウルトラマンによく似たエネルギー・・・」

 

 

クマノ「それってつまりウルトラマンに似た何かがいるってことか」

 

 

オキ「ボス!早くいきましょうよ!」

 

 

クマノ「はしゃぐなオキ、俺たちは生存者を見つけるのが仕事だ」

 

 

 

オキ「分かってます、分かってますって!」

 

 

 

 

 

優介Side

 

BGM:平和~じんわり感動(M - 50)

 

 

 

 

 

ベムラーとの戦いを終え、優介は変身を解き休んでいた。

 

 

 

優介「あー!ウルトラマンの戦いって結構疲れるな」

 

 

 

そして短剣を取り出し考えた

 

 

 

優介「これまで地球を守ってきたウルトラマン達はどんな気持ちで戦ってきたのかな?」

 

 

 

自分がウルトラマンになる前、ウルトラマンの事を知ったのはテレビで見ていたからだ

 

 

そしていつか自分もウルトラマンになりたいと思っていた。

 

 

 

優介「今思えば・・・夢が叶ったんだな」

 

 

そう思っていた時、遠くから戦いの気配がした。

 

 

優介「これは・・・っ!」

 

 

 

急いでその戦場に向かった

 

 

 

 

ペンドラゴンSide

 

エネルギー反応が検知された地点に向かっていた時

 

 

オキ「上空から飛行物体が急速接近中!」

 

ヒュウガ「何!?」

 

オキ「モニターに出します!」

 

そして画面に映し出されたのは

 

べムスター「ギィギィギィ!」

 

オキ「べムスターだ!」

 

ハルナ「またあいつなの!」

 

 

そう前にペンドラゴンメンバーはべムスターと戦った事があるのだ

 

 

レイ「俺がいく!」

 

 

ヒュウガ「頼んだぞ!レイ」

 

 

 

レイはバトルナイザーを構えた

 

 

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

 

ゴモラがスキャンされ、ゴモラが召喚された

 

 

ゴモラ「ギャアオオオオオ!」

 

 

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

 

ゴモラ「ギャアオオオオオ!」

 

べムスター「ギィギィギィ!」

 

ゴモラは取っ組み合いべムスターを投げる

 

べムスターは頭部からビームを放つが、ゴモラはジャンプしかわした

 

 

ゴモラは尻尾で攻撃するがべムスターに弾かれてしまう

 

 

レイは決着を着ける為リトラを召喚しようとする

 

レイ「行け!リト・・・!」

 

ゴモラ「ギャアオオオオオ!」

 

何かの攻撃がゴモラにヒットした

 

ゴルザ「ギゴオオオオオオ!」

 

オキ「ゴルザだ!」

 

ハルナ「私がスピーダーで援護します!」

 

ハルナがスピーダーに搭乗しようとしたとき

 

 

オキ「待ってください!付近に高エネルギー反応を確認しました、しかもこれは!」

 

 

優介Side

 

優介は戦場に到着した

 

優介「あれはゴモラ!それにべムスター、ゴルザまで・・・ん?」

 

 

レイ「負けるな!ゴモラ!」

 

 

優介「あいつがゴモラを操っているのか?」

 

上空にはスペースペンドラゴンもいた

 

優介「助けにいくか!」

 

そうして短剣を掲げては赤いウルトラマンに変身した

 

赤いウルトラマン「シュワッ!」

 

ペンドラゴンSide

 

BGM:登場ファンファーレ (M - 46)

 

 

 

クマノ「あれは!」

 

ハルナ「巨人!?」

 

オキ「こんなウルトラマン、過去の記録にありません!」

 

ヒュウガ「新しいウルトラマンが来てくれたのか」

 

レイ「・・・・・・」

 

赤いウルトラマン「一緒に戦おう!」

 

レイ「・・・・・・!」

 

レイが頷き

 

ゴモラ「ギャアオオオオオ!」

 

赤いウルトラマン「チアッ!」

 

二大怪獣と二大ヒーローが今、激突する!

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

 

【ED JUMP UP (TV Size)】

 

 

次回予告

 

ヒュウガ「君は一体何者だ?」

 

優介「永幡優介、よろしく!」

 

ついに対面した優介とペンドラゴンメンバー

 

 

 

ヒュウガ「我々は君の力が必要だ!」

 

優介「分かった、どうやら目的は同じみたいだしな」

 

そして同行することになった

 

 

クマノ「しかし驚きました、あんな小さな子供がウルトラマンになるなんて」

 

 

オキ「君が変身するウルトラマン、オーブって名前はどうかな?」

 

優介「ウルトラマン・・・オーブ」

 

 

そして優介が変身するウルトラマンに名前が命名される

 

 

その名は・・・

 

 

次回 出会いの戦士たち

 

 

 




いかがでしたか?次回は優介がZAPのメンバーと対面し、赤いウルトラマンとゴモラの初共闘です。次回もお楽しみに!


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第3話 出会いの戦士たち

第3話でついに優介とレイ達が対面し、初共闘回です。
それではどうぞ!


前回までのあらすじ

 

ナレーション:ボス(ヒュウガ)

 

我々スペースペンドラゴンは惑星ボリスの異常な状況を調査するため怪獣を操る謎の青年レイと共に首都のべラルゴシティに向かっていたが、突如怪獣達に襲撃され、ゴモラがピンチとなったその時、謎の赤いウルトラマンが現れた。果たして彼は敵か、味方か

 

 

【OP エターナル・トラベラー (TV Size) 】

 

 

 

 

 

BGM: 戦闘 優勢

 

赤いウルトラマン「ダアアアアアアア!」

 

ゴモラ「ギャアオオオオオ!」

 

ゴモラはゴルザ

 

赤いウルトラマンはべムスターに向かっていく

 

ゴモラはタックルをし尻尾で攻撃、最後にジャンプキックを喰らわせる

 

赤いウルトラマンはべムスターのビームをジャンプし背後に回りキックをする着地したあとべムスターの角にオーブスライサーアタックを当て、部位破壊をし怯んだところを回し蹴りを入れダメージを与える

 

ヒュウガ「すごい・・・」

 

ゴモラは大回転打をゴルザに食らわせ

 

レイ「ゴモラ!超振動波だ!」

 

ゴモラは超振動波を放ちゴルザを倒した

 

レイ「よし!」

 

赤いウルトラマンに追い詰められたべムスターは吸引ストラクターパウトでオーブを飲み込もうとするが、

 

それが甘かった

 

 

赤いウルトラマン「・・・ンンンン!」

 

赤いウルトラマンは全身を光で包み浮遊しべムスターに突進し、べムスターの体内に入った

 

オキ「あっ!あのウルトラマンが!」

 

ハルナ「自分から飲み込めれたというの!?」

 

ヒュウガ「・・・いや!」

 

赤いウルトラマン「ウオォリヤッ!」

 

すると赤いウルトラマンがべムスターの体内にから飛び出した

 

べムスター「ギィ!ンン!」

 

べムスターは何が起こったのか理解できず爆発した

 

ヒュウガ「よーし!」

 

オキ「やったー!」

 

クマノ「相手の体内に入り、内側から倒すとは・・・考えたな」

 

赤いウルトラマンは立ち上がりレイに視線を向ける

 

レイ「・・・ありがとう」

 

赤いウルトラマン「・・・!」コクリ

 

赤いウルトラマンは頷き

 

赤いウルトラマンは光に包まれどんどん小さくなっていくそして一人の子供が姿を現した

 

オキ「こ・・・子供!?」

 

赤いウルトラマンの正体を見た全員は驚愕した自分達を助けてくれた者が3歳頃の子供だということに

 

優介「ふうっ・・・」

 

レイ「おい!」

 

優介「ん?」

 

レイ「君は・・・一体何者だ!」

 

優介「はじめまして、永幡優介だよろしく!」

 

これが彼らの出会いだった

 

 

【OP ULTRAMAN ORB (TV Size) 】

 

 

スペースペンドラゴンブリッジ

 

ヒュウガ「私はヒュウガヒロシ、輸送船スペースペンドラゴンの船長だ」

 

優介「永幡優介だ、よろしく」

 

ハルナ「私はハルナジュン、よろしくね」

 

優介「うん」

 

オキ「僕はオキ、よろしくね」

 

優介「ああ」

 

クマノ「僕はクマノだ、よろしくな」

 

優介「こちらこそ」

 

レイ「俺の名はレイ、よろしく」

 

優介「よろしく」

 

ヒュウガ「所で、君があのウルトラマンだというのか」

 

優介「ああ、今のところあのウルトラマンに名前はないがな」

 

ヒュウガ「見たところボリスの住民ではないな」

 

優介「ああ、俺は惑星O-50から来たんだ」

 

オキ「惑星O-50?」

 

ハルナ「君は何をしにこの惑星ボリスにきたの?」

 

優介「ミッションで来たんだ」

 

クルー「ミッション!?」

 

そう解説しながら短剣を取り出した

 

レイ「それは?」

 

優介「ウルトラマンに変身するためのアイテム、俺は惑星O-50の戦士の頂という山の頂上で手にしたんだ。その時にこの剣から光の文字が投影されて俺にミッションを与えたんだ“ 惑星ボリスの生存者を救出せよ”ってな」

 

ヒュウガ「じゃあ君はボリスの生存者を救助する為にこの惑星に来たのか?」

 

優介「ああ」

 

それにヒュウガはしばらく考え

 

ヒュウガ「・・・どうだ、俺と契約しないか?」

 

優介「契約?」

 

ヒュウガ「怪獣を前に我々の力はあまりにも無力だ、そこで我々は力が必要だ怪獣と戦う力が」

 

優介「・・・・・・」

 

ヒュウガ「そこで君にレイと共に怪獣達から守ってほしい、我々を助けてくれた礼にひとつだけ君が望むものをかなえよう、どうだ?」

 

優介「分かった。どうやら目的は同じみたいだしな」

 

ヒュウガ「ハハハッ!契約成立だな!」

 

優介「これから世話になる」

 

ヒュウガ「こちらこそ」

 

そうして優介とヒュウガは握手をした

 

ハルナ「よろしくね優介君」

 

オキ「ウルトラマンの話とか聞かせてね!」

 

クマノ「何か分からないことがあれば、いつでも相談してくれ」

 

レイ「俺達は仲間だ」

 

優介「ありがとう。だが礼の件は保留にしてくれ」

 

ヒュウガ「なぜだ?」

 

優介「望むものがないからだ。でも、いつかお願いするよ」

 

ヒュウガ「そうか、分かった」

 

優介「所でこの船は今、どこに向かっているんだ?」

 

ヒュウガ「この惑星の首都べラルゴシティだ」

 

優介「分かった」

 

ヒュウガ「オキ、優介君に部屋を案内してくれ」

 

オキ「はい、行こっか」

 

優介「ああ」

 

そうして優介はオキに案内され

 

オキ「今日からここが君の個室だよ」

 

そして優介の個室を用意してくれた

 

優介「ありがとう」

 

オキ「どういたしまして、そうだ優介君あの赤いウルトラマンには名前がないって言ってたね」

 

優介「ああ」

 

オキ「だったら、僕が名前を付けてあげるよ!」

 

優介「本当か?」

 

オキ「うん、あのウルトラマン胸にOのマークが付いていたから名前はウルトラマンオーブってどうかな?」

 

優介「ああ、それで良いと思う」

 

オキ「やったー!いや〜僕がウルトラマンの名付け親になるなんて・・・」

 

優介「ウルトラマン・・・オーブ・・・っ!」

 

優介はオキが名付けてくれたウルトラマンオーブという名前に愛着がわいた

 

ピーピー!ピーピー!

 

ヒュウガ「オキ、優介至急ブリッジに来てくれ」

 

優介「何だろう?」

 

オキ「とにかく行こっか!」

 

優介「ああ!」

 

優介「(これからはZAPの皆がいてくれる。俺はもう、一人じゃない!)」

 

優介はZAPという仲間たちと共に戦えることに喜びを感じた

 

TO BE CONTINUED

 

【ED JUMP UP (TV Size)】

 

次回予告

 

レイ「今妙な感覚が、まるで誰かに見られているような」

 

優介「それも、俺たちのすぐ近くにいる!」

 

優介とレイは謎の存在に気づいた

 

クマノ「これを利用すれば、例の武器が使えるかもしれません」

 

ヒュウガ「ハイパーオメガ砲か・・・」

 

ペンドラゴンの最強武器が復活の目処が立つが

 

???「早く立て!大事な人間共が皆殺しになるぞ」

 

優介「お前は一体何者だ!」

 

彼等の前に謎の女が姿を現す。その正体とは・・・

 

???「行け!ガンQ!」

 

ガンQ「ワキキキキキキ!」

 

次回 べラルゴシティの罠




いかがでしたか?次回はあの女が登場します。次回もお楽しみに!


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第4話 べラルゴシティの罠

第4話です!今回優介が...そして、あの女が登場します、それではどうぞ!


前回までのあらすじ

 

ナレーション:ボス(ヒュウガ)

 

レイが操るゴモラと突如出現した赤いウルトラマンのおかげで我々は無事となり、赤いウルトラマンに変身していたのはなんと幼い子供だったそしてオキの提案で赤いウルトラマンはウルトラマンオーブと名付けられ、そして優介はペンドラゴン6番目のクルーとなった

 

優介「っ・・・」

 

ヒュウガ「君の制服だ、今日から君も正式にペンドラゴンの一員だ」

 

優介「あ・・・っ!」

 

オキ「よかったね!」

 

ヒュウガ「さあ、着替えてこい」

 

優介「ああ!」

 

 

 

【OP エターナル・トラベラー (TV Size) 】

 

 

 

優介の部屋

 

優介はボスから渡されたZAPの制服に着替えた

 

優介「これでよし!」

 

コンコン

 

オキ「優介君、入るよ」

 

優介「ああ!」

 

そしてオキが優介の部屋にオレンジジュースを持って入ってきた

 

オキ「おー!似合ってるじゃん!」

 

優介「ありがとう!」

 

オキ「はい、オレンジジュース」

 

優介「おっ、サンキュー」

 

飲み物を飲み、オキと話をして時間を過ごした

 

ピーピー!ピーピー!

 

ヒュウガ「オキ、優介まもなくべラルゴシティだ。ブリッジに集まってくれ」

 

ボスに呼ばれ、優介たちはブリッジに向かった

 

 

 

べラルゴシティ

 

 

 

ハルナ「着陸シークエンス終了」

 

ペンドラゴンは着陸しべラルゴシティの状況を確認した

 

クマノ「ひどいな」

 

オキ「やっぱりべラルゴシティも壊滅状態か・・・」

 

優介「確かにこれじゃ人一人いないかもしれない」

 

オキ「これじゃ生存者は絶望的かも・・・」

 

ハルナ「探しもしないで決めつけないで」

 

オキ「あ、すいません」

 

ヒュウガ「よし、二手に別れて調査しようハルナとクマノは研究ブロックを、オキとレイと優介君は居住ブロックを頼む」

 

 

クルー「了解!」

 

 

優介達は別れて生存者の探索に出た

 

 

 

オキ「やっぱり誰もいない」

 

優介「ああ、ひどい有り様だな」

 

その時、優介とレイは何かの気配を感じた

 

レイ&優介「誰だ!」

 

オキ「どうしたの?二人とも?」

 

レイ「今妙な感覚が、まるで何かに見られているような」

 

優介「ああ、俺も感じた」

 

オキ「センサーには何の反応もない、きっと気のせいだよ」

 

優介「そうだと良いんだが・・・」

 

ハルナ&クマノSide

 

クマノ「あれは・・・ボス、これを見てください!」

 

クマノが何かを発見して映像をペンドラゴンに転送した

 

ヒュウガ「パルス粒子の増幅システムだな」

 

クマノ「はい、これを利用すれば例の武器が使えるかもしれません」

 

ハルナ「例の武器?」

 

ヒュウガ「ハイパーオメガ砲か・・・」

 

優介&レイ&オキSide

 

その時、バイオセンサーに反応が確認された

 

オキ「バイオセンサーに生命反応、生存者です!」

 

ヒュウガ「よし!直ちに確認、救出急げ!」

 

オキ「了解!」

 

優介達は地上に降りた

 

ピッ!ピッ!ピッ!

 

オキ「こっちだ!」

 

優介「よし!」

 

???「テューーィィー!」

 

優介「あれは!」

 

オキ「バンピーラだ!」

 

優介「(スペースビーストまでいるのか)」

 

あれはウルトラマンネクサスと戦ったビーストの一体だ

 

レイ「奴は俺たちが食い止める」

 

優介「オキは生存者を!」

 

オキ「・・・分かった」

 

 

BGM:登場ファンファーレ (M - 46)

 

 

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

優介は早速考えた短剣の名前オーブカリバーを掲げ、ウルトラマンオーブになった

 

オーブ「シェアっ!」

 

 

BGM:戦闘 劣勢(M - 48)

 

オーブ「デュアッ!」

 

ゴモラ「ギャアオオオオオ!」

 

オーブは空に飛び、ゴモラは正面からバンピーラに挑む

 

バンピーラは手でゴモラを殴り、タックルするが急降下キックをしたオーブに阻まれる

 

オーブはバンピーラの手を掴み、背負い投げをする

 

オーブ「エェェェアッ!」

 

バンピーラ「テューーィィー!」

 

ゴモラの大回転打、そしてオーブの飛び蹴りをバンピーラに食らわせ

 

レイ「ゴモラ!超振動波だ!」

 

オーブ「シュワッ!」

 

ゴモラの超振動波とオリジウム光線の同時攻撃でバンピーラは倒された

 

オーブ「やったなレイ」

 

レイ「ああ」

 

その後オキによって生存者が発見され、ペンドラゴンの医務室に運ばれた

 

ヒュウガ「これで二人目の生存者か」

 

ハルナ「はい、IDカードで確認が取れました」

 

カタカタカタ

 

ハルナ「アズサ・マキ、バイオプラントの研究員です」

 

ヒュウガ「で、彼女の容態は?」

 

ハルナ「特に身体的な外傷はありません、ただかなり恐ろしい体験をしたらしく精神的な面が心配です」

 

アズサ「・・・・・・」

 

オキが彼女のいる医務室に入ると、彼女は震えていた

 

アズサ「っ!っ!っ!」

 

オキ「大丈夫!大丈夫だから、ここは船の中もう誰も君を襲ったりしないから!」

 

アズサ「っ!っ!っ!っ!」

 

オキ「だから、もう安心して良いよ」

 

アズサ「っ!っ!・・・ありがとう・・・」

 

オキ「ど、どういたしまして///」

 

 

レイ「っ!まただ、この奇妙な感覚はなんだ?」

 

 

レイは先程感じた感覚に襲われていた

 

レイ「っ!うわっ!」

 

扉が開き

 

優介「へぇ〜そうなn」

 

レイ「うわあーー!!」

 

扉に向かって殴りかかった

 

クマノ&優介「うわあー!(うおっ!)」

 

突然の事に優介とクマノはビックリした

 

レイ「すまない」

 

クマノ「驚かすなよ」

 

優介「びっくりした〜」

 

優介「(先のレイのあの表情はなんだ?)」

 

そして驚いた際に落ちた資料を拾う

 

レイ「これは?」

 

優介「ハイパーオメガ砲、この船の主砲だってさ」

 

レイ「主砲?」

 

クマノ「ああ、昔ペンドラゴンは戦艦として活躍していたんだ、だが地球から怪獣がいなくなりハイパーオメガ砲は封印されペンドラゴンは輸送船として生まれ変わった」

 

レイ「その封印を解くのか?」

 

クマノ「ああ」

 

優介「さっきクマノ達が見つけた粒子増幅システムっていうのを連結すれば可能だってさ」

 

クマノ「これで俺達も、レイと一緒に戦える」

 

優介「よかったなレイ」

 

レイ「ああ・・・っ!」

 

優介「ん?・・・っ!」

 

その時、優介とレイはあの感覚を感じた

 

優介「(これは、さっき感じたあの感覚だ!)」

 

???「さっきの怪獣バトルはなかなかだった」

 

優介「(この感覚は、レイと同じ!?)」

 

???「フフッ、予定通り成長しているようだな」

 

優介「(成長?どういうことだ?)」

 

レイ「(誰だ!)」

 

その頃オキがアズサに鎮静剤を飲ませようと医務室に向かった

 

オキ「アズサさん、鎮静剤を飲むじ・・・」

 

しかしアズサ・マキの姿がなかった

 

オキ「あれ?・・・」

 

???「強い奴ほど倒しがいがある・・・フッ、楽しめそうだ」

 

レイ「(お前は誰だ!)」

 

優介「(何が目的だ!)」

 

どこからか黒いバトルナイザーから紫の光が外に向かっていった

 

レイ「(姿を見せろ!)」

 

レイが船外に出た。

 

優介「(さっきのあの感覚、奴はレイと同じ!)」

 

優介「クマノ、怪獣が来る注意しろ!」

 

そして優介も船外に出た

 

クマノ「おい、レイ!優介君!」

 

ドゴォーン!

 

外にはファイヤーゴルザが超音波光線でペンドラゴンを襲うとしていた

 

ファイヤーゴルザ「ギゴオォィィィ!」

 

ヒュウガ「どうした!?」

 

クマノ「怪獣です!」

 

ヒュウガ「この船を襲うつもりか!?」

 

クマノ「機関部チェックしてきます」

 

ヒュウガ「ああ!」

 

クマノは機関部をチェックしに向かった。それと入れ替わるかのようにオキがやって来た

 

オキ「ボス!大変です!アズサさんがいません!」

 

ヒュウガ「何!?」

 

優介「やっぱり奴は怪獣使いか!」

 

優介「(くそ!もっと早く気づいていれば!)」

 

TO BE CONTINUED

 

【ED JUMP UP (TV Size)】

 

次回予告

 

レイ「俺を見ていたのは貴様か?」

 

オーブ「サァッ! ウオアア! 」

 

???「私の名はケイト」

 

オーブ「貴様の狙いは、レイか!」

 

ケイト「早く立て!大事な人間共が皆殺しになるぞ」

 

ケイト「さあどうする?ゲームオーバーか?」

 

ケイト「行け!ガンQ!」

 

アズサ「この男が怪獣を操って街を襲った!」

 

優介「貴様、何様のつもりだ!!」

 

次回 強敵

 




いかがでしたか?レイ達がどうなってしまうのか?次回もお楽しみに!


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第5話 強敵

第5話です。強敵ファイヤーゴルザにレイ達は勝てるのか?それではどうぞ!


前回までのあらすじ

 

ナレーション:ボス(ヒュウガ)

 

ボリスの二人目の生存者を発見した我々ペンドラゴンは突如出現した怪獣に襲撃され、生存者の彼女がいなくなっていた。一体何が起ころうとしているのか?

 

 

 

 

【OP エターナル・トラベラー (TV Size) 】

 

 

 

 

ファイヤーゴルザの襲撃を察知したレイと優介は船外に出た

 

 

ファイヤーゴルザ「ギゴオォィィィ!」

 

???「さあ戦え!だがファイヤーゴルザは強い、油断したら...倒されるぞ」

 

確かに奴はウルトラマンティガを苦戦させた強敵だ

 

優介「ご丁寧なアドバイスどうも」

 

優介はオーブカリバーを掲げ、オーブに変身し

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

レイはゴモラを召喚するが

 

ファイヤーゴルザに弾かれてしまう

 

ゴモラ「ギシャオォォォ!」

 

レイ「っ!」

 

オーブ「ッ!何?」

 

???「言っただろ、油断するなって」

 

???「早く立て!大事な人間共が皆殺しになるぞ」

 

オーブ「何て卑劣なやつだ」

 

ハルナ「ボス!」

 

ヒュウガ「緊急発進だ!」

 

ハルナ・オキ「了解」

 

ファイヤーゴルザはペンドラゴンに向けて超音波光線を放とうとするが

 

 

レイ「させるか!」

 

ゴモラの尻尾でファイヤーゴルザ攻撃するが押さえられ超音波光線を放った

 

オーブ「やらせるか!サァッ!」

 

オーブが自らを盾とし攻撃から守った。

 

オーブ「ウオアァッ!」

 

オーブが倒れた余波でペンドラゴンにも影響が及んだ

 

ヒュウガ「うわ!」

 

オキ「ああ!」

 

ハルナ「うっ!」

 

ゴモラはファイヤーゴルザに振り回され、叩きつけられた

 

ゴモラ「ギシャオォォォ!」

 

レイ「立て!ゴモラ!」

 

だがファイヤーゴルザに蹴飛ばされる

 

ゴモラ「ギシャオォォォ!」

 

オーブは立ち上がり、ファイヤーゴルザを押さえるがすぐにはらわれパンチで殴られ、尻尾攻撃で吹き飛ばされる

 

オーブ「ウオアア!グアァ!」

 

???「人間などに構っているからだ...さあ、もっと本気を出せ、負ければお前の存在理由も消えるぞ!」

 

レイ「俺の・・・存在理由?」

 

オーブ「ウゥッ!レイの存在理由だと?」

 

一方ペンドラゴンでは僅かな損傷が発生していた。

 

クマノ「ボス、今の衝撃で通信回路に僅かな損傷が」

 

ヒュウガ「飛べないのか?」

 

クマノ「15分下さい!」

 

ヒュウガ「いや10分だ!」

 

クマノ「了解!」

 

ヒュウガ「ハルナ、ドラゴンスピーダーで出るぞ」

 

ハルナ「了解!」

 

ヒュウガ「オキ、消えた女性を探せ」

 

オキ「了解!」

 

ゴモラ「ギシャオォォォ!」

 

ゴモラは超振動波を放つが

 

ファイヤーゴルザ「ギゴオォィィィ!」

 

???「超振動波攻撃か、鋼鉄の皮膚を持つファイヤーゴルザには効かぬようだな」

 

レイ「それなら、ゴモラ!」

 

ゴモラはファイヤーゴルザに接近するが超音波光線でダウンしてしまう

 

???「角を突き刺し直接振動波を放つそれがゴモラの必殺技・・・だが、接近できないでは意味がない。さあ、どうする?ゲームオーバーか?」

 

オーブ「おいおい、誰かさん達を忘れてはいないか?」

 

ファイヤーゴルザに光弾が直撃した。

 

ヒュウガとハルナの乗ったスピーダーだ

 

ヒュウガ「ハルナ、奴の目を狙え!」

 

ハルナ「了解」

 

スピーダーの攻撃がファイヤーゴルザの目にヒットする

 

???「ファイヤーゴルザ、そんなザコ叩き落とせ」

 

超音波光線を放つがスピーダーはことごとくかわす

 

???「もういい、まずはゴモラにとどめを!」

 

ファイヤーゴルザはゴモラに狙いを戻すがゴモラだけでなくオーブまで消えていた

 

するとファイヤーゴルザの足元からゴモラが現れ投げ飛ばす。

 

BGM: レイの戦い

 

???「何?」

 

オーブ「油断したのはお前の方だな!ウオオオリヤァァァッ!」

 

地面に倒れたファイヤーゴルザにオーブが力を込めた急降下キックを食らわせた

 

ヒュウガ「今だ!」

 

そしてスピーダーの援護射撃で完全に隙が出来た

 

オーブ「ゴモラ!今だ!」

 

ゴモラ「ギシャオォォォ!」

 

ゴモラがファイヤーゴルザに接近し、角を突き刺した

 

レイ「ゴモラ!超振動波だ!」

 

???「フッ!」

 

ゴモラは超振動波を放つ・・・が

 

ファイヤーゴルザが耐え、ゴモラを蹴り飛ばした

 

ゴモラ「ギャアオオオオオ!」

 

レイ「あ!」

 

オーブ「ッ!何!?」

 

ヒュウガ「・・・」

 

ハルナ「何て化け物なの?」

 

ゴモラ&オーブそしてファイヤーゴルザは見合う

 

その場にいる全員が行方を見守る

 

 

 

 

そして・・・

 

ドゴオーン!

 

ファイヤーゴルザが倒れた

 

ファイヤーゴルザ「ォォ、ォヒィィィ・・・」

 

ゴモラ「ギャアオオオオオ!」

 

オーブ「よし!」

 

ピーピー!

 

クマノ「ボス、推進回路修理完了いつでも飛べます」

 

ヒュウガ「ご苦労、でも今は必要なさそうだ」

 

クマノ「ですね」

 

レイ「ゴモラ!戻れ!」

 

レイがゴモラを戻そうとしたとき

 

バン!

 

レイ「うわ!」

 

レイのバトルナイザーが何かに吹き飛ばされる。そして上空からアズサ?がやって来た

 

レイ「俺を見ていたのは貴様か?」

 

オーブ「お前は一体何者だ!」

 

???「私の名はケイト」

 

レイ「ケイト?」

 

ケイト「私も怪獣を操る」

 

するとケイトの手に黒いバトルナイザーが出現した

 

ケイト「レイ・・・お前よりずっとさ」

 

ケイト「行け!ガンQ!」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

ケイトが次に出した怪獣は

 

ガンQ「ワキキキキキキ!」

 

オーブ「フゥッ?あれは奇獣ガンQ!」

 

かつてウルトラマンガイアを苦戦させた強敵だ

 

ガンQ「ワキキキキキキ!」

 

ガンQは光弾を放つ

 

ゴモラはそれを避ける

 

だがその時オーブは気づいたファイヤーゴルザがまだ生きていて、奴はファイヤーゴルザを始末するつもりだと

 

オーブ「ッ!」

 

オーブは瞬間移動し、ファイヤーゴルザの前に立ちバリヤーを張り、光弾を防いだ

 

ケイト「貴様!」

 

オーブ「お前今、ファイヤーゴルザを始末するつもりだっただろ?怪獣をなんだと思っている!」

 

ケイト「敗北した者には死あるのみだ」

 

レイ「貴様!」

 

ケイト「怖い顔・・・だが怒りは戦いへのポテンシャルを増幅させるお前をもっと強くするはず」

 

レイ「どういう意味だ!」

 

ガンQは黒いバトルナイザーに戻された。

 

ケイト「フフフフッ」

 

ヒュウガ「レイ!」

 

ハルナ「レイ!」

 

そこにヒュウガとハルナがやって来た

 

ヒュウガ「どうした?大丈夫か?」

 

レイ「ああ・・・戻れ、ゴモラ」

 

ゴモラはバトルナイザーに戻され

 

オーブ「お前はこれからどうしたい?」

 

ファイヤーゴルザ「グルルルルルル・・・」

 

するとオーブカリバーから光が現れ、見たこともないリングが出現した。

 

オーブ「これは!」

 

そしてファイヤーゴルザは粒子となり、リングに集まり一枚のカードになった

 

オーブ「なんだ?これは・・・」

 

戸惑いながらもオーブは変身を解いた

 

優介「レイ!」

 

レイ「大丈夫か?優介」

 

優介「ああ」

 

ハルナ「優介君、それは?」

 

ハルナは優介の持っているリングとカードが気になった

 

ヒュウガ「どうしたんだそれは?」

 

優介「俺にも分からない、ただファイヤーゴルザを助けたいという思いがこれを具現化させ、ファイヤーゴルザをカードにしたのかもしれない」

 

ヒュウガ「そうか」

 

するとオキが遅れてやってきた

 

オキ「レイ!優介君!・・・アズサさん!」

 

レイ「待て!」

 

優介「おい!」

 

オキ「よかったー無事で!」

 

優介「そいつから離れろ!」

 

レイ「オキ、そいつは!」

 

アズサ「この男よ、全て思い出したの・・・この男が怪獣を操って街を襲った!」

 

優介「なんだと!?」

 

ケイト「私の家族や友人達を皆殺しにしたのよ!」

 

オキ「そんな・・・まさか!」

 

レイ「俺は・・・」

 

優介「貴様!何様のつもりだ!」

 

ハルナ「優介君!やめなさい!」

 

アズサは泣きはじめた

 

この時の俺はどうすることもできなかった。

 

レイが無実の罪を着せられたというのに俺はただ見ていることしかできなかった

 

友人や家族になにもできない人達の心境はこんな感じなのだろうか

 

TO BE CONTINUED

 

 

【ED JUMP UP (TV Size)】

 

 

 

次回予告

 

クマノ「確かにレイは謎めいた男です俺たちの知らない秘密があるのかもしれない」

 

ヒュウガ「奴が黙って出ていったのにはきっと何か理由があるはずだ」

 

レイの身を案じるペンドラゴンメンバー達

 

優介「あの女、レイが何者なのか知っているのか?」

 

 

優介はケイトが何かを知っているのではと推測する

 

 

ケイト「もっと強くならなければならないものを」

 

ハルナ「ボス、怪獣数体が接近!」

 

ヒュウガ「何?」

 

優介「あれは岩石怪獣サドラ!」

 

 

レイを救いに行こうとするが、サドラ達が妨害する

 

 

レイ「なぜ俺に戦いを挑む?」

 

ケイト「そんなものじゃガンQには勝てない」

 

ケイト「本気で捻り潰したいと思わせる実力を見せてみろ!」

 

ケイトの目的とは一体?

 

レイ「俺は信じている、逆転の時がきっと訪れると」

 

オーブ「(俺たちの力・・・見せてやる!)ヒィエァッ!」

 

今こそ、力を合わせる時だ!

 

 

次回 逆転の力

 

 

 




いかがでしたか?予想より早く優介があのリングを手にしましたね、次回は総力戦です。 お楽しみに!


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第6話 逆転の力

少し遅れてしまいました、申し訳ありません。第6話です!それではどうぞ!




前回までのあらすじ

 

ナレーション:ボス(ヒュウガ)

我々は首都べラルゴシティに到着。廃墟とかした街から生存者の女性1名を救助した。そこへファイヤーゴルザが襲撃、恐るべきパワーはゴモラとオーブを圧倒した。だが、苦戦のなか我々は逆転勝利を納め、そして....

 

 

 

 

【OP エターナル・トラベラー (TV Size) 】

 

 

 

アズサ「この男よ・・・この男が街を全滅させたのよ・・・怪獣を操って!」

 

ハルナ「本当なの?」

 

レイ「・・・俺は・・・」

 

ケイト「(何も喋るな・・・全員殺すぞ)」

 

優介「・・・(ケイト!!)」

 

ヒュウガ「なぜ黙っている!お前がそんな男じゃないことは俺たちが一番よく知っている!」

 

アズサ「私を疑うの?オキさん、あなたは信じてくれるわよね」

 

オキ「でもレイは、何度も僕らの命を・・・」

 

アズサ「騙されてるのよ!あの男は、前も私達を信用させ裏切った。私の大切な仲間を皆殺しにしたのよ!」

 

優介「・・・っ!」

 

アズサ「私の、私の大切な仲間を・・・」

 

優介「・・・・・・」

 

ケイト「(黙って立ち去れ...そうすれば人間どもの命は助けてやる)」

 

優介「(貴様・・・)」

 

ケイト「(早くしろ!)」

 

ハルナ「レイ、どこへ行くの?」

 

優介「レイ・・・」

 

ハルナ「ボス・・・」

 

優介たちは、ただレイが離れていくのを見ていることしかできなかった。

 

レイが離れて数時間経ち、夕方になっていた

 

 

ハルナ「どう、ハイパーオメガ砲は?」

 

クマノ「なんとかなりそうです。ただ・・・」

 

ハルナ「レイの力にばかり頼っていられない。我々も怪獣と互角に戦う武器が必要だ・・・あなたがそうボスに進言したのよね」

 

クマノ「レイは確かに謎めいた男です。俺たちの知らない秘密があるのかもしれない・・・でも・・・悪いやつじゃない」

 

 

優介の個室

 

 

優介「・・・・・・」

 

優介はいまだに納得できていなかった。優介は...レイのあの悲しい表情を見て、力になれないことが悔しかった

 

優介「俺はどうすれば・・・」

 

その時

 

ファイヤーゴルザ「ギゴオォィィィ!」

 

ファイヤーゴルザがカードから励ましてくれた。

 

優介「ありがとう・・・それにしても」

 

優介はあの言葉が気になっていた

 

ケイト「(予定通り成長しているようだな)」

 

優介「レイの存在理由って、どういうことだ?」

 

ケイト「(負ければお前の存在理由も消えるぞ!」

 

優介「まさか、ケイトはレイが何者なのか知っているのか?」

 

医務室

 

アズサ「どうしてずっと黙ってるの?」

 

アズサ「私のこと、信じてくれてないのね」

 

オキ「そんなことない!そんなことないけど・・・」

 

ハルナ「ボス、彼女は精神的に不安定な状態です。ゴモラを操るレイを見て混乱し、彼が街を襲ったと思い込んだ可能性もあります」

 

ヒュウガ「確かにな・・・だがレイはそれを否定しなかった」

 

ハルナ「それは・・・」

 

ヒュウガ「奴が黙って出ていったのにはきっと何か理由があるはずだ」

 

 

医務室

 

アズサ「もういい!出てって!」

 

オキ「ごめん、アズサさんを疑ってる訳じゃないんだ、でも今は少し冷静に・・・」

 

アズサ「一人にして!お願い!」

 

オキ「分かった・・・」

 

一方、レイは怪獣の鳴き声を聞いて周囲を警戒していた

 

すると地面が揺れ、そこから巨大なムチが現れ、レイに攻撃してきた

 

???「グアアアアア!」

 

そしてその正体は古代怪獣ツインテールだった

 

レイはバトルナイザーを取り出し

 

レイ「まだゴモラのダメージが回復していない」

 

レイ「行け!リトラ!」

 

原始怪鳥リトラを召喚した

 

リトラ「キオォォォォ!」

 

リトラは素早いスピードで攻撃し、ツインテールのムチをかわし足で掴み、上空から落とした

 

レイはケイトの言っていた言葉を思い出していた

 

ケイト「敗北した者には死あるのみだ」

 

ケイト「だが怒りは戦いへのポテンシャルを増幅させるお前をもっと強くするはず」

 

レイ「怒りが、俺をもっと強くする」

 

ケイト「(何も喋るな・・・そうすれば人間どもの命は助けてやる)」

 

レイ「奴は、本当に約束を守るだろうか?」

 

 

ペンドラゴンSide

 

クマノがハイパーオメガ砲のチェックをしていた。

 

だが、その背後にケイトがいた。

 

レイSide

 

リトラがツインテールのムチが当たり、落ちてしまう

 

ツインテールのムチがあがったとき

 

レイ「飛べ!リトラ!」

 

ペンドラゴンSide

 

その頃ケイトは背後からクマノを締め上げていた

 

クマノ「ぐううううう!ぐぁっ!」

 

レイSide

 

そしてレイはトライガンナーでリトラを援護していた

 

ペンドラゴンSide

 

一方、ケイトはペンドラゴンの機器を使い、レイが操るゴモラの戦闘記録を見ていた

 

ケイト「もっと強くならなければならないものを」

 

その時、オキがブリッジに入ってきた。

 

オキ「アズサさん?そこで何してるんですか?勝手に出歩かないよう約そ・・・」

 

オキは見てしまった。気絶しているクマノを

 

優介Side

 

優介「・・・よし!迷いも吹っ切れた!」

 

優介は吹っ切れて立ち上がり、個室から出た

 

ペンドラゴンSide

 

ケイト「なぜ私がレイを追い出したと思う?」

 

オキ「えっ?」

 

ケイト「人間と関わることがレイの成長に微妙な影響を与えていたからだ。あのウルトラマンの小僧もな、プラスにもそれにマイナスにも」

 

オキ「アズサさん、一体何を?」

 

ケイト「お前を使ってその答えを確かめる」

 

そしてケイトは両目を光らせ・・・

 

レイSide

 

一方、レイはツインテールに苦戦していた。

 

レイ「うわあー!」

 

ツインテールのムチがレイに降りかかろうとした

 

レイ「うわあー!」

 

だが、リトラの火炎弾がそれを中断させ、

 

レイ「うわあーー!!」

 

トライガンナーとリトラの火炎弾の同時攻撃でツインテールは倒された

 

ペンドラゴンSide

 

優介がブリッジに入ろうとしたとき

 

ヒュウガ「しっかりしろクマノ!」

 

ボスがクマノを呼ぶ声が聞こえた

 

優介「ボス!」

 

ヒュウガ「優介君!」

 

優介「何があったんですか?」

 

ヒュウガ「クマノが倒れてたんだ」

 

優介「えっ!・・・クマノ!」

 

クマノ「ボス・・・優介君」

 

優介「よかった!」

 

ヒュウガ「何があったんだ?」

 

クマノ「分かりません、急に襲われて」

 

ヒュウガ「襲われた?」

 

クマノを襲ったとしたら、あいつしかいない!

 

ハルナ「ボス!オキの姿が見えません。それとあの女性も!」

 

ヒュウガ「何?」

 

優介「(まさかあいつ、オキを!)」

 

レイSide

 

ケイト「見事な戦いだ」

 

レイの背後にケイトがいた

 

ケイト「と言いたいところだか、あの程度の怪獣に苦戦するなんて・・・人間と関わりすぎて心が弱くなったか・・・もっと私をゾクゾクさせろ、本気で捻り潰したいと思わせる実力を見せてみろ!」

 

ペンドラゴンSide

 

ハルナ「監視カメラの記録映像です」

 

そこには気絶したオキと

 

クマノ「オキ・・・」

 

両目が光っているケイトが映っていた

 

優介「やっぱり!」

 

クマノ「この女、何者なんだ?」

 

ヒュウガ「普通の人間じゃないことは確かだ、俺たちはまんまと騙された」

 

レイSide

 

レイ「約束は守ったんだろうな?」

 

ケイト「約束?」

 

レイ「俺が出ていけば、彼らの命を保証すると言った」

 

ケイト「やはり気になるか?だからさっき戦いに集中できなかった・・・そんな事じゃ、ガンQには勝てない」

 

ケイトは再びガンQを召喚した

 

ガンQ「ワキキキキキキ!」

 

ガンQは光弾を連続でレイに放ちケイトは浮遊して避けた

 

ペンドラゴンSide

 

ハルナ「怪獣数体が接近!」

 

ヒュウガ「何?」

 

優介「あれは、岩石怪獣サドラ!」

 

サドラ数体がペンドラゴンに接近していた。

 

レイSide

 

リトラが火炎弾を放つが、ガンQは誘導球体を召喚し、光弾で攻撃してきた

 

ケイト「ガンQの誘導球体からは逃げられはしない」

 

そしてついに光弾が当たり、リトラが落ちてしまう

 

ペンドラゴンSide

 

ヒュウガ「ハルナ、クマノ、ワイバーンミサイルだ!」

 

ハルナ&クマノ「了解!」

 

クマノ「ターゲットロック」

 

ハルナ「発射!」

 

ワイバーンミサイルによってサドラ数体は倒された

 

レイSide

 

レイ「リトラ!」

 

ケイト「何をしている?もっと本気で戦え!」

 

レイ「貴様は何者だ?なぜ俺に戦いを挑む?」

 

ケイト「言ったはずだ!戦うことがお前の存在理由、負ければ生きている価値すらない」

 

レイ「それは・・・貴様も同じか!」

 

するとケイトは両目を光らせ、岩に手錠をかけられたオキがいた

 

レイ「オキー!」

 

ケイト「どうだ?少しはやる気になったか?」

 

オキ「アズサさん、どうして君がこんなことを?」

 

ケイト「愚かな奴、まだ状況が分かっていないようだ」

 

ケイト「ガンQ!そのまぬけな人間を踏み潰せ」

 

ガンQ「ワキキキキキキ!」

 

オキ「うわあーー!!」

 

そしてレイは

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

ゴモラを召喚しながら、ガンQに攻撃した

 

ゴモラ「ギシャオォォォ!」

 

ケイト「それでいい」

 

ペンドラゴンSide

 

サドラを全て倒し、ペンドラゴンはレイの元へ向かった

 

優介「待ってろよ、レイ!」

 

レイSide

 

その頃、ゴモラとガンQの戦いが繰り広げられていたが、ゴモラが圧倒されていた

 

ケイト「なんて手応えなものだ、その程度の実力か?」

 

オキ「ごめんよ、レイ!」

 

オキ「僕は君を疑った、それが分かったから君は出てったんだろう!僕達に失望して、本当にごめん!」

 

レイ「オキ!俺は失望なんかしていない!逆だ!」

 

オキ「えっ?」

 

レイ「俺は信じている、逆転の時がきっと訪れると」

 

ケイト「逆転の時?」

 

???「その通りだ!」

 

その時、ガンQに対アステロイド砲が直撃した

 

ガンQ「ワイィィィ!」

 

???「ウオオリヤァァ!」

 

そして、何かのキックがガンQに炸裂した

 

オキ「ペンドラゴン!それにウルトラマンオーブだ!」

 

ヒュウガ「待たせたな、レイ」

 

オーブ「すまない、遅くなった」

 

ゴモラも立ち上がり、

 

レイ「ゴモラ!超振動波だ!」

 

ケイト「バカめ、その攻撃はガンQには通用しない」

 

オーブ「それはどうかな?」

 

ガンQは誘導球体を盾にして防ぐが、誘導球体はあっという間に破壊され、ガンQに直撃した

 

ガンQ「ワイィィィィィィ!!」

 

ケイト「何?」

 

ヒュウガ「ハルナ、レイと優介君を援護しろ!」

 

ハルナ「了解!」

 

ハルナはスピーダーαで出撃し、

 

ハルナ「発射!」

 

ガンQに攻撃した

 

オーブ「俺たちの力、見せてやるよ!」

 

BGM:今こそ勝利を -eternal traveller-

 

オーブ「ウォォラアッ!」

 

ゴモラとオーブは抜群の連携でガンQに休む暇を与えず、怒濤のラッシュを食らわせる

 

ケイト「さっきまでとはまるでパワーが違う」

 

ガンQはゴモラの尻尾攻撃を高速移動でゴモラの背後に回るが

 

オーブ「甘いな!チアッ!」

 

スピーダーの射撃とオーブスライサーアタックで気づかれてしまう

 

そこにゴモラのタックルとオーブの飛び蹴りを食らい、ガンQは倒れる

 

ケイト「人間が干渉し、エネルギーをセーブしていたというのか?」

 

ヒュウガ「クマノ、とっておきの武器は使えそうか?」

 

クマノ「回収した粒子増幅機にいくつか問題がでも一発だけなら撃てます」

 

ヒュウガ「それで十分だ!」

 

ついにペンドラゴンの主砲が起動した

 

レイ「ハイパーオメガ砲」

 

だが、ガンQも負けじとオーブとゴモラに攻撃を加える

 

確かに自分一人の力だけでは無理かもしれない

 

オーブ「ウォアッ!」

 

ゴモラ「ギシャオォォォ!」

 

だけど、

 

ハルナ「喰らえ!」

 

スピーダーの射撃とリトラの火炎弾でガンQは怯んだ

 

俺たちにはたくさんの仲間がいる!

 

クマノ「フルゲージ!スタンバイOK!」

 

レイ「ゴモラ!ガンQの動きを封じろ!」

 

オーブ「お前なんかに、絶対に負けるかー!!ヒィエァッ!」

 

ゴモラの大回転打とオーブの渾身の力を込めたパンチでガンQは倒れる

 

レイ「今だ!」

 

オーブ「撃て!」

 

ヒュウガ「クマノ!ハイパーオメガ砲発射!」

 

クマノ「発射!」

 

ペンドラゴンからハイパーオメガ砲が発射され、ガンQに命中し、ガンQは倒され、爆発した

 

ハルナ「よし!」

 

オーブ「よっしゃー!!」

 

ヒュウガ「見事だ、クマノ」

 

クマノ「でも今の一撃で増幅機が損傷、もうハイパーオメガ砲は撃てません」

 

ヒュウガ「だとしても、価値ある一発だったさ」

 

ゴモラ、リトラはレイのバトルナイザーに戻され、優介もオーブの変身を解いた

 

優介「俺たちの力、甘く見ていたようだな!」

 

ケイト「フッ、面白い」

 

優介「何?」

 

ケイト「どうやら、人間とウルトラマンの小僧との接触が予想以上の成長を促しているらしい」

 

するとケイトはオキの手錠を外した

 

ケイト「今しばらく様子をみる・・・また会おう」

 

レイ「待て!もう一度だけ聞く、貴様は何者だ?目的はなんだ?」

 

優介「そして、レイの何を知っている、答えろ!」

 

ケイト「私はお前をもっと強くさせるために来た」

 

優介「なんだと!?」

 

ケイトは衝撃波を優介たちに当てた

 

攻撃が止んだときはもうすでにケイトの姿はなかった

 

ケイト「だが、勘違いするな。お前が私より弱ければ、容赦なく倒す」

 

レイ「・・・・・・」

 

ケイト「ウルトラマンの小僧」

 

優介「優介だ!」

 

ケイト「優介、貴様には感謝している」

 

優介「え?」

 

ケイト「貴様が接触したことでレイは予想よりも遥かに上回る成長をした」

 

優介「っ・・・」

 

ケイト「だが、貴様はまだ本気ではないがな」

 

優介「どういうことだ?」

 

ケイト「いずれ分かる」

 

その言葉を最後にケイトの気配が完全に消えた

 

今回の戦いで、優介は大切なことを学んだ

 

これから先、もっと強い敵が現れるかもしれない。

 

でも、彼は一人じゃない、こんなにたくさんの仲間がいる!

 

この戦いを通して、優介は仲間の大切さを知ることが出来た。

 

優介は皆と出会えて、本当によかったと心から思えた

 

 

 

 

 

 

だが、ケイトは言った。優介はまだ本気ではないと

 

 

 

一体、どういう事なのだろうか?

 

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

【ED JUMP UP (TV Size)】

 

 

 

 

次回予告

 

レイ「操縦桿が効かない!」

 

優介「何が起こっているんだ?」

 

ペンドラゴンに非常事態発生!

 

クマノ「ボス、時空エネルギーです」

 

ハルナ「ペンドラゴンを墜落させた、あの時と同じ!」

 

ヒュウガ「なにか思い出したのか?」

 

レイ「見覚えがある、この景色前にも見たことがあるんだ」

 

優介「そうなのか?」

 

そこでレイの記憶を取り戻す手掛かりが見つかった

 

 

ヒュウガ「ZAPの研究施設みたいだな」

 

レイ「この子は・・・」

 

ハルナ「あなたの知っている子?」

 

そこでレイは謎の少女の写真が入ったペンダントを見つける

 

研究員「ボリスの天文台が砂漠に落下した隕石を発見、我々は調査を依頼された」

 

研究施設で映像データを発見

 

レイ「行け!」

 

優介「オーーブ!」

 

オーブ「シュオッ!」

 

ゴモラ「ギシャオォォォ!」

 

研究員「そうか!、あの隕石は昔地球にも飛来した四次元怪獣・・・」

 

 

優介達が見つけた映像データには惑星ボリスが怪獣の巣窟となった原因が映っていた

 

 

 

次回 怪獣を呼ぶ石

 

 

 

 




いかがでしたか?ZAPとレイ、ゴモラ、リトラ、そしてオーブの力を合わせた勝利!だが、まだ戦いは終わらない。次回もお楽しみに!


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第7話 怪獣を呼ぶ石

第7話です!どうぞ!


前回までのあらすじ

ナレーション:ボス(ヒュウガ)

廃墟の中から救出した女性はレイと同じ能力を持つ怪獣使いだった。ケイトと名乗るその女はレイを孤立させ、ガンQで窮地に追い込むがゴモラとペンドラゴンそしてオーブの共闘でこれを撃破。我々の結束はより固くなった。

 

 

 

【OP エターナル・トラベラー (TV Size) 】

 

 

 

 

 

ガンQとの戦いから数日が過ぎた

 

 

 

 

スピーダーβが飛行していた

 

 

ヒュウガ「やるじゃないかレイの奴」

 

オキ「たった20分の講習であんな乗りこなすなんて」

 

クマノ「記憶を失う前は、パイロットだったんですかね」

 

オキ「ハハハハ!」

 

「ぶぅ〜」

 

優介が奥ですねていた

 

オキ「あー、どうしたの?優介君」

 

優介「俺も講習受けたのにあいつあんなに早くの飲み込んで、うぅ・・・」

 

優介「俺はレイより先に講習を受けたが、何回も練習して一時間でマスターしたんだ。・・・なのにレイは!うぅ・・・」

 

 

ヒュウガ&クマノ&オキ「ハハハハッ!」

 

優介「笑うな!」

 

 

ハルナ「基本はマスターしたようね、さすが飲み込みが早いわね」

 

レイ「案外簡単だな、次は?」

 

ハルナ「今日のレッスンはこれまでよ、手順通りに着陸して」

 

レイ「もう終わりか?」

 

ハルナ「上級編はまた今度」

 

するとレイはニヤっと笑い、操縦を続けた

 

レイ「うおーーー!!」

 

ハルナ「レイ!調子に乗らないで!」

 

優介「あ・・・」

 

レイが簡単に難しい操縦をしているのを見て、優介はショックで膝をついた

 

オキ「アハハ、大丈夫だよ優介君だってあれ以上に乗りこなせるようになるから」

 

優介「オキ・・・」

 

ヒュウガ「おいおい、初心者にはちょっとハードじゃないのか?」

 

スピーダーがどんどんこっちに向かってくる

 

クマノ「来るぞ・・・」

 

オキ「嘘でしょ!」

 

そしてギリギリのところで通過した

 

ヒュウガ「あのバカ!」

 

レイ「うおーーー!!」

 

ハルナ「フフフッ!」

 

レイ「何がおかしい?」

 

ハルナ「だって子供みたい」

 

レイ「えっ?」

 

ハルナ「大好きなおもちゃを手に入れた子供のようだって言ってるの、はしゃいじゃって」

 

レイ「意外だな、また怒られるかと思った」

 

ハルナ「意外なのはこっちよ、あなたのそんな楽しそうな顔みるの初めて」

 

何だ、この甘々な雰囲気は・・・

 

 

ハルナ「さあ、満足したらお家に帰りましょうか坊や?」

 

レイ「了解!ヒューー!」

 

ペンドラゴンに戻ろうとしたその時

 

ドゴォン!

 

レイ「くそ!」

 

ハルナ「どうしたの?」

 

レイ「操縦桿が効かない」

 

ハルナ「え?」

 

ヒュウガ「操縦不能だと?」

 

ハルナ「はい」

 

クマノ「レイの操縦ミスじゃないんですか?」

 

ハルナ「違います、原因は強力な時空エネルギーです」

 

ヒュウガ「時空エネルギー?」

 

ハルナ「そうです!ペンドラゴンを墜落させたあの時と同じ!」

 

レイ「不時着するぞ!」

 

ハルナ「はい!」

 

ハルナ「うわあー!!」

 

ヒュウガ「ハルナ!レイ!」

 

二人の通信が途絶えた

 

優介「何が起こっているんだ!?」

 

オキ「レーダーから消えました」

 

ヒュウガ「スピーダーの不時着エリアを割り出せ、救助にいく」

 

オキ「はい!」

 

優介「了解!」

 

ヒュウガ「よーし!スペースペンドラゴン、発進!」

 

そしてペンドラゴンで向かうと

 

クマノ「ボス、時空エネルギーです。この先は危険です」

 

ヒュウガ「よし、着陸する」

 

クマノ「了解」

 

こうしてペンドラゴンは時空エネルギーの手前で着陸した

 

ヒュウガ「オキ!」

 

オキ「はい!」

 

ヒュウガ「お前は船に残れ」

 

オキ「了解」

 

ヒュウガ「クマノ」

 

クマノ「医療キッドを持ってきます。優介君、手伝ってくれ」

 

優介「了解」

 

優介たちは地上に降りたが

 

 

クマノ「駄目です。通信機もバイオセンサーも使い物になりません」

 

優介「この時空エネルギーの影響か」

 

クマノ「ああ」

 

優介「・・・ん?」

 

その時優介とヒュウガが何かに気付き警戒を強めた

 

クマノ「ボス?優介君もどうしたんですか?」

 

優介「いや、気のせいだ」

 

ヒュウガ「さあ、二人を探そう」

 

クマノ「ええ」

 

優介「ああ」

 

ヒュウガ「ハルナー!」

 

クマノ「副長ー!」

 

優介「副長ー!」

 

ヒュウガ「レイー!」

 

クマノ「副長ー!」

 

優介「居たら返事してくれー!」

 

ヒュウガ「ハルナー!」

 

すると、墜落したスピーダーを発見した

 

優介「あれだ!」

 

中にはハルナが気を失っていた

 

クマノ「副長?副長?」

 

優介「しっかりしてください!」

 

クマノは機器を操作して、コックピットを開けた

 

ヒュウガ「ハルナ?」

 

クマノ「副長?」

 

優介「副長?」

 

ハルナ「クマさん、優介君、ボス、レイ?」

 

操縦席に座っていたはずのレイの姿がなかった

 

ヒュウガ「何処へ行った?」

 

ハルナ「分かりません」

 

クマノ「怪我を見ます」

 

ヒュウガ「俺たちはレイを探す」

 

優介「副長を頼む!」

 

クマノ「了解」

 

優介「はぁぁぁ・・・」

 

優介はオーブの力を使い、周辺に生体反応がないか調べた

 

ヒュウガ「どうだ?」

 

優介「ふぅ...幸いこの近くにいるみたいだ」

 

レイ「・・・・・・」

 

そして

 

優介「レイ!」

 

ヒュウガ「こんなところにいたのか、何か思い出したのか?」

 

レイ「見覚えがある」

 

優介「何!?」

 

レイ「この景色前にも見たことがあるんだ」

 

ヒュウガ「本当か?」

 

優介「確かなのか?」

 

 

すると、突然フログロス(β)が出現した

 

優介「スペースビースト!」

 

フログロスは光弾を放ち、優介たちを吹き飛ばす

 

優介たちは物陰に隠れながら、トライガンナーで迎撃する

 

レイ「行け!」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

リトラ「キィィィィ!」

 

レイはリトラを召喚した

 

フログロスは優介たちに向けて光弾を放つが、リトラの火炎弾で相殺された

 

ヒュウガ「リトラ・・・」

 

優介「サンキューリトラ!」

 

そしてリトラの火炎弾でフログロスは倒された

 

ヒュウガ「またお前に助けられたな」

 

優介「ありがとう」

 

ヒュウガ「だが、あの怪獣妙な出現だったな」

 

優介「ああ、まるで転送されてきたみたいに」

 

するとレイがある一点に視線を向けた

 

優介「どうしたレイ」

 

ヒュウガ「何か思い出したのか?」

 

レイ「ここだ・・・ここに間違いない!」

 

ヒュウガ「記憶は確かなのか?」

 

優介「だとすれば、レイの記憶の手掛かりがここに・・・」

 

オキ「ボス、応答してください!こちらペンドラゴン、ボス?」

 

一方、ペンドラゴンに残っていたオキはヒュウガとの通信を試みるが

 

オキ「やっぱり駄目か」

 

場所は優介たちに戻り

 

ヒュウガ「ZAPの研究施設みたいだな」

 

優介「ここも怪獣達に・・・」

 

ヒュウガ「クマノ」

 

クマノ「はい?」

 

ボスとクマノ、優介とレイと副長の二手に別れた

 

するとレイがなにかを見つけた

 

優介「レイ?」

 

そこにあったのは

 

白いペンダントだった

 

優介「それは・・・」

 

そのペンダントを開けると、そこにはある親子の写真が入っていた

 

レイ「この子は・・・」

 

レイはペンダントに写っている女の子に驚いていた

 

優介「知っているのか?」

 

ハルナ「かわいい子ね、あなたの知ってる人?」

 

レイ「たぶん・・・いや、確信がある訳じゃないが」

 

ハルナ「うっ・・・」

 

優介「副長、大丈夫ですか?」

 

ハルナ「ええ、大丈夫よ」

 

レイ「悪かった」

 

ハルナ「え?」

 

レイ「俺が命令通り着陸していれば・・・」

 

ハルナ「でもそのおかげで、あなたの記憶の断片が見つかったわ」

 

優介「あまり深く考えすぎるなよ」

 

一方、クマノが端末を発見した

 

ヒュウガ「クマノ、どうした?」

 

クマノ「端末に映像データが残されているようなんです」

 

ヒュウガ「再生できそうか?」

 

クマノ「大分壊れてますが、ペンドラゴンに持って帰ってデータを修復してみましょう」

 

ヒュウガ「よし」

 

その頃、不気味な何かが動き出そうとしていた

 

 

 

優介たちはペンドラゴンに戻り、クマノが映像データを修復してくれた

 

クマノ「多少映像は乱れると思います。収録されたのは約一ヶ月前です」

 

そう言って、クマノは再生した

 

「ボリスの天文台が砂漠に落下した隕石を発見、隕石は何か奇妙なエネルギーを放射しているらしく我々は調査を依頼された」

 

研究員「只今から分析を開始する」

 

研究員「はい」×2

 

「だが隕石の分析を始めようとした・・・その時」

 

映像が歪み始めた

 

研究員「何なんだ!?この非常事態は?」

 

研究員「そうか、異空間に繋がってしまったのか!」

 

研究員「人間が消滅したり現れたり、一体何なんだこれは!?説明できない!」

 

優介「これは・・・」

 

オキ「そうか!あの隕石は」

 

ヒュウガ「しっ!」

 

すると隕石が光り、優介たちは一瞬目をつぶり、そこに映っていたのは

 

 

 

???「・・・・・・」

 

人間の赤ん坊だった

 

 

レイ「・・・!」

 

それを見たレイは目を大きく開いた

 

優介「ん?」

 

研究員「赤ん坊だ?人間の赤ん坊だ!まさか・・・?」

 

研究施設が崩壊して、研究員達は巻き込まれた

 

研究員「うわあーー!!」

 

レイが一瞬ふらついた

 

ハルナ「レイ?」

 

優介「大丈夫か?」

 

研究員「ボリスは怪獣惑星と化してしまった」

 

研究員「隕石は巨大化しその四次元能力で異空間に穴を開け、過去の地球や宇宙から何百という怪獣達を呼び寄せた」

 

研究員「そうか、あの隕石は昔地球にも飛来した四次元怪獣ブルトン!」

 

研究員「うわあーー!!」

 

研究員が瓦礫に潰される所で映像が終了した

 

ヒュウガ「四次元怪獣ブルトン、そいつが全ての元凶だったんだ」

 

オキ「ペンドラゴンやスピーダーを墜落させた時空エネルギーもブルトンだったんですよ」

 

クマノ「ボス達を襲った怪獣も恐らくブルトンが呼んだんだな」

 

ハルナ「でも・・・あの隕石から現れた赤ちゃんは?」

 

優介「それは・・・」

 

ドゴォーン!

 

その時、ブルトンが地上へと現れた

 

ブルトン「・・・・・・」

 

オキ「奴がブルトンです!」

 

ヒュウガ「ブルトンを倒さない限り、この星の怪獣達は際限なく増え続ける。よし!攻撃だ!」

 

クルー「了解!」

 

ハルナ「ボス、時空エネルギーの影響でペンドラゴンが制御不能です!」

 

クマノ「武器システムもです!」

 

ヒュウガ「何?」

 

優介「レイ」

 

レイ「・・・・・・」コクリ!

 

優介たちはブルトンのもとに向かった

 

ヒュウガ「レイ!優介君!」

 

優介たちはブルトンの前にたち

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

レイはゴモラを召喚し、優介はオーブカリバーを掲げ、オーブに変身した

 

ゴモラ「ギシャオォォォ!」

 

オーブ「チアッ!」

 

オーブたちはブルトンを捕まえようとするが、ブルトンは転がりながらよ避けていく

 

オーブ「逃げるな!」

 

するとブルトンは時空エネルギーを発生させた

 

オーブ「ッ!」

 

ゴモラ「ギシャオォォォ!」

 

そこからネロンガ、テレスドン、レッドキングが出現した

 

オーブ「増援なんて卑怯な手を使ってくるな!」

 

怪獣三体とオーブたちは格闘戦に入った

 

オーブ「くそ!ブルトンに近づけない!」

 

ヒュウガ「ブルトンを先に倒せ!」

 

レイ「リトラ!」

 

レイはリトラを召喚した

 

リトラの火炎弾でテレスドンが怯んだ

 

オーブ「ヒィエァッ!」

 

オーブはレッドキングをも持ち上げ、投げ飛ばす

 

ゴモラがネロンガを突き飛ばした

 

ネロンガ「ガアアアア!」

 

すると起き上がったテレスドンがゴモラに向かって火炎放射するが、すんでのところでゴモラが避け、ネロンガに命中し、倒された

 

オーブ「ナイス!オリジウムソーサー!」

 

オリジウムソーサーがブルトンに命中し、時空エネルギーが消えた

 

オーブ「オリジウム光線!シュワッ!」

 

オリジウム光線がブルトンに命中し、ブルトンは爆発した

 

クマノ「やった!」

 

オキ「よっしゃー!」

 

レイ「ゴモラ!超振動波だ!」

 

ゴモラの超振動波がテレスドンを倒した

 

ゴモラはレッドキングに苦戦していた

 

レッドキングが岩を持ち上げ、ゴモラに投げようとするが、リトラのファイヤーストライクで岩は破壊され、レッドキングはそれを飲み込んだ

 

レッドキングの体内が蒸発していく

 

レッドキング「ギシャオォォォ!」

 

そこに超振動波とオリジウム光線の同時攻撃によって、レッドキングは倒された

 

オーブたちは頷き合い、勝利の喜びを分かち合った

 

 

 

 

ヒュウガ「ボリスが怪獣惑星と化した原因は分かった。だが、謎はまだ残る・・・ブルトンと共に飛来した赤ん坊は・・・」

 

ハルナ「そして、あなたの記憶も」

 

その時、レイがなにかのビジョンを見た

 

優介「どうした?大丈夫か!?」

 

レイ「ああ、石の巨人が・・・」

 

ハルナ「レイ?」

 

優介「石の巨人?」

 

レイ「ウルトラマンが・・・ウルトラマンが俺を呼んでいる」

 

優介「何だって!?」

 

まさか、ウルトラマンがこの惑星にいるというのか!?

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

【ED JUMP UP (TV Size)】

 

 

 

次回予告

優介「何が起きているんだ!?」

 

クマノ「地上から空に向かって強力な電気エネルギーが放たれています」

 

強力な電気エネルギーを発見したペンドラゴンは調査に向かった、そこには・・・

 

クマノ「これは・・・」

 

ヒュウガ「やっぱりソリッド鉱石だったか」

 

レイ「ソリッド鉱石?」

 

ハルナ「電気エネルギーと結びつくことによって、それこそ太陽のような強力な熱線を放射するの」

 

クマノ「熱エネルギー感知!」

 

オキ「電気エネルギーの影響が鉱脈全体に広がっています!」

 

クマノ「水中温度上昇!」

 

クマノ「これらの鉱脈が限界値を越えたら・・・」

 

ヒュウガ「惑星の半分は軽く吹っ飛ぶぞ!」

 

最悪の事態を回避するため、ペンドラゴンがレイが、オーブが立ち上がる

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

優介「オーーーブ!」

 

ヒュウガ「レイ!優介君!応答しろ!二人とも、後は頼んだぞ!」

 

エレキング「キィィィィ!」

 

 

電気エネルギーの正体は宇宙怪獣エレキングだった

 

 

次回 水中の王者

 

 




いかがでしたか?次回はあのエレキングが登場します。次回もお楽しみに!


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第8話 水中の王者

第8話です!どうぞ!






前回までのあらすじ

ナレーション:ボス(ヒュウガ)

惑星ボリスを怪獣惑星に変えたのはブルトンの仕業だということが判明した。だが、謎はまだ残る、ブルトンと共に飛来した赤ん坊は一体何者か?写真の少女に反応したレイの記憶の底に眠るものとは・・・

 

 

【OP エターナル・トラベラー (TV Size) 】

 

 

 

レイがブリッジに入ってきた

 

ヒュウガ「おはよう」

 

レイ「・・・・・・」

 

優介「(どうしたんだ?レイの奴)」

 

するとモニターに映っている外で地上から空に向かって電気エネルギーが放たれていた

 

優介「これは・・・」

 

クマノ「地上から空に向かって強力な電気エネルギーが放たれています」

 

ヒュウガ「オキ、放電現象の座標は分かるか?」

 

オキ「はい!エリアGポイント04の地点です」

 

ヒュウガ「よーし!スペースペンドラゴン発進!」

 

BGM:チームライトニング出動!

 

ペンドラゴンは放電現象の現場に向かった

 

湖を見ると何かが動いていた

 

オキ「何かいますね?」

 

ハルナ「どうしますボス?」

 

ヒュウガ「調べてみよう、ハルナ!水中ドローン発射!」

 

ハルナ「了解!」

 

ペンドラゴンから水中ドローンが発射された

 

しばらくすると

 

オキ「エレキングとアーストロンだ!」

 

優介「あの放電現象はエレキングの仕業だったんだ」

 

その近くに青く光る白い鉱石のようなものがあった

 

ハルナ「あの青白い光は何かしら?」

 

クマノが端末で確認すると

 

クマノ「これは・・・」

 

ヒュウガ「やっぱりソリッド鉱石だったか?」

 

クマノ「はい!」

 

レイ「ソリッド鉱石?」

 

優介「何なんだそれ?」

 

オキ「ソリッド鉱石は惑星ボリスを周回する人工太陽のエネルギー源なんだ」

 

ハルナ「電気エネルギーと結びつくことによって、それこそ太陽のような強力な熱線を放射するの」

 

優介「っ!」

 

すると、エレキングの電気エネルギーがソリッド鉱石に影響を及ぼしていた

 

ピー!ピー!ピー!ピー!

 

危険を知らせる警報が鳴った

 

クマノ「熱エネルギー感知!水中温度上昇!」

 

オキ「電気エネルギーの影響が鉱脈全体に広がっています」

 

そしてアーストロンを倒したエレキングが水中ドローンに気付いた

 

ハルナ「ドローンに気付きました!」

 

ヒュウガ「水中ドローン回収!」

 

ハルナ「了解!」

 

水中ドローンを戻すと同時にエレキングが陸に上がってきた

 

エレキング「キィィィィ!」

 

エレキングは三日月カッターでペンドラゴンを攻撃するがペンドラゴンはそれを避ける

 

ヒュウガ「レイ!優介君!」

 

レイ「分かった!」

 

優介「了解!」

 

優介たちはスピーダーβで出撃した

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

場所が場所な訳で、オーブカリバーを手前に出し、オーブに変身した

 

オーブ「フッ!」

 

ゴモラ「ギシャオォォォ!」

 

オーブとゴモラはエレキングの攻撃をことごとく避け、攻撃を加える

 

エレキング「キィィィィ!」

 

エレキングが三日月カッターで攻撃するがこれもかわすが

 

レイ「ゴモラ!後ろだ!」

 

それがエレキングの狙いだった

 

BGM:魔王獣(M-25)

 

オーブ「何!?ウォアアアッ!」

 

ゴモラ「ギシャオォォォ!」

 

エレキング「キィィィィ!」

 

クマノ「あっ!ゴモラとオーブが湖に!」

 

エレキングの尻尾に捕まり電流を流されながら、オーブとゴモラは海に引きずられた

 

オーブ「ウォアアアッ!」

 

ゴモラ「ギシャオォォォ!」

 

レイ「ゴモラ!優介!」

 

オキ「水の中ではゴモラが不利です」

 

オーブ「水の中でも問題なく動けるみたいだな」

 

だが、自分が思っているよりも動きが鈍く不利だった

 

オーブ「くそ!体が思うように動かない!」

 

エレキングの尻尾に捕まり再び放電が放たれ、オーブ達は苦しめられる

 

オーブ「ウォォォォォォアッ!」

 

ゴモラ「ギシャオォォォォォ!」

 

ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!

 

オーブのカラータイマーが点滅した

 

ヒュウガ「いかん!レイ!これ以上危険だ。ゴモラを戻すんだ!」

 

レイ「了解・・・戻れ!ゴモラ!」

 

ゴモラはバトルナイザーに戻り、オーブは粒子となって、スピーダーβに戻った

 

ペンドラゴンに戻り

 

優介「ぐぅっ・・・」

 

レイ「大丈夫か?優介」

 

優介「ああ、何とかな」

 

まさかエレキングがカラータイマーを点滅させるまでの強敵だったとは

 

ヒュウガ「クマノ」

 

クマノ「はい」

 

ヒュウガ「ソリッド鉱石の鉱脈図を出してくれ」

 

クマノ「分かりました」

 

クマノ「惑星ボリスの中心部に向かって放射状に広がっています」

 

クマノ「これらの鉱脈が電気エネルギーと反応して限界値を越えたら」

 

ヒュウガ「惑星の半分は軽く吹っ飛ぶぞ!」

 

レイ「・・・!」

 

優介「なっ!」

 

クマノ「こうしちゃいられません!とにかくエレキングを引きずり出しましょう!」

 

ハルナ「でもどうやって!?」

 

クマノ「機体下部のカーゴゲージにレーザーネットがあります、まずは水中ドローンを撃ち込んでエレキングの注意を引きつけ鉱脈から引き離す」

 

クマノ「上空で我々が待ち構えるポイントまで誘い出したらレーザーネットを投下、被せて一気につり上げる」

 

オキ「おおっ!」

 

優介「ナイス名案だな」

 

ヒュウガ「問題は、ポイントまでうまく誘い出せるかだな?」

 

ハルナ「ドローンの操作は私にやらせてください!」

 

レイ「後は、俺に任せろ!」

 

優介「いや、俺もいく!」

 

オキ「大丈夫なの?その体で」

 

優介「心配ない、皆がいる・・・だから俺は安心して戦える!」

 

ヒュウガ「よかろう、作戦開始だ!」

 

ハルナはスピーダーα、レイと優介はスピーダーβに搭乗して、作戦が開始された

 

ハルナ「水中ドローン発射!」

 

水中ドローンを投下し、しばらく探索するとエレキングの姿が確認された

 

ハルナ「いた!」

 

エレキングがハルナの操作するドローンに食いついた

 

クマノ「よっしゃ!引っ掛かったぞ」

 

オキ「さあ、もっとこっちによって来い」

 

そしてエレキングがポイントに達した

 

ハルナ「今よ、レーザーネット投下!」

 

オキ「投下!」

 

オキがレーザーネットを投下、捕獲に成功!

 

オキ「よし!クマさん!」

 

クマノ「よっしゃ!つり上げるぞ!」

 

ペンドラゴンは上昇するが

 

エレキング「キィィィィ!」

 

クマノ「くそ!暴れるこいつ!」

 

ヒュウガ「エンジンに強烈な負荷になっている!これ以上は飛べん!」

 

ハルナ「なんていう馬鹿力なの!?」

 

オキ「切り離しますか?」

 

ヒュウガ「レイ、優介君応答しろ!」

 

優介「どうしたんですか?」

 

ヒュウガ「今からエレキングを切り離す、後は頼んだぞ!」

 

レイ「分かった、任せろ!」

 

優介「リベンジ戦だ!覚悟しろエレキング!」

 

レーザーネットが切り離され、エレキングが陸に落とされた

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

ゴモラ「ギシャオォォォ!」

 

優介「オーーーブ!」

 

ゴモラとオーブのリベンジ戦だ

 

ゴモラがエレキングを背負い投げ、その隙にオーブがキックする

 

ゴモラが大回転打で攻撃し、オーブがジャンプして、エレキングの背後に回りながらキックをする

 

エレキングも負けじとタックルし、叩き落とすが、ゴモラがエレキングのキックを掴みバランスを崩させるエレキングの尻尾攻撃をかわし、ジャイアントキックを繰り出す

 

ゴモラがエレキングの倒れたところを乗っかり、連続で殴るが、エレキングの尻尾に捕まってしまう

 

だが、それを掴みジャイアントスイングで投げ飛ばす

 

エレキング「キィィィィ!」

 

クマノ「やったか?」

 

オーブ達は倒したと思い込み背を向ける、だがエレキングが立ち上がり、三日月カッターで攻撃する

 

レイ「ゴモラ!優介!」

 

オーブ「分かってるよ!」

 

BGM:ゆけ!ウルトラマンオーブ(M-8)

 

だが、それを見越していたオーブとゴモラが避け、尻尾攻撃と回し蹴りを喰らわせる

 

レイ「ゴモラ!超振動波だ!」

 

オーブ「シュワッ!」

 

超振動波とオリジウム光線が炸裂し、エレキングは倒れた

 

オキ「やったー!ゴモラとオーブが勝った!」

 

その後

 

 

 

ハルナ「探査の結果が出ました。あの湖に怪獣はもういません」

 

クマノ「というより他の怪獣を寄せ付けなかったんでしょうね」

 

オキ「自分のテリトリーに引きずり込んで相手を倒す。まさしく水中の王者と言った怪獣ですね」

 

優介「水中の王者か・・・」

 

その時、倒したはずのエレキングが再び立ち上がってきた

 

優介「何!?」

 

ヒュウガ「まだ死んでいなかったか!」

 

ハルナ「なんて化け物なの!?」

 

ヒュウガ「撃て!」

 

優介たち全員でトライガンナーで攻撃しようとしたとき

 

レイ「待て!」

 

レイがそれを止めた

 

ヒュウガ「どうした?レイ」

 

優介「何をするつもりだ?」

 

するとバトルナイザーが光り、ウィンドウが開き、光線がエレキングに照射され、エレキングはバトルナイザーに吸い込まれた

 

優介「これは・・・」

 

ハルナ「なぜエレキングを?」

 

レイ「こいつが求めたんだ、新たな戦力として」

 

優介「バトルナイザーは怪獣を取り込むことができるのか」

 

オキ「そういえば優介君は知らなかったね、リトラも今のようにレイがバトルナイザーで取り込んだんだ」

 

優介「そうだったのか」

 

 

 

戦いは終わり、エレキングを仲間に加えたパーティーを開いていた

 

「乾杯ー!」

 

レイ「あっ!・・・」

 

その時レイがまたウルトラマンのテレパシーを聞いたのだ

 

レイ「俺を・・・俺を呼んでいる!」

 

ヒュウガ「ウルトラマンのテレパシーか?」

 

優介「ん?」

 

すると機器が青く明滅する

 

オキ「微弱な電波がどこからか発信されています」

 

オキ「これは!」

 

クマノ「ZAPSPACYの救難信号だ!」

 

ヒュウガ「探知できるか?」

 

発信源を特定しようとしたが

 

オキ「駄目です、電波が弱すぎてこれ以上絞り込めません」

 

レイ「変わってくれ」

 

BGM:レイのテーマ

 

するとレイがなにかを察知した

 

カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタッ!

 

そして、発信源が特定された。そこはひとつの小さな島だった

 

クマノ「この島は・・・」

 

ハルナ「ヴィンセント島」

 

ヒュウガ「そこから救難信号が発信されたというのか?」

 

レイ「ああ、間違いない」

 

ハルナ「でもレイどうして分かったの?」

 

優介「恐らく救難信号とウルトラマンのテレパシーがレイの中でシンクロしたのかもしれない」

 

ヒュウガ「この島に生存者が?」

 

クマノ「信号が消えました!どうしますボス?」

 

となると、自分たちのやることは決まった

 

ヒュウガ「よーし、スペースペンドラゴン発進!これよりヴィンセント島へ向かう!」

 

クルー「了解!」

 

レイ「・・・ウルトラマン」

 

優介「(レイの言うことが正しければウルトラマンがヴィンセント島にいる・・・でも・・・そもそもなぜウルトラマンがこの惑星にいるんだ?)」

 

いくら考えても答えは出ず、優介たちはヴィンセント島へ向かった

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

【ED JUMP UP (TV Size)】

 

 

 

 

次回予告

 

オキ「エリアGポイント84に複数の飛行物体を確認」

 

オキ「ZAPの識別コードは出ていません」

 

クマノ「地球のメカじゃないってことか?」

 

ケイト「ペダン星人め」

 

優介「あの飛行物体何処かで!?」

 

クマノ「電気ケートに異常、オメガジェネレータ出力低下!」

 

謎の4機編隊の円盤に襲われ、ペンドラゴンが海へ落とされた

 

クマノ「くそ!!」

 

クマノ「ジェネレータの出力が上がらない」

 

ハルナ「あれ何?」

 

ゾアムルチ「ガアァァァ!」

 

ゾアムルチが襲来

 

ヒュウガ「こんな時に怪獣だと!?」

 

レイ「行け!エレキング!」

 

エレキング「キィィィィ!」

 

オーブ「ヒィエァッ!」

 

それにオーブとエレキングが立ち向かう

 

ヒュウガ「このままじゃペンドラゴンは・・・」

 

クマノ「エレキングの放電を利用すれば必要な燃力ををジェネレータに確保できる」

 

クマノ「今度も見せてあげますよ、飛びきりの魔法を!」

 

 

果たしてペンドラゴンの運命は!?

 

 

次回「ペンドラゴン浮上せず」

 

 




いかがでしたか?あのロボットが飛行物体として次回登場します。お楽しみに!


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第9話 ペンドラゴン浮上せず

第9話です!どうぞ!


前回までのあらすじ

ナレーション:ボス(ヒュウガ)

湖の秘密、そこにはソリッド鉱石の鉱脈がありエレキングの放電の影響で惑星ボリスは爆発の危機に瀕していた

ゴモラとオーブは苦戦・・・だが、何とかエレキングを下し爆発を未然に防いだ。我々は救難信号を頼りに地のヴィンセント島を目指すことに

 

 

【OP エターナル・トラベラー (TV Size) 】

 

 

 

 

ペンドラゴンは救難信号が発信されたヴィンセント島へと向かっていた。

 

 

その時

 

 

オキ「エリアGポイント84に複数の飛行物体を確認」

 

ヒュウガ「怪獣か?」

 

オキ「いえ、人工的な熱源反応があります」

 

ハルナ「まさか生存者が?」

 

オキ「ZAPの識別コードは出ていません」

 

クマノ「地球のメカじゃないってことか?」

 

ヒュウガ「行ってみよう、ハルナ!」

 

ハルナ「了解!」

 

ペンドラゴンはコースを変更して、飛行物体の方向へと向かった

 

 

クマノ「形状の異なる4機編隊の円盤か?」

 

オキ「確か、過去の侵略記録に似たような件が」

 

クマノ「あったよな」

 

オキ「ええ」

 

クマノ「俺も古い映像で見た記録がある」

 

オキ「何星人の円盤だっけな?」

 

優介「あら?」

 

ヒュウガ「珍しいなオキが名前知らないなんて」

 

オキ「当然ですよボス、僕の専行は怪獣学なんですからね」

 

オキ「こう見えてもれっきとした生物学者なんですから」

 

オキ「こういうのはクマさんの専売特許なんです」

 

優介「なぁ、そういうもんなのか?」

 

クマノ「・・・・・・」

 

オキ「で、何星人でしたっけ?」

 

クマノ「・・・・・・」

 

優介「(4機編隊の円盤?、何処かで見たような)」

 

一方

 

ケイト「ペダン星人め、何の目的で?」

 

ケイトも4機編隊の円盤に気づいていた

 

その円盤の攻撃は一撃で怪獣を倒した

 

ケイト「余計なものを」

 

するとペンドラゴンに向けて、円盤が進路を変えた

 

ハルナ「ボス!円盤が!」

 

ヒュウガ「円盤?」

 

ハルナ「進路をこちらに向けました!」

 

ヒュウガ「こちらZAPSPACY所属スペースペンドラゴンだ」

 

ヒュウガ「そちらの所属と目的を」

 

すると円盤がいきなり攻撃してきた

 

BGM:Xioのテーマ

 

ヒュウガ「問答無用だと!」

 

優介「とんだ円盤だな!」

 

ペンドラゴンは円盤の攻撃を避けていくが、円盤の全ての攻撃を一つにした追尾性能を持つ攻撃をペンドラゴンに撃った

 

ペンドラゴンはそれを避けていく

 

オキ「副長!このままじゃ海に!」

 

海に落ちるギリギリで浮上しようとするが、攻撃が命中された

 

クマノ「電気ケートに異常!オメガジェネレータ出力低下!」

 

ヒュウガ「何?」

 

優介「くそ!何なんだあの円盤は!」

 

ペンドラゴンは海に墜ちた

 

クマノ「ジェネレータ出力40%ダウン!」

 

ハルナの視線の先には海の陸が分断されこのままでは谷底に落ちてしまう

 

ハルナ「冗談じゃないわ!」

 

ハルナはブレーキを掛けるが、もうひとつのブレーキが止まらない。その時誰かがブレーキを止めて、ペンドラゴンを横にずらし、海の底に落ちることは免れた

 

ハルナ「ありがとう」

 

ブレーキを止めたのはレイだった

 

オキ「危なかった」

 

クマノ「いや、本当に危ないのは・・・」

 

突然、ペンドラゴンの電源が落ちた

 

優介「電源が!」

 

だがすぐに電源が作動した

 

ヒュウガ「予備電源が作動したか?」

 

するとクマノが機関部に向かった

 

オキ「クマさん!」

 

ヒュウガ「待て!」

 

クマノの手で修理しようとするが、いくらやっても修理ができない

 

クマノ「くそ!」

 

作業具に八つ当たりするかのように蹴るが、それをヒュウガが取った

 

クマノ「ボス・・・」

 

ヒュウガ「珍しいなお前、こんな真似をするなんて」

 

クマノ「ジェネレータの出力が上がらない、これじゃエンジン始動の為の電力が!」

 

ヒュウガ「確保できないのか?」

 

クマノ「その影響で酸素供給機も」

 

ヒュウガ「持って六時間ってとこか?」

 

クマノ「海の底じゃなければ、手の打ちようもあるんですが」

 

ヒュウガ「前にもあったよな、こんなこと」

 

クマノ「えっ?」

 

ヒュウガ「惑星カラルヘ物資輸送の最中漂流隕石にペンドラゴンの船底を貫通され、オメガジェネレータの出力がイカれちまったことあっただろ?」

 

クマノ「あ・・・」

 

ヒュウガ「あん時はさすがの俺も年貢の納め時だと思った。けど、お前は」

 

回想

 

クマノ「パワーチェンバーは無傷です、これならなんとかできる!」

 

ヒュウガ「魔法でも使うつもりか?」

 

クマノ「船長がお望みなら!」

 

ヒュウガ「バカ野郎!」

 

クマノ「えっ?」

 

ヒュウガ「俺の事そう呼べつったか?」

 

クマノ「ボスがお望みなら!」

 

ヒュウガ「頼むぜ、魔法使い」

 

回想終了

 

ヒュウガ「実際、諦めの悪い奴だぜお前は」

 

クマノ「ボスの影響でね」

 

クマノ「今度も見せてあげますよ、飛びきりの魔法を」

 

ヒュウガ「頼んだぜ、魔法使い」

 

二人は笑い合うと

 

クマノ「レイ、優介、聞いてるんだろ」

 

レイと優介が出てきた

 

優介「別に盗み聞きした訳じゃないんだ」

 

クマノ「分かってる。君達も手伝ってくれ」

 

レイ「ああ」

 

優介「了解」

 

その頃

 

ハルナ「あれ何?」

 

ハルナが無数の怪獣たちを発見していた

 

そのうちの一体がペンドラゴンをかすった

 

ヒュウガ「どうした!?」

 

オキ「アリゲラです!」

 

ヒュウガ「こんな時に怪獣だと!?」

 

レイはバトルナイザーを、優介はオーブカリバーを取り出すが

 

オキ「二人とも、その必要はないよ」

 

オキが機器を捜索した

 

オキ「これで大丈夫さ」

 

ヒュウガ「何が大丈夫なんだ?」

 

オキ「アリゲラには目がありません、超音波の反響で周囲を認識する怪獣なんです」

 

オキ「撹乱用のノイズを放射しておけば、ペンドラゴンが発見されることはない、優介とゴモラは水中での戦い得意じゃないみたいだしね」

 

そうしてアリゲラたちはペンドラゴンから離れていった

 

ヒュウガ「全く頼りになる部下ばかりで嬉しいぜ!」

 

その後、全員で早急にペンドラゴンの修理へと入った

 

クマノ「優介、そっちを見てくれ?」

 

優介「電圧、周波数共に安定」

 

クマノ「副長、出力上げてみてください」

 

ハルナ「了解」

 

出力を上げるが

 

ハルナ「出力55%まで回復、でもこの程度じゃ」

 

クマノ「ですね、ボス、聞こえてますか?」

 

ヒュウガ「電荷コールドの交換だな」

 

クマノ「急いでくださいね」

 

ヒュウガ「全く、人使い荒い魔法使いも居たもんだぜ」

 

クマノ「何か?」

 

ヒュウガ「いや、別に」

 

 

 

そして

 

 

 

ハルナ「ジェネレータ出力80%まで回復」

 

クマノ「よっしゃあー!」

 

優介「イェイ!」

 

優介とクマノはハイタッチする

 

レイ「これで飛ばせるんだろ?」

 

クマノ「ああ、なら応急措置もいいところだ」

 

クマノ「もうすぐ酸素切れになっちまう状況は変わりはしない」

 

ヒュウガ「んなもん飛び上がってから修理すれば済む話だ、ハルナ、発進準備!」

 

ハルナ「もう進めてます、急いで戻ってください」

 

ヒュウガ「戻るぞ」

 

クマノ&優介「了解!」

 

レイ「・・・!」コクリ

 

優介たちがブリッジに戻りにいくが

 

オキ「今度はなんだ?」

 

次に現れたのは巨大な魚みたいな怪獣だった

 

オキ「ゾアムルチ!」

 

ゾアムルチ「ガアアァァァ!」

 

優介たちが急いでブリッジに戻った

 

ヒュウガ「別の怪獣か?」

 

オキ「ええ、アリゲラみたいには騙せない奴です」

 

優介はオーブカリバーを、レイはバトルナイザーを取り出す

 

オキ「無茶だ!あいつは別名巨大魚怪獣、ゴモラじゃ」

 

レイ「誰がゴモラで戦うと言った?」

 

オキ「えっ?」

 

優介「居るだろ?水中に打ってつけの奴が!オーーーブ!」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

現れたのはオーブとエレキングだった

 

オキ「エレキング!」

 

クマノ「もうダメージは残ってなさそうだな!」

 

ヒュウガ「感心するのは後だ!発進するぞ!」

 

クマノ&オキ「了解!」

 

レイ「行け!エレキング!」

 

オーブ「よろしく頼むぜ!エレキング!」

 

エレキング「キィィィィ!」

 

ゾアムルチがジャンプしてタックルをして、オーブたちは押される

 

エレキングが組み合い、離れ攻撃するが、手を噛まれる

 

オーブ「サァッ!」

 

そこにオーブがゾアムルチにキックし、エレキングを助ける

 

ゾアムルチの攻撃を押さえ、パンチするオーブ

 

その隙にゾアムルチの片腕を掴み、キックして投げ飛ばすエレキング

 

ハルナ「ジェネレータコンタクト!両舷エンジン始動開始!」

 

エレキングはゾアムルチに掴まり、電流を流す

 

ゾアムルチ「ガアアァァァ!」

 

ゾアムルチも光線を放つがエレキングとの間に入ったオーブがバリヤーで防ぎ、弾くが、その何発かはペンドラゴンの近くで爆発してしまう

 

ハルナ「っ!」

 

レイ「エレキング!反撃を許すな!」

 

BGM:ゆけ!ウルトラマンオーブ(M-8)

 

 

オーブは攻撃を避けながらパンチし、エレキングがそこにタックルし、二人で飛び蹴りを喰らわせる

 

ゾアムルチ「ガアアァァァ!」

 

エレキング「キィィィィ!」

 

ゾアムルチが光線を発射体勢に入った

 

オーブ「させるか!シュワッ!」

 

それを見たオーブはオリジウム光線でこれを相殺した

 

オーブ「今だ!」

 

エレキング「キィィィィ!」

 

エレキングが尻尾をゾアムルチに巻きつけ、電流を流しゾアムルチを撃破した

 

レイ「よし!」

 

オーブ「やったな!エレキング!」

 

エレキング「キィィィィ!」

 

エレキングはバトルナイザーに戻り、オーブは粒子となりペンドラゴンに戻った

 

 

オキ「陸上のゴモラ、空中のリトラに水中のエレキング、第3の味方怪獣誕生って訳だね!」

 

優介「そうなるな!」

 

だがおかしい。ペンドラゴンが発進しない

 

ヒュウガ「ハルナ、まだか?」

 

ハルナ「ジェネレータの出力が上がらないんです」

 

クマノは何かに気づいた

 

クマノ「さっきの衝撃のせいだ」

 

それはオーブがゾアムルチの光線を弾いた何発かの光線がペンドラゴンの付近で爆発した衝撃が原因だった

 

オキ「酸素供給停止までもう何分もないのに」

 

するとクマノが何かを閃いた

 

クマノ「レイ、もう一度エレキングを出せないか?」

 

クマノ「エレキングの放電を利用すれば必要な電力をジェネレータに確保できる!」

 

オキ「ちょっと待ってください!その手はありますけどもし失敗してジェネレータが破損でもしたら」

 

優介「いや、できるぞ」

 

オキ「えっ?」

 

優介「レイ、エレキングを小さいサイズで出してみろ」

 

レイ「小さいサイズ?分かった」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

そして出てきたのは

 

オキ「うわあー!」

 

クマノ「ん?」

 

オキ「エレキング!」

 

縮小したエレキング、つまりリムエレキングだ!

 

リムエレキング「ピュィィ!」

 

クマノ「小さいエレキングで電力を必要最低限まで抑えるとは、考えたな」

 

優介「いや、過去にああいうサイズのエレキングが居たみたいだからな(本当はGUYSがペットみたいにしていたからな)」

 

クマノ「電力受け入れ準備OKだ!」

 

優介「エレキング、始めてくれ」

 

リムエレキング「ピュィィ!」

 

リムエレキングによる電力受け入れが始まった

 

ハルナ「ジェネレータ出力上昇!」

 

ヒュウガ「今度こそ飛べそうだな!」

 

だが、地面が崩れようとしていた

 

ヒュウガ「このままじゃペンドラゴンは海溝の底だ!」

 

ハルナ「両舷エンジン始動まであと20秒!」

 

ハルナ「10、9、8、7、6、5、4、3、2・・・」

 

その前にペンドラゴンは海溝に落ちる

 

 

 

 

 

 

 

ことはなく、ペンドラゴンは上昇し、海から脱出した

 

レイ「やったな!魔法使い!」

 

クマノ「魔法使いはお前の方だよ・・・いや、怪獣使いか」

 

ヒュウガ「最大加速に入れ!進路は」

 

ハルナ「すでにヴィンセント島に向けています」

 

ヒュウガ「これよりペンドラゴンは生存者の救出及び、ウルトラマンの所在確認のためヴィンセント島へ向かう!」

 

クルー「了解!」

 

 

このときの彼らは知らなかった

 

 

これから待ち受ける様々な出来事を

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

 

【ED JUMP UP (TV Size)】

 

 

 

 

次回予告

 

クマノ「見てください!」

 

ついにヴィンセント島に到着した一同が見たのは

 

 

ヒュウガ「赤い機体、ゴースタードラゴンか?」

 

???「お久しぶりです、ヒュウガ船長!いや、ボス!」

 

ハルナ「無事だったのね...」

 

そこにはハルナの兄ヒロキと生存者がいた

 

ヒロキ「心配かけたな」

 

???「あれがグランケープ補給基地です」

 

物資調達のため補給基地へと向かうが

 

優介「高度をあげろ!」

 

レイ「早く!」

 

オキ「ノーバだ!サラマンドラにルナチクスまで!」

 

怪獣達が出現

 

レイ「ゴモラ!」

 

オーブ「ヒィエァッ!」

 

オキ「上空から何か急速に接近中!」

 

そこに見たこともない黒いキングジョーが姿を現す

 

クマノ「黒いボディ、キングジョーブラック!」

 

ケイト「そんなロボットに負けたら承知しないよ、レイ」

 

オーブ「ウォアアアッ!」

 

レイ「諦めたらそれで全てが終わる、絶対最後まで諦めるな」

 

優介「諦めなければ、絶対道は見える!」

 

 

彼等の諦めない思いが届くのだろうか?

 

 

次回 予期せぬ再会

 

 




いかがでしたか?次回は予期せぬ再会が起こります。暖かく見守ってください。


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第10話 予期せぬ再会

第10話です!今回であのロボットが強敵として出現します。それではどうぞ!


前回までのあらすじ

ナレーション:ボス(ヒュウガ)

ヴィンセント島に向かった我々は謎の黒い飛行物体と遭遇、ペンドラゴンは海中に没した。襲いくる海底怪獣をエレキングが撃破。我々は海の藻屑とならずに済んだ。そして・・・

 

 

【OP エターナル・トラベラー (TV Size) 】

 

 

 

ペンドラゴンはまっすぐヴィンセント島に向かっていた

 

ハルナ「ボス、もうすぐ救難信号が発信された海域です」

 

ヒュウガ「減速して、飛行高度を下げろ」

 

ハルナ・クマノ「了解!」

 

クマノ「いよいよヴィンセント島か」

 

オキ「今度こそ生存者が見つかるかもしれませんね」

 

優介「それから、レイを呼んでいるウルトラマンも」

 

レイ「・・・・・・」

 

ヒュウガ「どうした?なんだか浮かない顔して」

 

レイ「別に・・・」

 

そうしてレイは自室に戻ってしまった

 

優介「・・・・・・」

 

オキ「あれ?また無愛想なレイに戻っちゃった」

 

優介「あいつ、無愛想だったのか?」

 

オキ「うん、僕らと初めて会った時があんな感じで」

 

優介「そうか・・・」

 

ハルナ「きっと緊張してるのよ」

 

優介「え?」

 

オキ「緊張?あのレイが」

 

ハルナ「ずっと知りたかった答えを目の前にすれば、誰だって不安になるわ」

 

そしてレイは自室でウルトラマンのことを考えていた

 

レイ「お前はなぜ俺を呼ぶ?俺に何を望む?」

 

 

一方

 

ピー!ピー!ピー!ピー!

 

???「リーダー!この島に接近中の宇宙船を確認」

 

???「識別コードは?」

 

???「惑星輸送船スペースペンドラゴンです」

 

???「ペンドラゴン?」

 

???「乗員5名、船長は・・・」

 

???「知ってる、救難信号を受け取ってくれたのがこの船だったなんて」

 

 

そしてペンドラゴンはついにヴィンセント島にたどり着いた

 

ハルナ「ボス、ヴィンセント島です」

 

ヒュウガ「よし、着陸準備だ」

 

ハルナ&クマノ&オキ&優介「了解!」

 

レイがブリッジに戻り

 

ピー!ピー!

 

クマノ「見てください、あれを」

 

島にはペンドラゴンと同型の赤い宇宙船があった

 

オキ「ペンドラゴンの同型機だ」

 

ヒュウガ「赤い機体?ゴースタードラゴンか?」

 

優介「ゴースタードラゴン・・・」

 

そしてペンドラゴンはヴィンセント島に着陸し、優介たちは地上に降りた

 

ヒュウガ「レイ、優介、近くに怪獣の気配は?」

 

レイ「大丈夫、一匹も感じない」

 

優介「こっちも同様だ」

 

ピッ!ピッ!

 

オキ「ボス!」

 

ヒュウガ「どうした?」

 

オキ「バイオセンサーに反応、生存者です!」

 

クマノ「間違いないか?」

 

オキ「はい、それも一人や二人じゃ・・・」

 

優介「っ!誰か来る!」

 

???「ようこそ!ヴィンセント島へ!」

 

そこへやって来たのは男5人だった

 

そしてその中央にいたのは

 

???「お久しぶりです。ヒュウガ船長、いや、ボス!」

 

ハルナ「ヒロキ兄さん!」

 

優介「え?」

 

オキ「兄さん?」

 

ハルナの兄ヒロキだった

 

ヒロキ「ジュン?」

 

ハルナ「無事だったのね?二度と会えないかと思った」

 

ヒロキ「ジュン・・・心配かけたな!」

 

ハルナは兄と再会を果たしたのだ

 

クマノ「予期せぬ・・・再会ですね」

 

オキ「副長!よかったですね!」

 

優介「(よかった、本当に)」

 

その後ペンドラゴンの状況をヒロキに説明した

 

ヒロキ「そうですか、ボス達もこの星に墜落を」

 

ヒュウガ「すまんな、期待に添えなくて」

 

ヒロキ「いえ、いずれ必ず脱出できると我々は信じています」

 

クマノ「ところで、この島にはどれくらいの人間が?」

 

ヒロキ「53人です」

 

オキ「そんなにも生存者が?」

 

ヒロキ「惑星ボリスが突如怪獣の巣窟となり、なんとか生き延びた人間たちが皆この島に避難してきたんです」

 

クマノ「しかし、よく今まで無事で」

 

ハルナ「私たちがここに来るまでに出会えた生存者はたった二人、このレイと優介君だけよ」

 

ヒュウガ「それが53人も奇跡だな」

 

ヒロキ「ええ、確かに奇跡です。でも、俺たちが無事でいられたのには訳があるんです」

 

ハルナ「訳?」

 

ヒロキ「うん、この島には怪獣がいない。ヴィンセント島だけには怪獣が一匹も近づかないんです」

 

優介「何だって!?」

 

オキ「そんなまさか?」

 

ヒロキ「でも事実なんだ、まるで、何か目に見えない力でこの島が守られているみたいで」

 

優介「っ!まさか!」

 

ハルナ「それってもしかして!」

 

クマノ「ウルトラマン!」

 

ヒロキ「ウルトラマン?かつて地球を怪獣や侵略者から守ったというあの・・・」

 

優介「(やっぱりウルトラマンはこの島にいるんだ!)」

 

レイ「(なぜ・・・呼び掛けてこない?ウルトラマン、お前は今どこにいるんだ?)」

 

 

そして夜になり優介はヒロキたちの会話についていけなかった

 

 

「フハハハハハハハハ!!!」

 

優介「あの副長・・・これが大人の話ですか?」

 

ハルナ「いつかあなたも大人になるわよ」

 

ヒロキ「ところでボス、一つお願いが」

 

ヒュウガ「何だ?」

 

ヒロキ「先程見ていただいた通り、ゴースタードラゴンは不時着時の衝撃でメインエンジンが壊れ飛行不能です」

 

クマノ「でも、修理できないレベルじゃない」

 

ヒロキ「そうなんだ、破損部品を交換すれば、ただ・・・」

 

ヒュウガ「肝心の部品が無いか?」

 

するとヒロキが一つのノートパソコンを見せた

 

ヒロキ「これを見てください。この島より北西2000Km先にグランケープ補給基地があります。怪獣の襲撃により破壊されてはいますが、必要な部品は残ってます」

 

優介「それを運ぶわけだな」

 

ヒロキ「うん、唯一飛べるスピーダーだけでは輸送量に限界が・・・でも、ペンドラゴンなら!」

 

ヒュウガ「分かった。明日の朝出発しよう」

 

ヒロキ「あ、ありがとうごさいます!」

 

ヒュウガ「なに言ってんだ?物を運ぶのが俺たちの仕事だよ」

 

そして翌日の朝、ペンドラゴンはグランケープ補給基地へと出発した

 

するとブリッジにヒロキともう一人の男が入ってきた

 

ヒロキ「ボス、彼はアトウ。ヴィンセント島の副リーダーです」

 

アトウ「アトウです。皆さんはべラルゴシティから来たそうですね?」

 

オキ「惑星ボリスの異変についてなにか情報がないかで立ち寄りました」

 

アトウ「で、なにか分かりましたか?」

 

オキ「はい!この星に怪獣が出現したのは四次元怪獣ブルトンの仕業だと判明したんです!」

 

アトウ「随分楽しげに話すんですね」

 

オキ「えっ?」

 

ヒロキ「・・・アトウはべラルゴシティの科学者だったんです」

 

優介「そんな!」

 

ヒュウガ「それじゃあ、事件の時も・・・」

 

アトウ「あの研究所にいました」

 

オキ「すいません、そうとは知らず不謹慎でした」

 

アトウ「別に貴方達のせいじゃない。悪いのはあの恐ろしい隕石ですから」

 

そうこうしている内にグランケープ補給基地に着いた

 

ヒロキ「あれがグランケープ補給基地です」

 

ヒュウガ「ハルナ!」

 

ハルナ&ヒロキ「はい!」

 

ヒュウガ「妹の方だ、着陸準備」

 

優介「ははっ!」

 

ハルナ「了解!」

 

そうして着陸しようとした時

 

レイ「待て!」

 

ハルナ「え?」

 

優介「怪獣だ!この船を狙っている!」

 

ヒロキ「しかし、モニターには何も映ってない」

 

優介「高度をあげろ!」

 

レイ「早く!」

 

ヒロキ「だから、怪獣なんて・・・」

 

優介「いや、いる!」

 

その時、何かがペンドラゴンを捕らえた

 

ヒロキ「まさか!」

 

オキ「ノーバだ!サラマンドラにルナチクスまで!」

 

クマノ「ボス、機体が引き寄せられてます」

 

ヒュウガ「フルパワーで振り切れ!」

 

ハルナ&クマノ「了解!」

 

ペンドラゴンは最大速度で何とか脱出できた

 

ハルナ「脱出成功!」

 

オキ「危ない所だった・・・」

 

ヒロキ「疑って悪かった。でも、どうして分かったんだ?」

 

ハルナ「兄さん。レイと優介君には特殊な力があるの」

 

ヒロキ「特殊な力?」

 

ヒュウガ「その力に俺たちは幾度もピンチを救われたよ」

 

何とか振り切れたが

 

オキ「奴ら、動きませんね」

 

クマノ「これじゃ部品を調達するどころか、基地に近づくこともできない」

 

オキ「島に引き返すしか無いみたいですね」

 

レイ「いや、任務を続行しよう!」

 

レイ「諦めたらそれで全てが終わる、絶対最後まで諦めるな!」

 

優介「諦めなければ、必ず道はある!」

 

レイ「違うのか?」

 

ヒュウガ「よーし!やろう!」

 

そして優介たちはスピーダーに乗り、地上に降りた

 

ハルナ「二人とも気をつけて」

 

レイ「ああ」

 

優介「大丈夫さ」

 

地上に優介とレイが降りた

 

ヒロキ「無茶だ!怪獣達の前に彼らを残すなんて!」

 

ヒュウガ「大丈夫だ、あいつらは一人じゃない」

 

優介とレイは頷き

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

優介「オーーーブ!」

 

BGM:登場ファンファーレ (M - 46)

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

ゴモラ「ギシャオオオオ!」

 

オーブ「チアッ!」

 

ゴモラとウルトラマンオーブが現れた

 

オキ「来た!」

 

アトウ「あ、あれは・・・」

 

ヒロキ「ウルトラマン!?」

 

ヒュウガ「ウルトラマンオーブだ」

 

ノーバ「キイイイ!」

 

ノーバのムチを避け、

 

レイ「超振動波だ!」

 

オーブ「シュワッ!」

 

超振動波とオリジウム光線の同時攻撃でノーバを撃破した

 

オキ「やった!」

 

ヒロキ「あの青年は怪獣を操り、あの子供はウルトラマンに変身するのか!?」

 

ゴモラはルナチクスと、オーブはサラマンドラと対峙する

 

オーブ「スワッ!」

 

ゴモラ「ギシャオオオオ!」

 

ヒュウガ「クマノ、レイ達が怪獣を引き付けている間に物資を積み込むぞ」

 

クマノ「了解!」

 

そうしてレーザーネットで部品を回収した

 

クマノ「ボス、必要な部品はすべて回収しました」

 

後は怪獣を倒すのみ

 

ピー!ピー!ピー!ピー!

 

すると警報が鳴った

 

ヒュウガ「どうした?」

 

オキ「上空から何か急速に接近中」

 

オーブ「ッ!あれは・・・」

 

そう、ペンドラゴンを海に落としたあの飛行物体だった

 

そして飛行物体はオーブ達に攻撃し、サラマンドラとルナチクスが倒された

 

ゴモラ「ギシャオオオオ!」

 

オキ「ペンドラゴンを海に落とした飛行物体だ!」

 

ヒロキ「あの飛行物体は確か・・・」

 

飛行物体はエネルギーを一つに集中し始めた

 

BGM:マガタノオロチ(M-27)

 

レイ「ゴモラ!超振動波だ!」

 

オーブ「シュワッ!」

 

ゴモラは超振動波をオーブはオリジウム光線を放つが、相手の攻撃が上回った

 

オーブ「ウオァッ!」

 

ゴモラ「ギシャオオオオ!」

 

4機の飛行物体は合体し、

 

???「・・・・・・」

 

一体のロボットが誕生した

 

オーブ「ッ!こいつは!」

 

クマノ「やっぱりそうか!キングジョー、かつてペダン星人が地球に送り込んだ侵略ロボットです」

 

ヒュウガ「侵略ロボット!?」

 

クマノ「でも微妙に過去の記録とは違います」

 

 

クマノ「黒いボディ・・・キングジョーブラック!」

 

 

キングジョーブラック「・・・」

 

オーブ「ンンン!ヒィエァッ!」

 

オーブが走りパンチするが、キングジョーブラックは何事もないように無傷でペダニウムランチャーを撃ち、オーブを吹き飛ばす

 

オーブ「ウォアアアッ!」

 

さらにゴモラにも撃ち、ゴモラに膝をつけさせる

 

オーブ「くっ!なんてパワーだ!」

 

一方ケイトも戦いを見ていた

 

ケイト「そんなロボットに負けたら承知しないよレイ」

 

レイ「立て!ゴモラ!」

 

ヒロキ「ボス、作戦を中止してください!」

 

ヒュウガ「何?」

 

ヒロキ「前に目撃したんです。あのロボットは恐ろしい程強く周囲の怪獣を皆殺しにするまで攻撃をやめない!・・・レイという青年とオーブが危険です」

 

ヒュウガ「レイ!優介!作戦は中止だ!戻れ!応答しろレイ!優介!」

 

だが、レイとオーブは戦いをやめなかった

 

クマノ「あの二人、どうして戦いをやめない!?」

 

ヒュウガ「強敵に出会い、奴らの闘争本能に火がついたのかもしれん」

 

オーブはキングジョーブラックに蹴り飛ばされる

 

オーブ「グェアァァッ!」

 

そしてゴモラも蹴り飛ばされ

 

ゴモラ「ギシャオオオオ!」

 

ペダニウムランチャーをゼロ距離でゴモラに向けられる

 

キングジョーブラック「・・・・・・」

 

その時リトラが現れた

 

リトラに注意がそれゴモラは一度引いた、さらにエレキングが現れ、尻尾を巻き電流を流す

 

レイ「今だゴモラ!リトラ!」

 

だが、キングジョーブラックは分離しまた合体しペダニウムランチャーで攻撃する

 

エレキング「キィィィィ!」

 

ゴモラ「ギシャオオオオ!」

 

オーブ「グェアァァッ!」

 

リトラ「キィィィィ!」

 

ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!

 

オーブのカラータイマーが点滅を始めた

 

ヒュウガ「なんて化け物だ!」

 

クマノ「ボス、この空域から離脱しないとペンドラゴンまで被弾します!」

 

オキ「でも、地上にはレイやオーブがいるのに」

 

ヒュウガ「全ミサイルをキングジョーブラックに集中、レイとオーブを援護するぞ!」

 

ワイバーンミサイルが放たれ、キングジョーブラックの動きを止めた

 

ハルナ「レイ!優介!なに熱くなってるのよ!」

 

レイ「はぁ、はぁ、俺は・・・」

 

オーブ「・・・くっ!」

 

ハルナ「このままじゃ全滅よ!それが分からないの?」

 

レイの元にハルナが乗るスピーダーが着陸した

 

ハルナ「早く乗って!」

 

レイは渋々スピーダーに乗った

 

オーブ「こうなったら、皆!一斉攻撃だ!」

 

エレキング「キィィィィ!」

 

ゴモラ「ギシャオオオオ!」

 

リトラ「キィィィィ!」

 

オーブ「シュワッ!」

 

リトラが火炎弾をエレキングは三日月カッターをゴモラは超振動波をそしてオーブはオリジウム光線を一斉に放ち、キングジョーブラックに命中した

 

オキ「やった!」

 

ヒュウガ「いや、まだだ!」

 

だが、キングジョーブラックには全く効果がなく返り討ちにされた

 

エレキング「キィィィィ!」

 

ゴモラ「ギシャオオオオ!」

 

オーブ「ウォアアアッ!」

 

ピ!ピ!ピ!ピ!ピ!ピ!ピ!ピ!ピ!ピ!ピ!ピ!ピ

 

怪獣たちは倒れ、オーブのカラータイマーも高速に点滅していた

 

レイ「戻れ!」

 

怪獣たちは戻り、オーブは粒子となってスピーダーに戻った

 

クマノ「スピーダーβ着艦しました!」

 

ヒュウガ「発進だ、全速力でこの空域を離脱する!」

 

クマノ「了解!」

 

そうしてペンドラゴンは物資を運びながら、ヴィンセント島に戻った

 

ケイト「レイと優介を負かすなんて、あのロボットなかなかやるじゃないか」

 

キングジョーブラックを見たケイトは・・・

 

 

 

優介「くっ!ぐぅっ!」

 

ヒュウガ「優介!大丈夫か!」

 

クマノ「ひどい傷だ!」

 

ヒュウガ「すぐに応急処置だ!オキ!」

 

オキ「はい!」

 

優介「大丈夫だ!」

 

ヒロキ「すまない。君みたいな若者に我々の未来を任せるようなことになってしまって」

 

優介「いや、いいんだ。これは・・・俺が決めたことだから」

 

その後優介は医務室に運ばれ、治療を受けた

 

 

 

レイ「・・・・・・」

 

優介「やっぱりここにいたか?」

 

レイ「体の方は大丈夫なのか?」

 

優介「ああ、もう大丈夫だ」

 

そこへハルナがやって来た

 

ハルナ「もしかして、初めての敗北?」

 

レイ「・・・・・・」

 

優介「・・・・・・」

 

ハルナ「悔しいんだ?」

 

レイ「・・・ああ」

 

優介「そりゃそうさ!あんな圧倒的な力を見せつけられたら」

 

ハルナ「なら大丈夫」

 

優介「え?」

 

ハルナ「その気持ちが貴方たちを強くする」

 

レイ「・・・・・・」

 

優介「副長・・・」

 

ハルナ「ごめんね、偉そうなこと言って」

 

そう言って、ハルナは去っていった

 

BGM:レイのテーマ

 

優介「・・・・・・」

 

回想

 

ケイト「だが、貴様はまだ本気ではないがな」

 

回想終了

 

優介「(その本気を引き出せれば、キングジョーブラックにも対抗できるかもしれない)」

 

レイ「そうだ、俺はもっと強くならなければならない。それが俺の・・・」

 

その時、レイがまたウルトラマンのテレパシーが聞こえた。しかも今度は優介にも聞こえた

 

レイ「呼んでいる・・・やはりこの島のどこかに・・・」

 

優介「今度は俺にも聞こえた。やっぱりこの島にウルトラマンが・・・」

 

その時、背後を見ると少女が立っていた

 

レイ「君は・・・」

 

優介「・・・っ!」

 

優介とレイは思い出した

 

優介「(あの写真の少女!?)」

 

そう、二人の前に現れたのはべラルゴシティの研究所で拾った写真に写っていたあの少女だったのだ

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

 

【ED JUMP UP (TV Size)】

 

 

 

 

次回予告

 

レイ「君とはどこかで会ったような気がするんだが・・・」

 

レイ「頼む!思い出してくれ」

 

レイの記憶の重要なカギを握る少女カレンと出会う

 

カレン「もしかして、さっきの赤ちゃんっていうのは?」

 

ヒロキ「ついにこの島にも、怪獣が・・・」

 

その時、ヴィンセント島に怪獣が上陸!

 

ベロクロン「ガオオォォォ!」

 

ドラゴリー「ギャアララララ!」

 

優介「これ以上好きにさせるか!」

 

レイ「行け!」

 

ゴモラ「ギシャオオオオ!」

 

オーブ「デェアッ!」

 

優介達が応戦するが

 

クマノ「我々が怪獣を呼んだというのか!?」

 

アトウ「大体、怪獣を操る人間だなんて、どう考えたって怪しいですよ!」

 

優介「おい!」

 

ハルナ「レイ!」

 

原因が自分達じゃないかと疑うアトウに優介とレイがキレる

 

レイ「巨人を見たのか?この島で」

 

???「岩の中の巨人よ」

 

レイを呼び掛けるウルトラマンの居場所をついに突き止めるが

 

オキ「宇宙恐竜ゼットンです!ウルトラマンでも倒せなかった最強の怪獣です!」

 

ゼットン「ゼットン!」

 

そこにかつてウルトラマンを倒したことがある宇宙恐竜ゼットンが現れた

 

 

次回 ウルトラマン

 

 




いかがでしたか?次回はあの宇宙恐竜が登場します。お楽しみに!


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第11話 ウルトラマン

第11話です!本編終了までこの話を含めて、あと3話
ラストスパートが近い!それではどうぞ!


前回までのあらすじ

ナレーション:ボス(ヒュウガ)

ヴィンセント島にはハルナの兄をリーダーとする53名の生存者がいた。我々は宇宙船を修理すべく補給基地に向かうが、そこには破壊の限りを尽くすキングジョーブラックが待ち受けていた

 

 

 

【OP エターナル・トラベラー (TV Size) 】

 

 

 

回想

 

ハルナ「もしかして、初めての敗北?」

 

ハルナ「悔しいんだ?」

 

ハルナ「なら大丈夫、その気持ちが貴方たちをを強くするわ」

 

回想終了

 

レイ「そうだ、俺はもっと強くならなければならない、それが俺の...」

 

その時、レイがまたウルトラマンのテレパシーが聞こえた

 

レイ「呼んでいる。やはりこの島のどこかに・・・」

 

優介「今度は俺にも聞こえた。やっぱりこの島にウルトラマンが・・・」

 

その時、背後を見ると少女が立っていた

 

レイ「君は・・・」

 

優介「・・・っ!(あの写真の少女!?)」

 

???「カレン、御蔵カレンです」

 

優介「・・・・・・」

 

レイ「カレン?」

 

カレンは去ろうとするが

 

優介「待ってくれ!君に見てもらいたいものがあるんだ」

 

そしてレイはあのペンダントを見せた

 

レイ「これ」

 

カレン「私のペンダント?」

 

カレンはペンダントを受け取り、開いて

 

カレン「パパ・・・」

 

今はもう亡き父の姿を見た

 

レイ「べラルゴシティの研究所で拾ったんだ」

 

カレン「ありがとう」

 

レイ「俺の名はレイ、こっちが優介だ」

 

優介「よろしく」

 

カレン「よろしくね!」

 

そしてレイは本題に入った

 

レイ「君に聞きたいことがある」

 

 

 

 

ヒュウガ「じゃあ、我々がべラルゴシティで立ち寄った研究所は・・・」

 

カレン「パパの研究所です。パパは珍しい隕石の分析を依頼されたって言っていました」

 

クマノ「カレンちゃんは所長のお嬢さんだったんだ?」

 

オキ「その隕石はブルトンっていう怪獣だったんだよ!おまけに隕石から人間の赤ん坊が出てきたんだ」

 

ヒュウガ「オキ!」

 

優介「空気を読め!」

 

ハルナ「私たちが聞きたいのは・・・このお兄さんの事なんだけど?」

 

レイ「俺の事覚えてないか?」

 

カレン「・・・?」

 

レイ「君とはどこかで会ったような気がするんだが」

 

ヒュウガ「このお兄さんはね記憶を失っているんだ」

 

カレン「記憶を?」

 

レイ「頼む、思い出してくれ」

 

カレン「・・・ううん、お兄さんに会うのは初めてだと思うんだけど」

 

レイ「そんなはずはない?もう一度よく!」

 

カレン「ごめんなさい、本当にお兄さんの事は知らないの・・・でも」

 

レイ「でも?」

 

カレン「もしかして、さっきの赤ちゃんっていうのは?」

 

回想

 

レッドキング「ギガオォォォォ!」

 

アーストロン「ガアアオォォォ!」

 

カレンは怪獣達から必死に逃げ延びていた

 

カレン「パパ・・・」

 

その時

 

「うぇぇぇぇん!」

 

赤ん坊の泣き声が聞こえた

 

そして

 

赤ん坊「うぇぇぇぇん!」

 

赤ん坊を見つけた彼女は怪獣から守る決意を固め

 

回想終了

 

ヒュウガ「赤ちゃんを助けてあげたんだね」

 

カレン「・・・・・・」

 

カレンは頷いた

 

レイ「それから、その赤ちゃんは?」

 

カレン「・・・うん」

 

回想

 

 

カレン一人で赤ちゃんの面倒を見ていた

 

 

すると上空からゴースタードラゴンがやって来た

 

 

それに目を奪われたとき

 

 

回想終了

 

レイ「消えた?」

 

カレン「そう、光って消えちゃったの」

 

優介「だとすると」

 

クマノ「あの隕石の赤ん坊が・・・」

 

ヒュウガ「そうかもしれんな」

 

 

 

 

翌日の朝

 

 

 

 

ヒロキ「ボス、怪獣です!島に怪獣が上陸しました!」

 

ヒュウガ「何!?」

 

オキ「奴は怪獣じゃありません、超獣です!ミサイル超獣ベロクロンです!」

 

 

ヴィンセント島に超獣が上陸してきた

 

 

ベロクロンは全身からミサイルを発射し、破壊活動をし始めた

 

ヒロキ「ついにこの島にも、怪獣が・・・」

 

ベロクロン「ガアアオォォォ!」

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

ゴモラ「ギシャオオオオ!」

 

ゴモラが登場と同時にベロクロンにタックルした

 

レイ「よし」

 

ゴモラはベロクロンに応戦するが、怪獣を超えた超獣に苦戦しながらもペンドラゴンの援護で何とか戦えているが

 

レイ「今だ!ゴモラ!」

 

ゴモラがベロクロンにフックをしようとしたとき、どこからか謎の攻撃に怯んだ

 

クマノ「二匹も怪獣が!」

 

オキ「超獣です、餓超獣のドラゴリーです!」

 

ドラゴリー「ギャアララララ!」

 

優介「これ以上やらせるか!オーーーブ!」

 

優介がオーブに変身しゴモラを援護し、ゴモラはベロクロン、オーブはドラゴリーと交戦するが、やはり超獣の方が強い

 

ゴモラがベロクロンのミサイル攻撃に倒れて、ベロクロンが雄叫びをあげたとき

 

ヒュウガ「今だ!」

 

対アステロイド砲がベロクロンの口に命中し、ベロクロンが怯んだ

 

レイ「立て!ゴモラ!」

 

ゴモラ「ギシャオオオオ!」

 

BGM:今こそ勝利を -eternal traveller-

 

ゴモラが立ち上がり、怒濤の反撃ラッシュをベロクロンに繰り出し、

 

レイ「ゴモラ!超振動波だ!」

 

超振動波零シュートでベロクロンを倒した

 

ゴモラ「ギシャオオオオ!」

 

一方、オーブはドラゴリーの光弾に命中しカラータイマーが点滅していた

 

オーブ「ウォアアアッ!」

 

そこにゴモラの超振動波がドラゴリーを攻撃し、怯んだ

 

ゴモラ「ギシャオオオオ!」

 

オーブ「サンキュー、ヒィエァッ!」

 

ドラゴリーはゴモラに方向を向けるが、オーブスライサーアタックでまた怯み

 

 

オーブ「シュワッ!」

 

 

オリジウム光線が放たれ、ドラゴリーが爆発した

 

 

ゴモラ「ギシャオオオオ!」

 

オーブ「やったなゴモラ!」

 

オーブとゴモラは勝利の喜びを分かち合い、それぞれ元に戻った

 

 

だが

 

 

 

アトウ「原因は貴方たちじゃないんですか?」

 

ヒロキ「おい、なに言い出すんだアトウ?」

 

アトウ「今までこの島だけは怪獣が寄り付かなかった!なのに、彼らが来た途端この有り様だ!」

 

アトウはヴィンセント島に怪獣が現れた原因はレイ達ではないかと疑う

 

クマノ「ちょっと待ってくれ、我々が怪獣を呼んだっていうのか!?」

 

オキ「クマさん!」

 

クマノ「だってそうだろ!」

 

アトウ「大体、ウルトラマンに変身する子供に怪獣を操る人間だなんて、どう考えたって怪しいですよ!」

 

ガン!

 

レイ「何!」

 

優介「ふざけんなよ!」

 

それにレイと優介がキレてアトウに詰め寄る

 

ハルナ「レイ!優介もやめなさい!」

 

ヒロキ「よさないかアトウ!彼等のおかげでこの島は助かったんだぞ!」

 

アトウ「だったら、なぜ怪獣が現れたんです!!」

 

優介「それは・・・」

 

 

するとカレンが意味深な事を口にした

 

 

 

カレン「きっと、巨人の声が聞こえなくなったから・・・だから怪獣が・・・」

 

優介「えっ!?」

 

レイ「今何て言ったカレン!巨人の声だって?」

 

カレン「・・・・・・」

 

カレンは頷いた

 

レイ「巨人を見たのか?この島で!」

 

カレン「うん、岩の中の巨人よ」

 

それでやっと確信した。このヴィンセント島にウルトラマンがいて、怪獣達に何らかの影響を与え近づけさせなかったんだ

 

優介「確かに、ウルトラマンの気配がもうほとんど感じられなくなってる」

 

ヒロキ「分かるのか?」

 

優介「ああ、同じウルトラマンとして分かる」

 

カレン「島に来てすぐの頃だったと思う」

 

カレン「一人で探検してて偶然見つけたの」

 

レイ「なぜ、その事を今まで言わなかったんだ?」

 

カレン「内緒にするつもりはなかったんだけど皆、船の修理とか食べ物を集めるのに忙しそうだったから・・・ごめんなさい」

 

レイ「謝ることはないよ、君のおかげで俺はまた記憶の断片に近づくことができる」

 

優介「カレン、ウルトラマンのいる場所に案内してもらえないか?」

 

カレン「うん」

 

 

 

オキ「僕も行きたかったな巨人の所へ、なんたって伝説の宇宙人ですよ!ね?興味が湧きませんか?」

 

ヒロキ「残念だけど今は船を修理するのが先決だよ」

 

ハルナ「私達には生存者53名の命が懸かっているのよ」

 

クマノ「ゴースタードラゴンとペンドラゴンの修理を急ぎましょう。メインエンジンをしっかり直さないと宇宙は飛べませんからね、な?オキ」

 

オキ「分かってます、分かってますよ!」

 

どうだか自分が一番行きたいんじゃないかオキ?

 

 

 

カレン「あの岩の裂け目を抜けたところよ」

 

カレンの案内でレイ、ヒュウガ、優介がウルトラマンのもとに向かっていた

 

 

そして

 

 

カレン「あれよ!」

 

 

レイ「あれは・・・」

 

 

優介「ウルトラマン・・・」

 

レイ「同じ光景だ、俺は何度となくこの光景を見てきた」

 

カレン「いつも巨人は私の心に語りかけてくれた、もうすぐ助けが来るって励ましてくれた」

 

カレン「でも・・・今はもうその声が聞こえない・・・巨人は死んじゃったの?」

 

レイ「いや、かすかだが感じる」

 

優介「ああ、今にも消えそうな灯火のように小さな息吹きを」

 

ヒュウガ「分かるのか?」

 

レイ「ああ・・・彼は自分の命を削り、そのエネルギーでこの島に結界を作った」

 

優介「だが、その効力は薄れ彼の命は今消えようとしている」

 

レイ「彼は言ってる、怪獣から人間を守り惑星から脱出しろ・・・それが、最期の願いだと!」

 

 

優介「(やっぱりすごいやウルトラマンは、どんなに長い時が過ぎても、どんなに負けそうになっても、最後まで弱い命のために自分の命を削ってまで守り抜く・・・俺もいつか誰かのために弱い命のために命を削って守り抜く時が来るのだろうか?)」

 

 

 

 

その時ケイトが地上に降り、怪獣を召喚した

 

 

 

ハルナ「ボス、また怪獣です!」

 

ヒュウガ「何?」

 

オキ「それもただの怪獣ではありません、すごい奴が現れたんです!」

 

 

 

そこには

 

 

 

 

 

ピポポポポポポ!

 

 

 

 

 

 

 

 

オキ「宇宙恐竜ゼットンです!ウルトラマンでも倒せなかった最強の怪獣です!」

 

優介「何だって!?」

 

 

ゼットンの姿を見た全員が息を呑み、その最強の怪獣の姿に圧倒的なプレッシャーを感じた

 

 

ゼットン「ゼットン!」

 

ゼットンは一兆度の火球を放ち、破壊活動を開始した

 

ハルナ「クマさん、ペンドラゴンは?」

 

クマノ「メインエンジンの改修を始めたばかりで飛べる状態じゃありません」

 

オキ「奴はキャンプの方へ向かってきます」

 

ヒロキ「ジュン、スピーダーを借りるぞ」

 

ハルナ「兄さん!私も行きます」

 

ヒロキ「・・・よし!」

 

ハルナ兄妹はスピーダーに乗りゼットン迎撃に向かった

 

 

ヒュウガ「今レイ達が向かった、何とか持ちこたえてくれ!」

 

ヒロキ「了解ボス、ジュンちゃんとついてこいよ」

 

ハルナ「了解」

 

そしてゼットンに攻撃を開始

 

 

ゼットンも一兆度の火球でスピーダーを落とそうとするが、兄妹の見事な連携とヒロキの操縦テクニックでゼットンを翻弄していた

 

 

オキ「すごいや、神業だ!」

 

クマノ「さすが伝説の名パイロット!」

 

ヒロキ「ハハッ!操縦の腕はまだ錆び付いてないだろ?」

 

 

リトラ「キィィィィ!」

 

その時リトラが現れ、ゼットンに奇襲攻撃をした

 

ハルナ「レイ!優介!」

 

そう、あの二人が現場に到着したのだ

 

レイ「奴は俺たちが倒す」

 

優介「だから離れていてくれ!」

 

ヒロキ「ジュン!後は彼らに任せよう」

 

ヒロキは二人を信じ、その場から離脱した

 

そして二人は地面に着地し

 

 

レイ「ゴモラ!エレキング!」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

 

ゴモラ「ギシャオオオオ!」

 

エレキング「キィィィィ!」

 

レイがゴモラとエレキングを召喚し

 

 

優介「オーーーブ!」

 

 

オーブカリバーを掲げ優介はオーブとなった

 

 

今ここにレイが操る三大怪獣とウルトラマンオーブが集結し、ゼットンに挑もうとしていた

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

 

【ED JUMP UP (TV Size)】

 

 

 

 

次回予告

 

 

レイ「行け!ゴモラ!リトラ!エレキング!」

 

オーブ「シィヤッ!」

 

ヒロキ「我々の運命は彼らに掛かってるんだ」

 

ゼットンに立ち向かう三大怪獣とオーブ

 

ケイト「そろそろ覚醒の時は近いようね」

 

レイ「俺は何者なんだ?答えてくれウルトラマン」

 

その時

 

ヒロキ「大変ですボス!惑星ボリスの人工太陽が爆発します!」

 

アトウ「惑星は巨大な炎に包まれ地上のあらゆるものを焼き尽くす」

 

惑星ボリスの終わりの時が近づく

 

ケイト「私を倒すのだ、それがお前に残されたこの星での最後の試練だ!」

 

優介「どうしたんだ?オーブカリバー」

 

オーブカリバーに何らかの変化が起きようとしていた

 

 

 

次回 レイブラッド

 




いかがでしたか?オーブカリバーにある変化が起きようとしています。これはもしや?残り2話、どうか暖かく見守ってください


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第12話 レイブラッド

第12話です!惑星ボリス編終了間近!それではどうぞ!


前回までのあらすじ

ナレーション:ボス(ヒュウガ)

生存者53名が避難するヴィンセント島に怪獣達が上陸を始めた。レイはカレンという少女に導かれ、岩の中で石化したウルトラマンと対面ウルトラマンはレイと優介に生存者の命を託した一方、謎の女ケイトが新たな刺客を送り込んできたそれは何と宇宙恐竜ゼットンだった

 

 

 

 

 

【OP エターナル・トラベラー (TV Size) 】

 

 

 

 

 

ゴモラ「ギシャオオオオ!」

 

エレキング「キィィィィ!」

 

リトラ「キィィィィ!」

 

レイ「奴の進撃を止めろ!」

 

オーブ「分かってる!」

 

ケイト「アハハハハ」

 

そこにケイトが現れた

 

オーブ「ケイト!」

 

ケイト「どうだい?私の新しいペットは」

 

レイ「貴様・・・」

 

ケイト「お前達はまだ、私のゼットンには勝てない」

 

レイ「そうか、お前があの怪獣を・・・」

 

ケイト「お前の覚醒を促すには、丁度いい相手だと思ってな」

 

オーブ「レイの覚醒だと?」

 

レイ「どういう意味だ?」

 

ケイト「知りたければ、私に勝て」

 

オーブ「いいだろう!」

 

ケイト「ゼットン、相手をしてやれ!」

 

レイ「行け!ゴモラ!リトラ!エレキング!」

 

オーブ「皆、行くぞ!」

 

ゴモラ「ギシャオオオオ!」

 

リトラ「キィィィィ!」

 

エレキング「キィィィィ!」

 

オーブ達はゼットンと戦うが、ゼットンは今まで戦ってきた怪獣とは格が違うたった一体でオーブ達を相手にできる程の強さを持っていた

 

クマノ「勝てると思うか?」

 

ペンドラゴンにスピーダーに搭乗した二人が戻ってきた

 

ヒロキ「祈るしかないようだ、我々の運命は彼らに、彼らに掛かっているんだ」

 

 

オーブ「ウォアアアッ!」

 

ゼットンの一撃一撃が強すぎる上にオーブ達の攻撃がことごとく破られ、リトラが落とされた

 

オーブ「ウゥッ!」

 

ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!

 

オーブのカラータイマーも点滅を始めた

 

レイ「あっ・・・」

 

ゼットン「ゼットン!」

 

エレキング「キィィィィ!」

 

エレキングの三日月カッターを吸収し、ゼットンファイナルビームを放ち、一兆度の火球を連続でエレキングに放ちエレキングは倒れた

 

レイ「あっ!エレキング、戻れ!」

 

ケイト「ほーら、ご覧」

 

レイ「勝負はまだ、決まった訳じゃない!」

 

BGM:ゆけ!ウルトラマンオーブ(M-8)

 

 

ゼットンの一瞬の隙をついて投げ飛ばしたりするが、やはり強く決定打を与えるチャンスが生まれない

 

オーブ「グゥェアッ!」

 

ゴモラが超振動波を放つが

 

ケイト「無駄だというのに」

 

ゼットンシャッターに弾かれる

 

オーブ「まだだ!!」

 

ゴモラは再び超振動波を放ち、ゼットンシャッターに防がれるが、リトラのファイヤーストライクがゼットンシャッターを破壊し、そこにオーブのオリジウム光線も放たれ、ゼットンはどんどん食らっていく

 

レイ「よーし!行けええええええ!!!!」

 

オーブ「ウオオオオオオオオオオオッ!!!!」

 

超振動波とオリジウム光線を最大の威力でゼットンに食らわせた

 

ゼットン「・・・ゼットン!」

 

ゼットンは倒れたがゴモラとリトラも倒れてしまう

 

そして

 

 

 

オーブ「グゥッ!うっ・・・」

 

ピ!ピ!ピ!ピ!ピ!ピ!・・・・・・

 

オーブのカラータイマーの点滅が止まり、オーブは光を失い、優介の姿に戻ってしまう

 

優介「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ!」

 

 

オキ「相討ちだ」

 

ゴモラとリトラはバトルナイザーに戻された

 

レイ「はぁ、はぁ、ぐぅっ!」

 

だが、ゼットンは倒されていなかった

 

レイ「駄目か!」

 

優介「はぁ、はぁ、あれだけやって倒せないなんて」

 

 

ケイト「いや、今の一撃はなかなかだった」

 

優介「はぁ、ケイ・・・ト」

 

ケイト「そろそろ覚醒の時が近いようね」

 

ケイトはエネルギーを纏い上空に飛び去り、ゼットンもケイトのバトルナイザーに戻された

 

優介「・・・く・・・そ」

 

優介とレイは疲弊し、気を失った

 

 

 

 

レイは自室で何かにうなされ、そして目を覚ました

 

優介「気がついたか?」

 

レイ「優介・・・すまない」

 

優介「いや、俺の方こそ力不足で」

 

 

 

 

 

ヒュウガ「こちら宇宙船ペンドラゴン船長のヒュウガだ!繰り返すこちら宇宙船ペンドラゴン、聞こえるか?」

 

一方、ヒュウガが救援部隊に通信入れていたが、向こうからは何の反応もない

 

 

 

と思われたが

 

 

 

 

 

 

 

 

???「了解だ!ペンドラゴン、よく聞こえる」

 

???「こちらZAPSPACY救援隊、私は宇宙船トリスタン船長のカトリだ、貴船の救難信号を受け救援に来た・・・惑星ボリスへの到着は約6時間後だ」

 

全員「やったー!」

 

ヒュウガ「歓迎する!宇宙船トリスタン、救援部隊の到着を心より待つありがとう!」

 

全員は助かると歓喜に溢れた

 

レイ「俺は・・・俺は何者なんだ?俺は・・・人間なのか?」

 

一方、レイは自分が何者なのかを知りたがっていた

 

優介「レイ・・・」

 

レイ「答えてくれ、ウルトラマン」

 

その時

 

???「もう気づいているんだろ?」

 

辺りが光に包まれ、そこにはケイトがいた

 

優介「ケイト!」

 

ケイト「隕石と共に飛来した赤ん坊は実は自分だということに」

 

優介「っ!じゃあ、やっぱりあれはレイだったのか!」

 

ケイト「その通りお前は地球の人間ではない、私と同じレイブラッド星人だ」

 

レイ「レイブラッド星人?」

 

優介「そんな宇宙人がいるのか?」

 

ケイト「いや、レイブラッドの遺伝子を受け継ぐ地球人と言った方が正解か」

 

ケイト「レイブラッドはかつて何万年にもわたって宇宙を支配してきた全知全能の宇宙人、ヤプールもヒッポリトも皆恐れたと」

 

優介「ヤプールもヒッポリト星人も恐れた宇宙人だと!?」

 

ケイト「肉体を失った今その偉大な力は残留し、そう精神体として生き続けている怪獣の出現を察知してやって来たこいつを岩の中に封印したのもレイブラッドの力だ」

 

レイ「何!?」

 

優介「ウルトラマンを精神体の状態で封印しただと!?」

 

ケイト「全くお人好しの宇宙人だ、石になっても島に結界を張りレイブラッドに覚醒するお前の歯止めになろうとしたりとな」

 

レイ「俺の・・・歯止め」

 

ケイト「でもそれも無駄だった、お前はもうすぐ覚醒する、完全なるレイブラッドに生まれ変わるのだ!」

 

レイ「嘘だ!俺は・・・レイブラッドなんかじゃない!」

 

ケイト「怪獣と戦い怪獣と戦って強くなる、それがお前だ!」

 

レイ「俺は・・・人間だ!」

 

ケイト「その姿のどこが人間だ!」

 

レイ「何?」

 

するとレイは一瞬で人間からかけ離れた姿へと変貌し驚くがすぐに元に戻った

 

優介「今のが・・・レイの・・・」

 

ケイト「私と戦えそして私を倒すのだ!それがお前に残されたこの星での最後の試練だ!」

 

レイ「黙れ!」

 

レイ「くそー!」

 

優介「レイ・・・」

 

そして夜になり、

 

オキ「ボリスの人工衛星が救援部隊を捉える頃です」

 

モニターには5機のトリスタンがボリスに向かっていた

 

その時何かが通りすぎた

 

 

ハルナ「今の影は?」

 

そこには

 

優介「キングジョーブラック!」

 

ヒュウガ「救援部隊、接近中の宇宙船は敵だ!逃げろ、逃げるんだ!」

 

キングジョーブラックによって救援部隊は全滅した

 

優介「くそ!」

 

ヒュウガ「さぁ、宇宙船の修理を再開しよう」

 

だが全員落ち込んだままだった

 

ヒュウガ「まだ、脱出の希望を失った訳じゃない、やるぞ!」

 

クルー「了解・・・」

 

修理の再開を始めた時ヒロキから通信が来た

 

ヒロキ「ボス、ボス!」

 

ヒュウガ「ヒロキ、俺だ」

 

ヒロキ「大変です!ボス」

 

ヒュウガ「分かってる、救援部隊の事だろ」

 

ヒロキ「違います!惑星ボリスの人工太陽が・・・人工太陽が爆発します!」

 

ヒュウガ「・・・何!!」

 

彼らに最大の危機が訪れようとしていた

 

 

ヒュウガ「人工太陽が爆発だと!?」

 

アトウ「キングジョーブラックが救援部隊を攻撃した時何らかのトラブルが発生したんだ」

 

アトウ「人工太陽の内部でエネルギーに利用しているソリッド鉱石が異常加熱し、本来の軌道から離れ、ボリスの大気圏に接近中だ」

 

ハルナ「大気圏に!?」

 

クマノ「待ってくれ、人工太陽はあらゆるトラブルを想定して何十ものセキュリティに守られているはずだが」

 

ヒロキ「だがそのセキュリティを管理する地上のシステムが恐らく怪獣達に破壊されて、正常に働かないんだ」

 

優介「そんな・・・」

 

アトウ「今から38時間と22分後。つまり、明後日の午後0時12分人工太陽は大気圏突入に耐えきれず大爆発を起こし、その瞬間惑星は巨大な炎に包まれ、地上のあらゆるものを焼き尽くす、人間も怪獣もだ」

 

その現状に誰もが絶望し、諦めかけていた

 

 

ヒュウガ「考えていても始まらない!全員不眠不休で作業している。人工太陽が爆発する明後日までに何としても二隻の宇宙船を修理するぞ!最後まで諦めるな!」

 

 

全員「了解!!」

 

ヒュウガ「レイ、優介お前達は上陸してくる怪獣に備えてくれ」

 

優介「了解!」

 

レイ「ああ、任せてくれ」

 

レイ「ゴモラだけはデータの修復が完了したようだ」

 

だが全員は最後まで諦めず、二隻の宇宙船を修理していた

 

そして人工太陽が爆発する当日

 

レイは外でペンドラゴンの仲間そしてウルトラマンオーブに変身する優介とこれまで過ごした日々とケイトに言われた事を考えていた

 

ヒュウガ「どうした?何を考えている?何かあったのか?」

 

レイ「別に」

 

ヒュウガ「そうか、ならいいんだ」

 

そこに優介が静かに聞いていた

 

レイ「ボス、俺がもしペンドラゴンに戻らなかったら・・・その時は構わず出発してくれ」

 

ヒュウガ「何だって?」

 

レイ「偵察してくる」

 

優介「(まさか、レイ)」

 

優介「(それにしてもさっきのあれは何だったんだ?)」

 

時は少し前

 

 

優介の部屋

 

レイを落ち着かせた後自分の部屋に戻った時、

 

優介「どうしたんだ?オーブカリバー」

 

オーブカリバーに何らかの変化が起きようとしていた

 

そして辺り一面が光り、気がつくと優介は真っ白な空間にいた

 

優介「ここは?」

 

そして、前を見たとき

 

優介「オーブ?あの姿は!?」

 

優介が目にしたのは、赤と黒の色が混ざったそして巨大なオーブカリバーを持つオーブの姿だった

 

優介「(今の俺に何ができるかわからないけど、俺は・・・皆を守りたい!いや、絶対に守り抜くんだ!)」

 

一方 ウルトラマンの岩場にレイはいた

 

レイ「俺は来たぞ!どこだ!」

 

ケイト「よく来たな、レイモン」

 

レイ「レイモン?」

 

ケイト「それがお前の本当の名だレイモン・・・私の弟よ」

 

レイ「何!」

 

 

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

 

【ED JUMP UP (TV Size)】

 

 

 

 

次回予告

 

 

ケイト「これが最後の勝負だ、レイモン」

 

優介「一人で戦おうとするな!」

 

オキ「後20分以内に出発しないと間に合いません!」

 

人工太陽爆発の時が迫る中、ケイトとの最終決戦が始まった

 

ヒュウガ「レイは俺が連れて帰る」

 

ケイト「ゴモラの苦痛を味わえ、それが、真のレイオニクスバトルだ!」

 

レイ達の戦いがヒートアップする

 

クマノ「ゴースタードラゴンは出発してください、船には53名の命が乗ってます」

 

ハルナ「レイ!」

 

ケイト「覚醒しろレイモン!お前の中に眠るレイブラッドの血を目覚めさせるのだ!」

 

優介「俺は・・・負けるわけにはいかないんだああぁぁぁぁぁ!!」

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

ついにオーブの真の力が解き放たれる

 

オーブ「俺の名はオーブ、ウルトラマンオーブだ!」

 

次回 惑星脱出

 




次回、ついに最終回!ついにオーブオリジンに覚醒!レイと優介達の運命はいかに!?


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第13話 惑星脱出

いよいよ惑星ボリス編最終回!それではどうぞ!


前回までのあらすじ

ナレーション:ボス(ヒュウガ)

最強の怪獣ゼットンに力を合わせ立ち向かう我らが三大怪獣とウルトラマンオーブしかし、ゼットンは強かった。一方、惑星ボリスに向かっていたZAPSPACY派遣の救援部隊が到着直前キングジョーブラックの攻撃で全滅そしてその攻撃の影響を受けた人工太陽がボリスに向かって落下を始めてしまった。このままいくと人工太陽は大気圏突入時に大爆発を起こしボリス全体が炎に包まれてしまう。我々は何としても船を修理しこの星から脱出しなくてはいけないのだ!

 

 

 

 

ケイト「よく来たな、レイモン」

 

レイ「レイモン?」

 

ケイト「それがお前の本当の名だレイモン、私の弟よ」

 

レイ「何!」

 

優介「レイ!」

 

そこに優介がやって来た

 

レイ「優介」

 

優介「一人で戦おうとするな!」

 

レイ「すまない」

 

優介「ケイト!」

 

ケイト「これが最後の勝負だ!レイモン!オーブ!」

 

そうしてケイトはゼットンを召喚した

 

ゼットン「ピポポポポポポ!ゼットン!」

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

ゴモラ「ギシャオオオオ!」

 

レイはゴモラを召喚し

 

優介「オーーーブ!」

 

優介はオーブに変身しゼットンに立ち向かった

 

一方

 

クマノ「機関部完了しました!ペンドラゴン修理完了!」

 

ヒュウガ「ご苦労!」

 

ヒロキ「ボス!ゴースタードラゴンも修理完了です。テントの全員をコンテナに誘導します!」

 

ヒュウガ「了解!」

 

これでなんとか修理は間に合った。後は脱出するのみ

 

オキ「人工太陽の爆発30分前です!あと20分以内に出発しないと間に合いません!」

 

ヒュウガ「レイを呼び戻せ!」

 

オキ「はい!こちらペンドラゴン、レイ応答してください!レイ!・・・」

 

オキ「変ですボス、レイから応答がありません」

 

ヒュウガ「何?」

 

ヒュウガはレイが言ったことを思い出した

 

レイ「ボス、俺がもしペンドラゴンに戻らなかったら、その時は構わず出発してくれ」

 

ヒュウガ「レイは俺が連れて帰る」

 

ヒュウガ「たぶん奴はウルトラマンの岩場だ!」

 

ハルナ「私も一緒に行きます!」

 

ヒュウガ「駄目だ!恐らく優介もあそこにいる。20分いや、19分経っても戻らなければボリスを脱出しろ!」

 

クマノ・オキ「ボス!」

 

ヒュウガ「これは命令だ!ゴースタードラゴンを護衛しボリスの生存者を無事地球に送り届けるんだ!いいな!」

 

そう言ってヒュウガはスピーダーαに搭乗した

 

しかしスピーダーβに誰かが搭乗した

 

 

ヒュウガ「ん?ハルナだな?命令違反だぞ」

 

ハルナ「兄に聞きました、命令違反はボスの専売特許だと」

 

ヒュウガ「ハハッ、勝手にしろ」

 

ハルナ「はい」

 

ヒュウガ「ドラゴンスピーダーαテイクオフ!」

 

ハルナ「ドラゴンスピーダーβテイクオフ!」

 

そしてヒュウガとハルナはレイと優介の所へと向かった

 

ゴモラ「ギシャオオオオ!」

 

ゴモラは超振動波を放つがゼットンのバリアに弾かれ、ゼットンファイナルビームを食らってしまう

 

そこにオーブが割って入り、ゴモラを庇った

 

オーブ「ウォアアアッ!」

 

レイ「優介!」

 

オーブ「心配ない!(とは言ったもののかなりまずいな)」

 

ゼットンファイナルビームの影響でカラータイマーが不規則に点滅を始めてしまったのだ

 

レイ「負けるな!ゴモラ!」

 

ケイト「本当の戦いはこれからだ!」

 

するとゴモラがやられるとレイも同じようにやられる

 

オーブ「どういうことだ?レイが同じように苦しんでいる?」

 

ケイト「フハハハハッ、ゴモラの苦痛を味わえ・・・それこそが真のレイオニクスバトルだ!」

 

レイ「ぐぅっ!レイオニクス・・・バトルだと?」

 

ケイト「そうだ。怪獣の戦いを通して怪獣使い本人も苦痛を味わう」

 

ケイト「すなわち、ゴモラの敗北はお前の死を意味するのだ」

 

オーブ「ぐぅっ!レイを死なせてたまるかー!」

 

だが、一兆度の火球でオーブは倒れてしまい、ゴモラ=レイも食らってしまう

 

オーブ「うわあああ!!」

 

レイ「ぐああっ!優介っ!」

 

ケイト「覚醒しろレイモン、お前の中に眠るレイブラッドの血を目覚めさせるのだ!」

 

そこにヒュウガとハルナのスピーダーがやって来た

 

ヒュウガ「ゴモラとオーブを援護する!」

 

ハルナ「了解!」

 

スピーダーの援護射撃で隙が出来たゼットンに攻撃するが、ゼットンは持ち直しゼットンファイナルビームで二人を苦しめた

 

レイ「うわあああ!!」

 

オーブ「ウォアアアッ!」

 

ハルナ「レイ!」

 

ヒュウガ「優介!」

 

ハルナが援護するが、

 

ヒュウガ「無茶だ!ハルナ!」

 

一兆度の火球にスピーダーがかすれ、操縦が不安定になってしまう

 

そこにゼットンはゼットンファイナルビームを撃とうとするが

 

レイ&オーブ「やめろーーーーーー!!!」

 

オーブとゴモラは最後の力を振り絞って、スピーダーを庇った

 

ゴモラとレイは倒れ、オーブは変身が解かれてしまった

 

優介「ぐああっ!あああっ!ぐぅっ!」

 

ケイト「立てレイモン!立て!立つんだ!」

 

だがレイと優介は立ち上がることができなかった

 

ケイト「くそ!お前は所詮レイオニクスの器ではなかったのか!?」

 

そこに、キングジョーブラックが襲来ペダニウムランチャーで攻撃して来た

 

ケイト「ペダン星の暴走ロボが!」

 

ヒュウガ「ハルナ!着陸してレイを救出するぞ!」

 

ハルナ「了解!」

 

ペダニウムランチャーの攻撃でゼットンは一瞬後退するがゼットンファイナルビームを放つが弾かれる、そしてお互い互角の戦いを繰り広げ

 

ヒュウガ「レイ!」

 

ヒュウガ達がレイの元に向かいだした、その時!

 

レイの両目が光り、そして体から光が溢れ

 

レイ「うわあああああああああああああああああああああああ!!」

 

 

光が晴れるとそこには、人の姿からかけ離れた姿のレイがいた

 

優介「・・・あれは」

 

ヒュウガ「・・・レイ」

 

ケイト「レイモン!」

 

そう、これがレイの真の姿レイモン

 

そしてレイモンは両目を光らせ、ゴモラも同様に両目が光り立ち上がり、そしてゴモラは自分の中にある真の力を解き放ち、EXゴモラへと進化した

 

 

優介「まだだ、俺は・・・」

 

BGM:オーブの祈り(TV Size)

 

優介「俺は・・・」

 

優介「俺は・・・俺は・・・俺は・・・俺はまだ戦える!!」

 

優介の諦めない強い意思に共鳴したオーブカリバーが光り、そして、一枚のカードへと変化し、オーブのカラータイマーの形をしたホルダーが現れた

 

優介「これは・・・」

 

そこには赤と黒のラインの姿に火、水、土、風とリングの紋章が描かれた巨大なオーブカリバーを持っているオーブの姿があったそして、オーブリングがカードと共鳴している

 

ホルダーにファイヤーゴルザのカードを入れ腰にセットし

 

優介「これが・・・これが本当の俺だ!!」

 

そして優介はカードをリングに通した

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

すると虹色の粒子が出現してそこからオーブカリバーが出現し、火、水、土、風のエレメント、そしてリングの紋章がオーブカリバーに宿った

 

優介「オーブカリバー!」

 

優介はそれを掴み、ホイールを回し、全てのエレメントが輝いた時高く掲げトリガーを引いた

 

♪〜〜〜

 

するとどこか物悲しいメロディと共に火、水、土、風、の順に光り、そこから赤と黒のラインの姿のオーブが姿を現した

 

オーブ「タァッ!」

 

オーブ「俺の名はオーブ、ウルトラマンオーブ!」

 

BGM:オーブオリジンのテーマ

 

ハルナ「あれは・・・」

 

ヒュウガ「オーブとゴモラの姿が変わった」

 

ケイト「覚醒した!」

 

これこそウルトラマンオーブの真の姿オーブオリジンだ!

 

オーブ「行くぞ!」

 

オーブとEXゴモラはゼットンとキングジョーブラックに攻撃し向こうも攻撃してくるが、今の彼らには全く効かなかった

 

EXゴモラとオーブは連携でゼットンをキングジョーブラックを圧倒していく

 

EXゴモラ「ゴアアアアアオォォォォォ!」

 

EXゴモラはテールスピアーでキングジョーブラックの腹部を貫通し、放り投げた

 

レイモン「フッ!」

 

ゼットンはよろよろと立ち上がるがオーブはオーブカリバーのホイールを回し土のエレメントを選択して、トリガーを引き再びホイールを回した

 

オーブ「オーブグランドカリバー!!」

 

オーブカリバーを地面に突き刺し、円を描くように二方面からのエネルギーをゼットンに命中させ、そこにEXゴモラの高速回転攻撃でゼットンは吹き飛んだ

 

オーブ「これで最後だ!」

 

優介はオーブカリバーをオーブリングに通した

 

【解き放て!オーブの力!】

 

そしてホイールを回しエレメントが全て光り、トリガーを引き再びホイールを回し火、水、土、風、オーブの紋章が全て光り、オーブは真上に円を描き、エネルギーをオーブカリバーに集中し、オーブ最強の必殺光線を放った

 

オーブ「オーブスプリームカリバー!!ジュアァッ!!」

 

EXゴモラ「ゴアアアアアオォォォォォ!」

 

EXゴモラもEX超振動波を放ち、ゼットンに大ダメージを与える

 

ケイト「うっ!あっ!」

 

その威力はどんどん増していき、ついに

 

ゼットン「ゼットン!」

 

ゼットンは大爆発を起こし、倒された

 

EXゴモラ「ゴアアアアアオォォォォォ!」

 

オーブ「やったな、ゴモラ」

 

レイモン「フッ!」

 

オーブ「ウルトラマン、待たせたな。今助ける」

 

レイモンはサンレイオニックラッシュを放ちウルトラマンの石化の封印を解いていった

 

だが限界が来て、レイモンはレイの姿に戻ってしまった

 

オーブはカラータイマーに手をかざし光を集め、ウルトラマンのカラータイマーにエネルギーを送り込んだ

 

オーブ「よし、これで後はウルトラマンが目覚めるのを待つのみ」

 

そうしてオーブは変身を解き、レイの元に向かった

 

 

 

 

 

 

 

アトウ「もう出発しないと間に合わないぞ!」

 

一方 ゴースタードラゴンはペンドラゴンのメンバーが欠けている為、出発をためらっていた

 

 

 

そこに

 

ピー!ピー!

 

クマノ「こちらペンドラゴン」

 

ペンドラゴンからの通信が来た

 

ヒロキ「ハルナだ!」

 

クマノ「ゴースタードラゴンは出発してください。船には53名の命が乗ってます」

 

 

クマノ「ペンドラゴンはギリギリまで・・・四人を待ちます」

 

ヒロキ「・・・了解だペンドラゴン、全員の無事を祈る」

 

クマノ「ありがとうございます!」

 

ヒロキ「ゴースタードラゴン、発進スタンバイ!」

 

下部コンテナが固定され

 

ヒロキ「ゴースタードラゴン発進!」

 

ゴースタードラゴンがヴィンセント島から飛び立ち、先にボリスを脱出した

 

オキ「大丈夫ですかね?ボス達」

 

クマノ「大丈夫、戻ってくるさ・・・必ず」

 

 

 

ヒュウガ「レイ!」

 

 

優介「レイ!」

 

 

優介達全員がレイの元に集まった

 

 

優介「これで後はウルトラマンが復活するのを待つだけだ」

 

 

 

 

そこへ

 

 

 

ケイト「見事だ・・・レイモン、優介」

 

 

 

ダメージを負ったケイトが来た

 

 

 

 

ケイト「私の役目は終わった・・・うっ・・・」

 

 

ケイト「戦いの中で、お前を鍛え上げ覚醒させるために私は送り込まれた」

 

ヒュウガ「お前は何者だ?」

 

ケイト「レイブラッド星人は自分の遺伝子を宇宙にばらまき、怪獣を操るレイオニクスと呼ばれる能力者を誕生させた」

 

ハルナ「レイオニクス・・・」

 

優介「それが、怪獣使いの真の名前」

 

ケイト「最後に勝ち残った最強のレイオニクスがレイブラッド星人の後継者に選ばれるのだ!」

 

優介「何だって!?」

 

優介「じゃあケイトはレイの潜在能力を目覚めさせる為だけに送り込まれたっていうのかよ!」

 

ケイト「その通りだ、そして・・・優介、お前も同じだ」

 

 

優介「ぇ・・・」

 

 

ケイト「お前にはまだ未来がある・・・まだこんなにも幼いお前がウルトラマンとなって戦っている姿を見た私はお前も強くしようと考えたのだ」

 

優介「待ってくれ、それは使命じゃなくて・・・自分の意思で!?」

 

ケイト「その通りだ・・・優介、お前はこれからもっと激しい戦いがお前を待っているだろう。だが決して忘れるな!お前は一人じゃない、共に戦う仲間がいる!そしてこれから多くの仲間達と出会い、成長し守るときが来るだろう、優介、レイモンのサポートをしてくれて感謝する。そして・・・ありがとう」

 

それを聞いた優介は、涙を流していた

 

優介「・・・っ!ぐすっ!ケイト・・・」

 

 

ケイト「レイモン、お前はその全てのレイオニクスと戦い勝たなければならない!」

 

 

ケイト「必ず勝つのよレイモン・・・はっ、私の・・・弟よ」

 

 

そうしてケイトは涙を流しながら粒子となり、消えた

 

 

優介は心の中でケイトに申し訳ないと思った。今までケイトは倒すべき敵と思い込んでいた・・・でも、自分達の為に己を犠牲にしてレイと自分の真の力を引き出す役目をたった一人で担い、使命ではない優介の成長も見てくれたまるで・・・たった一人の姉さんみたいに優介は見えた

 

 

 

 

 

優介「(ありがとう、ケイト)」

 

 

 

優介「(ケイト、俺はこの胸に誓う!これからたくさんの仲間達と出会い、そして共に未来を歩んでいく!俺の力を引き出してくれた・・・ケイトの思いを背負って!)」

 

 

 

ヒュウガ「急がないと、人工太陽が爆発するぞ!」

 

だがこの瞬間にも人工太陽が迫っていた

 

 

優介「ああ!」

 

 

ヒュウガ「さぁ、行くぞレイ!」

 

レイ「俺に構うな、行ってくれ」

 

 

ハルナ「何を言うの」

 

 

レイ「俺は・・・俺は人間じゃない、一緒には・・・行けない」

 

ヒュウガ「レイ、お前は今まで一人で戦ってきたつもりか?」

 

 

優介「俺達が一緒だっただろ!」

 

 

ヒュウガ「そうだ、俺達と一緒に戦い何度も困難を乗り越えてきた!」

 

 

ハルナ「貴方は・・・ペンドラゴンの一員よ!」

 

 

レイ「しかし、俺は・・・」

 

ハルナ「レイ!」

 

ヒュウガ「レイ、お前は俺達の大切な仲間だ・・・必ず連れて帰る!」

 

優介「レイ、素直になれ」

 

ヒュウガ「さぁ・・・行くぞ」

 

 

レイ「ボス」

 

 

ヒュウガ「ハハハハッ!」

 

 

 

 

 

そして優介達は急いでペンドラゴンに戻った

 

 

ヒュウガ「ペンドラゴン発進!」

 

ペンドラゴンは一刻も早くボリスから脱出するため出発した

 

 

 

しかし

 

 

 

ピー!ピー!ピー!ピー!

 

オキ「急速に接近する飛行物体を確認!」

 

ヒュウガ「何だと!?」

 

ドガァン!

 

何かがペンドラゴンにしがみついた

 

それは・・・

 

オキ「キングジョーブラックです!」

 

優介「なんてしぶとい奴なんだ!」

 

ヒュウガ「ハルナ、振り切れ!」

 

だが、キングジョーブラックからは逃げられずにいた

 

 

 

優介「っ!」

 

優介はオーブリングを構え、オーブオリジンに変身しキングジョーブラックをペンドラゴンから引き離そうとするがなかなか引き離せない

 

 

 

オーブ「くそ!・・・あと少しで皆を助けられるのに!・・・」

 

 

 

 

オーブも諦めかけていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「ヘアッ!」

 

 

 

 

 

 

オーブ「ウッ!」

 

 

 

 

何かがキングジョーブラックを抑えに来た

 

 

 

 

 

 

 

オキ「あ・・・あれは!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きたぞ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我らの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイ&オーブ「ウルトラマン!」

 

 

 

 

 

BGM:進め!ウルトラマン(劇場版ウルトラマンX ver)

 

 

 

 

 

そう、我らがヒーロー初代ウルトラマンだった

 

 

 

 

ウルトラマン「・・・」コクリ

 

 

オーブ「・・・」コクリ

 

 

 

 

 

オーブとウルトラマンは頷き合いオリジウムソーサーそして八つ裂き光輪でキングジョーブラックの両腕を切り落とした

 

 

その隙にペンドラゴンはボリスを脱出

 

 

オーブとウルトラマンはキングジョーブラックと共に地上に落ち、

 

 

オーブ「シュワッ!」

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

パワーアップしたオーブのオリジウム光線とウルトラマンのスペシウム光線をキングジョーブラックに放ちキングジョーブラックを倒しすぐさまボリスを脱出した

 

 

 

オーブ「ふぅ・・・何とかギリギリセーフ」

 

 

 

オーブとウルトラマンは人工太陽爆発寸前でボリスを脱出した

 

 

 

そしてペンドラゴンとゴースタードラゴンがボリスから離れていくのを見届けた

 

 

オーブ「ウルトラマン、ありがとう!」

 

 

ウルトラマン「・・・」コクリ

 

 

その時、オーブリングが光り輝いていた

 

 

オーブ「これは・・・」

 

 

それを見たウルトラマンは自分のカラータイマーから光を集め、オーブのカラータイマーつまり、オーブリングに光を放っていき、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一枚のカードが出現した

 

 

 

 

 

 

 

優介「これは・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、ウルトラマンのウルトラフュージョンカードだった

 

 

 

 

 

 

オーブ「これは、ウルトラマンの力が宿ったカード・・・どうして?」

 

 

 

 

ウルトラマン「ウルトラマンオーブ、今の君ならば必ずや私の力を使いこなせるだろう」

 

 

 

 

オーブ「ありがとう、ウルトラマン!」

 

 

 

 

ウルトラマン「だが、力は使うものによって良いことにも悪いことにも繋がる、それを決して忘れるな」

 

 

 

オーブ「大丈夫!俺は、自分の信じる未来を進んでいくさ!」

 

それにウルトラマンは頷き

 

ウルトラマン「どうやら、私の力を授けたのは正解のようだな」

 

 

 

オーブ「ウルトラマン」

 

 

ウルトラマン「さらばだ!若きウルトラ戦士よ」

 

 

 

オーブ「ウルトラマン、ありがとう!」

 

 

 

ウルトラマン「うん・・・シュワッチ!」

 

 

そうしてウルトラマンは光の国へと帰っていった

 

 

ウルトラマンのウルトラフュージョンカードをホルダーにしまった

 

 

オーブ「これで、ファーストミッションはクリアだな!」

 

 

その時ホルダーからオーブオリジンのカードが出てリングに通していないにも関わらず、オーブカリバーへと変化した

 

 

 

そして光の文字を投影した

 

 

 

 

 

 

オーブ「次のミッションか・・・ん?」

 

 

 

 

ミッション内容“宇宙各地をパトロールせよ”

 

 

 

 

 

オーブ「これから俺もウルトラマン達のように宇宙を飛び回って、宇宙の平和を守るのか・・・」

 

 

 

オーブ「よし!新たなミッションスタートだ!」

 

 

 

オーブ「シュワッ!」

 

 

 

 

そうしてオーブのファーストミッションが終了した

 

 

 

しかし、これは終わりではない

 

 

 

 

新たな戦いの始まりに過ぎない

 

 

 

 

 

 

だが、広大な宇宙にはウルトラマンと呼ばれる光の戦士達が宇宙の平和のために戦い続けている

 

 

 

 

 

彼もその一人となったのだ

 

 

 

 

 

 

これからも宇宙の平和を頼んだぞ!

 

 

 

 

 

ウルトラマンオーブ!

 

 

 

 

 

 

【ED エターナル・トラベラー 】

 

次回予告

 

惑星ボリスでの戦いを乗り越えた俺に新たな試練が待っていた。小惑星に出現した恐竜のような怪獣が開いたゲートにより俺は過去に飛ばされてしまった。そこで会ったのは、大昔に守ったとされる光の巨人の伝説が伝わる村だった

 

次回 古代に蘇る巨人 前編

 

銀河の光が我を呼ぶ!




惑星ボリス編終了!イェーイ!ですが、まだ彼の戦いは始まったばかりです。これからもウルトラマンオーブの応援よろしくお願いします!


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ティガ外伝編
第14話 古代に蘇る巨人 前編


今回は惑星ボリス編のその後の彼の物語です!それではどうぞ!


遠い、遠い・・・遥かな昔

 

光の巨人の伝説が伝わる村があった

 

現代から5000年ほど前、ある村では人々が平和に暮らしていた

 

そこで今までよりも強固なバリケードを建てていた

 

モリヒト「順調に行ってます!」

 

ナニワ「頑丈そうやな!」

 

モリヒト「まあな!」

 

オロロン「ふっ・・・」

 

高い山から周囲を見渡す少年を発見した

 

???「・・・・・・」

 

地上が闇の魔神たちの暴れるままになっていた頃

 

 

何処からか光の巨人が現れ、闇の魔神と激しい戦いが繰り広げられた

 

光の巨人は闇の魔神と戦い、闇の魔神を圧倒して

 

飛び蹴りで闇の魔神を倒した

 

魔神を倒し、地上に光を呼び戻した光の巨人は使命を果たし、山々の奥に消えた

 

 

その後、麓で暮らすようになった人々は遠い昔の光の巨人が今なお山奥のどこかで眠っていると信じている

 

オロロン「おーい!アムイ!」

 

オロロン「オサがお呼びだ!」

 

アムイ「おじいちゃんが!?」

 

オロロン「イザレの巫女の所だ!」

 

アムイ「ありがとうオロロン!」

 

そしてアムイという少年は風のようなすごいスピードでイザレの巫女の所に向かった

 

 

 

アムイ「お呼びですか?」

 

オサ「アムイ」

 

イザレの巫女「山に何か異変な兆候が見られなかったか?」

 

アムイ「いえ別に、何か?」

 

イザレの巫女「不吉な予感を感じる・・・」

 

イザレの巫女が言う不吉な予感とは?

 

 

ザシュッ!

 

とある場所で謎の女戦士が竜のような怪獣を倒した

 

そして女戦士は切り刻まれた竜の中に手を伸ばす

 

すると長い大剣が出てきた

 

???「ついに手に入れたぞ!ヤミナギノツルギ」

 

するとヤミナギノツルギを手にした途端、光が発せられ

 

その方向には何かが落ちていた

 

女戦士はそれを拾う

 

???「これは・・・何だ?」

 

 

M78ワールドの宇宙

 

 

惑星ボリスの戦いから実に三週間が経った

 

 

 

 

オーブ「今日も特に異常なし、ま、平和が一番だな」

 

 

優介はウルトラマンオーブとしてこれまで数々の怪獣達と戦い、そして強くなった。ゼットンとキングジョーブラックとの戦いでオーブオリジンの力が目覚め、さらに栄光の初代ウルトラマンからウルトラマンのウルトラフュージョンカードを授けられ、彼の力はかなり増した

 

 

 

オーブ「レイ達元気にしてるかな?」

 

 

惑星ボリスで出会ったかけがえのない仲間達

 

だがキングジョーブラックから逃がすために別れてしまった

 

オーブ「ん?何だこの気配は」

 

オーブは何かの気配を感じ、その現場に向かった

 

 

そこには

 

 

???「ゴアアアアア!」

 

サイズが小さい恐竜のような怪獣を発見した

 

 

オーブ「あの怪獣は一体?・・・ッ!」

 

 

どうやら怪獣がこちらに気づいたようだ

 

オーブはサイズを調整し、戦闘体勢に入るが

 

怪獣が開けたゲートに吸い込まれそうになる

 

オーブ「ぐああっ!何だこれは!?」

 

怪獣とオーブはそのゲートに吸い込まれてしまう

 

オーブ「うわああああああ!!」

 

一方別の宇宙の地球、ウルトラマンダイナがグランスフィアを倒してから20年後の地球では

 

「ネオスーパーGUTS管制塔よりマドカ訓練生」

 

マドカ「こちら訓練機αS5号マドカです。どうぞ」

 

ウルトラマンティガとなっていたマドカ・ダイゴの息子、マドカ・ツバサはネオスーパーGUTSの訓練生として卒業テスト飛行をしていた

 

「卒業テスト飛行のお祝いにゲストがお見栄だ」

 

マドカ「ゲスト?」

 

???「マドカ・ツバサ訓練生に告ぐ。お祝いパーティーの準備は出来ています。スープが冷めない内に直ちに帰還しなさい」

 

マドカ「ヒカリ姉さん!?」

 

それはツバサの姉、マドカ・ヒカリからだった

 

「所定のコースを終了。帰還せよ」

 

マドカ「ラジャー!やった!」

 

そして浮かれていると突然強烈な雨が降り注ぎ始めた

 

マドカ「異常気象?」

 

すると今度は雷も鳴り

 

マドカ「時空軸が混乱している」

 

時空軸が混乱していた

 

すると目の前に恐竜のような怪獣が出現した

 

マドカ「うわあああああ!!!」

 

マドカは慌てて回避した

 

その怪獣はオーブをゲートに道連れにしたのと同種の怪獣ジョーモノイドだった

 

マドカ「怪獣発見!応答願います本部!応答願います!」

 

マドカはこの状況を本部に伝えようとしたが異常気象の影響で無線が通じなかった

 

マドカ「くそー!」

 

訓練機は旋回し

 

マドカ「行くぞー!」

 

ジョーモノイドに攻撃する

 

するとジョーモノイドはオーブを道連れにしたのと同じゲートを作り出した

 

マドカ「うわあああああ!!!」

 

そしてジョーモノイドはそこに向かい、訓練機に乗るマドカも巻き込まれてしまう

 

マドカ「うわああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

 

 

???Side

 

ある少年が飛び起き

 

 

???「何かが・・・来る!」

 

何かが来ると察知して走る

 

???「アムイ・・・」

 

 

 

???「・・・」

 

それを老人と巫女の服装をした女性が見ていた

 

 

 

そして空にゲートが開きそこから怪獣二匹と戦闘機と巨人が出てきた

 

 

 

アムイ「来る!・・・何かが来る!」

 

 

アムイという少年は何かを感じながら森を走り抜けると、そこには戦闘機が崖に突き刺さっていた

 

少年は辺りを見回すと、そこに見たことのない制服を着た青年と子供が倒れていた

 

アムイ「しっかり!しっかりして!」

 

少年は二人の胸に耳を傾けてみると

 

アムイ「二人ともまだ生きてる」

 

少年は二人を村まで運び保護した

 

そしてアムイの祖父オサと巫女の服装をしたイザレの巫女に状況を話した

 

 

オサ「不思議な格好してるな・・・」

 

アムイ「だって見たことのない鳥に乗ってきたんだ」

 

イザレの巫女「鳥?」

 

アムイ「うん、崖に突き刺さってた。たぶんもう死んでる」

 

オサ「アムイ・・・お前よくこの男達を見つけ出したな」

 

アムイ「夢の中で感じたんだ何かが来るって、夢中で走ってたら見つけたんだ」

 

イザレの巫女「アムイ他には?」

 

アムイ「他に?って・・・」

 

イザレの巫女「この者達の他になにか見なかったか?」

 

アムイ「うん」

 

イザレの巫女「オサどの、予言が現実になったのかもしれない」

 

イザレの巫女が言う予言とは一体・・・

 

 

 

 

???Side

 

 

 

???「闇の怪獣が現れるとき、光の巨人が復活する」

 

今度はどこかの場所で不気味な奴らが動き出そうとしていた

 

???「光の巨人を復活させてはならん!」

 

???「ドグラマグマ様」

 

???「光の巨人とは?」

 

ドグラマグマ「我らが悪の前に立ちふさがる邪魔者だ・・・既に怪獣はきたれり」

 

ドグラマグマは杖で何かの呪文を唱えた、するとオーブと訓練機をゲートに道連れにした怪獣が二匹も現れた

 

???「これはまた・・・」

 

ドグラマグマ「ダイダラ」

 

ダイダラ「はっ!」

 

ドグラマグマ「この怪獣達を操って村を襲え」

 

ダイダラ「仰せのままに」

 

ドグラマグマ「オロッチ」

 

オロッチ「へい!」

 

ドグラマグマ「村をことごとく破壊しろ、一人も逃がすな!」

 

オロッチ「合点!」

 

ドグラマグマ「光の巨人を呼び覚ますものを生かしておくわけにはいかんのだ・・・キィヤー!行け!」

 

ドグラマグマは部下二人に命令し、アムイ達のいる村の襲撃に向かわせた

 

ダイダラ「バンオンバット、ダイダラ浮遊!ついてこい!」

 

ダイダラは特殊能力で浮遊し、怪獣達を率いた

 

オロッチ「ダイダラ、俺を置いてくな!」

 

オロッチはダイダラに掴まれて飛び、怪獣達もそれについていった

 

オロッチ「へへへっ、こっちだこっちだ」

 

 

 

優介Side

 

その頃、優介とマドカが同時に目を覚ました

 

優介&マドカ「ここは?」

 

オサ「あ、気がつかれたか」

 

優介「俺は・・・一体・・・」

 

イザレの巫女「アムイが貴方達をここへ連れてきた」

 

マドカ「アムイ?」

 

アムイ「おいらおいら!」

 

オサ「残念だが、貴方達の乗ってきた鳥はもう助からない」

 

優介「鳥?」

 

マドカ「そうか、訓練機が・・・」

 

イザレの巫女「どこから来たのか?」

 

マドカ「どこからって、いきなり異常気象の中で怪獣に出くわして・・・」

 

優介「俺も、謎の気配を察知して怪獣に遭遇して・・・」

 

 

 

優介&マドカ「そうか、ワープしたのか」

 

優介「え?あんたもワープでここに?」

 

マドカ「ああ、君もだったのか」

 

オサ「怪獣?」

 

イザレの巫女「やはり・・・」

 

するとオロロンという防人がやって来た

 

オロロン「オサ!見たこともない大きな獣が村に向かってきています!」

 

オサ「何!?」

 

優介「(きっとあの怪獣だ!)」

 

優介とマドカとアムイはその現場に向かおうとしていた

 

しかし、それをある者が止めた

 

???「アムイ、アムイ!」

 

それはトウヤという女性だった

 

アムイ「トウヤ!長達と山に避難して」

 

トウヤ「アムイも来るのよ」

 

アムイ「おいらはオロロン達と共に戦う!」

 

トウヤ「何言ってるの?まだ子供でしょ?」

 

アムイ「今日から大人になるんだ!トウヤ見逃しておくれよ」

 

そしてトウヤの制止を振り切りオロロンたちの元に向かう

 

マドカ「僕も戦うぞ、怪獣は僕が連れてきたようなものだ!」

 

優介「それなら俺も同じさ」

 

アムイ「大丈夫なのその体で?」

 

マドカ「大丈夫、心配ない」

 

優介「同じく」

 

アムイ「一緒に戦おう、兄ちゃん達の名前は?」

 

優介「永幡優介だよろしく!」

 

マドカ「マドカ、マドカツバサだ」

 

優介「(マドカ?もしかしてこの世界は・・・)」

 

 

 

優介達は現場にたどり着くと防人達が怪獣の強さに圧倒され山に逃げていた

 

 

防人「山まで退け!化けもんだ!」

 

 

アムイは石を投げ、優介はトライガンナーを、マドカはガッツブラスターで迎撃するが怪獣の進行は止まらず

 

オロロン「子供が出る幕じゃない!」

 

とオロロンがアムイを連れ逃げる

 

アムイ「離せよ!おいらだって村を守るんだ!」

 

優介「(いや、俺も子供なんですが)」

 

と思いながらもマドカ達と村に撤退した

 

優介「どうにか村まで引き下がったはいいものの、決定的な有効打が見つからない」

 

そう、怪獣は村まできてしまい村を火炎放射で破壊し始めた

 

防人「うわあああああ!」

 

優介「早く逃げろ!早く!」

 

防人たちを避難させながら優介たちも退避していく

 

アムイ「くそ!おいら達の村を・・・」

 

優介「(ここはもう俺が行くしか・・・)」

 

そう思って優介はオーブリングを取り出そうとするがそこに見知らぬ剣を持った女性が現れた

 

オロロン「何者だ?」

 

???「旅のものだ、あの獣は俺が仕留める!」

 

優介「(女なのに俺?)」

 

オロロン「一人じゃ無理だ!」

 

???「やってみなければ分からん!」

 

マドカ「・・・・・・」

 

???「・・・何だ?」

 

マドカ「いや・・・」

 

???「そうか・・・行くぞ!」

 

そう言って女戦士は剣を持ち高いジャンプをして、怪獣を切りつけた

 

アムイ「すっげー!」

 

オロロン「こっちへ来るぞ!」

 

マドカ「危ない伏せろ!」

 

優介「っ!」

 

優介達は咄嗟にその身を伏せて、怪獣は通りすぎた

 

オロロン「アムイ!ここは危険だオサの所まで走るぞ!」

 

アムイ「うん!」

 

マドカも行こうとしたが、優介はあるものに目が入った

 

優介「マドカ!」

 

マドカ「どうした?」

 

優介「あれ・・・」

 

そこには見たこともない神器があった

 

マドカ「これは・・・母から聞いたスパークレンスに似ている、父ダイゴが巨人になったという・・・あれか」

 

優介「(父ダイゴにスパークレンス・・・じゃあやっぱりこの世界は!)」

 

その間にも女戦士は怪獣に苦戦していた

 

マドカ「あの怪獣は僕が連れてきたんだ」

 

マドカは青銅スパークレンスに目を向け

 

マドカ「なれるものなら」

 

そしてマドカは青銅スパークレンスを掲げ光に包まれた

 

???「ヂャッ!デェッ!」

 

すると赤と紫の巨人が現れた

 

優介「やっぱり

 

 

 

 

 

 

ウルトラマンティガ!」

 

 

 

 

そう、超古代の戦士ウルトラマンティガだったのだ

 

 

 

モリヒト「巨人だ!」

 

ナニワ「ホンマや」

 

 

ティガは怪獣と交戦状態に入り、慣れていないためか苦戦するが何とか戦えると思ったその時

 

 

???「ゴアアアアア!」

 

 

ティガ「ヂャアッ!」

 

どこからか火炎が放たれ、ティガに命中した

 

???「ゴアアアアア!」

 

もう一体あの怪獣が現れたのだ

 

優介「さすがに2対1は不利だな・・・よし!」

 

優介はオーブリングを構え、オーブオリジンのカードをリードした

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

優介「オーブカリバー!」

 

優介は虹色の粒子から出現したオーブカリバーを手にし、ホイールを回して全てのエレメントを光らせトリガーを引き、オーブオリジンへと変身した

 

BGM:オーブオリジンのテーマ

 

オーブ「タァッ!」

 

オーブの出現に全員が驚いた

 

ダイダラ「な、何だと!?」

 

モリヒト「また巨人だ!」

 

ナニワ「嘘やろ!」

 

ティガ「優介君、君なのか?」

 

オーブ「ああ、こっちは任せろ!」

 

こうしてティガとオーブが別々の怪獣に向かっていった

 

オーブはこれまでの経験のおかげで難なく怪獣に対応して戦って怪獣を追い詰めた

 

オーブはオーブカリバーを出現させ、ホイールを回し火のエレメントを輝かせトリガーを引き再びホイールを回した

 

オーブ「オーブフレイムカリバー!!」

 

火の円を描きそれをジョーモノイドに放ち閉じ込め、オーブカリバーで一刀両断にし倒した

 

オーブ「どうやら大したことなかったようだな」

 

その時ティガがカラータイマーが点滅しながらも、ウルトラスゥイングで怪獣を投げ飛ばすが、自身も限界になり消えた

 

オーブ「どういうことだ?エネルギーが切れるには早すぎる」

 

疑問に思いながらもオーブは変身を解いた

 

 

優介「マドカ!」

 

ティガが消えた地点に向かうとマドカが倒れており、そこには女戦士がいた

 

優介「あんたはさっきの」

 

???「俺の事よりこいつの心配をしろ」

 

優介「分かった」

 

 

一方

 

 

ダイダラ「不覚を取りましたが、怪獣はまだ戦えます!」

 

オロッチ「だけどあの巨人は一体何だったんだ?それに最初に現れた巨人は何で消えたんだ?」

 

ドグラマグマ「そうか・・・巨人は完全に蘇ってはいないと見える、そしてその後に現れた巨人の方が厄介だな」

 

ダイダラ「はい、怪獣をあっさりと倒してしまったものです」

 

オロッチ「あの巨人は一体何者なんだ?」

 

ドグラマグマ「少なくとも、我らが知っている巨人ではないのは確かだ」

 

ダイダラ「どういたしますか?」

 

ドグラマグマ「手はある」

 

ドグラマグマは杖で呪文を唱えて、怪獣とはかけ離れた巨大な魔神を呼び出した

 

ドグラマグマ「闇の魔神ドグーフよ、光の巨人を蘇らせぬようことごとく破壊してしまえ!」

 

闇の勢力もついに本気で来るようだ

 

 

トウヤ「闇が空を覆っていく・・・」

 

オサ「さぁ、皆洞窟の中へ!」

 

そこに防人達が戻ってきた

 

オサ「オロロン」

 

オロロン「すいません不覚を取りました・・・とても我々の力で迎え撃てる怪獣ではありませんでした!アムイが・・・」

 

アムイ「おいら見たんだ!巨人が村を守って戦ったの!」

 

イザレの巫女「真か?」

 

アムイ「本当だよ!」

 

村人「夢でも見たのじゃろアムイは」

 

村人「わしらは見えなかったぞ?」

 

村人「そうや見えんかった」

 

トウヤ「アムイが嘘を言う子じゃないわ!第一私達は山に遮られて見えなかったのよ!きっと」

 

モリヒト「アムイの言ってることは本当です!」

 

ナニワ「わしも見たで!」

 

イザレの巫女「怪獣が現れるとき光の巨人が現れる・・・予言は真になったが、一体誰が?」

 

オロロン「そうだ、旅の狩人が加勢に力を貸してくれました!あいつではないのでしょうか?」

 

アムイ「かっこ良かったよ真の勇者だ!巨人を呼んだのはあいつに違いないよ」

 

マホロバ「俺の事を言ってるのなら違うぞ!」

 

そこに優介たちがやって来た

 

アムイ「マドカ!大丈夫?」

 

マドカ「ああ、どうにかな」

 

オサ「防人達から聞きました。危ない所を力を貸していただいたそうでお礼を申し上げます」

 

???「いや、礼には及ばない」

 

オサ「貴方のお名前は?」

 

マホロバ「マホロバ」

 

アムイ「マホロバ?かっちょいい!」

 

マホロバ「巨人を目覚めさせたのはこいつだ」

 

アムイ「マドカが?」

 

マホロバ「俺が持ってきたこいつで・・・そうだな?」

 

マホロバが持っていた青銅スパークレンスを見せた

 

マドカ「ああ」

 

マホロバ「それともう一人巨人がいた」

 

すると村人達がざわついた

 

イザレの巫女「それは真か?」

 

マホロバ「ああ、こいつだ」

 

アムイ「優介が?」

 

優介「ああ、このリングとカードを使ってな」

 

優介はオーブリングとウルトラフュージョンカードを皆に見せた

 

オサ「立ち話も難です。洞窟の中へ」

 

優介「分かった」

 

優介「(やはりここはウルトラマンティガの過去の世界のようだ。どうやらここでのやるべきことは村人達を守り、怪獣達を倒すことだな)」

 

そう思いながら洞窟の中へと入っていった

 

TO BE CONTINUED

 

次回予告

 

ついに現れる闇の魔神、こいつの力に一度は敗れる俺たち。だがその時、ウルトラマンとティガの光が俺に新たな力を授けてくれた

 

次回 古代に蘇る巨人 後編

 

光の力、お借りします!




いかがでしたか?次回は後編になりついにあの光の力が・・・お楽しみに!


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第15話 古代に蘇る巨人 後編

さぁ後編がスタートです!村の危機を救えるのか?それではどうぞ!


前回までのあらすじ

ナレーション:優介

惑星ボリスを脱出してから少し経って宇宙をパトロールしていた時、時空飛来怪獣ジョーモノイドを発見したが奴の開いたゲートで縄文時代へとタイムスリップしてしまったがどうやら別の宇宙の縄文時代へと飛ばされたようだ、だがそこにはウルトラマンティガが存在し共にジョーモノイドを一体倒しもう一体は撃退したが向こうも本気で来るようだ

 

 

 

 

洞窟の中

 

 

マホロバ「俺はここより北の遺跡でヤミナギノツルギを手に入れた」

 

そう言ってマホロバはヤミナギノツルギを見せた

 

モリヒト「あの伝説の!」

 

ナニワ「すげぇな」

 

マホロバ「そこで不思議な物を見つけたんだ」

 

そして青銅スパークレンスを見せた

 

ナニワ「何やこれ?」

 

マホロバ「たぶん遺跡の神器の様なものだと思う。俺が旅をしていたときにある方向に向かって唸るのだ」

 

オロロン「でもそれは巨人の導きでは?」

 

イザレの巫女「そう、怪獣の出現を予知した巨人がそなたにその使命を託したのでしょう」

 

マホロバ「マドカはこれを使って巨人になれた、なぜだ?」

 

マドカ「僕は・・・ここより遠い未来から迷い込んできた」

 

イザレの巫女「怪獣に遭遇して」

 

マドカ「ええ、僕の父マドカ・ダイゴはかつて光の意思を継ぐものでした」

 

マドカは青銅スパークレンスを手に取り、父ダイゴがウルトラマンティガであったことを教える

 

マドカ「この神器は父が巨人になるときに必要なスパークレンスという物にとてもよく似ている」

 

マホロバ「スパークレンス?」

 

マドカ「ええ」

 

イザレの巫女「そして、そなたは」

 

優介「ああ、俺はマドカと同様にここに迷い込んできた。でもそれと同時にこの世界に迷い込んだんだ」

 

ナニワ「どういう事や?」

 

優介「この宇宙はたくさんの次元でできているんだ、マドカが変身した巨人がいるこの宇宙、この俺ウルトラマンオーブがいる宇宙といった宇宙がな」

 

マホロバ「ウルトラマン・・・オーブ?」

 

オサ「では、君がいたウルトラマンオーブがいる宇宙からこの宇宙の過去に紛れ込んできたと」

 

優介はZAPSPACYの仲間達やウルトラマンの事を話した

 

優介「ああ、俺は惑星O-50という星でウルトラマンオーブの力を得たんだ、それからたくさんの仲間に出会いウルトラマンにも会えたんだ」

 

オサ「ウルトラマン?」

 

優介「全ての始まりの巨人、それがウルトラマンだ」

 

オロロン「ちょっと待ってくれ、では俺達が知っている巨人にもウルトラマンという名前があるのか?」

 

優介「ああ、あの巨人の名はウルトラマンティガ」

 

アムイ「ウルトラマンティガ?」

 

優介「ああ、今よりずっと遥か昔からこの地球を守ってきた光の戦士だ」

 

ナニワ「じゃあ優介もウルトラマンになるものがあるんやな?」

 

優介「ああ」

 

優介はオーブリングとウルトラフュージョンカードを見せた

 

優介「俺はこのオーブリングにカードをリードしてオーブに変身するんだ、それにウルトラマンのカードもあるしな」

 

ウルトラマンのウルトラフュージョンカードを見せた

 

イザレの巫女「それがそなたの言う・・・」

 

優介「ウルトラマンだ、俺は惑星ボリスでの戦いで仲間達を逃がすために戦っていたときにウルトラマンが助けてくれて、俺に自分の力が宿ったこのウルトラフュージョンカードを授けてくれたんだ」

 

マホロバ「ウルトラフュージョンカード?」

 

優介「ウルトラマンの力を宿したカードの事だ、そしてこのオーブリングはウルトラマンの力を合わせる特別な力を持っているんだ」

 

アムイ「合わせる?」

 

優介「それが何を意味するのかはわからない、だが俺の力になるのは確かだ」

 

アムイ「だったら、マドカと優介がまたウルトラマンになっておいら達の里を守ってくれればいい」

 

モリヒト「そうだ!」

 

ナニワ「頼むわ、力貸してくれ!」

 

モリヒト「頼む!」

 

優介「もとよりそのつもりだ、里の皆を守り怪獣達を倒す。それが俺のこの世界のやるべき事だ」

 

その掛け声に里の皆は歓喜するが

 

優介「マドカも同じだよな?」

 

マドカ「できることならそうしたい」

 

優介「え?」

 

マドカ「だけど父はかつてウルトラマンでいるより人間でいたいと願ったことがある、その迷いが今僕の心の中で戦ってるんだと思う・・・ウルトラマンになりきれない・・・それは・・・僕が父の記憶遺伝子を継いでいるからだ」

 

優介「(俺はそれで納得がいった。確かにダイゴはウルトラマンであるよりも人であることを選んだ。マドカの言ったことが正しければあの時苦戦していたのはそれが原因なのだと)」

 

マドカ「ひょっとしてマホロバなら」

 

マホロバ「俺はただの旅の狩人だ、そんな力は授かってはいない」

 

オサ「イザレの巫女、こうしている間にも闇の魔神が来るかもしれん」

 

優介「何だ闇の魔神って?」

 

イザレの巫女「かつてこの地上を滅ぼそうとした魔神です、それをウルトラマンティガが倒し世界に平和を取り戻したのですが闇の魔神はまだいるのです」

 

優介「その闇の魔神が親玉なのか?」

 

オサ「それを操る者達がいるのだ、予言に何か巨人復活になれるものの手掛かりは・・・」

 

イザレの巫女「予言によればこの里におるものとある。おるというだけなら今ここにいるマホロバも優介もマドカもそうであろうが、真に里におるものが里で生まれ育ったものを指すなら・・・」

 

アムイ「ティグルーだよ!」

 

マホロバ「ティグルー?」

 

オロロン「うん、人間の力を越えた能力を持つ者達だ。空を飛び獣よりも速く走ることもできる」

 

優介「超能力者って訳だな」

 

オロロン「ああ」

 

すると何か奇妙な音が聞こえてきた

 

アムイ「来た」

 

マドカ「あの音は?」

 

アムイ「ティグルーだよ!アメノトブトリの音だ!」

 

ティグルーSide

 

ティグルーのツバクロ、カザハヤ、トビタカの三人がアメノトブトリで村に戻ってきた

 

ツバクロ「村が!」

 

カザハヤ「遅かったか」

 

トビタカ「ただならぬ気配を感じてきたが・・・これだったか」

 

そう悟ったとき

 

ツバクロ「見ろ!トビタカ!」

 

地中からジョーモノイドが再び出現した

 

ダイダラ「山を崩せ!巨人の隠れた山はどこだ?」

 

ドグラマグマの部下二人がいたのだ

 

そしてジョーモノイドはティガが隠れた山を探るために山を破壊していく

 

トビタカ「あいつにやられたのか?」

 

トビタカはオロッチとダイダラに気付く

 

オロッチ「ん?あれは何だ?」

 

ダイダラ「奴らの生き残りか?」

 

二人もティグルーたちに気付いた

 

トビタカ「敵はとってやる!」

 

そしてトビタカは進路を変えてジョーモノイドに向かっていく

 

ツバクロ「待て!早まるなトビタカ!」

 

トビタカ「おーーーー!!食らえ皆の敵だ!はぁっ!」

 

トビタカは気功波を放ち、ジョーモノイドにダメージを与えるが

 

トビタカ「うわあああ!!」

 

トビタカの乗るアメノトブトリがジョーモノイドの尻尾で墜とされてしまう

 

ツバクロ「トビタカー!!くそ!うわああ!!」

 

ツバクロも気功波でジョーモノイドにダメージを与える

 

しかし

 

ツバクロ&カザハヤ「うわああああああ!!」

 

ジョーモノイドの火炎放射で墜とされてしまう

 

トビタカ「ツバクロ、カザハヤ」

 

なんとかトビタカを無事に地上に降りた

 

トビタカ「ツバクロー!カザハヤー!」

 

トビタカはツバクロとカザハヤの元に向かうが

 

オロッチ「しぇーい!」

 

だがオロッチが現れ行く手を阻む

 

トビタカはオロッチの攻撃を避けていくが、油断してしまい追い詰められる

 

しかしそこに何かの剣がオロッチの攻撃を防いだ

 

マホロバ「ふっ!」

 

マホロバが駆けつけたのだ

 

ダイダラ「おのれ!またお前か」

 

一方オロロンたちはティグルーたちを捜索していた

 

ナニワ「確かこっちや!」

 

すると遠くにツバクロとカザハヤの姿が見えた

 

カザハヤ「オロロン!」

 

オロロン「ツバクロ!」

 

ナニワ「カザハヤ!」

 

オロロンたちは二人と合流した

 

ツバクロ「無事だったか」

 

オロロン「おう、お前達こそ・・・他のティグルーは?」

 

ツバクロ「修行中に遭難した。自力で脱出しているだろうが、俺達は村の危機を感じ取って一足先に引き返してきたんだ」

 

その近くでマホロバがオロッチ、ダイダラと交戦していた

 

ツバクロ「あれは誰だ?」

 

ナニワ「勇士マホロバや、めっちゃ強いで」

 

オロロン「マホロバを見殺しにするな!」

 

防人「おう!」

 

オロロンたちはマホロバの救援に行こうとしたが

 

ツバクロ「待て!ここはティグルーに任せてくれ」

 

ツバクロが制止してティグルーに任せろと言い飛び降りた

 

オロロン「ツバクロ!」

 

ナニワ「しゃっ!うっ!」

 

ナニワも飛び降りようとしたが結局無理だった

 

そしてツバクロ、カザハヤはトビタカと合流した

 

トビタカ「ツバクロ」

 

オロッチ「ダイダラ!いつものように切りきりまいさせてやれ!俺はこいつで!」

 

オロッチはマホロバと戦う

 

ダイダラ「バンオンバットダイダラハッ!」

 

ダイダラは気功波でティグルーを追い詰める

 

ツバクロ「がぁっ!ぐっ!ぐぅぅ!」

 

カザハヤ「ぇぇ!いゃ!」

 

ツバクロ、カザハヤも気功波を放つがダイダラの高速移動で避けられる

 

ダイダラ「ハッ!」

 

ツバクロ「うわああ!!」

 

ダイダラ「ハッ!」

 

カザハヤ「うわああああ!!」

 

そして二人は劣勢になった

 

マホロバ「ふっ!はっ!」

 

それを見たマホロバは蹴り飛ばし、ダイダラを攻撃して、逃げるダイダラを追う

 

トビタカ「ツバクロ!カザハヤ!」

 

ティグルー達は石剣でオロッチと交戦し、防人達も加わり、戦況はこちらに向いてきた

 

ダイダラ「バンオンバットダイダラハッ!」

 

ダイダラが気功波を放つがヤミナギノツルギの光で反射され自分が食らう

 

ダイダラ「うわ!」

 

マホロバ「ヤミナギノツルギに邪悪な術は通用しない!」

 

ツバクロ「俺達に任せろ!」

 

ツバクロ&カザハヤ&トビタカ「はぁぁぁぁ!はぁっ!」

 

オロッチ「うわああああああ!!」

 

ティグルーの3人が気功波でオロッチを倒した

 

ダイダラ「オロッチ!」

 

マホロバ「次は・・・お前だ!」

 

ダイダラは浮遊し

 

ダイダラ「バンオンバットダイダラハッ!」

 

ダイダラ「うわああああああ!!」

 

気功波を放つがまた反射されヤミナギノツルギの一閃で消滅した

 

 

 

ドグラマグマ「巨人は未だ目覚めず、ドグーフよ動けぬ巨人の息の根を止めてやれ!はっははははは!!」

 

その頃ドグラマグマがドグーフを連れ巨人のいる場所に近づこうとしていた

 

 

 

 

マドカ「アムイどうした?」

 

一方優介達はオロロン達に追いつこうとしたが突然アムイに頭痛が起きた

 

優介「早くオロロン達に追いつかないとティグルー達が怪獣に・・・」

 

マドカ「アムイ、アムイ!」

 

アムイ「来るよ、来るんだ!」

 

マドカ「何が?」

 

アムイ「闇の魔神が!」

 

優介「何だと!?」

 

そこにトウヤとイザレの巫女がやって来た

 

トウヤ「アムイ!」

 

マドカ「トウヤ!アムイを頼む魔神が来る僕達は先に行く!」

 

イザレの巫女「連れて行け!」

 

優介「えっ?」

 

イザレの巫女「アムイはきっと役に立つ」

 

マドカ「マホロバとオロロン達がそれに、闇の魔神が迫ってるようだ僕がもう一度ティガになってみる!迷いを振りきれるかどうかわからないが・・・やれるだけやってみるつもりだ!」

 

優介「俺もだ!この中で完全なウルトラマンになれるのは俺だけだ、闇の魔神は俺達が倒す!行こうマドカ」

 

マドカ「ああ!」

 

優介とマドカは闇の魔神の元へと向かった

 

 

トウヤ「アムイ、アムイ・・・可哀想に」

 

アムイ「来る、魔神が来る!」

 

するとイザレの巫女は首に付けていたペンダントをアムイの頭に付ける

 

トウヤ「イザレの巫女・・・」

 

イザレの巫女「ティグの紋章がアムイの覚醒を助けるだろう」

 

トウヤ「じゃあ!」

 

イザレの巫女「今私は確信する、アムイこそ真の光の意思を継ぐものだと」

 

ティグの紋章が明滅するとティガが眠っているピラミッドが共鳴し始めた

 

 

その頃ジョーモノイドがついにティガのピラミッドを発見し破壊し始めた

 

マホロバ「ウルトラマンティガが・・・」

 

マホロバたちもティガのピラミッド付近にたどり着いた

 

オロロン「あれは?」

 

するとオロロンが指差した。その方向には

 

ドグラマグマ「はっはっはっはっ!ドグーフ、巨人の石像を破壊してしまえ。クックックッハッハッ!」

 

ドグラマグマとドグーフがいた

 

マホロバ「万事休したか」

 

ドグーフは地面に着陸して真っ直ぐピラミッドに向かっていく

 

そこに優介とマドカが到着した

 

マドカ「僕達が相手だ!」

 

マホロバ「マドカ!」

 

オロロン「優介!」

 

マドカは青銅スパークレンスを掲げティガに

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

優介はオーブオリジンのカードをリードしてオーブオリジンに変身した

 

ドグラマグマ「ほほう、あれがダイダラ達が言っていた巨人か」

 

オーブ「魔神の方は任せろ!」

 

ティガ「ああ!」

 

オーブはドグーフ、ティガはジョーモノイドと戦闘に入った

 

オーブ「シィヤッ!」

 

ティガ「チャッ!」

 

オーブは真っ直ぐ進むがドグーフの光線で急ブレーキしてしまう

 

オーブ「ぐっ!奴はそんな力も持っているのか」

 

ティガ「チャッ!チェッ!ヂャァッ!」

 

ティガはジョーモノイドを膝蹴りしキックして頭にかかと落としを食らわせ尻尾を掴むが逆に振り倒され、猛攻を食らってしまう

 

 

オーブ「サァッ!」

 

オーブはキックパンチチョップで攻撃するがドグーフには少し後退させる位の力しかなく腹を蹴られ、光線で吹き飛ばされてしまう

 

オーブ「ウォアアアッ!」

 

オーブとティガは二人とも追い詰められカラータイマーが同時に点滅を始めてしまう

 

ティガはジョーモノイドの火炎を避け、渾身の力を込めたゼペリオン光線でジョーモノイドを倒した

 

オーブ「ショワッ!」

 

オーブはオリジウム光線を放つが弾かれ、ドグーフの光線を食らい粒子となって優介の姿に戻ってしまう

 

優介「ぐぅぅ!マドカ!逃げろ!」

 

しかし時すでに遅くドグーフにティガが蹴り飛ばされマドカの姿に戻ってしまう

 

マホロバ「マドカ!」

 

オロロン「マドカー!」

 

 

ナニワ「あかん!」

 

ドグーフはマドカを踏み潰すつもりだ

 

ツバクロ&カザハヤ&トビタカ「はぁっ!はぁぁぁぁ!はぁっ!」

 

ティグルー三人の気功波が同時にヒットしただけでも少し動きが止まるくらいだけだった

 

ツバクロ「くそ!」

 

ツバクロ&カザハヤ&トビタカ「はぁっ!はぁぁぁぁ!はぁっ!」

 

もう一度放つがやはり少ししか時間稼ぎできない

 

だがその間にもオロロン達がマドカを救助した

 

オロロン「急げ!」

 

ナニワ「なにしてんねん!」

 

マホロバだけが動かなかった、なぜなら青銅スパークレンスがドグーフのすぐそばに落ちていたのだ

 

取りに行きたいが、ドグーフが近づいて行けなかった

 

優介「まだだ!」

 

挿入歌:オーブの祈り

 

優介「この世界をやらせるわけにはいかない!ウルトラマンである前に人として俺は・・・あいつらを守りたいんだーーー!!!」

 

その時オーブリングが光っていた

 

優介「これは・・・あの時と同じ」

 

ティガの石像から光が飛び、オーブリングに集まり

 

 

 

ティガ「ヂャッ!」

 

 

ウルトラマンティガのウルトラフュージョンカードを形成した

 

優介「ティガのフュージョンカード!」

 

するとホルダーの中にあったウルトラマンのフュージョンカードと共鳴していた

 

 

優介「これを使えってことだな、よし!」

 

 

オーブリングを構え、ウルトラマンのフュージョンカードをリードした

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

すると青色の粒子が出現して優介の左隣にウルトラマンのビジョンが形成した

 

ウルトラマン「ヘァッ!」

 

次にウルトラマンティガのフュージョンカードをリードした

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

そして今度は黄色の粒子が出現して優介の右隣にウルトラマンティガのビジョンが形成された

 

優介「光の力、お借りします!」

 

そしてウルトラマンとティガの動きが優介と連動し優介はオーブリングを天に掲げトリガーを引いた

 

【フュージョンアップ!】

 

ティガ「タァーッ!」

 

ウルトラマン「シェアッ!」

 

【ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

優介はオーブオリジンとなりオーブリングが青、黄、紫という順番に光り、ウルトラマンとティガのビジョンと融合して新たなウルトラマンオーブが姿を現した

 

 

BGM:スペシウムゼペリオンのテーマ

 

 

オーブ「ジュアッ!」

 

 

ドグラマグマ「何だと!?」

 

オロロン「オーブの姿が」

 

マホロバ「変わった」

 

オーブ「俺の名はオーブ!闇を照らして悪を撃つ!」

 

 

 

これがウルトラマンとウルトラマンティガの力を宿した姿、スペシウムゼペリオンだ!

 

 

 

オーブの登場に気を取られている隙にやって来たアムイが青銅スパークレンスを手に取った

 

オロロン「アムイ!」

 

マホロバ「お前か?アムイ」

 

ティグの紋章が光っていた事にマホロバは真の光の意思を継ぐものはアムイだと推測する

 

そして共鳴が最大に達したとき、アムイは反時計回りに回し青銅スパークレンスを掲げ光に包まれた

 

ドゴォーン!!

 

地響きと共にアムイが変身した本来のティガが現れた

 

 

 

BGM:真の光の巨人

 

 

 

ティガ「フッ!」

 

オーブ「行くぜ!ジュアッ!」

 

新たな姿を手にしたオーブと真のティガがドグーフに立ち向かう

 

オーブ「デュアッ!フッ!」

 

オーブがドグーフに飛び蹴りを入れ、チョップで組み合うが背中にフックされ、体勢を崩すが

 

 

ティガ「ハァッ!」

 

ドグーフの背後にいたティガが回し蹴りでオーブをサポートする

 

ドグーフにオーブが掴みかかりティガのパワータイプの力を引き出し、投げ飛ばす

 

オーブ「デェェアッ!」

 

ドグーフが倒れたことにより隙ができたと悟ったティガは距離を詰めるが、ドグーフの怪光で目をくらませたティガがドグーフの光線を食らい吹き飛ばされてしまう

 

ティガ「ウウウゥゥゥゥゥゥゥゥ!!」

 

そこにさらに光線を放つがオーブが割って入りスペリオンシールドで防いだ

 

ティガ「ンンンンーーーーハッ!」

 

ティガはクリスタルが紫に光り姿が紫一色のスカイタイプにタイプチェンジして、空を飛びドグーフを翻弄してスカイキックを食らわせ、再度食らわせようとするがドグーフが飛翔したことにより地面にダイブしてしまい奥深くまで下半身が入り込んでしまった

 

オーブ「フッ!」

 

オーブは飛翔しドグーフを押さえるが光線により地上に落ちてしまう

 

オーブ「ウォアアアッ!」

 

ティガ「フゥッ!」

 

そしてティガに向かって降下していき、ティガを踏み潰した

 

オーブ「ハッ!」

 

ドグーフはティガを倒したと高笑いするが

 

ドゴン!

 

地面が揺れたことに疑問し足元を見るがそこからパワータイプとなったティガが出てきた

 

そう、ティガはドグーフが落ちてくる前にクリスタルを赤く光らせ、タイプチェンジしていたのだ

 

ティガが出てきたことによりドグーフが飛ばされ、地面に落ちそこにオーブが掴みあげウルトラヘッドクラッシャーで地面に叩きつけた

 

オーブ「ウオォリヤァッ!」

 

ドグーフはグロッキー状態になるが最後の悪あがきとして怪光を放ち、オーブとティガに迫るが

 

マホロバ「えぃっ!」

 

マホロバが投げたヤミナギノツルギによって反射されドグーフが動きを止めた

 

今がチャンスだ!

 

ティガ「ハァッ!オオォォォォォォォ!チャアッ!」

 

オーブ「ジュアッ!スペリオン光線!!」

 

ティガのデラシウム光流とオーブのスペリオン光線が炸裂!

 

ドグーフは体中にヒビが入り爆散し

 

ドグラマグマ「うわああああ!!」

 

ドグラマグマもその余波で消滅した

 

ナニワ「よぉし!」

 

カザハヤ「やったーー!!」

 

オロロン「やったぞ!アムイ!」

 

ティガは頷き、オーブとも頷き勝利を掴んだ

 

ティガ「タアッ!」

 

オーブ「シュワッ!」

 

優介とアムイは変身を解き、皆の所に戻った

 

マドカ「やったな二人とも!」

 

優介「ああ!」

 

アムイ「おいら信じられないよ」

 

マホロバ「真の勇者はお前だ」

 

アムイ「優介、サポートありがとう!」

 

優介「どういたしまして」

 

オロロン「よぉし!皆!俺達の勇者を称えようではないか!」

 

そして防人とティグルーがアムイを胴上げして喜びを分かち合った

 

マドカ「マホロバ」

 

マホロバ「何だ?」

 

マドカ「あんたとは初めて会ったような気がしない」

 

マホロバ「俺もだ」

 

優介「へぇ〜意外な関係だな」

 

マドカ「姉さんとそっくりなんだ」

 

優介「えっ?」

 

マホロバ「冗談はよせ!怒るぞ?誰が信用するものか」

 

するとマドカがスーツのチャックを外して首につけているペンダントにある写真を見せた

 

マドカ「だって、ほら」

 

そこにはマドカとマホロバと同じ顔をしたヒカリが映っていた

 

優介「おぉ、本当にそっくりだ」

 

マドカ「きっとヒカリ姉さんも信用しないだろうね」

 

マホロバ「お前は私の子孫なのか?」

 

マドカ「たぶんね」

 

ひょっとしたら昔に生きていた人達って案外今生きている人達と同じ顔だったりするのかな?

 

そしてマホロバは優介達に見送られ再び旅に出た

 

アムイ「マドカと優介はずっと居てくれるよね?」

 

マドカ「そうもいかないさ」

 

優介「右に同じく」

 

アムイ「だって戻れないだろ?マドカの鳥はもう・・・」

 

マドカ「蘇らせてみせるよ。ウルトラマンティガのようにね」

 

アムイ「えぇ、寂しくなるな」

 

マドカ「ハハッ!僕にだって待ってる家族はいるんだ」

 

優介「家族か・・・」

 

アムイ「どうしたの?」

 

優介「いや何でもない、俺はもうちょっとここにいるよ」

 

アムイ「本当に!」

 

優介「ちょっと息抜きにここで休もうと思う。ほぼ戦いばっかりの日々だったからな」

 

アムイ「やったー!」

 

マドカ「そうだ優介、これを」

 

そう言ってマドカが差し出したのはガッツブラスターだった

 

優介「これはマドカの・・・いいのか?」

 

マドカ「うん、今の僕には必要ないものだから」

 

優介「ふっ、ありがたく使わせてもらう」

 

マドカ「そうしてくれ」

 

その翌日、マドカは誰にも告げずにマドカが乗ってきたαスペリオルと共に姿を消した

 

 

 

それから三日間、優介は村で過ごすと同時にティグルー達に鍛えられ身体能力が大幅に増した

 

 

オサ「行かれるのですか」

 

優介「えぇ、俺には未来でやることがたくさんあるので」

 

オロロン「そうか、気を付けてな」

 

ナニワ「しっかりやるんやで!」

 

トウヤ「短い間ありがとね」

 

優介「ああ、ティグルー達も世話になった」

 

ツバクロ「ああ、今の君ならどんな敵とも戦えるさ」

 

トビタカ「俺達が鍛えたんだ。これからもしっかりな」

 

カザハヤ「もう俺達が言うことは何もない」

 

優介「うん、ありがとなアムイ。あの時俺とマドカを助けてくれて」

 

アムイ「ううんいいんだ!気にしないで」

 

イザレの巫女「あなたに良い未来が訪れる事を祈っています」

 

優介は頷き

 

優介「ありがとう、さようなら!」

 

そう言ってオーブオリジンに変身し、オーブカリバーで開いたゲートに向かって飛び立った

 

オーブ「シュゥワッチ!」

 

村人達「さよーなら!!」

 

こうして優介は後にティガの里と命名される村を守り、惑星O-50へと自分がいた宇宙へと帰っていった

 

【ED 鼓動~for TIGA~】

 

TO BE CONTINUED

 

次回予告

 

ティガの里での戦いを終えて元の時代に帰ってから1週間が経っていたその時、新たなミッションが指令された。それが宇宙の運命を揺るがす大きな戦いの始まりだった

 

次回 レイオニクスハンター




スペシウムゼペリオンキター!!個人的に一番好きなフュージョンアップ形態を出せて嬉しいです。次回もお楽しみに!


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惑星ハマー編
第16話 レイオニクスハンター


明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!


惑星O-50 戦士の頂

 

優介「あれから1ヶ月か・・・」

 

惑星ボリスの戦いから1ヶ月が経ち、その間にもティガの里の人達と出会いウルトラマンティガのフュージョンカードを手に入れ、ウルトラマンのフュージョンカードと合わせてスペシウムゼペリオンにフュージョンアップする力を得た

 

優介「まさか俺がウルトラマンとティガの力を使うなんてな・・・」

 

それもそうだ伝説の二人のウルトラマンの力を自分が使うとは考えもしていなかったからな

 

その時オーブオリジンのカードがオーブカリバーに変化し空中に光の文字を映した

 

 

ミッション内容“レイブラット星人を倒せ“

 

優介「レイブラット星人か、精神体でウルトラマンを封印した強敵だな・・・っ!」

 

 

その時優介はある異変に気づいた

 

優介「何か嫌な予感がする。レイの身に何が!?」

 

優介はいても立ってもいられずオーブカリバーを掲げ光に包まれ、宇宙空間に入りレイのいる場所へと向かった

 

 

 

【OP 誓い (TV Size)】

 

 

 

ZAP宇宙基地

 

そこでペンドラゴンは修理していたが、なぜかそこの警備員がレイを拘束した

 

ヒュウガ「なぜ私のクルーを拘束したのか説明をお願いします」

 

司令官「ボリスの生存者で現在宇宙船モリガンで地球に帰還中のアトウ科学主任から報告があった」

 

どうやらあのアトウが地球本部にレイの報告をしていたようだ

 

司令官「君はなぜその報告を怠った、怪獣を操るそんな危険な人物を黙って地球に連れていくつもりだったのかね!?」

 

ヒュウガ「彼は・・・我々の仲間です!」

 

司令官「仲間?」

 

ヒュウガ「もし彼と優介がいなければ俺達は」

 

司令官「ヒュウガ船長!その優介という少年はウルトラマンに変身できるそうじゃないか、彼は今どこにいる」

 

ヒュウガ「彼は俺達をキングジョーブラックの追撃から遠ざけるために彼は・・・」

 

司令官「死んだのか?」

 

ヒュウガ「・・・いえ、まだ彼は生きていると我々は信じています!」

 

司令官「既に調査チームが向かったペンドラゴンは別命あるまで待機。以上だ!」

 

そうして通信が切られた

 

ヒュウガ「司令官!・・・くっ・・・」

 

ある部屋で拘束されているレイだった

 

レイ「俺は・・・」

 

一方ZAP宇宙基地に向かっていた優介が基地を目視した

 

優介「あれが今レイがいる基地だな」

 

なんて思っていると基地の一部が爆発しその影響で他のブロックも同様の現象が起こり始めた

 

優介「っ!レイ!」

 

 

優介はスピードを上げ、基地に入った

 

 

警備員「なんだ君は?」

 

なにやらレイが監禁されている部屋の前で戦闘が起こっているようだ

 

レイはおそるおそるドアに近づく

 

すると一人の警備員がドアを開けると同時に気絶してしまった

 

レイ「おい!」

 

警備員「ぐぁぁ!」

 

レイが出ると不気味な人物がいた

 

レイ「貴様、何者だ!」

 

 

???「レイオニクスめ!」

 

と言いながらレイに銃を向ける謎の人物

 

レイ「何!?」

 

優介「ふっ!」

 

そこに基地に入ってきた優介が謎の人物に掴みかかるが、振り払われる

 

レイ「あ!優介!」

 

優介「っ!うぅ!」

 

ハルナ「優介!」

 

優介「副長!」

 

ハルナ「ボス!」

 

 

その後レイと優介は格闘戦で謎の男を気絶させ、そこにペンドラゴンのメンバー全員が到着した

 

オキ「優介!」

 

クマノ「無事だったんだな!」

 

優介「ああ!」

 

ヒュウガ「よかった!」

 

ハルナ「その男は何?」

 

レイ「分からない、俺を狙ってきた!」

 

その間にも爆発が広がり、後10分で基地は爆発してしまう

 

ヒュウガ「よぉし!ペンドラゴンで脱出するぞ」

 

クマノ「ドックへ急ぎましょう!」

 

オキ「そいつをどうするつもり?」

 

優介「その男はレイの命を」

 

レイ「こいつは俺の秘密を知っていた。連れていって情報を聞き出す」

 

ヒュウガ「急ぐぞ!」

 

全員「了解!」

 

BGM:等身大アクション 優勢(M - 71)

 

優介達はペンドラゴンに急ぐが爆発はもう格納ブロックまで広がっていた

 

ドゴォーン!!

 

ヒュウガ「行くぞ!」

 

ヒュウガ「経由ブロックを外す先に行け!」

 

全員「了解」

 

ヒュウガの手でペンドラゴンのブロックが解除された

 

ヒュウガ「よし、うわああああ!!」

 

突然、爆発が起こり橋が壊れヒュウガが今にも橋から落ちそうになっていた

 

ヒュウガ「うっ、ぐぅぅ!」

 

優介「はっ!」

 

オキ「ボス!」

 

ヒュウガ「行け!俺に構うな!」

 

レイ「クマさん!こいつを頼む」

 

クマノ「分かった!」

 

レイ「優介」

 

優介「ああ!」

 

優介達は超能力ジャンプでボスのいる方向の橋に着地し手を差し伸べる

 

レイ「ボス!」

 

優介「早く!」

 

ヒュウガ「レイ、優介」

 

なんとかボスの手を掴み引き上げた

 

ヒュウガ「はぁ、はぁ、バカやろ!」

 

レイ「ハハッ!」

 

優介「ハハッ!」

 

ヒュウガ「ハハッ!」

 

ハルナ「ボス!」

 

ヒュウガ「ハルナ、俺達はゴースタードラゴンで行く」

 

ハルナ&オキ&クマノ「了解」

 

クマノ「レイ!」

 

クマノは持っていたバトルナイザーをレイに投げ渡した

 

レイ「ありがとう!」

 

優介「急ぐぞ!」

 

ヒュウガ「ああ!」

 

先にスペースペンドラゴンが発進体勢に入り

 

 

ハルナ「ペンドラゴン発進!」

 

発進し基地を脱出

 

 

優介「システムオールグリーン!」

 

ヒュウガ「ゴースタードラゴン発進!」

 

ゴースタードラゴンも発進するが出口付近が爆発してしまい瓦礫が道を塞いでしまうがレイがワイバーンミサイルで瓦礫を破壊しギリギリの所で脱出した

 

ハルナ「ゴースタードラゴンも脱出したわ」

 

クマノ「ふぅ〜間一髪でしたね」

 

オキ「よかった〜」

 

ヒュウガ「またお前に助けられたな」

 

優介「全くいつも頼りになる男だぜ」

 

レイ「ああ!」

 

その時、宇宙に巨大な穴が出現した

 

 

BGM:戦闘 劣勢(M - 48)

 

 

 

オキ「ワームホールだ!」

 

クマノ「ワームホール?」

 

ハルナ「危険です!コースを変更してください!」

 

ヒュウガ「操縦捍が、制御不能だ!」

 

優介「駄目だ!引きずり込まれる!」

 

そしてゴースタードラゴンはワームホールに吸い込まれ姿を消した

 

 

 

飲み込まれたゴースタードラゴンは何かの通り道を進んでいた

 

ヒュウガ「どこなんだここは?」

 

優介「異空間に繋がるゲートか?」

 

レイ「あれは・・・」

 

進んでいくと光が見え、そこから出るとすぐに大気圏に突入してしまった

 

レイ「ぐぅぅ!」

 

ヒュウガ「このままじゃ!」

 

優介「っ!」

 

優介はオーブリングを構えてインナースペースを作り

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

優介「光の力お借りします!」

 

【フュージョンアップ!】

 

ティガ「タァーッ!」

 

ウルトラマン「シェアッ!」

 

ウルトラマンとティガのビジョンがオーブに重なり

 

【ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオンにフュージョンアップした

 

オーブ「シュオッ!」

 

オーブへと変身しゴースタードラゴンを支え、ゆっくりと地上に降ろした

 

ヒュウガ「大丈夫か?」

 

レイ「ああ!」

 

オーブ「異常はないか?」

 

ヒュウガ「ああ!ありがとう!」

 

レイ「優介、その姿は?」

 

オーブ「どうやら説明するのは後になりそうだ」

 

すると古代怪獣ゴメス(S)と地底怪獣 マグラーが出現し戦闘を始めた

 

ゴメス「ゴオオオォォォォ!」

 

マグラー「ガアァァァ!」

 

レイ「ボス、優介を援護する!」

 

ヒュウガ「ああ!」

 

オーブ「ゴメスにマグラーか・・・」

 

レイがバトルナイザーでゴモラを召喚しようとするが、バトルナイザーが全く異なる形を見せていたがすぐに元に戻った

 

オーブ「どうしたレイ?」

 

レイ「いや、何でもない行け!ゴモラ!」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

ゴモラ「ギシャオオォォォ!」

 

ヒュウガ「頼むぞレイ、優介」

 

オーブ「ゴモラ!久しぶりだな!」

 

ゴモラ「ギシャオオォォォ!」

 

レイ「行くぞ!」

 

オーブ「ああ!」

 

オーブはマグラーにゴモラはゴメスに立ち向かう!

 

 

BGM:スペシウムゼペリオンのテーマ

 

 

オーブ「デェェアッ!」

 

飛び蹴りで先手を取りマグラーの頭を掴み背負い投げするオーブ

 

オーブ「デュアッ!」

 

オーブはパワータイプの力を引き出し、ジャイアントスイングでマグラーを投げ飛ばす

 

ゴモラはゴメスに尻尾攻撃で怯ませタックルで吹き飛ばす

 

オーブはゴメスに戦う相手を変更して、ゴメスの頭を掴み反対に回り込みスカイタイプの力を引き出し360度回転して分身を作るような勢いでゴメスにラッシュした

 

ゴモラはマグラーに大回転打を食らわせ

 

レイ「ゴモラ!超振動波だ!」

 

超振動波でマグラーを倒した

 

レイ「よし!」

 

ヒュウガ「うん!」

 

オーブ「全く頼りになる仲間だな、よーしこっちも止めといきますか!」

 

オーブが止めをさそうとしたとき

 

オーブ「スペリオン光せっ!」

 

ゴメスが緑色の光に包まれ縮小し、どこかへと飛んでいった

 

オーブ「あの戻り方は・・・まさか」

 

レイ「(俺の他にもレイオニクスが・・・この惑星は一体?)」

 

 

この時の優介達はこれがこの宇宙を含めた全ての宇宙の命運を懸けた戦いが始まるなんて思いもしなかった

 

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

【ED 愛のしるし (TV Size)】

 

 

次回予告

 

 

レイ「感じるんだレイオニクスの血を」

 

ヒュウガ「ワイバーンミサイル発射!」

 

優介「発射!」

 

いつものように怪獣に対処するが

 

 

レイ「なぜ余計な真似をした!これは俺の戦いだ!」

 

優介「どうしたんだレイ!?」

 

謎の惑星に着いてからレイの様子がおかしくなろうとしている

 

優介「あれは・・・まさか!」

 

優介達が見た物とは一体?

 

レイ「もしも完全に自分を見失ってしまったら」

 

ヒュウガ「あの姿は・・・」

 

オーブ「レイ!目を覚ませ!」

 

ヒュウガ「お前の事は俺達が必ず守ってやる」

 

 

次回 大暴走!レイオニックバースト!




新年最初の回はいかがでしたか?これからもよろしくお願いいたします!


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第17話 大暴走!レイオニックバースト!

オーブが帰ってきたー!


前回までのあらすじ

ナレーション:ヒュウガ(ボス)

ペンドラゴンが停泊中の宇宙基地に謎の男が侵入しレイの命を狙っただが、生死不明とされていた優介がやって来てレイと共に男は撃退した。私とレイと優介はゴースタードラゴンで大爆発する宇宙基地から脱出。だが、突然出現したワームホールによってまたしても怪獣の惑星に飛ばされてしまった

 

優介「スピーダー、ゴースタードラゴン共に異常なし、ペンドラゴンに救難信号を送った」

 

ヒュウガ「ご苦労、しかし優介が無事で本当によかった」

 

レイ「皆お前の事を心配していたぞ」

 

優介「ごめん心配かけて、でもこの通り無事に帰ってきました」

 

ヒュウガ「よかった、本当によかった」

 

レイ「そういえば優介、あの姿は?」

 

優介「あれはスペシウムゼペリオン、ウルトラマンとウルトラマンティガの力を宿した姿だ」

 

レイ「っ!ウルトラマン!」

 

ヒュウガ「そのウルトラマンティガとは?」

 

優介「超古代のウルトラマンで、宇宙をパトロールしていた時にある怪獣を発見したときに過去に飛ばされてしまったんだ」

 

レイ「過去に?」

 

優介「俺はそこでウルトラマンティガとその仲間達と出会いティガの力を手にしフュージョンアップしたんだ」

 

レイ「フュージョンアップ?」

 

優介「二人のウルトラマンの力を合わせる事だ」

 

ヒュウガ「なるほどだからあの姿になったというわけか」

 

優介「ああ」

 

そうして優介は今までの出来事を語った

 

レイ「・・・・・・」

 

ヒュウガ「どうしたんだ?」

 

レイ「感じるんだ・・・俺と同じレイオニクスの血を」

 

ヒュウガ「レイオニクスの血?」

 

優介「・・・・・・」

 

優介はケイトがレイに言っていた事を思い出していた

 

ケイト「お前はその全てのレイオニクスと戦い、勝たなければならない!」

 

ヒュウガ「今度はレイオニクスの惑星ってわけか」

 

 

【OP 誓い (TV Size)】

 

クマノ「他の宇宙船は全て避難できたようです」

 

オキ「このエリアに我々以外の宇宙船は一隻も存分しません」

 

ハルナ「ゴースタードラゴンを飲み込んだワームホールは?」

 

クマノ「だめです。位置を変えたかもう消えてしまってます」

 

オキ「副長、地球本部から状況報告を求める通信が・・・」

 

ハルナ「無視して・・・」

 

オキ「はぁ・・・」

 

そしてハルナは強制的に通信を拒否した

 

ハルナ「残された手がかりはレイの命を狙ったあの男ね」

 

クマノ「俺も行きます!」

 

そしてハルナとクマノはレイを襲った謎の人物を拘束している取調室に向かった

 

ハルナ「宇宙基地を破壊したのはあなたの仕業ね?」

 

ハルナ「なぜレイを襲ったの!?」

 

???「・・・・・・」

 

ハルナ「答えなさい!!あなたは何者なの!?」

 

???「・・・・・・」

 

だが謎の人物は答えようとしなかった

 

クマノ「強情な奴だな!身元や所属が分かるものは一切ありませんし」

 

ハルナ「そういえば変な腕輪を持っていたわ」

 

クマノ「腕輪ですか?」

 

ハルナ「レイと優介ともみ合ってる時に光を放って消滅してしまったんだけど・・・」

 

クマノ「消滅?」

 

ハルナ「ええ・・・まるで蒸発するように」

 

クマノ「転送装置か何かでしょうか?」

 

ハルナ「転送装置?」

 

そして尋問を終えてブリッジに戻ると

 

オキ「副長!スピーダーβが発進体制に入ってます!」

 

ハルナ「何ですって!?」

 

クマノ「まさか奴が!」

 

ハルナ「スピーダーを強制ロックして!」

 

だが、時すでに遅し、謎の人物が乗ったスピーダーが発進してしまった

 

ハルナ「見失わないで!奴だけが唯一の手がかりなの!」

 

 

 

 

 

 

優介達が話していると彗星怪獣ドラコがやって来て、レイが外に飛び出した

 

ヒュウガ「レイ!」

 

優介「おい!」

 

レイ「行け!エレキング!」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

エレキング「キィィィィ!」

 

ヒュウガ「レイを援護する。ワイバーンミサイルスタンバイ!」

 

優介「了解!」

 

ヒュウガ「ワイバーンミサイル発射!」

 

優介「発射!」

 

ワイバーンミサイルがドラコに命中した

 

優介「よし!」

 

エレキング「キィィィィ!!」

 

エレキングは電撃でドラコを倒し、バトルナイザーに戻った

 

ヒュウガ「危なかったなレイ」

 

レイ「なぜ余計な真似をした!これは俺の戦いだ!」

 

ヒュウガ「何?」

 

優介「えっ?」

 

レイ「これは俺の戦いだ!」

 

ヒュウガ「レイ!?」

 

優介「おい、どうしたんだレイ!?」

 

その時何かの足音を聞いたレイが走り足音の主を捕まえた

 

レイ「貴様もレイオニクスか?」

 

レイ「答えろおぉぉぉぉ!!!」

 

レイは捕まえたフック星人を怒りのままに殴りまくり始めた

 

優介「やめろレイ!」

 

ヒュウガ「どうしたんだ!お前らしくないぞ!」

 

優介「フック星人だな?答えろ。この惑星は何だ?」

 

一方スピーダーを追跡しているペンドラゴンは

 

ハルナ「スピーダーは?」

 

クマノ「この辺りで突然信号が消えました!」

 

すると

 

オキ「副長!ペダニウム反応を感知!」

 

ハルナ「ペダニウム?」

 

クマノ「ペダン星で使用されるエネルギーです」

 

ハルナ「位置は?」

 

オキ「我々の真上です!」

 

するとペンドラゴンの真上に巨大な要塞が現れそこから光が放たれるとペンドラゴンはそれに引き寄せられてしまう

 

ハルナ「強力な牽引ビームよ!」

 

クマノ「ペダンの宇宙船でしょうか?」

 

そしてペンドラゴンは要塞に閉じ込められてしまった

 

オキ「ペダン星と一戦交えるつもりですか?」

 

クマノ「そうならないことを祈ってるよ」

 

すると周りから変な音が聞こえた

 

それはペンドラゴンの武装が強引に外れてしまったのだ

 

クマノ「俺のペンドラゴンが!」

 

オキ「俺の?」

 

すると背後に何かの気配を感じ、3人はトライガンナーを向ける

 

そこにはあの謎の人物がいた

 

???「ふっ、心配するな。ここは無人の宇宙ドック、ペダン星人は俺1人だ!」

 

ハルナ「やはりペダン星人」

 

するとペダン星人はマスクを取った

 

ダイル「俺の名はダイル」

 

オキ「ペダン星人って祖体もヒューマノイドだったんだ!」

 

クマノ「ペンドラゴンをどうするつもりだ?」

 

ダイル「何、ペダン星の科学力でこの船を強化改造してやろうっていうんだ。ま、土台が地球製なので限界はあるがな」

 

クマノ「勝手な真似をするな!」

 

ダイル「お前たちは探してるんだろ?ワームホールに飲み込まれた宇宙船を」

 

ハルナ「っ!あなたは知っているの?ゴースタードラゴンの行方を」

 

ダイル「知ってる。正確な座標もな」

 

オキ&クマノ「っ!」

 

ハルナ「言いなさい!」

 

ダイル「惑星ハマーだ」

 

ヒュウガ「惑星ハマーだと!?」

 

フック星人「そうだ、全宇宙から集められたレイオニクスがこの惑星でバトルを展開しているレイオニクスバトル決戦の地だ」

 

レイ「レイオニクスバトルだと!?」

 

フック星人「レイブラッドが再びこの宇宙に君臨すべく後継者を選ぶ戦いだ、お前もそのために来たんだろ」

 

優介「違う!俺達は偶然ワームホールでこの惑星に飛ばされてきただけだ」

 

フック星人「偶然だと?ふっ、全てはレイブラッドの意志だ」

 

ヒュウガ「何!?」

 

フック星人「お前も感じているはずだ、自分では抑えられない闘争本能が」

 

レイ「黙れえぇぇぇ!!!」

 

するとフック星人はテレポートで消えた

 

優介「っ!テレポートか」

 

レイ「くそおぉぉぉぉ!!!」

 

レイは怒りに任せて岩に八つ当たりした

 

ヒュウガ「レイ、少しは落ち着くんだ」

 

優介「そうだ、怒りに身を任せれば自分の身を滅ぼすだけだぞ!」

 

レイ「ほっといてくれ!」

 

ヒュウガ「レイ・・・」

 

するとレイはリトラに乗って何処かへと行ってしまった

 

優介「おい!レイ!・・・ボス、レイを追いかけます」

 

ヒュウガ「頼む!」

 

優介はオーブカリバーでレイを追いかけた

 

一方

 

クマノ「何でペンドラゴンを改造する必要がある!?お前の目的は何だ?」

 

ダイル「・・・取引だよ」

 

クマノ「取引?」

 

ダイル「道案内をしてやるから俺を惑星ハマーまで連れていけ。転送装置を失って俺は仲間とはぐれてしまった。ハマーにはペダンの別動隊がいるからな」

 

クマノ「信じますか?」

 

オキ「でたらめかもしれませんよ。惑星ハマーなんて聞いたこともありません。何か企んでるんですよ。きっと」

 

ダイル「ふっ、ペダン星と地球は昔から信頼感系を築けないようだな」

 

ハルナ「もう一度聞くけど、あなたはなぜレイを襲ったの?」

 

ダイル「奴が・・・レイオニクスだからだ」

 

ダイル「地球時間で50年後、レイオニクスによりペダン星は壊滅状態に陥る」

 

ハルナ「50年後?」

 

ダイル「俺たちは未来の時代からこの時代に送り込まれたレイオニクスハンターだ」

 

クマノ「レイオニクスハンター?」

 

ダイル「そう、歴史を修正するために全てのレイオニクスとそれに関するあらゆる者を抹殺しに来た。キングジョーブラックと共にな」

 

オキ「あのキングジョーブラックが!?」

 

クマノ「未来から来たロボットだと!?」

 

すると宇宙ドックが揺れた

 

クマノ「何が起こってるんだ!」

 

ハルナ「早くペンドラゴンを切り離して!」

 

ダイル「慌てるな!作業はもうすぐ終了する」

 

そしてペンドラゴンの改造作業が終了してペンドラゴンは元の宙域に戻され、宇宙ドックは姿を消した

 

クマノ「消えた?」

 

そこにペンドラゴンに接近する怪獣が現れた

 

それは宇宙大怪獣ベムスターだった

 

オキ「ベムスターだ!惑星ボリスの生き残りかな?」

 

クマノ「喜んでる場合か!」

 

そしてベムスターから放たれるビームを回避していく

 

ハルナ「武器は使用出来るの?」

 

ダイル「勿論、今まで通りにな」

 

ハルナがZAPカードを認証した

 

ハルナ「対アステロイド砲及びワイバーンミサイルスタンバイ!」

 

オキ&クマノ「了解!」

 

ハルナ「発射!」

 

対アステロイド砲とワイバーンミサイルが命中してベムスターにダメージを負わせた

 

クマノ「すごい威力だ!」

 

オキ「ベムスターにダメージを与えたぞ!」

 

ダイル「驚くのはまだ早い。退け!」

 

オキ「うわあああ!」

 

ダイルは何かをしようとオキを退かした

 

ダイル「ペダニウムランチャースタンバイ!」

 

ハルナ「ペダニウムランチャー?」

 

すると砲台から巨大な武装が出現した

 

ベムスターは小惑星に隠れた

 

ハルナ「待って!これ以上攻撃の必要はないわ!」

 

ダイル「ペダニウムランチャー発射!」

 

そしてペダニウムランチャーが発射され

 

ベムスター共々小惑星が木っ端微塵に吹き飛んだ

 

ダイル「はぁ!どうだよペダンの科学力は!ははは!」

 

ハルナ「ブリッジから出て!」

 

ダイル「何?」

 

ハルナ「ペンドラゴンは戦闘艦じゃない!逃げる相手から無意味に命を奪うなんて!」

 

ダイル「おいふざけるな!相手は怪獣だぞ?」

 

ハルナ「黙りなさい!」

 

優介「この向こうか・・・」

 

優介はレイを見つけるが

 

優介「あれは・・・」

 

同時にブーメランのような巨大な武器が地面に突き刺さっていた

 

優介「あのブーメランどこか見覚えが・・・」

 

優介は地面に突き刺さっているブーメランにどこか見覚えがあった

 

優介は地上に降りレイの元へ向かい、ボスもスピーダーで到着してレイの元へ向かった

 

レイは謎のブーメランに触れるとマグマの中で2体の巨人が争っている光景が頭の中に入ってきた

 

優介「レイ!」

 

ヒュウガ「どうした?」

 

優介はレイが見た記憶を読み取る

 

優介「っ!あの戦士はまさか・・・」

 

一体の巨人は見当が付くがもう一体の巨人は最近見覚えがあるような気がした・・・

 

 

 

優介「ふぅ~」

 

ヒュウガ「お疲れだな優介」

 

優介「ああ、ここのところ怪獣との戦いばかりだったからな」

 

レイ「すまない、俺のせいで二人を巻き込んでしまって」

 

優介「あのな、自分一人で抱え込もうとするなよ」

 

レイ「あ・・・」

 

ヒュウガ「俺はな、お前のせいで何かに巻き込まれた覚えなど一度たりともないぞ。それにだ、お前は俺の船のクルーだ。クルーが直面した危機は船を預かる俺の問題でもある」

 

 

優介「水くさいことは言うなよ。俺達は今まで力を合わせて戦ってきただろ?俺達は一人じゃないだろ」

 

レイ「ああ」

 

ヒュウガ「そうと決まれば、ペンドラゴンが来るのを待とう」

 

優介&レイ「了解!」

 

そうして彼らは休んでいた

 

一方ペンドラゴンは

 

オキ「サビーニ876星系か・・・その惑星ハマーって一体どれだけ辺境にある星なんですかね?

 

ハルナ「それを知ってるのは・・・あの男だけよ」

 

そしてハルナとクマノが取調室に向かい

 

ハルナ「さあ、出るのよ!」

 

ダイルを出した

 

ハルナ「これでもう3回目・・・今度こそ目的地までの座標をセットして!」

 

ダイル「そうはいかない。教えるのは途中までの座標だ」

 

オキ「なんでそんな小出しにするのさ?」

 

ダイル「もし最初に全てを教えてしまったら貴様らは用済みになった俺をこの船の外へ放り出すだろう」

 

ダイル「座標は俺の身を守る命綱だ。簡単に教えられるものか」

 

ハルナ「私たちを信用してないのね」

 

ダイル「はぁ!当然だろ?」

 

その時警報が鳴った

 

ハルナ「何!?」

 

そして画面にペンドラゴンに接近する宇宙船が映し出された

 

ダイル「あれはキール星人のスペースシップ!」

 

オキ「キール星人?」

 

ダイル「奴はレイオニクスだ。ペダニウムランチャーで粉砕しろ!」

 

ハルナ「いいえ!戦闘はしないわ」

 

ダイル「何だと!?」

 

ハルナ「クマさん、メインエンジン始動。最大船速でこの宙域より離脱」

 

クマノ「了解!」

 

ダイル「ちょっと待て!戦え!奴はレイオニクスだ!生かしておくわけにはいかない!」

 

そうしてダイルはペダニウムランチャーを使おうとしたが

 

ダイル「使用不能だと!?」

 

ハルナ「残念だけどその武器はクマさんに封印させたわ」

 

クマノ「今はここにいないボスのZAPカード専門認証がない限り二度とそいつを撃つことはできない」

 

そしてペンドラゴンは最大船速で離脱した

 

ダイル「なんでこんなことをした?」

 

ダイル「力こそ全てだ!!この宇宙ではより強力な武器を持つものが生き残れるんだ!」

 

ハルナ「違うわ!この宇宙には力よりもっと大切なものがある」

 

ダイル「下らん!50年後の未来!ペダン星は壊滅状態になるんだぞ!?」

 

ピークに達したダイルがハルナに詰め寄るがクマノに止められる

 

ダイル「戦え!!」

 

クマノ「落ち着け!お前のその気持ちも分かる!」

 

ダイル「気持ちが分かるだと?」

 

クマノ「そうだ!故郷を思う気持ちは俺たち地球人だって同じだ!!」

 

ダイル「・・・・・・」

 

ダイル「離せ。これじゃ次の座標がセットできないだろ?」

 

一方優介たちは何気ない話をしていた

 

優介「ハハッ!

 

ヒュウガ「ハハッ!」

 

レイ「・・・・・」

 

するとレイが浮かない顔をしていた

 

ヒュウガ「どうした?」

 

レイ「俺は、惑星ボリスを脱出するときレイブラッドの血が覚醒した。あれから時々自分を抑えられないような衝動を感じる。もしも完全に自分を見失ってしまったら俺は・・・」

 

ヒュウガ「怖がってくれて俺は嬉しいよ」

 

レイ「え・・・」

 

ヒュウガ「初めて惑星ボリスで出会った時お前は怪獣を倒すことしか知らず俺達に全く心を開こうとしなかった。むしろ俺達を敵視すらした。それが今じゃ俺達の立派な仲間だ」

 

 

ヒュウガ「俺達との間に生まれた絆をお前は大切に思ってくれている。だから恐れるその絆が失われてしまうことをお前はとても心配している。お前の事は俺達が必ず守ってやる」

 

優介「俺はオーブの力を手にいれる前友達というものがいなかった。一人の方が楽しいと思って友達を自分から作ろうとしなかった。でもボス達と出会って仲間というものがどんなに大切か分かったんだ。俺は絆で結ばれた仲間を俺は守っていきたい」

 

 

すると警報が鳴りゼットンが出現した

 

ヒュウガ「ゼットンだと!?」

 

優介「またしてもあいつか」

 

ヒュウガ「レイ、これはお前だけの戦いじゃない」

 

レイは外に向かいゴモラを召喚した

 

レイ「それ以上この船に近づかせはしない、行け!ゴモラ!」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

ゴモラ「ギシャオオォォォ!」

 

ナックル星人「ほう中々強いパワーを感じる地球のレイオニクス貴様ただ者ではないな」

 

ゼットンの火球をゴモラは尻尾で跳ね返した

 

レイ「よし!」

 

優介「ナイス!」

 

ゴモラはゼットンに立ち向かう、これまでの戦いで確実に強くなっていた為ゼットンを圧倒している

 

ヒュウガ「いいぞ、強敵を前にしても冷静に戦えてる」

 

レイ「ゴモラ!超振動波だ!」

 

ゴモラは超振動波を放つがゼットンシャッターで防がれるが

 

レイ「行け!」

 

更に威力を高め、シャッターを破壊しゼットンを倒した

 

ゼットン「ゼットン!」

 

ヒュウガ「完璧に自分をコントロールし勝利した、レイの心は確実に強くなっている」

 

だがゼットンが立ち上がった

 

ヒュウガ「ん?なぜだ?確かに今倒したはずだ」

 

だが、ゼットンは倒しても倒しても復活した

 

レイ「何!?」

 

優介「どういう事だ?一体?」

 

ヒュウガ「奴は不死身だというのか?」

 

???「ふん、何が起きてるか理解できまい」

 

レイ「ふざけるな、ふざけるなあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

レイはレイモンに覚醒した

 

ヒュウガ「あっ・・・」

 

優介「またあの姿に!」

 

だがゼットンを倒してもまた復活した

 

優介「まさか・・・」

 

優介は不思議に思い通信機を探査モードにするとゴモラしか質量反応がなかった

 

優介「ボス!あのゼットンは幻だ!」

 

ヒュウガ「だとすると・・・」

 

優介「ああ、操っているものがどこかにいる」

 

ついにレイモンがエネルギー切れになり、ゼットンが消え、ガルベロスが現れた

 

優介「そうか、奴のガルベロスが幻影を作りだし、消耗させていたのか」

 

ガルベロスの猛攻を食らうゴモラ

 

ナックル星人「お前は仕える主人を間違えた。恨むなら主人を恨め、うはははははっ!何!?」

 

するとレイモンは赤く禍々しい姿になり、ゴモラも同様に全身が真っ赤になった

 

レイモン「ヴォォアアアアアア!!!」

 

BGM:サンダーブレスター

 

ヒュウガ「あの姿は・・・」

 

優介「禍々しい姿に・・・」

 

ガルベロスの猛攻にびくともしなくない

 

ナックル星人「ば、馬鹿な!」

 

ゴモラは超振動波でガルベロスを倒した

 

ナックル星人「な、何なんだお前は?」

 

するとレイモンはゴモラに超振動波でナックル星人を消した

 

優介「おい!レイ!くっ!」

 

優介はオーブリングを構え、スペシウムゼペリオンにフュージョンアップしてゴモラを抑える

 

オーブ「おい!目を覚ませ!ゴモラ!レイ!」

 

だがそれでは止められず超振動波をもろに食らってしまう

 

オーブ「ウォアアアッ!」

 

カラータイマーが点滅し

 

ティガ「ヂャアッ!」

 

ウルトラマン「ウォアッ!」

 

半透明のウルトラマンとティガが苦しみオーブからはみ出そうとなるがすぐに元に戻った

 

レイモン「ヴォォアアアアアア!!!」

 

すると暴れるがままに周囲に超振動波を放ち破壊し始めた

 

オーブ「ぐぅぅ!くそ!力が強すぎる!」

 

ヒュウガ「レイ!目を覚ますんだ!」

 

だが超振動波の余波でヒュウガが吹き飛ばされてしまう

 

オーブ「ボス!あっ!ぐぅぅ!」

 

その時地面に突き刺さっていた謎のブーメランが動きだしゴモラを攻撃した

 

ヒュウガ「あれは・・・」

 

オーブ「やっぱりあのブーメランは・・・」

 

そして二度目の攻撃でゴモラはダウンした

 

そしてレイモンの頭上に行きレイモンの所に落下した

 

そして霧が晴れるとレイの姿に戻っていた

 

レイは縮小したブーメランを手に取る

 

しかし怪獣達の声で再び暴走状態のレイモンに戻ってしまった

 

ヒュウガ「待つんだ!レイ!」

 

ヒュウガ「レェェェェェイ!!!」

 

優介達は何も出来ず、ただレイが行ってしまうのを見ていることしかできなかった

 

オーブ「くそおぉぉぉぉ!!!」

 

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

 

【ED 愛のしるし (TV Size)】

 

 

 

次回予告

 

ダイル「奴は凶悪なレイオニクスだ、今頃お前達の仲間を殺しているのかもしれないな」

 

レイ「俺はこんなことなどしたくない!」

 

今度はババルウ星人が操るアントラーが現れる

 

ババルウ星人「私に真のレイオニクスバトルを挑むか、受けてやる!」

 

オキ「ゴモラの血液中の鉄分が引き寄せられているんです」

 

ついにペンドラゴンが惑星ハマーに到着するが

 

クマノ「どうしてレイがそんな姿に!?」

 

オキ「レイの本当の姿」

 

ハルナ「レイ!」

 

レイモン暴走状態に困惑するペンドラゴンメンバー

 

優介「目を覚ませ!レイ!」

 

ヒュウガ「俺が守ってやる!自分を見失うな!」

 

レイ「やめろぉぉぉぉぉ!!!」

 

ダイル「レイオニクスは全て殺す!貴様はここで終わるんだ!」

 

優介「頼む!レイを元に戻してくれ!」

 

ヒュウガ「アームさん、はっ!」

 

レイは元に戻るのだろうか?

 

次回 暴走の果てに




ふぅ、執筆活動は思い通りに行かないことばかりで大変です。


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第18話 暴走の果てに

自分を取り戻せー!レイ!


前回までのあらすじ

ナレーション:ヒュウガ(ボス)

ここ惑星ハマーはかつて全宇宙を支配したレイブラッド星人の後継者を決めるためレイオニクスバトルが行われている戦場だったこの惑星に降り立ったレイは彼の体に流れるレイブラッドの血が呼び覚まされ戦いの中で暴走し、その姿を変貌させてしまう

 

 

 

優介「レイ!聞こえるか!応答しろ!どこにいる!レイ!」

 

だが砂嵐のせいで通信が取れなかった

 

優介「くそ!駄目だボス、応答しない」

 

ヒュウガ「よしスピーダーで探すぞ!」

 

優介「了解!」

 

その頃

 

メトロン星人「行け!ドラゴリー!」

 

レイモン「ヴォォォォ!ヴァアアア!」

 

レイモンはメトロン星人が操るドラゴリーと戦っていた

 

 

 

一方

 

 

 

ダイル「次の座標をセットした」

 

ペンドラゴンはペダン星人ダイルの案内で惑星ハマーに向かっていた

 

クマノ「今度こそ惑星ハマーにたどり着けるんだろうな?」

 

ダイル「さあ」

 

ハルナ「本当に用心深いのね」

 

オキ「あーあ、僕は早くレイに会いたいのにな〜」

 

ダイル「たとえ目的地に着いても会える保証はない。あのレイという男が今頃お前達の仲間を殺しているのかもしれないからな」

 

ハルナ「どういう意味?」

 

ダイル「知っているだろ?あいつの正体を、奴は凶悪なレイオニクスだ!」

 

 

 

【OP 誓い (TV Size)】

 

 

優介「ごめんボス、俺が力不足なばかりにレイを・・・」

 

ヒュウガ「大丈夫だ優介、あいつは俺達の手で連れて帰るぞ!」

 

優介「・・・ああ」

 

 

ドラゴリーはゴモラを攻撃するが進化したゴモラの力に圧倒されていた

 

 

メトロン星人「馬鹿な!ドラゴリーは超獣、怪獣ごときに!」

 

レイモン「ハッハハハハ!ウァハッハハハハ!」

 

レイ「(俺は、戦いを楽しんでいるのか?)」

 

 

ゴモラ「ギシャオオォォォ!」

 

ゴモラが超振動波を放ち、かすっただけで大ダメージを与えていた

 

 

メトロン星人「くそ!このままでは、戻れドラゴリー!」

 

 

 

ドラゴリーが回収されるとレイモンがメトロン星人に殴りかけてきた

 

 

レイモン「ヴォォアアアアアア!!!」

 

レイ「(やめろ、俺はこんなことなどしたくない)」

 

レイ「(やめるんだ!)」

 

レイ「(やめろぉぉぉぉぉ!!!)」

 

 

メトロン星人「お前、レイオニクスに直接手を出すのか?同じ宇宙人同士で傷つけ合うのは愚かな事だと思わないのか?」

 

だがそれでもレイモンは止まらない

 

 

メトロン星人「おのれ、やるなら一思いにやれ!こんな侮辱的ないたぶりなど!」

 

その時、他の怪獣の声を聞きレイモンは何処かへと行ってしまった

 

メトロン星人「忘れぬぞ!この屈辱!」

 

 

一方

 

 

ダイル「あれが、惑星ハマーだ」

 

ペンドラゴンはダイルの道案内で惑星ハマーにたどり着いた

 

ハルナ「あなたが騙していなければね」

 

オキ「副長、ゴースタードラゴンからの救難信号です!あの惑星からです」

 

クマノ「おお!やったな!」

 

ダイル「ふっ、さてと、お次は・・・」

 

オキ「副長!」

 

そう、去ろうとしたダイルにハルナがトライガンナーを向けていた

 

ダイル「俺はもう用済みってことか・・・それが地球人のやり方か!」

 

ハルナ「地球人を見損なわないで!船室に戻ってもらうだけよ。あなたの身柄はちゃんとペダン星の別動隊に引き渡します。ただし、それがいつになるかは・・・あなた次第ね」

 

ダイル「はっ!いいだろう!だが・・・忘れるな」

 

ハルナ「えっ?」

 

ダイル「俺はハンターだ、獲物を逃したことはない!」

 

そうしてダイルは船室に戻された

 

オキ「大気圏突入角補佐修正完了」

 

クマノ「姿勢制御システム正常」

 

ハルナ「これより大気圏突入シークエンスに移行」

 

オキ「無事でいてくださいよボス、レイ、優介」

 

そうしてペンドラゴンは惑星ハマーに突入した

 

 

その頃 ヒュウガと優介はスピーダーでレイの捜索をしていた

 

 

ヒュウガ「レイ、俺達が必ず見つけてやる」

 

優介「ボス、あれを」

 

ヒュウガ「光の壁、回避した方が良さそうだな」

 

優介「ああ」

 

だが

 

ピー!ピー!ピー!ピー!

 

優介「エンジン異常!あれは強力な磁力光線だ!」

 

ヒュウガ「何!?」

 

スピーダーは不時着した

 

一方

 

ハルナ「ゴースタードラゴンの救難信号は?」

 

オキ「それが強力な電磁波によってうまくキャッチできないんです」

 

クマノ「ここまで来てそれはないぜ、オキなにか打つ手はないのかよ?惑星は広いぞ」

 

オキ「そんなこと言っても、なんでこんな電磁波が急に」

 

ハルナ「ねぇ、その電磁波は広い範囲にフラットに発生してるの?」

 

オキ「えっと、電磁波の強度と付近の地形を照合・・・あっ!分かりました!」

 

クマノ「早いな!」

 

オキ「電磁波はある一点というか一ヶ所から発生しています」

 

ハルナ「ということは・・・」

 

オキ「そこに行って発生源を無くすことができれば」

 

クマノ「救難信号がキャッチできるというわけか!」

 

ハルナ「行きましょう!」

 

オキ「強力な電磁波か・・・もしかしてあの怪獣?」

 

どうやらオキには電磁波の原因が見当がついているようだ

 

 

その頃、地上に怪獣が出現した

 

優介「アントラー!」

 

ヒュウガ「あの光の壁はアントラーの仕業だったのか」

 

???「ふっふっふっ」

 

そこにバトルナイザーを持つ黄色の宇宙人がいた

 

ヒュウガ「レイオニクス!」

 

優介「ババルウ星人!」

 

ババルウ星人「いかにも俺様は暗黒宇宙のババルウ星人だ」

 

ババルウ星人「さあ貴様達もモンスロードしろ!」

 

ヒュウガ「はははっ!生憎だったな。俺達はレイオニクスではない!」

 

ババルウ星人「何!?」

 

優介「俺達は人を探している。知らないか?」

 

ババルウ星人「レイオニクスでもないものがこの星をうろちょろするな!アントラー!踏み潰せ!」

 

ヒュウガ「おい!待て!」

 

優介「ボス!俺が・・っ!」

 

優介はオーブにフュージョンアップしようとしたが何かの尻尾が飛んできた

 

ババルウ星人「何だ?」

 

そこに怪獣の尻尾と思われるものをたくさん持っていたゴモラがいた

 

ヒュウガ「ゴモラ!」

 

優介「ボス!あれを!」

 

優介が指差した方向にはバーストモードとなったレイモンがいた

 

ヒュウガ「あれは!」

 

ババルウ星人「不意討ちとはやってくれるな。その様子他でも随分暴れてきたようじゃないか。どこのレイオニクスだ?」

 

レイモン「ヴォォォォウァアアア!」

 

ババルウ星人「答える気はないか。飛んで火に入る夏の虫とは貴様の事だ!アントラー!」

 

アントラーの地中からの攻撃で怯むがゴモラが優勢になりババルウ星人にダメージの影響が出た

 

ババルウ星人「むっ、これは俺様に真のレイオニクスバトルを挑むか?あるレベルに達した者だけが可能な真のレイオニクスバトルを受けてやる!」

 

するとゴモラがやられるとレイモンが苦しみ、アントラーがやられるとババルウ星人も同じ痛みを味わう

 

ヒュウガ「レイ・・・」

 

優介「これじゃ一心同体と一緒じゃないか!」

 

するとレイモンが膝を付いた

 

ババルウ星人「もうスタミナ切れか、無闇に戦ってきたんだろ馬鹿が!」

 

そしてアントラーにゴモラが攻撃されまくりレイモンも苦しむ

 

ヒュウガ「やめろレイ!このままだとお前は!ゴモラを呼び戻せ!」

 

優介「ババルウ星人もこんな戦いはやめろ!こんな戦いに何の意味があるって言うんだ!」

 

ババルウ星人「何をほざくか部外者が!」

 

ヒュウガ「頼む!頼む!やめてくれー!!」

 

その時

 

 

 

 

 

優介「やめろと言っているのが・・・・」

 

 

ババルウ星人「ん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

優介「やめろと言っているのが聞こえないのかーーー!!!」

 

 

 

優介はオーブリングを構えてインナースペースを作り

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

優介「光の力お借りします!」

 

【フュージョンアップ!】

 

ティガ「タアァッ!」

 

ウルトラマン「シェアッ!」

 

ウルトラマンとティガのビジョンがオーブに重なり

 

【ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオンにフュージョンアップした

 

ババルウ星人「な、何だと!?」

 

容赦のないラッシュ攻撃でアントラーを追い詰めていると何かの攻撃がアントラーに命中した

 

 

ヒュウガ&オーブ「ペンドラゴン!」

 

クマノ「よっしゃあー!ボスとオーブ発見!」

 

オキ「ゴモラがいるということは!」

 

ハルナ「レイも一緒ね!」

 

ヒュウガ「よくこんなところまで・・・」

 

するとアントラーは磁力光線を放ち、ゴモラを引き付けようとする

 

オーブ「ゴモラ!」

 

クマノ「どうなってるんだ?」

 

オキ「あれはアントラー!磁力光線で敵を引き付ける怪獣、電磁波の正体はこいつです」

 

クマノ「でもどうして磁力でゴモラが?」

 

オキ「ゴモラの血液中の鉄分が引き寄せられているんです」

 

するとペンドラゴンにも影響が及び始めた

 

クマノ「くそ!こっちにも影響が」

 

ヒュウガ「レイ!」

 

だがレイモンは止まらず、ヒュウガを振り払い力を解放させた

 

レイモン「ヴォォアアアアアア!!!」

 

ゴモラ「ギシャオオォォォォ!!」

 

オキ「ゴモラが赤くなった!?」

 

ゴモラがレイオニックバーストになると容赦なくアントラーを攻撃し、アントラーの角を折り超振動波を放とうとした

 

ババルウ星人「アントラー!戻れ!」

 

アントラーを回収しババルウ星人は逃走した

 

オーブ「・・・・・・」

 

オーブも変身を解いた

 

ヒュウガ「レイ、もういい終わったんだ落ち着け!冷静になれ」

 

レイモンは暴走しヒュウガを攻撃してきた

 

 

優介「今のお前は本当のお前じゃない!そうだろ?レイ!」

 

レイモン「ヴォォアァァァァァ!!!」

 

優介「うわっ!」

 

優介を押し飛ばし、ヒュウガを掴み上げアイスラッガーで止めを刺そうとする

 

ヒュウガ「レイ心配するな、お前は俺達が守ってやる!」

 

ハルナ「その人を離しなさい!」

 

そこにハルナ、クマノ、オキが来た

 

オキ「優介!」

 

クマノ「ボス!」

 

優介「副長!クマさんにオキも」

 

ヒュウガ「待て!慌てるな!」

 

ヒュウガ「こいつは・・・敵じゃない!・・・こいつは・・・」

 

ハルナ「まさか・・・」

 

ヒュウガ「こいつは・・・レイだ」

 

オキ&クマノ&ハルナ「えっ?」

 

ヒュウガ「今レイは己の心の中で闘ってる。俺はレイを信じている。必ず自分を取り戻すと」

 

クマノ「だけど、どうしてレイがそんな姿に!?」

 

オキ「まさかこれがレイの本当の姿・・・」

 

ハルナ「違うわ!そうでしょ!レイ!」

 

優介「レイ!自分に負けるなー!」

 

ヒュウガ「レェェェェェイ!!戻ってこーい!!」

 

 

その時レイモンが持っていたブーメランが光り

 

レイモンはレイの姿に戻り気を失いブーメランをヒュウガが手にした

 

 

 

 

その後

 

 

 

 

ヒュウガ「全宇宙のレイオニクスがこの惑星に集まって戦っているんだ。最後まで勝ち残った最強のレイオニクスがかつてこの宇宙を君臨していたレイブラッド星人の後継者に選ばれるという」

 

優介「まさに惑星ハマーはレイオニクスバトルの惑星だ。それがレイオニクスに関して今分かっている全てだ」

 

 

優介とボスが状況を説明した

 

 

一方

 

 

 

ダイル「レイオニクス反応、間違いないない奴は今この船内にいる」

 

そう言い、ダイルは船室から抜け出そうとしていた

 

ヒュウガ「ペダニウムランチャー?」

 

クマノ「はい、ペダンの科学力は途方もない威力でした、もっともボスの専門認証とZAPカードがない限り二度と撃つことはできませんけどね」

 

どうやらペダニウムランチャーはクマノが言うようにとんでもない威力を持つ兵器のようだ

 

ヒュウガ「ハッハハ、これを使わずにこの惑星から無事脱出できることを願うばかりだな」

 

優介「あのペダン星人の目的はレイだったとはな」

 

するとレイが立ち上がり外に行こうとしていた

 

ハルナ「どこへ行く気?」

 

ヒュウガ「待つんだレイ、お前まさか俺達に迷惑を掛けまいとして」

 

レイ「俺に触れるな!俺は二度とお前を傷つけたくはない」

 

するとボスはレイにやられた場所の傷を見せた

 

ヒュウガ「ハッハハハハ!これが傷に見えるか?知らないのか?宇宙の男にはな傷こそ勲章だってことを」

 

レイ「ボス」

 

ハルナ「レイ、ペンドラゴンは私たちの家みたいなもの

この星であなたが戻る場所はここしかない違う?」

 

レイ「副長」

 

クマノ「惑星ボリスでもあったよなこんな事、でもあの時と違ってレイ今のお前はペンドラゴンのクルー、俺達はもう家族も同然だろ?」

 

レイ「クマさん」

 

オキ「一緒に地球に帰ろ!怪獣使いの君に地球の怪獣達の事教えてあげたいしね!」

 

レイ「オキ」

 

優介「俺は今までたくさんの仲間たちと一緒に戦ってきた、その中にはレイ、お前もいるんだぞ」

 

レイ「優介」

 

メトロン星人「見つけたぞレイオニクス」

 

そこにメトロン星人がやって来た

 

オキ「メトロン星人!」

 

ハルナ「いつの間に!?」

 

メトロン星人「姿を変えても無駄だ私には分かる。お前に受けた屈辱私は忘れん。戦え!表で待っているぞ」

 

メトロン星人が一瞬にして消えた

 

クマノ「空間転移か?」

 

優介「宣戦布告のつもりか?」

 

ヒュウガ「俺達の目的は戦う事じゃない!ペンドラゴンでこの星を脱出することだ!」

 

そうしてペンドラゴンで惑星ハマーを脱出しようとする

 

メトロン星人「ん?まさか逃げる気か?そうはさせない!」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

それを見たメトロン星人は怪獣を召喚し、空が割れた

 

ハルナ「空が!」

 

クマノ「割れた!?」

 

バキシム「ギィガァァァァァ!!」

 

オキ「あれは超獣です!一角超獣バキシムです!」

 

ヒュウガ「回避しろ!」

 

ハルナ「了解!」

 

メトロン星人「バキシムから逃げられると思うな!」

 

すると進行方向にまた空が割れバキシムが現れた

 

ハルナ「また?」

 

オキ「バキシムには空間移動能力があるんです!」

 

優介「ここは俺が!」

 

優介はオーブに変身しようとするがダイルがレイに襲いかかってきた

 

 

ヒュウガ「ペダン星人!」

 

優介「貴様!」

 

オキ「レイ!あっ痛っ!」

 

ダイルの攻撃を避けて地面に倒れるオキ

 

優介「オキ!」

 

レイ「貴様の狙いは俺だけのはずだ!」

 

ダイル「逃がすか!」

 

レイとダイルは船外に出た

 

ヒュウガ「待つんだ!レイ!」

 

クマノ「ボス!レイ達が船外に降りました!」

 

ヒュウガ「何!?」

 

ハルナ「フライトバランサーに異常が!」

 

ヒュウガ「ペンドラゴンを着陸させろ!」

 

ハルナ&クマノ「了解!」

 

地上に降りた二人が乱闘を始めた

 

レイ「俺が何をした?」

 

ダイル「知る必要はない!レイオニクスは全て殺す!それに関する全てのものを抹殺する!そして歴史を修正する!」

 

レイ「何だと?」

 

ダイル「貴様はここで終わる運命だ!」

 

レイ「ふざけるな!」

 

レイ「うぁあああああああ!!!」

 

BGM:サンダーブレスター

 

ダイル「何!?」

 

レイモン「ヴォォアアアアアア!!!」

 

ダイルは投げ飛ばされレイはバーストモードのレイモンに変身した

 

そしてレイオニックバーストのゴモラを召喚した

 

ゴモラ「ギシャオオォォォ!」

 

メトロン星人「やっとやる気になったか、バキシム超獣の力を思い知らせてやれ!」

 

レイオニックバーストになったゴモラにバキシムは押されているそれがメトロン星人にも影響が出始めた

 

メトロン星人「真のレイオニクスバトルか・・・フン!望むところだ!」

 

だがレイオニックバーストと化したゴモラには全く敵わなず吹き飛ばされ超振動波でバキシムは止めを刺された

 

 

メトロン星人「馬鹿な!ドラゴリーのみならずバキシムまで倒すとはあのゴモラ強すぎる!私はここで終わりだ」

 

メトロン星人は塵と化しゴモラはバトルナイザーに回収された

 

 

 

ダイル「(やはりあのレイオニクスは抹殺せねばならない)」

 

時は夕方になり

 

ハルナ「レイ!」

 

クマノ「レイ!」

 

オキ「レイ!」

 

優介「レイ!」

 

ヒュウガ「手分けして探そう!」

 

全員「了解!」

 

男性、女性に分かれてレイの捜索を開始した

 

ハルナ「レイ!」

 

レイモン「ヴォォアアアアアア!!!」

 

突如レイモンがハルナの背後に現れ暴れ始めるがハルナに殴ろうとするがどれも岩に当たり、外していた、闘争本能に抵抗している証拠だ

 

ハルナ「思い出して!レイ!私はあなたを・・・いえ、私達はあなたを信じてる!」

 

ハルナ「惑星ボリスで一緒に戦い、一緒に困難を乗り越えたあなたを・・・思い出して!レイ!」

 

苦しみもがいているとレイモンが一粒の涙を流していた

 

そこに優介たちもやって来た

 

レイモン「(俺は・・・俺は!)」

 

ヒュウガはレイを救ってくれたブーメランを取り出し

 

ヒュウガ「レイ!」

 

そしてレイモンは両手を広げた

 

ヒュウガ「アームさん!はぁぁはっ!」

 

ヒュウガが投げたブーメランはレイモンに直撃しレイオニクスの闘争エネルギーを取り除き、レイの姿に戻った

 

BGM:GEEDの証 感動

 

ヒュウガ「大丈夫か?」

 

レイ「ボス」

 

ヒュウガ「前にも言ったよな、お前の事は俺達が必ず守ってやると」

 

ハルナがブーメランを取った

 

ハルナ「これがあなたを・・・」

 

レイ「ああ」

 

ハルナ「きっと・・あなたにとって大切なもの」

 

オキ「これまさか・・・」

 

クマノ「何か知っているのか?」

 

オキ「いやだけどそんなはずは」

 

優介「(いや、間違いない・・このブーメランは)」

 

ハルナ「さぁ、ペンドラゴンに・・私たちの家に戻りましょう」

 

クマノ「で、飛べるようにしなきゃなとっておきの魔法を見せてやる、もちろんレイお前にも手伝ってもらうからな」

 

レイ「ああ、うっ!」

 

ヒュウガ「レイ!?」

 

優介「どうした?」

 

レイの胸にはあのブーメランの形の傷が深く刻まれていた

 

ヒュウガ「その傷は?」

 

レイ「これが傷に見えるか?」

 

ヒュウガ「えっ?」

 

レイ「知らないのか?宇宙の男はな傷こそ勲章だってな」

 

ヒュウガ「ハッハハハ!」

 

オキ「じゃあ僕のこれも勲章ってことですね!」

 

ヒュウガ「おお!立派な勲章だ!」

 

優介「まぁオキの唯一の勲章だな!」

 

オキ「ちょっと優介!」

 

全員「ハッハハハハ!」

 

こうしてレイは暴走を克服することができた。

 

 

だけど、この時の彼らは考えもしなかった

 

 

 

 

この先に起こる・・・悲劇を・・・

 

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

【ED 愛のしるし (TV Size)】

 

 

次回予告

 

レイ「これまでに感じたこともない程強烈なレイオニクスの血を」

 

ダイル「直ちにレイオニクスを引き渡せ!船もろとも破壊する!」

 

ダイル「俺はこの目で見た仲間たちに襲いかかる光景を」

 

グランデ「お互い怪獣バトルに飢えたレイオニクスなんだからさ」

 

グランデ「さぁ、俺と遊ぼうぜ、タイラント!」

 

レイ達の前にかつてウルトラ5兄弟を倒した最強の怪獣タイラントが立ちふさがる

 

グランデ「こっからが本番、真のレイオニクスバトルだ」

 

 

レイ「皆と・・帰るんだ・・・地球へ・・・」

 

 

優介「レェェェェェェェェェェェイ!!!」

 

クマノ「目を覚ませ!」

 

オキ「一緒に地球に帰るんだろ?」

 

ハルナ「そんな・・・」

 

クマノ「正体不明のエネルギー体に補足されました!」

 

???「まだ希望はある」

 

ハルナ「バトルナイザーがあればレイは甦るそうなのね?」

 

クマノ「もう一発食らったらおしまいです!」

 

グランデ「行っけ〜タイラント!」

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

最強のレイオニクスとの戦いが始まる

 

 

次回 第二覚醒

 

 




良かったーレイが元に戻ったー!


