世界、星、宇宙を司る最強の神の歩む道 (夜と月と星を愛する者)
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死と衝撃の事実

新しく小説を書きます。あっちとは同時進行していきます

小説の文を少し改変しました


ある雨の日、多くの人に見守られながら1人の男が命の灯火が消えようとしていた

 

「なんで、なんで!何故俺を助けた!?」

 

金髪の高校生の男が倒れてる男に叫ぶようにして非難した。数分前に2人が銀行の前を歩いてる時に銀行強盗が運悪く出て来て、そこらの人より強い2人が取り押さえたが、銀行強盗は2人いて、もう1人が金髪の男を銃で撃ったが、それにいち早く反応した黒髪の男が金髪の男を突き飛ばし自分が身代わりとなったのだ、銀行強盗は到着した警察によって取り押さえられたが、打たれたところが心臓だったので、時間もないだろう

 

「…なんだよ、助けちゃ…悪かったか?…」

 

「当たり前だ!お前にこんな事になるくらいだったら俺が撃たれた方が良かった!」

 

「…そんな事言うなよ、…お前の方が、こんな事になると…多くの人が‥悲しむぞ…」

 

そんな事を言ってるとどんどん血は流れてくる

 

「何言ってんだ!お前にだって悲しむ人が多くいるだろ!」

 

「…それは、……そいつらには悪いな………すまんが、眠くなってきた…」

 

「馬鹿!寝るな!!寝るんじゃねぇぞ!!おい!救急車はまだか!!?早くしろ!」

 

駄目だ、もう瞼も開けてらんねぇな

 

「……おい、みんなに…伝えて……くれ」

 

「ッ!…もう駄目そうか?」

 

「…あぁ」

 

「そうか、…何を伝えればいい」

 

「…『俺は…楽しかった、本当に…楽しかった』」

 

「…あぁ…あぁ!伝えてやる!お前の遺言ちゃんとみんなに伝えてやるからな!だから…だから!…安心して眠ってくれ…シン」ポロポロ

 

「…あぁ、じゃあな。十六夜」

 

そして、俺は死んだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のはずなんだけどなぁ

 

「馬鹿野郎!シンは俺が育てる!」

 

「…シンは儂が育てる」

 

「僕がシン君を育てます!」

 

上から全員真っ黒の美青年、髭もじゃの槍を持ったお爺さん、どう見ても子どもにしか見えない水色の髪をした人

 

「あのー、すいません。貴方達は誰ですか?」

 

「あ、そういえば自己紹介してなかったな。俺はカオスっていうんだ」

 

「…儂はオーディン」

 

「僕はアメノミナカヌシ。長いからアメでいいよ」

 

「…ん?…もしかして最高神?」

 

「あ、わかっちゃった?そうだよここにいる僕たちは最高神だよ」

 

「…マジ?」

 

「うん」

 

マジかよ。でも確かに俺は死んだから何が起こっても不思議じゃあないな

 

「…それで、なんで俺は最高神である貴方達の前にいるんですか?」

 

「…あんま驚かないんだな」

 

カオスが聞いてきた、俺もあんまり驚いていない事に驚いているけど、この神達と会うのが初めてって感じがしないからな

 

「何故かわかりませんが、貴方達と会うのが初めてじゃない感じがするんです」

 

「「「・・・・・・」」」

 

「…どうしました?」

 

するとカオスが近づいてきてガシッと手を掴まれた

 

「良かった!本当に良かった!記憶に無くても俺たちの事を覚えていてくれたか!」

 

「え?それはどういう?」

 

今度はアメノミナカヌシ改めアメが腰に抱きついてきた

 

「うえーん!良かったよぉ!僕達の事を覚えていてくれたんだね!」

 

「…あぁ、本当に良かった」

 

オーディンが肩をポンポンと叩いてきた

 

「えっと、どういう事ですか?」

 

「それはね君は僕達がそれぞれ力を出して生み出した子なんだよ」

 

「え!?じゃあ俺は人じゃなかったんですか?」

 

「そうだね。君は神だね。でもある事が起きて君は下界に落ちちゃったんだよ」

 

「…ある事とは?」

 

「それはねそこの馬鹿2人がどっちが君を育てるかで争ってその時に君にカオスの混沌の力とオーディンの雷が君に当たってしまいその衝撃で君が力を使えなくなって、更にどっかの世界に落ちちゃったんだ。探すのに苦労したよ。幾多もある世界をしらみ潰しに探したんだから」

 

「「うぐ!」」

 

「…はぁ、そんな事が、だから俺は貴方達と初めて会った気がしなかったんですね。そして俺に家族がいなかった訳ですか」

 

「うん、そうだよ」

 

「それで、俺はこの後どうするんですか?」

 

「そうだねまずはこの世界で力のコントロールと君に備わってる神々の力を使えるようにしようか」

 

「神々の力?」

 

「そうだよ?僕達は最高神。数多の神々の生みの親だよ?で、君には僕達が力加減を間違えたから色々な神の力があるんだよ。まずは僕から創造と破壊と維持を教えるよ。で、その後」

 

「…儂が武術の全てを教える」

 

「で、その後に俺が残りの全てを教えるという訳だ」

 

「という訳だ、かなり時間がかかると思うけど頑張ってね?」

 

「…こんな事が起きて、いきなり勉強とか…まぁ、それに順応してる俺も俺だが」

 

「あはは、でも君には僕達の後継者として頑張って欲しいからね」

 

「後継者?俺が?最高神になるの?」

 

「うん」

 

「……はぁ、わかった頑張るよ」

 

「それは良かった。それじゃあ」

 

「「「これから頑張れよ(ってね)」」」

 

やれやれ、まぁいいやってやるよ。もしかしたらあいつらとまた…いや死んだ奴が会いに行くのは色々とまずいか、見守るだけにしようかな。その前にアメからの勉強を頑張るか




どうでしたかね?え?十六夜って名前の金髪の男ですか?……いつか出ます


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けんぞくぅ

文を少し改変しました


なんやかんやで大体10億くらい

「いやーシンは凄いなぁ。あんなにあった覚える事は全て覚えたし、今じゃオーディンの本気と同等の強さなんだから。僕びっくり」

 

「疲れた、まさか10億もかかるとは」

 

「あれ?そんなに経ったんだ、僕達みたいに長生きすると時間の感覚がずれるからわからないだよねーあはは」

 

一体どれくらい生きてるんだか

 

「そういえばオーディンとカオスはどこいったんだ?」

 

「あぁ、2人なら」

 

「おう、今帰ったぞ」

 

「…手頃なのを見つけるのに苦労した」

 

「と、どうやら来たようだね。で、どうだった?」

 

「おう、ばっちしだ!」

 

「一体何してたんだ?」

 

「それはな……ほら!」

 

カオスが蝙蝠2匹を見せた

 

「えっと、こいつらは?…おぉ」

 

蝙蝠が2匹とも飛んで俺に掴まってきた

 

「おいおい、俺達があんなに苦労して捕まえたのにすぐにお前に懐いたな」

 

「え?カオス達が苦労するほど強いの?この蝙蝠」

 

「んにゃ、強さじゃなくてな」

 

「じゃあなんだ?」

 

「性格」

 

「は?」

 

「で、そろそろ本当の姿になったらどうだ?」

 

すると、掴まっていた蝙蝠達が

 

「はーい、ヴァンピィだよ。よろしくね主(わぁ!かっこいいイケメンだよ!しかもヴァンピィちゃんの好みだぁ)」

 

「よろしくお願いしますご主人様。レティシアです(かっこいい…は!私ったら何考えてるの!?…でもかっこいいなぁ)」

 

「は?……なぁこの子達どうしたんだ?」

 

「ヴァンピィの方は誘ったら喜んで来たし、レティシアは売られてたから買った」

 

えぇ〜、てか売られてたって

 

「本当にお前達は俺の…なんだ?メイド?配下?家族?…まぁ家族だな。家族になっていいのか?」

 

「「うん(はい)」」

 

「…そうか」

 

「うん、決まったようだね。それじゃあどうする?修行する事も少ないから、好きにしていいよ?」

 

そうなのか、なら

 

「それじゃあ、色々な世界を見て回っていいか?」

 

「うん、わかった。それじゃあこれは僕からの餞別だよ」

 

アメが俺に赤いマントと銀色で青い石がはめられているの指輪を渡してきた

 

「これは?」

 

「マントの方は【祝福のマント】っていって、装備者を自動的に回復させて全ステータスを超大幅に上げる効果もあってマント自体は腐食防止に自動再生があるよ。まぁこれに傷をつけられる生物も限りなく少ないけどね。指輪は【天神の祈り】っていう指輪で効果は自然に関するものの操作が出来て、所有者の運を爆発的に上げて、ステータスを極大幅に上げるんだよ」

 

「そんな凄い物なのか」

 

「シンだって創ろうと思えば創れるよ?」

 

「それもそうか」

 

「…儂からはこれだ、シンは刀が一番あっているようだからな。天魔刀【神羅万象】。効果は………なんだったか?」

 

忘れたのかよ

 

「神羅万象の効果は所有者のステータスを極大幅に上げて、不壊に自動再生と無敵貫通と必中、そして絶斬だよ。不壊は言わなくてもわかるね絶対に壊れないんだよ、でも切れ味は落ちたりするからそこで、自動再生さ。無敵貫通は文字通り相手が何かしらのスキルとかで無敵になろうが、何の問題もなく相手に攻撃できて、必中は相手がどれだけ早いだろうが、所有者の身体能力と視覚と第六感を上げて、霊的存在でも攻撃できて、絶斬は相手がどれだけ硬くても豆腐を斬るみたいに簡単に斬れるんだよ」

 

「また、チート武器か」

 

「俺からはこれだぜ!」

 

「鍵?」

 

「おう!お前だけの世界を俺が創っといたんだ、それでこれはその世界の所有者を登録するための物だ、それじゃあこれに触れてくれ」

 

「あぁ」

 

で、触れると俺が少し光ってその光が収まると鍵が消滅した

 

「え?壊れた?」

 

「いや、お前を登録したからお前の中にある神力がその世界に入る為の鍵になったんだよ」

 

「そうか…ありがとうな。みんな」

 

「気にしなくていいよ」

 

「…楽しんでこい」

 

「長いようで短かったな。偶には俺たちに顔を見せに来いよ」

 

「わかった、それじゃあ行こうか?」

 

「「はい!」」

 

「それじゃあな、落ち着いたら来るぜ」

 

「「「またな(ね)」」」

 

そして、俺はアメ達に背を向け転移魔法を使った



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ステータス

ちなみに主人公のシンはアニメやゲームの知識はほとんどありません


そして俺達は転移魔法を発動し適当な世界に行った、そして着くと、どこかの路地にいた

 

「…どこの世界だ?」

 

「ここはダンまちの世界だ」

 

隣にいたカオスが返答した

 

「そうか」

 

 

 

 

 

「!!?な、なんでいるカオス!」

 

「なんでいるって、そりゃあ心配だから」

 

「俺一応かなり強いと自負してるんだが」

 

「まぁ、心配ってのもあるが、お前がいるこの世界は神々が降りて来てるんだよ」

 

は?神々が降りて来てる?下界に?

 

「なんで降りて来てんだ?」

 

「確か人間、彼奴らは子供と呼んでいるが、子供達と共に不自由な世界で暮らしてみたいんだと、暇だったてのもあるが」

 

「そんな理由で大丈夫なのかよ。死んだ場合はどうなるんだ?」

 

「神界に送還される」

 

「なら間違って殺しても大丈夫だな」

 

「ほどほどにな。さてと言うことでだシン」

 

「ん?」

 

「俺がお前達の主神になってやる」

 

「……は?」

 

「「え?」」

 

「おいおい、神が神殺しの武器で殺された様な顔をするなよ」

 

「え?マジ?」

 

「マジもマジ。大マジってな」

 

「…やれんのか?」

 

「大丈夫だ、これでも原初の神だ、偶に色々な世界を覗いてたからやり方はわかる」

 

「そうか、それじゃあどうするんだ?俺は全くこの世界の知識がないぞ」

 

「まずは恩恵を背中に刻むんだ」

 

「……ヴァンピィとレティシアには触らせんぞ」2人をギュと抱き締める

 

「「!!…(抱き締められてる!…あ、なんだろ落ち着く匂いだ、ずっとこのままでいたいな)」」

 

無意識なのか2人が俺に抱きついてきた

 

「でもそうしないと恩恵刻め……あ、お前が刻めばいいんだ」

 

「…そういや俺も神だったな」

 

「…で、いつまで2人を抱き締めてるんだ?2人があかん顔をしてきたぞ」

 

「は?」

 

2人を見ると顔がだんだんとろ〜んとしてきた

 

「おーい、大丈夫か?」

 

「「は!だ、大丈夫!」」

 

「ならよし。それで恩恵はどこで刻む?」

 

「ちょいと待ってろ。【カオスルーム】」

 

カオスが目の前に不可視の穴を創りその先に部屋ができた

 

「ほんじゃ入ろうか」

 

「あぁ」

 

そして入ると、何処にでもある部屋だった、イス、机、鏡、テーブル、ソファ、ベッドにタンス

 

「さて、ほんじゃあそこのイスに座ってくれ」

 

「そういえば恩恵って本人のステータスを表すんだよな?」

 

「そうだが?」

 

「俺達、絶対あかんステータスになると思うんだが」

 

「・・・・・・」

 

「「「・・・・・・・」」」

 

「あ、いっけね考えてなかった」

 

「おいいいいいいい!!?」

 

「まぁ、なる様になれで」

 

「はぁ、先が思いやられる…座ったぞ」

 

「それじゃ」

 

カオスは既に服を脱いでいるシンの後ろのイスに座った

 

「「!…(うわぁ、凄い。細いから気付かなかったけど凄い筋肉、無駄のない体だ、細マッチョっていうのかな?)」」

 

2人がそんな事を考えている間にカオスは自分の指から血を流させベルの背中を触れた

 

「………よし、できた」

 

「終わったか、で、どんなだった?」

 

「おう、ちょっと待ってろ。紙にお前のステータスを写し出させるから……ほれ」

 

「えーと」

 

シン(絶対神)

 

Lv.絶対神

 

力:error

 

耐久:EX9999

 

器用:EX9999

 

俊敏:EX9999

 

魔力:error

 

絶対神EX

世界の神EX

星の神EX

宇宙の神EX

 

《魔法》

【創造】

・魔法とスキルの創造ができる

・形ないものから形あるものの創造

・生命創造

 

《スキル》

【頂点の理】

・全ての完全操作権限

・世界の創造

・星の創造

・宇宙の創造

 

【絶対神の威圧】

・対象に心肺停止、絶対服従、などの幅広い影響を与える

 

【武神の魂】

・全ての武術の極意

 

【最高神からの愛】

・超早熟する

・アメノミナカヌシの部下を召喚できる

・???

 

【主神からの愛】

・早熟する

・グングニル、グレイプニル、スレイプニルなどの武器や生物を召喚できる

・???

 

【原初の神からの愛】

・超早熟する

・カオスの部下or子供を召喚できる

・???

 

【???】

・???

 

 

「おい、色々と聞きたい事があるんだが?」

 

「なんだ?」

 

「絶対神果ては世界、星、宇宙の神とはなんだ?」

 

「ん?言ってなかったか?絶対神てのは神々の中でも頂点の座にいる者の位た、そして世界、星、宇宙は文字通りだ」

 

「世界、星、宇宙……とんだチートだな。俺に勝てるのがいるのか疑問に思って来たぞ。そして、位?聞いてねーぞそんな事」

 

「そうか?なら言っとくと、アメは最高神でオーディンは超越神、俺は絶対神という位なんだ、神にも位があるんだ」

 

「なるほど、まぁその事はいつか聞くとして、カオス達の愛ってなんだ?」

 

「俺たちからの愛だが?家族愛って言うのか?」

 

「……」

 

「もう他に無さそうだな。それじゃ俺は先に出ておくぞ早く2人の恩恵を刻んでやりな。後」

 

「ん?」

 

「早く服を着ろ。2人が顔を真っ赤にしてるぞ」

 

「「〜〜〜!!」」真っ赤

 

「…それもそうだな。………よしそれじゃあヴァンピィから恩恵を刻むぞ」

 

「!う、うん」

 

するとヴァンピィが服を脱ごうとした

 

「まてまて、背中を捲るだけでいい」

 

「え、あ、うん」真っ赤っか

 

そして、ヴァンピィは背中を捲った………綺麗な肌だな

 

「さて、それじゃあ恩恵を刻むぞ」

 

俺もカオスがやったように指から血をだして、ヴァンピィの背中に……

 

「……これでよし」

 

ヴァンピィ

 

Lv.8

 

力:S1000

 

耐久:A940

 

器用:SS1400

 

俊敏:SS1300

 

魔力:SSS2000

 

吸血姫A

眷属EX

 

《魔法》

【ブラッディ・リファイメント】

・眷属の蝙蝠を呼び出して魔方陣を展開し闇の剣で敵を突き刺す

・敵が魅了状態ならダメージUP

 

【スカーレットギフト】

・対象の生力を奪い自身を含む味方を回復&魔力を回復する

 

【チャームスローブ】

・対象に魅了状態を付与

・自身の力、耐久、俊敏を上げる

 

《スキル》

【テスタメント】

・対象に闇属性の攻撃をする

・対象の魔法&スキルでの強化を消す

 

【セルフィッシュ・ロイヤル】

・自身の力、器用を上げる

 

【絶対神の眷属】

・早熟する

・シンとの念話が出来る

・一時的に自身を超強化することが出来る

 

【恋する女】

・早熟する

・シンが近くにいると全ステータスを超大幅に上げる

 

 

ツッコまんぞ………絶対にツッコまんぞ

 

「ねぇねぇ主。ヴァンピィちゃんどうだった?」

 

「あぁ、ちょっと待ってろ……紙に写してと、ほれ」

 

「…ヴァンピィちゃん強い?」

 

「あぁ、この世界の最強を超してるからな」

 

「よかった、…ッ!〜〜!!」真っ赤

 

あぁ、一番下のスキルを見たのか

 

「…それじぁ、今度はレティシアだ」

 

「!わ、わかりました」

 

「そんな堅くならなくていい。いつも通りのレティシアでいい」

 

「…わかった、ありがとうご主人様……どうぞ」

 

レティシアが背中を見せる。うんやっぱり綺麗な肌だ

 

「さて、…………………よし」

 

レティシア・ドラクレア

 

Lv.8

 

力:SSS1900

 

耐久:S1000

 

器用:A880

 

俊敏:SS1400

 

魔力:SS1600

 

吸血姫A

眷属EX

 

《魔法》

【龍の遺影】

・自身の影を操る

 

【闇の翼】

・黒い翼を展開し空を飛ぶ事が出来る

 

《スキル》

【純潔の吸血姫】

・吸血をすることで一時的に全ステータスを上げる

・槍などの武具を召喚出来る

 

【鬼種】

・他者が鬼種を付与する事で全ステータスが上がる

・植物を操る事が出来る

 

【絶対神の眷属】

・早熟する

・シンとの念話が出来る

・一時的に自身を超強化出来る

 

【恋する女】

・早熟する

・シンが近くにいると全ステータスを超大幅に上げる

 

 

………まただよ

 

「……ッ!〜〜!!」真っ赤

 

ほら、レティシアも真っ赤になってるし

 

「「〜〜〜!」」

 

いつまでこの状態が続くのかね

 

 

一方カオスは

 

「すまんが、広い土地はないか?ファミリアを新しく作るんでな」

 

「はい、それではここなんてどうでしょう?」

 

「ほう、中々に広いな。よしいくらだ?」

 

「ここは・・・・億ヴァリスになります」

 

「ほれ、これでいいか?」ヴァリスの詰まった魔袋を幾多も渡す

 

「それではご確認を致しますので、お待ちください」

 

「あいよ」

 

ファミリアの建設予定地の購入を行なっていた



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今後ともよろしく

メルトリリスが当たって作者のテンションが上がりまくり


そして、俺たちは部屋を後にすると、部屋への入り口である不可視の穴が消えた

 

「さて、カオスはどこに行った?」

 

俺たちが路地をキョロキョロとしていると、大通りからカオスが向かってきた

 

「悪りぃ悪りぃ、遅れた」

 

「何をしてたんだ?」

 

「ファミリアの建設する場所の購入に行ってた」

 

「は?……金は?」

 

「あれくらい、俺のポケットマネーで買える。それじゃあ行こうぜ、結構広いとこがあったからそこを買ったぜ」

 

「お、おう。それじゃあ行こうか?ヴァンピィ、レティシア」

 

「「うん」」

 

「よし、こっちだ」

 

そして、俺たちは大通りに入り注目(ヴァンピィとレティシアに向けられる男達の視線と俺に向けられる女達の視線)を浴びながらオラリオの東に向かった、カオスは気配を薄くしてから歩いていた、何処の幻のシックスマンだ

 

 

 

 

 

 

 

「ここだ」

 

カオスが止まるとそこには立派な門があり中は何もないものすごく広い庭があった

 

「ここか、広いな」

 

だいたい東京ドーム5.6個分か?てか、よくこんな所が売られてたな。

 

「それじゃあ、どうする?業者に頼むか?創造魔法を使うか?」

 

「早く拠点も欲しいしな。それに暗くなってきたから創造魔法を使うか」

 

「あいよ。あ、幻影と周りの人の記憶操作もやっとけよ?いきなりでかい家が出来たら慌てるからな」

 

「それもそうだな…【幻の夢】そして、【万物操作・記憶】これでよし。ほんじゃあ創るから下がっといてくれ」

 

「「うん」」

 

さーて、どんな風なのにするかねぇ。………あ、そうだ、《虚言の城の王子》の城のような形でいいか、マジで人の想像力には助かるな

 

そして、おれが城の形をイメージし創造魔法を発動すると、まず城の形の半透明のものが浮かび上がり、下から順に実物と化していった

 

 

 

そして、大体10分後

 

「おお!いい城だな」

 

「まぁな。本当人の想像力には助かるよ」

 

「なるほど、人が想像した物をお前がイメージして創ったのか、だからこんなに早かったんだな」

 

「あぁ、と言っても内装は俺が創造したが、それでどうだい2人共?結構いい城だろ?」

 

「「うん!」」

 

「それは良かった」

 

「ヴァンピィちゃん。質問がありまーす!」

 

「なんだ?」

 

「こんなでかい城だと迷うんじゃない?」

 

「…あぁ、それもそうだな。それじゃあ中の造りの地図を渡すよ…創造魔法で創ってと、ほい」

 

「ありがとう!」

 

「レティシアにも」

 

「ありがとうございます」

 

「それじゃあ中に入ろうぜ!」

 

「おう、行こうか」

 

中に入ると出迎えるのは中央にある噴水。そしてそれを囲むようにある龍の石像。東洋の龍の石像が2体、西洋の龍の石像も2体

 

「おお!良いな!しかもその龍の石像ただの石像じゃないな?」

 

「あぁ、ストーンゴーレムドラゴンだ」

 

「おいおい、その時点でこの世界の生物全てが勝てない生物が登場したじゃねぇか」

 

「ま、侵入者又はここに悪意を持って近づいた者だけを襲うようにしてるさ、それじゃあ次に行こう」

 

俺たちは3つの入り口の内、正面の入り口に入った、そこは下がガラス張りで下には数多くの水の中を泳ぐ生き物達が泳いでおり、幾多もの扉と上に続く大きな階段があった

 

「お次は水族館かよ。しかもまた凄い生物達のオンパレードだな」

 

「おう、念の為に下の生物達は侵入者又は悪意を持った者がここに入った場合ガラスをすり抜けて攻撃するように創ったから」

 

「凄い凄い!」

 

「わぁ〜」

 

2人もエントランスに感動しているようだ、下は綺麗な水の中を泳ぐ生き物達が興味津々と2人を見ていた

 

「おお!ここは倉庫か?武器に防具からポーションまで色々あるな」

 

「おいおい、上に行くぞ」

 

「おう!」

 

「「わかった!」」

 

2人が喜んでいるようで何よりだ

 

2階は…うん、あれだ警備兵(ゴーレム)の待機場所。今いるのは大体50体くらい、他は城内の警備してる。待機している間のゴーレムは眠り(起動停止)につく

 

「うわぁ!堅ーい!ねぇねぇ主!この人たちは?」

 

「人じゃないよ。ゴーレムだ」

 

「ゴーレムなの?凄い鎧と槍に剣、斧から弓まで」

 

