理の神様は何を見る (怠惰のクソ悪魔)
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第零章 創世の真実 第1話 1人の少女

皆様どうもこんにちは、怠惰のクソ悪魔です。
こちらは「理の神様は何を見る」の本編の前章となっております。そのためオリジナルとなっており本編の東方の既存キャラ達は出てはきませんのでご了承をお願いします。またこちらを読まれる場合は先に本編の第1章を読んでからお読みする事をお勧めいたします。
そしてグロい描写がなりにありますがご了承をお願いします。
それでは第零章をどうぞ。



まだこれは1つの惑星があった時まだこれは全能なる神がいた頃のお話。壁に覆われた場所に1人少女がいた。その少女は紅く変色していた空を見上げていた。

 

少女「真っ赤なお空……」

 

と、述べると後ろの方で少女を呼ぶ女性の声が聞こえた。

 

? 「オルビス♪」

 

そう呼ばれた後ろを振り向きその女性ににこやかな笑顔で、

 

オル「ウリエル様~♪」

 

オルビスと言われたアルビノの少女はウリエルまで走っていき胸に飛び込んだ。

 

ウリ「さぁもうじき夜が来ますよ中に入りましょ

   う♪」

 

オル「うん♪」

 

そう言いウリエルの手を握って室内へと入っていった。ここは5つの大陸の内の1つソルと呼ばれる場所ヴィントゥス、マレ、イグニス、ルクスと呼ばれる大陸が存在しそれぞれその大陸には4人の天使と唯一神がついていた。ソルにはウリエル、ウェントゥスにはガブリエル、マレにはラファエル、イグニスにはミカエル、そしてルクスにはこの世界の唯一神の全能神それらによって世界は均等となっていた。ではそろそろよた話は止めてオルビスの視点に変えよう。

 

オル「壁の外の世界…見てみたいな……」

 

オルビスは壁の外の世界に憧れを抱いていた。昔ウリエルに頼んで外の世界に行きたいと言っても聞き入れてはくれなかった。故にそれは更なる興味を沸き出す材料へとなってしまっていた。

 

オル「………壁の外の世界に出てみよう♪折角あそ

   こまで掘ったんだもん♪」

 

オルビスは外の世界への憧れが強かったため自分で地面を少しずつ少しずつ掘っていき外へと出ることが出来そうな穴を作ったのだ。そのため計画を明日には実行しようと考えたか、

 

オル「早く明日に…うぅ~んトイレ行きたいな……」

 

突然の尿意にオルビスはベッドから起き上がり部屋を出て外へと出てトイレへと向かう。そして尿意を解決させオルビスはトイレから出ると、明かりが漏れる部屋に目をやると扉が少しだけ開いておりそこから声が微かに聞こえてくる。

 

オル(何の話だろ?)

 

オルビスは僅かな扉の隙間から覗き見る。オルビスから見ると知っている天使のウリエルそして他に3人ウリエルと同じように翼を生やした女性たちがいた。その女性達とウリエルは深刻な顔をしつつ話をしていた。オルビスはそこに聞き耳をたてたが微かにしか聞こえなかった。

 

ウリ「…………罪達はど………か分か……?」

 

女1「さぁ分………ね……た…ソルに来てる………事は

   ……かと……」

 

女2「………に彼奴……災…だよ……」

 

女3「私……て都市……沈……られ…のよ?」

 

と、何を言っているのか分からなかった。だがオルビスはこれ以上するとウリエルに怒られると感じてそこから去っていった。そうして翌日、

 

ウリ「オルビス今日もお外で遊ぶの?」

 

オル「うん♪ウリエル様心配しなくても大丈夫

   だよ♪」

 

ウリ「そう何かあったらすぐに来なさい♪」

 

オル「うんそれじゃ遊んでくるね♪」

 

そう言いオルビスは外へと出ていった。

 

ウリ「……早く奴等を…7つの大罪達を見つけなく

   ては……」

 

ウリエルはそう呟くと後ろを振り返り奥へと歩いていった。

そしてオルビスは何ヵ月もの歳月で堀り続けた地面を通ってようやく壁の外へと出た。

 

オル「ここが壁の外の世界……」

 

目の前には町が映り大きな大聖堂や家々が立ち並んでいた。

 

オル「レッツゴー♪」

 

オルビスは希望に胸を膨らませて街へと向かっていった。オルビスは街の入り口を通って最初に思ったことそれは、

 

オル「人がいない?」

 

辺りには人はいないし天使もいない。街というだけあって街特有の活気や元気な声も聞こえない。しかも辺りの家の壁はボロボロとなっていて修繕すらされていない。本で読んだ街とは大違いだった。

 

オル「寂しい……」

 

オルビスは無我無心で更に歩みを進めて街へと入っていく。そして入る前から気になっていた大きな建物の大聖堂へと歩みを進めて扉の前までやって来ると、

 

オル「声が聞こえる……」

 

オルビスは扉を開けずに裏へと回って障害物を土台にして昇り窓から中を覗くとそこには痩せこけた人が沢山いたが何故か全員黒ずくめの宗教的な服を着ていてその中でも一番前の人物だけが赤い宗教服を着ていた。

 

オル「何してんだろ?」

 

オルビスはそこをじっと見ていると突然赤い宗教服を着ていた人物は膝まづき祈りを捧げる。それに続いて黒い宗教服の人物達も膝まづき祈りを捧げた。

 

オル「…………こんな事して意味あるのかな?」

 

と、言っている時だったオルビスの後ろの方で、

 

少年「おいおいガキがこんな所にいるぜ!」

 

少年「本当だしかも何でこいつそんな綺麗な服を

   着てんだ?」

 

オルビスの回りには結構なぐらいに痩せている少年達が取り囲んでいた。その光景はまるで野犬に囲まれたような状態になった。

 

オル「なっ何よ貴方達!」

 

少年「こいつの服剥ぎ取っちゃおうぜ!」

 

少年「賛成~♪」

 

そう言うと少年達は餓えた獣のような目付きでオルビスへと近づいていく。

 

オル「ちょっ近づかないで!!」

 

少年「やなこった!」

 

そう言いながら少年達はオルビスの服を掴み引っ張る。

 

オル「止めてったら!!」

 

そう言った時だった。少年達のいる更に奥から何かの音が聞こえ始めた。

 

ジャラジャラ……ジャラジャラ……ジャラジャラ……

 

オルビスはともかくとして少年達も後ろを振り向くとそこには1人の男性がいた。その男性の目立つことと言えば服はこの辺だと見たことのない服を着ているがそれよりも目立つのは背中に背負っている大鎌だ。先程の音は大鎌にまとわりついている鎖が地面に擦れる音だったようだ。すると男性はその死んだ魚のような目付きで、

 

男性「邪魔だ失せろクソガキ共が………」

 

それは一瞬だったがオルビスの体を一瞬で冷やし冷や汗を流させた。それは目の前にいる少年達も同じことだった。少年達はオルビスの服を放してそそくさと逃げていった。

 

男性「……おいガキ……てめぇも失せろと言った筈だ

   が?」

 

オル「ガキじゃない!私にはオルビスっていう名前

   があるの!!」

 

と、言うと男性は死んだ魚のような目付きで睨んでくる。

 

男性「けっガキがしゃしゃるなイラつくから朝の寝

   起きがキツくてイライラしているのによ………

   殺るぞ?」

 

その言葉と共にオルビスは冷や汗が流れてくる。初めて感じる恐怖そのものだ。だがこの男は誤った。何故ならオルビスは精神的に凄く強い子だったためだ故に彼女は男性の言葉にくってかかった。

 

オル「言うわよ!言いたい意見はしっかりと言うの

   が私の心情よ!それに貴方の言っている事は

   ただの八つ当たりよ!!」

 

男性は死んだ魚のような目付きで睨むが軽く舌打ちをして、

 

男性「ちっクソガキが……興が削いじまった…運が良

   いなおいクソガキ」  

 

オル「何よ?」

 

男性「さっさと帰れここはお前の居て良い所じゃな

   いこれは忠告だ後せめて通るなら表通りを歩

   け………」

 

そう言うと男性は後ろを振り向いて元いた場所へと帰ろうとするが、

 

ガシッ!

 

オルビスは即座に土台からおりて男性の服にしがみついた。

 

男性「まだ何か用があるのか?」

 

オル「……迷子…」

 

男性「はっ?」

 

オル「だから私…迷子………何処から来たのか分から

   なくなっちゃって」

 

オルビスは無我夢中で歩いてきたため帰路が分からなくなっていた。それを聞いた男性は黙ってそれを聞いていたが、

 

男性「誰かに聞け俺は用が終わったばかりだから

   帰って寝る……」

 

そう言い歩こうとするが体の軸を斜めにして動きを止めようとする。男性はずるずると引きずられ歩くのが遅くなる。そうして数分すると男性は立ち止まって、

 

男性「あぁ~!分かった!!お前は何処のゲートか

   ら来たんだ!ゲートまでなら送ってやるから

   いい加減離せガキが!」

 

オル「やった~♪」

 

男性「だからまず何処のゲートから来たかっての

   を教えろ……」

 

オル「えぇとねゲートから白い壁が見えるゲートだ

   よ?」

 

それを聞いた男性は少し考えると、

 

男性「そういうことなら彼処か…行くぞ……」

 

オル「あぁ~待ってよ!!」

 

男性はすたすたと歩いていくのをオルビスはそれに着いていった。しばらく共に歩いていくとオルビスは男性について知りたくなったので聞くことにした。

 

オル「ねぇお兄ちゃん私はオルビスって言うんだ♪

   ねぇ名前は?」

 

と、聞くと男性は若干不機嫌なのかぶっきらぼうに、

 

男性「名乗る名はない…黙ってろクソガキ……」

 

オル「……うぅ~んならさここって良い街?」

 

オルビスはこの街について聞くと男性はやれやれといった感じにその質問に答えた。

 

男性「はぁお前から見てここが良い街なんかに見え

   るか?」

 

オル「えっ?」

 

男性「ここは吐き溜まり達が集うような街だここの

   大人はカス………しまいにはお前を襲ったガキ

   共あいつらはよただ単に食べ物に餓えている

   せいであそこまで性格がギスギスしてるとき

   た………」

 

オル「食べ物がないの?」

 

男性「あぁそうだ全部、神の供物神の供物って奉納

   してんだ………聞いてるだけで吐き気がしてく

   る………」

 

オル「それってつまり自分達の食べ物を皆捧げてい

   るの?」

 

男性「あぁそうだ……‥結果貧困は極まり今ではそこ

   いらのガキ共は金品やら少ない食べ物やらを

   奪うそれを俺らが見ると醜くてヘドが出る」

 

オルビスは辺りを見渡すとボロボロの服いや服とも呼べないような物を着てなおかつ辺りの子供達はオルビスと前を歩く男性を睨んでいた。

 

オル「ねぇ大人の人は………子供なら大人がいるよね

   ………?」

 

男性「お前はまだ分からねぇのか?大人がこんなん

   だからこうやってガキ共が盗みやらやってい

   るんだろ………ここの大人達は全員は下らない

   信仰に夢中になって子育てを放棄し故にあい

   つらガキ共には道徳心何てものも教えて貰っ

   てすらないんだよ………いい加減覚えろ」

 

オル「…………………………」

 

オルビスはそれを聞いて黙って下をうつ向きながら男性に着いていった。そして、

 

男性「ほらあそこだろ?」

 

男性は指差した方向には間違いなくオルビスの家というよりか城が見える街の入り口だった。

 

オル「ありがとう…ここまで送ってくれて……」

 

男性「ちっ…さっさと帰れ……ここはお前には汚な

   過ぎるからよ………」

 

男性は元来た道を伝って帰っていった。オルビスはそれを見送ると走って元来た道を戻り家へと直行した。

 

少女移動中……

 

オルビスは掘った穴を潜って庭に戻りそこから家へと入る。

 

オル「ただいま………」

 

ウリ「お帰りなさいオルビス♪さぁご飯が出来てる

   わよ♪」

 

オル「ウリエル様……」

 

ウリ「どうかした?」

 

ウリエルは自分の顔を見る。しかしこの事を内緒にしなくてはいけないと思った。

 

オル「うぅん♪何でもない♪」

 

ウリ「そう‥‥なら早く手洗いうがいをしてらっしゃ

   いな♪」

 

オルビスはその指示に従って手洗いうがいをしに行くのだった。その後の夕食はそんなに食べなかったのはいうまでもないだろう。そしてオルビスは部屋へと戻ると……

 

オル「…世界って何なんだろう……」

 

そう呟きつつ眠りにつくのだった。そしてその夜とある一室では……

 

ウリ「カブリエル……7つの大罪達の情報は?」

 

ガブ「残念ながらあいつら隠れるのは上手いからね

   ………情報なしでもこの大陸の何処かにいる事

   は間違いないね……」

 

ミカ「ウリエル様すみません残念ながら私もそうで

   すね」

 

ラフ「ごめんなさいウリエル……」

 

ウリ「そうですか………全能神様が殺されてもう2年

   人間達には誤魔化せてはいるけどそろそろ限

   界に近いわ……」

 

ウリエルは立ち上がり暗くなった夜空を見上げて、

 

ウリ「早く例の計画へと移行させないと………」

 

ガブ「あの子はどんな感じに育ってるの?」

 

ウリ「えぇ順調よ…このまま行けばね♪」

 

白き翼を持つ4人は計画を再度確認するようだった。

 

 

To be continued……



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第2話 7つの罪を持つ大罪者達

まだこれは全能神がいた頃の話、神魔大戦記。正義を名乗る神と天使の天軍そして悪を名乗る悪魔と魔獣達の魔軍による数百年にも及ぶ戦争それら2つの勢力は互いに争い合い血で汚れれば血で汚れを払うそのような大戦をし続けた。だがこの戦争はある時を境に終止符を打たれることになる。突如悪魔達と魔獣達が姿を消したのだ。結果この戦争は悪魔達の陣営の不戦勝となり天軍が勝利し世界は全能神と天使達によって秩序がもたらされた。しかしこの時は全能神や天使達は知るよしもなかった。こらから起こるであろう魔光襲来を少数精鋭の軍服を着た7人の魔王が現れることをまだ知らなかった。ここマレの大地にある最重要都市内では、

 

 

悪魔「ギャハハハハハハハ!おらおら!どうした!

   その程度か雑魚が!!」

 

ザシュ!!ザシュ!!ザシュ!!ザシュ!!

 

天使「アガーーーーー!!」

 

その悪魔は手に持つ武器は中々お目にかかることのない武器の1つであるノコギリ鉈を持ち残虐に笑いながら天使の翼を削ぎ落とし天使の象徴たる天の輪を破壊する。

 

天使「彼奴を野放しには出来ない奴を止めろ!」

 

天軍「オオォーーーー!!」

 

天軍達はその男に迫るが……

 

悪魔「爆ぜろ‥‥雑兵共が!」

 

シューーーン……ドーーーーーーン!!

 

その男はノコギリ鉈を地面へと指すと攻めてくる天軍達の周囲で大爆発が起こる。結果攻めてくる殆どの天使達は壊滅した。

 

天使「あっあぁ!!」

 

天使の1人は足がすくんで思うように動かなかったがそのノコギリ鉈を持つ男性は近づくと……

 

ザシュ!!

 

天使「あっあがっ!!」

 

天使の胴体を手貫した。そして手貫した悪魔は残忍な笑みをしながら、

 

悪魔「死ね♪」

 

ブジュッ!!!ザァーーーーーーー!!

 

手貫した天使は突如爆発し辺りに血の雨を降らせる。

 

悪魔「最高だなぁ!!ギャハハハハハハ♪」

 

その悪魔憤怒の罪を持つ者、名をサタンと。

 

天使「なっ何だ彼奴!」

 

天使「怯むな!!相手はたかが6人だ!!」

 

天軍「うぉー~ーーーーー!!」

 

すると突然雨が降りだす……

 

天使「何だ?雨?」

 

その時だった。1人の悪魔が近づき自身の手に持つファルシオ型の剣で天使達を切り裂いていく。

 

天使「何だこいつ!!」

 

天使がそう叫ぶとファルシオを持つ悪魔は、

 

悪魔「お前らがウザイ憎い!!」

 

ザシュ!!ザシュ!!ザシュ!!

 

その悪魔はファルシオ型の剣を振るいながら天使達を斬殺していく。

 

悪魔「お前ら何かがいるから………」

 

悪魔はファルシオを高く上げるとその悪魔を中心に天使達をも囲うほどの巨大な魔方陣が現れる。

 

悪魔「メイルストロム!!」

 

その言葉と共に巨大な渦潮が天使達を飲み込み高く高くと打ち上げる。勢いのある水は堅い石にですら穴を開ける。だがこの渦潮はそんなもの通り越す。先程まで青かった渦潮はやがて真っ赤に染まっていくと、

 

パチンッ!!

 

ザァーーーーーーー!!ドス!ドス!

 

指を弾く音が聞こえると魔術を使った悪魔だけはその場に立っており上からバラバラになった元天使達の残骸が落ちてくる。

 

悪魔「その程度なら挑まなければいいものを」

 

そしてこの悪魔の名を嫉妬の罪を持つ者名をレヴィアタンと。

 

天使「どっ同志達が……」

 

天使「嘘だろ……」

 

だがこの天軍にもおぞましき者は迫る……

 

悪魔「あら?貴方達は戦わないのかしら?」

 

天使「こっ子供?」

 

天使「いやこいつは裏切り者!」

 

天使達の軍の目の前には少女が立っていた。その少女は純粋に笑顔を見せるがそれもまた悪魔の1人、

 

悪魔「弱くむさい貴方達は死になさい♪」

 

ズシュ!!

 

少女は1人の天使へと近づきいつの間にか手に握っていた鍵のような剣で刺し殺す。

 

天使「あっがはっ……!」

 

天使「てめぇ!!」

 

天使達はその幼女へと武器を持って襲いかかるが、

 

天使「なっ!いない!!」

 

突然とその悪魔は姿を消した。すると悪魔達の頭上で無数の魔方陣が展開される。その無数の魔方陣の中には先程の幼女が6枚の羽を広げ鍵のような剣を持って頭上に掲げると無数に展開されている魔方陣から剣、槍、斧といった数十種類の武器が現れる。

 

悪魔「さぁ残酷に死になさいな………」

 

ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!

 

その言葉と共に魔方陣から現れた無数の武器が放たれて天軍へと襲いかかる。天軍達は成すすべなくそれらの餌食となりそこからかしこから血飛沫と共に断末魔の悲鳴があがっていく。

 

天使「ぎゃ~ーーー!!」

 

天使「痛い!!痛い!!」

 

天使「体が!!手が……足が……」

 

悪魔「ねぇねぇどんな気分?少女に負けるってどん

   な気持ち?アハハハハハハ♪」

 

天使「いっいやだ……死にたくなっ…!」

 

グチャ!

 

天使「あっあぁぁぁ…………」

 

天使の頭に剣が刺さる。その結果その場にいた天使達は次々に息を絶やしていく。逃げようとしても上から霧雨のように降り注ぐ数多の武器に刺し殺されていく。やがて天使達は少女の使った魔法により息を絶やし骸へと変わるをただ黙って見ていた少女は、

 

悪魔「つまらないわね………はぁ~可愛いロリっ子

   ちゃんは何処かにいないかしら?」

 

そう答え慢心をするばかりだった。そしてこの悪魔、傲慢の罪を持つ者その名をルシファーと。だが戦いはそれだけではない。まだ迫り来る天軍の中から重い鎧を装着し重々しいクレイモアを持った重装備の天使達がやってくる。

 

天使「重装兵だ!!」

 

天使「これなら対抗できる!!」

 

だがその天使達の目の前には……

 

悪魔「ふぅ~ん重装備ね………」

 

と、細い目をした男性もとい悪魔がゆっくり歩いてやって来る。それを見ていた天使は、

 

天使「はっはっ!恐れをなしたか悪魔よ!」

 

天使「ほれほれ尻尾巻いて逃げるがいい♪」

 

天使は傲り高ぶると目の前の悪魔は深くため息をついて、

 

悪魔「はぁ~……別に?だって重装備なんて何処に

   あるの?」

 

重兵「お前はバカか?ここに………なっ!」

 

ようやく重装兵や一般天使兵のそれらは気づく各々の武器や鎧が消えてい素っ裸になっていることに……

 

悪魔「君らの落とし物ってこれ?」

 

悪魔が困惑している天使達に声をかけるとその悪魔の横には先程重装兵や一般天使兵の武器や防具が山積みになっていた。

 

天使「貴様いつの間に!!」

 

悪魔「ついでにね♪」

 

悪魔は少し大きな袋を自分の足元に置く。だがその袋からは……

 

ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!

 

と、謎めいていて気味の悪い音が鳴っていた。

 

天使「何だそれは!」

 

天使は青い顔をしながら聞くと目の前の悪魔は深くそれを踏み抜いた。

 

グチャ!!

 

その時だったその場にいる天使兵の大半が苦しみだした。

 

天使「うっグハッ!」

 

天使「あがががががが!!がはっ!」

 

天使達は口からは泡混じりに吐血し地面へと倒れていく。

 

天使「なっ何だいったい!!何が!!」

 

悪魔「次は君の命も頂くよ♪」

 

そう言うとその悪魔は鞘から剣を抜くがそれを離れている天使へと振るう。するとその剣は伸びて天使の心臓へと貫く。

 

天使「あっあが…………」

 

天使から心臓を抜き取るとその悪魔は天使の目の前で、

 

グチャ!!

 

天使の心臓を握りつぶす。そうしてこの場の天使達を全員を抹殺するとその悪魔は、

 

悪魔「う~ん売ればいいのあるかな?」

 

盗った装備品をまじまじと見るのだった。この悪魔強欲の罪を持ちその名をマモンと。だが戦いはそれだけではない。天軍は魔道二足機械自律思考型の兵器を天使数十人で運んで連れてくる。

 

天使「さぁ行くがいい!サンダルフォンよ!!その

   力を見せろ!!」

 

サンダルフォンと呼ばれた兵器を地上へと投下し地面へと足がつくとサンダルフォンは目を光らせ起動するが突如サンダルフォンに一閃が走る。その一閃はサンダルフォンの胴体を貫きメインコアを破壊いや食い散らかされる。

 

天使「さっサンダルフォンが!!」

 

天使「誰だ!!」

 

一閃が放たれた方を天使達は見るとそこにはバイクに股がり右手に槍を持つ悪魔がいた。

 

悪魔「そんな木偶の坊は僕が食い壊すから意味ない

   のに………」

 

天使「よくも!!」

 

天使「俺らの希望を!!」

 

重い思いをしながら破壊されたサンダルフォンに涙を浮かばせながら天使達は剣を抜いて襲いかかるが、

 

ブルン!ブルルルルル!!

 

その悪魔はバイクを走らせると近くにある岩を飛び台にして上空へと飛ぶと、

 

悪魔「死に去らせ!」

 

ゴン!ズシュ!!

 

天使の顔面に車輪を当てそのまま天使もろとも着地し天使の頭を砕きそして手に持つ槍でもう1人襲ってきた天使の胴体を貫く。

 

天使「こいつ!!」

 

天使「野郎ぶっ殺してやる!!」

 

天使「気取り野郎が!!」

 

天使達はバイクに股がる悪魔に攻撃をしかけるが悪魔は槍の先端を巨大な口へと変化させ、

 

悪魔「食い散らかせロンギヌス!!」

 

その言葉と共に槍の先端に現れた巨大な顎は大きく開き襲ってくる天使達を食い殺す。

 

天使「なっロンギヌスだと!!貴様それは過去の我

   らの遺産だと言うことを知って使っているの

   か貴様!」

 

悪魔「あぁ知ってるともだがこの子は僕を主と選ん

   だんだそれなら使うしかないだろ?」

 

ニタリとその悪魔は笑うとその場にいる全員を刹那の瞬間で食い殺す。そのせいでその場に死体が出来ることはなかった。

 

悪魔「さぁ~てとそろそろ突っ込むか!!」

 

そう言い悪魔はバイクを走らせる。そしてこの悪魔の名を暴食の罪ベルゼブブと。

 

場所はうって代わりここマレの主要都市指令室では事態の収集のため混乱していた。

 

指揮「状況は!!」

 

指揮官が天使に聞くと天使は今の現状情報を答える。

 

天使「被害は深刻です!サタンにより残虐やレヴィ

   アタンによる殺害さらには明けの明星と呼ば

   れたルシファー元先輩までもが天使達を……」

 

指揮「くっ!重装備兵はどうした!最終兵器でもあ

   るサンダルフォンは!」

 

天使「重装備兵マモンにより全滅サンダルフォンは

   ベルゼブブによって破壊されました………」

 

指揮「うっ嘘だろ……」

 

と、言っている時だった。突然指令室の扉が勢い良く開かれそこには血だらけで腕を押さえる天使がいた。

 

天使「しっ指揮官…奴……らが………」

 

指揮「おい!」

 

その天使は倒れると指揮官はその天使の頭を膝にのせる。

 

指揮「お前達の部隊は!」

 

天使「がはっ……全滅し…ゲホッ!」

 

指揮「もういい喋るな……誰か…!医療兵を呼べ!」

 

天使「分かりました!!」

 

指揮官は傷ついた兵士をそっと寝かせて様子を見ようとしたその時だった。

 

天使「うっうわぁーーーーー!!」

 

先程医療兵を呼びに行った天使が悲鳴をあげた。

 

指揮「どうした!」

 

指揮官達は慌てて扉の先を見るとそこには血だらけとなり倒れる同胞達その中には皮を剥がされ筋肉だけとなった者までもがいた。

 

指揮「これはいったい!!」

 

その時だった背後から、

 

カチッ!

 

天使「昔に軍で余所見をするなって言われませんで

   したっけ♪」

 

先ほどのボロボロとなっていた天使が自分の頭に8インチ程のリボルバー式の拳銃を構え不気味に笑ってた。そして、

 

バンッ!!

 

銃を零距離から撃ち指揮官の頭を木っ端微塵に吹っ飛ばす。

 

天使「おっお前いったい何してんのか分かってるの

   か!!」

 

と、医療兵を呼びに行こうとした天使が言った時だった。

 

天使「知るかよバーカ♪」

 

シュンッ!ザシュ!!

 

天使「あっ…あぁぁぁ……」

 

その天使はどこからともなくスローイングナイフを投げ飛ばし天使の眉間にヒットさせ殺した。そして銃を持つ天使は後ろを向いて指令室を見るとそこには生きた天使達はもう誰もいなかった。理由はこの銃を持つ天使が全員音もなく殺してしまったからだ。

 

天使「やれやれ………」

 

天使は筋肉だけとなった天使に近づいて笑顔で、

 

天使「君の皮とても役に立ったよ♪」

 

そう言うとその天使は後ろに手をかけて徐々に自分の皮を剥いでいきやがて顔の皮を剥ぎ体の皮を剥ぐとその姿は天使ではなくそれは悪魔だった。

 

悪魔「さてと仕事♪仕事♪」

 

そう言うとその悪魔はリモコンのような物を取り出すとそのスイッチを押す。すると何処かで大爆発が起きた。

 

悪魔「武器庫は破壊したからこれでも燃えると」

 

そうして悪魔は武器庫の爆破スイッチを押して指令室を去っていく。そしてその去り際に、

 

悪魔「さてと残弾とスローイングナイフの在庫を

   確認しないと後リロードもしないと」

 

この悪魔、色欲の罪を持つ者その名をアスモデウスと。そして指揮官が殺られた事により戦場では指揮をする者がいないためより一層混沌と化した。

 

天使「指揮官への連絡がつながらない!!」

 

天使「何でだ!」

 

天使軍勢が混乱していると突然謎めいた音が聞こえだした。

 

ジャラ……ジャラ……ジャラ……ジャラ……

 

と、金属が何かで擦れる音が、

 

天使「なっ何の音だ!!」

 

そう言った時だった。その天使の頭は胴体と離れ地面へと落ちる。

 

天使「えっえっ!!」

 

天使は見てしまった。首を斬り落とした者の顔を武器をその者は大鎌を持ちその大鎌の持ち手には無数の鎖が巻き付いていたが何よりも印象として残るのはその死んだ魚のような目だった。

 

悪魔「楽に死ね………」

 

ザシュ!!

 

その悪魔は天使の首をマミり地面へと落とす。それを見ていた天使達は、

 

天使「こっこいつ!!」

 

そう言うと天使達はその悪魔に斬りかかるが

 

ジャラ!ジャラ!ジャラ!ジャラ!ジャラ!

 

その悪魔は鎖を解放し鞭のように鎖を振るい天使達の翼、天の輪や顔面等に直撃させ部位破壊をしていく。

 

天使「がはっ!」

 

天使「あがぁ~ー!!」

 

天使「くっ!魔法部隊!!」

 

1人天使がそう叫ぶと後ろの方で杖を構えていた天使達が一斉に呪文を詠唱し出しそれと同時に魔方陣が作られていく。だが大鎌を持つ悪魔はそいつらに手を翳して、

 

悪魔「アファジア!!」

 

そう唱えた瞬間だった。呪文を詠唱していた天使達の詠唱が聞こえなくなり魔方陣は消えた。そして声が出せなくなった天使達は困惑した。

 

悪魔「呪文などやらせると思うなよ?」

 

天使「なっ何だよ!お前ら!!」

 

悪魔「お前が知る必要はない………」

 

ザシュ!!

 

天使「ガァーーーーーーー!!」

 

天使は大絶叫をあげて死んでいく。そして悪魔は手に持つ大鎌を横へと凪ぎ払う。すると辺り一面を衝撃波が襲いかかる。

 

天使「うっうわぁ~ーー!」

 

天使「なっ何だよ!!これ!!」

 

天使達は吹っ飛ばされ地面へと落ちる。そして悪魔はただ一言、

 

悪魔「安らかに眠れ…その方が楽だ……」

 

その言葉を聞いた天使達は立ち上がろうと踏ん張る。だが天使達は突然の脱力が襲い段々ととやる気が削がれていった。

 

天使「くっやっやらなけれ…眠い……」

 

天使「眠る…な……」

 

辺り一面の天使達は深い深い眠りへとついていった。

 

悪魔「安心しろもうお前らは2度と目覚める事はな

   いだからゆっくりと眠るといいさてとこいつ

   らはベルゼブブとアスモデウスに渡すか」

 

その悪魔怠惰の罪を持つ者その名をベルフェゴールと。

 

そして7人の悪魔は門の前へと集結した。

 

ルシ「お疲れさま♪」

 

マモ「お疲れ……」

 

サタ「暴れ足りねぇな!」

 

ベゼ「まぁまぁ……」

 

レヴ「あいつらが憎い憎くてたまらない……」

 

アス「こいつはまだ言ってるのかよ……」

 

ベル「…………ダルい……」

 

7人の軍服を着ている悪魔達それらをある者はこう呼んだ。

 

ルシ「さぁ行くわよ♪」

 

レヴ「ウイッス……」

 

サタ「歯応えねぇ~な……」

 

マモ「は~帰りたいな~……」

 

ベゼ「読書がしたいな……」

 

アス「帰ったら銃の手入れもしないとな……」

 

ベル「………………………………」

 

それらを7つの大罪者とそしてこの都市は数時間もたたぬ内に跡形もなく消え去り天使達の生存者はたったの1人。そして天使以外で生存したのは七つの大罪のみだったのだった。



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第3話 課せられた任務

マレの大地を壊滅させてから数ヵ月の月日が流れる。7つの大罪達は最後の大地となるソルへと侵入しそこにある街に拠点を構えていた。

 

アス「バレルは良し…次にシリンダーを……」

 

レビ「あぁ~ーここ間違えた!!」

 

ルシ「はぁ~この世界は本当に鬱になりそう」

 

サタ「本当にその通りだ…つまらん……」

 

マモ「ベルゼブブ君それ気に入ってるよね」

 

ベゼ「まぁな♪俺の相棒だからな♪」

 

ベル「………………」

 

と、いった感じで拠点でゆっくりとしている時だった。中央のテーブルに設置してある水晶に顔が写りだした。その顔は皆から見てもわかるムサイおっさんだ。

 

? 「七つの大罪達よ!」

 

と、その口を大きく開いて言うと7人の悪魔はその水晶をちらりと見るとまた各自の趣味へと没頭し出した。するとその水晶に映った顔は眉間にシワを寄せながら、

 

? 「七つの大罪達よ!!」

 

今度はもう少し大きく声を出すが全員まさかの全員無視だ。そしてとうとう……

 

? 「いい加減に聞け!!」

 

と、大声をあげた時だった。その場の7人はというと……

 

サタ「FU○KYOUー!死ねクソ野郎!」

 

ルシ「爺なんかよりロリ出しなさい!ロリ!」

 

レビ「おめぇのせいで修正箇所がまた出来ただろ

   憎たらしい!!」

 

アス「カエレw」

 

ベゼ「ブー!ブー!ブー!ブー!」

 

マモ「うわっ…皆この反応だよ……」

 

ベル「………………………………」

 

流石のこの反応のためか水晶に移るおっさんはイラ立を覚えても仕方はない。

 

? 「貴様ら!これでも王だぞ!!」

 

アス「知るかよバーカ」

 

ルシ「ロリじゃないなら失☆せ☆ろ♪」

 

サタ「マジで帰ってれてか死ね!」

 

ベゼ「お前に興味なしやはりしロリだな………」

 

ここまで言われると目の前のおっさんの堪忍袋はもはや決壊すんぜんだ。

 

? 「ぐぐぐっ………俺の話を黙って聞くのはマモン

   とベルフェゴール以外で居ないのか!」

 

その言葉を聞いたマモンはある言葉が引っ掛かった。その言葉とはベルフェゴールという言葉だ。マモンはよくベルフェゴールを見ると、

 

マモ「えっと…ソロモン王……ベルフェゴール君その

   寝てます………」

 

ソロ「何!?」

 

水晶に写る顔もといソロモン王と今この場にいる6人はベルフェゴールをよく見ると、

 

ベル「……zZZ……zZZ……」

 

まさかの爆睡だ。目を瞑って黙想しているかと思いきや寝ているのだ。するとソロモン王は更に怒りを覚え怒声をあげて、

 

ソロ「起きろベルフェゴール!」

 

バチンッ!!

 

ベル「ちっ…うっせぇな……」

 

ソロモン王の怒声でベルフェゴールが起きた。だがベルフェゴールの顔は結構イライラしていたが、

 

マモ「えっえっと……ソロモン王その用件は?早く

   済ませる事をお勧めしますが?」

 

マモンの言葉を聞いたソロモン王は確かにと思うとさっさと終わらせようとする。

 

ソロ「あっあぁ‥‥それではゴホン!七つの大罪よ

   マレへの侵略ご苦労だったお前らの活躍で

   残る大地はここソルだけとなった」

 

サタ「つってもよ‥‥全能神討伐するのにだいぶ兵

   を使っちまったからな………」

 

ルシ「最終的にはマレ辺りから私達だけで侵略す

   る羽目になったのよね…はぁ……」

 

ソロ「それでだ君らの新たな任務はおい‥‥まさか

   ベルフェゴールまた寝てのるか?」

 

ベルフェゴール以外の七つの大罪とソロモン王はベルフェゴールを見ると……

 

ベル「…zZZzZZ……」

 

またもや寝ていた。そしてソロモン王は水晶で顔色は分からないがあっちでは顔は真っ赤なのは水晶を通してでも良く分かる。そしてその口を開いて、

 

ソロ「貴様…起きろ!!」

 

ブチッ!!

 

と、ソロモン王が言った瞬間、何かがぶちギレた音がした瞬間だった。

 

 バリン!!

 

ベルフェゴールは水晶を片手で掴むとそれを壁に向かってスパーキングもとい思いっきり投げ飛ばした。勿論そんなことをすれば水晶は粉々だ。

 

ベル「ギャーギャーギャーギャーうっせぇな発情期

   の猫かてめぇはこの野郎!!こっちは徹夜続

   きなんだよ!!寝かせがれ!!長年独身王の

   クソジジイ!!」

 

睡眠を妨害されたベルフェゴールの怒りは頂点に達した。ここ最近は徹夜続きが多く寝る暇もあまり無いためよりいっそうイライラしていた。

 

マモ「いやベルフェゴール君!もう壊れてるからね

   しかも聞こえてないからねそれ!」

 

ルシ「あちゃ~…粉々……」

 

サタ「やりやがったぞ彼奴♪」

 

アス「ハハハハやっちまったな♪」

 

ベゼ「彼奴もストレスが貯まってるからなこいつも

   溜まってるけど……」

 

レビ「そりゃね……」

 

と、言っていたがルシファーがベルフェゴールに、

 

ルシ「しょうがない‥‥ベルフェゴール貴方は食料な

   どの調達してきて」

 

ベル「はぁ?何でだよ?」

 

ルシ「水晶壊したから♪」

 

流石のベルフェゴールも少しやり過ぎたと反省しているのか頭を掻きながら、

 

ベル「ちっ分かった…行ってくるからその間に水晶

   は直しておいてくれ………」

 

そう言うとベルフェゴールは軍服の上着を着て自身の武器である大鎌を背負うと扉を開けて外へと出ていく。

 

ベル「マジでイライラするあの爺が……」

 

ベルフェゴールは階段を登っていきやがて路地裏へと出る。七つの大罪達の今の拠点は町の路地裏にある隠れ家的な地下店だ。そこはかつてはコジャレてる喫茶店でもやっていたのか蓄音機にソファーやテーブルも充実していた。そのためベッド等の代わりにもなるので良い隠れ家だ。だが少し不満な所もある。それは、

 

ベル「…ちっガキ共もうるせぇな……」

 

ここソルでは貧困が激しい。理由は自分達が丹精込めて作り上げた食べ物の内9割方は全能神の供物として捧げている。聞こえは言いが実際的にはここの住人達の殆どは天使達の家畜みたいなものだ。何せもう全能神はいないのだから。天使達は大人達を上手く洗脳して宗教へと没頭させ子供は汚い泥の中を這いずり回りながら生きろとそんな感じだ。そこに天使が救いの天使を演じればそれに感化されてまた信者が増える。それは最早悪循環としか言いようがない。

 

ベル「薄汚ねぇ街だ………」

 

ドスッ……

 

子供「ごめんなさいそれじゃ………」

 

子供はベルフェゴールに当たり謝るとその場からそそくさと逃げるかのように歩こうとすると……

 

ガシッ!

 

ベル「おいガキ俺から盗みをしようといい度胸だ

   なぁ?お前のお手ての爪を全部剥ぐぞ♪」

 

子供の肩を一瞬で掴みそう発言した。敢えて言う。基本やる気は出さない理由は至極簡単で面倒くさいからだ。だが自分に降りかかる火の粉となると話は別だ。その火の粉は振り払え、根本を根絶しろ。それが自分の心情だ。そのせいかベルフェゴールは笑顔だったが殺気を放っていた。子供はそんな殺気を感じて涙目になっていた。

 

子供「ごっごめんなさい!!」

 

そう言いベルフェゴールから盗んでいった物を落として去っていった。

 

ベル「度胸もねぇクソガキが………」

 

ベルフェゴールは落ちたもの物を拾い上げてそれをポケットにしまうと、

 

ベル「さて何処を物色するか……」

 

そうしてベルフェゴールは街を散策し家へと入り食料を持てるだけ持っていく。この世界は9割方を供物とし捧げるため自分達が食べる分とは別にして管理している。そのため盗るのは何ら難しくはない。

 

ベル「やっぱり量は少ねぇな………」

 

本当なら大聖堂の食糧庫を物色すればもっと沢山盗れるが今日は週に3回程行われる礼拝の義があるらしく人が集まりすぎているため避けてきたのだ。

 

ベル「まぁこんだけありゃ何とかなるか……」

 

そう言うとベルフェゴールは食糧の入った袋を持つと家から出てすぐに路地裏へと向かう。通るルートは大聖堂の壁側面を歩いて行くルートが早いためそこを通ろうとすると……

 

少女「止めてったら!!」

 

ベル「まったくここでもガキ共はよ………」

 

そこへと歩いていくと子供達は自分の存在に気づくと鬱憤を込めて、

 

ベル「邪魔だ失せろクソガキ共が……」

 

そう述べると少女を囲んでいた子供達はそそくさと逃げていったが少女だけはそこに残っていた。ベ面倒くさいと思いながら、

 

ベル「……おいガキ……てめぇも失せろと言った筈だ

   が?」

 

そう言うと少女は強気にベルフェゴールにもの申した。

 

少女「ガキじゃない!私にはオルビスっていう名前

   があるの!!」

 

ベルフェゴールから見てその少女もといオルビスは中々この辺じゃ見ない度胸のあるガキだと思ったが寝起きがまだ悪いのかオルビスを睨み、

 

ベル「けっガキがしゃしゃるなイラつくから朝の寝

   起きがキツくてイライラしているのによ殺る

   ぞ?」

 

その言葉を聞いたであろうオルビスは冷や汗が流れ一瞬だが動きが硬直したのが様子を見て分かったがすぐに食って掛かってきた。

 

オル「言うわよ!言いたい意見はしっかりと言うの

   が私の心情よ!それに貴方の言っている事は

   ただの八つ当たりよ!」

 

それを聞いたベルフェゴールは反論できなかった。何せ目の前でオルビスが言ったことは全てその通りなのだから。完敗だと言わんばかりに舌打ちをしてしまう。

 

ベル「ちっクソガキが……興が削いじまった…運が良

   いなおいクソガキ」  

 

オル「何よ?」

 

男性「さっさと帰れここはお前の居て良い所じゃな

   いこれは忠告だ後せめて通るなら表通りを歩

   け………」

 

ベルフェゴールはこの面倒な少女と関わるとより一層面倒になると思いすぐに隠れ家へと帰ろうとすると……

 

ガシッ!

 

その少女はベルフェゴールの軍服の上着に掴まった。ベルフェゴールは面倒くさそうに、

 

ベル「まだ俺に何か用があるのか?」

 

オル「……迷子…」

 

ベル「はっ?」

 

オル「だから私…迷子……何処から来たのか分から

   なくなっちゃって……」

 

それを聞いたベルフェゴールの内心はただこう思っていた。

 

ベル(関わるんじゃなかった……)

 

あまりにも面倒くさい。だからこそベルフェゴールは、

 

ベル「誰かに聞け俺は用が終わったばかりだから

   帰って寝る……」

 

ベルフェゴールはそう言うとそそくさと歩いてオルビスから逃げようとしたが……

 

ズズッ……ズズッ……

 

一向に服を離そうとしない。それどころか引きずってでも止めようと踏ん張っていた。流石のベルフェゴールもしょうがなく思い、

 

ベル「あぁ~!分かった!!お前は何処のゲートか

   ら来たんだ!ゲートまでなら送ってやるから

   いい加減離せガキが!」

 

それを聞いた少女は服を離して嬉しそうに跳び上がり、

 

オル「やった~♪」

 

ベル(本当面倒なのに関わっちまった……)

 

ベルフェゴールは嫌々ながらもしょうがなく道を案内することとなった。そして肝心の目的地について聞く。

 

ベル「だからまず何処のゲートから来たかってのを

   教えろ……」

 

オル「えぇとねゲートから白い壁が見えるゲートだ

   よ?」

 

ベルフェゴールはそこを知っていた。恐らく自分達の最終目標…四大天使達が居座る城なのだから……

 

ベル「そういうことなら彼処か…行くぞ……」

 

ベルフェゴールは後ろを向いてすたすたと歩いて路地裏へと入っていく。それを、

 

オル「あぁ~待ってよ!!」

 

そう言いながらオルビスもついていくのだった。

 

オル「ねぇお兄ちゃん私はオルビスって言うんだ♪

   ねぇ名前は?」

 

名前を聞かれたベルフェゴール。だがあまり名前を答えるわけにもいかない。それに出会った当初で名前を名乗るなど馬鹿馬鹿しいとしか考えていない。故にベルフェゴールは、

 

ベル「名乗る名はない…黙ってろクソガキ……」

 

そう言うとオルビスは更に質問をしてくる。

 

オル「うぅ~んならさここって良い街?」

 

と、あまりにもバカ丸出しの発言をオルビスはするとベルフェゴールは

 

ベル(こいつアホか?)

 

そう内心で思っていたが仕方なく答える。

 

ベル「はぁお前から見てここが良い街なんかに見え

   るか?」

 

オル「えっ?」

 

ベルフェゴールは今の惨状を貧困を少女に答えた。

 

ベル「ここは吐き溜まり達が集うような街だここの

   大人はカス………しまいにはお前を襲ったガキ

   共あいつらはよただ単に食べ物に餓えている

   せいであそこまで性格がギスギスしてるとき

   た………」

 

オル「食べ物がないの?」

 

ベル「あぁそうだ全部、神の供物神の供物って奉納

   ってしてんだ………聞いてるだけで吐き気がし

   てくる………」

 

そう言うとオルビスは何とも言えないような表情をしだした。どうやら相当今の話がキツかったのだろう……するとオルビスはキョロキョロと辺りを見渡して、

 

オル「ねぇ大人の人は………子供なら大人がいるよね

   ……?」

 

オルビスの言葉を聞いたベルフェゴールは内心「こいつは本当にバカだな」と思いながら話をしだした。

 

ベル「お前はまだ分からねぇのか?大人がこんなん

   だからこうやってガキ共が盗みやらやってい

   るんだろ………ここの大人達は全員は下らない

   信仰に夢中になって子育てを放棄し故にあい

   つらガキ共には道徳心何てものも教えて貰っ

   てすらないんだよ………いい加減覚えろ」

 

オル「………………………」

 

ベルフェゴールはオルビスを見ると顔をうつ向かせていた。

 

ベル(言い過ぎたか?まぁこの現実を教えるのも

   年配者の勤めか……)

 

そうしてベルフェゴールとオルビスはしばらく会話をしないで歩き続けるとベルフェゴールは立ち止まると、

 

ベル「ほらあそこだろ?」

 

それを聞いたオルビスはその光景を見て顔が少しだが明るくなった。

 

オル「ありがとう…ここまで送ってくれて……」

 

そう言われたベルフェゴールはあの忌々しい城を見て少し不機嫌になり、

 

ベル「ちっ…さっさと帰れ……ここはお前には汚な

   過ぎるからよ……」

 

後ろを向いて歩き出した。その間にオルビスが後ろ姿を見ていたような気がしたがまた面倒ごとが増えるのはごめんだと思い振り向かず隠れ家へと帰った。

 

魔王移動中……

 

ベルフェゴールは拠点へと帰るとそれを皆が迎える。

 

マモ「お帰りベルフェゴール君♪」

 

サタ「帰ったか……」

 

ベゼ「おぉ…お帰り……」

 

アス「うっす……」

 

レビ「お帰り~」

 

ルシ「あらお帰りなさい」

 

ベル「あぁ…それで水晶修理できたか?」

 

ベルフェゴールは先程寝起きの怒りに任せて自分でスパーキングして壊した水晶について聞くと、

 

ルシ「えぇもう終わってるわ♪マモン君繋げて

   くれない?」

 

マモ「いいですよ♪」

 

そう言うとマモンはチャンネルを会わせる。するとそこに先程のムサイおっさんことソロモン王が水晶から顔を出す。

 

ソロ「やっと繋がったか…ベルフェゴール貴様!」

 

と、ソロモン王が文句を言おうとするとベルフェゴールは食料の入っている袋を広げる。

 

ベル「ほら飯持ってきたから持ってけよ…」

 

全員「わぁ~い」

 

6人はそれぞれ食べたい物を持っていこうとすると、

 

ソロ「貴様ら!!」

 

ソロモン王がまた大声で怒鳴り散らす。だがやはりそれについて文句が飛んできた。

 

ベゼ「食事ぐらい静かにしろ!!

 

サタ「うっせぇ!黙れヘボ魔法使いが!!」

 

ソロ「こっこいつら……(!!)

 

マモ「えっえっと……食べながら聞くんでお話をお

   願いしますね……」

 

マモンに諭されたソロモン王は悔しそうにしながら説明を始めた。

 

ソロ「くっ………まぁ良いでは色々あって言いそび

   れたが今回の任務はある計画を潰して四大

   天使達を始末してほしい」

 

ルシ「ある計画?」

 

ソロ「あぁそうだその計画の名は全能計画だ」

 

アス「全能計画?」

 

七つの大罪達がどういうことか分からなかったがソロモン王はそれについて詳しく説明をした。

 

ソロ「その計画は新たな全能神を誕生させる計画

   とでも言っておこう」

 

サタ「おいそれマジな話か?」

 

ソロ「無論‥‥そしてその内容は全能神の細胞から

   新たな全能神を造り出すことなのだが‥‥」

 

マモ「だが何ですか?」

 

ソロ「最悪な事にその新たな全能神は誕生してしま

   っている」

 

ルシ「……そう…………」

 

ソロ「だが良いことと言えばまだその新たな全能神

   まだ幼いそのため七つの大罪達よりまだ弱い

   故に討伐は簡単に可能だろう………」

 

ベゼ「…はぁ~ん……そうかい……」

 

ソロ「あぁこのまま野放しにさせれば奴等は新たな

   全能神を迎えその力でお前らを潰し自分等の

   良いように世界を作る事だろう………さすれば

   こちらの世界にまで侵食されるのも時間の問

   題となる」

 

レビ「つまりそうなる前に潰せって事だよね?」

 

ソロ「その通りだそこでお前らに与える最終任務の

   内容は全部で3つある………1つの任務は四大

   天使達を全員抹殺しろ2つ目は全能神復活に

   使った魔術道具及びにその魔術道具の設計図

   を破棄し抹消しろそして最後は新たな全能神

   を殺せ………それが貴殿らに送る最後の任務の

   内容だ」

 

ソロモン王からの最後の任務を聞いたこの七つの大罪の隊長ルシファーは代表として返事をした。

 

ルシ「………了解したわ」

 

ソロ「貴殿らか贈られる吉報を期待しよう」

 

そう言うとソロモン王は通信を切断した。

 

ルシ「まぁ大体は分かったわアスモデウス明日から

   情報収拾して頂戴」

 

アス「了解~♪」

 

ルシ「後はここの街で待機よ!」

 

そうして七つの大罪達は任務を貰いそれを実行するために動き始めるのだった。



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第4話 願う平和な世界

ベルフェゴールと出会いから3日後オルビスは何時ものように目覚めた。

 

オル「……うぅ~ん」

 

何時もなら気持ちのよう朝なのだがここ最近のオルビスは朝は気持ちよく起きれない。理由は壁の外で見てしまった惨状だ。餓死する者やカルト的宗教他にも盗みや殺人が起こる残酷で想像よりかけ離れた街のせいだ。

 

オル「……はぁ…………」

 

オルビスは何時ものように溜め息を吐いてベッドから出て何時ものように食堂へと向かう。その通り道で自分の母のような存在であるウリエルと出会う。

 

ウリ「あらオルビスおはようございます♪」

 

オル「おはようウリエル様‥‥ねぇウリエル様」

 

ウリ「何ですか?」

 

オル「壁の向こうにある世界って皆幸せに暮らして

   いるの?」

 

と、言う質問をした。普通なら幸せな生活などしていないと言うがウリエルの返答は違った。

 

ウリ「皆さん仲良く幸せに暮らしてますよ♪」

 

オル「……そう…なんだ♪」

 

オルビスはこれ以上の追求は止めた。オルビスからしてみれば育ての母親のようなウリエルに失礼とも考えたからだ。

 

オル「それじゃ朝ごはん食べてくるね♪」

 

ウリ「えぇ♪行ってらっしゃいオルビス♪」

 

そうしてオルビスは食堂へと向かった。その背中をウリエルは黙って見つめてその場を去った。そしてオルビスは食堂へと向かう途中の事だった。つきあたりの過度を曲がろうとした瞬間、

 

ドスッ!

 

オル「キャッ!!」

 

ガシッ!

 

天使「すいません大丈夫ですか?」

 

ぶつかって後ろに倒れそうになった時ぶつかった天使がオルビスの手を掴み体制を戻す。

 

オル「ごめんなさい余所見していて……」

 

天使「こちらこそすいませんでした」

 

オル「それじゃ私ごはんを食べに行くから♪さよ

   うなら♪」

 

そう言いオルビスはその天使に背中をむけて去っていった。その時その天使は、

 

天使「あれがターゲットか………」

 

そう言いその天使はその場から去った。そしてオルビスは朝食を食べながらもう一度あの街へ行こうと考えた。あの男性にベルフェゴールに会えば何かが変わると思ったからかだ。視点は変わりここはソルにある街ここでは常に全能神に人間達は供物を捧げて祈りをしている。現代から見ると異形のような街であろうそこにある大聖堂の地下では、

 

ドスッ!

 

天使「ぐっふ!!」

 

ベゼ「ほらさっさと吐けよ……」

 

ベル「…………」

 

大聖堂の地下は所謂拷問部屋が備えられていた。全能神を侮辱する者やその使いである天使を侮辱する者を捕らえ拷問する部屋だが今回は違った。そこにいるのは悪魔の2体であるベルゼブブそしてベルフェゴールの2人が天使を拷問していた。

 

天使「きっ貴様ら俗虫に話すことなどない!!」

 

なおこの天使は供物として捧げられた食糧を回収しに来た所を2人が拉致して大聖堂の地下にある拷問部屋へと連れてきたのだ。

 

ベゼ「こいつ本当にウザいな話すことは話せ全能計

   画………あれを立案し実行へと移した奴そして

   造られた全能神の事について教えろ……」

 

天使「教えるかバカが!」

 

ベゼ「………はぁこの手だけはお前らでも使いたくは

   なかったんだねどな」

 

ベルゼブブは溜め息を吐きつつ後ろを振り向いて座って寝ているベルフェゴールの肩に手を置いて、

 

ベゼ「ベルフェゴール君ににバトンタッチするよ」

 

そう言われたベルフェゴールは目蓋を開けてゆっくりと立ち上がり拘束されている天使へと近づく。

 

天使「貴様らが何をしようが話さないからな!どん

   な尋問や拷問をしようが俺は負ける気はない

   のだよ!」

 

ベル「そうかならお前にはこの方法で聞くとしよう

   か………」

 

ベルフェゴールは天使の顔の近くに手をかざすと、

 

ベル「アディクション………」

 

天使「……何にも起こらんぞ?逆に何でか体がポワ

   ポワとしていて気持ち良いぞ♪」

 

そう言い天使が気持ちよくなっているのはほんの僅か数秒だった突然天使は、

 

天使「お前の魔法は失敗か♪バーk…‥…うっウガァ

   ーー!!!」

 

苦しみ始めた。拘束されている体を必死に動かしながらベルフェゴールに、

 

天使「おっお願いだ!!その魔法をもう一度!もう

   一度!!」

 

ベル「なら吐けよ貴様が知っている情報全て」

 

それを診ていたベルゼブブはただ顔を少し青くして、

 

ベゼ「中毒による依存症か………流石は拷問官やる

   ことがえげつないな」

   

天使「わっ分かった!!だから!」

 

ベル「先に話せよ?」

 

天使「おっ俺は一般下級兵士だ!知ってるのは全

   能計画を造ったのはがっガブリエル様とい

   っいのはきっ聞いた!!」

 

ベル「他には?」

 

天使「そっそれだけだ!たっ頼むから!もっもう

   一度その魔法ををををををを!」

 

ベル「うっせぇいい加減に死ねよ………」

 

パチンッ!

 

ベルフェゴールは指パッチンをすると天使はそこで盛大に口からおう吐しその中には真っ赤な血も混じっていた。そうして数分後には息をしなくなった。

 

ベル「さてと帰るか………ベルゼブブどうした?」

 

ベゼ「いやロンギヌスの手入れをするから先に帰

   るね………」

 

そう言いベルゼブブはそこから足早に立ち去った。その場に1人だけとなったベルフェゴールは、

 

ベル「ガブリエルは彼奴に譲ってやるか」

 

そう呟いてベルフェゴールもそこから立ち去り残ったのは天使の骸だけとなった。そうしてベルフェゴールは教会から出て路地裏を歩こうとすると、

 

ガシッ!

 

ベル「うん?」

 

突然後ろの方に体重がかかるかのように歩くのが重くなる。ベルフェゴールは後ろを振り向くと、

 

オル「……あは♪」

 

何故かオルビスがいた。また面倒なのに関わったと思うと即座に歩こうとしたが、

 

ズズッ!ズズッ!ズズッ!

 

オルビスが後ろに全体重をかけてベルフェゴールを止めようとしてくる。そしてとうとう、

 

ベル「あぁ~ーー!!なんだ今度は!お前3日前に

   ここには来るなと言っただろうが!!」

 

オル「えぇ~酷くない?せっかくお兄ちゃんに会い

   に来たのに?」

 

ベル「はぁ!?」

 

どういう意味かベルフェゴールには分からなかった。何故、自分に会いに来たのかそれが良く分からない。

 

オル「ねぇお兄ちゃんそろそろ名前を教えてよ♪」

 

ベル「名乗る名はねぇって言ってんだろ………」

 

オル「ならお兄ちゃんのあだ名はクソ野郎ね♪」

 

ベル「女のガキがクソとか言うな!」

 

流石のベルフェゴールもこれにはツッコミをいれた。何せ半ば十代の少女がそんな事を言えばツッコミたくもなる。だがオルビスは、

 

オル「クソ野郎さん前より喋るね♪」

 

なお今回のベルフェゴールは前回のあれがあったため今回は結構長く寝ていた。故に機嫌はそんな悪くはない。

 

ベル「もういいそれよりもお前さっさと離せそして

   帰れよ」

 

オル「いやだ♪クソ野郎さんここで町を見渡せる場

   所ってない?」

 

ベル「はぁ?何でまた?」

 

なおベルフェゴールはツッコミを放棄した。これ以上ツッコンでも面倒くさいと考えたからだ。そしてベルフェゴールの言ったことに対しての返答がくる。

 

オル「う~ん上から見てみたいじゃん♪」

 

ベル「…………街の全体的な景色を見せれば解放するん

   だよな?」

 

オル「うん♪約束するよ♪」

 

ベル「ちっしゃ~ねぇ~な……」

 

ベルフェゴールは背中に背負っている大鎌を手に持ち中腰になって立つとオルビスに向かって、

 

ベル「ほら……背中に乗れ……」

 

オル「うん?」

 

オルビスはベルフェゴールの指示にしたがって背中に乗るとベルフェゴールはおんぶの両用で立ち上がり、

 

ベル「しっかり掴まってろ」

 

そう言うとそこから跳躍をした。壁から壁を蹴っていく。背中でおんぶされているオルビスは目をキラキラさせながら興奮した。

 

オル「すご~い!!」

 

ベル「喋ると舌を噛むぞ………」

 

そうしてベルフェゴールは壁蹴り跳躍をしていって大聖堂のてっぺんへとたどり着く。

 

ベル「ほらこれがこの街の景色だ……」

 

オルビスはおんぶされた状態からこの街の全体的な景色を眺めた。屋根のペンキはみな剥がれ壁は修繕されることない活気のない街を、

 

オル「ねぇ…クソ野郎さん……」

 

ベル「何だよ……」

 

オル「私ねみんなが可哀想に見える生まれてすぐに

   こんな現実があるなんて仕打ちとしか言えな

   いよ………」

 

オルビスは自分の生活を見直してそう答えた。自分にはふかふかの布団や毎日3食の食べ物それら全てをとってオルビスは恥ずかしくなった。だがそんな事は言えなくても言えない言えば絶対に嫌われるから。だがベルフェゴールは、

 

ベル「俺は可哀想には見えないなぶっちゃけ他の奴

   がどんな生き方をしようがどんな死に方をし

   ようが俺には興味がない………」

 

かつて交わりというものを考えた。。その時にベルフェゴールの出した結論は幸せな交わりなどないという答えを出した。理由はいずれ人間は愛した人物を裏切り別の交わりに走っていく。他には好きという言葉そんな形だけの言葉それにすらも失望した。故にベルフェゴールからすれば大抵の事を信用しなくなった。そして結論を出し交わりに対して失望し興味をも消え失せた。

 

ベル「故に彼処にいる奴らがどうなろうが知ったこ

   っちゃないって話だ………」

 

と、ベルフェゴールが言った時だった。背中でおぶられているオルビスは、

 

オル「なら何で私の願いを叶えてくれるの?興味が

   ないなら貴方は引き受けないはずよね?」

 

ベル「…………お前がいちいち俺に構ってくるから俺

   は仕方なくやってるだけだ勘違い………」

 

オル「いいえ貴方はそう言うけどそれだったら貴方

   はさっさとその脚力で逃げれば良いと思うも

   の………だから本当の貴方は生ある者に興味が

   あるんだと思うんだ♪私にも生があるから」

 

ベル  !!

 

この時この少女もといオルビスは何者だと錯覚するぐらいに驚いた。自分の心を見透かしてるそんな気が起こるぐらいこの少女は自分の本当の心理を当ててきたのだ。そう確かにその時から生に興味すら失せたがここ最近はそれが無くなっていた。理由は3日前に出会ったこの少女もといオルビスからだった。最初に出会った3日前その時は眠気とイラつきでイライラはしたがその翌日になって考えた。殺気を当てても逃げずなおかつ自分に反論してきたのは人間で彼女だけだったからだ故に興味が湧いたのだ。

 

ベル「ククク………ハハハハハ♪」

 

オル「あっ笑った♪」

 

ベル「お前が初めてだよ俺の心を見透かした奴は

   よ………本当に面白い奴だな♪」

 

オル「ふふっそれが私ですから♪」

 

そうして2人はしばらく大聖堂のてっぺんで上からの景色を眺めると、

 

ベル「そろそろ下に降りるぞ」

 

オル「うん♪」

 

そうしてベルフェゴールはオルビスを背中に乗せて下へと降りてオルビスを地面へと降ろす。

 

ベル「さてと…さっさと帰んな……」

 

オル「ねぇ…クソ野郎さん……」

 

ベル「何だ?」

 

オル「私はね皆が仲良く暮らせる世界が欲しい」

 

ベル「それは俺には実現は出来ないなだがそれがお

   前の夢なら出来るんじゃないのか?」

 

それを聞いたオルビスは笑顔となってベルフェゴールに頭を下げて、

 

オル「ありがとうクソ野郎さん♪それじゃここに長

   居したら皆が心配するから帰るね♪」

 

そうしてオルビスはその場から去っていった。残ったベルフェゴールはオルビスの背中が見えなくなるまで見届け自分も隠れ家へと帰る。そうしてベルフェゴールは隠れ家へと帰ると……

 

ベル「ただいま……」

 

ルシ「あら♪ロリコン仲間のベルフェゴールお帰

   り♪」

 

ベル「…………はぁ?」

 

突然ルシファーが訳が分からないことを言い出したためベルフェゴールが頭を悩ませると、

 

マモ「ベルフェゴール君………さっき女の子と話し

   て一緒に大聖堂を登って景色とか見てたよ

   ね?」

 

どうやら他のメンバーに見られていたようだ。それに対してベルフェゴールは反論する気もないので肯定した。

 

ベル「まぁそうだな………」

 

ルシ「これで貴方も同志よ♪」

 

ベル「俺をロリコン扱いするなっての」

 

と、会話をしていると奥で音楽を聴いていたサタンが此方にやって来る。

 

サタ「よぉ~帰ってたのか♪」

 

ベル「まぁな‥‥あれ?ベルゼブブとレビィアタン

   の2人は?」

 

ルシ「それなら………レビィアタンはあっちで勉強

   してベルゼブブは奥で自分の相棒の手入れ

   をしてるわよ♪」

 

よく見てみると確かにテーブル席でレビィアタンは何か勉強をしていてベルゼブブは先程言った通りにロンギヌスの手入れをしていた。だがその時だった。後ろから扉が開く音がした。4人が後ろを振り向くとそこには天使がいた。

 

サタ「天使………じゃねぇよな?」

 

天使「それゃそうだよ♪」

 

天使は自分の皮をめくっていくと皮の中にいたのは情報収集の任務に出ていたアスモデウスだった。

 

アス「よっ♪情報を持ってきたぜ♪」

 

ルシ「まぁ他2人は忙しそうだから後で私が伝えて

   おくわ………」

 

アス「まっ別に構わないけど‥‥それで言われていた

   情報はまず全能計画に使われたとされる機器

   およびに設計図について機器はまだ破壊する

   には早いからそのままにしておいて設計図は

   破棄してきたよ♪」

 

ルシ「やる~♪」

 

アス「それで次に城の構造だけどまさしく鉄壁の城

   塞だ侵入するなら門しかなさそうだな………」

 

サタ「破壊なら任せろよ♪」

 

アス「そして最後に誕生した全能神についてそいつ

   の名前と容姿についてだね」

 

マモ「どんな感じなの?」

 

アス「まず容姿はルシファーやベルゼブブが好きそ

   うなロリだったよ……」

 

それを聞いたルシファーは目をキラキラさせて、

 

ルシ「何ですって!あのムサジジイからロリですっ

   て!それを早く言いn……」

 

ベル「はいはい………それで名前は?」

 

ベルフェゴールはルシファーを抑えてアスモデウスに名前を聞くと、

 

アス「あぁ新たな全能神の名前もといコードネーム

   はオルビスだとか………」

 

それを聞いたベルフェゴールはキョトンとして言った事が分からなかったのか……

 

ベル「パッ……Pardon?」

 

アス「だからオルビスだって……」

 

ベルフェゴールの「もう一度言ってください」を聞いたアスモデウスはそのターゲットの名前を再度答えるとベルフェゴールは、

 

ベル「…………oh…」

 

ルシ「…………まさかあんた知り合いじゃ?」

 

ベル「いや…いやいや……まさかな♪」

 

ルシ「そう‥‥とりあえず明日にでも進行するわよ♪

   そんで一気に叩き潰すわあの天使達を!」

 

それを聞いたこの場のベルフェゴールとルシファーを除いた3人は、

 

サタ「おう♪」

 

アス「……了解~♪」

 

マモ「さぁ~てと準備をしないとな………」

 

ルシ「あの外道天使達はボコボコよ♪」

 

楽しそうに4人は奥へと行った。そして残ったベルフェゴールはただ一言、

 

ベル「マジかぁ……」

 

ただそう呟くしかなかった。そして一方のオルビスはといつと、

 

オル「ウリエル様何かご用ですか?」

 

オルビスはウリエルに呼ばれて会議室のような部屋に来るとそこにはウリエルの他に3人の天使達がいた。

 

ウリ「紹介するわ……右からガブリエル……」

 

ガブ「よろしくね♪」

 

ウリ「次にミカエル……」

 

ミカ「はじめましてオルビス♪」

 

ウリ「そしてラファエル……」

 

ラフ「こんにちは♪」

 

と、ウリエルが自分以外の天使を紹介するとオルビスはどういうことかと思いウリエルに聞く。

 

オル「ウリエル様………えっとそれよりも何で私を

   呼んだの?」

 

ウリ「おっとごめんなさいね♪実はここにもう少

    ししたら私達の敵がやって来るのよ」

 

ガブ「それで君にも戦って貰いたくてね♪」

 

それを聞いたオルビスはウリエルに敵とは誰なのか聞く。

 

オル「えっとその敵って誰なの?」

 

ウリ「私達天使や人間達にとっての敵………その名

   も悪魔です………」

 

オルビスは聞いたことがあった。昔にウリエルに読んでもらった本に載っていた天使達最大の敵対者おそらく街をあんな状態にしたのも全て悪魔のせいだとこの時思った。故にオルビスは迷わなかった。平和な世界を作るために戦うと決意したからだ。

 

オル「…ウリエル様方……私に戦う力を下さい!」

 

ウリ「よくぞいいました♪」

 

ガブ「なら君に力を与えてあげるよ♪」

 

ラフ「さぁ力を与えましょう♪」

 

ミカ「貴女に裁きの力を……」

 

そう言うと4人の天使達はオルビスに手を翳す。するとオルビスは体の内側から力が溢れてくるのを感じたがそれと童子に、

 

オル「うっうがぁーーーーー!!

 

痛みが体を襲った。だがオルビスには信念があった。あの男性……ベルフェゴールの言った平和な世界のために……それがオルビスの痛みを我慢させる。

 

オル(クソ野郎さん……私は自分が思い描く世界の

   ために戦うね♪)

 

オルビスはそう心で言い続けてその力を受け入れるのだった。

 



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第5話 第二次 神魔大戦

紅の空が広がる荒廃とした世界。全能神がいなくなっても人間達は信仰し続けて家畜へと陥りそれを上で楽しそうに眺める天使達その世界では人間達は全能神そして天使達を手厚く信仰するイカれた世界……だがその世界に今終止符が打たれようとしていた。

 

ボワァッ!!!

 

人間「かっ火事だ~ー!!」

 

人間「すぐに火を!!」

 

ソルにあるこの街では大火災が起きていた。火は次から次へと家から家へと燃え移り焼けていく。そんな光景を街から離れた高台で見下ろしているのは、

 

ルシ「さぁ戦争の始まりよ」

 

ルシファーの言葉でその場にいる6人は隠している羽を広げ角をあらわにしだす。そうついに7の罪を持つ魔王達が動くのだ。

 

サタ「血がうずくなぁおい!」

 

アス「たぎってきた」

 

レビ「徹底的に潰すしかない……」

 

ベゼ「………待っていてくれもうすぐお前の無念を

   晴らせるから……」

 

ベル「………………………………」

 

マモ「ベルフェゴール君なんか元気ないけどどう

   したの?」

 

マモんに指摘されたベルフェゴールは「はっ!」という顔をして、

 

ベル「いや何でもない‥‥それよりもルシファー」

 

ルシ「ん?何かしら?」

 

ベル「作戦は?」

 

ベルフェゴールは作戦について聞くとルシファーはニヤリと笑って、

 

ルシ「勿論……『ガンガンいこうぜ!』で♪」

 

マモ「何でドラ(ピー)エなの!?」

 

サタ「おぉ~い!何だその作戦は!エスト瓶を使っ

   て回復しつつ『色々やろうぜ』だろ!」

 

マモ「もう色々と混ざりすぎだよ!ベルフェゴール

   君も何か言ってよ!!ツッコミが追い付かな

   いよ!!」

 

ベル「ならマモンは『命だいじに』で決定だな」

 

マモ「ベルフェゴール君も!?」

 

なお七つの大罪のツッコミ担当はマモンとベルフェゴールそしてベルゼブブだがベルフェゴールはツッコミを放棄した。

 

レビ「ドンマイ…マモン……」

 

ベゼ「おいそろそろギャグは終わりにしよう」

 

アス「その意見はごもっともだな…」

 

ルシ「それもそうね……」

 

7人は同じ所を一点に見つめる。真っ白い城塞。最後のボスである四大天使そして新たに誕生した全能神コードネームオルビスその5人を殺害それが任務だ。

 

ルシ「さぁ始めましょう………粛清を!」

 

その一言で7人は一斉に駆け出し黒い翼を羽ばたかせ向かう。そしてここ城塞の正面の門では目の前に広がる街が大火災となっているのを見ていた天使達は、

 

天使「おっおい!火事になってるぞ!」

 

天使「俺らの貴重な食料が!!」

 

だが門番をしている天使達はこの時は知るよしもなかった。何せ、

 

ドゴーーーーーーーン!!

 

突然の爆発それは門番達の守る門が何者かによって破壊された。するとその煙の中から7人の悪魔がそれぞれ自身の武器を持って現れたのだ。

 

ルシ「さぁ!存分に暴れなさい!!」

 

サタ「言われなくてもやってやるぜー!!」

 

マモ「カバーするよ!!」

 

レビ「マモン君、手伝うよ……」

 

7人の内の先駆け隊の4人が城へと真っ先に侵入していく。

 

天使「七つの大罪共を根絶やしにしろ!!

 

天使「おぉーー!」

 

それを阻止しようと天使達が4人に襲いかかろうとした時だった。

 

アス「はぁ~い注目♪注目♪」

 

カチッ!

 

アスモデウスは懐から取り出したリモコンでスイッチを押したその時だった。

 

ドガーーーーーーーン!!

 

天使「あいつら何時の間に!!」

 

天使「それよりもこっちも火事だ!!」

 

天使「しかも場所は………っ彼奴ら!!」

 

突然城塞内部で大爆発が起きる。その結果、城の壁を破壊しそこから炎が舞い上がった。なお仕掛けた場所は全能計画の機器がある場所と言うのは言うまでもない。

 

ベゼ「おまっC4爆弾とかえげつないだろ!」

 

アス「やっちゃったぜ♪まぁでもこれで機械は破

   壊したからセフ♪セフ♪」

 

アスモデウスは情報収集以外にもどうやら仕込みをしていたようだ。

 

ベル「とりあえず俺らは中に入ろう……」

 

七つの大罪の作戦は単純に突る奴等は突ってヘイトを稼ぎつつ残りのメンバーはその間に城に入って内部から破壊していく戦法だ。ベルゼブブを筆頭に3人は自身の翼を広げ飛んで破壊されて崩れた壁から侵入しようとしたその時だった。破壊された壁の所に1人短髪のボーイッシュな天使が立っていた。

 

? 「へぇ~君らやってくれるよね……」

 

ベゼ「お前はガブリエル!!」

 

不適に笑うボーイッシュの女性もといガブリエルは口元をニヤニヤさせなが天翼で羽ばたいて3人を見下だす。

 

ガブ「ハハッ♪あぁそれと僕だけじゃないよ♪」

 

そうガブリエルだけではなかったのだ。他の4人がいる場所では、

 

ウリ「皆さん!奴等に神罰を下すときです!」

 

ミカ「奴等に全能神様の鉄槌を!」

 

ラフ「さぁ天軍よ我らが導きます……」

 

ウリエルを筆頭にミカエル、ラファエルもがその戦場に舞い降りたのだ。その結果、天使達の士気は格段に上がった。

 

天軍「おぉ~~ーーーー!!」

 

天使達は先程とはうって変わって列を組んだ。結果1つの巨大な壁のようになる。

 

ルシ「そっちがそうならそろそろ使う時ね♪」

 

ルシファーは自身の持つ鍵の武器を地面に突き刺す。その時ルシファーの背後では巨大な門が現れた。

 

ルシ「我が声に答え開け異界の扉よ!」

 

その言葉と共に門が開いていく。するとそこから……

 

悪魔「ギャハハハハ!!」

 

悪魔「ルシファ様なおよびだぜーー!!」

 

悪魔「ひゃっはぁーー!!」

 

無数の悪魔達が次々とその門から出てくるのだ。その悪魔達が現れると天使達は、

 

天使「くっうっウリエル様!」

 

ウリ「構いません!突撃してください!」

 

ウリエルの言葉で天軍はルシファーの開いた門へと次々に襲いかかる。すると悪魔達は天使達を見ると指示もないまま天軍へと突っ込んで行った。その中では……

 

サタ「ハハハハハハ!いいじゃねぇか!随分派手

   だなおい!」

 

と、楽しそうにサタンが述べた時だった。サタンの目の前にミカエルが降り立つ。

 

ミカ「サタン!お前を野放しにはできないここで討

   たせてもらうぞ!」

 

サタ「はっ真面目なクソガキだな!てめぇなんぞ木

   っ端微塵に破壊してやるよ!!」

 

そうしてミカエルとサタンとの争いが始まり、

 

レビ「君の相手は僕がしてあげるよ……」

 

ラフ「あら!それは丁度良いですわね♪嫉妬の悪魔

   レビィアタンあなたには個人的に恨みがござ

   いますから♪」

 

レビ「君らがウザいし憎い………」

 

レビィアタンはラファエルとの戦闘へと突入した。そしてルシファーが開いた門の前では、

 

マモ「ルシファー僕は天使達を抹殺してくるよ」

 

ルシ「えぇ♪任せるわ♪」

 

マモンは自身の翼を広げて天使達大軍に向かっていったが、

 

ウリ「これはこれは裏切り者のルシファーじゃない

   お久々♪」

 

ルシ「あらウリエル懐かしいわねこうやって貴女と

   話すのも……」

 

ウリ「馴れ馴れしいわ………落ちぶれた堕天使が」

 

ルシ「貴女達の考えについて行けないから堕天した

   ってのにまだそれに気づかないおバカちゃん

   の脳ミソは相変わらずね~本当にヘドが出る

   わ……」

 

ウリ「言ってくれますね裏切り者!貴方に神の裁き

   をくれましょう!」

 

ルシ「やってみなさいその前に貴女を粛清してあげ

   るから♪」

 

ルシファーとウリエルの戦いの火蓋もきっておとされたのだった。そして視点を戻して……

 

ガブ「やれやれ皆元気だねぇ………君ら3人はどう思

   う………ってあれ!彼奴ら何時の間に!!」

 

ガブリエルが地上での戦いを観戦しすぎて3人がいつの間にか消えていたのだ。だが背後で、

 

ベゼ「安心しろ俺は逃げる気はないからな」

 

ロンギヌスを構えてベルゼブブは臨戦態勢をとる。だがガブリエルはベルゼブブの持っているロンギヌスに目をやると、

 

ガブ「あれれ?それ私が昔に魔改造したロンギヌス

   じゃん♪貴方がずっと持ってんだ♪」

 

ベゼ「お前のやった罪……僕は許さない…世界のため

   と称して子供達を殺したお前だけは絶対に許

   さない」

 

ガブ「君ってさ軍事目的の致し方ない犠牲コラテラ

   ルダメージって言葉知らない?」

 

ベゼ「もうお前の理屈にはうんざりだ………」

 

ベルゼブブは目を閉じてただ一言自身の持つ槍、ロンギヌスに呟く。

 

ベゼ「ロンギヌス……力を貸してくれ…お前の無念を

   共に叶えよう……」

 

ガブ「来なよ相手してあげるから♪」

 

ベゼ「お前に殺された子供達に救済を!」

 

そうしてベルゼブブとガブリエルとの争いが始まった。一方アスモデウスとベルフェゴールは、

 

アス「さぁ~てと俺らは……」

 

ベル「なぁアスモデウスお前は城内にいる天使達を

   潰してきてくれないか?」

 

アス「構わないけどオルビスって奴は?」

 

ベル「俺が直々にやるから………」

 

今回のベルフェゴールはアスモデウスから見てとても迫力があった。まるで別人のようにもみえた。

 

アス「なら俺は他の天使を潰してくるよ………」

 

ベル「頼んだ………」

 

アスモデウスはそう言いベルフェゴールと別々の道を行くそしてベルフェゴールはついに王室の前へとやって来た。

 

ベル「………………………………」

 

ガチャン……ギィーーーーーー……

 

ベルフェゴールは門を開いて中へと入っていく。歩くと同時に背中に背負っている大鎌の付属の鎖が地面に当たり擦れる音が鳴り響く。そしてベルフェゴールは玉座に座る者と目を合わせる。

 

ベル「やっぱりお前か……」

 

オル「あれ?何でクソ野郎さんがいるの?」

 

こうしてベルフェゴールとオルビスは残酷な再会を果たすのだった。

 



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第6話 神と悪魔そして真実と嘘

ここソルの城塞では激しい抗争が続いていた。かつての神と天使に対して悪魔と魔獣の熾烈な争い。かつての神魔対戦を思わせるかのような戦い……

 

サタ「ギャハハハハその程度か?四大天使様の実

   力はよ~♪」

 

ミカ「黙りなさいこの品のない悪魔め!」

 

キンッ!