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第19話 第二覚醒

随分遅れてしまって申し訳ありません。大変長らくお待たせいたしました。


前回までのあらすじ

ナレーション:ヒュウガ(ボス)

惑星ハマーで繰り広げられるレイオニクスバトル。その最中自我を失ったレイは暴走し俺達に襲いかかった。だが、その時仲間達の必死の叫びがレイの心を呼び覚ました

 

 

【OP 誓い (TV Size)】

 

レイ「感じたんだ・・・レイオニクスの血を・・・これまでに感じたことのないほど強烈な・・・」

 

ヒュウガ「心配するな。もうすぐこの忌まわしい惑星から脱出できる!」

 

オキ「そうだよ!レイが戦う必要なんかないよ!」

 

レイ「・・・・・・」

 

ヒュウガ「レイ、何があってもお前にはこの俺たちがついている!」

 

優介「そ、だから心配するなよ」

 

レイ「ああ・・・」

 

クマノ「ほら!休んでる暇はないぞ。まだ近くに怪獣がいるかもしれないんだ」

 

オキ「大丈夫ですよ!レーダーに反応ないし!」

 

クマノ「あいつだっていつ戻ってきてもおかしくないんだぞ?」

 

ヒュウガ「ん?」

 

レイ「あいつ?」

 

優介「ひょっとして・・・」

 

クマノ「ああ、レイを襲ったペダン星人だよ」

 

オキ「ペダン星人!」

 

ハルナ「確かに諦めたとは思えない」

 

ヒュウガ「各自警戒を怠るな!」

 

「了解!」

 

 

レイ「なあ!」

 

クマノ「ん?」

 

レイ「地球はどんな星なんだ?」

 

オキ「そっか、レイは地球の土を踏んだことがないんだよね?」

 

レイ「ああ」

 

クマノ「平和な星さ」

 

オキ「昔は世界各地で怪獣被害が絶えなかったんだけど、人類はその危機を乗りきったんだ!」

 

優介「(メビウスが地球を去ってから、そんなことがあったのか・・・ふっ、アイハラ・リュウの言ってたことが証明されたんだな)」

 

クマノ「レイもきっと気に入る。案内してやるよ。俺たちの故郷へ」

 

優介「そうなると久々の地球か・・・」

 

オキ「えっ?」

 

クマノ「優介は地球人なのか?」

 

優介「ああ、れっきとした地球人なんだけど、気づいたら惑星O-50だった」

 

オキ「そこで手にしたんだね。ウルトラマンオーブの力を」

 

優介「ああ」

 

すると警報が鳴ったため、4人がブリッジに戻った

 

クマノ「何事ですか!?」

 

ハルナ「飛行物体が接近中!ペダニウム反応よ」

 

レイ「ペダニウム反応?」

 

オキ「ペダン星の宇宙船だよ」

 

優介「まさか・・・」

 

ヒュウガ「よぉし!各自配置につけ!」

 

「了解!」

 

すると振動が響いた

 

ペンドラゴンがペダンの宇宙船の攻撃を受けていた

 

クマノ「メインエンジン損傷!」

 

ヒュウガ「スピーダーは!?」

 

オキ「α、β共に損傷!」

 

ヒュウガ「ワイバーンミサイルスタンバイ!」

 

ハルナ「攻撃システムダウン!」

 

すると

 

ハルナ「通信機に反応!交信を求めているようです」

 

そして

 

ダイル「地球人の諸君に告ぐ」

 

オキ「ダイルだ!」

 

ダイル「直ちにレイオニクスを引き渡せ!さもなくば船もろとも破壊する!」

 

優介「あいつ仲間を連れてきやがった!」

 

レイ「リトラ!」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

レイはリトラを召喚してリトラに乗り、遠くに向かった

 

ダイル「どこへ行く気だ?」

 

ヒュウガ「レイ!応答しろ!レイ!」

 

ハルナ「レイ!レイ!聞こえないの?」

 

だがレイは通信を拒否して飛行を続けた

 

ヒュウガ「クマノ!」

 

クマノ「まだ離陸できません!」

 

ヒュウガ「急げ!」

 

クマノ「了解!」

 

そしてレイはある程度ペンドラゴンから離れた場所で降りた

 

レイ「戻れ!リトラ!」

 

そしてリトラを回収した

 

レイ「俺はここだ!来い!」

 

するとペダン星人が二人襲いかかってくるが銃撃を避けて殴り飛ばしていく

 

すると今度は武器を持ったダイルが現れた

 

ダイル「覚悟しろ!」

 

そしてレイはブーメランで対抗する

 

しかし攻撃を食らってしまう

 

ダイル「今度こそ最期だな」

 

そしてレイはブーメランを投げる

 

ダイルはそれを避けたがそのブーメランが戻ってきてダイルの武器を落とし、レイがそれをキャッチして目の前に見せつけた

 

ダイル「・・・・・・」

 

だがレイはブーメランを下ろした

 

ダイル「どういうつもりだ?お前は狂暴なレイオニクスだ。それなのになぜ?」

 

ダイルはレイが攻撃を止めた理由が分からなかった

 

ダイル「俺はこの目で見た。貴様が醜悪な姿になって仲間たちに襲いかかる光景を!」

 

レイ「その仲間たちが・・・俺を救ってくれたんだ」

 

レイ「彼らと共に生きて地球の土を踏みたい。それが俺の願いだ」

 

ダイル「・・・・・・」

 

レイはブーメランをしまうが

 

ダイル「甘いんだよ」

 

ダイルに銃を向けられてしまう

 

だが突然謎の攻撃によって二人は吹き飛ばされた

 

するとキール星人の宇宙船がやって来た

 

そう

 

最強のレイオニクス

 

キール星人グランデがやって来たのだ

 

グランデ「よ!お前強そうだな?」

 

レイ「誰だ?」

 

グランデ「そうです。私がキール星人です」

 

と言いながら耳につけているイヤリングを鳴らした

 

レイ「キール星人?」

 

グランデ「名はグランデ」

 

レイ「レイオニクスか?」

 

グランデ「当然。お前は?」

 

レイ「俺の名はレイ、地球のレイオニクスだ」

 

グランデ「ああ!あの辺鄙な星か。まだあったんだね」

 

レイ「お前がダイルを」

 

グランデ「ダイル?ああ、あの男か。邪魔だからご退場頂いた」

 

するとグランデは

 

グランデ「さあ、俺と遊ぼうぜ!」

 

レイの持つものとは全く形状が違うバトルナイザーを出した

 

それは惑星ハマーに来たときにレイが一瞬見たバトルナイザーの形と同じだった

 

レイもバトルナイザーを取り出すが

 

グランデ「お前何だそれ?」

 

レイ「・・・・・・」

 

グランデ「見込み違いだったかよ」

 

グランデ「うん、でも暇潰しにはなるのかね?うん、そうだよ。それでいいよ。さっさとモンスロードしちゃいなよ」

 

レイ「・・・・・・」

 

グランデ「ほれ!」

 

レイ「・・・・・・」

 

グランデ「ほれ!」

 

レイ「・・・・・・」

 

グランデ「やらないんならこっちから行っちゃうよ」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

そうしてグランデが出したのは

 

かつてウルトラ5兄弟を倒したことがある

 

暴君怪獣タイラントだった

 

グランデ「さあ見せてくれお前の力、弱っちい敵ばっかりで飽き飽きしているんだ!」

 

レイ「なぜだ?」

 

グランデ「はい?」

 

レイ「なぜそんなにバトルを楽しんでいるんだ?」

 

グランデ「お前・・・変わってるな」

 

グランデはタイラントにタンマのジェスチャーを流す

 

グランデ「自分だってそうだろ?お互い怪獣バトルに飢えたレイオニクスなんだからさ」

 

レイ「違う・・・俺は違う・・・俺はお前のような奴を絶対に許さない!」

 

グランデ「あ、はい?」

 

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

ゴモラ「ギシャオオオオオ!!」

 

グランデ「ゴモラか。少しは手応えありそうだな。タイラント!」

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

レイもゴモラを召喚しタイラントと戦闘に入るが圧倒的な力を前にゴモラはやられる一方

 

グランデ「温い・・・」

 

レイ「くっ!ゴモラ!超振動波だ!」

 

そしてゴモラは超振動波を放つが

 

グランデ「タイラント、たっぷり吸ってやれ」

 

超振動波が吸収される

 

レイ「超振動波を吸収している?」

 

タイラントにはあのベムスターの能力もあるため光線などは吸収されてしまうのだ

 

グランデ「はい。ごちそうさまでした」

超振動波を吸収したタイラントは力を増してゴモラを蹴り飛ばしたり投げ飛ばしたり踏み潰したりしてゴモラを圧倒していた

 

レイ「戻れ!ゴモラ!」

 

レイはゴモラを戻した

 

グランデ「おいおいこれで終わりじゃねぇよな?」

 

レイ「行け!エレキング!」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

レイはエレキングを召喚する

 

グランデ「そんな面白い怪獣持ってるんだったら早く出せってんだ。よし、そいつとガチで勝負してやる」

 

レイ「何?」

 

グランデ「こっからが本番。真のレイオニクスバトルだ。あっ、負けた方はあの世行き」

 

レイ「っ!」

 

グランデ「何びびってんだよ。それくらいスリルがねぇと面白くねぇだろ?」

 

とイヤリングを鳴らした

 

グランデ「ゲーム・・・スタート!」

 

やはり戦況は変わらずさらにタイラントが本気になり今までにないパワーにレイもどんどん疲弊していった

 

クマノ「ボス、整備完了いつでも行けます」

 

ヒュウガ「よーし!レイの救援に向かうぞ!」

 

ハルナ「メインエンジン始動!」

 

ヒュウガ「ペンドラゴン発進!」

 

ハルナ「ボス!レイの居場所が特定できました!2時の方角です!」

 

ヒュウガ「よし!急ぐぞ!」

 

ヒュウガたちはレイの居場所を特定し急行する

 

エレキングは尻尾をタイラントに巻き付けて電流を流す

 

グランデ「うわああああああ!!」

 

グランデもダメージを受ける

 

グランデ「うわああああああ!!あれ?肩こりが消えた。タイラント、お返しだ!」

 

タイラントはイカルス星人の能力アロー光線を放ちエレキングはもろに食らってしまう

 

レイ「はぁ、はぁ、エレキング!」

 

グランデ「話になんねぇな」

 

レイ「いや、これからだ!」

 

グランデ「聞こえたタイラント?だとさ。じゃそろそろ本気出しちゃう?」

 

その言葉通り、タイラントは本気になって攻めてきた

 

それからエレキングはボゴボコにされていく一方だ

 

そして今までにないダメージがレイにとてつもない苦痛を与えてしまう

 

レイ「皆と・・・帰るんだ・・・ぐっ!地球へ・・・」

 

グランデ「帰る?お前に何かを期待した俺が馬鹿だったよ。タイラント、止めだ」

 

タイラントの尻尾攻撃でエレキングとレイは吹き飛ばされる

 

レイはなんとか立ち上がるが手に持っていたバトルナイザーが無くなっていた

 

レイ「っ!バトルナイザーが!」

 

グランデ「あ~あ、もうおしまいだな」

 

そこにワイバーンミサイルがタイラントを攻撃した

 

そう、ペンドラゴンが到着したのだ

 

ヒュウガ「大丈夫か?レイ!」

 

レイ「皆」

 

オキ「タイラントは複数の怪獣や宇宙人の特徴を合わせ持つ怪獣なんです!エレキング一体じゃ勝ち目がありません!」

 

優介「ここは俺が!」

 

グランデ「あー!あー!うざったい!タイラント叩き落とせ!」

 

優介がオーブに変身しようとするがタイラントが妨害してきた

 

しかしエレキングが優介たちを庇ってくれた

 

レイ「ぐぅ、させるか!」

 

グランデ「邪魔だ!」

 

タイラントの一振りが止めの一撃となり

 

ヒュウガ「レイ!」

 

優介「エレキング!」

 

エレキングは断末魔をあげ、消滅した

 

レイ「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

 

そしてレイも

 

グランデ「ゲームセット」

 

優介「嘘・・・だろ・・・」

 

優介達は受け入れるしかなかった

 

レイの

 

ヒュウガ「レーーーーーーイ!」

 

 

死を

 

 

ヒュウガ「スピーダーでレイを救助しに行く」

 

ハルナ「ボス」

 

ヒュウガ「ペンドラゴンは空中で待機、戻り次第惑星ハマーを脱出する」

 

ハルナ「了解・・・」

 

グランデ「あーあ、また勝っちゃったよ。期待した程じゃなかったな地球のレイオニクス、がっかりだよ!」

 

グランデ「行くかタイラント」

 

タイラントを回収しグランデは去っていった

 

ヒュウガ「レイ!しっかりしろ!レイ!」

 

だがレイは反応しない

 

心臓に耳を当ててみると

 

聞こえるはずの鼓動が

 

 

聞こえない

 

ヒュウガ「・・・・・・レイ」

 

 

そうしてスピーダーが着艦しペンドラゴンは惑星ハマーを脱出した

 

そして・・・

 

ハルナ「レイ!」

 

オキ「レイ!」

 

クマノ「レイ!」

 

 

 

ヒュウガ「惑星上で・・・既にレイの意識はなかった」

 

 

医務室にレイの遺体が運ばれたのだ

 

 

クマノ「レイ・・・」

 

オキ「レイ・・・」

 

ハルナ「そんな・・・」

 

 

優介の個室

 

優介「・・・・・・」

 

 

優介は悔しかった、守れる力はあったのに何もできなかった。

 

 

そうしたらふと乳がんで死んだ母親のことを思い出した

 

 

彼はわがままな子供だった

 

母親が病気に苦しんでいることを知らずに呑気に遊んでいた

 

母親を失ってはじめて気がついた

 

母親がどんなに自分を愛してくれてたのか

 

どんなに大切にしてくれたのかを

 

もっと早く気づいてあげるべきだった

 

優介「俺は無力だ・・・家族も・・・仲間も守れなくて・・・」

 

優介「(お母さん・・・俺はどうしたらいい)」

 

 

 

ヒュウガ「せめてレイを地球に連れてってやろう。最大速度・・・地球へ向けて・・・」

 

ハルナ「・・・・・・」

 

クマノ「・・・了解・・・」

 

優介「・・・・・・」

 

オキ「・・・・・・」

 

地球に帰ろうとした

 

するとペンドラゴンに謎のエネルギー体が接近してきた

 

ハルナ「制御不能です!」

 

クマノ「正体不明のエネルギー体に捕捉されました!」

 

ハルナ「消えた?」

 

オキ「エネルギー体は船内に侵入しました!」

 

ヒュウガ「何処だ?」

 

オキ「待ってください?医療室です!」

 

ヒュウガ「何だと!?」

 

優介「あそこにはレイが!」

 

優介達が医療室へ向かうと

 

???「まだ希望はある」

 

???「今ならまだ弟を、レイモンを救うことができる」

 

優介「まさか!」

 

優介達は驚愕した。なぜなら

 

ハルナ「あなたは・・・」

 

ヒュウガ「ケイト!」

 

惑星ボリスで死んだはずのケイトが現れたのだ

 

ヒュウガ「だがお前は惑星ボリスで!」

 

ケイト「今の私は肉体を持たない精神体だ」

 

ヒュウガ「精神体?」

 

ケイト「あの時レイモンはエレキングと共に消滅するはずだった」

 

ハルナ「消滅?」

 

ケイト「怪獣の死がレイオニクスの最期なのだ」

 

ヒュウガ「では何故レイは消滅しなかった?」

 

ケイト「エレキングは断末魔の際自らレイモンとのリンクを断ち切ったのだ」

 

オキ「エレキングが?」

 

ケイト「主であるレイモンの命を救うために」

 

オキ「エレキング、なんて健気な奴なんだ・・・」

 

ケイト「とはいえ想像を絶する衝撃がレイモンを襲い、レイモンは臨死状態となりその命はバトルナイザーに回収されたのだ」

 

クマノ「バトルナイザーに?」

 

ヒュウガ「だがレイはバトルナイザーを持っていなかったぞ?」

 

ケイト「キール星人との戦闘で紛失した。バトルナイザーは惑星ハマーだ」

 

ハルナ「バトルナイザーがあればレイは甦るそうなのね!」

 

ケイト「その命もバトルナイザーの中で今にも消えようとしている」

 

ケイト「急げ!レイモンを助けることができるのはお前達だけだ」

 

ヒュウガ「待て、お前はなぜ我々にその事を?」

 

ケイト「レイモンが全てのレイオニクスを倒し、レイブラッドの後継者として全宇宙を支配する。それが私の望みだ」

 

そう言い残しケイトは消えた

 

優介「ケイト・・・」

 

ハルナ「行きましょうボス!レイを助けに」

 

クマノ「ボス」

 

オキ「ボス」

 

優介「ボス」

 

ヒュウガ「怪獣の惑星に戻るんだぞ」

 

クマノ「そんな事は承知の上です!」

 

オキ「地球へ帰るんなら6人一緒だってレイと約束したんです」

 

優介「大切な仲間を見捨てていくなど俺たちにはできません!」

 

ヒュウガ「お前達って奴は・・・何ぐずぐずしてる、さっさと配置につけ!」

 

クルー「了解!」

 

こうして優介達は再び惑星ハマーに向かった

 

一方グランデは次々と戦いに勝利していた

 

グランデ「いいのかね?こんな手応えのない連中ばかりで、レイブラッドの後継者は俺で決まりだな」

 

???「ふふ、それはどうかな?」

 

グランデ「何?」

 

そこに精神体のケイトが現れた

 

ケイト「私の弟を甘く見るな、キール星人」

 

グランデ「すげぇ別嬪」

 

ケイトが消えるとグランデも同じ行動で真似した

 

優介「俺のオーブカリバーでバトルナイザーを捕捉した」

 

ヒュウガ「さすがだな優介!」

 

途中でペダンの宇宙船が通るが見つからずにすんだ

 

優介「あそこだ!」

 

ヒュウガ「バトルナイザー!これがレイの命か!」

 

優介達はバトルナイザーをレイの所へ運んだ

 

 

 

謎の空間

 

 

 

レイ「ここは何処だ?俺は一体?」

 

謎の空間にレイはいた

 

レイ「エレキング・・・」

 

そこにはエレキングの霊体と

 

ケイト「レイ」

 

精神体のケイトがいた

 

レイ「ケイト」

 

ケイト「お前にはあの声が聞こえないのか?お前を呼ぶ仲間の声が」

 

レイ「仲間?」

 

ケイト「そう、仲間」

 

ハルナ「レイ!」

 

クマノ「目を覚ませ!」

 

オキ「一緒に地球へ帰るんだろ!レイ!」

 

ハルナ「お願い!目を開けてレイ!」

 

優介「レイ!目を覚ませよ!」

 

ヒュウガ「レイ」

 

クマノ「ボス」

 

ヒュウガ「俺がボリスで言ったこと覚えてるか?お前は俺達の大切な仲間だ必ず連れて帰る。そう言ったはずだレイ!」

 

その時警報が鳴りペダンの宇宙船が接近していた

 

オキ「ペダンの宇宙船に発見されました!」

 

ヒュウガ「緊急発進!うわっ!」

 

ペダンに2発の攻撃を食らってしまう

 

クマノ「ボス、もう一発食らったらおしまいです!」

 

優介がオーブに変身しようとした

 

 

その時

 

 

リトラ「キィィィィィィ!!」

 

オキ「リトラです!」

 

ヒュウガ「何!?」

 

優介「まさか!?」

 

そう思って外を見たら

 

レイが復活していた

 

ヒュウガ「レイ!」

 

オキ「レイ!」

 

クマノ「レイ!」

 

ハルナ「レイ!」

 

優介「レイ!」

 

レイ「リトラ!」

 

リトラ「キィィィィィィ!!」

 

グランデ「どけー!」

 

何かの火炎放射がペダンの部隊を壊滅させた

 

それは暴君怪獣タイラントであり

 

それを操っていたのはもちろん

 

グランデ「よう、お前生きてたんだ」

 

レイ「グランデ!」

 

レイがバトルナイザーを構えるとバトルナイザーが光り

 

そこにはグランデと同じネオバトルナイザーへと覚醒していた

 

ついでにグランデがそれを見ておかしくなった

 

レイ「ゴモラ!」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

ゴモラ「ギシャオオオオオ!!」

 

グランデ「しょほぉ~!行っけ~タイラント」

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

第2ラウンドとなりゴモラはタイラントの攻撃に負けずに善戦していた

 

 

ハルナ「スピーダーで援護します!」

 

ヒュウガ「待て!」

 

優介「あのゴモラ、今までとはまるでパワーが違う」

 

尻尾の連続攻撃でタイラントにダメージを与えていく

 

グランデ「うお!」

 

グランデ「ちぇ!」

 

グランデ「ぐあ!えっへへ、やるじゃないの」

 

タイラントの火炎放射とゴモラの超振動波がぶつかり合うが超振動波が勝った

 

ゴモラは大回転打で攻撃、そしてタイラント持ち上げ叩き落とす

 

レイ「リトラ!」

 

リトラのファイヤーストライクでタイラントが吸収して

 

レイ「超振動波だ!」

 

ゴモラ「ギシャオオオオオ!!」

 

その隙に超振動波零シュートでタイラントを倒した

 

グランデ「しまっ・・・た!」

 

そしてグランデも倒された

 

そしてレイはゴモラとリトラをネオバトルナイザーに回収した

 

ヒュウガ「レイ!」

 

そこにヒュウガたちがやって来た

 

レイ「皆!」

 

ヒュウガ「良かったなレイ!」

 

クマノ「やっぱりレイは不死身だな」

 

ハルナ「信じてたわよレイ」

 

優介「本当に良かった」

 

レイ「ありがとう、皆の声が俺を呼び戻したんだ・・・」

 

レイ「それと・・・」

 

オキ「うん、エレキングにも感謝しないとね」

 

優介「ああ」

 

優介「(ありがとう、エレキング)」

 

 

 

グランデ「死ぬかと思った」

 

すると突然グランデが起き上がった

 

オキ「生きてる!?」

 

グランデ「生きてて悪かったな。タイラントが消滅する前にこっちからリンクを切ってやったんだよ。あの怪獣にもいい加減飽きてたしな」

 

レイ「貴様!」

 

グランデ「レイ、美人の姉ちゃんに免じて今日はお前に華を持たせてやる・・・だがな今度会うときは紹介してもらおう。お前の姉ちゃん・・・約束してるぞ!」

 

そう言い残しグランデは宇宙船で帰った

 

ヒュウガ「さあ今度こそ地球へ帰ろう!」

 

レイ「ボス、やはり俺はこの星に残る」

 

ヒュウガ「レイ!」

 

レイ「この星でレイオニクスバトルが続く限りいずれ宇宙を支配するレイブラッドが復活してしまう。だから俺は残ってそれを阻止するつもりだ」

 

ヒュウガ「平和の為に戦うというわけか」

 

クマノ「なら・・・俺も戦うぞレイ」

 

ハルナ「私もこの星に残ってあなたと一緒に戦うわ」

 

オキ「怪獣の研究もできますしね!」

 

優介「俺も・・・平和のため戦うウルトラマンだってこと忘れんなよ」

 

レイ「皆」

 

ヒュウガ「お前は俺達の大切な仲間だ、地球へ帰る時はお前も一緒だ」

 

レイ「ボス」

 

全員「はははははは!!」

 

優介「(レイが甦ったこと、とても嬉しかった。俺は今、このペンドラゴンのメンバーに出会えたことを誇りに思っている。家族の暖かさ、仲間、色んな大切なことを教えてくれた。俺はそんな仲間を大切にしていきたい

。そして守り抜きたい。大切な仲間を)」

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

【ED 愛のしるし (TV Size)】

 

 

 

次回予告

 

ザラブ「宇宙最強はこの俺様ザラブ星人よ」

 

ハルナ?「誰だレイオニクスは?こいつか?それともこいつか?」

 

クマノ「さすがだなオキ、ゼットン星人もお前には敵わなかったしな」

 

レイ「誕生日って何だ?」

 

ヒュウガ「自分が生まれた日のことを言うんだ」

 

クマノ「いいんですか!?優介にあれをプレゼントして?」

 

ハルナ?「偽物はこいつよ!こいつを撃って!」

 

ハルナ「こいつこそ偽物、宇宙人の変身した姿よ!」

 

ヒュウガ「あれはウルトラマンなのか?」

 

オーブ「お前・・・覚悟はできてるか?」

 

優介「これは!」

 

次回 潜入者を撃て!




ネオバトルナイザー覚醒!次回はあのアホが現れると同時にちょっとした嬉しいことが


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第20話 潜入者を撃て!

今回はちょっと工夫を入れて顔文字を入れてみました。それではどうぞ!


前回までのあらすじ

ナレーション:ヒュウガ(ボス)

キール星人グランデの前に敗北を期したレイであったが仲間の協力死の淵より生還我々は惑星ハマーに残りレイと共に戦うことを決意した

 

 

【OP 誓い (TV Size)】

 

 

ハルナ「ハルナです。これより周辺の警戒にあたります」

 

ヒュウガ「途中何が起こるか分からん。くれぐれも注意しろ」

 

ハルナ「了解ですボス」

 

そうしてハルナは周辺の警戒任務に行った

 

クマノ「ところでボス、優介は?」

 

ヒュウガ「自室で寝てる」

 

オキ「戦いの連続で疲れちゃったんですよきっと」

 

クマノ「そうか」

 

ヒュウガ「そういや今日は優介の誕生日だ」

 

クマノ「誕生日でしたか!」

 

レイ「何だ誕生日って?」

 

ヒュウガ「自分が生まれた日を祝う日のことだ、誕生日プレゼントは・・・あれにするか!」

 

クマノ「あれとは?」

 

ゴニョゴニョ

 

クマノ「いいんですか!?あれを優介に渡して」

 

ヒュウガ「いいんだ、いつかあいつは俺たちから離れてしまうからな・・・」

 

クマノ「分かりました」

 

ヒュウガ「レイ、この事は優介には内緒な」

 

レイ「ああ、でも何で優介の誕生日を知ってたんだ?」

 

オキ「前に僕と話していた時に教えてくれたんだ」

 

レイとヒュウガがブリッジを出るとレイが床に何かを見つけた

 

 

レイ「これは?」

 

ヒュウガ「ああ、ハルナのコンパクトだ。帰ってきたら教えてやろう」

 

 

 

ハルナ「・・・・・」

 

警戒任務は問題なしと思われた

 

その時突然宇宙人がコクピットにしがみついた

 

ハルナ「きゃああああああああ!!!」

 

ハルナが目を覚ますと妙なロープに縛られ拘束されていた

 

???「はっははは!気がついたかねお嬢さんいやハルナと呼べばいいのかな?更新記録を調べさせてもらったよ」

 

ハルナ「うっ!」

 

ロープを力づくで壊そうとするが逆に締め付けられる

 

???「おっとあまり動かない方がいい。そいつは動けば動くほどきつく体に食い込む仕掛けでね」

 

ハルナ「私をどうする気!」

 

???「君はどうやらレイオニクスではないようだ仲間がいるのだろ?誰がレイオニクスなのかこっそり教えてくれないか?」

 

ハルナ「誰がお前なんかに!」

 

???「まあいい。一人ずつ探り当てていけばいいだけの話だ」

 

ハルナ「探り当てる?」

 

???「そう君の美しい姿を借りてね」

 

そして何かを唱えると

 

姿がハルナそのものになったのだ

 

ハルナ?「では行ってくる。土産話を楽しみにしていたまえ」

 

クマノ「お帰りなさい副長」

 

オキ「どうしました副長?顔色が悪いですよ?」

 

ハルナ?「何でもないわ」

 

クマノ「ボス、副長が戻りました。これより搬入作業に入ります」

 

ハルナ?「(誰だレイオニクスは?この中にいるのか?こいつか?)」

 

想像

 

クマノ「行ってくださいガルベロス!」

 

溝呂木だー!

 

ハルナ?「(それともこいつか?)」

 

想像

 

オキ「じゃーん!行っちゃえもっとくねろ!」

 

ハルナ?「いやいやこいつはあり得なさそうだ」

 

同感

 

ヒュウガ「ハルナ忘れ物があるぞ」

 

ハルナ?「はい?」

 

ヒュウガ「どうした?お前の一番大事なものじゃないか」

 

ハルナ?「そ・・それは・・(何だそれは?)」

 

ヒュウガ「忘れちゃ駄目だろ?ん~?(^o^)」

 

オキ「副長何忘れたんですか?」

 

クマノ「大事なものって?」

 

ハルナ?「(ま、まずい、このままでは正体がばれる)」

 

すると変な動きをして倒れた

 

オキ・クマノ「副長!」

 

ヒュウガ「ん?どうしたハルナ?」

 

ハルナ?「すいません。コホッコホッちょっと気分が悪くて」

 

ヒュウガ「よし分かった。ハルナは医療室で休め。オキハルナを頼んだぞ」

 

オキ「りょ、了解」

 

レイ「大丈夫なのか?」

 

ヒュウガ「色々大変な事が続いたからな。後は俺たちで片付けてゆっくり休ましてやろう」

 

レイ「そうだな。そうしよう」

 

レイ・ヒュウガ「うん!・・・・・・・・・・・ん?」

 

息ピッタリだなおい!

 

そうしてオキに医療室に連れていかれ休むふりをするハルナ?はオキが作り探していたザラブ星人の人形を見つけ取ると

 

ポロっと首が取れた

 

ハルナ?「ありゃ!(゜ロ゜)」

 

さらにオキが通りかかるがスルーされオキの部屋に入ると怪獣の人形がたくさんありパソコンに怪獣のデータが納められていた

 

ハルナ?「あの男もしや・・・・」

 

そしてそのなかにザラブ星人とその細胞?らしきデータもあったのだ

 

ハルナ?「うわあー!何これ!」

 

って自分で言ってどうするんだよ!

 

レイ「砂嵐か・・ボス、これはそんなに大事なものなのか?」

 

ヒュウガ「ああ、あいつも女だからな」

 

レイ「女か・・・」

 

優介「よく分からない」

 

ヒュウガ「ハッハハ!いつか優介にも素敵な女の子ができるさ」

 

 

優介「まさかね・・・」

 

 

この時の優介はそう遠くない未来で素敵な女の子に出会うなんて思ってもいなかった

 

オキ「砂嵐で飛べないししばらく暇ですね」

 

クマノ「ああ」

 

オキ「あっ!クマさん、あれやりましょうよあれ!」

 

クマノ「あれ?」

 

 

クマノ「さすがだなオキ、ガッツ星人を一発で仕留めるなんて」

 

ハルナ?「(えっ?ガッツ星人を?)」(;゚д゚)!?

 

オキ「インコ頭なんかに負けませんよ!」

 

ハルナ?「(ええ!?)」(;゚д゚)!?

 

クマノ「ゼットン星人もお前には敵わなかったしな」

 

 

(;゚д゚)!?

 

ハルナ?「(ゼットン星人まで倒したというのかあの間抜け面の男が?何てことだ!)」

 

そしてブリッジではオキとクマノが大怪獣バトルウルトラモンスターズらしきゲームをやっていた

 

するとボスとレイが戻ってきた

 

オキ「うおー!」

 

クマノ「ボス!」

 

ヒュウガ「どうした?二人とも」

 

オキ「い、いえ別に!」

 

レイ「オキ、副長の様子はどうだ?」

 

オキ「心配ないと思うけど」

 

ヒュウガ「思うけどってお前あれから様子を見に行ってないのか?」

 

オキ「はい・・・」

 

 

ヒュウガ「バカモン!!!」

 

オキ&クマノ「うおー!」

 

ヒュウガ「もしもの事があったらどうするんだ!!」

 

オキ「分かりました!直ちに!」

 

ヒュウガ「ったくあいつは」

 

優介「ふわぁ~!よく寝た。ん?」

 

優介「ペンドラゴンの中に宇宙人の気配を感じる」

 

優介は何かの気配を宇宙人の気配を感じ急いで自室から出た

 

するとハルナが急いで船外に出ていった

 

ヒュウガ「どうした優介?」

 

優介「この船に宇宙人の気配がしたんだが違うか?」

 

オキ「えっ?宇宙人?」

 

ヒュウガ「ともかくハルナを追うぞ」

 

 

ハルナ?「あっ!」

 

ハルナ「・・・・・」

 

ハルナ?「お前!」

 

そこにメンバー全員が来た

 

オキ「ふ、副長が!」

 

クマノ「二人?」

 

ヒュウガ「どういう事だ?」

 

ハルナ?「偽物はこいつよ!こいつを撃って!」

 

ハルナ「騙されないで!そいつこそ偽物宇宙人の変身した姿よ!」

 

オキが見比べても

 

オキ「どっちが本物の副長なんだー!」

 

ハルナ?「こいつよオキ、レイオニクスのあなたなら分かるはず!」

 

オキ「レイオニッ!」

 

全員が武器を持ち後からやって来た副長に歩いていく

 

そして全員で後からやって来たハルナを囲み

 

ハルナ?「ふっふっふっ」

 

ヒュウガ「ハッハハ」

 

全員が

 

 

 

 

 

振り返り元々いたハルナに狙いを定めた

 

 

ガーン!

 

ハルナ?「何で!?」

 

ま当然だろうな

 

ヒュウガ「撃て!」

 

ボスの合図で全員がハルナ?に攻撃を開始した

 

するとハルナ?が光に包まれウルトラマン?が姿を現した

 

ウルトラマン?「シュワッ!え、えあ、あああれ?こっちか」

 

ヒュウガ「あれはウルトラマンなのか?」

 

オキ「違います、あれはザラブ星人が変身した姿にせウルトラマンです」

 

にせウルトラマン「シュワッ!あ手が違うワッ!」

 

クマノ「ということは・・副長に化けていたのはザラブ星人」

 

レイ「行け!ゴモ」

 

優介「ちょっと待った!」

 

レイ「どうした?」

 

優介「レイこいつは俺にやらせてくれ、今の俺はなぜか機嫌が悪い!あいつに全部ぶつけてさせてもらうぞ!」

 

レイ「あ、ああ分かった」

 

優介はオーブリングを構えインナースペースを形成し

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

ウルトラマン「ヘァッ!」

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!】

 

ティガ「タァァッ!」

 

ウルトラマン「シェアッ!」

 

【ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン!】

 

スペシウムゼペリオンへとフュージョンアップした

 

BGM:スペシウムゼペリオンのテーマ

 

 

オーブ「俺の名はオーブ 闇を照らして悪を撃つ」

 

ハルナ「オーブ!」

 

クマノ「でもいつもと姿が違う!」

 

レイ「あれはウルトラマンとウルトラマンティガの力を宿した姿スペシウムゼペリオンだ」

 

オキ「ウルトラマンティガ!?」

 

クマノ「知っているのか?」

 

オキ「超古代のウルトラマンです!でもウルトラマンとティガの力を宿すなんて凄い!!」

 

ヒュウガ「フュージョンアップって言うらしい」

 

オーブ「ジュアッ!」

 

にせウルトラマン「シュワッ!」

 

にせウルトラマンがオーブに飛び蹴りするが

 

ゴキッ!

 

足を折ってしまう

 

にせウルトラマン「あ痛た」

 

オーブは腕をブンブン振り回しアッパー

 

にせウルトラマン「おのれ!」

 

腹に蹴りを入れる

 

にせウルトラマン「ぐああっ!」

 

パンチするが抑えられ

 

にせウルトラマン「こいつめ!」

 

エルボーし、変な角度でチョップされる

 

オーブ「グゥゥッ!」

 

にせウルトラマン「かー痛ったい痛ったい痛ったい!」

 

変なチョップするからだ

 

そしてオーブと組み合う

 

ヒュウガ「俺達もオーブを援護するぞ」

 

ハルナ「ボス、私に行かせてください!」

 

ヒュウガ「分かった」

 

オーブ「フッ!スアッ!」

 

パンチを受け流し回し蹴りするが側転でかわされ

 

にせウルトラマン「よっこらしょっと、スペシウム光線!」

 

オーブ「ウッ!」

 

一瞬ガード体勢に入る

 

 

 

 

 

にせウルトラマン「あれ?出ないな?」

 

ブチッ!

 

オーブの中の何かがキレた

 

BGM:ゆけ!ウルトラマンオーブ(M-8)

 

 

 

にせウルトラマン「シュワッ!シュワッ!」

 

オーブはにせウルトラマンの肩をチョンチョンとたたき振り返った瞬間強烈な腹パンをした

 

にせウルトラマン「ん?ぐあああああ!!ぐぅぅおのれ!」

 

にせウルトラマンも負けじと蹴りを入れるが簡単に防ぐことができた

 

にせウルトラマンは八つ裂き光輪を放とうとするがやはり出ないと思っている隙にオーブが回し蹴りするがギリギリ避ける

 

だがまた回し蹴りをして顔面にヒット!

 

にせウルトラマン「あ痛!あ痛!」

 

オーブは空中回転しながらパワータイプの力を引き出しかかと落としで大ダメージ!

 

ゴン!!!

 

にせウルトラマン「痛ってぇ~!!!」

 

そしてスピーダーに乗った副長が

 

ハルナ「偽物に化けるならもっと上手に化けなさい!!」

 

攻撃し頭、腕、肘、尻を痛みつけた

 

にせウルトラマン「がぁぁ~痛い痛い痛い痛い!!!」

 

オーブ「止めだ!」

 

オーブは分身し3体に増えた

 

オーブ「スペシウム光線!」

 

オーブ「ゼペリオン光線!」

 

オーブ「スペリオン光線!」

 

スペシウム光線、ゼペリオン光線、スペリオン光線でフィニッシュ!!

 

にせウルトラマン「うわあーー!!」

 

オーブ「あ~スッキリした!」

 

にせウルトラマン「ぐぅぅおのれ!」

 

にせウルトラマンがザラブ星人に姿を変えた

 

オキ「やっぱり!」

 

ヒュウガ「うん!」

 

ザラブ星人「ただの怪獣マニアをレイオニクスと間違えるとはええい!出直しだ!」

 

そう言ってザラブ星人は空に逃げていった

 

 

 

 

ゴキッ!

 

ザラブ星人「あっ!腰が!」

 

 

オーブ「・・・・・・・・」

 

 

アホだな

 

 

 

 

 

レイ「忘れ物だ」

 

ハルナ「レイ」

 

レイ「なぁ!」

 

ハルナ「えっ?」

 

レイ「それは一体どんな武器なんだ?」

 

ハルナ「そうねぇ~女の武器かな?」

 

レイ「分からん」

 

まただ何なんだろ?この甘々な雰囲気?

 

優介「さて、終わったし帰るとしますか」

 

ヒュウガ「クマノ」

 

クマノ「はい」

 

何かを話して、ペンドラゴンに戻り優介は自室に戻った

 

ヒュウガ「ハルナに化けたまではいいがオキをレイオニクスと勘違いするとはな」

 

クマノ「策士策に溺れるとはこのことですね」

 

ハルナ「奴は自分の影に呑まれたのよ。騙してばかりいる自分の影にね」

 

オキ「はぁ、はぁ、あの作業がやっと終わりました~」

 

ヒュウガ「ご苦労、どうしただらしないぞ?レイオニクス」

 

オキ「えっ!?もう勘弁してくださいよ!」

 

「はっははははは!!!」

 

そして一旦解散した後

 

ピー!ピー!

 

ヒュウガ「優介、至急ブリッジに来てくれ」

 

優介「ん?何だろう?」

 

不思議に思いながらブリッジに行くと

 

バン!バン!

 

優介「うおっ!」

 

「ハッピバースデイトゥユー、ハッピバースデイトゥユー、ハッピバースデイディア優介、ハッピバースデイトゥーユー!」

 

「おめでとう!!!」

 

優介「えっ?なにこれ」

 

ヒュウガ「お誕生日おめでとう優介!」

 

クマノ「今日から君は4歳だ!」

 

オキ「おめでとう優介!」

 

ハルナ「おめでとう優介!」

 

レイ「優介おめでとう!」

 

優介「あっ!そっか!今日は俺の誕生日か!忘れてた!」

 

じゃあさっきザラブ星人にイラついたのは誕生日が台無しにされると思ったからか

 

全員「ハッハハハハ!」

 

ヒュウガ「そこで俺たちから誕生日プレゼントがある!」

 

優介「えっ!?本当!?」

 

クマノ「ああ、でもその前にちょっと目隠しさせてくれ」

 

優介「えっ?あ、ああ」

 

ヒュウガ達に目隠しされた俺はある場所に連れていかれる

 

優介「(なんか外の空気が感じられるぞ?)」

 

オキ「目を開けていいよ」

 

そして目を開けると

 

優介「これは!」

 

そこには馴染み深いあの機体の同型機があった

 

 

 

優介「ゴースタードラゴン!?」

 

 

ヒュウガ「これが俺たちからの誕生日プレゼントだ」

 

クマノ「俺のとっておきの魔法で改造を施したんだ!」

 

オキ「大切に使ってね!」

 

ハルナ「これからはこの船があなたの家よ」

 

レイ「よかったな優介!」

 

優介「ありがとう!皆!」

 

こうしてゴースタードラゴンが誕生日プレゼントとして俺に譲渡された

 

もう実家のような安心感だな

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

【ED 愛のしるし (TV Size)】

 

次回予告

 

レイ「このアイスラッガーが教えてくれたんだ」

 

レイ「そこに何かが!」

 

アイスラッガーが教えてくれた場所に行くと

 

オキ「メフィラスがあんな鎧を・・」

 

レイ「あの剣から邪悪な波動が」

 

優介「それも凄まじい波動だ!」

 

メフィラス星人が謎の鎧を纏い謎の剣を持っていた

 

レイ「俺は見た二人の巨人がそっくり同じ戦いを繰り広げていた」

 

優介「あの鎧は!」

 

オキ「暗黒の鎧アーマードダークネス!」

 

かつてウルトラマンメビウスとウルトラマンヒカリを苦戦させた強敵が現れる

 

レイ「行け!リトラ!ゴモラ!」

 

優介「光の力お借りします!」

 

ゴモラとリトラとオーブスペシウムゼペリオンが迎え撃つが

 

オキ「リトラとゴモラとオーブを寄せ付けない」

 

オーブ「グゥゥ!」

 

圧倒的な力に押されるオーブ達しかし

 

ハルナ「何かが鎧を」

 

クマノ「纏っている?」

 

鎧が纏っているものとは?

 

次回 暗黒の鎧

 




次回は地球人を愛したあのヒーローの復活です!さらにそのヒーローがオーブに・・・


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第21話 暗黒の鎧

セブン~、セブン~、セブン~、セブン~、セブン、セブン、セ、あっ!やばい!つい歌ってしまった!


前回までのあらすじ

ナレーション:ヒュウガ(ボス)

惑星ハマー、そこはレイオニクスたちが相争う怪獣コロシアムだった。全宇宙の覇権を掛けたこの戦いを終わらせるべく我々はレイと共に立ち上がった。

 

 

 

 

とある場所でメフィラス星人が途方に暮れていた

 

メフィラス星人「私は・・・負けた」

 

メフィラス星人「テンペラー星人に・・・負けた」

 

メフィラス星人「誇りもバトルナイザーも奪われた・・・私にはもう何もない」

 

そしてふと顔を上げると

 

そこには灰色の剣が地面に突き刺さっていた

 

メフィラス星人「これは!もしや・・・」

 

メフィラス星人はこの剣を知っているようだ

 

 

 

【OP 誓い (TV Size)】

 

 

 

オキ「ずっと気になってたんだけど、レイの持ってるこれ・・・ウルトラセブンのアイスラッガーだと思うんだ」

 

優介「やっぱりオキもそう思うか」

 

オキ「うん」

 

レイ「ウルトラ・・・セブン?」

 

オキ「うん、幾度となく侵略者から僕たちの地球を守ってくれたウルトラマンと同じM78星雲の宇宙人だよ」

 

優介「じゃあ、もう一体の巨人は一体?」

 

オキ「もう一体?」

 

レイ「ああ、ウルトラセブンともう一体何かがいたんだ」

 

優介「ノイズがひどくてよく見えなかったがあの光景は明らかにセブンと戦っていた!」

 

オキ「ウルトラセブンと戦うもう一体の巨人か・・・」

 

優介「セブンがアイスラッガーを落としたのはもう一体の巨人と戦ったからかもな」

 

一方その頃

 

メフィラス星人「っ!」

 

メフィラス星人は剣に怯えながら触れた

 

すると脳裏にレイが視たビジョンと全く同じ光景を視た

 

メフィラス星人「っ!こ・・・これは!」

 

するとレイが持つアイスラッガーが光った

 

オキ「アイスラッガーが光った!」

 

優介「これは・・・」

 

灰色の剣も光り地面から抜け飛び縮小しメフィラス星人はそれを取ると謎の鎧を身に纏った

 

メフィラス星人「うわあああああああ!!!」

 

そして剣を掲げ雄叫びを上げた

 

 

 

ヒュウガ「例のビジョンをまた視たというのか?」

 

レイ「ああ、こいつが・・・このアイスラッガーが教えてくれたんだ」

 

クマノ「アイスラッガー!?まさかウルトラセブンの」

 

ハルナ「ということは・・・マグマの海に沈んだ巨人の一人は・・・」

 

ヒュウガ「ウルトラセブンなのか?」

 

レイ「分からない。だが呼んでいるんだ」

 

クマノ「呼んでいる?」

 

再びアイスラッガーが光りレイはそれを感じとると

 

レイ「ここから2300㎞そこに何かが!」

 

ある場所で三面怪人ダダがバトルに勝利した

 

ダダ「ぐはははは!これで十戦十勝レイブラッドの後継者は俺で決まりダダ!」

 

メフィラス「邪魔だ。退きなさい!」

 

ダダ「なーに?ぷっ!誰かと思ったらテンペラー星人に敗れたメフィラスか!聞けばバトルナイザーも潰されたそうじゃないか?レイオニクスをやる資格などなくなったお前にぐおぉっ!」

 

話しているといきなりメフィラスがダダを切り殺したのだ

 

そこにペンドラゴンとゴースタードラゴンがやって来た

 

オキ「メフィラス星人です!でも・・・」

 

ヒュウガ「でもどうした!?」

 

オキ「メフィラスがあんな鎧を・・・」

 

優介「あの鎧と剣から邪気を感じる!」

 

レイ「間違いないあの剣だ!あの剣から邪悪な波動が」

 

優介「あの剣・・・どこかで見た記憶が」

 

メフィラス「剣が私に命じている。はっ!」

 

するとアーマードメフィラスが斬撃でペンドラゴンとゴースタードラゴンを攻撃した

 

ハルナ「機体制御不能!アンコントロール!」

 

優介「こっちもだ!」

 

ヒュウガ「何!?」

 

優介「くっ!」

 

オキ「駄目だ!墜ちる!」

 

ヒュウガ「諦めるな!補助エンジン展開!機体を立て直せ!」

 

優介「了解!」

 

ハルナ「ペンドラゴン、ゴースタードラゴン、いい子だから言うこと聞いて!」

 

なんとか不時着したがレイ以外が気絶してしまった

 

レイ「ボス!」

 

ヒュウガ「いいから行け!メフィラスを追うんだ!アイスラッガーに従え!」

 

レイ「分かった」

 

優介「頼んだぞ・・・レイ!」

 

レイ「ああ!」

 

レイはアーマードメフィラスの元に向かった

 

メフィラス「光に選ばれし者か」

 

レイ「お前は?」

 

アーマードメフィラス「私は闇に選ばれし者アーマードメフィラスだ」

 

そしてアーマードメフィラスとレイが変身したレイモンの戦いが始まった

 

だがその戦いはビジョンで視たものとそっくりの戦いだった

 

アーマードメフィラス「そうか、そういうことか!」

 

レイモン「っ!」

 

レイモンは攻撃を避けアイスラッガーを投げるが弾かれ剣の一撃を食らいレイの姿に戻ってしまい崖から落ちてしまった

 

アーマードメフィラス「勝った、私の勝ちだ!はっははははは!!!」

 

そのままメフィラスはどこかへ去っていった

 

ヒュウガ「レイ!」

 

ハルナ「レイ!」

 

オキ「レイ!」

 

クマノ「レイ!」

 

優介「レイ!」

 

優介たちは気がつくとレイの捜索に外に出た

 

オキ「アイスラッガーだ!」

 

オキが地面に突き刺さっているアイスラッガーを発見した

 

優介「この近くにいるはずだ!」

 

ヒュウガ「よし探すぞ!」

 

全員「了解!」

 

そして倒れているレイを発見した

 

ヒュウガ「レイ!」

 

優介「レイ!大丈夫か!」

 

ヒュウガ「大丈夫か?」

 

レイ「ボス・・・アイスラッガーは?」

 

オキ「レイ!」

 

オキがアイスラッガーを持ってきてくれた

 

だがレイは先の戦闘でダメージを負ってしまい痛む

 

レイ「オキ、優介、またビジョンを視たんだ」

 

オキ&優介「えっ!?」

 

レイ「メフィラスとの戦いの最中俺は視た、二人の巨人がそっくり同じ戦いを繰り広げていた!」

 

優介「何だって!?」

 

レイ「ウルトラセブンともう一人・・・鎧が・・・黒い鎧のようなものだ!」

 

オキ「鎧?」

 

優介「・・・っ!まさか!?」

 

優介はそれが何なのか見当がついた

 

ヒュウガ「とにかくペンドラゴンへ戻ろう!まずは傷の手当てだ」

 

全員「了解!」

 

そうして優介たちはペンドラゴンに戻った

 

その頃メフィラスは剣の反応が高くなると目の前に何かの武器が埋もれていた

 

するとそこにテンペラー星人が現れた

 

テンペラー星人「ただならぬ波動を感じてきたが何だお前だったか!どうした?そんな鎧など着込んでこけおどしのつもりか!」

 

アーマードメフィラス「こけおどしかどうかは戦ってみれば分かるでしょう」

 

テンペラー星人「何!?」

 

そして優介たちはレイの視たビジョンにいた鎧のようなものを調べていた

 

オキ「レイが視たビジョンというのはこれじゃないかな?」

 

すると禍々しい鎧のデータが表示された

 

レイ「間違いないこいつだ!」

 

優介「やっぱりそうか、くっ!最悪だ!」

 

ハルナ「これは一体?」

 

クマノ「鎧にも見えるが?」

 

オキ「その通り!暗黒の鎧ひと呼んでアーマードダークネス!」

 

クマノ「アーマードダークネス?」

 

ヒュウガ「何だそれは?」

 

オキ「暗黒宇宙の大皇帝エンペラ星人のために作られた鎧です。身に纏うもの全てに凄まじい超パワーを与えると言われています」

 

レイ「っ!」

 

レイが動こうとしたが傷が痛む

 

ハルナ「レイ!」

 

クマノ「動いちゃ駄目だ!」

 

レイ「大丈夫だ!行かなくては」

 

ハルナ「でも・・・」

 

レイ「呼んでいるんだ」

 

ヒュウガ「ウルトラセブンがお前を」

 

レイ「ああ!」

 

ヒュウガ「クマノ、ペンドラゴンを頼む!」

 

クマノ「分かりました!」

 

ヒュウガ「よーし!行くぞ!」

 

全員「了解!」

 

優介はゴースタードラゴンでクマノ以外のメンバーがドラゴンスピーダーでウルトラセブンが呼んでいる場所へと向かった

 

 

テンペラー星人「ほざいたな、行け!アリゲラ!」

 

テンペラー星人はアリゲラを召喚した

 

だがメフィラスは手にした暗黒の剣でテンペラー星人とアリゲラを倒し

 

アーマードメフィラス「甦れ!暗黒の鎧よ」

 

そして剣を地面に突き刺し

 

すると暗黒の鎧アーマードダークネスが復活した

 

BGM:マガタノオロチ

 

アーマードメフィラス「おお!伝説の暗黒の鎧よ!ついに我が主に仕える時が来た!」

 

だがアーマードダークネスはダークネストライデントでメフィラスを潰した

 

アーマードメフィラス「うわああああああああああ!!!!」

 

ハルナ「あれが!」

 

レイ「暗黒の鎧」

 

ヒュウガ「なんと禍々しい姿なんだ」

 

しかしアーマードダークネスは一瞬ふらついた

 

オキ「何か様子が変です」

 

優介「苦しんでいるのか?でもなぜ?」

 

アーマードダークネスは光球を放ち優介たちに襲いかかる

 

優介「おっと!副長にご教授してもらったおかげで今となっては思い通りに動かせる!」

 

レイ「副長・・・」

 

ハルナ「でもその体で」

 

レイ「頼む!」

 

優介「俺も全力でサポートする。だからやらせてくれ」

 

副長はレイを地上に降ろし、優介もゴースタードラゴンを着陸させレイの隣に立つ

 

レイ「ぐあっ!」

 

ヒュウガ「レイ!」

 

優介「大丈夫か?」

 

レイ「ああ」

 

優介「(アーマードダークネスの強さは十分に理解している。かつてメビウスとヒカリを全く寄せ付けなかったほどの強さだ。でもやるしかない!)」

 

レイ「行け!リトラ!ゴモラ!」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

優介「光の力お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン!】

 

オーブ「俺の名はオーブ!闇を照らして悪を撃つ!」

 

BGM:魔王獣

 

リトラが撹乱しその隙にオーブとゴモラで攻めるが効いているわけではない

 

リトラの接近に気付き光球を放つが全て避けられる

 

ゴモラの接近を足止めに一発地面に撃ち次からゴモラに撃つ

 

オーブ「デェェアァッ!」

 

オーブがパワータイプの力で攻撃するが少し後ずさるだけで逆に光球を撃たれ返り討ちにされてしまう

 

オーブ「ウォアァッ!」

 

オキ「リトラとゴモラとオーブを寄せ付けない!」

 

ヒュウガ「なんという強さだ」

 

オーブ「さすがに暗黒魔鎧装の名は伊達じゃないな。グウッ!」

 

レイ「危ない!」

 

オーブとゴモラに止めを刺そうと剣を振りかざそうとするアーマードダークネスにリトラは火球を放つが弾かれる

 

オーブ「ッ!」

 

今度こそ終わり

 

 

と思ったその時、何かのミサイルがアーマードダークネスを攻撃した

 

オーブ「来てくれたか!」

 

そうペンドラゴンだ

 

ハルナ「クマさん!」

 

オキ「さっすが魔法使い!」

 

ヒュウガ「どうした?かなり遅かったじゃないか」

 

クマノ「何ですかそれは?よくやったと誉めてくださいよ!」

 

ヒュウガ「俺はクルーを甘やかさない主義でな。全機アーマードダークネスに集中砲火!ありったけのミサイルをぶちこんでやれ!」

 

ハルナ&クマノ「了解!」

 

大量のミサイルがアーマードダークネスを攻撃するが全く効いていない

 

ハルナ「そんな!」

 

ヒュウガ「なんという化け物だ!」

 

そして光球をヒュウガとオキが乗るスピーダーに攻撃する

 

オキ「危ない!」

 

ヒュウガ「うわっ!」

 

だがリトラがそれを庇い落ちた

 

オキ「リトラ!」

 

オーブ「リトラ!くそッ!」

 

カラータイマーも点滅を始め、ティガとウルトラマンが分離しそうになる

 

ティガ「ヂャアッ!」

 

ウルトラマン「ウォアッ!」

 

 

アーマードダークネス「フッフッフッフッフッフッ!」

 

まるであざ笑うかのように笑うアーマードダークネス

 

するとアイスラッガーが光った

 

レイ「分かった!」

 

レイはアイスラッガーを奴の目に向かって投げ、直撃した

 

するとアーマードダークネスの中に何かの姿があった

 

ハルナ「何かが鎧を」

 

クマノ「纏っている?」

 

そこにはなぜかあの戦士の目があった

 

オーブ「ッ!あの目は!」

 

オキ「ウルトラセブンだ!」

 

ヒュウガ「ん?」

 

そう、アーマードダークネスの中にウルトラセブンがいた

 

BGM:ゆけ!ウルトラマンオーブ

 

アーマードダークネスはふらつきながらもオーブたちに止めを刺そうと剣を振るが

 

セブンの目が光り、アーマードダークネスの動きを封じた

 

レイ「そうか、彼は自ら暗黒の鎧を纏うことで闇の力を封じ込めていたのか」

 

オキ「動きが止まった!」

 

ヒュウガ「今だ!レイ!オーブ!」

 

レイ「ゴモラ!鎧を壊すんだ!超振動波だ!」

 

ゴモラは超振動波を放ち

 

オーブ「セブン!今助ける!スペリオン光線!」

 

オーブはスペリオン光線を放ちアーマードダークネスを吹き飛ばし膝をつかせた

 

クマノ「やったか?」

 

するとアーマードダークネスの体中から光が溢れ

 

鎧が砕け散り

 

ウルトラセブンが復活した!

 

オーブ「ッ!セブン!」

 

オキ「ウルトラセブン!」

 

ヒュウガ「うん」

 

甦ったセブンはアイスラッガーを戻し、オーブは変身を解いた

 

優介「ウルトラセブン・・・」

 

セブン「・・・・・・」

 

セブンは頷き自分のエネルギーをオーブリングに集中させ

 

そしてウルトラセブンのフュージョンカードが形成された

 

優介「セブンのフュージョンカード!」

 

そしてセブンは頷いた。まるでその力を使えと言っているようだった

 

優介「ありがとう!セブン!」

 

セブンは頷き、さらにある光を放ちそこからカプセル怪獣ミクラスが現れた

 

オキ「っ~!ミクラスだ!」

 

そしてミクラスはバトルナイザーに回収された

 

セブンは後は任せたと頷き

 

セブン「ジュワッ!」

 

空へ飛び去った

 

ヒュウガ「託したんだ、己の力と己の変わりとなるものを」

 

ハルナ「優介とレイを信じて」

 

クマノ「この宇宙の平和のために」

 

優介「ウルトラ・・・」

 

 

レイ「セブン!」

 

 

優介「(セブンは俺たちを信じてミクラスとセブンのフュージョンカードを授けてくれたんだな。なら、その期待に応えなきゃな!)」

 

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

【ED 愛のしるし (TV Size)】

 

 

 

次回予告

 

ゼットン星人「誰だ貴様は?」

 

ダイル「レイオニクスハンター!」

 

あのダイルがこの星に集まるレイオニクスたちを次々と抹殺していた

 

ハーラン「地球のレイオニクス、なぜ真っ先に抹殺しないのですか?」

 

ダイル「今ものうのうとレイオニクスバトルを続けている!」

 

レイ「レイブラッドの後継者になるためじゃない!」

 

ダイル「嘘だ!!」

 

優介「おい!」

 

レイ「ゴモラ!お前の持つ力を全て燃やすんだ!」

 

優介「一つ言っておく。命あるものは常に前に進むんだ!昨日までのデータを!」

 

グランデ「じゃあ今日はここまで、じゃあね」

 

ダイル「レイブラッド星人を倒すためこの惑星ハマーで戦い続けているのです」

 

レイ「超振動波だ!」

 

ハーラン「その男たちを連れてきなさい。その真価を見定めましょう」

 

ダイル「本当にこの戦いを終結できる力があると認められれば我らは未来へと帰る」

 

ハルナ「レイ!優介!逃げて!いくらあなたたちでもこの数相手に勝てるはずがない」

 

無数のキングジョーブラックがオーブたちに襲いかかる

 

オーブ「デェェアッ!」

 

ダイル「うわぁ!」

 

レイ「それでも行く」

 

優介「俺たちはダイルを信じる」

 

 

次回 ある戦士の墓標

 

 




最後にセブンのフュージョンカードを手にしたということはもしや・・・それとガイアでコマンダーが言った言葉が出てきます。あの言葉はかっこいい


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第22話 ある戦士の墓標

タイトル通りある戦士が死んでしまいます


前回までのあらすじ

ナレーション:ヒュウガ(ボス)

 

呪われし暗黒の鎧アーマードダークネス。地の底より甦った恐るべき脅威をレイと優介はウルトラセブンと共に退けた。だが、この惑星での戦いが終わったわけではない。いや、レイと優介の本当の戦いは今始まったばかりだ。

 

ヒュウガ「託したんだ、己の力と己の変わりとなるものを」

 

ハルナ「優介とレイをを信じて」

 

クマノ「この宇宙の平和のために」

 

 

 

【OP 誓い (TV Size)】

 

レイオニクスバトルが激化していく中、怪獣とレイオニクスを抹殺する影があった

 

ダイル「お前たちレイオニクスを皆殺しにするのが俺の使命だ」

 

そうしてダイルはレイオニクスたちを抹殺していった

 

だがダイルは何かにイライラして不機嫌な様子だった

 

ダイル「何だこの気分は?なぜこんな苦い気持ちになる!」

 

ふとダイルはレイのことが頭に浮かんだ

 

ダイル「あいつのせいか?」

 

ダイルはハマーのある場所にあるペダン星人の母艦に帰還しハーラン司令官と対面していた

 

ハーラン「ダイル、早速レイオニクスを五人仕留めたそうですね。しかもあの怪我から復帰してたった2日でさすが我が星のレイオニクスハンター。感心しましたよ」

 

ダイル「恐れ入ります。ハーラン司令官閣下」

 

ハーラン「でも、一つ不満もあります」

 

ダイル「不満?」

 

ハーラン「地球のレイオニクス、なぜ真っ先にそいつを抹殺しないのですか?聞けば二度も殺し損ねているとか狙った獲物は必ず逃さないそれがお前の誇りだったはず違いますか?ダイル」

 

ダイル「・・・・・・」

 

ハーラン「今すぐ行きなさい。そして抹殺するのです地球のレイオニクスを、お前のその手で」

 

ガッツ星人「地球のレイオニクス!前は油断したが今度はそうはいかんぞ!行けー」

 

ガッツ星人は宇宙凶険怪獣ケルビムを召喚した

 

ガッツ星人「捻り潰せケルビム!」

 

レイ「頼むぞ、ミクラス!」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

レイはセブンから授かったミクラスを召喚した

 

ガッツ星人「ふっふふふ、やってしまえ!」

 

ハルナ「いよいよミクラスの初陣ね。どこまで戦えるかしら?」

 

クマノ「きっと強いですよ。なんたってウルトラセブンから託された怪獣ですからね」

 

ヒュウガ「そうだな」

 

だがミクラスはケルビムの火炎攻撃で怯えてしまい攻撃を食らう一方だった

 

オキ「やっぱり駄目か。中距離の火球、近距離の尻尾、さらに至近距離は鋭い角とケルビムは攻守共に完璧な怪獣なんです。とてもミクラスの敵う相手じゃない」

 

ヒュウガ「いや、そうでもないさ」

 

優介「そっ、戦いでは何が起きるか分からないぞ?」

 

レイ「ミクラス、お前の力はそんなものじゃない。立て!見せてみろ。お前の本当の実力を!」

 

その言葉でミクラスは闘争心を燃やし、ケルビムの火球に臆することなく突進していく

 

オキ「おお!」

 

クマノ「おおお!」

 

優介「なっ、言っただろ?」

 

ケルビムの尻尾を掴みぐるぐる巻きにして殴り続けるミクラス

 

ガッツ星人「何をしているケルビム。反撃だ!」

 

至近距離の角で攻撃するも弾かれタックルされガッツ星人ごと倒された

 

レイ「よし!」

 

クマノ「ミクラスが勝った!」

 

オキ「信じられない。能力的にはケルビムの方が絶対優勢だったのに」

 

ハルナ「きっとレイが強くなったから」

 

オキ「えっ?」

 

ハルナ「彼にはもう前のような恐れも迷いもない。その真っ直ぐな思いがミクラスにも通じたんじゃないかしら?」

 

優介「レイオニクスと怪獣も一心同体ってことさ。彼らが絆を深めれば深めるほど強くなるのさ」

 

その後レイは自室でネオバトルナイザーから怪獣たちに微笑んだ

 

レイ「これからもよろしく頼む!」

 

その時警報が発生した

 

ヒュウガ「どうした?」

 

クマノ「前方にペダニウム反応を確認」

 

ヒュウガ「まさかキングジョーブラック?」

 

クマノ「恐らく」

 

オキ「だとしたら操っているのは」

 

ハルナ「きっとまたあの男」

 

レイ「レイオニクスハンター」

 

ダイル「その通りだ」

 

そこにダイルが空間転送でペンドラゴンにやって来た

 

優介「やはりお前か」

 

オキ「いつの間に!?」

 

クマノ「空間転送!」

 

ダイル「ふん?久しぶりだなレイ、優介」

 

ダイル「なぜまだこの惑星にいる?地球人よ貴様らは俺に言った。戦いは望んでいない。この男と地球に帰りたいだけだと。だが帰らなかった。それどころか今ものうのうとレイオニクスバトルを続けている!この嘘つきめ!」

 

ダイル「最後まで勝ち残りレイブラッドの後継者になるつもりだな?全宇宙を支配するつもりか!そして我がペダン星を!」

 

レイ「違う!俺が戦っているのはレイブラッドの後継者になるためなんかじゃない!」

 

ダイル「嘘だ!」

 

優介「おい!」

 

レイ「嘘じゃない!」

 

ヒュウガ「レイはなこの戦いを一刻も早く終わらせるため、あえてこの星に残ったんだ!」

 

ダイル「何?」

 

ヒュウガ「レイの望みはな破滅や混乱ではない。この宇宙の平和だ!そのためにレイは戦っている。勝ち残ってレイブラッド星人を倒す!それが彼の目標だ!」

 

ダイル「本当なのか?」

 

レイ「あぁ!」

 

ダイル「ふっふふふ!はっはははは!!」

 

ヒュウガ「何がおかしい!!」

 

ダイル「レイブラッド星人を倒すだと?ふっははは!そんなこと本気でできると考えているのか?」

 

ハルナ「できるわ!レイならきっとできる!」

 

クマノ「そうさレイは今までだって何度も不可能を可能にしてきた!俺以上の魔法使い、いや怪獣使いだ!」

 

優介「怪獣だけじゃない!ここにはウルトラマンがいるってことも忘れるな!これまでウルトラマンたちは何度も侵略者から地球や宇宙を守ってきたんだ!そしてそれはこれからも変わらない!!」

 

オキ「君も信じなよ!レイと優介ならきっと未来も救える!君の故郷だって」

 

ダイル「黙れ!!そこまで言うなら証拠を見せてもらおう!」

 

ダイルはキングジョーブラックを出した

 

ダイル「まずはキングジョーブラックを倒してみろ!寝言はその後に聞いてやる」

 

レイ「ボス、行ってくる。これは避けられない戦いだ」

 

ヒュウガ「分かった」

 

そうしてレイはダイルの元へ向かった

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

レイはゴモラを召喚した

 

ダイル「進撃せよ!キングジョーブラック!」

 

ゴモラのあらゆる攻撃が効かずキングジョーブラックに押されている

 

オキ「あっ!ゴモラが!」

 

クマノ「強い!あまりにも」

 

優介「キングジョーブラックが強化されている!」

 

ダイル「はぁ!当然だ!キングジョーブラックは過去の戦闘データを元に常に改造を繰り返している。例えば惑星ボリスでの戦い、進化したEXゴモラのデータも全て記録され我がペダン星に送信されていたのだ」

 

ダイル「そしてキングジョーブラックはさらに数倍パワーアップされた。貴様とゴモラに万に一つの勝ち目もない」

 

レイ「へっ、それはどうかな?」

 

ダイル「ん?」

 

レイ「ゴモラ!お前の持つ力を全て燃やすんだ!はぁ!」

 

そしてゴモラは自らの力を全て燃やし

 

レイオニックバーストのゴモラになった

 

ハルナ「赤いゴモラ!あの姿は」

 

オキ「暴走状態!?」

 

ヒュウガ「いや違う。レイを見てみろ」

 

レイ「戦え!ゴモラ!」

 

ゴモラ「ギシャオオオオオオ!!」

 

するとゴモラはさっきまで負けてたのが嘘のようにキングジョーブラックの圧倒していた

 

ダイル「どうしてこんなことが!」

 

ヒュウガ「レイの精神力がゴモラに秘められた巨大な力を引き出し完全に制御している。レイの強さは本物だ!」

 

優介「ダイル!一つ言っておく」

 

ダイル「何!?」

 

優介「命あるものは常に前に進むんだ!昨日までのデータなど!」

 

尻尾の連続攻撃そして大回転打がヒットした

 

レイ「ゴモラ!超振動波だ!」

 

超振動波がキングジョーブラックにヒットしキングジョーブラックが倒された

 

ヒュウガ「よし!」

 

オキ「レイが勝った!」

 

優介「やったなレイ!」

 

ダイル「キングジョーブラックが!・・・・」

 

ダイルはキングジョーブラックが敗れたことが今だ信じられなかった

 

ダイル「待て!まだ戦いは終わっていない!」

 

レイ「いや、もう終わったはずだ」

 

去っていこうとするレイに銃口を向けるダイル

 

 

だがダイルはレイを撃てなかった

 

一方

 

キール星人グランデの方にもキングジョーブラックとペダン星人が来ていた

 

ペダン星人「止まれ!貴様レイオニクスだな?」

 

グランデ「まぁね」

 

それを聞いたペダン星人が銃を向ける

 

グランデ「問答無用ってかい?いいね」

 

グランデはネオバトルナイザーからどくろ怪獣レッドキングを召喚した

 

ペダン星人「レベル3キングジョーブラックの敵ではない」

 

グランデ「試してみるかい?」

 

レッドキングは自慢の怪力でキングジョーブラックを圧倒していた

 

ペダン星人「なぜだ?戦闘レベルは段違いのはずあの程度の怪獣に押されるはずが」

 

グランデ「普通はな。でも俺は普通じゃない」

 

最後にレッドキングがライダーキックのような飛び蹴りでキングジョーブラックを倒した

 

グランデ「はい!俺の勝ち」

 

グランデはレッドキングを回収し

 

グランデ「じゃあ今日はここまで、じゃあね」

 

ペダン星人「ええい!撃て!」

 

グランデ「うわっ!危ねぇ!はぁ!」

 

ペダン星人の銃撃を避けて最後に変なポーズをして去っていった

 

一方 ペダン星人の母艦では

 

ハーラン「どうして殺さなかったのです?あの地球のレイオニクスを、なぜ黙っているのです?答えなさい!ダイル」

 

ダイル「あのレイオニクスは特別です」

 

ハーラン「特別?」

 

ダイル「はい、彼は・・・レイとウルトラマンオーブである優介はもしかしたら未来を救えるかもしれません。我がペダン星の未来を!」

 

 

ハーラン「特別なレイオニクスだと?」

 

ダイル「奴にはレイという男にはペダンの科学力を越える力が秘められています」

 

ハーラン「この宇宙にそのようなものなど存在しません。たとえレイブラッド星人であろうといずれ我らが力に滅び去るでしょう」

 

ダイル「私もそう信じていました。レイと優介に出会うまでは」

 

一方レイはリフレクト星人が操るバードンと戦っていた

 

リフレクト星人「さぁ戦いなさい。このレイオニクスバトルを制した者こそが大宇宙の支配者に選ばれるのです」

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

リフレクト星人「やりなさいバードン!」

 

ハーラン「戦いが終わる?」

 

ダイル「そうです。レイはウルトラマンオーブである優介と共にレイオニクスバトルを仕組んだ張本人レイブラッド星人を倒すためこの惑星ハマーで戦い続けているのです」

 

ダイル「その大きな目標が彼らをさらに強くさせるのです」

 

リフレクト星人「どうです?手も足も出ないようですね」

 

だが尻尾でバードンを叩き落とした

 

リフレクト星人「何と!おのれ、今のはまぐれです。やれバードン!」

 

オキ「気をつけて!そのくちばしには猛毒が!」

 

レイ「ゴモラ!超振動波だ!」

 

くちばしを押さえながら超振動波を放ちバードンを倒した

 

クマノ「よし!レイの勝ちだ!」

 

オキ「すごい!あのバードンを倒すなんて!」

 

リフレクト星人「何と・・・」

 

レイ「よし!」

 

ダイル「私はレイと優介という男に無限の可能性を感じたのです」

 

ハーラン「無限の可能性か・・・・ダイル、その男たちを連れてきなさい。私が直接会いその真価を見定めましょう」

 

ダイル「分かりました!」

 

 

 

オキ「バトルナイザーを最近よくそうやって見てるね?」

 

レイ「あぁ、戦いが終わった後にゴモラたちに声をかけると嬉しそうに答えてくれるんだ」

 

オキ「へぇ~怪獣たちとしっかり心が繋がってるんだね」

 

 

ダイル「なるほどな、それがお前の強さの秘密か、はっ!」

 

そこにダイルが空間転送でやって来た

 

オキ「いつの間に!」

 

優介「またお前か」

 

ダイル「レイ、優介、お前たちに話がある」

 

レイ「話?」

 

優介「何だ?」

 

オキ「またレイを殺しに来たのか!?ていうか何でいつも勝手にペンドラゴンに入ってくるんだよ!」

 

ダイル「少し黙っていろ」

 

オキ「あ、は、はい・・・」

 

ダイル「レイ、優介、俺と一緒に来てほしい。そしてハーラン司令に会ってもらいたい」

 

優介「ハーラン司令というのはダイルのリーダーのことか?」

 

ダイル「あぁ」

 

レイ「会ってどうする?」

 

ダイル「もしお前たちが本当にこの戦いを終結できる力があると認められれば我らは未来へと帰る」

 

ダイル「もう過去には干渉せず50年後の未来で壊滅に瀕したペダン星の復興に尽力する」

 

レイ「分かった。一緒に行こう」

 

優介「ああ!」

 

オキ「駄目だよレイ!優介!そんな簡単に信じたら罠かもしれないじゃないか」

 

レイ「それでも行く」

 

優介「俺たちはダイルを信じる」

 

オキ「レイ・・・優介・・・」

 

その事を残りのメンバーに話した

 

オキ「というわけなんです」

 

ヒュウガ「レイと優介が信じたんだ。もしかしたらダイルの言葉に嘘はないかもしれん。だが」

 

クマノ「相手はペダン星人。何か裏があるのかもしれません」

 

ハルナ「私たちも行きましょう!」

 

ヒュウガ「うん」

 

そこにペダン星人の集団がやって来た

 

ヒュウガ「貴様ら!」

 

 

一方 優介とレイはダイルの案内でペダン星人の母艦にやって来た

 

ハーラン「お前たちですね?レイという名の地球人とウルトラマンオーブの優介という地球人は」

 

優介「ああ!」

 

レイ「そうだ」

 

ハーラン「なるほど、確かに特別な力を感じます」

 

ダイル「ハーラン司令、では彼らの力を認めてくださったのですね?」

 

ハーランは頷いた

 

ダイル「ふぅ、よかった」

 

ハーラン「その力、我らペダンのために使ってもらいます」

 

ハーラン「最強の・・・兵器として」

 

ダイル「えっ?」

 

するとペダンの兵士たちが優介たちに銃を向けた

 

優介&レイ「っ!」

 

ダイル「一体どういうことです!?」

 

ハーラン「ダイル、お前は知らなかっただろうがペダン星司令部はレイオニクス抹殺計画においてある修正案を検討していたのです」

 

ダイル「修正案?」

 

ハーラン「レイオニクスを洗脳することでそのパワーを我らが兵器として利用するという考えです」

 

ダイル「そんな!」

 

優介「ダイルはその交渉のために利用されたってわけか!」

 

ハーラン「ご覧なさい」

 

ハーランが向けた方には

 

レイ「ボス!」

 

優介「皆!」

 

ヒュウガ「レイ!優介!」

 

ヒュウガたちが捕らわれ、ある特殊なフィールドに閉じ込められたのだ

 

優介「人質ということか!」

 

オキ「な、何だよこれ?」

 

ヒュウガ「オキ、止せ!」

 

オキが触れると弾かれた

 

オキ「うわあああ!!」

 

ハルナ「大丈夫!?」

 

クマノ「しっかりしろ!」

 

オキ「し、痺れる!」

 

ハーラン「電磁ネットの檻です。誰一人あの中から出ることはできません」

 

レイ「すぐに仲間を解放しろ!」

 

ハーラン「いいでしょう。でもその前にお前たちを洗脳させてもらいます」

 

ハーラン「最強のレイオニクスであるお前とウルトラマンオーブを我らの戦力として改造すればレイブラッド星人も倒せるに違いありません。されば必然的に未来も変わる。50年後の破滅も回避できるはず」

 

ハーラン「ダイル、お前の望みが叶うのですよ。そして全宇宙の覇権は我らペダンが手にし全ての生命体が我らにひれ伏すのです」

 

ハーラン「我らの科学力の前に、どうです?素晴らしい計画だと思いませんか?」

 

優介「それのどこが素晴らしい計画だ!冗談じゃない!」

 

レイ「そんなことはさせない!」

 

優介たちは阻止しようとするが

 

ハーラン「おとなしく!仲間がどうなっても知りませんよ」

 

人質がいる以上不用意に行動はできない

 

ダイル「お待ち下さい!ハーラン司令は私と約束してくれたはずです。もう過去に干渉するのは止め未来に戻り荒廃してしまったペダンの復興に力を尽くすと!レイオニクスやウルトラマンを兵器に利用するなど間違ってます!」

 

ダイル「この世界には、力より大切なものがある!」

 

それを聞いて優介は思った。

 

ダイルは自分たちとのふれあいの中で失っていた大切なことを思い出したのだと

 

ダイル「争いを起こせばまた新たな争いを招くだけです。その繰り返しです。その結果ペダン星は!」

 

その時銃声が鳴り響き

 

ダイルが倒れた

 

レイ「ダイル!」

 

優介「ダイル!しっかりしろ!」

 

そう、ダイルがハーランに撃たれたのだ

 

ダイル「ハーラン・・・司令・・・」

 

ハーラン「ペダンに、臆病者は不要です」

 

レイ「貴様あぁぁぁぁぁ!!!」

 

優介「絶対に許さねぇぇぇぇ!!!」

 

ハーランを守ろうと兵士たちが道を塞ぐが優介たちはそれを蹴散らす

 

優介「邪魔だ!退け!」

 

レイ「ゴモラ!」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

ゴモラ「ギシャオオオオオオ!!」

 

レイ「ゴモラ!ボスたちを救え!」

 

レイはゴモラを召喚し、優介はガッツブラスターを出しボスたちを救おうとしたが

 

だがペダンの母艦から無数のキングジョーブラックが現れた

 

オキ「キングジョーブラックだ!!」

 

クマノ「しかもこの数は!」

 

ハルナ「数十体!」

 

ハーラン「さぁ見せてもらう。特別なレイオニクスとウルトラマンオーブの実力を」

 

優介「貴様は絶対に倒す!!!」

 

優介はオーブリングを構え

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

スペシウムゼペリオンにフュージョンアップした

 

オーブ「フゥッ!」

 

ハルナ「レイ!優介も逃げて!いくらあなたたちでもこの数相手に勝てるはずがない!」

 

ハルナ「二人とも!」

 

ヒュウガ「止せハルナ」

 

ハルナ「でも!」

 

ヒュウガ「あの二人は逃げたりはしない。たとえどんなに巨大な敵を前にしたとしても」

 

ヒュウガ「そして、絶対に勝つ!」

 

レイ「戦え!ゴモラ!」

 

ゴモラはレイオニックバーストになりスペシウムゼペリオンとなったオーブと共にキングジョーブラックの軍勢に立ち向かっていく

 

ゴモラ「ギシャオオオオオオ!!」

 

オーブ「デェェアッ!」

 

ゴモラは尻尾の連続攻撃で圧倒する

 

オーブはパワータイプの力でパンチ、キック、投げ飛ばしたりして攻撃しウルトラヘッドクラッシャー改めオーブヘッドクラッシャーでキングジョーブラックを攻撃する。

 

レイ「行け!リトラ!ミクラス!」

 

レイも全戦力を投入して脅威に立ち向かう

 

オーブ「だったらこっちも!」

 

優介はファイヤーゴルザのカードをリードしファイヤーゴルザを召喚した

 

【ファイヤーゴルザ!】

 

ファイヤーゴルザ「ギゴォイイイイ!!」

 

オーブ「ファイヤーゴルザ!お前も力を貸してくれ!」

 

ファイヤーゴルザは頷き、ゴモラとミクラスの援護に回る

 

ゴモラ「ギシャオオオオオオ!!」

 

ファイヤーゴルザ「ギゴォイイイイ!!」

 

オーブ「デェアッ!」

 

オーブたちは全戦力でキングジョーブラックの軍勢に立ち向かう

 

ハーラン「確かに強い。でも、どこまで持ちこたえられるかしら?」

 

するとまた新たなにキングジョーブラックが投入された。

 

オーブ「ッ!何!?」

 

オーブ「ウォォアッ!グウッ!グェェアァッ!」

 

オーブ、ゴモラ、ミクラス、ファイヤーゴルザが徐々に押されている

 

ハーラン「その程度なの?もっと楽しませて!」

 

またもキングジョーブラックが投入された

 

ハーラン「やっておしまい!」

 

ペダニウムランチャーの嵐がオーブたちを襲う

 

オーブ「ウォォアッ!グェェアァッ!」

 

クマノ「くそ!やはり数が多すぎる!」

 

ヒュウガ「いや、レイたちはまだ本当の力を出しきれていない」

 

ハルナ「えっ?」

 

ハーラン「ふっふふふ、安心しろ。殺しはしない。でも、二度と抵抗する気が起きないくらい痛めつけておかないとね」

 

オーブ「グゥアアアアッ!!!」

 

ゴモラ「ギシャオオオオオオ!!!」

 

ファイヤーゴルザ「ギゴォイイイイイイイ!!!」

 

ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!

 

オーブのカラータイマーも点滅を始めてしまった

 

ハルナ「ボス、レイたちがまだ力を出しきれていないってどういう?」

 

ダイル「お前たちが、はぁ、はぁ、切り捨てるからだ!」

 

ダイル「レイと優介は、貴様らとの絆で、はぁ、はぁ、強くなった。ぐぅ、だが同時にそれは奴らの弱点でもある」

 

ダイル「馬鹿な奴らだ、はぁ、はぁ、その甘さがなければ、はぁ、はぁ、無敵だと言うのに!」

 

ダイルが撃たれた体を引きずりながら装置に近づいた

 

ペダン兵士「その装置から離れろ!」

 

だがダイルは離れず電磁ネットを解除しようとパスワードを入力していく

 

ハーラン「殺れ!」

 

ダイルが銃撃を2発食らった

 

ヒュウガ&ハルナ&クマノ&オキ「あっ!!」

 

レイ「っ!」

 

オーブ「フッ!ダイル!」

 

ダイル「うわああああああ!!!はぁ、俺は、はぁ、ペダン星の、誇り高きハンター!」

 

また銃撃を食らった

 

オーブ「ッ!」

 

レイ「っ!」

 

ダイル「はぁ、はぁ、レイ、優介、・・・」

 

 

ダイル「未來を・・・・・頼んだぞ・・・」

 

レイ「ダイル!!!」

 

力尽きる直前に最後の力を振り絞り電磁ネットを解除した

 

ハーラン「奴らを逃がすな!一人残らず撃ち殺せ!」

 

ペダン兵士「待て!動くな!」

 

だがリトラの火球がペダン兵士を妨害した

 

ヒュウガ「急げ!」

 

ハルナ&クマノ&オキ「了解!」

 

BGM:ゆけ!ウルトラマンオーブ

 

オーブは自分たちを信じてくれたダイルを守ることができなかった

 

拳に力を入れ

 

 

オーブ「貴様らだけは絶対に許さねぇ!!行くぞ!ファイヤーゴルザ!」

 

オーブは守れなかった悔しさと怒りを力に変えてファイヤーゴルザと共に残りのキングジョーブラックを倒していく

 

レイ「戦え!ゴモラ!リトラ!ミクラス!」

 

ゴモラとリトラとミクラスもそれに続く

 

ハーラン「何!?」

 

ペダン兵士「ハーラン司令!危険です!すぐ撤退を!」

 

ハーラン「黙れ!!撤退など許さぬ!偉大なるペダンの科学力がたかがウルトラマンと怪獣などに!」

 

そこにペンドラゴンがやって来た

 

ヒュウガ「心を持たぬ科学は悪魔の力だ!」

 

 

ヒュウガ「それを今、お前達に帰してやる!!」

 

ヒュウガがZAPカードを認証しあの兵器を使う

 

ヒュウガ「封印解除!」

 

クマノ「ペダニウムランチャー発射準備完了!」

 

優介「セブン!」

 

【ウルトラセブン!】

 

セブン「デュワッ!」

 

ヒュウガ「ペダニウムランチャー撃てぇぇぇ!!」

 

クマノ「うおーーーーー!!!」

 

オーブ「ネオワイドショット!!うわあああああああああああああああ!!!!!!!!」

 

ファイヤーゴルザ「ギゴォイイイイ!!!」

 

 

ペダニウムランチャーと超音波光線とネオワイドショットがキングジョーブラックの軍勢を次々と破壊し、キングジョースカーレットの破片が

 

ハーラン「うわあああああああああああああああ!!!!!!!!」

 

 

ハーランを潰した

 

クマノ「ボス!キングジョーブラックが全滅です!」

 

ヒュウガ「うん!」

 

オキ「ペダン星の母船が!」

 

ペダンの母艦が惑星ハマーから撤退した

 

ヒュウガ「この惑星から撤退したようだな」

 

ハルナ「またいつか、攻めてくるつもりでしょうか?」

 

ヒュウガ「いや、二度と来ないさ」

 

 

 

優介「どうして俺は、守れないんだ!」

 

 

 

 

 

優介「ダイルは・・俺たちを信じてくれたのに・・」

 

 

 

 

 

 

優介「うぅ、うわあああああああああああああああ!!!!!!!!」

 

優介はひたすら泣いた。

 

信じてくれた友を守ることができなかった己の無力さに

 

それをファイヤーゴルザが慰めてくれた

 

 

その後、優介たちはダイルの遺体を埋葬し、そこに墓を作り黙祷を捧げた

 

 

優介「(ダイル、俺はこの胸に誓う・・・お前が託した未来を今を生きる俺達が争いの無い平和な世界を築いていく)」

 

優介「(お前が願った平和な未来の為に)」

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

次回予告

 

ケイト「レイブラッドを受け入れればお前は宇宙の支配者になれるのだぞ」

 

ヒュウガ「いよいよレイブラッドとの最終決戦も近いというわけだな」

 

ヒュウガ「ペンドラゴンとゴースタードラゴンは極点に向かって、発進!!」

 

グランデ「どちらが最強のレイオニクスか決着をつけてやる!」

 

レイ「あれは!」

 

優介「アーマードダークネス!?」

 

レイ「俺は戦う!俺を受け入れてくれた仲間たちに応えるためにも!」

 

ケイト「死ぬなレイモン、私の弟よ」

 

???「その運命を受け入れる覚悟があるか?レイモン!」

 

ハルナ「出力全開!」

 

ヒュウガ「早くレイのところへ!」

 

クマノ「ペンドラゴンとゴースタードラゴンが分解します!」

 

ヒュウガ「くそぉぉぉ!!」

 

優介「どうにかしてレイのところに行かないと!」

 

なんとかレイのところに向かおうとするがエネルギーフィールドに妨害される一行

 

レイ「この戦いのためにどれだけ多くの命が犠牲になったと思ってるんだ!!」

 

この戦いで全ての決着が着く!

 

グランデ「行け!レッドキング!」

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

オーブ「銀河の光が我を呼ぶ!」

 

この宇宙の未来を守り抜くことができるのか?

 

次回 惑星崩壊




ついに最終局面突入!そして久々のオーブオリジン登場彼らの最終決戦を見届けてほしい!


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第23話 惑星脱出

ついにハマー編最終回!どうぞ!


前回までのあらすじ

ナレーション:ヒュウガ(ボス)

ペダン星のキングジョーブラックが大攻勢を仕掛けてきた。が、ペンドラゴンの禁断兵器ペダニウムランチャーとファイヤーゴルザの超音波光線とオーブがウルトラセブンの力を解放したネオワイドショットがこれを撃破。惑星ハマーからペダンの脅威は去った。ペダン星人ダイルの尊い犠牲によって・・・

 

ペダンの脅威から数日が経ち、レイは精神体のケイトと話していた

 

ケイト「レイモン、どうあってもお前は父であるレイブラッドに逆らうつもりか?精神体となってもなおウルトラマンを石化するほどの強大な力を持つレイブラッドに」

 

ケイト「なぜだ?レイブラッドを受け入れればお前は宇宙の支配者になれるのだぞ」

 

レイ「力で宇宙を支配するなんて間違っている!怪獣と戦い怪獣を倒して強くなる。レイブラッドの後継者として生まれ戦うことしか知らなかった俺にそれを教えてくれたのがペンドラゴンの仲間だ」

 

レイ「彼らは俺を、レイブラッドの遺伝子を受け継ぐこの俺を仲間として受け入れてくれた。そして一度死んだ俺を甦らせるため彼らは危険を承知で怪獣の惑星に戻ってきてくれたんだ」

 

レイ「俺は力よりもっと大切なものがあることを彼らから教わったんだ」

 

ケイト「ふっ、そんなものでレイブラッドの強大な力に勝てるとでも思っているのか?」

 

レイ「レイブラッドは宇宙に恐怖と混乱をもたらす存在だ。だから、復活は阻止しなければならない。俺は戦う!俺を受け入れてくれた仲間たちに応えるためにも!」

 

ケイト「決意は固いようだな。レイブラッドの後継者として宇宙を支配するお前の姿を見てみたかったが、行け、お前の信じる道を」

 

ケイト「だが、死ぬなレイモン、私の弟よ」

 

そう精神体でケイトが応援してくれたのだ

 

 

レイ「・・・姉さん・・・」

 

 

【OP 誓い (TV Size)】

 

オキ「強大なエネルギー反応です」

 

ヒュウガ「エネルギー反応だと?」

 

オキ「北半球の極点を中心に急速に勢力を拡大していきます」

 

ヒュウガ「何か嫌な予感がするな」

 

レイ「レイブラッド」

 

レイ「レイブラッドだ!」

 

優介「あぁ、俺も感じる」

 

ハルナ「レイブラッドですって?」

 

オキ「確かなのレイ、優介?」

 

レイ「俺にも確信はない。だがレイブラッドの存在を感じるんだ。今まで以上に強く!」

 

優介「これまで戦ってきた奴らとは比べ物にならないほど強い力を感じるんだ」

 

ヒュウガ「だとするといよいよレイブラッドとの最終決戦も近いというわけだな」

 

ヒュウガ「よし!全員配置につけ!ペンドラゴンとゴースタードラゴンは極点に向かって、発進!!」

 

「了解!!」

 

そうしてペンドラゴンとゴースタードラゴンは極点に向かった

 

そして

 

ハルナ「まもなく極点に到着します」

 

オキ「ボス、接近中の飛行物体です」

 

ヒュウガ「怪獣か?」

 

接近する物体を見てすぐに分かった

 

レイ「グランデだ!」

 

そうグランデが乗る宇宙船だ

 

レイはグランデを追った

 

グランデ「残ったレイオニクスは俺とお前の二人だけだ。これが最後の戦いだ、レイ!」

 

レイ「待てグランデ!俺の敵はレイブラッドだ。これ以上不毛なレイオニクスバトルは止めよう」

 

グランデ「何だよおい?これからって時に」

 

レイ「俺たちはレイブラッドの掌でもてあそばれてるんだぞ」

 

グランデ「だからどうした?俺は楽しいバトルがしたいそれだけだ。正直後継者選びなんかには俺も一切興味がない。」

 

グランデ「だがな、俺もバトルで姉貴を倒してこの星にやって来てる訳よ」

 

レイ「何だって!?」

 

グランデ「お前と同じだよ。教育係だった姉貴は俺を覚醒させるために自分の命を犠牲にした。だから戦うのよ!姉貴の死に報いるためにもどちらが最強のレイオニクスか決着をつけてやる!」

 

グランデ「レッドキィィィング!!!」

 

グランデはレッドキングを召喚した

 

レイはゴモラを召喚した

 

グランデ「戦えレッドキング!」

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

ゴモラ「ギシャオオオオオオ!!」

 

両者組み合いそこから互角の戦いを見せる

 

ハルナ「援護しますか?」

 

ヒュウガ「いや、レイを信じよう」

 

優介「そうだな」

 

真のレイオニクスバトルの影響でレイにもダメージが伝わった

 

グランデ「さぁ!お遊びはおしまいだ」

 

するとレッドキングは秘められた力を解放しパワーアップしてゴモラに襲いかかる

 

するとレッドキングがゴモラを圧倒していく

 

それは同時にレイもダメージを食らっていた

 

レッドキングはリョウウテに炎を宿し炎のパンチを叩き込み、ゴモラの圧倒していく

 

レイ「ぐぅ!命をもてあそび、力で宇宙を支配するレイブラッド!許さん!」

 

レイは覚醒しレイモンになり

 

レイモン「行け!ゴモラ!」

 

ゴモラも秘められた力を解放した

 

すると一気に形成が逆転しレッドキングを圧倒していく

 

そして同時にグランデもダメージを受けていく

 

そしてレッドキングを投げ飛ばした

 

クマノ「よし!」

 

ゴモラは超振動波を放とうとした

 

オキ「よし!止めだ!」

 

だが

 

レイモン「もういい!ゴモラ!」

 

レイモンがゴモラに戦いを止めさせた

 

レイモンはレイの姿に戻りゴモラを回収した

 

グランデ「なぜだぁぁ!!なぜ止めを刺さなかった?」

 

レイ「これ以上、レイブラッドのために血を流すのは嫌だ!」

 

レイはリトラを召喚しリトラに乗り極点に向かった

 

そして極点付近で異常な現象が起き始めていた

 

オキ「エネルギーが活発化しています!」

 

そして岩に謎のゲートが開き

 

???「レェェイモォォォン!」

 

レイを呼ぶ謎の声が聞こえた

 

レイ「レイブラッド!」

 

レイはゲートに向かった

 

ハルナ「ボス、リトラが急降下してます」

 

優介「ゲートに突入するつもりだ」

 

そしてレイはゲートに突入した

 

オキ「レイ!」

 

ヒュウガ「よーし!我々もレイに続くぞ!ハルナ!優介!」

 

ハルナ&優介「了解!」

 

そして優介たちもゲートに突入した

 

だがゲートは不安定な空間で機体が安定しない

 

ハルナ「機体が安定しません!」

 

優介「こっちもだ!」

 

その時何かが起こった

 

ヒュウガ「どうした!?」

 

優介「止められた?」

 

クマノ「エネルギーフィールドが邪魔をして前に進めません!」

 

優介「くそ!レイブラッドの仕業だな?」

 

一方レイはゲートを越えて地上にたどり着いた

 

だがゲートが不安定だったためリトラが何とかギリギリまで踏ん張り地上に落ちた

 

レイ「よく頑張ったなリトラ、さぁ戻れ」

 

リトラを誉めてレイは回収した

 

そして辺りを調べていると

 

そこには

 

レイ「あれは、アーマードダークネス!?」

 

レイ「あの時吹っ飛んだはずなのに?なぜこんなところに?」

 

その時レイの背後にアーマードメフィラスが現れた

 

レイ「アーマードメフィラス!」

 

???「レェイモォン!」

 

???「レェイモォン!」

 

???「これがお前の最後の試練だ」

 

レイ「最後の試練?どういう意味だ!?」

 

その時アーマードメフィラスが起動した

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

レイはゴモラを召喚した

 

だがアーマードメフィラスはゴモラを圧倒していく

 

???「どうしたレイモン?お前の力はその程度か?」

 

レイ「行け!ミクラス!」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

ミクラスを召喚しゴモラを援護する

 

レイ「ゴモラを援護しろ!」

 

だが2体がかりでもまるで効いている様子がない

 

 

一方ペンドラゴンとゴースタードラゴンはエネルギーフィールドに阻まれたままだった

 

ヒュウガ「エンジン出力全開!」

 

ハルナ「出力全開!」

 

だがそれでも抜けられない

 

優介「くそ!」

 

オキ「駄目なのか?」

 

クマノ「これ以上は危険ですボス、ペンドラゴンとゴースタードラゴンが分解します!」

 

ヒュウガ「くそぉぉぉ!!」

 

優介「なんとかしてレイのところに行かないと!」

 

ゴモラは超振動波を放つがアーマードメフィラスのバリアによって弾かれた

 

その圧倒的なパワーの前についにミクラスがダウンしてしまった

 

レイはミクラスを戻した

 

???「それでもお前はレイブラッドの遺伝子を受け継ぐ我が息子か?」

 

レイ「黙れ!!負けるな!ゴモラ!」

 

ゴモラはレイオニックバーストになりアーマードメフィラスを徐々に追い詰めアーマードメフィラスの剣を切り落とした

 

レイ「よし!」

 

そうなればもう怖くない

 

ゴモラは大回転打を連続で浴びせ

 

レイ「ゴモラ!止めだ!」

 

超振動波零シュートでアーマードメフィラスを倒した

 

レイ「よし!」

 

 

メフィラス「うっ、うぅ、私はどうしたんだ?そうか、私は今まで鎧の呪縛に!」

 

どうやらメフィラス星人はあの鎧の呪縛で操られていたようだ

 

???「レェイモォン!レェェイモォォォン!」

 

気がつくと辺りは真っ赤な空間に変わり、レイの眼前には

 

レイ「レイブラッド!!」

 

レイブラッド「レェイモォン!我が遺伝子を受け継ぐ息子よ」

 

レイブラッド星人がいた

 

レイブラッド「全ての試練は終わった。偉大なるレイブラッドの後継者としてその運命を受け入れる覚悟があるか?」

 

レイブラッド「全宇宙がお前の前に膝まつく。ヤプールもヒッポリトもお前は宇宙の支配者として君臨するのだ!」

 

レイブラッド「答えよレイモン!」

 

レイ「ふざけるなぁ!!この戦いのためにどれだけ多くの命が犠牲になったと思ってるんだ!!」

 

レイブラッド「もう一度聞く。レイブラッドの運命を受け入れるか?レイモン!」

 

レイ「断る!!」

 

レイブラッド「愚かだぞレイモン!」

 

すると辺りがさっきのところに戻り

 

振り返るとレイブラッドの精神体がアーマードダークネスに入り、アーマードダークネスが動き始めた

 

レイブラッド「ならばお前の体を頂戴する!」

 

だがそうはさせまいとゴモラが立ちふさがった

 

それをメフィラス星人が見ていた

 

メフィラス「この私もレイブラッドに踊らされていたのか」

 

するとメフィラスはテレポートしてグリップビームでペンドラゴンとゴースタードラゴンを邪魔していたエネルギーフィールドを消し去った

 

ハルナ「エネルギーフィールドが消失します!」

 

ヒュウガ「本当か?」

 

オキ「でもどうして突然?」

 

ヒュウガ「考えるのは後だ!早くレイのところへ!」

 

ハルナ「了解!」

 

優介「この気配、メフィラス星人か」

 

メフィラス「借りは返したぞ。地球のレイオニクスよ」

 

優介「サンキューメフィラス星人」

 

優介はメフィラス星人に感謝してペンドラゴンと共にレイのところへ向かった

 

一方

 

ゴモラがアーマードダークネスに圧倒されていた

 

レイブラッド「お前の体で私は甦る!宇宙は再びレイブラッドのものになるのだ!」

 

レイが大ピンチ!

 

レッドキング「ギガォォォォ!!」

 

その時レッドキングがゴモラを助けた

 

まさか!

 

そう、グランデが来ていたのだ

 

レイ「グランデ!」

 

グランデ「面白そうな相手だな」

 

レイ「グランデ!お前!」

 

グランデ「おや?お前今勘違いしてるでしょ?言ったろ?俺は楽しいバトルがしたいだけだって」

 

グランデ「それになお前の姉ちゃんまだ紹介してもらってないし」

 

グランデ「行け!レッドキング!」

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

互いの目的は違えど共にアーマードダークネスと戦い始めた

 

だがアーマードダークネスのレゾリューム光線でどんどん追い詰められていくレイとグランデ

 

しかしそこに対アステロイド砲がアーマードダークネスを攻撃した

 

レイ「ペンドラゴン!ゴースタードラゴン!皆!」

 

ヒュウガ「待たせたな!レイ!」

 

優介「主役は遅れて来るってな!」

 

ゴースタードラゴンは着陸し優介はレイの元に

 

優介「グランデ!お前も来ていたのか?」

 

グランデ「だから俺は!」

 

優介「楽しいバトルがしたい。だろ?」

 

グランデ「ふっ、分かってるじゃねぇか」

 

優介「はっははは!!」

 

一方ヒュウガがZAPカードを認証し再びあの武器を使う

 

ヒュウガ「ペダニウムランチャースタンバイ!」

 

ヒュウガ「ペダニウムランチャー発射!!!」

 

ペダニウムランチャーが発射され、アーマードダークネスに大ダメージを負わせた

 

レイ「グランデ!優介!一気に行くぞ!」

 

優介「おう!」

 

グランデ「俺に命令すんなっつんだよ」

 

レイ「うわああああああ!!!」

 

グランデ「うわああああああ!!!」

 

二人の秘められた力が解放され

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

優介はオーブオリジンのカードをリードし、オーブカリバーを出現させた

 

優介「オーブカリバー!」

 

オーブカリバーのホイールを回し全てのエレメントが光りトリガーを引き、火、水、土、風の順に光り優介はオーブオリジンに変身した

 

BGM:オーブ大乱戦(オーブオリジンのテーマ)

 

そしてゴモラとレッドキングはそれぞれEX怪獣に覚醒した

 

オーブ「銀河の光が我を呼ぶ!」

 

バトルもクライマックスだ!

 

アーマードダークネスがトライデントを突き刺すがEXゴモラには全く効かず振り回されEXレッドキングのパンチそしてオーブカリバーの一振りで吹き飛ぶ

 

オーブ「セェアッ!」

 

アーマードダークネスの攻撃を避けEXレッドキングがトライデントを弾き飛ばした

 

オーブ「ナイス!レッドキング!」

 

アーマードダークネスは灰色の剣でジャンプしEXゴモラに攻撃するがこれっぽっちも効いていないぞ!

 

EXゴモラが剣を弾いた

 

全ての武器を失ったアーマードダークネスを俺、EXレッドキング、EXゴモラの抜群のコンビネーションで攻撃しEXゴモラが投げ飛ばす

 

EXレッドキング「ギガォォォォ!!」

 

EXレッドキングはフレイムロードでアーマードダークネスを攻撃した

 

アーマードダークネス「うわああああああ!!!」

 

【解き放て!オーブの力!】

 

オーブカリバーをリングに通しホイールを回して、全てのエレメントを輝かせトリガーを引き再び回し全てのエレメントが輝き頭上に円を描きオーブカリバーにエネルギーを集中

 

レイ「ゴモラ!止めだ!!」

 

EXゴモラ「ギシャオオオオオオ!!!」

 

オーブ「オーブスプリームカリバー!!」

 

EX超振動波とオーブスプリームカリバーの同時攻撃でオーバーキルすぎるほどのダメージを食らい

 

 

凄まじい大爆発と共にアーマードダークネスは倒された

 

レイ「よし!」

 

グランデ「よっしゃあ!」

 

オーブ「勝った・・・」

 

ヒュウガ「よーし!」

 

オキ「やったぁぁぁ!!」

 

クマノ「よっしゃあぁぁ!!」

 

ついに彼らはレイブラッド星人を倒し全宇宙の平和を守り抜いたんだ

 

ゴモラとレッドキングは回収され、オーブは変身を解いた

 

グランデ「なぁレイ」

 

レイ「ん?」

 

グランデ「何だったんだろうな?俺たちの戦いは」

 

レイ「グランデ」

 

グランデ「なんつって!」

 

レイ「はっはは!」

 

優介「ふっははっ!」

 

グランデ「忘れるな!今度会うときは俺がお前を倒す番だ。あばよ」

 

グランデは去ろうとしたが振り返り

 

グランデ「美人の姉ちゃんによろしくな」

 

優介「ありがとう。グランデ」

 

グランデ「ふっ、あばよ。若きウルトラマン」

 

優介「へっ、あばよ!!」

 

そうしてグランデは宇宙船に乗りこの惑星を去った

 

そして優介とレイはペンドラゴンに戻った

 

レイ「皆!」

 

クマノ「レイ」

 

オキ「優介」

 

優介「ついに!」

 

レイ「レイブラッドを倒したぞ!!」

 

オキ「すっごいよ!レイ!優介!よく頑張ったね」

 

ヒュウガ「お前たちならやれると信じていたぞ」

 

ハルナ「これでもう、レイオニクスバトルから解放されたのね」

 

レイ「あぁ!」

 

クマノ「よかったなレイ!本当によかった!」

 

レイ「皆の力のおかげだ!ありがとう!」

 

優介「俺もありがとう!」

 

ヒュウガ「よーし!急いでこの惑星から脱出するぞ!」

 

「了解!!」

 

優介たちは急いでペンドラゴンとゴースタードラゴンに乗り崩壊しかけている惑星ハマーを脱出しようとした

 

だが

 

オキ「惑星の引力が増大しています!」

 

ヒュウガ「何!?」

 

オキ「まるでブラックホールだ!機体が降下していきます!」

 

優介「ぐあっ!なんて引力だ!」

 

強すぎる引力で2機とも引っ張られていく

 

オキ「駄目だ!自由が効かない!」

 

優介「くそ!こっちもだ!」

 

レイブラッド「レェェイモォォォン!!」

 

その時レイブラッド星人の声が聞こえた

 

するとブラックホールの中から巨大な手が現れた

 

レイブラッド「逃がさんぞ!レェェイモォォォン!!」

 

レイ「くっ!レイブラッド!!」

 

優介「あいつ、俺たちを死に物狂いで捕らえる気か!」

 

レイブラッドの手が徐々に接近してくる

 

もう脱出が出来ず捕らわれる

 

誰もがそう思った

 

 

 

 

その時、何かの攻撃が2機を助けてくれた

 

オキ「っ~!!」

 

ヒュウガ「あれは!」

 

セブン「・・・・・・」

 

クマノ「ウルトラセブン!」

 

ウルトラセブン、そしてもう一人

 

ウルトラマン「・・・・・・」

 

オキ「ウルトラマン!」

 

ハルナ「っ~!!」

 

優介「二人とも来てくれたのか!!」

 

ウルトラマンとウルトラセブンが彼らの危機に駆けつけてくれたのだ

 

だが再びレイブラッドの魔の手が迫る

 

ヒュウガ「ハルナ!」

 

2機は最大速度で脱出

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

セブン「ジュワッ!」

 

レイブラッド「ぐああああああああああああああああ!!!!!!」

 

ウルトラマンのスペシウム光線、セブンのワイドショットがレイブラッドを倒し、惑星ハマーは大爆発した

 

ヒュウガ「彼らに助けられたようだな」

 

オキ「ボリスのウルトラマンもやっぱり生きてたんですね!」

 

優介「そうだ!いい忘れてたけど俺がこうして無事でいられたのはウルトラマンのおかげなんだ」

 

レイ「そして、ウルトラマンが自分の力をお前に託した」

 

優介「あぁ!」

 

するとネオバトルナイザーが光り、ミクラスがさよならを示し、セブンの元に帰っていった

 

レイ「ウルトラセブン!」

 

レイ「ウルトラマン!」

 

優介「二人ともありがとう!」

 

ウルトラマンとセブンは頷き、光の国へと帰っていった

 

優介「それじゃあ俺はこれで」

 

ヒュウガ「また離れるんだな?」

 

優介「えぇ、俺にもウルトラマンとしての使命がありますから。あっでも暇な時はまた皆と一緒に活動させてもらうよ」

 

ヒュウガ「そうか」

 

クマノ「またな!優介!」

 

ハルナ「ゴースタードラゴンを大事にしなさいね」

 

優介「はい!」

 

オキ「新しい怪獣に会ったら教えてね!」

 

優介「もちろん!」

 

レイ「優介、本当にありがとう!お前がいなかったら俺はこうして仲間のありがたみを知ることができなかった。」

 

優介「ふっはは!!感謝してるのは俺の方だ。皆と出会えたおかげで俺は大切なことを知ることができた」

 

優介「仲間との絆が俺たちの力になるって!」

 

レイ「あぁ!またな!優介!」

 

優介「あぁ!またなレイ!皆!」

 

こうして優介はレイたちと別れ、ゴースタードラゴンで惑星O-50に帰っていった

 

 

【ED 誓い 】

 

 

 

次回予告

 

レイブラッドとの戦いを終えて一休みした優介は再びペンドラゴンのメンバーと再会し、惑星デントの調査に向かった。しかしそこで俺たちを待っていたのは、あの若きウルトラマンとの出会いだった

 

次回 消えた光

 

光の力、お借りします!




ついに惑星ハマー編完結!そして次回からウルトラ銀河伝説編がスタート!


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ウルトラ銀河伝説編
第24話 消えた光


銀河伝説編突入ー!


宇宙をある2つの光が1つの星に向かって突き進んでいた

 

やがてその2つの光は惑星の地上に到達した

 

青い光の正体は宇宙怪獣ベムラーだった

 

そして赤い光の正体は宇宙警備隊の若き勇者ウルトラマンメビウスだった

 

メビウス「ハッ!テァッ!」

 

メビウスはベムラーの青色破壊光線を避けて、飛び蹴りを食らわせて華麗に着地する

 

そしてベムラーの青色破壊光線を後退しながら避けて、反転して宙に浮いている岩を利用して加速する

 

メビウスはベムラーに接近してチョップやエルボーで攻撃

 

青色破壊光線を華麗に避けてキックする

 

そしてベムラーの青色破壊光線をメビウスはメビウスブレスから出る光の剣メビュームブレードで真っ二つに切り裂きメビウスの横で爆発した

 

そしてメビウスはメビウスブレスをスパークさせて腕を十字に組んで必殺光線メビュームシュートを放ち

 

それを受けたベムラーは倒された

 

そしてメビウスは惑星を去り、

 

メビウス「フッ!」

 

トゥインクルウェイでゲートを作り、そこを通った

 

そしてメビウスはトゥインクルウェイを抜けて、故郷のM78星雲・光の国へと向かった

 

そこでは数々のウルトラマンたちが宇宙の平和を守るために活動していた

 

そしてメビウスに戦い方を教えた教官でもあるウルトラマンタロウは今も若きウルトラ戦士たちを一人前にするために訓練していた

 

そしてその中には光の国の小学生ウルトラマンボーイもいた

 

一方 光の国の心臓部でもあるプラズマスパークタワー内部にあるエネルギーコアを見つめていた宇宙警備隊大隊長ウルトラの父は何かを悟った

 

そしてメビウスは宇宙警備隊本部に戻り、ゾフィー、ウルトラマン、ウルトラセブンに報告した

 

メビウス「戻りました!」

 

ゾフィー「ご苦労だったメビウス。マイナスエネルギーの影響で怪獣たちが各エリアで凶暴さを増している」

 

セブン「悪い予感がする・・・」

 

メビウス「・・・・・・」

 

ウルトラマン「数々の星々で同じ事態が起きている。ジャック、エース、80も調査に向かった」

 

ゾフィー「早急に原因を知る必要がある」

 

メビウス「あらゆる怪獣たちが凶暴化したら今の戦力でも苦戦は免れません!」

 

ウルトラマン「・・・あいつを呼び戻すか?」

 

ゾフィー「・・・・・・」

 

セブン「・・・いや、まだ早い!」

 

メビウス「あいつってもしかして?」

 

???「エネルギーコアが異常反応を示している!」

 

そこにウルトラの父と銀十字軍隊長ウルトラの母がやって来た

 

ウルトラの父「皆、油断するな!」

 

それに全員が頷く

 

ウルトラの父「・・・まさかとは思うが・・・」

 

一方、光の国の衛生上にある宇宙牢獄に謎の存在が向かっていた

 

宇宙牢獄の扉の前では宇宙警備隊員が2名警備に当たっていた

 

そこに黒い武器を持ったウルトラマン?が着地する

 

警備隊員2名はウルトラマンだと思い敬礼する

 

だがその正体は

 

にせウルトラマン「ふははははは!!」

 

ウルトラマンの偽物、にせウルトラマンだった

 

警備隊員「誰だ!?そこを動くな!」

 

警備隊員2名はブレスレットからウルトラランスを出して戦闘体制に入るが

 

にせウルトラマンが持っていた黒い武器から放たれた光線によって警備隊員もろとも宇宙牢獄の扉を破壊した

 

にせウルトラマン「ふははははは!!さすがに強烈だな」

 

そしてにせウルトラマンは内部に侵入していく

 

そして最奥には何者かが封印されていた

 

そしてにせウルトラマンはそこにたどり着き変身を解き、ザラブ星人の姿に戻った

 

ザラブ星人「数万年の長きにわたり封印された暗黒のウルトラ戦士よ。今この私の手でよみがえらせてやるぞ!」

 

そして黒い武器の光線を放ち、暗黒のウルトラ戦士の封印を解いてしまう

 

ザラブ星人「おぉ・・・」

 

そして現れたのは

 

???「ウオオオオオオオオオ!!!!」

 

とてもウルトラマンとは思えない禍々しい姿をしていた

 

その名は

 

ザラブ星人「ベリアル・・・ウルトラマンベリアル!」

 

ウルトラマンベリアルだった

 

ザラブ星人「光の国が生んだ最強最悪のウルトラ戦士。私と共にこの宇宙を支配するのだ。貴様が投獄されたとき炎の谷に封印されたギガバトルナイザーだ!」

 

ベリアル「・・・!」

 

ザラブ星人「受け取れ!」

 

そしてベリアルはザラブ星人からギガバトルナイザーを受け取った

 

ザラブ星人「ついにやったぞ!これで宇宙は我々の物だ!」

 

ベリアル「・・・!」

 

ザラブ星人「ぐああああああああ!!!!」

 

だがベリアルはギガバトルナイザーのベリアルジェノサンダーでザラブ星人を葬ってしまった

 

ベリアル「確かに本物だな。フハハハハハ!!」

 

どうやらベリアルは本物のギガバトルナイザーかどうかを確かめるためにザラブ星人を実験台として利用したようだ

 

そこに複数の光線が放たれた

 

ベリアル「来たな」

 

タロウ「動くなベリアル!牢獄に戻るんだ!」

 

ベリアル「準備体操には丁度いい!」

 

タロウ「行くぞ!タァーッ!」

 

ウルトラマンタロウが率いる宇宙警備隊がベリアルを発見して戦闘に入った

 

そしてタロウからのウルトラサインが宇宙警備隊本部にも渡った

 

母「あれはタロウのウルトラサイン!」

 

父「最悪の事態だ・・・」

 

ゾフィー「まさか、あの宇宙牢獄が破られるとは・・・」

 

父「奴の狙いはプラズマスパークタワーだ!」

 

母「絶対にタワーを守るのです!」

 

セブン「行くぞ!」

 

メビウス「はい!」

 

ウルトラマン「うん!」

 

ゾフィー「うん!」

 

そしてメビウス、ゾフィー、ウルトラマン、セブンが飛び立った

 

 

そして宇宙牢獄ではベリアルと宇宙警備隊の戦いが始まっていたが、宇宙警備隊員たちが次々とベリアルにやられていき、2名のダブル光線も片手で弾き、ギガバトルナイザーで倒してしまった

 

ベリアル「フハハハハハ!!真面目にやれ!つまらんぞ!」

 

タロウ「そこまでだ!!」

 

タロウが隙を突こうとするが避けられる

 

タロウ「ベリアル!許さんぞ!」

 

ベリアル「貴様は遊べそうだな」

 

タロウ「ジュワーッ!」

 

タロウはベリアルを迎え撃つ

 

タロウがアクロバティックな攻撃をしてもその攻撃全てが防がれギガバトルナイザーの攻撃を食らうが体制を立て直してやっと攻撃を加えることができたが全く効果がなくギガバトルナイザーに体勢を崩され蹴り飛ばされる

 

タロウ「くっ!はぁ!」

 

さすがのタロウも苦戦を強いられる

 

タロウ「ストリウム光線!!」

 

タロウはストリウム光線を放つがこれもベリアルに避けられる

 

タロウ「ディアッ!ディアーーーッ!!!」

 

タロウはベリアルに突撃して光の国へと落ちていく

 

そして光の国ではゾフィー、ウルトラマン、セブン、メビウスだけでなく、メビウスの相棒のヒカリやユリアンやUSAの3人やグレート、パワード、ネオス、セブン21、マックス、ゼノンなど歴戦の戦士たちが集結していた

 

そこにベリアルが落ちてきて、タロウを片手で持ち上げていた

 

ゾフィー「タロウ!」

 

ベリアル「フハハハハハ!!帰ってきたぜ!」

 

そしてベリアルはタロウを投げ飛ばし、襲いかかってくる

 

マックスやユリアンが攻めにいってもベリアルに攻撃を加えることができず追い詰められていく

 

ボーイ「あっ!あっ!大変だぁー!!」

 

そこにボーイがやって来て隠れながら見ていた

 

ベリアルはゼノン、ネオス、セブン21、マックスをいとも簡単に倒して、グレートの攻撃を防いでギガバトルナイザーからベリアルショットを放ち倒す

 

次にチャックをベリアルショットで倒して、スコットをもギガバトルナイザーで倒す

 

パワードがベリアルの背後に回り、ベスがベリアルと戦闘している隙にメガスペシウム光線を放つが、ベスがベリアルの盾として利用され

 

ベリアル「貴様もだ!」

 

ベリアルショットでパワードをも倒した

 

ベリアル「バカめ!」

 

そしてベリアルデスサイズで宇宙警備隊員を倒す

 

今度はメビウスとヒカリがそれぞれメビュームブレード、ナイトビームブレードで迎え撃つ

 

見事な連携で攻撃するがギガバトルナイザーで防がれ、ベリアルにダメージを与えることができない

 

ヒカリ「フッ!デェアッ!」

 

ヒカリはブレードをしまい接近しながらナイトシュートを放つが片手で防がれるも、蹴って後退して入れ替わってメビウスが接近しながらメビュームシュートを放つがギガバトルナイザーでかき消される

 

ベリアルはメビウスの攻撃を掴み、足を蹴って体勢を崩しベリアルジェノサンダーをヒカリに放つ

 

メビウス「ヒカリ!」

 

ヒカリ「グアッ!」

 

ヒカリも倒され、ベリアルはメビウスを拘束して上空に投げ飛ばした

 

メビウス「ウワアアア!!」

 

セブン「メビウス!」

 

残るはゾフィー、ウルトラマン、セブンだけだ

 

3人はブラザーズマントを使った戦いで対応する

 

だがベリアルはジャンプしてプラズマスパークタワーの壁に移動した

 

3人はブラザーズマントを脱ぎ捨て、飛翔しベリアルを追いかける

 

そしてベリアルと3人の戦いが続くが、ベテランの3人でもベリアルに大したダメージを与えられず、ウルトラマンもギガバトルナイザーに殴り飛ばされる

 

セブンのパンチもダメージにはならず投げ飛ばされるがセブンは体勢を立て直す

 

ゾフィーの蹴りも防がれ、ウルトラマンの回し蹴りも防がれるが

 

ウルトラマン「ヘェアッ!」

 

一瞬の隙を突いたウルトラマンがチョップ、パンチで攻撃しギガバトルナイザーの攻撃を避けて

 

ウルトラマン「シアッ!」

 

スペシウム光線を放つがギガバトルナイザーにかき消される

 

今度はセブンが攻撃するが避けられると同時に体勢を崩され、ギガバトルナイザーの強烈な突きによって飛ばされる

 

セブン「ウワアアア!!」

 

ゾフィーが飛びながら蹴ったり、回転しながら蹴るも防がれ、ベリアルのキックで飛ばされるが体勢を立て直す

 

ウルトラマンのチョップも避けられ、セブンのキックも防がれ

 

ギガバトルナイザーの一振りが直撃してウルトラマンとセブンもやられてしまった

 

ゾフィーはギガバトルナイザーを踏み台にしてベリアルの背後に回り、蹴るも避けられたり防がれる

 

ゾフィー「ヘェアッ!」

 

ゾフィーは最強光線M87光線を放つがこれもギガバトルナイザーにかき消され、ベリアルの蹴りで地面にまで落とされ倒されてしまう

 

ベリアル「この街をぶっ壊してやる!」

 

そしてベリアルはベリアルジェノサンダーを拡散させて光の国の街を破壊していく

 

そしてプラズマスパークタワー内部への侵入を許してしまう

 

そして中に入ったベリアルは動きを止めた

 

なぜなら調査に向かっていたジャック、エース、80が戻ってきてベリアルの前に立ちふさがった

 

ジャック「ベリアル!そこまでだ!」

 

エース「光の国は我々が守る!」

 

80「お前の好きにはさせない!」

 

ベリアル「貴様ら邪魔だ!退け!」

 

ギガバトルナイザーに対しジャックはウルトラランスで対抗するも弾き飛ばされ、ベリアルに吹き飛ばされるがエースそれをカバーした

 

エース「大丈夫ですか!?」

 

80はバック転で避けてを放つも避けられる

 

そこにエースが蹴るも避けられ、ギガバトルナイザーの攻撃をトリプルアクセル並の回転で避けてバーチカルギロチンを放つが避けられる

 

そして追撃しようとした80がギガバトルナイザーに一振りを食らい落とされてしまう

 

ジャック「皆!合体光線だ!」

 

ジャックはスペシウム光線、エースはメタリウム光線、80はサクシウム光線を放ち、3つの光線を1つにした合体光線を放つが

 

ベリアル「ハァァァァ!!ハッ!」

 

ギガバトルナイザーによって跳ね返され3人が倒されてしまう

 

そしてベリアルは飛翔しエネルギーコアを見据えた

 

ベリアル「フハハハハハ!!今度こそ頂くぞ!」

 

そうしてエネルギーコアに手を伸ばそうとしたがその手を掴む者がいた

 

ベリアル「ん?」

 

父「これ以上罪を重ねるな!」

 

ベリアル「邪魔をするな!」

 

それはウルトラの父でギガバトルナイザーの攻撃を避ける。側にはウルトラの母もいた

 

父「ベリアル!ウルトラ戦士の心を無くしたのか!?」

 

ベリアル「ウルトラ戦士の心なんてのは何万年も前に捨てたよ。俺は宇宙最強の力が欲しいだけだ!」

 

そう言って父に向かっていくが攻撃を簡単に弾かれる

 

父はベリアルの攻撃を弾いて強烈なパンチを叩き込む

 

ベリアルはギガバトルナイザーを支柱にして飛びながら蹴るも父はこれも弾く

 

ギガバトルナイザーの攻撃を弾き父は強烈な連続パンチを叩き込み、ギガバトルナイザーを掴みベリアルを引き寄せて強烈なタックルを浴びせる

 

ベリアル「ぐっ!うわああああああ!!!」

 

だがベリアルが怒り、父を蹴り飛ばす

 

父「ふはは!」

 

ベリアル「うああああああああ!!!!」

 

父「うおおおおおおおお!!!!」

 

ベリアルと父が強烈な一撃を与えようと動くが

 

ベリアルの方が一歩早く父はギガバトルナイザーによって吹き飛ばされる

 

母「っ!」

 

ベリアル「食らえ!」

 

そしてベリアルは母に向かってベリアルジェノサンダーを放つ

 

タロウ「待て!」

 

だがそこにタロウがやって来てベリアルジェノサンダーをもろに食らってしまう

 

母「タロウ!」

 

父「タロウ!」

 

タロウ「ぐあああ!」

 

そして再び倒れてしまう

 

ベリアル「そこで寝てな!」

 

母「タロウ!しっかり!」

 

ベリアルは母を掴み、母のキックを2度防ぎ、3度目は防ぐ必要もなく食らうが全く効かない

 

そしてベリアルは尖った手で母を吹き飛ばす

 

父「っ!マリー!大丈夫か!?」

 

ウルトラの母も倒され

 

ベリアル「今度こそ、俺の物になる!」

 

ベリアルはエネルギーコアに手を伸ばし、それを奪い取ってしまう

 

ベリアル「フハハハハハ!!ついに手に入れたぞ!!」

 

エネルギーコアが無くなると光の国のプラズマスパークタワーが機能を停止して、吹雪が全体に広がり

 

戦っていたウルトラ戦士たちが皆凍りついてしまう

 

セブン「っ!デェアッ!」

 

ウルトラマン「シアッ!」

 

だがそれに気づいたウルトラマンとセブンはバリアを張って防ぐが吹雪に巻き込まれる

 

そしてその吹雪はプラズマスパークタワーにも広がっていく

 

タロウ「っ!」

 

ベリアル「止めは刺さない。そこで光の国の最期を見届けていろ!」

 

父「ベリアル!」

 

ベリアル「へっへっ!さらばだ!」

 

そしてベリアルはエネルギーコアを持って光の国を去っていった

 

エネルギーコアがあった場所には最後の光があった

 

母「残された最後の光が消えたらこの星は滅びてしまう!」

 

タロウ「光の国は・・・俺が守る!ディアーーーッ!!!」

 

タロウはウルトラダイナマイトを使い、エネルギーコアの位置にたつ

 

タロウ「ウルトラの星は必ず復活する!それまで俺がこの光を守る!」

 

父&母「タロウ!!」

 

そしてタロウは最後の光を守り凍りついた

 

父「我々の息子が最後の光を守ってくれた・・・」

 

母「ええ・・・」

 

父「まだ希望はある・・・」

 

それを信じてウルトラの父と母も凍りついた

 

そしてベリアルは光の国を去り、どこかへと向かっていく

 

だがベリアルは1つのミスを犯した

 

それは

 

メビウス「うっ!デェアッ!!」

 

メビウスがただ1人影響を受けずにいて拘束を破壊して光の国に向かう

 

メビウス「うっ!うう!っ!」

 

傷つきながらもメビウスは光の国を見回した

 

そこには光というものが一切見られなかった

 

メビウス「なんて事だ・・・」

 

セブン「メビウス!」

 

そこにウルトラマンとセブンが語りかけてきた

 

メビウス「大丈夫ですか!?」

 

ウルトラマン「我々に残された時間は少ない」

 

メビウス「あいつを倒す方法はないんですか?」

 

セブン「ウルトラの力だけでは奴を倒すことはできない!しかし、彼らならば!」

 

メビウス「彼ら?」

 

セブン「ベリアルと同じ遺伝子を持つあの地球人のレイオニクスとウルトラマンオーブなら!」

 

メビウス「レイオニクス?ウルトラマンオーブ?」

 

ウルトラマン「レイブラッド星人の血を引き怪獣を操る力を持つ青年と歴代のウルトラマンたちの力を借り、フュージョンアップして戦う新たなウルトラマンだ。彼らならばベリアルを倒す力になってくれるかもしれない」

 

メビウス「その人たちは一体どこに?」

 

 

 

一方、あの惑星ハマーでの戦いから生還した優介は惑星O-50に戻り、一休みしてまたレイ達の手伝いをしていた

 

???「スペースペンドラゴン応答願います」

 

ヒュウガ「おぉムサシ!久しぶりだな」

 

そこにヒュウガの後輩のムサシという隊員から通信が来た

 

ムサシ「ヒュウガ先輩こそお元気そうで、ペンドラゴンがこれから行く惑星デントは地球とよく似た環境の惑星で将来人類の新たな足場になるかもしれません」

 

ヒュウガ「ああ、綺麗な惑星だと聞いてる」

 

オキ「怪獣の出現も確認されてないですしね。なーんかがっかりだな」

 

クマノ「ったくなに期待してんだ?いいか?俺達は荷物を運ぶのが仕事だ怪獣退治の専門家じゃない!」

 

オキ「分かってますよ!」

 

クマノ「分かってないだろ!」

 

オキ「分かってますー!」

 

優介「はっははは!それにしても」

 

レイ「ああ、地球によく似た惑星か・・・」

 

優介「(遊星ジュランみたいなものか)」

 

ハルナ「惑星デント異常なし、着地します」

 

そして優介達は惑星デントの地上に降り立った

 

レイ「確かに綺麗な星だな」

 

優介「ああ」

 

ハルナ「レイ、地球の自然ってこんな感じなのよ」

 

クマノ「ん~ぐぁ~!酸素がうまいぜ!」

 

優介「おっ!うまいこと言ったクマさん!」

 

全員「はっははは!」

 

優介「っ!なにか来る!」

 

すると優介達の前に2つの巨大な何かが飛来した

 

クマノ「隕石か?」

 

ヒュウガ「皆気を付けろ!」

 

???「グアァァァァァ!!」

 

???「ガオォォォォ!!」

 

オキ「あれは!ザラガスにモンスアーガーだ!どうしてここに?」

 

そう言ってる間にも2体は優介達に向かってくる

 

ヒュウガ「撃て!」

 

優介達はトライガンナーとガッツブラスターで迎撃(オキは興味津々で近づこうとするがクマさんが戻した)

 

2体の火炎に優介達は吹き飛ばされた

 

全員「うわあーー!!」

 

だが副長を除いて全員大した怪我はない

 

優介「副長!」

 

レイ「大丈夫か?」

 

レイはネオバトルナイザーを取り出し、優介はオーブリングを取り出した

 

レイ「ここは俺達が行く」

 

優介「行くぜ!」

 

ハルナ「レイ!優介!」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

優介はオーブリングを構え、ウルトラマンのフュージョンカードをリードした

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

すると優介の左隣にウルトラマンのビジョンが現れた

 

ウルトラマン「ヘァッ!」

 

つづいてウルトラマンティガのフュージョンカードをリードした

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

ティガのビジョンが右隣に姿を現した

 

優介「光の力、お借りします!」

 

そしてオーブリングのトリガーを引いた

 

【フュージョンアップ!】

 

ティガ「タアァッ!」

 

ウルトラマン「シェアッ!」

 

ウルトラマンとティガのビジョンがオーブに重なり

 

【ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン!】

 

ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオンにフュージョンアップした

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

ネオバトルナイザーからゴモラが召喚された

 

オーブ「俺の名はオーブ 闇を照らして悪を撃つ!」

 

ゴモラはザラガス、オーブはモンスアーガーと戦い始めた

 

ヒュウガ「レイ達を援護するぞ!」

 

全員「了解!」

 

ヒュウガ「レイ達がピンチだ」

 

オキ「ザラガスは攻撃を受ける度に強くなるんです」

 

クマノ「そんなのどうやって倒すんだよ!?」

 

オキ「だが奴は攻撃を受けてからパワーアップするときに一瞬だけ動きが止まるんです。その隙をついて体内を直接攻撃できればきっと倒せるはずです!」

 

ハルナ「もう一体の怪獣は?」

 

オキ「モンスアーガーは頭にある甲羅が弱点です。そこを破壊すれば倒せます!」

 

ヒュウガ「よーし!ペンドラゴン発進!」

 

ハルナ「了解!」

 

ヒュウガ「レイ、優介聞こえるか?」

 

レイ&オーブ「ボス」

 

ヒュウガ「攻略法をオキが教えてくれた」

 

オーブ「サンキューオキ!」

 

オキ「うん!」

 

ヒュウガ「我々が奴等の動きを止める、優介はモンスアーガーの頭を破壊しレイは正面から一気に粉砕しろ!」

 

レイ「分かった!」

 

オーブ「了解!」

 

ヒュウガ「ワイバーンミサイル発射!」

 

クマノ「発射!」

 

ワイバーンミサイルがザラガスとモンスアーガーに命中した

 

レイ「今だ!」

 

ゴモラ「ギシャオオォォォォ!!」

 

ゴモラは一回転し尻尾でザラガスを怯ませ、オーブはジャンプしてパワータイプの力を引き出し急降下キックで青い皿の部分を破壊した

 

モンスアーガー「ガオォォォォ!!」

 

ザラガス「グアァァァァァ!!」

 

2体は怯んだ今だ!

 

ゴモラは角をザラガスに突き刺し

 

レイ「超振動波だ!」

 

オーブ「スペリオン光線!!」

 

超振動波をザラガスに、スペリオン光線をモンスアーガーに放ち2体を倒した

 

オキ「やったー!!」

 

ヒュウガ「あいつらまた強くなりやがったな」

 

クマノ「全く頼もしい奴らですよ」

 

レイ「ゴモラ!よくやったさぁ戻れ」

 

ゴモラはネオバトルナイザーに戻され優介はフュージョンアップを解いた

 

優介「やったなレイ」

 

レイ「ああ・・・ん?」

 

優介「まだなにか来るのか?」

 

上空から一筋の光が舞い降りたその正体は

 

???「ウッ!」

 

クマノ「ウルトラマン!?」

 

オキ「メビウス・・ウルトラマンメビウスですよ!」

 

宇宙警備隊の若き戦士ウルトラマンメビウスだった

 

ハルナ「怪我をしているの?」

 

優介「おい、大丈夫か!?」

 

すると負傷しているメビウスは優介達に手を伸ばし光に包まれ空へ飛び姿を消した

 

ハルナ「レイ!」

 

オキ「優介!」

 

クマノ「・・・・・・」

 

ヒュウガ「一体・・・何が起こったんだ?」

 

 

 

 

とある空間内

 

 

レイ「どこだここは?」

 

優介「レイ!」

 

レイ「優介、無事だったか!」

 

優介「ああ、しかしここは一体・・・」

 

 

???「フハハハハハハ!!!」

 

何かの高笑いが聞こえた

 

振り返るとそこには赤く目がつり上がったウルトラマン?の姿があった

 

優介「ウルトラマン?」

 

レイ「いや違う!この強力な思念はレイオニクス!?」

 

優介「なっ!馬鹿なレイオニクスはレイとグランデ以外滅びた筈だ!」

 

その時レイが頭を抑えた

 

レイ「あっ!ぐぅぅ!」

 

優介「レイ!どうした?大丈夫か?」

 

???「奴の名はべリアル」

 

レイ「誰だ!」

 

優介「この声、まさか!?」

 

上を見るとカラータイマーが点滅状態のウルトラマンメビウスが立っていた

 

メビウス「あの悪魔を止めないと世界は破壊される」

 

そしてメビウスは光り人間の姿になった

 

ミライ「初めて、ヒビノミライです」

 

レイ「ヒビノ・・・ミライ?」

 

優介「またの名をウルトラマンメビウスだな」

 

ミライ「はい、地球人のレイオニクスレイ、そしてウルトラマンオーブである永幡優介、あなた達の力が必要なんです」

 

優介「詳しく話を聞かせてくれないか?」

 

ミライ「はい、かつて恐ろしい力でこの宇宙を支配したレイブラット星人という宇宙人がいました。奴は大勢の怪獣を操りこの宇宙に君臨した。あなたはそのレイブラット星人の遺伝子を受け継いでいる」

 

レイ「レイブラット星人は滅びたぞ。レイオニクスバトルは終わった。俺は自分の宿命を断ち切ったんだ」

 

優介「そもそもなぜ会ってもいない俺の事を知ってるんだ?」

 

ミライ「ウルトラマン兄さん、セブン兄さんからあなたの事を聞きました歴代のウルトラマンの力を使う事ができるあなたを」

 

優介「あの二人から聞いたのか」

 

ミライ「あなた達にしかできない使命があると言ったら」

 

レイ&優介「ん?」

 

ミライ「お見せしましょう僕達ウルトラ一族の真実を」

 

するとミライはある過去の映像を優介達に見せた

 

レイ「あれは?」

 

ミライ「M78星雲二十七万年前の僕の古里ウルトラの星です・・・僕らの祖先は今の地球人達と非常によく似た姿をしていました。けど・・・」

 

すると太陽が爆発した

 

レイ「太陽が!」

 

優介「そんな!」

 

ミライ「平和な惑星が滅亡の危機にさらされました。でも彼らは諦めなかったんです。光の国の科学者達は長年の研究の末プラズマスパークタワーを完成させました」

 

優介「人工太陽・・・」

 

ミライ「それが新たな歴史の始まりでもありました。その強大なエネルギーが彼らに巨大な力を与え超人へと進化させたのです」

 

レイ「これが!」

 

優介「ウルトラマン誕生の瞬間!」

 

ミライ「僕らはその力を生かし全宇宙の平和を守るために戦い続けています」

 

ミライ「けれども長い歴史の中でただ一人、力の誘惑に負けた者がいたんです。彼は若さと強さを持っていました。けれども更なる強さを求めるあまりプラズマスパークのエネルギーを独り占めしようとしたんです」

 

 

ミライ「でも光のエネルギーは彼の力を越えていました。彼は光の国から追放され宇宙の果てへと姿を消したのです」

 

すると

 

???「光の国が憎いか?」

 

べリアル「誰だ?」

 

レイブラット星人「私はレイブラット、全宇宙を支配する者だ。お前に力を与えてやろう」

 

レイ&優介「っ!」

 

レイブラッドがベリアルの中に入っていく

 

レイブラッド「ふっははははは!!」

 

べリアル「やめろぉぉぉぉ!!!」

 

ミライ「そうです。それが暗黒のウルトラ戦士べリアルの誕生でした。そしてギガバトルナイザーは百体の怪獣を操る事ができる恐ろしい武器です。それを手に入れ無敵と化したべリアルは光の国に復讐を果たそうとしたんです」

 

べリアル「お前ら行け!」

 

レイブラット星人「べリアル。全て破壊しろ。ウルトラマンと光の国をこの宇宙から消し去れ」

 

べリアル「ん?」

 

優介「ウルトラの母にあれはゾフィー?」

 

ウルトラの母「皆逃げて!早く!」

 

ゾフィー「べリアル!っ!」

 

ウルトラの母「ゾフィー!」

 

ゾフィー「ぐぁ!」

 

べリアルはゾフィーを飛び蹴りギガバトルナイザーでウルトラの母を吹き飛ばす

 

ウルトラの母「うわっ!」

 

べリアル「マリー、俺は光の国を制圧し銀河の王になってやる!」

 

ウルトラの母「あなたの思い通りにはさせません!」

 

べリアル「どうかな?」

 

ベリアルがウルトラの母にギガバトルナイザーを振り下ろそうとしたとき

 

???「待て!」

 

優介「ウルトラの父」

 

ウルトラの母「ケン」

 

ギガバトルナイザーの一振りを若きウルトラの父が止めた

 

べリアル「貴様」

 

ウルトラの父「この星はお前の故郷だぞ!」

 

べリアル「故郷?ふん知らねぇな。そんなもの滅ぼしてやる俺はお前らへの復讐の為に帰ってきたんだ!」

 

ギガバトルナイザーから放たれるべリアルショットに父が吹き飛ばされる

 

べリアル「止めだ!」

 

その時眩い光がべリアルを吹き飛ばした

 

そしてそこに威厳のある超人が舞い降りた

 

優介「あれは!」

 

???「べリアル・・・光の国を汚すな」

 

ウルトラの父「ウルトラマンキング」

 

キング「はっ!」

 

べリアル「ぐぁー!やめろ!離せぇぇ!」

 

キング「闇の中で罪の報いを受けるがいい。はっ!」

 

キングは超能力でベリアルを拘束し宇宙牢獄を作りその中にべリアルを閉じ込めたのだ

 

キング「永遠に」

 

ミライ「こうしてべリアルはキングにより宇宙牢獄に閉じ込められギガバトルナイザーは炎の谷に封印されました」

 

優介「光の国にそんな出来事があったなんて・・・」

 

ミライ「はい。そのべリアルが復活し光の国は壊滅状態にまで追い込まれました。このままでは宇宙全体が奴の手に堕ちてしまいます!あっ!ぐぅぅ!」

 

まだ傷が癒えていないのか?

 

優介「ミライ!大丈夫か?」

 

ミライ「えぇ、僕達が奴を倒さなければレイオニクスであるあなたとウルトラマンオーブである優介さん、そして僕達ウルトラ一族が力を合わせれば最強のレイオニクスをきっと倒せるはずです。僕と一緒に戦ってください!」

 

優介達はオーブリング、ネオバトルナイザーを取り出しお互い傾き

 

レイ「分かった、俺達が行こう」

 

優介「仲間達を守るため、そして全宇宙の平和を守るために」

 

ミライ「ありがとうございます!それから優介さん、これを」

 

ミライはメビウスブレスを出し、そこからエネルギーをオーブリングに向けて放ち、エネルギーが集まるとウルトラマンメビウスのフュージョンカードを形成した

 

優介「メビウスのフュージョンカード!」

 

ミライ「ベリアルは今まで僕たちが戦ってきた相手とは格が違います!僕たちの力を存分に使ってください」

 

優介「ありがとう」

 

メビウスのフュージョンカードをホルダーに入れた

 

優介「よし!」

 

レイ「ああ、連れていってくれ。光の国へ」

 

ミライ「行きましょう!」

 

優介「あぁ!」

 

こうして彼らの全宇宙の命運を掛けた戦いが始まった

 

TO BE CONTINUED

 

次回予告

 

光の国に舞い戻った優介たちが見たのは凍てついた氷の世界だった。そこにべリアルの刺客が立ちふさがる。

 

次回 べリアルの脅威

 

熱いやつ、頼みます!




書いてて自分もワクワクしてきました。早く投稿したい!それと次回第2のフュージョンアップが出てきます。その名はバーンマイト!


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第25話 べリアルの脅威

ついにあの熱い奴が来ます。


ベリアルは光の国のエネルギーコアを奪った後グレイブゲートを通り怪獣墓場にたどり着いた

 

ベリアル「お前ら、また暴れさせてやるぜ!」

 

エネルギーコアを地面に突き刺し、怪獣たちの亡霊が地中に潜り、そこにベリアルがギガバトルナイザーで叩き、あらゆる場所にマグマが出て、そこから怪獣たちが復活した。

 

そして復活した怪獣たちをギガバトルナイザーに取り込んだのだ

 

ベリアル「俺の大怪獣軍団の復活だ!!」

 

 

 

優介たちはミライの案内で光の国へとやって来た。

 

しかしそこは

 

 

レイ「ここが・・・」

 

ミライ「光の国です」

 

優介「そんな・・・まるで色のない凍てついた世界だ・・・っ!」

 

そう光が全くなくあるのは氷と化した世界だった

 

そして優介達の地面の下には凍りついたウルトラ戦士達がいた

 

優介「皆べリアルに・・・」

 

レイ「ミライ、俺達はどうすればいいんだ?」

 

ミライ「・・・・・・」

 

???「ギャアアア!!」

 

BGM:等身大アクション 優勢(M - 71)

 

するとドラコが現れ優介達はトライガンナーとガッツブラスターで迎撃するがドラコが放った火球で山から滑り落ちていった

 

優介&レイ&ミライ「うわあぁぁぁぁ!!」

 

ベムスター「ギィギィギィ!!」

 

ミライ「あれは!?」

 

優介「くっ!」

 

優介達は滑りながらもベムスターをトライガンナーとガッツブラスターで迎撃し平面に転がり立ち直った

 

ミライ「ドラコそれにベムスター!」

 

???「ガォォォォォ!!」

 

優介「後ろ!」

 

優介達は空中回転しながら攻撃を回避。

 

ミライ「サラマンドラまで!」

 

???「とぉー!」

 

すると何者かがミライを蹴り飛ばした

 

ミライ「ぐはぁっ!」

 

レイ&優介「ミライ!」

 

優介とレイは格闘で謎の男と戦い距離を取った

 

優介「大丈夫か?」

 

ミライ「はい、お前はシャプレー星人!」

 

シャプレー星人「まだ生き残りがいたか」

 

ミライ「べリアルの手下か?」

 

シャプレー星人「当然」

 

そして後ろからは怪獣たちが向かってくる

 

レイ「こいつらは俺達に任せろ」

 

優介「ミライはシャプレー星人を頼む」

 

ミライ「はい!」

 

優介達は怪獣達に向かいミライはトライガーショットでシャプレー星人を迎え撃つ

 

シャプレー星人「ん?ふっ!」

 

ミライ「はっ!危ない!!」

 

レイ&優介「うわあぁぁぁぁ!!」

 

優介達は衝撃で倒れネオバトルナイザー、オーブリングを手放してしまい谷底に落としてしまった

 

なんとか取ろうとするが距離がありすぎてどんなに手を差し伸べても届かない

 

さらにはミライがメビウスに変身するためのメビウスブレスがシャプレー星人に破壊されメビウスに変身できなくなってしまった

 

ミライ「レイさん!優介さん!」

 

怪獣たちが優介たちに迫り踏み潰そうとしたその時

 

???「ウィンダム、アギラ、ミクラス行けー!」

 

カプセル怪獣3体が彼らを助けに来た

 

地響きで優介達は落ちそうになるがそれを一人の老人が手を掴んでくれた

 

レイ「あんたは?」

 

優介「あ・・・」

 

???「・・・・・・」

 

ミライ「ぐはぁっ!」

 

ミライが壁に投げつけられる

 

シャプレー星人「お前から先に消してやろう」

 

するとそこにマシンガンを手に取った老人がシャプレー星人を攻撃し崩れた瓦礫でシャプレー星人を倒した

 

???「・・・・・・」

 

レイ「よし!」

 

優介「取れたぞ!」

 

そして老人は引き上げてくれた

 

???「止めだ!」

 

ウィンダムはレーサービームでサラマンドラを、アギラは頭突きでドラコを、ミクラスは飛び蹴りでベムスターを倒した

 

レイ「凄い・・・」

 

優介「これが、カプセル怪獣の力・・・」

 

???「ミクラス、ウィンダム、アギラ戻れ!」

 

ミライ「お二人とも無事だったんですね」

 

???「あぁ!よく戻ってきたなメビウス」

 

???「レイ、優介、久しぶりだな」

 

???「君たちを待っていた」

 

レイ「もしやあんた達は・・・ウルトラマン」

 

ハヤタ「うん」

 

優介「それに・・・ウルトラセブン」

 

ダン「うん」

 

ハヤタ「今はウルトラマンとして戦うこともできない」

 

ダン「この姿でいることが精一杯だ」

 

レイ「そんな・・」

 

優介「二人も変身できないなんて」

 

ハヤタ「メビウス、恐れていたことが起きた。怪獣墓場の怪獣達が一斉に復活したぞ」

 

レイ&ミライ&優介「っ!」

 

ダン「プラズマスパークタワーのエネルギーを利用されたんだ」

 

ミライ「光の国の力がそんなことに使われるなんて」

 

ハヤタ「時間がないタワーへ向かうぞ!」

 

そうして全員でプラズマスパークタワーに向かった

 

優介「所でタワーに何があるんだ?」

 

ダン「タワー内でタロウが残された力を使い最後の光を守ってくれた。その光こそが我々がウルトラマンの姿に戻れる最後のチャンスだ」

 

優介「ウルトラマンタロウがそんな・・・・」

 

するとダンが足を止めどこか遠くを見ていた

 

ハヤタ「彼の事が気になるのか?」

 

ミライ「そうだ!今こそ彼を呼び寄せるべきです!」

 

ダン「いや、あいつを呼ぶことはできない」

 

レイ「彼?」

 

優介「何の話だ?」

 

ミライ「まだ若いけど無限の可能性を秘めた戦士がいるんです」

 

優介「そんな戦士が・・・」

 

K76星

 

 

そこにはウルトラマンレオとアーマーを装着していた謎の戦士が戦っていた

 

 

レオ「イヤッ!」

 

謎の戦士「デェェアアァッ!」

 

謎の戦士は回し蹴りするが避けられる

 

謎の戦士「くそ!こいつを外せ!」

 

レオ「それも修行の内だ!我慢しろ!」

 

どうやらレオは謎の戦士を鍛えているようだ

 

レオ「ハアァァァァッ!!ハァッ!」

 

レオの力を込めた拳が謎の戦士を吹き飛ばした

 

すると壁にぶつかり倒れた謎の戦士の近くに友好珍獣ピグモンが出てきた

 

謎の戦士「危ねぇから退いてろ!こんなギア着けてたって負ける俺じゃねぇ!」

 

 

その特訓を遠くからレオの弟アストラと伝説の超人ウルトラマンキングが見守っていた

 

 

 

 

 

ダン「奴はレオに預けてある。全ての修行が終わるまで会うわけにはいかない」

 

レイ「なぜなんだ?」

 

ダン「・・・・・・」

 

ハヤタ「彼は強さに憧れプラズマスパークの光に手を出したんだ」

 

優介「ちょっと待て!それって・・・」

 

ミライ「はい。未熟だった彼は巨大な光に溺れもう少しで邪悪に心を奪われてしまうところだったんです。あのべリアルと同じように」

 

回想

 

謎の戦士がエネルギーコアに手を伸ばそうとしたとき

 

セブン「待て!」

 

セブンが謎の戦士をエネルギーコアから遠ざけた

 

???「邪魔すんな!」

 

セブン「この光に近づくな!お前にはまだ早すぎる!」

 

???「舐めんなよ、俺はこの力を使いこなしてみせる!」

 

ゾフィー「そこを動くな!お前はM78宇宙警備法を破った!」

 

ジャック「大人しく一緒に来るんだ!」

 

???「っ!離せ!」

 

エース「暴れるんじゃない!」

 

???「離せよ!」

 

謎の戦士はジャックとエースに拘束された

 

セブン「残念だがお前にはもうウルトラ戦士を名乗る資格はない!・・・・・・」

 

ダン「バカな奴だった。我々の気持ちも知らないで」

 

優介「・・・・・・」

 

ミライ「正義を持たない力がどれほど危険なのか彼はまだ知らないんです」

 

レイ「(正義を持たない力)」

 

優介「・・・・・・」

 

 

レオ「イヤアアアァァァ!!!」

 

謎の戦士「デエェアアァァァ!!!」

 

組み合いながら別の場所に移動するがレオの優勢は変わらず蹴り落とされた

 

 

レオ「お前はまだ小手先の力しか信じていない。そんなものは本当の強さじゃない!」

 

謎の戦士「偉そうにゴタゴタ言ってんじゃねぇ!」

 

アストラ「・・・・・・」

 

キング「・・・・・・」

 

 

そして優介達はプラズマスパークタワーに到着した

 

 

ミライ「タロウ兄さん、待っていてください」

 

レイ「っ!危ない!」

 

全員が何かの攻撃を避ける

 

シャプレー星人「さっきは世話になったな。行けブラックキング!」

 

さっき瓦礫に潰されたはずのシャプレー星人とバトルナイザーで操るブラックキングがいた

 

ミライ「くそ!変身できないなんて」

 

レイ「こいつは俺に任せろ」

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

ゴモラはブラックキングと交戦状態に入った

 

レイ「先に行ってくれ」

 

ミライ「レイさんすまない!」

 

その間に優介達はプラズマスパークタワーの内部に入った

 

 

そこには氷像と化していたウルトラの父とウルトラの母がいた。

 

 

優介「そんな・・・」

 

ミライ「っ!」

 

後ろには最後の光を守ってくれたタロウの姿があった

 

ハヤタ「タロウ・・・」

 

優介「タロウが命懸けで守った光か・・・」

 

そこにシャプレー星人がやって来た

 

シャプレー星人「そこまでだ」

 

ダン「どこまでも邪魔をする気か!」

 

シャプレー星人の銃撃を避けて優介達は戦闘するがミライはダメージの影響で思う存分に戦えない。

 

優介「ふぁっ!」

 

シャプレー星人「うわっ!」

 

優介は飛び蹴りして怯ませた

 

優介「セブン!」

 

【ウルトラセブン!】

 

セブン「デェアッ!」

 

優介「ウルトラ念力!」

 

優介はセブンのフュージョンカードをリードしてウルトラ念力を使い動きを封じる

 

優介「今だミライ!」

 

ミライ「はい!てぇあっ!」

 

ミライの回し蹴りで銃を落としハヤタのマシンガンと優介がティグルーに教えてもらった気功波でシャプレー星人を倒した。

 

レイ「ゴモラ!超振動波だ!」

 

ゴモラも超振動波でブラックキングを倒した。

 

そしてレイも優介達の所に到着する。

 

ダン「ウルトラ念力だ」

 

3人はウルトラ念力で残された最後の光を受けた

 

レイ「凄いエネルギーだ」

 

その時タロウのカラータイマーから光が出てオーブリングに集まり

 

優介「えっ?」

 

タロウ「後は・・・頼んだぞ!」

 

それぞれメビウスブレス、ベーターカプセル、ウルトラアイが復活し、そしてオーブリングにウルトラマンタロウのフュージョンカードが形成された。

 

 

するとタロウとメビウスのフュージョンカードが共鳴した。

 

優介「これは!」

 

レイ「どうした?」

 

優介「どうやら新しいフュージョンアップが出来るみたいだ」

 

レイ「そうか」

 

ハヤタ「これが最後のチャンスだ」

 

ダン「エネルギーコアを取り戻さない限りこのウルトラの星は完成に死に絶える」

 

レイ「その前にべリアルを倒すんだ」

 

優介「ああ、取り戻そうぜ・・・俺達の光を!」

 

ハヤタ「うん!」

 

ダン「うん!」

 

ミライ「うん!」

 

レイ「うん!」

 

優介「うん!」

 

ハヤタはベーターカプセルを掲げウルトラマンに変身した

 

ダン「ジュワッ!」

 

ダンはウルトラアイを装着しウルトラセブンに変身した

 

ミライ「メビウゥゥゥス!!」

 

ミライはメビウスブレスをスパークさせ掲げウルトラマンメビウスに変身した

 

優介「タロウ!」

 

【ウルトラマンタロウ!】

 

タロウ「トォォッ!」

 

タロウのフュージョンカードをリードし優介の左にウルトラマンタロウのビジョンが現れ

 

優介「メビウス!」

 

【ウルトラマンメビウス!】

 

メビウス「セアッ!」

 

メビウスのフュージョンカードをリードし優介の右にウルトラマンメビウスのビジョンが現れ

 

優介「熱い奴、頼みまぁぁぁす!!」

 

【フュージョンアップ!】

 

トリガーを引き優介はオーブオリジンになりタロウとメビウスのビジョンと融合し

 

タロウ「トォーッ!」

 

メビウス「セェアッ!」

 

【ウルトラマンオーブバーンマイト!】

 

タロウとメビウスの熱い炎の力を宿した新たな姿バーンマイトにフュージョンアップした

 

ウルトラマン「ヘェアッ!」

 

セブン「デェアッ!」

 

メビウス「セェアッ!」

 

オーブ「シュワッ!」

 

オーブはレイを乗せ、ウルトラマン、セブン、メビウスと共にべリアルがいる怪獣墓場へ向かった

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

次回予告

 

怪獣墓場でべリアル率いる怪獣軍団と戦うオーブ達

 

一方 レイ達の行方を探していたペンドラゴン一行に宇宙竜ナースとゼットン星人の魔の手が迫る

 

そこへあの伝説の英雄が駆けつける

 

次回 最後の希望

 

あれは新しいウルトラマンなのか?




やっとバーンマイトを登場させることができました!イェーイ!


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第26話 最後の希望

ついに彼が戦場に駆けつける!


べリアル「フハハハ!この力で全宇宙を征服してやる!」

 

???「そうはさせない!!」

 

 

べリアル「ん?」

 

上空から4つの光が通り過ぎ着地した

 

べリアル「誰だ?」

 

そこにいたのはウルトラマン、セブン、メビウス、ゴモラ、リトラ、オーブ、レイだった。

 

ウルトラマン「べリアル!」

 

セブン「決着をつけるぞ!」

 

べリアル「ふん!まだ生きてたか・・ん?知らねぇウルトラマンだな?」

 

オーブ「俺の名はウルトラマンオーブ、お見知りおき願おうか」

 

べリアル「ふん!ん?お前は?」

 

レイ「俺の名はレイ、地球のレイオニクスだ!」

 

べリアル「ふん!そうすると俺達は兄弟だな」

 

レイ「俺はお前とは違う!」

 

べリアル「何が?」

 

 

レイ「俺は仲間の為、平和の為に戦っている!」

 

べリアル「フハハハ!綺麗事を言うな!レイブラッドの恥さらしが俺は貴様らの全滅ショーを楽しむとしよう」

 

べリアル「行け!100体モンスロード!」

 

するとギガバトルナイザーから100体の怪獣や宇宙人が現れた

 

セブン「ディッ!」

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

メビウス「シェアッ!」

 

オーブ「シュワッ!」

 

レイ「ふっ!」

 

べリアル「フフ、行けー!」

 

べリアルの命令で動く100体の怪獣達

 

ウルトラマン「あそこにエネルギーコアが!」

 

べリアルのすぐ側に光の国のエネルギーコアがあった

 

セブン「メビウス!あれを取り戻せ!」

 

メビウス「はい!」

 

オーブ「突破口を開く!」

 

レイ「ゴモラ!メビウスを援護しろ!」

 

オーブ、ゴモラ、リトラがメビウスの援護に回り

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

セブン「ディッ!」

 

ウルトラマン「ヘェアッ!」

 

セブン「デェアッ!」

 

ウルトラマンとセブンが怪獣軍団に挑む

 

ゴモラがレッドキングを抑え、オーブとメビウスがそれぞれストビュームスラッシュ、メビュームスラッシュでムカデンダーとジャシュラインを撃破

 

BGM:バーンマイトのテーマ

 

オーブ「紅に燃えるぜ!」

 

メビウス「行くぞ!ゴモラ!オーブ!」

 

オーブ「GIG!だろ?」

 

メビウス「っ!はい!」

 

新たな姿バーンマイトにフュージョンアップしたオーブはストビュームダイナマイトキックやメビウスはメビュームブレードで怪獣を倒していく

 

ゴモラも格闘や尻尾攻撃で怪獣に応戦する

 

オーブ「今だ!」

 

オーブが避け、ゴモラの尻尾攻撃でグロマイトを撃破

 

そしてメビュームシュート、ストビューム光線、超振動波で怪獣達を撃破していく

 

セブンも格闘やエメリウム光線、ウルトラ投げ、アイスラッガー、ワイドショットで怪獣達を撃破

 

ウルトラマンも回転投げ、ウルトラアタック光線で撃破

 

リトラも怪獣達を翻弄していた

 

 

一方 ヒュウガたちがレイと優介の身を案じていた

 

 

ヒュウガ「レイ達があのウルトラマンと共にM78星雲に行ったというのか?」

 

オキ「そうなんですよ。ウルトラマンの星ですよ!僕らも行きましょうよ!」

 

クマノ「はしゃいでる場合か?光の国まで300万光年もあるんだぞ。ネオマキシマドライブを連続で使っても何十年もかかる距離だよ」

 

オキ「そっか~」

 

あまりにも遠すぎる惑星に行ってしまったことにため息をつく

 

ハルナ「何かが接近してきます!」

 

すると宇宙船らしき物がペンドラゴンに接近し攻撃してきた

 

ヒュウガ「敵か!」

 

ハルナ「退避します!」

 

クマノ「くっそ!俺のペンドラゴンに何しやがる!」

 

オキ「一体どこの宇宙船なんだ?」

 

ヒュウガ「仕方がない応戦するぞ!ワイバーンミサイル発射!」

 

クマノ「発射!」

 

ワイバーンミサイルが宇宙船を撃破

 

クマノ「やった!」

 

ヒュウガ「いやまだ油断はできんぞ!」

 

オキ「あれは!」

 

宇宙船が竜のような姿に変わりペンドラゴンを締め付けた

 

オキ「宇宙船じゃないし!宇宙竜ナースですよ!」

 

ヒュウガ「怪獣だったのか!?」

 

ハルナ「すごい力で締め付けられています。このままでは先般が破壊されてしまうわ!」

 

クマノ「ちっくしょ!!」

 

そこに黒い宇宙人が現れ、ヒュウガたちに銃を向けた

 

???「動くな!」

 

ヒュウガ&オキ&クマノ「っ!」

 

???「地球人よ。無駄な抵抗は止せ」

 

オキ「ゼットン星人、どうしてここに!?」

 

ゼットン星人「私はお前達を消すために来た。お前らの仲間の男たちも今頃は怪獣墓場の塵になっているはずさ」

 

ヒュウガ「怪獣墓場?」

 

その時眩い光が現れ晴れるとそこから謎の男が出て来てゼットン星人が持っていた銃を蹴り飛ばした

 

ゼットン星人「貴様何者だ!」

 

???「ゼットン星人、俺が相手だ!」

 

格闘戦が始まり、ゼットン星人の攻撃を防ぎ連続パンチを叩き込み、ゼットン星人の攻撃を空中回転して避けゼットン星人を抑え近くの壁に叩きつけ

 

 

最後に2連続飛び蹴りでゼットン星人を吹き飛ばし謎の男が勝利した

 

???「見たか!俺の超ファインプレー!」

 

ゼットン星人は塵と化した

 

???「あっ、無事でしたか?」

 

ヒュウガ「あ、ありがとう。君は一体?」

 

アスカ「俺の名はアスカ・シン」

 

オキ「アスカ?」

 

アスカ「あー、元は地球人なんだがウルトラマンダイナって言った方が分かりやすいのかな?」

 

その正体はかつてネオフロンティアスペースの地球や太陽系を救った伝説の英雄ウルトラマンダイナだった

 

オキ「ウルトラマンダイナ!?」

 

ハルナ「お願いがあります。私達を怪獣墓場まで連れていってください」

 

クマノ「仲間を助けたいんです」

 

アスカ「そりゃあほっとけねぇな・・・よし!じゃあ俺があなた達を怪獣墓場まで連れていきますよ」

 

ドゴォン!

 

連れていくことが決まり歓喜に包まれるがまだナースがいた

 

アスカ「くっそー、本当の戦いはここからだぜ」

 

アスカはリーフラッシャーを取り出し自分のもう1つの名を叫ぶ

 

 

 

アスカ「ダイナアアアアアアアアアアア!!!」

 

 

リーフラッシャーから光が溢れ、伝説の英雄ウルトラマンダイナが姿を現した

 

ダイナ「フッ!」

 

ダイナ「ジュワッ!」

 

ダイナはビームスライサーでナースを切断し倒した

 

ダイナ「行こうぜ!準備OKかい?」

 

ヒュウガ「よし!我々は今からウルトラマンダイナと共に怪獣墓場に向かいレイ達を救出するぞ!」

 

ハルナ&クマノ&オキ「了解!」

 

こうしてペンドラゴンはダイナの導きで怪獣墓場へと向かった。

 

 

 

 

レイ「ふっ!」

 

一方 レイはレイモンに変身した

 

レイモン「俺も戦うしかないようだな」

 

ババルウ星人、マグマ星人、ナックル星人、ダダを倒していく

 

べリアル「やっぱあいつめんどくせぇな、ヴゥゥアァッ!」

 

メビウス「グッ!アアアッ!」

 

レイモン「メビウス!」

 

セブン「グアッ!」

 

ウルトラマン「ヘェアッ!ウワァッ!」

 

オーブ「ウオォアァッ!」

 

べリアルジェノサンダーによってウルトラマンたちが吹き飛ばされる

 

レイモン「優介・・くうっ!ゴモラ、リトラ、行け!」

 

ゴモラとリトラは狙いをべリアルに変え攻撃するがやはりべリアルには全く敵わない

 

べリアル「おい!地球のレイオニクス。どうだ?俺の部下にならないか?俺の元でこの宇宙を支配できるんだぞ?」

 

レイモン「ふざけるな!」

 

べリアル「フッ!やはり断るか。だが、レイブラッドの意思に逆らうことができるかな!」

 

レイモン「何を!」

 

レイモンがベリアルに吹き飛ばされた

 

べリアル「本当の力を見せてみろ!」

 

レイモン「許さん!許さんぞべリアル!!」

 

レイモン「ウオオオオアアアアアアアアアアアア!!!」

 

メビウス「ッ!」

 

セブン「ン?」

 

ウルトラマン「ハッ!」

 

オーブ「まずい!暴走してしまう!」

 

レイモン「ヴオォォォアアアアアア!!」

 

ベリアルの負のエネルギーでレイモンはバーストモードになってしまった

 

べリアル「レイブラッドの闘争本能が発動したな。いいぞ。それが本当の姿だ。その力でウルトラマン達を血祭りにしてやれ。お前ら戻れ!」

 

べリアルの指示で怪獣軍団は引き下がり代わりにバーストモードのゴモラが立ちふさがった

 

メビウス「レイさん!」

 

オーブ「レイ!目を覚ませ!」

 

レイモン「行けーーーーーー!!!」

 

だが空しくも聞こえずオーブ達に襲いかかった

 

ウルトラマン「ウワァッ!」

 

セブン「ディアッ!」

 

メビウス「グッ!ウワァッ!グゥッ!」

 

べリアル「暴れろ!暴れろ!」

 

ウルトラマン「シェアッ!ウワァッ!」

 

オーブ「やめろ!レイ!目を覚ませ!」

 

レイモン「ヴオォォォアアアアアア!!」

 

オーブ「ウオォアァッ!」

 

ウルトラマン、メビウス、オーブが吹き飛ばされ

 

セブン「ディッ!ディアッ!グアァァッ!」

 

セブンが超振動波を食らってしまった

 

べリアル「そこだ!ウルトラセブンに止めを刺せ!」

 

セブン「止めるんだ!」

 

その時ペンドラゴンとダイナが怪獣墓場に到着した

 

ダイナ「デュワッ!」

 

べリアル「ん?何者だ!」

 

メビウス「あれは・・・」

 

セブン「おぉ!」

 

ウルトラマン「おぉ!」

 

オーブ「ペンドラゴン!それにッ!ウルトラマンダイナ!」

 

ハルナ「っ!」

 

ヒュウガ「何なんだこの怪獣の大群は!?」

 

ダイナ「奴は俺に任せろ!ジュワッ!」

 

ダイナはべリアルを抑えペンドラゴンを行かせた

 

そしてバーストモードになっているレイモンを目撃した

 

ハルナ「レイ!」

 

クマノ「あいつ暴走してる!」

 

ヒュウガ「俺達が止めるしかない。ハルナ!着陸するぞ!」

 

オキ「ええっ!?こ、ここで降りるんですか!?」

 

ハルナ「了解!」

 

そしてヒュウガはかなりの高所からレイモンに飛び付いた

 

ヒュウガ「レイ!いい加減に目を覚ますんだ!」

 

ペンドラゴンが着陸し残りのメンバーも駆けつけた

 

オキ「レイ!」

 

レイモン「ッ!」

 

べリアル「邪魔だ!」

 

ダイナ「デュワッ!」

 

べリアル「ブエェアッ!」

 

ダイナ「グアッ!」

 

ダイナの攻撃もべリアルには通じず逆に返り討ちにされる

 

ハルナ「お願い!元のレイに戻って!」

 

クマノ「レイ!」

 

ヒュウガ「お前は大切な俺達の仲間じゃないか!」

 

オキ「そうだよレイ!もう一度一緒に旅をしようよ!」

 

でも通じずクルーが振り払われ、残るはヒュウガだけになった

 

ヒュウガはレイモンの攻撃を食らうが耐え、

 

ヒュウガ「いい加減に目を覚ますんだ!うわあぁ!」

 

力を込めた鉄拳が炸裂し、レイモンは暴走を止めゴモラがネオバトルナイザーに回収されレイの姿に戻った

 

レイ「ボス!」

 

べリアル「地球人め、邪魔しやがって!」

 

ベリアルがレイの暴走が収まったのに気づきベリアルジェノサンダーを放つ

 

オーブ「皆!危ない!」

 

セブン「いかん!ディアッ!」

 

オーブ「っ!セブン!」

 

メビウス「兄さん!」

 

ウルトラマン「セブン!」

 

セブン「ウオォアァッ!」

 

だがセブンがベリアルジェノサンダーからレイたちを庇いビームランプも点滅を始め倒れる

 

レイ「セブンが!」

 

ダイナ「グアッ!」

 

ベリアルはダイナをギガバトルナイザーで殴り飛ばし

 

べリアル「セブンに止めを刺せ!」

 

怪獣軍団に命令した

 

セブン「ディッ!ディエアッ!ディアッ!」

 

セブンはなんとか立ち上がりアイスラッガーでキングシルバゴン、キングゴルドラスを倒すが膝をついてしまいもはや限界だった。そしてセブンは何かを思ってかアイスラッガーを投げ、ある場所へとワープさせた。

 

セブン「頼んだぞ・・・」

 

そしてセブンが力尽き倒れた

 

レイ「うわあああああああああ!!!」

 

オーブ「くそおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

K76星

 

レオ「イヤアアアァァァ!!!」

 

謎の戦士「のやろう!!」

 

謎の戦士がレオキックを受け止めレオを岩に投げるがレオがぶつかった衝撃でその岩が崩れ落ちる

 

謎の戦士「ッ!」

 

レオ「ん?」

 

レオが見ると謎の戦士が岩を持ち上げていた

 

レオ「・・・・・・」

 

足元にいたピグモンを助けたのだ

 

謎の戦士「危ねぇだろ!あっち行ってな!うろちょろしてんじゃねぇよ」

 

岩を安全な場所に投げた

 

謎の戦士「さぁ来い!今度こそぶっ飛ばしてやるぜ!」

 

レオ「待て!」

 

謎の戦士「何だよ降参かよ?」

 

レオ「お前は今、その小さな命を助けたな?」

 

謎の戦士「それがどうかしたか?ごたごた言ってねぇで勝負着けようぜ」

 

キング「ゼロ・・・」

 

そこにウルトラマンキングが現れる

 

キング「覚えているか?ウルトラの星を追放された日の事を」

 

謎の戦士「そんなもの思い出したくもねぇな!」

 

レオ「あの時セブンは今のお前と同じ事をしたのだぞ?」

 

謎の戦士「何?」

 

レオ「あの頃のお前はまだまだ未熟だった。もしもセブンが止めなければエネルギーコアの巨大な力によりお前は身を滅ぼしべリアルのように悪の道に堕ちていたかもしれない」

 

謎の戦士「・・・・・・」

 

ドゴォン!

 

するとそこに突然アイスラッガーが地面に突き刺さった

 

レオ「アイスラッガー」

 

謎の戦士が地面に突き刺さったアイスラッガーを抜き取る

 

謎の戦士「どうしてセブンのアイスラッガーが?」

 

キングはアイスラッガーに手をかざし、セブンの念話を語る

 

キング「べリアルが復活し怪獣墓場で暴れている。ウルトラセブンは息子であるお前に助けを求めている」

 

謎の戦士「息子って・・・セブンが俺の親父って事か!?」

 

キング「時が訪れるまで伝えずにいた。セブンは大罪を犯したお前を我々に託しウルトラ戦士としての過酷な試練を積ませておったのだ。どうやら時が訪れたようだ。」

 

キングは謎の戦士のアーマーを解除した

 

キング「行け!ウルトラマンゼロ」

 

レオ&アストラ「うん!」

 

謎の戦士「・・・・・・ッ!」

 

謎の戦士はアーマーを外し怪獣墓場へと向かった

 

 

レイ「俺のせいで・・・ウルトラセブンが・・・」

 

ヒュウガ「レイ、悲しむのは後だ!」

 

べリアル「もう飽きた!そろそろ終わりだ!」

 

メビウス「ウッ!」

 

ウルトラマン「ウワァッ!」

 

ウルトラマンとメビウスのカラータイマーが点滅を始めてしまった

 

ダイナ「べリアル!まだ俺たちがいるぜ」

 

オーブ「そうだ!俺たちはまだ戦える!」

 

オーブとダイナは最後までべリアルと戦う

 

べリアル「ふん!悪あがきを!ん?ウワァッ!」

 

その時緑色の光線がべリアルを攻撃、そして怪獣数体を倒した

 

ダイナ「ウワァッ!フッ!?」

 

オーブ「ウッ!何だ?」

 

べリアル「ん?」

 

セブンの側に謎の光の戦士が現れ、安全な場所に移動した

 

ウルトラマン「帰ってきたか」

 

オーブ「じゃあ、あれが・・・」

 

 

セブン「うっ、うぅ、立派に・・・なったな」

 

その言葉を最期にセブンの光が消え息絶えた

 

戦士はアイスラッガーをセブンに持たせしっかりと握りしめた

 

べリアル「誰だ?」

 

そっと立ち上がり

 

 

 

 

拳に力を入れて

 

 

 

 

 

 

やって来た戦士がその名を叫ぶ!

 

 

 

 

 

 

 

 

ゼロ「ゼロ!ウルトラマンゼロ!セブンの息子だ!」

 

 

 

 

これが新たなウルトラマンとの出会いの瞬間だった

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

 

次回予告

 

怪獣墓場にやって来た新たな戦士その名はウルトラマンゼロ。ウルトラマン達の銀河の運命を掛けた最終決戦が始まる!

 

次回 よみがえれ銀河の光

 

銀河の光が我を呼ぶ!




ウルトラマンゼロキター!!


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第27話 よみがえれ銀河の光

ベリュドラとの最終決戦です


ゼロ「ゼロ!ウルトラマンゼロ!セブンの息子だ!」

 

オーブ「ウルトラセブンの息子?」

 

メビウス「はい」

 

ダイナ「っ!」

 

ウルトラマン「うん」

 

 

べリアル「セブンの息子だと?だったら親父共々地獄へ送ってやる。行けー!」

 

べリアルの命令で突撃する怪獣軍団、それに立ち向かう新たな光ウルトラマンゼロ

 

ゼロ「デアッ!」

 

ゼロは向かってくる怪獣2体を同時攻撃しエメリウムスラッシュで倒し、残りの怪獣たちをレオ直伝の宇宙拳法を駆使してこれまでウルトラマンたちを苦しめてきた怪獣や宇宙人たちを全く寄せ付けない強さを見せる

 

宇宙拳法、ゼロスラッガー、ワイドゼロショットで大半の怪獣たちを撃破しゼロスラッガーで敵を切り裂いていく。

 

ゼロ「デェェアァッ!」

 

最後にゼロスラッガーアタックで100体の怪獣軍団を撃破した。

 

オーブ「・・・すごい!」

 

残るはべリアルただ1人

 

べリアル「小僧、今度は俺様が相手だ」

 

ゼロ「貴様だけは、絶対に許さん!」

 

べリアル「ほざけ!今ぶっ倒してやるからな!ヘェアッ!」

 

ゼロ「シエッ!」

 

両者共に互角の戦いを見せ少しゼロの優勢になるがべリアルも負けじとギガバトルナイザーを振り回しゼロの接近を止める

 

一旦引き返しながらゼロスラッガーを投げ再びべリアルに接近しゼロはギガバトルナイザーをつかみべリアルの手元にゼロスラッガーが切り裂きギガバトルナイザーを奪い投げ捨てた

 

べリアル「ウオアアア!!グエェェアアッ!!」

 

ゼロ「シェアリャッ!」

 

武器を失ったベリアルはがむしゃらに突進するがゼロが連続キックでべリアルを蹴り掴み掛かってきたべリアルを振り払い組み合いキックをし掴まえられるが

 

逆の足で蹴り回し距離を取りまた接近し組み合いべリアルの腕を振り払い正拳でダメージを与え壁を利用して接近してきたべリアルをかわしながらキックし叩き落とす

 

ゼロ「デッ!デェェアァッ!」

 

ウルトラゼロキックでべリアルを吹き飛ばした

 

べリアル「ぐあああ!!ぐうっ!」

 

ゼロ「止めだ!!」

 

ゼロスラッガーをカラータイマーに装着しエネルギーを集中し最強の必殺光線ゼロツインシュートを放つ

 

ゼロ「うぉぉぉぉぉぉぉらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

べリアル「うわあああああああああああああ!!!」

 

あまりにも強大な光線にべリアルは吹き飛ばされマグマの中に沈み大爆発した

 

ダイナ「やったぜ!」

 

ウルトラマン「うん」

 

メビウス「よし!」

 

オキ「あのウルトラマンとんでもなく強いですよ!」

 

クマノ「お前はそれしか興味がないのか」

 

「はっははははは!!!」

 

オーブ「ウルトラマンゼロ・・・か」

 

そこにレオ兄弟が到着した

 

オーブ「ウルトラマンレオにアストラ!」

 

レオ「皆!無事だったか」

 

アストラ「大丈夫かメビウス?」

 

メビウス「ええ!」

 

レオ「君がオーブか?」

 

オーブ「あぁ」

 

レオ「兄さんたちから聞いている。協力に感謝する。ありがとう」

 

オーブ「いや、同じウルトラマンとして当然のことをしただけさ」

 

レオ「ははは!頼もしいな、ゼロ!一刻も早くエネルギーコアを光の国へ届けるんだ!」

 

ゼロ「分かった」

 

その時地響きが起き、怪獣たちの亡霊がマグマに集まっていく

 

レイ「何が起きているんだ?」

 

するとマグマの中からものすごく大きな怪物が現れた

 

BGM:マガタノオロチ

 

それはなんと様々な怪獣たちが合体しさらにべリアルもその一部となって生まれた百体怪獣ベリュドラだった

 

その姿はまるで悪魔だ

 

べリアル「ウオアアア!!これには絶対に勝てない!」

 

オキ「あれと、あれと、いっいっいろんな怪獣が合体しちゃいましたよ!」

 

ヒュウガ「なんて化け物だ!」

 

レオ「ここは我々が!」

 

アストラ「よし!」

 

ダイナ「ジュアッ!」

 

ゼロ「デッ!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

オーブ「闇を照らして悪を撃つ!」

 

レイ「行け!ゴモラ!」

 

ヒュウガ「我々も戦うぞ!」

 

ハルナ&オキ&クマノ「了解!!!」

 

ベリュドラにレオ兄弟とダイナ、ゼロ、オーブ、EXゴモラ、ペンドラゴンが立ち向かう

 

アストラは左側面を攻撃するがガッツ星人に足を捕まれ動きを封じられ電撃に吹き飛ばされた

 

レオ「ゼロ!」

 

ゼロ「あぁ!」

 

レオとゼロは合体技レオゼロキックでベリュドラの顔を攻撃するが

 

べリアル「なめるなー!」

 

やはり効かず電撃に吹き飛ばされた

 

ダイナ「ジュアッ!」

 

オーブ「スペリオン光線!」

 

ダイナとオーブはソルジェント光線、スペリオン光線を放つが両腕に捕まれ動きを封じられ電撃を大量に浴び、地面に落ちた

 

レイ「ふっ!」

 

EXゴモラも攻撃するが尻尾に押し倒され、レイも同様に崖から落ちた

 

ヒュウガ「撃て!撃てぇぇぇ!!」

 

クマノ「了解!発射!」

 

オキ「いっけぇぇぇぇ!!!」

 

ハルナ「っ!」

 

ペンドラゴンのワイバーンミサイルもベリュドラには効かなかった

 

べリアル「貴様らに止めを刺してやる。食らえぇぇぇぇ!!!」

 

ベリュドラインフェルノに全員が大ダメージを受けた

 

そんな中レイはべリアルが落としたギガバトルナイザーに目がいった

 

レイ「ギガバトルナイザー・・・」

 

レイはふらつきながら近づき

 

レイ「同じバトルナイザーなら俺の力も伝わるはず」

 

ネオバトルナイザーを前に出し怪獣たちに呼び掛けた

 

レイ「100の怪獣たちよ、俺の声を聞け!うおああああああああ!!!」

 

するとベリュドラが苦しみだした

 

べリアル「やめろぉぉぉ!!」

 

アストラ&レオ&ゼロ&ダイナ&オーブ「ッ!」

 

ハルナ「怪物が変よ!」

 

オキ「合体させられた怪獣たちが反抗してるんだ!」

 

ヒュウガ「レイの奴、やりやがったな!」

 

レイ「今なら奴を倒せる!」

 

レオ「ゼロ!お前がやるんだ!」

 

オーブ「頼んだぜ!ウルトラマンゼロ!」

 

ゼロ「あぁ!」

 

ゼロはエネルギーコアに手をかざしそしてゼロスラッガーを手に取り近づけると合体し三日月の形をした新たな武器ゼロツインソードになった

 

ウルトラマン「聖なる光がゼロを選んだか。ゼロを援護するぞ!」

 

レオ「分かった!」

 

BGM:オーブ大乱戦(オーブオリジンのテーマ)

 

レオ兄弟は岩の上に乗り両腕を広げてエネルギーを集中する

 

ダイナ「やってやるぜ!ジュアッ!」

 

ダイナは空中に静止し両腕にエネルギーを集中する

 

EXゴモラ「ギシャオオオオオ!!」

 

EXゴモラも体中のエネルギーを開放し始める

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

オーブ「銀河の光が我を呼ぶ!」

 

【解き放て!オーブの力!】

 

オーブはオーブオリジンになりオーブカリバーで真上に光の輪を描きそのエネルギーをオーブカリバーに集中させる

 

メビウス「ハアァァァァ!!デェアッ!」

 

メビウスはバーニングブレイブとなり全身に炎を纏い

 

ウルトラマン「シェアッ!」

 

ウルトラマンは右手にギザギザの輪を形成した

 

ヒュウガはZAPカードを認証させあの武器を使う

 

ヒュウガ「我々も最後の武器で彼を援護するぞ!」

 

ハルナ&クマノ&オキ「了解!!!」

 

ヒュウガ「ペダニウムランチャー!撃てぇぇぇ!!!」

 

クマノ「うぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

ペンドラゴンはペダニウムランチャー

 

レオ&アストラ「レェアアアアッ!!」

 

レオ兄弟はウルトラダブルフラッシャー

 

ダイナ「ジュワッ!」

 

ダイナはソルジェント光線

 

レイ「超振動波だー!」

 

EXゴモラはEX超振動波

 

オーブ「オーブスプリームカリバー!!!」

 

オーブはオーブスプリームカリバー

 

ウルトラマン「ヘアッ!シェアッ!」

 

ウルトラマンは八つ裂き光輪を連続で放ち

 

メビウス「デェアッ!うおおおおおお!!!デェアッ!」

 

メビウスはベリュドラの角にしがみつき押さえる

 

ゼロ「デッ!ハアアアアアアア!!!」

 

ゼロはべリアルに急接近しゼロツインソードを切りつける

 

べリアル「ぐあああ!!まだ終わらんぞ!この宇宙を手に入れるのだぁぁぁ!!」

 

ゼロ「その野望、俺が叩き潰す!!デェェオラァッ!!」

 

強烈な斬撃でフィニッシュ!

 

べリアル「俺は・・・不死身だあぁぁぁぁ!!!!」

 

ヒュウガ「ハルナ!離脱するぞ!」

 

ハルナ「了解!」

 

全員の全ての攻撃が決まりベリュドラは倒された。

 

同時にギガバトルナイザーも粉々に砕け散った

 

ウルトラ戦士が集結し見上げるとそこには

 

 

勝利したゼロの姿があった

 

ヒュウガ「よーし!!」

 

クマノ&オキ「やったー!!!」

 

べリアルは打ち倒され、銀河に平和が戻った

 

そしてゼロはエネルギーコアを光の国に届け、光の国が復活し、同時に凍りついていたウルトラマンたちも復活した

 

 

オキ「すごい!!すごすぎる!!ねぇ見てくださいよ!クマさん!!」

 

クマノ「うるさいよお前は!」

 

オキ「だって光の国をこの目で見た地球人なんてきっと僕らだけですよ!」

 

ハヤタ「おっと、このバリアからは出てはいけない」

 

そこにハヤタ、アスカ、ミライがバリアを通り抜けやって来た

 

オキ「ああすいません!」

 

ハヤタ「君たち地球人にこの星の光は強すぎるからな」

 

ヒュウガ「色々とありがとうございました!」

 

ハヤタ「いやいや感謝すべきなのは我々の方だ!」

 

そしてハヤタとヒュウガががっちりと握手を交わした

 

ハヤタ「レイ、優介、君たちには本当に世話になったな!」

 

優介「っ・・・うん」

 

ミライ「いつか一緒に地球へ」

 

レイ「ああ!いつか必ず」

 

レイとミライもがっちりと握手を交わした

 

優介「・・・ボス」

 

ヒュウガ「どうした?」

 

優介「長い間、お世話になりました」

 

ヒュウガ「行ってしまうのか?」

 

優介「はい、べリアルのようにまだ悪の存在が動いています。俺はそれと戦い続けます」

 

ヒュウガ「分かった。だが決して忘れるな!俺たちはいつまでもお前の大切な仲間だ」

 

ハルナ「どんなに遠く離れていても私たちはずっと一緒よ優介」

 

クマノ「ゴースタードラゴンのことで何か分からないことがあったらいつでも連絡してくれ」

 

オキ「新しい怪獣とかの話聞かせてね」

 

優介「皆・・・」

 

レイ「優介、俺は・・いや、俺たちはお前と共に戦えたことを誇りに思ってる。だから今までありがとう!」

 

優介「ああ!こちらこそ今までありがとう!」

 

ヒュウガ「うん!」

 

ヒュウガ「さあ、我々も任務に戻るとするか」

 

クマノ「了解!」

 

ハルナ「予定の航路は随分外れちゃいましたからね」

 

オキ「ええ、もう行くんですか?」

 

クマノ「お前だけ残れ」

 

オキ「嫌ですよ!」

 

アスカ「俺が途中まで送ってくよ、俺もまだ旅の途中だからな」

 

ヒュウガ「よろしくお願いします」

 

 

アスカ「ラジャー!」

 

「はっははははは!!!」

 

そうしてペンドラゴンはダイナとオーブに見送られ任務に戻った

 

そしてオーブとダイナは再び会う日を夢見て別れた

 

一方 光の国でゼロは皆を守れたが唯一の父が死んでしまい一人寂しくなっていた

 

するとゼロの後ろに誰かがやって来た

 

ゼロ「ッ!」

 

それは見違えるはずもない

 

セブン「さすが、俺の子だな!」

 

自分の父親ウルトラセブンだった

 

ゼロ「・・・親父・・・」

 

やっと

 

やっと父親に会うことができ、親子は抱き締めあった

 

 

そしてその後ウルトラマンキングの演説が行われた

 

キング「ウルトラの戦士たちよ、我々は正義の力を取り戻し今ここに再び立ち上がった」

 

キング「だが、全ての悪が滅びたわけではない。宇宙には様々な脅威が潜んでいる。我々は弱き者を助け支えるためにこれからも戦い続けなければならない。それが我々ウルトラ戦士の使命なのだ」

 

キング「新たに立ち上がろう!光の国の勇士たちよ!平和と正義のために!遥かなる全宇宙の未来のために!」

 

 

「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

これから先の未来、自分たちの想像のつかない敵や危険なことが起きるかもしれない。

 

だけどウルトラマンは負けない!

 

どんなに強い敵にも必ず勝つ!

 

彼らは人間と結んだ絆を力に変えて今まで戦ってきた

 

そしてこれからもそれは受け継がれてゆく魂の絆

 

戦え!光の戦士たち!

 

【ED 未来 氷川きよし】

 

TO BE CONTINUED

 

次回予告

 

ベリアルとの戦いから一年後、優介は謎のロボット軍団と戦っている最中に謎の声が聞こえ優介は別の宇宙の地球へと向かった。そこで彼を待っていたのは人が一人もいない地球とウルトラマンゼロとの再会だった

 

次回 沈黙の地球

 

光の力 お借りします!




銀河伝説編が終了!そして次回からウルトラマンサーガ編となります。そこでオーブがものすごく強くなります。お楽しみに!


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ウルトラマンサーガ編
第28話 沈黙の地球


ウルトラマンサーガ編スタート!


あのべリアルとの戦いから一年が経ち、オーブはスペシウムゼペリオンの姿で小惑星にいた

 

 

オーブ「・・・・・・」

 

???「オーブ・・聞こえるかオーブ?」

 

オーブ「誰だ?」

 

???「お前の力が必要だ」

 

オーブ「力を貸してやりたいのは山々なんだが、今ちょっと取り込み中でね!」

 

そう謎のロボット軍団と交戦していた

 

オーブ「ゼペリオン光線!!」ティガ「ジュアッ!」

 

攻撃を避けオーブはゼペリオン光線を発射しロボット数体を撃破し攻撃を避け別の小惑星に降り立つ

 

オーブ「ったく何なんだあのロボットは」

 

???「オーブ・・・オーブ!」

 

オーブ「ああ手短に頼む!スペリオン光輪!」

 

オーブは会話しながらスペリオン光輪を投げる

 

???「ある世界が滅亡に向かっている」

 

オーブ「ある世界!?詳しく話を聞かせてくれ」

 

オーブ「スペリオン光線!!」

 

スペリオン光線でロボットを全滅させた

 

???「この地球のあらゆる命が邪悪な者に封印されようとしている・・時間がない。地球へ急げオーブ!」

 

そうして声は聞こえなくなった

 

オーブ「地球!?あの声は別の宇宙から呼んでいた」

 

そうオーブに語りかけた声は別の宇宙からのものだった

 

オーブ「それにあの声・・どこかで聞いたような・・」

 

オーブは語りかけてきた声に聞き覚えがあった

 

オーブ「考えていても仕方ない!」

 

オーブは変身を解きオーブカリバーを出し宇宙飛行した

 

優介「行ってみるかその地球に・・・導いてくれオーブカリバー!!」

 

優介はオーブカリバーが開いたゲートを渡り別の宇宙へと向かった

 

一方 光の国ではウルトラセブンが息子のウルトラマンゼロが時空を越えたことに気付いた

 

セブン「ん!」

 

レオ「どうしましたセブン?」

 

セブン「今ゼロが時空を越えた」

 

レオ「時空を、一体なぜ?」

 

するとそこにウルトラマン、ジャック、エースがやって来た

 

ウルトラマン「例の円盤に関係があるのかもしれん」

 

レオ「いくつもの別の宇宙に現れ怪獣などを連れ去る謎の円盤」

 

ウルトラマン「怪獣墓場からも複数の怪獣達が奪い去られたという」

 

ジャック「円盤の正体、目的は不明だが恐ろしい計画は確実に進行している・・・なんとか防がなければ」

 

エース「しかし、無数にある平行宇宙の全てを見張ることは不可能です。一体どうすれば・・・」

 

 

 

 

セブン「ゼロなら・・・きっと!」

 

 

 

 

 

別の宇宙の地球にたどり着いた優介はオーブカリバーのエネルギーが尽きたためしばらくはフュージョンアップで戦うしかない

 

優介「この気配はあいつか」

 

優介はスペシウムゼペリオンに変身して、その気配がある場所へと向かった

 

 

 

ゼロ「なぜだ?なぜどこにも人間がいない、この地球に一体何が起こったっていうんだ!」

 

ウルトラマンゼロも謎の声に呼ばれてやって来ていた

 

すると上空から何かがやって来た

 

ゼロ「何だ?」

 

それはウルトラマンオーブスペシウムゼペリオンだった

 

オーブ「やっぱりお前かウルトラマンゼロ」

 

ゼロ「お前は・・・オーブ!」

 

オーブ「べリアルとの戦い以来だな」

 

ゼロ「ああ久しぶりだな。だが再会を喜んでいる暇はないぜ」

 

オーブ「ん?さっきから気になったが人の気配が全く感じられない」

 

ゼロ「ああこの地球に人間がどこにもいないんだ」

 

オーブ「何だと!?」

 

ゼロ「そういえばお前もあの声に呼ばれたのか?」

 

オーブ「あぁ、どこかで聞いたような声だった。ということはゼロも」

 

ゼロ「あぁ」

 

するとオーブたちの頭上に巨大な円盤が現れた

 

オーブ「ゼロ」

 

ゼロ「ああ、どうやらお前が何か知っていそうだな!」

 

これがウルトラ兄弟が言っていた円盤なのか?

 

すると円盤はオーブたちに攻撃を仕掛けてきた

 

オーブ「ッ!」

 

ゼロ「何!ぐっ問答無用か!」

 

そしてその円盤から小型戦闘機が出撃した

 

???「っは、ここどこだ?」

 

円盤に捕らわれていたある戦闘機のコクピットに乗っていた青年が起き回りを見渡す

 

???「えっ?うわあーー!!」

 

小型戦闘機が気づくが見逃し、それを追うようにオーブとゼロが戦っていた

 

オーブ「デェアッ!」

 

ゼロ「シェッ!」

 

???「う、ウルトラマン?」

 

どうやら青年はウルトラマンの事を知っているようだ

 

そして青年が乗る戦闘機は円盤に捕まっていることを視認し最大加速し脱出した

 

オーブとゼロはそれぞれスペリオンスラッシュ、エメリウムスラッシュで戦闘機を撃墜していくが円盤が逃げようとしていた

 

ゼロ「待てこら!」

 

オーブ「どこに行く気だ!」

 

だが戦闘機が妨害しスペリオン光線とワイドゼロショットで撃墜するがその間に円盤に逃げられてしまった

 

ゼロ「ええい!」

 

オーブ「っ!ゼロ!」

 

ゼロ「分かってる!」

 

???「とりあえずお手並み拝見ウルトラマン」

 

と言いながらウィダーを飲み高みの見物をする青年

 

戦闘機の攻撃を避け、スペリオン光線、ワイドゼロショットで撃墜し最後の一機をエメリウムスラッシュで撃墜した

 

オーブ「よし!これで」

 

ゼロ「ん?」

 

オーブ「どうした?」

 

最後の一機が墜落する先を見るとそこに自転車に乗った男の子がいた

 

ゼロ「何!?」

 

オーブ「まずい!」

 

???「ん?やばいぜ!」

 

と言いウィダーを投げ捨て、青年は光弾で戦闘機の墜落を防ごうとするが破壊できずそのまま少年に向かっている

 

???「うわあ!!」

 

???「うおーーーーー!!!」

 

青年は戦闘機ごと戦闘機に突っ込み

 

???「うわあーーーーー!!!」

 

青年は戦闘機と共に爆散し、少年はオーブのバリヤーで安全な場所に移した

 

オーブ「少年は無事だ、だが」

 

ゼロ「ああ、なんて無茶な奴だ」

 

???「俺フィニッシュ?ひょっとして死んじゃった?」

 

青年は暗闇に飲まれそうになるがそこに青い光に包まれたウルトラマンゼロが手を差しのべゼロは青年と一体化した

 

オーブ「一体化したか・・・」

 

オーブも変身を解き青年が落ちた現場に向かった

 

優介「おい!おい!大丈夫か?」

 

???「はぁはぁはぁはぁはぁ!」

 

そこに少年も駆けつけた

 

優介「あの子は無事だ」

 

???「ああ良かった。無事だったか」

 

そして優介達は安全な場所に移動し

 

???「ん!」

 

少年が水筒を青年に差し出した

 

タイガ「お、サンキュー俺はタイガ・ノゾムよろしく」

 

優介「俺は永幡優介よろしく」

 

タイガ「ん?何だこれいつの間に?」

 

そうタイガの左腕にはゼロのウルティメイトブレスレットが付いていた

 

ゼロ「俺とお前が一つになった証だ」

 

タイガ「君達には聞こえなかった?」

 

少年は?の反応をする

 

タイガ「ああ幻聴ね」

 

優介「いや・・・」

 

ゼロ「よく聞けタイガ、俺はゼロ ウルトラマンゼロだ」

 

するとタイガが吹いた

 

タイガ「う、ウルトラマン?」

 

ゼロ「へへっ、子供を助けたお前の勇気感動したぜ、これから俺達は一心同体だ」

 

タイガ「出てけ」

 

優介「えっ?」

 

ゼロ「そうそう出てけ!!えっ!?」

 

タイガ「何で勝手に俺の中入った!俺はウルトラマンの力なんていらない!今すぐ俺の体から出てけ!」

 

ゼロ「いやいやいやお前は瀕死の重傷だったんだぞ!俺がいなかったら命を」

 

タイガ「うんありがとう!でも出てけ!出てけよ!」

 

そう言いながらウルティメイトブレスレットを外そうとするタイガ

 

優介「こんな人間は初めて見た」

 

すると

 

???「ガァーーー!!!」

 

タイガ「うわあーー!!」

 

そこに深海怪獣グビラが現れた

 

タイガ「か、怪獣!?」

 

優介「グビラ!」

 

ゼロ「タイガ!これを装着して俺になれ!俺と一緒に戦うんだ!」

 

ゼロはウルティメイトブレスからウルトラゼロアイを出現させてタイガに変身するよう促すが

 

タイガ「ほい!」

 

なんとタイガがゼロアイをブレスに戻したのだ

 

ゼロ「うそーん」

 

タイガ「うわああああああ!!!」

 

優介「何でー!?」

 

という訳でグビラから逃げている一行

 

ゼロ「おい逃げてんじゃねぇよ!俺に変われ!」

 

タイガ「うるせえー!!俺は絶対ウルトラマンにはならない!」

 

ゼロ「はぁー!?」

 

優介「おいおい・・・」

 

そう話している内に橋に逃げるがグビラが先回りして下からドリルで襲ってきた

 

タイガ「おっ!おおおお!!うわあーー!!ちょちょちょっとうわあやばいやばいやばいやばいやべぇ!!」

 

優介「まずい!」

 

タイガ「うわあーー!!」

 

TO BE CONTINUED

 

 

次回予告

 

邪悪な侵略者バット星人によって奴の実験場にされてしまった地球

 

オーブはともかく、ゼロが小さいサイズになってしまい次々と出現する怪獣に苦戦するオーブ達の前にあの慈愛の勇者ウルトラマンコスモスが現れる

 

次回 ゼロの苦難

 

バット星人、お前の好きにはさせない!




コスモスをリアルタイムで見ていた世代なのでやっと出せて嬉しい!そして、あのチビトラマン回ですね(笑)


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第29話 ゼロの苦難

チビトラマン回キター!!


タイガ「うわあーー!!」

 

優介「まずい!」

 

だがゼロが一体化しているからか超能力でガレキの上をジャンプしてなんとか着地するが

 

タイガ「えっ?」

 

着地した場所がアウトだった

 

グビラ「グゥゥッ」

 

そう、グビラの鼻先のドリルの上だった

 

そしてドリルが回転しタイガ達が落ちそうになる

 

優介「おいおい」

 

タイガ「やっべぇー!」

 

優介「なんで俺までー!!」

 

だが楽しんでいるのか上に上げて遊んでいるように見える

 

タイガ「うわーい!うわーーい!どうよこの華麗なバランス感覚ってさっきから俺どうなってんだよー!!」

 

ゼロ「わぁわぁうるせぇぞタイガ、お前の中に俺がいるんだ。このくらい当然だ」

 

タイガ「え?そうなの?」

 

するとグビラが急ブレーキしてタイガ達が飛んでしまう

 

タイガ「うわあーー!!」

 

優介「よっと!」

 

だがゼロの能力で無事着地

 

ゼロ「ふっ、ほらな」

 

タイガ「ん?」

 

すると二人の視線の先に青き巨人が立っていた

 

???「ハァ・・・シュアッ!ヤッ!」

 

優介「えっ?嘘・・・」

 

ゼロ「コスモス、奴もあの声に呼ばれたのか?」

 

ウルトラマンコスモスキター!!リアルタイムで初めて見たウルトラマンが今俺の目の前にいるなんて

 

コスモス「ヘァッ!」

 

コスモスはグビラの頭上を飛び越え着地して構え受け流すように避けるそれでグビラはビルに挟まってしまうが

コスモスが引っ張り出しある程度引っ張り側転で距離を取る

 

コスモス「シュッ!」

 

コスモスはグビラを抑え押し投げた

 

コスモス「ンンンンンンンンン!!」

 

コスモスがあの技をグビラに放とうとしていた

 

タイガ「よーし!今だ!行け!あっ!フィニッシュ!」

 

だがタイガは完全に倒すと思い込んでいる。無理もない別世界のウルトラマンを初めて見るから知らなくて当然だ

 

コスモス「ハアァァァァァァァ!!」

 

相手を大人しくさせる技フルムーンレクトがグビラを大人しくさせ、コスモスは優しくグビラの頭を撫でた

 

タイガ「あれ?ひょっとして和んでる?和んでるよね!?」

 

少年はうんうんと首を縦に振る

 

優介「懐かしいな。あの頃と同じだ」

 

タイガ「えっ?優介くんあのウルトラマンの事を知ってるんだ」

 

優介「まぁね」

 

俺が初めて見たウルトラマンだからな

 

そしてグビラを見送ったコスモスは光に包まれ縮小していった

 

少年「あ!」

 

タイガ「おいちょちょちょちょっと!」

 

すると嬉しそうに少年がコスモスが消えた地点に走っていき優介達もその後を追う

 

タイガ「おーい!おーい!すごいな君!・・・ってか誰?」

 

優介達がたどり着くと青いパーカーを着た青年がいた

 

???「僕は春野ムサシ」

 

優介「ウルトラマンコスモス春野ムサシ、本物だー!」

 

ムサシ「えっ?僕の事を知ってるの?」

 

優介「あっああ、俺は永幡優介ウルトラマンオーブ。よろしく!」

 

ムサシ「えっ!?君がウルトラマンに!?」

 

優介「ああそうだけど」

 

ムサシ「驚いたなー、君みたいな子供がウルトラマンだなんて」

 

優介「俺も慈愛の戦士ウルトラマンコスモスに出会えてすっごい嬉しい!」

 

ムサシ「ありがとう!」

 

タイガ「あのさどうして怪獣が急に大人しく・・・つうかムサシ君何でウルトラマンなのに怪獣見逃したわけ?」

 

ムサシ「さっきの怪獣は興奮してただけだ倒す必要はないよ怪我はない?」

 

ムサシは少年の状態を確認し少年はサムズアップで応える

 

タイガ「斬新だね。でも、また襲ってきたら」

 

ムサシ「そのときはまた大人しくさせればいい」

 

優介「怪獣も好きで暴れているわけじゃないからな」

 

タイガ「はぁ・・・」

 

ゼロ「なるほど!慈愛の戦士コスモス噂通りだな」

 

タイガ「コスモス・・・」

 

ムサシ「ひょっとして・・・君の中にもウルトラマンが」

 

タイガ「えっ?こいつの声聞こえてんの?」

 

なんて話していると今度は巨大な機械が2機現れた

 

タイガ「何!?何!?今度は何!?」

 

優介「敵の増援か?」

 

そして2機は進路を阻んだ

 

優介「くっ!囲まれた!」

 

一戦交えると思ったが

 

???「タケル!」

 

???「探したよタケル!」

 

その中から女性が二人出てきた

 

タイガ「あー、お知り合い」

 

優介「(人間全員が消えたわけではないみたいだな)」

 

ゴン!

 

???「でどいつなのさっきの青いウルトラマンは?」

 

優介「(ん?ウルトラマンの事を知っているようだな。俺達以外に誰かいるのか?)」

 

タイガ「えっ?あーこっち!」

 

ムサシ「えっ!?いや、あっ!」

 

優介「ちょっとお前!」

 

タイガ「じゃ俺はこの辺でー」

 

優介「おいタイガ!」

 

すると後ろからアンカーが発射され、タイガの目の前の地面を砕いた

 

人を売りやがったからバチが当たったんだ

 

そして優介達は女性達と一緒に基地へと向かった

 

タイガ「地球防衛隊?」

 

アンナ「そう、私達はチームUこのキャンプであの子達を守ってる」

 

タイガ「へぇー」

 

するとやって来た子供達の一人が

 

???「あー!アスカだ!」

 

タイガ&優介「えっ?」

 

???「違うじゃん」

 

???「アンナお姉ちゃんその人たち誰?」

 

???「どっから来たの?」

 

アンナ「お客さんだよ」

 

すると子供達はタイガをぐいぐい引っ張っていった

 

タイガ「ちょ優介ー!ムサシ君ー!」

 

ムサシ「はっははは!」

 

優介「ただの客では無いんだけどね」

 

???「頭!なんすかこの男達?」

 

そして優介達は一通り自己紹介を終え本題に入った

 

アンナ「この世界に残されたのはもう私達だけかもしれない」

 

ムサシ「なぜ?」

 

優介「一体誰がそんな事を?」

 

アンナ「侵略者バット星人、この地球は奴の実験場に選ばれたんだ」

 

優介「実験場だと!?」

 

アンナ「最初は鳥や動物達だった、次に人間」

 

サワ「まさに神隠し、いなくなった人達がどこに行ったのかもさっぱり分からない」

 

ミサト「分かってるのは全ての原因は・・ゼットンと呼ばれる何かの仕業だということ」

 

ムサシ「ゼットン・・・」

 

優介「(また奴と戦う時が来るとは)」

 

ファーストミッションでレイと共に戦ったまさに強豪だ

 

そして基地内部に移動しながら話を続けた

 

アンナ「ゼットンを破壊するために残された人間は必死に抵抗した」

 

ミサト「世界中の防衛隊が出動したわ」

 

サワ「でも誰も帰って来ませんでしたとさ」

 

すると奥にまだ生き残っていた女性達がいた

 

ミサト「ライフライン、長距離通信、ネット全てがダウンした」

 

サワ「この星に今どんだけの人間がいることやら」

 

ムサシ「でも、君たちは生きてる!」

 

優介「そうだ!」

 

アンナ「今のところはね」

 

その時、不気味な高笑いが聞こえた

 

アンナ「奴だ!」

 

優介達は外に移動し空には今回の事件の黒幕が映し出されていた

 

ムサシ「こいつが・・」

 

優介「バット星人!」

 

バット星人「ごきげんよう世界に取り残された者たちよ。ゼットンの食事は貴様らの絶望と恐怖心、さぁ今回もたっぷり怯えてくれ我がゼットンの為に・・フハハハハハハ!!!」

 

サワ「この馬鹿やろ!」

 

するとゴメスとレットキングとグビラが出現した

 

タイガ「さっきの怪獣?」

 

ミサト「一度に3匹」

 

ノンコ「こんなん初めてや!」

 

ムサシ「ここは僕が食い止める」

 

優介「俺も行く」

 

タイガ「おーい二人とも」

 

優介「タロウ!」

 

【ウルトラマンタロウ!】

 

タロウ「トォーッ!」

 

優介「メビウス!」

 

【ウルトラマンメビウス!】

 

メビウス「セアッ!」

 

優介「熱いやつ頼みます!」

 

【フュージョンアップ!】

 

タロウ「トォーッ!」

 

メビウス「セェアッ!」

 

【ウルトラマンオーブ バーンマイト!】

 

ムサシ「コスモース!」

 

優介はウルトラマンオーブバーンマイトにフュージョンアップしムサシはコスモスに変身した

 

子供達「わぁーウルトラマンだ!」

 

ノンコ「嘘!」

 

オーブ「紅に燃えるぜ!」

 

コスモス「シュアッ!」

 

オーブはレットキング、コスモスはグビラとゴメスに向かった

 

オーブ「俺と力勝負ってか、面白い!」

 

だがコスモスは2体に苦戦していた

 

ノンコ「あっかーん」

 

タイガ「3対2はきついっしょ、その内一人は慈愛モードじゃ」

 

ゼロ「数は問題じゃない!大切なのは心の目で敵を捉えることだ」

 

タイガ「はぁ?心の目・・・」

 

タイガは目をつぶり精神を集中させた

 

ゼロ「そうだタイガお前ならできる、お前なら・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

ほい!」

 

タイガ「うわあーー!!うわっ!汚ねぇ!」

 

それはゼロが変身するための演技だった

 

そしてゼロアイを装着されタイガは強制的にゼロに変身させられた

 

タイガ「あぁーーーーーーー!!」

 

ゼロ「シェアッ!」

 

ドゴォーン!!

 

サワ「うおっ!」

 

ゼロ「待たせたな!」

 

サワ「やっぱりあいつもウルトラマン?」

 

ミサト「でも・・・」

 

子供達「ちっちゃーい!」

 

そう、誰からどうみても普通のウルトラマンより小さいサイズの姿になってしまったのだ

 

ゼロ「えっ!あえっ?ちっさ!えっ?何でこんな中途半端なサイズに・・・そうかタイガ!お前が俺と一緒に戦うことを拒否しているせいだ!」

 

タイガ「人を騙すような真似して偉そうなこと言うな!」

 

ゼロ「そうか分かったよ!だったらこのままやるしかねぇな!」

 

そう言って小さいサイズの状態でゼロは戦線に向かった

 

ゼロ「よく見とけタイガ!戦うことから逃げてばかりじゃ明日と夕日はやってこねぇ!」

 

そう言ってる内にグビラのドリルで回り地面に叩きつけられ上に投げ飛ばされた

 

ゼロ「うわあーー!!うわっ!真面目にやれタイガ!」

 

タイガ「うるさーい!俺はウルトラマンになった覚えなんかなーい!」

 

ゼロ「なんでお前みたいな男と合体しちまったんだ!」

 

ゼロ「ウルトラマンゼロ一生の不覚だ!」

 

今度はゴメスの頭にキックして尻尾まで走って降り尻尾を掴んで投げ飛ばそうとするがゴメスが気付き振り回される

 

アンナ「何度も同じことやってんじゃないわよバカ!」

 

ゼロ「タイガ!お前のおかげで俺までー!バカ呼ばわりだ!」

 

ゼロは渾身の力を振り絞って投げ飛ばした

 

オーブとコスモスもグビラとレッドキングを投げ飛ばした

 

オーブ「フッ!」

 

優介「ウルトラマン!」

 

ウルトラマン「ヘァッ!」

 

【ウルトラマン!】

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!】

 

ティガ「タァーッ!」

 

ウルトラマン「シェアッ!」

 

【ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

オーブ「闇を照らして悪を撃つ!」

 

子供達「わぁー姿が変わった!」

 

オーブ「シャットダウンプロテクト!」

 

コスモス「ハアァァァァァァァ!!」

 

シャットダウンプロテクトとフルムーンレクトによって3体の怪獣は大人しくなった

 

ゼロ「へへっ、さすがだなコスモス、オーブ」

 

そうしてゼロは変身を解いた

 

タイガ「そういつもうまくいくとは限らないって」

 

すると上空にあの円盤が現れ3体の怪獣に攻撃してきた

 

オーブ「させるか!スペリオン光線!」

 

スペリオン光線で攻撃を相殺した

 

バット星人「何!?」

 

オーブ「悪党共のやることは目に見えてるんだよ!」

 

バット星人「新たなウルトラマン共よ。これは警告だ、私の実験場から立ち去れ!早々にな」

 

そして高笑いしながら消えた

 

オーブ「危なかったな。皆怪我はないか?」

 

レッドキング「キアオオオッ!」

 

ゴメス「ゴオォォォ!」

 

グビラ「ガァーーー!」

 

3体は答え、まるでオーブについていきたいと促していた

 

オーブ「俺と一緒に行きたいのか?」

 

すると3体は頷いた

 

オーブ「分かった、これからよろしく!」

 

レッドキング「キアオオオッ!」

 

ゴメス「ゴオォォォ!」

 

グビラ「ガァーーー!」

 

3体の怪獣は粒子になりオーブリングに集まり3枚の怪獣カードになった

 

コスモス「よかったね」

 

オーブ「ああ」

 

オーブ達は変身を解いた

 

タイガ「あの怪獣達どうなったの?」

 

優介「俺と一緒に行くことになった」

 

タイガ「へぇ~」

 

ムサシ「彼らはもう君の家族だ。大切にね」

 

優介「勿論!」

 

そして夜になり晩御飯の時間を取っていた

 

そして優介が持っている怪獣カードを全てリードしミニサイズで怪獣を出し、皆で食事していた

 

ちなみに晩御飯はカレーだ。

 

優介「ぷっはー!やっぱりカレーは美味い!その一言に限る!」

 

タイガ「ごちそうさまでしたー」

 

ゼロ「残してんじゃねぇよいけないんだ」

 

タイガ「ゼロ君ほんと口うるさいね少しはほっといてやれ」

 

カナタ「あっ!人参残してる!」

 

クー「だからチビトラマンなんだよ」

 

優介「ぷっ!あっ!あっ!あっ!あっははははははははははははっ!!!!」

 

優介は笑いをこらえきれず大爆笑!

 

ゼロ「なっ!チビトラ、タイガ言われてんぞ」

 

タイガ「人参サイコー!」

 

だがムサシはあることが気になっていた

 

ムサシ「新たなウルトラマン・・・バット星人はそう言った・・・この世界には僕ら以外にもウルトラマンがいたんだろうか?」

 

優介「そういえばそんな口ぶりだったな、なぁ、あんた達は何か知っているのか?」

 

すると皆がしーんとした空気になり

 

サワ「ごちそうさまでした」

 

タイガ「ダイナ!?」

 

優介「えっ?」

 

タイガ「ウルトラマンダイナ!」

 

優介「何だと!?」

 

リーサ「やっぱりあなたはダイナを・・・アスカの事を知ってるのね?」

 

タイガ「俺のいた世界じゃ歴史の教科書に載ってるよ、奴は人類滅亡の危機を救った男だからな人間の未来を守ってワームホールの中に消えた伝説の英雄」

 

子供達「すっげー!」

 

リーサ「私もこの子達も皆がアスカに生きていく勇気を貰ったんです」

 

優介「じゃあ俺達を呼んだあの声はアスカだったのか」

 

ムサシ「それで彼は今どこに?」

 

コン!

 

アンナ「もういなくなった」

 

優介「は?」

 

リーサ「姉さん?」

 

アンナ「明日も早い、早く寝な」

 

リーサ「ね、姉さん・・・」

 

ミサト「はい皆、早くご飯食べちゃって」

 

子供達「はい・・・」

 

その中でタケルだけは何か思い詰めているような顔をしていた

 

その中で優介達は知ることになったなぜアスカの姿が無いのか?

 

 

TO BE CONTINUED

 

次回予告

 

ついにあの悪魔ゼットンが誕生する。俺たちが子供たちを守るなかでチームUの真実を知ることになる

 

 

次回 恐怖の繭

 

タイガ!今こそ恐怖に立ち向かうときだ!

 




次回から一気にヒートアップ!


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第30話 恐怖の繭

第3章スタート!


リーサがアスカに教えてもらった君だけを守りたいを歌っている姿を見て、タケルはアスカと過ごした日々を思い出していた

 

タイガ「また脱走か?」

 

タイガ「タケル、そんなにアスカに会いたいのか?ん?」

 

タケルは怒り自転車を倒して行ってしまった

 

タイガ「おい!タケルおい!ちょっと!」

 

リーサ「誰?・・・タイガ?」

 

タイガ「あ、いい歌だね」

 

リーサ「アスカが教えてくれたんです、心が折れそうになった時そっと口ずさめばいいって」

 

タイガ「へっ!誰も彼も本当にアスカが好きなんだな!」

 

リーサ「タイガは・・・嫌いなの?」

 

 

リーサ「おやすみなさい」

 

 

ゼロ「お前、何にそんなこだわってんだ?・・・まぁ言いたくなきゃいいさ」

 

タイガ「ガキの頃さ俺が住んでた街が怪獣に襲われて親とはぐれて逃げ回ってる内に、ダイナが現れて怪獣を退治してくれた。皆大喜びありがとうウルトラマン!・・・でも」

 

回想

 

タイガ「パパどこ!?ママどこ!?うぅ~パパー!ママー!ウルトラマン早く来てぇ!!」

 

タイガ「ダイナの事は恨んじゃいないよ。けど、ずっと一人ぼっちで生きてきて・・」

 

ゼロ「今さらウルトラマンに頼りたくもないか・・・」

 

 

ムサシ「もしかしたら運命かもしれないな」

 

そこにムサシと優介がやって来た

 

タイガ「えっ?運命?」

 

優介「お前がゼロに出会ったのもそして俺達がこの地球に来たのも」

 

ムサシ「皆一生懸命に生きてる僕らもやれることをやろう」

 

 

ムサシ「それじゃあね、皆は何が聞きたいのかな?」

 

ミコ「ねぇねぇ」

 

ムサシ「ん?」

 

ミコ「ムサシはどこから来たの?」

 

ムサシ「開拓惑星のジュラン」

 

ミコ「へぇ~」

 

クー「ジュランってどんなとこ?」

 

ムサシ「怪獣と人間が仲良く暮らす星」

 

子供達「えー!嘘!」

 

優介「確かネオユートピア計画だったっけ?」

 

ムサシ「うん、ジュランではねいろんな命が支え合って生きているんだよ。たくさんの怪獣達とカオスヘッダーかつては人間の敵であった彼らとも今は一緒に生きている」

 

ヒナ「いいなジュラン、本当に夢のような世界を作ったんですね!」

 

マオミ「それとかわいい子供もあーあ私もいつか結婚したい!いい男ゲットしたい!」

 

優介「そんなにいいものなのか?好きな人と一緒にいるのって?」

 

ムサシ「うん、心配をかけてしまうこともあるかもしれないけどそれでも帰りを待ってくれる人がいるのはとても素晴らしい事なんだよ」

 

優介「そう・・・なんだ・・・・」

 

確かボスも言ってたな、いつか好きな女の子が出来て恋をするって

 

ムサシ「じゃあ優介はどこから来たんだい?」

 

優介「あぁ、それは・・・」

 

優介は一通りの事を話した

 

ムサシ「惑星O-50から来たんだ」

 

優介「あぁ、そこで俺はオーブカリバーからミッションを指令されるんだ。そしてミッションをこなしていく内にこのオーブリングを手にしたんだ」

 

優介「このオーブリングにはウルトラマンたちの力を一つにする特別な力があるんだ」

 

ムサシ「なるほど、いろんなウルトラマンの力を使うことができるんだね」

 

優介「オーブ本来の力もあるんだけど、今はエネルギー切れで変身できない。でも明日になればまた変身できるようになってるさ」

 

ムサシ「そっか、じゃあヒナちゃんの夢は?」

 

ヒナ「ん~、この子達をパパとママに会わせてあげたいかな!」

 

マオミ「ちょっとヒナ!」

 

ヒナ「ごめん」

 

ムサシ「大丈夫、皆で力を合わせて夢を叶えよう!」

 

子供達「うん!」

 

ムサシ「さぁ出来るよっていう人はーい!」

 

子供たち「はーい!!」

 

優介「(本当に誰にでも優しいんだな慈愛の勇者は・・・)」

 

 

 

翌日 キャンプの上空にゼットンが映し出された

 

優介「あれは!?」

 

バット星人「今日は記念すべき日ゼットンの目覚めの日だ!」

 

そして繭を割って中から巨大なゼットンが姿を現した

 

ゼットン「ゼットン!ゼットン!」

 

優介「あんなゼットンは見たことがない!新種のゼットンだ!」

 

ノンコ「何やあれ?」

 

するとノンコが何かを見つけた

 

ゼットンの下に何かいる

 

霧が晴れると、そこには石像と化していたウルトラマンダイナがいた

 

 

タイガ&ムサシ&優介「っ!」

 

リーサ「きゃー!」

 

サワ「ダイナ!」

 

ヒナ「嘘よ!どうしてダイナがあんな所にいるの?」

 

そしてゼットンは石像になったダイナを突き飛ばした

 

バット星人「ハッハッハッハッ!いやはやダイナには参ったよ。ゼットンの誕生を阻止するために自らの命を捨てて卵の中に飛び込んでくるとは、人類の救世主実に素晴らしい!だが、全ては無駄に終わったのだ。ゼットンは完全に目覚めた。これはその祝砲だ!」

 

するとゼットンは火球をある方向に向かって発射した

 

タイガ「あの火の玉はまさか!?」

 

優介「狙いはここか!」

 

ムサシ「皆ここから逃げるんだ!」

 

アンナ「早く!」

 

だがしかし

 

タイガ「駄目だ!止まれ!!」

 

既に火球は全員の真上に来ていた

 

ムサシ「コスモース!!」

 

優介「光の力お借りしまーす!!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン!】

 

優介達はコスモス、オーブに変身し火球をムーンライトバリア、スペリオンシールドで防ぎ光線で火球を破壊するが火球の勢いは止まらない

 

オーブ「早く逃げろ!!」

 

コスモスは手で弾き、オーブはスペリオン光輪で火球を破壊するが

 

 

 

 

 

クー「うぇ~ん!!」

 

ヒナ「クーちゃん!!」

 

クー「怖いよ!」

 

ヒナ「クーちゃん!」

 

そこに火球の一つが向かってくるが

 

オーブ「フッ!ウォァァァ!!」ティガ「ヘェアッ!」

 

オーブがスカイタイプの力を引き出し彼女たちの前に立ち自らを盾にして彼女達を守った

 

オーブ「グェアァッ!」

 

アンナ「早く!早く!」

 

タイガ「カナタ!」

 

アンナ「タイガ!」

 

タイガは逃げ遅れていたカナタを連れ火球を回避しノンコに預けるが

 

ミサト「ケンがいない!」

 

タイガ「えぇ!?分かった!」

 

そして火球の被害は基地にも及びUローダーが破壊され、コスモスとオーブも吹き飛ばされる

 

コスモス「ウァァッ!」

 

オーブ「グゥアァッ!」

 

タイガ「ケン!」

 

ケンを探すタイガ

 

すると近くに隠れて泣いているケンを見つける

 

タイガ「ケン!もう大丈夫!」

 

しかし

 

タイガ「っ!」

 

ケンの泣き顔が幼い自分の記憶をフラッシュバックした

 

ゼロ「おい!どうした?」

 

タイガ「・・助けて・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウルトラマァァァン!!」

 

タイガ「ウルトラマァァァン!!!早く来て!!!ウルトラマァァァン!!!ウルトラマン!!早く!早く!」

 

ゼロ「しっかりしろ!今お前がウルトラマンだろ!」

 

タイガ「・・・・・・・・・っ」

 

ゼロ「タイガ!」

 

しかしタイガはゼロアイを手に取ることができなかった

 

 

 

 

 

そして火球の攻撃が収まり、クーが大切にしていた人形が焼け焦げそれをアンナが手に取った

 

アンナ「何で・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

アンナ「何のためにこんな!!」

 

 

 

 

 

アンナの悲しい叫びが響く

 

 

 

 

幸い全員無事で傷の手当てをしている頃

 

 

ゼロ「タイガ、お前情けなくないのか?こんな事になってお前悔しくないのかよ!」

 

タイガ「これが・・・・本当の俺だよ!!」

 

近くの壁を叩いて己の無力さを痛感するタイガ

 

すると壁が妙な音をした

 

タイガ「これは・・・」

 

チームUのマークが剥がれるとそこには山田工業という名前があった

 

タイガ「まさか!?」

 

ノンコ「そうよ。全部嘘やねん、うちら・・・地球防衛隊なんかとちゃう」

 

サワ「ほぼ全員土素人、真っ赤の偽物なんだ」

 

 

そうして語られた過去。彼女達は子供達を安心させるために地球防衛隊のふりをしていた。

 

サワ「頭の嘘はあたしら皆の嘘になった」

 

ノンコ「頑張ったで、ほんま皆めっちゃ頑張った、ただの整備工具やお料理や看護師・・・けど」

 

サワ「けど・・・やっぱ偽物は偽物・・・何も守れなかった!」

 

ノンコ「サワ・・」

 

ムサシ&優介「・・・・・・」

 

優介とムサシはチームUの人達がそこまでして子供達を守っていた姿になんて言葉をかければいいか分からなかった

 

 

タイガ「違うよ!」

 

ムサシ&優介「・・・・・・!」

 

タイガ「あんたらは・・・立派だ」

 

ゼロ「・・・・・・タイガ」

 

ついにタイガも戦う決意を固めた

 

その瞳にはもう迷いはない

 

ムサシ&優介「・・・・・・・・」コクリ

 

タイガ「・・・・・・」コクリ

 

優介達3人は頷きゼットンの元に向かう

 

アンナ「行かないで!!」

 

タイガ「どうして?」

 

アンナ「ゼットンには誰も敵わない・・・ダイナだって負けたのよ!私の目の前で!」

 

優介達が来る前にダイナは地球に来ていてゼットンの誕生を阻止するために卵の中に飛び込んで自分のエネルギーを直接ゼットンに送り込んで誕生を抑えていたがエネルギーがなくなり石像になってしまったのだ。それをアンナとタケルが見ていたのだ。そしてダイナのカラータイマーからリーフラッシャーが出て来てタケルが取ろうとしたがゼットンの火球で逃げるしかなかった。

 

 

アンナ「私は全部見てたの・・でも誰にも言えなかった。言うのが怖かった。逃げ出すことしかできなくて、タケルがショックで声が出なくなったのも全部私のせいなんだ」

 

 

タケルの頭にタイガが手を添えた

 

タイガ「大丈夫、アスカは不死身だ伝説の英雄だからな。必ずあいつを連れ戻してやる。俺達を・・ウルトラマンを信じろ!」

 

タイガ「さぁ行こうぜゼロ!」

 

ゼロ「おう!」

 

ウルティメイトブレスからウルトラゼロアイを出現させ空中に上げ自身も上昇。回転しながらゼロアイを装着し光に包まれウルトラマンゼロに変身した

 

クー「わぁー!」

 

子供達「でっかい!」

 

戦う事を受け入れたお陰で本来の大きさになったゼロ

 

ゼロ「へっ!じゃあ勝ちに行こうぜ」

 

ムサシ「うん」

 

優介「あぁ!」

 

ムサシ「コスモース!!」

 

優介「光の力お借りしまーす!!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン!】

 

コスモス「シュアッ!」

 

オーブ「シュワッ!」

 

ムサシはコスモス、優介はオーブスペシウムゼペリオンに変身し、ゼロと共にゼットンの元へと向かった。

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

次回予告

 

ついにゼットンとの戦い!

 

だが圧倒的なパワーに苦戦するオーブ達の前にあの男が帰ってくる

 

次回 復活の英雄

 

皆お前を待っているんだぜアスカ!




次回はゼットンとの決戦!感想よろしくお願いします!


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第31話 復活の英雄

目覚めろ!アスカ!


オーブ、ゼロ、コスモスはゼットンの元にたどり着いた

 

バット星人「来たかウルトラマン共、だが貴様らに勝ち目はない。最強となったゼットンの餌食となれ!」

 

ゼットン「ゼットン!」

 

ゼロ「さあこの星の未来を!」

 

コスモス「取り戻すんだ!」

 

オーブ「行くぞ!!」

 

オーブたちはゼットンの火球を避けながらゼットンに向かっていく

 

ゼロ「コスモスは奴の真上に回れ!」

 

コスモス「分かった!」

 

ゼロ「こいつは俺たちが引き付けておく!ハッ!」

 

オーブ「スペリオン光輪!!」

 

ゼロスラッガーとスペリオン光輪でゼットンの足を一本切り裂く

 

その隙にコスモスはゼットンの真上に回り込み火球が放つ器官を一部破壊した

 

バット星人「何!?」

 

ゼロ「よし!」

 

オーブ「っ!危ない!」

 

だが時すでに遅し、新たに生えた鎌にコスモスは切り飛ばされた

 

さらに火球で岩がコスモスに落ちていく

 

ゼロ「コスモス!」

 

オーブ「くそ!」

 

そこにタケルとリーサがやって来た

 

そして

 

タケル「っ!」

 

リーサ「タケル!どうしたの?」

 

タケルは何かを探して掘り始めた

 

リーサ「ここに何かあるのね?それはダイナの大切なもの」

 

ゼロ「っ!なぜここに!うわっ!うわあああああ!!」

 

ゼットンの触手がゼロを捕らえ地面に叩きつける

 

オーブ「ゼロ!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ!バーンマイト!】

 

オーブ「オオォシェアッ!」

 

ストビュームダイナマイトキックで攻撃し注意をこっちに向ける

 

オーブ「お前の相手は俺だ!」

 

リーサ「タケル!タケル!私が探す!だからあなたは隠れて!」

 

タケル「っ!」

 

オーブ「グゥッ!ウゥッ!」

 

ゼットンの鎌がオーブに襲いかかり岩が崩れ、その一つがリーサたちに落下していく

 

リーサ「危ない!」

 

しかしミサイルがリーサたちを助けた

 

リーサ「姉さん!」

 

アンナが乗ったUローダーだった

 

アンナ「怪我はないか?」

 

さらにミサト、サワが乗ったUローダーも来ていた

 

ミサト「遅くなってごめんね。タケルがずっと探してたものは?」

 

リーサ「まだ見つからない!でもどこかにきっとダイナの大切な何かが」

 

だがいくら掘ってもダイナの大切なものは見つからずタケルも諦めかけた

 

しかし

 

アスカ「タケル・・・タケル!諦めるな!」

 

アスカの声がタケルに届き、タケルは最後まで諦めず探し続ける

 

オーブ「ウォォアッ!」

 

オーブが吹き飛ばされそこに火球が飛んでくるが

 

オーブ「フッ!」

 

ストビュームディフェンサーで防いだ

 

そしてしばらくタケルが探していると光が見えた

 

それを頼りに掘り取るとそこにはダイナの変身アイテムリーフラッシャーがあった

 

タケル「うわあああああ!!」

 

リーサ「あったのね!見つけたんだね!」

 

すぐにダイナの元に行こうとするが、それをアンナが乗るUローダーが止めアンナが降りてきた

 

アンナ「タケル!お姉ちゃんはあの時怖くなって逃げた。でももう逃げない。これをお姉ちゃんに届けさせて」

 

その言葉を信じタケルはリーフラッシャーをアンナに託した

 

リーサ「・・・姉さん」

 

アンナ「リーサ、私もアスカが生きてるって信じてる」

 

そしてダイナの元に向かった

 

オーブ「あ、あれは」

 

バット星人「人間が!目障りな!」

 

ゼットンの触手がエンジンにかすってUローダーのスピードが落ちるがそれでも諦めずに避け続ける

 

そこにゼロスラッガーとスペリオン光輪が触手を切断した

 

ゼロ&タイガ「行けー!」

 

オーブ「頼んだぞ!」

 

アンナ「アスカー!」

 

挿入歌:君だけを守りたい~アスカの歌~

 

アンナ「皆・・・あなたを待ってる!」

 

アンナ「目覚めてー!」

 

アンナが投げたリーフラッシャーがダイナのカラータイマーに届いた

 

しかしUローダーのエンジンが壊れ墜落した

 

リーサ「姉さーん!!」

 

ゼットンがオーブとゼロに迫ってくる。踏み潰されるかと思われた

 

その時何かがゼットンを抑えた

 

バット星人「何!?」

 

そう

 

ダイナ「デェアッ!」

 

伝説の英雄 ウルトラマンダイナが復活したのだ!

 

ミサト「ダイナが!」

 

リーサ「アスカ!」

 

サワ「よっしゃー!」

 

ゼロ「戻ってきたな!」

 

オーブ「よし!」

 

オーブ、ゼロ、ダイナが力を合わせてゼットンを押し倒した

 

倒れている隙にダイナは自分のエネルギーをコスモスに分け与え復活させた

 

コスモス「力が!」

 

ダイナ「行くぞ!ゼロ!コスモス!オーブ!」

 

ついに集結した四人のウルトラマンがゼットンの鎌を部位破壊をしていく

 

コスモスの光弾で注意をそらし、ゼロスラッガーとスペリオン光輪で左の鎌を切断しソルジェント光線で右の鎌を切断した

 

バット星人「ウルトラマンよ!なぜ貴様らは邪魔をする?なぜ人間に寄り添う?」

 

バット星人「人間・・・つまらない生き物を!」

 

ゼロ「別に理由なんてねぇよ!」

 

ゼロはウルティメイトイージスを出現させファイナルウルティメイトゼロモードに変形させダイナとコスモスからエネルギーが供給される

 

オーブはオーブオリジンになり、これまで集めたウルトラフュージョンカードからウルトラマン、ティガ、セブン、タロウ、メビウスが実体化しそれぞれ必殺光線の準備に入る

 

ゼロ「ずっと昔からそうやって来た!」

 

 

ゼロ「ただ、それだけのことだ!」

 

オーブ「オーブスプリームカリバー!」

 

ファイナルウルティメイトゼロトリニティ、スペシウム光線、ゼペリオン光線、ワイドショット、ストリウム光線、メビュームシュート、オーブスプリームカリバーが炸裂しゼットンは倒された

 

 

ゼロ「お前が人間の価値を語るなんざ、2万年早いぜ!」

 

その時バット星人の円盤が光った

 

ゼロ&ダイナ&コスモス&オーブ「っ!」

 

バット星人「ふっははは!これで勝ったつもりか?貴様らが倒したのは容体に過ぎない」

 

オーブ「何?」

 

ゼットンの体に分解した円盤が入り込み大爆発を起こす

 

するとそこには見たこともないゼットンの姿があった

 

バット星人「この美しき姿・・・これが、これが、これが完全体、ハイパーゼットン!」

 

ハイパーゼットン「ゼットン!」

 

バット星人「私はついに全ての宇宙に死をもたらす神となったのだ!」

 

ゼロ「へっ!何が完全体だ!さっきよりまるで迫力不足だぜ!うおおおお!!」

 

オーブ「油断するな!」

 

ゼロのパンチが一瞬にしてかわされた

 

ゼットンの本当の恐ろしさは瞬間移動するテレポーテーションだ

 

ゼロはエメリウムスラッシュで攻撃するがこれも避けられ、強烈な一撃で吹き飛ぶ

 

ゼロ「ぐあっ!ぐうっ!」

 

オーブ「ゼロ!ウォォアッ!」

 

ゼロを助けにいこうとしたオーブも吹き飛ばされる

 

ダイナとコスモスの攻撃も全てかわされ、逆に攻撃を食らう

 

ゼロ「でぇぇありゃぁっ!」

 

ウルトラゼロキックをぶつけるもゼットンシャッターに防がれ、弾かれた

 

ゼロ「うわっ!」

 

オーブ「ゼロ!大丈夫か?」

 

ゼロ「ああ!ハイパーゼットン!」

 

コスモスがムーンライトスマッシュ、ゼロがワイドゼロショット、ダイナがソルジェント光線、オーブがオリジウム光線を放ち一気に決めようとしたが吸収され、

 

オーブ「何!?吸収容量が比べ物にならないほど増している!」

 

倍にして跳ね返された

 

オーブ&ゼロ&コスモス&ダイナ「うわああああ!!」

 

一方 タケルたちはアンナを発見するが、意識がない

 

心臓マッサージや人工呼吸などを試すも意識が戻らない

 

そしてオーブたちウルトラマンも光が消え、ハイパーゼットンに敗れた

 

ハイパーゼットン「ゼットン!」

 

その時 人々の中から希望は消えた

 

TO BE CONTINUED

 

次回予告

 

ハイパーゼットンに敗れたオーブたちは光を失う。

だが最後まで諦めない思いが奇跡を呼び伝説の戦士たちが駆けつけ、ウルトラマンたちの新たな力が誕生する!

 

次回 本当の戦い

 

キレの良い奴、頼みます!




ダイナが復活するシーンは感動しました。そして次回に登場する新たなフュージョンアップはもうお分かりですよね。感動よろしくお願いします!


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第32話 本当の戦い

本当の戦いはここからだ!!


ハイパーゼットンに敗れた四人のウルトラマン、そして世界は闇に呑まれようとしていた

 

タイガ「ぐうっ!うっ!」

 

バット星人「命は誕生した時から必ず消滅へと向かう。そうだ、全てのものは滅びさるのだ」

 

リーサ「私たちが諦めたら子供たちはどうなるの?あの子たちは私たちのことを信じてる!ねぇ!姉さん!」

 

最後に心臓を叩いても目を開かなかった

 

リーサ「目を覚ましてよ!私たち地球防衛隊でしょ?皆のことを守るって言ったじゃない!」

 

タイガ「ゼロ?っ!ゼロ!!」

 

ウルティメイトブレスは力を失ったかのように石化していた

 

バット星人「ゼットンこそが宇宙を支配する捕食、滅亡そのものなのだ!その力で全ての宇宙の命を根絶やしにし私が全宇宙の神として君臨してやる!ふっははは!うぁはっはっははは!!」

 

バット星人「さあ、恐怖と絶望の前にひれ伏せぇぇぇぇ!!!ふっははは!ぬぁはっははは!!!」

 

タイガ「結局俺は・・何にも・・誰も守れないのかよぉぉぉ!!!」

 

アスカ「まだだ・・・まだ終わりじゃない!」

 

タイガ「でも、もう力が・・・」

 

アスカ「限界を超えたとき初めて見えるものがある。掴みとれる力が」

 

ムサシ「立つんだ!タイガ!僕らはまだ・・守れるんだ!」

 

タイガ「・・守れる・・・」

 

アスカ「本当の戦いは」

 

ムサシ「本当の戦いは」

 

タイガ「本当の戦いはぁぁ!!」

 

タケル「諦めないでぇぇ!!」

 

タイガ&ムサシ&アスカ「本当の戦いはここからだ!!」

 

奇跡が起き、ウルティメイトブレスが復活しまるで秘められた力を開放するように姿が変わり3人の光が一つになり、新たな光が生まれた

 

優介「ぐうっ!あ、あれは!」

 

サーガ「ォォォォォッ!!」

 

ミサト「ウルトラマン」

 

今ここに誰も見たこともないウルトラマン

 

ウルトラマンサーガが現れた

 

優介「タイガ、ムサシ、アスカ!ぐうっ!」

 

今までの戦いで体力がもうない

 

その時誰かの手が優介の肩に触れた

 

優介「っ!あなたたちは!」

 

振り返るとそこには5人の老人がいた

 

???「うん、最後まで諦めてはいけない」

 

???「君たちにはまだ戦う力は残っている!」

 

BGM:オーブの祈り (TV Size)

 

???「諦めるな!」

 

???「前を見ろ!」

 

???「限界を超えろ!」

 

???×5「ウルトラマンオーブ!!!!」

 

それに呼応したオーブリングが光り、サーガブレスから3つ、男から3つ、合計6つの光がオーブリングに集まった

 

優介「ありがとう!」

 

???「うん、行け!ウルトラマンオーブ」

 

優介「あぁ!」

 

優介は立ち上がりオーブリングを構え、インナースペースを形成し

 

優介「ジャック!」

 

【ウルトラマンジャック!】

 

ジャック「シェアッ!」

 

ウルトラマンジャックのフュージョンカードをリードして優介の左隣にウルトラマンジャックのビジョンが現れた

 

優介「ゼロ!」

 

【ウルトラマンゼロ!】

 

ゼロ「デェアアッ!」

 

次にウルトラマンゼロのフュージョンカードをリードし優介の右隣にウルトラマンゼロのビジョンが現れた

 

優介「キレの良い奴、頼みます!」

 

優介はオーブリングを天に掲げ、トリガーを引いた

 

【フュージョンアップ!】

 

ジャック「ヘッ!」

 

ゼロ「デアッ!」

 

【ウルトラマンオーブ!ハリケーンスラッシュ!】

 

優介はオーブオリジンとなり、ジャックとゼロのビジョンがオーブオリジンと融合しジャックとゼロの力を宿した姿ハリケーンスラッシュにフュージョンアップした

 

BGM:ハリケーンスラッシュのテーマ

 

バット星人「何!?」

 

オーブ「光を越えて、闇を斬る!」

 

バット星人「貴様らがどんな姿になろうが私は無敵だ!」

 

そう語っている間にサーガとオーブは一瞬の内に真正面に来て殴った

 

そう彼らもハイパーゼットンと同じように瞬間移動ができるのだ

 

そしてハイパーゼットンの火球とサーガプラズマーとワイドゼロショットが激突した

 

バット星人「おのれ!こうなったら!」

 

するとバット星人は最後の切り札としてスフィアを5体放ちそこから改造されたアントラー、キングパンドン、ブラックキング、ベロクロン、タイラントが出現した

 

サーガ「っ!」

 

オーブ「ウルトラ兄弟に倒された怪獣たちが!」

 

圧倒的不利な状況に追い込まれた

 

タケル「くそぉぉ」

 

そこに誰かの手がタケルの肩に触れた

 

タケル「えっ?」

 

???「何も心配はない」

 

それは優介に力を与えた彼らだった

 

サワ「何だ?」

 

???「我々は必ず勝つ」

 

???「そうだ!どれほど恐ろしく!」

 

???「どれほど、巨大な災厄が降りかかろうとも」

 

???「我々は絶対に挫けてはいけない!」

 

???「どんなに傷つけられても立ち上がり!」

 

???「必ず未来を掴もう!それが!」

 

???「んんん!っ!」

 

???「デュワッ!」

 

???「レオォォォォ!!」

 

5人の老人は変身し、サーガとオーブの隣に伝説のウルトラ兄弟が集結した

 

リーサ「ウルトラマンがあんなに!」

 

ウルトラマン、セブン、ジャック、エース、レオがサーガとオーブの危機に駆けつけたのだ

 

セブン「怪獣兵器たちは我々が引き受けた!お前たちはゼットンを倒すのだ!」

 

サーガ「っ!」

 

オーブ「あぁ!」

 

ウルトラ兄弟は怪獣軍団と戦い、オーブとサーガは逃げたハイパーゼットンを追って空へと飛翔した

 

タケル「頑張れー!ウルトラマーン!」

 

レオはタイラント

 

ウルトラマンはアントラー

 

セブンはキングパンドン

 

ジャックはブラックキング

 

エースはベロクロンと交戦する

 

だがこれまで数々の戦いをくぐり抜けてきたウルトラ兄弟の敵ではない!

 

ウルトラマン「シェアッ!ヘアッ!」

 

スペシウム光線がアントラーに命中し

 

セブン「デェアッ!」

 

アイスラッガーがキングパンドンを切り裂き

 

ジャック「シェアッ!」

 

ウルトラランスがブラックキングにヒットし

 

エース「テェェェン!!」

 

メタリウム光線がベロクロンに命中し

 

レオ「イヤアアアアアアアアア!!」

 

レオキックがタイラントに命中し怪獣軍団は倒された

 

一方 チームUの基地でマオミがサワから連絡を受けていた

 

マオミ「えっ?えっ?何サワ!よく聞こえない!リーサとタケルは無事なのね?」

 

するとものすごい振動が響いた

 

全員「っ!」

 

ノンコ「ちょちょちょっと!見たこともないウルトラマンが!」

 

全員が外に出ると、そこにはものすごいスピードで戦うオーブたちの姿があった

 

ノンコ「戻ってきたね!」

 

そしてアンナたちが基地に帰ってきた

 

サーガ「フゥゥゥゥゥ!!!」

 

オーブ「ウォォォォォォォ!!!ヒェアッ!」

 

走りながら飛び避けながらサーガシューターとウルトラスラッシュショットを撃ち、サーガスラッシャーとオーブスラッガーショットを放つが吸収され、新たなオーブスラッガーショットで回転させオーブスラッガーランスを形成し、レバーを1回引きボタンを叩く

 

サーガ「ヘアッ!」

 

オーブ「オーブランサーシュート!!」

 

ゼロ「デェェアァッ!」ジャック「ヘアッ!」

 

サーガプラズマーとオーブランサーシュートで応戦し大爆発する

 

「すごい・・・」

 

ハイパーゼットンは浮遊し火球を連続で放っていくがサーガとオーブはそれに怯まず突進していく

 

もう一度サーガプラズマーとオーブランサーシュートを放ち、3体が大激突し大爆発を起こした

 

ノンコ「すごい戦い!」

 

ミサト「もう私たちにできることなんて」

 

サワ「神様!イテッ!」

 

アンナ「あるはずよ。できることが、あたしら地球防衛隊だろ?」

 

そしてミサトが操縦するUローダーにアンナが乗りウルトラマンに叫ぶ

 

アンナ「聞こえる!!」

 

アンナ「あたしら皆、ウルトラマンの力を信じてる!だから今度はあんたたちが!あんたたちがあたしらを信じてくれ!ウルトラマン!!」

 

アスカ「信じてるよ。ずっと昔から」

 

優介「当たり前じゃないか。だってずっとずっとそうして絆を繋いできたんだから」

 

アンナ「左へ走れ!!ウルトラマン!!」

 

オーブ「おう!ウルトラスラッシュショット!」

 

サーガ「ラッ!デッ!」

 

アンナの言葉を信じ左に走りながらサーガシューター、オーブスラッガーショットを放つ

 

ミサト「通じた!」

 

アンナ「よし!そのまま回り込め!!」

 

アンナ「もう少し!もう少し!・・そこだ!ストップ!!」

 

サーガ「ウゥアッ!」

 

オーブ「オーブスラッガーショット!」

 

サーガスラッシャーとオーブスラッガーショットで挟み撃ちにするがテレポーテーションで避けられ、背後に現れた

 

アンナ「今だ!!」

 

ミサト「ファイヤー!」

 

するとハイパーゼットンの足元が爆発しハイパーゼットンはバランスを崩した

 

BGM:ウルトラマンサーガのテーマ

 

そう彼女たちが設置した爆弾だった

 

アンナ「足元には気をつけな!!」

 

オーブ「サンキュー!後は任せろ!」

 

サーガ「ラッ!ウゥアッ!」

 

オーブ「トライデントスラッシュ!!」

 

ゼロ「シェッ!」ジャック「シェアッ!」

 

サーガカッターとトライデントスラッシュでハイパーゼットンの両翼を切断した

 

そして前に瞬間移動しダブルパンチしさらにダブルアッパーでハイパーゼットンを追い詰めていく

 

戦いの最中、ウルトラマンを応援する人々の声が聞こえた

 

アスカ「聞こえるか!ムサシ、タイガ、優介!」

 

ムサシ「聞こえる、皆の声が!」

 

タイガ「行こうぜ!皆で生き抜いていこうぜ!」

 

優介「これが!人間とウルトラマンの力だ!!」

 

ハイパーゼットンにサーガが連続パンチで打ち上げ、オーブが流星スラッシュキックで宇宙まで飛ばした

 

追い詰められたハイパーゼットンは最大威力の火球を放つ

 

タイガ&ムサシ&アスカ&優介「うぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

それを弾きオーブとサーガは止めを刺しにいく

 

タイガ&ムサシ&アスカ&優介「うぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

オーブスラッガーランスをハイパーゼットンの胸に突き刺しレバーを2回引きボタンを叩く

 

オーブ「ビッグバンスラスト!」

 

ゼロ「ハッ!」ジャック「ヘェアッ!」

 

バット星人「ぐぇああああああああ!!」

 

サーガマキシマムとビッグバンスラストがバット星人とハイパーゼットンにヒットし

 

ついにハイパーゼットンを倒し、バット星人の野望は潰えた

 

そしてハイパーゼットンが爆発したところからいくつもの青い光が地球に降り注いだ

 

 

ミサト「勝った?」

 

アンナ「うん、勝ったんだ!」

 

「やったぁぁぁぁぁ!!!」

 

セブン「これで、全ての命が帰ってくる」

 

オーブ「よかった!本当によかった!」

 

そして行方不明になっていた人たちも無事に元に戻り、子供たちと再会を果たした

 

アスカ「やっと終わったな」

 

優介「あぁ!」

 

タイガ「いや、これから始まるんすよ先輩」

 

アスカ「言うじゃねえか後輩」

 

「はっははははははは!!!」

 

そして優介たちはウルトラマンに変身し、再び会う日を夢見てダイナとコスモスは先にそれぞれの世界に帰っていった

 

オーブ「ゼロ、お疲れさん!」

 

ゼロ「おう!お疲れ!」

 

その時優介が持つオーブリングが光った

 

それはゼロの持つウルティメイトブレスと共鳴していた

 

するとウルティメイトブレスから光が送られ、オーブリングに集まるとウルティメイトゼロのカードを形成した

 

オーブ「これは!」

 

ゼロ「どうやら、イージスがお前を認めたようだ。それをリードしてみな」

 

オーブ「あぁ」

 

【ウルティメイトゼロ!】

 

するとカードが粒子になり、優介の左腕にゼロと同じウルティメイトブレスが装着された

 

ゼロ「そいつがあればどんな別の宇宙でも活動できる。大切に使えよ」

 

オーブ「おう!じゃあな!」

 

ゼロ「あぁ!」

 

オーブ「シュウワッチ!!」

 

オーブはゼロと別れ惑星O-50に戻った

 

優介はO-50に帰りフュージョンカードホルダーを見るとジャックとゼロだけでなくエース、レオ、ダイナ、コスモスのフュージョンカードもあった

 

優介「俺は本当にたくさんの仲間やウルトラマンたちに助けられているんだな」

 

優介「それにしてもゴースタードラゴンも収納できるなんてすごいな!」

 

そう、このウルティメイトブレスはなんでも収納できるのだ。

 

優介「さてと次の戦いに備えるために一休みするか」

 

そして優介は次の戦いに備えて休むことにした

 

TO BE CONTINUED

 

【ED Lost the way】

 

次回予告

 

ハイパーゼットンとの戦いから1週間が過ぎ、久しぶりにゴースタードラゴンで飛行していたとき、別の宇宙の地球で異常なエネルギーを感知した優介はその宇宙に向かい地球に降り立った。そこである少女と出会った。

 

次回 運命の出会い

 

君はどうしてそこで泣いているんだ?




次回から魔法少女リリカルなのはの無印前に行くことになります。いつになるか分かりませんが待っていてくれると幸いです。


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魔法少女リリカルなのは編
第33話 運命の出会い


やっと投稿できた!お待たせいたしました。それではどうぞ。ジードの映画見に行くぞ!


【OP ULTRA BRAVE】

 

 

ハイパーゼットンとの戦いで優介はさらに強くなりウルトラマンジャック、エース、レオ、ダイナ、コスモス、ゼロ、ウルティメイトゼロのフュージョンカードを手にし、ウルティメイトブレスが装着された。そして久々のゴースタードラゴンで宇宙を旅していた。

 

 

優介「全システム異常なし、感度良好、よし!」

 

いつものように旅をしていたその時異常なエネルギーを感じた

 

優介「何だ?この異常なエネルギーは?」

 

優介はオーブオリジンに変身しゴースタードラゴンをブレスに収納しウルティメイトイージスを装着し次元に穴を開け別の宇宙へ向かった

 

時空を越えてたどり着いた別の宇宙

 

そして目の前に地球が見えて、イージスをブレスに戻し大気圏を突入して変身を解き地上に降り立った

 

優介「一見俺が住んでいた地球と変わらないな」

 

するとどこからか泣いている声が聞こえた

 

小さい女の子が公園のブランコに座りながら泣いていたのだ

 

優介「・・・・・」

 

???「うぇ~ん!!」

 

優介「君はどうしてそこで泣いているんだ?」

 

???「ぐすっ!ふぇ?」

 

優介「あっ!言いたくなかったらいいんだ人間誰しも嫌なことを無闇に話したくないからな・・あっ、俺は永幡優介。君は?」

 

なのは「ぐすっ!高町なのは」

 

優介「じゃあなのはちゃん、どうして泣いていたのか教えてもらえるか?」

 

なのは「うん・・・・」

 

優介はなのはちゃんから事情を聞いた

 

優介「そうか、親父さんが・・・」

 

なのは「うん、なのはのお母さんもお兄ちゃんもお姉ちゃんも忙しくてなのはがいい子にしてないと要らない子だって思われるかもしれないの・・・うぇ~ん!!」

 

優介「それはないと思うぞ」

 

なのは「ふぇ?」

 

優介「なのはちゃんのお母さんもお兄さんもお姉さんも皆嫌いになったり要らない子だっていうのは絶対にないと思うぞ」

 

なのは「どうして?」

 

優介「家族だろ?」

 

なのは「あ・・・・」

 

優介「家族が子供を見捨てるなんてことは絶対にない!でもお母さん達は仕事で忙しいから構ってられない時があるんだそれは仕方がないことだ、でもいつまでもそうしていてはなのはちゃんが可哀想だと気付く筈だそれでもどうしようもなかったらなのはちゃんが自分の思いを素直に伝えるんだ」

 

なのは「無理だよ、怒られちゃうかもしれないよ」

 

優介「大切なのは諦めないこと、信じる力が勇気になる!」

 

なのは「信じる力が勇気に?」

 

優介「うん、実は俺の仲間の受け売り。その人達はどんなに孤独でも諦めなかった。それは誰にでも出来るんだ俺もなのはちゃんにもだから勇気を出してちゃんと伝えよう、ね!」

 

なのは「うん、ありがとう優介君」

 

優介「どういたしまして」

 

なのは「それとなのはって呼んでほしいな」

 

優介「確かにちゃん付けだとちょっと変か。分かったよなのは!」

 

なのは「っ!///」

 

優介「どうした?」

 

なのは「ううん何でもないの///」

 

それから二人は公園でたくさん遊んだ。

 

優介「(こんな気分になったの久しぶりだな)」

 

それもそうだ。彼は多くの怪獣や宇宙人と戦い続けてきたのだ。子供らしく振る舞うのは本当に久々なのだ

 

しばらく遊んでいるとなのはが疲れて眠ってしまった。

 

優介は仕方なく彼女を背負って彼女の家まで歩いていった

 

 

優介「確か喫茶店をやってるんだったな?」

 

 

???「そこの貴様!なのはから離れろ!」

 

優介「えっ?」

 

振り返るとそこには木刀を持った青年がいた

 

優介「あの誰ですか?」

 

???「問答無用!」

 

すると木刀を振りかざし攻撃してきた

 

優介「(意外とやるな・・・けど)ふっ!」

 

優介は一瞬で青年の背後に回り首にチョップし気絶させた

 

優介「どうやら大したことないみたいだな」

 

???「嘘!恭ちゃんが負けた!?」

 

優介「ん?」

 

振り返ると今度は若い女性二人がいた

 

優介は事情を二人に説明した

 

???「そっかそれで寝ちゃったのね」

 

???「ありがとうねなのはを慰めてくれて」

 

優介「いや、悲しんでいる人を放っておけなかっただけです」

 

桃子「あらあらいい子ね。私は高町桃子なのはの母親です、よろしくね」

 

美由希「私は高町美由希なのはの姉よ、よろしくね」

 

優介「俺は永幡優介です、よろしくお願いします」

 

桃子「優介君か。家の恭也が迷惑かけてごめんなさいね」

 

優介「別に平気ですよ。慣れてますし」

 

桃子「お詫びに何かご馳走するわ」

 

優介「えっ?いいんですか?」

 

美由希「遠慮しないで」

 

優介「・・・それじゃあお言葉に甘えて」

 

それで優介はシュークリームを食べた

 

シュークリームは甘くておいしい!

 

 

優介「ご馳走さまでした!」

 

桃子「はーい、どう?おいしかった?」

 

優介「はい!とてもおいしかったです!」

 

桃子「良かったー」

 

優介「・・・・・・」

 

美由希「どうかしたの?」

 

優介「いえなのはから話は聞いてるんですけどお父さんって」

 

桃子「・・・ええ、大怪我をしたのよ・・・」

 

 

悲しい顔をしている事はすぐに分かった

 

優介「そのお父さんが入院している病院ってどこですか?」

 

美由希「海鳴大学病院だけど」

 

優介「そうですか今度お見舞いに行ってもいいですか?」

 

桃子「もちろんよ!あの人もきっと喜ぶわ」

 

優介「それじゃあまた今度お邪魔しました!」

 

桃子「はーい」

 

美由希「気をつけて!」

 

 

優介「よし!」

 

 

深夜になって優介はこっそりなのはの父親高町士郎のいる部屋に入り

 

優介「コスモス」

 

【ウルトラマンコスモス!】

 

コスモス「ハァッ!」

 

優介「コスモヒーリング」

 

優介はオーブリングにウルトラマンコスモスのフュージョンカードをリードしトリガーを引きコスモヒーリングで彼の傷を癒した

 

優介「後は目が覚めるのを待つのみ」

 

そうして部屋から出ていった

 

 

 

不気味な場所にて

 

 

???「ついに準備が整ったな・・・」

 

???「ええ、それではこのイベントを始めましょう」

 

謎の宇宙人が2体何かの計画を立てていた

 

 

 

ゴースタードラゴンを出し、船内でこの世界の情報を集めた

 

優介「この世界はウルトラマンも怪獣も存在しない世界か」

 

 

でもこの時の優介は予想していなかった。この地球でも戦いが起こるのだと

 

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

【ED キラメク未来】

 

 

次回予告

 

異常なエネルギーを追ってやって来た地球。優介はこの地球での生活を考えていると怪獣が現れた。優介は皆を守るためにオーブに変身する!

 

次回 オーブ降臨

 

俺の名はオーブ!闇を照らして悪を撃つ!




ついにオーブが地球を守る番が来ました!ウルトラマン列伝の曲はどれもかっこいいですよね。


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第34話 オーブ降臨

地球での初戦闘!


地球

 

優介「う~ん!よく寝た~」

 

地球にきて数日が経った

 

朝食をとり外に出た

 

優介「バイオセンサーに怪獣あるいは宇宙人の反応はないか・・・」

 

だがこの時の優介は気づいていなかった

 

宇宙から脅威が再び訪れようとしていたのだ

 

 

【OP ULTRABRAVE】

 

 

 

優介はまた喫茶翠屋に行くと

 

桃子「いらっしゃい!おはよう優介君」

 

桃子さんが出迎えてくれた

 

優介「おはようございます桃子さん」

 

???「いらっしゃい!君が桃子が言っていた優介君かな?」

 

優介「はい」

 

士郎「僕は高町士郎よろしく優介君」

 

優介「こちらこそよろしくお願いします」

 

恭也「貴様は!ええい先日の件を忘れた訳ではないな!」

 

美由希「こら恭ちゃん!子供に向かってなんて事を!」

 

恭也「だがこいつはなのはを!ん?なのは?」

 

なのはが黒いオーラを発して

 

なのは「お兄ちゃんなんか大嫌い!!」

 

とんでもない事を言い放った

 

(|| ゜Д゜)がーん

 

まあ自業自得だな

 

恭也「きぃぃぃ!!」

 

心の声が聞こえたのか悔しがっている

 

優介「退院おめでとうございます!」

 

士郎「ありがとう。でも少し変なんだ」

 

優介「変?何がですか?」

 

士郎「医者の話によれば傷は回復するかどうか分からない程だったのに一瞬で治ったというのはどうしてだろうか?」

 

桃子「良いじゃないですか。またこうして家族が揃ったんですし」

 

士郎「そうだな」

 

優介「(まあコスモスの力で治療したっていうのは言わない方がいいか)」

 

士郎「頼みといっては何だがなのはと遊んできてくれないか?」

 

優介「いいですよ!」

 

士郎「ありがとう。」

 

なのは「やったー!」

 

そうしてまたあの公園で遊んでいると

 

なのは「優介君ってどこに住んでるの?」

 

優介「えっ?あ、いやそれは言えないな」

 

なのは「えー教えてよー」

 

優介「だーめ!」

 

なのは「教えてー!」

 

優介「ダメだ!」

 

なのは「むぅー!」

 

優介「ごめんごめんでもいつか教えてやるから」

 

なのは「本当!?」

 

優介「はい」

 

なのは「約束だよ!指切りげんまん嘘ついたら針千本飲ます指切った!」

 

その時シーバーがなにかに反応した

 

優介「っ!ごめんちょっとトイレ行ってくる」

 

なのは「うん」

 

トイレに行って確認すると

 

優介「付近に冷凍怪獣の反応をキャッチ!?」

 

怪獣の反応をキャッチしており、優介は事態に対応することになってしまった

 

優介「ごめんちょっと急な用事が入っちゃって今日はもう帰らないといけないんだ」

 

なのは「え・・・もう帰っちゃうの?」

 

優介「本当にごめん」

 

なのは「・・・また会える?」

 

優介「ああ、約束する!」

 

なのは「・・・分かったなの、またね」

 

優介「ああ!」

 

そうしてなのはは家に帰っていった

 

そして優介は近くの路地裏でシーバーを見る

 

優介「一体何だ?」

 

機器を使い反応を分析すると青い怪獣が海鳴の都市部に入り込もうとしていた

 

優介「あれはラゴラス!」

 

冷凍怪獣ラゴラスだった

 

優介は急いで現場に向かった

 

着いたときにはもう既にラゴラスが街を破壊し始めていた

 

優介はウルトラフュージョンカードホルダーからウルトラマンとティガのフュージョンカードを取りだし

 

優介「ウルトラマン、ティガ、また力を貸してくれ!」

 

 

優介はオーブリングを構えてインナースペースを作り

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

まずウルトラマンのフュージョンカードをリードして、優介の左隣にウルトラマンのビジョンが現れた

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

次にウルトラマンティガのフュージョンカードをリードして、優介の右隣にウルトラマンティガのビジョンが現れた

 

優介「光の力お借りします!」

 

そして優介はウルトラマンとティガと動きが連動しオーブリングを天に掲げ、トリガーを引いた

 

【フュージョンアップ!】

 

ティガ「タァーッ!」

 

ウルトラマン「シェアッ!」

 

優介はオーブオリジンとなりウルトラマンとティガのビジョンがオーブオリジンと融合し

 

【ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオンにフュージョンアップした

 

避難しようとしていた人々がオーブの出現に困惑していた

 

BGM:スペシウムゼペリオンのテーマ

 

「何だあれ?」

 

「巨人!?」

 

なのは「・・・・・・」

 

現れたオーブを高町家も見ていてその中でなのははオーブが何か気になっていた

 

オーブ「シュワッ!」

 

この地球に降り立った希望の光

 

それがウルトラマンオーブ!

 

彼はウルトラマンたちの力が宿ったウルトラフュージョンカードを2枚リードし様々な姿に変身できる

 

この紫の姿スペシウムゼペリオンは初代ウルトラマンとウルトラマンティガの力を宿した姿で能力のバランスに優れた姿だ

 

オーブはラゴラスの攻撃を受け流しともえ投げで投げ飛ばす

 

オーブ「ジュアッ!」

 

スカイタイプの力で連続パンチを叩き込みキックでラゴラスを吹き飛ばした

 

オーブ「これで止めだ!」

 

オーブは右腕を伸ばし左腕を水平に伸ばし十字を作り光線を放つ

 

オーブ「スペリオン光線!」

 

ラゴラスはスペリオン光線を浴び爆発した

 

「やったーーーーー!!!」

 

オーブの勝利に町中の人々は歓喜した

 

オーブ「シュワッチ!」

 

オーブは大空へ飛び姿を消した

 

恭也「こんなことが起こるなんて・・・」

 

美由希「信じられないけど、でもそのおかげで私たちは助かった・・・」

 

桃子「ええ、とてもかっこよかったわ!」

 

なのは「お父さん」

 

士郎「なんだい?」

 

なのは「あのでっかい人って味方なの?」

 

士郎「それは分からない・・・だが敵ではないことは確かだ」

 

 

だがこれは新たな戦いの序章に過ぎなかった

 

 

???「ほう、この世界にウルトラマンがいるとは少々面白くなってきましたね」

 

何者かの陰謀が動き出そうとしていた

 

 

TO BE CONTINUED

 

【ED キラメク未来】

 

 

次回予告

 

ラゴラスを倒して月日が経ちオーブは地球の救世主と呼ばれる。優介は聖洋大附属小学校に入学しなのはとクラスメイトのアリサとすずかと仲良く過ごしていた

 

しかし、それを狙う何者かの陰謀が動き出そうとしていた。

 

次回 狙われたオーブ

 

抜群の切れ味、お借りします!




ようやくオーブに主役らしい活躍をさせることができました。そしてオーブの前に現れた者は一体・・・


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第35話 狙われたオーブ

今回であのウルトラマンとオーブのあの姿が登場!


ラゴラスを倒してから月日は流れ

 

優介はこの地球で活動するために聖洋大付属小学校に入学しなのはと同じクラスになり、クラスメイトのアリサ・バニングスと月村すずかと仲良くなり今日も楽しく過ごしていた

 

なのは「聞きたいことがあるんだけど、前に現れたあの巨人って今どうしてるのかな?」

 

優介「!」ギクッ

 

アリサ「ああ、あの巨人ね。さあ、分からないわ」

 

すずか「でも悪い怪獣をやっつけてくれてかっこよかったな」

 

アリサ「今でも戦ってるんじゃないの?」

 

なのは「そうかもね。あのね、私ねあの巨人にお礼がしたいんだ」

 

優介「お礼?」

 

なのは「だって私たちを守ってくれたからありがとうって言いたいんだ」

 

すずか「なのはちゃん素敵!」

 

アリサ「確かにあの巨人がいなかったら今頃私たちはどうなってたか」

 

優介「(ありがとう・・・必ず守り抜いてみせる、この笑顔を、この地球を、この宇宙を)」

 

優介は大切な友達と地球と宇宙の平和を守ると改めて決意した

 

 

【OP ULTRABRAVE】

 

 

 

ある日下校していくアリサとすずかを発見すると一瞬の内に何者かに連れ去られてしまう

 

優介「っ!アリサ!すずか!」

 

速すぎて見えなかった。あのスピード人間じゃない

 

優介はわずかに残った誘拐犯の気配をたどって追いかけた

 

とあるビル

 

アリサ「離しなさいよ!」

 

すずか「私たちをどうする気?」

 

???「今に分かる。お前は人間ではないからな!」

 

すずか「っ!」

 

アリサ「ちょっと!何訳分かんないこと言ってんのよ!」

 

???「知らないなら教えてやる。この娘は」

 

すずか「やめてぇぇぇぇぇ!!!」

 

???「夜の一族という吸血鬼なのさ」

 

すずか「あ・・・・・・・・」

 

アリサ「だから何よ!すずかは私の友達よ!」

 

すずか「アリサちゃん」

 

???「だが君が吸血鬼であることに変わりはない。自分が生まれた家族を呪うのだな」

 

優介「相当なひねくれものだな!」

 

アリサ&すずか「優介!(くん!)」

 

優介「お待たせ!」

 

???「ふっははは!やっと現れたか!」

 

優介は咄嗟に避けてガッツブラスターで誘拐犯を攻撃する。

 

銃撃が当たり倒れている隙に二人を拘束していた鎖を破る

 

優介「もう大丈夫だ!安心してくれ!」

 

すずか「ありがとう、ありがとう!優介くん!」

 

アリサ「来んのが遅いわよ!バカ!」

 

優介「バカって何だよ?バカって」

 

???「ようやく姿を現したか!」

 

そう言って誘拐犯は黒い煙と共に正体を現した

 

アリサ&すずか「えっ?」

 

優介「やっぱりあの時アリサとすずかを誘拐したあの超スピードの正体はお前だったんだな!スラン星人!」

 

スラン星人「ふっははは!出でよゼットン!」

 

ゼットン「ピポポポポポ!ゼットン!」

 

するとゼットンが現れるがどこか様子がおかしかった

 

優介「苦しんでる?」

 

スラン星人「ふん!悪あがきを!はっ!」

 

するとスラン星人が何かの装置を操作した

 

優介「ゼットンに何をした!」

 

スラン星人「地球を侵略するために洗脳装置をつけたが最後まで抗うか。だがそこまでだ」

 

するとゼットンは抗うことを止め、優介たちに向かってきた

 

スラン星人「奴を止めることができるのは現状お前しかいないぞ」

 

優介「くっ!」

 

すずか「優介くん逃げよう!」

 

アリサ「あんな巨大な相手じゃどうしようもないわ!」

 

BGM:GEEDの証 感動

 

優介「諦めるなよ!」

 

アリサ&すずか「あ・・・・・・・・」

 

優介「すずか、お前は自分の正体が知られて化け物扱いされるのが怖かったんだろ?」

 

すずか「うん・・・・」

 

優介「それなら大丈夫だ」

 

優介「俺も・・似たようなものだからな」

 

アリサ「何言ってるのよ?」

 

優介「化け物扱いされるのがどんなにつらいか分かる。俺もかつて化け物扱いされたからな。人間に」

 

そう、ZAPのアトウにな

 

すずか「えっ?」

 

優介「でも、それでも俺は戦う!大切なものを守るために!そしてこの宇宙を守るために!」

 

優介はオーブリングを構えた

 

 

BGM:スペシウムゼペリオン

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

優介「光の力お借りします!」

 

【フュージョンアップ!】

 

ティガ「タァァッ!」ウルトラマン「シェアッ!」

 

【ウルトラマンオーブ!スペシウムゼペリオン!】

 

ウルトラマンとティガのフュージョンカードをダブルリードしスペシウムゼペリオンにフュージョンアップした

 

すずか「え・・・・・」

 

アリサ「優介、あんた・・・」

 

スラン星人「現れたな、ウルトラマンオーブ!」

 

オーブ「俺の名はオーブ!闇を照らして悪を撃つ!」

 

ゼットンの火球をスペリオンシールドではね返し、一気に間合いを詰めて、強烈なパンチを食らわせ、掴みあげ投げ飛ばす

 

アリサ「優介があの巨人だったなんて」

 

すずか「優介くん・・・」

 

ゼットンはテレポートで翻弄するが

 

オーブ「フッ!」

 

テレポートする行き先を把握していたオーブは強烈なパンチをテレポートしてきた直後に攻撃した

 

スラン星人「ふっははは!そろそろ行くか」

 

ゼットンをグロッキーにさせ救出のチャンス

 

オーブ「フッ!スペリオン光り、グェアァッ!」

 

スペリオン光輪を放ちゼットンを救おうとしたが何者かに妨害された

 

スラン星人だった

 

オーブ「2対1か・・これはちょっときついかもな」

 

その言葉通り、オーブは次第にどんどん追い詰められていった

 

オーブ「グゥアアッ!!」

 

すずか「優介くん・・・」

 

アリサ「優介」

 

???「そこまでだ!」

 

アリサ「えっ?」

 

すずか「あなたは?」

 

その時誰かの声が聞こえた。

 

振り返るとそこにはどこかの組織の赤い制服を着た青年がいた

 

???「見つけたぞ!スラン星人!」

 

スラン星人「き、貴様はまさか!」

 

青年何かのアイテムを掲げ、光を集め左腕に装着し青年は光に包まれ巨大化していきオーブの前に一人の戦士が立った

 

 

スラン星人「お、お前は!」

 

オーブがその戦士の名を呼ぶ

 

BGM:ウルトラマンマックス2

 

オーブ「ウルトラマンマックス!」

 

 

 

そう、戦士の正体はM78星雲光の国からやって来た文明監視官で最強最速の異名を持つ戦士ウルトラマンマックスだった

 

アリサ「あ・・・・・・・・」

 

すずか「もう一人巨人が!」

 

マックス「立てるか?オーブ」

 

オーブ「ああ、ありがとう。フッ!」

 

オーブは再フュージョンアップを行い使っていない二枚のカードをリードする

 

優介「セブン!」

 

【ウルトラセブン!】

 

セブン「デェアッ!」

 

セブンのカードをリードし

 

優介「エース!」

 

【ウルトラマンエース!】

 

エース「エッ!」

 

エースのカードをリードする

 

優介「抜群の切れ味お借りします!」

 

トリガーを引き、新たな力を得る

 

【フュージョンアップ!】

 

セブン「デュワッ!」

 

エース「テェェン!」

 

【ウルトラマンオーブ!スラッガーエース!】

 

セブンとエースの力を借りたスラッガーエースにフュージョンアップした

 

オーブ「闇を切り裂け光と共に!」

 

スラン星人「貴様らー!」

 

ゼットン「ゼットン!」

 

マックス「シェアッ!」

 

オーブ「シュオッ!」

 

オーブはゼットン、マックスはスラン星人と戦う

 

BGM:ウルトラセブン・勝利の時

 

オーブ「バーチカルスラッガー!」

 

オーブはバーチカルスラッガーを手にしてゼットンの火球を切り裂いてゼットンに切りつけていく

 

マックスは包囲され全方向から光線を食らうがマクシウムソードで全て切り裂く

 

だがスラン星人の本体がどこにもなかった

 

マックスの背後に本体が現れる

 

スラン星人「隙あり!」

 

しかしマクシウムソードが当たり吹き飛ばされる

 

マックスはマックスギャラクシーを召喚、装着しギャラクシーカノンを放ちスラン星人を倒した

 

オーブ「ゼットン、今助ける!」

 

オーブ「バーチカルエーススライサー!」

 

オーブはバーチカルエーススライサーでその洗脳装置を破壊した

 

するとゼットンは正気に戻った

 

オーブ「大丈夫か?」

 

ゼットン「ゼットン!」

 

オーブ「もうお前を操る者はいない」

 

するとゼットンは粒子になってオーブリングに集まり怪獣カードになった

 

オーブ「そうかお前も一緒に行きたいんだな?」

 

ゼットン「ゼットン!」

 

それはまるで一緒に行くと言っているようだった

 

オーブ「分かった!これからよろしくな!」

 

オーブたちは変身を解き向かい合った

 

アリサ「あなたは?」

 

カイト「私の名前はウルトラマンマックス、かつて共に戦い未来をその手に掴みとった青年の姿を借りている」

 

優介「ありがとうマックス、助かった」

 

カイト「うん、月村すずかと言ったね」

 

すずか「は、はい」

 

カイト「君は信じることの難しさを知ったはずだ。しかしどんな時でも誰かを信じる気持ちを持ち続けてほしい。信じ貫く気持ちこそが本当の力になってくれる。今の君と彼らのように」

 

優介とアリサはすずかに微笑んだ

 

すずか「っ!はい!」

 

カイト「オーブ」

 

優介「何だ?」

 

カイト「この星の文明を守るために必要なら私の力を使ってくれ」

 

優介「えっ?」

 

カイト「私を信じてくれるなら」

 

そうしてマックススパークを取り出し光をオーブリングに照射した

 

そして照射された光からウルトラマンマックスが描かれたフュージョンカードが形成された

 

優介「マックスのフュージョンカード!」

 

カイト「しばらくの間、私は太陽系付近の調査に当たる。また近いうちに共に戦うことになるだろう」

 

そう言いマックスに変身して飛び去った

 

優介「ありがとう!ウルトラマンマックス!」

 

するとアリサが優介の肩をがしっと掴んだ

 

アリサ「さあ優介、話してもらうわよ!」

 

優介「お、おい、アリサ?」

 

俺はすずかに視線を向けるとすずかは苦笑いした

 

すずか「えへへ」

 

優介「はい話します」

 

俺はこの地球に来た経緯を話した

 

アリサ「異常なエネルギー?」

 

優介「ああ、俺がこれまで戦ってきた強敵たちにも劣らない強大な力を感じた」

 

すずか「それを追ってこの地球に来たんだ」

 

優介「ああ、しかしマックスがいるとは思わなかったな」

 

アリサ「あのウルトラマンを知ってるの?」

 

優介「最強最速の異名を持つ戦士だ」

 

すずか「最強最速!?すごいね!」

 

優介「ただ」

 

すずか「ただ?」

 

優介「そんなマックスがなぜこの地球にやって来たのか?」

 

アリサ「あの宇宙人を追って来たからじゃないの?」

 

優介「うん、何かよくないことが起きる前兆でなければいいんだが・・・」

 

 

???「スラン星人がやられましたか・・・ですがあなたの働きは決して無駄ではないですよ」

 

スラン星人を倒したものの何者かの陰謀がすでに動き始めていた

 

TO BE CONTINUED

 

 

【ED キラメク未来】

 

 

次回予告

 

アリサとすずかにオーブであることを知られたが二人は受け入れてくれた。俺は二人と一緒にゴースタードラゴンを案内し俺たち三人の秘密基地となっていた。しかし一難去ってまた一難、新たな脅威が目覚めようとしていた。

 

次回 謎のダークマター

 




ウルトラマンマックス来たー!!そしてフュージョンカードを授けられあの2つの姿に変身可能になりました!そして次回のサブタイトルですがまあウルトラマンファンなら分かるでしょう!


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第36話 謎のダークマター

ネオス関係ということで最初はあの怪獣です。


【OP ULTRABRAVE】

 

 

ウルトラマンマックスとの共闘から数日後、地球には平和が戻り、人々は幸せに暮らしていた

 

そして

 

 

 

アリサ「へぇ、ここが優介の基地なのね」

 

すずか「凄い・・・」

 

優介「宇宙船ゴースタードラゴンだ。ここは俺の家みたいなものだから好きなだけゆっくりしていってよ」

 

優介はアリサとすずかにゴースタードラゴンの案内とウルトラマンオーブの能力を説明したりしていた

 

アリサとすずかはすぐに機器の操作をマスターした

 

 

ふたりとも凄くね!?

 

 

そしてブリッジで楽しく雑談していた時警報が鳴った

 

BGM:怪奇現象

 

すずか「何!?」

 

優介「阿河鉱山で謎のエネルギー反応確認!」

 

アリサ「阿河鉱山って確か最近崖崩れが多い現場に近いわ!」

 

優介「よし、ゴースタードラゴンで向かう!」

 

そして優介たちは少し離れたところで着陸しアリサとすずかをゴースタードラゴンで待機させて優介が現場付近に向かった

 

そこではすでに警察が通行止めして立ち入り禁止となっていた

 

優介「もう警察が封鎖しているな」

 

するとアリサが通信で話してきた

 

アリサ「それはそうよ。崖崩れが何度も発生するってただ事じゃないわよ」

 

すずか「でも何か変なの」

 

優介「変?」

 

すずか「うん、鉱山の中に巨大なエネルギー反応が集中しているみたい」

 

優介「もしかして鉱山の中に何か巨大な生物がいるのか?」

 

ワンワン!!

 

優介「ん?」

 

少年「こら!やめろゴン!静かにしろって!」

 

しかし犬が警察の一瞬の隙に坑道の中に入っていった

 

少年「ゴン!!」

 

飼い主の男の子は犬を放っておけず坑道に向かう

 

優介「危険だ!引き返せ!」

 

警察官「君!危険だ!戻りなさい!」

 

すずか「あの男の子が坑道内に!」

 

優介「俺が行く!」

 

アリサ「危険よ!今エネルギーが急激に増大してるわ!」

 

優介「けど!」

 

アリサ「忘れんじゃないわよ!あんたはこの星の最後の希望なんだから、死んでしまったら元も子もないでしょ!」

 

優介「アリサ・・・」

 

すると鉱山を中心に地響きが鳴り始めた

 

警察官「危険です!皆さん下がってください!」

 

優介「っ!」

 

すると山の中から鉱物らしき巨大生物が出現した

 

市民「うわあああ!!」

 

警察官「逃げてください!!」

 

アリサ「何よあれ!」

 

すずか「あれが巨大エネルギーの正体!?」

 

優介「あれはアーナガルゲ!?」

 

アリサ「アーナガルゲって確か昔から伝わる竜の名前じゃない!」

 

するとすずかが何かに気付いた

 

すずか「っ!優介くん。アーナガルゲの岩石に微生物が寄生してる」

 

アリサ「ちょっと待ってよ!本来岩石に微生物が寄生するわけないでしょ!?」

 

優介「・・・恐らくダークマターの影響だ」

 

すずか「えっ?」

 

アリサ「ダークマター?」

 

優介「謎の暗黒物質だ。その影響で本来寄生するはずがない微生物が岩石に寄生し怪獣化したんだ!」

 

すずか「ねぇ!あれ!」

 

よく見るとアーナガルゲの肩に何かがしがみついていた

 

優介「あれは!」

 

主婦「いさお!」

 

さっき坑道の中に入っていった子供と犬がいた

 

すずか「あっ!さっきの男の子と犬が!」

 

アリサ「このままだと振り落とされるわよ!」

 

優介「させるか!」

 

オーブリングを構え

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

優介「光の力お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

そして一筋の光が少年と犬を救い地上に降ろした

 

少年「母ちゃん!」

 

主婦「いさお!よかった!」

 

そして光が晴れ赤と紫の光の巨人が姿を現した

 

市民「おお!あれは!」

 

市民「あの時の巨人!?」

 

すずか「・・・・・」

 

アリサ「優介・・・」

 

オーブ「スアッ!」

 

オーブは怒涛の連続パンチをし、流星キックでアーナガルゲの一部を破壊した

 

アリサ「よし!」

 

オーブ「ッ!」

 

しかし破壊された部位が吸収され、再びアーナガルゲ本体と融合した

 

すずか「なんて奴なの!?」

 

アリサ「アーナガルゲの本体は微生物よ、いくら攻撃してもダメだわ!」

 

オーブ「ヒィエッ!」

 

しかしいくら攻撃しても大したダメージにはならず向こうの攻撃にどんどん追い詰められていく

 

オーブ「グゥッ!」

 

すずか「アリサちゃん!何か手はないの?」

 

アリサ「冷却するようなものがあれば微生物の活動を抑えられるかも・・・でも」

 

すずか「でも?」

 

アリサ「その後が問題よ、冷却しても完全に動きを止められる保証はないわ。何か強力な一撃を奴に食らわせないと」

 

オーブ「大丈夫だ、手はある」

 

オーブは再フュージョンアップを行い

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

ウルトラマンティガのフュージョンカードを再びリードし

 

優介「ダイナ!」

 

【ウルトラマンダイナ!】

 

ダイナ「デェアッ!」

 

ティガと同じ宇宙で活躍したウルトラマンダイナのフュージョンカードをリードし

 

優介「輝ける力お借りします!」

 

トリガーを引いた

 

【フュージョンアップ!】

 

ティガ「タァーッ!」

 

ダイナ「へッ!」

 

【ウルトラマンオーブ!ゼペリオンソルジェント!】

 

ティガとダイナのビジョンがオーブと融合し新たなウルトラマンオーブが姿を現す

 

市民「おお!」

 

すずか「あ・・・」

 

アリサ「あれは・・・」

 

オーブ「光の輝きと共に闇を討つ!」

 

これがティガとダイナの光輝く力が1つになった姿ゼペリオンソルジェントだ!

 

BGM:蘇る巨人(劇場版ウルトラマンXver)

 

オーブ「まずは動きを止める!ウルトラサイキック!」

 

ダイナミラクルタイプの技ウルトラサイキックでアーナガルゲを宙に浮かせた

 

オーブ「オーブフリーザー!」

 

ティガスカイタイプの技ティガフリーザーのオーブバージョン、オーブフリーザーでアーナガルゲを凍りつかせた

 

すずか「すごい・・・」

 

そして両腕をL字に構え必殺光線を放つ

 

オーブ「ゼペリジェント光線!」

 

ゼペリジェント光線が命中しアーナガルゲは木っ端微塵に吹き飛んだ

 

つまりアーナガルゲは倒された

 

市民「やったー!!」

 

市民「おおおおお!!!」

 

歓声の声や拍手、人々はオーブの勝利で歓喜に包まれた

 

アリサ「やったわね」

 

すずか「よかった」

 

少年「ありがとう!」

 

オーブは頷き

 

オーブ「シュワッチ!」

 

大空へ飛び去った

 

ー高町家ー

 

アナウンサー「速報です!阿河鉱山に出現した怪獣をまたあの光の巨人がやっつけてくれました!しかも新しい姿へと変えて怪獣を倒してくれました!」

 

美由希「へぇ~またあの巨人が出たんだ!」

 

桃子「かっこいいわね~」

 

恭也「しかし現れてはまた姿を消す・・・一体何者なんだ?」

 

なのは「ええっ!?あの巨人が出たの!?あ~あ、なのはも会いたかったな~」

 

士郎「えっ?どうしてあの巨人に会いたかったんだい?」

 

なのは「お礼がしたいの!」

 

美由希「お礼?」

 

なのは「うん、あの時、私や皆を助けてくれたからそのお礼が言いたいの」

 

士郎「そうか、言えるといいな!」

 

なのは「うん!」

 

ーゴースタードラゴンー

 

アリサ「全くヒヤヒヤさせんじゃないわよ!」

 

優介「ごめん、でもこの通り勝ったぞ」

 

すずか「うん、これでまた平和が戻るね」

 

アリサ「でもまたあの時の怪獣や宇宙人みたいなのが襲ってくるかもしれないわ・・・」

 

優介「その時はまた守ればいい!」

 

アリサ「えっ?」

 

カードホルダーからフュージョンカードを出し見せる

 

優介「俺にはこんなにたくさんのウルトラマンたちが力を貸してくれる。だから俺は戦える」

 

アリサ「ちょっと!ウルトラマンもいいけど何か大事なこと忘れてない?」

 

優介「えっ?」

 

アリサ「私たちもいるじゃない!」

 

すずか「うん、私たちもついているから大丈夫だよ!」

 

優介「っ!ああ!」

 

この戦いを通して優介は一人で戦ってるんじゃないんだと改めて思った。

 

優介はこんなにたくさんの仲間たちに囲まれてとても幸せに思ってる。

 

優介「(これからもそんな仲間たちを大事にしていきたいだから守ってみせる!大事な人たちを!この宇宙を!)」

 

 

しかしこれは脅威の前兆でしかなかった

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

【ED キラメク未来】

 

 

 

次回予告

 

ある日夜中に突然現れた奇妙なタワー。調査に向かった俺たちの前に現れる謎の男。そしてタワーの内部にいたザム星人の目的とは?そして俺の前に現れた青いウルトラマンが俺に新たな光を授ける!