「あぁゴーレム達の装備だ、それじゃあ次の階に行くぞ」

 

左右に並んだ兵士達の間を抜けながら上に続く階段を上る

 

「ここは…食堂か?」

 

「あぁ、メイド達のな」

 

「メイド?そんなのいたか?」

 

「今はメイド達は8階の俺たち用の食堂で調理から食事の準備をしてるよ」

 

「おいおい、何階まであるんだ?」

 

「10階だよ。10階にはカオスが座る用の玉座と玉座の間があるから」

 

「うへぇ、そんな所に居たくないな」

 

「仮にもここカオスファミリアの主神なんだから頑張れ」

 

「まったく」

 

「それじゃあ、時間も時間だから8階まで飛ぶぞ」

 

「おう」

 

「りょうかーい」

 

「わかった」

 

「よし、転移」

 

転移魔法で俺たちは8階の食堂に飛んだ、そこはメイド達が何人も待機して、テーブルには豪勢な食事が並んでいた

 

「美味そうだな」

 

「あぁ、これはいい。シェフを呼んでくれ」

 

「かしこまりました」

 

近くにいたエルフのメイドに頼むとメイドは綺麗なお辞儀をして厨房に入っていった

 

「それじゃあ座るか」

 

「「「おう(はい)」」」

 

座ると生み出した、メイドがそれぞれ1人ずつ付き、グラスに黄金の蜂蜜酒を注いだ

 

「黄金の蜂蜜酒か…ヴァンピィとレティシアは酒飲めるか?」

 

「ヴァンピィちゃんは飲んだことあるから大丈夫だよ」

 

「私も酒は嗜む程度に」

 

「ならいいか」

 

「ゴク…あーやっぱ黄金の蜂蜜酒はうめぇなぁ」

 

「おいおい、乾杯もしてないのに」

 

「お、それもそうか、それじゃあこの世界ではよろしく!」

 

「「「よろしく(お願いします)」」」

 

そして、俺たちは食事を楽しんだ



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囚われの姫君

やぁ読者の諸君、今俺はソーマファミリアのザニス?ザコス?まぁそんなモブのような奴に喧嘩を売られて戦争遊戯を仕掛けられたんだ、因みに喧嘩の理由は彼奴がヴァンピィとレティシアを置いてどっか行けと言ったから俺がまんま雑魚のセリフに笑ったのが原因だ、そしてなんやかんやで神会で詳しい説明が双方のファミリアの主神がルールと何を賭けるかを言うそうだ

 

「この世界に来て早々厄介事かよ」

 

カオスは自分の部屋の椅子に座ってそう言った

 

「すまんな、だがあんなクソ野郎に大事な2人を渡すのが嫌だったからな」

 

「「(だ、大事な!?…あぁ、やっぱり私、この人に恋してるんだ)」」

 

やばい、2人が俺を見る目が熱くなってきてる

 

「まぁ、いいやそれで神会はいつあるんだ?」

 

「3日後だとよ」

 

「そうか、そして俺は何を奴らに求めればいい?」

 

「それなら、聞いてみたら奴らはかなり粗暴なファミリアのようでな。しかも無理矢理ソーマファミリアに入った子もいるようなんだ」

 

因みにこの事は帰る途中にあった小人族のリリルカ、本人はリリと呼んでくれた言ったからリリから聞いた

 

「なるほど、それならファミリアの解体かその子達の脱退かどっちにする?」

 

「今回は脱退の方で良いだろう」

 

「ん、わかった、それじゃあ俺は寝るわ」

 

「わかった、それじゃあ出ようか」

 

「わ、わかった」

 

「は、はい」

 

うん、顔が赤い……どうしよう?まぁこの事はいつかな

 

「それで、君たちはどうする?俺はソーマファミリアの事についてもう少し聞きたいことがあるからリリに聞きに行くけど」

 

「ヴァンピィちゃんは部屋で考えたい事があるから部屋にいるよ」

 

「わ、私も考えたい事があるので部屋に戻ります」

 

「そうか、それと俺は外で食事をとって来るから」

 

「「はい」」

 

そして、2人が俺の屋敷の方に送ると、俺はファミリアを出てリリと約束した豊饒の女主人へと向かった

 

 

 

 

 

「いらっしゃいませ、お一人ですか?」

 

入るとウェイトレスの銀髪の子が話しかけてきた

 

「いや、待っている人がいるはずなんだが…あぁ、いた」

 

カウンターで静かに座っていたリリを見つけた

 

「そうですか、ではメニューがお決まりになりましたらお呼びください」

 

「あぁ」

 

そして、カウンターに近づくとリリが気づいた

 

「遅いですよシン様」

 

「やれやれ、様って呼ばれるのは君で2人目だよ」

 

「そうなのですか?…それで、ソーマファミリアの事についてですよね?」

 

そうなんだよなぁ、そしてリリもソーマファミリアの子なんだろうね。微かにソーマの匂いがする。これは飲んでたらこんな匂いにはならないからな。それにリリの目は助けを求める目と絶望している目だ、しかも今まで多くの人を騙してきた目もしてる

 

「あぁ、ソーマファミリアの団員である君に聞きたい」

 

「ッ!?…いつから気づいていました?」

 

「初めてあった時」

 

「最初からですか……それで、リリがソーマファミリアの団員だからどうするんですか?そこまで知ってるんなら私が盗みをしてるのも知っているんでしょう?」

 

「あぁ知ってる。ソーマファミリアの事も聞きたいが、それ以上に」

 

「?」

 

「君の本心を聞きたい」

 

「リリの本心‥ですか?」

 

「あぁ」

 

「…何を言ってるんですか?リリは」

 

「君の目が語ってる」

 

「リリの目ですか?」

 

「あぁ、君の目は助けを求めてる目だ、そして絶望している目でもある」

 

「…………」

 

「なぁ、リリ」

 

「……なんですか?」

 

「もう一度、助けを求めてみないか?」

 

「へ?」

 

「俺に、俺たちにもう一度だけ助けを求めてみないか?」

 

「…リリは……リリ…は…」プルプル

 

「決めるのは君だ」

 

「リリは!助けられたいです!今まで多くの人を騙してきたリリでも助けてもらえるなら!助けられたいです!」

 

「わかった、君の心からの叫び受け取った、そして俺たちが君を助ける」

 

「ひぐ…うぅ…」

 

「待っていろ。近いうちに必ず助けに行く」

 

「ぐす…わかりました」

 

よかったリリが心を開いてくれて、にしても絶望していた子がこんなに早く心を開くのかね?まぁいいやる事は決まった、ソーマファミリアの奴らを徹底的に叩き潰す

 

「あの、すいません」

 

「ん?」

 

考えているとさっきのウェイトレスが話しかけてきた

 

「あの、ご注文は」

 

「あぁ、そうだったな。リリ何食べる?」

 

「え?えーとそれならこれを」

 

「それじゃあ俺はこれを」

 

「わかりました、ミアさん注文でーす」

 

「あの、リリは本当に助かってもいいんでしょうか?」

 

「あぁ、他者が反対しようが俺が助ける。だから待っていろ」

 

リリの頭を撫でながらそう言った

 

「ん…わかりました、お待ちしていますよシン様」

 

「あぁ」

 

さて、囚われの姫君を助けに行くとしますかね




リリが囚われの姫君……ん?何故か合う気がする


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リリの非日常とシン達の日常

「あのーシン様?」

 

「どうした?」

 

「本当にシン様のファミリアに泊まっていってよろしいんですか?」

 

「大丈夫だ、これでも団長だからな」

 

今はカオスファミリアに向かってる……リリを連れて

 

「いえそれでも自分の事は自分で出来ますし」

 

理由はリリが隠れ家が見つかりかけてるからだそうだ、ソーマファミリアの奴らに

 

「それでもだ、そういえばリリはファミリアを抜けた後どうするんだ?うちに来るか?」

 

「え?…そうですね、シン様のファミリアに厄介になってもいいでしょうか?」

 

「あぁわかった、リリなら大歓迎だ…と、着いたよ」

 

「え?…あのーシン様?ここには何もありませんよ?」

 

「ん?…あぁそうか、リリには説明していなかったね。俺たちのファミリアはかなり特殊でね。ファミリアに入るには許可された者しか入れないようにしてるんだよ。今のように外から見ると、何も無いように見えるけど、門を潜ると」

 

そして、俺は門に手を当てると門が開き、一歩踏み入れると

 

「え?…ええええぇぇぇぇ!!?」

 

こんな風に景色が早変わり。城がある浮島に幾多もの浮島が多数存在している

 

「ど、何処ですか!?さっきリリはちゃんと門を潜ったのに!入った瞬間別世界にいますよ!?」

 

「ははは、時期に慣れる。ほらこっちだ」

 

「いえですが!」

 

キュアァァァァ!!

 

「ん?…あ、やべ」

 

「へ?…あ、あれなんですか!?鷲?獅子?どっちですか!?それに見た事もない銀色のドラゴンまで!」

 

気づくと周りに警備していたゴーレム騎士からグリフォン、ドラゴンなどの幻獣がリリを警戒していた

 

「まてまて、リリはお客さんだ、そしていずれこのファミリアよ団員になる子だ警戒するな」

 

キュルァ?(そうなのですか?)

 

「あぁ」

 

キュルルァ!(総員持ち場に戻れ!この子はお客様だ!)

 

グルァ!(は!)

 

全員が警備に戻った

 

「い、今の魔物達はなんですか!?」

 

「すまんな。説明してなかった、これも俺たちのファミリアが特殊な要因だ、さっきの鷲の顔をしたのがグリフォンと呼ばれる幻獣だ、魔物じゃない。隣にいたドラゴンが銀星龍と呼ばれる宇宙を飛び回ってる龍だ」

 

「……あの、スケールがでかすぎて何から驚けばいいですか?」

 

「どうぞ驚いて、まだまだあるから」

 

「…リリの胃が持ちますかね?」

 

「…頑張れ」

 

「………はい」

 

そして、リリが色々な事(主に俺の眷属である2人)に驚きながら説明をしていきカオスにも説明した後、食事である

 

「あの…これ、酒‥ですか?」

 

「ん?あぁそういえばリリはソーマの事で色々思う事があるんだったね…まぁ、その酒もソーマと同類だけど、騙されたと思って飲んでみな。気にいると思うから」

 

「は、はい」

 

そして、リリは黄金の蜂蜜酒を飲んだ

 

「あ、美味しい。酒なのに甘い」

 

「気に入ってくれてよかったよ。それは黄金の蜂蜜酒といってソーマと同じ分類の酒だけど、ソーマみたいに人をダメにしないさ」

 

「そうなんですか…コク…甘い♪」

 

いい笑顔だ

 

「それで、シン」

 

「ん?なんだ、カオス」

 

「明日はリリとダンジョンに潜るんだろ?…大丈夫か?」

 

……あぁ、そうか、前に俺たちは軽くダンジョンに潜ったんだよ。あ、そういえば言ってなかったな冒険者登録は既にしてる。アドバイザーはミィシャって言う人だった、何故かステータスは聞かれなかった、…まぁこちらは面倒事が無くて良いけど…話は戻るが、軽くと言ったが、多分周りからするもかなり奥深くに進んだ、確か70?80?とにかくかなり深く、途中魔物と戦っていったけど、弱すぎたからもっと深くに潜った、戦った場所はアンデットが湧く古城だった、…ダンジョンに古城ってどうなんだ?まぁマグマの階層だったりマイナス40度くらいの極寒の階層だったり階層中が水で水中戦を繰り広げなくてはいけない階層もあったが、で古城はアンデットだからなのか痛みを感じずに向かってくるからヴァンピィとレティシアがかなり楽しんで戦ってた、………正直ステータスの更新をしたくない。嫌な予感しかしたない

 

「大丈夫だ、リリでも大丈夫そうな階層で戦うから」

 

「それならいいや」

 

「うへへ〜シンしゃまぁ〜」

 

リリが抱きついてきた

 

「「ッ!…むーー!」」

 

ヴァンピィ達が頰を膨らませている。正直可愛い

 

「おいおい、酔ってるのか?」

 

「よってませんよ〜えへへ〜」

 

「駄目だこりゃ。先にリリを寝かせてくる。食事を続けといてくれ」

 

転移っと…やってきました俺の屋敷、空いている部屋のベッドに寝せて

 

「うーん…すぅ…すぅ…」

 

よし、寝たな…転移と

 

「お、早かったな」

 

「リリが早く寝てくれてな。かなり疲れてたんだろう。1人で頑張ってきたんだから」

 

「そうか」

 

「ねぇ、主、あの小人族はファミリアに入るんだよね?」

 

「あぁ、本人はその気らしい」

 

「大丈夫なのかな?このファミリアかなり凄いから」

 

「結構驚いてたよ。まぁ時期に慣れるだろ」

 

「それなら大丈夫だね」

 

「彼女にとってはいきなり別世界に来たような気分だろうからね」

 

「ははは、レティシア。リリはそう言ってたぞ、入った瞬間別世界だってな」

 

「ふふ、そうなんだね」

 

そして、4人でリリの事とその他の話題で盛り上がって話した



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戦争遊戯

リリと一緒にダンジョンに潜ったりカオスが神会に行って打ち合わせをして来た、どんな風な会話かというと

 

「おう、ソーマ。てめぇのガキが俺の子に手を出そうとしたんだってな?どう落とし前つけてもらうつもりだ?あぁ?」

 

「い、いえそれは、その…」

 

「言い訳なんて聞いてねぇんだよ。…覚悟しとけよ?」

 

完全にヤクザである。神会では黒いスーツを着て行ったのでどっちかというとマフィアが近い

 

 

 

 

そして、戦争遊戯当日

 

「さぁ!やってまいりました!戦争遊戯!暇を持て余した神共!久しぶりの娯楽だぜぇ!イェアァ!」

 

「「「「「おおおおおおお!!!!」」」」」

 

テンションが高い神とそれに大声を上げて雄叫びをあげる神達

 

「それでは今回の戦争遊戯は攻城戦だぁ!そして、戦うのはソーマファミリアと……え?」

 

「おい、どうした?」「何かあったのかい?」「幼女神(レティシア)prprしたいお」「ぼ、僕に近づくな!」「あいつを取り押さえろ!俺らの幼女神(レティシア)ちゃんに指一本触れさせるな!」「「おぉ!」」

 

おい待て、不審がる奴ら(神)の中にあかん奴がいたぞ

 

「え、あ、失礼しました。ソーマファミリア対カオスファミリアが今回の戦うファミリアです」

 

「「「「「……………え?」」」」」

 

おっと、ヴァンピィ達の耳を塞いでないと

 

「「え?主(ご主人)どうしたの(んだい)?」

 

 

 

「「「「「「えええぇぇぇぇ!!??」」」」」」

 

「どうして原初様がいらっしゃるんだ!?」「あいぇぇ!?原初様!?原初様なんで!?」「いついらしてたんだ!?」

 

混乱する神々と何がどうしたのかわかっていない人々

 

 

 

因みにソーマファミリアの方ではこんな会話がしてあった

 

「へへ、何だ聞いた事ないファミリアじゃねぇか、てことは新規のファミリアだな。これは勝ったも同然だな」

 

「そうですね団長。楽勝ですね」

 

「「「「楽勝だな」」」」

 

何も知らない奴らにこの後、悲劇が待っているとは予想もしてないだろう

 

「馬鹿ですねぇ。シン様の強さを知らないからそんな事が言えるんですから、リリは後方なので大丈夫ですね」

 

この後に少しの間だけいたファミリアに改宗(コンバージョン)される小人族が不敵に笑っていた

 

 

 

 

 

「落ち着いてください!…それでは両者ファミリアの眷属達は準備が出来ているようですね…それでは」

 

さて、どうやら始まる様だな。確か殺しは無しだから手加減するか、ヴァンピィ達には手出し無用と言ってあるから久しぶりに暴れられるな

 

「戦争遊戯!開始ィ!」

 

「「「「うおぉぉぉぉ!!」」」」

 

スタートと同時にソーマファミリアの奴らが向かってきたな…さて、どうやって始末するか……あ、これで行こう

 

「始まりと同時にソーマファミリアの眷属達がカオスファミリアの城に向かって走っていきます!対するカオスファミリアは…は?1人?」

 

疑問に思うのも仕方ない。ヴァンピィ達は城の中でお茶とお菓子を食べてるし城の前に立っているのが俺だけなんだからな

 

「ほんじゃ始めますか」

 

「おおっと?やっとカオスファミリアの団長であるシンが動きました!」

 

さて、まずは…

 

「【暴れ狂う風の龍】」

 

そして、俺は魔法を唱えると風の体を持つ龍が現れた

 

グルルァァァァァァァ!!!!!

 

「ひ!?…か、カオスファミリアの団長。見た事もない魔法で龍を呼び出した!?」

 

実況者がなに解説もしないでビビってんだよ

 

「おい!聞いてねぇぞ!?龍を呼ぶなんて!?あいつはLv1じゃねぇのかよ!?」

 

「は!カオスファミリアの団長のLvは…ない?」

 

「「「「「「は?」」」」」」

 

「か、カオスファミリアの団長のLvは記載されていません!」

 

実況者が手元の資料を読みながら言った、それもそうだ俺はLvというものがない。さらに言うと恩恵なんかじゃ俺のLvは測れない。どうやらカオスがクロノスに言って俺の事は秘密になっているようだ

 

「さらに彼が冒険者登録したのは5日前です!」

 

「うっそだろ!?」「たったの5日であの魔法をてにいれたのか!?」

 

さてさて、あっちはあっちで阿鼻叫喚としているけどこっちもさっさと終わらせるか

 

「…やれ」

 

ガァァァァァァァ!!!!

 

風の龍が竜巻を発生させ宙に舞う人間たち

 

「「「うわぁぁぁぁ!!?」」」

 

手加減したブレスをくらって再起不能になる人間たち

 

「「「・・・・・」」」チーン

 

とまぁやりたい放題にやってる龍にここは任せて俺は城に攻め込むとしますか、途中に城内にいた奴らが斬りかかってきたが難なく気絶させた

 

 

 

「なんだよ!なんでこうなった!?あいつは一体なんなんだよ!くそ!!…ひっ!」

 

部屋に入ると地団駄を踏んで暴れてるザニスがいたが、俺が部屋に入ると怯えて後ずさった

 

「てめぇ!一体どんなイカサマをした!!」

 

「イカサマ?そんな事する訳ねぇだろ。お前らが弱いんだよ」

 

「ふざけんな!俺はLv2だぞ!?お前みたいな駆け出しなんかに負ける訳ねぇんだよ!」

 

「…はぁ、弱い者ほど良く吠えるとはよく言ったものだな」

 

「俺が…弱いだと?」

 

「そうだろ?たったのLv2だからって吠えやがって…てめぇの声を聞いてるとイライラしてきた、おとなしく負けを認めろ」

 

「ふ、ふざけんなぁ!!」

 

ザニスが手に持っていた剣で斬りかかってきたが俺は

 

「ぐぼぉあ!!?」

 

ただあいつの腹にパンチを叩き込む

 

 

 

「……は!し、終了ー!カオスファミリアの勝利です!」

 

シーン

 

こんなに人がいるのに足跡1つしないほど静かだ、それもそうか龍を召喚してソーマファミリアの奴らを蹴散らして、ザニスを難なく再起不能にし俺が城内にいる間にヴァンピィ達のLvを知ったからな

 

「やれやれ、歓声を欲しがっていた訳ではないがこれは流石に酷いな」

 

 

パチパチ パチパチ

 

 

どこからか2人分の拍手が聞こえてきた

 

1人は金髪金眼の白い服をきた女の子

 

もう1人は俺でも知ってるフレイヤファミリアの団長で俺たちが来る前まで最強だったオッタル

 

「やれやれ、これは目をつけられたな」

 

こうして、戦争遊戯はあっけなく終わった

 

 

 

 

その日の夜にあるファミリアで

 

「神様!あの人、シンさん凄かったですね!」

 

「そうだね。あんな凄い子がいたんだね」

 

「僕、あの人がカッコよかったです!僕もあんな人になりたいです!」

 

「待つんだベル君!あの人は次元が違うから目標にしてはいけない!」

 

「かっこよかったなぁ」

 

「聞いてぇ!」




すいません。戦争遊戯に関してはかなりわかりづらくなっていると思います。それと、レアスキルが発現した白髪赤眼の駆け出し冒険者って誰だろう?(すっとぼけ)


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シンの世界と改宗

あんな素晴らしい小説を書ける人達はやっぱり凄いなぁ。俺はあの人達の足元にも及ばないなぁ。頑張らなくちゃ


戦争遊戯があった次の日、ちゃんとリリを筆頭に今まで無理矢理ソーマファミリアにいた子達は無事脱退できた様だ、いやぁよかったよかった

 

 

 

 

・・・いや、良くねぇわ。

 

オラリオ中が俺の事とヴァンピィの話題で持ちきりだ、特に面倒臭いのが、フレイヤファミリアとその主神。フレイヤファミリアの団員達が誰かを探す様に路地や屋根の上で見かけるしフレイヤはバベルの塔の最上階から俺の事を探している様だ、え?なんで見つからないかだって?オラリオで行動する時はいつも被った者を他者に認識できなくするマントを羽織っているからな。まぁ、それだけなら良かったんだが、ロキファミリアの奴らも俺達の事を探している様だ、正直何故?と言いたいが、カオスから聞いたらロキファミリアのアイズって子が兎にも角にも力が欲しいんだってさ。それであの時の俺が呼び出した龍も然りlevelが不明然り。まぁ俺が自重せずにやったのが悪いんだけどさ仕方ないだろ?あんな酷い事してたんだから当然の報いだ、そして今の俺の現状もかなりマズイ

 

 

 

俺が起きると美少女3人が俺のベッドに潜り込んでいた

 

 

 

美少女が潜り込んでいた(大事な事なので2度言った)

 

 

 

どうしよ!?俺ロリコンじゃないぞ?!まぁ可愛いと思うけどさ流石にね10億年も生きてる俺と高々2桁3桁の年齢の子に手を出すのはね?

 

いや、よく考えればヴァンピィ達は良く俺のベッドに潜り込んで来てたなそこに1人増えただけだ問題ない(問題大有り)

 

「「「スゥ……スゥ…」」」

 

……起こすのも悪いし少し散歩でもしてくるか

 

そして俺は着替えると屋敷を後にした

 

 

 

 

 

 

《城がある浮島の下に広がる広大な森》

 

「ここに来るのは初めてだったな…」

 

まず目に入るのは父母子の構成のユニコーン。そして俺の周りを飛び回る妖精。続々と現れては俺の足元に集まって来る小動物達、てかよく見たらこの世界って俺がカオスから貰った世界なんだよな。空を飛び回る龍、グリフォン、ペガサス、紫色のレティス……レティス!?ドラクエの神鳥が何故いるんだ?……気にしたら負けだな。まぁ取り敢えず

 

「俺は移動するからちょっとどいてくれるかな?」

 

俺の足元に集まって来た小動物達をどかさないと

 

「「「「「(´・ω・`)」」」」」

 

「……わかったからそんな顔で見ないでくれ…だったら一緒に行くか?」

 

「「「「「(。・ω・。)」」」」」

 

どうやらそれでいいらしい。てか表情でしかわからないなぁ。幻想郷に行って覚り妖怪連れてこようかな?……ダメだ幼女率が更に上がってしまう……あ、創ればいいじゃん今は創らないけど

 

「そういえば、綺麗な景色が見れる場所はないかな?」

 

「「「「(゚ω゚)?」」」」

 

「( ・`ω・´)」

 

どうやら妖精達がいい場所を知っているらしい

 

「そこまで案内してくれないか?」

 

「(*・ω・)ノ」

 

「ありがとう。それじゃあ一緒に行こうか?」

 

小動物達が首を縦に振ったのを確認すると、妖精達が先導して森の奥深くに入って行く

 

 

 

 

 

大体歩くこと30分くらい、光る樹、杖、防具の材料、魔道具など使用用途様々な【霊樹】と呼ばれる樹が辺り一面に生い茂っており、オラリオにあるエリクサーとは全くの別物の不老不死にする事もできるエリクサーの材料の1つの【妖精の涙】と呼ばれる花、そして霊樹がある森の中心にある滝、奥に見える山は魔力が満ちておりその山から流れて来た水ももちろんの事かなりの魔力を秘めている。魔法使いからしたら涎ものの場所である。そしてそれがわかっているからこそ様々な生き物達も休息のためにここで休むらしい。今は白く美しい体の天龍が眠っておりそれとエルフ達が泉の水を汲んでいる

 

あ、1人のエルフが俺の事に気がついた様だ、慌てて俺のとこに全員向かって来てDO☆GE☆ZA☆をしてきた

 

「す、すいません!シン様の泉とは知らずに勝手に水を使ってしまい。申し訳ありませんでした!」

 

んー?なんか勘違いしているな。確かにこの世界は俺のだけどその世界にある全てが俺のって訳じゃないしなぁ

 

「ん?なんで俺の事を知ってるんだ?」

 

「え?…」

 

「え?」

 

「あの御存知ないのですか?シン様はこの世界に住まうもの全てがシン様の事を崇めてるんですよ?」

 

は?…カオスめこの世界を創った時に俺の事を全ての生物に認知させるだけじゃなく俺の事を崇める様にしたな。さっきからエルフももちろんの事、天龍もさっきから頭を下げてガクブルしてるし

 

「あぁ、気にしないでくれ、別にここは俺の泉って訳じゃないからな。枯らすような事がないなら好きに使ってくれて構わない」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「「「ありがとうございます!」」」

 

「それより早く頭を上げてくれないか、流石に女の子達に頭を下げさせておくのは俺の良心に響くから」

 

こんな美少女達の子たちに頭を地面につけさせておくのはねぇ

 

「いえ、シン様のお姿を見る事などエルフである私たちの様なものでは…」

 

うーん、仕方ない

 

「ッ!?」

 

俺はエルフ達の前に立ちエルフ達の顔を優しく掴んで上げさせた

 

「俺はエルフだとか人間だからとか俺はそんなことは一切気にしない。君たちも俺と同じ生きる者だ、確かに俺はこの世界の所有者だけど、この世界に生きる者達を縛ることはしない。それに今俺の顔を見てどう思う?」

 

「え、えっと…か、かっこいい…です//」

 

「ほら、別に見ても問題ないだろ?だからそんな自分を卑下する様なことはしないでくれ、いいな?」

 

「わ、わかりました///」

 

顔が赤いけど気にしないでおこう

 

「それじゃあ、俺もそろそろ戻らなくちゃいけないからな。また会えるといいな」

 

「「「「は、はい!」」」」

 

エルフ達の笑顔を見た後、俺は転移した、屋敷に戻るとそこには

 

 

 

「「「・・・・」」」ゴゴゴゴゴ!!