 

ミカエルの剣とサタンのノコギリ鉈がぶつかり合う。だが戦闘はそこだけではない。

 

ラフ「恵みの水よ悪魔を浄化しなさい!」

 

レビ「そんな薄い水じゃ浄化なんて出来ないよ」

 

ラファエルが放った無数の水の槍はレビィアタンの体へと向かっていき貫こうとしたがレビィアタンは自分の目の前に水の壁を作って相殺する。

 

ラフ「くっ!」

 

レビ「お前と僕とじゃ話にならないな深い深淵を

   味わってよ」

 

そしてその近くでも、

 

ウリ「地獄の業火に焼かれなさい!」

 

ルシ「そんな炎じゃ焼き鳥も出来ないわねぇ?」

 

ウリエルの光の魔法と全てを焼き尽くすかのような炎の魔法それらを何らものともせずルシファーは6枚の羽を広げて羽ばたき攻撃を全て難なく回避する。

 

ウリ「相変わらず貴女はイラつきますねその余裕の

   表情が!」

 

ルシ「あら?余裕ではないわただの慢心よ♪」

 

ウリ「やはり私にとって唯一の宿敵よルシファー

   貴方は殺すわ!」

 

更には城塞の内部の複製室では、

 

ガブ「アハハハハ♪」

 

ガブリエルは何処からともなく無数の注射器をベルゼブブに投擲するが、

 

キンッ!!

 

自身の持っているロンギヌスで凪ぎ払うが注射器に入っている液体は地面に付着すると煙をあげて地面が溶けた。

 

ベゼ「………………強酸か……」

 

ガブ「ううん♪その更に濃度が高い代物だよ言うと

   超強酸♪」

 

ベゼ「これはくらったらヤバイな」

 

ガブ「まだまだたんまりあるから♪ゆっくりくらっ

   ていってね♪」

 

そんな危ない酸に対してベルゼブブは戦うのだった。それではそろそろここのメインに視点を移そう。オルビスとベルフェゴールはお互いに見つめあっていると、

 

オル「ねぇクソ野郎さん貴方は何でここに?」

 

オルビスからの質問にベルフェゴールは、

 

ベル「そうだな…なら……お前は何でここに?」

 

逆に質問を返した。それを聞いたオルビスは、

 

オル「私はこの世界の王になってってウリエル様に

   言われたからそれとこの世界の害悪なる悪魔

   達七つの大罪達を抹殺するためだよ?」

 

ベル「そうか……」

 

オル「クソ野郎さんがここにいるってことはそっか

   七つの大罪を倒すのに協力をしてくれるんだ

   よね?」

 

オルビスのその言葉を聞いたベルフェゴールはただため息を1つ吐いて、

 

ベル「はぁ………悪いが俺がここに来たのは協力をし

   にきたんじゃないんだ」

 

オル「えっ?」

 

ベルフェゴールは自身の背中に生える真っ黒の悪魔の翼を羽ばたかせてオルビスに見せつける。そして背中に背負う大鎌を右手に持つと、

 

ベル「そろそろお前に俺の本当の名前を教えてやる

   俺は七つの大罪の一柱にして怠惰の罪を背負

   う者その名をベルフェゴールそれが俺の真名

   だオルビス」

 

それを聞いたオルビスはキョトンとした表情となったが段々と我へと返っていくと、

 

オル「嘘…だよね?嘘だって言ってよ…ねぇ……ねぇ

   ってば!!」

 

オルビスは玉座から立ち上がりベルフェゴールに問いただすが現実とは非常に残酷だ。

 

ベル「残念だが俺の言った事は紛れもない真実だお

   前の理想とは違う………」

 

オル「………っ!そうだ!!貴方はクソ野郎さん何か

   じゃない…貴方は偽物そう偽物だよ!」

 

オルビスは自分にただ言い聞かせるしかなかった。もうそれしか信じられなかったからだ。そしてオルビスは狂ったかのような笑みを浮かべると、

 

オル「クソ野郎さんの偽物…貴方に……神からの裁き

   をあげる!!」

 

そう答えた瞬間だった。オルビスの背中からは天使でもなくはたまた悪魔や魔獣といったような翼でもない。まるで竜翼のような物が背中から現れ次には頭からは枝分かれをしている角に天に住む者に見られる特徴的な天輪そして腰辺りかは長い尻尾が生える。まるでその姿は竜人のような見た目だった。

 

オル「消してあげる!!クソ野郎さんの名前に姿や

   声それら全てを持って私を嵌めて陥れようと

   した偽物の貴方に!!」

 

どうやらベルフェゴールの言葉はもう届かなさそうだ。ベルフェゴールは今のオルビスの姿を見て、

 

ベル「かつての全能神そっくりな姿やはり死んでも

   なおその面影を残すかはぁ………」

 

ベルフェゴールはただ静かに呼吸をすると、

 

オル「死になさい偽物!!」

 

オルビスは自身の拳でベルフェゴールに殴りかかる。しかも滑空による助走をつけてだ。だがベルフェゴールは何もせずただじっとそこに立っているだけだ。そしてオルビスとの距離が僅か1メートルになった時、ベルフェゴールの体は動かず口だけが動いた。

 

ベル「アイアンメイデン……」

 

ゴン!!

 

言葉を唱えた時だった。突然2人の目の前に何かが立ちふさがりオルビスの小さな拳からベルフェゴールを守った。

 

オル !!

 

その何かとは言わずと知れずの拷問(処刑器具)のアイアンメイデンと呼ばれるものだった。

 

ベル「アイアンメイデンはただ中に入れて閉じるそ

   れだけが使い方じゃない………素材としては金

   属の類い故に固いから盾の代わりにもなる」

 

オル「くっ!!」

 

オルビスは自身の竜翼を広げて後ろへと下がると、

 

ベル「そして…こいつの中身は……」

 

パチンッ!

 

ベルフェゴールは左手で指パッチンをすると閉じているアイアンメイデンが開いていく。そして全て開くとそこから無数に針が飛んでいき後ろへと下がったオルビスへと襲いかかる。

 

オル「そんなもの!!」

 

自身の力を溜めて衝撃波として自分を中心に回りに放つ。そうする事によってベルフェゴールが放った針を全て弾き飛ばす。

 

ベル「中々出来るじゃないか」

 

オル「なっ!」

 

オルビスの背後にはいつの間にか、ベルフェゴールが大鎌を構えて立っていたのだ。ベルフェゴールは大鎌を振るうが、

 

オル「くっ!!」

 

オルビスは自身の羽を広げて飛んで攻撃を回避するが……

 

ベル「逃げても無駄だ……」

 

オル「またっ!」

 

またオルビスの背後にベルフェゴールがいたのだ。今さっき地上で攻撃を避けて上空へと回避した筈なのに何故自分の背後にいるのかが分からなかった。だがそんなゆっくりとは考えてはられない。故にオルビスは攻撃を回避し続けすぐに地上へとまた降りる。

 

オル「クソ野郎さんの偽物!さっきからどうやっ

   て私の背後をとってるの!」

 

オルビスはベルフェゴールの猛攻を避けつつ言うとベルフェゴールは攻撃を休めずに話した。

 

ベル「俺は怠惰を司る………怠惰とは生物によるなま

   ける事や堕落を表すつまりそれは体感時間だ

   よ」

 

オル「体感時間………」

 

そうベルフェゴールの能力はただ単に生物で言うと本来は1時間の筈だが体では数分だと思って勘違いする現象、体感時間を操っているのだ。ベルフェゴールはそれを操り数分かかる移動や攻撃をオルビスに早く見せているという勘違いをさせていたのだ。だがそれだけではない。ベルフェゴール自身もその体感時間にのる事が出来る。そうすることで相手の動きが遅く見え更には数分かかる魔法詠唱も僅か数秒で出来たり毒などの進行速度も早くする事も出来る能力なのだ。

 

オル「ここまで強いなんて…でも……」

 

オルビスが呟くと同時にベルフェゴールの大鎌による凪ぎ払いがオルビスへと襲いかかるが、

 

ガシッ!

 

オル「その程度じゃ私はやられない!」

 

ベル !!

 

何とその小さな体でベルフェゴールの大鎌による凪ぎ払いを防ぐどころか片手で止めているのだ。それにはロリのルシファーを見てきて慣れていたと思ったがまた別のロリがこんなことをすれば驚いてしまう。だがこれは戦闘だ。ベルフェゴールもただ黙って見ているわけにもいかない。

 

ベル「いいのか?そこは俺の攻撃範囲だぞ?」

 

オル「なっ何!!」

 

オルビスの足元には無数の鎖が巻きついていた。それはオルビスの動きを制限するかのように……よく見ると大鎌の付属品としてついている鎖が地面に突き刺さり地面からオルビスの足を拘束しているようだ。

 

ベル「そしてな小娘………」

 

バチッ!バチッ!

 

左手でブイサインの形をベルフェゴールは作ると人差し指と中指の間が光る。それはまさかの電気だ。

 

ベル「金属は電気をよく通すんだよ…~…」

 

その言葉と共にベルフェゴールは付属についている鎖に左手を当てるとオルビスの足を拘束している鎖から電撃が襲いかかる。

 

オル「ぐっあああぁあぁあああ!!!!」

 

なおこの電撃の電圧はざっと500万ボルトに相当する。それはやられる側としてはとても辛いが、

 

オル「このっ!!」

 

オルビスは足に鎖が巻き付いた状態で背中に生える竜翼を羽ばたかせて上空へと飛び上がった。勿論そんな事をされれば……

 

ベル「こっこいつ!!」

 

ベルフェゴールも引っ張られる。しかも左手を離してしまい電撃もそこで止まってしまうが、飛び上がったオルビスは飛びながらベルフェゴールを壁にへと叩きつけて行く。

 

ドンッ!ドンッ!ドンッ!ドンッ!

 

ベル「ぐはっ!!」

 

何度もやられてベルフェゴールは口から血を吐くがベルフェゴールもただ殺られるだけではない。何とか体制を立て直し自身の翼で羽ばたくと、

 

ベル「おとなしくしやがれ!!」

 

ドゴーン!!

 

大鎌をごり押しで振ってオルビスを地面へと叩きつけると同時にオルビスの足を拘束していた鎖も解除される。

 

ベル「ちっあのガキ………」

 

オル「はぁはぁ………」

 

ベルフェゴールとオルビスはお互いに睨み合う。そしてベルフェゴールはオルビスに、

 

ベル「お前中々やるじゃん………」

 

オル「私は平和な世界のために………悪の権化である

   貴方達七つの大罪を許すわけにはいかいんで

   す!!」

 

それを聞いた時こいつはまだそんな戯れ言を言うのかとブチキレた。はオルビスに怒りを込めて、

 

ベル「てめぇはまだ分からねえのか平和がどうこう

   言う前にお前は疑問に思わなかったのか?街

   の奴等は貧しい食事なのに関わらずてめぇは

   普通に食事が出来た事やあっちは服なんて言

   える大層な物でもないのにも関わらずお前は

   綺麗な服を着てよお前はあの街で何を見てき

   たんだ答えてみろよ」

 

オル「そっそれは…………」

 

それはオルビスにも分かっていた。ウリエルに質問した際の答えである「平和に暮らしている」それは真実を知っているオルビスなら間違いだとすぐに気づける。だが何故そこまでしないのか?簡単だ。里親でもあるウリエルに何ももの申せないからだ。だからこそオルビスは所詮、籠の中にいる鳥に過ぎないのだ。

 

ベル「言ってしまえばお前ら陣営の全能神そして

   天使達がこんな世界にした本当の元凶だ…」

 

オル「……だ…………れ」

 

ベル「あ?」

 

オル「黙れベルフェゴール!!

 

オルビスはもう何をすればいいのか分からなくなっていった。嘘だと思える事を言うベルフェゴールの言うことは真実。そして真実だと信じたい自分の里親であるウリエルの言うことは嘘……真実と嘘の狭間にオルビスは立っている。

 

オル「私は……私は!

 

と、オルビスが言うとした瞬間だった。

 

ビキ!ビキビキれビキビキ!

 

突然天井にヒビが入っていった。そして天井一帯にヒビが行き届くと……

 

ドガーーン!!

 

天井が崩れ瓦礫となって落ち行く。そんな中オルビスはとっさの事でその場から動けず自分の目の前にまで瓦礫が迫ってきていた。

 

オル「はっ!!」

 

トスッ!

 

オル !!

 

その時だった。突然ベルフェゴールがオルビスにたい当たりをして押し出したのだ。そのお陰で瓦礫に埋もれる事は無かったがベルフェゴールは瓦礫の山へと埋もれていった。

 

オル「なんで……何で私を…私は敵なのに何で!」

 

瓦礫のやまに向かってそう叫んでいるとそこに2つの影が飛来した。1人は自身の里親であるウリエルそしてもう1人は六翼を持つウリエル達に近い存在であるルシファーだった。

 

ウリ「オルビス大丈夫!」

 

オル「ウリエル様………」

 

ウリエルはオルビスへと近づきそう心配しているとウリエルとオルビスの目の前にいるルシファーは、

 

ルシ「あら♪可愛らしい女の子じゃない♪」

 

オル「え?」

 

ウリ「ルシファー貴女達七つの大罪はここで終止符

   をうつでしょう今‥‥私の隣にいる新たなる全

   能神………オルビスの手によって」

 

ルシ「あらあらその子がターゲットなの?てことは

   ベルフェゴールかアスモデウスが来てると思

   ったけど?」

 

ルシファーがそう言うとオルビスは敵であるルシファーに、

 

オル「………ベルフェゴールならあそこの瓦礫の下敷

   きになったわ……」

 

ウリ「オルビス偉いわ♪もう1人倒したのね♪」

 

ウリエルはオルビスを褒めるが当の本人であるオルビスはただ褒められた嬉しさよりもベルフェゴールの事が心配だった。だが教えられたルシファーは、

 

ルシ「はぁ~ベルフェゴール貴方ぷぷざまぁw」

 

と、ルシファーが瓦礫の山に向かって満面の笑顔で言った時だった。突然瓦礫の山から何かが飛び出した。それは先程オルビスが見たアイアンメイデンだった。そしてアイアンメイデンが開かれるとそこには、 

 

ベル「おい誰がざまぁwだこの野郎?」

 

ベルフェゴールが出てきた。つまり生きていたのだ。しかもルシファーの台詞を聞いていたようだ。

 

ルシ「いや~ベルフェゴールならやってくれると

   思ってたわよ♪」

 

ベル「どうだかな今の台詞を聞いてると思っても

   ねぇだろ」

 

だがそれを見ていたウリエルはよりいっそう不機嫌になったがオルビスは安堵した。

 

ウリ「しつこいわね………」

 

と、ウリエルが言うがベルフェゴールはウリエルの言葉を無視して、

 

ベル「おいオルビスもう一度聞いてみろよ?お前の

   信頼する奴にな………」

 

それを聞いたオルビスは深呼吸をしてウリエルに、

 

オル「ふぅ~ウリエル様しつこいかもしれないけど

   街にいる子供達や大人達は平和に暮らしてい

   るの?」

 

ウリ「えぇ楽しく暮らしているわよ………」

 

と、同じ答えが返ってくるとオルビスは確信した表情で、

 

オル「ウリエル様………私は街へと行ってきました!

   そしてそこで街の人達の生活を見てきました

   そこでは皆苦しんでいるのにどうして私達は

   人間達に救済の手を差しのべないのですか!

   何故ですか!!」

 

ウリ「…………そうね……人間達は……」

 

ウリエルは言葉を溜めて最後の言葉を述べた。そうもっとも言ってはいけないような言葉を、

 

ウリ「家畜以下の生き物だからよ?

 

それを間近で聞いていたオルビスは冷や汗を背中で感じそしてベルフェゴールとルシファーは天使の本性を間近で見て、

 

ルシ「ついに本性現したわね………」

 

ベル「おぉおぉ怖い怖い」

 

ウリエルの豹変ぶりに凄さを感じているがウリエルはまったく気にせずオルビスに淡々と語りかける。

 

ウリ「いいオルビス?私達天使そして唯一神である

   貴女は常に見下ろさなければならないのよ?

   そんな所詮人間ごときにいちいち構ってはい

   られないの分かってくれるかしら?」

 

オル「……………………」

 

ウリ「それにしても私の可愛いオルビスに色々とよ

   くも吹き込んでくれたわね?」

 

ウリエルはベルフェゴールの方を向いてそう言うがベルフェゴールは隣を向いて、

 

ベル「だとよ謝ったらルシファー?」

 

ルシ「えっ?私なの!?」

 

ウリ「貴方よベルフェゴール!!よくもやってくれ

   たわね………さぁオルビス私と協力してあの悪

   魔達を……」

 

と、ウリエルが言おうとした瞬間の事だった。

 

グシュッ!!

 

突然ウリエルの左胴体を小さな拳が貫いたのだ。ウリエルは後ろを見るとオルビスは真剣な表情で、

 

オル「ウリエル様‥‥私は貴女の言うことに納得出来

   ませんだからこれまでやってきた罪それを私

   と償いましょう………」

 

ウリ「おっオルビス…あっ貴女……分かってるの私が

   消えれば貴女は………」

 

オル「大丈夫です私もすぐに貴女の後を追う覚悟は

   ありますから………」

 

ウリ「オルビス…私のオル…ビ……ス」

 

ウリエルは力尽きると同時に頭に輝いていた光輪は消えて消滅してウリエルは息を絶えた。オルビスは腕を胴体から引き抜くとベルフェゴールの前まで近づいて、

 

オル「クソ野郎さんいえベルフェゴールさん貴方に

   お願いがあります私の介錯をしてくれません

   か?」

 

それを言われたベルフェゴールはため息混じりに、

 

ベル「はぁ…分かった……」

 

ルシ「ちょっとベルフェゴール!!」

 

ベル「良いんだよこれで………」

 

ベルフェゴールは大鎌を持ってオルビスへと近づくと、

 

ベル「せめて楽にしてやるよ……」

 

そう言いオルビスの顔の前で手をかざす。

 

オル(ウリエル様…私すぐに行きますね……)

 

オルビスはこの時自分にとって最初で最後の親友ベルフェゴールに介錯してもらえる事が嬉しかった。これで心置きなく罪を償えるとそう考えているうちにオルビスの意識は遠退くのだった。

 

ベル「それじゃあなオルビス……」

 

そう言いベルフェゴールは刃が光る大鎌を構えそして、

 

ベル「また会おう……

 

ジャキン!!

 

そう言いオルビスへと大鎌を降り下ろしたのだった。



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第7話 新たなる創造

オル「んっんん……ここ…は?」

 

オルビスは目覚めるとそこは何もない真っ暗な世界にいた。自分が見てきた紅の空や住まいの城もない。ただ闇しか広がらない世界に。

 

オル「…ここが……死後の世界…なのかな……?当然

   だよね………知らなかったとはいえ私は皆に

   酷い事をしてきたんだもん」

 

知らなかったとはいえかつて自分がやってきた咎は生きとし生きる物に地獄のような餓えを与え本当に罪のある者達を逆に裕福にしてきた罪。それはもう取り返しのつかない事だ。

 

オル「ベルフェゴールさんともっとお話をしたか

   ったな………」

 

 

オルビスはただ残念そうにそう呟いた時だった。

 

? 「おい」

 

背後から突然声がしだした。その声はオルビスにとって知っている者の声だった。オルビスは後ろを振り向く。そこにいたのは、

 

ベル「よっ…オルビス……」

 

そう先程自分を介錯したベルフェゴールがそこに立っていたのだ。

 

オル「何で…何でベルフェゴールさんが……」

 

オルビスは嬉しかった。ただ話せる友が目の前にいたことにそして分からなかった。何故死んだであろう自分の目の前にベルフェゴールがいるのかと、

 

オル「ここは死後の世界なんだよね?」

 

オルビスの言葉を聞いたベルフェゴールは結構ムカつく顔をして、

 

ベル「お前はバカか?ここが死後の世界な訳ねぇ

   だろ?」

 

オル「えっ?」

 

ベル「話してやるよお前が眠った後に起きた事を

   全部な………」

 

ベルフェゴールはオルビスに語り始めた。この状態が起きる前に何があったのかを。

 

ジャキン!!

 

ベルフェゴールはオルビスへと大鎌を降り下ろしたがオルビスにはその大鎌が当たることはなかった。何故ならベルフェゴールはわざと外したのだからだ。

 

ルシ「あらベルフェゴール貴方その子生かすの?」

 

ベル「まぁな‥‥こいつ中々面白しな♪」

 

ベルフェゴールはオルビスに興味を示す対象だ。殺すなどもっての他だ。

 

ルシ「あら珍しい貴方が笑うなんて………」

 

ベル「うっせぇ!………………うっぷ!」

 

ルシ「はぁ~…はいビニール袋……」

 

ベル「すっすまな……オロロロロロロロロロロ!!」

 

ルシファーから即座にビニール袋を貰うとすぐに拡げて口からゲロる。

 

ルシ「まったく流石は七つの大罪最弱の体力の持ち

   主ねあれぐらいでゲロるとかね………」

 

ベル「うっせ……うっオロロロロロロロロロロ!」

 

物凄いぐらいの弱点が存在する。それは持久戦があまり得意じゃないことだ。能力で体の体感時間を遅くはしているが1回でもそれを解けばたちまち気持ち悪くなってゲロってしまうのだ。

 

ルシ「気が済むまで吐いたかしら?」

 

ベル「あぁ…何とか……」

 

ルシ「本当にグロッキーになったわね……」

 

ベルフェゴールは瓦礫の中にそっと汚物を捨てる。するとルシファーが開けた天井の穴からサタン、レビィアタン、マモンが飛来する。

 

サタ「よぉ~ってまた吐いたのか?」

 

レビ「あちゃ~………」

 

マモ「お大事に………」

 

ベル「うるせぇそれは余計だって…それでお前らの

   所はどうなったよ?」

 

ベルフェゴールは地上での戦いについて聞くとサタンは楽しそうは笑顔で、

 

サタ「おうとも♪とりあえずミカエルの羽と輪は破

   壊して悪魔共に連行させたぜ♪」

 

マモ「雑魚天使達は7割方は殺して後は捕虜になっ

   たよ」

 

レビ「ラファエルもサタン君と同じような感じかな

   これからどうなるかは分からないけど」

 

ルシ「となると後はベルゼブブとアスモデウスだけ

   ね……」

 

ルシファーが2人の名前を言った時、奥の扉が開かれてそこからベルゼブブの肩を担いでるアスモデウスがやって来た。

 

ルシ「お疲れさまどうだった?」

 

ルシファーの言葉を聞いた2人は成果を答えた。

 

アス「俺はやれることはやったよ♪そんでぶっ倒れ

   そうになってるこいつを運んできた」

 

ベゼ「あぁこっちは全てかたをつけてきた」

 

そう言いベルゼブブは右手に持っているバッチを見せる。そのバッチはまごうかたなきガブリエルの物だった。

 

ルシ「なら全員無事ってことね………」

 

ベゼ「そんでよ彼奴は?」

 

ベルゼブブは寝ているオルビスに指を指すとルシファーがニコニコしながら、

 

ルシ「ベルフェゴールの彼女♪」

 

それを聞いたベルフェゴールは驚きの表情をするが何故かルシファー以外のメンバーからの視線が痛い。

 

ベル「おい!」

 

ベゼ「おぉ~ついにお前もロリコン同盟に………」

 

ベル「ならねぇよ!

 

と、いつの間にやらロリコン同盟に加えられそうだったので反論をするが、

 

サタ「うわぁ~引くわ………」

 

マモ「ベルフェゴール君…君って奴は……」

 

ベル「おいごら!!」

 

サタンとマモンには可哀想な奴の目で見られ、

 

アス「よし殴らせろ♪」

 

レビ「見損なったよ………」

 

ベル「よしレビィアタンお前は後でぶん殴る速攻で

   ぶん殴る!」

 

と、いった感じでごちゃごちゃとなったが何とか誤解を解いて話を戻す事、数分後、

 

ベル「という訳で俺は断じてロリコンではない!」

 

サタ「ちっつまんねぇ~な~」

 

マモ「ねぇそれよりも愚王に連絡しよう」

 

マモンの言葉を聞いたルシファーはこの場にいる6人に、

 

ルシ「なら皆は計画通りにね♪」

 

全員「了解~」

 

ルシ「それじゃマモン」

 

マモ「はいはい……」

 

そうしてマモンが水晶を固定させて別の世界にいるソロモン王へと繋げた。

 

ソロ「おぉ~7つの大罪よ良くぞやったな♪」

 

ルシ「貴方に言われた通りの事はやったわそれで私

   達の願いは叶えてくれるのよね?」

 

ソロ「あぁ~それだがあれは嘘だ

 

それを聞いた7人は驚かなかった。普通なら驚く筈なのに何故か驚かなかったのだ。

 

ソロ「元々お前らの要求なんぞ延べるまでもない何

   が擬人化の魔法をくれだ?何が平和な世界を

   欲しいだ?そんなもやるわけがないだろ?」

 

そう端からソロモン王は七つの大罪の願いなど叶える気もないのだ。故にただ餌で釣っただけだ。

 

ソロ「お前らに残されてるのは俺に忠誠を尽くして

   死ぬまで働くかそれともここで野垂れ死ぬし

   かないんだよ雑魚がw」

 

ルシ「つまり私達悪魔の中でも最強である七つの大

   罪の契約に背く………それで良いのよね?」

 

ソロ「はっ元々何故に週給で3万払ってるのにお前

   らの願いなどを叶えなければならないのだ?

   バカだろいやマヌケだな♪」

 

全員「くく……ハハハハハ♪」

 

と、ソロモン王が言った瞬間だった。七つの大罪の全員は一斉に笑いだしたのだ。

 

ソロ「狂ってるなぁ死を前にしてそこまで笑えるか

   もうその世界に核は無いのだ故に後は崩壊す

   るだけだぞ?」

 

ルシ「えぇ知ってるわよそれに元々貴方が契約に背

   くこともね♪

 

ソロ「ルシファー貴様何処でそれを!!」

 

サタ「見事なバカっぷりだったぜ♪」

 

ソロ「貴様ら!!我が命ずればアスモデウスを除い

   た71の悪魔達が!」

 

と、言ったときルシファーはポケットから指輪を見せる。それを見ていたソロモン王は驚きと焦りが生まれた。

 

ソロ「なっ何故お前が我のその指輪を!」

 

ルシ「こっちにだって優秀な使い魔やら部下がいる

   わ♪それらに…分かった…ね♪」

 

知っている方なら知っているだろうソロモン王の魔法の指輪その指輪の魔力は悪魔を使役させる程の強大な力を有する。ソロモン王72の悪魔達(アスモデウスは例外)そして残りの下級悪魔達はその力を怖れ従っているに過ぎないのだ。だがその例外が七つの大罪だと言うことだ。

 

ベル「バァーカ……」

 

マモ「でもさ‥‥ソロモン王そんな所でふんぞりかえ

   ってていいの?」

 

ソロ「何?」

 

レビ「今ごろ指輪が無くなったと聞いて悪魔達総出

   で貴方を討ちに行くと思うんだけど?」

 

そうただ力で縛っていた悪魔達はその抑制力が無くなればどうなるか……それは無法の自由になる。そうなれば抑制力となっていたソロモン王が確定的に狙われる。

 

ソロ「おっおい!さっサタンよ!助けろ!助けて

   くれぬのなら元の王座に戻そう!」

 

サタ「もうそんな椅子に興味はねぇよ」

 

アス「地獄を見ていけよ糞上司♪それと俺72の

   悪魔はもう辞めるからよろしく♪」

 

ベゼ「くたばれよ」

 

ソロ「まっ待て!!話を!!いや契約を!!」

 

と、ソロモン王が焦ってる最中ベルフェゴールは大鎌をゴルフのクラブのように構えをとり、

 

ベル「ぶっ飛んでホールインワン………」

 

カキンッ!!

 

水晶を思いっきり遠くへと飛ばす。これでソロモン王の声は聞こえなくなった。

 

ベル「さぁ~てとこれで喧しい奴が消えたな」

 

ルシ「そうね………後ベルフェゴール貴方にこれを

   あげるわ」

 

そう言いルシファーはベルフェゴールに指輪を投げ渡しそれを握る。

 

ベル「おいおいこんな物何に使えってんだ?」

 

ルシ「良いから多分それはその子に使える筈よまぁ

   彼奴の指輪だからどうなるから分からないけ

   どね♪」

 

ベル「………………分かったよ」

 

ベルフェゴールは後ろを振り向いてオルビスの元に向かうとオルビスをおんぶした。

 

ルシ「それじゃ行きましょうもうじきここも持たな

   いから………」

 

そうして七つの大罪達はルシファーの力でこの世界を後にしその後世界は滅びた。それら全てをオルビスへと話した。

 

ベル「これが全てだ……」

 

オル「そう…だったんた……ねぇなら他の子供達は?

   それに他のベルフェゴールさんの仲間は?」

 

オルビスの質問にベルフェゴールは答えていく。

 

ベル「まずあの世界に住んでいた子供やらは皆俺ら

   が住んでいる世界に連れていって今はのびの

   びと生活しているはずだそして俺の仲間達は

   皆自分の願いを叶えるために自分らのやれる

   ことをやってるよ……」

 

オル「そうなんだ……」

 

ベル「だがまだ俺からは言っていない事が2つ程あ

   る………」

 

オル「えっ?」

 

ベルフェゴールが話したことにオルビスは真剣に聞き入れた。

 

ベル「まず1つお前はこのまま何もしなければ朽ち

   果てて最後は灰となって死ぬ………」

 

オル「どういうこと?」

 

ベル「お前はな全能神のいわば複製型(クローン)なんだよだが

   複製型《クローン》のためやはりオリジナルと比べれば欠

   陥がある………」

 

オル「欠陥?」

 

ベル「あぁお前の体には欠陥があるそれ故にいずれ

   体は朽ち果てる……」

 

そうソルの城塞へと入る前にアスモデウスから聞いた情報の1つ全能神には欠陥があり数年すれば朽ち果てて死ぬ。だがそれなら何故に自分は生活できていたのかと疑問に思い始めた。

 

オル「それなら私はこれまでどうやって………」

 

ベル「簡単だウリエルの能力さ」

 

オル「能力?」

 

ベル「あぁ彼奴は時空を操ることが出来るそれでお

   前を生かし続けることを可能にしたんだろう

   よ………」

 

ウリエルの能力は時空を操る。そのため天使達の中だと最強を誇っていた。因みにかつてル同志であったルシファーとは永遠ライバルだったが前回を見た通り戦死した。

 

オル「ならあの時死んだ方が楽なんじゃ………」

 

ベル「いいやお前は生きられる」

 

オル「えっどういうこと?」

 

ベル「俺は怠惰を司る前にも言ったろ♪」

 

そうベルフェゴールの体感時間能力でウリエルの代わりをしようと言うことだ。体感時間を早く出来るならその逆に遅くすることも可能ということ。これはベルフェゴールならではのやり方だ。

 

オル「何でベルフェゴールさんは私にそこまで親切

   にしてくれるの?」

 

ベル「そうだな…お前に興味が出たからだ……」

 

オル「興味?」

 

ベル「あぁお前は見てて面白い飽きない程になぁ♪

   そんな奴を殺すなんて勿体無いのさ♪」

 

オルビスには興味を示していた。だからこそ殺すのが惜しいのだ。

 

ベル「お前は罪がどうこうとか言ってたけどよ生き

   て償い続けろ俺らと同じように」

 

七つの大罪とは七人全てが何らかの咎した者達その罪をずっと背中に背負って行き続けているのだ。だからこそオルビスにもの言えるのだ。

 

オル「……………‥なら私は償い続ける絶対にこの命が

   有る限り……」

 

ベル「それでいい」

 

オル「それでベルフェゴールさんもう1つ言いたい

   ことがあるんでしょ?」

 

ベル「あぁそれだがもう俺はベルフェゴールじゃな

   い今は名無き者だ」

 

何故ベルフェゴールという名があった筈なのに今は無くなったのかオルビスは疑問に思い、

 

オル「何で?ベルフェゴールさんでしょ?」

 

ベル「あくまでそれはかつての名であり今は亡者み

   たいなもの故に俺はその名はもう捨てたよだ

   からこの名前を使うことは愚行かということ

   だよ」

 

オル「ふぅ~ん………なら私がつけて良い?」

 

ベル「何っ?」

 

オルビスは考える。元ベルフェゴールだった男につける新たな名前をそして口に出して答えた。

 

オル「怠惰を司ってそれでクソ野郎で‥‥悪魔だから

   うん!決めた貴方は怠惰のクソ悪魔これで決

   まり♪」

 

ベル「だから女がクソとか………はぁもうツッコミ疲

   れた」

 

オル「なら決まりよろしくね怠惰さん♪」

 

よろしくと言われたベルフェゴール改め怠惰のクソ悪魔は、

 

怠惰「ちっ…分かったよ…それでいい……それとさん

   付けは止めろさん付けとかは好きじゃないん

   だよ……」

 

オル「うん♪…後は私も名前を変えるよ……」

 

と、どうやらオルビスも変える気のようだ。それについて怠惰のクソ悪魔はオルビスに聞く。

 

怠惰「何でだ?」

 

オル「オルビスという少女はベルフェゴールという

   男に殺された‥‥だから私はオルビス何かじゃ

   ない…ただ犯した咎を……罪を永遠に償う者」

 

怠惰「なら…千でどうだ?」

 

オル「千?」

 

怠惰「あぁ‥‥本来は千古から1文字取っただけだが

   意味は永久や永遠………お前が言った「永遠に

   償う」の永遠から来ているんだが」

 

オルビスはじっくりと考えて頷くと、

 

オル「なら私はオルビスという名前は捨て新たに千

   ……そう名乗る…怠惰♪」

 

怠惰「そうかいならもう少し話そうか♪」

 

千 「うん♪」

 

そうして怠惰と千は話続ける。2人で楽しく長くて短かく感じる時間を。そうしてそれから数年後、

 

千 「どっどうじゃ!」

 

怠惰「古風な言い方に慣れてきたね」

 

千は威厳を少しでも出すために古風に喋るように練習をし続けてそのテストをしていた。勿論相手は怠惰のクソ悪魔だ。

 

千 「うむ♪慣れてはきたぞ♪お陰でもう癖となっ

   たからの♪」

 

怠惰「さいですか………」

 

千 「じゃがそなたも前より刺々しくは無くなった

   と思うが?」

 

怠惰「俺はそんなに感じはしないね」

 

怠惰のクソ悪魔に限ってはあの頃のような荒々しさは消えて穏やかな性格(ウザい奴に)なっていた。だが何故、千が古風な喋り方を練習していたかその理由は……

 

千 「では怠惰よ…ワシは準備は出来たぞ……」

 

怠惰「そうかい………やるんだね」

 

千 「ワシは世界を創造する………ウリエル様達みた

   いな奴等がはびこらぬような狂った世界を作

   らぬためにも!」

 

そう自身が全能神の複製型(クローン)なら世界を作れると考えていたからだ。すると怠惰のクソ悪魔は、

 

怠惰「そうか後はこれを持っていきなよ♪」

 

怠惰のクソ悪魔は千にある物を投げ渡し千はそれをキャッチした。千はそれを見てみるとそれは指輪だった。独裁様の予想通りソロモン王の魔法の指輪だ。

 

千 「怠惰よ…これは?」

 

怠惰「それはお前を手助けするアイテムだとか自身

   の能力やらも上がるがそれを使えばお前がこ

   れから作る子達に形を与えそして自我や使命

   を授けさせれる物だとか聞いたぞ」

 

千 「そうさ怠惰よ恩にきるぞ………」

 

怠惰「良いって事よそれじゃ暫くはさよならだな‥‥

   あぁそれから千ちゃん」

 

千 「何じゃ?」

 

怠惰「君の種族‥‥全能神複製型とかだと威厳がない

   でしょだから龍神って名乗りなよ♪」

 

千 「うむ!そうさせてもらうぞ!」

 

怠惰「そんじゃ俺はもう話す事は無くなったから行

   くよ」

 

千 「こちらが終わればまた会おうぞ怠惰♪」

 

怠惰「あぁそれじゃあね♪」

 

そうして怠惰のクソ悪魔は千の目の前から消えて千は真っ暗な世界で1人となった。

 

千 「さ~てやるかの!!」

 

そうして千は自分の子を造り始める。だが千はこの時は知らなかった。後にその子供が深常理久兔が自分と同じような境遇になるという事を。

END



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第一章 理の神の誕生 第1話 理の神様の誕生

何もなき無の空間、光はなくそこは何もないただの真っ暗の空間に俺はただ……ただ……浮いていた自分が誰かもわからずにそして俺はこう考えていた。

 

? (ここはどこだろうか、自分は誰だろうか

   わからない……わからないと……)

 

その言葉が頭の中でただよぎっているそこに1人の……誰かの声が耳に響いてくる

 

? 「お…き……る…の…じ…ゃ」

 

? (どこだろうか……そしてこの声は誰なのか……)

 

? 「おき…る…の…じ…ゃ」

 

? (何もわからない自分は誰だろうかその前に

   この声はいったい……)

 

そう自分は考えていると……

 

? 「起きろー!!!!」

 

?   ( ̄□ ̄;)!!!!!!

 

? 「やっと起きたかたわけ!!ワシの声に耳を

   かたむけんか!!」

 

目を向けるとなぜかそこにうるさくそして自分よりも遥かに小さい子供が慎ましい胸を張り両手を腰に当てて堂々と立っていたのだった……

 

 

? 「ようやく誕生した…これでワシを含めて

   2人目じゃ♪」

 

その少女は喜びそして歓喜していた。ようやく自分以外の生命が誕生したことをようやく話せる者が出来たと。だが目の前の男を見続けて、

 

? 「しかし、このたわけはいつまで眠っている

   のか……」

 

少女は若干呆れながらその男に声をかける。

 

? 「お~い起きろ」

 

? 「………………」

 

某RPGゲームのように言うと返事がないただの屍のようだの状態だ……そして少女は諦めずもう一度声をかける。

 

? 「起きろ~」

 

? 「………………」

 

だが目の前の男は目を覚ますことは無さそうだ。

 

? 「こっこやつは………彼奴じゃったら絶対に

   起きる筈の起こし方なんじゃがなぁ……!」

 

深呼吸して大きく息を吸いそして、

 

? 「起きろー!!!!」

 

?  ( ̄□ ̄;)!!!!!!

 

少女はとうとう起きないことに怒りを覚えてその男性を大声で強制的に叩き起こす。

 

? 「やっと起きたかたわけ!!ワシの声に耳を

   かたむけんか!!」

 

これがこの少女のちょっとしたあらすじだそして今に戻り少女と男性はお互いを見つめ合っていた

 

? (このチビスケは誰だろうか俺は意を決して

   聞いて見るか)

 

そう考えた男性はその少女に誰かと訪ねる。

 

? 「お前は誰だガキ?」

 

そう男性が言うとその少女の頭からカチンと変な音がなった。すると顔が怒りの顔となっており今の一言で若キレたようだ。

 

? 「は?貴様の母親に向かって誰がガキじゃ!

   言っておくがワシは貴様より年上じゃ!!

   少々わきまえろ青二才が!!!」

 

そう少女に言われた男性もカチンと音がなった。これが怒りというものなのだろか。無性にモヤモヤする。

 

 

? 「なんだとこのチビ!!てめぇガキかと思っ

   たらBBAかゴラ!それに誰が青二才だ!

   俺から見ればお前の方がガキだろうがいや

   この見かけ倒しのロリBBAが!」

 

? 「な…なんじゃと……貴様!許さん許さんぞ!

   戦争じゃ!貴様の腐ったその性根を今この場

   所で叩き直してやるわクソガキ!」

 

? 「上等だ!てめぇのその小さな器を殴って

   広げてやるよこのロリBBA!」

 

そうして2人の男女は出会って早々殴り合いを開始したのだった。

 

ドゴンッ!!

 

? 「ぐっ!」

 

? 「ぐへっ!?」

 

お互いにクロスカウンターとなるがそんな事を気にせずにまた暴れだす。何もない真っ暗の場所で拳、蹴りなどがぶつかりあう音が聴こえてくるのである。だがこれは普通の何気ない人間同士の殴り合いなら良いのだが今殴り合っている2人の殴り合いはいまいる闇の空間(宇宙)を揺るがすほどの殴り合いなのである。唯一の救いは、今この場所にいるのがこの殴り合っている2人だけだから良いものの、もしこの場所に他の生命体、生物がいればそれはまさに阿鼻叫喚の『地獄絵図』この言葉につきる衝撃なのだそしてその2人が殴り合うこと数分後…

 

? 「はぁ…はぁ……強いなお前………」

 

? 「ふっふっふまだまだじゃな♪」

 

2人は殴り合いの末、体力的に限界が来ていた。そして男性が少女に声をかける。

 

? 「は~そういえばあんた名前は?は~は~」

 

? 「あんたじゃないわいワシは名は龍神の千

   それが名でそちの母親じゃそれと少しは

   ワシをいたわらんか」

 

? 「断る……だがそうか……ところで俺の名前を

   知ってるか?」

 

千 「あぁそちの名は、理久兎(りくと)この世界の森羅万象

   万事万物の(ことわり)を作りし者

   理の番人じゃ……」

 

理 「そうか……いい名前だ…な…ふぅ~~~……」

 

理久兎と言う名を聞き共に力が抜けて倒れる。どうやら殴り合いをした結果、疲れたようだ……

 

千 「どうやら疲れて倒れてしまったようじゃの

   どれワシも寝るかの…おやすみ我が息子よ」

 

そうして1人の男神が誕生したのだった

 



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第2話 母との対話

何もない空間の中1人の男が目覚めるその男は理久兎と言われた男だ。

 

理 「う~んここは……」

 

理久兎は辺りを見渡し自分が何をしたのかを思い出す。

 

 

理 「そうだ確かあのロリBBAと殴り合って

   それから俺自身の名前を聞いて疲れて…

   気絶したのか?」

 

ここまでを理久兎は思いだし自身は……

 

理 「は~情けないな…俺……」

 

理久兎は自分が情けなく感じていた。そして理久兎はふとあることを思い出す。

 

 

理 「あれ?そういえばあのロリBBAは何処に

   行った?」

 

そう前回理久兎と殴り合った少女、千がいないことに気がつく。すると理久兎の隣で……

 

千 「う~ん……ふわ~~」\( ̄0 ̄)/

 

千があくびをしながら目覚めるそれを見た理久兎は、

 

理 「……え……え?」( ̄□ ̄;)!!

 

ただ驚くことしか出来なかった……そしてそんなこととはどうでもいいのかとい言わんばかりに千が話しかけてくる

 

千 「お~おはよう、よく眠れたか理久兎よ?」

 

千は理久兎によく眠れたかを聞くそしてそれについて理久兎は語る

 

理 「あぁ……良く眠れたよ」

 

と、言うが実際は気絶だ。

 

千 「そうかそうかアハハハハハハ♪」(*´∀`)

 

そう言いながら笑うすると理久兎は

 

理 「………てっ!何俺の横で添い寝してんだロリ

   BBA!!」

 

千に大声でBBAと言うと

 

千 「あっ今何つった?」(# ゜Д゜)

 

千がキレたそして「何つった」と聞いた理久兎もう1度今言ったことをリピートしようとすると……

 

理 「はっ?…BBって……!!」

 

その時、理久兎には見えてしまったのだ……千の後ろに物凄くドス黒いオーラが渦巻いているのが……その時理久兎の心の中では

 

理 (これはヤバイBBAと言ったら前の二の

   舞か)

 

ただ危険と警報を鳴らしていたそして理久兎は、

 

理 「いっいや~私の可愛らしいお母様がなぜ

   私に添い寝しているのかとアハハハハ」

 

理久兎は千をおだてつつ猫をかぶることにした。

 

千 「そうかそうか可愛らしいか」(*^▽^*) 

 

理 「うんうん可愛らしいですよー(棒)」(  ̄▽ ̄)

 

もう途中から棒読みだ。関わるのも面倒くさく感じた。

 

理 「でっなんで俺の横で添い寝していたんだ?」

 

そしてもう一度聞きたかったことを千に聞くと

 

千 「いや~ワシもそちと暴れて疲れての~」

 

千から案外真面目?な回答が出て理久兎は、

 

理 「あっ……さいですか」

 

キョトンとしてしまいもうこう答えるしかない。

 

そしてなんやかんやあり数分後……

 

理 「いくつか質問してもいいか?」

 

理久兎は千に質問をしていいかを聞く

 

千 「なんじゃ?聞くなら一つずつで頼むぞ?」

 

千は理久兎の質問に答える構えをとったそして理久兎はその言葉に甘えて質問をする

 

理 「あ~まず俺の名前実際あの名前なのか?」

 

千 「というと?」

 

理 「いや~なんと言うかな~」

 

理久兎は自身の名前がまさかの3文字と言うことは無いだろうと思い、千に聞いたのだ……すると千はそれについて答える

 

千 「ま~実際は少し省略したんじゃよ」

 

どうやら理久兎の、名前は省略名のようだ……

 

理 「へ~省略しないで言うと?」

 

千 「本来の名前は、理久兎乃大能神(りくとのおおのかみ)じゃ」

 

それを聞いた理久兎……

 

理 「長いな~実際聞くとなると……」

 

ただ長いとしか思えなかった……

 

千 「じゃろ?だから省略して理久兎なのじゃ」

 

理 「ふむ……………………」

 

そう言われた理久兎は少し考えた。

 

千 「どうした?」

 

理 「いやなんか足りないな……な~おふくろ」

 

千 「お…おふくろ…まぁBBAとかよりはましか」

 

どうやら千の呼び名はロリBBAからおふくろに進化したようだがそれについて千は少しショックを受けていた。

  

千 「でっなんじゃ?」

 

千がそう言うと理久兎は面白いことを述べる。

 

理 「俺の名前に少し付け足していいか?」

 

どうやら名前に少し足したいようだ

 

千 「ほう、して何を付け足すのじゃ?」

 

どうやら千は名前の付け足しについては反対しないようだ。そして理久兎はこの何もない真っ暗な空間を再度見るそして理久兎は口を開く。

 

理 「う~ん……この空間は何処を見ても深い黒の

   色そして何も見えない無常……」

 

理 「深…常…」

 

千  (・_・?) 

 

理 「深常(しんじょう)……深常理久兎乃大能神(しんじょうりくとのおおのうかみ)

 

そう言うと理久兎は自身の省略名+αを述べた

   

理 「またの名を『深常理久兎(しんじょうりくと)』うんこれで

   決まりだ!」

 

この名前に納得した。長さも丁度良い。

 

千 「そうかなかなか良い名になったの~」

 

理 「ああ中々良い名前だ気にいった」

 

千 「そうか……」( =^ω^)

 

千は自身がつけた名前を喜んでくれたことに喜びを感じていたそして理久兎はもう1つ質問をする。

 

理 「次に俺には何か能力があるのか?」

 

理久兎は気絶する際に母、千が言ったことが気になっていただからそれについて理久兎は千に聞く。

 

千 「……あ~あるぞ、そちの能力もとい力は、

   『理を司り扱う(ことわりをつかさどりあつかう)程度の能力』じゃ!」

 

理 「そうなのか~……」

 

理久兎のこのリアクションを見た千は、

 

千 「なんじゃ?なんかつまらん反応じゃな」

 

意外につまらない反応で少しガッカリしていた。そして当の本人である理久兎は、

 

理 「う~ん反応に困るな」(´・c_・`)

 

ただ反応に困っていた。

 

理 「ま~うん、とりあえず能力のことは

   おいておいて、な~おふくろ」

 

千 「なんじゃ?」

 

そう言い理久兎は少し言葉をためて、

 

理 「良い名前をくれて本当にありがとうな」

 

千に感謝の礼を述べるすると千は顔を真っ赤にして

 

千 「ふん!そっ!そんなではデレんぞ!」

 

どうやら軽くデレたようだ。そして2人は、

 

千&理「フフフアハハハハハ♪」

 

笑い合ったそして2人の笑い声がどこまでも続く深い無常の黒の空間内に響き渡るのだった。



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第3話 母との対話(物理)

今俺はある状況にたたされている。え?どんな状況だって?それは悪い説明不足だった。少し時間を戻す。

 

  数時間前

 

理 「シュッ!シュッ!シュッ!」 

 

今現在修行しているところだ、何故なら最初のおふくろとの出会いの際に自分はおふくろの千より劣っていると認識したからだ。だからこうしてイメージトレーニングで相手が千だというイメージして戦っているのだ。

 

千 「ほ~せいが出るの~」

 

理 「うるさいぞおふくろ」

 

理久兎が振り向くとそこには、ロリッ子もといロリB…可愛らしいおふくろが立っていた。

 

千 「のぉ~理久兎そのおふくろは少し止めて

   ほしいのじゃがの~」

 

理 「…………は?なんでまた?」

 

千 「何かの~せめて母上またはお母様の方が

   良いのじゃがなぁ~てっ……おい!おんし

   なんじゃその顔は!?」

 

理  !!(゜ロ゜ノ)ノ  

 

この時に頭に過った考えはどうしたんだ頭を強く打ったのか?いやそれとも年のせいでとうとうおかしくなったかと思ってしまった。しかもその時間わずか1秒で頭の回路という回路をかけぬけたのである。

 

理 「どうしたんだ急に?頭に棒でも刺さった

   のか?」

 

千 「そうそう頭に刺さっている♪って!これは

   品格のあるワシの誇りの角じゃ!たわけ!」

 

理 「ツッコミができているなら正常か……

   おふくろは何時もの調子だしな~」

 

千 「それはどういう意味じゃ?ま~良いわその

   何と言うかのちょっとした夢でのぉおんし

   に母上とか言われるのがな……の…じゃから

   1回ぐらいは言ってくれないかの?」

 

理久兎の答えはすぐに出た。

 

理 「面倒だから無理だなだから断る!

 

この時間たったの0.001秒である

 

千 「くっ!やはりタダではいかぬか……」

 

千は考えた。そして1つの答え。もというまく理久兎を誘導する方法を思い付いたのである。

 

千 「なら1つワシと賭けをせぬか?」

 

理 「賭け?」

 

千 「そう賭けじゃよ…内容はワシとおんしで1対

   1の組み手をするのじゃ3本勝負をしてその

   うちどちらか2本とったらその者の勝ちじゃ

   ワシが勝てば1日だけワシを母上と呼ぶのが

   そなたの罰ゲームじゃ!そちが勝てばワシの

   ことを1日BBA等と呼んでもかまわんぞ?

   どうじゃ勝負しないか?」

 

理 「………………………………」

 

それは何とも美味しいお話だ。つまり勝てば良いという事だ。そうすればおふくろを1日だけだがBBAと呼んでも怒られないのは本当に美味しい話だ。

 

千 「どうした殺らないのか?」

 

理 「いやおふくろの話にのった良いぜやって

   やんよ」

 

千 「見事にのったの……」

 

理 「相手に不足なしあの時の借り返して

   やるよ!」

 

千 「では…………」

 

2人「いくぞ!!」

 

これがさっきまでに起きたあらすじだ。理解した筈だ。今現在の状況は、俺が一本、おふくろが一本と引き分けである。では今現在の話に戻る。

 

千 「中々やるのぉ燃えてきたぞ♪」

 

理 「そっちもな……」

 

そう言うと御互いに拳を構えそして

 

2人「「これで終わりだ(じゃ)~!!」」

 

ドゴンッ!!

 

千 「ゲホ!」

 

理 「うぐ!」

 

バタン!バタン!

 

お互いに殴り合い顔にクロスカウンターが決まり引き分けに終わる形になった。

 

理 「クククアハハハ♪」

 

千 「アハハハ♪」

 

そしてお互い笑い合い声が響いていた

 

千 「は~まさか引き分けるとはの………」

 

理 「どうした?そんなに落ち込んで?」

 

千 「悔しくてのおんしに母上と言ってもらえ

   なかったからの~」

 

理 「ま~落ち込むなよ俺は良い経験になったよ」

 

と、言うがおふくろはガックリと項垂れていた。これでは張り合いがなくてつまらないため、

 

理 「だからこれはお礼だ」

 

千 「どういうことじゃ?」

 

理 「ありがとうよ母さん」( ^∀^)  

 

千 「!?ずるいぞ……まったく…」(///∇///)

 

こうして母と殴り合いをして絆を深めたのだった……



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第4話 弟と妹が出来ました

理久兎side

 

理 「もうかれこれ1000年位かな?」

 

この1000年の時間色々あった、おふくろに会いBBAと言って取っ組み合いになり、自分自身の名前を聞いて、そして強くなるために、修行をしてと本当に長かった。

 

千 「お~い理久兎!」 

 

理 「どうした、おふくろ?」

 

千 「いい~からちょっと来んかい!」

 

理 「なんなんだ?まあ~行くか」

 

呼ばれて仕方なく千の元へと向かうと、

 

理 「で、どうした?」

 

千 「見るがよいどうじゃ」《*≧∀≦》 

 

理 「どうと言われ…て……も……!?」

 

理久兎の目に映る光景はとても信じがたい者達だった。そして話は数分前に戻り千は1人静かに瞑想をしていると、

 

千 「っ!この感覚理久兎の時と同じ感覚この

   反応からして近いな…」

 

ロリ神様移動中

 

千 「やはり、そうじゃったか…これは理久兎に

   見せたら驚くの~」(*^▽^)

 

そう思った千はいても立ってもいられなくなり自身の息子を呼ぶことにした。

 

千 「お~い理久兎!」

 

理 「どうした、おふくろ?」

 

千 「いい~からちょっと来んかい!」

 

理 「で、どうした?」

 

千 「見るがよいどうじゃ」《*≧∀≦》

 

理 「どうと言われ…て……も!?」

 

理久兎の驚く顔に千は満面の笑みをするのだった。そして視点は理久兎に戻りこの状況に整理できないでいた。

 

理 「なんなんだ?この状況」

 

今、理久兎の目の前に二人の男の子と女の子がいて、そしてその二人の後ろでニヤニヤ喜んでいるロリB…もといおふくろ、どうしてこうなった?

 

理  (しかもなんか2人ともこっちをジーと見て

   るし………そして男の子の方はニコニコして

   見て女の子は若干怯えてるし…まずおふくろ

   に聞くか……)

 

そう思った自分は千に、

 

理 「な~おふくろ……」

 

千 「どうしたのじゃ?」

 

理 「どこから拐ってきた?」(´д`|||)

  

千 「え?は~~~!」Σ( ̄□ ̄;)!!

 

と、大声で叫び千の後ろにいる少年と少女はビクリと震えていた。

 

理 「いいから元の場所に返してきなさい」

 

千 「いや!いやいやいやいや!なぜそうなる

   のじゃ!?」

 

理 「えっ?……違うの?」

 

千 「違うわい!!」(#`皿´)

 

この怒り方からしてどうやら違うみたいだ。では一体どういう事なのだと思っていると、

 

千 「は~この2人はそちの、弟と妹じゃ…」

 

理 「へ~そうなのか~……え?」

 

一瞬固まりそして信じられないことを目にしたため、

 

理 「は~~~~~~!?」

 

千と同様に自分も叫んでしまった。

 

千 「驚いたか?」( ^∀^)

 

理 「いや驚くよそれ!!」

 

少年「あの~」

 

少女「…………」

 

2人「ん?」

 

少年は手を上げて何かを言いたそうだ。そして少女はそんな少年の手を繋いでうるうると見てくる。少年は自分達に、

 

少年「僕逹の名前は何ですか?」

 

少女 コクコク

 

千 「あ~すまんのもう2人の名前は決めておる

   のじゃ」

 

理 「ほ~どんな名前だ?」

 

どんな名前かと気になると千はその名前を発表する。

 

千 「まず男の子の名前は伊邪那岐(イザナギ)そして女の子の

   名前は伊邪那美(イザナミ)これがそち逹の名前じゃ」

 

イギ「イザナギ」

 

イミ「……イザナミ」

 

イギ「気に入りました!」

 

イミ「……気にいった…」

 

どうやらおふくろがつけた名前はお気にめしたようだ。

 

千 「そうかそうかアハハハハハハ♪」

 

イギ「ありがとうございます母上!!」 

 

イミ「……ありがと…お母さん」

 

千 「うお~ん!」・゜・(つД`)・゜・

 

理 「うわ!なんだよおふくろ急に!」

 

おふくろが急に泣き出し何だと思っていると、

 

千 「ついにわらわをその呼び名で呼んで

   くれる子供が~~~」゜・(つД`)・゜

 

理 「まったく大げさな…」

 

大袈裟すぎて呆れてしまう。それは伊邪那岐もそう思ったのか苦笑いで伊邪那美は良く分かっていないのか疑問符が浮かんでいた。

 

イギ「アハハ……」

 

イミ (・_・?)?

 

理 「あ~え~とお2人さん……」

 

2人 (´・ω・`)??

 

理 「俺の名前は、深常理久兎乃大能神…長いから

   理久兎でいいよろしくな♪一応2人の兄にな

   るのかな?」

 

と、軽く挨拶をすると2人は笑顔となって、

 

イギ「はい!!よろしくお願いします兄上!」 

 

イミ「……よろしくお兄様……♪」

 

理 「あ~よろしくな」( ´∀`)

 

と、挨拶をしてきてくれた。こうして俺に2人の弟のイザナギと妹のイザナミが誕生したが、

 

千 「うお~~~~~~ん」・゜・(つД`)・゜・

 

理 「まだ泣いてんのかよおふくろは……」

 

と、自分は千がまだ泣いていることに呆れる。だがこうして2人の神が誕生したのだった。



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第5話 惑星作るZE

 

前回(第4話)俺に、弟のイザナギと妹のイザナミが誕生しました。本当に最初はおふくろが、どっからか拐ってきた子供かと思いましたが普通に誕生したと聞いてガチで驚きました。

 

あれからさらに500年位かな?

イザナギとイザナミが大きくなりました。

でもなぜかおふくろは、いまだにロリ姿です。

生命の神秘というもんじゃないなこれは、そしてさらに、今現在おふくろである千からあることを提案されました。

 

それは…………

 

理 「はっ(゜ロ゜)?今なんていった?」

 

千 「いやじゃから何か飾りつけをしようかと…」

 

理 「ま~確かにこのままというのも味気ないな」

 

千 「じゃからの~……」

 

そうこれはいわゆる星々、惑星創世の秘密なのだが今回特別にこの話を読んでいる読者様に教えよう。神の気まぐれで星が誕生した瞬間の日を、

 

イギ「どうしたんですか、母上、兄上?」

 

イミ「…?何やってるの?…」

 

理 「お~ちょうどいいところに実はな……」

    

理久兎は千の言ったこと全てを伊邪那岐と伊邪那美に伝える。

 

イギ「なるほどかざりつけですか……」

 

イミ「……ほむ……」

 

イギ「創るの良いとして出来るのですか?」

 

イミ「出来るの?お母様、お兄様?」

 

自分と千は少し考えると息を合わせて、

 

理 「出来るだろ何となくだが」

 

千 「出来るじゃろ何となくじゃがな」

 

イギ「凄いもの凄いぐらいにハモってるてか何と

   なくなんですか?!」

 

イミ「ハモってて凄いけど何となくなの?!」

 

何となくという言葉に伊邪那岐と伊邪那美は不安を覚える。すると伊邪那岐は何を思ったのか、

 

イギ「…そうだ!こういうのはどうでしょうか?」

 

3人  (・_・?)??  

 

イギ「1人で1つ以上の飾りつけをするんですよ

   一番良くできた者には何か願いごとを叶え

   るというのは どうでしょうか?」

 

理 「それはつまり1対1対1対1ということか?」

 

イギ「はいそうです兄上!」

 

千 「ほう…面白いよいじゃろう」

 

理 「確かに面白そうだなそれは」

 

たまには伊邪那岐も良い事を言う。これは本当に面白そうだ。

 

イミ「お兄ちゃん…グッジョブ」(^^)b

 

イギ「ありがとう♪」

 

良い意見なのだが自分には少し思うことがあった。

 

理 「な~おふくろ……」

 

千 「なんじゃ?」

 

理 「さすがによ~俺ら2人はいいとして伊邪那岐

   と伊邪那美は生まれてまだ500年なんだし

   ハンデをあげても良いと思うだが?」

 

それは2人がまだ幼いという事だ。それならハンデをあげようと思っのだ。

 

千 「ふむ確かに……ならイザナギとイザナミよ…

   そち逹は2人で創るがよい」

 

理 「お~いいハンデなもんで」

 

イギ「いいのですか?母上?兄上?」

 

イミ「…………いいの?」

 

と、2人は一応確認のために聞いてくるが自分や千は対して問題がないため、

 

理 「俺は問題ない」

 

千 「ワシもよいぞ」

 

もうこの通りである。そして千は大きく深呼吸をして、

 

千 「ふぅ………さて創るかのそち逹よ準備はよい

   かの?」

 

理 「いいぜ!」

 

イギ「こちらは問題ありません」

 

イミ「大丈夫……」

 

千 「では創るかの~」

 

こうして自分達は飾りを作るのだった。そして数日後……

 

千 「では皆しゅう準備はできたか?」

 

イギ「ええ大丈夫です。母上」

 

イミ「うん♪……」

 

千 「理久兎よできたか?」

 

理 「あ~なんとかな……」

 

そういうが実際創るのがこんなにも大変だとは思わなかった。色々創って何故か周りに多くの石が回ってるのとか「土星」ガスみたいなのが充満しているのとか「木星」またまた赤く乾いたやつとか「火星」だがやっとできたのが光輝く飾りで精一杯だ「月」

 

千 「ではワシからかの、ワシが創ったのは

   これじゃ!!」

 

理 「熱っつなんだこれ!!」

 

イギ「すご…い…………」

 

イミ「熱い~……」

 

千 「どうじゃ!ワシの創った飾りは!」

 

そう皆さんの思っている通りこれは熱い星です。皆さんの言葉ではこう言うでしょう。

 

イミ「お母様この飾りの題名は?」

 

千 「この飾りの題名は「太陽」じゃワシの心の

   暖かさが感じるじゃろ?」

 

理 「いや暑苦し~わ~!」

 

イギ「母上の寛大さを感じますね熱いけど

 

イミ「うん…………」( ̄~ ̄;)

 

千 「そうかそうかアハハハハハハ♪して次は

   誰が発表するのかの?」

 

理 「なら俺が出るぜ!……このままいくとインパクトが

   《small》薄くなるからな

 

インパクトが薄くなると思い自分が先にでて発表する。

 

理 「俺が創った飾りはこれだ」

 

千 「おんし、何個創ったのじゃ?」

 

イギ「これはある意味すごいですね」

 

イミ「……確かに……!?」

 

そう理久兎は色々と失敗を繰り返し、繰り返しするこによって何個創ったのかはわからないに近い、だが唯一大きく形として残せたのはわずか8個の飾りなのである

 

理 「この飾りを代表としてだすぜ」

 

千 「何とも光輝く飾りじゃの~」 

 

イギ「淡くて優しい光……」

 

イミ「眩しくないね…」

 

と、感想を述べてくれる。そしてこの飾りの名前を答えた。

 

理 「これの題名は「月」だよ」

 

千 「おんしにしては良くできたの」

 

理 「しては、は余計だ!さてと最後は2人だよ」

 

イギ「はい!兄上」

 

イミ「うん……」

 

イミ「行くよお兄ちゃん」

 

イギ「あぁ!」

 

前に出ると2人は息を合わせて

 

2人「せ~の!!これでです!」

 

千 「これは何とも美しい飾りじゃの~」

 

理 「すげ~これを伊邪那岐と伊邪那美が創ったん

   だよな!?」

 

その星は青く輝きそしてただ青いのではなく緑色やはたまた白い色もありそれはとても美しい星なのだ。

ここで説明だかイザナギの能力は「天地開闢を司る程度の能力」イザナミは「黄泉の力を司る程度の能力」分かりやすく言うと創造と破壊の能力だ。この2つの力を合わせて創られたこの飾りは生命が始まり終わる、この一生を綺麗に美しく果てしなく見えてしまう。だがそれ以上に、美しい言葉以外に思い付ない。

 

千 「のうこの飾りの題名はなんぞ?」

 

理 「あ~それ俺も気になる早く教えろよ」

 

イギ「この飾りの題名は………」

 

理 「題名は?」

 

イミ「題名……は…」

 

千 「何じゃ?何じゃ?」

 

と、千は楽しみにそして速く聞きたそうに言うと、

 

イギ「地球です」

 

イミ「地…球…だよ」

 

と、2人は答えた。何ともシンプルな名前なのだろう。

 

千 「地球…か……フフ♪」

 

理 「地球ね……クククアハハ♪」

 

イギ「えっ?」

 

イミ「何で笑ってるの?」

 

何故笑うか?これが笑わずにはいられまい。

 

千 「良いではないか♪のう理久兎よ?」

 

理 「あぁとてもいいじゃん!これはあれだな

   おふくろ?」

 

千 「そうじゃな♪」

 

イギ「えっ?」

 

イミ「な…に……?」

 

千 「伊邪那岐、伊邪那美よワシはおんし達が

   とても良いと思うのじゃがの?」

 

理 「ああ本当だな俺も2人の作品に一票だ」

 

そうそれは自分達の作品よりも伊邪那岐と伊邪那美の作品が一番だと思ったのだ。

 

千 「ということは?分かるじゃろ2人とも?」

 

理 「おめでとう2人共♪」

 

イギ「あっありがとうございます!」

 

イミ「やっ…た……♪」

 

千 「では約束どうり願いを言うが良い♪」

 

理 「2人の願いを言ってみなさい♪」

 

それを聞いた2人はお互いの顔を見て頷き決心した顔で、

 

イギ「伊邪那美……」

 

イミ「……うん♪」

 

そして自分達の方に顔を向けると、

 

イギ「まず母上には僕逹が創った飾りに命を生命の

   誕生をおねがいしたいです!」

 

千 「良かろう!!」

 

イミ「お兄様には、生物、生命が規律良く生きられ

   る(ことわり)を創ってほしい……」

 

理 「ああ いいぜまかせろ!」

 

千 「ではやるか理久兎よ…!」

 

理 「あぁ他でもない弟と妹のためだ!」

 

こうして地球には、生物生命が誕生し、そしてそれを守るための理が創られた。

 

そして後にこの創った飾りの数々は龍神、千によってひとまとめに、星、惑星、と名付けられのであった。



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第6話 理久兎は自分を知る

イザナギとイザナミの願いを叶えて約100年位たったかな?今現在進行形で理久兎は伊邪那岐と伊邪那美を見ていてあることを考えていた。

 

理 「う~ん(´-ω-`)…………」

 

イギ「どうしたんですか兄上?

 

イミ「浮かない…顔して……

 

理 「いやな~色々あって聞けなかったことが

   いくつかあってな……」

 

イギ「どういう事なんですか?」

 

イミ「何を?」

 

と、聞いてくると丁度良いところに千がやって来た。

 

千 「なに話しておるのじゃ?」

 

理 「あっちょうどいいところに」

 

千 「なんじゃ?理久兎よ?」

 

理 「実は、聞きたいことがあってな」

 

千 「ほう、して何を聞きたい?」

 

理 「今さら聞きそれたんだか、俺自身について…

   かな?」

 

そう疑問に思っていたのだ。自分自身の事に。時が経つにつれて伊邪那岐と伊邪那美はみるみると成長しているのに対して自分は何にも成長していないことに。

 

千 「そちは…気づいておったのか…『寿命』が

   あることに」

 

理 「やっぱりか……」

 

イギ 「えっ?!」

 

イミ 「……!?」

 

千  「いつから気づいておったのじゃ?」

 

理 「何となくいや前によ母上とかそんな事を言

   ってただろ、その時何であんなにもせかし

   ていたのかってな」 

 

その時の事を言うと千は驚いた表情になり、

 

千 「!!そうかそこから分かった…ならばワシ

   も言おうそちの秘密を理久兎よそちは簡単

   に言うと伊邪那岐と伊邪那美の試作品みた

   いなもんじゃ……」

 

理 「試作品ね……」

 

千 「力や身体能力等はイザナギやイザナミを

   はるかに越えワシとほぼ同等じゃが伊邪

   那岐と伊邪那美とは違い『完全な不老不

   死』ではない……そして伊邪那岐と伊邪那

   美はその分、力を押さえることで『完全

   な不老不死』にすることができたのじゃ」

 

イギ「そんな……兄上が何で……」

 

イミ「ウソ……なんだよね……ぐすウェ~ン」

 

千 「いや、ウソではない残念ながらな」

 

理 「そうか……」

 

だが寿命があるなら後、何年生きれるのかが疑問に思った。

 

理 「なら後、俺は後何年生きられる?」

 

千 「後この調子だともって約500年」

 

意外に短い。すると伊邪那岐と伊邪那美は泣きながら、

 

イギ「ウソだといってください母上!!」

 

イミ「嫌だ…嫌だよ…お別れ…したくないよ」

 

と、言うが自分自身もすぐに死ぬとか勘弁してほしい。

 

理 「………………………………」

 

千 「…………おんしら何か勘違いしてないか?」

 

3人「は?」(・_・?)??  

 

千 「確かに寿命はあるし死ぬがまた蘇えるぞ?」

 

訳の分からない事を言い出してきた。

 

理 「どういうことだ?」

 

千 「言ったであろう『()()()()()()()』出ないと」

 

理 「いやだから生きられな……!!!」

 

この時に自分は気づいた。おふくろの言うその言葉の意味

をようやく理解した。

 

千 「そうじゃそういうことじゃ理久兎よ」

 

イギ「そう言うことですか…母上」

 

どうやら伊邪那岐も気づいたようだ。

 

イミ「えっえっ…どういうこと?」

 

イギ「つまりなイザナミ、兄上は」

 

理 「()()()()()()()()()()』こんなところか…」

 

千 「その通り!!」

 

イミ「分かりやすく…説明して」

 

イギ「つまりなぁイザナミ僕逹はほぼ永久的に活動

   できるけど兄上はその寿命の分生きたら1度

   死んで生命エネルギーを蓄えて、また蘇えれ

   るんだよそしてそれを繰り返す…そう言う事

   ですよね…母上?」

 

千 「良く説明できたな伊邪那岐よまさにその

   通りじゃ!!」

 

つまり心配して損したということだ。

 

理 「で、死んで約何年位したら蘇えるだ?」

 

千 「それは、ワシでもわからぬじゃがそんなに

   長くはないはずじゃ」

 

理 「そうか……力があればそれ相応の犠牲が

   あるか……」

 

と、手をグーパーして言うと千は申し訳なさそうに、

 

千 「すまなかった、ワシのワガママでそちを

   そんな体にしてしまって」

 

理 「いや気にするなよおふくろ」

 

別に気にしなくても良い。それに、

 

理 「俺を創ったからイザナギやイザナミが元気

   でいられるんだから♪」

 

イギ「兄上……」

 

イミ「兄様……」

 

自分の弟と妹がそんな体にならなくて良かったと思えたからだ。

 

理 「それができただけでもよかったよそれと」

 

千   ?(・_・?)

 

理 「そんな俺を自分の子供として見てくれて

   俺は逆に感謝していんるんだ……」

 

千 「理久兎…………」

 

理 「だからありがとうな母さん」

 

千 「っ!?こちらこそありがとう理久兎……」

 

イギ「兄様ー!!母上!!」

 

イミ「お母様…お兄様……ウワ~ン!」

 

ガシッ

 

理 「ちょっ!くっ!くっつくなって!!」

 

千 「フフフフアハハハハハハ」

 

理 「やれやれ…ハハハ………」

 

神達はこうしてまた絆を深めるのだったがそこから3日後の事。

 

理 「少しいいか3人に相談したい事があるん

   だが………」

 

千 「なんじゃ?理久兎よ」

 

イギ「兄上?」

 

イミ「…………?」

 

3人から見ても理久兎の表情は、真剣でまっすぐな目をしていた。

 

理 「俺は、色々なところを見て回りたい!!」

 

千 「…つまり冒険に出たいと?」

 

理 「あぁそうなるな」

 

千 「行ってくるがよい」

 

理  !!!!!!

 

即答で答えてきた。嬉しいから良いのだが

 

イギ「僕も応援しています兄上は大丈夫だと」

 

イミ「うん♪兄様なら大丈夫♪」

 

理 「ありがとう…………」

 

千 「してどこに旅立つのじゃ?」

 

理 「それは決まってるさ」

 

理久兎はもう旅立つ場所である1つの星を指差しこう告げた

そう、その星こそ自分達4人で創りあげた飾り、いや星、違うな、惑星と言った方がいいのかもしれない

 

理 「あの美しき『地球』さ♪」



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第7話 初の死それは餓死

 

理 「ふ~何とかついた~ふわ~あ」

 

そう今現在進行形で理久兎もとい自分は地球に、降り立った。降り立った場所は綺麗ですんだ川が流れ、俺の、おふくろである千が創世した命育む者達が住んでいる森何よりもこの青色に染まった大空、その大空に映るおふくろの心のような暖かさを表した太陽、他にも説明しきれない物が多々ある

 

理 「う~んいい景色!とりあえず歩いて散策

   するか」

 

そう呟き近くから散策をするのだった。

 

理 「う~ん参ったな~」

 

理久兎は、今現在散策していてある悩みがあるそうそれは、食料が何も採れていないことである。食料は要らないんじゃないかって?それは少し回想シーンを流そう。これは理久兎がいる地球に降り立つ約数時間前に遡る………

 

千 「理久兎よ、もう行くのか?」

 

理 「ああそうだな…………」

 

千 「そうか…………」

 

理 「…………」

 

千 「…………」

 

理 「そう心配するなおふくろまた会えるさ」

 

千 「そうか…そうじゃな!ワシが弱気に

   なってはいかぬな!」

 

と、千は笑顔でそう言ってくれる。

 

理 「そうそうおふくろはそうでなくちゃな♪」

 

千 「理久兎よ、先に伝えておきたい事がある」

 

理   (・_・?)

 

千 「主はこれまで何か食べ物を食べたか?」

 

と、聞かれ考える。言われてみると何も食べていない。

 

理 「いや食べてないな」

 

千 「そちは前にも言ったとうり伊邪那岐や伊邪

   那美らと違い寿命がある」

 

理 「あぁそれがどうした?」

 

千 「考えて見ろ生物は生きるために食べ物を

   食べるのじゃ?」

 

理 「それがどう…まさか!?」

 

千 「そう!そのまさかじゃ」

 

つまり餓死する恐れがあるという事だ。では何故俺は生きていられたんだ。

 

理 「じゃ~何で俺はこれまで『食べも飲み

   もせず』生きていられたんだ?」

 

千 「それはワシの能力が関係しておる」

 

理 「確かおふくろの、能力は『全の力を持つ

   程度の能力』だよな……それがどうしたん

   だ?」

 

千 「ワシはその能力を使ってこの空間にある

   力を込めたんじゃ」

 

理 「力?」

 

千 「そう、そなたが餓死しないようにな」

 

どうやら餓死しないようにわざわざ能力で保護をしてくれていたらしい。

 

理 「そうなのか……」

 

千 「そして理久兎よここから出たらそちはどう

   なると思う?」

 

理 「食料や飲料水等を見つける必要があるだろ」

 

千 「そのとうりじゃ………いくらそなたが何度も

   蘇ろうとも死ぬのは辛いものじゃ………一番 

   楽なのは苦しまずに死ねたら少しは楽にな

   るじゃろうが……じゃがワシから見れば悲し

   いのじゃ」

 

理 「おふくろ……」

 

千 「だからせめてもの約束じゃ自分自身を悲し

   ませるような死に方だけはせんでほしい…」

 

と、言ってきた。考え意見をまとめると、

 

理 「…………俺はそれを守れるかわからない」

 

千 「…………………」

 

理 「だけど俺以外の人達が俺を犠牲に少しでも

   生きられるなら多少の酷い死に方も覚悟の

   うえだ」

 

千 「そうか…………」

 

千はそっと理久兎に近づき、

 

カバッ!

 

と、理久兎に抱きつき強く抱き締める。

 

理 「おふくろ…………」

 

千 「せめてのまじないじゃ」

 

理 「…………ありがとう…母さん…俺そろそろ

   行くよね

 

千 「うむ!……行って来るがよい!!」

 

これが数時間前におふくろと話した回想内容だ。えっ?

回想とか言っててメタいだろうが気にしたら負けだ。そして現在に戻り、

 

グ~~~~~

 

理 「しかし腹がへったな~あっヤバイもう……

   無理だな…目の前が真っ暗に…………」

 

バタン……

 

と、音を経てて理久兎は苦しみながらも目蓋を閉じていき深い深い眠りへと落ちていくのだった。



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第二章  月に願いを込めて 第8話 復活と自身の力

 

ザーザーザーザーザーザーと雨が降る。そんな雨の滴が自分の頬を撫でる。

 

理 「う~んはっ!」( ̄□ ̄;)!!?

 

雨に気がつき自分は飛び起きた。

 

理 「ここは…どこだ?」

 

理久兎が目覚めた時、空から水が落ちてきていたのである。そのおかげで、目を覚ましたのであろう。

 

理 「確か俺は、……そうだ!確か腹が減って…

   その後…餓死したのか…?」

 

と、死んだときの事を考えるが、

 

理 「あれ?今は、そんなに腹が減ってないな」

 

理久兎がそう口にしていると、

 

理 「はっくしゅん!!ズルズル うー寒い!

   どこかに避難するか……」

神様移動中……

 

理 「おっ!あんなところにいい雨避けに

   なるところが……」

 

理久兎が見つけたのは小さな洞穴である中の広さはざっと

人は3人ぐらいなら収まる洞窟で高さは2mぐらいである。

 

理 「ふ~病にかかると後が大変だからとりあえず

   そこいらにある石を集めてここら辺に落ちて

   いる木の枝をよしできた……後は火をつけて」 

 

ぼんっ!

 

と、言う音が鳴り火が点火される。

 

理 「とりあえず服を乾かしてう~んこれ

   からどうするか……でもなんで食料を

   確保出来ないんだ?」

 

これは死ぬ前のちょっとした続きである。

 

理 「動物がいないな…おっ!こんなとこに

   木の実が!」

 

理久兎はただ普通に取ろうとしただがしかし、

 

バーン!

 

突然木の実が爆発したのであるこれは、理久兎も予想だにせず

 

理 「うわ!なんだこれ!?」

 

これが、次の木の実もそのまた次もこれらが次々に起こり結結果餓死してしまったといことだ。

 

理 「何が原因何だ?とりあえず考えるか……」

 

そんなことを考えていると目の前の草むらが、

 

ガサガサ…ガサガサ

 

と、草むらが揺れているのである。

 

理  (・_・?)?