 

次回 ザム星人の運命

 

見せるぜ!衝撃!




次回ザム星人登場と青いウルトラマンとオーブの新たな姿が登場!オーブの新たな姿の正体と青いウルトラマンの正体が分かる方は多いと思います。前々から出そうと思っていましたのでやっと出せる!


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第37話 ザム星人の運命

今回はあの科学ウルトラマンとあの青い姿の登場!さらにあの戦士も登場!


どこかの空間

 

???「そろそろ集まりますね」

 

何者かが何かの計画を着々と進めているようだ

 

【OP ULTRA BRAVE】

 

ある日の夜中に突如としてある奇妙なタワーが出現した

 

優介「あれ?こんなタワー、前にあったか?」

 

アリサ&すずか「ううん」

 

二人は揃って首を横に振った

 

優介「・・・明日、このタワーを調査しよう」

 

アリサ「ええ!」

 

すずか「分かった!」

 

そして翌日調査に向かおうとした時、シーバーに連絡が入った

 

優介「もしもし?」

 

なのは「優介くん、今日時間ある?」

 

連絡相手はこの地球の最初の友達の高町なのはだった

 

しかし

 

優介「悪いけど今はそれどころじゃないんだ。ごめん!」

 

なのは「あ・・・・・・」

 

一方的に通信を切った

 

そしてタワーに向かい調査を開始した

 

アリサ「さあ、調査を始めるわよ。私たちはこっちを調べるわ」

 

優介「俺はこっちを調べる」

 

二手に分かれて調査を開始したが

 

どうも不思議なことに入り口がどこにも見当たらないのだ

 

優介「ん?どういうことだ?」

 

頭を抱えながら疑問に思う優介

 

すると

 

 

???「オーブ・・・ウルトラマンオーブ」

 

振り返るとそこには黒い服を着た男がいた

 

優介「あなたは?」

 

???「あのタワーには近づくな」

 

優介「えっ?」

 

???「彼らは狂暴な輩ではない」

 

優介「彼ら?何の事だ?」

 

「きゃあああ!!」

 

優介「っ!」

 

悲鳴が聞こえなので戻ると二人の姿が消えていた

 

優介「アリサ!すずか!二人ともどこに!?」

 

ただ事ではないと思った優介はシーバーを使って入り口がないか調べると

 

優介「よし見つけた!」

 

入り口を発見しタワー内部に侵入した

 

内部を進むと優介の前に謎の宇宙人が2体現れた

 

???「ザム!ザム!」

 

優介「っ!(こいつらどこかで見たような?)」

 

考えながらガッツブラスターを構えると

 

???「撃つな」

 

優介「あなたはさっきの!」

 

後ろにさっきの男がいた

 

???「彼らはザム星人、ダークマターの影響でこの星にやってきた宇宙人だ」

 

優介「えっ?」

 

???「彼らの星はダークマターの影響で怪獣化した死の星になってしまい代わりとなる星をこの地球に選び、新たな生命体として進化し再生しようとしている」

 

優介「そんな無謀な!」

 

彼らの事情を知った優介はブラスターを降ろし

 

優介「そのままの姿でこの星に住めばいい」

 

???「君の気持ちは分かった。ザム星人のリーダーは上にいる。いなくなった二人のことは私に任せて、君は君自身の言葉でザム星人を説得するんだ」

 

優介「分かった」

 

するとザム星人2体も警戒を解き優介を行かせた

 

そして最上階にザム星人のリーダーがいた

 

優介「ザム星人、こんな無謀な実験はやめてくれ!」

 

ザム星人「それはできない」

 

優介「なぜ進化しなくてはならないんだ!?」

 

ザム星人「再び宇宙にザム文明を甦らせるためだ」

 

優介「進化しなくてもそのままの姿でこの星に住めばいい!」

 

ザム星人「ありがとう、しかしもう実験は止められないのだ。この実験を停止してしまうと周囲に甚大な被害が及ぶ」

 

優介「そんな!」

 

ザム星人「もし私に万が一の事があったらその時は頼むよ。ウルトラマンオーブ」

 

優介「っ!」

 

ザム星人との会話を終え、ゴースタードラゴンに戻ると

 

アリサ&すずか「優介(くん!)!」

 

優介「二人とも無事だったか!」

 

アリサ「ええ!」

 

すずか「あの男の人が助けてくれたの」

 

優介「そうか(彼は一体誰だったんだ?)」

 

一方 タワーでは

 

ザム星人「ぐおおおおおお!!!」

 

システムが暴走しエネルギーがザム星人に流れ込み

 

タワーが倒壊した

 

アリサ「何!?」

 

すずか「あれは」

 

映像には巨大化したザム星人がいた

 

優介「これは進化じゃないのか!?計画は失敗だったのか!?ザム星人答えてくれ!」

 

しかしザム星人は暴走し街を破壊していた

 

アリサ「ダメよ!今のザム星人はダークマターの影響で暴走してるわ!」

 

優介「くそっ!」

 

オーブリングを構え

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

優介「光の力お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

オーブとなりザム星人に飛び付き転がりながら投げる

 

立ち上がるオーブ

 

ザム星人と交戦するオーブ

 

相手は今まで怪獣だったが今回は宇宙人だ。これまでの戦い方はほぼ防がれ、逆に攻撃を食らってしまう

 

オーブ「くっ!キャッチリング!」

 

オーブは初代ウルトラマンの技キャッチリングでザム星人の動きを封じた

 

オーブ「スペリオン光せっ!」

 

スペリオン光線を撃とうとしたときザム星人の言葉を思い出す

 

ザム星人「もし私に万が一の事があったらその時は頼むよ」

 

オーブ「くっ、できない!どうすれば!」

 

オーブはザム星人に止めを刺すのをためらっていた

 

その時謎の光の玉が飛来しオーブの中に入っていった

 

気がつくと優介は白い光の空間にいて彼の目の前にいたのは

 

優介「っ!あなたは、ウルトラマンヒカリ!」

 

科学者でもあるウルトラマンヒカリがいた

 

ヒカリ「ウルトラマンオーブ、君に新たな力を授けに来た」

 

そしてヒカリがナイトブレスから出したのはウルトラマンたちが描かれたカプセルとそれを装填するナックルと赤いアイテムだった

 

ヒカリ「ライザーとウルトラカプセル、カプセルを装填ナックルに入れライザーでリードすることで新たな力を得る。さあ行け!」

 

優介「ああ!」

 

優介はそれら一式を受け取り

 

優介「ヒカリ!」

 

まずウルトラマンヒカリが描かれたカプセルを起動しウルトラマンヒカリのビジョンが優介の右隣に現れた

 

ヒカリ「ジェアッ!」

 

ナックルに装填し

 

優介「コスモス!」

 

次にウルトラマンコスモスが描かれたカプセルを起動し優介の左隣にウルトラマンコスモスのビジョンが現れた

 

コスモス「ハアッ!」

 

 

ナックルに装填しライザーを起動させ2つのカプセルをリードして

 

【フュージョンライズ!】

 

優介「見せるぜ、衝撃!」

 

ライザーのトリガーを引いた

 

優介「はぁ!」

 

【ウルトラマンヒカリ!ウルトラマンコスモス!】

 

そしてヒカリとコスモスのビジョンがオーブと重なり

 

【ウルトラマンオーブ!アクロスマッシャー!】

 

ヒカリとコスモスの力を宿す新たな姿へとフュージョンアップ・・・いや、フュージョンライズした!

 

アリサ「オーブが・・・」

 

すずか「新しい姿に・・・」

 

その名はアクロスマッシャー!

 

ザム星人がビームを放つが

 

オーブ「ハッ!」

 

華麗に避けて、平手打ちでザム星人を突き飛ばす

 

オーブ「ハァァァ、スマッシュムーンヒーリング!」

 

怯んだところでオーブはスマッシュムーンヒーリングを放ち、ザム星人の中で暴走しているダークマターを浄化させ、ザム星人が正気に戻った

 

ザム星人「っ!私は・・・そうか、君に助けられたか」

 

オーブ「ダークマターは取り除いた。もう心配はいらない」

 

ザム星人「ありがとう、君と君の仲間たちには迷惑をかけたな」

 

オーブ「そんなことはないさ。困った時はお互い様だろ?」

 

ザム星人「そうだな」

 

その時 空に何かの影が映った

 

???「とりあえずは褒めておきましょうか」

 

ザム星人「あれは!」

 

オーブ「メフィラス星人!」

 

メフィラス星人「しかし今回も充分にエネルギーが集まりました。感謝しますよ」

 

オーブ「エネルギー?・・・まさかそのためにザム星人は利用されたってことか!」

 

ヒカリ「メフィラス!」

 

メフィラス星人「あなた方にはもう止められませんよ。もうすでに計画は始まっているのです」

 

するとメフィラスは消えた

 

オーブ「待て!」

 

そしてオーブたちは元の姿に戻り

 

ザム星人「何かあった時は我々がいつでも力になる」

 

優介「ありがとう、これからよろしくな!」

 

ザム星人「うん、こちらこそよろしく頼む」

 

ここに人間とザム星人の共存が実現した

 

そしてゴースタードラゴンに帰っていると

 

なのは「・・・・・・」

 

偶然なのはと会った

 

優介「なのは・・・」

 

なのは「・・・・・・」

 

優介「なのは?」

 

なのは「・・・んか・・らい」

 

優介「えっ?」

 

なのは「・・・優介くんなんか大嫌い!!」

 

優介「っ!おいなのは!」

 

そう叫んでなのはは泣きながら走っていった

 

アリサ「ちょっと!」

 

すずか「なのはちゃん・・・」

 

優介「大嫌いって・・・そんな・・・」

 

すずか「優介くん・・・」

 

 

???「人間の心は複雑だ。これまでの戦いでそれを学ばなかったか?」

 

するとそこに二人の男が現れた。一人は先ほど会った男でもう一人の男はどこかの制服を着ていた

 

アリサ「あなたたちは?」

 

???「君の活躍はずっと見ていた。ウルトラマンオーブ、いや、永幡優介くんというべきかな?」

 

優介はもう一人の男が着ている制服に見覚えがあった

 

優介「その制服CREWGUYSの・・・っ、もしかしてあなたは!?」

 

サコミズ「ゾフィー、かつて共に戦ったサコミズという男の姿を借りている。そして」

 

セリザワ「私はウルトラマンヒカリ、セリザワという人間の姿を借りている」

 

アリサ「あなたたちもウルトラマン!?」

 

サコミズ「その通り、いつも若いウルトラマンが世話になっているね」

 

すずか「いえ、そんな・・・」

 

セリザワ「全員に話すことがある」

 

そしてサコミズとセリザワはゾフィー、ヒカリに変身し光の空間を作った

 

アリサ「ええっ!?何よここ!?」

 

ゾフィー「ここは我々の光で作り出した空間だ。ここならば時間も気にせず話すことができる」

 

するとすずかが優介に視線を向けるとどこか思い詰めた表情をしていた

 

すずか「優介くん?」

 

優介「どういうことなんだ?マックスやゾフィーにヒカリ、歴戦の勇者であるあなたたちがなぜこの地球に?」

 

ゾフィー「宇宙警備隊が異常なマイナスエネルギーを観測したんだ」

 

アリサ「マイナスエネルギー?」

 

ヒカリ「マイナスエネルギーは憎しみ、怒りといった負の感情がエネルギーとなったもののことだ」

 

ゾフィー「メフィラスはダークマターが発生させたマイナスエネルギーを使いかつてウルトラマンネオスとウルトラセブン21が倒した暗黒の支配者メンシュハイトを復活させようとしている」

 

ヒカリ「それをいち早く察知した伝説の超人ウルトラマンキングが我々宇宙警備隊にその阻止を命じたのだ」

 

優介「それでゾフィー、マックス、ヒカリがこの地球にやってきた」

 

すずか「あの、そのメンシュハイトが復活してしまったらどうなるんですか?」

 

ゾフィー「この宇宙は滅びてしまうだろう・・・」

 

アリサ「そんな!」

 

ヒカリ「私が開発したウルトラカプセルには戦況を覆す力がある。そしてそれを使いこなせるのは他のウルトラマンの力を使うことができる優介、君だけなのだ」

 

優介「それが俺にウルトラカプセルを与えた本当の理由」

 

ゾフィー「頼んだぞ」

 

ヒカリ「ウルトラカプセルが君を導いてくれるだろう」

 

優介「分かった!」

 

ヒカリ「ただデメリットがある」

 

優介「デメリット?」

 

ヒカリ「ウルトラカプセルは一度使用すると再使用に20時間の冷却時間がかかるのだ」

 

アリサ「20時間!?」

 

すずか「そんなに長いなんて!?」

 

だがふとカプセルの状況を確認すると

 

優介「あれ?もうとっくに再使用できるんだが」

 

なぜかとっくに使える状態になっていた

 

すずか「えっ?どういうこと?」

 

ヒカリ「恐らく優介のウルティメイトブレスのおかげだろう。そのブレスからエネルギーが供給され、20時間の冷却を無効にしているみたいだ」

 

優介「そう・・・なのか?」

 

ヒカリ「だが、まだ油断はできない。奴らが次に何を仕掛けてくるのか」

 

ゾフィー「優介、これを」

 

ゾフィーとヒカリが光をオーブリングに放つとゾフィーとヒカリのフュージョンカードが形成された

 

優介「ゾフィーにヒカリのフュージョンカード!?」

 

ヒカリ「それがきっとこの先、役に立つはずだ」

 

優介「・・・ああ!ありがとう!」

 

ゾフィー「我々は一度マックスと合流する。その間地球は任せたぞ!」

 

優介「分かった」

 

そしてゾフィーとヒカリはマックスと合流するため地球を離れた

 

その頃

 

なのは「ぐすっ!うぅ!優介くんのバカ!」

 

なのはは何かの理由で泣いていた

 

 

しかし次の瞬間

 

???「ギャアアオオォォォォン!!」

 

なのは「ふぇ!?」

 

何かの妙な雄叫びが聞こえた

 

そしてその雄叫びはあるトンネルの中にいた

 

 

それはまるでトンネルの中で触手で人間を狙う怪物だった

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

【ED キラメク未来】

 

 

次回予告

 

突如としてスペースビーストがやってきた。しかも2体同時に!絶体絶命の中、光と共に銀色の巨人が舞い降りた。ビーストが現れてあのウルトラマンが黙っていないよな!

 

次回 絆-NEXUS-

 

絆の力お借りします!




アクロスマッシャーキター!!そしてゾフィーにウルトラマンヒカリ登場!歴戦の勇者たちが集結していき、ついに明らかになった敵の陰謀。次回はあの絆の戦士が舞い降り、オーブのまた新たな姿が登場!


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第38話 絆ーNexusー

大変長らくお待たせしました。それでは気を取り直してどうぞ!


【OP ULTRA BRAVE】

 

 

ザム星人騒動から二日後、ザム星人はたまにゴースタードラゴンに来ている。

 

アナウンサー「昨夜未明、車に乗車していた若い男女が謎の失踪をしました。現地からのリポートです」

 

アナウンサー2「こちらが現場となっているトンネルです。既に警察が封鎖をして調査をしています」

 

しかし

 

警察官「うわああああああ!!!」

 

トンネル内に入った警察官がペドレオンを目撃し慌てて外に逃走した

 

警察官「どうした!?何があった!?」

 

警察官「ば、ばばば化け物!化け物がいたんだ!」

 

優介「警官の様子がおかしいな」

 

すずか「一体何があったんだろ?」

 

ザム星人「ただ事ではないのは確かなようだな」

 

優介たちがニュースを見ていた時、アリサが何かの反応をキャッチした

 

アリサ「ねぇ、何この反応?」

 

優介「どれどれ・・・っ!これはビースト振動波!?」

 

すずか「ビースト振動波?」

 

ザム星人「生命体の恐怖を餌にするスペースビーストの話は聞いたことがある」

 

アリサ「スペースビースト・・・何それ?」

 

優介「奴らは人の恐怖を求めそれを捕食する生命体だ」

 

それを聞いた二人は身震いした

 

優介「最悪だ、よりによってビーストまで現れるとは」

 

その頃宇宙から謎の赤い光の玉が地球に向かっていた

 

優介「場所は?」

 

すずか「ここから一番近いトンネルだよ!」

 

優介「分かった!」

 

優介はオーブリングを構え

 

優介「光の力お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

オーブに変身し現場に急行した

 

そしてトンネルから巨大化したスペースビーストペドレオンが現れた

 

「うわああああああ!!!」

 

ペドレオンの出現にアナウンサーや警官たちが怯え逃げていく

 

アリサ「あれが・・・」

 

すずか「スペースビースト・・・」

 

オーブは着地しファイティングポーズを構える

 

オーブ「闇を照らして悪を撃つ!」

 

ペドレオンは火球を放つがオーブはそれをうまくキャッチし投げ返した

 

触手をムチのように振るってくるがそれを掴み抑え蹴りを入れ、パワータイプの力で強烈なキックでペドレオンを吹き飛ばした

 

一気に止めを刺す!

 

オーブ「スペリオン光せ?ッ!」

 

しかしスペリオン光線を放とうとした時、もう一体ペドレオンが現れ、電流を流し込まれ苦しむオーブ

 

オーブ「グゥアアア!!!」

 

アリサ「そんな!」

 

すずか「ペドレオンが2体もいたなんて!」

 

ザム星人「このままでは彼が!」

 

オーブ「グゥアッ!」

 

そこを偶然居合わせたなのはが見ていた

 

なのは「あっ!」

 

なのは「(お願い!誰かあの巨人を助けて!!)」

 

必死に祈るなのは

 

その時!

 

???「諦めるな!」

 

なのは「ふぇ?」

 

祈りが届いたのか誰かの声が聞こえ、そして上空から赤い光の玉が飛来しペドレオンを攻撃してオーブを助けた後、地上に落下した

 

オーブ「っ!あれは・・・」

 

光が晴れると、そこには赤いY字の結晶がある銀色の巨人がいた

 

BGM:ネクサス -Appearance-

 

オーブ「っ!ウルトラマンネクサス!」

 

それは絆の戦士ウルトラマンネクサスだった

 

ネクサス「シュッ!」

 

ネクサスはパーティクルフェザーでもう一体のペドレオンの触手を切り落としオーブを助ける

 

オーブは隙をついてネクサスの隣に並ぶ

 

ネクサスは光エネルギーをオーブに照射した。するとオーブリングにウルトラマンネクサスのフュージョンカードが形成された。

 

そしてネクサスはうなずいた。まるでそれを使えと言っているようだ

 

オーブ「よし!」

 

オーブは再フュージョンアップを行い

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

再び初代ウルトラマンのフュージョンカードをリードし

 

優介「ネクサス!」

 

【ウルトラマンネクサス!】

 

ネクサス「シェアッ!」

 

絆の戦士ウルトラマンネクサスのフュージョンカードをリードし

 

優介「絆の力お借りします!」

 

【フュージョンアップ!】

 

ネクサス「ディアッ!」

 

ウルトラマン「シェアッ!」

 

【ウルトラマンオーブ!スペシウムシュトローム!】

 

初代ウルトラマンとネクサスのビジョンがオーブに重なり、オーブは新たな姿スペシウムシュトロームへと姿を変えた

 

BGM:ネクサス-Heroic-

 

オーブ「受け継がれる魂の絆!」

 

ネクサス「シュッ!」

 

ネクサスは力を解放しアンファンスからジュネッスに変身し、フェーズシフトウェーブでメタフィールドを展開した

 

すずか「えっ?」

 

アリサ「何これ!?」

 

ザム星人「隔離空間!?」

 

メタフィールド内で戦いが繰り広げられる

 

オーブ「タアッ!」

 

オーブはペドレオンの触手を切り裂き、蹴り飛ばした

 

ネクサスは竜巻を発生させ、それはもう一体のペドレオンに向かっていき、そして下半身が地面に埋まった

 

オーブ「オーバーレイ・スペシウム!」

 

ネクサス「ディアッ!」

 

腕をクロスしエネルギーを溜めL字にしスペシウム光線とオーバーレイ・シュトロームが合わさった必殺光線オーバーレイ・スペシウムをネクサスはオーバーレイ・シュトローム放ち、ペドレオン2体は粒子分解した

 

オーブとネクサスはお互い傾きメタフィールドを解除し

 

まるで蜃気楼のように消えた

 

そして優介はネクサスに変身していた人間と対面した

 

弧門「僕は弧門一輝」

 

それはナイトレイダーの弧門一輝だった

 

優介「俺は永幡優介よろしく」

 

弧門「こちらこそ、僕はあのスペースビーストを追ってこの地球に来たんだ」

 

優介「そうだったのか。さっきはありがとう」

 

弧門「うん、僕たちが紡いだ絆の力が君の役にたつことを祈っているよ。ウルトラマンオーブ」

 

優介は一度ネクサスのカードを見て微笑む

 

優介「ありがとう」

 

弧門「僕はしばらくスペースビーストがいないか調査するよ」

 

優介「ああ、頼む」

 

そうして俺と弧門は別れゴースタードラゴンに戻っていった

 

なのは「・・・嘘」

 

なんとなのはは見てしまったのだオーブの正体を

 

なのは「・・・優介くんが、あの巨人?」

 

ゴースタードラゴンに戻ると問い詰められた

 

アリサ「ちょっと何よあのウルトラマンの能力は!?」

 

優介「あれは絆の戦士ウルトラマンネクサスだ」

 

すずか「ウルトラマンネクサス?」

 

優介「デュナミストと呼ばれる人間たちに次々と光が受け継がれいったんだ」

 

ザム星人「受け継がれる光の絆、ということか」

 

優介「ああ!」

 

アリサ「ちょっと人の話を聞きなさいよ!」

 

すずか「まあまあアリサちゃん」

 

優介「ああすまない。あれはメタフィールドだ」

 

アリサ「メタフィールド?」

 

優介「メタフィールドはネクサスが使う戦闘用異空間なんだ。ネクサスの力を手にした俺もそれは可能さ」

 

すずか「すごいね」

 

ザム星人「神秘の力に満ちたウルトラマンだったな」

 

だがその戦いも奴の計画に過ぎなかった

 

一方

 

メフィラス星人「ぬっはっはっはっ!!感謝しますよ。ウルトラ戦士たち。あなた方のおかげでまもなくあの悪魔が復活するのです」

 

メフィラスの視線の先には禍々しい闇に覆われた何かが復活しようとしていた

 

TO BE CONTINUED

 

 

【ED キラメク未来】

 

 

次回予告

 

 

メフィラスが大勢の怪獣を率いて地球に襲来してきた。そして集結するゾフィー、ネクサス、マックス、ヒカリそしてオーブ。地球での大きな戦いが起こる中、あの悪魔が甦る。

 

 

次回 復活のメンシュハイト

 

親子の力お借りします!

 

 




ついに正体がバレてしまった優介。次回メフィラスと決戦に挑むウルトラマンたち。そしてメンシュハイトの復活。さらに親子の絆と力を受け継いだあの姿が登場。次回もお楽しみに


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第39話 復活のメンシュハイト

最終決戦の時は近い・・・それではどうぞ!


【OP ULTRA BRAVE】

 

久々に翠屋に行き高町家の皆と過ごしていた

 

優介「お邪魔します!」

 

桃子「あら、いらっしゃい!」

 

士郎「随分久しぶりだね」

 

美由希「久しぶりだね」

 

優介「久しぶり、なのは」

 

なのは「う、うん、久しぶり」

 

優介「どうした?」

 

なのは「う、ううん、何でもないの」

 

優介「そうか」

 

恭也「貴様は!」

 

優介「はぁ~またか」

 

なのは「優介くんに手出ししたら許さないから!」

 

(|| ゜Д゜)

 

楽しい時間を過ごしていると

 

メフィラス「(随分と楽しい時間をお過ごしですね?ウルトラマンオーブ)」

 

メフィラス星人がテレパシーで話しかけてきた

 

優介「(メフィラス!何をしに来た!?)」

 

メフィラス「(まもなくあのお方が復活するのですよ)」

 

優介「(あのお方?・・・まさかメンシュハイト!?)」

 

メフィラス「(今回ばかりはいくらウルトラマンが集まろうとも止められはしませんよ?)」

 

優介「(俺たちを甘く見るなよ?俺たちはそう簡単にやられはしない!)」

 

メフィラス「(ならば証明してみなさい!)」

 

そしてテレパシーが切れた

 

その時、空にメフィラス星人が映し出された

 

メフィラス「ふっはっはっはっはっ!」

 

市民「おい何だあれ?」

 

メフィラス「私の名はメフィラス星人、これからこの地球は我々のものとなるのです」

 

恭也「何なんだ奴は!」

 

士郎「メフィラス星人」

 

メフィラス星人「行きなさい!怪獣たちよ!」

 

シーゴラス、バラバ、ベムスター、ハンザギラン、キングクラブ、レッドキング、イカルス星人が地上に現れた

 

優介「(この組み合わせ、どこかで見たような?)」

 

優介「すいません!ちょっと用事が出来てしまったので」

 

なのは「ダメだよ!危険だよ!」

 

優介「大丈夫だ!」

 

美由希「早く一緒に逃げるわよ!」

 

優介「俺の事はいいから早く避難してください!」

 

するとなのはがとんでもないことを喋った

 

なのは「行かないで!ウルトラマンオーブ!」

 

優介「っ!・・・なのは、まさか」

 

なのは「見ちゃった。優介くんがウルトラマンの姿から戻るところを」

 

優介「なのは・・・」

 

桃子「どういう事?」

 

なのは「・・・優介くんが・・・あの巨人なの」

 

恭也「何バカな事を言ってるんだ!?」

 

士郎「もしかしてあの時僕の傷を治してくれたのは・・・」

 

優介「・・・はい。皆さんを危険な目に合わせるわけにはいかなかったんです」

 

美由希「じゃあ今までたった一人で?」

 

優介「はい・・・」

 

弧門「優介くん!」

 

そこに弧門が合流した

 

優介「弧門!」

 

弧門「なんとか合流できた」

 

優介「ああ、心強いぜ」

 

なのは「待って!」

 

怪獣たちと戦いに行こうとしたがなのはに止められる

 

優介「・・・行かせてくれ」

 

なのは「嫌だ!」

 

優介「頼む!」

 

なのは「絶対に嫌だ!」

 

桃子「なのは、今彼らが行かないとよりたくさんの人たちが危ない目に会うの」

 

美由希「だから・・・見送ってあげよう」

 

なのは「・・・・・・」

 

優介「大丈夫さ。俺は、いや、俺たちは必ず勝つ!」

 

なのは「・・・うん、約束だよ?優介くん」

 

優介「ああ、もちろんだ!」

 

弧門「行こう!」

 

優介「ああ!」

 

弧門「うおおおおおお!!!」

 

弧門はエボルトラスターを掲げウルトラマンネクサスに変身した

 

ネクサス「シュッ!」

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

オーブ「俺の名はオーブ、闇を照らして悪を撃つ!」

 

怪獣たちの前にオーブとネクサスが立ちはだかった

 

メフィラス「やりなさい怪獣たち!」

 

オーブ「行くぞ!ジュアッ!」

 

ネクサス「シェアッ!」

 

オーブとネクサスはそれぞれの力を駆使して怪獣たちを撃破した

 

オーブ「お前の送り込んだ怪獣たちは大したことなかったな!」

 

メフィラス「ふっはっはっはっはっ!」

 

オーブ「何がおかしい!」

 

メフィラス「ここからが本番ですよ!」

 

すると怪獣たちの怨念が一つに集まり新たな怪獣が誕生した

 

オーブ「こいつは!?」

 

暴君怪獣タイラントだった

 

オーブ「タイラント!?」

 

オーブ「くそ、奴はこれが狙いだったのか!?」

 

ネクサス「来るぞ!」

 

タイラントの異常なパワーに押されるオーブとネクサス

 

メフィラス星人も現れ、さらに押されるオーブとネクサス

 

メフィラス「だから言ったのだ。今回ばかりはいくらウルトラマンが集まろうとも止められはしないと」

 

なのは「止めてー!!!」

 

その時3つの光がタイラントとメフィラス星人を攻撃した

 

オーブ&ネクサス「ッ!」

 

メフィラス星人「何!?」

 

そしてオーブとネクサスの前に現れたのは

 

ゾフィー、マックス、ヒカリだった

 

オーブ「ゾフィー、マックスにヒカリ!」

 

ゾフィー「遅くなった」

 

ヒカリ「二人とも今エネルギーを分け与える」

 

ゾフィーがZ光線で2体を牽制する

 

その間にマックスとヒカリがネクサスとオーブにエネルギーを分け与え、カラータイマーが青に戻った

 

マックス「大丈夫か?ネクサスにオーブ」

 

ネクサス「はい」

 

オーブ「大丈夫だ」

 

ゾフィー「オーブ、タイラントは我々に任せて君はメフィラスを倒すのだ!」

 

オーブ「分かった!」

 

オーブは再フュージョンアップを行い

 

優介「セブン!」

 

【ウルトラセブン!】

 

セブン「デェアッ!」

 

優介「ゼロ!」

 

【ウルトラマンゼロ!】

 

ゼロ「デェェアァッ!」

 

優介「親子の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブエメリウムスラッガー!】

 

BGM: エメリウムスラッガー

 

オーブ「知勇双全、光となりて!」

 

ヒカリ「それがセブンとゼロの力か」

 

オーブ「ああ!ゾフィー、ネクサス、マックス、ヒカリ、タイラントは任せた」

 

ゾフィー「ああ!」

 

ネクサス「そっちも頼んだよ」

 

マックス「行くぞ!」

 

オーブ&ゾフィー&ネクサス&ヒカリ「おう!」

 

オーブはメフィラスにそれ以外のウルトラマンたちがタイラントに挑む

 

ネクサスはジュネッスブルーとなりシュトロームソード、マックスはマックスギャラクシーを装着して超高速スピードで切り刻んでいき

 

ゾフィーとヒカリが見事なコンビネーションでダブルキック、そしてダブルパンチでタイラントを追い詰める

 

ゾフィー「今だ!一気に決めるぞ!ヘェアッ!」

 

ネクサス「ディアッ!」

 

マックス「シェアッ!」

 

ヒカリ「ジェアッ!」

 

M87光線、オーバーレイ・シュトローム、マクシウムカノン、ナイトシュートでタイラントを撃破した

 

 

オーブ「アイスラッガー!」

 

メフィラス星人「おのれ!」

 

アイスラッガーで何度も切り刻み

 

オーブ「オーブスラッガーショット!」

 

オーブスラッガーショットと連携して攻撃し

 

オーブ「超ウルトラノック戦法!」

 

超ウルトラノック戦法でメフィラス星人を圧倒していった

 

メフィラス星人「ぐあああ!!」

 

スラッガーを戻し

 

オーブ「俺たちに勝とうなんざ、二万年早いぜ!」

 

エネルギーを溜め、それを放つ

 

オーブ「ESスペシウム!」

 

メフィラス「ぐあああああ!!!」

 

ESスペシウムを受けたメフィラス星人

 

メフィラス「ふっふっふっあっはっはっはっ!!」

 

しかしなぜか笑っていた

 

メフィラス「これで勝ったと思わないことだ。もう復活は止められない。全宇宙は終わりを告げるのだ!!」

 

それを最期にメフィラス星人は大爆発した

 

それを見た人々は歓喜に包まれた

 

アリサ&すずか「やったー!!」

 

ザム星人「これで脅威は去ったか」

 

 

 

ヒカリ「いや、まだだ!」

 

メフィラス星人が大爆発した所からマイナスエネルギーが出現した。

 

それだけでなくタイラントのマイナスエネルギーもある一点に集束していった

 

???「はっはっはっはっはっはっ!!!」

 

マックス「メンシュハイトが復活する・・・」

 

ネクサス「間に合わなかったのか?」

 

メンシュハイト「私は暗黒の盟主メンシュハイトだ」

 

アリサ&すずか「っ!」

 

アリサとすずかはあまりにも人外であったため怯えていた

 

オーブ「メンシュハイト!ザム星人はもはやお前の脅威ではないはずだ!なぜそこまでザム星人を追い詰めるんだ!?」

 

メンシュハイト「すべての知的生命体は、ダークマターによる突然変異により生み出される。ダークマターの進化こそが、宇宙の意志だ。そしてその究極の姿が私、メンシュハイトなのだ。我々は宇宙に選ばれた者として、この宇宙の秩序を守り、理想の未来を作り上げる権利を持つ。ザム星人のような野蛮な生命体は、この宇宙の未来に必要ない」

 

ヒカリ「貴様は神にでもなったつもりか!?」

 

メンシュハイト「貴様たちもこの宇宙から消してほしいのか?」

 

ゾフィー「我々がいる限り、お前の思う通りにはいかん!」

 

オーブ「やれるものならやってみろ!」

 

メンシュハイト「・・・・・・」

 

メンシュハイトはしばらく考え

 

メンシュハイト「いいだろう」

 

そしてその正体を現した

 

BGM:マガタノオロチ

 

ザム星人「あれがメンシュハイトの本当の姿だ!」

 

すずか「っ!」

 

アリサ「なんておぞましい姿なの?」

 

ゾフィー「一気に決めるぞ!」

 

それぞれ光線を発射するが

 

その全てを片手で防いだ

 

ゾフィー&ネクサス&マックス&ヒカリ「ッ!」

 

オーブ「何!?」

 

メンシュハイトは雷を操り、ウルトラマンたちに攻撃した

 

「うわああああ!!!」

 

アリサ&すずか「あっ!」

 

なのは「優介くん!」

 

ザム星人「このままではウルトラマンたちが!」

 

士郎「彼らが手も足も出ないなんて」

 

念力で動きを封じ、火炎弾でウルトラマンたちを吹き飛ばした

 

ウルトラマン全員が同時にカラータイマーが点滅し、オーブはオーブオリジンに戻ってしまった

 

そして灼熱の炎を発生させウルトラマンたちを苦しめ

 

ゾフィー「ぐあああああ!!!」

 

ネクサス「うわああああ!!!」

 

マックス「うわああああ!!!」

 

ヒカリ「うわああああ!!!」

 

オーブ「うわああああ!!!」

 

次々とウルトラマンたちが倒れていく

 

倒れてもまだ立ち上がるオーブ

 

オーブ「ぐっ!オリジウム!」

 

オリジウム光線を放とうとしたが

 

オーブ「グアッ!」

 

先に火炎弾が放たれオーブに命中し、ついにオーブも倒れ

 

光が消えた

 

 

 

 

 

なのは「いや・・・いや・・・いや・・・」

 

 

 

 

 

 

なのは「いやあああああああああ!!!」

 

美由希「そんな・・・」

 

士郎「なんということだ・・・」

 

恭也「彼らが・・・負けるなんて」

 

桃子「優介くん・・・」

 

 

すずか「ウルトラマンたちが死んだ?・・・」

 

ザム星人「優介・・・」

 

アリサ「嘘よ・・・こんなの嘘よ・・・」

 

 

アリサ「嘘に決まってるわー!!!」

 

メンシュハイトの強大な力の前になすすべもなく倒れたウルトラマンたち

 

このまま地球は宇宙は闇に呑まれてしまうのか?

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

【ED キラメク未来】

 

 

次回予告

 

メンシュハイトの圧倒的な力の前に敗れた俺たち

 

でも絶対に諦めない!

 

諦めない希望こそが命の輝きなんだ!

 

次回 星の未来

 

最後まで諦めず、不可能を可能にする。

 

それがウルトラマンだ!!

 

 




最後まで見逃さないでくれ!


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第40話 星の未来

メンシュハイトとの戦い、ついに決着!皆の諦めない思いが奇跡を起こす!


戦いが始まる少し前

 

優介「なのは」

 

なのは「何?」

 

優介「これを持っていてくれ、俺は必ず帰ってくる」

 

そう約束した

 

そしてなのはの手にあったのは

 

左腕を上げた赤と紫の戦士が描かれたカプセルだった

 

そして現在

 

市民「巨人たちが・・・負けた」

 

高校生「俺たちこのまま死ぬのか?」

 

老人「人間の敵う相手じゃない。人間なんかに・・・」

 

ウルトラマンの敗北を見せつけられ人々が絶望してしまっている

 

しかし

 

いさお「諦めないでよ!」

 

BGM:人の光

 

まだ希望を捨てていない人たちがいた

 

なのは「・・・ぇ・・・」

 

いさお「前にあの巨人に助けてもらったんだ。そして悪い怪獣をやっつけてくれたんだ!」

 

アリサ「そうよ!私たちが諦めてどうすんのよ!」

 

すずか「まだ希望を捨てないでください!」

 

主婦「でもどうやって?もうあの巨人たちは死んでしまったわ。今さら・・・」

 

サラリーマン「無理だよ・・・勝てるわけねぇよ・・・」

 

桃子「まだ諦めないでください!」

 

美由希&恭也「お母さん」

 

士郎「桃子」

 

桃子「こんなに小さな子供たちがまだ勝利を信じているのに、何もせずに終わってしまっていいはずがない!」

 

士郎「そうだ!まだできることがきっとあるはずだ!皆さんも希望を捨てないでください!自分の力を信じればきっとあの怪物を倒すことができる!」

 

優介「・・・みん・・・な」

 

その時優介はある記憶を垣間見た

 

優介「・・・これが・・・人の光?」

 

皆も、思い返してほしい

 

これまで様々なウルトラマンが命掛けで何度も地球や宇宙を守ってきた

 

時には大切なものを失いながらも必死で戦ってきた

 

でも、守られるだけじゃない。

 

人々もウルトラマンの窮地を救い、またウルトラマンと共に困難を乗り越えてきた

 

そうして人間とウルトラマンの絆は、ずっとずっと続いてきた

 

車いすの少女「うちも、うちも信じる。あの巨人たちを!」

 

高校生「そうだ、彼らは何度も俺たちを救ってくれた!」

 

子供「頑張れ!巨人たち!」

 

「頑張れ!頑張れ!頑張れ!頑張れ!」

 

皆が最後までウルトラマンたちの勝利を信じている

 

一度でもウルトラマンに救われた世界は強い希望に抱かれる。どこの世界でもそれは変わらない

 

なのは「立って・・・もう一度立って!ウルトラマン!」

 

その時、不思議なことが起こった

 

なのはが手にしていたカプセルが光り輝き始めた

 

メンシュハイト「何!?」

 

そしてなのはをはじめとする多くの人々からたくさんの光が溢れてきた

 

優介「そうだ、ウルトラマンが人間を救うのではない!人間と力を合わせて戦ってきたんだ!」

 

そしてその光がウルトラマンたちに集まっていく

 

ザム星人「人は、光になれる」

 

そしてザム星人からも光が

 

優介「光よおおおおおおおおおおお!!!」

 

 

 

 

BGM: TIGA

 

人々の光が一つに集まっていき

 

 

そして

 

 

 

 

 

???「・・・・・・」

 

赤と紫の光の巨人が現れた

 

美由希「あれは!」

 

優介「ウルトラマン・・・ティガ」

 

かつて縄文時代で共に戦ったウルトラマンティガだった

 

ティガ「ヂャッ!」

 

ティガがハンドスラッシュでメンシュハイトの角を折り超能力を無力化しメンシュハイトが地上に落下した

 

ティガ「ヘッ!」

 

その隙にティガはオーブたちにエネルギーを分け与えた

 

その光を受けてウルトラマンたちが光を取り戻し再び立ち上がった

 

桃子「ウルトラマンが・・・ウルトラマンたちが復活した!」

 

なのは「優介くん!」

 

涙ぐみながら友達の名を呼ぶなのは

 

オーブ「ありがとう、ティガ」

 

ティガは頷く

 

ゾフィー「今だ!皆!」

 

ネクサス「シュッ!オオオオ!!シュアッ!!」

 

ネクサスは真の力を解放し、究極最終形態ウルトラマンノアへと進化した

 

ゾフィー「ヘェアッ!」

 

ノア「シュッ!オオオオッ!」

 

マックス「オオッ!」

 

ヒカリ「ウウッ!」

 

【解き放て!オーブの力!】

 

オーブ「オーブスプリームカリバー!!」

 

ゾフィー「シェアッ!」

 

ティガ「タァーッ!」

 

ノア「シュアッ!!」

 

マックス「ヘェアッ!」

 

ヒカリ「ジェアッ!」

 

M87光線、ゼペリオン光線、ライトニングノア、ギャラクシーカノン、ナイトシュート、オーブスプリームカリバーが命中しメンシュハイトは大爆発した

 

「やったーーー!!!」

 

アリサ&すずか「やったーー!」

 

なのは「よかった・・・」

 

桃子「勝てたね!なのは!」

 

なのは「うん♪」

 

6人のウルトラマンは戦いが終わり、光となって消えた

 

 

そして

 

戦いが終わった後、なのは、アリサ、すずか、ザム星人は彼らを探して見つける

 

 

 

カイト「君の冒険はまだ始まったばかりだ」

 

優介「次はどんな宇宙へ行くのかな?」

 

弧門「君と人々の絆は僕たちの想像を遥かに越えた力だったね」

 

セリザワ「私が開発したウルトラカプセルも大切にな」

 

サコミズ「それじゃあ行こうか」

 

優介「ありがとう!皆!」

 

そうしてゾフィー、ネクサス、マックス、ヒカリはそれぞれの世界へと帰っていった

 

そしてなのはは握っていたティガカプセルを優介に返した

 

優介「やっぱりか」

 

なのは「えっ?」

 

優介「ヒカリが言ってたんだ。このウルトラカプセルには戦況を覆す力があるって」

 

そしてウルティメイトブレスをある方向に向けると、そこからゴースタードラゴンが出てきてブレスに収納された

 

BGM:未来へ…

 

すずか「え・・・」

 

アリサ「どういうこと?」

 

優介「この地球の脅威が去った今、俺はもうこの宇宙を離れないといけない」

 

なのは「っ!」

 

優介「こことは違う別の世界でも大変なことが起こっている。俺たちはそれに対処しなくちゃいけない」

 

アリサ「じゃあもうここには戻らないってこと!?」

 

優介「・・・余程の事がない限りは」

 

すずか「そんな!」

 

なのは「・・・嫌だよ」

 

優介「っ!」

 

なのは「私・・・優介くんとお別れなんて嫌だよ!!」

 

アリサ「なのは・・・」

 

すずか「なのはちゃん」

 

ザム星人「・・・・・・」

 

優介「大丈夫」

 

なのは「・・・ふぇ?」

 

優介「何も永遠の別れじゃないさ。信じていれば、いつかきっとまた会える!」

 

なのは「・・・本当?」

 

優介「約束する!だからその時までお別れだ」

 

なのは「・・・分かった」

 

アリサ「しっかり別の世界の人も守んなさいよ!」

 

すずか「ずっとずっと、応援してるからね!」

 

ザム星人「何かあったらいつでも力になる!」

 

なのは「元気でね!」

 

優介「ああ、短い間だったけどありがとう!」

 

なのは「うん、またね」

 

優介「うん、さようなら」

 

そして優介はオーブオリジンに変身しウルティメイトイージスを装着して時空を越えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから1ヶ月後、なのはや事件に遭遇した人々がテレビであるニュースを見ていた

 

 

 

 

アナウンサー「悪夢のような大惨事から既に1ヶ月が過ぎました。破壊の爪痕は今も生々しく残っていますが、それ以上に人々の心に残ったのが、あの光の巨人の存在です」

 

 

それはウルトラマンオーブのことが報道されていた

 

 

アナウンサー「恐ろしい怪物を倒し姿を消したあの巨人は一体何者だったのでしょうか?いつか再び我々の前に現れることはあるのでしょうか?」

 

 

なのは「(優介くん、今もどこかで皆を守るために戦ってるのかな)」

 

 

アナウンサー「子供たちは今謎の巨人に憧れを込めこう呼んでいます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アナウンサー「ウルトラマンと」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

 

 

【ED SHININ' ON LOVE 】

 

 

 

 

 

次回予告

 

歴代のウルトラマンと共にメンシュハイトを打ち倒した。それから7年後、俺ウルトラマンオーブはある一つの宇宙で滅竜魔法の魔導士の青髪の少女と出会う

 

次回 天空の巫女

 

光の力、お借りします!

 




劇場版ティガ&ダイナで人々の光でティガが復活するシーンは涙不回避ですね。


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運命の出会い編
第41話 天空の巫女


今回はフェアリーテイルに登場するウェンディと出会いますがちょっと設定を変更しています


フィオーレ王国

 

人口2千700万の永世中立国である

 

そこは魔法を使う魔道士たちがギルドという組織でクエストという依頼を行い人々の平和を守っていた。

 

???「きゃああああ!!」

 

そこには存在しないはずの怪獣がいた

 

そしてそれから逃げる1人の少女

 

彼女の名はウェンディ・マーベル

 

ケットシェルターという魔導士ギルドに所属する魔導士の1人

 

彼女は竜を滅する魔法、滅竜魔法の使い手

 

ドラゴンスレイヤー

 

しかし彼女は戦うことができないのだ

 

ウェンディ「誰か・・・助けて」

 

そして彼女が襲われていたのは宇宙怪獣ベムラーだった

 

ベムラー「ギャアアアアア!」

 

ウェンディ「誰か助けてーーー!!!」

 

♪~~~~~~

 

ベムラーが熱線を吐こうとした時、ハーモニカの独特なメロディが聞こえてきた

 

ウェンディ「えっ?」

 

するといずこから謎の少年が見たこともないハーモニカを吹きながら現れた

 

???「やはりここにも影響があったか」

 

ウェンディ「あの・・・あなたは?」

 

???「君、いいから下がってな!」

 

少年は見たこともないリングを出し、聖剣を持つ赤と黒の超人が描かれたカードをリードしてカードに描かれていた聖剣が出現して聖剣のカリバーホイールを回し、全てのエレメントを輝かせ聖剣を高く掲げトリガーを引いた

 

すると先ほどのメロディが流れ、そして少年は光に包まれカードに描かれていた聖剣を持つ超人に変身した

 

BGM:オーブオリジン

 

オーブ「俺の名はオーブ、ウルトラマンオーブ!」

 

ウェンディ「あ・・・・・」

 

ウェンディはいずこからやって来た少年が光の巨人となった光景を見て巨人に変身した彼の姿が釘付けになった

 

ベムラーの熱線を勇者の聖剣オーブカリバーで切断

 

オーブはオーブカリバーのカリバーホイールを回し、火のエレメントを輝かせトリガーを引き、再びホイールを回した

 

オーブ「オーブフレイムカリバー!!」

 

炎が宿った刀身でOのマークを描きベムラーに飛ばし、ベムラーを閉じ込め一刀両断し倒した

 

オーブは変身を解き、少年の姿に戻った

 

ウェンディ「あ・・・・・・」

 

???「君、大丈夫か?」

 

ウェンディ「あ、は、はい、ありがとうございました」

 

優介「俺は永幡優介、君は?」

 

ウェンディ「はい、ウェンディ・マーベルです。先ほどはありがとうございました」

 

優介「君はなぜこんな危険なところに?」

 

ウェンディ「クエストでここに来たんです」

 

優介「クエスト?」

 

ウェンディ「依頼のことです。私達魔道士はギルドにあるクエストを選んで仕事に行くんです。今はその帰りであの怪獣に襲われたんです」

 

優介「そうだったのか。後、そんなに畏まらなくてもいいぞ?見たところ同い年みたいだし」

 

ウェンディ「そうです。んん、そうだね」

 

優介「それじゃあ」

 

ウェンディ「待ってください!」

 

優介「えっ?」

 

ウェンディ「あの・・・その・・・」

 

ウェンディは顔を赤くしながらもじもじしている

 

優介「もしかして帰り道が分からない?」

 

ウェンディ「えっ?あ・・・うん、そうなの・・・」

 

優介「分かった!」

 

ウェンディ「えっ?」

 

優介は再びオーブオリジンに変身しウェンディを乗せ、空高く飛翔した

 

オーブ「シュワッチ!」

 

ウェンディ「わああああ!!すごーい!!」

 

ウェンディ「ヤッホー!あはははははは!!!」

 

見たこともない体験をしてウェンディは興奮していた

 

ウェンディ「なんだか・・すごく心が和らぐ」

 

オーブ「(こんな気持ちで空を飛ぶなんて久しぶりだな)」

 

 

そして

 

 

ウェンディ「あそこだよ」

 

オーブはウェンディが所属するギルド、ケットシェルターの手前に彼女を降ろし、変身を解いた

 

その後、ギルドマスターから礼を言われ、旅の息抜きとしてしばらくここに世話になることになった

 

ウェンディ「へぇ、優介くんはずっと宇宙の旅をしてたんだ」

 

優介「ああ、その行く先々で数々の激闘を乗り越えてきたんだ」

 

ウェンディ「あの・・・優介くんって家族はいるの?」

 

優介「・・・・・・」

 

ウェンディ「あっ!ごめんね、私・・・」

 

優介「いや、いいんだ・・・もう二度と会えないからな」

 

ウェンディ「・・・そっか、私と同じなんだ」

 

優介「えっ?」

 

ウェンディ「実は私も親がいないの、物心ついた頃からこのケットシェルターで暮らしていたの」

 

ウェンディ「私ね、実は他の魔道士とはちょっと違う体質なの」

 

優介「違う体質?」

 

ウェンディ「うん、滅竜魔法っていう魔法で古に残っていたドラゴンを倒すための魔法なんだけど、もうその魔法は歴史から消えた魔法、失われた魔法の一つなんだ、でも私、戦うのが苦手で・・・」

 

優介「それであの時戦えなかった?」

 

ウェンディ「うん、どうして私が滅竜魔法を持っているのか分からないの・・・時々それが怖いの」

 

ウェンディは自らの心の悩みを優介に打ち明けた

 

 

 

優介「・・・でも、それが普通なんじゃないかな?」

 

ウェンディ「えっ?」

 

優介「人間誰にでも向き合いたくないものがある。怖いものだったり、辛いことだったり、1人ではどうにもならないことがあるかもしれない。だからこそ仲間というものが大切なんじゃないかな?」

 

ウェンディ「仲間?」

 

優介「ああ、俺はこれまで数多くの仲間たちと共に困難を乗り越えてきた。ウェンディも今こうして会えたじゃん。仲間に」

 

ウェンディ「・・・・・・」

 

優介「だから元気を出せ、一緒に頑張っていこう」

 

ウェンディ「・・・・・・うん///」

 

優介「・・・・・・///」

 

ウェンディ「ど、どうしたの?///」

 

優介「い、いや、別に何でも///」

 

2人の間に何かが芽生え始めた

 

優介「そういえばここ最近、何か異常はなかったか?」

 

ウェンディ「うん、各地で見たこともない怪物が出てきているって、ひょっとしてさっきの怪獣と何か関係が?」

 

優介「・・・・・・」

 

優介はオーブカリバーを出し、ウルトラサインをどこかに送った。

 

優介「闇の活動が活発化している。なぜ怪獣が存在しないはずの世界にいるのかは分からないが、事態は急を要するかもしれない。至急応援を頼む!」

 

ウェンディ「今の何?」

 

優介「ああ、ウルトラサインだ」

 

ウェンディ「ウルトラサイン?」

 

優介「ウルトラマンたちが連絡に使うものさ」

 

ウェンディ「闇の活動って一体何?」

 

優介「実は最近宇宙各地でマイナスエネルギーが活性化して怪獣たちが各地で凶暴化しているんだ」

 

ウェンディ「怪獣たちが!?」

 

優介「ああ、数々の星で同じ事態が起こっている。宇宙警備隊もそれを調査しているみたいだ」

 

ウェンディ「それでそのウルトラサインを誰に送ったの?」

 

優介「うん、一言で言えばとっても頼りになる仲間だ」

 

ウェンディ「とっても頼りになる仲間?」

 

優介「ああ、その内の一人はかつて共に戦った仲間だ!」

 

そしてウェンディと一緒にクエストをこなして、一緒に過ごしていく内に特別な感情を抱き始めた

 

そう 好きという気持ちに

 

そしてそれはウェンディも同じだった

 

ウェンディ「(私・・・優介くんのこと・・・好き・・・なのかな?・・・)」

 

果たして二人の運命は?

 

 

 

 

 

 

???「ふふふ、奴がウルトラマンオーブか」

 

 

謎の宇宙人がオーブに狙いを定めていた

 

 

 

次回予告

 

ウェンディと過ごしていく内に俺は彼女に恋心を抱き、ウェンディも同じ想いを抱いていた。だがそこに怪獣たちとそれを操る黒幕、そこにあいつらが駆けつける!しかし、そこである悲しい別れがあった

 

次回 告白

 

マスター、一体どうしたんですか?




とっても頼りになるウルトラマンって言ったらなんとなく想像がつくんじゃないかと思います


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第42話 告白

今回は劇場版ウルトラマンジードで久々に登場したあいつらが出てきます。そしてウェンディが・・・


優介がケットシェルターに来てから半年が過ぎた

 

優介は各地に出現する怪獣たちに対応して戦ってきた

 

そして今日

 

ウェンディ「(今日優介くんに好きって伝えよう)」

 

ウェンディが思いを伝えようと優介に声をかけた

 

その時空が割れ、中からエースキラーが現れた

 

優介「あれはエースキラー!」

 

ウェンディ「エースキラー?」

 

優介「ああ、かつてウルトラマンエースを倒すために作られた異次元超人だ!」

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

オーブ「デェアッ!」

 

エースキラーとつばぜり合いになるがオーブが勝ち、パワータイプの力で蹴り飛ばす

 

オーブ「一気にけりを付ける!スペリオン光線!!」

 

スペリオン光線を放つが

 

エースキラーがM87光線を放ち、スペリオン光線をあっという間に相殺しオーブにダメージを与えた

 

オーブ「グアッ!」

 

そんな時にカラータイマーが点滅を始めてしまった

 

???「ふっはっはっはっはっ!!」

 

その時誰かの高笑いが聞こえ、空が割れ、声の主が現れた

 

オーブ「お前は異次元人ヤプール!」

 

ヤプール「貴様がウルトラマンオーブだな?エースキラーに勝つことなど造作もないと思っていたが

 

 

 

 

 

 

所詮、貴様の実力はその程度なものだ!!」

 

BGM:魔王獣

 

 

するとまた空が割れ、中からベロクロン、ドラゴリー、バキシムが現れ、ヤプールも巨大ヤプールとなった

 

オーブ「ッ!何!?」

 

ヤプール「超獣軍団よ、オーブを捻り潰せ!」

 

そしてエースキラー、ベロクロン、ドラゴリー、バキシムの4体にリンチされるオーブ

 

オーブ「グアッ!ウオアアアアッ!!」

 

ウェンディ「もうやめて!」

 

ヤプール「鬱陶しい小娘が!」

 

ヤプールが光弾でウェンディを吹き飛ばした

 

ウェンディ「きゃああああ!!」

 

オーブ「ッ!ウェンディ!」

 

オーブ「くそ、どうすればいいんだ!?」

 

 

???「おいおい、そのために俺たちを呼んだんじゃねぇのか?」

 

オーブ「えっ?」

 

その時何かの攻撃が超獣軍団を蹴散らしオーブを助けた

 

オーブ「ッ!」

 

ウェンディ「あれは!」

 

二人の視線の先にいたのは

 

 

BGM:ウルトラマンゼロ-登場

 

 

???「じゃじゃーん!ウルティメイトフォースゼロ揃い踏みってな!」

 

オーブ「ゼロ!」

 

ゼロ「へへっ!待たせたなオーブ」

 

グレン「炎の戦士グレンファイヤー!」

 

ミラー「鏡の騎士ミラーナイト」

 

ジャン「ジャンボット!」

 

ナイン「ジャンナイン!」

 

ジャン・ナイン「我ら鋼鉄のジャン兄弟、ジャンファイト!」

 

ゼロ「俺はゼロ、ウルトラマンゼロだ!」

 

ゼロ、グレン、ミラー、ジャン、ナインがオーブを守るように円陣で着地した

 

オーブ「これがウルティメイトフォースゼロ!ゼロが結成した新たな宇宙警備隊か!」

 

グレン「へへっ!こいつらは俺たちに任せな」

 

ミラー「オーブ、あなたはゼロと共にヤプールを」

 

ジャン「奴が超獣たちを操っている」

 

ナイン「超獣たちは僕たちが引き受ける」

 

ゼロ「まだ行けるか?オーブ」

 

オーブ「へっ!当たり前だ!」

 

ゼロ「その意気だ!行くぜ!」

 

オーブ「ああ!」

 

オーブ・ゼロ「本当の戦いはここからだ!!」

 

BGM:ウルトラマンゼロ-アクション

 

【バーンマイト!】

 

オーブ「紅に!」

 

バーンマイトにフュージョンアップしたオーブ

 

ゼロ「燃えるぜ!」

 

そしてゼロはウルトラマンダイナのストロングタイプとウルトラマンコスモスのコロナモードの力を併せ持つ姿ストロングコロナゼロにタイプチェンジした

 

炎を纏ったダブルパンチでヤプールに攻撃

 

ゼロ「ガルネイトバスター!」

 

オーブ「ストビュームバースト!」

 

ガルネイトバスターとストビュームバーストがヤプールに命中

 

【ハリケーンスラッシュ!】

 

オーブ「光を越えて!」

 

ハリケーンスラッシュにフュージョンアップしたオーブ

 

ゼロ「闇を斬る!」

 

そしてゼロはウルトラマンコスモスのルナモードとウルトラマンダイナのミラクルタイプの力を併せ持つ姿ルナミラクルゼロにタイプチェンジした

 

ゼロとオーブはミラクルゼロスラッガー、オーブスラッガーショットを放ち、超スピードで華麗にスピーディーにヤプールにダメージを与えていく

 

 

オーブ「トライデントスラッシュ!」

 

ゼロ「レェェアァッ!」

 

ウルトラゼロランスとトライデントスラッシュでヤプールを切り裂く

 

ヤプール「うおお!」

 

ウェンディ「凄い・・・」

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

オーブはオーブオリジンに、ゼロは通常のゼロに戻り

 

【解き放て!オーブの力!】

 

オーブ「オーブスプリームカリバー!!」

 

ゼロ「ゼロツインシュート!!」

 

そしてオーブスプリームカリバーとゼロツインシュートでヤプールを打ち倒した

 

ヤプール「ぎゃああああああああああ!!!」

 

グレン「グレンドライバー!!」

 

ミラー「シルバークロス!!」

 

ジャン・ナイン「ダブルジャンナックル!!」

 

そして超獣たちもウルティメイトフォースゼロの活躍によって倒された

 

オーブ「俺たちに勝とうなんざ」

 

ゼロ「2万年早いぜ!」

 

ウェンディ「やった!」

 

戦いが終わり、オーブは変身を解いた

 

優介「・・・・・・」

 

ゼロ「へへっ!」

 

優介「ありがとう!皆!」

 

グレン「いやいやそれほどでもねぇよ、なぁ焼き鳥」

 

ジャン「私は焼き鳥ではない!ジャンボットだ!いつになったら覚えるのだ!」

 

ナイン「すまないウルトラマンオーブ、グレンはこのように単細胞らしい」

 

ミラー「確かにいつも暑苦しいですね」

 

ゼロ「うんうん」

 

グレン「んなろう!どいつもこいつも生意気だな!へへっ!一度喰らった奴は俺様には効かねえってな!はっはっはっはっ!」

 

ミラー「散々ミサイル攻撃を喰らってたのは誰でしたっけ?」

 

グレン「俺、それ俺のこと」

 

実はグレンはバキシムのミサイル攻撃を大量に喰らっていたのだ

 

ミラー「ですよね?」

 

グレン「んだよ!せっかく俺がカッコつけようとしたのにミラーちゃんが余計なことを」

 

ミラー「何が余計なことなのですか?」

 

ウェンディ「うふふふふふふ!!」

 

優介「いい仲間だな」

 

ミラー「さっ、下らない話は終わりにして」

 

グレン「下らないって何だよ?」

 

ミラー「マイティベースに帰りましょう」

 

 

ゼロ「まっ!俺たちはいつでも駆けつけるぜ!何かあった時は俺たちを頼りな!」

 

優介「ああ!じゃあなゼロ、グレンファイヤー、ミラーナイト、ジャンボット、ジャンナイン・・・いや」

 

優介「ウルティメイトフォースゼロ!」

 

ゼロ・グレン・ミラー・ジャン・ナイン「おう!」

 

そしてゼロはウルティメイトイージスを纏った

 

グレン「光の力、お借りしま~す!」

 

ゼロ「うるせえぞグレン!」

 

そうしてウルティメイトフォースゼロは時空を越えてマイティベースに帰還した

 

ウェンディ「ゆ、優介くん」

 

優介「どうした?」

 

ウェンディ「あ、あのね、伝えたいことがあるんだ」

 

 

ウェンディは深呼吸して

 

ウェンディ「私・・・優介くんのことが大好きです!付き合ってください!」

 

そして優介も

 

優介「こんな不甲斐ない俺だけどよろしくな」

 

ウェンディ「・・・うん♪///」

 

そうして二人はキスをした

 

ウェンディ「えへへ///」

 

優介「あはは///」

 

ウェンディ「よかった。ファーストキスを優介くんにあげられて///」

 

優介「あはは!ありがとう///」

 

ウェンディ「うん♪///」

 

マスター「優介よ、ウェンディを頼んだぞ」

 

優介「マスター・・・

 

 

 

 

やっぱり、消えるんだな?」

 

ウェンディ「・・・え・・・」

 

マスター「今、こうして脅威が去った今、もう芝居はおしまいじゃ」

 

ウェンディ「ど、どういうことですか!?」

 

マスター「実はわしはもう

 

 

 

生きておらんのだよ」

 

ウェンディ「・・・え・・・」

 

優介「その者はすでに肉体が滅んで、今まで思念体で活動していたんだ」

 

優介「(ケイトと同じじゃないか)」

 

マスター「わしは、7年前にある少女を発見し保護したのじゃ

 

 

それがウェンディ、そなたじゃよ」

 

ウェンディ「っ!」

 

マスター「それからわしはウェンディに良い未来を送れるよう、彼らを生み出し、偽りの幸せを与えてきた」

 

ウェンディ「そんな話聞きたくない!!嘘だと言ってよ!!」

 

優介「・・・ウェンディのためだけにケットシェルターは作られた・・・ということか」

 

すると周りの人間たちが次々と消えていった

 

ウェンディ「やめて!いなくならないでよ!!」

 

マスター「優介」

 

優介「・・・・・・」

 

マスター「君だけがウェンディと心を通わせた本当の仲間だ。君たちの幸せを祈っておるぞ」

 

そしてマスターとケットシェルターの紋章が

 

 

世界から消えた

 

ウェンディ「マスターーー!!!」

 

優介「ウェンディ・・・」

 

優介は泣き崩れたウェンディを慰めるように抱き締めた

 

 

 

 

 

しばらくしてウェンディは泣き止んだ

 

ウェンディ「ごめんね」

 

優介「いいんだ、少しでも力になれるのなら」

 

ウェンディ「これからどうするの?」

 

優介「とりあえずO-50に戻ろうと思う。何か新しいミッションが来るかもしれないからな」

 

ウェンディ「私も連れてって!」

 

優介「えっ?」

 

ウェンディ「一人はもういや!だから一緒に優介くんの側にいたい」

 

優介「でも、本当にいいのか?」

 

ウェンディ「私ね、初めて優介くんと出会って一緒に空を飛んだ時に思ったんだ。優介くんと一緒の世界を歩きたいって、だから・・・一緒に連れていって!」

 

優介「・・・分かった」

 

ウェンディ「それじゃあ!」

 

優介「ああ!これからよろしくなウェンディ!」

 

ウェンディ「うん!こちらこそよろしくね!」

 

そうして優介たちは惑星O-50へと向かった

 

 

 

それから2年後、新たな戦いが始まろうとしていた

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

次回予告

 

オーブカリバーから新たなミッションが指令された。それはチブル星人エクセラーの野望を阻止すること。そしてその宇宙で俺たちは新たなウルトラマンに出会う

 

次回 切り開く力

 

この世界のウルトラマンは二人いるのか?

 




次回からいよいよウルトラマンギンガS編に入ります!


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ウルトラマンギンガS編
第43話 切り開く力


ウルトラマンギンガS編突入!


優介がウェンディと出会って2年が経ったが、新たなミッションはなく、惑星O-50でしばらくの間ゴースタードラゴンの中でウェンディと一緒に過ごしていた。

 

優介「おはようウェンディ」

 

ウェンディ「うん♪おはよう優介くん」

 

 

あれからウェンディは料理ができるようになり、ドラゴンスレイヤーとしての力も大幅にパワーアップした。

 

ウェンディ「朝ごはんできてるよ」

 

優介「ありがとう」

 

優介&ウェンディ「いただきます!」

 

 

 

 

優介「ご馳走さまでした」

 

ウェンディ「はい、お粗末様でした」

 

するとオーブカリバーが出現し、空中に新たなミッションを表示した

 

 

ミッション内容“チブル星人エクセラーの野望を阻止しろ“

 

ウェンディ「チブル星人?」

 

優介「確かウルトラセブンと戦った宇宙人だ。それじゃあ行くか!」

 

ウェンディ「うん♪」

 

優介はオーブオリジンに変身しゴースタードラゴンを収納して、ウルティメイトイージスを装着しウェンディを乗せ時空を越えチブル星人エクセラーがいる地球に向かった

 

 

 

地球にたどり着きオーブはイージスを解除し、ウェンディを地上に降ろして変身を解いた

 

優介「ここはメキシコのユカタン半島?」

 

すると誰かが落ちてくるのが見えてその人を助けた

 

ウェンディ「大丈夫ですか?」

 

優介「大丈夫か?」

 

???「悪い助かった!俺の名前は礼堂ヒカル、お前たちは?」

 

優介「俺は永幡優介よろしく!」

 

ウェンディ「ウェンディ・マーベルです」

 

ヒカル「あぁよろしくな・・・ん?」

 

優介「どうした?」

 

ヒカル「何だこれ?」

 

すると不思議な水晶体があった。それに触れると謎のビジョンが見えてそこにはウルトラマンらしき影と不思議なペンダントを持つ青年の姿が見えた。そしてそれに干渉したせいかヒカルが弾き飛ばされる

 

ヒカル「うわっ!」

 

ウェンディ「ヒカルさん!」

 

優介「大丈夫か?」

 

ヒカル「あぁそれより今のは・・・っ!」

 

するとヒカルがポケットから出した白い短剣を見るとその短剣が光っていた

 

ヒカル「俺を呼んでいるのか?ギンガ・・・」

 

ウェンディ「(優介くん)」

 

優介「(ああ、あの短剣からウルトラマンのエネルギーを感じる。まさかヒカルがウルトラマンだったとはな)」

 

そして優介たちはギンガというウルトラマンの導きである街に向かった。

 

 

それは日本の雫ヶ丘という街だった

 

 

ある工業地帯で謎の女アンドロイドワンゼロがいた

 

ワンゼロ「こちらワンゼロターゲットを発見」

 

???「グレイト!ゲームを開始する」

 

ワンゼロ「了解」

 

すると謎の女は手をかざし地下から巨大な水晶を転送し始めた

 

地底世界

 

キサラ「またしてもビクトリウムが・・・」

 

???「お呼びですか?キサラ女王」

 

キサラ「ショウ、我らの命の源ビクトリウムが奪われようとしています。これより貴方に使命を与えます。地上へ行きビクトリウムを奪おうとする者の正体を暴きこの世界を救うのです」

 

するとキサラは赤い謎のアイテムを取り出した

 

キサラ「古来より受け継がれし力ビクトリーランサー。これが貴方に力を授け貴方を導いてくれるでしょう」

 

ショウ「必ず守ってみせます古代の勇者の名に恥じぬよう」

 

するとキサラはショウの頭上に無数のビジョンを見せた

 

ショウ「これは!」

 

キサラ「地上の世界。その知識を貴方に授けました。1つ約束があります。くれぐれも地上の生き物を傷つけてはなりません」

 

ショウ「心して」

 

そしてビクトリウムが転送されている現場にある特捜車が到着した

 

BGM:UPGのテーマ

 

???「皆作業は中止だ!」

 

???「UPGの者です。安全確認ができるまで現場一帯を封鎖します」

 

UPGの二人はシーバーで謎の水晶体を調べる

 

???「ひとまず有害物質は無しっと」

 

???「凄まじいエネルギーを秘めてる・・何だろう?」

 

そこに優介たちがやって来た

 

ヒカル「これメキシコで見たのと同じやつだな」

 

優介「あぁ」

 

ウェンディ「はい」

 

???「えっ?」???「はっ?」

 

ヒカル「いや~あの~」

 

???「あなたたち誰よ?ここで何してるの?何か知ってるわけ?」

 

ウェンディ「え~と・・・」

 

優介「知ってるっていっても・・・」

 

すると地響きが起きた

 

???「地底から巨大な生命反応・・・」

 

優介「・・・まさか!」

 

すると地底から背中にビクトリウムがある怪獣が現れた。

 

ヒカル「怪獣・・・」

 

優介「新種の怪獣か?」

 

???「皆逃げろ!早く!」

 

アリサ「こちらアリサ!隊長、怪獣です!怪獣が出現しました!」

 

優介「(アリサ?)」

 

優介は前に訪れた世界の友達の事を思い出していた

 

???「遂に訓練の成果が試されるときが来たか・・・UPG!攻撃開始!」

 

???・アリサ「ガレット!」

 

そして腰に付けていたチャージガンを取り出し、怪獣に攻撃を始めた

 

ヒカルはギンガスパークを取り出すが

 

ヒカル「ギンガはもういない・・・どうすればいい?」

 

優介「(今のヒカルはギンガに変身できない?)」

 

その時、優介はあるものに視線がいった

 

優介「ヒカル、あれを使おう」

 

ヒカル「あぁ!」

 

ウェンディ「えぇ!?」

 

アリサ「ちょっとあんたたち!」

 

???「おい!」

 

それはUPGの特捜車両シュナウザーだ

 

ヒカル「ついてこい怪獣!」

 

優介「お前の相手は俺たちだ!」

 

アリサ「待ちなさい!」

 

ウェンディ「優介くん!」

 

???「ほぅ~」

 

怪獣の注意が優介たちの方に向いた

 

ヒカル「こっちだ!」

 

優介「そうだ。もっとこっちに寄ってこい!」

 

そして怪獣の足元で180度回転し、怪獣を岩に倒れさせた

 

ヒカル「よっしゃあ!」

 

優介「やったなヒカル」

 

ヒカル「ああ!」

 

優介とヒカルはハイタッチをした

 

???「おい!」

 

アリサ「あなたたち素人がなに勝手に!」

 

ヒカル「格好いいじゃんその制服」

 

優介「ああ、ZAPの制服みたいで格好いいな」

 

???「何?ZAP?」

 

アリサ「馬鹿にしてるでしょ。こっちはプロなのよ」

 

ウェンディ「ちょっと優介くん!謝りなさい!ヒカルさんも!」

 

優介「いやでも・・・」

 

するとウェンディが笑いながら黒いオーラを発して

 

 

 

 

 

ウェンディ「あ・や・ま・り・な・さ・い♪」

 

 

 

 

 

 

優介「はい、すいませんでした!」

 

そう話していると怪獣は立ち上がり雄叫びを上げた

 

シェパードン「グォォォォ!!」

 

???「おいおい!余計怒らせちまったじゃねぇか!」

 

アリサ「下がってて」

 

だがシェパードンの光線で優介たちは吹き飛ばされた

 

そしてその間にビクトリウムが転送された

 

ショウ「ビクトリウムが・・・」

 

優介「(あいつ、あの水晶で見た奴と同じ)」

 

ショウ「シェパードン!地底へ帰れ!」

 

シェパードンはそれを聞き地底へと帰っていった

 

ワンゼロ「転送完了」

 

ショウ「あいつか」

 

ヒカル「おい、待てよ!」

 

優介「立てるかウェンディ?」

 

ウェンディ「うん、大丈夫」

 

 

ショウはワンゼロを視界に捉えそれを追う。それを優介たちも追った

 

 

???「誰なんだあの勇敢な青年たちは?」

 

アリサ「例の水晶体について何か知ってるようでした」

 

???「アリサ、その青年たちの行方を追ってくれ」

 

アリサ「でも怪獣は?」

 

???「大至急だ」

 

アリサ・???「・・・ガレット!」

 

???「陣野隊長、水晶体の解析結果が出ました」

 

陣野「おお、さすが仕事が早いな」

 

???「世界各地で発生してる未知の水晶体の消失事件それと同一のものです」

 

???「放射性年代測定によると数万年前まで遡ることは間違いありません」

 

???「数万年前?で、あの怪獣は?」

 

???「現在解析中ですが、水晶体を守るためには出現した。僕にはそんな風に見えました」

 

どうやらあの怪獣は破壊が目的ではないらしい

 

ヒカル「あれ?どこ行った?」

 

優介「ヒカル!」

 

ヒカル「優介!ウェンディ!」

 

ウェンディ「彼はどこに行きましたか?」

 

ヒカル「分かんねぇ、見失っちまった」

 

すると話題の主が優介たちの背後に現れた

 

ショウ「なぜ俺を付け回す?」

 

ヒカル「おお、何か探してるのか?」

 

優介「よかったら俺たちも一緒に」

 

ショウ「お前達には関係ない」

 

グウゥゥゥ

 

ウェンディ「もしかしてお腹空いてるんですか?」

 

ヒカルはポケットからVチョコを出しショウに差し出した

 

ヒカル「食えよ」

 

ショウ「いらん」

 

グウゥゥゥ

 

優介「体は正直なんだな」

 

ヒカル「だから食えってほら」

 

ウェンディ「ちゃんと食べないとだめですよ」

 

そしてようやく食べてくれた

 

ヒカル「あんた、この街は初めてなのか?」

 

ショウ「だったら?」

 

ヒカル「奇遇だな。俺たちも今日来たばかりなんだ。雫ヶ丘か、いい街だよな」

 

優介「ああ。空気はうまいし空は綺麗だし」

 

ウェンディ「素敵な街ですね」

 

ヒカル「俺は世界中を旅して色んな国の色んな人と触れあってきた。遠く離れた地球の裏側だってこの空の下で繋がってる。すげえと思わねぇか?皆、同じ空の下で生きてる仲間なんだぜ」

 

優介「確かにたとえ遠く離れていても皆同じ光景を見て育っているもんな」

 

ヒカル「ああ」

 

ウェンディ「うん!」

 

ショウ「お前たちには分かるまい!空を知らずに生きてきた俺たちの気持ちを!」

 

ヒカル「えっ?」

 

優介「空を知らずに?」

 

ウェンディ「どういうことなんですか?」

 

するとショウはヒカルが持っているギンガスパークと優介の腰に付いているウルトラフュージョンカードホルダーに視線がいき驚いた

 

ショウ「お前たちまさか?」

 

その時ワンゼロがまたビクトリウムを転送し始めていた

 

それをショウが追う

 

ヒカル「おい待てって!」

 

優介「まさかあの向こうに犯人が!?」

 

ウェンディ「行こう!」

 

優介「ああ!」

 

優介たちもショウの後を追った

 

そしてUPGの二人もそこに向かっていた

 

アリサ「隊長、ポイントG7に新たな水晶体が」

 

陣野「何が起きているんだ?」

 

ショウはビクトリウムを転送するワンゼロに追いついた

 

ショウ「ビクトリウムを奪ってるのはお前か?」

 

するとワンゼロはチブロイドを召喚しショウに襲うよう命令した

 

ワンゼロ「消去」

 

だがショウは格闘でチブロイドを難なく倒した

 

ヒカル「おい!」

 

ウェンディ「大丈夫ですか?」

 

優介「っ!来るぞ!」

 

会話している隙を突いてワンゼロが電撃で優介たちを吹き飛ばした

 

するとシェパードンが再び地上にやって来た

 

ショウ「シェパードン!地底へ帰れと言っただろ!」

 

だがシェパードンは聞こえていないのかチブロイドに光線を放ち倒した

 

ショウ「怒りに我を忘れてる」

 

ワンゼロは光線を避けて着地し懐からEXレッドキングの人形?を取り出した

 

優介「あれは?」

 

ウェンディ「人形?」

 

ヒカル「まさかスパークドールズ!」

 

ワンゼロは懐から取り出した赤い短剣をEXレッドキングの人形の足に当て

 

【モンスライブ!EXレッドキング!】

 

なんとEXレッドキングが実体化しその中にワンゼロが入った

 

優介「怪獣が実体化しただと!?」

 

ヒカル「そんな」

 

シェパードンはEXレッドキングと交戦するがパワーが段違いで圧倒されフレイムロードで大ダメージを負ってしまう

 

ショウ「シェパードン!」

 

それを見たショウはビクトリーランサーを取り出した

 

ヒカル「それ・・・」

 

優介「まさかお前」

 

ショウ「お前達は言ったな?皆同じ空の下で暮らす仲間だと」

 

ヒカル「・・・ああ」

 

ショウ「だが俺はお前達とは違う!」

 

ビクトリーランサーを90度曲げランサーモードにチェンジするとそこからスパークドールズが出現しショウはそれを取りリードした

 

【ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!】

 

ショウは青い光に包まれた巨人と飛びながら融合し

 

そして黄色いV字の光と共に黒いウルトラマンが姿を現した

 

優介「あれは!」

 

ウェンディ「ウルトラマン?」

 

ワンゼロ「お前は?」

 

全身に黄色に光るVの光の戦士、その名は

 

ビクトリー「ウルトラマンビクトリー!」

 

挿入歌:ウルトラマンビクトリーの歌

 

ヒカル「あいつもウルトラマン?」

 

優介「新たなウルトラマン?」

 

カムシン「伝説が甦った」

 

陣野「ウルトラマン・・ビクトリー?」

 

ショウ「来い!俺が相手だ」

 

ビクトリー「ジェアッ!」

 

ビクトリーはEXレッドキングをパンチやキックで攻撃し圧倒している

 

ヒカル「強い」

 

優介「ああ、あいつ相当できるな」

 

ビクトリー「シェパードン!地底へ戻るんだ!」

 

ビクトリーの声でシェパードンが地底に戻った

 

そこにUPGの二人が到着した

 

アリサ「あんたたちこんなところに居たの?」

 

???「お前ら邪魔だから引っ込んでな!」

 

アリサ「まずいわねこの先には民家がある」

 

陣野「半径2㎞圏内に避難勧告を発令した。絶対に食い止めろ!」

 

アリサ「ガレット!」

 

???「ガレット!」

 

そして二人はチャージガンでビクトリーを援護する

 

そしてビクトリーのジャンプキックでEXレッドキングを倒すが倒れた余波で岩が二人の上に落ちてしまい気絶してしまった

 

ヒカル「ぐぅ!」

 

優介「大丈夫ですか!」

 

ウェンディ「しっかりしてください!今助けます!」

 

そして戦っている間にビクトリウムが転送されてしまった

 

ビクトリー「おらあ!」

 

しかしまた岩が落ちてきて優介たちは吹き飛ばされた

 

優介&ヒカル「うわあああああああ!!!」

 

ウェンディ「きゃああああ!!」

 

するとヒカルがギンガスパークを落としてしまう

 

それを手に取るとヒカルは

 

ヒカル「ギンガ、お前なんだろ?俺をこの街へ呼んだのは未来は変えられるそう教えてくれたのはお前じゃないか!」

 

ヒカル「頼む、もう一度俺と戦ってくれ、俺に切り開く力を!」

 

それに呼応するかのようにギンガスパークが光りヒカルは立ち上がりギンガスパークのブレードを押すとウルトラマンのスパークドールズが出現しそれをリードし

 

【ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!】

 

ギンガスパークを掲げ共に戦った友の名を叫ぶ

 

ヒカル「ギンガーーー!!!」

 

そしてヒカルは銀河状の光に包まれ人形と同じ姿をしたウルトラマンへと変身し、岩に埋もれた二人を助け、光が晴れその姿を現した

 

陣野「あれは降星町に現れたという巨人!」

 

???「そうです!彼の名はウルトラマンギンガ」

 

ヒカル「久しぶりだなギンガ、よっしゃあ行くぜ!」

 

ギンガ「シェアッ!」

 

優介「・・・・・・」

 

優介はオーブリングを取りだし

 

ウェンディ「行ってきて、ヒカルさんを助けてあげて」

 

優介「分かった。行ってきます」

 

ウェンディ「うん♪いってらっしゃい♪」

 

オーブリングにオーブオリジンのカードをリードした

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

優介「オーブカリバー!」

 

そして虹色の粒子からオーブカリバーが出現した

 

優介はオーブカリバーを手にしてホイールを回し全ての紋章を輝かせトリガーを引き高く掲げた

 

優介「オーーーブ!!!」

 

そして優介はウルトラマンオーブオーブオリジンへと変身した

 

陣野「っ!新たな巨人!」

 

???「あれは!」

 

オーブ「俺の名はオーブ ウルトラマンオーブ!」

 

ヒカル「お前優介か?」

 

優介「その通りだヒカル、だが話は後だ今は力を合わせて奴を倒そう!」

 

ヒカル「ああ!行こうぜ!」

 

優介「おう!」

 

ビクトリー「フッ!フッ?」

 

戦っているビクトリーも二人に気づいた

 

ギンガ「シュオッ!」

 

オーブ「ジュアッ!」

 

オーブとギンガは同時に飛び出しEXレッドキングを掴み押し出す

 

ある程度離れた所で着地しオーブとギンガは初めて一緒に戦うというのに抜群のコンビネーションでEXレッドキングを追い詰めていく

 

その頃ギンガに助けられた二人が目を覚ました

 

アリサ「助けてくれたの?あの巨人が?」

 

ウェンディ「はい、ウルトラマンオーブとウルトラマンギンガです」

 

ギンガ「デェイヤッ!ショラ!」

 

オーブ「フアッ!デェアッ!」

 

オーブとギンガは同時にキックし距離を取った

 

EXレッドキングは反撃でフレイムロードを放つが

 

ギンガはクリスタルを黄色に輝かせ頭上に銀河状の雷を形成し、オーブはオーブカリバーを出し土の紋章を輝かせトリガーを引き再びホイールを回した

 

ギンガ「ギンガサンダーボルト!」

 

オーブ「オーブグランドカリバー!」

 

ギンガサンダーボルトとオーブグランドカリバーでフレイムロードを相殺しダメージを与えた

 

ギンガ「止めだ!」

 

オーブ「ああ!」

 

【解き放て!オーブの力!】

 

ギンガはクリスタルを青く輝かせ、八の字に腕を回しL字にし、オーブは真上に円の字を描きオーブカリバーにエネルギーを集中して

 

ギンガ「ギンガクロスシュート!」

 

オーブ「オーブスプリームカリバー!」

 

ギンガクロスシュートとオーブスプリームカリバーを放ち、EXレッドキングに炸裂し大爆発を起こしEXレッドキングは倒された

 

???「よし!」

 

アリサ「やった!」

 

ウェンディ「勝った!」

 

そしてEXレッドキングはスパークドールズに戻り、ワンゼロは近くの山に着地した

 

オーブ「人形に戻った?」

 

ギンガ(ヒカル)「ああ、スパークドールズって言って大昔に全てのウルトラマンと怪獣が人形に変えられてしまったんだ」

 

オーブ「何だと!?」

 

ギンガ(ヒカル)「で、そのスパークドールズは使う者によって善にも悪にもなる。だから悪用されないために回収するんだ」

 

オーブ「なるほど、確かに回収した方がいいな」

 

この時二人は気づいていなかった

 

ビクトリーが後ろから攻撃しようとしていた事に

 

ウェンディ「二人とも危ない!」

 

ビクトリー「ビクトリウムスラッシュ!」

 

ギンガ「なっ!」

 

オーブ「何!?」

 

なんとか避けるがEXレッドキングのスパークドールズはビクトリーに回収された

 

そしてそれを手にしたショウはそれをビクトリーランサーでリードする

 

【ウルトランス!EXレッドキングナックル!】

 

するとビクトリーの右腕にEXレッドキングの腕が装着された

 

ビクトリー「フッ!」

 

ギンガ「怪獣の腕を?」

 

オーブ「何だと!?」

 

アリサ&???&ウェンディ「えっ?」

 

 

この戦いは新たなウルトラ伝説の始まりでもあった

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

次回予告

 

怪獣の力を操るビクトリーの能力ウルトランスがギンガとオーブに牙を向く

 

そして雫ヶ丘に迫る新たな脅威

 

 

 

次回 ギンガ&オーブ対ビクトリー

 

 

答えてくれ、お前は一体何者なんだ?

 

 




ついにウルトラマンギンガS編に突入しました!そして次回、優介とウェンディとヒカルがあのチームに加入です


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第44話 ギンガ&オーブ対ビクトリー

ギンガとオーブとビクトリーはどうなるのか?


【OP 英雄の詩】

 

 

ビクトリー「ヅォリヤッ!」

 

ビクトリーがフレイムロードで攻撃するが

 

ギンガ「シュオッ!」

 

オーブ「フウッ!」

 

ギンガとオーブはジャンプして避ける

 

ヒカル「こいつ怪獣の力を操れるのか?」

 

優介「どうやらそうみたいだな」

 

そしてウルトランスを解除したビクトリーに話しかける

 

ギンガ(ヒカル)「答えてくれ、お前は一体誰なんだ?」

 

ビクトリー「話す必要はない」

 

オーブ「どういうことだ?」

 

ギンガ(ヒカル)「ちょっと待ってくれ!」

 

ある程度歩くとまたビクトリーはビクトリウムスラッシュで攻撃してきた

 

ビクトリー「ビクトリウムスラッシュ!」

 

それを避けギンガとオーブはビクトリーに詰め寄る

 

ギンガ(ヒカル)「待てよ!」

 

オーブ「いきなり何するんだ!?」

 

しかし聞く耳を持たず二人に攻撃するビクトリー

 

それを受け流すギンガとオーブ

 

ビクトリー「なかなかやるな。行くぞ!」

 

そして本気で攻めてきた

 

ヒカル「ぐぅ、止めてくれ!」

 

優介「止めろ!どうして、ウルトラマン同士が戦うんだ!?」

 

しかしやるしかないとギンガとオーブは戦う

 

【ウルトランス!EXレッドキングナックル!】

 

オーブ「またあれか!」

 

ギンガ「ギンガセイバー!」

 

オーブ「オリジウム光輪!」

 

ギンガセイバーとオリジウム光輪で切り裂き詰め寄るが

 

ビクトリー「ビクトリウムバーン!」

 

ギンガ「ウアッ!」

 

オーブ「ヒカル!」

 

ビクトリー「ヅォリヤッ!」

 

オーブ「ウォアァッ!」

 

ビクトリウムバーンとEXレッドキングナックルでギンガとオーブが吹き飛ばされる

 

そして三人同時にカラータイマーが赤く点滅を始めた

 

ビクトリー「時間がない、次で決めてやる」

 

ギンガ「フッ!」

 

ギンガはギンガスパークランスを、オーブはオーブカリバーで迎え撃つ

 

キサラ「お止めなさい!」

 

ビクトリー「エアアッ!」

 

ギンガ「ハアァァッ!」

 

オーブ「ウオォリヤアアアッ!」

 

三人のウルトラマンがぶつかり合った瞬間眩い光に包まれ

 

???「何がどうなったんだ!?」

 

アリサ「こちらアリサ・・・3体の巨人は・・・消えました」

 

消えた

 

優介とヒカルは変身が解かれ、さっき戦った場所の近くにいた

 

優介「あのウルトラマンは一体・・・」

 

そこにウェンディがやって来た

 

ウェンディ「優介くん!大丈夫?」

 

優介「ああ、ヒカルも問題ないな?」

 

ヒカル「ああ」

 

すると優介たちは光に包まれた

 

そこには

 

ヒカル「・・・っ!ギンガ!」

 

ヒカルとウルトライブするウルトラマンギンガがいた

 

ギンガ「久しぶりだなヒカル、そしてはじめましてだなウルトラマンオーブ。そしてオーブと共にいる少女よ」

 

優介「はじめましてギンガ、永幡優介だ、よろしく!」

 

ウェンディ「ウェンディ・マーベルです。はじめまして」

 

簡単な自己紹介をして本題に入った

 

ヒカル「なぜスパークドールズが復活した?あの黒いウルトラマンは誰なんだ?」

 

ギンガ「君は感じなかったか?彼の拳に邪悪な心はなかった」

 

優介「俺も、あいつは悪意で戦っていたわけじゃなかった」

 

ウェンディ「えっ?」

 

ヒカル「どういうことだ?現に攻撃してきたじゃないか!最初に殴ってきたのはあいつだぞ」

 

ギンガ「考えろヒカル・・・考えるんだ」

 

そうしてギンガと話が終わった

 

ヒカル「考えろ考えろ、考えろか・・・」

 

優介「まっ、焦らずにいこうぜ」

 

ウェンディ「時間はたっぷりあるんですから」

 

ヒカル「ああ」

 

するとそこにシュナウザーがやって来た

 

アリサ「一緒に来て」

 

ヒカル「えっ?ちょっと何なんですか一体?」

 

???「行くぞ!」

 

優介「行くってどこへ?」

 

ウェンディ「ええ!?ちょっと待ってください!」

 

そして優介たちはUPGの基地ライブベースへ連れていかれた

 

一方 ショウはペンダントでキサラ女王と通信していた

 

ショウ「あの銀色の巨人と赤と黒の巨人は一体何者なのですか?地上にもビクトリーと同じ力を持つ者がいるのですか?」

 

キサラ「あなたはまだ巨人達の本当の力を知りません。それがどれ程強力なものかを、その力を破壊の為に使うのか?未来の為に使うのか?全てはあなた次第なのですよ」

 

そう言ってキサラはショウとの通信を切った

 

カムシン「恐れながら申し上げます」

 

キサラ「どうしました?カムシン」

 

カムシン「ショウにビクトリーランサーを使わせるのは時期少々かと」

 

キサラ「私は彼を・・・信じています」

 

ショウの元にある二人がやってきた

 

???「兄貴!」

 

ショウ「レピ!サクヤ!何やってんだ?出てきちゃ駄目じゃないか」

 

サクヤ「だってショウのことが心配で」

 

ショウ「地上は危険な所だ!早く神殿に戻った方がいい」

 

サクヤ「そんな危ない所でなぜあなた一人が戦わなくちゃ行けないの?」

 

ショウ「ビクトリウムを盗む奴らを見つけ出す。それが俺の任務・・・」

 

ぐうーーー!

 

ぐうーーー!

 

レピ「大変だ!兄貴が腹ペコだ!」

 

そしてショウは空腹で倒れた

 

エクセラーの宇宙船

 

エクセラー「もう二人のウルトラマン?実に興味深い」

 

ワンゼロ「ビクトリーとオーブとギンガは我々の計画の邪魔になる可能性が」

 

エクセラー「まあいいじゃないか。ゲームの駒は多い方が面白いですからね。アンドロイドワンゼロ、ビショップをE-2へ」

 

UPG基地 ライブベース

 

陣野「すまないが我々は君たちのことを観察させてもらっていた。窮地に立たされても諦めず強い者に立ち向かう心、君たちはなかなかの逸材だ」

 

ヒカル「いや、それほどでも」

 

優介「俺だって目の前の事に一生懸命になっているだけです」

 

ウェンディ「私もです」

 

アリサ「私たちの仲間に入らない?」

 

優介&ヒカル&ウェンディ「仲間?」

 

アリサ「UPG、ウルトラパーティーガーディアンズ」

 

???「まっ、早い話が正義の味方ってやつよ。お前達は俺ほどじゃねぇがガッツがある。それは認めるぜ」

 

優介「俺たちなんかでいいんですか?」

 

ウェンディ「私たちは一応戦闘に経験はありますけど」

 

陣野「UPGはまだできたばかりの組織だ。もちろん装備も充分とは言えない。君たちのような若い力と共に成長していく。我々はそういうチームなんだ」

 

ヒカル「でも・・・」

 

???「僕からもお願いします礼堂君」

 

そこに科学者のような格好をした青年がやってきた

 

ウェンディ「あなたは?」

 

ヒカル「友也じゃないか!」

 

それは2年前ヒカルと共に戦った一条寺友也だった

 

友也「2年ぶりですかね」

 

ヒカル「懐かしい!」

 

再会のハグをした

 

優介「(男の友情ってものか)」

 

ウェンディ「お知り合いですか?」

 

ヒカル「ああ、お前ここで何やってんの?」

 

友也「あ、僕はここの皆さんと一緒に面白い研究をしているんです」

 

友也が持っていた機器を操作してモニターを表示した

 

友也「これが現在世界中で発見されている水晶体、水晶体は独自で光を放ち同じエネルギーの波動を持っています」

 

友也「そして、あのEXレッドキングと波動スペクトルが同じなんです」

 

ヒカル「スパークドールズと水晶体、何か関係があるってことか?」

 

友也「一方、この怪獣は完全に生物です。そしてあの謎のウルトラマンビクトリー、さらにギンガを助けてくれたウルトラマンオーブ、地底には何か大きな意思を持つ者がいる。そう思いませんか?」

 

ヒカル「冒険の匂いがするな。」

 

優介「冒険か。まっ案外悪くないな」

 

ウェンディ「そこがヒカルさんのいいとこなのかもしれませんね」

 

優介たちは互いに頷き

 

ヒカル「よし乗った!俺たちもUPGに入れてくれ」

 

ウェンディ「これからお世話になります!」

 

ゴウキ「かわいい後輩が3人もできて嬉しいぜ!俺は松本ゴウキだ。よろしくな!」

 

アリサ「私は杉田アリサよ。よろしくね」

 

陣野「私がUPG隊長の陣野義明だ。よろしく」

 

友也「一条字友也です。科学アドバイザーを担当しています。よろしくお願いします」

 

優介「永幡優介だ。よろしく」

 

ウェンディ「ウェンディ・マーベルです。よろしくお願いします」

 

ヒカル「礼堂ヒカルです。よろしくお願いします」

 

ゴウキ「おっ!飯食うか?」

 

優介「そういえば腹も減ってきたな」

 

ヒカル「ああ!」

 

すると突然電源が落ちた

 

ウェンディ「ひぃぃ!!」

 

ウェンディはびっくりして優介にしがみついた

 

ゴウキ「何だ?この基地電気代払ってねぇの?」

 

優介「いや、それにしては妙だ」

 

その頃市街地では謎の存在がうごめいていた

 

UPG職員「非常電源起動!」

 

UPG職員のおかげで電源が復帰した

 

【非常電源発動】

 

友也「ここ数日雫ヶ丘近辺で報告された電波障害、電子機器の異常、地殻の振動にポイントを打ってみました」

 

モニターに表示するとそれはなにやら移動しているように見えた

 

アリサ「移動しているように見えるわね?」

 

ウェンディ「はい」

 

友也「高圧電流を帯びた何者かが地下を移動しその電磁波が磁場に影響を与えているんです」

 

ゴウキ「つまり電気ビリビリの化物がうろつき回ってるってのか。何のために?」

 

優介「水晶体を探しているのか」

 

友也「ええ」

 

そして荷物を置いて優介はウェンディと同じ部屋で過ごすことになった

 

ウェンディ「なんだかすごいことになっちゃったね」

 

優介「・・・・・・」

 

ウェンディ「優介くん?」

 

優介「ごめんな、こんなことに巻き込んでしまって」

 

するとウェンディが少し成長した自分の胸に優介を抱き寄せた

 

ウェンディ「それ今さらだよ、私が望んで優介くんと一緒に歩んでいるんだから」

 

優介「・・・・・・」

 

ウェンディ「そしてこれからもずっと一緒だからね♪」

 

優介「・・・うん、ありがとう!」

 

ウェンディ「ふふっ!どういたしまして」

 

そしてウェンディは優介にキスした

 

ウェンディ「お休みなさい優介くん」

 

優介「ああ、お休みウェンディ」

 

そうしてお休みのキスをして眠りについた

 

 

 

翌日

 

優介たちは先日の電波障害の件もあって雫ヶ丘のパトロールに行くことになった

 

優介「おはよう!」

 

ウェンディ「うん、おはよう♪」

 

そして

 

優介「これがUPGの制服か!ZAPの制服を着てたからなんか懐かしい感じがする」

 

ウェンディ「女性用もあってよかった」

 

UPGの制服を着てそこにヒカルが合流しシュナウザーと共に待機していたアリサとゴウキのもとへ向かった

 

アリサ「今日からUPGの一員なんだから身だしなみはちゃんとすること。分かった?」

 

優介&ヒカル&ウェンディ「りょ、了解・・・」

 

ゴウキ「まあそう緊張するな!ここは俺の地元だからよ怪しい奴を見つけたらすぐに後輩から情報が入るんだ。どーんと構えときゃいいんだよどーんと。よし行くぜ!」

 

アリサさんが身だしなみを整えてくれて、ゴウキさんが緊張をほぐしてくれた。

 

優介「よし!今日から頑張ろう!」

 

ウェンディ「うん!」

 

そうしてシュナウザーに乗り込み、UPGの初仕事に出発した

 

発進してしばらくすると陣野隊長から通信が来た

 

陣野「市民公園の付近で地殻変動が起こっている至急調査に当たってくれ」

 

優介&ウェンディ&ヒカル&アリサ&ゴウキ「ガレット!」

 

アリサ「現地に向かいます」

 

優介たちが現場に着くとビクトリーに変身していたショウと先日EXレッドキングにライブしていたワンゼロが争っていた

 

しかしワンゼロはショウの視線がこっちに向けられた隙に逃走した

 

ゴウキ「アリサ!ウェンディ!あいつを追ってくれ!」

 

アリサ&ウェンディ「ガレット!」

 

アリサとウェンディは逃げたワンゼロを追いかけた

 

ゴウキ「俺たちはUPGだ!動くな!」

 

優介とヒカルもチャージガンを手に取り構える

 

だがショウはどこかへ行こうとするがゴウキが止める

 

ゴウキ「動くなつってるだろこの野郎!」

 

ゴウキはショウの肩に触れようとしたが振り払われる

 

ゴウキ「てめえ!」

 

キレたゴウキが胸ぐらを掴むとショウが格闘でゴウキを攻撃してきた

 

そして

 

ショウ「邪魔をするな!」

 

人間とは思えない力でゴウキを吹き飛ばした

 

ヒカル「ゴウキさん!」

 

優介「大丈夫ですか!」

 

ゴウキ「お前・・・なかなか」

 

あまりの衝撃でゴウキは気を失った

 

優介「ゴウキさん!」

 

ヒカル「お前は誰だ!?目的は何だ!?」

 

ショウ「貴様たちは地下の資源を奪い我々を滅ぼそうとしている」

 

優介「地下の資源?」

 

ヒカル「一体何のことだよ?」

 

ショウ「ビクトリウムは我々の命だ!」

 

そしてヒカルと優介にも殴りかかるが

 

キサラ「地上の者を傷つけてはなりません」

 

キサラとの約束を思い出したショウは攻撃を止めた

 

一方 ワンゼロを追っていたアリサとウェンディが追いついた

 

アリサ「こそこそとどこへお出掛けかしら?」

 

ウェンディ「動かないでください!動くと撃ちますよ」

 

ワンゼロはまたチブロイドを召喚しアリサとウェンディに攻撃させるが格闘とチャージガンの攻撃で倒された

 

アリサは接近してくるワンゼロに対しチャージガンをパラライザーモードに変えて発射するが効かない

 

アリサ「パラライザーが効かない?」

 

ウェンディ「アリサさん!」

 

ワンゼロの電撃をウェンディがアリサと一緒に伏せて攻撃しワンゼロの腕をかするが、それはすぐに修正された

 

ウェンディ「えっ?」

 

アリサ「あなた、何なの?」

 

【モンスライブ!エレキング!】

 

友也「危ない!早くそこから離れてください!」

 

エレキングにライブしたワンゼロは三日月カッターで街を破壊し始める

 

ヒカル「危ない!」

 

優介「くそ!」

 

優介とヒカルはショウを突き飛ばし、逆に怪我をした

 

ショウ「なぜ俺を?怪我をしたのか?」

 

ヒカル「大丈夫だ」

 

優介「そんな事よりエレキングが来るぞ!」

 

【ウルトライブ!GO!EXレッドキング!】

 

ショウはEXレッドキングのスパークドールズをビクトリーランサーガンモードでリードしモンスシューターでエレキングを攻撃した

 

ヒカル「何だ?今のは?」

 

優介「怪獣のスパークドールズをエネルギー弾にして撃つこともできるのか?」

 

【ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!】

 

ビクトリーにウルトライブしたショウはエレキングと対峙する

 

蹴り技を中心に追い詰めるが逆に追い詰められ尻尾からの電流攻撃でカラータイマーが点滅し三日月カッターで追い詰められる

 

ヒカル「無理しやがって」

 

優介「ヒカル、行くぞ」

 

ヒカル「あぁ!」

 

【ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!】

 

ヒカル「ギンガーーー!!!」

 

ギンガ「ショウラッ!」

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

優介「オーーーブ!!!」

 

オーブとギンガがビクトリーを助け、ギンガスパークランス、オーブカリバーでエレキングに攻撃するが先の怪我の影響で満足に戦うことができない。

 

それでも二人は諦めずに挑む

 

挿入歌:ウルトラマンビクトリーの歌

 

そんな姿を見たビクトリーは二人の頭上を越え、急降下キックでエレキングに攻撃する

 

オーブ「サンキュー、ビクトリー!」

 

ビクトリー「ビクトリウムスラッシュ!」

 

まずはビクトリウムスラッシュで牽制し

 

ショウ「行くぞ!」

 

【ウルトランス!EXレッドキングナックル!】

 

EXレッドキングナックルでエレキングを殴り飛ばし、腕でVの字を作り右腕にエネルギーを集中する

 

ビクトリー「ビクトリウムシュート!」

 

ビクトリー最大の必殺光線ビクトリウムシュートでエレキングを倒し、エレキングのスパークドールズを入手した

 

ヒカル「っ!うっ!」

 

優介「大丈夫かヒカル?」

 

ヒカル「あぁ、優介こそ大丈夫なのか?」

 

優介「心配するな、大した怪我じゃない」

 

そこにショウとレピとサクヤが来た

 

ショウ「なぜ俺を助けた?」

 

ヒカル「まぁ、なんとなく」

 

優介「同じウルトラマンだろ?」

 

ヒカル「背負ってるものは違っても目指すものは同じかもってな!」

 

ショウ「だと良いがな」

 

そしてヒカルはショウにVチョコを渡す

 

ヒカル「俺の名前は礼堂ヒカル」

 

優介「俺は永幡優介、お前は?」

 

ショウ「俺の名はショウ」

 

そしてショウはヒカルからもらったVチョコを食べながらレピとサクヤと一緒に地底世界へと帰っていった

 

ウェンディ「優介くん、怪我したの!?」

 

優介「ああ、これくらいなんともない」

 

ウェンディ「そんなわけないでしょ!?私が治すからじっとしてて!」

 

そうして優介はウェンディの治癒魔法で怪我を治してもらった。(ついでにヒカルも)

 

ヒカルに事情を話したが、自分たちの秘密にしてくれた

 

 

 

チブル星人エクセラー「エクセレント!ビクトリウムの力は実に素晴らしい!偉大なるグランドマスターよ。あなたの体は間もなく復活するでしょう。宇宙最高の頭脳であるこの私によって」

 

エクセラーは盗んだビクトリウムのエネルギーを月に転送していた

 

それはかつてギンガが倒したあの悪魔だった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED キラメク未来~夢の銀河へ~】

 

次回予告

 

新たな刺客、ガッツ星人ボルストが大量のインペライザーを率いて地球に襲来してきた。傷つき倒れた優介たちに聞こえてきた声がギンガとオーブを次のステージへと導く

 

次回 孤高の戦士

 

眩い光で未来を示せ!

 




最後の台詞はあの姿の・・・次回もお楽しみに!


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第45話 孤高の戦士

ギンガとオーブが新たな力を手にします!


【OP 英雄の詩】

 

キサラ「そうですか、助けられましたか」

 

ショウ「はい、しかしヒカルやギンガ、優介にオーブの目的がなんなのか未だに分かりません」

 

キサラ「そのヒカルと優介という青年もまた、あなたと同じ宿命を背負っているのかもしれませんね」

 

ショウ「あいつらと俺が?」

 

その頃レピとサクヤが門番の隙をついて地上に向かった

 

エクセラーの宇宙船

 

ワンゼロ「申し訳ありません。次は必ず」

 

エクセラー「シャラップ!言い訳など聞きたくありません」

 

エクセラーがワンゼロに電撃を放った

 

エクセラー「ワンゼロ、お前はビクトリウムに専念しろ」

 

ワンゼロ「しかし奴らが!」

 

???「どうやら俺様の出番のようだな!」

 

するとガッツ星人がやってきた

 

 

ヒカルと優介はウェンディとアリサと一緒にパトロールしていた

 

そしてヒカルと優介はビクトリーにウルトライブしていたショウの事が気になっていた

 

ショウ「俺の名はショウ」

 

ヒカル「(ショウ・・・お前は一体何者なんだ?)」

 

ショウ「貴様たちは地下の資源を奪い我々を滅ぼそうとしている」

 

優介「(この地球の地下に一体何があるんだ?)」

 

アリサ「ヒカル?ヒカル、どうしたのぼうっとして?」

 

ヒカル「あ、いや、何でもないです。何でも」

 

ウェンディ「優介くん?どうしたの?思い詰めた顔して」

 

優介「いや、何でもない」

 

すると街中に大量のインペライザーが出現した

 

優介「あれはインペライザー!」

 

アリサ「こちらアリサ、街中に謎のロボット軍団が出現」

 

ヒカルは走り出す

 

アリサ「ちょっとヒカル!どこにいくのよ!」

 

優介「俺が追いかけます!」

 

陣野「ゴウキ、ウェンディとアリサと合流して市民の避難を頼む!」

 

ゴウキ「ガレット!」

 

ボルスト「ワンゼロ、さっさとビクトリウムを転送しろ」

 

ワンゼロがビクトリウムの回収を始めた

 

ボルスト「生意気な奴め、どこだ!ギンガにビクトリーにオーブ、早くしないとインペライザーが街を破壊しつくぞ?」

 

キサラ「またしてもビクトリウムが!頼みましたよショウ!」

 

ショウ「はい!」

 

するとそこにカムシンがやって来た

 

カムシン「ショウ、大変だ!レピとサクヤがいない!」

 

ショウ「っ!」

 

ヒカル「派手に暴れやがって!」

 

優介「行くぞヒカル」

 

ヒカル「ああ!」

 

【ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!】

 

ヒカル「ギンガーーー!!!」

 

ギンガ「ショウラッ!」

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

優介「オーーーブ!!!」

 

オーブ「デェアッ!」

 

ボルスト「ギンガにオーブか、やってしまえ!」

 

ギンガ「ギンガクロスシュート!」

 

オーブ「オーブウィンドカリバー!」

 

ギンガクロスシュートでインペライザーを撃破し

 

オーブウィンドカリバーで周囲のインペライザーをまとめて吹き飛ばすが

 

死角からの攻撃で体勢が崩れ、攻撃を喰らってしまう

 

ギンガ&オーブ「うわああああ!!!」

 

ショウ「あいつら・・・」

 

ボルスト「ふっふっふっ、いいぞインペライザー、もっとやれ!」

 

サクヤ&レピ「早く逃げてください!早く!」

 

店長「これあげるよ!」

 

レピ「でも百円は?」

 

店長「俺の奢りだ!」

 

そうしてレピはVチョコを一箱まるごと手にした

 

そこにゴウキとウェンディとアリサが到着した

 

アリサ「あっ!ここは危険だわ。あなたたちも逃げて!」

 

チャージガンでインペライザーに攻撃するが全く効果がなかった

 

ギンガ「ッ!危ない!」

 

オーブ「させるか!」

 

ギンガとオーブがウェンディたちを庇う

 

ギンガ&オーブ「ぐあああああ!!!」

 

アリサ「ギンガ!」

 

ゴウキ「オーブ!」

 

ウェンディ「っ!(ヒカルさん!優介くん!)」

 

皆を守るために必死に耐えるギンガとオーブ

 

【ウルトライブGO!EXレッドキング!】

 

ショウがワンゼロとガッツ星人ボルストを攻撃したことによりインペライザーが一斉に機能が停止し、ビクトリウムも元に戻っていった

 

ボルスト「貴様はビクトリアンか?」

 

ショウ「なぜビクトリウムを狙う?」

 

ワンゼロ「お前に話す必要などない」

 

ショウ「何だと?」

 

ボルスト「何をしているワンゼロ!さっさと倒してしまえ!」

 

チブロイドを召喚するがショウは難なく格闘で圧倒しビクトリーランサーガンモードで銃撃しチブロイドを倒すがワンゼロとボルストは逃げられてしまった

 

 

 

その後、UPGに保護されたサクヤとレピがショウを待っていた

 

レピ「兄貴!これ貰ったんだ。兄貴好きだろ?」

 

ショウ「レピ、地上には出るなと言っただろ?危ないじゃないか」

 

サクヤ「ごめんなさい。レピがどうしてもショウにあげたいって」

 

ショウ「お願いだ!頼むから俺の邪魔をしないでくれ!」

 

レピ「・・・・・・」

 

ウェンディ「あの・・・そんな言い方」

 

ヒカル「そんな言い方ねぇだろ!」

 

優介「少しは、ぐっ!心配する者の気持ちを考えろよ!」

 

そこに先の戦いで負傷したヒカルと優介が来た

 

ウェンディ「っ!優介くん!」

 

ゴウキ「ヒカル、優介!どうしたんだその怪我!」

 

アリサ「どこに行ってたのよ!?心配したでしょ!」

 

ヒカル「すいません」

 

ショウ「お前たちには関係のないことだ」

 

ヒカル「お前のためにやったんだろ?仲間思いのいい奴らじゃねぇか」

 

ショウ「俺には共に戦う仲間など必要ない」

 

優介「えっ?」

 

ショウ「行くぞ」

 

 

 

 

その後ヒカルと優介は医療室で休んでいた

 

ウェンディ「もう、無茶しないでよ・・・」

 

ウェンディはあれからずっと優介の側にいた

 

ウェンディの心は今にも張り裂けそうだった

 

出会ったときからずっと優介に守られてばかりでいた

 

ウェンディ「私・・・どうすればいいの?」

 

力になれない自分が許せなかった

 

 

 

陣野「またしてもギンガとオーブに助けられたな」

 

ゴウキ「でもなんでウルトラマンビクトリーは現れないんだ?彼も味方じゃないのか!?」

 

アリサ「・・・それは」

 

友也「あの女の金属部分の解析結果が出ました」

 

友也がモニターにウェンディがワンゼロに銃撃し、かすった時に見えた金属を表示した

 

友也「やはり地球上のどの金属の性質とも一致しません」

 

アリサ「地球外の金属って敵は宇宙人ってこと?」

 

陣野「あの水晶体との関連性は?」

 

友也「これを見てください。水晶体は独自で光を放ち、融合させると莫大なパワーを発生させます。それはたった数センチのかけらでもこの雫ヶ丘全体のエネルギーが賄えるほどです」

 

ゴウキ「宇宙人の野郎、これを狙ってるのか!?」

 

陣野「こんなものが破壊の道具に使われたら・・・」

 

ボルスト「どこだギンガ!オーブ!今度こそ息の根を止めてやる!」

 

ショウ「これ以上お前らの好きにはさせない」

 

【ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!】

 

ショウ「俺が相手だ!」

 

ボルスト「今度はビクトリーか、やってしまえインペライザー!」

 

ショウ「行くぞ!」

 

【ウルトランス!EXレッドキングナックル!】

 

EXレッドキングナックルで数体のインペライザーを攻撃し、フレイムロードで数体撃破した

 

【ウルトランス!エレキングテイル!】

 

今度はエレキングのスパークドールズをリードしてエレキングテイルを装着し、振り回しながらインペライザーを倒していく

 

ボルスト「なかなかやるな、しかしまだまだ甘い。俺様が本当の戦いを見せてやる!」

 

【モンスライブ!キングジョー!】

 

ビクトリーがエレキングテイルでどんどんインペライザーを倒していくが背後から何者かの銃撃を喰らいウルトランスが解除されてしまった

 

ボルスト「我こそは宇宙一のガッツ星人ボルスト様だ。俺様に勝てるものなどいないのだ!」

 

それはキングジョーカスタムにモンスライブしたガッツ星人ボルストだった

 

ビクトリーが挑むがこれまでとは違う圧倒的な力に防戦一方となる。それに加えて無数のインペライザーの攻撃にビクトリーはなすすべもなく吹き飛ばされた

 

アリサとゴウキがシュナウザーで現場に急行した

 

まだ傷は完治してはいないものの行こうとするヒカルと優介を友也とウェンディが止めた

 

友也「礼堂君!どこに行くんです?」

 

ヒカル「離せ友也!俺も戦う」

 

友也「そんな体じゃ無理です」

 

ヒカル「仲間が・・・仲間が戦うんだぞ?なのに何で俺は戦えないんだよ?何で俺は助けられないんだよ?何で俺は仲間のために何もできないんだよ!?」

 

友也「礼堂君・・・」

 

ヒカル「うわああああ!!」

 

ウェンディ「優介くん!どこに行くの?」

 

優介「離してくれ!俺も戦う」

 

ウェンディ「今の優介くんに何ができるというの?」

 

優介「俺がやらなければいけないんだ!」

 

ウェンディ「・・・いい加減にしてよ!!」

 

優介「っ!」

 

ウェンディ「もう嫌だよ、優介くんがぼろぼろになるのを見るのは」

 

優介「・・・・・・」

 

ウェンディ「私がこれまでどんな思いで優介くんの戦いを見てきたのか分かる?」

 

優介「・・・・・・」

 

ウェンディ「ねぇ、もう一人で背負い込まないで。私が優介くんの力になる。だから少しくらい私を頼って」

 

優介「ウェンディ・・・」

 

???「仲間ならここにも要るぞヒカル!」

 

ヒカル「その声は?」

 

するとあるウルトラマンのスパークドールズが現れた

 

ウェンディ「あれは?」

 

ヒカル&友也「タロウ!」

 

優介「ウルトラマンタロウ!?」

 

それはウルトラマンNo.6ことウルトラマンタロウのスパークドールズだった

 

タロウ「ヒカル、我々ウルトラの意志を受け継ぐものには素晴らしい仲間がいる」

 

ヒカル「ウルトラの仲間?」

 

タロウ「そうだ、我々はどんな時でも仲間と共に力を合わせて戦ってきた。だからヒカル、お前にもウルトラの仲間がついている。我々と一緒に戦うんだ!」

 

するとタロウからヒカルの左腕にストリウムブレスが装着された

 

ヒカル「これは・・・」

 

そしてギンガスパークから光が出現しオーブリングに集まり、ウルトラマンギンガのフュージョンカードを形成した

 

 

友也「そうですよね。僕らには頼もしい仲間がいるんですよね!」

 

ヒカル「ああ!」

 

優介「・・・行ってきます」

 

ウェンディ「行ってらっしゃい、気を付けてね」

 

その頃 ビクトリーのカラータイマーが点滅して追い詰められていた

 

ボルスト「どうしたビクトリー?貴様の力はそんなものだったのか?他愛もない奴め。これで止めだ!」

 

そこにヒカルと優介が到着した

 

ヒカル「待たせたな。ビクトリー」

 

優介「今行くぞ!」

 

【ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!】

 

ヒカル「ギンガーーー!!!」

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

優介「オーーーブ!!!」

 

ギンガとオーブに変身するが傷が癒えていないため膝をついてしまう

 

ボルスト「おおっ!やっと来たかギンガにオーブ、しかしそんな体で何ができるというんだ?」

 

それでもギンガとオーブは戦う。仲間たちを守るために

 

ギンガ「ギンガファイヤーボール!」

 

オーブ「オーブフレイムカリバー!」

 

しかし、インペライザーの猛攻に吹き飛ばされた

 

ヒカル「ぐっ!体が!」

 

優介「くそ!」

 

ビクトリー「あ・・・」

 

ボルスト「はっはっはっ!分かる分かるぞ!お前たちは今こう言いたいはずだ。声まね(こんな体でさえなければ勝つことができたのに)とな!甘いわ!」

 

その時何かがキングジョーカスタムを攻撃した

 

ボルスト「ぐっ!何だと!?」

 

ギンガ・ビクトリー・オーブ「ッ!」

 

ゴウキ「へへっ!こいつの威力は抜群みたいだな!」

 

それは

 

アリサ「ギンガ!オーブ!私たちが援護するわ!」

 

ヒカル「ゴウキさん!アリサさん!」

 

ウェンディ「諦めないでください!」

 

優介「ウェンディ・・・」

 

ボルスト「おのれ地球人め!ん?」

 

するとギンガとオーブが立ち上がった

 

ボルスト「馬鹿な!どこにそんな力が残っていたというんだ!?」

 

ヒカル「俺たちは負けない!」

 

優介「負けられないんだ!」

 

優介「ヒカル、お前とギンガの力、借りるぜ」

 

ヒカル「ああ!タロウ、今こそウルトラの仲間の力を見せてやろうぜ!」

 

タロウ「よし!行くぞヒカル!」

 

BGM:ギンガストリウムのテーマ

 

【今こそ一つになる時!】

 

ストリウムブレスのライブサインをリードし

 

【ウルトラマンタロウ!ギンガに力を!ギンガストリウム!】

 

優介「メビウス!」

 

【ウルトラマンメビウス!】

 

優介「ギンガ!」

 

【ウルトラマンギンガ!】

 

優介「無限の可能性、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ、メビュームエスペシャリー!】

 

オーブ「眩い光で未来を示せ!」

 

これがウルトラマンギンガストリウム

 

そしてウルトラマンオーブメビュームエスペシャリー

 

ショウ「・・・・・・」

 

ゴウキ「あ!」

 

アリサ「あ・・・」

 

友也「これがギンガストリウム、そしてメビュームエスペシャリー!」

 

ウェンディ「・・・・・・」

 

ボルスト「何をほざくな!遊びは終わりだ!」

 

ヒカル「行くぜウルトラ兄弟!」

 

【ウルトラマンタロウの力よ!】

 

ギンガ&タロウ「ストリウム光線!」

 

オーブ「メビュームシュート!」

 

ストリウム光線とメビュームシュートでインペライザーを粉砕

 

【ウルトラマンの力よ!】

 

ギンガ&タロウ「スペシウム光線!」

 

オーブ「ギンガクロスシュート!」

 

スペシウム光線とギンガクロスシュートでインペライザー全てを倒した

 

残るはキングジョーカスタムだけだ

 

ギンガはタロウのファイティングスタイルで攻撃し連続パンチしキックする

 

オーブは虹色の光剣を複数召喚してそれを一つに合体させる

 

ヒカル「これで最後だ!」

 

【ウルトラセブンの力よ!】

 

ギンガ&タロウ「ワイドショット!」

 

オーブ「メビュースペシャリーブレード!」

 

ワイドショットとメビュースペシャリーブレードでキングジョーカスタムを倒した

 

ウェンディ「やったー!」

 

ボルスト「何ぃ!俺様としたことが!なんてことだ!こんなはずはない!次だ!次こそはギンガにオーブ、お前たちの最期だー!」

 

 

 

そして優介はウェンディの所に戻った

 

優介「・・・・・・」

 

ウェンディ「お帰りなさい♪」

 

優介「うん、ただいま」

 

ウェンディ「カッコよかったよ。優介くん」

 

優介「・・・ウェンディがいつも俺のことを信じてくれたから、これまで出会ったかけがえのない仲間たちがいてくれたからウルトラマンは勝てたんだ」

 

優介はウェンディをぎゅっと抱きしめた

 

ウェンディ「えっ?///」

 

優介「ありがとう、愛してる」

 

ウェンディ「っ!///」

 

ウェンディ「私も・・・あなたのことを愛してるよ❤️」

 

そうして二人は深いキスをした

 

 

 

 

ヒカル「ショウ!」

 

ヒカルはキングジョーカスタムのスパークドールズをショウに渡した

 

ショウ「なぜ俺に?」

 

ヒカル「きっとお前の力になってくれるんじゃないかって」

 

ショウ「また助けられたようだな」

 

ヒカル「俺だって助けてもらった。優介にウェンディ、アリサさん、ゴウキさん、隊長に友也、そして、皆がな」

 

アリサ&ゴウキ「ヒカル!」

 

ヒカル「だからショウ、お前も一人じゃない。俺たちが仲間だ!」

 

そしてショウは無言のまま立ち去った

 

アリサ「ちょっと基地にいないと思ったらどこに行ってたのよ?」

 

ゴウキ「お前ほんと肝心な時いないよな!俺がギンガとオーブを救った大活躍、見せたかったぜ!」

 

ショウ「・・・仲間か・・・」

 

アリサ「さっ!優介とウェンディを見つけるわよ!」

 

ヒカル「はい!」

 

ゴウキ「あ・・・ちょっとそっとしておこうぜ」

 

ヒカル「えっ?」

 

アリサ「なんで?」

 

ゴウキ「見ろ」

 

ヒカル&アリサ「ん?」

 

アリサ「きゃ~ラブラブじゃない!あの二人」

 

ヒカル「あはは」

 

そしてその後二人の事で話題が広まったのは別の話

 

TO BE CONTINUED

 

【ED キラメク未来~夢の銀河へ~】

 

次回予告

 

使命を背負い一人戦うことにこだわるショウ。だけどそれじゃダメだ。守りたいものがあるなら教えてやる。ギンガとオーブの強さの秘密を!

 

次回 強さの意味

 




ついにメビュームエスペシャリー登場!


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第46話 強さの意味

本当の強さとはなんなのか?それではどうぞ!


【OP 英雄の詩】

 

レピ「兄貴、どうしても付いてっちゃダメ?」

 

ショウ「ああ、これから戦いはもっと激しくなる。頼むからもう地上には来ないでくれ」

 

レピ「おいら。兄貴の側に居たいんだよ!兄貴は強いし格好いいし!」

 

ショウ「強い?」

 

レピ「強いよ!」

 

ショウ「あれで本当に強いと言えるのだろうか?」

 

 

友也「なるほど、ここにウルトラの仲間のパワーが集結してるわけですか」

 

ヒカル「うん、あんなすげぇパワー初めてだった」

 

友也「そして、あなたがウルトラマンオーブだったんですね」

 

優介「ああ」

 

友也「そしてウェンディさんも別の世界から来た人だったんですね」

 

ウェンディ「はい」

 

優介「でも」

 

友也「分かってます。僕たちの秘密にしておきますよ」

 

優介「ありがとう、友也!」

 

友也「いえいえ」

 

優介「それとヒカルもありがとな」

 

ヒカル「ああ、俺とギンガの力、お前の役に立ててくれ」

 

優介「ああ!」

 

アリサ「何やってんのよ?」

 

ヒカル&友也&優介&ウェンディ「あ・・・・・」

 

ゴウキ「何だこれ?」

 

ヒカル「あ、いや、その、えっと、あう腕時計!」

 

ゴウキ&アリサ「はっ!?」

 

優介「ぷっ!」

 

アリサ「こんな大きい腕時計なんて戦闘の邪魔になるだけじゃない!外しなさい!」

 

友也「僕が礼堂君にいつも付けおくよう頼んだんです。朝起きた時の覚醒機能付きで」

 

ゴウキ「ってそれ、目覚まし時計だ!」

 

ヒカル「あ、そ、そうです。目覚まし時計です。俺最近自力で起きられないんですよね」

 

ウェンディ「そ、そそそそうなんですね!?」

 

ヒカルはスマートシーバーでシュナウザーを起動させた

 

アリサ「あのさ、仮にもUPGの隊員なんだからさもうちょっとしっかりして」

 

ヒカル「さあさあ乗りましょう乗りましょう。今日も1日パトロール頑張りましょう!」

 

優介「おう!」

 

 

 

エクセラー「ギンガとオーブがパワーアップか、エクセレント、ますますゲームが面白くなってきた」

 

ボルスト「まさか、あんな技を隠してたとはギンガにオーブめ!」

 

エクセラー「いやいや主ボルスト、あなたの戦いもダイナミック&エキサイティングでしたよ」

 

ボルスト「次の戦いまで体を休めておく」

 

そうしてボルストは去っていった

 

エクセラー「ふん!全く口ばかりで使えない奴だ、アンドロイド・ワンゼロ」

 

ワンゼロ「はい」

 

エクセラー「名誉挽回するチャンスを与えよう。やるべきことは分かっているな?」

 

ワンゼロ「はい、ギンガとビクトリーとオーブは私が必ず倒します

 

ショウ「これ以上ビクトリウムを奪われるわけにはいかない。だが・・・奴らが使った怪獣の力、そんなものに頼っていいのだろうか?」

 

すると地響きが鳴り、岩石怪獣サドラが出現した

 

ワンゼロ「ビクトリー、ギンガ、オーブ、出てこい!」

 

陣野「ポイントG9に巨大怪獣出現!」

 

アリサ「位置確認しました」

 

陣野「すぐに直ちに現場に急行せよ!」

 

アリサ&ゴウキ&ウェンディ「ガレット!」

 

ゴウキ「あれ!?ヒカルと優介がいない!」

 

アリサ「えっ?またあいつら勝手な行動を!」

 

そしてなぜかゴウキを叩いた

 

 

 

【ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!】

 

ショウがビクトリーにウルトライブした

 

しかしビクトリーが現れた瞬間、サドラが霧に包まれた

 

ビクトリー「フン?」

 

不思議に思っているとサドラの腕が伸びてビクトリーを吹き飛ばした

 

ショウはEXレッドキングのスパークドールズを取り出すが

 

ショウ「くっ!」

 

使うかどうか迷っていたがリードした

 

【ウルトランス!EXレッドキングナックル!】

 

ビクトリー「ウゥッ!フッ!ン?」

 

いつものように戦おうとするがなぜかウルトランスが勝手に解除されてしまった

 

ビクトリー「何?」

 

【ウルトランス!エレキングテイル!】

 

しかしまたしてもウルトランスが勝手に解除されてしまった

 

ショウ「なぜだ!?なぜ使えない!?」

 

ウルトランスが使えないことに戸惑いを隠せないビクトリーはサドラに苦戦する

 

【ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!】

 

ヒカル「ギンガーーー!!!」

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

優介「オーーーブ!!!」

 

オーブ「タァッ!」

 

そこにギンガとオーブが駆けつけた

 

初めて一緒に戦った時よりも抜群のコンビネーションでサドラに攻撃する

 

タロウ「ヒカル、私たちのパワーを感じるか?」

 

ヒカル「ああ、行くぞ!」

 

BGM:ギンガストリウムのテーマ

 

【今こそ一つになる時!ウルトラマンタロウ!】

 

【ギンガに力を!ギンガストリウム!】

 

優介「ジャック!」

 

【ウルトラマンジャック!】

 

優介「ゼロ!」

 

【ウルトラマンゼロ!】

 

優介「キレのいい奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ!】

 

ギンガはギンガストリウムに変身、オーブはハリケーンスラッシュにフュージョンアップした

 

オーブ「オーブスラッガーランス!」

 

オーブスラッガーショットを360度回転させてオーブスラッガーランスを形成した

 

ヒカルはディスクを回してウルトラマンジャックのディスクに合わせてボタンを押して再びディスクを回転させる

 

【ウルトラマンジャックの力よ!】

 

ギンガ&タロウ「ウルトラショット!」

 

オーブはオーブスラッガーランスのレバーを1回引いてボタンを押して必殺技を放つ

 

オーブ「オーブランサーシュート!」

 

ウルトラショットとオーブランサーシュートによってサドラは倒された

 

ゴウキ「くっそ!またウルトラマンに助けられちまったな」

 

アリサ「でも、またすぐに凶悪な怪獣が現れるかもしれない。私たちも警備を強化しましょう!」

 

ウェンディ「はい!」

 

アリサ「・・・にしてもヒカルと優介の奴!」

 

そしてまたなぜかゴウキを叩いた

 

ゴウキ「あ痛っ!えええ?」

 

アリサ「帰ってきたらもおおう!!」

 

ゴウキ「俺?」

 

ウェンディ「ふふふふふふ!」

 

ゴウキ「ど、どどどどうしたんだウェンディ!?」

 

ウェンディがものすごい黒いオーラを出しながら満面の笑顔で答えた

 

ウェンディ「別にどうもしてませんよ♪ただ、勝手な行動をした優介くんをどんな風にこらしめてやろうかなって考えてただけですよ♪」

 

一方

 

ヒカル「大丈夫か?」

 

優介「ウルトランスが使えなかったみたいだけど何かあったのか?よかったら相談に乗るぞ」

 

ヒカル「そうだこれ」

 

ヒカルはショウにサドラのスパークドールズを渡そうとしたが

 

ショウ「俺に構うな!」

 

ショウはそれを振り払い行ってしまった

 

そしてEXレッドキング、エレキング、キングジョーカスタムのスパークドールズを玉座の横に置いた

 

キサラ「どうしたのですか、一体?」

 

ショウ「ビクトリウムを奪おうとした奴らの力など必要ありません!私は自分一人の力でビクトリウムを守って見せます!」

 

キサラ「ショウ・・・あのヒカルと優介という青年と話しなさい」

 

ショウ「ヒカルと優介と?」

 

キサラ「彼らはあなたに無いものを持っています」

 

キサラ「見つけなさい。答えは全てあなたの中にあります」

 

 

 

サクヤ「レピ、何してるの?」

 

レピ「おいら強くなりたいんだ。強くなれば兄貴の側に居られるだろ?」

 

そうしてレピは特訓するが

 

レピ「ダメだな、もう1回!」

 

それでも諦めずに頑張っていた

 

シェパードンもショウを気にかけていた

 

ショウ「心配するな、俺なら一人で大丈夫だ」

 

ある公園でまた3人は会った

 

ヒカル「おっ!」

 

ショウ「聞きたいことがある!」

 

優介「何だ?」

 

ショウ「お前たちにあって俺に無いものって何なんだ?」

 

優介「えっ?」

 

ヒカル「なんだよいきなり・・・」

 

ショウ「知りたいんだ!お前たち・・・ギンガとオーブの強さの秘密を」

 

ヒカルは飛んできたサッカーボールを取って子どもたちに返した

 

ヒカル「あれ?なんかメンバー少なくない?」

 

子ども「皆、怪獣を怖がって出てこないんだ」

 

ヒカル「そっか、じゃあ俺たちも仲間に」

 

ショウ「何考えてるんだこんな時に!」

 

ヒカル「いいじゃん、お前もやろうよ」

 

優介「サッカーは楽しいぞ」

 

しかしショウは立ち去ろうとするとヒカルが止めようとしたが

 

 

ショウ「何でだ!俺はお前たちと違って真面目に戦ってる!背負ってる物も違う!なのになんでいつもお前たちに助けてもらわなきゃならないんだ!」

 

ヒカル「いや、だって仲間だしさ」

 

ショウ「言っただろ!俺に仲間なんか必要ない!誰かと一緒でないと戦えないなんてそれは真の強さとはいえない」

 

ヒカル「そうかな?助け合ったり色んなことを一緒に考えあったりしてる内に大事な仲間ができて・・・そしてあいつらを仲間を守りたいって思う気持ちが俺をどんどん強くしてくれた」

 

ヒカル「仲間がいるから俺はここまで戦ってこれたんだよ」

 

優介「ショウ、自分一人で生きていると思うな。この世に生きるものは、皆支えあって生きているんだ」

 

しかし、再びビクトリウムが転送されようとしていた

 

そして地底怪獣グドンが現れた

 

エクセラー「アンドロイド・ワンゼロ、また失敗したら後がないぞ?」

 

ワンゼロ「はい」

 

【ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!】

 

ヒカルと優介も変身しようとするが

 

ショウ「俺はお前たちと違って真面目に戦ってる!背負ってる物も違う!なのになんでいつもお前たちに助けてもらわなきゃならないんだ!」

 

先の言葉で変身を躊躇っていた

 

タロウ「おい、どうしたヒカル、優介」

 

ヒカル「これは・・・」

 

優介「ショウの戦いだ」

 

しかし

 

ショウ「なぜだ!?なぜ勝てない!?」

 

一人で戦うことにこだわっているせいか、力を充分に発揮できていなかった

 

カムシン「大丈夫でしょうか?」

 

サクヤ「レピ!」

 

レピはスパークドールズを持ち

 

レピ「お願いします!兄貴の所に行かせてください!」

 

そこにシュナウザーも到着した

 

アリサ「ビクトリーを援護する。攻撃準備」

 

ゴウキ&ウェンディ「ガレット!」

 

そしてレピもショウの所に向かっていた

 

ワンゼロ「ビクトリー消去!」

 

グドンのムチがあまりの勢いでヒカルと優介は吹き飛ばされる

 

ヒカル&優介「うわあっ!」

 

しかしビクトリーをシェパードンが庇っていた

 

ショウ「シェパードン・・・」

 

そしてグドンと戦い始めた

 

ゴウキ「嘘だろ!アリサどっちから先に撃つ!?」

 

シェパードンはビクトリーを守りながらグドンと戦っていた

 

アリサ「あの怪獣、ビクトリーを庇ってる」

 

ウェンディ「・・・本当だ」

 

そしてUPGが援護射撃

 

しかしグドンには全く効果がなかった

 

アリサ「効かない」

 

アリサ「っ!ちょっと待って!ここをお願い!」

 

その時、走るレピを見たアリサは接続を切り離しレピを追いかける

 

ゴウキ「アリサ!」

 

ウェンディ「あの子、この前の」

 

レピ「兄貴ー!!」

 

ショウ「レピ!」

 

レピ「兄貴!待ってて!今助けに行くから!」

 

しかしシェパードンが倒れた衝撃で吹き飛ばされるが

 

アリサ「危ない!」

 

アリサが咄嗟に庇って気絶した

 

レピ「お姉ちゃん!?お姉ちゃん!?」

 

その時グドンがレピに狙いを定めた

 

ビクトリーがなんとか守ろうとするが吹き飛ばされる

 

そしてグドンのムチがレピに迫る!

 

レピ「うわあああ!!」

 

しかし何かがグドンを攻撃しレピを助けた

 

レピ「えっ?」

 

それはなんとサドラだった

 

サドラ「俺だよ俺」

 

レピ「ええっ!?」

 

ワンゼロ「何だと!?」

 

レピがグドンに襲われる前にヒカルがサドラにウルトライブしたのだ

 

【ウルトライブ!サドラ!】

 

優介「すげぇなヒカル、怪獣にもウルトライブできるんだ」

 

ヒカル「聞いてくれ、こいつらは敵じゃない。悪い奴に戦うための道具として操られていただけなんだ。信じればきっと力を貸してくれる」

 

レピ「うん」

 

レピ「お願い、兄貴を助けて!」

 

そうしてキングジョーカスタムのスパークドールズがビクトリーの元に渡った

 

そしてショウはヒカルと優介に言われたことを思い出した

 

ヒカル「あいつらを仲間を守りたいって思う気持ちが俺をどんどん強くしてくれた。仲間がいるから俺はここまで戦ってこれたんだよ」

 

優介「自分一人で生きていると思うな。この世に生きるものは、皆支えあって生きているんだ」

 

ショウ「そうだ、俺は一人で戦ってきたわけじゃなかった。強さとは一人で作り上げるものではない!」

 

ショウ「頼む、俺に力を貸してくれ!」

 

BGM:ウルトラマンビクトリーの歌

 

【ウルトランス!キングジョーランチャー!】

 

強さの意味を理解したショウは再びウルトランスが可能となりキングジョーランチャーが装着された

 

ビクトリー「エエッ!ハアッ!」

 

そしてフルパワーショットを放ちグドンを一撃で倒した

 

レピ「やった!やった!やった!兄貴勝った!」

 

ヒカル「イェイ!」

 

アリサ「どういうこと?」

 

レピ「皆仲間ってこと!」

 

その後、ヒカルと優介が子どもたちとサッカーをして、ウェンディが水分を皆に分けて暖かく見守っていた

 

ゴウキ「しっかし、あの2人を見ると和むな」

 

アリサ「優介がお父さん、ウェンディがお母さんみたいな感じね」

 

そしてショウの手にはサドラとグドンのスパークドールズがあった

 

それを陰で見ていたレピに気づき

 

ショウ「レピ!」

 

ショウ「一緒にチョコ食うか?」

 

一緒にVチョコを食べようと誘った

 

レピ「うん!」

 

 

TO BE CONTINUED

 

【ED キラメク未来~夢の銀河へ~】

 

次回予告

 

怪獣を越えた超生物、超獣を操る異次元人ヤプール、その魔性の力が俺たちUPGに迫る!

 

次回 仲間と悪魔

 

人間を舐めるなよヤプール!

 




ハリケーンスラッシュはサドラと交戦経験がある2人として登場させました。そして次回はいい加減しつこいヤプールがやってくる


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第47話 仲間と悪魔

またあのしつこいあいつの登場です


【OP 英雄の詩】

 

 

 

優介「それにしても、タロウ、本当に久しぶりだな」

 

タロウ「ああ!そうだな!こうして会話をするのも初めてだな」

 

優介「あっ!言われてみれば!」

 

タロウ「君も、しばらく見ない内にたくましくなったな!」

 

優介「あっはは!ありがとう!」

 

ウェンディ「えっと、知り合いなの?」

 

ヒカル「それ俺も気になってた」

 

優介「ああ、それは・・・」

 

優介はベリアルと光の国の一件を話した

 

ヒカル「そんなことが!?」

 

優介「ああ、ベリアルはとてつもなく強かった。正直ゼロがいなかったら勝てなかったかもしれないな」

 

ヒカル「ゼロ?」

 

タロウ「ウルトラマンゼロ、セブン兄さんの息子で若き最強戦士だ」

 

ヒカル「そんなウルトラマンがいるんだな」

 

優介「ああ!」

 

ウェンディ「私も会ったことがあるけど、すごく強かったな」

 

ヒカル「へぇ~いつか会ってみたいな」

 

優介「会えるさ、いつかきっと」

 

 

 

 

でも、その時が近い内に訪れるなんて、この時は考えもしていなかった

 

 

 

ある日、街の空から一角超獣バキシムが現れた

 

UPGが出動するが

 

アリサ「あっ!ヒカルと優介置いてきた」

 

ゴウキ「ああ?くっ、戻ってる暇はねぇ!」

 

ウェンディ「・・・・・・」

 

しかし置いていかれたのをチャンスに二人はウルトラマンへと変身した

 

【ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!】

 

ヒカル「ギンガーーー!!!」

 

ギンガ「ショウラッ!」

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

優介「オーーーブ!!!」

 

オーブ「ジェアッ!」

 

ワンゼロ「怪獣と超獣は違うのですか?」

 

エクセラー「攻撃によるダメージには強いはずだ」

 

ワンゼロ「その実力試してみます」

 

ギンガとオーブがダブルキックするが

 

ギンガ「ッ!」

 

オーブ「何!?」

 

簡単に掴まれ吹き飛ばされ、ミサイル攻撃を喰らい、角のミサイルで吹き飛ばされる

 

ギンガ「ウワッ!」

 

オーブ「グアッ!」

 

ワンゼロ「一気に止めを!」

 

ワンゼロがギンガとオーブに止めを刺そうとした

 

その時

 

何かがワンゼロを掴み上げた

 

ヤプール「機械の分際で許可なく私の駒を使うとはいい度胸だ」

 

それは異次元超人ヤプールだった

 

エクセラー「ヤプール!なぜお前が!」

 

操るもののゴタゴタが起き、バキシムが動かなくなった

 

アリサ「ゴウキ、チャージガンを車に繋いで」

 

ゴウキ「ガレット!ぶっ倒してやる!」

 

ウェンディ「動かない?どうして?」

 

ギンガとオーブのカラータイマーが点滅を始めた

 

エクセラー「バキシムと一緒にスパークドールズになっていたのか!」

 

ヤプール「2手3手先を読むのはお前だけじゃない!」

 

そしてワンゼロはバキシムから出された

 

ギンガとオーブは攻撃しようとするがバキシムは異次元空間に戻っていった

 

そしてヤプールがワンゼロの付近に姿を現した

 

ヤプール「チブルはビクトリウムを手に入れたいらしいな、ならばウルトラマンギンガとオーブを倒すのが手っ取り早い」

 

ワンゼロ「お前にそれができるのか?」

 

ヤプール「ウルトラマンは強い、だが人間はもろい、それが答えだ」

 

そう言いヤプールは消えた

 

エクセラー「ではヤプール、お手並み拝見といこうか」

 

アリサ「逃げたの?あの怪獣」

 

ゴウキ「そういう感じじゃなかったぞ・・・俺たちは何のために出動してきたんだ」

 

アリサ「街を守るためでしょ」

 

ゴウキ「守れてねぇじゃねぇか!」

 

ウェンディ「ゴウキさん?」

 

ゴウキ「何もできてねぇ、何一つ・・・」

 

そこに陣野隊長から通信が来た

 

陣野「現場から異常磁場は消えた。基地へ戻れ」

 

ゴウキ「今から帰投します」

 

アリサ「ゴウキ」

 

ウェンディ「行きますよ」

 

その時ゴウキの体に何かが入り込んだ

 

そして基地のエレベーターに入るとゴウキの体に異変が生じた

 

ゴウキ「何だ!?」

 

 

友也「ショウという男、彼は何者ですか?」

 

優介「えっ?」

 

ヒカル「何で俺たちに聞くんだよ?」

 

友也「僕は彼がビクトリーだと考えています。となれば同じウルトラマン同士君たちが何か知ってるんじゃないかと?」

 

ゴウキ「ぐっ!ぐあっ!ぐうっ!」

 

作業員「どうかしましたか?」

 

作業員がゴウキを心配した

 

その時、なんとゴウキが作業員を壁に叩きつけたのだ

 

そしてそのままどこかへ行ってしまった

 

そして作業員は警報を鳴らした

 

ゴウキは便所の水で顔を洗うが

 

ゴウキ「熱い!熱くてたまんねぇ!」

 

そしてふと鏡を見るとヤプールがいた

 

その頃 陣野、アリサ、ヒカル、優介、ウェンディが現場に到着した

 

アリサ「しっかりして!」

 

陣野「アリサ、侵入者かもしれん、すぐにモニターを調べてくれ」

 

アリサ「ガレット!」

 

するとヒカルは何かに気づいた

 

ヒカル「誰かに投げつけられた?」

 

優介「(いや、それにしては妙だ?人間の力じゃない)」

 

ヒカルと優介は互いに頷き

 

ヒカル「俺と優介は付近を調べます」

 

陣野「頼む!」

 

そしてアリサがモニターで確認するとそこにはゴウキが作業員を襲う姿がはっきりと映っていた

 

そしてゴウキにヤプールが迫る

 

ヒカル「ゴウキ先輩、非常事態発生です!先輩、応答願い」

 

その時、チャージガンの銃声が鳴った

 

優介「こっちだ!」

 

銃声の方に行くと、便所でゴウキが倒れていた

 

ヒカル「先輩!」

 

優介「ゴウキさん!しっかり!」

 

その時

 

ゴウキ?「無防備だなウルトラマン、これはこの星のものじゃない。こんなものを付けていればウルトラマンだと教えてくれているようなものだな」

 

ヒカル「お前は誰だ!?」

 

優介「その気配、お前まさか!」

 

そして二人はどこかに飛ばされてしまった

 

ヒカル&優介「うわあああ!!」

 

ゴウキ?「我が名はヤプール!」

 

そしてヒカルと優介は特殊な異次元のバリアに閉じ込められてしまった

 

ウェンディ「もう少しですからね」

 

陣野「すぐ治療を頼む!」

 

ウェンディと陣野が作業員を治療所に運んだ。

 

するとアリサから通信が来た

 

アリサ「隊長、作業員を襲ったのはゴウキです」

 

ウェンディ「えっ?」

 

するとバキシムを調べていた友也が何かに気づいた

 

友也「そうか!何者かがゴウキ隊員に取りついているのではないでしょうか?そしてその正体は異次元人ヤプールの可能性が!」

 

アリサ「異次元人ヤプール」

 

ウェンディ「(まさか、あの時の!)」

 

友也「はい、ギンガとオーブが戦ったのは超獣です。ヤプールは人間に取りつくだけでなく超獣を操る能力を持っています」

 

陣野「超獣?」

 

友也「ヤプールが生み出した怪獣を越えた超生物、それが超獣です!」

 

???「ほう、よく知っているな!」

 

その時ゴウキに取りついたヤプールが友也を締め上げた

 

ゴウキ(ヤプール)「では聞こう?ウルトラマンビクトリー、それに変身する人間は誰だ?」

 

友也「僕は・・・知らない」

 

そしてゴウキ(ヤプール)はふとショウの画像を見た

 

 

その頃ある女性が神社にお願い事をしていた

 

女性「元気な赤ちゃんが産まれますように」

 

どうやらこの女性は妊婦さんのようだ

 

それを近くで見ていたショウの後ろにゴウキに取りついたヤプールが現れた

 

ショウ「あんたはUPGの」

 

しかし何も知らないショウは吹き飛ばされた

 

妊婦「大丈夫ですか!?」

 

ショウ「逃げろ!いいから逃げろ!」

 

妊婦さんは逃げるがこけてしまい、お腹に痛みが生じた

 

妊婦「赤ちゃんが!助けて!」

 

ヤプールは襲おうとするが

 

ヤプール「何をしてる!」

 

ゴウキ「助けてと言われて放っておけるわけ、ねぇだろ!」

 

ゴウキがなんとかヤプールを抑えながら車で妊婦さんを病院に運んだ

 

ショウ「あいつ、人間じゃねぇ!」

 

【ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!】

 

ビクトリー「ジェアッ!」

 

ショウはビクトリーにウルトライブしてヤプールを追いかけた

 

ゴウキ「ぐあっ!体が言うことを聞かねえ!」

 

妊婦「病院に、赤ちゃん、ぐうっ!」

 

アリサ「友也!」

 

友也「今ゴウキ隊員のGPSを追跡しています」

 

ヤプール「人間はもろい上に喧しいな」

 

ヤプールがゴウキの体を使って妊婦さんを襲おうとするがゴウキが必死に抑える

 

ヤプール「なぜ見も知らぬ人間を必死になって助ける?」

 

ゴウキ「俺はそのために、隊員になったんだ!」

 

ヤプール「もろい人間がもろい人間を守れるわけがない」

 

ヤプールを追っていたビクトリーにバキシムが妨害した

 

【ウルトランス!キングジョーランチャー!】

 

そして

 

 

 

バチッ!

 

 

火柱の音が響いた瞬間、両者が一斉射撃を始めた

 

 

タロウ「これだ!他のは使えないがウルトラマンジャックのバリアなら変身せずとも使える」

 

ヒカル「バリアって今バリアの中にいるんだけど!?」

 

タロウ「だからその中にもう一つバリアを作り異次元の壁を内側から破裂させる」

 

優介「なるほどな!」

 

ヒカル「なんだかよく分かんねぇけど何もしないよりはましだな」

 

【今こそ一つになる時!ウルトラマンジャックの力よ!ギンガに力を!】

 

ヒカル&タロウ「ウルトラバーリア!」

 

そして異次元のバリアから抜けることが出来た

 

そしてヒカルと優介はウルトラマンに変身しビクトリーの元へと向かった

 

【ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!】

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

優介「オーーーブ!!!」

 

オーブ「ショウ!」

 

ギンガ「加勢するぜ!」

 

ビクトリー「こいつは任せろ。お前たちはゴウキとかいう奴に取りついている奴を追え。お腹の大きな女性を連れて逃げた」

 

ギンガ「えっ!?」

 

オーブ「妊婦さんを!?」

 

ビクトリー「行け!」

 

ギンガ「よし、分かった!」

 

オーブ「バキシムは頼んだぞ!」

 

ギンガとオーブはヤプールの元へと向かった

 

ビクトリー「おう!」

 

ビクトリーはウルトランスを解除し格闘でバキシムを追い詰める

 

一方 病院にたどり着いたゴウキ

 

ゴウキ「ぐあっ!すいません!急患です!お願いします!」

 

看護婦「ご苦労様です!」

 

看護師「大丈夫ですか?」

 

ゴウキ「お願いします!」

 

看護婦「大丈夫ですからね、すぐに先生に診てもらいましょうね」

 

こうして妊婦さんは看護婦と看護師に連れていかれた

 

ヤプール「人間ごときがヤプールに逆らうか、お前の心、粉々に砕いてやる!」

 

ゴウキ「うわああああ!!」

 

その時、ゴウキの体がヤプールに奪われヤプールが巨大化した

 

そして現場にアリサとウェンディにギンガとオーブが到着した

 

ギンガ「あそこか!」

 

オーブ「なっ!ヤプール!」

 

ヤプール「あの檻から脱出できたか、誉めてやろう正義の味方、ウルトラマンギンガ、ウルトラマンオーブ、だがその正義のせいで、余計な犠牲が増える!」

 

そして腕を病院に向けて振りかざそうとした

 

ギンガ「ッ!」

 

オーブ「止めろ!」

 

しかし振りかざす腕が止まった

 

ゴウキ「人間を舐めんなー!!」

 

ゴウキが必死にその腕を止めていたのだ

 

ヤプール「鬱陶しい!死ねえ!」

 

ゴウキ「うわああああああああ!!!」

 

オーブ「間に合ええええええ!!!」

 

しかしギンガとオーブがダブルキックでヤプールを病院から遠ざけ、なんとか間に合った

 

そしてゴウキがヤプールから解放された

 

アリサ「ゴウキ!」

 

ウェンディ「ゴウキさん!」

 

アリサ&ウェンディ「チャージガンフルパワー!」

 

フルパワーショットでヤプールにダメージを与えた

 

ヤプール「バキシム、こっちに来い!」

 

ビクトリー「逃がすか!」

 

ビクトリーは逃がさないとバキシムを追いかけ、そのままギンガたちがいるところに出た

 

ギンガ「敵を増やすな!」

 

ビクトリー「ふっ、仲間が増えたとは思わないのか?」

 

ギンガ「仲間か・・・だよな!」

 

タロウ「ヒカル!私も仲間だ」

 

【今こそ一つになる時!ウルトラマンタロウ!ギンガに力を!ギンガストリウム!】

 

ギンガはギンガストリウムになり

 

ショウ「一人でカッコつけんな」

 

【ウルトランス!グドンウイップ!】

 

ビクトリーはグドンウイップを装着し

 

オーブ「じゃあ俺もカッコつけますか!」

 

優介「タロウ!」

 

【ウルトラマンタロウ!】

 

優介「メビウス!」

 

【ウルトラマンメビウス!】

 

優介「熱い奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブバーンマイト!】

 

オーブ「紅に燃えるぜ!」

 

オーブはバーンマイトにフュージョンアップした

 

アリサ「ゴウキ!しっかりして!」

 

ウェンディ「ゴウキさん!しっかりしてください!」

 

ゴウキはなんとか無事のようだ

 

ウェンディ「(後はお願い、ヒカルさん、ショウさん、優介くん!)」

 

BGM:バーンマイトのテーマ

 

3対2という形で戦いはクライマックスへ

 

ギンガとオーブはヤプール、ビクトリーはバキシムと戦いを繰り広げる

 

それぞれ強力な攻撃でヤプールたちを追い詰めていく

 

ギンガとオーブが連続パンチし、ヤプールを投げ飛ばす

 

ビクトリーはグドンウイップと蹴りでバキシムを後退させる

 

オーブが4回連続スワローキックでヤプールを吹き飛ばす

 

ビクトリーはジャンプしながらウイップを振る

 

そして

 

ビクトリー「ビクトリウムシュート!」

 

ビクトリウムシュートによってバキシムは倒された

 

ヤプール「仲間か、下らん!次は貴様らの絆など跡形もなく捻り潰してくれるわ!」

 

ゲートを開き、逃げようとするヤプール

 

しかしビクトリーが逃げようとするヤプールを抑えパンチ

 

ギンガ「お前に次なんかねえ!」

 

オーブ「お前はここで終わりだ!」

 

【ウルトラマンエースの力よ!】

 

ギンガ&タロウ「メタリウム光線!」

 

オーブ「ストビュームバースト!」

 

ヤプール「ぐああああああ!!!」

 

そしてギンガはメタリウム光線、オーブはストビュームバーストでヤプールを倒した

 

そして

 

 

看護婦「どうぞお大事に」

 

主人「ありがとうございます!」

 

妊婦さんはなんとか無事だったようだ

 

するとゴウキが

 

ゴウキ「お腹・・・触らせてもらってもいいですか?」

 

妊婦「ええ、お願いします」

 

そしてゴウキは妊婦さんのお腹に触れる

 

ゴウキ「こんな・・・物騒な街で赤ちゃん産むんですか?」

 

妊婦「UPGの皆さんやあの巨人ウルトラマン?皆が必死に守ってくれる。だから安心です」

 

優介「よかったな」

 

ウェンディ「うん♪」

 

妊婦「あら?あなたたちもしかして恋人同士?」

 

優介&ウェンディ「ええっ!?///」

 

妊婦「そうみたいだね、将来結婚しようとか考えてる?」

 

ウェンディ「けっ、けけけ結婚!?///」

 

優介「・・・///」

 

妊婦「大丈夫よ、時間はたくさんあるんだから、ゆっくり考えるといいわ」

 

優介&ウェンディ「は、はい///」

 

 

シュナウザーに戻るとヒカルがいた

 

ヒカル「ゴウキ先輩が最後まであの悪魔に抵抗してくれたおかげですよ。だからこの病院を守ることができた」

 

アリサ「人間を舐めるな、その声が聞こえた気がする」

 

ゴウキ「そうか?俺は覚えてねぇけどな」

 

優介「(いや、ゴウキさんが必死に抵抗してくれたおかげでたくさんの人の命が救われたんですよ)」

 

ゴウキ「さあ、帰ろう!」

 

ウェンディ「はい!」

 

そうしてライブベースへと帰っていった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED キラメク未来~夢の銀河へ~】

 

次回予告

 

ショウの前に現れた一人の少女、彼女との出会いが閉ざされていたビクトリアンの真実を紐解く

 

 

次回 忘れ去られた過去

 

もう止せ、過去の事で争ってもしょうがないだろ!

 




ヤプールへの止めは特にヤプールと関わったウルトラマンの力でいきました。次回はビクトリアンの悲しい出来事が明かされる


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第48話 忘れ去られた過去

争いは憎しみと悲しみしか生まない・・・


【OP 英雄の詩】

 

地底世界でキサラ女王は何かのビジョンを見た

 

そして地上ではヒカル、アリサ、優介、ウェンディがパトロールに出ていた

 

ヒカル「暖かいっすねぇ~」

 

アリサ「ちょっとドライブじゃないんだからね!」

 

ヒカル「ガレット、ガレット」

 

アリサ「ガレット一回!」

 

ヒカル「ガレット!」

 

優介「しっかし平和だな」

 

ウェンディ「そうだね♪ふふっ♪」

 

アリサ「はい、あんたらだけの世界に入らない!」

 

優介&ウェンディ「す、すいません!」

 

ヒカル「ん?」

 

するとヒカルが何かを捉えたためシュナウザーを停めた

 

優介「あれは・・・」

 

ショウがいた

 

ウェンディ「(ショウさん?)」

 

そしてショウの後ろに謎の女がいた

 

優介「(誰だ?あいつ)」

 

 

 

そしてショウはしばらく歩き、止まり

 

ショウ「いつまで俺をつけ回すつもりだ!俺に何か用か?」

 

ショウ「まあこそこそつけ回すくらいだから平和的にお話をというわけじゃないんだろ?」

 

そこにヒカルたちがやって来た

 

ヒカル「俺たち、俺たち!」

 

ウェンディ「あのショウさん、そんなに殺気を出さないでください」

 

ショウ「いや、お前たちじゃない」

 

優介「もしかしてあいつのことか?」

 

ショウ「あいつ?」

 

ヒカル「かわいい女の子だったよ。お前を追いかけてた子」

 

ショウ「何?それで何でお前らが俺を付けてきたんだ?」

 

ヒカル「いや、彼女でも出来たかと思って」

 

ショウ「馬鹿なことを言うな!」

 

優介「まあ、そう言わずに」

 

そして皆でVチョコを食べる

 

ヒカル「お前付いてるぞ?」

 

ショウ「ん?付いてない」

 

ヒカル「ま嘘だけど」

 

優介「嘘かい!」

 

すると彼らの前に先ほどの女がいた

 

その女はショウと同じペンダントを身に付けていた

 

ショウ「!お前は誰だ!?」

 

ヒヨリ「私の名はヒヨリ、地球を追われたビクトリアンだ」

 

ウェンディ「えっ?」

 

優介「ビクトリアン?」

 

ヒカル「もしかして、お前の仲間?」

 

ショウ「いや、俺たちビクトリアンには地球を追われた者などいない」

 

ヒヨリ「何だと?お前らは我々一族を知らないというのか?」

 

ショウはペンダントを見せつけ輝くが、ヒヨリのペンダントは輝かなかった

 

ショウ「やはり違う。我々の仲間ならそのペンダントが反応するはずだ」

 

ヒヨリ「お前らが我々からその力を奪ったんじゃないか!」

 

ショウ「いい加減にしろ!ビクトリアンには他の一族などいない」

 

ヒヨリ「卑怯な奴らだとは聞いていたが、真だったようだな!」

 

ヒヨリがヒカルたちに襲いかかる

 

ヒカル「っ!」

 

優介「おい!落ち着け!」

 

ヒヨリ「邪魔だ!」

 

優介「ぐあっ!」

 

ウェンディ「優介くん!」

 

ショウ「うわっ!」

 

そしてビクトリーランサーがヒヨリに奪われた

 

ヒヨリ「お前らは記憶からも我々のことを消し去ったのか!?愚かな、地底のビクトリアン共め!!」

 

ショウ「止せ!」

 

ヒヨリは銃撃し、チブルスパークとゴモラのスパークドールズを取り出した

 

ショウ「それは!」

 

ヒカル「スパークドールズ?」

 

【モンスライブ!ゴモラ!】

 

ヒヨリはゴモラにモンスライブした

 

ヒヨリ「我ら一族を忘れるなど、許さない!」

 

ヒカル「ここは俺たちが!」

 

【ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!】

 

ヒカル「ギンガーーー!!!」

 

【ウルトラマン!ウルトラマンティガ!】

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

ヒカルがギンガ、優介はオーブスペシウムゼペリオンにフュージョンアップした

 

ギンガ(ヒカル)「おい止めろ!あんたビクトリアンって奴なんだろ?仲間ならどうして攻撃するんだよ!」

 

ヒヨリ「邪魔をするな!地上人には関係ない!」

 

オーブ「フッ!デェアッ!」

 

オーブが攻撃を受け流しながら訴える

 

オーブ「ビクトリアンに何があったか知らないが仲間同士で争う必要はないはずだ」

 

ヒヨリ「黙れ!」

 

オーブ「ウォアァッ!」

 

しかし信じられないパワーに苦戦してしまう

 

ギンガ「なんて力だ!」

 

するとシェパードンの声が聞こえた

 

ヒヨリ「シェパードン・・・」

 

ゴモラはライブを解除しヒヨリに戻った

 

ショウ「おい貴様!ビクトリーランサーを返せ!」

 

しかしヒヨリはエクセラーの宇宙船にワープした

 

 

 

エクセラー「私はこいつのビクトリアンたちへの恨みを見込んで抜擢したのだが所詮は同族同士の仲違い、大した恨みではなかったな」

 

ヒヨリ「そんなことはない!あいつらのせいで我々一族がどれだけ苦しんできたか!この恨みを果たせるのは一族の生き残りであるこの私しかいない!お願いだ!もう一度、もう一度やらせてくれ!」

 

エクセラー「さーて、どうしたものかね?」

 

ヒヨリはビクトリーランサーを手に取り

 

ヒヨリ「やっとこの手に取り戻したのだ・・・」

 

 

 

 

ショウ「女王、地球を去ったビクトリアンを知っていますか?」

 

ショウは通信でキサラにヒヨリのことを訪ねるが

 

キサラ「いえ、我々の他にビクトリアンはいないはず」

 

どうやらキサラも知らないようだ

 

ショウ「では、あいつは何者なのですか?」

 

キサラ「代々この地底世界を司ってきたこの私が知らない歴史など存在しないはずですが・・・」

 

 

 

ヒカル「おい、どこに連れていく気だよ?」

 

ショウ「キサラ女王がお前たちと話したいと仰っている」

 

優介&ウェンディ「えええええ!!!」

 

ヒカル「えっ!女王!?俺たちお前らの女王様に会えるの!?」

 

ショウ「興奮するな」

 

ヒカル「だってお前らビクトリアンの世界に行けるわけだろ?どこにあるんだよ?」

 

ショウ「地底世界だ」

 

ヒカル&優介&ウェンディ「地底!?」

 

そしてある木の前に着いた

 

ヒカル「えっ?ここが入り口?こっから入るの?」

 

そしてショウがペンダントをかざすと、キサラ女王のホログラムが映し出された

 

キサラ「ヒカル、優介、ウェンディ、はじめまして、私はビクトリアンの女王キサラ、あなた方のことはよーく知っています。今日もショウを助けてくれましたね。ありがとう」

 

ヒカル「いや、そんな」

 

優介「あはは、なんと言ったらいいのか」

 

ウェンディ「ちょっと照れますね」

 

キサラ「あろうことか、ショウはビクトリーランサーを奪われるという失態を犯しました」

 

ヒカル「失態ね・・・」

 

キサラ「選ばれたビクトリアンにしかビクトリーランサーの力は使えませんが、それでも早急に取り戻さねばなりません。また、力を貸してくれませんか?」

 

ウェンディ「もちろんです」

 

優介「でも・・・」

 

ヒカル「ビクトリーランサーは選ばれたビクトリアンしか使えないってけどあいつ・・・」

 

ヒヨリもビクトリーランサーの力を使っていた

 

キサラ「ええ、あの子も選ばれたビクトリアンだろうと思われます」

 

ヒカル「でも・・・敵みたいでしたよ?」

 

するとシェパードンの声が聞こえた

 

ショウ「女王!何事ですか!?」

 

キサラ「シェパードンが、私に感応してきています」

 

そして全員に流れた記憶

 

それはヒヨリが古代のビクトリアンの争いに巻き込まれたこと、そしてビクトリーの力を使って平和を守ろうとするもの、力では抑え込むなど間違いというものたちの争いで異次元をさ迷いながら滅んでいった

 

ショウ「異次元をさ迷いながら滅んでいったのか?あいつは本当に地球を追放されたビクトリアンだったんですね」

 

キサラ「こんなことが・・・」

 

ショウ「でもどうしてあなたすら知らなかったのでしょうか?」

 

キサラ「争いを嫌った祖先がその記憶を消し去ってしまったのだと思います。同じ争いが起きないように・・・大きな過ちでした」

 

ショウ「過ち?」

 

キサラ「自分たちの平和の陰で苦しんでいるものがいることを決して忘れてはいけませんでした」

 

優介「・・・・・・」

 

ウェンディ「そんなことが・・・」

 

キサラ「ヒカル、優介、お願いです、なんとかヒヨリと戦うことなくビクトリーランサーを取り戻すことはできないでしょうか?」

 

ヒカル「戦わず?」

 

すると再びゴモラが出現した

 

ヒヨリ「出てこい!地底のビクトリアン!」

 

優介「俺たちに任せろ!」

 

ヒカルはギンガにウルトライブし

 

優介「ヒカリ!コスモス!」

 

【フュージョンライズ!】

 

優介「見せるぜ、衝撃!」

 

【ウルトラマンオーブ アクロスマッシャー!】

 

優介はライザーとウルトラカプセルでアクロスマッシャーにフュージョンライズした

 

ギンガとオーブがゴモラを抑えるがとてつもないパワーが二人を襲う

 

ギンガ「もう止せ!過去のことで争ってもしょうがないだろ!」

 

ヒヨリ「うるさい!お前らに虐げられたものの苦しみが分かるのか!?引っ込んでろ!」

 

ギンガ「何で皆仲良くできねぇんだよ!」

 

オーブ「復讐と争いは悲しみしか生まないってなぜ分からないんだ!」

 

ギンガ「しゃーねぇな!」

 

【今こそ一つになる時!ウルトラマンタロウ!ギンガに力を!ギンガストリウム!】

 

ギンガはギンガストリウムになり、ストリウム光線とオーブのアトモスインパクトを放つ

 

ギンガ&タロウ「ストリウム光線!」

 

オーブ「アトモスインパクト!」

 

しかし地底からシェパードンが出現しそれをゴモラから庇った

 

ギンガ「どうして!?」

 

オーブ「シェパードン・・・」

 

ヒヨリ「シェパードン・・・お前は・・・お前だけは我らのことを覚えていてくれたのか?」

 

その時別の怪獣がギンガとオーブを襲った

 

ギンガ「ぐあっ!くっ!何だこいつ!?」

 

オーブ「ファイヤーゴルザ!?」

 

それは超古代怪獣ファイヤーゴルザだった

 

ギンガとオーブは応戦するが

 

ギンガ「ショウラッ!」

 

オーブ「ハアッ!」

 

連戦でカラータイマーが点滅を始めてしまった

 

ギンガ「しまった!こんな時に!」

 

その時ゴモラが超振動波でギンガとオーブを助けた

 

オーブ「ッ!ヒヨリ!」

 

エクセラー「ワンゼロ、消去せよ」

 

ワンゼロ「はい」

 

ゴモラを守るためにギンガ、オーブ、シェパードンが戦うが超音波光線で倒れる

 

そしてゴモラの尻尾をファイヤーゴルザが引きちぎり、ゴモラを吹き飛ばす

 

ショウ「ヒヨリ!お前は俺が助ける!ビクトリーランサーを渡してくれ!」

 

ショウ「頼むヒヨリ、それを返してくれ!」

 

そして超音波光線をもろに喰らってしまうゴモラ

 

そして飛んできたビクトリーランサーをキャッチしたショウはビクトリーに変身した

 

【ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!】

 

ビクトリー「ツェッ!」

 

オーブ「ッ!ビクトリー!」

 

ショウ「俺が決着を着けてやる!」

 

【ウルトランス!EXレッドキングナックル!】

 

そして一発でファイヤーゴルザを倒した

 

 

 

キサラ「ヒヨリ、あなた方一族の話を聞かせてください、もう二度とこのような争いが起きないように」

 

ショウ「立てるか?」

 

ショウ「一緒に行こう。お前も俺たちの仲間だ」

 

キサラ「私たちが力を奪ったのではありません。憎しみが力を封じ込めていたのです。お帰りなさいヒヨリ、寂しい思いをさせてごめんなさい。でも今日からは私たちと一緒に生きていきましょう」

 

ヒヨリ「・・・・・・」

 

ショウ「行こう!」

 

ヒカル「おーい!」

 

そこにヒカルと優介とウェンディがやって来た

 

ヒカル「これ」

 

ヒカルはヒヨリにVチョコを渡した

 

ヒカル「今度は俺たちも連れてってくれよな」

 

優介「楽しみにしてるぞ」

 

ウェンディ「また会いましょうね」

 

そして地底世界に戻る中でヒヨリはVチョコを食べ、密かに涙を流していた

 

その頃

 

エクセラー「アハハハハ!いいもの見ぃつけた!アハハハハ!アハハハハ!アハハハハ!アハハハハ!」

 

エクセラーがシェパードンの何かに気づいたようだ

 

TO BE CONTINUED

 

【ED キラメク未来~夢の銀河へ~】

 

 

次回予告

 

巨大なビクトリウムの力を狙われた聖獣シェパードン、仲間の危機を救うためUPGの秘密兵器が動き出す!

 

次回 発動!マグネウェーブ作戦

 

最強最速の力、お借りします!

 




次回はいよいよマックス関連のフュージョンアップが登場!そしてついにあの超合体怪獣が・・・



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第49話 発動!マグネウェーブ作戦!

ストリウムギャラクシーとファイブキングが満を持して登場する!


【OP 英雄の詩】

 

UPG仮説基地、第3レーダー塔付近に謎の目玉が出現し地底に向けて何かを照射した

 

するとビクトリウムが出現した

 

友也「基地近くに水晶体、ビクトリウムが出現しました」

 

陣野「直ちに警戒体制に入る!」

 

「ガレット!」

 

友也「あっ!待ってください!これは!」

 

エクセラー「さあ、出てきなさい。出てきなさい」

 

なんとそれはビクトリウムではなく、シェパードンだった

 

ヒカル「シェパードン」

 

優介「まさか、あの目に引き寄せられたのか?」

 

エクセラー「うふふ!まんまと出てきてくれましたね」

 

エクセラー「ほう、うふふ!やはり実に興味深いビクトリウムです」

 

どうやらシェパードンのビクトリウムに目をつけたようだ

 

すると目玉が地上に落下し、奇獣ガンQに変貌した

 

シェパードンが攻撃するが、信じられないことにガンQが分身したのだ

 

優介「(何!?ガンQにあんな能力はなかったはずだ!)」

 

かつて自分が戦った相手だ。無理もない

 

すると2体に分身したガンQがシェパードンのビクトリウムを吸収し始めた

 

ボルスト「貴様のビクトリウム、全て吸い付くしてやる!」

 

カムシン「このままではシェパードンが」

 

ショウ「行きます」

 

キサラ「頼みました」

 

サクヤ「キサラ様、ビクトリウムを狙っている者が誰なのか分かりました」

 

キサラ「一体誰なのです!?」

 

ヒヨリ「エクセラーという名のチブル星人です」

 

キサラ「なぜビクトリウムを?」

 

ヒヨリ「どうやら何かに転用しているようです。ビクトリウムを月の裏側にある基地に転送していました」

 

キサラ「月の裏側?」

 

友也「あの怪獣の背中にあるビクトリウムですが、波動スペクトルを解析したところ、通常のビクトリウムの何十倍ものの高次元エネルギーが検出されました」

 

ヒカル「じゃああいつの狙いはそのエネルギーか・・・早く止めないとな」

 

優介「ああ!」

 

陣野「友也君、何か対策は?」

 

友也「過去に出現しているゲートを解析した結果、ビクトリウム内の磁力を活性化させた強力なマグネウェーブを利用して引き上げていることが判明しました」

 

ゴウキ「それで?」

 

友也「ゲートが放出している力と同様のマグネウェーブを照射させれば理論上強い力が反発しあって妨害できるはずです」

 

ヒカル「じゃあそれで決まりだな!」

 

ゴウキ「ああ!」

 

友也「ですが・・・」

 

ヒカル「何だよ!」

 

友也「レーダー塔のアンテナを利用すればマグネウェーブの照射は可能ですが、プログラムの書き換え作業、アンテナ出力時のマグネウェーブ変換効率の最終調整、さらにコネクトケーブルの変更が必要です」

 

陣野「分かった。整備部には至急作業に当たらせる」

 

友也「お願いします」

 

陣野「ゴウキとアリサは整備部に合流して補助を頼む」

 

ゴウキ&アリサ「ガレット!」

 

陣野「ヒカル、優介、ウェンディは私と一緒に最終調整に同行してくれ」

 

ヒカル&優介&ウェンディ「ガレット!」

 

その頃エクセラーはワンゼロに何かを与えていた

 

エクセラー「もう後はないぞ。分かっているな?」

 

ゴウキとアリサが整備部に合流した

 

ゴウキ「これから我々が指揮を執ります」

 

作業員「分かりました!」

 

警備員「ここは立ち入り禁止です!」

 

警備員「止まりなさい!」

 

するとワンゼロはチブロイドを召喚して基地に侵入した

 

【侵入者です!警戒してください!】

 

ヒカル「こんな時に今度は侵入者かよ!?」

 

友也「侵入者の中にビクトン爆弾の粒子反応をキャッチしました」

 

陣野「何!?」

 

ヒカル「爆弾で基地をぶっ飛ばす気か!?」

 

友也「これが基地内部で爆発したら推定半径3Kmは灰になります!」

 

優介「なっ!」

 

ウェンディ「えっ!?」

 

ヒカル「そんな!?」

 

アリサ「友也!ビクトン爆弾反応のデータをこっちに送って!」

 

友也「分かりました!」

 

ゴウキ「暑いな!人手不足もいいところだ!」

 

アリサ「爆弾は私が追うわ!」

 

ゴウキ「頼んだぞ!」

 

一方ワンゼロはチブロイドと共に警備員を蹴散らし、さらに奥深くに侵入していった

 

ショウも現場に向かっていた

 

最終調整の場所にチブロイドが現れたが、優介たちが迎撃した

 

ヒカル「隊長、援護は俺たちに任せてください!」

 

陣野「頼む」

 

ヒカル「こっちだ!」

 

優介「これ以上先には!」

 

ウェンディ「行かせません!」

 

ゴウキもチブロイドを倒しながらコネクトケーブルの接続場所に向かっていた

 

 

 

ショウ「シェパードン!」

 

ショウが現場に到着した

 

【ウルトライブGO!グドン!】

 

グドンのモンスシューターで攻撃するが吸収された

 

ショウはビクトリーにウルトライブしようとしたが

 

ボルスト「はあっ!」

 

ショウ「うわああああ!!」

 

ガンQの攻撃で吹き飛ばされる

 

シェパードンがガンQを攻撃する

 

ボルスト「うおっ!俺様を踏みつけるとは絶対に許さん!」

 

【モンスライブ!ファイヤーゴルザ!】

 

ファイヤーゴルザに姿を変えてシェパードンを抑え、ガンQが再びビクトリウムを吸収し始めた

 

ゴウキ「よーし!上げるぞ!せーの!」

 

「うわああああ!!」

 

そしてコネクトケーブルの接続が完了した

 

ゴウキ「はあっ!はあっ!隊長!接続完了しました!」

 

陣野「こっちも今最終調整を終えたところだ!」

 

チャージガンにケーブルを接続して第3レーダー塔の向きをガンQに向ける

 

友也「エネルギー充填120%!」

 

陣野「マグネウェーブ照射!」

 

マグネウェーブが照射されガンQに命中した

 

優介「よし!」

 

ボルスト「うおっ!何!?」

 

シェパードンを振り払ったファイヤーゴルザが超音波光線をこちらに放とうとしていた

 

ヒカル「まずい!」

 

ウェンディ「このままじゃ、レーダー塔が破壊されてしまいます!」

 

シェパードンの咆哮で目を覚ましたショウがビクトリーにウルトライブした

 

【ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!】

 

ビクトリー「ジェアッ!」

 

ビクトリーのおかげでなんとか直撃は免れたが

 

陣野「うわあああ!!」

 

陣野隊長が吹き飛ばされてしまう

 

ヒカル&優介「隊長ー!!」

 

【ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!】

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

それをギンガとオーブが助けた

 

アリサ「待ちなさい!それを渡して」

 

アリサとワンゼロが乱闘するが一瞬の隙を突いてアリサがチャージガンで銃撃しワンゼロから爆弾を奪った

 

アリサ「悪いわね。これが私の任務だから」

 

そしてワンゼロは機能停止した

 

突然爆弾が音が鳴り始めた

 

アリサ「えっ!?何これ?」

 

混乱するアリサの元に友也が来た

 

友也「ちょっと待った!アリサさんそのまま動かないでください!」

 

アリサ「えっ!?このまま!?」

 

友也「はい!」

 

ビクトリーがガンQに攻撃するがライブしているのがガッツ星人な為、分身攻撃に苦戦していた

 

そしてギンガとオーブもファイヤーゴルザの拘束光線に動きを封じられていた

 

ボルスト「無様だな?ウルトラマンギンガ、ウルトラマンオーブ!」

 

アリサ「ねえ、地球外の爆弾を解除なんて出来るの?」

 

友也「僕にはこれがありますから」

 

アリサ「いつも思ってたんだけど、何なのそれ?」

 

友也「大切な友達との絆です!」

 

アリサ「え・・・」

 

ギンガ「ウワッ!ウアッ!」

 

オーブ「グウッ!グゥアッ!」

 

ギンガとオーブのカラータイマーが点滅を始めた

 

そしてビクトリーも点滅を始めた

 

ショウ「っ!ぐぅ!うおお!」

 

【ウルトランス!キングジョーランチャー!】

 

キングジョーランチャーでガンQの分身を倒し本体を攻撃した

 

立ち上がりウルトランスを解除する

 

そしてマグネウェーブの援護射撃がガンQにダメージを与えた

 

ボルスト「うわっ!染みる!目が!目が染みる!」

 

援護してくれた陣野に頷き

 

ビクトリー「ビクトリウムシュート!」

 

ボルスト「おのれ!!」

 

ビクトリウムシュートでガンQを倒した

 

ヒカル「どこを見てる?お前の相手はここにいるぜ!」

 

【今こそ一つになる時!ウルトラマンタロウ!ギンガに力を!ギンガストリウム!】

 

優介「新しい力のお披露目だ!タロウ!」

 

【ウルトラマンタロウ!】

 

優介「マックス!」

 

【ウルトラマンマックス!】

 

優介「最強最速の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ、ストリウムギャラクシー!】

 

オーブ「宇宙の悪に立ち向かう光!」

 

ギンガはギンガストリウム、オーブはタロウとマックスの力を宿したストリウムギャラクシーにフュージョンアップした

 

ギンガは跳び箱のように飛んで、オーブはタロウのようなアクロバティックなジャンプで避ける

 

【ゾフィーの力よ!】

 

ギンガ&タロウ「M87光線!」

 

オーブ「ストキシウムカノン!」

 

そしてM87光線とストキシウムカノンでファイヤーゴルザを倒した

 

友也「もう少しです!」

 

アリサ「あー!もう無理無理無理!!」

 

友也「もう少しです!」

 

そして

 

 

友也「よし!解除できた!」

 

そして二人は安心した

 

ギンガ「あーきつかったな!」

 

ビクトリー「ああ」

 

オーブ「よくやったな二人とも」

 

3人ともくつろいで休んでいた

 

その頃

 

エクセラー「本当にご苦労様でした。主ボルスト、おかげで今必要とするエネルギーは充分に溜まりました」

 

エクセラー「いよいよ私の出番です。この力にひれ伏すがいい!」

 

【モンスライブ!ゴルザ!ガンQ!メルバ!レイキュバス!超コッヴ!超合体!】

 

ギンガ、ビクトリー、オーブがシェパードンを支えながら立たせていた時

 

何かが雷の中からゆっくりと舞い降り、そして

 

地上に着地した

 

BGM:マカタノオロチ

 

オーブ「ッ!何だこいつは?」

 

頭はゴルザ、翼はメルバ、左腕はガンQ、右腕はレイキュバス、下半身は超コッヴ

 

エクセラーが5体の怪獣のスパークドールズをリードし超合体した怪獣

 

その名も超合体怪獣ファイブキングだ

 

ファイブキング「ギャアアアアア!!」

 

三人はシェパードンの前に立ち、必殺技を放つ

 

ギンガ&タロウ「ストリウム光線!」

 

ビクトリー「ビクトリウムシュート!」

 

オーブ「ストキシウムカノン!」

 

しかしガンQの左腕に吸収された

 

ギンガ&ビクトリー「ッ!」

 

オーブ「何!?」

 

エクセラー「受けてみなさい!ガンQの力!」

 

しかしシェパードンが三人の前に立ち三人を庇い、大ダメージを負った

 

オーブ「シェパードン!」

 

ビクトリー「ウアア!」

 

ビクトリーが単身でファイブキングに向かっていく

 

ギンガ「ショウ!」

 

オーブ「ビクトリー待て!」

 

エクセラー「ゴルザとメルバの力!」

 

ビクトリー「ウアアアア!!」

 

しかしゴルメルバキャノンによってビクトリーが倒された

 

カムシン「っ!」

 

サクヤ「あっ!」

 

レピ「兄貴ー!」

 

キサラ「・・・・・・」

 

陣野「・・・・・・」

 

ギンガ「ウオオオッ!」

 

ギンガがギンガスパークランスを手に持ち向かっていく

 

エクセラー「レイキュバスと超コッヴの力!」

 

ギンガ「ウワアアアッ!!」

 

しかしレイキュバスのハサミに防がれ、超コッヴの光弾をもろに喰らいギンガも倒された

 

オーブ「くそ!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ、バーンマイト!】

 

オーブ「ストビュームバースト!」

 

これも吸収され

 

エクセラー「ファイブキング全ての力!!」

 

ファイブキングが一斉射撃を放った

 

オーブ「ッ!ストビュームディフェンサー!」

 

ストビュームディフェンサーを張るがあっけなく破壊され

 

オーブ「ウオアアアアッ!!」

 

オーブは粒子となって消えた

 

ウェンディ「あっ!」

 

シェパードンと三大ウルトラマンがファイブキングに敗れた

 

ウルトラマンが敗れた今、誰がファイブキングを止めるのか?

 

この星に、未来はあるのだろうか?

 

TO BE CONTINUED

 

【ED キラメク未来~夢の銀河へ~】

 

次回予告

 

超合体怪獣ファイブキングの猛威、立ち上がれギンガ!ビクトリー!オーブ!そしてEXレッドキング、エレキング、キングジョー、レッドキング、ファイヤーゴルザ、ゼットン!俺たちに力を貸してくれ!

 

次回 朝焼けの死闘

 

本当の戦いはここからだ!




人類と怪獣とウルトラマンが総力を結集してファイブキングに挑む!


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第50話 朝焼けの死闘

ギンガS編前半最終回!スタート!


【OP 英雄の詩】

 

ファイブキングの前に3人のウルトラマンが敗れてしまった

 

そしてヒカルとショウがライブを解除されてもギンガとビクトリーはエネルギーを失ったまま健在だった

 

ヒカル「どういことだ?ギンガ」

 

タロウ「ヒカル、ギンガとビクトリーはウルトライブを解除したんだ。君たちの命を救うために」

 

ヒカル「そんな、ギンガ・・・」

 

ショウ「ビクトリー・・・」

 

優介「二人とも・・・」

 

エクセラー「ビクトリアン諸君に告ぐ!我が名はチブル星人エクセラー、この宇宙最高の頭脳、地底世界を明け渡しビクトリウムを残らず譲渡するのです!最強の力を秘めた水晶体は最高の頭脳を持つ私が相応しい」

 

エクセラー「拒否するならこのファイブキングで地上を壊滅させます。期限は明日の夜明けまで、懸命な回答を期待していますよ」

 

そうしてファイブキングは飛び去った

 

友也「チブル星人は5体の怪獣を合体、強化したんです。エネルギー源は」

 

陣野「あの怪獣のビクトリウム」

 

ショウ「あれはシェパードン!」

 

ウェンディ「っ!優介くん!」

 

ゴウキ「ヒカル!お前大丈夫か!?」

 

ショウがヒカルと優介をここに運んできてくれた

 

ショウ「シェパードンはビクトリウムを守るために出現した地底の聖獣だ」

 

陣野「地底の聖獣?君は何者だ?」

 

ショウ「俺の名はショウ、地底世界から来た」

 

陣野「地底・・・世界・・・」

 

ショウ「俺たちビクトリアンの使命はビクトリウムを封印し守護すること」

 

ゴウキ「ちょっと待ってくれ!そもそも何なんだそのビクトリウムって」

 

ショウ「ビクトリウム、それは遥か昔から存在する地球の生命そのもの、それが失われれば地底世界はもちろん、地球も滅び去ってしまう」

 

ヒカル「だからあいつらに渡すわけにはいかない。俺たちの手でなんとかしないと!」

 

陣野「我々人類の意地を見せてやろう!」

 

友也「僕に考えがあります」

 

陣野「おお!聞かせてくれ」

 

友也「ビクトリウムの吸収を阻止するのに使ったマグネウェーブシステム、あれを応用します」

 

そして友也がモニターに表示した

 

友也「ビクトリウムの高次元エネルギーを吸収しギンガとビクトリーのカラータイマーに照射させれば二人を復活させられるかもしれません」

 

ヒカル「さすが友也!」

 

友也「ですが、この作戦にはビクトリウムが不可欠です」

 

するとシェパードンが吠えた

 

ショウ「シェパードンが訴えている。地球を守るためなら自分のビクトリウムを使ってくれと」

 

陣野「準備にどれくらいかかる?」

 

友也「プログラムの入力などに三時間もあれば」

 

陣野「一時間でやってくれ」

 

友也「!」

 

陣野「夜明けまで時間がない」

 

そしてゴウキとアリサが作業員と共に照射器の調整をしていた

 

優介とウェンディが廊下で話し合っていた

 

優介「ごめん、いつも心配かけて」

 

ウェンディ「ぐすっ!ホントだよ!」

 

そしてウェンディは優介に抱きついた

 

その頃ワンゼロが再起動した

 

ワンゼロ「マスター、申し訳ありません。UPG基地の爆破に失敗」

 

エクセラー「ノープロブレム!ワンゼロ、お前に最後の使命を与える」

 

ワンゼロ「はい」

 

するとワンゼロの体に変化が

 

友也「ビクトン爆弾の粒子反応です!威力は先ほどの20倍」

 

優介「っ!」

 

優介とヒカルとショウとウェンディが傾き

 

ヒカル「行きます!」

 

陣野「頼んだぞ」

 

爆弾反応の場所に向かった

 

ワンゼロ「マスター、これは?」

 

エクセラー「いちいち説明しないと分からないのか?要らないんだよ!お前みたいな使えん駒は!人間もろとも消えろ!このガラクタ!!」

 

友也「おそらくエネルギールームへ向かっています。ビクトン爆弾がエネルギータンクの側で爆発したら雫ヶ丘は跡形もなく消え去ります!」

 

ヒカル「まずいな!」

 

ショウ「急ごう!」

 

優介「ああ!」

 

ウェンディ「はい!」

 

アリサは爆弾のことが気がかりだった

 

ゴウキ「信じようぜ!俺たちの任務を全うするだけだ!」

 

そして

 

ショウ「そこまでだ!」

 

そこには

 

ヒカル「お前が、爆弾なのか?」

 

ウェンディ「え・・・」

 

優介「お前は・・・」

 

ワンゼロ「邪魔をするな!私は最期の使命を果たす!」

 

ワンゼロがいた

 

エクセラー「さーて、誰も私の言うことを聞く気がないようなので思い知らせてやりましょうかね?」

 

エクセラー「アハハハハハハハハハハハ!!!!」

 

【モンスライブ!ゴルザ!ガンQ!メルバ!レイキュバス!超コッヴ!超合体!】

 

BGM:魔王獣

 

アリサ「ポイントV3にファイブキングが出現!?」

 

ゴウキ「まだ夜明け前だろ?話が違うじゃねぇか!」

 

優介「くっ!もともと約束を守る気などさらさらなかったんだ!」

 

アリサ「友也!プログラムは?」

 

友也「待ってください!後3分!」

 

優介、ウェンディ、ヒカル、ショウがワンゼロと戦い、ショウがワンゼロを抑えた

 

ヒカル「ショウ!ファイブキングが出やがった!」

 

優介「奴を倒してくる!」

 

ショウ「けどお前たちどうやって!?」

 

そしてヒカルがファイブキングの元に向かい、優介とウェンディが基地の近くに向かった

 

ファイブキングが街を破壊しているとEXレッドキングとレッドキングが出現した

 

エクセラー「何!?」

 

ヒカル「ギンガの力はなくても怪獣の力ならある!」

 

優介「頼んだぞ!レッドキング!」

 

二大レッドキングがファイブキングに向かっていくが

 

エクセラー「ナンセンス、その程度の駒で太刀打ちできるとでも?」

 

返り討ちにされる

 

ヒカル「ぐっ!エレキング頼む!」

 

【ウルトライブ!エレキング!】

 

【ファイヤーゴルザ!】

 

優介「頼む、ファイヤーゴルザ!」

 

エレキングが電流を流し、ファイヤーゴルザが超音波光線を放つが吸収され倍返しされた

 

エクセラー「あっはっはっはっ!使えん駒ばかりだな!」

 

ヒカル「駒じゃない!怪獣は戦いの駒なんかじゃない!俺たちに力を貸してくれる!」

 

優介「そして!共に生きる!」

 

ヒカル&優介「大切な仲間だ!」

 

キングジョーカスタムにウルトライブしたヒカル、そして優介が召喚したゼットンが迎え撃つが

 

エクセラー「仲間?下らん!」

 

ガンQの力で大ダメージを喰らってしまう

 

ヒカル「うわあああ!!」

 

優介「ヒカル!」

 

ウェンディ「ゼットンさん!」

 

 

ショウ「なぜだ?そんなになってまでお前はなんのために命を張るんだ!」

 

ワンゼロ「私に命などない」

 

ショウ「お前は今、ここで生きてるじゃないか!」

 

ワンゼロ「?」

 

ショウ「ただ駒にされ、裏切られ」

 

ショウはペンダントを取り

 

ショウ「そんな運命に、お前はなぜ抗おうともしないんだ!」

 

ワンゼロ「・・・黙れえええええ!!!」

 

ビクトリウムエネルギーをワンゼロに流し込んだ

 

ワンゼロ「うわああああ!!」

 

そしてワンゼロが機能停止した

 

友也「プログラム入力完了!いつでも行けます!」

 

陣野「よし!」

 

ゴウキ「ああ!こっちも準備万端だぜ!」

 

アリサ「お願い、じっとしててよ」

 

陣野「ビクトリウムの高次元エネルギー吸収開始!」

 

そしてシェパードンのビクトリウムを吸収し

 

友也「エネルギー吸収中!」

 

ゴウキ「来た!来た!来た!来た!来た!来た!」

 

友也「行けます!」

 

陣野「よーし!エネルギー照射開始!」

 

アリサ&ゴウキ&「ガレット!」

 

アリサ「エネルギー照射!」

 

ゴウキ「頼む!」

 

アリサ「よみがえって!ギンガ!ビクトリー!」

 

すると二人のカラータイマーが光り、ヒカルの元にギンガのスパークドールズがやって来た

 

ヒカル「ギンガ・・・」

 

ヒカルはそれを取りウルトライブする

 

【ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!】

 

ヒカル「ギンガーーー!!!」

 

ギンガ「ショウラッ!」

 

そしてショウも

 

【ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!】

 

ビクトリー「ツゥエッ!」

 

優介「行ってくる!」

 

ウェンディ「約束して!」

 

優介「え・・・」

 

ウェンディ「絶対・・・絶対に帰って来て!」

 

優介「・・・分かった!」

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

優介「オーーーブ!!!」

 

オーブ「タアッ!」

 

3大ウルトラマンが復活した

 

ゴウキ「頼んだぜ!」

 

そしてファイブキングの元に向かった

 

オーブ「ヒカル、ショウ、行くぞ!」

 

ギンガ&ビクトリー「おう!」

 

エクセラー「どいつもこいつも忌々しい下等動物め!喰らえぇ!!」

 

三人は散開し着地した

 

ギンガ「本当の戦いは!」

 

ビクトリー「本当の戦いは!」

 

オーブ「本当の戦いは!」

 

 

 

ギンガ&ビクトリー&オーブ「本当の戦いはここからだ!!!」

 

BGM:ウルトラマンビクトリーのテーマ

 

ビクトリー「ビクトリウムスラッシュ!」

 

エクセラー「何度やっても無駄だ!!」

 

ビクトリウムスラッシュをガンQの能力で吸収している隙に

 

ギンガ「ショウラッ!」

 

ギンガがギンガスパークランスでビクトリウムを破壊した

 

ゴウキ「よっしゃ!」

 

ヒカル「よーし、行くぜ!」

 

優介「ああ!」

 

【今こそ一つになる時、ウルトラマンタロウ!ギンガに力を!ギンガストリウム!】

 

【ウルトラセブン!ウルトラマンゼロ!】

 

優介「親子の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブエメリウムスラッガー!】

 

ギンガがギンガストリウム、オーブがセブンとゼロの親子の力を宿したエメリウムスラッガーにフュージョンアップした

 

エクセラー「忌々しい虫けらども!!!死ね!死ね!死ね!!」

 

ウルトラマンたちはファイブキングの攻撃を走りながら避ける

 

タロウ「ヒカル!今こそウルトラ兄弟の力を使うんだ!」

 

ヒカル「おう!」

 

【ゾフィーの力よ!】

 

ギンガ&タロウ「M87光線!」

 

ギンガがM87光線を放つ

 

【ウルトランス!サドラシザーズ!】

 

ファイブキングがガンQの能力で吸収しようとしたがサドラシザーズを装着したビクトリーが妨害し、ガンQの部分がM87光線によって破壊された

 

これでもう吸収されることはない!

 

ビクトリーがレイキュバスのハサミを抑えようとするが振り払われる

 

しかしEXレッドキングナックルに変えて抑え込む

 

エクセラー「何ぃ!?グーだとぉ!?」

 

【ウルトラマンの力よ!】

 

ギンガ&タロウ「スペシウム光線!」

 

そこにギンガがスペシウム光線でレイキュバスの部分を破壊した

 

ゴルメルバキャノンでギンガを攻撃

 

【ウルトラセブンの力よ!】

 

ギンガ&タロウ「エメリウム光線!」

 

しかしエメリウム光線でゴルメルバキャノンを撃つ部分が破壊された

 

ファイブキングは超コッヴの力で拡散光弾を放つが

 

ビクトリー「ビクトリウムエスペシャリー!」

 

オーブ「超ウルトラノック戦法!」

 

ビクトリウムエスペシャリーと超ウルトラノック戦法でファイブキングの光弾を相殺し

 

【ウルトラマンジャックの力よ!】

 

ギンガ&タロウ「ウルトラショット!」

 

オーブ「トリプルエメリウム光線!」

 

ウルトラショットとトリプルエメリウム光線で超コッヴの部分を破壊した

 

エクセラー「うわああああ!!」

 

ファイブキングはワームホールを使い撤退しようとする

 

 

しかしそんな行動を許すウルトラマンたちではない

 

【ウルトラマンエースの力よ!】

 

ギンガ&タロウ「メタリウム光線!」

 

ビクトリー「ビクトリウムシュート!」

 

メタリウム光線とビクトリウムシュートでファイブキングの両翼を破壊した

 

これでファイブキングの全ての能力を破壊した

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

オーブがオーブオリジンに変身

 

ヒカル「これで最後だ!!」

 

エクセラー「やめろ、ぼ、暴力はやめたまえ、やめてぇぇぇ!!」

 

【ウルトラマンタロウの力よ!】

 

【解き放て!オーブの力!】

 

ギンガ&タロウ「ストリウム光線!」

 

オーブ「オーブスプリームカリバー!」

 

エクセラー「ああああああああ!!!」

 

ストリウム光線とオーブスプリームカリバーでファイブキングに止めを刺した

 

友也「よし!」

 

陣野「おおおお!さすがだ!さすがだ!さすがだ!」

 

友也「隊長、隊長、あ、あ、あれ?」

 

共に勝利を喜ぶがなぜか陣野隊長にいこいこさせられる友也であった

 

ゴウキ「よっしゃあ!アリサ!んー!」

 

ゴウキがアリサにキスしようとするが

 

ビンタし蹴られる。

 

まあ当然だな

 

しかしお互い勝利を喜んでいることに変わりはなかった

 

キサラ「ありがとう!」

 

奮闘してくれた皆に感謝するキサラ

 

ウェンディ「ぐすっ!優介くん・・・約束守ったね!」

 

涙ぐみながら約束を守ってくれた大切な人に微笑むウェンディ

 

ワンゼロ「・・・・・・」

 

失意のワンゼロはこれからどうなるのか?

 

 

ギンガ&ビクトリー&オーブ「シュワッチ!」

 

そして3人のウルトラマンは夕日に向かって飛んでいき地球の平和は守られた

 

 

 

 

 

 

 

 

エクセラー「おのれ!人間ども、やはり最高の頭脳を持つ私には最強の肉体が相応しい。宇宙最強のあの肉体が!アハハハハ!!アハハハハ!!」

 

どうやら戦いはまだ終わってはいないようだ

 

TO BE CONTINUED

 

次回予告

 

チブル星人に見捨てられ、失意のアンドロイド・ワンゼロ、石動美鈴との出会いが彼女に何をもたらすのか?

 

次回 取り戻す命

 

超パワー、お借りします!

 




皆が力を合わせてファイブキングを倒した!そして次回はヒカルが美鈴との再会もありますが、実は優介にもある仲間たちとの再会が待っています。そしてティガとダイナのもう一つのフュージョンアップが登場。お楽しみに!


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第51話 取り戻す命

ギンガS編後半スタート!


【OP 英雄の詩】

 

 

どこかの草原にワンゼロが横たわっていた

 

ワンゼロ「要らないんだよ!お前みたいな使えん駒は!」

 

エクセラーに裏切られ、居場所を、目的を失ってしまったのだ

 

優介とウェンディが久々に穏やかに外で過ごしていた

 

♪~~~~

 

優介はオーブニカを吹いていた

 

ウェンディ「いつ聞いても癒されるね」

 

優介「ああ」

 

そしてウェンディはそっと優介の肩に顔を寄せた

 

ウェンディ「ありがとう」

 

優介「えっ?」

 

ウェンディ「私ね、生まれた世界ことしか知らなかったけど、優介くんと出会って、たくさんの出会いがあって」

 

ウェンディ「何より、優介くんとこうして結ばれたことがとても幸せだよ」

 

優介「ははっ、それは俺も同じさ」

 

ウェンディ「同じ?」

 

優介「かつてあるウルトラマンに変身する人に聞いてみたんだ。好きな人と一緒にいるのがそんなにいいのかって」

 

優介「心配を掛けてしまうこともあるかもしれないけど、それでも帰りを待ってくれている人がいるのはとても素晴らしいことだって言ってたんだ」

 

優介「最初は分かんなかったけど、今こうしてウェンディと恋人になることができてそれで理解できた。誰かが一緒に居てくれることがこんなにも嬉しいことなんだなって」

 

ウェンディ「優介くん」

 

優介「だから、これからもよろしくな」

 

ウェンディ「うん♪こちらこそよろしくね♪」

 

 

その時

 

UPGのではないシーバーが鳴った

 

ウェンディ「えっ?」

 

優介「この通信音は!?」

 

そのシーバーを取り、そして開くと

 

 

そこには

 

 

 

 

優介「ボス!」

 

 

かつて共に戦った仲間のZAPSPACY所属スペースペンドラゴンの船長のボスことヒュウガが映っていた

 

 

 

ヒュウガ「おお!優介、元気か?」

 

優介「ボスこそ元気ですか?輸送任務は厳しいでしょう?」

 

ヒュウガ「いやいや、優秀な部下たちのおかげで毎日が充実してるぜ」

 

「優介ー!」

 

優介「皆!」

 

 

そこに副長のハルナ、魔法使いのクマノ、怪獣博士のオキ、そしてレイオニクスのレイも映ってきた

 

 

 

オキ「優介くん久しぶりだね!」

 

クマノ「随分大きくなったな!」

 

優介「あははは!ところでどうしてこっちまで通信が届くんだ?」

 

ヒュウガ「魔法使いのお陰でな、別の宇宙との長距離通信を可能にしちまったんだ」

 

優介「なるほど、さすがクマさんだ!」

 

クマノ「でもまだ色々と調整は必要なんだがな」

 

ヒュウガ「優介、お前は今どうしてるんだ?」

 

優介「今は新しいウルトラマンがいる世界にいるんだ」

 

オキ「えっ!?新しいウルトラマン!?」

 

優介「ギンガとビクトリーっていうウルトラマンだ!」

 

オキ「へぇーそうなんだ!僕も会ってみたいなー!」

 

クマノ「ったく何期待してんだ?前にも言ったがな俺たちは荷物を運ぶのが仕事だ。ウルトラマンに会いに行くんじゃない!」

 

オキ「分かってますよ!」

 

クマノ「分かってないだろ!」

 

オキ「分かってます!」

 

優介「相変わらずだな」

 

ハルナ「あら?その子は?」

 

優介「紹介します。彼女は」

 

ウェンディ「ウェンディ・マーベルです。はじめまして」

 

ハルナ「随分と仲が良さそうだけど、もしかして恋人同士?」

 

優介&ウェンディ「えっ!?///」

 

ハルナ「ふふっ、図星みたいね」

 

クマノ「おお!良かったじゃないか!」

 

オキ「ほう?優介くんもやるね!」

 

優介「茶化すなってオキ」

 

ハルナ「ウェンディちゃん」

 

ウェンディ「は、はい」

 

ハルナ「優介のことをお願いね」

 

ウェンディ「えっ?」

 

ハルナ「彼は何でも一人で背負い込もうとするから、これからも苦しいことや辛いことはたくさんあると思うけど、優介を精一杯支えてあげてね」

 

ウェンディ「っ!はい!」

 

レイ「優介、俺たちの力が必要な時はいつでも呼んでくれ」

 

優介「ああ、ありがとうレイ!」

 

ヒュウガ「それじゃあ!」

 

「またねー!」

 

そうして通信を切った

 

優介「皆・・・ありがとう」

 

ウェンディ「今の人たちって・・・」

 

優介「ああ!俺が初めてウルトラマンオーブの力を得た時に共に戦ったかけがえのない仲間なんだ」

 

かつて共に戦った仲間からの通信で胸がいっぱいの優介だった

 

 

 

一方ヒカルも幼なじみの石動美鈴と再会していた

 

ヒカル「俺だけの力じゃない。ギンガだけの力でもない。皆で力を合わせてそれで平和を取り戻すことができたんだ!」

 

二人も笑顔が溢れていた

 

ヒカル「ああそうだ!千草はCD出したんだろ?」

 

美鈴「うん、そのジャケットの写真撮ったのは健太だし皆すごいよね」

 

ヒカル「美鈴も頑張ってんだろ?こんなところまで木の実を探しに来るなんて」

 

美鈴「でも、私だけまだ何にも成ってないもん」

 

ヒカル「だから和菓子コンクールに挑戦するんだろ?焦るなよ・・・あっ!こっち、この先に栃ノ木があるって」

 

その時スマートシーバーが鳴り

 

ヒカル「緊急招集だ。悪い、俺行かなくちゃ」

 

美鈴「うん、頑張ってね!」

 

ヒカル「おう!」

 

 

シェパードンが何かに気づいた

 

ショウ「どうしたシェパードン?」

 

ショウ「キサラ様」

 

キサラ「ええ、私も何やら不穏なものを感じます」

 

 

エクセラー「最強の肉体、宇宙最強の肉体、もう待ちきれない!もっとビクトリウムを、もっと強力で膨大なビクトリウムがこの街にはある。チブロイドたちよ!探し出すのだ。そのために邪魔な人間どもは抹殺しても構いません」

 

美鈴が草原を歩いているとワンゼロの足に引っ掛かって転んでしまう

 

美鈴「痛っ!え!?何、人?なんで?どうしよう?大丈夫?動けない?具合悪いの?救急車呼ぼうか?」

 

ワンゼロが起きた

 

美鈴「よかった。動けるんだ。お水飲む?」

 

そして水を差し出してワンゼロの手に触れると

 

美鈴「うわ・・・冷たい・・・寒い?」

 

そして自分の上着をワンゼロにかけた

 

美鈴「あなた、もしかしてUPGの人?」

 

ワンゼロは首を横に振った

 

美鈴「ごめん、ユニフォームみたいだから、でも似合ってるよ。ねえ、家どこ?送ってこうか?」

 

ふとワンゼロは空を見上げる

 

美鈴「大丈夫・・・じゃあ、しばらくここに居よっか」

 

 

 

友也「チブル星人のロボット兵たちが無差別に人を襲い始めたようです!これが目撃された地点です!」

 

アリサ「何なのこいつら?やっつけたんじゃなかったの?」

 

ゴウキ「町中に居やがる!」

 

優介「それもかなりの数だ!」

 

ヒカル「やばい。あの林にも友達が来てるんですよ!」

 

ウェンディ「そんな!?」

 

陣野「これ以上被害を出す前に叩くんだ。UPG出動!」

 

「ガレット!」

 

そうして優介、ウェンディ、ヒカル、ゴウキ、アリサが向かった

 

エクセラー「久しぶりですね。この前はこの私としたことが主ボルストのような有能な方に気弱な怪獣を押し付けてしまって申し訳ありませんでした」

 

ボルスト「いや~全くだ!宇宙最強戦士の俺様にあれじゃあ失礼だろうがよ」

 

エクセラー「つくづく、浅はかな奴だ」

 

ボルスト「ん?何か言ったか?」

 

エクセラー「いやいや、そこでお詫びにこれを差し上げましょう」

 

ボルスト「なんだよこれは?」

 

エクセラー「その名もチブルサーキット、いかがです?それがあればあなたの力もライブした怪獣の力もよりパワーアップしますよ?」

 

ボルスト「いや~本当だ。力がみなぎるぜ!」

 

エクセラー「それはなにより!」

 

そしてアリサがチブロイド2体に苦戦していたがチブロイドの背後からゴウキがチャージガンでチブロイド2体を倒した

 

アリサ「ありがとうゴウキ」

 

ゴウキ「油断するな、まだいるぞ」

 

 

 

美鈴「私もね、やること無いんだ。ううんやることはあるの、でもね、なんか最近自信が無くなっちゃって、それで大好きな人に会いに来たんだけど、でも、彼は彼で自分の道を頑張ってるんだよね」

 

すると美鈴が和菓子をワンゼロにあげた

 

美鈴「私が作ったの。甘いの嫌い?」

 

美鈴「そうだ、名前、聞いてなかったね?私は美鈴、あなたは?」

 

ワンゼロ「名前?」

 

美鈴「うん、あなたの名前も教えて」

 

ワンゼロは首を横に振った

 

美鈴「ごめん、言いたくないならいいよ。・・・あっ!そうだ、じゃあ、マナ!マナって呼んでもいい?」

 

ワンゼロ「マナ?」

 

美鈴「うん、あなたマナって感じ」

 

ワンゼロ「マナ」

 

美鈴「うん、マナちゃん。ハワイの言葉でね素敵な意味があるんだよ。ヒカル君に教えてもらったんだけど、あれ?何だっけ?えっと・・・」

 

ショウ「そいつから離れろ!」

 

そこにショウがやって来た

 

美鈴「あなた誰!?」

 

ショウ「いいからそいつから離れろ!」

 

マナ「私はマナ」

 

ショウ「お前またビクトリウムを奪いに来たのか?」

 

美鈴「マナちゃん、逃げよう!」

 

美鈴がバッグを投げてマナを連れて逃げる

 

ショウ「おい待て!そいつは人間じゃない!アンドロイドだ!」

 

美鈴「大丈夫、私が守るから!」

 

そこにチブロイドが立ち塞がった

 

マナ「来るな!」

 

マナが美鈴を守るためにチブロイドと戦う

 

ショウ「どうなってるんだ!?」

 

もう2体チブロイドが来た

 

美鈴「きゃあ!」

 

ショウ「待てよ!」

 

そこにショウが加勢しチブロイドを攻撃する

 

ショウ「俺が相手だ!お前らは逃げろ!」

 

だが逃げた先にもチブロイドがいた

 

すると宇宙大怪獣ベムスターが出現した

 

ショウはビクトリーにライブしようとするが美鈴の悲鳴が聞こえて

 

ショウ「ギンガ、オーブ、早く来てくれ!」

 

ギンガとオーブが来てくれることを信じ美鈴とマナの方へ向かった

 

ヒカル「怪獣まで出てきやがった!」

 

ヒカルがギンガにライブしようとするが、新たにチブロイドが転送されてきた

 

ヒカル「あっちには美鈴が」

 

優介「俺が行く!」

 

ヒカル「おう!」

 

ウェンディ「気をつけてね」

 

優介「ああ!」

 

【ウルトラマン!ウルトラマンティガ!】

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

オーブ「シュアッ!」

 

オーブ「俺の名はオーブ!闇を照らして、悪を撃つ!」

 

優介はオーブに変身して、ヒカルとウェンディがチブロイドたちを止める

 

ヒカル「待て!」

 

ウェンディ「止まりなさい!」

 

マナが戦う場所にショウが到着した

 

ショウ「ここから離れろ!」

 

そうして美鈴を避難させる

 

そこにヒカルとウェンディがやって来た

 

美鈴「ヒカル君!」

 

ヒカル「美鈴!大丈夫か?」

 

美鈴「私は大丈夫」

 

ヒカル「ショウ!」

 

ウェンディ「ショウさん!」

 

ショウ「ヒカル!ウェンディ!」

 

オーブがベムスターを食い止めているが、その間にビクトリウムが転送されようとしていた

 

オーブ「まずい!またビクトリウムが奪われる!」

 

ショウ「後は任せた!」

 

【ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!】

 

ショウがビクトリーにウルトライブした

 

オーブとビクトリーがベムスターに連携しながら攻撃を加えていく

 

ベムスターは建物を一部をビクトリーとオーブに向けて殴り飛ばす

 

一度は叩き落としてしまったが、二度目はキャッチして建物を元に戻した

 

ビクトリー「ビクトリウムスラッシュ!」

 

ビクトリーがオーバーヘッドキックの動きをしながらビクトリウムスラッシュを

 

オーブ「ハンドスラッシュ!」

 

オーブがハンドスラッシュでダメージを与えた

 

ショウ「同じ手に乗るか!」

 

優介「一度観た技は通用しないってな!」

 

美鈴「マナを助けて!」

 

ヒカル「マナ?でもあいつは!」

 

美鈴「私を助けてくれたの!ねえ早く!」

 

ヒカル「美鈴はここを動くな、ウェンディ、美鈴を頼む!」

 

ウェンディ「はい!」

 

ヒカルがマナの加勢に入る

 

オーブとビクトリーもどんどんベムスターを追い詰めていく

 

ヒカルにチブロイドが銃を向けた

 

しかしマナがヒカルを押して自分が変わりに受け、電撃でチブロイドを倒したが、倒れてしまった

 

美鈴「マナ!」

 

美鈴「ねえマナを治して、この子アンドロイドなんでしょ?だったら治るよね!」

 

ウェンディ「それは・・・」

 

その時謎の攻撃がビクトリーを襲う

 

ビクトリー「ウッ!」

 

オーブ「フッ!?」

 

振り向くとそこには宇宙怪獣ベムラーがいた

 

ヒカル「俺・・・行かなくちゃ・・・美鈴」

 

美鈴「行って、ヒカル君、気を付けて」

 

【ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!】

 

ヒカル「ギンガーーー!!!」

 

オーブ「ぐうっ!なんだこのパワーは!?」

 

信じられないパワーを持つベムラーとベムスターに苦戦するオーブとビクトリー、そこにギンガがやって来た

 

ギンガが攻撃するが、なんとベムラーが瞬間移動した

 

ヒカル「どうなってんだ?」

 

ボルスト「おお!これがチブルサーキットの力か。楽しいじゃねぇか!」

 

ショウ「ふざけやがって!」

 

ビクトリー「ビクトリウムシュート!」

 

しかしベムラーが分身し、ギンガがギリギリで避けるが拘束光線で動きを封じられるギンガ、ビクトリー、オーブ

 

ボルスト「すごいぞ!チブルサーキットの力!はっはっはっはっはっ!呆気ないがベムスターで止めだ」

 

ベムスターの突撃を喰らい倒れる3人

 

ギンガ&ビクトリー&オーブ「うわあ!」

 

ギンガは立ち上がりギンガクロスシュートを放とうとする

 

オーブ「待てギンガ!」

 

ギンガ「ギンガクロスシュート!」

 

だが時すでに遅くギンガクロスシュートは放たれベムスターに吸収されてしまった

 

ベムラーが光線で3人を追い詰める

 

オーブ「くっ!埒があかない!」

 

ヒカル「どうすりゃいいんだよ?考えろ、考えろ考えろ!」

 

 

 

そして

 

 

 

ヒカル「っ!そうか!分かったぞ!ショウ、優介、俺の合図で飛び上がれ!」

 

ショウ「飛ぶ?」

 

ヒカル「ああ、思いっきり高く!」

 

優介「・・・!なるほどな」

 

ヒカル「今だ!」

 

ショウ「おう!」

 

優介「ああ!」

 

そしてベムラーが光線を放ったと同時に飛び上がり、光線が怪獣たちを拘束した

 

ボルスト「ありゃ!何ぃ!何だよこれ!?」

 

優介「相手の拘束光線を利用するとは、さすがだな」

 

ショウ「やったな!」

 

ヒカル「おう!一気に行くぞ!」

 

【今こそ一つになる時!ウルトラマンタロウ!ギンガに力を!ギンガストリウム!】

 

【ウルトラマンの力よ!】

 

ギンガ&タロウ「スペシウム光線!」

 

ボルスト「何ぃ!ふぎゃああああ!!」

 

ベムラーが倒されたことにより、分身が消えた

 

残るはベムスター一体!

 

ショウ「優介!行くぞ!」

 

優介「ああ!今回は特別サービスだ!」

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ パワータイプ!】

 

優介「ダイナ!」

 

【ウルトラマンダイナ ストロングタイプ!】

 

優介「超パワー、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブパワーストロング!】

 

オーブ「光の剛力に敵はない!」

 

【ウルトランス!EXレッドキングナックル!】

 

オーブがティガのパワータイプとダイナのストロングタイプの力を宿したパワーストロングとなり

 

ビクトリーもEXレッドキングナックルを装着した

 

オーブ&ビクトリー「ビックダブルナックル!」

 

2つの巨大な腕がベムスターを宇宙の彼方まで吹き飛ばした

 

美鈴「治る?治らないの?」

 

友也「このアンドロイドには」

 

美鈴「この子はマナ!」

 

友也「マナか・・・とにかく彼女には自己修復機能がついているんです」

 

美鈴「じゃあそこを直せば治るの?」

 

友也「ですが、そこは壊れていないようなんです」

 

美鈴「どういうこと?ねえ分かるように言って!」

 

ヒカル「自分で直せるのに直そうとしない・・・」

 

ショウ「戦うことが宿命なアンドロイドだ」

 

優介「ショウ!」

 

ウェンディ「ショウさん!」

 

ショウ「いや、マナか・・・きっと戦い疲れたんだ」

 

散々、エクセラーやボルストに振り回され、見捨てられたのだ。戦うどころか生きることにも疲れてしまったのかもしれない

 

美鈴「そんな、じゃあもう戦わなきゃいいじゃない!宿命なんて変えられる!マナ!諦めないで!マナ!」

 

ヒカル「マナ、取り戻す命か!」

 

美鈴「そうよ、それ、思い出したわ。そういう意味だったのよ!マナ!あなたを見てこの名前が浮かんだのはきっと偶然じゃない!宿命があなたに生きろって言ってるのよ!」

 

ショウ「そんな運命にお前はなぜ抗おうともしないんだ!」

 

ショウ「お前は今ここで生きてるじゃないか!」

 

美鈴「諦めないで!もう一度命を取り戻して!マナ!」

 

そしてマナの目が開いた

 

美鈴「マナ」

 

友也「自己修復装置が稼働している」

 

するとマナが立ち上がり、どこかへ行った

 

それは美鈴がくれた和菓子を取るためだった

 

美鈴「ありがとう!」

 

今、マナは確かに笑顔を浮かべた

 

エクセラー「強い肉体が欲しいのだ!宇宙最強の肉体を一刻も早く」

 

黒幕の復活が刻一刻と迫っていた

 

TO BE CONTINUED

 

【ED キラメク未来~夢の銀河へ~】

 

 

次回予告

 

超獣ドラゴリーの毒牙に犯されたショウ、彼を救うのは親友シェパードンとの絆、そして命

 

次回 未来への聖剣

 

シェパードン、お前がいてくれるから、俺は絶対に負けない!

 




優介がついにZAPのメンバーと再会することができました!嬉しい限りです。そしてパワーストロングとEXレッドキングナックルのビッグダブルナックル、かっこいいー!次回はシェパードンのウルトランスがビクトリーの手に!


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第52話 未来への聖剣

ビクトリーの新たなウルトランスが!そんな中優介とウェンディが・・・


【OP 英雄の詩】

 

ボルスト「宇宙最強の俺様がなぜ何度もギンガやビクトリーやオーブごときに、おい!もっとこのチブルサーキットの力を引き出せる強い怪獣はいないのか!?」

 

するとテーブルに超獣のスパークドールズが2体置かれていた

 

ボルスト「ふっふっ!あるじゃねえか。勿体ぶりやがって、これで今度こそ奴らの最期だ!」

 

エクセラー「嫌ですね~これだから野蛮な人は」

 

シェパードンはファイブキングとの戦い以来、弱っていた

 

ショウ「あの時お前がいなければ、俺たちは・・・お前はもう地上に出なくていい。ここでゆっくり休め。そして、早く元気になってくれ」

 

その頃友也はビクトリウムの解析を進めていた

 

ヒカル「あのアンドロイド・・・いや、マナか。あいつ、もう敵じゃなくなった気がするんだよな。友也、お前どう思う?」

 

だが友也はビクトリウムの解析に集中して他の声は全く聞こえていなかった

 

ボルスト「ふっふっ!今度こそ俺様のパワーアップした本当の恐ろしさを思い知るがいい」

 

ボルストは分身してモンスライブした

 

【モンスライブ!ドラゴリー!ベロクロン!】

 

ドラゴリーとベロクロンが出現した

 

それにシェパードンが気づいた

 

ショウ「どうしたシェパードン!?・・・まさか」

 

陣野「ポイントB5で2体の巨大怪獣を確認、直ちに現場に急行せよ!」

 

ヒカル「ガレット!」

 

友也「礼堂君!今度の敵は怪獣ではなく超獣です!気をつけてください」

 

ヒカルは行こうとしたが、ゴウキに掴まってしまいギンガにライブできなかった

 

ショウ「懲りない奴らだ!」

 

【ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!】

 

少々怒り気味のショウがビクトリーにライブした

 

ボルスト「来たなビクトリー!今日こそ貴様の最期だ!」

 

だが超獣2体を相手に最初は善戦していたが徐々に追い詰められていき

 

ドラゴリーの毒牙に噛まれてしまった

 

レピ「兄貴!」

 

するとシェパードンのビクトリウムが明滅した

 

カムシン「どうしたんだ?シェパードン」

 

サクヤ「転送しているんだわ。ショウに自分のエネルギーを」

 

ボルスト「なっはっはっはっ!苦しめ苦しめ、だが安心しろ。今の俺様は機嫌がいい。だからすぐに殺しはしない。じわじわと苦しみながらくたばるがいい。そして俺様の強さを思い知るのだ」

 

そしてベロクロンとドラゴリーは消え、

 

ビクトリーもライブが解除されショウに戻った

 

ヒカル「ショウ!」

 

マナがショウを担いできてくれた

 

ヒカル「君は・・・マナ」

 

マナ「早く手当てをしてやれ」

 

そう言い残しマナは去った

 

陣野「一体どうしたんだ?彼に何があった」

 

ゴウキ「分かりません。我々が見つけた時にはすでに」

 

アリサ「なんでこんなことに・・・」

 

そしてヒカルと優介は外に出て、ショウを助けられなかったことを悔やんでいた

 

優介「くそ!」

 

そこに友也とウェンディがやって来た

 

友也「あの傷・・・やはり彼がビクトリーだったんですね」

 

優介「・・・ああ」

 

友也「ドラゴリーは猛毒を持つ毒牙の超獣です。一度噛まれれば即座に全身に猛毒が広がります。おそらくすでに彼の体も」

 

ヒカルがギンガスパークとオーブリングを取り出すが

 

友也「闇雲に探しても無駄です。それにビクトリーを倒した相手にどうやって戦うっていうんですか?」

 

ヒカル「だったら、このまま黙って見てろっていうのか!?」

 

優介「仲間の命が懸かっているんだぞ!?なのにまた何もできないっていうのかよ!!」

 

ウェンディ「優介くん・・・」

 

カムシン「ショウを返してもらおうか」

 

そこにカムシンがやって来た

 

ヒカル「ビクトリアン、あんた、ショウの仲間か?大変なんだ。早くなんとかしないと!」

 

優介「何か方法はないのかよ!?」

 

カムシン「今のショウを救えるのはシェパードンしかいない」

 

優介「え・・・」

 

ヒカル「シェパードンが」

 

 

 

そしてシェパードンのビクトリウムのエネルギーでショウを治療していた

 

その頃ショウはある記憶を見ていた

 

ショウ「あれは!」

 

どうやらショウはその記憶に心当たりがあるようだ

 

エクセラー「Why!?なぜギンガとオーブも倒さなかったのです?」

 

ボルスト「Don'tworry!心配するな。俺様はメインディッシュをじっくり味わう質でな。お楽しみはこれからだ。そのまんまるの目でよーく見とけ!今度こそ俺様が華麗にギンガとオーブを倒す姿をな!はっはっはっ!」

 

エクセラー「今度こそお願いしますよ。主ボルスト」

 

ヒカル「なんだよ、気になることって?」

 

友也「さっきの戦いを見て思ったのですが、あのドラゴリーとベロクロンの完璧なまでの連携、僕にはまるで同じ人物がライブしてるように見えたんです」

 

ヒカル「同じ人物が?」

 

その時警報が鳴った

 

ヒカル「またか!」

 

優介「・・・許さない」

 

またドラゴリーとベロクロンだった

 

ゴウキ「ヒカル!行くぞ!」

 

ゴウキ「友也?・・・あー!またかよ!」

 

 

ヒカル「お前らの相手は俺たちで十分だ!」

 

優介「倒す!」

 

【ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!】

 

ヒカル「ギンガーーー!!!」

 

ギンガ「ショウラッ!」

 

【ウルトラマン!ウルトラマンティガ!】

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

オーブ「俺の名はオーブ!闇を照らして、悪を撃つ!」

 

ボルスト「はっはっはっ!やっと出てきたなギンガにオーブ、ビクトリーがやられて怖じ気づいたかと思ったぞ?」

 

オーブ「ふん!随分舐められたものだな!」

 

ヒカル「タロウ!俺たちも行くぜ!」

 

【今こそ一つになる時!ウルトラマンタロウ!ギンガに力を!ギンガストリウム!】

 

ベロクロンのミサイル攻撃を側転で避けるギンガとオーブ

 

そして攻撃を仕掛けるが、これまでの相手とは全く違い、抜群の連携でさすがのギンガとオーブも苦戦を強いられる

 

ヒカル「強い。これが友也の言っていた連携か・・・」

 

優介「ああ、思った以上に厄介だな」

 

ボルスト「思い知ったかギンガ、オーブ、俺様こそが宇宙最強なのだ!」

 

するとショウが起き上がった

 

レピ「兄貴!」

 

ショウ「俺も・・・行きます!」

 

カムシン「無茶だ!お前の体はまだ完治していない」

 

ショウ「あいつらだけを戦わせるわけにはいかない!」

 

キサラ「お待ちなさい!ショウ!」

 

オーブ「なんなんだこいつら!いくらなんでも連携しすぎだろ!」

 

ギンガ「グアッ!」

 

ゴウキ「アリサ急げ!」

 

アリサ「分かってるわよ!もうヒカルに優介はどこに行ったの?」

 

シュナウザーに接続してフルパワーで攻撃するが

 

ベロクロンが分身して全て避けられた

 

アリサ「そんな!」

 

ウェンディ「全て避けられる!?」

 

ショウ「ぐっ!」

 

【ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!】

 

ビクトリー「ウッ!グウッ!」

 

ヒカル「ショウ!お前!」

 

優介「そんな体じゃ無理だ!下がれ!」

 

ボルスト「ビクトリー、貴様まだ生きていたのか?しぶとい奴め!一思いに止めを刺してやるわ!」

 

ヒカル「危ない!」

 

優介「ショウ!逃げろ!」

 

だがシェパードンがそれを庇った

 

ショウ「シェパードン!?」

 

ボルスト「こしゃくな!」

 

ベロクロンがシェパードンを攻撃する

 

オーブがそれを阻止しようとするが先の連携で疲弊して満足に戦えずベロクロンに蹴り飛ばされる

 

オーブ「ウォアァッ!」

 

ビクトリー「何をしている!?お前もまだ傷が癒えてないんだぞ!」

 

ショウ「早く地底に戻るんだ!」

 

だがシェパードンはそれを聞かずずっとビクトリーを庇っていた

 

ヒカル「止めろ!」

 

優介「ぐっ!体が動かない!」

 

ビクトリー「何やってるんだ!早く俺から離れろ!」

 

キサラ「シェパードンは分かっているのです。自分の命が残りわずかであることを。そしてその命を捧げようとしています。ショウ、全てはあなたのために」

 

ショウ「シェパードン、お前、俺のために、止めろ、もういい、もういいんだ!」

 

その時、ショウは再びあの記憶を視た

 

ショウ「これは、シェパードン、お前の記憶だったのか?」

 

幼き頃のショウと共に過ごした記憶だったのだ

 

ショウ「俺と過ごした時間を、お前は、お前はそんなにも俺のことを・・・俺だって、俺だって」

 

ビクトリー「俺だって同じだ。俺の中にはいつもお前がいた!」

 

そしてシェパードンがビクトリウムの光線をベロクロンに放ち吹き飛ばした

 

ボルスト「ええい!小賢しい!まとめて始末してやるわ!」

 

ベロクロンが2体に分身した

 

ショウ「だから逃げてくれ!頼むから逃げてくれ!お前は」

 

ビクトリー「お前は生きなきゃいけないんだ!」

 

ベロクロン2体のミサイルが発射された

 

オーブ「やめろおおおおおおおおおおおお!!!!!」

 

そして

 

シェパードンが爆発した

 

ショウ「うわあああああああああ!!!」

 

ヒカル&優介&ゴウキ&アリサ&ウェンディ「っ!」

 

キサラ&カムシン&サクヤ&レピ「っ!」

 

ショウ「シェパードン!!!」

 

ボルスト「やっとくたばったか。手こずらせやがって、ビクトリー、待たせたな。今度こそ貴様の番だ!」

 

するとショウの手元にシェパードンのクリスタルスパークドールズが形成された

 

ショウ「これは、お前、自分自身を」

 

キサラ「ショウ、シェパードンはあなたを導いているのです。さあ!立ち上がりなさい!」

 

ショウ「分かったぜシェパードン!」

 

BGM:ウルトラマンビクトリーの歌

 

【ウルトランス!シェパードンセイバー!】

 

ビクトリー「これで決める!」

 

ショウ「シェパードン、そうだったな。俺とお前はいつも一緒だった。お前がいてくれるから、俺は絶対に負けない!」

 

ボルスト「最後の悪あがきか?しかしこれまでだ!」

 

ヒカル&優介「うおおおお!!」

 

【ハリケーンスラッシュ!】

 

オーブ「オーブスラッガーランス!」

 

ギンガ「ギンガスパークランス!」

 

2つの槍が超獣たちを貫き

 

ボルスト「何だと!」

 

ショウ「うおおおおおおおおお!!!」

 

ビクトリーがシェパードンセイバーフラッシュで超獣2体を倒した

 

ボルスト「ふぎゃああああ!!またしても!屈辱だ!屈辱だ!屈辱だ!!」

 

ボルスト「覚えておけ!このままでは済まさんぞ!!」

 

ショウ「またお前に助けられたな」

 

ヒカル「きっとシェパードンからのメッセージなんじゃないか?」

 

ショウ「えっ?」

 

ヒカル「何があってもいつも一緒だぞっていうさ」

 

ショウ「ヒカル・・・」

 

ヒカル「人間だとか、そうじゃないとか関係ない。姿形が変わっても心が通じていれば、きっと繋がっていられる。ずっとずっと未来までな」

 

ショウ「ああ・・・そうだな・・・」

 

マナ「心が通じる」

 

 

 

優介「くそ!!」

 

ウェンディ「・・・優介くん」

 

優介「くそ!!」

 

ウェンディ「っ!」

 

優介「俺は救えなかった。シェパードンを」

 

ウェンディ「・・・優介くんのせいじゃ」

 

優介「ほっといてくれ!!」

 

ウェンディ「・・・優介くん!!」

 

ウェンディが怒鳴ってビンタした

 

優介「っ!」

 

ウェンディ「いつまでも自分を責めたらダメ!一人で背負い込まないでって言ったでしょ?」

 

優介「・・・お前に」

 

ウェンディ「えっ?」

 

 

 

 

 

優介「お前に俺の何が分かるって言うんだ!!!」

 

ウェンディ「・・・・・・」

 

優介「・・・あ・・・」

 

ウェンディ「・・・優介くんなんか・・・優介くんなんか大嫌い!!!」

 

優介「待ってくれ!」

 

シェパードンを守れなかった責任にから彼女を遠ざけてしまった

 

俺が弱かったから、ウェンディを傷つけてしまった

 

 

泣きながら走り去って、やがて止まってしゃがんで

 

 

 

 

 

ウェンディ「うわああああああああああああああん!!!」

 

 

 

ウェンディはたくさん涙を流しながら泣き続けていた

 

 

 

そしてそれ以来優介とウェンディは口を交わさなかった

 

 

 

TO BE CONTINUED

 

【ED キラメク未来~夢の銀河へ~】

 

 

次回予告

 

アクマニヤ星人ムエルテによって奇獣ガンQの姿に変えられてしまった冴えないサラリーマン。一人の少年と奇妙な友情が彼の勇気へと変わるのか?

 

次回 ガンQの涙

 

燃やすぜ!勇気!




優介は大切な仲間を守れなかったことからウェンディを突き放してしまった。これからどうなってしまうのか?次回はセブンとレオの力を宿したあの姿の登場です。


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第53話 ガンQの涙

今回は少年とガンQの奇妙な友情の話です。


【OP 英雄の詩】

 

 

あれからウェンディは非常時以外はずっと部屋にこもっていた

 

 

優介「お前に俺の何が分かるっていうんだ!!!」

 

ウェンディ「・・・・・・・」

 

 

 

 

私、優介くんは強くてかっこいいヒーローだと思ってた。

 

でも違った

 

当たり前のことに初めて気づいた。ウルトラマンといえど元は永幡優介という普通の人間だったことを

 

 

優介くんは私の知らない所で私の知らない戦いを

 

そして私の知らない人の死をたくさん見てきたんだと

 

それなのに私は何も気づけなかった

 

 

私が弱かったから、優介くんを傷つけてしまった

 

 

 

 

 

 

俺の名前は吉田

 

どこにでもいる中途半端な男

 

それが俺だ

 

そもそも俺の人生

 

吉田「痛っ!こら!危ないじゃないか!」

 

しかし少年は無視していった

 

吉田「ったく!最近のガキンチョは!?」

 

仕事でのストレスが大分溜まっているようだ

 

そこに謎の男が現れた

 

エクセラー「ちょっと待てムエルテ君、あれが実験体なのか?」

 

ムエルテ「私の目に狂いはございません。日々ストレスにさらされている彼のような男こそ、強烈な破壊衝動を秘めているのです」

 

そしてムエルテは吉田の肩を叩くと一瞬で雫ヶ丘の丘にワープした

 

ムエルテ「ここから見ると、街がゴミのようでしょう?」

 

吉田「あの・・・どちら様ですか?」

 

ムエルテ「あなたのことをなんでも知ってる人ですよ。吉田さん、他人に文句を言うこともできず上司の失敗は全部あなたに押し付けられる。それがなぜだか分かりますか?」

 

ムエルテ「あなたに力がないから!ゴミ同然だからです!だが、力ならここにある。世界を破壊する力が、あなたをゴミ扱いした奴らに復讐するのだ。さあ、引き金を引け!」

 

そしてムエルテは吉田にガンQのスパークドールズとチブルスパークを渡しモンスライブさせる

 

【モンスライブ!ガンQ!】

 

ムエルテ「はっはっはっ!感じるぞ。凄まじい怨念の力を!さあ、巨大化しろガンQ!はっはっはっ!はっはっはっ!」

 

ポン!

 

しかし現れたのは等身大のガンQだった

 

ムエルテ「あれ?」

 

ガンQ「えっ?」

 

ムエルテ「しまった!中途半端な奴は中途半端な大きさにしかなれないのか」

 

ムエルテ「実験は失敗だ!スパークドールズを返せ!」

 

ガンQ「何のことですか?」

 

ムエルテは詰め寄るがガンQにモンスライブした吉田は振り払う

 

ムエルテ「アクマニヤ星人ムエルテ様を舐めるな!」

 

ムエルテもアクマニヤ星人としての姿を露にした

 

ガンQ「お、お化けー!」

 

ムエルテ「待てー!」

 

ガンQは怯えてアクマニヤ星人から逃げる

 

ガンQ「怪獣だ!UPGを呼んでくれ!」

 

そこにUPGが到着した

 

ムエルテ「むっ!まずい!」

 

そう思ったムエルテは一旦撤退した

 

ヒカル「早く逃げて!」

 

ゴウキ「落ち着いて避難してください!」

 

吉田「UPGの皆さん!助けてください!」

 

しかし

 

ゴウキ「撃てー!」

 

何も知らないUPGはガンQに攻撃する

 

ショウ「またあいつか」

 

ヒカル「おう!」

 

優介「奇獣ガンQだ!」

 

ショウ「今回は小さいな・・・」

 

ウェンディ「・・・・・・」

 

そして吉田が住むアパートに来たが

 

部屋の前に人が集まっていて部屋に入れなかった

 

すると大家さんに気づかれアパートを去るしかなかった

 

そしてガンQは人から逃げる羽目になってしまった

 

ガンQ「どうすればいいんだよ!」

 

ガンQ「はぁ、飯時か・・・」

 

すると目の前に自転車の少年がいた

 

少年「怪獣なの?」

 

ガンQ「怪獣じゃないよ!人間だよ!」

 

少年「本物だ!本物の怪獣だ!」

 

ガンQ「怪獣じゃないっつうの!俺は人間だ!」

 

少年「嘘だ。僕知ってるよ?ガンQでしょ?ちょっと小さいけど」

 

ガンQ「そんな見たまんまの名前じゃないよ!」

 

するとお腹の音が鳴って

 

ガンQ「はぁ~もうダメだ。力が出ない」

 

少年「ガンQ、お腹空いてるの?」

 

そして少年の家に入り食事を取ることになった

 

ガンQ「えっと・・・」

 

サトル「サトル!」

 

ガンQ「サトル君、いただきます」

 

サトル「いただきます!」

 

ガンQ「・・・って、どうやって食うの?これ?」

 

するとガンQの吸収能力でラーメンを丸ごと食ってしまった

 

吉田「うまい!うまい!」

 

ガンQ「ごちそうさまでした」

 

サトル「ごちそうさまでした」

 

ガンQ「ところでサトル、家の人はいないの?」

 

サトル「母ちゃん、仕事でいつも遅いんだ」

 

ガンQ「そっか」

 

サトル「ガンQはどこから来たの?宇宙?円盤に乗ってるの?」

 

ガンQ「いや、いつも電車」

 

サトル「僕、いつか宇宙に行きたいんだ!宇宙飛行士に成りたい!」

 

するとサトルの母ちゃんが帰って来て、見たかったらまずいのでガンQは外に出た

 

エクセラー「これがどれほどの失態か分かっているのかねムエルテ君!中途半端な駒にうろうろされては作戦の邪魔になるんだよ!あぁ!?」

 

ムエルテ「分かりました!今日はもう遅いからよく寝て、明日から捜索の範囲を広げましょう」

 

エクセラー「明日だと!?」

 

ムエルテ「ひぃ!」

 

エクセラー「宇宙人に昼も夜もない!今すぐ探しに行け!この愚か者!」

 

ムエルテ「アクマニヤ星の暗闇に掛けて!」

 

サトルと過ごす内にガンQは知った。

 

サトルは自転車に乗れなくて、他の友達と遠くに遊びにいけないと

 

そこでサトルと一緒に自転車の練習をすることになり、

 

何度も練習をするが、うまくいかなかった

 

サトル「あ~あ、もっとかっこいい自転車が欲しいなー」

 

ガンQ「母ちゃんが頑張って買ってくれた自転車だろ?大事にしろよ」

 

サトル「どうせ、母ちゃん忙しくて僕のことなんか興味ないんだよ」

 

ガンQ「それは違うんじゃねぇか?サトル」

 

サトル「えっ?」

 

ガンQ「母ちゃんはお前のために夜遅くまで必死で働いてるんじゃないかな?・・・そうだ、たまには母ちゃんが喜ぶようなことをしてやろうぜ」

 

サトル「何々?何するの?」

 

ガンQ「よし!完成!」

 

サトル「やったー!」

 

母ちゃんが帰ってくると、テーブルにはガンQの目玉焼きがあった

 

母ちゃん「いただきます。・・・ぐすっ!サトル、ありがとう、ありがとうね」

 

母ちゃんは嬉し泣きでサトルに感謝した

 

 

 

 

サトル「10周!10周!最高記録!」

 

ガンQ「いいぞ、いい感じだ!」

 

ムエルテ「ここに居やがったか!ダメ怪獣!」

 

ムエルテ「痛っ!」

 

だが集中していたせいでぶつかってしまう

 

そしてサトルとガンQも倒れてしまう

 

ムエルテ「この野郎!お前のせいでこっちは大目玉だよ!」

 

サトル「やめろよ!」

 

ムエルテ「何だこいつ?お前の子供か?こっち来い!」

 

そしてサトルの自転車を蹴る

 

ガンQ「やめろー!」

 

ムエルテ「激しい怒りのエネルギーを感じる」

 

そして再び自転車を蹴る

 

サトル「やめろよ!俺の自転車だぞ!」

 

ムエルテ「やめな~い!」

 

サトル「やめろよ!ぐすっ!やめろよ!」

 

ガンQ「やめろーーー!!!」

 

激しい怒りによりガンQは巨大化してしまう

 

ムエルテ「ほら見ろ!やればできるじゃないか!はっはっはっ!」

 

ガンQ「サトルを放せー!」

 

陣野「ポイントD7に巨大怪獣ガンQが出現!」

 

アリサ「ガレット!至急現地に向かいます」

 

ゴウキ「やっぱりあいつ巨大化しやがった!」

 

アリサ「行くわよ!」

 

優介&ヒカル&ゴウキ「おう!」

 

ウェンディ「・・・・・・はい」

 

 

 

 

ゴウキ「皆さん!落ち着いて避難してください!早く!早く!」

 

ヒカル「早く皆さんを安全なところへ!」

 

ゴウキ「おい!」

 

アリサ「ちょっと!」

 

優介「ヒカル待て!」

 

ウェンディ「・・・・・・」

 

ヒカルを引き止めようと動くが、それは芝居で死角で変身する

 

【ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!】

 

ヒカル「ギンガーーー!!!」

 

【ウルトラマン!ウルトラマンティガ!】

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

ギンガ「ショラッ!」

 

オーブ「俺の名はオーブ!闇を照らして悪を撃つ!」

 

ガンQ「あっ、ウルトラマン!助けてください!宇宙の怪物だ!」

 

そうしてギンガたちに助けを求めるが

 

ギンガ「ギンガハイパーチョップ!」

 

ガンQ「痛っ!何するんですか!」

 

ギンガ「ギンガハイパーパンチ!」

 

オーブ「レェェアッ!」

 

だが何も知らないギンガはチョップとパンチ

 

そしてオーブもパワータイプの力を引き出して殴る

 

ガンQ「違うんです!話を聞いてください!」

 

ムエルテ「ええい!何やってる!戦えガンQ!痛っ!」

 

サトル「助けてガンQー!」

 

サトルが必死に抗ってガンQに助けを求めた

 

ギンガ「お前が黒幕か?」

 

ムエルテ「よく見破った」

 

ムエルテ「我こそはアクマニヤ星人ムエルテ、宇宙最強待てい!」

 

言っている途中で何かに殴り飛ばされた

 

ムエルテ「痛っ!誰だ!」

 

ビクトリー「ツェッ!」

 

それはEXレッドキングナックルを装着したビクトリーだった

 

そしてウルトランスを解除する

 

ムエルテ「よくもやったなウルトラマンビクトリー、俺様の真の力を見せてやる。アクマニヤ念力!」

 

ガンQ「か、体が」

 

アクマニヤ念力によってガンQが操られる

 

ビクトリー「ビクトリウムバーン!」

 

しかし跳ね返された

 

ヒカル「大丈夫かショウ!」

 

アクマニヤ星人に操られているせいかガンQの能力を最大限に引き出しているためギンガ、ビクトリー、オーブは苦戦する

 

ムエルテ「はっはっはっ!ガンQ、もっともっと打ちのめせ!」

 

そこにサトルが向かっていた

 

サトル「ガンQ!何してんだよ!やめろよー!」

 

ガンQ「もうダメだ、体の自由が効かない。俺はダメ人間でダメ怪獣だ。いいように使われる運命なんだ」

 

サトル「ガンQは、ダメ怪獣なんかじゃない!」

 

ガンQ「えっ?」

 

BGM:GEEDの証 感動

 

サトル「ガンQは全然ダメ怪獣なんかじゃないよ!」

 

ガンQ「サトル・・・」

 

サトル「一生懸命僕に自転車教えてくれたじゃんか!ガンQ、母ちゃんに料理作ってくれたじゃんか!ううっ!僕、ガンQと遊ぶのすごい楽しかったんだよ!」

 

ガンQ「自転車、乗れたな、サトル」

 

サトル「あっ、ほんとだ」

 

ムエルテ「あー!お前らごちゃごちゃうるせえんだよ!怪光線!」

 

しかしガンQがムエルテの支配から解放され、ムエルテの怪光線を跳ね返した

 

ムエルテ「目が!目が!」

 

ガンQ「体が、動く!うおおおおおおお!!!」

 

ガンQがアクマニヤ星人の動きを封じた

 

ヒカル「よし!今だ!」

 

【今こそ一つになる時!ウルトラマンタロウ!ギンガに力を!ギンガストリウム!】

 

ショウ「力を貸してくれシェパードン!」

 

【ウルトランス!シェパードンセイバー!】

 

ビクトリー「これで決める!」

 

オーブ「お前の勇気、しっかり届いたぜ!」

 

優介「セブン!」

 

セブン「ダァーッ!」

 

まずはセブンカプセルを起動して優介の右隣にウルトラセブンのビジョンが現れ、右腕を天に掲げてカプセルを装備ナックルに装填し

 

優介「レオ!」

 

レオ「イヤアッ!」

 

次にレオカプセルを起動して優介の左隣にウルトラマンレオのビジョンが現れ、右腕を天に掲げて、カプセルを装填ナックルに装填し

 

そしてライザーでスキャンして

 

【フュージョンライズ!】

 

優介「燃やすぜ、勇気!」

 

トリガーを引いた

 

【ウルトラセブン!ウルトラマンレオ!ウルトラマンオーブ!ソリッドバーニング!】

 

セブンとレオのビジョンがオーブオリジンと融合し、オーブはソリッドバーニングにフュージョンライズした

 

ビクトリーがシェパードンセイバーフラッシュで切り裂き

 

【ゾフィーの力よ!】

 

ギンガ&タロウ「M87光線!」

 

オーブ「ストライクブースト!」

 

ムエルテ「ぐああああ!!」

 

そしてギンガストリウムのM87光線とオーブのストライクブーストによってムエルテは倒された

 

サトル「ウルトラマン!ガンQはいい奴なんだよ!やっつけないでくれよ!」

 

しかし

 

ギンガ「ギンガコンフォート!」

 

ギンガストリウムはギンガコンフォートを放つ

 

元は人間が怪獣に変身してしまっているため、浄化し、元に戻さなければならなかった

 

サトル「あー!」

 

ガンQ「サトル、ありがとう、またいつか、遊ぼうな」

 

サトル「ガンQー!ガンQーー!!」

 

ガンQは涙となってスパークドールズに戻った

 

そしてガンQのスパークドールズはサトルの元にずっと一緒にいることになった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED キラメク未来~夢の銀河へ~】

 

次回予告

 

夢を叶えてアイドルになったヒカルの幼なじみ、久野千草、でもどうやらその中にとんでもないファンがいるようだ

 

次回 君に会うために

 

勇者の力、お借りします!




次回はゾフィーとヒカリの力を宿すあの姿の出番だ!そしてまだ仲直りできない優介とウェンディ、一体どうなってしまうのか?


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第54話 君に会うために

久野千草が登場する回です


【OP 英雄の詩】

 

優介たちがシュナウザーやマラミュートの点検をしていた時にある曲が流れた

 

「はーい!今お聴きいただいているのは人気急上昇中のアイドル久野千草ちゃんのヒットナンバーでウルトラマンギンガの歌、ウルトラマンだけじゃなくて僕らも元気なっちゃう曲ですね!」

 

アリサ「この歌ってウルトラマンギンガへの応援歌なんだってさ」

 

優介「久野千草?」

 

友也「はい、ちなみに彼女は礼堂君の幼なじみで僕の友人でもあります」

 

アリサ「えっ!?」

 

ウェンディ「そうなんですか!?」

 

優介「どういう関係!?」

 

ゴウキ「マジか!マジかマジか、マジか!」

 

ゴウキが妙に興奮して食いついた

 

優介「ゴウキさん?」

 

ウェンディ「どうして興奮してるんですか?」

 

ヒカル「先輩、もしかして、千草のファンなんですか?」

 

ゴウキ「トゥッ♪」

 

友也「確か今日雫ヶ丘にイベントで」

 

ゴウキ「そうなんだよ!!」

 

ゴウキ「だからパトロール中にちょっとだけ、ちょっとだけ寄ってかないか?なっ!なっ!なっ!」

 

優介「ええ・・・」

 

 

その頃エクセラーはモニターで妙な反応に興味を抱いていた

 

エクセラー「んん、この反応、妙に気になりますね」

 

ボルスト「ん!俺様の出番か?」

 

エクセラー「今回は調査をお願いしたいのですが本来捜索活動は夕焼けのエージェントの方が・・・」

 

ボルスト「おい!あの長靴みてえな野郎を引き上げ出すな!」

 

エクセラー「では、調査の方をお願いしますよ」

 

 

 

雫ヶ丘のライブ会場で久野千草が歌っていた

 

 

千草「ゴールは近いから~星空に~輝けギンガ!」

 

応援団「ロマンス!」

 

そこにUPGもやって来た

 

アリサ「あれ?もう始まってるの?」

 

ゴウキ「いや違うな!」

 

優介「えっ?」

 

ゴウキ「あれはファンクラブ会員限定特典だ。リハーサルを間近で見学させてもらえるんだとよ、超すげーだろ!!」

 

するとゴウキは最前列に行ってしまった

 

優介「ちょっと!」

 

ウェンディ「ゴウキさん!」

 

そして

 

「はいこれでリハーサル以上になります!ありがとうございました」

 

千草「いつも応援ありがとうございます!また本番で会いましょう!」

 

そして千草と共にいた二人がステージから降りていった

 

おじさん「はーい!撤収!撤収!はい!皆さん!我々も本番に向けてしっかり準備をいたしましょう!」

 

「えい!」

 

おじさん「ゴミなどありませんか?」

 

「えい!」

 

おじさん「忘れ物ありませんか?」

 

「えい!」

 

おじさん「はーい!撤収ーー!!」

 

そしておじさんは最後に一礼して去っていった

 

そしてゴウキも行こうとしたが、急に振り返った

 

ゴウキ「あの人は通称タンバリンおじさん、スタッフも一目置く礼儀正しいファン代表だよ!」

 

そしてゴウキは行ってしまった

 

アリサ「・・・私には分からない世界だな」

 

優介「はい」

 

ウェンディ「でもなんだか楽しそうですね!」

 

 

 

千草「見て、CD出来たの。ヒカル君と友也君の分」

 

「UPGの皆さんが来てくれるなんて光栄です」

 

「本番も聴いていってくださいね」

 

するとそこにゴウキがやって来た

 

優介「ゴウキさん!?」

 

ゴウキ「あ、あの、あ、あ、さ、さ」

 

千草「サ、サインですか?喜んで!」

 

すっかり上機嫌なゴウキだった

 

アリサ「先輩としての威厳が崩れ去った決定的な瞬間ね」

 

優介「・・・・・・」

 

そして優介は外に出た

 

ウェンディ「・・・あ・・・」

 

「ミニライブやってます!久野千草ミニライブやってます!」

 

そこにショウが偶然やってきてチラシをもらった

 

優介「あっ!ショウ」

 

ショウ「優介、なんなんだこれは?」

 

優介「あー、久野千草って人のライブなんだと」

 

ショウ「ライブ?」

 

優介「って言っても、俺もさっぱり分からないからなこういうの」

 

優介「・・・・・・」

 

ショウ「どうした?前からずっと元気がないみたいじゃないか」

 

優介「・・・やっぱり分かっちゃうか」

 

ショウ「何かあったのか?」

 

優介「・・・ウェンディとケンカしたんだ」

 

ショウ「ケンカ?」

 

優介「ああ、あんなこと言うつもりじゃなかったのに」

 

ショウ「・・・なら早く仲直りした方がいい」

 

優介「あ・・・」

 

ショウ「どういうケンカをしたのかは知らんが、謝って仲直りすることも大切なことだぞ」

 

優介「・・・ああ、そうだな。ありがとう、なんかちょっとすっきりした」

 

ショウ「そうか」

 

するとインペライザーが近くに落下してきた

 

そして地底に向かって何かをサーチしていた

 

カムシン「何かを探しているようですな?」

 

キサラ「もしかするとチブル星人はビクトリウムの鉱脈に気づいたのかもしれません」

 

アリサ「ポイントF3にインペライザーが出現!」

 

陣野「近隣への避難勧告はこちらから出す!アリサ、ゴウキ、ヒカル、優介、ウェンディは速やかに避難活動を行いつつインペライザーを止めろ!」

 

アリサ&ゴウキ&ヒカル&優介&ウェンディ「ガレット!」

 

優介「俺は近くの人たちを避難させます!」

 

ゴウキ「頼んだぞ!」

 

ウェンディ「・・・あ・・・」

 

ショウ「俺が行く!」

 

アリサ「光線を出す頭部を狙って!」

 

ヒカル&ゴウキ&ウェンディ「ガレット!」

 

千草「大丈夫ですか?」

 

優介とショウは頷きダブル変身した

 

【ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!】

 

【ウルトラマンジャック!ウルトラマンゼロ!】

 

優介「キレのいい奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ!】

 

オーブ「光を越えて闇を斬る!」

 

ビクトリーとオーブが出現したことによりインペライザーの注意が二人に向いた

 

ビクトリーとオーブはキレのある動きでインペライザーを翻弄、主に蹴りでインペライザーを攻撃する

 

ゴウキ「よし、ビクトリーとオーブを援護するぞ!ヒカル、千草ちゃんを安全な場所へ」

 

ヒカル「ガレット!」

 

そして逃げようとしたがそこにボルストが現れた

 

ボルスト「貴様らごときが俺様の邪魔をするんじゃねえ!どいつもこいつも俺様をイラつかせやがって!」

 

ゴウキとアリサとウェンディが攻撃する

 

ヒカル「行くぞ!」

 

その間に行こうとしたがボルストが瞬間移動して千草を人質にとった

 

ヒカル「千草!」

 

ボルスト「今からありがちなことを言うぞ。武器を捨てろ、地球人」

 

そしてヒカルたちはチャージガンを置いた

 

ボルスト「反撃もせずに捨てるとはな、素直すぎて退屈だ!来い!」

 

千草「離して!」

 

その時タンバリンが飛んできてボルストの頭に当たった

 

そしてその隙に千草は逃げる

 

ボルスト「痛っ!誰だ!」

 

それはタンバリンおじさんだった

 

千草「丹波さん?」

 

ボルスト「野郎!」

 

ジャンプで避けるとなんと宇宙人に姿を変えて再びボルストに攻撃した

 

ボルスト「痛っ!目!目!」

 

オーブ「っ!メトロン星人!?」

 

メトロン星人「短絡的な行動は相変わらずのようだな」

 

ボルスト「ずっと気に食わねぇ野郎だったがやっぱり気に食わねぇ!なぜ地球人を守る!?」

 

メトロン星人「地球人を守っているわけではない。彼女を守っているだけだ」

 

ショウ「俺に力を貸してくれシェパードン!」

 

【ウルトランス!シェパードンセイバー!】

 

オーブ「オーブスラッガーランス!」

 

オーブスラッガーランスを形成してレバーを3回引いてボタンを押して必殺技を発動

 

オーブ「トライデントスラッシュ!」

 

シェパードンセイバーフラッシュとトライデントスラッシュでインペライザーは倒された

 

ボルスト「なっ!」

 

ビクトリー&オーブ「シュワッチ!」

 

ゴウキ「ここまでだ!」

 

エクセラー「一旦戻りなさい!」

 

ボルスト「断る!俺様の邪魔をしたこいつらを!」

 

エクセラー「戻りなさい!」

 

ボルスト「断るって言ってるだろうが!こいつらだけは俺様が始末する」

 

だがボルストは強制的に戻された

 

千草「助けてくださりありがとうございました!」

 

メトロン星人「僕のこと怖くは?」

 

千草「私、宇宙人とか怪獣には慣れっこなんで」

 

アリサ「一体どういうことなの?」

 

ゴウキ「丹波さんって宇宙人だったのかよ・・・なんで宇宙人がアイドルのファンやってんだよ!?」

 

メトロン星人「あれは一年ほど前、侵略の先見隊として地球に降り立ったんだ。同胞は昔、何度か巧妙な計画を立案したからチブル星人は僕を選んだんだろうね」

 

ゴウキ「巧妙な計画?」

 

ウェンディ「それなんですか?」

 

メトロン星人「アイドルブームを利用して人類を自滅させるというものさ」

 

メトロン星人「僕は人間の理性を麻痺させ凶暴化させる宇宙ケミカルライトを開発した。人間同士の信頼関係を崩壊させ、人類の自滅を導くためにね」

 

当時ライブ会場で実験をしていた

 

メトロン星人「そろそろだな」

 

しかし誰も凶暴化しなかった

 

メトロン星人「なぜだ?なぜ彼らは凶暴化しない!?」

 

そして千草を見るうちに

 

メトロン星人「わあー!千草ー!」

 

メトロン星人「しかし気づくと見事にはまっていたよ。久野千草という一人のアイドルにね」

 

メトロン星人「正直、侵略の任務などどうでもよくなってね、地球の友人もたくさん出来てこんなにも素晴らしく充実した日々はないと感じた」

 

そして丹波はUPGに拘束された

 

ヒカル「アリサさん」

 

優介「それはあまりに」

 

ゴウキ「言いてえことは分かるけどな」

 

ウェンディ「・・・・・・」

 

そしてシュナウザーで連行された

 

千草「丹波さん!」

 

千草「ずっと応援してくれてありがとう!私、嬉しかった!本当にありがとう!」

 

丹波「(楽しい思い出をありがとう)」

 

 

 

 

エクセラー「・・・・・・」

 

ボルスト「俺様を勝手に転送しやがって納得できねえな!」

 

エクセラー「やはり気になりますね」

 

ボルスト「あの野郎を放っておく気じゃねぇだろうな!?」

 

エクセラー「調査の続行をお願いしたいのですが」

 

ボルスト「あの野郎を処分してもいいよな!」

 

エクセラー「私の話を全く聞いていませんね!?」

 

ボルスト「俺の話全く聞いてねえだろ!」

 

エクセラー「ああ!うるさいですね!もう好きにどうぞ!」

 

ボルスト「おうともさ!じゃあさっさと転送しやがれこの野郎!」

 

 

 

ヒカル「千草、そっちにあるほうきを」

 

千草「・・・・・・」

 

ヒカル「千草、心配するなって、あの人はきっと大丈夫だから」

 

千草「・・・・・・」

 

ヒカル「そしたらまた歌えばいいじゃないか。丹波さんたちのために、なっ!」

 

そして千草は笑顔になった

 

ボルスト「そいつはどうかな?」

 

そこにボルストが現れ、ヒカルを拘束して千草を人質に取った

 

ボルスト「悪いな小僧、お前に用はないんだよ」

 

ヒカル「よせ!」

 

千草「離して!」

 

ボルスト「あの野郎をファンに持ったことを恨むんだな」

 

丹波「っ!すいません!」

 

アリサ「はい?」

 

丹波「必ず戻ってきますから!」

 

それに気づいたメトロン星人は瞬間移動してシュナウザーから出てライブ会場に猛スピードで向かった

 

千草「丹波さん!?」

 

ボルスト「まんまと来やがったな」

 

メトロン星人「その子を離しなさい、お前の目的は私だろ?」

 

ボルスト「ありがちなことばっかり言いやがって、そうだよ、俺の目的は貴様の抹殺だ!」

 

【モンスライブ!ゾアムルチ!】

 

メトロン星人「君とこのステージは必ず守る」

 

そして巨大化した

 

ショウ「こんなとこに居たのか?」

 

ヒカル「いいから早く助けろよ!」

 

ショウ「なんてザマだ」

 

ヒカル「うるせえ!」

 

ショウ「動くなよ」

 

そしてビクトリーランサーでヒカルの拘束を解いた

 

ショウ「先に行くぞ」

 

ショウはビクトリーにライブした

 

優介「千草さん!早く避難を!」

 

千草「君は?」

 

優介「うん!ジャック!」

 

【ウルトラマンジャック!】

 

優介「ゼロ!」

 

【ウルトラマンゼロ!】

 

優介「キレのいい奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ!】

 

優介は再びハリケーンスラッシュにフュージョンアップした

 

千草「あの子もウルトラマンなんだ・・・」

 

ヒカル「千草!」

 

千草「ヒカル君、タンバさんを助けてあげて!」

 

ヒカル「後は俺に任せろ!」

 

そしてヒカルもギンガにライブした

 

メトロン星人を守るためにギンガ、ビクトリー、オーブが立つ

 

ヒカル「千草のステージを滅茶苦茶にしやがって!」

 

ボルスト「貴様は絶対にこの手で抹殺してやる!」

 

ゾアムルチがいつもの怪獣より凶暴なためか苦戦する

 

さらに手負いなメトロン星人を助けながら戦っているためカラータイマーが早くも点滅してしまう

 

そしてメトロン星人が近くのビルに倒れる

 

千草「たった・・一人でも・・君を守りたい・・いつもいつもいつもいつも・・そばにいるから・・どんなに辛くて・・どんなに苦しくても・・きっときっときっときっと・・ゴールは近いから」

 

千草が歌うと同時にメトロンもケミカルライトを出して踊った

 

するとゾアムルチの動きが止まった

 

【今こそ一つになる時!ウルトラマンタロウ!ギンガに力を!ギンガストリウム!】

 

優介「今こそあの力を!」

 

優介「ゾフィー!」

 

【ゾフィー!】

 

優介「ヒカリ!」

 

【ウルトラマンヒカリ!】

 

優介「勇者の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブブレスターナイト!】

 

オーブ「光の誉れ、只今参上!」

 

ゾフィーとヒカリの栄光の勇者の力を宿した姿ブレスターナイトにフュージョンアップした

 

ボルスト「か、かわいい///」

 

その隙にゾアムルチの前に移動して

 

【ウルトラマンジャックの力よ!】

 

ギンガ&タロウ「ウルトラショット!」

 

ビクトリー「ビクトリウムシュート!」

 

オーブ「ナイト87シュート!」

 

3人の同時光線によってゾアムルチは倒された

 

そして再び千草は歌った

 

そして応援団の中には丹波がいた

 

 

アリサ「隊長は理解しあえる相手と判断して上層部にメトロン星人の存在を内緒にしたみたいね」

 

ヒカル「さすが俺たちの隊長ですね」

 

優介「だな」

 

しかし盛り上がっている内にメトロン星人の姿になっていた

 

アリサ「ちょっとあれまずいでしょ!」

 

だが

 

ヒカル「いやでも、皆気づいていないみたいですよ」

 

アリサ「えっ?」

 

ウェンディ「ほんとですね」

 

ゴウキ「ロマンス!」

 

ヒカル「夢中になれることがあれば姿も形も関係ないんです」

 

ゴウキ「千草~!」

 

丹波さん「千草~!千草~!」

 

そしてたくさんのファンに囲まれてライブは幕を閉じた

 

TO BE CONTINUED

 

【ED キラメク未来~夢の銀河へ~】

 

次回予告

 

UPGにやって来たアリサ隊員のかつての恩人、しかし彼がもたらしたのは、混乱と人類が手にしてはならない禁断の力だった

 

次回 分裂!UPG

 

光の力、お借りします!




次回から最終決戦の序章が始まります。


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第55話 分裂!UPG

今回から最終章に向けて戦いが加速していきます。


【OP 英雄の詩】

 

月面から謎の光弾が地球の一点に直撃した

 

エクセラー「ファンタスティック!眠っているだけであのパワー、もし完全体として復活したら、あー!どうなってしまうのでしょう」

 

ボルスト「いいから早く次の怪獣を寄越せよ!」

 

エクセラー「失礼しました。主ボルスト」

 

テーブルに火山怪鳥バードンのスパークドールズが出現した

 

エクセラー「かつてウルトラ戦士を倒したこともあるバードン、最強クラスの怪獣です」

 

ボルスト「おお!」

 

エクセラー「wait!分かってますね?これで今度こそウルトラマンを」

 

ボルスト「任せておけ!俺様は宇宙最強だ!」

 

エクセラー「期待していますよ主ボルスト」

 

 

 

 

エクセラー「ふん!これが最後のチャンスなのですから」

 

一方UPGでは先の光弾の状況を調べていた

 

アリサ「被害状況は?」

 

友也「インパクトを受けたツンドラ地帯の映像です。直径3kmが焼き付くされました」

 

陣野「無人地帯だったため幸い怪我人は出ていないそうだ」

 

友也「ただ現地を調査したスタッフから気になる報告を受けています。周辺の放射物からビクトリウムが持つエネルギーと全く同一のものが検出されたそうです」

 

ヒカル「ビクトリウムと!?」

 

友也「現在どこから撃たれたものなのか調査中です」

 

神山長官「一体君たちは何をしているんだ?」

 

アリサ「神山長官」

 

陣野「整列!」

 

ヒカル「えっ?誰?」

 

友也「UPGを管理する国際防衛機構の神山長官です」

 

陣野「敬礼!」

 

陣野「直れ!」

 

神山長官「元気だったか?」

 

アリサ「はい、ありがとうございます!おかげさまで元気にやっています」

 

ヒカル「なんか、いつもと雰囲気違いませんか?」

 

ゴウキ「珍しいこともあるもんだな」

 

アリサ「・・・!」ムッ!

 

陣野「一体どうされたのですか?長官が直々に来られるとは」

 

神山長官「国際防衛機構は侵略者に対し防衛体制をフェイズ5に移行することが決定した」

 

陣野「っ!お待ちください!その計画は!」

 

神山長官「もう君にここは任せられない。これが大都市だったらどうなっていたと思う?」

 

その時警報が鳴った

 

アリサ「ポイントF2に巨大怪獣が出現!」

 

ボルスト「はっはっはっ!ギンガ、ビクトリー、オーブ、早く出てこい!」

 

友也「火山怪鳥バードン!」

 

優介「これまた厄介な敵が現れたな」

 

ヒカルが行こうとするが止められた

 

ヒカル「なんなんだよ!早く行かないと!」

 

神山長官「君たちのUPG装備使用を只今より禁止する!」

 

ゴウキ&陣野「っ!」

 

神山長官「隊長資格剥奪だ。今後は私のチームで遂行する」

 

すると長官のチームが入ってきた

 

陣野「長官!お待ちください!」

 

神山長官「上層部の決定だ。どけ!」

 

陣野「長官!」

 

神山長官「人類が巨大な力を持っていることを敵に思い知らせてやる」

 

神山長官が機器を操作すると見たこともない機器が出てきた

 

ゴウキ「なんなんだこれ?」

 

神山長官「我々が総力を掛けて開発したビクトリウムキャノン、いよいよこれを実戦で使う時が来た」

 

ヒカル「ビクトリウムキャノン・・・」

 

優介「・・・・・・」

 

するとビクトリウムキャノンが起動した

 

ゴウキ「嘘だろ?ここにこんな装備があったなんて」

 

アリサ「隊長は知っていたんですか?」

 

陣野「・・・すまない」

 

一方ショウが現場に到着した

 

【ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!】

 

ビクトリー「ジェアッ!」

 

ボルスト「出たなビクトリー、まずはお前からぶっ潰してやる!」

 

バードンの強力な風おこしで怯むビクトリー

 

クチバシでビクトリーを刺そうとするバードン

 

 

 

神山長官「基地の下にあるビクトリウムプラント、ここでビクトリウムからエネルギーを取り出しビクトリウムキャノンの攻撃力として利用する」

 

ヒカル「ちょっと待ってください。俺は反対です。ビクトリウムはビクトリアンの命の源なんだ!戦いに使うものじゃない!」

 

神山長官「ビクトリアン?何の事だ?」

 

陣野「長官!この件は何度も反対と申し上げていたはずです。我々人間は未知なる力を手にし、そして何度も失敗を繰り返している。人智を越えた力を安易に使うのは危険すぎます!」

 

神山長官「では、巨大な力を持つ侵略者を相手にどうやって戦うというのだ?あの得体の知れないウルトラマンにいつまで頼るつもりだ!」

 

ゴウキ「得体の知れないって、ウルトラマンは一緒に戦う俺たちの仲間です!」

 

神山長官「本来この地球は我々人類が守るべきではないのか!」

 

神山長官「ウルトラマンも異星人だ!いつ人類の脅威の存在になってもおかしくはない!」

 

ウェンディ「・・・いい加減にしてください」

 

優介「ウェンディ?」

 

ウェンディ「いい加減にしてください!!!」

 

ウェンディが大量の涙を流しながら叫んだ

 

ウェンディ「ウルトラマンが何のために命を掛けて戦っているのかあなたたちには分からないんですか!!!」

 

優介「ウェンディ!落ち着け!」

 

ヒカル「取り消せよ」

 

ヒカル「今の言葉取り消せよ!!あいつが、ウルトラマンがどんな思いで戦ってるのか!?知りもしないくせに!!!」

 

陣野「ヒカル!」

 

ヒカルは神山長官に詰め寄るが止められた

 

神山長官「どういう指導をしてきたんだ?拘束しておけ!」

 

「はっ!」

 

神山長官「他の隊員は今後UPG基地内の立ち入りを禁ずる。装備品を置いて直ちに出てってもらう」

 

そうして装備品を回収されたが

 

神山長官「待て、彼女は別だ!」

 

アリサ「えっ?」

 

なんとアリサだけは別だった

 

神山長官「杉田アリサ、君の射撃の腕はこの作戦に不可欠だ。ぜひ力を貸してほしい!何のために君を推薦したと思う?」

 

「行くぞ」

 

そうしてアリサ以外のメンバーが追い出された

 

神山長官「さっそく作戦準備に入る。それまで何としてでも基地を死守しろ!」

 

アリサ「・・・了解!」

 

アリサは神山長官直属の隊員と共にバードン迎撃に向かった

 

神山長官「エネルギー充填開始!」

 

参謀「はい!」

 

すると地下にあるビクトリウムが反応した

 

カムシン「キサラ様、地上では何が起きているというのでしょうか?」

 

キサラ「・・・・・・」

 

ボルスト「喰らえ!猛毒攻撃!」

 

 

 

「大人しくしてろよ」

 

そしてヒカルは監禁されてしまった

 

ヒカル「ショウ・・・」

 

そしてビクトリーはバードンの猛毒攻撃を浴びてしまった

 

そこにアリサたちが援護射撃をした

 

ゴウキ「神山長官はアリサの恩人なんですか?」

 

陣野「ああ、射撃の腕を磨きトップの腕前となった彼女を神山長官が引き抜いたんだ」

 

神山長官「一つでいい。誰にも負けない自分だけの武器を持て。そうすればどんな敵も倒すことができる」

 

ゴウキ「そっか、だからあいつ・・・隊長、何とかしましょうよ!」

 

友也「人間がビクトリウムの力を手に入れたと知ったら敵は次々と攻撃を仕掛けてくると思います!」

 

陣野「・・・まずは、装備を取り戻そう!」

 

ゴウキ&優介&ウェンディ「ガレット!」

 

友也「僕は礼堂君を助けに行ってきます」

 

ゴウキ「でもそんな簡単に入れるのか?」

 

友也「誰がここのシステムを作ったと思ってるんですか?」

 

友也がカードを出しながら

 

友也「開発者を舐めんな!です」

 

ゴウキ「さすが!」

 

毒を浴びながらも戦うビクトリー

 

ボルスト「止めだ!」

 

【ウルトランス!キングジョーランチャー!】

 

一瞬の隙を突いてキングジョーランチャーで毒袋を破壊した

 

ボルスト「ぐああああああ!目が!目が!」

 

ビクトリー「ビクトリウムシュート!」

 

そしてビクトリウムシュートでバードンを倒し、ビクトリーは姿を消した

 

神山長官「くっ!間に合わなかったか。エネルギー充填率はどうなっている?」

 

参謀「現在14%です」

 

神山長官「次の襲撃に備えて、そのままチャージを続けろ」

 

参謀「はい!」

 

一方エクセラーもビクトリウムの反応に驚いていた

 

エクセラー「WhatsApp!なんだこれは!?」

 

ボルスト「ええい!あともう一息だったのに!おい!もっと強い怪獣を寄越せ!」

 

エクセラー「その言葉は聞きあきました。お遊びは終わりです。主ボルスト」

 

ボルスト「何ぃ!?」

 

エクセラー「もう待てません。私は早くグランドマスタールギエルが目覚める所が見たいのです!」

 

するとエクセラーはボルストについているチブルサーキットを操作した

 

エクセラー「思う存分戦ってきてください。あなた自身の体で」

 

ボルスト「何だこれは?体の自由が効かねえ」

 

エクセラー「元々お前は捨てゴマだったんだよ」

 

ボルスト「騙したなチブル、うわああああ!!」

 

 

ショウ「ヒカル、優介、何があった?なぜ来ない?」

 

 

友也「D通路に侵入者発見、急行せよ!」

 

隊員「了解!」

 

隊員が通り過ぎると友也が扉のロックを解除した

 

ヒカル「友也」

 

友也「急いでください。早く!」

 

そして陣野、ゴウキ、優介、ウェンディはチャージガンを取り戻した

 

ゴウキ「急げ!」

 

そしてシュナウザーで基地を後にした

 

 

 

その頃暴走したボルストが破壊活動を行っていた

 

参謀「装備車が一台基地から無断発進しました」

 

神山長官「放っておけ、それより見ろ!」

 

そこにアリサたちが戻ってきた

 

神山長官「新たな敵が姿を現した。エネルギー充填状況は?」

 

参謀「30%です!」

 

シュナウザーが到着しケーブルを繋ぐ

 

ゴウキ「あれ?ヒカルと優介は?」

 

【ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!】

 

ヒカル「ギンガーーー!!!」

 

ギンガ「ショウラッ!」

 

【ウルトラマン!ウルトラマンティガ!】

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

友也「見てください!」

 

ギンガとオーブが姿を現した

 

陣野「援護するぞ」

 

ゴウキ&友也「ガレット!」

 

ウェンディ「・・・・・・」

 

陣野「ウェンディ!」

 

ウェンディ「・・・ガレット」

 

ギンガとオーブがボルストを取り押さえ

 

陣野「撃て!」

 

陣野たちに背後を攻撃させた

 

神山長官「よし攻撃準備に入る」

 

参謀「しかし長官、パワーが足りません」

 

神山長官「構わん、我々のビクトリウムキャノンがどれほどの力を持っているのかまずは試し撃ちだ!」

 

参謀「はい!」

 

神山長官「敵に我々の力を見せてやれ!」

 

アリサ「本当に、大丈夫なのでしょうか?」

 

神山長官「撃て!これは命令だ!」

 

そしてチャージガンを手にし狙いを定めるアリサ

 

神山長官「セーフティロック解除!」

 

ボルストは分身してギンガとオーブに麻痺光線をして追い詰める

 

ギンガ「グッ!」

 

オーブ「グアッ!」

 

ショウ「地上に戻ります!」

 

カムシン「待て!あれを見ろ!なんだあの巨大兵器は!?」

 

カムシン「あの光の輝きは、ビクトリウム!」

 

ショウ「まさか!そんなことあるわけない!」

 

【今こそ一つになる時!ウルトラマンタロウ!ギンガに力を!ギンガストリウム!】

 

そして分身を戻しギンガのパンチが偶然チブルサーキットに当たりボルストは正気に戻った

 

ボルスト「俺は一体何を!?バカな!操られていたってのか!?この俺様が!」

 

ボルスト「うわあああああああああ!!!うわあああああああああ!!!」

 

ボルスト「ええい、まさかお前たちに助けられるとはな」

 

オーブ「えっ?」

 

神山長官「今だ!撃て!」

 

しかしアリサは撃たない

 

神山長官「どうした?」

 

アリサ「敵は戦闘体制を解いています」

 

神山長官「だからチャンスなんじゃないか!」

 

アリサ「ですが」

 

神山長官「ここで侵略者を倒さなければ多くの犠牲者が出るんだぞ!」

 

ボルスト「ええい!今日の所は帰ってやる!俺が倒すべき相手は他に居るからな!」

 

ボルスト「だが待っていろ!そいつを倒したら今度こそお前を!」

 

そしてアリサはそのトリガーを引いてしまう

 

そしてビクトリウムキャノンがボルストに直撃した

 

ボルスト「ぐああああああ!!!」

 

ヒカル「危ない!」

 

【ウルトラマンジャックの力よ!】

 

ギンガ&タロウ「ウルトラバーリア!」

 

オーブ「くっ!スペリオンシールド!」

 

ウルトラバリアとスペリオンシールドの合体シールドでビクトリウムキャノンの余波を防ぐ

 

ボルスト「俺様は宇宙一のガッツ!!!」

 

ボルストが倒され、爆発したところは焦土と化していた

 

ヒカル「これが・・・ビクトリウムキャノンの力!?」

 

優介「30%でこれほどの威力だと!?」

 

神山長官「見たか!我々人間が巨大怪獣を倒したぞ!」

 

「おお!」

 

アリサ「まさか・・・こんなすごいパワーだなんて」

 

カムシン「あのような恐ろしい兵器がビクトリウムの力を使うとは」

 

キサラ「地上人が私たちが封印した愚かな歴史を繰り返そうとしている」

 

ショウ「・・・・・・」

 

TO BE CONTINUED

 

【ED キラメク未来~夢の銀河へ~】

 

次回予告

 

凄まじい威力を持つ禁断の兵器ビクトリウムキャノン、そしてさらに襲来する新たな敵、それぞれの思いが交錯する中、あの悪魔が帰ってくる

 

次回 復活のルギエル

 

守るぜ!希望!




次回はあのハイパーゼットンにオーブがゼロとウルトラの父の力を宿した姿にフュージョンライズ!