 

 

 

不機嫌そうなヴァンピィとレティシアとリリがいた…何があった?

 

「おい、一体どうした?」

 

「!主(ご主人、シン様)!」

 

「一体どうしたんだ?昨日まではそんなに仲は悪くなかっただろ?」

 

「ねぇ、ご主人。さっきまで一体どこに行ってたんだい?」

 

「ん?さっきまではこの浮島の下に広がる森に行ってたが?」

 

「そう…そこで、女と会わなかったかい?」

 

……あれぇ?なんで、わかるんだぁ?

 

「イヤ、アッテナイヨ?」

 

「嘘だね。だってご主人の手から女の匂いがするから」

 

そう行ってレティシアは俺の手の匂いを嗅いだ

 

「うん、やっぱりする」

 

……この子、いつこんなに嗅覚良くなったの?吸血鬼だよね?犬じゃないよね?

 

「スゥ…ハァ…スゥ…ハァ…」

 

挙句に俺に抱きついて俺の匂いを嗅ぎ始めたよ。まさかのレティシアは匂いフェチだった

 

「ずるい!ヴァンピィちゃんも主の匂い嗅ぐ!」

 

「リリもです!」

 

はっはっはっ、美少女3人が俺に抱きついて匂いを嗅ぐ、そっち系の人だったら歓喜だが、生憎だが、俺はロリコンじゃない

 

「こらこら、朝食を食べに行くから離れて」

 

「「「いや」」」

 

はぁ、まぁ、この子達の好きにさせるか

 

 

 

30分後にようやく三人共離れて、朝食を食べた後、リリのステータスの確認を行った、ステータスは

 

リリルカ・アーデ

 

Lv.1

 

力:D340

 

耐久:C530

 

器用:D380

 

俊敏:C500

 

魔力:E180

 

《魔法》

【シンダー・エラー】

・変身魔法

詠唱式【響く十二時のお告げ】

 

《スキル》

【縁下力持】

・一定以上の装備過重時における補正

・能力補正は重量に比例する

 

救われた女の子(シンデレラ)

・早熟する

・救った存在が近くにいる時に全ステータスを上げる

 

【恋する女】

・早熟する

・シンが近くにいると全ステータスを超大幅に上げる

 

 

 

まただよ(3度目)

 

「えっと、これは、その…//」

 

リリは照れてるし。てか、なんでこんな早く俺に惚れるんだ?カオスに聞くか

 

 

 

 

「ん?あの子達がこんなにも早くお前に恋心を抱く理由か?」

 

「あぁ、流石にこれは早すぎだろ?」

 

「俺はそうは思わんがな…まぁ、あれだ、お前が女達からしたら凄く惹かれる要素をもってるんだろ。顔もそうだしお前の力もそうだ、簡単に言うならお前はそういう星の元に俺たちが生まれさせた」

 

「お前達が原因かよ!?」

 

「仕方ないだろ?早く孫の顔が見たいんだ、だから早くベッドの上で運動会でもしろ」

 

「いきなり生々しくなったな!?」

 

「大丈夫だ、子供の世話なら俺たちも手伝うから」

 

「そういう問題じゃねえだろ!?」

 

そんな会話が大体1時間くらい繰り広げられた

 

 

 

 

 

そして、今はギルドに向かっている。リリの改宗の事を報告しなければならないらしい

 

 

 

 

「エイナ」

 

「はーい…あ、シンさんじゃないですか」

 

この人はハーフエルフの職員のエイナだ、前はエイナさんと呼んでいたんだが、本人からエイナと呼んでくれた言われたのでそう呼んでいる。俺がマントを被っているので小声で話しかけてくれた、空気の読める女って素晴らしいな

 

「リリの改宗の件なんだが」

 

「はい、ソーマファミリアからカオスファミリアへですね。少々お待ちください」

 

エイナが奥に入って行きすぐに戻ってきた

 

「それでは…リリルカさんは?」

 

エイナがリリの姿が見えない事に疑問に思ったらしい

 

「それなら大丈夫だ、リリなら」

 

「プハァ、リリならここに」

 

リリが俺のマントの中から顔だけ出してきた

 

「な!?シンさんなんでリリルカさんがシンさんのマントから出てくるんですか!?」

 

かなり興奮しているようだが声は抑えてくれてる

 

「あぁ、それはこの姿と気配を隠すマントが1つしかなくてな。かといってリリがいつも使ってた物だとリリって事がバレて、俺の存在に気づく可能性があったからな。だからこのマントの中に入ってもらってたんだ」

 

まぁ、俺と歩くペースが違うから俺がリリを抱っこした状態でここまできたんだがな。別にいやらしい事は何も無かったぞ。リリが俺の匂いを嗅いだ事以外

 

「…はぁ、わかった、それじゃあリリルカさんこの紙に改宗の事と改宗先のファミリアを書いてください」

 

「はい」

 

「それで、シンさん。本当に何もも無かったんですよね?」

 

なんで、ここまでエイナは聞いてくるのだろうか?

 

「あぁ、何も無かったぞ」

 

「ほっ……なら大丈夫です」

 

何が大丈夫だと言うのか

 

「書きました」

 

「はい、わかりました、それではリリルカさんこれから頑張ってください」

 

「勿論です。リリは一生シン様についていきます」

 

「ッ…」

 

「それじゃあエイナ。またな」

 

「今度魔石を持ってくるときは自重してくださいね」

 

「……善処する」

 

「フフ…それではまた」

 

そして、俺たちはギルドを後にした



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白兎との遭遇

この作品を読んでくれてる方々に聞きたいんですが、近々新しいキャラを出す気なんですけど、アルクェイド・ブリュンスタッドかフランドール・スカーレット、又は読者さんがこのキャラ、でどのキャラがいいですかね?


リリの改宗の件をギルドに報告した後、俺たちは色々な事をした、ゴーレム達の材質を鉄からヒヒイロカネに変えたり、メイド達と会話して不満などがないかを聞いたり、レティシア達と遊んだり稽古したりリリのスキルがかなり使えることを知ったのでシン作のハンマー【ガイアの怒り】を渡して稽古させたらLvが2になったと思ったら3日ほどでLv3になったので修行を自主鍛錬にさせたり、浮島の1つに黄金の林檎を筆頭に女神の果実などの様々な果実を植えたりなどをしていた

 

因みにこの事を知った原初の神は

「いや、黄金の林檎はあかんだろ?誰を不老不死にする気だよ。いやまぁ、黄金の林檎も女神の果実も美味いけどさ」

と言っていたが、シンは言った、美味いならいいじゃないかと、女神の果実は神力で育つのでカオスやシンなどの神がこの世界にいると自然に育つようにしてあるそうだ

 

とまぁ、色々な事をしているうちに8日ほど経ち、今俺は1人でダンジョンに来ている。レティシアとヴァンピィはリリの稽古相手をしてもらっているので一緒にはいない。何を思ったのか俺は5階層を魔物を倒しながらウロウロしていた

 

「はて?俺はなんで5階層にいるんだっけ?…まぁいいか」

 

なんか、あれだなここにいれば面白い事が起きると俺の感がいってる

 

 

 

♦︎♦︎♦︎

 

ウロウロしている途中に白髪赤眼の兎を連想させる男の子が俺の横を通り過ぎていった……なんだろうさっきの子についていけば何か面白い事が起きる予感がする。思い立ったが吉日とも言うしついていくか

 

 

 

「確かこの先に進んでいったはずだが…」

 

 

「うわぁぁぁぁ!!」

 

突然、前方からミノタウロスに追われてるさっきの白髪の男の子が向かって来た、面倒臭いから白髪でいいや

 

「おいおい、なんでこの階層にミノタウロスがいるんだ?」

 

「あ、そこの人逃げてください!ミノタウロスが!うわっ!?」

 

こっちに向かってくる途中に躓いて転んだ

 

「ブモォォォ!!」

 

「うわぁぁ!?」

 

ミノタウロスが白髪に向けて武器を振るう前に俺が

 

シュ!

 

風を斬る音と同時にミノタウロスの動きが止まった

 

「……え?」

 

白髪が間抜けな声を上げた、それもそうだろう風を斬る音がしたと思ったらミノタウロスの動きが止まったのだから、そして

 

ズリ…

 

ミノタウロスが腰の辺りから半分になって上半身が地面に落ちたのだ、それと同時に白兎に血を浴びせながら

 

「…大丈夫か?白髪」

 

俺は天魔刀【神羅万象】を鞘に収めると白髪に手を差し出した

 

「……う」

 

「う?」

 

「うわぁぁぁぁ!!」

 

いきなり大声を上げたと思ったら白髪は脱兎の如く去っていった、見た目も相まってなんか合う。兎だけに

 

「…はて?なんか怖がらせるような事はしたかな?」

 

不思議だ…あ、そういえばこのマントをしてたな。白髪から見たら鼻と口だけした見えない男から手を差し伸べられたんだから逃げても…おかしくないのか?それに俺のせいで血を被ってしまったし

 

「さて、どうしたもんか…ん?こっちに誰か向かって来てるな。厄介ごとが起きる前にここから去るか」

 

こちらに猛スピードで向かってくる気配を感じたので俺はその場を後にする。今日の晩御飯はどうしようかなと考えながら

 

 

 

 

 

 

 

《アイズサイド》

私はとにかく急いでいた、私たちが取り逃がしたミノタウロスがこの5階層にまで上がってきたから

 

「ねぇ、アイズ」

 

隣を同じく走っていたアマゾネスのティオナが話しかけてきた

 

「どうしたの?」

 

「いや、それがさおかしくない?魔物と1匹も会わないことにさ

 

そう言われてみればそうだ、この階層だけ魔物と1匹も会っていない。下の階層では必ず出くわしていたのに

 

「…なんでだろ?」

 

「わかんない…ねぇ、アイズ。この先から血の匂いがするよ」

 

アマゾネスだからなのか、Lv5だからなのかわからないけどティオナは血の匂いを感じ取ったらしい

 

「まさか、誰かがミノタウロスに…?」

 

「この角を曲がった先だよ……これは?」

 

ティオナが止まったと思ったら何かありえないものを見たような顔をしている。私もそこを見てみると、そこには

 

「・・・・」

 

半分に斬られた物言わぬ亡骸となったミノタウロスがいた

 

「これは…どういうこと?」

 

ありえない。この階層は駆け出しの冒険者がよくいる階層だからミノタウロスを倒せるほどの実力を持つ冒険者がいるわけがないのだ、そして私はそれ以上に気になることがあった

 

「この太刀筋…」

 

ミノタウロスが斬られた箇所は凄く綺麗に斬られていた、私でも不可能なほどの綺麗な跡だった、…会ってみたい。これほどの綺麗に斬る人に会って、話をしてみたい。これほど綺麗に斬る人に教えてもらいたい、貴方のこれほどまでの強さを

 

「…ズ…アイズ?」

 

「!…どうしたの?」

 

「いや、それはこっちのセリフだよ?どうしたのさミノタウロスの死体を眺めてボーっとしてさ」

 

「…この太刀筋が、凄くて」

 

「これ?アイズが褒めるなんて珍しいね」

 

「私でもこんな太刀筋は無理」

 

「ッ!?…本当に?」

 

「うん」

 

ティオナが驚くのも無理はない。だってアイズは『剣姫』と呼ばれる第1級の冒険者なんだから、そのアイズが無理と断言するほどこのミノタウロスを倒した人は凄い人なんだから

 

「……じゃあ誰が?オッタル?」

 

「…わからない」

 

それだけがアイズをがっかりさせた、もう少し早く来てればその人と会えたかもしれないのにと考えずにはいられなかった

 

「とにかく、一旦団長達の所に戻ろう?」

 

「…そうだね」

 

いつか必ず会ってみたい。そう心に決めたアイズに近いうちに会うとは夢にも思ってないだろう。それは神の悪戯か、それともシンがつけてる運を上げる【天神の祈り】のせいか、それは誰もわからない




やっと本編が始まった


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豊饒の女主人での一悶着

次の話で前回聞いた、アルクかフランか読者さんの要望のキャラをどれか出します。……ま、まだ決まってないんですがね


白兎から逃げられて、少し凹みながらギルドに行くと

 

「だからエイナさん!フードを被った刀を使ってミノタウロスを一撃で倒す男の人ですって!」

 

「だからねベルくん、私はフードを被ってミノタウロスを刀で一撃で倒す男の人は知らないのよ」

 

「でも僕はちゃんと助けてもらったんです」

 

「うーん、わかった、私の方でも探してみるよ」

 

「わぁ!ありがとうございます。エイナさん!」

 

「ところでベルくん」

 

「はい?」

 

「いつまで身体中に血を浴びた状態でいるのかな?」

 

「…あ」

 

エイナと話してるさっき逃げた白兎(血塗れ)がいた、やてどうしようか、話しかけたらまた逃げられた、なんて事は起きて欲しくないしなぁ。ま、エイナもいるから大丈夫だろ

 

そして、俺は白兎の背後に立ち、白兎君の肩に手を置いて

 

「やぁ、また会ったな白兎」

 

「うわ!?………うわぁぁぁああぁぁ!!!?」

 

案の定悲鳴は上げたけど逃げはしなかった

 

「そんな大声をだすな。他の冒険者もいるんだから」

 

「あ、す、すいません」

 

「あれ?シンさんどうしたんですか?また誰も行ったことのない階層まで行って魔石を大量に持ってきて私たちギルド職員達を困らせに来たんですか?」

 

「いや、今日は気分転換がてらに5階層をブラブラしてただけだ、魔石もそんなにないしな」

 

「そうなんだ、珍しいね。……5階層?…もしかしてシンさんがベル君をミノタウロスから助けたの?」

 

「あぁ、助けたら逃げられたがな」

 

「もう、ベル君、ちゃんとシンさんにお礼を言いなさい!」

 

「は、はい!…あの、先ほどはミノタウロスから助けていただきありがとうございます!そして、貴方から逃げてすみませんでした!」

 

「気にするな」

 

「でも…」

 

「…それならいい店を紹介してくれないか?外で食事をした事があまりなくてな」

 

「あ、それならいい店を知ってます!」

 

「それなら好都合だ、暗くなってきたし案内してくれないか?」

 

「はい!」

 

白兎の満面の笑み

 

「それじゃあなエイナ。仕事頑張れよ」

 

「えぇ、……私もシンさんと食事したかったな」

 

本人は小さく言ったつもりだろうが、俺には一言一句聞こえてる

 

「そうだ、エイナ。仕事がない日でいいんだが、エイナの都合がよければその時に見つけた店で食事しないか?」

 

「ッ!…聞こえてたんだ、恥ずかしい……えぇ、その時は教えるわね」ニコッ

 

いい笑顔だ、そして俺たちはギルドを出ると、ベルに店に案内してもらう

 

「それじゃ案内してくれ」

 

「わかりました!そういえば貴方の名前ってシンさんって言うんですか?この前の戦争遊戯の…」

 

「あぁ、よくわかったな。今から行く店で代金を払ってやろう」

 

「え!?い、いいですよ。シンさんに奢ってもらうなんて」

 

「大丈夫だ、金はたんまりあるしな。お前が大食感でも余裕で払える」

 

まぁ、某ピンクの幽霊少女並みの胃袋をしてなければの話だがな

 

「それじゃあ僕が世話になりっぱなしじゃないですか…」

 

ありゃりゃ、目に見えて落ち込んでる。……そうだ

 

「それなら、俺の話し相手になってくれないか?」

 

「え?話し相手ですか?」

 

「あぁ、まだ男の友人が少なくてな話し相手がいなんだ、でたまにでいいんだが俺の話し相手になってくれないか?」

 

「まったく恩が返せない案だと思いますけど…こんな僕でよければ」

 

「それはよかった」

 

「あ、ここです」

 

どうやら話し込んでる内についていたようだ

 

「豊饒の女主人か…」

 

「それじゃあ入りましょう」

 

店に入ると接待をしていた銀髪の子がこちらに向かってきた

 

「ベルさん、来てくれたんですね」

 

「はい」

 

「後ろの方は?」

 

「この人はシn…」

 

白兎が口を滑らせようとしたんで口を塞ぐ

 

「白兎のまぁ、友人ってとこだ」

 

「プハァ!何するんですか」

 

俺は白兎がまた口を滑らさないように耳打ちをする

 

「いいか、白兎、俺はこん前の戦争遊戯でかなり目立っちまった、ここで俺がその人物です。っていったらどうなると思う?」

 

「は!…そうでした、すいませんシンさん」

 

「あの〜?どうしたんですか?」

 

「いや、大丈夫だ、それより後ろの人が君をじっと見てるけど大丈夫なのか?」

 

「え?…」

 

銀髪の子が後ろを見るとそこには厨房からジッと銀髪の子を見つめる強そうな女性がいた

 

「ミ、ミアお母さん!?」

 

「シル、さっさと客を席に座らせて注文とりな!」

 

「は、はい!」

 

おうおう、これまた凄い人が出て来たな。今は知らんが全盛期はそれなりに強かっただろうな

 

「えっと、こちらです」

 

銀髪の子改めシル君が席に案内する。そこは厨房からでも面と向かって話ができるカウンターだった

 

「もっと話がしたかったですけど…」

 

そう言ってシル君は接待に戻っていった、……あれ?注文取らなくていいの?そう考えていると

 

ドン!

 

目の前にかなりのボリュームがある肉が2つ置かれた

 

「あんたがベルだね?シルから話は聞いてるよ。なんでもあたいらを驚かせるほどの大食感なんだってね?」

 

注文からミアが話しかけてきた、なんかこんな威厳があるとついつい呼び捨てにしてしまう。あれか?俺も父親でもおかしくない年だからか?*シンは10億歳

 

「えぇ!?僕そんなに食べれないですよ!?」

 

白兎が接待をしているシル君に目を向けると

 

「……テヘ」

 

あざと可愛い顔をしてきた

 

「シルさーーん!!?」

 

俺にできることは

 

ポン

 

「シンさん?」

 

「頑張れ」

 

「……」ガクッ

 

白兎は崩れ落ちた

 

「さて、それじゃあ俺も食いますかねぇ」

 

「いいですよ。頑張りますよ!もっと料理持ってきてくださーい」

 

「おぉ、いい気概だ」

 

そして、俺たちは次々に出される料理を舌鼓を打ちながら食事を続けていった

 

 

 

キングクリムゾン!!

 

 

 

 

「ご予約のお客様ご来店にゃぁー!」

 

猫人の茶髪の子が大声を上げると店に団体が入ってきた、その中には戦争遊戯の時、俺に拍手してきた金髪の子がいた、でも何故だろうあの子に関わるとろくな事がない気がする。無視するに限るな。幸い俺はいつも通りマントを被っているからあいつらからは認識されないだろう。そういえば説明してなかったなマントはこんな感じだ

 

無隠のマント

・羽織ると気配を完全に消し、姿を見れないようにする。羽織った者が許可した者だけ気配も姿も見れる。ただし体に何かを被ったりしたら効果が薄れる

 

「さーて、ダンジョン遠征からの帰還も祝って祝いやー!飲め飲めー!」

 

赤い髪の女、多分ロキファミリアの主神女神ロキだろう。なんで女なんだ?と思ったがそういえばロキはメス馬になって子を産んでオーディンにスレイプニルを渡したんだったな。それなら女になってもおかしくないのか?

 

「あの人たちは誰なんでしょう?」

 

白兎はどうやらあいつらの事を知らないようだ

 

「あいつらはこのオラリオでもトップのロキファミリアだ、目をつけられたくなかったらあいつらとはあまり関わらん方がいいぞ」

 

「え?…つまり、あの人たちはかなり強いんですか?」

 

「だな、Lv5が4人、Lv6が3人、そしてLv3が1人って構成だな。ここに来てるのは」

 

「そんなに高いんですか!?…なんで目をつけられるとまずいんですか?」

 

「あそこの赤い髪の女が見えるだろ?あいつはロキファミリアの主神のロキで、気に入った子をファミリアに入れようとするんだ、付け回されるぞ」

 

「うわぁ、でも見たところ女性に対してじゃないんですか?今も金髪の綺麗な人に触ろうとして返り討ちにあいましたけど」

 

「確かにそうだ、ロキは女癖が悪い、だけど、絶対に女だけが対象じゃない。気に入った子なら男でも入れるだろうよ。特に白兎は危険だろうな」

 

「え?なんでですか?」

 

「お前は男だが、男らしくない顔つきだ、更にお前の白髪と赤い目が更にそれを際立たせる。体つきもどっちかと言うと女に近いしな」

 

「うぐ!?僕が気にしてるところを」

 

「なら、もっと鍛えればいいだろ?俺でよかったら鍛えてやるぞ?」

 

「ほんとですか!?お願いします!」

 

「あぁ、わかった。場所は…」

 

どうしようか?俺たちのファミリアでもいいが白兎が龍やグリフォンを見て卒倒する未来しか見えない

 

「どうしました?」

 

「なぁ、白兎。特訓するとこで最適なところはないか?できるなら人目があまりないとこがいいんだが」

 

「人目がないとこですか……あ、城壁なんてどうです?あそこは人目どころか下からじゃ見えませんし人が来るとは思えませんから」

 

なるほど、城壁かぁ、確かに昼はいるかもしれんが朝や夜はいないだろうな

 

「わかった、そこで特訓をするとしよう。白兎の武器はなんだ?」

 

「僕の武器はナイフです」

 

「ナイフかぁ……なら、敏捷と技術を上げるのを第一目標にするとしようか」

 

「わかりました」

 

「さて、飯も食ったし支払いをしてからでるか」

 

「あ、えっとお世話になります」

 

「気にするなって言っただろう?…シル君支払いを頼む」

 

「あ、もう帰るんですね」

 

「はい、神様が心配してると思うので」

 

「そうですか、…えーと、ヒーフーミー……お値段はーーーーヴァリスです」

 

聞かれた値段の通り俺は胸ポケットに手を入れそこから出したように見せ収納空間からヴァリスが詰まった小袋を渡した

 

「はい………値段ピッタリですね。またのご来店をお待ちしております」

 

「よし帰るぞ」

 

「はい」

 

そして俺達が出口に向かおうとしていると

 

ドン バシャア

 

体の左側が何かにあたり、左肩から酒を浴びてしまった

 

「んあ?どけ、邪魔だ」

 

しかも当たったことに関して謝りもしないか、この狼人はいや謝りもできないなら駄犬がちょうどいいか

 

「あ、あの大丈夫ですか?」

 

「あぁ、大丈夫だ、直ぐに乾く、それじゃ行こうか」

 

俺が歩み始めると、白兎も俺に追いついて来た、しかし

 

「おい、てめぇ、無視してんじゃねえぞ!」

 

まーた、駄犬か、なんでここまで突っかかって来るんだ?…顔が赤い、酔ってるのか

 

「酔っ払いとは話したくないからな」

 

俺が一瞥してそう言うと駄犬は

 

「んだと!?」

 

こんな挑発でもない言葉にキレるとは相当短気なようだな

 

「やめー、ベート、ここは酒の席やで喧嘩する場所やないで」

 

「黙ってろ!これは俺とこいつの問題だ!」

 

そっちが突っかかって来たのに俺まで入っているとはこれいかに

 

「帰らせてもらっていいかな?」

 

「てめー、まだ話は終わってねぇぞ!それとも逃げる弱虫か?」

 

「やれやれ、安い挑発だな。付き合ってられんな」

 

俺がまた歩みだすと

 

バシン!