 

注視しているとその草むらから一匹の怪物が、姿を現したのである、

 

怪 「グルルルルル」

 

理 「何だあれ?」

 

怪 「うまそうな肉があるじゃね~か!」

 

肉など何処にあるのだろうかと思っていると、

 

理 「…………」

 

怪 「食わせろ食わせろ食わせろ~!」

 

理 「チッ!」

 

ダッ!

 

理久兎は襲ってくる怪物の攻撃を素早くいなした。どうやら肉とは自分の事のようだ。

 

理  「こんなとこじゃ狭くて戦えないか」

 

そしてそのまま雨の降るなか外に飛び出した

 

ザーザー ぽた ぽた

 

雨の音が聞こえそして理久兎の皮膚に雨の雫がふれるさらに目の前には口からよだれをたらしてこちらを見ている怪物。この時、理久兎は伊邪那岐と伊邪那美が言ったことを思い出した。

 

イギ「兄上お気をつけください」

 

理 「どういう意味だ?」

 

イギ「今は地球には、母上が創世した生物の中に

   『人間』と言う生命がいます」

 

理 「それで?」

 

イギ「そして、人間達は自分達の恐怖、恐れによっ

   て生まれたある怪物達が徘徊しています。そし

   てその怪物達は自分達の思うがままに生きて

   います…その中には、躊躇なく襲いかかって来

   る奴もいます、なのでお気をつけください」

 

どうやら自分の身を案じて言ってくれたようだ。それはとてもありがたい。

 

イミ「お兄様……今度は…私の番」

 

理  (´・ω・`)??

 

イミ「今…私から見ると…お兄様には4つのオーラ

   みたいなのが見えます…」

 

理 「オーラ?」

 

イミ「うん…なんというか……力の形質みたいな 

   …もの」

 

理 「そうなのか……」

 

その力の形質とは良く解らないが何か自分には力があるようだ。

 

イミ「そして今使える力もあるけど…まだ使えない

   力もあるみたい…後……その力の大きさが……

   極めて…大きいの多分臆病な生物達は……皆逃

   げちゃうかも……だから…地球に行ったら力を

   コントロールする…修行をしたほうがいいよ」

 

理 「教えてくれてありがとう♪」

 

イミ「最後に……」

 

どうやらまだあるみたいだ。

 

イミ「お兄様には『理を司り扱う程度の能力』

   これは…わかるよね……?」

 

理 「ああ、分かるぞ…それがどうした?」

 

イミ「多分…お兄様にはもう1つ能力があるみたい…」

 

理 「マジで!?」

 

トンでも台詞にそんな言葉が出てしまった。

 

イギ「すごいですよ兄上!!」

 

イミ「でも気をつけて…」

 

理    (・_・?)??

 

イミ「その能力は何か…不吉と言えばいいのかな?

   多分お兄様なら大丈夫だと思うけど気をつけ

   て…ね?」

 

弟と妹はこんなにも自分の事を思ってくれるとは。これには本当に心から感謝した。

 

理 「ありがとう伊邪那岐に伊邪那美…俺を気遣

   ってくれて、俺は本当に良い弟と妹そして

   母親を持てたよ♪」

 

イギ「兄上………」

 

イミ「お兄様♪」

 

千 「フフフフ♪」

 

と、伊邪那岐と伊邪那美が言ってくれた事を思い出す。

 

理 「ありがとう伊邪那岐に伊邪那美そして

   母さん…」

 

怪 「グギャー-!」

 

怪物は咆哮をあげて猛烈な勢いをつけて殴りかかってくる。そしてその拳は理久兎の頭上に振りかざされた。

 

ダーン!!!!

 

怪 ニターーー

 

怪物は勝利を確信したように笑っていた。だがそれ故にこれから起こるであろう惨状に目を向けることとなることを知らずにだ?

 

ガシッ!

 

そう理久兎は、避けもせず真っ向から怪物の拳を左手で受け止めたのである。

 

理 「もう…終わりか?おい……」

 

怪   !!!( ; ゜Д゜)

 

ニヤリと笑いながら睨む。この時には怪物の笑みは消えた。そう今怪物にある感情は、勝利を確信した『高揚感』でもなければ『嬉しい』というものでもない。そう今この怪物にあるのは『焦り』いや、もうそれはもう通り越している。今の感情は、自分が死ぬという『恐怖』と『絶望』である

 

理 「今度は、俺の番だ!!」

 

そう言って相手の拳を振り返し、怪物が体勢がよろけた所に、

 

シュッ!ガン!

 

理久兎は足にイザナミが言っていた4つの力の内の1つの力、もとい『霊力』を右足にまとわらせ怪物の顎に蹴りをいれた。そして怪物の顎は強制的にはずされた、

 

怪 「ギャーーーー!!」

 

悲痛の叫びをあげるそして、

 

理 「2発目!!」

 

シュッ!バスン!

 

怪 「アギャーーーー!」

 

今度は左足に『霊力』をまとい蹴りを怪物の右足に命中させそして怪物の右足の骨をへし折り怪物が膝をついた所に、

 

理 「3発目!!」

 

ブゥン!バキン!

 

怪 「ウガヮーーーー!!!」

 

右手に『霊力』をまとわせ先程の蹴りで強制的にはずされた顎にアッパーカットを叩き込み顎を陥没させ、

 

理 「……とどめだ」

 

ザシュ!ブシャーーー!!

 

今度は左手に『霊力』をまとわせ相手の首に手刀を繰り出し、相手の首を、切断した。そして相手の頭は、体から落ちてそして首があった場所からは、血の噴水を作りあげた。

もうその怪物は、叫びもしないだろう。ただ首を切断した怪物の顔にある目は恐怖でいっぱいだったことがわかる

 

理 「これが俺の力なのか……」

 

理久兎はある決心をするもう一度修行をし直す、ということを少しでも自分の力をコントロールし、そして、何よりも自分の力に溺れないために。



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第9話 釣りの最中は邪魔するな

修行をすると決め500年ぐらいが経過した。自分はこの500年の間修行していた。そのかいあって何とか、力のコントロールができるようになった。そして自分の力の気質はリミッターを能力を利用してセーブした。そして4つの力の内1つ『霊力』が使えるようになったがまだ後3つがなぜか使えないでいた。そして今現在、

    

理 「上手に焼けました~♪」

 

どこかで、聞いたことあるような曲を口ずさみながら肉を焼いていた。因みにどこで手に入れたかというと勿論狩りをした。言いたいことはただ一つ。ひと狩りいこうぜ!

 

理 「うまい…うますぎる!!」

 

そして絶賛サバイバル満喫中である。

 

理 「ごちそうさまでした…さ~て昨日作ったこの

   釣り竿で魚を釣りあげるか!」

 

そう言って釣り竿の先に垂れる糸を川に投げる。だが理久兎は、まだわからなかった。これから起こるであろう出会いと別れを。場所は代わりここは森林の中。

 

タッタッタッタ

 

? 「ハ~ハ~ハ~」

 

怪物「まちやがれ~!」

 

怪物「飯だ~飯だ~!」

 

怪物「ヒャッハ~新鮮な女の肉だ~」

 

女 「クッ!!」

 

その女性は後ろに背負っている矢を弓にかけそして射るが、

 

ヒュッ! バシ!

 

怪物によって射った矢を地面に叩きつけられる。

 

怪物「チッ!さっきからうぜ~な!」

 

怪物「兄貴~後少しで追い付きますぜ!」

 

怪物「グヘヘヘヘヘ」

 

女 「本当についてないわねまさか薬の材料採り

   に来ただけでこんな鬼ごっこする羽目にな

   るなんて……」

 

女はそう思いながら道なき道を走る。そして、走りながら、草を掻き分けていく。草を掻き分けていると川に出た。そして、女性の目の前には、その川で釣りをしている男性がいたのであったがそれは理久兎だった。

 

理 「う~む中々釣れないな……」

 

理久兎は絶賛釣りに夢中であった。今現在の成果は、魚1匹とまずまずの成果であった。

 

ガサ!ガサ!ガサ!ガサ!ガサッ!

 

女 「ハーハーハー……!!こんなところに人が

   何で?いや今はそんなことどうでもいい!

   あなた、早く逃げなさい!!」

 

女は優しいことに警告をしてくれた。だか警告を受けた当の本人である理久兎は、

 

理 「よし!もういっちょ!!」

 

ヒュッ!

 

全然警告を聞いていない模様。もう釣り針を川にさすき満々だ。すると

 

怪物「ようやく追い付いたぞ!」

 

女 「しまった!」

 

怪物「覚悟し……グワ!」( ̄□ ̄;)!!?!?

 

グイ!

 

理 「あれ?う~!何で竿が前にいかないんだ?」

 

今現在理久兎が川に投げようとした釣竿の先、そう釣り針は、怪物の口に引っ掛かっている…………

 

理 「おーー!!!!せいや~~!!」

 

怪物「ぐお~!?」

 

ブゥン!ザバン!

 

理久兎は、無理矢理に竿を前に振りかざしたのである結果釣り針に口を引っ掛けられている怪物は大きく川に投げ飛ばされたのである。そして無様なことに、水の底の岩に頭をもろに強打して気絶した。

 

後から来た怪物2匹と女性はただただ唖然する他ない。そして引っ掛けさせた当の本人こと理久兎は、

 

理 「ん?今なんかいたような…まっいっか」

 

これである。もちろん後から来た怪物も黙っているわけではない……

 

怪物「てめーよくも兄貴を!!!」

 

怪物は、大きく腕を理久兎に振りおろした。

 

女 「危ない!!」

 

これがただの人間なら確かに危ないだろうだが今そこにいる男性(理久兎)は、人間ではなく絶対に喧嘩を売ってはならない危険な神様だということを。

 

ダーン!!

 

怪物「やったか!」

 

これはフラグだ。怪物の手の下敷きになったのは、理久兎ではなく理久兎が、頑張って作った釣竿である

 

理 「てめぇ俺が頑張って作った釣竿をよくも!」

 

声は上から聞こえる、そう理久兎は跳躍もとい大ジャンプで避けたのだ……読者様は、物理は詳しいだろうか?落下物は重力にともない速度と落下した時に対象を破壊する威力をあげる。理久兎は自然にそれをやってのけた。そして、それを利用して上から跳び蹴り『霊力つき』をして怪物の頭蓋骨を砕いた。フラグは回収された。

 

ぐちゃ!!

 

怪物2の頭蓋骨が割れその中身が地面に飛び散った

 

女 「ありえないこんなこと……」

 

怪3「ギョエーー死ね~~!!」

 

理 「うっせ~奇声あげんじゃねぇよ!!」

 

理久兎は、殴りかかってくるかかってくる怪物の拳を左手でいなしそしてその力の遠心力を利用して半回転し、右肘『もちろん霊力つき』を相手の顔面に強打させたのである。そのため怪物は失神もとい気絶

 

今現在の怪物の惨状は……

 

1匹目の怪物は川に沈められ頭を強打して気絶。もう2匹目は理久兎の怒りをかったため頭蓋骨かち割られ頭の中身を飛び散らされて死亡。そして3匹目は顔面強打され気絶という結果になった。物凄い惨状である。

 

理 「釣りの最中に邪魔するなっての!!」

 

そう言うとそれを聞いた女性は、

 

女 「えっ?…そこなの!?」Σ(´д`*)

 

と、驚きの声をあげるがそんなのは聞こえない。だが理久兎にとっての悲劇は釣竿が壊れたことだ…製作時間は1日かかったのにだ。壊れてあっけなく終わった。

 

理 「参ったな釣竿破壊されるし魚三匹じゃ物足り

   ないし……はぁ~…ついてないな」

 

と、言っていると女性は理久兎の側に近づいて、

 

女 「え~とその…ありがとうございます…」

 

お礼を述べるが当の本人である理久兎は、

 

理 「ん?あんた誰?)

 

理久兎はまったく気にもとめていなかった模様なのか、この女性は誰?みたいな感じだ。理久兎から見てその女性は結構大人びた雰囲気をまとっていることがわかるそしてお礼を言われたことに理久兎は……

 

理 「……何が?」

 

理久兎がそう言うと女性はそれについての話を進める……

 

女 「え~と実は私この妖怪達から逃げていた

   のよ」

 

理 「妖怪?……この怪物達のこと?」

 

女 「えぇ……つっ!」

 

女性は腕を押さえるのを見た理久兎は、

 

理 「大丈夫か?ちょっと来な……」

 

そう言って女性を木の木陰に案内させて理久兎がその腕を見ると腕に怪我をしていたのが分かった。おそらく逃げている時に腕を木の枝で切ったのだろうと推測を出来た。

 

理 「よし!とりあえずこれで大丈夫だよ…」

 

理久兎は、自分の服の袖を切りその布を水で洗い怪我をしている部分に包帯の替わりとして巻き付け固定させた

 

女 「ありがとう何から何まで」

 

理 「助けたつもりはないんだけどなぁ所であんた

   の名前は?」

 

女 「あらまずは自分からなのが筋よ?」

 

理 「おっと失礼俺の名前は……」

 

と、言おうとした時、自分の本名はまだあまり言わない方がいいと考えた。言おうものなら気まずくなってしまうし変に崇拝されるのは一番嫌だ。そう考え自身の名を偽った。

 

理 「新秒理千(しんびょうりせん)それが俺の名前だ♪」

 

女 「そう私の名前は……八意永琳よろしくね理千♪」   

  

理 「それはこちらもだ永琳…♪」

 

これが理久兎と永琳との出会いであり最初の友人となるのだった。



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第10話 大都市の頭脳

焚き火の火がバチバチと音をたて釣れた魚一匹を焼く。そんな中、理久兎は永琳を自身の拠点…といっても質素だが洞窟につれて来ていた。

 

理 「悪いね昼飯が川魚で…ほら」

 

永琳「いいのよ…気にしなくてもでも良いの?

   貴方が食べなくて?」

 

理 「気にするな食って良いよ」

 

焼き上がった川魚を永琳に渡す。本当は自分も食いたいが客はもてなすもののため我慢することにした。

 

永琳「ありがとう理千……」

 

理 「いいさ♪」

 

そうして永琳は少しずつだが口にいれいく。そして数分が経過し魚を食べ終える。

 

永琳「ごちそうさまでした」

 

理 「お粗末様………」

 

と、言い晩飯やらをどうするかと考えていると、

 

永琳「……ねぇ理千」

 

理 「なんだ?」

 

永琳「貴方が良ければ私と共に都市に来ないかし

   ら?」

 

理 「おいおい…会ったばかりの男に言う台詞か

   それ?」

 

永琳「でも、私もただ気遣われるの嫌だしそれに

   丁度私の護衛が欲しかった所なのよ♪貴方

   見ていて妖怪を容易く蹴散らしていて強そ

   うだし♪」

 

どうやら丁度護衛を探していたようだ。それと怪物は妖怪と呼ばれているらしい。だがこの時に考えた。自然でのサバイバル生活は楽しいが食料に関しては死活問題だ。それに丁度色々な知識を学びたいと思っていたため良い機会と思った。

 

理 「そうなのか?余所者行っても邪魔にならない

   のか?」

 

永琳「大丈夫よ♪」

 

理 「ふむ…まぁ~良いかここにいてもサバイバル

   するだけだしな」

 

永琳「そう…なら了承ね♪」

 

理 「あぁ……ならさっさと行こうかもう昼だ夜に

   なるにつれて怪物が襲いかかって来るから

   早いに越したことはない」

 

永琳「そうね…ならいきましょうか?」

 

理 「だな……」

 

こうして理久兎は永琳の案内の元、都市と呼ばれる場所に向かうのだった。

 

神様、頭脳移動中……

 

永琳「何とかここまで来たわね…」

 

とりあえず何とか永琳の家にあと少しでつきそうだ。途中怪物改め妖怪を蹴散らしながらだけどなんとかここまで来た

そして自分は今現在マジな話で目を疑っている。

 

理   ゚ ゚ ( Д  )

 

永 「どうしたの?」

 

理 「…………すごく…大きいです…」

 

それは巨大な壁が現れたからだ。こんなデカイ壁が建っている様は、見たこともない。

 

永琳「ほら理千行くわよ」

 

理 「あ…あぁ………」

 

永琳はそう言うと門番の元へと向かう。自分は永琳の後を着いていく。

 

永琳「お勤めご苦労様」

 

門番「これは、八意様!!」(*`・ω・)ゞ

 

永琳が挨拶するとそのまま男もとい門番は敬礼した。様つけしている時点で永琳はもしかしたら相当偉い人物なのだろうと。すると門番は自分の存在に気がついたのか、

 

門番「ところでそこの、男性は?それに八意様!!

   どうしたんですかその腕は!!」

 

門番は自分の事についてと永琳の腕の怪我について問いただした。

 

永琳「え~と、さっき妖怪に襲われてそれで逃げ

   ている時に彼に助けられたのよ」

 

門番「成る程そうでしたか、ありがとうござい

   ました!!所で貴方様のお名前をお教え

   下さいますか?」

 

理 「あぁ新秒理千だ、よろしくな♪」

 

門番「はい♪よろしくお願いいたします♪」

 

手を差し出すと門番はその手を握り握手をしてくる。

 

永琳「とりあえず入っていいかしら?」

 

門番「あっ申し訳ございませんどうぞお入り下さい」

 

永琳「行くわよ理千…」

 

理 「了解…」

 

そうして永琳と共に門を通る。そして門を通るとそこには理久兎がこれまで見たことのない景色が広ら目を疑った。それは行き交う多くの人々。高く大きい建造物。こんなものがあるとは驚きだった。

 

理 「スゲー」

 

永琳「理千~おいていくわよ?」

 

理 「あっ待てって!」

 

その後、永琳の後を着いていく事、数10分後、

 

永琳「さてと着いたわここよ♪」

 

自分の目は驚くものばかり捉え更に疑った。目の前の永琳の家はとても大きすぎて。

 

理 「……ここもデカイ…」

 

永 「とりあえず入るわよ」

 

理 「あっはい」

 

そして、入ると想像どうり広く装飾もされていてとても自分がいると似合わないと思ってしまう。

 

理 「なぁ永琳……」

 

永琳「何かしら?」

 

理 「ここに1人でいて落ち着くのか?」

 

永琳「正直もう慣れたわ……」

 

理 「さいですか……」

 

どうやら慣れたようだ。まず慣れって本当に怖い。

 

永琳「でも慣れないとここが貴方の家になるのよ?」

  

 

理 「へ~そう……え?」

 

永琳「ん?どうしたの?」

 

理 「あれ?おかしいぞ?色々話がとんでいる

   ような」

 

永琳「あらそうかしら?」

 

仮定がふっとばされてる。まず永琳と同居するなどと聞いてない。

 

理 「いやそうだろ!今日まだ会って間もない見ず

   知らずの男を普通さ自分の家に住ませるのか

   よ!?」

 

永琳「いやだって、1人だとこの家大き過ぎるのよ

   ねぇ…更に良いことで部屋が余っているし♪

   ついでに私の護衛なら何かあったらすぐにで

   も駆けつけて欲しいのよ♪」

 

理 「嫌!だからといって…もし俺が、永琳襲った

   りしたらどうするんだよ!?」

 

永琳「襲う気ある?」

 

と、聞かれるが敢えて言おう。それはまずないと、

 

理 「いやないな…」( ̄ー ̄)

 

永琳「でしょ?それにもし襲うのだったらその時

   は貴方の頭を弓で射るかもしくは実験台に

   なって貰うから♪」

 

さらりと怖い事を言ってきた。そんなのはごめんだ。

 

理 「はぁ~まぁ良いや…分かった世話になるよ

   永琳…………」

 

永琳「ええよろしくね理千♪ふふふっ♪」

 

こうして理久兎は永琳の家に住むこととなったのだった。



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第11話 理久兎はクスクス

今現在永琳の家に来て約数時間が経過する。部屋を用意され部屋の布団の感触を味わっていると、

 

スゥー

 

と、障子が開く音が聞こえる。音がした方向を見ると障子を開け永琳がやって来ていた。

 

永琳「ねぇ理千」

 

理 「なんだ?」

 

布団から起き上がり布団の上に座ると、

 

永琳「実は貴方に会って欲しい人がいるの…」

 

理 「なぜ俺が行くんだ?」

 

永琳「その人は、私の友でありそしてこの都の

   主神だから挨拶しに行くのよ♪」

 

理 「………なぁ今…何て言った?」

 

永琳「だからこの都の主神…」

 

この言葉で理久兎は、行かざるえなくなった…

 

理 「……そうか…うん分かった…行こう…」

 

永琳「そう♪え~とそれじゃ準備が出来たら

   ついてきて頂戴♪」

 

理 「あいあい」

 

理久兎は、内心とても驚いた何故か、簡単である。神と言われているのは自分を含めて母親である千、弟のイザナギと妹のイザナミこの4神しかいないはずなのだから、もし神と言い偽っているなら制裁を加えるのも年長者である真の神様の勤めとも思っている……そして移動を開始する

   

神様、頭脳移動中

 

そして、永琳についてこられたのは、とても大きい建物で現代風に言うと高層ビル50階ぐらいの建物の前に来ていた。

 

理 「やっぱりデカイなぁ」

 

永琳「こっちよ理千……」

 

理 「ちょっ待てって!!」

 

永琳により案内された先に向かうと、そこには、真ん中に線が入った扉の前(エレベーター)に案内され永琳がスイッチを押すと、

 

ガタン!ウィーーーン…ガン!ピーン!

 

音と共に扉が左右に開いた。中は人が6人ぐらい入れそうな箱みたいな部屋に大きな鏡があるこんなものがあることを知らない理久兎は、

 

理  Σ(Д゚;/)/

 

この顔で驚いていた。そして永琳はそんな理久兎の表情を見て、

 

永琳「ぷっクスクスクスクス♪」

 

結構楽しそうに笑いをこらえていた

 

永琳「ほっほら入るわよ♪」

 

理 「あ…あぁ……」

  

内心まじビビっている。初めてこんなの見れば誰でも驚く筈だ。そしてその箱みたいな部屋に入り永琳がスイッチを押すと扉が閉まる。そして、

 

ガタン ウィーーーン!

 

の音でエレベーターが動き出したそしてそれに初めて乗った理久兎は、

 

理 ガタガタガタガタガタガタガタガタ

 

と、足が生まれたて小鹿のごとく震えていた。勿論その光景は永琳に見られてしまい、

 

永琳「プッククアハハ♪」

 

本気で笑いを抑えずに楽しそうに笑っていた。こっちは良く分からない物に乗せられて怖いんだが、

 

永琳「理…クス理千…クス大丈夫?」

 

理 「だだだ大丈夫だ…ももも問題ない!」

 

ピーン! ガタ!  

 

そして目的地についたため扉が開かれる。

 

永琳「着いたわよ……まさかエレベーターであんな

   に良い反応するなんてね♪」

 

理 「うう……うるさいやい」

 

こんな醜態を見られて滅茶苦茶恥ずかしい。そしてそこからまた歩いて2分くらいだろうか。

 

永琳「着いたわここよ」

 

その扉はキレイに装飾されていてとても豪華な部屋であることが見ただけでも充分に分かる。

 

理 (さてと顔を拝むとしますか…)

 

そう思いながら永琳が扉を開け入っていく。それに続き理久兎も入っていく。

 

永琳「失礼します。『月読(ツクヨミ)様』ほら理千も……」

 

理 「お邪魔しま~す」

 

月読「あら永琳♪それと…誰?」

 

理 「えっ!!?」

 

理久兎は驚いた何故かそれは伊邪那美に結構にている女性がいたからである。しかも月読からは少しだが伊邪那岐に気質が似ていた?

 

理 「あぁ…お初にお目にかかります理千という

   者です♪」

 

月読「フフフ♪そう…よろしくね理千♪で…永琳

   と理千は何のご用かしら?」

 

永琳「えぇ実は彼が今日からこの都に住むので

   そのご挨拶にと…」

 

月読「そうなの!!ならこれからもよらしくね

   理千♪」

 

と、とても親しみやすい。だがこうして見てみると伊邪那美にそっくりだ。

 

理 「えぇ…よろしくお願いいたします……」

 

永琳「…どうしたの?」

 

永琳は自分の言動などに不信を持ったのか聞いてくる。それなら聞きたいことを聞くだけだが一応は主神ということなので遠回しに聞くことにした。

 

理 「…え~と失礼かと思いますが?」

 

月読「ん?なぁ~に?」

 

理 「私とどこかでお会いしませんでしたか?」

 

月読「フフ…私の記憶だと今日が初めてよ♪」

 

やはり別人のようだ。ここで伊邪那美だったら基本どもる。しかもそんな喜怒哀楽の表情は全然という程に顔に出さないため分かりにくいが目の前の月読はそういった事をするためどうやら本当に別人のようだ。

 

理 「そうですか…すいません失礼な事を聞いて

   しまって」

 

月読「フフフ 良いのよそういうのは良くある

   わ♪」

 

こういったフォローも上手い。伊邪那美では基本こんな事はできない。すると永琳は数歩前へとでて、

 

永琳「では、月読様…私たちはこれで」

 

月読「あらもう帰るの?なら…また遊びに来てね

   それと理千君…」

 

理 「なんですか?」

 

月読「次来たのなら貴方のお話を聞かせてね♪」

 

と、自分の話について気になったのかそう言ってくる。答えは勿論。

 

理 「えぇ…また伺います♪」

 

来たら話すという約束をする。そして永琳は頭を下げて、

 

永琳「では、失礼しました」

 

と、言い自分もそれに続き、

 

理 「同じく失礼しました」

 

軽く会釈する。すると月読は胸元で手を振って、

 

月読「フフフ♪じゃ~ね」(^_^)/~~

 

さよならと返してくれるのだった。そして帰り道。

 

理 「なぁ~永琳」

 

永琳「ん?どうしたの?」

 

理 「月読さまはいつもあんな感じなのか?」

 

永琳「そうね……いつもあれね……」

 

理 「そうか」

 

そして、理久兎はある結論に至った。それは間違いなく月読は自分と同じ神の部類。しか伊邪那岐と伊邪那美の力を少しだが感じたという事だ。

 

 

理 「もう少し探ってみるか……」

 

 

そして理久兎と永琳は帰り道のエレベーターに乗るが流石に帰りは生まれたての子鹿みたく震えなかったそうだ。



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第12話 武道大会への出場

とある昼時のこと。ここ月読の住まう高層ビルの頂上では、

 

理 「本当にそんな感じだねぇ」

 

月読「そう……フフ♪」

 

永琳「あなた意外にサバイバル知識があるわね……」

 

今現在、自分は月読に招待されて永琳と一緒にやって来ている。来た理由は前に約束で自分の話を聞かせるという約束をしていたからだ。自分の過ごしてきた地球での経験談を話している。ついでに自分自身も一番聞きたいこともあるからだ。

 

理 「そういえば月読様」

 

月読「ん?どうかしたの?」

 

理 「この都市は何時出来たんですか?」

 

まずこの都市が何時出来たのかが気になり聞くと、

 

月読「ん~と、今から約900年前かな?」

 

理 「へ~もうそんなに経つんですか?」

 

月読「ええ私がここに来たのが本当に900年ぐら

   い前だしね…」

 

その発言から考えると多分自分が蘇るのにかかった期間はざっと500年くらいと推定できる。もっとかかると思ったがそんな事はなかった。

 

永琳「もうそんなに経つのね……」

 

月読「えぇ~本当にね♪」

 

永琳「そういえば理千の親っているの?」

 

その発言にどう言おうかと悩む。「私の親はこの世で一番偉い神様の龍神です」なんて言っても恐らく信じてはくれないがなおかつ自分がまず言いたくない。仕方なく、

 

理 「いや多分いるんでしょうね」

 

と、曖昧に答えるが、

 

永琳「え?どういうこと?」

 

永琳によって更に追求される。本当に止めてほしい。

 

理 「気づいたら1人だったから……」

 

それはあくまでもこの地球で死んで蘇ったら1人だったからという意味で答える。すると永琳は申し訳なさそうに、

 

永琳「なんか悪いことを聞いたわね……」

 

理 「気にするな……」

 

永琳「私も同じようなものだしね」

 

理 「そうか……」

 

と、凄く気まずい雰囲気になってしまう。

 

理 「凄い気まずい

 

だがそんな気まずい雰囲気をぶち壊す子がいるのをお忘れではなかろう。

 

月読「もぉ!私をのけ者にしないでよね~!」

 

そう月読だ。もうこれには月読に感謝を込めるしかない。

 

理 (ありがとう月読!)

 

と、聞こえぬように心の中で感謝する。だが隣つまり永琳から微かにだが、

 

永琳「ありがとう月読様

 

そんな声が聞こえてきた。恐らく永琳も気まずかったのだろう。2人の心が合わさった瞬間であった。とりあえず月読のご機嫌をとるためとついでに一番聞きたいことを今度はストレートに言う。

 

理 「え~と月読様の親族はいるのですか?」

 

月読「ん~とね私の場合はお父さんとお母さんが

   いるよ♪」

 

どうやらお父さんとお母さんはいるみたいだ。

 

理 「へ~因みに失礼ですがお名前は?」

 

永琳「えっ!?嘘よね理千‥‥貴方まさか月読様の親

   神を知らないの凄い有名よ?」

 

と、永琳が言ってくる。どうやら永琳は知っているようだが、

 

理 「いや…その…ゴメン分からん」(´・ω・`)

 

永琳「いたのね…知らない人……」

 

仕方がない。復活するまで寝ていたのだから。するとまた月読は頬を膨らませて、

 

月読「も~また~」(`Δ´)!!

 

段々見ていると月読はどうも子供っぽさがある。何故だかおふくろを見ているみたいだ。

 

理 「いやゴメンゴメン」

 

永琳「あらごめんなさい月読様♪」

 

月読「まぁ良いやじゃ~話すね♪え~と私のお父

   さんとお母さんの名前は~」

 

理 「名前は?……ズズ」

 

喉が乾いてきたためお茶を飲む。だが自分はこれからとんでもないことを聞いてしまうことになる。

 

月読「お父さんが伊邪那岐(イザナギ)でお母さんが

   伊邪那美(イザナミ)だったかな?」」

 

その名前を聞いたその瞬間、

 

理 「ブゥーーーーー!!!

 

飲んでいたお茶を盛大に空中へ吹き出した。

 

永琳「理千……貴方…汚いわよ?」

 

月読「うわ~虹が見えた~♪」

 

どうやら虹が見えた模様だがそんなのはどうでもいい。。

 

理  ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!

 

永 「まったく大丈夫?」

 

理 「あっあぁ……すまない……」

 

この時月読のことで驚きが一杯だった。まさか月読があの2人の子供だったとは思わなかったからだ。というか兄妹で子供を作ったということだ。だがそれを考えると自分は月読の叔父にあたるということに驚きだ。因みにこの時間わずか0.0.00001秒だ

 

永琳「まったく理千は………」

 

月読「綺麗だったな~」

 

だがしかしこれで納得いった月読があの2人に似ている理由もそして、雰囲気も似ている理由もだ。

 

月読「そういえば!ねぇ永琳♪」

 

永琳「何ですか?」

 

月読「そろそろあれじゃない?」

 

永琳「そういえばそうですね……」

 

あれとは何だ。気になり2人に聞くことにした。

 

理 「あれって?」

 

永琳「何年かに行われるのよ武道大会がね♪」

 

理 「舞踏大会?あの躍りの?」

 

踊る舞踏会かと思って口に出すと、

 

月読「えっぷっ…フフフ…アハハハ♪」

 

永琳「もう理千ったら~ふふっ♪違うわ戦う方

   の武道大会よ♪」

 

月読「確かに間違えるわよね♪」

 

理 「あっ!そっちか……」

 

どうやら戦う方の武道大会が行われるらしい。だが確かに間違えてしまう。

 

永琳「今回はどうなるかしらね♪」

 

月読「本当にね♪」

 

永琳「理千も出てみたらどうかしら?」

 

月読「本当ね~それはいいんじゃない?」

 

理 「いや俺は遠慮するよ……」(´-ω-`)

 

誘いは嬉しいが自分が出場したらバランスが崩壊してしまうしなおかつ下手すれば相手の頭がパンッとやってしまうため出場する気にはなれない。そのため断ったのだが、

 

永琳「もう無理よ♪」

 

理 「えっ?」Σ( ̄ロ ̄lll)

 

この時、永琳の言ったその発言には嫌な予感が通りすぎる。そしてそれは当たることとなる。

 

永琳「もう参加届け出しちゃった♪」

 

月読「本当!?それは楽しみね♪理千酔い戦いを

   期待してるね♪」

 

まずOKとすら言っていないのに大会に出場いや強制出場する事となってしまった。

 

え~と「とりあえず頑張ってね理千♪」

 

月読「頑張れ~♪」

 

理 「マ…マジか…よ……」(´д`|||)

 

そんなこんなで武道大会に出ることになってしまった理久兎であった。

 



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第13話 舞踏大会ではなく武道大会

都市の中央の闘技場。現在ここでは多くの熱気があり歓声が聞こえていた。

 

観客「ワァーー ワァーー」

 

歓声が聞こえる、そう今日この日に都市で行われる武道大会が開催されるのだ。

 

月読「ではこれより第88回武道大会を開催しま

   ~す♪」

 

観客「ウォーーー!!

   

観客「ツクヨミ様~!!」

 

理 「へ~もう88回もやってるんだ」

 

以外にも88回もやっていたようだ。これには少し驚く。

 

永琳「出場者の皆さん自分達のこれまでの努力

   を出しきって全力で勝負して下さい♪」

 

月読「ここでルール説明ねぇ♪大会は4ブロック

   での試合です♪各ブロックの代表出場者は

   時間厳守で守れない場合は失格になります

   次に出場者方は武器等は大会から支給され

   た物を使うこと!そしてこの戦ってる途中

   で試合場から外に出た場合は場外として扱

   い失格になりますそれと勿論相手を殺した

   場合も失格となります」

 

理 「ほう場外ねぇ」

   

つまり相手を場外にさえ出来れば良いと言うことだ。それを聞けただけでもとても楽になった。もしこれで参ったと言わせるまでとかそんな事になればすぐに棄権したいと思っていたからだ。

   

月読「なお試合を待機する選手は試合時間に間に

   合えば何をしていてももかまいませんただ

   不正行為をした場合の選手は失格になるの

   で気をつけて下さいこれでルール説明を終

   わります」

 

永琳「では心よりご期待いたします」

 

選手「ウォーーー!!」

 

理 「早く帰りたい…」(T▽T)

 

帰りたい理由は簡単だ。殆どの選手が相手にならない。そして相当な手加減をしないと殺してしまうかもしれないからだ。

 

審判「では選手の皆さま控え室でお待ち下さい」

 

理 「なぜこうなったのだろう…」

 

そうなぜこうなったのかと思ってしまう。だがそれは簡単である。永琳が自分の名前で大会参加届けを出してしまったからである。すると、

 

門番「あ!理千さ~ん」

 

理 「ん?」

 

理千もとい理久兎が振り向く。そこには都市の門番をしていた兵士がいた。

 

門番「理千さんも参加するんですか?」

 

理 「あぁ…まぁな」

 

門番「そうですか♪所でどうしたんですか?顔色

   が悪いですよ?」

 

理 「いや大丈夫だ…君も参加するのか?」

 

門番「えぇそうなんですよ♪」

 

すごい楽しそうにやる気に道溢れながらこの門番は笑っている。相当楽しみにしていたのが分かる。そしてこの門番の力量もかなりある。

 

門番「あぁ後、申し遅れましたが自分は都市の

   一等兵をしている一堂仲瀬(いちどうなかせ)です」

 

理 「そうか、改めてよろしくな仲瀬」

 

仲瀬「はいよろしくお願いします理千さん!あっ

   そういえば、理千さんは、どこのブロック

   ですか?」

 

理 「俺は………Aブロックだな」

 

仲 「僕はCブロックなのでもしかしたら戦える

   かもしれませんね!」

 

理 「あぁ楽しみにしているよ」

 

仲 「こちらもです!!」

 

そんな話をするのだが遠くの方では、

 

兵あ「なんだ?あいつ?」

 

兵い「見たことないですね?」

 

兵う「そういえば確か」

 

兵あ「なんだ?」

 

兵う「八意様がつれてきた外の人間じゃない

   かな?」

 

兵あ「はぁ?あいつ外来人か?」

 

兵う「噂だとね」

 

兵い「へぇ~あいつ一堂と知り合いなんだ」

 

兵あ「気に入らね…あぁゆう外来人が意気がる

   のがまじで気に入らね~!」

 

兵い「おいおい暑くなるなって…」

 

兵う「でももしかしたら八意様をタブらかして

   ここに入ってきたなら僕らもただ黙って

   見ているわけにはいかいね」

 

兵い「兵うまで…とりあえず様子を見てみようよ

   だけどどうせこの大会に出場しているなら

   勝ち進めばもしかしたらえるはずだよ確か

   兵あはBブロックで僕はAブロック兵うは

   Dブロックだから多分決勝いくまでには…」

 

兵あ「ちっ!」

 

兵う「ま~確かにねまぁどうせ負けるでしょう

   何せ兵えがいるからね」

   

そしてアナウンスが流れだしてくる。恐らく審判の声だろう。

 

審判「え~とではこれよりAブロックの試合を

   行いますAブロック出場者は準備して下

   さい」

 

兵い「俺のブロックだね」

 

兵う「頑張ってね」

 

兵い「あぁ頑張るよ」

 

兵あ「……頑張れよ…」

 

こんな会話をしている模様だが一方、理久兎はというと、

 

理 「俺のブロックか……」

 

仲瀬「頑張ってください理千さん」

 

理 「まぁ~頑張るよ……」

 

そうして暫く経つと自分の試合時間となったため試合場へと登る。

 

審判「ではこれよりAブロックの試合を開催し 

   ます!」

 

観客「ウォーーーー!!

 

審判の始まりの宣言で観客席からとてつもない雄叫びが聞こえだす。

 

審判「では選手の紹介だ~東側!!都市軍兵団

   の紅一点の花!兵士え だぁ~!!」

 

観客「ウォーーーー!」

 

観客「兵えちゃん!頑張れ!」

 

観客「愛してるぞぉ!!」

 

と、目の前の少女は深々と観客席に向かってお辞儀をする。どうやらこの子が相手のようだ。

 

審判「そして何と!今大会が初出場でありそして

   現在あの八意様の護衛へと任命された実力

   者でありながら外界から来た男だ!!その

   名を新秒理千!!」

 

理 「仕方いいっちょやりますか」

 

軽く体を伸ばしながらそう言うが、周り観客達からは声援ではなくざわめきが聞こえてくる。

 

観客「えぇ~ー!!!?」

 

観客「彼奴が八意様の護衛だとぉぉ!?」

 

観客「外の世界!?」

 

と、観客は大騒ぎだ。それを聞くともしかしたら永琳の護衛とはとても凄い役職なのかもしれない。

 

理 「なぁ永琳の護衛ってそこまで騒ぐのか?」

 

兵え「えっ!?まさか貴方それを理解していない

   と言うんですか!?」

 

理 「えっ?うっうんそうだけど?」

 

兵士えは驚いた目で見てくる。

 

兵え「八意様の護衛を務めるそれすなわちこの

   都市の頭脳を守護するという事でなんで

   すよ!それにもし何かあろうものなら軍

   法会議どころでないですよすぐ打ち首獄

   門の刑が下りますよ!?」

 

理 「何と悲しいことなのだろう」

 

それを聞き慈悲はないのかと思ってしまう。すると、

 

審判「えっとよろしいですか?」

 

と、審判が言ってくる。無駄な話が多すぎたようだ。

 

理 「あっすまんねそれとよろしく」

 

もう準備は出来ている。すると兵士えは、

 

兵え「貴方、武器を持たないのですか?」

 

理 「うん?ま~ね」

 

持たない理由それは簡単である今自分が武器を持って相手をしようものなら手加減どころか殺しかねないからである。相手の兵士えは武器に刀を持っている。

 

兵え「そうですか…ですが手加減はしませんそれ

   に女だからといって手加減とかは止めて下

   さいね」

 

理 「まぁ来なよ♪」

 

とはいうが手加減しないと殺してしまう。そのため本当に箸で豆をとる感覚レベルでやろうと考える。

 

審判「ではよろしいですか?」

 

兵え「えぇ」( ・`ω・´)

 

理 「問題ないよ♪」

 

審判「では行きますよ……初め!」

 

ボォーーーーン!

 

巨大なシンバルが鳴り響き戦いの合図となる。そして相手の兵士えは刀を構え、

 

兵え「いざ参る!!」

 

そう言い兵士えは勢い良く駆け出し自分に向かって上段の構えで斬りかかって来る。だが理久兎は常人には出来ないことをやり遂げた。

 

ガンッ!

 

兵え 「なっ刀がっ!!」

 

そう相手の手に持つ刀の柄の部分の一番下を蹴り上げ刀を放り投げさせた。そしてそのまま流れに合わせて蹴り上げた足を地面に強く踏みこみ自分の左手に霊力を纏わせ相手の腹に左掌底で構え、

 

理 「余所見をするな!」

 

ドンッ!

 

兵え「ガはっ!?」

 

衝撃波を与える。兵士えは数m先の試合場の外に飛ばされた。観客達、審判そして運営側もといVIP席に座る永琳や月読もこれには沈黙をおぼえた。そして、数秒後、

 

審判「……えぇ~と場外よって兵士えは脱落!

   よって勝者は新秒理千!!!」

 

審判がそういったと同時に、

 

観客「おぉーーー!!

 

と、歓声が上がる。そして所々から、

 

観客「スゲー!なんだ?あの選手!」

 

観客「兵士えがやられるとかありえね~!!」

 

と、様々だ。だが自分はそんな事はどうでも良い。すぐにぶっ飛ばした兵士えへと向かい、

 

兵え「っ痛てて………」

 

理 「大丈夫か?」

 

投げ飛ばした刀を広い杖にして立ち上がろうとする兵士えの腕を掴み立たせる。

 

兵え「っ…ありがとうございます」

 

立たせるが少しふらふらとしていた。だが何とか歩けそうだ。そして、

 

理 「ここでアドバイス♪」

 

兵え「えっ?」

 

理 「もう少し、相手の出方を伺った方がいいよ?」

 

兵え「えっ?あっありがとうございます………?」

 

理 「じゃーね」(^_^)/~~

 

兵え「はっ反応に困るわね……」

 

兵士えはそう呟く。そして理久兎は兵士えにそう言い残すと東側の試合場から退出するのだった。そして視点は変わり、

 

兵い「マジかよ…兵士えが負けるなんて……」

 

準備室でモニターを見ていた選手達は、

 

選手達「すげー…………」

 

兵あ「あっありえね……」

 

兵う「…………」( ; ゜Д゜)

 

仲瀬「すごい………」

 

こんな感じで選手達は、この男と戦うのかと恐怖する者もいれば尊敬の念を抱いている者も多々いた。そしてそこから試合は続いていき自身はAブロック内の戦いを勝ち進んでいきついにAブロック代表戦へとなる。

 

審判「ではお待たせしましたこれよりAブロック

   の代表戦を開催します!!」

 

観客 「ウォーーー!!

 

本当にここの住民達は騒ぐのが好きみたいだ。

 

審判「では、選手の1人目は、今大会を合わせて

   3回目の挑戦…名は兵士いだぁ!」

 

兵い「いぇ~い~応援を頼むよ~!」

 

観客「ウォーーー!!頑張れよ!!」

 

兵あ「頑張れよ兵士い!!」

 

兵う「大丈夫かな?」

 

と、観客席から声が響く。そして次に自分の紹介がされる。

 

審判「そして2人目の選手は今大会初の出場者

   でありながらこれまで戦った全ての選手

   を秒殺したダークホース!新秒理千!」

 

理 「はぁ~……もう楽しむしかないか」

 

観客「ウォーーー行けぇ!!

 

仲瀬「頑張って下さい理千さん!!」

 

と、観客や仲瀬も応援してくれる。すると兵士いは自分に手を差し出してきた。

 

兵い「お願いしますね」

 

理 「あぁよろしくな♪」

 

そう言い兵士いの手を握り握手からの挨拶を交わす。そして兵士いの背中にはこの大会で使うのだろう背丈よりも長い長槍が構えられていた。

 

審判「ではよろしいですか?」

 

兵い「もちろんです」

 

理 「こっちも良いぞ」

 

審判「では!試合を始めます!レディ~………」

 

審判が言葉を伸ばすタイミングで長槍を構えてくる。その構えからして次に行うことは突き攻撃と予測できた。

 

審判「ファイト!」

 

ボォーーーーン!!

 

戦いの合図が鳴る。それと同時にこちらに向かって予測通りの突き攻撃をしてきた。

 

兵い「ウォーーー!!」

 

サッ!サッ!サッ!

 

理 「…………ふむ」

 

突きの制度から見て自身の得意な槍術の突きを連発してきたのだろう。しかしそんな程度、

 

シュッ!シュッ!シュッ!

 

簡単に避けられる。それ以前に自分の前だと止まって見える。すると観客席から声が響いてくる。

 

兵あ「マジかよあいつ兵いの突きを!彼奴の突き

   は軍の中でも飛び抜いて速い部類だぞ!」

 

兵う「それだけじゃない……」

 

兵あ「どういうことだよ?」

 

兵う「あの男、完全に見切ってるしかも最小限の

   動きで兵いの突きを避けてる……」

 

兵あ「あいつ何者だよ……」

 

仲瀬「本当にすごい……」

 

と、お約束レベルで聞こえてきた。どうやら目の前の選手の連続突きは相当凄いらしいが自分からしてみるとそんな速くもないと思った。

     

兵い「何で当たらないんだ?!」

 

そう呟くと一瞬だが遅くなった。そのタイミングで、

 

理 「……なるほどな」

 

ガシッ!

 

兵い「なっ!」 ( ̄□ ̄;)!!?

 

兵いの槍を左脇に挟んで固定させる。

 

兵い「こっこの!」

 

槍を抜こうと頑張るがまったく抜け出せそうにもなかった。そして次に理久兎が行った行動はそのまま兵いの槍を、

 

バキンッ!

 

手刀をしてへし折った。

 

兵い「嘘だろ!!」

 

兵士いはバランスか崩れよろめいていた。そしてそのよろめいた瞬間で一気に間合いを詰め相手の顔の右側面に蹴りを入れる。

 

兵い「クッ!!」

 

兵いは、とっさに右手でガードしたが、

 

理 「甘い!」

 

これは理久兎の策にはまった瞬間そうフェイントである。相手の左側面に蹴ったと思わせてそのまますぐに寸止めをして一気に地面へと右足を踏み込ませる。そして背を向けながら霊力を背中に纏わせて、

 

理 「靠撃(こうげき)!」

 

ドンッ!

 

兵い「グハッ!」

 

霊力を纏わせた背中で兵士いへと体当たりをする。そして兵士いは吹き飛ばされそのまま数mぶっ飛び場外になった。そしてまた少しの沈黙をした後、

 

審判「兵士いは場外!よってAブロックの勝者

   新秒理千!!」

 

観客「オォーーー!!

 

観客「すげー!勝ちやがった!!」

 

観客「今の動きはすごいだろ!!」

 

と、観客達は大騒ぎだ。そしとここVIP席では、

 

月読「やっぱりすごいわね理千君♪」

 

永琳「本当ね……♪」

 

月読は後ろ左に座る永琳と理久兎を褒めるのだが、

 

? 「しかしあの実力……八意殿…よくもあんな

   何処の馬の骨とも分からぬ人間を連れて

   来ましたね」

 

と、月読の右後ろの座席に座る男がそう口にする。

 

永琳「私が気に入ったから連れてきたのよ………

   九頭竜王」

 

九頭竜王と呼ばれた男は扇子を広げ試合会場を眺める。

 

九頭「まぁ貴方の選択が都市に何かしらの不幸

   とならぬように願っておきますよ」

 

永琳「えぇそう願っていてちょうだい」

 

そんな事を言っていると前の席つまり間に入る月読が、

 

月読「ちょっと2人共、喧嘩はダメだよ?」

 

仲裁する。だが2人は、

 

九頭「いえ月読様、喧嘩ではございません」

 

永琳「えぇ♪大丈夫よ♪」

 

と、2人は言い合うと永琳は立ち上がる。

 

月読「あら?どこにいくの?」

 

永琳「えぇ彼、頑張っているみたいだからご飯を

   ご馳走してあげようかと♪」

 

月読「そう…ふふっ♪」

 

そう言い永琳は部屋を出るのだった。そして視点は変わり試合場の外つまり落ちたら脱落するエリアでは、

 

理 「彼奴、大丈夫かな」

 

そう思いながらぶっ飛ばした兵士いの元まで向かう。

 

兵い「負けちまった……悔しいな……」

 

と、大の字に寝ながら兵士いは悔しがっていた。

 

理 「ほれ」

 

理久兎は兵士いに手をさしのべる。

 

兵い「あっありがとう」

 

そう言うと手を掴んでくる。そして引き上げ立たせる。

 

理 「よし君にもアドバイスをあげる♪」

 

兵い「へ?」

 

理 「君は少し焦り過ぎだよもう少し落ち着いた

   方がいいってのと気持ちを強く持ちなよ♪」

 

と、兵士いの直すべき所を大まかに伝える。

 

兵い「どっどうも…君にもってまさか…戦った人

   全員いっているんですか?」

 

理 「あぁまぁ~ね♪おっと昼時間だなそんじゃ

   あな♪さ~て飯でも食~べよ」

 

そう呟き昼飯を食べるために退場するのだった。そして残った兵いは思った。自分にこんなアドバイスをくれる人はこれまで見たことなかった。そしてこの人は悪い人ではないと悟ったのである。そして、なによりも清々しい負けを知った瞬間でもあった。すると仲間が駆けつけてくる。

 

兵あ「大丈夫か?兵い……」

 

兵い「うっうん負けたけどね」

 

兵う「……あの人はどうだった?」

 

兵い「それがさ~負けたのに清々しいんだ!」

 

と、今の気持ちを伝えた。

 

兵あ「なんだ?そりゃ」

 

兵う「信用できそうか?」

 

兵い「うん多分信用できそうだね」

 

兵う「そうか……」

 

と、この場に残る兵士あ、兵士うはどういう事かと疑問に思うのだった。そして東側の選手口付近では、

 

仲瀬「凄かったですよ理千さん!」

 

と、仲瀬が楽しそうにそう言ってきてくれる。

 

理 「そうかい…ありがとうな♪それと俺は飯を

   食って来るよ……」

 

仲瀬「はいわかりました!!」

 

そう言い仲瀬とは別れるのだった。そして闘技場のロビーまで歩くと、

 

永琳「お疲れ様…理千♪」

 

と、言いながら永琳がやって来た。

 

理 「そりゃ~どうも」

 

永琳「ふふっ♪楽しめてるかしら?」

 

理 「もう楽しむしかないな……」

 

もうこれは楽しんだ者が勝つ。それならば嫌でも楽しむしかあるまい。

 

永 「ふふっそう♪そうそう昼食おごってあげ

   るわ♪」

 

理 「ならごちになるよ……」

 

そんなこんなで昼食を永琳におごってもらった理久兎であった。



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第14話 決勝戦(前編)

永琳に昼飯をおごってもらい時間が過ぎて午後の試合の始まり。ブロック代表選手4人が試合場に上っていた。

 

審判「では、これより決勝進出者による午後の部

   予定の決勝戦を開催します」

 

観客「ウォーーー!!

 

審判「ではまず選手達の紹介です!まずはAブロ

   ック代表で今大会の初の出場者でありその

   実力は未知数な男…である今大会のダーク

   ホース!新秒理千!!!」

 

理 「自分なりにやるとしますか」

 

紹介され体を伸ばしながらそう呟く。だが、

 

観客「ウォーーー!!

 

と、観客達は騒がしく叫ぶ。こういう声援も聞き慣れると心地よいものだ。そしてVIP席では、

 

月読「フフフ♪優勝できそうかしら♪」

 

永琳「ふふっ出来るわ彼なら♪」

 

九頭「ふむ……まぁ…貴方が連れてきたあの男がどれ

   だけ出来るか見させて貰いますよ八意殿」

 

永琳「えぇそうしてください」

 

と、いう会話が行われていが理久兎達には知らぬこと。そして視点は会場へと写り、

   

審判「続いてBブロック代表今大会三回目の出場者

   そして兵士の中でももっとも熱い男でこの都

   市の大将である細愛親王の親族!兵士あ!」

 

兵あ「オッシャーーー!!

 

観客「頑張れよー!!」

 

観客「底力見せてやれ!!」

 

どうやらBフロックのガチガチ筋肉は都市のお偉いが親戚にいるようだ。といっとも対して興味ないが、

 

審判「そして、Cブロック代表選手は何時も皆を

   見守ってくれる優しき一等兵士一堂仲瀬!」

 

仲瀬「よろしくお願いします!!」

 

観客「頑張れ仲瀬!!」

 

兵士「頑張れよ!!」

 

と、観客や兵士達から応援されていた。性格が良いのかやはり友好関係は良いみたいだ。

 

審判「最後に、Dブロック代表者!女性からの

   人気が高い知能派ならこの人兵うだ!」

 

観客「キャー!!兵う様よ!」

 

観客「こっち向いてー!!」

 

そう聞こえてくると兵うは観客席に向いて手を振っていた。

 

観客「私に目を向いてくれた!!」

 

観客「いや私よ!!」

 

観客しかも特に女声からの支持が高かった。すると、

 

審判「ちっリア充が

 

理 「ん!?……いや気のせいだよなうん気のせい

   だな」

 

と、審判の小言に一瞬ビックリする。今一瞬だが審判として言ってはいけないような事を言った気がしたが気のせいだと自分に言い聞かせる。

 

審判「それでは紹介も終わったので早速決勝戦

   第一回戦目新秒理千VS兵うの試合を行

   いたいと思います選手は前へそれ以外の

   方々は待機をしていてください!」

 

その言葉で自分と対戦相手の兵士う以外は退出する。そして退出が終わると、

 

審判「それでは、第一回戦目を行う理千選手と

   兵士う選手は準備してください!」

 

そう言われ自分は首を回す。そして兵士うは手首を曲げて伸ばしていた。すると、

 

観客「頑張れよ!!」

 

観客「頑張って兵うさま!!」

 

観客「きましたわ~」

 

と、1人何か可笑しい事を言った奴がいたが気にしないでおこう。

 

兵い「頑張れよ兵う!」

 

先程の兵士いも兵士うを応援していた。すると兵士うは自分に手を出してくる。

 

兵う「よろしくね」

 

理 「あぁこちらもよろしくな」

 

差し出された手を握り握手をする。

 

審判「ではよろしいですね?」

 

兵う「はい大丈夫です!!」

 

理 「こっちも問題ない……」

 

そう言い手を離し兵士うは細身の剣いや突剣を出し構える。自分は何時もと同じようの何もせずに立つ。

 

審判「良いですねではレディーファイト!」

 

ボォーーーーン!

 

戦いの合図が鳴り響き兵士うは突剣を構えて、

 

兵う「では行きますよ!!」

 

シュッ!シュッ!サッ!サッ!

 

兵うの戦い方は長剣で斬りそして、突きを与えてくる戦い方をしてきた。その戦い方は長剣の戦い方を熟知している者の戦い方だった。一方理久兎は、

 

理 「よっ…ほっ………」

 

これまでどうり避け続けながら観察する。それも無駄のない小さな避けで、

 

兵う「っ!この人僕が速く斬っても突いても兵いの

   時と同じで最小限の動きで避けますね!まる

   で僕の太刀筋を見ているかのようですね!」

 

兵うはそう言ってくる。その言っていることは当たっている。兵うの動きを見切りそして次の動きを予測して動いているのだから。

 

理 「この男の戦い方的に……」

 

兵う「はぁ~~!!!」

 

兵うは速く迷いのない突きをして攻撃をしてくるが、

 

理 「良い動きだ…だがな……」

 

兵う「な!?」

 

その突きを一瞬で避けそして定番のようにすぐに間合いを摘め、

 

ダスッ! 

 

兵う「っ!?」

 

兵うが持っている長剣の持ち手に軽く手刀を当て長剣を落とさせたのである。

 

兵う「この一瞬がみっ見えない!よ

 

理 「行くぞ!!」

 

兵う「っ!?」

 

まず兵うの右足に向かって自身の左足でローキックを当てて体制を崩させる。

 

兵う「くっ!!」

 

これにはたまらなかったのか兵士うの体制は崩れた。そして崩れ動けなくなった所に、

 

理「歯をくいしばれ!」

 

ゴンっ!!

 

そのまま右半回転して右肘に霊力を込めて兵うの顔面に当てた。

 

兵う「グハッ!!」

 

兵士うはこれをもろに受けそしてそのまま殆どの兵士と同じようにぶっ飛ばして場外させたのである。

 

審判「勝負有り!勝者!新秒理千!!」

 

観客「すげーあの男上等兵レベルの相手に!」

 

観客「そんな兵う様が負けてしまいましたわ!」

 

観客「でもかっこよかったですわよ~!!」

 

と、やっぱり女声からの歓声が多かった。

 

理 「女声からの支持が凄いなぁ」

 

そして定番のように戦った兵士うに近づく。

 

兵う「強いな………これは兵いが負けるのも頷け

   るよ……」

 

理 「大丈夫か?」

 

そう言い手を差し出す。すると兵士うは驚きながら、

 

兵う「なっ!?君は変わってるね……」

 

兵士うは手を掴むとそのまま引っ張り兵士うを起き上がらせる。

 

理 「さてとこれまで通り君にもアドバイス」

 

兵う「えっ!?」

 

理 「君の戦い方は型を意識しすぎだよだから

   すぐに予測が出来てしまうそこを直すと

   良いかもよ?」

 

兵う「なっ僕の戦い方をこの短時間で!?」

   ……フフフ…アハハハハハ♪」

 

理   Σ(゚ロ゚;)

 

突然笑いだしビックリした。すると笑い涙を流しながら、

 

兵う「ハハハ…ありがとう教えてくれて……」

 

理 「いいよ気にするな……♪」

 

兵う「君が優勝できるように祈っておくよ♪」

 

理 「お前も変わってるよ♪」

 

兵う「お互い様さ……」

 

そうして理久兎は兵士うと別れ会場から退出するのだった。そしてこの戦いを見ていたVIP席では、

 

月読「やっぱりすごいね理千君♪」

 

月読は理久兎の事を褒めていたが永琳は黙っていた。

 

永琳「………………」

 

月読「どうしたの?永琳?」

 

永琳「いえ何でもないですわ」

 

九頭「永琳殿、月読様が心配していらっしゃるの

   で少しは会話をお願い致しますよ♪」

 

と、薄っぺらい笑顔で九頭竜王は言ってくる。

 

永琳「えぇすみません」

 

月読「気にしてないから大丈夫よ♪」

 

そう月読は返してくれるのだった。だがこの時、永琳は理千は何にも本気を出していないと感じていた。何故なら最初に出会った時の妖怪達に向けた殺気を何一つ感じていなかったからだ。そしてもし本気を出したら多分兵士が束になっても勝てないどこらか負傷者は出ると感じた。

 

永琳「ふふっやっぱり面白いわ理千♪」

 

永琳は少し理久兎に興味がわいたのであった。



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第15話 決勝戦(後半)

試合の休憩時間。現在は仲瀬と兵士あが戦っている時間帯。その少しの休憩時間で理久兎は何をしているかというと、

 

理 「お姉さんこれとこれとこれをくれ!」

 

店員「あいよ!お会計は800円だけどお兄さん

   中々のイケメンだしそうだね少しサービス

   して500円でいいよ♪」

 

と、女性の店員が言ってくれる。因みに言うが見た目は40代ぐらいの店員だ。

 

理 「えぇそれはありがとうございます♪」

 

そう言い代金の500円を払い商品を貰う。買ったもの1つは綿菓というものともう1つは桃飴というお菓子と最後にサイダーを買い、

 

理 「それではありがとうございました」

 

店員「また来ておくれよ♪」

 

そう言いながら買ったサイダーの蓋を開け飲み始める。

 

理 「くぅ!このサイダーってやつシュワシュワ 

   してて不思議な感覚だなぁ♪」

 

先程、永琳に昼飯をおごってもらったが少し出店のお菓子などが食べたくなり今現在買いに来たと言うのがここにいる理由になる。

 

理 「おっとそろそろ大会のほうに戻るか……」

 

そろそろ時間的に大丈夫かなと思い試合会場へと戻る。そして試合会場では仲瀬と兵士あが死力を尽くして戦っていた。

 

理 「へぇ仲瀬の奴、頑張るなぁ♪」

 

と、入場口東で仲瀬の戦いを見ていると、

 

理 「…………何だ?」

 

後ろから結構凄い気を感じ振り向くと細目で体は筋肉でがっちりしている男がいた。

 

? 「君は確か初出場の理千だったな?」

 

理 「えぇ貴方は?」

 

? 「我は細愛親王…ここ都市で軍の大将を勤めさ

   せて貰っているものだ」

 

大将とはこれまた大物が出たものだ。それ以前に何故、自分の所に来るんだと思った。

 

理 「用件は何だよ?ただ応援しに来た何てない

   だろお偉いさんが来るとなれば何かしらの

   用がなきゃ来ないだろ?」

 

細愛「ふむ…用件はそなた八意様に仕えているの

   であろう?」

 

理 「はぁ?仕えるって………」

 

細愛「理千よ八意様に仕えるのは止めて九頭竜王

   様に仕える気はないか?無論仕えてくれる

   というのなら九頭竜王様直々にそれ相応の

   褒美や暮らしを約束してくれると仰ってい

   たぞ?」

 

どうやら勧誘をしに来たようだ。だがその仕えるだとかを聞いて少々不機嫌になると同時に言いたいことが込み上げてきた。そのため正直に言うことにした。

 

理 「悪いが興味ないなそれに言っておくが俺は

   権力だとかは大嫌いだしそういうのを乱用

   しようとする奴に仕えるのはもっと御免だ

   それと永琳は俺の友人だし仕えてる訳じゃ

   ない………」

 

伝えるべき事を伝えると細愛親王は顎に生える髭を触りながら、

 

細愛「ふむ…そうかなら仕方があるまい……勧誘が

   無理と分かれば我は甥の戦いを観戦すると

   しよう」

 

そう言い細愛親王は立ち去っていった。

 

理 「………何だ彼奴?」

 

立ち去っていく細愛親王を眺めていたその時だった。

 

審判「勝負有り勝者……兵士あ!!」

 

観客「ウォーーー!!

 

と、審判や観客達から歓声が聞こえる。どうやら仲瀬は負けたようだ。

 

理 「どうやら終わったみたいだな‥少し励ましに

   いくか……」

 

恐らく怪我をしているため医務室に行っている筈と思い買った桃飴をぼりぼりと噛んで飲み込み綿菓子を食べながら医務室へと向かう。

 

理 「う~す仲瀬いるか?」

 

仲瀬「理千さん!」

 

扉を開けると腕に包帯を巻いて治療された仲瀬がいた。

 

理 「大丈夫か?」

 

仲瀬「えぇ負けてしまって悔しいですが……」

 

この時、理久兎は仲瀬の落ち込み具合でどれだけ努力してきたのかがすぐに分かった。先程よりも暗くなっていた。

 

理 「そうだ♪仲瀬に良いことを教えてやるよ♪」

 

仲瀬「えっ?」

 

理 「その悔しい気持ちを忘れるな…そうすれば

   その気持ちを踏み台にもっと強くなれるか

   らさ♪」

 

かつて母親である千に負けて何度も悔しい思いをしてきた自分だからこのことが言える。そしてその思いをバネに強くなろうと思えるのだ。

 

仲瀬「理千さん……ありがとうございます」

 

理 「良いって気にするなよ♪」

 

そしてここでアナウンスが流れ審判の声が聞こえ出す。

 

審判「え~と決勝戦参加の兵士あさんと新秒理千

   さんは準備を整えすぐに会場へとお願いを

   いたします」

 

そう言うとプツリとアナウンスが切れた。

 

理 「おっとそろそろ俺も行くか……」

 

仲瀬「理千さん!!」

 

理 「ん?」

 

仲瀬に呼び止められ後ろを振り向くと仲瀬は真剣な顔つきで、

 

仲瀬「頑張って下さい!応援しています!」

 

と、言ってくれた。そこまで言われたのなら頑張るしかあるまい。

 

理 「あぁ……ありがとな♪」

 

仲瀬に笑顔を向け自分は医務室を出て試合会場へと向かうのだった。

 

審判 「大変長らくお待たせいたしました!

    これより最終決戦をはじめます!!」

 

試合場に登ると審判がすぐに対応し武道大会の最終決戦を発表する。

 

観客「ウォーーーー!!

 

そしてやはり歓声が大きく上がる

 

審判「では選手の紹介ですまず1人目は今大会

   こそ優勝なるのか!兵士あ!!」

 

兵あ「優勝するぜーー!!」

 

観客「ウォーーー!!」

 

観客「やっちまえー!」

 

兵士あの意気込みと共に歓声が更に盛り上がる。しかもデカイ図体だけあって

 

審判「そして、2人目の選手は初の出場で、

   初の優勝になるか?新秒理千!!」 

 

理 「………………」

 

観客「頑張ってこいよ!!」

 

観客「期待してるぜー!!」

 

観客が自分を応援してくれる。それならば期待に応えるしかあるまい。先程の仲瀬の件もあるから。すると目の前の兵士あは楽しそうに、

 

兵あ「へへ♪やっと会えたな~これまでの相手が

   皆、雑魚すぎてつまらなかった所ださっき

   の相手え~と………あぁ一堂だっけか?彼奴

   弱い癖によくここまで上がってきたよな本

   当笑えるよなぁ~!!」

 

そういえば言っていなかった事があった。それは自分が最も嫌いな奴についてだ。最も自分が嫌いな奴。それは努力を嘲笑う者だ。

 

理 「あまり減らず口を叩くな…弱く見えるぞ?」

 

兵あ「あぁん!?」(# ゜Д゜)

 

この目の前の兵士あには軽くだが怒りを覚えた。そのため挑発を仕掛けた。そして兵士あは笑うのを止めて此方を睨みそして目のシワを寄せた。

 

審判「両者ともよろしいですか?」

 

兵あ「あぁいいぜ」(# ゜Д゜)

 

理 「大丈夫だ……」

 

審判が大丈夫かと聞いてきたため大丈夫と答えた。そして兵士あの武器は大きな大剣だった。

 

審判「では、はじめます……レディー」

 

審判が言葉を伸ばすところで兵士あは大きな大剣を下段の構えで構えると、

 

審判「ファイト!」

 

ボォーーーーン

 

と、合図がなると兵士あは怒りに身を任せて、

 

兵あ「この野郎!!!」

 

ブゥン!!

 

理 「よっと」

 

横払いをしてきた。すぐに屈んで兵士あの大剣を避ける。というかこんなのを避けるなんて造作でもない。そして隙が出来たためすぐに間合いを詰め、

 

理 「せいやっ!」

 

次に理久兎は兵士あに霊力を纏わせた蹴りを当てるが、

 

兵あ「グハッ!!チッ!」

 

何と自身の蹴りを耐えたのである。これまでの奴は耐えきれずにふっ飛んだのに耐えた。

 

理 「なるほどな…意外にタフだな…お前」

 

兵あ「今度はこっちからいくぜ!!」

 

兵士あは大剣を理久兎の頭上に振り下げる。

 

ドガンッ!

 

だがそんな遅い攻撃は普通に避け、

 

理 「遅い!」

 

ドンッ!

 

兵あ「がっ!!」

 

今度はまた霊力を纏わせ先程よりも強めに掌底打を兵士あの胸部へと当てたのだが、

 

兵あ「効かねぇ!!」

 

何とまた耐えた。すると大剣の刀身を地面に背負うと、

 

兵あ「くたばりやがれ!!

 

猪のように走ってくると同時に大剣から火花が散る。そして向かってくると大剣を振り回す。

 

兵あ「おんりゃーー!!」

 

ブゥンーー!!

 

遠心力を利用した強烈な一撃がやってくる。だがそれは当たればの話だ。

 

理 「はぁ………」

 

ため息を吐き軽くジャンプし兵士あの大剣の平に乗る。だかま兵士あは気づいていなかった自分の視界から理久兎が忽然と消えたと認識していた。

 

兵あ「なっ!どこにいった?」

 

と、探し回っている。とりあえず声をかけることにした。

 

理 「ここだよ……」

 

兵あ「あん!………って嘘だろ!!」

 

これには流石に驚くのも無理はない。まさか自分の大剣の上に乗ってるなんて予想もつかないからだ。

 

理 「もう終わりか?」

 

兵あ「この野郎!!!」

 

兵あは、また大剣を振り回して振り払おうとしてくる。だが、

 

理 「よっと」

 

また軽くジャンプして回避して見事に試合場に着地した。

 

兵あ「この野郎!!」

 

振り回され続け兵士あの怒りの沸点はそろそろ越えそうになっていた。だがこのままだと良知が明かないため、ある方法を取ることにした。

 

理 「はぁ良知が明かないな…仕方ない少しだけ

   俺の技を見せてやるよ」

 

兵あ「あぁん?」(# ゜Д゜)

 

と、睨んでくる。自分は小声で聞こえぬように呟く。

 

理 「瞬雷…

 

小さな蚊が泣くような声で唱えると一瞬で兵士あから消えそして一瞬でほぼ零距離に移動した。

 

兵あ「なっ!いつ俺の目の前に!?」

 

困惑する兵あの目の前に一瞬で移動した自分は腕に拳を作り、

 

理 「これで終わりだ…仙術十六式内核破壊…!」

 

トン!

 

放った技からは明らかに軽い音が鳴る。はっきり言うと、とても弱々しい音がだ。

 

兵あ「あん?何だこれは痛かねぇぞ!なんだよ?

   その攻撃は?あぁん!マジメにやってんの

   かゴラァ!!」

 

と、血気盛んに叫ぶ。それを聞き自分はニヤリと笑う。

 

理 「確かにこの技は()()にはダメージは

   ない……そうあくまで()()にはだ!」

 

兵あ「あっ?どういう…グハッ!!」

 

突然の事だった。兵あは急に嘔吐したのである。

 

観客「なんだ?なにが起きているんだ?」

 

観客「何が起きたの!?」

 

と、観客達も困惑しだす。だが困惑しているのは観客達だけではない。VIP席に座る3人と九頭竜王の右後ろに立つ細愛親王も困惑していた。

 

月読「何……あの技……」

 

九頭「あっありえない何だあれは!?」

 

細愛「なん…だと……!?」

 

永琳「やっぱりとっておきを隠していたわね

 

と、永琳は小さく呟くのだった。そして理久兎が放ったこの技『仙術十六式 内核破壊』 この技は相手の内部に理久兎自身の霊力を送り込む技だ。送り込まれた霊力は、相手の内部で爆発して衝撃を与える本来これは相手の臓器を破壊し殺害する危険な技だ。だが理久兎は少しだけ当てる位置をずらしなおかつ送り込む霊力も最小限にしたのである。だから勿論、相手は死ぬことはない。臓器の破壊もないだからせいぜい嘔吐するぐらいで済むのだ。

 

兵あ「グフォ!オエーー!!」

 

兵士あは苦しそうに何回か嘔吐を繰り返すと、

 

バタンッ!

 

と、倒れ続行不能となる。そのめこの勝負の勝者は、

 

審判「兵士あ選手戦闘不能!よっこの第88回目

   の優勝選手は新秒理千だぁ!!」

 

審判のその言葉聞くと観客達から大きな声で歓声が上がった。

 

観客「すげーなんだ!今の技!!」

 

観客「カッコいい!!」

 

観客「マジですげぇ!!」

 

等々と色々と聞こえてくる。すると審判がこちらにやって来て、

 

審判「新秒選手…表彰式に移りたいのですが?」

 

と、言ってくるが自分にはやらねばならない事があった。

 

理 「あぁ…少し待ってもらってもいいか?」

 

審判「えっ?何でですか?」

 

理 「今から、こいつ(兵あ)を医務室に運ぶから」

 

そうそれは戦った兵士あの医務室への搬送だ。こんなことになってしまったのは自分の行いのためしっかりとけじめをつけたかったのだ。

 

審判「はっはい!分かりました!」

 

審判がそう言うと自分は倒れた兵士あへと近づき、

 

理 「ほれ行くぞ!!」

 

理久兎は兵士あの肩を担つぐ。

 

兵あ「ぐへっ…てめぇ何で俺にそこまでする?」

 

理 「けじめだよ…」

 

兵あ「けっ!」

 

負けたのが腹立たしいのか兵士あはイライラとしていた。

 

理 「後それと……」

 

兵あ「あん?」

 

理 「君の太刀筋はワンパターンすぎるもう少し

   バリエーションを増やした方がもっと色々

   な戦いができるようになるよ」

 

兵あ「なにっ!?」

 

と、何時ものようにアドバイスを教えるが理久兎は更に、

 

理 「それと勝ちにこだわりすぎて思いやりの

   心がなさ過ぎる兵士だと言うなら1人で

   戦う訳じゃない人を思いやれ」

 

勝ちにこだわりすぎていて人の事を思っていない。そこに自分は指摘した。

 

兵あ「あん…悪いか!」

 

理 「いや勝ちにこだわるのは構わないだが兵士

   ならば思いやりの気持ちを忘れるな俺が言え

   ることはそれだけだ」

 

それを聞くと兵士あは黙り混む。そして先程よりも言葉を強く高圧的にしないで、

 

兵あ「………何時かお前を越えてやる」

 

理 「あぁ楽しみにしているよ♪」

 

そうして理久兎は兵士あを医務室に運び数分後、

 

審判「ではこれより表彰式を始めます優勝選手

   新秒理千…前へ!」

 

理 「はいよ……」

 

審判に言われ前へと出る。前には審判もそうだが永琳に月読それから見たことのない男が立っていたがそいつは気にしないでおくことにした。そして審判の前に立つと審判から、

 

審判「おめでとうございます!!」

 

賞状とトロフィーが進呈された。

 

理 「あんがとさん」

 

審判にそう言い賞状とトロフィーを受けとる。すると、

 

パチ!パチ!パチ!パチ!

 

と、拍手喝采が起きる。しかもそれだけじゃない。

 

観客「ウォーーー!!

 

観客「おめでとう!!!」

 

と、歓声が上がる。更には、

 

永琳「ふふっ♪おめでとう理千♪」

 

月読「おめでとう理千君♪」

 

2人からも祝言を貰う。そして、

 

仲瀬「おめでとうございます理千さん!!」

 

と、身体中に包帯を巻いた仲瀬からも祝言を貰った。本当に嬉しいものだ。

 

審判「何か有りますか?」

 

理 「あぁあるな」

 

審判からそう言われ理久兎は審判からマイクを借りる。そして伝えたいことを伝えた。

 

理 「今日ここに来た観客の皆様そして全力を

   尽くして戦った選手達お疲れ様!そして

   俺の優勝に拍手や歓声をしてくれ本当に

   ありがとうな!!」

 

観客「ウォーーー!!

 

理 「そして俺から言うことはただ1つだけだ!

   それはな諦めるな!そして今日負けた…?

   だからなんだ!今日の負けは悔しいかもし

   れない!しかしその負けが次に身を結ぶん

   だ!努力を惜しむな!努力している奴を笑

   うな!努力は評価されないかもしれない!