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第56話 復活のルギエル

ついに奴が地球に襲来する。


【OP 英雄の詩】

 

神山長官「まだ足りない、もっと強力なビクトリウムを手に入れなければ」

 

アリサ「長官、ビクトリウムキャノンは危険すぎるのでは?」

 

神山長官「アリサ、さすがじゃないか。この調子で頼むぞ!」

 

ヒカル「隊長はいつから知ってたんですか?ビクトリウムキャノンのこと」

 

陣野「当初はビクトリウムの調査と研究が目的だった。この雫ヶ丘に基地が建設されることになったのも、地底にビクトリウムが多く眠っている特殊な地域だった。そしてビクトリウムにとてつもないエネルギーが秘められていると分かった時、神山長官はそれを兵器利用するプロジェクトに着手した」

 

ゴウキ「そんな・・・」

 

友也「僕の研究が兵器利用されていたなんて」

 

陣野「ビクトリウムの巨大な力をコントロールすることができれば人類自らの手で敵に立ち向かうことができる。大多数の人間はそう考えるだろう」

 

優介「(権藤参謀やシゲムラ参謀、西条武官と同じ考えじゃないか!)」

 

ヒカル「確かにビクトリウムキャノンがあればウルトラマンの力に頼らずに戦えるかもしれない。けど!」

 

ショウ「本気で言ってるのか!!」

 

そこにショウがやって来た

 

ヒカル「ショウ・・・」

 

ショウ「そのために俺たちビクトリアンは犠牲になれというのか!?」

 

優介「違う!」

 

ショウ「お前たちとは戦えない!二度と!」

 

そしてショウは行ってしまった

 

優介「ショウ・・・」

 

ウェンディ「ショウさん・・・」

 

エクセラー「主ボルスト、宇宙最強を名乗るあなたが下等な人間ごときに敗れるとはね」

 

ゼットン星人「何干渉に浸っているんだい?ボルスト君は僕が華麗に活躍するための踏み台に過ぎなかったのさ」

 

エクセラー「相変わらずめんどくさい人ですね」

 

ゼットン星人「ギクッ!ギンガとビクトリー、そしてオーブ僕の活躍を引き立たせる雑魚としては申し分ないね。エクセラー君!君はそこでゆっくり見ていてくれよ」

 

エクセラー「まっ、せいぜい頑張ってください。・・・さーて、気は熟しました!我がグランドマスターよ、いざ地球へ!」

 

そしてかつてギンガに倒されたダークルギエルが地球に向かっていた

 

そしてショウは警備員を蹴散らし司令室に入った

 

 

 

アリサ「あなた!」

 

神山長官「なんなんだ君は!?」

 

ショウ「ビクトリウムキャノンを起動させたのはお前か?」

 

神山長官「だとしたら?」

 

ショウ「地底のビクトリアン代表として来た。話がある」

 

神山長官「ビクトリアン?」

 

ショウ「すぐにビクトリウムキャノンの使用を中止しろ!ビクトリウムは俺たちビクトリアンの命の源であり地球の命そのものだ!それを兵器に利用するなら!」

 

するとアリサが友也に通信した

 

友也「アリサさんから通信です」

 

そこには神山長官に銃を向けるショウの姿があった

 

優介&ヒカル「ショウ!」

 

キサラ「いけませんショウ!その手を下ろしなさい。考えるのです。その力は何のためにあるのか?」

 

神山長官「お前たち、武器を下ろせ。暴力はいかん」

 

「はっ!」

 

神山長官は隊員の警備を解いた

 

ショウもビクトリーランサーを下ろした

 

しかし

 

神山長官がパラライザーでショウを銃撃し麻痺させた

 

神山長官「この男を拘束しろ」

 

「はっ!」

 

優介「なんて卑怯な奴なんだ!!」

 

ウェンディ「・・・優介くん」

 

ヒカル「隊長!」

 

陣野「うん、彼の救出に向かう!」

 

優介&ヒカル&ウェンディ&ゴウキ&友也「ガレット!」

 

カムシン「キサラ様」

 

キサラ「信じるのです・・・」

 

隊員「こんなものが」

 

神山長官「これは・・・」

 

ショウ「返せ!それは地底を守る俺たちビクトリアンのものだ!」

 

神山長官「そうか、あのヒカルという隊員が言っていたのは!地底から現れた怪獣、そのビクトリウムに秘められた巨大なエネルギー、ずっとこれを探していたんだよ」

 

そしてシェパードンのスパークドールズがビクトリウムキャノンのエネルギーとして利用されてしまう

 

ショウ「止せ!」

 

参謀「ビクトリウムの高次元エネルギー吸収開始!すごい、通常のビクトリウムでは考えられない凄まじいエネルギーです!」

 

神山長官「やはり!」

 

ショウ「止めろ!その力は使ってはいけない!」

 

神山長官「私と君の目的は同じ、この地球を守ることだ。ビクトリウムは力の使い方を心得ている我々が管理しよう」

 

ショウ「古の時代にも争いがあった!ビクトリウムの巨大な力、それを使いこなせると誇り高ぶった人間たちの争いが!」

 

アリサ「長官!」

 

参謀「ポイントC1から怪獣が出現!」

 

そこにハイパーゼットンが現れた

 

ゼットン星人「さあ出ておいでギンガ&ビクトリー&オーブ、僕の華麗なる活躍を引き立ててくれよ」

 

優介「あれは・・・」

 

友也「あれはウルトラマンを倒した宇宙恐竜ゼットンの強化体です!」

 

優介「(またあいつと戦うことになるとはな、でも今の俺はあの頃の俺とは違う!)」

 

ゴウキ「基地に向かってやがる!」

 

ヒカルと優介は傾き

 

ヒカル「俺と優介が怪獣を食い止めます。皆さんはショウとアリサさんを!」

 

優介「・・・ウェンディ」

 

ウェンディ「!」

 

優介「・・・この戦いが終わったら、話があるから、聞いてくれるか?」

 

ウェンディ「っ!・・・うん、待ってる」

 

そして優介とヒカルはハイパーゼットンに向かっていった

 

ゴウキ「おいヒカル!」

 

友也「僕が礼堂君と優介君を援護します」

 

陣野「行くぞ!」

 

ゴウキ&ウェンディ「はい!」

 

参謀「怪獣が接近中!」

 

神山長官「返り討ちにしてやる!ビクトリウムキャノン起動!」

 

参謀「はい!」

 

ショウ「止せ!」

 

神山長官「アリサ、頼むぞ!」

 

アリサ「っ・・・・・」

 

【ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!】

 

ヒカル「ギンガーーー!!!」

 

ギンガ「ショウラッ!」

 

【ウルトラマンジャック!ウルトラマンゼロ!】

 

優介「キレのいい奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ!】

 

オーブ「デュオッ!」

 

オーブ「光を越えて闇を斬る!」

 

友也「急いでください!ギンガとオーブがハイパーゼットンのテレポート能力に苦戦中です!」

 

ギンガは苦戦するがオーブは過去に戦闘経験があるため互角の戦いをしていた

 

参謀「エネルギー充填率120%!」

 

神山長官「まだだ、もっと、もっと巨大な力を!」

 

そして150%で充填が止まった

 

参謀「エネルギー充填率もう限界です!」

 

神山長官「よーし、撃てー!」

 

だが、しかしハイパーゼットンがオーブを盾にした

 

アリサ「っ!」

 

友也「オーブを盾にした!?」

 

オーブ「くっ!くそ!」

 

ギンガ「優介!」

 

神山長官「何をしている!?撃つんだ!」

 

アリサ「今撃てばウルトラマンオーブが!」

 

神山長官「やむを得ん!この基地を守るためだ!我々人類の命運が!お前に掛かってるんだぞ!!」

 

 

 

アリサ「撃てません!」

 

神山長官「・・・私の命令が聞けないというのか?」

 

神山長官「撃てーーーー!!!」

 

 

 

アリサ「誰かを犠牲にしてまで勝ち取る平和なんて、そんなの間違ってます」

 

陣野「その通りだ!」

 

そこに陣野、ゴウキ、ウェンディが到着した

 

ゴウキ「動くな!」

 

そしてアリサは神山長官からチャージガンとビクトリーランサーを奪いチャージガンを神山長官に向けた

 

アリサ「チャージガンを捨てて!」

 

神山長官「貴様ら」

 

アリサ「隊長、ご無事だったんですね」

 

ゴウキ「ったく、心配掛けやがって」

 

神山長官「アリサ、これまでの恩を忘れたか!?」

 

アリサ「私はあなたの道具じゃない!」

 

ショウはシェパードンを回収しようとするがあまりのエネルギーに弾き飛ばされた

 

ゴウキ「ショウ!」

 

するとウェンディは見てしまった

 

ハイパーゼットンに盾にされたオーブを神山長官はアリサに撃とうとしていたことに

 

ウェンディ「・・・うわあああ!!」

 

ウェンディが叫び、神山長官を思いっきり殴った

 

その場にいた全員が驚いた

 

ウェンディ「・・・あなたは最低な人です!!絶対に!絶対に許しませんから!!!」

 

と涙を流しながら叫んだ

 

そして司令室を後にした

 

ショウ「礼は言わないぞ。お前たちUPGは俺たちの敵だ!」

 

アリサ「私はそう言われても仕方ない。この手で引き金を引いたんだから・・・けどヒカルと優介は違う!」

 

【今こそ一つになる時!ウルトラマンタロウ!ギンガに力を!ギンガストリウム!】

 

【ウルトラマンの力よ!】

 

ギンガ&タロウ「スペシウム光線!」

 

オーブ「待て!撃っては行けない!」

 

だが時すでに遅くスペシウム光線がハイパーゼットンに吸収された

 

ギンガ「吸収した!?」

 

そして倍にして跳ね返された

 

オーブ「ゼットンに光線はダメなんだ!倍にして跳ね返されるんだ!気を付けろ!」

 

ギンガ「ぐっ!悪い」

 

神山長官「怪獣め、見ていろ!」

 

神山長官がトリガーを引いた

 

しかしビクトリウムキャノンが発射されない

 

何度トリガーを引いても発射されなかった

 

神山長官「おい!どうなっている!なぜ撃てない!?」

 

するとシステムエラーが発生した

 

参謀「システム制御不能!想定を遥かに越えたエネルギーです!このままだと・・・プラントが爆発します!」

 

神山長官「おい、なんとかしてくれ!ウルトラマン!」

 

その頃にダークルギエルは大気圏に突入し始めた

 

 

 

ショウを助けた一行が友也と合流する

 

 

陣野「ギンガとオーブを援護する!」

 

アリサ&ゴウキ&友也&ウェンディ「ガレット!」

 

ヒカル&優介「負けるかー!」

 

しかしギンガはハイパーゼットンに苦戦してしまう

 

オーブが互角の戦いをするが、このままやられるのは時間の問題だった

 

ショウ「ヒカル、優介、なぜだ?なぜそこまで?」

 

そしてヒカルと優介と過ごした日々を思い出す

 

ショウ「この力は傷つけあうためにあるものじゃない!かけがえのない仲間のため」

 

ショウ「その命を守るためにあるんだ!」

 

ウルトラマンとしての力の本当の意味を見いだしたショウが決意を胸にビクトリーにウルトライブした

 

【ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!】

 

ヒカル「ショウ!来てくれたのか!」

 

ショウ「話は後だ。一気に行くぞ」

 

優介「ああ!」

 

ゼットン星人「やっと現れたなビクトリー!」

 

しかしハイパーゼットンはテレポートでギンガの背後に回る

 

ビクトリー「ヒカル!後ろだ!」

 

ギンガ「サンキューショウ!」

 

オーブ「まだ気は抜けないぞ!」

 

【ウルトランス!EXレッドキングナックル!】

 

EXレッドキングナックルでハイパーゼットンの火球を弾き、攻撃するが翻弄される

 

【ウルトランス!エレキングテイル!】

 

エレキングテイルでハイパーゼットンの動きを封じた

 

タロウ「ヒカル!今だ!ウルトラ兄弟の力を使え!」

 

ヒカル「でもあいつには光線は!」

 

タロウ「ウルトラ兄弟の力が一つになった最強の技がある!」

 

ヒカル「そんな技が!?」

 

タロウ「仲間たちと共に成長を遂げた今のお前ならその技を使えるはずだ!」

 

ヒカル「よし!分かった!」

 

優介「ならこっちも!」

 

優介「ゼロ!」

 

まずはゼロカプセルを起動し

 

優介「父!」

 

次にウルトラの父カプセルを起動する

 

2つを装填ナックルにセットしてライザーでリードする

 

【フュージョンライズ!】

 

優介「守るぜ!希望!」

 

そしてトリガーを引いた

 

【ウルトラマンゼロ!ウルトラの父!ウルトラマンオーブ!マグニフィセント!】

 

オーブはウルトラマンゼロとウルトラの父の力を宿したマグニフィセントにフュージョンライズした

 

【ウルトラ兄弟の力を一つに!】

 

ギンガ&タロウ「コスモミラクル光線!」

 

オーブ「ビッグバスタウェイ!」

 

超強力な2つの光線がハイパーゼットンの吸収容量をオーバーして、バリアを打ち破った

 

ゼットン星人「うわあ!なぜこの僕が!」

 

そしてハイパーゼットンは倒された

 

ウルトラマンの勝利にUPGやビクトリアンは歓喜する

 

 

 

そして基地の近くで優介とウェンディが二人きりで話をしていた

 

ウェンディ「話って何?」

 

優介「ごめん」

 

ウェンディ「あ・・・」

 

優介「俺、仲間を守らなきゃいけないって意識が強すぎて周りが見えなくなってウェンディを傷つけてしまった。本当にごめん!」

 

優介は頭を下げた

 

ウェンディ「・・・私の方こそごめんね」

 

優介「えっ?・・・」

 

ウェンディ「私、優介くんがすごいヒーローだと思ってた。でもそれは違った。優介くんはウルトラマンである前に一人の人間なんだって」

 

優介「あ・・・」

 

ウェンディ「今までずっと苦しんできたのに、その苦しみに気づいてあげられなくてごめんね」

 

ウェンディ「だから、泣いてもいいよ」

 

優介「っ!でも・・・俺は・・・」

 

ウェンディは優介を自分の胸に抱き寄せた

 

ウェンディ「せめて私だけには弱さを見せてもいいんだよ。こうして私が抱き締めててあげるから」

 

優介「うう!ぐすっ!うわあああああああ!!!」

 

優介はついに我慢の限界が来てたくさん泣いてしまう

 

ウェンディ「よく耐えたね。辛かったね」

 

ウェンディはかつて自分の大切な人がいなくなった時に優介が抱き締めてくれたように、自分も優介の悲しみや苦しみを受け止めて抱き締めた

 

 

 

優介「ごめん、みっともない姿見せて」

 

ウェンディ「ううん、いいんだよ」

 

優介「これから先、すごく苦しい困難が待っているかもしれない。それでも俺と一緒に歩いてくれますか?」

 

ウェンディ「はい♪」

 

 

そして二人はキスを交わしやっと彼ら二人は仲直りした

 

 

 

 

 

そしてハイパーゼットンのスパークドールズはショウに渡った

 

ヒカル「ショウ、これからも俺たちと一緒に」

 

ショウ「お前は俺が一緒じゃないとダメみたいだからな?」

 

ヒカル「言ってくれるじゃん!」

 

そこにUPGの皆が来た

 

アリサ「もう、何男二人でいちゃついてんのよ!」

 

ゴウキ「お前たち、また肝心な時に居なくなりやがって、この野郎!」

 

ヒカル「すいません」

 

優介「あはは」

 

ウェンディ「うふふ」

 

アリサ「あら、あんたたちいつの間に仲直りしたの?」

 

ウェンディ「はい」

 

優介「さっき二人で話し合って、もう大丈夫です」

 

ゴウキ「そっか。よかったよかった!」

 

優介&ウェンディ「えっ?」

 

アリサ「皆二人を心配してたのよ?最近ずっと口を交わさなかったから」

 

優介「すいませんでした」

 

陣野「君たちが仲直りしたのならそれでいい」

 

ウェンディ「ご心配おかけしました」

 

 

 

エクセラー「うふっ!うふっ!うふっ!なんと劇的なフィナーレ!あっ、こうしている場合ではありませんね。では、私も参りましょう」

 

すると何かの唸り声が聞こえた

 

ゴウキ「あん?何だ?」

 

友也「上空より巨大な生命体が降下中・・・これは!」

 

ルギエルが基地に向けて降下していた

 

その頃、基地はもうすでに人の手には負えない状況になってしまっていた

 

隊員「退避だ!退避しろ!」

 

参謀「長官、ここは危険です。早く避難を!」

 

神山長官「あ・・・あ・・・私の・・・ビクトリウムキャノンが・・・」

 

そして

 

ゴウキ「どうなってんだよおい!」

 

神山長官「なんだ?何が起きた?」

 

そこにチブロイド2体と

 

神山長官「あ・・・あ・・・」

 

エクセラーがやって来た

 

エクセラー「全く、制御できない力を兵器にするとは人類とは愚かな生き物ですね」

 

エクセラー「宇宙最高の頭脳であるこの私が、もっと有効に使って差し上げましょう!」

 

そして神山長官と参謀は外に出された

 

エクセラー「あっはっはっはっはっ!我がグランドマスターよ、あなたに最強の肉体、この私が頂戴しました」

 

友也「生命体、ビクトリウムを吸収、暴走するビクトリウムキャノンのシステムもろとも基地と融合していきます!」

 

陣野「何だって!?」

 

するとライブベースが巨大な怪獣へと変貌した

 

タロウ「ヒカル!あれはダークルギエルだ!」

 

ヒカル「ダークルギエル!?そんな!?」

 

エクセラー「あっはっはっはっ!その通り!」

 

タロウ「チブル星人!」

 

エクセラー「宇宙最強の肉体と宇宙最高の頭脳それが一つになった究極の生命体・・・その名もビクトルギエル!」

 

そしてその胸には

 

陣野「ビクトリウムキャノン!」

 

友也「巨大化している!」

 

巨大化したビクトリウムキャノンがあった。そしてまっすぐ市街地に向かっていく

 

アリサ「市街地に向かってる!」

 

陣野「UPG!攻撃開始!行くぞ!」

 

ゴウキ&アリサ「ガレット!」

 

優介「二人とも、行くぞ!」

 

ヒカル「ああ!」

 

ショウ「おう!」

 

友也「待ってください!あいつはビクトリウムを体内に吸収しています。強さはルギエルの比ではありません!戦うなんて無茶です!」

 

ショウ「承知している」

 

友也「しかし!」

 

ヒカル「限界を超えるのが人間だろ?」

 

優介「確かに無茶かもしれない」

 

 

優介「でも・・・無理じゃない!」

 

ウェンディ「気をつけてね」

 

優介「ああ!」

 

そして3人はギンガ、ビクトリー、オーブスペシウムゼペリオンに変身した

 

そしてギンガ、ビクトリー、オーブがビクトルギエルとの決戦に挑む!

 

TO BE CONTINUED

 

【ED キラメク未来~夢の銀河へ~】

 

次回予告

 

圧倒的な力で蹂躙するビクトルギエル、最後の希望を手にするためマナがその魂を胸に地球の意思に挑む

 

次回 命という名の冒険

 

かっ飛ばす奴、頼みます!




やっと優介とウェンディが仲直りできたのもつかの間、ビクトルギエルが現れ、ギンガ、ビクトリー、オーブ、UPGはどうなってしまうのか?次回はティガスカイタイプとマックスの力を借りためちゃくちゃ速い姿にフュージョンアップだ!


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第57話 命という名の冒険(A)

最大のピンチが訪れる!


【OP 英雄の詩】

 

圧倒的な力で街を蹂躙するビクトルギエル

 

女の子「ギンガは?オーブは?ウルトラマンは?」

 

サラリーマン「やられちまったよ。あの巨人が3人がかりでもまるで相手にならなかった。もうどうにもならねえよ」

 

お母さん「止してください!子供相手に何言ってるんですか!?」

 

女の子「ウルトラマンはどこにいったの?」

 

 

 

ウェンディ「っ!優介くん!ヒカルさん!」

 

ウェンディが倒れている優介とヒカルを発見した

 

優介「ぐうぅ!うぅ!ぐうぅ!」

 

ヒカル「まだ負けちゃいない。もう一度勝負だ!」

 

立ち上がり再び変身しようとする

 

しかしギンガスパークの反応がなかった

 

ヒカル「反応がない・・・ギンガ・・・頼むよ。何でだよ!?」

 

ギンガ「このままでは勝てない」

 

するとギンガが語りかけてきた

 

ウェンディ「ギンガさん?」

 

ギンガ「敵はあまりにも強い」

 

ヒカル「だからってこのまま諦めるわけには行かないんだよ!」

 

ギンガ「ヒカルの体力と優介の命が尽きる」

 

ヒカル&優介「っ!」

 

ウェンディ「・・・ぇ・・・」

 

ギンガ「私とライブできるのとオーブに変身できるのはあと一回が限度だ」

 

優介「・・・・・・」

 

ウェンディ「(優介くんが・・・死ぬ?・・・)」

 

ヒカル「じゃあ、どうすりゃいいんだよ!!」

 

そしてその間にもビクトルギエルはビクトリウムを吸収していた

 

ゴウキ「アリサは?」

 

友也は首を横に振った

 

するとそこにアリサを担いだマナがやって来た

 

ゴウキ「大丈夫か!?」

 

アリサ「平気、こっちの腕ちょっと折れただけ」

 

ゴウキ「ちょっとって何だ?見せろ!」

 

ゴウキがすぐに包帯を巻く

 

マナ「この人の命無くなるのか?」

 

ゴウキ「まだ死なねえよ。そんなのはな何十年も先の話だよ」

 

アリサ「人間の体にもね自己修復機能ってあるのよ」

 

マナ「そうですか」

 

アリサ「でも、あなたが居なかったら危なかった。死んでたかも。ありがとう」

 

友也「彼女にはまだ生きるとか死ぬとかって分からないんだと思います」

 

マナ「生きる、その意味があなたに分かるのですか?」

 

友也「それは残念ながら僕にも、ただ命ってたとえば変化とも言えるかも、とは思います」

 

マナ「私は変化も成長もしない。つまり私には命はない」

 

友也「この燃えた木が地面に埋もれると長い時間を掛けて化石になります。その化石がまた長い時間を掛けて、石油になったりもする。石油はエネルギーになったり、これ(水)になったりします」

 

マナ「私も変化するということですか?」

 

キサラ「ビクトリーとして戦えるのは恐らくあと一度です」

 

友也「確かに君は機械です。けれどもし、自分でこうなりたいと変化を望むのなら魂はあると言えるんじゃないかと」

 

マナ「魂・・・」

 

友也「僕はこう思ってます。自分の経験を次の世代に受け渡す。全ての命にはそういったコマンドがインプットされててそれを魂って呼ぶのかもって」

 

マナ「命にインプットされたコマンド」

 

友也「だから僕らはたくさん経験してたくさん学ばなきゃいけない。この命を使ってもっと遠くへ、その先へと動き続ける。全ての命はそんな冒険の途中なんです」

 

マナ「生きるということは冒険」

 

友也「そう、そして僕らは答えを探し続ける。なぜ生まれたのか?ここにいる意味ってなんなのか?そして」

 

マナ「なぜ、戦うのか?」

 

BGM:ベリアル-進撃

 

3人のウルトラマンのあらゆる攻撃が通じず

 

ダークルギエルビートで吹き飛ばされる

 

ギンガ&ビクトリー&オーブ「うわあああああああ!!!」

 

【今こそ一つになる時!ウルトラマンタロウ!】

 

【ウルトランス!キングジョーランチャー!】

 

【ギンガに力を!ギンガストリウム!】

 

【フュージョンアップ!ストリウムギャラクシー!】

 

ビクトリーはキングジョーランチャーを装着して、ギンガはギンガストリウム、オーブはストリウムギャラクシーになった

 

【ウルトラマンジャックの力よ!】

 

ギンガ&タロウ「ウルトラショット!」

 

オーブ「ストキシウムカノン!」

 

それぞれの必殺技を放つ

 

しかし

 

ビクトリー「駄目だ、全く歯が立たない」

 

ヒカル「どうすりゃいい!?」

 

【フュージョンアップ!スラッガーエース!】

 

オーブ「諦めるな!」

 

【ウルトランス!EXレッドキングナックル!】

 

スラッガーエースになりバーチカルスラッガーを手にしたオーブとEXレッドキングナックルを装着したビクトリーが攻撃するも全く効果がない

 

タロウ「ヒカル、考えるんだ!必ず道はある!」

 

ヒカル「考えてるよ、さっきから必死に!」

 

するとヒカルは何かをひらめいた

 

ヒカル「ショウ、お前は一旦引け!」

 

優介「っ!」

 

ショウ「何言ってる!?二人で戦う気か?」

 

ヒカル「そうじゃない。敵はビクトリウムを取り込んでる。ってことはエネルギーは無限大だ。なのに俺とショウは」

 

ショウ「二人がかりでも3分・・・」

 

ヒカル「でもカラータイマーが鳴る前にライブを解除してもう一度ウルトライブすれば!」

 

ショウ「今より少しは長く戦える・・・」

 

タロウ「何を言ってるんだヒカル!3分というのはライブする人間の限界でもあるんだ!」

 

ヒカル「言ったろ?限界を越えるのが人間なんだって!ゴウキ先輩も言ってた。人間を舐めるな!ショウ、まずは俺たちに任せろ」

 

ショウ「ガレット!」

 

ヒカル「いつから隊員になった?」

 

優介「ははっ!」

 

ビクトリーはライブを解除してショウに戻った

 

ギンガとオーブは傾き

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!スカイタイプ!】

 

優介「マックス!」

 

【ウルトラマンマックス!】

 

優介「かっ飛ばす奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ スカイダッシュマックス!】

 

オーブはティガスカイタイプとマックスの力を宿したスカイダッシュマックスにフュージョンアップした

 

オーブ「輝く光は疾風の如し!」

 

【ゾフィーの力よ!】

 

ギンガ&タロウ「Z光線!」

 

オーブ「マクバルトアタック!」

 

しかしこれも効かない

 

ギンガとオーブはビクトルギエルの尻尾攻撃を避けて抑えるが振り払われる

 

【ウルトラマンエースの力よ!】

 

【フュージョンアップ!エメリウムスラッガー!】

 

ギンガ&タロウ「メタリウム光線!」

 

オーブ「ESスペシウム!」

 

ESスペシウムとメタリウム光線は吹き飛ばすがそれほどのダメージはない

 

ショウ「ヒカル、タッチだ!」

 

【ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!】

 

ギンガはライブを解除してヒカルに戻った

 

【ウルトランス!エレキングテイル!】

 

【フュージョンアップ!ハリケーンスラッシュ!】

 

BGM:魔王獣

 

オーブ「オーブスラッガーランス!」

 

エレキングテイルとオーブスラッガーランスでビクトルギエルを攻撃する

 

するとビクトルギエルはビクトリウムキャノンの発射体制に入った

 

神山長官「あ・・・あ・・・」

 

陣野「ビクトリウムキャノンを使うつもりか」

 

【ウルトランス!ハイパーゼットンシザーズ!】

 

ビクトリー「ドリヤッ!」

 

オーブ「ビッグバンスラスト!」

 

レバーを2回引きビッグバンスラストとハイパーゼットンシザーズを叩き込むが、傷を付けるだけしか効果がなく、距離を取り

 

優介「セブン!レオ!」

 

【フュージョンライズ!】

 

優介「燃やすぜ!勇気!」

 

【ウルトラマンオーブ!ソリッドバーニング!】

 

オーブはソリッドバーニングにフュージョンライズした

 

オーブ「ストライクブースト!」

 

ビクトリー「ビクトリウムシュート!」

 

ビクトリウムシュートとストライクブーストでビクトリウムキャノンに対抗するがあまりの威力に押される

 

ヒカル「ショウ!優介!避けろ!」

 

なんとかギリギリで避けるが、後ろにあった山が跡形もなく破壊された

 

神山長官「私の最終兵器が・・・人類最後の希望が・・・」

 

陣野「兵器に希望など託すのが間違いです。まだ分かりませんか?私は私の隊員の所に戻ります!」

 

ビクトリー「ヒカル、タッチだ!」

 

【ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!】

 

【今こそ一つになる時!ウルトラマンタロウ!ギンガに力を!ギンガストリウム!】

 

【ハリケーンスラッシュ!】

 

ギンガストリウムと再びハリケーンスラッシュにフュージョンアップしたオーブがそれぞれギンガスパークランス、オーブスラッガーランスでビクトルギエルに突き刺し、ビクトルギエルの動きが止まった

 

ショウ「やった!」

 

エクセラー「やられた!・・・なんつって」

 

BGM:ベリアル-進撃

 

やられたと思っていたビクトルギエルが突然光弾でギンガとオーブを吹き飛ばす

 

ギンガ&オーブ「ぐああああああ!!!」

 

ショウ「うわああああ!!」

 

陣野「うおおお!!」

 

アリサが衝撃で倒れて岩がアリサに向かってくるが、マナがそれを壊してアリサを助けた

 

その余波がショウや陣野隊長にシュナウザーに乗っていたゴウキやウェンディや友也にも及ぶ

 

ヒカルは吹き飛ばされ、優介は岩にクレーターが残るほどの勢いでぶつかり倒れた

 

TO BE CONTINUED

 

Bパートへ続く

 



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命という名の冒険(B)

光は闇に呑まれてしまうのだろうか?


エクセラー「この星をこれほど豊かにしているパワーはどこです?ビクトリウムを越える最高の地球パワー、それがあるのは分かっているんですよ。究極のパワーを我が手に!」

 

ゴウキ「あいつは何をしている?」

 

友也「まだ何かを探しているように見えます」

 

アリサ「何かって何よ?」

 

マナ「最強の体を手にいれること、それがチブル星人の目的」

 

ゴウキ「あれ以上の最強って何だよ!?」

 

そこにヒカルと優介とウェンディも合流した

 

陣野「ヒカル!優介!ウェンディ!」

 

そこにサクヤとヒヨリがやって来た

 

サクヤ「キサラ様が呼んでらっしゃいます」

 

ヒカル「えっ?」

 

優介「キサラ女王が!?」

 

サクヤ「あなたにも来てほしいそうです」

 

マナ「・・・・・・」

 

そして全員がキサラ女王の元に集まった

 

サクヤ「キサラ様」

 

ヒカル「敵が何を探しているのか、分かりますか?」

 

キサラ「命が溢れた地球には太陽系でもっとも強いエネルギーが満ちています。私たちはそれをビクトリウムコアと呼んでいますが、恐らくそれが狙われているのでしょう」

 

陣野「ビクトリウムコア?」

 

キサラ「それを奪われたら地球は滅びます」

 

優介「っ!」

 

ウェンディ「そんな!」

 

キサラ「私たち同士で争っている場合ではないと言ったのはそれが理由です」

 

ゴウキ「どこにあるんですか?俺がちょっくらひとっ走りして」

 

キサラ「あなたたちには無理です」

 

キサラ「だからマナさん、あなたを呼んだのです」

 

キサラ「ビクトリウムコアは地底6400Kmの場所にあり、人間が近づくことはできません。ですが宇宙人の技術で作られたあなたの体なら高温高圧力にも耐えられるでしょう」

 

キサラ「あなたが今、ここにいることには意味があるのです」

 

マナ「コアまで行って何をすればいい?」

 

キサラ「コアがあなたに成すべきことをあなたの心に直接語りかけてきます。あなたがあなたであるために、これを」

 

キサラはペンダントをマナに託し、マナをビクトリウムコアの元へと送った

 

サクヤ「マナさんは大丈夫でしょうか?」

 

キサラ「相当なダメージは受けているでしょう」

 

ショウ「それを分かってて行かせたんですか?」

 

するとマナが戻ってきた

 

優介「うおっ!」

 

サクヤ「マナさん!」

 

ウェンディ「無事に戻ってこれたんですね」

 

マナ「私がここにいる意味が全て理解できた。これは返しておく」

 

キサラ「ありがとう」

 

マナ「命とは確かに興味深い冒険だ」

 

そして優介たちは地上に戻った

 

ゴウキ「この星を守る方法、分かったのか?」

 

するとマナがいきなりゴウキを蹴り飛ばした

 

アリサ「ゴウキ!」

 

ヒカル「何するんだ!」

 

そしてヒカルとショウをも蹴る

 

優介「マナ!?」

 

ウェンディ「マナさん!?」

 

カムシン「貴様!やはり宇宙人の手先か!」

 

ヒカル「どうしちまったんだよ?地球の真ん中に何を見たんだ!」

 

マナ「地球を守る方法、それはチブル星人エクセラーに降伏すること」

 

するとワッペンが復活した

 

マナ「我がマスターの邪魔をするな!」

 

アリサ「待って!」

 

そしてアリサも蹴る

 

ウェンディ「アリサさん!」

 

するとマナが一瞬だけヒカルと優介に視線を移して、エクセラーの元にワープした

 

エクセラー「スクラップが今さら何のようです?」

 

マナ「マスターがお探しのものを献上しに」

 

そしてマナはビクトリウムコアのデータを表示した

 

エクセラー「おお!これが地球パワーの源!」

 

マナ「ビクトリウムコア、これでグランドマスターの肉体を完全復活させられます」

 

そしてビクトリウムコアがビクトルギエルに吸収され始めてしまった

 

ショウ「この星の命が・・・奪われていく・・・」

 

 

 

ヒカル「あと一回が限界って言われてるけど」

 

ショウ「その一回が最後の一回だとしても」

 

優介「やるしかない!」

 

陣野「ヒカル、ショウ君、優介、・・・もしや、ギンガとビクトリーとオーブのことか?」

 

ヒカル「はい、今度負けたら次のチャンスはないかもしれません」

 

そしてギンガスパーク、ビクトリーランサー、オーブリングを取り出した

 

ヒカル「でも、マナをあのまま放っておけません!」

 

アリサ「もしかして、ヒカルがギンガで優介がオーブ・・・」

 

ゴウキ「肝心な時に居ねぇ奴らだと思ってたが、逆かよ・・・最前線で戦ってたのか、お前ら」

 

ヒカル&優介「・・・・・・」

 

ゴウキ「バカ野郎・・・なんで黙ってた!」

 

陣野「ゴウキ!」

 

ヒカル「すいません、勝手なことばっかして」

 

陣野「今まで勝手なことをするとそう言うのか?」

 

ヒカル「はい、俺たち、地球もマナも放っておけない。でももし、また俺たちが負けたら」

 

友也「礼堂君は自分でできることをしてください」

 

ゴウキ「おう!そうさ、後のことは」

 

アリサ「私たちが引き受ける!・・・でも・・・帰って来て」

 

そしてヒカルは一礼した

 

陣野「優介、君もだったのか?」

 

優介「はい、元々俺はチブル星人の野望を阻止する任務を受けてこの地球に来たんです・・・ウェンディと一緒に」

 

アリサ「ウェンディも!?」

 

ウェンディ「・・・・・・」

 

するとウェンディが治癒魔法を優介にかけてくれた

 

ゴウキ「何だ今の!?」

 

優介「ウェンディは魔法がある世界出身で2年前に出会って一緒に戦ってきたんです」

 

アリサ「魔法・・・」

 

友也「優介君・・・ウェンディさん・・・」

 

優介「大丈夫です。俺たちは必ず勝ちます!」

 

陣野「分かった。この地球を頼んだぞ」

 

カムシン「あの機械は敵だ!助ける必要がどこにある!?ショウ、キサラ様になんと申し開きをするつもりだ」

 

ショウ「キサラ様が信じたあの機械を俺も信じると」

 

そして行こうとする

 

ウェンディ「・・・・・・っ!」

 

しかしウェンディが堪えきれず優介の背中に抱きついた

 

優介「っ!ウェンディ・・・」

 

ウェンディ「・・・私、本当は行かせたくない。でも今行かないとたくさんの人の命が失われてしまう」

 

ウェンディ「・・・だから約束して!絶対に死なないで!」

 

優介「・・・ああ!約束する!」

 

そしてヒカル、ショウ、優介はビクトルギエルの元に向かった

 

 

ウェンディ「・・・優介くん、ぐすっ!いってらっしゃい!」

 

BGM:UPGのテーマ

 

ゴウキ「よし!俺たちも俺たちがすべきことをやろうぜ!」

 

アリサ「市民の避難と救助!」

 

ウェンディ「はい!」

 

陣野「アリサ、ゴウキ、ウェンディ、急ぐんだ!誰一人犠牲を出させるな!」

 

アリサ&ゴウキ&ウェンディ「ガレット!」

 

そしてヒカル、ショウ、優介はコントロールルームにワイヤーを繋いでそこに向かう

 

ゴウキ「こっちです!急いでください!」

 

アリサ「こっちなら安全ですから!」

 

ウェンディ「落ち着いて行動してください!」

 

 

 

エクセラー「一体誰が入り込んできたんですか?」

 

ヒカル、ショウ、優介はエクセラーの元にたどり着いた

 

ヒカル「どうしてかな?君の目には敵意を感じない」

 

マナ「機械に感情はないから」

 

ヒカル「今の君には感情も心もあるんだろ?ここに来たのだって何か目的があるはずだ」

 

エクセラー「聞きたいですね。なぜここに来たんです?」

 

 

 

 

マナ「お前を倒すためだ!」

 

エクセラー「バイバイヒーローズ!」

 

エクセラーが優介たちを消そうとしたがマナがそれを庇った

 

しかし余波で壁が崩れ、優介たちは落ちてしまう

 

ヒカル「マナーー!!」

 

ショウ「あと一回!」

 

ヒカル「最後の一回!ギンガーーー!!!」

 

優介「光の力、お借りしまーーす!!!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

「おおお!」

 

女の子「わぁー!すごい!ウルトラマンだ!」

 

お母さん「来てくれたね!」

 

女の子「うん!」

 

ギンガ「シェアッ!」

 

ビクトリー「ツェッ!」

 

オーブ「シュワッ!」

 

地球の未来を守るため3人のウルトラマンの最後の戦いが始まった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED キラメク未来~夢の銀河へ~】

 

次回予告

 

成長し変化し昨日までの自分を越えていく。それが命だ。ダークルギエル、俺たちはお前を否定し未来へ進むぜ!

 

次回 明日を懸けた戦い

 

銀河の光が我を呼ぶ!




ギンガS編ついに最後!最後まで応援よろしくお願いします!


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第58話 明日を懸けた戦い(A)

ビクトルギエルとの最後の戦いが始まる!


【OP 英雄の詩】

 

 

エクセラー「やはりお前は失敗作だな。アンドロイド・ワンゼロ!」

 

マナ「私のことはマナと呼べ!」

 

エクセラー「ガラクタに名前など必要ない!」

 

ギンガ「ギンガスラッシュ!」

 

ビクトリー「ビクトリウムバーン!」

 

オーブ「スペリオン光輪!」

 

ギンガスラッシュ、ビクトリウムバーン、スペリオン光輪でビクトルギエルに攻撃する

 

ヒカル「マナを助けるぞ!」

 

ショウ「おう!」

 

優介「ああ!」

 

エクセラー「学習しない奴らには困ったものだ。ビクトリウムキャノン発射!」

 

ビクトルギエルからビクトリウムキャノンが発射される

 

ギンガ「来るぞ!」

 

だがマナがシェパードンのクリスタルスパークドールズを奪取しビクトリーに投げて、ビクトリウムのエネルギー供給源を奪った

 

エクセラー「しまった!」

 

そして受け取ったビクトリーはウルトランスする

 

【ウルトランス!シェパードンセイバー!】

 

ビクトリー「俺に力を貸してくれシェパードン!これで決める!」

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

オーブ「オーブフレイムカリバー!」

 

2つの斬撃がビクトリウムキャノンを破壊した

 

ギンガスパークランス、シェパードンセイバー、オーブカリバーでビクトルギエルに切りつけるがビクトリウムキャノンを失ってもなお強さは変わらなかった

 

エクセラー「愚か者め!」

 

エクセラー「地球人の武器ごとき失ったところでどうということはないのだよ!」

 

ダークルギエルビートで3人が吹き飛ばされる

 

エクセラー「エクセレント!見たかこのパワー!宇宙最高の頭脳は宇宙最強の肉体に宿る!偉大なるグランドマスタールギエル!これであなたの体は完全に復活」

 

すると突然エクセラーが倒されスパークドールズに戻った

 

???「ご苦労だった」

 

そして現れたのは

 

ルギエル「我が名はルギエル、ダークルギエル、我は今、甦り足り」

 

ビクトリー「何者だ!?」

 

ヒカル「ダークルギエル!」

 

優介「あれが2年前ヒカルとギンガが倒したはずの黒幕!」

 

ギンガ「ダークルギエルを復活させて完全に破壊することがビクトリウムコアとマナの目的だったんだ」

 

ヒカル「本当の敵は、ダークルギエルってことか!そうとなったらあいつを!」

 

ショウ「行くぞ!」

 

ルギエル「無駄だ!」

 

優介「っ!危ない!」

 

ヒカル&ショウ&優介「うわあああああ!!!」

 

しかし強大なパワーに主にオーブが攻撃を受けウルトライブが強制解除されてヒカルとショウは助けられ、3人のウルトラマンは石像になってしまった

 

 

マナがルギエルを殴るがすり抜ける

 

マナ「ホログラム・・・」

 

ルギエル「チブルが作った機械人形か、ふん!」

 

ルギエルに吹き飛ばされマナも機能が一時停止した

 

ヒカル「ギンガ、ビクトリー、また俺たちを守ってくれたのか」

 

ヒカル「優介、お前まで・・・」

 

ヒカルのそばにはオーブリングとオーブオリジンのカードがあった

 

そこにゴウキ、アリサ、ウェンディが到着した

 

ゴウキ「ヒカル!」

 

アリサ「ヒカル!」

 

ウェンディ「ヒカルさん・・・それって・・・」

 

ヒカル「・・・ギンガとビクトリー、それにあいつが俺たちを・・・」

 

ウェンディ「そんな・・・」

 

ウェンディ「優介くんが・・・死んだ・・・」

 

最後の一回でウルトラマンは敗れてしまった

 

 

もう彼は、戻ってこない

 

 

ウェンディ「いや、いや、いや、いやいや、いや」

 

 

ウェンディ「いやあああああああああああああああああああああああ!!!!!」

 

TO BE CONTINUED

 

Bパートへ続く




ビクトルギエルの強大な力の前に敗れたギンガ、ビクトリー、オーブ、一体どうなってしまうのか?


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明日を掛けた戦い(B)

希望はまだ消えてはいない!


医者「薬が足りない。電源もあとどれだけ保つか?」

 

女の子「お母さん、お腹空いたよ」

 

お母さん「もう少し頑張ってね」

 

美鈴「どうぞ」

 

女の子「ありがとう」

 

お母さん「えっ?あなたは?」

 

美鈴「私、和菓子職人なんです。元気出してね」

 

お母さん「よかったね」

 

 

 

ウェンディ「・・・・・・・・」

 

ヒカル「ウェンディ・・・」

 

ショウ「すまない・・・俺たちがもっと早く奴を倒していれば・・・」

 

友也「礼堂君、マナからメッセージが!」

 

ヒカル「何だって!?」

 

マナ「あの怪獣は外部と内部の同時攻撃でしか倒せない。私は内部システムを暴走させる」

 

ゴウキ「内部システムを暴走させるって、そんなことしたらあの子も一緒に爆発しちまうじゃねぇか!」

 

友也「彼女が自分なりに出した結論なのでしょう」

 

アリサ「地球を救う唯一の方法って、彼女が自分を犠牲にするってこと?」

 

ヒカル「それがビクトリウムコアの答えなのか?」

 

ルギエル「我はこの地に永遠の静寂をもたらす。行きとしいけるもの、この星に息づく命の全てスパークドールズにして時間を止めてやろう」

 

千草もニュースを見ていてそこに千草の友達の渡会健太がやって来た

 

健太「千草!」

 

千草「健太!」

 

健太「どうなってる?ヒカルは?」

 

千草「携帯全然繋がらないの!」

 

テレビにはビクトルギエルと石像と化したギンガ、ビクトリー、オーブが映っていた

 

千草「あそこには美鈴もボランティアで行ってるのよ」

 

健太「マジか!」

 

千草「私、雫ヶ丘に行ってくる。あの子たちほっとけない!」

 

健太「無理だよ!道路が寸断されてる」

 

千草「でも何か!きっと何かできるはず!」

 

すると健太はタブレットを見て何かをひらめいた

 

 

 

一方シュナウザーが避難場所に到着した

 

アリサ「状況は!?」

 

「こっちです!電源お願いします!」

 

アリサ「分かりました。ヒカル、ケーブル繋いで!」

 

ヒカル「ガレット!先輩!」

 

ゴウキ「おう!」

 

ゴウキ「ふぅっ!」

 

女の子「電源が点いた。点いた点いた!」

 

シュナウザーからの電力供給により電源が復旧した

 

ヒカル「美鈴!」

 

美鈴「ヒカル君!」

 

ヒカル「大丈夫か?」

 

美鈴「私は大丈夫。それより早くあの人を!」

 

そこにはヤプールとの戦いで巻き込まれた妊婦、詩織さんがいた

 

ゴウキ「詩織さん!」

 

ゴウキ「先生、容態は!」

 

先生「母子共に非常に危険な状態です!」

 

ゴウキ「そんな・・・」

 

そこにショウがやって来た

 

ゴウキ「ショウ・・・」

 

ショウがペンダントを詩織の手の中に入れて、そこからビクトリウムのエネルギーを注いだ

 

すると母子の容態が安定した

 

ショウ「これでしばらくは保つ」

 

 

 

レピ「おいらたち、もうダメなの?」

 

サクヤ「バカね、そんなわけないでしょ!?」

 

キサラ「・・・カムシン・・・地上への門をお開けなさい」

 

 

ヒカル「どうした?」

 

美鈴「見てヒカル君、千草が」

 

ヒカル「ネットの中継か」

 

千草「雫ヶ丘の皆さん、今は大変な時だけど、どうか望みを捨てないで」

 

健太「俺たち降星町から応援しています。頑張ってください!」

 

ヒカル「健太じゃねえか!」

 

その画面にはヒカルのかつての仲間たちがいた

 

美鈴「ありがとう、千草、健太」

 

千草がウルトラマンギンガの歌で応援していた

 

するとショウのペンダントが何かに反応した

 

キサラたちビクトリアンが避難所にやって来た

 

キサラ「大いなる災いを乗り越えるには全ての者が力を合わせるしかありません」

 

ヒカル「これは?」

 

ヒヨリ「私の水晶も使ってください」

 

カムシン「持って行け」

 

レピ「おいらのも!」

 

サクヤ「私たち全員の水晶を合わせればきっとまたウルトラマンになれるはず!受け取って、私たちの希望を」

 

ヒカルにキサラとヒヨリ、カムシンとレピ、ショウにサクヤのペンダントが託された

 

キサラ「今は、この星に生きる者全てが手を取り合う時です。それがビクトリウムコアの意思であり、マナさんの気持ちでもあります」

 

マナが損傷を受けながらも基地のシステムを操作した

 

友也「基地のコントロールが回復しました」

 

するとマナから通信が来た

 

マナ「私とルギエルは繋がった。今からシステムを暴走させる」

 

ヒカル「だけど、だけどマナは!」

 

マナ「急げ!私の機能が、停止する前に」

 

そして通信が切られた

 

ゴウキ「行け、ヒカル!」

 

アリサ「早く!マナがせっかく作ったチャンスを無駄にしないで!」

 

そして美鈴がそっとヒカルの手を握る

 

美鈴「命を回復させる。それがマナ、その言葉を教えてくれたのはヒカル君よ」

 

ヒカル「あはっ!」

 

そしてヒカルも握る

 

ショウ「行こう。ヒカル」

 

ヒカル「ああ!」

 

ウェンディ「・・・・・・」

 

しかしウェンディは一人絶望してしまっている

 

ゴウキ「ウェンディ・・・」

 

友也「そのオーブリングとカードを持って彼のもとへ行って下さい!」

 

アリサ「ウェンディ!」

 

ウェンディ「・・・・・・」

 

するとヒカルと美鈴が近づき

 

美鈴「ウェンディちゃん、諦めちゃダメだよ?」

 

ウェンディ「・・・ぁ・・・」

 

美鈴「ちょっとしか顔を合わせたことないけど、彼はまっすぐな心を持っているよ。そんな彼が簡単に諦めると思う?」

 

ウェンディ「それは・・・」

 

美鈴「迎えにいってあげて、あなたの大好きな人のところへ!」

 

ウェンディ「美鈴さん・・・はい!」

 

ヒカル「これを」

 

ウェンディ「・・・・・・」

 

ヒカル「さあ行こうぜ!」

 

ウェンディ「ぐすっ!はい!」

 

ゼットン星人「どちらへ?」

 

そこに宇宙人たちがやって来た

 

グレイ「あ~らご機嫌皆さん」

 

ゼットン星人「僕たちダークルギエル特戦隊!」

 

バルキー「youたちをぶっ倒してルギエル様に謙譲してやるぜ!」

 

イカルス「今時再就職も大変じゃなイカ!」

 

陣野「アリサ、ゴウキ!」

 

陣野「ここは俺たちに任せて行け!」

 

ヒカル「ガレット!」

 

ショウ「おう!」

 

ウェンディ「はい!」

 

ヒカルたちはチブロイドと宇宙人たちを蹴散らしていく

 

友也「ジャンスターダスト!」

 

ウェンディ「天竜の翼撃!」

 

そしてビクトリアンもチブロイドを蹴散らす

 

その中でもキサラは一瞬で消し飛ばした

 

「おおおおおお!!」

 

千草「私信じてる。どんな時も歌は皆を元気にしてくれるって、歌が皆を一つにしてくれるって」

 

ヒカル「ギンガーーー!!!」

 

ショウ「ビクトリーーー!!!」

 

ヒカルがギンガ、ショウがビクトリーに再びウルトライブした

 

TO BE CONTINUED

 

Cパートへ続く




ギンガとビクトリーが復活、そしてオーブは次回、奇跡が起こり復活を遂げます!


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明日を掛けた戦い(C)

ビクトルギエルとの戦いついに決着!


ウェンディ「優介くんー!」

 

 

 

 

挿入歌:君だけを守りたい~アスカの歌~

 

 

 

 

ウェンディ「皆!あなたを待ってる!」

 

 

 

 

 

 

ウェンディ「目覚めてーーー!!!」

 

 

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

そしてウェンディが光に包まれオーブの中に入った

 

優介「・・・っ!ウェンディ!」

 

ウェンディ「迎えに来たよ」

 

優介「ありがとう。君の想いが俺をよみがえらせてくれた」

 

ウェンディ「うん、私も一緒に戦うよ!」

 

優介「ああ、皆行くぞ!」

 

ヒカル&ショウ「おう!」

 

ウェンディ「うん!」

 

そしてよみがえったギンガとビクトリーとオーブがビクトルギエルとの最終決戦に挑む

 

優介&ウェンディ「オーブアッパー!」

 

優介&ウェンディ「オーブキック!」

 

今のオーブは優介だけでなくウェンディが一緒にいるため力がいつもと比べ物にならないほどパワーアップしていた

 

ルギエル「なぜだ?生命のない者がなぜ他人の命を庇う?」

 

マナ「ある人間が私に言った。命とは変化し続いていくものだと」

 

優介「ジャック!」

 

【ウルトラマンジャック!】

 

ジャック「シェアッ!」

 

ウェンディ「ゼロさん!」

 

【ウルトラマンゼロ!】

 

ゼロ「レェェアッ!」

 

優介&ウェンディ「キレのいい奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!】

 

ジャック「ヘッ!」ゼロ「デェアッ!」

 

【ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ!】

 

優介&ウェンディ「光を越えて闇を斬る!」

 

優介&ウェンディ「オーブスラッガーランス!」

 

【ウルトランス!サドラシザーズ!】

 

オーブスラッガーランスとサドラシザーズで切りつけ、ギンガが蹴り、距離をとりながら空中に制止して必殺技を放つ体制に入る

 

優介「タロウ!」

 

【ウルトラマンタロウ!】

 

タロウ「トォーッ!」

 

ウェンディ「メビウスさん!」

 

【ウルトラマンメビウス!】

 

メビウス「セアッ!」

 

優介&ウェンディ「熱い奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!】

 

タロウ「トォーッ!」メビウス「セェアッ!」

 

【ウルトラマンオーブバーンマイト!】

 

優介&ウェンディ「紅に燃えるぜ!」

 

【ウルトランス!エレキングテイル!】

 

エレキングテイルで攻撃して

 

ギンガ「ギンガサンダーボルト!ショウラァッ!」

 

優介&ウェンディ「ストビュームバースト!」

 

ギンガサンダーボルトとストビュームバーストでダメージを与える

 

【ウルトランス!キングジョーランチャー!】

 

ショウ「俺たちは成長する。昨日までの俺たちを越えていく!」

 

ビクトリーはキングジョーランチャーで後ろに下がりながら銃撃する

 

ルギエル「変化など必要ない。全てが幸福の中で停止するのだ!」

 

マナ「命のサイクルは停止しない」

 

マナ「一つの命から次の命へ続いていく」

 

挿入歌:英雄の詩

 

ギンガ「ショウラァッ!」

 

ヒカル「スパークドールズに閉じ込めるのが永遠じゃない。未来に受け継がれていくのが永遠の命だ!」

 

優介「どんな絶望が来ても人の心から、光が消え去ることはない!」

 

ギンガ「ギンガセイバー!」

 

優介&ウェンディ「ストビュームブレード!」

 

ギンガセイバーとストビュームブレードで切り裂く

 

マナ「ヒカル、優介、ウェンディ、今だ!」

 

ヒカル&優介&ウェンディ「ガレット!」

 

【今こそ一つになる時!ウルトラマンタロウ!】

 

ヒカル「行くぞマナ!」

 

【ギンガに力を!ギンガストリウム!】

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

ウェンディ「ティガさん!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

優介&ウェンディ「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!】

 

ティガ「タァー!」ウルトラマン「シェアッ!」

 

【ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

【ゾフィーの力よ!】

 

ギンガ&タロウ「M87光線!」

 

優介&ウェンディ「スペリオン光線!」

 

M87光線とスペリオン光線がビクトルギエルに炸裂する

 

優介「俺たちの名はオーブ!」

 

優介&ウェンディ「闇を照らして、悪を撃つ!」

 

ギンガストリウムとオーブスペシウムゼペリオンがビクトルギエルに攻撃を加え、ダブルパンチで吹き飛ばす

 

マナ「ヒカル、ショウ、優介、ウェンディ、美鈴、ありがとう」

 

するとマナの瞳から何かが落ちてきた

 

 

 

 

 

マナ「これが・・・涙か?」

 

 

 

そしてマナは光に包まれた

 

 

 

そしてビクトルギエルはあと一息で倒せるところまで来た

 

そして3人のウルトラマンもカラータイマーが点滅を始めた

 

BGM:ゆけ!ウルトラマンオーブ

 

ギンガ「行くぞ!ショウ!優介!ウェンディ!」

 

ビクトリー「おう!」

 

優介&ウェンディ「ああ(はい!)!」

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

優介&ウェンディ「銀河の光が我を呼ぶ!」

 

オーブはオーブオリジンに戻った

 

優介&ウェンディ「諸先輩方、光の力、お借りします!」

 

すると優介が今まで手にして来た全てのウルトラフュージョンカードからウルトラマンたちが実体化した

 

【解き放て!オーブの力!】

 

ギンガ&ビクトリー&優介&ウェンディ「コスモミラクルスプリームエスペシャリー!!」

 

コスモミラクルスプリームエスペシャリーとギンガを除いた全てのウルトラマンの必殺光線がビクトルギエルに命中した

 

ルギエル「永遠の・・命の力・・バカな!」

 

ついにビクトルギエルが倒された

 

ビクトルギエルが倒されると同時にビクトリウムコアが戻っていく

 

キサラ「ビクトリウムコアが大地に帰っていく」

 

優介「やったな!」

 

ウェンディ「うん♪」

 

 

 

 

その後ある空間でヒカル、優介、ウェンディがギンガと対面していた

 

ギンガ「永遠の命を信じた私、それを信じられなかったルギエル、そこが分かれ道だった」

 

ヒカル「あんたたちは元々一つの存在だったのか?」

 

ギンガ「光が強ければ影は濃くなる。そういう意味でルギエルと私は一つだったのだ」

 

するとストリウムブレスが消え、タロウが元の姿に戻った

 

タロウ「ヒカル、君が呼べば私はいつでも駆けつける」

 

ヒカル「ありがとう!」

 

タロウ「うん!」

 

するとタロウがオーブリングにエネルギーを照射して、ウルトラ6兄弟が描かれたカードを形成した

 

優介「これは?」

 

 

 

タロウ「優介、それには我々ウルトラ6兄弟の力が宿っている」

 

ウェンディ「ウルトラ6兄弟の力が・・・」

 

タロウ「我々の兄弟の力をどうかこの先の戦いに役立ててほしい」

 

優介「サンキュータロウ!」

 

タロウ「ああ、君たちはよくやった。ありがとう!」

 

優介「こちらこそ!」

 

ウェンディ「タロウさん、ありがとうございました!」

 

タロウ「うん、トォーッ!」

 

そしてタロウは光の国へと帰っていった

 

 

 

 

 

カムシン「うん、美味いもんだな!」

 

カムシンがショウの大好物であるVチョコを食べて気に入った

 

キサラ「これからは地上人とビクトリアンが手を取り合って新しい世界を築いていかなくてはなりませんね」

 

映し出されている映像には

 

サクヤ「見て!避難所の赤ちゃん無事に産まれたんだ!」

 

詩織さんの赤ちゃんが無事に産まれた姿が映っていた

 

ヒヨリ「かわいい///」

 

レピ「会いに行こうよ!」

 

キサラ「レピ!これを一条寺友也に渡しなさい」

 

キサラはペンダントをレピに渡した

 

ビクトルギエルを倒した後、皆で街の復興に尽力していた

 

神山長官「結局私は、街の破壊を大きくしただけか」

 

アリサ「ご安心ください長官、我々がもっと素晴らしい街を作ります!」

 

挿入歌:キラメク未来~夢の銀河へ~

 

陣野「本当に強いのは破壊ではなく築き上げていく力です。信じましょう彼らを」

 

 

 

 

ショウ「この空の下で俺たちの命は皆繋がっているんだな」

 

ヒカル「そうだ、その絆を守るために俺たちの冒険は続いていく」

 

そしてヒカルとショウは拳を合わせた

 

優介「じゃあな二人とも」

 

ヒカル「行ってしまうのか?」

 

優介「ああ、エクセラーとルギエルが滅んだ今、この世界でのミッションは成功した。そしてまた新たなミッションが俺を待っているんだ」

 

ヒカル「そっか、気を付けろよ」

 

ウェンディ「皆さんも気をつけて」

 

ショウ「優介」

 

ショウがビクトリーランサーから光を出して、オーブリングに集まり、ウルトラマンビクトリーのフュージョンカードを形成した

 

ショウ「この先、お前の力になってくれるはずだ。存分に使ってくれ」

 

優介「ああ!ありがたく使わせてもらうぜ」

 

ショウ「また会おう。ヒカル、優介、ウェンディ」

 

ヒカル&優介&ウェンディ「ガレット!」

 

そして4人はそれぞれの道を歩んでいった

 

 

 

友也「君は自分のデータを全てここに保存してたんですね」

 

友也の視線の先のモニターにマナが映っていた

 

TO BE CONTINUED

 

【ED キラメク未来~夢の銀河へ~】

 

次回予告

 

ビクトルギエルとの戦いから1年が経って久しぶりに戻ってきた俺たちの前に現れた謎の女戦士と超時空魔神エタルガー、彼らは7人のウルトラマンを鏡の中に封印していた

 

次回 封じられた光

 

光の力、お借りします!

 




優介とウェンディが二人でウルトラマンオーブに変身しました!そしてウルトラ6兄弟のカードやビクトリーのフュージョンカードも手にしてトリニティにまた一歩近づきました。後はエックスのフュージョンカードのみ!次回からウルトラ11勇士編スタートです!お楽しみに!


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ウルトラ11勇士編
第59話 封じられた光


劇場版ギンガSついにここまで来たか


???「アーッ!!」

 

 

遊星ジュランでウルトラマンコスモスが謎の敵と戦っていたが、コロナモードになっていたのに対し全ての攻撃が全く効いていなかった

 

???「慈愛の戦士ウルトラマンコスモス、貴様のぬるい攻撃でこの俺を倒すことなどできん!」

 

コスモスはネイバスター光線を放つ

 

???「ハアアア!!」

 

しかしネイバスター光線が全く効いておらずそのまま敵に貫通されて、ルナモードに戻ってしまい

 

コスモスが倒された

 

すると謎の敵の手に謎の女戦士が現れ、鏡から光線をコスモスに照射してコスモスを彼らの城、時空城に転送した

 

コスモス「ギャヤアッ!」

 

コスモスから変身していた春野ムサシが分離され、コスモスは鏡の中に封印された

 

ムサシ「はぁ!はぁ!はぁ!コスモス!」

 

しかし封印されていたのはコスモスだけではなかった

 

彼と共に戦ったウルトラマンダイナ

 

ダイナと同じ宇宙で活躍したウルトラマンティガ

 

ティガとダイナと共に戦ったウルトラマンガイア

 

別世界であるがティガとダイナとガイアと共闘したことがあるウルトラマンメビウス

 

メビウスと同じM78星雲出身のウルトラマンマックス

 

そして絆の戦士ウルトラマンネクサスが時空城・鏡の間に封印されていた

 

そこにコスモスとダイナと共に戦ったウルトラマンゼロがウルティメイトイージスを纏い駆けつけた

 

ゼロ「見つけたぞ!エタルガー!今度こそ逃がさないぜ!」

 

どうやら謎の敵はエタルガーと呼ばれ、ゼロはそれを追っていたようだ

 

そしてエタルガーが飛翔しゼロと一度ぶつかり合う

 

ゼロはジュランの地に立った

 

エタルガーは時空城の頂上に立ち

 

エタルガー「ウルトラマンゼロ、貴様との対決はメインディッシュ、最後のお楽しみだ」

 

時空城からゼロに向けて集中砲火が放たれた

 

その間に時空城は時空を越えて逃げられてしまった

 

ゼロ「クッ!また逃げられたか、このままじゃまずいぜ」

 

7人のウルトラマンが封印され

 

あの最強の戦士のゼロがまずいとなると余程の事態のようだ

 

???「全宇宙の平和のために邪悪なウルトラマンは全て封印する!エタルガー、次のターゲットは?」

 

エタルガー「ウルトラマンギンガ、未来から来たというウルトラマンです」

 

次の狙いはウルトラマンギンガのようだ

 

 

 

ギンガスペース

 

ビクトルギエルとの戦いから1年が経った

 

UPGライブベース司令室

 

バン!バン!

 

ゴウキ「イェーイ!」

 

陣野「お帰り!」

 

アリサ「お帰りヒカル、優介、ウェンディ」

 

一年ぶりに優介、ウェンディ、ヒカルがUPGに帰ってきた

 

ヒカル「隊長、お土産のハーフティー」

 

陣野「おお!」

 

ゴウキ「おお!ん?何だこれ?」

 

アリサ「ありがとう・・」

 

友也「ありがとうございます」

 

皆がそれぞれヒカルからお土産をもらった

 

ゴウキ「持つべきはできた後輩だなやっぱ!」

 

アリサ「あんた遊びに行ってきたわけ?一年間も海外で研修受けて少しは成長したんでしょうね?」

 

ヒカル「そりゃもうバッチリ!」

 

どうやらヒカルは海外研修に行ってたようだ

 

陣野「優介、ウェンディはどうだった?宇宙で何か異変はなかったか?」

 

優介「大きな事件はありませんでした」

 

ウェンディ「何事もなく平和です」

 

サクヤ「はい、ヒカルさん、優介さん、ウェンディちゃんどうぞ」

 

ヒカル「サクヤ久しぶりだな」

 

優介「サンキュー・・・ってあれ?」

 

ウェンディ「サクヤさん!?」

 

そこにはビクトリアンのサクヤがUPGの隊員服を来てここにいた

 

ヒカル「何でここにいるの?」

 

優介「しかもその格好・・・」

 

サクヤ「陣野隊長にスカウトされたんです。まだ見習いですけど」

 

陣野「これからは我々とビクトリアンが手を取り合い地球の危機に立ち向かっていく」

 

ゴウキ「妹みたいな後輩が出来て嬉しいぜ!なぁ!」

 

サクヤ「ちょ、ちょっと!」

 

友也「実はもう一人新入隊員がいるんです」

 

そしてやってきたのは

 

ウェンディ「・・・ぇ・・・」

 

ヒカル「マナ?」

 

ビクトルギエルとの戦いで命を散らしたマナがなぜかいた

 

ワッペンもUPGのものに変わっていた

 

ヒカル「えっ?どうしてここにいるわけ?」

 

ウェンディ「どうして皆さん普通に馴染んでるんですか!?」

 

サクヤ「ふふっ、マナさんは自分のメモリーをビクトリウムに保存していたんです」

 

優介「まさかあの時!?」

 

そう、ビクトリウムコアと対面していた時にビクトリウムに自分のデータを保存していたのだ

 

友也「僕の研究の全てを注ぎ込みました。彼女の命はしっかりと受け継がれているんです」

 

マナ「ヒカル隊員、ウェンディ隊員、優介隊員よろしく」

 

ヒカル「よ、よろしく」

 

優介「こ、こちらこそ」

 

ウェンディ「よ、よろしくお願いします」

 

陣野「新生UPGの誕生というわけだ!」

 

ヒカル「ショウの奴帰ったらびっくりするぞ」

 

ゴウキ「だな」

 

新たに二人の新入隊員が加わりUPGはさらに強いチームになった

 

しかし、その平和な時が終わりを告げる警報が鳴った

 

陣野「各自配置につけ!」

 

マナと友也が機器で調べると

 

マナ「ポイントT9上空に異常発生」

 

友也「時空の歪みが観測されました」

 

陣野「至急調査に当たってくれ。UPG出動!」

 

BGM:UPGのテーマ

 

優介&ウェンディ&ヒカル&ゴウキ&アリサ&サクヤ「ガレット!」

 

優介たちがポイントに向かうと

 

ヒカル「何だあれは?」

 

見たこともない巨大な要塞が現れた

 

優介「まさか時空城!?」

 

ゴウキ「知ってるのか?」

 

優介「平行世界を自由に行き来できると聞いていたんですが、本当に存在するとは」

 

マナ「時空の裂け目は平行宇宙へつづいているようです」

 

陣野「我々とは違う世界からやって来たというのか?」

 

すると優介たちの前に謎の女性が現れた

 

アリサ「あなた何者?」

 

???「お前たちに用はない。ウルトラマンギンガを差し出せ!」

 

優介「何?」

 

すると女性は鏡の力で優介たちを攻撃してきた

 

ゴウキ「いきなり何しやがる!」

 

陣野「やむを得ん。反撃開始!」

 

優介&ウェンディ&ヒカル&ゴウキ&アリサ&サクヤ「ガレット!」

 

優介たちはチャージガンで攻撃するが鏡に反射される

 

格闘で挑むも彼女の方が実力が上だった

 

優介「お前は何が目的だ!」

 

優介は女性を蹴り飛ばし、そこにヒカルが取り押さえる

 

ヒカル「やめろ!」

 

しかし女性は鏡を使って消えた

 

するとシュナウザーのガラスから出て優介たち全員を蹴り飛ばした

 

ヒカル「お前は何者だ!?なぜギンガを狙う!?」

 

そして女性が鏡を空に向けある映像を見せる

 

そこに映っていたのは7人のウルトラマンが鏡の中に囚われた姿だった

 

優介「っ!ティガ!ダイナ!ガイア!コスモス!ネクサスにマックスにメビウスまで!」

 

サクヤ「ウルトラマンがあんなに」

 

???「ウルトラマンは平和を乱す敵だ。全宇宙の平和のため、全てのウルトラマンを封印する!」

 

ヒカル&優介「っ!」

 

ゴウキ「何の話をしてるんだ?」

 

アリサ「ウルトラマンは敵じゃないわ!」

 

優介「彼らを解放しろ!」

 

???「奴らに味方するのか?ならば、容赦はしない」

 

するとそこに

 

ムサシ「アレーナ!その鏡はそんな風に使うものじゃない!」

 

ウェンディ「あなたは?」

 

優介「ムサシ!」

 

ウルトラマンコスモスとして優介と共に戦った春野ムサシがやってきた

 

ムサシ「久しぶりだね」

 

そこにエタルガーがやって来た

 

ゴウキ「何だ!」

 

ウェンディ「あれは・・・」

 

エタルガー「ウルトラマンを追い封印する時空の戦士、我が名はエタルガー!」

 

ヒカル「エタルガー?」

 

エタルガー「アレーナ様、人間共の始末は私にお任せを」

 

ビクトリー「ビクトリウムスラッシュ!」

 

そこにビクトリーがやって来た

 

ビクトリー「遅れてすまない!派手なパーティーだな」

 

優介「ショウ!」

 

ウェンディ「ショウさん!」

 

ヒカル「ショウ、ったく遅いぞ!」

 

エタルガー「ビクトリー、この世界のもう一人のウルトラマンか・・・」

 

ビクトリー「ヅェッ!ヅォリャッ!」

 

一進一退の攻防が繰り広げられるが、全く攻撃が効かなかったコスモスに対しビクトリーの攻撃はある程度効いていた

 

そしてヒカルはギンガスパーク、優介はオーブリングを取り出す

 

ムサシ「君も、ウルトラマンなのか?」

 

ヒカルは傾き

 

【ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!】

 

ヒカル「ギンガーーー!!!」

 

ギンガにウルトライブした

 

ギンガ「ショウラッ!」

 

ムサシ「ギンガとビクトリー・・・」

 

アレーナ「現れたわね!」

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

オーブ「スアッ!」

 

ウルトラマンオーブも加勢する

 

オーブ「俺の名はオーブ、闇を照らして悪を撃つ!」

 

エタルガー「オーブ、二人のウルトラマンの力を借りて戦うウルトラマンか・・・」

 

ヒカル「行くぜギンガ!」

 

ギンガ「デェイヤッ!」

 

エタルガーの攻撃にビクトリーは吹き飛ばされる

 

オーブは避けてギンガと共にエタルガーに攻撃する

 

ヒカル「一気に決めるぜ!ギンガファイヤーボール!」

 

ギンガがエタルガーを抑えながらギンガファイヤーボールを放ち

 

オーブ「スペリオン光輪!」

 

オーブがスペリオン光輪をいくつも放ちエタルガーにダメージを与える

 

 

しかしあれほどの攻撃を加えたのに傷一つついていなかった

 

ヒカル「効かない」

 

ビクトリー「ヒカル、下がれ!」

 

ショウ「あの鎧を破るには直接攻撃しかない!」

 

【ウルトランス!シェパードンセイバー!】

 

ビクトリー「これで決める!」

 

優介「抜群の切れ味お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスラッガーエース!】

 

オーブ「切り裂け闇を光と共に!バーチカルスラッガー!」

 

スラッガーエースにフュージョンアップしたオーブはすぐさまバーチカルスラッガーを召喚する

 

ギンガがエタルガーに投げ飛ばされる

 

オーブ「バーチカルエーススライサー!」

 

その隙にバーチカルエーススライサーとシェパードンセイバーフラッシュがエタルガーに直撃するが

 

 

ビクトリー「何!?」

 

オーブ「全く効いていない!?」

 

ウェンディ「そんな!」

 

ムサシ「三人の力を合わせるんだ!バラバラに戦ってもエタルガーには敵わない!」

 

しかしエタルガーの波状攻撃にギンガとビクトリーとオーブがやられ、ギンガとビクトリーがエタルガーに捕まる

 

エタルガー「アレーナ様、今です。鏡に封印を!」

 

ムサシ「危ない!3人とも逃げろ!」

 

そして3人は変身を解除し、鏡の封印から逃れた

 

アレーナ「お前たちがウルトラマンか?」

 

傷ついたヒカル、ショウ、優介の前にサクヤが立ち衝撃波でアレーナに攻撃するがこれも鏡に反射される。

 

そこにサクヤのペンダントが落ちて、するとペンダントが何かしらの波動をアレーナに照射すると、アレーナが苦しみだした

 

アリサ「サクヤ!」

 

ゴウキ「ヒカル!」

 

ウェンディ「優介くん!」

 

その時、一瞬だけシュナウザーにアレーナが微笑む姿が映った

 

ヒカル「何だ今の?」

 

優介「一体・・・」

 

エタルガー「アレーナ様!」

 

エタルガーはアレーナを回収して一時時空城に撤退した

 

 

 

ムサシ「無事でよかった。エタルガーはこれまで7人のウルトラマンを封印してきた強敵だからね」

 

陣野「君は一体?」

 

ムサシ「はじめまして僕は春野ムサシ。ウルトラマンコスモスと一緒に戦ってきたんだけど・・・」

 

ヒカル「やっぱりあなたもウルトラマンなんですね」

 

ムサシ「だけどコスモスは時空城に囚われ僕は分離してしまった」

 

ショウ「救出する方法はないのか?」

 

ムサシ「僕一人の力じゃ鏡の力を破ることはできなかった」

 

陣野「我々UPGも全力でバックアップする!友也君、マナ、鏡の分析を頼む」

 

友也「大至急取りかかります」

 

陣野「封印を解く方法は必ずある」

 

ムサシ「皆さん、ありがとう」

 

サクヤ「ところで優介さんとお知り合いなんですか?」

 

ムサシ「うん、かつて共に戦ったことがあるからね」

 

優介「ああ、あのハイパーゼットンとの戦い以来だな。こうして会うのは」

 

ムサシ「そうだね」

 

ヒカル「ハイパーゼットンだって!?」

 

ショウ「お前、過去に戦ったことがあったのか?」

 

優介「ああ、その時は一度完全に敗れたけど仲間の声が俺たちを強くしてくれたんだ」

 

ウェンディ「そうだったんだ」

 

ヒカル「・・・・・・」

 

陣野「ヒカル、何か気になることがあるのか?」

 

ヒカル「彼女、一体何者なんだろ?」

 

陣野「ん?」

 

ゴウキ「あの女のことか」

 

アリサ「確かに様子が変だったけど」

 

ムサシ「彼女の名はアレーナ、鏡の力を操る平和な種族惑星ザントの王族なんだ」

 

優介「そうか、ムサシもエタルガーに負けてしまったんだな」

 

ムサシ「うん」

 

そしてウェンディの治癒魔法による治療が終わった

 

ウェンディ「はい、終わったよ」

 

優介「いつもありがとな」

 

ウェンディ「ううん、大丈夫だよ♪」

 

ムサシ「今のは一体・・・」

 

優介「彼女は魔法を使うことができるんだ」

 

ムサシ「へぇ~、君は優介君とずいぶん仲がいいみたいだけど」

 

ウェンディ「は、はい。あの、その///」

 

優介「実は俺たち付き合ってるんだ」

 

ムサシ「えっ?そうだったんだ。よかったね」

 

優介「あの時ムサシが言ってくれた言葉が理解できたよ」

 

ムサシ「そっか、彼女を大切にね」

 

優介「ああ!」

 

ムサシ「君の名前は?」

 

ウェンディ「私ウェンディ・マーベルといいます。前に優介くんがお世話になったそうですね」

 

ムサシ「ああ、バット星人が生み出したハイパーゼットンとの戦いの時にね」

 

ウェンディ「バット星人?」

 

優介「俺たちが出会った地球は人がわずかしかいなくて、それ以外の人たちや鳥や動物たちはバット星人に幽閉されてたんだ」

 

ゴウキ「何だって!?」

 

アリサ「幽閉?」

 

優介「そこで俺、ムサシ、ゼロがアスカにウルトラマンダイナに呼ばれて共にバット星人が操るハイパーゼットンと戦い、そして勝ったんだ」

 

ムサシ「あの戦いからずいぶん成長したみたいだね」

 

優介「こうして俺が成長できたのもウェンディや皆のおかげだ」

 

ウェンディ「優介くん///」

 

優介「所でずっと気になってたんだが、ムサシって家族がいるのか?」

 

ムサシ「うん、アヤノとソラが、僕の妻と息子がいるんだ」

 

ウェンディ「そうなんですか」

 

ムサシ「いつか君たちも子供を育てる日が来るよ。一緒に支え合って頑張ってね」

 

優介「ああ!」

 

ウェンディ「はい!」

 

 

 

一方アレーナは頭痛に苦しんでいた

 

エタルガー「アレーナ様、お気を確かに、あの忌まわしい記憶をお忘れではありますまい」

 

するとエタルガーはアレーナに何かを照射した

 

アレーナはそれに苦しむが、やがて落ち着き

 

アレーナ「ウルトラマンは私の故郷を奪った宿敵、必ず封印する」

 

エタルガー「ふっはっはっはっはっ!」

 

今の行動は誰がどう見てもエタルガーがアレーナを洗脳しているようにしか見えなかった

 

ライブベースにアレーナが侵入してきた

 

警備員「待て!止まれ!」

 

警備員がアレーナを止めようとするがあっけなく全員やられる

 

そこにゴウキとアリサがやって来た

 

アレーナ「ギンガはどこだ!私は仇を討つ!」

 

ゴウキとアリサが再びアレーナと対峙するがやはり戦闘力が格段にアレーナの方が上で苦戦する

 

そこにマナがやって来た

 

マナ「退いてください」

 

マナがアレーナと互角の戦いを繰り広げる

 

そこにヒカルとショウがやって来た

 

ヒカル「マナ!」

 

ヒカル「ショウ!水晶を!」

 

ショウ「おう!」

 

ショウがペンダントを投げて波動をアレーナに放つ

 

また苦しみ、そしてさっきまでとはまるで違う

 

おとなしい表情になった

 

アレーナ「私、今まで一体何を?」

 

ムサシ「もう心配いらないよ」

 

ヒカル「君はエタルガーに利用されていただけなんだ」

 

ゴウキ「安心しろ!俺たちが絶対守り抜いてやる!」

 

アリサ「鼻の下伸ばしちゃって」

 

優介「あれ?」

 

アリサ「な、何よ?」

 

ウェンディ「もしかしてアリサさん、嫉妬してるんですか?」

 

アリサ「なっ!そんなわけないでしょ!」

 

優介「あははは!」

 

ウェンディ「ごめんなさい」

 

アレーナ「あなた方は?」

 

陣野「我々は地球を守る特捜チームUPGだ」

 

ヒカル「俺の名前は礼堂ヒカル、ウルトラマンギンガ」

 

アレーナ「っ!ウルトラマン!?」

 

アレーナが突然引き下がった

 

ヒカル「どうしたんだ?」

 

アレーナ「ウルトラマンは私の故郷を滅ぼした」

 

優介「何だって!?」

 

ヒカル「そんな、ウルトラマンが平和な星を滅ぼすはずがない!」

 

ムサシ「君はエタルガーに騙されているんだ!」

 

アレーナ「エタルガーは私の命の恩人なのです。ただ一人生き残った私を絶望から救ってくれた」

 

ムサシ「それはエタルガーに植え付けられた偽りの記憶だ!君の故郷は滅ぼされてなんかいない。アレーナ、君には帰るべき場所がある」

 

その時異常な振動が鳴り響いた

 

するとアレーナがどこかに向かってしまう

 

ムサシ「アレーナ!」

 

優介たちがそれを追うと外に出て、そこにはエタルガーがいた

 

エタルガー「アレーナ様、ウルトラマンギンガを封印するのです!」

 

アレーナ「エタルガー・・・」

 

エタルガーはまたアレーナを洗脳する光線を放った

 

アレーナ「うわあああ!!ぐぅぅ!!」

 

ヒカル「やめろ!!」

 

エタルガー「邪魔をするな!」

 

しかし

 

エタルガー「っ!」

 

その時、時空の穴が開き

 

???「ヘェアアアアオラアッ!!」

 

何かのキックがエタルガーを攻撃した

 

そして舞い降りたのは

 

 

白銀の鎧ウルティメイトイージスを纏ったウルトラマンゼロだった

 

TO BE CONTINUED

 

次回予告

 

エタルガーの魔の手が俺たちを襲う。急げ!ヒカル、ショウ二人の心が一つになればエタルガーを倒せる奇跡の力を手に入れることができるんだ!

 

次回 究極の戦士

 

銀河の光が我を呼ぶ!




次回究極のウルトラマンが誕生する


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第60話 究極の戦士

ついに究極の戦士が誕生する


BGM:ウルトラマンゼロのテーマ(ウルトラ10勇士ver)

 

UPGとアレーナの危機にウルトラマンゼロが駆けつけた

 

ヒカル&ショウ&ゴウキ&アリサ&サクヤ「っ!」

 

陣野「新たなウルトラマン!?」

 

ムサシ&優介「ゼロ!」

 

ウェンディ「ゼロさん!」

 

ヒカル「あれが・・・ウルトラマンゼロ」

 

ゼロ「久しぶりだな、ムサシ、優介、ウェンディ、エタルガー、決着を着けてやる」

 

エタルガー「ゼロ・・・いいだろう。ここでくたばれ!」

 

ゼロがエタルガーと対峙する、これまでと近い互角の戦いを見せる

 

優介「前に見た時よりも強くなっている」

 

ショウ「ヒカル、今のうちに彼女を連れて逃げろ」

 

ヒカル「おう!アレーナこっちだ!」

 

ヒカル「大丈夫、大丈夫だよ。君には、笑顔の方が似合ってる」

 

アレーナ「・・・・・・」

 

ウルティメイトゼロを抑えながら

 

エタルガー「アレーナ様、その男はあなたの故郷を奪った宿敵、ウルトラマンギンガ!」

 

またアレーナを洗脳する光線を放った

 

ヒカル「アレーナ!アレーナ!しっかりしろ!」

 

そしてまたあの笑顔のアレーナが映ったが

 

アレーナは再び洗脳され、ヒカルを蹴り外に向かった

 

ヒカル「アレーナ!」

 

ゼロ「シェッ!」

 

ソードレイ・ウルティメイトゼロを放つがこれも破られる

 

そしてエタルガーの波状攻撃が繰り出される

 

ゼロ「ウルティメイトイージス!」

 

ウルティメイトイージスをシールドにしてエタルガーの波状攻撃をなんとか防ぎ、弓に変形する

 

ゼロ「ファイナルウルティメイトゼロ!」

 

エタルガー「ぐああああああ!!!」

 

ファイナルウルティメイトゼロがエタルガーに炸裂して大爆発を起こす

 

ゼロ「決まったぜ!」

 

エタルガーを倒したかと思われたが、マントと仮面だけしか破壊できず

 

仮面が破壊されたことによりエタルガーの本性が表れた

 

優介「ファイナルウルティメイトゼロも効かないなんて!」

 

ウェンディ「そんな・・・」

 

そして再び洗脳されたアレーナがエタルガーに回収されてしまった

 

ムサシ「アレーナ!」

 

ゼロ「っ!待て!」

 

ゼロが逃げようとするエタルガーを阻止しようとするがエタルガーの波状攻撃に怯んで、エタルガーに逃げられてしまう

 

ゼロ「ぐあ!うあっ!ぐっ!決着はお預けか!」

 

 

 

 

エタルガー「アレーナ様」

 

アレーナ「分かってるわ!次こそ確実に仕留める。憎きウルトラマンギンガを!」

 

そして街中にアレーナのが映し出された

 

エタルガー「ウルトラマンギンガ!日没までに時空城へ来い。さもなくば7人のウルトラマンを全て処刑する!」

 

それを見てヒカルと優介が真っ先に向かおうとするが

 

陣野「ヒカル!優介!どこに行く!?」

 

陣野隊長に止められる

 

ヒカル「アレーナを助けに行くんです!」

 

優介「それにこのままじゃアスカや弧門やミライたちが!」

 

ショウ「見ただろ!あいつはもう・・・」

 

ムサシ「それに今行ってもまたエタルガーにやられるだけだ!」

 

優介「じゃあどうすれば!」

 

陣野「私に作戦がある。友也君」

 

友也「はい」

 

そして友也がモニターに表示した

 

友也「ビクトリウムと例の鏡は振動の周波数が同じなんです」

 

陣野「つまりビクトリウムのエネルギーを増幅させれば鏡を破壊することができる。ウルトラマンを救出できるということだ」

 

サクヤ「そうだ!シェパードンの力を借りよう!ね、ショウ」

 

ショウ「ああ!」

 

ヒカル「隊長、出撃しましょう!」

 

ムサシ「いや、ヒカル、ショウ、君たちは他にやることがある!」

 

ヒカル「えっ?」

 

 

 

 

 

ゼロ「タロウからお前らのこと聞いてるぜ。ちっとは頼りになるかと思ったんだが今のお前らじゃ2万年早いぜ」

 

ショウ「何だと!?」

 

ゼロ「いいか!エタルガーは強い!俺でさえ手こずってる強敵だ。だが、お前ら二人の力が一つになれば話は別だ。奴を倒すことができるかもしれん」

 

するとゼロはヒカルとショウに手錠を繋げた

 

ヒカル「ええっ!?」

 

ショウ「何の真似だこれは!?」

 

ゼロ「お前らはこれから一心同体、二人で一人だ。相手と自分の呼吸を合わせろ」

 

ヒカルとショウは困惑していた

 

 

 

陣野「日没まで時間がない!これよりウルトラマン救出作戦を開始する!」

 

優介&ウェンディ&ゴウキ&アリサ&サクヤ「ガレット!」

 

そしてヒカルとショウは息を合わせるための特訓をする

 

 

だが

 

 

 

ショウ「下らん!こんなことして何になるって言うんだ!」

 

ゼロ「俺を信じろ!」

 

ゼロは地面を叩く。その振動で二人が倒れる

 

ヒカル「痛ってて、今言ったのこいつでしょ!」

 

ゼロ「ここはお前らの星でしょ!お前らがやらなきゃ誰がこの星を守るんだ!」

 

するとゼロが近くの岩をヒカルとショウに向けて落とす

 

なんとか避ける二人

 

ショウ「何すんだ!」

 

ゼロ「二人で息を合わせて逃げないとや~ばいぞ~」

 

ヒカル「こんなの無茶苦茶だ!」

 

そしてまた岩を落とした

 

 

 

BGM:UPGのテーマ

 

その頃シュナウザーで優介、ウェンディ、ゴウキ、アリサ、サクヤ、ムサシが時空城に向かっていた

 

アリサ「行くわよ!掴まってて!」

 

時空城の攻撃を避けながら向かっていく

 

マナ「日没まで一時間です」

 

陣野「総員、時空城に突入せよ!」

 

ゴウキ&アリサ&サクヤ&優介&ウェンディ「ガレット!」

 

そして時空城に突入して鏡の間に到着した

 

 

優介「アスカ・・・弧門・・・ミライ・・・」

 

アレーナ「ちっ!邪魔な奴らが来たな」

 

エタルガー「たっぷりと恐怖を味わってもらいましょう」

 

優介たちに気付いたエタルガーが怪しい光を放つ

 

ムサシ「気を付けろ!あの光を見るな!」

 

優介、ウェンディ、ムサシがそれを見ずに伏せるがアリサ、ゴウキ、サクヤがそれを見てしまった

 

目覚めるとアリサはキョンシーというお化けに襲われていた

 

アリサ「キョンシー!?お化けだ!お化け嫌い!来ないで!」

 

ゴウキはバカデカイトマトに襲われていた

 

ゴウキ「うわっ!トマト!俺、トマトだけは苦手なんだ!」

 

サクヤはビクトリアンの衣装に戻っており目の前に巨大なカブトムシがいた

 

サクヤ「虫!あたし虫大嫌いなの!いやああ!!」

 

ムサシ「おい!しっかりしろ!しまった」

 

優介「ゴウキさん!」

 

ウェンディ「アリサさん!一体何が起きてるんですか!?」

 

ムサシ「それは幻だ!おい!」

 

陣野「どうしたんだ!何が起きてるんだ!」

 

友也「各隊員の脳波に大きなエピネフリン反応があります。相当な恐怖を感じているということです」

 

マナ「彼らがもっとも恐れる幻を見せられているのでしょう」

 

陣野「・・・・・・」

 

ムサシ「皆しっかりしろ!恐怖に負けるな!」

 

優介「ゴウキさん!しっかりしてください!」

 

ウェンディ「アリサさん!目を覚ましてください!」

 

そこに

 

優介&ウェンディ&ムサシ「っ!」

 

アレーナがやって来た

 

アレーナ「お前たちは怖いものが無いのか?私が教えてやろうか?」

 

ムサシ「目を覚まさなきゃいけないのがもう一人いたか!」

 

優介「来るぞ!」

 

ウェンディ「うん!」

 

優介、ウェンディ、ムサシがアレーナと対峙する

 

 

一方ヒカルとショウの特訓はいよいよ大詰めとなっていた

 

 

ゼロ「二人でこの崖を登れ!登りきった天辺にエタルガーを倒す究極の力がある。それを取りに行け」

 

そしてヒカルとショウは崖を登る

 

ヒカル「よし!右から攻めていくぞ!」

 

ショウ「左の方が効率的だ」

 

ヒカル「おーい無理に引っ張るなって!おい!」

 

ショウ「おい!」

 

しかし今も難航している二人だった

 

優介、ウェンディ、ムサシがアレーナと対等に渡り合っているが、もはや時間の問題だった

 

アリサ、ゴウキ、サクヤは今も逃げ続けている

 

 

少しずつ崖を登っていったヒカルとショウ

 

だが途中でショウが落ちそうになるがヒカルがそれを助けた

 

そしてまた岩が落ちてくる

 

ヒカル「1、2の3で飛ぼう!俺たちの息が合わないと終わりだ」

 

ショウ「分かった。1!」

 

ヒカル「2!」

 

ヒカル&ショウ「3!」

 

そして岩の上を飛び上がりながらかけ上がっていく

 

ヒカル「俺たちは一心同体だ!お前が居なきゃダメなんだ!」

 

ショウ「ああ!」

 

そして最後の岩を二人で粉砕し頂上に登ることができた

 

パチパチパチパチ!

 

ゼロ「よーし!合格だ!」

 

ヒカル「どこにあるんだ?究極の力は?」

 

ゼロ「お前たちはもう持ってるぜ」

 

ヒカル「えっ?」

 

すると手錠が青いブレスレットになりヒカルの腕に装着された

 

ヒカル「これは?」

 

ゼロ「キングの爺さんから預かってたウルトラフュージョンブレスだ」

 

ヒカル「キング?」

 

ゼロ「ウルトラマンキング、俺の故郷M78星雲に住む伝説の超人だ。今のお前たちならそれを使いこなせるだろうぜ!」

 

ショウ「ヒカル、やったな」

 

ヒカル「ショウ」

 

スマートシーバーで時空城にいる皆に通信を入れた

 

ヒカル「皆聞いてくれ!こちらヒカルとショウ、俺たちは試練を乗り越えた。皆も頑張るんだ」

 

ムサシ「二人ともやったな!」

 

優介「へっ!信じてたぜ!」

 

ウェンディも微笑む

 

ヒカル「誰にでも向き合いたくないものがある。怖いものだったり辛いことだったり、でも、それから逃げてはいけないんだ!皆も立ち向かってそれを乗り越えてくれ」

 

ゴウキ「ヒカルの奴!」

 

友也「各隊員の脈々が安定、エピネフリン反応が消えていきます!」

 

マナ「彼らは恐怖を克服しようとしています」

 

陣野「よーし、総員、反撃開始!」

 

アリサ&ゴウキ&サクヤ「ガレット!」

 

そしてアリサはキョンシーを倒した

 

サクヤはなぜか巨大化してカブトムシを手に取った

 

サクヤ「よく見たらかわいい!」

 

ゴウキ「あー分かったよ!好き嫌いしないで食えばいいんだろ!」

 

ゴウキはトマトを食い尽くしていく

 

ゴウキ「どんどん持ってこい!」

 

そして食べる内にトマトをおいしく感じるようになった

 

ゴウキ「くぅ~~~♪」

 

そして3人は恐怖を克服して目を覚ました

 

ムサシ「よくやったぞ皆!」

 

ウェンディ「皆さん!」

 

優介「よかった!」

 

アレーナ「おのれ!」

 

アレーナは鏡で攻撃するがサクヤがシェパードンのクリスタルスパークドールズで吸収してペンダントの波動を放つ。アレーナは一旦引き、サクヤはそのエネルギーを鏡に向けて照射し鏡が割れた

 

 

 

つまり!

 

 

 

ムサシ「コスモス!」

 

優介「皆!」

 

ウェンディ「ウルトラマンの皆さん!」

 

囚われていた7人のウルトラマンが解放されたのだ

 

 

 

ムサシはコスモスと再び一体化し、優介はオーブオリジンになり、他のウルトラマンたちと共にヒカルとショウの元へ向かった

 

コスモス「さあ僕らの力を受け取ってくれ!」

 

「共に戦おう!」

 

そしてティガ、ダイナ、ガイア、コスモス、ネクサス、マックス、メビウス、ゼロの力がフュージョンブレスに宿った

 

そしてさらに優介にガイアのフュージョンカードとウルトラ10勇士が描かれたカードが形成された

 

ヒカル「ありがとう皆!俺たちのために」

 

ゼロ「へへっ!水臭いぜ。同じウルトラマンだろ!」

 

ヒカル&ショウ「ああ!」

 

そしてヒカルとショウは時空城へ向かった

 

ダイナ「久しぶりだな優介!」

 

優介「ああ!無事でよかった」

 

メビウス「またあなたに助けられましたね」

 

ネクサス「しかし随分たくましくなったね」

 

マックス「仲間たちと共に未来を掴む君の姿を我々は誇りに思う」

 

優介「ありがとう!」

 

ティガ「はじめましてだね。僕はウルトラマンティガ」

 

ガイア「僕はウルトラマンガイアだ。よろしく」

 

優介「こちらこそ!」

 

エタルガー「小賢しい真似を!」

 

エタルガー「現れよ!人間どもの最も恐れる宿敵を!」

 

【ダークルギエル!】

 

ダークルギエル(エタルダミー)が実体化した

 

そこにヒカルとショウが到着した

 

ヒカル「ショウ、こっからが俺たちの出番だぜ」

 

ショウ「おう!」

 

ヒカル&ショウ「見せてやるぜ!俺たちの絆!」

 

ヒカルがウルトラフュージョンブレスのレリーフを左に傾け

 

ヒカル&ショウ「ウルトラタッチ!」

 

ウルトラフュージョンブレスのライブサインにビクトリーランサーでスイッチごとタッチしリードし

 

ヒカル「ギンガーーー!!!」

 

ショウ「ビクトリーーー!!!」

 

ヒカル&ショウ「ギンガビクトリー!!」

 

ギンガビクトリー「シュワッ!」

 

BGM:ウルトラマンギンガの歌2015

 

アリサ「ヒカルとショウの力が!」

 

ゴウキ「一つになりやがった!」

 

陣野「ギンガビクトリー・・・」

 

これがギンガとビクトリー、そして8人のウルトラマンの力を秘めたウルトラマンギンガビクトリーだ

 

ダークルギエルビートを放つがギンガビクトリーはゆっくりと歩いていき

 

ギンガビクトリー「シュワッ!」

 

空高く飛翔し

 

ギンガビクトリー「ショウラァッ!」

 

ギンガビクトリーブレイカーでダークルギエル(エタルダミー)を一撃で倒した

 

ギンガビクトリー「ジュアッ!」

 

 

アリサ「あんな巨大な敵をたった一撃で」

 

ゴウキ「すっげーパワーだ!」

 

ウェンディ「うん!」

 

BGM:激闘ウルトラ10勇士

 

ギンガビクトリーの左右にウルトラ戦士が集結

 

ついに、役者は揃った

 

ゼロ「皆!俺たちウルトラマンの力を見せてやろうぜ!反撃開始だ!」

 

全員が頷き、ゆっくりと時空城へ向かっていく

 

超古代の戦士ウルトラマンティガ

 

伝説の英雄ウルトラマンダイナ

 

地球の赤き戦士ウルトラマンガイア

 

慈愛の勇者ウルトラマンコスモス

 

絆の戦士ウルトラマンネクサス

 

最強最速の戦士ウルトラマンマックス

 

宇宙警備隊の若き勇者ウルトラマンメビウス

 

ウルトラセブンの息子ウルトラマンゼロ

 

銀河の覇者ウルトラマンギンガビクトリー

 

銀河の光ウルトラマンオーブ

 

総勢11人のウルトラマンがここに集結した

 

 

TO BE CONTINUED

 

次回予告

 

ついに集結した11人のウルトラマン、さあエタルガーとの最終決戦だ!

 

次回 絆の力

 

これが人間とウルトラマンの力だ!




ウルトラ11勇士来たーーーー!めっちゃくちゃかっこいい!!そしてガイアのフュージョンカードをゲット!これでフュージョンアップできますね。


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第61話 絆の力

エタルガーとの戦いついに決着!


ギンガビクトリーのギンガビクトリーブレイカーでダークルギエル(エタルダミー)を一撃で倒した

 

 

アリサ「あんな巨大な敵をたった一撃で」

 

ゴウキ「すっげーパワーだ!」

 

ウェンディ「うん!」

 

BGM:激闘ウルトラ10勇士

 

ギンガビクトリーの左右にウルトラ戦士が集結

 

ついに、役者は揃った

 

ゼロ「皆!俺たちウルトラマンの力を見せてやろうぜ!反撃開始だ!」

 

全員が頷き、ゆっくりと時空城へ向かっていく

 

超古代の戦士ウルトラマンティガ

 

伝説の英雄ウルトラマンダイナ

 

地球の赤き戦士ウルトラマンガイア

 

慈愛の勇者ウルトラマンコスモス

 

絆の戦士ウルトラマンネクサス

 

最強最速の戦士ウルトラマンマックス

 

宇宙警備隊の若き勇者ウルトラマンメビウス

 

セブンの息子ウルトラマンゼロ

 

銀河の覇者ウルトラマンギンガビクトリー

 

銀河の光ウルトラマンオーブ

 

総勢11人のウルトラマンがここに集結した

 

エタルガー「貴様らの敵は俺ではない。貴様らの最も恐れる宿敵だ」

 

【ファイブキング!】

 

超合体怪獣ファイブキング(エタルダミー)がウルトラマンたちの前に立ちはだかった

 

ダイナ「俺たちの戦った怪獣たちが合体してるのか。本当の戦いはここからだぜ!」

 

ガイア「ヒカル、ショウ、君たちの地球は君たち自身で守るんだ」

 

ティガ「行け!」

 

ダイナ「さあ、俺たちも」

 

ガイア「行くぞ!」

 

ファイブキング(エタルダミー)は平成三部作が相手をし残りのウルトラマンたちは時空城に突入した

 

ダイナとガイアがファイブキング(エタルダミー)の両腕を掴むが振り払われ、そこにティガが掴みかかり頭をチョップする

 

そこにダイナが蹴りを入れ、ガイアがチョップするが

 

ファイブキング(エタルダミー)も負けじとガイアを蹴り飛ばし、ティガを振り払い叩きつける

 

ダイナ、ガイア、ティガが抑え込むがそれでも振り払われ距離を取る

 

ゴルメルバキャノンを避ける3人

 

ファイブキング(エタルダミー)は飛翔し、ティガはハンドスラッシュ、ダイナはダイナスラッシュ、ガイアはガイアスラッシュを放つが弾かれ、ファイブキングが光線を放つがそれを伏せる

 

負けるな!ティガ!ダイナ!ガイア!

 

 

時空城 第一階層

 

時空城第一階層にたどり着いたウルトラマンたちを待っていたのは

 

【ダークメフィスト!】

 

闇の巨人ダークメフィスト(エタルダミー)だった

 

ネクサス「光は絆だ、誰かに受け継がれ再び輝く」

 

ネクサスが前に出てダークメフィスト(エタルダミー)を迎え撃つ

 

そしてその他のウルトラマンが再び飛翔する

 

双方ジャンプしながら攻撃するがかわされる

 

そして振り向き合い、少し距離を置いて再び戦う

 

前までは戦闘形態のジュネッスにならなければ苦戦していたがネクサスは今も受け継がれている光の絆の力があるためダークメフィスト(エタルダミー)に勇敢に立ち向かっていく

 

時空城 第二階層

 

第二階層にたどり着いた一行の目線の先には

 

【スラン星人!】

 

高速宇宙人スラン星人(エタルダミー)がいた

 

そして今度はマックスが前に出て

 

マックス「地球の未来は人類が自らの手で掴み取る!」

 

マックスがスラン星人(エタルダミー)と戦う

 

しかしスラン星人(エタルダミー)は高速で360度包囲してマックスを追い詰めるが

 

マックス「シェアッ!」

 

マクシウムソードでスラン星人(エタルダミー)を切り裂く

 

時空城 第三階層

 

このままでは埒が明かないとこのまま三階層を突破して次の階層に行こうとしたが何かの攻撃がメビウスを落とした

 

オーブ「っ!メビウス!」

 

メビウス「大丈夫です!行ってください!」

 

【エンペラ星人!】

 

メビウスを攻撃したのは暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人(エタルダミー)だった

 

メビウス「ハアッ!シェアッ!」

 

メビウスはメビュームブレードで切りつけるが防がれ蹴られる

 

そして波動攻撃を華麗に避けて切りつけるが殴り飛ばされる

 

メビウス「最後まで諦めず不可能を可能にする、それがウルトラマンだ!」

 

だがそれでもメビウスは諦めずにエンペラ星人(エタルダミー)に立ち向かう

 

時空城 第四階層

 

四階層にいたのは光の国でただ一人闇に堕ちたウルトラマンベリアル(エタルダミー)だった

 

【ウルトラマンベリアル!】

 

オーブ「っ!ベリアル!」

 

ゼロ「ふぅ・・・ヒカル、ショウ、優介、この星の未来お前らに託したぜ」

 

ギンガビクトリー&オーブ「ああ!」

 

そしてギンガビクトリー、オーブ、コスモスは最上階へと飛び立った

 

そしてゼロは因縁の敵と再び戦うことになる

 

ベリアル「へへへ!ははは!」

 

ゼロ「ベリアル・・・・・行くぜ!」

 

両者とも一歩も譲らない戦いを繰り広げる

 

ベリアル(エタルダミー)の攻撃を避けてエメリウムスラッシュを放つ

 

ゼロ「エメリウムスラッシュ!」

 

エメリウムスラッシュは防がれる

 

ゼロ「ウルトラゼロキック!」

 

だが接近してきたベリアルにウルトラゼロキックを叩き込んだ

 

時空城 最上階

 

 

そして最上階にたどり着いたギンガビクトリー、オーブ、コスモスはエタルガーの波状攻撃に見舞われる

 

 

エタルガー「アレーナ様、現れましたぞ。あなたの故郷を滅ぼした憎むべきウルトラマンが!」

 

ヒカル「アレーナ、頼むよ、目を覚ましてくれ!」

 

アレーナ「今度こそお前を封印する!」

 

オーブ「行くぞ!超時空魔神エタルガー!」

 

ギンガビクトリーとオーブとコスモスがエタルガーを迎え撃つ

 

ギンガビクトリーとオーブがエタルガーに同時攻撃をしてコスモスはエタルガーの攻撃を避けて華麗に受け流す

 

ギンガビクトリーが掴みかかるが振り払われ、その隙に攻撃されそうになるがオーブとコスモスがフォローした

 

ギンガビクトリーのパンチ、オーブとコスモスのダブルキックでエタルガーを少しずつ追い詰めていく

 

だがそこにアレーナが鏡の力で3人の動きを封じてしまう

 

アレーナ「あっはっはっ!苦しめ!私の故郷を奪った報いを受けるのよ!」

 

なんとかコスモスが攻撃から逃れ、優しさのルナモードから強さのコロナモード

 

そして勇気のエクリプスモードにモードチェンジした

 

エタルガー「何!?」

 

コスモス「コズミューム光線!」

 

コズミューム光線でアレーナが洗脳から解放される

 

コスモス「今だ!アレーナを彼女の心を闇から救い出すんだ!」

 

ヒカル「ああ!」

 

優介「頼んだぞヒカル!」

 

そしてヒカルはアレーナと対面した

 

ヒカル「アレーナ、君を迎えに来たよ」

 

アレーナ「来るな!もう私は騙されない!」

 

ヒカル「笑顔を取り戻すんだ。そして故郷へ帰ろう!君のことを待っている人たちがいるんだ!」

 

 

そしてアレーナはふと鏡を見ると涙を流していた

 

ヒカル「っ!」

 

アレーナ「私は・・・本当の私は・・・」

 

 

アレーナ「うわああああああああああああああ!!!」

 

 

彼女の心が闇から解放された

 

ヒカル「アレーナ・・・お帰り」

 

アレーナ「ヒカル・・・」

 

エタルガー「邪魔をするな!」

 

キレたエタルガーが波状攻撃で動けないギンガビクトリーをアレーナもろとも攻撃しようとする

 

オーブ「危ない!」

 

しかしコスモスが自らを盾にしてギンガビクトリーとアレーナを守った

 

ヒカル&ショウ「コスモス!」

 

優介「ムサシ!」

 

ショウ「ヒカル!特訓の成果見せてやろうぜ」

 

ヒカル「ああ、行くぞ!」

 

ショウ「おう!」

 

優介「決着をつけるぞ!エタルガー!」

 

挿入歌:英雄の詩

 

コスモス「アレーナ・・・」

 

コスモスはアレーナを安全な場所に連れていった

 

そしてギンガビクトリーがオーブと共にエタルガーと戦う

 

なんとエタルガーを圧倒しこれまで以上に抜群のコンビネーションでエタルガーを追い詰める

 

エタルガーの波状攻撃も難なく避ける

 

【ウルトランス!ハイパーゼットンシザーズ!】

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブバーンマイト!】

 

ギンガビクトリー「オリャッ!」

 

オーブ「ストビュームバースト!」

 

最大級の火球でエタルガーにダメージを与える

 

そしてティガがパワータイプ、ダイナがミラクルタイプ、ガイアがスプリームバージョンにチェンジした

 

かつて戦った強敵たちの部分に強烈な攻撃を与えていく

 

ティガ「デラシウム光流!」

 

ダイナ「レボリウムウェーブ!」

 

ガイア「フォトンストリーム!」

 

デラシウム光流、レボリウムウェーブ、フォトンストリームによってファイブキング(エタルダミー)は倒された

 

ネクサス「シュワッ!ディアッ!」

 

ネクサスはジュネッスに変身してダークメフィスト(エタルダミー)を蹴り飛ばす

 

ネクサス「オーバーレイ・シュトローム!」

 

着地してオーバーレイ・シュトロームを放ちダークメフィスト(エタルダミー)を倒した

 

マックス「ギャラクシーソード!」

 

マックスはマックスギャラクシーを召喚してギャラクシーソードでスラン星人(エタルダミー)を一刀両断して倒した

 

メビウス「バーニングブレイブ!」

 

メビウスはバーニングブレイブにチェンジして

 

メビウス「バーニングメビュームダイナマイト!」

 

バーニングメビュームダイナマイトでエンペラ星人(エタルダミー)を打ち倒した

 

ゼロ「ストロングコロナゼロ!」

 

ゼロはダイナのストロングタイプとコスモスのコロナモードの力を併せ持つストロングコロナゼロにタイプチェンジ

 

ゼロ「ウルトラハリケーン!」

 

ウルトラハリケーンでベリアル(エタルダミー)を宙に投げ飛ばし

 

ゼロ「ガルネイトバスター!」

 

ガルネイトバスターでダメージを与える

 

ゼロ「ルナミラクルゼロ!」

 

次にゼロはコスモスのルナモードとダイナのミラクルタイプの力を併せ持つルナミラクルゼロにタイプチェンジ

 

ゼロ「ミラクルゼロスラッガー!」

 

ミラクルゼロスラッガーでベリアル(エタルダミー)を切り裂き地上に落とす

 

ゼロ「止めだ!」

 

そしてゼロは究極のシャイニングウルトラマンゼロに変身して

 

ゼロ「シャイニングエメリウムスラッシュ!」

 

シャイニングエメリウムスラッシュでベリアル(エタルダミー)を第一階層まで突き破り倒した

 

ゼロ「シャイニングウルトラマンゼロ!」

 

これが輝きのゼロと呼ばれるシャイニングウルトラマンゼロだ

 

これでエタルダミーは全て倒した。

 

残るはエタルガーただ一人!

 

【ウルトランス!シェパードンセイバー!】

 

ヒカル&ショウ「これで決める!」

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

ギンガビクトリーはシェパードンセイバー、オーブはオーブカリバーでエタルガーを切りつけていく

 

ギンガビクトリー「ハアッ!」

 

オーブ「ヒィエアッ!」

 

ヒカルはフュージョンブレスのディスクを回し、メビウスの力を解放させた

 

【ウルトラマンメビウスの力よ!】

 

ギンガビクトリー「メビュームシュート!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブバーンマイト!】

 

オーブ「ストビューム光線!」

 

ギンガビクトリーのメビュームシュート、再びバーンマイトになったオーブがストビューム光線を発射

 

あまりの威力にエタルガーは最上階から落ちていく

 

それを追うギンガビクトリーとオーブ

 

【ウルトラマンゼロの力よ!】

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブエメリウムスラッガー!】

 

ギンガビクトリー「ワイドゼロショット!」

 

オーブ「ワイドスラッガーショット!」

 

次にギンガビクトリーのワイドゼロショット、エメリウムスラッガーになったオーブのワイドスラッガーショットでエタルガーに大ダメージを与えた

 

ギンガビクトリー&オーブ「逃がすか!!!」

 

エタルガーを追い宇宙へと向かった

 

ヒカル「エタルガー、お前の最も恐れるものを当ててやる」

 

エタルガー「何?」

 

ヒカル「それは俺たち人間とウルトラマンの絆だ!」

 

エタルガー「黙れ!!」

 

ショウ「ヒカル!」

 

ヒカル「ああ、受けてみろ!」

 

ディスクをライブサインに合わせ力を解放する

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

再びオーブオリジンに変身し、ウルトラ6兄弟のカードをリードし、オーブカリバーにエネルギーが注がれる

 

【解き放て!ウルトラ6兄弟の力!】

 

ヒカル&ショウ&優介「これが人間とウルトラマンの力だ!」

 

ギンガビクトリー&オーブ「コスモミラクルフュージョンシュート!」

 

ヒカル&ショウ&優介「うおおおおおおおお!!!」

 

エタルガー「うわああああああああああああああ!!!」

 

合計17人のウルトラマンの力全てを結集して放ったコスモミラクルフュージョンシュートがエタルガーに命中し

 

ついにエタルガーが倒された

 

そして

 

残りの8人のウルトラマンがクロスオーバーフォーメーションとなり

 

ティガ「ゼペリオン光線!」

 

ダイナ「ソルジェント光線!」

 

ガイア「クァンタムストリーム!」

 

コスモス「ブレージングウェーブ!」

 

ネクサス「オーバーレイ・シュトローム!」

 

マックス「マクシウムカノン!」

 

メビウス「メビュームシュート!」

 

ゼロ「ワイドゼロショット!」

 

8人のウルトラマンのクロスオーバーフォーメーションによって時空城は破壊された

 

 

こうして11人のウルトラマンによって地球の平和は守られた

 

 

 

ゼロ「ヒカル、ショウ、忘れんなよ?俺との特訓の成果」

 

ヒカル「ああ!」

 

ショウ「おう!」

 

そしてティガ、ガイア、ネクサスは元の世界へ

 

ダイナは再び宇宙の旅へ

 

マックス、メビウスは光の国へ

 

ゼロはマイティベースへと帰っていった

 

そして

 

ムサシ「コスモース!」

 

ムサシはコスモスに再び変身した

 

コスモス「これからも頼んだよ。この世界を」

 

その言葉に全員が頷く

 

アレーナ「ヒカル、ありがとう。笑顔を思い出させてくれて」

 

ヒカル「アレーナ、また会おう」

 

アレーナ「もう忘れないよ。ヒカルのこと」

 

アレーナはコスモスに送られ惑星ザントへと帰っていった

 

そして

 

優介「オーーーブ!」

 

優介は再びオーブに変身した

 

オーブ「またな、ヒカル、ショウ」

 

ショウ「ああ!」

 

ウェンディ「皆さん、お世話になりました」

 

ゴウキ「おう!またいつでも来いよ!」

 

アリサ「待ってるからね」

 

ヒカル「またな優介!」

 

オーブ「ああ、シュワッチ!」

 

ウルティメイトイージスを纏い時空を越えウェンディと共に惑星O-50に戻った

 

 

 

 

 

後日

 

 

陣野「本日付で君をUPG隊員に任命する!」

 

ショウ「ガレット!」

 

ショウがUPGの隊員となった

 

TO BE CONTINUED

 

次回予告

 

エタルガーを倒した優介たちにあのウルトラマンゼロがやって来た。ナックル星人バンデロという悪質な宇宙人を追うなかで、未知のウルトラマンと出会う

 

次回 イージス光る時

 

光の力、お借りします!




次回からウルトラマンエックス編へと突入します。


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ウルトラマンエックス編
第62話 イージス光る時


今回からウルトラマンエックス編スタートです!


ウルトラ11勇士とエタルガーとの戦いから1週間が過ぎた

 

優介とウェンディはO-50に戻り再びゴースタードラゴンで住んでいた

 

優介は自分の部屋で爆睡していた

 

その時、部屋にウェンディが入ってきた

 

ウェンディ「優介くん!起きなさい!朝ごはんだよ!」

 

優介「ん~後少し寝かせろ~」

 

ウェンディ「そっか♪じゃあ私が愛を込めて作った朝ごはんはいらないんだね♪」

 

優介「それだけは勘弁!」

 

そうして優介は飛び起きた

 

優介「ん~おはよう」

 

ウェンディ「うん♪おはよう♪」

 

そして朝ごはんを一緒に食べた

 

そうして過ごしていた時

 

 

ゼロ「シャッ!」

 

優介「えっ?」

 

ウェンディ「ゼロさん!?」

 

突然O-50にウルトラマンゼロがやって来た

 

ゼロ「ナックル星人バンデロって奴を見なかったか?」

 

優介「ナックル星人バンデロ?」

 

ウェンディ「見てませんけど」

 

ゼロ「そうか、邪魔したな!」

 

そうして行こうとしたが

 

優介「待てゼロ!そいつの捜索俺たちにもやらせてもらえないか?」

 

ゼロ「いいのか?」

 

ウェンディ「放っておけません!」

 

ゼロ「・・・分かった。力を貸してくれ!」

 

優介「ああ!」

 

ウェンディ「はい!」

 

こうして優介とウェンディはゼロと共にナックル星人バンデロの追跡に向かった

 

 

【OP ウルトラマンX】

 

オペレーションX

 

Xio日本支部のラボ

 

マモル「ルイルイ、何それ?」

 

ルイ「新発明の綿菓子銃だ、ポン」

 

綿菓子銃でマモルに食べさせた

 

マモル「いちご味だね!」

 

そして大空大地とファントン星人グルマン博士がある会話をしていた

 

グルマン博士「いいかね?この一枚が我々が住む三次元の世界だ。だが」

 

グルマン博士は二枚のパンをナイフで突き通した

 

 

グルマン博士「こうすればその壁を通り抜け二枚のパンを繋げることができる」

 

大地「超時空理論、父も同じ研究をしていました。博士、次元を貫く方法はあるのでしょうか?」

 

見るとパンが全部なくなっていた

 

グルマン博士「すまん、四次元と五次元と六次元は今食ってしまった」

 

アスナ「博士、研究所の準備が整ったそうです」

 

グルマン博士「おー!そうか、ルイ君、準備を頼む」

 

ルイ「ガッテンテン!」

 

ルイはスパークドールズをアタッシュケースに移していく

 

ルイ「さあエレちゃん皆お出掛けよ」

 

アスナ「スパークドールズをどうするの?」

 

ルイ「ウルトラマンエックスのザナディウム光線には未知の粒子が含まれててそれが怪獣を人形にしちゃうの」

 

ルイ「ってことは逆にこれを測定器に掛ければその粒子を検出できるはず♪」

 

アスナ「要するに私たちにも怪獣をスパークドールズにできるかもってこと?」

 

ルイ「ピンポン!」

 

橘「これよりスパークドールズ5体を素粒子研究所への移送を開始します」

 

ジオアトス、ジオアラミス、ジオボルトスで素粒子研究所にスパークドールズ5体の移送を開始した

 

ワタル「そっちは異常ないか?」

 

ハヤト「ああ、天気は快晴、雲一つ、ん?」

 

すると待ち伏せしていたかのように用心棒怪獣ブラックキングが出現した

 

ワタル「エリアT9に怪獣出現、こっち向かって来ます」

 

大地「怪獣はタイプG、推定体長55m」

 

神木「怪獣の市街地への接近を阻止しろ」

 

橘「ハヤトは上空から怪獣を牽制しなさい」

 

ハヤト「了解!」

 

橘「アスナは地上から援護」

 

橘「ワタルはスパークドールズを保護せよ」

 

ワタル「了解!」

 

 

 

ハヤト「ファントン光子砲発射!」

 

スカイマスケッティからファントン光子砲でブラックキングに攻撃して

 

アスナ「今度は私の番よ!」

 

ランドマスケッティに交代

 

アスナ「ファントンレールキャノン発射!」

 

しかしまるで効いている様子がない

 

大地「ちょっとすいません!」

 

危機を感じた大地がアラミスから降り、どこかに行ってしまった

 

ワタル「おい大地!あーもう」

 

【ウルトライザーモード起動します!チャージ完了!】

 

ワタル「トラァーイ!」

 

ワタルがウルトライザーで攻撃する

 

しかし弾かれた

 

ワタル「なんて奴だ!」

 

ルイ「えー!?」

 

グルマン博士「ん?大地?」

 

するとグルマン博士が走り去る大地を見る

 

大地「ユナイトだ。エックス!」

 

エックス「よーし!行くぞ!」

 

エクスデバイザーを展開して、エックスのスパークドールズが実体化しリードする

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

大地「エックスー!!」

 

【エックス、ユナイテッド!】

 

そして大地はウルトラマンエックスとユナイトした

 

エックス「シュワッ!」

 

グルマン博士「おお!」

 

エックスがブラックキングと交戦し、強烈なパンチやキックを叩き込み

 

エックス「Xクロスチョップ!」

 

チョップでXを描きながら攻撃してブラックキングの足元を掴みバランスを崩させ倒させる

 

ワタル「っ!」

 

ワタルの背後に謎の宇宙人が出現した

 

???「小僧、いいおもちゃ持ってんな」

 

ワタル「お前は誰だ?」

 

すると宇宙人はワタルが反応できないほどのスピードで銃を撃ち、ウルトライザーを吹き飛ばした

 

バンデロ「俺はナックル星人バンデロと呼んでくれ」

 

そして格闘でワタルを圧倒し気絶させた

 

バンデロ「もうお寝んねか?」

 

アラミスに乗っていたルイがとっさに身を隠す

 

そしてアタッシュケースの中身を確認すると

 

バンデロ「お宝がさっくざくだぜ」

 

ふとブラックキングとエックスの戦いに視線がいく

 

バンデロ「ブラックキングめ手間取ってるな?」

 

するとバンデロが巨大化した

 

大地「お前は誰だ?」

 

バンデロ「もうその質問は聞きあきた」

 

バンデロは石を投げるなど卑怯な手を使いそしてエックスを蹴り飛ばした

 

エックス「こいつはできるぞ。油断するな大地!」

 

大地「分かってる!」

 

だがエックスの相手はバンデロだけではない

 

ブラックキングと2対1だった

 

ブラックキングに羽交い締めされ、バンデロに攻撃される一方のエックス

 

やがてエックスのカラータイマーが点滅を始めた

 

バンデロ「お宝は頂いてくぜ」

 

大地「目的はスパークドールズか!」

 

ナックル星人バンデロとブラックキングに苦戦するエックス

 

だが

 

バンデロ「あん?」

 

ゼロ「シャッ!」

 

オーブ「チアッ!」

 

そこにゼロとオーブが時空を越えてやって来た

 

バンデロ「ちっ!面倒な奴らが来やがった」

 

ゼロ「ナックル星人バンデロ、やっと見つけたぜ」

 

オーブ「もう逃げられないぞ」

 

そしてウェンディを地上に降ろした

 

チアキ「新たなタイプAが2体出現!」

 

グルマン博士「あれが噂に名高いウルトラマンゼロ、そしてウルトラマンオーブ」

 

バンデロ「ブラックキング、やってしまえ」

 

バンデロはブラックキングを差し向ける

 

【ハリケーンスラッシュ!】

 

オーブ「光を越えて闇を斬る!」

 

ハヤト「姿が変わった!?」

 

オーブ「オーブスラッガーランス!」

 

ゼロはゼロスラッガー、オーブはハリケーンスラッシュにフュージョンアップしてオーブスラッガーランスを召喚しブラックキングと戦う

 

苦戦していたエックスとは全く違い、ブラックキングを見事なコンビネーションで切り裂き簡単に追い詰めていく

 

ゼロ「ウルトラゼロキック!」

 

オーブ「流星スラッシュキック!」

 

ダブルキックでブラックキングの角を折った

 

ゼロ「ふん!」

 

オーブ「まだまだここからだ!」

 

するとバンデロが銃で時空に穴を開けた

 

バンデロ「さてと」

 

ルイ「わああああああ!!」

 

バンデロがジオアラミスを乗っていた高田ルイとスパークドールズごと持ち去ろうとする

 

大地「ルイ!」

 

オーブ「あいつ逃げる気だ!」

 

ゼロ「ぐわっ!ちぃ!逃がすかよ!」

 

ブラックキングの妨害で一瞬怯むが、すぐに体制を整え光線を撃とうとするがエックスに止められた

 

エックス「待ってくれ!車の中に人がいる!」

 

ゼロ「何!?」

 

そうしている間にバンデロとブラックキングに時空を越えて逃げられてしまった

 

オーブ「っ!しまった!」

 

ゼロ「離せ!」

 

ゼロはエックスを振り払い再びウルティメイトイージスを纏いバンデロを追跡した

 

ゼロ「待て!」

 

大地「ルイ・・・」

 

オーブ「・・・・・・」

 

 

ルイが目覚めたのは太陽が3つもある惑星だった

 

外でバンデロが何者かと連絡していた

 

ルイ「動かないで!」

 

バンデロ「っ!」

 

ルイ「スパークドールズを返して!」

 

バンデロ「ははは、どうしたお嬢さん?震えてるじゃねえか。まともに撃てんのか?」

 

ルイ「当たり前よ!これ作ったの私」

 

だが反動が激しく、照準が定まらなかった

 

ルイ「どうやって止めるんだっけ?」

 

バンデロ「俺が知るか!」

 

ウルトライザーがかすり、そしてアラミスにぶつかった

 

バンデロ「俺のを盗みやがって泥棒め!」

 

 

 

 

優介「すみませんでした」

 

ウェンディ「力になれなくて申し訳ありません」

 

神木「いや、助けてくれたこと感謝する」

 

橘「君があのウルトラマンに?」

 

優介「はい、永幡優介、ウルトラマンオーブです」

 

グルマン博士「おお!やはり間近で見ると若い戦士だな」

 

大地「えっ?」

 

神木「博士、彼を知っているのですか?」

 

グルマン博士「いかにも!彼は様々な宇宙で戦い続けてきたウルトラ戦士だ。しかもその強さはウルトラマンゼロに匹敵するほどだ」

 

神木「そのウルトラマンゼロとは?」

 

グルマン博士「ウルトラマンの中でもトップクラスの実力を持っている」

 

アスナ「そんなウルトラマンに匹敵するほどの戦士が」

 

グルマン博士「うむ、今ここにいるウルトラマンオーブだ」

 

大地「ウルトラマンオーブ・・・」

 

その時

 

ルイ「こちらルイです」

 

マモル「ルイルイ!」

 

アスナ「無事だったのルイ!大丈夫?」

 

ルイ「あんまり大丈夫じゃないよ」

 

ハヤト「どこだ?今どこにいる?」

 

ルイ「分かんない、太陽が3つもあって地球じゃないみたい」

 

グルマン博士「最も近い3連恒星ですら6.4光年だ」

 

マモル「じゃあルイルイは・・・」

 

ルイ「帰りたいよ」

 

チアキ「発信源が分かりました。エリアT9C」

 

ワタル「宇宙の彼方じゃないのかよ」

 

大地「エリアT9Cって、っ!」

 

グルマン博士「ん?」

 

優介「俺もちょっと行ってきます」

 

ウェンディ「気を付けてね」

 

優介「ああ」

 

その後、大地は優介と共にある場所に向かった

 

 

エックス「ここは?」

 

大地「かつて母さんの研究所だった場所だ」

 

優介「研究所ってことはお前の母さんは研究者だったのか?」

 

大地「ああ、ルイの電波はなぜこの場所から?」

 

エックス「ここは三次元宇宙と平行世界を繋ぐ特異点の一つかもしれないな」

 

大地「じゃあここからルイを助けに行けるのか!?」

 

エックス「残念だが大地、我々にまだその力はない」

 

大地「・・・・・・」

 

優介「・・・・・・」

 

ゼロ「敷けた顔してるな!お二人さん」

 

大地「えっ?」

 

エックス「ちょちょっと!何するんだあんた!」

 

するとエックスが宿っているエクスデバイザーにゼロがジャックした

 

ゼロ「成層圏で待ってる。ちょっと顔貸しな」

 

そして変身して成層圏で邂逅した

 

ゼロ「お前らがこの星のウルトラマンか?」

 

エックス「あなたは一体誰なんだ?」

 

ゼロ「俺は宇宙警備隊のゼロだ」

 

大地「宇宙警備隊?」

 

エックス「奴を追ってこの地球に来たのか?」

 

オーブ「ああ、俺はゼロに協力を依頼されて行動しているんだ・・・で、何か分かったのか?」

 

ゼロ「ああ、バンデロは今惑星ギレルモにいる。あんたの友達の電波で分かった。礼を言うぜ」

 

大地「待ってくれ!ルイを・・・友達を助けたいんだ!一緒に連れてってくれ!」

 

ゼロ「2万年早いぜお前らには、俺に任せな。あばよ!」

 

そうしてゼロは時空を越え惑星ギレルモに向かった

 

オーブ「おいゼロ!・・・とりあえず後で追いかけてくれ」

 

大地「・・・分かった」

 

そしてオーブもイージスを纏い時空を越えギレルモに向かった

 

戻るとグルマン博士が何かを制作していた

 

ゼロのウルティメイトイージスには次元を越える力があるため、それを再現するカードを制作していた

 

そして大地もその制作に加わる

 

一方ルイはバンデロに見つかり追い詰められていた

 

バンデロ「このバンデロ様を舐めるなよ。俺は宇宙最強の!」

 

オーブ「誰が宇宙最強だって?」

 

ゼロ「シャッ!」

 

オーブ「デェアッ!」

 

そこにゼロとオーブが到着し、ダブルパンチでバンデロを吹き飛ばした

 

ゼロ「お待たせ」

 

オーブ「なんとか間に合ったか」

 

ルイ「かっこいいー!」

 

バンデロ「ブラックキングドリルカスタム!」

 

オーブ「改良されたブラックキングか」

 

ゼロ「上等じゃねえか!」

 

バンデロ「食らえ!ドリルブラスター!」

 

ゼロ「エメリウムスラッシュ!」

 

オーブ「オーブスライサーアタック!」

 

ゼロがバンデロを、オーブがブラックキングドリルカスタムを相手する

 

その頃ウルティメイトゼロのサイバーカードが完成した

 

マモル「完成です!」

 

グルマン博士「さーて、私たちは飯でも食いに行こう。久しぶりにヨーグルトで一杯食べて酔っ払うぞ。大地、後片付け頼んだよ」

 

するとグルマン博士が一瞬キーボードを押した

 

そしてエクスデバイザーにウルティメイトゼロのサイバーカードが形成された

 

大地「博士・・・」

 

ウェンディ「気づいたみたいですね。大地さんがエックスってことに」

 

そして外に出た

 

ウェンディ「大地さん、行きましょう!」

 

大地「ああ、ユナイトだ!エックス!」

 

エックス「よーし!行くぞ!」

 

【エックスユナイテッド!】

 

大地はエックスにユナイトした

 

【ウルティメイトゼロロードします!】

 

【ウルティメイトゼロアーマーアクティブ!】

 

そしてウルティメイトゼロアーマーを装着してウェンディを乗せ、時空を越えた

 

ゼロ「へへっ!こっちだ!」

 

そこにエックスたちがやって来た

 

ゼロ「それ俺の・・・」

 

ルイ「あー!エックスも来たー!」

 

衝撃波を出し、バンデロたちを後退させた

 

そしてウェンディを地上に降ろした

 

オーブ「ウェンディ、ルイさんを頼む」

 

ウェンディ「任せて!」

 

ゼロ「よくここまで来られたな」

 

エックス「2万年も待ってられないんでね」

 

オーブ「信じてたぜ。エックス」

 

大地「待たせた!」

 

ゼロ「行くぜ!」

 

エックス&オーブ「ああ!」

 

ブラックキングドリルカスタムはエックスが、そしてゼロとオーブがバンデロと戦う

 

【サイバーゴモラロードします!】

 

【サイバーゴモラアーマーアクティブ!】

 

ゴモラアーマーでひっかき攻撃してブラックキングを追い詰める

 

大地「ゴモラ振動波!」

 

ゴモラ振動波でブラックキングに大ダメージを与えた

 

【サイバーエレキングロードします!】

 

【サイバーエレキングアーマーアクティブ!】

 

大地「エレキング電撃波!」

 

さらにエレキング電撃波でダメージを加える

 

ゼロ「ストロングコロナゼロ!」

 

【バーンマイト!】

 

オーブ「紅に燃えるぜ!」

 

ストロングコロナゼロとオーブバーンマイトは燃える拳で何発もぶん殴る

 

ゼロ「ウルトラハリケーン!」

 

オーブ「ストビュームスパウト!」

 

バンデロ「うわあああああああ!!!」

 

そしてウルトラハリケーンとストビュームスパウトでバンデロを投げ飛ばした

 

バンデロ「おのれ!」

 

バンデロが銃撃

 

ゼロ「ガルネイトバスター!」

 

オーブ「ストビュームバースト!」

 

だがガルネイトバスターとストビュームバーストでバンデロの銃撃を相殺した

 

ゼロ「ルナミラクルゼロ」

 

【ハリケーンスラッシュ!】

 

オーブ「光を越えて闇を斬る!」

 

ルナミラクルゼロとオーブハリケーンスラッシュとバンデロは同時に攻撃した

 

ゼロ「ミラクルゼロスラッガー!」

 

オーブ「オーブスラッガーショット!」

 

攻撃が終わるとゼロとオーブが膝をついた

 

バンデロ「結局は強い者が勝つ。それが宇宙の掟なのだ。ん?なっ!そんなバカな!」

 

しかしゼロとオーブの攻撃は全てバンデロにヒットしていた

 

ゼロ「ゼロツインシュート!」

 

オーブ「オーブスプリームカリバー!」

 

バンデロ「うわあああああああ!!!」

 

そしてゼロツインシュートとオーブスプリームカリバーでバンデロを倒した

 

ルイ「うわあ!かっこいい!」

 

エックスはエレキングアーマーを解除し

 

大地&エックス「ザナディウム光線!」

 

そしてブラックキングのドリルブラスターを避けながらザナディウム光線を放ちブラックキングはスパークドールズになった

 

そしてブラックキングのスパークドールズをルイが回収し

 

ルイ「ゼロ様!オーブ様!」

 

ゼロ「ゼロ様?」

 

オーブ「オーブ様?」

 

ルイ「ゼロ様とオーブ様超かっこいい!ゼロ様はトサカが二本あるし、オーブ様はたくさんかっこいい姿があるし素敵すぎる!うふふふ!」

 

ゼロ「止せよ、俺たちに惚れると火傷するぜ」

 

オーブ「君みたいな女の子は綺麗な肌してるんだから火傷しちゃ駄目だぞ?」

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!

 

するとウェンディがものすごい黒いオーラを発して満面の笑顔で

 

ウェンディ「ゆ・う・す・け・く・ん♪」

 

ルイ「ひぃ!」

 

オーブ「お、おい、なんかウェンディからもの凄い殺気を感じるんだけど」

 

エックス「お、おい、なんか怖いぞ」

 

大地「あれはさすがに怖いな」

 

ゼロ「ウェンディ、ベリアル並に怖ぇな」

 

そして一旦収まり

 

ルイ「じゃん!一緒に写真いいですか?」

 

ゼロ&オーブ「えっ?」

 

ルイ「あっエックス、ちょっとフレームから外れててもらえる」

 

エックス「何だよ!私も結構頑張っただろ!?」

 

大地「あははは」

 

苦笑いする大地

 

ルイ「はい!ポーズ♪」

 

エックス「あ、あ・・・」

 

ゼロ&オーブ「フィニッシュ!」

 

ウェンディ「チーズ♪」

 

そして皆で写真を撮った(エックスは少ししか写っていなかった)

 

ゼロ「ウルトラマンエックスか、また次元のどこかで会える日を楽しみにしてるぜ」

 

エックス「ああ、私もだ!」

 

そしてゼロとエックスががっちりと握手を交わした

 

ゼロ「オーブ、お前たちはどうする?」

 

オーブ「俺たちはエックスの世界に留まるよ。何か嫌な予感がするんだ」

 

ゼロ「そうか、気を付けろよ」

 

オーブ「ああ!」

 

そしてゼロは時空を越えて、オーブたちはエックスの世界に残ることになった

 

 

神木「では、我々に協力してくれると?」

 

優介「はい」

 

ウェンディ「これからお世話になります」

 

神木「分かった。こちらこそよろしく頼む」

 

大地「これからよろしくね。優介くん、ウェンディちゃん」

 

優介&ウェンディ「はい!」

 

こうして優介とウェンディはエックスとXioと共に戦うことになった

 

優介「だからさっきは悪かったって!」

 

ウェンディ「ふん!」

 

優介「あーもう!どうすれば信じてくれるんだよ!」

 

 

ウェンディ「・・・・・抱き締めて」

 

優介「えっ?」

 

ウェンディ「抱き締めてくれたら許して上げる」

 

優介「はい!」

 

優介はウェンディを抱き締めた

 

優介「これからずっとウェンディを愛し続けていくよ」

 

ウェンディ「っ!・・・うん♪私もずっと優介くんを愛し続けていくから♪」

 

そうしてなんとか誤解を解けた

 

TO BE CONTINUED

 

【ED Unite 〜君とつながるために〜】

 

次回予告

 

惑星ゴールドから地球にやって来た謎の青年、そして彼が呼び出したロボットが俺たちの前に立ちはだかる。待て!ゴールド星人は他の星を侵略しない平和な種族のはずだ

 

次回 星の記憶を持つ男

 

光の力、お借りします!




次回からゴールド星人テルとルディアンの話に入ります


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第63話 星の記憶を持つ男

今回と次回で惑星ゴールドのテルのお話です。


【OP ウルトラマンX】

 

ある公園に立つ謎の衣装を着る青年

 

その時、一瞬頭痛がしたが収まり、どこかに歩いっていった

 

そして彼の中に流れる記憶

 

謎の怪獣が街を破壊し、人が石に変えられた光景だった

 

そして歩いていき、またその記憶を見て彼の手に不思議な光が発した

 

高校生「おいおいおい!あれ宇宙人じゃね?」

 

高校生「すげー!すげー!光ってる!」

 

高校生たちがスマホで動画を撮影した

 

タケル「タイプAと思われる動画がアップされました。転送します」

 

そこには先ほどの青年の映像が映っていた

 

大地「動画の撮影データに改善の痕跡は確認できません!」

 

ワタル「マジで異星人かよ」

 

橘「地球人でないならまず相手の意図を確認する必要が」

 

神木「Xio出動!」

 

大地&アスナ&ワタル&ハヤト&「了解!」

 

橘「大地はアラミスに同乗、タイプAが何者なのか調べて」

 

大地「了解!」

 

優介「俺たちも行きます」

 

神木「頼む」

 

優介&ウェンディ「ガレット!」

 

神木「何だそれは?」

 

優介「あーちょっと昔所属していた組織の合言葉で気に入ってたんでつい」

 

そして気を取り直して大地と共に向かった

 

ワタル「俺らあっち見てくるわ」

 

アスナ「ウェンディたちも大丈夫なの?」

 

優介「ええ!」

 

ウェンディ「こういうのには慣れてますから」

 

アスナ「そっか」

 

「戻っちゃだめ!」

 

優介「何だ?」

 

行ってみると女子高生二人が揉めていた

 

女子高生「あの人を助けてあげて!」

 

ウェンディ「あの人?」

 

アスナ「あの人って誰?」

 

女子高生「黄色に光る宇宙人のことです!」

 

その時ハヤトから通信がきた

 

ハヤト「大地、来てくれ!」

 

大地「発見したんですか?」

 

ハヤトたちと合流すると上空に黄金の粒子が流れていた

 

優介「この粒子は?」

 

エックス「これは惑星ゴールドの大気組成と同じだ」

 

大地「地球のものではない大気を検出しました。データを送ります」

 

そうしてオペレーションX司令室にデータが転送された

 

グルマン博士「ん?黄金の粒子?そうか、これは惑星ゴールドだ」

 

橘「その星から来たということ?侵略目的」

 

グルマン博士「ゴールド星人なら、他の星を侵略しようなどという野蛮なことは考えないはずだ」

 

大地「黄金の粒子追跡します」

 

そして全員で黄金の粒子がどこに続いているのかを追跡した

 

だが後ろから先の女子高生二人がそれを追いかけていた

 

 

すると誰かの悲鳴が聞こえて急いでそこに向かった

 

そこで警官が怯えていた

 

ワタル「大丈夫ですか?」

 

ハヤト「何してる!」

 

そこには先ほどの青年が石碑にエネルギーを照射していた

 

???「やるべきことがある。僕がやらなければ!」

 

すると石碑からスパークドールズらしきものが出現した

 

大地「スパークドールズ?」

 

???「このルディアンを地球に送ったのは僕の先祖だ」

 

優介「ルディアン?」

 

警官「うわああああ!」

 

ワタル「止せ!」

 

だが銃撃が彼に命中してしまった

 

女子高生「きゃあああああ!」

 

青年を確保しようとしたが光弾を放ち、全員がそれを避けるが女子高生の一人の頭が石にぶつかり気絶した

 

すると青年は先ほどとは違う光を放ち

 

アスナの横を抜け、彼女の頭に光が注がれた

 

パラライザーで銃撃するが防がれスパークドールズが実体化しルディアンが出現した

 

アスナ「タイプM出現!タイプAが操っています。大地、優介、ウェンディ、彼女たちを」

 

大地&優介&ウェンディ「了解!」

 

大地「大丈夫ですか?」

 

ウェンディ「怪我してませんか?」

 

女子高生「どこも痛くない」

 

ウェンディ「えっ?」

 

優介「まさか」

 

大地「あの光が君を治療したのかもしれない」

 

女子高生「宇宙人が私を?」

 

大地「安全な場所へ避難するんだ」

 

そしてルディアンが街に向かっていた

 

ハヤト「タイプMは市街地に向け進行中」

 

ワタル「警官の皆さんは住民に避難指示を!」

 

警官「はい!」

 

Xioの基地ジオベースからジオマスケッティが発進した

 

ハヤト「ワタル、お前は地上から援護してくれ」

 

ワタル「おう!」

 

ハヤト「ジオアトス、ジョイントゥジオマスケッティ!」

 

【スカイマスケッティコンプリート!】

 

ジオアトスがジオマスケッティと合体し、スカイマスケッティが完成した

 

一方ルディアンに乗っていた青年が気絶した

 

神木「各員、ロボットをそこから動かすな」

 

ハヤト「了解!」

 

大地「エックス、ユナイトだ!」

 

エックス「よーし!行くぞ!」

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

大地「エックスー!」

 

【エックス、ユナイテッド!】

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

BGM:スペシウムゼペリオンのテーマ

 

ルディアンの前にオーブとエックスが降臨し、ルディアンの足を掴み投げ飛ばした

 

再び襲ってこないか構えるオーブとエックス

 

するとルディアンが再起動し、ガトリングを撃ってオーブとエックスを吹き飛ばした

 

だが立ち上がりルディアンに向かっていく

 

オーブとエックスは銃口を蹴り、ルディアンの動きを抑える

 

 

大地「君は女の子の怪我を治し銃で撃たれても反撃しなかった。戦いたいわけじゃないだろ?」

 

優介「おい、聞こえてるのか!」

 

だが青年は気絶しているため、応答がなかった

 

するとエックスが何かに気づいた

 

その視線の先には冒頭青年がいた公園があった

 

エックス「あれは宇宙船だ」

 

大地「公園の立体アートに偽装した宇宙船?」

 

エックス「こいつからは敵意や凶悪さを感じない」

 

優介「ならなぜこの地球に来たんだ?」

 

すると青年が目を覚ました

 

そこにスカイマスケッティの援護射撃がルディアンを攻撃した

 

暴れるルディアンを止めるため、オーブとエックスが必死に攻撃を受け流す

 

ルディアンの照準がスカイマスケッティに狙いを定める

 

大地&オーブ「よせー!」

 

するとルディアンが機能停止してスパークドールズに戻り青年はまた気絶して倒れた

 

そしてエックスとオーブも変身を解いた

 

女子高生「しっかり!」

 

アスナ「離れて!」

 

アスナが青年に銃を向けるがそこにやって来た大地が下ろす

 

大地「すぐ治療だ!ここからならXioメディカルが近い!」

 

アスナ「タイプA重傷、Xioメディカルに搬送します!」

 

 

 

 

チアキ「南川UNVER日本支部長入室します」

 

UNVER(アンバー)、それは各国に展開しているXioを統括する国際組織である

 

南川「神木君、詳しく聞かせてくれ」

 

神木「異星人を保護しています。宇宙船を小型の隕石に偽装し地球に飛来していたんです」

 

ルイ「ゴールド星人なんだって」

 

通信越しにルイが説明した

 

神木「現場に急行したラボチームがこのタイプAの所持していた機械を調べて所、偶然にもこういったものが投影され始めました」

 

そこには謎の怪獣が街を破壊し、人間を石に変える光景だった

 

南川「これはあの男の記憶なのか?」

 

橘「おそらく」

 

神木「この映像から類瀬できるのはこのタイプAは侵略者ではなく宇宙難民、あるいは亡命者だということです」

 

南川「侵略目的ではないと言いたいのか?」

 

橘「ロボットが暴れた時、彼はすでに人間から攻撃され意識のない状態だったようです」

 

グルマン博士「それは脳内ホルモンの状態を見れば分かる」

 

神木「ロボットが攻撃を受け乗っていたあの青年を守るために自動モードで反撃したのでしょう」

 

南川「それで?君はこの異星人をどうしろと言いたい?」

 

神木「宇宙からの難民を保護するのは我々の義務です」

 

南川「街を破壊したんだぞ!?」

 

優介「彼に地球を攻撃する意志はない!」

 

グルマン博士「脳内ホルモンをさらに詳しく調べてみた結果、この青年は数年間記憶損失の状態だったと思われる」

 

グルマン博士「青年が頻繁に目撃されていた公園、そこにあったモニメントは5年前に設置されていて、それはなんと彼の乗ってきた宇宙船だった」

 

すると宇宙船が短く単純な信号を繰り返した

 

マモル「短く単純な信号の繰り返し?それって普通は」

 

ルイ「SOS!」

 

するとXioメディカルにいる青年が飛び起きた

 

看護婦「大丈夫ですか?先生を!」

 

看護婦「はい!」

 

青年「来る!奴がここに!」

 

南川「記憶損失の男がなぜいきなりロボットを復活させたりしたんだ」

 

マモル「えっと・・・この宇宙船、なんかSOSとか発信してんすけど」

 

神木「宇宙船が何かの危機を感知してSOSを発信した」

 

橘「それが・・・彼の記憶を呼び覚ました」

 

 

すると警報が鳴り、そこには青年が看護婦を人質にとっていた

 

神木「何があった!」

 

そこに優介たちが到着した

 

青年「ルディアンは?ルディアンを返せ!」

 

グルマン博士「あのロボットでまた暴れるつもりかね?」

 

青年「ルディアンしかガーゴルゴンは倒せない!」

 

優介「ガーゴルゴン?どこかでその名前を聞いたような」

 

すると宇宙船がある怪獣のホログラムを投影した

 

マモル「宇宙船がホログラムを!」

 

それはあの青年の記憶の中にいた怪獣だった

 

青年「ガーゴルゴン!」

 

グルマン博士「ゴルゴン?あのギリシャ神話の」

 

大地「蛇の髪の毛を持ち、姿を見るものを石に変える魔物」

 

ワタル「なんで宇宙の彼方怪物が地球の神話になってんだよ」

 

青年「ガーゴルゴンはこの星にも飛来したことがある」

 

優介「何だって!?」

 

青年「その時は一つの文明を完全に石に変えて海に沈めた」

 

ワタル「そんな奴がどうして今?」

 

青年「ガーゴルゴンはルディアンが秘めてる惑星ゴールドのエネルギーを狙っている」

 

すると不吉な音がした

 

青年「・・・・来た!」

 

BGM:マガタノオロチ

 

そしてゴールド星人を追って、石化魔獣ガーゴルゴンが地球に襲来した

 

南川「その男を即刻宇宙へ送り返せ!地球には何の関係もない話のはずだ!」

 

神木「難民を保護せずに死地へ送り出すことなどできません!」

 

 

大地「その人を離せ」

 

優介「俺たちが代わりになる」

 

ハヤト「大地!優介!何してる!」

 

ウェンディ「優介くん!」

 

大地「これが必要なんだろ?」

 

そして看護婦の代わりに大地と優介が人質になった

 

青年「(君たちに満ちる力はこの星のものじゃない)」

 

大地「(だったら、何?)」

 

青年「(君たちがあの巨人たちなんだろ?力を貸してくれ!)」

 

エックス「大地、優介・・・彼は信じていい」

 

優介「(行こう)」

 

3人は頷き、扉が開きガーゴルゴンの元に向かった

 

グルマン博士「おっ!待て!」

 

そしてグルマン博士が扉に挟まれてしまった

 

しかしそれが彼らを変身させる機会を与えてくれた

 

大地はルディアンのスパークドールズを青年に渡した

 

優介「行くぞ!」

 

それに大地と青年が頷いた

 

そしてオーブスペシウムゼペリオン、エックス、ルディアンがガーゴルゴンの前に立つ

 

テル「僕の名前はテル」

 

大地「俺は大地、そしてこいつはエックス、ウルトラマンエックスだ」

 

優介「俺は優介、またの名をウルトラマンオーブだ」

 

テル「よろしくお願いする!」

 

エックス「任せろ!」

 

そしてオーブとエックスはルディアンと共にガーゴルゴンを迎え撃つ

 

TO BE CONTINUED

 

【ED Unite 〜君とつながるために〜】

 

 

次回予告

 

ルディアンに秘められた惑星ゴールドのエネルギーを狙って石化魔獣ガーゴルゴンが宇宙から襲来する。エックスとオーブをも石に変えてしまうガーゴルゴンが地球に出した猶予は44分

 

次回 星を越えた誓い

 

熱い闘志、お借りします!




次回はどんな逆境にも負けない宇宙拳法のフュージョンアップが登場します。


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第64話 星を越えた誓い

ガーゴルゴンを倒せ!オーブ、エックス、ルディアン!


【OP ウルトラマンX】

 

 

アナウンサー「怪獣出現に伴いUNVERに緊急避難警報が発令されました。該当エリアと隣接する皆さんは落ち着いて避難してください。なお、出現した怪獣の一体は森宮市に出現したものと同一の個体と見られています」

 

そのニュースを見ていた女子高生の一人が現場に向かう

 

ガーゴルゴンが電撃で街を蹂躙する

 

UNVERミサイル、ジオブラスター、ジオバズーカ、ルディアンのガトリングでガーゴルゴンが怯んだ

 

 

テル「大地、優介、今だ!」

 

優介「ああ!」

 

大地「任せろ!エックス、一気に決めるぞ!」

 

【サイバーエレキングロードします!サイバーエレキングアーマーアクティブ!】

 

大地「エレキング電撃波!」

 

サイバーエレキングアーマーを装着したエックスがエレキング電撃波

 

オーブ「スペリオン光線!」

 

そしてオーブがスペリオン光線を放ちガーゴルゴンは倒れた

 

大地&エックス&オーブ「よし!」

 

しかしガーゴルゴン自体は倒されておらず2つの首がエックスとオーブの足に噛みつきバランスが崩れ倒れる

 

ガーゴルゴンの電撃にオーブ、エックス、ルディアンが吹き飛ばされた

 

エックス「グアア!」

 

オーブ「グェアアッ!」

 

テル「ぐあああ!」

 

エックスはサイバーエレキングアーマーが解除された

 

ガーゴルゴンの尻尾がオーブたちを吹き飛ばし、2つの首がオーブとエックスの首に噛みついた

 

そして二人のカラータイマーが点滅を始めてしまい

 

ティガ「ヂャアッ!」

 

ウルトラマン「ウワッ!」

 

ティガとウルトラマンがオーブから分離しそうになる

 

そして脇腹を攻撃される

 

大地「ぐっ!」

 

エックス「大地、こいつは今までの怪獣とは格が違う」

 

大地「ああ・・・」

 

優介「ぐうっ!なんて強さなんだ!」

 

そしてルディアンのミサイル攻撃によってオーブとエックスが解放された

 

するとガーゴルゴンの目玉が開きエネルギーがその一点に集中していく

 

そしてその狙いはルディアンだった

 

大地「テル!」

 

オーブ「っ!まずい!」

 

大地&エックス&オーブ「うわあああああああ!!!」

 

オーブとエックスがガーゴルゴンの光線からルディアンを庇った

 

テル「大地ー!!優介ー!!」

 

するとみるみる石化していく二人は一矢報いるXスラッシュとスペリオンスラッシュの同時攻撃でガーゴルゴンの目玉を攻撃した

 

するとガーゴルゴンが大きく怯んだ

 

エックス「大地!ユナイトを解除しろ!何してる!」

 

【ガーゴルゴン解析完了しました。恐怖】

 

大地「テル・・・あそこが・・・奴の急所だ・・うわあああああああ!!!」

 

優介「後は・・・頼んだぞ・・・ウェンディ」

 

そして二人は完全に石になってしまった

 

テル「大地・・・優介・・・」

 

するとガーゴルゴンが一時撤退した

 

チアキ「タイプGガーゴルゴン消失!」

 

タケル「タイプMルディアンも消失します!」

 

そしてルディアンはスパークドールズに戻りテルは気を失った

 

そこにあの女子高生がテルを介抱した

 

テル「エックスとオーブが、大地と優介が僕を庇ってあんな姿に」

 

 

ウェンディ「そんな・・・」

 

ウェンディが崩れ落ちた

 

アスナ「ウェンディ・・・」

 

オーブとエックスが石に変えられた光景を誰もが驚いていた

 

 

 

女子高生がテルの手当てをしていた

 

テル「あっ!ぐうっ!」

 

女子高生「こら、動いちゃダメ、じっとしてて」

 

テルはそっと彼女の頬に触れた

 

女子高生「ぇ・・・」

 

テル「すまない。君を見ていると故郷の妹を思い出すんだ」

 

 

 

 

テル「僕が囮になる。僕を信じてくれた彼らのためにも」

 

女子高生「そう・・・」

 

テル「奴を倒さねば」

 

チアキ「ガーゴルゴン捕捉しました!」

 

タケル「高度400Km日本上空です!」

 

グルマン博士「そうか、奴は宇宙生物だ。オーブとエックスにやられた傷を癒すためにエネルギー消費の少ない大気圏外へ逃げたな」

 

チアキ「高周波を発しています」

 

ガーゴルゴンの高周波を翻訳した

 

ガーゴルゴン「地球人類に告ぐ。直ちに降伏し惑星ゴールドの王子を差し出せ。猶予は地球時間の44分、応じなければ地球上全ての生命を石に変える」

 

それがガーゴルゴンの要求だった

 

南川「フェイズ5!ウルトラマンエックスとウルトラマンオーブが敗れた今、ジュネーブのUNVER本部に応援を要請する!」

 

「了解!」

 

テル「行かなければ、僕の身代わりに石になった彼らを救うためにも」

 

女子高生「また、戦うの?」

 

テル「大丈夫、必ず戻る」

 

女子高生「約束だよ」

 

テルは笑顔で頷き、向かった

 

南川「UNVER本部の決定を伝える。主要支部7ヶ所の連携により大陸間弾道ミサイルペルセウスを発射、タイプGを同時攻撃する」

 

「ペルセウス発射準備に入りました」

 

テル「やめろー!奴に餌を与えるだけだ!」

 

そこにテルがやって来た

 

テル「奴は相手を石に変えるだけじゃない!そのエネルギーを吸収する力があるんだ」

 

しかしペルセウスがもう発射される

 

チアキ「5秒前、4、3、2、1、ペルセウス発射!」

 

ペルセウスが発射されてしまった

 

それに気づいたガーゴルゴンが周囲から来たペルセウスを一掃する所で映像が途絶えた

 

南川「どうした!?」

 

映像が復旧するとガーゴルゴンが健在だった

 

タケル「ペルセウス全弾消失!」

 

チアキ「ガーゴルゴンに吸収された模様!」

 

ワタル「こんな化け物どうやって倒すんだよ!」

 

テル「奴の狙いはルディアンに秘められた惑星ゴールドのエネルギーだ。僕が囮になる。君たちはその隙に奴の急所を狙ってくれ。あの目玉さえ破壊すればエックスとオーブもよみがえるはずだ」

 

ウェンディ「本当なんですか!」

 

テル「ああ、彼らは僕を信じて共に戦ってくれた。その恩に報いたい」

 

神木「事情は分かった」

 

橘「けどあなた一人を危険な目に合わさるわけにはいかない!」

 

アスナ「私たちもこれまで何度もエックスとオーブに助けられてきたの」

 

ハヤト「今度は俺たちがエックスとオーブを助ける番だ!」

 

ワタル「お前一人を犠牲にしてたまるかよ」

 

神木「Xioはこれより惑星ゴールドとの連携によりガーゴルゴンを迎え撃つ!」

 

アスナ&ワタル&ハヤト「了解!」

 

ウェンディ「ガレット!」

 

テル「ありがとう」

 

そしてガーゴルゴンを分析しながら作戦を練っていた

 

アスナ「チャンスはこの瞬間ね」

 

ワタル「けどXioの装備じゃ限界があるぜ」

 

グルマン博士「諸君!いいものをあげよう!」

 

グルマン博士「4つの力を一つにして敵を撃つ」

 

マモル「その名もフォースユナイトっす」

 

グルマン博士「っておい!お前が言うな!私が考えたんだ」

 

アスナ「そっか!ウルトラマンの力なら!」

 

ハヤト「ああもう博士、いいから早く渡してください!」

 

グルマン博士「できるだけ接近して4方向から撃て。4人同時でないと奴には効かんぞ」

 

タケル「森宮市市民の避難完了しました」

 

神木「作戦開始!」

 

アスナ&ワタル&ハヤト「了解!」

 

ウェンディ「ガレット!」

 

そしてルディアンが実体化した

 

テル「ガーゴルゴン!僕はここだ!」

 

BGM:Xioのテーマ

 

ワタル「待ってろよエックス、オーブ!」

 

アスナ「必ず助けに行く!」

 

ウェンディ「今行くから!」

 

ハヤト「行くぜ!」

 

タケル「ガーゴルゴン消失!」

 

チアキ「エリアT74にエネルギー確認、来ます!」

 

テル「来い!お前が欲しいのはルディアンのエネルギーだろ!」

 

そしてルディアンがガーゴルゴンを迎え撃つ

 

そして4人が射撃するのにちょうどいい場所にたどり着いた

 

【ウルトライザーモード起動します!ウルトラマンの力をチャージします!】

 

ルディアンがガーゴルゴンの電撃に怯み、ガーゴルゴンがあの目玉を見せた

 

テル「今だ!撃て!」

 

しかしその作戦に気づいたガーゴルゴンがルディアンを接近させ、撃たせないようにして石化光線を発射して、ルディアンのエネルギーを奪っていく

 

テル「うあああ!いいから撃て!撃つんだ!」

 

ワタル「あいつ!」

 

アスナ「自分の身を犠牲に!」

 

ウェンディ「テルさん!」

 

テル「僕一人の犠牲でこの星が救われるなら」

 

テル「僕の命が地球と惑星ゴールドを繋ぐ希望になるなら」

 

 

 

テル「死など怖くない!うわあああああああ!!!」

 

そして完全に石に変えられてしまった

 

 

 

ワタル「あいつの決意を無駄にはしない!外すなよ!」

 

【チャージ完了!】

 

アスナ&ワタル&ハヤト&ウェンディ「ウルトライザーモード出力最大!」

 

アスナ&ワタル&ハヤト&ウェンディ「フォースユナイトシュート!」

 

フォースユナイトシュートが命中して、エックスとオーブの石化が解けていく

 

チアキ「ウルトラマンエックス、ウルトラマンオーブ、復活します!」

 

ウェンディ「・・・よかった」

 

石化が解け、彼らが目を覚ました

 

大地「皆・・・」

 

エックス「さすがXioだ。ウルトラマンの力でウルトラマンを甦らせるとは」

 

大地「エックス、ユナイトだ!」

 

エックス「とっくにしている。行くぞ大地!」

 

優介「今までの借りを返してやる!」

 

優介「レオ!」

 

【ウルトラマンレオ!】

 

優介「ゼロ!」

 

【ウルトラマンゼロ!】

 

優介「熱い闘志、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブレオゼロナックル!】

 

オーブ「宇宙拳法ビッグバン!」

 

皆の奮闘によりエックスとオーブが復活し、オーブはエックスを助けてくれたゼロとその師匠のウルトラマンレオの力を宿したレオゼロナックルにフュージョンアップした

 

ガーゴルゴンが弱っているのもあるが今のオーブは宇宙拳法を駆使した戦いをしており、強烈な一撃一撃をエックスと共にガーゴルゴンに与えていく

 

オーブ「レオゼロビッグバン!」

 

エックスの飛び蹴りとオーブのレオゼロビッグバンでガーゴルゴンを吹き飛ばす

 

そしてルディアンも石化が解け復活した

 

大地「テル!」

 

優介「待たせたな」

 

テル「大地、優介行くぞ!」

 

大地&優介「おう!」

 

Xスラッシュとレッド手裏剣ビームとガトリングで攻撃するがガーゴルゴンが電撃を地面に撃ち、その衝撃波で防いだ

 

すると目玉が再生した

 

エックス「まずいぞ、細胞が自己再生している!」

 

大地「とっておきのアーマーを使ってやる!」

 

BGM:ウルトラマンX

 

【サイバーベムスターロードします!】

 

【サイバーベムスターアーマーアクティブ!】

 

エックス「ベムスターのアーマー?っ!そうか!」

 

大地「来るぞ!」

 

ガーゴルゴンの石化光線を吸収して

 

エックス「イィィサァーッ!」

 

跳ね返した

 

その影響でガーゴルゴンが石化した

 

大地「テル!優介!」

 

テル「うわあああああああ!!!」

 

オーブ「ナックルクロスビーム!」

 

ルディアンのガトリングとオーブのナックルクロスビームでガーゴルゴンが倒された

 

エックス、オーブ、ルディアンが頷き、この戦いに勝利した

 

そしてXioの皆が歓喜に包まれた

 

南川「神木君!いいチームに育ったな!これからも頼んだぞ!」

 

神木「はい!」

 

南川と神木ががっちりと握手を交わした

 

そしてテル、大地、優介もがっちりと握手を交わし、頷き合った

 

そして

 

テル「名前を聞いてなかったね。僕の名はテル」

 

優希「私は優希」

 

テル「優希?」

 

優希「テル、あなたを守れなくてごめんね」

 

テル「君が謝ることはない。

 

テル「地球人は優しいよ。だけどきっと恐怖心の方が強いんだろうね。だから傷つけようとする」

 

テル「大切なのは恐れない心、例えば優希」

 

そしてテルは自分が身に付けていたペンダントを優希に託した

 

テル「君の名が星と星を繋ぐ希望なのかもしれない」

 

そしてテルは宇宙船に搭乗した

 

大地「(テル、俺はこの星空に誓う。いつか地球と惑星ゴールドが心から繋がれる日が来るだろう。いつの日かきっと)」

 

優介「(信じ続けていればきっと手を取り合う未来が訪れる、俺はそう信じている)」

 

TO BE CONTINUED

 

【ED Unite 〜君とつながるために〜】

 

 

次回予告

 

エックスの新しい力として開発されたサイバーゼットンカード、だがそこに秘められた悪魔の罠がエックスの動きを封じてしまう。窮地に陥った俺たちの前に現れたのは

 

マックス!

 

次回 狙われたエックス

 

最強最速の力、お借りします!




次回はあの最強最速の戦士がエックスとオーブの危機に駆けつけます


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第65話 狙われたエックス

マックス回で再びあの姿が登場!


【OP ウルトラマンX】

 

サイバーエレキングアーマーのエックスとスペシウムゼペリオンのオーブが宇宙恐竜ゼットンに苦戦する

 

大地「ゴモラアーマーなら!」

 

そしてサイバーゴモラアーマーを装着して

 

大地「ゴモラ振動波!」

 

ゴモラ振動波を放つがゼットンシャッターに防がれる

 

オーブ「ストビュームダイナマイトキック!」

 

バーンマイトにフュージョンアップしたオーブがストビュームダイナマイトキックをするがこれも防がれる

 

それでも諦めずに攻撃を続ける。しかし一撃が重く、ゼットンの一兆度の火球で吹き飛ばされる

 

神木「アスナ、ハヤト、ワタル、ウェンディ、エックスとオーブを援護しろ!」

 

アスナ&ワタル&ハヤト&ウェンディ「了解!」

 

ワタル「トラァーイ!」

 

ファントン光子砲やウルトライザーで攻撃するが全く効果がなかった

 

ゼットン「ゼットン!」

 

かつてない強敵に後ずさるエックスとオーブ

 

しかしゼットンが振り返りテレポートで消えた

 

そしてしばらく経ってもゼットンは姿を現さなかった

 

 

その後大地がゼットンのデータを集めて新しいアーマーの開発に着手していたが

 

エックス「大地、少し休んだ方がいいな」

 

大地「いつまたゼットンが出現するか分からないんだから!」

 

アスナ「大地」

 

アスナの声に気づいた大地がとっさにエクスデバイザーを裏返しにした

 

アスナ「はい、これ差し入れ」

 

大地「ありがとう」

 

アスナ「何も食べてないって聞いたけど?」

 

大地「あの力に対抗できるアーマーを開発してウルトラマンエックスとオーブをサポートしないと、アスナだってゼットンから街の人たちを守りたいだろ?」

 

しかし何をやってもエラーが画面に表示されるだけだった

 

大地「やっぱりデータが足りないのか!」

 

優介「・・・・・・」

 

それを優介が影で見ていた

 

翌日ラボチームにある人物がやって来た

 

橘「皆、彼は当麻博士、スパークドールズの研究者よ。UNVER上層部の紹介で私たちに力を貸してくれることになったわ」

 

当麻「どうぞよろしくお願いします」

 

当麻博士の顔を見た瞬間優介が反応した

 

優介「ん?」

 

ウェンディ「どうかしたの?」

 

優介「いや・・・気のせいか」

 

当麻が持ってきたアタッシュケースにはゼットンのスパークドールズがあった

 

大地「どうしてこんなスパークドールズを?」

 

マモル「どこでこれを?」

 

当麻「いつかゼットンが出現すると考え以前からUNVERに協力を申し入れていたんです。今こそ私が持ってきたこのスパークドールズが役に立つ時です。これを使って新しいアーマーを共同開発しましょう。大空大地君、このスパークドールズは大空隆志博士と一緒に解析してたものなんです」

 

大地「えっ?父と?」

 

当麻「私は今でも博士を尊敬し、目標として今日まで研究を続けてきました」

 

大地「父の話を聞かせてもらえますか?」

 

当麻「もちろん、ですが今はアーマーの開発を急ぎましょう。開発には君たちの知識が必要不可欠です。よろしくお願いします」

 

大地&マモル&ルイ「はい!」

 

橘「ただいま戻りました」

 

神木「ラボチームは当麻博士とうまくやれそうか?」

 

橘「博士は若者を乗せる術に長けているようです」

 

神木「そうか」

 

橘「ただ、一つ心配すべき点があるといえば大地の若さですかね」

 

神木「天才故の過信か・・・」

 

 

当麻「大地君、アーマーのパワーを最大限に引き出すためにこの部分の数値はどのようにすればいいと思いますか?」

 

大地がすぐに考えデータを表示した

 

大地「これでどうですか?」

 

当麻「なるほど、さすが大空博士の息子さんだ」

 

マモル「でも、さすがにパワーを上げすぎっしょ。他の部分とのバランスを考えないと、そうじゃなくてもゼットンのパワーは未知数なんだから、もうちょっと抑えた方がいいっす」

 

ルイ「うーん、確かにそうかも」

 

大地「でも!他のアーマーよりパワーを上げないと作る意味がないんだ!」

 

マモル「だけど安全を考慮すれば当然っしょ!」

 

当麻「まあまあ落ち着いて、少し冷静になりましょう。確かに君のお父さんもスパークドールズの解析にはとても慎重でしたよ。悪用されないかを常に心配して、ですが誰かの役に立つってことを信じて慎重でありながらも時には大胆なところがありましたね」

 

大地「誰かの役に?」

 

当麻「うん、大丈夫。君なら完璧なプログラムを構築できます。父親の解析したデータを息子が受け継ぐ。とても素敵です」

 

大地「はい!ウルトラマンエックスとオーブを助けるために最高のアーマーを一緒に作りましょう!」

 

 

様々な困難を乗り越え

 

 

 

大地「サイバーゼットンカードエレクトロデータ定着率70%、80%、90%」

 

そして

 

大地「100%!完成しました!」

 

サイバーゼットンカードがついに完成した

 

当麻「ついに完成しましたね、ありがとう」

 

大地「ありがとうございます!」

 

 

そしてそれに合わせたかのようにゼットンが出現した

 

ゼットン「ゼットン!」

 

タケル「エリアT8にゼットン出現!」

 

当麻「どうかしたんですか?」

 

アスナ「ゼットンが出現しました!」

 

当麻「ゼットンが、分かりました」

 

大地「この新しいアーマーでエックスをサポートする」

 

アスナ「皆行くよ!」

 

グルマン博士「頼んだぞ!」

 

そして全員でゼットンの元に向かった

 

大地「行くぞエックス!」

 

エックス「ユナイトだ」

 

大地「今度こそ」

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

大地「エックスー!!」

 

【エックス、ユナイテッド!】

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

そしてエックスとオーブに変身しゼットンと対峙する

 

前に比べて善戦している

 

アスナ「早く避難して!」

 

ウェンディ「落ち着いて避難してください!」

 

当麻「私たちは準備を!」

 

アスナとウェンディが避難誘導をして、当麻博士たちがサイバーゼットンカードをエックスに転送するための準備を進める

 

ゼットンがファントン光子砲を吸収しゼットンファイナルビームを放つ

 

スカイマスケッティがそれをギリギリで避ける

 

ワタル「やってくれるぜ!これでも食らえ!」

 

ミサイルでゼットンに攻撃する

 

マモル「これでデータの転送行けるっしょ!」

 

ルイ「うん!」

 

当麻「ウルトラマンエックス!新しいアーマーを使ってください!」

 

そしてサイバーゼットンカードがエクスデバイザーに転送された

 

大地「エックス、俺たちの新しい力だ!」

 

【サイバーゼットンロードします!】

 

【サイバーゼットンアーマーアクティブ!】

 

するとエックスの動きがアーマーに封じられた

 

大地「どうしたエックス?」

 

エックス「おかしい!体の自由がこのアーマーに奪われた!」

 

大地「何だって!?」

 

オーブ「アーマーに自由を奪われた?仕方ない、大地!お前はアーマーの解除を急げ!」

 

大地「分かった!」

 

しかし

 

大地「駄目だ!アーマーが外せない!」

 

オーブ「フゥッ!何だと!?」

 

神木「一体何が起こっているんだ?」

 

マモル「どこかに問題があるが間違いないっしょ!」

 

当麻「私が確認してみましょう!」

 

マモル「お願いします!」

 

その時!

 

???「その男を信用するな!」

 

誰かが当麻博士を撃った

 

そしてその正体は

 

チームDASHの隊員トウマ・カイトだった

 

ルイ「えっ?」

 

オーブ「シュワッ!っ!あれは、トウマ・カイト!ってことは」

 

ウェンディ「この感じどこかで」

 

アスナ「博士が二人?」

 

カイト「下手な芝居はそこまでだ!スラン星人クワイラ!」

 

当麻「ようやく姿を現しましたね。トウマ・カイト・・いや、ウルトラマンマックス!」

 

当麻博士の正体は高速宇宙人スラン星人クワイラだった

 

スラン星人「今の状況を止めることができるのはあなたとオーブだけですよ」

 

カイト「・・・・・・」

 

スラン星人「さあゼットン、もっともっと暴れなさい。ふっはっはっはっ!」

 

そしてビルの瓦礫が母親と娘に落ちていく

 

するとアスナたちの横をものすごいスピードで通り抜け、あるアイテムを掲げ、それを左腕に装着しカイトが巨大な光に包まれ、巨大な手が母親と娘を助け、安全な場所に降ろした

 

母親&娘「わあー!」

 

そしてその正体は

 

 

最強最速の戦士ウルトラマンマックスだった

 

アスナ「もう一人のウルトラマン?」

 

オーブ「っ!マックス!」

 

ウェンディ「マックスさん!?」

 

グルマン博士「あれは!ウルトラマンマックス!」

 

オーブ「エックスを頼む!」

 

マックスが頷き、エックスのアーマーを強引に外そうとした

 

大地「赤いウルトラマン?」

 

オーブ「グアッ!」

 

ゼットンがオーブを殴り飛ばし、一兆度の火球でスカイマスケッティを攻撃した

 

ゼットンとの戦いで疲弊しているオーブを助けるためにマックスがゼットンを抑え、ゼットンと交戦する

 

ゼットンのパンチで後ずさるマックスをエックスが抑えた

 

助けてくれたと理解したマックスが再びゼットンに立ち向かおうとするがエックスに動きを抑えられた

 

大地「何をしてるエックス!」

 

エックス「だめだ、アーマーに操られている」

 

そしてマックスが吹き飛ばされた

 

オーブ「マックス!」

 

2対2と疲弊している側にとっては最悪のシチュエーションだ

 

スラン星人「この時、この瞬間を待ちわびましたよ」

 

アスナ「あなたの狙いは地球征服?」

 

スラン星人「地球征服などに興味はありませんね。私の狙いはあくまでもウルトラマンマックスのみ。同胞の仇を討つためにエックスを利用させてもらったまでです」

 

スラン星人「ウルトラマンエックスのパワー+ゼットンのパワー=最強の戦士が誕生するというわけです」

 

ルイ「だから私たちを使ってアーマーを作らせたの!?」

 

スラン星人「UNVERの事もXioの事も色々と調べさせてもらいました。大空大地の父親の事を知った時、これだ!使えるって思いました。はっはっはっ!案の定この人は私の事を信じましたからね」

 

ウェンディ「あなたという人は!」

 

アスナ「絶対に許さない!」

 

ジオブラスターで攻撃するが相手は高速宇宙人、超スピードで避けられる。攻撃を与えるのは困難だ

 

大地「俺が騙されたばっかりに、冷静さを欠いたばっかりに!」

 

エックス「大地・・・私の意識は・・・」

 

大地「どうしたエックス?」

 

エックス「私の意識は・・・まもなく完全に取り込まれる」

 

大地「俺がなんとかする!」

 

エックス「君を・・・信じている・・・」

 

大地「エックス・・・エックス、エックス!」

 

そしてエックスの意識は完全に取り込まれた

 

アスナとウェンディはスラン星人に苦戦していた

 

大地はサイバーゼットンアーマーに秘められた悪性のプログラムを発見した

 

大地「これか!」

 

しかし厳重なロックで解除できなかった

 

苦戦するアスナとウェンディにワタルとハヤトが駆けつけた

 

ワタル「アスナ!ウェンディ!大丈夫か!」

 

スラン星人「そろそろ私自身の手でマックスを!」

 

そしてスラン星人は巨大化した

 

そして大地はサイバーエレキングカードを出して

 

大地「頼むぞ!」

 

サイバーエレキングの電流で強引にプログラムを壊す荒業を実行した

 

大地「ぐあっ!ぐうっ!俺がエックスを元に戻して見せる!」

 

3対2とまたさらに最悪な状況に追い込まれたオーブとマックスはやられる一方だった

 

そして一斉攻撃でついに倒れてしまう

 

大地「うあああ!!」

 

スラン星人「このままマックスに止めを刺します!」

 

大地「うあああああああああ!!!」

 

一斉攻撃がオーブとマックスに降りかかると思われたがエックスがゼットンシャッターでそれを防いだ

 

オーブ&マックス「っ!」

 

そしてプログラムを壊しは

 

エックス「大地・・・」

 

大地「お帰りエックス!」

 

エックスが意識を取り戻した

 

オーブ「アーマーの支配を断ちきったか!」

 

そしてオーブとマックスとエックスが頷いた

 

スラン星人「貴様、なぜだ!」

 

オーブ「マックス!お前の力、使わせてもらうぜ!」

 

マックスは頷いた

 

優介「タロウ!」

 

【ウルトラマンタロウ!】

 

優介「マックス!」

 

【ウルトラマンマックス!】

 

優介「最強最速の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブストリウムギャラクシー!】

 

オーブ「宇宙の悪に立ち向かう光!」

 

オーブ「エックス、大地、行くぞ!」

 

大地&エックス「ああ!」

 

そしてエックスとオーブがゼットンにマックスがスラン星人に立ち向かう

 

サイバーゼットンアーマーの力を制御した今のエックスはゼットンと対等に渡り合う力を得ており、オーブと共にゼットンを徐々に追い詰める

 

マックスはスラン星人に完全包囲され光線を受けるがマクシウムソードで全て切り裂いたが本物はどこにもいなかった

 

スラン星人「今度こそ!」

 

しかしマクシウムソードがスラン星人を攻撃した

 

マックス「シュワッ!」

 

そしてマックスはマックスギャラクシーを召喚し右腕に装着した

 

マックス「シェアッ!」

 

スラン星人「うあああああああああ!!!」

 

そしてギャラクシーカノンでスラン星人を倒した

 

大地「俺たちが開発した本当のアーマーの力を見せてやる!」

 

エックス「一気に行くぞ!」

 

大地「ゼットントルネード!」

 

オーブ「ストキシウムトルネードスピンアタック!」

 

大地&優介「うわあああああああ!!!」

 

2つの高速回転技がゼットンシャッターを破壊し、ゼットンを吹き飛ばし

 

大地&エックス「ザナディウム光線!」

 

オーブ「ストキシウムカノン!」

 

ザナディウム光線とストキシウムカノンでゼットンを倒し、スパークドールズにした

 

ウルトラマンの勝利に全員が歓喜した

 

 

 

優介「久しぶりだなマックス」

 

ウェンディ「ご無沙汰しています。マックスさん」

 

カイト「ああ、久しぶりだな」

 

大地「あなたは・・・」

 

カイト「私の名前はウルトラマンマックス。かつて共に戦い未來をその手に掴み取った青年の姿を借りている。私のせいで迷惑を掛けてしまった。申し訳ない」

 

エックス「いえ、助けようとしてくれたこと感謝しています」

 

カイト「君は信じることの難しさを知ったはずだ。しかしどんな時でも誰かを信じる気持ちを持ち続けてほしい。信じ貫く気持ちこそが本当の力になってくれる。今の君と彼のように」

 

カイト「この星の文明を守るために必要なら私の力を使ってくれ。私を信じてくれるなら」

 

そしてマックススパークから光が注がれエクスデバイザーにマックスのサイバーカードが形成された

 

大地「あ・・・」

 

そしてマックスは光の国へと帰っていった

 

エックス「ありがとう、ウルトラマンマックス!」

 

大地「優介くん、迷惑掛けちゃったね」

 

優介「いいんだ、あの場合は仕方なかったさ」

 

優介「なんか似ているな」

 

大地「えっ?」

 

優介「前にウェンディとケンカしたことがあったんだ。仲間を守ることに必死で戦ってきたのに何も守れなかった。何でもかんでも自分一人でやろうとしていて周りが見えなくなって、ウェンディを傷つけてしまったんだ」

 

大地「そんなことがあったんだ」

 

優介「だから、あまり一人で思い詰めるなよ」

 

大地「ありがとう優介くん」

 

エックス「そういえば優介くん、君は他のウルトラマンの力を借りて戦っているんだったな?」

 

優介「ああ、マックスやゼロの力も借りて戦っている」

 

エックス「今回、また君に助けてくれたお礼として私から君に力を贈ろう」

 

そしてエクスデバイザーから光が注がれ、ウルトラマンエックスのフュージョンカードが形成された

 

優介「エックスの力、ありがたく使わせてもらうぜ」

 

エックス「ああ!」

 

こうして彼らの絆はさらに固くなった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED Unite 〜君とつながるために〜】

 

次回予告

 

素性を隠して俺たちの前に現れたいつぞやの宇宙人たち、そして彼らの元に暗黒星団が迫り来る。お互いの意地とプライドを掛けて勝負するその方法は・・・・・・はぁ!?ラグビー!?

 

次回 我ら星雲

 

大地の力、お借りします!




次回はワタルの弟イサム回です。お楽しみに!


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第66話 我ら星雲

ラグビー回です。どうぞ!


【OP ウルトラマンX】

 

とある日にラグビーの試合が開始された

 

そこには大地、アスナ、ワタル、優介、ウェンディも見に来ていた

 

ウェンディ「これがラグビー・・・」

 

優介「俺も昔友人がやってるって聞いてたけどすごいな。まさに意地と意地のぶつかり合いだな」

 

アスナ「ねぇねぇどれがワタルの弟さんなの?」

 

大地「10番の選手がそうだよ」

 

そこにはワタルの弟イサムが出場していた

 

彼は大活躍しチームに貢献していった

 

しかし3人がかりで敵が迫ってくることに怯えてしまい変なところにパスしてしまい、相手ボールになってしまい逆転サヨナラ勝利された

 

つまり、イサムのチームが敗北したのだ

 

監督「イサム!お前ならあの状況を突破できたはずだ!なぜ逃げた!?」

 

イサム「俺はダメな奴なんです・・・」

 

選手「なんだその言い草は!悔しくねえのか!予選で負けて!」

 

選手「やめろって仲間だろ!」

 

イサム「俺もうラグビー辞めます!」

 

そしてイサムは荷物を持って飛び出していった

 

ワタル「あの監督、イサムの奴ってどうしてます?えっ?寮を出た?」

 

 

その後イサムはある看板を見た

 

入居者募集中 シェアハウス 星雲荘と書かれていた

 

そしてイサムはそこに入っていくと一人の居住者と会った

 

???「何かご用?」

 

イサム「あの、看板を見まして」

 

???「家賃は一律1万5千円と管理費として500円頂いてます。あっ!これ私の宝物よさわっちゃダメよ!」

 

ここには同居人がいた

 

???「こちらイカリさん。近所のコンビニにお勤め」

 

イカリ「いかにも我輩イカリです。よろしく」

 

イサム「よろしくお願いします」

 

イカリは花を添えたりしていた

 

そしてもう一人ゲームをやっている茶髪の人がいた

 

???「こちらハルキさん。職人さんなの」

 

イサム「よろしくお願いします」

 

ハルキ「シャラップ!今地球を攻撃中なんだよ!」

 

ナクリ「あ、いい忘れたけど私はナクリ。よろしくね」

 

イサム「よろしくお願いします」

 

その夜イサムの歓迎会で盛り上がっていた

 

ハルキ「You、いい肩してるけど何かスポーツとかやってたのか?」

 

イサム「いやいや僕のことはいいじゃないですか」

 

ナクリ「あなたねどっかで見たことがあるのよね」

 

ハルキ「えっ!?」

 

イサム「いやいや、僕みたいなダメな奴って時々いるんですよ」

 

するとイサムはコトッと寝てしまった

 

ナクリ「これからよろしくね」

 

だがイサムはいびきをかきながら爆睡していた

 

ナクリ「寝ちゃった」

 

すると3人がなんと宇宙人の姿に変わったのだ

 

バルキー星人、イカルス星人、ナックル星人、それが彼らの正体だった

 

バルキー「あー!疲れた!人間の皮を被ってんのはハードだぜー」

 

ナクリ「あたし、ちょっと太ったかしら?」

 

イカルス「えっでもでも性格良さそうな青年でよかったじゃなイカ」

 

バルキー「それより大丈夫なのか?ミーたちのグレイトな秘密基地に人間なんか住ませてよ!」

 

ナクリ「何が秘密基地よ。こうでもしないと星雲荘の家賃払えないじゃないの」

 

一方

 

チアキ「これを見てください。湾岸地区の倉庫街監視映像を拡大したものです」

 

そこには四人の宇宙人が映っていた

 

ハヤト「ババルウ星人にダダ、ケムール人にゼットン星人か。厄介な連中だな」

 

グルマン博士「奴らは暗黒星団という犯罪ネットワークを形成しておる。何を企んでおるのやら」

 

 

イサムは兄のワタルとの過去の出来事を思い出していた

 

ワタル「甘えんのもいい加減にしろよ。ラグビー部の仲間も監督も皆お前のこと心配してんだよ」

 

そうしてワタルはイサムを元気付けるが

 

イサム「俺はずっと兄貴の背中を追ってラグビーやって来たよ。俺にはそれしかなかった。だけど俺にはラグビー向いてないんだよ!」

 

兄の背中を追い続けていたイサムはワタルとの才能の違いとの葛藤で苦しんでいた

 

ナクリ「やっぱり間違いないわ」

 

イカルス「何々?」

 

バルキー「何の話だ?」

 

ナクリ「大学生ラグビーのイケメン特集。ほら」

 

その特集にはイサムが記載されていた

 

イカルス「ムムム!ほんとじゃなイカ!彼の心境はいかに!」

 

イサムが水分を取っていると

 

ハルキ「ちょいと話がある」

 

ハルキたちが呼び出した

 

イサム「うまく言えねえけどよ。人生うまくいかないこともある!でもよ!苦しい時こそスマイルだろ?」

 

イカリ「失敗しても何度でも立ち上がればいいじゃなイカ!」

 

ナクリ「悩み事があるならいつでも相談に乗るから」

 

3人はなんとかイサムを励ましてくれた

 

イサム「・・・ありがとうございます!」

 

その時にイカリがイカルス星人の耳が出ていたことで慌てていたのは別の話

 

翌日

 

ハルキ「グッドモーニング!」

 

イサム「おはようございます!」

 

ところがイサムがふと鏡を見るとバルキー星人が映っていた

 

その事に不思議に思うイサム

 

そして庭で彼ら3人が宇宙人だったことに気づいてしまった

 

イサム「宇宙人だ。Xioに連絡しなくちゃ」

 

そうしてXioに連絡しようとしたとき

 

バルキー星人「おい!財布が落ちてるぞ!」

 

イカルス&ナクリ「ええー!」

 

そして3人は人間の姿に戻り、それを拾う

 

その中には10万円が入っていた

 

それに喜ぶ3人

 

そこに巡回中の警官を見かけて

 

ナクリ「お巡りさん待って!」

 

警官に呼び掛け

 

警官「どうしました?」

 

3人で

 

ナクリ「お財布が落ちてます」

 

財布を警官に預けた

 

警官「ご協力感謝します!」

 

それを見たイサムも連絡するのをやめた

 

 

ハルキ「あのマネーがあれば来月の家賃も大丈夫だったのにな!はっははは!」

 

イカリ「でも、落とした人も喜んでたしお礼のおまんじゅうも美味しいしいいんじゃなイカ」

 

ナクリ「いっそ温泉町で働こっかな?」

 

ハルキ「ここ出てくってのか?」

 

イカリ「○□△○□△!はっははは!」

 

ハルキ「しっかし、俺たちいつになったらここで安心して暮らせるんだろうな?」

 

なんて思っていると空が光って

 

何かが星雲荘に落下してきた

 

タケル「エリアT7に隕石らしきものが落下」

 

橘「ワタル、大地、優介、至急調査に向かって!」

 

大地&ワタル&優介「了解!」

 

星雲荘に落下してきたのは小さいサメクジラだった

 

バルキー「ジョリー?ジョリーじゃないか!」

 

イカルス&ナクリ「ジョリー?」

 

バルキー「ミーがバルキー星に残してきたペットのサメクジラだよ!まさかお前ミーを慕ってこんな遠い星まで!」

 

イカルス「あの皆、ところで我輩たち人間に化けないといかんのではなイカ?」

 

バルキー&ナクリ「あああ!」

 

ナクリ「黙っててごめんなさい・・・私たち宇宙人なの」

 

イサム「知ってましたよ」

 

ナクリ「えっ?そうなの?」

 

バルキー「まっバレちまったら仕方ねえ。おい!ずらかるぞ!」

 

そして3人は星雲荘から出ていくとそこでばったりXioと出くわした

 

ワタル「動くな!何をするつもりだ?」

 

優介「ん?」

 

大地「どうしたの?」

 

優介「いや、この3人どっかで見覚えがあるんだよな」

 

イサム「待ってくれ兄貴!」

 

ワタル「イサム」

 

ナクリ「あなたXio隊員の弟だったの?」

 

ワタル「イサム!宇宙人から離れろ!」

 

イサム「この人たちは悪い宇宙人じゃないんだ!」

 

ワタル「どうしてそんなことが分かるんだよ!」

 

イサム「一緒に暮らしてて分かったんだよ!」

 

イカルス「そうだよ」

 

ナクリ「あたしたち侵略なんかしないわ。この地球で地味に暮らしたいだけなの」

 

優介「・・・そうか」

 

するとそこに暗黒星団がやって来た

 

ババルウ「やっと見つけたぞ。サメクジラ!」

 

大地「サメクジラ?」

 

ババルウ「そいつは宇宙でも指折りの怪獣兵器だ。大きく育てば欲しがる奴らはいくらでもいる!」

 

ゼットン星人「さっさと僕たちに渡してもらおう」

 

バルキー「渡すか!」

 

優介「怪獣兵器だと?ふざけるなよ!」

 

ワタル「宇宙人ども!地球で勝手な真似は許さん!」

 

ババルウ「面白い。勝負する気か?武器を選ぶがいい。光線技か?素手で来るか?」

 

バルキー「じ、じゃあラグビーで勝負だ!」

 

イサム「はぁ!?」

 

ゼットン星人「もうお馬鹿!この方を誰だと思っている!」

 

するとダダが何かを表示した

 

ゼットン星人「宇宙ラグビーリーグ連続優勝」

 

大地&ワタル&優介「はぁ?」

 

ゼットン星人「暗黒星団伝説の8番ババルウ様だ!」

 

バルキー「ま、マジかー」

 

イカルス「いかんぞこれは」

 

ナクリ「こっちにだってね。西北大学の強いナンバー10がいるのよ」

 

イサム「えっ?ちょっと待ってください!」

 

ババルウ「よーし、こっちは四人、お前たちも小僧を入れて四人、勝負は3日後だ!逃げるなよ?」

 

そして暗黒星団は消えた

 

バルキー「おい、ミーたちにラグビーを教えてくれ!」

 

イサム「勘弁してください。俺、もうラグビーは辞めたんです」

 

ナクリ「そんな」

 

イカルス「この通りじゃないかなイカ!」

 

3人はイサムに土下座してお願いした

 

イサムは去ろうとするが

 

ワタル「お前また逃げるのかよ?」

 

イサム「えっ?」

 

ワタル「こいつら一緒に住んでる仲間なんだろ?」

 

イカルス星人「仲間なんです」

 

ワタル「見捨てんの?それでいいの?」

 

イカルス星人「いいの?」

 

イサム「俺は!」

 

イカルス星人「俺は?」

 

イサム「俺は!」

 

イカルス星人「俺は?」

 

 

神木「面白い」

 

神木「いさかいを戦闘以外の方法で解決しようとする姿勢は評価できる。成り行きを見守ろう」

 

橘「ただし厳重な注意が必要ね。大地と優介とウェンディはサメクジラを監視、アスナ、ハヤト、は試合会場の警備」

 

大地&優介&ウェンディ&アスナ&ハヤト「了解!」

 

神木「ワタルは弟さんを見守ってやれ」

 

ワタル「はい!」

 

そしてイサムと3人は3日後に迫る勝負に向けて猛特訓していた。そしてそれをワタルは遠くから見守っていた

 

そして勝負当日

 

「特別ルールの異星人ラグビー、暗黒星団ババルウチームと地球人混成のチーム星雲、試合開始の時が迫っております。この試合の勝者には宇宙生物サメクジラが与えられます」

 

そして試合開始のホイッスルが鳴った

 

ケムール人が超スピードで翻弄し得点

 

ババルウのキックで得点

 

ババルウ「楽勝!」

 

ルイ「うわーがびーん」

 

イカルスとナクリがダダとゼットン星人と押し合いの中でイサムがバルキーにパスする

 

だがバルキーが反対方向に向かう。

 

それはバルキーに化けたババルウだった

 

イカルス「変身なんて卑怯じゃなイカ!」

 

ババルウ「変身が禁止なんてルールブックには書いてねえぜ」

 

その後もダダがテレポートでわざとイサムたちを翻弄し得点

 

ババルウ「弱すぎて相手にならねえな」

 

イサム「なんなんだよ!」

 

ナクリ「悔しい!」

 

バルキー「くそー!悔しい!」

 

イカルス「お休みなさい」

 

もう勝負の結果は見えていた

 

「前半戦が終了。試合は51対0。チーム星雲は暗黒星団に大差をつけられています」

 

イサム「皆さんなら大丈夫です!よーし!行くぞ!」

 

イサム&バルキー&イカルス&ナクリ「おー!」

 

そして後半戦がスタートした

 

ババルウ「食らえ弾丸ババルウキック!」

 

そしてそれがナクリに命中し吹き飛ばした

 

イサム「大丈夫か?」

 

暗黒星団が卑怯な手でボールを奪ったり攻めたりしている

 

イサム「レフリー反則だろ!」

 

しかしレフリーは知らんぷりだ

 

「暗黒星団の明らかな反則。ですがレフリーは何も見ていないのか?」

 

ババルウ「ババルウビーム!」

 

ババルウビームでイカルスを攻撃した

 

イサム「卑怯だぞお前ら!」

 

するとイサムの中の何かが目覚めた

 

イサム「俺の仲間に汚い真似は許さん!」

 

イサム「うおおおおおおおお!!!」

 

イサムの突進でゼットン星人、ケムール人、ダダを吹き飛ばし得点

 

橘「よし!よし!」

 

これには橘副隊長も喜び

 

ワタル「イサム!いいぞ!」

 

チーム星雲の見事なパスでイサムに繋ぎ得点

 

その後もどんどん得点を重ねていく

 

「チーム星雲怒涛の反撃。得点差を縮めています」

 

そして

 

「このボールが入ればチーム星雲の逆転勝利となります」

 

ラストキックは

 

チーム星雲が得点し逆転勝利をおさめた

 

優介&ウェンディ「やったー!」

 

「試合終了!ノーサイドです!52対51でチーム星雲の勝利です!」

 

橘「やったー!」

 

神木「おーし!おーし!」

 

そしてなぜか神木隊長がいつも以上に興奮していた

 

ラグビー部の皆がチーム星雲の勝利を喜んだ

 

そして

 

ババルウ「ん?何のつもりだ?」

 

イサム「試合が終わればノーサイドだ」

 

ババルウ「ノーサイドだと?宇宙に右サイドも左サイドも上も下もない!舐めやがって!暗黒星団の恐ろしさ思い知るがいい!」

 

そして暗黒星団は巨大化した

 

ババルウ星人「暴れてやる!サメクジラを寄越せ!」

 

優介「はぁ、ちょっとお仕置きが必要なようだな」

 

皆が避難する

 

大地「エックス、ユナイトだ!」

 

エックス「よーし!行くぞ!」

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

大地「エックスー!」

 

【エックス、ユナイテッド!】

 

優介「タロウ!」

 

【ウルトラマンタロウ!】

 

優介「メビウス!」

 

【ウルトラマンメビウス!】

 

優介「熱い奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブバーンマイト!】

 

試合会場にエックスとオーブバーンマイトが現れた

 

BGM:バーンマイトのテーマ

 

オーブ「紅に燃えるぜ!」

 

ダブルタックルで体制を崩す

 

相手の攻撃をフェイントで避けてキックしたり

 

スワローキックで吹き飛ばしたりして追い詰めていく

 

オーブ「オォラァッ!」

 

オーブがケムール人投げ飛ばす

 

エックスがダダを蹴り、ババルウのキックを避けて回し蹴りで蹴り飛ばす

 

大地「サイバーゴモラカード!」

 

【サイバーゴモラロードします!サイバーゴモラアーマーアクティブ!】

 

オーブ「そんじゃあラストスパートだ!」

 

BGM:ヴァージョンアップファイト

 

優介「ガイア!」

 

【ウルトラマンガイア!】

 

優介「ビクトリー!」

 

【ウルトラマンビクトリー!】

 

優介「大地の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブフォトンビクトリウム!】

 

オーブ「闇を砕いて光を照らせ!」

 

頑丈なボディに豪腕の姿フォトンビクトリウムにフュージョンアップした

 

そしてオーブとエックスと暗黒星団がぶつかり合う

 

 

 

大地「ゴモラ振動波!」

 

オーブ「フォトリウムナックル!」

 

ゴモラ振動波とフォトリウムナックルで空の彼方へ吹き飛ばした

 

オーブ「ストレス発散完了!」

 

バルキー「ミーたち最高のチームだったよな?」

 

イサム「勝ったのは皆の力です。それとウルトラマンの」

 

ナクリ「いいえ、勝ったのはあなたのおかげよイサム」

 

イカルス「そうだ」

 

ワタル「やったなイサム!お前楽しそうだったじゃねえかよ!」

 

イサム「応援ありがとう!」

 

監督「ナイストライ。ナイスボールだったぞ」

 

イサム「ありがとうございます!」

 

監督「戻ってこいよ。一緒にイングランドを目指そう」

 

イサム「・・・はい!」

 

それをラグビー部の皆が温かく迎えてくれた

 

そしてバルキーたちは静かに去っていった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED Unite 〜君とつながるために〜】

 

 

次回予告

 

坂根村に衰弱した怪獣ホオリンガが出現した。村の人たちは敵意のない怪獣を村お越しの目玉なんて言っているけどとにかく弱っている怪獣は放ってはおけない。ホオリンガ治療作戦の開始だ!

 

次回 怪獣は動かない

 

慈愛の光、お借りします!




個人的にこの話は感動しました。仲間というのは本当に大切なものなのだと改めて思いました。さて次回は怪獣と共存するという同じ志を持つコスモスとエックスの力を借りた怪獣保護形態の出番だ!


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第67話 怪獣は動かない

やっと・・・やっとフルムーンザナディウムを出せる。


【OP ウルトラマンX】

 

ある村にて

 

「ハナちゃん!お家に帰りましょう」

 

ハナ「お父さん待つ!」

 

「来月には帰ってくるから」

 

その時地響きが鳴った

 

するとハナが飛び出した

 

ハナ「ハナちゃん危ない!」

 

すると怪獣がいた

 

ハナ「ホオリンガ!」

 

だが彼女は怯える様子が全くなかった

 

そしてそれはXioでも察知していた

 

大地「1か月前Yー3Mー1の坂根村に怪獣が出現。Xioが出動しました。調査の結果攻撃性は認められず動くこともありません。使っていない畑で眠るだけおとなしい怪獣です」

 

大地「光合成をして排雪しない。まるで植物そのもの。そこで坂根村と協議をし保護下においてモニタリングを行うことが決まりました。これが昨日の様子です」

 

怪獣の動きをモニターに表示した

 

アスナ「弱ってる?」

 

グルマン博士「うん、諸君これを見てくれ」

 

マモルがあるデータをモニターに表示した

 

マモル「これが1か月前の栄養状態です」

 

ルイ「そんでこっちが今の栄養状態」

 

大地「脳波が弱くガオディクションの解析もできません」

 

アスナ「栄養失調ってこと?」

 

神木「坂根村の意向は?」

 

大地「怪獣との共生を望んでおり治療をしてほしいと」

 

それに神木隊長は

 

神木「ラボチームの提案を受託。怪獣を治療の対象に指定する」

 

神木「Xio出動!」

 

「了解!」

 

そしてその坂根村は観光客が多くお祭り騒ぎだった

 

村長「Xioの皆さんが怪獣を元気にしてくださるそうでありがとうございます。毎日がお祭り騒ぎ」

 

村長「あの怪獣はもはや人気者です。怪獣ウォチッングじゃって観光客がわんさか来る栄養失調なんてかわいそうでね」

 

村長は大地と優介を寄せて

 

村長「ちょっと失礼。1+1は?」

 

優介&大地「2」

 

そして写真を撮った

 

村長「はい。この写真早速坂根村のブログにアップしてもよろしくでしょうか?」

 

大地「あ、はい」

 

優介「いいですよ」

 

村長「ありがとうございます」

 

「村長!」

 

村長「ん?」

 

「村長大変です!」

 

村長「どうした?」

 

「か、怪獣!」

 

優介&大地「っ!」

 

「怪獣が!」

 

村長「どうした?」

 

「名前です」

 

優介「えっ?」

 

「サカネッシーとヤマゴンこん二つで意見が割れて」

 

村長「バカ、坂根村のサカネッシーこっちの方がクールちゃうのに」

 

「ヤマゴンの方がロマンスちゃい言うて」

 

村長「村お越しのためにそんな古くさい名前付けれるか!わしが説得する。先生たちそれじゃ怪獣のことよろしくお願いします」

 

「よろしくお願いします」

 

村長「どこじゃ?」

 

「村長こちらです!」

 

村長「っしゃ!」

 

そして村長たちは行ってしまった

 

優介「せ、先生?」

 

エックス「この村の人間は怪獣に好意的だな」

 

大地「まあ・・・そうかな」

 

優介「ああ」

 

エックス「怪獣と人間を繋ぐ。そのきっかけになりそうだ」

 

大地「そうだね。よし、絶対に元気にするぞ」

 

エックス「ああ!」

 

優介「おう!」

 

そして

 

タケル「スカイマスケッティ、ジオボルトススタンバイOK!」

 

神木「これより怪獣治療作戦を開始する。スカイマスケッティが怪獣から注意を引き、その隙にランドマスケッティにバトンタッチせよ」

 

アスナ&ワタル&ハヤト「了解!」

 

まずはスカイマスケッティで怪獣の注意を引き付け

 

ハヤト「マスケッティリジェクト!」

 

その隙にランドマスケッティにバトンタッチした

 

村長「このマシンで薬を飲ませるわけですか?」

 

マモル「薬を仕込んだアンプル弾を打ち込むんです」

 

ルイ「簡単にいうとお注射チクッ!」

 

そこにハナがやって来た

 

村長「ハナどうした?」

 

ハナ「おじいちゃん!ダメ!ダメなの!しーってして!」

 

大地「怪獣さんに注射するんだ。そしたら静かにするね」

 

ハナ「お注射?もっとダメ!絶対ダメ!」

 

「あ、いた!村長さんすいません!急に飛び出して」

 

村長「あそうか、ハナ、千鶴さんと一緒に安全な場所で待っていて、なっ」

 

ハナ「お注射ダメ!ダメなの!」

 

優介「大丈夫。痛くない注射なんだよ」

 

ハナ「ホオリンガ病気じゃない!」

 

大地「ホオリンガ?」

 

優介「もしかしてあの怪獣のこと?」

 

ハナは頷いた

 

大地「ハナちゃんはあの怪獣のこと何か知ってるの?」

 

マモル「ランドマスケッティから」

 

ルイ「お薬発射準備よしだって!」

 

大地「ちょっと待ってください!」

 

優介「っ!撃ったらいけない!」

 

アスナ「発射!」

 

しかし時すでに遅く発射されてしまった

 

それがホオリンガに命中した

 

マモル「怪獣の栄養値低下が止まったっす!」

 

すると地響きが鳴った

 

大地「なんだ?」

 

優介「これは・・・」

 

マモル「怪獣の栄養値・・・上昇。上昇。さらに上昇!」

 

ルイ「どんどん元気になっていく!」

 

するとそれまで静かにしていたのが一転。動きが活性化した

 

ハナちゃんが飛び出していった

 

村長「ハナ!」

 

優介「おい!」

 

ウェンディ「そっちは危ないよ!」

 

ハナ「ホオリンガ・・・ごめんね

 

グルマン博士「現在栄養値が上昇を続け怪獣が活性化。根っこが地上に入り出しぐんぐん伸びておる」

 

橘「24時間後には村全体に広がると推測されます。被害が拡大する前に何か手を打たないと」

 

神木「怪獣に攻撃の意図は?」

 

グルマン博士「ない。薬が効きすぎたかな?」

 

橘「薬を中和。もしくは排出することはできませんか?」

 

グルマン博士「解毒剤はある。だが体から薬を出しきるのに丸二日かかる」

 

ワタル「根っこを切ればいいんじゃないのか?」

 

マモル「根っこは再生力が高いっす」

 

ルイ「引っ掛かるかもしれないし夜になると暴れるよ」

 

ウェンディ「じゃあどうすれば・・・」

 

大地「あの怪獣は病気ではない・・・ハナちゃんって女の子が言ってたんです。気になって調べてみたんですが怪獣の眠る地面から大量の植物反応が検出されました」

 

グルマン博士「それは怪獣の体から失われた栄養素だな」

 

大地「例えば・・・怪獣が地面に栄養を与えていたとか?」

 

橘「どうして?」

 

大地「その理由が分かればいい解決法が見つかるかもしれません。それにあの子の言ってたことがただの偶然とは思えないんです!」

 

神木「よし。ラボチームは調査を続けてくれ。防衛部隊は引き続き厳戒体制で怪獣とその根を警戒」

 

「了解!」

 

アスナ「ねぇ!これって・・・」

 

ハヤト「確か原っぱだったな。何もない空き地だ」

 

アスナ「それだ」

 

村長「怪獣を移動させる?」

 

アスナ「はい、まず怪獣を村から遠ざけここで解毒剤を投与します。これなら効果が出るまでの時間を稼げます」

 

村長「いやいや、この原っぱは村の外れのさらに外れにあります。観光客が怪獣を見るには遠すぎます」

 

アスナ「遠いからこそ時間稼ぎになるんです」

 

村長「怪獣は大事な村の観光源。動かすことは許しません!」

 

アスナ「これ以上村への被害を広げないために!」

 

村長「お薬が効くのに丸二日でしたっけ?それぐらい我慢しますよ」

 

タケル「本部より報告!根っこで展望台が崩壊」

 

「村長の作った展望台」

 

チアキ「本部より報告!坂根大橋が通行不能」

 

「村長の作った橋だ!」

 

タケル「本部より報告!坂根公園の銅像が倒れました」

 

「村長の銅像!」

 

村長「もうやめて!お願いします。怪獣を移動させてください」

 

アスナ「分かりました。村長の許可が出ました。これより怪獣移動作戦を開始します」

 

千鶴「ホオリンガ言うのはカミンガの名前です」

 

優介「カミンガ?」

 

千鶴「この村の言葉で神様」

 

ウェンディ「ホオリ様でホオリンガ」

 

千鶴「突然やって来て土地を豊かにしてくれた神様です」

 

大地「ハナちゃんはどうしてあの怪獣をほおりさまと?」

 

千鶴「さあ?」

 

ウェンディ「ほおりさまの姿があの怪獣に似ているとかですか?」

 

千鶴「姿は分からんのです。この話自体、ほとんどが忘れられとって」

 

千鶴「あっでも、ハナちゃんのお父さんが、昔話の学者さんなんです。外国に行ってるんですけど何か教えてもらったのかもしれません」

 

大地「仲良いんだね?」

 

ウェンディ「ホオリンガに注射ごめんねって言いたいの」

 

大地「えっと・・・ごめんなさい」

 

優介「ごめんなさい」

 

ウェンディ「ごめんなさい」

 

そして

 

ハナ「いいって!」

 

大地「ごめんね!」

 

ウェンディ「ホオリンガさん!ごめんなさい!」

 

優介「ごめんな!」

 

優介たちはホオリンガに謝罪した

 

大地「ハナちゃんはホオリンガが病気ではないって思うんだね。どうしてかな?」

 

ハナ「内緒なの。お父さんとハナの内緒」

 

大地「そっか・・・」

 

ハヤト「スカイマスケッティトラッピングスタンバイOK!」

 

アスナ「ジオアラミスレビデーションスタンバイOK!」

 

神木「怪獣輸送開始!」

 

ワタル「了解!」

 

ビームでホオリンガを拘束し空に浮かせようとする

 

ハナ「どっか連れてく?そんなのダメ!」

 

大地「このままじゃ村がもっと大変なことになっちゃうんだ」

 

ハナ「ホオリンガあそこに居たいって!あそこが良いって!」

 

ハナ「あっ!」

 

優介「体に引っ張られたんだ」

 

ハナ「あのね!見てほしいものがあるの!」

 

そしてハナにある場所に連れていってもらい

 

大地「ハナちゃん?」

 

ウェンディ「どうしたの?」

 

ハナ「あれ!」

 

ハナが指さした所にはなんと古文書が記されていた

 

優介「古文書?」

 

大地「これは・・・ホオリンガ?」

 

ハナ「ホオリンガはずっと昔にこの村に来たの」

 

大地「ホオリンガは・・・この村で眠って」

 

ウェンディ「山になる?」

 

そしてまた外に行き

 

ハナ「あれがお父さん。あれがおじいちゃん」

 

優介「じゃあホオリンガはこの村で山になるためにやって来たというのか?」

 

ハナ「皆と一緒に居たいの」

 

するとホオリンガの目が青から赤に変わり何かを撒き散らした

 

ハナ「ダメ!動かさんといて!」

 

大地「作戦を中止してくださ・・・」

 

千鶴「何?」

 

優介「これは・・・」

 

ハヤト「何だ?前が見えねえ!」

 

ワタル「ハヤト持ちこたえろよ!」

 

しかしビームが外れた

 

アスナ「アラミスだけじゃ支えきれない!」

 

アラミスのビームを外れてしまった

 

チアキ「怪獣、意思を持って粒子を放出!」

 

グルマン博士「いかん!あれは地球人に一番よく効く攻撃だ」

 

神木「まさか!」

 

グルマン博士「花粉だよ!」

 

ハナ以外がくしゃみをし始めた

 

ハナ「ホオリンガ怒ってる!」

 

橘「村から離れたくないと抵抗している?」

 

チアキ「粒子放出量上昇!」

 

ルイ「現地より報告。っくしゅ!」

 

マモル「怪獣がこのままっくしゅ!放出し続けたら」

 

ルイ「人が住めない状況になるまで花粉だらけっくしゅ!」

 

村長「なんとかして・・・ください!っくしゅ!」

 

神木「アスナ、ワタル、ハヤトは住民の避難誘導に当たれ!」

 

アスナ「花粉で視界が覆われていて動けません!」

 

ワタル「こっちもです!」

 

タケル「花粉第2波来ます!」

 

ハナ「ダメ!ホオリンガダメ!」

 

優介と大地はハナたちから離れた

 

大地「エックス、ユナイトだ。っくしゅ!」

 

エックス「スパークドールズにするのか?」

 

大地「違う。ホオリンガの体を清めたい!っくしゅ!」

 

エックス「薬を体から出すんだな」

 

大地「ああまでしてあそこにいたがってる!それに」

 

大地「ハナちゃんの思いを大切にしたいんだ!」

 

エックス「君らしいな。よし、行くぞ!」

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

大地「エックスー!」

 

【エックス、ユナイテッド!】

 

優介「コスモス!」

 

【ウルトラマンコスモス!】

 

優介「エックス!」

 

【ウルトラマンエックス!】

 

優介「慈愛の光、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブフルムーンザナディウム!】

 

オーブ「繋がる力は心の光!」

 

ウルトラマンエックスとコスモスとエックスの力を借りたオーブフルムーンザナディウムが現れた

 

オーブ「エックス!大地!」

 

大地「ああ!まずは村への花粉被害を抑える!」

 

オーブが先行しホオリンガの攻撃を華麗に受け流す

 

エックス&オーブ「エックスバリアドーム!」

 

エックスバリアドームで戦場を囲み被害を最小限に抑えた

 

しかしホオリンガの暴走は止まらずオーブとエックスを攻撃しエックスを掴みあげる

 

だがエックスが電磁ショックで切り離した

 

大地&エックス「ピュリファイウェーブ!」

 

オーブ「フルディウム光線!」

 

ピュリファイウェーブとフルディウム光線を浴びてホオリンガはおとなしくなった

 

ホオリンガはおとなしくなるとバリアドームが消えた。

 

オーブ&エックス「・・・・・・」

 

オーブとエックスは頷いた

 

そしてホオリンガは光を纏って、山になった

 

するとその光が村全体に広がり、土地が豊かになった

 

オーブ&エックス「シュワッチ!」

 

オーブとエックスは飛翔し消えた

 

 

 

大地「ホオリンガ綺麗だね」

 

優介「ああ!」

 

ウェンディ「はい!」

 

ハナ「お父さんとおじいちゃんとひいひいおじいちゃん」

 

村長「ハナ、ハナ、お父さんが帰ってきたぞ」

 

ハナ「本当!?」

 

千鶴「あの怪獣のこと、教えてあげましょう」

 

ハナ「お兄ちゃんたちありがとう!」

 

大地「ずっと一緒に暮らしてきたんだ」

 

そして大地とアスナは立ち去ったが優介とウェンディがまだ残っていた

 

ウェンディ「綺麗な花だね♪ふふっ♪」

 

優介「そうだな。・・・でも」

 

チュッ♥️

 

ウェンディ「え!?///」

 

優介「ウェンディが一番綺麗だよ」

 

ウェンディ「・・・ありがとう。大好き!///」

 

チュッ♥️

 

優介とウェンディはまた自分たちの愛を確かめあった

 

 

TO BE CONTINUED

 

【ED Unite 〜君とつながるために〜】

 

次回予告

 

繰り返されるサイバー怪獣シンクロ実験。だが大地に足りないものとは一体何だ?

 

次回 未知なる友人




次回はサイバーゴモラが満を持して登場です!そして・・・花粉は大嫌いです!花粉のせいで今年の春休みを気持ちよく満喫できなかったんです!花粉許すまじ!


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第68話 未知なる友人

サイバーゴモラ登場回です。それではどうぞ!


【OP ウルトラマンX】

 

大地とマモルはサイバーゴモラのシンクロ実験を行っていた

 

マモル「よし、大地!」

 

どうやら準備が出来たようだ

 

大地「ごめん、付き合わせちゃって」

 

マモル「水くさいことは言いっこなし。その代わり」

 

大地「分かってる。今日こそ成功させてみせる」

 

大地はサイバーゴモラカードをリードした

 

【サイバーゴモラロードします!】

 

サイバーゴモラシンクロ実験26回目

 

大地「よし!行けゴモラ!」

 

エレクトロ定着率目標値の100%に到達。実戦投入まであとわずか

 

しかし、今日も脳波によるコントロールには至らず

 

システムに何らかの欠陥があるのだろうか?

 

サイバー怪獣を動かすために足りないものとは何なのか?

 

大地が研究している場所にアスナがやって来た

 

アスナ「差し入れ持ってきたよ。今日は私の手作りなんだから。大地一緒に食べよう」

 

だが大地は電波受信機で宇宙の音を聞いて、ふとゴモラに視線を向け

 

大地「どうして応えてくれないんだ。ゴモラ・・・」

 

アスナ「・・・・・・」

 

ずっと一緒にいたゴモラが自分に応えてくれないことに不安を抱えていた

 

そして翌日もシンクロ実験が行われるが

 

大地「ゴモラ、動いてくれ!」

 

その時大地に幼い頃の自分とエックスと出会った時のビジョンが流れてきた

 

大地「父さん・・・母さん・・・」

 

大地が倒れた

 

エックス「大地、大地!」

 

 

大地「アスナ・・・」

 

アスナ「ったく、大地ったら無茶しすぎ」

 

大地は起き上がる

 

大地「俺・・・どうして?」

 

アスナ「グルマン博士が言ってたよ。サイバー怪獣と脳波で繋がれば体に負荷が掛かるって」

 

大地「・・・あと少しなんだ」

 

そして大地は司令室に戻ってきた

 

ワタル「大地〜大丈夫か?」

 

大地「もう大丈夫です」

 

大地はそう言うが

 

神木「大地、少し休め」

 

大地「えっ?」

 

神木「最近シンクロ実験に入れ込みすぎじゃないのか?」

 

橘「このままじゃあなたの体が持たないわ」

 

大地「ゴモラは必ず動きます!あと少しなんです!やらせてください!」

 

アスナ「大地」

 

大地「幼い頃からゴモラとずっと一緒でした。ゴモラのことは誰よりも知っています!」

 

神木「身近な存在だから何でも知ってるとは限らない。たとえ家族の間柄でも、知らないことはたくさんある」

 

大地「・・・失礼します」

 

ワタル「何そんな向きになってんだよ〜なぁ?」

 

優介「なあ、なぜ大地はあんなにシンクロ実験にこだわるんだ?」

 

神木「スパークドールズの研究は今に始まったことじゃない。発案者である大空隆志博士の悲願だった。あいつは、父親の果たせなかった夢をずっと追い続けてる」

 

優介「果たせなかった?」

 

ウェンディ「・・・じゃあ、大地さんの父親は・・・」

 

神木「15年前に母親と一緒に研究所と共に消えた」

 

優介「消えた!?」

 

ウェンディ「じゃあ大地さんはずっと一人で父さんの夢を叶えようとしていたんですね」

 

橘「だけど、その執着が冷静な判断を損ねているのも事実よ」

 

優介「大地・・・」

 

ウェンディ「大地さん・・・」

 

アスナ「・・・・・・」

 

 

 

エックス「私も隊長の意見に賛成だ」

 

大地「エックス!」

 

エックス「君はただでさえ私とユナイトすることで体を酷使している。これ以上無理をすれば」

 

大地「分かってる!けどいつまでもエックスに頼ってばかりじゃダメなんだ!」

 

エックス「サイバーゴモラはゴモラの分身・・・いや、ゴモラ自身だ。心で繋がらない限り君に応えてくれないんじゃないか?」

 

大地はゴモラを見つめ

 

大地「教えてくれ!お前の本当の気持ちを!」

 

ガオディクションでゴモラの気持ちを知ろうとした

 

【ゴモラ解析中】

 

しかし

 

【解析できません!】

 

大地「えっ?出来ない!?なんで?」

 

エックス「ゴモラは心を閉ざしているんだ。君に思考を読まれまいとして」

 

大地「そんなわけないだろ!ゴモラ、どうしたんだよ?」

 

エックス「こら!無理にやってもダメだ!大地!」

 

アスナ「ゴモラに振られちゃったんだ」

 

そこにアスナがやって来た

 

アスナ「ちょっと張り切りすぎじゃない?大地らしくないよ!」

 

大地「父さんは信じてた。どんな怪獣とも繋がれる日が来るって。俺がやり遂げなきゃ!」

 

アスナ「私はね、この戦いの日々が早く終わればいいって思ってる。早く世界が平和になって、普通に家族を作って、普通に生きていきたい。・・・もしかしてゴモラも同じじゃないのかな?」

 

大地はゴモラを見つめる

 

そしてその会話を優介が影で聞いていた

 

優介「(ムサシも、怪獣との共存で本当に大切なことは何なのかって考えてたな)」

 

【フェイズ2!未確認飛行物体接近中!各隊員はオペレーション本部へ!】

 

アスナ「大地!」

 

全員がオペレーション本部に向かった

 

その頃宇宙から形状の異なる4機編隊の円盤が地球に向かっていた

 

チアキ「監視衛生、正体不明の飛行物体を捕捉」

 

タケル「降下予測地点はエリアT69」

 

神木「直ちに迎撃体制を整える。Xio出動!」

 

「了解!」

 

【ジオアトスジョイントゥジオマスケッティ!】

 

スカイマスケッティに合体し円盤を通り抜けた

 

ワタル「宇宙船4機を確認!」

 

アスナ「こっちです!早く避難して!」

 

アスナが避難誘導を行い

 

優介とウェンディはラボチームと共に行動していた

 

ルイ「ん〜きんきらきんだけど・・・」

 

マモル「惑星ゴールドの宇宙船とは大分違うっぽいね」

 

橘「宇宙船から交信は?」

 

チアキ「確認できません!」

 

タケル「生命反応もなし!」

 

グルマン博士「この金属ペダニウム合金!まさかペダン星人の宇宙船か!」

 

神木「ペダン星人?」

 

グルマン博士「すでに7つの惑星の文明が滅ぼされている。交渉の通じる相手じゃない!」

 

優介「・・・・・・」

 

ウェンディ「優介くん?」

 

優介「いや、なんでもない・・・(ダイル・・・)」

 

ウェンディ「・・・・・・」

 

すると4機は合体しロボットになった

 

マモル「合体ロボかよ!」

 

大地「宇宙船、合体してタイプMになりました!」

 

優介「キングジョー!」

 

キングジョーが街を破壊し始める

 

神木「フェイズ4!攻撃開始!」

 

ハヤト「了解!」

 

ワタル「ファントン光子砲発射!」

 

スカイマスケッティがファントン光子砲でキングジョーに攻撃

 

アスナも地上からジオブラスターで援護するがまるで効いている様子がない

 

大地「っ!」

 

キングジョーが怪光線で周囲を破壊した

 

降ってくる瓦礫でラボチームが分散してしまう

 

再びファントン光子砲で攻撃するが全く効果がなく怪光線で墜とされる

 

大地「あっ!」

 

ワタル「ちっくしょー!」

 

ハヤト「エマージェンシー!メインエンジンにトラブル!」

 

チアキ「スカイマスケッティ、高度低下!」

 

橘「不時着しなさい!」

 

スカイマスケッティは不時着する

 

大地「っ!」

 

優介「大地!」

 

ウェンディ「大地さん!」

 

そして不時着したスカイマスケッティにキングジョーが迫る

 

神木「ハヤト、ワタル!」

 

橘「早く脱出して!」

 

ワタル「緊急脱出装置に異常!」

 

緊急脱出装置に異常が発生し脱出できない状況だった

 

大地はユナイトしようとするがエックスに止められる

 

エックス「おい!大地!」

 

大地「無茶するなって言いたいんだろ?分かってる!」

 

エックス「しょうがない奴だ。よし!ユナイトだ!」

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

大地「エックスー!」

 

エックス「イィーサァッ!」

 

優介「大地!全く」

 

優介は呆れながらオーブリングを構えた

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

ワタル「あ・・・」

 

キングジョーに潰されると思われた

 

エックス「テェアーッ!」

 

オーブ「オォシェアッ!」

 

その時エックスとオーブが現れダブルスピンキックでキングジョーを倒す

 

【エックス、ユナイテッド!】

 

ハヤト「サンキューエックス、オーブ」

 

ワタル「恩に着るぜ」

 

エックスとオーブは頷き、ファイティングポーズを構える

 

オーブ「俺の名はオーブ!闇を照らして悪を撃つ!」

 

エックスとオーブはキングジョーの攻撃を止めながら攻撃するが相手はロボットなため怪獣とは違い体が金属で出来ているため普通の攻撃では効果がなかった

 

 

 

エックス「こいつの装甲は簡単には破れないぞ!」

 

大地「だったらこれだ!」

 

【サイバーゼットンロードします!】

 

【サイバーゼットンアーマーアクティブ!】

 

エックスはゼットンアーマーを装着した

 

オーブ「今度は暴走しないな?よし!」

 

大地「ゼットン火炎弾!」

 

オーブ「スペリオン光輪!」

 

しかしキングジョーが分離して避けた

 

大地「えっ!?」

 

オーブ「分離!?」

 

二人の後ろに回り合体して追い詰める

 

オーブ「レェェアァッ!」

 

パワータイプの力でパンチするが少し後ずさるだけであまりダメージは与えられなかった

 

キングジョーとのつばぜり合いでエックスのゼットンアーマーが解除されてしまう

 

エックス「大地!次こそ決めるぞ!」

 

大地「ああ!」

 

大地&エックス「ザナディウム光線!」

 

オーブ「スペリオン光線!」

 

ここは光線で一気に勝負を決めようとしたがこれも分離によって避けられる

 

エックス「なんて奴だ!」

 

大地「俺たちの攻撃が完全に読まれてる!」

 

オーブ「くっ!」

 

分離形態による波状攻撃にダメージを食らい、キングジョーが上から覆い被さりエックスとオーブが倒される

 

エックス「大地!このままでは3人ともやられるぞ!」

 

優介「ぐうっ!フュージョンアップする時間さえあれば!」

 

アスナ「立って!」

 

大地&優介「っ!」

 

アスナ「立ってエックス!」

 

ウェンディ「立ってよ優介くん!」

 

アスナ「私たちがあなたを助ける!」

 

【ウルトラマンの力をチャージします!】

 

ウルトライザーでエックスとオーブを援護するアスナとウェンディ

 

ウルトライザーの攻撃により一瞬の隙が出来て蹴り飛ばす

 

しかし先ほどの攻撃で二人のカラータイマーが点滅を始めてしまう

 

その時キングジョーがアスナとウェンディに視線を向け

 

アスナ&ウェンディ「っ!」

 

怪光線を放った

 

大地「アスナー!」

 

優介「ウェンディー!」

 

エックス「ウアアア!!」

 

オーブ「ウオアアアアッ!!」

 

エックスとオーブが庇う

 

アスナ「エックスー!!」

 

ウェンディ「優介くんー!!」

 

大地&エックス&優介「うわああああ!!」

 

その時

 

「ギシャオオオオオオ!」

 

大地「この声・・・ゴモラ?」

 

するとサイバーゴモラカードが光った

 

エックス「大地!ゴモラの意思が君と繋がろうとしている!」

 

すると大地はある空間に立った

 

そして最初に見たあのビジョンを再び見た

 

大地「またあのビジョン?」

 

そして大地がゴモラを見つめるビジョンを見た

 

大地「ゴモラの記憶?・・・そうか!ゴモラ、お前が繋がるのを拒んでいたのは俺の身を心配して」

 

サイバーゴモラが大地を見つめる

 

大地「ありがとう。けど俺なら大丈夫だ。俺がやらなきゃもっと多くの命が失われる。お願いだ!力を貸してくれ!」

 

大地「よし!」

 

サイバーゴモラのスパークドールズが出現し大地はそれをリードした

 

【リアライズ!】

 

そして

 

サイバーゴモラ「ギシャオオオオオオ!」

 

サイバーゴモラが実体化した

 

ルイ「あっ!」

 

アスナ「大地とゴモラが繋がった!」

 

ウェンディ「よかった!」

 

橘「どうしてサイバーゴモラが!?」

 

神木「大地なのか?どこでコントロールしている?」

 

エックスとオーブはサイバーゴモラに頷き、共に戦う

 

大地「行くぞゴモラ!」

 

サイバーゴモラがキングジョーの動きを抑え、押して

 

オーブがパンチした後しゃがみ、そこにエックスがオーブを支えに飛び蹴りする

 

エックスがキングジョーに蹴り飛ばされ怪光線を受けそうになるが

 

サイバーゴモラがそれを跳ね返した

 

そして大回転打で攻撃、オーブとエックスも同じモーションでかかと落としを入れ

 

トリプルパンチでキングジョーを追い詰める

 

大地「ゴモラ!サイバー超振動波だ!」

 

サイバー超振動波でキングジョーを吹き飛ばした

 

エックス「大地、今だ!」

 

大地「マックスにもらったこの力で決める!」

 

マックスのサイバーカードを差し込む

 

【ウルトラマンマックスロードします!】

 

エックスの右腕にマックスの最強武器マックスギャラクシーが装着された

 

優介「ゼロ!」

 

ゼロカプセルを起動し装填ナックルにセット

 

優介「父!」

 

ウルトラの父カプセルを起動し装填ナックルにセットしてライザーでスキャンする

 

【フュージョンライズ!】

 

優介「守るぜ!希望!」

 

そしてライザーのトリガーを引く

 

【ウルトラマンゼロ!ウルトラの父!ウルトラマンオーブマグニフィセント!】

 

そしてオーブはマグニフィセントにフュージョンライズした

 

エックスとオーブが止めの準備に入る

 

そして

 

エックス「ギャラクシーカノン!」

 

オーブ「ビッグバスタウェイ!」

 

ギャラクシーカノンとビッグバスタウェイでキングジョーを破壊した

 

ルイ&マモル「やったー!」

 

ワタルとハヤトは拳を合わせた

 

アスナとウェンディも微笑む

 

戦いを終えサイバーゴモラが消えた

 

大地「やったな。ゴモラ」

 

オーブ「ありがとう。ゴモラ」

 

 

 

アスナ「ありがとう。エックス」

 

エックスはアスナに頷き

 

オーブはウェンディに頷いた

 

ウェンディ「うん♪」

 

エックス&オーブ「シュワッチ!」

 

大地「おーい!いや〜またエックスと優介くんに助けられちゃったね。アスナは怪我はなかった?」

 

アスナ「大地こそ、心配ばっか掛けて!」

 

ウェンディ「優介くん!」

 

優介「ウェンディ・・・ただいま」

 

ウェンディ「うん♪お帰りなさい♪」

 

すると大地に連絡が入った

 

神木「大地!無断で行動するとはいい度胸だ」

 

橘「覚悟しなさい!」

 

大地「やっべー」

 

アスナ「私知らない」

 

大地は優介とウェンディに視線を向けるが

 

優介「こればっかりは」

 

ウェンディ「すいません」

 

そこにハヤトたちがやって来た

 

ハヤト「こいつ!」

 

ワタル「勝手なことばっかしやがってこの野郎〜♪」

 

マモル「繋がったんだねゴモラと」

 

ルイ「大くんやったね!」

 

大地「皆・・・」

 

ゴモラのスパークドールズを持つ大地の手にアスナが手を添えた

 

大地「アスナ?」

 

アスナ「これからよろしくね」

 

大地「だってさ」

 

そしてその場にいた全員が手を添え、笑顔になった

 

実験開始から28回目、サイバーゴモラはXioの新たな仲間に加わった

 

ワタル「よし!皆で怒られに行くか」

 

優介「よし!大地とゴモラのためにも一肌脱ぎますか!」

 

ウェンディ「そうだね!ふふっ♪」

 

皆が笑いながら本部に帰っていく

 

サイバー怪獣を動かすには卓越したテクノロジーではない。

 

人間の脳波でもない。

 

未知なる友人を理解しようとする心。

 

すなわち繋がる心である。

 

TO BE CONTINUED

 

【ED Unite 〜君とつながるために〜】

 

次回予告

 

謎の女戦士に、闇の力を植えつけられたデマーガ。その強大な力の前に、エックスは最大のピンチに陥ってしまう! でもその時、十五年前に見た虹の光が、大地とエックスを新たなステージへと導いた!

 

次回 虹の行く先

 

電光雷轟、闇を討つ!




次回エクシードエックス&ライトニングアタッカー登場!そして次回の最後に今後の新たな光 ウルトラマンオーブの重大発表があります。お楽しみに!


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第69話 虹の行く先

エクシードエックス&ライトニングアタッカー登場!


【OP ウルトラマンX】

 

また大地は電波受信機で宇宙の音を聞いていた

 

大地「(15年前、父さんと母さんは研究者と一緒に消えた。あの虹色の光は一体なんだったのか?研究をもっと進めて二人の居場所を早く突き止めないと。父さん、母さん、今どこにいるの?)」

 

 

翌日の朝

 

不思議な蛇のような格好をした謎の女が手をかざし、そこからエネルギーが発せられ

 

溶鉄怪獣デマーガを目覚めさせた

 

???「・・・・・・」

 

この女は一体何者なのか?

 

その頃ラボではマモルとルイが掃除をしていた

 

その時、すでにスパークドールズになったデマーガが揺れ動いた

 

ルイ「あれ?デマーガちゃんが何か言ってる?」

 

チアキ「フェイズ2!エリアS2-7梅沢市で急激な地殻変動を確認!」

 

アスナ「梅沢市それってデマーガが現れた場所じゃん」

 

優介「デマーガ?」

 

大地「うん、エックスが初めて地球に現れた時に戦った怪獣なんだ」

 

優介「そんな怪獣と同じ場所ってことは何か裏があるのか?」

 

タケル「梅沢市地下から地殻変動。急速に上昇中!」

 

するとデマーガが梅沢市に出現した

 

ウェンディ「あれがデマーガ」

 

大地「前に現れたのと同種なのか?」

 

神木「ハヤト、ワタル、スカイマスケッティで現場に急行!」

 

橘「アスナはジオアラミスで現場へ、大地と優介とウェンディはそのサポート!」

 

神木「街への被害を最小限に抑えろ!」

 

「了解!」

 

ハヤト「ファントン光子砲発射!」

 

スカイマスケッティがファントン光子砲で迎撃する

 

ハヤト「ここで足止めさせてもらうぞ」

 

大地「こちらへ!」

 

優介「急いでください!」

 

ウェンディ「慌てないで落ち着いて避難してください!」

 

アスナ「こちらへ急いで!」

 

優介たちが避難誘導をする

 

大地「すいません。ちょっとデマーガのこと調べさせてください。すぐに合流します」

 

優介「おい大地!」

 

大地を優介が追う

 

アスナ「大地!もう!」

 

大地「エックス、ユナイトするよ」

 

エックス「よし!行くぞ!」

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

大地「エックスー!」

 

【エックス、ユナイテッド!】

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

エックス「Xクロスキック!」

 

【サイバーベムスターロードします!】

 

【サイバーベムスターアーマーアクティブ!】

 

オーブ「俺の名はオーブ!闇を照らして悪を撃つ!」

 

サイバーベムスターアーマーを装着したエックスはデマーガの熱線を吸収し跳ね返した

 

オーブ「スペリオン光輪!」

 

そしてオーブもスペリオン光輪でデマーガにダメージを与える

 

【サイバーゼットンロードします!】

 

【サイバーゼットンアーマーアクティブ!】

 

優介「ジャック!」

 

【ウルトラマンジャック!】

 

優介「ゼロ!」

 

【ウルトラマンゼロ!】

 

優介「キレのいい奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ!】

 

オーブ「光を越えて闇を斬る!」

 

次にサイバーゼットンアーマーを装着し、オーブはハリケーンスラッシュにフュージョンアップしゼットンのテレポート能力と瞬間移動で翻弄しゼットン火炎弾とウルトラスラッシュショットでダメージを与える

 

ゼットンアーマーを解除して接近戦に持ち込むエックスとオーブ

 

そしてその戦いを先ほどの女が見ていた

 

その時本部に警報が鳴った

 

神木「何があった!」

 

チアキ「監視衛生、宇宙から未知のエネルギー反応を確認」

 

橘「何ですって!?」

 

タケル「まもなく地球に到達します!」

 

エックス「大地気を付けろ。空から何か来る!」

 

大地「えっ?」

 

オーブ「何!?」

 

チアキ「予測降下地点エリアS2-7エネルギー来ます!」

 

そして空から暗黒のエネルギーが降り注ぎエックスとオーブが吹き飛ばされ、それを浴びたデマーガが剣が生えた凶暴な姿となった

 

オーブ「っ!デマーガが姿を変えた?」

 

剣が生えたことでより攻撃的になった

 

ワタル「剣が生えて凶暴になりやがった!」

 

エックス「このままではまずい。一気に決めるぞ!」

 

大地「分かった!」

 

大地&エックス「ザナディウム光線!」

 

オーブ「ワイドゼロショット!」

 

ザナディウム光線とワイドゼロショットを放つ

 

しかしスパークドールズにはならず強化された熱線でエックスが吹き飛ばされる

 

オーブ「っ!エックス!」

 

エックスのカラータイマーが点滅を始めてしまう

 

ルイ「エックスちゃんが急に弱くなった?」

 

マモル「デマーガが強くなったってことですだよね?博士」

 

グルマン博士「恐らく両方だろう。剣が生えた個体いわばツルギデマーガといったところか」

 

ツルギデマーガの攻撃を受けていく内にエックスの体が異常なことになっていく

 

大地「何が起きてるんだ?」

 

エックス「未知のエネルギーに犯され体が分解されている」

 

大地「何だって!?」

 

エックス「ユナイトを解除しなければ大地も私も体が消滅してしまうだろう」

 

大地「そんな!?どうしたら・・・」

 

エックス「助かる方法は一つ、ユナイトを強制解除して君だけが」

 

大地「ダメだ、そんなことしたらエックスが!」

 

エックス「もう時間がない!お別れだ」

 

大地「やめるんだエックス!」

 

そしてエックスが大地とユナイトを強制解除した

 

大地を失ったことで体を維持できなくなりエックスが消失した

 

オーブ「っ!エックス!大地!」

 

ハヤト「ウルトラマンエックスが・・・消失しました」

 

???「実験結果は良好」

 

オーブがエックスが消えたことに戸惑っている内にツルギデマーガが地中へ潜り逃げた

 

アスナ「大地?どこにいるの?応答してって!」

 

すると気を失い倒れている大地を発見した

 

アスナ「大地!しっかりして!大地!大地!」

 

ハヤト「大地・・・」

 

ワタル「おーい、しっかりしろ!」

 

ルイ「大くん、死んじゃ嫌だよ!」

 

アスナ「死んでないし!」

 

橘「戦いに巻き込まれてもエックスに助けられたようね」

 

アスナ「・・・このバカ」

 

優介「・・・俺のせいだ」

 

優介「俺がいながらエックスと大地を助けられなかった!」

 

マモル「優介くん・・・」

 

ウェンディ「優介くん」

 

優介「えっ?」

 

ウェンディ「前にも言ったでしょ?一人で背負い込まないでって」

 

優介「・・・ああ、そうだったな」

 

神木「大地の件はグルマン博士に任せよう。我々には他にすべきことがあるはずだ!」

 

全員が頷き、ハヤトとワタルがツルギデマーガの捜索に当たった

 

ハヤト「どこに消えたんだ?」

 

その頃大地は幼い頃の思い出を見ていた

 

大地「知ってる父さん?」

 

隆志「ん?」

 

大地「本で読んだんだけど虹って高い所から見ると丸く見える時があるんだって」

 

隆志「へぇ〜詳しいな大地は勉強熱心でよろしい!」

 

「じゃあこれは知ってる?」

 

大地「ん?」

 

「虹の根っこには幸せや大切なものが埋まっていると言われているの」

 

大地「大切なものって何?」

 

「それはね〜」

 

そこで大地が目を覚ました

 

大地「エックスのデータを探しに行かなきゃ!」

 

グルマン博士「起きたか」

 

大地「グルマン博士、俺とデバイザーを繋いでください」

 

グルマン博士「えっ?何?繋ぐ?」

 

大地「消えたエックスのデータを回収しないと、きっと電脳世界にエックスはいると思うんです」

 

グルマン博士「なるほど、つまりデバイザーの転送システムを使って電脳空間に入ろうってことか」

 

大地「そう!そういうことです!」

 

グルマン博士「うん!」

 

グルマン博士はそれを承諾した

 

その頃アスナとウェンディとマモルとルイはデマーガが眠っていた場所にいた

 

 

ルイ「前に出現したデマーガちゃんもここで眠ってたのかな?」

 

マモル「だと思う。実体化したのは一体だけじゃなかったんだ」

 

その時ウェンディが何かに気付いた

 

ウェンディ「皆さん危ない!」

 

そして何かの攻撃がアスナのヘルメットを吹き飛ばした

 

アスナとウェンディがジオブラスターで迎撃するとそこにあの謎の女がいた

 

アスナ「二人とも下がってて」

 

???「人間にしてはやるようね」

 

ウェンディ「あなた何者ですか?目的は何です?」

 

???「この地に降り注ぐエネルギーを使い、狙うは全宇宙の支配ってところかしら。さっきの怪獣はその実験」

 

アスナ「宇宙支配?派手なのは見た目だけにしてよね。そんなことさせないんだから」

 

???「邪魔をするなら消えてもらうわ」

 

そしてアスナとウェンディは謎の女と戦いを繰り広げる

 

グルマン博士「電脳世界を行き来するには人間には危険だぞ?分かってるだろうな?」

 

大地「覚悟は出来ています。俺は・・・いや俺たちは・・・何度もエックスに助けられました。だから今度は俺が!」

 

グルマン博士「よーしよし、転送の準備が出来た。無事に戻って来るんだぞ大地」

 

大地「はい、ありがとうございます」

 

グルマン博士「うん!」

 

大地「(もう誰も消えさせない。絶対にエックスを救ってみせる!)」

 

その時ツルギデマーガが再び出現した

 

ハヤト「出たな?任せたぞワタル」

 

ワタル「トラァーイ!」

 

ワタルが操作するジオアラミスでツルギデマーガを誘導し

 

ハヤト「食らえ!ファントン光子砲!」

 

至近距離でファントン光子砲を撃ち込んだ

 

ワタル「ナイスプレイ!」

 

ハヤト「お前もな!」

 

しかしツルギデマーガは健在だった

 

ハヤト「全然効いてねえ!さすがエックスとオーブが太刀打ち出来なかった相手ってことか」

 

ワタル「弱音を吐くな!エックスの助けがなくてもやるんだ!」

 

ワタル「アスナ、合流して加勢しろ!」

 

ルイ「無理だよ!コスプレのお姉さんと戦ってるもん!」

 

ワタル「はぁ!?」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ!】

 

オーブ「フウッ!」

 

ハヤト「優介!」

 

オーブ「オーブスラッガーランス!」

 

オーブスラッガーランスでツルギデマーガを迎え撃つ

 

オーブ「(信じているぞ。大地、エックス!)」

 

オーブは二人が戻ってくることを信じてツルギデマーガに立ち向かう

 

そしてアスナとウェンディが謎の女と互角以上の戦いをするが次第に劣勢になり追い詰められる

 

すると

 

???「こいつの相手でもしてなさい」

 

ウェンディ「っ!それは!」

 

アスナ「スパークドールズ?」

 

???「行け!ザラガス!」

 

謎の女がザラガスのスパークドールズにエネルギーを添えてザラガスが実体化した

 

アスナ「怪獣出現!応援願います!」

 

ワタル「今こっちも手一杯だ!なんとかしてくれ!」

 

グルマン博士「サイバーゴモラを使え!」

 

アスナ「・・・私がゴモラを?」

 

ルイがアスナにヘルメットを被せる

 

グルマン博士「迷ってる時間はないぞ。サイバーゴモラ転送」

 

サイバーゴモラカードが転送され、それをリードした

 

【サイバーゴモラ起動します!】

 

するとサイバーゴモラのスパークドールズが出現した

 

アスナはそれを手に取り

 

アスナ「ゴモラ、大地は今大変な状況なの。私は大地の代わりになれないけどあなたと一緒に戦いたい。お願い力を貸して!」

 

マモル「うわっ!ぺちゃんこにされる!」

 

ルイ「ぺちゃんこピンチ!きゃああ!」

 

ウェンディ「アスナさん!」

 

【リアライズ!】

 

サイバーゴモラが実体化した

 

マモル「アスナとゴモラが繋がった!」

 

サイバーゴモラはアスナたちを守るため、ザラガスと戦い、優勢になり、尻尾でザラガスを吹き飛ばす

 

一方大地はエックスのデータを探すため電脳空間にいた

 

大地「データが膨大で見つからない。どこにいるんだよ?」

 

すると大地の手が消えかかっていた

 

大地「早くないとまずい」

 

ワタル「アラミスレーザー発射!」

 

ファントン光子砲とアラミスレーザーでツルギデマーガに攻撃し続ける

 

オーブ「トライデントスラッシュ!」

 

トライデントスラッシュで切り裂くがそれでも少ししかダメージを与えられなかった

 

???「チッ!さっさと捻り潰しなさい!」

 

ツルギデマーガが熱線でオーブを吹き飛ばす

 

オーブ「グゥアアアア!!」

 

ワタル「オーブ!」

 

オーブのカラータイマーが点滅を始め、ジャックとゼロがオーブからはみ出しそうになる

 

アスナ「ゴモラ、サイバー超振動波よ!」

 

サイバーゴモラがサイバー超振動波でザラガスを倒しスパークドールズにした

 

アスナ「こちらアスナ、今から合流します」

 

マモル「ダメだアスナ、それ以上は体が危険だ!」

 

アスナ「でもまだ!」

 

アスナの脳波が限界に来たのを悟ったサイバーゴモラは自ら消失した

 

ウェンディ「ゴモラさん・・・」

 

アスナ「ありがとうゴモラ!」

 

その頃大地は諦めずにエックスのデータを探していた

 

大地「まだだ、エックスを見つけるまで諦めるわけには」

 

「虹の根っこには幸せや大切なものが埋まってるといわれているの」

 

大地「そうか!」

 

そして現れた虹の根っこに手を伸ばすと手に虹色の剣があった

 

大地「虹色の剣?」

 

するとエクスデバイザーにエックスのデータが集まっていく

 

大地「エックスのデータが・・・エックス!」

 

そして大地は光に包まれた

 

グルマン博士「もう時間がない!大地!」

 

振り返ると大地の姿がなくなっていた

 

グルマン博士「あら?」

 

 

 

ハヤト「止まれー!」

 

オーブ「ハヤト!前に出すぎだ!」

 

ツルギデマーガの尻尾でスカイマスケッティが撃墜される

 

エックス「ヘェアッ!」

 

ことはなく横からエックスが尻尾を掴んだ

 

ハヤト「エックスか!」

 

エックス「イィーサァッ!」

 

そしてツルギデマーガを投げ飛ばす

 

エックス「ジュアッ!」

 

アスナ「戻って来たのね!」

 

オーブ「遅いぞ二人とも」

 

エックス「今度は大地に助けられたな」

 

大地「心配したんだぞ!この剣が導いてくれなかったら今頃どうなってたか」

 

エックス「不思議だ。前よりずっと大地を近くに感じる」

 

大地「俺もエックスを近くに感じる」

 

エックス「今の私たちならもっと更なる強い力でユナイトできる!ついてこれるか大地」

 

大地「もちろん。俺たちはずっと一緒だ。お前を離さない」

 

優介「ギンガ!」

 

【ウルトラマンギンガ!】

 

優介「エックス!」

 

【ウルトラマンエックス!】

 

優介はギンガとエックスのフュージョンカードをリードした

 

そして大地は虹色の剣のスライドパネルを1回なぞりトリガーを引く

 

大地&エックス「行くぞ!エクシードエックス!」

 

優介「痺れる奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブライトニングアタッカー!】

 

オーブはギンガとエックスの力を宿したライトニングアタッカーへとフュージョンアップした

 

虹色の剣の力でエックスは虹色の巨人ウルトラマンエクシードエックスにパワーアップした

 

エックス「サァァッ!」

 

オーブ「電光雷轟、闇を討つ!」

 

BGM:新しい目覚め

 

???「!」

 

神木&橘「っ!」

 

ハヤト「虹色の巨人?」

 

ワタル「あ・・・」

 

マモル「エックスが進化したー!」

 

ルイ「めっちゃデコってるよ」

 

ウェンディ「綺麗・・・」

 

グルマン博士「苦難を越えて進化した。まさにエクシードエックス!」

 

アスナ「オーブも新しい姿に!」

 

マモル「しかもあの姿も、エックスの力を使ってる!」

 

ルイ「めっちゃすごい!」

 

オーブ「行くぞ!」

 

大地&エックス「ああ!」

 

今のエックスは通常のエックスよりパワーアップしているためツルギデマーガを圧倒している

 

さらにギンガとエックスの力を借りたオーブライトニングアタッカーは雷を纏い連続パンチしキックする

 

そこにエクシードエックスがツルギデマーガに掴みかかり投げ飛ばす

 

次にオーブが一瞬でツルギデマーガに接近しまた投げ飛ばす

 

大地&エックス「エクスラッガー!」

 

エクシードエックスは虹色の剣エクスラッガーで華麗に切り裂く

 

ツルギデマーガは熱線を吐くがエクスラッガーで一刀両断

 

もう一発オーブに吐くが

 

オーブ「ハイパーバリアウォール!」

 

オーブがハイパーバリアウォールで跳ね返した

 

大地がエクスラッガーのスライドパネルを3回なぞり

 

エックス「今度こそ食い止める!」

 

ブーストスイッチを押してエクスラッガー究極必殺技を発動する

 

大地&エックス「エクシードエックススラッシュ!」

 

エクシードエックススラッシュでツルギデマーガの闇を切り払い、デマーガに戻った

 

エックスはエクスラッガーを戻し通常のエックスに戻る

 

大地&エックス「ザナディウム光線!」

 

オーブ「アタッカーギンガエックス!」

 

そしてザナディウム光線とアタッカーギンガエックスでデマーガをスパークドールズにした

 

大地が持つエクスラッガーがエクシードエックスのスパークドールズになった

 

大地「小さい頃の思い出が俺を助けてくれた?」

 

大地「(これが俺たちの新しい力)」

 

エックス&オーブ「シュワッチ!」

 

戦いを終えた大地がこっそりと元の場所に戻り寝たふりをする

 

グルマン博士「大地よ・・・」

 

ハヤト「大地!」

 

ワタル「大地!」

 

アスナ「大地!」

 

優介「大地!」

 

ウェンディ「大地さん!」

 

グルマン博士「えっ!?大地!?いつの間に・・・」

 

大地「デマーガどうなったの?」

 

ハヤト「お前が寝ている間にエックスとオーブが」

 

ワタル「エックスが虹色の姿にパワーアップしたんだよ!」

 

ウェンディ「それにオーブもエックスさんの力を宿した姿になりましたよ」

 

大地「そうですか。エックス、生きてたんですね」

 

アスナ「もう、心配させないでよ!」

 

アスナが大地を抱き締める

 

グルマン博士「ぎゅーって大胆・・・」

 

大地「ご心配おかけして申し訳ない。グルマン博士の看病のおかげでこの通り元気です!イェイ!イェイ!」

 

エックス「下手な演技だな」

 

優介は鼻で笑った

 

優介「だな」

 

 

一方 謎の女の元にマグマ星人とシャプレー星人がいた

 

???「お前たちのグア軍団への参加を認める!」

 

マグマ星人&シャプレー星人「はっ!ありがたき幸せ!」

 

???「この私ギナ・スペクターに忠誠を誓い身を呈して従えなさい」

 

どうやらこの女はギナ・スペクターというらしい

 

ギナ「そろそろ来る・・・」

 

空に巨大な空間が開こうとしていた

 

ツルギデマーガとの戦いはこれから起こる大きな戦いの序章に過ぎなかった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED Unite 〜君とつながるために〜】

 

次回予告

 

巨大な闇のパワーを持った敵モルド・スペクターが現れた。大地がエクシードエックスの力を使いこなせないばかりに苦戦してしまう俺たち、そんな俺たちの前に駆けつけてくれたのは・・・っ!ショウ!

 

次回 勝利への剣

 

光の誉れ、只今参上!




次回からグア軍団との激闘が始まります。ブレスターナイトが登場!さらにその次の回であの姿が一足先に登場します。そして前回の重大発表の件ですがそれは今後優介が行く世界が3つ決まりました!順番に行くと、ハイスクール・フリート、バンドリ、無印ラブライブが決まりました!パチパチ!


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第70話 勝利への剣

グア軍団との戦いが始まります。それではどうぞ!


【OP ウルトラマンX】

 

 

かつて優介とウェンディが訪れた雫ヶ丘でウルトラマンビクトリーと謎の敵が戦っていた

 

 

ビクトリー「テェリヤッ!オリヤッ!」

 

???「貴様が憎い!我が弟ジュダの敵!」

 

ショウ「弟だと!?お前、まさか」

 

驚いているがそんな暇を与えられる敵ではなく蹴られるビクトリー

 

ビクトリー「ビクトリウムバーン!」

 

ビクトリウムバーンで攻撃するが謎の敵の斧で防がれる。

 

そこにUPG隊員の杉田アリサがいた

 

アリサ「こちらアリサ、ビクトリーが巨大宇宙人と交戦中、至急応援願います」

 

ヒカル「ガレット!」

 

ウルトラマンギンガに変身する礼堂ヒカルもそこに向かっていた

 

モルド「痛快!痛快!貴様もジュダと同じ苦しみを味わえ!」

 

ビクトリーの攻撃が全て防がれ攻撃される一方に

 

ギナ「(兄上、今です!)」

 

その時エックスの世界にいるギナからテレパシーが謎の敵の元に届いた

 

モルド「来たか!さあ貴様も来るのだ」

 

そしてビクトリーとアリサは謎の敵と共に異空間に飛ばされてしまった

 

ヒカル「どうなってるんだ?」

 

ヒカルはたどり着くも一足遅かった

 

 

 

そしてエックスの世界ではXioがデマーガに降り注いだ謎のエネルギーについて調べていた

 

神木「あの不思議な光線は一体何だったんだ?」

 

グルマン博士「調べてみないと詳しいことは分からないがあの光線のエネルギーによって怪獣が凶暴化したことは間違いないようだ。すなわちダークサンダーエナジーとでもいうべきか」

 

優介「ダークサンダーエナジー・・・」

 

その頃、謎の敵がギナの元にやって来た

 

ギナ「兄上!」

 

謎の敵の正体はギナの兄モルド・スペクターだった

 

モルド「我が妹よ、ここに三兄弟が揃わんことが残念でならん!」

 

ギナ「ジュダの仇はなんとしてでも我々で討つしかありません!」

 

タケル「エリアC6-7に異常な数値反応を観測されました!」

 

神木「ラボチームはデータを解析」

 

マモル&ルイ「はい!」

 

神木「他の隊員たちは直ちに現場へ向かってくれ!」

 

大地&アスナ&ワタル&ハヤト&優介&ウェンディ「了解!」

 

Xioは彼らの異常な反応をキャッチして調査に向かった

 

ギナ「しかし問題が一つ、この世界にも我々の邪魔をするウルトラマンが存在するということです」

 

モルド「ジュダを倒した憎き奴らか、許さん!許さんぞ!奴らを倒し我がグア軍団が全宇宙を支配するのだ!」

 

ギナ&シャプレー&マグマ「はっ!」

 

モルド「しかしこいつだけは特別だ。最後までゆっくりといたぶってから始末してやれ」

 

モルドが手に持っていたものを投げるとそこには妙なマスクを付けられたショウがいた

 

 

 

アリサ「ここは?」

 

アリサは気がつくと街の付近にいたはずなのに森にいた

 

するとアリサは落ちていたショウがビクトリーの変身に使っていたビクトリーランサーを取る

 

アリサ「ショウ・・・」

 

アリサはショウの捜索を始めた

 

 

一方 大地、アスナ、ワタル、ハヤトと

 

優介、ウェンディの2手に別れて調査をしていた

 

そこで大地たちのグループはアリサと偶然会ってしまう

 

お互い警戒する

 

アリサ「誰!?あなたたちは誰!?」

 

ワタル「人に名前を尋ねるときはまず自分が名乗るのが筋だろ?」

 

アリサ「私は杉田アリサ、地球を守る防衛隊UPGの隊員よ」

 

大地「UPG?」

 

アスナ「えっ、ちょっとなに言ってんの?私たちが地球を守る防衛隊Xioの隊員よ」

 

アリサ「・・・どうやらここは別世界のようね」

 

大地「別世界?一体何の話?」

 

アリサ「私は仲間を探しているの」

 

ワタル「仲間がいるのか?」

 

アリサ「彼の名前はショウ、凶悪な宇宙人を追って彼もこの別世界に来ているはず」

 

アリサ「彼はウルト・・・光の巨人となって戦う戦士よ」

 

大地「光の巨人?まさかウルトラマンのことですか?」

 

アリサ「あなたウルトラマンを知ってるの?」

 

大地「ええ、俺たちにもウルトラマンエックスっていう仲間が」

 

エックス「大地!」

 

アスナ「えっちょっと待って、人間がウルトラマンに変身するってこと?」

 

アリサ「人間っていうか・・・地底人」

 

大地「地底人!?」

 

アリサ「あっとにかく、私はショウを探してるだけなの」

 

大地「だったら俺たちも協力しますよ。仲間だし、ね?」

 

ハヤト「そうだな」

 

そこに優介のグループがやって来た

 

優介「どうしたんですか?」

 

アリサ「優介!ウェンディ!」

 

優介&ウェンディ「っ!アリサさん!」

 

ウェンディ「お久しぶりです!」

 

アスナ「えっ?知り合いなの?」

 

ウェンディ「はい、以前アリサさんのいた世界で共に戦ったんです」

 

大地「ってことは優介くんが共に戦ったウルトラマンも」

 

優介「ああ!仲間だ!」

 

ウェンディ「ところでどうしてアリサさんがここにいるんですか?」

 

アリサ「それが・・・」

 

アリサは事情を二人に説明した

 

優介「ショウが!」

 

アリサ「ええ!」

 

ウェンディ「それってショウさんの・・・」

 

ウェンディはアリサが手に持っていたビクトリーランサーに視線がいった

 

アリサ「二人も協力してくれる?」

 

優介「もちろん!」

 

ウェンディ「ショウさんとアリサさんを放っておけませんから」

 

アリサ「ありがとう二人とも!」

 

するとアスナが手を出した

 

アスナ「私の名前は山瀬アスナ、よろしくね」

 

アリサ「よろしくね」

 

アスナとアリサは握手を交わした

 

ワタル「しかしなんだか似た者同士って感じだな」

 

優介「ああ!」

 

ウェンディ「そうですね!」

 

 

 

シャプレー星人「ついに我々もグア軍団の仲間入りだな」

 

マグマ星人「ふん!モルド様、ギナ様と共に宇宙を支配してやる!」

 

ショウはペンダントで縄をほどいてシャプレー星人とマグマ星人を波動で吹き飛ばす

 

神木「了解した。各自くれぐれも気をつけてアリサ隊員に協力するんだ」

 

大地&優介「了解!」

 

すると誰かがここにやって来た

 

それは抜け出してきたショウだった

 

大地「誰!?」

 

優介「っ!ショウ!」

 

大地「えっ?この人がショウさん?」

 

優介「ああ!」

 

大地「よかった。無事だったんですね」

 

ショウは何かを訴えるが怪しいマスクを付けられており普通に喋ることができないのだ

 

大地「そうか、地底人だから言葉が通じないか」

 

優介「えっ?」

 

それを大地は変な風に解釈した

 

大地「えっと・・・私は、地球人です!」

 

優介「いや違う!」

 

 

マグマ「どこに行った!?」

 

するとアリサとアスナとばったり会ってしまう

 

アスナ「宇宙人?」

 

シャプレー星人「何だ貴様ら?」

 

アリサ「もしかしてあなたたちがショウを?ショウをどこへやったの?」

 

しかし不気味な笑いをとりアリサたちに迫る

 

タケル「再び宇宙にエネルギー反応をキャッチ。地球に向かって接近中です!」

 

神木「またあのエナジーか!」

 

チアキ「落下予測地点の映像が出ます!」

 

橘「隊長!あれは!」

 

そこにはモルド・スペクターとギナ・スペクターがいた

 

ギナ「兄上ここです!」

 

 

 

大地「地球上の物質ではないのか?」

 

優介「一体誰がこんなことを?」

 

するとモルド・スペクターにダークサンダーエナジーが降り注いだ

 

モルド「おお!これはかつてないほどのパワーがみなぎってくるわ」

 

ショウはビクトリーにウルトライブしようとしたがビクトリーランサーがなくなっていたため慌てる

 

大地「ショウさん、あなたもウルトラマンなんですね?だったらこのこと内緒にしてくださいね」

 

ショウ「・・・?」

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

大地「エックスー!」

 

【エックス!ユナイテッド!】

 

大地はエックスとユナイトした

 

ショウ「・・・・・・」

 

優介「あれがこの世界のウルトラマン、エックスだ」

 

エックス「テアッ!」

 

モルドの攻撃を避けキックするが防がれ、斧で斬られる

 

しかもモルドは斧をブーメランのように投げて攻撃する

 

非常に厄介な敵だ!

 

エックス「強い!大地、我々もエクスラッガーを使うんだ!」

 

大地「よし!」

 

大地はエクシードエックスのスパークドールズを出しリードする

 

【ウルトラマンエックスパワーアップ!】

 

エクスラッガーを召喚し1回スライドしてトリガーを引いた

 

大地&エックス「行くぞ!エクシードエックス!」

 

そしてエックスはエクシードエックスにパワーアップした

 

大地&エックス「エクスラッガー!」

 

エクスラッガーを手に戦うが剣の扱いに慣れていないため苦戦を強いられる

 

モルド「痛快!痛快!痛快!最強の力を手に入れた今、ウルトラマンなど相手にならんわ!」

 

エックス「しっかりしろ大地!体がついてきていないぞ!」

 

大地「そんなこと言ったって!」

 

優介「エクスラッガーを使いこなせていないのか?」

 

そこにワタルとハヤトとウェンディがやって来た

 

ウェンディ「ショウさん!」

 

ワタル「お前がショウか?」

 

ショウは一瞬警戒する

 

優介「大丈夫、この人たちはこの地球を守る防衛チームXioだ」

 

その頃アスナとアリサはマグマ星人とシャプレー星人と戦うが苦戦を強いられる

 

マグマ「どうした?もう終わりか?」

 

マグマ「後は任せたぞ!」

 

モルドという強敵に加えマグマ星人が加勢されエックスはさらに追い込まれる

 

アスナ「エックス!」

 

シャプレー「お前たちの相手は私だ!」

 

シャプレー星人の銃撃で吹き飛ばされる

 

そしてエックスもモルドとマグマ星人の攻撃で吹き飛ばされる

 

カラータイマーが点滅を始めてしまった

 

そこにシャプレー星人に攻撃を仕掛けた者たちがいた

 

優介たちだった

 

ハヤト「アスナ、大丈夫か?」

 

アリサ「ショウ!」

 

アリサが投げたビクトリーランサーをショウがキャッチしてガンモードにチェンジして

 

【ウルトライブGO!EXレッドキング!】

 

EXレッドキングのスパークドールズをリードしてモンスシューターでエックスを援護した

 

エックス「大地、悔しいがここは一時退却だ」

 

勝負はお預けとなった

 

 

 

グルマン博士「よし!これでもう大丈夫だ」

 

グルマン博士のおかげでショウのマスクが取れた

 

そして立ち上がり大地の胸ぐらを掴む

 

ショウ「何だあのみっともない戦いは!」

 

大地「ちょちょちょ!・・・っていうか言葉通じるんですね?」

 

ショウ「当たり前だ」

 

神木「君は奴らの正体を知っているのか?」

 

ショウ「ああ、奴らは帝王ジュダスペクターの兄妹だ」

 

大地「帝王ジュダスペクター?」

 

ショウ「数万年に一度甦る闇からの使者、俺は奴を仲間と一緒に倒した。しかしあの時、他にも甦った奴らがいた。それがあの兄妹だ」

 

ショウ「来い!」

 

するとショウは大地を連れてどこかに行った

 

アリサ「だ、大丈夫ですよ、多分・・・」

 

 

 

ショウ「お前とエックスのことはゼロから聞いていた。どんな奴かと思っていたがどうやら大したことはないようだな」

 

大地「そんな言い方しないでくださいよ。俺だって!」

 

ショウ「お前はまだあの剣の力を使いこなせていない」

 

ショウ「ウルトラマンエックスに変身した時、お前自身の力がエックスの力に比例する。たとえあの剣があってもお前が剣術を磨かない限りエックスとしてあの剣を使いこなすことはできない」

 

大地「そんな・・・じゃあどうすれば?」

 

ショウ「俺が鍛えてやるよ」

 

大地「えっ?」

 

ショウ「覚悟しておけ。俺はゼロより厳しいぞ」

 

 

 

優介「俺たちがエックスの世界にいる間にそんなことがあったなんて・・・」

 

ウェンディ「帝王ジュダ・スペクター」

 

アリサ「ショウとヒカルの話だとウルトラ兄弟が助けてくれたんだって」

 

ウェンディ「ウルトラ兄弟?」

 

優介「本当なんですか!?」

 

アリサ「ええ、エースとレオとアストラとヒカリっていうウルトラマンが伝説の超人のウルトラマンキングによって私たちがいる宇宙に派遣されたんだって」

 

優介「そうだったのか」

 

 

 

その頃ギナはマグマとシャプレーに体罰を与えていた

 

ギナ「逃げられただと?一体何をやっていたのだ!」

 

マグマ星人「申し訳ありません!」

 

シャプレー星人「まさか邪魔者がいたとは!」

 

ギナ「お黙り!言い訳など聞く耳を持たぬ」

 

モルド「まあ良い、心配せずともすでに次の策は練っておるわ」

 

ギナ「と言いますと?」

 

モルド「宇宙に散らばっているグア軍団をこの惑星に呼び寄せ一気にあのエネルギーを浴びせるのだ」

 

 

そしてショウは大地に特訓を施していた

 

ショウ「どうした!?そんなことじゃあの剣を使いこなすことはできない」

 

大地「ちょ、ちょっと待ってくださいよ」

 

エックス「頑張れ大地、お前ならやれば出来る!」

 

大地「他人事みたいに言わないでよ!」

 

エックス「しっかりしろ大地!ああ、違う違う、そうじゃない!」

 

大地「うるさいよエックス、ちょっと黙っててよ!」

 

ショウ「相手の動きを集中して呼吸を読み取り、そして懐に飛び込む!」

 

ショウの一撃で大地が吹っ飛ぶ

 

ショウ「立て大地!休んでる暇などないぞ。お前にも守りたい人や仲間たちがいるだろ?」

 

大地「守りたい人や・・・仲間・・・」

 

大地の脳裏に両親やXioの仲間たちが浮かんだ

 

大地「そうだ・・・俺にも・・・守るべき人たちがいる!」

 

ショウ「行くぞ!」

 

大地「(相手の動きに集中して呼吸を読み取り、そして一気に懐に飛び込む!)」

 

先ほどのショウと同じ動きの大地の一撃でショウが吹っ飛ぶがすぐに体勢を立て直し微笑んだ

 

大地「やった!」

 

エックス「いいぞ大地、やはり私のアドバイス通りだ!」

 

大地「調子いいことばっかり言って!」

 

ショウ「それでいい大地」

 

そしてショウと大地は拳を合わせた

 

そこに特訓を見に来た優介が出てきた

 

優介「よかったな大地!」

 

大地「ああ!」

 

 

 

チアキ「エリアD7の上空に次元の歪みが出現!」

 

神木「Xio出動!」

 

アスナ&ワタル&ハヤト&ウェンディ「了解!」

 

アリサ「ガレット!」

 

Xioとアリサが出動した

 

モルド「さあこれでいつでもグア軍団を受け入れる準備は整ったぞ」

 

モルド・スペクターは歪みを開き、グア軍団を呼び寄せようとしていた

 

ハヤト「ファントン光子砲発射!」

 

モルド&マグマ「っ!」

 

ハヤト「そうはさせるか!」

 

ファントン光子砲でモルドたちを牽制する

 

ショウ「行くぞ大地、優介」

 

大地「はい!」

 

優介「ああ!」

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

大地「エックスー!」

 

【ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!】

 

【ウルトラマン!ウルトラマンティガ!】

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

モルドたちの前に三大ウルトラマンが降り立った

 

BGM:ウルトラマンビクトリーの歌

 

モルド「今度こそ貴様らの最期だ!」

 

大地「かっこいい・・・」

 

ビクトリー「言ってる場合か、行くぞ!」

 

ビクトリーがマグマ星人、エックスとオーブがモルドに立ち向かう

 

神木「あれが地底のウルトラマンか」

 

マモル「強そうっすね!」

 

ルイ「なんか最高っ!」

 

アリサ「ショウ・・・」

 

アスナ「来るわよ!」

 

ワタル&ウェンディ「っ!」

 

アスナたちにもギナとシャプレー星人が襲いかかる

 

ビクトリーはマグマ星人を圧倒。蹴りで追い詰める

 

エックスとオーブはモルドの斧の攻撃を抑えながら攻撃を加える

 

ビクトリー「ビクトリウムスラッシュ!」

 

ビクトリウムスラッシュをマグマ星人の顔面に3発食らわせ

 

【ウルトランス!キングジョーランチャー!】

 

キングジョーランチャーでマグマ星人を吹き飛ばす

 

ワタル「っしゃ!来ーい!」

 

ワタルはシャプレー星人をともえ投げする

 

アスナとアリサとウェンディはギナと激しい戦いを繰り広げる

 

 

エックスは崖を利用してXクロスチョップを食らわせる

 

エックス「Xクロスチョップ!」

 

ビクトリー「大地、今こそ特訓の成果見せてやろうぜ!」

 

大地「はい!」

 

【ウルトラマンエックスパワーアップ!】

 

大地&エックス「行くぞ!エクシードエックス!」

 

エックスはエクシードエックスにパワーアップし

 

大地&エックス「エクスラッガー!」

 

【ウルトランス!ウルトラマンヒカリ!】

 

ビクトリーがウルトラマンヒカリから託されたナイトティンバーで強化形態ウルトラマンビクトリーナイトになった

 

オーブ「ならこっちも!」

 

【ゾフィー!ウルトラマンヒカリ!】

 

優介「勇者の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブブレスターナイト!】

 

オーブはゾフィーとヒカリの力を借りたブレスターナイトにフュージョンアップした

 

オーブ「ナイトZブレード!」

 

モルド「おのれ小癪な!」

 

オーブ「モルドは任せるぞ!」

 

大地「ああ!」

 

今度はエックス一人でモルドと戦うがショウとの特訓のおかげでエクスラッガーを使いこなせており、苦戦はせずモルドを圧倒する

 

ビクトリーとオーブは何度もマグマ星人を切りつける

 

ビクトリー「よし!今だ!」

 

オーブ「行け!エックス!大地!」

 

大地「うあああ!!」

 

特訓の時と同じように相手の動きに集中して呼吸を読み取り一気に懐に飛び込み

 

エクスラッガーを2回スライドしてトリガーを引く

 

大地&エックス「エクシードスラッシュ!」

 

エクシードスラッシュでモルドを吹き飛ばした

 

モルド「ぐあああ!」

 

ビクトリー「やったな大地」

 

大地「はい!」

 

【ワン!ナイトビクトリウムフラッシュ!】

 

ビクトリー「ナイトビクトリウムフラッシュ!」

 

1回ポンプしてナイトビクトリウムフラッシュを食らわせる

 

オーブ「ナイトZブレードショット!」

 

そこにナイトZブレードショットで追撃

 

【スリー!ナイトビクトリウムシュート!】

 

ビクトリー「ナイトビクトリウムシュート!」

 

オーブ「ナイト87シュート!」

 

3回ポンプしてナイトビクトリウムシュートをオーブのナイト87シュートと共に放ちマグマ星人を倒した

 

モルド「だが時すでに遅し、グア軍団はもうそこまで来ている!」

 

ビクトリー&エックス&オーブ「っ!」

 

しかしやって来たのはグア軍団ではなかった

 

???「ギンガファイヤーボール!」

 

やって来た者がモルド・スペクターに攻撃する

 

そして降り立ったのは

 

クリスタルが輝くウルトラマンだった

 

???「お前が待ってる奴らは俺が倒してきたぜ」

 

モルド「何だと!?」

 

ビクトリー&オーブ「ヒカル!」

 

大地「ウルトラマンが、もう一人?」

 

現れたのは未来からやって来た戦士ウルトラマンギンガだった

 

ギンガ「ショウラッ!」

 

TO BE CONTINUED

 

次回予告

 

グア軍団の総攻撃!奴らの狙いはXioに保管されているスパークドールズだ。怪獣たちを悪に利用させるわけにはいかない。

 

ギンガ、ビクトリー、エックス、オーブ

 

新世代(ニュージェネレーション)ヒーローズが迎え撃つ!

 

次回 光る大空 つながる大地

 

3つの光と絆を結び、今、立ち上がる!




次回は3つの光の力をお借りするあの姿がいち早く登場しますよ。


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第71話 光る大空 つながる大地

新世代(ニュージェネレーション)ヒーローズの総結集!


【OP ウルトラマンX】

 

ギンガ「ギンガファイヤーボール!」

 

空間からやって来たウルトラマンがモルドを攻撃し地に降り立つ

 

大地「ビクトリーとオーブの仲間なのか?」

 

ギンガ「お前が待ってる奴らは俺が倒してきたぜ」

 

モルド「何だと!?」

 

ビクトリー&オーブ「ヒカル!」

 

BGM:ウルトラマンギンガの歌

 

ギンガ「ショウラッ!」

 

アリサ「ヒカル!」

 

ウェンディ「ヒカルさん!」

 

神木「新たなウルトラマン・・・」

 

ショウ「やっと来たか」

 

ヒカル「待たせたな」

 

優介「久しぶりだなヒカル!」

 

ヒカル「久しぶりだな優介。あんたがこの世界のウルトラマンか、一緒にこいつ倒そうぜ!」

 

大地「はい!」

 

ギンガはギンガスパークランスを出して戦う

 

オーブは再びナイトZブレードを出して立ち向かう

 

エックスとビクトリーは攻撃を食らうもギンガとオーブはノーダメージでモルドと互角以上に渡り合い、モルドに攻撃を入れる

 

エックスがエクスラッガーで斧を封じ、ビクトリーがナイトティンバーでモルドの足を攻撃し浮かせる

 

ギンガ「ギンガサンシャイン!」

 

ギンガはギンガサンシャインでモルドに大ダメージを与えた

 

ギナ「兄上!さすがに分が悪すぎます。一旦引きましょう」

 

モルドが闇の波動を放つが

 

【ライトニングアタッカー!】

 

オーブ「電光雷轟!闇を討つ!」

 

ギンガ「シェアッ!」

 

オーブ「ハイパーバリアウォール!」

 

ギンガのギンガハイパーバリアとライトニングアタッカーとなったオーブのハイパーバリアウォールで防いだがモルドの姿が消えていた

 

そしてギナとシャプレー星人も撤退した

 

だがまだ歪みが広がり続けていた

 

大地「歪みが広がり続けている!」

 

エックス「なんとかして閉じないと!」

 

ショウ「邪気を鎮めればあの歪みを閉じることができる」

 

大地「俺もやります!」

 

【フルムーンザナディウム!】

 

オーブ「繋がる力は心の光!」

 

オーブはフルムーンザナディウムになり、ビクトリーナイトはナイトティンバーをティンバーモードにして

 

ギンガ「ギンガコンフォート!」

 

大地&エックス「ピュリファイウェーブ!」

 

オーブ「フルディウム光線!」

 

四人はそれぞれの力で邪気を鎮め歪みを閉じた

 

そして変身を解き向かい合った

 

ヒカル「俺の名前は礼堂ヒカル、よろしくな」

 

ヒカルと大地が握手を交わした

 

大地「大空大地って言います。あなたがもう一人のウルトラマンなんですね」

 

ヒカル「ああ!」

 

 

 

モルド「ええい!忌々しいウルトラマンが増えるとは!」

 

ギナ「歪みが閉じられた今、我々には新たな兵隊が必要ね?・・・いい考えはないの?」

 

シャプレー「お任せを!」

 

一方Xioでは新たにやって来たウルトラマンギンガことヒカルと対面していた

 

神木「君も彼と同じようにウルトラマンだというのか?」

 

ヒカル「あ、はい」

 

橘「あなたたちは地球人で間違いないのよね?」

 

ヒカル「もちろんです。あのなんていうか別の次元の地球人ですけど」

 

神木「ウルトラマンに変身しているということか?」

 

ヒカル「まあそんなところです。俺たちは強い絆で結ばれて一緒に戦ってます」

 

ショウ「それに優介とも何度も一緒に戦ったしな」

 

ワタル「んん!簡単にいうとウルトラマンは君たちの仲間なのか?」

 

ヒカル「はい」

 

ワタル「えええええ!!!」

 

ヒカル「あっ、ギンガとビクトリー、オーブだけじゃなくウルトラマンは俺たちの仲間です」

 

優介「ああ、これまでもたくさんのウルトラマンたちと共に戦ったもんな」

 

ヒカル「ああ、それに怪獣とだって仲間になれますよ」

 

大地「怪獣と仲間に!?」

 

ヒカル「うん」

 

するとそこにマモルとルイが興奮しながらやって来た

 

ルイ「君たち本当にウルトラマンなの!?」

 

大地「ルイ、もうその話終わってるって」

 

マモル「じゃあ本当にウルトラマンってことっしょ?」

 

するとマモルとルイがヒカルとショウを調べ始めた

 

ルイ「恥ずかしいけどちょっとだけだからね!」

 

ショウ「おい!」

 

ヒカル「勘弁してくださいよ!」

 

マモル「お願い君たちのデータを取らせてほしいっす!」

 

ヒカル「はぁ!?」

 

ルイ「わぁ!すごい!」

 

ヒカル「助けてくださいよー!」

 

優介「あっははは!!」

 

ウェンディ「ふふっ!」

 

アリサ「あはは、どうしよっかな?」

 

 

その後、外で優介たちは話し合う

 

大地「俺の理想は怪獣と共存することなんです!」

 

大地「怪獣はその生物本来の生息地に住み続けるのが自然だから、そういう環境がきちんと整ったらスパークドールズを元の姿に戻して自然に帰してあげたいんです」

 

ヒカル「そっか」

 

大地「単なる理想なのかもしれませんけど」

 

ヒカル「いやいいじゃんか、最高の夢だよ」

 

大地「えっ?」

 

ショウ「俺の住む地底世界にもシェパードンという聖獣がいてな、小さい頃からいつも一緒にいて共に戦った仲間なんだ」

 

大地「えっ?」

 

ヒカル「俺たちの世界ではスパークドールズの怪獣たちの力を借りて敵と戦ってきたんだ」

 

ヒカル「俺たちだけじゃない。怪獣と絆の深いウルトラマンは多いんだぞ」

 

大地「本当ですか?」

 

ヒカル「慈愛の戦士ウルトラマンコスモスは怪獣が幸せに暮らせる世界を作ったんだ」

 

優介「遊星ジュランっていう惑星で怪獣たちが幸せに暮らしてるんだ」

 

ヒカル「それに大先輩のウルトラセブンはカプセル怪獣なんていう相棒もいるんだぜ」

 

優介「それに俺も何体かの怪獣たちと共に戦ってきたんだ」

 

大地「すごい!怪獣との共存は不可能じゃないってことか。俺も頑張らないとな!」

 

ヒカル「大地、お前ならきっと夢叶えられるって」

 

優介「(すっかり先輩になったな、ヒカルもショウも)」

 

 

その後アリサにエックスの世界に来た経緯を話した

 

アリサ「えっ?あなたたちがこの世界にやって来たのはゼロに頼まれたからなの?」

 

ウェンディ「はい、ナックル星人バンデロっていう宇宙人を追ってこの世界にやって来たんです」

 

優介「そしてそいつを倒した後に俺たちはエックスの世界に残ることにしたんです」

 

アリサ「そうだったのね」

 

優介「でもその後の最初の号令はちょっと恥ずかしかったな」

 

ウェンディ「そうだね」

 

アリサ「最初の号令?」

 

ウェンディ「Xioの皆は了解!って言いますけど最初私たちはガレット!って答えちゃいました」

 

優介「まあ、あの号令が一番気に入ってたからな」

 

するとアリサが涙ぐみながら

 

アリサ「あんたたちって奴らは!」

 

アリサ「あんたたち二人に会えてよかったよ!」

 

と優介とウェンディを抱き締めた

 

優介「それを言うなら俺たちだって!」

 

ウェンディ「アリサさんたちに出会えて本当によかったって心から思ってます!」

 

アリサ「ありがとう!隊長や友也たちに伝えとくね」

 

優介&ウェンディ「はい!」

 

 

一方 ギナたちはマーキンド星人という宇宙人と取引をしていた

 

マーキンド星人「かなりの値が張りますが超お買い得な道具を用意しましたよ」

 

ギナ「使えそうねこれ。面白くなりそう」

 

ギナが手に取ったのはゴモラの形をした機械のスパークドールズだった

 

マーキンド星人「今ならお得な情報をおまけにつけますよ」

 

そして何かの情報が詰まった物体を出した

 

ギナ「代金はこいつから貰って」

 

マーキンド星人「あそうですか」

 

しかしシャプレー星人が銃撃し手にしていた物体を手に取るとそこにはXioに保管されているスパークドールズの情報が入っていた

 

すると機械のゴモラが出現した

 

タケル「ゴモラらしき個体が出現!」

 

大地「これがゴモラ?」

 

アスナ「ちょっとフォルムが違うけど何なの?」

 

チアキ「生命反応はありません。怪獣型のマシンです!」

 

グルマン博士「メカゴモラというわけか!」

 

優介「そういえばゼロが言っていたな。ゴモラの形をしたロボットがいたって」

 

ウェンディ「じゃあ、あれがそうなの?」

 

神木「ハヤト、ワタルはスカイマスケッティで出動!メカゴモラの進行を食い止めろ!」

 

ワタル&ハヤト「了解!」

 

神木「大地とアスナと優介とウェンディは地上からの援護と避難誘導を頼む!」

 

優介&ウェンディ&大地&アスナ「了解!」

 

ヒカル「俺たちも行きます」

 

神木「力を貸してくれるか?」

 

アリサ「もちろんです」

 

神木「Xioのメンバーに合流してくれ!」

 

ヒカル&ショウ&アリサ「ガレット!」

 

ヒカルたちも優介たちと共に出動した

 

橘「しかし、なぜ突然基地の近くに?」

 

ギナ「行け!」

 

ハヤト「ファントン光子砲!」

 

ファントン光子砲でメカゴモラを攻撃したが

 

ワタル「ダメだ!装甲が固すぎる!」

 

ロボットなため効果がない

 

優介、ウェンディ、大地、アスナ、アリサが市民の避難誘導をしていた

 

ヒカルとショウがお互いに頷きウルトラマンに変身しようとするが

 

そこにシャプレー星人が銃撃で妨害しヒカルたちを吹き飛ばし

 

ギナがショウの後ろからムチで縛り上げる

 

ヒカル「邪魔をする気か」

 

ヒカルとショウはシャプレー星人とギナと戦うことになる

 

しかしその間にもメカゴモラが破壊活動を続けている

 

アリサ「何やってんのよあの二人は?」

 

優介「俺と大地が様子を見に行ってきます」

 

ウェンディ「気を付けてね」

 

アスナ「私がメカゴモラを止める」

 

【サイバーゴモラロードします!】

 

アスナ「行くよゴモラ」

 

【リアライズ!】

 

サイバーゴモラが召喚されメカゴモラと対峙する

 

するとモルド・スペクターが基地近くに現れエネルギーを基地に照射した

 

タケル「突如出現したモルド・スペクターが未知のエネルギーを基地に照射中?」

 

神木「まさか、本当の狙いはこの基地か!」

 

モルド「ここに眠るスパークドールズをよみがえらせて、新たなグア軍団を作り上げる!」

 

その未知のエネルギーがスパークドールズに入っていきスパークドールズたちが振動する

 

グルマン博士「奴らの目的はスパークドールズだったのか!」

 

ルイ「このままだとこの子たちが元に戻っちゃうよ!」

 

マモル「僕たちでなんとかしないと!」

 

グルマン博士「よし!」

 

ラボチームがスパークドールズが元に戻らないように機器を使って防ぐ

 

神木「バリアを張るんだ!なんとしてもあの邪気を食い止めろ!」

 

そして基地にバリアが張られ、モルドは攻撃するが簡単には破れないバリアになっている

 

神木「至急帰還して基地の防衛を頼む!」

 

ワタル&ハヤト「了解!」

 

スカイマスケッティが基地に向かった

 

シャプレー星人と戦うヒカルはシャプレー星人を簡単に追い詰める

 

ショウもギナと互角に渡り合っていた

 

そこに大地と優介がやって来て加勢する

 

【ウルトライブGO!キングジョー!】

 

モンスシューターでギナに攻撃するが

 

シャプレー星人「ぐああああ!!」

 

シャプレー星人が庇い倒された

 

あれほど激しい戦いをしたというのに全く息切れしていない

 

さすが戦士たちだ

 

ギナ「貴様ら!」

 

ギナは撤退した

 

一方サイバーゴモラもメカゴモラを追い詰めていた

 

アスナ「コンビネーションで行こう」

 

アスナはウルトライザーをアリサに渡した

 

ウェンディもウルトライザーを手に取る

 

アリサ「いい銃ね。射撃なら任せて」

 

ウェンディ「行きましょう。アリサさん!」

 

アリサ「ええ!」

 

【ウルトラマンの力をチャージします!】

 

アスナ「ゴモラ!サイバー超振動波よ!」

 

サイバー超振動波とウルトライザーでメカゴモラを撃退した

 

ウェンディ「やった!」

 

アリサ「ウルトラマンの力って、すごい技術力!」

 

アスナ「でしょ!」

 

残るはグア軍団の兄妹のみ!