 

駄犬が蹴りを放って来たので脚を手で捕まえる

 

「なんの真似だ?」

 

「「「「!!?」」」」

 

店内中が騒然となった、それもそうだろう酔っているとはいえLv5の蹴りをフードで顔を隠した謎の男がなんでもないように受け止めたのだから

 

「てめぇ、離しやがれ!」

 

離せと言われたので離す

 

「いちいちムカつくんだよ!」

 

蹴り、殴り、酔っているとはいえ中々の正確だ、でも当たらない。この程度オーディンの槍さばきの何百何千の一の速さでしかない

 

「くそが!なんであたらねぇ!!」

 

「遅いし、正確さに欠ける。ただそれだけだ、力任せにやっていたら弱い者や同格の者には有効だろうが、それ以上に強いものから見たら簡単に捌ける。あとここは店の中だ備品を壊してないとはいえそんなに暴れるな」

 

「うるせぇ!」

 

「やれやれ聞く耳も持たないか……待たせてる者がいるんだ、眠ってろ」

 

俺は軽く動き、駄犬の背後に立って

 

「ガハ!?……」

 

当て身

 

その場に倒れ伏す駄犬

 

「さて、行くぞ白兎」

 

「え?あれ、え?」

 

白兎が困惑している間に俺は先に進む。すると

 

「待って」

 

また、背後から待ったがかかった

 

「今度は何だ?」

 

振り向くと、金髪の子がいた…にしてもこの子、精霊の気配がするな。精霊との人の子か、かなり低い確率なのによく生まれたもんだ

 

「ねぇ、あなた今日ミノタウロスを倒さなかった?」

 

「ん?倒したが、それがどうした?」

 

「…そう、ねぇ、聞きたいことがあるのだけど」

 

「……手短に頼む」

 

「わかった、あなたは何でそんなに強いの?」

 

いきなり、何でそんなに強いのか…か、

 

「努力と才能だ、ただそれだけだ」

 

「…努力と…才能…ねぇ、あなたから見て私は才能あるのかな?」

 

何言ってんのやら、そんなの

 

「ある」

 

「!!…そう、よかった、でもどうやったら強くなれるの?」

 

「…そうだな。まずは自分とよく向き合ってみろ。君は何をしたいのか、何を成し遂げたいのか、君が目指すのは何か…それを知れば君はまた強くなる……帰るぞ白兎」

 

俺は自分の剣を見ながら深く考え込んでる金髪の子に背を向けると店を出た

 

「…ふぅ、カオスめ厄介ごとの星の元にも生れさせやがったな」

 

「待ってくだい」

 

物思いに耽っていると、白兎が走って来た

 

「遅いぞ、それじゃ帰るか」

 

「はい!」

 

その後、ベルか入っているファミリアの近くまで送っていき、帰るとまた、吸血鬼(犬)2人と小人(犬)が匂いを嗅いで来て酒臭いと言われて屋敷の裏にある露天風呂に入っているとレティシア達が入って来て背中を洗ってもらった、お礼に3人にも背中を洗ってやった、一悶着あったがいつもどおりの平和な我が屋敷だった




ベート好きなみなさんには申し訳ありません!別にこの作品のベートはかませ犬のポジションじゃありませんのでご安心を、てか作者である俺がベート好きですから、もちろん他のキャラも好きですけど


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プレゼント(女)そして白の心の依り代

俺「良さげなキャラいないかなぁ。おーい、なんか良いキャラ知らない?」

友人1「そうだな…??と???????の女バージョンとか?」

友人2「モン○トの四天使と堕天使」

俺「お、それ良いな。採用」

こんな感じで新キャラ決めました、一気にヒロイン増えた……ステータス、頑張るよ


俺は今、訳の分からん状況に立たされている

 

「「「…………」」」ゴソゴソゴソ

 

小刻みに動く大きな箱が9つ置かれている。俺の部屋に

 

どうしてこうなった?確か……

 

 

 

 

俺は白兎と分かれてホームに戻ってカオスに顔出しをしに行ったら

 

『おぉ、戻ったか、お前に渡したいものがあるんだ』

 

帰ってくるとカオスが玉座のところで酒を飲みながら言って来た

 

『なんだ?誕生日ならまだ先だが』

 

『違う違う。ほれ、そこに9つの箱があるだろ?俺とアメとオーディンからのプレゼントだ』

 

『なんなんだこれ?』

 

『それは部屋に戻って開けて見てからのお楽しみ』ニヤァ

 

 

 

 

とまぁ、こんな感じで箱を持って部屋に戻って来たら。いきなり動き出したということだ

 

「主、これなに?」

 

「分からん。動いているから動物か何かだと思うが…」

 

「じゃあ開けて見ていい?」

 

「いや、俺が開けよう。カオス達がそんな事はしないとは思うが、いきなり襲いかかってくる動物だったら危ないからな」

 

「うん、わかった」

 

そして、箱の前に立つ、するとさっきまで動いていたのに急に静かになった、……俺にはわかる、レティシア達で学んだこれは、期待、そして待ち望んでいたものが来るという気配………いやな予感しかしない

 

ダラダラダラダラダラダラダラ〜

 

どこからかドラムロールが聞こえる。そして、俺は箱を

 

ダラダラダラダラダラ〜ダン

 

開けた

 

そして、俺に飛びかかる3つの影

 

「なに!?グボファ!」

 

腹にダイレクトアタックして来やがった

 

「「「わー!やっと会えたー!!」」」

 

「な、なんだ!?君達は!?」

 

「「「………」」」ポカーン

 

レティシア達は訳が分からずポカーンとしてるし

 

「あ、自己紹介をしてなかったね。私はアルクェイド・ブリュンスタッド、吸血鬼の真祖よ、アルクって呼んで、よろしくね」

 

「私はフランドール・スカーレットだよ。フランって呼んで」

 

「ほら、みんなちゃんと自己紹介しなくちゃ」

 

金髪の20歳くらいの女性、アルクと10代前半くらいの見た目をした、フランが自己紹介をした後、後ろで、箱のところから動かなかった、紫色の翼を生やした女性、ピンク色の髪の子と水色の髪の子と金色の髪の天使を俺の前に連れて来た緑色の髪の天使

 

「私はガブリエルです。これからよろしくお願いします」

 

まず、緑色の髪の天使、ガブリエルが自己紹介をし

 

「私はミカエルと言います。これからはシン様をお守りいたしますのてよろしくお願いします」

 

ピンク色髪の天使、ミカエル

 

「ら、ラファエルと言います。怪我をしたら癒しますので…ど、どうか捨てないでください…」

 

引っ込み思案な天使、ラファエル。一応そんなことは絶対にしないと言うと

 

「あ、ありがとうございます!」

 

感激したのか抱きついて来た、柔らかいものが……

 

「私はウリエルと申します。シン様の剣となり盾とたります」

 

騎士気質な天使、ウリエル

 

「……ルシファー、よろしく…」

 

無口な天使、いや堕天使、ルシファー

 

一応、返事をしとくか

 

「あぁ、よろしく、1つ聞きたいんだが、君達は俺の事をどう思ってるの?」

 

「「「「「「「………///…」」」」」」」

 

おっけい、今の反応と君たちの顔で大体わかった、…もう疲れたよパト○ッシュ

 

まぁ、それは置いといて、後ろで俺を見つめる白髪の女の子とガクブル震えてる小学生くらいの女の子。俺はその子達に近づくと白髪の子は俺をずっと見つめて、もう1人の子は震えがぴたりと止めると俺を凝視して来た

 

「君達は?」

 

「…私は涼科百合子、よろしく」

 

綺麗な赤い瞳で俺を見ながら自己紹介をした、そして俺はずっと膝を抱え込んで俺を見つめるもう1人の子を見る

 

「君の名前は?」

 

断じて君の名はじゃない

 

「…し、白…です…」

 

白か、だがなんでここまで怯えてるんだ?カオスに聞くか

 

『カオス』

 

『ん?どうした?」

 

『白って子の事なんだが、なんでここまで怯えてるんだ?』

 

『あぁ、それはなその子がいじめられていて対人恐怖症だからだよ。本来だったら白の義兄がいたんだが、その子はその義兄がいないという世界線から来た子なんだ、あまりにも辛そうだったからその子を連れて来たって訳だ』

 

『そうか、…どうしたら良いと思う?』

 

『そればっかしは分からん。時間をかけて行くか、お前が白の心の依り代にするために一気に近ずくかだ』

 

『わかった』

 

俺はカオスとの念話を切ると

 

「なぁ、白」

 

「ッ…な、なに?」涙目

 

「嫌かも知らんが我慢してくれ」

 

「え?」

 

ギュッ

 

「ッ!?は、はなし」

 

「辛かっただろう」

 

「ッ!」

 

「今まで頼れる人がいなくて心をずっと閉じ込めて、誰とも関わらず独りで過ごして来て」

 

「………」

 

「寂しかっただろう、辛かっただろう、苦しかった、痛かっただろう。でもなここにいるみんなはそんな事をするような奴らじゃない。君を苦しめて来た物じゃないんだ」

 

「……」

 

「もし、君が辛いと言うなら俺がみんなが君を受け止めよう。苦しいなら痛いなら俺がそれを背負おう。寂しいなら、俺たちが君の側にいよう。だから…俺たちを信じてくれ」

 

「ヒッグ…グス……本当に…信じて‥いいの?白がいて…いいの?白を受け止めて…くれるの?」

 

「あぁ、約束しよう。俺は君を独りにしない、だから今まで抑えて来た感情を出してもいいんだ」

 

「グス…う、うえぇぇぇん!!辛…かった!ずっと独りで、…誰も白を…見てくれなくて、白を…いじめて…グス、うわぁぁぁん!」

 

ギュッ!

 

「「「「「「「「「「「大丈夫(よ)、私(リリ、ヴァンピィ)達がいるから」」」」」」」」」」」

 

どうやら、冷たい子と思っていた百合子もルシファーも優しい子のようだ

 

 

 

 

願わくば白がこの先、幸せに生きていけますように

 

 

 

 

 

俺も白を独りにさせないようにしなくちゃな

 

 

 

 

 

 

 

「スゥ……スゥ…」

 

あれから泣き疲れたのか白は安心したような表情で寝た

 

「ありがとな君達」

 

みんな、本当にいい子だ

 

「いえ、当然の事をしたまでです!」

 

「私は…別に…泣かれるのが不満だっただけよ」

 

百合子は俗に言うツンデレのようだ

 

「あれれ〜?百合子さんってツンデレだったんですかぁ〜?」

 

「〜〜!!う、うるさい!」

 

ギャーギャーワーワー

 

 

また、騒がしくなりそうだ、歓迎会は明日にするか




キャラが合わないとかあったら、修正します


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ベルの稽古と歓迎会

結構、前話から空いてしまいすいません!テストと試験が同時に来たのでそれを消化してました、それともう一つの方の作品の目指すは最強・・の方なんですけど、まだその先の進展が思い浮かばないのでまだ上げれそうにありません


《オラリオ城壁》

「よう、早かったな」

 

「あ、シンさん!」

 

俺は昨日のベルとの約束で城壁に来ていた

 

「それじゃ、早速だが、始めるか」

 

「はい!よろしくお願いします!」

 

 

 

 

 

なんだかんだで、終了……え?稽古風景見せろって?男2人の汗がキラキラ輝く青春系が見たいの?

 

しょうがないなぁ〜

 

『よし、まずはベル。お前の実力が知りたいから攻撃してこい』

 

あ、もちろんベルの武器は木の短刀だ

 

『わかりました、では行きます!』

 

ベルは俺に向かって突っ走って来た、ナイフを使うなら速さが肝心なんだが、今のベルじゃ遅い。

 

『ハッ!』

 

『そんな風に斬ったって当たらんぞ、肩に力が入りすぎてる。もっとリラックスしろ』

 

そう言いながらも俺はベルの猛攻(笑)を避けていく

 

『は、はい!」

 

 

 

とまぁ、こんな感じだ、その後はベルと別れて、店が並ぶ所まできた

 

「……お?おっちゃんこれはなんて言うんだ?」

 

「ははーん?さてはオメェ最近オラリオに来たばっかだな?」

 

「そうだな」

 

「これはなじゃが丸くんって言うもんでなオラリオの名物の一つだ、一つ買ってくか?小豆クリーム味もあるぞ」

 

「そうだな、じゃが丸くんとじゃが丸くん小豆クリーム味を一つずつ貰おう」

 

「よし、70ヴァリスだ」

 

いつも通りポケットに手を入れて空間収納からヴァリスを出して

 

「ほい」

 

「毎度!」

 

さて、買ったはいいが、どこで食べようか…お、あそこのベンチが空いてんな

 

「よいしょ…さて、じゃが丸くんはどんな味なのかね…」

 

あーん…ほう、これはまた

 

「なんて、感想を言えばいいのだろう。この世界にもジャガイモってあったんだ」

 

感想の一言がそれとは我ながら何を言ってんだか

 

「すまんな。小豆クリーム味はさっき買っていった兄ちゃんので最後でよ」

 

「そう…なんだ」ズーン

 

……なんか、見知った顔がさっき俺がじゃが丸くんを買った店の前で落ち込んでる

 

「はぁ、…小豆クリーム味…」

 

おうおう、こっちに向かって来たな

 

「……あ、」

 

おう、見つかった

 

「よぉ、昨日ぶりだな。おはよう」

 

「え、あ、うん。おはよう」

 

「どうしたんだ、そんなに落ち込んで」

 

「それが、じゃが丸くん小豆クリーム味が売り切れてて」

 

じゃが丸くん好きなんだ…あ、それなら

 

「なら、いるか?」

 

「え?」

 

俺は横に置いていた紙袋の中からじゃが丸くんを出した

 

「ほれ、食べたいんだろ?」

 

「…いいの?」

 

「気にすんな。俺はもう食ったから、それと、さっきから立ってるのも疲れるだろ?座ったらどうだ?」

 

「そうだね…それじゃ隣、失礼します」

 

金髪の子が俺の隣に座った……近くありませんかね?

 

「モッキュモッキュ♪」

 

本人はじゃが丸くんに夢中のようだ……天然か?

 

 

 

 

 

「美味しかった、ありがとう。あ、お金」

 

「あぁ、大丈夫だって言っただろ?お金の事も気にすんな」

 

「でも…」

 

んー、これはかなり強情だな。…それなら

 

「じゃあ、君の名前を教えてくれるか?」

 

「え?…そんな事でいいの?」

 

「何言ってんだ、美少女と顔見知りになれて、名前も教えてもらっちゃ男冥理に尽きるってな」

 

「美少女?私が?」

 

「おいおい、自覚なしか、君はかなり顔がいいぞ?近寄ってくる男いなかったか?」

 

「わかんない。いつも私に近づいてくる気配があったと思ったら、ロキかリヴェリアかレフィーヤがその気配に向かっていって、気配がなくなるから」

 

……………怖

 

「なるほど、それはまた、愛されてますね」

 

「愛…されてる?」

 

「だってそうだろ?同じファミリアの人達から守ってもらって、愛されてる以外なんて言うんだ?」

 

「愛されてる…私が…」

 

なんか、思うところがあったのかな?

 

「あ、名前、言ってなかった、私の名前はアイズ。アイズ・ヴァレンシュタイン。ロキファミリアに所属しています。貴方の名前は?」

 

「俺はシン、カオスファミリア団長だ」

 

「シン…シンね。よろしくお願いします」

 

「あぁ、よろしくアイズ……と、もうこんな時間か、すまんなアイズ、この後ファミリアでやる事があるから、またな」

 

「え、うん。またね」

 

そして、俺はアイズと別れた

 

 

 

 

 

そして、ファミリアに帰って来て、8階の食堂

 

「それじゃ、白達の歓迎を祝ってかんぱーい!」

 

「「「「「「かんぱーい!!」」」」」」

 

とまぁ、見てわかる…ん?読んでわかる通り?…まぁいいや絶賛歓迎会中だ、いやー、まいったまいった、朝起きたらいつもの3人もだがそこに白とガブリエルとラファエルも加わって来たんだ…やわらk

 

「ご主人…?」

 

ひ、ヒエーーー!レティシアがこっちを真顔で見つめて来た

 

「な、なんでもないよ…」

 

そういえば、白のことなんだが……なんか、懐かれたというか、離れなくなったというか

 

「シンにぃ?どう…したの?」

 

とまぁ、何故かにぃ…兄と呼ばれるようになった、なんでそんな呼び方なんだって聞いたら

 

「だって…一緒に…いると、落ち着くから。でも、なんか、にぃって…呼んだらなんか…別の人を呼んでる…みたいで嫌…だった」

 

よくわからんが、白が安心してくれてるなら良しだな

 

「そうか」

 

俺は白の頭を撫でた

 

「ん…♪」

 

甘える子猫みたいで可愛い

 

「それじゃ、一人一人に顔を合わせに行くかな」

 

「白も行く」

 

 

 

 

「やぁ、百合子、楽しんでるか?」

 

「…まぁ、楽しんでるよ」

 

「そうか、これからはここが君たちの家になるからな。家にいてつまらないなんて言われたら傷つくからね」

 

「ていうか、この城もそうだけど、下に広がって森もあったけど、ここって一体なんなの?」

 

「あぁ、ここは俺が所有している世界なんだよ。なんかカオスが細工したからか、この世界とオラリオにあるあの門と繋がったて訳だ」

 

「……頭痛くなって来た」

 

「ハハハ、ごめんな。でもまだ色々あるから見ていってくれよ」

 

「わかった」

 

 

 

 

そして、四天使、堕天使、アルク、フランと顔合わせをして、軽い談笑をしてから歓迎会は幕を閉じた

 

 

ベッドに何人か潜り込んでくる気配がしたけど、断固無視する




すいません、歓迎会がうまく描けませんでした、しかも短いですね。


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ファーストキスは幼女と、箱庭にGO

ぜぇんかぁいまでのあらすじぃ!!


白可愛い


以上!


はい、どんも読者のみなさん。俺です。シンです。え?メタい?知らんな。

 

さぁ、突然ですが、問題です。

 

俺は今、どういう状況に立たされているでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解は〜

 

「ねぇ、シンにぃ、キス…しよ?…」

 

はい、白に迫られております。何がどうしてこうなった?

 

「あ!ずるいです!リリもしたいです!」

「あ!ヴァンピィちゃんが先なの!」

「ご主人?もちろん私が先なんだろうな?」

「私もしたーい!」

「フランもフランも!」

 

……ブルータス!お前もか!

 

てか、なんなの?白とリリは置いとくとして、会って間もないフランとアルクまで、なんなの?発情期なの?万年発情期なの?そんなのは兎だけにしとけや

 

てか、マジでどうしよ?……キスしちゃう?…でもなぁ、俺以外にももっといい男はいるだろうし、俺の親友の十六夜とか、てかあいつ今何してんのかね?あいつ俺と会う前までは自分の人間離れした力に恐れられて誰も近づかなかったしなぁ…あ、話が脱線した、ガチでどうしよう?

 

シ……シン

 

ん?オーディン?

 

あぁ、儂から助言しとこうとな

 

お、マジか、どうすればいい?

 

ヤっちゃえ☆

 

おぃぃぃぃ!!?

 

あ、辞めろ!アメ!やめ…あぁぁぁ!!

 

大丈夫かい?シン

 

あぁ、良かった、アメか…どうすればいい?

 

……えっとね…まぁ、…頑張って?

 

…おいおいおい、死んだわ俺…

 

だ、大丈夫だよ!できても僕たちも世話するから!

 

つまり、白たちとヤれと?まだ、10代前半の子を含めた子たちとヤれと?……いやーです☆

 

で、でもほら!子供が成長していく様子を見るのもいいもんだよ!

 

……確かになぁ

 

ほ、ほらね!だかr

 

なぁ?

 

な、なにかな?

 

今日の歓迎会の時の飲み物の中に何かいれただろ?

 

う!……

 

変なんだよなぁ?白たちの口から酒や白が飲んだオレンジ以外に何か別の匂いがするんだよなぁ?……なにいれた?

 

い、いや!僕たちは何もいれてないよ!

 

………G1万匹(ボソッ)

 

はい!白君たちが飲んだ飲み物の中に遅効性の媚薬を入れました!

 

ほーう?なぜ?

 

い、いやそれは…

 

なぜ?

 

だから…

 

なぜ?

 

……

 

なぜ?

 

…ま、孫が見たかったからです

 

孫?お前たちに孫どころひ孫が何人もいるはずだが?

 

だって、僕はいないけど、カオスたちは偶然生まれた様なもんなんだもん。直接的には血が繋がってないし

 

神に血っていうのも可笑しな話だが、まぁお前たちがこんな事をしでかしたのはわかった、だがそれは今すぐって訳にはいかない

 

わかった……でも

 

ん?

 

その媚薬なんだけど、時間が経てば経つほど効果が強くなっていくもので

 

……つ、つまり?

 

こうして僕と念話してる間にもさらに白君たちはハッチャケるってこと

 

嘘だ!

 

えっと?…所がどっこい、夢じゃありません現実です?

 

あぁんまぁりぃだぁ!!

 

頑張って…

 

元はと言えばお前たちが招いたたn

 

「チュ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………チュ?

 

「ん…ぷはぁ……えへへ、シンにぃと…キス‥しちゃった」

 

…………ヘェア!?

 

「あ!ずるいです!!リリが一番にしたかったのに!!」

「ずーるいー!!」

「まぁいい、2番目は私がだよな?」

「んー、私は後でもいいかな?」

「フランも後でいいかなぁ?あ、血も吸ってもいいかな?」

 

に、逃げるんだぁ、勝てる訳がないよ!

 

「ちょ!離れてくれ!」

 

「え?…シンにぃ…白を独りにしないって…いったのに…うぅ」

 

orz

 

「わかった!わかったから!離れなくていいから!だから泣かないでくれ」

 

「ほんと?…えへへ、よかった……ねぇ、シンにぃ?ギュッてして?」

 

「わかった…これでいいか?」

 

「うん♪」

 

白に抱きつきナウです。白のサラサラの髪が近くに…あ、シャンプーの匂いがする…は!?

 

「ねぇ、リリにもしてくれるんですよね?」

「してくれないと、泣いちゃうよ?」

「ご主人?」

「私もー」

「フランもー」

 

おいおいおい、しょうがねぇなぁ(サイヤ人風)…俺は(そこまで言われたら)止まんねぇからよ…だから…止まるんじゃねぇぞ(なんに?)