   だから何だ!努力は必ず実を結ぶんだそれ

   を決して忘れる事なかれ!俺からは以上だ

   一言に付き合ってくれてありがとうな♪」

 

観客「ウォーーー!!」

 

その言葉に今までよりも大きな歓声が上がった。そしてマイクを審判へと返した。

 

審判「はいありがとうございましたではこれにて

   第88回武道大会を閉会します!!ありが

   とうございました!」

 

こうして第88回目の武道大会は閉会した。そして理久兎は闘技場のロビーへと歩いて行くと、

 

? 「これはこれは理千さん優勝おめでとう

   ございます」

 

と、薄っぺらい笑顔で1人の男が声をかけてきた。その男は先程に永琳や月読の隣にいた男だった。だがよく辺りを見渡してみると先程の細愛親王もいた。つまりこいつは、

 

理 「お前が九頭竜王だよな?」

 

九頭「えぇ♪当たっていますよ♪」

 

やはり九頭竜王だった。今度は部下ではなく自身がやって来た。

 

理 「そんで部下じゃなくて今度はお前さんが

   出てきたったその真意は何だよ?」

 

九頭「いえ♪ただ優勝の祝言ですよ♪」

 

と、薄っぺらい笑顔でそう言ってくる。大体こういう奴に限って裏がある。

 

理 「………本当は?」

 

九頭「おや…お見抜きですか……まぁ言ってしまえば

   私側につく気はありませんか条件は細愛親王

   から聞いた通りの報酬ですがそれに上乗せを

   しましょうどうでしょうか?」

 

こいつも勧誘してきた。確かに上乗せと聞けば誰しも迷うだろう。だが相手は自分もとい金銭感覚だとか金銭やそういった物の価値があまり分からない自分だということを忘れてはならないことだ。

 

理 「悪いがパスだな」

 

九頭「おや不満ですか?」

 

理 「いいやそうじゃないんだよ…さっきお前の

   部下の細愛親王だったか?にも言ったけど 

   さぁ………」

 

そう言いながら九頭竜王に顔を近づけて獰猛な笑顔で、

 

理 「権力だとか金だとかそんなもんには興味

   なんてねぇし永琳に仕えているだとか思

   ってねぇよ俺は友として永琳を支えたい

   と思っているただそれだけの事だぜ九頭

   竜王様よ………ついでにもう少し笑う時に

   は口を曲げた方が良い嘘笑いが見え見え

   だぜ?」

 

九頭「っ!?」

 

そう呟き顔を離す。そしてニコリと笑って、

 

理 「そんじゃ永琳を待たせてるからさ♪」

 

そう呟き九頭竜王から遠ざかるのだった。そして残った九頭竜王は笑いながら、

 

九頭「ふふっ♪面白い男だ………本当に惜しい男

   だよ新秒理千」

 

細愛「よろしいのですか?」

 

九頭「あぁ彼がそちらに仕えるのなら仕方のない

   事だ」

 

そう呟き2人も後にするのだった。そしてロビーまで来ると手提げ袋を持って永琳が待ってくれていた。

 

理 「悪い遅れた………」

 

遅れた事を謝ると永琳は首を横に振り笑顔で、

 

永琳「いいえ今来た所よ♪そして理千、改めて

   優勝おめでとう♪」

 

と、祝言をくれた。

 

理 「ありがとう永琳♪」

 

祝言に感謝を込めてお礼を言うと永琳は手提げ袋から少し大きめの紙袋を出す。

 

永琳「これは私からのプレゼントよ♪」

 

理 「えっ………」

 

受け取ると何だろうと思いながら紙袋を開けると驚いた。

 

理「永琳これ………!」

 

紙袋の中身は新品ピカピカの真っ白コートだ。

 

永琳「あの時、私の怪我の手当てで服を駄目に

   しちゃったでしょだからね♪」

 

理 「永琳…大事に使わせてもらうよ♪」

 

そう言い着てみると真っ白のコートは丁度良いサイズで着心地も良かった。

 

永琳「ふふっ♪そうそう後これも飲んでおきな

   さい」

 

永淋は自身のポケットを探ると何か液体が入ったビンを渡してきた。

 

理 「これは?」

 

永琳「私が作った栄養ドリンク♪今日の疲労なん

   かはぶっ飛んで明日にはなくなるわよ♪」

 

どうやら栄養ドリンクのようだ。それは助か…いや少し待て、

 

理 「なぁ作った?」

 

永琳「えぇ…あっそういえば言ってなかったわね

   私これでも能力があるのよ♪」

 

理 「えっどんな能力?」

 

永琳の能力が気になり聞いてみると永琳はクスクスと笑いながら、

 

永琳「『あらゆる薬を作る程度の能力』よ♪」

 

と、とんでもない能力を言ってきた。

 

理 「何気に凄いなそれ……」

 

永琳「どうして?」

 

どうしてかと聞いてくる。その理由は、

 

理 「いつか()()()()()()とか作りそうでさ…」

 

永琳「ふふっ♪今は作る気はないわよ♪」

 

あくまで作る気はないといっただけだ。作らないとは言っていない。そして何よりも今この瞬間フラグが立った。だがそんな事はどうでもいいと思い今、目の前にいる永琳に感謝をする。

 

理 「ありがとうな永淋」

 

永琳「ふふっどういたしまして♪」

 

最初は何でこんな目に何て思った。だがこうして新しい出会いがあった。そして新しい服が手に入った。そのため満足し帰還するのだった。

 

 



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第16話 姉妹との対面

武道大会が終って1週間が経過した。現在自分は事実で布団に寝ながら読書をしていた。永琳から文字の読み書きを教わりその練習の意味を込めて読書している。ついでにしっかりと文字を読めて理解すれば新たな教養もつくそのため読者をしていた。すると障子越しから、

 

永琳「理千いいかしら?」

 

と、永琳の声が聞こえてくる。それに対して、

 

理 「あぁ大丈夫だよ」

 

大丈夫と言い布団から起き上がると共に永琳が部屋に入って来た。

 

理 「どうしたんだ永琳…仕事か?」

 

永琳「いいえ違うわ♪

 

護衛の仕事かと聞くと永琳は笑顔で首を横に振る。どうやら違うようだ。

 

理 「だとしたら何だ?」

 

永琳「理千…実を言うとね……」

 

理 「ん?」

 

永琳「貴方…武道大会で優勝したじゃない?」

 

1週間前の事を言ってきた。当然それには肯定する。

 

理 「うんしたね……」

 

永琳「それで貴方にどうしても会いたいっていう

   子がいるよね……」

 

どうやらいつの間にか自分にファンが出来たようだ。それ以前に何故、自分なのかと疑問に思う。

 

理 「何で俺なんだ?」

 

永琳「えぇ貴方の戦い方を見て物凄く感激してし

   まったみたいなのよね」

 

そんな感激するような勝ち方や戦い方はしていない筈なのだが。それ以前にどの試合も瞬殺してしまっていたため逆に面白くもない戦い方のような気がする。

 

理 「ふ~んそうなのか……」

 

永琳「それで貴方に一度でもお会いして1回程

   戦ってアドバイスを聞きたいって聞かな

   いのよ……」

 

そこまで会いたいというなら会いに行かないとその思いを踏みにじるような気がしてならないと思ってしまう。自分は布団から立ち上がって、

 

理 「良いよ他ならぬ永琳の頼みだしね♪」

 

軽く体を伸ばし笑顔を永琳に向けながら言うと永琳もそれを聞いて笑顔になった。

 

永琳「ありがとう理千♪」

 

理 「気にしなくて良いよそれでいつ行けば良い

   の?」

 

何時、行けば良いのかと思い聞くと永琳は何時行くのかを教えてくれる。

 

永琳「明日その子の家に行くからその時について

   きて頂戴♪」

 

しかも明日に行くらしい。行くのは結構早かった。

 

理 「明日かオッケー♪」

 

永琳「えぇお願いね♪」

 

理 「了解~」

 

と、言うと永琳は障子を閉める。そして障子は閉まり部屋に理久兎1人という静かな環境に戻った。

 

理 「さ~て本でも読むか……」

 

そうしてまた布団へと寝転がり本を読むのだった。そして翌日となり、

 

永琳「準備は出来た理千?」

 

理 「あぁ問題ないよ」

 

永 「じゃ~いきましょうか」

 

理 「アイアイサー」

 

そうして永琳の案内で自分に会いたいという子のもとに向かうのだった。そして場所は変わりとある広いお屋敷その中庭では、

 

スッ!スッ!スッ!

 

木刀の素振りの音が聞こえる、素振りにあわせて、

 

?1「は!は!は!」

 

と、後ろに髪を結んだ1人の少女の掛け声が聞こえる。

 

?1「はぁ…はぁ……よし!朝の素振り3000回

   終わり!」

 

その少女は日課である素振りを終わらせた。

 

?1「今日は確かお師匠様が来る日だったな……

   準備をしなくては」

 

と、八意様を迎える準備に取りかかろうとしたが……

 

?2「依姫~終わった?ハムハム……」

 

今、私の目の前で桃がいっぱいの籠を持ちそして手に桃を持って食べている少女。もとい少女の姉の豊姫だ。ここだけの話だがものすごい天然だ。

 

依姫「お姉様今日が何の日か覚えてますよね?」

 

豊姫「ごくんっ………ん?」

 

依姫「はぁやっぱり……」(´д`|||)

 

この感じは軽くド忘れしている。

 

依姫「今日は、お師匠様がおいでになる日

   です!!」

 

豊姫「あら!それは直ぐに準備しないとね♪

   あぁ~ん♪」

 

と、また桃を食べ出した。だがしかし依姫は目を細くして、

 

依姫「それよりお姉様…今日…何個の桃を食べた

   のですか?」(¬_¬)

 

豊姫「うん~と10個程かしら?ハムハム♪」

 

依姫「食べ過ぎです!何時も1日3個までと

   言っているでしょう!」

 

豊姫「依姫ちゃんのケチ!!」

 

依姫「誰がケチですか!今日という今日こそ

   その桃を没収します!!」

 

豊 「キャー♪」

 

依 「待ちなさ~い!!」

 

こうして2人の追いかけっこが始まり約30分ぐらいが経過した。廊下を走り回りながら豊姫は玄関に向かっていた。

 

依 「待ちなさいお姉様!!」

 

豊 「とりあえず外に避難しよ♪」

 

そして豊姫は玄関のドアを開けて外に出ようと玄関に来たとき突然ドアが開いた。

 

ガラガラ……

 

? 「ごめんくださ!!」

 

豊 「えっ避けて!!」

 

ドン!

 

豊姫は突然の事で止まることが出来ず誰かにぶつかりそのまま後ろに倒れていくのだった。そして少し遡り永琳の案内で理久兎は自分に会いたいという子が住んでいる家に来ていた。

 

永琳「着いたわここよ♪」

 

理 「ここか……またでかい家だなもう慣れた

   けど……」

 

こうして見ると永琳もとい現在の自分の家よりかは一回り小さい。だがそれでも大きなお屋敷だ。すると中から、

 

ドタドタドタドタ

 

と、音が聞こえたかと思うと、

 

? 「まちなさーい!!」

 

? 「キャー♪」

 

と、中から声と足音が聞こえてくる。

 

永琳「あの子達またやってるのね♪」

 

理 「元気がよろしいようで……」

 

永琳「理千貴方には言われたくないわね………」

 

理 「ん?そうか……」

 

永琳「えぇとってもね……」

 

そんな元気な訳ではないのだが。多分妖怪やら戦っている時の事を言っているのだろう。あれは少しでも鼓舞しないと気分が乗らないためだ。だがここで話続ける訳にもいかないので、

 

理 「まぁここで話すのもあれだから玄関を開け

   るよ?」

 

永琳「えぇお願いするわ……」

 

理 「とりあえずこう言えばいいのかな?」

 

そうして玄関のドアを開ける。

 

ガラガラ

 

そして家の何処にいても聞こえるように大きな声で、

 

理 「ごめんくださ!!」

 

と、その一言を言おうとしたその瞬間、

 

? 「きゃ!!」

 

ドン!

 

自分の前に女の子が突然出てきてぶつかってきたのである。そしてその女の子が後ろに倒れていくので、

 

ガシッ!!

 

その女の子の右手を掴んで体勢を戻して立たせた。

 

理 「大丈夫か?」

 

? 「えぇ何とか…あれ?貴方どこかで?」

 

? 「お姉様!今日という今日は……えっ!

   嘘!理千さん何で?!」

 

と、また奥から女の子が出てきた。目の前の金髪の子はおっとりとしている子だが新たに出てきた子は活発そうな子だった。すると永琳が自分の後ろから前へと出て、

 

永琳「まったく貴女達はまたやっているのかしら?

   豊姫…依姫……」

 

依姫「おっお師匠様まで……しまった時間が!」

 

豊姫「あっごめんなさい依姫……」

 

 

活発そうな子もとい依姫と言われた子は顔にやってしまったというのが顔に出ているので分かる。そして豊姫と言われた子は申し訳なさそうにしていた。

 

永琳「まったく貴女達は……」

 

と、呆れながら永琳が言う。だが目の前にいるのは子供だ。子供ならそのぐらいお茶目の方が可愛らしい。

 

理 「まぁまぁ悪気があってやった訳じゃないん

   だからさ……モグモグ」

 

と、自分は桃を食べながら永琳にそう言う。

 

永琳「フフフそうね♪……………ん!?…り…理千…

   貴方は何を食べてるの?」

 

理 「んっ?確か桃っていう木の実だっけ?モグ

   モグ…ゴクン!今さっき籠から取ったよ?」

 

先程、豊姫を助けた時に丁度美味しそうな桃を篭いっぱいに持っていたから1個だけ素早く取って食べていたのだ。

 

永琳「いつの間に……」

 

理 「これ中々いけるな!このみずみずしさそれ

   に…この甘さが堪らないね♪モグモグ」

 

豊姫「でしょ♪ハムハム」

 

自分は豊姫と共に桃にかじりつく。

 

依姫「お師匠様……」

 

永琳「えぇ貴女の言いたいことはよく分かるわ」

 

そう後に月の頭脳といわれる永琳にも予想する事が出来なかった事が今、目の前で起きている。それは、

 

依姫「何かお姉様が2人いるように見えるのは

   私だけですか?」

 

永琳「いえ…大丈夫よ…私もそう見えるから…」

 

そうそれは、ドがつくほどの天然と天然が出会ってしまった瞬間であった事だ。

 

理 「モグモグ……」

 

豊 「ハムハム……」

 

2人は自重せず仲良く桃を食べていたのであった。



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第17話 指南もといアドバイス

先程の出会いから数時間が経過し綿月姉妹の家へと上がり居間に来ていた。

 

依姫「先程は失礼しました……」

 

豊姫「ごめんなさい……」

 

理 「あぁ……いいよいいよ俺も自重せずに桃を

   食べちゃったし…」

 

永琳「まったく理千は……」

 

そう出会って初っぱなからやらかしてしまったのである。それはつまみ食いなど失礼な事をしてしまった事である。それには申し訳なく思う。

 

依姫「八意様も申し訳ありませんでした…大層な

   おもてなしも出来ず……」

 

永琳「良いのよ気にしなくて♪」

 

理 「あっえ~と…とりあえず自己紹介するか……

   多分最初の方で俺の名前を言っていたから

   分かると思うけど俺は新秒理千だよろしく」

 

依姫「はっええっとよろしくお願いいたします

   わわ私の名前は綿月依姫です!で隣にい

   るのが……」

 

豊姫「依姫の姉の綿月豊姫です♪」

 

理 「こちらもよろしく♪」

 

と、3人は軽く挨拶を交わす。そして本題の自分に会いたいという子は誰かと気になり聞くことにした。

 

理 「で、ここから本題だけど俺に会いたいって

   言ってた子はどっち?」

 

依姫「私です!!私、理千さんが大会に優勝した

   時に言った言葉にとても感激したんです!」

 

理 「ほう……それはそれは……」

 

依姫「努力は評価されるものでもなくても何時

   かは自分に実を結ぶ…この言葉が本当に

   心を打たれたんです!」

 

それは1週間前に自分が優勝した際に言った言葉だ。それが心を打ったようだ。

 

理 「ありがとうな覚えてくれていて……♪」

 

依姫「それで…実は…その…」

 

と、依姫はモジモジと恥ずかしそうに言葉を詰まらせた。

 

理 「ん?どうした?」

 

何だろうと思っていると、

 

依 「私とお手合わせ願いたいんです!」

 

どうやら一戦をしたいようだ。それには大賛成だ。

 

理 「いいよ~」( ^∀^)

 

依姫「やっぱりダメですよね……え?」

 

理 「大丈夫だよ今日はそのために来たし」

 

そう先程、永琳から戦ってみたいという事を聞いていたため実際、戦うというのは知っているのだ。だから彼女の戦いを見てみたいのだ。

 

依姫「あっありがとうございます!!」

 

豊姫「良かったわね依姫♪」

 

依姫「はいお姉様!」

 

永琳「ふふっ♪」

 

依姫はとても嬉しそうだ。見ていて微笑ましい限りだ。だが自分も彼女とは戦ってみたいため、

 

理 「じゃ~移動しようか?」

 

依姫「はい!!」

 

そうして理久兎と永琳そして依姫と豊姫は場所を変えこの家に完備されている道場へと向かうのだった。そして道場へと着くと、

 

理 「永琳審判、頼める?」

 

永琳「えぇ良いわよ♪」

 

永琳に審判をしてもらう事をお願いし了承を得る。そしてある事を思い付いた。

 

理 「そう言えば依姫ちゃん……」

 

依姫「はい?」

 

理 「依姫ちゃんは真剣って使える?」

 

依姫「えっえぇ使えますよ……?」

 

理 「じゃ~使ってもらって良い?」

 

依姫「えぇ!危ないですよ!?」

 

と、心配して言ってくれる。だが真剣が使えるのならそれを使って欲しい。それには理由があるから。

 

理 「大丈夫怪我しても俺の責任だからそれに

   やるなら実戦を意識した方がいいしね♪」

 

そう何時かこの子も戦いをする時がくるのだ。そのためにも実践に躊躇がないようにしなければならない。でないと待っているのは死だ。

 

依姫「分かりました後悔しないで下さいよ!」

 

そう言うと道場の奥に飾って置いてある刀を持ち出し鞘から引き抜き中段の構えで構える。

 

永琳「お互いに準備できたかしら?」

 

理 「いいよ」

 

依姫「問題ありません!!」

 

豊姫「お互いに頑張って~♪」

 

豊姫が声援をする。それと同時に永琳が手を掲げる。

 

永琳「では……始め!!」

 

そう言い手を振り下ろした。それと同時に依姫は斬りかかってきた。

 

依姫「行きます!!はぁ~!!」

 

シュッ!シュッ!シュッ!

 

依姫は刀を振るうそれも素早くそして突き、切り上げ、切り払いと豊富な技で攻めてくる。それを最小限の動きで避ける。

 

理 (成る程………型は良くできていてそれでいて

  型にとらわれていない…何よりも天武の才に

  恵まれている剣術だ……そして何よりもあの

  手の豆が潰れた数……努力を惜しんでないな)

   

そう理久兎には見えていた。依姫の手には豆が潰れそしてそれを耐えていくことによって固くなった手の皮膚を、

 

理  (だけど、まだそんなには実戦を経験

   してないな)

 

やはり真剣をあまり人に向けて使ったことはないためなのか所々に迷いが見えた。

 

依姫「試合の時に拝見していましたがやはり速く

   そして無駄がない動きですね!」

 

理 「あぁまぁな」

 

永琳「やっぱり理千の動きは間近で見ると迫力が

   あるわね……」

 

豊姫「すご~い!依姫ちゃんの攻撃を完全に避け

   きってるわ!」

 

と、豊姫は楽しんでいてくれているのだが、

 

理 「なるほど良くわかったそろそろ終わら

   せるぞ!」

 

そう呟き理久兎は依姫の猛攻を避けると依姫の目の前から一瞬で消える。

 

依 「なっどっどこに!!」

 

依姫は、理久兎の動きについていけず一瞬で理久兎を見失った。そして、

 

スッ!

 

依 「なっ!!」

 

気がついたら依姫は後ろをとられ首に理久兎の手刀が自身の首横にギリギリで寸土めされていたのである。それを永琳は見てまた手を掲げると、

 

永琳「そこまで!!」

 

と、試合の終了を宣言した。

 

依姫「負けてしまいましたか……」

 

豊姫「あ~あ負けちゃったか……でも頑張って

   たよ依姫ちゃん!」

 

と、依姫はガックリと肩を落とすがそれを豊姫が励ます。何とも仲良い姉妹なのだろう。

 

理 「とりあえず依姫ちゃんに言いたいことが

   あるから居間に戻ろっか?」

 

依姫「はい……わかりました……」

 

理 「永琳と豊姫ちゃんもいいかい?」

 

永琳「えぇ」

 

豊姫「はーい♪」

 

そうして理久兎達は元いた居間へと戻ると、

 

理 「じゃ~依姫ちゃん誉めてほしい所と反省

   点の所があるけど…どっちから聞きたい?」

 

依姫「では反省点からお願いします……」

 

反省点からと言われ理久兎は反省点もとい直すべき所を教えた。

 

理 「え~とまずは、相手の動きを予測する所が

   まだ甘いのと後やっぱり実戦力が足りない

   かなそれが原因で真剣を扱いなれてなくて

   勝手に体が手加減している………だからそこ

   を直すと良いよ♪」(´∇`)

 

依姫「はい……」

 

ここまで言われるとは思っていなかったのか依姫はションボりとしていた。

 

理 「でもね……」

 

依姫「えっ?」

 

理 「君の動きを簡単に言い表すと刀を振る型は

   良く出来ているしかといって型にとらわれ

   過ぎていない………才能は勿論あるだろうけ

   ど何より努力していることはとても分かっ

   たよそれに…その手を見れば一目瞭然だよ

   良く頑張っていることが分かるよ♪」

 

依姫「えっ理千さんこの数分間でそこまで!?」

 

理 「だからその努力を怠らないようにねこれが

   誉める部分だよ♪」

 

誉める部分を言うと依姫は今さっきとは打って変わり喜びで顔を笑顔にして、

 

依姫「はい!ありがとうございました!!」

 

豊姫「良かったね依姫ちゃん!」

 

依姫「はい!お姉様!!」

 

本当に嬉しそうで良かった。すると永琳はニヤニヤと笑いながら、

 

永琳「やっぱり貴方……大会でも戦った選手達に

   同じことしてたでしょ?」

 

理 「あれバレた?」

 

永琳「まったく…ふふっ♪」

 

永琳は凄く楽しそうだ。だが綿月姉妹は驚きの顔をしていた。

 

豊姫「えっ!?」

 

依姫「そっそうだったんですか!?」

 

理 「アハハハハハハまぁそうだな♪」

 

永琳「フフフフフ♪」

 

今日は理久兎にとってもとても楽しく充実した日になったのだった。だがこの時、自分や永琳達もまだ知らなかった。暫く遠くない未来に起こるであろう別れがある事を。

 

 

 

 

運命の日まで後10年

 

 

 

 

 



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第18話 最強の教官

綿月姉妹訪問から約1年たった今現在ここ都市の軍の訓練所では、

 

理 「じゃ~とりあえず体力作りのために

   軽く70Km走るぞ~!!」

 

そう理久兎が言うと、

 

兵達「イエス サー!!

 

兵士達は大きく叫んだ。今現在、理久兎は兵士達の教官をしていた。何故。教官をしているかその疑問は今から1週間前に遡る。

 

理 「フゥ~」

 

この時、体を鍛えるために体幹トレーニングをしていた。身につけた武術の技などは型をしっかり整えないと上手く機能しないというのが理由だからだ。1年前の武道大会で見せた。仙術十六式内核破壊。これも理久兎が編み出した技だ。因に余談だがこの時、理久兎はすでに20の仙術を編み出していた。その内の1つが内核破壊だ。そしと時間となり、

 

理 「よし5時間体幹終了!」

 

1時間を5セットで計5時間で1セットごとに形を変えて体幹していた。

 

理 「とりあえず水を飲みに行くか……」

 

脱水症状にならないために理久兎は部屋を出て水を飲みに行く。すると、

 

永琳「あら理千トレーニングは終わり?」

 

廊下の右側をむくと永琳がいた。そしたトレーニングは終わりと聞いてきたためそれに答える。

 

理 「あぁ今終わった♪よそれで今から水分

   補給をしにね……♪」

 

永琳「そう♪」

 

そしてここ最近、自分は思うことがあった。それは少し情けないことに永淋は仕事をしているが自分は護衛の仕事はしているが基本、永琳は実験室に篭っているため外出はない。そして仕事といったら外に出て薬草採取する際の護衛または屋敷に忍び込む間者を叩きのめすという仕事だ。つまりそれ以外対して仕事がないという事だ。これではニー……いやそうとは思いたくない。

 

理 「はぁ……なぁ永琳……」

 

永琳「………どうしたの理千?」

 

理 「俺に出来る仕事ってなんかない?」

 

永琳「どうしたの急に!?」

 

突然の事で永琳は驚く。そして自分の心境を告白した。

 

理 「確かに永琳の護衛だとか侵入者をボコボコ

   にしているけどさ…何かそれ以外で活躍が

   出来なくて自分が情けなくてさ」(´・c_・`)

 

永琳「成る程…つまり仕事が欲しいと?」

 

理 「あぁ」

 

それを聞いた永琳は顎に手を当てて考え出す。そして暫く経つと、

 

永琳「貴方に出来そうな仕事ねぇ…そうだ♪

   なら軍の教官をやってみない?」

 

と、言ってきた。だがこの時ある問題があった。それは、

 

理 「……なぁ教官って何?」

 

ズコッ!

 

思いっきり永琳はズッこけた。そう理久兎は教官という役職を知らなかったのだ。

 

永琳「えっ…そこから……」(;^∀^)

 

理 「すまないけど説明頼むよ……」

 

永琳「いっ良いわよ…そうねえ~と教官は」

 

そうして永琳から説明がされる。教官とは主に色々な事を教える仕事だと。そして自分がやる教官の仕事は主に軍で戦う兵士達に戦いの技術や知識そして体力の向上を目指させるための仕事だと、

 

永琳「とっこんな所ね分かった理千?」

 

理 「大体は分かったつまりこれまで俺がやっ

   てきた通りの事をすれば良い訳ね!」

 

永琳「まぁそういうことね♪」

 

やってきた事。戦った兵士達にアドバイスをあげたりしていた事だ。

 

理 「うんその仕事なら出来そうだしやるよその

   教官の仕事を………勿論だけど永琳の護衛の

   仕事もやるからね?」

 

永琳「えぇ分かってるわよ♪とりあえずこの事は

   月読に伝えておくわね♪」

 

理 「ごめんな何から何まで……」

 

永琳「いいのよ気にしなくて♪」

 

永琳はそう微笑み言ってくれるのだった。そして日付は変わり翌日。居間では、

 

 

永琳「理千とりあえず許可が下りたわよ♪それで

   シフトは月~金の週5日間のシフトになっ 

   たわそれから5日後から出勤して頂戴との

   事よ♪」

 

わざわざ永琳が月読の元まで行って許可をとってきてくれた。これには感謝せざる得ない。

 

理 「ありがとう永琳♪頑張ってみるよ♪」

 

永琳「頑張って来てねふふっ♪」

 

そしてその会話から5日後ここ軍の訓練所では、

 

兵あ「おりゃ~!!」

 

兵い「頑張ってるね兵士あ君」

 

兵あ「あぁ!あいつにリベンジするためにな!」

 

兵う「頑張りすぎて体を壊さないでね……」

 

兵い「でも兵あ、のやつ最近変わったよな」

 

兵う「確かに以前とは変わったな…何というか

   丸くなったよな」

 

と、兵士うは呟く。前まではトゲトゲしていたが今では丸くなり人と優しく接せれるようになりとても変化したのだ。すると、

 

仲瀬「あっ!兵士あさんに兵士いさんそれから

   兵士うさんお疲れ様です♪」

 

そう言いながら仲瀬がやって来る。

 

兵い「おつかれ仲瀬」

 

兵う「お疲れ様」

 

兵あ「おう…おつかれ!」

 

と、かつては皆からも蔑まれてきた仲瀬も今では明るくなり皆の輪に入っていた。だが仲瀬はある事を伝えた。

 

仲瀬「そういえば皆さん知ってますか?」

 

兵あ「何だ?」

 

兵い「ん?」

 

兵う「何をだい?」

 

仲瀬「新しく教官がやって来るみたいですよ?」

 

新しく教官がやってくると。それにはこの場の全員は興味を示した。

 

兵あ「マジかよ!」

 

兵い「そうなんだ」

 

兵う「どんな人なんだ?」

 

仲瀬「えっえぇと」

 

と、ひっきりなしに質問が来る。仲瀬はどう答えるべきかと悩んでいると、

  

兵え「なんの話しをしているんですか?」

 

仲瀬「兵えさんお疲れ様です」

 

今度は唯一の女軍人の兵士えがやって来る。

 

兵え「そちらこそお疲れ様ですそれでなんの話

   をしているの?」

 

兵う「何でも新しく教官が来るみたい何だよ」

 

兵え「あぁその話?」

 

仲瀬「知ってるんですか?」

 

どうやら兵士えは知っているみたいだ。

 

兵え「えぇ確か男性って聞いたわね」

 

兵い「へ~」

 

男性かと思っていると大佐が歩いてくる。

 

大佐「全員整~列!!」

 

兵あ「やべっ!急ぐぞ!」

 

兵士あも流石に軍法会議にはかけられたくないため全員はすぐさま整列する。

 

大佐「今日より貴様らに教官が就くことになった

   しっかり言うことは聞くように!!」

 

兵隊「イエス サー!!」

 

大佐「ではどうぞこちらへ……」

 

大佐が言ったその時だった。

 

カツン…カツン…カツン……

 

と、靴の音が響く。それに合わせて教官となる1人の男性がやって来た。そう兵士達は驚くことになる。なにせ教官を勤めるのは、

 

理 「え~と本日から教官を勤めることになった

   新秒理千だよろしくな」( ^∀^)

 

そう自分だったからだ。そして軽く自己紹介をすると整列している兵士達から、

 

兵士「スゲー本物だ……」

 

兵士「この人に習うことができるのか!?」

 

と、言う声が聞こえてくる。しかもよく見てみると武道大会で戦った兵士あ、兵士い、兵士う、兵士えがいたがそれだけではない。

 

仲 「理千さん!?」

 

そう仲瀬もいた。これには軽く5人に手を振りながら、

 

理 「あれお前らここにいたんだ♪まぁよろし

   くな♪」

 

そう言うと兵士達全員の顔を見る。そして、

 

理 「まぁ今みたいに多分俺を知っている奴もいる

   と思うけどとりあえず今日から君らの教官に

   なったから何かアドバイス出来る所は出来る

   限りでアドバイスしていくからよろしく頼む

   ね♪」

 

兵達「よろしくお願いします!」

 

と、元気な挨拶が返ってくる。だがこんな所で止まっているのは勿体ないため、

 

理 「じゃ~とりあえず体力作りのために

   軽く70Km走るぞ~!!」

 

兵隊「イエス サー!!」

 

と、言ってくれる。だが兵士達の顔は絶望の顔に変わっていた。何が理由かは分からないがとりあえず教官としてやっていく事となった。これが回想である。そして現在1周1Kmのコースを丁度50周した所ぐらい。

 

理 「そこ!へばるな!」

 

兵士「すすすみません!」

 

兵士達は息を切らし苦しみながらも何とか走っていた。

 

兵あ「うっぷ!」

 

理 「兵あ!吐くなら隅で吐け!」

 

兵あ「人の顔を洞察するなぁ!うっ!」

 

そうして何人かはゲロったが準備運動の70周を終える。

 

兵士「はぁはぁ………」

 

兵士「うっ……」

 

と、皆は苦しそうだがそれではいざ戦いになった時は助からない。そのため更に追い詰める。

 

理 「次は体幹トレーニング1時間する出来る

   だけその体制の維持をやり続けろ…」

 

兵隊「いい…イエッサ~!」

 

と、苦しそうにそして嫌そうにそう叫ぶ。すると、

 

兵え「り…理千教官こ…これには…どういうことを

   目的とした訓練なのですか?」

 

兵士えがそんな質問をしてきた。その質問に自分は的確な真意をもって答えた。

 

理 「これは体のバランスつまり軸を鍛える……

   兵士え…君なら刀を使うだろ?」

 

兵え「はっはい」

 

理 「もし相手の攻撃を刀でいなした際に体のバラ

   ンスが一瞬だが崩れ1秒だけ動けなくなった

   のならどうなると思うか考えてみてくれ」

 

兵士えは考える。そして答えを見つけたのか口を開き、

 

兵え「その隙に殺られてしまう…ですか?」

 

理 「その通りだ戦場において1秒の隙は命取り

   と思えその1秒で自分の生死を分けるから

   だ皆も覚えておけよ」

 

兵士達は他人事ではないと思っているのか黙って耳を傾けていた。だがしかし、

 

理 「おっとこんな辛気臭い話は無しだでだが俺

   の使う武術はこれを基本としているんだよ

   ちなみに俺は5時間やってる……」

 

仲瀬「すごい……」

 

兵い「そこまでやるとバケモノ……」

 

兵う「アハハハハ」

 

兵士うは発狂し出した。こんな常識外な行動は兵士ですらも発狂するのだろう。

 

兵あ「戻ってこい!兵う!!!」

 

兵士あは頑張って兵士うが遠くへと行かぬように頑張る。だがそんな事に構っていると時間の無駄なため、

 

理 「じゃ~各自開始!」

 

こうしてトレーニングが開始された。理久兎はその間に兵士うの頭を軽く殴って起こしトレーニングに参加させる。そして約1時間後、

 

理 「はいそこまで!」

 

兵士「うがぁ体が痛い~!」

 

兵士「辛かった!」

 

と、声をあげる。だがこの鬼教官は、

 

理 「よ~しお前ら……」

 

兵隊「へっ!?まっまだやるのか!?」

 

と、怯えていたが自分もそこまで鬼ではないため、

 

理 「1時間休憩を挟むよ……」

 

1時間の休憩を許すことにした。それを聞くと兵士達の顔に生気が戻っていき、

 

兵隊「本当ですか!?よっしゃ~!」

 

と、騒いで喜ぶ者が続出した。しかし

 

理 「だが俺の攻撃をかわす受け流すといった事

   をして30秒の間‥…この部隊の誰か1人で

   も耐えていられたら休憩をあげよう♪」

 

こんな簡単な事を言うと兵士達は嬉々として、

 

兵隊「30秒ぐらい耐えてみせます!」

 

兵士「やってやるぜ~」

 

と、盛り上がる。だがしかし理久兎と戦った4人とその戦いを見ていた仲瀬は顔を青くしながら、

 

5人「無理だ……この人には勝てない……」

 

言葉をハモらせた。そして、

 

理 「では…始めるぞ!」

 

と、理久兎が言ったのその瞬間から地獄が始まった。

 

シュン!

 

突然理久兎が消えたかと思うと突然、

 

兵士「ぐはっ!」

 

1人の兵士は悲鳴をあげて倒れた。しかしそれでは終わらない。

 

兵士「へぶし!」

 

また兵士が悲鳴をあげて倒れる。これが、

 

兵士「あギャー!」

 

兵士「やっぱ無理でした~!」

 

兵士「ありえん!」

 

と、どんどん悲鳴をあげて倒れていく。やがて最後の方になってくると、

 

5人  ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 

20人近くいた兵士も今ではたったの5人だけとなった。この時間わずか10秒だ。そして理久兎は笑顔で、

 

理 「さ~て後はお前らだけだ」(^∇^)

 

そう呟くのだった。この後、軍の訓練所では、

 

ギャーーーーーー!!

 

と、5人の大きな絶叫がこだましたのだった。そして30秒が経過しこの場に立っていたのは自分だけとなっていることに気がつく。

 

理 「おいおい…う~んやり過ぎたかもな……」

 

これはやり過ぎたと思った。何せ兵士達全員気絶してしまっているのだから。頭を掻きながら、

 

理 「とりあえず休憩させるか……」

 

と、いった感じで兵士達は気絶という名の休息を得て理久兎も少し休むのだった。そんなこんなで理久兎は教官としてやっていくことになったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

運命の日まで後……

 

 9年……



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第19話 兵士達とで組手

教官になってから約1週間が経過し現在、何をしているのかと言うと、

 

兵隊「グハッ!!」

 

理 「君は、もう少し相手を見よう!」

 

兵隊「ぐべらば!」

 

理 「君はもう少し体力とかつけたいね!」

 

大佐「ちにゃ!」

 

理 「大佐は、もうちょい相手の動きの予測を

   考えてください……」

 

今現在、理久兎は兵士達の組手をしていた。組手をすることで兵士達の何処を直すべきかが分かるからだ。大佐が「ちにゃ」られてるだろって。気にしたら負けだ。だがこんな事している間にも20人いや大佐いれて21人の兵士達の内17人の組手が終わった。そうして17人は、

 

理 「君か……」

 

仲瀬「お願いします理千さん!」

 

と、仲瀬は頭を下げる。次の組手の相手は仲瀬のようだ。

 

理 「来いよ仲瀬!」

 

仲 「ウォーー!!」

 

仲瀬は自前のトンファを引き抜き自分めがけて攻撃してきた。だがその連撃を上手くいなしまたは回避を繰り返す。

 

理 「オッケー分かった……」

 

仲瀬「えっ!?」

 

と、言ったその瞬間、仲瀬のトンファを掴む。

 

仲瀬「うっ動かない!」

 

理 「せい!!」

 

ドンッ!

 

仲瀬「うは!」

 

トンファを掴んで一気にこちらへと引き寄せると仲瀬の腹に霊力を纏わせた蹴りを叩き込み仲瀬をふっ飛ばした。だがと物凄い手加減をしているためぶっ飛んだ距離は約1mだった。

 

理 「仲瀬は前より動きは良くなったけど回避

   とか相手の行動の視野だとかを視野に入

   れた立ち回りをしてみると良いぞ!」

 

仲瀬「っつつ…ありがとうございました!」

 

仲瀬は頭を下げ仲瀬の組手は終わる。すると次に自分の前に立ったのは、

 

兵え「行きます!!」

 

大会と同じように刀を携えて兵士えが立っていた。

 

理 「来い!!」

 

兵えは抜刀すると下段の構えを取って理久兎に向かって斬りかかる。

 

理  (前と同じなら……!)

 

大会と同じように手刀をして兵士えの刀を落とそうとするのだが、

 

ダッ……ジャキ!

 

理 「な!」

 

兵え「前と同じだと思わないでください!」

 

まさかのフェイントだ。兵えはなんと斬る勢いを足で踏み止めると構えを抜刀術に変えて横に払って自分に斬りかかったが、

 

理「嘗めるなぁ!」

 

だがそんなを居合いをイナバウアーをして避けた。

 

兵え「嘘でしょ!?」

 

理 「動揺をするな!」

 

ダスッ!

 

理久兎はそこから倒立後転をして兵えの足に向かって水平蹴りをした。

 

兵え「な!くっ!」

 

体制が崩れ地面に倒れた兵士えは起き上がろうと頑張るが、

 

すん!

兵士えが起き上がろうとしたその直後、首もとにギリギリの所で踏みつけを寸止めする。これでは相手は踏みつけられるしかなかったため兵士えは負けとなり組手は終わった。

 

兵え「負けました……」

 

理 「とりあえず前に言ったことを実践してくれた

   事は誉めるよ♪でもね相手の動きにいちいち

   動揺したらダメだよ?」(  ̄▽ ̄)

 

兵え「くぅ…そこは見直しですね…ありがとうござ

   いました!」

 

兵士えは悔しそうに考えようとするが元気よく挨拶をしてくれた。すると、

 

兵え「そういえば私の自己紹介はまだしていませんで

   したね……剣御花(つるぎおはな)です!この前といいありがとう

   ございました!」 

 

理 「あぁ頑張ってね御花ちゃん」(  ̄▽ ̄)

 

御花は頭を下げるとその場から下がる。今度は長槍を背負った兵士うがやってきた。そして兵士うは頭を下げて、

 

兵い「天夢幸(てんむこう)ですお願いします!!」

 

と、自分の名前を叫ぶと長槍を構える。とりあえず幸の前で手を甲を向けて前後に動かして、

 

理 「かかってきな!」

 

そう言うと幸は長槍に力を込めて、

 

幸 「行きますはぁ!!」

 

距離を積めると幸は自身の得意な連続突きをしてくる。だが前より正確にそして素早く繰り出されていて大会と比べると見違えていた。

 

理 「つっ!」

 

これには自分自身もその成長が見えて良く分かる。

 

幸 「はぁっ!」

 

ひゅん!!

 

幸は薙刀の要領で長槍を薙ぎ払うがそれをジャンプして避ける。

 

理 「良い動きだが」

 

すぐに着地し振りきって隙だらけのところに一瞬で間合いを詰め幸の顔面に上段蹴りを寸止めした。

 

幸 「っ!?」

 

理 「勝負ありだな………アドバイスとしては前より

   正確にそして冷静になっていたそれは良い事

   だ……だけど…長槍を振りきった後の隙を直

   せるようにすればもう少しはいい線にいける

   よ♪」

 

誉める所と直す所を言うと上段蹴りを止めて元の体制に戻る。そして幸は頭を下げて、

 

幸 「ありがとうございました理千教官!」

 

と、言いその場から下がる。

 

理 「次は誰だ来な!」

 

その言葉を聞くと兵士うが目の前から歩いてきて自分の前に立つ。

 

兵う「次は僕だね火軽美蒼(ひかるみそう)いくよ!!

 

理 「一戦してやる来い!」

 

そう言うと携えている突剣を構えると自身の前へと素早く距離を詰める。

 

蒼 「はっ!はっ!」

 

ヒュッ!ヒュッ!

 

蒼の戦い方も以前にまして鋭くなっている。以前は型にとらわれすぎていた戦い方も今はそんなにとらわれすぎていない。それどころか技術が上がっていた。だが蒼は突き焦ったのか、

 

蒼 「はぁ~!」

 

目に見えぬ程の一閃の突きを繰り出してきた。

 

理 「ほう……だがな…」

 

理久兎は昔にもやった通り蒼の力と遠心力を利用した半回転して受け流しそのまま蒼の首に手刀を寸土めした

 

理 「ここまでだな……」

 

蒼 「くっ……」

 

理 「アドバイスとしては前より型にとらわれて

   いないしそれでいて型もしっかりしてきて

   いるよ反省点としては焦り過ぎだよもう少

   し冷静にね♪」

 

蒼 「アドバイスありがとう理千教官♪」

 

と、言うと蒼は元の場所に戻っていった。すると今度は自分よりも大きな兵士あが大剣を持ってやって来た。

 

兵あ「俺だぜ教官」(`・ω・´)

 

理 「決勝戦以来だな……」(゜▽゜*)

 

兵あ「あぁ!俺は大門寺力(だいもんじりき)だ!」

 

自身の名を叫び大剣を構える。

 

理 「かかってきなよ力!」

 

力 「行くぜ!!おりゃ~~!」

 

ズドンっ!!グォーーン!!

 

力の大剣が地面に叩きつけられる。そしてそこから派生で薙ぎ払ってくる。

 

理 「避けるのは簡単だけど当たると大変だな

   一般人は……」

 

とりあえず様子を見ながら普通に避ける。だがここで変化が起きた。

 

ズン!

 

なんと力は自身の大剣を地面にさして殴りかかってきた。

 

力 「ぶっとべ~!!」

 

理 「おおっと!」

 

だがお忘れだろうか理久兎は妖怪の全力の拳を受け止められることを、

 

ガシッ!!

 

力 「なっ嘘だろ!」

 

理 「中々いいじゃないか……」

 

自身の体格や筋力を利用した拳を押さえられ力は驚く。しかも掴まれた拳を引き抜こうとするが、

 

理 「ほれほれどうした?」

 

力 「うがぁーー!!」

 

拳は引き抜けないでいた。だがこれでは良知が明かないため受け止めた拳をそのままつかみ自分のほうに寄せ力の首もとに手で作り上げた突きもとい貫手を寸土めした。

 

力 「ぐっちくしょう……!」

 

理 「ここまでだなアドバイスとしては前よりも

   戦い方が増えているし何よりその体を生か

   した戦い方は評価しよう反省点としてはも

   う少し相手の事を観察するといいよ♪」

 

そう言い手を離して貫手を止める。力は悔しそうに、

 

力 「……あんがとよ教官…」

 

そう言い頭を下げた。そしてそろそろ時間のため、

 

理 「とりあえず今日の訓練は終了だ!良く寝て

   明日も動けよ!」

 

兵士「ありがとうございました!!」

 

と、兵士達は挨拶をする。なお大佐はどうなったのかと言うと今だに気絶中だ。そして帰り支度を整え汗を拭きながら訓練上から出る。

 

理 「ふ~」 

 

気持ちの良い汗をかいてすっきりしていると、

 

永琳「おつかれ♪」

 

と、永琳がやって来ていた。

 

理 「永琳か………仕事の帰りか?」

 

永琳「えぇでもふふっ♪教官の仕事が板についてき

   たじゃない♪」

 

理 「まぁな…とりあえず買い物だけして帰るか」

 

永 「えぇ♪」

 

こうして今日の訓練を無事に終わらせて永琳と共に買い物をしながら帰路につくのだった

 

 

運命の日まで後

 

9年……



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第20話 妖怪狩り

理久兎が教官の仕事についてから約9年ぐらいの歳月が経過した。ここ都市ではなく都市の外では、

 

理 「御花そっちだ!」

 

御花「はい!」

 

キィン!

 

妖怪「ギリリ!!」

 

御花は妖怪の一撃を刀で押さえる。そして別の所では、

 

力 「おりゃ~!!」

 

ドゥン!!

 

妖怪「グギャー!」

 

力が大剣を振るい妖怪達を薙ぎ倒し、

 

蒼 「はぁ!!」

 

シュッジュバ!

 

妖怪「ギャー!」

 

蒼の目に見えぬ程の早業を誇る剣術で妖怪を翻弄しながら斬りつけ、

 

幸 「それゃ~!」

 

シュッ!シュッ!シュンッ!

 

妖怪「あががが!」

 

幸は連続突きからの凪ぎ払いをして妖怪を倒していき、

 

仲瀬「でりゃあ!!」

 

ドゴンッ!

 

妖怪「ぐへは!」

 

仲瀬は身軽な動きで動きトンファで妖怪の顔面を強打していた。今現在、怪物もとい妖怪狩りをしている。何故こうなったのかというのは月読に呼ばれた所から始まる。

 

理 「月読…俺に何の用なんだ?」

 

月読に呼ばれ永琳の付き添いのもと月読の部屋にやって来ていた。そして月読は自身の頭に指を当てて、

 

月読「え~とね……」

 

と、考える。するとそれだと良知が明かないと思ったのか月読を無視して永琳が喋りだす。

 

永琳「実はね理千、今現在進行形で私達はある計画

   を建てているのよ……」

 

月読「もう永琳ちゃん何で先にいっちゃうの~」

 

と、口を尖らせて月読は言う。だが永琳の言った計画が気になる。

 

理 「計画?」

 

月読「そうその計画はあの月へ行く事なの!」

 

と、月読は空に輝く月を指差してそう叫ぶ。どうやら計画とは昔に自分が作った月に避難しようという事らしい。

 

理 「それは、また大それた計画だな……

   でもなんでまた?」

 

永琳「今現在ここはまだ安全だけど他の場所は

   妖怪達によって侵食されてきているのよ」

  

月読「そこで皆でロケットに乗って月に避難

   しよう!という計画なのよ♪」

 

つまり妖怪達から逃げるために月に行くというのはよく分かった。

 

理 「成る程…大体は分かったよ……で?それと

   俺がどう関係しているんだ?」

 

永琳「理千にはとりあえず近くにいる妖怪を殲滅

   してほしいのよ♪」

 

理 「その理由は?」

 

永琳「計画に邪魔な存在なのよ……だから

   理千に頼もうかと♪」

 

つまり永琳がこうして自分に頼むという事はそれほど危機的な状況でありなおかつ自分を信用してのことなのだろう。勿論それには、

 

理 「分かった…引き受けよう」

 

永琳には自分に知識をくれた恩がある。その恩のために戦おうと決心した。

 

月読「でも1人だと何かあった時に危ないから

   皆~入ってきて!」

 

月読がそう言うと同時だった。

 

ガチャ!

 

と、扉が開く音と共に入ってくる5人の男女。それは、

 

仲瀬「こんにちは理千さん!」(⌒‐⌒)

 

御花「よろしくお願いいたします」

 

蒼 「よろしく理千教官」

 

幸 「よろしくっす!」

 

力 「よお教官!」

 

と、まさかのこの5人だ。これには自分自身、目が点となった。

 

理 「何でお前らがここに?」

 

因にだが皆の階級はここ9年で大きく昇進した。御花は曹長。幸は伍長。蒼は軍曹。力は少尉。最後に仲瀬が中尉。皆はそれほど成長が認められそしてそれ相応の仕事をしたたて階級が上がったのだ。なお一般的な普通ではこんなに早くの階級の昇格は無理だと言っておこう。

 

月読「ふふっ♪」

 

永琳「この子達にこのことを話たら自分達から

   殲滅部隊に希望したのよ♪」

 

どうやら了承は得ての殲滅部隊に入隊したようだ。これには少なからずだが自分は感激をした。

 

月読「とりあえず理千君にはこの小隊の 

   隊長をやってほしいのよ」

 

理 「ふぅ~ん小隊ね…フフフ…アハハハ♪」

 

突然自分が笑いだしためなのか周りにいる全員は驚き皆は顔はひきつらせてビビっていた。そして5人に、

 

理 「そうか…ついてくるのは構わないけど死ぬ

   かもしれないし五体満足で帰れないかもしれ

   ない………それでも来るか?」

 

5人の覚悟を見るために聞くために敢えて厳しく言う。すると5人は覚悟を決めたかのように、

 

力 「上等だ!」

 

御花「問題はないです!」

 

幸 「大丈夫っす!」

 

蒼 「これでも貴方という鬼教官に鍛えられまし

   たからね♪」

 

仲瀬「僕も大丈夫です!」

 

と、皆はその答えを覚悟を見せてくれた。

 

理 「そうか……覚悟はあるみたいだね……」

 

隊員達が真剣な顔で頷いたのを確認した。自分は後ろを振り向き月読と永琳の2人に顔を向けて、

 

理 「なぁ2人とも?」

 

月読「どうしたの?」

 

永琳「理千?」

 

理 「この部隊の名前はあるか?」

 

部隊の名前を聞く。すると月読と永琳首を横に振り、

 

月読「考えてないわねぇ」

 

永琳「えぇ」

 

理 「なら名前をつけて貰って良いか?」

 

と、名前をつけて欲しいと頼むと2人は考え出す。

 

月読「そうね~」

 

月読は思い付かないのか更に深く考え込むと永琳の口が開き、

 

永琳「月光のもとに集いし者達…月影…月影の

   部隊ってのはどうかしら?」

 

と、部隊の名前を出す。その名前はとても良いと思った。

 

理 「ふふっアハハ!いい部隊名だ気に入った

   聞いたか!今より俺ら部隊の名は月影の

   部隊だ!!

 

隊員「お~ーー!!」

 

5人は掛け声をあげる。そして最も伝えなければならないことがあるため真剣な顔つきで、

 

理 「そして、お前らに守ってほしい約束がある…」

 

隊員「約束?」

 

そして自分は4つの約束を伝えた。

 

理 「一つ生きて帰れ!一つやばくなったら逃

   げろ!一つそして隠れろ!一つ隙ができ

   たらぶっ殺せ!そして全員生きて帰る良

   いか!」

 

隊員「お~~!!!」

 

そうしてできたのが月影の部隊だ。なお約束が5つだろというツッコミは無しだ。そして結成から2週間が過ぎた現在。

 

理 「終わったな……」

 

先程まで数5、60匹程いた妖怪達は自分達によって殲滅されその場には妖怪の死体達と自分達しかいなかった。

 

仲瀬「帰投ですね」

 

御花「索敵完了敵影はなし直ちに帰還しましょう」

 

力 「おうよ!!」

 

幸 「はぁ疲れた……」

 

蒼 「そういえば理千隊長……」

 

理 「なんだ?」

 

蒼に呼ばれ蒼の顔をみると、

 

蒼 「どうやら明後日に計画を実行するみたい

   ですよ……」

 

理 「そうか…早いものだな……」

 

かつて自分の力で創った月を見上げる。美しく優しく淡い白い光を放つ月を。

 

理 「まさか俺が創った星に移るとはな……」

 

だが自分は永琳達と月へと行ったらまた地球に戻ろうかと考えていた。地球に来たくて来たのに離れる事になるのは嫌だったからだ。だがその声や考えは誰にも聞こえることもなく考えも察知される事はなかったのだった。

 

 

運命の日まで後2日……

 



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第21話 計画始動

今日は、明日の月へと行くための作戦もといミーティングだ。俺を含めて大尉クラスの人達がわんさかと出席した。中にはあの細愛親王もいた。

 

永琳「では明日の大規模防衛戦フライミートゥ

   ザムーンの作戦会議を行うわ」

 

月読「では皆様よろしくお願いしますね」

 

兵達「よろしくお願いいたします

 

と、兵士達は一度立ち上がり頭を下げて席へと座るをする。無論自分もする。すると永琳が作戦について説明を始めた。

 

永琳「本作戦はこの都市にいる約3万人の軍人

   達を総動員して行いますそしてこの作戦

   内容はまずこの都市にいる約6万人の民

   間人を先にロケットに避難させ打ち上げ

   ますその間に軍人達で妖怪達の進行を食

   い止めますそうして大方の民間人達の避

   難ができしだい軍人達も後退していきロ

   ケットの方まで避難し地球から脱出して

   月に向かうこれが本作戦の大まかな流れ

   となります」

 

理 「成る程なぁ……つまり力を持たない者から

   逃がしていき最後に自分達という事か」

 

永琳らしい考えだと思う。もし自分が永琳の立場だったのなら自分もその作戦を思い付くだろう。だがまだ説明は終わってはいない。

 

永琳「そして防衛は東西南北この4つのグルー

   プに別れて防衛するわ今現在偵察班の情

   報では妖怪達は西から大群で進行中との

   情報があるわ!」

 

兵達「マジかよ…」

 

兵達「おいおい……」

 

と、兵士達は項垂れる。つまり一番の激戦地区は西側という事になりそうだ。

 

永琳が「そしてその東西南北に1人ずつ指揮官を

    おこうと思うのまず1人目は細愛親王様

    お願いできますか?」

 

細愛「わかりました」

 

そう言うと細愛親王は立ち上がりペコリと頭を下げる。大将クラスが出てきたという事はガチな話なのだろう。

 

永琳「中将1さんお願いできますか?」

 

中1「了解しました!」

 

そう言い大佐が1人立ち上がる。因みにこの中将は昔に大佐だった時よく自分と戦ってちにゃられていた男だ。

 

永琳「次は中将2さん……」

 

中2「ご期待にそえましょう……」

 

今度は長い白混じりの髭を伸ばす中将格の男が立ち上がり頭を下げた。そして最後は、

 

永琳「そして最後の指揮官は新秒理千よ」

 

理 「あいよ……」

 

名前を呼ばれ立ち上がる。そして軽く会釈する。

 

永琳「以上…この4名が今回の防衛戦の指揮官よ

   そして次に誰がどこを守るかなんだけど…」

 

何処を守るのかと決めようとした時、真っ先に自分は手を挙げて、

 

理 「俺が西側に行こう……」

 

一番の激戦区になるであろう西側を選択した。それには周りの兵士達も、

 

兵達「マジかよ理千さんが……」

 

兵達「まぁ理千さんが指揮官やると生存率が物

   凄いくらいに高くなるからな……」

 

そんなに高くなっているとは思わなかった。ただ単に生きて帰れとしか言っていない筈なのだが、

 

永琳「分かったわ…それじゃ後は……」

 

そうして皆の守備位置の場所が決まった。自分は西、細愛親王が東で中将1が北で中将2が南を守ることとなった。

 

永 「最後に、全員の避難が完了次第この場所に

   原子爆弾を落とすわ!それが私達に出来る

   少しの抗いよ!」

 

兵達「おぉーーー!!

 

永琳「これで作戦会議を終えるわ」

 

月読「皆、気合いをいれましょう」

 

そしてそこから数分の説明を聞き説明会が終わる。とりあえず永琳が待つロビーに行こうとすると偶然、細愛親王が近くにいた。

 

理 「よぉ細愛親王」

 

細愛「これは理千殿………」

 

と、細愛親王は言うと手を差し出して、

 

理 「今回は探り合いだとか間者だとかは無しに

   してお互いに協力をしような」

 

それを聞くと細愛親王の眉間はピクリと動く。そして手を握り、

 

細愛「えぇお互いに恨みっこを無しにしましょう」

 

そうして手を離すと細愛親王にペコリと一礼して永琳の元まで向かう。

  

理 「ふ~……」

 

深呼吸をしながら歩いていると、

 

永琳「理千……」

 

と、永琳の声が聞こえたため振り向くとすこには永琳がいた。

 

理 「ん?どうした永琳……」

 

永琳「大丈夫よね?」

 

理 「気にするな……皆死なせないように

   するさ……」

 

永琳「違うわ、貴方の事を言っているの…貴方は

   自分を犠牲にしてでも仲間を助けようとす

   るでしょ!」

 

と、永琳は声をあげる。それ程までに自分のことが心配なようだ。

 

理 「俺は大丈夫だよ…必ず生きる約束だ…」

 

永琳「必ず生きてね理千……」

 

理 「あぁ約束だ……」

 

俺は永琳と生きるために約束交わすのだった。そして翌日、

 

永琳「これより作戦フライミートゥザムーン

   計画を実行します。各員持ち場へ!」

 

この伝令と共に各員が持ち場へつく俺の西側の軍隊数は、

ざっと見て約1万5千人もの兵士達がいた。その中には月影の部隊のメンバーも入っている。そんな兵士達に激励の言葉を与えた。

 

理 「お前らに言っておく!」

 

兵士達  (・_・?)

 

理 「全員生きて月に行けこれは命令だ!」

 

一瞬だが何だという表情の兵士達が理久兎の激励によってその顔を真剣な顔にして、

 

兵士達「オーーーーー!!!

   

と、叫びをあげた。するとトランシーバーから声が聞こえる

 

放送「西側に告ぎます敵部隊の反応ありその数

   ざっと5万体程です!」

 

理 「了解、速やかに迎撃する!全員かかれ!」

 

兵達「オーーーーー!

 

こうして次の民達の全てをかけた戦いが始まった…

 

 

運命の日まで後…数時間……



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第22話 出会いがあるから別れがある

都市の西側。暗雲となり唯一の光は月だけという暗い夜。だが今回の夜は何時もとは違った。

 

兵達「オーーーーー!!

 

ギンッ!ギンッ!

 

兵士達の戦いのかけ声や叫び。金属等がぶつかり合う音等が色々と聞こえ静かな夜はうるさくなっていた。

 

理 「ごらぁ!」

 

ドゴンッ!

 

妖怪「ぐばあー!」

 

目の前の妖怪は顎に掌底打をくらい顎が陥没して倒れる。理久兎は後ろでただふんぞり返るわけではなく前衛で兵士達と共に戦いを繰り広げていた。

 

兵士「はぁーー!!」

 

ズバ!!

 

兵士達も戦闘を繰り返していた。

 

妖怪「グギャー!」

 

兵士「どうだ!」

 

妖怪「ギャログ!!」

 

兵士「ひっ!うわー!」

 

妖怪が兵士にその鋭利な爪で裂こうとした瞬間、

 

ガキン!

 

御花「速く後退してください!」

 

御花が割って入って爪を刀でを受け止める。

 

兵士「あっありがとうございます!」

 

そう言って兵士が後退すると同時に誰かが御花の方に向かって走ってくる。

 

仲瀬「チェスト!」

 

妖怪「グハ!」

 

御花が対峙していた妖怪を中瀬がトンファで殴り御花の助太刀をする。

 

仲瀬「大丈夫か御花!」

 

御花「はい!問題ありません!」

 

そして別の所では、

 

力 「おりゃ~~!!」

 

力の無双が始まっていた。自身の手に持つ大剣をぶんまわして妖怪達を叩き切っていた。

 

ブゥン!ズバ!

 

妖怪「アギャー~!!」

 

妖怪を叩き斬りぶっ飛ばしていると背後から、

 

妖怪「どこをみている!」

 

妖怪にスキをつかれて攻撃される。

 

力 「なっしまった!」

 

力はブロックする体制に入ろうとするがその前に、

 

蒼 「はっ!!」

 

ズシュ!

 

妖 「ぶふう!」

 

蒼の突剣が妖怪の心臓を貫いた。そして妖怪は地に伏せた。

 

蒼 「気を付けてね力君!」

 

力 「あんがとよ蒼!!」

 

蒼 「ははっ♪いいよ仮はいつか返してね♪」

 

そしてまた別の所では、

 

幸 「おりゃりゃりゃ!!」

 

シュン!シュン!シュン!シュン!

 

そして幸は持ち前の槍術で敵を圧倒していた。

 

妖怪「ギイヤーーー!」

 

そして幸は隊長である自分に言う。

 

幸 「きりがないよ隊長!」

 

理 「っ!そっちはどうなった!」

 

理久兎はトランシーバーに声をかける。するとその答えが返ってくる。

 

放送「こちらの避難率70%西側以外の兵士達は

   至急にロケットへ避難を!!西側の兵士達

   は後、少し辛抱してください!!」

 

理 「了解した!!お前ら後少しの辛抱だ!ふん

   ばれよ!」

 

兵士達「オーーーーー!

 

守るべき者があるからこそ彼らも戦うのだ。そして理久兎の一言で更に士気は上がる。すると、

 

妖怪「死ね!雑魚が!」

 

妖怪が自分の背後を狙って襲いかかってくる。だが、

 

理 「雑魚はお前だ!!」

 

ドゴンッ!

 

理久兎は肘を上手く使い裏拳をして妖怪の頭蓋骨を叩き割る。そして妖怪は倒れ動かなくなる。そんな事が数分と続くと、

 

中1「こちら北門避難完了!」

 

と、トランシーバーから中将1の声が聞こえ出す。それに続き、

 

細愛「東門避難完了だ!」

 

中将「南門避難できました!」

 

と、細愛親王そして中将2も避難が完了したようだ。

 

放送「他の門の避難完了!西門、急ぎ直ちに

   後退を開始してください!」

 

理 「了解した!!」お前ら全員後退しろ!」

 

兵達「わかりました!

 

理久兎の言葉で兵士達は後退を始める。そして近くにいた仲瀬に、

 

理 「仲瀬!」

 

仲瀬「何ですか理千さん!」

 

理 「全員門に入ったら信号弾で合図をしろ!

   そしてそのまま門も閉めろ!」

 

仲瀬「わかりました!」

 

御花「隊長はどうするのですか!」

 

と、自分はどうするのかと聞かれる。自分は何をするかそれは、

 

理 「少し奴等を足止めする!行け!」

 

御花「っすぐに来てください!」

 

そう言い兵士達は後ろへと後退していく。しかし妖怪達が逃げている兵士達を追いかけようとするが、

 

理 「ここからは先は一方通行だ!」

 

そう言って理久兎は妖怪達の前に立ちふさがる。

 

妖 「グギャー!」

 

寄声をあげながら妖怪が襲ってくる。自分は左足を前に出しある構えをとる。そして、

 

理 「仙術 六式 刃斬(はざん)!!

 

後ろの右足を前へと大きく蹴りあげた。その結果1つの衝撃波のようなものが右足から放たれ妖怪達を切り裂く。

 

シュン ジュバッ!ジュバッ!ジュバッ!

 

なんと妖怪の内何匹かの妖怪は無惨に斬殺された。仙術六式刃斬、これは、足に霊力を一点にためそしてそれを放ち相手を切り裂く技で唯一の遠距離技でもある。そして理久兎は時間稼ぎをしていると赤く打ち上げられた信号弾が打ち上げられていた。

 

理 「信号弾か!」

 

理久兎が見上げると信号弾が空に打ち上げられているのに気づくだがその隙を狙って、

 

妖 「ジャハハハ!」

 

ブン!

 

妖怪が殴りかかってくるが、

 

理 「クソが!」

 

ガシッ! ブン! ズドン!

 

妖怪の攻撃を受け止めそして理久兎におもいっきり宙に投げ飛ばされる。そして鈍い音と共に他の妖怪達を巻き込み着地した。だがそんな事はどうでもいい今問題なのは自分が間に合うかどうかだ。

 

理 「間に合うか?いや!間に合わせる!

   ふぅ~ーーはぁ~ーー」

 

理久兎は、その言葉をいうと大きく深呼吸をして、

 

理 「仙術 十八式 瞬雷(しゅんらい)!!」

 

そう言うと足に力を感じた。そして一気に門まで走る。その速度は雷光の速度と同じぐらいに。そしてこの技は武道大会でも使用した高速移動技だ。そしてここ西門では徐々に門が閉まっていくが理久兎はまだ来ていない。

 

仲瀬「理千さん……」

 

仲瀬は理久兎のことを心配していたが、

 

シューーーン!!

 

仲瀬「うっ!なんだこの風!!」

 

突然の風が仲瀬を襲うそしてその風が止むと後ろから聞いたことのある声が聞こえだした。

 

理 「大丈夫か仲瀬!」

 

そう理久兎の声だ。仲瀬はその声を聞いて後ろを振り向く。

 

仲 「理千さん!!」

 

そして仲瀬が理久兎の名前を言うと同時に、

 

ガタン!!

 

と、音が響き門が閉まった。

 

兵達「隊長お疲れ様です!」

 

と、兵士達が理久兎に敬礼をする。

 

理 「良いからとりあえずお前ら早くロケット

   まで行け!」

 

兵士達「了解!!」

 

理久兎の一言で兵士達は大急ぎで移動を開始した。

 

神様 兵士達移動中……

 

永琳「理千……」

 

永琳は理久兎が来るまで待っていた。すると無数の走る足音が聞こえだした。それを聞いて永琳はその方向を見ると、

 

永琳「あれは、西門の兵士達!てことは……!!」

 

西門部隊がこちらに向かって走ってくるそして永琳は1人の男を注目するその男は……

 

理 「急げ!!」

 

理久兎だった。これには永琳も微笑んでしまう。

 

永琳「ふふっ♪変わらないわね♪」

 

そうして兵士達はロケットに入っていく。

 

理 「誘導お疲れ永琳……」

 

そう言いながら永琳に近づくと永琳はクスクスと笑いながら、

 

永琳「ふふっ♪貴方もね♪それじゃ~私達も

   入りましょうか?」

 

理 「そうだな♪」

 

ここで普通ならハッピーエンドなのだが、現実は甘くはない。そう運命の日が来てしまったのである。突然の事だった。

 

ガン!ガン!ガン!ダーーン!!

 

扉が壊され妖怪達がぞろぞろと入って来たのだ。

 

妖怪「グヘヘヘ!」

 

永琳「なっ!もうここまで来て!」

 

その数は約数十匹。しかも大きさからして相当の重さがある。もしこいつら全員がロケットにしがみつこうものならロケットは重量オーバーで打ち上がらないと思った。そのため、

 

理 (約束を破るけどしょうがないか……)

 

この時、自分はある決心した。友人を唯一の友を救うために、

 

理 「永琳……」

 

永琳「えっ理千なっえっ!?」

 

ドン!

 

そう理久兎は永琳をロケットの中に強く突き飛ばして、

 

バキン!!

 

外からロケットの開閉ドアのスイッチを押し壊した。結果ロケットのドアは閉まった。そう理久兎は自分の命を犠牲にして都市の仲間を守ろうとしたのである。そして閉まった扉から扉を叩く音が聞こえだした。

 

ドン!ドン!ドン!

 

永琳がドアを叩いているのだ。そしてドアの叩く音と共に永琳の声が聞こえてくる。

 

永琳「理千、何を考えているの!ここを開けて!

   開けなさい!」

 

永琳は強く言うが理久兎も決心をしていた。

 

理 「悪い永琳……お前との約束…守れそうもない

   な……だからお前らだけでも行け!!」

 

永琳「ふざけないで!!私との約束を破るの!

   後で高くつくわよ!」

 

理 「おぉ恐い恐いでもこれなら俺も守れる……」

 

理久兎は間を少し開けそして笑顔で、

 

理 「俺がもし生まれ変わってもしまた会えたら

   酒を一緒に飲もう」(*^ー^)ノ♪

 

最後の別れになるのならせめて満面の笑顔で送ると決めたのである。

 

永琳「嫌よ!!ここを開けて!!」

   

だがロケットはもう発射準備を終えて後5秒で飛び立とうとしていた。そしてそれを知らせるかのようにアナウンスからカウントダウンの声が聞こえだす。

 

4……3……2……

 

永琳「嫌~~理千!!!

 

1……発射します!

 

ブウゥ~~ゴォ~~~!

 

アナウンスの一言でロケットは飛び立って行く。

 

理 「じゃあな永琳……」

 

ロケットを見送ろうとすると、

 

妖怪「逃がすか~!!」

 

そう言って妖怪がロケットにしがみつこうとするが、

 

理 「お前はお呼びじゃねー!」

 

ドスン!

 

妖怪に理久兎の蹴りが決まり弾き飛ばされる。ここから理久兎の孤独の戦いが始まるのだった。そしてロケット内部では……

 

永琳「ぐす……」

 

永琳は泣いていた。自分の友を1人失ったことがただ悲しかったのだ。

 

永琳「理千……ぐす……」

 

そして永琳は離れていく地球に向かって、

 

永琳「ありがとう……」

 

この一言を呟いたのだった。そして永琳はこの日出会いがあるから別れがあると言うことを知ったのだった。

 



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第23話 力の覚醒そして新たな能力

無となった都市。いやもうゴーストタウンと言った方が良いのかそんな無人となった都市で、

 

理 「死に去らせ!!」

 

ダス!

 

妖怪「アギャー!」

 

今現在、理久兎は永琳達を逃がし1人で孤独の戦いをしていた。

 

理 「はぁ…はぁ…はぁ…数が多すぎるっての…」

 

妖怪「グヘヘヘ!」

 

まだ理久兎の周りにはまだ何千何万の妖怪達がわんさかいる。この状況は絶望そのものだ。そして1匹の妖怪が理久兎の背後から攻撃を仕掛けてくる

 

妖怪「ぎゃはーーー!!」

 

ドン!

 

理 「がはっ!」

 

珍しく理久兎は相手の攻撃をくらったのである。それもその筈だ。何せ1人で何時間と戦い続ければ疲労もたまってくるだろう。

 

理 「ちきょうしょうが…俺は負けるのか……」

 

理久兎は死を覚悟していた何せ「死んでも蘇るのだから」その言葉が頭の中くどくどと響いてくる。もう諦めろと言っているように。

 

理 「俺は死ぬのか…死んでもまた蘇るしな……」

 

しかし理久兎はある1人のたった一言の言葉を思い出した。「自分が悲しむような死にかたはするな」それは、自分の母親である千の一言でありもっとも理久兎の中では最も重い一言の言葉だ。

 

理 「たく…おふくろには参るぜ……」

 

その言葉は理久兎が立ち上がらせる言葉には充分だった。

 

理 「まだだ…まだ負けるわけにはいかねぇんだ!」

 

ガキン!

 

その時だった。自分の中にある何かを縛っていた鎖が壊れる音が聞こえた。そして強烈な障気が辺りを覆う。そして自身の周りに黒い力が溢れてきたのであるこれは『霊力』とは逆の性質の力。そうこれは、

 

妖怪「何で人間が『妖力』を使えるんだよ!」

 

妖怪が言った通りこれは『妖力』だ。そして理久兎は妖力を纏い、

 

理 「知るか~~!」

 

ザシュ!!

 

妖 「グギャーーー!」

 

理久兎は妖怪を引き裂いた。だがここで突然……

 

ポタポタ……ザーー!!!

 

急に雨が降り始めそれは豪雨となる。だがこれはただの雨ではない。

 

ゴロゴロロロ……ビカ!

 

強い雷雨だ。そしてその雷雨は落雷として落ちてくる。

 

妖怪「ギイヤーーー!」

 

そして更にありえないことに、

 

グララララ!!!

 

妖怪「動けねぇ!」

 

巨大地震までもが発生して妖怪達は動くことができなくなっているのである。

 

理 「何だ…これは!?」

 

理久兎は、今の現状が理解できていなかった。そして突然頭痛がしだし理久兎の頭の中に不思議な文字が見え始めた。その文字はこう書かれていた。

 

理 「っ!『災厄を操る程度の能力』……?」

 

そう、この力こそかつて伊邪那美が言っていた不吉の力だ。読者様も解るだろうがここで言っておく『災厄』それは災いである。そして災いとは絶望でもある。例えると自然災害などの自然的災い。疫病などの感染。それが災厄である。つまりその災いを自由に操れるようになったのである。

 

理 「これが俺の2つ目の能力……」

 

理久兎に妖力が覚醒したと同時に能力まで覚醒した。まさに奇跡だった。今もなお妖怪達は雷に打たれ地震によって出来た地割れで落ちていっている者この光景はさながら地獄絵図だった。だがこれで終わりではなかった。

 

シューーーーーン……

 

今度は何と大きな巨大爆弾が落ちてくるのである。

 

理 「あれは俺の能力とは関係ない何なんだ

   一体……いやまさか!!」

 

永琳達とした作戦会議の内容を思い出した。最後の抗いとして落とした原子爆弾だ。そして自分の直感はこう告げていた。すべてを無に還す光の嵐がくると。

 

理 「この距離じゃ避けるのも無理だな……」

 

そして原子爆弾は地面に落下して大爆発をおこした。

 

グウーーーン!

 

光の嵐は全てを飲み込んでいき塵へと変えその塵をも消滅させる。

 

妖怪「アギャー!」

 

妖怪「ギイヤーーー!」

 

妖怪達も消滅していく。そして自分は逃げずその場で両手を広げ、

 

理 「くくハハハ!俺は妖怪達に負けなかったぜ

   母さん!それから俺の初めての友…永琳よ」

 

笑顔でその言葉と共に妖怪達共々理久兎も光の嵐に巻き込まれ体は塵1つたりとも残すことは無く消滅したのだった。



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第三章 小さき土着神の思い 第24話 世界創造…俺は専門外だ……

ここは何もなくただの原っぱだ。動物はいないしましてや植物も雑草しか生えていない本当に何もない原っぱなのだが、

 

ガサ!ガサ!

 

いや何かいる。土の中から何か、

 

バサン!

 

理 「ふ~死ぬかと思った!」(;・∀・)

 

と、言うが理久兎は死んでいたが蘇った。そう前回、理久兎は原子爆弾をもろにくらっても体は完全消滅したにも関わらず普通に復活しているのだ。マジな話で化け物を通り越している。

 

理 「やれやれ服に土埃とかがついてるし……」

 

バサバサバサ パンパン

 

そして埃を払いながら思ったことを口にした。

 

理 「永琳達は、無事に月に行くことが出来たの

   かな?まぁ~またそのうち会えるだろう…」

 

理久兎はそう言いつつ歩きだした。そう何もない道なき道をただ歩きだしたのだった。

 

理 「さて昔みたいにレッツサバイバル&レッツ

   修行♪」

 

そう呟き修行するメニューを考える。理由は新たな力である妖力の修行と新たに目覚めた『災厄を操る程度の能力』これらの修行をして霊力みたいに使いこなすためである。そしてそんなことをしている間に何時の間にか1000年近く生きていた。

 

理 「よし♪まだまだ何とかかな」

 

とりあえずはこの1000年で妖力は、コントロールできるようになり2つ目の能力は、まだ修行中だが段々と制御は出来るようになってきていた。そして1つ目の能力『理を司り扱う程度の能力』で昔に創った

(自分の『霊力』を自身の最大値の100万分の1しか扱えない)というルールを改善して(『霊力』『妖力』を自身の最大値の1000万分の1しか扱えない)というルールに改善した。因みにそのルールを作るために失った犠牲は自分の髪の毛数本だ。そして自分は霊力と妖力この2つの力は切り替えることが出来るみたいだ。例えば霊力を使いたい時は霊力にすれば良いしその逆に妖力を使いたい場合もそうだ。更に、この2つの力を同時に使うことも出来るみたいだ。だが自分の場合、仙術の一部の技は霊力オンリーでしか使えない事が分かったが。そして今自分はあることで悩んでいた。

 

? 「私神様になりたいんです!そして世界創造

   して下さい!」

 

理 「はっ」(; ̄Д ̄)?

 

と、少女に言われた。本当に思う何故こうなったと。それはほんの数分前に戻る。ここは広大の自然に囲まれ、森あり川ありの自然豊かな場所だ。そして勢いよく流れる滝もある。

 

ドバーーーー!!

 

理 「…………」

 

この時、自分は今滝行している所だった。理由は霊力と妖力の制御をよりよくするためにそして質をあげるためにだ。

 

理 「ふぅ~ここまでにするか……」

 

そう言い岸に上がって濡れた体を拭いた。

 

理 「とりあえず飯を食うかでも食材ないしな……

   しょうがないひと狩いくか!」

 

そう言って狩りに出掛けようとした時、

 

ツンツン

 

と、誰かが後ろから突っついてきた。

 

理 「ん?」

 

その方向に目をやると小さな女の子が俺に向かって一言、

 

? 「私神様になりたいんです!そして世界創造

   してください!」

 

理 「はっ」(; ̄Д ̄)?

 

ここまでが回想だ。とりあえず理久兎は目の前の少女の名前を聞くことにした。

 

理 「ん~まず君の名前は?」

 

? 「私?私は神綺てっいうの!」

 

少女は物凄いぐらいにドヤ顔で名乗った。

 

理 「ご丁寧にどうも俺は……」

 

神綺「知ってるよ♪」

 

理 「はっ!?」

 

神綺「深常理久兎乃大能神でしょ!」

 

理 「お前!何で俺の名前!」

 

自分の神名を言ってきた。これにはもう驚くことしか出来ない。

 

神綺「私に不可能などないのだ~♪」

 

理 「あっそなら他あたれ……」

 

神綺「え~なんでよ!」

 

何でかそんなもん簡単だ。それは、

 

理 「俺は、世界創造とかは専門外だ俺の専門は

   ルール作りだ!」

 

そう自分の得意分野はあくまでと秩序を創るだとか壊すだとかだ。それ以外の創造はからきしでダメだ。

 

神綺「お願いしますせめて手伝ってよ!」(ノД`)

 

ここまでくると正直こう思ってしまった。こいつ面倒くさいと。もうここまでしつこいと仕方なく、

 

理 「ならせめてそれなりの対価があればな…」

 

対価と聞くと神綺は満面の笑顔で、

 

神綺「なら私が魔法を教えてあげる!」

 

と、言ってきた。というか魔法とはなんだ。

 

理 「魔法?なにそれ?」

 

神綺「魔法と言うのはね『魔力』ていう力を使っ

   て使うのこんな風にね音楽」

 

神綺の手から紫色の光が溢れ出す。『霊力』や『妖力』とはまた違った美しさを持っていた。今現在、自分がもっとも欲するのは知識だ。これなら対価に充分見合う。

 

理 「ほう……なら対価はそれでいい詳しく

   御教授頼むよ……」

 

神綺「いいわよ!」

 

そう言って神綺は理久兎に魔法のことや『魔力』のことにつして教えていったのだった。

 

少女 神様に説明中……

 

神綺「てな訳よ。わかった?」

 

数時間におよんだが神綺の説明は終わった。大体の事は分かった。

 

理 「成る程こういう感じかな?」

 

理久兎が手をかざすとその手から淡い紫色の光がでてきたまだ神綺に比べるとまだ少し弱々しいがでもそれは『魔力』だ……

 

神綺「凄い!少し教えただけで!」

 

理 「御教授ありがとうな……さてと次は君の番

   だなとりあえずどうするか……」

 

本当にこれは悩む自分自身、世界を創造するというのは、はっきり言うと難しいのが現状だ。月だとかを創造する前にも何度もミスって星になってもいるからだ。

 

神綺「もう場所は決めてあるの!」

 

理 「そうかならその場所まで案内してくれ」

 

神綺「うん!ならついてきてよね!」

 

理 「わかったよ……」

 

理久兎は神綺についていくのだった。

 

神様 少女移動中……

 

神綺の案内で洞窟に辿り着いた目の前の大きな裂け目が無ければ何もないただの洞窟なのだが、

 

神綺「この裂け目の中につくるのよ♪」

 

理 「入ったのか?」

 

神綺「うん!理久兎さんも早く行こう!」

 

理 「ヘイヘイ……」

 

そして理久兎と神綺はその裂け目に入っていった。その裂け目の中は何もなくただ広いだけ本当に言葉で表すなら(無)この言葉がしっくりくるだろう。ただ分かることは時間や空間などがねじれていることぐらいだ。

 

神綺「さてと理久兎さんおねがいしますね!」

 

理 「分かった…だがせめて協力はしてれよ……」

 

神綺「勿論よ♪」

 

そうして世界創造が始まりこの裂け目の中で数日後、

 

理 「とりあえず出来たな……」

 

神綺「何とかね……」

 

とりあえず創ったのは基盤である大地や水だ。創造関係については本来俺は、専門外なんだが何とか作れた。2つ目の能力は本当に便利だった。どう便利かと言うとまず2つ目の能力で溶岩を噴火させてそこに大雨を降らせば大地の基盤と湖や川の出来上がりって訳だ。そしてその最中に神綺が魔力を注いでいけば魔力が溢れる場所にもなるというわけだ。後は種などを持ってくればもうそれで世界の完成だ。

 

理 「後は神綺ちゃんがどうするかによって

   変わると思うよ……」

 

神綺「ありがとう理久兎!」

 

理 「いいよじゃ~俺は帰るよ……」

 

神綺「うん…あっそうそうこの本をあげる♪」

 

そう言って神綺は1冊の本を差し出した。その本の表紙には髑髏が鎖を咥えていた。

 

理 「何これ?」

 

受け取りまじまじとその本を眺めると、

 

神綺「それは魔道書よ♪」

 

と、神綺は言った。

 

理 「何に使うんだ?」

 

神綺「それに貴方が考えた魔法などを書いておく

   と少し速くその魔法を展開できるようにな

   るの♪」

 

理 「ありがとうなわざわざ。ところで、

   この魔道書の名前はなんかあるの?」

 

神 「え~と確か、断罪神書て書かれていた

   気がするわね……後その魔道書特殊な力が

   あってね、物を持ち運ぶ時にすごい

   便利なの!!たとえばこの石を……」

 

神綺がそこいらにある石を拾いそれをその魔道書のページに突っ込んだそしたら、なんと石が手から消えてその石がページの中に記載されているのだ。

 

理 「どういう原理だ……」

 

神綺「分かんない……それで取り出したい時はこの

   ページの中に手を突っ込めばほらね!」

 

なんと神綺の手にはその石が握られていてそのページは真っ白に戻っていた。

 

神綺「で、更にねこの本は大きさも変えられて

   こんな風に手帳みたいな大きさにもなる

   から持ち運び楽々だよ♪」

 

そう言うと本当に小さく手帳サイズまで縮小した。本当に便利すぎる魔道書だ。

 

理 「良いのか?そんなお宝まで……」

 

神綺「良いの♪正直、貴方がいなかったらこの

   世界は作れなかったしね♪後その魔道書

   を使うなら契約しないと使えないわよ契

   約の仕方はページの1ページ目に貴方の

   血液をつければ契約成立だよ♪元の持ち

   主は私だけどもう契約は切ったから問題

   ないよ♪」

 

理 「本当にありがとうな……」

 

神綺「どういたしまして♪」

 

理 「ははっ♪ありがとうなじゃっまたな♪」

 

神綺「またね理久兎さん何時か遊びに来てね!」

 

理 「あぁ何時か行くよ♪」

 

そして理久兎はこの世界を後にするのだった。後に神綺はこの世界を魔道を使う者達が集う場所として『魔界』と名付け魔界の神と言われる。そしてまたこれから先に色々と事件が起こるがそれはまた別のお話しだ。そして現世へと理久兎は帰ると、

 

理 「ふぅしかし良いもの貰ったな……まず

   契約するか……」

 

そう言うと理久兎は、自分の指先を歯で切ってそこから滲み出る血液を断罪神書の1ページ目に血印した。すると、

 

ピカーーン!!