 

 

 

ワタル「トラァーイ!」

 

基地に到着したスカイマスケッティがモルドを攻撃した

 

そこにギナがやって来た

 

ギナ「兄上!今こそ我ら三兄弟の力を一つに!」

 

モルド「いいのか?魂を融合させたら元には戻らんぞ」

 

ギナ「私は・・・私は兄上の中で生き続けます」

 

モルド「ギナよ、共にウルトラマンを倒すぞ!」

 

ギナがモルドの中に入り、そこからとてつもない闇が発生し、三兄弟の力が一つになった

 

モルド「ギナ、感じる。感じるぞお前の魂を」

 

新たに現れた剣に妹ギナと

 

ギナ「兄上」

 

モルド「ジュダよ、お前も儂に力を貸しくれるのか」

 

弟のジュダの魂が宿っていた

 

グア「我こそはグア・スペクター。我ら三兄弟の恨みを晴らす。新たなグア軍団を誕生させる!」

 

凄まじいパワーの一振りでバリアが破壊されてしまった

 

グルマン博士「このままだとまずいぞ!」

 

 

 

そこに彼らが

 

我らのヒーローたちがやって来た!

 

ショウ「ここで決める」

 

ヒカル「ああ!行くぜ後輩!」

 

大地「うん、スパークドールズを悪に利用させない!」

 

優介「皆、行くぞ!」

 

ヒカル&ショウ&大地「おう!」

 

ギンガスパーク、ビクトリーランサー、エクスデバイザー、オーブリングを取り出し構える

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

ヒカルはギンガ、ショウはビクトリー、大地はエックスのスパークドールズ、優介はオーブカリバーを手に取り

 

ヒカル、ショウ、大地はリードし、優介はホイールを回し、全て点灯させトリガーを引く

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

【ウルトラーイブ!】

 

【ウルトライブ!】

 

そしてそれぞれのアイテムを高く掲げ名を叫ぶ

 

ヒカル「ギンガーーー!!!」

 

ショウ「ビクトリーー!!」

 

大地「エックスーーー!!!」

 

優介「オーーーブ!!!」

 

【エックス、ユナイテッド!】

 

【ウルトラマンギンガ!】

 

【ウルトラマンビクトリー!】

 

オーブ「タァッ!」

 

今ここに新世代(ニュージェネレーション)ヒーローズが集結した!

 

グア「ん?」

 

BGM:英雄の詩

 

エックス「セェアッ!」

 

ギンガ「シェアッ!」

 

ビクトリー「ヅェッ!」

 

オーブ「デェアッ!」

 

グア「はあああ!!」

 

ギンガは上空に飛び

 

ビクトリー、エックス、オーブが迎え撃つ

 

乱闘した後に距離をとる

 

ギンガ「ギンガサンダーボルト!」

 

ギンガが上空からギンガサンダーボルトで攻撃

 

【ウルトランス!エレキングテイル!】

 

ビクトリーはエレキングテイルで巻き付け電流を流す

 

【サイバーエレキングロードします!サイバーエレキングアーマーアクティブ!】

 

大地「エレキング電撃波!」

 

エックスはサイバーエレキングアーマーを装着しエレキング電撃波を放つ

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブライトニングアタッカー!】

 

オーブ「アタッカーギンガエックス!」

 

そしてオーブはライトニングアタッカーにフュージョンアップしてアタッカーギンガエックスを放ちダメージを与える

 

グア「ぐあああ!ぐぅっ!」

 

ルイ「ほむ!?エレちゃん祭り!これはたまらんですな♪」

 

グア「この程度の力でやられるものか!」

 

ギンガ「ショラッ!デェイヤッ!」

 

ビクトリー「ヅェッ!フウッ!」

 

エックス「フウッ!」

 

オーブ「フッ!」

 

四人の抜群のコンビネーションでグア・スペクターに攻撃を加える

 

グア「痛快!痛快!地獄へ堕ちて身の程を知れ!はあ!」

 

剣と斧の一振りでギンガとビクトリーが吹き飛ばされる

 

さらに攻撃しようとしたがエックスが抑える

 

大地「スパークドールズの怪獣たちをお前の好きにはさせない!」

 

ヒカル「俺たちも負けてらんないなショウ」

 

ショウ「ああ!」

 

ヒカル&ショウ「見せてやるぜ!俺たちの絆!」

 

ヒカルがウルトラフュージョンブレスのレリーフを横に回し

 

ヒカル&ショウ「ウルトラタッチ!」

 

ウルトラフュージョンブレスをビクトリーランサーでリードする

 

ヒカル「ギンガーーー!!!」

 

ショウ「ビクトリーーー!!!」

 

ヒカル&ショウ「ギンガビクトリー!!」

 

そしてウルトラ10勇士の力を秘めたウルトラマンギンガビクトリーとなった

 

ギンガビクトリー「ショウラッ!シュワッ!」

 

ギンガビクトリーの強烈なパンチでグア・スペクターが後ずさる

 

ギンガビクトリー(ヒカル)「行くぞ!」

 

オーブ「ああ!」

 

大地&エックス「エクシードエックス!!」

 

大地&エックス「エクスラッガー!」

 

エックスもエクシードエックスとなりエクスラッガーを手に取る

 

オーブ「本当の戦いはここからだ!!」

 

その時、不思議なことが起こった

 

グア「な、なんだ?」

 

ヒカル「俺たちの光が・・・」

 

ショウ「優介の元に・・・」

 

大地「向かっていく・・・」

 

そして3つの光がオーブの元に集まりそしてギンガ、ビクトリー、エックス、フュージョンカードに新たな力が施された

 

優介「これは・・・」

 

優介は強く頷き

 

優介「今こそお前達に見せてやる!俺達の絆の力を!」

 

オーブの中にいる優介は、再度フュージョンアップを行うべくオーブリングを構える。その瞬間ギンガ、ビクトリー、エックスの3枚のフュージョンカードがカードホルダーから飛び出し優介の周りを飛び始めた。

 

優介「ギンガ!」

 

【ウルトラマンギンガ!】

 

まずウルトラマンギンガのカードを掴み、リードする。すると、オーブリングから放たれた水色の粒子が、優介の左隣りでギンガの姿となった。

 

優介「ビクトリー!」

 

【ウルトラマンビクトリー!】

 

次にウルトラマンビクトリーのカードを掴んでリードする。。今度はオーブリングから金色の粒子が放たれ、ビクトリーが優介の右隣りに現れた。

 

優介「エックス!」

 

【ウルトラマンエックス!】

 

優介は最後の1枚であるエックスのカードを掴み、オーブリングを正面に構えてリードする。これによりビクトリー同様金色の粒子が放たれ、優介の正面にエックスが現れた。

 

だがまだ終わらない!

優介はオーブリングを天に掲げてトリガーを引く。

 

【トリニティフュージョン!】

 

音声が鳴りオーブリングから放たれた赤・青・黄・紫の光が渦を形成。中に手を伸ばすと、4色に光るノコギリ状のアイテム、《オーブスラッシャー》が現れた。

そのスライドパネルには、ギンガ〜オーブのマークが描かれている。

 

優介はそれを掴み、側面にあるマークをなぞると、円を描くように振るう。するとギンガ達も同じ動きをする。

 

優介「3つの光の力、お借りします!オーブトリニティ!!」

 

そう叫びながらオーブスラッシャーを、ギンガ達は腕を天に掲げる。

オーブスラッシャーから放たれた光で、優介がオーブオリジンになると同時にギンガ達が優介と融合、新たな姿を生み出した。

 

オーブ「デァッ!!」

 

これこそ、ギンガ、ビクトリー、エックス、オーブの力を一つにして変身した『オーブトリニティ』である。

 

グア「な、何だと!?」

 

ハヤト「あ、あれは・・・」

 

ワタル「すげえ!」

 

アリサ「アレってギンガとビクトリーとエックスの力が・・・」

 

アスナ「オーブと一つになったってこと!?」

 

ウェンディ「かっこいい・・・!」

 

その勇姿に驚愕する一同。ウェンディに至ってはすっかり見惚れている。

 

オーブ「俺は、オーブトリニティ。3つの光と絆を結び、今、立ち上がる!」

 

右肩にあるオーブスラッシャーを手に取る

 

大地はエクスラッガーを3回スライドしてトリガーを引く

 

BGM:オーブ大乱戦(オーブオリジンのテーマ)

 

大地&エックス「エクシードイリュージョン!」

 

4人に分身したエクシードエックスが切り刻む

 

ヒカルはフュージョンブレスのディスクを回転させ、ウルトラマンマックスのディスクを合わせボタンを押して再びディスクを回転させる

 

【ウルトラマンマックスの力よ!】

 

ギンガビクトリー「マクシウムカノン!」

 

優介はオーブスラッシャーのタッチパネルを2回スライドしてトリガーを引く

 

優介「トリニティウムシュート!」

 

グア「ぐあああ!」

 

ギンガビクトリーのマクシウムカノンとオーブのトリニティウムシュートで斧を破壊する

 

次にヒカルはウルトラマンネクサスのディスクに合わせ、ボタンを押し、再び回転させる

 

【ウルトラマンネクサスの力よ!】

 

ギンガビクトリー「オーバーレイ・シュトローム!」

 

グア「ぐあああ!」

 

ギンガビクトリーがオーバーレイ・シュトロームで剣を破壊する

 

優介はオーブスラッシャーのタッチパネルを3回スライドしてトリガーを引く

 

優介「トリニティウムブレイク!」

 

グア「ぐおおお!!」

 

そこにオーブがトリニティウムブレイクで追撃し大ダメージを食らわせる

 

大地はエクスラッガーを3回スライドしてブーストスイッチを押す

 

大地&エックス「エクシードエクスラッシュ!」

 

【ウルトラマンコスモスの力よ!】

 

ギンガビクトリー「コズミューム光線!」

 

グア「うああ!ぐあああ!ぐぅっ!」

 

エクシードエクスラッシュとコズミューム光線で闇を払い除けグア・スペクターを弱体化させた

 

 

エックス「これで貴様は二度と甦ることができない!」

 

ヒカルはフュージョンブレスのディスクをライブサインに合わせてボタンを押す

 

大地はエクスラッガーを頭の前に持ち、エクスラッガーを1回逆スライドしてトリガーを引く

 

優介はオーブスラッシャーのタッチパネルを3回スライドしてブーストスイッチを押して究極必殺技を発動

 

ヒカル&ショウ&大地&エックス&優介「これが!」

 

ヒカル&ショウ&大地&エックス&優介「人間とウルトラマンの絆の力だ!!!」

 

ギンガビクトリー「ウルトラフュージョンシュート!!」

 

大地&エックス「エクスラッガーショット!!」

 

オーブ「トリニティウム光輪!!」

 

それぞれの究極必殺技でグア・スペクターに止めを刺す

 

グア「ぐあああああああああ!!!」

 

モルド「妹よ!」

 

ギナ「兄上!」

 

そしてグア・スペクターは大爆発を起こし倒された

 

そしてスパークドールズの振動も止まった

 

グルマン博士「よくぞスパークドールズを守りきったな」

 

マモルとルイはほっとした

 

ワタル&ハヤト「よっしゃあー!」

 

アリサ&アスナ&ウェンディ「イェーイ!!!」

 

グア軍団との戦いは人間とウルトラマンの勝利で幕を閉じた

 

 

そしてヒカルたちと別れの時がやって来た

 

アリサ「Xioの皆によろしくね」

 

大地「はい」

 

アリサ「二人も気を付けてね」

 

優介&ウェンディ「はい!」

 

ショウ「お前の夢、叶えろよ」

 

ヒカル「遠い場所からだけど、応援してるぜ」

 

その言葉に大地は笑顔になる

 

アリサ「いいな〜なんか男の友情って感じで」

 

大地「ってことは俺たちもユナイトしてるってことですね」

 

ヒカル「そうだな。俺たちはこの空で繋がってるんだ」

 

ショウ「練習さぼるんじゃねぇぞ」

 

大地「はい!」

 

ヒカル「また会おうぜ」

 

ヒカルと大地は拳を合わせた

 

エックス「さあ行きましょう。あなたたちの世界へ!」

 

優介&ウェンディ&ヒカル&ショウ&アリサ「ガレット!」

 

そしてウルティメイトゼロアーマーを装着したエックスとウルティメイトイージスを纏ったオーブがギンガとビクトリーとアリサとウェンディと共に彼らが世界に向かった

 

ちなみにそこでエックスと大地はUPGの隊員たちと出会い、優介とウェンディにとっては久々の再会となった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED Unite 〜君とつながるために〜】

 

次回予告

 

娘の幸せと平和への責任。神木隊長にとって、どちらも捨てられない大切なもののはずだ。俺たちXioは、その思いを守るために全力を尽くす! 行って下さい隊長! 怪獣は俺たちが止めてみせます!

 

次回 戦士の背中

 

知勇双全、光となりて!




自分でも満足のこの話!次回は神木隊長回。家族の話ということで親子の力を使うエメリウムスラッガーの出番です!


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第72話 戦士の背中

皆さんご心配おかけしました。気持ちの整理もついてこれからは少しずつ頑張っていこうと思います。


【OP ウルトラマンX】

 

ある早朝、怪獣の出現が確認された

 

チアキ「本日午前4時13分、エリアT4-7の映像です。その後近郊で異常な局地地震が観測されており、怪獣は地下を移動している可能性が高いと考えられます」

 

神木「大地、至急この怪獣を分析してくれ。各隊員は移動している震源の情報を収集」

 

「了解!」

 

すると一般職員が入ってきた

 

「失礼します。隊長に速達です」

 

神木「ありがとう。お疲れ様」

 

それを開けて見ると

 

“暇なら来てください”というメッセージがあった

 

神木「・・・・・・」

 

橘「・・・?」

 

その後、神木は誰かに電話しようとしていた

 

しかしなぜか躊躇っていた

 

橘「何かあったんですか?」

 

不思議に思った橘は声を掛けた

 

神木は手に持っている物を橘に見せた

 

橘「宏美ちゃんが?おめでとうございます!」

 

それは神木隊長の娘宏美の結婚式の招待状だった

 

橘「明日じゃないですか結婚式。何も聞いてなかったんですか?」

 

神木は頷いた

 

橘「じゃあ準備は宏美ちゃん一人で・・・」

 

神木「まあ、そうなのかな・・・」

 

橘「会いに行って上げたらどうですか?結婚式の前の日って家族で過ごすものですよ」

 

神木「あいつ、俺に会いたがらないだろう」

 

橘「だったら、なんでわざわざこんなことを?宏美ちゃんだって会いたがってるんです」

 

神木「・・・何持ってけばいいのかな?」

 

橘「えっ?」

 

神木「あー、手ぶらでいいのかな?」

 

橘「大丈夫、一緒にご飯でも食べてきてください」

 

神木は頷き

 

神木「・・・どんな情報でも何かあったらすぐに連絡してくれ」

 

橘「了解」

 

そして神木は宏美の元へと向かった

 

大地「このタイプGの怪獣は古代怪獣ゴメスだと思われます」

 

優介「(お前の仲間か・・・はっきり言って戦いたくないよな?)」

 

怪獣カードになっているゴメスが応えた

 

橘「どんな兆候も見逃さないように!」

 

「了解!」

 

ハヤト「でも珍しいですよね?こんな時に隊長が外出するなんて」

 

アスナ「確かにいつもここに住んでるんじゃないかってくらい居るのにね」

 

ワタル「何かあったんですか?」

 

橘「明日、娘さんの結婚式なの」

 

「えっ!?」

 

ワタル「そんなおっきな娘さんがいたんすか?」

 

アスナ「全然知らなかった」

 

ハヤト「なんで隠してたんですかね?」

 

橘「別に隠してたわけじゃないと思う。ただ、話たくても話すことはなかったんじゃないかな?」

 

大地「どういうことですか?」

 

橘「娘さんとね、もうずっと口も聞いていないみたいなの」

 

優介「えっ!?」

 

ウェンディ「・・・どうしてなんですか?」

 

その頃神木はある日産自動車の店に来ていた

 

神木「・・・・・・」

 

宏美「ありがとうございました!」

 

そこには宏美が働いていたのだ

 

神木「普通、休むもんじゃないのか?仕事・・・」

 

宏美「・・・そうですか?」

 

神木「・・・準備は?」

 

宏美「・・・向こうのご両親が全部、本当はいい人たちなの」

 

神木「・・・それで済むことか?」

 

宏美「・・・済むようにしました」

 

神木「・・・どんな奴なんだ?」

 

宏美「・・・家族を大事にしてくれる人」

 

神木「・・・・・・」

 

なぜこの二人が気まずい関係になっているのか?

 

それは11年前、宏美の母が危惧状態にあり、その時期は怪獣が頻繁に出現していた時期だった。

 

そんな時にも怪獣は出現し、神木は家族を置いて怪獣と戦わなければならなかった。

 

まだ幼かった宏美は神木が行くのを反対していたが

 

「お父さんが行かないと・・・たくさんの人たちが危ない目に会うのよ」

 

と母は危惧状態でありながらも説得して、神木を行かせた

 

しかしふと神木は振り向くと、宏美が寂しい顔をしていた

 

そして・・・

 

宏美「行くね。仕事中だから」

 

神木「宏美!今日午前4時13分富山の定点カメラで怪獣の出現を確認したんだ。今は地下に潜伏しているがいt」

 

宏美「お父さんが行かないと・・・たくさんの人たちが危ない目に会うんでしょ?」

 

神木「・・・・・・」

 

宏美「ごめんね。私分かってるの。家族よりも優先するべき仕事だって、頭では分かってるんだけど、でも、実際にそれをされると辛いんだよね?」

 

神木「・・・・・・」

 

宏美「ほんと私の事は気にしなくていいから」

 

宏美が仕事に戻った時、神木に連絡が入った

 

チアキ「ゴメスがエリアS2-6に出現しました」

 

神木「了解!全員出撃体制は整ってるか?」

 

チアキ「現在各隊員が出撃準備中」

 

神木「完了次第出撃!すぐ戻る」

 

そして基地に戻る神木を宏美は寂しい目で見つめていた

 

アスナ「落ち着いて避難して!」

 

ウェンディ「落ち着いて避難してください!」

 

優介「慌てないで!こっちです!」

 

アスナがジオバズーカで攻撃するが、少し怯んだだけだった

 

そして基地に神木が戻った

 

神木「すまなかった。状況は?」

 

ハヤト「頑丈な奴です!攻撃が効きません!」

 

【ウルトライザーモード起動します!ウルトラマンの力をチャージします!】

 

ワタル「食らえええ!」

 

しかしジオバズーカ、ジオブラスター、ウルトライザーが全く効かなかった

 

神木「一時撤退!防衛線を下げて体制を立て直せ!」

 

大地「エックス!ユナイトだ!」

 

エックス「よし!行くぞ!」

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

大地「エックスー!」

 

【エックス、ユナイテッド!】

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

オーブ「俺の名はオーブ、闇を照らして悪を撃つ!」

 

エックスとオーブがダブルキックで攻撃しながら登場した

 

エックスが膝蹴りし、オーブが蹴りを入れるが全く怯む様子がなく一撃一撃が重い

 

大地「なんて力だ!」

 

オーブ「ゴメスがこれほどまでに強いとは!」

 

ゴメスの尻尾でエックスとオーブが吹き飛ばされる

 

大地「ベムスターアーマーだ!」

 

大地はサイバーベムスターカードをリードしてエックスはサイバーベムスターアーマーを装着し

 

オーブ「これならどうだ!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブフォトンビクトリウム!】

 

オーブはフォトンビクトリウムになりエックスと共に強力な尻尾攻撃をなんとか防ぎ

 

エックスがシールドをブーメランのように投げるのと

 

オーブ「フォトリウムスラッシュ!」

 

オーブの足から放つフォトリウムスラッシュがヒットしゴメスが倒れた

 

大地「一気に行くぞ!」

 

優介「ああ!」

 

エックスはアーマーを解除しザナディウム光線、オーブはフォトリウムシュートを放とうとしたが

 

エックス&オーブ「っ!」

 

あと一歩の所で逃げられてしまった

 

チアキ「現在エリアS2-9に停止中です」

 

タケル「地表からの生体反応は微弱です」

 

神木「了解!」

 

ワタル「かなりダメージ受けたはずだから当分動けないんじゃないかな?」

 

神木「油断は禁物だ。交代で監視に当たれ!」

 

「了解!」

 

大地「・・・・・・」

 

神木「・・・・・・」

 

そして翌朝

 

大地「隊長・・・」

 

神木「ん?」

 

大地「俺・・・理解できません。隊長と娘さんのこと、近くにいるのに何年も会わないなんて・・・」

 

大地「行って下さい。結婚式」

 

ハヤト「そうですよ」

 

そこにアスナたちがやって来た

 

ハヤト「娘さんの花嫁姿、見に行ってあげてください」

 

ワタル「俺たちが見張ってますから」

 

アスナ「私たちに任せてください」

 

優介「隊長」

 

ウェンディ「だから安心して行って下さい」

 

神木は頷き式場へ向かう

 

そして司令室で全員が監視に当たっていた

 

アスナ「お願いゴメス、このままおとなしくしてて」

 

そこになんと神木が戻ってきたのだ

 

アスナ「隊長!?」

 

神木「関東エリア上空の電離層に異変がないかサーチしろ!」

 

チアキ「了解!」

 

橘「私が対処しますから!」

 

神木「異変が起こっている。放っておけるか!」

 

橘「宏美ちゃんの父親は隊長だけなんですよ!」

 

しかし警報が鳴り響き、ダークサンダーエナジーが降り注ぎゴメスが出現した

 

チアキ「エリアK3にゴメスが再び現れました!」

 

神木「都市防衛指令発令!今度こそ逃がすな!」

 

「了解!」

 

力強く応答し現場に向かった

 

 

 

そして街を蹂躙するゴメス

 

BGM:Xioのテーマ

 

ハヤト「結婚式まであと一時間!」

 

ウェンディ「はい!」

 

アスナ「分かってる!」

 

ワタル「絶対に間に合わせるぞ!」

 

ファントン光子砲、ウルトライザー、ジオバズーカでゴメスを攻撃するも全く効果がなくダークサンダーエナジーの影響でゴメスは光線を吐けるようになった

 

大地「エックス!今度こそあいつを止めるぞ!」

 

エックス「よぉし!行くぞ!」

 

優介「熱い奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブバーンマイト!】

 

大地は再びエックスとユナイトし、優介はタロウとメビウスの力を借りたバーンマイトにフュージョンアップした

 

エックス「大地、優介捕まるなよ。力勝負じゃ敵わない!」

 

オーブ「分かってる」

 

ゴメスがエックスとオーブに向けて凄まじい威力の光線を吐いた

 

オーブ「ぐっ!ダークサンダーエナジーの影響か!」

 

ダークサンダーエナジーの影響でより凶暴となったゴメスのパワーは凄まじいものでエックスはもちろん、格闘と火力に優れたバーンマイトになったオーブも苦戦を強いられていた

 

神木「アスナ、サイバーゴモラでエックスとオーブを援護しろ!」

 

アスナ「了解!」

 

ワタル「俺がカバーする」

 

ワタルがウルトライザーで攻撃している隙にアスナがサイバーゴモラを召喚しようとしたがゴメスが光線を吐き、周辺のビルが破壊され、落ちてきた瓦礫にアスナとワタルが巻き込まれた

 

神木「アスナ!ワタル!」

 

ワタル「大丈夫か?」

 

エックス「テェアッ!」

 

オーブ「オリィヤッ!」

 

一瞬の隙を見て反撃するも怯まず攻撃を加えるチャンスが作れない

 

神木「・・・・・・」

 

神木は時間を気にしていた

 

11年前のあの日神木は怪獣との戦いを終えすぐに病院に戻るが

 

神木「・・・・・・」

 

そこには母の姿はなかった

 

恐らく・・・亡くなったのだろう

 

神木「・・・・・・」

 

そしてそこには宏美が書いたであろう宏美と母が泣いている絵が残されていた

 

そして今でもそれを大事に持っており、それを密かに見ると

 

神木「すまないがここは任せる」

 

神木はどこかに向かった

 

宏美「・・・・・・」

 

コン、コン

 

結婚式場でウェディングドレス姿で待っている宏美の部屋にノックする音が聞こえた

 

ゴメス「ギャオオオオオオ!!!」

 

オーブ&エックス「グアアアアアアアア!!!」

 

ゴメスの巨大なパワーにオーブとエックスが吹き飛ばされ、カラータイマーが点滅を始めた

 

ゴメスが二人に止めを刺そうとしたとき、何かの攻撃がゴメスを吹き飛ばした

 

それはサイバーゴモラだった

 

サイバーゴモラ「ギシャオオオオオオオ!!」

 

アスナ「サイバーゴモラ?」

 

サイバーゴモラをリアライズしていたのは

 

ウェンディ「・・・神木隊長・・・」

 

オーブ「っ!神木隊長!」

 

神木隊長が自ら現場に赴き、戦おうとしていたのだ

 

宏美は式場の扉の前に移動し、ふと振り返り父のことを案じていた

 

そして神木がサイバーゴモラとシンクロし、ボクシングスタイルで光線を避け、ゴメスに攻撃を加えていく。

 

扉が開き、宏美はゆっくりと新郎の元に歩いていく

 

しかしゴメスも負けじとパンチしサイバーゴモラを殴り飛ばす

 

倒れるサイバーゴモラをXioの皆が援護した

 

神木はどんなに傷つこうとも最後まで諦めなかった

 

BGM:ゆけ!ウルトラマンオーブ

 

大地&エックス「エクシードエックス!」

 

優介「セブン!」

 

【ウルトラセブン!】

 

優介「ゼロ!」

 

【ウルトラマンゼロ!】

 

優介「親子の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブエメリウムスラッガー!】

 

エックスはエクシードエックスに、オーブはエメリウムスラッガーにフュージョンアップして、神木と頷きあった

 

エクシードエックスはエクスラッガー、オーブエメリウムスラッガーはアイスラッガーを手に取りゴメスを切りつける

 

そこにサイバーゴモラが体当たりで後退させ、そこにエクスラッガーとアイスラッガーの一振りでゴメスが怯んだ

 

大地はエクスラッガーのタッチパネルを素早く3回スライドしてブーストスイッチを押してエクシードエクスラッシュを発動

 

大地&エックス「エクシードエクスラッシュ!」

 

エクシードエクスラッシュによってダークサンダーエナジーが浄化された

 

エックスは通常に戻り、オーブと共にエネルギーを溜める

 

そしてサイバーゴモラが突進

 

神木「うああああああああああああああ!!!」

 

神木「サイバー超振動波あああ!」

 

大地&エックス「ザナディウム光線!」

 

オーブ「ワイドスラッガーショット!」

 

サイバー超振動波でゴメスを宙に上げ、そしてザナディウム光線とワイドスラッガーショットが炸裂しゴメスはスパークドールズとなった

 

神木はすぐに結婚式場に向かった

 

到着して扉を開くと

 

 

神木「・・・・・・」

 

もう式は終わっていた

 

その時誰かが神木の腕を組んだ

 

それはウェディングドレスを着た宏美だった

 

宏美「お父さん」

 

そして二人はゆっくりとバージンロードを歩いた

 

優介「良かったな」

 

ウェンディ「う、うん」

 

優介「どうした?」

 

ウェンディ「いや、その・・・えっと・・・」

 

ウェンディは顔を赤くしてもじもじしていた

 

優介「もしかしてウェディングドレスの事か?」

 

ウェンディ「っ!///」

 

優介「まあ、あれは女の人の憧れでもあるからな。釘付けになるのも無理はないさ」

 

そしてウェンディの頭の中にはもし優介と結婚することになった時に自分がウェディングドレスを着る光景だった

 

ウェンディ「っ〜〜〜!///」

 

果たしてそれがいつになるのかは誰にも分からない

 

TO BE CONTINUED

 

【ED Unite 〜君とつながるために〜】

 

 

次回予告

 

頻発する怪獣災害、悪質宇宙人による犯罪ネットワーク、そんな脅威から人々を守るXioの裏側にカメラが独占初潜入!これを見ればXioの全てが分かる!

 

次回 激撮!Xio密着24時




次回は色々な意味で驚かされた密着24時の回です。


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第73話 激撮!Xio密着24時

ウルトラマンバージョンの密着24時であります!(キリッ!)


【OP ウルトラマンX】

 

ナレーション「今、地球は呪われている!」

 

ナレーション「いつ襲ってくるか分からない怪獣災害」

 

ナレーション「悪質宇宙人による犯罪ネットワーク」

 

ナレーション「続発する怪獣災害や異星人の侵略から市民の安全を守る、特殊防衛部隊Xio!その知られざる活動に完全密着する!」

 

 

激撮!Xio密着24時!

 

ナレーション(金子はりい)

 

ナレーション「東京郊外にそびえるXioの基地。周辺設備を含めて2700人の人員が働く。地球防衛の一大拠点だ。神木正太郎率いるXio特捜班は総勢10人。怪獣や宇宙人と最前線で渡り合う精鋭部隊だ」

 

若手Xio隊員・紅一点の素顔とは?

 

ナレーション「山瀬アスナ隊員。地元の高校卒業後訓練生として入隊。優秀な成績で特捜班に昇格した」

 

もしXioに入っていなかったら?

 

アスナ「普通に大学に行って平凡な女の子だったと思います。地球の平和って男の子だけに任せちゃおけないんですよ。やっぱり女の子も戦わなきゃいけないなって思います」

 

Xio精鋭部隊員!ふたりのエース

 

ナレーション「風間ワタル隊員。高校時代ラグビー日本代表に選ばれたスポーツ青年。隊員歴6年になる猛者である」

 

ナレーション「貴島ハヤト隊員。スカイマスケッティを操るXio特捜班の切り込み隊長だ」

 

休日の過ごし方は?

 

ワタル「映画とか観てますかね・・・」

 

するとハヤトが鼻で笑った

 

ワタル「なんだよ」

 

ハヤト「こんな顔して恋愛ものが好きなんですよ」

 

一番好きな映画は?

 

ワタル「一番ですか?「ローマの休日」ですかね。王女と新聞記者の恋愛の話なんですけど、恋愛くらい普通にさせてあげたらいいのになとは思うんですよね」

 

するとワタルが涙ぐみながら離れていった

 

ハヤト「熱い男なんですよあいつは」

 

Xioの最年少隊員の二人!

 

ナレーション「永幡優介隊員、ウェンディ・マーベル隊員、いつも共に行動する良き二人組だ」

 

二人はどういう関係ですか?

 

優介「・・・まあ、付き合ってますね」

 

ウェンディ「そうですね///」

 

優介「3年くらいお付き合いさせてもらって、いつもウェンディに助けてもらってます」

 

そのお弁当は?

 

優介「これウェンディが作ってきてくれたんです。ウェンディの料理は一番おいしいんですから!」

 

ウェンディ「そう?ありがとう♪えへへ///」

 

初公開!スパークドールズ研究の最前線

 

ナレーション「なぜ怪獣はこうも頻繁に出現するのか?ラボチームの大空大地隊員に話を聞いた」

 

大地「こちらがXio日本支部のラボです」

 

大地「地球上のスパークドールズの多くは日本海溝付近で確認されているんですよ。日本とその周辺地域の怪獣出現率は地球全体の20%、他の地域の平均と比べると87倍です」

 

ナレーション「我々はこれまで撮影されたことのないエリアの取材を許された」

 

大地「ここでスパークドールズの怪獣たちの研究をしています」

 

湖をモチーフにした場所にいるエレキングがいた

 

大地「エレキング気持ち良さそうだな!」

 

火山をモチーフにした巣にいるバードンがいた

 

大地「バードン、うちのバードンは腹の中に子供がいるので一番大変なんですよ。ん?」

 

カタッ

 

大地「っ!ちょっと今動きましたよ!」

 

岩場をモチーフした場所にゴモラがいた

 

大地「ゴモラ、一番仲のいいゴモラです、ゴモラこっち向いて?ん?ちょっとゴモラ緊張してますね」

 

記者「これが巨大化して怪獣になるんでしょ?」

 

大地「はい」

 

記者「こんな扱いでいいんですか?」

 

大地「というと?」

 

記者「いや、遊んでいるようにしか見えないかな」

 

大地「いえ、これはれっきとした研究です。このように本来の生息環境に似た場所に置いてあげることでかなり感情が安定することが分かったんです」

 

記者「怪獣に感情があるんですか?」

 

大地「はい、もちろん」

 

そしてエクスデバイザーから怪獣たちの鳴き声が聞こえた

 

大地「ほら、楽しそうでしょ?」

 

Xio隊員の母 橘副隊長の素顔

 

ナレーション「橘さゆり副隊長、神木隊長の右腕となって情報分析、作戦立案を担当するベテランだ」

 

副隊長としての部下との接し方は?

 

橘「地球を守ろうという熱意がすごいので、ともすればその熱意がその・・・一人走りする時があるので、その熱意を大切にしつつやはり私であったり隊長であったりがどこかちょっと冷静に判断できるよう見守っていきたいなと」

 

橘「スパークドールズが怪獣になって地球でこう・・・すいませんもう一回最初からいいですか?」

 

橘「攻撃的な、生命体なのかを判断し・・・」

 

ナレーション「その時!一本の通報が本部にもたらされた!」

 

女子大生を襲う魔の手!悪質宇宙人出現?

 

チアキ「正体不明の宇宙人が出現?分かりました。ありがとうございます。エリアT9-6に正体不明の宇宙人が出現との通報がありました」

 

橘「ワタルとハヤトはアトスで現場に急行。大地とアスナと優介とウェンディは至急現場の保全と鑑識活動に移りなさい」

 

「了解!」

 

ナレーション「通報したのは大学生のA子さん、授業が終わり部屋に戻ったところ宇宙人と出くわしたという」

 

A子さん「そしたら、扉の陰に真っ黒な宇宙人が!」

 

アスナ「特徴とか覚えてない?」

 

A子さん「分からないです」

 

ウェンディ「目はいくつありました?」

 

A子さん「怖くて・・・よく見えなかったです」

 

ナレーション「A子さんの叫び声に宇宙人は何も盗らずに逃げたという」

 

悪質宇宙人を追え!深夜のカーチェイス

 

ナレーション「犯人はまだ遠くへは行っていないはずだ。ハヤト、ワタル、両隊員は姿なき宇宙人を追う。その時、ワタル隊員の目が何かを捉えた」

 

ワタル「あれ?あれ怪しくね?」

 

そしてジオアトスを止めた

 

ワタル「お兄さんお兄さんちょっといいかな?Xioの者だけどこれからどこに行くの?」

 

お兄さん「えっ?」

 

ワタル「これからどこに行くの?」

 

お兄さん「銭湯に行くんです」

 

ワタル「銭湯ってこの辺あったっけ?」

 

ナレーション「どうも怪しい。この男の受け答えからは悪のシグナルがにじみ出ている」

 

「あっちに住んでるんです」

 

ワタル「あっちってどっち?」

 

ワタル「何丁目に住んでるの?」

 

「4丁目・・・5丁目だよ」

 

「お銭湯に行くから・・・」

 

「銭湯に行くんだって!」

 

ナレーション「この後男はとんでもない行動に出る!」

 

男はワタルを突き飛ばしケムール人となり逃走した

 

ハヤト「ワタル乗れ!」

 

ハヤトとワタルはジオアトスで追跡する

 

ワタル「速っ!」

 

ハヤト「こちらジオアトス、逃走中の宇宙人を発見。現在追跡中!」

 

橘「こちら本部了解。自傷事故防止に配慮して、アスナたちも合流させる」

 

ハヤト「了解!」

 

ワタル「はーい!緊急車両通ります!この先の交差点左折します!」

 

ワタル「そこの宇宙人止まりなさい!」

 

ナレーション「宇宙人は依然として狭い路地を逃げ続けている!」

 

この後・・・

 

浮かび上がる宇宙人犯罪組織!その恐怖の実態とは?

 

 

 

 

悪質宇宙人を追え!深夜の追跡劇!

 

ナレーション「Xioの追跡は続く」

 

エックス「大地、逃走している宇宙人の動きを察知した。その階段を降りろ!」

 

大地「分かった!すいません!」

 

エックス「ここだストップ!隠れろ。321で飛び出すぞ。3、2、1!」

 

大地とケムール人がぶつかり合った

 

優介「ドンピシャ!」

 

アスナ「待ちなさい!」

 

ナレーション「大地隊員の機転により犯人は御用となった」

 

アスナ「20時41分、公務執行妨害で逮捕!行くわよ!」

 

宇宙人犯罪の全貌解明!

 

ナレーション「平和な日常生活に侵入したケムール人、調べが続くにつれとんでもない事実が明らかとなった」

 

グルマン博士「これは厄介なものが出てきたな」

 

優介「ええ」

 

大地「なんですかこれ?」

 

グルマン博士「物質縮小機だ。恐らく奴は女子大生を縮小させ誘拐するつもりだったのだ」

 

大地「なせそんなことを?」

 

グルマン博士「人間標本を作るためさ」

 

大地「人間標本?」

 

悪質宇宙人を取り調べ ホトケの神木の人情捜査

 

ナレーション「グルマン博士の言う人間標本とは何か?ケムール人に対する取り調べは連日長時間に渡って行われた」

 

 

橘「ダメです。完全黙秘ですね」

 

神木「私が代わろう」

 

橘「お願いします」

 

神木「腹減ってんだろ?食えよ」

 

そしてケムール人にカツ丼を差し出した

 

外で待つ橘副隊長

 

「神ちゃん入ってんの?いやぁ長くなるよぉ」

 

神木「おふくろさんは元気か?最近連絡もとってないんだろう?いかんなぁ。ちゃんとたまには手紙の一つでも書いてやれよ」

 

待つこと6時間・・・

 

神木「自供したよ」

 

橘「完オチですか?どうやって?」

 

神木「いや何、彼の故郷の話を聴いてやっただけだ」

 

ナレーション「神木正太郎隊長、その柔和な笑顔の陰にプロフェッショナルな誇りが見える」

 

隊長として心がけていることは?

 

神木「我々の仕事はただ怪獣を倒したり宇宙人を捕まえたりするだけじゃないですからね。「地球人である自分たちが正義」という考えで固まっちゃうとかえって本質が見えなくなることもあるんですよ」

 

白昼の逮捕劇!人間標本製造工場を摘発せよ!

 

ナレーション「ここは五十川市の郊外ケムール人の自供によるとここに人間標本製造組織のアジトがあるというのだが」

 

ナレーション「張り込み開始から2時間が経過した」

 

すると

 

アスナ「なんか出てきた」

 

扉から赤いコートを着た女性が出てきた

 

ハヤト「出てきた出てきた」

 

ワタル「おお!」

 

ウェンディ「こちらで追跡します」

 

ハヤト「了解」

 

ナレーション「女は赤いレインコートどうも様子がおかしい。頻りに辺りを見回している」

 

すると女はくちばしを出して木に吸い付いた

 

アスナ「なにやってんのあれ?」

 

大地「樹液を吸っているみたいだ」

 

アスナ「やっぱり宇宙人?」

 

優介「そう捉えて間違いないでしょうね」

 

ナレーション「気づかれると証拠隠滅の恐れがある。隊員達に緊張の色が走った」

 

だが女に気づかれずアジトに戻っていった

 

アスナ「女がアジトに戻った」

 

ハヤト「15時30分突入で行こう」

 

ワタル「了解」

 

15時30分作戦決行

 

コンコン

 

アスナ「すいません!あの!」

 

すると先ほどの女が出てきた

 

女「あんた誰や?」

 

アスナ「◯◯◯に聞いてきたんですけど、ここで高額のバイトがあるって」

 

女「・・・入り」

 

女が信用した隙にドアを開けた

 

アスナ「突入!」

 

ハヤト「突入!」

 

ハヤト「動くなXioだ!」

 

ワタル「おとなしくしろ!」

 

隊員達は女を拘束しようとする

 

女「あんたら何や!離せ!離せ!離せ!」

 

ハヤト「黒幕はどこだ!」

 

女「うちはなんも知らんがな!離せ!この◯◯◯◯!」

 

すると女の正体が明らかとなった

 

大地「セミ女だったのか!」

 

セミ女を追って地下に向かった

 

優介「逃がすな!追うぞ!」

 

ワタル「もう終わりだ!観念しろ!」

 

優介「ダダもいたぞ!」

 

ワタル「ハヤト追え追え追え追え!!」

 

「助けてください!」

 

大地「Xioです!救出に来ました!もう安心してください!」

 

ワタルとハヤトと優介がパラライザーでダダを麻痺させた

 

そしてアスナとウェンディがセミ女を投げ飛ばした

 

ウェンディ「やあっ!」

 

アスナ「おりゃっ!」

 

ワタル「15時40分、銃候補で逮捕!しゃーっ!」

 

ウェンディ「15時40分、公務執行妨害で逮捕します」

 

ワタルはダダをハヤトはセミ女を連行した

 

ナレーション「三面怪人ダダに誘拐された女性たちが解放されたのは言うまでもない」

 

「ありがとうございます!」

 

大地「落ち着いてくださいね」

 

 

容疑者の語る恐怖の予言 ダークサンダーエナジーとは?

 

ワタル「この星が滅びる?」

 

ダダ「そうだ。人類は絶滅する。その前にせめてかわいい女の子だけでもサンプルを残してやろうという計画だ。私はこう見えて人間が好きだからな」

 

ワタル「ふざけんな!」

 

ダダ「おい、お前たちは知ってるだろ?ある日突然地上に暗黒の稲妻が落ちてくる。稲妻に打たれた怪獣たちは凶暴化し全てを破壊するようになる」

 

優介「何!?」

 

大地「君はダークサンダーエナジーの正体を知っているのか?」

 

ダダ「そこまでは知らないさ。だがこのままでは確実にこの星が滅びる。確かな情報筋の話だ」

 

ワタル「確かな情報筋の話だと!この三面怪人野郎!」

 

大地「ワタルさん落ち着いてください!」

 

優介「少し頭を冷やしてください!」

 

ダダ「ダ!ダ!ダ!」

 

ワタル「おい!顔変えるな」

 

この後・・・ついに大怪獣出現!鮮魚市大パニック!

 

 

ついに大怪獣出現!鮮魚市大パニック!

 

ルイ「コロンコロンコロン!ルイです」

 

マモル「マモルです。最近頻発している謎の放電現象ダークサンダーエナジーについて説明します。じゃあルイさん」

 

ルイ「ガッテンテン!あ、ちなみに「ガッテンテン」っていうのは「了解しました」って意味です。覚えといてね」

 

マモル「ルイルイが勝手に作った言葉なんで別に覚えないでいいです」

 

ルイ「なんで?」

 

するとダークサンダーエナジーが地上に落ちた

 

ルイ「ダークサンダーエナジーが落ちました。見に行ってみましょう!」

 

マモル「おい!ルイ!」

 

すると下からドリルが出てきた

 

ルイ「怪獣だ!」

 

マモル「逃げて!逃げて!」

 

タケル「エリアT3-BにタイプF出現!推定体長55メートル深海怪獣グビラと思われます!」

 

神木「フェイズ4発令!」

 

橘「ハヤトとワタルは怪獣を牽制。被害を最小限に食い止めること、優介とウェンディとアスナは逃げ遅れた人たちの避難誘導、大地は怪獣の分析!」

 

「了解!」

 

ハヤトがスカイマスケッティ、ワタルがウルトライザーでグビラを迎撃する

 

しかし

 

【ウルトラマンの力をチャージします!】

 

ワタル「ウルトライザー全然効かねぇじゃねぇかよ!」

 

記者「グビラってどんな怪獣なんですか?」

 

ワタル「ええ!?」

 

大地「危険ですから下がってください!下がって早く!」

 

記者「あの怪獣めちゃくちゃ怒ってますよ?」

 

大地「ダークサンダーエナジーで凶暴化してるんです!」

 

アスナ「あそこにルイとマモルがいる!」

 

優介「ルイさん!マモルさん!早く!」

 

ウェンディ「こちらです!」

 

するとカメラが物陰に隠れる大地と優介に気づき追いかける

 

大地「エックス、ユナイトだ!」

 

優介「よし!こっちもフュージョンアップだ!」

 

エックス「よーし!行くぞ大!」

 

記者「ユナイトにフュージョンアップってなんですか?」

 

大地「えっ?ゆ、ゆかないとって言ったんですよ」

 

優介「フュージョンはっ!って言ったんですよ」

 

大地「いいから早く下がって!下がってください!」

 

ルイ「わぁー!見た!?グビラちゃんのお腹ってタップタブしててチョーカワイイよね!?」

 

記者「あっ!」

 

そして振り返るとエックスとオーブスペシウムゼペリオンが現れ、グビラを抑え込む

 

大地はエクスラッガーのタッチスライドを1回スライドしてトリガーを引く

 

大地&エックス「エクシードエックス!」

 

そしてエックスはエクシードエックスとなった

 

ルイ「ほら!ね、高橋さんもちゃんと撮って!ウルトラマンが超デコってるんだよ。デコトラマンだよ!」

 

マモル「もうすいません!」

 

BGM:スペシウムゼペリオンのテーマ

 

グビラに拳を叩きつけるエックス。振り上げられるドリルをかわす

 

のしかかってくるグビラをオーブが支え、倒れ込みながら地面に叩きつける

 

エックスはグビラを持ち上げ建物の上に置いた

 

大地&エックス「エクスラッガー!」

 

大地はエクスラッガーのタッチスライドを3回スライドしてブーストスイッチを押す

 

大地&エックス「エクシードエクスラッシュ!」

 

エクシードエクスラッシュでグビラのダークサンダーエナジーを切り払い、グビラが元に戻る。

 

エックスはエクスラッガーを戻して通常形態に戻りオーブと共に必殺技の体制に入る

 

大地&エックス「ザナディウム光線!」

 

オーブ「スペリオン光線!」

 

エックスのザナディウム光線とオーブのスペリオン光線がグビラに命中し爆発四散しスパークドールズとなった

 

 

ついにウルトラマンエックス、ウルトラマンオーブにインタビュー敢行!

 

 

記者「エックスさん!インタビューいいですか?」

 

エックスは飛び去ろうとしたが記者に呼び止められ踏みとどまる

 

エックス「ン?」

 

記者「視聴者の皆さんになにか一言お願いします!」

 

大地「何やってるんだエックス!もう時間がない!」

 

エックス「でも無愛想な宇宙人と思われたくないし」

 

大地「いいから行くぞ」

 

記者「エックスさん、最後に一言だけ!」

 

コメントできないというジェスチャーをして

 

エックス「シュワッチ!」

 

飛び去った

 

オーブ「逃げた」

 

記者「ああ・・・オーブさん!インタビューいいですか?」

 

オーブ「えっ?インタビュー?」

 

記者「はい!視聴者の皆さんに何か一言お願いします!」

 

オーブ「んん!テレビの前の皆!これからも俺たちウルトラマンへの応援よろしくな!」

 

記者「はい!ありがとうございました!」

 

オーブ「皆!あばよ!シュワッチ!」

 

そしてオーブも飛び去った

 

記者「オーブさーん!お気を付けてー!」

 

ルイ「ありがとうーウルトラマン!」

 

ナレーション「怪獣を凶暴化させるダークサンダーエナジーとはなんなのか。ダダの予言、人類滅亡の真相とは? 現在もなお、捜査は続行中である」

 

 

座右の銘は?

 

 

神木「一言で言うと・・・愛ですかね」

 

 

Xioの戦いはこれからも続く

 

ナレーション「青く美しい地球、今日もこの星のどこかで悪質宇宙人の陰謀や巨大怪獣がうごめく。人々の平和と安全を守るXioに休息の時はない。昨日から今日、今日から明日へ、彼らの戦いは続く!」

 

 

テレビ放送終了

 

 

アスナ「ねぇ昨日の放送見た?私さすごい顔パンパン映ってなかった?」

 

大地「それを言うなら俺だってちゃんとした研究なのにあれじゃ子供が遊んでるみたいです」

 

ワタル「大体な俺のインタビューなんだよ?なんでよりによってあんなところ使うんだよ」

 

ハヤト「俺なんかほとんどしゃべってねぇぜ」

 

優介「俺たちだってあれで俺とウェンディが付き合ってることがバレちゃったじゃないか」

 

ウェンディ「い、いいじゃない。私たちずっと付き合ってるんだから///」

 

優介「そ、そうだな。あはは///」

 

アスナ「それより副隊長、めっちゃ目泳いでたよね」

 

「あははは!」

 

優介「あっ!・・・」

 

ウェンディ「優介くん?・・・あっ!」

 

橘副隊長のことで爆笑する彼らの後ろにその話題の主がやって来た

 

橘「んん!エリアO-2の電磁波調査は終わったの?」

 

ワタル「はい!今から現場に向かいます!」

 

アスナ、ワタル、ハヤトが逃げた

 

優介&ウェンディ&大地「了解!」

 

そして優介たちも逃げた

 

その時橘副隊長に通信が来た

 

「お母さん!テレビ見てたよ。頑張ってたね」

 

「かっこよかったよお母さん!」

 

橘「ありがとう」

 

それは橘副隊長の娘たちからだった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED Unite 〜君とつながるために〜】

 

次回予告

 

少女が出会った小さな怪獣ピグモン。人知れず友情が育まれていく。でも街中に姿を見せたピグモンに人々は大騒ぎ。その時キングゲスラが街を襲う。行くぞ優介くん!エックス!あの子たちの未来を守るために!

 

次回 ともだちは怪獣

 

お前は誰だ?優介くんに何をするつもりだ!?




オーブは無愛想な宇宙人にはなりませんでしたね(笑)次回はピグモン回です。そして次回の終盤にあのお方が・・・


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第74話 ともだちは怪獣

ピグモン回です。最後になんとあのお方が登場!


【OP ウルトラマンX】

 

ある田舎に引っ越してきた相沢サクラ親子がいた

 

ママ「わぁー!いいところじゃない!赤いお化けがいるっていうから家賃安くしてもらっちゃったけど、あらー悪かったかしらね?ふふふ!」

 

するとサクラはふと下を見るとそこには鈴が置いてあった

 

ママ「お化けが出るっていうならママも見てみたいわ!」

 

その時草が動く音がしてその方向を見ると、赤い何かがいた

 

それは友好珍獣ピグモンだった

 

サクラはピグモンと目があった

 

ピグモン「ピッ!」

 

サクラ「ママ!怪獣!怪獣がいる!」

 

ママ「怪獣じゃなくってお化け。怪獣なんていたらこっちにXioが来てるわよ。早く片付けないとママもお仕事なんだから」

 

ママ「サクラ!」

 

サクラはピグモンが気がかりだったが作業に戻った

 

一方 Xioでは新たなスパークドールズが回収されていた

 

アスナ「無事回収しました」

 

橘「このスパークドールズもかなり不安定ね」

 

ウェンディ「はい」

 

アスナ「ダークサンダーエナジーの影響だと思われます」

 

ワタル「発見が遅れて実体化していたらまた多くの犠牲者が出るところでした」

 

優介「せめてあの稲妻の到達点が予測できれば・・・」

 

橘「ラボで調査をお願い」

 

大地「了解!」

 

そうして大地がスパークドールズをラボに持っていくとラボのメンバーが何かの実験をしていた

 

大地「どうしたの?」

 

ルイ「あの怪獣の特殊な細胞がダークサンダーのなっちゃうしもしかしたら博士にも落ちてくるんじゃないかって待ってるの」

 

マモル「博士に落ちたら・・・もっと頭がよくなるんすか?」

 

グルマン博士「ん?これ以上は無理だろ?」

 

ルイ「もっと食いしん坊になっちゃうとか」

 

マモル「これ以上は無理!」

 

大地「あの、結局まだ何も分かってないってことですね」

 

マモル「つまり回収してないスパークドールズが人間居住区に残ってたら相当ヤバいってことっす」

 

その頃、サクラが学校から家に帰って来ると今度は花が置いてあった

 

サクラがそれを取りに行くと、物陰にあのピグモンが隠れていた

 

サクラ「あなた、誰?」

 

ピグモン「ピッ!」

 

ピグモンは答えた

 

サクラ「ピグモンっていうのね!」

 

ピグモン「ピッ!」

 

サクラ「ピグモン、一緒に遊ぶ?」

 

ピグモン「ピピッ!」

 

それに大喜びのピグモンであった

 

そして夜になり今夜の晩御飯はカレーであった

 

ママ「いただきます!」

 

サクラ「いただきます!」

 

ママ「おいしい?」

 

サクラは首を縦に何度も振った

 

ママ「よかった!いただきます」

 

サクラ「ねえママ」

 

ママ「ん?」

 

サクラ「サクラね、お友達ができたの!」

 

ママ「あら、よかったわね!」

 

サクラ「その子、怪獣でね」

 

ママ「そう怪獣、東京でまた出たんだって、やっぱり田舎に引っ越してきて正解だったわよ」

 

サクラ「怪獣って悪い子?」

 

ママ「そうね〜、人を襲うなら悪い子なんじゃない?」

 

サクラ「襲わなかったら?」

 

ママ「ママだったら番犬にしちゃう!」

 

サクラ「お家で飼えるの?」

 

ママ「人を襲わないなら番犬にはならないか?あっはははは!」

 

翌日、サクラはピグモンと一緒に縄跳びや、ボールで蹴ったり、リースを飾ったりと密かに友情が育まれていた

 

しかし夕方になると母親が帰ってきた

 

サクラ「あっママだ!また明日」

 

そうしてサクラは母親の元に行ってしまう

 

そんな親子の光景にピグモンは寂しく一人で夜を過ごしていた

 

ママ「サクラー!お友達待たせちゃうわよ!」

 

翌日サクラは母親と一緒に友達の待つショッピングモールに行こうとしていた

 

ピグモン「ピピッ!」

 

しかしピグモンが飛び出してきた

 

サクラ「ピグモン!今日はダメ!ショッピングモールに行くって言ったじゃん。あっちには人がいっぱいいるの。だからピグモンは来ちゃダメ!分かった?また遊ぼうね」

 

そうしてサクラは母親と一緒にショッピングモールに向かった

 

するとピグモンは空を見上げた

 

そこには不気味な空が出来上がろうとしていてその下にはサクラたちが向かうショッピングモールがあった

 

ピグモンはサクラたちを遠ざけようとサクラたちの跡を追った

 

ショッピングモールではたくさんの人々で賑やかになっていた

 

風船をあげる店員が次の人に渡そうとした

 

しかし、それは人ではなくピグモンだった

 

「か、かかか、怪獣だー!」

 

ピグモンが出てショッピングモールは大騒ぎに

 

サクラ「ピグモン!」

 

それに気づいたサクラはピグモンに詰め寄る

 

サクラ「ピグモン!ダメって言ったのに!」

 

チアキ「エリアY多々良町に怪獣出現!」

 

チアキ「住民からの通報によるとタイプGと思われます」

 

橘「人的被害は?」

 

タケル「報告は来ていませんが、ショッピングモールが襲撃されたとの情報が入ってます」

 

神木「Xio出動!」

 

「了解!」

 

Xioが向かうと

 

「あんたら遅えよ!」

 

市民がピグモンを縄で拘束していた

 

優介「っ!ピグモン!」

 

ウェンディ「知っているの?」

 

優介「ああ、人間に友好的な怪獣だ」

 

大地「大丈夫?」

 

大地はピグモンに呼び掛ける

 

「こいつ、子供を襲ってやがったんですよ」

 

サクラ「違う!ピグモンは悪い子じゃない!」

 

ママ「サクラ、襲われたんじゃないの?」

 

サクラ「ピグモンはそんなことしてない!」

 

大地「この子知ってるの?」

 

サクラ「サクラのお友達だよ」

 

「さっさと処分しろよ!怪獣なんているだけで迷惑なんだからよ!」

 

「そうだよ!そうだよ!」

 

優介「皆さん落ち着いてください!」

 

現場の状況はラボチームも確認していた

 

グルマン博士「確かにピグモンだな。シドニーやルクセンブルクで何度か目撃されておる」

 

ルイ「あった!」

 

ルイはピグモンのデータをモニターに表示した

 

ルイ「ピグモンなら人を襲うところはないはずだよ。友好的怪獣No.1!」

 

グルマン博士「15年前のウルトラフレアで突然目覚めたんだろう。近くに仲間もいないでひとりぼっちだ。人恋しくなってもおかしくはない」

 

ルイ「構ってちゃんなんだ」

 

その頃エックスは大地にあることを問う

 

エックス「大地、人間はなぜあんな無害な怪獣まで怖がるんだ?」

 

大地「自分と違うものを簡単に受け入れられないんだよ」

 

エックス「では、Xioで保護するのか?」

 

大地「まずは生息域に戻すのが基本だよ。でも、あの子と一緒にいるのがいいのかも。だって二人の心は繋がってるんだ」

 

エックス「しかし、人間と怪獣は本当に友達になれるのか?自分たちの役に立つかどうかで共存する生き物を選ぶだろう?」

 

大地「俺は、全ての命と共存できる道を探す。地球は人間だけのものじゃないから」

 

するとピグモンが突然興奮し出した

 

大地「どうしていきなり!?」

 

【ガオディクションを起動します。解析中・・・解析完了しました!脅威、恐怖】

 

アスナ「野性動物は攻撃的になるってこと?」

 

大地「違う。この子は守ろうとしてるのかも」

 

アスナ「守るって何を?」

 

優介「俺もそう感じる。ここから離れろってそう言っている」

 

ウェンディ「どうして?」

 

すると一般人の男がピグモンに殴りかかってきた

 

「怪獣はこの街から出てけ!」

 

アスナ「ちょっとやめなさいよ!」

 

大地「やめてください!」

 

優介「おい!何してるんだ!やめろ!」

 

ウェンディ「優介くん?」

 

ウェンディには優介がいつも以上に怒っているように見えた

 

するとダークサンダーエナジーが降り注ぎ、キングゲスラが実体化した

 

人々はパニックとなり、逃げ惑う

 

大地「怪獣出現!ゲスラ、いや違うキングゲスラだ!」

 

キングゲスラが街を蹂躙し始めた

 

マモル「ピグモンはこれを察知してあの場所から皆を遠ざけようとしてたんっすね!」

 

ピグモンに殴りかかった男にキングゲスラが破壊した瓦礫が降ってくる。

 

その時、誰かが男を突き飛ばした

 

男は無事だった。彼を助けたのはピグモンだった

 

しかしピグモンは今の瓦礫で重傷を負ってしまった

 

サクラ「ピグモン!ピグモン!」

 

ウェンディ「ピグモンさんは私に任せて!」

 

ウェンディがピグモンの救助に向かう

 

ウェンディ「ピグモンさん大丈夫ですか?」

 

ウェンディはピグモンの縄をほどいて、丁度絡まっていた風船が浮いて、キングゲスラはそれに気づき風船をぼーっと見つめている

 

大地「エックス、ユナイトだ!」

 

エックス「よぉし!行くぞ!」

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

大地「エックスー!」

 

【エックス、ユナイテッド!】

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!】

 

ティガ「タァーッ!」

 

ウルトラマン「シェアッ!」

 

【ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

キングゲスラがピグモンとウェンディに迫る

 

その時、エックスとオーブが現れ、キングゲスラを吹き飛ばした

 

エックス「セェアッ!」

 

オーブ「ジュアッ!」

 

ウェンディ「エックスさん、大地さん、優介くん」

 

大地「後は任せろ!」

 

優介「ピグモンを頼む!」

 

ウェンディ「うん!」

 

向かってくるキングゲスラをエックスが抑え、オーブが横から蹴りでキングゲスラの顎を蹴った

 

そしてエックスもかかと落としや膝蹴りでキングゲスラを追い詰める

 

しかしエックスがパンチした時、キングゲスラの毒を受けエックスはキングゲスラに吹き飛ばされる

 

オーブはエックスを抑えた

 

オーブ「大丈夫か!?」

 

大地「ああ、キングゲスラがこんなに強いなんて」

 

エックス「ダークサンダーエナジーのせいだ」

 

体制を立て直すエックスとオーブ

 

だがその隙にキングゲスラが毒針を大量に放ってエックスとオーブを苦しめる

 

エックス&オーブ「グアアアアア!!」

 

このままでは毒針を受ける一方となるため

 

【サイバーベムスターロードします!】

 

【サイバーベムスターアーマーアクティブ!】

 

優介「ガイア!」

 

【ウルトラマンガイア!】

 

優介「ビクトリー!」

 

【ウルトラマンビクトリー!】

 

優介「大地の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブフォトンビクトリウム!】

 

オーブ「闇を砕いて光を照らせ!」

 

エックスはサイバーベムスターアーマーを装着し、オーブはフォトンビクトリウムとなって防御姿勢を取る

 

だがなんと!キングゲスラの放った毒針はあまりにも強力でアーマーとフュージョンアップが解除されてしまい、オーブはオーブオリジンとなってしまった

 

ルイ「えっとキングゲスラちゃんの弱点は・・・あった!背ビレ!背ビレを狙って!」

 

アスナがジオアラミスのアラミスレーザー

 

ハヤト「行くぞワタル!」

 

ワタル「おっしゃあ!」

 

ハヤトとワタルが乗るスカイマスケッティのファントン光子砲がキングゲスラの背ビレを攻撃する

 

しかし、キングゲスラは一向に弱体化する様子が見えない

 

アスナ「何で?」

 

ワタル「背ビレまで強化されてるとは!」

 

そしてエックスはキングゲスラに蹴り飛ばされる

 

オーブ「だったら!」

 

オーブはキングゲスラの背後に回る

 

オーブ「背ビレを攻撃するのではなく、剥がせば!」

 

そしてオーブはキングゲスラの背ビレを掴み、思い切り剥がそうとしたが毒が回り、オーブも手を離してしまい蹴り飛ばされる

 

そしてエックスとオーブのカラータイマーが同時に点滅を始めた

 

大地「エックス、優介くん、反撃開始だ!」

 

オーブ「ああ!」

 

【ウルトラマンエックス、パワーアップ!】

 

大地&エックス「行くぞ!エクシードエックス!」

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

優介「ダイナ!」

 

【ウルトラマンダイナ!】

 

ダイナ「デアッ!」

 

優介「輝ける力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブゼペリオンソルジェント!】

 

エクシードエックスとなったエックスがキングゲスラを蹴り飛ばし、そこにゼペリオンソルジェントとなったオーブがオーバーヘッドキックの形でキングゲスラを蹴り飛ばした

 

BGM:光を継ぐもの

 

エックス「ジュワッ!」

 

オーブ「光の輝きと共に!」

 

キングゲスラは再び毒針を放つが

 

オーブがスカイタイプの力を発揮し一瞬でエックスの前に立ち

 

オーブ「ウルトラサイキック!」

 

ミラクルタイプの力で毒針を跳ね返した

 

エックスはエクスラッガーを手に取る

 

大地&エックス「エクスラッガー!」

 

大地はエクスラッガーのタッチスライドを3回スライドしてブーストスイッチを押す

 

大地&エックス「エクシードエクスラッシュ!」

 

エクシードエクスラッシュによってキングゲスラに入ったダークサンダーエナジーを払った

 

そしてエックスは通常形態に戻り

 

大地&エックス「ザナディウム光線!」

 

オーブ「ゼペリジェント光線!」

 

ザナディウム光線とゼペリジェント光線が命中し、キングゲスラはスパークドールズとなった

 

エックス&オーブ「シュワッチ!」

 

エックスとオーブは飛び去った

 

だが・・・

 

サクラ「ピグモン、起きて、起きて!ごめんね!・・・ごめんね!」

 

サクラは泣きながら目を開けないピグモンに謝り続けていた

 

サクラ「また遊ぼう!うぅ!遊ぼうよ!!ピグモン!うぅ!」

 

ワタル「おい!なにやってんだよ?救護班まだかよ!?・・・いいから急いでくれよ!!」

 

ワタルは涙をこらえながら救護班に急がせるよう叫んだ

 

優介「お前たちのせいだ・・・ぐっ!」

 

市民「っ!」

 

その時優介が怒りをあらわにして市民たちに怒鳴った

 

優介「お前らのような野蛮な人間がいるからこんなことになるんだ!!」

 

市民「・・・・・・」

 

その言葉にXioのメンバーは驚き、市民は何も言い返せなかった

 

ウェンディ「優介くん・・・」

 

優介はその場を離れ、壁を叩いて自らの無力をまた思い知らされた

 

優介「なんで俺は守れないんだ!あの時も!」

 

グランデからレイを守れなかったこと

 

優介「あの時も!」

 

自分たちを信じてくれたダイルを守れなかったこと

 

優介「あの時も!」

 

シェパードンをベロクロンとドラゴリーから守れなかったこと

 

優介「なんで俺は・・・いつも大切なものを守れないんだ!!」

 

大量の涙を流しながら叫んだ

 

すると優介はさっきまでいた市街地とはかけ離れた禍々しい空間にいた

 

優介「なんだ・・・ここは?」

 

「無様だなウルトラマンオーブ」

 

その時優介を呼び掛ける何かの声が聞こえた

 

BGM:ベリアル-復活(M - 28)

 

優介「っ!この声は!」

 

優介はその声に聞き覚えがあった

 

「フッハッハッハッハッハッ!!」

 

優介「お前は!」

 

 

優介の目の前に現れたのは赤と黒の体で手が爪のようで目が吊り上がった悪魔のようなウルトラマンであった

 

 

優介「ウルトラマンベリアル!」

 

そう、光の国でただ一人闇に墜ちたウルトラマンベリアルであった

 

ベリアル「久しぶりだな。ウルトラマンオーブ」

 

優介「ゼロが言っていた通り生きていたのか!」

 

ベリアル「随分脆くなったものだな。あのちんちくりんをも守ることさえ出来ねぇとはな」

 

優介「うるさい!黙れ!」

 

ベリアル「そう怒るな。今日は俺様から貴様にプレゼントしてやろうと思ってな」

 

優介「プレゼントだと!?」

 

ベリアル「ハッ!」

 

優介「ぐっ!」

 

ベリアルが手から光線を放ち、優介はオーブリングを盾にして防ごうとしたが、いくら経っても光線は直撃しなかった

 

優介「・・・なんだ?っ!」

 

ふと見るとエネルギーがオーブリングに集中して、1枚のカードが形成された

 

それは漆黒のウルトラマンベリアルのフュージョンカードだった

 

優介「っ!これは!ベリアルのフュージョンカード!?」

 

ベリアル「そいつで貴様の好きなものを守るがいい」

 

優介「ふざけるな!お前の力など必要ない!」

 

ベリアル「ヘッ!甘い奴だ。そいつを使わなければ貴様はまた大切なものを失うことになるぞ?お前の愛する女もな」

 

優介「っ!」

 

ベリアル「まあ、たとえ俺様のカードを使うことになったとしてもその先に待つのは絶望だけだがな。フッハッハッハッハッハッ!」

 

そしてベリアルは消え、優介は元の場所に戻ってきた

 

ふと手を見るとベリアルのフュージョンカードを握っていた

 

優介「くそおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 

優介は己の無力に怒りと悔しさを覚え壁を叩きつけた

 

そこにウェンディがやって来た

 

ウェンディは何も言わず笑顔を見せそっと優介を抱き締めた

 

優介はそのウェンディの暖かい腕の中で静かに泣いた

 

 

 

ピグモンに悪いことをしてしまった人たちがピグモンの居場所を掃除していた

 

15年前のウルトラフレアで目覚めたピグモンはずっとサクラちゃんのような子供と友達だった

 

彼らが去って、またひとりぼっちになってもずっとここで友達を待っていたんだ

 

あれから元気がないサクラが学校から家に帰ると

 

そこにはジオアラミスがあった

 

サクラ「ママ!ママー!」

 

「ピピッ!」

 

するとサクラを誰かが呼んだ

 

振り返ると、そこにいたのは大地、アスナ、優介、ウェンディ、サクラの母親、そして

 

ピグモンだった

 

サクラ「ピグモン!」

 

ピグモンは奇跡的に助かったのだ

 

そして全員で記念写真を撮った

 

サクラ「また明日遊ぼうね」

 

ピグモン「ピピッ!」

 

こうしてサクラとピグモンの絆は守られた

 

TO BE CONTINUED

 

【ED Unite 〜君とつながるために〜】

 

次回予告

 

はぁ?ハヤトさんとワタルさんが恋のライバルに!?そんな時に現れた宇宙化猫ムー、こいつがやって来た理由は一体なんだ?さらにレッドキングまで現れて、もうどうなっちゃうんだ?

 

次回 ワタルの恋

 

優介「誰か止めてくれーーーー!!!」




優介の前に現れたのはなんとウルトラマンベリアルでした。ベリアルのカードが彼に何をもたらすのか?次回、優介が悲惨なことになります(笑)


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第75話 ワタルの恋

久々の投稿、お待たせしました。


【OP ウルトラマンX】

 

ある休日にワタルが歩道を歩いているが、何やら上機嫌のようだ

 

そして近くにあった車のサイドミラーで自分の髪型をチェックしていた

 

ワタルが向かったのはりんどんという喫茶店だった

 

誰か待ち合わせでもしてるのだろうか?

 

???「いらっしゃい!」

 

ワタル「お、おう///」

 

???「マスターコーヒー一つ」

 

マスター「はい!」

 

???「ねえ、好き?」

 

ワタル「えっ?///」

 

???「お稲荷さん」

 

ワタル「えっ?」

 

???「ワタル君小学校の頃好きだったでしょ?まだ好き?」

 

ワタル「お、おう」

 

???「よかった。明日の試合に作ってくからね♪」

 

???「ワタル君、ありがとね。このバイト紹介してくれて」

 

二人は笑いあった

 

???「いらっしゃい!」

 

やって来た客にワタルは驚いた

 

それはハヤトだったのだ

 

ハヤト「おっ、いたいた」

 

ワタル「はぁ〜〜」

 

ハヤト「アスナからここに居るって聞いてさ」

 

ワタルはハヤトを追い払おうとする

 

ハヤト「あれ?新しい子?」

 

ワタル「奈々子俺の幼なじみ」

 

新しく入ったバイトの店員は奈々子というワタルの幼なじみだったようだ

 

ワタル「これハヤトね」

 

おい、人に向かってこれはないだろ

 

奈々子「はじめまして♪」

 

しかし水をこぼしてしまい

 

奈々子「すいません!」

 

ハヤト「やるよ」

 

ハヤトが自ら進んで濡れた箇所を拭いた

 

奈々子「洋服濡れなかったですか?」

 

ハヤト「大丈夫」

 

奈々子「すいません・・・あっ・・・ごめんなさい」

 

本来なら店員がやるはずのことを客であるハヤトがやったことに奈々子は申し訳ない気持ちになった

 

そして翌日、ワタルが所属するラグビーのチームが試合を行っていた

 

そこには奈々子が応援に来ていた

 

ワタルがメンバーと協力して得点を入れた

 

ワタル「イェーイ!」

 

ワタルが奈々子の方に振り向くと

 

奈々子「ハヤトさん!」

 

なんとハヤトが来たのだ

 

それにワタルは不快に思った

 

その後もワタルが得点を取り、奈々子の方に振り向くと

 

ハヤトが奈々子が作った弁当を美味しそうに食べている光景が目に入った

 

ワタル「(恋は人を惑わせる・・・そう、恋は人を惑わせる)」

 

上の空になっていたワタルがふと空を見ると

 

何かが降下していくのが見えた

 

そして住宅街に落下してその姿を現した

 

???「ムーーー!」

 

やって来た者は怪獣だった

 

すると謎の怪獣はまるでダークサンダーエナジーを呼び寄せているかのように行動していた

 

「怪獣だ!」

 

これには逃げるしかない

 

ワタルはすぐさまジオデバイザーで基地に連絡しようとしたが

 

ワタル「あれ?なんでデバイザーが使えないんだ?」

 

どういうわけかデバイザーが使用できなかった

 

ハヤト「遅くなりました!」

 

ワタル「遅くなり・・・」

 

ワタルも

 

橘「電磁波に邪魔されて予備電源の切り替わりにも支障が出てるの」

 

チアキ「タイプA、怪獣の映像出します」

 

だが、間違ってグルマン博士が食事している画面になってしまった

 

チアキ「す、すいません!」

 

すると今度は犬が泳いでいる画面になった

 

ルイ「もーう、電気ケートおかしいよ・・・」

 

ルイ「あっ、直った!」

 

そして今度こそ怪獣が映っている画面になった

 

ルイ「もうムーちゃんの電波が半端なくって」

 

ワタル「ムーちゃん?」

 

ルイ「うん、自分でムーって」

 

ムー「ムー!」

 

するとモニターが点いた

 

ルイ「あっ、点いた!」

 

マモル「よし、モニターOK!」

 

ルイ「デバイザーも!やった!」

 

ルイがはしゃいで足をふりふり上げているところ、マモルがぶつかってしまった

 

チアキ「エリアT-1です」

 

神木「ジオマスケッティはまだ使えないのか?」

 

マモル「すいません。まだっす」

 

神木「了解、ハヤトはアトス、ワタルはアラミスで出動。ボルトスで出動した大地たちに合流。三方から取り囲んで動きを封じろ」

 

ワタル&ハヤト「了解!」

 

アラミスが到着し、ワタルがジオブラスターで攻撃するが、ムーに届かず、変な方向に行ってしまった

 

ハヤト「あれ?」

 

グルマン博士「ワタル、それは電磁波の影響だ」

 

そしてムーが飛び去っていった

 

ワタル「なんだあいつ?」

 

そして翌日、またワタルは上機嫌であの喫茶店りんどんに向かっていた

 

しかしワタルは店に入る前に驚いた表情をした

 

なぜならそこにはハヤトがいて、奈々子とお喋りをしていたからだ

 

奈々子はそれに気付き手を振る

 

するとワタルは変な動きをし始めた

 

ハヤト「なんだあいつ?」

 

奈々子「あんな人だっけワタル君?」

 

ワタルはそっと隠れて

 

ワタル「くぅ〜〜〜〜〜〜〜!!!」

 

逃げ去った

 

どうやら、羨ましいようだ

 

ルイ「ムーちゃんがやって来た目的が分かっちゃったかも」

 

マモル「こないだのデータ見たんですけど、ムーちゃんが現れた時、ダークサンダーエナジーの発生率が2.16倍増えてるんすよ」

 

アスナ「ムーがダークサンダーエナジーを操ったってこと?」

 

ルイ「ムーちゃん!」

 

橘「ムーにそんな力があるの?」

 

ルイ「ムーちゃん・・・」

 

マモル「操ってるというより、引き寄せちゃってる可能性っすね。強烈っすよムーちゃんの発してる電磁波」

 

神木「その力を利用してスパークドールズを実体化させようと企んでいる黒幕がいるかもしれない」

 

グルマン博士「そろそろ作戦会議を終了したらどうだ?電磁波が増え始めているぞ」

 

大地「またムーが来るのか!?」

 

優介以外「ムーちゃん!」

 

大地「ム、ムーちゃん・・・」

 

優介「(なんでムーちゃんって名前にこだわるんだ?別にムーでいいだろ?かわいいわけでもないし)」

 

すると優介の考えてることを読んだのか。ウェンディが優介の足を思い切り踏みつける

 

優介「いででででででで!!何すん・・・」

 

ウェンディ「うふっ♪」(真っ暗なオーラ)

 

優介「ご、ごめんなさい」

 

神木はバっと立って振り返った

 

神木「ワタル、ハヤト、スカイマスケッティで偵察、大地とアスナと優介とウェンディは警戒体制を強化させろ」

 

「了解!」

 

そしてハヤトとワタルがジオアトスに乗車した

 

するとハヤトが何かお守りのようなものを飾った

 

ワタル「何だよそれ?」

 

ハヤト「奈々子ちゃんがくれたんだ」

 

ワタル「えっ!?いつ!?いつの間にそんな」

 

ハヤト「こないだ」

 

ワタル「はぁぁ?」

 

ハヤト「もしかしてお前も奈々子ちゃんのことを?」

 

ワタル「・・・・・・」

 

ハヤト「そうなの?だってお前ただの幼なじみって、だったら言ってくれよ!」

 

ワタル「言ってたら何なんだよ!」

 

ハヤト「だから・・・」

 

ワタル「なんてな!ただの幼なじみだよ」

 

ハヤト「ほんとだな!」

 

ワタル「ああ、行くぞ」

 

だがお守りをじっと眺めていた

 

ハヤト「ふっはっはっ、お前何やってんだよ!」

 

ワタル「幼なじみの匂いを嗅いでんだよ」

 

ハヤト「気持ち悪いよ」

 

ワタル「お前も嗅いだくせに」

 

鳥羽ライハが言ったように男ってバカなのかね?

 

そしてスカイマスケッティで偵察していたが

 

ハヤト「ムーの姿を目視できませんが、電磁波が・・・うわっ!・・・コントロールが!」

 

ワタル「ムーだ!」

 

ムー「ムー!」

 

するとムーが再び地球にやって来た

 

ワタル「エリアT-3にムー出現!」

 

ハヤト「スカイマスケッティ、機体が安定しません!」

 

神木「着陸はできるか?」

 

ハヤト「だめです!着陸体制も取れません!」

 

ムー「ムー!」

 

ワタル「あいつ何か探してんのか?」

 

アラミスで大地、アスナ、優介、ウェンディが到着した

 

その時

 

大地「何だこれ!?」

 

ウェンディ「どうしたんですか?」

 

優介「ガオディクションがおかしくなっている!」

 

ルイ「ヤバイよ。このままだとスパークドールズたちが実体化しちゃう!」

 

そして降り注いだダークサンダーエナジーからレッドキングが実体化した

 

レッドキング「ギャオオオオオ!!」

 

大地「レッドキングです!埋まっていたスパークドールズが実体化したようです!」

 

ハヤト「やっぱり!これが目的だったのか!」

 

レッドキングが現れたことにムーは驚いていた

 

どうやらムーが自分で実体化させたわけではないようだ

 

だとすると目的は何だ?

 

大地「エックス、ユナイトだ!」

 

エックス「よぉし行くぞ!」

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

大地「エックスー!」

 

【エックス、ユナイテッド!】

 

優介「熱い奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブバーンマイト!】

 

エックス「ハッ!」

 

オーブ「紅に燃えるぜ!」

 

エックスとオーブが現れた途端にムーがエックスに寄りかかってきた

 

オーブ「何やってるんだ?」

 

レッドキングも一時困惑した状況になったが気を取り直して再び街を破壊し始めた

 

ワタルがエックスに寄りかかっているムーを見ると

 

ワタル「ふはははははは!!」

 

突然笑いだした

 

ハヤト「何だよこんな時に!」

 

ワタル「ムーは何も企んでないよ。黒幕もいない!」

 

ハヤト「じゃあ何なんだよ?」

 

ワタル「ムーはエックスに恋をしてるんだ!」

 

ハヤト「恋!?そんなバカな」

 

ワタル「(恋は人を惑わせる)」

 

エックスはようやくムーを引き離した

 

ムー「(恋は怪獣だって惑わせる)」

 

エックス「来い!レッドキング!私たちが相手だ!」

 

すると再びムーがエックスに寄りかかってきた

 

大地「エックスになついてるみたいだね」

 

エックス「でも私はこんな奴、見たこともないぞ!」

 

オーブ「本当か?見たこともないはずなら向こうも知ってるはずないだろ?」

 

そんな彼らにレッドキングが迫ってくる

 

ムー「(嫌!邪魔しちゃ!)」

 

オーブ「お、おい!」

 

ムーはレッドキングに払い飛ばされた

 

BGM:バーンマイトのテーマ

 

エックス「ヘェアッ!」

 

オーブ「スゥアッ!」

 

レッドキングが建物の煙突を取って攻撃してきた

 

だが煙突を持っている方の腕をエックスが抑えてくれた

 

オーブ「そのまま抑えててくれ」

 

エックス「ああ!」

 

オーブが煙突を元あった場所に戻した

 

オーブ「人の物を壊したらダメだろ!」

 

バチっ!

 

と言いながらレッドキングにビンタする

 

そしてエックスが背負い投げでレッドキングを叩きつけた

 

そしてレッドキングが自分の邪魔になるせいか、ムーがムチで攻撃していた

 

エックス「退いてろ!」

 

するとダークサンダーエナジーが降り注ぎ、レッドキングがEXレッドキングにパワーアップしてしまった

 

ハヤト「レッドキングがパワーアップした!」

 

オーブ「EXレッドキング!」

 

マモル「すっげームキムキになっちゃってるよ・・・」

 

進化したEXレッドキングが両腕で地面を叩くとものすごい振動が発生した

 

そしてエックスとオーブがEXレッドキングの豪快な腕に吹っ飛ばされる

 

それを見たムーが電撃をEXレッドキングに放つが全くといっていいほど効果がなかった

 

エックス「こっちも行くぞ!」

 

オーブ「ああ!」

 

BGM:ウルトラマンギンガのテーマ

 

【ウルトラマンエックス、パワーアップ!】

 

大地&エックス「エクシードエックス!」

 

優介「しびれる奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブライトニングアタッカー!】

 

オーブ「電光雷轟、闇を討つ!」

 

エックスはエクシードエックス、オーブはライトニングアタッカーとなった

 

ムーは目がハートマークになっていた

 

大地&エックス「エクシードエクスラッシュ!」

 

エクシードエクスラッシュでEXレッドキングの闇を払いレッドキングに戻る

 

大地&エックス「ザナディウム光線!」

 

通常のエックスに戻りながら側転し、後方に飛びながらザナディウム光線を放つ

 

オーブ「アタッカーギンガエックス!」

 

オーブはアタッカーギンガエックスをレッドキングに放ち、レッドキングは爆発を起こし、スパークドールズに戻った

 

エックス「大丈夫か?」

 

するとムーがおならをしてしまった

 

ムー「あっ!やっちゃった」

 

そしてそのおならを付近にいたエックス、オーブ、アスナが受けてしまった

 

ウェンディは住民を避難させていたため受けなかった

 

エックス「ん?この怪獣は何だ?」

 

大地「見たこともない怪獣だね」

 

オーブ「ああ・・・」

 

エックス「いつの間に現れたのか?」

 

ムー「(いや、また忘れられちゃった・・・)」

 

アスナ「エリアT-3に怪獣が現れました!タイプA、未知の怪獣です!」

 

神木「それはムーだろ?」

 

アスナ「ムーって何ですか?」

 

橘「アスナ?どうしたの?大丈夫?」

 

グルマン博士「分かった!さっきのガスは忘却物質だったんじゃないか?」

 

ムー「(私はムー、私のおならを浴びると誰でも私のことを、私の存在そのものを忘れてしまうの)」

 

エックス「この怪獣すごい電磁波を発しているぞ!?」

 

大地「凶暴な奴じゃないみたいだけど、この電磁波はこのままにしておけないよ」

 

エックス「おい!地球から立ち去ってくれ!」

 

オーブ「簡単なことだ。俺に任せろ」

 

オーブ「この地球から出ていけーーー!!」

 

オーブがムーのムチを掴み、ぶんぶん振り回し投げ飛ばした

 

オーブ「はぁ、すっきりした!二度と来んなウジ虫が!」

 

ハヤト「コントロールが戻った!着陸するぞ!」

 

ジオマスケッティと分離しジオアトスが地上に着陸した

 

すると逃げる人々の中に奈々子がいた

 

ワタルは嬉しそうに手を振るが

 

奈々子「ハヤトさん!」

 

ハヤト「大丈夫だった?」

 

ワタル「(恋は人を惑わせる)」

 

ムー「(恋は怪獣だって惑わせる)」

 

大地「戻ってきた!」

 

エックス「悪いがお前がいると迷惑なんだ!」

 

オーブ「来んなっての!ウジ虫!」

 

するとワタルの上に雨が降ってきた

 

というより、ムーの涙が降ってきたのだ

 

ムーが泣いていたのだ

 

ワタル「(そうだ、ムー、泣け。その涙で俺の恋を洗い流してくれ)」

 

そしてムーがなぜエックスを知っていたのかというと

 

以前、彗星怪獣ドラコに襲われていたところをエックスに助けてもらったことがあったのだ

 

エックス「っ!ムー!思い出したよ!久しぶりだな!」

 

ムー「(誰このウルトラマン?馴れ馴れしいんだけど)」

 

エックス「元気だったか?」

 

ムー「(よいしょ!)」

 

そしてムーは飛び去っていった

 

ワタル「(ムーの涙はエックスの失った記憶を呼び覚ました)」

 

エックス「ムー!どうしたんだよ!」

 

ワタル「(しかし、その代わりに自分の記憶を失ったのかもしれない・・・エックスへの恋を失って、ムーはもう惑わない)」

 

エックスとオーブは困惑しながら帰っていった

 

 

優介「いや〜ムーは意味不明なウジ虫だったね♪」

 

ブチッ!

 

その時、ウェンディの中の何かがキレた

 

ウェンディ「優介くん♪」

 

優介「ん?何?」

 

ウェンディ「ゴースタードラゴンを出して。ちょっとやってみたいことがあるの♪」

 

優介「えっ、いいけど」

 

ゴースタードラゴンを出した

 

ウェンディ「ちょっと目隠しさせて♪」

 

優介「えっ!?いや・・・」

 

ウェンディ「おねがぁい♪」

 

トロンとした表情でおねだりさせられた

 

優介「はい!」

 

そして目隠しさせられ、コックピットに乗せられ

 

優介「何するの?」

 

ウェンディ「うふっ♪」

 

ウェンディが外から機器を操作して

 

優介「えっ?」

 

ゴースタードラゴンが360度超高速回転して、当然のごとく操縦している優介もものすごいGによって振り回されている

 

優介「おおっ!なんだ!?ななななななうわっ!うわっ!うわっ!うわっ!うわっ!うわあああああ!!!」

 

そしてゴースタードラゴンはさらに回転速度を超加速させ

 

優介「○□△%※♯○♯□△%#%#□○△!!!」

 

何を言っているのか?そもそもうまく喋れない状態になってしまった

 

そして1時間後やっと解放された

 

優介「はぁ、はぁ、何だよ!まだムーのこと怒ってるのかよ。もう過ぎたことだしいいだろ?あんなウジ虫!」

 

ブチッ!

 

またウェンディの中の何かがキレた

 

優介「えっ!?ちょ!待て!」

 

また強引にゴースタードラゴンに乗せられ

 

ウェンディ「地獄の果てまでいってらっしゃい♪」

 

そして今度は360度逆超高速回転させられ

 

優介「うああああああああ!!!!誰か止めてくれーーーーー!!!!うぶぶぶぶぶぶ!!」

 

それから2時間後やっと解放された時には優介は白目になってぶっ倒れた

 

その後、Xioのメンバーはウェンディを怒らせてはいけないと恐怖したのであった

 

ウェンディ「うふっ♪」

 

TO BE CONTINUED

 

【ED Unite〜君とつながるために〜】

 

次回予告

 

スパークドールズの実体化実験。俺たちはついにゴモラの実体化に成功する。でもその時ダークサンダーエナジーが降り注ぎゴモラが凶暴な姿になって暴れだしてしまった。これを企んだのは・・・人工生命?一体お前は何者なんだ?

 

次回 共に生きる

 

繋がる力は心の光!




優介がムーをバカにしたせいでダッシュマザーのあのシーンと全く同じ被害にあってしまいましたね(笑)ウェンディ怖っ!さて、次回は浜田さん!違ったM1号が登場しますね


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第76話 共に生きる

ウルトラマンルーブが楽しみで待ちきれない自分です!


【OP ウルトラマンX】

 

ある日、衛生軌道上で地球を見ている宇宙人らしき姿があった

 

一方Xioではある実験が行われようとしていた

 

橘「この実験を隊長が許可されるとは思いませんでした・・・スパークドールズの実体化なんて」

 

神木「我々の理想は地球環境の保護だ。そしてまた怪獣もその一部である。ならばいつかは通らなければならない道だよ」

 

橘「ですが、危険な実験です」

 

グルマン博士「危険を伴わない進化はないぞ。理想があるならまずはじめの一歩を踏み出す。でなきゃいつかなんてものは永遠に来ない。違うかね?」

 

神木「だが、事故は絶対に許されない!万全の配慮を再確認してくれ」

 

グルマン博士「我がラボにできることは全てやった。ということは地上でできる最大限の配慮がなされているということだ」

 

マモル「このエナジーシールドはダークサンダーエナジーが100発落ちても大丈夫っす!自信作っす!」

 

ルイ「お空はもちろん地表までカバーしちゃうからゴモラちゃんはどこからも逃げ出せません」

 

神木「ゴモラの実体化時間は?」

 

グルマン博士「3分、その後はスパークドールズに戻る」

 

それはゴモラの実体化実験だった

 

神木「短い時間だが何が起こるか分からない。万が一の場合、最悪ゴモラは駆除対象に」

 

そして全員がジオブラスター、あるいはウルトライザーを起動した

 

神木「大地、もう一度聞く。覚悟はできてるか?」

 

それに大地は頷く

 

大地「覚悟の上で実験の申請を出しました。俺は、ゴモラを信じます」

 

アスナ「私も信じます。ね、ゴモラ」

 

ウェンディ「私も信じます」

 

優介「俺も、まずは信じることから始まるんだと思います」

 

それに神木は頷く

 

神木「博士、実験を始めてくれ!」

 

グルマン博士「マモル、エナジーシールドを」

 

そしてエナジーシールドが起動した

 

マモル「エナジーシールド起動を確認しました」

 

グルマン博士「大地、ゴモラのスパークドールズを」

 

大地「はい」

 

大地「頼んだぞ。ゴモラ」

 

そしてゴモラを置いた

 

グルマン博士「リアライズビーム照射開始!」

 

ルイ「はい!照射します!」

 

そしてリアライズビームがゴモラに照射された

 

しばらく照射し続けると、ゴモラが浮き始めた

 

マモル「スパークドールズが光の粒子を取り込んでいます」

 

大地「ゴモラの時が、動き始めたんだ!」

 

マモル「完全実体化まであと、5、4、3、2、1、0!」

 

そしてゴモラがスパークドールズから実体化した

 

ゴモラ「ギャオオオオオオオオ!!」

 

マモル「完全実体化に成功しました!」

 

大地「ゴモラ!ゴモラ!俺だよ!分かるか?いいぞ、座ってごらん!」

 

するとゴモラは大地が言った通りに座った

 

アスナ「大地の言ってることちゃんと分かってるんだ!」

 

ルイ「ゴモちゃん!きゃわわ〜〜!」

 

グルマン博士「きゃわわ〜〜!って大地!時間は限られている。意志疎通の実験を続けよう!」

 

大地「ゴモラ、手を上げてごらん!できる?」

 

大地がお手本を見せて、ゴモラはその通りに手を上げた

 

橘「大地と気持ちが繋がっている。そういうことですか」

 

神木「非常に大きな第一歩だ!」

 

アスナも近づきなでなでした

 

アスナ「イェイ!」

 

アスナがサムズアップするとゴモラもサムズアップした

 

その頃、本部では警報が鳴っていた

 

チアキ「実験場上空にダークサンダーエナジーが発生!」

 

ダークサンダーエナジーが降り注ぐが、エナジーシールドによって守られた

 

ワタル「このシールドすげぇな!」

 

ラボチームは照れるが、なぜかダークサンダーエナジーが一度に限らず大量に降り注いでいた

 

神木「こんなに続くのは初めてじゃないか?」

 

橘「ええ」

 

ルイ「なんかいつもと全然違う!」

 

マモル「耐えてくれー!」

 

しかし、強力なダークサンダーエナジーによってシールドは破壊され、ゴモラはダークサンダーエナジーを浴びてしまった

 

大地「ゴモラ!」

 

ゴモラはダークサンダーエナジーによって、EXゴモラに変貌してしまった

 

マモル「エナジーシールド復旧できません!」

 

神木「ゴモラを実験場から出すな!」

 

「了解!」

 

EXゴモラはEX超振動波を放ち、Xioの動きを封じた

 

そして地中に潜ろうとする

 

大地「ゴモラ!」

 

優介「やめろおお!」

 

それを追う大地と優介

 

アスナ「大地!」

 

神木「大地!」

 

ウェンディ「優介くん!」

 

大地「エックス、ユナイトだ!

 

エックス「よぉし!行くぞ!」

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

大地「エックスー!」

 

エックス「イィーサァッ!」

 

【エックス、ユナイテッド!】

 

優介「コスモス!」

 

【ウルトラマンコスモス!】

 

優介「エックス!」

 

【ウルトラマンエックス!】

 

優介「慈愛の光、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブフルムーンザナディウム!】

 

大地と優介はエックスとオーブに変身した

 

チアキ「ゴモラがエリアK-5に出現!」

 

エリアK-5にEXゴモラが出現し、それを追うようにエックスとオーブが登場した

 

そして暴れまわるEXゴモラを抑える

 

大地「ゴモラ!落ち着け!落ち着くんだ!ゴモラ!」

 

優介「大地の言葉が聞こえないのか!ゴモラ!」

 

タケル「ゴモラに続いてウルトラマンエックス、ウルトラマンオーブが出現!」

 

神木「ワタルとハヤトはスカイマスケッティでエックスとオーブを援護、アスナとウェンディはアラミスで市民の避難誘導だ!」

 

「了解!」

 

エックスとオーブはEXゴモラの攻撃を受け流しながら戦うが、あまりの凶暴さに手を焼いていた

 

エックス「大地、今のゴモラを説得するのは無理だ!」

 

優介「そんな!」

 

大地「ザナディウム光線を使おう。ゴモラをスパークドールズに戻す」

 

???「それがお前の考える共存か?」

 

大地「えっ?」

 

優介「誰だ!」

 

彼らに謎の声が呼び掛け、そしてなんとエックスとオーブが消えてしまった

 

ハヤト「二人のウルトラマンが・・・」

 

ワタル「消えた?消えたのか?」

 

ウェンディ「えっ?どこに行っちゃったの?優介くん・・・」

 

気づくとエックスとオーブはガラスの中にいた

 

大地「ここはどこだ?」

 

優介「何かの実験室なのか?」

 

そこに猿のような何者かが現れた

 

大地「誰だ!」

 

優介「こいつは・・・」

 

M1号「私はM1号、かつて科学の力によって作られ捨てられた人工生命」

 

大地「人工生命?」

 

エックス「大地、今はこいつを相手にしている時間はない。ウルトラマンゼロの力でここから脱出しよう!」

 

大地「分かった!」

 

そうしてウルティメイトゼロのサイバーカードを差し込むが

 

アーマーが装着できなかった

 

大地「えっ!?どうして?」

 

オーブ「何!?」

 

オーブもウルティメイトブレスからイージスを装着しようとしたがやはり装着できなかった

 

オーブ「そんな!」

 

M1号「ここではそのようなものは通用しない!」

 

だったら力づくで壊そうと殴るが壊せなかった

 

M1号「ゴモラはやっと自分の体を取り戻したのだ。なのに、なぜ自由を奪う」

 

神木「スカイマスケッティはファントン光子砲で威嚇攻撃、ゴモラを制御しろ!」

 

ワタル&ハヤト「了解!」

 

アスナ「エリアK-5市民の避難完了しました!」

 

大地「ゴモラ!落ち着け!おい!俺たちを早く地上に!」

 

M1号「戻ってどうする?ゴモラを退治するのか?」

 

大地「違う!守るんだ!」

 

M1号「ふっふっふっ、ゴモラは怪獣だぞ?そんな姿を見てもまだ本気で共存できると?」

 

大地「これは本当のゴモラじゃない!ゴモラはダークサンダーエナジーで誰かに操られて・・・っ!お前が怪獣たちを操っている黒幕なのか?」

 

M1号「人間らしい考え方だな。都合の悪いことが起こると誰かが悪意を持ってやると考える。自分たちがいつもそうしているからだ。私はそのようなことはしない」

 

 

EXゴモラはEX超振動波で街を破壊し尽くす

 

チアキ「ゴモラ止まりません!まもなくエリアK-6に到達」

 

タケル「そこはまだ民間人の避難が完了していません!」

 

 

神木「やむを得ん・・・ゴモラの駆除を命ずる!」

 

神木隊長は苦渋の決断をした

 

ウェンディ「そんな!」

 

神木「ワタル、キングジョーのカードを使え。キングジョーデストロイ砲でゴモラを駆除しろ!」

 

ハヤト「ワタル・・・」

 

ワタル「・・・了解」

 

神木「アスナとウェンディはウルトライザーで援護」

 

アスナ&ウェンディ「・・・・・・」

 

神木「アスナ!ウェンディ!」

 

アスナ「・・・了解!」

 

ウェンディ「・・・了解!」

 

【ウルトラマンの力をチャージします!】

 

【サイバーキングジョーロードします!】

 

大地「やめろおお!!」

 

M1号「これが人間だ。共存などと言いながら、都合が悪くなれば平気で排除する。思いしれ。人間は他者と共存など出来ぬ。共存など出来ぬ者は滅び行くだけだ」

 

優介「(・・・なんでそうやって決めつけんだよ・・・)」

 

ワタル「・・・すまない!ゴモラ!」

 

ついにキングジョーデストロイ砲がEXゴモラを攻撃した

 

大地「っ!ゴモラ!」

 

それを見たアスナは飛び出した

 

大地「アスナ!」

 

ウェンディ「アスナさん!」

 

ハヤト「ワタル!アスナがゴモラの前に飛び出しました!」

 

アスナ「ゴモラ!ゴモラ落ち着いて!私が分かるゴモラ!」

 

だが、EXゴモラは聞く耳を持たず、腕を振り下ろしアスナを吹き飛ばす

 

大地「ゴモラ!やめろ!やめてくれ!!」

 

M1号「何だこの茶番は?自己犠牲か?」

 

アスナ「ゴモラ!私たちはあなたの敵じゃない!」

 

大地「ゴモラ、ゴモラ!アスナの声を聞いてくれ!聞こえるだろ!分かるだろ!ゴモラ!」

 

EXゴモラはアスナを蹴りの余波で吹き飛ばす

 

だがそれでもアスナは諦めなかった

 

アスナ「お願い・・・あなたを・・・殺したくない!」

 

アスナ「あなただって私と同じ気持ちのはず!だって、私を助けてくれたじゃない!」

 

アスナ「あなたは私と繋がって、一緒に戦ってくれた!そうでしょ!それなのに、訳のわかんない黒い稲妻のせいでこんな風になるなんて嫌だ!!」

 

アスナ「こんなの絶対に間違ってる!!」

 

EXゴモラはEX超振動波を放とうとする

 

だがそれでもアスナは諦めずサムズアップを見せた

 

アスナ「私は・・・いえ、私たちは信じてる!」

 

 

アスナ「あなたと共に生きる未来を!!」

 

M1号「・・・・・・」

 

大地「ゴモラ!!」

 

優介「やめるんだゴモラ!」

 

ウェンディ「やめてください!!」

 

だがEXゴモラはEX超振動波を放とうとする

 

大地「うあああああああああああああああ!!!!」

 

優介「結局俺は・・・誰一人守ることができないのか!!」

 

己の無力を痛感する大地と優介

 

だがその時、M1号が指をパチンと鳴らしエックスとオーブを元の場所へ戻した

 

そしてEXゴモラの前にエックスとオーブが現れ、EX超振動波をエックスがXバリアウォールとオーブがムーンライトバリアウォールで防いだ

 

【ウルトラマンエックスパワーアップ!】

 

大地&エックス「エクシードエックス!」

 

大地&エックス「エクスラッガー!」

 

大地&エックス「エクシードエクスラッシュ!」

 

エックスはエクシードエックスとなり、エクシードエクスラッシュでEXゴモラの邪気を払い、ゴモラの姿に戻した

 

ゴモラは周囲を見て、これを自分がやったのだと理解した

 

大地「ゴモラ・・・」

 

そしてゴモラは両腕を広げた

 

オーブ「・・・・・・」

 

アスナ「ゴモラ・・・」

 

オーブ「・・・俺がやる」

 

大地「っ!」

 

オーブ「このフルムーンザナディウムは怪獣保護専門の形態だ。だから・・・任せてくれ」

 

大地「・・・分かった」

 

オーブは両腕を広げ、体をひねりフルディウム光線を準備をする

 

オーブ「・・・フルディウム!」

 

だが、その時!

 

エックス&オーブ「っ!」

 

ゴモラから赤い光が溢れ、そしてスパークドールズになった

 

大地「・・・ゴモラ・・・」

 

ラボチームがタイマーを見るとあと5秒と示されていた

 

アスナはゴモラのスパークドールズを拾い

 

アスナ「・・・ぐすっ!うぅ!」

 

涙をボロボロ流していた

 

ウェンディ「アスナさん・・・」

 

オーブ「・・・大丈夫か?」

 

大地「・・・・・・」

 

ウェンディはアスナをオーブは大地を気遣った

 

M1号「共存か?破滅か?お前たちの未来を私は監視する」

 

オーブ「・・・M1号」

 

M1号「私はカモメ。空高く飛翔し思考し続ける。私はカモメ・・・私は・・・」

 

その後大地はゴモラのスパークドールズを見て誓った

 

大地「いつか、また会おう」

 

優介「・・・・・・」

 

優介は任務を終え自分の部屋に戻ろうとした

 

優介「っ!ぐっ!ぐぁ!」

 

するとなぜか腹に痛みを感じ、押さえながら苦しんでいた

 

そこにウェンディがやって来た

 

ウェンディ「っ!優介くん!どうかしたの?大丈夫?」

 

優介「いや、なんでもないよ」

 

ウェンディ「でも・・・」

 

優介「心配させたなら謝る」

 

ウェンディ「・・・・・・」

 

そして自分の部屋に戻っていった

 

一体何を隠しているのだろうか?

 

優介「(今回の出来事で他者と共存することは自分が思ってるよりも難しいことだと分かった)」

 

優介「(M1号が言った通り、自分たちの都合が悪くなれば平気で排除する。でも、諦めてはいけない)」

 

優介「(確かに他人の考えとは異なりぶつかってしまうこともあるだろう)」

 

優介「(でも、分からない人の心だからこそ分かろうと試みるのだと思う。迷ったりぶつかったりを乗り越えて初めてわかりあえるのだと思う)

 

優介「(いつか、本当に人間と怪獣が共存できる日を俺は信じてる)」

 

優介「(いつか、きっと・・・)」

 

TO BE CONTINUED

 

【ED Unite〜君と繋がるために〜】

 

次回予告

 

突然現れた凶暴な怪物スペースビーストの群れ。同じとき遠くカナダに住む橘副隊長の家族にも怪獣ベムラーが迫る。絶体絶命の状況の中光と共に銀色のウルトラマンが舞い降りた。あれは・・・弧門じゃない。一体誰が・・・

 

次回 絆ーUniteー

 

超えるぜ!極限!




次回はあの絆を繋ぐ英雄が登場です!そして初のゲームオリジナルフュージョンライズ形態登場です!お楽しみに!


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第77話 絆-Unite-

この回はリアルタイムでネクサスを見ていた自分にとって嬉しい回でした


【OP ウルトラマンX】

 

橘副隊長の娘の一人、かおるが何かの光で目が覚めるとそこには怪獣の巨大な目があった

 

かおる「きゃああああ!!」

 

橘「かおる!」

 

かおるの悲鳴を聞きつけた橘が部屋に入ってきた

 

かおる「お母さん!お母さん!」

 

橘「かおる!」

 

橘は助けようとかおるに手を伸ばす

 

その時橘は謎の石碑に触れた

 

気がつくと橘は司令室にいた

 

橘は向こうが気になって連絡を入れた

 

かおる「あれ?お母さんだ!元気?」

 

橘「うん、そっちはどう?みちるも元気にしてる?」

 

みちる「元気!あのね、今お父さんとキャンプに来てる!」

 

橘「楽しそう」

 

かおる「お母さんも来られたら最高なのに」

 

橘「お母さんもそっちに飛んでいきたい」

 

かおる「もう行くね。お母さん怪我とかしちゃダメだよ?」

 

橘「あなたたちも気をつけてね」

 

みちる「大丈夫、こっちには怪獣全然出ないもん。じゃあね!」

 

そうしてやり取りが終わった

 

大地「チャットですか?娘さんと」

 

橘「まだ作業中なの?」

 

大地「屋上で宇宙の声を」

 

橘「お母さんの宇宙電波受信機」

 

そして大地は自分と橘のコーヒーを入れた

 

大地「カナダでしたっけ?副隊長のご家族」

 

橘「まだ怪獣が出てない地域だって旦那がね」

 

大地「Xioの副隊長でなければ一緒に移住しましたか?」

 

橘「・・・そうね」

 

その後、大地は屋上で宇宙を見上げていた

 

 

 

エックス「大地!起きろ!大地!」

 

気づくと翌朝になっていた

 

大地「・・・っ!怪獣?宇宙人?」

 

エックス「そうじゃない。これを聞いてみろ」

 

大地の母親の宇宙電波受信機を聞いてみた

 

すると聞いたこともない宇宙電波が聞こえた

 

大地「普通の宇宙電波じゃなさそうだ」

 

エックス「解析してみたらどうだ?」

 

大地「だね」

 

そうして大地が解析しようとした時に警報が鳴った

 

橘「エリアT-1作業区画に未確認生命が群れで出現。体長は2メートル前後」

 

神木「フェイズ2!大地、現場に出ろ。ハヤト、ワタル、優介、ウェンディ、大地の分析を待って必要ならこれを攻撃!」

 

「了解!」

 

橘「今回は私も行きます」

 

神木「頼む」

 

今回は橘副隊長を含めたXio特捜班が向かった

 

大地は地下を進むと、インセンティブタイプビーストバグバズンブルードの姿があり、大地はとっさに身を隠し、バグバズンブルードを解析する

 

大地「こいつは地球の生き物じゃないな」

 

エックス「宇宙から飛来してきたのか?」

 

大地「地球の何がこいつらを引き寄せてるんだろ?」

 

エックス「生命体の恐怖を餌にするスペースビーストの話は聞いたことがある」

 

大地「スペースビースト?」

 

エックス「大地!」

 

会話に気づいたバグバズンブルードが大地に迫るが、アスナが横から大地を突き飛ばし、パラライザーでバグバズンブルードを麻痺させた

 

アスナ「大丈夫?」

 

大地「いつもごめん」

 

アスナ「見た目最悪だけど、この生物は駆除?捕獲?」

 

大地「攻撃と捕食しか探知できない。・・・仕方ない」

 

アスナ「大地から駆除判断が出ました」

 

アスナがジオブラスターでバグバズンブルードを倒す

 

その他の隊員たちも発見次第ジオブラスターでバグバズンブルードを倒していく

 

橘もバグバズンブルードを倒すが近くに一般人が逃げ遅れていた

 

「きゃあー!」

 

橘「民間人を発見。保護に向かいます」

 

橘「大丈夫ですか?しっかり!」

 

すると天井が崩れた

 

橘「危ない!」

 

橘は女性と共に瓦礫の下敷きになってしまった

 

橘「大丈夫ですか?しっかりして!聞こえますか?」

 

しかし女性は気を失っているためいくら呼び掛けても返事がない

 

するとみちるから連絡が来た

 

橘「今話せない!」

 

みちる「話せなかったらお姉ちゃんが死んじゃう!」

 

橘「えっ!?」

 

みちる「怪獣、湖からいきなり怪獣が出て来て、カヌーが飛んで来てお姉ちゃんの頭に当たって!」

 

どうやらカナダに怪獣が出現したようだ

 

橘「お父さんは?」

 

みちる「水くみにいって戻ってこない!電話にも出ないの!」

 

橘「怪我したの?血が出てる?」

 

みちる「出てない!」

 

橘「息はしてるよね!」

 

みちるはかおるが息しているかを確認した

 

みちる「してる!」

 

橘「みちる、よく聞いて。お姉ちゃんは今仰向け?」

 

みちる「うん!」

 

橘「なら、もし吐いたり出来るようにお顔を右に向けて」

 

みちる「うん!」

 

みちるは言われた通りにするが、宇宙怪獣ベムラーが熱線を吐き、水しぶきがみちるたちにかかってきた

 

橘「みちる!?どうしたの?みちる!」

 

するとバグバズンブルードが気づいた

 

橘「みちる!大丈夫!?」

 

みちる「怪獣、こっちに来る!お母さん!お母さん!」

 

ベムラーが迫ってきてパニック状態になってしまうみちる

 

そしてバグバズンブルードも橘副隊長に気づいて襲いかかる

 

橘は懸命に払った

 

みちる「お母さん!お母さん!」

 

家族や自分も絶体絶命!

 

その時!

 

 

???「諦めるな」

 

 

誰かの声が聞こえると目の前に神秘のアイテムエボルトラスターが出現した

 

橘はそれを手に取り、エボルトラスターの鞘を引き抜いて天に掲げた

 

BGM:ネクサス-ENCOUNTER-ウルトラマンX Ver.

 

すると眩い光が現れ、バグバズンブルード2体を巨大な拳が叩き潰した

 

ウェンディ「あれは!」

 

優介「・・・・・・」

 

その正体は銀色のウルトラマンだった

 

「シュッ!」

 

銀色のウルトラマンは飛翔し女性を病院に降ろし

 

「ディアッ!」

 

そこから一瞬でカナダに到着し、熱線を吐こうとしていたベムラーを抑え、引き離す

 

「みちる!」

 

そこに彼女の父親橘祥悟がやって来た

 

みちる「お父さん!お姉ちゃんが!お母さん電話にしたの」

 

祥悟「かおる!かおる!」

 

みちる「お姉ちゃん!」

 

祥悟「よかった。もう大丈夫だ!」

 

かおる「お父さん?ずっとお母さんの声が聞こえてた気がする」

 

祥悟「よし!ここを離れるよ。おいで」

 

銀色のウルトラマンはベムラーを持ち上げ投げ飛ばした

 

そして祥悟は銀色のウルトラマンを見上げ、何かを悟った

 

銀色のウルトラマンは頷き、再びベムラーに向かっていった

 

その後

 

タケル「もう一度再生します」

 

モニターには銀色のウルトラマンが飛び去る瞬間が映っていた

 

チアキ「巨人はこの後カナダでベムラーを倒して消え去ったようです」

 

ワタル「カナダ?なんでいきなりカナダ?」

 

 

橘「私が未熟だから」

 

そこに橘副隊長がやって来た

 

優介「ん?」

 

ウェンディ「副隊長?」

 

橘「処分してください。副隊長の立場でありながら私は命ぜられた現場を離れ、自分の娘の元に向かいました」

 

そして隊員カードとジオブラスターをデスクに置いた

 

神木「待て、話が見えない」

 

橘「この巨人は・・・」

 

 

 

橘「・・・私です!」

 

それに全員が驚愕した

 

アスナ「副隊長がウルトラマンに変身したってこと?」

 

マモル「マジで!?」

 

グルマン博士「選ばれたというわけか」

 

ルイ「すごい!」

 

優介「(弧門から橘副隊長に光が受け継がれたのか)」

 

橘「ヒカルにショウ、それにトウマ・カイト、そしてここにいる優介、彼らの世界では彼らがウルトラマンに変身していた。だとしたら同じように私たちの世界にもエックスに変身して戦ってくれてる誰かがいるはず。それは分かっていました。・・・けれど・・・私自身がそうなるだなんて思いもしなかった。・・・理由は分かりません・・・気付いたら・・・私は」

 

大地「変身していた・・・」

 

神木「そして自分の娘を助けるためにカナダまで飛んだ」

 

橘「はい・・・任務遂行中に独断で現場を離れるなど許されない命令違反です」

 

大地「待ってください!娘さんは助かったんですか?」

 

橘は頷いた

 

大地「逃げ遅れていた女性もあの巨人が病院に降ろしてくれたおかげで一命をとりとめました。俺たちも全員無事です!なら何が問題なんですか?」

 

神木「次に同じことが起こっても同じことをする。そういうことか」

 

橘「恐らく・・・次も・・・その次も・・・何十回でも・・・私は命令より娘を守ることを優先し・・・今は・・・副隊長の職務を全うできません!失礼します!」

 

そうして橘は出ていった

 

ワタル「副隊長!」

 

神木「何も言うな!」

 

アスナ「でも!」

 

神木「突然ウルトラマンになったんだ。冷静でいられるか」

 

そして屋上にいた橘副隊長に大地と優介がやって来た

 

大地「ウルトラマンになった時・・・どんな気持ちでしたか?」

 

橘「やるべきことがある。出来ることがある。そんな確信だけ抱えてた気がする。ウルトラマンになるってその使命を背負うことなのかもしれない。でもそれは人として生きることも同じね」

 

優介「(そんな風に思っていたのか)」

 

すると娘たちから通信がきた

 

橘「ごめん、娘たちから」

 

そうして橘はその場を離れた

 

エックス「君に戦いを強いたのは私だ。君には辛いことの連続だったろうな」

 

大地「君のおかげで怪獣との共存っていう夢と向き合えてる」

 

優介「ウルトラマンは理想が現実に負けそうになったとき、支えてくれるものなんだな」

 

翌日、ダークサンダーエナジーが降り注ぎバグバズンブルードが巨大化した

 

それと交戦するXioだが生命力の高いスペースビーストには効果がない

 

エックス「大地!昨日の生き残りだ!」

 

大地「エックス、ユナイトだ!」

 

エックス「よーし!行くぞ!」

 

【エックス、ユナイテッド!】

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

オーブ「俺の名はオーブ!闇を照らして悪をグウッ!」

 

名乗っている最中に攻撃された

 

そして二人は攻撃するも凶暴なバグバズンブルードに苦戦していた

 

橘「やはり私は謹慎です。また任務を離れます!」

 

神木「橘!」

 

橘は屋上に走ってエボルトラスターを引き抜き、銀色のウルトラマンに変身した

 

そしてその銀色のウルトラマンは力を解放し基本形態のアンファンスからジュネッスへと変わり、猛スピードでエックスたちがいる場所へと向かった

 

一瞬の隙をついてオーブが蹴りを入れ、投げ飛ばす

 

しかし、バグバズンブルードはビルの上に着地した

 

バグバズンブルードが再び迫ろうとした時!

 

BGM:ネクサス -Full Throttle- <M-63>

 

「ディアアッ!」

 

オーブ「っ!」

 

大地「副隊長!?」

 

赤いウルトラマンがエックスたちのピンチを救ってくれた

 

そして赤いウルトラマンはフェーズシフトウェーブを上空に放ち、淡い光が辺り一帯を包み込む

 

大地「これは?」

 

オーブ「メタフィールド!」

 

そして3人のウルトラマンはバグバズンブルードと戦う

 

赤いウルトラマンがメタフィールドを張ってくれたおかげで光の戦士であるウルトラマンたちがより強力になりバグバズンブルードを圧倒していた

 

ハンドスラッシュ、Xスラッシュ、ボートレイ・フェザーを喰らい、そしてオーブとエックスのダブルキックでバグバズンブルードが倒れる

 

BGM:ネクサス -New Beginning- <M-61>

 

優介「ウルティメイトゼロ!」

 

ゼロ「デェェアァッ!」

 

ウルティメイトゼロカプセルを起動し装填ナックルに装填し

 

優介「ネクサス!」

 

ネクサス「シュアッ!」

 

次にネクサスカプセルを起動し装填ナックルに装填し、ライザーでスキャンする

 

【フュージョンライズ!】

 

優介「越えるぜ、極限!」

 

そしてライザーのトリガーを引いた

 

【ウルティメイトゼロ!ウルトラマンネクサス!ウルトラマンオーブ、ノアクティブサクシード!】

 

オーブはウルティメイトゼロとウルトラマンネクサスのカプセルでノアクティブサクシードにフュージョンライズした

 

大地&エックス「エクシードエックス!」

 

そしてエックスもエクシードエックスにパワーアップする

 

オーブはウルティメイトゼロソードを装備しエナジーコア型のエネルギーでバグバズンブルードを拘束し

 

オーブ「ソードレイ・オーバードライブ!」

 

ソードレイ・オーバードライブで切り裂き

 

大地&エックス「エクスラッガーショット!」

 

ネクサス「ディアッ!」

 

エクスラッガーショットとオーバーレイ・シュトロームがバグバズンブルードに命中し爆発四散した

 

そして3人は並び頷き合いネクサスはメタフィールドを解除した

 

 

 

大地「副隊長!」

 

優介「大丈夫ですか?」

 

橘「・・・・・・」

 

ウェンディ「副隊長?」

 

橘「・・・諦めるな」

 

大地「えっ?」

 

すると橘の手からエボルトラスターが消えた

 

橘「あのウルトラマンがそう言ったの。なぜかな?あなたに伝えろとそう言われた気がする」

 

大地「俺にですか?」

 

橘「ごめん、意味分かんないよね。ただこれだけは言える。私はウルトラマンと繋がりを持った。一瞬だったけどその絆は確かに存在したし遠い国にいる子供たちとも確かに繋がっている。だから」

 

大地「俺と父さんや母さんとの絆は消えていない。・・・なんかウルトラマンに励まされてる気がします」

 

橘「実際そうだもの。今は力は消えたみたいだけど。私はたった1日だけウルトラマンだったのよ」

 

それに皆がクスクスと笑った

 

大地「名前・・・なんて言うのかな?あのウルトラマン」

 

橘「絆・・・ネクサス」

 

大地「ウルトラマン・・・ネクサス!」

 

するとエクスデバイザーにウルトラマンネクサスのサイバーカードが出現した

 

優介「久々にネクサスと一緒に戦ったな」

 

橘「えっ?」

 

大地「ネクサスと一緒に戦ったことがあるんだ?」

 

優介「ああ!2回もな」

 

ウェンディ「えっ?2回?」

 

優介「ああ、エタルガーの時より前にも一度共に戦ったことがあるんだ」

 

ウェンディ「そうだったんだ」

 

 

【ノイズの解析を終了しました。再生します】

 

???「大地、お母さんの声が聞こえますか?大地、大地、お母さんの声が聞こえますか?」

 

その頃受信していたノイズの解析が終了した。それはなんと行方不明となった大地の母からのメッセージだった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED Unite 〜君とつながるために〜】

 

次回予告

 

15年前、エックスが太陽に突き落とした宇宙の脅威。その悪夢の存在が復活し、地球へ襲来した! 生命を無に帰す強敵を前にXioが、そして地球が、最大の危機に直面する! 

 

次回 美しき終焉

 

電光雷轟、闇を討つ!




次回は最大の脅威が襲来する!


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第78話 美しき終焉

ウルトラマンルーブ超面白かったです!今後の展開が全く予想できず、こんなにワクワクしたのは久しぶりです!


【OP ウルトラマンX】

 

大地はアスナと優介とウェンディと一緒に大地の母親から発信された電波をある場所で調べていた

 

アスナ「一息入れない?もう三日目でしょ?ろくに寝てないんでしょ?」

 

大地「ありがとう」

 

ウェンディ「・・・大地さんのお母さんの声、本当にここから発信されたんですか?」

 

大地「ここは時空の特異点なんだと思う。だからウルトラフレアの時もこの場所だけ別の時空に飛ばされた」

 

アスナ「時空の特異点?」

 

大地「母さんはずっと宇宙の電波の中には未来から飛んできたものがあるって研究をしてたんだ」

 

優介「それって未来が分かるってことなのか?」

 

大地「化石の発掘みたいに断片を見つけてはそれを解析してたみたいだけど、それに父さんはここで大昔の遺物を発掘した。その場所に宇宙電波の研究所を建てたんだ。変だと思わない?」

 

アスナ「父さんが発見した遺物と未来からの電波には関係があった?」

 

そして大地は交信を続ける

 

大地「母さん、聞こえる?俺だよ。大地だよ」

 

アスナ「大地、少し休もう」

 

優介「いい加減に休め!」

 

大地「ここには絶対何かあるんだ。父さんと母さんはここで未来に関わる何かを研究していた。その母さんが俺に何かを伝えようとしている」

 

大地「母さん、聞こえますか?父さん、俺の声聞こえる?」

 

ウェンディ「大地さん・・・」

 

それでも大地は諦めずに何度も交信を続けた

 

一方 月にはスペースマスケッティを操縦するワタルとマモルの姿があった

 

ワタル「ん〜このマスケッティ新型だっつったけど一体どこが変わったっていうんだ?」

 

マモル「驚いてください。この2号機には最強の」

 

ワタル「ビーム砲か?」

 

マモル「最強の空間エネルギー測定機能が搭載されてるっす」

 

ワタル「なんだそれ?」

 

マモル「空間エネルギー量の変化を測定することでダークサンダーエナジーの発生源を見つけられちゃう大発明っす」

 

ワタル「普通に最強のビーム砲は搭載されてないってことですか」

 

マモル「強力な力に強力な兵器で対抗ってそんな考え方時代遅れっしょ」

 

ワタル「強力な兵器じゃなかったらどうやって地球の平和を守るってんだ」

 

マモル「さあ・・・」

 

マモル「最終的には愛じゃないっすかね?」

 

ワタル「愛?この顔で愛を語りますか〜」

 

マモル「ワタルさんは地球好きっすか?」

 

ワタル「も、もちろん」

 

マモル「二度とあの星に戻れないって言われたら泣きますか?」

 

ワタル「・・・泣く」

 

マモル「それは、地球を愛してるってことっす。その愛が地球を守るっす」

 

そのやり取りにタケルは思わず笑ってしまう

 

ハヤト「ワタルたちから何か報告は?」

 

タケル「えっ、愛が地球を守るですって」

 

ハヤト「何だそれ?」

 

チアキ「もうお昼だね。買い出しじゃんけんでもしますか?」

 

タケル「俺蕎麦って気分なんだけど」

 

ハヤト「蕎麦なら俺の親父が打った蕎麦食わせてやりたいな」

 

タケル「あ〜長野でも有名な私店でしたね」

 

ハヤト「そうそう」

 

チアキ「でも遠すぎて出前は頼めないですね〜」

 

「最初はグー!」

 

一方ルイとグルマン博士は何かそばとヨーグルトのようなものを食べていた

 

ルイ「美味っ!これ出前とかだと超人気出そう!」

 

グルマン博士「だろ?ファントン特製ヨーグルト蕎麦」

 

ルイ「まさに驚天動地の心理だね博士。あ、これチェーン店出しちゃおうよ!ルイルイヨーグルトヌードル」

 

グルマン博士「なんでお前の名前を付けるんだ?」

 

ルイ「テヘッ♪」

 

「じゃんけんポン!ポン!ポン!ポン!」

 

じゃんけんはハヤトとタケルが勝利し、チアキが買い出しに行くことになった

 

その時何かの伝達が来た

 

チアキ「UNVERジュネーブ本部からです!」

 

チアキ「ダークサンダーエナジーの最新データが届きました。未だ発生源は特定できていないようですが、18日前は彗星、3日前は金星周辺だったようです」

 

神木「まさか地球に近づいてきている?」

 

橘「マモルたちに知らせて。二人の現在地からなら厳密な場所が特定できるはず」

 

マモル「了解。では数値のチェックを開始します。ワタルさん」

 

ワタル「はいよ」

 

そして数値のチェックをすると

 

ワタル「えっと・・・空間エネルギー量3」

 

マモル「面白いこと言いますね」

 

ワタル「何が面白いんだよ?」

 

マモル「空間エネルギー量は絶対レベル5以下にはなりません」

 

ワタル「そうか」

 

しかし

 

ワタル「今2になったぞ」

 

マモル「だから面白くないし」

 

だが数値ははっきりとレベル2を示していた

 

マモル「あれ?いや、そんなはずは・・・」

 

 

「大地、お母さんの声が聞こえますか?」

 

その頃大地は母親と思わしき声が聞こえた

 

大地「母さん?」

 

大地「母さん!」

 

だが交信は途切れてしまった

 

アスナ「どうしたの?」

 

そして空間エネルギー量がレベル0になった

 

マモル「ヤバいっしょこれ絶対!」

 

すると

 

ワタル「なんだありゃ?」

 

スペースマスケッティの前方に紫色の発光体が出現した

 

チアキ「綺麗・・・」

 

ワタル「スペースマスケッティより本部!正体不明の発光体が出現!」

 

マモル「空間エネルギー量が0なんてありえない!」

 

すると突然通信が途絶してしまった

 

タケル「通信途絶!スペースマスケッティ、レーダーから消えました!」

 

アスナ「すぐに戻ります!行くよ!」

 

それを聞いた大地たちもジオポルトスで基地に戻る

 

ハヤト「ワタル!おいワタル!」

 

ルイ「マモルん聞こえる?こら、返事しろ!」

 

グルマン博士「通信映像を再生してくれ」

 

タケル「はい!」

 

そして先ほどの映像がモニターに表示された

 

ルイ「っ!探してたのはこいつだよ!博士!」

 

グルマン博士「なるほど、謎だったのは当然だ!ダークサンダーエナジーの発生源は存在しないものだったんだ」

 

神木「存在しないもの?しかし現にあそこに」

 

グルマン博士「空間エネルギー量が0ってことはスペースマスケッティの前には何もなかったということだ。こいつは全くの無難だ。0、虚無、情報のないものを無理に視覚化したものがこのキラキラだ!」

 

橘「あの発光体がダークサンダーエナジーの発生源だとUNVER本部に知らせて!」

 

タケル「了解!」

 

神木「月面基地、各国の衛生を映してスペースマスケッティとあの発光体の行方を追え!」

 

「了解!」

 

その後、紫の発光体はUNVERネバダ支部に落下した瞬間、周囲が一瞬にして消え去った

 

タケル「発光体、UNVERネバダ支部に直撃。半径1キロが消滅!」

 

チアキ「監視衛生の映像来ました!」

 

そしてモニターに映し出されたのは

 

何者かが不気味な笑いをしながら動いてる映像だった

 

アスナ「なんなのあれ?」

 

エックス「グリーザだ!」

 

大地「えっ?」

 

エックス「大地、緊急事態だ!私から直接Xioの皆に話す」

 

大地「ちょ、直接!?」

 

アスナ「どうしたの?」

 

すると各隊員のジオデバイザーにエックスが通信をしてきた

 

神木「エックス!」

 

エックス「私はウルトラマンエックス!」

 

ルイ「エックスから直電!?」

 

エックス「神木隊長、今アメリカを襲ったのはグリーザです」

 

神木「あなたがこんな通信をしてくるということは余程の非常事態ということですか?」

 

エックス「グリーザは星の生体エネルギーを狙い、全てを無へと変換します」

 

橘「生き物を消し去るということ?」

 

エックス「ええ、3つもの生命豊かな星を消失させたグリーザを追って、私はこの太陽系までやって来たんです」

 

エックス「地球を狙うグリーザを私は太陽に突き落とすことでようやく倒すことが出来ました。15年前の事です」

 

橘「15年前・・・」

 

グルマン博士「それがウルトラフレアの原因か」

 

エックス「しかし倒したはずのグリーザが復活してきた」

 

チアキ「グリーザ西に向けて飛行を開始!」

 

エックス「奴は生体エネルギーの強いものから消していきます。地球の場合は怪獣」

 

橘「ネバダ支部は世界最大のスパークドールズ保管施設・・・」

 

神木「スパークドールズが引き寄せたのか・・・」

 

ルイ「2番目は・・・ここだね」

 

エックス「そう、次に狙われるのはXio日本支部です」

 

グルマン博士「そして奴は最終的にこの地球から全ての生命を消滅させようとしているわけか」

 

エックス「グリーザは今までの怪獣たちとは格が違う。私とオーブでは倒せないかもしれない。共に基地を守り抜き奴を倒しましょう!」

 

神木「分かりました!副隊長、非常事態宣言だ。この基地を中心とする半径20キロの住民に緊急避難指示発令!基地内の非戦闘員も総員退避!」

 

橘「了解!」

 

神木「博士、エナジーシールド最大出力で基地全体を覆ってくれ」

 

グルマン博士「最大出力でも足りん。ルイ、パワーアップだ!よし、行くぞ!」

 

ルイ「・・・ガッテンテン!」

 

神木「ハヤト、スカイマスケッティで迎撃」

 

ハヤト「了解!」

 

チアキ「Xio優性、太平洋上空のグリーザペルセウスミサイルを発射!交戦を開始しました!」

 

北太平洋にいるXioの艦隊がペルセウスミサイルを一斉に発射した

 

しかしグリーザには全く通用せず、艦隊が一瞬にして全滅した

 

ハヤト「いや、別に急用じゃないよ」

 

「暇なのか?だったらたまには戻ってきて店手伝え!」

 

ハヤト「正月には帰れるから。父さんの打った蕎麦食いたいし」

 

「蕎麦食うなら大晦日に帰ってこい!」

 

ハヤト「帰るよ。・・・必ず!」

 

【ジオマスケッティlunchします!】

 

【ジオマスケッティontheway!】

 

ハヤト「ジオアトス、ジョイントゥジオマスケッティ!」

 

【スカイマスケッティcomplete!】

 

グルマン博士とルイは超特急でエナジーシールドパワーアップに取り組んでいた

 

だが、ルイはマモルのことが気がかりだった

 

タケル「グリーザ、あと9分21秒で基地に到達します!」

 

神木「副隊長、基地最終防衛システム起動!」

 

橘「・・・了解!」

 

神木「優介、オーブに変身しグリーザを迎え撃て!」

 

優介「了解!」

 

神木「アスナ、基地に戻り次第サイバーゴモラで迎え撃て!」

 

アスナ「了解!」

 

神木「大地とウェンディはアスナをサポート!」

 

ウェンディ「了解!」

 

だが大地は基地に迫るグリーザを目撃した

 

大地「間に合わない!」

 

エックス「行こう!大地!」

 

アスナ「どういうこと!?」

 

大地「アスナ止めて!」

 

アスナ「ええ!?」

 

大地「早く止めて!」

 

ジオポルトスを止め大地は降りエックスにユナイトしようとするがアスナに止められる

 

アスナ「大地!何やってんの!?」

 

大地「・・・・・・」

 

だがその間にもグリーザが基地に迫っていた

 

大地「アスナ、今まで黙っててごめん!」

 

アスナ「だから何を!?」

 

大地「俺とエックスと優介君であいつを止めて見せる!」

 

アスナ「ちょ大地!」

 

大地「エックス、ユナイトだ!」

 

エックス「よぉし!行くぞ!」

 

大地「エックスーー!!」

 

大地はアスナの制止を振り切りエックスにユナイトした

 

ウェンディ「優介くん・・・」

 

優介「大丈夫、必ず勝って帰ってくるよ」

 

ウェンディ「約束だよ?」

 

優介「ああ!」

 

優介は道路を走りながらフュージョンアップを行う

 

優介「ギンガ!」

 

【ウルトラマンギンガ!】

 

ギンガ「ショウラッ!」

 

走っている優介の右隣にウルトラマンギンガのビジョンが現れた

 

優介「エックス!」

 

【ウルトラマンエックス!】

 

エックス「イィーサァーッ!」

 

そして走っている優介の左隣にウルトラマンエックスのビジョンが現れた

 

優介「しびれる奴、頼みまああああああす!!!」

 

【フュージョンアップ!】

 

ギンガ「シェアッ!」

 

エックス「サァーッ!」

 

優介はオーブリングを高く掲げトリガーを引き、オーブオリジンとなりギンガとエックスのビジョンと融合して

 

【ウルトラマンオーブライトニングアタッカー!】

 

ライトニングアタッカーへとフュージョンアップし飛翔した

 

オーブ「電光雷轟、闇を討つ!」

 

橘「アスナ急いで!」

 

アスナ「・・・大地が・・・」

 

橘「大地?どうしたの何があったの?」

 

アスナ「大地が・・・大地はグリーザ迎撃に向かいました!」

 

神木「グリーザを迎撃?」

 

アスナ「大地がエックスだったんです!」

 

その事にXioのメンバーは驚愕する

 

アスナ「大地とエックスと優介を援護します!」

 

エックスもエクシードエックスになりオーブと共にグリーザと正面衝突し、大爆発を起こした

 

アスナ「一緒に戦おう大地!」

 

【サイバーゴモラロードします!】

 

【リアライズ!】

 

アスナの頭上を組み合うエックスたちが通りすぎていった

 

グリーザはオーブとエックスをはね飛ばした

 

神木「博士!エナジーシールドは?」

 

ルイ「出来た!」

 

グルマン博士「ハイパーエナジーシールド起動!」

 

強化されたハイパーエナジーシールドによって基地全体が覆われた

 

そして並んだエックス、オーブ、サイバーゴモラ、スカイマスケッティがグリーザを迎え撃つ

 

大地&優介&ウェンディ&アスナ&ハヤト「行くぞー!」

 

BGM:グリーザのテーマ

 

スカイマスケッティが先行して攻撃するが全弾が弾かれ、ウェンディがウルトライザーで攻撃するもこれも弾かれ、さらにエックス、オーブ、サイバーゴモラの攻撃も全て避けられ、やられる一方

 

サイバーゴモラがサイバー超振動波を放つも簡単に受け止められ、投げられる

 

グリーザから電撃が放たれ、エックスたちはそれを喰らい倒れ、スカイマスケッティにも直撃してしまう

 

ハヤト「うわあああ!!」

 

アスナ「ハヤト!」

 

ウェンディ「ハヤトさん!」

 

オーブ「っ!ハヤト!」

 

そしてグリーザの電撃がエックスとオーブを襲う

 

大地&優介「うわあああ!!」

 

アスナ「大地ー!」

 

ウェンディ「優介くん!!」

 

サイバーゴモラがグリーザの背後を突こうとするが、グリーザの背中からの電撃が貫通し、アスナがその勢いで吹っ飛ばされ、サイバーゴモラが粒子となってしまった

 

 

さらにグリーザは超低音の音波を発してエックスとオーブを苦しめる。そしてその音波は基地にも影響を及んでいた

 

エックス&オーブ「グアアアアア!!」

 

グリーザの胸から放たれた光線をもろに食らってしまい、エックスとオーブは膝をついてしまいオーブはオーブオリジンに戻ってしまった

 

そしてカラータイマーが不規則に点滅していた

 

エックス「大地、君と一緒に戦えてよかった!」

 

大地「これが最後みたいに言うなよ。今出来ることやるべきことがある。それに集中すればいいんだ!」

 

エックス「君は強くなった!」

 

大地「エックスのおかげだよ。行くぞ!」

 

エックス「ああ!」

 

エックス「サァーッ!」

 

エックスは立ち上がりグリーザに向かっていく

 

オーブ「っ!何をする気だ!?」

 

大地&エックス「エクスラッガー!」

 

大地&エックス「エクシードエクスラッシュ!」

 

エクシードエクスラッシュで攻撃するもこれも簡単に防がれる

 

大地「うああああああああああああああ!!!」

 

だがそれでも諦めない大地とエックス

 

しかしエックスはグリーザに吸収されてしまった

 

アスナ「大地ーーーーーーーーー!!!!」

 

グリーザから放たれた光線がアスナとウェンディに迫ろうとする

 

オーブ「やめろ!」

 

オーブがジャンプして浮遊しながらそれを体で防ぐ

 

オーブ「ぐあああああああああああああああ!!!!」

 

するとグリーザが苦しみだし、爆発を起こした

 

 

そして残っていたのは

 

 

光が消えたエックスのカラータイマーだけだった

 

ルイ「エックスが・・・大君が!いや、いやあああ!!」

 

その事実に全員が驚愕する

 

そして

 

ウェンディ「優介くん!?」

 

ピピピピピピピピピコーン!・・・・・・・

 

オーブの光も消え、後ろに倒れると

 

粒子となって消滅してしまった

 

ルイ「いやああああ!!優介君まで!!」

 

グルマン博士「優介・・・」

 

アスナ「大地?」

 

アスナ「っ!大地!」

 

アスナ「大地ーーーーーーーーー!!!!」

 

アスナは衝動的にエックスのカラータイマーへと向かった

 

ウェンディ「どうして・・・約束したのに・・・」

 

ウェンディ「うぅ!うわあああああああああん!!!」

 

大切な人を失い、泣き崩れてしまうウェンディ

 

彼らは消えてしまったのだろうか?

 

TO BE CONTINUED

 

【ED Unite〜君とつながるために〜】

 

次回予告

 

グリーザにやられてしまった俺たち、だが皆はウルトラマンがいなくとも諦めずに必死に戦っていた。失意の俺にあの懐かしい声が俺の勇気を再び取り戻してくれた!行くぞ!エックス、大地、皆!未来を守るために!

 

次回 虹の大地

 

怪獣たちの力、お借りします!




次回はついにウルトラマンエックス本編最終回!そして優介に聞こえた懐かしい声とは?そして、未来を守ることはできるのだろうか?次回はパートを2つに分けて投稿します。


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第79話 虹の大地

グリーザとの最終決戦!


神木「大地・・・優介・・・」

 

ウェンディ「うぅ!ぐすっ!うわあああ!!」

 

これまで戦ってきた敵は攻撃を加えられていたが、今回は全く攻撃が通じずエックスやオーブが目の前で敗れてしまったのだ。無理もない

 

アスナはエックスのカラータイマーに近づき触れる

 

すると何かの音が聞こえた

 

アスナ「大地!」

 

アスナ「隊長!これ聞いてください!」

 

それは心臓が動いている音だった

 

アスナ「エックスは・・・大地は生きてます!」

 

神木「あの中に大地が・・・」

 

橘「何か助け出す方法を!」

 

そこにグルマン博士がやって来た

 

グルマン博士「以前エックスを救うため大地を電脳空間に転送したことがあった。あの時のシステムを応用する!誰かをエックスの中へ転送すれば大地を連れ戻すことができるかもしれん!」

 

神木「本当にそんなことが!?」

 

グルマン博士「理論上はな。大きな危険を伴うのは確かだ」

 

橘「・・・私が行きます!」

 

アスナ「いえ、私に行かせてください」

 

神木「アスナ・・・」

 

アスナ「私が必ず救いだします!」

 

そしてアスナが大地を救うこととなった

 

橘「無茶はしないように。いいわね?」

 

グルマン博士「このアルファエックス値の限界を超えたら命の危機だ」

 

ルイ「そうなる前に私が強制解除する。ずっと側にいるから安心して。大君のこと頼んだよ」

 

アスナ「ガッテンテン!」

 

グルマン博士「準備はいいか?」

 

アスナ「はい!」

 

グルマン博士「転送開始!」

 

そしてアスナはエックスの中に転送された

 

アスナ「ここが・・・エックスの中・・・」

 

アスナ「大地!どこにいるの大地!」

 

その頃大地は薄暗い空間にいた

 

そしてふとデバイザーを見ると普通のジオデバイザーになっていた

 

大地「エックス、おい!返事をしてくれ!」

 

何かの音がして振り返るといつの間にか居場所が変わっており

 

そこには行方不明となっていた大地の母親大空遙がいた

 

大地「母さん!」

 

だが見回すと知っている光景だった

 

大地「これは・・・あの夜?」

 

遙「私の研究では15年後の地球には生命の発する電波がなかった。全ての生き物が消滅しているとしか思えませんでした。しかし、これを手に入れて以来微かに未来の音を受信出来たんです!」

 

遙が持っていたのはエクシードエックスが使うあの武器だった

 

大地「エクスラッガー・・・」

 

遙「やはりこれは未来に影響しています!」

 

そこに大地の父親大空鷹志が来た

 

鷹志「何してるんだ!急ぐんだ!」

 

遙「これを見て!今日になってこれが光出したの!未来の音が今までで一番はっきり聞こえた!」

 

鷹志「何が聞こえたんだ?」

 

遙「たぶん、大地の声!」

 

大地「父さーん!母さーん!」

 

遙「大地・・・」

 

鷹志「この光が、希望・・・」

 

大地「母さん、父さん」

 

そして大地は父と母が消える瞬間を見た

 

タケル「隊長!グリーザが再生を始めました!」

 

一方グリーザが再生していた

 

神木「ハイパーエナジーシールド再起動、使用可能なエネルギーを全て使ってラボを守れ!」

 

タケル&チアキ「了解!」

 

グリーザの光線がハイパーエナジーシールドを攻撃する

 

グルマン博士「これは不味いぞ!」

 

神木「サイバーゴモラを起動しろ!私が行く!」

 

ハヤト「隊長!自分にやらせてください!」

 

神木「ハヤト・・・」

 

アスナ「大地!・・・お願い応えて!」

 

すると虹色の光が奥の方に現れた

 

アスナはそれに近づき手にすると、それはエクスラッガーだった

 

大地「どこに行っちゃったんだ?エックス・・・」

 

手を見ると大地の存在自体が消えようとしていた

 

そして大地は倒れてしまった

 

そしてハヤトがサイバーゴモラを起動した

 

ハヤト「ゴモラー!大地がピンチなんだ!力を貸してくれー!」

 

サイバーゴモラは頷き、グリーザと交戦を開始する

 

やっと攻撃が当たったがあまり効果はなく、蹴り飛ばされる

 

引っ掻いてもダメージにならずやられる一方で

 

グリーザが出した光球からムチのようなものがサイバーゴモラに大ダメージを負わせ

 

ハヤト「うわあああ!!」

 

ハヤトが勢いに吹き飛ばされた

 

グリーザの巨大な光線でサイバーゴモラもやられ、基地を覆っていたハイパーエナジーシールドも破壊されてしまう

 

グルマン博士「ルイ!アスナを連れて逃げろ!」

 

グルマン博士「ここは私に任せろ!いいか?何があってもアスナを!」

 

だがその時にグルマン博士はダークサンダーエナジーの波に呑まれてしまった

 

ルイ「いやああああ!!博士!!」

 

橘「ルイ!アスナを連れて逃げるわよ!」

 

ルイ「・・・はい」

 

グリーザが放ったダークサンダーエナジーによって怪獣たちが実体化と同時に凶暴化してしまった

 

そしてグリーザは怪獣たちのスパークドールズを吸収して

 

先ほどよりも禍々しい姿を現した

 

橘「気をつけて!」

 

ルイ「はい!」

 

橘とルイはアスナを安全な場所まで避難させる

 

橘「あっ、ハヤト!」

 

逃げた先に傷ついたハヤトがいた

 

橘はハヤトを介抱するがグリーザがすぐそこまで迫っていた

 

その時、4つの光線がグリーザを攻撃した

 

それは神木とタケルとチアキとウェンディが撃ったウルトライザーだった

 

ハヤト「隊長!」

 

神木「アスナが必ず大地を連れて帰る!我々が最後の砦だ!」

 

ウェンディ「はい!(・・優介くん、あなたが側にいなくても私、頑張るから!)」

 

ウェンディも必死な想いで戦場に立った

 

アスナ「聞いて大地!大地は私が守ってあげなくちゃってずっと頑張って来たんだけどね、守られてたのは私の方だったんだよね?」

 

アスナ「ずっとエックスと戦ってたんだ。凄いよ大地」

 

大地「・・・アスナ?」

 

アスナの声が聞こえたのか、大地は目を覚ます

 

神木たちがウルトライザーで諦めずにグリーザに攻撃し続ける

 

その頃アスナの脳波が危険領域に入ろうとしていた

 

アスナ「私ね、怪獣たちと共に生きるって大地の夢、絶対に無理って思ってたの。・・・けど大地は、いつも真っ直ぐでどんな時も諦めなかった」

 

アスナ「今は、私も一緒に夢を追いかけたいって思ってるよ?どんな夢も、未来がなきゃ敵わないんだよ?今立ち向かわないと未来なんて来ないんだよ大地!」

 

橘「アスナの脳がの限界値を越える!ルイ!強制解除を!」

 

ルイ「はい!」

 

そして強制解除しようとしたがアスナの手がそれを阻んだ

 

アスナ「一緒にこんな戦いを終わらせよう?一緒に無茶な夢を追いかけようよ!・・・だから帰って来て!大地!!」

 

アスナの必死の祈りにエクスラッガーが呼応し

 

大地を呼び戻した

 

大地「アスナ!」

 

アスナ「っ!大地!」

 

大地が呼び戻されたことにエックスのカラータイマーが一瞬だけ光った

 

神木「食い止めるんだ!」

 

神木たちがウルトライザーを撃ち続ける

 

しかし

 

神木「エネルギーが全て吸収されている!」

 

エネルギーが全て吸収され、グリーザが止めを刺そうとしていた

 

ハヤト「もう・・・ダメだ・・・」

 

「びびってんじゃねえー!!」

 

その時、行方不明となっていたスペースマスケッティがやって来た

 

ワタル「喰らえ!マスケッティリジェクトォォ!!」

 

アラミスがマスケッティと分離してマスケッティが特攻しグリーザを妨害した

 

ワタル「ざまあ見やがれぇぇぇ!!」

 

マモル「せっかくの2号機がぁぁ!」

 

ハヤト「ったくお前ら!どこで何してた!」

 

マモル「すいません!地球の裏側を!」

 

ワタル「着陸しまーす!」

 

アラミスが着陸し、防衛戦にワタルとマモルが戻ってきた

 

ウェンディ「ワタルさん!マモルさん!無事だったんですね!」

 

マモル「うっす!」

 

神木「あの光を守り抜くぞ!」

 

「了解!!」

 

神木「胸のコアに攻撃を集中しろ!撃てー!」

 

そしてウルトライザーで攻撃し続ける

 

その頃、優介は真っ暗な空間にいた

 

 

優介「(もう俺にはどうすることも出来ないのか?皆の未来を・・・守ることは出来ないのか?)」

 

ウェンディ「(優介くん!聞こえる!」

 

優介「っ!」

 

BGM:エメラナ姫の祈り

 

その時、ある光が差した

 

そこには

 

ウェンディ「(優介くん、あなたが側にいなくても私、頑張るから!)」

 

優介「ウェンディ・・・皆・・・ウルトラマンがいなくなっても・・・」

 

ウルトラマンがいなくなっても諦めずに必死に戦っていた皆の姿があった

 

優介「でも・・・俺は・・・」

 

???「何を迷っている?」

 

???「お前はこんな所で立ち止まるのか?」

 

優介「っ!」

 

振り返ると

 

優介「っ!うぅ・・・」

 

優介は大粒の涙を流した

 

そこには優介が守りきれなかった今となっては懐かしいあの者たちがいたのだ

 

優介「ケイト・・・ダイル・・・」

 

それはレイの姉ケイトとペダン星人のダイルだった

 

ケイト「お前はレイモンや仲間たちと共に戦い、どんな困難も乗り越えてきた。ならば、この困難も乗り越えられるはずだ!」

 

ダイル「お前は俺に誓ったはずだ!俺が望んだ未来を今を生きるお前たちが作ると!」

 

優介「っ!」

 

ダイル「なら立て!その願いを叶えて見せろ!優介!」

 

ケイト「仲間たちを守るためにもこんな所で立ち止まるな!」

 

二人の激励を受けた優介は涙を拭い

 

優介「ああ!」

 

力強く応えて、仲間たちの元へと向かった

 

ケイト&ダイル「ゆけ!ウルトラマンオーブ!!」

 

優介「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 

仲間たちの声に応えて己を信じる勇気を取り戻し、ウルトラマンオーブへと変身する

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

優介「オーーーーーーーーーブ!!!!」

 

そして優介は眩い光に包まれた

 

BGM:君だけを守りたい~アスカの歌~

 

グリーザが基地に向かって光線を撃とうとした

 

ハヤト「不味い!」

 

その時、何かがグリーザを攻撃してグリーザは倒れる

 

ウェンディ「えっ?」

 

そしてグリーザを攻撃した者が地上に着地した

 

ウェンディ「あ・・・あ・・・」

 

それは

 

オーブ「俺の名はオーブ・・・ウルトラマンオーブだ!」

 

神木「っ!オーブ!」

 

ウェンディ「優介くん!」

 

マモル「優介君!ちょっと遅いっすよ!」

 

オーブ「ふっ、よく言うだろ?主役は遅れてくるってな」

 

ウェンディ「ふふっ、もう・・・」

 

オーブ「銀河の光が我を呼ぶ!」

 

名乗り、オーブはグリーザに立ち向かう

 

大地「アスナ・・・」

 

アスナ「このバカ!死んだかと思ったじゃん」

 

大地「ありがとうアスナ。君の想いが俺を呼び戻してくれた」

 

アスナ「想い?」

 

すると大地のジオデバイザーが光った

 

大地「そうか!エックスもずっとここにいる。俺の想いと共に!」

 

大地「エックスと共に過ごしてきた記憶が、育んできた絆が、全て俺の中に刻まれてるんだ!」

 

そしてアスナが電脳空間から戻ってきた

 

ルイ「アスナ!」

 

だがアスナは立ち、ある方向に視線を向けた

 

橘「アスナ?」

 

それは光り輝くエックスのカラータイマーだった

 

大地「エックス!帰ってきてくれ!もう一度繋がろう!」

 

大地「もう一度・・・俺とユナイトしてくれ!」

 

隊員たちはエックスのカラータイマーに視線を向ける

 

神木「帰ってきてくれ大地、エックス」

 

オーブも一太刀入れてグリーザを吹き飛ばし、エックスのカラータイマーに視線を向ける

 

オーブ「戻ってこい!大地!エックス!」

 

大地の想いに呼応してエクスデバイザーに戻り、エックスが復活した

 

大地「エックス!」

 

エックス「大地、君たちの記憶が、想いの強さが私をよみがえらせてくれた!ありがとう!」

 

大地「よし!行くぞエックス!」

 

エックス「行こう大地!」

 

大地&エックス「ユナイトだ!!」

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

大地「エックスーーー!!!」

 

エックス「イィーサァーッ!」

 

【エックス、ユナイテッド!】

 

そしてウルトラマンエックスが復活した

 

ウェンディ「エックスさんが!大地さんが復活しました!」

 

大地&エックス「エクシードエックス!!」

 

そしてすぐさまエクシードエックスとなり、エクスラッガーを手に持つ

 

オーブ「主役の登場か!」

 

大地「待たせた!」

 

エックス「遅れてすまない!」

 

オーブ「行くぞ!」

 

大地&エックス「ああ!」

 

さあ!グリーザとの最終決戦だ!

 

Bパートに続く




Bパートは本日の19時〜20時くらいに投稿します。


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虹の大地(B)

勝利を掴め!エックス!オーブ!


BGM:オーブオリジンのテーマ

 

オーブはオーブカリバー、エックスはエクスラッガーを手に戦う

 

だがグリーザは怪獣たちを吸収している影響でその怪獣たちの能力が使えるようになっている

 

エレキングの電撃、EXレッドキングのフレイムロード、デマーガの火球でエックスとオーブが追い詰められる

 

神木「エックスとオーブを援護しろ!」

 

「了解!!」

 

神木「撃てー!」

 

隊員たち全員がウルトライザーでグリーザを攻撃する

 

グリーザは邪魔なXioを電撃で攻撃し、ゴモラの超振動波でエックスとオーブを吹き飛ばす

 

さらにゼットンの火球で攻撃する

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブバーンマイト!】

 

大地&エックス「エクシードエクスラッシュ!!」

 

オーブ「ストビュームダイナマイトキック!」

 

エックスがエクシードエクスラッシュ、オーブがストビュームダイナマイトキックで攻めるがまたも防がれ、オーブは少し遠くに弾き飛ばされ、エックスは近くに弾き飛ばされエクスラッガーを手放してしまう

 

アスナ「大地ー!」

 

そしてグリーザはエックスにある攻撃ばかりで攻撃する

 

大地「ぐっ!ゴモラの超振動波!?」

 

それはゴモラの超振動波だった

 

大地「ぐっ!ゴモラ!俺の声聞こえるだろ!?」

 

脳裏によみがえるゴモラとの記憶

 

大地「共に生きるんだ!この地球で・・・思い出してくれ!」

 

地面に突き刺さっていたエクスラッガーを取り、グリーザに突き刺した

 

その時ゴモラの声が聞こえた

 

大地「ゴモラ!」

 

エックス「応えているんだ!大地の声に!」

 

そのエネルギーがグリーザの体内に入り、エックスが通常形態に戻る。そこにオーブも到着した

 

そしてそこから虹色の光が溢れた

 

そこから怪獣たちのスパークドールズが解放され、エックスの中へと入っていった

 

そして大地の周りに無数のサイバーカードが集まった

 

エックス「怪獣たち・・・私に力を貸してくれるのか?」

 

大地「皆・・・一緒にユナイトだ!」

 

大地はその全てをエクスデバイザーでリードし

 

エックスが今まで装着してきたモンスアーマーの部分部分を装着しエクスラッガーを手に究極の希望が生まれた

 

大地&エックス「ハイブリッドアーマーアクティブ!!」

 

それがハイブリッドアーマーだ!

 

オーブ「怪獣たちの力、お借りします!」

 

そしてオーブからこれまでオーブが仲間にしてきた怪獣たち

 

ファイヤーゴルザ、レッドキング、ゴメス、グビラ、ゼットンが集まった

 

グリーザの波状攻撃をゼットンとファイヤーゴルザが吸収した

 

動揺しているグリーザにグビラが地中からドリルでグリーザの足元を攻撃してダウンさせた

 

そしてレッドキングとゴメスのパワフルな2体が強烈なダブルパンチでグリーザを追い詰め

 

オーブがオーブカリバーで一太刀入れ大ダメージを与える

 

大地「行くぞ皆!」

 

優介「力を貸してくれ!」

 

【ゾフィー!ウルトラマン!ウルトラセブン!ウルトラマンジャック!ウルトラマンエース!ウルトラマンタロウ!ウルトラマンレオ!ウルトラマンティガ!ウルトラマンダイナ!ウルトラマンガイア!ウルトラマンコスモス!ウルトラマンネクサス!ウルトラマンマックス!ウルトラマンメビウス!ウルトラマンゼロ!ウルトラマンギンガ!ウルトラマンビクトリー!ウルトラマンエックス!】

 

大地&エックス「ウルティメイトザナディウム!!」

 

オーブ「アルティメットスプリームカリバー!!」

 

怪獣たちの力を一つにしたウルティメイトザナディウム

 

そしてオーブがこれまで手にしてきたフュージョンカードに宿るウルトラマンたちの力をオーブカリバーに集中して放つアルティメットスプリームカリバー

 

そしてゼットンのゼットンファイナルビーム、ファイヤーゴルザの超音波光線、レッドキングがEXレッドキングに進化してフレイムロードがグリーザに直撃

 

エックス「テェアッ!」

 

そして最後にエックスがエクスラッガーを投げ、グリーザに突き刺さり、グリーザが大爆発を起こして倒された

 

「やったああああああああああああ!!!!」

 

人間と怪獣とウルトラマンの絆が掴んだ大勝利だ!

 

そして大地の手にはゴモラのスパークドールズがあった

 

大地「ゴモラ・・・」

 

エックス「やったな大地!」

 

大地「ああ!」

 

そして大地の周りには怪獣たちのスパークドールズがいた

 

大地「皆・・・ありがとう!」

 

するとそこにある光が表れ、そこには鷹志と遙がいた

 

大地「父さん・・・母さん・・・」

 

遙「よく頑張ったね大地!」

 

鷹志「いい仲間を持ったな!」

 

そして短い会話が終わった

 

グルマン博士「ぶふぁ!死ぬかと思った」

 

グルマン博士も無事のようだ

 

そしてXioの仲間たちの元に大地と優介が帰って来た

 

アスナ「大地!」

 

ウェンディ「優介くん!」

 

ウェンディは真っ先に優介に気付き抱きつく

 

優介「ただいま!」

 

ウェンディ「お帰りなさい!」

 

そして大地はXioの皆に囲まれた

 

大地「アスナ・・・皆・・・ありがとう。皆のおかげで最後まで」

 

アスナ「ちょっとびっくりしたよエックス。まさか大地のデバイスの中に」

 

ハヤト「この野郎!なんで俺じゃなくて大地なんだよ」

 

ワタル「ぇぇぇ・・エックスが大地のデバイザーの中に・・え?ええ?」

 

マモル「どういうこと?全然状況が見えないんっすけど!」

 

ルイ「ねえエックス、次は私とユナイトしよ?」

 

エックス「ぜひとも!」

 

ルイ「やったー!」

 

大地「ちょっと!皆俺の話を聞いてよ!」

 

神木「大地!お前はまた勝手な行動を取り、チームに多大な迷惑を掛けた」

 

橘「エックスと出会ってから今までの事を全て報告書にして提出しなさい」

 

大地「全て!?ええ?」

 

アスナ「もう私が手伝ってあげるから」

 

エックス「Xioの皆さん、こんな大地ですが、これからもお手柔らかに頼みます!」

 

それに皆が笑顔を浮かべた

 

神木「よし!総員、基地の損害状況の把握と後片付けだ」

 

マモル「ええ!?ちょ、休みましょうよ隊長!」

 

橘「文句言わない!一刻も早く基地機能を回復しないとね」

 

神木「よし!行くぞ!」

 

「了解!」

 

大地「エックス、最高のユナイトだったね!」

 

エックス「ああ、大地、空を見てみろ」

 

その空には光り輝いていた虹が丸く見えたのだ

 

TO BE CONTINUED

 

【ED ウルトラマンX】

 

次回予告

 

虚空怪獣グリーザを倒して半年後、基地機能は回復し、つかの間の平和が訪れていた。だが、そんな平和を脅かす地獄からの脅威が迫ろうとしていた

 

次回 つかの間の平和

 

紅に燃えるぜ!




地球の命の未来を守ることはできた・・・しかし戦いはこれで終わりではない・・・


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第80話 つかの間の平和

劇場版編スタート!


宇宙には一つの伝説がある

 

全ての始まり、光の巨人

 

彼は宇宙のバランスを保つため様々な世界で戦い続けている

 

グルマン博士「この地球でも世界中の神話や伝説が光の巨人について語っているのだ!」

 

とグルマン博士は語っていたがマモルとルイは全く感心を持たない

 

グルマン博士「っておい!人の話を聞け!」

 

ルイ「だってその話何度も聞いたも〜んだ!」

 

グルマン博士「だが、始まりの巨人ウルトラマンを召喚するベータカプセルを完成させた。というのは初耳だろ?」

 

マモル「できたんっすか?すごいっすね!」

 

グルマン博士「だろ?私が幼い頃に見た光の巨人はこうして・・・ジュワッ!」

 

グルマン博士がベータカプセルを掲げ、光が解き放たれる

 

マモル&ルイ「わぁー!」

 

ドゴォン!!

 

訳もなく、爆発を起こして失敗に終わった

 

マモル「博士・・・」

 

ルイ「もうちょっと改良が必要かな?」

 

 

 

 

ワタル「それでは!」

 

「乾杯ーーー!!」

 

虚空怪獣グリーザとの決戦から半年後、基地も設備も元通りになり、マスケッティも増強され、防衛設備も整っていた

 

ワタル「大地、出張お疲れ!」

 

「お疲れ!」

 

神木「皆、ちょっとこれ食べてみてくれ。娘の手作りなんだ」

 

「へぇ〜いただきます!」

 

神木が持ってきたのは娘の裕美が作ったお菓子だった

 

アスナ「美味しい!」

 

優介「サクサクしてて美味しいな」

 

強大な敵との戦いを終え、平和な日々が訪れていた

 

ハヤト「で、オーストラリアの怪獣共生区どうだった?」

 

大地「国を上げての実験なだけあってすごい広さと設備でしたね。でもまだ反発が根強いみたいです」

 

神木「道のりは遠いな」

 

大地「はい」

 

優介「あれ?ウェンディ・・・」

 

ウェンディ「どうしたの?」

 

優介「もしかして太った?」

 

ブチッ!

 

ウェンディ「ふん!」

 

優介「ぐはぁ!」

 

無言の腹パンを喰らわされた

 

「はっはっはっは!」

 

その時

 

橘「作戦デスクの上で物を食べちゃいけないって・・・」

 

 

橘「何回言えば分かるの!!!」

 

橘が鬼のような顔をして怒鳴った

 

「了解!!」

 

お菓子を片付けていると警報が鳴った

 

チアキ「エリアA-2、芭羅慈村で異常電磁波発生の通報です」

 

大地「あそこには縄文以前の超古代遺跡がありますね」

 

アスナ「芭羅慈遺跡・・・確か崖崩れで謎のピラミッドが発見されたって」

 

優介「っ!何だって!?」

 

ウェンディ「どうしたのそんなに驚いて」

 

優介「えっ?あ、いや、何でもない。(超古代遺跡、ピラミッド、そして場所は東北地方の秋田県。まさか・・・)」

 

神木「大地、アスナ、優介、ウェンディは現場に急行。異常電磁波の発生源を調査してくれ」

 

大地&優介&ウェンディ&アスナ「了解!」

 

 

そして一行は秋田県にある芭羅慈村のピラミッド付近に来た

 

 

大地「やはり、あのピラミッドが異常の中心だな」

 

エックス「大地、優介」

 

優介「ああ!」

 

大地「ここには何か特別な力が充満しているね」

 

???「踏んじゃダメ!」

 

優介「ん?」

 

そこには少年がいた

 

???「ほらこれ、古代の石像かも」

 

大地「あは、残念、これは蚊取り線香の蓋の破片だね」

 

???「えええ?」

 

ウェンディ「あはは♪君はどこから来たの?」

 

???「ユウト!」

 

すると今度は女性が現れた

 

???「あっ!ユウト!ここは危ないから来ちゃダメって言ってるでしょ!・・・あっ、Xioの方ですよね?」

 

優介「(えっ!?レナさん!?)」

 

優介にはウルトラマンティガに登場したヤナセ・レナにそっくりだと思っていた

 

ウェンディ「はい、あのあなたが異常電波の通報をした」

 

ツカサ「はい、東都大学の玉城ツカサです」

 

すると近くに妙な集団がいた

 

ツカサ「あの人たち、まさか!」

 

ツカサ「あっ、じゃあ、ちょっとすいません!」

 

???「さぁ!視聴者の皆さん、あなたの目はあなたの体を離れてこのカルロス黒崎と共に偉大な考古学的発見の目撃者となるのです!」

 

どうやらこの男はカルロス黒崎というらしい

 

黒崎「開け〜ゴマ!」

 

そして黒崎はスイッチを押すと爆発して遺跡に入り口ができた

 

ツカサ「黒崎さん!どういうことですか!?」

 

黒崎「いやいや教授、Xioの皆さんもようこそ」

 

ツカサ「遺跡で爆薬を使うなんて乱暴過ぎます!」

 

黒崎「オムレツが食べたきゃ、卵を割らないとね。いざ行かん。ロマンの旅へ!よし行くぞ」

 

ツカサ「ちょっと黒崎さん!危険です!」

 

だが黒崎一行は聞く耳を持たず遺跡に入っていく

 

ツカサ「黒崎さん!待ってください!この土地には地獄が封印されてるって知られてるんです!そんなことをしたら何が起きるか」

 

だがツカサは転けてしまった

 

ツカサ「あ痛たたたた・・・」

 

アスナ「大丈夫ですか!?」

 

ウェンディ「お怪我はありませんか?」

 

ユウト「お母さん大丈夫?」

 

ツカサ「ね、危険でしょ?だからここ入ってきちゃダメって言ってるの」

 

黒崎「うわあああ!!何だあれは!」

 

すると黒崎一行は何かを発見した

 

優介たちも向かうとそこには

 

優介「っ!」

 

ウルトラマンの石像があった

 

黒崎「ウルトラマンだ!すごい!大発見じゃないか!」

 

アスナ「これは・・・」

 

ツカサ「この姿は・・・古文書で見たことがあります・・・古の巨人・・・ティガの像です」

 

ユウト「ティガ・・・」

 

ユウトはティガの事がなぜか気になっていた

 

大地「エックス、知ってる?」

 

エックス「太古の昔に地球を訪れた仲間かもしれない」

 

ウェンディ「優介くん、このウルトラマンって」

 

優介「ああ、間違いない。ウルトラマンティガだ」

 

そして石像の近くに碑文と青い石のようなものが置かれていた

 

ツカサ「碧石によりて天の光、地の光は結ばれん」

 

大地「碧石・・・」

 

ツカサ「恐らく、この青い石の事でしょう」

 

ツカサ「結びの光が蘇りし時、闇は闇に還りたり・・・結びの光を持つ者にこの石を託さん」

 

ウェンディ「結びの光を持つ者というのは何ですか?」

 

黒崎「この石を私に託すということさ!」

 

ツカサ「待ってください!恐らくこの石はこの遺跡の要石なんです!動かしてはダメです!動かしたら何が起きるか」

 

黒崎「この土地は我が社が買収した。出土するものは全て私に所有権がある」

 

そしてツカサの制止を振り払い、碧石を手に取り動かしてしまった

 

黒崎「ほ〜ら見ろ、別になんともないんじゃ・・・」

 

最後まで言おうとしたとき何かの唸り声が聞こえた

 

優介「なんともなくないと思うんだが!?おっさん!」

 

黒崎「おっさんって言うな!危険でなければ冒険とは呼ばんよ?このカルロス黒崎はいつ如何なる時でも毅然として」

 

そして遺跡が崩落しそうになっており全員が脱出した

 

アスナ「なんなのよあのおっさん!?」

 

優介「腐った間抜けじいさんだな!」

 

そしてとてつもないエネルギーが遺跡から出現した

 

BGM:魔王獣

 

それはとてつもなく異様な怪獣だった

 

タケル「遺跡から怪獣出現!タイプG、体長約60メートル!」

 

神木「フェイズ3!近隣住民に緊急避難指示!」

 

「ギャアアアアガッハッハッハッ!」

 

ツカサ「わあ!」

 

ユウト「お母さん!」

 

ツカサ「ユウトー!」

 

ツカサが転けてしまい、ユウトは助けに行こうとするがザイゴーグに怯えて動けなかった

 

大地「俺たちが行く!」

 

優介「アスナとウェンディはユウト君を頼む!」

 

アスナ「分かった!」

 

ウェンディ「気をつけてね!」

 

ユウト「お母さんー!」

 

大地「エックス、ユナイトだ!」

 

エックス「よぉし!行くぞ!」

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

エックス「イィーサァーッ!」

 

大地「エックスーーー!!」

 

【エックス、ユナイテッド!】

 

優介「タロウ!」

 

【ウルトラマンタロウ!】

 

優介「メビウス!」

 

【ウルトラマンメビウス!】

 

優介「熱い奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブバーンマイト!】

 

ウルトラマンエックスとウルトラマンオーブバーンマイトが現れた

 

ユウト「ウルトラマンエックスにウルトラマンオーブ」

 

大地「アスナ、ウェンディちゃん、早くこの人たちを安全な場所へ!」

 

優介「っ!危ない!」

 

オーブがエックスを退かして代わりに怪獣の攻撃に吹っ飛ばされた

 

オーブ「グアッ!」

 

エックス「オーブ!」

 

エックスは怪獣の頭を抑え、膝蹴りしたり蹴りをするが、怪獣の絶大なパワーに痛めていた

 

そしてエックスの首を掴む

 

オーブが後ろから怪獣にしがみつきエックスを引きはなそうとするが怪獣の棍棒に吹っ飛ばされた

 

オーブ「グアアアアア!!」

 

エックスが両腕で防いでも体勢を崩されてしまうほどだった

 

エックス「ぐっ!凄まじい力だ!」

 

大地「全力で行くしかないな!」

 

【ウルトラマンエックスパワーアップ!】

 

大地&エックス「エクシードエックス!」

 

大地&エックス「エクスラッガー!」

 

大地&エックス「エクシードエクスラッシュ!」

 

オーブ「ストビュームダイナマイト!!」

 

エクシードエクスラッシュとストビュームダイナマイトで一気にけりをつけようとしたが

 

なんと尻尾攻撃で必殺技がキャンセルされた

 

そして怪獣が放った光線の絶大な威力に二人のウルトラマンは変身が強制解除された

 

エックス「大地ー!」

 

エックスは自身の力で大地を安全に着地させた

 

アスナ「大地!」

 

ウェンディ「優介くん!!大丈夫!?」

 

優介「ああ、なんとかな」

 

「ギャアアアアガッハッハッハッ!」

 

怪獣は光線でまるで血の海のようなものを作り出した

 

大地「っ!エックス!」

 

大地はエクスデバイザーを傷ついた体を引きずりながら取りに行く

 

大地「エックス?エックス!返事をしてくれ!」

 

しかしエクスデバイザーは怪獣の光線によって腐食していた

 

優介「っ!まさか!」

 

優介もまさかと思い、オーブリングを取り出すと

 

オーブリングもエクスデバイザー同様腐食していた

 

ウェンディ「そんな・・・」

 

そして怪獣は血のような海の中へと潜っていった

 

ツカサ「地獄が・・・目覚めてしまった・・・」

 

そして一行はマスケッティで戻っていた

 

アスナ「現場はいつもお二人で?」

 

ツカサ「ええ、僕が母さんの助手になるんだって」

 

ウェンディ「ふふっ、しっかりしたお子さんですね♪」

 

ツカサ「ううん、まだまだ子供です。考古学者気取りでガラクタばっかり拾ってきて」

 

そして基地に帰還した

 

ツカサ「このままでは大変なことになります!橘隊長!」

 

神木「・・・橘はこっちで、私は神木です」

 

ツカサ「すみません!」

 

ツカサ「怪獣の名は閻魔獣ザイゴーグ、太古の地球は地面が燃え上がり海が煮えたぎる地獄でした。それがザイゴーグの世界です。そこへ光の巨人が降臨し」

 

橘「ザイゴーグを地底深くに封印した」

 

ツカサ「古文書によれば・・・でもその封印は解かれてしまった。私が黒崎さんを止められなかったせいです」

 

神木「今は対ザイゴーグ作戦の立案を急ぎましょう!」

 

ツカサ「碧石によりて天の光、地の光は結ばれん。結びの光が蘇りし時、闇は闇に還りたり」

 

橘「遺跡の碑文ですね?」

 

ツカサ「ザイゴーグを封印するためのヒントだと思います」

 

その頃大地はエクスデバイザーに宿るエックスの意識を目覚めさせようと

 

エックス「あっち!!」

 

大地「エックス!無事だったんだね?」

 

エックス「なんとかな」

 

大地「この固形化した液体デバイザー自体を腐食させてるみたいなんだ」

 

エックス「現状では君とユナイトできない。このまま腐食が進んだらアウトだ」

 

大地「怖いこと言わないでよ!」

 

ルイ「ここがラボだよ」

 

ユウト「へぇ〜すっご〜い!」

 

優介「で、ここにいるのがファントン星人のグルマン博士だ」

 

グルマン博士「ニカッ!」

 

ユウト「あああああああああああああ!!!」

 

グルマン博士「えぇぇ・・・」

 

ウェンディ「もう、驚かしちゃダメじゃないですか」

 

グルマン博士「これでもファントン星ではイケメンなんだぞ?」

 

ルイ「はいはい」

 

マモル「博士、画像が出ます!」

 

そしてティガの石像が映された

 

グルマン博士「うむ、これがピラミッドに埋もれていた石像か」

 

ルイ「ティガさんっていうらしいよ」

 

グルマン博士「なるほど、興味深い」

 

マモル「ってもしかして、ウルトラマンカードに加えてティガさんのカードも作ろうとしてるんっすか?」

 

グルマン博士「もちろんだとも!」

 

グルマン博士はキーボードを操作してこれまで地球に訪れた5人のウルトラマンのサイバーカードを出した

 

ユウト「すっご〜い!」

 

マモルが操作してウルトラマンたちの映像が出した

 

グルマン博士「マックス、ギンガ、ビクトリー、ゼロ、ネクサス、どのカードも我々の宝物だ!見たことは内緒だぞ?」

 

ユウト「うん!じゃあ僕の宝物も見る?」

 

ルイ「見せて見せて!」

 

ユウト「昔、地球に来た宇宙船の部品」

 

ルイ「へぇ〜」

 

優介「昔にもこの地球を訪れた宇宙人がいたのか」

 

ユウト「インカ帝国の宝石、それと・・・」

 

ルイ「何それ?ヘンテコな石・・・」

 

ユウト「たぶん古代のトンカチかなぁ?」

 

優介「っ!これは!?」

 

ウェンディ「どうしたの?」

 

グルマン博士「ちょっと借りていいか?」

 

ユウト「うん」

 

優介「博士、これは・・・」

 

グルマン博士「おそらくそうだろう」

 

ユウトが発掘した物、それはティガに変身するためのあのアイテムに似ていた

 

するとカードホルダーが光っていた

 

優介「何だ?」

 

何かと思いカードホルダーで光っているカードを取ると、それは4枚のウルトラフュージョンカードだった

 

ウェンディ「これは・・・」

 

優介「・・・・・・」

 

グルマン博士「優介、ちょっとそのカードを借りていいか?」

 

優介「え、ええ」

 

そして4枚のウルトラフュージョンカードをグルマン博士に渡した

 

TO BE CONTINUED

 

次回予告

 

ザイゴーグは黒崎が持つ碧石を狙って東京のど真ん中にあるカルロスタワーに向かっていた。エックスとオーブに変身できない彼らも諦めずにXioと共に迎え撃つ

 

次回 地獄の軍団




ザイゴーグを倒すことはできるのか?そして光っていた4枚のウルトラフュージョンカードとは?


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第81話 地獄の軍団

ザイゴーグ邀撃作戦オペレーションスタート!


その後、カルロスコミュニケーションズの本社ビルでは青い石を手にした黒崎が生中継をしていた

 

黒崎「このカルロス黒崎が超古代の遺跡から命懸けで発掘した神秘をご覧下さい」

 

そしてその青い石が出された

 

「微妙・・・」

 

黒崎「何が微妙だ!このロマンが分からんのか?」

 

一方Xioでは異常電波を観測していた

 

タケル「現在エリアS-2に電磁波異常を観測。地下600メートルに非常に大きな熱源が確認できます」

 

橘「拡大して」

 

拡大されたものがモニターに表示された

 

タケル「熱源は南南西に向かって時速120キロで移動中」

 

ワタル「ザイゴーグか・・・」

 

ツカサ「青い石を追いかけてきているのではないでしょうか?」

 

神木「どういうことですか?」

 

ツカサ「青い石を破壊すればザイゴーグを止めるものは無くなるから」

 

神木「青い石が怪獣を封印できるとお考えですか?」

 

ツカサ「古からの言い伝えを私は信じます。現に青い石を動かしたことでザイゴーグは目覚めたんです」

 

橘「その石を解析する必要がありますね」

 

神木「その石は今どこに?」

 

ツカサ「恐らく、カルロスコミュニケーションズの本社ビルです」

 

タケル「カルロスコミュニケーションズ、エリアT-2です」

 

カルロスコミュニケーションズの場所と生中継がモニターに表示された

 

ハヤト「首都圏のど真ん中だ!」

 

橘「推定到達時間は?」

 

チアキ「約一時間」

 

神木「時間がない。アスナ、大至急青い石を回収しろ!」

 

アスナ「了解!」

 

ツカサ「私も行きます!」

 

アスナとツカサはカルロスコミュニケーションズの本社ビルへと向かった

 

神木「フェイズ4!都市防衛指令発令!ハヤトはスカイマスケッティ、ワタルはランドマスケッティ、空陸同時攻撃でザイゴーグを迎え撃て!」

 

ワタル&ハヤト「了解!」

 

神木「大地、優介、ウェンディ、出動だ!」

 

優介&ウェンディ「了解!」

 

大地「けどエックスがまだ!」

 

グルマン博士「よし、デバイザーの修理は私に任せておけ」

 

大地「でも・・・」

 

エックス「今のままでは私には何もできない。しかし、君にはできることがあるはずだ!」

 

大地「そうだね。行ってくるよエックス!」

 

ハヤト「ジオアトスjointoジオマスケッティ!」

 

ワタル「ジオボルトスjointoジオマスケッティ!」

 

【スカイマスケッティ&ランドマスケッティコンプリート!】

 

スカイマスケッティとランドマスケッティが基地から出動した

 

ハヤト「この地域に怪獣が接近しています!大至急避難してください!」

 

ワタル「ランドマスケッティ配備完了!」

 

橘「市民公園を完全封鎖。ここを防衛線とする。エナジーシールドの配備は?」

 

マモル「セット完了!いつでもチェックインできるっす!」

 

大地「サイバーゴモラ起動準備できました!」

 

ザイゴーグ襲撃に備え着々と準備が進められていた

 

 

黒崎「チアーズ!」

 

「チアーズ!」

 

そして黒崎は祝賀会を行っていた

 

黒崎「どうだ私の番組は?ヒット数の記録更新か?」

 

秘書「残念ですが動物ほのぼのチャンネルに負けてます」

 

「かわいい!」

 

かわいい柴犬の動画があった

 

黒崎「なんで柴犬なんかに負けるんだ!?ロマンはどこ行った?嘆かわしいー!」

 

ツカサ「嘆かわしいのはあなただわ!」

 

そこにツカサとアスナがやって来た

 

ユウト「お母さんだ!」

 

黒崎「ようこそカルロスタワーへ!お美しいご婦人がお二方もいらっしゃるとは何かドリンクでもいかがですか?」

 

アスナ「いえ結構です。あの青い石を返してもらいに来ました」

 

黒崎「返す?誰に?あの石は私の物です」

 

アスナ「怪獣があの石を目指して来ています!」

 

ツカサ「だからそれを動かしてはいかなかったんです」

 

アスナ「避難指示が出ています!すぐに退避してください!」

 

黒崎「私はあなたたちXioを信頼している。怪獣が来るならさっさとやっつけてくださいよ!ねぇ皆!」

 

それに皆はうむうむと頷いていた

 

タケル「ザイゴーグ接近中!」

 

チアキ「あと30秒で市民公園の地下を通過します!」

 

神木「ザイゴーグ邀撃作戦黄泉3号開始!」

 

大地「サイバーゴモラリアライズ!」

 

そしてサイバーゴモラがリアライズした

 

大地「地底のザイゴーグにロックオン!」

 

チアキ「コンタクトまで5、4、3、2、1!」

 

大地「サイバー超振動波!!」

 

そしてサイバー超振動波が地底にいるザイゴーグに向かって放たれ

 

チアキ「ザイゴーグに命中!」

 

ザイゴーグに命中した

 

神木「来るぞ!」

 

そしてザイゴーグが地上にやって来た

 

ザイゴーグ「ギャアアアアガッハッハッハッ!」

 

大地「あいつの表皮はボースアインシュタイン凝縮してる。通常の攻撃は歯が立ちません。目を狙ってください!」

 

ワタル「坊主のアインシュタインだか何だか知らねぇけど目ん玉狙えばいいんだな?」

 

ワタルはサイバーレッドキングのサイバーカードをロードして

 

【サイバーレッドキングロードします!】

 

ハヤト「カウント3で行くぞ!」

 

ハヤトはサイバーキングジョーのサイバーカードをロードした

 

【サイバーキングジョーロードします!】

 

大地「サイバー超振動波!」

 

ハヤト「キングジョーデストレイ砲!」

 

ワタル「レッドキング徹甲弾!」

 

ハヤト「3・・・2・・・発射!」

 

そして三方からの攻撃でザイゴーグの動きが止まった

 

大地「今だマモル!」

 

マモル「了解!」

 

マモルがサイバーエレキングのサイバーカードをロードした

 

【サイバーエレキングロードします!】

 

マモル「エレキングエナジーシールド起動!」

 

エレキングエナジーシールドがザイゴーグの周囲を覆った

 

マモル「改良重ねてパワーアップしたエナジーシールドっす!ちょっとやそっとじゃ破れないっすよ!」

 

ワタル「よっしゃあ!もう一発お見舞いしてやる!」

 

ハヤト「出力最大!」

 

しかしザイゴーグの攻撃でエナジーシールドが破られつつあった

 

マモル「嘘・・・ちょっとやばいかも・・・」

 

そしてザイゴーグの背中から3本のトゲが発射された

 

そのトゲはサイバーゴモラを一撃で倒し、地上に落下した

 

するとそこから新たな怪獣が3体出現した

 

タケル「新たな怪獣が3体出現!」

 

チアキ「1体はゴルザ、もう1体はアントラーに酷似!そして最後の1体はツルギデマーガと思われます」

 

そしてゴーグアントラーの磁力光線、ゴーグファイヤーゴルザの超音波光線、そしてツルギデマーガの熱線によってパラボラ塔が大破してしまった

 

マモル「パラボラ塔が大破!シールド消滅します!」

 

橘「至急退避して!」

 

そして4体の怪獣が並び立った

 

神木「ワタルとハヤトは直ちに怪獣を攻撃!その場から動かすな!」

 

ワタル&ハヤト「了解!」

 

橘「大地とマモルと優介とウェンディはカルロスタワーへ急行!アスナと合流して青い石を確保!」

 

大地&優介&ウェンディ&マモル「了解!」

 

大地「あいつの本当の恐ろしさはトゲから怪獣を生み出すことだったのか!」

 

マモル「だとしたら最悪っす。トゲ何本あるんすか?」

 

優介「行くぞ!」

 

ウェンディ「うん!」

 

そして優介たちはカルロスタワーへ急行した

 

BGM:魔王獣

 

怪獣軍団がカルロスタワーへと向かっていく

 

ツカサは一刻も早く青い石を回収しようとするが人にぶつかりメガネを落としてしまう

 

黒崎はカメラを取り自分で撮影する

 

そこに転んだツカサが映っていた

 

ユウト「僕行かなきゃ!」

 

ルイ「待ってダメだよ!ここで留守番してなきゃ!」

 

ユウト「でも、お母さんは僕が側にいないと!」

 

するとユウトの持っていたトンカチが光った

 

それと同時に青い石も光っていた

 

秘書「社長!石が光ってます!」

 

黒崎「あー、そう来なくちゃ、これは神秘の光だ!」

 

よく見ると青い石とトンカチがシンクロしているように光っていた

 

ユウト「ねえお願い!お母さんの側にいないとすぐに転んじゃうし!」

 

するとトンカチの光がさらに輝きを増した

 

エックス「博士、この光は?」

 

グルマン博士「この少年の思いに反応しているようだ」

 

エックス「ティガの像の碑文の通り、青い石が天と地の光をユナイトさせるとすれば恐らく・・・」

 

するとエクスデバイザーも光り始めた

 

グルマン博士「おい!お前さんも光ってるぞ!」

 

エックス「これは・・・」

 

さらに優介が持つオーブリングも光っていた

 

優介「これは・・・」

 

ルイ「うわああ!!本当にキラキラだよエックス!」

 

エックス「ルイ、私を大地の所に連れていってくれ!」

 

ルイ「ええ!?でもエックスの修理はまだ・・・」

 

グルマン博士「ルイ、ここは私だけで大丈夫だ。この子とエックスを皆のところへ連れていけ!」

 

ルイ「・・・ガッテンテン!」

 

ルイ「今行くよー!待っててねー!」

 

そしてルイはユウトとエックスと共にスペースマスケッティに搭乗して皆のところへ向かった

 

スカイマスケッティのファントン光子砲、ランドマスケッティのファントンレールキャノンの集中砲火で攻撃するツルギデマーガは怯むが他の怪獣には効果はなかった

 

するとゴーグアントラーが翼が生え飛翔した

 

ハヤト「飛んだ!?」

 

そしてスカイマスケッティの背後に回った

 

ワタル「ハヤト!」

 

ハヤト「くっ!後ろを取られた!」

 

大地、優介、ウェンディがウルトライザー、マモルがジオバズーカで攻撃するがザイゴーグの進攻は止められずにいた

 

衝撃で黒崎のコレクションが大変なことになってしまった

 

そして青い石も

 

黒崎「ああああああああ!」

 

転がっていった

 

それをアスナが確保した

 

そこまでは良かったが黒崎の秘書が妨害していた

 

その二人の乱闘で青い石がまたどっかへ転がっていった

 

ツカサは自分のメガネを取り、掛けるとそこに青い石が転がってきた

 

黒崎「拾ってくれてありがとう!教授!」

 

だが渡すはずもなくその場から立ち去った

 

黒崎「待て泥棒!」

 

一方ルイはスペースマスケッティを操縦するが思うように行かずにいた

 

エックス「操縦下手っぴだなルイルイ」

 

ルイ「いいからちゃんとナビしてよ!」

 

エックス「1キロメートルを左折、目的地周辺です」

 

ザイゴーグがカルロスタワーに迫る

 

その時、スペースマスケッティの攻撃がザイゴーグを足止めした

 

ルイ「間に合ったー!」

 

そしてマスケッティリジェクトしアラミスが地上に着陸した

 

ルイ「大君!大君!エックス連れてきたよ!」

 

大地「ありがとう!エックス、大丈夫か?」

 

エックス「残念ながらユナイトはまだ無理だ!」

 

するとユウトの姿がなくなっていた

 

大地「あれ?ユウト君?」

 

優介「っ!ユウト!」

 

ウェンディ「そっちは危ないよ!戻って!」

 

大地、優介、ウェンディは急いでユウトを追いかける

 

ルイ「マモルん乗って!」

 

マモル「う、うん!」

 

そしてルイとマモルは再びアラミスに搭乗して

 

ルイ「カモーン!マスケッティ!」

 

ルイ「合体!」

 

再びスペースマスケッティとなった

 

大地「ユウト君!どこだ!」

 

優介「まさか、玉城教授を助けに行ったんじゃ」

 

ウェンディ「そんな!」

 

エックス「あの子が持つオーパーツの波動は青い石とシンクロしている」

 

大地「闇を闇に還す力。ザイゴーグを封印する力か!」

 

優介「急ごう!」

 

大地「ああ!」

 

ウェンディ「うん!」

 

3人は急いでユウトの捜索を始めた

 

ユウト「お母さんー!・・・お母さん、どこ?」

 

一方ユウトは怯えながらも勇気を振り絞ってツカサを探していた

 

ザイゴーグの棍棒がついにカルロスタワーを攻撃した

 

ユウト「うわああ!!」

 

その振動でユウトが転びそうになるがそこに優介たちがやって来て、ウェンディが抑えた

 

ウェンディ「ユウト君大丈夫?」

 

ユウト「ありがとう」

 

優介「行こう。君の母さんのところへ」

 

ルイ「やめなさーい!こっち向きなさーい!」

 

マモル「うわっ!近づきすぎ!逃げて逃げて!うわあああ!!」

 

ルイ「食らえ!綿菓子光線!」

 

そして放たれた光線によってザイゴーグの口に綿菓子が作られた

 

ルイ「わっはは!いちご味だよ!」

 

黒崎は逃げている最中に青い石を発見した

 

黒崎「運命の石よ!ついに我が手に戻ったか!」

 

だが先ほどまで青い石を持っていたツカサはどこに?

 

「うぅ・・・うぅ!」

 

誰かの声が聞こえるとそこにはツカサが瓦礫に埋もれていた

 

ツカサ「黒崎・・・さん・・・うぅ・・・」

 

黒崎「何やってるんですか教授?」

 

ツカサ「挟まって抜けないんです」

 

黒崎「石、返してもらいますよ」

 

そうして黒崎は去ろうとしたがため息をつき、戻った

 

黒崎「世話が焼けますね教授。今助けますからね。これ持ってて」

 

瓦礫を退かそうとするが

 

ゴキッ!

 

黒崎「いぃ!」

 

ツカサ「い?」

 

黒崎「い、いや・・・ちょっと」

 

どうやらぎっくり腰になってしまったようだ

 

そこに優介たちがやって来た

 

ユウト「お母さん!」

 

ツカサ「ユウト!」

 

大地「玉城教授!」

 

優介「こんなところに!」

 

ウェンディ「大丈夫ですか?」

 

ツカサ「ユウト、なんでここに来たの!?」

 

ユウト「だってお母さんのこと心配だったんだもん!すぐに転んじゃうし!」

 

その間にもザイゴーグの棍棒がカルロスタワーを攻撃している

 

ツカサ「皆、ユウト逃げて!」

 

ユウト「嫌だよ!絶対嫌だ!」

 

タケル「ただいま各マスケッティ、カルロスタワー周辺で敵怪獣と交戦中!」

 

ワタル「レッドキング徹甲弾傷一つ付きません!」

 

ハヤト「キングジョーデストレイ砲も効果なし!」

 

神木「大地たちが青い石を回収するまで何としても奴らを足止めしろ!」

 

大地たちの元にアスナと秘書がやって来た

 

アスナ「大地!」

 

大地「アスナ手伝って!」

 

皆で持ち上げようとしてもなかなか持ち上がらない

 

そしてその間にもザイゴーグの棍棒の攻撃による被害が広がっていた

 

アスナ「不味い!」

 

ツカサ「皆さん、ありがとう!私はいいから早く逃げて!ユウト!逃げなさい!」

 

ユウト「嫌だ!」

 

ツカサはに逃げるよう促すがユウトはそれを聞かなかった

 

ツカサ「逃げなさい!」

 

ユウト「嫌だ!お母さんはいつも僕に諦めるなって言ってるじゃないか!」

 

ユウト「お母さんは絶対・・・絶対僕が守るんだあああああああああああ!!!」

 

するとユウトはとんでもない力を発揮して瓦礫を持ち上げ投げ飛ばした

 

それに全員が驚愕した

 

優介「うそ〜ん」

 

ツカサ「ユウト、それ!」

 

ユウトが持っていたトンカチが石の状態からひびが出て光り輝き、本来のアイテムとなった

 

優介「っ!やはりスパークレンスだったのか!」

 

ウェンディ「スパークレンス?」

 

すると青い石も光り始めた

 

大地「これは!」

 

さらにエクスデバイザー

 

優介「まさか!」

 

そしてオーブリングも光っていた

 

ツカサ「結びの光・・・」

 

青い石、スパークレンス、エクスデバイザー、オーブリングが共鳴していたのだ

 

しかしザイゴーグの攻撃で全員が揺れる

 

天井の瓦礫が崩れ落ちてくる

 

ユウト「うあああああああああああああああ!!!!」

 

ユウトはスパークレンスを掲げ展開し眩い光に包まれた

 

BGM:ティガ!(超ウルトラ8兄弟バージョン)

 

???「タァーッ!」

 

何かがザイゴーグを吹き飛ばした

 

そしてエクスデバイザーとオーブリングが元に戻った

 

エックス「大地行けるぞ!ユナイトだ!」

 

大地「よし!行くぞエックス!」

 

エックス「おう!」

 

【エックス、ユナイテッド!】

 

優介「こっちも行くぞ!」

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

オーブ「タァッ!」

 

エックスとオーブが回転しながらザイゴーグを攻撃して、スパイラル着地して登場した

 

そしてザイゴーグを吹き飛ばしたのは

 

???「ヘッ!」

 

超古代の戦士ウルトラマンティガだった

 

優介「ウルトラマンティガ・・・」

 

大地「ユウト君?」

 

ウェンディ「ユウト君がウルトラマンティガさんに」

 

ティガ、エックス、オーブは向かい合う

 

エックス「そうか。そういうことだったのか!」

 

優介「えっ?」

 

大地「どういうこと?」

 

ティガはツカサに視線を向ける

 

そしてツカサは頷いた

 

エックス「人が人を思い繋がり合おうとする心、その絆が天と地とを繋ぐ光なんだ。その光とユナイトするからこそ私たちは光の巨人と呼ばれるんだ!」

 

すると今度は青い石が発光し上空に浮遊した

 

そしてそれは赤い光の玉に変わった

 

ティガ&エックス&オーブ「・・・・・・」

 

グルマン博士「おおおお!きたぞ我らの!」

 

大地「・・・ウルトラマン・・・」

 

優介「・・・・・・」

 

そして赤い光の玉は神々しい輝きを発して

 

赤と銀の光の戦士が姿を現した

 

それは50年ほど前からずっと地球を守り続けてくれた伝説の始まりの巨人

 

ウルトラマンだった

 

ウェンディ「あれが・・・ウルトラマンさん・・・」

 

その姿を見た人々は感動に呑まれていた

 

そして左から順にティガ、オーブ、エックス、ウルトラマンが並びザイゴーグ率いる怪獣軍団と向き合う

 

神木「総員に告ぐ!4体のウルトラマンと連携し、怪獣たちを撃滅せよ!」

 

「了解!」

 

TO BE CONTINUED

 

次回予告

 

ついに集結したウルトラマン、ティガ、エックス、オーブ、彼らとXioがザイゴーグ率いる大軍団と大バトル!

 

次回 光と闇の激闘

 

銀河の光が我を呼ぶ!




次回から大迫力の激闘!


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第82話 光と闇の激闘

光と闇の大激闘!開幕!


神木「総員に告ぐ!4体のウルトラマンと連携し怪獣たちを撃滅せよ!」

 

「了解!」

 

BGM:光を継ぐもの 戦いのメドレー

 

ウルトラマン「シアッ!」

 

エックス「テェアッ!」

 

ティガ「チェッ!」

 

オーブ「オォラァッ!」

 

ウルトラマンがゴーグファイヤーゴルザ

 

エックスがザイゴーグ

 

オーブがツルギデマーガ

 

ティガがゴーグアントラーと交戦する

 

Xioもウルトラマンたちの援護に回る

 

するとゴーグアントラーが翼を生え飛翔した

 

それを見たティガはスカイタイプにタイプチェンジして逃げたゴーグアントラーを追いかける

 

エックスがザイゴーグの棍棒を抑えるがこのままだと不味い

 

そこにウルトラマンとオーブがゴーグファイヤーゴルザとツルギを投げ飛ばしエックスの援護に来てくれた

 

ザイゴーグは3人のウルトラマンを払い、エックスを攻撃する

 

しかしエックスはそれを避けパンチ

 

エックス「テェッ!」

 

ウルトラマンのチョップ

 

ウルトラマン「ダアッ!」

 

オーブ「デェアッ!」

 

オーブのキックで連続でザイゴーグを攻撃する

 

エックス「イィサァッ!」

 

ゴーグファイヤーゴルザの接近に気づいたエックスが回し蹴りをする

 

エックス「ハッ!」

 

そして超音波光線をXバリアウォールで防ぎ、再びザイゴーグと戦う

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

そしてウルトラマンもゴーグファイヤーゴルザ

 

オーブ「チアッ!」

 

オーブもツルギデマーガと再び対峙する

 

そこにゴーグアントラーとティガ、スカイマスケッティ、スペースマスケッティが通りすぎた

 

ティガはランバルト光弾でゴーグアントラーを攻撃し続け追いかける

 

そしてスカイマスケッティとスペースマスケッティもファントン光子砲でゴーグアントラーを攻撃する

 

そしてハヤトはサイバーバードンのサイバーカードをロードした

 

【サイバーバードンロードします!】

 

ハヤト「サイバーカード、リミッター解除!」

 

そしてサイバーカードのリミッターを解除した

 

【リミッター解除します!】

 

タケル「ハヤト隊員!待ってください!それはあまりにも危険です!」

 

ハヤト「もうこの手しかない!」

 

【危険です!危険です!危険です!】

 

そしてスカイマスケッティが炎を纏った

 

ゴーグアントラーは邪魔なスカイマスケッティを磁力光線で墜とそうとする

 

ハヤト「間に合わない!」

 

しかしそこにスペースマスケッティが割って入り

 

ルイ「ベムスタールイルイシールド!」

 

ベムスタールイルイシールドで光線を吸収した

 

ハヤト「バードンフェニックスアタック!!」

 

そしてスカイマスケッティがバードンフェニックスアタックでゴーグアントラーの片翼を破壊してゴーグアントラーは地上に墜ちた

 

そしてティガは着地すると同時にパワータイプにタイプチェンジした

 

ティガの横をマスケッティから分離したジオアトスの中にいるハヤトが敬礼して、ティガもそれに頷いた

 

ティガ「ヂェッ!」

 

ティガは強烈なパンチを当てる

 

パワータイプの自慢のパワーは強大な怪獣にも負けない凄まじいパワーだ

 

それでゴーグアントラーを追い詰めていく

 

黒崎「これこそ・・・奇跡だ!」

 

ツカサ「ユウト・・・ちょっと見ない間に大きくなって」

 

ティガ「ヂャアッ!ヂァッ!」

 

そして連続パンチしてゴーグアントラーを持ち上げ

 

ティガ「ヂャアッ!」

 

地面へと投げる

 

ウルトラマンはゴーグファイヤーゴルザの尻尾攻撃をしゃがんで避け、チョップする

 

ウルトラマン「ヘアッ!シアッ!」

 

もう一度チョップするが弾かれる

 

今度は喉に2発チョップしてゴーグファイヤーゴルザの頭を抑える

 

ウルトラマン「シェアッ!」

 

そして蹴り、頭を掴み膝蹴りして距離を取る

 

するとゴーグファイヤーゴルザが大きな玉となりウルトラマンにぶつかってきた

 

ウルトラマン「ウワァッ!」

 

その衝撃でウルトラマンがビルに激突する

 

ウルトラマン「ウワッ!」

 

そしてその玉による攻撃でウルトラマンが追い詰められる

 

ワタル「こっちも最後の手段だ!リミッター解除!」

 

ワタルはサイバーゼットンカードをロードした

 

【サイバーゼットンロードします!】

 

アスナ「力を貸して!ゴモラ!」

 

アスナはサイバーゴモラカードをロードした

 

【サイバーゴモラロードします!】

 

そしてエネルギーがジオバズーカに集中する

 

ウェンディ「行きます!」

 

【ウルトライザーモード起動します!ウルトラマンの力をチャージします!】

 

ワタル「閻魔様のとこに帰んな!!ゼットンレールキャノン!!」

 

アスナ「ゴモラ振動砲!!」

 

ウェンディ「ウルトライザー!!」

 

ウェンディ&アスナ&ワタル「発射!!」

 

3つの攻撃が玉に当たりゴーグファイヤーゴルザが倒れた

 

ウルトラマン「シアッ!」

 

ウルトラマンはゆっくりと立ち上がりファイティングポーズを構える

 

ウルトラマン「シェアッ!」

 

八つ裂き光輪で超音波光線を防いで当て

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

そしてスペシウム光線でゴーグファイヤーゴルザを倒した

 

ティガはゴーグアントラーの両顎を掴み、蹴りをいれて

 

ティガ「タァーッ!」

 

ティガはゴーグアントラーの顎をアッパーでへし折った

 

顎を振り捨てそしてパワータイプからマルチタイプにタイプチェンジして

 

腕を交差させて、水平に広げエネルギーを溜め

 

ティガ「ガアアアア!!ハァッ!」

 

L字を組んで放つゼペリオン光線でゴーグアントラーを撃破した

 

オーブはツルギデマーガの熱線をオーブカリバーで受け止め、そのまま接近して弾き

 

オーブ「ウォオアッ!」

 

強烈な一振りを浴びせ、距離を取り

 

オーブ「オーブスプリームカリバー!!」

 

オーブスプリームカリバーでツルギデマーガを撃退した

 

残るはザイゴーグのみ!

 

エックスがXバリアウォールでなんとか防ぎトゲを弾いて蹴りを入れる

 

ザイゴーグの棍棒に吹き飛ばされながらもXスラッシュで攻撃して立ち上がり必殺技の体勢に入る

 

大地&エックス「ザナディウム光線!!」

 

ザイゴーグの光線とぶつかり合い押されるが押し返してザイゴーグを倒した

 

他の3体を倒したウルトラマンとティガとオーブも合流する

 

しかし!

 

ティガ「ディアッ!」

 

ウルトラマン「シアッ!」

 

ザイゴーグはまだ倒されていなかった

 

ザイゴーグの触手がウルトラマンとティガの首にしがみついた

 

ウルトラマン「ウワッ!」

 

グルマン博士「いかん!光のエネルギーを吸いとっている!」

 

ティガ「ヂャアッ!」

 

ウルトラマン「ダアッ!」

 

ザイゴーグの触手にエネルギーを吸い取られウルトラマンとティガのカラータイマーが点滅を始めてしまった

 

オーブはティガ、エックスはウルトラマンを救出しようとするがなかなか引き離せない

 

さらにザイゴーグからトゲが9発も発射され

 

エックス「ウゥワッ!」

 

オーブ「ウォオアッ!」

 

エックスとオーブが吹き飛ばされ、カラータイマーが点滅を始めてしまった

 

チアキ「新たにトゲ9発の発射を確認!」

 

タケル「秒速30キロ!中国、スイス、エジプト、アルゼンチン、イギリス、ブラジル、ロシア、オーストラリア、アメリカに向け落下中!」

 

神木「っ!フェイズ5発令!」

 

橘「各国のXioに緊急通報!」

 

トゲが落下した国ではツルギデマーガが出現して大混乱に陥っていた

 

チアキ「ザイゴーグが発射したトゲから再びツルギデマーガが出現!」

 

タケル「各国のXioが緊急出動中!」

 

神木「このままでは世界が怪獣地獄に!」

 

世界は地獄に呑まれてしまうのか?

 

TO BE CONTINUED

 

次回予告

 

圧倒的な力を持つザイゴーグ、奴のトゲからツルギデマーガたちが出現した!だが、人々のウルトラマンを応援する声が奇跡を呼び究極の光と鎧と9人のウルトラマンを呼び寄せた!

 

次回 天と地の光を繋ぐ結びの光

 

光の力、お借りしまああああああす




次回はいよいよクライマックス!駆けつけるウルトラマンはこれまでエックスに力を貸してくれたウルトラマンだけではありません!残りの4人のウルトラマンは一体誰なのか?


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第83話 天と地の光を繋ぐ光

いよいよクライマックス!本日はウルトラマンの日ということでウルトラヒーローが大集結します!


黒崎「頑張れ・・頑張れ!ウルトラマン!」

 

ワタル「そうだ!行け!大地!」

 

ハヤト「立て!ウルトラマンエックス!」

 

ウェンディ「ウルトラマンさん!ティガさん!優介くん!頑張って!」

 

ツカサ「ティガ!ユウト!諦めないで!」

 

黒崎「そうだ諦めるな!希望だけが絶望と戦う光になるんだ!そして人と人との繋がりが・・・」

 

アスナ「全部あんたのせいでしょ!頑張れエックス、負けないで!」

 

「ウルトラマン!!!」

 

挿入歌:ウルトラの奇跡

 

人々がウルトラマンを応援する声にある二枚のカードが呼応した

 

グルマン博士「おお!これは!」

 

それはウルトラマンとティガのサイバーカードだった

 

グルマン博士「ルイ、マモル、新カード完成だ!転送する。ジュワッ!」

 

マモル「エックス、大地!」

 

ルイ「新しいカード受け取って!」

 

そしてサイバーカードがエックスの元に届き

 

それをエクスデバイザーで読み込むと

 

そこからベータカプセルとスパークレンスを元にした

 

エクスベータカプセルとエクスパークレンスが出現した

 

大地「これが・・ティガとウルトラマンの力!」

 

大地はその2つを手に取り

 

エックス「そしてこの星の持つ希望の力だ!」

 

エクスベータカプセルとエクスパークレンスを合体させ、ベータスパークとなった

 

ティガ「ヘッ!」

 

まずエックスの左肩にティガのカラータイマーを模した形ができ

 

ウルトラマン「シェアッ!」

 

次にエックスの右肩にウルトラマンのカラータイマーを模した形ができ

 

さらにエクシードエックスにパワーアップしてアーマーを纏い、希望の剣ベータスパークソードを手にし、最強のアーマーエクシードエックスベータスパークアーマーとなった

 

大地&エックス「うあああああ!!ベータスパークソード!」

 

カードホルダーにあるウルトラマンとティガのフュージョンカードが光り輝いていた

 

優介「よし!」

 

オーブはフュージョンアップを行う

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

それは始まりの巨人ウルトラマン

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

超古代の戦士ウルトラマンティガ

 

優介「光の力、お借りしまああああああす!!!!」

 

【フュージョンアップ!】

 

ティガ「タァーッ!」

 

ウルトラマン「シェアッ!」

 

【ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

オーブオリジンはウルトラマンとティガのビジョンと重なりその力を受け継いだウルトラマンオーブスペシウムゼペリオンにフュージョンアップした

 

エックス「ヘアッ!」

 

オーブ「スゥアッ!」

 

エックスがベータスパークソードでウルトラマンに張り付いている触手を切り裂き

 

オーブがスペリオン光輪でティガに張り付いている触手を切り裂いた

 

橘「人が人をこの星を思う心・・・」

 

神木「それが・・・天と地の光を繋ぐ結びの光か」

 

さらに希望は訪れ、新たに開発された4枚のカードを加えた9枚のカードが呼応した

 

グルマン博士「おお!おお!おおおお!これはすごい!」

 

そして世界各地へと飛び散っていった

 

グルマン博士「行け!頑張れー!!」

 

ゼロ「シェッ!オラァッ!」

 

中国にいるツルギデマーガにウルトラマンゼロが駆けつけウルトラゼロキックで攻撃した

 

ゼロ「へへっ!待たせちまったな!」

 

サムズアップをしてツルギデマーガに立ち向かう

 

マックス「シュワッ!」

 

スイスにいるツルギデマーガにウルトラマンマックスが駆けつけ、マクシウムソードで切りつける

 

マックス「地球の未来は人類が自らの手で掴みとる!」

 

エジプトにいるツルギデマーガの前にウルトラマンネクサスが駆けつけた

 

ネクサス「光は絆だ。誰かに受け継がれ再び輝く!シュアッ!」

 

ビクトリー「ツオリャア!ツエッ!」

 

アルゼンチンにいるツルギデマーガにウルトラマンビクトリーが駆けつけ、蹴りで追い込む

 

ビクトリー「助けに来たぜ!エックス!オーブ!」

 

ギンガ「ショウラッ!」

 

アメリカにいるツルギデマーガの前にウルトラマンギンガが舞い降りた

 

ギンガ「こいつらは俺たちに任せろ!」

 

これまでエックスとオーブに力を貸してくれたウルトラマンたちが再び駆けつけてくれた

 

しかし、地球の危機に駆けつけてくれたウルトラマンは

 

彼らだけではない!

 

イギリスにいるツルギデマーガの熱線の前に光の柱が現れ熱線がツルギデマーガに跳ね返った

 

そして現れたのはなんと伝説の英雄ウルトラマンダイナが駆けつけたのだ

 

ダイナ「本当の戦いはここからだぜ!」

 

ロシアにいるツルギデマーガに赤い光弾が放たれ

 

空から赤と青の光がやって来て大地の巨人ウルトラマンガイアが凄まじい土煙をしてロシアの地に立った

 

ガイア「この世界は滅んだりしない!ディアッ!」

 

ガイアはV2から最強のスプリームバージョンとなりツルギデマーガを何度も何度も投げたり叩きつけたり9回も投げた

 

ブラジルにいるツルギデマーガが都市部に向けて熱線を放ったが

 

メビウス「セェアッ!」

 

そこにウルトラマンメビウスが駆けつけ光の剣メビュームブレードで切り裂きメビウスの左右で爆発した

 

メビウス「最後まで諦めず、不可能を可能にする。それがウルトラマンだ!」

 

オーストラリアにいるツルギデマーガが怪獣共生区に向けて熱線を吐いてしまった

 

そこに青い光のバリアが怪獣共生区をツルギデマーガの熱線から守った

 

コスモス「シュアッ!」

 

その正体は慈愛の勇者ウルトラマンコスモスだった

 

コスモスは優しさのルナモードから強さコロナモードにそしてその2つを兼ね備えた勇気のエクリプスモードにモードチェンジした

 

コスモス「皆と一緒に共に生きる未来を掴むんだ!」

 

各地に現れたウルトラマンたちの激励にエックスは頷いた

 

ウェンディ「ゼロさん、マックスさん、ネクサスさん、ビクトリーさん、ギンガさん、ダイナさん、ガイアさん、メビウスさん、コスモスさんまで!」

 

オーブ「皆来てくれたのか!」

 

地球を救うために13人のウルトラマンが集結した

 

チアキ「9つの都市でウルトラマンが怪獣と交戦開始」

 

タケル「各国のXioと共闘しています!」

 

神木「13人のウルトラマンが・・・人類のために」

 

エクシードエックスとオーブがザイゴーグを追い詰めていく

 

ツカサ「頑張れー!ティガ!ユウト!」

 

ワタル「行け!大地ー!」

 

ハヤト「行けー!エックス!オーブ!」

 

黒崎「頑張れー!エックス!ティガ!オーブ!ウルトラマン行け!」

 

アスナ「大地!頑張って大地!」

 

ウェンディ「優介くん!頑張れー!」

 

人々の声援がウルトラマンの力となり、彼らを無限に強くしているのだ

 

ベータスパークソードの一振りが強烈な一撃でダメージを与えていく

 

オーブもティガのタイプチェンジ能力やウルトラマンの多彩な光の技を駆使してザイゴーグを攻撃していく

 

エックス「来るぞ二人とも!」

 

大地&優介「ああ!」

 

迫り来るザイゴーグの棍棒をベータスパークソードとスペリオン光輪で切り裂いた

 

そして並び立つ4大ウルトラマン

 

ザイゴーグの波状攻撃を空に飛翔することで避け

 

ウルトラマン「ヘアッ!」ティガ「ハァッ!」

 

ウルトラマンとティガがクロスして

 

エックス「サァーッ!」

 

ベータスパークアーマーのサイバーウィングから放たれた光が世界各地に向かった

 

大地「これは!」

 

エックス「ウルトラマンとティガの光の結晶だ!」

 

優介「これが・・・これが光なんだ!!」

 

そしてその光の結晶が世界各地で戦うウルトラマンたちに届いた

 

ゼロ「来た来たー!フルパワー充電だ!皆、一気に行くぜ!」

 

「シェアッ!」

 

そのエネルギーを受けたウルトラ戦士たちが一斉に光線を放つ

 

ゼロ「ワイドゼロショット!」

 

ゼロはワイドゼロショット

 

ダイナ「ジュワッ!」

 

ダイナはソルジェント光線

 

ガイア「デェアッ!」

 

ガイアはフォトンストリーム

 

コスモス「ハァーッ!」

 

コスモスはコズミューム光線

 

ネクサス「ディアッ!」

 

ネクサスはオーバーレイ・シュトローム

 

マックス「シェアッ!」

 

マックスはマクシウムカノン

 

メビウス「セェアッ!」

 

メビウスはメビュームシュート

 

ビクトリー「ビクトリウムシュート!」

 

ビクトリーはビクトリウムシュート

 

ギンガ「ギンガクロスシュート!」

 

ギンガはギンガクロスシュートでツルギデマーガたちを倒した

 

ギンガ「大地、エックス、優介、後は任せたぜ!」

 

優介「おう!」

 

そしてウルトラマンとティガの光の結晶がオーブにも届き、黄金の輝きを纏った姿

 

グリッターオーブとなった

 

そしてエックスとオーブがゆっくりと地上に降り立つ

 

ザイゴーグが最後の悪あがきとして全ての力を放とうとする

 

それに人々に緊張が走るが彼らは動じない

 

エックス「行くぞ!大地、優介!」

 

大地&優介「ああ!」

 

大地はベータスパークをアローモードにして、ベータスパークアローとし、弓を引きエネルギーを集中させる

 

オーブは両腕で十字を作りそこにレインボー色の輝きと黄金の輝きが集まる

 

だがザイゴーグのフルパワーの光線が先に放たれ、エックスとオーブが炎に包まれた

 

「あっ!」

 

ウェンディ「優介くん!」

 

ザイゴーグは勝ち誇った叫びをあげる

 

 

しかし

 

 

エックスとオーブは無傷でそのままエネルギーを溜めていた

 

それにザイゴーグは怯える

 

エックス「私たちは絶対に諦めない!」

 

大地「人間とウルトラマンはずっと昔から共に戦ってきた!」

 

優介「そして今日までその絆と歴史は紡がれてきたんだ!!」

 

全ての思いを乗せ

 

大地&エックス「ベータスパークアロー!!」

 

オーブ「グリッターマリンスペリオン光線!!」

 

ベータスパークアローとグリッターマリンスペリオン光線が放たれザイゴーグを貫き

 

ザイゴーグ「ギャアアアアガッハッハッハッ!」

 

ザイゴーグは断末魔をして凄まじい爆発四散して、倒された

 

「よし!やった!」

 

神木「よし!」

 

グルマン博士「やったぞ!シュワッチ!」

 

ウルトラマンの勝利に人々は歓喜に包まれた

 

通常形態に戻ったエックスとオーブオリジンとなったオーブにウルトラマン、ティガが集まり、頷き合った

 

そしてそこに世界各地で戦っていたウルトラマンたちも集結した

 

アスナ「見たこともないウルトラマンがあんなに!」

 

ウェンディ「ダイナさん、ガイアさん、コスモスさん、メビウスさんです」

 

ハヤト「こんなにもたくさんのウルトラマンが・・・」

 

ワタル「俺たちをずっと守ってきてくれてたのか・・・」

 

そして地球を守るために集結した13人のウルトラマンが向かい合った

 

エックス「皆、ありがとう!」

 

ギンガ「君たちの希望の光が俺たちをここへ呼んだんだ」

 

ビクトリー「強くなったな大地、エックス」

 

コスモス「君たちがウルトラマンエックスと大空大地だね。同じ怪獣との共存を望む者として応援しているよ」

 

ゼロ「おいおい、いい面になったな。エックス、大地」

 

ガイア「これからこの地球は君たち自身の手で守っていくんだ」

 

マックス「そしてこの星の未来を仲間たちと共に掴んでくれ」

 

ネクサス「応援しているぞ。ウルトラマンエックス」

 

ダイナ「困った時はいつでも力を貸すぜ後輩!」

 

メビウス「共に宇宙の平和を守りましょう!」

 

大地&エックス「はい!」

 

そして13人のウルトラマンは拳を合わせ、改めて宇宙の平和を守る誓いを立てた

 

オーブ「皆、本当にありがとう!」

 

ゼロ「へへっ!また会おうぜ!」

 

そしてゼロたちはそれぞれの世界へと帰っていった

 

ルイ「あっ、こっち来た。あっ、ゼロ様・・・」

 

ゼロ「あん?」

 

ルイ「あっ!ゼロ様こっち見た!」

 

ゼロ「フィニッシュ!(キリッ!)」

 

ルイ「あー!ゼロ様!マモルん邪魔!あっはは!バイバイ!」

 

マモル「うぉ、ちょ」

 

そしてティガは光に包まれ、ユウトの姿に戻った

 

ツカサ「ユウト!ユウト!」

 

ユウト「・・お母さん!」

 

そしてツカサとユウトは抱き合った

 

大地もエックスとのユナイトを解除した

 

しかし

 

大地「!?」

 

なぜかエックスはデバイザーに戻らず実体を保っていた

 

ふとエクスデバイザーを見るとジオデバイザーに戻っていた

 

大地「エックス、これは!」

 

エックス「大地、しばらく皆とはさよならだ」

 

大地「えっ?どういうこと?」

 

エックス「君たちの希望の光のおかげで私は本来の肉体を取り戻すことができた」

 

大地「じゃあ!」

 

エックス「私は自分の任務に戻らなければならない」

 

アスナ「任務って?」

 

ウルトラマンはエックスとオーブの肩を叩き、頷いた

 

そしてそれはこう言っているように見えた

 

あとは君たちに任せたぞ!と

 

ウルトラマン「シェアッ!」

 

そしてウルトラマンは宇宙の彼方へと飛び去った

 

エックス「我々の任務は宇宙のバランスを保つことだ。どこかでバランスが乱れればこの地球にも影響が現れる」

 

大地「・・・エックス・・・」

 

エックス「側にいなくても、姿は見えなくても、私たちはユナイトし続けている。そのことだけは」

 

大地「忘れないよ・・・絶対に!」

 

エックス「再びこの地球に危機が訪れる時、私は必ず帰ってくる。約束しよう」

 

ルイ「寂しいよ!エックス!」

 

マモル「今までありがとう!」

 

ハヤト「一緒に戦えてよかったぜ!」

 

ワタル「こっちは俺たちに任しとけ!」

 

アスナ「さようなら!エックス!」

 

神木「あなたと共に戦い、友情を分かち合えたことは、我々の誇りです!感謝します!」

 

エックス「こちらこそありがとう!」

 

大地「必ずまた会おう!エックス!」

 

エックス「シュワッチ!」

 

ルイ「バイバーイ!」

 

そしてエックスも宇宙の彼方へと飛び去っていった

 

オーブ「そろそろだな」

 

ウェンディ「そうだね」

 

オーブ「俺たちもそろそろ行きます」

 

大地「行ってしまうんだね?」

 

オーブ「ああ、全ての悪が滅びたわけじゃないからな。宇宙には俺たちの知らない脅威が潜んでいるんだ。これから俺たちは弱き者を助け支えるためにこれからも戦い続けていく。それが俺たちウルトラ戦士の使命なんだ」

 

大地「でも、また会えるんだよね?」

 

オーブ「ああ、約束する」

 

ウェンディ「Xioの皆さん、短い間でしたけど本当にお世話になりました!」

 

アスナ「ありがとう!ウェンディ、優介!」

 

ハヤト「お前たちとも一緒に戦えてよかったぜ!」

 

ワタル「この地球は俺たちに任しとけ!」

 

マモル「今までありがとう!」

 

ルイ「またね!ウェンディちゃん、優介君!」

 

神木「エックスや我々に力を貸し、友情を分かち合い、共に戦えたことは我々の誇りです!感謝します!」

 

オーブ「こちらこそ本当にありがとうございました!」

 

大地「いつか必ずまた会おう!」

 

オーブ&ウェンディ「ああ!(はい!)」

 

オーブはウェンディを乗せ、ウルティメイトイージスを身に纏い、時空を越えていった

 

「さようなら!ウルトラマンオーブ!!」

 

こうして閻魔獣ザイゴーグとの戦いはXioと13人のウルトラマンの勝利によって幕を閉じた

 

【ED Unite〜君と繋がるために〜】

 

 

 

広大な宇宙・・・その果てに全宇宙の平和と秩序を守る光の戦士たちがいる

 

 

それが光の巨人、ウルトラマンだ!

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

次回予告

 

ザイゴーグとの戦いを終えたオーブ、久々にO-50に戻り、パトロールに出ると、ある小惑星にあの宇宙怪獣がいた

 

次回 居場所のない迷い子

 

銀河の光が我を呼ぶ!




やっぱりウルトラマンは本当にかっこいいヒーローですね!次回からはちょっとした話がいくつか出ます。お楽しみに!


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新たな戦いの序章編
第84話 居場所を失った迷い子


今回から次の世界での戦いの序章が始まります。


閻魔獣ザイゴーグとの戦いから2日が経った

 

優介はゴースタードラコンの自室で爆睡していた

 

「起きて・・・」

 

優介「・・・・・・」

 

「起きてよ優介くん」

 

優介「ん?・・・」

 

優介が目を覚ました

 

ウェンディ「あ、起きた?」

 

優介「ああ、おはよう」

 

ウェンディ「うん♪おはよう♪」

 

そして目覚めのキスをした

 

ウェンディ「朝食作るから待っててね♪」

 

優介「ああ、いつもありがとうな」

 

ウェンディ「うん♪」

 

そしてウェンディが作ってくれた朝食を食べ終え、優介は宇宙のパトロールに向かおうとしていた

 

ウェンディ「本当に一人で大丈夫?」

 

優介「ああ、だから俺が帰るまで待っていてくれ」

 

ウェンディ「・・・分かった。その代わりちゃんと私のところに帰ってきてよ?」

 

優介「もちろん!・・・行ってきます!」

 

ウェンディ「うん♪行ってらっしゃい♪」

 

そして行ってきますのキスをして、優介はオーブオリジンに変身した

 

そして宇宙のパトロールを開始した

 

オーブ「ここをパトロールするのも久しぶりだな」

 

その時

 

オーブ「・・・ん?」

 

小惑星に宇宙怪獣エレキングがいた

 

オーブ「エレキングか」

 

オーブはエレキングがいる小惑星に向かった

 

オーブ「フッ!エレキング!ここで何をしている!」

 

エレキング「キィィ!キィィィィ!」

 

だがエレキングは何かを訴えている様子だった

 

オーブ「ん?俺に何かを伝えようとしているのか?」

 

そして精神を集中させ、エレキングの言葉を聞いた

 

エレキング「・・・僕はもう故郷には帰れない・・・寂しい・・・寂しいよ!」

 

オーブ「故郷に帰れない?ん?」

 

するとエレキングの近くを何かが浮いていた

 

それは迷子珍獣ハネジローだった

 

オーブ「ハネジロー!どうしてこんなところに?」

 

ハネジロー「パム!」

 

するとハネジローはある映像を見せた

 

そこには一つの死滅した星が映されていた

 

オーブ「これは・・・」

 

エレキング「ピット星は・・・突然やって来た怪獣たちに滅ぼされたの・・・」

 

オーブ「ピット星が・・・じゃあお前を育てたピット星人も?」

 

エレキング「・・・・・・」

 

その様子から察するにピット星人は・・・

 

オーブ「そうか・・・」

 

エレキング「ハネジローもファビラス星人とはぐれてしまったの」

 

ハネジロー「パム・・・」

 

オーブ「・・・なら俺と一緒に行かないか?」

 

エレキング「えっ?」

 

ハネジロー「パム?」

 

オーブ「俺の元には悪い宇宙人に利用された者、お前と同じように居場所を失った者もいるんだ。よければ、俺と一緒に来てくれないか?」

 

エレキング「・・・・・」

 

エレキング「・・・・・うん、分かった」

 

ハネジロー「パム!」

 

オーブ「じゃあ!」

 

エレキング「これからよろしく。えっと・・・」

 

オーブ「俺の名はオーブ、ウルトラマンオーブだ」

 

エレキング「うん、ありがとう。ウルトラマンオーブ」

 

ハネジロー「パム!オーブ!」

 

そしてエレキングとハネジローは粒子となり、オーブのカラータイマーの中に入り、オーブリングに粒子が集まり、エレキングとハネジローのカードが形成された

 

優介「ふっ、これからよろしくなエレキング!ハネジロー!」

 

エレキング「キィィ!」ハネジロー「パム!」

 

オーブ「さて・・・シュワッ!」

 

オーブは滅ぼされたというエレキングの故郷、ピット星に向かった

 

しかし・・・

 

オーブ「これは・・・」

 

そこにはピット星人たちが築き上げてきたであろう文明が何一つなく、星全体が砂漠と化していた

 

オーブ「これじゃまるで・・・死の星だ」

 

優介「(砂漠にさせる怪獣?どこかで見たような)」

 

疑問は残るが、オーブはこれ以上の調査は無意味と判断してM78星雲光の国へと向かった

 

今の状況を宇宙警備隊に知らせるためだ

 

 

一方 光の国の宇宙警備隊本部ではウルトラ6兄弟が集まっていた

 

警備隊員「失礼します!」

 

ゾフィー「どうした?」

 

警備隊員「皆様に客人が来ています」

 

ジャック「客人?」

 

ゾフィー「通してくれ」

 

警備隊員「はっ!」

 

そしてオーブが宇宙警備隊本部に入ってきた

 

タロウ「っ!オーブ!」

 

オーブ「久しぶりだな6兄弟の皆」

 

ウルトラマン「君が来るとは!」

 

ジャック「久しぶりだなオーブ」

 

エース「なかなか男前になったな」

 

オーブ「いやそんな・・・」

 

タロウ「ん?そういえばウェンディはどうした?一緒ではないのか?」

 

オーブ「O-50にいるよ」

 

タロウ「そうか」

 

ゾフィー「ところで我々に何か用か?」

 

オーブ「それが・・・」

 

オーブは事情を説明した

 

セブン「そうか、そのエレキングもピット星が死滅して居場所を失ってしまったのか」

 

オーブ「ああ、そしてハネジローもファビラス星人とはぐれてしまったんだ」

 

ウルトラマン「そうだったのか・・・」

 

オーブ「そしてそのピット星はなぜか砂漠化していたんだ」

 

ゾフィー「砂漠化?」

 

オーブ「ああ、かつての文明を思わせないほど星全体が砂漠と化していたんだ」

 

ウルトラマン「惑星全体が砂漠化・・・」

 

ジャック「一体何が起きたんだ?」

 

エース「なぜ星が丸ごと砂漠に?」

 

ゾフィー「調べる必要があるな」

 

セブン「ああ」

 

オーブ「俺が行く!行って確かめてくる!」

 

タロウ「優介!」

 

「その調査はオーブに任せよう!」

 

そこにウルトラの父とウルトラの母がやって来た

 

オーブ「ウルトラの父にウルトラの母!」

 

母「あなたがウルトラマンオーブですね」

 

父「ベリアルの一件、手を貸してくれたこと感謝する」

 

オーブ「いやそんな・・・戦い抜けたのは皆の力添えがあったからだ」

 

父「ははっ、君はもう立派なウルトラマンの一人だ」

 

オーブ「っ!」

 

父「我々の故郷をベリアルから救い、エタルガーに捕らわれてしまったマックスとメビウスを救ってくれたこと、本当に感謝している」

 

オーブ「ありがとうございます!」

 

父「話が逸れたな。オーブ、君にこの調査を任せたいと思う。頼めるか?」

 

オーブ「もちろんです!それに・・・故郷を失ってしまったエレキングの為にも」

 

父「うむ、さあ、行くのだ!」

 

オーブ「はい!シュワッ!」

 

そしてオーブは光の国を去っていった

 

エース「しばらく見ない内にたくましくなりましたね」

 

ウルトラマン「ああ、立派なウルトラ戦士になったなオーブも」

 

セブン「ああ!」

 

ジャック「彼ならばこの一連の事態も解決できるでしょう!」

 

母「ですが、彼一人で大丈夫でしょうか?」

 

ゾフィー「心配は要りません。彼は一人じゃありませんから」

 

父「そうだな」

 

タロウ「頼んだぞ、優介!」

 

ウルトラ6兄弟と父と母はオーブに調査を依頼し、その運命を託した

 

TO BE CONTINUED

 

次回予告

 

俺は砂漠化する惑星の一連の事態に対処することになった。そして砂漠化した惑星を調査していく内にある無人の惑星に超高速で向かう怪獣を目撃した。それはかつて遊星ジュランを死の星に変えたあの怪獣だった

 

次回 新たな陰謀

 

光を越えて、闇を斬る!




エレキングとハネジローが仲間になった!やったー!そして久々のウルトラ6兄弟とウルトラの父と母、そして一連の事態の怪獣の正体とは?・・・次回もお楽しみに!


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第85話 新たな陰謀

怪獣兵器との戦い、そこから新たな戦いへ


オーブ「ここも同じか・・・」

 

今ウルトラマンオーブはエレキングとハネジローの情報をもとに死滅した惑星の調査をしていた

 

そして調査していく内にいくつかの共通点が分かった

 

1つは文明があるなし関係なく惑星が砂漠化しているということ

 

2つはそれは砂漠化させる怪獣の仕業だということだ

 

オーブ「砂漠化した惑星ばかりが確認されている。これは間違いなく誰かが目的を持って惑星を砂漠化させようとしているということか」

 

???「キィィィィィ!」

 

するとオーブの目の前を何かがものすごいスピードで通りすぎていった

 

オーブ「っ!あれは!怪獣か!」

 

優介「ジャック!」

 

【ウルトラマンジャック!】

 

ジャック「シェアッ!」

 

優介「ゼロ!」

 

【ウルトラマンゼロ!】

 

ゼロ「デェアァッ!」

 

優介「キレのいい奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!】

 

ジャック「ヘッ!」

 

ゼロ「デアッ!」

 

【ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ!】

 

オーブはハリケーンスラッシュにフュージョンアップして超高速で怪獣を追いかけた

 

オーブ「どこに行くつもりだ?」

 

そして追いかけていく内にある星が見えてきた

 

オーブ「まさか今度はあの星を砂漠にするつもりか!」

 

そして怪獣とオーブは大気圏突入をしてその星に向かっていった

 

そこは無人の惑星でそこを怪獣が迫ろうとするが

 

すると怪獣を青い光が叩き落とした

 

BGM:ハリケーンスラッシュのテーマ

 

そして青い光から赤と青の光が現れ、やがて巨人の姿を形作っていく

 

そしてウルトラマンオーブハリケーンスラッシュが姿を現した

 

オーブ「様々な星を砂漠化させていたのはお前だな!怪獣兵器スコーピス!」

 

そして一連の事態の犯人は怪獣兵器スコーピスだった

 

スコーピス「キィィィィィ!」

 

オーブ「シュオッ!」

 

オーブは飛び蹴りして、回し蹴りで攻撃する

 

するとスコーピスが腐食光線ポイゾニクトを吐いた

 

オーブは側転で避けるが、ポイゾニクトが当たった岩が一瞬にして砂に変えられてしまった

 

オーブ「っ!やっぱりあの光線で星を砂漠化していたのか!」

 

再びポイゾニクトを吐くが、オーブはそれを軽々と避け、流星スラッシュキックで肩にあるカギ爪を破壊した

 

スコーピスはこのままでは不利と判断して尻尾で攻撃する。

 

オーブはそれを簡単に止めて切断した

 

オーブ「ウゥ!シュオッ!」

 

超スピードでスコーピスを翻弄していく

 

オーブ「ヒェアッ!オオォリャアッ!」

 

オーブは回し蹴り、そして飛び蹴りでスコーピスをぶっ飛ばした

 

スコーピスはフラレジッドボムを吐くが、

 

オーブ「ワイドシネラマショット!」

 

オーブはジャックのシネラマショットとゼロのワイドゼロショットを合わせた光線ワイドシネラマショットでフラレジッドボムを弾き、スコーピスに直撃して

 

スコーピス「キィィィィィ!!」

 

スコーピスは爆発四散した

 

オーブ「まさかスコーピスが惑星を砂漠にしていたとは・・・」

 

するとウルティメイトブレスが光り、オーブの脳裏にあるビジョンを浮かべた

 

そこにはスコーピスの大群が真っ直ぐ別次元の地球に向かっていたのだ

 

オーブ「っ!スコーピスの大群があんなに!急がなければ!」

 

オーブはすぐさまウルティメイトイージスを装着して時空を越えて、スコーピスの大群がいる宇宙へと向かった

 

TO BE CONTINUED

 

次回予告

 

スコーピスの大群を追って別次元の宇宙にやって来た俺。しかし、多勢に無勢で追い詰めれるなか激しい激闘の影響でウルティメイトイージスが損傷してしまい時空を越えることができなくなってしまい、俺は力尽きてしまう。時を同じくしてこの宇宙の危機を察知した者たちがいた。

 

次回 オーブ敗れる

 

銀河の光が我を呼ぶ!




一連の事態の犯人は怪獣兵器スコーピスだということが分かった。しかしオーブのウルティメイトイージスが破損してしまう。一体どうなってしまうのか?そして最後の方に新たな戦いに出てくる他のウルトラマンの方がちらっと出てきますよ。


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第86話 オーブ敗れる

スコーピスとの激闘勃発!


BGM:魔王獣

 

オーブ「フッ!ジュアッ!」

 

ウルトラマンオーブ オーブオリジンが地球に侵攻させないよう怪獣兵器スコーピスの大群と戦っていた

 

だがこの地球に来るまでに多数のスコーピスとの戦いで激しく消耗していた

 

だがそれでも諦めないオーブ

 

破壊光弾フラレジットボムをもろに食らうが体勢を立て直し抜き去ったスコーピスの一体を追いかける

 

そして追い付き背中にしがみついた

 

しかし尻尾で払い飛ばされるが一気に追いつき蹴りあげる

 

フラレジットボムをかわすが急接近され強烈な一撃を食らう

 

オーブ「グゥアッ!」

 

スコーピスがフラレジットボムを

 

オーブ「オリジウム光線!」

 

オーブがオリジウム光線で撃ち合いオリジウム光線が押し返しスコーピスの一体を倒した

 

その隙にオーブがスコーピスの一体の背後に回り込み尻尾をつかみ振り回し投げ飛ばす

 

オーブ「レェェアッ!ジュアッ!」

 

そして戦いは地球のすぐそば大気圏突入ギリギリのところまで戦いは続き、スコーピスの大群は一斉にフラレジットボムを連続発射した

 

オーブ「くっ!ウルティメイトイージス!」

 

オーブはウルティメイトイージスを盾にして防ぐ

 

しかし、スコーピスの数があまりにも多く、イージスは防ぎきったが、壊れてしまい、イージスが使用不能となってしまった

 

オーブ「っ!イージスが!」

 

そしてイージスの効力がなくなったことによりカラータイマーが点滅してしまう

 

そして再びフラレジットボムとオリジウム光線の撃ち合いで激突しまたスコーピスの一体を倒した

 

オーブ「くそ!こうなったら!」

 

オーブは最後の勝負に出てオーブカリバーを手にし

 

オーブ「オーブスプリームカリバー!!」

 

オーブスプリームカリバーを放ち、大爆発を起こしてスコーピスの大群を一掃したが

 

オーブ「ウゥッ・・・」

 

オーブのカラータイマーの点滅が止まり光が消え落ちていき、大気圏に突入して、ものすごい高熱を受けながら地球の海に落ちた

 

そして変身が解け優介の姿に戻り海に浮かんで気絶してしまった

 

 

そこにある船がやって来た

 

「艦長!遭難者発見!」

 

「私が行くから後はお願い!」

 

そして艦長らしき少女は水上バイクらしき乗り物に乗って遭難者の元に向かった

 

「大丈夫!?怪我してな・・・っ!」

 

それは先ほどのスコーピスとの戦いで傷ついた優介だった

 

「とにかくみなみさんのところに連れていかないと!」

 

そして優介は艦長らしき少女に保護された

 

一方 遊星ジュランでは春野ムサシがいつものように怪獣たちと共生していた

 

ムサシ「ボルギルスー!よく食べるな。ははっ!本日の体調よしっと」

 

ムサシは機器を使って怪獣たちの体調をチェックしていると

 

???「聞こえるか?聞こえるかムサシ」

 

誰かがムサシを呼ぶ声が聞こえた。そしてその正体は

 

ムサシ「アスカ!」

 

かつて共に戦った仲間ウルトラマンダイナことアスカ・シンからのテレパシーだった

 

アスカ「お前の力が必要だ!」

 

ムサシ「何かあったのか?」

 

アスカ「数々の惑星が砂漠化しているという現象が相次いでいる。手を貸してもらいたい」

 

ムサシ「っ!どこに行けばいい?」

 

アスカ「時空を越えてもらうことになる」

 

ムサシ「アナザーユニバースってことだね」

 

アスカ「難しい言葉使われてもな」

 

ムサシ「すぐに行く。君の居場所を目標にすればいいのかな?」

 

アスカ「ああ、そうしてくれ。助かる」

 

そしてアスカとのテレパシーを終えた

 

ムサシ「数々の惑星が砂漠化?・・・まさかスコーピスが!?」

 

???「ムサシ・・・」

 

するとまたもムサシを呼ぶ声がした

 

そしてムサシは変身アイテムコスモプラックを取り出す

 

ムサシ「コスモス!」

 

それはムサシと一体化しているウルトラマンコスモスの声だった

 

コスモス「スコーピスが関わっているのなら私も放ってはおけない」

 

ムサシは頷いた

 

ムサシ「行こう!」

 

そしてコスモプラックを掲げ

 

ムサシ「コスモース!」

 

BGM:LUNA MODE -慈しみの青き巨人-

 

コスモプラックを展開してウルトラマンコスモスに変身した

 

コスモス「シュアッ!」

 

そしてコスモスは宇宙に飛び立ちすぐにモードチェンジした

 

それはコスモスが宇宙での戦闘に特化した紫の姿スペースコロナモードだった

 

そしてコスモスはゲートを開け、時空を越えた

 

TO BE CONTINUED

 

次回予告

 

傷つき倒れた俺を保護してくれたのは横須賀海洋女子学校に所属する航洋艦晴風のメンバーだった。だが、助けられたのもつかの間、海底からキングゲスラが出現した。傷はまだ癒えていないがやるしかない。

 

次回 海上の戦い

 

俺の名はオーブ、闇を照らして悪を撃つ!




次回からハイスクールフリート編スタートです!そしてちらっと出てきたのは優介やゼロに力を貸してくれたあの二人でしたね。ですがその二人以外にもウルトラマンは登場しますよ。


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ハイスクール・フリート編
第87話 海上の戦い


今回からハイスクールフリート編スタートです。どうぞ!


【OP オーブの祈り】

 

 

今からおよそ100年前、プレートのずれにより、多くの国土を水没によって失った日本。

国土保全のため、次々と築かれた水上都市はいつしか海上都市となり、それらを結ぶ航路の増大に伴い、海の安全を守る多くの人員が必要となっていった。

それに伴い、働く女性の海上進出も進み、海の安全を守る職業「ブルーマーメイド」が女生徒たちの憧れとなっていった。

 

そして晴風の生徒の皆もブルーマーメイドを目指していた

 

ブリッジにいるのは艦長の岬明乃、副長の宗谷ましろ、砲術長の立石志摩、水雷長の西崎芽依、書記の納沙幸子、航海長の知床鈴、そしてドイツのアドミラル・グラフ・シュペーの副長のヴィルヘルミーナ・ブラウンシュヴァイク・インゲノール・フリーデブルク(長いのでミーと呼んでいる)だった

 

そしてそのブリッジに艦長の岬が気絶した優介を運んできた

 

ましろ「っ!艦長!ってその人が遭難者?」

 

岬「うん、すごい高熱でうなされてるの。すぐに保健室に!」

 

幸子「しかし、どうしてこんなところに遭難者が?」

 

芽依「さぁ・・・」

 

志摩「うい・・・」

 

鈴「で、でも!早くしないと!その人が!」

 

ミー「そうじゃな。艦長!」

 

岬「そうだね。しろちゃん!後はお願い!」

 

そうして岬は優介を保険委員の鏑木美波がいる保健室へと運んだ

 

そして鈴とミーもついていった

 

岬「みなみさん、お願いします!」

 

みなみ「分かった」

 

みなみが優介の診察を始めた

 

鈴「不思議な格好してますね・・・Xio?」

 

ミー「何かの組織なんじゃろうか?」

 

岬「どうしてあんなところに・・・」

 

そして診察が終了した

 

みなみ「とりあえず命に別状はない。ただ・・・」

 

岬「ただ?」

 

みなみ「何かものすごい高熱を浴びた形跡がある。一体どうすればそんなことになるのやら」

 

鈴「ええっ!?」

 

ミー「ものすごい高熱じゃと!?」

 

岬「・・・どうしてこんなことに?」

 

すると優介が目を覚ました

 

優介「・・・っ・・・」

 

優介「・・・ここは?」

 

岬「あっ、気がついた?」

 

優介は起き上がる

 

優介「俺は・・・一体・・・」

 

岬「あなた海で溺れてたの。意識を失って」

 

優介「海で?・・・」

 

優介「はぁ、そうか、俺は奴らと戦って・・・」

 

岬「戦って?」

 

ミー「何の事じゃ?」

 

優介「あ、いや、何でもない。ともかく助けてくれてありがとう。俺は永幡優介、君たちは?」

 

岬「私は横須賀海洋女子学校の航洋艦晴風の艦長の岬明乃」

 

鈴「同じく航海長の知床鈴です」

 

ミー「ドイツのアドミラル・グラフ・シュペーの副長のヴィルヘルミーナ・ブラウンシュヴァイク・インゲノール・フリーデブルクだ」

 

優介「名前長っ!」

 

岬「長いからミーちゃんって呼んでるよ」

 

優介「あっ、その方が呼びやすいわ」

 

岬「とりあえずこれからよろしくね!」

 

優介「ああ、よろしく」

 

グゥ〜〜〜

 

優介の腹の音が鳴った

 

優介「あはは、悪い、腹減った」

 

岬「そんなところだと思って、はい、晴風特製カレーを持ってきたよ」

 

優介「おっ、サンキュー!ちょうど腹ペコだったんだ!いただきます!」

 

優介は晴風特製カレーを食していく

 

優介「美味っ!美味っ!」

 

岬「ふふっ♪」

 

優介「めっちゃ美味っ!」

 

そしてあっという間に食いつくした

 

優介「ふぅ〜ごちそうさまでした!」

 

岬「お腹いっぱいになった?」

 

優介「ああ、ありがとう!」

 

岬「うん、どういたしまして!ん?」

 

すると岬は優介の左腕につけているウルティメイトブレスと視線がいった

 

岬「優介君」

 

優介「なんだ?」

 

岬「そのブレスレットは何?」

 

優介「ああ、これか、これはお守りみたいな物なんだけど、ちょっとした事情で壊れてしまったんだ」

 

岬「ええ!?」

 

ミー「壊れたじゃと!?」

 

優介「でも時間が経てばいずれ元に戻るんだけどな」

 

岬「えっ?時間が経てば?」

 

優介「あ・・・」

 

時間が経てばというワードに鈴とミーが食いついた

 

ミー「どういうことじゃそれ?それじゃまるでそのブレスレットが生きているみたいじゃないか?」

 

鈴「何か隠し事をしているんですか?」

 

優介「あ・・・それは・・・」

 

すると岬が助け船を出してくれた

 

岬「言えないことなんでしょ?なら話せる時になったら話して」

 

優介「ありがとう。近いうちに話すよ」

 

すると

 

「前方に巨大な影を確認!」

 

岬「すぐに行くよ!」

 

優介「俺も行く!」

 

鈴「大丈夫なんですか!?」

 

ミー「そんな体で・・・」

 

優介「大丈夫だ。行くぞ!」

 

岬「うん!」

 

そしてブリッジに向かうと

 

???「ギャアアアアア!!」

 

巨大な魚のような怪獣が海底から出現した

 

ましろ「な、なんだ!?」

 

芽依「何だよあれ!?」

 

幸子「大きすぎます!」

 

鈴「うわああああああ!!!か、かかかかか怪物!?」

 

ミー「何じゃありゃ!?」

 

岬「え、何、何なのこれ・・・」

 

優介「あれは・・・キングゲスラ!?」

 

岬「キングゲスラ?」

 

芽依「あっ、遭難者の人だ」

 

志摩「うい・・・」

 

ましろ「お前、あの怪物を知っているのか!?」

 

優介「ああ、キングゲスラ、海獣ゲスラが進化した怪獣だ!」

 

キングゲスラ「ギャアアアアア!!」

 

優介「(待て、スコーピスではない?だが、どうしてこの地球に?)」

 

だがキングゲスラは真っ直ぐ晴風に近づいていた

 

ましろ「こ、こっちに来るぞ!」

 

優介「(考える時間を与えてはくれないってことか!)」

 

優介「傷は癒えていないがやるしかない!」

 

ましろ「傷?」

 

ミー「何の話じゃ?」

 

優介「皆はキングゲスラから距離を取って下がってろ!」

 

岬「えっ?」

 

オーブリングを構えた

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

まずウルトラマンのフュージョンカードをリードして青い粒子となり、優介の右隣にウルトラマンのビジョンが出現した

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

次にウルトラマンティガのフュージョンカードをリードして黄色い粒子となり、優介の左隣にウルトラマンティガのビジョンが出現した

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!】

 

優介オーブリングを高く掲げトリガーを引いてオーブリングが展開してオーブオリジンとなり、青、黄、紫という順番で光り

 

ティガ「タァーッ!」ウルトラマン「シェアッ!」

 

ウルトラマンとティガのビジョンがオーブオリジンと重なり、スペシウムゼペリオンの姿を形成していった

 

【ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

そしてキングゲスラの後ろにウルトラマンオーブスペシウムゼペリオンがその姿を現した

 

岬「・・・え・・・」

 

全員「えええええええええええええええええ!!!!」

 

鈴「きょ、きょきょきょきょきょきょ巨人です!?」

 

志摩「うい!?」

 

幸子「あんな巨大人間がいたなんて!?」

 

ミー「なんじゃと!?」

 

芽依「なんだありゃ!?」

 

ましろ「一体何がどうなってるんだ!?」

 

すると岬はオーブの左腕につけている壊れたブレスレットに視線がいった

 

岬「もしかして・・・優介君?」

 

オーブ「俺の名はオーブ、闇を照らして悪を撃つ!」

 

キングゲスラ「ギャアアアアア!!」

 

オーブ「フッ!デェアッ!」

 

オーブはジャンプしてチョップを食らわせ

 

オーブ「デェェアッ!スゥアッ!」

 

キングゲスラの頭を掴み投げ飛ばす

 

幸子「私たち、夢でも見ているのでしょうか?」

 

キングゲスラの突進をオーブは側転で避けて

 

オーブ「オリャアッ!」

 

回し蹴りでキングゲスラを蹴り飛ばす

 

オーブが追撃に行こうとした

 

しかし

 

BGM:オーブのピンチ

 

オーブ「ぐっ!グゥッ!」

 

急に苦しみだし、脇腹を抑えて、膝をついてしまう

 

ましろ「ど、どうしたんだ?」

 

鈴「苦しんでる?」

 

岬は優介の会話を思い出していた

 

優介「そうか、俺は奴らと戦って・・・」

 

岬「っ!優介君、きっと弱ってる!」

 

ましろ「弱ってる?」

 

岬「うん、優介君と話して聞いたの。きっと優介君は私たちに出会う前に何かと戦っていて、その時に傷を負ってしまって、海に落ちてきたんだ!」

 

ミー「じゃああいつは満足に戦うことができない!?」

 

そんなオーブにキングゲスラがのしかかってきた

 

オーブ「グゥアッ!」

 

鈴「優介さん、そんな体で戦うなんて・・・」

 

ミー「あやつ、わしらのために・・・」

 

岬「魚雷を撃とう!」

 

芽依「えっ!撃つ!撃つの!」

 

ましろ「しかし艦長!」

 

岬「ここで撃たなきゃ優介君が死んじゃう!」

 

ましろ「っ!」

 

岬「優介君は私たち皆のために戦ってくれてる。だから私たちも一緒に戦わなきゃ!」

 

ましろ「・・・了解!」

 

BGM:ゆけ!ウルトラマンオーブ

 

岬「戦闘用意!弾頭模擬弾!」

 

そして魚雷の準備ができた

 

芽依「発射用意よし!」

 

岬「砲撃始め!」

 

そして魚雷が発射され、キングゲスラに命中し、怯んだ

 

岬「今だよ!」

 

オーブ「フッ!ジュアッ!」

 

オーブは頷き、キングゲスラを蹴り飛ばす

 

そしてオーブは立ち上がりファイティングポーズを構える

 

オーブは立ち上がり迫り来るキングゲスラを空中回転でキングゲスラの背後に回り込み、背ビレを剥ぎ取った

 

そしてオーブはキングゲスラの頭を掴み、力一杯投げ飛ばす

 

キングゲスラはもうフラフラの状態だ

 

それを好機と捉えたオーブは両腕で十字を作りエネルギーを溜める

 

そして

 

オーブ「スペリオン光線!」

 

十字を組んでスペリオン光線を放ち、キングゲスラに命中

 

キングゲスラ「ギャアアアアア!!」

 

そしてキングゲスラは倒れ、爆発四散した

 

全員「やったー!」

 

鈴「勝った!勝ちました!」

 

志摩「うい!」

 

ましろ「なんとか勝ったか・・・」

 

そしてオーブは晴風の方に振り返った

 

晴風の皆もオーブを見ていた

 

オーブは頷いた

 

そして岬も頷いた

 

その時、オーブのカラータイマーが点滅を始めた

 

オーブ「っ!くそ、もうエネルギーが・・・」

 

オーブ「グッ!グゥアッ!」

 

オーブは苦しみだし膝をついてしまう

 

岬「どうしたの!?」

 

ましろ「ど、どうしたんだ!?」

 

芽依「お、おい、大丈夫なのか?」

 

ここはウルトラマンオーブにとって未知の宇宙、この宇宙の太陽エネルギーは彼の体にパワーを与えてはくれないのだ

 

オーブは紫色の粒子となり、晴風のブリッジに入っていき、優介の姿に戻った

 

優介「はぁ!はぁ!はぁ!」

 

だが彼は尋常ではない量の汗が出ていた

 

岬「っ!優介君!しっかり!」

 

優介「はぁ!ああ、なんとか勝てた、はぁ!はぁ!」

 

オーブと晴風の協力でなんとかキングゲスラを撃退できた

 

しかし、脅威はそれだけではなかった

 

???「はっはっはっはっはっはっ!」

 

オーブの戦いをどこからか不気味な存在が見ていた

 

その後優介はまた倒れてしまい保健室に運ばれた

 

ミー「まさか優介が巨人に変身するとは・・・」

 

芽依「あれって宇宙人なのかな?」

 

志摩「うい・・・」

 

岬「・・・・・・」

 

ミー「それにしてもあやつ、なんで急に苦しんだんだ?」

 

芽依「そういえば・・・」

 

志摩「うい・・・」

 

鈴「あの胸の発光が赤くなった途端に苦しみだしましたしね・・・」

 

幸子「恐らく、あれは危険信号じゃないんでしょうか?」

 

岬「危険信号?」

 

幸子「胸の発光が青から赤に変わるってことはエネルギーが残り少ないからなんじゃないかと思うんです」

 

ミー「じゃあ、あやつは巨人の姿では長く戦えない?」

 

ましろ「だが、彼を味方と決めるには早急すぎる」

 

岬「っ!しろちゃん!」

 

ましろ「あいつは宇宙人なんだぞ!?そんな簡単に信用していいんですか!?」

 

幸子「でも、彼は私たちを守ってくれたじゃないですか!」

 

鈴「そうですよ!それに、優介さんはあんなに傷ついていても私たちのために・・・」

 

岬「・・・それは優介君が目覚めたら皆に話してもらうつもり。でも今は休ませてあげて」

 

ミー「そうじゃな。彼、本調子で戦ってたわけじゃなかろうし」

 

ましろ「・・・分かりました」

 

こうしてキングゲスラの脅威は去った

 

だが、この先に待ち受けるのは途方もない脅威だった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

なんとかキングゲスラを倒した俺は晴風のメンバー全員に俺のことを話す。だが、信用してくれる者と信用できない者とが分かれていた。それでも俺はやる!俺がやらなきゃたくさんの命が失われる。そんなのは絶対に嫌だ!

 

次回 脅威の始まり

 

本当の戦いはここからだぜ!




人間とウルトラマンが協力して初めて強大な敵を倒すことができる。うん、燃えるわこれ。最後の台詞、お分かりかと思いますが、終盤にあいつが突然出てきますよ。


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第88話 脅威の始まり

颯爽とあのヒーローが登場!


【OP オーブの祈り】

 

キングゲスラを倒した日の夜

 

優介が目覚め、ある程度は動けるようになったので晴風のメンバー全員に話すことにした

 

岬「皆集まったよ。優介君、まずあなたのことを聞かせて」

 

優介「分かった。まず始めに俺はこの世界の人間じゃない」

 

「ええっ!?」

 

優介が別の世界から来たということに皆が驚いた

 

芽依「嘘!」

 

多摩「うい!?」

 

「別世界の人間!?」

 

ましろ「な、なにを言っているんだ!」

 

優介「まぁ理解できないだろうな。でも本当のことだ。俺は惑星O-50という惑星の戦士の頂という山の頂上であの巨人のウルトラマンオーブの力を手にした。」

 

岬「ウルトラマンオーブ?」

 

幸子「それがあの巨人の名前ですか?」

 

優介「ああ、元々はオーブ自身の力で戦っていたんだけど、ある時を境に俺は他のウルトラマンの力を使うことができるようになり、今はこうして戦っているんだ」

 

芽依「へぇ~」

 

幸子「でもそれが本当ならどうしてこの世界に来たんですか?」

 

優介「怪獣兵器スコーピスの群れを追って地球に来たんだけどその戦いで力尽き」

 

ましろ「海に堕ちた」

 

優介「あぁ」

 

岬「だからあの時海に溺れてたんだ」

 

鈴「あ、あの・・・」

 

優介「ん?何だ?」

 

鈴「もしかしてそのブレスレットも?」

 

優介「ああ、スコーピスの群れとの戦いで壊れてしまったからな。今の俺は満足に戦うことができない状態なのさ」

 

ミー「そのブレスレットには何があるんじゃ?」

 

優介「これには無限と言っていいほどのエネルギーがあるんだ」

 

ミー「無限じゃと!?」

 

優介「ああ、これのおかげで俺は他の宇宙でも自由に活動できるようになったんだけど、これが破損して、エネルギーの供給がなくなってしまい、長時間での活動が出来なくなってしまったんだ」

 

幸子「そんな・・・」

 

優介「でも、ある程度時間が経てば元通りになるんだけどな」

 

岬「ところで、スコーピスって何?」

 

優介「これだ」

 

優介はジオデバイザーでモニターを展開してスコーピスの画像を表示した

 

岬「これが・・・」

 

優介「怪獣兵器スコーピス。自然豊かな星を死の星に変える怪獣で全てを砂へと変えていく恐ろしい怪獣だ」

 

芽依「砂?」

 

優介「ああ、俺はこの地球に来る前にある星が死滅した光景を見た。そこにはかつての文明を思わせないほどの砂漠と化していたんだ」

 

ましろ「ちょっと待て、さっき群れって言ったよな?」

 

優介「ああ」

 

ましろ「じゃあ、そのスコーピスは何体いるんだ?」

 

優介「さあな、多くてもまだ20体はいるだろうな」

 

芽依「20体!?」

 

幸子「そんな数の怪獣に襲撃されたらひとたまりもありません!」

 

優介「でも大丈夫。怪獣が出た時は俺が必ず守る」

 

岬「でも、そんな体で戦ったら、また倒れちゃうよ!」

 

優介「俺のことは気にするな。今、怪獣に対処できるのは俺だけだ。そしてスコーピスの襲撃を完全に防ぐことができなかった俺の責任でもある」

 

岬「そんな・・・」

 

ましろ「そこまでして私たちのことを・・・」

 

「そんなの信じられるわけないじゃない!」

 

その事に機関科の黒木洋美が拒絶した

 

岬「クロちゃん」

 

黒木「宇宙人!?気味が悪いわ!さっさとこの船から出てって!」

 

ましろ「さすがにそれは言い過ぎだ!」

 

黒木「宗谷さん・・・」

 

麻侖「ちっとは落ち着けって」

 

それをましろや同じ機関科の柳原麻侖が落ち着かせる

 

岬「優介君は悪くないよ。悪いのは怪獣たちだよ!」

 

優介「それは違う」

 

岬「えっ?」

 

優介「怪獣だって俺たちと同じこの宇宙に生きている生き物なんだ。ただ存在するだけで敵と決めつけるのはちょっと急ぎすぎなんじゃないかと俺は思うが」

 

岬「怪獣も生きている・・・」

 

黒木「ホントに意味分かんない!」

 

麻侖「お、おい!」

 

頭にきたのか黒木は出ていき、麻侖が追いかけた

 

ましろ「すまない。うちの生徒が無礼なことを」

 

優介「いや、いいんだ。それが普通の反応だからな」

 

ましろ「それと、先ほど私もお前のことを否定しようとした。それについては謝らせてくれ」

 

優介「さっきも言ったようにもう気にしていないから大丈夫さ」

 

ましろ「っ!ありがとう!」

 

優介「ま、人間を愛するのは簡単なことじゃないってことさ」

 

ミー「人間を・・・」

 

ましろ「愛するだと?」

 

優介「ああ、人間を愛するには人間を知らなくてはいけない。人間の強さも弱さも美しさも醜さも、その両方を知らなければこの地球を愛することはできないんだ」

 

岬「優介君・・・」

 

優介「かつてのウルトラマンたちも地球と人類を守り戦い続けてきた。この星が守るに値するものだと信じて・・・」

 

優介「だからこそ優しさを失わないでくれ」

 

優介「弱い者を労り互いに助け合い、どこの国の人たちとも友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。たとえその気持ちが何百回裏切られようとも」

 

すると砲雷科の万里小路楓や主計科の伊良子美甘ら教室にいるメンバー全員が拍手をした

 

万里小路「素敵な話でした!」

 

美甘「感動しちゃったよ!」

 

優介「といっても、これはある人が残してくれた言葉なんだ」

 

岬「そうなんだ」

 

すると不意に外の方に敵意を感じた

 

優介「っ!」

 

岬「どうしたの?」

 

優介「怪獣が来る!それも2体!」

 

そして付近にスコーピス2体が出現した

 

優介「スコーピス!ここは俺が行く!晴風は安全な場所まで退避するんだ!」

 

岬「優介君!」

 

優介「ん?」

 

岬「無茶しちゃ駄目だよ?」

 

優介「ああ!」

 

優介は外甲板へと向かった

 

岬「取り舵いっぱい!安全な場所まで退避!」

 

「了解!」

 

そして優介は外甲板に出てオーブリングを構える

 

優介「この船をやらせはしない!」

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

ティガ「タァーッ!」ウルトラマン「シェアッ!」

 

オーブ「俺の名はオーブ、闇を照らして悪を撃つ!」

 

2体のスコーピスの前にウルトラマンオーブスペシウムゼペリオンが立ちはだかった

 

岬「優介君・・・気をつけて」

 

岬は優介を信じながら晴風を安全な場所まで退避させる

 

オーブ「フウッ!」

 

スコーピス「キイイイイイ!!」

 

オーブは2対1と不利な状況ながらもフラレジットボムを素手で簡単に弾けるため問題なく戦えている

 

オーブ「スペリオン光輪!」

 

オーブはスペリオン光輪を巨大化させて一体のスコーピスに放ち、スコーピスは倒された

 

オーブ「よし!」

 

だが喜ぶのもつかの間、もう一体のスコーピスが背後からフラレジットボムで攻撃してきた

 

オーブ「デアッ!」

 

オーブはスペリオンシールドを張りながらスコーピスに接近してシールドを解除して、パワータイプの力を発揮した強烈なキックでスコーピスを吹き飛ばす

 

オーブ「狙いが定まってないぜ!」

 

オーブはスペリオン光線の発射体制に入る

 

幸子「よし!止めです!」

 

そしてエネルギーが溜まりそれが放たれる

 

オーブ「スペリオン光せ!」

 

ことはなかった

 

突如どこからか放たれた攻撃がオーブの背中に直撃してしまう

 

オーブ「グゥアッ!」

 

鈴「あっ!」

 

岬「優介君!」

 

そして放たれた方向には赤い2つ頭の怪獣、双頭怪獣キングパンドンがいた

 

キングパンドン「ギィアアアア!!」

 

鈴「ひっ!?」

 

幸子「あれは!」

 

ましろ「別の怪獣だと!?」

 

志摩「うい・・・」

 

オーブ「(っ!キングパンドン!?キングゲスラといいやはり何かおかしい!)」

 

そこに新たにスコーピスが2体出現した

 

幸子「スコーピスがまだいたなんて・・・」

 

芽依「なんかやばいんじゃないの!?」

 

ましろ「4対1って・・・」

 

ミー「圧倒的に不利じゃ!」

 

スコーピスの両鎌がオーブの動きを封じ、2体のスコーピスが背後から接近してオーブに止めを刺そうとしている

 

幸子「あっ!」

 

ミー「不味い!」

 

ましろ「優介!」

 

岬「逃げてええええ!!」

 

その時、突如空から出現した一筋の光が2体のスコーピスを倒してオーブの危機を救った

 

オーブ「っ!」

 

ましろ「な、なんだ!?」

 

BGM:ヒーロー登場!(オリジンサーガver)

 

その光の正体はかつてネオフロンティアスペースの危機を救った伝説の英雄ウルトラマンダイナだった

 

ミー「あっ、あれは!」

 

幸子「ウルトラマンが」

 

鈴「もう一人・・・」

 

岬「もう一人のウルトラマン」

 

ダイナ「デェアッ!」

 

ダイナはフラッシュサイクラーでスコーピスを攻撃して怯ませる

 

オーブ「デェアッ!」

 

その隙にオーブがスコーピスを殴り飛ばし、接近してきたキングパンドンの攻撃を避けて蹴り飛ばし、ダイナの横に立つ

 

オーブ「アスカ!」

 

ダイナ「久しぶりだな優介」

 

芽依「すごい!二人のウルトラマンだ!」

 

幸子「すごい・・・すごすぎます!」

 

ミー「怪獣も残り2体じゃぞ」

 

鈴「頑張ってください!ウルトラマン!」

 

岬「優介君、負けないで!」

 

スコーピスとキングパンドンが迫る

 

ダイナ「行くぞ!」

 

オーブ「ああ!」

 

ダイナ「デュワッ!」

 

オーブ「ジュアッ!」

 

オーブは駆けつけてくれたウルトラマンダイナと共に怪獣たちに立ち向かう

 

二大怪獣と二大ヒーローが今激突する!

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

オーブの危機にアスカがウルトラマンダイナが駆けつけてくれた。だが、なぜダイナはこの宇宙に?いや、ウルトラマンは宇宙の平和のために力を合わせて戦う。理由なんてそれだけで十分なんだ!

 

次回 英雄との再会

 

紅に燃えるぜ!




登場したのはウルトラマンダイナ!オーブと共にこの場を切り開け!次回はアスカが晴風のメンバーと出会います。


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第89話 英雄との再会

加勢に来たダイナがオーブと共に怪獣たちを迎え撃つ!


【OP オーブの祈り】

 

挿入歌:ウルトラマンダイナ

 

オーブ「デェアアアアアッ!」

 

ダイナ「ウアアアアアアアッ!」

 

オーブとダイナが怪獣たちに向かっていく

 

麻侖「なんだい!?なんだい!?晴風は一歩も動かねえのかよ!」

 

黒木「振動が激しいわ!一体何が・・・」

 

そこに麻侖と黒木もやって来た

 

そして外では2体の怪獣と2人のウルトラマンが激闘している光景だった

 

麻侖「あれがウルトラマンか?かっけぇ!」

 

黒木「ちょっとおかしいわ!ウルトラマンが二人もいるわよ?」

 

麻侖「もう一人ウルトラマンがいたってのかい!?」

 

岬「私たちにも分からないの。突然空から降ってきたの」

 

優介「タロウ!」

 

【ウルトラマンタロウ!】

 

タロウ「トォーッ!」

 

優介がタロウのフュージョンカードが赤い粒子となり、優介の右隣にウルトラマンタロウのビジョンが出現した

 

優介「メビウス!」

 

【ウルトラマンメビウス!】

 

メビウス「セアッ!」

 

次に優介はメビウスのフュージョンカードが銀色の粒子となり、優介の左隣にウルトラマンメビウスのビジョンが出現した

 

優介「熱い奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!】

 

優介はオーブリングを高く掲げトリガーを引いて、オーブオリジンとなり、赤、白、黄色という順番に光り

 

タロウ「トォーッ!」メビウス「セェアッ!」

 

【ウルトラマンオーブバーンマイト!】

 

タロウとメビウスのビジョンがオーブオリジンと融合して新たなウルトラマンオーブがその姿を現した

 

オーブ「紅に燃えるぜ!」

 

オーブはウルトラマンタロウとウルトラマンメビウスの力を借りた姿バーンマイトにフュージョンアップしたのだ

 

芽依「すごい!」

 

幸子「姿が変わりましたよ!」

 

鈴「かっこいい!」

 

ミー「おお!めちゃくちゃ強そうじゃな!」

 

ダイナはスコーピス、オーブはキングパンドンと交戦する

 

ダイナは1回転ジャンプしてスコーピスの前に立ち、キックしてスコーピスを押していく

 

オーブはキングパンドンの双頭を掴み膝蹴りして飛び蹴りでキングパンドンを蹴り飛ばす

 

ダイナはスコーピスの攻撃を軽々と避けて、殴り倒し、スコーピスの背中にかかと落としを叩き込む

 

オーブも連続パンチでキングパンドンにダメージを与え、キングパンドンの双頭を掴み、動きを抑える

 

ダイナもスコーピスを立ち上がらせキックしてスコーピスの頭を掴み、動きを抑える

 

そしてオーブとダイナは頷き合い、

 

オーブ&ダイナ「デェアッ!」

 

前進してキングパンドンとスコーピスを激突させる

 

ぶつかり合った衝撃で2体はふらふらになった

 

ダイナ「一気に畳み掛けるぞ!」

 

オーブ「ああ!」

 

そしてオーブはスペシウムゼペリオンへと戻り互いの相手を交代させて一気に追い詰める

 

ダイナは飛び蹴りでキングパンドンを吹き飛ばす

 

オーブはスコーピスにアッパーをかまし、回し蹴りでスコーピスを追い詰める

 

ダイナはキングパンドンの尻尾を掴み、ジャイアントスイングを4回回して投げ飛ばす

 

ダイナ「ジェッ!」オーブ「ジュアッ!」

 

オーブとダイナはバック転で距離を取り、とどめの体制に入る

 

ダイナ「ソルジェント光線!!」

 

オーブ「スペリオン光線!!」

 

ソルジェント光線とスペリオン光線がスコーピスとキングパンドンに命中してスコーピスとキングパンドンは倒された

 

岬「やったー!」

 

鈴「勝った!勝ちました!」

 

麻侖「すっげぇ!めちゃくちゃかっけぇじゃねぇか!」

 

黒木「マロン・・・」

 

BGM:ネオフロンティア(オリジンサーガver)

 

オーブとダイナは向かい合い、拳を合わせて頷きあった

 

変身を解き、外甲板に降り立つ優介と遠くにもう一人

 

優介「ぐっ!」

 

岬「大丈夫!?」

 

優介「ああ、それにしても・・・」

 

岬「?」

 

優介「久しぶりだなアスカ!」

 

岬「えっ?」

 

そして向こうからスーパーGUTSの制服を着たアスカ・シンがゆっくりと歩いてきた

 

アスカ「こうして面と向かって話すのも10年ぶりだな優介」

 

優介「ああ、さっきはすまなかった。俺が本調子でないばかりにアスカに迷惑かけてしまって」

 

アスカ「いや、よくあそこまで粘ったもんだ。お前は十分強くなっているぞ」

 

優介「あはは、ありがとう!」

 

岬「もしかしてあなたが・・・」

 

アスカ「俺の名はアスカ・シン、ウルトラマンダイナだ。よろしく」

 

その後、アスカを晴風の教室へと連れていった

 

「おおお!」

 

アスカ「そんな目で見ないでくれ。照れくさい」

 

岬「それじゃアスカさんもウルトラマンなんですね?」

 

アスカ「ああ!」

 

芽依「しっかし凄いな!ウルトラマンが二人もいるなんて」

 

鈴「はい!」

 

幸子「これで怖いものなしですね!」

 

アスカ「いや、奴らが次に何を仕掛けてくるか分からない。用心するに越したことはない」

 

ましろ「確かにそうですね」

 

優介「・・・・・・」

 

岬「優介君?どうしたの?」

 

アスカ「何か気になることでもあるのか?」

 

優介「・・・実はスコーピスたちを仕向けている敵の正体がなんとなく分かった気がする」

 

アスカ「何?」

 

ミー「そいつは一体何者なのじゃ?」

 

優介「それは異形生命体サンドロスだと思われる」

 

岬「サンドロス・・・」

 

アスカ「そういえばムサシが言ってたな。砂漠化した環境を好む生命体と戦ったって」

 

優介「ああ、恐らくそいつが敵の親玉だ」

 

万里小路「砂漠化した環境ですか?」

 

優介「ああ、奴はそのためにスコーピスという怪獣兵器を生み出し、これまで数多くの星を砂漠化し、死滅させてきた」

 

優介「それにあのキングパンドンは一体何だったんだ?」

 

幸子「キングパンドンですか?」

 

ミー「あの赤い2つ頭の怪獣のことか?」

 

優介「ああ、サンドロスとは無関係の怪獣がなぜこの地球に?サンドロスが操っているのか?それとも・・・」

 

アスカ「・・・この地球に来る前に一瞬だったが凄まじいエネルギーを感じた。恐らくそれがサンドロスだろうな」

 

優介「そこはどこだ?今すぐ行って倒してくる!」

 

岬「えっ?」

 

優介はサンドロスを倒すためすぐさま向かおうとした。だが傷のせいでまた膝をついてしまう

 

優介「あっ!ぐっ!」

 

岬「優介君!駄目だよ!そんな体じゃ!」

 

優介「俺がやらなきゃいけないんだ!」

 

ましろ「優介!」

 

アスカ「ちょっと待て」

 

優介は岬たちの静止を振り切って行こうとしたが今度はアスカに止められた

 

優介「っ・・・」

 

アスカ「俺たちにも体力の限界がある」

 

優介「アスカ!」

 

アスカ「焦るな。第一お前はまだ傷が完治していない。そんな体で繰り返し変身するのは無茶だ」

 

優介「無茶かもしれないが無理じゃない!」

 

アスカ「・・・この子たちに大事な仲間がいるように、俺たちにも頼りになる奴がいるだろ?」

 

優介「あ・・・」

 

そしてアスカはテレパシーで地球に向かっているウルトラマンコスモスに現在の状況を説明した

 

コスモス「なるほど、やはりサンドロスがスコーピスたちを」

 

アスカ「ムサシは戦ったことがあるんだろ?」

 

コスモス「ああ、僕とウルトラマンジャスティスが協力してようやく倒すことができたんだ」

 

アスカ「そうとなるとそいつは・・・」

 

コスモス「相当強いということになるね」

 

アスカ「ああ、サンドロスとは無関係の怪獣も何体か確認されている」

 

コスモス「分かった!急いで向かうよ」

 

そしてコスモスは加速して優介たちがいる地球へと急行した

 

岬「アスカさん、今のって・・・」

 

アスカ「ああ、俺たちの仲間、ウルトラマンコスモスにテレパシーを送ったのさ」

 

岬「えっ!?」

 

幸子「ウルトラマンコスモス!?」

 

芽依「ウルトラマンってまだ他にもいるんですか?」

 

アスカ「ああ、俺たち以外にも様々なウルトラマンが宇宙の平和を守るために戦い続けているんだ」

 

岬「宇宙の平和のため・・・」

 

アスカ「俺は地球周辺の警戒に当たる。優介は休んでいろ」

 

優介「・・・分かった」

 

アスカは再びダイナに変身して地球周辺の警戒に向かった

 

優介「・・・くそ!」

 

ましろ「優介・・・」

 

幸子「アスカさんが言ったようにいい加減無理しすぎです!」

 

優介「だったら、このまま黙って見てろって言うのか!?」

 

岬「優介君!」

 

その時岬が優介をビンタした

 

優介「っ!」

 

ましろ「艦長!?」

 

岬「もっと自分を大事にしてよ!そんな体でずっと戦ったらどうなっちゃうか分からないよ!」

 

優介「・・・・・・」

 

岬「お願いだから・・・少しは体を休めてよ」

 

岬は優介に抱きつきながらお願いした。そしてその体は震えていた

 

優介「・・・分かった」

 

優介は渋々了承した

 

美甘「そうだ!お礼に何かおいしいもの作るよ!」

 

優介「っ!おいしいもの?」

 

岬「主計科の皆、お願いできる?」

 

美甘「任せて!」

 

そうして料理に取りかかった

 

岬「そうだ。これからしばらくここで過ごすならどこかの部屋に住まないと・・・」

 

ましろ「ですが、もう空きはありませんよ」

 

優介「・・・じゃ俺は岬と同じでいいよ」

 

岬「分かった・・・えっ!?」

 

優介「この船の中で1番親しみやすいしな」

 

岬「そ、そうなんだ。えへへへ」

 

こうして部屋が決まり、皆で食事を取った

 

優介「んん!なんか懐かしい味がするな!」

 

幸子「似てますか?優介さんの故郷の味に」

 

優介「ああ!」

 

ましろ「どんなに遠い星で生まれても結局皆同じものを求めるのかもな」

 

岬「そうだね。ふふっ♪」

 

そしてそれぞれの部屋に戻り休息を取った

 

岬「ここが艦長室だよ」

 

優介「ほう・・・お邪魔します」

 

岬「まだ少し時間があるね」

 

優介「ああ、何か話でもするか?」

 

岬「うん、じゃあ聞かせて。優介君はどうやってウルトラマンオーブに変身するの?」

 

優介「これだよ」

 

オーブリングとウルトラフュージョンカードを取り出した

 

岬「これは・・・」

 

優介「オーブリング、歴代のウルトラマンたちの力を1つにする特別な力が宿っているんだ。そしてこの歴代のウルトラマンたちの力を宿したウルトラフュージョンカード、それを2枚ダブルリードすることで俺はオーブに変身することができるんだ。そしてウルトラマンとウルトラマンティガのウルトラフュージョンカードをリードすることで俺はあの姿スペシウムゼペリオンにフュージョンアップすることができるんだ」

 

岬「へぇ〜、じゃあさっきの戦いで見せたあの赤い姿は?」

 

優介「それはウルトラマンタロウとウルトラマンメビウスのフュージョンカードをリードすることで紅に燃える姿バーンマイトになることができるんだ」

 

優介「他にも様々なフュージョンカードを使って俺は様々な姿にフュージョンアップして戦うことができるんだ」

 

岬「すごいんだね!ウルトラマンって」

 

優介「この壊れたブレスレットも戦いに使うことが出来るんだけどな・・・」

 

岬「それも使うことができるの?」

 

優介「ああ、全ウルトラマン共通の弱点、それは地球上では長く活動することができないんだ。でもブレスがあればその弱点を克服して無限に活動することができるんだ」

 

岬「すごいね!」

 

優介「さらにこれは鎧にも変化するんだ」

 

岬「鎧?」

 

優介「ああ、その名もウルティメイトイージス、これを身に纏うことでパワーアップするだけじゃなく、時空を越えることもできるんだ」

 

岬「時空を越える?」

 

優介「簡単に言うと別の宇宙に行けるってことさ」

 

岬「あ・・・」

 

優介「どうした?」

 

岬「あ、ううん何でもないよ」

 

優介「そうか、じゃあそろそろ寝るわ。お休み」

 

岬「うん、お休み」

 

そして優介は眠りについた

 

岬「(この戦いが終わったら優介君、また別の宇宙に行っちゃうのかな?)」

 

一方 地球に向かっていたウルトラマンコスモスがダイナと再びテレパシーで話していた

 

コスモス「優介が・・・」

 

ダイナ「ああ、あいつ、ブレスも壊れて傷を負っていながら無理して戦っていやがった」

 

コスモス「そうなんだ・・・」

 

ダイナ「ムサシ、地球に着いたらあいつの怪我治してやってくれないか?」

 

コスモス「分かった」

 

そしてコスモスは地球へと急いだ

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

資材補充のためショッピングモールで合流することになった俺たち一行、だがそこに俺たちを見張る怪しい者たち、さらにスコーピスたちが出現!そしてついにその姿を現す異形生命体サンドロス。ここは俺たちウルトラマンの出番だな!