 

 

 

この後、メチャクチャハグ&キスした

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ〜、疲れた」

 

俺は昨夜の事を思い出しながら、城の玉座の間に来ていた

 

「お、シン」

 

「んぁ?カオスか」

 

「・・・」

 

「とうした?」

 

急に黙り込みやがって

 

「…昨夜はお楽しみでしたねw」

 

「ぶるぁぁぁぁぁ!!」乖離剣エアを構え

 

「おぉおぉぉ!?すまん!冗談だ!」

 

「うるせぇ!お前だってアメ達とグルだったんだろうが!!」

 

「…チッ、バラしやがったな(ボソ)」

 

「遺言はあるか?」

 

「おい?シン?顔は笑ってるが、目は笑ってないぞ?」

 

「安心しな。痛くしてやるから」

 

「すんませんでした!」

 

…見事なまでのジャンピングDO☆GE☆ZA☆

 

「はぁ、まぁいい。あぁ、それと俺少しの間、別の世界に行って遊んでくるから、あいつらはまだ寝てるから起きたら俺は少しの間、遊んでくるって言っといてくれ」

 

「わかった…何処の世界に行くんだ?」

 

「確か…箱庭とかいう世界だったか?他にも色々行ってくるけど」

 

「了解、あの子達を悲しませないようにこの世界の時間を遅らせたかぞ?(にしても、箱庭か、…面白くなってきたなぁ)」

 

「あぁ、ありがとう」

 

「あ、それと、箱庭に行くなら俺たちのコミュニティの新しいリーダーになっといてくれ」

 

「あぁ、確か箱庭にはコミュニティとかいう組織があるんだったな。てか、もうコミュニティ作っていたのかよ」

 

「あぁ、箱庭の中でも上位だからな。アメがもう説明しているだろ」

 

「おけ、ほんじゃ行ってくるわ」

 

「いってらー」ノシ

 

そして、俺は空間を操って箱庭に向かった




…なんか、話が急すぎる気が、まぁいいか。てか、読者の皆さんは気付きましたかね?シンの親友で十六夜という名前に…まぁ、それはいずれに。あ、それとシンの親友は十六夜ですけど、友達は結構いますよ?…ほとんどアニメキャラの主要人物だけど(ボソッ)


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箱庭でもリーダーになりまして

なんか、前話で凄いほど低評価をくらった…ヒロイン達とのあれがいけなかったのかな?……まぁ、低評価くらったって事は読者さん方にとっては気分が悪くなるような事だったってことか、以後気をつけます。ところで、新しいボイスロイドの継星あかり可愛くありません?
さて、それでは前話から始めた

ぜぇんかぁいまでのあらすじぃ!!

キスされて複雑な気持ちなので気分転換しに行きました

以上!


やぁ、俺だ、シンだ

ん?今の俺の現状か?…最悪だよ

 

「シン様!更に追加の書類が!」

 

俺のいる部屋に書類を持って黒い髪をした和服の女性が入って来た

 

「わかった、そこに置いといてくれ」カキカキ

 

「わかりました…差し出がましい事は存じておりますがシン様」

 

「なんだ?」ハンコポーン

 

「お休みになってください。昨日から寝ずに働いて…」

 

「…わかった、その書類が終わったら休むとしよう」カキカキ

 

「よかった(ボソッ)…それでは失礼します」

 

そう言えば具体的な説明をしてなかったな。…まぁ箱庭についた俺はカオスたちのコミュニティからの迎えが来て、箱庭の二桁と呼ばれるところに来た、コミュニティの名前は『高天原』だった、どうやらアメのコミュニティでカオスとオーディンのコミュニティは別々にあるらしい。それで高天原なんだが、なんか凄いほどの規模のコミュニティだった、敷地の広さもそうだが、敷地内のほとんどが森だった、いや森というのも語弊があるな

森、川、湖、滝、山、世界樹、そしてそれらに住む神、精霊、元魔王などなど……ん?なんか色々おかしなのがあった気がするが、まぁいいか

とまぁそんな訳で俺はこのコミュニティのリーダーになった、因みに今さっきの女性はアマテラスだ、綺麗な黒い髪の合う和服美人だ、首にかけてたのは多分八尺瓊勾玉だろう。

 

「………」カキカキ

 

 

 

♦︎♦︎♦︎

 

 

 

「……よし」ハンコポーン

 

「それでは書類はこちらで運びますのでお休みになってください」

 

「あぁ、わかった、ありがとうなアマテラス」

 

「い、いえ!それが私なんかにできる事ですので…///」

 

……なーんで頰を赤く染めるんだ?ボクワカラナイ……とと、一瞬現実逃避してたな。それより

 

「そんな自分を卑下しないでくれ。アマテラスがいてくれてかなり助かってるから」

 

「ッ…ずるいですよ(ボソ」

 

「ん?何か言ったか?」

 

「いいえ。なんでもありません。それでは失礼します」

 

アマテラスが書類を持って退室すると、俺はこの執務室の隣にある部屋に移動すると、布団で寝た

 

 

 

♦︎♦︎♦︎

 

 

 

「…き……もう……に…」

 

……ん?誰かが喋ってる声がするな。起きるか

 

「ん…んん〜」

 

やっべ、背伸びしたらゴキゴキってした

 

「わわ!お、起こしちゃいましたか?」

 

そこには綺麗な銀髪そして髪の先は若緑色と不思議な髪をしたアマテラスと同じ和服の女の子

 

「…ツクヨミか、どうした?」

 

「あの、台所をお借りしてお夕食を作りましたので…その…」

 

よく見ると、部屋にある机に2人分の夕食が置いてあった……2人分?

 

「なるほど、ところでなぜ2人分もあるんだ?」

 

「あわわ!…そ、それは…シン様と一緒に…ボソボソ」

 

なるほど、もう可愛いな。昨日からだけどつい撫でてしまう

 

「あ、あの。これは…恥ずかしい…です//」

 

「とと、すまんな」

 

俺がツクヨミの頭から手を離すと、ツクヨミの口からは「あ…」って聞こえたから、また後でねというと顔を真っ赤にして頷いた…可愛い(確信)

 

そして、俺はツクヨミと話しをしながら夕食を摂った

 

「なるほど、そのーーーっていうコミュニティはその魔王によってかなりの被害をうけたのか」

 

「うん。箱庭の騎士と箱庭の貴族と呼ばれる人たちがいたコミュニティだったからそれなりに有名だよ。なんでも箱庭第十席の白夜王、今は白夜叉だったかな?その人とも交流があったようだし」

 

「で、今は旗も名も奪われノーネームになったと、そこも大変だな」

 

「なんでも魔王に襲撃される数日前に箱庭の騎士が何者かに攫われて箱庭の外に売られたって話だよ」

 

「なるほど、もし魔王に襲撃された時にその箱庭の騎士がいたら少しは変わっていたかもな」

 

「そうだね」

 

 

 

「「ご馳走様」」

 

「さて、それじゃあツクヨミ。急だが俺は明日にはコミュニティを離れるよ」

 

「え?」

 

そんな大切な人から離れるような顔をしないでくれ

 

「あぁ、いや、もう永遠に離れるってわけじゃないぞ?俺にもまだ色々やることがあるからな。それが落ち着いてきたらまた来るさ」

 

俺がツクヨミの頭を撫でながら言うと、渋々納得したのか不満そうな顔をしながら

 

「…わかった、シン様も大変な立場ですもんね」

 

「すまんな。絶対また来るからさ」

 

「うん…ねぇ、だったら今日は一緒に寝てもいいかな?」

 

…以外だな、ツクヨミは物静かな子だったけどこんな大胆な事を言いだすとは

 

「…まぁ、いいかな。それじゃあ布団は出しとくから皿の片付けをしといてくれないか?」

 

「うん、わかった…一緒がよかったけど、仕方ないか、シン様の鈍感(ボソッ」

 

なんか、またツクヨミに小声でなんか言われた気がする。にしてもツクヨミも最初の頃と変わったよなぁ。最初来た時はアマテラスの背中に隠れてビクビクしながら話してたけど、昨日の夕食の時に色々話してたらまぁ意気投合しちゃって、それから昨日と今日の付き合いなのに俺にべったりになって、少し聞いてみたら一緒にいると落ち着くって言われた、まぁ兄か父みたいに思っているんだろう。そういえばスサノオは何処にいるんだ?って聞いたらまた勝手に魔王に喧嘩を売ってきたから折檻中らしい…魔王には勝ってコミュニティに隷属させたらしい。確か名前がペストとか言ってたな。ペストってあれだよな?黒死病のことだよな?…なんで勝てたんだ?スサノオの話を聞く限りじゃスサノオはかなりの脳筋のようだし……まぁいいか

 

よし、布団は敷き終わったからツクヨミの手伝いにいくか

 

「フンフンフーン♪」

 

ツクヨミが鼻歌を歌いながら皿洗いをしていた

 

「ご機嫌だな?」

 

「うひゃあ!?あ、シン様ですか脅かさないでくださいよ!」

 

「すまんすまん。ツクヨミがご機嫌で鼻歌を歌ってたから入るタイミングがわかんなくてな」

 

「うー、聞いてたんですか?」

 

うん、ツクヨミには悪いけど

 

「バッチリ」

 

「う〜!恥ずかしい」

 

ハハハ、ツクヨミが真っ赤な顔を隠すために持っていた皿で顔を隠してる

 

「ほら、皿洗いをさっさと終わらせようか?もう遅いからな」

 

大体今は九時三十分てところか?

 

「う、うん」

 

 

 

ふむ、なんかこうやって肩を並べて皿洗いをしてると、まるで

「夫婦みたいだな(ボソ」

 

ガシャーン!

 

ツクヨミが皿を落とした

 

「うお、どうしたツクヨミ!?大丈夫か!?」

 

「ほえ?…あ、お、お皿!ッ!痛い…」

 

「触るな。俺がやるからツクヨミは手を見せろ」

 

「え?う、うん」

 

ツクヨミの手を見ると綺麗な指から血が流れてた

 

「まったく、女の子が危ない物に触るもんじゃないぞ?綺麗な手を傷つけてしまう」

 

「う、うん//」

 

「さて『ヒール』、よし」

 

俺が回復させるとツクヨミの傷は無くなっていき綺麗な手に戻った

 

「あ、ありがとうございます」

 

「大きな破片は俺が集まるからツクヨミは箒と塵取りを持ってきてくれ」

 

「わかった」

 

そして、俺が破片を集め終えるとツクヨミが箒と塵取りを持ってきたので綺麗に集めていく

 

 

 

よし、終わったな

 

「ご、ごめんなさい」

 

「気にするな。そんなことより俺はツクヨミが怪我したのが心配だったぞ、それに一体どうしたんだ?いきなり皿を落として」

 

「そ、それは…シン様が、ふ、夫婦みたいって//」

 

あぁ、なるほどつい口に出てたか

 

「それはすまんかったな」

 

「ううん、そんなことないよ」

 

そんなことないとは一体どういうことだ?…なんか、聞いたらまた過去にあった二の舞になりそうだな

 

「……さて、皿洗いも終わったから。寝るか?」

 

「うん」

 

 

 

「あの、シン様?」

 

ツクヨミが布団に入って俺の名前を呼んだ

 

「なんだ?」

 

「さっき、また後でって言いましたよね?」

 

…あぁ、頭を撫でることか

 

「それか、なら撫でようか?」

 

「うん♪」

 

ツクヨミが俺の布団に入ってきた…なんか背筋に冷たい何かが走ったな

 

「なんで入ってきて…まぁいいか」

 

いやな、あんな捨てられた子犬みたいな目でこっちを見てきたんだ、今更布団から出ていけなんて、とてもじゃないが言えん。まぁ言うつもりは無かったが

 

「♪♪♪」

 

ほんと、俺が撫でると顔を赤くしながらいい笑顔をするよ。てかそれよりも眠い。やはり布団の中に入っていると眠くなるな

 

「…眠いの?」

 

「あぁ、眠いな」

 

「そっか、寝ていいよ?」

 

「そうか、なら寝させてもらうとするか、おやすみ」

 

「うん、おやすみ。シン様」

 

そして、俺はツクヨミを撫でながら眠った




うん、ちょいと趣向を変えてみました、因みにアマテラスは説明した通りでツクヨミはHoneyWorksの今ちょっとだけ話題の神様のツクヨミをモチーフにしました、てかまんま一緒です。作者の好みだったんでつい出してしまいました、反省しません。後悔しません。恥ずかしさならあります


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オラリオよ私は帰ってきたぁ!

そういえば、ヒロイン多くね?…まぁいいか、艦これの小説だと100人くらいがヒロインなんてザラだし


はい、戻ってきましたオラリオ

いやー、箱庭を離れるって言った時は結構な騒動になったんだよなぁ。結局スサノオとは会えんかったし他にも色々な神々が見送りに来てくれたんだけどな。フェンリルとヨルムンガンドとヘルがまさかここにいたとは…ロキの話をしたら「あぁ、あの性懲りもないエロ親父のことね」って口を揃えて言ったのは面白かった、てか全員女だったのねてっきりフェンリルとヨルムンガンドは男?雄?まぁ人の姿をしてたから、男だと思っていたんだけどな

 

でまぁ、ファミリアに帰って来たわけなんだけど、3時間しか経ってなかった、てかどうしよう?やることないから暇だな。またオラリオを散策するか、白を連れていくかな

 

♦︎♦︎♦︎

 

「白ーいるか?」

 

「どうしたの…?」

 

いたいた、まだ俺の部屋にいたか

 

「いや、オラリオを散策しようかなと思ってな」

 

「オラリオ?…シンにぃと一緒なら」

 

「それなら行こうか」

 

「フランも行っていい?」

 

「あ、私もー」

 

「私も服を買いたいからいいかな?」

 

フランとアルクに百合子かそう言えばこの子達の服は俺が作ってたな。創造で

 

「それじゃあ行こうか?」

 

「「「「うん」」」」

 

♦︎♦︎♦︎

 

やって来ました服屋

 

「ねぇねぇこれどうかな?」

「フランこの服気に入った〜」

「白は…この服…どうかな?」

「あ、この服いい」

 

アルクがシンプルな基本の色を白にして赤い模様の入った服を持って来て、フランがいつも着ている服に似た服を持って着て、白が水色の和服を持って着て、百合子が学生服に似た服を持ってきた、…なんで学生服に似た服があるんだ?

 

「あぁ、みんな似合ってるよ」

 

「「「「ッ///」」」」

 

「それじゃあ払いに行こうか」

 

 

 

 

で、買ったわけなんですけど、はいそこの店員!ニヤニヤしない!あれか?側から見たら俺が父でアルクが母、そして百合子が長女でフランが次女で白が末っ子に見えたのかな?…まぁいいや、てかもうマント取っていいかな?あれからそれなりの時間経ったからある程度は治まっていると思うし

 

パサッ

 

ふぅ、正直外出るたびにマントを羽織らなきゃいけないってのは面倒だったんだよな

 

「おい、あの男…」

「ん?…な!?あの戦争遊戯の時のカオスファミリア団長!」

「ねぇ、お母さんあの人」

「!?…カオスファミリア団長」

 

ヒソヒソ…

 

うん、騒がれないとは言えヒソヒソされんのはな…そういえば、アイズってマントを被った状態の俺と普通に話してたんだよな…不気味じゃなかったのかね?

 

「シン、私お腹すいた」

 

アルク…確かにもうお昼時か、うーん俺もあまり食事処知らないんだよなぁ

 

「俺もそこまでお店を知ってるわけじゃないが…そうだ、こん前行った豊饒の女主人でいいかな?」

 

「そこでいいよ〜」

「「「私(白)もそこで」

 

♦︎♦︎♦︎

 

さて、やって来ました豊饒の女主人。前来たのはあの駄犬がいた時か

 

「いらっしゃm…!?」

 

確か、シル君だったかな?そういえばこの子の前でもマント被ってたんだよなぁ

 

「にゃ?…スンスン…あ、あん時の白髪頭と一緒にいた人にゃ!」

 

お?そういえば匂いは消せなかったな。これは失敗失敗

 

「え!?じゃああの時ベルさんと一緒にいた人ですか?」

 

「まぁ、そうだな。あの時は面倒を起こしてすまなかった」

 

「いえいえ、大丈夫ですよ。ミアお母さんも面白いものを見れたって行ってましたから」

 

ミアお母さん?…あぁ、厨房から話しかけてきた強そうな人のことか、忘れてた

 

「それでは、席に案内しますね」

 

♦︎♦︎♦︎

 

「ふぅ、やっぱり美味いなここの料理は」

 

前来た時に食ったスパゲティを食った、はい美味かったです

 

「うーん、美味しい…血も飲みたいなぁ」チラ

 

血飲みたいって言った後、こっちを見るなフラン。さて、支払ってくるか

 

 

 

 

 

ほんで、ファミリアに帰って来たんだけど、え?急すぎる?いやだってなぁ支払い終わった後帰る途中にヒソヒソ話されるくらいやったし。あ、それと、俺がマントを脱いだからか俺たちのファミリアに入りたいって人が大量に来てんだよなぁ

 

「おーい、カオス。入団希望者が来とるがどうする?」

 

「帰ってもらってくれ。俺たちのファミリアに入れる予定のやつなんか今んとこおらん」

 

「おけ」

 

で、門の所に来て、入団希望者全員断ったんだけど、下心丸見えやな。全員レティシアやアルク達狙いだった

 

「やっぱり。あの子達狙いだったか?」

 

「わかってたのか」

 

玉座の間に戻ってくるとカオスが聞いてきたから返すと

 

「そりゃあな。あんな美人美少女なんだ、狙ってくる男どももいるだろ。まぁ手を出そうとするとあの子達が反撃して、命の保証はできんがな」

 

まぁ、それもそうか白は戦闘能力はないけど、他の全員半端ないほど強いからな。フランは4人に分身できるし、百合子は全て反射させるしアルクは…うん、あれはチートや。え?俺が言うな?知らんがな

 

「それじゃ、俺は戻るぞ」

 

「あぁ」

 

そうそう、ミカエル達は全員ドラゴンやグリフォン達と稽古してる。ルシファーは書庫に篭ってる。なんでも小説にハマったんだと、だから俺がちょいと空間弄って書庫にネットが繋がるようにした、ネット通販は流石に無理だがな。初心者が書いた小説ってのも面白いからな。で、その時知ったんだが、この世界ってアニメの世界だったのねしかも白達も所詮アニメの世界の住人でした、なんか複雑

 

ま、そんなわけでいつも通りなカオスファミリア内でした、うん?どうした白、え?ゲームしたい?そういえば白はゲームが得意だったね。それじゃあ大乱闘スマッシ○ブラザー○しようか

 

 

 

 

白強すぎorz



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娼婦の狐人とアイズ達とのお茶会

ホラーゲームが楽しいんじゃー、ホラゲの実況を見るのがいいんじゃ〜^


ベルの稽古をした後、ちょいと暇だったんでオラリオをまた散策してます。

 

え?今どこいるかだって?……たぶん…ほら…あれだ…娼館みたいなのが並んでるとこ

うーん、どうしようかね?ブラブラしてたらこんなとこに来たわけなんだけど、すんごい見られてる。獲物を狙う目してる。正直怖い。逃げるか

 

「あ!追え!!」

「おぉぉぉぉ!」

 

♦︎♦︎♦︎

 

ふぅ、逃げ切れた、どこかの路地裏みたいなとこに来たな。…ん?

 

「………」

 

………なんか、近くの建物の2階から狐人が見てるんですけど、どうしようか…手でも振ってみるか

 

「っ…アハハ」ノシ

 

おぉ、振り返してくれた、でもこのエリアにいるってことは娼婦なんだよな?…お金に困ってるのかな?

 

「あ、あの!」

 

うん?相手から話しかけてきたな

 

「何かな?」

 

「こ、ここに来たってことは、その、私を…しに来たんですか?」

 

……勘違いされてんなこれ

 

「いや、ちょいと迷ってしまってな」

 

「ま、迷ったんですか?」

 

「あぁ、暇つぶしにオラリオの散策してたらここに来てしまって」

 

「…ふふ、そうでしたか」

 

「こっちから声が聞こえたわよ!」

「こっちか!」

 

あら、逃げ切れてなかったか

 

「すまんな。まだ追われてたんだった」

 

「そうだったんですか、あ、あの」

 

「ん?」

 

「また、来てくれますか?」

 

出来ることならあまり此処には来たくないんだが

 

「あぁ、また来るよ。俺はシンだ」

 

「シンさんですね。私は春姫、サンジョウノ・春姫と言います」

 

「春姫だな、また来るよ。それじゃあな」

 

「はい」

 

俺は春姫とまた会うという約束をして、このエリアから出た

 

 

♦︎♦︎♦︎

 

 

ふぅ、やっと出れた

 

「あ」

 

ん?

 

「シン?…」

 

振り返るとアイズがいた、後ろに露出の激しい服を着た女の子2人たぶんアマゾネスだな。それとエルフ

 

「アイズか、どうした?」

 

「たまたま見かけたから、…なんで繁華街から来たの?」

 

「そ、それはアイズ、男なら行く用事があるからさ」

 

後ろにいたアマゾネスの短髪の方の子が盛大な勘違いをアイズに教えやがった

 

「残念ながら違うさ、オラリオを散策してたら繁華街エリアにいてな。まぁちょいと追っかけられたがな」

 

「あ、そうなんだ、ところでさ」

 

「うん?」

 

「貴方ってあの時の戦争遊戯のカオスファミリアの団長だよね?」

 

「そうだが」

 

「わぁ!ねぇねぇ!なんでそんなに強いの!しかもあのドラゴンってなに?!」

 

元気な子だな。ていうか、初対面の俺によくそんなに近づけるな。ていうか抱きついてるし…うーん、この子の胸が…は!なんか背筋にゾッてきた

 

「わかったから、そんなにひっつくな」

 

「あ、ごめんね」

 

「ねぇ、ここで話すのもなんだしその店で話さない?」

 

アマゾネスの長髪の子が提案してきた

 

「そうだね。そうしよ!」

 

「私も聞きたい」

 

「むぅ、アイズさんが言うなら」

 

不満そうだなエルフの子は

 

 

で、場所を変えてお洒落な店のテラスに座ったわけだが

 

「それで、なにを聞きたいのかな?」

 

「はい、いつシンさんとアイズって出会ったの?」

 

ここに来る途中に互いの名前を教えて、短髪の子、アマゾネスの双子の妹でティオナというらしいそして姉のティオネ、エルフのレフィーヤ…この子がレフィーヤか、ていうか俺もアイズに近づいてるわけなんだけど、襲われないよな?

 

「アイズとは…戦争遊戯の時か?そして豊饒の女主人であって、次にオラリオ中心の噴水のとこでかな?」

 

「うん、いつもマントを被ってたけど」

 

「え!?それじゃあ豊饒の女主人でベートを一方的に弄んだ、正体不明の人ってシンさんだったの?」

 

「そうだな」

 

「わぁ!やっぱり強いんだ、ベートってあれでもLv5なんだよ?それなのにまるで子供を相手しているようだったよ」

 

「あれで、Lv5か…はぁ、これじゃあオラリオ最強にも期待できそうにないな」

 

「え!?あの猛者にも勝てるの?でもLvが一つ違うだけでかなり強さは違うけど」

 

「そのようだな。それじゃあその猛者はたった1匹いるだけで世界を破壊することが出来る生物に勝てるのか?」

 

「そ、そんな生物はいないよ?」

 

「いるぜ」

 

「「「「え?」」」」

 

それがいるだよなぁ。俺の配下にもいるが、ダンジョンの200階層からそんなのがうじゃうじゃいたし

 

「一応言っとくが、冒険者三大難関クエストのあの3匹以上に強いやつはいる。ダンジョンの更に奥深くにな」

 

「「「………」」」

 

「行ったことあるの?」

 

アイズが聞いてきた、そりゃあ気になるわな。一番強いと言われてるあの龍以上に強いのがいるって聞いたら

 

「あるな。一応団員の戦闘が出来るやつらはかなり奥深くまで潜れるし、俺を除くと一番奥深くに潜ってるやつで大体100階層くらいか?」

 

まぁ、それはアルクや百合子は除くがな。あいつらも含めたら更に奥深くに行くわ。あぁ、そういえばレティシア達のステータス更新してないな。帰ったらするか

 

「……」

 

いや、そんな黙んないでよ、空気が重い

 

「それで、他にあるかな?」

 

「あ、そ、それじゃあ、あのドラゴンはなに?」

 

「あれは、風龍アルグリンっていう龍でな。といってもまだ弱い部類の龍だけど」

 

「あ、あれで弱い?」

 

「あぁ、大体ダンジョンの80階層の魔物くらいだ」

 

「…もうなにから驚いたらいいのかわかんなくなってきた」

 

まぁ、普通の人ならそんな反応だよな」

 

「それじゃあ……」

 

 

♦︎♦︎♦︎

 

 

ティオナ達からの色々な質問をされて気づけば夕暮れ時だったのでここでお開きになった、ていうか、ティオナ、いきなり恋人はいる?って聞かれた時は驚いたな。いないっていったらよし!ってガッツポーズしてたし、そん時のアイズが胸を押さえてティオナを見てたのが、気になった

 

「今日はありがとう。またね〜」ノシ

 

「あぁ、こちらこそありがとう。色々聞けてよかった」

 

さて、ファミリア(家)に帰るかな




あぁ、語彙力と作文力が欲しい


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二つ名

遅れてすいませんでしたぁぁぁ!!!
試験とテストとインフルエンザで書く暇がありませんでした!
あ、それとシン達の二つ名なんですけど、紹介文を見て考えました、合わないとか、変だとか言わないでください。回らない頭で必死に考えたんです。それでは

ぜぇんかぁいまでのあらすじぃ!

