カービィマニアとキツネ少女二人組の平凡な日常 (星の勇士カービィ)
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第1話『はじまり』

 なんとなく、けものフレンズの転生書こうかなと思ったら、すでにキツネ二人組の小説書いている人がいた。


 パクりだと思われたら困るので、設定はなるべく自分なりに考えました。ただ、サイトが全く見れない部分、獣耳尻尾問題、戸籍問題の部分はその小説を元にさせてもらいます。


 僕は星野勇斗。高校二年生だ。そして、キツネ押しのライトなケモナーであり、重度のカービィマニアさ。それ以外は平凡な高校生で一人暮らしだけど平凡な日常を送っている。

・・・・・・・・・・・・・・いや、送って『いた。』『あの日』までは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月の某日金曜日の夜。両親が長期の海外出張に出て一人暮らしを始めて一週間が経過した頃。僕はいつも通り『カービィ-バトルデラックス!』でオンライン対戦を終え、寝ようとしていた。

 

勇斗「ふぅ。流石にランクが高くなると維持するだけでも大変だな。お、もう10時か。明日は休みだから、早く寝ておもいっきりカービィ三昧しますか」

 

僕は、寝床に就いてそのまま、夢の世界へ旅立った。

 

 

 

 その夜変わった夢を見た。二匹の色違いのキツネが罠にかかっているのを助けて、家で手当てをし、元気になって嬉しそうに山へ帰って行く夢を。夢から覚めるともう朝だった。

 

 

 

勇斗「・・・う、ん・・・・夢、か?・・にしても変わった夢だったなぁ」

 

 まだ意識が完全に覚醒してないまま、顔を洗おうとベットから降りると、

 

「スゥ....スゥ....」

 

「ムニャムニャ...やーだー、...もう一回遊んでから..」

 

「アワワワワワ」

 

可愛い寝息と寝言、そして電子音のような声が聞こえてきた。

 

勇斗「・・・?なんだ?空耳かな?だとしたら、聞き覚えがあるなぁ」

 

なんとなく、音がした方向を向くと、

 

勇斗「っ!?」

 

一瞬で意識が覚醒した。何故なら押しのフレンズであるギンギツネとキタキツネが僕の部屋で寝ていたからだ。

・・・おまけにラッキービーストもいる。

 

勇斗「な、ななななんで僕の部屋で寝ているんだ!?落ち着こう!僕!よく考えるんだ。・・・・」

 

 一生懸命カービィ脳をフル回転させた結果、

 

勇斗「そうだ。これは幻覚だ。きっと、カービィのゲームをやり過ぎて頭がおかしくなってるんだ」

 

・・・・現実逃避である。

 

勇斗「こういう時は、あれを聴こう。そうすればいずれ、幻覚も消える」

 

 僕はスマホを取りだし、イヤホンを当て、ある曲を流し始めた。その曲は、

 

 

『おぉ、偉大なハ~ルトマン~♪

 おぉ、偉大なハ~ルトマン~♪

 永久に~、果てなく~栄えよ♪』

 

 

 カービィマニアならご存じ、『銀河に名立たるハルトマン』である。とりあえず、布団を被り、聴きながら現実を逃避しようとした。しかし、

 

ギンギツネ「・・・・え!?なに!?ここ、何処!?」

 

ラッキービースト(以下ラッキー)「アワワワワワワワワ」

 

勇斗(おかしい。今、『銀河に名立たるハルトマン』を聴いてるはずなのに。幻聴が聞こえてきたよ)

 

ギンギツネ「どうして?確か、私たちは自分達の寝床にいたはずなのに。なんなの、ここ?ねぇ、貴方。ここ、何処なのか分かる?」

 

勇斗(僕じゃ無いよね?幻聴が僕に問いかけるはずないよね!?きっと、気のせいだよね!?)