 

次回 光と闇の激闘!

 

俺の名はオーブ、闇を照らして悪を撃つ!




次回はウルトラマンたちが集結!もしかしたら意外なウルトラマンが来るかも・・・まぁ、サンドロスが出現するならあのウルトラマンが黙ってはいないでしょうね。そして最後の方に戦いには参加しませんがちらっとある方が出てきますよ


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第90話 光と闇の激闘!

ウルトラマンルーブ第5話の戦闘がかっこよかった!


【OP オーブの祈り】

 

M78星雲・光の国・宇宙警備隊本部

 

ここにウルトラマンゼロがやって来た

 

ゼロ「久々の光の国だな!」

 

セブン「よく来たなゼロ!」

 

ゼロ「よう親父!久しぶりだな!」

 

セブン「うむ、元気そうで何よりだ」

 

ゼロ「ところで俺を呼び出したのは何でだ?」

 

ゾフィー「実はオーブからピット星が死滅したとの報告があったのだ」

 

ゼロ「オーブから!?」

 

ウルトラマン「ああ、彼は今別の宇宙の地球でダイナと共に戦っている」

 

ゾフィー「どうやらコスモスもそこに向かっているようだ」

 

ゼロ「ダイナにコスモスが!」

 

セブン「だが、今のオーブはブレスが破損して、戦いで負ってしまった傷の影響で満足に戦うことができないのだ」

 

ゼロ「あいつ、無茶しやがって!」

 

ゾフィー「ゼロ、至急彼のいる地球に向かい助けてやってくれ!」

 

ゼロ「任せてくれゾフィー隊長!」

 

そしてゼロはウルティメイトイージスを纏い、オーブがいる宇宙へと向かった

 

セブン「ゼロ・・・頼んだぞ」

 

そしてゼロはオーブがいる宇宙へとやって来た

 

ゼロ「ふう!ここがオーブやダイナやコスモスが今いる宇宙か!」

 

その時、スコーピスが現れた

 

ゼロ「へっ!俺に勝とうなんざ2万年早いぜ!」

 

ゼロ「シェッ!」

 

ゼロはフラレジットボムをジャンプで避けて

 

ゼロ「ワイドゼロショット!」

 

ワイドゼロショットを放ちスコーピスを倒した

 

だが背後からもう一体のスコーピスが接近してきた

 

ゼロ「ちっ!まだいるのか!」

 

その時何かの光線がスコーピスを倒しゼロを助けた

 

ゼロ「っ!あんたは!」

 

ゼロの視線にはどことなくウルトラセブンに似た赤いウルトラマンがいたのだ

 

「お前がウルトラマンゼロだな。コスモスから聞いている」

 

果たしてこのウルトラマンの正体とは?

 

 

 

 

一方優介たちは今、とても重要な問題に直面していた

 

それは・・・

 

 

 

媛萌「もうトイレットペーパーがありません!」

 

「ええええええええええ!!!」

 

優介「トイレットペーパーを無駄に使った奴、表に出ろ。オレァクサムラヲムッコロス!!」

 

ここに来てある仮面ライダーの言葉が出てきた!

 

そして最低限必要な日用品などを揃えることで近くにあるショッピングモールに向かうことになった

 

美海「艦長!あともうひとつ重大な問題が」

 

だが、まだ1番大きな問題が残されていた

 

岬「どうしたの?」

 

 

美海「っ・・・お金が・・・足りません!」

 

岬「・・・・・・えっ!?」

 

優介「ナズェダァーーー!!」

 

岬「トイレットペーパー募金お願いしまーす!」

 

だが募金は集まらず、結果そのまま少人数で行くことになった

 

優介「ウソダドンドコドーン!!」

 

そしてスキッパーという水上バイクでショッピングモールに向かった

 

岬「一度駅に寄ってバスでオーシャンモールに行くから」

 

みなみ「お忍びで行くわけだな」

 

美甘「ちょっとかっこいいね!」

 

媛萌「船の話とか専門用語を使ったりしちゃ駄目だからね!それと無駄な買い物も駄目!」

 

美甘「卵と生クリームとイチゴを買いたいんだけど・・・」

 

媛萌「駄目に決まってるでしょ!」

 

美甘「姫ちゃん、レバーとかチーズとか食べてる?」

 

媛萌「どっちも嫌いだし!」

 

美甘「やっぱり~ビタミンB12を取らないとイライラするらしいよ」

 

媛萌「してないから!」

 

優介「(してるじゃん)」

 

媛萌「何か言った?」

 

優介「べっつに〜!」

 

媛萌「・・・怪しい」

 

そしてショッピングモールに無料シャトルバスを経由して到着した

 

岬「うわぁ~!」

 

みなみ「平和だ」

 

美甘「お茶する時間くらいあるよね」

 

媛萌「無いから」

 

美甘「姫ちゃん、それかえって目立つよ?」

 

優介「ぶふっ!確かにくくっ!そうだな!はははっ!」

 

媛萌「そこまで笑わなくてもいいじゃん!」

 

優介「あはは、ごめんごめん」

 

岬「じゃあ中入ろうか」

 

そして・・・

 

店員「はい!トイレットペーパー1年分おめでとうございます!」

 

くじ引きでトイレットペーパー1年分を一発で当てたのだ

 

岬「やった~!」

 

優介「すごい!」

 

店員「ご自宅までお送りしますよ」

 

岬「どうしよう?船まで送ってもらえないし・・・」

 

媛萌「持てるだけ持って帰ろうよ!」

 

そして持ち帰ろうとしたとき

 

優介「・・・・ん?」

 

岬「どうしたの?」

 

優介「付けられてる」

 

岬「えっ?」

 

そこに見知らぬ制服を着た3人の女性がやって来た

 

「あなたたち晴風の乗員ね」

 

「っ!」

 

媛萌「戦略的撤退!」

 

優介「待て!」

 

岬「えっ?」

 

優介「この人たちからは敵意を感じない。そうですよね?」

 

「ええ、私は平賀二等監察官。宗谷一等保安監督官の命令であなた方に接触したんです」

 

優介「えっ?宗谷ってまさか!」

 

岬「しろちゃんのお姉さん!?」

 

平賀「はい!」

 

事は平和に収まるかと思われた

 

その時だった

 

優介「・・・っ!皆伏せろ!!」

 

その時、突如スコーピスが出現し、フラレジットボムでショッピングモールを破壊し始める

 

平賀「あれは!」

 

岬「スコーピス!」

 

平賀「スコーピス?」

 

それを見た優介は飛び出した

 

岬「優介君!」

 

優介「なぜ人々の夢を奪うんだ!」

 

優介「貴様たちにそんな資格があるのか!!」

 

そして優介はオーブリングを取り出し、ウルトラマンとティガのフュージョンカードをリードしていく

 

優介「俺に力を!」

 

【ウルトラマン!】

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

優介「皆を守る力を!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

そこに一体のスコーピスが迫ってくる

 

優介「もう一度・・・俺に!」

 

優介はスコーピスのフラレジットボムの爆発に巻き込まれながらオーブリングを掲げもう1つの名を叫ぶ

 

優介「オォォォォォォブ!!!」

 

【フュージョンアップ!】

 

優介はオーブオリジンとなり、ウルトラマンとティガのビジョンと融合して眩い光に包まれ、光は一体のスコーピスに突撃して倒した

 

平賀「あれは・・・」

 

眩い光が晴れて

 

【ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオンがその姿を現した

 

媛萌「わぁ~!」

 

美甘「かっこいい~!!」

 

平賀「あれは!?」

 

岬「ウルトラマンオーブです」

 

平賀「ウルトラマンオーブ?」

 

岬「はい、平賀さんたちは怪獣という存在をご存知ですよね?」

 

平賀「ええ」

 

岬「彼は、優介君は私たちを怪獣たちの脅威から守るために宇宙からやって来て戦っているんです」

 

平賀「彼は味方なの?」

 

岬「はい!」

 

オーブ「フッ!」

 

2体のスコーピスが向かって来るが

 

オーブ「ジュアッ!」

 

オーブは真上に飛翔して避ける

 

美甘「飛んだ!」

 

オーブ「デェェアッ!スゥアッ!」

 

そしてスコーピスの背後に回り突進して強烈なパンチで吹き飛ばす

 

オーブは着地してもう一体のスコーピスと対峙する

 

オーブ「デェアッ!」

 

オーブはスコーピスの攻撃を軽々と避けてチョップやキックなどで攻撃し、投げる

 

そして迫ってきたスコーピスの頭を抑え膝蹴りして強烈なキックを叩き込む

 

美甘「すごい・・・」

 

みなみ「あれがウルトラマン・・・」

 

岬「うん」

 

オーブ「スペリオン光せっ!グゥアッ!」

 

その時、別の方向から新たに現れたスコーピスのフラレジットボムを食らってしまい吹っ飛ばされる

 

美甘「あっ!」

 

岬「優介君!」

 

オーブ「クッ!デュッ!グゥアッ!」

 

3対1に追い込まれ、しかも本調子でない上にブレスも破損しているため圧倒的不利な状況になってしまった

 

3体のスコーピスの連携に次第に追い詰められていく

 

そして3体のスコーピスの尻尾攻撃で吹き飛ばされる

 

オーブ「グゥアァッ!」

 

美甘「優介君、まだ傷は治ってないのに・・・」

 

平賀「傷?どういうこと?」

 

美甘「優介君は私たちと出会う前に何十体のスコーピスと戦っていたんです。でも、その時の戦いで左腕にあるブレスレットも壊れて深い傷を負ってしまったんです」

 

平賀「そんな・・・」

 

岬「っ!」

 

岬は耐えきれずオーブのもとに向かおうとする

 

媛萌「駄目だよ!艦長!」

 

平賀「危険すぎるわ!」

 

岬「だけど!このままじゃ優介君が!!」

 

美甘「あっ!」

 

3体のスコーピスがフラレジットボムを連続で放ち、オーブはその全てを食らってしまい倒れてしまう

 

オーブ「グゥアァッ!!」

 

倒れたオーブに更なる攻撃が迫る

 

岬「危ない!」

 

その時、2つの光がオーブの危機を救った

 

BGM:震撼する宇宙

 

岬「あれは!」

 

それは伝説の英雄ウルトラマンダイナと慈愛の勇者ウルトラマンコスモスだった

 

岬「ウルトラマンダイナに、アスカさんが言ってたウルトラマンコスモス!」

 

平賀「ウルトラマンが他にも・・・」

 

オーブ「クッ!アスカ!ムサシ!」

 

ダイナ「お前、また無茶しやがって!」

 

コスモス「大丈夫かい?今治すから」

 

コスモスはヒーリングシャワーでオーブの傷を治し、オーブはこれまで通りの戦いができるようになった

 

オーブ「ありがとう!」

 

ダイナ「よし!反撃開始だ!」

 

オーブ「ジュアッ!」

 

ダイナ「ダアッ!」

 

コスモス「シュアッ!」

 

3体のスコーピスと3人のウルトラマンが向かい合う

 

岬「ウルトラマンが3人も!」

 

オーブ「行くぜ!」

 

ダイナ&コスモス「ああ!」

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

まず再びウルトラマンのカードをリードして、優介の右隣にウルトラマンのビジョンが現れた

 

優介「ネクサス!」

 

【ウルトラマンネクサス!】

 

ネクサス「シュアッ!」

 

次に絆の戦士ウルトラマンネクサスのカードをリードして、優介の左隣にウルトラマンネクサスのビジョンが現れた

 

優介「絆の力、お借りします!」

 

そしてオーブリングを掲げ優介はオーブオリジンとなり、青、青、白と光りウルトラマンとネクサスのビジョンと融合して

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムシュトローム!】

 

ウルトラマンオーブスペシウムシュトロームにフュージョンアップした

 

オーブ「受け継がれる魂の絆!」

 

挿入歌:青い果実

 

平賀「姿が変わった!」

 

美甘「かっこいい!!」

 

オーブ「フッ!フゥゥゥ!デェアッ!」

 

オーブはアームドネクサスを交差させてフェーズシフトウェーブを発動し、戦闘用異空間メタフィールドを展開して周囲に被害が及ばないようにした

 

岬「何これ!?」

 

美甘「皆消えちゃったよ!?」

 

メタフィールドはウルトラマンの身体を構成する物質で出来ているためこの場にいるオーブ、ダイナ、コスモスは本来の力より強力になり戦闘力が大幅にアップするのだ

 

コスモス「ディアッ!」

 

コスモスはコロナモードにチェンジしてスコーピスの目の前に急接近し連続キックを食らわせる

 

ダイナ「オオオオ!デェアッ!」

 

ダイナはジャイアントスイングでスコーピスを投げ飛ばす

 

起き上がったスコーピスはフラレジットボムを放つが、ダイナはそれをきりもみ回転で避け、スコーピスの背後に回り、掴み投げ飛ばす

 

オーブ「シュアッ!」

 

オーブは飛翔したスコーピスを追うため自分も飛翔しフラレジットボムとボートレイ・フェザーの弾幕戦が繰り広げられる

 

オーブ「オォリャアッ!」

 

オーブは右腕のアームドネクサスをアローアームドネクサスに変化させてからシュトロームソードを出現させ、マッハムーブで急接近しスコーピスの両翼を切り落とし、墜落させた

 

ダイナ「ジュワッ!」

 

コスモス「デェアッ!」

 

オーブ「ウルトラフルバースト!!」

 

そしてソルジェント光線、ネイバスター光線、ウルトラフルバーストによってスコーピス3体が倒された

 

そしてメタフィールドを解除した

 

美甘「あっ!戻ってきた!」

 

平賀「怪獣たちは?」

 

みなみ「どうやら倒したようだ」

 

岬「よかった!」

 

だが、まだ戦いは終わりではなかった

 

その時、空に巨大な黒いガスのようなものが出現した

 

岬「何!?」

 

平賀「ガス状の物体?」

 

コスモス「奴はずっと時空間に潜み地球に接近していた!」

 

オーブ「じゃあ、あの巨大エネルギー体が!」

 

ダイナ「サンドロスか」

 

BGM:魔王獣

 

そして黒い稲妻が晴れてついに異形生命体サンドロスがその姿を現した

 

サンドロス「グアアアアアアアアアアアア!!!」

 

岬「っ!」

 

媛萌「もしかしてあれが・・・」

 

美甘「異形生命体サンドロス」

 

平賀「サンドロス?」

 

岬「優介君の話によれば、いくつもの豊かな星を砂漠にして死滅させる恐ろしい存在だって」

 

平賀「っ!」

 

みなみ「恐ろしい姿だ・・・」

 

オーブは再びスペシウムゼペリオンになりスペリオン光輪を投げつけるが弾かれる

 

サンドロスは念力ハードキネシスでダイナとコスモスを吹き飛ばす

 

オーブ「っ!アスカ!ムサシ!」

 

そして油断してしまいオーブもハードキネシスによって吹き飛ばされ、空中で拘束されてしまう

 

オーブ「グゥアアアッ!!」

 

岬「優介君!」

 

サンドロス「資格があるかと叫んだな?この星を支配する資格があるのかと」

 

サンドロス「強き者が弱き存在を滅ぼす。それこそが宇宙の真理、疑いようもないルールだ!」

 

オーブ「ふざけんな!心なき力は・・いずれ滅ぶだけだぞ!」

 

サンドロス「ふん!ならばお前が滅びよ。我が力の前に!」

 

オーブ「何だと!?」

 

そしてサンドロスは口から火炎弾ギガレントラッシュを放ち、オーブが食らい堕ちてしまう

 

オーブ「グゥアッ!」

 

オーブ「グウッ!」

 

オーブのカラータイマーが点滅を始めた

 

岬「優介君!」

 

そしてオーブにギガレントラッシュが放たれる

 

岬「逃げてえええええええ!!!」

 

その時、突如ウルティメイトゼロが現れ、ギガレントラッシュを切り裂いた

 

ゼロ「無事かオーブ、ダイナ、コスモス」

 

オーブ「っ!ゼロ!」

 

ダイナ「ゼロ!」

 

コスモス「ゼロ!」

 

ゼロ「待たせたな!それに来たのは俺だけじゃないぜ!」

 

オーブ「えっ?」

 

その時、1つの光の矢がサンドロスを攻撃した

 

オーブ「フッ!?」

 

そしてオーブたちの前に1つの巨大な光が降り立った

 

BGM:伝説の巨人・ジャスティス

 

岬「あれは・・・」

 

現れたのは宇宙正義の使者ウルトラマンジャスティスだった

 

オーブ「ウルトラマンジャスティス!」

 

コスモス「ジャスティス!」

 

ダイナ「あれがムサシが言っていたウルトラマンジャスティスか」

 

ジャスティス「すまない。遅くなった」

 

オーブ「ありがとう!」

 

ジャスティス「お前がウルトラマンオーブだな?コスモスから聞いている。共にサンドロスを倒すぞ!」

 

オーブ「ああ!」

 

ハードキネシスから解放されたダイナとコスモスも集まる

 

ゼロ「行くぜ!ダイナ!コスモス!ジャスティス!オーブ!」

 

ダイナ&コスモス&ジャスティス&オーブ「おう!」

 

平賀「ウルトラマンが・・・」

 

岬「5人も!」

 

BGM:ウルトラマンゼローアクション

 

ジャスティスが側転で接近しキックやフックで攻撃して、そこにゼロがウルトラゼロキックで追撃して二人でサンドロスの両腕を抑える

 

そこにコスモスがサンドロスの頭をかかと落としでダメージを与える

 

オーブ「ダイナ!」

 

ダイナ「ああ!デェアッ!」

 

オーブはジャンプしたダイナの両腕を掴み、振り回しサンドロスに向かって投げ飛ばす

 

そして投げ飛ばされたダイナはまるでブーメランのように回り、サンドロスを攻撃する

 

コスモス「ゼロ!サンドロスの背中にある器官を破壊するんだ!」

 

ゼロ「おう!シェアッ!」

 

ゼロはゼロスラッガーを飛ばしサンドロスの背中にある3本の器官を破壊した

 

サンドロスは最後の悪あがきとしてフルパワーの熱線を吐こうとする

 

しかし、そんな行いを許すウルトラマンたちではない

 

ゼロ「ワイドゼロショット!!」

 

ダイナ「ソルジェント光線!!」

 

コスモス「ネイバスター光線!!」

 

ジャスティス「ビクトリューム光線!!」

 

オーブ「スペリオン光線!!」

 

ワイドゼロショット、ソルジェント光線、ネイバスター光線、ビクトリューム光線、スペリオン光線をサンドロス口に向けて放ち止めを刺し

 

サンドロス「グアアアアアアアアアアアア!!!」

 

サンドロスは大爆発を起こして消滅した

 

「やったーーーーーーーーーーーー!!!!!」

 

オーブ「ありがとう!ゼロ、ジャスティス!」

 

コスモス「もしかして君たちも」

 

ジャスティス「ああ、サンドロスやスコーピスの動きを察知してここまでやって来たんだ」

 

ゼロ「俺は親父たちに召集されて調査してたらジャスティスと会ってな。それで」

 

オーブ「ここまで来たというわけか・・・」

 

ジャスティス「オーブ、これを」

 

するとジャスティスがエネルギーを発し、オーブのカラータイマーに入っていき、オーブリングにエネルギーが集束されていき、ジャスティスのフュージョンカードが形成された

 

オーブ「ジャスティスのカード!」

 

ジャスティス「敵はサンドロスだけだとは思えない。何が起こるか私にも想像できない。私の力を存分に使ってくれ」

 

オーブ「ああ!有り難く使わせてもらうぜ」

 

ゼロ「ジャスティスの話によれば、この宇宙各地におかしな現象が起きているらしい」

 

ジャスティス「私はゼロと共に調査に向かう。地球は任せたぞ」

 

オーブ「ああ!」

 

そしてゼロとジャスティスは宇宙へと向かった

 

そしてオーブ、ダイナ、コスモスは変身を解いた

 

岬「優介君!アスカさん!と・・・」

 

ムサシ「初めまして、僕は春野ムサシ、ウルトラマンコスモス、よろしくね」

 

岬「こちらこそ」

 

美甘「あの二人のウルトラマンは?」

 

ムサシ「赤い方はウルトラマンジャスティス、僕と同じ宇宙から来たウルトラマンさ」

 

優介「で、もう1人はウルトラマンゼロ、俺たちと何度も一緒に戦った頼れる戦士さ」

 

みなみ「すごいものだな。ウルトラマンというのは」

 

美甘「うんうん♪すごくかっこよかったもんね♪」

 

ムサシ「二人は宇宙各地で起きている異常現象の調査に向かったよ」

 

アスカ「何かこの一連の事件の手掛かりを見つけてくれればいいんだが・・・」

 

優介「・・・・・・」

 

岬「どうかしたの?」

 

優介「去る間際、ジャスティスがこう言っていた。敵はサンドロスだけだとは思えないって」

 

アスカ「ああ、やはりサンドロスとは別の黒幕がいるって考えた方がいいな」

 

優介「恐らくキングゲスラやキングパンドンもそいつが呼び出したんだろう」

 

ムサシ「怪獣たちを操る黒幕、一体何者なんだ?」

 

優介「分からない。ただ、これで終わりじゃないってことは確かだ」

 

ウルトラマンたちの活躍によってサンドロスは倒された

 

しかし、戦いはまだ終わっていなかった

 

???「サンドロスがこうもあっさりと倒されるとはな」

 

???「仕方なかろう。奴の強さはコスモスとジャスティスに倒された時のまんまだ。負けて当然の事だ」

 

???「まぁ良い。まだこちらにも手はあるからな」

 

この先、彼らに更なる脅威が襲い来ることは誰も知らない

 

???「この地球にオーブやダイナにコスモスもいたのか」

 

オーブたちの戦いを見ていた謎の男がいた。

 

???「どうやらゼロたちが来てくれたから僕が加勢する必要はなかったみたいだね」

 

そしてその男が右手に持っていたのはウルトラマンのカラータイマーらしきものを象ったアイテムだった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

サンドロスを倒した翌日から各地で怪獣たちの出現が相次いでいた。俺は各地の対処をアスカとムサシに任せて晴風に残った。そんな時、岬の幼馴染が乗る船が発見された。しかし、何か様子が変だった

 

次回 武蔵でピンチ!

 

光を越えて闇を斬る!




ウルトラマンジャスティス&ゼロが登場!だが、まだ戦いは終わっていないようだ。最後に出てきたのは一体誰なのか?それは次回で明らかになるでしょう。そして次回の最後の方にもしかしたらあのウルトラマンが現れるかもしれません。台風で街は大変なことに!これはマガバッサー、もしくはグエバッサーの仕業だな!


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第91話 武蔵でピンチ!

久々の投稿です。ギリギリまで頑張って!ギリギリまで踏ん張って!


横須賀女子海洋学校の校長で、ましろの母の宗谷真雪もウルトラマンと怪獣の存在を長女の宗谷真霜から聞いていた

 

真雪「ウルトラマン?」

 

真霜「ええ、話によると宇宙を怪獣という巨大生物の危機から何度も救ってくれた光の巨人たちだというわ」

 

真雪「敵ではないの?」

 

真霜「敵ではないと思う。特にオーブというウルトラマンは初めて怪獣が現れた時からずっと晴風を守ってくれた存在だわ。その他にもウルトラマンが現れてオーブと共に怪獣たちと戦っているわ」

 

真雪「そう、ありがとう」

 

真霜「でも母さん、怪獣たちが現れてるということは・・・」

 

真雪「ええ、何か良からぬことが起きようとしているのかもしれないわ。あなたも気をつけて」

 

真霜「ええ!」

 

そして通信を切った

 

真雪「今は、ウルトラマンだけが頼りなのかもしれないわね」

 

真雪「(ウルトラマン、あなたたちが希望だわ)」

 

真雪はウルトラマンたちを信用して、運命を委ねるような言葉を発した

 

【OP オーブの祈り】

 

サンドロスとの戦いから数日が経ち、晴風は明石と間宮の2隻の補給艦から補給を受けて、その後晴風は運休のためしばしの休息の一時を過ごしていた

 

一方

 

 

芽衣「あーあいいな!いいな!私もキャッキャッウフフしたいよ!」

 

優介「年頃だな」

 

芽依「うるさいな!」

 

優介「ははっ!」

 

平賀「もう少しで終わるから頑張ってね」

 

優介、芽依、志摩は平賀と同じくブルーマーメイドの隊員福内典子から事情聴取されていた

 

福内「立石さん、もう一度聞くけどなぜ急に攻撃したのか本当に思い出せないんですか?」

 

志摩「うい・・・」

 

優介たちがサンドロスとの戦いの後、志摩はなぜか急に暴れだし救援に来た船4隻を敵と勘違いして攻撃してしまったのだ

 

幸いにも損害は少なかった

 

優介「(何が起きたんだ?暴走・・・いや、洗脳か?)」

 

平賀「次に優介君、あなたはあの光の巨人ウルトラマンオーブとしてあの異形な怪物、サンドロスを倒すためにこことは別の宇宙からやって来たと?」

 

優介「はい、でも俺の他にも今回の事態に気付いたウルトラマンがいたとは」

 

平賀「その現れたウルトラマンたちは?」

 

優介「アスカ・シンが変身するウルトラマンダイナと春野ムサシが変身するウルトラマンコスモス、そしてコスモスと同じ宇宙からやって来たウルトラマンジャスティス、そしてあらゆる宇宙の平和を守っているウルトラマンゼロが今回の事態に気付いた」

 

芽依「へぇ〜オーブやダイナにコスモス以外にもいたんだ!」

 

優介「前にアスカが言ってただろ?数多くのウルトラマンが全宇宙の平和を守るために活動してるって」

 

芽依「あっ、そっか!」

 

平賀「数多くのウルトラマンがこの非常事態に気付き行動していると?」

 

優介「はい、俺たちウルトラマンの使命は全宇宙の平和を守ること。だから、これからも守り続けていきますよ」

 

平賀「そう、ありがとう。でも前に敵はサンドロスだけではないってどういうことなの?」

 

優介「サンドロスは元々、怪獣兵器スコーピスを操って自然豊かな星を砂漠にして死の星に変えることが目的だったんです」

 

優介「でも、どういうわけか、サンドロスとは無関係の怪獣たちも出現しているんです」

 

芽依「ええ!?」

 

平賀「何ですって!?」

 

福内「そのサンドロスが操っていたのでは?」

 

優介「あり得ませんね。サンドロスにはスコーピス以外の怪獣を従えることはできません」

 

平賀「ならどうして?」

 

優介「数々の星の死滅、それはサンドロスの仕業だった。しかし、真の黒幕は別にいる」

 

平賀&福内&芽依&志摩「っ!」

 

優介「キングゲスラやキングパンドンはサンドロスとは無関係の怪獣だった。だからきっと操っている者がいるはずだ」

 

芽依「一体何者なんだよそいつは?」

 

優介「分からない。だが、俺たちの敵であることは確かだ」

 

優介「そして最大の問題はなぜサンドロスがよみがえったのかだ」

 

芽依「よみがえった!?」

 

優介「ああ、サンドロスは過去にコスモスとジャスティスによって倒されているんだ・・・でも」

 

福内「そんなサンドロスが復活した・・・」

 

芽依「じゃあ、怪獣たちを送り込んだのもサンドロスを復活させたのも全てそいつが原因ってこと?」

 

優介「俺たちはそう睨んでいる。いずれにしろまだ気は抜けないということだ」

 

平賀「終了しますか?」

 

福内「海上安全委員会に報告しましょう」

 

優介「あっ!すいません。俺たちウルトラマンのことは・・・」

 

福内「分かっているわ。私たちだけの内緒にしておきますよ」

 

優介「本当ですか!?」

 

平賀「ええ、さっきアスカさんやムサシさんに一通り言われましたから」

 

優介「ありがとうございます!」

 

そして事情聴取が終了した

 

優介「それであいつは・・・立石はどうなるんですか?」

 

平賀「船の損害も少なかったことだし厳重注意程度で済みそう」

 

岬「ありがとうございます」

 

アスカ「しかし各地でも怪獣たちが確認されてるんだよな?」

 

そう、サンドロスが倒されて以降、世界各地で少なからず怪獣たちの出現が確認されている

 

福内「ええ、ブルーマーメイドでも対処しきれていないわ」

 

ブルーマーメイドでも全てを対処しきれていないのだ

 

優介「各地への対処はアスカとムサシに任せていいか。俺はこのまま晴風の護衛につく」

 

優介はアスカとムサシにブルーマーメイドの援護を任せて、自分は晴風に残ることになった

 

するとふと横を見るといつも一緒にいた彼女がいなかった

 

優介「・・・・・・」

 

アスカ「どうした優介?一人じゃ不安か?」

 

優介「えっ?あ、いやそんな事は・・・」

 

ムサシ「自分を信じろ。君は一人でも大丈夫だ」

 

優介「・・・ああ!」

 

平賀「晴風の皆をお願いね」

 

ビシッ!

 

優介「ガレット!」

 

平賀&福内「えっ?」

 

ムサシ「懐かしいね。その号令」

 

岬「号令?」

 

優介「俺はこの地球に来る前には別の地球を守る防衛チームに所属していたんだ」

 

岬「ええっ!?そうなの?」

 

優介「ああ、今の号令は俺が今着ている防衛チームXioとは違うUPGという防衛チームの号令で分かりましたって意味なんだ」

 

岬「へぇ〜」

 

ムサシ「僕も世話になったことがある勇敢な防衛チームさ」

 

岬「えっ?じゃあその地球にもウルトラマンが?」

 

優介「ああ、UPGの隊員礼堂ヒカルがウルトライブするウルトラマンギンガ、そして地底人のショウがウルトライブするウルトラマンビクトリーだ」

 

岬「地底人!?それにウルトライブって・・・」

 

優介「一体化って意味さ。スパークドールズというアイテムを使ってウルトライブするのさ」

 

岬「そうなんだ」

 

優介「そして俺が着ているXioがある地球にはウルトラマンエックスがいるのさ」

 

岬「エックス?」

 

優介「エックスは3つの生命豊かな星を消滅させた虚空怪獣グリーザを追って太陽系までやって来たんだ、グリーザを太陽に突き落とすことでようやく倒すことができた。でも・・・」

 

岬「でも?」

 

優介「その時に起きた太陽の異常爆発ウルトラフレアの影響で自らの実体を失ってしまったんだ」

 

岬「そんな・・・」

 

優介「でも、Xioの隊員大空大地とユナイトして閻魔獣ザイゴーグとの戦いで本来の実体を取り戻して地球を離れて宇宙に去っていったんだ」

 

岬「ユナイト?」

 

優介「人間とウルトラマンが繋がることをそう呼ぶんだ」

 

岬「へぇ〜」

 

平賀「世界ってまだまだ広いのね」

 

優介「そうですね」

 

アスカ「今頃あいつらどうしてるんだろうな?」

 

ムサシ「きっと今でも守っているよ。彼らの地球を守るために」

 

優介「そうだな。あっ!そうだ!」

 

平賀「どうしたの?」

 

優介「アスカ、お前に会わせたい奴がいるんだ」

 

アスカ「会わせたい奴?」

 

優介「ああ、今まで怪獣の出現とかであんまり時間がなかったんだけど」

 

そして優介はオーブリングを取り出して、ある怪獣カードをリードした

 

それは

 

【ハネジロー!】

 

ハネジロー「パム!アスカ!」

 

ハネジローだった

 

アスカ「っ!ハネジローー!!」

 

岬「可愛い!」

 

ムサシ「へぇ〜こんなにかわいい怪獣もいたんだ!」

 

福内「えっ?敵ではないの?」

 

優介「はい、ハネジローはアスカと一緒に過ごしていた仲間ですから」

 

アスカ「久しぶりだなハネジロー!元気だったか?ん〜」

 

岬「なんかアスカさん、ハネジローにメロメロですね」

 

優介「そりゃそうさ。アスカに弟のように可愛がられていたからな」

 

アスカ「でもどうしてハネジローが優介と一緒に?」

 

優介「ファビラス星人とはぐれてしまって、故郷が死滅してひとりぼっちだったエレキングと一緒に俺が保護したんだ」

 

アスカ「そうだったのか」

 

ムサシ「それじゃそのエレキングの故郷もサンドロスによって?」

 

優介「ああ」

 

ムサシ「そうか・・・」

 

平賀「怪獣も好きで暴れてるわけではないのね」

 

優介「そう、怪獣も俺たちと同じこの宇宙に生きる生き物なんです」

 

アスカはハネジローとの再会を十分に楽しんで

 

福内「それではご同行お願いします」

 

アスカ「ああ!」

 

ムサシ「分かりました」

 

そしてアスカとムサシは平賀と福内と共に晴風を発った

 

ムサシ「彼女がいないのが心細いのかもしれないね」

 

アスカ「ウェンディか」

 

ムサシ「ああ、彼の苦しみはほんとのところ僕たちには分からないだろうな」

 

アスカ「そうだな。でも、あいつは1人じゃない。きっと大丈夫さ」

 

ムサシ「そうだね」

 

アスカとムサシは優介を信じてブルーマーメイドの基地へと向かった

 

志摩「うい・・・」

 

岬「タマちゃん!元気出して。私も一緒に謝るから」

 

芽衣「また私も付き合うよ!」

 

優介「あんまり気にするなよ」

 

多摩「うい!」

 

優介たちは志摩を励ました。すると鈴が体育座りしていた

 

岬「どうしたの鈴ちゃん?皆と遊ばないの?」

 

鈴「さっき心理テストをしてもらったんです。そしたら真面目系クズって結果で」

 

優介&岬「えっ?」

 

鈴は小学生の頃から怖いものからずっと逃げてきたのだ。自称逃げ逃げ人生だそうだ

 

鈴「優介さんたちはすごいです。ウルトラマンなんですから」

 

優介「・・・・・・」

 

鈴「ウルトラマンを初めて見たとき、私、奇跡のヒーローに出会えたと思っていました。今でもそうです。ウルトラマンは逃げてばっかりの私と違って皆を守るヒーローなんです」

 

優介「まぁ、ヒーローは大切なものを守るために命を懸けられること。それがヒーローの強さだ」

 

優介「・・・でも、俺はヒーローなんかじゃない」

 

鈴「えっ?」

 

優介「確かにウルトラマンはすごい力を持っている。でもウルトラマンは決して神じゃないんだ。どんなに強い力を持ってしてもどんなに頑張っても救えない命や届かない想いもあるんだ」

 

岬「そう・・・なんだ・・・」

 

鈴「ウルトラマンでも救えないなんて・・・」

 

優介「そう落ち込むな。大切なのは最後まで諦めないことだ」

 

岬&鈴「えっ?」

 

優介「どんなに辛くても苦しくても、未来を信じる心の強さが不可能を可能にする。信じる力が勇気になる」

 

岬「信じる力が・・・」

 

鈴「勇気に・・・」

 

優介「人には誰にもできることできないことはある。でも、皆にできないことを俺はできる。逆に言えば俺にできないことを皆はできるんだ」

 

岬「優介君・・・」

 

優介「晴風皆が力を合わせればどんな困難もきっと乗り越えていける。俺はそう信じてるさ」

 

鈴「優介さん・・・」

 

優介「だから自信を持て。自分にできることをやっていけばいいんだ」

 

鈴「っ!はい!」

 

その会話を密かに聞いている者がいた。

 

黒木「・・・・・・」

 

黒木だった

 

そこに麻論がやって来た

 

麻論「なぁ、あいつは私たちを今日まで命懸けで守ってきてくれた。そんなあいつをまだ信用できねぇのか?」

 

黒木「・・・私は・・・」

 

麻論「お前だって見てきただろ?ウルトラマンたちの戦いを」

 

黒木「・・・はぁ・・・」

 

そして黒木はため息をして優介の元に向かった

 

優介「ん?あんたは確か・・・」

 

鈴「黒木さん・・・」

 

黒木「・・・ごめんなさい!」

 

優介「えっ?」

 

黒木「私、あの時気持ちに余裕がなかったの。貴方たちウルトラマンがいい人たちだってことは分かってた。でも、初めて宇宙人が目の前に現れた時にどう対応すればいいのか分からなかったの」

 

優介「まぁ、追われてる身でありながらウルトラマンや怪獣など現実離れした出来事を目の当たりにしたら誰だってそうなるさ」

 

黒木「・・・今まで本当にごめんなさい!許してもらえるとは思ってない。私はそれだけ貴方にひどいことを言ってしまったから」

 

優介「気にしてないさ」

 

黒木「えっ?」

 

優介「昔、君と同じように俺を非難した人間がいたんだ」

 

岬「えっ・・・」

 

優介「でも俺たちは戦い続けてきた。たとえどんなに否定されようとも、どんなに傷つこうとも」

 

鈴「優介さん・・・」

 

優介「だからもう慣れっこなのさ。だからあまり気にするなよ」

 

黒木「・・・ありがとう」

 

優介「だからこれからよろしくな!」

 

黒木「ええ!こちらこそよろしくね!」

 

こうして和解することができた

 

その後、岬から甲板に集合との連絡が入った

 

それは・・・

 

岬「今からミーちゃんと優介君の歓迎会を始めまーす!」

 

ミー「えっ!?」

 

優介「俺たち!?」

 

黒木「そういえばまだだったわね」

 

そして簡単に自己紹介して一言話して皆でケーキを食べることになった

 

岬「優介君」

 

優介「ん?」

 

岬「優介君は今までどんな宇宙に行ってたの?」

 

優介「俺はこれまで色んな宇宙を回ってきたけど、その中には5000年前の地球にタイムスリップしてしまった時もあったな」

 

岬「ええええええええ!!」

 

鈴「タイムスリップ!?」

 

優介「ああ、ジョーモノイドという怪獣が開けたゲートに巻き込まれて5000年前の地球にタイムスリップしてしまったんだ」

 

岬「じゃあ、ここにいるってことは・・・」

 

優介「無事に戻ってこれたのさ」

 

岬「じゃあ、これまでどんなウルトラマンに会ったの?」

 

優介「ダイナやコスモスもそうだが、超古代の戦士ウルトラマンティガやウルトラセブンの息子のウルトラマンゼロにウルトラ兄弟など数多くのウルトラマンに出会ってきたんだ」

 

岬「兄弟?」

 

優介「まず、光の国について説明する」

 

岬&鈴「光の国?」

 

優介「ああ、この地球から300万光年も離れた場所にある。M78星雲・光の国、そこがウルトラマンたちの故郷なんだ」

 

岬&鈴「へぇ〜」

 

鈴「そうだったんですか」

 

優介「俺も何度か光の国にお邪魔したことがあってな、その時にウルトラ6兄弟に会ったのさ」

 

岬「ウルトラ6兄弟?」

 

優介「宇宙警備隊隊長のゾフィー、怪獣退治専門家のウルトラマン、真紅のファイターのウルトラセブン、帰ってきたウルトラマンことウルトラマンジャック、光線技の名手のウルトラマンエース、そしてウルトラマンNo.6のウルトラマンタロウ、この6人を総称してウルトラ6兄弟っていうんだ」

 

岬&鈴「おおおおおおお!」

 

優介「その6人は数々の激闘を潜り抜けてきた歴戦の勇者たちだ」

 

鈴「ところで宇宙警備隊ってなんですか?」

 

優介「宇宙警備隊は宇宙各地で起きる様々な事件や怪現象を調査する。まぁ簡単にいうと宇宙の平和を守る組織ってことさ」

 

岬「他にはどんなウルトラマンと一緒に戦ったの?」

 

優介「最近だと未来からやって来たウルトラマンギンガ、地底を守護するウルトラマンビクトリー、自らをデータ化してユナイトするウルトラマンエックス、そしてこの俺ウルトラマンオーブ、この4人を総称してニュージェネレーションヒーローズっていうんだ」

 

岬「ニュージェネレーションヒーローズ・・・」

 

優介「新たな世代のウルトラマンたちってわけさ」

 

岬「会えるかな?」

 

優介「ああ、会えるさ、きっと・・・」

 

そして穏やかな一時を過ごしていた

 

しかし同時に優介は不安を抱えていた

 

優介「(ウェンディ、しばらく俺はずっと1人なのか・・・)」

 

アスカとムサシがいなくなったことによって自分1人で晴風を守らなければならなくなったのだ

 

優介「(ダメだ!ダメだ!弱気になってたら格好がつかない!)」

 

優介は不安を押し殺していた

 

だがそんな様子を岬は見逃さなかった

 

岬「・・・・・・」

 

そんな時、横須賀海洋女子学校からの連絡が入った

 

内容は行方不明だった武蔵が発見されて、救助しようとしたが、何のためらいもなく攻撃して既に何隻も撃沈していると

 

そしてメンバーは配置について晴風は武蔵がいる現場に向かった

 

そしてその光景は多勢に無勢にもかかわらず、武蔵が圧倒している光景だった

 

岬「なんでこんなことに・・・もかちゃん!」

 

優介「?」

 

岬「ごめん、後はお願い」

 

ましろ「待て!艦長自ら死地に向かうつもりですか!海の仲間は家族じゃないのか!」

 

だがそんな時優介は止めた

 

優介「やめろ、今岬に何を言っても無駄だ」

 

そして岬は単独でスキッパーに乗り、武蔵の元に向かった

 

???「オーブ、そろそろ消えてもらおうか。行け!メカゴモラ!」

 

そして謎の影がメカゴモラを出現させた

 

メカゴモラ「ギシャオオオオオオオ!!」

 

優介「あれはメカゴモラ!」

 

ミー「メカゴモラじゃと?」

 

優介「古代怪獣ゴモラのデータを元にサロメ星人が作ったロボットだ!」

 

ましろ「優介・・・」

 

優介「大丈夫。コスモスのおかげで傷はばっちり治ってる!心配するな!」

 

そしてオーブリングを構えて、フュージョンアップする

 

優介「ジャック!」

 

【ウルトラマンジャック!】

 

ジャック「シェアッ!」

 

まず、ジャックのフュージョンカードをリードして、優介の右隣にウルトラマンジャックのビジョンが出現した

 

優介「ゼロ!」

 

【ウルトラマンゼロ!】

 

ゼロ「デェェアァッ!」

 

次にゼロのフュージョンカードをリードして、優介の左隣にウルトラマンゼロのビジョンが出現した

 

優介「キレのいい奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!】

 

そしてオーブリングのトリガーを引いて、優介はオーブオリジンとなり、緑、水、青という順番で光りジャックとゼロのビジョンと融合した

 

ジャック「ヘッ!」ゼロ「デェアッ!」

 

【ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ!】

 

そしてウルトラマンオーブハリケーンスラッシュにフュージョンアップした

 

オーブ「光を越えて闇を斬る!」

 

ミー「おお!青い姿のオーブじゃ!」

 

幸子「なかなかスマートな姿もあるんですね」

 

芽依「でもトサカってなんか変な感じだな・・・」

 

オーブ「散々な言われようだなゼロは・・・」

 

と思っていたが気を取り直してメカゴモラに立ち向かう

 

BGM:ベリアル-進撃(M - 30)

 

オーブ「オォリャアッ!」

 

風を纏うようなキックで攻撃するがメカゴモラにはびくともせず、オーブスラッガーランスを召喚して切り刻む。しかし傷一つ付けられずタックルで吹き飛ばされオーブスラッガーランスを手放してしまう

 

オーブ「くっ!オーブスラッガーショット!」

 

体勢を立て直しオーブスラッガーショットを飛ばすも弾かれる

 

オーブ「何!?」

 

ならば接近戦に持ち込もうとするオーブ

 

しかしメカゴモラから腹のメガボディーミサイルに右胸のビームランプから放たれるクラッシャーメガをまともに食らって膝をついてしまう

 

オーブ「グアアアッ!」

 

ましろ「なんてパワーだ!」

 

岬「優介君・・・」

 

オーブ「ワイドゼロショット!」

 

オーブはワイドゼロショットを放つ

 

しかし、簡単に弾かれてしまった

 

オーブ「っ!何!?」

 

芽依「なんだよあのロボット怪獣!青いオーブの攻撃が何も効かない!」

 

その戦いを遠くから見ている黒い影があった

 

???「無駄だ。あのメカゴモラにはウルトラマンゼロのデータが入っている。ウルトラマンゼロの力を使うその姿では、メカゴモラには勝てない」

 

どうやらその影がメカゴモラを操っているようだ

 

その間に岬は武蔵の艦橋に艦長知名もえかの姿が見えた

 

岬「もかちゃーん!」

 

しかし岬は障害物にぶつかり、スキッパーから落とされてしまう

 

ハリケーンスラッシュでは不利と判断してフュージョンアップしようとしたがスキッパーから落ちた岬に気付いた

 

オーブ「っ!岬!」

 

しかし、それに気付いたメカゴモラが狙いをオーブから岬に変えて、角からメガ超振動波を放とうとする

 

オーブ「っ!危ない!」

 

岬「きゃっ!」

 

オーブはメガ超振動波から岬を庇う

 

オーブ「グアアアアアア!!!」

 

そしてオーブは耐えきったがかなりのダメージを負ってしまいカラータイマーが点滅を始めてしまった

 

岬「っ!優介君!」

 

幸子「あっ!」

 

鈴「優介さん!」

 

ましろ「優介!」

 

ミー「まずい!カラータイマーが!」

 

オーブ「グゥッ!」

 

ゼロ「ウアッ!」ジャック「アァッ!」

 

そしてオーブから半透明のジャックとゼロがはみ出そうになる

 

メカゴモラは両腕のナックルチェーンを飛ばし、オーブを拘束して押し飛ばす

 

オーブ「ウォアァッ!」

 

そして空高く持ち上げ、海に叩き落とす

 

オーブ「グゥアァッ!」

 

そして再びメガ超振動波を4発オーブに放つ

 

オーブ「グアアアッ!!ウォアァッ!!」

 

岬「優介君ー!」

 

鈴「優介さん!」

 

芽依「これってヤバいよ」

 

するとメカゴモラは今度は晴風に狙いを定めて、メガ超振動波とメガボディーミサイルとクラッシャーメガを一斉に放とうとしていた

 

オーブ「ぐっ!やめろおおおおおおお!!!!」

 

そして一斉攻撃が晴風に向かって放たれた

 

ましろ「うわあああああああ!!!」

 

皆が一斉に伏せた

 

 

 

しかし、いくら経っても晴風にはなんともなかった

 

ましろ「あれ?」

 

芽依「どうして?」

 

幸子「なんともないです・・・」

 

志摩「うい!?」

 

その時志摩は何かに気が付き、気付いた方向を指差した

 

そこには

 

オーブ「ウアアアアアアアアアア!!!グウウ!!グアアアアアアアアア!!!」

 

オーブが自らを盾にして晴風を一斉攻撃から守っていた

 

鈴「っ!」

 

幸子「私たちを庇って!」

 

ましろ「優介!」

 

ミー「もういい!お前も逃げるんじゃ!!」

 

岬「もうやめて、逃げて」

 

だがそれでもオーブは一歩も引かなかった

 

そして一斉攻撃が止まった

 

そして耐えきったオーブはもうカラータイマーの点滅がいつ消えてもおかしくないくらい高速に点滅していた

 

しかし、その光を消すかのようにメカゴモラがメガ超振動波を放ち、オーブはウルトラゼロディフェンサーを張るが、すぐに破られてしまいそれを食らってしまう

 

オーブ「ウアアアアアアアアアア!!!」

 

次第にエネルギーが失われ、オーブは粒子となって消失して優介の姿に戻ってしまい、気絶したまま海に浮かんでいた

 

岬「嫌ああああああああああああああああああ!!!」

 

芽依「何の冗談だよこれ・・・」

 

鈴「優介さんが負けた・・・」

 

ましろ「嘘だ・・・こんなの嘘だ!」

 

ましろ「嘘だーーーーーーーーーー!!!!」

 

ましろの叫びが艦内に響いた

 

黒木「宗谷さん!どうしたんですか!」

 

ましろ「オーブが・・・負けた」

 

その一言が艦内にいる全員を震えさせた

 

そしてメカゴモラは優介に止めを刺そうとメガ超振動波を放とうとする

 

岬「嫌だ!やめて!」

 

そしてメガ超振動波が放たれようとしていた

 

岬「誰か助けてーーーーーーーーーー!!!!」

 

岬は泣きながら叫ぶ

 

その時、岬の叫びが届いたのか。空から謎の赤と青が一つになった光がやって来てメカゴモラを吹き飛ばした。そして光の巨人の姿となった

 

岬「あっ、あれは・・・」

 

それは赤い姿に黒いプロテクターのウルトラマンだった

 

岬「え・・・」

 

ミー「ウルトラマン・・・」

 

芽依「ダイナか?それともコスモスか?」

 

幸子「いえ、どちらでもありません!」

 

鈴「じゃあ・・・」

 

となれば答えは一つ

 

ましろ「新たなウルトラマン・・・」

 

立ち上がったメカゴモラはナックルチェーンを飛ばす

 

しかし赤いウルトラマンは右腕から光の剣を出してそれを切り裂く

 

そして赤いウルトラマンは頭部にエネルギーを集中させて必殺のフォトンエッジを放ちメカゴモラを倒した

 

ましろ「勝った・・・」

 

幸子「勝ちました!」

 

芽依「やった!」

 

岬「ウルトラマン!」

 

赤いウルトラマンは岬の声に反応する

 

岬「優介君を助けてください!」

 

そして傷付き倒れ海に浮かんでいる優介を見た

 

それを見た赤いウルトラマンは頷き、優介を光で包み、晴風の外甲板に降ろし、自分も光となって縮小し人の姿になった

 

そしてちょうど岬もスキッパーで晴風に戻ってきた

 

岬「優介君!!っ!あなたは?」

 

???「僕の事より彼の傷の手当てが先だ!」

 

岬「っ!はい!」

 

そこにましろたちもやって来た

 

ましろ「優介!っ!」

 

現場に来た全員はボロボロに傷ついた優介を見て顔が青ざめた

 

美甘「っ!ひどい・・・」

 

姫萌「そんな・・・」

 

万里小路「早くみなみさんの所へ!」

 

そして優介は保健室へと運ばれていった

 

鈴「優介さん・・・」

 

芽依「大丈夫なのかよ?」

 

姫萌「もしかしたら・・・死んじゃうんじゃ・・・」

 

黒木「演技でもないこと言わないで!」

 

麻論「そうだぞ!あいつが死ぬもんか!」

 

優介や晴風を救った赤いウルトラマンはサンドロスとの戦いを見ていた男だった

 

???「おのれ、忌々しいウルトラマンがまた現れるとは!」

 

そして謎の影はウルトラマンに対し強い憎悪を募らせて姿を消し、晴風はその場から離れた

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

俺たちの危機を救ったのは地球の意思が生んだ赤い光の巨人ウルトラマンガイアだった。だがそんな時にオーブに化けた偽物が現れる。金属生命体め。俺に化けようったってそうはいかないぜ!

 

次回 諦めない強さ

 

守るぜ!希望!




ピンチのピンチのピンチの連続、そんな時ウルトラマンが欲しい!ということでウルトラマンガイアが満を持して登場!ひょっとしたら・・・あいつも・・・しかしメカゴモラは最近人に恐怖と絶望を与える強敵になっていますね。


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第92話 諦めない強さ

投げの鬼+ベリアル絶対殺すマンのコラボ。そしてここから色々と動きます。


【OP オーブの祈り】

 

メカゴモラとの戦いから優介が目を覚まさないまま数日が経った

 

真雪たちは東舞校の艦隊が武蔵によって全艦行動不能となったこと、連絡が取れなくなった教育艦が増えたこと、そして武蔵をすぐに追跡できる艦艇が晴風しかいないことを確認する。海上安全整備局もまた、事態の鎮圧に向けて緊急会議を招集する。武蔵から距離を取った晴風だが、電子機器が謎の故障を起こす。原因は美波が管理する小動物であることが判明、美波は小動物が何らかのウイルスを保菌していると推測し、一連の案件にこれが関わっていると考える。 一夜明け、晴風は機雷に囲まれる。安全と航路確保のため、スキッパ―を利用した掃海が提案され、理都子と果代子がスキッパ―に搭乗して掃海を行うが、機雷に接触して爆発に巻き込まれてしまう。2人は海に投げ出されたものの、明乃と鈴が救助に向かい、事なきを得る。

 

優介「うぅ・・・」

 

優介は眠れる意識の中、ある光景を垣間見ていた

 

優介「これは・・・」

 

それは今いる地球とは別次元の地球で今まで戦ってきた怪獣たちよりも遥かに凶暴な怪獣たちと戦いを繰り広げる自分の姿

 

そして・・・

 

ウェンディに・・・

 

災厄が・・・

 

優介「うああ!!」

 

というところで優介が飛び起き、目を覚ました

 

岬「あっ!優介くん!」

 

優介「はぁ!はぁ!はぁ!」

 

岬「大丈夫?」

 

優介「ああ」

 

岬「すごいうなされてたけど本当に大丈夫?」

 

優介「ああ、大丈夫だ。岬も大丈夫だったか?」

 

岬「・・・ごめんなさい」

 

優介「・・・・・・」

 

岬「私のせいで優介君がこんなボロボロに・・・ごめんなさい!」

 

岬は泣きながら何度も優介に謝った

 

優介「お前のせいじゃない。メカゴモラを食い止めることができなかった俺のせいだ」

 

岬「でも!」

 

優介「そう自分を責めるな。誰にだってミスはある。そう落ち込むなよ」

 

岬「・・・・・・」

 

優介「で、あれからメカゴモラはどうなった?」

 

岬「それが・・・」

 

???「僕が倒した」

 

優介「っ!」

 

保健室に腕にXIG-NAVIを着けた男が入ってきた

 

???「久しぶりだね優介君」

 

岬「この人が私たちを助けてくれたの」

 

我夢「僕は高山我夢、ウルトラマンガイアだ」

 

優介「久しぶりだな。ザイゴーグとの戦い以来か」

 

我夢「ああ!」

 

岬「えっ?知り合いなの?」

 

優介「ああ、かつてエックスと共に戦った時に力を貸してくれたんだ」

 

岬「そうなんだ」

 

優介「それ以前にもギンガとビクトリーにも力を貸してくれたんだ」

 

我夢「エタルガーとの戦いだね」

 

優介「それよりもなんで我夢がこの地球にいるんだ?」

 

我夢「この地球に呼ばれて来たんだ。オーブを助けてくれと」

 

優介「そうだったのか・・・よいしょ!」

 

そして優介はベッドから起きて立ち上がった

 

岬「えっ!?もう平気なの!?」

 

優介「ああ!もう大丈夫だ」

 

優介「(・・・何だったんだ・・・あの光景は・・・)」

 

優介「(夢にしてはあまりにもリアルすぎた・・・)」

 

そしてあの時なぜ岬はあんな行動を取ったのか

 

それは武蔵には幼い頃からのたった1人の親友知名もえかが武蔵の艦長であり艦橋に無事な姿が確認されたからだ

 

その頃、宇宙から金属のような物体が地球に向けて接近していた

 

岬「・・・・・・」

 

岬は優介を傷つけてしまったことを悔やんでいるのか1人海をぼーっと眺めていた

 

優介「綺麗だよな海って」

 

そこに優介と我夢がやって来た

 

岬「優介君、我夢さん」

 

優介「なんかこうして海を眺めていると心が安らぐんだ。悩み事とか苦しいことを抱えているときとかに海を見ると海が悩みを受け止めてくれるって感じでさ」

 

岬「そうだね」

 

優介「地球はやっぱり美しいな・・・」

 

岬「・・・・・・」

 

優介「俺はあらゆる地球を訪れたことはあったけどさ、いつも怪獣との戦いばかり考えてて今こんな風に地球を美しいと思える時間がなかった」

 

岬「・・・そっか」

 

優介「だから守らなくちゃな!この地球も皆の笑顔も」

 

岬「っ!///」

 

岬は自分に見せた優介の笑顔にドキッとした

 

 

バキッ!

 

すると惑星O-50のゴースタードラゴンの中にいたウェンディがそれを感じたのかボールペンをへし折った

 

ウェンディ「あれ?よく分かんないけど、なんかムカッってきた」

 

岬が優介に対しての想いを遠くから悟ったのかウェンディからドス黒いオーラが溢れていた

 

我夢「確かに僕たち人間はこの地球という星で生き続けてきた。この地球が僕たちに生きる場所を与えてくれたまさに奇跡の星なのさ」

 

優介「・・・だが、それを理不尽に踏みにじる奴らがいる」

 

我夢「根源的破滅招来体もそうだね」

 

優介「ああ」

 

岬「根源的破滅招来体?」

 

我夢「その名の通り地球に破滅をもたらすものだ。僕ともう1人のウルトラマンやXIGはそれに立ち向かい、守り抜いてきた」

 

優介「だが、破滅招来体はまだ倒されていない」

 

我夢「ああ、でも僕たちは負けない」

 

優介「だな!」

 

「前方より接近する機影あり!」

 

それを聞いた3人は艦橋に戻った

 

岬「どうしたの!?」

 

外を見ると前方に銀色の物体が浮遊していた

 

芽依「なんだありゃ?」

 

幸子「銀色の物体?」

 

すると優介はジオデバイザーで浮遊している銀色の物体を撮った

 

優介「画像データ、そっちに送る」

 

我夢「ああ!」

 

そして我夢はXIG-NAVIで優介のジオデバイザーから送られてきた画像データを解析し始める

 

幸子「何をしてるんですか?」

 

我夢「優介君から送られてきた画像からデータを取っているのさ。光の屈曲率、材質、密度、精度」

 

そして結果が出て、それがジオデバイザーにも送られた

 

優介「やっぱり金属反応だったか」

 

我夢「ああ!」

 

ましろ「金属反応?」

 

優介「金属生命体の集合なのさ」

 

岬「金属生命体?」

 

我夢「ん?金属生命体の反応が増大している!」

 

すると金属生命体から紫色の光が溢れた

 

ましろ「あれって・・・」

 

そして現れたのは

 

ミー「まさか!?」

 

優介「っ!」

 

岬「そんな!?」

 

スペシウムゼペリオン姿のオーブだった

 

鈴「えっ!?」

 

芽依「ウルトラマンオーブ?」

 

我夢「あれはウルトラマンオーブじゃない。恐らく金属生命体はこれまでのオーブの戦いのデータを元にオーブの姿をコピーした。恐らく能力まで全て」

 

ましろ「つまりあれは偽物だというのか?」

 

優介「ああ!だからあいつを攻撃してくれ」

 

岬「っ!・・・」

 

ましろ「それってつまり・・・」

 

ミー「オーブを撃てということか・・・」

 

しかし晴風の皆は偽物であってもオーブへの攻撃に躊躇っていた

 

優介「どうした?なんで攻撃しないんだ!」

 

岬「偽物だってことは分かってるけど・・・でも、それでも撃てない!」

 

優介「岬!」

 

ましろ「私も艦長と同じだ」

 

鈴「私もです・・・」

 

幸子「私たちはこれまで優介さんにウルトラマンオーブに何度も命を救われてきました」

 

芽依「そんなオーブを攻撃することなんて出来ない!」

 

ミー「わしも同意見じゃ!」

 

優介「なぜ・・・」

 

岬「だってオーブは、優介君はずっと一緒に戦ってきた大切な家族なんだから!」

 

その言葉に晴風の乗員全員が頷いた

 

優介「皆・・・」

 

優介はオーブリングを手にして晴風の皆が自分を大切な家族と言ってくれたことに感動していた

 

優介「(そうか・・・分かったよウェンディ。俺は1人なんかじゃない!)」

 

そうして自分が1人ではないことを悟った

 

我夢「さあ!本物の力を見せてくるんだ!」

 

優介「ああ!」

 

優介はカードホルダーから真の姿であるオーブオリジンのフュージョンカードを取り出してオーブリングでリードする

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

優介「オーブカリバー!」

 

そして虹色の粒子から現れた聖剣オーブカリバーを手にしてカリバーホイールを回して全てのエレメントが輝き、オーブカリバーを掲げてトリガーを引いた

 

♪〜〜〜

 

オーブ「タァッ!」

 

そしてオーブニカのメロディと共に4つのエレメントが1つになりウルトラマンオーブオーブオリジンに変身した

 

ましろ「ウルトラマンオーブ!」

 

幸子「また新しい姿!」

 

我夢「あれは彼の本来の姿。オーブオリジンだ」

 

岬「オーブオリジン・・・」

 

ましろ「ですが、データが完全なら両者の力は互角、優介は勝てるんですか?」

 

我夢「僕の上司が言ってたんだ。命あるものは常に前へ進むって、昨日までのデータなど!」

 

ましろ「成長しているってことですか?」

 

我夢「ああ!」

 

オーブ「オリジウム光線!」

 

ニセオーブはスペリオン光線を放ち、オーブはオリジウム光線を放ち、ぶつかり合う

 

しかし数々の激闘を乗り越えてパワーアップしたオーブのオリジウム光線があっという間に押し返してニセオーブを吹き飛ばした

 

するとニセオーブの表面が変化し始めた

 

オーブ「正体を現せ!」

 

オーブはオーブカリバーを手にしてホイールを回して水のエレメントを選択してトリガーを引いてホイールを回す

 

岬「水?」

 

我夢「彼が持つ聖剣オーブカリバーには火、水、土、風の4つの属性エレメントが宿っているのさ」

 

オーブ「オーブウォーターカリバー!」

 

オーブは凄まじい水柱に閉じ込められたニセオーブを切り裂いた

 

すると化けの皮が剥がれて金属生命体ミーモスがその姿を現した

 

オーブは格闘で攻めていくがミーモスも身軽に避けて蹴りをしてくるがそれを避けてドロップキックを食らわす立ち上がったミーモスはオーブと組み合いともえ投げでオーブを投げる

 

オーブは立ち上がり

 

優介「ジャスティス!」

 

【ウルトラマンジャスティス!】

 

ジャスティス「シェアッ!」

 

優介はウルトラマンジャスティスのフュージョンカードをオーブリングにリードしてトリガーを引いて

 

オーブ「ビクトリューム光線!」

 

オーブはジャスティスの必殺光線、ビクトリューム光線を放ちミーモスにダメージを与えた

 

するとミーモスの突起物がブーメランになってオーブに迫るがオーブが間一髪のところで避ける

 

しかしミーモスは両肩、両膝の突起物をブーメランに変えてオーブに差し向ける

 

オーブは避けていくがブーメランの数が多く、ついに避けきれなくなり攻撃を食らってしまう

 

そしてミーモスは腕を突起物として飛ばし

 

オーブ「グゥアアッ!」

 

オーブの首に引っ掛かり、海面に突き刺さり、残りのブーメランがオーブの両腕、両足に引っ掛かり、オーブは身動きが取れなくなってしまう

 

岬「優介君!」

 

我夢「大丈夫!僕が行く」

 

ましろ「我夢さん・・・」

 

そして我夢はエスプレンダーを取り出して

 

我夢「ガイアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

 

BGM:ガイア挑む(M - 67)

 

エスプレンダーを前に突き出して、エスプレンダーから赤と青の光が溢れて、そして我夢はウルトラマンガイアに変身して凄まじい水しぶきをして着地した

 

岬「ウルトラマン・・・ガイア」

 

ガイア「デァッ!」

 

ガイアはリキデイターを放ち、ミーモスを吹き飛ばした

 

そしてオーブは全身に力を込めてブーメランの妨害から解放される

 

ガイア「大丈夫かい?」

 

ガイアがオーブの隣に立ち、手を差し伸べる

 

オーブ「ああ、助かった」

 

オーブは手を差し伸べたガイアの手を掴む

 

挿入歌:ガイアノチカラ

 

ガイア「行こう!」

 

オーブ「ああ!」

 

ガイアは両腕を真上に上げて光の玉を形成して胸の前で両手を瞬時に合わせると同時に左右に広げ、ガイアの体が光に包まれてその状態で両腕を内側に180度回転させた後、胸の前で交差させた両拳を下に降ろす。

 

そして優介はウルトラカプセルホルダーから

 

優介「ゼロ!」

 

ゼロ「シェッ!」

 

まずゼロカプセルを起動させて、優介の左隣にウルトラマンゼロのビジョンが出現して右腕を高く掲げた

 

そしてゼロカプセルを装填ナックルにセットして

 

優介「父!」

 

父「ダァッ!」

 

次に父カプセルを起動させて、優介の右隣にウルトラの父のビジョンが出現して右腕を高く掲げた

 

そして父カプセルも装填ナックルにセットしてライザーのトリガーを引いてライザーを起動させて、2つのカプセルをスキャンしてシリンダー部分が水と緑に光る

 

【フュージョンライズ!】

 

優介「守るぜ!希望!はぁーっ!はぁっ!」

 

そしてトリガーを引いてシリンダー部分が紫になり

 

優介「オォォォォォォォブ!!!」

 

【ウルトラマンゼロ!ウルトラの父!ウルトラマンオーブマグニフィセント!】

 

優介はウルトラマンゼロとウルトラの父のビジョンと融合してウルトラマンオーブマグニフィセントにフュージョンライズした

 

そしてガイアは地球の力を最大限に解放したスプリーム・ヴァージョンにバージョンアップした

 

幸子「二人のウルトラマンが変わりました!」

 

鈴「かっこいい!」

 

まずガイアがミーモスに接近してミーモスを掴み投げる

 

倒れたミーモスが起き上がったところをガイアが掴みまた投げる

 

ミーモスが向かってきたところをガイアが掴みまた投げる

 

ミーモスが倒れているところをガイアが掴みまた投げて叩きつける

 

そしてオーブはミーモスに接近し掴みまた投げる

 

オーブはミーモスの蹴りを避けて背後に回り、蹴りを掴みそのまま投げて叩きつける

 

そして立ち上がろうとするミーモスをオーブが掴み、逆さまにしてヘッドクラッシャーでおもいっきり地面に叩きつける

 

ガイアがジャンプして回り、ミーモスの足を掴み反対方向に投げる

 

そしてガイアはミーモスを掴み上げ、ミーモスを回し9回回転して投げるスプリームリフティングで投げ飛ばす

 

そしてオーブがアッパーで起き上がったミーモスを空に殴り飛ばして

 

ガイアが真上から踵落としでミーモスを叩き落とし、なんとか起き上がったところをオーブが両腕に力を込めたメガボンバーパンチをミーモスの腹に叩き込み、吹き飛ばした

 

その戦いを見ていた岬たちは開いた口が塞がらなかった

 

ましろ「な、なんていうか・・・」

 

ミー「容赦ないな・・・」

 

岬「あはは・・・」

 

オーブ「フッ!ハァァァァァァァ!!」

 

ガイア「デュアッ!オォォォォォォ!!」

 

二人はエネルギーを溜めて

 

オーブ「ビックバスタウェイ!!」

 

ガイア「デァッ!!」

 

ガイアがフォトンストリーム、オーブがビックバスタウェイを放ち、2つの光線が合体して凄まじい超破壊光線となり

 

フォトンストリームとビックバスタウェイの超強力な合体光線によってミーモスは塵となった

 

芽依「つええええええ!!!」

 

幸子「強すぎますよあの二人のウルトラマン!」

 

そしてオーブとガイアは光となって消えた

 

BGM:暁光をうけて ~エリアル・ベースの夜明け~

 

優介「ありがとう。皆、俺を信じてくれて」

 

岬「優介君はもう私たちの家族なんだから。家族を信じるのは当たり前だよ」

 

優介「ああ、ありがとう!」

 

我夢「でもこれから新たな戦いが始まるね」

 

優介「ああ、でも俺たちはそんな脅威には負けない諦めない強さを持っている・・・な!」

 

岬「っ!///」

 

岬「・・・うん!」

 

我夢「そうだね」

 

優介「これからよろしくな我夢!」

 

我夢「ああ!こちらこそ!」

 

そして優介と我夢は握手を交わした

 

優介「皆もこれからよろしくな!」

 

晴風メンバー全員「うん!」

 

こうして彼らの絆は深まり、より団結力が高まった

 

岬「(何?この胸のドキドキ・・・///)」

 

どうやら岬は優介に対して淡い想いを抱き始めたようだ

 

バキッ!

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!

 

ウェンディ「あれ?まただ。なんでだろうね?えへへへ」

 

またしてもボールペンをへし折りものすごい不機嫌オーラ全開のウェンディだった

 

 

 

一方こことは別次元の宇宙では

 

 

エックス「ザナディウム光線!!」

 

サイバーウルトラマンのエックスがザナディウム光線でタッコングをスパークドールズにして回収した

 

エックス「ここ最近、怪獣たちの活動が活発になっている・・・一体何が起ころうとしているんだ?」

 

その時エックスの上空にウルトラサインが出現した

 

エックス「ん?あれはゼロからのウルトラサインか?」

 

それはウルトラマンゼロからのウルトラサインだった

 

エックス「今オーブがいる地球で大変なことが起ころうとしている。すでにギンガとビクトリーにも応援を要請した。エックスも至急俺たちのいる宇宙の地球に向かいオーブに力を貸してやってくれ」

 

それがゼロからのウルトラサインの内容だった

 

エックス「そうか、怪獣たちの活動も全てそれが関わっているというのか。よし、大地にも力を貸してもらうか」

 

そしてエックスは大空大地がいる地球へと向かった

 

一方その頃大空大地は新たなサイバーカードの開発を終えて外で空気を吸っていた

 

そんな時だった

 

エックス「デェアッ!」

 

エックスが地球に舞い降りた

 

大地「えっ?エックス!?」

 

エックス「久しぶりだな大地」

 

大地「宇宙の彼方に行ったんじゃないのか?」

 

エックス「先ほどゼロからのウルトラサインが届いて私の力を貸してほしいそうだ」

 

大地「ゼロから!?」

 

エックス「ああ、その地球にはオーブがいてギンガやビクトリーもそこに向かっているようだ」

 

大地「優介君にヒカルさんにショウさんも・・・」

 

エックス「大地、もう一度私に力を貸してくれ!」

 

大地「分かった!」

 

そしてエックスはデータとなり大地のジオデバイザーに宿りエクスデバイザーとなった

 

大地「でもその前に隊長たちに報告するよ」

 

エックス「分かった」

 

そして指令室に入り、皆にエクスデバイザーを見せた

 

アスナ「エックス!?」

 

マモル「帰ってきたんっすか!?」

 

エックス「久しぶりだな。Xioの皆さん」

 

そして事情を説明した

 

神木「なるほど、ウルトラマンゼロからの連絡を受けてあなたは再び大地の力を貸してほしいと」

 

エックス「はい」

 

大地「俺からもお願いします!」

 

神木「・・・分かった」

 

橘「ただし無茶はしないように」

 

ハヤト「気を付けていけよ」

 

ワタル「土産よろしくな!」

 

ルイ「ゼロ様によろしく伝えといてね」

 

エックス「ああ」

 

アスナ「大地、エックス、必ず帰ってきてよ」

 

大地「もちろん!」

 

エックス「私たちは必ず帰る。安心してくれアスナ」

 

アスナ「・・・分かったわ」

 

グルマン博士「ならこれを持っていけ」

 

グルマン博士が差し出したのは先ほど開発が完了したばかりの2枚のサイバーカードだった

 

大地「ありがとうございます!」

 

グルマン博士「うむ、気を付けてな」

 

大地「エックス、久々のユナイトだ!」

 

エックス「よぉし!行くぞ!」

 

大地はエクスデバイザー上部のスイッチを押して側面パーツがX字に展開したXモードに変形させる。そして出現したエックスのスパークドールズをリードする

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

大地「エックスーーー!!!」

 

エックス「イィーサァーッ!!」

 

【エックス、ユナイテッド!】

 

そして大地はエクスデバイザーを掲げ、再びウルトラマンエックスとユナイトした

 

そして大地はウルティメイトゼロが描かれたサイバーカードをリードする

 

【ウルティメイトゼロ!ロードします!】

 

ウルティメイトゼロ「デェェアアァッ!!」

 

【ウルティメイトゼロアーマーアクティブ!】

 

そしてエックスはウルティメイトゼロアーマーを纏い時空を越えた

 

 

 

もえか「ミケちゃん・・・」

 

一方 武蔵の艦長知名もえかは親友の岬やウルトラマンの戦いを見て悲痛な思いを抱いていた

 

彼女は実習の集合前日に艦橋で当直を務めていたが、当直中に艦内の生徒に異常が発生していることを発見。あるウイルスからの感染を免れた生徒3名とともに艦橋にバリケードを築いて立てこもったためにウイルスに感染はしなかったが、艦の指揮・管制系統を全て乗っ取られてしまい、実質的に艦橋に軟禁された状態となっていた

 

しかし、そんな時にも怪獣が現れた

 

それは怪獣兵器スコーピスだった

 

恐らくスコーピスは最後の生き残りだろう

 

もえか「っ!怪獣・・・」

 

スコーピス「キィイイイイイイイイ!!!」

 

スコーピスが真っ直ぐ武蔵の方に向かってくる

 

もえか「どうしたら・・・」

 

そんな時だった

 

「艦長!あれを!」

 

もえかは生徒が指差した方向を見た

 

そこには海から青い光が現れ、なんと海が割れたのだ。

 

もえか「海が割れた!?」

 

信じられない現象に驚いていると

 

BGM:アグル降臨(M - 68)

 

青い光が収まるとそこには青い光に包まれた青い光の巨人の姿があった

 

???「・・・・・・」

 

もえか「あれは・・・」

 

???「ウゥッ!」

 

そして青い光の巨人は割れた海の上に立った

 

それは青いラインに黒いプロテクターでどことなくガイアに雰囲気が似ている青いウルトラマンだった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED Beat On Dream On (TVサイズ) 】

 

次回予告

 

宇宙からやって来た強者の宇宙人・・・一言で言えば・・・侍だ・・・だがあいつはエンペラ星人との戦いで散ったはず・・・

 

次回 宇宙から来た剣豪

 

影を払いし光の刃!




ミーモス、お前はよく耐えた。そしてさようなら(笑)さて次回はメビウスで登場したあの侍でございます。ニュージェネ勢も動き、そして最後に現れたのはまさか!


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第93話 宇宙から来た剣豪

何かと好きなあの侍の登場です。


【OP オーブの祈り】

 

???「トォアッ!」

 

割れた海の中から現れた青いウルトラマンは跳び上がってスコーピスの真正面に降り立とうとする

 

それを見たスコーピスはフラレジッドボムを青いウルトラマンの着地する場所に放ち、青いウルトラマンが着地したと同時に爆発した

 

もえか「っ!」

 

スコーピス「キィイイイイイイイイ!?」

 

BGM:アグルの戦い(M - 77)

 

しかし青いウルトラマンは無傷で立っており右手でスコーピスを挑発する

 

生徒「あの巨人は一体何なんでしょうか?」

 

もえか「分からない・・・」

 

スコーピスは青いウルトラマンの底知れない鋭さに怯えているため自分から動こうとしなかった

 

青いウルトラマンは余裕の態度を見せながら歩きながらスコーピスを睨む

 

そしてファイティングポーズを構えて、スコーピスに向かっていく

 

青いウルトラマンはスコーピスの攻撃を余裕で受け止めて強烈なパンチを2発叩き込む

 

さらにキックを3発入れて最後は助走をつけて飛び蹴りでスコーピスを蹴り飛ばす

 

もえか「・・・すごい・・・」

 

そして青いウルトラマンはその程度なのか?と腕を組みながら立っている

 

スコーピスは立ち上がりフラレジッドボムを放つ

 

もえか「危ない!」

 

しかし青いウルトラマンは回転しながら右手に青い光の刃アグルセイバーを形成してフラレジッドボムを切り裂く

 

???「アァッ!」

 

すると青いウルトラマンは光の刃を戻して頭部にエネルギーを溜める

 

そして

 

???「デァッ!」

 

青いウルトラマンの必殺技フォトンクラッシャーがスコーピスを一撃で葬り去った

 

???「・・・・・・」

 

そして青いウルトラマンは一瞬武蔵の方を見て、青い光に包まれて姿を消した

 

その頃、晴風では優介が晴風の皆にミーモスとの戦いで使用したウルトラカプセルについて説明していた

 

我夢「そうか。科学者でもあるウルトラマンヒカリが開発したのがそのウルトラカプセルというわけか」

 

優介「ああ、これにはウルトラマンたちの強大な力が宿っていて、見ての通り手のひらに収まるほどの大きさしかないけど、たった1つで戦況を大きく変えるほどの力を秘めているんだ」

 

岬「そんなすごいものが!」

 

芽依「すげえ、ウルトラマンに科学者がいるなんて・・・」

 

優介「このウルトラカプセルを2つ使って変身するのをフュージョンライズっていうんだ。これを使えばフュージョンカードでは出来ない組み合わせが出来るんだ。話した通りこれは切り札ということさ」

 

優介「っ!」

 

すると優介は何かを察知した

 

岬「どうしたの?」

 

優介「何かここに来る・・・」

 

岬「えっ?」

 

それを聞いた我夢はXIG-NAVIで解析する

 

我夢「時空エネルギーを確認。真っ直ぐこっちに向かって来てる」

 

すると時空を越えてあるウルトラマンが舞い降りた

 

???「ジュアッ!」

 

芽依「あれって!」

 

鈴「ウルトラマン!?」

 

優介「エックス!」

 

それはウルトラマンエックスだった

 

するとエックスはユナイトを解除して艦橋に大空大地が降り立った

 

大地「久しぶりだね優介君!」

 

優介「大地!久しぶりだな!」

 

大地「ああ!」

 

岬「知り合い?」

 

優介「ああ、紹介するよ。彼はXioの大空大地隊員だ」

 

大地「皆よろしくね」

 

エックス「私の方からもよろしく言っておこう」

 

岬「えっ?」

 

ミー「誰じゃ?もう1人居るのか?」

 

大地はエクスデバイザーを皆に見せた

 

エックス「やあ、私はウルトラマンエックスだ!よろしく!」

 

・・・

 

 

「えええええええええええええええええ!!!!!!」

 

鈴「け、けけけけけけ携帯にウルトラマンが!?」

 

芽依「嘘!?」

 

ミー「一体どうなっておるんじゃ!?」

 

大地「エックスは自らをデータ化したサイバーウルトラマンなんだ」

 

・・・

 

「えええええええええええええええええ!!!!!!」

 

ましろ「ウルトラマンってなんでもありなんですか?」

 

岬「あはは・・・」

 

我夢「久しぶりだね大地君、エックス」

 

大地「えっと・・・貴方は?」

 

我夢「自己紹介がまだだったね。僕は高山我夢、ウルトラマンガイアだ」

 

エックス「ウルトラマンガイア・・・っ!まさかザイゴーグの時に力を貸してくれたウルトラマンの1人!」

 

我夢「ああ!」

 

大地「大空大地です。あの時はありがとうございました!よろしくお願いします!」

 

我夢「ああ、こちらこそ!」

 

我夢と大地はガッチリと握手を交わした

 

優介「それで大地とエックスがなぜここに?」

 

エックス「ゼロから応援を頼まれたんだ。君に力を貸してやってくれと」

 

優介「ゼロから!?」

 

エックス「それにゼロはギンガとビクトリーにも応援を要請したそうだ」

 

優介「ヒカルとショウにもか」

 

我夢「彼らもこの地球に来るのか」

 

岬「あの・・・もしかして」

 

優介「どうやらウルトラマンギンガにウルトラマンビクトリーも来るそうだ」

 

鈴「それって前に話していたウルトラマンですか!」

 

優介「ああ!」

 

芽依「すごい!どんどんウルトラマンが集まってくるなんて!」

 

大地「えっと、優介君や我夢さんやゼロの他にもウルトラマンが?」

 

優介「ああ、ウルトラマンダイナにウルトラマンコスモス、そしてコスモスと同じ宇宙からやって来たウルトラマンジャスティスも来ている」

 

大地「そうだったんだ」

 

エックス「まだまだ私たちの知らないウルトラマンがいるんだな」

 

そしてましろと鈴が案内役として優介と我夢と共に大地とエックスに晴風を案内した

 

我夢「ところで気になったんだけど」

 

優介「ん?」

 

我夢「君はなぜそこまで自分の身を省みずに仲間を守ろうとするんだい?」

 

優介「・・・・・・」

 

そして優介からある出来事が語られた

 

昔、優介が出会った人たちの中に救えなかった命があった

 

ある者は凶悪な宇宙人の駒として利用されるも自分の命を削り、優介の秘められた力を解放させて、命を失った

 

またある者は強敵から主を守るためにリンクを断ち切り主の命を救い死んだ

 

またある者は自分のリーダーの卑劣な陰謀を知らされ、それを止めようとしたけど、叶わず、優介たちに未来を託して命を落とした

 

またある者は幼い頃からずっと一緒にいて誰よりも大切な友達だった者のために自らの命を捧げて、散ってしまった

 

エックス「そんなことが・・・」

 

優介「俺は自分が許せなかった。守れる力があったのに守ることができなかった・・・それから俺は怖くなったんだ。大切なものを失うということが・・・そして俺は彼女を1人置いていった」

 

大地「ウェンディちゃんだね?」

 

優介「・・・ああ」

 

鈴「ウェンディって?」

 

優介「俺の彼女」

 

ましろ「そうだったのか・・・」

 

優介「今は惑星O-50で留守番してる。でも本当は彼女を危険に巻き込みたくないという一心であいつを残していった」

 

優介「俺があいつを一人にしたんだ」

 

鈴「・・・優介さん」

 

我夢「本当に一人か?君がいるだろ?」

 

優介「・・・・・・」

 

我夢「今は別々の場所にいても気持ちは繋がってるんじゃないかな?」

 

優介「・・・・・・」

 

我夢「今は守りたい気持ちが勝っていたとしても彼女は君を理解してくれるはずさ」

 

優介「だと思うけど、あいつはきっと怒ってるだろうな」

 

我夢「君が彼女を大切に思うように、彼女も君を大切に思っているはずさ。だから、きっと分かってくれる」

 

「ふっ、相変わらず熱いな我夢」

 

そこに黒いコートを着た男が突然現れた

 

鈴「うわっ!」

 

ましろ「いつの間に!?」

 

我夢「藤宮、いつから、相変わらず人が悪いな」

 

藤宮と言う人間が優介に視線を向ける

 

我夢「永幡優介くん、ウルトラマンオーブだ」

 

優介「永幡優介だ。よろしく」

 

藤宮「俺は藤宮博也、ウルトラマンアグルだ」

 

大地「えっ!あなたもウルトラマンなんですか!?」

 

藤宮「ああ」

 

大地「大空大地って言います。ウルトラマンエックスです」

 

藤宮「よろしくな」

 

大地「こちらこそ」

 

藤宮「なるほど、お前がオーブか。我夢から聞いてはいたがまだまだ未熟だな」

 

優介「そう言われても仕方ないさ」

 

藤宮「だからお前は焦っている。また大切なものを守れなかったらと恐れている。違うか?」

 

優介「ははっ、そこまでお見通しか。観察力がずば抜けているな」

 

藤宮「ふっ」

 

すると晴風の前に謎の宇宙人が現れた

 

優介たちはすぐに艦橋に戻った

 

岬「その人は?」

 

藤宮「俺は藤宮博也、ウルトラマンアグルだ」

 

ミー「何じゃと!?」

 

幸子「またウルトラマン!?」

 

芽依「一体ウルトラマンは何人いるんだよ?」

 

優介「ん?っ!あれは!」

 

晴風の前に現れた宇宙人

 

それは一言で言うと

 

幸子「侍?」

 

大地「お前は誰だ?」

 

ザムシャー「我はザムシャー、強者を求めるもの。噂に聞いたウルトラマンオーブ、なかなか楽しめそうだ」

 

優介「(なぜザムシャーがここに?俺と戦うだと?)」

 

大地「ザムシャー、何のためにオーブと戦うんだ?」

 

ザムシャー「宇宙一の我が強さ証明せんがために」

 

優介「ザムシャー、お前はエンペラ星人との戦いで命を落とした筈では?」

 

ザムシャー「何者かは知らんが怪獣墓場から我をよみがえらせたのだ」

 

優介「何だって!?」

 

ザムシャー「無駄話は終わりだ。さあ強者よ。いざ!手合わせ願わん!」

 

優介「・・・いいだろう。お前の挑戦受けてやる」

 

岬「優介くん!」

 

優介「大丈夫。すぐに戻るから」

 

岬「・・・・・・」

 

藤宮「待て!」

 

我夢「藤宮?」

 

優介はオーブに変身しようとしたが藤宮に止められた

 

すると藤宮は変身アイテムアグレイターを展開させてそのエネルギーをオーブリングに照射し

 

そしてそれは1枚のウルトラフュージョンカードとなった

 

優介「アグルのフュージョンカード!」

 

するとウルトラマンヒカリのフュージョンカードと共鳴した

 

藤宮「それを使え」

 

優介「分かった!」

 

優介「アグル!」

 

【ウルトラマンアグル!】

 

アグル「デァッ!」

 

まず、アグルのフュージョンカードをリードして、水色の粒子が出現して、優介の右隣にウルトラマンアグルのビジョンが出現した

 

優介「ヒカリ!」

 

【ウルトラマンヒカリ!】

 

ヒカリ「ジェッ!」

 

そしてヒカリのフュージョンカードをリードして、黄色の粒子が出現して、優介の左隣にウルトラマンヒカリのビジョンが出現した

 

優介「淀みない剣さばき、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!】

 

そしてオーブリングを掲げて、トリガーを引き、優介はオーブオリジンとなり水、黄、赤の順番に光り

 

アグル「トォアッ!」ヒカリ「ジェアッ!」

 

そしてオーブオリジンはアグルとヒカリのビジョンと融合してウルトラマンオーブナイトリキデイターにフュージョンアップした

 

すると海から青く輝く光が現れてそして海が割れた

 

岬「海が割れた!?」

 

そこから青く光輝いている新たなウルトラマンオーブがその姿を現す

 

そしてオーブは飛翔しザムシャーの前に降り立った

 

オーブ「影を払いし光の刃!」

 

ましろ「新しいウルトラマンオーブ!」

 

幸子「鋭さが感じられる姿ですね」

 

芽依「それに・・・綺麗な青・・・」

 

ザムシャー「むっ!その姿、ツルギの力だな?」

 

オーブ「その通り、この姿にはウルトラマンヒカリの・・・いや、ツルギの力が宿っているのさ」

 

ザムシャー「面白い。星斬丸!」

 

オーブ「ナイトアグルブレード!」

 

両者が剣を構えて、しばらく様子見が続く

 

我夢「あのザムシャーという宇宙人、相当な強さを持っているね」

 

藤宮「隙を見せてしまったら終わりだな」

 

ましろ「そんな・・・」

 

ミー「どちらが勝つんじゃろうか?」

 

双方が睨み合い

 

波の音が響いた瞬間

 

ザムシャー「っ!うわあああ!!」

 

オーブ「っ!デェアッ!」

 

同時に斬りかかった

 

岬「っ!」

 

静寂が周囲を支配した

 

そして・・・

 

バキッ!

 

星斬丸が折れた

 

エックス「オーブが勝った」

 

BGM:ナオミの日常

 

ザムシャー「見事だ。ウルトラマンオーブ」

 

オーブ「いや、お前の方こそやるじゃないか。ザムシャー」

 

ザムシャー「だが俺はなぜ負けたのだ?」

 

我夢「ザムシャー!僕たちは常に何かを守るために戦っているんだ!だから強いんだ」

 

ザムシャー「何かを守るために?」

 

藤宮「ザムシャー、お前にはあるか?大切なもの、愛するものを」

 

ザムシャー「・・・俺にはそんなものはない」

 

オーブ「だったらこれから見つけていけばいいさ」

 

ザムシャー「何?」

 

オーブ「俺だって最初から大切なものを持っていたわけじゃない。でも、誰かと触れ合うことで自分にとって大切なものが見つかっていくんだ」

 

大地「だから俺たちは世界を守るなかで自分の大切なものを見つけていくんだ!」

 

エックス「この宇宙に生きる私たちはそういう運命を担っているんだ」

 

ザムシャー「・・・見つけられるのか?」

 

オーブ「ああ!きっと見つかる。お前がお前でさえいれば!」

 

ザムシャー「俺が・・・俺でさえいれば・・・」

 

そしてザムシャーは何かを悟ったのか夕陽に向かって去っていく

 

ザムシャー「今の俺には何もない。だが、貴様の言うとおりかもしれんな。メビウスやツルギのように大切なものを見つけにいく。縁があればまた会おうウルトラマンオーブ、メビウスとツルギによろしくな」

 

オーブ「ああ!またな!」

 

ザムシャー「最後に1つ」

 

オーブ「何だ?」

 

ザムシャー「この地球に途方もない脅威が迫っている。用心しておくがいい」

 

オーブ「・・・分かった!」

 

こうしてザムシャーは自分の大切なものを探す旅に出た

 

我夢「この地球に・・・」

 

藤宮「途方もない・・・」

 

大地「脅威・・・」

 

優介「ああ、去る間際ザムシャーがそう告げていた」

 

エックス「今までの怪獣とは格が違う何かが襲い来るというのか?」

 

芽依「メカゴモラやサンドロスとも格が違うって・・・」

 

優介「一応アスカたちにも知らせておこう」

 

そして優介のウルトラサインが仲間たちに渡った

 

アスカ「途方もない脅威?」

 

ムサシ「何かが押し寄せてくるのか?」

 

ジャスティス「一体何が・・・」

 

ゼロ「念のため、親父たちにも連絡する」

 

そしてゼロのウルトラサインが光の国に届いた

 

セブン「あれはゼロのウルトラサイン!」

 

ウルトラマン「途方もない脅威?」

 

母「彼らのいる地球で恐ろしい何かが迫りつつあるということでしょうか?」

 

父「・・・・・・」

 

タロウ「ゾフィー兄さん!」

 

エース「彼らだけでは危険かもしれません!」

 

ジャック「我々も向かいましょう!」

 

ゾフィー「だがメビウスとヒカリと連絡が取れなくなっている。下手に動くわけには・・・」

 

そんな兄弟たちの元にある光が舞い降りる

 

そしてオーブたちがいる宇宙にある2つの光が向かっていた

 

???「間違いない。奴はこの地球を狙っている!」

 

???「本当なんですか!?」

 

???「ああ!間違いない!急ぐぞ!」

 

???「はい!」

 

そして赤い光と青い光は共に何かを追うため地球へと向かった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

何者かによって怪獣の卵が2つ深海に植え付けられた。そしてそれを追う2つの光。オーブとエックスは孵化したツインテール2体に応戦するがその裏には全てを食らい尽くす者の脅威が迫っていた

 

次回 深海の戦い

 

銀河の光が我を呼ぶ!




ザムシャーに勝利したオーブ、そしてザムシャーの言っていた脅威とは?次回はあのツインテールと???が登場です。


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第94話 深海の戦い

久々の投稿です。なかなかエピソードが思い付かず行き詰まっておりますが、頑張っていきます!


【OP オーブの祈り】

 

 

ある島の海岸で謎の女が海に向かって謎のエネルギーを放ち

 

放たれた深海では何かの卵が2つ植え付けられた

 

謎の女は卵を植え付けたことを確認して去ろうとすると

 

???「・・・!」

 

BGM:復讐の鎧

 

それを二人の青年が見ていた

 

1人は左腕に赤いブレスを召喚して

 

もう1人は青い短剣を取り出し構える

 

???「見つけたぞ!」

 

???「今度は逃がさないぞ!」

 

???「メビウス・・・ツルギ・・・キエロ・・・」

 

青年は青い短剣を振り光弾を放つも謎の女の高速移動で避けられる

 

???「逃がしはしない!」

 

もう1人の青年は赤いブレスをかざしてそこから光の刃を飛ばすもまた高速移動で避けられる

 

すると謎の女は手のひらから光弾を放ち二人も高速移動で避ける

 

そして二人の青年は謎の女に接近戦で挑む

 

しかし謎の女は不利だというのに二人と互角以上の戦いを見せる

 

戦いは激しさを増し、やがて蹴り払われ

 

二人の青年は謎の女を見失ってしまう

 

???「また逃げられたか・・・」

 

???「ヒカリ、奴は今度はこの地球を?」

 

???「ああ、狙っているのは間違いないだろう」

 

この二人は一体何者なのか?

 

 

エックス「デェアッ!」

 

オーブ「オォリャアッ!」

 

一方オーブはエックスと特訓をしていた

 

我夢「うん、二人ともいい動きをしているね」

 

藤宮「それだけの修羅場を潜り抜けてきたわけだ」

 

大地&エックス「ザナディウム光線!!」

 

オーブ「スペリオン光線!!」

 

ザナディウム光線とスペリオン光線がぶつかり合い爆発を起こして消滅した

 

オーブ「やるな!」

 

エックス「オーブこそ・・・」

 

大地「少し見ない間に強くなったみたいだね」

 

そして一通りの特訓を終えて変身を解除した

 

岬「お疲れさま優介君、大地さん、エックスさん」

 

芽依「ウルトラマン同士の特訓か・・・くぅー!なかなかいいもの見させてもらいました!」

 

我夢「藤宮、僕たちも負けてられないね」

 

藤宮「ああ、ザムシャーが言っていた途方もない脅威に対抗するためにもな」

 

そして優介は部屋に戻った

 

優介「ふぅ〜、強くなったなあの二人・・・」

 

岬「優介君、いる?」

 

優介「ああ、どうぞ」

 

そして岬が部屋に入ってきた

 

岬「改めてお疲れさま!はい、これ」

 

そして岬はタオルとラムネを優介に渡した

 

優介「おっ、サンキュー!」

 

タオルで汗を拭いて、ラムネを飲んだ

 

優介「あー!美味い!ラムネ最高!」

 

岬「ぷっ!あはは!」

 

すると岬が急に笑い出した

 

優介「ん?何がおかしいんだよ?」

 

岬「ううん、ごめんね。今のを聞いてるととてもウルトラマンとは思えないくらい普通の人間なんだなって」

 

優介「そっか、ま、そうなんだけどな」

 

藤宮「ん?」

 

その後藤宮はふとアグレイターに目を落とすとアグレイターが何かの反応を示していた

 

我夢「アグレイターが?」

 

藤宮「ああ、どうやらこの深海に何かあるらしい」

 

幸子「・・・っ!もしかしたら!」

 

エックス「何か知っているのか?」

 

幸子「はい、つい先ほど深海で謎の卵が発見されたんです」

 

そして幸子は謎の卵の映像を見せた

 

岬「これは何の卵かな?」

 

芽依「卵にしてはでかいな・・・」

 

大地「これは・・・」

 

不思議に思った大地はエクスデバイザーのガオディクションで2つの卵を解析した

 

【ガオディクションを起動します!対象を解析中・・・】

 

【解析完了しました!】

 

大地「これは怪獣の卵だ!」

 

優介「何だと!?」

 

ましろ「怪獣の卵!?」

 

ミー「じゃがなぜそんな卵が今になって発見されたんじゃろうか?」

 

我夢「僕たちがまだ知らない何かがあるのかもしれない」

 

藤宮「海の怪獣の卵なんて聞いたことないな・・・」

 

するとエックスが何かに気づいた

 

エックス「ん?これは・・・」

 

大地「どうしたエックス?」

 

エックス「この卵に何らかのエネルギーが送り込まれた形跡がある!」

 

大地「何だって!?」

 

岬「本当なんですか?エックスさん」

 

エックス「ああ、間違いない」

 

優介「でも一体誰が・・・」

 

我夢「恐らくあの怪獣の卵を孵化させようとしているのかもしれない」

 

藤宮「だが何のために?」

 

???「フハハハハハ!!フハハハハハ!!」

 

すると映像に謎の女が現れ不気味な笑いをしていた

 

優介「っ!」

 

エックス「こいつは!」

 

藤宮「ああ、人間じゃない!」

 

すると謎の女は手から光を発して、それが卵に送り込まれ

 

卵にひびが入り、2体の古代怪獣ツインテールが孵化した

 

ツインテール「ガアアアアアア!!」

 

万里小路「卵が孵化されました!」

 

大地「エックス!ユナイトだ!」

 

エックス「よぉし!行くぞ!」

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

大地「エックスーーーーー!!!!」

 

エックス「イィーサァーッ!!」

 

【エックス、ユナイテッド!】

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!】

 

ティガ「タァーッ!」ウルトラマン「シェアッ!」

 

【ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

オーブ「俺の名はオーブ!闇を照らしても悪を撃つ!」

 

優介と大地はオーブスペシウムゼペリオンとエックスに変身し、2体のツインテールの前に降り立った

 

BGM:戦闘 劣勢(M - 48)

 

オーブ「フッ!」

 

オーブはスカイタイプの高速移動で接近してツインテールを捕まえてチョップを入れる

 

エックスも飛び蹴りでツインテールを蹴り飛ばす

 

だが2体のツインテールはものすごい早さで突進してきた

 

ツインテールの急接近をギリギリで避ける二人

 

エックス「この2体早いぞ!」

 

大地「まるで水を得た魚のようだな!」

 

オーブ「オーブキャッチリング!」

 

オーブはオーブキャッチリングを飛ばしてツインテールを拘束しようとしたがあまりに早く捕らえられず、逆に突進によって吹き飛ばされる

 

エックス「デェアッ!」

 

エックスは突進を避けてツインテールのムチを掴み、振り回し投げ飛ばす

 

ツインテール「ガアアアアアア!!」

 

エックス「ウワアッ!」

 

しかし旋回してきて突き飛ばされる

 

ましろ「ダメだ。奴らにとって海は庭のようなものだ」

 

オーブ「反撃開始だ!」

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

オーブは反撃するためオーブオリジンとなった

 

BGM:オーブオリジンのテーマ

 

オーブ「銀河の光が我を呼ぶ!」

 

オーブはオーブカリバーを出して風のエレメントを選択してトリガーを引いてホイールを回す

 

オーブ「オーブウィンドカリバー!!」

 

オーブはオーブウィンドカリバーを放ち2体のツインテールを同時に宙に上げ衝突させた

 

オーブ「エックス!大地!ザナディウム光線だ!」

 

大地&エックス「ああ!」

 

そしてエックスがザナディウム光線の体制に入ろうとした

 

その時、2体のツインテールが急に怯え始めた

 

エックス「ん?2体のツインテールが怯えている?」

 

大地「どうしたんだ?一体・・・」

 

オーブ「っ!まさか!」

 

そう、深海にはあの謎の女がいて、謎の女が邪悪な光に包まれるとそれは怪獣となって彼らの前に正体を現した

 

BGM:魔王獣(M-25)

 

???「ガアアアアアア!!」

 

大地「っ!あいつは!」

 

謎の怪獣は2体のツインテールに狙いを定め向かっていく

 

オーブ「っ!まさか狙いはツインテールか!」

 

エックス「大地!」

 

大地「分かった!」

 

オーブとエックスは2体のツインテールを謎の怪獣から守ろうと動くが謎の怪獣は尻尾でオーブを巻き付け電流を流す

 

オーブ「グゥアアア!!」

 

電流を流されついにオーブのカラータイマーが点滅を始めてしまった

 

エックスが尻尾を剥がそうとしたが謎の怪獣の念動力で動きを封じられてしまい波動弾で吹き飛ばされてしまう

 

大地「うああああああ!!」

 

エックス「ウアアアア!!グゥ!」

 

そしてエックスのカラータイマーも点滅を始めてしまう

 

そして謎の怪獣は翼を広げてオーブを引き寄せていく

 

オーブ「ウウ!グウッ!」

 

幸子「ま、まさかオーブを食べようとしてるんじゃ?」

 

我夢「ツインテール出現させてオーブたちをおびき寄せたというわけか・・・」

 

岬「っ・・・」

 

その頃、島にいたあの二人の青年が動いた

 

???「行くぞメビウス」

 

???「はい!」

 

二人は謎のブレスを出して一方はスパークさせて掲げ、もう一方は短剣をブレスに装着させる

 

???「メビウーーース!!」

 

そして二人は光に包まれて戦いの場に向かった

 

我夢「彼らが危ない!藤宮!僕たちも!」

 

藤宮「いや、その必要はないようだ」

 

我夢は自分たちも加勢しようとしたが藤宮がそれを制止した

 

すると謎の怪獣の横から

 

???「ダァー!」

 

???「ジェッ!」

 

2つの光線が放たれオーブとエックスを危機から救った

 

そしてその2つの光線を放ったのは

 

赤いウルトラマンと青いウルトラマンだった

 

大地「あれは!?」

 

オーブ「っ!」

 

それはウルトラマンメビウスとウルトラマンヒカリだった

 

メビウス「オーブさん!エックスさん!大丈夫ですか!?」

 

ヒカリ「無事か?」

 

エックス「メビウス・・・」

 

オーブ「ヒカリ・・・」

 

志摩「うい!」

 

ミー「新たな二人のウルトラマン!?」

 

ヒカリ「・・・・・・」

 

ヒカリはオーブとエックスの無事を確認した後、謎の怪獣に視線を移す

 

???「ツルギィ・・・」

 

ヒカリ「今の俺はツルギではない!」

 

ウルトラマンヒカリは右腕のナイトブレスから光の剣ナイトビームブレードを出してそこから光の刃ナイトビームブレードショットを放つが謎の怪獣は姿を消してしまう

 

ヒカリ「くっ!逃げられたか・・・」

 

オーブは2体のツインテールの元に行き

 

オーブ「大丈夫か?」

 

ツインテール「ガアアアアアア!!」

 

2体のツインテールは大丈夫と答えた

 

そして2体のツインテールは粒子となり、怪獣カードとなりオーブの仲間となった

 

オーブ「これからよろしくな!」

 

そして4人のウルトラマンは変身を解除して晴風の艦橋に入った

 

ミライ「ウルトラマンメビウス、ヒビノ・ミライです!よろしくお願いします!」

 

セリザワ「俺はセリザワ・カズヤ、ウルトラマンヒカリだ。よろしく頼む」

 

岬「晴風艦長の岬明乃です。こちらこそ!」

 

我夢「僕は高山我夢、ウルトラマンガイアだ」

 

藤宮「俺は藤宮博也、ウルトラマンアグルだ」

 

大地「大空大地と言います。よろしくお願いします」

 

ミライ「お久しぶりですね。優介さん、我夢さん、大地さんにエックスさんも」

 

大地「ザイゴーグでの戦いはありがとうございました」

 

ミライ「いえ、同じウルトラマンとして当然の事をしただけです」

 

ミライとは久しぶりの再会となり

 

セリザワ「君がウルトラマンアグルか・・・」

 

藤宮「あんたがウルトラマンヒカリか・・・」

 

そして青いウルトラマン同士早速意気投合し始めた

 

ましろ「それでオーブとエックスさんを襲ったあの怪獣は何なんですか?」

 

セリザワ「あの怪獣は高次元捕食体ボガールだ」

 

岬「ボガール?」

 

セリザワ「ボガールは全ての命を食らい尽くす者だ。奴の牙にかかり幾つもの星が滅ぼされてきた。この地球も今や奴の餌場だ!」

 

ましろ「なん・・・だって!?」

 

芽依「地球が餌場って・・・」

 

セリザワ「君たちがいくら倒してもキリがない。ボガールは次々と新たな餌を呼び寄せる。宇宙からも地の底からも」

 

ミライ「ですがあのボガールは過去に僕たちが倒したのと同一の個体だったんです」

 

優介「何だって!?」

 

我夢「サンドロスやザムシャーと同様によみがえったというわけか・・・」

 

ミライ「えっ・・・ザムシャーですって!?」

 

セリザワ「あいつも復活していたのか!」

 

優介「ああ、俺と一戦交えたが、守るべきものを探す旅に行ったよ」

 

ミライ「そうでしたか・・・」

 

優介「あと二人によろしく伝えてくれとな」

 

セリザワ「そうか・・・」

 

その時!

 

優介「ぐっ!」

 

岬「優介君!?」

 

優介の頭の中に何かの声が聞こえた

 

???「・・・甲冑・・・らわれ・・・君た・・・」

 

その声は一瞬だったがどこか弱々しそうな声をしていた

 

優介「何だったんだ?」

 

岬「大丈夫?」

 

優介「ああ、何かの声を聞いた」

 

ミライ「声?誰かが優介さんに呼び掛けてきたんですか?」

 

優介「ああ、何を話していたのか分からないが、弱々しそうな声をしていた」

 

セリザワ「弱々しそうな声?」

 

優介「ああ、たぶんSOSだと思う」

 

大地「SOS?」

 

優介「ああ、どうやらその声を聞けたのは俺だけみたいだな・・・」

 

我夢「すごく聞き取りづらかったのかい?」

 

優介「ああ」

 

藤宮「それはノイズか何かで妨害されてるのか?」

 

優介「分からない。少なくとも弱々しそうな声は俺たちに助けを求めていた」

 

ミライ「そうだったんですか。早くその人を見つけないといけませんね」

 

セリザワ「だが、罠の可能性もある。用心した方がいいな」

 

こうしてメビウスとヒカリが合流し、高次元捕食体ボガールの脅威に対抗することとなった

 

しかしその間にもボガールは次々と新たな怪獣たちを呼び寄せ捕食しているだろう

 

果たしてオーブたちはこの凶悪な怪獣に勝利することが出来るのだろうか?

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

メビウスとヒカリの救援によってボガールの脅威は一時去った。だがその頃、ゼロの要請で地球に向かっていたウルトラマンギンガとビクトリーは月面で別の脅威を目撃していた。そしてそこには何かを守るために戦うバルタン星人とそれを守るゼロとジャスティス、そして過去に何度も倒したはずのあの暗黒の鎧がいた。ヒカル、ショウ、お前たちの絆の力、見せてやれ!

 

次回 皇帝の遺産再び




2体のツインテールを助け、メビウスとヒカリと合流したオーブたち。しかし次回、ギンガたちが戦うあの暗黒の鎧は途方もなく強すぎます。もしかしたらギンガビクトリーでも勝てないかもしれません。←これ重要なヒント


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第95話 皇帝の遺産再び

やっとギンガとビクトリーがゼロたちと合流しますがその矢先にあの鎧が現れます


【OP オーブの祈り】

 

ギンガ「そろそろ到着するな」

 

ビクトリー「ああ!」

 

ウルトラマンギンガとウルトラマンビクトリーがゼロからの要請を受けて今オーブがいる地球へと向かっていた

 

ギンガ「あれか・・・ゼロとウルトラマンジャスティスだっけ?が言っていた地球は」

 

ビクトリー「ああ、間違いないようだ。行くとしよう」

 

地球を目視し向かおうとした。そんな時だった

 

月面にいる宇宙忍者バルタン星人を目撃しなぜか膝をついていた

 

ギンガ「ん?何だ?様子が変だな?」

 

ビクトリー「とりあえず行って確認してみるか」

 

ギンガとビクトリーはとりあえず様子を確認するためバルタン星人の元に向かった

 

ギンガ「おい!大丈夫か?」

 

バルタン星人「はぁ!はぁ!ウルトラマンか・・・」

 

ビクトリー「お前は誰だ?何があった?」

 

バルタン星人「私はバルタン星人だ。正体不明の鎧から我々の母船と子供たちを守るために私たちが囮となってなんとか地球に避難させたのだが・・・」

 

ギンガ「正体不明の鎧?一体何者なんだ?それに私たちって?」

 

バルタン星人「それは・・・」

 

その時!

 

ギンガ&ビクトリー「っ!」

 

ゼロ「ウアアア!!」

 

ジャスティス「ウオオ!!」

 

ゼロとジャスティスが何かに吹き飛ばされてきた

 

ギンガ「ゼロ!」

 

ビクトリー「ジャスティス!」

 

ゼロ「ぐっ!ギンガ!ビクトリー!」

 

ギンガ「何があった!?」

 

ジャスティス「それが・・・」

 

そこに禍々しい鎧が降り立った

 

ビクトリー「何だあいつは?」

 

ゼロ「暗黒魔鎧装アーマードダークネスだ!」

 

ギンガ「アーマード」

 

ビクトリー「ダークネス?」

 

アーマードダークネス「・・・・・・」

 

バルタン星人「奴だ!」

 

ギンガ「あれがお前と子供たちを狙っていた鎧か?」

 

バルタン星人「ああ、そこにゼロとジャスティスが加勢してくれたのだが、敵はあまりにも強すぎる。だが、ここで食い止めなければ子供たちが!ぐっ!」

 

なんとかバルタン星人が立ち上がろうとしたがこれまでの戦いのダメージでまた膝をついてしまう

 

ビクトリー「待て!そんな体では戦えない!」

 

バルタン星人「だが君たちだけに戦わせる訳にはいかない!」

 

ギンガ「ギンガサンダーボルト!」

 

ビクトリー「ビクトリウムスラッシュ!」

 

ギンガサンダーボルトとビクトリウムスラッシュの同時攻撃でアーマードダークネスを攻撃したが全く効いていなかった

 

ギンガ「早く地球へ行け!そこには俺たち以外のウルトラマンがいる。そいつらが助けてくれるはずだ!」

 

ビクトリー「ここは俺たちが引き受ける。早く子供たちの所へ行け!」

 

バルタン星人「くっ!・・・すまない!」

 

渋々了承したバルタン星人は傷ついた体を引きずりながらもアーマードダークネスを4人のウルトラマンに任せて子供たちがいる地球へと向かった

 

アーマードダークネスはバルタン星人を追いかけようとするがギンガとビクトリーが道を塞ぐ

 

ギンガ「おっと!ここから先へは行かせないぜ!」

 

ビクトリー「お前の相手は俺たちだ!」

 

そして背後にはゼロとジャスティスもいた

 

ゼロ「俺たちも居るってこと忘れんなよ?」

 

ジャスティス「貴様はここで我々が倒す!」

 

ギンガとビクトリーとゼロとジャスティスはバルタン星人を地球に行かせてアーマードダークネスと対峙する

 

ゼロ「行くぜ!」

 

ジャスティス「頼りにしているぞ。ギンガ!ビクトリー!」

 

ギンガ&ビクトリー「はい!」

 

だが彼らは気づいていなかった

 

???「ふっふっふっふっ!」

 

その戦いを監視する者がいた事

 

そして

 

これまでのウルトラマンたちの戦いが全てその者の目的のために利用されていることに

 

ギンガ「ギンガスラッシュ!」

 

ビクトリー「ビクトリウムバーン!」

 

ギンガのギンガスラッシュとビクトリーのビクトリウムバーンがアーマードダークネスに直撃した

 

しかしアーマードダークネスの鎧にはびくともしなかった

 

ギンガ「小手先の技じゃ通用しねえか・・・」

 

ゼロ「俺に任せろ!ウルトラゼロキック!!」

 

今度はゼロがウルトラゼロキックで攻撃する

 

しかし、片手で簡単に止められてしまう

 

ゼロ「何!?」

 

そして投げ飛ばされてしまう

 

ゼロ「うわあっ!」

 

ギンガ「ゼロ!」

 

【ウルトランス!ウルトラマンヒカリ!ナイトティンバー!】

 

ショウはウルトラマンヒカリのクリスタルスパークドールズをビクトリーランサーにリードして魔笛封印剣ナイトティンバーを召喚してナイトティンバーをティンバーモードからソードモードにスライドして掲げて

 

【放て!聖なる力!】

 

青き姿ウルトラマンビクトリーナイトにパワーアップした

 

ビクトリー「オオ!ツォリヤッ!」

 

ナイトティンバーとダークネストライデントの激しいぶつかり合いが繰り広げられる

 

ギンガ「シュアッ!デェイヤッ!」

 

ギンガもギンガスパークランスを出してアーマードダークネスの背後を狙うが

 

ビクトリー「ウアッ!」

 

アーマードダークネスがそれを読んでいたのかビクトリーを切り刻み怯ませ、ギンガに光球を放ち、ギンガを吹き飛ばす

 

ギンガ「ウアアア!!」

 

ゼロはストロングコロナゼロとなり

 

ゼロ「ガルネイトバスター!!」

 

ジャスティス「シェアッ!!」

 

ゼロとジャスティスがガルネイトバスターとビクトリューム光線の同時攻撃を放つ

 

しかし、これも直撃したのに対し無傷であった

 

ジャスティス「っ!」

 

ゼロ「何!?」

 

4人のウルトラマンは戸惑いながらもアーマードダークネスのダークネストライデントの攻撃を避けていく

 

ギンガ「こうなったら!ショウ!」

 

ビクトリー「ああ!」

 

ヒカル&ショウ「見せてやるぜ!!俺たちの絆!!」

 

ヒカルが左腕のウルトラフュージョンブレスのレリーフを回して

 

ヒカル&ショウ「ウルトラタッチ!!」

 

そしてフュージョンブレスのライブサインにショウのビクトリーランサーをリードさせる

 

ヒカル「ギンガーーーーー!!!」

 

ショウ「ビクトリーーーーーー!!!」

 

ヒカル&ショウ「ギンガビクトリー!!」

 

そしてギンガとビクトリーが合体し、究極のウルトラ戦士ウルトラマンギンガビクトリーにウルトラフュージョンした

 

挿入歌:ウルトラマンギンガの歌2015

 

ジャスティス「っ!これは・・・」

 

ゼロ「へっ!久々だな。その姿を見るのも」

 

ギンガビクトリー「シュアッ!」

 

ギンガビクトリーは急接近し強烈なパンチを叩き込み、アーマードダークネスは少し後ずさる

 

アーマードダークネスはダークネストライデントを振り回すがギンガビクトリーは難なく避けて

 

【ウルトランス!シェパードンセイバー!】

 

ギンガビクトリー「これで決める!ハァァ!」

 

シェパードンセイバーを召喚して、アーマードダークネスを切りつけていく

 

そしてゼロもゼロスラッガーを合体させてゼロツインソードにして切り刻み

 

ジャスティスがクラッシャーモードとなりクラッシャーハイキックで蹴り、アーマードダークネスが後ずさる

 

その間にヒカルがウルトラフュージョンブレスのレリーフをまた回して、ディスクを回転させてウルトラマンゼロの顔に合わせてボタンを押す

 

【ウルトラマンゼロの力よ!】

 

ギンガビクトリー「ワイドゼロショット!」

 

そしてギンガビクトリーはゼロの必殺技ワイドゼロショットで追撃しダメージを与え、アーマードダークネスが膝をついた

 

ゼロ「一気に決めるぜ!皆!」

 

ギンガビクトリー&ジャスティス「ああ!」

 

そしてヒカルはディスクをライブサインに合わせてボタンを押す

 

そしてゼロはゼロスラッガーをカラータイマーに装着させてエネルギーを溜める

 

ジャスティスも両手にエネルギーを集めていく

 

ギンガビクトリー「ウルトラフュージョンシュート!!」

 

ゼロ「ゼロツインシュート!!」

 

ジャスティス「デェアアッ!!」

 

そしてウルトラフュージョンシュート、ゼロツインシュート、ダグリューム光線が放たれアーマードダークネスに炸裂した

 

ギンガビクトリー(ヒカル)「やったか?」

 

しかし

 

アーマードダークネス「・・・・・・」

 

アーマードダークネスは平気で立っていた

 

ギンガビクトリー(ショウ)「っ!何!?」

 

ギンガビクトリー(ヒカル)「嘘だろ!?」

 

ゼロ「フルパワーで無傷だと!?」

 

するとジャスティスがあまりにもおかしいと思いジャスティススマッシュをアーマードダークネスに向けて放つ

 

するとそのエネルギーがアーマードダークネスに吸い込まれていった

 

ジャスティス「・・・まさか、吸収された!?」

 

ゼロ「何だと!?アーマードダークネスにそんな力はなかった筈だ!」

 

そしてアーマードダークネスが徐々に4人に近づいていく

 

ギンガビクトリー(ヒカル)「どうする?これじゃ埒が明かないぜ!」

 

ギンガビクトリー(ショウ)「俺たちの攻撃がことごとく吸収されていたとは!」

 

ゼロ「おいおい、化物かよこいつは!」

 

ジャスティス「くっ!もはや打つ手なしか・・・」

 

アーマードダークネスがダークネストライデントを振り上げた

 

その時!

 

アーマードダークネス「!?」

 

突如アーマードダークネスの動きが止まった・・・いや、正確には止められた?

 

ギンガビクトリー(ヒカル)「っ!動きが・・・」

 

ギンガビクトリー(ショウ)「止まっただと?」

 

ジャスティス「一体何が起きたんだ?」

 

ゼロ「・・・ん?」

 

その中でゼロは何かを感じた

 

するとアーマードダークネスは再び動き出すがなぜかこの場から撤退した

 

そしてギンガビクトリーはウルトラフュージョンを解除した

 

ギンガ「くそ!あいつ半端じゃねぇ強さだぜ」

 

ビクトリー「俺たちの攻撃が全く効かないなんて・・・」

 

ジャスティス「あれがアーマードダークネス・・・強すぎる力だ」

 

ゼロ「・・・・・・」

 

ギンガ「ゼロ?」

 

ビクトリー「どうした?」

 

ジャスティス「何か気になることでもあったのか?」

 

ゼロ「・・・ああ、俺の間違いならいいんだが・・・」

 

 

 

ゼロ「あの時、アーマードダークネスが動きを止めた瞬間、一瞬だったがウルトラ戦士の気配を感じた」

 

BGM:宇宙の音(M-10)

 

ギンガ&ビクトリー&ジャスティス「っ!」

 

ギンガ「何だって!?」

 

ジャスティス「そうなのか?強力な闇の力で何も感じ取れなかったが」

 

ビクトリー「それが本当ならまさかそいつはあのアーマードダークネスの中にいるのか?」

 

ゼロ「たぶんな。だが、光とは違う闇の気配を感じた」

 

ギンガ「ってことはそいつは闇のウルトラマンなのか?」

 

ゼロ「ああ、だが同時に光も感じた」

 

ギンガ「え?どういうことなんだ?もっと分かりやすく説明してくれ」

 

ビクトリー「つまりそいつは光と闇の両方を兼ね備えたウルトラ戦士ということか?」

 

ゼロ「おそらくな、俺たちの力を吸収できたのも、そのウルトラマンの能力だったのかもしれないな」

 

ギンガ「そうなのか・・・早く助けないとな!」

 

ビクトリー「ああ!」

 

ジャスティス「だが、そんなウルトラマンが存在するのか?」

 

ゼロ「分からない。とにかく、俺たちも地球に向かおう。なんかこの一連の事件、俺たちが思っている以上にヤバイ感じだぜ」

 

ジャスティス「ああ、なぜか妙な胸騒ぎがする・・・オーブたちに知らせなくては」

 

ビクトリー「ああ、急ごう!」

 

ギンガ「分かった!」

 

色々と疑問は残るがギンガとビクトリーとゼロとジャスティスはオーブたちがいる地球へと向かった

 

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

俺たちの元にバルタン星人とその子供たちが現れる。そんな中、商店街船しんばしからの救難信号を受信した。そしてバルタン星人の話によると子供たちの内の1人がそこに迷い混んでしまっているのだ。だがそこには深海で俺たちを襲い、バルタン星人たちを捕食しようとするあの怪物が潜んでいた

 

次回 嵐でピンチ!

 

電光雷轟、闇を討つ!




アーマードダークネスの異常な強さは一体何なのか?次回もお楽しみに!


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第95話 嵐でピンチ!

今回はエックスの新たなアーマーが登場します!


【OP オーブの祈り】

 

武蔵の捜索を続ける晴風だがまたまた問題が発生した

 

それは水がなくなったのだ

 

調べによると異常は見当たらず、修理はしたのだが、どこからか漏れていたようだ

 

そのため風呂はもちろん、水も飲めなくなってしまった

 

幸いラムネは無事だった

 

そのため補給艦を待つことにした

 

岬「・・・あれ?優介君は?」

 

すると幸子が指差した

 

そこには

 

優介「・・・・・・」チーン(´д`|||)

 

優介が白目になって壁にもたれ掛かっていた

 

岬「失神してる!?」

 

ましろ「このように風呂が使えないとなると知った途端こうなってしまったんです」

 

岬「大丈夫?」

 

優介「ああ・・・一番風呂はおろか、風呂上がりのラムネの最高の気分を味わえないなんて・・・ああ・・・」

 

岬「あー、よしよし」

 

大地「あはは・・・」

 

エックス「重傷だなこれは・・・」

 

補給艦が来るのは5日後だそうだ

 

しばらく節水する生活を送っていたのだが

 

「もうラムネは飽きたぞなー!」

 

とラムネに飽きたという生徒がいた

 

すると

 

優介「今!」

 

「ひっ!?」

 

優介「ラムネを飽きたと言った奴は誰だーーーーー!!!!!!」

 

と優介が暴走した時もあった

 

ミライ「優介さん、本当に成長しましたね」

 

セリザワ「そうだな」

 

岬「ミライさんにセリザワさんは小さい頃の優介君の事知ってるんですか?」

 

セリザワ「ああ!」

 

そしてミライとセリザワは光の国で悪のウルトラマン、ウルトラマンベリアルが起こした事件や別次元の地球での戦いなどを語った

 

岬「・・・そんなことがあったんですか・・・」

 

ミライ「はい、僕たちは宇宙警備隊の全戦力を結集してベリアルに立ち向かったんですが、僕とヒカリはもちろんゾフィー兄さんやタロウ兄さんたちもベリアルには敵いませんでした」

 

ミライ「そこに優介さん、レイオニクスのレイさんにウルトラマンダイナにそしてウルトラマンゼロが駆けつけたんです」

 

幸子「アスカさんもその事件に関わってたんですか!?」

 

セリザワ「ああ、彼はレイの仲間のZAPSPACY所属のスペースペンドラゴンのメンバーを怪獣墓場に案内してくれたんだ」

 

ミー「か、怪獣墓場!?」

 

ミライ「はい、そこが僕たちとベリアルの決戦の場でした。そして僕たちは残された力を結集してベリアルに打ち勝つことができ、光の国にも平和を取り戻したんです」

 

セリザワ「そしてウルトラマンギンガとビクトリーがいる世界でエタルガーに囚われていたメビウスやダイナ、ガイア、コスモス、そしてマックス、ネクサス、ティガをUPGと共に彼が救いだしてくれた」

 

鈴「そうだったんですか・・・」

 

幸子「光の国ですか・・・いつか行ってみたいですね!」

 

ミライ「もし機会があれば招待しますよ」

 

岬「その時はぜひお願いします!」

 

その時!

 

晴風の前方に謎の宇宙人が着地して、その上空には月のような小惑星があった

 

優介「何だ!?」

 

大地「どうしたんですか?」

 

エックス「あの宇宙人は・・・」

 

まるでセミのような姿で両腕がハサミの宇宙人だった

 

優介「・・・嘘おおおおおおおおおお!?」

 

岬「ど、どうしたの?」

 

優介「宇宙忍者バルタン星人じゃないか!!」

 

ミー「宇宙?」

 

幸子「忍者?」

 

芽依「忍者って宇宙人にもいるんだ・・・」

 

藤宮「だが、何か様子が変だ?」

 

よく見るとバルタン星人は疲弊していた

 

芽依「疲れてる?」

 

ミライ「何かあったんでしょうか?」

 

優介「俺が行って確かめてくる!」

 

優介「コスモス!」

 

【ウルトラマンコスモス!】

 

コスモス「ハアッ!」

 

まずコスモスのフュージョンカードをリードして水色の粒子が放たれ、優介の右隣にウルトラマンコスモスのビジョンを形成した

 

優介「エックス!」

 

【ウルトラマンエックス!】

 

エックス「イィーサァーッ!」

 

次にエックスのフュージョンカードをリードして黄色の粒子が放たれ、優介の左隣にウルトラマンエックスのビジョンが形成された

 

優介「慈愛の光、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!】

 

コスモス「シュアッ!」エックス「デェアッ!」

 

【ウルトラマンオーブフルムーンザナディウム!】

 

そしてトリガーを引き水、黄、水の順番に光り、オーブオリジンはコスモスとエックスのビジョンと融合してオーブはコスモスとエックスの力でフルムーンザナディウムにフュージョンアップした

 

オーブ「繋がる力は心の光!」

 

岬「あの姿は!」

 

ミライ「コスモスさんとエックスさんの力でフュージョンアップした姿」

 

大地「フルムーンザナディウムだ」

 

岬「フルムーンザナディウム・・・」

 

エックス「あの形態は怪獣保護を目的とした形態で相手を癒すことができる」

 

ましろ「そんな姿もあるんですね・・・」

 

そしてオーブがバルタン星人の前に立った

 

オーブ「おい!大丈夫か?」

 

バルタン星人「っ!君がギンガたちが言っていたウルトラマンか」

 

オーブ「えっ!?ギンガたちと会ったのか?」

 

バルタン星人「ああ、だが彼らは私を逃がすために・・・ぐっ!」

 

そう言いながら立ち上がろうとしたが先の戦いのダメージの影響でまともに動けなかった

 

オーブ「待て!無理に動いたらダメだ!」

 

そしてバルタン星人はオーブの治療を受けて、ある程度動けるようになり、人間に擬態して晴風の艦橋に入った

 

バルタン星人「地球人の諸君。初めまして、私はバルタン星人だ」

 

岬「ど、どうも初めまして、私は晴風艦長の岬明乃です」

 

芽依「ウルトラマン以外の宇宙人を見るの初めてだ・・・」

 

鈴「あぅぅ・・・」

 

バルタン星人「あはは、そんなに畏まらなくてもよいさ。これからよろしく頼む」

 

ましろ「こ、こちらこそ・・・」

 

岬「よ、よろしくお願いします」

 

バルタン星人「うん、なるほど、君たちがギンガたちが言っていたウルトラマンたちか・・・」

 

大地「えっ!?」

 

エックス「ギンガたちだと!?」

 

ミライ「ヒカルさんにショウさんたちと会ったんですか?」

 

バルタン星人「ああ、我々はある正体不明の鎧に襲われていたんだ」

 

優介「正体不明の鎧?」

 

バルタン星人「ああ、私は子供たちを守るために戦ったのだが攻撃が全く効かなかった。そこにゼロとジャスティスが加勢に来てくれたのだ」

 

我夢「あの二人が君たちの危機に駆けつけてくれたんだね?」

 

バルタン星人「ああ、遅れてギンガとビクトリーもやって来て、私を逃がすために彼らは鎧を引き付けてくれた」

 

藤宮「それでこの地球に子供たち共々やって来たというわけか・・・」

 

セリザワ「それで、その正体不明の鎧というのは?」

 

バルタン星人「ゼロが言っていた。あれはアーマードダークネスだと」

 

優介&ミライ&セリザワ「っ!」

 

我夢「アーマード・・・」

 

藤宮「ダークネス?」

 

エックス「優介、メビウス、ヒカリは何か知っているようだな?」

 

優介「知っているもなにも俺たちは過去に戦ったことがある」

 

バルタン星人「そうだったのか・・・」

 

大地「何なんですか?その・・・アーマードダークネスって?」

 

セリザワ「あれは暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人の配下が我々宇宙警備隊との全面戦争のために作られた生きた鎧装だ」

 

ミライ「その名も暗黒魔鎧装アーマードダークネス」

 

ましろ「暗黒魔鎧装・・・」

 

岬「アーマードダークネス・・・」

 

セリザワ「エンペラ星人亡き後、アーマードダークネスは着装者を求めて宇宙を放浪。我々のいた世界の地球の側で放棄されていたエンペラ星人の宇宙船ダークネスフィアにたどり着いたんだ」

 

セリザワ「そしてアーマードダークネスがダークネススフィアと接触したことが原因でダークネスフィアが再び動き出したんだ」

 

岬「えっ!?」

 

セリザワ「あの時、俺は単独でアーマードダークネスを追い、ダークネスフィアに侵入したんだ。しかし、奴はあまりにも強かった。そして俺は新たな着装者として体を奪われてしまったんだ」

 

芽依「なんか怖い・・・」

 

志摩「・・・うい・・・」

 

ミライ「ですが、あの時アーマードダークネスの支配は完全ではありませんでした。そして僕と仲間たちはアーマードダークネスに囚われていたヒカリをなんとか助け出すことに成功し、共にアーマードダークネスを倒すことができました」

 

ミー「そうだったんですか」

 

岬「優介君も戦ったの?」

 

優介「ああ、あれは簡単に勝てる相手じゃなかった。俺はレイやペンドラゴンの仲間たちと共にアーマードダークネスを倒し、囚われていたウルトラセブンの救出に成功したんだ」

 

岬「ウルトラセブン?」

 

優介「ゼロの親父だ」

 

「ええええええええええ!!!!!」

 

岬「あのゼロさんの父親だったの!?」

 

優介「ああ!」

 

幸子「ウルトラマンにも家族関係ってあるんですね。なんだか感慨深いです」

 

優介「その後にもアーマードダークネスと戦い、レイや同じレイオニクスのキール星人グランデと共に倒したんだ」

 

そしてその夜岬と鈴を除いた全員が部屋で待機していた頃

 

外では嵐や雷が発生していた

 

そして岬はなぜかぷるぷる震えていた

 

鈴「ん?岬さんどうかしたの?」

 

岬「な、なんでも・・・」

 

また雷が鳴ると

 

岬「うわあっ!」

 

岬は怯えた

 

まるで雷に恐怖を抱いているかのように

 

岬「・・・わ、私、当直変わってくる!」

 

そしてまた雷が鳴り

 

岬「うわあっ!」

 

岬は一心不乱に走り

 

そして近くにいた優介に抱きついた

 

優介「うおっ!ど、どうしたんだ?っ!」

 

抱きついた岬はものすごく震えていた

 

そしてましろの部屋にいた幸子に当直を変わってもらい、岬とそれについてきた優介もましろの部屋で一息入れていた

 

ましろ「そろそろ寝たいんですが?」

 

優介「雷がそんなに怖いのか?」

 

岬「雷が怖いっていうか・・・」

 

岬「ただ・・・思い出すから・・・」

 

そして語られた岬の辛い過去

 

岬の両親は海上安全整備局の職員だったが明乃が幼い頃に海難事故で亡くなり、自身はその際にブルーマーメイドに救助される。

 

海難事故が嵐の中での出来事だったため、その時のトラウマで雷が大の苦手なのだという

 

岬「私がもっと早く飛び込んでいたら・・・お父さんもお母さんも・・・もしかしたら・・・」

 

優介「・・・俺と同じか」

 

岬「・・・え?」

 

ましろ「・・・・・・」

 

ミー「何の話じゃ?」

 

BGM:ライトニングのテーマ(ff13)

 

そして優介は大地やましろたちに話した過去を岬とミーに話した

 

岬「・・・ぇ・・・」

 

ミー「そんな幼い頃からウルトラマンとして戦っていたのか・・・」

 

優介「ああ、俺はウルトラマンオーブの力を得てからずっと皆の命を守ろうという一心で今日まで戦ってきた。でも、その戦いの中で俺が守れなかった命があった。レイの姉のケイトやペダン星人ダイルにレイの仲間のエレキング、そして聖獣シェパードンも・・・皆、俺の目の前で・・・」

 

そして優介の脳裏にケイトたちが命を落とす瞬間が浮かんだ

 

岬「・・・ぁ・・・」

 

優介「皆俺を信じてくれてた。なのに俺は何も守れなかった!その度に何度も何度も自分を責めた。あの時なんで助けられなかったんだって・・・」

 

岬&ミー「・・・・・・」

 

そして優介は涙を堪えながら言った

 

優介「・・・だから俺は救いたいんだ!誰が何と言おうともうこれ以上目の前で大切な仲間を失うのは絶対に嫌なんだ!」

 

ミー「・・・お主は・・・」

 

岬「・・・・・・」

 

それを部屋の外で我夢、藤宮、ミライ、セリザワ、大地、エックス、バルタン星人が聞いていた

 

ミライ「彼にはウルトラマンの重圧が重すぎたんでしょうか?」

 

セリザワ「・・・大切なものを失い、彼の心はどんどん傷ついていってる・・・」

 

我夢「今はなんとか大丈夫みたいだけど・・・おそらく彼の一番大切なものが失われてしまったら、彼の心は壊れてしまうかもしれない・・・」

 

藤宮「・・・守れなかった者の苦しみ・・・か」

 

バルタン星人「彼は・・・大丈夫なのだろうか?」

 

大地「大丈夫ですよ。そうならないように俺たちが彼の力になってあげるんです!」

 

エックス「大地・・・」

 

大地「俺たちは今まで何度も彼に助けられてきた。今度は俺たちが彼を助ける番だ!」

 

それに我夢たちは頷いた

 

バルタン星人「私もできる限りのことは協力しよう!」

 

ミライ「お願いします!」

 

その後、座礁事故を起こした商店街船しんばしから救難信号を受信して、優介、大地、ミライ、セリザワ、ましろ、ミーを始めとしたメンバーで救助活動に入ろうとした

 

その時!

 

チャイルドバルタンが晴風に入ってきた

 

チャイルドバルタン「大変!」

 

バルタン星人「どうした!?」

 

チャイルドバルタン「子供たちの1人がそのしんばしという船に!」

 

優介「何!?」

 

大地「子供たちの1人がはぐれたのか!」

 

優介「俺たちがその子の救助に向かう!ここで待機していてくれ」

 

バルタン星人「・・・分かった。お願いする」

 

優介「ガレット!」

 

そしてボートに乗り、しんばしに向かった

 

幸いにも嵐や雷は止んでいた

 

甲板上は人で溢れていた

 

岬「救助開始!」

 

BGM:怪奇現象

 

大地「優介君はチャイルドバルタンの捜索を!」

 

ミライ「僕たちは皆さんの救助をフォローします!」

 

優介「分かった!」

 

ましろ「お願いします!」

 

そして救助が始まった

 

救助メンバーは戸惑うも大地やミライたちのフォローで順調に救助活動が進んでいた

 

商店街地区は既に浸水しており、幸いにも人はそこにはいなかった

 

しかしスプリンクラーが作動しておらずしんばしは動作不良を起こしていた

 

優介「・・・っ!見つけた!」

 

一方優介はチャイルドバルタンの気配を察知してその場所へと急ぐ

 

チャイルドバルタン「うぅ・・・皆、どこ?」

 

そこに優介が駆けつけた

 

優介「大丈夫か!?」

 

チャイルドバルタン「う、うん・・・」

 

優介「よし!急いで脱出するぞ!」

 

そして優介はチャイルドバルタンを連れて脱出しようと走る

 

救助活動はほぼ全て完了した

 

しかしましろは多門丸という小さい子の捜索に当たっていた

 

外ではミーが海にダイブしてボートに合流した

 

BGM:侵略の予感

 

だがそこに外に怪しい光が現れ

 

そこには

 

ボガール「ガアアアアア!!」

 

ボガールが現れた

 

セリザワ「っ!ボガール!」

 

光「ひっ!?」

 

万里小路「あれが・・・怪獣・・・」

 

ミライ「っ!まさかここにいる人たちを!」

 

大地「食べる気か!」

 

エックス「・・・まさか、このタイミングを狙っていたのか!」

 

そしてボガールは人が多い晴風ではなく、なぜか座礁したしんばしに向かっていく

 

だがそこにはましろとチャイルドバルタン、そしてウルトラマンオーブでもある優介が残っていた

 

一方その頃ましろは避難していた住民が飼っていた子猫多門丸を発見した

 

ましろ「小さい子って子猫のことか・・・」

 

優介「ましろ!」

 

そこに優介とチャイルドバルタンが合流した

 

ましろ「優介!その子がチャイルドバルタン?」

 

チャイルドバルタン「ど、どうも・・・」

 

ましろ「っ!」

 

するとましろのいた場所が浸水を始めた

 

そして万里小路から連絡が入った

 

万里小路「外にボガールが出現しました!そちらに向かってます!急いで脱出を!」

 

チャイルドバルタン「えっ!?」

 

ましろ「ボガールが!?」

 

優介「くっ!ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

ボガールが優介たちのいる場所に向けて腕を振り下ろそうとした

 

ましろ&チャイルドバルタン「うわあああああ!!!」

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!】

 

ティガ「タァーッ!」ウルトラマン「シェアッ!」

 

眩い光の拳がボガールを殴り飛ばした

 

【ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

そしてウルトラマンオーブスペシウムゼペリオンが降り立った

 

オーブ「フッ!」

 

幸子「艦長!オーブです!」

 

岬「あっ!優介君!」

 

万里小路「あれが・・・ウルトラマンオーブ」

 

光「かっこいい!」

 

オーブは手の中にいるましろとチャイルドバルタンをボートに降ろした

 

ミー「副長!」

 

光「良かったー!」

 

チャイルドバルタン「ありがとうー!」

 

ましろ「ボガールを頼む!」

 

オーブは頷いた

 

そして晴風に避難していたしんばしの乗客もオーブの出現に気づいた

 

乗客「おお!ウルトラマンだ!」

 

乗客「ウルトラマン!頑張れー!」

 

人々の声援に頷きオーブは向かっていく

 

オーブ「オォリャアッ!」

 

ボガールとオーブがぶつかり合う

 

オーブ「デァッ!」

 

パンチを入れキックしてボガールと距離を取る

 

オーブ「ウゥッ!」

 

だがボガールが念動力でオーブの動きを封じ、波動弾を放ち、オーブの左肩に当たってしまいオーブは膝をついてしまう

 

そこにボガールが容赦ないラッシュで攻撃してオーブは殴り飛ばされる

 

オーブ「グアアア!!」

 

岬「あっ!」

 

するとボガールは子供のバルタン星人たちがいる月に向かおうとしていた

 

バルタン星人「っ!子供たちが危ない!」

 

エックス「大地!我々も加勢しよう!」

 

大地「分かった!ユナイト!」

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

大地「エックスーーーーー!!!」

 

エックス「イィーサァーッ!!」

 

【エックス、ユナイテッド!】

 

エックス「テェアーッ!!」

 

そこにエックスがスパイラルキックでボガールを攻撃して、スパイラル着地した

 

岬「エックスさん!大地さん!」

 

さらにバルタン星人が巨大化してボガールをハサミで殴り飛ばした

 

鈴「バルタン星人さんも!」

 

エックスがオーブに手を差しのべる

 

エックス「立つんだ!」

 

オーブ「ああ!」

 

オーブはエックスの手を掴み、立ち上がる

 

バルタン星人「共に戦おう!」

 

オーブ「ああ!」

 

そしてオーブ、エックス、バルタン星人がボガールに挑む

 

乗客「う、宇宙人とウルトラマンが!」

 

乗客「一緒に戦ってる!」

 

オーブ「奴は雷に弱い!雷で攻撃するぞ!」

 

大地「分かった!」

 

優介「ギンガ!」

 

【ウルトラマンギンガ!】

 

ギンガ「ショウラッ!」

 

ギンガのフュージョンカードをリードして青色の粒子が放たれ、優介の右隣にウルトラマンギンガのビジョンが形成された

 

優介「エックス!」

 

【ウルトラマンエックス!】

 

エックス「イィーサァーッ!」

 

次にエックスのフュージョンカードをリードして黄色の粒子が放たれ、優介の左隣にウルトラマンエックスのビジョンが形成された

 

優介「しびれる奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!】

 

ギンガ「シェアッ!」エックス「サァーッ!」

 

【ウルトラマンオーブライトニングアタッカー!】

 

そしてトリガーを引き、青、黄、紫の順番に光りオーブオリジンはギンガとエックスのビジョンと融合してオーブはギンガとエックスの力でライトニングアタッカーにフュージョンアップした

 

オーブ「電光雷轟、闇を討つ!」

 

大地「新しいサイバーカードの力!見せてやる!」

 

大地はグルマン博士に託された新たなサイバーカードの内1枚をエクスデバイザーに差し込む

 

【サイバーデンパゴンロードします!】

 

【サイバーデンパゴンアーマーアクティブ!】

 

そしてエックスはサイバーデンパゴンアーマーにアクティブした

 

岬「エックスさんが鎧を纏った!」

 

セリザワ「あれがモンスアーマーか・・・興味深い」

 

藤宮「怪獣の力を鎧とするとは・・・やるな」

 

オーブ「おお!新しいアーマーか!期待してるぜ!」

 

エックス「任せろ!」

 

バルタン星人「行くぞ!」

 

バルタン星人が分身でボガールを包囲し混乱させる

 

エックス「セェイヤッ!」

 

その隙にエックスがジャンプして右腕のドリルでボガールを突き飛ばす

 

ボガールは少々動きが鈍くなるもエックスとバルタン星人に攻撃を仕掛ける

 

ボガールがエックスとバルタン星人に気を取られてる内にオーブが頭部の左右にあるスリットから解析波を出して分析する

 

オーブ「ギンガエックスライトニング!」

 

そして稲妻状の攻撃ギンガエックスライトニングでボガールの尻尾をピンポイント攻撃してボガールが怯んだ

 

大地「デンパゴンサンダークラッシュ!」

 

エックスはボガールにドリルを突き立ててデンパゴンサンダークラッシュでボガールをさらに怯ませ

 

オーブ「ギンガエックスセイバー!」

 

右腕からクリスタル状の剣を出して衝撃波を放ちボガールの尻尾を切り落とす

 

ボガール「ガアアアアアアアア!!!!!」

 

ボガールがよろける

 

オーブ「一気に決めるぞ!」

 

大地&エックス「ああ!」

 

バルタン星人「分かった!」

 

その隙に大地はサイバーエレキングカードをエクスデバイザーに差し込む

 

【サイバーエレキングロードします!】

 

【サイバーエレキングアーマーアクティブ!】

 

そしてエックスがサイバーエレキングアーマーにアクティブして

 

大地「エレキング電撃波!!」

 

オーブ「アタッカーギンガエックス!!」

 

バルタン星人「ハッ!」

 

バルタン星人がハサミからの光線、エックスがエレキング電撃波、オーブがアタッカーギンガエックスを放ち真正面から食らったボガールが爆発して消滅した

 

「やったーーーーー!!!」

 

ウルトラマンの勝利に人々は歓喜した

 

そして晴風に戻ったましろとチャイルドバルタンも喜んだ

 

オーブとアーマーを解除したエックスとバルタン星人が向かい合い頷き合う

 

そして

 

「ありがとう!ウルトラマン!」

 

「宇宙人もありがとうー!」

 

人々の感謝の声に頷き

 

バルタン星人は消え

 

オーブ&エックス「シュワッチ!!」

 

オーブとエックスは大空へと飛び去っていった

 

 

その後ブルーマーメイドが到着してしんばしの人々はブルーマーメイドに保護された

 

そして・・・

 

バルタン星人「子供たちを救ってくれて感謝する!」

 

岬「私たちの方こそありがとうございました!」

 

チャイルドバルタン「こちらこそありがとう!」

 

優介「ああ!」

 

バルタン星人「我々バルタン星人はこれから君たちと共に驚異に立ち向かおう」

 

岬「っ!ありがとうございます!」

 

優介「これからよろしくな!」

 

バルタン星人「ああ!こちらこそよろしく頼む!」

 

こうして人類とバルタン星人が共存できるようになった

 

その時、優介の頭にまたあの声が響いた

 

優介「ぐっ!まただ」

 

ましろ「例のSOSか?」

 

優介「ああ」

 

バルタン星人「SOS?」

 

???「聞こえるか?」

 

優介「っ!」

 

今度ははっきりと声が聞こえた

 

???「僕は今、窮地に追い込まれている。僕が完全に取り込まれるのも時間の問題だろう・・・」

 

優介「その声・・・」

 

???「頼む・・・君たちだけが頼りなんだ・・・」

 

そうして声は聞こえなくなった

 

優介「(一体誰なんだ?俺に呼び掛けてくるのは・・・)」

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

バルタン星人と友好を結ぶことができた彼らの前にまたしてもボガールが現れる。しかも体内エネルギーが急激に増大しボガールモンスとなってしまった。このままでは大爆発を起こし、甚大な被害が出る。そこで優介がある作戦を思い付く。しかしそれは自らを犠牲にした最悪の作戦だった

 

次回 サクリファイス

 

優介「ウェンディ・・・俺・・・もしかしたら帰れないかもしれない」




デンパゴンアーマーの御披露目!そして優介は一体どうなってしまうのだろうか?


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第96話 サクリファイス

今回もウルトラマンフェスティバルで登場したオリジナル要素が登場します。


【OP オーブの祈り】

 

しんばしの一件以来、バルタン星人とチャイルドバルタンは晴風のメンバーと共に行動することになり、チャイルドバルタンは主計課のメンバーと一緒に行動するようになった。最初こそ慣れはしなかったが、美甘たちのフォローもあって地球の料理を少しずつ覚えていっているようだ。

 

そんな中、セリザワからとんでもない話があった

 

岬「ボガールが生きている!?」

 

セリザワ「ああ、これを見てくれ」

 

そこには先の戦いでオーブ、エックス、バルタン星人がボガールに止めを指した時の映像をスロー再生していた

 

すると爆発の寸前にボガールが逃げた姿があった

 

岬「そんな・・・」

 

ましろ「爆発の寸前に逃げたのか・・・」

 

セリザワの話に晴風のメンバーは戸惑う

 

しかし悪い話はこれだけではなかった

 

セリザワ「俺が皆に伝えたいのはそれだけじゃない。これを見てくれ」

 

するとそこにはボガールらしき怪獣の姿があった

 

芽依「これって!?」

 

ミー「ボガール・・・なのか?」

 

セリザワ「ああ、様々な怪獣を捕食しボガールが進化した姿、その名もボガールモンス」

 

岬「ボガールモンス・・・」

 

セリザワ「しかもそいつは下手に攻撃を加えることはできない」

 

幸子「どうしてなんですか?」

 

セリザワ「ボガールモンスに進化してしまったことで、体内のエネルギーが急激に増大しているんだ。しかも体内エネルギーに引火した場合、半径100キロメートル以内が壊滅するほどの1.9ギガトンの威力を持つ大爆発が起こる」

 

その事実に晴風のメンバーは驚愕する

 

岬「何ですって!?」

 

万里小路「もしボガールモンスが街中で爆発でもしたら大惨事になってしまいます!」

 

幸子「今のボガールは移動する火薬庫と同じというわけですね」

 

セリザワ「だが、残念ながら被害を出さずに奴を倒す手段がない・・・」

 

ミライ「磁場フィールドでもあれば話は別だったんですけど・・・」

 

岬「じゃあボガールモンスは倒せないってことなんですか!?」

 

セリザワ「・・・ああ・・・」

 

その事実に全員は黙り込んでしまう

 

しかしその時、優介がある作戦を思い付いた

 

優介「・・・俺に作戦がある」

 

我夢「分かった。聞かせてくれるかな?」

 

優介「ああ!」

 

そして優介は自分が思い付いた作戦を伝える

 

優介「聞いての通りボガールモンスの体内は今も急激に増大している。何の策もなしに倒したらそれこそ甚大な被害が出る」

 

エックス「だが優介には策があるのだな?」

 

優介「ああ、メタフィールドを使う」

 

岬「メタフィールド?」

 

美甘「ああっ!スコーピスとの戦いで見せたあの姿の!」

 

優介「ああ、スペシウムシュトロームにフュージョンアップして俺がメタフィールドを張る。そしてエックス、メビウス、ヒカリも共にメタフィールドに入ってもらう」

 

大地「分かった!」

 

ミライ「それで僕たちは何をすればいいんですか?」

 

優介「簡単なこと、ボガールモンスを危険な状態にまで追い込む。そして爆発させる」

 

優介「爆発と同時にエックス、ウルティメイトゼロアーマーでメタフィールドから脱出してくれ」

 

大地「そうか!ウルトラマンゼロの力なら!」

 

エックス「メタフィールドを脱出できる!」

 

優介「そういうこと」

 

これならボガールモンスを倒せる

 

誰もが希望を抱いた

 

しかし・・・

 

セリザワ「・・・君は、それでもいいのか?」

 

優介「・・・・・・」

 

我夢「僕もこの作戦には納得できない」

 

岬「えっ?」

 

ましろ「どうしてですか?」

 

藤宮「いいか?メタフィールドは今ここにいるウルトラマンネクサスの力を使うことができるオーブだけが維持できる」

 

我夢「だがそれは同時にメタフィールドを維持するためにメタフィールドに残らなければならない・・・つまり」

 

岬「っ!まさか!」

 

BGM:ナオミ悲しみのメロディ

 

セリザワ「・・・メタフィールドに残ったオーブはボガールの爆発に巻き込まれる」

 

その作戦の内容に晴風乗員全員が驚愕した

 

万里小路「まさかボガールモンスの爆発を自ら抑えるというのですか!?」

 

優介「ああ、これしか被害を最小限に抑える方法がないからな」

 

芽依「・・・何だよそれ?」

 

志摩「・・・うい・・・」

 

ミー「お前!死ぬつもりじゃあるまいな!?」

 

岬「っ!」

 

優介「・・・・・・」

 

岬「・・・なの許さない」

 

優介「?」

 

岬「そんなの絶対に許さない!」

 

優介「・・・・・・」

 

岬「そんなこと、絶対に賛成できない!」

 

ましろ「何バカなことを言ってるんだ!?」

 

黒木「あなた死ぬ気!?」

 

鈴「そんなことをしたら優介さんが危険です!」

 

芽依「そんな危ない作戦、賛成できないよ」

 

志摩「うい・・・」

 

美甘「そんな危ない作戦止めて!」

 

晴風の皆はこの作戦に反対するが・・・

 

優介「なら他にいい方法があるのか?」

 

幸子「・・・それは・・・」

 

それに皆は黙り込んでしまう

 

優介「そういうことだ。メタフィールドしかボガールモンスの爆発を抑えられる方法はない」

 

我夢「君はなぜそんな作戦を簡単に実行できるんだ!」

 

大地「どうして君はいつも自分を大事にしようとしないんだ!」

 

エックス「そんな危険な作戦には賛成できない!」

 

セリザワ「復讐に囚われていた頃の俺なら反対しなかっただろうが、それはあまりにも危険すぎる!」

 

ミライ「もしその作戦を実行したとして優介さんが無事という保証は・・・」

 

これには他のウルトラマンたちも反対した

 

優介「この作戦をやめろと言うのか!?この作戦だけがボガールモンスを倒せる唯一の希望なんだ!これをやらなければこの星の多くの命が犠牲になるんだぞ!?」

 

藤宮「もっと自分を大事にしろ!自分を大事にできない奴にこの星は守れない!」

 

優介「・・・っ・・・」

 

藤宮「玲子が教えてくれた。地球を救うよりまず自分を大事にしろとな。お前を心配する奴は大勢いるんじゃないのか?」

 

優介「・・・・・・」

 

岬「ねえ!お願いだから!そんな作戦は・・・」

 

優介「それ以上言うな!!!!!」

 

岬「っ!」

 

優介の叫びが教室中に響いた

 

優介「・・・これしか・・・これしか救う方法はないんだ!!」

 

そう言って優介は教室を出ていった

 

岬「ぐすっ!どうして・・・」

 

残酷な事実に岬は涙を流しながら崩れ落ちてしまう

 

ましろ「艦長!」

 

バルタン星人「・・・・・・」

 

そして優介は外に出て、海の景色を眺めていた

 

優介「(ウェンディ・・・俺、もしかしたら・・・)」

 

 

優介「(・・・帰れないかもしれない・・・)」

 

バルタン星人「優介」

 

そこにバルタン星人がやって来た

 

優介「あ、バルタン」

 

バルタン星人「・・・君も多くの命を守ろうと必死なのは分かった」

 

バルタン星人「だが、今回の作戦にはさすがに同意できない」

 

優介「・・・・・・」

 

バルタン星人「確かに私たちと子供たち、そしてこの星を守ろうとする気持ちは嬉しい。しかし、無事に帰れる保証はどこにもないんだぞ?」

 

優介「・・・・・・」

 

バルタン星人「今の君の意思では、その作戦を実行に移すわけには行かない」

 

優介「・・・・・・」

 

バルタン星人「もっと仲間たちのことを考えてどうするかを決めるんだ」

 

優介「・・・俺は・・・」

 

しかしそんな時にボガールモンスが飛行で晴風に向かって来ていた

 

優介「やはり来たか!」

 

ましろ「・・・優介・・・」

 

鈴「・・・優介さん・・・」

 

優介「大丈夫、奴は必ず倒す!」

 

大地「たとえそれが自分の身を犠牲にすることになったとしても?」

 

優介「・・・そうだ!」

 

我夢「分かっているのか?こんな残酷な作戦を実行するということが何を意味するのかを・・・」

 

優介「もちろん分かってるさ!下手したら俺はその爆発に耐えきれず死ぬかもしれない!・・・けどな、黙って見ているなんてことはできない!・・・できないんだよ!」

 

我夢「優介君!その気持ちは嬉しい・・・」

 

優介「だったら・・・」

 

我夢「もし君が爆発に耐えきれなかったら、メタフィールドが解け、爆発が外に広がってしまう」

 

藤宮「その結果、数多き尊い命が失われてしまう」

 

岬「そんな作戦は絶対にさせない!」

 

優介「・・・戻ればいいんだ」

 

岬「えっ?」

 

優介「必ず爆発を耐えて、晴風に戻ればいい。違うか?」

 

岬「・・・・・・」

 

ましろ「・・・行ってこい」

 

優介「っ!」

 

岬「しろちゃん!?」

 

ましろ「ただし、ちゃんと生きてここに戻ってこい!じゃなきゃ、許さない」

 

優介「・・・分かった!」

 

優介「必ず爆発から生き延びて、ここに戻ってくる!約束する!」

 

ましろ「・・・分かった」

 

芽依「ま、何度も助けられてる身だし、わがままを聞いてもいいか」

 

志摩「うい!」

 

鈴「心配じゃないって言えば嘘になりますけど、どうか気をつけてください!」

 

万里小路「優介さんがご無事にここに戻ってくることを祈っています!」

 

幸子「どうかご武運を!」

 

美甘「美味しいご飯作って待ってるからね!」

 

麻侖「いっちょぶちかましてこいってんだい!」

 

黒木「死んだら皆承知しないから!」

 

ミー「必ず勝つんじゃぞ!」

 

優介「皆・・・」

 

エックス「ふぅ・・・そこまで言われてしまったら、さすがに否定はできないか」

 

大地「そうだね」

 

ミライ「僕たちも全力でサポートします!」

 

セリザワ「共にボガールを倒すぞ!」

 

優介「ああ!」

 

岬「・・・絶対だから」

 

岬「皆で待ってるから・・・絶対に約束を守って!」

 

優介「・・・ああ!分かった!」

 

そして

 

幸子「ボガールモンスを捕捉しました!」

 

優介「行くぞ!」

 

ミライ「メビウーーーース!!!」

 

ミライは左腕にメビウスブレスを出現させて、メビウスブレスをスパークさせ、掲げて光に包まれてウルトラマンメビウスに変身した

 

セリザワは右腕にナイトブレスを出現させて、ブレードを装着して光に包まれてウルトラマンヒカリに変身した

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

大地「エックスーーーーー!!!」

 

エックス「イィーサァーッ!!」

 

大地はエクスデバイザーの上部のボタンを押して側面のパーツをX字に展開したXモードに変形させるとエックスのスパークドールズが出現し、リードして高く掲げ、X字の光に包まれてウルトラマンエックスにユナイトした

 

【エックス、ユナイテッド!】

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

まずウルトラマンのフュージョンカードをリードして青色の粒子が放たれ、優介の右隣にウルトラマンのビジョンが形成された

 

優介「ネクサス!」

 

【ウルトラマンネクサス!】

 

ネクサス「シュアッ!」

 

次にネクサスのフュージョンカードをリードして青色の粒子が放たれ、優介の左隣にウルトラマンネクサスのビジョンが形成された

 

優介「絆の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!】

 

ウルトラマン「シェアッ!」ネクサス「ディアッ!」

 

【ウルトラマンオーブスペシウムシュトローム!】

 

そしてトリガーを引き、青、青、白という順番に光り、オーブオリジンはウルトラマンとネクサスのビジョンと融合して、ウルトラマンオーブスペシウムシュトロームにフュージョンアップした

 

オーブ「受け継がれてゆく魂の絆!」

 

そして4人のウルトラマンの出現に気づいたボガールモンスが4人を捉えて標的を晴風からウルトラマンたちに変える

 

挿入歌:オーブの祈り

 

オーブ「フッ!ウウウウ!デェアッ!」

 

オーブはフェーズシフトウェーブでメタフィールドを張り、ボガールモンスをメタフィールド内に閉じ込めた

 

ましろ「メタフィールドに入ったか・・・」

 

岬「(お願い!無事に戻って来て!)」

 

岬はオーブが無事に戻ってくることを祈った

 

オーブ「デァッ!」

 

オーブがボガールモンスに蹴りを入れ

 

メビウス「ハッ!」

 

メビウスがパンチを叩き込む

 

ヒカリとエックスがボガールモンスの両腕を抑えるが振り払われる

 

オーブ「シュワッ!」

 

オーブはボガールモンスを飛び越えながら頭にキックしてボガールモンスが怯み

 

メビウス「シアッ!」

 

そこにメビウスが飛び蹴りでボガールモンスは吹き飛び、壁に激突する

 

立ち上がったボガールモンスが電撃を放つ

 

しかしその時大地がサイバーベムスターのサイバーカードをエクスデバイザーに差し込む

 

【サイバーベムスターロードします!】

 

【サイバーベムスターアーマーアクティブ!】

 

大地「ベムスターリバース!!」

 

そしてサイバーベムスターアーマーを装着したエックスがボガールモンスの電撃を吸収して跳ね返した

 

ヒカリ「ジェアッ!」

 

怯んだところにヒカリが飛びながら強烈なパンチを叩き込みしゃがむ

 

エックス「セイヤッ!」

 

そこにアーマーを解除したエックスがヒカリの背中を支えに飛び蹴りを加えボガールモンスが倒れる

 

ヒカリ「いい動きだ!」

 

エックス「ありがとう!」

 

ボガールモンスは立ち上がり頭部の先端が二又に分かれた尾でエックスとヒカリを捕らえようとしたが

 

オーブ「シュトロームソード!!」

 

メビウス「セェアッ!」

 

オーブのシュトロームソードとメビウスのメビュームブレードで尾を切り裂いた

 

メビウス「セアッ!」

 

ヒカリ「デェアッ!」

 

そしてメビウスとヒカリが飛翔し

 

メビウス&ヒカリ「ツインストリームランサー!!」

 

メビウスとヒカリが交互に攻撃する連携技ツインストリームランサーでボガールモンスを追い詰めた

 

メビウス「今です!」

 

ヒカリ「決めろ!」

 

オーブ「ああ!行くぞエックス!大地!」

 

大地&エックス「ああ!」

 

そして特訓の際に二人が得た新たな必殺技が放たれる

 

その名も

 

オーブ&エックス&大地「メガキズナ光線!!!」

 

オーブとエックスの合体技メガキズナ光線がボガールモンスに直撃して

 

ボガールモンスは倒れた

 

オーブ「やったな!」

 

エックス「ああ!」

 

BGM:ベリアル-進撃

 

その時、ボガールモンスに異常が発生した

 

我夢「ボガールモンスの体内エネルギーが急上昇!危険な状態だ!」

 

オーブ「エックス!大地!」

 

大地「分かった!」

 

エックス「よし!」

 

そして大地はウルティメイトゼロのサイバーカードを差し込む

 

【ウルティメイトゼロロードします!】

 

【ウルティメイトゼロアーマーアクティブ!】

 

そしてエックスはウルティメイトイージスを模したサイバーアーマー、ウルティメイトゼロアーマーにアクティブした

 

そしてエックスが開いた時空の穴に向かって、エックス、メビウス、ヒカリが飛び立つ

 

しかし、なんとボガールモンスがまだ立ち上がろうとしていた

 

オーブ「フッ!」

 

エックス「っ!」

 

しかしそれに気づいたオーブがシュトロームソードを出してボガールモンスを貫く

 

オーブ「行け!まもなくボガールは大爆発を起こす!」

 

オーブ「このままメタフィールドを維持しながら爆発を食い止める!」

 

メビウス「バカを言わないでください!」

 

エックス「そこにいたら君は確実に死ぬぞ!」

 

大地「優介君!早く下がって!」

 

オーブ「早く脱出しろ!」

 

ヒカリ「っ!しかし!」

 

オーブ「早く!!」

 

幸子「まもなくボガールが大爆発を起こします!」

 

ミー「まだエックスたちが出てきてないぞ!」

 

鈴「皆さん!」

 

藤宮「もう時間がない!」

 

バルタン星人「早く脱出するんだ!」

 

すると我夢がエスプレンダーを突き出し、ウルトラマンガイアに変身してエックスが開いてくれた時空の穴に突入してメタフィールドに入る

 

メビウス「っ!」

 

ヒカリ「っ!メビウス!」

 

エックス「ガイア!」

 

ガイアとメビウスがオーブの元に向かう

 

ガイア「彼を頼む!」

 

メビウス「分かりました!」

 

そしてついにボガールモンスがオーブの前で大爆発を起こしてしまう

 

岬「優介君ーーーーー!!!!!」

 

だが間一髪でメビウスがオーブを救助して

 

ガイア「デュアッ!オオオオオオオオオ!!!デェアアアアッ!!!」

 

ガイアは以前ディグローブという物体の爆発を阻止した時に使ったのと同様のウルトラバリアーを張ってボガールモンスの爆発を覆い、爆発の範囲はバリア内にとどまった

 

エックス「作戦成功だな!大地!」

 

大地「ああ!」

 

しばらくするとメタフィールドが解除され、ウルトラマンたちの無事の姿があった

 

ましろ「勝った・・・ウルトラマンたちが勝った!」

 

「やったーーーーー!!!」

 

そしてウルトラマンたちは変身を解除して晴風に戻った

 

藤宮「無事で何よりだ」

 

大地「一時はどうなるかと思ったよ」

 

エックス「私もだ」

 

藤宮「一体どうやったんだ?」

 

我夢「ディグローブの爆発を阻止した時に使ったバリアーでボガールの爆発を抑えたんだ」

 

藤宮「そうか。その手があったか」

 

美甘「よかったー!」

 

万里小路「ふぅ・・・」

 

芽依「ハラハラしたよー!」

 

志摩「ういー!」

 

チャイルドバルタン「これで一安心だね!」

 

岬「優介君・・・」

 

優介「・・・ただいま」

 

岬「っ!・・・」

 

 

岬「お帰りなさい」

 

そして優介は皆の元へ歩いていく

 

 

 

だが

 

 

岬の横に何かが倒れた

 

 

岬「・・・ぇ・・・」

 

 

そう・・・

 

 

岬「優介君ーーーーー!!!!!!」

 

 

優介が倒れてしまったのだ

 

 

その頃、アーマードダークネスの中にいるウルトラマンが優介が倒れたことを察知した

 

???「あんな若い子に・・・僕は・・・俺は・・・」

 

アーマードダークネスに囚われてしまった自分の不甲斐なさを感じていた

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

ボガールモンスの大爆発を受けて重傷を負ってしまった優介、しかし、さらに襲来する最悪の敵、月でギンガたちを追い詰めたあの悪魔がやって来る

 

次回 暗黒の鎧再び

 

受け継がれて行く魂の絆!




今回登場したのはオーブとエックスの合体技メガキズナ光線でした。ところで謎のウルトラマンの一人称が僕と俺の両方を使うことが判明しました!これはまさか・・・


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第97話 暗黒の鎧再び

今回でついにアーマードダークネスを着装しているウルトラマンの正体が分かります。


【OP オーブの祈り】

 

優介がボガールモンスを倒して倒れた直後、惑星O-50にいるウェンディは優介が倒れたことに気づいていないが、胸を抑え心が締め付けられるほど苦しい思いをしていた

 

ウェンディ「な、何?これ・・・なんでこんなに心が苦しいの?」

 

ウェンディ「ぐすっ!優介くん・・・怖いよ!」

 

そしてそれはギンガたちも気づいた

 

ギンガ「これは!」

 

ビクトリー「あいつに何かあったのか!?」

 

ジャスティス「優介、お前はまさか・・・」

 

ゼロ「なんかすげー嫌な感じがするぜ!急ぐぞ!」

 

ギンガ&ビクトリー&ジャスティス「ああ!」

 

ボガールモンスを倒して数日後、

 

優介「・・・・・・」

 

あれ以来優介は一向に目が覚めず、みなみさんはもちろん岬も付きっきりで看病していた

 

我夢「無事に見えたけど、やっぱり・・・」

 

藤宮「ああ、ボガールモンスの大爆発の影響はやはり体に残っていたんだ」

 

ましろ「優介・・・お前・・・なんでこんな無茶を!」

 

ミー「・・・でも、彼がメタフィールドに閉じ込めなければ、もっと多くの命が失われていた・・・」

 

ミライ「くっ!僕たちがもっと早くボガールを倒せていれば!こんなことには!」

 

セリザワ「君に全てを背負わせてしまってすまない・・・」

 

他のウルトラマンたちも責任を感じていた

 

岬「みなみさん、優介君の具合は?」

 

みなみ「あと2日は安静だな。それだけあの爆発の影響を受けたんだろうな」

 

岬「ごめんなさい。あとはよろしくお願い」

 

岬は保健室から出ていった

 

そして自分の部屋に入り、ベッドに飛び込んで

 

岬「うぅ!うわああああああああん!!!!」

 

泣いてしまった

 

それからというもの、怪獣や宇宙人の出現はないものの晴風の空気は重たく、誰一人笑って過ごしてはいなかった

 

幸子「・・・・・・」

 

鈴「・・・優介さん、無事ですよね?」

 

ミー「・・・それは・・・」

 

ましろ「なんで・・・」

 

ましろ「なんで優介だけが苦しまなくちゃいけないんだ!!!」

 

ましろは優介の力になれないことが悔しかった

 

芽依「副長・・・」

 

志摩「うい・・・」

 

それはここにいる全員がそうだろう

 

 

その時、強大な闇の気配を感じた

 

そして晴風の前に現れたのは

 

アーマードダークネス「・・・・・・」

 

暗黒魔鎧装アーマードダークネスだった

 

藤宮「こいつは!」

 

ミライ「アーマードダークネス!」

 

セリザワ「バルタン星人の言ったことは本当だったか!」

 

アーマードダークネスは晴風に接近してくる

 

ミライ「ここは僕たちに任せてください!」

 

バルタン星人「頼む!」

 

それに全員が頷いた

 

我夢「ガイアーーーーー!!!」

 

藤宮「アグルーーーーー!!!」

 

ミライ「メビウーーーーース!!!」

 

大地「エックスーーーーー!!!」

 

アーマードダークネスの前に、ガイア、アグル、メビウス、ヒカリ、エックスが立ちはだかった

 

エックス「ここから先へは行かせないぞ!」

 

ヒカリ「今度こそ貴様を倒す!」

 

アーマードダークネスはダークネストライデントを伸ばすが、ウルトラマンたちはそれを避ける

 

メビウス「奴の武器を奪って攻撃してください!」

 

アグル「分かった!」

 

【ウルトラマンエックス、パワーアップ!】

 

大地&エックス「エクシードエックス!!」

 

そしてエックスは虹色の巨人エクシードエックスにパワーアップした

 

大地&エックス「エクスラッガー!!」

 

ヒカリ「ディアッ!」

 

メビウス「シェアッ!」

 

エックスがエクスラッガー、メビウスがメビュームブレード、ヒカリがナイトビームブレードで斬りかかり、その隙にアグルが腰にある武器ダークネスブロードを抜き取ろうとしたが

 

アーマードダークネスはそれを予測して、ダークネストライデントを振り回し、4人を吹き飛ばす

 

するとアーマードダークネスはダークネストライデントからワイドゼロショットを放った

 

それにウルトラマンたちは驚いたがギリギリで避けた

 

エックス「っ!今のは!」

 

大地「ゼロのワイドゼロショット!?」

 

ガイア「なぜ奴がそれを撃てるんだ!?」

 

すると今度はウルトラフュージョンシュートを放ってきた

 

ガイア「っ!」

 

メビウス「何!?」

 

5人は合体シールドを張るが、とてつもない威力にあっさりとバリアが破られ、食らってしまう

 

ガイア&アグル&メビウス&ヒカリ&エックス「うわああああああああ!!!」

 

それによりカラータイマーが早くも点滅を始めてしまった

 

エックス「ぐっ!何て奴だ!」

 

大地「ウルトラフュージョンシュートも放てるなんて・・・」

 

するとアーマードダークネスは狙いを晴風に変えて向かっていく

 

岬「ひっ!?」

 

芽依「こっちに来る!?」

 

メビウス「っ!ダメだ!」

 

ヒカリ「体が・・・動かない!」

 

そしてアーマードダークネスがダークネストライデントを振り上げた

 

岬&ましろ&ミー&芽依&志摩&鈴「うわああああああああ!!!」

 

その時!

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムシュトローム!】

 

眩い光がアーマードダークネスの動きを封じた

 

BGM:ネクサス~Final Fight~

 

オーブ「ンンンンンンンン!!ウェアッ!グッ!ウオオオオ!!」

 

そこに満身創痍のオーブがアーマードダークネスを必死で抑えていた

 

岬「あっ!」

 

ましろ「オーブ!」

 

ミー「優介!」

 

芽依「目が覚めたのか!?」

 

幸子「でもいつもと声が違います」

 

鈴「苦しそうな声・・・」

 

オーブ「シュッ!ウゥ!グェアッ!」

 

アーマードダークネスはオーブを振り払おうとするもオーブはなにがなんでも離さずアーマードダークネスを晴風から引きはなそうとしていた

 

しかしついに振り払われダークネストライデントの突きを食らい、レゾリューム光線が左肩に直撃してしまう

 

オーブ「グアアア!!」

 

鈴「あっ!」

 

ボガールの波動弾にやられた左肩をレゾリューム光線を食らいまた痛めてしまう

 

オーブ「ウアアア!グゥッ!グゥアアッ!!」

 

痛めていた箇所をさらに痛めたために苦しみながら左腕を抑える

 

そしてアーマードダークネスは標的を晴風に変える

 

オーブ「フッ!?ウアアア!シュッ!ウオオオオオオ!!!ウアアッ!」

 

しかしそれに気づいたオーブがアーマードダークネスにしがみつき、押し返す

 

だが振り払われ、また肩を痛む

 

しかし、すぐにアーマードダークネスを必死に抑える

 

オーブ「フッ!ウオオオ!ンンンンンンン!!グゥッ!」

 

どんなに傷ついてもオーブはアーマードダークネスを晴風に近づけさせなかった

 

オーブ「(絶対に・・・はぁ、はぁ、させるか!)」

 

岬「・・・なんでそこまで・・・」

 

ミー「もういい!やめるんじゃ!」

 

バルタン星人「・・・君は何があっても守るつもりなのか・・・」

 

オーブ「グゥアアッ!グゥッ!フッ!ウアアアアアアアアアアア!!!!」

 

そしてカラータイマーが点滅を始めるも、オーブは必死にアーマードダークネスを抑え、そして力を振り絞って投げ飛ばす

 

オーブ「はぁ!はぁ!はぁ!」

 

だがオーブは体がもう限界なのか膝をついてしまう

 

アーマードダークネスは立ち上がり振り向く

 

しかしその隙を見逃さなかったオーブがダークネスブロードを抜き取り

 

オーブ「デェェェェアアアアアアアアッ!!!!」

 

アーマードダークネスの角に一太刀を入れた

 

そして角に傷が付き、内部が一部見えてそこには

 

オーブ「っ!」

 

アーマードダークネスの中にいた者の額には菱形のクリスタルがついていた

 

オーブ「っ!あれは!」

 

メビウス「あの額のクリスタル・・・どこかで」

 

ガイア「あの額のクリスタル、見覚えがある」

 

エックス「ああ」

 

大地「っ!まさか!アーマードダークネスの中にいるのは!?」

 

だがアーマードダークネスが動きを鈍くなりながらも再びオーブに接近して、ダークネストライデントを振り上げた

 

その時

 

アーマードダークネス「!?」

 

またしても動きが止まった

 

オーブ「フッ!?」

 

???「若きウルトラマン。聞こえるか?」

 

オーブ「はっ!その声はまさか!?」

 

???「残念ながら君の想像している人物ではない。僕の肉体と一体化した彼の事だろう。よく聞くんだ。この鎧は僕の光線を吸収する能力を身に付けている。だが、こうして動きを封じているときは光線が効く。次に動きを止めるチャンスがあった時はその時は全力の光線を放ってくれ。そうすれば鎧は砕ける」

 

オーブ「それでお前は助かるのか!?」

 

???「ああ!次のチャンスまでは持たせる」

 

そして声は聞こえなくなり再びアーマードダークネスが動きだしレゾリューム光線を放とうとした

 

その時

 

「ビクトリューム光線!」

 

「ワイドゼロショット!」

 

「ギンガクロスシュート!」

 

「ビクトリウムシュート!」

 

上空から4つの光線が放たれ、アーマードダークネスはそれを瞬時に避けて撤退した

 

岬「何!?」

 

ましろ「空からの攻撃?」

 

そして舞い降りたのは

 

ウルトラマンジャスティス、ウルトラマンゼロ、ウルトラマンギンガ、ウルトラマンビクトリーだった

 

ガイア「っ!」

 

アグル「あれは!」

 

メビウス「ゼロ!」

 

ヒカリ「ビクトリー!」

 

エックス「ギンガ!」

 

ギンガたちはガイアたちに駆け寄った

 

ゼロ「へっ!ギリギリ間に合ったみてぇだな?」

 

ギンガ「久しぶりだな!大地!エックス!」

 

ビクトリー「元気にしていたか?」

 

大地「はい!お二人こそお元気そうで!」

 

ヒカリ「まさか今度は君に助けられるとはな」

 

ビクトリー「っ!ウルトラマンヒカリ!ナイトティンバーを俺に授けてくれたこと感謝しています」

 

ヒカリ「礼には及ばないさ」

 

ガイア「ヒカル、ショウ、久しぶりだね」

 

メビウス「またあなたたちに助けられましたね」

 

ギンガ「ウルトラマンガイア!それにウルトラマンメビウス!」

 

ビクトリー「エタルガーの戦いの時は世話になりました」

 

メビウス「いえ、僕たちの方こそあなたたちに助けられました。ありがとう」

 

オーブ「はぁ、はぁ!くそ!体が、ぐっ!動かない!」

 

するとオーブは膝をついてしまい蜃気楼のように消えた

 

ジャスティス「っ!オーブ!」

 

ゼロ「あのバカ野郎!」

 

そしてウルトラマンたちは変身を解除して、優介は保健室に運ばれた

 

ジュリ「私の名はジュリ、ウルトラマンジャスティスだ。よろしく」

 

ラン「俺はウルトラマンゼロ、かつて一体化したランという青年の姿を借りている。よろしくな!」

 

ヒカル「俺の名前は礼堂ヒカル、ウルトラマンギンガ、よろしくな!」

 

ショウ「俺の名はショウ、ウルトラマンビクトリーだ。よろしく頼む」

 

バルタン星人「おお!無事だったか!」

 

ヒカル「ああ、お前も子供たちと無事に合流できたみたいだな」

 

バルタン星人「ああ、君たちのおかげだ!ありがとう!」

 

ラン「そんなわけで、これからしばらく世話になるぜ」

 

ましろ「こちらこそ、よろしくお願いします」

 

ミー「・・・じゃが、今は・・・」

 

そして保健室に向かい

 

岬「ぐすっ!うぅ、優介君!」

 

そこには先ほどよりもひどい状態の優介がベッドに横たわっており、そんな彼を岬は涙を流しながら見ていた

 

ヒカル「優介・・・お前・・・」

 

ショウ「随分とひどい状態だな」

 

ラン「治るのか?」

 

みなみ「ひとまずしばらく安静だな。あんな満身創痍の状態で戦ったからな」

 

そして数時間後

 

優介「・・・っ・・・」

 

優介が目を覚ました

 

ミライ「っ!優介さん!」

 

セリザワ「目を覚ましたか!」

 

優介「・・・ミライ、セリザワ、我夢、藤宮、大地、エックス・・・それに」

 

ジュリ「サンドロスとの戦い以来だな」

 

ヒカル「よっ!久しぶりだな!」

 

ショウ「また随分と無茶をしたようだな」

 

優介「・・・ジュリ、ヒカル、ショウ・・・」

 

ラン「お前大丈夫か?」

 

優介「・・・・・・」

 

ラン「あ?何だよ?」

 

優介「・・・お前誰!?」

 

ラン「はぁ!?おい!俺だよ!俺!」

 

ランは左腕のウルティメイトブレスレットを見せた

 

優介「っ!まさかゼロ!?」

 

ラン「ああ、訳あって今はかつて一体化したランっていう青年の姿を借りてるってわけだ」

 

優介「そうか・・・」

 

すると岬が立ち上がり、鋭い目で優介を見つめた

 

岬「・・・・・・」

 

優介「岬?」

 

岬「・・・なんで戦ったの?なんで!?」

 

ミー「ボガールとの戦いの傷はまだ癒えていなかったんだぞ!?」

 

優介「・・・皆がな」

 

ましろ「えっ?」

 

優介「・・・皆が傷つけられるのを黙って見てられなくてな」

 

鈴「私たちのためにじっとしてられなかったっていうんですか!?」

 

岬「・・・バカだよ・・・」

 

優介「ふっ、言い返せないな」

 

 

岬「いい加減にしてよ!!!!」

 

岬「守る守るって、守られた方がどう思うのか考えたことあるの!?」

 

岬「自分の事を考えてくれなきゃ、優介君が守りたかった人たちが悲しむんだよ!?」

 

優介「・・・たとえ自分の身を犠牲にしてでも守らなければならない時があるんだ!」

 

岬「だからって!優介君がそこまでする必要があるの!?」

 

優介「・・・それは、他のウルトラマンにも言えることなのか?」

 

岬「えっ?」

 

優介「ウルトラマンは宇宙の平和を守るために戦わなければならない。たとえどんなに傷ついても、どんなに強大な敵が現れたとしてもな!」

 

岬「・・・・・・」

 

ましろ「艦長、今の優介に何を言っても無駄です。少し休ませてあげましょう」

 

岬「・・・分かった」

 

そうして岬、ましろ、ミー、鈴は保健室から出ていった

 

大地「それにしてもあのアーマードダークネスはなぜゼロやヒカルさんたちの光線を撃てたんですか?」

 

ラン「ああ!そうそう!それはアーマードダークネスを着装しているウルトラマンの能力だ」

 

我夢&藤宮&ミライ&セリザワ&大地&エックス「っ!」

 

ミライ「何ですって!?」

 

大地「本当なんですか!?」

 

ショウ「ああ!」

 

ジュリ「奴は私たちの光線を吸収してそれを倍増し、自分の武器としたのだ」

 

セリザワ「そうか。だから君たちの光線が撃てたというわけか」

 

優介「(額のクリスタル、光を闇に変換する能力・・・)」

 

我夢「それで、そのウルトラマンについて何か分かったことはあるのかい?」

 

ヒカル「ゼロは光と闇を併せ持つウルトラマンっていうけど、本当にそんなウルトラマンなんているのか?」

 

優介「っ!分かったぞ!囚われているウルトラマンの正体が!」

 

ヒカル「本当か!?」

 

優介「ああ!今のヒカルの証言で確信できた!額のクリスタル、そして光と闇を併せ持つ、そして光線を吸収する能力で繋がった!」

 

 

 

優介「あれを着装しているのは黒いウルトラマンティガだ!!」

 

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

ついにアーマードダークネスに囚われているウルトラマンの正体が判明した。それはウルトラマンティガが闇の姿となったティガダークであった。幸いにも正義の心を持っているため光と闇の存在といえるだろう。だが、なぜか今まで見てきたティガとは違う雰囲気を感じる。

 

次回 囚われのティガダーク

 

まさかあれは、ウルトラマンティガそのものなのか!?




アーマードダークネスを着装していたのは黒いウルトラマンティガ。つまりティガダークでした。本当ならダイゴを出したかったんですが、これといってダイゴを出せるエピソードが思い付かず、こうしてティガ自身を出すことにしました。ダイゴファンの皆さんすみません!


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第98話 囚われのティガダーク

アーマードダークネスとの戦い、ついに決着!


【OP オーブの祈り】

 

大地「黒いウルトラマンティガ!?」

 

エックス「それがアーマードダークネスの中にいるウルトラマンの正体か」

 

ヒカル「ああ!そういえば俺そいつと戦ったことがあるぜ!」

 

優介「何だって!?」

 

ショウ「お前と友也が戦ったという降星町での出来事だったか」

 

ヒカル「ああ、確かティガダークって名前だったな」

 

大地「ティガダーク・・・」

 

セリザワ「文字通り闇のティガか・・・」

 

エックス「それは本当なのか?」

 

優介「ああ、ティガは昔、闇の巨人でもあったんだ」

 

ミライ「えっ!?」

 

我夢「ティガが!?」

 

優介「ああ、3000万年前の永き戦いで心がすり減って闇の巨人になってしまったんだけど、ある人物が彼を光に戻してくれたという」

 

セリザワ「3000万年前の永き戦い・・・」

 

藤宮「そんな昔からティガは地球にいたというわけか」

 

優介「ああ・・・」

 

ミライ「じゃあ、あれはマドカ・ダイゴさんなんですか!?」

 

優介「いや、似ているが違う」

 

大地「じゃあ!ユウト君でも?」

 

優介「違うな。俺がこれまで出会った。ダイゴの息子のマドカ・ツバサでもない。かといってアムイというわけでもない・・・」

 

優介「もしかしたらあれは、ウルトラマンティガそのものなのかもしれない」

 

ミライ「ティガそのもの・・・」

 

優介「性格や声はダイゴに似ているかもしれないが、人間の気配を感じなかった。まるで光そのもののようだ」

 

優介「・・・でも、なんかおかしいんだ」

 

大地「何が?」

 

優介「本来のティガは魂と肉体を分離して宇宙に去っていったんだ」

 

ヒカル「肉体と魂が分離!?」

 

ショウ「そんなことできるのか?」

 

優介「ああ、現にマドカ・ダイゴが石像となっていたティガの肉体と一体化したことで現代によみがえったんだ」

 

エックス「そういえば玉城ユウトもあのアイテム、確かスパークレンスだったか。それでティガの石像と一体化してよみがえったな」

 

優介「ああ、簡単に言えば人間ウルトラマンって感じだな」

 

ミライ「人間ウルトラマン・・・」

 

我夢「肉体と魂が分離か・・・」

 

セリザワ「そんな彼がなぜか闇の巨人だった頃の肉体を持って、アーマードダークネスに囚われている」

 

ヒカル「ティガの身に何かあったんじゃないか?」

 

ショウ「何らかの理由で肉体が復活したようだが・・・」

 

ジュリ「詳しいことは直接本人に聞くしかないようだな」

 

その後、ティガダークがアーマードダークネスの中に囚われていることが晴風のメンバー全員に知れ渡った

 

そして保健室に優介1人になった

 

優介「・・・・・・」

 

バルタン星人「大丈夫か?」

 

そこにバルタン星人が入ってきた

 

優介「ああ、なんとかな」

 

バルタン星人「全く、君は他人を心配させすぎだ」

 

優介「申し訳ない・・・」

 

バルタン星人「・・・だが、あの時君が戦わなかったら私たちは今頃やられていただろう。いつもすまないね」

 

優介「ふっ、気にすんなよ」

 

バルタン星人「それにしても驚いたな。そのティガというウルトラマンがあのアーマードダークネスの中にいたとは・・・」

 

優介「ああ、ティガの相手の能力を吸収する能力をアーマードダークネスが利用していたんだろう」

 

バルタン星人「なるほど、だからあれほど強すぎるというわけか」

 

そして数時間後、アーマードダークネスが再びやって来た

 

だが、アーマードダークネスはまだ完全には回復できていなかった

 

ミライ「ティガ!」

 

ラン「あいつの中に居やがるのか!」

 

大地「なんとかしてティガの救出を!」

 

そう言って大地たちが動こうとしたが

 

みなみ「艦長!優介が!」

 

岬「えっ?」

 

アーマードダークネスに向かって走る優介の姿が見えた

 

岬「ダメえええええええ!!!!!」

 

優介「ぐあああああああああああ!!!!!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムシュトローム!】

 

優介はオーブスペシウムシュトロームにフュージョンアップしてアーマードダークネスの前に立ちふさがる

 

オーブ「俺は絶対に負けない!大好きなウェンディや皆を!この宇宙に生きる全ての命を!必ず守って見せる!!!!」

 

BGM:ネクサス-Heroic-

 

岬「全ての命を・・・」

 

その時、鈴は優介に励ましてもらった時の言葉を思い出していた

 

優介「ウルトラマンは決して神じゃないんだ。どんなに強い力を持ってしてもどんなに頑張っても救えない命や届かない想いもあるんだ」

 

鈴「優介さんが言ってたこと理解できました」

 

岬「えっ?」

 

鈴「ウルトラマンは神じゃない・・・どんなに頑張っても救えなかった命や届かなかった想いがあるって」

 

ましろ「・・・あいつは、過去に何度も大切な仲間を救うことが出来ず、目の前で死んでいった光景を目の当たりにしてきたんだ・・・」

 

その事実をまだ知らなかった晴風のメンバー全員が驚いた

 

幸子「・・・まさか、優介さんはもう二度と誰も失いたくないという一心で・・・」

 

オーブ「ウアッ!グウッ!デェアッ!ディアァッ!」

 

ダークネストライデントの攻撃を受けても、諦めずに蹴りを入れて、ドロップキックを叩き込み、蹴り飛ばした

 

オーブ「・・・はぁ、はぁ、シュッ!はぁ!ウゥ!」

 

肩で息をしながらも戦う姿勢を崩さなかった

 

美甘「・・・優介君にそんなことが・・・」

 

万里小路「私たちはもう彼にとって大切な仲間の一部になってるのですね・・・」

 

姫萌「・・・今までの無茶は、そういうことだったんだ・・・」

 

黒木「・・・あなたは・・・」

 

そしてオーブはフェーズシフトウェーブを放ち、メタフィールドを展開した

 

メタフィールドの展開が完了した後、チャイルドバルタンがメタフィールドの内部をスクリーンに映した

 

そこでは

 

オーブ「ウゥ!はぁ!はぁ!」

 

カラータイマーが点滅したオーブがフラフラな状態でなんとか立っていた

 

一方アーマードダークネスもこれまでの戦いのダメージが蓄積していき、オーブと同様にフラフラ状態ながらも立っていた

 

オーブは再びファイティングポーズを構える

 

しかし

 

オーブ「ウアッ!・・・」

 

オーブがついに限界に達してしまい倒れてしまう

 

それは外部からメタフィールドの光景が見えていた岬たちも驚愕する

 

岬「優介君ーーーーー!!!!」

 

だがオーブはそれでもなんとか立ち上がろうとしてもまた倒れてしまう

 

そんな痛々しい光景を岬たちは涙を流しながら見ていた

 

岬「・・・もう・・・やめて」

 

芽依「もういいよ・・・」

 

幸子「・・・優介さん・・・」

 

ましろ「まだブレスも直ってないのにどうして・・・」

 

ヒカル「やっぱ見てらんねぇ!」

 

ショウ「俺たちも!」

 

ミライ「いえ、優介さんを信じましょう!」

 

大地「ですけど!」

 

セリザワ「仲間を信じることも大切なことだ」

 

ヒカルたちも行こうとしたが、ミライとセリザワに止められる

 

すると芽依が何かに気づいた

 

芽依「何あれ?」

 

そこにはメタフィールドの様子が外に見えてしまっていた

 

ミライ「メタフィールドが!」

 

ましろ「どういうことなんですか!?」

 

我夢がXIG-NAVIでメタフィールドを調べると

 

我夢「オーブの力が著しく低下している!たぶんそのせいでメタフィールドの維持能力も落ちているんだ!」

 

岬「えっ!?」

 

藤宮「あの空間もいつまで持つか・・・」

 

ラン「分からねぇってわけか!」

 

外の世界が見えたことに気づいたアーマードダークネスが外に出ようとする

 

しかし強力な力に阻まれているため脱出できない

 

ダークネストライデントでちょこちょこと突いてみても破れない

 

見てる人から見たらかなりシュールな光景である

 

武器でダメなら今度は体当たりでこじ開けようとしたが弾き飛ばされる

 

オーブ「はぁ、はぁ、行かせるか!」

 

BGM:ネクサス~Final Fight~

 

アーマードダークネス「無駄だ。諦めろ」

 

オーブ「ぐっ!こんなところで!」

 

オーブ「諦めるかああああああああああ!!!!!」

 

オーブは決死の想いで立ち上がりセービングビュートで現実世界に行こうとするアーマードダークネスを拘束して

 

オーブ「ウオオオ!!ウアアアアアア!!!!」

 

アーマードダークネスを投げ飛ばす

 

セービングビュートの拘束を解き、フラフラになりがらも立ち上がる

 

オーブ「フゥ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

 

鈴「もうやめてください!」

 

アーマードダークネスは立ち上がるが中にいるティガに動きを封じられる

 

???「今だ!」

 

オーブ「シュッ!オオッ!ウオオオ!ウルトラフルバーストーーーーー!!!!」

 

渾身の力を込めたウルトラフルバーストが直撃する

 

優介「うわああああああああ!!!!!!!」

 

さらに力を増したウルトラフルバーストでアーマードダークネスが吹き飛び膝をつく

 

そして鎧全体にひびが入り、その鎧は砕け散り

 

ティガ「・・・・・・」

 

ついに黒いウルトラマンティガ、ティガダークがアーマードダークネスの支配から解放された

 

ミライ「ウルトラマンティガ!」

 

ジュリ「なんとか間に合ったか・・・」

 

岬「あれが・・・」

 

オーブ「ウゥ・・・」

 

幸子「あっ!」

 

オーブが力が抜けて倒れそうになるところを解放されたティガダークが支えた

 

ティガ「大丈夫か?」

 

オーブ「ああ、なんとか・・・」

 

ティガ「ありがとう。大きな借りができてしまったね」

 

オーブ「あはは・・・」

 

そしてティガダークはGUTSの隊員服を着たマドカ・ダイゴになり優介と共に体を休めた

 

ダイゴ「僕はウルトラマンティガ、かつて僕の肉体と一体化して戦ったマドカ・ダイゴという青年の姿を借りている。・・・すまない。僕のせいで迷惑をかけてしまったね。」

 

優介「いや、アーマードダークネスの動きを止めてチャンスを作ってくれたこと感謝してる。おかげでティガを救出することができた」

 

ダイゴ「皆、ありがとう。これからは僕も共に戦うよ。助けてくれた恩もあるしね」

 

岬「よろしくお願いします!」

 

こうしてティガを解放することができた

 

しかし・・・

 

???「何、ティガダークを解放しただと!?」

 

???「あのオーブというウルトラマン、底知れない強さだな」

 

???「まあいい、なら、まだ復活したばかりで調整中だが、こいつらをぶつけてみるか」

 

そして謎の者が復活させた者

 

それは・・・

 

???×3「ヴオオオオオオオオオ!!!!」

 

様子がおかしくかつてティガによって倒されたはずの闇の3巨人だった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

なんとかティガの救出に成功した俺たち。だが彼の力は完全に使うことができない。そこにかつてティガによって倒されたはずの闇の3巨人の1人、剛力戦士ダーラムが現れた。だが、様子がおかしい。まるで何者かに操られてるような・・・

 

次回 力―トルネード―

 

まさか、操り人形のように操られているのか?




ついにティガを解放することができました。しかし、次の敵はティガと因縁深いあの3人の内の1人です。


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第99話 力―トルネード―

今回からティガの力を取り戻す戦いが始まります。


【OP オーブの祈り】

 

ティガダークがアーマードダークネスの支配から解放された翌日、ダイゴと優介がある程度回復した

 

そして・・・

 

優介「話してくれないか?ティガはなぜアーマードダークネスに囚われていたんだ?そしてなぜ肉体を持っているんだ?」

 

ダイゴ「分かった。あれは今から1ヶ月ほど前、僕はいつものように地球から遠く離れた宇宙を放浪していた」

 

ダイゴ「でも、ある日突然、邪悪な謎のエネルギー体が出現して、僕はそいつに捕らえられてしまったんだ」

 

大地「邪悪な謎のエネルギー体?」

 

ダイゴ「うん、気がつくと僕は謎の空間で闇の巨人だった頃の肉体を持っていたんだ。そして僕の目の前に奴がいたんだ」

 

セリザワ「アーマードダークネス!」

 

ダイゴ「うん、僕は立ち向かったんだけど、やはり正義の心を持つ僕の意思と闇の力を持つ肉体では本来の力を出しきれなかった。そして・・・」

 

ヒカル「アーマードダークネスに囚われてしまった・・・というわけか」

 

ダイゴ「ああ、君たちにはとても感謝している。改めて礼を言わせてくれ。ありがとう!」

 

優介「ふっ、どういたしまして!」

 

そして優介は手を差しのべた

 

優介「これからは力を合わせて共に戦おう!ティガ!」

 

ダイゴ「ああ!もちろんだ!オーブ!」

 

ダイゴはその手を掴み、答えた

 

ミライ「よかったですね」

 

セリザワ「ああ!」

 

岬「でも、どうするんですか?」

 

ダイゴ「何がかな?」

 

岬「さっきティガさんが言ったことが本当なら今のままじゃ満足に戦うことができないんじゃ・・・」

 

ダイゴ「それは・・・」

 

その事に悩んでいると

 

幸子「艦長!前方にウルトラマンらしき巨人が出現しました!」

 

ショウ「何!?」

 

エックス「ウルトラマンらしき巨人?」

 

優介「とにかく行ってみよう!」

 

ダイゴ「ああ!」

 

そしてブリッジに行くと前方には禍々しく赤い巨人が獣のように吠えていた

 

???「ヴオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

 

優介「あれは!」

 

ダイゴ「ダーラム!」

 

藤宮「知っているのか?」

 

ダイゴ「ああ、僕の親友だった巨人さ」

 

ましろ「でもなんだか様子が変だぞ?」

 

大地がエクスデバイザーのガオディクションでダーラムを分析した

 

【ガオディクションを起動します!解析完了しました!】

 

大地「ダーラムが何かに洗脳されている!」

 

優介「何だって!?一体誰に?」

 

ダイゴはブラックスパークレンスを取り出し、掲げてブラックスパークレンスが展開して、稲妻の光に包まれて、ティガダークに変身した

 

BGM:ティガダークVSダーラム

 

ティガ「ダーラム!僕だ!分かるか?」

 

ダーラム「ヴオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

 

ティガ「ヂャアッ!」

 

しかしその声は届かずダーラムは獣のように暴れ、ティガダークを吹き飛ばす

 

エックス「ダメだ。何かに操られているせいで言葉が通じない!」

 

ダーラム「ヴオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

 

凶暴なダーラムは通常のスペックの2倍となっていたため、全力を発揮できないティガダークは圧倒的に不利だった

 

投げ飛ばされたり、蹴り飛ばされたり、追い詰められていくティガダーク

 

ヒカル「ティガが危ねえ!」

 

優介「コスモス!」

 

【ウルトラマンコスモス!】

 

コスモス「ハアッ!」

 

優介「エックス!」

 

【ウルトラマンエックス!】

 

エックス「イィーサァーッ!」

 

優介「慈愛の光、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!】

 

コスモス「シュアッ!」エックス「デェアッ!」

 

【ウルトラマンオーブフルムーンザナディウム!】

 

オーブ「繋がる力は心の光!」

 

優介はオーブフルムーンザナディウムにフュージョンアップして飛び蹴りでダーラムを吹き飛ばしティガダークを助けた

 

オーブ「大丈夫か?うっ!」

 

しかしまだ左肩の傷は癒えていなかった

 

ティガ「君の方こそ大丈夫なのか?」

 

オーブ「へへっ、これくらいどうってことないさ」

 

ダーラム「ヴオオオオオオオオオ!!!!」

 

ティガ「ダーラムを助けることはできないのか?」

 

オーブ「いや、まだ希望はある」

 

ティガ「えっ?」

 

ダーラム「っ!」

 

するとダーラムは動きを止めて頭を抑えながら苦しんでいた

 

オーブ「今この瞬間にも彼は必死で抵抗しているんだ・・・そして助けを求めているんだ・・・」

 

ティガ「ダーラム・・・」

 

オーブ「ティガ、お前の友は必ず助ける!」

 

ティガ「オーブ・・・」

 

オーブ「ダーラム!今からお前の洗脳を解く!俺を・・・俺を信じてくれ!」

 

ダーラム「・・・・・・」

 

オーブ「フルディウム光線!!」

 

そしてフルディウム光線によってダーラムが大人しくなり洗脳が解かれ、正気に戻った

 

ダーラム「うっ、俺は・・・一体・・・」

 

ティガ「君は操られていたんだ」

 

ダーラム「っ!マイフレンド!?なぜ?」

 

ティガ「僕も敵に自由を奪われて体を復活させられアーマードダークネスという鎧に操られていたんだ」

 

ダーラム「だが、俺はマイフレンドに・・・」

 

オーブ「何者かがお前を復活させたんだろう」

 

ダーラム「・・・俺は・・・またマイフレンドを・・・」

 

ティガ「操られていたんだ。仕方ない。でもオーブが洗脳を解いてくれたんだ」

 

ダーラム「どうやら俺は助けられたようだな・・・」

 

オーブ「ダーラム、俺たちと一緒に行動しないか?」

 

ダーラム「何?」

 

オーブ「こうしてまた友と再会することができたんだ。もう争う必要はないはずだ」

 

ダーラム「だが、俺は・・・ヒュドラやカミーラと共にとてつもない過ちを・・・」

 

ティガ「過ちを繰り返すのが人間、でも、新しい道を見つけ出すことができるのも人間なんだ。それは僕たちウルトラマンも変わらない」

 

ダーラム「・・・そうだな。そうかもしれないな」

 

オーブ「じゃあ!」

 

ダーラム「これからは共に戦おう!マイフレンド!」

 

ティガ「ダーラム・・・ああ!こちらこそこれからよろしく!」

 

ダーラム「ああ、また昔のように共に戦おうではないか!」

 

ティガ「ああ!」

 

岬「それじゃあダーラムさんは!」

 

オーブ「ああ!俺たちの仲間だ!」

 

ショウ「まさかあのダーラムを説得するなんてな」

 

ヒカル「さすが俺たちの仲間だな!」

 

するとティガがダーラムにとんでもないことを言った

 

ティガ「ダーラム、僕に必殺技を撃ってくれ」

 

ダーラム「!?」

 

オーブ「・・・なるほどな」

 

オーブ「ダーラム、今のティガでは全力が出せないんだ。少しでも光の力を取り戻さないと」

 

ティガ「だから、君の力を僕に貸してくれ」

 

ダーラムとオーブはティガの真意を悟り

 

ダーラム「・・・分かった」

 

そして所定の位置について

 

ダーラム「ファイアマグナム!!」

 

ファイアマグナムをティガダークに向けて放った

 

大地「えっ!?」

 

ヒカル「お、おい!?」

 

岬「ティガさん!」

 

我夢「大丈夫。きっと」

 

ダーラムはファイアマグナムを放ち、ティガダークは爆発に巻き込まれる

 

 

 

爆発が晴れると

 

ティガ「・・・・・・」

 

そこにはマルチタイプの赤い部分が入ったティガがいた

 

オーブ「成功したか」

 

ダーラム「・・・ああ」

 

ヒカル「何だ!?何が起きたんだ?」

 

ショウ「ダーラムの闇のパワーを光に変えたのか」

 

エックス「ティガは相手の能力を吸収することができるのか」

 

藤宮「ダーラムの力を吸収したから姿が変わったというわけか」

 

オーブ「ああ、その名もティガトルネード」

 

ティガ「僕が本来の力を引き出せるようにダーラムの力を吸収させてもらったのさ」

 

ラン「なるほどな」

 

ましろ「はぁ〜ひやひやさせないでくれ」

 

晴風のメンバーはほっとした

 

ダーラム「っ!そうだ!」

 

オーブ「どうした?」

 

ダーラム「頼む!ヒュドラとカミーラを助けてくれ!」

 

ティガ「えっ!?ヒュドラとカミーラも復活しているのか!?」

 

ダーラム「ああ、最も、何者か分からん奴の道具として利用されているのだろう。さっきまでの俺みたいにな」

 

ティガ「そんな・・・」

 

オーブ「大丈夫!」

 

ティガ&ダーラム「?」

 

オーブ「俺が・・・いや、俺たちが必ず助ける!」

 

ティガ「オーブ・・・うん、そうだね!」

 

ダーラム「感謝する」

 

そして変身を解除した

 

優介「これでパワータイプの力は取り戻した。後はスカイタイプとマルチタイプの力だな」

 

ダイゴ「うん、その二つの力を取り戻せれば!」

 

優介「ティガも全力が出せる!」

 

ダーラム「必ずヒュドラとカミーラを助けるぞ!マイフレンド!」

 

ダイゴ「ああ!」

 

こうしてダーラムを救助して共に行動することとなった

 

だが・・・

 

???「次はこいつをぶつけるか」

 

???「くそ!何しやがる!やめろ!」

 

???「ヒュドラ!」

 

???「カミーラ!逃げろ!」

 

ヒュドラ「ぐあああああああああああ!!!!!」

 

カミーラ「っ!ごめんなさい!」

 

カミーラは謎の者の空間から逃げ出した

 

しかしその代わりにヒュドラは謎の者の操り人形となってしまった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

パワータイプの力を取り戻したティガの前に今度は俊敏戦士ヒュドラが現れた。今度はスカイタイプの力を取り戻せ!ティガ!

 

次回 速さ―ブラスト―




パワータイプの原型ティガトルネードに進化することに成功。このまま取り戻していけば・・・


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第100話 速さ―ブラスト―

今回はヒュドラを救出する話です。


【OP オーブの祈り】

 

オーブたちがダーラムを救助してから数時間後

 

謎の者によって洗脳されてしまったヒュドラがやって来た

 

しかもあの時のダーラムと同じ通常のスペックの2倍だった

 

ダイゴ「今度はヒュドラか!」

 

優介「行くぞ!」

 

ダイゴ「ああ!」

 

ダイゴはブラックスパークレンスでティガトルネードに変身

 

優介「ジャック!」

 

【ウルトラマンジャック!】

 

ジャック「シェアッ!」

 

優介「ゼロ!」

 

【ウルトラマンゼロ!】

 

ゼロ「デェェアァッ!」

 

優介「キレのいい奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!】

 

ジャック「ヘッ!」ゼロ「デアッ!」

 

【ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ!】

 

優介もジャックとゼロの力を借りたハリケーンスラッシュにフュージョンアップしてヒュドラを迎え撃つ

 

オーブ「光を越えて闇を斬る!」

 

ヒュドラ「シャアッ!」

 

ティガ&オーブ「ぐっ!」

 

ヒュドラは超高速で二人に突撃して

 

二人はヒュドラに捕まりヒュドラの夢幻空間ルマージョンに連れ込まれる

 

岬「あっ!」

 

幸子「オーブとティガさんが!」

 

そして二人はルマージョンの小惑星に突き落とされ、ヒュドラのバルテスターの連続攻撃が降り注ぐ

 

だがオーブとティガはそれを前転、側転、バック転で避ける

 

そしてこちらもハンドスラッシュとウルトラスラッシュショットで応戦するが、相手は俊敏戦士なだけあって回避スピードが異常に速い

 

オーブ「ティガ、しばらくヒュドラを引き付けてくれ」

 

ティガ「分かった!」

 

するとオーブは何か考えがあるのか瞬間移動で姿を消した

 

ヒュドラはオーブが消えたことに驚く

 

そこにハンドスラッシュが向かってきた

 

1発だけ食らうが大したダメージはなかった

 

ティガ「お前の相手は僕だ!」

 

だがヒュドラがティガに注意を集中させることには成功した

 

ヒュドラは必殺技のヒューガストを放つ

 

それを見たティガは飛翔して逃げる

 

そしてヒューガストが直撃した小惑星は木っ端微塵に吹き飛んだ

 

その頃、現実世界ではチャイルドバルタンがルマージョンの状況を空に映し出した

 

ましろ「ティガさん!」

 

ダーラム「ヒュドラ・・・」

 

岬「あれ?オーブがいない」

 

芽依「ほんとだ!」

 

幸子「まさか、やられてしまったんじゃ・・・」

 

藤宮「いや、それはないな」

 

鈴「分かるんですか?」

 

ヒカル「ああ!」

 

ショウ「感じるんだ。あいつは今もあの空間にいる」

 

ましろ「ですが・・・」

 

バルタン星人「彼を信じるんだ」

 

そしてティガは飛翔しながらヒュドラの追跡から逃げる

 

だが今のヒュドラは通常のスペックの2倍とされており、追い付かれるのも時間の問題だった

 

そしてある程度逃げてティガがふと後ろを見てみると

 

ティガ「っ!」

 

ヒュドラがそこにはいなかった

 

ティガ「どこだ!?」

 

辺りを見回してもヒュドラの姿はなかった

 

するとティガの背後にヒュドラが突然現れ、空中殺法でティガを蹴り飛ばし、ティガはまた別の小惑星に落とされ、凄まじい土煙を起こす

 

あまりに高い所から落ちてきたため、ティガもすぐには立ち上がれなかった

 

そんな中、ヒュドラの追撃が迫る

 

だが幸いにも追撃が来る直前に起き上がり、回避することに成功した

 

しかし、ティガはパワータイプに相当するトルネードであっても完全に力を発揮できない上にスピードで劣ってしまう

 

ティガはヒュドラの俊敏な攻撃で徐々に対応しきれなくなってきている

 

ヒュドラがティガをキックで蹴り飛ばし壁に叩きつけた

 

そしてダウンしている隙にヒュドラが必殺のヒューガストを放とうとしていた

 

そしてヒューガストが放たれてしまい、ティガはそれを食らってしまう

 

ティガ「グッ!デェアッ!」

 

だがティガはそれを受け止めている

 

ヒュドラは一瞬驚いたが出力を最大にして放つ

 

そしてティガはヒューガストを浴び続けていると眩い光が発生した

 

幸子「あれは!」

 

そこには赤、紫、黒の姿でスカイタイプに相当する姿

 

ティガブラストに進化していた

 

ダーラム「また1つ取り戻したか」

 

ヒュドラがそれに驚いていると

 

オーブ「フルディウム光線!!」

 

ヒュドラ「ぎゃあああああああ!!」

 

背後からフルムーンザナディウムにフュージョンアップしていたオーブが現れ、フルディウム光線でヒュドラの洗脳を解いた

 

オーブ「やっぱりな、必殺技を放った後に隙ができる」

 

ティガ「なるほど、そういうことだったのか」

 

ヒュドラは目先のティガを嫌っていたことでもあり、たとえ洗脳されていたとしても真っ先にティガを狙う

 

そして必殺技を放ってティガが健在だったことに驚いている所をオーブが隙を突いてフルディウム光線を放ったというわけだ

 

そしてフルディウム光線を浴びたヒュドラは正気に戻った

 

ヒュドラ「っ!俺は・・・一体どうしちまってたんだ?」

 

オーブ「無事か?」

 

ヒュドラ「ん?お前は・・・」

 

オーブ「俺の名はオーブ、ウルトラマンオーブだ・・・」

 

ヒュドラ「無事ってどういうことだ?」

 

オーブ「お前は奴らに操られていたんだ」

 

ヒュドラ「何だと!?」

 

オーブ「それを俺たちが助けたのさ」

 

ヒュドラ「俺たち?」

 

ヒュドラが振り向くとそこにはティガブラストがいた

 

ヒュドラ「・・・てめえもいるなんてな」

 

ティガ「・・・・・・」

 

オーブ「気にするな。困ったときはお互い様だろ?」

 

ヒュドラ「だが俺は闇の戦士だぞ?それを・・・」

 

ティガ「この際光も闇も関係ない!」

 

ヒュドラ「っ!」

 

ティガ「大切な仲間を助けた!それだけさ!」

 

ヒュドラ「・・・っ!」

 

そして3人は現実世界に戻ってきた

 

ラン「おっ!戻ってきたな!」

 

ダーラム「ヒュドラ!」

 

ジュリ「まさか、また闇の戦士を救うとはな」

 

我夢「どうやら彼も助けることに成功したようだね」

 

しかし、そんな時に乱入者が現れた

 

それは

 

暴君怪獣タイラントだった

 

ヒュドラ&ティガ「っ!」

 

オーブ「こいつは!」

 

セリザワ「タイラント!」

 

大地「知っているんですか?」

 

セリザワ「ああ!」

 

ミライ「暴君怪獣タイラント、7体の怪獣や宇宙人の怨念が合体した姿です。それにかつてゾフィー兄さんたちが敗れた相手だ」

 

エックス「怨念だと!?」

 

そしてタイラントはヒュドラに目掛けて突き進んでいく

 

オーブ「っ!まさか!」

 

ティガ「狙いはヒュドラか!」

 

そう悟ったオーブとティガはタイラントを抑える

 

しかし、振り払われてしまいティガは鎌、オーブは鉄球に殴り飛ばされる

 

殴り飛ばされたオーブはカラータイマーが点滅してしまう

 

ヒュドラ「こんにゃろう!」

 

ヒュドラがキックやパンチをするが、タイラントには全く効いておらず蹴られ

 

鉄球からチェーンが飛び、ヒュドラの首に巻き付いて投げ飛ばす

 

ヒュドラ「グアアアアアアア!!!」

 

ヒュドラは立ち上がるがタイラントの尻尾に吹き飛ばされる

 

そして耳からアロー光線が放たれ、ヒュドラを痛めつけていく

 

ヒュドラ「グアアアアアアア!!!」

 

そしてタイラントは口に炎を溜める

 

オーブ「っ!まずい!逃げろ!ヒュドラ!」

 

そしてタイラントの火炎放射が放たれてしまう

 

ヒュドラ「・・・俺は・・・また死ぬのか・・・」

 

ヒュドラは最期だと悟り目を瞑る

 

だが、いつまで経ってもヒュドラにダメージが来なかった

 

そして目を開けて前を見ると

 

ヒュドラ「っ!」

 

ティガ「ディアアアッ!」

 

そこにはティガブラストが身を呈してヒュドラを庇っていた

 

そして攻撃が止みティガは膝をついてしまい、カラータイマーが点滅してしまう

 

ヒュドラ「・・・お前・・・なぜ」

 

ティガ「僕はもう誰も失いたくないんだ!絶対に!」

 

ヒュドラ「・・・・・・」

 

ティガ「僕は戦い続ける!大切な仲間を守るために!」

 

ヒュドラ「・・・・・・」

 

ティガ「大切な仲間を守るためなら、僕はどんな攻撃でも受け止めきって見せる!!」

 

ヒュドラ「・・・てめえは」

 

タイラントは再びチェーンを飛ばす

 

そこにオーブが再びハリケーンスラッシュにフュージョンアップしてオーブスラッガーショットでチェーンを切り裂いた

 

そしてオーブが切り裂いたチェーンを掴み、上に投げる

 

オーブ「ティガ!」

 

ティガ「ああ!」

 

ティガは空中回転してチェーンにキックしてエネルギーを送り込み

 

ティガ「タァーッ!」

 

それをタイラントに目掛けて蹴り飛ばし、タイラントに突き刺さった

 

ティガは両腕を水平に伸ばしてエネルギーを溜めて、頭上に両腕を合わせる

 

オーブはオーブスラッガーショットを回転させてオーブスラッガーランスを形成し、ランスレバーを1回引いて、ボタンを押す

 

オーブ「オーブランサーシュート!」

 

ティガ「ランバルト光弾!」

 

そしてオーブランサーシュートとランバルト光弾によってタイラントは倒された

 

晴風メンバー「やったーーー!!!」

 

ダーラム「なんとか勝ったか・・・」

 

ヒュドラ「・・・けっ!」

 

オーブ「無事みたいだな」

 

そして変身を解き晴風に戻った

 

そしてヒュドラの人間体を見た晴風メンバーの感想は全て・・・

 

晴風メンバー「気持ち悪いモヒカンだ・・・」

 

と言っていた

 

ヒュドラ「ああ!?」

 

優介「まあまあ落ち着いて!落ち着いて!」

 

そしてなんとか落ち着いた

 

ダーラム「ヒュドラ、無事だったか」

 

ヒュドラ「ダーラムこそ、無事みてぇだな」

 

優介「よかった。ヒュドラも救出できて」

 

ヒュドラ「そういやカミーラは無事なのか!?」

 

ダーラム「何?」

 

優介「カミーラを見たのか?」

 

ダイゴ「一緒じゃなかったのか?」

 

ヒュドラ「カミーラは間一髪で俺が訳わかんねぇ奴から逃がしたんだが・・・」

 

優介「行方知れずというわけか・・・」

 

ダイゴ「・・・カミーラ」

 

ヒュドラ「あああ!くそ!むしゃくしゃしやがる!行くぞダーラム!カミーラを探すぞ!」

 

ダーラム「おう!」

 

ダイゴ「それなら僕も一緒に!」

 

ダーラム「マイフレンドはここに残ってほしい」

 

ダイゴ「でも・・・」

 

ダーラム「心配するな。カミーラは必ず連れてここに戻る」

 

ダイゴ「・・・分かった。頼んだよ」

 

ダーラム「ああ!」

 

そしてダーラムとヒュドラはカミーラを探すために一旦別行動を取ることになった

 

一方謎の者は

 

???「どうやら、本格的に奴らを始末しなければならないようだ」

 

そして謎の者がよみがえらせたのは

 

???「ギャアアアアアアアアアア!!!!!」

 

かつてウルトラ6兄弟が戦ったグランドキングがパワーアップしたスーパーグランドキングだった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

オーブとティガの前にスーパーグランドキングが出現した。オーブは本調子ではなく、ティガも完全に力を発揮できずに苦戦を強いられる。そんな彼らの前にあの3人が現れ、3つの力が1つになり、ついにティガが完全な光の巨人へと進化する!

 

次回 再び結ばれる絆




そして次回はあの4人とオーブが共に戦う時に流れる挿入歌を聞きながら、読んでみてください。ティガファンなら興奮すること間違いなしです。実を言うと、自分は今その曲にまたハマってしまい何度も聞いています。ティガの主題歌と言えば・・・


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第101話 再び結ばれる絆

あの3人とティガがついに・・・そして久々にオーブのあの姿が登場!


【OP オーブの祈り】

 

岬「ティガさん」

 

ダイゴ「何かな?」

 

岬「あの二人の事昔から知ってるんですか?」

 

ダイゴ「ああ、知ってる。3000万年も前からずっと・・・」

 

ダイゴ「でも、正直言って僕は彼らに会わせる顔がないんだ・・・」

 

ミー「なぜなんじゃ?」

 

ダイゴ「それは・・・」

 

すると晴風の前方に突如としてスーパーグランドキングが出現した

 

スーパーグランドキング「ギャアアアアアアアアアア!!!!!」

 

ヒカル「っ!あいつは!」

 

ミライ「スーパーグランドキング!?」

 

ダイゴはブラックスパークレンスでティガブラストに変身して

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

オーブ「俺の名はオーブ、闇を照らして悪を撃つ!」

 

BGM:魔王獣

 

オーブとティガブラストがスーパーグランドキングを迎え撃つ

 

なんとか晴風から遠ざけてオーブのキックやティガブラストのチョップで攻撃していく

 

オーブ「デェェアッ!」

 

オーブがパワータイプの力を発揮しておもいっきりパンチしたが

 

ガキン!

 

オーブ「いってぇ〜!!」

 

装甲が思った以上に硬く、生半可な攻撃じゃびくともしなかった

 

それどころか

 

オーブ「一気に形成を逆転させるぞ!」

 

ティガ「ああ!」

 

オーブ「スペリオン光線!」

 

ティガ「ランバルト光弾!」

 

スペリオン光線とランバルト光弾を放つも全くのノーダメージだった

 

オーブ「何!?」

 

ティガ「僕たちの攻撃が全く効いていない!」

 

オーブ「ぐっ!」

 

その時、オーブの左肩の痛みが悪化してしまい、手で抑えてしまう

 

ティガ「大丈夫か!?」

 

オーブ「ああ、なんとか・・・」

 

我夢「二人とも危ない!」

 

オーブ&ティガ「っ!」

 

そして前を見るとスーパーグランドキングが胸から強力な破壊光線を発射して、オーブとティガが大ダメージを食らってしまう

 

オーブ「グゥアァッ!」

 

ティガ「ヂャアッ!」

 

そして再び破壊光線を放ってきた

 

オーブ「スペリオンシールド!」

 

オーブはティガの前に立ってスペリオンシールドを張るが、とてつもなく強力な破壊光線にあっさり破壊されてしまい、オーブは破壊光線をもろに食らってしまう

 

オーブ「グアアアアアアア!!!」

 

ティガ「っ!オーブ!」

 

岬「優介君!」

 

そしてオーブのカラータイマーが早くも点滅を初めてしまい、立ち上がろうとしても立ち上がることができなかった

 

ティガ「くっ!一体どうすれば・・・」

 

オーブは負傷して、ティガは完全に力を発揮できない。最悪の状況を打破できる策はなかった

 

そしてスーパーグランドキングが口から強力な破壊光線を吐こうとした

 

その時!

 

???「アイゾード!」

 

???「ファイアマグナム!」

 

???「バルテスター!」

 

3つの攻撃が彼らを助けた

 

オーブ&ティガ「っ!」

 

カミーラ、ダーラム、ヒュドラの3人がティガとオーブの危機に駆けつけた

 

カミーラ「しっかりしなさい!」

 

ダーラム「マイフレンドはこんなところで終わるような男ではないはずだ!」

 

ティガ「カミーラ!ダーラム!ヒュドラ!」

 

オーブ「無事にカミーラを見つけたか」

 

BGM:遠き呼び声の彼方

 

ヒュドラ「・・・・・・」

 

ティガ「ヒュドラ?」

 

ヒュドラ「・・・正直、俺はお前の事が気に食わなかった」

 

ティガ「・・・・・・」

 

ヒュドラ「・・・実力は認めていたが、その人柄がどうしても気に食わなかったんだ」

 

ヒュドラ「けど、それはお前に嫉妬していたからだ・・・」

 

ヒュドラ「でも、それと同時に憧れでもあった・・・俺もお前みたいになれたらって思ってた・・・」

 

ヒュドラ「だけど、いつしかそれが嫌悪になってしまった・・・そして今まで俺はお前が気に食わなかった」

 

ティガ「・・・・・・」

 

ヒュドラ「・・・けど、今はそれでいいと思っている」

 

ティガ「えっ?」

 

ヒュドラ「・・・あの時、お前が俺を必死で救おうとしてた時にお前の気持ちが少し分かったんだ。お前は俺たちの事をそんなにも大切に思ってくれてたんだなって・・・」

 

ティガ「・・・ああ!当たり前じゃないか!あの時僕は君たちと決別する時、あの時は本当はすごく辛かったんだ」

 

ティガ「たとえ過ちを犯してしまったとしても僕は皆とずっと一緒にいたかった。僕は皆と決別しなければならないことがどうしても許せなかった・・・」

 

ティガ「そんな運命に僕は抗いたかった。でも・・・」

 

ヒュドラ「・・・もうお前の気持ちは十分に伝わった。今まで悪かった。すまねぇ・・・」

 

ティガ「・・・僕の方こそ、今まで悲しい想いをさせて、本当にごめん」

 

カミーラ「そうと決まればもう一度一緒に戦いましょう!皆の命を守る光の巨人として」

 

ダーラム「再び共に行こうマイフレンド!」

 

ティガ「・・・ああ!」

 

そしてカミーラが差しのべた手をティガが掴んだ時

 

ティガの体から光が溢れて

 

光が晴れると

 

そこには黒い部分が一つもなく

 

誰もが知っているあの姿

 

ウルトラマンティガマルチタイプへとなっていた

 

オーブ「ついに取り戻したか!」

 

岬「あれがティガさんの本当の姿・・・」

 

そしてオーブ、ティガ、カミーラ、ダーラム、ヒュドラがスーパーグランドキングの前に立つ

 

ティガ「皆、行こう!」

 

カミーラ&ダーラム&ヒュドラ&オーブ「ええ!(おう!)(ああ!)」

 

挿入歌:TAKE ME HIGHER

 

スーパーグランドキング「ギャアアアアアアアアアア!!!!!」

 

ダーラム「フウッ!」

 

ヒュドラ「シャアッ!」

 

カミーラ「ハッ!」

 

ティガ「デァッ!」

 

オーブ「シュワッ!」

 

5人のウルトラマンがスーパーグランドキングに向かっていく

 

スーパーグランドキングの口から破壊光線をカミーラのアイゾードで切り裂いていき

 

カミーラ「シャッ!」

 

カミーラはアイゾードをスーパーグランドキングの胸に突き刺す

 

ティガ「ンンーーーハッ!」

 

ティガはティガクリスタルの前で腕を交差しティガクリスタルが紫に光り、腕を振り下ろすと紫一色のスカイタイプとなった

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ!】

 

そしてオーブもジャックとゼロの力を借りたハリケーンスラッシュにフュージョンアップした

 

オーブ「光を越えて闇を斬る!」

 

ヒュドラ「行くぜ!」

 

ティガ「ヂャッ!」

 

オーブとティガとヒュドラが超高速のコンビネーションで四方八方から攻撃を加えていく

 

すると今まで効いていなかった攻撃が効いていた

 

それはカミーラのアイゾードは氷の力で、スーパーグランドキングに突き刺したとき、その氷のエネルギーがスーパーグランドキングの体全体に広がったため装甲の防御力が弱体化したのだ

 

オーブ「オーブランサーシュート!」

 

ティガ「ランバルト光弾!」

 

ヒュドラ「バルテスター!」

 

オーブランサーシュートとランバルト光弾とバルテスターの同時攻撃でカミーラが突き刺した箇所に命中しスーパーグランドキングが怯む

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブバーンマイト!】

 

ダーラム「次は俺たちだ!」

 

オーブ「紅に燃えるぜ!」

 

ティガ「ンンーーーハッ!」

 

次にオーブはタロウとメビウスの力を借りたバーンマイトにフュージョンアップして

 

ティガはティガクリスタルの前で腕を交差しティガクリスタルが赤に光り、腕を振り下ろすと赤一色のパワータイプにチェンジしてオーブとダーラムと共にジャンプしてトリプルキック、そして力を込めた強烈なトリプルパンチを叩き込む

 

そして3人は頷き合い

 

オーブ「ストビュームバースト!」

 

ダーラム「ファイアマグナム!」

 

ティガ「デラシウム光流!」

 

ストビュームバーストとファイアマグナムとデラシウム光流が炸裂して装甲の防御力がさらに低下した

 

スーパーグランドキングは最後の悪あがきとして胸からの光線を放つためのエネルギーを最大までに溜めようとしていた

 

カミーラ「そうは!」

 

オーブ「させるか!」

 

そこにオーブオリジンとなったオーブとカミーラがアイゾードとオーブカリバーでダブルスラッシュしてエネルギー集中を阻止した

 

カミーラ「あなたやるわね」

 

オーブ「そりゃどうも!」

 

ティガ「体は大丈夫なのかい?」

 

オーブ「皆がこうして戦っているんだ。こんなところで休めるか」

 

カミーラ「それじゃやれるかしら?」

 

オーブ「もちろん!これで決める!」

 

優介「ギンガ!」

 

【ウルトラマンギンガ!】

 

ギンガ「ショウラッ!」

 

まずギンガのフュージョンカードをリードして水色の粒子が出現して優介の右隣にウルトラマンギンガのビジョンが出現した

 

優介「ビクトリー!」

 

【ウルトラマンビクトリー!】

 

ビクトリー「ヅェッ!」

 

次にビクトリーのフュージョンカードをリードして黄色の粒子が出現して優介の右隣にウルトラマンビクトリーのビジョンが出現した

 

優介「エックス!」

 

【ウルトラマンエックス!】

 

エックス「イィーサァーッ!」

 

最後にエックスのフュージョンカードをリードして黄色の粒子が出現して優介の前にウルトラマンエックスのビジョンが出現した

 

【トリニティフュージョン!】

 

そしてオーブリングのトリガーを引いてオーブスラッシャーを出現させ、それを手にして1回スライドする

 

優介「3つの光の力、お借りします!オーブトリニティ!」

 

そしてトリガーを引きオーブオリジンはギンガ、ビクトリー、エックスのビジョンと融合して究極の姿オーブトリニティにトリニティフュージョンした

 

鈴「あれは!」

 

大地「あの時の!」

 

ヒカル「俺たちと繋いだ」

 

ショウ「絆の力だな」

 

ラン「あいつ、あんなの持っていやがったのか」

 

ジュリ「すごい力を感じる・・・」

 

ましろ「あの姿を知ってるんですか?」

 

幸子「所々ギンガさんにビクトリーさんにエックスさんの印象がありますけど・・・」

 

エックス「その通りだ。あれは私たち3人の力と絆を結んだ姿オーブトリニティだ」

 

岬「オーブトリニティ・・・」

 

バルタン星人「正しく3つの光の力だな」

 

ティガ「その姿は!」

 

カミーラ「あなたのその力も絆の力なのね」

 

ダーラム「俺たちにも劣らない強い力だな」

 

ヒュドラ「ヒャッハ!そいつはちげぇねぇ」

 

オーブトリニティはビクトリーのウルトランス能力を使用して右隣にEXレッドキングナックルをウルトランスしてスーパーグランドキングの左腕の武器を破壊する

 

そして続けざまにエックスのモンスアーマー能力を使用して左腕にゴモラアーマーの腕を装備して右腕の武器を切り裂き破壊した

 

そして優介はオーブスラッシャーを2回スライドしてトリガーを引く

 

オーブ「トリニティウムシュート!」

 

オーブはV字型の矢じり光線トリニティウムシュートでスーパーグランドキングの口に攻撃して光線を吐けなくした

 

次はオーブスラッシャーを3回スライドしてトリガーを引く

 

オーブ「トリニティウムブレイク!」

 

そしてオーブはトリニティウムブレイクで胴体を切断して胸の発射口を破壊した

 

これでもうスーパーグランドキングの武器は何もない

 

カミーラ「今よ!」

 

ティガ「ああ!」

 

優介はオーブスラッシャーを3回スライドしてブーストスイッチを押す

 

そして上空に巨大な光輪を形成する

 

ティガも腕を引いて前で交差して水平に伸ばしてエネルギーを溜め

 

ティガ「ゼペリオン光線!」

 

オーブ「トリニティウム光輪!」

 

ティガのゼペリオン光線とオーブのトリニティウム光輪が炸裂してスーパーグランドキングは大爆発した

 

晴風メンバー「やったーーー!」

 

大地「す、すごい!」

 

エックス「なんて息のあった連携なんだ!」

 

セリザワ「こんな戦士たちがいたなんてな・・・」

 

ミライ「ああ、ひょっとしたら僕たちよりも強いかもしれないね」

 

この時、彼らは本当の意味で共に戦うことができたのだ

 

ティガ「やったな!」

 

カミーラ「ええ!」

 

ヒュドラ「昔に戻ったって感じだな」

 

ダーラム「ふっ、そうだな」

 

ティガ「ありがとう。ダーラム、ヒュドラ、カミーラ」

 

ダーラム「礼を言うのは俺たちの方だ。マイフレンド」

 

ティガ「えっ?」

 

カミーラ「あなたのおかげで私たちはまたやり直すことができる」

 

ヒュドラ「ま、退屈しのぎにはなりそうだがな」

 

ティガ「皆・・・」

 

カミーラ「また一緒に戦いましょう。今度は力に溺れず、皆を守る光の巨人として」

 

ティガ「ああ!」

 

こうして彼ら4人の絆が再び結ばれた

 

オーブ「どうやらもう大丈夫そうだな」

 

カミーラ「ええ、あなたもありがとう」

 

オーブ「そういえばカミーラはどうして無事だったんだ?」

 

カミーラ「ヒュドラが私を逃がしてくれた隙に無我夢中で逃げていたわ。そこにダーラムとヒュドラが私を見つけてくれて、ティガも復活してるって聞いて私たちはここにきたの」

 

オーブ「そうだったのか」

 

ティガ「・・・カミーラ、僕は・・・」

 

カミーラ「もう気にしていないわ。あなたは自分の正しいと思ったことをしただけ。私たちはただあなたと一緒にいたかった。ただそれだけ」

 

ティガ「・・・カミーラ」

 

ダーラム「これからも俺たちは永遠の友だ!」

 

ヒュドラ「ヒャッハ!昔は違ってたが今はそういうの嫌いじゃないぜ!」

 

カミーラ「ふふっ、これからまた一緒に戦いましょう。ティガ、ウルトラマンオーブもよろしくね」

 

ティガ「・・・ああ!」

 

オーブ「これからよろしくな!」

 

こうしてティガたち4人の絆が再び繋がった

 

しかし

 

超古代戦士の中で復活した者はまだほかにもいた

 

???「ティガが完全に力を取り戻したか・・・まあいい。奴にはそっくりな奴をぶつけてみるか」

 

そして謎の者が次に復活させた者

 

それは・・・

 

ウルトラマンティガにそっくりなウルトラマンだった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED Brave Love, TIGA 】

 

次回予告

 

カミーラたち3人と絆が結ばれついに本来の姿を取り戻すことができたウルトラマンティガ、しかしそんな中ティガとそっくりなウルトラマンが出現した。元々は光の巨人だというのになぜか人類に敵意を向けていた。なぜだ?お前は本来は正義の戦士のはずだろう?

 

次回 失望した巨人




あの3人とティガが和解しついに本当の意味で共闘することができました。次回はティガそっくりのあいつとそのお友達、そして乱入者が現れます。その乱入者は最強のスペースビースト・・・そして優介がまた無茶をしてしまうようです・・・


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第102話 失望した巨人

早く書いて早く投稿したいのに・・・


【OP オーブの祈り】

 

カミーラたちと合流して数時間後、ダイゴの持つブラックスパークレンスも今となっては完全な光の巨人となったため光輝くスパークレンスとなっていた

 

そしてカミーラたちを晴風の中に案内して

 

食堂で夕食を取ることになった

 

そこでカミーラが

 

カミーラ「なかなか美味いわね。でも私には及ばないけど」

 

美甘「えっ?」

 

するとカミーラは立ち上がり

 

カミーラ「私が格の違いというものを思い知らせてやるわ!」

 

と宣言した

 

全員「えっ?」

 

ダイゴ「始まった・・・」

 

優介「えっ?何が?」

 

ダーラム「見れば分かる」

 

ヒュドラ「こうなったあいつは誰にも止められねぇよ」

 

カミーラ「私の作る料理が一番だということを証明してあげるわ!」

 

そしてカミーラは特製グラタンを作った

 

カミーラ「どうぞ召し上がれ」

 

そして食べると

 

全員「美味しいー!」

 

美甘「えええええ!?」

 

カミーラ「ふふっ、私の勝ちね!」

 

美甘「いやいやカミーラさん、確かに美味しいですけど私の方も美味しいんですから!」

 

カミーラ「あら?この私に勝てるとでも?」

 

美甘「私の作る料理の方が美味しいんです!」

 

カミーラ「ふふ〜ん♪この私に勝てるつもり?面白いわ」

 

そして美甘とカミーラの間にビリビリが生じていた

 

その光景を晴風メンバーはクスクスと笑っていた

 

岬「あはは・・・」

 

幸子「面白い方ですね」

 

ミライ「こんな人がかつて闇の戦士だったなんてなんか想像できませんね」

 

セリザワ「そうだな・・・」

 

ヒュドラ「けどまさか俺たちにこんな日が来るなんてな・・・」

 

ダーラム「そうだな・・・」

 

優介「・・・そうか、いつも戦ってばっかだったからこんな風に楽しむこともなかったのか」

 

ダーラム「ああ・・・」

 

ヒュドラ「お前には感謝してるぜ。俺たちをもう一度やり直す機会を与えてくれたんだからな」

 

優介「・・・・・・」

 

ヒュドラ「べ、別に感謝してるだけだからな!」

 

優介「ぶふっ!」

 

ヒュドラ「何が可笑しいんだよ!」

 

優介「いやいや、ツンデレだなって思ってな」

 

ヒュドラ「っ!う、うるせえな!」

 

そして夕食を取り、風呂に入ってそれぞれの自室で休んだ

 

岬「いつの間にかすごい人数になっちゃったね」

 

優介「・・・そうだな・・・」

 

岬「良かったね。あの人たちが光に戻れて」

 

優介「ああ、あいつらはもう自分の力に溺れたりしないさ。だからこれからはきっとその力を正しく使うことができる」

 

岬「ふふっ、そうだね」

 

優介「・・・それじゃお休み」

 

岬「うん、お休み」

 

岬は眠りに入ったが・・・

 

優介「(くそ!傷の回復が遅い・・・)」

 

優介は傷に痛みながらも眠った

 

そして翌日、突如晴風の前方にウルトラマンティガに似た巨人が現れた

 

ミライ「あれは?」

 

岬「ティガさん?」

 

ましろ「なんか違うぞ?」

 

優介「あれはイーヴィルティガだ!」

 

セリザワ「イーヴィルティガ?」

 

ダイゴ「僕とそっくりなウルトラマンさ」

 

カミーラ「あー、なんかいたわね」

 

するとイーヴィルティガは真っ直ぐ晴風に向かって来ていた

 

優介「ジャック!」

 

【ウルトラマンジャック!】

 

ジャック「シェアッ!」

 

優介「ゼロ!」

 

【ウルトラマンゼロ!】

 

ゼロ「デェェアァッ!」

 

優介「キレのいいやつ、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ!】

 

優介はオーブハリケーンスラッシュにフュージョンアップしてイーヴィルティガの前に立った

 

オーブ「光を越えて、闇を斬る!」

 

イーヴィルティガ「ん?貴様は何者だ?」

 

オーブ「俺の名はウルトラマンオーブだ。イーヴィルティガ、なぜお前がここにいる!?お前の肉体はマサキ・ケイゴが一体化した時にティガによって消滅したはずだ!」

 

イーヴィルティガ「ふん!貴様に教える筋合いはない!俺は人類を滅ぼす!」

 

イーヴィルティガ「オオ!デェアッ!」

 

オーブ「シュアッ!」

 

そう言ってイーヴィルティガはオーブに襲いかかってきた

 

オーブはイーヴィルティガの攻撃を受け流しながら話しかける

 

オーブ「おい待て!なぜ人間を滅ぼそうとする!」

 

イーヴィルティガ「貴様が先ほど言ったマサキ・ケイゴという愚かな人間のせいで俺は一度肉体を失ってしまった。だが、謎の存在が俺に再び生きる肉体を与えてくれた!」

 

イーヴィルティガ「だから俺は復讐するのさ!我々ウルトラマンを必要としなかった挙げ句、俺の肉体を使い、神になろうとした人間たちへの復讐だ!」

 

オーブ「ふざけるな!人間だって何も悪い人間ばかりではない!それはお前も分かっているはずだ!」

 

イーヴィルティガ「黙れ!」

 

そして腕と腕がぶつかり合う

 

オーブ「どうあってもその考えは曲げないつもりか!」

 

イーヴィルティガ「その通りだ!俺は人類を滅ぼす!」

 

パンチとキックがぶつかり合い、激しい戦いを繰り広げる

 

右足キックを2回、左足キックを2回ぶつけ合い、お互いのフックで後ずさる

 

そして二人はエネルギーを溜める

 

イーヴィルティガ「イーヴィルショット!」

 

オーブ「ワイドシネラマショット!」

 

イーヴィルショットとワイドシネラマショットがぶつかり合うも互角の威力で二人とも吹き飛んでしまう

 

ラン「激しいぶつかり合いだな」

 

バルタン星人「これは決着が着きそうにもないぞ」

 

幸子「超人同士の戦いですか・・・」

 

ダイゴ「いや、人の心が引き起こしてしまった戦いだ・・・」

 

ましろ「人間の心が・・・」

 

鈴「優介さんやイーヴィルティガさんが言ったことは本当なんですか?」

 

ダイゴ「・・・ああ、かつてマサキ・ケイゴという男が彼の巨人像を見つけて彼になって神になろうとしていたんだ。それも無理矢理にね」

 

芽依「・・・最低な人間だな・・・」

 

ミー「それじゃ、人がむやみにウルトラマンの力を手にしたら・・・」

 

ダイゴ「精神が巨大な力に呑まれ暴走してしまうのさ」

 

岬「・・・そんな・・・」

 

すると何かの攻撃が二人を吹き飛ばした

 

オーブ「グアッ!」

 

イーヴィルティガ「うっ!何だ!?」

 

そして彼らが見たのは超古代狛犬怪獣ガーディーだった

 

イーヴィルティガ「っ!ガーディー!?」

 

オーブ「何だって!?」

 

イーヴィルティガ「ガーディー・・・お前、生きていた・・・」

 

すると突然ガーディーが咆哮を上げイーヴィルティガに容赦なく攻撃してきた

 

イーヴィルティガ「うああ!」

 

オーブ「!?どういうことだ!?」

 

ダイゴ「っ!なぜガーディーがイーヴィルティガに攻撃を?」

 

岬「どういうことなんですか?」

 

ダイゴ「ガーディーは元々僕たち光の巨人たちと共に戦った怪獣なんだ」

 

ましろ「味方ってことですか?」

 

ダイゴ「ああ!」

 

幸子「それならなぜガーディーはイーヴィルティガに攻撃を?」

 

ダイゴ「分からない!何が起こっているんだ?」

 

ヒュドラ「もしかしたら俺たちと同じように洗脳されちまってるのかもな」

 

幸子「そんな!」

 

ミライ「怪獣を・・・仲間を利用するなんて・・・」

 

セリザワ「卑劣な存在だな・・・」

 

イーヴィルティガ「ガーディー!落ち着け!」

 

イーヴィルティガは説得するもガーディーには聞く耳を持たず、イーヴィルティガを追い詰めていく

 

オーブ「やめるんだガーディー!」

 

優介「コスモス!」

 

【ウルトラマンコスモス!】

 

コスモス「ハァッ!」

 

優介「エックス!」

 

【ウルトラマンエックス!】

 

エックス「イィーサァーッ!」

 

優介「慈愛の光、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブフルムーンザナディウム!】

 

オーブ「繋がる力は心の光!」

 

フルムーンザナディウムにフュージョンアップしたオーブがガーディーをイーヴィルティガから引き離し、蹴りで距離を取る

 

イーヴィルティガ「っ!お前・・・」

 

オーブ「フルディウム光線!!」

 

オーブはフルディウム光線を放ち、ガーディーが大人しくなった

 

ダイゴ「ガーディーが大人しくなった・・・今なら!」

 

イーヴィルティガ「っ!ガーディー!俺だ!分かるか?」

 

ガーディーは頷いた

 

イーヴィルティガ「良かった!」

 

オーブ「なんとかなったみたいだな」

 

イーヴィルティガ「・・・・・・」

 

イーヴィルティガ「ガーディーを救ってくれたことには感謝する。だが、俺は決して人間を許したわけではない!」

 

オーブ「・・・そうか・・・うっ!」

 

オーブは左肩を抑えた

 

イーヴィルティガ「ん?痛むのか?」

 

オーブ「あはは、大したことじゃないさ」

 

イーヴィルティガ「・・・・・・」

 

ガーディー「ワォン!ワォン!」

 

ガーディーも心配そうに吠える

 

オーブ「・・・俺は大丈夫」

 

事態は収まったかに思われた

 

するとまた別の何かが現れようとしていた

 

上空に謎のゲートが出現して、そこから青い光が照射され、ある怪獣が出現した

 

イーヴィルティガ「っ!」

 

オーブ「今度は何だ!?」

 

それは最強のスペースビーストイズマエルだった

 

イズマエル「ギャアアアアアアアアアア!!!!!」

 

イーヴィルティガ「こいつは!」

 

オーブ「スペースビースト!」

 

大地「あれもスペースビーストなのか!」

 

芽依「スペースビースト?」

 

ダーラム「何だそれは?」

 

エックス「奴らは生命体の恐怖を餌にする恐ろしい怪獣だ・・・」

 

鈴「ひっ!?」

 

イズマエルがガーディーに目掛けて破壊光線を放つ

 

オーブ「させるか!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムシュトローム!】

 

オーブはスペシウムシュトロームとなり高速でガーディーの前に立ちリバウンド光線を張るが

 

オーブ「グアッ!アァッ!」

 

左肩の痛みが響いてバリアが破られてしまう

 

オーブ「ウォアァッ!」

 

ましろ「優介!」

 

ダイゴ「まずい!ティガーーーーー!!!」

 

ダイゴはスパークレンスでウルトラマンティガに変身してガーディーを守りに入った

 

イーヴィルティガ「っ!ウルトラマンティガ・・・」

 

しかしゴルゴレムの口が出現してティガの首に巻き付く

 

ティガ「ガアァッ!」

 

そして引き寄せてノスフェルの爪で引き裂く

 

ティガ「ディアァッ!」

 

イーヴィルティガ「貴様!」

 

イーヴィルティガはタックルするも効果はなくノスフェルの爪に引き裂かれ、蹴り飛ばされる

 

イーヴィルティガ「ウアアア!」

 

カミーラ「ティガ!」

 

ダーラム「マイフレンド!」

 

ヒュドラ「なんて野郎だ!」

 

エックス「奴はあらゆるスペースビーストの攻撃能力を備えていると思われる」

 

芽依「何そのチート!?」

 

イーヴィルティガ「ガーディー!逃げろ!」

 

そしてイズマエルの一斉射撃がガーディーに向けて放たれる

 

イーヴィルティガ「ガーディー!!!」

 

ティガ「やめろーーー!!!」

 

しかし

 

イーヴィルティガ「っ!」

 

ティガ「あっ!」

 

オーブ「グゥアアッ!!!グゥッ!!グアッ!!」

 

オーブが身を呈してガーディーを守っていた

 

イーヴィルティガ「お前・・・なぜ?」

 

オーブ「グアアアアアアア!!!!」

 

しかし一斉射撃に耐えきれるはずもなくオーブは倒れてしまう

 

岬「優介君ーーー!!!」

 

ティガ「くそ!」

 

ティガはハンドスラッシュを放つもダメージにはならずメガフラシの電撃を食らってしまい、吹き飛ばされてしまう

 

ティガ「ディアァッ!」

 

イーヴィルティガ「ティガ!」

 

イーヴィルティガはガーディーの前に立ちイーヴィルショットを放つがノスフェルの爪にかき消され

 

リザリアスの光線を食らって吹き飛ばされる

 

イーヴィルティガ「グゥアァッ!」

 

幸子「3人のウルトラマンが全く敵わないなんて・・・」

 

オーブが立ち上がり接近してパンチするも弾かれノスフェルの爪に引き裂かれる

 

オーブ「グゥアァッ!!」

 

そして尻尾攻撃で押される

 

立ち上がったところをノスフェルの爪でオーブの背中が引き裂かれる

 

オーブ「グゥアァッ!!」

 

岬「やめて・・・もうやめて・・・」

 

そしてダメ押しの爪の一撃が

 

岬「やめてーーー!!!」

 

オーブ「グゥアァッ!・・・ウゥ・・・」

 

食らってしまい、オーブは力を失うかのように倒れてしまう

 

ミー「優介!」

 

鈴「優介さん!」

 

ティガ「くそおおお!!」

 

イーヴィルティガ「これ以上はさせるか!」

 

ティガとイーヴィルティガはゼペリオン光線とイーヴィルショットを放ち、途中で合わさり合体光線となる

 

しかしイズマエルの破壊光線が放たれ、押されてしまい、押し合いに負けてしまい吹き飛ばされる

 

ティガ「ディアァッ!」

 

イーヴィルティガ「ウアアアッ!」

 

ティガとイーヴィルティガのカラータイマーが点滅を始めてしまう

 

イズマエル「ギャアアアアアアアアアア!!!!!」

 

イズマエルは3人のウルトラマンを圧倒してもう勝った気でいた

 

するとオーブが力を振り絞って再び立ち上がろうとしていた

 

カミーラ「っ!」

 

ダーラム「オーブ!」

 

ヒュドラ「お前・・・」

 

オーブ「俺はもう・・・誰も失いたくない!」

 

BGM:ネクサス~Final Fight~

 

オーブ「ハァ・・・ハァ・・・」

 

オーブ「たとえどんな結果になってもこの命に代えても、皆が生きる未来を!」

 

オーブ「必ず守り抜いて見せる!!!」

 

そしてオーブは立ち上がった

 

イズマエルはオーブが立ち上がったことに気付く

 

オーブはイズマエルに向かって一直線に走る

 

ティガ「っ!オーブ!」

 

イーヴィルティガ「っ!」

 

イズマエルは接近するオーブに一斉射撃する

 

オーブ「ウオオオオオオオオオオオ!!!!!」

 

だがオーブは一斉射撃の攻撃を受けながらも止まらずに走り続ける

 

オーブ「デェェアッ!」

 

そしてオーブは飛び上がり

 

イズマエルの破壊光線を避ける

 

オーブ「シュアアアアアッ!」

 

オーブ「行けええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!」

 

全ての力を込めたオーバーアローレイ・シュトロームが放たれ

 

イズマエルに命中した

 

イズマエル「ギャアアアアアアアアアア!!!!!!」

 

そしてイズマエルは倒れ

 

オーブ「シュワッ!」

 

オーブが着地したと同時にイズマエルは断末魔を上げ爆発した

 

岬「あっ!」

 

ましろ「勝った・・・」

 

ショウ「あいつ・・・」

 

ヒカル「無茶しやがって・・・」

 

ヒュドラ「おいおい・・・」

 

カミーラ「なんて無茶な戦いをするの?」

 

ダーラム「・・・・・・」

 

イズマエルを倒しオーブは立ち上がるが力が抜けて倒れそうになるがティガが受け止めた

 

ティガ「大丈夫か!?」

 

オーブ「あはは、悪い・・・うっ!」

 

そしてまた左肩が痛み抑える

 

それを見たティガはスカイタイプにタイプチェンジしてオーブの左肩に触れる

 

オーブ「?」

 

ティガ「30秒だけ待って」

 

そして30秒経つと・・・

 

オーブ「っ!痛みが引いた・・・」

 

左肩の痛みが消えたのだ

 

ティガ「スカイタイプになることでこのような治療ができるのさ。まあ、今みたいに30秒かかるけどね」

 

オーブ「ありがとな」

 

ティガ「全く、君は本当に無茶をするな・・・」

 

オーブ「あはは・・・」

 

イーヴィルティガ「・・・オーブ、ティガ」

 

イーヴィルティガ「・・・すまなかった」

 

オーブ「・・・・・・」

 

ティガ「・・・イーヴィル・・・」

 

イーヴィルティガ「自分を利用した人間の事だけ恨んでいたつもりがいつしか復讐に取り付かれて危うく人類を滅ぼしてしまうところだった・・・」

 

オーブ「仕方ないさ。あの時のマサキ・ケイゴはウルトラマンになれば神に近づけるなんて歪んだ考えをしていたからな」

 

イーヴィルティガ「しかし・・・俺は・・・」

 

ティガ「大丈夫さ。僕も仲間たちも君と同じように闇に堕ちてしまった。でも僕たちはまた光になることができた。だから君もまた光になれるさ」

 

イーヴィルティガ「・・・・・・」

 

オーブ「大丈夫だ。お前は1人じゃない。ガーディーや俺たちがいる。そう落ち込むなよ」

 

ガーディー「ワォン!ワォン!」

 

イーヴィルティガ「・・・ふっ、そうだな・・・」

 

イーヴィルティガ「俺ももう一度歩んでみるか。光を」

 

オーブ「それなら!」

 

イーヴィルティガ「ああ!世話になる!そして共に戦おう!」

 

ティガ「ああ!」

 

オーブ「もちろんだ!」

 

そしてオーブが手を差しのべイーヴィルティガがそれを掴んだ

 

オーブ「これからよろしくな!」

 

イーヴィルティガ「ああ!こちらこそ!」

 

こうしてまた、新たな仲間が増えた

 

オーブ「そうとなるとガーディーをどうしたものかな?」

 

ティガ「ん?」

 

オーブ「いやだってこのままの大きさじゃかえって目立つだろ?」

 

イーヴィルティガ「そうだな。サイズを小さくしてみるか」

 

オーブ「おっ、できるのか?」

 

イーヴィルティガ「ふっ、任せておけ」

 

そしてイーヴィルティガは正義の心を取り戻したそのおかげで力が闇から光に変わって、ガーディーに向けて放った光線が光の光線となって、ガーディーはだいたい30〜40cmくらいの大きさになった

 

そしてオーブたちも変身を解き、イーヴィルティガはマサキ・ケイゴの姿を借りて晴風に過ごすことになり、ガーディーは晴風のメンバー皆から好かれて、もはや晴風のマスコット的な存在となっていた

 

 

こうしてイーヴィルティガとガーディーはオーブたちと共に行動することになった

 

 

 

一方・・・

 

???「イーヴィルティガやガーディーも奴らの仲間となってしまったか・・・だが、そろそろあの宇宙人が奴隷を捕まえて、大部隊でこの地球を襲うだろう」

 

 

そして

 

???「この地球に人間を捕まえて奴隷としている宇宙人がいるのか」

 

ある1つの光が地球に向かっていた

 

???「カイト、またしばらく姿を借りるぞ」

 

そして光は地球のある場所へと向かった

 

そしてそこには

 

???「キィー!」

 

女子?「ヴアアアア!!!」

 

謎の男が手に持っていた銃のトリガーを引くと、光線が照射され、その女子?は縮小され銃に吸い込まれていった

 

???「ふっふっふっ、丁度いい人間たちがどんどん手に入っておるな!カッカッカッカッカッ!」

 

何者かの陰謀が既に動いていたのだ

 

TO BE CONTINUED

 

次回予告

 

地球に潜伏していた誘拐宇宙人レイビーク星人の陰謀が動いていた。次々と人々が人質にされていく。同じくレイビーク星人を追っていた協力者と共に捕らわれた人々を救い出せ!

 

次回 誘拐宇宙人の陰謀




次回はレイビーク星人を追っていた文明監視官の登場。しかもオーブが次回で初めての・・・お楽しみに!


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第103話 誘拐宇宙人の陰謀

今回はルーブにも出た三面怪人ダダのオマージュとも言える宇宙人回です。


【OP オーブの祈り】

 

イーヴィルティガとガーディーを仲間にして、その後行方不明だった比叡を発見して比叡の座礁に成功し、ブルーマーメイドが合流して、アドミラル諸島に向かってから数日が経った

 

ある夜の道を歩く青年の姿があった

 

それは最強最速の戦士ウルトラマンマックスが擬態したチームDASHの制服を着たトウマ・カイトだった

 

カイト「この地球に奴らがいるのは間違いない・・・だが・・・」

 

ダッシュパッドを開いて周囲に人間以外の生体反応がないか確認するも画面には宇宙人の生体反応はなかった

 

ダッシュパッドをしまって、歩いて捜索を続ける

 

それとは別に1人のサラリーマンが夜の道を歩いていた

 

すると今度はサラリーマンの前にカラスの顔をした男が現れた

 

サラリーマン「な、なんですか!?」

 

その現場の近くにいたカイトが男の気配を察知し急いで走る

 

するとカラスの男は手に持っていた銃をサラリーマンに照射すると

 

サラリーマン「うわああああああ!!!」

 

サラリーマンが縮小され銃に吸収されてしまった

 

カイト「っ!」

 

カイトが到着するも一足遅くサラリーマンがカラスの男に縮小されてしまった

 

だが幸いにもカイトには気づかれてはいなかった

 

カイト「(奴がそうなのか・・・)」

 

そしてカラスの男に気づかれないようにその後を追った

 

その翌日の昼

 

優介「それじゃちょっと行ってくる」

 

幸子「パトロールですか?」

 

優介「ああ、皆はここを頼む」

 

そうして優介は外に出る

 

岬「・・・っ!」

 

それを岬が追いかけた

 

岬「優介君!」

 

優介「ん?どうした?」

 

岬「あの・・・その・・・えっと///」

 

岬は頬を赤くしてもじもじしながら何かを伝えようとしていた

 

それを見た優介は岬の頭を撫でた

 

岬「えっ!?///」

 

優介「大丈夫。すぐに帰ってくるから」

 

岬「う、うん///」

 

優介「行ってきます!」

 

岬「っ!行ってらっしゃい!気をつけてね」

 

優介「おう!」

 

そして優介はオーブカリバーを出して光に包まれて飛び立った

 

岬「・・・///」

 

岬は顔を赤くしながらも優介を見送った

 

 

 

バキッ!

 

 

すると惑星O-50にあるゴースタードラゴンの中にいたウェンディがまたしてもボールペンをへし折った

 

ウェンディ「またへし折っちゃった♪なんでだろうね♪えへへ♪」

 

笑ってはいたが目が一切笑っていなかった

 

そしてへし折ったボールペン用のゴミ箱があり、そこに捨てた

 

ゴミ箱にはもう既に50本ものへし折ったボールペンが捨てられていた

 

 

優介「っ!なんかすごい寒気がしたんだが・・・気のせいか」

 

遠くにいるウェンディに気づいたのか一瞬体が震えた

 

そしてある程度飛んでいるとある船が見えた

 

優介「あれは・・・」

 

不思議に思いながらも優介はその船に侵入した

 

優介「・・・何か妙な感じだな・・・」

 

警戒しながらも優介は通路を進んでいく

 

優介「っ!」

 

すると壁の向こうに気配を感じてジオブラスターを構えて壁の向こうにいる相手に向ける

 

そして優介もチームDASHの携帯銃ダッシュライザーを向けられる

 

優介「っ!あんたは!」

 

???「やはり君だったか」

 

優介の目の前にいたのは地球防衛チームDASHの制服を着ていた青年トウマ・カイトだった

 

優介「マックス!」

 

カイト「久しぶりだなオーブ」

 

優介「ああ、でもどうしてここへ?」

 

カイト「このままここにいるとまずい。移動しながら説明する」

 

優介「分かった」

 

そして優介はカイトと共に船の中を移動しながらカイトの説明を聞いた

 

カイト「宇宙警備隊が最近この地球に監視を寄せていてな。そこで私が派遣されその調査をしていたのだ」

 

優介「調査?」

 

カイト「この船に人間を誘拐している宇宙人がいる」

 

優介「誘拐!?」

 

カイト「既に何人もが誘拐されているようだ」

 

優介「で、ここが誘拐している奴らの拠点なのか?」

 

カイト「そうだ。今のところこちらに気づいてはいないようだが・・・」

 

優介「一応仲間たちにも連絡する」

 

そして優介はジオデバイザーで晴風に連絡した

 

岬「人間が誘拐されてる!?」

 

優介「ああ、俺の仲間がそれを調査していてな、今丁度合流して共に調査している」

 

芽依「人間が誘拐って・・・」

 

幸子「その事で気になって調べてみたんです」

 

ヒカル「何か分かったのか?」

 

幸子がタブレットを見せながら説明する

 

幸子「はい、1週間前から人間が消えたという報告が複数件寄せられています」

 

ダイゴ「1週間前から!?」

 

岬「優介君、今どこにいるの?」

 

「ヴアアアア!!!」

 

すると何かの叫び声が聞こえた

 

優介&カイト「っ!」

 

優介「今の声は!」

 

カイト「向こうだ!」

 

優介「悪い!また後で!」

 

と言って通信を切った

 

岬「優介君!?優介君!」

 

ミライ「どうしたんですか?」

 

岬「優介君がまた後で連絡するって・・・」

 

バルタン星人「向こうで・・・何かあったのか?」

 

岬「分かりません・・・」

 

エックス「今は彼とその仲間を信じるしかない」

 

岬「はい・・・(優介君、どうか無事でいて!)」

 

岬は不安な表情をしながら心の中で優介の無事を祈った

 

 

そして優介とカイトは声のした方向に向かうと

 

そこにはカラスのような宇宙人と暴れまわる女子生徒がいた

 

優介は目の前で起こっていることを気付かれないようにジオデバイザーでカメラ機能を起動させる

 

そして女子生徒に映像付きの発信器をつけた

 

女子生徒「ぐあああああ!!」

 

宇宙人は手に持っていた銃で感染していた女子生徒に照射して縮小した

 

優介「っ!まさか!」

 

カイト「このまま無策に行動するのはまずい」

 

優介「なら晴風に行こう。そこには俺の仲間たちがいる」

 

カイト「分かった」

 

優介とカイトは気付かれないようにその船から離れて、晴風に引き返した

 

芽依「あっ!戻ってきた!」

 

優介が戻ってきたことに岬の表情が明るくなった

 

そして光は晴風に降りた

 

幸子「あれ?どなたかと一緒ですね」

 

大地「っ!あの人は!」

 

ましろ「知っているんですか?」

 

エックス「ああ!あの人もウルトラマンだ!」

 

そしてブリッジに優介とカイトがやって来た

 

岬「お帰り優介君」

 

優介「ただいま」

 

幸子「そちらの方は?」

 

カイト「私の名はウルトラマンマックス、かつて共に戦い未来をその手に掴みとった青年トウマ・カイトの姿を借りている。ザイゴーグとの戦い以来となるな大地、エックス」

 

大地「はい!ご無沙汰しています!」

 

エックス「我々にマックスギャラクシーを授けてくれたこと感謝しています!」

 

カイト「それを使ったということは私を信頼してくれたのだな。ありがとう」

 

大地「いえこちらこそ!」

 

鈴「お知り合いなんですか?」

 

大地「うん、ある宇宙人との戦いの時に助けてくれたんだ」

 

優介「そうだ!宇宙人といえば!」

 

カイト「ああ!君たちにちょっと見てもらいたいものがある」

 

そして皆を教室に集めて、優介がジオデバイザーで撮った映像を晴風メンバーに見せた

 

マサキ「なんだこいつは?」

 

万里小路「カラスなのでしょうか?」

 

美甘「でも人間みたい・・・」

 

ラン「一体何者なんだこいつは?」

 

ミライ「カラスが進化したということでしょうか?」

 

我夢「その可能性はあると思う。進化のベースが鳥類の知的生命体がいるとしたら・・・」

 

藤宮「カラス人間、クロウ人というわけか・・・」

 

ダイゴ「(この宇宙人、確かダイゴが戦った・・・)」

 

優介「そいつはレイビーク星人だ!」

 

岬「レイビーク星人?」

 

優介「ああ、奴らは人間を縮小させて捕らえて奴隷として使うつもりだ」

 

芽依「奴隷!?」

 

優介「ああ、そして奴らの武器で恐ろしいのはこの縮小光線だ」

 

優介はジオデバイザーで撮った映像を見せながら説明する

 

ミー「っ!」

 

幸子「ミーちゃんどうしたの?」

 

ミー「その生徒はアドミラル・グラフ・シュペーの生徒だ!」

 

それに全員が驚愕した

 

幸子「それってミーちゃんの・・・」

 

カミーラ「どういうこと?」

 

ましろ「元々ミーナは先ほど話したアドミラル・グラフ・シュペーという船のの副長だったんです」

 

ミー「じゃがわしは艦長からこの帽子を託されて晴風に保護されたんです」

 

ヒュドラ「なるほどな・・・」

 

ダーラム「だが、今の話が本当なら奴らは」

 

我夢「ああ、感染はしているけど奴隷として十分に扱える」

 

藤宮「そう捉えて奴らは縮小してあの船の生徒たちを拐っているようだな」

 

ミー「じゃあ、艦長たちは・・・」

 

我夢「うん、縮小されてるけどたぶん全員無事だと思うよ」

 

ミー「・・・・・・」

 

ヒカル「人間を捕まえて奴隷として扱うなんて・・・許せねえ!」

 

ショウ「ああ!」

 

ミライ「ともかくこの縮小光線が厄介ですね」

 

優介「ああ、この縮小光線を防ぐ手段を講じないとな。我夢、藤宮、セリザワ、大地」

 

藤宮「ああ」

 

我夢「任せて」

 

大地「大至急取り掛かるよ」

 

セリザワ「急いで完成させる」

 

そして我夢と藤宮とセリザワと大地が対縮小光線用防御カートリッジの開発に取りかかった

 

その後、晴風にあの船、アドミラル・グラフ・シュペーの状況が分かる通信がきた

 

それにはシュペーの艦長のテア・クロイツェルとレイビーク星人のボスと思われる人物の声が聞こえた

 

テア「お前たちは何者だ!人間を拐ってどうする気だ!」

 

ミー「っ!艦長!?」

 

岬「今の声が!?」

 

レイビーク星人(ボス)「ふっふっふ。我々はP413星雲からやって来たレイビーク星人。我々の星にも、君達によく似た動物が居るのだよ、奴隷として使っているのだがね。だが、今やそれが絶滅に瀕している。そこでこの星にやって来た。この星の人間も、我々の奴隷として十分使える事が分かったのでね」

 

テア「何だって!?」

 

レイビーク星人(ボス)「この結果を報告すれば、退居してこの星に人間狩りにやって来る。カッカッカッカ!」

 

すると通信が途切れた

 

ミー「艦長!?艦長!」

 

幸子「ミーちゃん落ち着いて!」

 

ジュリ「もうすぐ我夢たちが対縮小光線用防御カートリッジを完成させる!それまで待つんだ!」

 

ミー「しかし!」

 

優介「焦るな。シュペーには簡単に侵入できる」

 

岬「・・・どうしてそんなことが分かるの?」

 

優介「奴らにはシュペーを操作できない」

 

カイト「私もシュペーに潜入しようとした時には特に攻撃などしてこなかった。そもそもブリッジには誰もいなかった」

 

優介「つまり真正面から侵入できるってことさ」

 

ダイゴ「奴らはシュペーの操作が難しくてできないということか」

 

優介「ああ、だができるだけ少人数で突入したい。岬」

 

岬「分かった。メンバーを編成するね」

 

そして優介、カイト、ダイゴ、ミー、万里小路、岬、みなみ、ミライ、ヒカル、ショウが潜入することになった

 

作戦が決まった

 

まずはシュペーに接近して突入、そして艦内にいるレイビーク星人たちを蹴散らす。そして縮小された人々の奪還、最後はレイビーク星人の宇宙船を破壊する

 

そして突入する全員に対縮小光線用防御カートリッジが装備された

 

我夢「これで奴らの光線を防ぐことができるはずさ」

 

大地「皆、頼んだよ!」

 

岬たち「はい!」

 

BGM:Brave Love, TIGA (Brass Solo Version)

 

そして編成されたメンバーが優介の持つオーブカリバーの光でシュペーに突入した

 

シュペーの中を進んでいくと案の定レイビーク星人の部下が徘徊しており、侵入者を縮小させようとするが我夢たちが開発したカートリッジの効果で縮小光線が防がれ、その隙にヒカルがチャージガン、ショウがビクトリーランサーのガンモードで銃撃してレイビーク星人を倒した

 

ヒカル「よっしゃ!」

 

その時我夢から通信が来た

 

我夢「その銃を回収してくれ」

 

ミライ「GIG!」

 

そしてミライがレイビーク星人の縮小光線銃を奪取した

 

ショウ「こっちは制圧した」

 

カイト「皆、しっかり付いてくるんだ」

 

岬&ミー&万里小路&みなみ「はい!」

 

優介たちの侵入に気付いたレイビーク星人たちが縮小した人間たちが納められている箱を宇宙船に運んでいった

 

そして左右二手の別れ道があった

 

優介「俺たちは左を行く!そっちは頼んだぞ!」

 

ヒカル「分かった!」

 

優介、ダイゴ、ミライ、ミー、岬が左、カイト、ヒカル、ショウ、万里小路、みなみが右の通路に向かった

 

 

【ウルトライブ!GO!キングジョー!】

 

カイトはダッシュライザー、ヒカルはチャージガンで銃撃

 

ショウはキングジョーカスタムのスパークドールズをリードしてモンスシューターを放ち、レイビーク星人たちを蹴散らす

 

だがレイビーク星人の他にも彼らを妨害するものがいた

 

女子生徒「ヴアアアア!!!」

 

それは感染していたシュペーの生徒だった

 

カイト「彼女たちは!」

 

ヒカル「これは・・・」

 

ショウ「話に聞いた感染して自我を失って暴走している奴か」

 

そこに万里小路が前に出た

 

万里小路「参ります!」

 

万里小路「万里小路薙刀術、当たると痛いですわよ!」

 

万里小路が薙刀で女子生徒を気絶させた

 

ヒカル「おお!」

 

ショウ「やるな!」

 

万里小路「それほどでも!」

 

そしてみなみが持ってきたワクチンを注入して解毒された

 

そして優介の方たちもレイビーク星人の部下と遭遇しており

 

優介「ふっ!」

 

ダイゴがGUTSハイパーガン、ミライがトライガーショット、優介がジオブラスターで銃撃してレイビーク星人の部下を倒した

 

テア「ミーナ!」

 

ミー「っ!艦長!」

 

優介「っ!危ない!」

 

ミーに飛びかかってきたレイビーク星人を優介が組み合って振り払い、ダメ押しの蹴りを入れる

 

さらにレイビーク星人の部下がやって来て優介がジオブラスターで攻撃しようとするが蹴り払われ動きを抑えられてしまう

 

もう1人の部下が優介を縮小しようとするがそれに気づいたダイゴが組み合っていたレイビーク星人を殴り飛ばしGUTSハイパーガンでバリアを張り、縮小は免れた優介がレイビーク星人を背負い投げてジオブラスターで倒し、投げ倒したレイビーク星人を蹴り飛ばす

 

優介「皆はここの人たちを頼む」

 

ダイゴ「僕と優介君は他の人たちを探す」

 

ミライ「分かりました!」

 

岬「気をつけてね!」

 

優介「ああ!」

 

優介とダイゴが探索していると複数のレイビーク星人が襲いかかってきた

 

優介「っ!ふっ!でぇっ!はぁっ!」

 

ダイゴ「ふっ!えっ!たぁっ!」

 

優介とダイゴは格闘や銃撃で迎え撃つが数が多く蹴り飛ばされる

 

優介&ダイゴ「うわっ!」

 

優介「ぐっ!光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

オーブ「ジュアッ!」

 

優介とダイゴは形勢を変えるべくオーブリングとスパークレンスのトリガーを引いてウルトラマンティガとウルトラマンオーブスペシウムゼペリオンに変身した

 

BGM:光を継ぐもの

 

オーブ「フッ!」ティガ「テェッ!」

 

ただし、いつもの大きさではなく人間と同じ大きさとなった

 

そしてオーブとティガはレイビーク星人たちをキックや投げで蹴散らしていく

 

オーブ「ディアッ!」ティガ「ヂャッ!」

 

階段を降りながらも蹴りやチョップでレイビーク星人たちを蹴散らしていく

 

そして囲まれるが

 

オーブ「オォリャアッ!」

 

ティガ「タァーッ!」

 

オーブとティガはその場で高速回転してレイビーク星人たちを蹴散らした

 

そしてレイビーク星人の宇宙船に繋がるゲートに向かうが

 

オーブ&ティガ「フッ!?」

 

オーブとティガがたどり着く前にゲートが閉じてしまう

 

優介「タロウ!」

 

【ウルトラマンタロウ!】

 

タロウ「トォーッ!」

 

優介「メビウス!」

 

【ウルトラマンメビウス!】

 

メビウス「セアッ!」

 

優介「熱い奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブバーンマイト!】

 

ティガ「ンンーーーハッ!」

 

ティガはパワータイプにタイプチェンジしてオーブはバーンマイトにフュージョンアップして壁を突き破って宇宙船に侵入してレイビーク星人たちをスワローキックやウルトラかかと落としで蹴り倒して縮小された人々が収納されている箱を奪取した

 

そしてゲートを通りシュペーに戻ると、偶然近くでヒカルたちと合流していたミーたちと合流する

 

ミー「オーブ!ティガさん!」

 

岬「えっ!?なんで人間と同じ大きさなの?」

 

ミライ「ウルトラマンも人間と同じ大きさになることができるんです」

 

万里小路「まあ、人間の大きさにもなれるんですね」

 

オーブ「この中に捕らわれた人たちがいる!」

 

ティガ「早く安全な場所へ!」

 

岬「分かりました!」

 

ミーたちはオーブとティガから箱を受け取り外に避難した

 

そして岬たちを見送った二人が振り返ると

 

レイビーク星人(ボス)「貴様!余計な真似を!」

 

そこにはレイビーク星人のボスがいた

 

オーブ&ティガ「フッ!」

 

オーブとティガはファイティングポーズを構えるが

 

レイビーク星人(ボス)「ハッ!」

 

オーブ「グゥッ!」ティガ「ディアッ!」

 

レイビーク星人のボスが持っていた縮小光線銃でオーブとティガが縮小され銃の中に転送されてしまった

 

しかし

 

オーブ&ティガ「フッ!ジュアッ!」

 

オーブとティガは巨大化ポーズを取り、火花を出しながら縮小光線銃から脱出した

 

レイビーク星人(ボス)「うおっ!何!?」

 

オーブ「俺たちウルトラマンは体の大きさを自在に変えることができるのさ。だから、その縮小光線銃は無意味なのさ」

 

レイビーク星人(ボス)「貴様ら!」

 

激しい乱闘を繰り広げ、回し蹴りを連発するなど激しい戦いが繰り広げられる

 

そして移動しながら戦いは続いていく

 

ティガ「テッ!デェアッ!」

 

レイビーク星人(ボス)「ぐあああ!」

 

ティガはレイビーク星人の腕を掴んでパンチを叩き込み、ショルダータックルを食らわせてレイビーク星人は吹っ飛ぶ

 

オーブ「フッ!オォリャアッ!」

 

その隙にオーブがスワローキックで追撃するが、レイビーク星人が起き上がったためかわされ、レイビーク星人のボスに蹴られ投げ飛ばされるが

 

オーブ「オォシェアッ!」

 

壁を利用して回転キックを叩き込んだ

 

レイビーク星人(ボス)「うおっ!」

 

ティガ「やるね!」

 

オーブ「そっちこそ!」

 

立ち上がったレイビーク星人のボスは目から光線を放つ

 

オーブとティガはそれを避け続けるが

 

オーブ「ウォアァッ!」ティガ「ディアァッ!」

 

ついに避けきれなくなり当たってしまう

 

二人のカラータイマーが点滅を始めてしまったがオーブとティガは立ち上がりストビュームスラッシュとハンドスラッシュを放つ

 

それを食らったレイビーク星人のボスは撤退した

 

オーブ「っ!待て!」

 

オーブがレイビーク星人のボスを追いかけようとしたとき何かの振動が響き始めた

 

ティガ「この振動は・・・」

 

そして海から巨大な何かが出現した

 

それはレイビーク星人の宇宙船だった

 

岬「たぶんあれがレイビーク星人の宇宙船だよ!」

 

ヒカル「あいつら逃げる気か!?」

 

テア「奴らを逃がしてはならん!」

 

ミー「艦長!?」

 

ショウ「どういうことだ!?」

 

テア「逃がしたら奴らは大部隊でこの地球に襲ってくる!」

 

万里小路「そんな・・・」

 

そこにレイビーク星人の宇宙船が攻撃してきた

 

岬「きゃあっ!」

 

何発か外れたが海に当たった影響でシュペーが揺れ動く

 

そして一撃が岬たちに迫る

 

だがそこに巨大化したオーブとティガが攻撃から庇った

 

岬「っ!優介君・・・」

 

ミー「ティガさん・・・」

 

カイト「オーブ!ティガ!あの宇宙船を破壊するんだ!」

 

ミライ「逃がしてしまうと奴らの大部隊が地球に襲ってきます!」

 

ティガ「分かった!」

 

オーブ「任せろ!」

 

オーブとティガは頷き、その姿を変える

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!スカイタイプ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

優介「マックス!」

 

【ウルトラマンマックス!】

 

マックス「シュワッ!」

 

優介「かっ飛ばす奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!】

 

そして優介はオーブオリジンになり、オーブリングが青、青、緑という順番で光り、ティガスカイタイプとマックスのビジョンと融合した

 

ティガ「タァーッ!」マックス「ディアッ!」

 

【ウルトラマンオーブスカイダッシュマックス!】

 

オーブ「輝く光は疾風のごとし!」

 

ティガ「ンンーーーハッ!」

 

オーブ&ティガ「ジュアッ!」

 

ティガは空中戦に特化したスカイタイプにタイプチェンジ、そしてオーブはスピードに長けたスカイダッシュマックスにフュージョンアップして飛翔し宇宙船を追いかける

 

挿入歌:TAKE ME HIGHER (TV Size)

 

それを全員が見守る

 

オーブとティガは宇宙船の攻撃を避けて、ダブルハンドスラッシュで発射口を破壊した

 

そして宇宙船に追いつき真上に着地した

 

レイビーク星人(ボス)「!?」

 

しかし宇宙船は上昇、下降して回転してオーブとティガを振り下ろそうとした

 

オーブ「くそ!このままだと振り落とされる!」

 

ティガ「ぐっ!踏ん張るんだ!」

 

オーブ「ぐっ!おう!」

 

だが踏ん張って食らいつきオーブとティガは渾身のパンチで宇宙船の一部を破壊して距離を取り

 

オーブ&ティガ「ダブルランバルト光弾!!」

 

そしてダブルランバルト光弾を宇宙船に叩き込んだ

 

レイビーク星人(ボス)「うわあああああああ!!!」

 

直撃した箇所から宇宙船は炎上し

 

そして宇宙船は木っ端微塵に吹き飛んだ

 

「やったーーーーーーーーーー!!!!」

 

ミー「やりましたよ!艦長!」

 

テア「ああ!」

 

ティガ「やったね!」

 

オーブ「ああ!」

 

オーブとティガは拳を合わせ

 

オーブ&ティガ「ジュワッ!」

 

空高く飛んでいった

 

その後我夢たちが縮小光線銃を解析して縮小されてしまった生徒たちを元に戻して、みなみが作ったワクチンによって感染が解毒された

 

そしてシュペーの艦長テア・クロイツェルを始めとするシュペーの生徒たちや行方不明となっていた民間人も無事に救出された

 

その後、民間人たちはブルーマーメイドに保護され、晴風やシュペーの皆で合同パーティーを開き、そこで優介は今まで手にして来た怪獣カードから怪獣たちをミニサイズで召喚して、楽しんだ

 

しかし、別れもあった

 

それはミーがシュペーに戻ってしまうことだった

 

シュペーの皆が元通りになったことでシュペーに戻らなければならないのだ

 

ミー「今まで世話になったな。ま、信じられん出来事を次々と体験することになったが・・・」

 

優介「向こうでもしっかりやれよ」

 

岬「頑張ってね!」

 

ミー「ああ、お主たちも元気でな」

 

テア「お前たちの航海が良い航海になることを祈る」

 

そして最後に幸子が遅れてその場に来て去ってしまうミーに手を振った

 

そしてミーを手を振り、シュペーは自分たちの基地へと帰還していった

 

幸子「・・・・・・」

 

悲しみに耐える幸子にヒカルが幸子の肩に手を添えた

 

幸子「・・・ヒカルさん・・・」

 

ヒカル「人は誰でも経験する。運命の出会い、運命の別れ、そしてまた始まる・・・」

 

 

ヒカル「明日という未来が!」

 

 

合同パーティーが終了して皆がそれぞれの自室に戻っていた

 

 

 

優介「ぐっ!がはっ!」

 

 

しかし優介が何かに苦しみ、壁に寄りかかっていた

 

そこに偶然近くの通路を歩いていた超古代組が発見した

 

ダイゴ「っ!優介君!」

 

マサキ「大丈夫か!?」

 

ダーラム「何があった!?」

 

優介「あはは、大丈夫大丈夫、何ともないさ」

 

カミーラ「でもその体で・・・」

 

ヒュドラ「本当に大丈夫なのかよ!?」

 

優介「ああ、心配させたな。悪い」

 

そうして優介は自室に戻っていた

 

しかしそんな彼らの会話を密かに聞いている者が1人いた

 

岬「・・・・・・」

 

岬だった

 

岬「・・・どうして・・・」

 

岬は辛い表情をして優介の身を案じていた

 

 

一方その頃、謎の者は

 

 

???「はっはっはっはっ!これまでご苦労だったな。ウルトラ戦士たち」

 

謎の者の手には強大なマイナスエネルギーがあった

 

???「しかし、それもこれで終わりだ!」

 

そして謎の者が強大なマイナスエネルギーを使ってある邪悪な存在を復活させた

 

それは・・・

 

???「グスオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

 

超古代文明を滅ぼした元凶だった

 

それと前後して、その怪獣の尖兵とも言える怪獣が復活した

 

???「これで貴様たちは真の絶望を目の当たりにするだろう・・・」

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

最近岬が優介に対して素っ気ない態度を取り、ぎすぎすした雰囲気になっていた。そんな中、海底から超古代尖兵怪獣ゾイガーが出現した。

 

次回 滅びの序章




今回初めてオーブが等身大となり戦いました。最近は等身大の戦闘が全然なかったのでいい機会と思いやらせてみました。次回は超古代文明を滅ぼした尖兵が登場します。


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第104話 滅びの序章

地球の破滅が始まろうとしている・・・


シュペーと別れてから数時間後、海底に謎の遺跡が出現した

 

その遺跡が出現すると同時に超古代組の頭にあるビジョンが浮かんだ

 

それは闇が世界を覆いある巨大な怪獣が率いる怪獣軍団によって大地が炎に包まれる光景だった

 

ダイゴ「今のは・・・」

 

マサキ「まさか!」

 

カミーラ「ダーラム、ヒュドラ」

 

ダーラム「ああ!」

 

ヒュドラ「なんかすげえやベー感じだったぜ・・・」

 

ダイゴ「まさかこれから起きることだというのか!?この世界も闇に呑み込まれてしまうのか!?」

 

それとは別に岬はある恐ろしい夢を見ていた

 

岬「・・・ここは?」

 

空は何もない真っ暗な暗雲で街は炎に包まれ、海には超巨大な怪獣の存在があった

 

岬「ひっ!怪獣・・・」

 

するとそこにウルトラマンオーブオーブオリジンが現れ、オーブカリバーの全てのエレメント攻撃を食らわせるも全く効果がなく、怪獣の触手が両腕に絡み動きを封じられ、紫色の光線がオーブのカラータイマーを貫き、オーブは力を失うように石と化してしまった

 

岬「優介君ーーーーーーーーー!!!!!!」

 

岬「わあっ!」

 

そして岬は目が覚めた

 

夢にしてはあまりにもリアル過ぎて、岬は震えが止まらなかった

 

岬「(・・・優介君が・・・死ぬ・・・!?)」

 

岬「(・・・嫌だ!・・・そんなの絶対・・・)」

 

【OP オーブの祈り】

 

岬が飛び起きて、優介もそれにつられて起きた

 

優介「おはよう!」

 

岬「・・・・・・」

 

優介「あれ?どうした?」

 

岬「・・・別になんでもない!!」

 

そう怒鳴って部屋から離れた

 

そしてその雰囲気は食堂で朝食を取っていたときもそうだった

 

ましろ「艦長?」

 

幸子「どうかしたんでしょうか?」

 

芽依「さあ・・・」

 

そしてブリッジでしばらく過ごしていると

 

幸子「皆さん!これを見てください!」

 

幸子が何かに驚きながらタブレットを見せた

 

そこには海底に謎の遺跡が出現したという情報だった

 

鈴「なんですかこの遺跡・・・」

 

ましろ「今までこんな遺跡なかったぞ?」

 

幸子「今、無人の探査潜水船がライブ中継で映像を繋げています!」

 

ダイゴ「(っ!この遺跡は・・・)」

 

 

???「ピィギャアアアアアアア!!!」

 

すると映像に謎の怪獣が現れた

 

それと同時に映像が途切れてしまった

 

岬「っ!」

 

ましろ「今のは!」

 

ジュリ「怪獣のようだな・・・」

 

ダイゴ「ゾイガーだ!」

 

岬「えっ?」

 

そしてその怪獣ゾイガーは海底から飛び出てきた

 

カイト「ゾイガー?」

 

ミライ「今の怪獣を知ってるんですか?」

 

藤宮「というより、超古代の戦士たちは全員知ってるみたいだな」

 

カミーラ「ええ・・・」

 

大地「奴は一体何者なんですか?」

 

ダイゴ「奴は超古代尖兵怪獣ゾイガー、地を焼き払う悪しき翼とも呼ばれている」

 

ショウ「地を焼き払うだと!?」

 

ダーラム「ああ、3000万年前に超古代文明を滅ぼした怪獣の一体だ」

 

それを聞いた晴風のメンバーは身震いしていた

 

鈴「ぶ、文明が滅びたって・・・」

 

岬「そんなこと・・・・」

 

ヒュドラ「本当だぜ。現にゾイガーを率いていた邪神って奴に超古代文明が滅ぼされちまった・・・」

 

岬「っ!」

 

我夢「それが超古代で起きた出来事か・・・」

 

セリザワ「なら、ゾイガーが復活したということは・・・」

 

エックス「その邪神という存在も復活していてもおかしくないな」

 

優介「・・・・・・」

 

するとゾイガーが晴風に向かって高速で飛んでいた

 

ヒカル「ゾイガー!」

 

ヒュドラ「野郎!」

 

皆が動く前に優介が動いた

 

ましろ「っ!優介!」

 

カミーラ「待ちなさい!」

 

優介「キレのいい奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ!】

 

オーブ「シュアッ!」

 

だが優介は聞く耳を持たずオーブハリケーンスラッシュにフュージョンアップしてゾイガーを迎え撃つために飛翔する

 

ヒカル「あのバカ!1人で突っ走りやがって!」

 

ショウ「行くぞヒカル!」

 

ヒカル「ああ!」

 

【ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!】

 

ヒカル「ギンガーーー!!!」

 

【ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!】

 

ショウ「ビクトリーーーー!!!」

 

ヒカルとショウはギンガとビクトリーにウルトライブしてオーブと共にゾイガーを迎え撃つ

 

ギンガ「シュアッ!」

 

ビクトリー「フッ!」

 

オーブ「シュアッ!」

 

ゾイガーはギンガ、ビクトリー、オーブの接近に気づき口から光弾を吐くが3人はそれを避ける

 

ビクトリー「3方向から同時に攻撃するぞ!」

 

ギンガ「よし!」

 

オーブ「分かった!」

 

そして3方向に散らばりゾイガーを挟む形になった

 

ギンガ「ギンガスラッシュ!」

 

ビクトリー「ビクトリウムバーン!」

 

オーブ「エメリウムスラッシュ!」

 

そしてギンガスラッシュとビクトリウムバーンとエメリウムスラッシュを放つがゾイガーの回避速度が異常に速く、避けられた

 

ビクトリー「何!?」

 

ギンガ「なんてスピードだ!」

 

そしてゾイガーが空高く飛翔する

 

バルタン星人「奴が上に逃げるぞ!」

 

オーブ「逃がすか!」

 

もちろんオーブはこれを追いかける

 

ビクトリー「おい!」

 

ギンガ「ちょっと待てよ!」

 

しかし・・・

 

オーブ「ぐっ!グァァッ!」

 

オーブが突然苦しみだし、そこにゾイガーの光弾が放たれてオーブはそれを食らってしまう

 

オーブ「ウアアアッ!」

 

そしてオーブは海に堕ちてしまう

 

そこでオーブの意識は消えてしまい変身が解かれてしまう

 

そしてゾイガーは何処かへと飛び去っていった

 

岬「優介君!」

 

ギンガとビクトリーは海に堕ちてしまった優介を救助して、変身を解き、優介は保健室に運ばれた

 

そしてその数十分後、優介が目を覚ました

 

ましろ「優介!」

 

バルタン星人「目が覚めたか!」

 

優介「・・・っ!ゾイガーは!」

 

ダイゴ「何処かに飛び去っていった」

 

優介「・・・そうか」

 

ヒカル「1人で突っ走るなよ」

 

ショウ「少し体を休め」

 

優介「・・・分かった」

 

そうしてダイゴ、ヒカル、ショウは保健室を後にした

 

そして近くにあった机の上にはオーブリングがあった

 

優介「どうしちまったんだ?俺の体・・・」

 

そこに岬が入ってきた

 

それは今にも泣きそうな顔をしていた

 

岬「・・・・・・」

 

優介「ああ、岬か・・・どうしたんだ?そんな顔して」

 

そして岬が優介に抱きついてきた

 

岬「・・・怖いよ・・・いつまでも無茶が続いたら、本当に優介君は・・・」

 

優介「・・・・・・」

 

岬「・・・ねぇ、もうこんな無茶は本当にやめて!お願いだから!」

 

優介「・・・悪いがそれは出来ない」

 

岬「っ!」

 

優介「そうでもしなければ今頃皆死んでいた。そんなのは絶対にごめんだからな!」

 

岬「・・・・・・」

 

岬は優介がどうあってもその姿勢を変えることは絶対にないと悟ってしまう

 

そう思った岬は置いてあったオーブリングを取ってしまう

 

優介「おい!それを返せ!」

 

岬「嫌だ!」

 

優介「それがないと俺はオーブになれないんだ!だから返してくれ!」

 

岬「・・・どうして・・・」

 

優介「・・・・・・」

 

岬「・・・私・・・っ!」

 

岬はついに堪えきれずオーブリングを持ったまま部屋から逃げ出す

 

優介は追いかけようとしたが、体が動かずただ見ているだけだった

 

岬は途中でカミーラと会い、カミーラは岬が優介のオーブリングを持っているのを見て何があったのかすぐに分かった

 

岬「・・・・・・」

 

カミーラ「そんなに彼に戦ってほしくないの?彼が傷つくのが怖いから?」

 

岬「・・・・・・」

 

カミーラ「傷つくのが怖いのは誰だって同じよ。でも、いつまでも傷つくことを恐れていたら前に進めないわよ」

 

岬「・・・頭では分かってるんです・・・」

 

カミーラ「・・・・・・」

 

岬「どんなに説得しても優介君は皆を守るために戦うことをやめないって・・・」

 

岬「・・・私たちは出会ったときからずっと優介君に守られてきたんです。でも、守られてばかりの自分が嫌なんです!」

 

岬「・・・でも・・・うっ・・・どうしようもなくて・・・」

 

そんな岬をカミーラは優しく抱き締めた

 

カミーラ「辛い気持ちも分かるけど、彼はあなたたちだけじゃない。世界中の人の命を守るために戦っているのよ。それでも彼が決めた覚悟を踏みにじるつもり?」

 

岬「・・・・・・」

 

その数時間後、再びゾイガーが出現して、街を破壊し尽くしていく

 

ゾイガー「ピィギャアアアアアアア!!!」

 

そして狙いをまた晴風に向ける

 

エックス「またこっちに向かって来るぞ!」

 

ましろ「戦闘用意!」

 

岬「砲撃始め!」

 

晴風が攻撃するもやはりゾイガーには当たらずまた上に逃げていく

 

そしてブリッジに優介がやって来た

 

優介「くっ!逃がすか!」

 

ダイゴ「優介君無茶だ!」

 

挿入歌:TAKE ME HIGHER

 

優介「無茶は承知の上ってな!」

 

と笑顔で返した

 

ダイゴ「君は・・・」

 

優介「だから岬、オーブリングを返してくれ!」

 

岬「・・・・・・」

 

岬「・・・どうして何も言わないの?」

 

優介「えっ?」

 

岬「・・・どうして優介君はいつも1人で抱え込んじゃうの?」

 

岬「・・・どうして優介君はいつもそうやって平気で笑っていられるの!?」

 

優介「・・・・・・」

 

岬「・・・ウルトラマンオーブは・・・たった1人で地球や宇宙を守り続けなくちゃいけない義務でもあるの!?」

 

岬「こんなにもたくさんのウルトラマンや仲間たちがいるのに・・・」

 

岬「・・・ずっと・・・ずっと1人で戦い続けるなんて・・・」

 

岬「・・・そんなの・・・そんなのひどいって思わないの!?」

 

優介「・・・岬・・・」

 

岬「・・・私だって・・・私だって光になりたい・・・」

 

岬「・・・光になって・・・優介君と一緒に戦いたい・・・」

 

優介「・・・義務とかじゃない・・・俺はウルトラマンである前に、1人の人間なんだ・・・だから、俺がやれることをやるだけだ」

 

岬「・・・私たち・・・空は飛べない・・・ぐすっ!・・・だから・・・はぁ・・・行っていいよ・・・」

 

岬は泣きながらオーブリングを優介に返した

 

そして優介は岬から返してもらったオーブリングを構える

 

優介「光になれるさ・・・岬や皆だって!」

 

そしてオーブリングのトリガーを引いた

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ!】

 

そして優介はオーブハリケーンスラッシュにフュージョンアップした

 

すると突然、晴風が空に浮いた

 

当然、中にいる者たちもバランスを崩して揺れる

 

美甘「ひぃやぁ!」

 

麻論「何だい!?何が起きてるってんだい!?」

 

黒木「宗谷さん!一体どうしたんですか!?」

 

ましろ「・・・オーブが・・・晴風を持って空を飛んでいる・・・」

 

そう、オーブは晴風を持って空を飛んでいたのだ

 

幸子「・・・優介さん・・・」

 

岬「・・・優介君・・・」

 

オーブ「・・・一緒に戦おう!」

 

岬「っ!・・・うん!」

 

そして晴風を持ったオーブが逃げるゾイガーに追いついた

 

オーブ「今だ!」

 

岬「撃て!」

 

晴風の主砲がゾイガーの片翼を破壊して、ゾイガーは海に落下していった

 

そしてオーブも地上に降り立ち、晴風を海に降ろす

 

岬「・・・・・・」

 

オーブは晴風を見据えて頷く

 

ゾイガー「ピギャアアアアアアアア!!!!」

 

するとゾイガーが立ち上がり口から光弾を吐くが、オーブが身を呈して晴風を攻撃から守った

 

そして攻撃が収まったオーブはゾイガーを見据える

 

するとゾイガーは痛みながらも残った片翼を剥ぎ取った

 

オーブ「っ!?」

 

ましろ「自分で翼を!?」

 

ミライ「相当なプライドですね」

 

オーブ「シュワッ!」

 

両者は駆ける

 

しかしゾイガーがジャンプしてオーブの背後に回りキックする

 

オーブ「ウォアッ!」

 

そしてパンチやキックのラッシュを食らわせていく

 

そして1回転ジャンプしながら尻尾で攻撃した

 

オーブ「グアッ!」

 

オーブは吹き飛び、ゾイガーに首を締められる

 

オーブ「グゥッ!アァッ!」

 

オーブのカラータイマーが点滅を始めてしまい

 

ゼロ「ウアッ!」ジャック「アァッ!」

 

ゼロとジャックのビジョンがはみ出そうになる

 

岬「優介君!」

 

ダイゴ「ティガーーー!!!」

 

その時ダイゴがウルトラマンティガに変身して、そこからパワータイプにタイプチェンジしてゾイガーを投げ飛ばす

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!パワータイプ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

優介「ダイナ!」

 

【ウルトラマンダイナ!ストロングタイプ!】

 

ダイナ「デェアッ!」

 

優介「超パワー、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!】

 

そしてオーブリングのトリガーを引いて優介はオーブオリジンとなり、赤、赤、赤の順番に光りティガパワータイプとダイナストロングタイプのビジョンと融合する

 

ティガ「タァーッ!」ダイナ「デェアッ!」

 

【ウルトラマンオーブパワーストロング!】

 

オーブ「光の剛力に敵はない!」

 

BGM:ゆけ!ウルトラマンオーブ

 

そしてオーブはティガパワータイプとダイナストロングタイプの力でフュージョンアップしたパワーストロングとなりデカイ豪腕でゾイガーを殴り飛ばす

 

そして立ち上がったところをティガがウルトラかかと落としを叩き込み、パンチやキックのラッシュをしていき

 

そして最後に回し蹴りで蹴り飛ばす

 

なんとか立ち上がったゾイガーは口から光弾を2発放つが

 

オーブ「フゥゥゥゥ!デェアッ!」

 

オーブが両手でそれをキャッチしてゾイガーに投げ返す

 

そしてゾイガーの口にヒットしてゾイガーは怯んだ

 

オーブ&ティガ「ダブルデラシウム光流!!」

 

そして最後はオーブとティガが放ったダブルデラシウム光流が直撃してゾイガーを撃破した

 

岬「やった・・・」

 

そしてオーブとティガは変身を解いた

 

優介「・・・ただいま」

 

岬「・・・お帰りなさい」

 

そして岬は優介に抱きついて、優介はそれを抱き締める

 

優介「ごめん、いつもいつも不安な思いをさせて・・・」

 

岬「ううん、私の方こそ自分だけのわがまま言ってごめんね・・・」

 

優介「・・・岬・・・」

 

岬「でも、今回はやっと一緒に戦えた!」

 

ましろ「突然晴風を持って飛んだりするからちょっとびっくりしたけどな」

 

幸子「ウルトラマンの皆さんだけじゃありません!私たちもついていますから!」

 

優介「皆・・・ありがとう!」

 

こうしてゾイガーの脅威は去った・・・

 

 

かに思われた

 

すると晴風に一本の通信が来た

 

それを幸子が出て、それを聞いた

 

幸子「・・・えっ!?そんな!」

 

岬「どうかしたの?」

 

幸子「・・・ブルーマーメイド隊から報告・・・」

 

 

 

幸子「世界中にゾイガーが出現しました!」

 

ゾイガーを倒したのもつかの間、彼らに最大の恐怖が襲いかかろうとしていた

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

世界各地に超古代尖兵怪獣ゾイガーが出現した。それに立ち向かうウルトラマンたち、しかし、太平洋沖に最悪の存在が出現してしまう。それはかつて超古代文明を滅ぼした暗黒の支配者だった。オーブとティガは決死の覚悟で邪神ガタノゾーアに挑む

 

次回 暗黒の支配者再臨

 

岬「嫌あああああああああああああああ!!!!!」




ゾイガーを倒せたもののついに奴がお出ましです・・・


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第105話 暗黒の支配者の再臨

今回はとうとう奴が来てしまいます・・・


【OP オーブの祈り】

 

世界中にゾイガーに出現したとの報告が入った直後、彼らに異様な気配が漂った

 

優介「っ!」

 

ダイゴ「っ!これは・・・」

 

幸子「どうかしたんですか?」

 

ミライ「この禍々しい闇の気配は・・・」

 

セリザワ「何か巨大な闇が現れる前兆なのか?」

 

その言葉の通りに何処からか現れた闇が世界を覆っていく

 

ましろ「・・・これは」

 

ダイゴ「闇が世界を覆っているんだ」

 

ヒカル「すげー嫌な感じがするぜ」

 

ショウ「一体何が起こるというんだ!?」

 

ラン「・・・・・・」

 

するとランは空中にウルトラサインを出した

 

ラン「大至急救援を頼むぜ!」

 

大地「ゼロ、今のは・・・」

 

ラン「ふっ、なかなか頼りになる助っ人さ」

 

そして瞬く間に世界は闇に覆い尽くされてしまった

 

エックス「地球全体が闇に覆われてしまった!」

 

鈴「・・・そんな!」

 

ジュリ「これほどの闇だとは!」

 

藤宮「・・・我夢・・・」

 

我夢「ああ、まるで僕たちの地球に現れたイナゴのようだ」

 

そして太平洋沖には超古代遺跡ルルイエが海から出現した

 

そしてその奥深くには超巨大な存在がいた

 

世界中にゾイガーが出現したことでましろの母親である真雪も不安を隠せないでいた

 

真雪「ましろ・・・」

 

オペレーター「っ!東京に怪獣が出現しました!」

 

そして首都を中心とした世界各地に超古代尖兵怪獣ゾイガーが出現した

 

ゾイガー「ピィギャアアアアアアア!!!」

 

世界各地に現れたゾイガーの襲来でビルが破壊され街が炎に包まれる

 

住民たちは速やかにシェルターに避難していく

 

男の子「ウルトラマンたちがやっつけてくれるよ!」

 

真雪「日本だけじゃない・・・世界の状況は?」

 

オペレーター「はい!メインモニターに出します!」

 

するとモニターに映されたのは海外の国にもゾイガーが多数出現して街が次々と炎に呑まれていく光景だった

 

真雪「っ!こんなことが!」

 

ブルーマーメイド隊も迎撃を行うが

 

多数のゾイガーの脅威になすすべもなく壊滅していく

 

岬「っ!ブルーマーメイドが!」

 

ミライ「ダイゴさん!優介さん!」

 

カイト「奴らは私たちに任せてくれ!」

 

優介「分かった!」

 

ダイゴ「頼んだよ!」

 

そしてオーブとティガ以外のウルトラマンたちが世界各地に散らばり出現したゾイガーの対処に向かった

 

イーヴィルティガ「これ以上はやらせるか!」

 

ヒュドラ「ちっ!まさか元闇の巨人だった俺たちがこんな闇と戦わなければならねぇとはな・・・」

 

ダーラム「皮肉なものだな・・・」

 

カミーラ「でも、もう私たちは光の巨人よ!他のウルトラマンたちのようにこの地球を守るのよ!」

 

ダーラム&ヒュドラ&イーヴィルティガ「おう!」

 

そしてその中にはカミーラたち超古代組もいた

 

 

???「・・・ほう・・・これは使えそうだな・・・」

 

 

そしてこれまで怪獣たちを差し向けてきた謎の者がある者を見て何かに利用しようとしていた

 

そしてそのある者とは・・・

 

 

カミーラだった

 

 

オペレーター「世界各地にウルトラマンが出現しました!」

 

オペレーター2「各国のブルーマーメイドと共闘しています!」

 

真雪「・・・ウルトラマン・・・これでなんとか・・・」

 

しかし安心したのもつかの間、今度はこのブルーマーメイドの基地にも脅威が現れた

 

オペレーター「な、何これ!?」

 

突如ブルーマーメイド基地の機器に異常が発生したのだ

 

真雪「どうしたの?」

 

オペレーター2「そんな・・・あり得ない!」

 

真雪「何が起こったというの!?」

 

オペレーター「この基地に何かが侵入しました!」

 

真雪「何ですって!?」

 

幸子「っ!皆さんこれ!」

 

幸子が見せたタブレットの映像にはブルーマーメイドの基地が闇に覆われる光景があった

 

岬「っ!ブルーマーメイドの基地が!」

 

ダイゴ「っ!闇が!」

 

優介「基地を覆うつもりか!」

 

ましろ「っ!母さん!姉さん!」

 

真雪「何が来たというの!?至急警備員に手配させて!」

 

オペレーター「で、ですが・・・何も破壊されてませんし、セキュリティも動作しませんでしたし・・・質量反応もないなんて・・・こんなの・・・こんなのおかしすぎる!」

 

真雪「どうしたの?しっかりしなさい!」

 

オペレーター2「っ!基地の地下から何かが上がってきます!」

 

真雪「えっ?」

 

その言葉通りに基地の地下から何かが上がってきた

 

これは・・・闇か?