ロキファミリアとお茶会(異常な会話)をしました

以上!!


《ガネーシャファミリア》

ここはガネーシャファミリア。

今夜は神会(デナトゥス)が行われるのだ、更にその二つ名を授ける者の中にシン、ヴァンピィ、レティシア、流石にまだカオスファミリアに入ってきた新参者であるアルクやフラン達ははまだ恩恵を刻んでないので二つ名を授けられることはなかった

 

「皆の者、俺がガネーシャだ!!」

 

会場に像のマスクを被った男、ガネーシャファミリア主神、ガネーシャが高らかな声を上げて会場に入ってきた、因みに会場の入り口は大きなガネーシャの…あそこ…つまり股間なので神々はそこに頭を悩ませている。団員もであるが

 

「それでは!毎度お馴染み冒険者達の二つ名を授けようと思う!」

 

「「「「うおぉぉぉぉおぉぉ!!!」」」」

 

ガネーシャの二つ名を授けるという宣言の後に多くの神々(男)達が雄叫びを上げた

 

「それではまず、…の子供の二つ名だ!」

 

「邪眼心眼!」

 

「闇の炎!」

 

「爆炎騎士!」

 

 

 

 

 

そういえば、言い忘れていたが、神々のネーミングセンスはほぼ壊滅である。わかりやすく言うなら厨二病というやつだ

 

「それでは!爆炎火炎爆炎(フレイムファイヤーフレイム)で異論はないな!?」

 

「「「「おう!!」」」」

 

「あ"あ"あ"あ"あ"!!!」

 

厨二病の二つ名を宣言する者、その名前を付けた神々はいい笑顔をしながらサムズアップをし、団員の二つ名がそんな名になってしまった事に絶望している男神……もはや地獄絵図である

 

そして、そんなところから離れたテーブルの上にある料理が下から出てきた手に掴まれ消えていく不思議な現象が起きていた

 

「なにやってるのよ、ヘスティア」

 

「ッ!…なんだ、ヘファイストスか」

 

そのテーブルに近づき背を低くして隠れていた、一部だけでかい少女に話しかけた、赤い髪に眼帯を嵌めたグラビア顔負けの美貌を持つ神、鍛治神ヘファイストスである。そして、少女とは黒い髪をツインテールにした神、竃の神ヘスティアである

 

「なんだ、ヘファイストスか、あ、そうだヘファイストス!」

 

「お金ならもう1ヴァリスも貸さないわよ」

 

「ち、違うよ!……お願いだ!ベル君に武器は作ってくれないか」

 

ヘスティアは真面目な顔をすると、拍手喝采が起きそうなほど、見事なジャンピングDO☆GE☆ZA☆

 

「…どういうこと?」

 

「僕はベル君に何もしてあげれてないんだ!僕はいつもベル君に世話になってきた、でもこのままじゃ駄目なんだ!僕もベル君の役に立ちたいんだ!」

 

「………」

 

ヘスティアがヘファイストスに自分の思いをぶつけるとヘファイストスは黙り込んだ、数分後についにヘファイストスが根負けした

 

「はぁ、わかったわよ。そこまでされちゃこっちもはいって言うしかないじゃない」

 

「!ありがとう!!」

 

ヘスティアとヘファイストスが会話していると、そこに2人の神が近づいてきた

 

「なんや〜、ドチビやないか、よくここに来れたなぁ。そんな服で」

 

綺麗な赤いドレスを着た、女神?のロキだ

 

「あらあら、久しぶりねヘスティア」

 

そして、白いドレスを着た女神、フレイヤだ

 

「なんだ、誰かと思えば、無乳と名高いロキじゃないかぁ〜、よくここに来れたね?そんな胸で」

 

因みにロキとヘスティアはかなり、いや、めちゃくちゃ仲が悪い。それこそ出会えばそく喧嘩が起きるくらい。でも

 

「う、うわーん!覚えてろよ!ドチビー!!」

 

そう言って、走り去って行く、ロキ。いつもロキは負けるのだ…胸の話で

 

そして、なんだかんだ、話し込んでるうちにとうとう目玉の二つ名決めにいったようだ

 

「それでは!カオスファミリアのLv8!ヴァンピィの二つ名の案を出したまえ!」

 

「金髪幼女!」

 

「ゴールデンアイドル!」

 

まぁ、神々の悪ふざけでまともな二つ名が出ないんだが

 

「…おい」

 

「「「「「「ッ!!!!」」」」」」

 

神々が案を出していくと、突如後ろから1人の神が声を出した、それだけで、会場は一気に静まりかえった

 

「うちの子に変な名をつけたら…わかってんだろうな?」

 

「「「「「さ、サーイエッサー!!!」」」」」

 

まぁ、みなさんお気付きの通り、1人の神とはカオスのことである。そして、まともな二つ名決めが始まった、そしてでた案は

 

「それでは!ヴァンピィの二つ名を闇夜姫(ノッテ・センツァ・ルーナ)で異論はないな!?…それでは!もう一つの目玉のレティシアの二つ名決めを始める!さぁ!案を出したまえ!」

 

「ん〜…」

 

「おい、どうだ?」

 

「駄目だ、全く思いつかん」

 

「あ、騎士姫(シュヴァリエプリンセス)なんてのは?」

 

「どうしてだ?」

 

「いやな、うちの子がレティシアさんに助けられたことがあるんだよ。で、そん時の姿が英雄譚に出てくる騎士に見えたそうなんだよ。武器は槍で、軽装だが、その背中がすごく大きく見えたそうなんだ、おかげでそいつはレティシアさんを目標に日々槍を振るってるがな」

 

「なるほど、…それでは!レティシアの二つ名を騎士姫(シュヴァリエプリンセス)で異論はないな!?」

 

「「「「「おう!!!!」」」」」

 

そして、ヴァンピィとレティシアの二つ名が決まったところで、今回の神会(デナトゥス)の大目玉の二つ名決めに入った

 

「それでは!最後の大目玉!カオスファミリア団長のシンの二つ名を決めるとしよう!!」

 

「「「「「おぉぉぉぉおぉぉ!!!」」」」」

 

「さぁ!案を出したまえ!」

 

そして、数分後、神々は頭を悩ませていた

 

「駄目だ、わからん」

 

「シンの強さが全くもって不明だからな」

 

そう、シンの実力を知らないのだ神々は、ただ分かっているのがシンが龍を召喚しLv2冒険者相手でも難なく倒せるということくらいなのだ

 

「そう言えば、シンってギルドでも情報が一切ないんだよな?」

 

「あぁ、何が言いたい? 」

 

「つまり、シンはギルドでも機密情報クラスの強さって事なんじゃないか?」

 

「…もし、それがそうだった場合、あの猛者以上に強いということだぞ?」

 

「そうなんだよなぁ」

 

頭を悩ませているとロキがある情報を言い出した

 

「そういや、うちの子から聞いたんやけど、シンはベートにすら勝っとるで、赤子を相手するかのように難なく倒されたんやけど、それにあの龍やが、80階層クラスの魔物らしいで」

 

それを聞いた神々は驚いた

 

「あの凶狼(ヴァナルガンド)でも歯が立たないのかよ」

 

「まじかよ…」

 

「まったくわかんなくなってきたぞ」

 

神々がシンの二つ名で頭を悩ませていると

 

「……絶対王(アブソリュート)

 

「どういうことだ?」

 

「いや、今までの情報を纏めるなら、シンはオッタル以上に強い可能性があるってことだろ?じゃあオッタルの猛者以上にインパクトのある名前を考えていたらそれが浮かんだんだよ」

 

絶対王(アブソリュート)か、絶対に勝つ、又は絶対強者ということか」

 

「あぁ」

 

その神の案を出すと納得したかのように次々と神々が頷いていく、まぁ、それが合っているのだが、それを聞いたカオスは

 

「(絶対王(アブソリュート)か、これはまたどうして、ここまで、ヴァンピィとレティシアとシンに合った二つ名が出るのやら。全くこんな風に真面目に二つ名を決めてくれれば良いものを)」

 

満足したかのように笑顔を浮かべていた

 

「それでは!シンの二つ名は!絶対王(アブソリュート)で、異論はないな!?…それでは!只今を持って二つ名決めを終了する!」

 

「「「「「おぉぉぉぉおぉぉ!!!」」」」」

 

そして、3人の二つ名が決まり、終了した、そして神々はある者は不敵に微笑み、またある者は頭を抱え、またある者は興味深そうに見て、またある者は満足した顔を浮かべていた

 

 

 

 

 

シンの二つ名…絶対王(アブソリュート)

 

ヴァンピィの二つ名…闇夜姫(ノッテ・センツァ・ルーナ)

 

レティシアの二つ名が…騎士姫(シュヴァリエプリンセス)

 

 

 

 

 

 

 

 

《とある別の世界》

ある世界の迷宮と呼ばれる奥深くに幽閉されている吸血鬼がいた

体をキューブ状の物にほとんど埋まっており動くことができず、何百年とここに囚われていた

 

そして、突如黒い渦が現れた、その吸血鬼もろともキューブ状の物は黒い渦に吸い込まれていき吸血鬼は反応できても体が動くことが出来ないので、抵抗することもできず渦に飲み込まれていった

 

そして、そこには以上を感知したのか、下から現れたサソリ型の魔物が現れたが敵影がないのでただ咆哮をあげることしかできなかった

 

「キシャァァァァァ!!!!」

 




はい、どうですかね?二つ名。作者である俺的には満足です。アルク達の二つ名はなんにしようかな?…さて、ある世界のキューブ状の物に囚われた吸血鬼とは誰なんでしょうかね?え?知ってるだろって?……サテ、ナンノコトダカ、まぁわかってる人が多いと思いますが


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ほのぼの

うーん……ヒロイン多すぎね?

ぜぇんかぁいまでのあらすじぃ!

二つ名決まりました

以上!!


《カオスファミリアの庭園》

「ふぅ…偶にはのんびり日向ぼっこも良いもんだなぁ…」

 

俺ことシンは今カオスファミリアの9階から外に出るとある庭園で日向ぼっこをしていた、近くには噴水、花壇、風に吹かれて自然の音をだしてくれる木、レティシア、ヴァンピィ、リリ、白がいる

 

「そうだねぇ。ヴァンピィちゃん達は本当は長く陽に当たると行けないけど、主がこの…えっと…なんだっけ?」

 

「真祖の翼だよ。ヴァンピィ」

 

そう、本来はあまり陽に当たるといけないんだが、俺が蝙蝠の翼を模したネックレス【真祖の翼】を渡したから吸血鬼本来の弱点はなくなった……とことんチートだな。それを作る俺もヴァンピィ達も

 

「そう言えば、俺たちの二つ名も決まったらしいな」

 

「うん、ヴァンピィちゃんは結構気に入ってるよ」

 

「私も、ここでも騎士と呼ばれるとは思わなかったけど」

 

案外、好評のようだ、そう言えば今現在の俺の状況だが、右腕にヴァンピィがくっついて、左腕にリリが寝ており、お腹の上に白がスヤスヤと寝ており、レティシアが俺に膝枕をしてくれてる状況だ……正直熱い、そしてこんな美少女達に囲まれて俺は冷静でいる。慣れって怖いもんだな

 

「だな、俺も何故か絶対王なんて名前が付くもんだからなぁ。俺の階級も絶対神だからなんか運命感じちまうな」

 

上空を飛んでいる龍達を見ながら俺はそう言った

 

「そう言えばご主人、最近ある冒険者を指導しているようじゃないか」

 

「あぁ、ベルのことか、なんかほっとけなくてな。それに彼奴は強くなるぞ、若いからまだ可能性は無限にある。どこまで強くなるかは彼奴の意思と目指すモノしだいだがな」

 

それに、ベルはどうやらこの世界の主人公ポジらしいからな。ルシファーから聞いただけだが、そう考えていると此方に近づく気配があった

 

「シン様〜」

 

どうやら、ラファエルのようだ、あの子は俺がこの前行った霊樹や魔力を豊富に含んだ湖に基本いるのだが

 

「どうした?」

 

「あの湖に名前があったんですよ〜」

 

ん?どういうことだ、確かあの湖に名前なんぞ無かったはずだが

 

「名前?そんなのあったか?」

 

「なんでも最近、エルフ達が付けたようですよ。名前が【シンの憩いの湖】って名前のようです」

 

…………は?

 

「シンって、真でも神でもなくて…」

 

「はい、シン様の事ですね」

 

…まじかよ、あそこには一回しか行ってないのに俺の名前が付けられるとは

 

「まぁ、わかった、そのままでいいだろ」

 

「そうですね。…ところで私もお昼寝していいですか?」

 

「ん?別にいいが」

 

「それでは…」

 

どこに寝るんだ?と思っていたら、まさか白と一緒にお腹の上とは。いやまぁ、流石に窮屈だろと思っていたら、ラファエルがみるみる小さくなっていった

 

「縮小化か」

 

「はい、こうすれば大丈夫だと思って」

 

小さく、いや幼くなったから声が高く顔も幼い顔立ちになっている。まぁ流石に俺の身長が190くらいあるから子供2人だったらなんとかおさまる

 

「そう言えば、お前達もいつのまにかLv9になってたしなぁ」

 

そう、昨日ステータスの更新をしたらヴァンピィとレティシアが共にLv9になっていたのだ、まぁ最初ステータスを刻んだときほとんど1000超えかけてたしな。他にも早熟するスキルが2つあるし

 

「そういえば主、白ちゃんやラファエル達にもステータス刻まないの?」

 

「うーん、そこらへんは本人の意思だしな。本人達が刻みたいと言うなら刻むけど」

 

「私は特にいいですねぇ。神の恩恵は確かにいいんですけど、自分でやったほうが身につきますし、私達自身神によって創られていますから元々それに近いのが付いてますし」

 

そう言ってラファエルは自分の肩にある6翼の模様を見せた

 

「なるほど…白は…俺からするとあまり戦闘には出て欲しくないな」

 

俺は白の頭を撫でながらそう呟いた

 

「白は戦略戦が得意なんだろうな。計算が早いから相手の行動を予測したり頭脳戦などでも白の右に出るのも少ないだろうからな…百合子は…あれ以上強くしたらチートじゃなくてバグになりそうだな」

 

百合子にはベクトル変化という全ての物体にある向きというものを自在に変化させることができる。だから百合子はダンジョンに潜っても魔物の攻撃は弾いたりずらしたりするし、ダンジョンの壁などを使って魔物を潰したり罠に嵌ることができる。更に触れれば血流の向きを変えることもできるし、大気を圧縮して雷を放つこともできる

 

「アルクェイドとフランは…正直あれ以上強くしてどうする?」

 

「「「そうだね」」」

 

フランはなんでも壊す、つまり相手さえも壊すというより殺すことができる。アルクェイドは身体能力は流石真祖というべきほどのパワースピードタフさ、更にアルクェイドはダンジョン内ではあまり使用できないが月落としという避けることも壊すことも並大抵の者では不可能なことをしてくる

 

「ま、俺たちのファミリアは争いが嫌いなのが多いからな。今すぐに強くなりたいと言う子はいないだろ」

 

「そういえばシン様、リリちゃんも最近どんどん強くなっていってますね」

 

そう、リリも着々と強くなっていってるヴァンピィ達と一緒に更新したらLv4になっていた、ギルド側も『あ、カオスファミリアなのか、なら仕方ないな』といった感じでリリが最速でLvが上がっても諦めた感じのようだった、次の神会でリリの二つ名がなんになるのか気になるが、その時を待とう

 

「そうだな。それにあんなでかいバッグを担ぎながらハンマーを振るうのは無理そうだから俺が【マジックバッグ】を渡したからな」

 

マジックバッグは腰に付けれて、邪魔にならないくらい小さいけど、見た目に合わないくらい物が入る

 

「おかげでリリがあの体ででっかいハンマーを振り回すから他の冒険者がいない時しか戦えないけどね」

 

レティシアが苦笑しながら話す

 

「そうか」

 

…にしても、偶にはこんな風にのんびりするのもいいもんだな

 

「平和だなぁ。さて俺も白達と一緒に寝るか」

 

「夕飯ができる時間になったら起こすよ」

 

「あぁ、ありがとうなレティシア。足、大丈夫か?」

 

「大丈夫さ、今ご主人と一緒にいられるというだけで幸せだからこれくらいへっちゃらさ」

 

ほんと、俺には勿体無いくらいの子が眷属で良かったと思うよ

 

「そうか…おやすみ」

 

「あぁ、おやすみなさいご主人」

 

レティシアが俺の頭を撫でながらそう言ってきた




艦これ楽しい、ジャービス欲しい、俺まだ始めたばっかで弱い、ジャービス手に入らない、チクセウ(›´ω`‹ )


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歯車は回り出す

は!気づいたら、お気に入りが290になってた!ありがとうございます!UAも28000を突破しました!これからも頑張ります。

ぜぇんかぁいまでのあらすじぃ!

美少女達とお昼寝しました

以上!!


そう言えば俺は大事な事を忘れていた、ということです俺は夕食が終わって、いつも通りメイド達に労いの言葉をかけて玉座に向かった

 

「なぁ、カオス」

 

「ん?」

 

「俺って神だよな?そんでもって世界、星、宇宙の神だよな?」

 

そう、俺はカオスからこの3つを司る神と言われたが、何もしてないのだ、破壊神とか創造神とかならまだわかりやすくていいが、この3つは何をすればいいのか全くもって検討がつかん

 

「あぁ、その事なんだが」

 

「ん?」

 

「ほとんどやる事がないに等しいんだわこれが」

 

は?

 

「は?」

 

「いや、そんな顔されてもな?神ってのは生まれた時から自分が何を司っているのか、何をすればいいのかってのがわかるんだ、でもお前は異例中の異例で俺たちが生み出したけど何を司らせるのを決める筈だったんだでも決める前に下界に落ちて、そこから年月が経ったから、お前の魂が真っ白だったけどなんとか間に合って今まで誰もそれを司ることのできなかった世界と星の2つをお前が司ることになったんだ、世界はアメが司っているからな。それに現にお前は神と自覚してもやる事がわからなかっただろ?」

 

確かにそうだ、俺はカオスから2つを司っているという事を聞いた時、いやそれよりもっと前、俺という俺が目覚めた時でさえやる事がさっきの話を聞いても全く記憶にない…

 

「その2つは誰も司ることのできない代物だったんだよ」

 

「…どういうことだ?」

 

それはつまり、誰も司ったことのない、力を俺は持っているという事か?誰もその力を知らない、するべき事を知らない、その2つは未知数で誰も知らないからこそ…それじゃあまるであいつが言ってた

 

 

 

「力が強大すぎたからだよ」

 

 

 

…誰かが言ってたな。いや、あいつか十六夜が言ってたな。力が強大過ぎると孤独に退屈に寂しかったとでもあいつは

 

『だからさ俺、力が強大すぎたからいつも周りから避けられてたんだよな。いつも俺に向けられる視線は恐怖、怒り、不審、化物、こんなもんばっかだった……でもさ俺は、お陰でお前に会えたって思うんだぜ、お前俺のこの力を見ても、驚きはしたけど恐怖しなかったしな。

初めてだったんだぜ、恐怖じゃなくてあんな顔と目はまるで小さい子供がテレビでヒーローとかを見た時に出る、純粋な凄いっていう感じはさ、そっからだったよなお前が何故か自分を鍛え始めたのはそっからは驚きの連発だったぜ、俺並とはいかないがそれでも人間を辞めていきやがっよな。

俺は全力を出さなかったけどそれでもお前は俺と同じ土俵に登って来やがった、俺みたいなまるでナニカから渡されたような力じゃなくて努力と才能のみで、もしかしたらそれに裏があるかもしれないが、それ抜きにしてもお前は努力と才能だけで登って来やがった、勉学も運動神経も力も。そしてお前は俺の横に立っていてくれた、いつも俺の隣に居てくれた、俺が友達がいなかったからどっからか連れてきたあいつらを連れてきたよな。

あいつらもなんか変な力を持ってたな。一見平凡だけど右腕が妙な力を感じるいつも不幸や奴や、肩にいつも黄色い鼠、確かピカッて感じでいつも鳴いていたな。しかもそいつその鼠が言ってる事を理解してるみたいな感じだったしな。他にも白い軍服を着た20代前半の男、提督とでも呼んでくれって言ってたな。そいつは体のどこかに何体?何人?まぁそんな感じの妖精とかいう摩訶不思議生物を連れてたり色々な奴を何処からともなく連れて来ていたよな。

しかも俺のことや力をを見てもそいつら「まじかよ!Level5位はあるんじゃないか?」や「……俺のポケモン達の方が強い」だったり「新手の艦娘、いや男だから艦息か?いやでも物理だし、でも長門も殴ったりしてるし…」だったりわけわかんねぇことばっか言ってたがあいつらはお前と同じように俺に気さくに話しかけてきてくれたよな。本当お前達といると飽きなねぇな。だからさお前達には感謝してるぜ、特にシン!お前には返しても返しきれない恩がある。なにか困った事があったら言ってくれよ!ヤハハハハハ!!…だからさ、これからもよろしく頼むぜ、親友!勿論お前らもな』

 

『『『『当たり前だ、俺たちは一生腐れ縁だからな!』』』』

 

 

 

懐かしいな。またあいつらに会いたいが、死んだ俺が会いに行ったら混乱が起きる。いや、人体解剖ならぬ神体解剖される可能性もあるしな。俺だけならまだいいが、あいつらに迷惑をかけるわけにはいかないからな。そういえばあいつらは一体何処から来るんだ?気づいたら俺の家の中だったり、家の裏にある小山の中にある寂れたでも不思議と心地いい感じのする神社にポツーンと突っ立ってるし、今思うとあれが神力と呼ばれるモノだったんだな。通りで懐かしい感じや落ち着く感じがしたわけだ、まぁそのあとあいつらは「「「やべぇ、御坂orナツメor大淀に怒られちまう。またなー」」」って口数の少ないレッドでさえいつも口を揃えて言い神社に走っていって、鳥居をくぐると風が吹いてから気づくといなくなっているからな。あれは一体どうなっているんだろうか、なんの神がそこに祀られているのか気になるな。そう言えば白夜ちゃんやその義兄の夢蝶は元気にやっているだろうか、今度ケーキを作って待ってるよって言っときながら俺死んじゃったしな。白夜ちゃんが高校入学祝いとして色々作ってたのに。夢蝶は一応社会人でとある大手企業の企画をいくつも立ち上げ今ではテレビに多く出演している。けど、いつも白夜ちゃんをからかってたなそれでも仲は良さそうだったけど…偶にSになる

 

 

「…い……おい!」

 

「は!」

 

どうやら物思いに耽っているとカオスが心配していたようだ

 

「すまん。昔を思い出してた」

 

「そうか、それで…その…」

 

…ん?珍しいなカオスが口ごもるなんて

 

「なんだ?」

 

「……よし、…やっぱ嫌だったか?いきなりこんなモノを司ってしまって」

 

あぁ、そうか、心配させちゃったか、俺が多分暗い顔をしてたんだろう。これじゃ親不孝者だな

 

「いや、大丈夫さ、強大な力だけどその分あの子達を守れる力があるんだ、また助けるさ!」

 

「…そうか、なら良かった、さて今日はもう遅い、そろそろ寝たらどうだ?」

 

気づくと体感的には10時を回った辺りか、結構、話し込んでたな

 

「そうだな。おやすみカオス」

 

「あぁ、おやすみシン」

 

 

 

 

 

♦︎♦︎♦︎

 

部屋を出ていったシンを見送ってカオスは心配していた『また、助けるさ』シンがカオスにそう言った、つまり十六夜の時と同じように自分を犠牲にして助けるんじゃないかと思わずにはいられなかったからだ

 

カオスは祈らずにはいられなかった

 

シンやあの子達に幸せが続きますように

 

シンの世界、新名【ゼラグニア】の夜空には1つの星が流れていった

 

♦︎♦︎♦︎

 