 

突然断罪神書が光だした。

 

理 「眩しいな!!」

 

そして数秒後に光が消えてそのページを見ると契約者:深常理久兎乃大能神と書かれていた。

 

理 「契約者:深常理久兎乃大能神…これで契約は

   成立かな?とりあえずはこの本と新しく身

   に付いた魔力を使って修行をしてみるか…」

 

その決心をしてまた理久兎は、歩き出す。何もない道なき道をただ真っ直ぐと。



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第25話 自身の愛刀

とある昼下がり。

 

理 「暑いな~」

 

現在の理久兎の状況は神綺の頼みで世界創造した後。約100回ぐらい死んだのだろうか。死んでいく内に気づいたんだかどうやら自分の寿命は約2000年程だった、しかも2000年生きると死んでも1年で蘇るみたいだ。もし2000年生きないで死ぬと、言葉で言い表せないから計算で表すが例えると(2000ー1500=500)この1500は自分が生きた年数で500が俺が眠る期間つまり2000年生きるはずなのに1500年で、死んでしまったから本来生きる500年は眠って下さいそしたら蘇れます。といことだ。難しくてごめんな。それで話の続きに戻るがもうかれこれ約一億年は生きているみたいだ。自分自身も修行しなおしたから前より強くなった。そして今自分は何をやっているかというと、

 

理 「う~んこの鉱石は使えるかな?」

 

現在、理久兎は鉱石を採取している。しかもその場所は、

 

理 「にしても熱いな……おふくろが創った太陽

   よりかはましだけど……」

 

そう太陽の次ぐらいに暑い所それは火山だ。その火口に現在いる。そして現代でいう富士の山だ。

 

理 「う~ん………とりあえずはこれでいいかな?

   ほとんど感で感知してとったけど……」

 

勘で取った鉱石を見ていく。採取した鉱石は黒曜石、ダイヤモンド、白金、金、銀、銅、鉄鉱石、オリハルコン、等々だ。オリハルコンとかはないだろうって気にしたら負けだ。

 

理 「さてと、自分愛用の刀を作ってみますか

   ねぇ!」

 

そうした取ってきた鉱石を勘を頼りに選んでいき、

 

理 「ここにある資源は有効活用しようっと……」

 

溶岩等の自然的な資源は有効活用をして作りたい刀のイメージを膨らませて、

 

理 「まずは鉱石を溶かしてそれから俺の妖力を

   加えて後は……」

 

と、言った具合に刀を作っていく。そうして打ってはやり直し打っては熱を加えてを繰り返すこと数日が経過する。

 

理 「う~ん形としては想像通りかな…」

 

眠気に耐えつつそして暑さでふらふらになりそうになりながらも、連続で徹夜をして刀製作をしたおかげでようやく自分好みの刀が2つ出来た。火山の溶岩付近にいるせいで理久兎の顔や体は汗でびっしょりだ。なお水分補給は大丈夫なのかと言うと少し外に出れば極寒の寒さとなるため雪が積もる。その降り積もった雪を溶かして水にして飲んで暑くなれば涼んでいたため熱中症やその派生の脱水症状は何とか防げた。

 

理 「反り良し美しさ良し」

 

そして肝心の刀は1つは刀身がギザギザしていてまるでノコギリと思わせるような刀。2つ目の刀は普通の刀より刀身が細くそして漆黒の黒刀で持ってみての特徴は何よりも軽い事が分かる。

 

理 「俺の頭の設計図だとこの刀は……」

 

理久兎は1つ目のギザギサの刀を持って刀身を皮膚にあてるそして少し自分自らの皮膚を軽く斬る。無論そんな事をすれば血は出る。だが肝心なのは血を出す事ではない。

 

理 「後はこれを空気に触れさせれば!!」

 

そう言って理久兎は刀を振るった。すると、

 

ブハァーーーー!!

 

理 「よし成功だ!!」

 

驚くことにその刀身から炎が噴出した。もうこれは、る(ピー)うに剣心の志(ピー)雄真(ピー)の無限刃のようだ。

 

理 「固さは……」

 

ジャキン!

 

近くの岩を切ったその結果は切り口は少々荒いが真っ二つには出来た。

 

理 「うん!刀身は折れてないし刃こぼれもない

   これは成功だな♪」

 

普通だとこんなことをしたら刀がポキッと折れるのだが折れる所かその刀は刃こぼれすらしていない。

 

理 「次の刀は……」

 

そう言いながら理久兎は真っ黒な刀身を持つ2本目の黒刀を持つとそれを振るってみる。

 

シュン!シュン!シュン!

 

理 「軽いなまるで鳥の羽根のようだ次は固さ

   だな」

 

そう言って近くの大岩の前に立って居合いの構えをとる。そして、

 

理 「ハッ!!」

 

シャキン!

 

近くの大岩は綺麗に真っ二つになった。そして肝心の刃こぼれについては1つたりともしていなかった。

 

理 「うん!これも合格♪」

 

そして理久兎はこの2本の刀の切れ味と性能を見て合格と判断した。

 

理 「そしてたらこの2つの刀に名前をつけない

   とな……」

 

刀の名前をどうするかと考える。そして5分程頭を悩ませて、

 

理 「よし決めた!」

 

良い名前が思い付いた。そして刀に銘々をする。

 

理 「まず、1つ目のギザギザしている刀は

 『無限刃 空紅(むげんじんカラクレナイ)』そして2つ目の黒くて細い

  刀は『飛燕刀 黒椿(ひえんとうくろつばき)』うんこれで決まり!」

 

そうして理久兎の愛刀が出来上がった。だが理久兎はふと近くに大量に積まれていた鉱石もとい刀のあまりの材料を見て、

 

理 「素材が結構な程に余ったなもうちょい何か

   作ってみるか…………」

 

折角だからこの素材も有効活用することにした。そうして更に1日が経過する。自身のの勿体無い精神で出来た物が、

 

理 「よし包丁に鍋それに鉄板の完成!」

 

そう調理器具を作っていた。永琳の元では確かに勉学もしていた。だがそれ以外にも趣味の範囲内で料理の勉強もしていたのだ。ならばやらなければ成長等、出来る筈もないため調理器具を余りの素材で作ったのだ。

 

理 「さてさて切れ味は~♪」

 

カキン!!カキン!

 

理 「うん大丈夫かな?」

 

近くの大岩を軽く3枚におろせた。

 

理 「我ながらにしては良いものが出来たな♪」

 

自身専用の調理器具を作れてとても満足だ。だが言いたい。

 

理 「本当に熱いもうここからもうここを出よう

   とりあえず作った物は断罪神書にしまって

   おくか……」

 

理久兎はそう呟き作った物を断罪神書に入れて火山の火口から出ていったのだった。



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第26話 風祝の登場!

正午の時間帯。この時間帯はとても昼寝にもってこいという時間帯だ。

 

理 「う~んあぁ~いい昼寝場所はないかな?」

  

今自分は長い長い旅路を歩いてきた。時には自然にふれあい時にはその自然の力を利用して修行したりと長い旅路を歩いている。おかげで今何回死んだかなんてもう覚えてないのが現状だ。だが長い年月の鍛練のおかげでようやく2つ目の能力を制御できるようになったのは大きな進歩だ。そして旅の途中では色々な物も見つけてもいる。金貨やら色々の金属はたまたガラクタみたいなものまで何でもござれよの状態だ。そして今、現在に話を戻す。今日はとても良い天気で昼寝日和の日差しが出ているそこで理久兎は良い昼寝場所を探していた。すると、

 

理 「おっ!こんなとこにいい木があるじゃない

   か♪」   

 

見つけたのは見るからに頑丈な木だった。そしてそれを見た理久兎の決断は早かった。

 

理 「昼寝場所はここで決まりだな!」

 

シュッ!

 

そう言い跳躍をして木に登り昼寝できそうな枝に座ると、

 

理 「フワァ~zzzzzzzz」

 

ごつごつがいい感じに背中を刺激する。あまりの気持ち良さに寝てしまったのだった。だが現実はそう上手くはいかないものだ。理久兎が寝て数十分後…

 

男 「くっ来るなぁ!」

 

少女「いやー!」

 

妖怪「グギャーー!!」

 

人間の男と少女が妖怪に襲われ追いかけられていた。そしてとある木の前に来ると妖怪は少女に向かって襲いかかるが、

 

男 「危ない!」

 

少女「きゃ!!」

 

そう言って男は少女をわざと転ばせ少女の体制を低くさせる。そして妖怪の攻撃は体制が低くなった少女に当たらず妖怪は頭から木にダイレクトアタックをした。

 

ドスン!!

 

妖怪「キャイン!!」

 

だが妖怪は木に頭をもろにぶつけても立ち上がり、

 

妖怪「グルルル!」

 

人間の男と少女を睨み付けるどうやら今のでさらに怒らせたようだ。

 

男 「もうだめなのか……」

 

少女「そっそんな……」

 

この時2人の人間はもうダメだと思っただろう。だが救いの神というのは本当に現れるものだ。

 

バサッ!ガサ!ドスン!!

 

突然、木の上からこの辺では見たことない服を着た男が落ちてきたのだ。

 

男 「なっなんだ!?」

 

少々「へっ!?」

 

そしてこの光景を見た男と少女は突然のことだったため何が起こったのかが分からなかった。ではここで落ちてきた男について言おう読者様なら分かる通り落ちてきたのは、

 

理 「痛って~~~!!なんなんだいったい!」

 

そう理久兎もとい救いの神いやキ(ピー)神様だ。妖怪がダイレクトアタックをした木の上では理久兎が気持ちよく寝ていたのだ。だが妖怪は落ちてきた理久兎関係なしに、

 

妖怪「グルルル!」

 

敵意を露にするどうやら理久兎もターゲットにされたみたいだ。だが理久兎はそんなのは関係なしに妖怪に文句を言う。

 

理 「てめぇか!俺の眠りを妨げた奴は!」

 

理久兎の文句とはお構いなしに妖怪は理久兎に襲いかかって来る。

 

妖 「グア!!」

 

だが妖怪はある間違いをおかしていたのだこの妖怪からしてみれば理久兎自身よりもは弱いと認識していた、だがそれは大きな間違いだ本当に強いのは……

 

理 「死に去らせこの駄犬妖怪が!!」

 

ドゴンッ!!

 

妖怪「キャイン!」

 

本当に強かったのは理久兎だったと。妖怪は殴られて初めて気づいたのだ。だがもう遅かった。

 

バサン!

 

理久兎の怒りの一撃もといグーパンチ(霊力付き)をもろにうけた妖怪は悲鳴をあげて吹っ飛ばされそのまま無様に着地し声をあげることは愚か動くことはもう2度となかった。

 

理 「あぁ~クソが!永琳の時といい何で何時も

   こうなるんだ!せっかくの眠気も覚めちまっ

   たよ………ちっ」

 

理久兎はまだ文句を良い続けていると2人の人間が理久兎に近づいててきて、

 

男 「危ないところを助けて頂きありがとう

   ございました!!」

 

少女「ありがとうございました!!」

 

突然、自分に頭を下げてお礼を言ったのだ。それを見た途端何が何だか分からなかった。

 

理 「はい?」

 

突然だったためにこれしか言えない。すると人間の男は訳を話始めた。

 

男 「いえ…私達親子はその妖怪に追いかけられて

   いて……それで貴方に助けてもらったという

   訳です」

 

少女  コクコク

 

それを聞いた理久兎は永琳との出会いを思い出しそして呟いてしまった。

 

理 「なんか凄いデジャブを感じる……」

 

そんなデジャブを感じていると、

 

グウ~~

 

自身の腹が鳴る。もうかれこれ昼は過ぎている。

 

理 「そういえば腹が減ったな……」

 

その呟きを聞くと男性は、

 

男 「よければ家に来て食事をしませんか?」

 

男は自身に食事の誘いをしてきたのだ。だが流石に救ったという気持ちもない理久兎はあまり頂くには忍びないと思い、

 

理 「いやそこまで……」

 

流石にと思い断ろうとするが、

 

少女「いいの一緒に食べよう!」

 

少女も理久兎に食事をしようとしかも裾を引っ張って誘ってくる。これは自分も折れた。

 

理 「じゃ~お言葉に甘えさせて頂きます」

 

食事をごちそうしてもらうことにしたのだった。

 

男 「ではついてきてください」

 

少女「こっちだよ!」

 

理 「アハハ…わかりました……」

 

神様、人間移動中……

 

男性と少女の案内のもと理久兎はそれなりに大きな国の門の前に来ていた。

 

男 「ここです……」

 

少女「ここなの!」

 

理 「なかなか大きな国じゃないか……」

 

理久兎が見た光景は中々大きい国だった。だが自分からしてみると古代都市の方が断然的に凄すぎてこの国が小さく見えるししかも原始的に見えた。するとこの国の門番が話しかけてくる。

 

門番「おや…お帰りなさい……」

 

男 「ただいま戻りました!」

 

少女「ただいまなの!」

 

そう言っていると門番は理久兎の存在に気づき男に理久兎の事について聞いてくる。

 

門番「そこの人は?」

 

男 「この人は、私と娘を助けてくれた人です

   お腹がすいたとのことで私の家でお礼の

   ご馳走をしようかと……」

 

少女「するの!」

 

それを聞いた門番は理久兎ももう一度見て、

 

門番「そうですか……ならお入りください…」

 

入る許可をくれた。

 

理 「あんがとさん♪」

 

男 「ではこちらです」

 

少女「こっち!こっち!」

 

理 「本当にデジャブだな………」

 

呟きつつも男性と少女に着いていく。そうして着いていくと、

 

男 「ここが私達の家です……」

 

少女「家なの!」

 

理 「へぇここが……」

 

その家は昔ながらの家屋という感じだ。居心地はとても良さそうな家だ。

 

理 「風情を感じる家ですね♪」

 

男 「おやそれは嬉しいですね♪」

 

理久兎とその男とで会話をしていると、

 

? 「あらこんにちは♪」

 

1人の女性が近づいてくる、この村人達と比べると市民というよりは何か特別な雰囲気を漂わせている女性だ。そして男と少女その女性に挨拶をする。

 

男 「こんにちは祝音様!」

 

少女「こんにちわなの!」

 

どうやら祝音というらしい。しかも様つけという事は相当な地位の者だろう。そして祝音と言われた女性は理久兎を見て2人に訪ねる。

 

祝音「そちらの方は?」

 

男 「こちらの方に娘共々助けて貰ったんですよ♪」

 

少女「うん!命の恩人!」

 

それを聞いた祝音は驚き自分に頭を下げてきた。

 

祝音「そうでしたか!私達の国の民を救って下さり

   ありがとうございます申し遅れました私ここ

   諏訪子の国の風祝東風谷祝音(こちやしゅくね)と申します!」

 

と、元気よく自己紹介兼挨拶をしてくる。そして自分も自己紹介をしようかとするが、

 

理  (少しまた名前を変えるか……)   

 

もう理千という名前も少々無理がきている。そのため名前を変えることにした。そして変えた名前は、

 

理 「俺は、新秒理波(しんびょうりなみ)だよろしく祝音ちゃん♪」

 

祝音「よろしくお願いいたします理波さんそして

   本当に民を助けてくれてありがとうござい

   ました!!」

 

そしてもう一度頭を下げる。

 

理 「いやまぁうん偶然なんだけどね……」

 

理久兎がそう言うと祝音は、

 

祝音「いえ民を助けてもらったことには変わり

   ありませんので♪」

 

自分の事ではないのにも関わらずこうやってお礼をしてくる祝音を見てとても感心した。

 

理 「君、立派だね♪」

 

祝 「えっ!?そっそうですか……?」

 

理 「うん♪普通は自分以外の事なんてどうでも

   良いっていう人間達も少なくないのにそう

   やって人のことも心配して言えるのは真似

   出来ないしとても立派なことだと俺は思う

   よ?」

 

そう言われた祝音は顔を赤くして、

 

祝 「そっそうですかね……」(///∇///)

 

と、恥ずかしそうに呟いた。

 

祝 「あっ私この先の洩矢神社という所に住んで

   います!何かあればお立ち寄り下さい」

 

自分が住んでいる所を紹介してくる。そしてそれを聞いた少女は、

 

少女「後ね♪あそこの神社にはね神様が住んでいる

   んだよ!」

 

それを聞いて興味を持った。自分達以外にもまだ神がいたらしい。それは是非とも見てみたいと思った。

 

理 「そうなのか?なら少し顔を拝みにいっても

   構わないかな?」

 

祝音と男性そして少女に理久兎は聞くすると、

 

祝音「えぇ勿論!諏訪子様もお喜びになりますよ

   (それに私も大喜びです♪)

 

理 「あれ?何か言った?」

 

祝音「えっ!?なっ何も言ってませんよ!?」

 

どうやら空耳のようだ。すると男性も、

 

男 「こちらも構いませんよ先に諏訪子様に

   挨拶をするのも礼儀ですしね」

 

と、言った。祝音やこの男性のいう諏訪子というのがここの神なのだろう。そして少女は笑顔で、

 

少女「うんいってらっしゃい!」

 

手を振って見送ってくれる。

 

理 「アハハでは行ってきます♪」

 

男 「はい行ってらっしゃい」

 

そして話がまとまると理久兎は祝音に、

 

理 「え~と案内してもらってもいいか?」

 

お願いをすると祝音は笑顔で、

 

祝音「はい良いですよ♪」

 

と、言い祝音の案内で理久兎は洩矢神社に行くことになったのだった。



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第27話 ロリ神様の降臨

今現在、理久兎は祝音の案内のもと洩矢神社へと足を運んでいた。

 

祝音「ここが洩矢神社です!」

 

理 「へ~立派な神社だね」

 

綺麗で華やかな装飾がされている神社を見てとても立派な神社だと思っていると、

 

? 「祝音おかえり~」

 

と、誰かが近づいてきた。その声を聞くと祝音は笑顔でその声の主へと振り返り、

 

祝音「諏訪子様ただいま戻りました♪」

 

と、言った。祝音が挨拶した人物は頭に目がついた帽子を被っておふくろに負けない程の小さなロリっ子だった。

 

洩矢「あれ?その男の人……」

 

祝 「え~とこちらの方は新秒理波さんです」

 

祝音に紹介された理久兎は、

 

理 「どうも……」

 

と、挨拶をすると諏訪子はニヤニヤと笑いながら祝音に近づいて、

 

洩矢「あ~祝音のこれか~♪」(〃^ー^〃)

 

諏訪子はなぜか小指を出して祝音に見せると、

 

祝音「ブッ!!!?」.∵・(゚ε゚ )

 

祝音は盛大に吹いた。なおそれを見た理久兎は、

 

理   (・_・?)??

 

何のことかよく分からなかった。そして祝音は顔を真っ赤にして焦りながら、

 

祝音「ちっちちち違いますよ!」

 

そう言ってあたふたとしだした。

 

理 「なんで祝音ちゃん顔が真っ赤なの?」

 

と、質問するそれを聞いた祝音は恥ずかしそうに、

 

祝音「ううう」(ノ_・、)

 

うめき声を言いながらうずくまってしまった。それを見た諏訪子は楽しそうにニコニコしていた。

 

洩矢「やっぱりいい反応するな祝音は♪」

 

楽しそうにそれを見ながら喋っている。そして理久兎は祝音に彼女についての聞く。

 

理 「え~と祝音ちゃんこのロリ様誰?」

 

見たことを素直に聞くとロリ様もとい諏訪子はそれついて反論を言う

 

洩矢「ろっロリ様……てっ君!歳上に失礼だよ!」

 

と、諏訪子は言うが実際は諏訪子より理久兎の方が年上なのを知らない。そして理久兎も彼女が年下のことを知っているのか、

 

理 「え?いやいかにも子供だろ…?」

 

洩矢「いやいや子供じゃないよ!」

 

理 「いや子供だろ……」

 

諏訪湖は子供じゃないと言うが自分より相当下なのによく言えるなと思ってしまう。そしてそのやり取りが無駄と知った諏訪子は、

 

諏 「あ~う~~~祝音助けて~!」

 

祝音に助けを呼ぶ。そして祝音は渋々それに答える。

 

祝音「え~と理波さんこの人がこの国の守護神

   で…洩矢諏訪子様です……」

 

諏訪子を紹介すると理久兎は驚きながら、

 

理 「えっ?この子が?」

 

やっと理解したどうやらこの子が守護神らしい。

 

洩矢「だからさっきから言ってるじゃん」(-_-#)

 

少し怒りながら諏訪子が言うと理久兎は頭を掻きながら、

 

理 「いや悪かった…なんかイメージが大分違っ

   てて……」

 

それを聞いた祝音は頭に疑問符を浮かべた。そして念のためになのかそのイメージがどんなのかを聞いてきた。

 

祝 「どんなイメージだと思ったんですか?」

 

それを聞かれると自分はそのイメージした神の人物像を答える。

 

理 「鬼形相のような神様……」

 

祝音「予想外なイメージ!!」

 

洩矢「予想外なイメージ!?」

 

2人の言葉は見事にハモった。そしてそれを聞いた自分は少し照れる。

 

理 「いや~照れるな~」(*^▽^*)

 

照れると言うとそれを聞いて見ていた2人は、

 

祝音「誉めてないです!!」

 

洩矢「誉めてないよ!!」

 

2人は理久兎に叫ぶのだった。そして数分後、祝音は晩御飯の支度をし始め理久兎は諏訪子に色々と聞いていた。

 

理 「へ~ミシャグジ様ね……」

 

祟り神と言われているミシャクジ様について諏訪子から聞いていた。どうやら現在の神様の中にはニュータイプがいるらしい。自分と同じ神が増えていることに意外にも驚く。そして理久兎の心の声に関係なく諏訪子はさらに喋る。

 

洩矢「その力を制御するのも私の役目ってわけ!」

 

諏訪子は結構自慢気に言うが理久兎の反応は、

 

理 「へ~ズズふ~お茶がおいしい……」

 

そんなことはどうでもいいのかと言わんばかりお茶を飲んでいた。

 

洩矢「話を聞いてるのかな?そういえば理波……」

 

諏訪子は改まって理久兎の名前を呼ぶ。

 

理 「なんだい?」

 

と、言って諏訪子を見る。そして諏訪子は理久兎に気になることを質問する。

 

洩矢「理波って何か能力はあるの?」

 

能力があるのかについて諏訪子は理久兎に質問してきたのだが理久兎は先に諏訪子の能力を聞くことにした。

 

理 「諏訪子ちゃんは?」

 

言われた諏訪子は自分の能力について語り出す。

 

洩矢「私は『坤を創造する程度の能力』簡単に言う

   いうと大地の力を使うことができるんだよこ

   れは私が土着神という神様だからこそ使う事

   の出来る能力だね……次は理波の番だよ!」

 

諏訪子は自分の能力の紹介が終わると今度は自分の能力について再度質問をするそれを言われた理久兎は、

 

理 (これは1つ目の能力は言わない方がいいか……)

 

自身の正体がバレることを怖れて理久兎は2つ目の能力について喋ることにした。

 

理 「俺の能力は『災厄を操る程度の能力』だな…」

 

洩矢「えっ!?」

 

理 「どうした?そんなに驚いて……」

 

洩矢「いやなんかとんでも能力だなと……」

 

無理もないその能力は下手をすれば国1つ滅ぼせるからだ。そして理久兎はその能力について説明をする。

 

理 「説明するとこの能力はありとあらゆる災

   厄を操ることができる………例えば休火山

   を噴火させたり大嵐を起こして生物を苦

   しめたりはたまた疫病をばらまいたりと

   いわゆる負の能力かな……」

 

この時、諏訪子はただこう思った。

 

洩矢(ヤバイ理波を怒らせたらこの国は滅びるかも

   しれない……)

 

理久兎は、その諏訪子の心を読んだのか、

 

理 「諏訪子ちゃん大丈夫だよ俺はバカみたいに

   能力を悪用はしないから♪」(^-^)

 

そして心を読まれた諏訪子は、

 

洩矢「何!このニュータイプ!」

 

もうこれしか言えなかった……そして時間が過ぎていることに気がついた理久兎は、

 

理 「あっそうだ!俺そろそろ行くよ飯をおごって

   もらうことになっていたのをすっかり忘れ

   てたよ!」

 

そう言って理久兎は縁側から立ち上がる。

 

洩矢「そうなの……ねぇ理波はまだここの国に

   いるの?」

 

諏訪子は理久兎がまだこの国にいるのかを尋ねるそれについて理久兎はこう語った。

 

理 「とりあえずはまだいるかな?」

 

そう言われた諏訪子は、

 

洩矢「そっかならこの国を楽しんでね理波♪」

 

理 「ありがとう諏訪子じゃまた明日!」

 

洩矢「じゃ~ね理波♪」(^_^)/

 

そしてそう言っていると祝音が歩いてくるそれを見た理久兎は彼女に近づいて、

 

理 「ありがとうね祝音ちゃん!」

 

お礼の言葉を言うそして祝音は、

 

祝音「あっ帰るんですか?」

 

そう言うと理久兎は

 

理 「まぁ~ね♪」

 

理久兎は祝音が言ったことに答えるそして祝音は、

 

祝 「そうですか……また明日もここに

   来ますか?(来てほしいな……))

 

と、理久兎は聞こえぬ超小声でそんな事を言いながら理久兎に訪ねると、

 

理 「うん♪明日もよらせてもらうよ♪」

 

それを聞いた祝音は、

 

祝 「そっそうですかでは明日もお待ちして   

   ますね」

 

笑顔でそれを言ったが心の中では、

 

祝 (やったーー!!)

 

とても大喜びだった。そして理久兎は、

 

理 「おっとそろそろ行かないとそれじゃ

   また明日!」

 

そう言いながら祝音に背中を向けて男と少女の家に向かった

 

祝 「……やっぱりかっこいいな……」

 

祝音は密かにそう思い続けるのだった。

 



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第28話 今日お邪魔するのは洩矢神社

翌日。晴れとなり晴天の日差しが当たる。

 

理 「すいません飯どころかわざわざ泊めて

   させてもらって……」

 

前回この人達を助けて飯をご馳走されただけではなくわざわざ布団まで用意して宿泊させてくれたのだ。

 

男 「いえいえこちらも助かりましたし……」

 

少女「気にしない気にしない!」

 

男 「そういえばこれからどこかに行くんで

   すか?」

 

男はそう質問をしてくる。それについても理久兎は、

 

理 「そこはまだ考えてないですねでも暫く

   はこの国に居てもいいかなと……」、

 

少女「本当!」

 

男 「そうですかそれならごゆっくり」

 

理 「まぁ~まだ寝るところも決まってない

   ですけどね……」

 

そんなことを話していると……

 

祝音「みなさんおはようございます理波さん

   (やっぱりここにいたんですね…)

 

と、祝音がやって来て挨拶をすると男と少女は

 

男 「おはようございます祝音さま…」

 

少女「おはよう祝音様!」

 

挨拶をかえしたので理久兎も、

 

理 「おはようさん」

 

挨拶をかえす。そうすると祝音は少し言葉をためて、

 

祝音「え~とその理波さん……」

 

理 「なに?」

 

祝音「今日も…その…神社に来てくれますか?」

 

祝音はもじもじしながら神社に理久兎を誘う。

 

理 「おっ行く行く!今から行っても?」

 

と、乗り気で行くと言うと祝音は顔を笑顔にして、

 

祝音「えぇ構いませんよ(今日も家に来てもらえる♪)

 

祝音は心に押し込めなかったのかもう大ハッスル状態だ。祝音はそう呟いている一方で、男と少女の方に向き直り、

 

理 「まぁ~そんなわけでありがとうな」

 

理久兎は一晩の宿と食事についてお礼を言う

 

男 「いえいえ……」

 

少女「またきてね!」

 

理 「おうともさ!」

 

そう言って理久兎は祝音の方を再度向いて、

 

理 「それじゃ~行こうか祝音ちゃん」

 

祝音「はい!」

 

大きな返事を返して洩矢神社に向かうのだった……

 

神様 少女移動中……

 

理久兎と祝音は矢守神社につくと祝音は「ただいま」を理久兎は「お邪魔します」を言う。

 

祝音「ただいま戻りました」

 

理 「お邪魔しま~す」

 

それを言うと小さな神様もとい諏訪子が顔を出す。

 

洩矢「お帰り祝音そしてまた来たんだ理波」

 

そう言われ理久兎は、

 

理 「また来たよ諏訪子ちゃん」

 

そう返す、すると諏訪子は祝音の顔をニヤニヤしながら見て

 

洩矢「良かったね祝音!」

 

祝音「いやいや私はお客様として」(//~//)

 

顔を赤くしながら反論するが諏訪子から見るともうバレバレだ。こんなの一般人でも分かるが、

 

理 「とりあえず3人でお話しようか……」

 

この朴年神には通用しなかった。

 

洩矢「そうしようか……」

 

祝 「はぁ~」

 

諏訪子は少し残念な気持ちになり祝音はため息を付くのだった。そこからは理久兎は数時間で自身の体験したことを話した。もちろん永淋達のことは言ってないようだが、

 

洩矢「なんかThe風来坊て感じだね……」

 

祝音「やっぱり理波さんはお強いんですか?」

 

理 「さ~ね♪自分自身強いとは思ったこと

   ないから良く分からないね♪」

 

洩矢「いやでも寝てたら妖怪に叩き起こされて

   それでキレて殴り飛ばしたってこれまで

   聞いたことないよ……」

 

祝音「確かに……」

 

理 「えっ普通じゃないの!?」

 

この時、諏訪子そして祝音にはあることが分かったそう理久兎には常識と言う言葉を持ち合わせていないと言うことに、そして諏訪子と祝音は、

 

洩矢「普通じゃない!!」

 

祝音「普通じゃありません!!」

 

理 「そうか?」

 

洩矢「そうだよ!!」

 

祝音「そうです!」

 

理 「解せぬ……」( ̄З ̄)

 

2人の見事なハモり見せた。そうしてこんなやりとりを暫くしたのだった。そして夕暮れ時になり、

 

カーカーカー

 

理 「カラスが鳴き始めたか……」

 

洩矢「理波今日停まるとこあるの?」

 

今日の宿泊先について聞いてくる。自分は笑顔で

 

理 「いや決めてないからLets野宿♪」

 

もう自分は野宿する気満々だ。

 

祝音「たくましいな理波さん……」

 

それを聞いた諏訪子はニヤリと笑うと、

 

洩矢「なら泊まってく?」( ´∀`)

 

諏訪子が泊まらせてくれるみたいだが自分は心配していることがある。

 

理 「良いのか祝音ちゃんもいるのに?」

 

そうこの家もとい洩矢神社には諏訪子以外にも祝音も住んでいる。流石に諏訪子が良くても祝音はいいのか?と思いそれについても諏訪子に聞く。

 

洩矢「大丈夫だよそれに祝音もまんざらでも

   ないみたいだし♪」(。-∀-)

 

諏訪子はまたニヤニヤしながら祝音を見ると

 

祝音「ブッ!!?すっ諏訪子様!」.∵・(゚ε゚ )

 

祝音は盛大に吹き出したそれを見た諏訪子は笑って、

 

洩矢「アハハ祝音は本当にいい反応するね♪」

 

そして理久兎はその祝音を見て、

 

理 「でっ祝音ちゃんはいいの?嫌なら嫌と

   言ってくれてもいいんだよ……」

 

理久兎は再度確認のために祝音に聞くと、

 

祝音「大丈夫です!むしろ歓迎します!」

  (いえ大歓迎いやウェルカムです!)

 

凄く最高潮になっていた。この気迫には自分も少し驚いた。

 

理 「そっそうかならじゃっじゃお邪魔するよ」

 

祝音「はい♪ではようこそ我が家へ!」

 

洩矢「歓迎するよ理波」

 

理 「ハハハ♪あぁ今日は頼んだよ」( ^∀^)

 

そうなって今日は洩矢神社にやっかいになることになった俺だ。そして皆で楽しく夕食を楽しんだのだ明日に来る手紙のことを知らずに。



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第29話 お礼と宣戦布告

日もまだ出ていない。朝方。

 

理 「ふぁ~良く寝た……」( ̄ー ̄)

 

昨日もとい前回、自分は洩矢神社でお世話になった。因みに晩御飯は祝音ちゃん手作りのごはん、味噌汁、魚の干物、梅干だ。中々豪華で味もとても良かった。将来、祝音ちゃんにいい旦那さんがもてるように祈っておくことにした。そして今の自分の視点に戻る。

 

理 「まだみんな寝てるんだね……」

 

今は現代の時間で表すと午前3時。それはまだ皆、寝ている筈だ。

 

洩矢「くが~~zzz」

 

祝音「スースーZzz」

 

勿論こんなにも早い時刻に目覚めれば諏訪子も祝音も起きてはいない。

 

理 (さ~てと運動がてら食材とりに行くか

  ただご馳走になるのも釈然としないしな)

 

と、頭の中で考えてこっそりと守矢神社から抜け出して森に向かうのだった。

 

神様、森に移動中……

 

そしてここは諏訪子の国からもっとも近い近隣の森に理久兎は、移動して食材調達をしていた。

 

理 「お!これは食えるな…山菜類のつくし

   それにキノコ類のサケツバタケか……」

 

春の季節のため色々な山菜や茸が多く取れる。そして山菜を採った後だった。

 

理 「猪見っけ!」

 

そう言って猪を追いかけ回し数分かけて猪をハントする。次に川へと潜り、

 

理 「川魚捕ったど~~!!」

 

と、川に素潜りをして魚を素手で捕まえたりと、たくましい神様は無双をし続けること数時間後、

  

理 「ふぅ~これだけとれれば良いか……」

 

GETした物は春の山菜類は、つくし、ふきのとう等、猪や川魚のマス等、キノコ類は椎茸やサケツバタケ等だ。自身ののサバイバル知識と永琳から教えて貰った知識をフル活用してゲットしたものばかりだ。そして今の時刻は午前5時。朝日が見え始めていた。それらを断罪神書に入れて、

 

理 「早く帰って朝食作るか……」

 

誰もいない=独り言を述べて帰宅することにした。

 

神様帰宅中……

 

洩矢神社に戻ると玄関の足元に手紙が落ちているのに気がついた。

 

理 「何だこれ?まぁ~後で諏訪湖ちゃん達に

   渡すか……」

 

そして理久兎は祝音ちゃんの城である厨房に入り、

 

理 「さ~て朝食を作るか!!」

 

自前の料理器具を出して料理することにした。そして理久兎が調理を開始して数時間後、

 

祝音「ふわ~~~」

 

祝音が目覚め日課のように厨房に行って朝食を作りに行こうとすると、

 

タンタンタン

 

包丁が食材を切る音が聞こえ祝音は、厨房を覗く。

 

理 「~♪~♪~♪」

 

そこには理久兎が厨房で鼻歌を奏でながら何かを作っているのを目撃した。

 

祝音「えっ!?…りっ……理波さん!何して

   いるんですか!」

 

祝音は驚いてい理久兎に何をしているのかを聞くいてきた。

 

理 「あっおはよう祝音ちゃん…後…何をしている

   かと言うと…朝飯作りだけど?」

 

そう言うと祝音は申し訳なさそうに、

 

祝 「そんなことをしていただけなくても!」

 

祝音がそう言うと理久兎は笑顔で

 

理 「いいの♪泊めてくれたお礼だよ出来る

   までゆっくりしててよ♪」

 

そう言うと祝音は、

 

祝音「えっえ~とわかりました……」

 

そう言って厨房を出て居間に移動していった。すると諏訪子がいた。どうやら諏訪子も起きたようだった。そして祝音の顔を見た諏訪子は祝音に声をかける。

 

洩矢「どうしたの祝音?」

 

祝音「諏訪子様おはようございます……

   え~とですね……」

 

祝音は諏訪子に事情を説明した。

 

洩矢「なるほどね~」

 

祝音「なんか申し訳ない気がして……」

 

洩矢「良いんじゃない?祝音も楽しみに待って

   ようよ♪」

 

諏訪子にそう言われた祝音は一言、

 

祝音「そうですね……」

 

と、言って理久兎の作る朝飯を待つのだった。そして待ち続けること数十分後、

 

理 「できたぞ~~」

 

理久兎がそう言いながら居間に着くと共に鼻孔をつく良い香りが充満した。そしてそれを嗅いだ諏訪子は、

 

諏 「美味しそうな匂いが~」

 

と、コメントした。そして理久兎の作った料理を見た祝音は、

 

祝 「すごい……」

 

凄いの一言だ。何よりも2人は匂いと見た目に鼻と目をとられる。なお作った料理は猪のロースト、春の山菜のあえ物、川魚の塩焼き、サケツバタケの醤油炒めごはん、味噌汁、そういった物だ。朝飯とは思えない豪華さだ。それを見た諏訪子は、

 

洩矢「理波は何時もこんな豪華な料理を食べ

   てるの?」

 

理 「いや今回は人数もいるしそれでいて何時

   もは調味料も使ってないんだよね」

 

祝音「えっ……これにも使ってないんですか!?」

 

祝音はそう言われるがそれに否定する。

 

理 「いや今回はここにあったのを使わせて

   貰ったから問題ないけど……」

 

洩矢「ど?……」

 

理 「何時もとは違う味付けになったから味

   の保障が出来ないんだよね……」

 

そう言うと諏訪子は箸を持って、

   

洩矢「なら審査も含めてどれどれパク……!?」

 

諏訪子は口に理久兎の料理を運び食すと驚きの顔をする。

それを見た理久兎は、

 

理 「やっぱ不味いか?」

 

理久兎がそう聞くと諏訪子は笑顔でブンブンと首を振って、

 

諏 「いや上手いよ!」

 

諏訪子の一言を聞いた祝音も理久兎の料理を食べると、

 

祝音「美味し~~!!」

 

2人の美味しそうな顔を見れた。もうこれには自分も大満足だ。

 

理 「それは良かったよ♪」

 

3人はこうして食事を取ること数時間後、

 

洩矢「ごちそうさまでした……」

 

祝音「ご馳走さまでした」

 

理 「お粗末さん」

 

自分の作った朝食を全て食べ終えた。

 

洩矢「朝からすごい満足♪これは祝音先に唾を

   つけとかないとね♪」

 

諏訪子がそう言うと祝音は顔を真っ赤にした。

 

祝音「すっすっ諏訪子様!!」ヽ(//Д//#)

 

そんな様子を見て諏訪子は

 

洩矢「アハハハハ」(^◇^)

 

楽しそうに笑っていたが、

 

理 「何やってんだ?この2人は……」

 

何をやっているかが分からない。やはり理久兎は朴念神だ。そこはぶれなかった。そして理久兎は、手紙の事を思いだし諏訪子に話しかける。

 

理 「あ~そうそう諏訪子ちゃん」

 

洩矢「なんだい?」

 

理 「さっきこんなものがあったんだけど……」

 

そう言って玄関に落ちていた1枚の手紙を諏訪子に渡した。

 

諏 「手紙だねどれどれ………………!!?」

 

手紙を諏訪子の顔はみるみると青くなっていった。

 

洩矢「そんな……こんなのって…あ~~う

   ~~どうしよう……!?」

 

理 「どうした少し見せてくれないか?」

 

内容が気になり諏訪子から手紙を受け取り中身を見てみた。そして内容は、

              

諏訪子の国の守護神洩矢諏訪子につぐ即刻そなたらの信仰を我らに渡せ。さもなくば戦争になるだろう。すぐに国譲りをするように。

                  

大和連合より   大和印       

 

と、一方的な脅迫状だがこれを見て自分が言った事は、

 

理 「なにこれ?」

 

そうこれが何か分からないのだ。

 

祝音「知らないんですか!?」

 

理 「うん知らない」(´・ω・`)

 

それを聞いた祝音は自分に説明を始める。

 

祝音「説明すると今神界ではより多くの信仰を

   得るために神達が戦争をしたりして信仰

   を得ようとすることなんですそうして行

   くうちにできた神の連合それが大和連合

   です」

 

祝音の説明を聞き大体は分かった。だが何故信仰なのかが気になった。

 

理 「納得した……でも何故信仰を?」

 

洩矢「それはね理波、私達は信仰がないと

   生きることも力を使うこともできない

   からだよ……」

 

諏訪子にそう言われた理久兎は1つ疑問が生じた。

 

理  (じゃ~俺は何で生きていられるんだ?

   いや今はそんなのは考えないで……)

 

なら何故自分は信仰などない筈なのに生きていられるのかと。それを考えたが今はそんなことよりも聞きたいことがあったため理久兎はそれを聞くことにした。

 

理 「大和連合ってどこが拠点なの?」

 

祝音「え~と確かここからずっと東です……」

 

それを聞きとりあえず行動を移すことにした。

 

理 「少し散歩して考えを整理してくるな」

 

そう言って手紙を胸ポケットに入れては洩矢神社から出て行く?

 

祝 「理波さん?」

 

祝音は疑問に思い理久兎に話しかけるが理久兎はもう外に出ていってしまった。そして諏訪子の国から少し遠いところでは、

 

理 「やれやれこれは使いたくないんだけどな…

   でもこれやらないと飛べないからな~」

 

そう言って理久兎は構えをとる。

 

理 「仙術 一式 龍我天昇(りゅうがてんしょう)!!」

    

 

そう言うと理久兎の体は徐々に変わっていった。角が生え翼が現れ尻尾が伸びる。まるで神話に出てくるドラゴンの姿だ。でもこの姿は母である千にとても似ていた。もともと龍神の千に最も近い存在である理久兎だけが使える秘技だ。

 

理 「いくか!」  

  

そろそろ新しい空を飛ぶ方法を考えながらそう言って理久兎はその翼で飛び立ったどこまでも青い大空を。

 



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第30話 辻斬りだけど峰打ち

理久兎は今大空の中を自身の龍翼で羽ばたいて飛んでいた。

 

理 「さ~てどこにあるかな?……あれか!」

 

理久兎は探していた大和連合の拠点を見つけた。

 

理 「とりあえず降りるか……」

 

そう言うと滑空して地上に着地した。

 

理 「とりあえずこの姿だと目立つから解除して

   ……にしても長い階段だな……」

 

そう言いつつ階段を登っていった。登ること数分後、

 

理 「意外に大きな門だな……」

 

理久兎は門の近くまで歩いてくるにつれてそう思っていると……

 

門A「貴様!何者だ!」

 

理 「ま~た門番か……」

 

そう思うのも無理はない。大体いつも門番がいるからだ。

 

門B「ここがどこか知ってて入っているなら

   即刻殺害する!」

 

門番の1人がそう言うと理久兎は笑顔で、

 

理 「は~い知ってて入りました!」(*≧∀≦*)

 

門A「ふざけるのも大概にしろ!」(*`エ´)

 

そう言って門番が刀をもって理久兎に斬りかかるだが、

 

ジャキン!

 

門A「なんだと!!」   

 

すぐさま断罪神書から自分で作った飛燕刀黒椿を即座に出して門番の攻撃を受け止めた。

 

理 「あめ~よ!」

 

ジャキン!

 

門A「うわっ!」

 

そして、門番は刀で弾かれそして、

 

シュン! ズシャ!

 

理久兎は門番を即座に斬った。

 

門A「あがー!」

 

門番Aは理久兎に斬られて地に伏せるとそれを見ていた門番Bは自分を敵と認識した。

 

門B「貴様!」

 

門番Bも理久兎に斬りかかるが、

 

理 「遅い!」

 

ジュシュ!

 

門B「ぐはっ!」

 

目にも止まらぬ一閃を放って門番Bを斬ると門番Aと同じように地に伏せた。そして理久兎は倒れた門番達に、

 

理 「安心してね峰打ちだから♪」

 

無駄な殺生はしたくないがために峰打ちで門番達を斬ったことを明かす。だが門番達は気絶しているため話を聞いてはいない。そんなことを言っていると、

 

兵隊「こっちで悲鳴が……」

 

兵隊「な!これは!」

 

兵隊「全員かまえろ!」

 

チャキ!チャキ!チャキ!チャキ!

 

大和連合の拠点から兵隊達がぞろぞろとやって来て臨戦態勢をとった。

 

理 「はぁ~しょうがないいっちょ辻斬り

   タイムだ!」

 

そう言うと理久兎は、断罪神書からもう1刀の『無限刃空紅』を出し二刀流になって兵士達に斬りかかるのだった。

 

一方大和連合の内部では……

 

? 「大変です!お姉さま!」

 

? 「どうしたの月読?」

 

お姉様という人が言った名前の月読。かつて理久兎によって今の月民達と共に救われた神の1人だ。その月読がお姉様と言った人物に内容を説明する。

 

月読「場内に侵入者が入って来ているみ

   たいです!」

 

? 「なんですって!」

 

月読「それで、兵士達が今戦っているようです

   なので避難してほしいと!」 

 

ツクヨミがそう言うとお姉様と言われた人物もとい神は、

 

? 「ここは兵士達に任せましょう仮に侵入者

   が来ても私達神総出でその侵入者を倒せ

   ば問題ありません!」

 

お姉様と言われた神は後ろを振り向いて、

 

? 「避難場所にいきますよツクヨミ……」

 

月読「わかりましたお姉様……」

 

月読がお姉様の意見に肯定するとお姉様と言われた神は、

 

? 「須佐能乎(スサノオ)!!」

 

須佐「なんだ姉貴……?」

 

近くにいた神そのお姉様と言われた人物の弟須佐能乎に、

 

? 「もしここに侵入者が来たら分かってます

  ね?」

 

須佐「了解だ…お前も頼むぞ八坂神奈子……」

 

スサノオの後ろにいた八坂神奈子は、

 

八坂「分かったわ……」

 

そう言ってそのお姉様と言われた神とツクヨミそして、スサノオという神と八坂神奈子達は最深部で待ち構えることにした。

 

理久兎に視点を戻す……今現在理久兎は鼻唄を歌いながら、

 

理 「フンフンフ~ン♪」

 

ザシュ!

 

兵士「がはっ!?」

 

理 「フン~フ~ン♪」

 

ザシュ!

 

兵士「ぎゃは!!?」

 

理 「フンフンフン♪」

 

兵士「ぐはーーーぁ!!」

 

理 「フンフンフン♪」

 

兵士「ぎあー!」

 

理 「フンフンフン♪」

 

ザシュ!

 

理 「せいや!」

 

ブワァーー!!

 

兵士「ギャー刀が!」

 

理久兎は、鼻歌を歌いながら兵士達を斬っていた。勿論峰打ちで殺さないように手加減しているが兵士達が持っていた武器は邪魔だと思い黒椿で斬るか空紅で燃やして溶かす。そんな事をしていると、

 

理 「ここか……」

 

何人かの兵士達をダウンさせながら歩いていると自分の前には大きな扉があることに気づいた。そして扉の周りは綺麗に装飾されているのが分かる。おそらくこの先にここのボスがいるんだと理久兎は確信した。

 

理 「どうしようかな……」

 

理久兎がどうするか考えている一方その扉の内部では、

 

須佐「おいおい兵士達の悲鳴が近くなってるぞ!」

 

? 「兵士達の悲鳴が…………」

 

月読「大丈夫ですよね……お姉さま?」

 

ツクヨミが不安がっていると姉である神は、

 

? 「大丈夫ですこちらには何人もの神もいます

   何より戦神の須佐能乎や八坂神奈子もいま

   すだから大丈夫ですよ♪」

 

須佐「あぁだから大丈夫だぜ姉ちゃん」

 

八坂「ご安心を……」

 

神達「大丈夫ですよ月読様!」

 

皆から励まされた月読は、

 

月読「うん!ありがとうみんな!」

 

少しきが楽になったが神奈子はあることに気がついた。

 

須佐「ですが…兵士達の声がなくなりました……」

 

そしてそれに続いてスサノオと言う神も、

 

須佐「なんか音しないか?」

 

ある音が聞こえたその音は、

 

カツン…カツン…カツン……

 

? 「足音?」

 

カツン…カツン…カツン……

 

と、足音が聞こえてしかもその足音はこちらに徐々に近づいて来ているのだ。

 

月読「近づいて来てる……」

 

そして急に足音が止まった。

 

八坂「止まった?……」

 

すると突然扉が光だすと、

 

ズドーーーン!!!

 

神達  ( ̄□ ̄;)!!!!!!

 

予想外なことに突然扉が大爆発を起こしたのである。そしてその爆発の中から人影が現れる。

 

理 「どうも!諏訪の国の使者で~す♪」

 

と、2本の刀を手に持った理久兎が現れたのであった。

 



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第31話 ゲームをしよう

理久兎が扉を壊す数分前に遡る。

 

理 「う~んどうしようか……」

 

理久兎は、どう入ろうか考えていた。だが段々といちいち考えるのが面倒になった。その理久兎がとった行動は、

 

理 「あ~もう面倒くせ!!」

 

そう言うと理久兎は、飛燕刀黒椿を地面に刺し無限刃空紅を1本持って一刀流にして、

 

理 「無限刃空紅の全発火能力を解放!」

 

シューーン! グウァ~~~ン!!

 

その言葉と共に空紅の刀身を地面に刺した黒椿の刀身に擦り付け摩擦によって発火させ空紅は炎を纏う。

 

理 「終の秘剣カグヅチ!!」

 

ズドーーーン!!

 

一気に扉へと叩きつけた。この技は言葉のとうり全発火能力を解放して、温度3000度を越える爆炎を出して、一気に相手を焼き斬り殺す技だ。そして爆炎によって目の前の扉を見事木っ端微塵に吹っ飛ばしたのだった。

 

理 「この手に限るな…とりあえず入るか……」

 

そう言って地面に刺した黒椿を左手で引き抜き破壊したドアの中に入り一言……

 

理 「どうも!諏訪の国の使者で~す!」

 

これが前回に扉を壊す前の理久兎の回想だ。そして今現在扉を壊した後、月読が理久兎を見て驚いていた。それ以前に目が合い自分も驚いた。

 

月読「嘘っ理千君!?」

 

理 (げっ月読もいるのかよ……誤魔化すか)

 

理久兎はツクヨミを誤魔化すために……

 

理 「人違いじゃないですか?」

 

棒読みでそう言うとツクヨミは改まって考え出す。

 

月読「え?あっあれからもう何年も経ってるし

   それにあれじゃ死んでるか……え~となら

   貴方の名前は?」

 

月読に聞かれ今の偽名を答える。

 

理 「新秒理波で~す」

 

誤魔化すためにチャラそうに言うとツクヨミは一言、

 

月読「そう……理千ちゃんの子孫かな?」

 

と、呟いた。どうやらツクヨミは誤魔化せたみたいだ。すると今度はいかにも私は偉いという神が理久兎に対して、

 

? 「貴方いったい何なんですか!」

 

と、理久兎に訴えてくる。それを聞いた理久兎は少しカチンときた。

 

理 「…………はっ?」

 

今ので軽くだが怒りを覚えていると今度は男神の須佐能乎が怒鳴ってきた。

 

須佐「俺らの領地に不法侵入してあげくのはて

   に兵士達を殺してんじゃね~か!」

 

須佐能乎命は理久兎に今自分自身の思ったことを言う。これにはあまりにも面白くて笑ってしまった。

 

理 「クス…アハハハハハハハ♪」

 

神達 (;´゚д゚`)

 

神達も急に笑いだした理久兎に恐怖を覚えた。そして笑うのを止めて話始める。

 

理 「安心しなよ兵士達は死んでないよ全員峰

   打ちでダウンさせただけだよ♪」

 

神達「なっ!?」(*゜ロ゜)

 

それを聞いた神達はまた驚いた。理久兎に立ち向かった兵士達は皆、峰打ちで倒されたということにただ驚くしかなかった。だが理久兎の話はまだ続いた。

 

理 「そして何なの…ね……俺らの所が何なん

   だよね…おい……」

 

理久兎はその発言1つ1つにドスを交えつつ殺気を放出した。その殺気やドスの交えた言葉を聞いた抵抗力のない者達が聞きその殺気に当てられた場合は、

 

須佐「なっ何だこの殺気!!」

 

八坂「あっ足がふるえてる?!」

 

神達「気持ち…悪い……ウッ!!」

 

? 「なに、こんな殺気を放つ人間なんてみ……

   見たことない……」

 

月読「りっ理波ちゃん…」((゚□゚;))

 

その殺気は純粋に危険な殺気そのものだ。これは幾度の経験を積んできた理久兎だからこそ使えるものだった。するとそれを見た理久兎は、

 

理 「おっと悪かったなこんなに殺気を出して

   ちゃ何もできないよね……」

 

ドスのかかった声は止めて元の口調に戻し自身の殺気をしまいこんだ。そして殺気に当てられ続けた者達は、

 

神達「たっ助かった……」

 

皆、安堵の息を心の中で漏らした。そしてここに来た理由である手紙の送り主を聞くことにした。

 

理 「さて本題に入るけど……諏訪の国にこんな

   脅迫状まがいの手紙出した奴はどこの誰だ

   正直に言えば4分の3殺しで許してやる…」

 

? 「知らないわよ!てかそれもう御亡くなり

   になってるわよ!第一にその手紙は本当

   にここ大和から送られたのかしら!」

 

いかにも偉いと思える神様は理久兎にそう告げる。確認のために胸ポケットから手紙を出すと、

 

理 「ならこれが証拠の手紙だ……」

 

そう言って理久兎は証拠の手紙を投げる。

 

シュン!グサ!

 

八坂「てっ手紙が……刺さった……!?」(゜ロ゜)

 

理久兎の投げた手紙が机に刺さった。そして投げられた手紙を引き抜きその偉い神様は手紙を確認する。

 

 「……どれどれ…………!!?」

 

その神の顔は驚愕の顔へと変わった……

 

須佐「どうなんだ姉貴?」

 

? 「間違いなくこちらから出されています……」

 

その神のいった一言で神達全員は騒然とした。

 

月読「本当なの!お姉さま?」

 

須佐「神奈子は分かるか?」

 

八坂「残念ながら心当たりがありませんね……」

 

理 (ん?姉貴?お姉様?……待てよてことはこい

  つら俺の甥っ子と姪っ子かよ!)

 

そう目の前にいる3人が理久兎の甥っ子と姪っ子だと気づいたのだ。

 

? 「でも誰が?……」

 

その神がそう言うと理久兎は頭を掻きながら、

 

理 「……あ…うん~なんか悪かったな………」

 

急に理久兎が謝りだすとその神は、

 

? 「どっどうしたんですか?」

 

と、言われる。まさか甥っ子と姪っ子に殺気を向けてしまった事に恥じて申し訳なく思い謝ったのだ。

 

理 「いやなんかやり過ぎた………」

 

更に甥っ子と姪っ子に対して少しやり過ぎたと思い始め理久兎はとりあえず謝る。すると目の前の偉い神様は、

 

? 「こちらこそ…こんな手紙がなければ……」

 

須佐「すまなかった!」

 

月読「ごめんなさいね理波ちゃん……」

 

やはり血が繋がっているだけあり性格も少し同じようだ。そして理久兎は彼女達の名前を訊ねる。

 

理 「えっと所であんたら名前は?」

 

? 「私の名前は天照(アマテラス)と申します」

 

ス 「俺は須佐男(スサノオ)だ……」

 

ツ 「私は月読(ツクヨミ)よ♪」

 

理  (いや月読は知ってるけど…まぁいっか)

 

そして天照は諏訪子宛に届いた手紙をまじまじと見て、

 

天 「にしても誰が…こんな手紙を……」

 

天照が考えていると

 

ゴソ……

 

と、1人気になる低級の神がいた。

 

理 (なるほど……あいつか……)

 

理久兎には見えていた……少し焦って動揺した神がいたのを。だがあえて理久兎はそいつを油断させるために知らぬふりをして天照に提案を持ちかける。

 

理 「なぁ~天照さんよ~」

 

天照「なんですか?」

 

理 「ここは1つゲームをしないか?」

 

と、ゲームをしないかと持ち掛けた。

 

須佐「ゲームだぁ?」

 

月読「わ~い♪ゲーム♪ゲーム♪」

 

天照「この子は……頭が痛い……」

 

須佐「姉ちゃん……」(;´Д`)

 

昔から思っていたがやはり月読はどこか頭のネジが抜けているようだ。

 

天照「ところでゲームとはいったい?」

 

理 「今回の件は、そちらにも落ち度があったし

   俺も正直やり過ぎた………だからここは1つ

   ゲームをしようとね♪」

 

理久兎の提案に対し天照は、

 

天 「内容は……」(・_・?)?

 

天照は少し興味があったのか理久兎に内容を聞く。

 

理 「こちらとそちらで1人代表を決めて試合

   をするんだよ……」

 

理久兎がそう言うとスサノオはテンションを上げて、

 

須佐「面白そうじゃね~か!」

 

そう言うと天照は怒りながら、

 

天 「須佐能乎お座り!」

 

須佐「ごめん姉貴……」(´・ω・`)

 

スサノオは突然大声を上げて天照に怒られると須佐能乎はしょぼーんとして犬みたく座るどうやら須佐能乎は天照には頭が上がらないようだ。だがそんなのは気にせず話を続ける。

 

理 「それでそちらが勝てば諏訪の国の信仰は

   そちらのものでいいだろ……」

 

月読「もしも私達が負けたら?」

 

理 「その時は、今後諏訪の国に宣戦布告等の

   事をしないというのが条件でどうよ♪」

 

須佐「ほう…………」

 

理 「で、最後に試合までどちらの国もお互い

   に手を出し会わないのも条件だ」

 

理久兎が考えたゲームの内容を聞いた天照は少し考える。ここだけの話だが彼女はそのゲームを受けざる得ない。何せ元々の落ち度はそちらにある。それにこの話にはいや今は止めておこう。そして天照は、

 

天照「ふむ……分かりましたそのゲーム受けま

   しょう!」

 

理 「分かったよ此方の主神にも伝えておくよ」

 

理久兎の考えたゲームを受けることにした。そして笑顔で、

 

理 「あ~それと安心していいよ♪」

 

天照「何がですか?」

 

理 「俺は試合には出ないから……」( ^∀^)

 

元々あくまで代理として来ているに過ぎないし自分は諏訪の国の民なんかではない。そこはキッチリと諏訪子が方をつけなければならいのだから。だが自分がそう言うと須佐能乎は残念そうに……

 

須佐「なんだよ出ないのかよ……」

 

その呟きを月読に聞かれたのか今度は月読が笑顔で、

 

月読「スーちゃん?」

 

須佐「すいませんでした……」

 

と、笑顔で怒った。姉の天照どころか月読にも頭が上がらないようだ。だがとりあえずは伝えたいことを伝え終えた。

 

理 「じゃ~とりあえずはまぁこれで話はまと

   まったね」

 

天照「そうですね……」

 

理 「ゲームの開催日は、今から2週間後で諏訪

   の国の近くにある平原で良いか?」

 

そう訊ねると天照は首を縦に振って、

 

天照「構いません……」

 

天照のその言葉を聞き理久兎も納得した。だが、

 

理 「じゃ~俺は帰るよ……あぁ後……」

 

神達   (・_・?)??

 

そう言うと神達は今度は何だと疑問符を浮かべた顔をする。

そして理久兎は話を続ける。

 

理 「もしも今言ったことを守れず攻めて来て

   みろよ…その時は……」

 

そう言うと先程よりもドスをかけそして殺気も約10倍にしながら神達を睨み付けて、

 

理 「全員五体満足で帰れると思うなよ………」

 

神達   ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 

今のその発言に神達はただ震えることしか出来なかった。それを見てこれなら大丈夫だろうと思い殺気もしまい込んで口調と顔を元の笑顔に戻して、

 

理 「じゃ~~~ね♪ふん♪ふん♪ふん♪」

 

そう言って鼻歌を歌いながら帰るのだった。そして理久兎が帰って約数時間後…

 

八坂「須佐能乎様……」

 

須佐「どうした神奈子……?」

 

神奈子は改まって須佐能乎命に、

 

八坂「私が諏訪子の国の試合に出てもよろしい

   ですか?」

 

そうお願いをする。

 

須佐「どうしたんだ急に?」

 

八坂「この戦いは私が出てみたいんです!」

 

神奈子のその発言に須佐能乎は笑う。そして満面の笑顔で、

 

須佐「クッアハハ♪良いぜ!俺はあの理波って奴

   にしか興味ないからよ出るからには勝てよ

   神奈子!」

 

奈 「はい!」

 

そうして大和連合の代表は八坂神奈子に決まったのだった。 



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第32話 教官 再び

青い空は夕焼け空の黄昏へと代わる。理久兎はまた空を飛んで洩矢神社まで帰ってきた。

 

理 「ただいま~」(*´▽`*)

 

戸を開けて聞こえるように言うと祝音がドタドタと走って来た。

 

祝音「理波さん!今まで何処に?」

 

理 「あぁ~ちょっと散歩にな♪」

 

そう言いながら居間へと行く。すると理久兎はあることに気づく。

 

理 「あれ諏訪子は?」

 

諏訪子の姿が見当たらないのだ。すると祝音は少し戸惑いながら、

 

祝音「諏訪子様は……その……」

 

と、言っていると……

 

洩矢「あ~う~……」

 

寝室から声がしたので理久兎は声がした寝室を見ると、

 

理 「何やってんの?」

 

布団にくるまりながらびくびくしている諏訪子を見てしまった。その姿からは神様の威厳がまったく感じられない。そして祝音が何故こうなったのかを話す。

 

祝音「恐怖に怖じ気づいてあんなお姿に……」

 

それをきいた理久兎は、

 

理 「情けねぇ………」(´д`|||)

 

もうそれしか言えなかったがこのままというのもいかないので理久兎は意を決して諏訪子供話しかける。

 

理 「諏訪子~」

 

理久兎が呼び掛けると、

 

諏 「あ~う~……」

 

この一言しか言わず理久兎はもう一度、

 

理 「お~い諏訪子ちゃん?」

 

と、呼び掛けるが、

 

諏 「あ~う~……」

 

同じことしか言わない諏訪子に少しキレた。最初のおふくろの気持ちがだいぶ分かったきがした。

 

理 「おいゴラ!ロリ神起きろ!」

 

そう言って諏訪子を布団から強制的に追い出した。

 

洩矢「はっ私は何を」Σ(゚Д゚〃)!!

 

理 「やっと起きたか……」

 

どうやら諏訪子は元に戻ったようだ……すると諏訪子は理久兎の存在に気づくと、

 

洩矢「あれ?理波帰ってたの……」

 

理 「あぁだが帰って来たらお前の情けない姿も

   見ちまったけどな……」

 

洩矢「あ~う~それはごめん……」

 

理 「とりあえず話したいことがあるから祝音も

   聞いていてくれ……」

 

洩矢「えっ?」

 

祝音「何ですか?」

 

2人はその場に座る。そして伝えるべき事を話した。

   

理 「話を始めるがまず大事な事それを言うと

   大和連合との戦争はない……」

 

洩矢「え?でも手紙には……」

 

理 「だがそのかわり2週間後に国の代表を1人

   選んで1対1の試合をすることになった…」

 

それを聞き諏訪子と祝音の顔はパァーと明るくなった。

 

祝音「なら理波さんが出れば!」

 

どうやら今の言葉で自分を出そうとしたようだかそういう訳にはいかない。

 

理 「何を言っているんだ祝音?」

 

祝音「へっ?」

 

理 「俺はここの国の人間じゃないぞ?」

 

そう自分はこの諏訪の国の民ではない。ただの放浪者だ。

 

洩矢「えっとじゃ~誰が出るの?」

 

理 「誰って俺の目の前の神様だよ……?」

 

微笑みながら諏訪子を見てついでに人差し指を向ける。

 

洩矢「えっ………えぇ!!!!?」

 

祝音「ふぇぇ!!?」

 

そこまで驚く事はないだろう。何故そこまで驚くのやら。

 

洩矢「それどういうことなの理波!」

 

理 「だってこの国で戦えるのは諏訪子ちゃん

   しかいないしね頑張れ守護神」

 

洩矢「私には無理だよ……あ~う~」

 

諏訪子がそんな弱音を吐いた。正直これは自分も悪い所はあったが相手が自分自身の甥や姪のため尊重せざるも得なかったのだ。だから何としても諏訪子に戦ってもらうしかこの諏訪の国を守ることは出来ないのだ。そのため仕方なく、

 

理 「そうか……()()()()()()()()()()

 

洩矢「えっ!?」

 

祝 「理波さん!いくらなんでも!」

 

理 「だってそうだろ?神様てのは人々を導く

   ものだ人々に希望を与えるものだどんな

   に弱くても必死に努力すればその者達の

   お手本にもなれる………だけど今の諏訪子

   ちゃんはそんな努力しようともしないで

   ただ怯えているだけだ……」

 

理久兎にそう言われた諏訪子は、

 

諏 「うぐぅ…………」

 

ムカつく言葉に怒りを覚え拳が震えていた。だがまだ話は終わらない。

 

理 「そんなおじけついた奴に神が勤まると思う?

   なら神様を止めちまって大和連合の神に信仰

   を渡した方がなんぼかましだね……」

 

理久兎がそう言うと祝音は顔に涙を浮かばせながら、

 

祝音「理波さん酷すぎます!」

 

もう止めてくれと言わんばかりにそう言ってきた。すると、

 

諏 「だ………れ…」

 

諏訪子が小声で何かを言った。理久兎は何を言ったのかが分からず、

 

理 「あっ?」

 

そう言うと諏訪子は大声をあげて、

 

洩矢「黙れ!!!」

 

そう言うと諏訪子の神力が一気に跳ねあがる……

 

洩矢「お前に何が分かる!私の気持ちが!」

 

諏訪子は怒りのあまりに理久兎を問い詰める。そしてそれを間近で見ていた祝音は、

 

祝音「あわわわ」Σ(T▽T;)

 

祝音はただ怯えることしか出来なかったが自分は諏訪子を睨み付け、

 

理 「知るか!だがこれだけは言えるね!何時

   までもうじうじと逃げてないで戦ってみ

   ろ!洩矢諏訪子!」

 

洩矢「っ!!!……」

 

自分は言える限りで言った。すると諏訪子は自身の愚かさに気づいた諏訪子は放出した神力を抑えて、

 

諏 「……ごめん理波…怒鳴ったりして私…目が

   覚めたよそれで決めたよ逃げないって!」

 

諏訪子は謝り自身の決心と覚悟を示して言ってくる。

 

理 「そうか…気にしなくて良いよ……」

 

そう言うと諏訪子は改まって真剣な顔で、

 

洩矢「理波、私は戦い方に関してまったく知識が

   ないだから戦い方を教えて欲しい!」

 

その一言は諏訪子が心から決心したことが分かった。この顔を見れて自身は微笑みながら、

 

理 「ハハハ………いい面構えになったな諏訪子

   良いぜ教えてやるよ俺が知ってる限りな」

 

洩矢「ありがとう理波……」

 

祝音「諏訪子様……」

 

理 「なら今日は休め明日から修行を開始するよ」

 

洩矢「分かった!」

 

理 「はぁ……あぁ…祝音ちゃん今日も泊まって

   もいいかな?」

 

怒気を含まず何時もの顔に戻して言うと祝音は驚くがニコリと微笑み笑顔で、

 

祝音「勿論です!今から晩ご飯の支度をしてき

   ますね♪」

 

そう言うと祝音は晩飯を作るために厨房に向かう。なお理久兎の内心は、

 

理 (もう道化師の役目も疲れるなぁ……)

 

諏訪子をやる気にさせるためにあえて自分が悪役になった理久兎は案外にも疲れた。やはり慣れないことをするもんじゃないと思った。そしてそれを他所に理久兎は、

 

理 (まずはどんなメニューで練習させるか)

 

と、明日の修行のメニューを考えるのだった。そして翌朝、諏訪子を連れて近くの森に足を運んだ。

 

理 「よしじゃ~まずは滝行からやるぞ」

 

滝行と聞いた諏訪子は頭に疑問符を浮かべ、

 

洩矢「この修行の目的は?」

 

理 「まず諏訪子ちゃんの神力を上げる」

 

洩矢「なるほど……」

 

諏訪子は納得をした。そしてそのやり方について理久兎は諏訪子に教える。

 

理 「とりあえずまず10分間滝に打たれながら

   神力を放出し続けろ」

 

洩矢「うん分かった!」

 

そうして諏訪子が滝行すること10分後、

 

洩矢「はぁ…はぁ…中々疲れるね………」

 

理 「まだ10分だけどこれを少しでも伸ばして

   いければ諏訪子ちゃんの神力の最大値を底

   上げ出来るよ……」

 

理久兎にそう言われた諏訪子はやる気を出して、

 

洩矢「頑張ってみるよ!」

 

そう述べる。理久兎はタオルを差し出して

 

理 「とりあえず体を拭きなよ……」

 

そう言って諏訪湖に体を拭かせて次の修業に移った。

 

理 「次の特訓はゲーム感覚で的当てをするよ」

 

洩矢「的当て?」

 

理 「そっ♪諏訪子ちゃんの武器は鉄輪だろ?」

 

洩矢「うっうん……それがどうかした?」

 

理 「鉄輪は近接攻撃は勿論だけど投擲武器

   としても使えるんだよ」

 

そう言うと諏訪子は鉄輪をまじまじと見て、

 

洩矢「いやそれは知ってるよ……」

 

と、言うとその修業の目的を理久兎は言う。

 

理 「でっその投擲の精度を上げるのがこの修行

   の目的ってわけだ♪」

 

洩矢「なるほど!」

 

理 「でだ…的にするのは……」

 

そう言って理久兎は、紫の小さな火の玉を出した。

 

理 「この火の玉を的にするよ♪」

 

理久兎がそう言うと諏訪子は驚いて

 

諏 「待って!森が燃えない!?」

 

ここは言った通り森の中だ。下手に火を使えば森が火事になるのだがこれは大丈夫だ。

 

理 「大丈夫これは俺の力の質(魔力)で作った

   火の玉だから燃えることはないよ……」

 

と、この火の玉が大丈夫だと言うと諏訪子は安心していた。

 

洩矢「そうなんだ良かったよ」

 

理 「じゃ始めるよ!」

 

修業を始めることを言うと諏訪子は真剣な目で、

 

諏 「来なよ!」

 

と、諏訪子もそれに答えるのだった。

 

数時間後……

 

洩矢「火の玉があとから早くなっていって当て

   るのが難しいよ理波……」

 

徐々にと早くなっていき当てるのが難しいと言ってくる。それに対しての対処法を諏訪子に教える。

 

理 「そういうのは先を予測するんだよ」

 

諏 「成る程………」

 

また1つ戦いかたを覚えていくのだった。諏訪子の修行はまだ始まったばかり2週間という時間をうまく使えれば諏訪子はものすごく伸びると理久兎は信じそう思うのであった。

 

 

 

 



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第33話 試合が始まるまで

諏訪子の修行は、順調に進んだ神力も以前とは比較にならないほど上がり体力や能力のコントロール等も上がった。

 

洩矢「はぁーー!」

 

ドバ!ドバ!

 

諏訪子の能力により土が固まって柱のような形になり理久兎に襲いかかる。

 

理 「中々いいじゃないか!」

 

出てきた土の柱と柱とのわずか間に入ってギリギリで諏訪子の攻撃を避ける。

 

洩矢「クッ!やっぱり理波は強いな!」

 

理 「なら諏訪子これは避けれるかな?」

 

そう言って理久兎は、無数の火の玉(魔力)を作って諏訪子に発射する……

 

洩矢「っ!この数は避けることができない!

   なら避けなければいい!そりゃ!!」

 

土を固めて自分の前に展開する。いわゆる盾だ。

 

ダン!ダン!ダン!

 

諏訪子の考えと判断は正しかった。だがそれを理久兎が考えないはずがない。

 

洩矢「あれ!?理波は!」

 

そう諏訪子は土の壁を大きく作ったために前を見ることができなかった。結果、理久兎を見失った。すると、

 

理 「ここだよ……」

 

洩矢「えっ!?

 

気づいたら背後をとられて首もとに手刀を寸止めされていた……

 

理 「俺の勝ちだな……」

 

洩矢「あ~う~」

 

理 「でも中々いい動きだったよ

   最後の壁の展開は、正しい判断だよ

   でもそのせいで前が見えてなかったから

   それを補うために予測をするんだよ……」

 

洩矢「なるほど!」

 

理 「とりあえず今日はここで終わらせて

   明日の試合に望もう……」

 

洩矢「そうだねじゃ帰ろうか……」

 

そうして最後の修行を終え自分と諏訪子は洩矢神社へと帰るのだった。

 

洩矢「ただいま祝音♪」

 

諏訪子が祝音にただいまを言うと祝音は嬉しそうに、

 

祝音「お帰りなさいませ諏訪子様!」

 

諏訪湖にお帰りを言うと次に理久兎がやって来る。

 

祝音「理波さんもお疲れさまです♪」

  

理 「あっあぁただいま……」

 

やけに元気な祝音にお疲れ様と言われ理久兎は少々ためらったが挨拶を返す。そして祝音は自分と諏訪子に、

 

祝音「夕飯はできているので先に食べましょう!」

 

と、提案を出すと諏訪子は幸せそうな顔をしながら、

 

洩矢「うんそうしよ♪!」

 

祝音の提案に肯定をする。そして理久兎も反対する理由も無いので、

 

理 「そうだな……なら頂くとするよ♪」

 

そうして居間へと向かうのだが1人台所へと向かう祝音は、

 

祝音「理波さんの料理には勝てなくても貴方を

   満足させてみせますよ!」o(`▽´*)

 

祝音は声に呟き張り切る。だがそれは偶然にも諏訪子に聞かれていたため、

 

洩矢「祝音がんば!」

 

と、諏訪子はひっそりと祝音を応援するのだった。そして食事が終わり自分と諏訪子は縁側に座り夜空を眺めながら、

 

理 「なぁ諏訪子……」

 

洩矢「ん?……な~に理波?」

 

理 「明日の試合の相手は大方予想できたよ」

 

理久兎の発言に諏訪子は驚きの顔をしながら、

 

洩矢「本当かい!?」

 

理 「あぁ多分相手は戦神の1人だな」

 

洩矢「やっぱり……」

 

どうやら諏訪子も戦神が出ることは予想していたようだ。

 

理 「おそらく俺の考えでは須佐能乎もしくは

   八坂神奈子のどちらかだな」

 

理久兎の言葉を聞いた諏訪湖は頭を押さえながら、

 

諏 「どっちも強敵だよ……」

 

と、少し絶望に浸ったがそこに理久兎と言う救いの言葉がさしのべられる。

 

理 「諏訪子自分の力を信じろ………お前の努力

   は絶対に無駄にはならないさ」

 

そう言われた諏訪子は頭を押さえるのを止めて自分の方を向いて、

 

洩矢「うんもちろん頑張ってみるよ!」

 

理 「その意気だ♪」

 

と、楽しそうに言う。だが心の中では、

 

理 (さて俺も準備しておくか俺の見立てだと

   恐らく侵略してくるだろうし……)

 

手紙を出した奴はもう後がない。それならばいっそのことで侵略してくるだろうと考えた。すると、

 

祝音「理波さん、諏訪子様そろそろ寝ないと

   明日に響きますよ!」

 

祝音にそう言われた理久兎と諏訪子は、

 

理 「それもそうだな…寝ようか……」

 

そう言い理久兎は祝音が用意してくれた布団に行くのだった。そして居間には諏訪子と祝音だけとなり諏訪子の呆気ない悪戯が始まった。

 

洩矢「祝音は理波の隣で添い寝しなくて良いの?」

 

諏訪子はニヤニヤしながらそう言うと祝音は顔を真っ赤にさせて、

 

祝音「すっすす諏訪子様!へっ変なことを

   言わないで下さい!!?」

 

洩矢「ふふっ…でも祝音のいつも言葉を聞いて少し

   安心したよありがとう♪」

 

祝音「諏訪子様……頑張ってください必ず勝て

   ます!」

 

諏 「うん頑張るよ祝音♪」

 

と、会話をしていると、

 

理 「2人共早く寝ないと明日に響くぞ……?」

 

寝室の布団に向かったはずの理久兎が部屋に戻ってきた。会話をしている祝音と諏訪子に言うと、

 

祝音「りっ理波さんさっさっきの話まさか

   聞いて……」(*/□\*)

 

祝音が恥ずかしがりながら聞くと理久兎は、

 

理 「えっ何が?」

 

真顔で祝音に言う。というか話とはと思っていた。それを聞いた祝音は少しがっかりしながら、

 

祝音「えっ……ならいいです!早く寝ましょう

   理波さん!」(`ε´ )

 

そう言い祝音はちょっと怒りながら寝室に向かう。

 

理 「えっえっと……諏訪子…俺は何かした?」

 

諏訪子に自身が何をしたかを聞くと、

 

洩矢「ん?何にもしてないよ理波は♪(もう少し女心を知った方)

   (がいいかな)

 

理 「えっ?何か………気のせいかまぁそれなら

   良いんだが……とりあえずさっさと寝るよ」

 

洩矢「そうだね理波♪」

 

そうして今日という1日は過ぎ翌日の試合当日。

 

神様達がお酒やつまみなどを食べてこれからおこる試合を観戦しようしている。理久兎はある神達を見つけたので近づいて声をかける。

 

理 「よっ!三貴神様方」

 

天照「こんにちは理波さん……」

 

月読「こんにちは♪」

 

須佐「おっす理波!」

 

理久兎が話かけたのは自身の甥っ子や姪っ子にあたる三貴紳の天照、月読、須佐能乎の3人だ。

 

理 「須佐能乎がいるってことはやっぱり八坂

   神奈子が出場か?」

 

理久兎は自身の推理を言うと天照達は驚いて、

 

天照「よくわかりましたね」

 

須佐「おいおい教えた覚えないんだがなぁ……」

 

月読「すご~い♪」

 

三貴紳は驚く。そして重要な事を聞きたいため三貴神に聞く。

 

理 「所で例の件どうなった?」

 

天照「残念ですがまだ分かりません………」

 

須佐「まぁ見つけ次第そいつには後できっちり

   お灸をすえてやるさ」

 

月読「やるの♪」

 

理 「そうか…おっ!そろそろみたいだぞ……」

 

理久兎がそう言うと三貴紳達も試合を観ることにした。

 

審判「では諏訪子の国の信仰を賭けての試合

   を始めます!まず諏訪湖の国の代表は

   洩矢諏訪子!」

 

洩矢「頑張るんだ…そのために努力したんだ……」

 

緊張しているのか諏訪子は少し顔を固くして出てきた。

 

審判「そして対する我らが大和連合代表は

   八坂神奈子様だ!」

 

八坂「やらせてもらうわよ………」

 

洩矢「当たってる………」

 

諏訪子は理久兎の予想が当たったことに少し驚きつつも目の前に立つ相手の神奈子を見る。

 

八坂「ほう中々いい面構えだ」

 

洩矢「それはありがとう」

 

審判「では、よろしいですね?」

 

審判が諏訪子と神奈子に聞くと、

 

八坂「あぁ問題ないよ!」

 

洩矢「こっちも問題ない!」

 

審判「では………試合開始!」

 

洩矢「行くよ!八坂神奈子!」

 

八坂「来い!洩矢諏訪子!」

 

ドゴーーン!!