 

それを偶然近くを通っていた職員が見かけた

 

職員「な、何これは!?」

 

すると指令室にアスカとムサシがやって来た

 

ムサシ「基地が闇に閉ざされています!」

 

真雪「何ですって!?」

 

すると基地の証明が消えた

 

アスカ「電源が!」

 

オペレーター「そんな・・・あり得ない!」

 

真雪「うろたえてはダメよ!」

 

オペレーター2「・・・サブシステムに切り替えます!」

 

オペレーター「稼働中のシステムを停止、サブシステムを起動します!」

 

そしてサブシステムが起動して証明が点いた

 

すると今度は真霜が指令室にやって来た

 

真霜「格納庫が大変なことに!」

 

船の格納庫には闇が迫っていた

 

別の場所では、職員が闇に攻撃を行っていたがまるで効果が無かった

 

職員「指令室応答してください!指令室!」

 

真霜「格納庫の職員たちは既に大和に避難しているわ!幸い大和の格納庫に闇は来ていないわ」

 

真霜「大和の格納庫の操作権は何としてでも死守して!」

 

オペレーター「了解!」

 

真雪「警戒中の警備班と繋いで!」

 

オペレーター「こちら指令室!警備班応答せよ!警備班!応答せよ!」

 

しかし向こうからの連絡がなかった

 

アスカ「俺が行きます!」

 

真雪「お願いします!」

 

アスカ「はい!ムサシ!」

 

ムサシ「ああ!」

 

アスカとムサシが連絡のつかない警備班の元に向かった

 

職員がライトを照らす

 

職員「何なの?この闇は?」

 

職員「あの中に何かいるの?」

 

闇が放電してきたのを見てすぐさま攻撃が再開された

 

しかし・・・

 

「きゃああああああああ!!!」

 

最悪なことに職員が闇に触れてしまいその闇に触れただけで数名の職員が即死してしまった

 

残った二人の職員は恐れて逃げ出す

 

アスカとムサシは警備班の元へ急ぐ

 

職員「来ないで!!」

 

職員「誰か!!」

 

悲鳴を頼りにアスカとムサシは通路にいた職員二名を発見した

 

ムサシ「大丈夫ですか!?」

 

アスカ「ムサシ急げ!」

 

ムサシ「掴まってください!」

 

アスカがガッツブラスターで闇を攻撃している間に職員二名を連れ出すムサシ

 

アスカは下がって装置を押してガッツブラスターで闇に銃撃していく

 

その後ろではシャッターが閉じようとしていた

 

ムサシ「アスカ!!」

 

しかしアスカはギリギリで危機を脱した

 

アスカ「見たか!俺の超ファインプレー!」

 

ムサシ「ひとまず闇は封じ込めたね」

 

アスカ「ああ!」

 

二人は職員二名を連れ出そうとするとムサシが何かに気づいた

 

ムサシ「っ!アスカ!」

 

アスカ「っ!」

 

シャッターの隙間から闇が漏れていた

 

アスカ「こいつは物理的な力では止められないようだな」

 

ムサシ「ああ、さあ、行きますよ!」

 

ムサシが職員を連れて、アスカはW.I.T.を開き警戒しながら真雪に状況を伝える

 

アスカ「真雪さん、このままだとこの基地が・・・」

 

真雪たちも苦渋の決断を迫られていた

 

オペレーター2「この基地を捨てて逃げるというのですか!?」

 

真霜「そんな事言ってる場合じゃないでしょ!?母さん!ご指示を!」

 

真雪「・・・人命が第一よ。一般職員を大和に避難させるように指示して!」

 

オペレーター「了解!」

 

真雪「・・・何なの・・・この異様な空気は・・・」

 

真霜「・・・母さん・・・」

 

基地内では警報が発令され、一般の職員たちがアナウンスの指示に従って大和に避難していた

 

アナウンス「基地内の職員は直ちに大和に避難してください!大和に避難してください!」

 

シェルターでは避難した人たちが絶望という二文字の顔になっていた

 

そして指令室にアスカとムサシが戻ってきた

 

ムサシ「真雪さん!」

 

アスカ「避難はほぼ完了しました!」

 

真雪「分かりました!」

 

真霜「エンジンを始動させて!急がないと発進すら出来なくなるわ!」

 

オペレーター「了解!」

 

一方その頃、海底から異常な振動を起こり始めた

 

万里小路「っ!艦長!」

 

岬「どうしたんですか!?」

 

万里小路「海底より異常な振動を観測しました!」

 

そして・・・

 

BGM:侵略の予感

 

ついにそいつは現れた・・・

 

ルルイエの海底から超巨大な怪獣が出現した・・・

 

???「グスオオオオオオン!!!」

 

幸子「太平洋上に怪獣が出現しました!」

 

その姿を見た人々は恐怖し絶望に呑まれそうになっていた

 

アスカ「っ!こいつは確か・・・」

 

岬「あれが・・・」

 

バルタン星人「闇の支配者・・・世界を暗黒に塗りつぶすもの!」

 

ダイゴ「・・・ああ!」

 

優介「・・・やっぱり・・・こいつの仕業だったのか!」

 

現れたのは3000万年前の超古代文明を滅ぼした張本人、邪神ガタノゾーアだった

 

ガタノゾーア「グスオオオオオオン!!!」

 

するとブルーマーメイド基地の機器に火花が点き、映像が途切れた

 

オペレーター「衛生回線が使用不能になりました!」

 

真霜「そんな!」

 

所々で火花が点く

 

すると真霜がふと下を見ると

 

真霜「な、何これ!?」

 

そこには闇が漏れていた

 

アスカ「ここまで来たか!」

 

ムサシ「真雪さん!」

 

真雪「横須賀海洋女子学校校長及び大和の艦長として命令します!全員大和に搭乗してください!」

 

オペレーター「くっ!了解!」

 

オペレーター2「了解!」

 

また火花が点くと基地機能が完全に使用不能になった

 

真霜「っ!総員退避!」

 

そして基地にいた全員が大和に避難して、基地は放棄され大和は基地から離脱した

 

幸子「大和がブルーマーメイド基地から脱出したようです!」

 

岬「そっか!よかったねしろちゃん!」

 

ましろ「・・・ああ」

 

幸子「っ!大和から通信が入ってます!」

 

真雪「ましろ!」

 

ましろ「母さん!」

 

真雪「無事なのね!」

 

ましろ「うん!母さんや姉さんは!?」

 

真霜「ええ!私たちも無事よ!」

 

ましろ「母さん・・・姉さん・・・良かった」

 

真雪「現在地を教えて!指定の場所で合流しましょう!」

 

ましろ「分かった!」

 

そして指定された島にたどり着きしばらくすると大和が見えてきて晴風と合流して避難した

 

ましろ「母さん!姉さん!」

 

真雪&真霜「ましろ!」

 

家族3人が再会した。(実はもう1人いるのだが今は別行動のようだ)

 

真雪「よかった!」

 

真霜「あなたも無事でよかったわ!」

 

ましろ「うん!」

 

そしてその中には平賀と福内の姿もあった

 

平賀「全員の点呼を取ります」

 

真雪「お願い!」

 

福内&平賀「了解!」

 

平賀と福内は全員がいるかどうかを確認しに行った

 

そして入れ替わるようにアスカとムサシがやって来た

 

ムサシ「皆久しぶりだね」

 

アスカ「ちょっとは逞しくなったんじゃねぇか?」

 

岬「アスカさん、ムサシさん、お久しぶりです」

 

ダイゴ「君たちもウルトラマンなのか?」

 

アスカ「っ!ダイゴさん!?」

 

ダイゴ「えっ?」

 

優介「ああ、待ってくれアスカ!実は・・・」

 

優介は目の前にいるダイゴの状況を説明した

 

アスカ「つまりウルトラマンティガがダイゴさんの姿を借りているってことか・・・」

 

優介「そういうこと」

 

アスカ「俺はウルトラマンダイナ、アスカ・シンだ。よろしく」

 

ムサシ「初めまして、僕は春野ムサシ、ウルトラマンコスモスです。よろしくお願いします」

 

ダイゴ「こちらこそ」

 

そして平賀と福内が全員の無事を確認した

 

優介「よし、行くぞ」

 

ダイゴ「ああ!」

 

そして優介とダイゴは覚悟を決めて決戦に行こうとしていた

 

岬「っ!待って!どこにいくの!?」

 

優介「・・・奴を倒す!」

 

岬「っ!ダメ!」

 

ましろ「やめろ!お前はまだ万全な状態じゃないんだぞ!?ティガさんがいるとしても勝てるかどうか・・・」

 

その時、真雪がましろを制止した

 

ましろ「母さん?」

 

真雪「最初に・・・ウルトラマンの存在を初めて知った時・・・私は神様に出会えたと思っていました」

 

BGM:遠き呼び声の彼方へ

 

真雪「私たち人間を守り導いてくれる存在だって・・・」

 

真雪「でも違うんですね。アスカさんとムサシさんに会ってそれがだんだん分かってきました。ウルトラマンは光であり・・・人なんですね・・・」

 

ましろ「・・・母さん・・・」

 

真雪「だからあなたたちは勝ち目のない相手に戦う義務なんてないんですよ。分かっていますよね?」

 

優介とダイゴは振り返り

 

優介「俺たちだっていつも勝ち目があるか分からない相手と何度も戦ってきました。もしかしたら負けるかもしれない。全てを失ってしまうかもしれない!そんな恐怖といつも戦ってきました・・・だから・・・もう慣れっこなんです・・・それに・・・」

 

ダイゴ「勝ち目がないなんて・・・分かりませんよ」

 

真雪「そうですね。私も運命なんて信じないことにしました」

 

 

真雪「・・・必ず勝ってください・・・人として・・・」

 

岬「そんな!」

 

幸子「・・・優介さん・・・」

 

鈴「・・・ダイゴさん・・・」

 

岬「絶対に行かせない!そんなの絶対に許さない!」

 

ムサシ「岬ちゃん!」

 

岬「ダメ!絶対にあれと戦っちゃダメ!!」

 

優介「どういうことだ?」

 

岬「・・・ゾイガーが現れる前に・・・夢で見たの・・・優介君が・・・あの怪獣に敗れる光景を・・・」

 

優介「・・・・・・」

 

岬「だから!絶対にあれと戦っちゃダメ!!」

 

優介「却下」

 

岬「・・・ぇ・・・」

 

優介「俺たちがやらなければ、人間も地球も滅びる・・・それこそ俺は絶対に嫌だね!」

 

ダイゴ「・・・僕はかつて・・・自分の強大な力に溺れて闇の巨人になって、たくさんの命を葬ってしまった。そして僕は自分の弱さに負けて逃げてしまった・・・でも、もう僕は逃げない!過去と向き合って、今この瞬間に生きる人たちを守る!もうこれ以上超古代で起きた悲劇を繰り返させないために!」

 

 

優介とダイゴは頷き

 

優介「アスカ、ムサシ」

 

ダイゴ「皆を頼んだよ」

 

アスカ「分かった」

 

 

アスカとムサシが優介たちを止めようとする岬を抑える

 

岬「嫌だ!行かないで!」

 

優介「岬!・・・皆を・・・家族を守るのが艦長の務めだろ?」

 

そして優介とダイゴは皆に見せるかのようにオーブリングとスパークレンスを構える

 

優介「アスカ!ムサシ!」

 

アスカ&ムサシ「?」

 

優介「もしものことがあったら、ウェンディに伝えておいてくれ」

 

 

優介「いつも自分勝手でごめんって・・・」

 

岬「・・・ぇ・・・」

 

ムサシ「っ!」

 

アスカ「・・・お前・・・」

 

真雪「必ず勝ってください!ウルトラマンオーブ!ウルトラマンティガ!」

 

岬「っ!優介君ーーー!!!!」

 

優介とダイゴは頷き合い

 

ダイゴはスパークレンスを展開して反時計回りして

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

優介はオーブオリジンのフュージョンカードをリードしてオーブカリバーを出現させて、ホイールを回し

 

二人はそれぞれのアイテムを掲げて叫ぶ

 

ダイゴ「ティガーーーーーーーーー!!!!!!」

 

優介「オーーーーーーーーーーーーブ!!!!!」

 

ティガ「ジュワッ!」オーブ「シュワッチ!」

 

そして二人はティガとオーブに変身してガタノゾーアの元へ向かった

 

真霜「・・・あれがウルトラマン・・・」

 

真雪「・・・ええ・・・」

 

ましろ「・・・母さん・・・」

 

真雪「分かっているわ。今の私たちには彼らに希望を託すことしかできないことは・・・」

 

真雪「それでも・・・私は信じてる。彼らはきっと勝つって」

 

真霜「・・・そうね」

 

岬「・・・優介君・・・」

 

ましろ「信じましょう。彼らを」

 

岬「しろちゃん・・・うん・・・」

 

岬たちはウルトラマンの勝利を信じて、戦いを見守ることにした

 

 

 

岬「・・・っ!」

 

すると岬の頭の中に何かの声が聞こえた

 

岬「今のは!」

 

ましろ「どうしたんですか?」

 

岬「今・・・誰かの声が聞こえたの・・・」

 

アスカ「声?」

 

ムサシ「誰かが岬ちゃんに呼び掛けてきたの?」

 

岬「はい・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岬「諦めるなって・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BGM:侵略者の正体

 

そしてティガとオーブがガタノゾーアが待つルルイエに到着した

 

ティガ「ヂャッ!」

 

オーブ「チアッ!」

 

オーブとティガがガタノゾーアと対峙する

 

オーブ「あの闇は迂闊に近づくと危険だ」

 

ティガ「分かった」

 

まず牽制としてハンドスラッシュとオリジウムソーサーを放つ

 

しかし直撃したにも関わらず全く効果がなかった

 

オーブ「くっ!仕掛けるぞ!」

 

ティガ「ああ!」

 

オーブとティガは接近して膝蹴りや蹴りやチョップで攻撃していく

 

しかし

 

オーブ「グゥッ!」ティガ「ジュゥッ!」

 

オーブ「ウォアッ!」ティガ「ヂャアッ!」

 

ガタノゾーアの放つ闇、シャドウミストを食らい、触手や巨大な鋏で吹き飛ばされる

 

だが諦めずに立ち上がる二人

 

オーブ「っ!デァッ!」

 

素早く反応したオーブがティガを捕まえようとした触手を掴んだ

 

オーブが触手を抑えている間にティガがティガマルチキックやティガマルチチョップをガタノゾーアに叩き込むが、ダメージにはなっていない

 

オーブ「クゥゥゥ!っ!ウォアッ!」

 

その時、オーブが押さえていた触手とは別の触手がオーブの足に絡みオーブが倒れる

 

ティガ「っ!ディアッ!」

 

ティガもオーブが倒れたことでよそ見をしてしまいガタノゾーアの鋏に吹き飛ばされる

 

バルタン星人「・・・皆に彼らの戦いを見せてあげなさい」

 

チャイルドバルタン「分かった」

 

そしてチャイルドバルタンは空中に映像を展開してそこにはティガとオーブがガタノゾーアと必死に戦っていた

 

その戦いをシェルターに避難していた人たちも映像で見ていた

 

サラリーマン「・・・無理だよ・・・勝てっこねぇよ・・・」

 

大人たちはほぼ全員諦めモードだった

 

そしてガタノゾーアの触手がオーブとティガの首に巻き付いた

 

オーブ「グァァッ!」ティガ「ヂャアッ!」

 

岬「優介君!」

 

ましろ「ティガさん!」

 

子供たち「ウルトラマン!頑張れ!」

 

子供たち「ウルトラマン!頑張れ!」

 

美甘「頑張って!」

 

姫萌「頑張って!」

 

麻侖「頑張れ!」

 

黒木「負けないで!」

 

鈴「負けないでください!」

 

幸子「頑張ってください!」

 

芽依「頑張れ!」

 

志摩「うい!」

 

平賀「負けないで!」

 

福内「頑張って!」

 

真霜「勝って!」

 

真雪「負けないでください!」

 

ましろ「負けないでくれ!」

 

岬「優介君!頑張って!」

 

 

優介「負ぁぁけぇぇるかぁぁぁぁ!!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブエメリウムスラッガー!】

 

人々の声援に応えるようにオーブはエメリウムスラッガーにフュージョンアップしてトリプルスラッガーで自分とティガを絡めているガタノゾーアの触手を切り落とした

 

ガタノゾーア「グスオオオオオオオオオオン!?」

 

ガタノゾーアは触手が切られたことに驚いていた

 

ティガ「ンンーーーハッ!」

 

ティガもパワータイプにタイプチェンジしてティガ・電撃パンチを叩き込む

 

オーブ「っ!エメリウムスラッシュ!」

 

オーブはエメリウムスラッシュで密かにティガに接近していた鋏を攻撃した

 

そしてオーブはアイスラッガーを持ち斬りつけていく

 

宇宙最強の親子の力を借りているエメリウムスラッガーでもガタノゾーアには多少のダメージを与えられる程度だった

 

オーブ「グァッ!」ティガ「ヂャアッ!」

 

そして触手や鋏の攻撃が迫り続けてくるが手で振り払い、アイスラッガーで切断したりしていくが死角からの攻撃で二人が吹き飛ばされてしまう

 

ガタノゾーア「グスオオオオオオオオオオン!!!」

 

ティガ「ヘッ!ガアアアアア!!ハァッ!」

 

オーブ「ワイドスラッガーショット!!」

 

二人は立ち上がりデラシウム光流とワイドスラッガーショットがガタノゾーアに直撃する

 

ましろ「やったか!?」

 

しかしガタノゾーアは平気な顔をしていた

 

芽依「効いてない!?」

 

幸子「そんな!」

 

オーブ「くっ!もう一発行くぞ!」

 

ティガ「ああ!」

 

オーブ「ESスペシウム!!」

 

ティガ「ヘッ!ジュアッ!」

 

今度はパワータイプ版ゼペリオン光線とESスペシウムを放ち、その二つが合体した光線が直撃するもこれも全く効いていなかった

 

鈴「合体光線もなんですか!?」

 

芽依「何だよあいつ!オーブとティガさんの攻撃が何も効かない!」

 

真霜「何て化け物なの!?」

 

こんな時にオーブとティガのカラータイマーが点滅を始めてしまった

 

岬「・・・っ・・・」

 

岬は自分の見た夢が現実になってしまうかもしれない恐怖に押し潰されそうになっていた

 

カラータイマーが鳴っても諦めずに二人は攻撃を続けていくが、シャドウミストを食らい後ずさってしまう

 

オーブ「危ない!」

 

その時オーブがガタノゾーアが何をしてくるのかが分かりティガを突き飛ばした

 

オーブ「グァァッ!」

 

強大な闇の攻撃を受けてフュージョンアップが解けてしまいオーブオリジンに戻ってしまう

 

そしてガタノゾーアの鋏と触手がオーブの両腕を抑える

 

さらにオーブのカラータイマーももういつ点滅が消えてもおかしくないほど高速に点滅していた

 

だがオーブはそれでも諦めず必死にもがこうとするが抜けられるはずもなく

 

 

岬「っ!・・・やめて・・・」

 

 

そして岬が見た夢が・・・

 

ガタノゾーア「グスオオオオオオオオオオン!!!!」

 

岬「やめてええええええええええ!!!!!」

 

現実となってしまった・・・

 

ガタノゾーアの紫色の光線がオーブのカラータイマーを貫いてしまった

 

ティガ「っ!」

 

 

 

岬「優介君ーーーーーーーーー!!!!!!」

 

 

BGM:ティガ 愛のテーマ

 

 

ましろ「・・・嘘だ・・・また・・・こんなの・・・」

 

 

オーブ「アァッ!・・・」

 

 

オーブ「俺たちは・・絶対・・負け・・な・・い」

 

紫色の光線を食らってもなお、闘志を捨てずに立ち上がろうとする

 

しかしオーブはみるみる内に石化していき

 

やがて動かぬ石像となってしまった

 

幸子「優介さんが・・・」

 

芽依「負けた・・・」

 

鈴「うぅ!・・・ぐすっ!ひぐっ!」

 

真雪「・・・・・・」

 

真霜「・・・そんな・・・」

 

バルタン星人「・・・なんということだ・・・」

 

ムサシ「・・・優介君・・・」

 

アスカ「・・・お前・・・こうなることが分かってたのかよ!?」

 

岬はかなりのショックを受けて崩れ落ちてしまう

 

そして触手に突き飛ばされ、オーブの石像は海に沈んでいった

 

 

 

岬「嫌ああああああああああああああああああ!!!!!!」

 

 

そしてオーブの石像は海底に落ちた

 

ウルトラマンオーブは光を失って石像となってしまった

 

光を取り戻してくれ!オーブ!

 

このまま人類は超古代文明のように破滅してしまうのか?

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

光を失ってしまったオーブ、邪神ガタノゾーアはオーブに止めを刺そうと迫る。オーブに光を!

 

次回 よみがえる運命の雫

 

???「諦めるな!」




石像となってしまったのはティガではなくオーブだった。そして次回でついに失われていた力が復活します。お楽しみに!


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第106話 よみがえる運命の雫

奇跡よ起これ!


【OP オーブの祈り】

 

ウルトラマンオーブとウルトラマンティガが邪神ガタノゾーアに挑むもオーブがティガを庇い石像となって海に沈んでしまった・・・

 

そしてその光景は岬たちだけでなく避難していた人たちも絶望した

 

男性「ウルトラマンが負けた・・・」

 

女の子「オーブが負けた・・・」

 

女性「ウルトラマンが負けた・・・」

 

サラリーマン「もうおしまいだ・・・」

 

主婦「他のウルトラマンが戦ったとしても、オーブのようになってしまうだけよ・・・」

 

男の子「こんなの嘘だ!」

 

そしてその地球にある4つの存在が向かっていた

 

???「これは・・・なんということでしょうか・・・」

 

???「ウルトラマンオーブの反応消失・・・」

 

???「何!?まさかオーブが・・・」

 

???「ゼロちゃんから呼ばれて来てみりゃひでぇありさまだぜ・・・」

 

地球のただならぬ危機を感じた4つの影が地球にやって来た

 

???「・・・とにかく急ぎましょう!」

 

そして4つの影は先を急いだ

 

平賀「・・・優介君・・・」

 

福内「そんな・・・」

 

真霜「・・・ウルトラマンオーブが負けた・・・」

 

真雪「・・・・・・」

 

ティガ「くっ!貴様!!」

 

ティガはカラータイマーが点滅しながらも力を振り絞ってガタノゾーアに向かおうとするが、そこにアスカからのテレパシーが来た

 

アスカ「ティガ!一旦戻れ!」

 

ティガ「っ!でも!」

 

アスカ「急げ!」

 

ティガ「くっ!」

 

ティガはガタノゾーアの触手の攻撃が来る前に光となってその場から離れた

 

 

そして光となったティガは岬たちが避難した島にたどり着きダイゴの姿に戻った

 

ダイゴ「はぁ・・・はぁ・・・ぐっ!」

 

幸子「ティガさん!」

 

ましろ「大丈夫ですか!?」

 

ダイゴ「ああ、なんとかね・・・けど・・・」

 

オーブが石像となり二度と立ち上がることがないと悟ってしまい、この場にいる人たちは絶望という恐怖に押し潰されそうになっていた

 

ダイゴ「岬ちゃん、ごめん・・・僕が奴を倒せていれば・・・」

 

岬「・・・・・・」

 

ましろ「・・・艦長・・・」

 

アスカ「それにしてもあいつ、とんでもない強さだな・・・」

 

ムサシ「ああ、あれは一体何なんだ?」

 

マサキ「奴はガタノゾーアだ」

 

そこにゾイガーを倒したイーヴィルティガことマサキ・ケイゴが戻ってきた

 

万里小路「イーヴィルティガさん・・・」

 

美甘「どうしてここに?」

 

マサキ「妙な胸騒ぎがしたんでな、カミーラたちに任せて俺はこっちに戻らせてもらった」

 

姫萌「そうですか・・・」

 

芽依「何なんですか?そのガタノゾーアって・・・」

 

マサキ「ガタノゾーアは3000万年前の超古代文明を滅ぼした張本人だ」

 

志摩「うい・・・」

 

真雪「文明を滅ぼしたというのですか!?」

 

マサキ「ああ、奴は多数のゾイガーを従えて超古代文明を滅ぼそうとした。もちろん超古代の人類は立ち向かった。だが、ギジェラという花の怪獣の花粉によって幻覚を魅せられ長すぎる戦いに疲れて超古代の人類は戦うことをやめ、夢の中で死んでいくことを選んでしまった。その結果俺たちウルトラマンは必要となくなり宇宙に帰り、そして超古代文明はガタノゾーアの軍勢に滅ぼされた」

 

超古代文明滅亡の真実に晴風メンバーを驚愕しながら震えていた

 

マサキ「俺がオーブを救う」

 

岬「えっ?」

 

マサキ「石像になってしまったとはいえただ光を失ってしまっただけだ。だから、光が戻れば・・・」

 

真霜「っ!彼は復活するんですね!」

 

マサキ「ああ!」

 

すると岬は立ち上がった

 

そこにはさっきまでの絶望した表情はなく、

 

岬「・・・それで優介君は助かるんですね?」

 

マサキ「ああ、俺が必ずあいつを元に戻して見せる!」

 

アスカ「なら俺たちはガタノゾーアの注意を引き付けることだな」

 

ムサシ「ああ!」

 

???「ならば我も助太刀しよう」

 

そこに宇宙に旅立っていったはずの宇宙剣豪ザムシャーが現れた

 

岬「ザムシャーさん・・・」

 

ザムシャー「ただならぬ気配を感じて戻ってきてみればこの有り様か。だが、奴は俺が斬ると決めた相手だ。勝手に死なれては困るからな」

 

バルタン星人「私も一緒に戦おう!」

 

岬「バルタンさん・・・」

 

バルタン星人「我々も彼に何度も助けてもらった。その借りを返したい!」

 

岬「分かりました!お願いします!」

 

ダイゴ、アスカ、ムサシ、バルタン星人、ザムシャーが頷く

 

真雪「待ちなさい!生徒にこんな途方もない危険に晒すわけには・・・」

 

岬「私たちに出来ることを!」

 

岬「やれることをやりたいんです!」

 

岬「私たちは・・・今までずっと優介君に助けられてきました」

 

ましろ「今度は私たちが優介を助ける番です!」

 

その言葉に晴風メンバー全員が頷いた

 

真雪「決意は固いみたいね・・・」

 

岬「はい!」

 

真雪と真霜は頷き合い・・・

 

真雪「分かりました。あなたたちに掛けましょう」

 

地球の未来を岬たちに託した

 

ましろ「それじゃ母さん、姉さん、行ってきます!」

 

真霜「・・・分かったわ」

 

真雪「気をつけて行きなさい!」

 

BGM:Theme of GUTS 第3節

 

岬「本艦はこれよりウルトラマンオーブ救出作戦を開始します!」

 

晴風メンバー「了解!」

 

ダイゴ「必ず彼を救いだそう!」

 

晴風メンバー「はい!」

 

岬「出航!」

 

そして晴風は出航してオーブを救出する作戦が始まった

 

 

 

そして・・・

 

BGM:怪奇現象

 

幸子「見えました!あれが・・・闇の支配者!」

 

晴風がガタノゾーアを目視した

 

ましろ「ガタノゾーア・・・」

 

岬「皆さん、お願いします!」

 

ダイゴ、アスカ、ムサシ、バルタン星人は頷き

 

ダイゴ「ティガーーー!!!」

 

アスカ「ダイナーーー!!!」

 

ムサシ「コスモーーース!!!」

 

それぞれのウルトラマンに変身し、バルタン星人は巨大化してザムシャーは空から着地した

 

そしてティガとダイナとコスモスとザムシャーがガタノゾーアの前に立った

 

ティガ「ヂャッ!」

 

ダイナ「デァッ!」

 

コスモス「シュアッ!」

 

ザムシャー「ガタノゾーア!参る!」

 

バルタン星人「行くぞ!」

 

ガタノゾーア「グスオオオオオオオオン!!!」

 

ガタノゾーアにティガ、ダイナ、コスモス、ザムシャー、ガーディーが立ち向かう

 

ティガはパワータイプ、コスモスはフューチャーモードに、バルタン星人はネオバルタンにチェンジして集中攻撃するもやはりガタノゾーアの巨体の前では効果はない

 

ザムシャー「でぇぇあっ!」

 

それはザムシャーの愛刀星斬り丸の斬撃も効かなかった

 

だが、注意をこちらに向けることはできた

 

チャイルドバルタン「今のうちだよ!」

 

岬「マサキさん!お願いします!」

 

マサキ「ああ!任せろ!」

 

マサキはイーヴィルティガとなり海に潜り、オーブの石像の元に向かう

 

そしてガタノゾーアの危機を察知した一匹のゾイガーがやって来た

 

ティガ「っ!奴は僕に任せてくれ!」

 

ダイナ「分かった!」

 

ティガ「ンンーーーハッ!!」

 

ティガはスカイタイプにタイプチェンジして空を飛び回るゾイガーを飛翔して追いかける

 

ゾイガーの口から吐く光弾とハンドスラッシュの弾幕戦になりティガも必死にゾイガーを追いかけるがかなり速いスピードで飛ぶためなかなか有効打が掴めない

 

そこにネオバルタンが相手を拘束する光の鞭バンドルコードを発射してゾイガーの片翼に巻き付き、ゾイガーを地面に叩きつける

 

ネオバルタン「今だ!」

 

ティガ「分かった!」

 

そして海に落ちたゾイガーにネオバルタンは電流を流しそこにティガのランバルト光弾でゾイガーは爆散した

 

ネオバルタン「やったな!」

 

ティガ「ああ!」

 

ダイナ「デァッ!」

 

ダイナの豪快なパンチもガタノゾーアにダメージは入らず左腕がガタノゾーアの触手に絡まれ動けなくなってしまう

 

ダイナ「グウゥッ!」

 

だがそこにザムシャーが星斬り丸で触手を切断しダイナを助けた

 

ダイナ「サンキューザムシャー!」

 

ザムシャー「礼には及ばん。来るぞ!」

 

一方海に潜っていたイーヴィルティガがオーブの石像を発見して石像の元にたどり着いた

 

イーヴィルティガ「っ!あれか!よみがえってくれ・・・オーブ!」

 

BGM:ティガ!第2節

 

イーヴィルティガが光のエネルギーをオーブのカラータイマーに照射していく

 

ティガ「よし!」

 

岬「優介君・・・目を覚ましてイーヴィルティガさんや私たち皆の光だよ」

 

優介「ぐっ!くぅ・・・」

 

このままいけばオーブが復活する

 

しかしガタノゾーアはそれを許さなかった・・・

 

岬「っ!」

 

ましろ「まずい!ガタノゾーアが暴れだした!」

 

BGM:侵略者の正体 第2節

 

ガタノゾーア「グスオオオオオオオオオオン!!!」

 

ガタノゾーアが海底にいるイーヴィルティガがオーブを復活させようとしていることに気づき暴れ始める

 

暴れることにより海中でものすごい振動が起こり

 

イーヴィルティガ「グアッ!」

 

イーヴィルティガは吹き飛ばされそうになるも必死に堪えてオーブにエネルギーを照射していた

 

イーヴィルティガ「光よおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

 

ザムシャー「そうはさせん!」

 

ネオバルタン「やらせるものか!」

 

ダイナ「こんのおおおおお!!!」

 

コスモス「デェアッ!」

 

岬「主砲発射!」

 

ましろ「撃てー!」

 

皆は必死でガタノゾーアに攻撃を加えていくが

 

しかしどの攻撃でもガタノゾーアの動きを止めることができず

 

全員が触手と鋏に吹き飛ばされる

 

イーヴィルティガ「グアアアアアアア!!!」

 

さらにイーヴィルティガが強力な海の流れに吹き飛ばされてしまう

 

万里小路「っ!イーヴィルティガさんが!」

 

そして光っていた光がどんどん消えていった

 

鈴「・・・光が・・・」

 

芽依「消えていく!」

 

BGM:ウルティメイトゼロ

 

岬「っ!・・・」

 

だが、岬は心の中で諦めていなかった

 

岬「・・・優介君、聞こえる?」

 

岬「・・・私、出会った時からずっとあなたに守られてきた。でも守られるだけじゃない。一緒に戦ってこの世界を守りたい」

 

岬「・・・それにね、私、優介君がガタノゾーアに向かった時に頭の中に聞こえたんだ。諦めるなって・・・誰の声かは分からないけど、でも不思議と勇気が湧いてきて今も諦めずに戦ってるよ!」

 

 

岬「だから優介君も・・・どうか・・・」

 

 

 

 

岬「諦めないで!!!!」

 

 

 

すると不思議な現象が起こり、岬たちの体から光が溢れた

 

そしてそれはこれまで助けられたものたち、そしてウルトラマンを信じる希望を捨てなかった人々からも光が溢れた

 

さらに世界各地で戦っているウルトラマンたちからも光が溢れた

 

ダイナ「っ!」

 

コスモス「この光は・・・」

 

ガイア「人々の希望の光・・・」

 

アグル「ああ・・・」

 

ジャスティス「これは・・・」

 

マックス「これが人類の光・・・」

 

メビウス「あの方向は・・・」

 

ヒカリ「オーブの元に集まっていくのか・・・」

 

ギンガ「すげえ・・・」

 

ビクトリー「こんなことが・・・」

 

大地「エックス、これって・・・」

 

エックス「ああ!人々の諦めない思いが1つに集まっていく!」

 

ゼロ「っ!これは・・・あの時と同じ!?」

 

その中でゼロはこの現象に見覚えがあった

 

地球に向かっている4つの存在からも光が溢れた

 

???「この現象は・・・」

 

???「おいおいこいつは・・・」

 

???「ええ!」

 

???「ゼロの時と同じ・・・」

 

そしてたくさんの光が空で1つに集まっていく

 

ガタノゾーア「グスオオオオオオン!?」

 

ザムシャー「むっ!これは!?」

 

ネオバルタン「私からも光が・・・」

 

ヒュドラ「けっ!俺たちもだ・・・」

 

ダーラム「ああ!」

 

カミーラ「さあ!立ち上がりなさい!」

 

そして集まった光がオーブの石像に向かっていく

 

そして謎の空間でオーブが目を覚ました

 

オーブ「・・・っ・・・ここは?」

 

すると目の前に奇跡が降臨した

 

???「諦めるな!」

 

誰かの声が聞こえて、オーブの目の前にY字の光の結晶体が現れ、眩い光と共に神秘の銀色の巨人がオーブの目の前に姿を現した

 

???「・・・・・・」

 

オーブ「っ!ウルトラマンノア!」

 

それは大宇宙に伝わる神秘の使者ウルトラマンノアだった

 

そしてノアは集まった光をオーブに授ける

 

オーブ「ぐっ!ウオオオオオオオオオオオ!!!!!」

 

するとガタノゾーアの前に一筋の光の柱が出現した

 

幸子「あれは?」

 

岬「あ・・・」

 

そこから光の一閃がガタノゾーアを吹き飛ばした

 

ガタノゾーア「グスオオオオオオオオン!!!」

 

そして輝かしい光が徐々に神秘の鎧を纏った巨人の姿へと変えていく

 

そして現れたのは・・・

 

幸子「ああ!」

 

岬「優介君!!」

 

白銀の鎧ウルティメイトイージスを纏ったオーブオリジンだった

 

鈴「オーブが!優介さんがよみがえった!!」

 

ましろ「優介!」

 

岬「あれがウルティメイトイージスの本来の姿!」

 

ガタノゾーア「グスオオオオオオオオオオオオオン!!!!」

 

オーブ「ソードレイ・ウルティメイトオーブ!!」

 

ガタノゾーア「グスオオオオオオオオオオン!!!」

 

右腕の剣から放たれたソードレイ・ウルティメイトオーブがガタノゾーアにダメージを与えて吹っ飛ばした

 

さらに

 

???「グレンスパーク!」

 

???「シルバークロス!」

 

???「ビームエメラルド!」

 

???「ジャンバスター!」

 

何処からか多数の攻撃がガタノゾーアを攻撃した

 

それはゼロが結成した宇宙警備隊ウルティメイトフォースゼロだった

 

ティガ「君たちは!」

 

オーブ「ウルティメイトフォースゼロの皆!」

 

グレン「よう!待たせたなオーブ!皆!」

 

ミラー「なんとか間に合いましたね!」

 

ジャン「ゼロからのウルトラサインを受信してここに来た!」

 

ナイン「僕たちも加勢するよ!」

 

地球に向かっていた4つの存在は彼らの事だったのだ

 

オーブ「チャージの時間を稼いでくれ!」

 

グレン&ミラー&ジャン&ナイン「おう!」

 

ティガ&ダイナ&コスモス&ネオバルタン「分かった!」

 

ザムシャー「任せるが良い!」

 

オーブ「フッ!ハァァァァ!ハッ!」

 

オーブはウルティメイトイージスをファイナルウルティメイトオーブモードにして、エネルギーをチャージする

 

それを見たガタノゾーアはオーブに向けて紫色の光線を放とうとしていた

 

ティガ「彼を守り抜くんだ!」

 

ダイナ「ラジャー!」

 

コスモス「分かった!」

 

ネオバルタン「撃たせはしない!」

 

ザムシャー「食らうがよい!」

 

ティガたちがオーブを守るためにガタノゾーアに攻撃を加えて注意を引き付ける

 

グレン「食らえ!燃えるマグマのぉ!ファイヤーフラッシュ!」

 

ジャン「どこを見ている?こっちだ!」

 

ナイン「お前の相手は僕たちだ!」

 

コスモス「デェアッ!」

 

グレンとジャン兄弟の攻撃やコスモス特有の高速スライド移動攻撃、マルチタイプに戻ったティガとダイナのウルトラダブルスライサーにネオバルタンとザムシャーの斬撃でガタノゾーアの触手を切り裂いたり本体に攻撃を加えたりして注意を引く

 

そしてイージスにエネルギーが着実に溜まっていく

 

しかし大量の触手と鋏がティガたちを吹き飛ばしガタノゾーアは紫色の光線を発射してオーブに直撃してしまった

 

岬「優介君!!」

 

しかし・・・

 

それにひびが入りなんと鏡のように割れたのだ

 

ガタノゾーア「グスオオオオオオオオオオン!?」

 

岬「えっ?」

 

ましろ「どういうことだ?」

 

鈴「あれは・・・」

 

幸子「鏡・・・ですか?」

 

芽依「あっ!あそこ!」

 

芽依が指差した方向には・・・

 

ミラー「鏡を作るのは得意でね・・・知らなかったかい?」

 

そこにはミラーナイトがいた

 

今のはミラーナイトが作り出した鏡だったのだ

 

グレン「へへっ!ベリアルのように引っ掛かりやがった!」

 

ジャン「撹乱成功!」

 

ミラー「オーブ!今です!」

 

ナイン「撃て!」

 

オーブ「ガレット!ガタノゾーア!受けてみろ!」

 

その声にガタノゾーアは振り向くとオーブはもうチャージが完了していた

 

オーブ「これが!」

 

 

オーブ「俺たちの!」

 

 

オーブ「光だああああああああ!!!!」

 

 

そしてファイナルウルティメイトオーブが放たれガタノゾーアに命中して、イージスが超高速回転しながらとてつもない威力をどんどん増していく

 

 

そしてイージスがガタノゾーアの胴体を貫いた

 

 

ガタノゾーア「グスオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!」

 

 

ガタノゾーアは悲鳴を上げながら大爆発の如く消滅し、闇が晴れて辺りは青空に包まれる

 

 

そしてガタノゾーアが消滅したと同時に世界中を飛び回っていたゾイガーも消滅した

 

ギンガ「ゾイガーが・・・」

 

ビクトリー「消えた・・・」

 

アグル「我夢・・・」

 

ガイア「ああ!彼らがやってくれたんだ!」

 

そしてオーブたちは戦いに勝利した

 

ダーラム「おお!やったか!」

 

ヒュドラ「ああ!やったぜカミーラ!」

 

だがおかしなことに振り向くとカミーラがそこにはいなかった

 

ヒュドラ「あれ?あいつがいねえぞ?」

 

ダーラム「きっと一足先にティガたちの元に向かったのだろう。俺たちも行こう!」

 

ヒュドラ「ああ・・・そうだな!」

 

そしてダーラムとヒュドラもオーブたちの元に向かった

 

 

だが、この時誰も気づいていなかった・・・

 

 

カミーラが敵の手に捕まっていることに・・・

 

 

ルルイエの遺跡がまだ消滅していないことに・・・

 

 

 

そしてルルイエにガタノゾーアの怨念がまだ残留していたも知らずに・・・

 

???「・・・ガタノゾーアが倒されるとは・・・」

 

謎の者はガタノゾーアが倒されたことに驚く

 

 

 

 

しかし・・・

 

 

???「だが・・・それも想定済みだ・・・フハハハハハハ!!」

 

謎の者の視線の先には囚われの身となってしまったカミーラがいた

 

謎の者の笑い声と共におぞましい闇が世界を再び絶望に染め上げようとしていた

 

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

ガタノゾーアの脅威は去り、地球に平和が訪れるかに見えた。しかし、戦いはまだ終わっていなかった・・・カミーラが謎の存在に捕らわれてしまいガタノゾーアの怨念と融合してしまいガタノゾーアのさらに上の存在闇黒魔超獣デモンゾーアが誕生してしまう。その圧倒的な力の前に戦士たちは苦戦を強いられる。その時、無数の光がティガとオーブに究極の力を顕現させた

 

次回 奇跡の超人降臨

 




ついにオーブのウルティメイトイージスが復活してガタノゾーアを倒し戦いに勝った・・・しかし、まだ終わっていません。邪神よりもさらに最悪な敵が現れてしまいます。そしてその戦いの中でティガが・・・(涙)


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第107話 奇跡の超人降臨

ガタノゾーアを倒したのもつかの間、今度は奴が現れるという連戦です・・・マジやばだ・・・


【OP オーブの祈り】

 

ウルトラマンオーブはガタノゾーアの光線によって光を失い石像と化してしまった

 

だが、人々と仲間たちの諦めない思いが奇跡を呼び、神秘の巨人ウルトラマンノアがオーブのウルティメイトイージスを復活させた

 

そしてパワーアップしたファイナルウルティメイトオーブによってガタノゾーアに勝利した

 

そして世界各地に出現したゾイガーも消滅し、世界各地で戦っていたウルトラマンたちもオーブたちの元に集結した

 

ナイン「掃討終了」

 

ゼロ「ようお前ら!遅かったな!」

 

グレン「ったくよぉ!お前の情報が曖昧なんだよ!ナインが計算してたどり着けたからいいものを俺たちが間に合わなかったらどうなってたんだ!?なぁ焼き鳥!」

 

ジャン「私は焼き鳥ではない!ジャンボットだと何度言えば気が済むんだ!」

 

ミラー「まあまあこうして無事に合流することができたんですからよかったじゃないですか・・・」

 

ティガ「あの・・・ゼロ・・・彼らは?」

 

ゼロ「ああ、俺の仲間ウルティメイトフォースゼロのメンバーだ」

 

ティガ「ウルティメイトフォースゼロ・・・」

 

ゼロ「俺が別の宇宙での戦いで出会い結成した新たな宇宙警備隊だ」

 

グレン「よう!久しぶりだなオーブ!それとウルトラマン・・・」

 

ティガ「ティガだよ。よろしくね」

 

グレン「おう!ティガ!よろしくな!」

 

オーブ「でもなぜここに?ゼロからのウルトラサインを受信したと言っていたが・・・」

 

大地「っ!まさかあの時のウルトラサイン!?」

 

ゼロ「正解!」

 

ナイン「そして僕が計算してこの地球にたどり着いたんだ」

 

ゼロ「知らねえ者もいるだろうから改めて自己紹介させてもらうぜ!」

 

グレン「俺は炎の戦士グレンファイヤーだ!」

 

ミラー「私は鏡の騎士ミラーナイトです」

 

ジャン「私は鋼鉄の武人ジャンボット!」

 

ナイン「同じくジャンナイン!」

 

ゼロ「そしてこの俺ウルトラマンゼロのメンバーで結成される宇宙警備隊ウルティメイトフォースゼロだ!」

 

ティガ「ウルティメイトフォースゼロ・・・」

 

オーブ「サンキューなゼロ!皆!」

 

ゼロ「おう!」

 

ビクトリー「これがゼロの仲間たちウルティメイトフォースゼロか・・・ん?ヒカル?」

 

ギンガ「ジャンナイン!?」

 

ビクトリー「それは確か友也が大切な友と言っていた存在か・・・」

 

ナイン「初めましてだなウルトラマンギンガ、ウルトラマンビクトリー、ウルトラマンエックス」

 

ギンガ「初めましてってことは俺が知っているジャンナインとは別人か・・・」

 

ジャン「何!?別次元のジャンナインだと?詳しく話を聞かせてくれ!」

 

ナイン「ちょっと兄さん落ち着いてくれ!」

 

ジャン「これが落ち着いてられるものか!もう1人弟がいることになるのだぞ!?」

 

ギンガ「弟?」

 

エックス「つまりジャンボットとジャンナインはいわば兄弟ロボットというべきか」

 

ナイン「生まれた経緯は違うけど兄弟であることに変わりはないよ」

 

アグル「ロボットにも兄弟という概念はあるのか」

 

ガイア「なかなか興味深いね」

 

さっきまで必死に戦っていた光景がまるで嘘のように和気あいあいとした雰囲気となっていた

 

マックス「鏡の世界にある文明か・・・」

 

コスモス「鏡の世界というものが本当に存在するんだね!」

 

ミラー「はい、私は鏡を通じてどこにでも移動が可能なんです」

 

イーヴィルティガ「実際に想像するとすごいものだな」

 

ネオバルタン「世界には様々な戦士が存在するのだな」

 

そしてメビウスとヒカリはザムシャーとの再会を果たした

 

ヒカリ「ザムシャー・・・」

 

ザムシャー「メビウス、ツルギ・・・」

 

メビウス「またこうして会えて嬉しいよ」

 

ザムシャー「今回の戦いでお前たちが言っていた守るべきものがなんなのか少しだけ分かった気がする」

 

ヒカリ「ザムシャー・・・」

 

ザムシャー「また手合わせしてもらえるだろうか?」

 

メビウス「ああ!もちろん!」

 

ヒカリ「いつでも受けてたつぞ!」

 

するとグレンがジャスティスに目をつけた

 

グレン「おっ?よく見たらおめえなかなか強そうじゃねえか!ウルトラマン・・・えっと・・・ジャ、ジャガー、ジャスミン、ジュース・・・」

 

ジャスティス「ジャスティスだ!」

 

グレン「そうそうジャスティス!今度俺と勝負しねぇか?」

 

ジャスティス「断る!私も暇じゃないんだ!」

 

グレン「そう硬いこと言うなよ?」

 

ジャスティス「お、おい!」

 

ゼロ「おいグレン!ジャスティスが困っているだろ?」

 

グレン「な、なんだよ・・・」

 

ダイナ「なんなら俺が勝負してやってもいいぜ?」

 

グレン「おっ?いいね!早速やろうぜ!」

 

ゼロ「おいダイナ!グレンも!」

 

ティガはそんな仲間たちの光景を見て、内心驚いていた

 

ティガ「僕たちの知らない間にこんなにもたくさんの仲間がいたなんてね・・・」

 

オーブ「ああ、でもこれからは彼らも共に戦う仲間だ」

 

ティガ「そうだね」

 

岬「こんな人たちもいるんだ・・・」

 

ましろ「世界ってやっぱり広いな・・・」

 

岬たちも彼らにつられて和んでいた

 

だが、敵は・・・それを許してはくれなかった

 

すると辺りが再び暗闇に包まれた

 

BGM:闇の化身・デモンゾーア

 

オーブ「っ!何だ!?」

 

ティガ「これは・・・」

 

岬「何!?」

 

幸子「今度は何ですか!?」

 

ヒュドラ「おい!」

 

そこにダーラムとヒュドラが遅れて戻ってきた

 

オーブ「戻ったか!」

 

ティガ「あれ?カミーラは?」

 

ダーラム「何?」

 

ヒュドラ「ここに居ねぇのか!?」

 

オーブ「一緒じゃなかったのか?」

 

ダーラム「確かに戦っている時は一緒にいた。だが、ゾイガーが消え、気がついたときにはいつの間にかいなくなっていた」

 

ティガ「何だって!?」

 

そしてオーブの頭に最悪の可能性がよぎった

 

オーブ「(ガタノゾーア・・・闇・・・カミーラ・・・っ!まさか!)」

 

すると空中に突如カミーラが現れた

 

ティガ「っ!カミーラ!」

 

岬「カミーラさん!」

 

だが当の彼女は気を失っていた

 

マックス「待て!」

 

ガイア「何か様子が変だ・・・」

 

するとカミーラの周りから闇が出現しカミーラに集まっていく

 

ティガ「っ!カミーラ!!」

 

オーブ「ダメだ!もう遅い!」

 

ティガはカミーラを助けに行こうとしたが既に遅かった

 

カミーラ「うあああああああああ!!!!」

 

カミーラが無限の闇に取り込まれていく

 

ティガ&ダーラム&ヒュドラ&ダイナ&ガイア&アグル&ネオバルタン&コスモス&ジャスティス&マックス&メビウス&ヒカリ&ザムシャー&ゼロ&グレン&ミラー&ジャン&ナイン&ギンガ&ビクトリー&エックス&オーブ「っ!」

 

カミーラ「グウルオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

 

カミーラは膨大な黒いエネルギーに取り込まれていき、闇の中に消えていく

 

ダーラム&ヒュドラ「カミーラ!!」

 

鈴「ひっ!」

 

芽依「な、ななな・・・」

 

志摩「うい・・・」

 

幸子「こ、これは・・・」

 

ましろ「・・・っ・・・」

 

岬「これが・・・闇・・・」

 

岬たちは怯えた表情でそれぞれ言葉を発する

 

ティガ「闇が!」

 

アグル「彼女を取り込んでいるのか!」

 

コスモス「この凄まじい闇のエネルギーは!」

 

ダイナ「まるで俺が戦ったグランスフィアみたいだぜ」

 

オーブ「皆気をつけろ!恐ろしく強い奴が出てくるぞ!」

 

そして・・・

 

???「グワアアアアアアア!!!!」

 

闇の中からカミーラとガタノゾーアの怨念が合体した闇黒魔超獣デモンゾーアが出現した

 

デモンゾーア「グワアアアアアアア!!!!」

 

オーブ「っ!散れーーー!!」

 

皆はそれぞれに散ってデモンゾーアの放ったデモンジャバーの攻撃を避けて

 

オーブとティガは晴風の方向に飛んで庇う

 

岬たち「きゃあっ!」

 

デモンゾーア「グワアアアアアアア!!!!」

 

デモンゾーアはさらにデモンジャバーを放ち

 

オーブ&ティガ「グアッ!グアアアアアアアアアッ!!!」

 

オーブとティガが晴風をデモンジャバーの攻撃から庇い血のように光が噴き出して二人のカラータイマーが点滅を始めてしまう

 

岬「優介君ーーーーー!!!!!!!!」

 

ダーラム「マイフレンドーーー!!!!」

 

オーブとティガはとてつもない攻撃を受けたために地に倒れてしまう

 

ゼロ「こんの野郎ーーーーー!!!!!!」

 

ヒュドラ「カミーラを返しやがれ!!」

 

全員が一斉光線を放つもデモンジャバーによって一瞬にして押し負けて全員が吹き飛んでしまいウルトラマンたちも一斉にカラータイマーが点滅してしまう

 

ネオバルタン「ぐあっ!何だ・・・このパワーは・・・」

 

ザムシャー「ぐっ!先ほどの・・・邪神よりも強力だ・・・」

 

ギンガ「くっそぉー!倒れてる場合じゃねぇってのに!」

 

ビクトリー「立つことができない・・・」

 

大地「何なんだ・・・こいつのパワーは・・・」

 

エックス「凄まじい闇の力だ・・・」

 

ゼロ「動け!動けよ俺の体!!」

 

その時、人々の声援が聞こえてきた

 

平賀「立ってー!ウルトラマンー!」

 

福内「ウルトラマン!立ち上がって!」

 

真霜「立ってウルトラマン!」

 

真雪「立ってください!皆のために!」

 

だが彼らはいくら呼び掛けても微動だにしない

 

岬「・・・優介君・・・さっきも言ったよね?」

 

岬「・・・まだ話したいことたくさんあるんだよ?なのに・・・こんなところで終わるだなんて絶対に嫌だ!」

 

岬も涙をポロポロ流しながら叫ぶ

 

岬「うぅ、優介君!」

 

岬「お願ああああい!!」

 

するとオーブとティガの体がピクッと動いた

 

岬「あ・・・」

 

ましろ「優介・・・ティガさん・・・」

 

鈴「ぐすっ!優介さん!」

 

そして・・・

 

ティガ&オーブ「フッ!」

 

カラータイマーが高速に点滅しながらもティガとオーブは力を振り絞って立ち上がり決意に満ちた眼差しでデモンゾーアを見上げる

 

ゼロ「っ!オーブ・・・」

 

メビウス「ぐっ!ティガさん・・・」

 

ティガ「僕は負けない!負けられないんだ!」

 

オーブ「俺には守るものがある・・・たくさんの仲間が・・・そして・・・何よりも大切な人が!!」

 

岬「あ・・・」

 

するとデモンゾーアはデモンジャバーを凝縮しようとしていた

 

対してオーブはオーブカリバーで頭上に円を描きカリバーにエネルギーを集中、ティガは腕を交差させて水平に伸ばしてエネルギーを集中

 

デモンゾーア「グワアアアアアアア!!!!」

 

オーブ「オーブスプリームカリバー!!!」

 

ティガ「ゼペリオン光線!!」

 

オーブとティガはオーブスプリームカリバーとゼペリオン光線を放ちデモンゾーアが放ったジャブラッシュを迎え撃つ

 

強大な力同士がぶつかり合い激しい閃光が起こり、全員が目を覆う

 

しかし徐々に押されていき・・・

 

オーブ&ティガ「グアアア!!!」

 

オーブとティガがジャブラッシュの直撃を受けて貫通してしまい吹っ飛んでしまう

 

岬「あっ!」

 

BGM:奇跡のグリッターティガ

 

その光景に誰もが息を呑み・・・

 

そしてカラータイマーの点滅が消え、目の光が消えて・・・

 

オーブとティガは息絶えてしまった・・・

 

誰もが絶望した・・・

 

その時!

 

ルルイエの遺跡の内部にいた朽ち果てた巨人たちかたくさんの光が出現した

 

真霜「えっ?」

 

福内「これは・・・」

 

平賀「光・・・」

 

真雪「・・・・・・」

 

そしてその無数の光は空で1つに集まっていく

 

姫萌「綺麗な光・・・」

 

麻侖「な、何だい!?何が起きてるってんだい!?」

 

黒木「あれは・・・」

 

ダイナ「滅び去った超古代の戦士たち・・・」

 

ゼロ「ここに眠ってたのは・・・闇だけじゃなかった・・・」

 

イーヴィルティガ「皆・・・彼らに力を貸してくれるのか?」

 

平賀「無数の光が・・・」

 

真雪「1つに集まっていく!」

 

ザムシャー「これは・・・」

 

ネオバルタン「ものすごい光だ・・・」

 

岬「・・・光が・・・」

 

そして集まった光が眩い閃光を放ちオーブとティガの体へと宿っていく

 

デモンゾーア「グワアアアアアアア!?」

 

オーブ&ティガ「シュワッ!」

 

そして黄金の光を纏った巨大なオーブとティガが誕生した

 

その美しさと神々しさに全ての存在が息を呑んだ

 

黒木「っ!」

 

万里小路「あれは!」

 

美甘「・・・綺麗・・・」

 

岬「グリッター・・・オーブ、グリッターティガ」

 

そしてティガとオーブはデモンゾーアに向かって走る

 

デモンゾーアは迫ってくるティガとオーブに向けてデモンジャバーを放つ

 

だがグリッターティガとグリッターオーブを覆っている光、グリタリングシールドはあらゆる闇の攻撃を跳ね返す力があり、全くダメージはなかった

 

ティガ「シュッ!」オーブ「スゥアッ!」

 

そしてグリッターティガとグリッターオーブは飛翔する

 

だが彼らにデモンゾーアの触手が迫ってくる

 

オーブ「オーブカリバー!」

 

そこにグリッターオーブが割って入り、オーブカリバーを持ち、触手を次々と切り裂いていく

 

ティガ「あの中にカミーラがいる!突っ込むぞ!」

 

オーブ「ガレット!」

 

グリッターティガとグリッターオーブは猛スピードで突進してデモンゾーアの体内に侵入した

 

ティガ「あそこだ!」

 

グリッターティガが指差した方向にカミーラが闇の触手に捕らわれ気を失っていた

 

オーブ「こんなもの!」

 

グリッターオーブがオーブカリバーで切り裂いてカミーラを救出した

 

オーブ「よし!脱出するぞ!」

 

グリッターオーブはカミーラを担いでグリッターティガと共に脱出しようとした

 

しかし・・・

 

オーブ「?」

 

ティガは脱出しようとしなかった

 

オーブ「何してる!?早く脱出しないと!」

 

ティガ「僕は・・・君と逆だったよ」

 

オーブ「えっ?」

 

ティガ「僕はこれまで数えきれない命を奪ってしまった・・・僕が力に溺れてしまったせいで闇に堕ちてしまった・・・その結果、たくさんの命が失われてしまった・・・こんなことで償えるとは思っていない・・・」

 

するとグリッターティガは光を一点に集中していく

 

オーブ「おい何をする気だ!?」

 

ティガ「僕の持つこの光の力を全てをぶつける!」

 

オーブ「っ!まさかゼラデスビームを!?やめろ!そんなことしたらお前はまた!」

 

ティガ「カミーラたちに伝えてくれ。こんな僕でも一緒にいてくれてありがとうって・・・」

 

そしてグリッターティガはグリッターオーブたちを突き飛ばした

 

オーブ「うわあっ!」

 

突き飛ばされたグリッターオーブとカミーラがデモンゾーアから出てきた

 

岬「っ!優介君!」

 

ダーラム&ヒュドラ「カミーラ!!」

 

ゼロ「おい!ティガがいねえぞ!?」

 

ミラー「まさかまだあの中に!?」

 

グレン「マジかよ!?」

 

メビウス「そんな!」

 

オーブ「やめろ・・・やめてくれ・・・」

 

ティガ「(ありがとう。皆・・・)」

 

ティガ「(オーブ、ありがとう・・・僕にもう一度やり直す機会を与えてくれて・・・そして・・・)」

 

 

 

ティガ「(さようなら・・・)」

 

 

 

オーブ「やめろーーーーーーーーー!!!!!!」

 

グリッターオーブが叫びながら手を伸ばすもその叫びと同時にゼラデスビームが放たれ

 

グリッターティガとデモンゾーアは・・・

 

 

 

爆発と共に消えた・・・

 

 

そしてルルイエの遺跡は海に沈んだ・・・

 

 

 

 

 

その後、周辺をくまなく捜査して気を失い漂流していたダイゴを発見した

 

しかし彼は一向に目を覚まさない昏睡状態となってしまいもう光の力を感じられず、スパークレンスも失われていた・・・

 

 

優介「うわああああああああああああああああ!!!!!」

 

 

またしても大切な仲間を守れなかった・・・

 

そんな優介の心にまた1つ大きなトラウマが出来てしまった・・・

 

 

そしてそんな彼をささやくかのように光るウルトラフュージョンカードが1枚あった・・・それは・・・

 

 

ウルトラマンベリアルだった・・・

 

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

あれからダイゴは目が覚めず皆沈んだ雰囲気で過ごしていた。そんな中月面にゲランダという怪獣がやって来た。しかしその裏で何者かが動いていた・・・そして1度はダイナがトラウマを植え付けられた上で敗北したあのロボットが現れる

 

次回 敗北

 

彼に再びトラウマが出来てしまう・・・




ティガが再び光を失ってしまった・・・そしてまたトラウマが出来てしまった優介・・・一体どうなってしまうのだろうか?


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第108話 敗北

今回はあのロボットのお出ましです。


【OP オーブの祈り】

 

BGM:虚空の激突

 

ウルトラマンティガがデモンゾーアを倒してから数日が過ぎた・・・

 

ウルティメイトフォースゼロやザムシャーは一旦地球から離れた

 

さらに世界を覆っていた闇も消えたことによりブルーマーメイドの基地も元通りとなり真雪たちは基地に戻った

 

そして・・・

 

???「カヒィィィィィィィィ!!!」

 

オーブ「スゥアッ!」

 

月面でウルトラマンオーブスペシウムゼペリオンと怪獣ゲランダが戦闘していた

 

オーブ「スペリオン光線!」

 

オーブがゲランダに向けてスペリオン光線を放ち、ゲランダはスペリオン光線の直撃を受けて爆発した

 

しかし・・・

 

ゲランダ「カヒィィィィィィィィ!!!」

 

オーブ「っ!グアアッ!」

 

スペリオン光線の直撃を受けたにもかかわらずゲランダは倒されておらず突進してきてオーブはそれに吹っ飛ばされる

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ!】

 

カラータイマーが点滅しながらもオーブは立ち上がりハリケーンスラッシュにフュージョンアップしてオーブスラッガーランスを召喚して後ろに倒れながらゲランダの突進を避けると同時にオーブスラッガーランスを突き刺しランスレバーを2回引いてボタンを押した

 

オーブ「ビッグバンスラスト!!」

 

ビッグバンスラストによってゲランダは倒された

 

オーブ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」

 

オーブ「やっとくたばったか・・・」

 

するとそこに奇妙な宇宙船が接近してきた

 

オーブ「何だ?」

 

と思っていると宇宙船からレーザーが発射されて、すぐに反応ができなかったためにレーザーを受けてしまい気を失ってしまう

 

気がつくと見知らぬ空間で優介の姿に戻っていた

 

優介「どこだここは?」

 

すると前に怪獣たちの姿が見えた

 

優介「・・・これは・・・」

 

すると今度はウルトラマンオーブが現れ怪獣たちと戦っていた

 

よく見るとそれはこれまで彼が倒してきた怪獣や宇宙人たちとの激闘だった

 

優介「俺が倒してきた怪獣や宇宙人たち・・・」

 

優介「俺が・・・本当に俺が倒してきたんだな・・・」

 

自分が体験した出来事なのに他人事のように話す

 

すると今度は先ほどのゲランダとの戦いが映された

 

優介「なぜ・・・こんな戦いを・・・」

 

優介「こんな戦いは・・・いつまで続くんだ!」

 

そして次にオーブオリジンの姿のオーブが巨大な宇宙船を見上げる光景が現れる

 

すると宇宙船はエネルギーをチャージして何かを撃とうとしている

 

それならばこちらもオーブスプリームカリバーを放とうとしていた

 

そして両者の光線が激突したがあっという間にオーブスプリームカリバーが押し負けて

 

オーブ「うわああああああああああああああああ!!!!!」

 

オーブが粉々に吹き飛んでしまった・・・

 

オーブ「っ!」

 

気がつくとオーブは元いた場所に戻っていた

 

周囲を見渡すがあの宇宙船の姿はなかった

 

オーブ「気のせい・・・だったのか・・・」

 

そしてオーブは地球へと戻り晴風に帰還すると・・・

 

岬「優介君!」

 

優介「どうした?」

 

岬「たった今ダイゴさんの意識が戻ったって!」

 

優介「っ!」

 

それを聞いた優介は急いで保健室へと向かった

 

みなみ「・・・そうですか・・・」

 

ダイゴ「・・・うん・・・」

 

そして優介が保健室にたどり着いた

 

それと同時にカミーラたちも着いた

 

優介「ダイゴ・・・お前・・・無事だったんだな!」

 

カミーラ「よかった・・・」

 

ダーラム「マイフレンド!」

 

ヒュドラ「無事で何よりだぜ・・・」

 

と誰もが喜んだ

 

 

しかし・・・

 

 

 

 

ダイゴ「・・・君は・・・誰?」

 

優介「・・・えっ・・・」

 

ダイゴ「・・・そもそも・・・」

 

 

ダイゴ「・・・僕は一体誰なんだ?」

 

その一言が優介にまた傷を負わせてしまった

 

そう・・・

 

今のダイゴにはこれまでの記憶が失われているのだ

 

 

その事実に耐えられず保健室から飛び出す優介とカミーラ

 

カミーラ「ごめんなさい!ごめんなさい!」

 

カミーラは近くの壁に寄りかかって涙を流しながらダイゴに何度も何度も謝っていた

 

 

優介「・・・・・・」

 

それ以来優介は抜け殻のようになっていた

 

自分が不甲斐ないせいでダイゴは変身能力と記憶を失ってしまった

 

そうなったのは全て自分の責任なんだと・・・

 

そこに岬がやって来た

 

岬「・・・ちょっと散歩しよっか?」

 

そして優介は岬と一緒にスキッパーで島に向かった

 

ましろ「優介、大丈夫なのだろうか?」

 

鈴「・・・・・・」

 

幸子「・・・また・・・トラウマが出来てしまいましたから・・・恐らく・・・」

 

ダーラム「トラウマ?」

 

ヒュドラ「どういう事だそれ?」

 

そしてましろは優介に起きた数々の出来事を話した

 

ヒュドラ「・・・嘘だろ・・・」

 

カミーラ「そんな幼い頃からウルトラマンとして戦ってきたっていうの?」

 

ましろ「・・・はい」

 

アスカ「ああ、俺も見てきたぜ」

 

ムサシ「僕も同じさ・・・」

 

我夢「だけど、今まで子供には重すぎる戦いをくぐり抜けてきたせいで、年齢以上に大人びていたのもつらさを隠すために自然と身に付いたものだったのかもしれない・・・」

 

芽依「・・・そんな・・・」

 

鈴「・・・これじゃ・・・優介さんが可哀想です!」

 

ショウ「あいつは俺が小さい頃からの仲間シェパードンを失ってしまった時も悔しくてその怒りをウェンディにぶつけてしまったって聞いたな・・・」

 

ヒカル「あいつがあの時、ウェンディと口も聞かなかったのはそういうことだったのか・・・」

 

大地「それじゃ、俺たちがピグモンを助けられなかったときも・・・」

 

エックス「ああ、また彼のトラウマが出来てしまったのだろう・・・」

 

ミライ「仲間を救えないことが彼のトラウマになってしまうんですね・・・」

 

バルタン星人「なぜ・・・あんなにも若いというのになぜこんなにも苦しまなくてはならないんだ!」

 

藤宮「・・・まるで昔の俺に似ているな・・・」

 

幸子「ウルトラマンにも・・・抱えてるものがあるんですね」

 

ミライ「ありますよ・・・それは・・・」

 

ラン「あいつ・・・本当に大丈夫なのかよ?」

 

バルタン星人「分からない・・・」

 

カイト「彼女が気分転換として外に連れ出したが・・・」

 

マサキ「今は・・・信じるしかないさ・・・」

 

一方優介と岬は島に到着して砂浜で海を眺めていた

 

岬「・・・海・・・綺麗だね・・・」

 

優介「・・・・・・」

 

岬「・・・・・・」

 

優介「俺は・・・また守れなかった・・・俺を信じてくれた大切な仲間を・・・」

 

岬「・・・優介君の責任じゃ・・・」

 

優介「守れなかったんだ・・・その事実は覆らない」

 

岬「・・・・・・」

 

岬「・・・ところでさ、優介君に聞きたいことがあるの。いいかな?」

 

優介「・・・ああ・・・」

 

岬「・・・ウェンディちゃんって誰なの?」

 

優介「・・・俺の恋人さ」

 

岬「あ・・・」

 

岬「そっか・・・」

 

優介「・・・そんなこと聞いてどうする?」

 

岬「・・・実を言うとね・・・」

 

 

岬「・・・私も優介君の事が好きだった・・・」

 

優介「・・・・・・」

 

岬「・・・でも、アスカさんとムサシさんが平賀さんたちと一緒に行ってしまった後に、優介君・・・何か思い詰めた顔をしていたからさ・・・」

 

岬「・・・そこから薄々気づいてた・・・優介君には大切な人がいるんだって・・・」

 

優介「・・・そうか・・・ごめんな・・・」

 

岬「ううん!謝らなくていいの!でも今は前を向こう」

 

岬「いつまでもそんな風にしていたら私たちも辛いよ」

 

優介「・・・頭では分かってるさ。こんなことをしていても何も変わらないって・・・」

 

優介「・・・けど・・・ぐすっ!」

 

岬「っ!」

 

優介「・・・割りきれないんだよぉ・・・」

 

涙を流しながら優介は苦しみを少し吐き出した

 

そんな優介を岬は抱き締め優しく語りかけた

 

岬「大丈夫・・・大丈夫だから・・・」

 

優介「・・・悪いな・・・」

 

岬「ううん、平気だよ」

 

岬「いつか、ウェンディちゃんに会いたいな」

 

優介「ああ、いつか会わせてやるよ。必ずな」

 

そして二人は離れる

 

優介「・・・そうだ。久々に吹くか」

 

岬「何を?」

 

そして優介が懐から取り出したのは

 

岬「ハーモニカ?」

 

そう・・・オーブニカだった

 

♪〜〜〜

 

岬はそれを静かに聞いた

 

岬「素敵な曲だね♪」

 

優介「ああ、ありがとう」

 

???「いえ、全くひどいメロディです!」

 

突如誰かの声が聞こえてそれと同時に島に謎のフィールドが張られ、優介と岬はフィールド内に閉じ込められてしまった

 

岬「何!?何なのこれ!?」

 

優介「くっ!バリアか!」

 

ましろ「どうしたんだ!?」

 

エックス「あの島一帯に強力なフィールドが張られている!」

 

ラン「何!?」

 

セリザワ「磁場フィールドか?それとも・・・」

 

大地はエクスデバイザーのガオディクションで分析を始める

 

すると驚くべき結果が出た

 

大地「これは外からは一切干渉できない仕組みになっている!」

 

エックス「つまり、ゼロや私たちのようにイージスを使ってもあのフィールド内に侵入することは・・・」

 

ヒカル「不可能というわけか・・・」

 

ショウ「くそ!やられた!」

 

我夢「まだあの中に優介君と岬ちゃんがいるのに!」

 

マサキ「なんとか突入できないのか?」

 

エックス「先ほども言ったようにあのフィールドは外からの干渉が一切できない。つまり時空を越えてあのフィールドの中に入るのは無理なんだ」

 

ヒュドラ「なんたってあいつらがあんなフィールドに閉じ込められるんだよ!?」

 

ましろ「優介・・・艦長・・・」

 

一方優介と岬が閉じ込められたフィールド内にある宇宙船が出現した。そして二人はその宇宙船の攻撃から逃げていた

 

岬「きゃあっ!」

 

優介「っ!岬!こっちだ!うわっ!」

 

近くで爆発が起こったため岩陰に隠れる

 

優介「あいつら!絶対に俺が倒してやる!絶対に!」

 

岬「優介君なんか変!すごく苛ついてない?」

 

優介「そんなわけあるか!とにかくここは俺に任せて岬はできるだけ遠くへ逃げろ!」

 

岬「私も一緒に戦うよ!これでも晴風の艦長なんだよ!」

 

優介「分かってるって!」

 

岬「それにあなたを死なせてしまったらウェンディちゃんに顔向けできない!だから!」

 

すると優介は怒りを露にして岬をぶん殴った

 

優介「言うこと聞けって言ってるだろ!?無力なお前らが来ても邪魔だ!足手まといなんだよ!」

 

岬「・・・っ・・・」

 

そうして優介は1人、向かっていった

 

岬「優介君のバカ!!」

 

岬は1人向かっていく優介に対して悲しげに叫んだ

 

優介「ぶっ潰してやる!!」

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

オーブ「デァッ!フゥゥッ!」

 

優介は走りながらオーブオリジンに変身してオーブが宇宙船に向かって走り叩き潰そうとしたとき

 

島の奥から巨大な宇宙船が出現した

 

オーブ「っ!」

 

それはゲランダとの戦いの直後に見たあの巨大な戦艦だった

 

それを見たアスカは驚きを隠せなかった

 

アスカ「っ!なぜ・・・なぜあれがこんなところに!」

 

ムサシ「アスカ?」

 

ジュリ「あの戦艦を知っているようだな?」

 

アスカ「ああ、新造戦艦プロメテウスだ!」

 

ましろ「プロメテウス?」

 

アスカ「俺が元いた世界の地球平和連合TPCっていう組織が極秘裏に開発していた戦艦だ。しかも厄介な武器を持っていやがる!」

 

芽依「武器?」

 

アスカ「ああ、ネオマキシマ砲だ!」

 

ミライ「ネオマキシマ砲?」

 

アスカ「あれはエネルギーを最大出力で撃てば小惑星程度は簡単に木っ端微塵になってしまう」

 

カイト「そんな物がなぜここに?」

 

するとプロメテウスはオーブにガトリング攻撃をしてオーブはバリヤーでそれを防いだ

 

するとプロメテウス付近にいる宇宙船から声が聞こえた

 

???「ただいまより本計画の正式な始動を宣言します。人類はその守護者ウルトラマンオーブの敗北を見ることで自らの無力を思いしる必要があります」

 

ましろ「何だと!?」

 

ラン「こいつ・・・何言ってやがる!?」

 

???「その手段として我々は最もふさわしい方法を選択しました。それは・・・」

 

???「愚かで無意味な別次元の地球人類のシンボル、プロメテウスによる滅びです」

 

大地「愚かで・・・無意味だって?」

 

アスカ「っ!まさか俺が元いた世界の地球から持ってきたってのか!?」

 

オーブ「お前は誰だ!?」

 

モネラ星人「我々はモネラ星人、この宇宙船からあなた方と会話しています。人類に我々と対等に話す資格などありません。あなた方に許される唯一の行為はこれからお見せする我々の新しいおもちゃの恐怖し、絶望するだけです」

 

するとモネラ星人の宇宙船モネラシードがプロメテウスに向かって光を発した、するとプロメテウスが変形を始めた

 

そしてそれが1体のロボットとなった

 

BGM:魔王獣

 

岬「あれは!」

 

そしてそのロボットは島に着地した

 

それは電脳魔神デスフェイサーだった

 

オーブ「デスフェイサーーーーーーーー!!!!!!」

 

オーブは怒り気味にロボットの名前を叫び攻撃するがその攻撃が全て防がれ、腹を殴られ投げ飛ばされてしまう

 

オーブ「っ!グアアッ!」

 

そしてデスフェイサーはガトリング攻撃を放ちオーブは爆発に巻き込まれる

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ!】

 

そして爆発の中から出てきたオーブがハリケーンスラッシュにフュージョンアップして流星スラッシュキックで攻めるが避けられる

 

そして空中に飛翔したオーブがオーブスラッガーランスを召喚してランスレバーを1回引いてボタンを押した

 

オーブ「オーブランサーシュート!!」

 

幸子「決まりました!」

 

しかし、両腕で簡単に防がれた

 

芽依「嘘ぉ!?」

 

ミライ「オーブランサーシュートが!」

 

オーブ「くっ!」

 

それを見たオーブは瞬間移動を繰り返しながらデスフェイサーを翻弄する

 

しかし・・・

 

デスフェイサーの右腕から伸びた鋏が瞬間移動するオーブの首を捕らえオーブは捕らえられた勢いで島の壁に激突する

 

オーブ「グゥアッ!」

 

エックス「オーブの動きが読まれている!?」

 

幸子「どうして、どうしてオーブの動きが正確に分かるんですか!?」

 

藤宮「・・・・・・」

 

我夢「藤宮?」

 

藤宮「・・・もしかしたら俺たちは奴らの思惑通りに動いていたのかもしれない・・・」

 

カイト「何!?」

 

ダーラム「奴らの思惑通りにだと!?」

 

藤宮「先日、月に出現した怪獣を覚えているか?」

 

ムサシ「もしかして、それと関係があるということなのか?」

 

藤宮「恐らくな・・・」

 

藤宮の推測通り、先のゲランダとの激闘の後にモネラシードが放ったレーザーはオーブの能力を解析するためのレーザーだったためデスフェイサーにはこれまでのオーブの戦闘データが組み込まれている。よってオーブがどの形態でどのように動くのかが全て把握しているのだ

 

モネラ星人「何をしようと無駄!勝敗は既に決まっている!」

 

オーブ「ぐっ!ふざ・・・けるなぁ!」

 

デスフェイサーは鋏を戻してオーブを投げ飛ばす

 

オーブ「グゥッ!ウォアッ!」

 

ヒュドラ「どうしちまったんだ?あいつ・・・」

 

ダーラム「いつものあいつらしくないぞ・・・」

 

カミーラ「・・・まさかあなたは・・・」

 

オーブはカラータイマーが点滅しながらも立ち上がる

 

するとデスフェイサーは上昇して空中で制止して胸のコアから何かの兵器を出した

 

それは人類が手にしてはならない禁断の兵器だった

 

アスカ「っ!ネオマキシマ砲だと!?」

 

ましろ「何ですって!?」

 

オーブ「させるか!」

 

オーブはオーブオリジンに戻りこのまま一気にオーブスプリームカリバーで決めようとオーブカリバーをオーブリングに通そうとするがその動きが止まってしまう

 

ダーラム「どうした?おい!」

 

優介の頭には今朝見た夢が正夢になることを悟ってしまい、このままだと死ぬことになると恐れ

 

デスフェイサーがネオマキシマ砲を撃った瞬間にオーブは戦線を離脱した

 

岬「きゃあああああああああ!!!!!」

 

しかしその影響で・・・

 

ましろ「島が!」

 

島の大半が吹き飛んだのだ・・・

 

鈴「・・・ひぃ・・・」

 

幸子「なんて破壊力なんですか!?」

 

芽依「優介は?オーブは無事なのか!?」

 

モネラ星人「あなた方の守護者ウルトラマンオーブは消滅しました。次の計画につきましては追ってご連絡いたします」

 

その言葉を最後に干渉フィールドが解除されデスフェイサーはモネラシードと共に宇宙に去っていった

 

鈴「・・・優介さんが・・・完膚なきまでに負けた・・・」

 

ましろ「優介ーーーーーーーーー!!!!!!」

 

ましろの悲鳴が周辺に響いた

 

 

 

優介「っ!」

 

いくらか経った後、優介は自室で目を覚ました

 

優介「・・・岬?」

 

優介はまだダメージが残っている体を引きずりながらも通路を歩いていた

 

するとそこに鈴と幸子がやって来た

 

優介「よっ!」

 

鈴「っ!優介さん!?」

 

幸子「まだ歩ける状態じゃ・・・」

 

優介「大丈夫だって!どんなに苦しくても俺は耐えてきただろ?・・・うっ!」

 

だがダメージは残っていたため幸子と鈴は肩を貸す

 

鈴「・・・やっぱり優介さんはすごいです・・・でも・・・」

 

優介「ん?どうしたんだ?」

 

幸子「・・・実は・・・艦長が・・・」

 

優介「えっ?」

 

 

BGM:1908某国にて

 

岬の状態を見た瞬間、優介は固まってしまった

 

ましろ「島が大爆発してから、それに吹き飛ばされて今も目を覚まさないんだ・・・」

 

そこには怪我とかの外傷はないが意識が戻らないのだ

 

みなみ「・・・命に別状はない。ただ見ての通り一向に目を覚まさないんだ・・・」

 

鈴「・・・岬さんも最後まで諦めずに自分も戦おうとして・・・」

 

優介「・・・・・・」

 

ガン!

 

すると突然優介が保健室に入ってきた誰かの内の1人に殴られた

 

優介「っ!」

 

それはダーラムだった

 

ましろ&幸子&鈴「っ!」

 

ダーラム「何だあのみっともない戦いは!?」

 

ヒュドラ「ダーラムやめろ!」

 

ダーラム「お前があの時逃げていなければ岬がこんなことになることはなかった!マイフレンドだって・・・」

 

優介「・・・っ・・・」

 

優介は悔しさを隠せず逃げるように去っていった

 

幸子&鈴「優介さん!」

 

ヒュドラ「おい!」

 

ダーラム「待て!」

 

ヒカル「ほっとけ!」

 

そこにヒカルとショウがやって来た

 

ましろ「ヒカルさん、ショウさん」

 

ショウ「・・・今は皆辛いんだ・・・あいつも・・・」

 

そんな彼らの会話を通路を歩いていたダイゴが聞いていた

 

ダイゴ「・・・僕は・・・」

 

何か大切な事があることは薄々気づいていた

 

でも、それが全く思い出せない

 

ダイゴ「・・・誰か・・・教えてくれ・・・僕は一体誰なんだ!?」

 

その後、ましろたちはモネラ星人に関する情報を集めていた

 

ましろ「アスカさん、本当にあれはデスフェイサーなんですね?」

 

アスカ「ああ、間違いない」

 

エックス「だが、そのデスフェイサーは過去にダイナによって倒されたと言っていたな」

 

アスカ「ああ、そしてネオマキシマ砲はTPCによって封印された」

 

カイト「そんなものがなぜデスフェイサーに組み込まれていた?」

 

我夢「恐らく、TPCから奪い、デスフェイサーに搭載した」

 

アスカ「俺がいない間にネオマキシマ砲が盗まれたのか・・・」

 

ダーラム「・・・モネラ星人の目的は・・・我々の全面降伏?」

 

ムサシ「たぶん違うと思う」

 

ヒュドラ「それはなぜだ?」

 

ミライ「奴らは人類を愚かで無意味な存在と言い切っています」

 

大地「狙いは侵略というよりは・・・」

 

???「完全なる抹殺です」

 

するとモネラ星人が突然現れた

 

鈴「っ!」

 

ましろ「モネラ星人!」

 

ジュリ「いつの間に・・・」

 

ラン「・・・てめえ!」

 

モネラ星人「あなた方に我々のスケジュールを伝えます。明日の正午ウルトラマンオーブを完全に抹殺し、人類抹殺を開始。恐らく1週間以内には全ての文明を消滅させる予定でしょう」

 

それに我慢の限界がきたヒカルが怒鳴る

 

ヒカル「ふざけるな!一体何の権利があって人間を滅ぼすんだ!」

 

モネラ星人「質問は認めません。あなた方の存在そのものが我々にとっては目障りなのです。人類に存在する意味などない。それだけの事です」

 

ラン「・・・ふざけるな!」

 

そう言ってランがモネラ星人に殴りかかろうとするがパンチがすり抜けて逆にモネラ星人の超能力によってランが吹き飛ばされた

 

ラン「っ!ぐあああ!!」

 

ミライ「ゼロ!」

 

藤宮「ホログラムか!」

 

モネラ星人「いかなる抵抗も無駄です。以上で伝えることは全て終了しました。残された時間、有意義にお過ごし下さい」

 

ショウ「貴様!」

 

カミーラ「待ちなさい!」

 

そしてモネラ星人は消えた

 

セリザワ「奴らはゲームでもしているつもりなのか」

 

ラン「ったく!胸糞悪い奴らだぜ!」

 

その後外に出た優介はまた大切な仲間を守れなかったことで自分を責め続けていた

 

優介「・・・どうしていつも皆を守れないんだ・・・」

 

すると優介はあることを思いつきカードホルダーからウルトラマンベリアルのフュージョンカードを取り出して

 

優介「(もし・・・もし皆を守れる力が手に入るなら・・・)」

 

と、ベリアルの力を使おうかと考えてしまう

 

優介「っ!」

 

だが一瞬でその思考を止めた

 

優介「・・・何を考えようとしてたんだ・・・俺・・・」

 

デスフェイサーに負け、ティガを救えず、さらに岬まで守れなかった

 

優介「・・・やっぱり・・・俺なんて・・・」

 

ウルトラマン失格なのだろうと考えた・・・

 

そんな時・・・

 

???「何を1人で煮詰まってんだ!?」

 

声が聞こえて振り向くと

 

そこにアスカがやって来た

 

優介「アスカ・・・」

 

アスカ「お前、滅多うちにあったエースピッチャーって感じだな」

 

優介「もっと最悪だ。俺のしたことは多分満塁押し出しのさよなら負けだ」

 

アスカ「っ!」

 

アスカは前に自分が上司に対して言ったことを優介が同じことを言ったことに驚く

 

アスカ「・・・許せないって気持ちも分かる。けどな、お前がやった行動は自分の力だけで勝とうとしている奴の典型的な負け方だ・・・」

 

 

アスカ「要するに・・・自滅だ」

 

優介「・・・自滅?」

 

アスカ「優介、お前はピッチャーのマウンドがなぜ高くなっているか考えたことあるか?」

 

その事に優介は首を横に振った

 

アスカ「ピッチャーは孤独だって言うけどな俺はそうは思わねぇ。マウンドが高くなってるのは仲間にその背中がよく見えるためなんだよ」

 

アスカ「頑張れ!負けるな!ピッチャーを応援してくれるそんな声援が一番届く場所なんだ」

 

優介「俺は!・・・ピッチャーなんかじゃない」

 

そうして優介はこの場を去ろうとする

 

アスカ「逃げるなよ?」

 

優介「・・・っ・・・」

 

しかしアスカの声で足が止まる

 

アスカ「俺だってあいつと戦ったときは逃げようとしたが逃げなかった。そして勝って見せた。それは・・・お前にもできるはずだ!」

 

それを聞いた優介は何も言わずにどこかに歩いていった

 

優介「(・・・そうだ・・・絶対に皆を守らなきゃいけないんだ!・・・そのためなら・・・)」

 

 

 

ラン「なぜ・・・あいつのカードを持っていやがるんだ!?」

 

しかしそれを偶然近くを通っていたランは見てしまった

 

優介がウルトラマンベリアルのフュージョンカードを持っていることに・・・

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

デスフェイサーに敗れてしまった優介、そんな彼がベリアルの力を使ってしまうのか?そしてモネラ星人はオーブを完全に消し去るために島で決着をつけようとする。デスフェイサーに打ち勝て!

 

次回 反撃のオーブ

 

本当の戦いはここからだ!




実をいうとデスフェイサーは意外に好きだったりします。次回はそんなデスフェイサーと決着の時!


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第109話 反撃のオーブ

皆さん、明けましておめでとうございます。今年もどうかよろしくお願いします。そして本年度初の投稿です。その中で意外なゲストがほんのちょこっと登場します。


【OP オーブの祈り】

 

デスフェイサーに敗れ岬を傷つけてしまった優介は希望を見失っていた

 

一方その頃・・・

 

ダイゴ「教えてくれ!僕は一体誰なんだ!?」

 

ウルトラマンとしての記憶を失ったダイゴはカミーラたちに問い詰めていた

 

自分が何者なのかを・・・

 

しかし・・・カミーラたちはそれを伝えようとはしなかった

 

カミーラ「・・・それは言えないわ」

 

ダイゴ「どうしてなんだ!?」

 

ヒュドラ「この世にはな知らない方が幸せなこともあるんだよ」

 

ダイゴ「それでも僕は知りたいんだ!本当の自分が一体どんな存在なのかを!」

 

マサキ「・・・どうしても知りたいのか?」

 

ダイゴ「・・・ああ!」

 

しかしカミーラたちは話そうとしなかった

 

そうしてダイゴは仕方なく他を探しにいった

 

そしてダイゴが行った後にヒカル、ショウ、大地がやって来た

 

ヒカル「・・・大丈夫か?」

 

ヒュドラ「・・・ああ・・・」

 

マサキ「・・・どうにかな・・・」

 

ダーラム「マイフレンドはもう十分に戦った。もうマイフレンドが戦う必要はない・・・」

 

大地「でも、本当にこのままでいいんですか?」

 

エックス「大地、今の彼はこれまでの記憶を失いしかもスパークレンスも失われている。無理に記憶を取り戻そうとするとかえって危険だ」

 

大地「・・・エックス・・・」

 

ショウ「・・・だかこのままでは・・・」

 

カミーラ「私だって!!」

 

カミーラ「私だって本当は記憶を取り戻してほしいわよ!そしてこれからも宇宙を守るために一緒に戦いたい・・・でも・・・記憶が戻る保証なんてどこにもないのよ!!」

 

マサキ「・・・カミーラ・・・」

 

一方優介はアスカと別れた直後にランに問い詰められていた

 

ラン「おい!」

 

優介「どうした?」

 

ラン「お前・・・ベリアルのカードを持っていやがるってどういう事だ!?」

 

優介「・・・・・・」

 

優介はランにベリアルのフュージョンカードを手にした経緯を話した

 

ラン「お前がエックスの世界にいた時にそんな事があったなんてな・・・」

 

優介「・・・ベリアルは嘲笑っていた。脆くなったなって・・・」

 

優介「時々怖いんだよ。ベリアルの力なんか使ったら・・・きっと俺は・・・俺じゃなくなる!」

 

優介はベリアルの力を使ってしまえば自分を見失ってしまうかもしれないと恐れていた

 

ラン「俺はな・・・ベリアルの闇に呑まれた時があった」

 

優介「・・・ぇ・・・」

 

そしてランはダイナとコスモスから授かった2つの力の悩みを振り切った後に起きた出来事を・・・

 

そして初めてシャイニングウルトラマンゼロになった時の事を話した

 

優介「・・・そんな事が・・・」

 

ラン「シャイニングの力のおかげで仲間たちはよみがえった。けど、俺がベリアルに肉体を奪われて、実質俺がこの手で皆を葬ってしまったことに変わりはないんだ」

 

優介「・・・・・・」

 

ラン「けどあいつらは、死んでもなお俺を信じてくれた。だから俺は諦めずに立ち上がり、シャイニングの力を得た」

 

ラン「お前にも、どんなに苦しくても信じてくれる大切な仲間がいるんじゃないのか?そいつらはお前を必要としているんじゃないのか?」

 

そう言われ優介の頭に思い浮かぶ今まで共に戦ってきた仲間たち・・・

 

そして・・・最愛の人を・・・

 

優介「・・・そうだ・・・」

 

ラン「ふっ、どうやら迷いは吹っ切れたみたいだな」

 

優介「へへっ、ああ!サンキューゼロ!」

 

ラン「おう!」

 

ラン「・・・優介!」

 

優介「ん?」

 

 

 

 

ラン「進め!ウルトラマンオーブ!」

 

優介「っ!・・・ガレット!」

 

すると岬が目を覚ましたという報せを受けて優介は保健室に向かった

 

優介「っ!岬!」

 

岬「優介君・・・あはは、ごめんね」

 

優介「謝るのはこっちの方だ。八つ当たりしてごめん・・・」

 

岬「ううん、もう気にしてないよ」

 

優介「・・・怪我は大丈夫なのか?」

 

岬「うん、もう平気だってみなみさんも言ってくれたから」

 

優介「・・・そうか」

 

すると近くを通っていたダイゴが保健室に入ってきた

 

岬「ダイゴさん・・・」

 

ダイゴ「目が覚めたんだね。よかった」

 

岬「あはは、ありがとうございます」

 

優介「・・・ダイゴ・・・」

 

ダイゴ「優介君・・・」

 

優介「何だ?」

 

ダイゴ「・・・ティガの事を僕に教えてくれないか?」

 

優介「っ!」

 

岬「えっ?」

 

優介「・・・分かった。それについてはアスカにも教えてもらう」

 

 

そして優介、ダイゴ、アスカ、岬はオーブカリバーの光で付近の島の浜辺に降り立った

 

ダイゴ「・・・君たちの知っている僕は・・・ウルトラマンティガはどんな人なんだ?」

 

優介「・・・俺の知っているティガは、ウルトラマンでありながらも人間として自分にできることを精一杯やっていた」

 

岬「私も・・・ティガさんはどんなに重い罪を背負っていたとしてももう逃げずに過去と向き合ってこの前まで仲間と一緒に戦っていました」

 

アスカ「昔、俺もデスフェイサーに負けてある出来事からティガの事を知った。その時の俺はティガの事を知りたくて必死だった。なぜそんなに無敵だったのか?どうして世界を闇に包み込むような強大な敵を倒せたのかを・・・そして俺はかつてティガと共に戦った元GUTS隊長イルマ・メグミ参謀に会いに行ってティガの事を教えてもらった」

 

ダイゴ「・・・そしたらなんて?」

 

アスカ「ティガは決して無敵なんかじゃないって・・・」

 

ダイゴ「えっ?」

 

アスカ「ティガが勝てたのは、その本質が光だったからだ」

 

ダイゴ「・・・光・・・」

 

アスカ「ああ、それは誰の中にもあるんだ。もちろん俺たちやお前の中にも」

 

ダイゴ「・・・・・・」

 

アスカ「たくさんの人の光を輝かせる力がティガにはあった。だからどんな恐ろしい闇にも立ち向かっていけた」

 

ダイゴ「・・・たくさんの・・・人の光・・・」

 

優介「ああ、たくさんの人の光がティガを支えていたんだ。そして皆がウルトラマンと一緒に戦っていたんだ」

 

ダイゴ「・・・・・・」

 

その時、またしても干渉フィールドが張られた

 

しかも優介だけが干渉フィールド内に入ってしまい、ダイゴ、アスカ、岬は干渉フィールドの外にいたため干渉フィールドに入ることができなくなってしまった

 

だが、この時彼らは知らなかった・・・

 

干渉フィールドに入った者が他にもいたということを

 

ダイゴ「っ!」

 

岬「優介君!」

 

アスカ「干渉フィールドか!」

 

そしてデスフェイサーが干渉フィールド内に出現した

 

アスカ「優介、負けるなよ」

 

優介「ああ!今度は負けない!」

 

岬「・・・優介君!」

 

優介「ん?」

 

岬「・・・気をつけてね」

 

優介「・・・ああ!」

 

ダイゴ「・・・勝てるのか?」

 

優介「・・・勝ってみせるさ・・・絶対に!」

 

優介はその決意を胸にオーブリングを構える

 

優介「レオ!」

 

【ウルトラマンレオ!】

 

レオ「イヤッ!」

 

インナースペースに入りまずウルトラマンレオのフュージョンカードをリードして赤色の粒子が出現して優介の右隣にウルトラマンレオのビジョンが形成した

 

優介「ゼロ!」

 

【ウルトラマンゼロ!】

 

ゼロ「デェェアァッ!」

 

次にウルトラマンゼロのフュージョンカードをリードして水色の粒子が出現して優介の左隣にウルトラマンゼロのビジョンが形成された

 

優介「熱い闘志、お借りします!」

 

そしてレオとゼロの動きが優介と連動し優介はオーブリングを天に掲げトリガーを引いた

 

【フュージョンアップ!】

 

レオ「イヤァーッ!」ゼロ「デァッ!」

 

【ウルトラマンオーブレオゼロナックル!】

 

優介はオーブオリジンとなりオーブリングが赤、水、赤という順番に光り、レオとゼロのビジョンと融合してウルトラマンオーブレオゼロナックルにフュージョンアップした

 

そしてデスフェイサーの真下からオーブが現れ、アッパーで殴り飛ばした

 

岬「あっ!」

 

ましろ「新しいオーブ!」

 

幸子「拳法家のような格好ですね!」

 

ラン「おお!俺と師匠のフュージョンアップか!」

 

芽依「行けー!オーブ!」

 

ダイゴ「・・・・・・」

 

アスカ「・・・勝てよ」

 

岬「頑張って・・・」

 

ダイゴとアスカと岬は干渉フィールド外となった浜辺でオーブの戦いを見守る

 

オーブ「フッ!デァッ!」

 

そしてオーブは立ち上がったデスフェイサーの腹に蹴りを入れ、回し蹴りでデスフェイサーを蹴り飛ばす

 

オーブ「シュアッ!」

 

そのままオーブは攻め続けていく

 

オーブ「グアッ!」

 

しかしデスフェイサーも負けておらず力押しでオーブが負けている

 

そして徐々に押されていくオーブ

 

オーブ「・・・俺の中のビッグバンは!」

 

 

オーブ「誰にも止められないぜーーー!!!」

 

だがオーブはデスフェイサーの腕を振り払い、鋏をチョップで切り落とし、ガトリング砲を捕まえてかかと落としで叩き千切った

 

オーブ「オラァッ!」

 

そしてガトリングを投げ捨て、飛び蹴りでデスフェイサーを吹き飛ばす

 

ましろ「よし!」

 

幸子「いい調子です!」

 

ラン「それ俺の台詞・・・」

 

しかしデスフェイサーは最後の悪あがきとしてネオマキシマ砲の発射準備に入った

 

オーブ「っ!」

 

ヒュドラ「またあれを使う気か!」

 

ダーラム「このままではオーブが・・・」

 

カミーラ「危ない!」

 

マサキ「逃げろ!」

 

ラン「心配ねえよ」

 

カミーラ「えっ?」

 

バルタン星人「そうさ、彼は必ず勝つさ」

 

ダーラム「ゼロ・・・バルタン・・・」

 

ダイゴ「っ!まずい!このままじゃ!」

 

アスカ「いや、あいつは必ず打ち勝つ!」

 

岬「私たちは優介君を信じてるから!」

 

オーブ「(俺はもう逃げない!恐怖と向き合うって決めたんだ!)」

 

 

オーブ「(恐怖なんかに屈したりしない!そしてこいつを倒して・・・皆が生きる未来を!)」

 

オーブ「守り抜くんだああああああ!!!!!」

 

そしてオーブはデスフェイサーに接近しながらレオゼロビッグバンでネオマキシマ砲を破壊してデスフェイサーを貫いた

 

ラン「なっ!言った通りだろ?」

 

芽依「今度は逃げずに真正面から飛び込んだ・・・」

 

オーブは貫いた腕を抜いてバック転で距離を取りながらバーンマイトにフュージョンアップした

 

オーブ「ストビュームダイナマイトォォォ!!!」

 

そして最後にストビュームダイナマイトでデスフェイサーを粉砕した

 

岬「やった!」

 

ましろ「勝った!」

 

鈴「優介さんが!オーブが勝ちました!」

 

ラン「よくやったな!」

 

バルタン星人も頷く

 

ヒュドラ「やりやがったぜ!」

 

ダーラム「ああ!」

 

カミーラ「ええ、すごい子ね・・・」

 

マサキ「そうだな・・・」

 

ダイゴ「やった!」

 

アスカ「へへっ、さすが俺の後輩だな!」

 

岬「ふふっ!」

 

オーブ「シュワッチ!」

 

そしてオーブは飛翔して干渉フィールドを破壊しようとするが突如地面から何かの触手が出現してオーブに巻き付き捕らえる

 

オーブ「グゥッ!?」

 

ジュリ「っ!」

 

カイト「何だ!?」

 

すると地面から今度はモネラ星人の宇宙船モネラシードが出現した

 

オーブに巻き付いている触手はモネラシードによるものだった

 

ミライ「モネラ星人!」

 

セリザワ「まだ侵略を諦めないつもりか!」

 

ヒカル「デスフェイサーを失ったってのに懲りねえ奴らだぜ!」

 

ショウ「宇宙船だけで何をしようというんだ?」

 

エックス「っ!いや待て!モネラ星人の宇宙船のエネルギーが異常な程膨れ上がっている!」

 

大地「何だって!?」

 

そしてモネラシード内にいるモネラ星人たちが何か溶けていく

 

そしてモネラシードのあらゆる場所から触手が生えてきて巨大な何かを形成していく

 

我夢「・・・・・・」

 

藤宮「・・・これは・・・」

 

バルタン星人「・・・何だと・・・」

 

ダイゴ「・・・なんて大きさだ・・・」

 

アスカ「っ!こいつは!」

 

岬「で、でかすぎる・・・」

 

そして現れたのはあのガタノゾーアをも上回る程の大きさでモネラ星人の最終兵器超巨大植物怪獣クイーンモネラだった

 

オーブ「ダァッ!」

 

オーブはチョップで触手を切断してスワローキックで攻めるが足に触手が絡まれそのままクイーンモネラの檻に閉じ込められてしまう

 

ましろ「オーブが檻の中に!」

 

オーブ「アァッ!グゥッ!」

 

オーブは檻の中で高圧電流QMバスターによって苦しめられる

 

ダイゴ「このままだと彼が危ない!」

 

アスカ「させるか!」

 

アスカはなんとか干渉フィールドを打ち破ろうとするもどの攻撃も干渉フィールドを破れはしなかった

 

アスカ「くそ!」

 

オーブ「グアッ!」

 

そしてその間にオーブのカラータイマーが点滅して徐々にその点滅も早くなっていく

 

ましろ「・・・や、やめろ!」

 

芽依「力が・・・」

 

幸子「違いすぎます・・・」

 

鈴「優介さん!」

 

オーブ「グアアアアアアアアア!!!!」

 

オーブのカラータイマーの光が消えて・・・

 

オーブ「ダイゴ・・・」

 

ダイゴ「っ!」

 

オーブ「光を・・・信・・・じ・・・ろ・・・」

 

そしてオーブは光を失ってしまった

 

ましろ「っ!・・・」

 

幸子「嘘・・・ですよね?」

 

芽依「ティガさんに続いて・・・オーブまで・・・」

 

 

 

岬「嘘・・・だよ・・・こんなの・・・」

 

 

岬「優介君ーーーーーー!!!!!」

 

干渉フィールドに閉じ込められ彼を助けられるものは誰もいない

 

 

再び、地球は絶望に染まってしまった・・・

 

 

 

???「チッ、面倒なことになっちまったな」

 

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

再び光を失ってしまったオーブ、このまま滅びてしまうのだろうか?だが、諦めない人々の思いが奇跡を呼び、失われていた光を呼び覚ました

 

次回 蘇れ!光の勇者!

 

この世界を・・・僕が守る!




久々のレオゼロナックル、そしてクイーンモネラの出現。ということは・・・さらに今回と次回に現れる意外なゲストの正体とは・・・それでは次回もお楽しみに!


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第110話 蘇れ!光の勇者!

エキスポ最終日14:45開演のに行く予定で早い時間に行ってきたんですが・・・今年から開演1時間前に変わってるということに気がつかなくて9時45分に到着して門前払いを食らいそれまでフュージョンファイトで時間を潰すという羽目になってしまいました。さらにその前日の夜にエキスポが楽しみだったせいで3時間しか眠れずずっと起きてたせいで頭痛になってしまいました。(笑)それではどうぞ。


【OP オーブの祈り】

 

クイーンモネラの檻に閉じ込められ光を失ったオーブ

 

干渉フィールドによって遮られているため助けにいくこともできない

 

もはやどうすることもできないのだろうか・・・

 

ましろ「・・・優介が・・・そんな・・・」

 

ヒカル「っ!おい!なんとか干渉フィールドを破壊できる方法はねえのかよ!!」

 

その事に我夢と藤宮、セリザワ、大地が首を横に振る

 

我夢「さっきも言ったけどあの干渉フィールドは外部からの干渉を一切許さないんだ。たとえゼロのイージスの時空超越能力で時空を越えてあの中に入ろうとしても無理なんだ・・・」

 

大地「干渉フィールドを破壊できる方法があれば彼を助け出せるのに!」

 

ショウ「くっ!」

 

ラン「くそ!このまま黙ってみてるしかねえのかよ!」

 

アスカ「ちっくしょ!俺たちはどうすることもできないのかよ!」

 

岬が心が張り裂けそうになりながらもオーブに向かって叫ぶ

 

岬「優介君!あなたが死んだらウェンディちゃんはどうなるの!?ウェンディちゃんはずっとあなたの帰りを待っているんだよ!?」

 

岬「ねぇ!!優介君ーーー!!!」

 

しかしオーブは動かなかった

 

ダイゴはオーブが最後に放った言葉について考えていた

 

ダイゴ「・・・光・・・」

 

その言葉を発した瞬間ダイゴは光に包まれ未知の空間に迷い混んだ

 

そこにはいくつものある記憶があった

 

それは3000万年前の超古代文明を守るためにウルトラマンとなって怪獣たちと戦い、自らの力に溺れ、闇に堕ちてしまい数多くの命を奪ってしまったこと

 

そして現代になってマドカ・ダイゴという青年が自分の肉体と一体化して再び戦いに挑んだこと

 

ガタノゾーアに敗れ石になってしまった自分にたくさんの人の光が自分を支えてくれたこと

 

そして闇に囚われてしまった自らをオーブが命懸けで救ってくれたことも

 

ダイゴはついに思い出す

 

自分が・・・何者なのかを・・・

 

 

すると目の前に本物のマドカ・ダイゴが現れた

 

ダイゴ「やった思い出せたんだね。自分が何者なのかを」

 

ダイゴ(ティガ)「ああ!」

 

するとダイゴの意識は元に戻った・・・そして・・・

 

ダイゴ「・・・そうか・・・今はっきりと思い出した・・・」

 

岬「・・・えっ?」

 

 

 

 

ダイゴ「・・・僕も・・・彼らと同じ・・・」

 

 

 

 

ダイゴ「ウルトラマンだったんだ!」

 

アスカ「っ!」

 

岬「ダイゴさん・・・もしかして記憶が・・・」

 

ダイゴ「ああ!全部思い出したよ!自分が何者で何をするべきなのかを!」

 

ダイゴ「アスカ、今の僕たちならどんな闇にも負けることはない!」

 

アスカ「ティガ・・・」

 

ダイゴ「行こう!人としてできることを!そして僕たちの光で闇を照らして、悪を撃ち破ろう!」

 

アスカ「っ!・・・ああ!」

 

そしてダイゴとアスカが立ち上がる

 

ダイゴ「この世界を・・・僕が守る!」

 

記憶を取り戻したダイゴの手に光が現れ、スパークレンスが復活した

 

ダイゴはスパークレンスを突き出して両腕を交差、そして反時計回りしながら天に掲げて叫ぶ、己が持つ勇者の名を!

 

ダイゴ「ティガーーー!!!」

 

アスカ「ダイナーーー!!!」

 

そして2つの眩い光が干渉フィールドを破壊してクイーンモネラの前に降り立つ

 

挿入歌:SHININ' ON LOVE

 

光が晴れるとそこには・・・

 

ウルトラマンダイナとウルトラマンティガがいた

 

マサキ「っ!」

 

ましろ「あれは!」

 

岬「ウルトラマン・・・ティガさん!」

 

ダーラム「っ!マイフレンド!」

 

ヒュドラ「記憶が戻ったのか!」

 

カミーラ「よかった・・・」

 

そしてティガとダイナがクイーンモネラが動揺している隙に檻の中に囚われているオーブを救うため檻に接近する

 

ティガが回し蹴り、ダイナの豪快なパンチ、そして二人のダブルキックで檻を破壊した

 

ティガ「ヘッ!」

 

ダイナ「デァッ!」

 

そしてティガとダイナがクリスタルパワーでオーブにエネルギーを分け与えてオーブのカラータイマーと目に光が灯り

 

オーブが復活した

 

岬「オーブが・・・優介君が生き返った!」

 

そして檻を破壊してオーブが脱出した

 

そしてティガとダイナの真ん中に並ぶオーブ

 

そしてオーブ、ティガ、ダイナが揃った

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

オーブはバーンマイトからオーブオリジンへとなった

 

オーブ「ティガ!ダイナ!」

 

オーブ「光の星の戦士たちの力、お借りします!」

 

ティガ&ダイナ「ああ!」

 

そしてティガとダイナとオーブがクイーンモネラが放つ破壊光弾テンタグルボムを飛翔しながら避けてそれぞれハンドスラッシュ、ビームスライサー、オリジウムソーサーを放つ

 

すると驚くことに威力が信じられない程の強力でクイーンモネラが大ダメージを受けていた

 

ミライ「すごい・・・」

 

セリザワ「まさに奇跡の光だな・・・」

 

3人はバック転でテンタグルボムを避けていき

 

オーブ&ティガ&ダイナ「デェアッ!」

 

それぞれの腕から放たれた光線によって触手を次々と破壊していく

 

すると3本の触手が3人の首に巻き付いた

 

岬「あっ!」

 

ましろ「まずい!」

 

その時、どこからか紫色の斬擊が飛んできた

 

それによって3本の触手が切断された

 

岬「えっ?」

 

オーブ「一体どこから?」

 

ダイナ「優介!」

 

ティガ「今は目の前の敵に集中するんだ!」

 

オーブ「あ、ああ!」

 

触手を投げ捨て、飛翔して空中で静止

 

そして急降下しながらトリプルパンチでクイーンモネラに突撃して大ダメージを与えた

 

オーブ、ティガ、ダイナはクイーンモネラと距離を取り、空中で静止しながら頷き合った

 

そんな中クイーンモネラは最後の悪あがきとして頭頂部から放つ拡散光線クラウンビームを放とうとする

 

岬「今だよおおおおお!!!」

 

そして3人はそれぞれのエネルギーを溜めて光線を放つ

 

ティガはゼペリオン光線

 

ダイナはソルジェント光線

 

オーブはオリジウム光線

 

オーブ&ティガ&ダイナ「ジュワッ!!!」

 

そして合体技TDOスペシャルが放たれクイーンモネラはそれをもろに食らっていく

 

そして断末魔と共にクイーンモネラは光の粒子となって消滅した

 

ましろ「・・・勝った・・・」

 

カミーラ「・・・ええ、勝ったのよ!」

 

「やったーーー!!!」

 

オーブたちの勝利に皆が喜んだ

 

そして3人は地上に降り立ち

 

オーブはティガとダイナの二人と向き合う

 

そして3人は足からどんどん光となっていき

 

3つの光が1つになり、今までにない輝きを放ち

 

空の彼方へと去っていった

 

???「ん〜こっちのオーブもなかなか見所があるじゃねぇか。ふふふ♪」

 

???「また会おうぜ。こっちのオーブ」

 

すると髪型が天然パーマの謎の青年は日本刀のような刀を納めて闇の中に消えていった

 

しばらくして、優介たちが晴風に戻ってきた

 

優介「今戻った」

 

岬「馬鹿!」

 

ましろ「いつも心配ばっかり掛けて」

 

幸子「そんな優介さんにはお仕置きです!」

 

志摩「うい!」

 

優介「えっ?」

 

幸子に羽交い締めにされて岬とましろに腰をくすぐられる

 

優介「ちょっとあっははは!やめろ!やめてー!はっはははは!」

 

そんな穏やかな光景をダイゴたちは見ていた

 

カミーラ「・・・光を継ぐもの・・・」

 

ダイゴ「ん?」

 

カミーラ「・・・ティガ、ダーラム、ヒュドラ、イーヴィル、とてもいい後輩たちね・・・」

 

ダーラム「ふっ」

 

ダイゴ「ああ!」

 

ヒュドラ「へっ!」

 

マサキ「そうだな」

 

優介「ありがとうティガ、お前がいなかったら今頃・・・」

 

ダイゴ「僕の方こそありがとう。僕は自分でも気づかない内にこんなにもたくさんのかけがえのない仲間たちに支えられていたんだってやっと分かったんだ」

 

優介「そっか・・・」

 

そしてダイゴが優介に手を差しのべる

 

ダイゴ「改めて」

 

ダイゴ「これからよろしく。ウルトラマンオーブ!」

 

優介「っ!・・・ふっ!」

 

それに優介は鼻で笑いながらもダイゴの手を掴み取る

 

優介「改めてこちらこそよろしく。ウルトラマンティガ!」

 

そうしてモネラ星人の野望は再び打ち砕かれ地球に平和が戻った

 

しかし優介には気がかりなことがあった

 

 

優介「(あの時俺たちを助けたのは、一体誰だったんだ?)」

 

だがあんまり気にせずに優介は岬たちと一緒に食事の時間を満喫した

 

一方 惑星O-50では

 

ウェンディ「・・・・・・」

 

ウェンディはゴースタードラゴンの船内であれからずっと優介の帰りを待っていた

 

ウェンディ「・・・優介くん、一体いつになったら帰ってくるの?」

 

ウェンディ「・・・もし、このまま帰ってこなかったらって思うと・・・嫌だよ・・・」

 

もし優介が帰ってこなかったらとそんな不安に駆られて心が押し潰されそうになり涙を流して泣いてしまう

 

ウェンディ「あっ!ダメダメ!泣いてたらダメ!いつでも優介くんが帰ってこれるように私がここで頑張って待たなきゃ!」

 

そうして涙を拭い自分に言い聞かせていた

 

そんな時だった

 

???「ふっふっふっふっ、丁度いいものを見つけたぞ」

 

ウェンディ「っ!誰ですか!?」

 

そしてウェンディの前に現れた謎の存在

 

ウェンディ「っ!あなたは!」

 

ウェンディ「きゃあああああああああああああああ!!!!」

 

そしてウェンディはあっという間に謎の存在によって拐われてしまった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

平和な日々を過ごしていると宇宙から妙な者たちがやって来た。そしてその中には意外な者が・・・これには何やら訳ありがあるようだ。

 

次回 怪獣や宇宙人は友達

 

???「バラサバラサ!」

 

???「わいらもおるで!」

 

???「ちぇけらッス〜!」

 

優介「えっ?誰?」




名は明かされなかったもののその正体はお分かりかと・・・そしてウェンディの身に何かが・・・


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第111話 怪獣や宇宙人は友達

皆さん、お久しぶりです。そして1ヶ月以上も投稿できずにお待たせして申し訳ありませんでした。今後も投稿スペースが早くなったり遅くなったりすると思いますが、なんとか頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします。


【OP オーブの祈り】

 

復活したウルトラマンティガと共にクイーンモネラを撃退したオーブたち。そして地球ではつかの間の平和が訪れていた

 

 

その日、人々は見たという・・・

 

 

いくつもの流れ星が地球に降り注いでいく光景を

 

 

流れ星はそれぞれ異なる色をしており夜空を見上げていた人々はお願い事をした

 

 

しかし彼らは何も知らなかった

 

 

この流れ星は普通の流れ星ではないと・・・

 

 

AM:6:30

 

優介はまたしてもあの夢を見ていた

 

今度ははっきりと怪獣の姿が見えた

 

???「グスオオオオオオオオン!!」

 

???「ゼットン・・・」

 

???「ギャアアアアアア!!」

 

???「ギャアアアアアアルゥゥゥ!!」

 

???「ゴロゴロカッカッカッ!」

 

???「クアッ!クアッ!クアックアッ!!」

 

優介「ガタノゾーアにスーパーグランドキングにパンドン?」

 

そしてあの光景を見せられる

 

夜の森林にてゼットンに酷似した禍々しいゼットンが全身に光を纏っているオーブに光弾を放ち、オーブはそれを食らい、爆発して、その炎が近くにいたウェンディに迫る

 

優介「っ!やめろーーーーーーーーー!!!!!!」

 

優介「うわあっ!!!」

 

そして優介は目を覚ました

 

優介は大量の汗を流しながら震えていた

 

優介「また・・・またあの夢だ・・・何なんだよ・・・あれは・・・」

 

恐ろしい夢をまた見てしまった彼は怖くてたまらなかった

 

優介「・・・・・・」

 

ふと横を見ると岬はまだ眠っていた

 

 

優介「・・・外の空気を吸いに行こう」

 

優介は起きて外に出た

 

優介「・・・・・・」

 

外に出ても表情は変わらず依然として不安が増すばかりだった

 

???「いつになく早起きね」

 

そこに超古代組がやって来た

 

優介「・・・ちょっとな・・・」

 

ダーラム「どうしたんだ?」

 

ヒュドラ「朝っぱらから沈んだ表情して、何があったんだ?」

 

ダイゴ「僕たちで良ければ話してくれないか?君が何にそんなに怯えているのかを」

 

優介「・・・でも・・・」

 

マサキ「1人で溜め込んでたら後々後悔するかもしれないぞ」

 

優介「・・・分かった」

 

そして優介は自分が見た夢の内容を話した

 

ダイゴ「ガタノゾーアに酷似した禍々しい怪獣?」

 

優介「ガタノゾーアだけじゃない。スーパーグランドキング、パンドン、見たこともない2匹の怪獣・・・そして・・・ゼットン・・・」

 

ダーラム「その怪獣たちが何なのか分かるか?」

 

優介「分からない。姿が似てるのと、普通の個体よりも禍々しいということだけしか・・・」

 

カミーラ「私たちもそれは知らない怪獣たちね」

 

優介「・・・そうか・・・」

 

マサキ「・・・まだ何かあるのか?」

 

優介「・・・ゼットンに酷似した禍々しい怪獣と戦っていた自分の近くにウェンディがいた・・・」

 

ダイゴ「ウェンディって君の彼女の・・・」

 

優介は体が震えながらも答えた

 

優介「・・・ああ、ゼットンに酷似した禍々しい怪獣が放った光弾の爆発の余波で・・・ウェンディが!」

 

カミーラ「もういいわ!もう充分よ。無理に話さなくていいわ」

 

優介「・・・ごめん」

 

マサキ「いや、話してくれてありがとう」

 

ダイゴ「僕たちが知らない怪獣たちとなると君が見た光景は恐らく未来の出来事だと思う」

 

ヒュドラ「じゃあ優介が見た光景が現実になるってことなのかよ!」

 

優介「そんなことは絶対にさせない!絶対に!」

 

 

そして怪獣は出現せず、平和な1日を過ごせるかと思われた

 

しかし、そう簡単にはいかなかった

 

 

 

エックス「大地、皆、ちょっといいか?」

 

大地「どうしたエックス?」

 

エックス「少し気になることがあるんだ」

 

優介「気になること?」

 

エックス「ああ、昨夜、流れ星が落ちたというニュースの話なんだが・・・」

 

岬「ココちゃんが話していたことですね。それがどうかしたんですか?」

 

エックス「私もその時は気づかなかったが、あの時、流れ星が落ちてくる時間帯にスパークドールズらしき反応があったんだ」

 

大地「何だって!?」

 

ヒカル「スパークドールズが!」

 

ショウ「まさかこの世界にも!」

 

ましろ「あの、スパークドールズとは何ですか?」

 

???「それは私から話そう」

 

その時ヒカルが持つギンガスパークからウルトラマンギンガ本人が姿を現した

 

ヒカル「ギンガ?」

 

ギンガ「初めましてだな晴風の諸君」

 

岬「は、初めまして、晴風艦長の岬です。あの・・・ギンガさん、スパークドールズって何なんですか?」

 

ギンガ「それは今から遠い昔に全てのウルトラマンと怪獣や宇宙人が激しい争いを繰り広げていた」

 

幸子「全てのウルトラマンに怪獣や宇宙人ですか!?」

 

鈴「す、すごい・・・」

 

ギンガ「だが、私と対となる存在ダークルギエルが持つアイテムダークスパークの力によって全てのウルトラマンと怪獣や宇宙人たちがスパークドールズと呼ばれる人形に変えられてしまったんだ」

 

ギンガ「そして現代となり私とヒカルが共に戦い、ダークルギエルを打ち倒したのだ」

 

優介「それが以前ヒカルが言っていた降星町での戦いか・・・」

 

ギンガ「そうだ。そして2年後、チブル星人エクセラーの手によって宇宙に帰ったはずのスパークドールズを悪用され、さらにはショウたち地底人ビクトリアンが住む地底世界にある地球の命そのものでありビクトリアンの命の源である水晶体ビクトリウムを奪い、そのエネルギーで倒されたはずのダークルギエルを復活させた」

 

ギンガ「そして私とヒカル、ショウとビクトリー、オーブやウェンディ、UPGとビクトリアンが手を取り合い、復活したダークルギエルを再び倒したのだ」

 

岬「それがヒカルさんとショウさんの地球で起きた戦い・・・」

 

大地「そして俺がいた地球では元々地球に眠っていたオーパーツなんだ。だけど・・・」

 

エックス「私が大地がいる地球にやって来た理由、それは虚空怪獣グリーザの襲来を防ぐためだったんだ」

 

ましろ「グリーザ?」

 

エックス「15年前、私は3つの生命豊かな星を消滅させたグリーザを追って私は太陽系へとやって来た。私はグリーザを太陽に突き落とすことでようやく倒すことができた・・・だがそれは、大きな過ちだった」

 

岬「えっ?」

 

芽依「過ち?」

 

鈴「どういうことですか?」

 

エックス「私がグリーザを太陽に突き落としたことによって太陽が異常爆発を起こし、私はその時肉体を失ってしまったんだ」

 

ダイゴ「そんな!」

 

エックス「そしてその時に起きた太陽の異常爆発ウルトラフレアによって眠っていたはずの怪獣たちが実体化してしまったんだ」

 

ムサシ「太陽の異常爆発ウルトラフレアが怪獣たちの眠りを妨げてしまったんだね」

 

大地「はい、そして各地で発生する怪獣災害に備えて対怪獣防衛チームXioを設立したんです。そして溶鉄怪獣デマーガが現れた時に俺を救ってくれたのがエックスでした」

 

カミーラ「それがあなたとエックスの出会いだったのね」

 

大地「そして、優介君やウェンディちゃん、ゼロ、マックス、ビクトリー、ギンガ、ネクサスが時空を越えて俺たちに力を貸してくれたんです」

 

バルタン星人「君たちは多くの仲間たちと共に試練を乗り越えて来たんだな」

 

大地「はい。そして俺たちは様々な試練を乗り越えて復活したグリーザを倒すことができました」

 

マサキ「それが大地とエックスの世界のスパークドールズのことか・・・」

 

エックス「話を戻すが、そのスパークドールズらしき反応が昨夜観測されたんだ」

 

ヒカル「俺たちの世界のスパークドールズか・・・それとも・・・」

 

ショウ「大地とエックスの世界のスパークドールズか・・・」

 

優介「とにかく、そのスパークドールズの発生源を調査してみよう」

 

 

 

その時、ウルトラマン全員の頭の中に何かの声が聞こえた

 

???「誰か・・・僕たちを助けて・・・」

 

 

そうして声は聞こえなくなった

 

ミライ「今の声は!?」

 

優介「まさかSOS!?」

 

カミーラ「僕たちと言ってたわね」

 

ヒュドラ「ああ・・・」

 

ダーラム「一体どこから?」

 

大地「エックス」

 

エックス「ああ、今のSOSの発信源を特定する」

 

そして・・・

 

エックス「ここから北西の方角にある島からだ!」

 

するとギンガスパークが反応した

 

 

ヒカル「っ!」

 

優介「今度はどうした?」

 

ヒカル「その方角にスパークドールズの反応がある」

 

優介「さっきのSOSと何か関係があるのかもしれない。急ごう!」

 

岬「うん!」

 

そして一行はSOSが発信されたとする島へと向かった

 

 

岬「私と優介君とヒカルさん、ショウさん、大地さんで捜索に向かいます!」

 

ラン「お前ら気を付けていけよ!」

 

幸子「何かあったらすぐに連絡してください!」

 

優介「分かった!」

 

 

そして優介、岬、ヒカル、ショウ、大地がスパークドールズとSOSの発信源の捜索に当たった

 

 

彼らは周囲が緑に溢れている森の奥を進んでいた

 

優介「・・・無人島って雰囲気だな・・・」

 

岬「うん・・・」

 

ヒカル「でも冒険みたいでワクワクするな!」

 

ショウ「ヒカル、俺たちの目的はスパークドールズとSOSの発信源の捜索だ。ワクワクするな」

 

ヒカル「そう硬いこと言うなってショウ!」

 

岬「ヒカルさんとショウさんっていつもあんな感じなの?」

 

優介「まあな。でも、最初に会った時はあんな風に和む雰囲気は欠片もなかった」

 

岬「えっ?」

 

大地「どういうこと?」

 

優介「あの2人は1度敵対したんだ」

 

岬「ええ!?」

 

大地「そうだったの!?」

 

優介「ああ、でも敵と戦っていくうちに今のような強い絆で結ばれた関係になったんだ」

 

エックス「あの2人にそんなことがあったとはとても思えないな」

 

優介「だろうな」

 

 

ガサガサ

 

すると草の音がした

 

優介&岬&大地&エックス&ヒカル&ショウ「っ!」

 

優介「向こうだ!」

 

一行は何かをすぐに追いかけた

 

そしてそこにいたのは

 

大地「君は・・・ピグモン」

 

友好珍獣ピグモンだった

 

ましろ「この怪獣を知ってるんですか?」

 

大地「うん、友好珍獣ピグモンは人間に友好な怪獣なんだ」

 

ショウ「そうか・・・」

 

するとピグモンは岬たちに手を振る

 

ヒカル「ついてこいって言ってるのか?」

 

ピグモン「クアッ!クアッ!」

 

ピグモンはそうだと言わんばかりに鳴いた

 

岬「行ってみましょう。何か分かるかもしれません」

 

ヒカル「そうだな」

 

ショウ「今のところ手がかりはない。ピグモンが何か知っていればいいが・・・」

 

優介「よし、ピグモン、案内を頼んだぞ」

 

ピグモン「クアッ!」

 

そして一行はピグモンに付いていった

 

 

???「ふっふっふっ!」

 

その光景を謎の空間で謎の人物が密かに見ていた

 

 

 

 

そして優介たちはピグモンの誘導である洞窟に入っていった

 

 

すると何かの話し声が聞こえてきた

 

ヒカル「何だ?」

 

奥に進むと

 

???「あー!ウルトラマンギンガ!ウルトラマンビクトリーにウルトラマンエックス、ウルトラマンオーブっす!」

 

???「知ってるんですかー?」

 

???「まあ、ピグモンさんのおかげでここまで来れたんですね」

 

???「まさかウルトラマンに出くわすなんてね」

 

???「燃やしたろか!?」

 

そこにはスパークドールズの怪獣たちがいた

 

ショウ「スパークドールズ!」

 

 

ヒカル「この組み合わせ・・・あっ!俺が降星町で戦っていた時に集めたスパークドールズたち!」

 

???「スパークドールズたちって言うなや!わいらは!」

 

???×6「スパークドールズ劇団や!(っす!)(です!)(よ!)」

 

ヒカル「スパークドールズ劇団?」

 

ブラックキング「わいはブラックキングや!」

 

サンダーダランビア「どうもサンダーダランビアです!」

 

ケムール人「ケムール人ですー。よろしくですー」

 

キングパンドン(妹)「懐かしいわね。ウルトラマンギンガ!私たちはキングパンドンよ!よろしくね!」

 

キングパンドン(姉)「燃やしたろか!?」

 

ヒカル「えっ?何!?双子だったの!?」

 

ブラックキング「わいも初めてパンドンの姉さんに会った時は同じ反応だったで」

 

ラゴン「私はラゴンです。お久しぶりですヒカルさん」

 

ヒカル「あ、ああ、久しぶり」

 

???「僕もいるよ!」

 

そして全員が声のした方向に振り向くと

 

黄色いタヌキ?らしき生き物がいた

 

エックス「何だ?黄色い・・・タヌキ?」

 

ブースカ「僕はブースカ!タヌキじゃないよ」

 

優介「ブースカ・・・」

 

ブースカ「よかった。僕たちを助けに来てくれたんだね」

 

岬「それじゃあ、あなたが私たちにSOSを送ったんですね?」

 

ブースカ「うん、よかったー!一時はどうなるかと思ったよ」

 

岬「聞かせていただけませんか?あなたたちに一体何があったのかを」

 

キングパンドン(妹)「ええ。私たちはいつものように宇宙を旅していたんだけど・・・」

 

ブラックキング「そん時に暗黒星団って名乗る宇宙人たちがやって来てな。わいらを掴まえようとしたんや」

 

エックス「何!?」

 

大地「暗黒星団!?」

 

優介「またあいつらか・・・」

 

ショウ「その暗黒星団というのは何だ?」

 

大地と優介は暗黒星団について語った

 

ショウ「そんな奴らがスパークドールズ劇団を掴まえようとした?何のために・・・」

 

ヒカル「スパークドールズを・・・利用するため」

 

サンダーダランビア「昨日の流れ星の正体は逃げてきた自分たちっす」

 

ケムール人「そしてこの島に落ちてしまいました―」

 

ラゴン「そこをブースカさんとピグモンさんが助けてくれたんです」

 

ケムール人「そしてブースカさんの超能力でこの島に僕たちがいることを敵に悟られないように結界を張りながらSOSを送ったんですー」

 

岬「そうだったんですか・・・」

 

キングパンドン(妹)「それにしてもあの暗黒星団って奴ら、私たちをこんな目に合わせおいてただじゃおかないわ!」

 

キングパンドン(姉)「燃やしたるわ!」

 

 

そんな時、優介がある存在の気配に気づいた

 

エックス「どうした?」

 

優介「・・・そこにいるのは誰だ!」

 

すると空間転移で右腕がレイピア状の異形の者が現れた

 

 

ショウ「何だあいつは?」

 

優介「死神!?」

 

 

死神「ウイルスどもよ。スパークドールズを差し出すんだ。ふっはっはっはっ!」

 

優介「・・・・・・」

 

それを聞いた優介は拳を強く握りしめる

 

大地「ウイルス?」

 

エックス「何の事を言っている!?」

 

死神「貴様たちなのだよ。宇宙を蝕むウイルス」

 

ヒカル「何だと・・・」

 

死神「進化しすぎた者たちよ。貴様たちが助かる道は・・・スパークドールズを生け贄に差し出すんだ。ふっはっはっはっ!」

 

ヒカル「そうはいくか!」

 

大地「お前にスパークドールズは渡さない!」

 

死神「ウイルスごとき、私の力でどうとでもなるのd・・・」

 

すると優介がオーブカリバーの光を飛ばして死神に攻撃した

 

優介「ウイルスウイルスうるせぇんだよ!お前が下等な種族と見下してる俺たち人間もな皆必死で生きているんだよ!生きようとする者たちの命を奪う権利なんか誰にもないんだよ!」

 

死神「ふん!所詮は宇宙のバイ菌だ。暗黒星団!彼らを排除するのです!」

 

暗黒星団「はっ!」

 

 

そして暗黒星団の4人が巨大化した姿で現れた

 

ババルウ「サメクジラの時は失敗したが今度は必ず奪ってやる!」

 

ゼットン星人「我らの前にひれ伏すのだ!」

 

 

 

 

優介「そうは行くかよ」

 

ヒカル「ああ!」

 

ショウ「ここでけりをつける」

 

大地「スパークドールズを悪に利用させない!」

 

 

ヒカル、ショウ、大地、優介はそれぞれギンガスパーク、ビクトリーランサー、エクスデバイザー、オーブカリバーを取り出し構える

 

 

ヒカルはギンガ、ショウはビクトリー、大地はエックスのスパークドールズを手に取り

 

ヒカル、ショウ、大地はスパークドールズをリードし、優介はオーブカリバーのホイールを回し、全てのエレメントを点灯させトリガーを引く

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

【ウルトラーイブ!】

 

【ウルトライブ!】

 

そしてそれぞれのアイテムを高く掲げ名を叫ぶ

 

ヒカル「ギンガーーー!!!」

 

ショウ「ビクトリーー!!」

 

大地「エックスーーー!!!」

 

優介「オーーーブ!!!」

 

エックス「イィーサァーッ!」

 

【エックス、ユナイテッド!】

 

【ウルトラマンギンガ!】

 

ギンガ「ショウラァッ!」

 

【ウルトラマンビクトリー!】

 

ビクトリー「ツェアッ!」

 

オーブ「タァッ!」

 

 

 

今ここに新世代(ニュージェネレーション)ヒーローズが再び集結した!

 

 

 

 

 

 

 

サンダーダランビア「ああっ!新世代(ニュージェネレーション)ヒーローズだ!」

 

ケムール人「知ってるんですかー?」

 

サンダーダランビア「新世代のウルトラマンたちの名称っすよ!!」

 

岬「皆さん、お願いします」

 

 

 

ギンガ「ショウラァッ!」

 

ギンガはダダ

 

ビクトリー「ツェアッ!」

 

ビクトリーはケムール人

 

エックス「イィーサァッ!」

 

エックスはババルウ星人

 

オーブ「オォシェアッ!」

 

そしてオーブはゼットン星人と対峙する

 

ダダ「ダーダ!」

 

ギンガ「シェアッ!」

 

ダダがギンガに向かって突進してくるがギンガはそれを軽々と受け止めてエルボーを食らわせて蹴り飛ばす

 

ビクトリー「ツェッ!」

 

ケムール人はものすごいスピードでまるで分身があるかのようにビクトリーを包囲していた

 

ビクトリー「無駄だ!」

 

【ウルトランス!エレキングテイル!】

 

ショウはエレキングのスパークドールズをビクトリーランサーにリードしてエレキングの尻尾を思わせるエレキングテイルをウルトランスした

 

ビクトリー「オオオ!ツォリャッ!」

 

ビクトリーはエレキングテイルを振り回してケムール人の本体を掴まえて電流を流し、投げ飛ばす

 

オーブ「デァッ!」

 

オーブは飛翔して急降下キックでゼットン星人を蹴り飛ばし、着地したところをババルウ星人に攻撃されるが

 

エックス「テェアッ!」

 

エックスはババルウ星人の攻撃を受け止めて背負い投げでババルウ星人を投げる

 

ゼットン星人が飛び蹴りしてくるがオーブは難なく避けて頭にチョップしてアッパーで殴り飛ばし、エックスは回し蹴りでババルウ星人を蹴り飛ばして暗黒星団を追い詰めた

 

 

死神「・・・やはりあの程度の駒では太刀打ちできませんか・・・では、モキアンをぶつけてみましょう」

 

 

そして死神は何かを上空に呼び出した

 

オーブ「やはり大したことないようだな」

 

ビクトリー「ああ!」

 

ギンガ「行くぞ!」

 

ギンガ、ビクトリー、オーブがこのまま暗黒星団にとどめを刺そうとした

 

エックス「っ!」

 

その時、エックスが何かに気づいた

 

エックス「皆気を付けろ!空に何かいる!」

 

大地「えっ!?」

 

オーブ「空?」

 

ギンガ「何も見えないぞ?」

 

すると空には何もないというのに電流が走った

 

ビクトリー「・・・いや、何かいる!」

 

そして何もない場所から巨大な物体が出現した

 

ギンガ「なっ!?」

 

ビクトリー「あれは!」

 

大地「なんて大きさだ!」

 

岬「何あれ!?」

 

ブースカ「はわわ!」

 

ブラックキング「な、なんかえらくデカイもんが来よったで!」

 

サンダーダランビア「ひぃー!でかすぎる!」

 

ラゴン「・・・っ・・・」

 

オーブ「モキアン・・・っ!まさか死神!?」

 

 

オーブの思った通り、モキアンの体内に死神がいた

 

そしてモキアンは光弾を放った

 

ただし・・・それはウルトラマンでも、スパークドールズ劇団でもなく・・・

 

 

ババルウ星人「何!?ぐああああ!!!」

 

ゼットン星人「ああああ!!!」

 

ダダ「ダーダーーー!!!」

 

ケムール人「フォォォ!!!」

 

 

なんと暗黒星団に向けて放たれ、それを食らった暗黒星団は爆散した

 

 

オーブ「っ!」

 

ギンガ「なぜ仲間を?」

 

死神「仲間だと?ふん!笑わせる。役立たずな存在などウイルス同然、この宇宙には必要ないのだ!ハーッハッハッハッハッ!!!」

 

ビクトリー「貴様!」

 

 

オーブ「・・・ふざけるな・・・」

 

 

死神「ん?」

 

岬「優介君?」

 

 

オーブは拳を握りしめる

 

 

 

オーブ「ふざけるなーーーーーー!!!!!!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブバーンマイト!】

 

オーブは怒りを顕にして一瞬闇のオーラが出たがすぐに収まりバーンマイトにフュージョンアップし、全身に炎を纏い、モキアンに突進していく

 

ギンガ「おい!」

 

ビクトリー「優介!」

 

大地「何をする気なんだ?」

 

エックス「っ!まさかモキアンを体内から爆発させようとしているのか!」

 

ブラックキング「な、何やて!?」

 

キングパンドン(妹)「いくら何でも危険よ!」

 

ラゴン「オーブさん、やめてください!」

 

岬「優介君!」

 

 

オーブ「ストビューム・・・ダイナマイトオオオオオオ!!!」

 

 

そしてオーブはモキアンの体内からストビュームダイナマイトで大爆発を引き起こし、モキアンは木っ端微塵に吹き飛んだ

 

 

爆発で発生した霧が晴れると

 

 

ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!

 

そこにはカラータイマーが点滅しながらもオーブが無事な姿があった

 

 

 

 

岬「やった!」

 

サンダーダランビア「ハラハラドキドキしたっす!」

 

ラゴン「ですが、オーブさんのあの戦い方・・・」

 

キングパンドン(姉)「ちょっと危なっかしいや・・・」

 

 

オーブはギンガたちに支えられながら地に降り立ち、それぞれ変身を解いた

 

 

岬「優介君!」

 

そこに岬たちが駆け寄る

 

岬「大丈夫なの!?」

 

優介「ああ、なんとかな・・・」

 

ヒカル「お前また無茶しやがって!」

 

大地「いい加減に周りの心配も考えなきゃダメだ」

 

優介「・・・悪い。次から気を付ける」

 

エックスもため息をついた

 

ショウ「それにしても、お前たちスパークドールズ劇団を捕まえようとした暗黒星団の背後にあんな不気味な存在があったとはな・・・」

 

ヒカル「ああ・・・」

 

エックス「とにかく敵の脅威は去った」

 

優介「お前たちはどうするんだ?」

 

ブラックキング「わいらはしばらくの間はオーブさんたちと同行するわ」

 

サンダーダランビア「そうした方が良さそうっすね」

 

ラゴン「まだ私たちを狙おうとしている者がいるかもしれませんし・・・」

 

キングパンドン(姉)「ウルトラマンたちが近くにいれば心強いや」

 

キングパンドン(妹)「そういうことだから」

 

ケムール人「皆さん、これからよろしくお願いしますー」

 

岬「はい!こちらこそよろしくお願いします!」

 

優介「ブースカとピグモンも来いよ」

 

ブースカ「いいの?それじゃお言葉に甘えさせてもらおうかな」

 

ピグモン「クアッ!クアッ!」

 

こうしてスパークドールズ劇団やブースカたちと共に行動することになった

 

 

その後、交流を深めるためにパーティーをやることになり

 

 

その時ブースカが率先してブースカ特製ラーメンを皆で食べることになった

 

 

そこまではよかったんだが・・・

 

ブースカ「皆さん、どうぞ召し上がれ!」

 

 

全員「いただきます!」

 

そしてラーメンを食い始めたとき

 

 

 

優介「熱っ!」

 

 

全員「えっ?」

 

優介「あっ、やべ・・・」

 

鈴「もしかして優介さんって・・・」

 

芽依「猫舌なの?」

 

優介「そ、そんなわけないし!」

 

と言ってスープを飲む

 

優介「熱っ!」

 

ジュリ「やはり、お前は猫舌なんだろ?」

 

 

優介「・・・・・・」

 

優介は小さく頷いた

 

全員「はっはっはっはっ!!!」

 

するとその場にいる全員が爆笑した

 

優介「笑うな!!///」

 

 

そしてしばらくの間笑いが止まらなかったのは別の話

 

 

 

その後なんとか笑いが収まり、そしてお別れする時にブースカは周りを見て、スパークドールズ劇団やウルトラマンたちが人間と仲良くふれあっている光景を思い出してあることを思いついた

 

 

 

ブースカ「そうだ!僕、いいことを思いついた!」

 

優介「何をだ?」

 

ブースカ「僕はいつか皆が楽しく過ごせるパーティーを作る!」

 

岬「パーティーですか?」

 

ブースカ「うん、さっきもそうだったけど昔からウルトラマンと怪獣たちはいっつも戦ってて僕はとても悲しい。シオシオのパーなんだ・・・」

 

ブースカ「だから僕は皆と仲良くするためのハッピーなパーティーを今思いついたんだよ~」

 

 

優介「そっか!」

 

 

ブースカ「いつかそんなハッピーなパーティーができたら岬ちゃんたちもウルトラマンさんたちもパーティーに来てくれる?」

 

 

岬「もちろんです!」

 

優介「もちろんさ。楽しみに待ってるぞ」

 

 

 

ブースカ「バラサバラサ!約束だよ!」

 

ピグモン「クアッ!クアッ!」

 

それを聞いたブースカとピグモンは喜びの声を上げた

 

 

ブースカ「それじゃ、またいつか会おうね!ナイナイのパー!」

 

そしてブースカとピグモンはいつかの再会を夢見てテレポートで帰っていった

 

 

岬「ブースカさんたちのパーティー、いつかできるといいね!」

 

優介「ああ、そうだな!」

 

 

 

だが、この時の彼らは知らなかった

 

 

 

後にブースカたちが考えたパーティーに

 

 

遠い未来である2人の兄弟ウルトラマンが訪れることを・・・

 

 

 

パーティーが終わり片付けが終了してそれぞれの部屋に戻ろうとしたとき

 

 

 

バタン!

 

 

ましろ「っ!」

 

岬「優介君!」

 

 

優介が再び倒れてしまったのだ

 

 

そして優介は意識不明のまま保健室に運ばれた

 

 

その影でウルトラマンベリアルのフュージョンカードが怪しい光っていることにも気づかず・・・

 

 

しかし、たった1人だけ、それに気づいた者がいた

 

 

それはウルトラマンギンガだった

 

 

ギンガ「戦いを続ける度、彼の闇は大きくなっている」

 

 

ヒカル「えっ?」

 

 

 

ギンガ「彼があの力を使うときが・・・近い」

 

 

意味深な事を述べたギンガ

 

 

そして・・・

 

 

死神「ふっはっはっはっ!下等な種族、お前たちの未来はまもなく終わりを迎えるのだ!ハーッハッハッハッハッ!!!」

 

 

謎の空間で彼らの様子を見ていた死神は高笑いをしていた

 

 

そして死神の後ろにはかつてメビウスが手も足も出ず、ウルトラマンタロウでさえもとどめを刺せなかったロボット、無双鉄神インペライザーの軍団が無数にあった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

世界が再び闇に覆われてしまった。そしてそれに続いて現れたインペライザー軍団と破滅魔人ゼブブの脅威、あまりの数に苦戦し、そして次々と苦しめられていく仲間たちを見た優介は・・・

 

次回 黒き王の祝福

 

 

ついに・・・禁断のフュージョンアップが解き放たれてしまう

 

 

オーブ「ヴゥゥゥオオオオオオオオ!!!」




そして次回はとうとうあれが出てきてしまいます。一体どうなる?


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第112話 黒き王の祝福

今回はとうとうあの禁断のフュージョンアップが登場します。


【OP オーブの祈り】

 

どこからか発信されたSOSを受信したウルトラマンたちはSOSが発信したと思われる島へと向かい、そこにはスパークドールズ劇団とブースカとピグモンの姿があった

 

しかし彼らの前に暗黒星団とモキアン、そしてそれを操る死神が現れた

 

だが、ウルトラマンオーブたちの活躍によって危機は退けられ、ブースカとピグモンはこの地球を去り、スパークドールズ劇団はオーブの仲間となったのだ

 

 

だが・・・

 

 

 

 

優介が再び倒れてしまったのだ・・・

 

 

 

キングパンドン(姉)「どうなんや?オーブはんは無事なんか?」

 

みなみ「命に別状はないが、かなりのダメージが体に溜まってる」

 

ましろ「ダメージが溜まってる?」

 

みなみ「彼が今までウルトラマンとしての戦いで負ったダメージが体に溜まって、限界に近い状態なんだ」

 

ミライ「それじゃ、幼い時から戦ってきたダメージが体に残って今まで戦い続けた彼の体が悲鳴を上げてるということですか」

 

みなみ「ああ、間違いない」

 

ブラックキング「えっ?幼い時からって?」

 

ラゴン「どういうことなんですか?」

 

ミライたちはこれまでの優介の戦いを教えた

 

スパークドールズ劇団「何だってー!?」

 

サンダーダランビア「そんな幼い時からウルトラマンとして戦ってきたんすか!?」

 

キングパンドン(妹)「そりゃそうなるわよ!」

 

ラゴン「優介さん、心配です」

 

岬「・・・・・・」

 

すると岬の前にある小さな怪獣が出現した

 

岬「わあっ!」

 

突然のことでびっくりしたがすぐに落ち着き

 

岬の前に現れたのは質量が小さくなったエレキング

 

つまりリムエレキングだった

 

ラン「そのエレキングは!」

 

ましろ「知ってるんですか?」

 

ラン「ああ、この地球に来る前に親父に聞かされた。このエレキングはサンドロスによって故郷を失ってるところにあいつが助けたんだって・・・」

 

ミライ「優介さんのことが心配で出てきちゃったんですね」

 

リムエレキング「ピュイ!ピュイィ!」

 

ラゴン「かわいいです!」

 

ましろ「なんか励まされた感じですね。ありがとうリムエレキング」

 

リムエレキング「ピュイィ!」

 

その後ウルトラマンたちはあることについて話し合っていた

 

 

 

オーブ・・・優介についてだった

 

 

アスカ「闇のオーラ?」

 

大地「はい」

 

エックス「バーンマイトにフュージョンアップする途中一瞬だったが闇のオーラのようなものを感じた」

 

ムサシ「確かなのか?」

 

ヒカル「はい。あれは見間違いじゃない」

 

ショウ「ああ、俺たちははっきりと見えた」

 

ラン「(まさか・・・ベリアルの力が働き始めてるっていうのか?)」

 

ミライ「何か・・・嫌な予感がします・・・」

 

セリザワ「彼が闇に呑み込まれようとしているのか?」

 

ダイゴ「そんなことは絶対させない!僕と同じようにはなってほしくないから!」

 

カミーラ「ティガ・・・」

 

 

すると艦内に警報が発令された

 

幸子「艦長!本艦前方に謎のロボット軍団が出現しました!」

 

皆がブリッジに着くと前方に黒いロボット軍団がいた

 

サンダーダランビア「い、インペライザーだ!」

 

岬「インペライザー?」

 

ミライ「無双鉄神インペライザー、エンペラ星人が送り込んだ尖兵です」

 

セリザワ「奴は何度破壊されても再生する厄介なロボットだ」

 

ラン「しかも・・・尋常じゃねえ数だ」

 

ランの言うとおりインペライザーが次々と送り込まれてきていた

 

ましろ「晴風を包囲するつもりか!」

 

そして瞬く間に囲まれてしまった

 

アスカ「くっ!囲まれた!」

 

我夢「しかもこの数は!」

 

藤宮「数十体・・・いや、それ以上か」

 

数十体ものインペライザーが晴風を包囲していたのだ

 

ダイゴ「大丈夫だ!この場は僕たちが引き受ける!」

 

ラン「よっしゃ行くぜ!」

 

そして全員がそれぞれのウルトラマンに変身した

 

メビウス「インペライザーの肩にある再生装置を破壊してください!」

 

ヒカリ「そうすれば奴は再生能力を失い倒すことができる!」

 

ギンガ「なるほどな!」

 

ティガ「皆行くぞ!」

 

一同「おう!」

 

イーヴィル「シヤッ!」

 

イーヴィルティガはイーヴィルショット

 

カミーラ「シャッ!」

 

カミーラはアイゾード

 

ダーラム「ムウウン!!」

 

ダーラムはファイアマグナム

 

ヒュドラ「シャアッ!」

 

ヒュドラはヒューガストをそれぞれインペライザーに放ち

 

ティガ「ガアアア!!ハァッ!」

 

怯んだところをスカイタイプにチェンジしたティガがランバルト光弾を1度に複数放ちインペライザー4体を撃破した

 

ダイナ「ハァァァ!デェアッ!」

 

ダイナはストロングタイプにチェンジしてガルネイトボンバーインペライザーを倒す

 

ガイア「デアッ!」アグル「トォアアッ!」

 

ガイアとアグルはそれぞれクァンタムストリームとアグルストリームを放ちインペライザーを撃破する

 

コスモス「ハァァァ!ディアァッ!」

 

コスモスはコロナモードにチェンジしてプロミネンスボールを放ちインペライザーを撃破

 

ジャスティス「デェアッ!」

 

ジャスティスは急降下キックでインペライザーの再生装置を破壊した直後、至近距離でビクトリューム光線を放ちインペライザーを撃破した

 

 

マックス「シュアッ!」

 

マックスは頭部にあるマクシウムソードを飛ばして、その途中で多数に分身してインペライザーを切り裂く

 

 

メビウス「ハァァァ!テェアッ!」

 

ヒカリ「ディアッ!」

 

そこにメビウスとヒカリのメビュームブレードとナイトブレードで切り裂き倒した

 

 

ゼロ「おっと!ルナミラクルゼロ!」

 

ゼロはインペライザーの両肩にあるビーム砲ガンポートの攻撃を避けてルナミラクルゼロにタイプチェンジした

 

ゼロ「ミラクルゼロスラッガー!」

 

そして飛翔しながらミラクルゼロスラッガーを飛ばしてインペライザーを倒した

 

ギンガ「フッ!ボオオオオオ!!」

 

ギンガは腕を交差させてクリスタルを黄色く輝かせて左腕、右腕を下ろして左腕を天に掲げて銀河状の雷を形成する

 

ギンガ「ギンガサンダーボルト!!デェイヤッ!」

 

ギンガサンダーボルトが放たれ、インペライザーが撃破される

 

 

バルタン星人「ビクトリー!私の力を!」

 

バルタン星人は自らのエネルギーをスパークドールズにしてビクトリーに授けた

 

大地「ショウさん!これも使ってください!」

 

エックスのカラータイマーからタッコングのスパークドールズが出現してビクトリーのカラータイマーに入り、ショウの手に渡った

 

ビクトリー「分かった!使わせてもらう!」

 

大地「一緒に行きましょう!ショウさん!」

 

ショウ「ああ!」

 

【ウルトランス!タッコング!】

 

ショウは受け取ったタッコングのスパークドールズをビクトリーランサーにリードしてビクトリーはタッコングを丸ごとウルトランスした

 

【サイバーデンパゴン!ロードします!】

 

【サイバーデンパゴンアーマー!アクティブ!】

 

ビクトリー「タッコングファイヤーボール!」

 

大地「デンパゴンサンダークラッシュ!」

 

ビクトリーは炎を纏いタッコングファイヤーボール、エックスはデンパゴンサンダークラッシュでインペライザーを殴り飛ばした

 

ショウ「次はこいつだ!」

 

次にショウはバルタン星人のスパークドールズをビクトリーランサーにリードした

 

【ウルトランス!バルタン星人!】

 

バルタン星人が千手観音のように腕を無数に分身させた姿で上半身だけウルトランスした

 

大地「まだ使ってないもう1つの新たなサイバーカードの力、見せてやる!」

 

大地はもう1つの新たなサイバーカード、サイバースケドンカードをエクスデバイザーに差し込む

 

【サイバースケドンロードします!】

 

そしてエックスは悠然怪獣スケドンを模したアーマーサイバースケドンアーマーにアクティブした

 

【サイバースケドンアーマーアクティブ!】

 

ビクトリー「バルタンセンジュカノン!」

 

大地「スケドンスペシャルビーム!」

 

そして大量に放たれた光線でインペライザーを殲滅した

 

 

 

ましろ「よし!」

 

幸子「これなら行けます!」

 

 

これならなんとかインペライザーの脅威から退けられると希望を持ち始めてきた

 

 

ブラックキング「やっぱウルトラマンはかっこええな!スカッとするわ!」

 

サンダーダランビア&ケムール人&キングパンドン&ラゴン「ジー・・・・」

 

ブラックキング以外のスパークドールズたちが一斉にブラックキングをジド目で見る

 

ブラックキング「な、何や!?」

 

サンダーダランビア「やっぱりウルトラヒーローの事好きなんじゃ・・・」

 

ブラックキング「ち、違うわい!これは、その・・・」

 

岬「ブラックキングさんって照れ屋さんなんですね」

 

ブラックキング「ち、違うわい!」

 

 

しかし・・・

 

倒された分のインペライザーが再び出現した

 

ティガ「っ!」

 

エックス「何だと!?」

 

大地「倒したはずのインペライザーが復活した!?」

 

メビウス「違います!空間転移です!」

 

ダイナ「空間転移!?」

 

ガイア「倒されたインペライザーが確認されるとまた別のインペライザーが送り込まれる・・・」

 

ゼロ「これじゃキリがねえぜ!」

 

マックス「ならばこのインペライザーたちを操っているのは!」

 

メビウス「エンペラ星人!」

 

ギンガ「何だって!?」

 

ヒカリ「いや、恐らく違う」

 

アグル「なぜそう言い切れる?」

 

ヒカリ「エンペラ星人は既に倒されメカザムと呼ばれるロボットとベリアルが持っていたギガバトルナイザーがないと復活しない!」

 

メビウス「しかも、メカザムもギガバトルナイザーも破壊されています」

 

コスモス「なら操っているのはエンペラ星人じゃない・・・」

 

ティガ「じゃあ、一体誰が?」

 

そう話している間にもまたしてもインペライザーが送り込まれた

 

ヒュドラ「おいおいまたかよ!」

 

ダーラム「くっ!」

 

カミーラ「これではこっちが消耗する一方だわ!」

 

イーヴィルティガ「何か手はないのか・・・」

 

ゼロ「プラズマスパークスラッシュ!デェアッ!」

 

ゼロはゼロスラッガーを合体させてゼロツインソードを形成して再生装置ごとインペライザーを切り裂き倒した

 

しかしその瞬間にまた新たなインペライザーがゼロの背後に出現した

 

ゼロ「何!?ウアアアッ!」

 

そしてガトリング砲によってゼロが吹き飛ばされる

 

さらに無数のインペライザーの上半身が360度全方向に回転しながら放つフルバースト攻撃バニシングサークルが繰り出され、全てのウルトラマンたちがその集中砲火に巻き込まれる

 

そして全員のカラータイマーが点滅を始めてしまった

 

戦いの振動で優介が目を覚める

 

優介「・・・っ!皆!ぐっ!」

 

みなみ「待て、今のままだと危険だ・・・」

 

優介「分かっている!だけど行かなくちゃいけないんだ!」

 

みなみの静止を振り切り優介はブリッジに向かった

 

ウルトラマンたちは今もなおインペライザー軍団の砲撃に追い込まれていた

 

死神「ハーッハッハッハッハッ!!!」

 

そこにあの死神が現れた

 

ガイア「っ!」

 

アグル「あいつは!」

 

死神「さあ、インペライザーよ、ウルトラマンを倒すのだ」

 

死神の命令を聞くとインペライザー軍団はもっとより強烈なバニシングサークルが放たれていく

 

そしてブリッジに優介が到着した

 

優介「ぐっ!皆!」

 

鈴「えっ!?優介さん!?」

 

芽依「目が覚めたのか・・・」

 

そして優介は仲間たちがどんどん追い込まれていく光景を見て自分も戦おうとした

 

優介「ゾフィー!」

 

【ゾフィー!】

 

ゾフィー「ヘァッ!」

 

しかし変身を岬に止められる

 

岬「待って!今の優介君じゃ無理だよ!」

 

優介「だけどこのままじゃ皆が!」

 

 

そしてインペライザー軍団のバニシングサークルの集中砲火によってウルトラマンたちが次々と倒れていく

 

 

死神「ハーッハッハッハッハッ!!!ウイルスがどんどん駆除されていく。下等な人間共々滅びの運命を辿るのだ!」

 

死神「ハーッハッハッハッハッ!!!」

 

すると死神が姿を変えて破滅魔人ゼブブとなって降り立った

 

 

ゼブブ「ハーッハッハッハッハッ!!!」

 

ゼブブは倒れているヒュドラの足を笑いながら突き刺した

 

ヒュドラ「ぐああああ!!!」

 

ティガ「ヒュドラー!」

 

ヒュドラ「足が!足がああああ!!!」

 

ダーラム「貴様!ムン!」

 

ダーラムが接近してゼブブの背中を殴る

 

しかし・・・

 

ゼブブ「ハーッハッハッハッハッ!!!」

 

ダーラム「何!?」

 

ゼブブは平気な顔をしてレイピアを抜き、ヒュドラを蹴り飛ばした

 

 

そしてダーラムの腹を突き刺した

 

ダーラム「ぐああああ!!!」

 

ティガ「ダーラムーー!!」

 

イーヴィルティガ「やめろー!」

 

イーヴィルティガはイーヴィルショットを放つ

 

しかしゼブブは何もしていないのに防がれた

 

逆にゼブブの左腕から放たれた光弾を食らい吹き飛ばされる

 

イーヴィルティガ「アアアア!!!」

 

ティガ「イーヴィル!」

 

カミーラ「3人に何してくれてんの!あんた!」

 

カミーラがアイゾードでゼブブのレイピアを切断しようと切りかかるがなぜか切れず、ダーラムの腹からレイピアを抜き蹴り飛ばし

 

カミーラに回し蹴りを食らわせ隙を作りカミーラの背中からレイピアを突き刺した

 

ティガ「やめろ・・・」

 

ゼブブ「ハーッハッハッハッハッ!!!」

 

ティガ「やめてくれーーー!!!」

 

 

優介「・・・・・・」ブチッ!

 

 

その時、優介の中の何かがキレた

 

 

優介「・・・許さない・・・」

 

 

ましろ「?」

 

幸子「優介さん?」

 

 

 

優介「・・・よくも・・・よくも仲間たちを・・・」

 

岬「・・・優介君?」

 

ゼブブは仲間たちがやられていくのを見て笑っている

 

そんなあいつが・・・許せない

 

ならどうすればいい?

 

簡単な話だ

 

奴を・・・

 

殺せばいい・・・

 

 

 

そして頭の中で響く

 

 

 

 

殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ

 

 

 

その時、優介の中の何かがキレた

 

 

そして彼は長年心の奥に潜んでいた心を解き放ってしまう

 

そう・・・

 

殺意だった・・・

 

優介「・・・っ!ヴオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」

 

ゼロ「っ!やめろ!その力を使うな!」

 

だがゼロの言葉は届かず

 

優介は決して使ってはならない禁断のカードを使ってしまった

 

そう・・・

 

【ウルトラマンベリアル!】

 

ウルトラマンベリアルのフュージョンカードだった

 

ベリアル「グェアッ!ハッハハハハ!」

 

そして現れたベリアルのビジョンが殺意に満ちた優介を嘲笑うかのように祝福する

 

優介「だああああああああああ!!!うああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

 

ゾフィーとベリアルの動きが優介と連動して荒れ狂う様に動き、オーブリングを天に掲げてトリガーを引いた

 

【フュージョンアップ!】

 

ゾフィー「ヘァッ!」ベリアル「フウッ!」

 

【ウルトラマンオーブサンダーブレスター!】

 

優介はオーブオリジンとなりオーブリングが黄、紫、赤という順番に光り、ゾフィーとベリアルのビジョンと融合して禍々しいウルトラマンオーブへとフュージョンアップした

 

そして上空から放たれた謎の光線によってインペライザー軍団が全滅した

 

 

そして光線が放たれた上空からオーブが出現し、凄まじい水しぶきを起こしながら降り立った

 

だがその姿は・・・

 

BGM:サンダーブレスターのテーマ

 

オーブ「グルルゥゥゥゥ!!」

 

ヒカリ「っ!」

 

メビウス「あの、姿は!」

 

ゼロ「ぐっ!ベリアル!」

 

岬「・・・ぇ・・・」

 

ましろ「な、何だ・・・あのオーブは」

 

まるでウルトラマンベリアルを思わせる悪魔の姿だった

 

オーブ「ヴオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」

 

ゼブブ「ハッ!」

 

ゼブブが光線を放つ

 

ましろ「危ない!」

 

だがオーブは動かずビームを食らい爆発に巻き込まれる

 

ゼブブ「ハーッハッハッハッハッ!!!」

 

オーブを倒したと思いゼブブは笑う

 

しかし・・・

 

オーブ「・・・・・・」

 

オーブは無傷であった

 

ティガ「っ!」

 

ガイア「無傷!?」

 

オーブ「ヴウアアアアッ!!」

 

そしてオーブの拳がゼブブの顔面にヒットして殴り飛ばした

 

ゼブブ「アアアア!!!」

 

立ち上がろうとしたゼブブにオーブが接近して首を掴み持ち上げて締め付ける

 

そして

 

オーブ「ヴウアアアアッ!!」

 

地面に叩きつけてとてつもないパワーと共にゼブブを引きずっていく

 

そしてある程度進んだ所で止まり、殴ったり踏み潰したりとウルトラマンとしての戦いではなくこれはもう相手を殺す戦いをしていた

 

そして殴ったり踏み潰したりする時にグチャグチャと血のような音が響いていた

 

芽依「な、何やってるんだよ・・・」

 

コスモス「強大な力に呑み込まれるな!」

 

マックス「ダメだ。もう既にベリアルの力に呑み込まれている!」

 

スパークドールズ劇団も声が出せず、震えていた

 

超古代組は変身が解かれ晴風のブリッジに戻った

 

幸子「皆さん!」

 

芽依「大丈夫ですか!」

 

カミーラ「ええ・・・」

 

マサキ「なんとか・・・それよりも・・・」

 

オーブ「ヴウウウウウウウウウ!!!ヴアアアアアアアアアアアア!!!」

 

そしてオーブはゼブブを無理矢理立ち上がらせて腹に膝蹴りしてゼブブの顔面に何度も殴った

 

その度に血のような音がした

 

オーブはジャンプしてかかと落としをゼブブの頭にヒットさせてゼブブを叩き潰す

 

オーブ「お前もあいつらと同じ苦しみを味わってみよっか♪」

 

そしてオーブはゼブブの右足を引っ張りながら右腕にゼットシウム光輪を形成してゼブブの右足を切断した

 

ゼブブ「アアアアアアアアアアア!!!!!」

 

そしてゼブブの悲鳴と共にゼブブの切られた足から血のような液体が溢れた

 

オーブ「フッハッハッハッハッ!」

 

足を切られ悲鳴を上げているゼブブに対しオーブは高笑いしていた

 

そんな光景を晴風メンバーは目をそらしていたり吐き気をしたりする者もいた

 

ゼロ「オーブ!目を覚ませ!」

 

メビウス「ベリアルの力に呑まれたらダメです!」

 

ダイナ「おい!」

 

しかしそんな声が届くはずもなく

 

オーブはゼットシウム光輪で今度はゼブブの右腕を切断して血が飛び散る

 

ゼブブ「アアアアアアアアアアアアア!!!!!」

 

オーブ「ドォルアアアアアアア!!!」

 

オーブはゼブブの右足を放り投げてそのままゼブブの腹を蹴り飛ばす

 

ゼブブ「ウウウっ!っ!っ!っ!ウアアアアアアア!!!!」

 

ゼブブは倒れながらも悪あがきとして両角からビームを放つ

 

しかしオーブが切断したゼブブの右腕を盾にして防ぎ

 

それを捨てて今度は自らの腕で防ぎ、最後は防ぐ必要もなくゼブブの首を掴み掴んでいない方の手が赤黒の巨大な爪となりゼブブの首に突き刺し貫く

 

突き刺した箇所から血のような液体がポタポタと落ちてきてオーブの顔に付くが

 

オーブ「ヴウアアアアッ!!」

 

そんなことお構いなしに放り投げる

 

メビウス「もうやめてください!レイさんと同じようになってはいけない!」

 

だが、これも届かずオーブは両腕に光と闇のエネルギーを集中させる

 

オーブ「ヴウウウウウウウウウウウアアアアアアアアアアアアアアアア!!!デッ!」

 

オーブ「ヴヴヴオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

 

 

そしてオーブにベリアルの面影が一瞬重なりサンダーブレスター最強の必殺光線ゼットシウム光線が放たれた

 

ゼブブは最後の悪あがきとして電磁バリアを最大まで張るが一瞬でそのバリアは破られゼットシウム光線を真正面から食らい、肉がえぐられ、血しぶきが飛び散りながら崩壊していくゼブブ

 

そしてゼブブは大爆発を起こした

 

 

オーブ「フゥゥゥゥ・・・グルゥゥゥ・・・」

 

 

そしてオーブの周囲にはゼブブの破片と思われるものが散らばっていた

 

周りの者たちも言葉が何一つ出なかった

 

ゼロ「ぐっ!バカ野郎ーーーー!!!」

 

エックス「っ!ゼロ!」

 

ゼロがオーブの背後に回り、オーブの動きを抑える

 

 

ゼロ「俺の光で・・・お前を元に戻してやる!」

 

そしてゼロから光が溢れオーブの闇のオーラを浄化していく

 

ゼロ「ぐっ!ウウアアアアッ!フッ!」

 

ゼロ「ウアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

 

そして眩い光がオーブの中にあった闇のオーラを全て取り除いた

 

するとフュージョンアップが解除されてオーブオリジンに戻る

 

オーブ「・・・・・・」

 

しかしオーブは気を失っておりおまけにゼロもエネルギーの消耗が激しく倒れそうになる

 

それをギンガたちが支えた

 

コスモス「ゼロ!」

 

ダイナ「大丈夫か?」

 

ゼロ「へへっ・・・なんとかな」

 

ギンガ「おい!しっかりしろ!」

 

ビクトリー「目を覚ませ!」

 

エックス「オーブ!」

 

大地「しっかりするんだ!」

 

オーブ「・・・っ・・・」

 

オーブ「・・・俺は・・・一体・・・」

 

メビウス「えっ?覚えていないんですか?」

 

オーブ「・・・ああ、確か、皆がやられていくのを見て何かに呑まれて・・・」

 

オーブは気がついたがどうやらこれまでの暴走の間に起きたことは覚えていないようだ

 

ゼロ「・・・お前はベリアルの力を使ったんだ」

 

オーブ「っ!」

 

エックス「あんな凄まじい力は見たこともない」

 

大地「優介君、君はベリアルの力に呑まれて暴走してしまったんだ」

 

オーブ「・・・・・・」

 

ティガ「・・・君は、昔の僕と同じようになってしまったんだ」

 

それを聞いてオーブは顔に付着していたゼブブの血を手で拭ってそれを見て震えていた

 

オーブ「っ・・・ベリアルの力は二度と使わない!」

 

オーブ「あれを使ったら・・・俺が・・・俺でなくなる!」

 

ガイア「・・・・・・」

 

アグル「力を恐れるというのなら、その力を捨てればいい」

 

オーブ「・・・・・・」

 

ガイア「藤宮・・・」

 

アグル「確かに俺たちの力は自分が思ってるよりも強大だ。だが、お前は何のために力を振るい何を守ってきた?」

 

アグルに指摘されオーブの頭にこれまで共に戦ってきた大切な仲間たちと愛している人の顔が浮かんだ

 

オーブ「・・・仲間たち・・・」

 

ヒカリ「そうだ!」

 

ゼロ「前にも話しただろ?俺がダイナとコスモスの力を得た時のことを」

 

ゼロ「俺も一時、その力は怖いほどの力だと思っていた。だが、前に進む力と守り抜く力、その2つをどう使うべきか、俺は答えを見いだせた」

 

オーブ「・・・ゼロ・・・」

 

ゼロ「お前も俺たちの力をどう使うべきか、答えを見つけられるはずさ」

 

オーブ「・・・・・・」

 

ギンガ「決して一人で考え込むなんて言うなよ」

 

ビクトリー「困った時は俺たちが力を貸す」

 

大地「だから優介君も諦めないでほしい!」

 

エックス「私たちがついている!」

 

オーブ「皆・・・」

 

岬「・・・そうだよ!」

 

ましろ「私たちがお前の立場だったら同じことをしてたと思う」

 

芽依「だからあんまり気にするなよ」

 

志摩「うい!」

 

鈴「皆信じてますから優介さんの事を」

 

幸子「だから、心配ありませんよ」

 

オーブ「・・・皆・・・ありがとう・・・」

 

その時!

 

???「話は済んだか?」

 

異様な声が響き渡った

 

大地「誰だ!?」

 

ティガ「一体どこから?」

 

その中でメビウス、ヒカリ、ギンガ、ビクトリー、オーブは聞き覚えのある声だった

 

メビウス「今の声は!」

 

ヒカリ「間違いない!」

 

ギンガ「嘘だろ!」

 

ビクトリー「くっ!」

 

オーブ「またあいつか!」

 

すると辺りが特殊な空間に覆われ上空から何かが落下してきていた

 

ジャスティス「っ!」

 

ゼロ「なんかヤバい奴が来るぜ!」

 

そしてそれが地上に落ちた

 

そしてそこにいたのは・・・

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

疲弊しているウルトラマンたちの前に現れたのは圧倒的な力を誇る究極超獣Uキラーザウルス・ネオ、そしてそれを操る異次元人ヤプールだった。エネルギーが残り少ない彼らには圧倒的に不利であった。だが、決して諦めない彼らの思いがあの栄光のウルトラ戦士たちを呼んだ!

 

次回 歴戦の勇者




ついにサンダーブレスター登場。そしてゼブブをフルボッコにして倒してしまいました。次回はもう本当にしつこくて呆れるあいつがまた登場します・・・そして栄光のウルトラ◯◯◯が登場しますよ。お楽しみに!


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第113話 歴戦の勇者

オーブたち絶体絶命!その時、彼らがやって来た・・・


【OP オーブの祈り】

 

真雪「これは!」

 

 

オペレーター「どうやら特殊な隔離障壁が一帯を包み込んでいます。その中には晴風の反応もあります!」

 

真雪「・・・ましろ・・・」

 

真雪はモニターに映されている隔離障壁の中にいるましろの身を案じていた

 

消耗しているオーブたちの前に現れたのは

 

 

???「グルルルルルルルル!!グアアアアアア!!」

 

4本の長い触手や全身に刺のようなミサイルが付いている怪獣・・・いや、超獣だった

 

メビウス「なっ!」

 

オーブ「あいつは!」

 

ティガ「知っているのか?」

 

メビウス「はい、かつて僕と兄さんたちが倒した究極超獣!」

 

オーブ「その名も・・・Uキラーザウルス!」

 

ゼロ「・・・そうか、そういうことだったのか!」

 

ギンガ「ゼロ?」

 

ゼロ「あの時、月で俺たちとアーマードダークネスの戦いを見ていたのはお前だったんだな!異次元人ヤプール!」

 

ゼロはUキラーザウルスの目に宿るヤプールの魂に指差しながら叫ぶ

 

ヤプール「その通りだ。ウルトラマンゼロ」

 

ギンガ「何だって!?お前は俺たちに倒された筈だ!」

 

ビクトリー「なぜ貴様がまた復活している!?」

 

ヤプール「前にも言った筈だ。異次元人は不滅!ウルトラマンへの恨みを糧により強い恨みのパワーを持って復活するのだからな!」

 

ガイア「なんて恐ろしい存在なんだ!」

 

メビウス「それが・・・ヤプールです!」

 

アグル「これほどの強力なマイナスエネルギーとは!」

 

ヤプール「驚いたか?そして貴様らは私の思い通りに動いてくれた。感謝するぞ!」

 

ダイナ「お前の思い通りにだと!?」

 

コスモス「どういうことだ!」

 

するとUキラーザウルスは倒されたゼブブの怨念を取り込んでいく

 

マックス「これは!」

 

ジャスティス「倒されたゼブブの・・・怨念?」

 

ヤプール「この宇宙で貴様らに倒された者たちの恨みの力をこのUキラーザウルスに蓄えていたのだ」

 

ヒカリ「っ!まさかこれまで俺たちがこの世界で倒してきた怪獣や宇宙人たちは全て!」

 

アグル「俺たちと戦わせるために差し向けた・・・」

 

ガイア「そしてUキラーザウルスを復活させる道具として利用した・・・」

 

ギンガ「ヤプール・・・」

 

ビクトリー「貴様はどこまでも卑劣な悪魔だ!」

 

ヤプール「その通り!我らは決して消えることはなく永遠に全てを暗黒に染め上げる・・・ウルトラ戦士たちよ、貴様らの光・・・今度こそ消し去ってくれる!」

 

 

Uキラーザウルス「グアアッ!」

 

メビウス「っ!皆さん退避してください!」

 

オーブたちはメビウスの言葉に従いバック転や側転で距離を取る

 

そして何か巨大なものが真下から出現して現れたのは

 

ギンガ「・・・嘘だろ・・・」

 

ビクトリー「これは・・・」

 

メビウス「くっ!あの時よりも遥かに強いパワーを感じる!」

 

ティガ「これが・・・ヤプールの闇・・・」

 

さらに巨大なUキラーザウルス・ネオだった

 

しかもこれまで倒された怪獣や宇宙人たちの恨みが込められているため触手やミサイルの数も途方もなく増えていた

 

Uキラーザウルス・ネオの触手から放たれた光線を避けるウルトラ戦士たち

 

オーブはUキラーザウルス・ネオの真下に避けた

 

オーブ以外の戦士たちはUキラーザウルス・ネオの触手を飛翔しながら避けていく

 

オーブ「オリジウムソーサー!」

 

オーブはオリジウムソーサーを放つが全く効果はない

 

そしてオーブの攻撃に反応した真下の破壊光線バイマナイト・レイザーが放たれようとしていた

 

オーブ「くっ!オリジウム!ウオアッ!」

 

それに対してオーブはオリジウム光線を放とうとするバイマナイト・レイザーが放たれ、間に合わずに避ける

 

しかし避けてしまったことによりUキラーザウルス・ネオに見つかってしまう

 

そしてUキラーザウルス・ネオの巨大な足がオーブを踏み潰そうとする

 

バルタン星人「危ない!」

 

間一髪で避けてオーブも飛翔する

 

オーブ「グアッ!」

 

しかし、オーブは触手に捕まってしまう

 

鈴「あっ!」

 

それに気づいたガイアが駆けつけ、アグルブレードで触手を切断しようとするが動きを止めてしまったことにより触手に捕まってしまう

 

ガイア「ドォアアァッ!」

 

オーブ「っ!ガイア!」

 

そしてガイアとオーブは地面に叩きつけられる

 

ダイナはソルジェント光線を放とうとするも全身に触手が絡み放り投げられる

 

ダイナ「ウオオオッ!」

 

アグル「ウウアアアアッ!」

 

アグルは左足に触手が絡み、海に落とされる

 

コスモス「ウアアッ!」ジャスティス「グアアッ!」

 

そしてコスモスとジャスティスも触手に捕まり放り投げられる

 

ギンガ「ギンガセイバー!」

 

ギンガはギンガセイバーでUキラーザウルス・ネオの足を切断しようとするが全く効果がなかった

 

ギンガ「効かない・・・」

 

ビクトリー「ヒカル!危ない!」

 

ギンガ「っ!ウアッ!」

 

一瞬の隙を突かれ触手に捕らえられてしまう

 

そしてビクトリーとエックスも共に触手に捕まり叩きつけられる

 

マックス「シェアッ!」

 

マックスはマクシウムソードで応戦するも触手に捕まり叩きつけられる

 

ティガ「グウウッ!ディアァッ!」

 

最後に残っていたティガも既に触手に捕まってしまっており投げ飛ばされる

 

 

Uキラーザウルス・ネオの圧倒的なパワーの前にウルトラ戦士たちはなすすべもなく追い詰められる

 

 

サンダーダランビア「ああっ!ウルトラマンたちが!」

 

ラゴン「このままだと全員やられてしまいます!」

 

幸子「大丈夫です」

 

キングパンドン(妹)「えっ?」

 

鈴「ウルトラマンは負けません・・・」

 

芽依「どんなに強い敵にも必ず勝つって・・・」

 

志摩「うい!」

 

ましろ「私や皆の思いが・・・きっと届くって!」

 

岬「・・・負けないで・・・ウルトラマン!」

 

 

 

???「よく言った。地球の子供たちよ」

 

岬「えっ?」

 

ケムール人「今の声は?」

 

 

上空に雷が発生するとそこから6つの光の柱が出現し地上に照射され、そして光が晴れると

 

 

そこにいたのは・・・

 

 

BGM:勢揃いウルトラ兄弟(使用曲:『ウルトラ六兄弟』)

 

大昔に地球を救った英雄たちの姿があった

 

 

宇宙警備隊隊長ゾフィー

 

怪獣退治専門家ウルトラマン

 

ゼロの父親ウルトラセブン

 

帰ってきたウルトラマンことウルトラマンジャック

 

光線技の名手ウルトラマンエース

 

そしてウルトラマンNo.6ことウルトラマンタロウ

 

 

栄光のウルトラ六兄弟が彼らの危機に駆けつけたのだ

 

 

ゼロ「っ!親父!」

 

メビウス「兄さんたち!」

 

ヒカリ「ゾフィー!」

 

ギンガ「タロウ!」

 

ブラックキング「ウルトラマンが新たに6人も来よったで!」

 

サンダーダランビア「来たーーー!!!ウルトラ6兄弟っす!」

 

晴風メンバー「ええええ!?」

 

ましろ「それって!」

 

幸子「優介さんが言っていた」

 

鈴「あの伝説の!」

 

バルタン星人「おおっ!」

 

 

ゾフィー「遅くなった」

 

ウルトラマン「君たちもよく持ちこたえてくれた」

 

セブン「待たせたな息子よ」

 

ジャック「ここからは我々も共に戦うぞ」

 

エース「ヤプール!貴様の思い通りにはさせん!」

 

タロウ「ヒカル、皆、今我々のエネルギーを分け与える!」

 

 

ウルトラ6兄弟はUキラーザウルス・ネオの攻撃を飛翔して避ける

 

ウルトラマン「ヘアッ!」セブン「デェアッ!」

 

ウルトラ6兄弟はそれぞれカラータイマーやビームランプに両手を添えてそこからエネルギーの塊を取り出して、放つ

 

ウルトラマンはティガとダイナ

 

セブンはマックスとゼロ

 

ジャック「シェアッ!」エース「トォアァッ!」

 

ジャックはガイアとアグル

 

エースはビクトリーとヒカリ

 

タロウ「ジュワーッ!」ゾフィー「ハァーッ!」

 

タロウはメビウスとギンガ

 

ゾフィーはコスモスとジャスティス

 

タロウ「トォーッ!」ゾフィー「オォーッ!」

 

そしてもう一度タロウとゾフィーはエネルギーを飛ばしてエックスとオーブに注がれる

 

エネルギーを受け取ったウルトラマンたち全員のカラータイマーの点滅が止まった

 

岬「やった!」

 

ましろ「エネルギーが戻った!」

 

そしてオーブたちは飛翔して6兄弟と合流した

 

 

 

ゾフィー「皆、我々ウルトラ戦士の力を合わせてこの悪魔を倒すのだ!」

 

全員「ああ!(はい!)(ええ!)」

 

 

BGM:ウルトラ兄弟のテーマ

 

 

ゾフィーの言葉に全員が頷き、一斉にファイティングポーズを構える

 

ましろ「すごい・・・」

 

岬「ウルトラマンがあんなにたくさん・・・」

 

ヤプール「何十人揃おうと同じだ。1人残らず消し去ってくれる!」

 

 

Uキラーザウルス・ネオが大量の触手で攻撃してくるがエネルギーが完全回復した彼らは素早く避けていく

 

セブン「付いてこい!ゼロ!」

 

ゼロ「親父こそ!遅れるなよ!」

 

セブン&ゼロ「デェアッ!!」

 

セブンとゼロがそれぞれアイスラッガーとゼロスラッガーを飛ばして触手を切り裂いていく

 

ゼロ「フッ!ヘッ!」セブン「フッ!デュアッ!」

 

そして3つのスラッガーが1つになった合体技コンビネーションゼロが触手を切り裂いていく

 

ジャック「シェアッ!」ティガ「ヂャアッ!」

 

ジャックとティガがウルトラスパーク、ティガスライサーで触手を切断してエースとマックスと交代

 

エース「テェェェン!」マックス「シュアッ!」

 

エースのウルトラギロチンとマックスの分身マクシウムソードで多数の触手を切断した

 

ウルトラマン「ヘアッ!」ダイナ「デェアッ!」

 

残った触手をウルトラマンとダイナが八つ裂き光輪、ダイナスラッシュでフォローした

 

次にガイア、アグル、メビウス、ヒカリがそれぞれの剣で触手を切り落とす

 

そしてタロウ、コスモス、ジャスティス、ギンガ、ビクトリー、エックスがUキラーザウルス・ネオの死角に降り立つ

 

タロウ「ストリウム光線!」

 

コスモス「コズミューム光線!」

 

ジャスティス「ビクトリューム光線!」

 

ギンガ「ギンガクロスシュート!」

 

ビクトリー「ビクトリウムシュート!」

 

大地&エックス「ザナディウム光線!!」

 

タロウたちの一斉光線を食らってUキラーザウルス・ネオはたまらず悲鳴を上げる

 

そして追撃をかけるようにゾフィーがM87光線で攻撃して触手を全て切り落とした

 

【解き放て!オーブの力!】

 

オーブ「ウウウッ!」

 

そして最後にオーブがオーブスプリームカリバーでとどめを刺そうとする

 

ヤプール「おのれーーーーー!!!」

 

するとUキラーザウルス・ネオの額の赤いクリスタルの部分が光り、何かの姿が少しずつ見えてくる

 

 

そして・・・

 

 

オーブ「っ!」

 

 

 

そこにいたのは

 

 

ウェンディ「・・・・・・」

 

 

気を失ったウェンディが捕らわれていた

 

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

ウェンディを人質に取ったヤプールは卑怯な手でウルトラマンたちを追い詰める。しかし決して諦めない心が誰も見たことがない究極の奇跡を呼んだ

 

次回 究極の奇跡!

 

本当の戦いはここからだ!




次回はヤプールとの決着にあの究極の力を持つ3人が舞い降りる


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第114話 究極の奇跡!

今回はものすごい集結が見られるでしょう


【OP オーブの祈り】

 

突如として出現したUキラーザウルス・ネオの圧倒的なパワーの前にウルトラ戦士たちは苦戦を強いられる

 

しかしそこにウルトラ六兄弟が駆けつけエネルギーが全快し、巻き返していく

 

だが・・・

 

オーブ「っ!」

 

とどめを刺そうとしたオーブが目にしたのは・・・

 

ウェンディ「・・・・・・」

 

囚われの身となっていたウェンディであった

 

エックス「彼女は!」

 

大地「そんな!」

 

ビクトリー「っ!」

 

ギンガ「嘘だろ・・・」

 

オーブ「ウェンディ!」

 

岬「えっ?」

 

ましろ「じゃああの子が・・・」

 

鈴「ウェンディさん・・・」

 

マックス「だがなぜ彼女が?」

 

ヒカリ「ヤプールが彼女を人質にしたというわけか!」

 

エース「ヤプール!貴様!」

 

 

ウルトラマンたちが動きを止めた隙にUキラーザウルス・ネオがキラーアイレイでオーブを攻撃

 

 

オーブ「ウォアァッ!」

 

攻撃を食らったオーブは地上に落ちてしまう

 

メビウス「オーブさん!」

 

メビウスが咄嗟に動き、Uキラーザウルス・ネオの下半身の両鎌を抑える

 

オーブ「メビウス!」

 

メビウス「今のうちに離れてください!」

 

オーブ「ああ・・・すまない」

 

オーブはメビウスが抑えてくれている内に距離を取る

 

するとウルトラ6兄弟がメビウスの後ろに降り立ち、それぞれの光を集めてメビウスに照射した

 

メビウス「っ!これは!」

 

セブン「メビウス!再びお前に我々の力の全てを託す!」

 

ウルトラマン「必ず勝つんだ!君たちの勝利を信じる!」

 

メビウス「・・・はい!」

 

 

それを見たダイナ、コスモス、ゼロ、ギンガ、ビクトリーが動く

 

 

コスモス「皆の心を1つにして力を合わせるんだ!」

 

ダイナ「ああ!」

 

そしてあの戦士になろうとした時ゼロがオーブに声をかけた

 

 

ゼロ「オーブ、お前も混ざれよ!」

 

オーブ「えっ?」

 

ダイナ「ウェンディを救うんだろ?」

 

コスモス「僕たちと一緒に奴を倒そう!」

 

オーブ「・・・ガレット!」

 

オーブ&ゼロ&ダイナ&コスモス「本当の戦いはここからだ!」

 

そしてゼロ、ダイナ、コスモス、オーブが腕を交差させて2つのウルティメイトブレスが光りブレスが展開した姿となり4つの光の竜巻に包まれた

 

ヒカル「俺たちも行こうぜ!ショウ!」

 

ショウ「ああ!」

 

ヒカル&ショウ「見せてやるぜ!俺たちの絆!」

 

ヒカルは左腕に付いているウルトラフュージョンブレスのレリーフを回して

 

ヒカル&ショウ「ウルトラタッチ!!」

 

ヒカルのウルトラフュージョンブレスにショウのビクトリーランサーをリードする

 

ヒカル「ギンガーーー!!!」

 

ショウ「ビクトリーーーー!!!」

 

ヒカル&ショウ「ギンガビクトリー!!」

 

しかし腹部から放ち獲物を数km先まで消滅させる破壊光線ザウルス・フルバーストによってオーブたちが消滅した

 

ティガ「っ!」

 

バルタン星人「彼らは・・・」

 

岬「・・・そんな・・・」

 

 

 

ヤプール「さあ、次は貴様らの番だ!」

 

すると上空に3つの巨大な光の柱が現れる

 

ヤプール「な、何だ?この巨大なエネルギーは?」

 

BGM:奇跡!メビウスインフィニティー

 

そして3つの巨大な光の柱が消えるとそこには神秘に包まれた3人のウルトラマンがいた

 

1人はウルトラマンメビウスだが、所々にウルトラ兄弟を思わせる形をしていた

 

2人目はギンガとビクトリーがウルトラフュージョンブレスで合体した究極の戦士

 

そして中央にいる3人目はこの場にいる誰もが見たことがない神秘のウルトラマンだった

 

 

その正体はウルトラマンメビウス メビウスインフィニティー

 

ウルトラマンギンガビクトリー

 

そして・・・ウルトラマンサーガであった

 

メビウス「・・・・・・」

 

ギンガビクトリー「シュアッ!」

 

サーガ「オオオッ!」

 

ここに究極の合体ウルトラ戦士、メビウスインフィニティー、ギンガビクトリー、サーガが揃った

 

バルタン星人「おおっ!」

 

岬「あれは!」

 

ましろ「ウルトラマンたちが!」

 

幸子「合体しました!」

 

芽依「すごい!滅茶苦茶かっこいい!」

 

ティガ「合体までするとは」

 

カミーラ「とんでもない後輩たちね」

 

メビウスインフィニティーとサーガとギンガビクトリーはそれぞれのブレスを輝かせる

 

そして3人は頷き合いそれぞれのブレスを交差させてとてつもなく大きな光に3人は包まれた

 

それを見たUキラーザウルス・ネオはスティンガーミサイルを多数多方向に放った

 

 

3人は距離を取りながらそれぞれインフィニット・エッジ、サーガシューター、エメリウムスラッシュでミサイルを撃ち落としていく

 

それから超高速でミサイル攻撃を避けたり受け流したりして全てを撃ち落としていき

 

ついにUキラーザウルス・ネオに迫っていく

 

メビウスインフィニティー&サーガ&ギンガビクトリー「コスモミラクルマキシマムブレイカー!!!」

 

そしてコスモミラクルマキシマムブレイカーという合体技でUキラーザウルス・ネオに突撃していく

 

そんな時人質となっていたウェンディが目を覚ました

 

ウェンディ「・・・っ!」

 

そしてウェンディが目にしたのは自分を救おうとする3人のウルトラマンの勇姿だった

 

3人はUキラーザウルス・ネオの体内に潜り込みながら背後から脱出した

 

サーガの手には光の球体に守られているウェンディの姿があった

 

そして3人は飛翔する

 

その後ろではUキラーザウルス・ネオが灰のように粉々に砕け散った

 

ヤプール「ううっ!ぐう!ぐあああ!!うおおおあああああああああああああ!!!」

 

そしてヤプールは消え去った

 

ヤプールが消えたことにより障壁が消えた

 

オペレーター「障壁が消滅しました!」

 

真雪「・・・ふう・・・」

 

真雪は安堵した

 

その後、晴風は近くにある島に停まり、岬たちは外へ出る

 

BGM:約束のVサイン

 

岬「・・・あ!」

 

砂浜で待っていた岬たちの元にメビウスインフィニティー、サーガ、ギンガビクトリーが降り立った

 

ましろ「・・・すごい」

 

美甘「見たことないウルトラマンが3人いるよ?」

 

姫萌「まだいたんだ・・・」

 

 

そしてサーガの手には光の球体があり、サーガはその手を差しのべると球体が浜辺に降りて光が消えると気を失ったウェンディが倒れていた

 

岬「ウェンディちゃん!」

 

岬たち晴風メンバーがウェンディに駆け寄る

 

岬「ウェンディちゃん、ウェンディちゃん!」

 

ウェンディ「・・・っ・・・」

 

そしてウェンディが目覚めた

 

幸子「目が覚めました」

 

鈴「よかった・・・」

 

ウェンディ「私・・・」

 

岬「もう安心して。ウルトラマンが助けてくれたんだよ」

 

ウェンディ「・・・えっ?」

 

岬「ほら」

 

と岬は指を差してウェンディが指差された方向を向くとそこにはメビウスインフィニティーとサーガとギンガビクトリーがいた

 

メビウス「お久しぶりです。ウェンディさん」

 

ウェンディ「メビウスさん?ちょっと姿が違うような・・・」

 

メビウス「ええ・・・」

 

ウェンディ「ヒカルさんに・・・ショウさん・・・」

 

ギンガビクトリー(ヒカル)「よっ、ウェンディ」

 

ギンガビクトリー(ショウ)「無事で何よりだ」

 

ウェンディ「はい・・・それに・・・」

 

ウェンディがサーガを見るとサーガがVサインをした

 

サーガ(優介)「もう大丈夫だ」

 

ウェンディ「っ!優介・・・くん?」

 

そしてメビウスインフィニティー、サーガとギンガビクトリーは光り輝くと合体を解いた

 

そして彼らの横にウルトラ戦士たちが集結した

 

麻侖「おおお!かっけええええ!!!」

 

ウェンディ「・・・ウルトラマンがあんなにたくさん・・・」

 

鈴「前にも見ましたけど・・・」

 

幸子「圧巻ですね・・・」

 

黒木「・・・すごい・・・」

 

そしてオーブはそれぞれのウルトラ戦士たちと頷き合った

 

まずは光の国出身のウルトラマンたち

 

次は別次元のウルトラマンたちと頷き合った

 

岬「オーブー!ウルトラ兄弟ー!」

 

ましろ「おーい!」

 

岬や皆が手を振る

 

それにウルトラマンたちは頷いた

 

こうしてヤプールはウルトラ戦士によって再び倒された

 

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

ずっと長い間連絡も取れずにウェンディを1人にしてしまったことに責任を感じる優介。やはり側にいてあげられなかったことが彼を苦しめているのだろうか・・・

 

次回 温もり




本日はウルトラマンサーガ公開日ということでウルトラマンサーガやメビウスインフィニティーにギンガビクトリーを登場させました。そしてついにヤプールを倒したオーブたち、だが、まだ戦いは終わってはいない・・・次回は恐らく戦闘シーンはありません


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第115話 温もり

今回は戦闘シーンはなしです


【OP オーブの祈り】

 

Uキラーザウルス・ネオを倒しウルトラマンたちは勝利した

 

そしてオーブだけが変身を解除して優介の姿に戻った

 

優介「・・・・・・」

 

ウェンディ「・・・・・・」

 

優介「・・・無事でよかった」

 

ウェンディ「優介くん・・・ううっ!」

 

ウェンディは涙を流しながら優介に抱きついた

 

岬「よかったね・・・」

 

ゼロ「へへっ!」

 

ギンガ「よかった!本当によかった!」

 

ビクトリー「ああ!」

 

大地「これで戦いは終わったんだよね?」

 

エックス「それはどうだろう?」

 

大地「えっ?」

 

ガイア「まだ何かがありそうな気がするんだ」

 

アグル「ああ、俺も何かを感じる」

 

ウルトラマン「ガイアとアグルの言うとおりヤプールはこれまでの一連の事件の一部に過ぎないだろう」

 

メビウス「それじゃあ・・・」

 

ダイナ「サンドロスやガタノゾーアにデモンゾーアも恐らく・・・」

 

セブン「ああ、これらを束ねていた真の黒幕がいるとみて間違いないだろう」

 

ヒカリ「まだ戦いは終わらないということか・・・」

 

ゾフィー「ああ、我々は一旦光の国に戻り、調査する。タロウ、ゼロ、お前たちはここに残ってくれ」

 

タロウ「分かりました。ゾフィー兄さん」

 

コスモス「なら僕たちは・・・」

 

ジャスティス「ああ、この宇宙を調査だな」

 

ダイナ「真の黒幕ってのも気になるしな」

 

ゼロ「ウルティメイトフォースの皆にも連絡して調査させるつもりだ」

 

マックス「新世代(ニュージェネレーション)ヒーローズとゼロとタロウはここに残り、我々は調査に向かおう」

 

ティガ「分かった」

 

ゾフィー「その前にタロウ、これを・・・」

 

するとタロウ以外のウルトラ五兄弟がタロウに何かを送った

 

タロウ「兄さん・・・これは・・・」

 

ゾフィー「ああ、そしてお前の力の塊が合わさればきっと彼らの助けになるはずだ」

 

タロウ「分かりました!」

 

そして新世代とタロウ以外のウルトラマンたちはそれぞれ調査するべく一時地球を離れた

 

そして残ったタロウはというと・・・

 

 

岬「ええええええ!?」

 

ましろ「スパークドールズになった!?」

 

スパークドールズの状態となっていた

 

スパークドールズ劇団「タロウ兄さん!」

 

タロウ「久しぶりだな皆」

 

幸子「スパークドールズ劇団の皆さんとお知り合いなんですか?」

 

タロウ「ああ、スパークドールズの呪いが解けていない時に長い間共に過ごしてな・・・」

 

サンダーダランビア「でもその時のタロウ兄さんはちょっと情けなかったっすね」

 

ブラックキング「おお!それは私にも分からない!ああ、早く大きくなりたい!(タロウの声マネ)って言ってたで」

 

タロウ「おい!それを言うな!///」

 

晴風メンバー「ぷふふふ!!」

 

これには晴風メンバーも笑ってしまう

 

ブラックキング「どうや?面白かったやろ?」

 

サンダーダランビア「ちょっと悪意があったっすよ今のは」

 

ブラックキング「何だよ悪いかよ?」

 

ヒカル「でも本当に久しぶりだなタロウ」

 

タロウ「ああ、しばらくだな。ヒカル、元気そうで何よりだ」

 

ヒカル「タロウの方こそ元気そうで何よりだぜ」

 

芽依「スパークドールズ劇団が面識があるってことはヒカルさんも・・・」

 

ヒカル「ああ、俺を導いてくれた存在でもあるんだ」

 

優介「なあ?」

 

ウェンディ「ん?」

 

大地「どうかした?」

 

優介「ところでゼロはどこにいるんだ?」

 

タロウと共に残ったゼロの姿がどこにもなかった

 

ショウ「そういえば・・・」

 

ヒカル「さっきから姿が見当たらねえな」

 

優介「探してみよう」

 

ゼロ「その必要はないぜ」

 

するとゼロの声が聞こえた

 

しかし辺りを見回してもランの姿がなかった

 

タロウ「むっ!」

 

エックス「まさかゼロがいるのは!」

 

優介「えっ?」

 

タロウがある方向に視線を向ける

 

そして皆はその視線を辿っていくと

 

ましろ「・・・えっ?」

 

ましろがいた

 

ゼロ「よう!ましろ!」

 

ふとましろが左腕を見るとウルティメイトブレスがあった

 

ましろ「うわあああああああああああ!!!!!」

 

ましろは驚きの声を上げた

 

BGM:レイト(M - 22)

 

黒木「宗谷さんどうしたの!?」

 

ましろ「ゼ、ゼゼゼゼ、ゼロさんが私の中に!」

 

黒木「ええええええ!?」

 

大地「ちょっとゼロ!何やってるんだ!」

 

ゼロ「仕方ねえだろ!?インペライザー軍団との激戦おまけにオーブを元に戻すために大量のエネルギーの消費、その後にUキラーザウルス・ネオとの戦いだ!いくら俺でもさすがにやばかったし、ランの姿よりこっちの方がよかったんだ」

 

ヒカル「いやいや、だからといって許可もなしに同化するなんてちょっとあんまりだぜ?」

 

エックス「そうだそうだ!ましろも困ってるだろ!?」

 

ゼロ「うるせえな・・・堅いこと言うなよ」

 

ショウ「お前な・・・」

 

ゼロ「まあそんなわけでしばらくはこれでエネルギーの回復を待つ。その間だけだ。頼む」

 

ましろ「・・・はぁ・・・ついてない・・・」

 

ゼロ「いやいやついてるだろ?この超絶強くてカッコいいこの俺ウルトラマンゼロ様が一体化してるんだ!どうだ?いいだろ?」

 

ましろ「良くない!」

 

ウェンディ「あはは・・・」

 

優介「反省する気ゼロだな。ゼロだけに」

 

タロウ「うまいこと言ってないでましろを助けてやったらどうだ?」

 

岬「まあまあしろちゃん、ゼロさんのエネルギーが回復する間だけでいいから。ね?」

 

ましろ「・・・分かりました」

 

 

そしてゼロはしばらくの間エネルギーを回復するためにましろと(強引に)一体化することになった

 

 

その後ウェンディが泊まる部屋について話し合った

 

すると岬が・・・

 

岬「せっかく恋人同士再会できたんだから一緒にいた方がいいよ」

 

と艦長室のベッドを使わせてくれることになり岬はましろの部屋で寝ることになった

 

 

そして優介とウェンディが同じ部屋で過ごすことになった

 

 

優介「・・・ウェンディ・・・」

 

ウェンディ「ん?どうしたの?」

 

 

優介「・・・本当にごめんな!」

 

ウェンディ「・・・ぁ・・・」

 

優介はウェンディに頭を下げて謝る

 

優介「戦いでしばらく帰ってこれないって連絡の1つも寄越さないで・・・ずっと1人にしてしまった・・・」

 

優介「1人にしてしまったばかりにヤプールに捕まってしまった・・・」

 

優介「・・・だから本当にごめん!」

 

BGM:ダイゴとレナ

 

するとウェンディが優介をそっと抱きしめた

 

優介「っ!」

 

ウェンディ「大丈夫だよ♪」

 

そしてウェンディは抱き締めながら優介の頭をとんとんと優しく叩く

 

ウェンディ「確かに寂しかったよ。大好きな人がずっと側にいなくなって心が押し潰されそうだったよ」

 

優介「・・・・・・」

 

ウェンディ「でも、ヤプールに捕まってしまった私を助けてくれた。そして今こうして元気な姿を私に見せてくれた。それだけで私はすごく嬉しいんだよ」

 

優介「・・・ウェンディ・・・」

 

そして顔を上げて2人は向かい合う

 

 

ウェンディ「お帰り優介くん♪」

 

 

優介「・・・ぐすっ!ああ!ただいま」

 

そして久々のキスを交わした

 

1分経った後2人は離れた

 

ウェンディ「えへへ///」

 

優介「あはは///」

 

すると誰かがノックした

 

ウェンディ「はい!」

 

岬「お風呂は皆もう入ったからあとは優介君たちだけだよ」

 

優介「分かった。ありがとう!」

 

ウェンディ「じゃあ先入ってきていいよ」

 

優介「分かった」

 

そして優介が先に風呂に入ることになった

 

シャワーを浴びながらこれまでの出来事を振り返っていく

 

 

優介「(今思えば・・・厳しい戦いだったな・・・)」

 

 

優介「(数々のウルトラマンに出会い、カミーラたちを光に戻したりとなかなか厳しい戦いだったな・・・)」

 

すると優介はふと頭の中に浮かんでしまう

 

あの強すぎる力・・・サンダーブレスターであった

 

優介「(あの時俺は怒りに支配されて、レイと同じように暴走してしまったんだな・・・)」

 

さらにゼロ、ダイナ、コスモスと共にウルトラマンサーガへと合体したことも頭に浮かんだ

 

優介「(サーガに合体したことでゼロがあの2人の力を受け継いだとなれば恐らく・・・)」

 

 

その時、誰かが風呂に入ってきた

 

 

 

 

???「優介くん・・・いる?」

 

 

優介「・・・へっ・・・」

 

拍子抜けな返事をする優介の前に現れたのは

 

ウェンディ「・・・・・・///」

 

顔が真っ赤になっているウェンディだった

 

 

優介「ウ、ウェンディ!?悪い!すぐに俺出るから///」

 

ウェンディ「ダメ!」

 

優介「えっ?」

 

優介は慌てて風呂を出ようとしたがウェンディに腕を掴まれる

 

そしてウェンディはもじもじしながら伝える

 

ウェンディ「今日は・・・その・・・///」

 

 

ウェンディ「一緒に・・・お風呂に入りたい///」

 

 

 

ウェンディ「ダメ?///」

 

 

優介「・・・・・・///」

 

その事に優介はドキッとするがふと我にかえる

 

優介「(そっか。ずっと寂しかったんだもんな・・・)」

 

優介「・・・いいよ///」

 

ウェンディ「本当!?やった!」

 

ツルッ!

 

喜び舞い上がったせいで足が滑り、転びそうになる

 

ウェンディ「へっ・・・」

 

優介「危ない!」

 

ウェンディ「きゃあ!」

 

そこを優介がなんとかお姫様抱っこという形で助けた

 

ウェンディ「あ・・・ありがとう///」

 

優介「ど、どういたしまして///」

 

そしてウェンディを降ろした

 

ウェンディ「そうだ。まだ体とか洗ってないでしょ?」

 

優介「ああ・・・」

 

ウェンディ「なら私が洗ってあげようか?」

 

優介「いいよ。それくらい自分で出来るから」

 

ウェンディ「ええ?せっかくやってあげようと思ったのに・・・」

 

優介「・・・じゃあ、頭だけよろしく」

 

ウェンディ「うん♪///」

 

そしてそんなこんなで2人だけの時間を過ごす2人であった

 

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

晴風が岬の幼なじみの知名もえかの乗る船武蔵を救出する決死の作戦で勝利し、武蔵の生徒全員を救出することができた。しかし、そこに新たな脅威が迫る。そしてその脅威は・・・グローカー!?

 

次回 仲間の力

 

ギンガが再びあの力を身に纏う




さて次回から急展開が続きます。そろそろ彼らを・・・


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第116話 仲間の力

ここから一気に戦いがクライマックスへと突入します


【OP オーブの祈り】

 

岬は親友知名もえかが乗る武蔵の脅威、そして仲間たちを危険に晒してしまうことに恐怖を覚えて、判断ができなくなってしまうが仲間たちの言葉により再起し、武蔵救出作戦を救援にきたシュペーや岬たちの教官古庄が乗るてんじんなどと共に苦しい戦いを乗り越えて、岬はついに親友のもえかと再会を果たし、ラットに感染した者たちは全て解毒された

 

夕方になり晴風乗員や優介たちは陸に上がると同時に役目を終えるかのように晴風はゆっくりと沈み始める

 

そして晴風クラスの各員がその光景を見つめる中、明乃は沈みゆく晴風を敬礼で見送る。

 

こうして晴風の戦いは終わった

 

だが、まだ戦いは終わってはいなかった

 

 

タロウ「むっ!上空から何か来るぞ!」

 

優介「えっ!?」

 

皆が上空を見るとそこに未確認飛行物体が転送という形で出現した

 

大地「あれは・・・」

 

ヒカル「宇宙船?」

 

優介「まさか・・・」

 

すると未確認飛行物体の下部コンテナから4つの球体が出現して地上に落下した

 

そして現れたのはスペースリセッターグローカーボーンだった

 

古庄「っ!・・・」

 

もえか「あれって・・・」

 

芽依「ロボット?」

 

優介「グローカー!?」

 

ウェンディ「あのロボットを知ってるの?」

 

優介「ああ、かつてコスモスのいる宇宙の地球にやって来たロボット兵器だ!」

 

大地「何だって!?」

 

エックス「ロボット兵器!?」

 

サンダーダランビア「な、なんか恐ろしいロボットが来てしまったっす・・・」

 

優介「だが妙だ・・・」

 

ショウ「何がだ?」

 

優介「グローカーは元々俺たちウルトラマンと同じように宇宙の秩序を守っているデラシオンという存在が送り込む兵器なんだ」

 

ブラックキング「じゃあそのデラシオンっつうのがあれを送り込んだんか?」

 

優介「分からない。ただあのロボットは当然ながら心を持っておらず、おのれの身を案ずることもなく敵に応じて姿を変えながら任務を遂行する」

 

ゼロ「めんどくせぇことしやがって!」

 

優介「俺たちが行く!」

 

ヒカル「ああ!」

 

【ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!】

 

ヒカル「ギンガーーー!!!」

 

【ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!】

 

ショウ「ビクトリーーーー!!!」

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

大地「エックスーーー!!!」

 

【エックス、ユナイテッド!】

 

優介「タロウ!」

 

【ウルトラマンタロウ!】

 

タロウ「トォーッ!」

 

まずウルトラマンタロウのフュージョンカードをリードして赤色の粒子が出現して優介の右隣にウルトラマンタロウのビジョンが形成した

 

優介「メビウス!」

 

【ウルトラマンメビウス!】

 

メビウス「セァッ!」

 

次にウルトラマンメビウスのフュージョンカードをリードして銀色の粒子が出現して優介の左隣にウルトラマンメビウスのビジョンが形成された

 

優介「熱い奴、頼みます!」

 

そしてタロウとメビウスの動きが優介と連動し優介はオーブリングを天に掲げトリガーを引いた

 

【フュージョンアップ!】

 

タロウ「トォーッ!」メビウス「セェアッ!」

 

【ウルトラマンオーブバーンマイト!】

 

優介はオーブオリジンとなりオーブリングが赤、銀、黄色という順番に光り、タロウとメビウスのビジョンと融合してウルトラマンオーブバーンマイトにフュージョンアップした

 

平賀「ウルトラマン!」

 

古庄「あれが報告にあった光の巨人・・・」

 

 

オーブ「紅に燃えるぜ!シュワッ!」

 

オーブ「セェェアッ!」

 

オーブは衝撃光球弾のプレスバルブを弾きストビュームダイナマイトキックを当てる

 

ギンガ「ギンガスラッシュ!」

 

【ウルトランス!キングジョーランチャー!】

 

ビクトリー「ハァッ!」

 

【サイバーゼットンロードします!】

 

【サイバーゼットンアーマーアクティブ!】

 

大地「ゼットン火炎弾!」

 

それら全てがグローカーボーンに向けて放たれた

 

しかもそのたったの一撃でグローカーボーンが倒された

 

岬「やった!」

 

ましろ「あっけない・・・」

 

ギンガ「やけに弱かったな?」

 

ビクトリー「ああ・・・」

 

エックス「攻撃は強くても防御は弱いということか・・・」

 

オーブ「・・・いや・・・本当に恐ろしいのは・・・」

 

すると上空のグローカーマザーから今度は16体のグローカーボーンが出現した

 

ギンガ「なっ!」

 

ビクトリー「っ!しまった!」

 

エックス「囲まれた!」

 

オーブ「あのグローカーマザーからボーンが無数に生産されるんだ!」

 

そして16体同時に衝撃光球弾のプレスバルブを放ち、オーブたちがそれを食らっていく

 

ギンガ「ウアッ!」

 

ビクトリー「アアッ!」

 

エックス「グアッ!」

 

オーブ「ウオアァッ!」

 

ウェンディ「っ!優介くん!」

 

岬「大地さん!エックスさん!」

 

ましろ「ショウさん!」

 

幸子「ヒカルさん!」

 

ゼロ「皆!」

 

グローカーボーンの集中攻撃は止まらず、ついに4人のカラータイマーが点滅を始めてしまう

 

タロウ「っ!ヒカル!私も一緒に戦うぞ!」

 

タロウ「君が目指す未来を・・・守るために!」

 

そしてタロウは光の玉となってギンガの中に入っていった

 

 

ヒカル「タロウ・・・」

 

タロウ「ヒカル!私はいつでも君の力となる!」

 

それを証明するかのようにヒカルの左腕にあるウルトラフュージョンブレスにタロウが入りストリウムブレスへと変わった

 

ヒカル「これは・・・」

 

タロウ「ヒカル、君の意思でそれはストリウムブレスにもウルトラフュージョンブレスにもなる。我々が共にいることの証だ!」

 

ヒカル「・・・ああ、タロウ!再びウルトラの仲間の力を見せてやろうぜ!」

 

タロウ「よし!行くぞヒカル!」

 

BGM:ギンガストリウムのテーマ

 

頷いたヒカルはストリウムブレスのレリーフを回す

 

【今こそ1つになる時!】

 

そしてライブサインをギンガスパークでリードする

 

【ウルトラマンタロウ!】

 

【ギンガに力を!ギンガストリウム!】

 

そしてギンガにウルトラマンタロウのビジョンが重なりギンガはギンガストリウムへとパワーアップした

 

幸子「ギンガさんが変わりました!」

 

ウェンディ「タロウさん・・・」

 

オーブ「またあの姿に!」

 

サンダーダランビア「ギンガとタロウ兄さんが1つになったっす!」

 

キングパンドン(妹)「それだけじゃないわ!ウルトラ6兄弟の力もあの姿から感じられるわ!」

 

ショウ「また1人でカッコつけるな」

 

ショウはウルトラマンヒカリのクリスタルスパークドールズをビクトリーランサーにリードする

 

【ウルトランス!ウルトラマンヒカリ!】

 

【ナイトティンバー!】

 

すると魔笛封印剣ナイトティンバーが召喚された

 

それを手にしてナイトティンバーを吹く

 

そしてショウはナイトティンバーをティンバーモードからソードモードにスライドして天に掲げる

 

周りに出現したクリスタルがエネルギーを反射させてビクトリーに届き青い姿へと変わる

 

【放て!聖なる力!】

 

そしてビクトリーもウルトラマンビクトリーナイトへとパワーアップした

 

エックス「大地!私たちも行くぞ!」

 

大地「ああ!」

 

大地はエクシードエックスのスパークドールズを出現させてエクスデバイザーにリードする

 

【ウルトラマンエックスパワーアップ!】

 

そして虹色の剣エクスラッガーが出現した

 

それを手にしてタッチパネルを1回スライドしてトリガーを引く

 

大地「行くぞ!」

 

大地&エックス「エクシードエックス!!」

 

エクスラッガーでXの字を描きエックスは虹色の巨人エクシードエックスへと進化した

 

優介「俺も負けてられないな!ジャック!」

 

【ウルトラマンジャック!】

 

ジャック「シェアッ!」

 

優介「ゼロ!」

 

【ウルトラマンゼロ!】

 

ゼロ「デェェアァッ!」

 

優介「キレのいい奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!】

 

ジャック「ヘッ!」ゼロ「デァッ!」

 

【ウルトラマンオーブハリケーンスラッシュ!】

 

オーブ「光を越えて闇を斬る!」

 

ギンガ「デェイヤッ!」

 

ギンガは超高速で接近してグローカーボーンの両腕を掴み投げ飛ばす

 

ビクトリー「ツェアッ!」エックス「テアーッ!」

 

ビクトリーとエックスはナイトティンバー、エクスラッガーで衝撃光球弾のプレスバルブを切り裂き一太刀浴びせる

 

オーブ「オーブスラッガーランス!」

 

オーブはオーブスラッガーランスを召喚して竜巻を発生させて多数のグローカーボーンを吹き飛ばす

 

【ウルトラマンタロウの力よ!】

 

【スリー!ナイトビクトリウムシュート!】

 

ギンガ&タロウ「ストリウム光線!!」

 

ビクトリー「ナイトビクトリウムシュート!」

 

大地&エックス「エクスラッガーショット!」

 

オーブ「オーブランサーシュート!」

 

ストリウム光線、ナイトビクトリウムシュート、エクスラッガーショット、オーブランサーシュートによって16体のグローカーボーンは爆発を起こして倒された

 

ギンガ「やったな!」

 

ビクトリー「ああ!」

 

大地「はい!」

 

オーブはウェンディの方に振り向き

 

ウェンディ「?」

 

サムズアップを見せた

 

ウェンディ「うん♪」

 

ウェンディも飛びっきりの笑顔でサムズアップを返した

 

 

真霜「やりましたね!」

 

真雪「ええ!」

 

もえかも微笑んだ

 

 

バルタン星人「・・・っ!皆!すぐにそこから離れるんだ!」

 

ギンガ&ビクトリー&大地&エックス&オーブ「えっ?」

 

 

BGM:スーパーヒッポリト星人の罠

 

 

するとオーブたちは突如出現した謎のカプセルに閉じ込められた

 

ギンガ「何だ!?」

 

ビクトリー「これは!」

 

エックス「ヘアッ!」

 

エックスはカプセルを叩くが壊れない

 

オーブ「シュアッ!」

 

オーブはオーブスラッガーランスで斬りかかるがかなり頑丈なため破壊できなかった

 

しかしその間にもカプセルがどんどん上昇していく

 

するとカプセルから砂のようなものが溢れると

 

オーブたちが一斉に苦しみ出した

 

オーブ「あっ!・・・ぐっ!・・・このやり方は!」

 

するとそこに黒い霧のようなものが現れ

 

晴れるとそこに新たな宇宙人が出現した

 

オーブ「っ!・・・ぐっ!・・・貴様は!」

 

???「掛かったな?新世代(ニュージェネレーション)ヒーローズ!」

 

ギンガ「ウアアッ!!」

 

ビクトリー「ウゥアアッ!!」

 

エックス「グアアアアッ!!」

 

オーブ「アアアアアッ!」

 

彼らはどんどん苦しみ砂によって姿が見えなくなってしまう

 

スーパーヒッポリト星人「貴様らは生きたまま死ぬ!」

 

スーパーヒッポリト星人「ふっはっはっはっ!」

 

そしてギンガ、ビクトリー、エックス、オーブが閉じ込められたカプセルが降り立つとカプセルは消え、そして動かぬ像と化してしまったオーブたちの姿があった

 

 

ウェンディ「・・・ぁ・・・」

 

岬「・・・そんな・・・」

 

スーパーヒッポリト星人「新世代(ニュージェネレーション)ヒーローズはこのスーパーヒッポリト星人が倒した!」

 

そう、オーブたちはスーパーヒッポリト星人のヒッポリトタールによってブロンズ像へと変えられてしまったのだ

 

スーパーヒッポリト星人「もうこの世界に我らの邪魔者はいない!・・・人類は滅亡の時を待つ」

 

スーパーヒッポリト星人「ふっはっはっはっ!!」

 

そしてスーパーヒッポリト星人は再び黒い霧になり宇宙へと去っていった

 

 

ゼロ「野郎!」

 

ゼロがましろと分離して現れ、スーパーヒッポリト星人を追いかけようとするがグローカーマザーから新たなにグローカーボーン2体が投下されると

 

その2体が分裂して1つにまとまり、新たなグローカーとなった

 

 

それはグローカー第2形態グローカールークであった

 

ゼロ「ヘアッ!」

 

ゼロはゼロスラッガーを合体させてゼロツインソードを投げる

 

 

しかしグローカールークの両手首の鋭い長剣ルークスエッジによって遠くに弾き飛ばされゼロツインソードが宇宙へと飛ばされてしまい

 

ゼロ「グアアアアッ!!」

 

両肩のルークキャノンから放たれるヘルムートバルブをもろに食らい、まだ完全には回復しきっていなかったゼロが一瞬で倒されてしまう

 

ましろ「っ!ゼロさん!」

 

そしてグローカールークはグローカーマザーと共に姿を消した

 

 

ウェンディ「・・・・・・」

 

突然の衝撃にウェンディは気を失ってしまい

 

岬は言葉も発せず立ち尽くしていた

 

 

そして人々には絶望という2文字が残された

 

 

 

その頃

 

 

弾き飛ばされ行方が分からなくなっていたゼロツインソードが1つの隕石に突き刺さって宇宙を漂っていた

 

 

ガシッ!

 

 

そこに何かの手がゼロツインソードを掴んだ

 

 

 

???「・・・・・ハアッ!」

 

ゼロツインソードを掴んだ存在が力を入れると隕石は砕け散った

 

 

 

そしてその者はゼロツインソードを見つめた

 

 

???「ゼロ・・・」

 

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

グローカーボーンの軍団が再び出現して世界を破壊しようとする。そんな時、岬の諦めない思いが奇跡を呼び起こした

 

次回 絆の光




敗れてしまったオーブたち、一体どうなる?


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第117話 絆の光

かなり遅くなって申し訳ございません。ここから少しずつ投稿スピードを上げていきたいと思っているのでこれからもよろしくお願いします。それではどうぞ。


【OP オーブの祈り】

 

岬「・・・っ・・・」

 

気がつくと岬は見知らぬ森の中にいた

 

岬「あれ?私、確かスーパーヒッポリト星人に優介君たちがブロンズ像に変えられて、ゼロさんもグローカーにやられて・・・」

 

岬ははっとなり仲間たちを呼ぶ

 

岬「っ!もかちゃん!しろちゃん!」

 

岬「鈴ちゃん!芽依ちゃん!」

 

岬「ココちゃん!タマちゃん!」

 

しかしいくら探しても誰もいない

 

岬「皆・・・どこ?」

 

岬は今にも挫けそうになる

 

そう思った時、急に場所の雰囲気が変わった

 

岬「えっ?何?」

 

そこは地獄と化していた

 

街は燃え上がり、逃げ惑う人々

 

グローカーや怪獣たちが次々と破壊されていく

 

岬「えっ・・・」

 

突然の出来事に困惑する岬

 

するとグローカールークはある場所に向けてブレアビームが放たれようとしていた

 

そしてそこには晴風の皆がいた

 

岬「もかちゃん!しろちゃん!皆!」

 

岬は駆け出すが無情にもブレアビームが放たれる

 

岬「やめてええええええええ!!!!!」

 

悲痛な叫びと共に手を伸ばした

 

その時、岬は突如出現した謎の石碑“ストーンフリューゲル”に触れた

 

 

 

 

 

 

 

岬「うわあっ!」

 

岬は叫びながら飛び起きる

 

鈴「岬さん!」

 

もえか「ミケちゃん!」

 

それに気づいたもえかと鈴が駆け寄る

 

岬「鈴ちゃん・・・もかちゃん・・・」

 

どうやら今のは夢だったようだ

 

もえか「どうしたの?怖い夢でも見たの?」

 

岬「えっ、あ、ううん、大丈夫」

 

もえか「よかった・・・」

 

鈴「突然ウェンディさんのように倒れて気を失ってしまっていたんです」

 

岬「ウェンディちゃんは?」

 

もえか「今は落ち着いて休んでるわ」

 

岬「グローカーは!」

 

鈴「あれから現れてません・・・」

 

岬「・・・そっか・・・」

 

幸子「艦長!」

 

そこに幸子たちがやって来た

 

芽依「よかった・・・」

 

ミーナ「突然の出来事でびっくりしたぞ」

 

岬「あはは、心配かけてごめんね・・・」

 

そして岬は情報を整理した

 

オーブたちがブロンズ像に変えられてから数時間が経過して既に夜となり雨が降っていた

 

晴風メンバーは晴風を失ったため学校に避難していた

 

真雪たちブルーマーメイドは今後の怪獣出現に備えて対策会議が行われていた

 

岬「あれ?しろちゃんは?」

 

幸子「それが・・・」

 

するとだれかが揉めている声がした

 

岬は声のした方向に向かうとそこにはバルタン星人と黒木が揉めており、ましろは意気消沈したような表情をしていた

 

バルタン星人「離すんだ!」

 

黒木「やめてください!グローカーはあまりにも強すぎます。今のあなたに何ができるっていうんですか?」

 

バルタン星人「君は負けたままで悔しくないというのか!?」

 

黒木「悔しいよ!!」

 

 

黒木「目の前で大切な仲間たちが怪獣や宇宙人に襲われて・・・でも何もできない・・・悔しくないわけないでしょ!!」

 

バルタン星人「だからこそ今唯一戦える私だけが!」

 

ましろ「やめてくれ!」

 

バルタン星人&黒木「・・・・・・」

 

ましろ「私のせいだ・・・私のせいでゼロさんは死んだ・・・」

 

そしてましろの手には石と化したウルトラゼロアイがあった

 

あの時、ゼロがグローカールークにやられ消滅した際にましろの足元に石化したウルトラゼロアイが落ちたのだ

 

岬「あ・・・」

 

バルタン星人「彼らは必ず復活する!そしてゼロも!その時ゼロと一緒に戦うのはましろ、君なんだ!」

 

ましろ「っ!怖いんだよ!」

 

ミーナ「副長・・・」

 

ましろ「今までは船の中から戦いを見ていたけど・・・実際に怪獣の前に立ったら分かったんだ・・・」

 

ましろ「私は・・・ゼロさんと一緒に戦うなんて無理だ!」

 

そう言ってウルトラゼロアイをテーブルの上に置いた

 

そこに様子を見に来たウェンディも見ていた

 

バルタン星人「今彼らが倒されてしまった以上この地球を守れるのは私と君しかいないんだぞ!」

 

ましろ「勝てないのに戦うんですか!?」

 

バルタン星人「・・・・・・」

 

ましろ「あのグローカーは無数に存在するんでしょ?いくらウルトラマンといえどもあの数には勝てない・・・力の差は圧倒的・・・戦うなんて死ににいくのも同然なんだ!」

 

そう言ってましろは飛び出そうとする

 

幸子「しろちゃん!」

 

黒木「逃げるんですか?」

 

黒木の声にましろは止まる

 

黒木「宗谷さんはこの地球がどうなってもいいっていうんですか?」

 

ましろ「私にどうしろって言うんだ!」

 

ましろ「もう晴風もゼロさんも優介たちもティガさんたちもいないんだぞ・・・」

 

黒木「・・・・・・」

 

ましろ「もう終わりなんだ・・・私たちは皆死ぬんだ!」

 

その時ミーナがましろに近づいてビンタした

 

岬「っ!」

 

ミーナ「お主・・・本気で言っておるのか!?」

 

ましろ「もう嫌なんだ・・・1人にしてくれ・・・」

 

そしてましろは外が雨が降っているにも関わらず傘を指さずに飛び出していった

 

岬「待ってしろちゃん!」

 

黒木「今はそっとしておいてください」

 

岬「でも!」

 

バルタン星人「いいんだ・・・あの子も元々この地球に住む普通の人間なんだ。無論君たちも・・・そんな人間に急に世界を救えと言われても無理な話なんだ・・・」

 

ましろは無我夢中に走り、気がつくとオーブたちのブロンズ像が見える場所まで来ていた

 

ましろ「私は・・・どうしたらいいんだ・・・」

 

するとましろの上に傘が入った

 

ましろ「・・・ぁ・・・」

 

振り向くと

 

ウェンディ「このままだと風邪を引きますよ♪」

 

傘を持って指したウェンディがいた

 

ましろ「・・・怖くないんですか?」

 

ウェンディ「えっ?」

 

ましろ「大切な人や仲間たちがあんなことになって・・・あなたは怖くないんですか?」

 

ウェンディ「・・・怖いですよ・・・」

 

ましろ「だったら!」

 

ウェンディ「だからこそ!こんなところで諦めちゃいけないの」

 

ましろ「どうしてあなたはそこまで強くいられるんですか?」

 

ウェンディ「・・・実を言いますとね。私、優介くんが負ける瞬間を何度も見てるんです」

 

ましろ「えっ?」

 

ウェンディ「次変身したら死ぬかもしれない状況だったのに優介くんは諦めなかった。でも、負けてしまった」

 

ウェンディ「でも、私たちが諦めたりせずに最後まで希望を捨てなかったから優介くんが復活して戻ってきてくれた」

 

ウェンディ「そして教えてもらったの・・・」

 

 

ウェンディ「最後まで諦めなければ、きっとウルトラマンは来てくれるって」

 

ウェンディ「だからこんな時こそ私たちは諦めちゃいけないと思うんだ」

 

ましろ「・・・・・・」

 

ウェンディ「私は優介くんを信じてるの。今までも・・・これからも・・・ずっと・・・」

 

ましろ「ふふっ、強い絆で結ばれてるんですね。あなたたち2人は」

 

ウェンディ「あはは、はい///」

 

その近くに岬が傘を指してやって来た

 

ましろ「かん・・・」

 

ましろは呼ぼうとしたが岬の押し潰されそうな表情を見てやめた

 

岬「優介君・・・皆さん・・・教えて・・・」

 

岬「私はどうしたらいいの?」

 

だがブロンズ像となっている彼らは何も答えてくれなかった

 

すると岬は何かの気配を感じた

 

そして岬の前に背を向けた銀色の戦士が半透明な形で現れた

 

ましろ「あれは・・・」

 

ウェンディ「っ!・・・」

 

岬「あの・・・あなたは?」

 

???「・・・やはり、今の君では無理だ・・・」

 

岬「えっ?」

 

???「今の君は恐怖によって怯えている。だから今の君では無理だ・・・」

 

岬「何の話です?」

 

???「このまま君が立ち上がらなければオーブたちも完全に倒され、この世界は奴らのものになってしまう」

 

岬「奴らってスーパーヒッポリト星人のことですか?」

 

???「急ぐんだ。君が立ち上がらない限り世界は滅亡する」

 

岬「何をすればいいんですか?あなたは誰なんですか!?」

 

だが銀色の戦士は何も答えぬまま姿を消した

 

岬「っ!待って!」

 

岬は銀色の戦士が言った言葉の意味が理解できなかった

 

岬「・・・・・・」

 

ウェンディ「(今のは・・・)」

 

BGM:ギルバリス-優勢(M - 47)

 

その後グローカーマザーが再び現れ、下部コンテナから3体のグローカーボーンが出現した

 

そしてボーンキャノンで街を次々と破壊し始めた

 

グローカーマザーの上に現れた黒いフードを被った不気味な存在があざ笑う

 

???「ふっはっはっはっ!」

 

 

 

岬たちはすぐに気づきグローカーの破壊活動を目撃する

 

 

幸子「そんな!」

 

鈴「もう私たちは・・・おしまいなんですか?」

 

バルタン星人「諦めてはいけない!」

 

バルタン星人「私は守り抜く!私を信じ助けてくれた彼らが守ろうとしたものを私が守り抜いて見せる!」

 

 

バルタン星人は巨大化してたった1人グローカーボーンに立ち向かう

 

グローカーボーンはバルタン星人を発見して攻撃対象へと指定し抹殺しようとする

 

だがバルタン星人は得意の分身やテレポートでグローカーボーンを翻弄していく

 

そしてグローカーボーン2体を分身で包囲して

 

バルタン星人「食らえ!」

 

バルタンのハサミから放たれたドライクロー光線がグローカーボーン2体に直撃してグローカーボーン2体は爆発した

 

幸子「やりましたね!」

 

志摩「うい!」

 

芽依「っ!危ない!」

 

芽依が何かに気づき指差すとまだグローカーボーン1体が残っており死角からボーンキャノンを連射してバルタン星人は連射を受けてしまう

 

バルタン星人「ぐあああ!!」

 

ミーナ「バルタンが!」

 

バルタン星人「ぐおお!!ぐあああ!!」

 

鈴「このままじゃバルタンさんまで!」

 

美甘「バルタンさん!もう逃げてください!」

 

 

バルタン星人「ぐっ!私は逃げん!」

 

岬「あ・・・」

 

バルタン星人「私は救いたいのだ!彼が愛した君たちやこの星を!」

 

バルタン星人「だから私は逃げはしない!この星は・・・私が命に代えても守って見せる!」

 

サンダーダランビア「命に代えてもって・・・」

 

キングパンドン(妹)「もうダメよ!逃げなさい!」

 

だがバルタン星人は決して逃げたりしなかった

 

 

岬「・・・っ!」

 

岬は手を合わせて祈る

 

岬「(私には優介君のように強くないし、頼りないかもしれない。ですけど、今私はバルタンさんを助けたい!そして・・・海の仲間を助けたい!)」

 

すると岬がある空間へと飛ばされた

 

 

BGM:ネクサス~Encounter~

 

 

そして目の前に銀色のウルトラマンが姿を現した

 

岬「っ!あなたは!」

 

銀色のウルトラマンは横に地球で破壊活動を続けているグローカーの姿を空間越しで岬に見せた

 

岬「・・・っ・・・」

 

すると銀色のウルトラマンの胸にあるエナジーコアから神秘のアイテムエボルトラスターが出現した

 

そして岬はエボルトラスターを手に取る

 

岬「・・・これは・・・」

 

銀色のウルトラマンはエボルトラスターを手にした岬に語りかける

 

???「・・・諦めるな・・・」

 

岬「っ!あなただったんですか!ガタノゾーアとの戦いの時に私に語りかけたのは」

 

それに銀色のウルトラマンは頷く

 

そしてふと岬は思い出す。優介がスペシウムシュトロームにフュージョンアップする際に初代ウルトラマンと共に力を借りていたもう1人のウルトラマンの名前を

 

そして岬は頷き

 

岬「力を貸してください・・・ウルトラマンネクサスさん!」

 

 

鞘から引き抜き掲げたエボルトラスターから発せられた輝きが岬を包み込んだ

 

グローカーボーンがバルタン星人に迫りとどめを刺そうとする

 

黒木「危ない!」

 

バルタン星人「ぐっ!」

 

 

だが上空から巨大な光が現れグローカーボーンを潰した

 

バルタン星人「っ!」

 

ミーナ「何じゃ!?」

 

鈴「あれって・・・」

 

そして現れたのは・・・

 

BGM:ネクサス~Appearance~

 

 

ネクサス「・・・・・・」

 

絆の戦士ウルトラマンネクサスだった

 

芽依「あ、あれって!」

 

幸子「銀色の・・・ウルトラマン!」

 

そしてネクサスはもえかに視線を向ける

 

 

もえか「っ!ミケちゃん?」

 

志摩「うい!?」

 

ミーナ「じゃああのウルトラマンは!」

 

鈴「岬さん!?」

 

ましろ「艦長がウルトラマンに・・・」

 

ウェンディ「やっぱりあれはウルトラマンネクサスさんだったんだ」

 

ブラックキング「奇跡や!」

 

サンダーダランビア「ううー!岬ちゃんすごいっす!」

 

???「何!?」

 

これには黒いフードを被った不気味な存在も驚く

 

ネクサス「大丈夫ですか?」

 

バルタン星人「君は岬君か・・・」

 

ネクサス「はい、後は任せてください!」

 

バルタン星人「すまない・・・」

 

バルタン星人は了承して縮小した

 

そこに新たにグローカーボーンが4体出現した

 

BGM:ネクサス~Heroic~

 

ネクサス「私が・・・皆を・・・家族を守って見せる!」

 

ネクサス「シュアッ!」

 

 

グローカーボーンはボーンキャノンを放つ

 

ネクサス「シュアッ!」

 

ネクサスはこれをサークルシールドで防ぐ

 

ネクサス「ヘアッ!ディアアアアッ!」

 

ネクサスはそのシールドを利用してグローカーボーンに放ち、直撃させて倒した

 

麻侖「艦長がウルトラマンに・・・」

 

美甘「すごい・・・」

 

ネクサス「シュッ!タアッ!」

 

ネクサスはマッハムーブで急接近してグローカーボーンの両腕を掴み投げ飛ばす

 

そしてネクサスはクロスレイ・シュトロームを放ち、もう1体のグローカーボーンを倒した

 

鈴「すごいすごいすごい!」

 

芽依「これなら行けるかも!」

 

晴風のメンバーも少しずつ希望を見いだしてきた

 

しかしそう甘くはなかった

 

残っていたグローカーボーン2体が空中に浮遊して粒子となって分解した

 

そして分解した粒子が1つになりグローカー第2形態グローカールークとなった

 

合体した直後に両肩のヘルムートバルブからブレアビームが放たれネクサスはそれを食らってしまう

 

ネクサス「ウアッ!」

 

幸子「あっ!」

 

ましろ「艦長!」

 

そしてグローカールークが地上に降り立った

 

グローカールーク「抵抗スルモノハ全テ排除!」

 

だがネクサスは立ち上がり左腕のアームドネクサスを光らせ振り下ろす

 

そしてネクサスは基本形態のアンファンスから青い戦闘形態ジュネッスブルーとなった

 

ネクサス「ヘアッ!ディアアッ!」

 

ジュネッスブルーとなったネクサスは素早いスピードでジャンプして急降下キックでグローカールークの左肩を破壊した

 

ネクサス「シュアッ!」

 

ネクサスの攻撃を受け、よろめくグローカールーク

 

しかし背後にあるモノアイからブレアビームが放たれ、ネクサスは突然の攻撃に対応できず食らってしまう

 

ネクサス「ウアアッ!」

 

もえか「ミケちゃん!」

 

麻侖「艦長!」

 

BGM:ネクサス~Final Fight~

 

さらにグローカールークに首を掴まれる

 

ネクサス「ウアアッ!ウッ!ウオッ!」

 

鈴「岬さん!」

 

グローカールーク「任務ノ障害ハ全テ排除!」

 

そう言いグローカールークはルークズエッジを振り下ろす

 

だがネクサスは左腕で止めるが首を締め付けられる

 

ネクサス「ウアアッ!ウアアアアアッ!ウッ!」

 

もえか「頑張ってミケちゃん!頑張って!」

 

ネクサス「(もかちゃん・・・)ケェアオオオオッ!ヘェアッ!デェアアッ!」

 

ネクサスはもえかの応援の声で奮い立ち、締め付ける腕を払い、ルークズエッジを右腕のアローアームドネクサスから出現するシュトローム・ソードで切り裂く

 

ネクサス「ディアアッ!」

 

そして回し蹴りをしてバック転で距離を取る

 

ネクサスはエナジーコアの光をアローアームドネクサスに装着して弓の形となる

 

ネクサス「シュッ!オオオオッ!シュアッ!」

 

そしてネクサスはジュネッスブルー最強の必殺技アローレイ・シュトロームを放ちあまりの威力に一瞬で貫通したグローカールークは爆散した

 

鈴「やったーーー!!!」

 

幸子「すごいです艦長!」

 

真雪「晴風の艦長がウルトラマンに・・・」

 

そしてネクサスはもえかたちに振り向く

 

もえか「やったねミケちゃん!」

 

その声にネクサスは頷いた

 

ましろ「艦長・・・」

 

しかし今いたグローカーマザーとは別のグローカーマザーが2機接近してきていた

 

芽依「嘘!?」

 

鈴「グローカーマザーがまだ他にも!」

 

だがその内の1機は上空で静止して

 

もう1機のグローカーマザーも何をするわけでもなく上空を通りすぎる

 

かと思われたその時!

 

ネクサス「ウッ!?」

 

上空を通りすぎたグローカーマザーがパーツを外した

 

ブラックキング「な、何が起きてるんや!?」

 

そして現れたのはボーンでもルークでもないグローカー第3形態であった

 

BGM:マガタノオロチ

 

真霜「そんな!」

 

美甘「グローカーマザーがロボットになっちゃった!」

 

グローカー第3形態グローカービショップがネクサスの前に立ちふさがる

 

それでもネクサスは戦う

 

ネクサス「シュアッ!」

 

地球と大切な家族を守るために!

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

TO BE CONTINUED

 

次回予告

 

圧倒的なパワーとスピードでネクサスを圧倒するグローカービショップ、そんな時、ましろはついに決意を固め戦場へと向かいウルトラマンゼロ復活、さらに岬やましろと共に戦いたいという5人の意志が奇跡を呼び起こす。そして・・・あの男がやって来る

 

次回 海の仲間は家族

 

???「最後まで諦めるな!」

 




やっとネクサスを出せました。今回のネクサスをなぜジュネッスブルーにしたかというと岬の好きな色が群青色ということでジュネッスブルーにしました。さて次回はあの男が現れますよ。


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第118話 海の仲間は家族

真の激闘はここから始まる


【OP オーブの祈り】

 

グローカービショップは猛スピードで接近してくる

 

ネクサス「ヘアッ!」

 

ネクサスはそれを抑えようとするが止まらず振り払われ

 

ネクサス「ウアッ!グアッ!」

 

ロボットとは思えないスピードと強力なパワーでネクサスを圧倒する

 

もえか「っ!ミケちゃん!」

 

ネクサス「ウッ!シュアッ!」

 

ネクサスは立ち上がりキックするが防がれビショップクローに捕まってしまい、零距離からジルザデスビームを連続で食らい投げ飛ばされる

 

ネクサス「ウアアアアアッ!!!」

 

このままだとネクサスは倒されてしまう

 

テア「強すぎる!」

 

ましろ「艦長!」

 

ましろがネクサスとなった岬を叫ぶ

 

そこに黒木がましろの肩に手を添えた

 

ましろ「黒木さん?」

 

BGM:GEEDの証 感動(M - 2a)

 

黒木「普段はちょっと頼りない艦長がウルトラマンになったんだね・・・」

 

黒木は劣勢になっても諦めずネクサスとして立ち向かう岬の姿を見る

 

黒木「私たちには艦長や優介たちのような強い力はない。私にそんな力があればって思うこともある・・・」

 

黒木「だけど、ウルトラマンになったことは運命なんですよ」

 

黒木「そして・・・宗谷さんにとっても・・・」

 

ましろ「・・・・・・」

 

そして黒木は石となったウルトラゼロアイを差し出す

 

黒木「宗谷さんはウルトラマンの力で何がしたいんですか?」

 

ましろは黒木が差し出した石となったウルトラゼロアイを取る

 

ましろ「守りたい!私には・・・2万年早すぎますか?」

 

 

ましろ「たとえ運がなくてもそれでもやりたいんです!皆を守るってことを!」

 

そう答えたましろの目は先ほどとは違い、覚悟を決めた目だった

 

すると石となっていたウルトラゼロアイが光り、元に戻った

 

ゼロ「俺の相棒だったらもう30分早く判断しろ」

 

ましろ「・・・ゼロさん!?」

 

ゼロ「それにお前はすげえ運がいいんだぜ?なんせこの俺が一体化するにふさわしいと見込んだ奴だからな」

 

ましろ「・・・ゼロさん・・・」

 

 

ゼロ「行くぞ・・・ましろ!」

 

 

ましろ「・・・はい!」

 

 

真雪「ましろ・・・あなた・・・」

 

ましろ「母さん、姉さん、私、行ってきます!」

 

真霜「分かったわ、精一杯やり抜きなさい!」

 

真雪「皆をお願い!」

 

 

ましろ「はい!」

 

 

ましろ(ゼロ)「デュワッ!」

 

人格がゼロとなったましろがウルトラゼロアイを装着して光に包まれた

 

グローカービショップ「任務ノ障害ヲ完全ニ消去!」

 

ネクサス「ウアアアアアッ!!!」

 

そしてジルザデスビームが放たれネクサスは吹き飛ばされた

 

ネクサス「ウゥッ!ハァッ!グゥッ!」

 

ネクサスのコアゲージが点滅を始めてしまう

 

そこにある光が現れグローカービショップを吹き飛ばした

 

そしてその光からウルトラマンゼロがその姿を現した

 

 

挿入歌:GO AHEAD〜すすめ!ウルトラマンゼロ〜

 

 

ゼロ「俺はゼロ・・・ウルトラマンゼロだ!」

 

幸子「しろちゃんもウルトラマンに!」

 

真雪「ましろ・・・」

 

ゼロはネクサスに近づきエネルギーを分け与える

 

そしてネクサスのコアゲージの点滅が止まった

 

ネクサス「しろちゃん、ゼロさん、ありがとう!」

 

しかし今のゼロにはゼロスラッガーがなかった

 

ましろ「ゼロさん・・・やっぱりゼロスラッガーが」

 

ゼロ「ああ、あれがないとカッコつかねえぜ・・・」

 

ネクサス「それにしてもゼロさん!来るのが遅いんじゃないですか?」

 

ゼロ「へっ!よく言うだろ?主役は遅れて来るってな・・・行くぞ!」

 

ネクサス&ましろ「はい!」

 

ネクサスとゼロ、2人のウルトラマンがグローカービショップを迎え撃つ

 

2人はグローカービショップのジルザデスビームをジャンプして避けて1回転してダブルパンチ

 

ネクサスがキックしてしゃがみゼロがネクサスを踏み台にして強烈なパンチを叩き込む

 

芽依「行けー!頑張れー!」

 

 

ゼロとネクサスの抜群の連携でグローカービショップを追い詰めていた

 

しかしジルザデスビームによって2人は吹き飛ばされた

 

ゼロ&ネクサス「ウアアッ!!」

 

 

さらに上空のグローカーマザーから新たに5体のグローカーボーンが出現した

 

ゼロ「何っ!?」

 

ネクサス「またグローカーボーンが!」

 

ましろ「こんな時に!」

 

 

ミーナ「こんな時に何も出来ないなんて・・・」

 

芽依「艦長と副長が戦ってるのに私たちだけ見てるなんてできないよ!」

 

幸子「私たちにも何かできることはあるはずです!」

 

鈴「はい!」

 

志摩「うい!」

 

自分たちも一緒に戦いたいという強い意思がブロンズ像にされていたウルトラマンギンガに届き

 

彼女たちの前にギンガスパークに似た青い透明のギンガライトスパークが出現した

 

 

幸子「これって・・・」

 

芽依「ヒカルさんが持ってたのと似てる・・・」

 

志摩「うい」

 

幸子、芽依、志摩、鈴、ミーナの手にギンガライトスパークが出現した

 

ブラックキング「皆!わしらと一緒に戦うで!」

 

幸子「えっ?」

 

キングパンドン(妹)「それがあれば私たちスパークドールズとウルトライブすることができるわ!」

 

サンダーダランビア「一緒に地球の平和を守るっす!」

 

ミーナ「任せとき」

 

ミーナはブラックキング

 

芽依はキングパンドン

 

幸子はサンダーダランビア

 

鈴はラゴン

 

志摩はケムール人にウルトライブする

 

【ウルトライブ!ブラックキング!サンダーダランビア!ケムール人!キングパンドン!ラゴン!】

 

皆はそれぞれのギンガライトスパークを天に掲げて銀河状の光に包まれて怪獣たちとウルトライブした

 

ブラックキング「どいやっ!」

 

実体化したブラックキングたちがグローカーボーンたちを殴り飛ばしりタックルで突き飛ばしたりした

 

ゼロ「っ!お前ら!」

 

ネクサス「芽依ちゃん、鈴ちゃん!」

 

ましろ「ミーナ、納沙さんに立石さん」

 

ブラックキング「こっから巻き返すで!」

 

ミーナ「よっしゃ!任せたり!」

 

幸子「皆さん、よろしくお願いします!」

 

サンダーダランビア「ういっす!」

 

ケムール人「僕たちも全力を尽くしましょう!」

 

志摩「うい!」

 

芽依「撃て撃て魂で敵をどんどん倒すよ!」

 

キングパンドン(妹)「ええ!行くわよ芽依ちゃん!」

 

キングパンドン(姉)「燃やしたるわ!」

 

鈴「怖いけど・・・私も逃げずに頑張ります!」

 

ラゴン「その意気です。鈴さん!」

 

ゼロ「へっ、いい家族じゃねえか」

 

ましろ「ふふっ・・・はい」

 

ネクサス「皆、行くよ!」

 

ましろ&ミーナ&幸子&芽依&志摩&鈴「了解!」

 

挿入歌:僕らのヒーロー(ウルトラマンボーイのウルころより)

 

怪獣たちがグローカーボーンと戦い、ネクサスとゼロは引き続きグローカービショップと戦う

 

ブラックキング「わいとミーナはんの出番や!」

 

ミーナ「おう!」

 

グローカーボーンはボーンキャノンを発射する

 

ブラックキング「こんなもん効くかー!」

 

それをブラックキングは素手で弾き返した

 

そしてブラックキングは近づき豪快なパンチで殴り飛ばした

 

そして角で強烈な頭突きを食らわせる

 

ミーナ「行くぜよブラックキング!」

 

ブラックキング「おうよ!」

 

ブラックキング&ミーナ「ヘルマグマ!どいやーっ!」

 

ブラックキングのヘルマグマが放たれ、グローカーボーン1体目を撃破

 

幸子「私にもやっと出番がやって来たって感じです!」

 

サンダーダランビア「ビリビリさせるっすよ!」

 

サンダーダランビアの電撃をグローカーボーンに浴びせる

 

幸子「動きが鈍いとこうなりますよ〜」

 

さらにサンダーダランビアの腕から触手が出てグローカーボーンの足に絡めて電撃を流してグローカーボーン2体目は火花を発して機能停止した

 

ケムール人にウルトライブした志摩はケムール人のスピードを活かしてグローカーボーンを翻弄する

 

志摩「うい!こっち・・・」

 

ケムール人「僕たちも地球を守るんです!」

 

そして飛び蹴りでグローカーボーンを蹴り飛ばした

 

そして頭部のから光弾を発射してグローカーボーン3体目を撃破

 

ケムール人「やりましたー!」

 

志摩「うーい!」

 

芽依「心に撃て撃て魂が溢れる!」

 

キングパンドン(姉)「燃やしたる!」

 

キングパンドン(妹)「いっけーーー!!!」

 

キングパンドンは双頭から火炎弾を連続で放ち、全弾命中してグローカーボーンの身体のあちこちから火花が出る

 

芽依「行くよー!」

 

芽依&キングパンドン(姉)&(妹)「ダブルレイインパクト!!!」

 

2色の光線ダブルレイ・インパクトが放たれ、グローカーボーン4体目を撃破

 

芽依「やったー!」

 

鈴「私は大好きな海を守る!」

 

ラゴン「こんなことで皆さんの海を、地球を破壊させるわけにはいきません!」

 

鈴「たあああ!!!」

 

ラゴンがタックルでグローカーボーンを吹き飛ばした

 

鈴&ラゴン「ええい!」

 

そして白色光線を吐き、グローカーボーン5体目を撃破

 

ラゴン「やりましたね鈴さん!」

 

鈴「はい!」

 

これにより全てのグローカーボーンを撃破した

 

しかし・・・

 

事態はさらに深刻な状況へとなってしまう

 

空中に静止していた2機のグローカーマザーの内の1機がパーツを外してグローカービショップとなったのだ

 

美甘「そんな!」

 

ウェンディ「またグローカービショップが!」

 

新たに現れたグローカービショップから放たれたジルザデスビームによって怪獣たちは一撃でウルトライブを強制解除されてしまう

 

ミーナ「うあっ!」

 

鈴&芽依&幸子「きゃあ!」

 

志摩「うっ!」

 

テア「っ!ミーナ!」

 

ウェンディ「皆さん大丈夫ですか!?」

 

ミーナ「うっ・・・なんとか」

 

芽依「あいつの攻撃力どうなってんの?強すぎにも程があるでしょ!?」

 

幸子「残念ながら私たちが戦えるのはここまでのようです・・・」

 

鈴「岬さんと副長と一緒に戦えたというのに・・・」

 

志摩「うい・・・」

 

ウルトライブを解除されたメンバーはそれぞれ悔しさを見せる

 

サンダーダランビア「あとは託すしかないっす!」

 

キングパンドン(妹)「ええ!」

 

ラゴン「ウルトラマンを信じましょう!」

 

 

 

ネクサス「ウオッ!」

 

ネクサスは攻撃するが弾かれビショップクローに捕まれ、動きを封じられる

 

ゼロ「デェアッ!」

 

ゼロの蹴りも弾かれ、ビショップクローに殴り飛ばされる

 

ゼロ「ウアアッ!」

 

さらに2体目のグローカービショップがジルザデスビームを連発してゼロがそれを食らい大ダメージを負ってしまう

 

ゼロ「ぐあっ!」

 

ネクサス「ゼロさん!しろちゃん!ウアアッ!!」

 

ネクサスも同じように1体目のグローカービショップに零距離でジルザデスビームを連続で食らい投げ飛ばされる

 

ましろ「艦長!」

 

絶体絶命に追い込まれるゼロとネクサス

 

ゼロ「ぐっ・・・どうやらここまでか・・・」

 

2機のグローカービショップがジルザデスビームを撃とうとしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「最後まで諦めるな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこに威厳のある声が響き、ゼロツインソードが降ってきた

 

その場にいる全員が空を見上げると

 

ゼロ「っ!・・・」

 

ましろ「あれは・・・」

 

 

 

 

そこかしこに雷が発生して、マントを纏った戦士がそこに現れた

 

 

 

ネクサス「ウルトラマン?」

 

サンダーダランビア「あ、あああ、あれは!」

 

 

そして獅子の瞳が輝いた・・・その名は!

 

 

挿入歌:ウルトラマンレオの歌

 

レオ「修行の日々を思い出せ!ゼロ!」

 

それは獅子座L77星の戦士ウルトラマンレオであった

 

 

 

ゼロ「レオ!」

 

ネクサス「レオ?」

 

レオはマントをアームブレスレットに戻した

 

レオ「イヤッ!」

 

 

サンダーダランビア「ウ、ウルトラマンレオっす!」

 

ケムール人「知ってるんですかー?」

 

サンダーダランビア「宇宙拳法を使って戦うウルトラマンっすよ!」

 

ゼロ「そして俺に戦い方を教えてくれた師匠だ」

 

ましろ「ええ!?」

 

ネクサス「ゼロさんのお師匠さんですか!?」

 

ウェンディ「ウルトラマンレオさん・・・」

 

ゼロはゼロツインソードを手にしてスラッガーに戻して装着した

 

ゼロ「ゼロスラッガー装着!へへっ!やっぱ俺はこうでなくっちゃな!」

 

レオ「待たせたなゼロ」

 

ゼロ「助かったぜ師匠」

 

レオ「まだ戦えるな?」

 

ゼロ「もちろんだぜ!」

 

ネクサス「はい!」

 

 

 

ゼロ「よっしゃ!行くぜ!シェアッ!」

 

ゼロは早速ゼロスラッガーを飛ばして両腕のビショップクローを切り裂き破壊した

 

ネクサス「ヘアッ!」

 

続くようにネクサスは飛び蹴りでグローカービショップの頭部を破壊する

 

レオ「ハッ!テァッ!」

 

レオは宇宙拳法を駆使して2体目のグローカービショップを圧倒する

 

レオ「イヤアアア!!」

 

そしてハンドスライサーで両腕のビショップクローを破壊した

 

レオ「ハァァァァッ!イヤアッ!」

 

さらに正拳突きの凄まじい威力でグローカービショップを殴り飛ばした

 

芽依「強っ!?」

 

サンダーダランビア「さすがウルトラマンゼロの師匠っす!」

 

 

レオ「オリヤアアア!!!」

 

ゼロ「デェアアアアッ!!!」

 

レオとゼロは合体技レオゼロキックで2体のグローカービショップを挟み撃ちにして大ダメージを負わせた

 

もえか「すごい!」

 

幸子「まさに師弟共闘ですね!」

 

 

レオ「ゼロ!こいつらと戦っても消耗するだけだ!」

 

レオはグローカーマザーを指差す

 

レオ「あの宇宙船を破壊するんだ!」

 

ゼロ「だがどうやって?」

 

レオ「あの時と同じように俺たちのエネルギーを合わせるんだ!」

 

レオ「ダブルフラッシャーだ!できるな?」

 

ゼロ「分かった!」

 

レオ&ゼロ「ふん!ンンンンンハッ!」

 

 

レオ&ゼロ「オリヤアアアアア!!!」

 

レオとゼロはレオゼロダブルフラッシャーを放ちグローカーマザーは破壊された

 

ましろ「やった!」

 

グローカービショップ「消去!」

 

レオ&ネクサス&ゼロ「っ!」

 

するといつの間に立ち上がっていた2体のグローカービショップが消去と連呼しながら額からブレアビームを連射する

 

ゼロ「シァッ!」

 

ゼロがウルトラゼロディフェンサーを張って攻撃を防ぐ

 

しかし連射が続くにつれバリアが割れ始める

 

レオ「イヤアッ!」ネクサス「シュアッ!」

 

咄嗟にレオとネクサスがシューティングビームとクロスレイ・シュトロームを放ち、発射機構を破壊した

 

 

レオ「決めるぞ!」

 

ネクサスとゼロは頷き

 

ネクサス「コアインパルス!」

 

ゼロ&ましろ「ワイドゼロショット!!」

 

ネクサスのコアインパルスとゼロのワイドゼロショットで1体目のグローカービショップを撃破

 

レオ「ハッ!エイヤアアアアアアアッ!!!」

 

レオはジャンプして必殺のレオキックで2体目のグローカービショップを貫通した

 

グローカービショップ「消去!消去○△□%#!」

 

そして2体目のグローカービショップは大爆発を起こして消滅した

 

美甘「やった!」

 

みなみ「さすがウルトラマンゼロの師匠だな」

 

ネクサス「レオさん、ありがとうございました!」

 

ゼロ「助かったぜ師匠、危ない所だったぜ」

 

ましろ「これでもう新たにグローカーが送り込まれることはないですね!」

 

レオ「ああ、残りの奴らも全て倒すぞ!」

 

ネクサス&ましろ「はい!」

 

ゼロ「ああ!」

 

そしてレオ、ネクサス、ゼロはそれぞれ別の場所で破壊活動をしているグローカーの対処に向かった

 

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

ネクサスたちが世界各地にいるグローカーの対処に向かい手薄になったところにスーパーヒッポリト星人が現れキングシルバゴンとキングゴルドラスの二大怪獣を率いて大暴れ。しかしそんな危機に歴戦の勇者たちが舞い戻ってきた

 

次回 栄光のティガ、ダイナ、ガイア

 

さらにあのお方が現れる・・・




ついにウルトラマンレオ降臨!最後に書かれていたあのお方とは・・・


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第119話 栄光のティガ、ダイナ、ガイア

もうすぐ平成が終わってしまいますね・・・なんだか寂しいです


【OP オーブの祈り】

 

ネクサスたちが世界各地に出現したグローカーたちの対処に向かい手薄になったところにキングシルバゴン、キングゴルドラスの二大怪獣が出現した

 

さらにスーパーヒッポリト星人も現れた

 

スーパーヒッポリト星人「ふっはっはっはっ!グローカーに気を取られたな?ウルトラマン共!」

 

幸子「スーパーヒッポリト星人が!」

 

ミーナ「ウルトラマンたちが離れたこの瞬間を狙っておったのか!?」

 

スーパーヒッポリト星人「人間に未来はない!我らの前に滅べ!」

 

???「そうはさせない!」

 

???「まさかゼロたちだけだと思ったら大間違いだぜ?」

 

???「僕たちもいるんだ!」

 

そこにある3人の男がやって来た

 

それはマドカ・ダイゴ、アスカ・シン、高山我夢であった

 

ミーナ「ダイゴさん、アスカさんに我夢さん」

 

ダイゴ「この世界を・・・僕たちが守る!」

 

アスカ「ああ、本当の戦いはここからだぜ!」

 

我夢「この世界は滅んだりしない!」

 

3人は頷き合い、それぞれの変身アイテムスパークレンス、リーフラッシャー、エスプレンダーを構える

 

ダイゴ「ティガーーー!!!」

 

アスカ「ダイナーーー!!!」

 

我夢「ガイアーーー!!!」

 

ダイゴ、アスカ、我夢はそれぞれティガ、ダイナ、ガイアに変身した

 

そしてここに平成三部作が集結した

 

ウェンディ「ウルトラマンティガさん、ダイナさんにガイアさんも!」

 

ティガ「ゼロ、聞こえるか?」

 

ゼロ「っ!その声ティガか!」

 

ティガ「ああ、遅くなってすまない」

 

ダイナ「安心しろ!俺たちが来たからにはもう大丈夫だ!」

 

ガイア「藤宮たちも世界各地に出現したグローカーに対処してるからね」

 

ティガがテレパシーでゼロに連絡する

 

そしてガイアの言うとおりアグルやコスモスにジャスティス、マックス、メビウス、ヒカリもレオやネクサスとゼロと共に世界各地に駆けつけてグローカーボーンと戦っていた

 

しかしあと1ヶ所だけまだ対処に向かえていない

 

しかもゼロだけ同じ箇所にグローカーボーンが2体おり合体してグローカールークとなった

 

ましろ「またグローカールークが!」

 

ゼロ「ちっ!面倒だな!」

 

 

すると何かの攻撃がグローカールークを吹き飛ばした

 

 

そしてグローカールークを吹き飛ばしたのは

 

ゼロ「なんでお前がここにいる!」

 

 

BGM:ベリアル-登場~優勢(M - 27)

 

 

ゼロ「・・・ウルトラマンベリアル!」

 

 

ゼロの宿敵であり、光の国でただ1人闇に堕ちたウルトラマンベリアルであった

 

 

ベリアル「よう、久しぶりだな!ウルトラマンゼロ!」

 

ましろ「この人が・・・ウルトラマンベリアル」

 

ゼロ「ちっ、こんな時にお前と戦っている場合は!」

 

挿入歌:Rush!!ウルトラフロンティア!!