ゼラグニアにある【シンの憩いの湖】と命名された湖の滝の裏に隠れるようにしてある洞窟の奥深くに、輝く金色の髪であったであろう、今は鈍い色をした髪を揺らしながら、まだ肉体は幼い少女は、見たことのない場所で混乱しながらも、すすり泣き

 

「…けて……だれ…か……たす……けてよ…」

 

動けない体で滝の音を聞きながら、今も助けを待っていた、自分を助け出してくれる者を、自分を認めてくれる者を、自分を求めて、愛してくれる者を、彼女は温かさを求めていた、冷たいキューブ状の冷たい感触ではなく、包み込んでくれる優しい温かさを

 

 

 

彼女は知らない

 

もうすぐ来る男を

 

彼女は知らない

 

自分を助け出してくれる男を

 

彼女は知らない

 

今まで感じたことのない安心感と温かさを

 

彼女は知らない

 

地獄から助け出してくれる男を

 

彼女は知らない

 

その男が自身の依代とする為に動いていたあの神と同じ、その者も神であるということを

 

彼女はまだ知らない

 

運命というものを

 

 

♦︎♦︎♦︎

 

彼女を救う男は時を同じくして、自分の力の恐怖を異常性を強大さを克服していた、心には「十六夜にできたなら俺もできるはずだ、俺は孤独じゃないから、あいつらがいるから」

 

全くもって異常である。真の姿が神であった者と常人とはかけ離れた力を持つ人達、持っていなかった者達の友情、それは離れていても繋がっていた

 

そして時を同じくして、箱庭に呼ばれる場所に男と女2人に猫1匹が呼ばれた、歯車は回り出す、1つまた1つとハマって大きな物へと変わっていく、それが行き着く先は破滅は栄光か、そのカギを握るのは神と関わり大なり小なり神力を得た、未来を担う者達である。

 

舞台は【ゼラグニア】その世界は全ての世界の始まり、ありとあらゆる世界は【ゼラグニア】を元にして造られた世界、この世界が何者かの手に渡るとその者が【ゼラグニア】を元にして造られた数多の世界を手に入れたということになる。

 

更に言うと、カオスがシンに渡した鍵はその世界、【ゼラグニア】の所有者を表す。カオスは新たに出来た世界だと言ったが、本当は違う。その世界はカオスたち原初の神々が生まれたと同時に生まれた世界なのだ、神々は様々な者がいた欲に溺れ、【ゼラグニア】で生まれた生き物たち、ましてやその世界を自分の者だと主張する者は少なくなかった、結局はカオス筆頭の維持派、その世界は俺の者と主張する者たち、カオスが最も嫌う男、ドラード筆頭の過激派で対立し、長きに渡る激闘の末、過激派達は負けその世界から追放した

そしてカオス達は生まれた生命達を手助けしながら神々、人々、生物と共にその世界を繁栄させていった、だがカオス達はいつまでも自分たちが手助けをしていると人々は怠けるんじゃないか、いずれ自分たちがいないと何も出来なくなるんじゃないか?と思いゼラグニアに住む全ての生物達からこの世界を離れる事を伝えた、勿論、人々も生物達も悲しんだ、だがカオスたちが離れる理由を聞き、確かにそうなるかもしれないと思い。泣きながらも納得した、そしてカオスたちはその世界を離れた、何柱かの神を残しカオス達は世界を創っていった、ゼラグニアに残された人々は立ち上がり種族は違うが共に手を取り合いその世界をより豊かにしていった

そして何万年もの月日が流れた、もともと残っていた神々は今もなおゼラグニアに住む者達を我が子を愛する慈愛の目で人々を見ながらいつか来るかもしれない侵略者達が来ないか細心の注意を払いながら今も見守っている。これがゼラグニアの真実である。そして人々がシンを認識したのは人々は何万年も経った今もカオス達を自分たちの生みの親を忘れてはいなかった、勿論人々は神からすると寿命は短く今を生きるのはその者達の子孫であるだが、魂に刻まれたカオス達を忘れてはいなかった、カオスは何万年ぶりにゼラグニアに降り人々にシンの事を教えた、だが姿は表さない。気づいたらシンというカオス様達の子がこの世界の神の中の神、神王として君臨していたという事になっている。人々は違和感は感じない。寧ろ今もなお見守っている事から感謝をしている。当然その事はシンは知らない。カオスは近々話そうとはしているが、タイミングが見つからないのだ

 

 

♦︎♦︎♦︎

 

【転生の間】

ここは転生の間、死んで偉業、又は多くの命を救ったり、不幸な人生を歩んだり、また友、家族、恋人などに出会わせる為だったり色々な事情を持って不幸にも死んだり、死なせるのが惜しい者達を転生させる場所

 

そこに義兄妹が招かれた

 

2人はシンが死んだということは知らされておらず、いつもの様に兄が運転する車に乗りシンの家に向かっていた、そこで悲劇は起きた、信号が青になりアクセルを踏んで進むと横から大型トラックが突っ込んで来た、居眠り運転だった、もちろん普通の車と大型トラックが衝突したら車の方が圧倒的に被害が大きい、2人とも右側に座っており、トラックは右から来たのだ、死を覚悟した2人は衝突音がして……痛みは感じなかった、2人とも恐る恐る目を開けてみると、そこには和服に金髪の美女が立っていた、そして告げられたのは

 

「あなた方は残念な事にお亡くなりになられました」

 

そう告げられた時、妹は泣いてしまったが兄は驚きはすれど泣きも怒りも不信感も抱いていない。今は妹をあやす事にしているようだ

 

「俺たちはどうなるんですか?」

 

「あなた方には転生する権利が与えられました」

 

もちろん、そんな権利などない。金髪の美女とは【ゼラグニア】の光と愛の女神アイリシア。そしてなぜこの兄妹が選ばれたのか…不幸だったから?否、可愛そうだったから?否、この兄妹はある力を持っていた、普通に生活していたらないであろう力、それは神力、神々が持つ世界を自然を操る力、それを何故兄妹が持っているか?答えは兄妹が関わった者達の中にいる

 

「転生?…二次小説とかにある?」

 

「はい、ですがあなた方が転生する場所は魔物やダンジョンと呼ばれるものがあり、今のあなた方ではすぐに亡くなってしまうでしょう。ですので得点を授けることになりました」

 

「特典?それは一体どんな…」

 

リーン、ゴーン、リーン、ゴーン

 

その時、何もない白い空間なのに鐘の音が鳴った

 

「い、一体何が!?」

 

「うぅ、お兄ちゃん」

 

兄は鐘の音が鳴ると妹を抱き寄せ辺りを警戒し妹は怯えていた、女神アイリシアは

 

「ふふ、驚かせてしまい申し訳ありません。どうやら時間のようなのであなた方にはもう行ってもらいます」

 

「ま、まってくれ!」

 

兄はアイリシアが去ろうとしたので慌てて呼び止める

 

「はい、どうしたのですか?」

 

「あなたの名前を」

 

聞く人が違えば、ただのナンパにしか見えないが、この兄はそのつもりは一切ない。いや10人中20人が振り返る美しさを持った女神相手にそのつもりが一切ないとか男として終わっているんじゃないかと思うが、一応彼はアイリシアの事を美しいと思ってるので大丈夫である

 

「そう言えば名乗っていませんでしたね。私は女神アイリシア。あなた方が転生する世界の光と愛を司る女神です」

 

「女神様でしたか、ありがとうございます」

 

彼はアイリシアに頭を下げた

 

「ふふ、気軽にアイちゃんと呼んで下さい。みんなからはそう呼ばれるので」

 

この女神なかなかに軽い。アイリシアを信仰している聖皇国が聞いたら卒倒ものだが

 

「いえ、流石にそれは」

 

兄がそう言っていると

 

「ありがとう、アイちゃん!」

 

後ろから妹がお礼を言った、アイちゃん呼びで、兄は口が開いていた、ここに友人達がいたら必ず写真を撮って後でからかうであろう顔をしている

 

「ふふ、それでは良い異世界ライフを。私たちはあなた達を歓迎します」

 

そう言うと、兄妹は眠くなっていき、目を閉じた

 

「…ふふ、初めて人の子からアイちゃん呼びされちゃった、メイちゃんに伝えなきゃ……頑張ってね。夢蝶くん、白夜ちゃん」




ちょっと、急展開過ぎましたかね?てか新キャラ出しすぎた感、嫌でも女じゃないからセーフなんじゃ……


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弟子2人目そして、歓迎しよう

ふぉぉぉぉおお!!!?お気に入りが300超えた!!ありがとうございます!これからも頑張ります。それと…前話ってダンまち要素無かったですね(苦笑い)。すいません。あ、それと誕生日迎えました

ぜぇんかぁいまでのあらすじぃ!

シンが受け入れ、親友がある世界に呼び出され、義兄妹が転生しました

以上!!


《オラリオ城壁》

オラリオの城壁にて、ナイフと刀がぶつかり合う甲高い金属音がまだ日が出てない中に響いていた

 

「はぁ!」

 

白髪赤眼の兎を連想させる冒険者。ベル・クラネルが稽古を頼んだ相手、『絶対王(アブソリュート)』シンに向けてナイフを振りかぶる

 

「もっと、腰を低く構えろ。ナイフで戦うなら素早さが求められる。腰を低く構えてそこから足の筋肉を使いバネのように動けば初見で躱せる者は少なくなる」

 

「はい!…はぁぁ!!」

 

ベルの稽古はこれで大分経つ。そしてベルは目に見えるほど強くなっていっている。それに…

 

「よし、休憩だ」

 

「はぁはぁはぁ…ふぅ。どうでした?シンさん」

 

「まぁ、いい線いってるさ、だんだん強くなってきている」

 

「本当ですか?!」

 

「あぁ」

 

「よかった〜」

 

さて、少し気になっている事を聞くか、プライバシーに欠けるが

 

「なぁベル」

 

「はい?」

 

「お前さ……成長を促進させるスキルが顕現したんじゃないか?」

 

「ッ!!?」

 

当たりか

 

「いや、別に言いふらしたりする気はないさ。ただなそんなスキルが顕現したんならお前も精神的にストレスを抱えるんじゃないかとな」

 

「…気づいていたんですね」

 

「まぁな。お前の成長速度が余りにも早いからな」

 

「はい。神様には誰にも言うなと言われましたけど、シンさんなら信頼できます」

 

「嬉しいこと言ってくれるじゃない」

 

「あはは。最初は神様も隠そうとしたんですけど、紙に書かれたステータス欄に無理矢理消したような跡があったので、詰め寄ったら教えてくれました」

 

「ま、そりゃそうだわな。そんなスキル娯楽に飢えた神達からすると是が非でも欲しいしあわよくばそのスキルの発現方法を教えて貰って、自分の眷属に発現させるようにするわな」

 

まぁ話を聞く限りじゃベルの主神はいい神っぽいから安心だな

 

「はい。神様もそれを考えて僕に口止めをしました、でもシンさんなら信頼してますので大丈夫かなぁと、アハハ」

 

頰を少し染めて照れ臭そうに頭を掻くベル……こいつ本当は性別女でしたってことはないよな?……ないよな?

 

「そうか……ん?」

 

妙だな。こんな朝早くからここに来る人がいるとは。ま、気配からするとあの娘のようだが、なんの為にここに来るんだ?

 

「どうしました?」

 

「いやなに、珍しい客だなと」

 

「え?」

 

その時、城壁の階段から風を浴びて綺麗な金髪を揺らしながら城壁の上に来た女…『剣姫』アイズ・ヴァレンシュタインが上がって来た

 

「え?え?なんでここにヴァレンシュタインさんが?」

 

ベルが困惑しているとアイズはこっちに近寄ってきた、相変わらずの無表情だこって、若干頰が赤いがたぶん朝日の光を浴びてそう見えるだけだろう。うん

 

「おはよう。アイズ」

 

「うん。おはようシン」

 

ん?はて?いつから俺たちは呼び捨てで会話するようになったんだ?……考えても無駄か

 

「おはようございます。ヴァレンシュタインさん」

 

「…えっと、誰?」

 

可愛らしく首をコテンと傾けながらベルに言う。天然だな今までの仕草を考えると、もう一度、天然だ(確信)

 

「あ、そうでしたね。自己紹介を。僕はベル・クラネルと言います。まだまだ初心者の冒険者ですが、ヴァレンシュタインさんの事は耳に挟んでいます」

 

「ベル…ベル。可愛い名前。顔も」

 

お?逆ナンかな?いいぞもっとやれ。からかい甲斐のある。夢蝶がいないから、からかい欲求という俺と十六夜だけの欲求なんだが、最近はいじる相手がいないからな…お?案の定、顔を赤くしてやがるベルの奴、スマホないかな?写真撮って後でからかう。え?ない?なら脳内保存するまでよ

 

「え!?いやいやいや!ヴァレンシュタインさん!?」

 

「アイズ」

 

「え?」

 

「アイズって呼んで」

 

「え?でも…」

 

「むぅ」

 

アイズが頰を膨らませやがった、天然って恐ろしい、そこらの男だったらイチコロだぞ

 

「あ、はい、えっと…アイズ…さん」

 

「…うん。よろしくベル」

 

仲良き事は良き事かな

 

「それで、アイズは一体どうしてここに来たんだ?」

 

「あ、シン」

 

「ん?」

 

「私の事も鍛えてくれないかな?」

 

なるほど、そういう事か

 

「どうしてだ?」

 

「私は強くなりたい、でもだんだんステータスもあまり伸びなくなってきて、だからシンに頼めば強くなるんじゃないかと思って」

 

強くなりたいねぇ。そういえばアイズって誰かに似てるんだよなぁ。誰だっけ?………あぁ、喉まで出かかってるんだけどなぁ。わからん、出会った人?達が多すぎてわからん。後で【絶対記憶】ってスキルかサポートしてくれる系のスキルを造るか

 

「なるほどね。ま、そういう事なら別にいいが、前に聞いた、質問の答えは出たか?」

 

そう、俺は前に豊饒の女主人にてアイズに質問をした

 

「それは…わからない。目指すものとやるべき事はわかる。でもそれが本当にそうなのか、私が望んでいる事なのかわからない、わからなく…なってきた」

 

………フッ

 

「上出来だ」

 

「「え?」」

 

ベルまで驚きやがったが無視だ無視

 

「それでいいんだよ。お前はまるで何かに囚われてるような感じだった、絶対にやらなくちゃいけないこの命に代えてでもみたいな感じでな。でも今のお前はその呪縛から逃れようとしている。するべき事はわかった、でもそれが自分を犠牲にしてまでやらなくちゃいけないかと聞かれれば俺はNOと答える。お前が死んで悲しむ奴は沢山いる。お前のファミリアの奴らは特にな」

 

「悲しむ?」

 

「あぁ、悲しむ。ファミリアってのは家族って意味だ、家族が死んで悲しまない奴なんているか?いないだろ」

 

「家族…」

 

暗い顔をしたな。なるほど大方、家族、両親が死んだからこんなになったのか、小さい時はよく笑っていたんだろうな。少しづつ少しづつ、アイズに笑顔を取り戻さなくちゃな。俺の周りの奴らが暗くなるのはNGだ、え?死んで悲しませたお前が言うな?今生きてますが、何か?

 

「お前が家族に対して何かしらの感情を持っているのはわかった、今はまだ無理でもいつか必ずお前を思ってくれる人お前が思う相手が現れる筈だ、その時までいや、その後も絶対に死ぬな。いいな?」

 

アイズに近寄って迫ると、アイズは

 

「う、うん。わかった」

 

えぇい!俺が近寄っただけで頰を染めて恥ずかしがるな。生娘かお前は!

 

「と、すまんな。嫌なことを思い出させただろうに」

 

「ううん。大丈夫、さっきの質問の答えは出たから」

 

「お、そうか、それは良かった」

 

「そういえば、シンのファミリアってどこにあるの?」

 

あぁ、そうか、俺のファミリアは別世界にあるからな。一応門に入らず外から見るとちょっとでかい屋敷のようなものが見えるだけだしな。にしてもうーん、いいのか?こいつらに教えて、ベルは兎も角、アイズはぽろっと話してしまいそうだからなぁ。……まぁいいか

 

「ま、そうだな。この稽古が終わったら教えてやるよ」

 

「うん」

 

「シンさんのファミリアかぁ、どんな人がいるんだろう」

 

……あ、やべ、ファミリアの団員、全員女だ、何処と無く危険な感じがする。主にアイズ関連で……

 

「ほんじゃやるぞ、ベルはそこで反復横跳びをやってろ」

 

「わかりました」

 

「さて、アイズ武器を取れ、軽く打ち合うぞ」

 

「わかった」

 

そして、アイズは腰に差していた剣『デスペレート』を抜き、構えた

 

「それじゃあ、行くよ!」

 

「おう、来な!」

 

俺はいつから戦闘狂になったんだ?楽しくて仕方ない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ」

 

アイズは大量に汗をかき、膝をついていた、結局アイズは俺に一撃も与えることなく、全部受け流され、1時間ほどその戦闘が繰り広げられた、ベルは途中から危ないと感じ下がっていた、そしてポカーンと見ていて、『僕、あんな風になれる気がしないよ』と言っていた、当たり前だアイズは兎も角、俺にたどり着きたいなら1000億年早い!

 

「さて、それじゃ今日の稽古は終わりだ、ベル、帰るぞ」

 

「はい!」

 

「はぁ、はぁ」

 

問題はアイズなんだよなぁ。軽くと言ったのに全力でくるから、立つのもやっとって感じじゃないか?仕方ない

 

「ほれ」

 

「え?」

 

俺はしゃがんでアイズに背を向けるようにしていた

 

「立つのもやっとってくらい、疲れたろ?ならおぶって行くから乗りな」

 

「……う、うん。あ、でも私、汗かいたから臭いかも」

 

「んなこと気にすんな。それにお前は臭くないぞ、いい匂いするしな」

 

「//」

 

たぶん顔を赤くしながらアイズは背に乗ってきた

 

「…シンさんってたらしですか?」

 

失礼な。俺はたらしじゃない……ないよな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、着いたわけなんだけど

 

「うわぁ、大きな屋敷だね〜」

 

何故お前がいるんだ?ティオナよ

 

「え?だって見かけたから着いて来たの」

 

「さいですか、それじゃ門を開けるぞ」

 

俺が門に触れると門に青いラインが広がり、門が開いていく、そして俺が足を踏み入れると、俺の姿が消えた

 

「「「え!?」」」

 

「ハハハ、驚いたか、お前達もさっさと来な。忘れられない景色を見せてやるよ」

 

俺は声だけしかアイズ達には聞こえてないだろうが、まずはベルがそしてアイズがそして最後にティアナが入った、そして門が閉じた

 

「え?…うわぁぁ」

 

「ここ、は?」

 

「すごいすごい!こんな景色が見られるなんて!」

 

アイズ達はいくつもの島が浮かび、その真ん中に城があり、周りには麒麟や小型の龍、そして獣たち、妖精やなどの地上から来たもの達、空にはグリフォンやドラゴン、1つの島にある湖には大きな魚から小さな魚達が跳ねていた

 

「ようこそ、俺たちのファミリア、カオスファミリアへ。歓迎しよう。さぁこっちだ、来な」

 

そして、俺たちは島々に架けられた橋を渡って城に向かっていった



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カオスファミリア達と朝食

はい、投稿期間が空いてしまい申し訳ありませんでした

ぜぇんかぁいまでのあらすじぃ!

稽古つけて招待しました

以上!!


《アイズ視点》

ここは…いったい?

私はシンのファミリアに来て、門の先にある大きな屋敷がファミリアのホームだと思っていたらシンが門に触れたら青い模様が浮かび上がって、足を踏み入れたらまるで別世界に来たかのような景色が広がっていて……シンが笑顔で

 

『ようこそ。俺たちのファミリア、カオスファミリアへ』

 

って……つまり、あの城がシンのホーム?それに私たちの周りを走ったり飛んで騒いでるドラゴンや羽が生えた小人……

 

『ねぇねぇこの人たち誰かな〜?』

『わかんない』

『ねぇ。こっちの人、兎みたいだよ〜』

『ほんとだ〜。赤い目に白い髪で兎みたい』

『それよりさ〜。この金髪の人、精霊の気配がするよ〜』

『あ、確かに。気配的には風の精霊かな?』

『たぶん…』

 

色々と喋っているけど……ティアナ達には聞こえないのかな?反応しないし……よし

 

「ねぇちょっといい?」

 

『わ!……この人、私たちの声が聞こえてるのかな?』

 

「うん」

 

『わ〜、珍しい。私たちの声が聞こえるのってエルフや、魔力が高い人とかなんだけど、君はどっちかな?』

 

「たぶん…後者」

 

『そっか〜…あ、それで、何かな?』

 

「えっと、ここって一体どこ?」

 

『ん?……あ!もしかしてシン様に連れてこられたの?』

 

「うん」

 

『それなら納得。ここは《ゼラグニア》っていう世界なんだよ。たぶん君達が来た世界でいうと、別世界…というのかな?』

 

別世界?…つまりここは私たちが住んでいる世界とは別の世界っていうこと?

 

『色々と思うとかはあると思うけど、別に君達を取って食うって訳じゃないから安心して…あ、でもシン様達に危害を加えると上空を飛んでいる龍達や城の中にいる獣達から襲われるから気をつけてね』

 

上空?……あ

 

『…………』ジー

『…………』ジー

『…………』ジー

etc

 

沢山のドラゴンが飛んでいる。中には鳥?みたいな四足歩行の魔物もいる。見ただけでわかる。あの魔物達には私は手も足もでない。たぶんフィンやリヴェリア達でも……

 

『それじゃあね。私たちはもう行くよ。私たちは基本的に下の湖にいるから』

『『『『『またね〜』』』』』

 

「うん…またね」ノシ

 

「アイズー!置いてくよー!」

 

ティオナが妖精と話してる合間にシン達についていき、アイズは少し遅れていた

 

「わかった」

 

……シン…貴方は一体何者なの?

 

《アイズ視点out》

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そっか、アイズは精霊の血が入っているから妖精と話せるのか、これは完全に俺のミスだな。おそらくアイズは俺がただの人ではないと勘付いているだろうな。

…ま、大丈夫だろう。俺の正体がバレたところで別の世界に居を構えればいいからな……あんましたくないな。それなりにいたからこの世界も愛着が湧いた……ふむ。精霊の血を引くというところがあったから神の血を引いているとかで通用するかな?