 

その合図と共に2神が激突する。こうして表と裏とのゲームの始まったのだった。



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第34話 諏訪大戦そして陰謀

何時もは静かな心地よい風が靡くここ平原では、

 

洩矢「はぁー!」

 

ドン!ドン!ドン!

 

諏訪子の能力で作られた土の柱が神奈子に襲いかかるが、

 

八坂「そりゃ!!」

 

だが神奈子はどこから出したのか分からない柱でガードする。

 

理 「よく戦えているじゃないか……」

 

そう言いつつチラチラと犯人であろう神を見ていた。そしてようやくだった。

 

理  (動きだしたか……)

 

マークしていたモブ神が席から立ち上がりせかせかと足をどこかに運ばせて行った。そして理久兎が違う方を向いていることに気がついた天照は、

 

天照「どうしたのですか?理波さん……」

 

天照はどうしたのかと聞かれ理久兎は、

 

理 「あぁ厠に行ってくるよ……」

 

そう言うと天照は申し訳なさそうに、

 

天 「あっそうでしたか行ってらっしゃいませ」

 

理 「あぁ♪」

 

天照に言った通り厠(尾行)のために立ち上がり犯人であろうモブ神を追跡を開始したがその理久兎を見ていた須佐能乎は、

 

須佐「……………………」

 

黙って理久兎を見つめていたのだった。そして犯人であろうモブ神は

 

モ神「クソ!あの忌々しい使者め!お陰様で俺の

   計画がだいなしだ!本当だったら今頃は信

   仰は俺のものだったのに!!だがせめても

   仕返しとして諏訪の国を潰してやる!」

 

兵士「準備大丈夫です!」

 

モ神「そうかククク……」

 

理 「ほう…何がクククだ?」

 

その声に気がついたモブ神は声のした方を振り向くとそこには先程、忌々しいと言った理久兎がたっていた。

 

モ神「なっ貴様いつの間に?!」

 

理 「ようやく化けの皮剥がしたか……」

 

モ神「何時から気づいていた!」

 

モブ神が理久兎にそう聞くと理久兎はどうして気がついたのかを教えた。

 

理 「あの時、天照達が手紙を見ている時に明ら

   かにお前だけそわそわしていたからな………

   嫌でも気づくんだよね……」

 

そう指摘されたモブ神は悔しそな表情をするがすぐに冷静となって兵士達に指示を出す。

 

モ神「クッ!貴様さえいなければ!やれ者共よ! 

   奴を殺せ!」

 

兵士「……………………」

 

だが兵士達は声を出すどころか行動にも移さない。

 

モ神「おい!どうした!」

 

バタン!バタン!バタン!

 

すると突然モブ兵士達が倒れだしたのである。

 

モ神「な!どういうことだ!」

 

須佐「成る程なぁお前か…俺らの顔に泥を塗っ

   たクズ野郎は!」

 

モ神「す…須佐能乎様……」

 

と、須佐能乎が乱入してきた。どうやらモブ兵士達は須佐能乎によって潰されたようだ。

 

理 「やる~♪一瞬で全員ダウンか……」

 

須佐「すまなかったなこれは完全に俺らの

   ミスだ……」

 

理 「気にするなとりあえずこの雑魚の

   片付けをしないとな……」

 

須佐「あぁその通りだな貴様にはたっぷりと

   お灸をすえてやる……覚悟しろよ?」

 

2人の顔は笑っていたがその笑顔は他人から見たらまじでビビる怖さだ。

 

コキコキ!コキッン!

 

2人の神は指を鳴らしながらそのモブ神に近づいていく。

 

モ神「ギャーーーーーーー!!?

 

モブ神の断末魔が聞こえるといくつかの殴る音が辺りの響いたのだった。モブ神をシバき始めてから数分後、

 

モ神「あ……が…………」

 

モブ神の顔はボコボコになって腫れ青アザが出来ており目は涙目になっていた。

 

須佐「やれやれ本当に面倒かけやがって」

 

理 「たく諏訪子の戦いを見逃しちゃったよ」

 

理久兎とスサノオは少しばかし愚痴ってると須佐能乎は黙ってしまった。

 

須佐「………………」

 

理 「どうした?」

 

急に須佐能乎命が黙り出したので理由を聞くと、

 

須佐「実はな……俺は…お前と戦ってみたかったん

   だよな……」

 

理 「どうして?」

 

須佐「あそこまで強い殺気を放てる奴は探しても

   到底いないんだよ……」

 

理 「………………」

 

須佐「だから本当はお前と戦いたかったっていうのが

   本音だな……」

 

須佐能乎の本音を聞いてあまりにも嬉しくてそして面白くて笑ってしまった。

 

理 「クス…アハハハハ!」

 

須佐「大丈夫か?」

 

理 「あぁ問題ないよ、ならさ須佐能乎……

   諏訪子ちゃん達の戦い終わったら俺と

   一戦殺るか?」

 

須佐「なっ良いのかよ!?」

 

理 「あぁ構わんよ俺も戦神と試合出来る機会

   なんてまず中々ないからな俺からもお願

   いしたいぐらいだよ♪」

 

須佐「そうか♪ならやるか!おっしゃ~燃えて

   きた!」

 

理久兎と戦えるという喜びで須佐能乎は闘志に火がつき始めた。そんな須佐能乎を見て、

 

理 「嫌いじゃないよお前みたいな奴は……」

 

理久兎は、自分の正体を明かせない。でも甥っ子がここまで熱心なんだ。叔父として唯一出来る事が戦いというならせめて全身全力で戦おうと理久兎は決心したのだ。そして理久兎は須佐能乎に提案をする。

 

理 「とりあえず帰ろうか?お前の御姉ちゃんに

   怒られる前に……な?」

   

須佐「はっそうだな…………」

 

そうして理久兎と須佐能乎は試合会場まで帰ることにしたのだった……

      



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第35話 理の神VS戦の神

モブ神を殴り飛ばして折檻をした後、理久兎と須佐能乎は急いで天照達のいる観客席へと戻る。そして天照は、

 

天照「遅いですよお2人共!」

 

月読「本当にもう~」

 

須佐「悪いな姉貴それに姉ちゃん……」

 

理 「いや~須佐能乎と厠で話してたらだいぶ

   時間が経っちゃってたよ……」

 

理久兎と須佐能乎命はモブ神をシバいた事を内緒に話した。モブ神はどうしたかって?きついお灸をすえた後に兵士共々、縄で木にぐるぐる巻きで縛っておいたよ……

そして理久兎は今の状況について2人に聞く。

 

理 「今どういう状況?」

 

月読「う~とね諏訪子ちゃんだっけ?が神奈子

   ちゃんに今押されてるね♪」

 

理久兎の質問に月読が答えると、

 

神達「ウォーー!!

 

と、神達が喚声をあげる。試合場を見てみると、

 

洩矢「はぁ…はぁ………」

 

八坂「これで終わりだ御柱!」

 

シューーーン!! ドスン!

 

洩矢「がはっ!?」

 

神奈子から放たれた御柱が諏訪子へと直撃した。

 

洩矢「あ~う~…」(__)

 

そして諏訪子は倒れた。そしてこの勝負の結果は、

 

審判「勝負あり!勝者は八坂神奈子!」

 

全員 「はぁ~ーーーー!!!?

 

神達の雄叫びを上げるなか理久兎はリングに上がり、

 

理 「お疲れ様…諏訪子……」

 

そう言い理久兎は諏訪子をおんぶする。

 

洩矢「あ~う~ごめん理波…私……」

 

負けて悔しかったのか諏訪子は泣きそうだった。

 

理 「気にするなよ諏訪子…今日の負けは次に繋げ

   て糧にすればいいその気持ちを忘れるな……」

 

洩矢「理波……」

 

そんなことを言いながら諏訪子を背負って観客席の方につれていった。

 

諏 「所で理波……何で観客席の方に連れて行く

   の?」

 

諏訪子が疑問に思ったのか質問してくる。それと同時だった。

 

須佐「よし!理波やるか!」

 

そう言って須佐能乎は試合場へと出てきた。そして須佐能乎に呼ばれた自分も、

 

理 「良いぜやろうか!」

 

理久兎は諏訪子を観客席において試合場へと上がり須佐能乎の前に立った。先程までの雰囲気が台無しだ。

 

神達「え?…………は?」

 

そして何も知らない観客の神達は疑問の嵐だ。

 

天照「貴方達は何してるの!?」

 

月読「ほえ?」

 

八坂「須佐能乎……様?」

 

試合場に上がっている神奈子が須佐能乎に声をかけようとすると、

 

須佐「神奈子、観客席にさがってろ!」

 

そう言われた神奈子は萎縮して、

 

八坂「あっはい!」

 

そう言い神奈子は観客席に下がっていく。見た所、一応は須佐能乎の方が偉いのか立場的に逆らえずといった感じだった。

 

祝音「理波さん!?」

 

洩矢「えっ…えっ!?」

 

2人も何が何だか分からず困惑していた。

 

須佐「おい審判!」

 

須佐能乎は試合場にいる審判に声をかける。

 

審判「はっはい何でしょうか?」

 

ス 「今から俺は、こいつ……いや新秒理波と

   戦うぜ!」

 

その言葉に理久兎と須佐能乎命を除いた神や人間は、

 

全員 「はぁ~ーーーー!!!?

 

今の一言でその場の全員が驚いた。

 

天照「正気ですか2人共!?」

 

正気かと聞かれた自分と須佐能乎は真剣な顔で、

 

理 「安心しろ後悔もしていないし!」 

 

須佐「反省もしていない!!」」

 

2人の言葉は見事に繋がった。

 

月読「すご~い繋がった!」

 

天照「このお馬鹿共~~!!」

 

八坂「どうして…こうなった……」

 

洩矢「あ~う~!」(T▽T)

 

祝音「常識にとらわれちゃダメだ……常識にとら

   われちゃダメだ……」

 

どうやら祝音は突然のこと過ぎて壊れたみたいだ。だがそれはさておき驚くのは無理もないだろう。何せ戦神に戦いを挑むなんて前代未聞それも戦神として名を知らしめたス須佐能乎にだ。だがしかし殆どの神や人間達は知らない。理久兎の本当の正体とこれから起こるであろう事を。その引き金を引いたのが、

 

理 「なぁ須佐能乎……」

 

須佐「どうした?」

 

理 「お前は愛用の武器は使わないの?」

 

そうこの一言でこれから起こることの引き金となる。そして理久兎に武器の事を言われた須佐能乎は驚きながら、

 

須佐「なっ!お前どこで!!」

 

理 「だってその手は武器をもって戦っている

   奴の手だよ♪俺にはわかる♪」

 

そう言われた須佐能乎は笑いだした。

 

須佐「…………クハハハハハ!」

 

そして満面の笑顔で自分を見ると

 

須佐「良いぜならお構いなしに使わせてもら

   うぜ!」

 

須佐「こい!天霎の剣(あまのむらくものつるぎ)!!」

 

そう言って須佐能乎は裂け目を作り出しそこから1本の豪華な装飾がされた刀を取り出した。

 

須佐「なら大サービスで俺の能力を教えてやるよ 

   俺の能力は『あらゆる物をを断つ程度の能

   力』だ!」

 

須佐能乎はバカ丸出しで自身の能力を答える。だが教えてくれたのなら自分も教えるべきた。そうでなければフェアじゃない。

 

理 「そいつはスゲーな……なら俺も教えてやるよ

   俺の能力は『災厄を操る程度の能力』だ」

 

と、正々堂々を心掛けるために自身の能力を答える。

 

須佐「お前こそスゲーじゃなえか!」

 

そして審判は理久兎達の前に手を翳して、

 

審判「では……お2人ともよろしいですね」

 

理 「問題ないね」

 

須佐「同じく!!」

 

審判「では…試合開始!」

 

審判の一言によって、

 

ジャキン!ジャキン! ブゥーーーーン!!

 

2人は刀と刀でぶつかり合う。

 

須佐「それはあの時の刀か!」

 

理久兎は須佐能乎が斬りかかる一瞬で断罪神書から2本の自身の愛刀、空紅と黒椿を取り出し須佐能乎の剣を受け止めた。

 

理 「良いぜ~その一太刀迷いがなくてな!」

 

2人は笑っていたその笑顔は強敵に会えた嬉しさによるものだ。だが観客席は理久兎と須佐能乎によって作られた衝撃波で被害が出ていた。

 

洩矢「うぐ!あ~~!」

 

しかも衝撃で諏訪子が空に飛ばされてしまう。

 

神達「うわ~~!!!」

 

天照「衝撃が!!」

 

月読「強い風ね!!」

 

殆どの神がこの衝撃を耐えるのに精一杯だ。

 

八坂「なんて衝撃だ!」

 

神奈子は自分の御柱を地面に刺して掴まりそれに耐える。すると、

 

洩矢「うわーー!!?」

 

八坂「なっ!!」

 

ガシッ!!

 

衝撃で吹っ飛ばされている諏訪子を神奈子が掴みこれ以上飛ばされないように力強く握る。

 

洩矢「ありがとう……!!」

 

八坂「気にするな!!」

 

祝 「キャー~~~!」

 

祝音に限っては飛ばされないように近くに生えていた木にしがみついている始末だ。だがそれに追い討ちをかけるかのように、

 

理 「吹き荒れろ!!嵐!!」

 

ビューーーン!!

 

理久兎は、そう言うと周りの風が集まりものすごい嵐になったのだが、

 

須佐「おら~~!!」

 

ジャキン!

 

須佐能乎は自身が起こした嵐を一斬で断ち斬ったのだ。それを見ていた理久兎は笑顔で、

 

理 「やるじゃん!」

 

須佐能乎を誉めと須佐能乎も笑顔で、

 

須佐「お前もな!」

 

と、須佐能乎命は自分も誉めた。だが観客席のほうは……

 

神達  ヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァーー

 

天照「貴方達止めなさ~い!!」

 

月読「アハハハハ!凄い凄い♪」

 

月読に限ってはもうこの戦いを楽しんでいた。だが、

 

祝音「もういやだーー!」

 

八坂「しっかり掴まれ!洩矢諏訪子!!」

 

洩矢「ありがとう神奈子!!」

 

諏訪子は必死に神奈子の手を掴み神奈子も放すものかと必死に諏訪子の手を掴み続ける。なお祝音は死にたくないがために必死に木に引っ付いていた。だがそこに更なる追い討ちがくる。

 

須佐「おりゃ!!!」

 

今度は須佐能乎が斬撃を飛ばしてくるが、

 

理 「燃えさかれ空紅!!」

 

ジュゥーーン!!

 

スサノオの斬激を理久兎は空紅の爆炎を放出して相殺した。

だがこの炎のせいで上昇気流が地上で発生した。その結果、

 

神達「もうやめてくれ~!」

 

祝音「今度は空に引っ張られる~!」

 

もうこの場は混沌と化していた。

 

月読「どっちも頑張れ~~」

 

洩矢「嫌だ死にたくない~~!」

 

八坂「クソ!どうすれば!」

 

天照「貴方達!本当にいい加減にしなさ~い!」

 

理 「もっと暴れようぜ須佐能乎!!」

 

須佐「おうよ!!」

 

2人いや2神といったほうが言いか。その戦いはもはや天地が荒れる大激闘だ。だがこの戦いはある者によって終止符がうたれるがそれはまた次回の話だ。

 



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第36話 馬鹿達はその後

今現在、自分と須佐能乎は日本の作法の1つである、SEIZAをさせられている。

 

天照「この大馬鹿達は!」

 

2神 (´・ω・`)(正座中)

 

何故かというと理久兎と須佐能乎が戦っている時に天照が突然乱入してきて自分達2人まとめてげんこつされたからだ。もちろん試合も中止となってしまった。

 

天照「貴方達は大人しくすることは出来ないん

   ですか!」

 

天照にそう言われた馬鹿神2名は同じ考えと同じ意見となり言葉が重なった。

 

2神「「だが断る!」」

 

ブチ!!

 

今の言葉を言ったと同時に何かがブチ切れる音がする。どうやらこの場にいる全員ぶちギレたようだ。

 

天照「この馬鹿共が!」(#`皿´)

 

バシン!バシン!

 

須佐「痛って~~!!」

 

理 「いっ意外に痛いな………」

 

天照が何処からともなく出したハリセンで理久兎と須佐能乎の頭は叩かれた。そしてこの光景は端から見るとすごいシュールな絵面だ。理由は姪っ子に説教される叔父ってどう思いかだ。その逆ならあるかもしれないがこれは流石にあり得ないでしょう。だがこれだけでは終わらなかった。

 

祝音「理~波~さ~ん………」(# ^◇^)

 

洩矢「理~波♪………」(# ^Д^)

 

理 「うん?………うん!?」

 

理久兎の後ろで物凄い形相の2人。祝音と諏訪子が立っていた。その形相はまるで鬼形相のような顔だ。更に昔、何処かで見た事のあるようなドス黒い殺気を放っていた。だが何故その2人がそのようにして理久兎の名前呼ぶのかが理久兎に分からなかったが、

 

祝音「あっちでO☆H☆A☆N☆A☆S☆I

   をしょうか?」

 

洩矢「勿論だけど拒否権なんてないからね?」

 

2人にそう言われるがまま両腕を掴まれて木の隅の方に引きずられながら連れていかれる。そしてようやく鈍い理久兎にも分かってしまった。

 

理 「あっこれダメなやつだ……」/(^o^)\

 

理久兎の顔はもう何かを諦めた顔だった。そして須佐能乎の方も、

 

八坂「天照様………」

 

天照「どうかしましたか?」

 

八坂「須佐能乎様に御柱を落とす許可を………」

 

神奈子こと検察官に処刑宣告をされた被告ことスサノオは、

 

須佐「えっ!?」Σ( ̄ロ ̄lll)!

 

突然のこと過ぎて驚いていると天照もとい裁判長は嬉しそうな顔で、

 

天照「許可します!!」

 

須佐「おっおい!じょ冗談だよな………」

 

天照「せっかくだから私も日頃の鬱憤を晴らす

   ためにフルパワーでぶん殴りますか………」

 

天照こと裁判長も須佐能乎のせいで貯まってしまった鬱憤そしてストレスをぶん殴って解消する気のようだ。これが本当の有罪(ジャッジナックル)だ。

 

コキ!コキ!

 

須佐「姉ちゃ~ん!!」

 

被告ことスサノオは月読に助けを求める。だがまたを弁護士に助けを求めるが……

 

須佐「スーちゃん御愁傷様♪」

 

月読も最早、弁護する気は更々ないようだ。そして、

 

2神「ギャァァァァ!!!?」

 

馬鹿神2名の被害を受けた者達の制裁によって馬鹿神2名の悲鳴がこだましたのだった。これぞ自業自得というものだ。

 

天照「反省しましたか?」

 

天照にそう言われた馬鹿神達は頭のコブから煙をだし顔や体がさっきよりボロボロになった状態で正座していた。そして2神はこの場にいる全員に、

 

理 「すんませんでした」(´・ω・`)

 

須佐「調子にのりました」(T▽T)

 

謝るが2神その姿は本当に悲惨だ。

 

洩矢「理波、反省した?」

 

理 「しました本当にすいませんでした………」

 

祝音「もう~理波さんは…(ちょっとやり過ぎたかな……)

 

理久兎は祝音と諏訪子にそう言われ正座で謝罪し須佐能乎の方は、

 

月読「大丈夫?ス~ちゃん……」

 

天照「もう少し自重するように!」

 

須佐「本当に悪かった………」

 

八坂「次またやらすようなら奇稲姫(くしなだひめ)に言いつ

   けるよ!」

 

そう言われた須佐能乎は顔を真っ青になった。

 

須佐「やめろ神奈子!それだけは!」

 

八坂「わかったなら次は気をつけな!」

 

須佐「すいませんでした………」

 

そんなこんなで理久兎と須佐能乎の対決は中止になった挙げ句の果てには理久兎よりも年下(姪っ子)に説教されそして最後はボコボコにされたのだった。そして天照が理久兎と須佐能乎に更に説教をするのに夢中だったためか須佐能乎がこっそりと話しかける。

 

須佐「でもよなんで俺の能力がお前に

   通用しなかったんだ?」

 

そう言われた理久兎は須佐能乎命からの質問の返答をはぐらかしながら答える。

 

理 「さぁ~ね……」

 

と、いう一方で心の中では、

   

理 (まぁ俺の能力で消したんだけどね)

 

と、呟いた。因みに理久兎は自身に理を追加していたその理は、相手が自身に干渉する能力を相殺するという理を追加していたちなみにこれを創るのに使用した対価は自分自身の血液約1リットルだ。おかげで理久兎はしばらく貧血になった。だが結果的に理久兎自身は普通に斬られるダメージはあるものの断ち切るという須佐能乎の能力を封じたのだ。それは自身の2本の刀にも影響されていた。理由は理久兎は日本の刀を作るさいに自身の妖力や血液を込めて作ったのだ。それはいわゆる理久兎の分身でもあるつまり理久兎が、作った理の対象になったのだそのお陰で刀も折られずに済んだのだ。これは理久兎以外誰にも分からないな謎でもあった。

 

須佐「う~ん納得出来ね~けど考えるのは

   止めておくか」

 

理 「賢明な判断だよ……」

 

そう言っていると天照は説教を聞いていないだろう理久兎と須佐能乎に、

 

天照「貴方達!話を聞いてますか!」

 

理 「聞いてます……」

 

須佐「何時になったら解放されるんだ……」

 

そんなこんなで戦いは幕をとじたのであった。



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第37話 諏訪の国行く末

夕暮れの黄昏時。先程まで暴風や炎が舞った諏訪の国の近くの平原は静けさを取り戻しつつあった。

 

天照「とりあえずこの馬鹿2名はしばきました」

 

2神 (´・ω・`)

 

理久兎と須佐能乎は皆から説教と折檻をされて体も心もボロボロな状態だ。

 

月読「ところでお姉ちゃん……」

 

天照「どうしたの月読?」

 

月読「何か忘れてない?」

 

月読にそう言われた天照は顎に手を置いて考え込み、

 

天照「……あ!そうだ!」

 

月読「思い出した?」

 

天照「帰って書類作らなきゃ!」

 

ズコ!

 

天照の言葉に月読は盛大にずっこける。そして月読が呆れながら、

 

月読「もう!違~う!賭けで私達が勝った

   でしょ!」

 

天照「あ~そっちですか……」

 

頭のネジがぶっ飛んでる月読に言われて思い出す天照もまんざらでもなく天然だ。そして天照に話していると神奈子は申し訳なさそうに、

 

八坂「諏訪の国の信仰は私達のものだよな…」

 

神奈子にそう言われた諏訪子は黙って下を向いた。

 

洩矢「………………」

 

祝音「諏訪子様………」

 

それを見ていた理久兎は最後の切り札いや秘策を使うことにした。

 

理 「あ~ちょっといいか………」

 

天照「どうかしましたか?」

 

天照がそう言うと理久兎は申し訳なさそうに、

 

理 「え~と諏訪の国の信仰について何だが

   多分無理だぞ………」

 

と、今更感が漂うぶっちゃけ発言をする。

 

全員「………………………は?」

 

全員こんな声しかあげることしか出来なかった。そして理久兎は諏訪子に、

 

理 「諏訪子お前、前に言ったよな?」

 

洩矢「えっ何を?」

 

主語をつけていなかったため理久兎に何を?と聞くとそれについて言う。

 

理 「この国は一応は諏訪子が治めている訳

   だろ…?」

 

洩矢「うんそうだね………」

 

理 「でも実際の信仰対象は………」

 

洩矢「ミシャグジ様だよ………」

 

理 「ミシャグジ様は何の神様だ?」

 

理久兎はそれについて質問をすると祝音は考えて、

 

祝音「確か………」

 

洩矢「祟り神様だよそれがどうしたの?」

 

祝音が言う前に諏訪子が答える。そう祟り神だ。

 

理 「そういうことだよ簡単に言うと……」

 

そう言うが周りの神達や人間達は、

 

全員 (・_・?)?

 

頭の中がこんがらがっていた。それを見ていた理久兎は優しさを持って、

 

理 「説明ほしい?」

 

説明が欲しいかを聞くと天照は頭を軽く下げて、

 

天 「お願いいたします」

 

と、律儀にお願いしてきた。理久兎は若干罪悪感を抱きつつ要約した簡単な説明をする。

 

理 「簡単に説明するとこの国の信仰対象は

   ミシャグジ様またを祟り神だ…人間達

   はこの祟りを恐れているつまりこの祟

   りが怖くてよそから来た神様を信仰す 

   ることが出来ないんだよな………」

 

簡単すぎる説明を聞いた周りの神達は、

 

洩矢「え~とつまり………」

 

月読「私達がやったことは………」

 

八坂「全て………」

 

祝音「無駄なことだった………」

 

天照「そんな………」

 

須佐「マジかよ………」

 

そう思うのは当然だ。自分達は何のためにここまで来て戦いをしなければいけないのかと考えてしまうからだ。だがこれこそ理久兎の策だ。理久兎はこれを知っていたが敢えて諏訪子に言わなかったのはこの事を言うと更に自堕落になると考えたためこのような処置をとった。だが甥っ子や姪っ子の残念そうな顔を見てしまった叔父の理久兎もこれには罪悪感をまた抱いたため、

 

理 「でも信仰も獲得する方法はあるよ」

 

全員 !!

 

それを聞いた神達は驚きの表情へと変わる。そして理久兎はその方法を教える。

 

理 「簡単だよ二神制にすればいい」

 

全員「二神制?」

 

理 「そっまずそっちの大和の神を1人こっちに

   住ませるで…表向きはその神様がやって裏

   の事務仕事なんかは諏訪子ちゃんがやれば

   良いそうすればあら不思議ってね」

 

天照「なるほど!確かにそれは名案ですね」

 

月読「でも誰がいいかな?」

 

月読がそう言うと須佐能乎は胸をはって、

 

須佐「俺は八坂神奈子を推薦する!」

 

八坂「えっ!?」

 

神奈子を推薦した。それを聞いた神奈子は驚きの声をあげて須佐能乎に詰め寄る、

 

八坂「須佐能乎様!」

 

月読「確かにいいかもね♪さっき何て諏訪の神

   様を助けてたし♪」

 

月読にも言われた神奈子は覚悟を決めた顔をして、

 

八坂「………分かりました!慎んでお受けいたし

   ます!」

 

神奈子がそう言うと諏訪子と祝音は神奈子へと駆け寄る。

 

洩矢「え~とじゃ~よろしくね神奈子?」

 

祝音「よろしくお願いいたします」

 

八坂「よろしくな諏訪子と祝音……だっけ?」

 

祝音「あってますよ神奈子様♪」

 

そんなこんなで諏訪大戦は幕を閉じたのであった…。その後諏訪の国に侵略しようとした神達は須佐能乎に連れていかれた。そして1週間後、

 

洩矢「あ~神奈子!それ私の魚!」

 

八坂「残念だが早い者勝ちだ!」

 

祝音「御二人とも、もう少し仲良く食べて

   下さい!」

 

2神「「だってこいつが!」」

 

理 「やれやれ┐(´~`;)┌」

 

と、いつもの日常に神奈子が加わった。そして理久兎は意を決して3人に話をする。

 

理 「ちょっといいか………」

 

祝音「理波さん?」

 

洩矢「どうしたの?」

 

八坂「どうしたんだい?」

 

理 「俺……明日ここを発つよ………」

 

それを聞いたこの場の全員は、

 

洩矢「えっ」

 

祝音「………………………」

 

八坂「そうか………」

 

諏訪子は驚き祝音は悲しそうな顔で下を向き神奈子は寂しそうだった。そして諏訪子は理久兎に提案をする。

 

洩矢「理波ここに住まない?」

 

諏訪子は住まないかと提案をされた。だが、

 

理 「いや、俺は所詮流れ者さ…後、残りの生は

   色々な景色を見ていこうとね………」

 

そう言いその提案を拒否をする。

 

洩矢「そっか………じゃ今日は送別会ってことで

   パ~~とやるか!」

 

八坂「だな!!」

 

祝音「そうですね!………」

 

皆は理久兎が居なくなる寂しさを忘れるために飲んで誤魔化すことにした。

 

理 「ありがとうな………」

 

理久兎も礼を言い酒を飲むことにした。

 

そして、翌日、

 

洩矢「いままでありがとう理波………」

 

八坂「色々とな………」

 

理 「気にするな………あれ祝音は?」

 

そう言うと理久兎は辺りを見渡す。

 

洩矢「そういえば………」

 

諏訪子も辺りを見渡すと、

 

祝音「理波さん!」

 

祝音が荷物を抱えて理久兎のもとまで走ってくる。

 

理 「どうしたの祝音?」

 

祝音「これを持っててください!」

 

そう言い祝音は理久兎にあるものを渡す。その中身を見てみると、

 

 

理 「これは!」

 

理久兎が受け取ったのは祝音が握ったであろうおにぎりだ。

 

祝音「お昼に食べて下さい」

 

理 「ありがとうな祝音………」

 

そう言って祝音の頭に手を置いて撫でた。

 

祝音「理波さん………」(//∇//)

 

そして撫でると頭から手を離して、

 

理 「じゃそろそろ行くよもう会うことも無い

   だろうけど元気でな♪」

 

洩矢「じゃ~ね理波!!」

 

八坂「達者でな!」

 

祝音「………………」

 

そう言って理久兎は去って行くのだった。そして祝音は気づかぬまに、

 

洩矢「祝音何で泣いてるの?」

 

そう祝音は目から涙を流していたのだ。それほどまでに理久兎の事が大好きだった事が物語れる。

 

祝音「あれ?何ででしょうか……」

 

祝音はそう言うと袖で涙を拭う。そしてそれを見ていた神奈子は気をつかってか……

 

八坂「家に入って酒でも飲もうか2人共」

 

そう言うと諏訪子は笑顔で

 

諏 「うん!」

 

諏訪子はそう答えて祝音も、

 

祝 「そうですね!…さよなら理波さん

 

そう言い3人は神社の中へと入っていく。そして祝音は暫くの間、太陽が昇る晴天の空を見続けたのだった。後に洩矢神社は二神制となったためおかしいという事になり名を洩矢神社改め守矢神社と名前を変える。そして遠い未来に風祝の子孫と守矢の2神達が騒動を巻き起こすがまたそれは別のお話だ。



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第38話 久々の再会

理久兎は祝音から貰ったおにぎりを食べながら大空を飛んである場所へと向かっていた。

 

理 「おにぎり旨いな」

 

その場所は何処かというと数時間後、

 

理 「やっとついた……」

 

理久兎が向かっていた場所そこは、

 

須佐「あれ?理波じゃね~か!」

 

理 「1週間ぶりだね須佐能乎……」

 

そう理久兎が向かっていた場所は大和連合だ。

 

須佐「どうしたんだ?」

 

理 「実はね………」

 

理久兎は何しに来たのかを須佐能乎に伝える……すると須佐能乎は驚きの顔をする。

 

須佐「マジかよ!それは姉貴に聞かないとな……」

 

須佐能乎がそう言っていると丁度よいタイミングで、

 

天照「私がどうしたんですか須佐能乎?」

 

須佐「姉貴!ちょうど良かった!」

 

天照「えっ?」

 

須佐能乎は理久兎から聞いた事をありのままに伝える。

 

ス 「て、言うことなんだよ……」

 

全部聞いた天照は理久兎に、

 

天 「少し待っていて下さい理波さん…」

 

そう言い本殿へ向かおうとする天照に、

 

理 「あぁ~そうそうアマテラス!」

 

天照「何ですか?」

 

理 「彼にこう伝えてよ理が会いにきたってね♪」

 

天照「?……わかりました………」

 

そう言うと天照は確認のため本殿に入っていった。そして須佐能乎は理久兎に何故その理由で来たのかを聞いてきた。

 

須佐「しかし何でまた?」

 

理 「まぁ色々とね………」

 

理久兎が説明をはぐらかすと本殿へと行った天照が帰ってくる。

 

天照「確認とれましたよ理波さんどうぞ中へ…」

 

理 「あいよ!」

 

そう言われた理久兎は本殿の中へ入っていった。

そしてそこに取り残された天照と須佐能乎は、

 

須佐「な~姉貴………ね」

 

天照「どうかしましたか須佐能乎?」

 

須佐「理波って何者だよ………」

 

天照「確かにお父様に例の言葉を言ったら顔色

   を変えて通せ!って言われたのよね」

 

そう理久兎が会いに来たのは、実の弟である伊邪那岐に会いに来たのだ。

 

理 「ここか……」

 

理久兎は案内された扉の前まで来ると扉をノックすることにする。

 

トン!トン!トン!

 

三回ノックすると中から、

 

イギ「どうぞ!」

 

と、伊邪那岐の声が聞こえた。そして理久兎は、

 

ガチャ!

 

扉を開けて伊邪那岐に挨拶をする。

 

理 「よっ!久しいな!伊邪那岐!」

 

と、言うとイザナギ伊邪那岐も理久兎の顔を見て嬉しそうに、

 

イギ「兄上!お久々です!」

 

久々に伊邪那岐の顔を見ると昔とは変わったところが何ヵ所もあることに気がつく。

 

理 「しかし俺が見てない間に凛々しくなった

   な!」

 

イギ「兄上こそ!以前より強くなられて……」

 

理 「そういえば伊邪那岐お前子供いたんだな

   最初驚いたぞ!」

 

イギ「アハハハハそうでしたか……」

 

と、伊邪那岐は照れくさそうにそう答えると理久兎は伊邪那美の事についても聞くことにする。

 

理 「でっ伊邪那美は?」

 

イギ「………………………」

 

理久兎がそう言うと伊邪那岐は先程よりも顔が暗くなる……

 

理 「どうした?」

 

イギ「実はですね………」

 

理  (・_・?)?

 

弟、兄に説明中………

 

イギ「そう言うことなんです………」

 

理 「お前なぁそれはキレられて当たり前だ!」

 

イギ「反省しています………」(;_;)

 

そう読者様は知っているかもしれないが伊邪那岐は伊邪那美と黄泉の国でケンカ別れしているのだ………

 

理 「そうそう伊邪那岐に聞きたいことが

   あるんだよ………」

 

イギ「なんですか?」

 

理 「お前らは新しく神力を使えるだろ……」

 

イギ「はいそうですね……」

 

理 「俺は使えるのか?」

 

理久兎は自身にも神力が使えるのかをイザナギ伊邪那岐に聞くと、

 

イギ「使えるはずですが条件があります……」

 

理 「条件は?」

 

イギ「まず神力は人々等の信仰によってその力を

   使えそして信仰の大きさによってその力の

   大きさも上がっていきます……」

 

理 「つまり信仰してくれる奴が多ければ、

   多いほど力が上がるってことか?」

 

イギ「そのとうりです兄上」

 

理 「なるほどね……確かお前らって信仰がない

   と生きられないんだよね?」

 

理久兎がまた質問をするとイザナギは伊邪那岐首を横にふって、

 

イギ「いえ実際はこの世界において存在を保て

   なくなるんです………だからみんな信仰を

   絶えなくするために頑張っているんです」

 

理 「そうか……」

 

理久兎はそう言いうと視線の先を見ると立派なガラスケースの中に入っている矛を見つけた……

 

理 「伊邪那岐これは?」

 

イギ「それは、天沼矛(あめのぬぼこ)です。私達が神産み

   などをしたさいに用いたものです……」

 

理 「伊邪那岐これってお前しかもてないの?」

 

理久兎がそう聞くと伊邪那岐はそれについてもしっかり説明をする。

 

イギ「そうですね多分………私以外の者が持てば

   力に耐えられなくて蒸発してしまいます

   ね……」

 

それを聞いた理久兎は天沼矛に興味を持った為に、

 

理 「ふ~ん……えい♪」

 

パリン!

 

イギ Σ( ̄ロ ̄lll)!!

 

理久兎は、予想外のことをしでかした。なんと天沼矛が入っているガラスケースを殴って破壊しその手には天沼矛が握られているのである。

 

イギ「兄上!!何やってんですか!」

 

イザナギが理久兎に文句を言うがそんなのをお構いなしに、

 

ブン!ブン!ブン!ブン! シュン!

 

理久兎は、早速その矛を振り回した。そして理久兎はある事が分かった。そう不思議な力が沸き上がってくるのである

 

イギ「兄上から神力が!でも何故……」

 

そう理久兎からは神力がみなぎっていた。なぜかわからないがこれは紛れもなく神力だ……

 

イギ「確か兄上は、母上にもっとも近い存在………

   もしかしたらそれで母上と神力を共有して

   いるのか?」

 

と、伊邪那岐が考えていると理久兎は更に自重せず、

 

理 「伊邪那岐……これ持ってっていい?」

 

理久兎が自重せずにそう聞くと、

 

イギ「ダメですいくら兄上でも!」

 

イザナギは反対するが理久兎はもう一度、

 

理 「ダメか?伊邪那岐……」

 

イギ「ダメです!」

 

また却下された理久兎は秘策を出す。

 

理 「そんな事を言っていいのか?」

 

イギ「えっ?何だこっこの顔の兄上の考えはまとも

   じゃない………」

 

今の理久兎の顔はニヤニヤ笑っているゲスの顔そのものだ。

 

理 「イザナミと別れる際に使用したこの世と

   黄泉を塞ぐ境界石を壊すよ?そしたらど

   うなるかなぁ?」

 

イギ「なっ!!」

 

理 「伊邪那岐~墓穴を掘ったね~♪」

 

イギ「くぅ兄上~!」(≧口≦)ノ

 

そう境界石とはこの世と黄泉を繋ぐ道を封じている石だ。これがなくなると伊邪那美がブチ切れて伊邪那岐を殺しにかかるのである。もしもそうなった場合の回想シーンがこちらです。

 

 

イミ「お兄ちゃん…フフフフ♪」

 

伊邪那美は物凄く怖い笑顔とその手には血に塗られた刃を持つ薙刀が握られている。

 

イギ「おっ落ち着け!伊邪那美!」

 

イミ「ふふふっ♪よくもあの時、私を醜いと

   言ってくれたわねお兄ちゃん?」

 

イギ「あっ兄上~!助けてください!」

 

伊邪那岐は座ってこれを観戦している理久兎に助けを求めるが、

 

理 「頑張ってね伊邪那美!」( ^∀^)

 

無慈悲な事に理久兎は伊邪那岐を助ける訳ではなく伊邪那美を応援していた。

 

イミ「お兄様の心遣いに感謝しますフフ♪」

 

イギ「兄上ーーー!!」m(。≧Д≦。)m

 

イミ「じゃ~フフ♪」

 

グザ!

 

伊邪那美はその手に握られている薙刀で伊邪那岐の腹をかっさばいた……

 

イギ  ヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァーーーーー!!

 

ここからはあまりにも回想するのが厳しいためシーンは終了だ。これを想像した伊邪那岐は顔を真っ青にして震えていた。

 

イギ  ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 

理久兎のやっている行為はいかにも脅迫および強盗です。読者様は絶対に真似しないでください。そして伊邪那岐はそれにビビって……

 

イギ「わかりました…持っていって構いません…」

 

理 「ありがとうね伊邪那岐♪」

 

イギ (真っ黒だ本当に………)

 

イザナギは改めて自身の兄の心が真っ黒だと再認識するのだった。そしてイザナギ伊邪那岐と話すこと数時間後、

 

理 「神界序列?」

 

イギ「はい今兄上は、その神界の中でも

   2番目の強さです」

 

理 「ふ~ん1番は聞かなくてもあれだろ?」

 

イギ「えぇまぁ……」

 

理 「はぁ~……やれやれおふくろは本当に桁違い

   だよ……」

 

イギ「兄上が言いますか?」

 

理久兎は、その1番である千に何度も戦いを挑んだのは言うまでもない。因みに序列順5位まで言うと、1位 千 2位 理久兎 3位 伊邪那美 4位 伊邪那岐 5位 天照

 

理 「ところで月に行った皆は大丈夫だった?」

 

月へと行った永琳達の事を心配してそれを聞くと、

 

イギ「あぁ八意○○(ピー)さん達ですか?」

 

理 「えっ?八意永琳じゃなくて?」

 

イギ「え~と八意さんは多分ですが自分の名前

   を兄上と同じで伏せているのかと……」

 

理 「ふ~んそうだったんだ……」

 

イギ「えぇ何故だか分かりませんがね…おっと

   話が逸れましたね………彼女達は今も元気

   ですよ♪兄上が彼女達を救ったのですよ

   ね?」

 

理 「まぁ~ね今思い出すと懐かしいね♪」

 

イギ「彼女達は兄上のことを本当に尊敬して 

   いましたよ……でも良かったのですか?

   彼女達を追わなくても?」

 

理 「何時か会えると俺は思ってるさ♪」

 

イギ「そうですか所で兄上?」

 

理 「なんだ?」

 

イギ「兄上には神使はいるのですか?」

 

伊邪那岐はよく分からないことを聞いてきたので理久兎は、

 

理 「何?神使って?」

 

イギ「あぁえ~とですね……」

 

知らない理久兎に伊邪那岐は説明を始めるのだった……

 

弟、兄に説明中……

 

主に説明されたのは神使の詳しい説明だ神使を雇う方法やそれについての注意どういう仕事をするのかだ……

 

イギ「と、言うものですちなみに私の娘の

   天照はご存じですよね?」

 

理 「勿論だよ♪」

 

イギ「彼女も神使を雇っているのですよ?」

 

天照が神使を雇っていることに理久兎は、

 

理 「へぇ~あの子がね……」

 

軽くだが驚いてはいた……そして伊邪那岐はその神使についての特徴を述べる……

 

イギ「ちなみに三本足のカラスです」

 

理 「……ユニークだね…バランスが悪そうだけど」

 

イギ「カラス達は頭がいいので……」

 

理 「ところでさ俺の種族って神でいいの?」

 

理久兎は改めて伊邪那岐に自身の種族について質問すると、

 

イギ「う~んわかりませんね……事実来るのに

   母上と同じような姿になってここまで

   来たのですからね……龍神なのか神な

   のか…」

 

理 「う~ん本当になんなんだろうな……」

 

と、分からこととあったが2神の兄弟の話は無駄なく進んだ。そして太陽が傾き夕暮れ時となり……

 

理 「おっと黄昏かそろそろ俺は行くよ……」

 

イギ「そうですか……」

 

理 「伊邪那岐……」

 

イギ「はい?」

 

理 「元気でな♪」

 

イギ「えぇ……兄上こそ!」

 

そう言って理久兎はまだ大空へと龍翼を羽ばたいて帰旅立って行く。夕暮れに染まりし空を見続けながら。そして神力も使ってみようかなと思う理久兎であった。

 



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第39話 魔法開発

理 「う~んどうしたもんか……」

 

ある日のこと理久兎は断罪神書を眺めながら考えていた。

 

理 「どうしたら魔法が使えるんだ?」

 

今理久兎は魔法開発をしようと考えていた……

 

理 「前に諏訪子の特訓で使った魔力弾は

   あくまで適当に考えて使ったからな…」

 

後の弾幕ごっこの弾幕です……by怠惰

 

理 「とりあえず神綺の言葉を思い出すか……」

 

神綺の言葉……

 

神綺「理久兎さん魔法の開発の仕方はまず

   イメージをしっかり考えてください!

   どんな魔法なのか攻撃的な魔法か

   それとも便利な魔法なのか、それに

   よって魔法は、かわります!

   自分自身が考える魔法はこの世に2つと

   ない魔法です。例え同じ魔法でも扱う人に

   よって変わっていきます。そこの考え方は

   あなた次第です!」

 

 

理 「だったかな?……まずはイメージを

   考えるか……イメージはそうだな……

   まずは飛ぶことを考えるかどのように

   飛ぶか……足に風を纏うイメージで……」

 

フワ……

 

するとどうだろうか理久兎の足に小さな文字が浮かび上がると風が纏っているのであるそして、ふんわりと飛んでいる……

 

理 「おぉ成功だ!後は左右移動は……」

 

理久兎は、イメージを頭の中で考えるそうすると、

 

理 「すごいなこれは便利だ!」

 

左右の移動も完璧だもう自由に空を飛んでいる。

 

理 「ふぅ~」

 

トン

 

理久兎が着地をイメージして着地すると同時に足についていた文字も消えた。すると、

 

理 「いや~これは癖になるな!……ん?断罪神書

   が光った?」

 

理久兎は、光った断罪神書のページを見るとそこには自分の使った魔法が記載されていた。

そして、その記載されている魔法の文字は、

自分自身初めて見る文字なのだが、なぜかその文字がわかるのだ。そして頭の中にこの文字の名前が出てくる。

 

理 「ルーン文字? よくわからないな……

   でもすごいなこの本!自分が考えた魔法

   を自動で記載してくれるのか!この魔法の

   名前は……飛空魔法(ひくうまほう)エア?中々いい名前だな

   次の魔法はどうするか」

 

考えた理久兎は昔見て感じた雪の冷たさを思い出した。

 

理 「そうだ!今度は氷系統の魔法でも考えるか」

 

そう言うと理久兎は冷たいと言ったキーワードを頭に思い浮かべつつ、

 

理 「イメージは、攻撃系、冷たい、白くて青い……」

 

シンン……パシン!

 

そのままイメージは、実現した手に古代魔法文字のルーン文字の魔方陣が展開されるそこから1個の小さな氷塊が打ち出された……

 

理 「おもしれ~なこれも で…断罪神書はと…

   なになに氷雪魔法(ひょうせつまほう)アイシクル?

   ふ~んそういえば神綺はこんなこともいって

   たな……」

 

神綺「理久兎さん魔法は自由です。そして

   作った魔法などは、自分自身のカスタ

   マイズなどもできますし魔法は使い続け

   れば進化していきます!これも覚えて

   おくとべんりですよ!」

 

理 「な~んてこと言ってたな…そうだな

   しばらくは魔法の開発をしていくか…」

 

そうして、作ること約3時間後……

 

理 「色々できたな!」

 

できた魔法は、火の魔法の炎魔法(えんまほう)フレイムシードこれはいわゆる火種だね焚き火するには便利だ。次の魔法は、光魔法(こうまほう)ライト暗いところ、例で言うと洞窟内を照らすのに使える。その次は、闇魔法(やみまほう)ダークこれは、相手の視界をしばらく奪う魔法だね……他にも吸引魔法(きゅういんまほう)スナッチ、相手武器や遠くにある自分の武器とかをこっちに引き寄せる魔法だ最後に幻影魔法(げんえいまほう)ミラージュこの魔法は、相手に幻覚を見せる魔法だ……

 

理 「最初はどれも微妙だけど使い続けることが

   大切だね♪」

 

とりあえず俺はこの作った魔法を練習しようと考えたそう考えていると…

 

ガタ!

 

理 「ん?なんだ?」

 

理久兎は何かを蹴飛ばしたらしく下を見ると……

 

理 「これはなんだ?」

 

理久兎が拾ったものは現代で言うヘッドフォンだ。だが理久兎は、

理 「何に使うんだ?」

 

理久兎は分からなかった。だけど、

 

理 「形からして頭に被るのか…… 」

 

そうそれは頭に着けるような形だ。

 

理 「まぁ貰っておこう♪」

 

そう言って理久兎はそれを断罪神書に入れた。

 

理 「う~んそろそろ晩飯を食うか……」

 

そう言って理久兎はまた森の中に入っていくのだった……

 

 

 



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第四章 都の聖徳太子 第40話  IN奈良の都

人の賑わう都のある団子屋の腰掛けで理久兎は一息ついていた……

 

理 「おばちゃん!みたらし団子追加ね……」

 

おば「あいよ!」

 

理 「しかしここは賑わってるな……」

 

理久兎がこの都に関しての感想を言っていると団子屋の店主が追加注文の団子を持ってくる……

 

おば「あいおまち!」

 

理 「どうも~♪」

 

理久兎は、修行などをしていてそれを繰返しで旅をしていると大きな町ができていたので少しこの町にお邪魔しているのが現状だ……そして追加と共にサービスのお茶をすする

 

理 「ズズ~ふ~お茶がおいしい……」

   (でもいつぶりかな、お茶を飲むなんて……

   確か、祝音ちゃんのお茶を飲んだのが最後

   かな………)

 

ここだけの話俺は、ここに来る間に1回死んだ。そして、その後旅をして50年ぐらい気づくと人がたくさんいたので少したちよったというのが正しい………ちなみに祝音ちゃんとの出会いからもう500年近くたっている………

 

理 「おっとこんな思い出話にふけっている

   んじゃ俺も年をとったな………

   おばちゃん!ごちそうさん!」

 

おば「あいよ!」

 

そう言って俺は、財布から金を出そうとした時事件が起きる………

 

? 「待つのじゃー!!

 

? 「待ちやがれ!」

 

? 「待ちなさい!」

 

? 「来るんじゃねぇよ!!」

 

理 「なんだ?」

 

男を追っかけて来ている少女3人が目に入ったのだった。視点は変わりとある一室の少女へと変わる。

 

? 「ふ~どうしたものですか………」

 

私はこの国の先を考えていた。道教者にとって段々と住みにくい世の中になってきた。これもあれも仏教のせいだ。

 

? 「太子様!!」

 

? 「おやどうしたのですか布都?」

 

そして太子様と呼ばれた少女は豊聡耳神子と言い布都達からは太子様と呼ばれている。

 

布都「どうじゃろうか?太子様少し都を周らぬか?」

 

? 「布都!太子様も迷惑しているだろ!」

 

と、布都に注意している少女その名を

 

布都「屠自古!何をいっておるのじゃ!」

 

蘇我屠自古といい豊聡耳神子を支える者の1人だ。

 

蘇我「迷惑しているから言ってるんだろ!」

 

布都「なら表でどっちが正しい決着つけるか?」

 

蘇我「いいぜやってやんよ!」

 

この2人は豊聡耳神子の従者の1人は外へ行こうと提案してきた物部布都そしてもう1人の注意してきた少女は蘇我屠自古だ……そして2人の言い合いを見ていた神子は、

 

神子「2人ともいい加減にしなさい!」

 

言い合いに終止符を打つと2人は申し訳なさそうに、

 

2人「「ごめんなさい………」」

 

そう言うと神子は少し考えて、

 

神子「でも確かに………布都の言っていることも

   一理ありますね………たまには外に出てみ

   ましょうか………」

 

布都「そうか!なら行こう太子様!」

 

蘇我「だから太子様を引っ張るな布都!!」

 

神子「フフフ♪」

 

神子は2人のそんなやり取りを見て笑うのだった。

 

少女達外出中………

 

3人は都の商業エリアへと散歩で足を運んだ。そこは色々な商売で賑わう所だ。

 

神子「たまには外をまわるのもいいかもしれ

   ませんね」

 

布都「じゃろ!」(*≧∇≦)ノ

 

蘇我「やれやれ」┐(´∀`)┌

 

そんなことを話していると突然だった。

 

店員「食い逃げだ!」

 

店から突然人がでてきたのだ。

 

食逃「あばよ!」

 

食い逃げ犯は猛ダッシュで逃げていく。そしてそれを見た神子達のとった行動は、

 

神子「な!追いかけますよ!布都、屠自古!」

 

布都「分かったのじゃ!」

 

蘇我「なら追いかけるぞ!」

 

神子達3人は食い逃げ追っかける。

 

布 「まつのじゃー!!」

 

屠 「まちやがれ!」

 

豊 「待ちなさい!」

 

食逃「来るんじゃねぇよ!!」

 

神子達が食い逃げを追いかけていると目の前に何かを手に持っている男性が立っていたのだった。そして視点は理久兎へと戻る。突然の事で理久兎が何かと疑問を抱いていると、

 

神子「その人を捕まえてください!」

 

神子がそう叫ぶと理久兎は、

 

理 「どうやら訳ありみたいだな」

 

そう呟き動けるように心構えをする。そして食い逃げ犯は目の前に立つ自分に、

 

食逃「どけ!」

 

そう言って食い逃げ犯は殴りかかる。だが相手は読者様が知ってのとうりの男だ。まず財布が邪魔だから財布を上に放り投げる。そして相手の拳をいなして、

 

理 「遅い!」

 

ガシ!ダン!

 

そのまま背負い投げのりょうようで投げて、

 

理 「とりあえず無力化だ」

 

そう言うと理久兎は投げ飛ばし横に倒した食い逃げ犯の横腹を結構手加減をして蹴る。

 

食逃「グハ!ぐへっ………」

 

あまりの痛みに食い逃げ犯は食べた物を吐き出し気絶した?そして無力化させると遅れて3人が息をきらしながらやって来る。

  

神子「ハ~ハ~」

 

布都「へ~へ~」

 

蘇我「ぜぇ~ぜぇ~」

 

そして3人は理久兎にお礼を言う。

 

神子「ご協力ありがとうございました………」

 

蘇我「………ありがとう……」

 

布都「ありがとうなのじゃ!」

 

お礼を言われた理久兎は何時ものように、

 

理 「気にするな……あぁそうそうおばちゃん!

   お勘定ねえ~と………あれ?」

 

そう言いお勘定を払うために財布を出そうとするとその時事件は起きた。

 

おば「どうかしたのかい?」

 

理 「財布が………」

 

読者様お気づきだろうかそう理久兎はさっきの食い逃げ犯を捕まえるのに自分の財布を空に放り投げたのを、

 

烏 「かーかー!」

 

理久兎の財布はカラスのくちばしにくわえられそのままどこかへ消えてしまった。理久兎はそれをただただ見つめることしかできなかった。スナッチ使え?無理だなもう射程圏外だ。

 

理 「お金が払えない………」

 

この日初めて現実の厳しさを知った。



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第41話 救いの神は現れた

理 「どうしよう………」

 

今、自分は人生の瀬戸際を歩いている。そう財布を失ってしまい食べた団子の料金を払えないのだ。

 

神子「どうかしましたか?」

 

そう言い理久兎に神子が近づくと、

 

理 「いや財布をカラスに持ってかれてお勘定が

   払えなくなった……」(´・ω・`)

 

3人「………………………」

 

そんな理久兎を哀れんだのか神子が提案をしてきた。

 

神子「えと……私が払いますよ………」(;・∀・)

 

理 「いや悪いって………」(ー_ー;)

 

見ず知らずの他人に払わせるのもあれだと思い理久兎は断るが、

 

神子「いえこの食い逃げ犯を捕まえてくれた

   のでその報酬ということで…えといくら

   ですか?」

 

ついでに前回この食い逃げ犯は、理久兎の背負い投げを受けそして横腹に思いっきり蹴りを入れられ気絶している。

 

店員「え~と646円だね」

 

神子「じゃ~これで………」

 

店員「ちょうどだね…まいど!」

 

理 「なんかすまん………」(´-ω-)

 

理久兎は少女にお礼を言うと、

 

神子「気にしないでください……」

 

布都「太子様に感謝するのじゃぞ!」

 

蘇我「まったく布都は………」

 

感謝と言われ理久兎はある事を思いついた。とりあえず膝をつく。3人は疑問符を浮かべる。

 

神子 (・_・?)?

 

屠 「なんだ?」

 

布  ( -_・)??

 

疑問符を浮かべている3人特に神子に向かって、

 

理 「オー神よ!その慈悲に感謝いたします!」

 

と、大きく言い叫ぶ。なおこの世界だと理久兎が神様で立場的には理久兎の方が何倍も偉い。

 

神子「ちょ!こんなところで辞めてください!」

 

一般「ヒソヒソヒソヒソ」

 

因みにここは街道だ。そんな事をすれば目についてしまう。町の一般人はヒソヒソと此方をチラチラと見ながらこそこそと話を始めた。

 

布都「ほう!太子様を崇めるとは!その心意気

   気に入ったぞ!我も負けてはおられぬ!」

 

そして、布都自身も膝まずいて、

 

布都「太子様!いつもありがとうなのじゃ!」

 

自分と同じように神子を崇め始めた。

 

神子「布都もやめてください!」

 

蘇我「なんでだろ…布都が2人に見える」

 

そんな感じで軽く神子を弄ること数分後、

 

神子「はぁ恥ずかしかった………」(´д`|||)

 

神子は滅茶苦茶恥ずかしかったのか顔がまだ紅かった……

 

理 「にしては楽しそうだったけどな?」

 

神子「楽しくないです!」(*`Д´*)

 

言ったことに少しだが否定をされる。

 

布都「ワシは楽しかったぞ!」《*≧∀≦》

 

なお布都は結構楽しかった模様。

 

蘇我「やれやれ………」┐(´д`)┌

 

そして理久兎は今のやり取りをしていてまだ自己紹介をしていなかった事に気がつき自己紹介をする。

 

理 「あ~そういえば、まだ名乗ってなかったね

   俺の名前は……」

 

この時、もう時代的に自分の名前を知っている奴は対していないだろうと思い省略名で答えることにした。

 

理 「深常理久兎だよろしく……」

 

神子「ご丁寧にどうも……私は豊聡耳神子です

   で、こちらの2人が………」

 

布都「物部布都じゃ!」

 

蘇我「蘇我屠自古だ……」

 

理 「よろしくえと神子ちゃんに布都ちゃんに

   屠自古ちゃんね……」

 

理久兎がそう言うと布都は自分に、

 

布都「ちがう神子ちゃんではない!太子様じゃ!」

 

注意された。どうやら呼び名にはそれなりに気をつかっているようだ。

 

理 「あっはい………」

 

何を言えば言いのか分からずそう言ってしまう。そして布都の言動を聞いて神子は、

 

豊 「こら布都…失礼ですよ……」

 

と、言う。そして理久兎はある事が疑問に思い3人に聞くことにする。

 

理 「そういえばさっき報酬とか言ってたけど

   まさか偉い人?」

 

理久兎の言葉を聞いて屠自古と布都は驚きの顔をして、

 

蘇我「お前、知らないのか?!」

 

理 「うん分からん!」

 

理久兎は清々しいぐらいに知らないと言い張ると、

 

蘇我「そこまできっぱり言い切るとは………」 

 

布都「ならば聞くのじゃ!この方こそこの都の王

   聖徳太子様じゃ!」

 

それを聞いた理久兎は、

 

理 「王様だったんだこれは失礼しました…」

 

どうやら王様だったようだ。聖徳太子……だから太子様かとようやく分かった。

 

神子「いえお気になさらず………そうだ理久兎

   さんよければ私達のところに来ません

   か?」

 

突然は神子は自分の家に来ないかと提案をしてくる。それを聞いて理久兎も何故か分からなかった。

 

理 「えっ何で?」

 

神子「だって今、貴方はお金ないでしょ?それに

   お金が無ければ宿も泊まれませんから………

   なのでこれも何かの縁で良ければという事

   です………」

 

神子の言葉を聞いて理久兎は感謝という言葉が久々に出たかもしれない……とりあえずまた膝まずいて、

 

理 「………ここに女神様が!!オー神よ!」

 

神子「そのネタはもういいです!!」(`□´)

 

蘇我「やっぱりこいつも布都と同じ感じがする…」

 

布都「理久兎よ!女神ではなく太子様じゃ!」

 

布都はもう一度理久兎に注意すると理久兎はあることを思い付いた。その企みはもはやゲスだ。そしてゲスの笑顔を向けて、

 

理 「なら布都ちゃんお手本みせて?」

 

そう言われた布都はまんまと理久兎の口車にのってしまう。

 

布都「お手本はこうじゃ!」

 

理久兎の口車に乗ってしまった布都は、また膝まずいて、

 

布都「太子様!私はいつまでも太子様と共に!」

 

神子「布都もいい加減にしてください!」(`□´)

 

そしてその光景を見た一般の人達はまた耳に手を置いてひそひそと話し始める。

 

一般 ヒソヒソヒソヒソ

 

蘇我「まさかもう布都をうまく誘導しているだ

   と……でも太子様も楽しそうだしいっか」

 

そんなこんなでカラスに財布をとられた理久兎はしばらく神子ちゃんの家でお世話になることになりました。

 

 

 

 



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第42話 夕食作り

前回理久兎は財布をカラスにとられ団子のお勘定が払えず困った時に神子がお勘定を払った。そして野宿だとかわいそうということで神子達の家に宿泊することになった、

 

神子「つきましたよ」

 

理 「これまた立派な家だな……」

 

布都「そうじゃろ!」(ドヤ顔)

 

蘇我「布都…ドヤるのやめな……」

 

理久兎から見ると久々に見る大きな家だ。

 

神子「どうぞこちらへ……」

 

理 「じゃっおじゃましま~す!」

 

そう言って理久兎は、豊聡耳神子の家に入っていった。そして理久兎が中に入って真っ先に述べたことは、

 

理 「中も豪華だね……」

 

どのくらい豪華かというと広い廊下やいくつもの部屋そして置物など色々な物があった。昔に住んでいた永琳の家よりは質素だが、

 

神子「私は残りの仕事を片付けますのでまた夕

   飯時に………布都、屠自古 理久兎さんの

   使う部屋に案内をしてあげなさい……」

 

布都「わかったのじゃ!」

 

蘇我「ついてきな!」

 

理 「あいさ…」

 

理久兎は布都と屠自古に案内される事となるのだった。

 

蘇我「とりあえずここを使ってくれ……」

 

理 「ありがとうね屠自古ちゃん」

 

布都「布団などはそこの棚じゃ♪」

 

理 「布都ちゃんもありがとうねやっと久々に

   布団で寝れるよ」

 

案内された部屋は畳六畳の部屋だしなおかつ今日は久々の布団で寝れる事に感激する。だが、

 

理 (ぷっあっあのおおお面はきき気にしない

   で……くくく)

押し入れの壁の上には何かわからないお面が張ってあったそれを見ると少し笑いたくなったが理久兎は笑ったら失礼と思い笑うのを我慢した。

 

理 「布団で寝るのは約500年ぶりだな

   あのお面は…そっとしておこう……」

 

理久兎は伝家の宝刀「そっとしておこう」を選びお面の事について考えるのを止めた。そして屠自古が理久兎に話しかけてくる。

 

蘇我「聞きたいのだが……」

 

理 「ん?どうした?」

 

蘇我「そなたは旅人だよな?」

 

そう聞かれた。理久兎は屠自古が言ってきた事に、

 

理 「そうだねまぁ放浪者だね」

 

蘇我「なら後で旅話をしてくれないか……良い

   気分転換にもなるしそれにそういった

   話なら喜ぶだろうし………」

 

布都「我も聞きたいぞ!それに太子様にも聞か

   せてやりたいぞ!」

 

屠自古がそう言った理由はここ最近、神子が疲れてきていると思い少し気分転換になると思い自分にお願いした。そして屠自古の頼みをは承諾した。

 

理 「いいよ俺の旅話でよければね♪」

 

蘇我「感謝する……」

 

布都「楽しみじゃのう!」

 

神子を思っている気持ちがよく分かる。旅話をする分には構わないがそれだけでは少々足りないと思い、

 

理 「そうか…ねぇ2人共……」

 

布都「なんじゃ?」

 

蘇我「どうした?」

 

理 「厨房貸してくれない?」

 

突然厨房を貸して欲しいと言われたため屠自古は何故かと訊ねる。

 

蘇我「どうしたんだ?」

 

理 「せっかくだから俺の料理を振る舞おうと

   ね♪」

 

布都「本当か!屠自古~貸してはどうじゃ?」

 

蘇我「はぁ~分かった………使って構わん……」

 

理 「感謝するよ♪」

 

蘇我「ならついて来い」

 

屠自古はそう言いもう一度理久兎を案内する。

 

蘇我「ここだ材料等は好きに使ってくれて構わん」

 

理 「ありがとうね」

 

布都「理久兎よ期待しておるぞ!」

 

そう言われた理久兎期待している布都に、

 

理 「ハハハ♪まぁ~味が口に合うかわからないけど

   作らせてもらうよ………」

 

蘇我「では、私達は戻りますよ」

 

理 「あいあい……」

 

蘇我「いくぞ布都」

 

布都「期待しておるからの!」

 

そう言って2人は戻っていった。

 

理 「そんじゃ作りますか!」

 

そう言い理久兎は料理を作り始めるのだった。一方神子は、

 

神子「……やっぱり雑音が………はぁ~」

 

神子はここ最近の雑音に悩まされていた。人よりも耳が良いために雑音として耳に入ってくるため鬱陶しかった。

 

蘇我「失礼します」

 

布都「失礼するのじゃ!」

 

そう言い屠自古と布都は神子のいる部屋へと入る。

 

神子「お疲れ様………」

 

神子の疲れはててる姿を見た屠自古は神子に、

 

蘇我「やっぱり雑音が聞こえますか………」

 

布都「太子様………」

 

神子「いや大丈夫です……」

 

神子も2人の事を心配させないためにそう言うが実際は参っていた……そして神子は理久兎の事について2人に聞く。

 

神子「ところで理久兎さんは?」

 

蘇我「えと………」

 

屠自古は何処から話そうか悩んでいると、

 

布都「今料理をしておるのじゃ!」

 

と、布都がそう言い考える意味がなくなった。

 

神子「はい?」

 

「え~と」

 

屠自古はここまでの経緯を神子に話す。

 

少女達説明中………

 

神子「そう言うことですか………なら楽しみに

   しておきましょうか…」

 

蘇我「そうですね………」 

 

布都「楽しみじゃ♪」

 

そして料理を待つこと数時間後……

 

理 「お~いできたぞ!」

 

理久兎が料理が出来たと大声をあげる。

 

神子「出来たみたいですね………」

 

布都「運ぶのを手伝ってくるのじゃ!」

 

布都は待ちきれなかったのか理久兎の手伝いをしに行く。

 

蘇我「相当楽しみだったんだな………」

 

そして、布都が運ぶのを手伝い食事が並べられた………

 

神子「良い香りですね」

 

蘇我「確かに………」

 

布都「早く食べたいのじゃ!」

 

理 「はいはいそれじゃ……」

 

4人「いただきます!」

 

理久兎が、作った料理は、炊き込みご飯、魚のつみれ団子汁松茸の炭火焼き茶碗蒸しそして、鶏肉の柚子醤油焼きと少し豪華だ。

 

布都「うまい!」

 

布都は箸を進めながらそう述べる。そして屠自古は疑問に思っていた事がありそれを言う。

 

蘇我「しかし松茸などは、食材になかった

   はずだが………」

 

そう松茸は食料の中にはなかった筈なのだが料理に出ていることが不思議だった……それを聞いた神子は驚いた。

 

豊 「えっ?」

 

理久兎は変な誤解を招かないために2人に、

 

理 「それは俺の持ち物であってね……」

 

と、実際は断罪神書から出したが言い変な誤解を生まないようにした。

 

神子「そうですか……」

 

そうして理久兎達は晩飯を楽しんだのだった……

 

 



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第43話 旅話と能力

夜も更け外は闇に包まれる。そんな中、夕食を食べ終えた。

 

3人「ごちそうさまでした!」

 

理 「お粗末さま………」

 

と、言い理久兎は各自の皿をまとめる。

 

布都「美味しかったのじゃ!」

 

蘇我「本当だな♪」

 

神子「ふふっ♪」

 

神子は喜ぶ布都と屠自古の顔を見て笑っていた。

 

理 「気に入ってくれたなら幸いだな」

 

蘇我「理久兎、旅話をしてくれないか?」

 

屠自古に言われた理久兎は旅話をするのを思い出した。

 

理 「あぁそうだな……」

 

実際の所、旅話をするのを軽く忘れかけていた。流石に忘れてたなんて言えない。すぐさまやってきたを事を思い出す。

 

神子「面白い話を期待しますよ♪」

 

布都「ワクワク♪」

 

理 「いや面白い話っていわれてもなぁ俺の

   経験談でよければね♪そうだな…」

 

理久兎は、復活してからの50年の話をした。

時には修行した話や自分にがどう生きているのか。そしてここに来るまでの仮定なども含めて出来るだけ伝わりやすいように努力をしながら話をした。

 

理 「こんな感じかな……」

 

理久兎が話を終えて神子達を改めて見ると3人は黙っていた。

 

3人「……………………」

 

理 「やっぱり面白くないかな?」

 

理久兎は面白くなかったかと聞くと神子が黙っていた口を開いて、

 

神子「いやただ気になったことがあります……」

 

理 「気になること?」

 

神子「はいえっと理久兎さん年齢いくつですか?」

 

神子ちゃんから質問がくる。理久兎にとってこの質問は意外だったのだ。何故かというと今まで聞かれたことがないからだ。そのため頭の中では、

 

理 (どうこたえるか………実際の年齢とか言う

   訳にもいかないしな………俺が復活して

   からたった年を言えばいいか…)

 

そう考えた理久兎は復活してから経過した年を答える。

 

理 「多分50歳ぐらい?」

 

だがそれは逆効果となる。理由は簡単で見た目と年齢が合わないからだ。

 

3人「は!?」( ̄□ ̄;)!!!!

 

理 「どうした?」

 

蘇我「いやおかしいだろ!」

 

屠自古がそう言っている隣では神子は口を開け唖然としていて恐らく常識という物が崩壊していた。

 

神子 (;゚Д゚)

 

布都「だって我らから見ても理久兎は二十歳

   ぐらいじゃ!」

 

そう読者様も思うとうり理久兎の見た目は、ざっと二十歳ぐらいの好青年だ。しかもイケメンの部類でもある。流石の自分もヤバイと思い、

 

理 「さぁ俺もよくわかんないんだよね……」

 

と、言い答えをはぐらかす。

 

神子「妖怪だとしても妖力も感じませんしね……」

 

理 「まぁ気づいたらそんなに経ってたから」

 

心の中ではもう億越えと思ってると神子は「はっ!」と驚きそして、

 

神子「まさか!理久兎さんあなたは仙人ですか?」

 

と、聞いてきた。というか仙人なんかではないしそれ以前に仙人って誰だ。

 

理 「いや多分違うな」

 

神子「違いますか………」

 

理 「実は俺からも聞きたいことがあるん

   だけど」

 

3人 (・_・?)?

 

理 「君ら能力持ち?」

 

そう言うと3人は驚いた顔をした。どうやらビンゴのようだ。

 

神子「……何故…分かるのですか?」

 

理 「だってさ神子ちゃんさっきから耳を意識

   してるし……‥それに結構辛そうなのを見

   ていると少し厄介な能力と推測できるね

   そして神子ちゃん以外の2人は神子ちゃ

   んを護衛するぐらいだから、相当な手練

   れもしくは能力持ちと推測できるんだよ 

   ね……」

 

蘇我「この一瞬で私達のことや………」

 

布 「太子様の能力まで………」

 

布都や屠自古も感服せざるえなかった……そして神子達は自身の能力を語る。

 

神子「なかなか鋭い洞察力ですね確かに私は能力

   持ちです私の能力は、『十人の話を同時に

   聞くことができる程度の能力』です」

 

蘇我「私の能力は『雷を起こす程度の能力』だ」

 

布都「我の能力は『風水を操る程度の能力』

   じゃな」

 

3人が自身の能力を言い終えると神子は、

 

神子「理久兎さん貴方も能力があるのでしょ 

   う?」

 

と、自身の能力について聞いてくる。勿論、3人が話してくれたのだから言わなければ平等とは言えない。だから何時ものように1つ目の本命の能力は名乗らずに答える。

 

理 「いいよ教えてあげるよ俺の能力はどちら

   かと言うと屠自古ちゃんに近い能力だね」

 

それを聞いた屠自古は興味ありげに、

 

蘇我「どんな能力だ?」

 

理 「俺は『災厄を操る程度の能力』

   だよ♪」

 

そう答えると屠自古は驚く。

 

蘇我「私よりヤバイじゃないか!」

 

理 「アハハハハハよく言われるよ♪でも………

   聞いた感じだと神子ちゃんの能力は便利

   で不便だね多分ノイズ いわゆる雑音が

   聞こえるんだよね?」

 

理久兎がそう聞くと神子は顔を青くして、

 

神子「そうなんですよ………昨年から雑音が

   酷くて」

 

表情から見ると結構参っていることがわかる。

 

布都「のう理久兎よ………太子様の悩みを解決

   する方法はないか?」

 

蘇我「流石にそこまでは………」

 

屠自古がそう言うがふと前に拾った耳当てを思い出す。自分の胸ポケットをあさり手帳の大きさになっている断罪神書を取り出す。

 

豊 「手帳?」

 

蘇我「何だ?」

 

布都「何に使うんじゃ?」

 

3人は疑問符を浮かべる。そして手帳もとい縮小した断罪神書を、

 

ポイッ!

 

上に放り投げた。するとどうだろう小さな手帳はやがて大きな本になった。

 

パシ!

 

理久兎はそれをキャッチしたこれを目の前で見た。3人は目を疑った………

 

豊 「手帳が書物になった……」

 

布都「屠自古よ我の頬をつねってくれ」

 

蘇我「私も頼む………」

 

そう言うと2人は頬をつねあった。

 

布都「痛いぞ屠自古!」

 

蘇我「夢ではないな……」

 

だが理久兎はそんなことは無視して、

 

理 「え~と確か………」

 

パラパラパラパラ

 

理久兎は本のページをめくっていると、

 

理 「あった!」

 

そう言うと理久兎は本のページをめくるのを止めて開いたページの中に突然手を突っ込んだ。またそれを見てしまった3人は……

 

神子「嘘!?」

 

布都「奇術じゃ!?」

 

蘇我「そんなレベルじゃねえよ!」

 

もう常識が通用しないことにどう対処すればいいか悩むしかなかった。そして本から手を抜き出す。

 

理 「これこれ♪」

 

本のページから取り出したのは昔に拾ったヘッドフォンだ。

 

理 「神子ちゃんほれ!」

 

そう言うと理久兎は手に持っているヘッドフォンを神子に投げる。

 

神子「おっと……これは?」

 

理 「頭につけてみて♪」

 

神子「えっえぇ」

 

そう言われた神子は頭に着けた。つけ心地よくちょうど耳にフィットしたのかずれてはいなさそうだ。

 

理 「大きさは調度いいかい?」

 

神子「えぇ問題は……あれ?雑音が聞こえなく

   なった……」

 

なんと驚くべき事にヘッドフォンを着けたら音が聞こえなくなったというのだ。それを聞いた布都や屠自古は歓喜した。

 

蘇我「なっ!本当ですか太子様!」

 

布都「太子様……良かったのじゃ!」

 

理 「それはあげるよ……」

 

神子「え!?いいんですか?」

 

理久兎は神子にヘッドフォンをプレゼントした。

 

理 「うん泊めてくれたお礼だよ」( ^ω^)

 

神子「泊めただけでは割にはあいません……」

 

そう言われは少し悩む。正直な話で欲しいものはあまりないのだがと。ならば、

 

理 「う~んならさ……もうしばらく泊めてくれ

   ない?それなら丁度いい対価になるよね」

 

神子「それで良ければ喜んで!」

 

布都「我も賛成なのじゃ!」

 

蘇我「異議なしだ!」

 

理 「ならもう少し世話になるよ……」

 

そんなこんなでまだしばらく理久兎はこの家で居候することになった……

 



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第44話 神子達が決める道

俺が神子ちゃんの家でお世話になって約1週間……

 

理 「神子ちゃんそこはこうすれば………」

 

神子「確かにこれなら上手くいきますね」

 

今、自分は神子の手伝いをしていた。といっても少しだけアドバイスしているだけだけだが。そうしていると、

 

布都「太子様!!ただいまなのじゃ!」

 

蘇我「ただいま帰った………」

 

そう言いながら布都と屠自古がお使いから帰ってくる。

 

神子「ありがとう布都♪屠自古♪」

 

理 「お使いありがとうね」

 

布都「これぐらい朝飯前じゃ!」

 

蘇我「まったく布都は……」

 

屠自古はそう言ってはいるが実際は笑っていた。

 

理 「とりあえずお茶持ってくるね………」

 

そう言い理久兎はお茶を皆にいれて数分後ようやく神子の仕事が終わる。

 

神子「ふぅ~これで大方は片付いた……」

 

理 「お疲れさま2人もありがとね」

 

布都「気にするでないぞ理久兎よ!」

 

蘇我「確かにな………ズズ……」

 

理 「はははっ♪とりあえずせっかく材料を

   買って来てくれたし夕飯作ってくるね」

 

理久兎が料理を作るというと布都は嬉しそうに、

 

布都「楽しみにしてるぞ!」

 

蘇我「布都はしたないぞ……」

 

豊 「ふふっ♪………………」

 

神子はそんな2人の会話を見て笑っていたが何時もとは違い何か悩みがあるような顔をすると、

 

布都「どうしたのじゃ太子様?」

 

神子「いえ布都、屠自古後で話があります……」

 

神子はそう言うと2人は、

 

布都「わかったのじゃ!」

 

蘇我「わかった……」

 

神子「理久兎さんはなんて言うのかな……」

 

神子は自分が考えている事を理久兎にどう言おうかと考えるのだった。そんなこんなで自分は厨房に向かった。

 

理 「さ~て何を作るかな………」

 

そう言い包丁を手に持った理久兎だったが突然ため息をついて、

 

理 「はぁ………そこにいる奴コソコソしてないで

   出てきたらどうだ?ここには俺とお前しか

   いないぞ………」

 

と、理久兎は誰もいないはずの厨房に声をかけた。すると突然、

 

? 「あらあらいつから気づいたの?」

 

理 「さぁねもう覚えてないやでも俺と同類の

   臭いだから嫌でも気づくんだよな………」

 

? 「ふふっ♪そう………」

 

そう言いながら突然、壁に穴が開くとそこから1人の女性が顔を出してきた。

 

? 「始めして私、仙人をしている霍青娥と申

   します♪以後お見知りおきを♪」

 

女性ことを霍青娥は挨拶をすると、

 

理 「これはご丁寧にどうも俺は深常理久兎だ」

 

と、理久兎も挨拶を交わす。

 

青娥「よろしくね♪でもなかなか良い男ね…」

 

青娥は理久兎を見てそう言う。自分はそんな良い男ではないと思うが気にしないでおく。

 

理 「そりゃ~どうもで何の用かな?」

 

理久兎はそんなのは無視して用件について聞くと、青娥は単刀直入に話をする。

 

青娥「単刀直入に言うわね貴方、仙人になら

   ない?」

 

どうやら仙人の勧誘のようだ。まるで何処かの魔法少女の勧誘のようだ。だが、

 

理 「いや辞めておくよ………」

 

そう言い仙人の勧誘を断る。

 

青娥「そう残念」ヽ(;´ω`)ノ

 

理 「用はそれだけか?」

 

理久兎は更に何かあるのかと聞くと、

 

青娥「う~ん貴方に話してあげるわ♪」

 

理 「何を?」

 

青娥「貴方の友達の太子様のこと♪」

 

理 「神子が何だよ?」

 

青娥「実はね彼女もしかしたら仙人になって

   くれるかもしれないのよね………」

 

と、青娥はとんでもない事をぶっちゃけるが理久兎の反応は、

 

理 「そうなのかぶっちゃけるね……」

 

そんなには驚いていなかった。

 

青娥「えぇ貴方はまどろっこしいのは嫌いそう

   に見えたのよね………その前に貴方あまり

   驚かないのね……」

 

理 「まぁ~ねでも俺は神子ちゃん達の事に

   ついては反対はしないよ……」

 

青娥「あら?貴方なら反対すると思ったのに?」

 

理 「いや彼女が決めた道にわざわざ反対なんて

   しないよ……逆に俺は応援するさ……」

 

理久兎は人の生きざままで強制はしたくないという思いがあった。だからこそそう言ったのだ。

 

青娥「変わっているのね貴方♪」

 

理 「よく言われるよ……用件はそれだけ?」

 

霍 「えぇ♪じゃ私はまた様子を見るわね

   バイバイ」

 

そう言い青娥はもう一度加部の中に入ろうとすると、

 

理 「あ~そうそう」

 

青娥 (・_・?)?