 

ベリアル「行きな。今回は特別に手を貸してやる」

 

ゼロ「何だと!?」

 

このまま戦うかと思いきやあのベリアルが手を貸してくれるそうだ

 

ゼロ「おい、どういう風の吹き回しだ?」

 

ベリアル「今の俺様は少し機嫌がいい。あの小僧がやっと俺様の力を使ったからな」

 

ゼロ「っ!やっぱりお前がオーブにあのカードを渡したのか!」

 

ベリアル「そうだ。それに今は少し体が鈍っていてな。こいつには俺様の準備運動に付き合ってもらうぜ」

 

ましろ「どうしますか?」

 

ゼロ「・・・へっ!しゃあねぇか!」

 

そしてゼロはここをベリアルに任せて対処に向かえていないグローカーボーンの元に向かった

 

 

ベリアル「へへへっ!せいぜい俺様を楽しませろ!」

 

ベリアルはグローカールークのブレアビームの攻撃を簡単に弾き、いたぶる

 

ベリアル「どうした?グローカーってガラクタは強いって聞いてたがそんな程度か?」

 

そう言いながらヤグザキックするベリアル

 

ベリアル「フッ!ハアッ!」

 

ベリアルは爪でグローカールークを切り裂く

 

ベリアル「オラッ!」

 

そしてベリアルがアッパーでグローカールークを殴り飛ばす

 

ベリアル「行け!野郎ども!」

 

魔導のスライ「ハアッ!」

 

極悪のヴィラニアス「ハッ!」

 

氷結のグロッケン「ヒヤッハ!」

 

炎上のデスローグ「ゴオオオオ!」

 

地獄のジャタール「キュポ!」

 

ベリアルの掛け声と共に配下のダークネスファイブが連続攻撃でグローカールークを怯ませ

 

ベリアル「こいつでどうだ!」

 

そしてベリアルがデスシウム光線でグローカールークを粉砕した

 

ベリアル「へっ!つまらねえ相手だったぜ。お前ら行くぞ」

 

そしてベリアルはダークネスファイブと共に地球を去っていった

 

 

 

BGM:栄光のティガ、ダイナ&ガイア

 

ティガ「ヂャッ!」

 

ダイナ「デァッ!」

 

ガイア「デュアッ!」

 

 

場所が変わりティガ、ダイナ、ガイアがスーパーヒッポリト星人、キングシルバゴン、キングゴルドラスと戦う

 

 

ガイア「デュアッ!ジャアアッ!」

 

 

ガイアはキングゴルドラスの攻撃を避けて頭を掴み、豪快に投げ飛ばす

 

ダイナ「ウアアッ!!デアッ!」

 

ダイナはジャイアントスイングでキングシルバゴンを投げ飛ばした

 

ダイナ「ヘッ!デェアッ!」

 

キングシルバゴンはデモリション・フレイムという光弾を吐くが、ダイナはムーンサルトでキングシルバゴンの背後を取ってバックドロップを浴びせる

 

スーパーヒッポリト星人「へっ!」

 

ティガ「ジュアッ!」

 

スーパーヒッポリト星人が上空へ飛び、ティガはそれを追いかけるように飛翔する

 

ティガ「ヂャッ!ハッ!ジュワッ!デアッ!タァーッ!」

 

ティガは掴み掛って動きを止めて、距離を取りまた接近してそのままつかみ合ってから回転を加えた投げで隙を作り、そのままキックで吹っ飛ばす

 

ティガ「ヂャッ!」

 

吹っ飛ばされたスーパーヒッポリト星人は突起状の口から光弾ヒッポリトファイヤーボムを放つが、ティガは華麗な体さばきで避けて追いかける

 

ティガ「ヂャッ!」

 

スーパーヒッポリト星人「うおおおおお!!!」

 

続け様の光弾を避けつつマルチ・スペシウム光線で撃ち落として追いかける形で着地する

 

 

 

ダイナ「デュアッ!」

 

ダイナはソルジェント光線を放ち、キングシルバゴンを倒した

 

ガイア「デュアッ!オオオオオ!!デュオオ!!」

 

ガイアはフォトンエッジを放ち、キングゴルドラスを撃破した

 

 

 

レオ「皆、決めるぞ!」

 

レオの声に全員が一斉に必殺技を放つ

 

レオはシューティングビーム

 

アグルはフォトンクラッシャー

 

コスモスはエクリプスモードとなりコズミューム光線

 

ジャスティスはビクトリューム光線

 

ネクサスはクロスレイ・シュトローム

 

マックスはマクシウムカノン

 

メビウスはメビュームシュート

 

ヒカリはナイトシュート

 

ゼロはワイドゼロショットを放ち世界各地に出現していたグローカーボーンは全て撃破された

 

 

ましろ「やった!」

 

ゼロ「残るはあのヒッポリトの野郎だけだな」

 

スーパーヒッポリト星人と戦っているティガの横にダイナとガイアも駆けつける

 

ダイナ「観念しろ!スーパーヒッポリト星人!」

 

ガイア「世界中に散っていたグローカーは全て倒した!」

 

ティガ「あとはお前だけだ!」

 

スーパーヒッポリト星人「この偉大なるヒッポリト星人は貴様らごときに敗北するはずがない!」

 

スーパーヒッポリト星人はを放つがダイナとガイアが弾いていき、ティガは止めを刺すべく飛翔する

 

弾き返したいくつかが命中する

 

ティガ「ジュアッ!」

 

そしてティガの最強の必殺技ゼペリオン光線が放たれた

 

スーパーヒッポリト星人「ぐおおおおおおおおおおああああああああああああああ!!!!」

 

そしてゼペリオン光線を食らったスーパーヒッポリト星人は断末魔を上げて大爆発した

 

怪獣たちを倒したことにより人々は歓喜に包まれた

 

そして世界各地に散らばっていたウルトラマンたちもティガたちと合流した

 

レオ「よくやったな皆」

 

メビウス「レオ兄さん、遅くなってすみませんでした」

 

ましろ「でもどうしてこのタイミングで・・・宇宙に行って調査していたんじゃないんですか?」

 

コスモス「それがある声に導かれてこの地球に戻って来たんだ」

 

ヒカリ「おそらくネクサスの声だろうな」

 

ゼロ「なるほど、ネクサスが皆をここに呼び戻してくれたんだな」

 

ダイナ「まさかお前たち2人がネクサスとゼロになるなんてな」

 

アグル「ああ、正直予想外だった」

 

ガイア「僕も正直驚いたよ」

 

ネクサス「いえそんな・・・私は皆を・・・家族を守りたい一心でした」

 

マックス「だが君が諦めなかったからこそネクサスは君を選び、我々も間に合うことができたのだ」

 

ネクサス「はい!」

 

ジャスティス「・・・・・・」

 

コスモス「ん?ジャスティスどうしたんだ?」

 

ジャスティス「先ほどデラシオンに確認を取った」

 

ネクサス「デラシオン?」

 

ましろ「それはなんですか?」

 

ジャスティス「デラシオンは我々ウルトラマンと同じくこの宇宙の秩序を守っている存在だ」

 

ジャスティス「そしてあのグローカーたちはデラシオンが送り込んだ兵器だ」

 

ゼロ「なんだと!?じゃあこれまでグローカーを送り込んでいたのはデラシオンだっていうのか?」

 

ジャスティス「それがどうも違うみたいだ」

 

ヒカリ「違う?」

 

ジャスティス「デラシオンはこの地球にグローカーを送り込んではいないということだ」

 

メビウス「そんな・・・」

 

コスモス「デラシオンじゃない?」

 

ダイナ「じゃあ一体誰が?」

 

ジャスティス「おそらく何者かがグローカーマザーを支配下におくようデータを書き換えたのだろう」

 

ネクサス「えっと・・・」

 

ガイア「つまり何者かに洗脳されてしまったってこと」

 

アグル「犯人に心当たりはあるか?」

 

ジャスティス「分からない。これは今までにないケースだ。グローカーを操れる存在はそうはいないはずだ」

 

ゼロ「・・・・・・」

 

ゼロの頭の中にベリアルが浮かんでいた

 

ゼロ「(いや、あいつはグローカーを操っているような素振りは見せなかった。じゃあ一体誰がグローカーを操ったんだ?)」

 

ましろ「ゼロさん?」

 

ゼロ「っ、いや、なんでもない」

 

ティガ「とにかく今は彼らを救出しよう!」

 

レオ「そうだな!」

 

犯人は分からず困惑するがとりあえずブロンズ像にされているオーブたちを救出しようとした

 

その時・・・

 

 

恐れろ・・・恐れろ・・・恐れろ・・・恐れろ・・・

 

もえか「えっ?」

 

テア「何の声だ?」

 

あちこちから不気味な声が周囲を支配していた

 

喜ぶな・・・喜ぶな・・・恐れろ・・・恐れろ・・・

 

するとあちこちから怨念のようなものが出現した

 

ティガ「なんだ?」

 

ダイナ「気味悪いぜ・・・」

 

ガイア「これは・・・」

 

アグル「怨念なのか?」

 

マックス「一体何が起こっているんだ?」

 

メビウス「っ!まさか!」

 

その中でメビウスだけが今起きている現象に心当たりがあった

 

すると倒されたキングゴルドラス、キングシルバゴン、キングゲスラ、キングパンドン、そしてスーパーヒッポリト星人の怨念が出現した

 

コスモス「これは・・・」

 

ジャスティス「倒された怪獣たちの怨念が」

 

ヒカリ「一つに集まっていく」

 

やがてそれらは黒い瘴気に包まれて一つに集まる

 

ネクサス「しろちゃん、ゼロさん」

 

ましろ「はい」

 

ゼロ「ああ、とんでもなくヤバそうだぜ」

 

やがて瘴気が晴れてその中から怪獣が現れるが、その姿にティガ達は勿論人々は言葉を失う

 

そしてウルトラマンたちの前に現れた途方もなく巨大な怪獣

 

それはかつてウルトラマンが存在しない地球に現れた究極合体怪獣ギガキマイラであった

 

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

圧倒的なパワーを持つ究極合体怪獣ギガキマイラ、それでもウルトラマンたちは諦めずに戦う。そしてついにあの伝説の戦士たちが現れる。地球の運命を掛けた最終決戦が始まる!

 

次回 ウルトラの光

 




いよいよクライマックスに突入!次回が最後の戦いです。


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第120話 ウルトラの光

平成最後の投稿です。平成最後の日にこの話で皆さんが楽しんでくれるとありがたいです。それではどうぞ


【OP オーブの祈り】

 

ギガキマイラ「グアアアアアッ!!!」

 

ネクサス「っ!」

 

ましろ「なんだこれは!」

 

マックス「オーブたちが倒した怪獣が1つに集まったというのか・・・」

 

 

そして現れたのは

 

かつてウルトラマンが存在しない地球に現れた究極合体怪獣ギガキマイラであった

 

 

ギガキマイラのスーパーヒッポリト星人の部位からデカダント・ヘルレーザーが放たれた

 

それによりティガたちが海に落とされた

 

そしてデカダント・ヘルレーザーの猛攻がウルトラマンたちを苦しめる

 

ティガ「ディアーッ!」

 

ダイナ「ウワアッ!」

 

コスモス「ウオッ!」

 

ガイア「ディアァッ!」

 

アグル「ウゥアッ!」

 

美甘「ウルトラマンたちが!」

 

ネクサス「シュッ!オオオオオ!ヘェアッ!ウアッ!」

 

ネクサスが隙を突いてクロスレイ・シュトロームを放とうとしたがデカダント・ヘルレーザーの直撃によりキャンセルさせられた

 

もえか「っ!ミケちゃん!」

 

マックス「グゥアッ!!」

 

メビウス「アアアッ!!」

 

ヒカリ「ウゥア!!」

 

ゼロ「ウアアッ!!」

 

レオ「ウアッ!」

 

平賀「あの巨大怪獣、なんて強いの!?」

 

真霜「でもウルトラマンは負けない!」

 

真雪「ええ、信じましょう!」

 

姫萌「頑張れ!ウルトラマン!」

 

麻侖「負けるな!ウルトラマン!」

 

黒木「必ず勝って!私たちが応援しているわ!」

 

人々は諦めずにウルトラマンを声援する

 

しかしデカダント・ヘルレーザーの猛攻にウルトラマンたちは爆煙の中に消え、キングゴルドラスの部位から放たれたゴルド・デストラクターによって炎に呑み込まれた

 

それにより人々は緊迫する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ティガたち「ジュワッ!」

 

 

しかしティガたちが復活してギガキマイラに向かって飛翔する

 

美甘「あっ!」

 

姫萌「やった!」

 

ティガたちは回り込みながら攻撃を加えていくが大してダメージは通らないがそれでも彼らは諦めずに立ち向かう

 

 

古庄「誰もが最後までウルトラマンの勝利を信じている」

 

福内「この声援のおかげですね・・・」

 

真雪「ええ、この声がウルトラマンを強くさせるのね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「そうだ!」

 

 

その時誰かの声が聞こえた

 

 

 

鈴「えっ?」

 

ミーナたちが振り返ると

 

 

それはウルトラセブンの人間体モロボシ・ダンの姿があった

 

ダン「君たちの声は確かに届いた」

 

 

 

ミーナ「な、何じゃ!?」

 

そこにはダンだけでなくハヤタ・シン、郷秀樹、北斗星司、矢的猛、サコミズ・シンゴがいた

 

ダン「君たちの応援の声が我々に大きな力を与えてくれる」

 

北斗「勝利を信じて共に戦う君たちの声はしっかり届いた」

 

郷「我々もその思いに全力で応えよう!」

 

ハヤタ「君たちが希望を捨てない限り必ずやこの星は滅びることはない」

 

矢的「その希望こそが君たちの未来を照らす光になる」

 

ダン「最後まで諦めずに立ち向かおう!」

 

サコミズ「最後まで諦めず、不可能を可能にする・・・それが!」

 

ハヤタ&ダン&郷&北斗&矢的&サコミズ「ウルトラマンだ!!」

 

ハヤタたちはそれぞれの変身アイテムを使い、光に包まれた

 

そして現れたのは

 

 

BGM:ウルトラ兄弟のテーマ(大決戦超ウルトラ8兄弟より)

 

 

 

 

宇宙警備隊隊長ゾフィー

 

栄光の初代ウルトラマン

 

真紅のファイターウルトラセブン

 

帰ってきたウルトラマンことウルトラマンジャック

 

光線技の名手ウルトラマンエース

 

愛と勇気を教えてくれる先生ウルトラマン80だった

 

 

芽依「あれは・・・」

 

幸子「ええ、間違いありません!」

 

鈴「ウルトラ兄弟です!」

 

テア「おおっ!」

 

ウルトラ兄弟の出現に人々の応援の声はさらに高まる

 

そしてウルトラ兄弟はエネルギーを放ち、ブロンズ像にされているオーブたちのカラータイマーに送る

 

するとエネルギーが全快してオーブたちがブロンズ像から復活した

 

オーブ「ウウ!シュワッ!」

 

ギンガ「ボオオオ!シェアッ!」

 

ビクトリー「ウオオ!ハッ!」

 

エックス「ヘェアアア!サァッ!」

 

オーブ&ギンガ&ビクトリー&エックス「シュワッチ!」

 

新世代(ニュージェネレーション)ヒーローズがウルトラ兄弟の元に降り立った

 

オーブ「皆、ありがとう!」

 

ウルトラ兄弟は頷き、そしてギンガからタロウが分離して元の姿になった

 

タロウ「兄さんたち!」

 

ゾフィー「待たせたなタロウ、皆」

 

セブン「ここからは我々も共に戦うぞ」

 

ジャック「愛する人を守るために!」

 

エース「この世界を守るために!」

 

タロウ「この世に生きる命を守るために!」

 

80「希望を守るために!」

 

ウルトラマン「さあ、我々も行こう!」

 

ゾフィー「この宇宙の未来を守るために!」

 

ギンガ&ビクトリー&エックス&オーブ「はい!」

 

ウルトラ兄弟の声にオーブたちは力強く応えた

 

BGM:ファイナルバトル(大決戦超ウルトラ8兄弟より)

 

そしてウルトラマンたちは上空で戦っているティガに続くべく飛翔する

 

デカダント・ヘルレーザーを避けてそれぞれの光線で牽制してティガたちと合流した

 

 

ウルトラマン「行くぞ!」

 

ティガ「はい!」

 

 

23人のウルトラマンはギガキマイラの背後へ飛び、キングパンドンが形成する尻尾の攻撃を避けて二手に分かれる

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

キングゲスラの脚による攻撃を避け、ウルトラマンがスペシウム光線を撃ちながらキングゲスラの口に飛び込み、中で暴れてから脱出する

 

エース「テェェン!!」

 

エースはキングゴルドラスの攻撃を避けて、バーチカルギロチンで角を切断した

 

ジャック「ダァッ!」

 

ジャックもキングシルバゴンの攻撃を避けて、ウルトラスパークで角を切断した

 

 

オーブ「岬、行くぞ!」

 

ネクサス「うん!」

 

オーブ「オリジウムソーサー!」

 

ネクサス「ボートレイ・フェザー!」

 

オーブオリジンのオリジウムソーサー、ネクサスのボートレイ・フェザーでスーパーヒッポリト星人に攻撃を加えていく

 

ギンガ「ギンガスラッシュ!」

 

ビクトリー「ビクトリウムバーン!」

 

エックス「Xスラッシュ!」

 

タロウ「タアッ!」

 

ゾフィー「シェアッ!」

 

ギンガのギンガスラッシュ、ビクトリーのビクトリウムバーン、エックスのXスラッシュ、タロウのブルーレーザー、ゾフィーのZ光線でキングゲスラを攻撃する

 

ガイア「デュアッ!」アグル「トォアッ!」

 

メビウス「セェアッ!」ヒカリ「デアッ!」

 

ガイアとアグル、メビウスとヒカリがそれぞれキングシルバゴンとキングゴルドラスの腕をブレードで切り落とした

 

ティガ「ヂャッ!」ダイナ「デァッ!」

 

コスモス「デアッ!」ジャスティス「ディアーッ!」

 

80「ショワッ!」

 

ティガとダイナ、コスモスとジャスティスがそれぞれダブルパンチとダブルキック、80がウルトラダブルアローで残っているキングシルバゴンとキングゴルドラスの角を攻撃して切り落とした

 

レオ「デェイヤアアアー!!」

 

レオはレオキックでスーパーヒッポリト星人の部位を攻撃

 

マックス「シェッ!」

 

マックスはマクシウムソードを飛ばして途中で無数に分身した分身マクシウムソードによってギガキマイラのあらゆる箇所を切り刻む

 

セブン「デアッ!」ゼロ「シァッ!」

 

セブンとゼロの親子はエメリウム光線とエメリウムスラッシュをキングパンドンの攻撃を避けながら放ち、隙間を通り抜ける

 

キングパンドンの双頭から火炎弾が吐いてくるがセブンとゼロは華麗にそれを避けていく

 

そして他のウルトラマンたちと合流した

 

ギガキマイラ「グルアアアアアアアア!!!」

 

しかしギガキマイラがパーツを構成している怪獣達の口や触角の部分を光り輝かせながら、全エネルギーをスーパーヒッポリト星人型の胴体に収束させて放つ最強必殺光線デザスタル・バーストを発射した

 

それにより海が徐々に炎上していく

 

ましろ「海が!」

 

 

ネクサス「私たちの海を汚すなんて・・・」

 

 

ネクサス「絶対に許さない!!」

 

ヒカリ「止めるぞ!」

 

ギンガ&ビクトリー&オーブ「ガレット!」

 

 

それを見たウルトラマンたちは一斉に光線を放ち、デザスタル・バーストを止めた

 

ウルトラマンたち「ジュワッ!」

 

ウルトラマンたちは復元光線を放ち、マグマとなってしまった海を元に戻した

 

すると今度はウルトラマンたちに向けてデザスタル・バーストが放たれる

 

ウルトラマンたち「シュワッ!」

 

それをウルトラマンたちは合体シールドで防ぎ、跳ね返した

 

それがキングゲスラの部分に当たり、ギガキマイラは宇宙へと逃げ出した

 

ウルトラマンたちはそれを追いかけるため宇宙へと出た

 

 

セブン「デュアッ!」ゼロ「シェアッ!」

 

セブンとゼロはそれぞれアイスラッガーとゼロスラッガーを飛ばす

 

ウルトラマンたち「シュワッ!」

 

それをウルトラマンたちは合体光線で分身させる

 

そして無数に分身したスラッガーがギガキマイラを切り刻んでいく

 

ギガキマイラ「グガアアアア!!」

 

セブンとゼロはスラッガーを戻し

 

ウルトラマン「シェアッ!」

 

ウルトラマンがスペシウム光線を放ち、それに続き歴代のウルトラマンたちも光線を放ち、1つに合わさった合体光線がギガキマイラに直撃

 

ギガキマイラ「グガアアアアアア!!!」

 

それを受けたギガキマイラは断末魔を上げて大爆発した

 

「やったーーー!!!!」

 

ギガキマイラを倒したことは地上にいる人たちからも見えて再び歓喜に包まれた

 

 

そして歴代のウルトラマンたちが勢揃いして地球に戻ってきた

 

ウェンディ「やった!」

 

 

するとあちこちから不気味な何かが現れ、やがて1つに集まっていき、巨大な人影が現れた

 

 

オーブ「っ!こいつは!」

 

メビウス「間違いない!黒の影法師だ!」

 

ティガ「知っているのか?」

 

メビウス「ええ、僕が以前別の世界の兄さんやティガさんたちと一緒に戦った時に現れた事件の黒幕がこいつです!」

 

コスモス「それじゃあサンドロスがよみがえったのも」

 

ヒカリ「ボガールやザムシャーが復活したのも」

 

ビクトリー「ティガの肉体を再生させてアーマードダークネスに取り込んだのも」

 

ガイア「カミーラたちを復活させたのも」

 

オーブ「そして・・・怪獣や宇宙人たちをこの世界に送り込んだのも全てこいつが原因だったのか!」

 

80「これが・・・マイナスエネルギーの集合体!」

 

 

黒の影法師「我らは消えはせん・・・我らは何度でも強い怪獣を呼び寄せる・・・」

 

黒の影法師の出現によって人々は恐怖に染まる

 

黒の影法師「人の心を絶望の闇で包む・・・全ての平行世界からウルトラマンを消し去ってくれる!ふっはっはっはっ!はっはっはっはっ!」

 

 

全ての世界に存在するウルトラマンを消し去ることが黒の影法師の野望と不気味な笑い声に人々は言葉が詰まるが、晴風の皆、ウェンディ達もまた、そんな野望に屈せまいと力強い眼差しを放つ

 

 

ウルトラマンたち「ジュワッ!」

 

ティガ「無駄だ!どんな絶望の中でも・・・」

 

 

ティガ「人の心から、”光”が消え去ることはない!」

 

 

BGM:消えない光(大決戦超ウルトラ8兄弟より)

 

ティガ「ゼペリオン光線!!」

 

ウルトラマン「スペシウム光線!!」

 

セブン「ワイドショット!!」

 

ゾフィー「M87光線!!」

 

ジャック「スペシウム光線!!」

 

エース「メタリウム光線!!」

 

タロウ「ストリウム光線!!」

 

レオ「シューティングビーム!!」

 

80「サクシウム光線!!」

 

ダイナ「ソルジェント光線!!」

 

ガイア「クァンタムストリーム!!」

 

アグル「アグルストリーム!!」

 

コスモス「コズミューム光線!!」

 

ジャスティス「ビクトリューム光線!!」

 

ネクサス「オーバーレイ・シュトローム!!」

 

マックス「マクシウムカノン!!」

 

メビウス「メビュームシュート!!」

 

ヒカリ「ナイトシュート!!」

 

ゼロ&ましろ「ワイドゼロショットォ!!」

 

ギンガ「ギンガクロスシュート!!」

 

ビクトリー「ビクトリウムシュート!!」

 

大地&エックス「ザナディウム光線!!」

 

オーブ「オリジウム光線!!」

 

人々の希望の光を得て、ティガ達は全身が眩い黄金に包まれたグリッターバージョンへとパワーアップ

そしてそれぞれが最も得意とする必殺技が放たれ、それが合わさった究極技が炸裂

 

 

黒の影法師「ぐおおおおおお!!」

 

 

黒の影法師「消えぬぞ!我らは!うおおおおああああああ!!!」

 

 

 

 

影法師は悪意が渦巻く限り不滅だと言う捨て台詞を残して消滅した

それと同時にティガ達も元の姿に戻り、戦いの終結を確信した

 

「やったあああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

「おおおおおおおおおおお~~~~~!!」

 

 

平賀「福内さん!ウルトラマンが勝ったわ!」

 

福内「ええ!」

 

ウルトラマンの勝利に人々は最高潮に達して大喜び

誰の心にも希望と夢が蘇り、晴れ晴れとした笑顔が浮かんでいた

 

古庄「彼らが勝ちましたね」

 

真霜「ええ!」

 

真雪「また・・・朝が来るわ」

 

真雪が告げると朝陽が上ろうとしていた

 

 

BGM:朝焼けの帰還(大決戦超ウルトラ8兄弟より)

 

 

そして地上に降り立ち地球を救った英雄たちの勇姿が人々の心に刻まれた

 

そして戦士たちは戦いを終えて変身を解き、並んで歩を進める

 

それをウェンディたちが出迎えた

 

 

真雪「お帰りなさい。ましろ」

 

ましろ「ただいま、母さん!」

 

ましろと真雪は親子の再会を果たして抱き合った

 

ダン「息子が色々と迷惑を掛けました」

 

ゲン「俺からも申し訳ない」

 

ましろ「いえそんな・・・」

 

ゼロ「迷惑ってことでもねえだろ。なっ?」

 

ましろ「ええっと・・・」

 

ゼロ「おい!そこはうんと答えるところだろ!?」

 

ましろたちはそれに笑ってしまう

 

 

 

もえか「ミケちゃん、お帰り!」

 

岬「ただいま、もかちゃん!」

 

岬ともえかも抱き合った

 

岬はエボルトラスターを取り出して

 

岬「ありがとうございました。ネクサスさん」

 

感謝を述べるとエボルトラスターはそれに呼応した

 

 

 

ウェンディ「かっこよかったよ。優介くん」

 

優介「・・・なんかごめんな」

 

ウェンディ「えっ?」

 

優介「毎回毎回迷惑ばかり掛けて、俺は・・・」

 

ウェンディ「それはいいの」

 

優介「あっ・・・」

 

ウェンディ「聞かせて。帰ってきたときの言葉」

 

優介「・・・・・・」

 

それに優介はくすっと笑ってから

 

 

 

 

 

優介「ただいま!」

 

ウェンディ「うん♪お帰りなさい♪」

 

 

そして優介とウェンディも温もりを感じるように抱き合った

 

 

ミーナ「ヒューヒュー!」

 

ヒカル「相変わらず熱いな!」

 

優介&ウェンディ「あはは!」

 

 

仲間たちが2人を祝福するように拍手を送ったそれに優介とウェンディは苦笑いした

 

 

 

岬「ウェンディちゃん」

 

ウェンディ「はい?」

 

 

岬「優介君のことお願いね」

 

ウェンディ「あっ・・・」

 

 

ウェンディ「はい、任せてください!」

 

岬「うん!」

 

 

カミーラ「どうやらもう終わったみたいね」

 

 

するとそこにカミーラたちが遅れてやって来た

 

優介「そうだ。カミーラたちは今までどうしてたんだ?」

 

ダイゴ「地球に戻っている途中に月にグローカーがいてね僕たちを行かせるために皆が引き付けてくれてたんだ」

 

優介「そうだったのか」

 

 

そして・・・

 

 

BGM:行こう!ウルトラの星へ(大決戦超ウルトラ8兄弟より)

 

 

 

ウルトラマンたちと別れの時がやって来た

 

 

芽依「せっかく仲良くなれたのに行ってしまうんですか?」

 

ミライ「はい」

 

セリザワ「こことは違う別次元の宇宙でも大変なことが起きている。我々はこれからもその脅威に対処しなくてはならない」

 

ゼロ「宇宙に平和な日々が訪れるまで俺たちの戦いは終わらない!」

 

アスカ「いい根性だったぜ!皆」

 

エックス「君たち、最高のユナイトだった!」

 

大地「これからも仲間たちを大切にね」

 

ショウ「そうして俺たちの命は皆繋がっているんだ」

 

ヒカル「遠く離れた地球の裏側だってこの空の下で繋がってる」

 

ムサシ「どんなに遠く離れていても僕たちの心は1つだ」

 

ましろ「遠く離れていても繋がってる・・・」

 

我夢「そう、それが地球だ」

 

藤宮「俺たち皆を繋げてくれる奇跡の星さ」

 

ダーラム「グッバイ!マイフレンドたち!」

 

ヒュドラ「ヒャッハ!せいぜい頑張れよ!」

 

カミーラ「あなたたちには心から感謝しているわ。私たちにもう一度やり直す機会を与えてくれたもの」

 

マサキ「たとえ過ちを犯したとしてももう一度やり直すことができることも教えてもらったしな」

 

矢的「私はほんの少ししか顔を合わせられなかったが君たちと共に戦った時間も私の中でかけがえのない思い出となるだろう」

 

幸子「あの・・・皆さんはこれからも戦うんですね?」

 

ダン「そうだ。黒の影法師を倒しこの地球は平和を取り戻した」

 

郷「だが、これで終わりではない」

 

北斗「宇宙には我々も知らない数多くの脅威が潜んでいる」

 

タロウ「我々はこれからも弱きものを助け、支えるためにこれからも戦い続けていく」

 

サコミズ「それが我々ウルトラ戦士の使命なんだ」

 

鈴「・・・私たちも光になれたんですね」

 

ダイゴ「ああ、人間は皆・・・自分自身の力で光になれるんだ」

 

バルタン星人「私たちは何度でもその奇跡を起こすことができるんだ」

 

チャイルドバルタン「決して夢を失わないでね」

 

カイト「この地球の未来は君たち自身の手で掴んでくれ」

 

ゲン「この星は頼んだぞ」

 

真雪「はい、皆さん、本当にありがとうございました!」

 

ミーナ「お主らもありがとな」

 

サンダーダランビア「こちらこそっす!」

 

ブラックキング「やっぱウルトラマンはかっこええな。スカッとするわ!」

 

ラゴン「やっぱりですね!」

 

ブラックキング「何がや!?」

 

キングパンドン(姉)「本当はウルトラヒーローのこと好きなんやろ?」

 

ブラックキング「ち、違うわい!違うわい!」

 

ケムール人「照れ隠しですね」

 

キングパンドン(妹)「照れ隠しね」

 

ブラックキング「うるさいわい!」

 

そのやりとりに皆はクスクスと笑う

 

岬「また・・・会えるよね?」

 

優介「そうだ。何も永遠の別れじゃないさ。きっといつかまた会える」

 

岬「・・・うん!」

 

ジュリ「信じれば夢は叶う。そうムサシから教わった」

 

岬「はい、私たち立派なブルーマーメイドになります!」

 

優介「楽しみにしてるぞ」

 

ウェンディ「どうか頑張ってください」

 

 

美甘「ガーちゃん、元気でね」

 

ガーディー「グルル♪」

 

そしてガーディーもイーヴィルと共に別れることとなった

 

 

 

 

 

ハヤタ「地球の子供たちよ。我々は遠くからいつまでも君たちを見守っている」

 

岬「ウルトラマンさん・・・」

 

ハヤタ「案ずることはない・・・」

 

ハヤタ「私が地球人を愛したように君もまた彼らを心から愛し、信頼してるはずだ」

 

 

岬「・・・はい!」

 

 

優介たちの励み、そしてハヤタの言葉に岬が力強く答えた

 

 

そして優介たちはウルトラマンに変身し、ネクサスとゼロが岬とましろから分離して、ネクサスがSD劇団をオーブがウェンディを手に乗せる

 

 

真雪「地球を救ってくれた勇敢な勇士たちに敬礼!」

 

そして岬たちは敬礼した

 

岬「(またね・・・優介君)」

 

そしてネクサスはウルティメイトファイナルスタイル、ウルトラマンノアとなり背中のノアイージスで時空の穴を開ける

 

そして全員が淡い光に包まれて、1人ずつ時空の穴に向かいそれぞれの世界に戻る

 

ウェンディ「皆さーん!さようならー!!」

 

最後にウェンディを乗せたオーブが時空を越えて、穴を閉じた

 

そして輝いたのは遠くから見守るウルトラの星の光だった

 

 

後に地球を救ったウルトラマンたちが記載された記事が世界中で有名となった

 

 

 

 

 

 

タイトルは「光の戦士よ永遠に!」

 

 

 

 

 

惑星O-50

 

優介「帰ってきたな」

 

ウェンディ「そうだね」

 

優介とウェンディはゴースタードラゴンに自分たちの家に帰ってきた

 

 

ウェンディ「さっ、久しぶりのご飯作るから何がいい?」

 

優介「チキンカツ!」

 

 

ウェンディ「好きだねそれ」

 

優介「いいじゃん!好きなんだから」

 

優介はムスっとした表情で答える

 

ウェンディ「はいはい。早速作るから手伝って」

 

優介「ふっ、ガレット」

 

そうして2人はまた平和な日常に戻っていった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED LIGHT IN YOUR HEART 歌:V6】

 

次回予告

 

また1つ大きな戦いを乗り越えた優介、また平和な日常を過ごしていくなかあることも踏まえてウェンディと共にある場所に向かう。それはかつて惑星ボリスや惑星ハマーなどで共に戦ったかけがえのないあの仲間たちの元だった

 

次回 旧友の来訪




いかがだったでしょうか?皆さんと出会えたこと誇りに思います。さようなら平成、そして皆さん令和でもよろしくお願いします!


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ZAPとの再会編
第121話 旧友の来訪


令和初投稿です。そして今回から僕の大好きなある仮面ライダーのネタを出していきます。


【OP オーブの祈り】

 

ウルトラマンオーブが数々のウルトラマンと共に黒の影法師の野望を阻止してから1年の月日が流れ、優介とウェンディは共に16歳になっていた

 

 

優介「ふっ!はっ!」

 

トレーニングルームで優介は自らを鍛えていた

 

優介「ふう~今日はこれくらいでいいか」

 

そうしてトレーニングルームを出てブリッジに来た

 

ウェンディ「今日のトレーニング終了?」

 

優介「ああ、前に大地が教えてくれた特別メニューでトレーニングしてたんだ」

 

ウェンディ「お疲れ様、はいこれ」

 

ウェンディがタオルと水分を持ってきてくれた

 

優介「ああ、いつもありがとな!」

 

ウェンディ「ふふっ、どういたしまして♪」

 

タオルで汗を拭き水分を飲み終わった後、優介はウェンディにある話をした

 

優介「あのさ、あいつらに会ってみないか?」

 

ウェンディ「あいつら?」

 

優介「俺がかつて共に戦ったペンドラゴンの仲間たちだ」

 

ウェンディ「あー!レイさんたちのことだね」

 

優介「どうかな?」

 

ウェンディ「いいよ。私も会って話してみたかったし、でもいきなりどうしたの?」

 

優介「実はこのゴースタードラゴンの改造を頼もうと思うんだ」

 

ウェンディ「改造?」

 

優介「ああ、これのシステムを取り入れてもらおうと思うんだ」

 

そして見せたのはジオデバイザーだった

 

ウェンディ「Xioのシステム・・・あっ、もしかして」

 

優介「そう、サイバーカードの力を使えるように改造を頼みたいんだ」

 

ウェンディ「サイバーカードの力を付け加えたら結構強力になるね」

 

優介「それにわざわざ俺が変身しなくてもウルティメイトゼロのサイバーカードがあればゴースタードラゴンで時空を越えられるしな」

 

ウェンディ「そっか!」

 

優介「そういうこと。じゃあ今から連絡して都合が合えば明日にでも行こうと思うんだけどいいかな?」

 

ウェンディ「うん。いいよ」

 

優介「よし、それじゃあ!」

 

優介は機器を操作してペンドラゴンに連絡を入れた

 

 

M78スペース ZAP宇宙基地

 

惑星輸送船スペースペンドラゴンにゴースタードラゴンからの通信が入った

 

オキ「っ!ボス!ゴースタードラゴンから交信が求められています!」

 

ハルナ「えっ!?」

 

クマノ「本当かオキ!?」

 

オキ「はい!」

 

ヒュウガ「繋いでくれ!」

 

そしてオキはゴースタードラゴンとの通信を繋げた

 

優介「久しぶり皆!」

 

ウェンディ「お久しぶりです。皆さん」

 

レイ「優介!久しぶりだな。元気そうじゃないか」

 

ハルナ「ウェンディちゃんも久しぶり。ずいぶん綺麗になったね」

 

ウェンディ「あはは、ありがとうございます」

 

ヒュウガ「珍しいな。そっちから連絡くれるなんて」

 

優介「実は・・・明日そっちに行ってもいいか?」

 

オキ「えっ!?優介君たちこっちに来るの!?」

 

優介「ああ!」

 

オキ「やったー!」

 

ヒュウガ「こっちは構わないが何かあったのか?」

 

優介「実はゴースタードラゴンの改造をお願いしたいんだ。頼めるか?」

 

クマノ「おお!魔法使いに任せとけ!」

 

ハルナ「決まりね!」

 

ヒュウガ「我々はしばらく休暇期間に入っていてな。そのためペンドラゴンを宇宙基地に停めてある」

 

優介「じゃあ、その宇宙基地に向かえばいいんだな?」

 

ヒュウガ「ああ、今からデータを送る。クマノ」

 

クマノ「了解!」

 

クマノが機器を操作してゴースタードラゴンに位置情報を送信した

 

そして程なくしてゴースタードラゴンに位置情報が届いた

 

ウェンディ「位置情報届きました!」

 

優介「それじゃあまた明日!」

 

レイ「ああ、待ってるぞ」

 

優介「ああ!」

 

そうして通信を切った

 

 

 

翌日、優介とウェンディがゴースタードラゴンでスペースペンドラゴンが待機している宇宙基地に向かった

 

そして、ゴースタードラゴンがペンドラゴンが待機している宇宙基地に到着した

 

オキ「優介君!!久しぶり!」

 

優介「オキも皆も久しぶり!」

 

レイ「元気だったか優介」

 

優介「もちろん!レイや皆も元気そうで何よりだ」

 

ウェンディ「皆さんお久しぶりです!」

 

ハルナ「久しぶりウェンディちゃん。こうして顔を合わせて話すのは初めてね」

 

クマノ「また大きくなったんじゃないのか?」

 

優介「止してくれよ。そんなに大きくなってはいないさ」

 

ヒュウガ「さっ、ゆっくりしていけよ」

 

優介&ウェンディ「はい!」

 

クマノ「それで具体的にどう改造してほしいんだ?」

 

優介「それにはこれが必要なんだ」

 

優介はクマノにジオデバイザーを差し出した

 

 

クマノ「これは?」

 

優介「俺が前に別の世界の地球で所属していた防衛隊Xioが使っていた端末ジオデバイザーだ。これにはXioが開発したサイバーカードに描かれたサイバー怪獣の力を引き出すシステムがあるんだ。それを・・・」

 

クマノ「ゴースタードラゴンに組み込んでくれというのか・・・」

 

優介「頼めるか?」

 

クマノ「おう!飛びっきりの魔法を見せてやるよ!」

 

優介「ありがとな」

 

そしてクマノがゴースタードラゴンの改造にかかる時間を計ったところ、数日で終わるそうだ

 

 

 

その後ハルナがペンドラゴンのブリッジに入ると何かを見つけた

 

ハルナ「あら?」

 

その視線の先にはペンドラゴンの機器を勝手に操作している優介がいた

 

そして・・・

 

ハルナ「こら!何してるの!?」

 

優介「うわっ!」

 

ハルナ「ふふっ」

 

優介「何だ副長ですか?」

 

ハルナ「なんでこんなことしてるの?」

 

優介「いや、しばらくいない間に技術がどうなっているのか興味があっただけですよ」

 

ハルナ「へえ~」

 

優介「なんですか?」

 

ハルナ「勝手に機器には触ってはいけない」

 

優介「・・・はい」

 

するとハルナは手を出した

 

優介「何ですか?」

 

ハルナ「口止め料よ。ボスには内緒にしといてあげるから」

 

優介「はぁ〜」

 

優介はため息をした

 

 

 

 

ウェンディ「・・・・・・」チラ

 

その後ウェンディが横にいるハルナをチラ見する

 

そして当のハルナはアイスを食べていた

 

ウェンディ「副長、それどうしたんですか?」

 

ハルナ「口止め料よ」

 

ウェンディ「何のですか?」

 

ハルナ「それを言ったら私は怒られます」

 

ウェンディは誰の口止め料なのか理解して後ろの方にいる優介の方を振り向く

 

優介「ん?」

 

ウェンディ「うふっ♪」

 

ウェンディが笑顔になると同時に真っ黒なオーラを発していた

 

優介「(ヤバい!ものすごい殺気だ!)」

 

レイ「優介!」

 

優介「あ、レイ」

 

レイ「ボスが船長室に来るようにってさ」

 

優介「あ、ああ、了解」

 

そこにレイがやって来て船長室に来るようにと言われた優介はウェンディから逃げるように船長室に向かった

 

 

ウェンディ「ふふっ♪(後でお仕置きが必要だね♪)」

 

 

そして優介は船長室に来た

 

優介「優介です!」

 

ヒュウガ「入れ!」

 

優介「失礼します!」

 

そして優介がボスのいる船長室に入った

 

ヒュウガ「改めて見ると随分大きくなったな!」

 

優介「あはは、ありがとうございます!」

 

ヒュウガ「どうだ?ゴースタードラゴンの居心地は?」

 

優介「ペンドラゴンと何ら変わりません。いつもペンドラゴンにいるような感じです」

 

ヒュウガ「そうか。なら良かった!」

 

そして優介が椅子に座るとヒュウガはニヤニヤしながら優介に質問してきた

 

ヒュウガ「最近ウェンディとはどうだ?仲良くやってるんだろ?」

 

優介「何ニヤニヤしてるんですか?」

 

ヒュウガ「いいや、優介が恋に目覚めたんだなって思ってな」

 

優介「まあ、仲良くやってはいますよ。・・・でも、最近一緒にいられる機会が少なくなってきた感じはしますね」

 

ヒュウガ「それはいかんな!」

 

優介「はい、でもできるだけ一緒にいられる時間を作りたいとは思ってます」

 

ヒュウガ「そうか。そういえばお前たち付き合ってどれぐらい経つんだ?」

 

優介「ええっと、4年になりますね」

 

ヒュウガ「そっか、あと2年の内にそろそろ考えた方がいいんじゃないか?」

 

優介「えっ?何をです?」

 

ヒュウガ「決まってるだろ?結婚だよ」

 

優介「えっ!?///」

 

ヒュウガ「あはは、悪い悪い。でもな彼女ってもんは心が繊細な方なんだぞ?もっと優しくしてやれよ」

 

優介「あはは、はい///」

 

そして優介は船長室から退室した

 

一方ハルナとウェンディでも似たような話がされていた

 

ハルナ「へぇ〜もうそこまで関係が進んでるんだね♪」

 

ウェンディ「は、はい・・・///」

 

するとウェンディがハルナが読んでいるあるものに目がいった

 

ウェンディ「副長、何読んでるんですか?」

 

ハルナ「ああ、これね、最近流行ってるお仕置きの方法よ。最近だと1番流行ってるのはこれだね」

 

それにはこう書かれていた

 

 

笑いのツボと・・・

 

 

 

ヒュウガとの話が終わった後優介はレイ、クマノ、オキと話していた

 

オキ「へえ~ギンガやビクトリーの他にもエックスっていうウルトラマンがいるんだ!」

 

クマノ「しかも自らをデータ化するサイバーウルトラマンって斬新だな」

 

優介「ああ、それにエックスはサイバーカードに描かれたサイバー怪獣の力が宿る鎧を身に纏って戦うんだ」

 

レイ「別次元の地球の技術もすごいな」

 

優介「それにはあのファントン星人が関わっているからな」

 

オキ「ファントン星人が!?」

 

優介「ああ、Xioのスーパーテクノロジーの多くはファントン星人グルマン博士の協力の賜物なんだとさ」

 

クマノ「へえ~興味深いな」

 

優介「それに数多くのウルトラマンと出会ってその力を借りて戦ってきたんだ。・・・だけど・・・」

 

オキ「どうしたの?」

 

レイ「何か悩みでもあるのか?」

 

優介「・・・でも、話していいものなのか・・・」

 

 

レイ「優介、俺たちはお前の仲間だ」

 

クマノ「レイにも言ったけど俺たちは家族も同然だろ?」

 

オキ「話して」

 

優介「・・・ああ、分かった」

 

優介はサンダーブレスターのことを話した

 

 

優介「そういうわけなんだ・・・」

 

オキ「そうだったんだ・・・」

 

レイ「ベリアルの力を使ってしまったのか・・・」

 

クマノ「そしてレイと同じように暴走してしまったんだな・・・」

 

 

優介「ああ、あの時の俺は頭の中に怒りと殺意だけしかなかった。もしもレイと同じように完全にあの力に呑み込まれてしまったら・・・俺は・・・」

 

 

 

レイ「よく話してくれたな」

 

優介「えっ?」

 

クマノ「誰にだって悔しい思いや怒りに支配される時だってある。それは優介が人間であることの証拠さ」

 

優介「俺が・・・人間である証拠・・・」

 

オキ「そうだよ。その力を使うのが嫌だったら使わなければいいだけの話だよ」

 

レイ「幸い俺と違って、オーブリングにカードを通さない限りその力は発動することはないんだろう?」

 

優介「・・・ああ・・・」

 

レイ「俺もかつては暴走した身だ。だからお前の苦しみも分かる」

 

優介「・・・ああ、ありがとう」

 

 

ウェンディ「あっ、優介くんとレイさんたちだ」

 

だが向こうは話の真っ最中でウェンディは物陰に隠れて話を聞くことにした

 

 

オキ「あっ、ところで聞きたかったんだけど・・・」

 

優介「ん?なんだ?」

 

オキ「ウェンディちゃんとはどこまで進んでるの?」

 

優介「えっ!?///」

 

ウェンディ「っ!?///」

 

クマノ「おっ、それはちょっと興味あるな」

 

オキ「キスとかもうしたの?」

 

優介「・・・///」

 

優介は小さく頷いた

 

オキ「よかったじゃん!将来結婚とかしないの?」

 

優介「えっ!?(なんでオキまで!)///」

 

ウェンディ「へっ!?///」

 

レイ「結婚ってなんだ?」

 

クマノ「互いを思い、愛し合う男と女が家族になることだよ」

 

オキ「で、どうなの?」

 

優介「ええっと・・・///」

 

 

 

優介「いつかそうなればいいなって思っているよ///」

 

 

 

 

ウェンディ「っ!?///」

 

その言葉を聞いた瞬間ウェンディは頭の中でウェディングドレスを着た自分が優介と結婚する光景を想像していた

 

ウェンディ「(わわわ、私と優介くんが結婚なんてまだ早いし!それに子供とかも!!あぅ〜〜///)」

 

ウェンディの顔は真っ赤になっていた

 

 

レイ「ウェンディと一緒に過ごしてどんな感じなんだ?」

 

優介「一緒にいるときはいつも幸せな気持ちになるんだ」

 

優介「今でも思うよ。”出会えて本当によかった”って」

 

ウェンディ「・・・///」

 

 

ウェンディ「・・・(ありがとう///)」

 

幸せな気持ちになったウェンディはお仕置きなんかしなくてもいいと思った

 

 

 

 

しかし・・・

 

 

 

 

 

優介「でも不満な点もあるんだよね」

 

ウェンディ「えっ?」

 

 

 

 

 

優介「身長とかあそことかが全然成長しないんだよね」

 

 

ブチッ!

 

 

ウェンディの中の何かがキレて物陰から出て優介に少しずつ近づいていく。レイとクマノとオキは気づいたが優介はウェンディが近づいていることに気づかず話を続けてしまう

 

 

優介「大体さ、普通の女子ならあれくらいの歳になると大きくなるもんでしょ?なのに全滅成長しなくてさお子ちゃまかって・・・」

 

 

クマノ「お、おい・・・優介・・・」

 

オキ「その辺にしといた方が・・・」

 

優介「えっ?」

 

レイ「後ろ・・・」

 

その瞬間彼女の手が優介の肩をがっしり掴んだ

 

 

優介「ひっ・・・」

 

 

 

 

優介はおずおずと振り返る

 

 

 

 

 

ウェンディ「優介君♪」

 

ウェンディが満面の笑顔で親指を優介の首におもいっきり押し付けた

 

優介「ぐあっ!」

 

すると変な音が鳴り

 

優介「あははははは!ふははははは!!」

 

優介は自分の意思に関係なく笑い始めた

 

優介「ウェンディ!お前何した!ふははははは!!」

 

ウェンディ「副長が読んでいた雑誌に書かれていたお仕置きをしたの。笑いのツボってね♪」

 

優介「だはははは!!笑いのツボってふははははは!!あははははは!!」

 

ウェンディ「悪かったね♪お子ちゃまで♪」

 

オキ「(ヤバいですよクマさん)」

 

クマノ「(ああ、これは怒らせたら絶対にヤバいぞ)」

 

レイ「(ああ、下手すると俺の暴走より恐ろしいかもしれない)」

 

ウェンディ「何か言いましたか♪」

 

レイ&オキ&クマノ「いえ!何も!」

 

レイとオキとクマノもウェンディを怒らせてはいけないと確信したのである

 

 

その後滅茶苦茶ウェンディに叱られて反省してなんとか許してもらった優介であった

 

 

 

 

ウェンディ「・・・バカ・・・」

 

 

 

TO BE CONTINUED

 

次回予告

 

クマノがゴースタードラゴンの改造をしている時ヒュウガからあることを提案された。リゾート施設が豊富の惑星ブラムにウェンディと2人で休暇を楽しむことになった。

 

次回 一時の安らぎ




次回はウルトラマンゼロ外伝でも登場した惑星ブラムに行くことになります。


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第122話 一時の安らぎ

自分はリゾートに行ったことがないんで何かおかしなところがあるかもしれませんがどうぞ。


【OP オーブの祈り】

 

今日の夜ゴースタードラゴンの改造が終了する予定だった

 

そして優介とウェンディにヒュウガからある話がもたらされた

 

 

優介「惑星ブラムに?」

 

ヒュウガ「人工2千万のZAP最大の開拓惑星だ。リゾート施設が豊富でな。クルーたちは休暇でよく利用している」

 

優介「へぇ〜」

 

ヒュウガ「ブラムにはなそれは綺麗な海があるんだ」

 

ウェンディ「海ですか・・・」

 

ヒュウガ「せっかくこっちに戻ってきたんだ。事件も起きていないみたいだし、お前たちも休暇を楽しんだらどうだ?」

 

ウェンディ「どうする?」

 

優介「(そうだな。最近戦い続きだったもんな・・・)分かりました。ブラム、行ってきます」

 

ヒュウガ「ああ、休暇を楽しんでこい!」

 

優介&ウェンディ「はい!」

 

するとヒュウガがウェンディに手招きして小声で話す

 

ヒュウガ「それにもっと愛情を深めあうチャンスだぞ?」

 

ウェンディ「っ!?は、はい・・・///」

 

そして2人はドラゴンスピーダーで惑星ブラムへと向かった

 

 

優介「惑星ブラムか・・・」

 

ウェンディ「綺麗な海があるんだってね?」

 

優介「リゾート施設が豊富だとも言ってたな。さあ、休暇を楽しみに行くぞ!」

 

ウェンディ「うん!」

 

そしてドラゴンスピーダーを加速させていく

 

大気圏を突入して、ブラムのリゾート施設が見えてきた

 

ウェンディ「わあ~!」

 

優介「ボスの言った通りだ。確かに施設が豊富だな」

 

ウェンディ「そうだね」

 

すると優介は後ろにいるウェンディが何かの袋を持っていた

 

優介「ん?その袋はなんだ?」

 

ウェンディ「ふふっ、ナイショ♪」

 

そして着陸してリゾートに入園した

 

水着を着て優介は砂浜に来た

 

そこには多くの人で賑わっていた

 

優介「さすがにZAP最大の開拓惑星というだけはあるな」

 

 

 

ウェンディ「優介くん!」

 

優介「っ!///」

 

そこに白い水着姿のウェンディがやって来た

 

ウェンディ「ど、どう?///」

 

優介「う、うん、すごく可愛いと思う///」

 

ウェンディ「えへへ、ありがとう///」

 

優介「じゃあ早速海に行こうぜ!」

 

ウェンディ「うん!」

 

2人は海に走っていった

 

BGM:ダイゴとレナ

 

2人の足が海に入っていく

 

ウェンディ「ちょっと冷たいけど気持ちいいかも」

 

優介「それっ!」

 

ウェンディ「きゃあっ!」

 

横で見ていた優介はウェンディに水をかけた

 

優介「はははは!!」

 

ウェンディ「やったね!それっ!」

 

ウェンディもお返しと言わんばかりに水をかけた

 

そこから水のかけあいをした

 

 

次に2人はビーチフラッグをしていた

 

優介「よーい!どん!」

 

ウェンディ「バーニア!」

 

優介「なっ!?」

 

ウェンディは対象者の移動速度を加速させる。バーニアという魔法を使ってフラッグを取った

 

ウェンディ「やったー!」

 

優介「魔法使うのって反則だろ!?」

 

ウェンディ「魔法使ったらダメっていうルールはないもんね~!」

 

優介「ぐぐ・・・なんか納得できん!」

 

ウェンディ「ふふん♪」

 

 

続いて2回戦

 

ウェンディ「よーい!どん!」

 

優介「マックス!」

 

【ウルトラマンマックス!】

 

ウェンディ「ああっ!」

 

今度は優介がウルトラマンマックスの力を引き出して最速でフラッグを取った

 

優介「俺もやらせてもらいました!」

 

ウェンディ「もう・・・じゃあ次の最後はお互い力を使うのはなしで行こ?」

 

優介「OK!」

 

 

そしてラスト3回戦

 

優介「よーい!どん!」

 

同時で全く同じスピードで走る2人

 

 

 

優介「とりやぁっ!」

 

ウェンディ「ええい!」

 

2人同時に飛び込んだ

 

 

優介「あれ?」

 

ウェンディ「あっ」

 

よく見ると2人同時にフラッグを掴んでいた

 

 

優介&ウェンディ「あははは!!!」

 

ウェンディ「どっちが勝ったんだろうね?」

 

優介「さあな、同時に掴んでたし引き分けでいいだろ」

 

ウェンディ「そうだね!」

 

 

そうして休暇を満喫する2人であった

 

 

 

 

 

ぐう~~!

 

その後、優介のお腹が鳴った

 

優介「すっかり楽しんだら腹減った」

 

ウェンディ「そうだね。ご飯食べよっか」

 

 

そして2人は夕食を食べていた

 

 

優介「なあウェンディ」

 

ウェンディ「ん?」

 

優介「今度どっか行きたいところとかあるか?」

 

ウェンディ「うーん、あっ!私、遊園地に行きたい!」

 

優介「分かった。今度一緒に行こうな!」

 

ウェンディ「うん♪」

 

優介「この後花火があるらしいからそれを見終わったら基地に戻ろうか」

 

ウェンディ「そうだね。すっかり暗くなってきたし」

 

 

夕食を食べた後2人は元の服に着替えるため別々の更衣室に向かった

 

 

ウェンディ「じゃあまた後でね」

 

優介「ああ」

 

 

 

そして優介とウェンディはそれぞれ更衣室に着替えにいった

 

 

 

ウェンディ「お待たせ!待った?」

 

優介「いや全然、丁度花火がよく見えるスポットを見つけたんだ。そこに行こうよ」

 

ウェンディ「うん」

 

 

優介が見つけたスポット

 

ウェンディ「わあ~!」

 

そこはブラムのリゾート施設やその周辺まで見渡せる場所だった

 

ウェンディ「綺麗・・・」

 

優介「だろ?おっ、そろそろ花火が始まるな」

 

 

 

そしてタイミング良く花火が上がった

 

ウェンディ「綺麗な花火だね・・・」

 

優介「そうだな」

 

するとウェンディが何かの袋を出して優介に差し出した

 

ウェンディ「はい!」

 

優介「何これ?」

 

ウェンディ「今日付き合ってくれたお礼だよ」

 

袋から中身を出すとそれは・・・

 

優介「ペンダント・・・いつの間に」

 

ウェンディ「さっき着替え終わった時にこっそり買ってきたんだ」

 

優介「へえ~!」

 

ウェンディ「それにね。ほら」

 

ウェンディも優介に渡した同じペンダントを付けた

 

優介「おお!お揃いか」

 

ウェンディ「これを売ってるお店の人に聞いたら同じペンダントを持つ男女が持つと幸運が約束されるんだって」

 

優介「そっか・・・」

 

ウェンディ「それにこれがあればどんなに離れていても一緒だって思えるから」

 

優介「ウェンディ・・・」

 

ウェンディ「だから、これからもずっと一緒にいてね!」

 

優介「ああ!これからもずっと一緒だ!」

 

ウェンディ「ふふっ・・・大好き///」

 

2人は抱き合いながらキスをするといいタイミングで花火が上がった

 

 

優介「またいつか一緒に花火を見ような」

 

ウェンディ「・・・うん♪///」

 

2人は花火が上がっている間ずっと手を繋いでいた

 

 

そうして休日を満喫した2人はスピーダーに搭乗して宇宙基地に戻っていった

 

 

 

しかし、新たな戦いがすぐそこまで来ていた

 

 

TO BE CONTINUED

 

次回予告

 

ZAPの訓練機シースタードラゴンが消息を絶ってしまった。調査に向かう優介とウェンディだが、微弱な救難信号を頼りに進むとそこには別次元の地球に四次元怪獣が街で暴れていた

 

次回 新たなる侵略




さあ、次回からいよいよバンドリの世界へ!


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バンドリ編
第123話 新たなる侵略


バンドリ世界に突入!久々にあの怪獣を出そうと思いました。


【OP ときめきエクスペリメンス!

歌:Poppin'Party】

 

昨日、ゴースタードラゴンの改造が完了してそのまま1日だけまだ留まることにした優介とウェンディはゴースタードラゴンの中で休むことにした

 

そして翌日、優介はぐっすりと爆睡していた

 

 

そこにウェンディが入ってきて親指を優介の首に指した

 

そう・・・笑いのツボである

 

 

優介「ぐあっ!くははははは!!痛って!あははははは!!ふははははは!!!」

 

笑いのツボを押され笑いながら起こされた優介はベッドから落ちた

 

優介「お前、朝っぱらから何してくれるんだよ!あははははは!!」

 

ウェンディ「いつまで寝てるの?もうとっくに朝ごはんできてるんだよ」

 

優介「ぷはははは!!だからってこんな起こし方はないだろ!あははははは!!」

 

ウェンディ「もう・・・早く着替えて早く食べよう」

 

朝食を食べた後、2人は基地を去ろうとしたがヒュウガに呼び出された

 

 

ヒュウガ「実は数日前にある宙域で訓練をしていた宇宙船シースタードラゴンの連絡が途絶えたとZAP本部から連絡があった」

 

優介「シースタードラゴン?」

 

ヒュウガ「我々ZAPの訓練機だ。その船長の矢上が部下が搭乗したドラゴンスピーダーの到着を待っていたときに消息を絶ってしまったんだ」

 

ウェンディ「それで私たちはどうすればいいんですか?」

 

ヒュウガ「消息したシースタードラゴンの行方を調査してほしい」

 

優介「了解しました!」

 

ハルナ「頼んだわよ」

 

クマノ「何かあったらすぐにこっちに連絡をくれ」

 

オキ「すぐに飛んでいくからね!」

 

レイ「無事に戻って来るんだぞ。優介、ウェンディ」

 

ウェンディ「はい!」

 

優介「分かった!」

 

そして2人はゴースタードラゴンに搭乗して発進準備に入った

 

優介「メインエンジン始動!」

 

ウェンディ「ネオマキシマ・ドライブ及びサイバーシステム異常なし!」

 

優介「システムオールグリーン!」

 

ウェンディ「発進準備完了!」

 

優介「ゴースタードラゴン!発進!」

 

優介の号令と共にゴースタードラゴンが発進して、シースタードラゴンの調査に向かった

 

ヒュウガ「頼んだぞ。優介、ウェンディ」

 

 

ゴースタードラゴンはネオマキシマ・ドライブの超高速飛行でシースタードラゴンが消息した宙域に向かった

 

ウェンディ「シースタードラゴンに一体何があったのかな?」

 

優介「さあな、少なくとも消息を絶ってから既に数日が経っている。早く見つけ出さなければな」

 

そうこうしている内にシースタードラゴンが消えた宙域に到着した

 

ウェンディ「問題の宙域に到着したよ」

 

優介「シースタードラゴンの反応はあるか?」

 

ウェンディが機器で調べる

 

ウェンディ「・・・ううん、この辺りにはないみたい」

 

ウェンディ「もう少し探索範囲を広げてみるね」

 

しかし・・・これでもダメだった

 

 

ウェンディ「やっぱり反応がないみたい」

 

優介「そうか・・・っ!?」

 

ウェンディ「どうしたの?」

 

優介「何か来る!」

 

ゴースタードラゴンの前方に突如ワームホールが出現した

 

優介「っ!ワームホールが!」

 

ウェンディ「ワームホール?」

 

優介「このままではまずい!引き返すぞ!」

 

ウェンディ「う、うん!」

 

即座にゴースタードラゴンを反転して引き返そうとする

 

しかしワームホールの重力に掴まってしまった

 

優介「ぐっ!掴まった!」

 

ウェンディ「うっ!」

 

最大船速で脱出を図る

 

しかし・・・

 

優介「ぐっ!くそ!」

 

ウェンディ「脱出できない!」

 

 

優介&ウェンディ「うああああああああああ!!!!」

 

脱出できずゴースタードラゴンはワームホールに巻き込まれワームホールは消滅した

 

 

オキ「っ!ボス!ゴースタードラゴンの反応が消えました!」

 

ヒュウガ「何!?」

 

ハルナ「何があったの!?」

 

オキ「これは・・・ワームホールに巻き込まれた可能性があります!」

 

クマノ「ワームホールってまさか!」

 

レイ「俺とボスが巻き込まれたのと同じだというのか」

 

ヒュウガ「飛ばされた行き先は分かるか?」

 

オキ「待ってください・・・」

 

オキ「これは・・・別の次元です!」

 

ヒュウガ「別の次元ってことはこことは別の宇宙に飛ばされたってことか・・・」

 

ハルナ「ボス」

 

クマノ「残念ながら今のところ時空を越えられるシステムはありません。ゴースタードラゴンが無事だということを信じるしかありませんね」

 

ヒュウガ「ああ・・・(無事でいてくれ。優介、ウェンディ)」

 

ゴースタードラゴンの反応が消えたことを察知したヒュウガたち一行は2人の無事を祈るしかなかった

 

 

 

 

優介「・・・っ・・・」

 

一方ゴースタードラゴンがワームホールに巻き込まれてからいくらか経ったあと、優介は気がついた

 

優介「ここは・・・」

 

ふと隣を見るとウェンディも同様に気を失っていた

 

優介「っ!おい!ウェンディ!」

 

ウェンディ「う~ん・・・」

 

優介がウェンディの肩を揺さぶって、ウェンディも気がついた

 

ウェンディ「優介くん・・・」

 

優介「無事か?」

 

ウェンディ「うん。大丈夫・・・」

 

優介「ここは・・・現在地は?」

 

ウェンディが調べると信じられない結果が出た

 

ウェンディ「座標が表示されない!?」

 

優介「何だって!?・・・っ!時計も止まってる!」

 

さらに時計も止まっていた

 

 

優介「座標が表示されないとなるとここは別の宇宙ということになるな」

 

ウェンディ「私たち、さっきのワームホールで別の宇宙に飛ばされちゃったのかな?」

 

優介「恐らくな。とりあえずシースタードラゴンを探してみよう。もしシースタードラゴンが消息を絶った原因があのワームホールだとしたらこっちの宇宙にいるかもしれない」

 

ウェンディ「分かった」

 

2人はゴースタードラゴンを加速させてシースタードラゴンの捜索を再開した

 

 

 

あれから数時間が経った

 

しかしいまだにシースタードラゴンを発見することができずにいた

 

優介「座標がないとどの宙域にいるのかすら分からないな」

 

ウェンディ「うん、シースタードラゴンの矢上船長って人無事だといいけど・・・」

 

すると優介があるものを見つけた

 

優介「っ!あれは!」

 

ウェンディ「どうしたの?」

 

優介「見ろ!月だ!」

 

ウェンディ「っ!」

 

進んでいくと月が見えてきた

 

優介「ということは俺たちは今この宇宙の太陽系にいるのか!」

 

別の宇宙とはいえ太陽系にいるのだとしたら今自分たちがいる場所もある程度把握できる

 

その時わずかだが救難信号の反応を受信した

 

ウェンディ「反応があるよ!」

 

優介「救難信号だ。船籍を確認する!」

 

そして船籍はシースタードラゴンと確認された

 

ウェンディ「シースタードラゴンだ!」

 

優介「信号は微弱だが発信位置は特定できるはずだ」

 

優介が機器を操作して発信位置を特定した

 

優介「あの地球だ!」

 

そしてゴースタードラゴンはシースタードラゴンが発信されたと思われる救難信号を頼りに地球へと向かった

 

 

ゴースタードラゴンは大気圏を突破して地球にたどり着く

 

しかし・・・

 

ウェンディ「優介くんちょっとおかしいよ。人が1人もいないよ」

 

優介「・・・この光景は・・・」

 

優介は人が1人もいないという光景を以前にも見ていた

 

優介「(まさかまたバット星人が!?)」

 

優介「気になるが今はシースタードラゴンの元へ向かおう。生存者がいるのかもしれない」

 

ウェンディ「うん!」

 

そしてゴースタードラゴンがシースタードラゴンのものと思われる救難信号を頼りに進むと

 

 

ペンドラゴンやゴースタードラゴンと同型で黄色の機体シースタードラゴンの姿があった

 

優介「あれだ!」

 

ウェンディ「あれがシースタードラゴン・・・」

 

優介「あの感じからして不時着したのか・・・」

 

ゴースタードラゴンをシースタードラゴン付近に着陸させた

 

そして2人は外に出た

 

優介はリサーチシーバー、ウェンディはジオデバイザーで周囲に生体反応がないか探索していた

 

優介「っ!反応だ!」

 

ウェンディ「うん!こっちもだよ!」

 

???「ようこそシースタードラゴンへ」

 

優介「っ!」

 

そこに1人の男がやって来た

 

ウェンディ「あなたがシースタードラゴンの船長ですか?」

 

矢上「そうだ。私がこの船の船長の矢上だ」

 

優介「俺は永幡優介、こっちはウェンディだ。シースタードラゴンの救難信号を受信してここまできた」

 

矢上「我々の救難信号が届いたんだな」

 

優介「我々?話で聞いた限りでは船長1人だけと聞いたんだが?」

 

矢上「案内する」

 

そして優介とウェンディは矢上船長にシースタードラゴンのブリッジに案内された

 

矢上「皆聞いてくれ」

 

そこには5人の少女たちがいた

 

優介「っ!」

 

矢上「我々の救難信号を受信して駆けつけてくれたものたちだ」

 

香澄「ありがとう!私、戸山香澄!」

 

たえ「花園たえだよ」

 

りみ「牛込りみです・・・」

 

有咲「んん!市ヶ谷有咲です。ごきげんよう!」

 

たえ「ごきげんよう?」

 

有咲「だからお前じゃねえ!はっ!」

 

沙綾「もう有咲ったら・・・私は山吹沙綾、よろしくね」

 

ウェンディ「あはは、こちらこそよろしくお願いします」

 

優介「・・・・・・」

 

ウェンディ「優介くん?」

 

優介「矢上船長、見たところこの船の正式な乗員ではないようですね。これはどういうことですか?」

 

矢上「それには深い事情がある」

 

 

矢上「あれは今から1週間前の出来事だ」

 

矢上「私がシースタードラゴンと共にこの地球に流れ着く前の事だ。」

 

香澄「私たちはいつも通りに学校に通って5人揃って、Poppin'Partyっていうバンドの活動をしてたんだ」

 

たえ「有咲の家の地下の蔵ってところで活動してたの」

 

沙綾「でも解散した時にはいつの間にか人がいなくなってたの」

 

りみ「私たちの家族も友達も皆いなくなってたの」

 

矢上「後で分かったことだが謎のエネルギーによって地上の人々はどこかへ転送されたことが分かったんだ」

 

 

優介「何だって!?」

 

矢上「その直後ワームホールに巻き込まれ飛ばされた私はここに不時着した。その時偶然近くにいたこの5人と出会ってな、情報を検討しあって原因が分かるまで5人はこの船で過ごすことになったんだ」

 

香澄「最初はね私たちも全然分かんなかったんだけどなんとなくやり方も分かってきたんだ」

 

りみ「でも有咲ちゃんは飲み込みが1番早かったからね」

 

有咲「1度覚えちまえば簡単なことだっつの」

 

沙綾「でも私たちも覚悟を決めてここで過ごすことにしたから」

 

ウェンディ「そうだったんですか・・・」

 

優介「・・・・・・」

 

香澄たちポピパとこの世界の事情を知った優介とウェンディ

 

だが優介はどこか納得がいかなかった

 

すると警報が鳴った

 

BGM:侵略の予感(ウルトラマンティガより)

 

警報の音が鳴るとポピパの5人はすぐさま動いた

 

矢上「どうした!?」

 

香澄「船長!大変です!」

 

たえ「街の真ん中を巨大な物体が転がっています!」

 

りみ「ぜ、全長・・・およそ60メートル、巨大なフジツボ型の化け物です・・・」

 

矢上「何!?巨大なフジツボ!?」

 

有咲「映像を出します!」

 

有咲が機器を操作して映像を出した

 

優介「こいつは!」

 

そこには優介がかつて惑星ボリスで戦ったあの四次元怪獣の姿があった

 

矢上「っ!四次元怪獣ブルトンか!」

 

矢上「いやいや、ブルトンは昔ウルトラマンが倒したはずだ!」

 

沙綾「そのウルトラマンっていうのは知りませんけど倒したはずの怪獣がまた現れたってことですか?」

 

するとたえが何かに気づいた

 

たえ「このエネルギー反応・・・」

 

矢上「どうした?」

 

たえ「見てください。ブルトンから発せられているエネルギーと人々が消えた時に発生したエネルギーが同じなんです」

 

矢上「っ!」

 

ウェンディ「それじゃあ、人々が消えたのは・・・」

 

 

優介「ああ、あのブルトンの仕業だ」

 

そして街に出現したブルトンは転がりながら建物を次々と破壊していく

 

 

優介「俺が奴を倒す。ウェンディ、皆を頼んだぞ」

 

ウェンディ「分かった!気をつけてね」

 

優介「ああ!」

 

有咲「はぁ!?」

 

沙綾「何する気!?」

 

優介はオーブリングを構える

 

矢上「っ!まさか君は!」

 

矢上が驚くのをよそに優介はウルトラマンのフュージョンカードをリードする

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

次にウルトラマンティガのフュージョンカードをリードする

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

優介「光の力、お借りします!」

 

そしてオーブリングを掲げてトリガーを引きオーブオリジンとなり左右にいるウルトラマンとティガのビジョンと融合する

 

【フュージョンアップ!】

 

ティガ「タァーッ!」ウルトラマン「シェアッ!」

 

【ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

オーブ「シュアッ!」

 

BGM:スペシウムゼペリオンのテーマ

 

そしてブルトンの前にウルトラマンオーブスペシウムゼペリオンが降り立った

 

沙綾「え、ええ!?」

 

りみ「ふぇぇぇ・・・」

 

香澄「今度は巨人が出たー!」

 

たえ「進撃の巨人だ・・・」

 

有咲「いや違えだろ!っていうかあいつがあの巨人になりやがった!?」

 

矢上「あの巨人は・・・確かウルトラマンオーブ」

 

沙綾「知ってるんですか?矢上船長」

 

矢上「ああ、四次元怪獣には常識が通用しない!オーブ!頼んだぞ!」

 

 

 

オーブ「俺の名はオーブ!闇を照らして、悪を撃つ!スゥアッ!」

 

いつものように名乗るとオーブはブルトンに向かっていく

 

オーブ「デェアッ!」

 

ブルトンも転がりながら向かってくる

 

そして両者がぶつかり合う

 

オーブ「グゥゥゥッ!オォリヤッ!」

 

オーブが膝蹴りを入れてパワータイプの力を引き出した強烈なパンチを浴びせてブルトンは後ずさる

 

オーブ「デェアッ!」

 

オーブは空中回転してブルトンの背後に回り込みキックを叩き込む

 

 

香澄「うわあ・・・」

 

りみ「ふぇぇぇ・・・」

 

たえ「すごい迫力・・・」

 

沙綾「ウェンディちゃんは知ってたの?」

 

ウェンディ「知ってたというより彼と出会った時からずっとですね」

 

矢上「彼が惑星ボリスに現れたという・・・」

 

ウェンディ「矢上船長、その話をご存知なんですか!?」

 

矢上「ああ、まさかこんなところで彼と巡り会うとはな・・・」

 

有咲「感心してる場合じゃないですよ!あいつが何者なのか教えて下さい!」

 

ウェンディ「先ほども話した通り優介くんが変身したあの巨人の名前がウルトラマンオーブです。優介くんはこれまでいくつもの世界を救ってきた光の戦士なんです」

 

りみ「光の戦士・・・!」

 

たえ「そんな人と一緒にいるなんてすごいね」

 

ウェンディ「ええ、まあ・・・」

 

香澄「優介君って味方なの?」

 

ウェンディ「はい!私たちの味方です!」

 

オーブ「デェアッ!」

 

オーブは苦戦することなくチョップをかましていく

 

オーブ「惑星ボリスで戦ったときは未熟だったが今の俺はあの頃とは違うぜ!デェアッ!」

 

そしてドロップキックでブルトンを蹴り飛ばす

 

 

オーブ「一気に決める!スペリオン光輪!」

 

オーブは一気に勝負を着けようとスペリオン光輪を放つ

 

 

しかしブルトンが何かを発生させるとスペリオン光輪が消されてしまった

 

オーブ「っ!何!?」

 

するとブルトンが浮遊して周りの景色が歪み始めた

 

有咲「うわあ!船長!ブルトンの周りの景色が歪んでいきます!」

 

沙綾「何なのこれ!?」

 

矢上「いかん!それはブルトンが発生させた空間湾曲だ。歪みに塞がれ光線や打撃がブルトンに効かなくなるぞ!」

 

香澄「それってオーブの攻撃も効かないってことですか?ええ!?じゃあどうやってブルトンを倒すの?オーブ!」

 

りみ「頑張って!オーブ!」

 

オーブ「デェアッ!シュアッ!」

 

オーブのキックやパンチもブルトン本体には届かない

 

オーブ「くっ!攻撃が当たらない!」

 

オーブ「スゥアッ!」

 

オーブはブルトンに掴みかかりブルトンに触れることはできたが振り払われ、ブルトンが突進してきてそれを食らって吹っ飛びビルに激突してしまう

 

オーブ「グアッ!」

 

りみ「あっ!」

 

香澄「オーブが!」

 

有咲「このままだとやられちまうぞ!?」

 

たえ「でも攻撃が当たらないんじゃ・・・」

 

沙綾「何かブルトンに攻撃できる方法はないの!?」

 

ウェンディ「それは・・・」

 

矢上「せめて奴に触れることができれば・・・」

 

ウェンディ「ん?触れることができれば?」

 

ウェンディは触れるのキーワードに注目して今までのブルトンとの戦いを頭の中でフラッシュバックさせる

 

するとオーブがブルトンに掴みかかってブルトンに触れていたことが分かった

 

ウェンディ「っ!優介くん!優介くん!聞こえる!」

 

ウェンディはすぐさまオーブにインナースペースにいる優介に通信を入れる

 

優介「ウェンディどうした!?」

 

ウェンディ「ブルトンを投げ飛ばして!」

 

優介「投げ飛ばす・・・っ!そうか!」

 

オーブ「フゥッ!オォリャアッ!」

 

オーブはパワータイプの力でブルトンを掴み上げ勢いよく投げ飛ばした

 

するとブルトンの空間湾曲が消滅して地面に落ちた

 

たえ「やった!ブルトンの周りの歪みが消滅しました!」

 

矢上「なるほど!投げ技か!あまりの衝撃にブルトンめ、たまらず空間湾曲を引っ込めたな?」

 

りみ「今なら攻撃が当たりますね!」

 

ウェンディ「今だよ!」

 

香澄「やっちゃえ!」

 

 

ブルトンが最後の悪あがきとして穴から出る触角から四次元現象を起こして別の怪獣を呼び出そうとした

 

オーブ「させるか!スペリオン光輪!」

 

それを阻止すべくオーブがスペリオン光輪を飛ばして触角を切断した

 

オーブ「よし!」

 

これを見たオーブは好機と捉え両腕で十字を作りエネルギーを溜める

 

オーブ「スペリオン光線!!」

 

そしてスペシウムゼペリオンの必殺技スペリオン光線が放たれ、ブルトンは直撃を受けた

 

有咲「す、すげえ・・・」

 

りみ「かっこいい・・・」

 

 

そして致命傷を負ったブルトンは消滅した

 

するとオーブは地面に落ちていたブルトンのかけらを取り、握りつぶした

 

香澄「やった~!」

 

りみ「やった!倒した!」

 

沙綾「これで四次元空間に捕らわれた人々が元に戻るね!」

 

有咲「ああ!」

 

たえ「よかった」

 

ウェンディ「しかし矢上船長、なんで倒したはずの怪獣が復活したんでしょうか?」

 

矢上「う~ん、それについては詳しく調査する必要があるな。何かよくないことが起きる前兆でなければいいのだが・・・」

 

オーブ「シュワッチ!」

 

オーブはブルトンを倒したのを確認して飛び去った

 

 

そしてどこかの空間でオーブとブルトンの戦いを見ている者がいた

 

 

???「私のイベントにようこそ。ウルトラマンオーブ」

 

 

 

ブルトンが倒されたことで四次元空間に閉じ込められていた人々が全て元に戻った

 

 

香澄「私たちを助けてくれてありがとう!」

 

優介「いや、皆無事で良かった」

 

矢上「四次元空間に閉じ込められていただけで本当に良かったな」

 

優介「恐らく何者かがブルトンを送り込みこのような事態を招いたんだと思う」

 

沙綾「ちょっと待って!それって!」

 

優介「ああ、黒幕がいるのかもしれない」

 

有咲「マジかよ・・・」

 

りみ「黒幕・・・」

 

優介「これ以上は危険だ。ここからは俺とウェンディと矢上船長でなんとかする。お前たち5人は元の生活に戻るといい」

 

これ以上は危険と判断した優介はポピパの5人を戦いから遠ざけようとする

 

香澄「嫌だ!」

 

優介「何?」

 

しかし香澄がそれを拒否した

 

香澄「確かにウルトラマンとブルトンの戦いを見て私たちがどうこうできることじゃないのは分かってる・・・でも、私たちにも何かやれることはあるはず!」

 

優介「本気で言っているのか?お前たち5人はバンドとかいう活動の方が大事じゃないのか!?」

 

たえ「確かにバンド活動の方も大事だよ。でも、今のままじゃいつもみたいに楽しくバンドできない」

 

香澄「それにキラキラドキドキできないもん!」

 

りみ「私も、頑張ってあのキラキラした日常を取り戻したい!」

 

有咲「幸い今だと夏休みの期間だしな。学校の活動にも支障はねえよ」

 

沙綾「これも乗り掛かった船だから、私も最後までやり抜くよ!」

 

香澄に続くようにポピパのメンバーが最後まで戦うことを決意した

 

ウェンディ「皆さん・・・」

 

優介「だが・・・」

 

矢上「私からも頼む」

 

優介「矢上船長!」

 

矢上「見ての通り今この船は人員不足だ。それに優介はオーブとして戦わなければならない。ウェンディと私だけでは無理がある。どうか彼女たちに協力させてやってくれないか」

 

優介「・・・・・・」

 

矢上「それに今の彼女たちの目は覚悟を決めた目だ」

 

優介は香澄たちの覚悟をした目を見た

 

 

そして・・・

 

優介「はぁ・・・分かった。力を貸してくれ」

 

香澄「もちろん!」

 

優介「ただし!無理はするなよ?」

 

香澄「うん!分かった!」

 

優介「・・・ならこれからよろしくな」

 

香澄「こちらこそ!」

 

こうしてPoppin'Party通称ポピパの5人は引き続き矢上船長の元で行動することになった

 

その後ブルトンの四次元空間に閉じ込められていた人々の中には香澄たちの家族や友達、同じバンド仲間もいて無事に再会することができた

 

シースタードラゴンや怪獣たちの存在も世間に知られ政府は矢上船長の話を信じ、協力体制となった

 

そして香澄たちは家族の了解をなんとか得てシースタードラゴンで活動することができるようになった

 

だがこれは新たな戦いの幕開けに過ぎなかった

 

 

TO BE CONTINUED

 

【ED IN YOUR HEART

歌:松本梨香 with Project DMM】

 

 

次回予告

 

ブルトンを倒しても平和が訪れたわけではなかった。今度はかつてウルトラマンが倒したはずの古代怪獣ゴモラが出現した。さらに現れるレッドキングや2体の超古代怪獣、追い詰められるオーブのピンチに駆けつけたウルトラマン。それは・・・

 

次回 怪獣大乱闘!超古代の勇者!

 




バンドリの世界で新たな戦いが始まりました。そして次回登場する2人目のウルトラマンは・・・


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第124話 怪獣大乱闘!超古代の勇者!

前回書き忘れていたんですがバンドリーマーVさんのリクエストで決まったバンドリ編。今回は第2回、そしてかなり前から誰にも言わずにやっていたのですがやっぱりやっておこうと思い隠れサブタイトルを本格的にやっていこうと思います。


【OP ときめきエクスペリメンス!

歌:Poppin'Party】

 

オーブ「デェアッ!」

 

ゴモラ「ギシャアオオオオ!!!」

 

なんでオーブがいきなりゴモラと戦っているのか、話は3時間前に遡る

 

 

ブルトンとの戦いから2日が経った

 

人々は怪獣とウルトラマンの存在を知り、矢上船長は政府と手を取り、怪獣出現の際には対処することを約束した

 

怪獣が出現していないこともあり優介はウェンディ、りみ、沙綾と共にある場所に向かっていた

 

するとある1つの店が見えてきた

 

優介「ここか。沙綾が言ってたヤマブキベーカリーって」

 

沙綾「そうだよ」

 

沙綾の実家でもあるヤマブキベーカリーというパン屋だった

 

ウェンディ「パン屋さんなんですね」

 

りみ「またチョココロネが食べられる!」

 

 

入ると、そこには沙綾の父の亘史と母の千紘がいた

 

亘史「やあ、いらっしゃい」

 

優介「どうも」

 

亘史「君が沙綾が言っていた友達か」

 

千紘「沙綾がいつもお世話になってます」

 

沙綾「お父さん、お母さん」

 

りみ「お久しぶりです」

 

ウェンディ「はじめまして、ウェンディ・マーベルです。よろしくお願いします」

 

亘史「ああ、よろしく」

 

優介「りみはここの常連なのか?」

 

りみ「うん。ここのチョココロネがとても美味しいんだ」

 

優介「へぇ〜、じゃあ俺はメロンパンにしようかな。ウェンディは?」

 

ウェンディ「私は何にしようかな?」

 

優介「あんまり買いすぎるなよ?そうやって食ってると太るぞ?」

 

その言葉にウェンディがぴくんと反応する

 

ウェンディ「なにか言った♪」

 

りみ「ひっ!」

 

優介「いやだから太」

 

ウェンディ「な・に・か・言・っ・た♪」

 

優介「太ってデブになるぞ〜」

 

ブチッ!

 

ウェンディ「ふふっ♪」

 

ウェンディは満面の笑顔になり親指を優介の首に突き刺す

 

優介「ぐあっ!くはははは!!!お前!だからそれやめろって!ふはははは!!!あはははは!!!」

 

亘史「あ・・・」

 

千紘「えっと・・・」

 

りみ「あ、あのウェンディちゃん何したの?」

 

ウェンディ「笑いのツボをしてお仕置きしたの♪」

 

りみ「笑いのツボ?」

 

ウェンディ「うん♪」

 

沙綾「優介、もう少し言葉に気をつけた方がいいよ?」

 

沙綾は優介に注意するが

 

優介「だはははは!!!ふはははは!!!」

 

沙綾「聞いてないし・・・」

 

笑っており沙綾の話は聞いていなかった

 

千紘「えっと、大丈夫なの?」

 

千紘はいまだに笑ってしまっている優介を気にした

 

ウェンディ「気にしないでください。私がお仕置きをしたからこうなってるんです♪」

 

優介「笑わせるな!むしろ気になるだろ!ふはははは!!!」

 

その後なんとか笑いが収まり、パンを購入してシースタードラゴンに戻った

 

香澄「ええ!?優介そんなこと言っちゃったの?」

 

たえ「それは言っちゃダメだよ」

 

優介「なんで?事実を把握するのは大切なことだろ?」

 

有咲「いやそういう話はダメなんだってば!」

 

優介「ん?う~んよく分からん。まあいいか!」

 

有咲「よくねえよ!」

 

矢上「君も苦労しているんだな」

 

ウェンディ「えへへまあ・・・」

 

そしてヤマブキベーカリーで買ってきたパンを皆で美味しく食べるのだった

 

すると警報が鳴った

 

矢上「どうした!?」

 

香澄「また怪獣!?」

 

有咲「いや、違げえぞ!」

 

たえ「何これ!?」

 

モニターに映し出されたのは

 

りみ「島?」

 

見たことのない島が出現したのだ

 

矢上「なんだこの島は?」

 

ウェンディ「どうして突然・・・」

 

優介はスペシウムゼペリオンにフュージョンアップして突如出現した島に向かった

 

そしてオーブは島の陸地に降り立ち、辺りを見回す

 

オーブ「・・・何なんだ?ここは・・・」

 

すると地面が揺れて、そこから怪獣が出現した

 

オーブ「っ!」

 

???「ギシャアオオオオ!!!」

 

BGM:ピンチのオーブ

 

オーブ「シュアッ!」

 

沙綾「矢上船長!オーブと怪獣が睨みあっています」

 

ウェンディ「相手はええっと・・・っ!古代怪獣ゴモラです!」

 

矢上「ゴモラだと!?見間違いじゃないのか?」

 

ウェンディ「いえ、間違いなくゴモラです!」

 

オーブ「・・・っ!こいつはあのウルトラマンが倒したのと同一の個体なのか!?」

 

そしてオーブは相対しているゴモラがかつて初代ウルトラマンによって倒されたゴモラと同一の個体だと感づいた

 

矢上「ゴモラの復活、しかも以前ウルトラマンが切った尻尾も再生している。こいつは厄介だぞ・・・」

 

そして冒頭に繋がる

 

オーブ「フウゥッ!」

 

ゴモラ「ギシャアオオオオ!!!」

 

ぶつかり合うオーブとゴモラ

 

オーブ「デェアッ!」

 

オーブは一瞬の隙を突いて背負い投げる

 

立ち上がったゴモラは助走をつけて突進してくる

 

オーブ「オォシェアッ!」

 

オーブもスカイタイプの高速移動で向かっていき

 

ぶつかり合う直前にパワータイプの力でタックルする

 

オーブ「グアッ!」

 

強力な力と力のぶつかり合いでお互いに吹き飛ばされる

 

ゴモラはすぐに立ち上がりオーブに攻撃を加えていく

 

オーブもやられるばかりでなくゴモラの攻撃を抑えてパンチを食らわせる

 

オーブ「ジュアッ!」

 

オーブはジャンプしてゴモラの頭を掴み、ゴモラの背後に回る

 

そして尻尾を掴み、持ち上げて回していく

 

オーブ「クゥアアアアッ!!オォリャアアアッ!!」

 

そしてオーブはゴモラを投げ飛ばした

 

立ち上がったゴモラは勝ち目がないと判断したのか逃げようとする

 

オーブ「スゥアッ!」

 

オーブは逃げようとするゴモラの尻尾を掴む

 

オーブはゴモラの尻尾を掴んで必死に抑えるが

 

オーブ「グッ!」

 

ゴモラ「ギシャオオオオ!!!」

 

尻尾が取れてゴモラは地中へと逃げてしまう

 

???「キィィガオオオオ!!!」

 

オーブ「グアッ!」

 

その時、突然現れた1体の怪獣が背後からオーブを吹っ飛ばした

 

有咲「うわあ!オーブが吹っ飛ばされた!2匹目の怪獣です!」

 

沙綾「信じられないパワーだ・・・」

 

矢上「レッドキングだ!ゴモラとの戦闘の直後にレッドキングとは・・・」

 

 

香澄「オーブ!頑張れ!」

 

 

しかしここでさらに事態は悪化していく

 

BGM:侵略の予感

 

 

沙綾「っ!船長!大変です!」

 

矢上「どうした!?」

 

沙綾「新たな怪獣が市街地にしかも2体も出現!」

 

1体は大地を揺るがしてもう1体は空を切り裂いて出現した

 

???「ギゴォイイイィィ!!!」

 

???「ピュイイイイ!!!」

 

矢上「ゴルザとメルバだ!」

 

沙綾「あれ?この場所って!」

 

矢上「どうした!?」

 

有咲「おい!ここってPastel*Palettesが所属する事務所の近くじゃねえか!」

 

有咲「千聖先輩たちが危ねえ!」

 

香澄「っ!彩先輩!イヴちゃん!」

 

Pastel*Palettes事務所付近に超古代怪獣ゴルザと超古代竜メルバが出現した

 

2体の怪獣の出現により事務所内にいる人間はパニックとなり事務所を出て逃げ惑う

 

その中にはPastel*Palettes(以降パスパレ)のメンバーの姿もあった

 

 

イヴ「怪獣退散!」

 

麻弥「イヴさん!逃げるですよ!」

 

するとパスパレのリーダーの丸山彩があることに気がつく

 

彩「あれ!?」

 

日菜「彩ちゃんどうしたの!?」

 

彩「千聖ちゃんがいない!」

 

日菜「ええ!?」

 

メンバーの1人、白鷺千聖の姿がどこにもなかったのだ

 

千聖「彩ちゃん!皆!どこにいるの!?」

 

一方千聖ははぐれて彩たちを探していた

 

千聖「聞こえたら返事して!」

 

その時男の子の叫び声が聞こえてきた

 

男の子「ウルトラマン!助けてー!ウルトラマン!早く来て!」

 

千聖は声を頼りに向かっていくとウルトラマンに助けを求めている男の子を発見した

 

千聖「大丈夫!?」

 

男の子「お姉ちゃん!なんでウルトラマンは来てくれないの!?」

 

千聖「大丈夫よ!ウルトラマンはきっと来るわ」

 

男の子「本当?」

 

千聖「ええ、だから諦めないでお姉ちゃんと一緒に頑張ろう!」

 

男の子「ぐすっ!うん・・・」

 

千聖「ここは危ないわ。離れましょう!」

 

千聖は男の子を抱えて避難しようとする

 

しかし

 

 

ゴルザ「ギゴォイイイイ!!!」

 

ゴルザが2人を発見してしまった

 

それでも千聖は男の子を連れて必死に逃げる

 

千聖「はぁ!はぁ!はぁ!」

 

男の子「お姉ちゃん!」

 

千聖「大丈夫!大丈夫だから!うわっ!」

 

つまずいて転んでしまった

 

男の子「お姉ちゃん大丈夫?」

 

千聖「大丈夫よ。うっ!」

 

千聖は左足が痛む

 

先の転んだせいで膝から血が出てしまったのだ

 

千聖「大丈夫だから!早く!」

 

ゴルザ「ギゴォイイイィィ!!!」

 

しかしゴルザがもうすぐそこまで来ていた

 

そしてゴルザが2人を踏み潰そうとしていた

 

 

男の子「うわあああああああ!!!!」

 

千聖「うぐっ!(誰か!)」

 

千聖は男の子を庇いながら心の中で誰かに助けを求めた

 

 

ガキィン!

 

 

 

しかしいくら経ってもゴルザに踏み潰されることはなかった

 

 

千聖「えっ?」

 

 

顔を上げると踏み潰そうとするゴルザの足を光に包まれた何かが抑えていた

 

???「チュアッ!」

 

ゴルザ「ギゴォイイイィィ!!!」

 

そしてゴルザの足を押し返して立ち上がった巨人が現れた

 

それは

 

BGM:蘇る巨人

 

 

3000万年前の超古代の戦士ウルトラマンティガであった

 

男の子「わあああ!ウルトラマンだ!」

 

千聖「っ!」

 

ティガの出現はシースタードラゴンでも確認された

 

香澄「ああ!」

 

りみ「あれって!」

 

沙綾「ウルトラマン!」

 

ウェンディ「ウルトラマンティガさん!」

 

矢上「来てくれたのか!」

 

 

ティガは千聖たちが無事な姿を確認する

 

 

ティガ「デュアッ!」

 

ティガはゴルザをチョップで怯ませて頭を掴み膝蹴りを入れる

 

背後からメルバが接近してくるがティガはゴルザを抑えながらメルバを蹴り飛ばす

 

ゴルザが超音波光線を放とうとしたがティガが接近してこれを抑える

 

しかしメルバの空中からの突撃で吹き飛ばされる

 

ティガ「ヂャアッ!」

 

体勢を立て直してティガはゴルザの超音波光線を側転で避けていく

 

メルバ「ピュイイイイ!!!」

 

そこにメルバが接近してきて取っ組み合う

 

ゴルザ「ギゴォイイイィィ!!!」

 

さらにゴルザの超音波光線が命中して怯んでしまいメルバに殴り飛ばされる

 

体勢を立て直してティガはまずゴルザから叩くことにした

 

ティガ「ンンーーーハッ!」

 

ティガは頭部のティガクリスタルを赤に輝かせて両腕を交差して振り下ろす

 

そして全身が赤の姿パワータイプにタイプチェンジした

 

たえ「おお!」

 

有咲「色が変わった!」

 

香澄「赤くなった!」

 

ウェンディ「パワータイプ・・・」

 

ゴルザは超音波光線、メルバはメルバニックレイを放つがティガは両腕でこれを防いだ

 

ティガはゴルザに突進してタックルを食らわせる

 

そしてゴルザに抱きつき締め付ける

 

そして背負い投げでゴルザを地面に叩きつけた

 

メルバ「ピュイイイイ!!!」

 

メルバの接近にティガはキックするがメルバは飛翔して避けられてしまう

 

その頃ゴルザは地中に逃げようとしていた

 

ティガはそれを阻止しようと動く

 

しかしメルバのメルバニックレイに阻まれてしまう

 

ティガ「ヂャアッ!」

 

そしてゴルザは地中へと逃げてしまった

 

ティガはカラータイマーの点滅を始まってもゴルザを追おうとする

 

しかしメルバがまだ残っていた

 

振り返ったティガはクリスタルを紫に光らせて両腕を交差して振り下ろしスピードと飛行能力に優れたスカイタイプにタイプチェンジした

 

 

ティガ「ンンーーーハッ!」

 

沙綾「また色が変わった!」

 

りみ「今度は紫になった!」

 

ウェンディ「今度はスカイタイプです・・・」

 

ティガ「ジュアッ!」

 

ティガ・スカイキックでメルバを蹴り落とした

 

ティガ「チュアッ!」

 

大ダメージで動けないメルバにティガはスカイタイプの必殺技ランバルト光弾を放ちメルバは粉砕された

 

千聖「やった!」

 

メルバを倒したティガは千聖たちを見据える

 

すると千聖が怪我していることに気づいたティガはエネルギーを送り、千聖の怪我を一瞬で治した

 

千聖「っ!怪我が・・・一瞬で・・・」

 

男の子「ウルトラマン!ありがとう!」

 

ティガ「(コクリ・・・)ジュアッ!」

 

男の子の感謝の声にティガは頷き、飛び去った

 

 

???「またしてもこの星の守護神になるつもりか・・・光を継ぐもの・・・」

 

 

オーブ「オォリャアッ!」

 

レッドキング「ギィガオオオオ!!!」

 

一方オーブはレッドキングを投げ飛ばす

 

オーブ「スペリオン光線!」

 

レッドキング「ギィガオオオオ・・・」

 

そして後ろに下がって距離を取りスペリオン光線を放ち、それを受けたレッドキングは倒された

 

ウェンディ「やった!」

 

矢上「オーブも勝ったようだな!」

 

ウェンディ「はい!」

 

そこにメルバを倒したティガがやって来た

 

オーブ「久しぶりだなティガ!助かったぜ」

 

ティガ「久しぶりだね。間に合ってよかった」

 

そしてオーブとティガは握手を交わした

 

香澄「ふぅ〜なんとか怪獣たちを倒したね〜」

 

りみ「うん」

 

たえ「千聖先輩たちも皆無事みたい」

 

沙綾「よかった〜」

 

有咲「一時はどうなるかと思ったぜ・・・」

 

ウェンディ「ですがブルトンといい怪獣たちの復活は何が原因なんでしょうか?」

 

矢上「どうやら優介が言った通り黒幕がいるらしいな・・・しかし怪獣を復活させて何を企んでいるのやら?」

 

オーブ「心配するな。何を企んでいようと俺たちが阻止してみせるさ!」

 

ティガ「僕も協力するよ。みすみす放ってはおけないしね」

 

オーブ「ああ、頼りにしてるぜ」

 

ティガ「うん!」

 

オーブ&ティガ「ジュアッ!」

 

そしてオーブとティガは飛翔して去っていった

 

 

矢上「うん、そうだといいのだが・・・」

 

 

 

 

だが彼らは気づいていなかった

 

 

 

 

倒されたレッドキングの上に

 

 

 

怪しい円盤がいることに

 

 

 

BGM:3000万年前からのメッセージ

 

その後、ティガは地球に留まりマドカ・ダイゴの姿となって逃げたゴルザの捜索をするため別行動となった

 

テレビでもオーブとは別のウルトラマン(ティガ)の出現にどの番組もウルトラマンのニュースでいっぱいだった

 

そしてそのニュースはパスパレのメンバーも見ていた

 

彩「オーブさんの他にもウルトラマンがいたんだ!」

 

日菜「うんうん♪たくさん色が変わるしるん♪ってきたよ!」

 

麻弥「怪獣に仲間がいるようにウルトラマンにも仲間がいるんですね!」

 

イヴ「すごいですウルトラマン!ブシドーです!」

 

日菜「イヴちゃんブシドー言いたいだけじゃん」

 

千聖「・・・」

 

イヴ「千聖さんどうしました?」

 

千聖「えっ?あっいえ、なんでもないわ・・・」

 

彩「ひょっとして千聖ちゃんを助けてくれたあのウルトラマンのことを考えてたの?」

 

千聖「・・・ええ」

 

その時ニュースでは新たな情報が入った

 

アナウンサー「ただいま新たな情報が入りました。先日出現した、ウルトラマンオーブとは別のウルトラマンの詳細が判明しました」

 

アナウンサー「シースタードラゴンの矢上船長からの情報によると名前はウルトラマンティガ、3000万年前の超古代から現代によみがえったウルトラマンと言われているようです」

 

麻弥「3000万年前!?」

 

日菜「超大昔じゃん!」

 

イヴ「そんな大昔からウルトラマンが存在していたなんて・・・」

 

彩「すごい・・・」

 

 

千聖「ウルトラマン・・・ティガ!」

 

千聖は自らを助けてくれたティガというウルトラマンの名前が心に響いていた

 

 

TO BE CONTINUED

 

【ED IN YOUR HEART

歌:松本梨香 with Project DMM】

 

次回予告

 

火山怪鳥バードン出現!立ち向かうオーブだが、バードンの毒を受けてしまう。彼の力になれないことに悔やむウェンディ、ティガも強力な風と攻撃に苦しむ。果たしてバードンを倒せるのか?

 

次回 火山の怪しい鳥

 

ウェンディ「どうして・・・いつもいつも!」




今回のサブタイの答えは次回に発表します。さて次回は数々のウルトラマンを苦しめたあの怪獣の登場です。


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第125話 火山の怪しい鳥

久々の投稿です。これまで数多くのウルトラマンを苦しめた強敵の登場です。


【OP ときめきエクスペリメンス!

歌:Poppin'Party】

 

オーブ「スペリオン光線!」

 

オーブが市街地で地底怪獣テレスドンと戦っておりスペリオン光線でテレスドンを撃破した

 

 

オーブ「はぁ!はぁ!はぁ!」

 

だがオーブは疲弊していた

 

実はテレスドンが現れる今日までブルトンやゴモラにレッドキングの他にも複数の怪獣が出現して対処していた

 

ティガに変身するダイゴは今も逃走したゴルザの行方を追っており、これまで出現した怪獣は全てオーブが倒していた

 

しかし10日も連続で怪獣が出現してオーブの体力は限界を迎えていた

 

 

 

 

時は夜

 

シースタードラゴンのブリッジにて矢上、ウェンディ、有咲が話をしていた

 

ウェンディ「偵察ドローンからの映像です。依然として逃走したゴルザの行方はまだ分かりません」

 

有咲「でもこのまま黙ってるとは思えねえな」

 

矢上「今ダイゴが別行動でゴルザの行方を捜している。見つかるのは時間の問題だと思うが・・・」

 

ウェンディ「油断はできませんね」

 

矢上「ああ」

 

ウェンディ「・・・」

 

矢上「どうした?」

 

ウェンディ「いえ、なんでもありません・・・」

 

そう言ってウェンディはブリッジから退出した

 

ウェンディ「私って・・・優介くんの力になれてるのかな?」

 

 

その後ウェンディは矢上がいる船長室に来てノックした

 

矢上「入れ」

 

ウェンディ「失礼します」

 

矢上「どうしたこんな夜遅くに?何か考え事か?」

 

ウェンディ「・・・私って、優介くんの力になれてるんでしょうか?」

 

 

ウェンディ「出会った時からずっと優介くんの戦いをただ見ていることしかできませんでした」

 

ウェンディ「恋人として優介くんを支えてあげなきゃいけないのに私は・・・」

 

矢上「そんなことはないと思うぞ」

 

ウェンディ「えっ?」

 

矢上「思い出してみろ。優介がブルトンと戦ったときに助言をしたのはウェンディだろう。きっとその助言がなければブルトンにやられていた」

 

ウェンディ「・・・」

 

矢上「それに君は彼と一緒に困難を乗り越えてきたんだろう。だったらこれからも一緒に乗り越えていけばいいさ」

 

ウェンディ「矢上船長・・・」

 

矢上「力になれてないなんてことはない。君は今でもあいつの力になっているさ」

 

ウェンディ「・・・はい!」

 

 

翌日、特に怪獣騒ぎもない平和な日常を過ごしている時有咲がある1枚の記事を見つけた

 

香澄「鳥?」

 

有咲「この前突然あの島が現れただろ?あれから調査っていう名目で島に訪れる人がたくさんいてな。この記事はその島に訪れた者が巨大な翼を持つ鳥のような怪物を目撃したっていうことなんだってさ」

 

たえ「ただの鳥じゃないんでしょ?」

 

有咲「ああ、記事に載せるくらいだ。なんかあるぜ」

 

沙綾「矢上船長どうしますか?」

 

矢上「よし。その島を調査してみよう。優介、有咲、たえ、沙綾、頼んだぞ」

 

優介&有咲&たえ&沙綾「了解!」

 

優介、有咲、たえ、沙綾は人のいない夜の時間を狙って2機のドラゴンスピーダーで調査に向かった

 

そして2手に別れて調査を開始した

 

有咲&たえSide

 

たえ「本当にその巨大な翼を持つ鳥っているの?」

 

有咲「間違いねえよ。調べてみたけどあれはコラ画像じゃなかった。なんかあるはずなんだよな急にこんな島が現れてさ、一体何なんだよここは?」

 

たえ「もしかして怪獣の溜まり場とか?」

 

有咲「冗談じゃねえよ!いっぺんに10体とか来てみろ!とてもじゃないが止められねえよ!」

 

優介&沙綾Side

 

沙綾「不思議な島、鳥とかの鳴き声が聞こえるのに鳥一匹すらいない」

 

優介「・・・ん?・・・っ!」

 

沙綾「優介!?」

 

すると優介が何かを見つけたのか駆け出した。沙綾はそれを追いかける

 

優介「これは・・・」

 

優介は見つけたものに愕然とする

 

沙綾「どうしたの?」

 

優介「見ろ」

 

沙綾「えっ?何これ・・・」

 

優介に言われ沙綾が見た先には

 

木々が立ってはいるが葉っぱなどが枯れていた

 

矢上「立ち枯れか・・・それにしては奇妙だな」

 

そしてその映像は矢上たちに送られてきた

 

ウェンディ「あの・・・立ち枯れって何ですか?」

 

矢上「立ち枯れというのは木が倒れたりせずそのまま枯れることだ」

 

香澄「へぇ〜」

 

りみ「でも奇妙ってどういう事ですか?」

 

矢上「立ち枯れはもっと広い範囲で行われるんだ。一帯だけというのはどうも不自然だな」

 

優介「じゃあその謎を探れば事件の解決に繋がるわけだ」

 

事件解決に動こうとしたとき地面が揺れ動く

 

沙綾「じ、地震!?」

 

優介「ぐっ!有咲!たえ!」

 

揺れに耐えながら有咲たちに通信を入れる

 

有咲「いや・・・」

 

たえ「こっちは何も揺れてないよ?」

 

だが有咲たちの方は何も揺れていなかった

 

香澄「えっ?」

 

りみ「どういうこと?」

 

矢上「っ!まさか!」

 

矢上が何かに気づいたその瞬間、島の地面から怪獣が出現した

 

???「ガギャアアアアア!!!」

 

香澄「怪獣!」

 

矢上「りみ、あの怪獣のデータを検索してくれ」

 

りみ「了解」

 

りみは言われた通りにすると出現した怪獣に関するデータが出てきた

 

りみ「えっと・・・火山怪鳥バードンです」

 

矢上「バードンだと!?」

 

ウェンディ「えっ?」

 

香澄「知ってるんですか?」

 

矢上「ああ、かつてウルトラマンの命を奪ったことのある怪獣だ!」

 

ウェンディ「えっ!?」

 

りみ「ウルトラマンって死んだことがあるんですか!?」

 

バードンの事を知った一同は驚く

 

バードン「ガギャアアアアアアア!!!」

 

有咲「やべえ奴じゃねえか!」

 

たえ「ウルトラマンを倒した怪獣だなんて・・・」

 

優介「だからといってここで退くわけにはいかない!」

 

沙綾「優介!」

 

優介は沙綾の静止も聞かずにフュージョンアップを行う

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

ティガ「タァーッ!」ウルトラマン「シェアッ!」

 

バードンの前にスペシウムゼペリオンとなったオーブが出現した

 

たえ「ウルトラマンオーブ!」

 

有咲「やられるんじゃねえぞ?」

 

オーブ「俺の名はオーブ、闇を照らして悪を討つ!シュアッ!」

 

オーブはバードンに向かっていく

 

バードン「ガギャアアアアア!!!」

 

しかしバードンは両翼を羽ばたかせてオーブを近づかせまいと凄まじい強風を吹かせる

 

オーブ「グッ!フッ!」

 

凄まじい強風にオーブはバック転で距離を取っていく

 

バードンの火炎を避けて上から飛び蹴りしようとしたが

 

オーブ「フウゥッ!っ!」

 

それが仇となった

 

 

オーブ「グアアアアッ!!!」

 

急接近してきたバードンの嘴がオーブの足に突き刺さったのだ

 

沙綾&有咲&たえ&香澄「あっ!」

 

それを見たりみは顔を伏せる

 

矢上「っ!いかん!バードンの嘴には強烈な猛毒があるんだ!1度受けると即座に全身に毒が広がる!」

 

ウェンディ「っ!」

 

香澄「毒!?」

 

沙綾「じゃあ一帯が奇妙な立ち枯れをしたのもバードンの毒のせいってこと!?」

 

たえ「有咲、これって」

 

有咲「ああ、マジでやべぇよ!」

 

オーブ「アァッ!グウッ!グアッ!」

 

毒に苦しむオーブはバードンに蹴り飛ばされる

 

そこに有咲とたえが乗ったドラゴンスピーダーからレーザー砲が放たれ、バードンに直撃して怯ませた

 

オーブ「ウッ!スペリ・・・オン光・・・輪っ!」

 

オーブは力を振り絞ってスペリオン光輪を放つがバードンに避けられ、逃げられてしまった

 

オーブはバードンを追いたいが毒があるためそれはできず粒子となって消えた

 

たえ「オーブが怪獣を倒せなかった・・・」

 

有咲「このままだとバードンを逃がしちまう!追うぞ!」

 

沙綾「待って!優介が!」

 

ウェンディ「っ!」

 

沙綾の側にはバードンの毒によって苦しむ優介の姿があった

 

それを見たウェンディは不安と焦りがあった

 

ウェンディ「(死んだりしないよね!)」

 

 

矢上は至急ダイゴに連絡を入れた

 

ダイゴ「はい。こちらダイゴ」

 

矢上「至急戻ってきてくれ!優介が倒れた!」

 

ダイゴ「何だって!?すぐ戻ります!」

 

ダイゴはティガに変身してゴースタードラゴンの元に向かった

 

そしてゴースタードラゴンに戻ってきた沙綾たちによって優介は医務室に運ばれ、すぐさまウェンディたちがやって来た

 

矢上「バードンの毒が全身に広がっている!」

 

ウェンディ「っ!」

 

ウェンディはすぐさま治癒魔法をかける

 

香澄「えっ!?何これ!?」

 

りみ「ウェンディちゃん・・・」

 

そこに矢上から連絡を受けたダイゴが遅れてやって来た

 

ダイゴ「彼女の魔法だ」

 

たえ「魔法?」

 

ダイゴ「彼女は魔法が存在する世界の人間だ。そして今彼女が魔法で治療しているんだ」

 

有咲「けどウェンディ、すげえ焦ってる・・・」

 

ダイゴ「救うことに必死なんだ。それに彼は彼女の大切な人だから尚更だね」

 

りみ「ふぇ!?優介君とウェンディちゃんって付き合ってるの?」

 

ダイゴ「ああ、もう4年にもなるそうだ」

 

ウェンディ「お願い!治って!」

 

ウェンディは優介が治ることを必死に叫んでいた

 

ウェンディ「治って!!」

 

 

 

 

その後、解毒はしたもののしばらくの安静が必要になった

 

 

翌日の朝

 

ダイゴ「僕がゴルザの捜索に気を取られていたばかりに彼は!くっ!」

 

りみ「ダイゴさんのせいじゃありませんよ」

 

沙綾「とりあえずウェンディが解毒をしたのでしばらく安静にしてないといけません」

 

香澄「大丈夫かな?」

 

たえ「大丈夫だよ。きっと」

 

矢上「それまでは我々ができることをやろう!」

 

香澄たち「はい!」

 

同じ頃 優介が目を覚ました

 

ウェンディ「っ!優介くん大丈夫!?」

 

優介「ここは・・・?」

 

ウェンディ「ゴースタードラゴンの医務室だよ。バードンの毒を受けて優介君はここに運び込まれたの」

 

優介「そうだったのか・・・すまない。迷惑かけてしまったな」

 

するとウェンディが優介に抱きついた

 

ウェンディ「私怖いんだよ!」

 

優介「っ!」

 

ウェンディ「優介くんが岬ちゃんたちの世界に行ってるときもそうだった!私怖かったんだよ!いつも側にいてくれた大切な人がいなくなっちゃうんじゃないかってすごく不安だったんだよ!」

 

優介「・・・」

 

ウェンディ「一人ぼっちなんてもう嫌だ!なのに、優介くんがいなくなったら私はもう・・・」

 

優介「・・・」

 

ウェンディ「お願いだから・・・私を1人にしないで・・・」

 

優介「ウェンディ・・・」

 

するとゴースタードラゴンの警報が鳴った

 

沙綾「バードンが再び出現!日本に向かってます!」

 

矢上「バードンを食い止めるぞ!」

 

香澄たち「了解!」

 

ウェンディ「ちゃんとここで休んでてよ」

 

優介「・・・分かった」

 

そう言うとウェンディはブリッジに戻っていった

 

ウェンディ「どうしたんですか?」

 

沙綾「バードンが再び出現!日本に向かってます!」

 

矢上「バードンを食い止めるぞ!」

 

香澄たち「了解!」

 

 

矢上「頼んだぞ!」

 

ダイゴ「はい!」

 

ダイゴはスパークレンスを掲げてティガに変身してバードンを追いかける

 

ウェンディ「私たちもスピーダーで行きます」

 

矢上「頼んだぞ!」

 

ウェンディ、有咲、たえ、沙綾がドラゴンスピーダーに搭乗して向かった

 

矢上「りみ、優介の様子を見てやれ」

 

りみ「はい」

 

そしてティガと2機のドラゴンスピーダーがバードンに向かっていた

 

沙綾「バードンが見えてきたよ」

 

有咲「どうやって倒す?奴を倒すと大気中に毒が溢れたりするんじゃないのか?」

 

たえ「バードンの弱点は毒袋の根元だよ」

 

ウェンディ「根元ですか?」

 

たえ「うん。そこを攻撃すれば毒が逆流してバードンに流れ込むよ」

 

有咲「本当に効くのかよ。あいつの毒があいつに・・・」

 

沙綾「蜜蜂は自分の毒で死んじゃうんだって」

 

有咲「それと同じってわけだな」

 

ウェンディ「ティガさん!」

 

ティガ「分かった!ンンーーーハッ!」

 

話を聞いたティガはスカイタイプにチェンジしてバードンを追いかける

 

ティガの接近に気づいたバードンが速度を上げる

 

ハンドスラッシュでバードンを攻撃していくが全て避けられていく

 

ティガ「くっ!」

 

その時バードンが急に反転して突進してくる

 

ティガ「っ!ヘアッ!」

 

ティガはそれを咄嗟に避ける

 

しかしバードンはそれをひたすら続けていく

 

有咲「あいつ同じことばっかりやってるぞ?」

 

たえ「でも当たらないんじゃ意味ないよ」

 

矢上「いや・・・違う」

 

ティガ「そう何度も繰り返させない!」

 

ティガはバードンの嘴攻撃を避けると同時にバードンを蹴り飛ばす

 

沙綾「今だよ!」

 

2機のドラゴンスピーダーからレーザー砲が発射されて羽に当たり徐々にバードンの飛行速度が落ちていき

 

ティガ「タァーッ!」

 

バードン「ギャアアアア!!!」

 

ティガ・スカイキックがヒットしてバードンが落下していく

 

ティガ「よし!」

 

ティガはバードンの落下地点に先回りしてタイミングを合わせて毒袋の根元に目掛けてランバルト光弾を放つ

 

しかしバードンが体勢を立て直してランバルト光弾を避けて日本に向かってしまう

 

ティガ「っ!そんな!不味い!」

 

沙綾「日本に上陸しちゃう!」

 

ティガも急いでバードンを追いかける

 

しかしバードンが日本に上陸してしまった

 

ティガも上陸する

 

その時ティガのカラータイマーが点滅を始めてしまった

 

ティガ「っ!」

 

沙綾「ティガさんのカラータイマーが!」

 

たえ「もしかしてバードンはこれを狙って!」

 

矢上「そうか!同じ行動を繰り返してティガのエネルギーを消耗させ、日本で勝負をつけるつもりだったのか!」

 

ティガ「チャッ!」

 

それでもティガは猛スピードでバードンに接近する

 

しかしバードンの風おこしで近づけなくなり

 

バードンの火炎を食らって吹き飛ばされる

 

ティガ「ディアアッ!!」

 

有咲「ティガが危ない!」

 

 

一方りみは医務室にいる優介に薬を持ってきた

 

りみ「優介君、お薬持ってきた・・・あれ!?」

 

しかし医務室に優介の姿がなかった

 

りみはすぐにこの事を話す

 

りみ「船長、大変です!優介君がいません!」

 

矢上「何!?」

 

香澄「ええ!?」

 

 

優介はまだ完治していない体を無理矢理動かして外に出ていた

 

そしてオーブリングを取り出す

 

優介「(こんな状態で俺は勝てるのか?)」

 

優介「いや、必ず勝ってみせる!」

 

 

優介「タロウ!」

 

【ウルトラマンタロウ!】

 

優介「メビウス!」

 

【ウルトラマンメビウス!】

 

優介「熱い奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブバーンマイト!】

 

優介はタロウとメビウスの力を借りたバーンマイトにフュージョンアップして現場に急行する

 

ティガ「ディアアッ!!」

 

カラータイマーが点滅してティガは追い込まれる

 

バードンはティガに止めを刺そうと火炎を放とうとする

 

BGM:バーンマイトのテーマ

 

 

オーブ「シュアッ!!」

 

そこにオーブが現れストビュームディフェンサーでバードンの火炎を防いだ

 

ティガ「っ!」

 

たえ「オーブだ!」

 

沙綾「いつもと違う姿だ!」

 

ウェンディ「どうして!?」

 

ウェンディはオーブが来たことに驚いた

 

有咲「もうカラータイマーが・・・」

 

有咲の言うとおりオーブのカラータイマーは既に点滅していた

 

オーブ「グッ!」

 

オーブは毒がなくなったとしてもまだ本調子ではなく、膝をついてしまう

 

ティガ「君はまだ本調子じゃないんだ。下がるんだ!」

 

オーブ「お断りだな!」

 

ティガ「っ!」

 

オーブは踏ん張り立ち上がる

 

オーブ「俺は・・・たったひとつきりの命しかないからこそ!この星と仲間たちを全力で守り抜くんだ!」

 

 

オーブ「シュアッ!」

 

ウェンディ「(何が優介くんを突き動かしているの?)」

 

オーブはバーンマイト自慢の攻撃力でバードンを攻撃していく

 

バードンは再び嘴で毒を流し込もうとしたが

 

オーブ「もうその手は通用しない!」

 

オーブは避けてスワローキックでバードンを蹴り飛ばす

 

バードン「ガギャアアアアアアア!!!」

 

怒ったバードンは火炎を放つ

 

オーブ「フウゥッ!ドォリャッ!」

 

オーブはバードンの火炎を吸収して炎を纏ったカウンターパンチ、ストビュームカウンターで殴り飛ばした

 

しかしオーブは膝をついてしまう

 

沙綾「やっぱりまだ本調子じゃないんだよ」

 

有咲「まだ病み上がりだってのにあいつ・・・」

 

 

ウェンディ「どうして・・・いつもいつも!」

 

何を思ったのかウェンディは駆け出した

 

沙綾「ウェンディちゃん!?」

 

【ウルトライザーモード起動します!】

 

動けないオーブにバードンが急接近してくる

 

【ウルトラマンの力をチャージします!】

 

【チャージ完了!】

 

ウェンディ「ウルトライザー!シュート!」

 

バードン「ガギャアアアアアアア!!!」

 

そしてウルトライザーの攻撃によってバードンの軌道はずれて壁に激突する

 

オーブ「ウェンディ、助かっ」

 

 

ウェンディ「優介くんのバカーーー!!!」

 

オーブ「っ!」

 

ウェンディ「優介くんはいつも1人で突っ走って無茶して少しは心配する私たちの身にもなってよ!」

 

オーブ「ウェンディ・・・」

 

有咲「説教してる・・・」

 

沙綾「そ、そんなことよりバードンを!」

 

たえ「毒袋の根元を狙うよ」

 

ウェンディ「はい!」

 

有咲「バードンの動きを抑えてくれ!」

 

BGM:ゆけ!ウルトラマンオーブ

 

オーブとティガは頷きバードンの動きを抑える

 

ティガ「撃て!」

 

有咲たちのトライガンナーとウルトライザーの攻撃が毒袋の根元に直撃して毒が逆流したことによりバードンが自分の毒に苦しむ

 

バードン「ガギャアアアアアアア!!!」

 

沙綾「今です!」

 

有咲「やっちまえ!」

 

オーブとティガは頷く

 

ティガ「ンンーーーハッ!」

 

ティガはパワータイプにチェンジして

 

ティガ「ミラクルバルーン光線!」

 

オーブ「ストビューム光線!」

 

オーブのストビューム光線でバードンに止めを刺しティガのミラクルバルーン光線でバードンを閉じ込め爆発を抑えた

 

香澄「やった!」

 

りみ「勝ちましたね!」

 

矢上「ああ!」

 

オーブとティガは有咲たちにサムズアップする

 

有咲たちもサムズアップを返した

 

 

そしてオーブとティガは飛び去っていった

 

優介はダイゴに肩を貸してもらいながら歩いていた

 

優介「来るのが遅くなった。悪い」

 

ダイゴ「君もそんな体で・・・」

 

優介「でも俺が来なかったらダイゴも危なかっただろ?」

 

ダイゴ「そうだとしてもまず先に彼女に謝るべきだよ」

 

ウェンディが近づいてきた

 

ウェンディ「いつも心配ばっかりかけて!何か言うことはないの!?」

 

優介「・・・ごめんなさい」

 

ウェンディ「もうあんまり無茶しないでね」

 

優介「努力してみるよ」

 

沙綾「その様子だともう大丈夫みたいね」

 

優介「ああ」

 

ダイゴ「さあ、帰ろうか」

 

有咲たち「はい!」

 

そして皆は矢上たちの元に戻っていった

 

 

 

その後、優介が通路を歩いていると

 

ウェンディ「はい!」

 

突然ウェンディが横から掃除道具を差し出した

 

優介「えっ?何これ?」

 

ウェンディ「見ての通り掃除道具だよ♪」

 

優介「いやいやなんで俺に掃除道具を渡すんだよ!」

 

ウェンディ「今から優介くんにはお風呂掃除をしてもらうからね♪」

 

優介「戦ったばかりで疲れてるんですけど?」

 

ウェンディ「皆に心配を掛けた罰です!」

 

優介「ええ!?」

 

ウェンディ「ええ!?じゃない!」

 

優介「はいはい・・・」

 

ウェンディ「はいは1回!」

 

優介「はいはいはい分かりましたよ・・・」

 

ウェンディ「反省する気がないなら・・・」

 

ウェンディは親指を向ける

 

ウェンディ「これ食らいたい♪」

 

優介「分かりました!はい!やります!」

 

ウェンディ「よろしい!」

 

優介はすぐさまお風呂掃除に取りかかった

 

りみ「なんか本当の家族みたい」

 

たえ「結婚とかするの?」

 

ウェンディ「おたえちゃん♪余計なこと言うとこうするよ♪」

 

と満面の笑顔で言って親指を向ける

 

たえ「笑いのツボ!」

 

矢上「はっはっはっ!」

 

 

その後優介はなんとかお風呂掃除をしたのであった

 

 

夜食を取りそれぞれの部屋に戻ろうとしていた

 

優介「さあ、疲れたし寝るか」

 

ウェンディ「待って、その前に」

 

優介「?」

 

優介は部屋に入ろうとしたがウェンディに止められる

 

ウェンディ「リレーゼ!」

 

するとウェンディは何かの魔法を掛けた

 

優介「今のは?」

 

ウェンディ「一度受けた状態異常に耐性を持たせるリレーゼを掛けたんだよ」

 

優介「すまないな」

 

ウェンディ「ううん、私にできるのはこれくらいだから」

 

優介「ありがとな」

 

ウェンディ「うん」

 

優介「それじゃ、おやすみ」

 

ウェンディ「うん、おやすみ」

 

そして部屋に入り、優介は眠りについた

 

その後優介の様子が気になったウェンディが優介の部屋に入ってみた

 

するとだらしなく毛布をかけていなかった

 

ウェンディ「こら!もう〜ちゃんと毛布くらいかけてよ」

 

ウェンディは優介に毛布をかけてあげた

 

 

ウェンディ「こうして見ると優介くんの寝顔かわいい♪ふふっ///」

 

そして偶然にもウェンディの手がウルティメイトブレスに触れた

 

するとウェンディの脳裏にあるビジョンが浮かんだ

 

ウェンディ「何!?」

 

オーブ「シュアッ!」

 

声が聞こえた方向を見るとそこにはオーブがゴモラらしき怪獣と戦っていた

 

ウェンディ「優介くん・・・あれはゴモラなの?」

 

 

 

そして次の瞬間

 

ゴモラ?「ギシャアアアア!!!」

 

 

グサッ!

 

 

オーブ「グァッ!」

 

 

 

ゴモラらしき怪獣が尻尾が伸びてオーブに貫通した

 

しかも

 

 

カラータイマーの部分に

 

 

ウェンディ「嫌ああああああああ!!!!」

 

 

 

ウェンディ「嫌っ!」

 

優介「どうしたんだ?」

 

突然大声をあげたことで優介が起きた

 

ウェンディ「えっ?」

 

もう時間は朝になっておりウェンディはいつの間にか寝ていたのだ

 

ウェンディ「(今のは・・・夢?)」

 

優介「すごい汗だぞ?本当に大丈夫か?」

 

ウェンディ「う、うん・・・ちょっと顔洗ってくるね」

 

そう言ってウェンディは部屋を出た

 

ウェンディ「今の・・・何!?」

 

 

優介「・・・」

 

一方優介はバードンとの戦いの時にウェンディに言われたことを思い返していた

 

優介「俺はバカだ!こんなんじゃ誰も守れない!」

 

大切な人や仲間たちを守ろうとしているのに余計に不安にさせてしまう自分に腹が立っていた

 

 

その時、ウルティメイトブレスが光った

 

優介「ん?」

 

起き上がって見てみると

 

 

優介「っ!これは!」

 

ブレスの中には赤と青の力のかけらがあった

 

 

TO BE CONTINUED

 

【ED IN YOUR HEART

歌:松本梨香 with Project DMM】

 

次回予告

 

水力発電所から謎の電圧低下が報告され調査に向かうとそこには復活したエレキングがいた。オーブが立ち向かうが、彼らを待ち受けていたのは異形な姿をしたエレキングたちだった

 

次回 異形の怪獣




鳥系の怪獣はなぜこうも強いのか?さて今回もサブタイを入れてあります。前回のサブタイの答えは光を継ぐものでした。次回はウルトラマンFE0や怪獣バスターズの要素を取り入れます。


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第126話 異形の怪獣

今回はエレキングがパワーアップして来ますよ


【OP ときめきエクスペリメンス!

歌:Poppin'Party】

 

???「そろそろ頃合いでしょう」

 

???「いよいよかつてウルトラ兄弟を追い詰めたあれを使う時が来たんだな」

 

???「ええ、準備の方は?」

 

???「ああ、いつでも使えるよう調整してある。これで怪獣たちをもっと強くすることができるぞ」

 

???「そうですか。ではさっそく使ってみましょうか」

 

どこかの薄暗い空間の中で2人の宇宙人が何かについて話をしていた

 

 

 

 

 

ある日、優介たちは政府からある報告を受けたことによりゴースタードラゴンに搭乗して水力発電所に向かっていた

 

そして・・・

 

香澄「矢上船長!定刻通り湖上空に到着しました。絶景ですよー!」

 

有咲「おい香澄!調査だということを忘れんなよ!」

 

香澄「えへへ、湖のひみつとかあるかな〜って」

 

りみ「あはは・・・」

 

矢上「その通りだ。その水力発電所から謎の電圧低下が報告されているんだ」

 

香澄「了解です!」

 

その時、ゴースタードラゴンのレーダーに何かが引っ掛かった

 

ウェンディ「何この反応・・・」

 

優介「っ!あれは!?」

 

ウェンディ「えっ?」

 

優介が驚いた方向を見ると

 

エレキング「キィィィ!!」

 

そこには宇宙怪獣エレキングがいた

 

香澄「うわああ!大変だああ!」

 

矢上「落ち着いて報告しろ!何がどうなっているんだ!?」

 

ウェンディ「宇宙怪獣エレキングです!発電所をエレキングが襲ったために電圧が低下したんです!」

 

矢上「またしても復活怪獣・・・発電所の異常はエレキングの仕業だったのか・・・エレキングをなんとかしなければ・・・」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

オーブ「こいつも倒されたのが復活した奴なのか」

 

エレキングがオーブに気づき戦闘体制に入る

 

エレキングは口から三日月カッターを連射する

 

オーブはそれを素手で弾いていく

 

しかし発電所付近に弾いてしまい幸い発電所に直撃はしなかった

 

オーブ「あっぶな!」

 

よそ見してしまったためにエレキングの尻尾攻撃で吹っ飛ぶ

 

オーブ「グアッ!」

 

オーブは立ち上がり、三日月カッターの攻撃を飛んで避けて発電所を守るためエレキングの背後に回る

 

オーブ「ディアッ!」

 

そしてタックルでエレキングを倒して尻尾を掴み、ジャイアントスゥイングで投げ飛ばす

 

有咲「よし!」

 

オーブ「フッ!・・・」

 

オーブは次の攻撃を警戒してファイティングポーズを構えながら様子を見る

 

その瞬間、エレキングの三日月カッターが突然放たれ、反応が遅れたオーブは食らってしまう

 

さらにエレキングの尻尾がオーブに巻きつき、高圧電流を流される

 

オーブ「ぐあっ!ぐっ!なかなかやるな・・・だが!」

 

 

オーブ「電気怪獣とは何度もやりあってるんだよ!」

 

オーブはパワータイプの力で尻尾を振り払いフュージョンアップをする

 

優介「ギンガ!」

 

【ウルトラマンギンガ!】

 

優介「エックス!」

 

【ウルトラマンエックス!】

 

優介「しびれる奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブライトニングアタッカー!】

 

オーブ「電光雷轟!闇を討つ!」

 

オーブはギンガとエックスの力を宿したライトニングアタッカーとなった

 

有咲「ロボットみてえな姿になったぞ?」

 

香澄「なんかかっこいい!」

 

雷を纏ったパンチやキックで次々とダメージを与えていき

 

オーブ「シュワァッ!」

 

最後に頭突きをかます

 

オーブ「本当の電撃を見せてやる!」

 

オーブは飛翔して空中で静止し

 

オーブ「アタッカーギンガエックス!」

 

アタッカーギンガエックスを放ち、高威力の電撃にエレキングは耐えきれず倒された

 

オーブ「よっしゃ!」

 

ウェンディ「よっしゃじゃないでしょ!?」

 

オーブ「ひっ!?」

 

ウェンディ「危うく発電所を壊す所だったでしょ!?」

 

矢上「まあまあ、そんなに怒るとシワが生えて美人が台無しだぞ?」

 

オーブ「はっ?美人ってどこにもいないじゃん」

 

ブチッ!

 

ウェンディ「ふ~ん、私って魅力ないんだ・・・」

 

オーブ「えっ?」

 

ウェンディ「後で話があるから・・・覚悟しといてね」

 

声のトーンを低くした声で話すウェンディ

 

香澄「ひっ!?」

 

りみ「ウェンディちゃん怖い!」

 

たえ「あらら・・・」

 

沙綾「ちょっと!」

 

有咲「またお前は!」

 

オーブ「えっ?俺何も悪いこと言ってないと思うけど?」

 

有咲「はぁ・・・ダメだこいつ・・・」

 

沙綾「ウェンディが苦労するのも分かるわ・・・」

 

オーブ「えっ、俺1人が悪者?」

 

有咲と沙綾は呆れていた

 

オーブの戦いを先ほどの宇宙人も見ていた

 

???「では御披露目と行きますか」

 

???「ああ、任せろ」

 

そして先ほどの宇宙人の1人が動いた

 

 

するとオーブたちがいる辺り一帯が妙な光に包まれた

 

オーブ「?」

 

りみ「何?この光は・・・」

 

香澄「船長、周囲が謎の光に包まれています」

 

矢上「何?・・・っ!一旦離脱しろ!その光は危険だ!」

 

オーブ「っ!」

 

するとオーブの真下から何かが出現しオーブを包囲した

 

有咲「出たーーーーーーーーーー!!!!」

 

ウェンディ「何これ・・・」

 

りみ「ひゃ!」

 

有咲「出た!蛇がいやエレキングが・・・いえ・・・」

 

オーブの前に現れたのは・・・

 

有咲「へ、蛇のようなエレキングが現れました!」

 

蛇のような姿をしたエレキング

 

EXエレキングであった

 

オーブは飛翔して包囲から抜けて距離を取った

 

オーブ「何だこのエレキングは!?」

 

矢上「沙綾!」

 

沙綾はすぐにデータを当たってみたが

 

沙綾「データにありません。あれは新種のエレキングです!」

 

香澄「新種の怪獣!?」

 

 

 

オーブ「ギンガスラッシュ!」

 

オーブは頭部のクリスタルからギンガの技ギンガスラッシュを放つ

 

しかしEXエレキングは水中に潜り攻撃を避けた

 

オーブ「何!?」

 

オーブは辺りを見回すがどこにも見当たらない

 

オーブ「一体どこに・・・」

 

ウェンディ「・・・っ!後ろ!」

 

オーブ「っ!」

 

振り向いた瞬間ダムの壁を突き破ってEXエレキングが突撃してオーブは吹っ飛ばされた

 

オーブ「ウアアアッ!」

 

ウェンディ「優介くん!」

 

優介「タロウ!」

 

【ウルトラマンタロウ!】

 

優介「マックス!」

 

【ウルトラマンマックス!】

 

優介「最強最速の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブストリウムギャラクシー!】

 

オーブ「宇宙の悪に立ち向かう光!」

 

オーブはこの状況を打開すべく体勢を立て直しながらストリウムギャラクシーにフュージョンアップした

 

 

オーブ「オォリャッ!」

 

オーブはアクロバティックなキックや連続パンチで攻撃していくがEXエレキングは蛇のように滑らかな動きで避けていく

 

そしてオーブも反応できないスピードで頭突きをして吹き飛ばす

 

オーブ「グアッ!」

 

矢上「なんて奴だ。オーブが翻弄されるとは!」

 

さらにEXエレキングはオーブに巻きつき強化された電撃で苦しめる

 

オーブ「グアアアッ!グッ!ウアアッ!!」

 

ウェンディ「ワイバーンミサイル発射!」

 

ゴースタードラゴンがワイバーンミサイルを発射してEXエレキングにダメージを与える

 

オーブ「ストキシウムタイフーン!」

 

動きが止まった隙にオーブがストキシウムタイフーンでEXエレキングを吹き飛ばす

 

オーブ「ストキシウム!っ!」

 

オーブはストキシウムカノンを放とうとしたがその動きを止めてしまう

 

なぜならEXエレキングが尻尾で発電所から電気を吸収していたからだ

 

沙綾「ええ!?」

 

有咲「船長!こいつ・・・電気を食べてやがる!」

 

矢上「このエレキングには電気エネルギーを自分の体力にすることができるのか!」

 

さらに水中から2体のエレキングが現れた

 

オーブ「増援か!フウゥッ!」

 

オーブが2体のエレキングに向かっていく

 

しかし次の瞬間!

 

オーブ「っ!ドゥッ!フッ!?」

 

突如として上空から2つの巨大なカプセルが2体のエレキングを閉じ込めて何かのエネルギーを注入する

 

1体目のエレキングにケムラーやドラゴリー

 

2体目にはサンダーダランビアやネロンガなどの他の怪獣の幻影が入り込む

 

カプセルが離れるとそこには異様な姿をしたエレキングがいた

 

オーブ「っ!これは!」

 

1体目のエレキングは全身が紫の模様で出来ており

 

2体目にはさらに強力な電気を浴びたことにより黒い模様となった

 

有咲「な、ななな何だよあれ!?」

 

たえ「体質というか能力が強くなったとか?」

 

沙綾「あれも過去のデータにもない新種のエレキングだよこれ!」

 

りみ「そんな!?」

 

香澄「頑張れ!オーブ!」

 

 

EXエレキングは全身に雷を纏い、ものすごいスピードで突進してくる

 

オーブ「っ!」

 

オーブは咄嗟にタロウバリヤーを張り、突撃を防ぐ

 

しかし紫のエレキングと黒のエレキングの三日月カッターが同時に放たれ、バリヤーが破られた

 

オーブ「グアッ!」

 

 

見ると黒いエレキングの姿がなくなっていた

 

オーブ「っ!どこだ!」

 

突然背後や横から攻撃を食らってしまう

 

周囲を見渡すも黒いエレキングの姿はどこにもなかった

 

さらに紫のエレキングの尻尾攻撃

 

そしてEXエレキングは再び全身に雷を纏って突撃してオーブを貫通してしまう

 

オーブ「ドォアアッ!!」

 

大きなダメージを負ってしまったためフュージョンアップが解除されカラータイマーが点滅を始めてしまった

 

ウェンディ「危ない!」

 

 

そこに3本のスラッガーが飛んできて紫と黒のエレキングの角を切断した

 

オーブ「っ!」

 

有咲「今のは?」

 

沙綾「時空エネルギーを確認、何かが来る!」

 

そして空に時空の穴が開き

 

セブン「デェアッ!」ゼロ「シェッ!」

 

そこからウルトラセブンとウルティメイトイージスを纏ったウルトラマンゼロがやって来た

 

沙綾「ウルトラマンが2人も!」

 

矢上「ウルトラセブンにウルトラマンゼロか!」

 

ウェンディ「セブンさん、ゼロさん、来てくれたんですね!」

 

今の攻撃はセブンのアイスラッガーとゼロのゼロスラッガーによるものだった

 

オーブ「っ!セブン!ゼロ!」

 

ゼロ「大丈夫かオーブ?」

 

オーブ「ああ、だがどうしてここに」

 

セブン「話は後だ」

 

ゼロ「まだ行けるな?」

 

オーブ「もちろんだ!」

 

オーブは立ち上がり姿を変える

 

優介「セブン!」

 

【ウルトラセブン!】

 

優介「ゼロ!」

 

【ウルトラマンゼロ!】

 

優介「親子の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブエメリウムスラッガー!】

 

オーブはセブンとゼロの力を借りたエメリウムスラッガーへとフュージョンアップした

 

オーブ「知勇双全、光となりて!」

 

ゼロもイージスをブレスレットに戻す

 

ゼロ「お前たちが俺たちに勝とうなんざ!」

 

 

ゼロ&オーブ「二万年早いぜ!」

 

 

オーブは紫のエレキング、ゼロは黒のエレキング、そしてセブンはEXエレキングと戦う

 

有咲「これで3対3になった!」

 

香澄「行けー!頑張れー!」

 

 

ゼロ「フッ!デェリャッ!」

 

ゼロの強力なパンチやキックで黒いエレキングをどんどん追い詰める

 

ゼロ「黒くなって強くなったのかと思ったら全然大したことねぇじゃねぇか」

 

しかしゼロのパンチが黒のエレキングにヒットしなかった

 

ゼロ「何!?消えた?」

 

ゼロは周囲を警戒する

 

ゼロ「ぐあっ!」

 

すると突然背後から攻撃を受けた

 

振り向いても黒のエレキングの姿はどこにもなかった

 

ゼロ「なるほど、透明になれるのか・・・だったら」

 

ゼロはブレスレットを叩き、その姿を青に変える

 

 

ゼロ「ルナミラクルゼロ!」

 

超能力に長けたルナミラクルゼロにチェンジした

 

そしてゼロはそのまま動かずじっとしていた

 

透明になっている黒のエレキングがゼロに攻撃を仕掛ける

 

しかし今度は黒のエレキングの攻撃がすり抜けた

 

ゼロ「そこか!レボリウムスマッシュ!」

 

先ほどまでいたのはゼロが作り出した分身で本物のゼロがレボリウムスマッシュで黒のエレキングを吹き飛ばした

 

ゼロ「ストロングコロナゼロ!」

 

再びブレスレットを叩き、格闘に長けたストロングコロナゼロにチェンジした

 

ゼロ「ウルトラハリケーン!」

 

黒のエレキングに掴みかかり遥か彼方に投げ飛ばす

 

ゼロ「ガァルネイトォバスタァー!」

 

そしてガルネイトバスターで黒のエレキングを倒し、通常のゼロに戻った

 

ゼロ「俺にそんな小細工は通用しないぜ!」

 

 

オーブ「っ!」

 

紫のエレキングの尻尾がオーブに巻きつき、電流と共に毒を流す

 

しかし

 

オーブは毒を受けていなかった

 

オーブ「残念だったな。優秀な彼女のおかげで毒はもう効かないのさ!」

 

紫のエレキングの尻尾を振り払い足に青い炎を纏い、回し蹴り、飛び蹴りで紫のエレキングを追い詰める

 

オーブ「ワイドスラッガーショット!」

 

そしてワイドスラッガーショットで止めを刺し、倒した

 

EXエレキングの突撃にセブンはウルトラバリヤーで防ぎ

 

セブン「デェアッ!」

 

ウルトラ念力でEXエレキングの動きを封じた

 

ゼロ「ウルトラゼロキック!」

 

そこにゼロがウルトラゼロキックでEXエレキングを蹴り飛ばし

 

オーブ「オーブスラッガーショット!」

 

オーブがオーブスラッガーショットでEXエレキングのアンテナを切断した

 

 

セブン「ワイドショット!」

 

そしてセブンのワイドショットでEXエレキングを倒した

 

 

香澄「やった!」

 

有咲「一時はどうなるかと思ったぜ・・・」

 

りみ「でも良かった」

 

 

 

オーブはセブンとゼロと握手を交わした

 

オーブ「セブン、ゼロ、危ないところだった。助かった」

 

ゼロ「気にすんなって同じウルトラマン同士どんな時も力を合わせる。だろ?」

 

オーブ「ふっ、そうだな」

 

セブン「しかしあの2体のエレキングは今まで見たことない個体だったな」

 

オーブ「ああ、でっかいカプセルが何かをした影響であの姿になったんだ」

 

セブン「カプセル?」

 

オーブ「ああ、いきなり現れたんでびっくりしたけどな」

 

ゼロ「それにあの蛇みたいな奴も本当にエレキングだったのか?」

 

オーブ「う~ん、レイのゴモラと同じEXと化したのかそれとも改造化されたエレキングと考えるべきだろうな・・・あの不気味な光、宇宙からの脅威を感じさせるな」

 

セブン「ああ、何かが地球に迫っていることは確かなようだな」

 

オーブ「一体何が起こってるっていうんだ・・・」

 

ゼロ「さあな、少なくともましろたちのいる世界と同じように俺たちの戦いとは無縁の世界だったこの地球に怪獣たちが現れ始めた」

 

セブン「何者かが干渉し怪獣たちを復活させて送り込んでいるのだろう」

 

オーブ「分かった。そいつの正体を突き止めないとな」

 

ゼロ「とりあえず俺と親父は光の国に戻って調査する。宇宙警備隊にこの事を報告しないとな」

 

セブン「ティガもこの地球にいるようだが、油断はするな。敵は我々が倒してきた怪獣たちを強化して送り込んでいる。今後もどんな怪獣が現れるか分からん」

 

オーブ「分かった」

 

オーブ&ゼロ&セブン「シェアッ!」

 

オーブたちが去ったあと

 

あの妙な円盤が彼らが去るところを見ていた

 

 

???「あのカプセルの実験としてはなかなかでした。これでまた面白いデータが得られましたよ。それに・・・」

 

???「あれが例の切り札か」

 

???「ええ、丁度実験にふさわしい存在を見つけましてね」

 

敵はまだ何か企んでいるようだ

 

 

その後、優介はウェンディの説教を受けて

 

 

ウェンディ「今日優介くん晩御飯抜き」

 

優介「はぁ!?ふざけんな!」

 

ということがあった・・・

 

 

TO BE CONTINUED

 

【ED IN YOUR HEART

歌:松本梨香 with Project DMM】

 

 

次回予告

 

テレビスタジオのキャスターを何者かが乗っ取った

 

キャスター?「聖なる炎が汚れを焼き払うであろう」

 

千聖「証ってまさか!」

 

そして次々と街で起こる予告爆破

 

千聖「どうして私なの?」

 

白鷺千聖に迫る謎の預言者

 

???「再び言う!君は招かねざる者なのだ!」

 

かつてティガの世界に現れたキリエル人の挑戦が再び始まる

 

次回 悪魔の逆襲 前編

 

悪魔が再びティガの前に立ちはだかる




次回はティガのライバルとも言うべきあの存在の登場です。


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第127話 悪魔の逆襲 前編

今回はティガのライバルと言ってもいいくらい人気なあいつの登場です。


【OP ときめきエクスペリメンス!

歌:Poppin'Party】

 

 

優介たち一行は以前出現したエレキングに何かを施したカプセルについて話し合っていた

 

矢上「あのカプセルは一体何だったんだ?」

 

優介「なんとなくだけどヒッポリト星人がブロンズ像にするために使うカプセルに似てる気がする」

 

りみ「ヒッポリト星人?」

 

優介「かつてウルトラ兄弟は愚か宇宙警備隊大隊長のウルトラの父をも倒した強豪だ」

 

たえ「そんな強い宇宙人なんだ」

 

優介「一瞬だったが2体のエレキングに別の怪獣の幻影が入っていくのが見えた」

 

沙綾「それでエレキングの能力が強力になった」

 

優介「詳しいことは分からない。推測だがあのカプセルが怪獣の能力を送り込んだためにエレキングが強化改造されたのだろう」

 

矢上「言うなれば能力・転送カプセルといったところか」

 

ウェンディ「能力・転送カプセル・・・」

 

エレキングを改造したあのカプセルは能力・転送カプセルと名付けられた

 

 

香澄「あっ!そろそろあれの時間だよ!」

 

有咲「あー、そういえばそうだったな」

 

優介&ウェンディ「あれ?」

 

そう言って香澄が画面につけたのはあるニュース番組の放送だった

 

そこではウルトラマンティガに関するニュースが報道されていた

 

ナレーター「続々と現れる怪獣、そして巨人たちの出現、前代未聞の事態にこの先我々の未来はどうなるのでしょうか?」

 

千聖「白鷺千聖です。よろしくお願いします」

 

キャスター「先日千聖さんの前に現れたこの巨人をウルトラマンティガと言っていますが、彼はオーブやダムに現れたウルトラマンの仲間なのでしょうか?彼らは我々人類の友人なのでしょうか?」

 

千聖「私が目撃したウルトラマンティガは私たちの理解の及ばない力、意識を持っていると思います。彼が一体何者なのかについては私にも分かりません」

 

千聖「ですけど、彼やウルトラマンたちは私たちを守ってくれる存在だと考えています」

 

キャスター「そうですか。本日はお忙しいところありがとうございました」

 

香澄「千聖先輩テレビ映りめちゃくちゃいいね!」

 

たえ「千聖先輩いいなー」

 

沙綾「私だってテレビに映りたいなー」

 

矢上「誰だ?」

 

りみ「Pastel*Palettesっていうバンドの1人白鷺千聖さん、先日の怪獣出現の現場の近くにいた人です」

 

矢上「彼女がそうだったのか」

 

優介「・・・ん?」

 

ウェンディ「どうしたの?」

 

優介「いや・・・何か変だぞ?」

 

すると信じられないことにキャスターが浮遊した

 

千聖「っ!」

 

キャスター?「地球はもうすぐ生まれ変わる。聖なる炎が穢れを焼き払うであろう」

 

沙綾「嫌だ〜」

 

有咲「何言ってんだこいつ?」

 

キャスター?「キリエル人に従うのだ」

 

優介「っ!」

 

キャスター?「その証を見せよう!」

 

するとキャスターは倒れ気を失った

 

スタッフ「大丈夫ですか!?誰か救急車!」

 

恐ろしいものを見た千聖はスタジオから出ていった

 

優介「キリエル人か・・・」

 

りみ「キリエル人って何?」

 

優介「かつてティガの前に立ちふさがった侵略者だ。預言者を語って人に近づいたり、人の心を操って利用しティガを悪魔だと促した残虐で恐ろしい奴らなんだよ!」

 

そう言いながら優介は拳にとてつもない力を入れて握りしめる

 

ウェンディ「あっ・・・」

 

その頃 ビルを出た千聖は何かの振動が来て不思議に思う

 

千聖「な、何?」

 

すると目の前のビルが強力な何かによって爆発が起こり、炎上して焼け崩れ、先ほどのキリエル人の言葉の意味を理解した

 

千聖「証ってまさか!」

 

ビルが炎上して焼け崩れた跡の上空にドラゴンスピーダーに乗った有咲とたえが来た

 

たえ「うわ〜本当に綺麗さっぱり蒸発してるね〜」

 

有咲「感心してる場合じゃねえよ。建設中だからまだよかったものの、こんな爆弾が人がたくさんいるビルなんかで爆発でもしたらどうなるか分かるだろう?」

 

たえ「残念なことにこれは爆弾じゃない。爆発物の痕跡がちっともないよ」

 

驚くことにこれは爆弾によるものではなかった

 

有咲「はぁ!?」

 

沙綾「えっ!?」

 

矢上「何だと!?」

 

りみ「ば、爆弾じゃないって・・・」

 

優介「キリエル人の能力だ。奴らの炎の力を加えたことでビルが倒壊されたんだ」

 

ウェンディ「だからあれほどのエネルギーを?」

 

優介「ああ」

 

矢上「分かった。警備を強化しよう」

 

優介「お願いします」

 

一方 千聖は他のメンバーより早く事務所に着いて通路を歩いていた

 

???「・・・」

 

すると一瞬何かが目の前を横切った

 

千聖「っ!」

 

千聖は驚きながらも追いかける

 

しかしすでに姿はなく見失ってしまった

 

千聖は練習場に戻りベースを持って練習を始めようとした

 

 

すると千聖の背後に何者かが現れた

 

千聖「誰!?」

 

???「騒がないで頂きたい。私は貴方と話をしに来ただけです」

 

千聖「貴方がキリエル人?」

 

???「私は預言者、メッセージを伝えるものです」

 

千聖「・・・」

 

その時千聖は前にたえに会った時のことを思い出した

 

回想

 

千聖「連絡?」

 

たえ「はい。怪獣がいつ現れても至急連絡できるようにシースタードラゴンへの連絡先を登録してください」

 

千聖「分かったわ」

 

そう言って千聖はたえに従ってシースタードラゴンへの連絡先を登録したのだ

 

 

 

千聖は預言者と名乗る男に悟られないようにスマホでシースタードラゴンに連絡を入れた

 

千聖「キリエル人がどこから来たのか?まず自己紹介をするのが筋じゃないんですか?」

 

そして2人の会話は優介たちにも届いていた

 

優介、ウェンディが千聖のいる場所に急いで向かった

 

預言者「さすがPastel*Palettesのメンバーであり若手女優だ。それではキリエル人に敬意を表して頂きたい。今あなたがここで人類を代表して。さもないと今度は新宿区を」

 

千聖「やめてください!」

 

預言者「穢れを焼き払う炎は神聖なもの、しかしそれを止める事は出来る。貴方なら」

 

千聖「ふざけないで!遊びじゃないのよ!!」

 

預言者「答えは?白鷺千聖さん、敬意を表しますか?」

 

千聖「・・・」

 

だが千聖は答えなかった

 

預言者「残念だ」

 

そして預言者はベースを千聖に投げて逃走

 

千聖も追いかけて外に出るがいたのは優介とウェンディだった

 

千聖「今の男は!?」

 

優介「男?」

 

ウェンディ「誰も出てきてないです」

 

千聖「そんな・・・っ!新宿区!」

 

優介「っ!船長!応答してください!」

 

矢上「どうした?」

 

優介「今すぐ新宿区の人たちを避難させてください!」

 

矢上「了解した!」

 

香澄「船長!」

 

矢上「っ!」

 

香澄の大声に矢上はモニターを見た

 

そこには新宿区のビルに強いエネルギーが加わり大爆発が起きた

 

そこに有咲とたえのドラゴンスピーダーが到着した

 

有咲「ビルの中には多数の市民がいた模様!」

 

たえ「被害は・・・被害は甚大です!」

 

矢上「くそっ!間に合わなかったか!どこから攻撃してきたのかサーチするんだ!」

 

りみ「は、はい!」

 

 

優介「くそっ!」

 

優介は間に合わなかったことで大勢の命を救うことができなかったことに怒り、力任せに壁を叩いた

 

ウェンディ「・・・」

 

千聖「・・・っ!」

 

千聖は預言者が千聖の使うベースに触れていたことに気づいた

 

千聖「大至急指紋の検証をお願いできませんか?」

 

ウェンディ「え?」

 

千聖「お願いします!」

 

ウェンディ「分かりました」

 

ウェンディがジオデバイザーで千聖のベースの指紋の検証を始めた

 

 

千聖「(何が預言者よ!)」

 

 

その後千聖はレッスンが終わった後、電車に乗って、とある場所に向かっていた

 

それを偶然近くにいたダイゴが見た

 

ダイゴ「彼女は確か・・・」

 

ダイゴは千聖が気になり後を追う

 

そして千聖はとあるマンションに来た

 

千聖「板橋三夫・・・」

 

指紋の検証が終了して検証結果からあの男の正体が板橋三夫という男だと判明した

 

千聖はその正体を確かめるべく1人で板橋三夫が住んでいる部屋に入った

 

部屋に入った直後、何かの影が千聖に近づいていた

 

千聖はリビングにある板橋三夫のPCに電源を入れてセキュリティシステムにアクセスした

 

AI「ようこそ。セキュリティシステムへ」

 

千聖「ここの住民の行方を知りたいんです」

 

AI「この部屋の住民板橋三夫のデータは3年間更新されておりません」

 

千聖「えっ?どういうことですか?」

 

AI「板橋三夫は3年前に生命活動を停止しています」

 

なんと板橋三夫は3年前に死亡が確認されていたのだ

 

だとすれば千聖が出会ったのは・・・

 

一方、沙綾が敵の攻撃が来る場所を特定した

 

沙綾「そうか・・・そういうことだったんだ!」

 

りみ「何か分かったの?」

 

沙綾「うん!あの膨大なエネルギーは地下から来ていたんだ!」

 

 

その頃千聖は背後に何者かの気配を感じて振り向く

 

千聖「だ、誰!?」

 

それはキリエル人だった

 

キリエル人の攻撃を受けて千聖を壁に吹き飛ばされる

 

 

千聖「きゃああ!」

 

千聖「貴方がキリエル人?でもどうして私なの?」

 

すると板橋三夫の姿をした預言者が再び千聖の前に現れた

 

預言者「あなたがアイツを認めようとするからです」

 

千聖「アイツ?」

 

預言者「キリエル人はアイツよりずっと前からこの地球に来ていたんです。後から来て好き勝手されては堪らない。分かりますよね?」

 

だがキリエル人が言うアイツとは何なのか?

 

そこにダイゴがやって来た

 

ダイゴ「君!」

 

千聖「気をつけてください!この人、人間じゃありません!」

 

ダイゴはGUTSハイパーを発泡するがキリエル人は素早くそれを避けて消えた

 

ダイゴ「大丈夫か!」

 

千聖「うっ、はい・・・貴方は?」

 

ダイゴ「僕はマドカ・ダイゴ」

 

千聖「白鷺千聖です。ありがとうございました」

 

ダイゴ「こんな夜中に単独行動は禁物だよ?」

 

千聖「すみません・・・」

 

預言者「最後の預言を語ろう・・・!」

 

そこに預言者の声が聞こえてきた

 

 

ダイゴ「最後の・・・?」

 

預言者「貴方達が生きて聞くことの出来る最後のという意味だ」

 

 

 

預言者「次に聖なる炎が焼くのはここだ!」

 

ダイゴ「何だって!?」

 

次に爆発するのはダイゴたちがいる場所だった

 

 

優介「了解!ダイゴは白鷺千聖を頼む!」

 

ウェンディ「矢上船長、行きます!」

 

矢上「頼んだぞ!」

 

ダイゴからの知らせを受けた矢上船長以外のメンバーがゴースタードラゴンに搭乗して現場に向かった

 

ダイゴ「住民の方々にお知らせします、大至急この建物から避難してください。爆発する危険があります!」

 

ダイゴは非常用ベルを鳴らして住民に避難を呼び掛けた

 

ダイゴ「大丈夫か?」

 

千聖「私は大丈夫です。それより皆さんの避難をお願いします」

 

ダイゴ「だけど・・・」

 

千聖「お願いします!」

 

ダイゴ「・・・分かった!」

 

その頃ゴースタードラゴンが現場に到着した

 

そしてシースタードラゴンからのデータが送られてきた

 

矢上「攻撃地点を割り出せたぞ。ポイント33、交差点だ!」

 

優介「了解!」

 

矢上「優介、チャンスは1度しかないぞ。しかも通過するのは0.3秒だ」

 

優介「それで十分だ!」

 

一方地上ではダイゴが急いで避難誘導を行っていた

 

ダイゴ「向こうです!急いで避難してください!大丈夫ですか!」

 

ウェンディ「ダイゴさん、聞こえますか?攻撃地点はダイゴさんがいるそこの交差点なんです」

 

ダイゴ「待ってくれ!避難がまだ終わってない!」

 

矢上「急いでくれ!攻撃はそのワンチャンスしかないんだ」

 

そして・・・

 

 

ダイゴ「避難完了!」

 

なんとか住民の避難が完了した

 

優介「よし!電磁波スタンバイ!」

 

ゴースタードラゴンの機体下部から電磁波発射機が出た

 

そして大爆発五秒前となった

 

ウェンディ「5秒前・・・」

 

ウェンディが秒読みに入った

 

ウェンディ「4・・・」

 

 

ウェンディ「3・・・」

 

ダイゴが振り返ると千聖がまだ逃げ遅れていた

 

ウェンディ「2・・・」

 

ウェンディ「1・・・」

 

 

ウェンディ「0!」

 

0と言ったと同時に優介はトリガーを引き、ダイゴはボタンを押してスパークレンスを展開する

 

そして電磁波が発射され地上に当たると同時にダイゴはウルトラマンティガとなり、逃げ遅れた千聖を助けて地上に降ろした

 

ウェンディ「ティガさん!」

 

沙綾「千聖さんも無事!」

 

りみ「よかった〜」

 

千聖「・・・」

 

千聖は自らを助けてくれたティガの正体を知ってしまった

 

千聖「貴方がウルトラマンティガだったなんて・・・」

 

ティガ「・・・」

 

 

???「君を待っていたのだよウルトラマンティガ!」

 

すると千聖を降ろしたティガを呼ぶ声が聞こえて、ティガは振り返る

 

預言者「君は再びこの星の守護神になるつもりかね?おこがましいとは思わないのか?」

 

そこにはあの預言者の姿があった

 

優介「っ!まさか!」

 

ティガ「お前は!」

 

千聖「預言者!」

 

預言者「君がその巨大な姿を現すずっと前からこの星の愚かな生き物たちはキリエル人の導きを待っていたのだよ」

 

預言者「再び言おう。君は招かねざる者なのだ!」

 

ティガ「・・・」

 

預言者「再び見せてやろう。キリエル人の力を。キリエル人の怒りの姿を!」

 

すると男は炎に包まれて炎魔戦士キリエロイドとなった

 

優介「あいつは!」

 

矢上「いかん!奴はキリエル人の戦士キリエロイドだ!」

 

ウェンディ「キリエロイド?」

 

矢上「素早さにかけてはティガと互角。強敵だぞ!」

 

ティガ「タァッ!」

 

ティガはキリエロイドの攻撃を避けては攻撃を加えて一進一退の攻防を繰り広げる

 

ティガ「ヂャアッ!」

 

そしてティガがキリエロイドの攻撃を掴み、膝蹴りで怯ませ投げ飛ばす

 

追撃をかけるべくティガはキリエロイドに接近する

 

しかし逆にキリエロイドの回し蹴りを食らい蹴り飛ばされ建物に激突してしまう

 

ティガは立ち上がるも立て続けにキリエロイドの素早い攻撃に追い詰められていく

 

BGM:光を継ぐもの

 

ティガ「デァッ!チャアッ!」

 

だがティガはキリエロイドの攻撃を掴みエルボーしてキリエロイドを投げる

 

ティガとキリエロイドが戦う所に千聖以外のPastel*Palettesのメンバーがやって来た

 

日菜「あれがウルトラマン!」

 

彩「かっこいい・・・」

 

麻弥「生でウルトラマンを見れるなんてジブン感激です!」

 

イヴ「ウルトラマンティガさーん!頑張ってくださいー!」

 

ティガ「タァーッ!」

 

イヴたちの声援にティガは力を振り絞って強烈なパンチを叩き込みキリエロイドを殴り飛ばした

 

キリエロイド「キリ!」

 

近づいてきたキリエロイドにティガはハンドスラッシュを2発放って牽制する

 

ティガ「ンンーーーハッ!」

 

ティガはティガクリスタルの前で腕を交差してクリスタルを紫に輝かせて腕を振り下ろすと全身が紫のスカイタイプにタイプチェンジした

 

麻弥「色が変わりましたよ!」

 

イヴ「紫色になりました」

 

 

ティガ「ヘッ!デァッ!」

 

スカイタイプ自慢のスピードでキリエロイドを翻弄していき

 

ティガ「ヂャアッ!」

 

かかと落としでキリエロイドが怯む

 

彩「速い!」

 

キリエロイドはティガの怒涛の攻撃についてこれず、攻撃を食らい続けていき

 

ティガ「タァーッ!」

 

キリエロイド「グオオ!!」

 

最後にティガの飛び蹴りを食らって吹き飛ぶ

 

千聖「やった!」

 

ティガの優勢に千聖も思わずガッツポーズする

 

そこに彩たちがやって来た

 

麻弥「千聖さん!大丈夫ですか!?」

 

千聖「皆!どうしてここに?」

 

彩「千聖ちゃんが気になって探してたんだ」

 

日菜「怪我とかない?」

 

千聖「ええ、ウルトラマンティガが助けてくれたから」

 

イヴ「そうでしたか」

 

彩「ウルトラマンティガー!千聖ちゃんを助けてくれてありがとうー!」

 

彩の言葉にティガは頷く

 

しかし

 

千聖「っ!危ない!」

 

ティガ「っ!」

 

キリエロイド「キィア!」

 

ティガ「ディアーッ!」

 

よそ見をしてしまったためキリエロイドの獄炎放射を受けて後ずさるティガ

 

すかさずキリエロイドはティガの首を掴み、腹パンして、投げ飛ばす

 

ティガ「ヂャアッ!」

 

ティガが投げ飛ばされビルに直撃して爆煙が上がり、カラータイマーが点滅を始めてしまう

 

麻弥「あっ!」

 

彩「ウルトラマンティガー!」

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

オーブ「シュアッ!」

 

キリエロイド「グォアッ!」

 

そこにオーブオリジンが現れ飛び蹴りでキリエロイドを吹き飛ばした

 

BGM:オーブオリジン

 

オーブ「銀河の光が我を呼ぶ!」

 

日菜「あっ!ウルトラマンオーブだ!」

 

千聖「オーブ!ティガを助けてあげてください!」

 

オーブはもちろんだと頷いた

 

オーブはティガに駆け寄り、エネルギーを分け与えた

 

分け与えたことによりティガのエネルギーが回復して、カラータイマーの点滅が止まった

 

ティガ「ありがとう!」

 

オーブ「気にするな。行くぞ!」

 

ティガ「ああ!」

 

オーブ「タァッ!」

 

ティガ「ヘッ!」

 

オーブの飛び膝蹴りとティガの回転キック

 

2人の連携によりキリエロイドは反撃のしようがなく攻撃を受けていく一方であった

 

オーブ&ティガ「デュアッ!」

 

オーブとティガのダブルキックが炸裂してキリエロイドは吹き飛んだ

 

キリエロイド「キリ・・・」

 

するとなんとか立ち上がり2対1とこのままでは不利だと判断したのかキリエロイドは撤退しどこかへ消え去った

 

ティガ「逃げる気か!」

 

オーブ「キリエロイドを追うぞ!」

 

ティガ「ああ!」

 

オーブとティガはキリエロイドを追う

 

ゴースタードラゴンは着陸してPastel*Palettesのメンバーを保護した

 

 

彩「香澄ちゃん!無事だったんだね!」

 

香澄「彩先輩も皆さんも無事で何よりでした!」

 

ウェンディ「このまま私たちもキリエロイドを追いかけます!」

 

矢上「罠が待っているとも限らない。用心して行けよ!」

 

ウェンディ「はい!」

 

 

ゴースタードラゴンも最大船速でそのままオーブたちと共にキリエロイドの跡を追った

 

 

 

一方逃げたキリエロイドは洞窟のような場所にいた

 

そして物陰に隠れようとすると

 

???「懸命な逃走でしたよ」

 

キリエロイドの前に何者かが現れた

 

キリエロイド「貴様は何者だ?」

 

???「私が何者かはこの際どうでもいいでしょう。ですが私がここに来たのは、あなたに力を授けるためですよ」

 

キリエロイド「力を授けるだと?」

 

???「ええ、あれと融合すればあなたは無敵の力を得るでしょう」

 

キリエロイド「無敵の力を・・・」

 

???「ええ、それを手にすればあの憎きウルトラマンティガをも倒せるでしょう。さて、どうします?」

 

その回答にキリエロイドは・・・

 

TO BE CONTINUED

 

【ED IN YOUR HEART

歌:松本梨香 with Project DMM】

 

次回予告

 

逃げたキリエロイドを追って街の地下にある洞窟へとやって来たオーブたち、しかしそこで以前逃走したゴモラと遭遇、さらに姿を変えたキリエロイドも現れる。それを見たオーブはバーンマイトのように燃える太陽の如く赤き戦士へと姿を変えた

 

 

次回 悪魔の逆襲 後編

 

伝説の英雄と慈愛の勇者から受け継いだ力が、今、解き放たれる!

 




次回はオーブの新たな力が覚醒します。前回の隠れサブタイは湖のひみつでした。


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第128話 悪魔の逆襲 後編

今回は彼をさらに追い詰めてしまう回です・・・


【OP ときめきエクスペリメンス!

歌:Poppin'Party】

 

ティガとオーブ、そしてゴースタードラゴンが逃げたキリエロイドを追ってたどり着いたのは街の地下にあった巨大な洞窟だった

 

 

Pastel*Palettesのメンバーも映像をゴースタードラゴンのブリッジで見ていた

 

 

沙綾「船長、キリエロイドが姿を消したのはこの辺りだと思われます」

 

香澄「すごい・・・」

 

りみ「街の地下にこんな巨大な洞窟があったなんて知らなかった・・・」

 

矢上「キリエル人がどこから現れるのか常々疑問だったんだがもしかするとここが奴らの本拠地なのかもしれないな」

 

香澄「えっ!?」

 

有咲「おいちょっと待て!ってことは私たち今敵の懐に入ってるってことかよ!?」

 

たえ「忍者になって潜入だー!」

 

香澄「忍者ー!」

 

ウェンディ「あはは・・・」

 

するとオーブが何かを発見した

 

オーブ「いや待て。洞窟の奥に何か・・・」

 

矢上「どうした?」

 

そこには尻尾のないゴモラが寝ていた

 

香澄「ゴ!ゴモラだ!尻尾がないゴモラが寝てる!ええ!?なんでこんなところに!?」

 

矢上「いかん!騒ぐな!目を覚ますぞ!」

 

そしてゴモラが起きてしまった

 

有咲「お前がおっきな声出すからだろうが!」

 

香澄「ええ!?私のせい!?」

 

オーブ「他に誰がいるんだ!」

 

ティガ「とにかくここは僕たちに任せて」

 

ゴモラは完全に目が覚めるとオーブとティガを敵と認識して怯えた

 

オーブ「待てゴモラ!落ち着いてくれ!俺たちの話を聞いてくれ!」

 

それを聞いたゴモラは耳を傾けた

 

オーブ「俺たちは地上に出現した悪い奴を追ってここにきたんだ。決してお前を倒しに来たわけじゃない」

 

ティガ「いきなり起こして驚かせてすまない。でも、どうか僕たちを信じてほしい」

 

香澄「私からもお願い!」

 

有咲「ちょっ!香澄!?」

 

香澄「大きな声を出してあなたを起こさせてしまった私が言うのもなんだけど、どうかお願い!」

 

 

そして・・・

 

ゴモラが頷いた!

 

後ろに振り向きゴモラは去っていく

 

彩「怪獣に言葉が通じた!」

 

ウェンディ「たとえ生まれが違ったとしても言葉が違ったとしてもまずは相手を理解することから始まるんだと思います」

 

千聖「そして人と怪獣が分かりあえることが実現できる」

 

ウェンディ「はい、私たちは人間と怪獣が共に生きていける世界を目指している人を2人も知っていますから」

 

それを見届けた沙綾はシースタードラゴンにいる矢上に通信を入れる

 

沙綾「ティガさんとオーブはゴモラに止めを刺さずに逃がすみたいです」

 

矢上「寝ているところを起こされてゴモラも災難だったな」

 

有咲「ああ、誰かさんが騒がなければな」

 

香澄「ごめんなさ〜い」

 

誰もが平和に解決すると思った

 

しかし・・・それは儚くも崩れ去った

 

ゴモラ「ギシャアアアアアアアアアア!!!!」

 

去っていこうとするゴモラを突如青い炎が襲った

 

オーブ&ティガ「っ!」

 

りみ「ひゃあ!?」

 

沙綾「何が!?」

 

麻弥「青い炎!?」

 

矢上「キリエロイドの仕業だ!気を付けろ!襲ってくるぞ!」

 

体が焼きつくされゴモラが倒れてしまう

 

ゴモラ「・・・グゥ・・・グゥ・・・」

 

弱々しそうに鳴きながら力を振り絞りゴモラはオーブに手を伸ばそうとした

 

オーブは急いでゴモラに駆け寄りゴモラの手を取ろうとする

 

 

しかし取ろうとした瞬間ゴモラの手が落ちて息絶えてしまった

 

オーブ「っ!」

 

彩「あっ!」

 

千聖「ゴモラが!」

 

日菜「ひどい・・・」

 

有咲「くそ、ひどいことしやがって・・・」

 

すると物陰からキリエロイドが現れた。しかし

 

香澄「あれ!?」

 

たえ「キリエロイドの姿がさっきと違う!」

 

物陰から現れたキリエロイド、それは今までとは全く違う姿をしていた

 

矢上「なるほど。蹴り技を強化したパワーアップタイプということか。となると・・・ティガとオーブが危ない!」

 

進化したキリエロイド、すなわちカオスキリエロイドがティガとオーブの前に立ちふさがる

 

 

ティガ「なぜだ!なぜゴモラの命を奪った!?」

 

カオスキリエロイド「キリエル人の未来にあのようなゴミなど必要ない。だから始末してやったのさ。怪獣など邪魔で倒されなければならない存在なのだ。お前たちもそう思っているだろ?」

 

ティガ「っ!貴様!ヘッ!ヂャアッ!」

 

非道なことをしたカオスキリエロイドに怒りを覚えたティガが立ち向かう

 

だがカオスキリエロイドは強化された素早い蹴り技の数々でティガを追い詰めていく

 

下手するとそのスピードはティガのスカイタイプ以上かもしれない

 

そして超スピードでキックのラッシュを食らい、ティガは吹き飛び倒れる

 

ティガ「ぐっ!以前のキリエロイドよりも遥かに強くなっている」

 

カオスキリエロイド「貴様たちがいけないのだ!」

 

ティガ「ディアーッ!」

 

カオスキリエロイドは憎しみを募らせてそれをぶつけるかのようにティガを蹴り飛ばす

 

カオスキリエロイド「貴様たちさえいなければ、この星の愚かな生き物たちの命を奪うこともなかっただろうに」

 

ウェンディ「っ!」

 

有咲「あいつ!」

 

カオスキリエロイドの言葉を聞いたウェンディたちも怒りを覚える

 

 

そんな中・・・オーブは・・・

 

 

オーブ「・・・なんでだよ・・・」

 

オーブ「どうしてそうやって簡単に命を奪うことができるんだよ・・・」

 

オーブ「これだから自己中な奴らは・・・」

 

オーブはとてつもない力で拳に力を入れる

 

するとウルティメイトブレスレットが光りオーブは全身に赤い炎が描かれたオーブオリジンへとなった

 

日菜「オーブが赤くなった!」

 

矢上「っ!」

 

ウェンディ「あの力は!」

 

これはウルトラマンダイナストロングタイプとウルトラマンコスモスのコロナモードの力を合わせたストロングコロナオリジンだった

 

元々はウルトラマンゼロが得た能力だが以前オーブはゼロ、ダイナ、コスモスと合体しウルトラマンサーガとなったことでオーブにもダイナとコスモスの力が宿ったのだ

 

カオスキリエロイドは倒れているティガに止めを刺そうと腕に青い炎を集める

 

カオスキリエロイド「キリ!」

 

そこにストロングコロナとなったオーブが割って入りカオスキリエロイドの腕を掴んだ

 

カオスキリエロイド「キリ!?」

 

カオスキリエロイドは振りほどこうとしたがものすごい力で掴まれて振りほどけない

 

オーブ「なんも罪のない者たちを次から次へと殺していきやがって・・・ゴモラまで・・・!」

 

オーブのパンチがカオスキリエロイドの顔面にヒットしてカオスキリエロイドが壁に激突する

 

ティガ「・・・」

 

ウェンディ「っ・・・」

 

オーブの中でこれまでにない怒りが爆発する

 

オーブ「俺はもう許さねえぞーーー!!!キリエロイドーーー!!!」

 

BGM:サンダーブレスター

 

 

ティガ「そうか。あの時彼らと融合してサーガになったからその力が君にも宿っていたのか」

 

ストロングコロナオリジンは真っ直ぐカオスキリエロイドに向かっていく

 

ストロングコロナオリジンが進む度にとてつもない地響きが起こる

 

 

オーブはカオスキリエロイドの攻撃をいとも簡単に弾いて、膝や脇にキックやパンチでおもいっきり攻撃していく

 

カオスキリエロイドの足を掴み、投げ飛ばす

 

投げ飛ばされた先に角がある岩に背中からぶつかりカオスキリエロイドはあまりに強烈な苦痛に悲鳴をあげる

 

しかしそんな暇も与えず、無理やり立ち上がらせてカオスキリエロイドの腹を何度も何度も殴ったり膝で蹴ったりして、背負い投げる

 

さらにオーブはカオスキリエロイドの頭を掴み頭突きをしては壁に叩きつける

 

りみ「すごい・・・」

 

沙綾「強化されたキリエロイドを圧倒している」

 

有咲「でも・・・あんな戦い方・・・」

 

ティガ「・・・」

 

今のオーブの力は凄まじいものであった

 

本来のオーブオリジンはオーブカリバーが大半の強みとなっており、それがないと平凡のウルトラマンとほぼ変わらない強さである

 

だが、今のオーブオリジンにはダイナストロングタイプとコスモスコロナモードの2つのパワー戦士の力を身に付けているため攻撃力が異常に強く、カオスキリエロイドが子供扱いのようだった

 

そしてオーブはオリジウム光線の構えを取ったあと、ブレスレットに手を添えてエネルギーを集めて炎の光線を突き出すガルネイトオリジウムバスターを放ち、それを受けたカオスキリエロイドは大ダメージによって倒れる

 

イヴ「や・・・やりました?」

 

だがカオスキリエロイドは完全には倒しきれていなかった

 

BGM:ナオミ悲しみのメロディ

 

すると先ほどからずっと無言のオーブが倒れたカオスキリエロイドを掴み上げ、頭から地面に叩き落とす

 

有咲「お、おい!」

 

そしてオーブがまた無理やり立ち上がらせてカオスキリエロイドの腕を掴み、骨が折れるくらいに曲げて、投げ飛ばす

 

オーブはゴモラや大勢の人の命を奪ったカオスキリエロイド、そしてそれらを守れなかった自分への怒りで拳に力を入れる

 

この一撃に怒りをこめて・・・

 

オーブ「ウアアッ!!」

 

そしてやっと声を発したオーブがカオスキリエロイドの顔面をおもいっきり殴り飛ばした

 

たえ「あっ・・・」

 

香澄「優介君・・・」

 

カオスキリエロイド「キリ・・・キリ・・・」

 

カオスキリエロイド「我々キリエル人こそが・・・この星の救世主なんだ・・・」

 

それを聞いたオーブはカオスキリエロイドの首を掴み、壁に叩きつける

 

オーブ「ふざけたこと言ってんじゃねぇ!この悪魔野郎!お前たちの下らない目的のためにどれだけの命が犠牲になったか分かってるのか!?」

 

カオスキリエロイド「我々こそが・・・神だ・・・」

 

オーブ「っ!」

 

またオーブはカオスキリエロイドを投げ飛ばす

 

オーブ「もういい・・・」

 

ウェンディたち「・・・・・・」

 

何を言っても考えを変えないと悟ったオーブはウルティメイトイージスを召喚してイージスにストロングコロナの炎の力も付与し、エネルギーのチャージが完了した

 

カオスキリエロイド「っ!」

 

オーブ「消えろ・・・」

 

カオスキリエロイド「グアアアアアアアア!!!!」

 

そして零距離で炎の矢となったファイナルウルティメイトオーブが放たれカオスキリエロイドに直撃して超高速回転と共に摩擦熱とストロングコロナの炎の力による超絶威力でカオスキリエロイドは苦しむと共に自らの体がどんどん焼け焦げていく

 

カオスキリエロイド「ぐああああ!!!嫌だ!やめろ!やめてくれーー!!」

 

オーブ「人の命をもてあそび、頂点になろうとするお前たちのような屑こそ、この宇宙には必要ない」

 

カオスキリエロイド「嫌だあああああああ!!!!」

 

そしてカオスキリエロイドは爆発を起こして消滅した

 

そこかしこに灰となったカオスキリエロイドの体の一部が転がっていた

 

BGM:Love Theme from TIGA

 

オーブ「・・・」

 

ティガ「オーブ・・・」

 

ウェンディ「・・・」

 

そしてオーブはストロングコロナから元のオーブオリジンに戻りゴモラの遺体に近づき、自分たちが来る前の姿勢

 

つまり、寝ている姿勢に寝転がせた

 

オーブ「・・・なんでだよ・・・」

 

 

オーブ「・・・なんで・・・」

 

 

 

 

 

 

オーブ「なんでこうなるんだよーーー!!!」

 

 

自身の悔しさと怒りで拳に力を入れて地面を叩きつける

 

りみと彩はゴモラが死んでしまったことに顔を隠して泣いていた

 

香澄たちも声を出さずに涙を流していた

 

映像越しでシースタードラゴンから見ていた矢上船長も悔しさを隠せないでいた

 

 

オーブ「・・・ゴモラ・・・ごめん・・・」

 

オーブはゴモラを救えなかったことに落胆する

 

そんなオーブの肩にティガが手を添える

 

ティガ「・・・行こう」

 

オーブ「・・・ああ・・・」

 

そしてオーブはゴモラの目を閉じてティガとゴースタードラゴンと共に地上へと戻った

 

 

オーブたちが去った後、怪しい円盤がゴモラの頭上に現れたとも知らずに

 

 

 

???「ご苦労でした。キリエロイド、これでまた一歩計画が進みましたよ。それに先ほど面白いものも手に入れましたからね。フハハハハ!!」

 

宇宙人の視線の先にはあの能力・転送カプセルがあり、中には巨大な怪獣らしき姿があった

 

そしてその怪獣は別名宇宙悪魔と呼ばれていた

 

 

優介「・・・」

 

彩「あっ・・・」

 

ウェンディ「優介くん・・・」

 

帰って来た後も優介は話を聞くことができず茫然自失の状態だった

 

有咲「こんなのって・・・ねぇよ・・・」

 

沙綾「ゴモラ・・・」

 

千聖「私がキリエル人を止めていれば!」

 

たえ「千聖先輩のせいじゃ・・・」

 

千聖「でも!私が止められなかったせいでたくさんの人の命が失われた!ゴモラも・・・」

 

麻弥「千聖さん・・・」

 

全員がいるブリッジは重たい雰囲気に包まれていた

 

ダイゴ「(それにしてもあのキリエロイドは一体何だったんだ?)」

 

ダイゴ「(キリエロイドが手に入れた新たな力なのか?それとも・・・)」

 

そんな中優介のフュージョンカードホルダーの中にあるコスモスのフュージョンカードが僅かに光った

 

 

BGM:1908某国にて

 

 

後日、外にどしゃ降りの雨が降っていた

 

まるでキリエロイドに殺された者たちの悲しみを表すかのように

 

さらに破壊されたビルの側には多くの花束が置かれていた

 

それは・・・キリエル人によって殺された者たちの家族や友人が涙を流しながら置いていったのだ

 

そして・・・

 

 

矢上「優介は・・・」

 

ウェンディ「ダメです。今日も部屋から出ようとしません・・・」

 

あれ以来、優介は部屋に閉じ籠ったきり外には出なくなった

 

 

優介「・・・」

 

 

優介「(あの青い炎で全身が燃え上がり、殺されるゴモラの姿が脳に焼き付いて消えない・・・)」

 

優介「(それに・・・俺はあの時ゴモラの手を掴むことができなかった・・・)」

 

優介「(もう・・・俺は誰も助けることはできないのか・・・いずれ・・・ウェンディの命も・・・)」

 

 

そう思い始めてから涙が溢れてきた

 

 

優介「俺は一体何をやってたんだぁ・・・ウルトラマンになって・・・うぅ・・・一体何をやってたんだぁ・・・」

 

 

 

 

そして優介はある決心をして荷物をまとめて外に出ようとする

 

そこに矢上がやってくる

 

矢上「どこに行く?」

 

優介「・・・今の俺にはもう・・・人々を守ることなんかできません・・・」

 

優介「・・・だから・・・ここを離れます・・・」

 

矢上「っ!何を言うんだ!君は今まで立派に守ってきたじゃないか!」

 

優介「守れてないんだよ!!」

 

矢上「っ!」

 

優介「いつだってそうだ・・・肝心な時に大切なものを守れず、そして失っていく!過ちを繰り返すんだ!」

 

優介「だからもう・・・俺は・・・」

 

矢上「・・・本気なのか?」

 

優介「・・・もう決めたことです・・・」

 

矢上「・・・分かった。もう止めはしない・・・ただし、必ず戻ってくるんだ。でなければ私だけでなく彼女が許さない」

 

優介「・・・」

 

だが答えることもなく彼は立ち去っていった

 

 

TO BE CONTINUED

 

【ED IN YOUR HEART

歌:松本梨香 with Project DMM】

 

次回予告

 

ゴモラを救えず失意に落ちさまよう優介。だが、そこに現れたのはゴモラ!?今度こそ救おうと必死になるオーブ。しかし、その裏では凶悪な存在がうごめいていた

 

次回 クグツ




重たい・・・ただその一言です。ちなみに前回のサブタイは大爆発五秒前でした


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第129話 クグツ

1ヶ月以上も更新できず申し訳ありませんでした。大変長らくお待たせいたしました。


【OP ときめきエクスペリメンス!

歌:Poppin'Party】

 

 

???「ほほう、そろそろなのではないですか?復讐の時は・・・」

 

???「ああ、ずっとこの時を待ってたんだ!」

 

カオスキリエロイドとの戦いで多くの命が失われたことに責任を感じた優介は皆のもとから離れていった

 

そして今・・・

 

オーブ「オーブフレイムカリバー!」

 

優介はオーブオリジンに変身して、雨のなかインペライザーと戦っておりオーブフレイムカリバーでインペライザーを撃破した

 

矢上「・・・」

 

りみ「あ・・・」

 

有咲「優介・・・」

 

それは矢上たちもモニターで見ていた

 

オーブ「俺はこれから何と戦えばいいんだ・・・」

 

カオスキリエロイドとの一戦以来、オーブは自らが戦う理由を見失いかけていた

 

その時!

 

オーブ「っ!」

 

突如真上から能力転送カプセルが降ってきて、オーブはそのカプセルの中に閉じ込められてしまった

 

沙綾「あっ!」

 

オーブ「しまった!」

 

能力転送カプセルはオーブから何かを抜き取るような行動を開始した

 

オーブ「グアアアアッ!!!」

 

そしてオーブは力を抜かれ気を失ってしまった

 

ある2つのフュージョンカードに宿る力を除いては・・・

 

 

 

一方ウェンディは先の戦いで消失したオーブを捜索するためドラゴンスピーダーαに乗って様々な場所を捜索していた

 

ウェンディ「優介くん・・・どこ・・・」

 

 

 

あの後優介が出ていったことはポピパのメンバーやウェンディにも知れ渡った

 

香澄「えっ!?」

 

有咲「出ていった!?」

 

ウェンディ「どうして止めなかったんですか!?」

 

矢上「今の彼に私たちの言葉は届かない。いいか?誰もが強い心を持っているわけじゃない。たとえウルトラマンであっても・・・絶望から這い上がるのに時間がかかるものもいるんだ」

 

矢上「今の彼には時間が必要なんだ」

 

矢上はそう言ったもののやはりウェンディはじっとしていられずドラゴンスピーダーで優介を探していた

 

 

ウェンディ「また優介くんが苦しんでるのに何もできないなんてもう嫌だ!」

 

 

そしてウェンディはダイゴに連絡を入れて状況を説明して一緒に探してくれることになった

 

 

一方しばらく経った後優介は目を覚ます

 

優介「・・・ここは?」

 

起きるとどこかの一室で周囲を見回せばテーブルにいくつかの椅子もあった

 

するとドアが開いて2人の少女が入ってきた

 

???「あっ、気がついたんだ」

 

???「一時はどうなるかと思いましたー」

 

優介「俺は一体何が・・・」

 

???「もうほんとビックリしたよ。ここのコンビニにバイトに行くときにあなたが道で倒れてたんだ」

 

???「それで店長に話を通してここに寝かせてあげたのですー」

 

優介「そうだったのか。ともかく助けてくれてありがとう。俺は永幡優介。君たちは?」

 

リサ「私は今井リサ、こっちはバイト仲間の青葉モカ」

 

モカ「どうもでーす」

 

優介「ああ、よろしく」

 

リサ「永幡君ってあのシースタードラゴンっていう宇宙船のメンバーなんだよね?」

 

優介「ああ」

 

リサ「すごいなー。宇宙とか行ったことないから1度でもいいから行ってみたいんだー」

 

モカ「私も興味がありまーす」

 

優介「そうか。今度余裕がある時があったら連れてってやるよ」

 

リサ「ホントに!?」

 

優介「お互いの都合が合えばの話だがな」

 

リサ「あはは、やったー!モカ!宇宙行けるんだよ!宇宙!」

 

モカ「イェーイ!」

 

その時優介のお腹が鳴った

 

リサ「あっ、お腹空いた?私が手作りしたクッキー食べる?」

 

優介「ああ、ありがとう。いただきます」

 

優介はリサが手作りしたクッキーを食べる

 

優介「美味い!」

 

リサ「それは良かった♪」

 

しばらくの間優介は2人と雑談していた

 

リサ「雨止まないね」

 

モカ「これじゃ日食が見られないー」

 

優介「日食?」

 

リサ「知らないの?もうじき10分を越える金環日食が起こるんだって」

 

優介「へぇ〜」

 

リサ「でもこれじゃ見れないか。あ~あ、私も日食見たかったな〜」

 

優介「そっか」

 

モカ「ところでどうしてあんなところで倒れてたのか気になります」

 

優介「分からない。なぜか急に力が抜けて、気がついたらここだった」

 

モカ「そうでしたかー」

 

優介「ああ・・・」

 

リサ「浮かない顔してるけどどうしたの?何か悩んでるんなら相談に乗るよ」

 

優介「でも・・・酷かもしれないぞ?」

 

リサ「うん。聞かせて」

 

優介はカオスキリエロイドとの一件。そしてその戦いで多くの命が失われたことを

 

リサ「そうだったんだ・・・」

 

優介「俺たちが戦うことに意味があるのかって迷ってる。たとえウルトラマンであっても目の前にある命を救うことができない。そんなこと頭では分かってるのにいざとなるとなかなか受け止めきれなくてな・・・」

 

リサ「・・・そのゴモラって怪獣もキリエロイドに?」

 

優介「・・・ああ、俺がもっと早くキリエロイドを倒せていればこんなことには・・・」

 

リサ「そっか。でも今は前を向いた方がいいと思うよ」

 

優介「えっ?」

 

リサ「ゴモラを助けることができなくて悔しいのは分かるよ。でも、いつまでも死んじゃった者に囚われてたら一歩も前に進めないよ」

 

優介「・・・」

 

リサ「失った命はもう戻らない。だから苦しい過去と向き合って今を生きよう。ね?」

 

 

優介「・・・ああ」

 

その後なんとか立ち直ってリサとモカと別れた優介は途中で花屋に寄って花束を買いキリエロイドの炎で爆発倒壊したビルの付近にやって来た

 

優介「・・・」

 

その視線の先には死んだものたちに向けられた花束が置かれていた。

 

優介は花束を置いてお辞儀をする

 

優介「(守れなくて・・・ごめんなさい・・・)」

 

そして去ろうとすると今日も誰かを失った家族が花束を置いてきた

 

そのまま去ろうとしたとき・・・

 

 

 

子供「ウルトラマンなんて大嫌い!!」

 

優介「っ!」

 

子供「皆を守るとか言っておいて守れてないじゃん!」

 

母親「やめなさい!ウルトラマンだって私たちを必死に守ってくれてるのよ!」

 

子供「嘘だ!怪獣が出てきたのにすぐに来ないし、あの爆発だって怪獣の仕業に違いないんだ!でなきゃお父さんは!」

 

母親「いい加減にしなさい!」

 

男の子「だって・・・だって・・・お父さんがぁああああああああ!!!!」

 

男の子は泣きわめいてしまう

 

優介「っ!」

 

優介は怖くなって逃げるように去り、その後、オーブカリバーの力でゴモラと初めて戦った時の島にたどり着いた

 

優介「全部・・・俺のせいじゃないか・・・」

 

優介「あんな小さい子どもまでこんな苦しみを味あわせてたくさんの人を悲しませて・・・全部・・・俺が守りきれなかったせいじゃないか!」

 

 

優介「っ!」

 

その時どこからか紫の光弾が飛んできて優介は咄嗟に避けて木に隠れる

 

そこに男の声が響き渡る

 

???「そう。全て・・・お前のせいだ」

 

優介「誰だ?」

 

???「そんな孤独な戦いを続けても虚しいだけだぞ?」

 

優介はどこからかやって来る紫の光弾を避け続けて木に隠れる

 

 

???「ふっ、あんたの痛みなど誰も理解しない。あんたの仲間も大切な人もな」

 

優介「別に誰かに理解してくれと頼まないし理解してほしいとも思っていない。全ての苦しみを味わうのは俺1人で十分だ!」

 

???「ふっ、立派な心意気だ。だが・・・」

 

 

 

指をカチンと鳴らすと何かが現れた

 

ゴモラ「ギシャオオオオオオオ!!!」

 

 

それは殺されたはずのゴモラであった

 

優介「っ!ゴモラ!?」

 

???「今度こそ救えるかな?」

 

すると声は聞こえなくなった

 

優介はオーブリングを見つめる

 

優介「今の俺に何ができるか分からない・・・でも、俺は今度こそ救う!」

 

優介「いや、救ってみせる!慈愛の光!お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブフルムーンザナディウム!】

 

優介は今度こそ救うと決意を胸にオーブフルムーンザナディウムにフュージョンアップした

 

オーブ「ゴモラ!待ってくれ!」

 

だが声は届かずゴモラは尻尾でオーブを攻撃する

 

オーブ「グァッ!」

 

さらに勢いをつけた突進にオーブは吹っ飛ぶ

 

矢上「っ!オーブの反応を発見した!モニターに出す」

 

そしてモニターに映し出されたのはフルムーンザナディウムとなったオーブとゴモラが戦っている姿だった

 

りみ「えっ!?」

 

沙綾「あれって!?」

 

有咲「ゴモラ!?」

 

香澄「どうしてゴモラが!?」

 

たえ「・・・」

 

香澄「おたえ?」

 

たえ「あのゴモラ・・・なんか違う気がする・・・」

 

香澄「えっ?」

 

矢上「何?ウェンディ!」

 

ウェンディ「はい、どうしたんですか?」

 

矢上「オーブを発見した!ゴモラと戦っている!」

 

ウェンディ「っ!分かりました!すぐに行きます!ダイゴさん!」

 

ダイゴ「分かった。すぐに向かうよ」

 

ポピパのメンバーがゴモラの出現に驚くなか、たえが何か違和感を覚える。矢上はオーブの出現をウェンディに伝えて、ウェンディはダイゴにも知らせて戦いの場へ向かった

 

オーブ「ゴモラ!俺だ!オーブだ!」

 

だがやはりオーブの話を全く聞かずに攻撃を続ける

 

???「無駄だ。あのゴモラにあんたの声は届かない。それに・・・そろそろ面白いことが起こるかもな」

 

優介に語りかけてきた声の主が遠くからオーブとゴモラの戦闘を見てそう呟いた

 

オーブ「っ・・・ダメだ」

 

オーブはゴモラを救いたいが傷つけるわけにもいかずゴモラの攻撃を受け続けていく

 

そこにウェンディが乗ったドラゴンスピーダーαがやって来た

 

ウェンディ「優介くん・・・」

 

オーブ「フルディウム光線!」

 

オーブはゴモラをおとなしくさせるべくフルディウム光線を放つ

 

ゴモラ「ギシャアアアアア!!!」

 

オーブ「っ!」

 

しかしゴモラがこれを弾いてしまった

 

ウェンディ「フルディウム光線が弾かれた・・・」

 

オーブ「フルディウム!光線っ!」

 

だが諦めずオーブは再びフルディウム光線を放つ

 

オーブ「フゥゥゥン!」

 

ゴモラは抵抗を続けるがそれでもオーブは諦めずフルディウム光線を長時間照射し続ける

 

ウェンディ「いつもより長い・・・」

 

沙綾「なんとしてでもゴモラを救うつもりなんだね」

 

するとオーブのカラータイマーが点滅を始めた

 

ウルティメイトブレスのエネルギー供給は受けているはずなのになぜだ?

 

カラータイマーが点滅しながらもオーブはフルディウム光線を放ち続けてやっとゴモラが大人しくなった

 

りみ「ゴモラがやっと大人しくなったね」

 

香澄「うん!」

 

 

 

 

矢上「いや違う!」

 

オーブ「フッ!?」

 

するとゴモラが禍々しい光に包まれてみるみるうちに別の怪獣へと姿が変わっていった

 

BGM:マガタノオロチ

 

???「オォォォォ!!!!」

 

そしてその姿はおぞましい怪獣となった

 

オーブ「っ!何!?」

 

香澄「何あれ!?」

 

有咲「怪獣なのか!?」

 

沙綾「これも今までの記録にない新種の怪獣です!」

 

 

???「かつて全ての宇宙を知性なき世界にしようとした宇宙悪魔クイーンベゼルブ、そして人間と融合して誕生したのがあのサイクイーン。それが奴の名前だ」

 

???「あの装置でババルウ星人の能力を注入したおかげであいつを欺くことができた。はっはっはっ!」

 

サイクイーン「オォォォォ!!!」

 

オーブ「グアアア!!」

 

サイクイーンは尻尾から強力な破壊光線を発射してそれを受けたオーブは勢いよく吹き飛ばされる

 

 

 

オーブ「ウッ・・・フッ!熱い奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブバーンマイト!】

 

危機を打開するべくオーブはなんとか立ち上がりバーンマイトにフュージョンアップする

 

しかしここで信じられないことが起きた

 

 

オーブ(バーンマイト)「・・・」

 

 

 

 

オーブ(オーブオリジン)「・・・フッ!?何!?」

 

なんと自分の意思に関係なく強制的にオーブオリジンに戻ってしまったのだ

 

そのことに本人はおろか一同も驚きを隠せない

 

りみ「ふぇ!?」

 

有咲「どうしてバーンマイトになれないんだ!」

 

たえ「・・・罠だ!」

 

沙綾「罠!?」

 

矢上「っ!そうか!あの怪獣はゴモラの姿となってオーブを動揺させてエネルギーを使いきらせようとしたんだ!」

 

ウェンディ「えっ?」

 

有咲「でもどうして!?あのブレスからエネルギーの供給が・・・っ!おいまさか!」

 

矢上「ああ、あの能力転送カプセルでオーブのエネルギーを奪い、エネルギーの流れをずたずたにしたんだ!」

 

沙綾「だからブレスレットからエネルギーの供給が来なくてフュージョンアップもストロングコロナにもなれない!?」

 

香澄「そんな!」

 

 

サイクイーン「オォォォォ!!!!」

 

 

オーブ「グアアアッ!!!」

 

再びサイクイーンの尻尾からの破壊光線にオーブは吹っ飛ばされる

 

 

ダイゴ「っ!優介君!今行く!」

 

現場に到着したダイゴはスパークレンスを取り出しティガに変身しようとする

 

しかしどこからか飛んできた紫の光弾がそれを妨害した

 

ダイゴ「ぐっ!」

 

???「邪魔しないでもらおうか。今いいところなんだからさ」

 

向こうからやって来たのは黒い棒を持つ優介と同い年くらいの男だった

 

ダイゴ「君は誰だ!?」

 

すると男は跳躍して驚くことにダイゴの頭上を越えて着地

 

ダイゴ「っ!」

 

そのまま格闘戦に入る

 

ダイゴ「(なんなんだ彼は?人間なのか?)」

 

オーブ「ウアッ!」

 

その傍でオーブがサイクイーンに殴り飛ばされていた

 

ダイゴ「っ!優介君!」

 

???「もう奴を楽にさせてやれよ」

 

ダイゴ「何だと!?」

 

男は黒い棒で突いて凄まじい力にダイゴは吹っ飛ばされる

 

ダイゴ「ぐあああ!!!」

 

???「あんたはあいつに自分の過去を重ねてたのかもしれないが奴の心はもう限界なんだよ。守るべきものを守れないなんてあんな奴はウルトラマンに相応しくないんだよ」

 

ダイゴ「ぐっ!君は一体誰なんだ!?なぜ彼を狙う!?」

 

ダイゴは立ち上がりながらオーブを狙う目的を問う

 

???「今ここで死ぬあんたたちが知る必要はない。それに彼女たちにも消えてもらうからな」

 

ダイゴ「貴様!」

 

ダイゴはGUTSハイパーを撃つが男の持つ黒い棒から放たれた紫の光弾にかき消される

 

オーブ「グッ!オリジウム光線!」

 

オーブはダメージを与えるべくオリジウム光線を放とうとする

 

しかし能力転送カプセルの影響によって光線が撃てなかった

 

そのためサイクイーンの接近を許してしまい、両腕からの電撃でオーブを苦しめる

 

オーブ「グアアアアッ!!!」

 

もうカラータイマーの点滅もいつ消えてもおかしくないほど高速に点滅していた

 

サイクイーン「オォォォォ!!!」

 

オーブ「グッ!デェアアアアアアアア!!!!」

 

最後の力を振り絞ったオーブとサイクイーンが激突して辺りが眩い閃光に包まれた

 

優介「ぐはっ!あぁっ!ぐぅ!」

 

そしてオーブの変身が解かれた優介は倒れてしまう

 

矢上「オーブが負けた・・・」

 

???「やったぁ・・・やったぞ!やったぞぉ!ははははは!うぅはははは!!!」

 

男は高笑いしながら去っていった

 

ダイゴ「待て!」

 

ダイゴは追うも男の姿はすでに消えていた

 

 

 

優介「もう・・・俺は・・・何も守れないのか・・・」

 

ゴモラも人の幸せも守れずサイクイーンにも負けた事実

 

それを痛感する優介はもうくじけそうになる

 

そして優介は気絶して倒れた

 

 

 

しばらくするとそこに向かってくる1体の巨大な鳥

 

???「ピュイイイイイ!!!」

 

それは優介を発見すると背中に乗せてどこかへ飛び去っていった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED IN YOUR HEART

歌:松本梨香 with Project DMM】

 

次回予告

 

倒れた優介を保護したのは野生の原始怪鳥リトラであった。それと同時にもうじき金環日食の時が迫っていた。懸命に命を守ろうとするとき、勇気を持つとき、雨が上がると共に発生した虹と金環日食の光を受けたオーブが新たなるフュージョンアップを手にする

 

次回 虹と日食の奇跡




次回は前々から思っていたことをやろうと思います。


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第130話 虹と日食の奇跡

今回でやっと出せます。前々から思っていたこと・・・それは・・・僕が考えたオリジナルフュージョンアップです!


【OP ときめきエクスペリメンス!

歌:Poppin'Party】

 

 

ウルトラマンオーブは能力転送カプセルによって自らの力を思い通りに使えなくなりそして唯一使える状態にあったフルムーンザナディウムで戦うもサイクイーンの圧倒的な力の前に敗れた

 

 

 

 

 

 

オーブがサイクイーンに敗北してから数時間経った後優介は目を覚ました

 

優介「ここは・・・」

 

ウェンディ「っ!優介くん!」

 

香澄「大丈夫!?」

 

優介が目を覚ますと寄り添っていたウェンディとポピパ、そして少し離れたところでダイゴと矢上がいた

 

優介「ウェンディ、皆・・・ここは?」

 

有咲「シースタードラゴンの医務室だ」

 

沙綾「あの戦いの後にね。私たち皆で優介を探してたんだ。でもいくら探しても見つからなくてね」

 

たえ「そんなときに鳥さんがあなたをここに連れてきてくれたんだ」

 

優介「鳥さん?」

 

ダイゴ「外にいるよ」

 

外を出ると

 

???「ピュイイイ!!」

 

そこには巨大な翼を持つ原始怪鳥リトラがいた

 

優介「原始怪鳥リトラ・・・」

 

リトラ「ピュイイイ!!」

 

優介「お前が・・・助けてくれたのか・・・」

 

リトラ「ピュイイイ!!」

 

どうやら倒れた優介をリトラが保護してここまで運んできてくれたようだ

 

優介「ありがとう」

 

リトラ「ピュイイイ!!」

 

どういたしましてと叫ぶリトラ

 

優介「・・・」

 

優介が取り出したのはオーブリングだった

 

優介「俺が迷ったせいで、あのカプセルに捕まって能力も使えなくなった・・・一体・・・どうすれば・・・」

 

一方 どこかの場所ではダイゴを妨害したあの男が事件の黒幕と思わしき存在と共にいた

 

 

???「なぜとどめを刺さなかったのですか?あの時あなたがとどめを刺していればオーブを始末できたでしょうに」

 

???「あんな奴は簡単には死なせない。あいつはとことん痛めつけて僕以上の苦しみを味あわせてやる!」

 

???「ふむ、まあいいでしょう。あなたの復讐を邪魔することは決してしませんのでどうかご安心を」

 

???「感謝する。僕にこんな力を与えてくれたからな」

 

男が手にしている黒い棒からは闇のエネルギーが発せられていた

 

医務室から離れ、ブリッジにいたダイゴは妨害した男の事を考えていた

 

そこに矢上がやって来た

 

ダイゴ「・・・」

 

矢上「どうした?」

 

ダイゴ「・・・実は僕が優介君の加勢に向かおうとしたときある男の妨害を受けました」

 

矢上「妨害?敵か?」

 

ダイゴ「はい。というよりは優介君を狙っていると思われます」

 

矢上「優介に?」

 

ダイゴ「彼からは途方もない憎悪を感じました。それにあの戦闘力、彼は地球人じゃありません。おそらくまた妨害してくるでしょう」

 

矢上「そうか。優介には話すか?」

 

ダイゴ「後で僕が話します」

 

矢上「分かった」

 

 

優介「・・・」

 

医務室でただ呆然としている優介

 

ウェンディ「ご飯持ってきたよ」

 

そこにウェンディとりみがやって来た

 

優介「悪いな」

 

りみ「体大丈夫?」

 

優介「ああ、しばらく休めば問題ない・・・」

 

 

ウェンディ「どうして出ていったの?」

 

ウェンディ「私、また優介くんがいなくなっちゃうんじゃないかってすごく心配だったんだよ?」

 

優介「ごめん・・・俺は・・・耐えられなかったんだ」

 

優介「目の前の命を守れなくて人を悲しませてより多くの人々に不幸をもたらしてる。それが耐えられなかったんだ」

 

 

優介「それに戦いの前にあそこに寄ったんだ」

 

ウェンディ「・・・」

 

優介「そこにいた男の子は父親を失ってウルトラマンに怒りを持っていた。ウルトラマンのことも信じてくれなくなった」

 

優介「今になってタイガの気持ちが痛いほど理解できたよ」

 

ウェンディ「タイガ?」

 

優介「タイガ・ノゾム、かつてウルトラマンゼロと一体化した人間だ」

 

優介「あいつは幼い頃に怪獣災害で両親を亡くしていくらウルトラマンに助けを呼んでも来てくれなかった」

 

りみ「そんな・・・」

 

優介「それからずっとひとりぼっちで生きてきてゼロと一体化した時には嫌でも変身を拒んでいた」

 

ウェンディ「そうなんだ・・・」

 

 

優介「なんでだろうな・・・」

 

優介「これまでずっとたくさんの命と宇宙の平和を守るために戦ってきたはずなのに・・・守るどころか傷つけて死なせて・・・こんな俺にウルトラマンの資格なんてもうないのか」

 

するとウェンディが優介の手を握った

 

優介「あっ・・・」

 

ウェンディ「そんなことない。守れてないことなんてないよ。失うものはあったとしても守れたものもあるでしょ?」

 

 

優介「・・・」

 

 

 

ウェンディ「だから頑張ろうよ一緒に!」

 

優介は間を開けるも頷いた

 

ウェンディ「だけど今はちゃんとここで休むこと」

 

優介「ああ、ありがとう。いただきます」

 

そして優介はウェンディが持ってきてくれたご飯を食べていく

 

その翌日、日食の時が訪れようとするなかサイクイーンが雨が降る街に再び出現した

 

そして手当たり次第に街を破壊していく

 

りみ「船長!」

 

有咲「またあの怪獣が出やがった!」

 

矢上「ダイゴ、あの怪獣は未知の怪獣だ。どういう能力を持っているか分からない。気をつけるんだぞ?」

 

ダイゴ「はい!ティガー!」

 

ダイゴはスパークレンスを展開してティガに変身しサイクイーンの前に降り立った

 

ティガ「ヂャアッ!」

 

サイクイーン「オォォォォ!!!」

 

市民「ウルトラマン!」

 

母親「来てくれたのね・・・」

 

男の子「・・・」

 

???「ふっ、サイクイーン、相手をしてやれ!」

 

サイクイーン「オォォォォ!!!」

 

ティガが来たことに市民は喜ぶが男の子は喜んではいなかった

 

そしてサイクイーンは遠くから見ていた謎の男の命令を受けてティガに向かっていく

 

ティガはサイクイーンの攻撃を受け止めて隙あらば蹴りやチョップを入れていき

 

ティガ「チャアッ!」

 

サイクイーンの頭を掴み投げ飛ばす

 

サイクイーンは尻尾から破壊光景を放つ

 

これに対してティガはゼペリオン光線を放つ

 

お互いの光線は互角の威力で爆発が起きた

 

サイクイーンはまたも破壊光線を放つがティガがウルトラシールドを張る

 

そして破壊光線の強力な威力になんとか耐え抜いた

 

優介「っ!ティガか!」

 

ティガがサイクイーンと戦っていることに気づいた優介は医務室を出て現場に向かっていく

 

空は日食が起きようとしている影響で暗くなってきているが、依然として雨が降り注いでいた

 

ティガ「ヘッ!デェアッ!」

 

徐々にティガが優勢になりサイクイーンを蹴り飛ばす

 

???「ふっ、サイクイーン相手になかなかやるな。さすが3000万年前の最強戦士だ。だが・・・」

 

???「サイクイーンの恐ろしさはこんなものじゃない」

 

パチン!

 

ティガ「フッ!?」

 

男が指を鳴らすとサイクイーンの尻尾が針に変化してそれがティガに突き刺さってしまう

 

ティガ「ガァァァァ!!!」

 

そこから相手の意思を奪う毒クグツが注入されてティガの意識が徐々に失われていく

 

香澄「ティガさんが苦しんでる!」

 

りみ「どういうこと!?」

 

沙綾「っ!あれは毒よ!毒のせいでティガさんの意識が徐々に失いかけてる!」

 

沙綾が調べてティガが毒を受けたことに気づく

 

 

優介「はぁ!はぁ!ティガー!!」

 

優介が到着するも手遅れになりかけていた

 

その時

 

 

リトラ「ビュイイイイ!!!」

 

リトラが突撃してきてサイクイーンを吹き飛ばした

 

りみ「あれは!」

 

優介「リトラ!」

 

リトラ「ビュイイイイ!!!」

 

リトラがティガの危機に駆けつけてきたのだ

 

リトラは口から火炎を放ち、サイクイーンを足止めする

 

ティガ「ウゥゥゥ!!ガァァァァ!!!」

 

サイクイーンに注入されたクグツによって苦しむティガ

 

優介はただそれを見ていることしかできなかった

 

優介「・・・こんな時に俺は何もできないっていうのか!」

 

ウェンディ「そんなことない!」

 

BGM:コントラクト(仮面ライダー龍騎)

 

そこにウェンディが追いかけてきたのだ

 

優介「ウェンディ!」

 

ウェンディ「私だけじゃない!皆がウルトラマンの事を信じてるんだよ!」

 

リトラがくちばしでサイクイーンの顔をつつくが殴り飛ばされる

 

だがそれでも諦めずにサイクイーンに向かっていく

 

そこにドラゴンスピーダーα、βがやって来た

 

αに矢上と沙綾、βに有咲とたえが乗っていた

 

矢上「リトラとティガを援護する!」

 

有咲&たえ&沙綾「了解!」

 

ドラゴンスピーダーの攻撃でサイクイーンが怯む

 

優介「皆・・・」

 

優介は目を瞑り、しばらくして目を開けた

 

その瞳には闘志が宿っていた

 

優介は振り返りそっとウェンディを抱きしめる

 

ウェンディ「あっ///」

 

優介「ウェンディ・・・お前の勇気を貰う・・・」

 

優介「そして・・・皆の勇気も・・・」

 

 

すると惑星O-50の戦士の頂からエネルギーが発せられ、その光の柱が雲を裂き雨が止んだ、そして地球にいる優介の持つオーブオリジンのカードに降り注いだ

 

優介「これは・・・」

 

 

 

その時、不思議なことが起こった

 

 

 

月と太陽が重なり日食となった時、日食から眩い光が降り注いだ

 

それと同時に、雨が止んだ影響で虹が発生して普通では信じられない虹と日食が同時発生し、虹からも光が降り注いだ

 

 

優介「これは!」

 

するとコスモスとエックスのフュージョンカードが光り輝いた

 

日食の光がコスモスに、そして虹の光がエックスのカードに降り注いでいた

 

優介はその2枚のカードを見て何かを悟った

 

 

優介「行ってきます!」

 

ウェンディ「うん♪行ってらっしゃい♪」

 

そして優介はオーブリングを構える

 

優介「コスモス!」

 

【ウルトラマンコスモス!】

 

コスモス「シュアッ!」

 

優介「エックス!」

 

【ウルトラマンエックス!】

 

エックス「イィーサァーッ!」

 

優介「慈愛の光、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブフルムーンザナディウム!】

 

そして地上から出た光の柱からウルトラマンオーブフルムーンザナディウムが現れた

 

矢上「来たか!」

 

ポピパ「優介!(君!さん!)」

 

市民「おお!ウルトラマンだ!」

 

市民「ウルトラマン!頑張れ!」

 

男の子「・・・」

 

母親「これでもまだウルトラマンが信じられないの?」

 

男の子「・・・」

 

リトラ「ピュイイイイ!!!」

 

リトラがサイクイーンの尻尾に叩き落とされてしまう

 

オーブ「コスモフォース!」

 

それを見たオーブはリトラに近づき相手にエネルギーを与えるコスモフォースを使い傷ついたリトラにエネルギーを与えた

 

オーブ「あとは任せろ」

 

そしてもう容赦はせんと拳を握り全力で向かっていく

 

オーブ「デェェアッ!」

 

オーブはサイクイーンと取っ組み合いリトラを巻き込まないようにサイクイーンを押してリトラから離れる

 

オーブ「フッ!」

 

そしてある程度距離が出来たところで振り払うと同時に回し蹴りを入れる

 

オーブ「ドォリヤッ!デッ!」

 

全力で殴ったりしているものの姿は怪獣保護形態のため戦闘には向いておらず大してダメージはない

 

オーブ「グアアアッ!」

 

そしてサイクイーンに接近され両腕から雷を流し込まれ吹き飛ばされる

 

 

サイクイーン「オォォォォ!!!」

 

サイクイーンはふと人々に目をつけて破壊光線を人々に向けて放つ

 

市民「うわあああ!!!」

 

市民たちは伏せるが

 

オーブ「ムーンライトバリアウォール!!」

 

オーブがバリアを張って攻撃を全力で防ぐ

 

市民「ウルトラマン!頑張れ!」

 

市民「負けるな!ウルトラマン!」

 

市民「俺たちが応援している!必ず勝ってくれ!」

 

モカ「ウルトラマン、ファイトー!」

 

リサ「頑張ってウルトラマン!」

 

男の子は人々がウルトラマンを信じる光景を見た

 

そして・・・

 

オーブ「俺はたくさんのものをもらった・・・」

 

オーブ「それは・・・皆からもらった・・・優しさと強さ・・・そして・・・」

 

 

男の子「頑張れー!ウルトラマンー!」

 

 

オーブ「・・・勇気を胸に!」

 

多くの人々の応援の声に奮起したオーブが破壊光線を弾き眩い光に包まれた

 

そしてインナースペースにいる優介の前にコスモスとエックスのカードが飛び出てきてカードの絵柄が変化した

 

優しさと強さと勇気を持つコスモスの姿

 

そして苦難を越えて進化したエックスの姿があった

 

それを見た優介は頷き、新たなフュージョンアップを遂げる

 

優介「コスモス!」

 

【ウルトラマンコスモス!エクリプスモード!】

 

コスモス「ハァッ!」

 

優介「エックス!」

 

【ウルトラマンエクシードエックス!】

 

エックス「イィーサァーッ!」

 

優介「奇跡の光、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!】

 

そしてコスモスエクリプスモードとエクシードエックスのビジョンがオーブオリジンと融合

 

【ウルトラマンオーブエクシードエクリプス!】

 

エクリプスモードとエクシードエックスの姿と力を合わせた新たなウルトラマンオーブがここに誕生した

 

BGM:エクリプス誕生

 

???「何!?」

 

香澄「っ!」

 

有咲「あれは!」

 

矢上「オーブの新たな姿!」

 

ウェンディ「優介くん!」

 

オーブ「2つの奇跡をつなぎ、希望となる!」

 

その姿を見た人々がそれぞれの言葉を発するなかオーブが堂々と叫ぶ

 

 

サイクイーン「オォォォォ!!!」

 

オーブ「オオオオオ!!」

 

オーブは力強い叫びと共にサイクイーンに向かっていく

 

オーブ「デェェアッ!」

 

取っ組み合ったあとサイクイーンを投げ飛ばす

 

オーブ「デェアッ!ハァァッ!ジュアッ!」

 

オーブはコスモス特有の高速スライド移動で一気に間合いを詰めて腹に強烈なパンチを叩き込む

 

そしてそのスピードを活かした回し蹴りを何回も何回も叩き込み蹴り飛ばすとサイクイーンはぐるぐると回っていく

 

 

その隙にオーブは頭部から黄金と虹色で彩られた剣ゴールデンエクスラッガーを手にする

 

 

オーブ「ゴールデンエクスラッガー!」

 

そのままオーブは超スピードでサイクイーンにゴールデンエクスラッガーによる斬撃を次々と与えていく

 

 

 

インナースペースにいる優介はゴールデンエクスラッガーのタッチパネルを2回スライドしてトリガーを引く

 

オーブ「エクスブレードスラッシュ!」

 

ゴールデンエクスラッガーでXの字をなぞり三日月型の破壊光刃を2つ形成して飛ばしてサイクイーンの尻尾を切断した

 

サイクイーン「ウァァァァァ!!!」

 

優介はゴールデンエクスラッガーのタッチパネルを3回スライドしてブーストスイッチを押す

 

オーブ「エクシードエクリプスラッシュ!」

 

そして虹色に光るオーラを作りサイクイーンを閉じ込めて黄金の刃となったエクシードエクリプスラッシュでサイクイーンを切り裂いていき体内にあるクグツを全て浄化した

 

沙綾「あの怪獣から毒の反応が消えた・・・」

 

たえ「毒を浄化したんだ」

 

ウェンディ「すごい・・・」

 

サイクイーン「オォォォォ!!!!」

 

ティガ「ガァァァァ!!!」

 

サイクイーンはクグツが無くなり最後の手段としてまだクグツに犯され支配下にありつつあるティガを盾にする

 

オーブ「っ!」

 

沙綾「ティガさんを盾にするなんて!」

 

有咲「卑怯な野郎だ!」

 

だがオーブはそれにも関わらず光線を放とうとする

 

りみ「えっ!?優介君何するの!?」

 

オーブ「フッ!ハァァァァァ!」

 

オーブは腕をクロスして黄金と虹色に輝くエネルギーを集束していく

 

ウェンディ「(優介くん・・・私・・・信じてるから)」

 

サイクイーンはティガを突き飛ばす

 

そして・・・

 

オーブ「エクスコズミュームショット!!」

 

拳から放たれた黄金と虹の光線エクスコズミュームショットがティガを貫通してそのままサイクイーンに命中した

 

するとティガには何の苦痛もなく体内にあったクグツが浄化された

 

ポピパ「えっ!?」

 

矢上「っ!」

 

ウェンディ「あっ!」

 

逆にサイクイーンには絶大な威力となった破壊光線となってそれがとどめの一撃となりサイクイーンは大爆発を起こして消滅した

 

そしてクグツが浄化されたことによりティガは意識を取り戻した

 

ティガ「っ!体が・・・」

 

香澄「どういうこと!?何が起きたの!?」

 

有咲「ティガさんから毒の反応が消えた・・・」

 

矢上「あの姿は害のなすものだけを消滅させる力を秘めているのか」

 

ウェンディ「コスモスさんのエクリプスモードの勇気とエックスさんのエクシードエックスの思いを形にする2つの奇跡の力が1つになったんだね・・・」

 

エクスコズミュームショットにはコズミューム光線とエクスラッガーショットの力を合わせた光線でコズミューム光線同様破壊光線にも浄化光線にもなる奇跡の技だ

 

ティガ「ありがとう。また君に助けてもらったね」

 

オーブは首を横に振った

 

オーブ「俺だって助けてもらった。皆が俺を信じてくれたからこうして俺は諦めずに戦うこともできて新しい力も得たんだ」

 

 

オーブ「俺の方こそありがとう!」

 

ティガ「ああ!」

 

オーブとティガは握手を交わした

 

 

そこにリトラもやって来た

 

オーブ「ありがとなリトラ」

 

リトラ「ピュイイイイ!!!」

 

するとリトラが粒子となってオーブのカラータイマーに入っていきインナースペースにいる優介が持つオーブリングに粒子が集束していき、リトラは怪獣カードとなった

 

優介「っ!・・・これからよろしくなリトラ」

 

ティガ「よかったね」

 

オーブ「ああ!」

 

 

男の子「ウルトラマンー!ありがとうー!」

 

男の子の感謝に続いて人々から感謝の声が響き渡った

 

男の子にはもう前のような悲しみはもうない

 

それを見たオーブとティガは頷き

 

オーブ&ティガ「シュワッチ!」

 

互いを見て飛翔して去っていった

 

 

 

???「ぐっ!」

 

それを遠くから見ていた謎の男は苛立ちを見せた

 

???「ウルトラマンオーブ、絶対に僕が復讐してやる!」

 

そしてさらに憎悪を増して何処かへと消えた

 

 

そして優介とダイゴがシースタードラゴンに戻るとウェンディたちが出迎えてくれた

 

優介「ただいま」

 

ウェンディ「お帰りなさい♪」

 

たえ「お疲れー」

 

沙綾「あのリトラも仲間になったんだね」

 

優介「ああ!」

 

香澄「あの新しい姿何!?キラキラでかっこよかったよ!」

 

りみ「虹と日食が合わさったような感じだったね」

 

優介「ああ、苦難を越え優しさと強さと勇気を併せ持ち想いを形にする力、エクシードエクリプスだ」

 

ウェンディ「エクシードエクリプス・・・」

 

ダイゴ「まさにコスモスとエックスの最強の力を受け継いだ名前だね」

 

優介「ああ、皆、ありがとう」

 

その言葉に皆が笑顔になった

 

香澄「じゃあ皆で山吹ベーカリーへ行こう!」

 

矢上「いいな!」

 

りみ「チョココロネ食べたいな」

 

有咲「ホントに好きだなそれ」

 

たえ「何か新作ないかな?」

 

沙綾「お母さんとお父さんに聞いてみるよ」

 

ダイゴ「僕は初めてだから余計に楽しみだね」

 

優介「行くか」

 

ウェンディ「うん♪」

 

優介とウェンディは手をつなぎ、そして皆で山吹ベーカリーのとびっきり美味しいパンを食べた

 

TO BE CONTINUED

 

【ED IN YOUR HEART

歌:松本梨香 with Project DMM】

 

次回予告

 

新たな力を得たものの能力転送カプセルの影響はいまだに続いていた。そしてオーブオリジンのカードにも何かの変化があった。そしてオーブは宇宙警備隊に呼ばれ急遽光の国に向かい、そこにはウルトラマンタロウとヒカリがいた

 

次回 力を取り戻せ!




ついに登場したエクシードエクリプス。初めてフルムーンザナディウムを見たときにいつかこういう形のフュージョンアップをやってみたいと思っていました。


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第131話 力を取り戻せ!

今回は特訓回です。


【OP ときめきエクスペリメンス!

歌:Poppin'Party】

 

 

サイクイーンとの戦いから2日後

 

街の復興は進んでいき、人々にまた笑顔を取り戻しつつあった

 

そして優介も・・・

 

 

優介「ウェンディ、そっちの工具取ってくれ」

 

ウェンディ「分かった」

 

優介は今、ウェンディ、ダイゴ、矢上、ポピパの皆と協同でシースタードラゴンの修理作業に取りかかっていた

 

優介「よし、沙綾!出力上げてみてくれ」

 

沙綾「分かった」

 

沙綾がシースタードラゴンの出力レバーを上げる

 

沙綾「エネルギー出力100%に到達しました!」

 

香澄「重たいよー!」

 

有咲「我慢しろ!香澄!」

 

香澄と有咲が冷却ゴールドを予備のものに交換した

 

有咲「冷却ゴールドの交換も終了しました。どうだりみ?」

 

りみ「炉心内の温度が安定しました。水上値です」

 

りみが冷却ゴールドの状況を確認

 

矢上「了解した!攻撃システムは?」

 

たえ「これで最後っと」

 

ダイゴ「こちらのドラゴンスピーダーも修理完了しました!」

 

たえとダイゴが2機のドラゴンスピーダーの修理を終えた

 

優介「ZAPカードを認証してみてくれ」

 

矢上「分かった」

 

矢上がZAPカードを認証すると

 

ナビ「攻撃システム起動!」

 

攻撃システムが問題なく起動した

 

矢上「よし!」

 

優介「これでシースタードラゴンはこの地球内を飛行できる!!」

 

皆「やったー!」

 

全員の協力でシースタードラゴンの修理が完了した

 

矢上「皆、本当によくやってくれた!」

 

優介「それじゃ!」

 

皆「乾杯ー!」

 

シースタードラゴンの修理祝いに山吹ベーカリーのパンなど美味しいものを食べたり飲んだりして一時の休息を楽しんでいた

 

 

その時上空にウルトラサインが表示された

 

優介「っ!」

 

ダイゴ「あれは!」

 

優介とダイゴはそれを見た

 

香澄「何か見えるんですか?」

 

だが普通の人間であるポピパやウェンディと矢上は見えていない

 

優介「ああ、ウルトラサインがな」

 

ダイゴ「ウルトラサインはウルトラマンたちが状況を知らせるために使うものだ」

 

ウェンディ「それでなんて書いてあるんですか?」

 

優介「オーブ、光の国に来てほしい。今後の戦いのために君に教えておかなければならないことがある。ウルトラコロセウムにて待つ」

 

優介「誰からだ?」

 

ダイゴ「行ってみれば何か分かると思うよ。それにどうやら君を指名しているみたいだしね」

 

優介「ああ、皆、すまない。しばらくここを離れる」

 

ウェンディ「行ってきて」

 

ダイゴ「ここは僕たちに任せてくれ」

 

優介「ああ、行ってくる!」

 

【覚醒せよ!オーブオリジン!】

 

オーブ「シュワッ!」

 

そして優介はオーブオリジンに変身して光の国へと向かった

 

宇宙に出たオーブはイージスが使えないためウルトラ戦士誰もが共通で持っている移動技トゥインクルウェイを何回か発動してやっと光の国にたどり着き、そこでタロウとヒカリが待っていた

 

タロウ「久しぶりだなオーブ」

 

ヒカリ「君を待っていたぞ」

 

オーブ「タロウ、ヒカリ、久しぶりだな」

 

ヒカリ「ああ、元気そうで何よりだ」

 

オーブ「それでなぜ俺を呼んだんだ?」

 

ヒカリ「あの能力転送カプセルに何かやられたと聞いた」

 

オーブ「ああ・・・ってなんでそれを知ってるんだ!?」

 

ヒカリ「過去に兄弟の一人が同じような経験をしてな。体内のエネルギーの流れがずたずたにされて力も入らず光線などが撃てなかったようだ」

 

タロウ「だから私達が君が持てる力を全て元通りに使えるようにする」

 

オーブ「え・・・それってつまり・・・」

 

ヒカリ「そう。特訓だ」

 

オーブ「と・・・特訓!?」

 

話し合いの結果オーブの形態を変える毎に特訓相手を交代していくことになりまずはタロウが特訓相手となった

 

 

オーブ「タロウ、よろしくな」

 

タロウ「よし、まずは軽く調子を見よう。攻撃してこい」

 

オーブ「ああ、行くぞ!」

 

 

タロウは今のオーブの調子を確かめるためにあえて反撃せずオーブの攻撃を受けていく

 

オーブ「(なぜだ?妙に疲れる・・・)」

 

 

オーブ「はぁ・・・はぁ・・・どうだ?」

 

タロウ「・・・大きくパワーダウンしている。よし、次は必殺技を撃ってみよう」

 

オーブ「ああ、オリジウム光線!」

 

しかし何回構えてもオリジウム光線が撃てなかった

 

オーブ「ダメだ。必殺技が撃てない・・・」

 

タロウ「やはり能力転送カプセルの影響で君の体内のエネルギーの流れがずたずたにされたせいで本来の力やフュージョンアップの力が使えなくなっているようだな」

 

オーブ「じゃあ一体どうしたらいいんだ?」

 

タロウ「ゾフィー兄さんにも経験があったが一時的なものだ。実戦を重ねていくうちに元に戻る。よし、ここからは実戦形式で行くぞ」

 

オーブ「わ、分かった」

 

オーブ「シュワッ!」

 

やはりオリジウム光線が撃てなかった

 

オーブ「くっ!やっぱり撃てない!」

 

タロウ「諦めるな!撃てるようになるまで何度でも撃つんだ!」

 

オーブ「うおおおお!!!」

 

そしてオーブはタロウと激しい戦闘をしていく内に感覚が少しずつ取り戻していき

 

オーブ「今だ!オリジウム光線!!」

 

十字に組んでオリジウム光線がやっと放てた

 

タロウ「よくやった。なんとかオリジウム光線は撃てるようになったな」

 

オーブ「ああ、なんか力を取り戻すためのコツが掴めた気がする!」

 

タロウ「そうか。この調子でまずはオーブオリジンの力を取り戻していくぞ!」

 

オーブ「ガレット!」

 

そして徐々に力を取り戻していき無事オーブオリジンとしての力は完全に取り戻すことができた

 

タロウ「よくやったな。これでオーブオリジンの力は完全に取り戻せたな」

 

オーブ「はぁ・・・はぁ・・・ああ、そうだな」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

ヒカリ「よし、次は私が相手だ。遠慮なく掛かってこい」

 

次はスペシウムゼペリオンとなって今度はヒカリと特訓を始めていく

 

そしてスペシウムゼペリオンも順調に取り戻していき

 

だが、強力なフュージョンアップになればなるほど力を取り戻していくのに時間が掛かった

 

オーブ「やはり完全に力を取り戻すのにすごい時間が掛かるな・・・」

 

タロウ「そんなこともあろうかとある助っ人を呼んである」

 

オーブ「助っ人?」

 

その時、時空の穴が開く音が聞こえた

 

ヒカリ「噂をすれば来たな」

 

そこにやって来たのは

 

エックス「ヘェアッ!」

 

ウルティメイトゼロアーマーで時空を越えてきたエックスだった

 

大地「お待たせしました」

 

オーブ「大地!エックス!」

 

エックス「久しぶりだな」

 

オーブ「まさか助っ人って・・・」

 

ヒカリ「ああ、前にエックスは君の相手もしたことがあると聞いてな。実際に戦ってみた彼らにも頼んだというわけだ」

 

タロウとヒカリはオーブの現状をエックスと大地にも伝えて特訓するにはうってつけの彼らを呼んだというわけだ

 

こうしてエックスもオーブの特訓相手となった

 

今エックスは自身の力を使うライトニングアタッカーのオーブと特訓していた

 

オーブ「フッ!」

 

エックス「いいぞ。その調子だ!」

 

大地「ライトニングアタッカーは雷を纏って戦うんだ。雷を自らに纏うように意識するんだ」

 

オーブ「雷を自らに纏う・・・」

 

そしてパンチをするとき雷が発生してそれを纏ったパンチをエックスにぶつけた

 

大地「それだよ!」

 

エックス「今の感覚を忘れるなよ」

 

オーブ「ああ!分かった!」

 

そしてほとんどの力を取り戻していきしばらく休憩している時にオーブがタロウとヒカリにある相談をした

 

 

タロウ「変?オーブカリバーが?」

 

オーブ「ああ、エクシードエクリプスの力を手にした時から何か変なんだ。うまく説明できないんだが・・・」

 

ヒカリ「だがいいのか?その聖剣は君がウルトラマンである証なのだろ?」

 

オーブ「ああ、だから頼んでる」

 

ヒカリ「分かった。宇宙科学技術局に行ってオーブカリバーを解析してみよう」

 

オーブ「頼む」

 

そしてオーブはオーブカリバーをヒカリに渡して共に宇宙科学技術局に向かった

 

 

 

ヒカリ「っ!これは!」

 

オーブ「どうした?」

 

ヒカリ「今の君のオーブカリバーには新たな力が組み込まれている!」

 

オーブ「新たな力?」

 

どうやら今のオーブカリバーには新たな力が秘められているようだ

 

その新たな力も試しながらフュージョンアップとストロングコロナともう1つの青き力を使えるようにする特訓をしていく

 

 

そして・・・

 

オーブ「トリニティウム光輪!!」

 

オーブトリニティとなったオーブがオーブスラッシャーから放つトリニティウム光輪を放てるようになった

 

オーブ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ!」

 

ヒカリ「見事だ。ついに全ての力を完全に取り戻したなオーブ」

 

オーブ「ああ、1週間で全てを取り戻せるとは思わなかったけどな」

 

タロウ「だが君が諦めずに特訓を積み重ねてきたからこそ取り戻せたのだ」

 

大地「よく頑張ったね」

 

オーブ「ああ、タロウ、ヒカリ、大地、エックス、ありがとな!」

 

タロウ「いや、君の力になれたのならそれでいい」

 

ヒカリ「君たちがいる地球は今大変なことになっていることは知っている。これからも頼んだぞ」

 

タロウ「エックス、大地、すまないが彼と共にその地球に向かい守りについてくれないか?」

 

大地「もちろんです!」

 

エックス「私たちウルトラマンの任務は宇宙のバランスを保つこと。そこでバランスが乱れているのならば放ってはおけません」

 

タロウ「すまない。頼んだぞ」

 

大地&エックス「はい!」

 

オーブ「ああ、そうだヒカリ、これを返すよ」

 

オーブはライザーとウルトラカプセルを差し出した

 

ヒカリ「いいのか?君が持っていてもいいんだぞ?」

 

オーブ「いや、これは俺よりもっと扱うにふさわしい存在がいるはずだ。だからいつかそいつに渡してやってくれ」

 

ヒカリ「分かった」

 

そしてヒカリがライザーとウルトラカプセルを受け取った後オーブはエックスと共に光の国を去り地球へと向かった

 

タロウ「また一回り成長したようだな・・・」

 

ヒカリ「ああ、力を授けた者として誇らしい限りだ」

 

タロウとヒカリはそれを誇りに思いながら見送った

 

父「っ!」

 

その時宇宙警備隊本部から同じくオーブとエックスを見送っていたウルトラの父がオーブの何かに気づいて驚く

 

ゾフィー「ウルトラの父?」

 

母「どうされたのですか?」

 

父「・・・」

 

どうやら父は何か恐ろしいものを見たのかもしれない・・・

 

TO BE CONTINUED

 

【ED IN YOUR HEART

歌:松本梨香 with Project DMM】

 

 

次回予告

 

ある日、魚が突然消えた。調査に向かうウェンディの前に出没する不思議な青年とは?海に向かった香澄たちを救え!

 

次回 海からのSOS




次回はちょっとマイナーな怪獣が登場しますよ。


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第132話 海からのSOS

今回はダークマターによって生まれた怪獣のご登場です。


【OP ときめきエクスペリメンス!

歌:Poppin'Party】

 

ある日、湖で魚が一匹もいなくなるという怪現象が起きていた

 

そんなある夜のこと

 

市場で働いていた男性は夜遅くまで1人で働いていた

 

その付近の海の中に怪しい何かがいることにも気づかず・・・

 

男「う~ん、どうして魚が急にいなくなってしまったんだ・・・」

 

男は魚が急にいなくなってしまったことに落胆していた

 

しかし次の瞬間!

 

壁を突き破ってそこから巨大な何かが現れた

 

???「グルルゥゥゥゥ!!!」

 

男「うわああああああああ!!!!」

 

それを見た男の悲鳴が夜中の市場に響き渡った

 

 

 

その翌朝、通報を受けた警官が自転車で現場に駆けつけた

 

警官「おい!どうしたんだ?」

 

主婦「お巡りさん。こっち!こっち!」

 

そこにはあの男性が顔を青ざめながら無事でいた

 

警官「何があったんだ?」

 

男「ば・・・化け物だ!」

 

警官「化け物!?」

 

警官はある方向を見ると

 

冷凍庫が破壊され、巨大生物の一部と思われるものが残っていた

 

その頃シースタードラゴンのブリッジでポピパのメンバーは宿題をやっていた

 

香澄「はぁ〜、休憩〜」

 

りみ「お疲れ、チョコ食べる?」

 

香澄「いる〜!」

 

休憩に入った香澄はりみからチョコをもらう

 

沙綾「麦茶いる人?」

 

有咲「ん」

 

沙綾「はいはい」

 

その中で有咲は1人だけ宿題をとっくに終わらせていたため呑気に麦茶のおかわりを飲んでいた

 

たえ「優雅・・・」

 

香澄「ずるい!」

 

有咲「宿題早く終わらせれば?」

 

すると香澄がこう言った・・・

 

香澄「どっか行きたい・・・」

 

ポピパ「?」

 

香澄「どっか行きたくない?」

 

りみ「どっかって?」

 

たえ「ライブとか?」

 

香澄「プールとか?」

 

有咲「温泉」

 

沙綾「乗っかるんだ・・・」

 

有咲「宿題終わってるし」

 

香澄「りみりんと沙綾は?」

 

りみ「えっと、チョコフォンデュ食べに行きたいかな?」

 

有咲「おお、女子っぽい」

 

香澄「いいね!沙綾は?」

 

沙綾「私は皆の行きたいところでいいよ」

 

香澄「ええ!?沙綾も言ってよぉ。皆の行きたいところ全部行こ!」

 

有咲「はぁ!?」

 

優介「全部行くのかよ!?」

 

有咲「いや一辺には無理だろ?」

 

りみ「お小遣い足りるかな?」

 

香澄「そっか・・・じゃあ限りなく全部!どう?」

 

沙綾「えっ!?う~ん、いやでも遠いと思うし・・・」

 

香澄「北海道!」

 

りみ「沖縄とか?」

 

有咲「まさか海外とか!?」

 

沙綾「そういう具体的なところじゃないんだけど・・・」

 

沙綾「・・・海」

 

ポピパ「えっ?」

 

沙綾「海、めっちゃ行きたい!」

 

優介「行ってくれば」

 

沙綾「えっ?」

 

香澄「いいの!?」

 

矢上「ああ、君たち5人にも休息は必要だ。楽しんで行ってこい」

 

りみ「でも優介君とウェンディちゃんは?」

 

優介「俺たち2人はこの世界に来る前に海に行ってきました」

 

香澄「ええ!?」

 

そしてポピパの5人は海に向かい出発した

 

それから少しして・・・

 

大地「生物の一部ですか?」

 

矢上「ああ、警官の話によれば昨日の真夜中に市場で働いていた男性が突然巨大な化け物を見たというそうだ」

 

大地「大きさは?」

 

矢上「10メートル~15メートルのようだ」

 

エックス「市場か・・・」

 

矢上「それと気になる報告があった」

 

優介「で、このモニターに映っているのがその生物の一部ってわけか」

 

優介の言った通りモニターには生物の一部が映し出されていた

 

矢上「そうだ。この巨大生物が何の目的で活動をしているのかは不明だ。今のところ犠牲者は出ていないようだが手遅れになる前に対応するのが我々だ」

 

矢上「ウェンディはダイゴと共に現場調査、優介と大地はドラゴンスピーダーで空からの探索及び警戒を頼む」

 

優介&ダイゴ&大地&ウェンディ「了解!」

 

優介「ドラゴンスピーダーαテイクオフ!」

 

ウェンディ「ドラゴンスピーダーβテイクオフ!」

 

優介と大地はαで空からの調査に向かいウェンディとダイゴはβで現場調査に向かった

 

その頃ポピパのメンバーは海が近くにある駅で電車を降りた

 

香澄「イェーイ!こっち?」

 

有咲「待て!調べるから」

 

香澄「沙綾、海初めて?」

 

沙綾「小学校の行事で行ったくらいかな。皆は?」

 

たえ「たまに家族で行くよ」

 

りみ「最近はないかな?」

 

香澄「私も!昔溺れちゃって・・」

 

沙綾「えっ!?泳げないの!?」

 

有咲「何しに行くんだよ?」

 

香澄「頑張る!」

 

りみ「泳げなくても楽しいよ。きっと」

 

香澄「あれ何?」

 

すると香澄が気になったのか付近にある大きな施設を指差す

 

有咲「ああ、水産試験場だな。最近新しいのがここに建設されたってよ」

 

香澄「へぇ〜」

 

そして通報があった現場にドラゴンスピーダーβが着陸した

 

ウェンディ「シースタードラゴンの者です」

 

警官「どうもご苦労様です」

 

ダイゴは巨大生物の爪痕が残っている現場を見る

 

ダイゴ「これはひどい・・・」

 

ウェンディ「生物の一部が発見された冷凍庫というのは?」

 

警官「こちらです。さあどうぞ」

 

警官に案内され、一部があったとされる場所に向かった

 

警官「ここです!ここにあったんです」

 

そして一通りの事情聴取を終えた

 

ウェンディ「巨大生物が陸へ進んだ痕跡が見当たりませんね」

 

ダイゴ「海から来て海に戻ったということだね」

 

ウェンディ「はい・・・」

 

ダイゴはドラゴンスピーダーαを操縦する優介に通信を入れた

 

ダイゴ「ドラゴンスピーダーα応答せよ」

 

優介「こちらドラゴンスピーダーα、陸にも海にも巨大生物の影も形も見当たらない」

 

ダイゴ「探索範囲を拡大してみてくれ」

 

優介「了解」

 

ダイゴ「ウェンディちゃん、引き続き調査の続行だ」

 

ウェンディ「了解!」

 

 

ウェンディとダイゴもスピーダーβに乗り飛行を再開する

 

するとバイオセンサーが何かに反応した

 

反応の位置と映像を出すとそこには海岸に佇む1人の青年が映っていた

 

ウェンディ「あれは・・・」

 

ダイゴ「どうかした?」

 

ウェンディ「すいません、ちょっと止めます」

 

ウェンディはβを着陸させて、青年のもとに向かった

 

???「・・・」

 

ウェンディ「どうかしたんですか?」

 

???「いや、大丈夫だよ。湖の魚が消えたんだってね?」

 

ウェンディ「はい、一体どうしてこんなことになってしまったんでしょうね?」

 

すると青年は不意に語りだした

 

???「地球が誕生して何十億年もの間海は海だった。それに比べれば人間が海に船を浮かべるようになったのはここ何千年かのことでしょう」

 

ウェンディ「・・・」

 

???「あっ、ごめんね。つい長話しちゃって」

 

ウェンディ「あ、いえ・・・」

 

意味深な話をした青年はその場を去っていった

 

それとは別に

 

開館前の水族館を警備員が警戒していた

 

???「グルルゥゥゥゥ!!!」

 

警備員「?」

 

すると何かの唸り声が聞こえて警備員は慌てて向かう

 

警備員「うわああああああああ!!!」

 

そこに怪しい光が現れて、その光の正体を見た警備員は悲鳴を上げた

 

優介たちが訪れたときには魚は一匹もいなくなっており水族館は急遽休館となってしまった

 

ダイゴ「魚が一匹もいなくなるなんて・・・」

 

警備員「目です!」

 

大地「目?」

 

警備員「怪獣の目が光っていて・・・」

 

大地「消えた魚たちは怪獣が食べた?」

 

警備員「分かりません」

 

大地「分からないとは?」

 

警備員「後は・・・怖くて・・・逃げ出したんです」

 

警備員は震えが止まらなかった

 

ダイゴ「さあ、こっちへ」

 

ダイゴが寄り添ってその場を離れた

 

そして入れ替わるようにウェンディがやって来た

 

ウェンディ「大地さん、この近辺で怪獣の目撃情報が何も入ってません」

 

大地「おかしいな。誰にも見られずにどうやって水族館に入ってこれたんだろう?」

 

優介「そもそもここは水族館だろ?10メートルから15メートルものある巨大生物がどうやってこんな狭い水族館に入ってこれたんだ?」

 

エックス「大きさはともかく誰にも見られずに入るというところに何かあるはずだ・・・」

 

優介「よし、もう1回この水族館を調べよう」

 

それに頷いたダイゴたちは別々に調査を始めた

 

ウェンディは広場を歩いていると近くに小さな魚が一匹落ちていた

 

ウェンディはそれを近くの水槽に入れようとした

 

???「違うよ」

 

ウェンディ「えっ?」

 

???「僕も昔入れ間違えようとしたことがあってね。こっちの水槽に入れるのが正しいよ」

 

そしてウェンディは言われた通りに青年が指定した水槽に入れた

 

ウェンディ「っ!貴方は!」

 

???「また会ったね」

 

ウェンディの前に現れたのは先ほど会ったあの青年だった

 

ウェンディ「ずっと気になってたんですけど・・・貴方は一体誰なんですか?」

 

???「ああ、僕はミラクルマンを越えたウルトラマンだよ」

 

ウェンディ「えっ?」

 

???「きっと今回も同じことをやろうとしているのかもね・・・」

 

ウェンディ「えっ?どういうことですか?」

 

???「いや、これはあくまで僕の勘だからあんまり気にしない方がいいよ」

 

ウェンディ「はぁ・・・」

 

それとは別に湖にテントを張り、釣りをしている男性がいた

 

男性「ここもダメか・・・」

 

しかし、そこにあの怪獣が出現した

 

男性「うわああああああああ!!!」

 

矢上「湖に怪獣が出現した!至急現場に向かってくれ!」

 

怪獣の出現を察知した矢上は優介と大地に知らせて2人はスピーダーαで現場に急行した

 

優介「いた!」

 

大地「そんな!?30メートルを越えてる!」

 

今の怪獣は最初に報告された時よりも大きさが倍になっているのだ

 

優介「発射!」

 

ドラゴンスピーダーαの攻撃で怪獣は爆煙に巻き込まれる

 

しかし晴れると怪獣は姿を消していた

 

優介「何!?消えた・・・」

 

大地「エックス、探知できる?」

 

エックス「ダメだ。奴の反応がどこにもない」

 

優介「一体どこに!?」

 

その後、矢上がシースタードラゴンで現場に向かい優介たちと合流した

 

ダイゴ「湖から魚が一匹もいなくなってます。水族館の時と同じです」

 

矢上「最初の報告では怪獣の大きさは10メートル~15メートルだった。しかし湖に出てきた時には」

 

大地「30メートルを越えてました」

 

矢上「巨大化したということか・・・」

 

優介「いくらなんでも成長のスピードが早すぎる。たった数時間で倍の大きさになるなんて考えられないぞ」

 

エックス「おそらく何かの原因が怪獣を急激に成長させているのだろう。魚が消えたのにもきっと関係があるのかもしれない」

 

ウェンディはふと周りを見るとあの青年の後ろ姿を見つけてウェンディはそれを追いかけた

 

 

???「またあの怪獣に会うとはね・・・」

 

ウェンディ「あの怪獣を知っているんですか!?」

 

???「うん。僕の時は一晩で倍の大きさになったけど、数時間で巨大化したのには驚いたよ」

 

ウェンディ「あの、知っていたら教えて下さい。あの怪獣はどうやって人に見つからずに活動ができるんですか?」

 

???「僕の時と同じように昔からこの湖には隠れた水路があって海と繋がっているという言い伝えがあるんだよ」

 

ウェンディ「じゃあ、怪獣はその隠れた水路を使って移動をしていると?」

 

???「僕はそう思うよ」

 

ウェンディ「えっ?ちょっと待ってください。水族館はどうなるんです?近くに海と繋がった水路でもあるんですか?」

 

???「あの水族館で使っている海水は海から組み上げているみたいなんだ」

 

ウェンディ「っ!」

 

???「早く彼らに伝えてあげて」

 

ウェンディ「ありがとうございます!」

 

ウェンディは礼をして優介たちの元に向かった

 

???「君ならあの怪獣を救えるはずだよ。ウルトラマンオーブ」

 

そして青年の助言を聞いたウェンディが優介たちの元に戻ってきた

 

優介「ウェンディどこに行ったんだ?」

 

ウェンディ「優介くん!矢上船長!」

 

矢上「どこに行ってた?」

 

ウェンディ「すいません。でもこれで分かりました!」

 

優介「何が?」

 

ウェンディ「怪獣は湖にある隠れた水路を使って移動してたんです!」

 

優介「っ!」

 

矢上「それが湖のひみつということか」

 

ウェンディ「はい!」

 

優介「でもどうして分かったんだ?」

 

ウェンディ「ある人が私に助言をくれたの」

 

優介「ある人?」

 

矢上「誰であれその人物に感謝しなければな・・・」

 

矢上「市場、水族館、そして湖・・・次に狙われるのは・・・」

 

大地「水産試験場です」

 

矢上「水産試験場の近くに海に通じている水路は何本ある?」

 

大地「2本です。狭い水路と太い水路がそれぞれ1本ずつ」

 

矢上「怪獣の大きさからして・・・」

 

怪獣の大きさからして太い水路に入ると判断した一行は先回りしてそのポイントで待機

 

そして怪獣を待ち伏せした

 

エックス「怪獣の反応を確認した!太い水路に向かっている!」

 

矢上「来たか・・・」

 

そして攻撃のチャンスを待つ

 

怪獣が太い水路に近づいた瞬間

 

エックス「っ!反応が消えた!」

 

怪獣の反応がレーダーから消えたという

 

優介「えっ!?」

 

エックス「なんだこれは?」

 

矢上「狭い方の水路だと!?」

 

レーダーには無数の小さな反応が狭い水路を通っていった

 

矢上「怪獣は小さな生物の集合体だったんだ!」

 

ダイゴ「っ!待って!この水産試験場の近くにある海って・・・」

 

ウェンディ「この場所って!」

 

優介「香澄たちが危ない!」

 

優介はすぐさま香澄が持っていたリサーチシーバーに連絡を入れた

 

香澄「優介君どうしたの?」

 

優介「今すぐそこから逃げろ!怪獣がそっちに来る!」

 

香澄「えっ!?」

 

そして水産試験場付近に怪獣シーゴリアンが出現した

 

浜辺にいる人々はパニックになる

 

その中にはポピパと同じバンドのグループロゼリアのメンバーもいた

 

紗夜「怪獣!?」

 

燐子「わあっ!」

 

有咲「なんでここに!?」

 

優介「怪獣は魚の集合体だったんだ!湖や水族館から魚が消えたのも怪獣が魚たちを取り込んでいたからなんだ!」

 

沙綾「じゃあ、今度は!」

 

ウェンディ「はい!水産試験場と海にいる魚を狙うつもりです!」

 

矢上「何としてでも怪獣を止めるんだ!」

 

シーゴリアンは施設を破壊してどんどん水産試験場に近づいていく

 

あこ「怖いよ・・・りんりん!お姉ちゃん!」

 

燐子「あこちゃん!」

 

優介「オーーーーブ!!!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

オーブ「デェアッ!」

 

そこにスペシウムゼペリオンのオーブが現れ、飛び蹴りでシーゴリアンを蹴り飛ばした

 

オーブ「ジュアッ!」

 

たえ「あっ!オーブだ」

 

あこ「かっこいい・・・」

 

紗夜「ウルトラマン・・・」

 

友希那「あれがそうなのね」

 

リサ「うん。(そっか・・・君がそうなんだね)」

 

その中でリサがオーブを見て何かを悟った

 

シーゴリアン「ギャアオオオオ!!!」

 

オーブ「フッ!」

 

そしてウェンディ、ダイゴ、大地、矢上も現場に到着した

 

矢上「でかい!」

 

大地「湖で見たときの倍はある!」

 

 

オーブ「デェアッ!」

 

シーゴリアン「ギャアオオオオ!!!」

 

オーブは水産試験場に近づかせないためにシーゴリアンを水産試験場から遠ざけようとするも尻尾で何回も叩かれ、吹き飛ばされる

 

そしてシーゴリアンはオーブには目もくれず水産試験場に向かっていく

 

するとシーゴリアンの動きが止められた

 

オーブがスカイタイプの能力を使ってシーゴリアンに接近して尻尾を掴んで押さえつけていたからだ

 

オーブ「グウウウウ!!!」

 

シーゴリアンは尻尾を振り回してオーブを振り払う

 

シーゴリアン「ギャアオオオオ!!!」

 

オーブ「グアアアアアア!!!」

 

怒ったシーゴリアンは標的をオーブに変えてオーブの腕を掴み、噛み付く

 

有咲「うわ・・・」

 

燐子「オーブさんが・・・」

 

ダイゴたちがいる少し遠いところにあの青年もいた

 

オーブ「グェアアア!!!」

 

オーブはなんとか振り払って離れるもダメージがひどく、腕を押さえる

 

シーゴリアン「グルルゥゥゥゥ!!!」

 

オーブ「グアアアッ!!!」

 

シーゴリアンの頭から放たれた赤いエネルギー弾を食らってオーブは吹き飛ばされて建物に激突してしまった

 

 

あこ「ウルトラマンー!」

 

オーブのカラータイマーが点滅を始めてしまった

 

そしてシーゴリアンが赤いエネルギー弾を連続で発射してオーブは爆発に巻き込まれてしまう

 

エックス「オーブ!」

 

大地「エックス!ユナイトするよ!」

 

ダイゴ「いや、その必要はないみたいだ」

 

大地「えっ?」

 

爆煙が晴れるとオーブの姿がそこにはなかった

 

シーゴリアンも驚き辺りを見回す

 

すると上空から虹色の光が現れ

 

オーブ「ウオォリャアアア!!!」

 

全身が虹色の輝きに包まれたオーブが飛び蹴りでシーゴリアンを蹴り飛ばす

 

BGM:新しい目覚め

 

そして立ち上がったオーブが腕を振り下ろすと虹色の輝きが弾けてエクシードエクリプスが姿を現した

 

香澄「あれは!」

 

あこ「綺麗・・・」

 

エックス「あれは!」

 

大地「エクシードエックスに似ている・・・」

 

ウェンディ「そうです。コスモスさんのエクリプスモードとエックスさんのエクシードの2つの奇跡の力が合わさったエクシードエクリプスです!」

 

大地「エクシードエクリプス・・・」

 

エックス「虹と日食の奇跡か・・・」

 

シーゴリアンは浜辺にいる香澄たちに向けてエネルギー弾を放つ

 

オーブ「ゴールデンエクスラッガー!」

 

それをオーブがゴールデンエクスラッガーで切り裂いた

 

シーゴリアンは連続でエネルギー弾を撃つが

 

オーブ「フッ!デアッ!ジュアッ!」

 

オーブが高速スライド移動をしながらゴールデンエクスラッガーで切り裂いていき、そのままシーゴリアン本体をものすごいスピードで切り裂いていく

 

シーゴリアン「グルルゥゥゥゥ!!」

 

凄まじい攻撃にシーゴリアンはもう戦う力は残ってはいなかった

 

そしてゴールデンエクスラッガーを収納したオーブはウルトラ念力を使って海の真上までシーゴリアンを連れていき、浮かせたまま腕をクロスして黄金と虹のエネルギーを集束していく

 

大地「待って!あの怪獣を倒したら!」

 

ウェンディ「大丈夫ですよ」

 

大地「えっ?」

 

ダイゴ「見れば分かるよ」

 

オーブ「エクスコズミュームショット!」

 

エクスコズミュームショットを受けたシーゴリアンは綺麗な光に包まれて海に解き放たれた

 

 

ウェンディ「あの光線は攻撃にも浄化にもなる奇跡の技なんです」

 

大地「すごい・・・」

 

 

オーブ「・・・」グッ!

 

オーブは香澄たちに向けてサムズアップを見せる

 

それを見た香澄たちもサムズアップを返した

 

オーブ「シュワッチ!」

 

そしてオーブは空高く飛び去っていった

 

 

???「よくやったね。オーブ。僕たちと一緒に戦う時も近いね」

 

遠くから見ていた青年はオーブがシーゴリアンを救ったのを笑顔で見届けるとまた意味深なことを言って去っていった

 

 

その後、ポピパとロゼリアのビーチバレー対決を行い、夢中になって夕方まで続いた

 

夕方になり釣りをしている人たちのバケツの中には魚たちがいた

 

沙綾「怪獣の正体はいなくなった魚たちだったんだね」

 

あこ「それでオーブさんは魚たちを解き放って海に戻したんですね!」

 

紗夜「でもどうして魚たちは集まって怪獣になったんでしょうか?」

 

燐子「どうでしょう?」

 

香澄「あれかな?今まで食べられてきた魚たちの復讐かな?」

 

ウェンディ「それは違うと思いますよ」

 

ウェンディ「魚は魚、この海と同じです。地球が誕生して何十億年、海は海でした。それに比べれば人が海に船を浮かべるようになったのはここ何千年かの事です」

 

矢上「なるほどな。魚も海もあるがままにということか」

 

優介「それウェンディが考えた言葉じゃないな、誰かの受け売りか?」

 

グゥ〜〜!

 

ウェンディはお腹が鳴る音で答えた

 

優介「腹で答えんな!」

 

香澄「あっ、でも私もさっきからお腹が空いてるんだ」

 

たえ「もう夕方だしね」

 

りみ「じゃあ、お寿司にする?」

 

優介「おっ!いいな!」

 

するとウェンディが優介の腕に抱きついてこう言った

 

ウェンディ「あっ!優介くん奢って♪」

 

優介「はっ?」

 

沙綾「ご馳走さま!」

 

たえ「ご馳走さま!」

 

りみ「ご馳走さま優介君!」

 

優介「えっ?」

 

有咲「ウニでウニで頼むぞ!」

 

香澄「私サビ抜き!」

 

優介「おいおいおい、冗談でしょ?」

 

優介は矢上とダイゴと大地に視線を向ける

 

矢上「よし!男を見せろ!」

 

大地「よろしくね!」

 

ダイゴ「ご馳走さま!」

 

優介「ふざけんなよ!?」

 

最後の希望としてロゼリアのメンバーに視線を向ける

 

あこ「ご馳走さまです!」

 

燐子「ご馳走さまです!」

 

リサ「あはは、ごめんね♪」

 

優介「いやごめんね♪じゃなくて!」

 

友希那「せっかくだからご馳走になろうかしら」

 

紗夜「永幡さん、ご馳走さまです」

 

優介「おい!」

 

しかし全員に連れてかれる優介であった

 

優介「いやいや冗談だよな!?おい!冗談だろ!?」

 

優介「なんでお前らは俺の奢りで食うつもりでいるんだよ!?」

 

ポピパ&ロゼリア「寿司!寿司!寿司!寿司!」

 

もう全員優介の奢りで食うつもりだ

 

優介「ああもう!分かった!分かった!分かった!よし、じゃあ今日は俺の奢りだ!」

 

ポピパ&ロゼリア「イエーイ!」

 

優介「うわあああああ!!!!」

 

優介は絶対に奢りたくないという一心で全力疾走で逃げる

 

しかし優介は焦るあまり能力を使うことを忘れてしまい捕まってしまいました♪

 

TO BE CONTINUED

 

【ED IN YOUR HEART

歌:松本梨香 with Project DMM】

 

次回予告

 

あらゆる場所に出現して、1度に集まった怪獣軍団、出現した4体の怪獣に苦戦するオーブたち、しかし彼らの前にある1人のウルトラマンが姿を現した。それは・・・

 

次回 誰にも負けない銀色のHERO




次回でやっとあのウルトラマンを出せます。そして次回はルーブやタイガにも現れた怪獣も出ます。


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第133話 銀色のHERO

長らく更新ができず、申し訳ありませんでした。これが今年最後の投稿です。


【OP ときめきエクスペリメンス!

歌:Poppin'Party】

 

ここ最近、妙な出来事が立て続けに起きていた

 

 

優介「台風?」

 

香澄「うん。なんか急に台風が出てきて被害が増えてるんだって!」

 

有咲「それだけじゃねぇぞ!湖で妙な香りがするってよ」

 

たえ「それに最近地震や噴火も多いし・・・」

 

りみ「それってなんか関係性が無さそうな気がするんだけど・・・」

 

大地「俺もそう思いたいけど、これらは明らかに普通じゃないんだ」

 

ダイゴ「関連性があるかどうかは分からないけど、自然現象で起きた訳じゃなさそうだね」

 

それぞれの意見を出しあって議論をしていると・・・

 

警報が鳴り響いた

 

沙綾とウェンディが確認する

 

 

沙綾「っ!太平洋上に台風が出現!出動要請が来てます!」

 

有咲「いやいや待て。台風をどうにかしろって無理じゃねえかよ」

 

ウェンディ「いいえ、これはただの台風じゃありません。自然現象で出来た物じゃありません!」

 

その結果を聞いた一行はドラゴンスピーダーで台風の現場に向かった

 

 

優介「見えてきたぞ」

 

大地「あの台風が自然現象じゃないってことは何か人為的に・・・」

 

エックス「大地!」

 

大地「えっ?」

 

エックスが声をかけると目の前の台風が何事もなかったかのように突然消えた

 

優介「っ!」

 

香澄「あれ!?台風が・・・」

 

りみ「いきなり消えた?」

 

台風がいきなり消えたことに驚く一行

 

優介「有咲、あの台風を逆探知って・・・」

 

有咲「できるか!そんな事!」

 

優介「だよな。気象予報士でもないし」

 

仕方なくシースタードラゴンに戻っていった

 

しばらく時間が経った後、大地が皆にあの台風に関する報告をした

 

矢上「あの台風が人為的に作られた?」

 

大地「先ほど調べた結果、あの台風の中に強力な生命反応が確認されました」

 

優介「強力な生命反応・・・怪獣か?」

 

大地「間違いないと思う。ただ、あの台風が自然現象で出来たわけじゃないから、いつ、どこで発生するか見当もつかない」

 

ダイゴ「あらかじめ、出現しそうな場所に待機して台風の出現を待つか?」

 

優介「いや、必ずしも予想した場所に出現するとは限らない。念のため、あの台風の対策を・・・」

 

するとまた警報が鳴った

 

 

りみ「ポイントD2に怪獣が出現!」

 

モニターに表示されるとそれはスーパーグランドキングだった

 

スーパーグランドキング「ギャアアアアア!!!」

 

優介「スーパーグランドキング!?」

 

香澄「っ!待って!ポイントG8にも怪獣が出現したよ!」

 

ウェンディ「えっ!?」

 

たえ「2ヶ所同時に?」

 

 

湖に現れた怪獣は水異怪獣マジャッパであった

 

大地「あの怪獣は・・・」

 

エックス「今まで見たこともない怪獣だ。注意しろ!」

 

沙綾「でもなんか・・・いい香り・・・」

 

ダイゴ「沙綾ちゃん!危ない!」

 

沙綾「えっ?うわあ!」

 

沙綾はダイゴに促され慌てて避けた

 

するとマジャッパは怪しい光を放って消えた

 

 

それと同じ頃にスーパーグランドキングも地中に潜り、逃げられてしまった

 

優介「くそっ!逃げられた!」

 

 

矢上「ポイントV1にパンドンが出現した!」

 

優介「今度はパンドンかよ!」

 

矢上「ポイントD2及びポイントG8に出現した怪獣の反応は消えた」

 

ウェンディ「どういうことなの?」

 

優介「考えるよりもあとだ!今はパンドンだ!」

 

ウェンディ「あ、うん!」

 

そして全員がパンドンが暴れている現場に駆け付けるが

 

パンドンが口から放つ火炎弾によって煙幕を発生させて、煙幕が消えるとそこにパンドンの姿はなかった

 

 

優介「どういうことなんだ?一体・・・」

 

仕方なく戻った一行はそれぞれ話し合った

 

たえ「出現した3体の怪獣に何か共通点があったとか?」

 

優介「共通点?」

 

矢上「いや、過去のアーカイブを調べたところそのようなものは一切なかった。しかも、湖に現れた怪獣はデータにない新種の怪獣だ。ただ、今回の怪獣たちの行動がどうも読めん」

 

優介「・・・」

 

 

優介は夢で見た今まで見たこともない怪獣たちの内3体の怪獣が先ほど出現した怪獣とほぼ一致していた

 

優介「いや、考えすぎか」

 

ウェンディ「優介くん?どうしたの?」

 

優介「・・・いや、考え事だ。気にするな」

 

ウェンディ「あ・・・うん」

 

ウェンディ「(どうして何も話してくれないの・・・)」

 

すると先ほどの怪獣たちが東京に一斉に出現した

 

 

 

有咲「出てきやがった!」

 

沙綾「3体同時に!?」

 

りみ「でもどうして急に?」

 

 

 

【ウルトラマンオーブ!ハリケーンスラッシュ!】

 

【ウルトラマンエックスとユナイトします!】

 

 

オーブ「シュアッ!オォリャアッ!」

 

優介たちは変身して

 

オーブはマジャッパ

 

エックスはスーパーグランドキング

 

ティガはパンドンとそれぞれ戦うことになる

 

 

ティガはパンドンにタックルを叩き込み、頭を抑え、動きを封じる

 

ティガ「まさかとは思うけど・・・コイツらは!」

 

ティガは戦いながら何かを感じていた

 

 

エックス「奴の装甲は硬い。油断するな大地!」

 

大地「ああ!」

 

【サイバーゴモラアーマーアクティブ!】

 

エックス「イィサァッ!」

 

エックスはゴモラアーマーを纏って強大なパワーを持つスーパーグランドキングに攻撃を入れていく

 

 

オーブはマジャッパと戦いを繰り広げているとマジャッパから妙な香りが漂ってきた

 

オーブ「おぉ・・・なんかいい香り〜」

 

バチン!

 

と言ってる間にマジャッパにビンタされる

 

オーブ「痛っ!何すんだよ!せっかくお前のいい香り褒めてやったってのに!」

 

オーブ「あーもういいよ!お前をぶっ潰す!」

 

キレたオーブがオーブスラッガーショットを飛ばして、切りつけていく

 

そしてオーブスラッガーランスを生成して、マジャッパに向かっていく

 

オーブ「八つ裂きにしてやるよ!」

 

 

その頃シースタードラゴンではまた警報が鳴った

 

 

矢上「どうした!?また怪獣か!」

 

香澄「いいえ、あの台風が出現してものすごい速度で真っ直ぐ市街地に向かってます!」

 

台風の進行によって建物やビルが次々と破壊されていく

 

そして台風が止まり、消えた

 

そして台風が消えるとそこから巨大な白い翼を持つ怪獣グエバッサーが姿を現した

 

たえ「新たな怪獣が出現!」

 

りみ「これも新種の怪獣です!」

 

香澄「やっぱりあれも怪獣だったんだ!」

 

矢上「一体何が起ころうとしてるんだ・・・」

 

 

 

???「あれがモンスター銀河から飛来する奴の子分の内の4体の原型というわけか」

 

そしてその戦いを見ていたあの男が意味深な言葉を発していた

 

グエバッサーの出現をオーブたちも察知した

 

 

オーブ「くっ、まずい!ティガ!お前は翼の怪獣を頼む!」

 

ティガ「っ!でも!」

 

オーブ「心配するな!これくらい問題ない。行け!」

 

ティガ「・・・分かった!」

 

ティガはスカイタイプにチェンジして、グエバッサーの元に飛翔した

 

パンドンは飛び去ったティガを追いかけようとするがオーブが道を塞ぐ

 

オーブ「お前たちの相手はこの俺だ!」

 

オーブはマジャッパ、パンドンをまとめて相手する

 

 

ティガ「お前の相手はこの僕だ!」

 

ティガは到着して目線の先にいるグエバッサーに突撃して街から引き離す

 

オーブたちが戦っている間にも人々は避難していた

 

矢上「住民の避難は?」

 

ウェンディ「まだです!」

 

するとモニターに一瞬だったが以前ウェンディに助言をしたあの男が避難する人々の流れに逆らって、戦場に向かっているのが映った

 

ウェンディ「っ!あの人は!」

 

オーブ「シュアッ!」

 

オーブはオーブスラッガーランスを振り回して、2体を近づけさせず、隙をみて蹴りや斬撃を入れていく

 

パンドンが口から火炎弾を放つとオーブはオーブスラッガーランスを360度回転させて防ぐ

 

しかしそれによって後ろががら空きになり、マジャッパに蹴り倒される

 

オーブ「ウアッ!」

 

倒れた勢いでオーブスラッガーランスを手放してしまう

 

すぐに立ち上がり、取りに行こうとするもパンドンに頭を掴まれ、殴られていく

 

オーブ「グアッ!」

 

そしてオーブはパンドンとマジャッパに挟み撃ちにされてそのまま投げ飛ばされる

 

 

投げ飛ばされたオーブの近くに青年がやって来た

 

???「・・・」

 

オーブ「グゥッ!」

 

 

 

 

???「ウルトラマン!ネオーーーース!!!」

 

 

変身アイテム、エストレーラーを掲げて光になった青年は赤と銀の光の巨人となってオーブとパンドンたちの間に割って現れた

 

 

 

香澄「あっ!」

 

りみ「あれって!」

 

ウェンディ「ウルトラマンさん!?」

 

矢上「いや、違う!」

 

 

挿入歌:ウルトラマンネオス TYPE2001

 

オーブ「っ!ウルトラマンネオス・・・」

 

ネオスは無言で手を差し伸べる

 

オーブはその手を掴み立ち上がる

 

【ウルトラマンオーブ!スペシウムゼペリオン!】

 

立ち上がったオーブはスペシウムゼペリオンに変わり、ネオスと共にパンドンたちを迎え撃つ

 

ネオスが先行してパンドンに蹴りを入れて、体当たりしてパンドンを押していく

 

オーブは飛び上がり、両足でマジャッパの首を挟み捻り倒す

 

ネオス「ヘァッ!デァーッ!」

 

ネオスはチョップを2回叩き込み、回し蹴りを次々と叩き込んで、最後にパンドンを背負い投げる

 

 

ティガはスカイタイプの高速移動ですれ違いさまにチョップを入れていく

 

形勢が不利となったグエバッサーは竜巻を起こす

 

ティガ「ぐっ!すごい竜巻だ!」

 

ティガはグエバッサーが巻き起こした竜巻の中に巻き込まれる

 

ティガ「もう時間がない。どうすれば・・・」

 

カラータイマーが点滅を始めて焦るティガ

 

ティガ「っ!そうか!」

 

すると何かをひらめいたティガは高速でグエバッサーが巻き起こす竜巻とは逆回転の竜巻を発生させて、竜巻を消滅させた

 

ティガ「ジュアッ!」

 

そしてティガはランバルト光弾を放って、グエバッサーを撃ち落とした

 

グエバッサーは地上に落下したと同時に爆散した

 

 

エックス「なんとかして奴にダメージを与えなければ!」

 

大地「だったらこれだ!」

 

【サイバーベムスターロードします!サイバーベムスターアーマーアクティブ!】

 

エックス「ベムスターのアーマー?」

 

大地「あれを利用する!」

 

 

エックスはスーパーグランドキングの胴体からの破壊光線をなんとかギリギリ吸収しきり、跳ね返した

 

そして跳ね返った破壊光線はスーパーグランドキングの装甲を破壊して防御力を弱めた

 

大地「なんとかギリギリで跳ね返せた・・・」

 

エックス「今だ!大地!」

 

大地「よし!」

 

【ウルティメイトゼロ、ロードします!】

 

【ウルティメイトゼロアーマーアクティブ!】

 

ベムスターアーマーを解除して、ゼロやオーブのウルティメイトイージスを模したアーマー、ゼロアーマーを纏った

 

そしてアーマーをファイナルウルティメイトモードに変形させて、弓を引いて膨大なエネルギーを溜めていく

 

大地&エックス「ファイナルウルティメイトゼロ!!」

 

そしてファイナルウルティメイトゼロを装甲の薄いところに撃ち込み、スーパーグランドキングは内側から破裂して爆発した

 

オーブ「やられたらやり返す!」

 

 

オーブ「倍返しだ!スペリオン光輪チョップ!!」

 

オーブはスペリオン光輪をそのまま切りつける形でマジャッパにぶつけた

 

ぶつけられた箇所から火花が舞い散り、マジャッパは後ずさる

 

オーブ「スペリオン光線!」

 

最後はスペリオン光線でマジャッパに止めを刺して撃破した

 

 

ネオス「チャアッ!」

 

ネオスはジャンプしてからの急降下キックをパンドンに叩きつけた

 

ネオス「デァーッ!」

 

そして立ち上がってから再びジャンプして急降下キックでパンドンを蹴り飛ばした

 

ウェンディ「速い・・・」

 

 

ネオス「ヘアッ!」

 

ネオスは距離を取ってから必殺のネオマグニウム光線を放ち、それを受けたパンドンは爆発を起こして消滅した

 

 

戦いを終えた彼らは変身を解き、邂逅した

 

大地「貴方は?」

 

カグラ「僕はカグラ・ゲンキ、特捜チームHEARTの隊員でウルトラマンネオスと一体化してるんだ」

 

ダイゴ「ネオスか・・・」

 

優介「確かザム星人の命を・・・」

 

 

カグラ「うん。今では順調に進んでるよ。人類の科学で蘇らせる日もそう遠くはないんだ」

 

大地「そうなんですか・・・」

 

カグラ「大丈夫。なんたって僕はミラクルを越えたウルトラマンだからね」

 

優介「ふっ、そうだな」

 

カグラ「それから君にネオスの力を・・・」

 

カグラ「この宇宙の未来を守るために」

 

そしてカグラはエストレーラーの光をオーブリングに照射してそこにはウルトラマンネオスのフュージョンカードがあった

 

優介「サンキュー、カグラ、ネオス」

 

そしてカグラは去っていった

 

大地「まだ俺たちの知らない所で人間と宇宙人が共存できるって信じている人がいるんだね」

 

優介「ああ」

 

 

その後、優介はシースタードラゴンを出て、外の空気を吸っていた

 

するとそこにダイゴがやって来た

 

ダイゴ「どうしたんだい?こんな所で」

 

優介「ああ、ちょっと外の空気を吸いにな」

 

そして2人は話をするが、近くにウェンディが来たことには気づけなかった

 

そしてウェンディは2人の話をこっそり聞くことにした

 

 

ダイゴ「たくさん仲間を亡くしたと言ってたね」

 

優介「ああ、それも皆俺の目の前でな・・・」

 

優介:今でも忘れない。皆が死んでいく光景を俺は黙って見ていることしかできなかった

 

ダイゴ「だからいつも思うわけだ」

 

ダイゴ「あの時力があったなら、力を手に入れさえすればと」

 

優介「っ!どうしてそんなことを・・・」

 

ダイゴ「自分の非力さに泣いたことのあるものは誰でもそう思うよ。たぶんね」

 

優介「・・・」

 

 

ダイゴ「けど、その力を手にしたその時から今度は自分が誰かを泣かせるものとなる」

 

 

ダイゴ「それだけは忘れるなよ」

 

優介「っ!」

 

優介は痛いところを突かれたのかダイゴの発言に驚く

 

 

ダイゴ「僕たちはこれからも戦い続ける」

 

ダイゴ「でも、いざ戦いとなったときそれを忘れ、勝手な理屈と正義でただ闇雲に力を振るえばそれはただの破壊者だ」

 

優介「・・・」

 

ダイゴはあの時、暴走したサンダーブレスターの事を言っているのだと優介は思った

 

ダイゴ「そうじゃないだろう。君と僕たちの・・・ウルトラマンの力は」

 

優介「・・・ああ、分かってるよ」

 

ダイゴ「ならいいんだ。あの時のように暴走してほしくないからそう言っただけだから気にしないでくれ」

 

そう言い、ダイゴはシースタードラゴンに戻っていった

 

それを密かに聞いていたウェンディは話の内容に驚いてしばらく立ち尽くしていた

 

 

ウェンディ「(優介くんが・・・暴走した?)」

 

 

TO BE CONTINUED

 

 

【ED IN YOUR HEART

歌:松本梨香 with Project DMM】

 

次回予告

 

久々の休暇を楽しむことになった優介とウェンディの2人、しかしそこにあの謎の男が妨害をしてきた上にオーブリングを奪われてしまう。そして遊園地にロボットが現れる。しかしそれは・・・優介の心を今でも苦しめている黒いロボットの面影だった

 

次回 奪われたオーブリング




次回はウルトラマンシリーズでよくある奪われたアイテム回です。それでは皆さん、よいお年を。


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