 

「シーン」

 

ん?考え事をしてたから反応が遅れた、ティオナか…正直何故偶然にも合うのか本当に考えものだ

 

「どうした?」

 

「ここが、シンのファミリアのホームなの?」

 

「あぁ」

 

「大きいねー。うちのホームより大きいんじゃないかな?」

 

「ロキファミリアには行ったことないからわからんな」

 

「そうなんだ?それじゃあさ、今度は私がロキファミリアのホームを紹介するね?」

 

「……わかった、その時は頼む」

 

「うん。あ、それとさ門を潜るまえに敷地に大きな屋敷があったけど、あれはなに?」

 

「それは来客用の屋敷、いわばおとりの様なものさ」

 

「ふーん」

 

俺の隣で後ろで手を重ねてご機嫌そうに鼻歌を歌うティオナ。なにがそこまで機嫌を良くするのやら。それにベルは驚きの連続だからか放心状態だ、アイズは俺に何か言いたいが言葉が見つからないって感じだからなぁ。アイズは後でゆっくりおはなしをするか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで橋を渡り城門まで来た、これまたいつもの如く門に触れ、模様が浮かび門が開いていく、そして……

 

「「「「「「「「「おかえりなさいませ」」」」」」」」」

 

メイド達が綺麗に揃えてお辞儀をしながら言葉を発する。最初の頃はむず痒くて慣れなかったなぁ。今じゃ慣れたが

 

「「「…………」」」

 

あ、そっかこいつらは初めてだから驚くか、オラリオじゃこんなの無いからなぁ

 

「さて、いらっしゃい。ベル、ティオナ、アイズ、俺のファミリアへようこそ」

 

俺がアイズ達に言うと、メイドの一人が近づいて来た

 

「シン様、朝食のご用意が出来ております。そちらのお客様の分もお出ししてよろしいでしょうか?」

 

「あぁ、頼む」

 

「かしこまりました」

 

メイドがアイズ達の分の食器を用意する為に8階に転移すると、固まっていたアイズ達が動き出した

 

「し、シンさん?こ、これは?」

 

「ん?うちのメイドたち」

 

「め、メイドですか?」

 

「あぁ、そうだ、時間もいいから朝食、食べていくか?」

 

「「「う、うん」」」

 

「それなら。俺の近くに寄ってくれ、8階まで遠いから転移する」

 

「て、転移?」

 

「一瞬で別の場所まで行く、移動系の魔法さ」

 

「な、なるほどー」

 

そして、3人が俺の側に寄ったのを確認すると

 

「《転移》」

 

 

 

 

 

視界が一瞬で切り替わるとそこにはカオスやヴァンピィ、レティシア、その他のメンバーが既に椅子に座って待っていた

 

「おう、遅いぞシン……ん?客か?」

 

「あぁ、色々あって朝食に誘った」

 

「そうか、なら座りな君達も。うちのメイド達が作った料理は美味いぞ」

 

「「「はい」」」

 

全員が椅子に座ったのを確認して

 

「あぁ、それと俺たちは食事をする時にある事をするんだ」

 

「ある事?」

 

「あぁ、食に作ってくれた人に感謝を込めて、手を合わせながらいただきますと言うんだ」

 

「へぇ〜」

 

「それじゃ。手を合わせて」

 

「「「「「「「「「いただきます」」」」」」」」」

 

「!美味しい!」

 

「ほんと…」

 

「こんな美味しいの初めて食べました」

 

「それは良かった、沢山あるからどんどん食べてくれ、朝ごはんは1日の源だからな」

 

「ねぇ主〜」

 

「ん?どうしたヴァンピィ」

 

「ヴァンピィ達の紹介はしなくていいの〜?」

 

「おっと、それもそうだな。3人とも聞いてくれ」

 

「「「?」」」

 

「それじゃあ先ずは俺からだな。俺はカオス。このファミリアの主神だ、最近の趣味は読書だ、よろしく」

 

「次はヴァンピィちゃんね。私はヴァンピィって言うの。主…シンの眷属だよ」

 

「「「眷属?」」」

 

「君達で言う。神と人の関係みたいなものだよ」

 

「次は私かな。私はレティシア・ドラクレア。ヴァンピィと同じ、ご主人の眷属だ」

 

「はい、次はリリですね。リリはリリルカ・アーデと言います。ちゃんとした小人族ですので安心してください」

 

「はいはーい!次は私ね。私はアルクェイド・ブリュンスタッド。二人と同じ、シンの眷属よ。よろしくね。気軽にアルクって呼んで」

 

「私はフランドール・スカーレット、フランって呼んで」

 

「白…です。シンにぃの義妹です」

 

「涼科百合子、よろしく」

 

「次は私だね。ガブリエルだよ。よろしくね」

 

「ら、ラファエルです。よろしくお願いします」

 

「ウリエルだ、シン様達の護衛をしている」

 

「私はミカエルよ。今さっき自己紹介をした3人のまとめ役兼このファミリアの情報処理担当よ。それと、私たちは貴方達でいう《天使》という種族よ。よろしくね」

 

「…最後は私なのね。ルシファー…よろしく」

 

「「「…………」」」

 

「とまぁ、驚くとは思うがこれが俺たちのファミリアの団員だ(恩恵刻んでないけど)どうだ?」

 

「………」チーン

 

「あ、あはは。シンも規格外だなぁと思っていたら団員の殆ども規格外だったなんて」

 

「うんうん」

 

……ベルが気絶しとるがな……それと、やっぱ驚くよなぁ。この世界での英雄譚とか物語だけしか出てこない《天使》がいるんだから

 

「じゃじゃあさ、ヴァンピィさんやレティシアさん「「さんはいらないよ」」……ヴァンピィ達がLv8ってこ「「この前Lv9になった」」…………うん、もう驚かないよ。このファミリアがびっくり箱だってのは理解したよ。で、話を戻すけど」

 

ティオナ…結構、物分かりがいいな。いや、理解したくないだけか

 

「ヴァンピィ達がそんなにLvが高いんだから他の団員も高いのかな?」

 

「…うーん、そうだねぇ。白やメイド達はそこまで高くないけど、他は第1級冒険者と遜色ない強さだね」

 

「…うん。そうだよねぇ」

 

「……は!なんか有り得ない事が何回も起きた気がする」

 

「ところがどっこい!現実です!」

 

「……ほんと?」

 

「本当」天使スマイル

 

「う、うわぁぁぁぁぁぁ!!!!???!」

 

「ガブリエル、少しはオブラートに包め」

 

「ごめんごめん。面白そうだったからつい」テヘ

 

「全く…ベルも落ち着け」

 

「なんで?なんでここに《天使》が?他にも美少女と美女ばっかりだし。…おじいちゃん。ハーレムを築いてる人は既にいたよ」

 

…ベルのお爺ちゃんは一体なにをどうベルに伝えたんだ?ハーレムとか……いや、俺が周囲の目から見ると築いているから何とも言えないけど

 

「そういえばベルは英雄譚が好きだったよな?」

 

「…あ、は、はいそうです」

 

「そうか、それなら後でルシファーについて行くと良い、ルシファーはこのファミリアにある図書館を管理していて色々な本があるからベルの知らない英雄譚があると思うぞ」

 

「本当ですか!?それならルシファーさん。連れて行ってください!」

 

「…わかった」

 

「あ、アイズさんとティオナさんは後で私たちの所に来てください」

 

ん?レティシア?…なんで二人を呼ぶんだ?…なんか、アイズは不思議そうにしてるけど、ティオナは理解してるのかなんか…こう、凄い目をしてる

 

「「わかった」」

 

「シンにぃ?後で来ていい?」

 

「ん?構わんが」

 

「うん…えへへ」

 

……そういえばここ最近、あまり構ってなれなかったな。依存性は少し緩和されて数日なら離れても大丈夫なくらいになった、くぅ、いずれ兄離れをしなくちゃないないと思うと…あ、胃が痛くなってきた、心臓も…あ

 

「ティオナ」

 

「ん?なぁに?」

 

「頰にソース付いてるぞ…どれ、とってやる」

 

「あ、い、いいよ」

 

「遠慮すんな……よし」

 

「あ、ありがとう」頰染め

 

「「「「また、朴念仁と善意が重なって……はぁ、また増えたなぁ」」」」ため息

 

「………?」

 




…ちょいと開けた期間の割には少ないですけど…ていうか、何故書いてた小説の文が勝手に消失するのか…あんまりだろ。4000文字が全部消えたぞ…


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恋人とおまけ

……( ᐛ)チカレタ

ぜぇんかぁいまでのあらすじぃ!!

朝食をご馳走した

以上!


「「「「「「「ご馳走様でした」」」」」」」

 

なんやんかや朝食を食べ終えた俺たち

 

「それで、君たちはこの後どうするんだ?」

 

俺がそう聞くとベルとティオナはルシファーについていき図書館に行くそうだ、アイズは俺と行動したいらしい。これはあれですな……バレたから聞かれるな

 

♦︎♦︎♦︎

 

俺たちは浮島の一つの湖がある島に来た、ここはよく色んな生物がいるからな。基本的には水を飲みにくるやつだったり、湖の中にいる魚……魚?…みたいなものを食べにくるやつ、休息しているものだったり様々だ

 

「「…………」」

 

……うむ、どちらも無言。さて、どうしたものか、こちらから話しかけてもいいが………俺がそう悩んでいると、アイズから話しかけてきた

 

「ねぇ、シン」

 

「…なんだ?」

 

俺のことをジッと見つめるアイズ、まるで俺の心の中を覗こうとしているように見える

 

「シンは…何者?」

 

ビュオオォォォと、一つの風が俺たちを駆け抜けた

 

「……それは、どういう意味でだ?」

 

「シンは一体何者なのかなって、ここに来た時にいた羽の生えた、小さな女の子達から聞いたけど、ここは別の世界だって……なんで、シンはこんなところにホームを構えているの?」

 

……適当なこと言ったってすぐに気づくだろうな…しょうがない

 

「…これを聞くということは俺の秘密…人には到底理解できないことだが、それでもいいのか?」

 

俺が軽く睨むようにして言うと、一瞬体をビクッとしたけどいつもの無表情ではなく、真剣な顔になった

 

「……うん。私は聞きたい。それがいけないものかもしれない危険なものなのかもしれない。それでも私はシンの…シンのことを知りたい」

 

♦︎♦︎♦︎

 

《アイズside》

 

「……うん。私は聞きたい。それがいけないものかもしれない危険なものなのかもしれない。それでも私はシンの…シンのことを知りたい」

 

これは紛れもなく私の本心、もしかしたらこれを聞くとシンとの関係が終わって、二度と会えないかもしれない。それでも私はシンのことを知りたかった、私の心でシンのことを知りたいことと、二度とシンと会えないとかもしれないいうことの気持ちが争っていたけど、結局私は聞くことにした…もちろんシンと会えなくなるというのは嫌だ絶対にみんながシンと関わるなと言っても私はシンについて行くだろう。違うファミリア同士だけど、私にとってシンはもうなくてはならない存在になってる…この気持ちがなんなのか私にはわからない。ティオナ達に聞いたらティオナは面白そうにティオネは優しく笑ってレフィーヤは絶望したような顔になった後、怒気と殺気が混ざったように感情が高ぶっていた…ティオネが首をトンってしたら気絶したけど

だから私は知りたい。たとえ二度と会えなくなることになっても私は絶対に離れないシンが駄目と言っても離れない。シンはもう私にとってなくてはならない存在になっている。だから…

 

「…わかった、ならよく聞くといい…」

 

それからシンはポツリポツリと一つ一つ話していった、自分も神であるということ主神カオスとオーディン、アメノミナカヌシの子であるということ、一度死んだこと、この世界に来た経緯のこと、レティシア達のこと

 

どれもこれもが私にとって何一つ信じられないような事で困惑したけど、それ以上にシンが私に包み隠さず話してくれたことが嬉しくて、私はシンに近寄ってシンの肩に頭を置いた…まるでティオネが言ってた恋人みたいだと思ったら胸も顔も熱くなって…これが、“好き”って感情なのかな?そう思ったら胸が熱くじゃなくて、ポカポカするような気持ちいいものに変わった…顔が熱いのは変わらないけど、それて私は気になっている事を聞かなくてはならない。私はシンの肩に置いていた頭を起こして、シンの顔を見ながら

 

「シンはこの事を話したら…私の前からいなくなっちゃうの?」

 

そう、私はこの事がずっと気になっていた、シンの口からこの事を話したらシンはいなくなるんじゃないかって

シンは私の顔をジッと見ながら

 

「……もしかしたらそうなるかもな」

 

そうシンが言った時私の何かが切れて、私はシンに抱きついた

 

「……嫌だ」

 

最初は小さく

 

「…嫌だ」

 

だんだん大きくなって

 

「嫌だ」

 

感情が抑えられなくなって

 

「嫌だ!」

 

シンが私を驚いた顔で見てるけど、そんなことより私は!

 

「嫌だ!シンと離れなくない!まだ会ってそこまで時間は経ってないけど、私はシンがいないと嫌!シンとまた並んで歩きたい!一緒に戦いたい!シンと話したい!今みたいに何気なく時間が過ぎ去るのを一緒に座って流れていくのを感じたい!だから……だからぁ…私を置いてかないで……私をもう…1人にしないでぇ…」

 

気づいたら私は目から涙を流していた、止めどなく流れて地面に落ちて土を濡らしていく、もう何も見えないくらい霞んで、いくら目を拭いでもどんどん出てくる。泣いたとのなんていつぶりだろうと思うことをせず、私はシンに置いてかれる事で頭がいっぱいで、そう思っていると私を包み込むように何かが私を抱きしめた

 

「ごめん。俺の不注意だ、アイズをそこまで追い詰めてたなんて…本当にごめん」

 

私は今も尚流れてくる涙を拭わずにシンの胸に顔を埋めた、シンの服が私の涙で濡れるけど、今はそんなことよりこの温かい気持ちをシンの体を感じてたい…そうか、これが…“好き”ってことなんだ。この温かい感情が好きってことなのか、なら私はその感情の通りに突き進むだけ、今までもそうだったように今回は剣ではなく私の口でこの気持ちを

 

「…シン」

 

「なんだ……」

 

「私は…貴方のことが、シンの事が好き。ファミリアの人たちへの好きではなく、1人の女の子として…私は…アイズ・ヴァレンシュタインはシンの事が大好きです」

 

そう言って私はシンの口に軽く口づけをした

 

「!!?……俺を好きなのは何人もいる。そんな俺でも好きになってくれるのか?」

 

「うん、それでも私はシンの事が好き」

 

私がそう言うとシンは少し頰を染めながらこっちを見た…おそらく私はそれ以上に赤いだろうけど

 

「わかった、それなら俺も只のシン、1人の男として言う……アイズ」

 

「……」

 

私たちはお互いの顔を見ながら…

 

「俺も君のことが好きだ、会って間もないけど、君の心に君の強くあろうとする姿に君の容姿が好きだ」

 

「…うん。……うん」

 

私はまた涙を流しながらシンに顔を近づけた、それと同時にシンも近づけて来た…そして…

 

《アイズside out》

 

♦︎♦︎♦︎

 

…うん、まぁ、これで俺とアイズは恋人同士になったわけですが、正直すっごい恥ずかしい。それ以上に嬉しいんだけどな。こんな可愛い子と恋人になれたんだから……まぁ、絶対後でレティシア達から色々言われるんだろうなぁ。ま、しょうがない今は俺の膝で寝てる恋人が起きるまでのんびり空を眺めるとしますか……周りの幻獣達からの暖かい目が凄い、羞恥で死ねるとは正にこの事だな。でもまぁ、俺たちのやり取りの間、静かにしててくれてありがとうな。俺がそう言うと、『いえいえ、シン様の為ですから』と、目で語ってきた…ふぅ、顔が熱いなぁ…でも、心地いい温かさだ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

《おまけ》

 

ここはシンとカオス達が過ごした場所、現世と幻の狭間にある小さな世界『星の大海』←シン命名…でカオス達はいる。そこは辺り一面海でその上に立つようにして会話を行なっていた、因みにシンの修行場所でもある

 

「うぉおぉおおおおぉぉぉぉおぉぉお!!!!!!!!」

 

「煩いカオス」

 

「これが落ち着いていられるか!!やっとシンに彼女が出来たんだぞ!これで孫の顔を拝める日が近づいて来た…」

 

「さて、カオスは置いといて、本当にシンに恋人ができて良かったねぇ」

 

「あぁ、これで安心できる」

 

「そう言えばオーディン、あの吸血鬼だけどうまくいってる?」

 

「あぁ、おそらくシンに見つかるのも今日か明日くらいだろうな」

 

「それは良かった」

 

「よし、またシンの周りに女の子を追加しよう」

 

「「………は?」」

 

「いや、だからな。女の子を追加しよう」

 

「いや、それは聞こえたよ。だけどなんでいきなり?」

 

「そういう気分なんだ」

 

「カオスの気分で別の世界に行かされるとは…その女子を難儀やのぉ」

 

「そう言うなって、それじゃいつも通り決めていくか、種族は何にする?」

 

「「…ん〜……人間で」」

 

「おけ」

 

そう言うと薄いパネルのようなものがカオスの前に出てきた

 

「それじゃ、スイッチオン!」

 

そう言って、カオスがパネルの横にあったボタンを押すと物凄いスピードでパネルの欄に写っていた名前をランダムで回り出した

 

「…………ここだ!」

 

ボタンを押すとある一つの名前に止まった、3神でパネルを覗き込むと

 

「……やばくね?」

 

「「やばい」」

 

「まさか、生理的に無理なヒロインベスト3に入る女の子とはな……てか人間の部類でいいのか?」

 

「…まぁ、インターフェースと言っても限りなく人間に近いからいいんじゃないかな?」

 

「下手したら読者さんから叩かれるかもしれんなこの女子を出したら」

 

「「メタイからやめろ(て)、オーディン」

 

「そういうことならさっきカオスもメタイこと言ったではないか、何とかなヒロインと」

 

「………」

 

「でも、どうする?」

 

「何がじゃ?」

 

「いや、あの世界にしかなかったウイルス、シンが今いる世界にないじゃん。しかもあの心を具現化する力のヴォイドゲノムもないしさぁ」

 

「……色々弄って儂たちがあの世界に適応するようにするしかないのぉ」

 

「ウイルスは魔力に、ゲノムは……シンにこそっとつける?」

 

「そうするか…てか、魔力を抑えるって…魔法使いからしたら天敵だな。魔法を使おうとしたら抑えられて本来の魔法にならないんだからな」

 

「ま、いいんじゃない?それで、この子の世界にいた主人公とこの子に名前をつけた人とこの子の中に宿る女の子の事をどうするかなんだけど」

 

「まぁ…消すしかないな。それか名前を与えられる前というか、別の目的で作られたようにするか…この際ホムンクルスにでもするか?」

 

「それが一番楽な気がする」

 

「「「…………………」」」

 

静かに波音を立てて、数秒後

 

「「「ホムンクルスにするか」」」

 

その後、色々カオス達がやっている最中シンは

 

「へっくしゅん………だれか俺の事で話でもしてんのか?」

 




……なんか書いてる最中に気づいたが…アイズがメインヒロインになってた…なんでだ(;´・ω・)

それと、感がいい人はわかるよねぇ新しいヒロイン……まぁ滅茶苦茶ヒント出したしな。そのヒロインが出てもあんま叩かないでください。見ていて、報われないヒロイン可愛そうと思ったらよし出そうってことになってた、わかっていると思いますけど、集も涯も真名もでません。その子の力もダンまちの世界風にアレンジというか改造します


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先祖返りと歌姫

……遅れて大変申し訳ありませんでした、それと言いにくい事ですが更に更新ペースが遅くなるかも。試験と航海と書類などがたくさんありまして、なんとか頑張っていきたいと思います


アイズが寝ているといつのまにか昼時になっておりアイズを起こして食堂に行くと、みんながニヤニヤしてたり嫉妬してたり不機嫌になっていたりなど様々だった

 

「さて、シンとアイズのお付き合いに関して乾杯!!」

 

「「「乾杯!!」」」

 

「おいこらまてこら」

 

「なんだ?」

 

「何故知ってる?」

 

「見てた」

 

「どこから」

 

「屋上から」

 

「…………」

 

しまったぁぁぁ!!!そういえばあの場所、屋上から見えるじゃねぇか!ぁぁぁぁあああぁぁ!!!!はーーーーずーーーーーかーーーーしーーーーいーーーー!!!!

 

「……」顔真っ赤で俯く

 

「…えーと、すまん。アイズ、あの場所屋上から見えるってことすっかり忘れてた」

 

「…大丈夫、気にしてない。ただ…凄く恥ずかしい」///

 

「おやおやぁ?お二人さん顔が赤いですねぇ?…もしかしてぇ?人には言えないことをしちゃったのかなぁ?」

 

「「「かなぁ?」」」

 

うぜぇ、物凄くカオスがうぜぇ、そしてそれにのるガブリエルとフランとアルクは後で拳骨だ

 

「「「!?」」」

 

クイ…クイ…

 

「ん?」

 

袖を引っ張られたので見てみると白が顔をうつむかせながら袖を握っていた

 

「どうした?白」

 

「……ねぇ」

 

「ん?」

 

「私もいいよね?それにシンにぃの初めては私が奪ったし」

 

「「「「「「「「「ブフォ!!?」」」」」」」」」

 

「……シン?」ゴゴゴゴ

 

「待て!落ち着けアイズ!これはだな…その。罠だ!こいつは罠だ!カオスが俺を陥れるための張った罠だ!」

 

「……説明して」

 

「白、酒飲む、酔う、キス…おおおおおーけー?」ガクブル

 

「違う。酔ってない。白は白の意思でやった」

 

「わかった、わかったから。落ち着け白、そして白を睨むなアイズ」

 

「「むぅ〜」」

 

「やだ!これが修羅場というやつね!」

 

「「「「カオスは黙れ(ってて)」」」」

 

「(´・ω・`)」

 

「……私たちはふつうに食事をしようか」

 

「「「「「そうね」」」」」

 

 

♦︎♦︎♦︎

 

 

夜になったので、3人を見送ったシンは突如湖の方面から気配を感じた

 

「…これは…吸血鬼?」

 

気になったシンは湖の所に行くと

 

「……一体、何処から」

 

そして、また一瞬気配が出た

 

「…滝の裏か」

 

滝の裏に行くとそこには地下へと続く階段があった

 

「………行くか」

 

…コツ…コツ…コツ…コツ

 

長く続く階段を降りるとそこには扉があった

 

「……よし、行くぞ」

 

ギギギギ

 

扉を開けるとそこには

 

「ッ……」

 

四角い黒いキューブに下半身を埋めた金髪の美少女がいた

 

「……………(あ、お取り込み中か)…失礼しました」

 

「まっ、まってゴホゴホ…私をここからだしゴホ…て」

 

「…(いや、無理だろこんなあからさまに封印されてますよ感が出てんのにつまりこの子は危険な可能性があるわけで)」

 

「私!騙されてゴホ…ここに閉じ込められて!」

 

「………」

 

「それに黒い渦にゴホッゴホッ飲み込まれて!気づいたらここに」

 

あんのクソ野郎ども〜!!

 

俺の頭の中には2人の男が満面の笑顔でピースしてる顔が思い浮かんだ

 

「…わかった、助けよう」

 

「!…ほんとう?」

 

「男に二言はない…体に触れるけどいいか?」

 

「…うん」

 

「…転移」

 

シンが魔法を唱えると少女のみがキューブから出されシンの胸の中にいた

 

「とと、大分筋力が衰えてるな。大丈夫か?」

 

「…え?え?…今のは?」

 

「転移の魔法使っただけだ…あ、そういや服着てなかったな」

 

「ッ……エッチ」//

 

「どうしろと?ま、これ着とけ」

 

シンは自身が着ていたコートを少女に着せた

 

「うん……大きい」

 

「そりゃ俺のサイズに合わせてるからな。さていつまでもこんな所にいるのも悪いだろうし地上まで出るぞ…って筋力が衰えてるから歩けないな。なら転移で行くか」

 

「わかった」

 

「“転移”」

 

 

 

シンが転移した場所は湖のすぐ近くだった

 

「……綺麗」

 

少女は夜の湖の幻想的な光景に目を奪われていた

 

「さて、外の景色も見れたし城までいこうk…」

 

〜〜♪〜〜〜〜♪

 

突如、歌声が響いてきた

 

「……歌?」

 

「お前にも聞こえるか、こっちだな」

 

シンは歌声が聞こえるところまで少女をおぶって向かった

 

 

 

 

 

 

そこには妖精たちが歌を聴いて和んでいた、そして星の光で照らされた所には1人の白い服を着た少女がいた

 

*白い服と聞いてわからない人はいのりの着ていた戦闘服と考えてくださって結構です

 

〜〜〜〜〜〜♪……

 

歌が終わりシンが

 

「君は……」

 

「ッ!……」

 

少女が振り向くと桃色の髪に赤い瞳をこちらに向けてきた

 

「あぁ、驚かせてすまない。別に君を襲おうってわけじゃない。ただこの時間帯に君が何故ここにいるのか気になってね」

 

「……わからない」

 

「わからない?どういうことだ?」

 

「気づいたらここにいて、それ以前の記憶がなくて、でも知識はあって……気づいたら歌っていた」

 

「そうか、名前も…忘れたのか?」

 

「…」コク

 

「なら君とか、だと失礼だからな俺が思い浮かんだ名前でいいか?嫌なら別にいいんだが」

 

「……わかった、貴方が決めて」

 

「そうか、なら君は“いのり”だ」

 

「いのり?」

 

「あぁ、君の歌はまるで祈りのように見えた、それで人を癒したり鼓舞したり様々な。だからいのりだ」

 

「いのり…いのり…うん。私はいのり」

 

「そうか、それは良かった」

 

「ねぇ、私も名前欲しい」

 

「ん?なんでだ?お前には名前があるだろう?」

 

「あるけど、もういいその名前は捨てたからだから貴方が付けて」

 

「お、おう……うーーーん…………あ、月、いや何か足りんな。ムーン……あ、ユエ」

 

「ユエ?」

 

「あぁ、別名で月って意味でもあるんだ」

 

「ユエ、ユエ。うん気に入った」

 

「それは良かった、あ、そういえば俺が名乗ってなかったな。俺はシンだ、よろしくな。ユエ、いのり」

 

「「うん、よろしく」」

 

星の光が3人を照らした

 

 




……なんか、すんげぇ短い!次回までに色々な案を考えておかなくては!


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