 

理 「青娥ちゃん言葉の訂正をした方がいいよ」

 

突然理久兎はわけの分からない事を言い出した。

 

青娥「どういうことかしら?」

 

理 「青娥ちゃん仙人て言ったけど実際は、

   仙人じゃなくて邪仙だよね?」

 

青娥「あら?そこまで見破るとはね♪」

 

理 「俺からはそれだけね♪」

 

青娥「そうそれじゃ今度こそバイバイ♪」

 

そう言うと青娥は壁に入り込んで消えた……

 

理 「とりあえず飯作るか……」

 

そう言って理久兎は遅れた分を取り戻すために大急ぎで晩飯を作り始めた。数時間後、

 

理 「はいよお待ちどうさん」

 

ちなみに今日の晩飯は、温かい蕎麦だ布都達に鰹節を買ってきてもらって後は蕎麦粉から自分で作った。

 

布都「いつも美味しいそうじゃ!」

 

蘇我「ではいただくか……」

 

神子「………………」

 

何も言わず黙っている神子を見て、

 

理 「神子ちゃん?」

 

神子「あぁ美味しそうですね………」

 

理  (少しためらってるのかな?)

 

と、様子から見てそう見えたが理久兎はその事について触れるべきではない神子自身の口から言うまで待とうと考えたのだ。

 

理 「え~とそれじゃ……」

 

4人「いただきます!」

 

そうして晩飯を食すこと数時間後、

 

3人「ごちそうさまでした!」

 

理 「お粗末さまでした」

 

理久兎達は食事をし終わる。その時だった。

 

豊 「皆さん聞いてください」

 

と、神子はこの場の全員にそう言い静かにさせる。

 

布都「何じゃ?」

 

蘇我「どうしたんだ神子?」

 

それを見て理久兎は、

 

理  (あぁ成る程ね決断がついたんだ………)

 

と、心の中でそう思った。そしてこれから言うことも全てが予測つく。

 

豊 「私、豊聡耳神子は仙人になります!」

 

その一言は布都と屠自古を驚かせた。

 

蘇我「え!?」

 

布都「仙人?」

 

理 「………………………」

 

豊 「今この時代は我等の道教は仏教によって

   衰退の一途をたどっています!だから一

   度、私は1度死んで眠りにつきまた時が

   来たときに我等の道教を広めようと考え

   ています!そして貴方達は自分達の道が

   あります自分の意思にこれから先したが

   ってください……」

 

神子はそう言うと布都と屠自古は2秒程考えると、

 

布都「……我は太子様についていく!それが我の

   道じゃ!」

 

蘇我「私もついていく!死ぬのがなんぼ

   のもんだ!やってやんよ!」

 

神子「貴方達………」

 

と、布都と屠自古も神子についていくと覚悟をした。3人はそれぞれの道を行くと決心した瞬間だった。だから、

 

パチパチパチパチ

 

拍手をしだ。この3人の覚悟に決心を称えて。

 

理 「よく言えたね神子ちゃん君の進む道は

   しかと聞いたよ♪」

 

神子「理久兎さん?」

 

理 「そろそろ出てきたらどうだ青娥?」

 

理久兎がそう呼ぶ名を聞いて布都と屠自古は疑問符を浮かべた。

 

布都「誰じゃ?」

 

蘇我「青娥?」

 

と、いった感じだが表情をするが神子だけは、

 

神子「どうして理久兎さんがその名前を!?」

 

青娥「確かにね♪」

 

その声と共に青娥が壁から現れた。それを見た布都と屠自古は驚いた。

 

布都「誰じゃ!?」

 

蘇我「これが青娥………」

 

青娥「ヤッホー豊聡耳様♪」

 

と、青娥は壁から出た上半身で手を振る。

 

神子「なぜ理久兎さんが彼女の名前を?」

 

何故、知っていたのかと聞かれる。知っている理由は、

 

理 「さっき厨房で会った………」

 

青娥「驚いたわ♪私のことすぐに見破っちゃん

   だもの♪ねぇ貴方やっぱり仙人になる気

   はない?」

 

青娥は懲りずに理久兎をもう一度勧誘するが、

 

理 「遠慮するよ俺は今の人生を生きれれば

   良いしね」

 

青娥「残念ね………」

 

神子「理久兎さんは、今の道を歩むのですね……」

 

理 「そのつもりだよ……」

 

神子「そうですか……」

 

神子は少し寂しそうに俯く。理久兎は考えていた。また運が良ければまた会えると。蘇る事に成功すれば会えるとだから口を開いて、

 

理 「ねぇ3人とも……」

 

3人 (・_・?)?

 

理 「君らが蘇ってそして俺も生まれ変わった

   ならいつかみんなで酒を飲もう♪」

 

約束それが一押しなって蘇ってくれると信じた。だから理久兎はその言葉を述べた。

 

神子「理久兎さん……絶対蘇ってみせます!」

 

布都「我もその約束は忘れぬぞ!」

 

蘇我「その約束必ず守る!」

 

理 「君らのこれからに、祝福あらんことを!」

 

青娥「ふふっ♪」

 

そして、理久兎達は皆で酒を飲みあった。そして2週間後、彼女達3人が半永眠という眠りにつき彼女達の葬儀が始まった。

 

理 「………………」

 

青娥「どうしたの?」

 

何も言わず黙っている自分に青娥が話かけて来ると、

 

理 「いや………青娥ちゃん………」

 

青娥「何かしら?」

 

理 「せめて彼女達が迷わないように道を示して

   やってくれよ………」

 

また元気な姿で会えるようにと願いを込めて頼む。それに青娥は笑顔で答えた。

 

青娥「勿論よ♪」

 

その言葉が聞けただけで満足だった。後ろを振り向き、

 

理 「じゃ俺はもう行くよ…もし何か手伝う手が

   欲しいなら俺を頼れよ」

 

青娥「えぇ♪ではまた会えることを期待するわ

   ね♪」

 

そう言って青娥も壁に入り込んで消えた。

 

理 「また会えたらな……」

 

そう言い上を向いて、

 

理 「じゃあな………神子ちゃん布都ちゃん屠自古

   ちゃん次会うときは何時かは分からないけ

   ど……」

 

そう言って理久兎も歩き始めもとの生活に戻っていく。またいつか彼女達に会えると信じて。そしてこの出来事から約100年後、

 

 

タッ!タッ!タッ!

 

? 「はっ!はっ!はっ!」

 

少女は走っていた。自分を追いかけてくる追っ手を払うために、

 

妖怪「待ちやがれ!」

 

妖怪「あのガキが!」

 

? 「逃げなきゃ!もうあんな生活は嫌だ!」

 

その思いを胸にひめてその少女は走り続けたのだった。

 

 



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第45話 動き出す運命

ここはある森の中いつもは静かなのだがそこに全力疾走している少女がいた。

 

? 「はぁ~はぁ~っ!そこに隠れよう!!」

 

少女は茂みの中に身を隠し息を潜める。

 

妖怪「どこいった!あのガキ!」

 

妖怪「早く見つけないと親方がうるさいぜ……」

 

妖怪「あっちの方か?」

 

そう言い妖怪の1匹はその少女の隠れている茂みへと近づいていく。

 

? (このままだと見つかる……)

 

行きを殺しながら少女はこのままだと自分の未来そのものが終わると感じという絶望を味わう。だが突然、

 

ガサ!

 

と、自分のいる位置とは反対の草むらが音をたてた。

 

妖怪「そっちか!」

 

妖怪「手間取らせやがって!」

 

そう言うと妖怪達は反対側の方に走っていった。

 

? 「運が良かった…それより早く逃げなっ!?」

 

そして少女は走ろうとした瞬間体に疲労がたまったのが仇となり体から力が抜けていった。

 

? 「も……う無……理………」

 

バタン!

 

そして少女は倒れた。朦朧とする意識の中で少女に近づいてくる男性が見える。

 

? 「私の命もここまでね………」

 

そう考えて意識を手放したのだった。視点は変わり、現在の理久兎の状況へと移る。神子ちゃん達と別れて約100年ちょいが経過した。理久兎は森の中で修行し続けそのおかげか魔法も前より扱えれるようになっていた。そして神力も何故か前より格段に上がっていた。そして理久兎は歩いていると運が良かったのか小さな家を見つけた。家の中には誰も住んでなく本当にものけの空だったようで今理久兎はそこを拠点にしていた。

 

理 「どうするかな晩飯………」

 

今日の晩飯を考えていた。すると外を見ると無数の竹が生えていたので、

 

理 「そうだ!今日の晩飯は筍の煮付けにし

   よう!」

 

そう考えて外に出るのだが突然だった。

 

? 「どこいった!あのガキ!」

 

? 「早く見つけないと親方がうるさいぜ…」

 

理 「なんだ?とりあえず様子をみてみるか」

 

とりあえず木上に登って様子をみることにした。すると、

 

理 「あの子か………」

 

理久兎が上から覗くと小さな女の子が草むらに隠れていた。そしてそれを探すように妖怪達が辺りを探っている。しかも妖怪達はこん棒などの武器を常備していた。それどころか妖怪達が女の子隠れている草むらに近づいて来ていた。このままでは見つかってしまう。

 

理 「しょうがない助けてやるか………」

 

理久兎は、そう言って断罪神書から昔作った刀の材料の余り(鉱石の端材)を妖怪達が向いている方とは後ろの方に投げつけた。そうすると妖怪達の後ろの草むらがガサッ!と音をたてた。

 

妖怪「そっちか!」

 

妖怪「手間とらせやがって!」

 

そう言うと妖怪達は女の子が隠れている草むらから遠ざかっていった。

 

理 「とりあえず回収しよう……」

 

そう言って木から降りて下に着地し少女のもとに歩いていくとその少女は見た感じ疲労のせいか倒れていた。

 

理 「この子からは弱いけど妖力を感じるな

   妖怪か…………いや今は関係ないな回収

   して小屋に連れて帰るか………」

   

状況を分析してその女の子をおんぶした。だがおんぶして尚更気づいた。

 

理 「何だこの子…軽過ぎる見た感じ疲労も溜ま

   っているし傷も酷い…………しょうがないか

   ら晩飯のメニューを変えておかゆでも作る

   か後この子の傷の手当てもしないと」

 

そんなことを言いながらその女の子を連れて帰宅することにした。



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第46話 少女の名前

理 「ズズ……うん!これならいいか……」

 

今現在理久兎は、お粥を作っている数時間前に妖怪に追われていた妖怪の少女のために消化の良い食べ物を作ろうと思ったからだ。この子は見た感じ珍しい顔をしていた。髪は薄い黄色で顔もこの辺じゃ見ない顔だ。本当に珍しい。だがこの子の服はなんというかみすぼらしい。この服を見ると私は捕虜という雰囲気だった。それに少し手当して気になったのはミミズ腫れが酷くそれが何ヵ所かあった事そしてあまりにも痩せ細っていた。相当過酷な思いをしてきた事が容易に分かる。

 

? 「うぅん………」

 

と、少女の声を聞いき気づいた。

 

理 「おやもう起きそうかな?」

 

そう言い少女が寝ている部屋に行くと、

 

? 「ここは……どこ?」

 

少女は辺りをキョロキョロと細く眠たそうな目で見ていた。

 

理 「おはようよく眠れた?」

 

理久兎は少女に話しかけると少女は黙りこむ。

 

? 「………………………えっええぇ」

 

と、少女の目に自分が映り数秒が経ったその時、

 

? 「キャー~ーー!」

 

と、大声を出した。それを間近で聞いて見た自分も驚いた。

 

理 「どうした!」

 

? 「こっち来ないで!」

 

そう言うと少女は這って壁の隅へと移動する。

 

理 「落ち着け!」

 

? 「貴方も私に乱暴するんでしょ!官能小説

   みたいに!」

 

と、どこで覚えたか分からないネタを言ってきた。だがそんな断じてしない。

 

理 「しねぇよ!とりあえず落ち着け!」

 

そんなこんなで理久兎は少女を落ち着かせることにしたのだった。そして何とかなだめさせて落ち着かせる。

 

? 「ごめんなさい助けてくれたのに乱暴者扱い

   して………」

 

理 「気にしてないよ…ほら食いなよ……」

 

そう言って理久兎は少女にお粥を食べさせた。

 

? 「ありがとう…ズズ…美味しい…グスッ」

 

少女は理久兎のお粥を食べると突然泣き出した。

 

理 「そうかでも泣く程でも………」

 

? 「こんな…まともな食事をとってなくて……」

 

理 「そうか…今はよく食べてまた眠りなさい……

   夜はまだ深くなるから」

 

? 「ありがとう………」

 

そして少女は飯を食べ終わるとすぐにまた眠ってしまった。まだ疲れが抜けてないみたいだ。

 

? 「スースー」

 

理 「にしてもこの子よく食べたな……」

 

理久兎が作ったお粥は自分は何も食していないのにも関わらず完食されていた。相当お腹が空いていたのが分かる。そして理久兎は少女の寝顔を見て、

 

理 「良い顔をして寝てるなぁ♪」

 

可愛らしい寝顔を見ながら呟いていると理久兎は直感的に何かを察知した。

 

理 「誰か来るな………」

 

危機察知が働いた次の瞬間。

 

ドン!ドン!

 

と、扉を叩く音が聞こえた。理久兎の感は一瞬で当たった。

 

理 「誰だ…こんな夜更けに……」

 

そう言って妖力を微かに放出してドアを開ける。そこには腰にこん棒を装備した2匹の妖怪がいた。

 

妖怪「お前は……妖怪か…」

 

妖怪「すまんがここに少女は来なかったか?」

 

妖怪に少女の事を聞かれた理久兎は、

 

理 「あぁ~知ってるぞ………」

 

妖怪「何?それは本当か!」

 

理 「お前らが来る少し前にここら近辺を歩いて

   そのまま北の方に向かってったよ」

 

妖怪「あのガキ!」

 

妖怪「散々手こずらせやがって!」

 

妖怪「いくぞ!」

 

妖怪「分かってる!」

 

そう言って妖怪達は去っていった理久兎は扉を閉めて元の部屋に戻った。

 

理 「まったく騒がしい奴等だ……」

 

と、愚痴っていると、

 

? 「貴方何で私のこと言わないの?」

 

理 「なんだ起きてたのか………?」

 

どうやら少女は、さっきの妖怪達のせいで起きてしまったようだ。そして少女の質問に答えた。

 

理 「何でねぇ…う~んだってあいつら少女としか

   言ったんだよね少女と言われても誰かわから

   ないもん♪それに詳しい詳細を述べてくれな

   かったしね♪」

 

? 「貴方変わってるわね……」

 

理 「よく言われて慣れた…そういえば君の名前

   はあるの?」

 

理久兎は少女の名前が気になり訊ねると、

 

? 「私…名前がないのよ……名前なんて誰もつけ

   てくれなかったし……」

 

名無しの誰かさんらしい。それは不便だと思った。

 

理 「そうか……なら俺がつけて良いか?」

 

? 「どうして?」

 

理 「だって君とかお前とかじゃ味気ないじゃん

   せっかく将来期待できそうな顔なのに……」

 

それを言われた少女は顔を赤くさせて驚き戸惑いながらも、

 

?「いい良いわよ…名前をつけてくれても……」

 

と、言われた理久兎は考えた。そしてこの暗い雰囲気を少しでも軽減しようと思って少しふざけてみることにした。

 

理 「ゲロしゃぶかフーミンだな……」

 

? 「どっちも嫌よ!」

 

理 「冗談だよ♪」(≡^∇^≡)

 

どうやら自分の意見はしっかりと主張出来るようで安心した。そして今度こそ真面目に考えながら空を見ると、

 

理 「今日の夜空は雲が何重にも重なってるな……

   性は「八雲」……」

 

? 「八雲?」

 

理 「それから折角だから君のその目の色から

   とって紫色だから紫のもう1つの読み方

   それは「ゆかり」だから君の名前『八雲

   紫』これで良いかな?」

 

? 「ふふっ♪気に入ったわなら私はこれから

   八雲紫と名乗らせてもらわ♪えっえ~と

   貴方の名前を聞かせてくれませんか?」

 

理 「俺の名前は……」

   (もうこれからこの名前でいいか)

 

そう考えた理久兎は自身の省略名を答える。

 

理 「深常理久兎だ……よろしく」

 

紫 「なら改めてよろしくお願いいたします

   理久兎さん♪」

 

理 「よろしくな紫……後もう少し寝ていなさい

   まだ疲れてるだろ?」

 

紫 「そうね………そうする…おやすみなさい」

 

そう言って紫はまた寝てしまった。

 

理 「とりあえず俺も寝るか…………」

 

そう言って理久兎は横にならないで座って寝た。こうして理久兎は紫の名付け親になったのだった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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第47話 都へ

理久兎が紫を助けてから翌日の朝。

 

カタン!カタン!

 

理 「ふぅ………薪を切るのも疲れるな」

 

台所の火を起こすために薪を割っていた。すると、

 

紫 「フワ~~何の音?」

 

あくびをしながら紫が此方を覗いてきた。

 

理 「ふぅ~~………ん?何見てるんだ紫?」

 

此方を見ている紫に聞くと紫は此方を見ながら、

 

紫 「………あの理久兎さん斧は使わないん

   ですか?」

 

と、聞いてきた。元々修行の一貫として手刀で行ってきたため斧など必要はなくなっていたのだ。そした紫は自分に、常識的な事を言ってくると、

 

理 「いや何時も使ってないよ?」

 

理久兎は非常識的な事を述べる。それを聞いた紫は黙ってしまう。

 

紫 「………………………」

 

理 「とりあえず飯を作るから待ってて」

 

紫 「はい…………」

 

紫の顔がありえないという顔になったのは言うまでもない。そして割った薪を回収して小屋へと入る。数時間後には温かい朝食が出来上がる。

 

理 「いただきます………」

 

紫 「いっいただきます」

 

今日の朝食は、御飯に魚の塩焼きそして、ほうれん草のおひたしといったシンプルな朝食だ。

 

紫 「本当に理久兎さんは料理上手ですね……」

 

理 「それは嬉しいこと言ってくれるね♪」

 

そんな会話しながら朝食を食べた。

 

紫 「ご馳走さまでした………」

 

理 「お粗末さまでした」

 

紫 「でも本当にこんなにお腹一杯に食べれる

   のは本当に幸せです………」

 

この時、紫の見に何が起きたのかと聞きたくなった。だが彼女の心の傷を無意識に抉る程、自分も鬼ではない。だから聞かないことにした。

 

理 「ハハハ♪そうか………なぁ紫ちゃん♪」

 

紫 「何ですか?」

 

理 「少し外出するから準備してくれる?」

 

紫 「えっ!?」

 

何故、理久兎が外出するのかそれには理由がある。主に調味料の買い出し()だ。だが紫は、

 

紫 「でも理久兎さんが1人で行けば………」

 

と、言うがどうしても紫を連れていかねばならない秘密の理由があるためはぐらかしながら、

 

理 「もしがあるからね♪ついでに紫ちゃん

   にも関係しているのもあるから………」

 

と、言うと紫は若干迷いながらも、

 

紫 「分かりました………」

 

承諾するのだった。そうしてそんなこんなで準備し終わり、

 

理 「じゃ~行くよ♪」

 

紫 「はい………」

 

そ理久兎と紫は出発した。

 

神様 少女移動中………

 

そして理久兎と紫は目的地に辿り着いた。

 

紫 「理久兎さんまさかここですか!?」

 

理 「うんそうだよ♪」

 

理久兎が、向かったのはなんと、

 

紫 「絶対アウトですよ!ここは都ですよ!」

 

そう都だ。しかも一番妖怪達にとっては手厳しく警備の厳しい場所でもある。妖怪達も入りたくても入れない何故か。今現在妖怪狩り専門の連中もいるからだ。もっと分かりやすく書けば現代でいう陰陽師みたいな連中だ。

 

理 「大丈夫だよ♪紫ちゃんおでこだして♪」

 

紫 「え?はい………」

 

そう言うと紫はおでこを出した。

 

理 「今からおまじないをかけてあげるから♪」

 

理久兎は、そう言って紫のおでこに指を筆代わりにしてルーン文字でおまじないを書く。

 

理 「これで大丈夫♪」

 

紫 「不安しかないんですけど………」

 

理 「問題ないから行くよ♪」

 

理久兎が、やったのは魔道の1つルーン文字を紫ちゃんのおでこに書いた。その魔法の内容は、『パワーミラージュプロテクト』簡単にいうと外部からの力のサーチ効果をジャミングする魔法だ。これを使えば妖怪達の妖力も隠せるから意外に便利なのだ。勿論少しの魔力だから紫にも気づかれてもいない。お手軽な魔法だ。

 

理 「俺もこうしてっと……」

 

理久兎は妖力から霊力に変換した。

 

紫 「あれ?理久兎さんの力の質が変わった?」

 

理 「俺は少し特異体質でね霊力と妖力を

   どっちも使えるんだよ♪」

 

それを聞いた紫は少し驚いた表情をした。

 

紫 「凄いですね……」

 

理 「じゃ行くよ!大丈夫信じろって♪」

 

紫 「分かりました……」

 

紫は不安を抱きつつもそう言い2人は都に入った。そして紫はこれまで都に来たことがないからか色々と初めて見るものも多かった。

 

紫 「凄い……」

 

理 「紫ちゃんこっちにおいで!」

 

紫 「はい!」

 

紫は返事をして理久兎についていく。まず紫を連れて行った場所は、

 

店員「いらっしゃいませ!」

 

紫 「………えっと何のお店ですか?」

 

紫が理久兎に訊ねると、

 

理 「ここは服屋だよ♪」

 

そう理久兎が何故、紫を連れてきたかというとまずその服を変えようと思ったからだ。理由はボロボロの服だと目立つしみすぼらしくて可哀想に見えてくるからだ。

 

店 「何をお探しですか?」

 

理 「この子に合う服を頼む♪」

 

紫 「えっ!?」

 

突然の理久兎の発言に紫は驚いた。

 

店員「かしこまりました」(≡^∇^≡)

 

理 「紫、自分が好きな服を選びなさい」

 

理久兎が紫に服を選ぶように言うと、

 

紫 「良いんですか……?」

 

理 「構わないよ♪行ってらっしゃい♪」

 

紫 「わかりました!」

 

そう言って紫は服を選びに行った。

 

理 「クスクス♪」(o^-^o)

 

理久兎から見て紫ちゃんは楽しそうに服を選んでいたそこはとても女の子らしいところだった。紫が服を選ぶこと数分後、

 

紫 「理久兎さんこれがいいです!」

 

紫ちゃんが持ってきたのは紫色でフリルのついたこの辺では見ない珍しい服だ。

 

理 「珍しい服だね……」

 

店員「はい!ここ最近、異国の方で見られた服

   なんですよ!」

 

理 「紫ちゃんそれで良いの?」

 

紫 「はい!」

 

と、大きな返事をしてくれた。財布を出すと、

 

理 「お値段は?」

 

店の人に服のお値段を聞くと、

 

店 「え~と2万円です」

 

と、結構お値段が張る服だった。買えないこともないが、

 

理 「結構なお値段だねじゃこれで……」

 

そう言い理久兎は財布から二万円を出すと、

 

店 「丁度ですね毎度ありがとうございました!

   後お客さん!お高めの服を買ってくれたので

   少しサービスしてこの帽子もあげますよ」

 

店の人から渡されたのはドアのキャップみたいな帽子だ

 

理 「ありがとうね♪後ここで着替えても

   大丈夫?」

 

そう聞くと店の人は大喜びで、

 

店 「問題ございませんよ!!」

 

と、言うので理久兎はお言葉に甘えて、

 

理 「せっかくだから着替えて来なよ♪」

 

紫 「ありがとう理久兎さん!」

 

更に数分後……

 

紫 「どうですか………」(///__///)

 

紫はモジモジしながら理久兎に感想を聞くと、

 

理 「よく似合ってるよ♪」

 

幼さはある。だがそれでも少し大人びた感じにまとまりなおかつ先程のボロ切れの服よりはとてもマシだ。

 

紫 「ありがとうございます………」

 

理 「じゃありがとうね」

 

店 「こちらこそありがとうございました!」

 

そんなこんなで店を出て他の調味料などを買って帰路についた。しかも丁度よく紫ちゃんにかけた魔法も効果切れだ。

 

紫 「理久兎さん!今日はありがとうござい

   ました!」

 

理 「良いよ気にするな………」

 

紫 「でも気になったんですけど……」

 

理 「ん?」

 

紫 「理久兎さんあのお金ってどこから……」

 

紫にお金の事を聞かれた。それは少し説明に困ってしまう。

 

理 「あ~~~あれねぇ………」

 

何て言うかと悩んでいると、

 

山賊「おいそこの奴ら金とその衣服おいて

   いきな!」

 

山賊「ひゃひゃひゃ」

 

山賊「おいてけ!おいてけ!」

 

武器を持った明らかにもTheモブという山賊が出てきた。ついでに見た目がダサいし蝿が数匹周りをブンブンと飛んでいた。。

 

紫 「山賊!?」

 

理 「そうだ紫ちゃん少し見ててね♪仙術十八式

   瞬雷……」

 

仙術を唱える。その次の瞬間、

 

シュン!

 

紫 「えっ消えた?!」

 

突然紫の目の前から理久兎の姿が消えた。

 

山賊「さ~おい………ギャフ!」

 

何が起こったのか山賊の1名がいきなり倒された。

 

山賊「何が起こっ……アベシ!」

 

また1人倒れ、

 

山賊「何がどうなって……アヒュン!」

 

そして最後の1名も倒れた。そんな光景を間近で見た紫は驚いていた。

 

紫  ( ̄□ ̄;)

 

シュン!

 

そして姿を消した理久兎が突如現れた。

 

理 「よ~しこいつらから剥ぎ取るか♪」

 

理久兎は山賊達から財布と服などを剥ぎ取った。なおふんどしは残してあげた。流石に男として可愛そうになったため。

 

理 「意外に入ってるな多分俺らの前に誰からか

   金を剥ぎ取ったな………まぁちょっと余分に

   ゲット出来たから良しとするか………」

 

紫 「まさか殺したんですか!?」

 

理 「いや殺してないよ!?こいつらなんて

   殺しても何の得もないしね……」

 

理久兎が、やったのはあくまで相手を気絶させる程度の攻撃(グーパン手加減)だ殺戮的な技は使っていない。

 

紫 「そうですか…」

 

理 「あ~そうそう話の続きだけどお金の稼ぎ

   方は今みたいな感じだよ♪」

 

紫 「何時もこんなことを?」

 

紫が理久兎に聞くと、

 

理 「はっきり言うとこいつらから挑まれたら

   勝負しているだけだよ♪ついでに人から

   盗みを働いているからねこういう奴らの

   この結果は自業自得なんだよね♪」

 

紫 「そうですか……」

 

理 「だから気にすることはないよ」

 

紫 「そうですね…理久兎さんみたいに強くなりた

   いな……

 

紫は理久兎の圧倒的な強さを初めて見てその強さに憧れた瞬間だったが、

 

理 「何か言った?」

 

紫 「いっいえ!」

 

理 「まぁいっか紫ちゃん早く帰って御飯を食べ

   ようか?」

 

紫 「はい!!……(理久兎さんに頼んでみようかな)

 

そんなこんなで理久兎と紫は小屋へと帰って行ったのだった。

 



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第五章 運命は動き出す 第48話 弟子が出来ました

山賊達の襲撃から翌朝の事。

 

理 「ズズ……うん!良い出汁だ!」

 

味見をしつつそう呟く。因みに味噌汁を作っているが具材はシンプルに魚のつみれ団子だ。

 

紫 「良い香りですね♪」

 

理 「おはよう紫ちゃん♪」

 

紫 「おはようございます理久兎さん!」

 

理 「もうすぐ出来るから待っててね……」

 

紫 「わかりました!」

 

理久兎の言葉を聞いた紫は鍋をかき混ぜる理久兎をジーと居間から見続けていた。そして数分後………

 

理 「はいお待ちどうさま」

 

紫 「今日も美味しそう!」

 

メニュー、御飯、味噌汁、目玉焼き、菜の花のおひたし、でとてもバランスの良い食事だ。

 

2人「いただきます!!」

 

紫 「理久兎さん後でお話ししたいことが

   あるんですが……」

 

理  「ん?」

 

紫 「食べ終わったらで良いので聞いてくれ

   ませんか?」

 

理 「いいよ…」

 

と、言うと紫は真剣な顔になって朝食を食べ始めるのを確認し何かあるなと悟った。そして食べ終わり、

 

紫 「ご馳走さまでした………」

 

理 「お粗末さま………で?話は?」

 

紫 「実は………その………」

 

理 「うん」(・_・?)?

 

紫 「図々しいとは思いますでも言わせてくだ

   さい!!」

 

理 「だから何が?」

 

紫 「私を理久兎さんの弟子にしてください!」

 

理 「…………え?は~ーー!?

 

理久兎は唐突すぎて本気で驚いた。だからこそ弟子になりたい理由を聞かずる得なかった。

 

理 「なんでまた?」

 

紫 「私は昨日の理久兎さんの戦いを見ました

   それで私もあそこまではいかなくても

   自分のことは自分で守れることは出来る

   ようになりたいんです!!だから弟子に

   してください!!」

 

理 「うむ………………」

 

理久兎は考えた確かに自分の戦い方を見てそれで弟子になりたいそれは良い。だけど弟子をとったことが1度もないそれどころか彼女に対してしっかり教えられるか責任はとれるのかなどを考えた。

 

紫 「お願いいたします!!」

 

紫は座って頭を下げた……

 

理 「おいおい紫ちゃんお願いだから頭を

   あげてくれ」

 

紫 「お願いいたします!!」

 

紫の決死の願いが届いたのか理久兎は紫に、

 

理 「紫ちゃん1つ言わせてほしい……」

 

紫  (・_・?)?

 

理 「俺は、これまで弟子を取ったことは

   1度もない……それでも良いのか?」

 

理久兎は確認のために自分は弟子を1回も取ったことがないと言うと紫は、

 

紫 「もちろんです!なら私と学びましょう!

   理久兎さん!!」

 

理 「紫ちゃんには負けたよ……いいよ弟子に

   なって……」

 

紫 「ありがとうございます理久兎さん!!

   いえ御師匠様!!」

 

理 「無理することはないんだよ紫ちゃん?」

 

急に言い方を変えるなんてのは難しいため無理のない範囲でいうが紫は、

 

紫 「いえ大丈夫です!!」

 

と、強くいった。

 

理 「そうか……まぁ良いかとりあえず本格的な

   修行の方は明日からね♪」

 

紫 「分かりました!」

 

理 「そうだな~……なら紫ちゃん」

 

紫 「はい?」

 

理 「紫ちゃん文字とか読み書きは分かる?」

 

紫に文字の読み書きが出来るかを訊ねると紫は首を横に振り、

 

紫 「いえ分かりません……」

 

そう言うと理久兎は笑顔で、

 

理 「なら今日は修行の代わりに文字や読み

   書きを少し教えてあげるよ♪」

 

紫 「ありがとうございます御師匠様!」

 

理 「じゃ~そうだな……」

 

そんなこんなで紫ちゃんに文字や読み書きを教えて今日は終わった。

 

翌日、理久兎と紫は滝のある森の中に来ていた。

 

理 「紫ちゃんまず滝行から始めようか?」

 

紫 「何が目的ですか?」

 

理 「紫ちゃんの力の質は妖怪だから妖力なの

   は分かるよね?」

 

紫 「それは分かります!」

 

理 「その妖力をできるだけ限界まで出し続けて

   それを維持するんだよ…そうするとやがて

   は妖力を今よりもっとコントロールできる

   し自分が使える妖力の量も増えるこいう事

   なんだよね♪」

 

紫 「つまり、滝に打たれながら心を無にして妖

   力を出し続ければいいと言うことですね?」

 

理 「そうだね♪これをまず数時間してみようか

   紫?」

 

紫 「分かりました!」

 

紫の返事を聞くと理久兎はある事を思いつき紫に提案する。

 

理 「あぁ少し俺はここを空けるよ」

 

紫  (・_・?)?

 

理 「この場所で取れる山菜や動物をダッシュ

   で狩りに行くから紫ちゃんが終わる頃に

   は帰るよ♪」

 

紫 「わかりました!」

 

理久兎は、そう言ってこの場所から少し離れた……

 

紫 「さ~て頑張るぞ!」

 

だが理久兎は本当は離れるべきではなかったのだ……

 

妖怪「見つけたぜ小娘!」

 

紫 「え!!!」 

 

ガン!

 

紫は突然後ろから後頭部に鈍器で殴られ不意討ちを仕掛けられた……

 

紫 「うっ………」

 

バタン!

 

突然だったそれに対応できず紫は気絶してしまったそしてその拍子で帽子も落ちた。

 

妖怪「散々手こずらせやがって」

 

妖怪「行こうぜ親方が待ってる!」

 

妖怪「てかよ…俺のこん棒今ので折れちまったよ」

 

妖怪「もうだいぶ使ってたしな……」

 

妖怪「とりあえずよこいつ運ぶか……」

 

妖怪「それさっき俺が……も~いいや……」

 

そんな会話をしながら妖怪は紫を担いで彼らの拠点に帰っていった。そこから数分後、

 

理 「お~い紫ちゃん♪」

 

紫を呼ぶのだが紫どころか誰も返事をしない。

 

理 「あれ?」

 

不信に思いすぐに紫ちゃんがいた場所に駆けつけた。

 

理 「これは…………」

 

理久兎が見つけたのは紫が着けていたドアキャップみたいな帽子にそして更に紫ちゃんの手掛かりになりそうな物を見つける。

 

理 「この折れたこん棒は……」

 

そうこの折れたこん棒を理久兎は脳裏を過りそれを見たことがあった。それは紫を追っていた妖怪が持っていた武器と同じ物だった。つまり紫はまた拉致られたというのが分かった。

 

理 「良い度胸しているじゃねえか……」

 

このせいで堪忍袋もぶちギレを通りこした。殺気を制御するのを忘れて殺気は駄々漏れしかもそのせいなのか、

 

鳥 「ギャーギャーギャー」

 

動物「キャン!キャン!」

 

周囲の動物達もその感で危機を察知して逃げている。しかもそれだけではない。

 

ゴーーンゴロゴロ!!!!!

 

理久兎の能力のせいで天気も急に悪くなり始めしまいには雷が鳴り後少しで雨も降りそうだ。

 

理 「俺の身内に手を出したこと後悔させてや

   るよ……あのゴミ屑共が!!」

 

そう言って理久兎は走り出す紫ちゃんいや自分の弟子を見つけるために。



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第49話 弟子がピンチです

ザーザーザーザーザーゴロゴロゴロゴロ

 

雷鳴が轟く雨も強い…………

 

今俺がおかれている状況は非常にまずい紫ちゃんを捜すのはいいだが情報が無さすぎる何処かに情報は………あれは?

 

妖怪「やれやれ見回りとかめんどくさいな」

 

妖怪「全くだ!しかも天気がいきなりこれだ

   しな…………」

 

妖怪達がどうやら見回りをしているようだ…

 

理 「とりあえずあいつらから情報をえるか」

 

そう呟きとった行動は飛燕刀黒椿を断罪神書から取り出して、

 

理 「死ね…………」

 

ザシュ!

 

妖怪「なんで俺ら……グハ!」

 

妖怪「なっ!大丈夫か!」

 

突然、妖怪は理久兎の不意打ちよって首を斬られ斬殺された。

 

妖怪「てめぇ!」

 

チャキ!

 

妖怪「ひ!!」( ;゚Д゚)

 

理久兎はもう1匹の妖怪の首もとに刀を突き立てた、

 

理 「少し話してほしいことがあるんだけど

   良いかな?」

 

妖怪「たっ助けてくれ!」

 

理 「いいから話せ………お前らの所に薄い黄色の

   髪をしててこの辺だと珍しい女の子を知ら

   ない?」

 

妖怪「そっそれなら俺らの住みかにい…る……」

 

理 「場所は?」

 

妖怪「ここから南の洞窟だ!話すことは話した!

   約束だろ!だから頼む助けてくれ!」

 

理 「なに言ってるの?」

 

妖怪「え!?」

 

理 「見逃す約束なんてしてないよ?」

 

理久兎のその一言の後、

 

ザシュ!

 

妖怪「がはっ………」

 

妖怪は一瞬で首を斬られて斬殺された。

 

理 「さて情報は手に入れたから紫ちゃんを助け

   に行くか………後ついでだから他のゴミ屑の

   掃除も平行してやっておくか……」

 

そうして南の住みか向かってに走りだしたのだった。視点は変わりじめじめとした暗い洞窟。

 

紫 「うっここは………」

 

ガチャ!

 

紫 「なに?手枷に鎖………」

 

紫の両腕には、手枷がついていた。

 

親妖「おやおやお目覚めかい?」

 

紫 「嘘………」

 

そうこの子供の幼さを持つ妖怪こそ紫ちゃんの体にミミズ腫れの傷や紫を精神的に追い詰めた妖怪だった。

 

親妖「なに驚いてるのアハハ?」

 

紫 「来ないで!!」

 

親妖「後で君にはここから逃げだ分と俺の鬱憤

   を貯めた分をゆっくりと楽しむからね♪」

 

紫 「いや!助けて御師匠様!」

 

親妖「でも君どうやら相当な馬鹿に助けられたね

   後でそいつにも地獄を見せなきゃね♪アハ

   ハハハハハ♪」

 

そう言って妖怪の親方は牢屋から出ていった。

 

紫 「やっと自分自身が望む生活が出来ると

   思ったのにグスッ御師匠様………」

 

紫の涙そして嘆きを聞くものは誰も居なかった。視点はまた戻り外は豪雪と雷で天気は最悪な事になっていた。

 

ザーザーザーゴロゴロ!

 

と、豪雪と雷が鳴る。そんな中、微かにだが光が漏れる洞窟を見つけた。

 

理 「ここか………」

 

理久兎はやっと住みかにたどり着いた見張りの妖怪達全員を斬殺していたら少し時間がかかってしまった。そして今、自分の手元には空紅と黒椿がある二刀流の状態だ。

 

理 「とりあえずあの住みかの入り口を見張

   ってる奴を先に殺るか」

 

呟いた理久兎は夜の闇に消えて素早く無駄なく動く。

 

妖怪「いきなり天気が悪くなったな………」

 

妖怪「ほんとだな………」

 

妖怪達が言っている通り今の天気は月明かりが見えずそれどころか雷が鳴っていたそれに雨もどしゃ降りだ。

 

妖怪「なぁあのガキ後でどうなるんだろうな」

 

そんなことを妖怪が言い仲間の妖怪に振り向いたその時だった。

 

妖怪「グボ!」

 

仲間の妖怪が血を吐いて倒れた。その倒れた妖怪の背中から心臓にかけて黒い刀が刺さっていた

 

妖怪「おい大丈夫か!………誰だ!」

 

理 「よっ♪」

 

妖怪「お前はあの時の小屋の!」

 

妖怪が言いきる前に直ぐ様、間合いへと詰め、

 

理 「死ね……」

 

ブォォォーーー!

 

妖怪「あが…はっ!?」

 

理久兎は、一瞬で近づき妖怪の首を空紅で焼き斬った。妖怪は悲鳴を上げず静かに死んだ。そして妖怪の背中に刺さった黒椿を抜いて、

 

理 「この奥か…少し口笛でも吹くかそうすれば

   少しは気も紛れるし何より彼奴らの方から

   寄ってくるだろうし」

   

つまりわざと近づけさせてまんまとやって来た奴から始末していくという作戦だ。

 

理 「ヒュ~♪ヒュ~♪」

 

理久兎は、口笛をを奏でながらその住みかに入っていった。そし妖怪の親分は、

 

親妖「ふぅ喰った……さてさてあのガキを虐めよ

   うかな♪久々で楽しみだな♪」

 

バチん!

 

妖怪の親分は、どうやら飯を食っていたようだ。飯を食べ終わると壁に飾ってあったムチを取った。どうやら紫にムチを打ちに行くようだ……

 

親妖「あのガキが苦痛に耐える顔見るのが

   とても楽しんだよね♪アハハハハハ」

 

そんなことを言っていると、

 

ヒュ~♪ヒュ~♪ヒュ~♪

 

親妖 「何だこの口笛は?」

 

そんなことを言っていると、

 

ガロン!コロコロ

 

何かが転がってくる、

 

親妖「なっ!なんだよこれ!」

 

妖怪の親分は驚くそう転がってきたのは自分自身の部下の生首だったからだ。そしてそれと同時に二刀を持った理久兎も顔を出した。

 

理 「おや?ここは少し広いね♪」

 

狭い洞窟からうって変わり少し広い場所に出た。しかもその奥には鞭を持った妖怪がいた。

 

親妖「お前!俺の部下に何をした!」

 

理 「君の部下……てことは君が親玉?」

 

どうやらこいつが紫を痛い目に遭わせていた奴みたいだ。こいつは苦しみを与えてから殺すと考えた。

 

親妖「聞いてんのはこっちだ!」

 

理 「殺したんだよ?見て分からない?あぁ

   君の小さい脳じゃ分からないか♪」

 

親妖「こいつ!野郎共!出てこい!」

 

だが誰も来ないそれどころか返事もない。

 

親妖「お前ら!!」

 

理 「無駄だよ♪」

 

親妖「なに!?」

 

理 「だって全員もうこの世にはいないから♪

   何よりその首が証拠だよ♪」

 

そう外の見張りそしてこの巣の中にいる妖怪達はこの親玉除いて全員殲滅したのだ。何よりも彼らは悲鳴をあげることも出来ない死に方と外の大雨と雷が響きうるさいのもあり気づくはずもない。

 

親妖「嘘だ………嘘だ!」

 

理 「嘘じゃない現実だよ♪」

 

親妖「お前は何が目的だ!」

 

何が目的か。そんなは決まっている。

 

理 「君がお気に入りの女の子だよ♪」

 

親妖「な!まさかお前があのガキを助けた奴か!」

 

理 「そうだよ♪さてとゴミ屑の戯れ言

   はもう聞きあきたんだよね」

 

理久兎は、殺気を放つ。純粋な研ぎ澄まされた殺気を、

 

親妖「ひっ!ひーー!?」

 

妖怪の親分は尻餅をついて後ろに下がる。だが歩きながら距離を詰めて近づいていく。そして妖怪の親分が壁に背中があたるもう後ろに下がれない。そして妖怪の親分は口を開ける。

 

親妖「分かった!あのガキにはもう二度手を

   出さない!!なんならここの金も全部

   やる!だから助けてくれ!」

 

紫は助かるのは良い。だが金で済ませようという奴は本当に嫌いだ。そしてこいつは絶対に生かしてはおかないと決めたいた。だから始末する。それは揺るぐ事はない。

 

理 「本当に屑みたいだなお前…楽に死ねる何て

   思ってないよな?」

 

親妖「くっ来るな!」

 

理 「紫ちゃんが受けた屈辱そして痛みそれをも

   越えすぐ死にたいと思わせる殺し方をして

   やるよ♪」

 

理久兎はただ笑った。それも獰猛な笑顔で。憤怒にまみれた殺気を放ち続けながら。

 

紫  「グスッグスッ」

 

紫は泣いていた………

 

カツンカツン

 

と、岩の通路のせいか足音が聞こえてくる。しかもこっちに近づいてくる。

 

紫 「また前みたいにムチを打たれるんだ

   怖い打たれたくない助けて御師匠様…」

 

だが紫の予想は外れたムチの音ではなく………

 

ガキン!ダン!ダン!!

 

鉄格子が切れてそれが地面に落下した音がだった………

 

紫 「え?」

 

紫が目を開けるとそこに写っていたのはここにはいないはずのあり得ない人物だからだ………

 

理 「大丈夫かい紫ちゃん?」

 

紫 「御師匠様!!!」

 

理 「待っててね♪」

 

ジャキン!

 

そう言うと理久兎は、黒椿で手枷を切断した……… 

 

紫 「御師匠様うわ~ん怖かったよ!!」

 

ガバ!!

 

紫が理久兎に抱きついた………

 

理 「おっとっと!怪我は……大丈夫そうだね

   帰ろっか?紫ちゃん?後これ忘れ物♪」

 

そう言って頭にドアノブみたいな帽子を紫ちゃんの頭に被せた

 

紫 「ありがとうございます御師匠様…あっ

   でもここの妖怪達は?」

 

理 「あ~大丈夫だよ♪しっかり話し合い(物理)

   したからね♪」

 

紫 「そうですか………あれ?力が………」

 

どうやら安心したのか力がうまく入らないようだ。

 

理 「おっと大丈夫かい?」

 

紫 「すみません力が……」

 

理 「ならおんぶしてあげるよ♪その前に

   刀をしまわないとね……」

 

理久兎は、そう言い刀を断罪神書に納める。そして紫をおんぶした。

 

紫 「御師匠様………」

 

理 「行こうか?」

 

紫 「はい!!でも今の本は……

 

そう言って理久兎達は、出口に歩きだす………

 

一方妖怪の親分は…、

 

親妖 「助…けて……くれ……殺し……てく…れ」

 

理久兎の逆鱗に触れた妖怪の親分は十字架に掲げられたイエスキリストのように壁に木の杭で両手両足を貫かれ、はりつけにされていた。そして体には10本ぐらいの木の杭が体に刺さっていたそこからは血が少しづつ少しづつと垂れていた。

 

親妖 「誰か………俺を殺し…てく…れ!!」

 

理久兎が今、知っている最も残酷な殺し方だ。痛みの中で出血多量でゆっくりと死んでいく方法だ。しかも苦しいからと言って自分で自分を殺すこともできないなぜか両手両足に木の杭が打ち込まれて身動きがとれないからだ。そして誰も助けには来ない……なぜか理久兎がこの親分の部下の仲間も殺したから。妖怪の親分の声は誰にも響かず虚空の闇に消えていった。帰路についた2人はというと、

 

紫 「ありがとうございます御師匠様……」

 

理 「いいんだよ俺も離れたのは悪かったしね

   とりあえず明日から修行に入ろうか?」

 

紫 「はい!!」

 

そうして俺らは帰路についたのだったそして、雷鳴が轟き強い雨が降っていた空は今は綺麗な星と月が輝いていたのだった。

 



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第50話 紫の修行

紫ちゃんを救出してから翌日、

 

理 「昨日は散々なことがあってできなかった

   修行するよ♪」

 

紫 「お願いします御師匠様!!」

 

理 「昨日言った滝行からやってみようか?」

 

紫 「はい!!」

 

そんなこんなで滝行することになった。

 

ドバーーー

 

理 「気持ちを落ち着けるんだ力をだすことに

   集中してね………」

 

紫  ( ̄ー ̄)………

 

理 「フム…………」

 

紫を観察しながら今の状態を考察する、

   

理 (妖力は、まだ本当にこれっぽっちしかないか

  でも紫ちゃんの努力次第で結構変わるからな…)

 

そう考察して10分後、

 

紫 「はぁはぁはぁ………」

 

理 「お疲れ様まだ慣れてないからきつ

   かった?」

 

明らかに息を切らしている紫に大丈夫かと訪ねる。だが元気よく、

 

紫 「大丈夫です!」(`・ω・´)

 

と、言ってきた。とても頑張り屋だ。

 

理 「ははっ♪そうかなら次はイメージトレー

   二ングをしようか?」

 

紫 「イメージトレーニング?」

 

理 「そう簡単に体で説明すると……」

 

理久兎は自身の妖力を使って黒の丸い玉を作った。

 

理 「こういう風にまず形を考えてみて♪」

 

紫 「分かりました!ムムム……」

 

だけど紫ちゃんがどんなに頑張っても玉にならない。

 

理 「イメージをするんだ丸い玉のイメージを

   頭でしっかり思い浮かべるんだよ……」

 

紫 「ふぅ分かる。………ハッ!」

 

するとポンという音がする。すると紫の手には、

 

紫 「出来ましたよ!御師匠様!!」

 

理 「やればできるじゃないか」( v^-゜)♪

 

まだ自分に比べれば小さいし直ぐに消えてしまいそうな薄く黒い光だ。でも良く出来た。初めてにしては上出来だった。

 

紫 「ハ~~~~~」

 

だが慣れないことをしているためか紫は座り込んでしまった。

 

理 「クスクス♪お疲れ様お昼にしようか?」

 

紫 「そうですね♪」

 

理久兎と紫は森を散策することにし森へと入るのだった。

 

神様 少女 移動中………

 

そしてここ森の中では、

 

理 「猪ゲット!!」

 

紫 「相変わらず凄いですね………」

 

紫 「あっ御師匠様これは食べられますか?」

 

理 「それは木苺だね食べれるよ♪少し食べて

   みたら?」

 

紫 「ではいただきます………」

 

そう言うと紫は木苺を1粒、口に入れた。

 

紫 「意外に酸っぱいけど美味しいです!」

 

理 「そうか」( =^ω^)

 

紫 「御師匠様このキノコは食べられ

   ますか?」

 

今度はキノコを手に取って聞いてきた。だがそのキノコは、

 

理 「それは毒キノコのツキヨタケだね食べた

   ら猛毒でコロッと死ぬよ?」

 

紫 「え!?」

 

紫は、それを聞き直ぐに捨てた。

 

紫 「危うく食べるところでした………」

 

理 「キノコは気を付けてね………」

 

紫 「はい………じゃあこれもですね………」

 

また茸を取る。だがそのキノコは、

 

理 「おっと!これは大丈夫だよ♪」

 

理久兎は、そう言って幾つかのキノコを手に取った。

 

紫 「え?でも毒キノコなんじゃ………」

 

理 「これはシイタケだよ色々な料理に使えるん

   だよね♪」

 

紫 「御師匠様詳しいですね………」

 

理 「まっ色々と見てるからね♪」

 

因みにあまり言えないがぶっちゃけこのツキヨタケを昔に食っていちころで死んだ事がある。そのためキノコの見極めはその後、永琳の元で学び今のキノコの見分けが出来るようになったのだ。

   

理 「そろそろお昼御飯にしようか?」

 

紫 「はい!!」

 

そうして理久兎の調理が始まったのだった。

 

神様調理中

 

理 「悪いけどこの1品で勘弁ね」

 

理久兎が作った料理は牡丹キノコ鍋だ。具材は猪の肉 シイタケそして調味料として持ってきた醤油に味噌。最後に出汁の為に猪の骨も使った鍋だ。

 

2人「いただきます!!」

 

そうして2人は食事にありつく。

 

紫 「お肉がとろとろで美味しいです♪」

 

理 「そうか」( =^ω^)

 

紫の幸せそうな顔が見れてとても良かった。そんなこんなで昼飯を食べ終わる。

 

紫 「ご馳走さまでした!」

 

理 「お粗末さんね………さてお昼も済んだし

   もうひと頑張りしますか?」

 

紫 「はい!!」

 

理 「とりあえずまずは基礎からだからもう一回

   さっきのをやるよ♪」

 

紫 「わかりました!」

 

そうしてその後も修行が続き初日の修行は終わった。

 

理 「今日はここまでね♪」

 

紫 「ありがとうございました!」

 

もう秋というのもあり日は早く沈んでいた。そのためもう真っ暗だ。

 

紫 「もうすっかり夜ですね………」

 

理 「紫ちゃんあっちを向いてみてよ♪」

 

そう言いその方向に指を指す。そして紫がその方向を向くと、

 

紫 「綺麗~~!!」

 

と、言った。その綺麗と言った物は森の中が綺麗な緑の淡い光で溢れている幻想的な景色の事だ。

 

理 「あれはねツキヨタケだよ♪」

 

紫 「えっ!さっきの毒キノコの?」

 

理 「そっ!食用ではないけど観賞するなら

   綺麗なキノコなんだよ♪」

 

紫 「そうなんですか……」

 

理 「帰ろっか?明日に響くしね……」

 

紫 「そうですね!!」

 

2人は、その光に当てられながら帰っていく2人が並んだ姿を見ると父と娘みたいだだけど2人は知らない明日2人が驚くことが起きることに。

 



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第51話 紫の能力

紫ちゃんの初修行を終えて翌日、

 

紫 「フワ~~~ムニャムニャん?」

 

紫は目覚めると目の前に見たこともない不思議な物があった。それは空間を引き裂いたような穴みたいな物だ。そして中からは無数の目が幾つもありそしてその穴の両端にはリボンがあしらわれていた。

 

紫 「何かしら?御師匠様が置いたのかな?」

 

そんなことを言っていると、

 

理 「おはよう紫ちゃん♪…所で何それ?」

 

どうやら理久兎は、朝食を作り終えて紫ちゃんを起こしに来たようだ。

 

紫 「えっ!?御師匠様が置いたんじゃないん 

   ですか………」

 

理 「ん?俺は知らんぞ俺が起きたときには

   無かったし……………」

 

紫 「えっ!じゃ誰が……………」

 

理 「まさか怪談時空トンネル?」

 

冗談混じりに言うと紫は苦い顔をしながら首を傾げる。

 

紫 「いや違う気が……まず何ですかそれ?」

 

理 「ん?適当だよ……」

 

紫 「だと思いました………」

 

まだ5日ぐらいしか経っていないがもう自分のこういった性格を学習したようだ。だがその不思議な物は興味があるため、

 

理 「少し調べてみるか…紫ちゃん先に御飯

   食べてて良いよ」

 

紫 「分かりました」

 

そう言って紫は朝食を食べに行った。

 

理 「フム…………………」

 

そして自分はこの目の前の物体とにらめっこをする。そうして数分後………

 

紫 「御師匠様ご馳走さまでした!」

 

理 「御粗末さまね………」

 

紫は食器を片付け自分の元へと戻ってくる。

 

紫 「何か分かりましたか?」

 

理 「う~んとりあえずはね♪」

 

紫  (・_・?)?

 

理 「少し説明するね」

 

紫 「お願いします………」

 

とりあえずだが分かった事を説明することにした。

 

理 「簡単に説明すると」

 

紫  (・_・?)

 

理 「見た感じそして感じたことは紫ちゃんの

   妖力を若干感じるんだよね………これは恐

   らく紫ちゃん君の能力によるものだね♪」

 

そうこれは紫が無意識の内に使ってしまった能力の副産物ということだ。

 

紫 「能力?」

 

理 「そっ♪特定の人物や妖怪はたまた神様等が

   持つものだね」

 

紫 「それで私の能力は?」

 

理 「う~んなんと言うか多分なんだけど」

 

紫  (・_・?)

 

理 「紫ちゃんの能力は『境界を操る程度の能力』

   だね………」

 

そうここから見える世界それはあらゆるものの中央の世界といっても言い世界だ。紫はそんなとんでも能力を得てしまったということだ。

 

紫 「境界を操る程度の能力?」

 

理 「そっ♪空間の境界を裂いて出来ているから

   ねこれ………」

 

紫  (゜ρ゜)

 

理 「おそらく境界と名のつくものなら大抵は

   操ることができるはずだよ♪」

 

紫 「それが私の能力………」

 

紫は自身の手をグーパーする。まだあまり実感が沸いていないようだ。だが能力が開花するのはとても珍しいし新たな世界へと踏みいる事の出来る1歩だ。

 

理 「おめでとう紫ちゃん♪」

 

紫 「御師匠様ありがとうございます!」  

 

理 「とりあえずこの能力をいれた修行メニュー

   も考えないとな………」

 

この境界を見ながら出す消すが出来るようにするために特訓が必要だなと考える。すると、

 

紫 「御師匠様も能力は、あるんですか?」 

 

と、自分の能力について聞いてきた。勿論答えは、

 

理 「あるよ紫ちゃん♪」

 

あると答える。そう答えれば必ずしもこのこの返答が返ってくる。

 

紫 「失礼ですが能力の名前は………」

 

そう能力の名前だ。何時ものように2つ目の能力だけを言う事にした。

 

理 「俺の能力は『災厄を操る程度の能力』だよ」

 

紫 「待ってください………それ下手したら都

   なども滅ぼせるんじゃ………」

 

理 「出来るとは思うけど滅多なこと以外だと

   ねぇ?」

 

紫 「そうなんですか……」

 

しないとはいっていない。本当に自分の逆鱗に触れた国があった時は容赦なく潰す。それは変わらない。

 

理 「でも紫ちゃんの能力は使い方をしっかり

   覚えれば下手したら大妖怪は越えるね♪」

 

紫 「本当ですか!」

 

理 「うんでも紫ちゃんの努力も必要だよ?」

 

紫 「努力して能力を使いこなしてみせます!」

 

 

真っ直ぐな目を光らせて応えた。学ぶという事にとても意欲的な子だ。

 

理 「その意気♪その意気♪」

 

紫 「御師匠様!!早速修行お願いします!」

 

理 「はいはいそんじゃ行きますか♪でも能力の

   修行は今回のメニューで考えてないから明

   日ね♪」

 

紫 「はい!!」

 

理 「じゃあ行くか♪」

 

そして今日も理久兎と紫は修行のために歩き出したのだった。その後、部屋に出された境界は練習がてらで紫に消させたのだった。

 



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第52話 お互いが望む夢

俺の元に紫が弟子入りしてから早約200年が経った。

 

紫 「………………」

 

理  (うん二百年でここまでいくとはね紫ちゃんは

   天武の才を持ってる妖怪だよ♪)

 

紫の成長についつい微笑んでしまう。200年前はミカンと同じぐらい小さくて薄い黒の妖力の玉も今では西瓜と同じぐらいの大きさだ、しかも妖力の質も上がって黒紫の色になった。更には『境界を操る程度の能力』の副産物?でもあるあの裂け目いや今はスキマといった方がいいだろうか。それも自在に操ってるしで本当にこの子は才能がある。しかもそれだけでもなく彼女の努力は自分の想像を遥かに越えていた。修行が終わって夜に寝たと思ったらこっそり起きて外でスキマの練習もしていたり修行の復習までも行っていた。自分は知らない振りをしていたが本当は誉めたかったのが事実だ。それでいて学問にも積極的に取り組んで覚えるのが本当に楽しそうだった。そのせいなのか読み書きもほぼ教えることが無くなってしまった。自分からすると自慢の弟子いや娘かもしれない。

 

理 「そこまで!」

 

紫 「はぁ~はぁ~」

 

理 「うん本当に成長したな…紫♪」

 

紫 「ありがとうございます御師匠様!!」

 

今では妖力を出し続けても3時間近く妖力を出し続けれるようにった。

 

理 「ここまで来ると教えることが何もないなぁ」

 

紫 「そうですかね?」

 

理 「うんアハハハハ♪多分今の紫ちゃんなら

   中堅妖怪ぐらいなら楽勝かもね……」

 

紫 「ご冗談を……ふふっ♪」

 

いや冗談なんかじゃない。事実をしっかりと述べた。

 

理 「とりあえず小屋に帰るかね♪」

 

紫 「はい!!じゃスキマを開きますね♪」

 

紫はスキマを開くと理久兎と紫とでスキマへと入るのだった。そしていつの間にか自分達の住処へと帰還した。

 

理 「本当に便利だねそれは」

 

上記のとうり紫は、今ではスキマを使っての移動もできるようになった移動には本当に便利だ。

 

紫 「御師匠様が教えてくれなかったら今ごろは

   使えませんよ♪」

 

理 「おだてるのが上手くなったね♪」

 

紫 「いえいえ♪」(゜▽゜*)

 

いや本当に言葉使いも良くなった。それに出会ったばかりの昔の弱々しい紫と比べると今はガリガリではなくなり健康的で良い肉体となり気持ち胸も少し大きくなったような気がする。そして丁度良いことに夕飯時のため、

 

理 「飯にしようか?」

 

紫 「そうですね♪」

 

理 「とりあえず外の縁側で待ってて………」

 

紫 「はぁ…分かりました……?」

 

紫に指示を出して自分は台所へと向かいある物を取りに行くのだった。そしてある物を取って縁側へと出ると、

 

理 「やっぱり夏は暑いね~」

 

紫 「そうですが月明かりが綺麗ですよ所で

   御師匠様それは?」

 

理 「これは七輪だよ♪」

 

ある物とは七輪だ。折角の夏の夜。昼よりも涼しいため外でも外で料理を食べようということだ。

 

紫 「それで何に使うんですか?」

 

理 「こうやってね炭火で味噌をつけたおに

   ぎりを焼けば……」

 

そう言いながら味噌を着けたおにぎりを七輪の網に乗せる。暫くすると味噌が焼かれ香ばしい匂いが出てくる。

 

紫 「芳ばしくていい香りですね♪」

 

理 「ほい俺特製の焼おにぎりね熱いから

   気を付けてね♪」

 

紫 「いただきます………ハフハフ熱いけど

   美味しいです!!」

 

理 「そうか」( =^ω^)

 

幸せそうに食べる紫の顔を見ながら自分は満足するのだった。暫く料理を食べると

 

紫 「ご馳走さまでした」

 

理 「御粗末様ね………」

 

料理を食べ終え自分は七輪の炭火を消す。すると、

 

紫 「御師匠様………」

 

理 「うん…どうした?真剣な顔をして………」

 

紫は真剣な顔をしてきた。何事かと思っていると、

 

紫 「私の過去を少し話します………御師匠様が

   知ってのとうり私が酷い生活だったのは

   知っていますね…?」

 

理 「あぁ知ってるよ………」

 

紫 「実は私はその前に生まれて間もない時

   ある人間達に出会って色々なことをし

   てくれました………御飯を貰ったり歌を

   聞いたりとですが直ぐにあの妖怪達が

   現れてその人達を殺してそのまま捕虜

   にされました………」

 

理 「………………………」

 

紫 「そしてその後は知ってのとうり捕まって

   鬱憤を晴らすためにムチ打ちや掃除等や

   らされ御飯はろくに食べれずそして妖怪

   の親分が私が成長したらにこいつを俺の

   嫁にして俺が死ぬまで楽しむとそれが嫌

   で命辛々で逃げ出してそして偶然御師匠

   様に出合い本当に幸せでした………」

 

やはり聞いていると悲惨な生き方をしている。自分よりも何倍もの過酷な生活についつい心を打たれてしまう。

 

理  「そうか………」

 

紫 「でも捕まる前に出会った人間達やあの時

   の御師匠様が私をつれてってくれた都の

   人間達のやり取りをみていると思ったん

   です………人間と妖怪が共存できる世界が

   実現できたらと」

 

理 「共存…ね……」

 

紫 「変ですよね笑ってくれてもいいんですよ?

   妖怪がこんなイカれた言うのは可笑しいの

   は知ってますから」

 

と、紫は言うが自分がそんな事で馬鹿にしたかのように笑う筈がない。むしろ、

 

理 「いや素敵な夢だと俺は思うよ♪」

 

紫 「御師匠様…………」

 

その夢を応援する。誰よりも紫のその夢を応援したい。

 

理 「俺はその人の夢や努力を笑わないそれに

   向かって行けるのは並大抵の努力では出

   来ないからだよ………」

 

紫 「……………………」

 

理 「その夢を心に抱き続けなさい紫…………」

 

紫 「御師匠様ありがとうございます!!」

 

紫は頭を下げた。だがこれは紫の夢であり叶えたいという願望だと感じた。そしてそれらの条件は揃った。

 

理 「ハハハハ♪なら紫………」

 

紫 「なんですか?」

 

縁側から立ち上がり紫の前に立つと、

 

理 「俺とその夢を実現させてみないか?」

 

紫 「え?御師匠様…………」

 

理 「妖怪達はそんな簡単にまとまらないのは

   分かるよな?」

 

紫 「はい…………」

 

理 「だから俺がその妖怪達をまとめよう」

 

紫 「え!!」

 

願いを持つのは誰しも人間だけとは思わない方が良い。動物や妖怪はたまた自分だって時々ある。そして何よりも紫のその夢は自分が興味を持ちそして叶えたいという意思を感じた。ならば神としてその願いを叶える後押しがしたいとそう思った。

 

理 「簡単な話だよ俺が妖怪の頂点に立てばいい

   そうすれば俺を元に妖怪達が集まる」

 

紫 「確かに……」

 

理 「それに、俺と紫の夢を共感出来る奴を

   探すのも楽だしね♪」

 

紫 「御師匠様…………」

 

理 「だから紫、君に頼みたい……」

 

紫 「え?」

 

理 「俺と紫………君のその夢を実現するために

   共に行かないか?」

 

理久兎は紫に手をさしだす。紫の考えはもう決まっていた。

 

紫 「共にその夢を叶えましょう御師匠様!!」

 

紫はその手を繋いだ。

 

理 「ああ!!今日はこの門出を祝おう!」

 

紫 「はい御師匠様!!」

 

こうして俺と紫の夢を実現する戦いが始まったのだった。

 

 

 

 

 



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第53話 仲間作りもとい不法侵入

紫ちゃんとの夢を実現するために今俺は山に来ていた。

 

理 「紫ちゃんの情報だとここか……」

 

紫は情報を集めるために自分と別々行動している。ここで少し回想が入りこれは夢を叶えようと言ったその翌日だ。

 

理 「紫ちゃん………」

 

紫 「何ですか御師匠様?」

 

理 「まずはどの妖怪を仲間にする?」

 

紫 「そうですね………なら妖怪の山に住む

   天狗達なんてどうですか?」

 

と、紫は言ってくれる。だが肝心な事がある。それは、

 

理 「天狗ってどういう妖怪?」

 

ズコッ!

 

天狗という妖怪は何だという事。元々妖怪といっても紫は別だが自分からすれば全部同じとしか思っていないため天狗と言われてもよく分からない。

 

紫 「御師匠様…知らないんですか………?」

 

理 「うん知らん!」( `・ω・´)

 

紫 「そんな胸を張って言わないで下さいよ……

   え~と説明すると妖怪達の中でも唯一で

   空を飛べてなおかつ妖怪達の中では一番

   縄張り意識の強い妖怪です………」

 

理 「うわ~面倒くさいタイプだ………」

 

縄張りを意識が強いという事は大抵の場合は仲間意識も強い傾向が多いということだ。故に面倒くさいのだ。

 

紫 「ですが仲間にしたら彼らのスピードや

   制空権を手に入れられますよ………」

 

理 「制空権は分かるけどそんなに速いの?」

 

紫 「はい……カラス天狗などの速い部類も沢山

   いますしね……」

 

そんなに速いというのならそのスピードを見てみたい。

 

理 「成る程そのスピードなら俺に対しての

   噂も流してくれそうだね………決めた!

   ならそこから行くか」

 

紫 「大丈夫ですか?御師匠様…………」

 

理 「大丈夫だよ後…紫ちゃんに頼みたいことが

   あるんだけどいいかな?」

 

紫に頼みたいことがあると伝える。それを聞き紫は疑問符を浮かべる。

 

紫 「何ですか?」

 

理 「紫ちゃんには少し妖怪の情報等を集め

   てきて欲しい…………」

 

紫 「なぜ情報を?」

 

理 「俺は妖怪に対しての情報は疎いだから

   それを知るためにもっていうのと情報

   は戦いを左右するからだよ♪」

 

自分は妖怪に対しての情報は未だに疎い。これが何の妖怪や弱点なんてのも良く分かっていない。だからそれを探らせるために紫に調査させたいのだ。

 

紫 「………分かりました!御師匠様との夢の

   ために情報を集めてきます!!」

 

理 「頼むよ♪でも無理はするなよ?」

 

紫 「はい!」

 

理 「後、俺は修行しながら行くからここで

   お別れになるけど何かあったら直ぐに

   俺のところに来なよ♪」

 

紫 「わかりました!!」

 

こうして理久兎と紫は計画を実行に移した。これが回想だ。因みにその話からもう1ヶ月も経過している。ゆっくりし過ぎた。そして現在の理久兎は、

 

理 「さてと山に突撃しますか………」

 

そう言って理久兎は、山の中に足を踏み入れた。暫く歩いていると、

 

? 「止まれ!そこの男!」

 

犬のような妖怪の男に止められた。理久兎はその犬みたいな男性に親しみをこめて口を開く。

 

理 「何ですか?厠ならあっちですよ♪」

 

これはトイレに行きたいのだろうと思い木に向かって指を向ける。

 

? 「あぁこれはご丁寧に………てっ違う!

   そして俺はマーキング等しない!」

 

良いノリツッコミだ。ツッコミにキレがある。

 

理 「どうした?青春に花を咲かせていこう

   とする青年のような叫びをあげて……」

 

? 「この先は天狗の縄張りの妖怪の山だ!」

 

と、叫んでくる。だが自分には軽くこう聞こえた。

 

理 「え?妖怪の山田さん?」

 

? 「ふざけるな!」

 

理 「ふざけてない!遊んでるんだ!」

 

この妖怪で遊んでいるだけだ。ふざけてなどいない。というか妖怪の山田って誰だよ。

 

? 「こ…こいつ我ら白狼天狗をここまでバカに

   しやがって…………」

 

理 「え?狼なの?犬じゃなくて?」

 

? 「違う!」

 

理 「どう見ても犬にしかみえない……」

 

それを聞いてこんなにうるさいと犬しか見えない。そこまで狼と言いきるのなら狼ならやらなさそうなことしてみたくなった。そのため男のすぐ近くに来ると、

 

理 「お手!」

 

? 「ワフ!…………………はっ!?」

 

理 「やっぱ犬じゃん尻尾まで振っちゃって……」

 

尻尾をパタパタと振っていた。だがこの白狼天狗はとうとうキレた。

 

? 「野郎ぶっ殺してやる!」

 

シュン!

 

そう言って白狼天狗は刀を抜刀して自分に向けて切りかかったが、

 

理 「遅いね♪」

 

だが彼より実践を経験している理久兎にはそんな攻撃たいしたことでもない。

 

ガシ!

 

理久兎は普通に刀を片手で掴んだ

 

白狼「なっ!?」

 

理 「少し寝ててね♪」

 

ドス!

 

そして理久兎はその白狼天狗の腹を思いっきり殴った

 

白狼「ガフ!うっ…犬走狼牙……一生の不覚………」

 

バタン!

 

そして狼牙は気絶した。

 

理 「いや~楽しかったさ~てそんじゃ入るか!」

 

そう言ったがいつものお約束だ…。

 

白狼「さっきここで大きなツッコミが………」

 

白狼「これは!隊長!!」

 

と、狼牙のツッコミを聞いて妖怪達が駆けつけてきた。それ以前にこいつが隊長だったみたいだ。

 

理 「こいつが隊長かよ!?」

 

白狼「貴様!!ただで帰れると思うな!」

 

白狼「隊長の仇!」

 

理 「殺してねぇよ!」

 

そして、いつものように殴りあいが始まった。そして草むらの中では、

 

? 「あやややたっ大変!急いで天魔様に

   伝えないと!」

 

この光景を見ていた一人の小さな少女の影は消えた。

 



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第54話 天狗達との戯れ

とある森の中1人の少女は全力でその小さな黒い翼を動かしていた。

 

? 「早く……早く伝えなきゃ!」

 

彼女は、無我夢中で飛んで周りに気を配るのを忘れていた。そのため、

 

? 「ちょ!!」Σ(×_×;)!!

 

? 「うわ!」

 

そして、偶然目の前にいた少女にぶつかった。

 

? 「痛てて何よ…………って文!どうしたの?」

 

文 「痛てて、はたて!」

 

この今さっきまで飛んでいた天狗の名は射命丸文。そして、今ぶつかったのは文の友達。姫海棠はたてだ。

 

文 「大変ですよはたて!」

 

はた「だからどうしたのよ!?」

 

文 「侵入者ですよ!」

 

はた「へ?…………はぁ~~~!?」

 

文 「急いで天魔様に伝えないと!」

 

はた「待って文…私もいく!」

 

そう言って2人の少女は飛びだった。

 

一方理久兎は、

 

理 「無駄なんだよ!」

 

白狼「グハ!」

 

素手で殴っている模様。今現在の状況では主人公が進みそうもないので先程の天狗の少女へと視点を変えよう。

 

文 「天魔様!!」

 

はた「大変よ!」

 

2人は天魔のもとにたどり着いた。そして他の天狗達が恐れる天魔の正体は、

 

天魔「ん~?どうした文にはたて2人して?

   バリッバリッ…………」

 

せんべいをかじりなが寝転がっているダメな中学女子見たいな子だ。

 

文 「侵入者です!」

 

天魔「またまた~こんな山に入る奴なんている

   のか文?あの御方達除いて………」

 

文 「ですが白狼天狗達が一瞬でやられて

   います!」

 

天魔 「…………嘘ではないな……」

 

文  コクリ

 

文が焦っているを久々に見た天魔はすぐに真面目な顔つきになり起き上がる。

 

天魔「はたて至急他の天狗達に伝達!そして

   侵入者を即刻捕らえよと伝えろ!」

 

はた「わかりました!!」

 

天魔「文、ご苦労だった」

 

文 「いえ……なんか急に真面目な顔つきになって

   も威厳がな……

 

なお天魔の威厳はどうやら無いに等しいらしい。

 

天魔「速く何としても捕まえなければもしこれが

   あの御方達にバレると色々面倒だからな」

 

天魔はそう呟き侵入者に対しての警戒を強めることにしたのだった。そして視点はまたまた戻り理久兎は、

 

理 「まったく数が面倒だな………」

 

気絶している白天狗達にそんなことをぼやいていると多数の気配を感じる。

 

理 「うん?」

 

向いた先には、

 

天狗「いたぞ!」

 

天狗「捕まえろ!」

 

と、今度は翼が生えた妖怪もとい天狗達多数がやって来た。

 

理 「また増えた……」(-_-;)

 

天狗「やっちまえ!」

 

天狗「おぉーー!!」

 

しかも無数にいる天狗達は理久兎へと滑空しながら襲い掛かる。

 

理 「面倒だな仕方ないあれを使うか…………」

 

理久兎はある構えをとる。すると、

 

天狗「捕まえた!」

 

天狗「お縄だ!よ

 

と、腕を足を掴む。だが彼らは遅かった。

 

理 「仙術 ニ式 虎哮(こほう)!!」

 

そう叫ぶと更に大きく息を吸い肺いっぱいに空気を吸うと、

 

理 「グワーーーーー!!」

 

理久兎が使った技、仙術ニ式虎哮これは自分を中心とし半径10mの範囲で大音量の雄叫びをあげる技だ。見た感じはシンプルな技だが侮る事なかれ。近距離の相手はこれを食らうと何mかはぶっ飛ぶ。さらに距離外でも相手の耳にダイレクトにダメージを与える。この咆哮はさながら何処ぞのハンティングゲームの轟竜のようだ。そしてこれをくらった天狗達は、

 

天狗「ぎゃふん!?」

 

天狗「ギャラッティック!?」

 

等、叫びながら吹っ飛んだ。そして遠くにいる者達は、

 

天狗「ぐわ~!!耳が!」

 

天狗「……………………」

 

耳を塞ぎ必死に耐える者もいれば気絶した者も出てきていた。そのため向かってきた天狗達は全滅した。

 

理 「あまり使いたくないんだけどなぁ……

   あ~後結構手加減してるから皆鼓膜は

   破れてないはずだよ♪さてとさっきの

   増援が来た位置を考えると拠点はあっ

   ちか♪」

 

そう言いながらまた歩き出した。また視点は変わり天狗達のいる本殿では、

 

文 「天魔様報告いたします!」

 

天魔「………捕まえたか?」

 

と、聞くが現実は甘くはなかった。文は申し訳なさそうに、

 

文 「侵入者を捕まえにいった天狗達全員

   やられました!」

 

天魔「ブッ!嘘だろ!?」

 

文 「嘘ではございません!」

 

はた「ありえない…………」

 

これには天狗達も驚くしかなかった。まさか1人にここまで戦力が削られるとは思わなかったからだ。すると、

 

天狗「侵入者が来たぞ!天魔様の家の門を

   閉めろ!」

 

天狗「なっ!分かった!!」

 

ギイーーンガチャン!!

 

そう言うと扉が閉まり内側から鍵が掛かった。どうやら侵入者がもう目前に迫っているようだ。

 

文 「もうここまで……」

 

は 「文!いざとなったら分かるよね!」

 

文 「勿論です!止めましょう!」

 

天魔「我が天魔になってから色々と不幸が続くな

   とほほほ……」

 

天魔は静かに泣くのだった。そして現在の理久兎は、

 

理 「ついたか…………」

 

理久兎は天狗達の住みかについた模様。だが、

 

天狗「侵入者よこれ以上は好きにはさせぬぞ!」

 

理 「またお前らか………」(-_-;)

 

また天狗達が出てくる。これには段々と呆れてくる。

 

天狗「はぁ!!」

 

そして天狗達は真正面から一斉に襲いかかって来る。もう段々面倒くさくなってきたが仕方なくさっきとは違う構えをとる。

 

理 「仙術 十三式 空壁(くうへき)!!」

 

カキン!

 

天狗 「何だ!これは!」

 

仙術十三式空壁これは理久兎の霊力などで周りにある空気を固めて透明の壁を作る防御技だでもこの技はこれで終わりではない。

 

理 「爆!!」

 

ドゥーーン!!

 

天狗「あぎゃ!!」

 

天狗「何だよ!この技はクソ!!?」

 

読者様は分かるだろうか。現代で言うところの風船だ。霊力などで作った風船という容器の中に空気を入れるこれがこの技の正体だ。そして風船が割れるとその圧縮した空気の衝撃がおこり爆発物と同じ扱いになるのだ。つまるこの技は防御と攻撃この2つを合わせた技だ。なお防御力はそこそこであるので刃物も通さない。そして吹っ飛ばされた天狗達は全員気絶した。

 

理 「よし片付いたな………とりあえず予想だと

   あの大きな家だよな♪」

 

理久兎は天魔達がいる建物の手前まで来ていた。そして中では、

 

ドゥーーン!!

 

文 「えっ!?」

 

は 「今の音は何!」

 

文 「まさか皆負けてしまったのですか……」

 

天魔「こうなれば殺るしかないのか…………」

 

そんなことを言っていると、

 

文 「ん?声?」

 

は 「どうしたの文?」

 

文 「いや…今一瞬声が聞こえたような……?」

 

そして文がそれをいった直後、

 

バーーーン!!

 

扉が無惨に破壊された。そして土煙が上がる中から、

 

理 「お邪魔しま~す!」(o^-^o)

 

満面の笑顔の理久兎が現れたのだった。



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第55話 頂点だと思ったが違った

これは理久兎が扉を壊す数分前である。

 

理 「さぁてここか………」

 

理久兎の前にはいかにも私は偉いぜ!という建物がある。

 

理 「どう開けようかな…前と同じで…いや待て

   よ……」

 

理久兎はある想像をした。それは、

 

理 「終の秘剣カグヅチ!」

 

ドガーーーン!!

 

天狗「ギャー~火が木に燃え移った!」

 

天狗「消火を急げ!」

 

天狗「無理です!火の勢いが!!」

 

妖怪の山が大火事になった。

 

理 「やっちまった……」/(^o^)\

 

想像シーン終了。つまり木々がある山では火の扱いは細心の注意がいるという事だ。

 

理 「こうなると絶対仲間になってくれそうも

   ない所か話すらしてくれないよなぁ………

   しかも力で支配とか一番やったらダメな

   やつだわ」

 

なおこれは当たり前である。

 

理 「どうするか……一か八かやってみるか」

 

そう言いこれまでとは違う構えに入った。

 

理 「仙術 四式 鎧砕き!!」

 

バーーーン!!

 

仙術四式鎧砕きこの技は名前のとうり相手の鎧や固い甲殻に向かって拳(霊力付き)をぶつけてその甲殻や鎧ともども破壊する技だいわゆる部位破壊と言うやつだ……これを受けるともちろん鎧や甲殻を破壊できるその他にも結界だとかも1発で破壊できるでもこれを生身の肉体で使うと普通に相手は死ぬ恐れがあるので使用にはいつも細心の注意をしている。そして、これを改良して作られたのが仙術十六式内核破壊だ。

 

理  (とりあえずこう言えばいいかな?)

 

理久兎は中に入ると一言、

 

理 「お邪魔しまーす!」(o^-^o)

 

これがここまでの回想である。中に入るとそこにまた天狗が立っておりその奥にはまだ幼い子供の天狗が2人そしてその奥には若くそして立派な羽を持つ天狗が座っていた。あれがボスなのだろう。

 

天魔「こいつが……侵入者」

 

文 「扉が……」

 

は 「ありえない……」

 

理 「ここのリーダーは…お前?」

 

と、言ったその時だった。

 

文 「はたて!」

 

はた「分かってる!」

 

突然2人の天狗の少女が猛スピードで理久兎に突撃してきた。

 

文 「いっけーー!!」

 

はた「くたばれ!侵入者!」

 

理 「何だ?」(・_・?)

 

だがその突撃は空しく理久兎は普通に回避した。

 

文 「嘘でしょ!」

 

は 「あのスピードを回避した!!」

 

だけど2人は気づいていない。

 

バーーーン!!

 

ここは室内だ。勿論全速力で飛べば壁に当たるだろう。

 

文 「痛~~~~!!?」

 

は 「痛てて…………」

 

2人は、ものの見事に壁に激突した。

 

理 「……………………」

 

天魔「……………………」

 

これを見ていた2人は何も言えない。

 

理 「え~とボスは君か?」

 

天魔「あぁそうだ…………」

 

2人は無視して気にしないことにした。

 

理 「とりあえず君を倒せばここのボスは俺か?」

 

天魔「いや残念だが違うな……」

 

どうやら違うようだ。こうなると戦う意味がないと思ってしまう。

 

理 「なんだ違うんだ……」

 

天魔「何だ?その男のテンションは……」

 

理 「今のここのボスは君じゃないってことは

   誰かにボスの座をとられたの?」

 

天魔「そうなるな……」

 

どうやらボスの座は誰かに盗られたようだ。すると、

 

はた「ちょっと!私達を少しは気にしてよ!」

 

文 「あややや……」

 

と、壁に激突した2人は文句を言ってくる。そんなのは気にしないで、

 

理 「じゃ~そのボスは?」

 

文 「無視ですか?!」(*´・ω・)

 

は 「えっ?無視?無視なの?」

 

もう無視した方がいい。こっちは先程から手厚い歓迎で疲れているんだから。

 

天魔「それは……」

 

と、天魔が言おうとたその時だった。

 

? 「私らだよ」

 

理 「ん?」

 

天魔「げっ!?」

 

文 「何でこの人達が……」

 

は 「………………」((( ;゚Д゚)))

 

理久兎が壊した門から2人の女性と1人の子供が入ってきた。しかも特徴としては3人とも頭に角が生えている。

 

理 「君達は誰?」

 

? 「おっと悪いね私はここ妖怪の山のボス

   鬼子母神の不動鬼美寿々(みすず)ってもんだ」

 

そう言って中央に立つ1人の女性が答えたのだった。



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第56話 RPGでいう真のラスボス

理久兎に向かって自己紹介をした女性彼女が今の妖怪の山のボスみたいだ…………

 

理 「へぇあんたがボスか…………」

 

美 「おうよ!で隣にいるのが………」

 

? 「伊吹萃香だよ♪」

 

と、ちびっこの鬼?が答え、

 

? 「そんで私が星熊勇儀だ」

 

いかにも姉御的な女性の鬼?が答えた。だがふと思った。

 

理 「1つ確認していいか?」

 

美 「なんだい?」

 

理 「君らって姉妹か?」

 

ついつい3人が横並びなおかつ角が生えているためそう思ってしまう。しかも丁度、萃香がいるため特にそう思ってしまう。

 

勇儀「プッ………ちっ因みに?」

 

理久兎は指をさして、

 

理 「長女(美寿々)次女(勇儀)末っ子(萃香)」

 

と、順番に指を指していった。これには美須々と勇犠は大爆笑だ。

 

2人「ぷっハハハハハハハハハ♪」

 

萃香「何で私は末っ子!?」

 

萃香は顔を真っ赤にさせて叫んだ。

 

勇儀「やっぱりそう思われるって♪」

 

美 「ぷっハハハハハハ♪」

 

理 「えっ違うの?」

 

萃香「違うって!」

 

恥ずかしいのか顔を真っ赤にさせて叫ぶ。この光景を見ている天狗達は唖然としていた。

 

天魔「鬼を相手に堂々としてるなぁ……」

 

文 「いっ命知らずも良い所だわ」

 

はた「あれ絶対に殺される!?」

 

と、呟きが聞こえてくる。自分はそんな簡単に死ぬ程、柔ではないのだが。すると、

 

美 「おっと本題を忘れるところだった」

 

理 「ん?本題って?」

 

美 「本題は、私らの領地でまぁ散々やって

   くれたね若造………?」

 

どうやら攻めに来た事に美寿々は少しお怒りのようだ。天狗3人はびくびく震えていた。

 

3人 ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル  

 

理 「いや~悪かった普通に入ったらいきなり

   戦い挑まれちゃて……てへ☆」

 

美 「ほう我ら鬼にいい態度だね……だが今のお前

   の言葉からは嘘の匂いがしないね?」

 

理 「嫌だな~俺は嘘が大嫌いなんだよ♪」

 

美 「ほう…………」

 

この場に針積めた空気が漂う。後ろにいる萃香と勇儀も不安に思ったのか、

 

萃香「ちょっとやばくない勇儀?」

 

勇儀「あぁ久々だよこんな空気は…………」

 

と、聞こえてくる。そんな空気ではないと自分は思うが周りはそうなのだろう。そして自分と美寿々の少しの沈黙が続いた後、

 

美 「フフフ………」

 

と、笑いだした。それに負けじと、

 

理 「ククク………」

 

自分も笑う。そして、

 

2人「ぷっははははははは♪」

 

自分と美須々は笑ってしまった。それにはこの場の全員は驚いていた。

 

萃香「なっ何!?」

 

勇儀「どうしたんだい2人は………」

 

文 「もっもう無理………」

 

はた「私も………」

 

天魔「おっおい!」

 

幼い2人は倒れて気絶してしまう。この針積め緊迫した空気から抜け出せたことに安心したのか力が抜けてしまったようだ。すると、

 

美 「気に入ったよ若造!!」

 

と、美須々が言ってきた。だが言えるのはもう自分は若造の年齢ではない。それ以前に美須々より年上だ。

 

理 「若造じゃなくて深常理久兎だよ♪」

 

美 「おっと悪いねそれは」

 

どうやら何かが通じたようだ。そのためか美須々はニコニコと此方を見ていると手を差し出してくる。自分はその手を握る。

 

ガシッ!!

 

そしてお互いに握手を交わした。

 

天魔 「どうしてこうなった…………」

 

萃香「何か通じあったね……」

 

勇儀「みたいだな……」

 

言う通り何か心から通じ会えた。それは確かだ。

 

美 「でっ?理久兎なぜこの山に踏みいった?」

 

理 「この山の頂点になるのが目的かな?」

 

間違ってはいない。とりあえず今の目標は山の頂点だ。

 

美 「なぜそのようなことを?」

 

理 「う~ん俺らの夢を叶えるためかな?」

 

美 「夢?」

 

理 「そっ♪う~んとりあえずそろそろ呼ぶか」

 

美 「何だ?」

 

萃香「呼ぶ?」

 

勇儀「理久兎の仲間か?」

 

天魔「また1人増えるのか………」

 

天魔は頭を押さえた。なお文とはたてはまだ気絶している。とりあえず大きく息を吸って、

 

理 「紫ちゃんカモ~ン!」

 

そう叫ぶ。すると自分の隣でスキマが開く。

 

紫 「何ですか?」

 

スキマから紫が顔を出した。理久兎と紫以外の反応は、

 

全員「そこからか!?」

 

と、皆まさかこの形で出てくるとは思わなかったのか目を点にしていた。

 

紫 「御師匠様…天狗は仲間に……え?!」

 

美須々達を紫は固まった。

 

理 「どうした紫?」

 

紫 「何で鬼がいるんですか!?」

 

と、驚きながら叫んだ。自分は今の状況を話すことにした。

 

理 「紫ここの支配下は天狗じゃなくて鬼

   だったよ…………」

 

紫 「嘘!?」

 

まさか鬼の支配下になっているとは予想出来なかったのだろう。するとこの光景を見ていたメンバーは、

 

萃香「え~と理久兎だっけ?」

 

理 「あってるよで何チビちゃん?」

 

萃香「チビじゃなくて伊吹萃香!」

 

まだ名前を覚えきっていないためチビと呼んだら怒られた。無理もないが、

 

勇儀「とりあえずその子は誰だい?」

 

萃香「ちょ!勇儀それ私のセリフ!」 

 

萃香があまりにも遅く話していたため勇儀が聞いてくる。

 

紫 「あっえ~と私は……」

 

紫が自分のことを言おうとした時、

 

理 「俺の1人娘♪」(^◇^)

 

理久兎の悪ふざけが始まった。

 

萃香「へぇそう…………は!?」

 

紫 「えっ!?」

 

勇儀「嘘だろ!?」

 

天魔「はい!?」

 

美 「……………………」

 

全員「はぁーーーーーーー!!

 

全員は驚き叫んだ。まさかここまで言うとは思わなかった。

 

萃香「り…理久兎……子供いたの!?」

 

勇儀「その見た目でありえない……!?」

 

美 「そうかお前の娘か!」(゜▽゜*)

 

天魔「あははははは」

 

天摩は発狂しながら笑っていた。こう思われるのは無理もない。何故か端から見ると何でこの好青年に子供がいるの?と幼いときに何かやらかしてしまったの?みたいな感じに見えてしまうのだ。

 

文 「え!何事ですか!?」

 

どうやら気絶した者も起きたようだ。

 

はた「私はいったい……何この状況……」

 

まさにカオスな光景だ?

 

紫 「ちょ!御師匠様!!」

 

理 「うん何?」

 

紫 「娘って何ですか!?」

 

理 「えっ違うの?」

 

紫 「いや……あの…その」(///_///)

 

顔を赤らめ俯く。どうやら内心嬉しいようだ。

 

理 「とりあえず彼女達を落ち着かせるか」

 

紫 「そうですね…………」

 

そうして数分かけて理久兎と紫は実際の事を話し皆をなだめるのだった。

 

萃香「何だ~師弟関係か………」

 

勇儀「ビックリしたな…………」

 

天魔「本当に止めてくれ………」

 

文 「何話してたんだろ?」

 

は 「気になるなぁ」

 

天魔「お前たちには少し早いな……」

 

どうやら天魔は復帰したようだ。

 

美 「でも娘みたいなもんだろ?」

 

理 「まぁね♪」

 

紫 「もう…御師匠様は……」

 

また恥ずかしがってもじもじとする。

 

理 「所で何で鬼がいて驚いたの?」

 

紫 「えっとですね鬼を仲間にするのは天狗達

   の後にやろうと思ったからです…………」

 

理 「そうなの?」

 

紫 「はい本当は天狗達を仲間にしてそして

   鬼達に私達のことを知らしめれば興味

   をもってやって来たところで仲間にし

   ようと考えてました…………」

 

理 「ほ~う良く考えれてたじゃんか♪」

  

そう言いながら紫の頭を撫でた…………

 

紫 「ちょ!御師匠様恥ずかしいです!」

 

萃香「師弟関係というよりは」

 

勇儀「本当に親子みたいだな…………」

 

美 「でも私らと戦うとはね…………」

 

紫の予定とは大きく変わった。今、考えている事は、

 

理 (とりあえず鬼達も一気に仲間にするか)

 

色々と計画がぶっ飛んでいたため理久兎は考えてある策にでた。

 

理 「なら俺と賭けをしないか?」

 

美 「賭け?」

 

理 「そう賭けさ♪」( ^∀^)

 

萃香「どういった賭けをするの?」

 

どういった賭けをするのかと聞いてきたためお互いが納得するゲームをすることにした。

 

理 「君ら鬼とそして俺とで勝負するんだよ」

 

美 「ほ~う中々面白そうじゃないか」

 

理 「ルールはそうだね丁度君らの3人VS俺

   でやるのはどうかな?」

 

美 「理久兎はそれで勝てるのか?」

 

勝てるのかと聞かれる。ぶっちゃけ正直分からない。

 

理 「分からないねでも俺は少なくても君ら

   とは戦ってはみたいね♪それにいくら

   不可抗力とはいえど喧嘩を吹っ掛けた

   の事実だからね」

 

美 「はははは良いね♪気に入ったよその戦い

   を受けよう♪」

 

美須々はそう言いゲームすることは決まった。

 

萃香「でっ?賭けの内容は?」

 

そして萃香の言った通り次は賭ける物だ。勿論、自分が要求する物は決まっていた。

 

理 「俺が全勝すればここのボスの座を貰うよ」

   

美 「良いよ私らは………で?そっちが負けたら

   何をよこす?頂点の座をやるんだそれ相

   応の物じゃないとね?」

 

勿論そこはフェアにやる。だからそれ相応の物を賭ける。

 

理 「俺の心臓をくれてやるよ♪」

 

勇儀「なっ!」

 

萃香「えぇっ!?」

 

紫 「嘘!!」

 

美 「お前は正気か?」

 

正気かと聞かれる。そんな自分は狂ってはいない。

 

理 「それぐらいの覚悟があるって事さ♪」

 

美 「その覚悟気に入ったよ勝負の日程は?」

  

理 「明後日で頼める?」

 

美 「良いよ!後あたしらがあんたを迎えに

   行くからそうだな………朝の7時くらい

   にここにいろよ?」

 

理 「あいよ」

 

美 「逃げるなよ?」

 

逃げるなよと言われてもまずこの喧嘩を吹っ掛けたのは自分だ。逃げる筈がない。

 

理 「こっちから戦いを挑んだんだ逃げるなんて

   更々ないね♪」

 

美 「そうかい…行くよお前達……」

 

萃香「わかりました!」

 

勇儀「あいよ!」

 

そう言って鬼娘達は帰っていった。

 

紫 「御師匠様!!いくらなんでも!」

 

理 「安心しろ紫俺は負けね~よ♪」

 

負ける気は更々ない。ただ勝てると信じるだけだ。

 

紫 「なら絶対勝ってください御師匠様」

 

理 「なら約束しようか?」

 

紫 「約束?」

 

理 「うん絶対に勝つこれが約束だよ♪」

 

小指を立てて笑顔で言う。永琳の時には約束は守れなかった。だが今度こそは守ってみせると心に誓った。

 

紫 「分かりました絶対に守ってくださいね!

   絶対ですよ!」

 

そう言い紫も小指を出してお互いの小指を絡め、

 

2人「指切りげんまん♪嘘言ったら針千本飲~

   ます♪指切った!」

 

2人は指切りした。絶対に約束を守るために。

 

天魔「え~と所であんたら明後日までどうす

   るんだ?」

 

理 「………………野宿かな?」

 

紫 「調べものです」

 

天魔「そっそうか……なぁお前はこの里で泊まっ

   てきな………」

 

はた「正気ですか風雅さん?」

 

文 「あやややや!?」

 

天魔「正気だ後、本名で呼ぶな!」

 

はた「すいません昔の癖で…………」 

 

天魔の名前は風雅というらしい。普通に良い名前だ。

 

理 「いいのかい?」

 

風雅「あぁ気にするな」

 

理 「そうか…なら世話になるよ♪」

 

風 「とりあえずはたて!」

 

はた「はい!」

 

風 「天狗全員起こしてここに呼びな!」

 

はた「かしこまりました!」

 

そう言うとはたては、外に飛び出ていった。そんなこんなで勝負の日まで世話になることになった。そして理久兎はあることを思い出す。

 

理  (あっ!鬼に説明するの忘れてた………)

 

そう理久兎の悪ふざけ等で自分達の本当の目的を説明するのを忘れていたのだった。



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第57話 天狗の里にて

鬼に宣戦布告をして数分後、ここ天狗達の住む本殿では数多の天狗達が終結していた。

 

風雅「え~とてなわけで明後日までここで世話

   することになった……」

 

理 「よろしくね♪」

 

紫 「よろしくお願いします」

 

天狗「どうしてこうなったんだ?」

 

天狗「さぁ?」

 

天狗「しかし天魔様が言うならな………」

 

白狼「だな…………」

 

天狗達は風雅の言うことなら仕方ないといった感じだった。そんな光景を見ていると、

 

理 「あっ君はあの時のわんわんお!」

 

と、1人の白狼天狗に近づくとその白狼天狗は怒りながら、

 

狼牙「違う!犬走狼牙だ!」( `д´)

 

白狼「隊長落ち着いてください!」

 

どうやらまだ弄られた事を根にもっているようだ。

 

理 「いや~悪かったな」( ^∀^)

 

狼牙「おいごら!笑って謝るな!」

 

理 「お座り!」

 

狼 「ワン!………………はっ!?」

 

理久兎の掛け声と共に狼牙はお座りした。やっぱり犬だ。

 

白狼「隊長が………」

 

白狼「犬に……」

 

後ろの白狼天狗達はヒソヒソと話し始めた。

 

狼牙「貴様!またやりやがったな!」

 

紫 「御師匠様…悪戯は程々に……」

 

理 「悪いね……癖だ♪」

 

狼牙「このやろう!!」(# T△T)

 

狼牙は弄り倒される。目からは軽く涙を流していた。本当に弄り甲斐のある白狼天狗だ。

 

風雅「え~といいか?」

 

理 「あぁ悪い悪いじゃ~な狼牙♪」

 

紫 「すみませんでした」m(._.)m

 

紫はペコリと頭を下げる。それを見た狼牙は仕方なく怒るのを止めた。

 

狼牙「まったく……………」

 

風雅「とりあえず君らは私の家で寝てくれ」

 

理 「あいよ♪」

 

紫 「すみませんでした御師匠様がご迷惑を」

 

風雅「あぁ気にするなもう慣れたよ……」

 

慣れた。その言葉はどうやったらこんな台詞が言えるのかが気になる。というか絶対に風雅は苦労してる。

 

理  「そうか頑張れ風雅……

 

と、小声で応援した。それもその筈。風雅が天魔に就任したとたんに鬼に攻め落とされ更には理久兎1人に攻め落とされたのだ。それは小声で

 

風雅「とりあえず飯を食って今日は寝よ……」

 

そんなこんなで晩飯を食べて1日が終わった。翌日、紫はもう少し情報を集めるためにまたスキマに入っていった。明日の試合には応援に行くそうだ。そして自分は、

 

理 「なぁ~天魔さんよ」

 

風雅「どうしたんだ?」

 

理 「少しこの里を観光していいか?」

 

やることが対してないので観光しようと考えた。

 

風雅「構わないが……でももしがあるからな」

 

理 「例えば?」

 

風雅「迷子とか?」

 

理 「ありそう………」(´・ω・`)

 

実質まだそんなには山を歩いていないためマップが頭に出来ていない。もし迷子になったらアウトだ。そんなことを話していると、

 

文 「おはようございます天魔様!!」

 

と、昨日の幼い天狗が現れた。

 

風雅「おぉ文か丁度いいところに!!」

 

どうやら名前は文というらしい。文は訳が分かっていないのか、

 

文  (・_・?)

 

疑問符を出して困惑しているようだ。

 

風雅「文よこの者にこの里の案内をしてやって

   くれ」

 

文 「え!!?」

 

風雅「何なら彼から外の話を聞くのも文、君の

   力になるかも知れんぞ?」

 

文 「確かに……わかりました!」

 

と、何かは分からないが文は納得したようだ。

 

風雅「彼女の話に付き合ってくれんか?」

 

理 「あぁ良いよ♪」

 

色々と文献を広げていきたいため了承をする。

 

文 「では!行きましょう!」

 

理 「頼むよ♪あぁ……そうそう俺の名前は深常

   理久兎だ一応は聞くけど君の名前は?」

 

文 「私の名前は射命丸文です!」

 

理 「よろしくね文ちゃん♪」

 

文 「こちらこそ!では、まずこっちです!」

 

と、簡単な自己紹介と挨拶を済ませて文に色々な所に連れていかれた。天狗の里は意外にも少し広く自然にも囲まれている

 

文 「こんなもんですかね」

 

理 「なるほどねありがとう案内してくれて♪」

 

文 「いえところで理久兎さんの外の話を聞か

   せていただけませんか?」

 

理 「良いよ♪そうだな~何から話すか」

 

そして、俺も文に色々なことを話したいつもどのように過ごしているのか、紫ちゃんとどのように修行したのか等だ。ここだけの話、自分の出生の秘密や能力そして古代都市に諏訪の国のことと神子ちゃん達のことそして紫ちゃんの過去の話はしてない。

 

文 「成る程……意外にたくましいですね」

 

理 「でも俺の話なんて聞いてどうするの?」

 

文 「えっとですね私、新聞を作ろうと思って

   いるんです」

 

と、またわけの分からない単語が出てきた。新聞とは何だ。という疑問だ。

 

理 「新聞って何?」

 

文 「えっ!知らないんですか?」

 

理 「うん分からん……………」

 

文 「あややや…なら教えますね……」

 

文は自分に新聞という物を教えてくれるのだった。

 

文 「というものなんです!」

 

理 「成る程ねつまり情報を伝達する紙なん

   だね♪」

 

文 「そうですね後、はたても作ろうと

   しているんですよ♪」

 

理 「はたて?あぁ!一緒にいた髪を2つ

   に結んでいる子ね♪」

 

どうやら2つに髪を結んでいる幼い天狗少女の名前ははたてというらしい。とても仲が良いようだ。

 

理 「仲がいいんだね♪」

 

文 「それなりにですね♪」

 

理 「そう♪あぁそれと何時か新聞が出来たら

   見せてくれよ気になるからさ♪」

 

文 「えぇ構いませんよ♪」

 

そんなことを話しているうちに夕暮れ時になっていった。

 

文 「おやそろそろ帰りましょうか?」

 

理 「そうだね♪」

 

そう言って文は理久兎を天魔の家まで案内したのだった。



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第58話 鬼のお迎え

時間は夜。つまりお迎えの前日。その時間帯では現在、風雅の家で夕飯をご馳走して貰っていた。

 

理 「ふぅ~明日が楽しみだな♪」

 

風雅「そんなに楽しみか?死ぬかもしれないん

   だぞ?」

 

理 「まぁ~折角の機会だからね♪」

 

そう述べると風雅は細い目をして此方をジーと見てくる。そんな可笑しな事は言っていない筈なのだが。そしてここである事を思い出した。忘れてはならない事を。

 

理 「そうだねぇ風雅ちゃん♪」

 

風雅 (・_・?)

 

理 「鬼達との勝負に勝ったら君らも俺らの

   夢を叶えるために一緒に来ないか?」

 

そう自分達、人間と妖怪といった修羅神仏達が平等に暮らせる楽園を作ろうとする計画。その計画に加わらないかと誘う事だ。

 

風雅「そう言えばあの時お前がふざけたから

   聞けなかったなお前らの夢とは?」

 

理 「そうだね……妖怪や人間、神様がなどが

   共存する世界を創ることかな?」

 

それを聞くと丁度、味噌汁を飲もうとしていた風雅は盛大に吹き出した。

 

風雅「ぶっ!あっつ!?……正気か!?」

 

理 「うん勿論さ♪」

 

風雅「どんな世界にするんだ?」

 

理 「そうだね……」

 

理久兎は、それについて語った。内容は力の弱い人間達は妖怪や神達に対等に戦いを挑むことが出来てそして最後は仲良く酒を飲んだり楽しく手をとりあえる世界いや楽園を。理久兎はそんな夢を語った。

 

風雅「成功する可能性は?」

 

理 「半々かな」

 

風雅「そうか…今はもう少し考えたい」

 

理 「うん構わないよ♪もし加わるなら出来る

   だけ早く来てほしいな♪」

 

風雅「あぁ……」

 

そんなこんなで今日は過ぎた。翌日、戦いの日となる。

 

理 「ふわぁ…良く寝た…………」

 

理久兎が起きた時間約午前5時。就寝時間午前12時。おおよそ5時間の睡眠を取った。

 

理 「さ~て準備運動しておくか………」

 

とりあえず腕立てや腹筋、背筋等のストレッチを500の3セットそしてその後に体幹トレーニング1時間した。

 

理 「準備運動終わりといるんだろ紫?」

 

その言葉と共にスキマが開き紫ちゃんが顔を出した。

 

紫 「さすが御師匠様気づいたのは何時から

   ですか?」

 

理 「準備運動を始めたときから♪」

 

紫 「それもう最初からじゃないですか……」

 

理 「用件は?」

 

紫 「今回戦う鬼達の情報です……」

 

どうやら戦う萃香、勇儀、美須々の情報を持ってきてくれたようだ、

 

理 「ほう……」(*´ー`*)

 

紫 「え~とまずは伊吹萃香さんまたの名を

   酒呑童子……能力持ちですね」

 

理 「あのロリっ子か……」

 

萃香はその容姿で思い出す。一方ここ鬼の拠点では、

 

萃香「ハックシュン!!ズズッ風邪かな?」

 

と、萃香はくしゃみをしたがそんな事は自分達からしたら知ったことではない。

 

理 「能力は?」

 

紫 「『密と疎を操る程度の能力』です私から

   すると凄いインチキです……」

 

敢えて言いたい。紫の能力の方がとんでもインチキ能力だと。

 

理 「成る程ねつまり密を高めれば高温の体温

   で周りを熱くすることも出来るし逆に密

   を下げれば霧になって攻撃を回避できる

   って訳か…………」

 

紫 「鋭いですねまんまその通りです…えと

   それじゃ次は星熊勇儀さんまたの名を星熊

   童子です」

 

理 「あぁ~いかにも姉貴!て感じの女性ね」

 

そして、また…………

 

勇儀「ブエックション!」

 

萃香「勇儀もまさか風邪?」

 

勇儀「いや多分違うだろ……」

 

と、彼方ではくしゃみをしたが自分達には関係のない事だ。

 

紫 「彼女も能力持ちです」

 

理 「その能力は?」

 

紫 「『怪力乱神の力を持つ程度の能力』ですね」

 

理 「何か物理技喰らったら大変そう……」

 

紫 「そうですね鬼達は力が皆強いですが勇儀さん

   の怪力は鬼の中でも一番の強さを誇ります」

 

理 「おぉ~恐いなぁ」

 

力比べをしたら大変な事になりそうだなと思ってしまう。

 

紫 「最後にこの鬼達を統括している鬼子母神の

   不動鬼美須々さんですね」

 

理 「あぁ意外にも頼れそうなリーダー的な

   鬼ね…」

 

そしてまたまた、

 

美 「ヘックシュ!風邪か?」

 

萃香「大丈夫ですか鬼子母神さま?」

 

勇儀 (・_・?)

 

美 「あぁ大丈夫さね…後もう少ししたら彼女が

   奴をつれてくる!それまでに準備は万端に

   しろよ!」

 

萃香「あいさ!」

 

勇儀「おうよ!」

 

と、彼女達は準備を始めるのだった。そして理久兎の視点に戻る。

 

理 「やっぱり能力持ち?」

 

紫 「はい能力はチート能力ですねその能力は

   『物質を粉砕する程度の能力』ですね…」

 

理 「鬼達って皆色々と恐い能力ばっかだな……

   でも大体は分かったよ情報をありがとう♪」

 

そう言うと紫の頭に手を置き頭を撫でた。

 

紫  (///ω///)♪

 

すると障子が開き風雅が顔を出した。

 

風雅「理久兎よ迎えが来たぞ……」

 

理 「そうか俺は行くよ紫……」

 

紫 「はい!私は先にスキマで会場に行って

   ますね」

 

理 「分かった♪」

 

そう言うと紫は、スキマの中に入っていった理久兎は外にでた。外に出ると桃色の髪色をした女性が立っていた。

 

? 「貴方が理久兎さんですね?」

 

理 「あぁあってるよ君は?」

 

? 「申し遅れました私は萃香や勇儀と同じ四天

   王が1人茨木童子またの名を茨木華扇です」

 

彼女はそう言うとお辞儀をした。

 

理 「そうか……よろしくね茨木ちゃん」

 

華扇「よろしくお願いします……」

 

この時、華扇を見て思った。

 

理 (何か堅いな…………)

 

と、動作1つ1つは丁寧なのだが少々堅い。息が詰まりそうだ。

 

華扇「では案内します着いてきてください」

 

理 「了解……」

 

風雅「私らも後から行く」

 

理 「あいよ♪」

 

文 「頑張ってくださいね!」

 

は 「頑張ってね……」

 

理 「やれることはやるよ」

 

そう言って理久兎は茨木華扇に案内されながら鬼の住みかに向かうのであった。

    



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第59話 戦いの始まりまで

現在、鬼の住処へと茨木童子によって案内されていた。

 

理 「なぁ華扇ちゃんだっけ?」

 

華扇「合ってますよどうかしましたか?」

 

理 「確か君も四天王だろ?」

 

華扇「そうですね……」

 

理 「最後の1人は誰?」

 

萃香と勇義そして目の前の茨木華扇の3人しか見ていない。なら最後の1人はと気になったのだ。すると華扇は暗い顔をして、

 

華扇「え~と実の話なんですがをそのもう1人

   は現在行方不明なんですよ……」

 

理 「そうなんだ…えっとなんかごめんな……」

 

華扇「いえ……」

 

聞いては不味いことを聞いたなと思うのだった。そんな会話等をしてるとやっと鬼達の住み処の入り口であろう洞穴の前にたどり着く。

 

華扇「ここです……」

 

理 「ほうこの穴か…やっとついた長かった……

 

なぜ心でこんなに嬉しいのかというと四天王の会話の後から会話が全然なかったからだ。話かけても華扇は「そうですか」の一言で終わってしまうそのため会話が続かず黙りでここまで来たのだ。

 

華扇「こちらへどうぞ」

 

理 「了解……」

 

そして、また理久兎と華扇は洞窟の中へと入ってまた歩く。

 

理  (会話がなくて寂しいな……)

 

そんなことを考えながら歩いている。何よりも気まずい。すると目の前に救世主のように見える萃香が歩いてきた。

 

萃香「おっ!やっと来たね理久兎!華扇もお疲れ

   様♪」

 

茨 「いえ大丈夫です」

 

理 「萃香、久々♪」

 

萃 「お久~♪2人が心配だから見に来たよ♪」

 

話が続かなくて困っていたため萃香が来てくれると本当に助かった。

 

理 「そうか♪」

 

萃香「うん♪」

 

華扇「凄い仲良くなってる……」

 

萃香との会話を聞いていた華扇は少し驚いていた。そして萃香はニコニコしながら、

 

萃香「じゃ行こうか理久兎に華扇」

 

華扇「あっはい……」

 

理 「ほいほい♪」

 

そんなこんなで少しの道だが萃香のおかげで会話が少し成り立った。そして天井が大きく広い広場みたいな場所についた。

 

萃香「なかなか広いでしょ?」

 

理 「確かにな…だが鬼達は陽気だな」

 

萃香「アハハハ♪それが鬼達の本能だからね」

 

その光景は鬼達が酒を大量に飲みながら意気揚々と笑っているだ。だが一番目立つのは目の前に写る大きな鬼の石像だ大きさはざっと10メートルぐらいある。それはそれは大きな石像だ。

 

理 「でも一番驚いたのはあの石像だね」

 

萃香「あれは美須々様が造った石像だねここの

   シンボルだよ♪」

 

華扇「あれは本当に驚いたわ………まさかたったの

   2日で造るとは誰も予想出来なかったから」

 

理 「ヤバイだろそれ……」

 

萃香「美須々は常識を壊すようなお方だからね」

 

常識を壊す所かどうやってあれを組み立てたのかが逆に知りたくなってくる。だが理久兎は試合の事を思い出した。

 

理 「ところで俺と先に戦うのは?」

 

萃香「理久兎と先に戦うのは……」

 

勇儀「私だよ!」

 

と、声が聞こえその方向を見るとそこには盃を片手に歩いてくる女性、星熊勇儀だった。

 

理 「お!勇儀おひさ♪」

 

勇儀「おう!」

 

華扇「この人いつの間にみんなと仲良く……」

 

その時住みかでお留守番していた華扇だけは仲間外れだったためいつの間にか親睦の輪を広めている理久兎に驚くばかりだ。

 

勇儀「じゃあそこの舞台に行こうか」

 

理 「了解じゃ萃香♪戦えたら会おうね♪」

 

萃香「しっかり勝ってね♪」

 

勇儀「それつまり負けろってか!?」

 

と、そんな会話となっていく。華扇の方に顔を向けると、

 

理 「華扇ちゃんも案内ありがとうね♪」

 

華扇「あっはい…………」

 

そう言うと理久兎と勇義は戦いの舞台に上がっていった。そして残った華扇は萃香に、

 

華扇「萃香…………」

 

萃香「ん?どうしたの?」

 

華扇「あの人え~と」

 

萃香「理久兎のこと?」

 

華扇「そうですよ彼は大丈夫ですか?相手は勇儀

   だけど……」

 

華扇は少なからず心配をしていた。何せ相手は自分と同じ四天王の勇儀だからだ。

 

萃香「う~ん分からない……でもね」

 

華扇「でも?」

 

萃香「鬼子母神様のすごみを受けても普通に対応

   してるんだよねそれ所か普通にふざけなが

   ら遊んでたし……」

 

華扇「本当に何者ですか………普通に鬼子母神様

   のすごみをものとしないそれ所かふざけ

   るほどの余裕がある何て普通ならビビっ

   ても可笑しくない筈なのに…」

 

美須々はそれぐらいの実力があるため恐れられている。だがそれを平然と対応する理久兎に少なからず驚いていた。

 

萃香「本当だよね……とりあえず私らは、 

    理久兎の戦いを見学しようか?」

 

華扇「そうですね……」

 

そんなことを言って2人が席に行こうとすると、

 

風雅「間に合った……」

 

文 「なんとか…」

 

はた「2人とも速いって…………」

 

風雅に文そして はたてが飛来した。

 

萃香「おっ!天狗達じゃん!」

 

華扇「そう言えば貴方達も見るんでしたっけ……」

 

華仙が確認をとると風雅と文は肯定した。

 

風雅「そうですね……」

 

文 「妖怪の山のこれからが掛かってる戦いです

   からね……」

 

は 「早く布団にこもりたい……」

 

はたてに限っては早く帰って布団にくるまりたいらしいが、

 

文 「そう言わないのはたて!」

 

は 「はぁ~」

 

風雅「やれやれえ~ととりあえず私達も観戦

   出来る所を探さないとな」

 

と、風雅が呟く。それを聞いた萃香は陽気に笑いながら、

 

萃香「ん?なら皆で見ないかい?」

 

風雅「えぇ!いいんですか!?」

 

萃香「良いよ皆で見た方が楽しいからね♪」

 

風雅「ではご一緒させていただきます」

 

そんな会話をして彼女達は観客席に向かう。そして理久兎と勇儀が舞台の方に行くと美須々が目の前に立っていた。理久兎は笑いながら手を上げて、

 

理 「ヤッホー美須々♪」

 

美 「よう理久兎!まさか逃げないとは本当に

   たいしたもんだよ」

 

理 「だから言っただろ俺は逃げないよ、それに今は

   楽しみでね♪」

 

そう理久兎はこの戦いが楽しみでもあるのだ。月の都での武道大会ではは手加減するしかなかったのだがようやく少しは本気で戦えそうな相手をみつけたのだから。

 

美 「ほう……あんたとは本当に話が合うよ!」

 

理 「ちなみに一番好きな戦いは?」

 

美 「やっぱりね~♪」

 

理 「やっぱりかクスクス♪」

 

そう言うと理久兎と美須々は声をハモらせて、

 

2人「1対1のタイマンしかも無制限の部位

   破壊有りのな!!アハハハハハ!!」」

 

と、見事にシンクロした。

 

勇 「こっここまで、鬼子母神様と意見が合う

   なんて驚きだよ……」

 

これには勇儀も驚く他なかった。そして理久兎と美須々は笑い終わると、

 

美 「おっとそろそろ舞台に上がりな」

 

理 「あいよ~」

 

勇儀「分かりました!」

 

理久兎と勇儀が舞台に上がると、

 

美 「者共よ!聞こえておるか!」

 

鬼達「オオー~ーー!!!」

 

美 「今日この日我らに戦いを挑んだ勇敢な

   者が現れた!!しかも我を入れて勇儀

   それに萃香とも戦うぞ!!」

 

鬼達「マジかよ!ありえね~!!」

 

理 「ノリがいいなぁ……」

 

鬼達のノリの良さが結構すごすぎて理久兎も唖然としてしまう。

 

美 「その者の名は、深常理久兎だ!!」

 

鬼達「頑張れよ!!楽しみだ!!」

 

美 「なお今回の戦いで私ら3人が負ければ

   この理久兎が妖怪の山の頂点…つまり、

   ボスになる!」

 

鬼達「マジかよ!おもしれ~な」

 

美 「だが理久兎が私ら3人の内1人でも

   負ければ理久兎は、自らの心臓を差

   し出すそうだ!」

 

鬼達「正気じゃね~! 狂ってるな!」

 

理 「誰が狂ってるって?」

 

そこまで理久兎は狂っていない。勝てる見込みがないならこんな勝負は絶対にしない。

 

美 「ではこれより第1回戦…勇儀VS理久兎

   の戦いを始めるぞ!」

 

勇儀「手加減はしないよ!!」

 

理 「もちろんだお互い全力で殺ろう♪」

 

美 「では!試合開始!」

 

美須々の合図と共に戦いの火蓋がきっておとされたのだった。



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第60話 理久兎VS勇儀

鬼の住みかの試合場。そこで戦いの火蓋がきっておとされていた。

 

勇儀「いくよ!!」

 

理 「かかってきな!」

 

勇儀が右の拳で殴りかかるその力を利用して右手で受け流す。

 

シュンッ!

 

理 「あぶねぇ♪」

 

だが勇儀の攻撃はそれだけではない。

 

勇儀「おりゃ!」

 

理 「クソ!」

 

ダシュッ!

 

勇儀の攻撃は受け流されたが、そのまま足で踏ん張り体制を維持した左肘で裏拳を当ててきたた。自分はそれを左手で掴んでガードした。もしこんなのが当たれば骨が折れるぐらいでは済まされない。

 

勇儀「やるじゃないか!」

 

理 「そちらもね今度は俺だ!」

 

勇儀の肘を掴んだままで勇儀の足を右足で引っ掻けて体制を崩した。

 

勇儀「どわぁ!?」

 

理 「がら空きだ!よ

 

所に理久兎がも右の手で拳を作って殴りかかる。だが勇儀はそれを、

 

勇 「ふん!」

 

ガシ!

 

体制を崩されながらも自身の強い足腰で体制が悪いながらも耐え右手で拳を受け止めた。

 

理 「やるね!」

 

勇儀「お互いにな!」

 

バシッ!

 

お互いに少し睨んだ後に手を離し後退して元の体制に直す。一方観客席では、

 

紫 「御師匠様頑張ってください!」

 

紫も駆けつけて応援をしてくれいた。その他にも、

 

鬼達「行け~!そこだ!」

 

萃香「凄いね理久兎は!」

 

風雅 (あんな奴と戦えばそれは天狗達も負けるか)

 

ちなみに他の天狗達は山の警備をしている。そこため代表として風雅、文、はたての3人が見に来ている。

 

華扇「あそこまで勇儀と戦えるとは……」

 

美 「良いね早く戦いたいもんだよ!」

 

と、それぞれの思いを言いながらも応援をしていた。そして試合場へと戻りその後も理久兎と勇儀は殴り合っていた。

 

勇儀「やるね本当に!こんな戦いを経験したのは

   久々だ!」

 

理 「俺もだいつも力をセーブしてるから丁度良い

   ストレス解消だよ!」

 

ダン!

 

また理久兎と勇儀の拳と拳が合わさる。その衝撃で少し地面が揺れた。そして手を引いて、

 

理 「そりゃ!」

 

勇 「甘い!」

 

ダン!

 

そのまま理久兎が上段蹴りを放つ。それを勇儀は腕でブロックした。

 

勇儀「いいね!本当に楽しいよ!」

 

理 「アハハ気持ちはお互い様だね♪」

 

またまた観客席は、

 

鬼達「やっちまえ!お互いに頑張れよ!!」

 

萃 「ヒック頑張れよ!!勇儀!」

 

萃香はもう酒を飲んで見ているようだ。

 

風雅「もう飲んでるよ…………」

 

文 「これはいい記事を書く練習になりそう

   です!」

 

はた「今考えるとあの人に突進したんだね……」

 

と、はたては若干恐怖を覚えていた。

 

紫 「御師匠様頑張ってください!!」

 

華扇「あれ?そういえばあの子誰?」

 

華扇は紫の存在に気がつく。すると美須々が説明を始めた。

 

美 「あぁ理久兎の娘だよ」( =^ω^)

 

華扇「そうです……はい!?」

 

萃香「鬼子母神様…華扇が混乱してるよ……」

 

華扇 (@_@)

 

華扇は信じられないのか目をグルグルと回して混乱していた。

 

萃香「華扇あれは理久兎の弟子だよ」

 

華扇「へっ!?あっそうですよね…」

 

美 「でもあいつは、娘みたいな者と言って

   おったしな」( =^ω^)

 

茨 「そうなんですか…………」

 

華扇は紫を見る。紫の応援は鬼達の声で遮られる。だがそれでも応援し続けた。そして勇義と理久兎の戦いは攻撃と防御を繰り返していく。すると、

 

勇儀「さ~そろそろ終わらせてもらうよ!」

 

理 「奥の手か…………」

 

勇義は奥の手を使うために構えをとった。

 

勇儀「四天王秘技!三歩必殺!!」

 

そう唱えると勇儀は足を地面に叩きつけた。

 

勇儀「一歩!」

 

ドスン!

 

次の瞬間

 

グラグラグラグラグラ!!!!

 

理 「なっ!地震!?」

 

大きな地震が起こる。これにはさすがの理久兎も驚き足がすくんで動けなくなる。

 

勇儀「二歩!」

 

今度は勇儀自身の妖力が格段に上がる。それを勇義は一点に右の拳に纏わせる。

 

理 「やべ!動けね!」

 

地震のせいでみぶるいして動けない。

 

勇儀「三歩!」

 

そして勇儀は一瞬で理久兎に詰めよった。

 

勇儀「うぉりゃ!!!」

 

ガツン! バキン!

 

そして超がつく程の一撃で自分の顔面をぶん殴った。

 

理 「グハ!」

 

シュン!!ドズン!

 

それをまともに受けた理久兎は、血ヘドを吐いて壁に吹っ飛ばされ激突した。そして骨が砕けるような音がした。

 

勇 「手応えはあったな中々楽しかったよ♪」

 

またまた観客席は、

 

紫 「そんな!御師匠様!!」

 

鬼達「あの挑戦者いい線いったのにな~」

 

風雅「あの男もここまでか」

 

萃香「勝負あったかな………」

 

文 「理久兎さん負けちゃったんですか……」

 

はた「やっぱり鬼には勝てないよね……」

 

茨 「あの男、無茶するから……」

 

美 「なんだこの程度か……」

 

と、皆は理久兎は死んだと思い込んだ。これがそこいらの一端の低級の妖怪や神に人間ならこれを受ければ確かに必殺だ。だが読者様も分かる通り理久兎は、

 

理 「うぉ~!痛って!

 

崩れた壁から叫びながら理久兎は出てくる。これには、

 

全員 !Σ( ̄□ ̄;)

 

全員は驚くことしか出来なかった。だが一番驚くのは、

 

勇儀「嘘だろ!確かに手応えはあったのに!」

 

勇儀だ。これまでこの技を受けて立った奴は大していなかった。いても美須々ぐらいだ。それを受けてまさか理久兎が立つとは予想だにしなかったのだ。

 

萃  (;゚Д゚)

 

これには萃香の酔いも覚めたようだ。それだけではない。

 

風雅「ファ!?」(゜ロ゜ノ)ノ

 

文 「おぉ!理久兎さんタフですね!」

 

はた「なんなのよあの男……」

 

華扇「ありえない…………」( ; ゜Д゜)

 

と、殆どの者は驚く。

 

美 「ほう!勇儀の三歩必殺を耐えたか♪」

 

紫 「御師匠様!!」

 

中には歓喜するものいた。というか自分を勝手に殺さないで欲しい。

 

理 「たくよ!お前ら勝手に俺を殺すな!」

 

コキコキ

 

そう言いながら壁に衝突したさい衝撃で折れたと思ったら折れてなく外れてしまった右肩の関節を戻しながらまた試合場に上がる。

 

勇儀「理久兎、お前何者だよ!三歩必殺を受けて

   立ち上がった奴なんて美須々様以外で見た

   ことないよ!」

 

理 「さ~ね~でも次は俺も技を打たせてもらう

   とするよ!」

 

理久兎もある構えに入るそうかつて古代都市で力をたったの一発で沈めたあの技の構えだ。

 

勇儀「させるか!」

 

技を止めるために勇儀は殴りかかっただがもう遅い。今度は理久兎が一気にこの技が当たる位置まで勇儀との間合いをつめる。

 

シュン!!

 

勇儀「なっ!?」

 

理 「仙術 十六式 内核破壊!」

 

ストン!

 

技を放つ。そうかつて理久兎が使った技、内核破壊だ。しかも今回は破壊する部位の部分は、ずらしたが力は本来こめる分の約100分の1だ。つまり臓器は破壊しないけど凄く痛い。

 

勇儀「なんだ?今の技…………」

 

理 「今に分かるよ……」

 

そう告げた。勇儀はまだ分からなかった。この技がどれだけの痛みかをそして時はきた。

 

勇 「ブゥハ!!アッアア!」

 

突然、勇儀は血を吐きだした。

 

全員 !!(゜ロ゜ノ)ノ

 

勇儀「ふぅ…な…ふぅ…んだ……よ今の…技…ふぅ…は」

 

口からひゅうひゅうと鳴る。呼吸も辛そうだ。

 

理 「内部にダメージを与える技だよ♪」

 

勇儀「ゴフッ!」

 

理 「安心しなよ急所は外したから……」

 

勇 「負けひゅ…た…のは…私…だっひゅ…たか………」

 

バタン!

 

勇儀はそのままぶっ倒れた。言っておくが死んではいない。そしてこの場の全員が驚いた。何せ鬼の中でも最強の部類に入る四天王が破れたのだから。その光景を見て最初に口を開いたのは、

 

美 「勝者!深常理久兎!!」

 

鬼子母神の美須々だ。それ続き声が聞こえ出す。

 

鬼達「ありえね~勇儀姉さんが負けるって……」

 

紫 「御師匠様!!」

 

風雅「鬼を倒しただと……」

 

萃香「勇儀が負けるって……」

 

文 「すごい!凄過ぎますよ!」

 

はた「あり得なすぎるって!」

 

華扇「そんなことよりも勇儀を!!」

 

と、華扇が言う前に、

 

理 「ほら大丈夫か?」

 

勇儀の肩を担いだ。

 

勇儀「がは!お前…なに考え……て…るん…だ?」

 

理 「せっかく話が合う奴がいるんだそれに

   ここで死なすのはもったいなくてね♪」

 

勇儀「…………そう…か…い……」

 

理 「勇儀を観客席で休ませてやってくれ!」

 

鬼達「あぁ分かった!」

 

そんなこんなで勇儀を観客席に避難させた。

 

理 「ふ~あれはマジでやばかったな結構

   痛かった…………」

 

受けた頬に手を当てる。脳みそも揺れそして頬は腫れたが勝てたから良かった。

 

紫 「御師匠様無理はしないでくださいね」

 

理 「安心しろ俺は簡単には死なないよ♪」

 

風雅「でもこんな戦い初めて見たな…………」

 

美 「理久兎お前は何者なんだ?」

 

何者かと聞いてくる。それに対して、

 

理 「さぁ分からんな♪」

 

と、答えた。

 

文 「これは大スクープになりますよ!」

 

はた「本当になんなよこの人…………」

 

華扇「常識はずれも良い所です本当に………」

 

美 「ハハハこれはどうなるかね?」

 

萃香「次の相手頼むよ!理久兎!」

 

その一言を萃香が言うと、

 

理 「あぁもちろんだ!」

 

そう返事をした後理久兎は立ち上がり萃香と試合場に上がっていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 



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第61話 理久兎VS萃香

勇儀との試合が終わり次は萃香との試合。お互いに顔を向け合う。

 

美 「では2人共準備はできたか?」

 

理 「問題ないよ」

 

萃香「同じくね!」

 

美 「そうかならこれより第二回戦!理久兎VS

   萃香の戦いをとりおこなう!」

 

鬼達「頑張ってください!萃香さん!」

 

勇儀「頑張れよ!萃香!」

 

どうやら勇儀もこの試合を見ているようだ鬼のタフさには本当に驚く。

 

華扇「頑張れ!萃香!」

 

風雅「どちらも頑張れ!」

 

と、鬼の陣営は萃香を応援をする。萃香は理久兎に、

 

萃香「私らも負けられないんでね!」

 

目の前にいる自分に言う。此方も負けられない。

 

紫 「御師匠様頑張ってください!」

 

文 「頑張ってくださいね理久兎さん!」

 

はた「負けるんじゃないわよ!」

 

自分を応援する声を聞いた。理久兎も萃香に、

 

理 「それはお互い様だよ…でも追い込まれる

   ほど楽しくなってくるよね♪」

 

理久兎は萃香に笑いながら言うと萃香も笑いながら、

 

萃香「ハハハ違いないね♪」

 

美 「では2人共……」

 

美須々が言うとお互いに黙り構える。そして、

 

美 「試合始め!」

 

美須々の一言で戦いが幕を開ける。

 

萃香「とりあえず勇儀の仇はとらせてもらうよ!」

 

そう言うと萃香は右拳を作り自分には向かって襲いかかる。

 

理 「しゃらくさい!」

 

左足を上げて萃香の右拳を受け止めた。そして一気にその拳を弾きそのまま右足で回し蹴りをおこなう。

 

理 「そこ!」

 

萃 「甘いよ!理久兎!」

 

そう言うと萃香は自身の能力を使って霧になった。結果、理久兎の蹴りは空振りした。

 

理 「ちっ萃香の能力か!面倒だな……」

 

そう萃香の能力は密と疎を操ることができる。それを使って密を下げて自身を気体にして攻撃を回避した。見ているととんでもチート能力だ。そして霧になった萃香は、

 

萃 「行くよ!」

 

シュ!!

 

萃香はそう叫ぶともとの状態に戻り理久兎に再度攻撃を仕掛けてくる。

 

理 「甘い!」

 

その攻撃を理久兎は回避した。そして今度は理久兎も反撃に出るが、

 

萃香「無駄だよ!」

 

シュン!!

 

また空振りすることになった。心のなかでは、

 

理 (マジでどうするか…………)

 

そう考えながら萃香の猛攻撃を避け続ける。本当に霧になってしまうと攻撃が当たらないから良知が明かない。そして観客席からは、

 

鬼達「萃香さん!そこです!」

 

華扇「萃香!頑張りなさい!」

 

鬼達は萃香を応援する。しかし勇儀は、

 

勇儀「こう見てみると理久兎の奴どう避けてん

   だ?」

 

と、呟いた。

 

美 「理久兎の奴…最小限の動きで萃香の攻撃を

   避けている?いや予測しているのか………?

   本当に面白い奴だ!早く戦ってみたいね!」

 

美須々が言った事は合っている。相手の動きを予測して受けをしているのだから。

 

風雅「こう見ると防戦一方な戦いだな……」

 

紫 「御師匠様負けないで下さい!」

 

文 「理久兎さん!そこです!」

 

はた「どっちが勝つんだろ……」

 

と、皆はどちらが勝つのかが分からない状態だ。そして萃香は自分の攻撃を何度も避けられて段々とムカつき始めていた。

 

萃香「さっきからちょこまかと!」

 

萃香にそう言われた理久兎も、

 

理 「それはお互い様だ!」

 

萃香「ならこれならどうかな!」

 

そう言うと萃香の体がみるみると大きくなる今の大きさは洞窟の天井まで到達しもう少しで頭をぶつけそうな位まで大きくなる。それを見た理久兎の反応は、

 

理 「デカ過ぎるだろ!!」

 

あまりにも大きくなりすぎて驚いてしまう。そして萃香は右拳を作ると、

 

萃香「おらぁ!!」

 

巨体になった萃香の鉄拳が理久兎に迫ってくる。

 

理 「ちょ!」

 

ズドーーーーーン!!

 

リングに萃香の巨大な鉄拳が落ちて理久兎を押し潰す。

 

鬼達「おぉ~!萃香さんの一発が入った!」

 

紫 「御師匠様!」

 

勇儀「お~お~ありゃ生きてるかね?」

 

美 「さ~ねでもどうせ彼奴の事だから生きて

   るだろさ♪」

 

華扇「なんですか?その自信?」( ̄∇ ̄;)

 

茨木が美須々に聴くと美須々は若干呆れながら、

 

美 「彼奴があんなんで殺られてるなら今頃は

   勇儀の三歩必殺で死んでるさね……」

 

華扇「確かに…………」

 

そう美須々の言っていることは合ってる。このぐらいでは理久兎はやられない…。

 

鬼達「おいあれ見ろ!」

 

萃香「ん!?」

 

理 「グギギギギ!!」

 

そこには両手を頭上でクロスさせて萃香の攻撃を防ぎ両足に力を入れて踏ん張っている理久兎の姿があった。

 

理 「どりゃ!!!」

 

その叫びと共に萃香の鉄拳を弾いた。

 

萃香「うわっ!!」

 

シュ~ン

 

結果危ないと思った萃香はすぐに気体になる。

 

理 「あぶね~」(´゚ω゚`)

 

シュー~ん

 

萃香「理久兎!本当に化け物か何かでしょ!!」

 

そして萃香はもとの大きさに戻った。

 

理 「どうだろうね!……ん?」

 

この時、自分は萃香の気体から固体に戻る姿を見て思った。

 

理 (まてよ気体になるなら気体にさせなければ

  いいのか!)

 

萃香「次で終わらせる!」

 

ダッ!

 

そう言うと萃香は、理久兎に特攻を仕掛けてきた。自分は息をゆっくりと吐く。

 

理 「ふぅ………これだけは使いたくなかった

   けど」

 

理久兎が頭の中でそう考えると突然理久兎を中心とした回りに猛突風が吹き荒れるやがてそれは試合場全体を包んだ。

 

萃香「なんだ……これ!」

 

リングの中にいる萃香は特攻をやめて吹き飛ばされるのを必死にこらえる。そうこれは理久兎の能力だ。昔スサノオと勝負した際に使った大嵐は被害が大きいがそれを改良しこの技を作り出した。台風の目という名の技として。

 

風雅「なんだ!あれは!」

 

鬼達「中が見れねぇ!」

 

文 「あの風…まるで分厚い壁!?」

 

外から見るとその光景は風で出来た分厚い壁のように見えていた。

 

紫 「御師匠様の能力です……」

 

美 「なに!」

 

勇儀「理久兎も能力持ちか!」

 

どうやら皆は理久兎が能力を持っている事を知らなかったようだ。

 

華扇「にしてもなにこの風!」

 

はた「見たことないわよあんなの!!」

 

勇儀「能力はなんだ?」

 

勇義に聞かれた紫は理久兎の能力を答える。

 

紫 「御師匠様の能力は災厄を操る程度の能力

   です」

 

美 「な!!」

 

美須々は驚いた。今、自分達が相手にしているのは災厄そのものではないかと思ったからだ。そして風の中では、

 

萃香「これじゃ霧になれない!」

 

この中では猛突風が吹いている。そのため霧になればたちまち飛ばされると萃香は考え気体になれないでいた。すると理久兎は笑いながら、

 

理 「じゃ~萃香ちゃんこれで終わりね♪」

 

パチン!

 

そう言って理久兎が指をならすと風から雷が発生し萃香に襲いかかる。

 

萃香「この風の中だと身動きがとれない!

   ヤバイ!このままだと!」

 

ビイカーーーン!!ゴオン!

 

萃「アギャーー!!」

 

大きな雷が萃香に直撃した。そして雷の音がやむと静かにこの風も止んだ。

 

理 「おっとやっべ…やり過ぎた……」

 

萃香 (@_@;)……

 

萃香はボロボロとなり真っ黒になって気絶していた。

 

鬼 「おいあれ見ろ!」

 

鬼 「萃香さん!!?」

 

観客席から真っ黒の気絶した萃香が倒れていたのを確認した。そしてそれを見て美須々は、

 

美 「勝負あり!勝者は深常理久兎!」

 

美須々は自身の名を叫んだ。

 

鬼 「マジかよ!萃香さんまで!」

 

鬼 「嘘だ!?」

 

華扇「私たち四天王がこうもあっさりと…?…」

 

鬼達は大慌てで驚いていた。まさか四天王が2人もやられるとは思ってもみなかったからだ。

 

風雅「なんか理久兎がヤバイ奴に見えてきた……」

 

文 「でもこれで残るは1人ですか」

 

はた「でもあれはチートでしょ!」( ; ゜Д゜)

 

と、チートというが言いたい。完全に萃香の方がチートだと。

 

紫 「やっぱり御師匠様は強いな…………」

 

紫は理久兎の強さに憧れを抱くのだった。そして理久兎は倒れている萃香に近づくと、

 

理 「ほら大丈夫か?」

 

理久兎は萃香をおんぶしてリングから降りていく。因みにおんぶする理由は身長が合わないからだ。

 

萃香「まったく体がまだビリビリする……」

 

理 「すまん正直やり過ぎた……」(´-ω-)

 

萃香「でもまだ上には上がいることが良く

   分かったよ………」

 

理 「そうか……」

 

萃香を勇儀と同じ感じで観客席に預けた。

 

紫 「お疲れさまです御師匠様」

 

理 「応援ありがとね紫♪」

 

美 「次は私かね!」

 

そう言い美須々は指をポキポキと鳴らす。しかも楽しそうだ。

 

勇儀「遂に鬼子母神様が動くのか……」

 

華扇「次がどうなるか予想が出来ない………」

 

風雅「次の戦いでこの山のボスが決まる文そして

   はたて……」

 

文 「なんですか?」

 

はた (・_・?)

 

風雅「次の戦いはしっかり目に焼き付けろ……」

 

文 「はぁ?……わかりました」

 

はた「はい……」

 

と、言う。そして風雅は呟く。

 

風雅「次の戦いは荒れるぞ……」

 

荒れると。現山の頂点に君臨する鬼子母神とその部下である四天王を易々と倒してきた男、理久兎がぶつかり合えば次の戦いは荒れる。風雅はそう考え呟いた。そして理久兎は美須々に、

 

理 「ようやくここまで来たな……」

 

美 「楽しみだよあんたとやりあえるのがね!」

 

美須々は理久兎と戦えるのが楽しみだとういうのが言葉を通じて良く分かる、そして理久兎は紫に指示を出す。

 

理 「ハハハ紫ちゃんしっかり見ておきなさい」

 

紫 「何でですか?」

 

紫が理久兎に聞くと理久兎は笑顔で、

 

理 「この戦いは未来が決まる戦いだからだよ♪」

 

紫 「分かりました……」

 

紫の返事を聞いた自分は美須々の顔を見ると、

 

理 「行こうか?」

 

美 「あぁ!」

 

そう言って2人は試合場に向かった。この山の頂点を決める戦いをしにそして未来を決めるために。



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第62話 理久兎VS美須々

試合場。今、現在の自分は美須々と対峙していた。

 

美 「さ~て理久兎…準備は出来たか?」

 

理 「バッチこーい!」

 

自分のテンションは最高にハイな状態だ。ようやく本命のボスと戦えるのだから。

 

美 「でもまさか勇儀や萃香を破るとはな正直 

   驚いたよ………でも娘らの仇もとらにゃい

   かんのでね!この勝負は勝たせてもらう

   理久兎いや深常理久兎!」

 

理 「アハハいいね!俺も負けるわけにはいか

   ないんだよね…‥俺らの夢を叶えるのため

   にね!鬼子母神美須々!」

 

華扇「今回は私がこの勝負の開始の合図をさせ

   ていただきます…………」

 

美 「頼んだよ華扇!」

 

華扇「ではこれより最終戦理久兎VS美須々様

   の戦いを行います!」

 

華仙の言葉で会場は大きく盛り上がった。

 

鬼達「うぉー~!!」

 

鬼 「鬼子母神様!!」

 

鬼 「行けぇ!!」

 

鬼達の応援の熱気が凄い。そこに入り交じるように、

 

紫 「御師匠様ファイト!」

 

と、紫の声援が聞こえてくる。

 

風雅「これでこの山の主導権は決まる……」

 

はた「どうなるんだろう」

 

2人は心配する。どちらが山の頂点になるのかを。

 

文 「凄い熱ですね鬼の皆さん……」

 

勇儀「そりゃ鬼子母神様が戦ってる姿を見れる

   なんて滅多にないからね……」 

 

萃香「うぅ……まだ体が痺れる……」

 

勇儀「萃香お前は寝てな……」

 

萃香「やだよ!せっかく鬼子母神様の戦いが

   見れるのにおちおち寝てなんていられ

   れないよ!」

 

勇儀といい萃香といいとんでもなくタフだでも、それ以前に2人や他の鬼達もテンションはMAXだ。何せ鬼子母神様の戦いが見れるのだからだ

 

華扇「両者とも準備は?」

 

美 「あぁ大丈夫だね!」

 

理 「同じく問題なし!」

 

自分と美須々は構える。そして、

 

華扇「では!試合開始!」

 

茨城の試合の開始の合図と共に理久兎と美須々は、

 

理&美 「「はぁぁぁ!!!!!」」

 

ダン!!

 

お互いの拳と拳をぶつけ合った。

 

美 「いいね!そうこなこなくっちゃ!」

 

美須々はラッシュを仕掛けるだが理久兎も、

 

理 「アハハ!!無駄だね!」

 

受け流しそして反撃へと繰り返す。2人はそれを繰り返して続けた。

 

ダン!

 

理 「ぐっ!」

 

美 「へぶ!」

 

お互いの拳が顔面に当たりクロスカウンターになる。そのまま吹っ飛ぶがおたがい受け身をとりまた向き合う。

 

理 「アハハハハハいいね最高だ!」

 

美 「私もこんな勝負は久々だよ!」

 

そして、また2人は、殴りあい蹴りを、くらわせあいながら笑った。そして美須々は疑問に浮かんでいた。なぜ能力が通用しないのかと。その理由は簡単で理久兎が能力による干渉を受けないという理を昔に作ったからだ。

 

鬼達「鬼子母神様の戦いは本当に久々にみたぜ!

   でもあのラッシュを正面から迎え撃つっ

   て…マジで化け物かあの男は!」

 

萃香「ねぇ~勇儀……」

 

勇 「なんだ?」

 

萃香「勇儀………確か理久兎に三歩必殺を当てた

   よね?」

 

勇儀「あぁ当てたな…お前もあの巨体の鉄拳を

   当てたろ?」

 

萃香「うん当てた…………」

 

そういうと2人は疑問符を出して、

 

2人「じゃあ何で理久兎は…普通に動けるの

   (だ)?」

 

萃香と勇儀は理久兎に本当に驚かされ続けている。確かに本来なら動けなくなるレベルだ。いくら生命力が強い鬼もここまでいくと本当に驚く。

 

紫 「御師匠様大丈夫かな…………」

 

紫は理久兎を心配することと応援することしか出来ないがこの戦いを目に焼き付けようとしていた。

 

風雅「凄いよな本当に……」

 

はた「もう何でもありねあの男……」

 

文 「あそこまで強いとなんとも言えませんね」

 

と、3人は述べる。だが華扇は美須々と同じ疑問を持ったいた。

 

華扇「なんで美須々様の能力が発動していない

   のかしら……」

 

そんなことを観客席で話していたようだが理久兎と美須々には聞こえていない。そしてこちらはもうガチになりつつあった。

 

美 「さて私もそろそろ本気でいくよ!」

 

そう言うと美須々からものすごい量の妖力が溢れ出す。

 

理 「おぉすげぇ!」

 

美 「理久兎そなたの願い今ここで粉砕して

   やろう!」

 

理 「悪いけどそんなことはさせないよ!」

 

自身も今出せる量で妖力と霊力を出して対抗する。

 

美 「っ!凄いな!だが理久兎お前霊力も使える

   んだな……」

 

理 「まぁね何時のまにか使えてたからね」

 

美 「そうかだがもう関係のない話だ!」

 

そう言うと美須々は拳で地面を粉砕した……

 

ドガン!!

 

理 「ちょ!」

 

粉砕された地面から無数の岩壁、岩が宙に浮いたと思うと理久兎に襲いかかるだが理久兎も負けてはいない。霊力を放出してある構えにはいるその構えはまるで合掌の構えだ。

 

理 「仙術 十二式 千手観音(せんじゅかんのん)!」

 

パーン!

 

理久兎が構えから手を叩くと理久兎の背後から無数の手が岩に向かっていくそして、その岩を

 

ダン!ダン!ダン!ダン!ダン!

 

全て迎え撃ち破壊する。仙術十二式千手観音この技は理久兎の霊力に手の形を与えてそれを標的に向けて放つ技だその無数の手の数はその名前のとうり1000の腕だ。

 

鬼達「スゲー!あんな技は見たことねえ!」

 

美 「ほう!さっきといいまだ隠し持ってたか!」

 

理 「ハハハ!使うなら最後にこういうのは

   とっておくんでね!」

 

美 「ならば我も出し惜しみは無しだ!これで

   本当に終わりにしてやる!」

 

美須々は構えに入るそして、

 

美 「鬼神秘奥義 完全粉砕破壊!」

 

グッ!ズゥーーーン!

 

右腕に妖力を纏わせそれを特大の球体の形にした、その大きさは萃香の巨大化よりは小さいがその球体には美須々の妖力がぎっしりとつまっているいわゆる圧縮された特大の爆弾だ

 

美 「消え失せろ深常理久兎!」

 

その爆弾を理久兎に投げ飛ばす

 

理 「はんっ!簡単には死なねえよ鬼子母神!」

 

理久兎は両腕を挙げた構えに入り技を放つ。

 

理 「仙術 十五式 断刈裂斬(だんがいれつざん)!」

 

ギィーーーーーーン!

 

そう唱えると理久兎の手に凝縮された霊力を纏わせるそれが大きな刃の形になりそして、それを地面に叩きつけるそこから特大の衝撃波がおこる。仙術十五式断刈裂斬。理久兎の手に霊力を纏わせてそれを巨大な刃の形にしてから相手に向かって地面ごと叩きつけて放つ特大の一撃を放つ技だ。その一撃は山一つ切断する。そんな危険な技を放つ理久兎と美須々の衝撃波がお互いにがぶつかり合う。

 

ズドーーーーーーーン!!

 

そこから爆発とそれによって生じる衝撃波に襲われる。観客席も、

 

鬼達「あの男ここまでやるとは!」

 

風雅「くっ!何て衝撃だ!」

 

はた「飛ばされそう!」

 

文 「うわぁぁー!!」

 

萃香「理久兎の奴!鬼子母神様にあの技を使わせる

   なんて!」

 

勇儀「それ所か彼奴鬼子母神様と互角だ!」

 

華扇「ぐぅぅ!!!!!ここまで強いなんて!」

 

紫 「何て衝撃!!……でも御師匠様もそこまで

   私の夢を応援してくれてるんだ!これぐ

   らいの衝撃波ぐらいたえてみせる!」

 

2人が放った衝撃波のぶつかり合いによる立ち込めた煙があがる。そこに立っていた人物がいた。その人物は、

 

華扇「あれは!鬼子母神様!」

 

自分達が良く知る背中。美須々の背中だ。

 

萃香「てことは私達が勝ったの!」

 

勇儀「さすがだ!」

 

鬼達「うぉ~~!!!」

 

紫 「御師匠様が……負けた……そんな……」

 

風 「奴も頑張ったんだ……」

 

風雅は紫をなぐさめる。

 

紫 「御師匠様……うっグス………」

 

はた「…………!?ねぇ!あれ!」

 

文 「美須々様がそれにあの奥にまだ影が!」

 

と、文が言ったその時だった。

 

バタン!

 

立っていた鬼子母神こと美須々がふらふらとしたと思うと急に倒れ出した。そして、煙が消える。そこにいた人物こそこの戦いの本当の勝者だ。それは、

 

理 「本当に強かったよ美須々それととても

   楽しかったよ!」(||^∀^)

 

紫 「お……御師匠様!」

 

服などがボロボロとなり額から血を流す理久兎が最後まで立っていたのだ。

 

鬼達「鬼子母神様が負けただと…あり得ね~!」

 

華扇「嘘!美須々様!!」

 

萃香「そんな……美須々様が」

 

勇儀「マジか…理久兎の奴最後まで残りやがった」

 

風雅「てことは理久兎がこの山の頂点……」

 

はた「鬼を倒しちゃった…………」

 

文 「本当に勝っちゃった……」

 

全員は唖然する。美須々が敗れたことを。ここで華扇によるこの試合最後の終了の言葉がでる。

 

華扇「勝者は深常理久兎!!」

 

紫 「御師匠様!!!」ヽ(*>∇<)ノ

 

風雅「文!はたて!」

 

文 「はっ!」

 

はた「用件はやはり」

 

風雅「あぁ!すぐにこの山に住む全ての者にこの

   事を伝えよ!」

 

文 「わかりました!」

 

は 「はい!」

 

そう言って2人の天狗は外に出ていった。一方理久兎は、

 

理 「大丈夫か美須々…?」

 

美須々の肩を担いでリングから降りていく

 

美 「まさか私が負けるとは…いや~完敗だ」

 

理 「でも久々に良い試合だったよ♪」

 

美 「それは同意見だねぇそうだ理久兎」

 

理 「ん?どうした?」

 

美 「この後新たな山の主の記念として共に酒を

   飲まぬか?」

 

酒を飲まないかと誘ってくる。それには勿論、自分は参加する。

 

理 「いいね!ならどちらが早く酔い潰れるか

   勝負するか?」

 

美 「上等だね!」

 

そんな会話をしていると、

 

紫 「御師匠様!」

 

紫が、駆け寄ってきて自分の足に抱きついてきた。

 

理 「おっとと…勝ってきたぜ♪」

 

紫 「お疲れさまです!!」

 

理 「後…………」

 

紫 「へっ?」

 

理 「応援してくれてありがとうな」( ^∀^)

 

応援をしてしてくれた事にお礼を言う。紫は顔を赤くした。

 

紫 「御師匠様……」(///∇///)

 

理 「とりあえず行くか美須々も辛いだろうし」

 

紫 「あっ!すいません!」

  

美 「私は気にしなくても良いさねぇ!アハハ

   ハハハ♪」

 

そんなこんなでこの戦いは幕を閉じたのだった。



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第63話 酒飲み対決

美須々達との戦いの後、新しく山のボスになった自分が一言を言うことになった。しかもいつの間にか天狗達が沢山来ていたが気にしないでおこう。そして美須々がこの場にいる者達に叫んだ。

 

美 「皆の者よく聞け!」

 

鬼達 (・_・?)

 

美 「今日よりこの山の大将であり我ら鬼や

   天狗達の新たなボスとなった男その名

   を深常理久兎だ!!」

 

鬼達「オオー~!

 

理 「どうも♪」

 

美 「では彼から一言いただこうと思う理久兎

   よ頼めるか?」

 

理 「勿論だ俺も言いたいことがあったしね♪」

 

理久兎は、壇上に上がり皆が見渡せる位置についた。

 

理 「ごほん………え~と美須々からご紹介を預

   かった通り俺がこの山のボスになった!」

 

全員「…………………」

 

全員は無言だ。少し気まずいが気にしないで話す。

 

理 「あ~と皆んなもそんなに緊張しなくても

   大丈夫だよそうだな~俺から言いたいこ

   とは皆は俺の仲間だ、だから俺を信用して 

   くれて構わない!でも今から信用しようと 

   するのは大変だろうだから信用できると

   思ったら俺を信用してくれ!」

 

鬼 「アハハ新ボスさんよ………あなどったら困

   るね!俺らは美須々さん達の戦いを見た

   んだあんなに楽しそうに戦ってたんだ!

   だから俺ら鬼はあんたを信じるぜ!」

 

鬼 「俺もだ!」

 

萃香「私も信用する!」

 

勇儀「私もだ!理久兎からは嘘の匂いがしなく

   てね!」

 

華扇「私はそんなに疑いません!」

 

と、モブ鬼達や戦った萃香や勇儀そして応援していた華扇等も賛同してくれた。

 

理 「そうか…………」

 

狼牙「俺ら天狗達もそうだ!確かに先日はお前

   にボコボコにされた………だが天魔様がお

   前を俺らの里で宿泊させたんだなら俺ら

   も信用するしかねぇだろ!!」

 

白狼「確かに狼牙隊長の言う通りだ!」

 

天狗「白狼の隊長の発言に一理ありだ!」

 

天狗「あぁ天魔様がお前を宿泊させたんならそれは

   信用できるな!」

 

天狗達が騒ぎだした。だが後ろでは小声でこんな声が聞こえてきた。

 

風雅「いやちょっと待て………あれは!私の親切

   であって野宿が少し可愛そうだら泊めた

   のに誤解された!?

 

と、いった声だ。やはり風雅は優しかった。

 

文 「あややや凄い勘違い……」

 

はた「なんか丸く収まった…………」

 

風雅の考えは何か勘違いされたがために天狗達の結束は固まった。

 

理 「そうかなら今日の快挙のために美須々

   からの意見で皆で酒を飲もうじゃねえ

   か!」

 

鬼達「おぉ!!!」

 

鬼達は楽しそうに叫んだ。だが天狗達は、

 

天狗達 ( ゚ロ゚)!!!

 

何故か知らないが苦い顔をしていた。そして後ろからまたまた声が聞こえてくる。

 

風雅「何かもうどうでもよくなってきた」

 

自分の気持ちとは違った方向に進んでしまった風雅は半分呆れていた。すると紫は宴会が楽しそうなのか、

 

紫 「楽しみですね!」 

 

と、呟く。しかし風雅は苦い顔をして、

 

風雅「そう言ってられるのも今のうちだよ……」

 

紫  (゜_゜)?

 

と、呟く。紫はこの時に嫌な予感がしたのだった。

 

理 「さぁて飲むぞ!」

 

鬼達「おぉ~ーー!!」

 

天狗「頭痛くなってきた……」

 

天狗「同感だ………」

 

そんなこんなで皆で酒を飲むことになったでも何故か天狗達が乗り気じゃないような気がするが気のせいだと思った。そして理久兎や美須々達による酒飲み合戦が始まろうとしていた。

 

美 「よ~し理久兎酒飲み対決しようぜ!」

 

理 「よっしゃやるか!」

 

萃香「私らも参加させてもらうよ!」

 

勇儀「良いね!!いくよ華扇!」

 

華扇「