 

ギンギツネ「ねぇ!貴方!起きているんでしょ!」

 

 そう、聞こえた途端、布団がひっぺはがされた。その時核心した。これは現実だと。

 

勇斗「・・・・ハイ。起きてます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギンギツネ「....へぇ。此処は貴方の寝床なのね」

 

勇斗「はい。まぁざっくり言えばそうです。後、色々と聞きたいことがあるので、とりあえずそちらの方を起こしてくれませんか?」

 

ギンギツネ「分かったわ。ほら!キタキツネ!起きなさい!」

 

キタキツネ「....床が暖かい。もう少しだけ.....」

 

ギンギツネ「そんなこと言ってないで!今、私たち大変なことになってるのよ!」

 

勇斗「あの、もしよかったら、僕が起こしましょうか?」

 

ギンギツネ「え?起こせるの?」

 

勇斗「え、えぇ。まぁ。・・コホン。キタキツネ!ゲームあるよ!」

 

キタキツネ「ふぇっ!?ゲーム!?何処!?」

 

 ぐずぐずしていたキタキツネは『ゲーム』という単語を聞くと、パッと目が覚めた。

 

ギンギツネ「貴方、何でキタキツネがゲームが好きなことを知ってるの?もしかして、博士が前に言ってた『えすぱー』ってやつ!?」

 

勇斗「ヴェッ!?(;0w0)違いますよ!ただ、何となくゲームが好きそうだなと思っただけです!」

 

何故か『えすぱー』のやり取りが10分位続いた。

 

 

 

 

 

 

勇斗「さて。とりあえず、簡単な自己紹介と此処について話しますね。僕の部屋で名前は『星野勇斗』。『ユウト』とでも呼んでください」

 

ギンギツネ「分かったわ。ユウト。それで、ここはどこなの?」

 

勇斗「ここは、『にほん』です。セルリアンやフレンズはおらず、ヒトたちが暮らす『くに』です」

 

ギンギツネ「『にほん』って、博士が言ってたところね」

 

キタキツネ「うん。ヒトが暮らす『くに』と『にほん』は知ってるよ」

 

ギンギツネ「それで、ここは『にほん』のどこなの?」

 

勇斗「ここは『とうきょう』ってところで、にほんの大事な場所、って感じですね。あ、そっから『とうきょう』の景色が見れますよ」

 

 そう言うと二人(二匹?)は、窓に向かい、ベランダから東京の大パノラマを目の当たりにした。僕には当たり前の光景になったが、両親が買ってくれた高層マンションの上層部の一室から見れる景色はちょっとした自慢さ。

 今日は快晴だから、富士山が見える。

 

ギンギツネ「広いわね!『とうきょう』って!ジャパリパークとは大違いだわ!」

 

キタキツネ「ねぇ、ユウトー。あの長いのは何?」

 

勇斗「あれは、『ビル』だね。あの中にはおうちだったり、働く場所だったり、色んな施設が入っているんだ。東京には『ビル』が至るところにあるんだよ」

 

キタキツネ「あれが一杯あるの?どうやって作ったんだろー」

 

勇斗「まぁ、ともかく。僕も気になる事があるんだ。君たちはどうやって、此処に来たの?」

 

 そう聞くと、ギンギツネは首を横に振った。

 

ギンギツネ「分からないわ。昨日までは旅館にいたはずなのに」

 

キタキツネ「うん。寝る前までは確かに旅館だった」

 

勇斗「そうか・・・本人たちも分からないのか」

 

ギンギツネ「ところで、少し話戻すけどいい?」

 

勇斗「いいけど何?」

 

ギンギツネ「貴方、『えすぱー』じゃないんでしょ?だったら、何でキタキツネがゲーム好きだってこと分かってたの?雰囲気で分かる問題じゃないわ。私たちの事を元々知ってたような感じだし」

 

勇斗「え?いや、ちょっと、説明しがたいなぁ・・・なんて説明すればいいのか分からないし」

 

 ギンギツネの質問に困惑していると、

 

\ハァイ!/(カービィボイス)

 

勇斗「ん?LINE?あ、ハルか。何用かな?」

 

 僕はスマホを取りだし、ロックを解除した。因みにハルとは僕の小学校からの腐れ縁の友だちの1人である。スマホを操作していると、ギンギツネとキタキツネが興味津々な目で見てきた。

 

ギンギツネ「ねぇ。それは何なの?」

 

勇斗「それって、スマホのことか?」

 

ギンギツネ「すまほ.....?何なのそれ」

 

勇斗「これがあれば、スマホを持っている人通しで遠くでも連絡ができる、まさにヒトの叡知の結晶さ」

 

ギンギツネ「凄いわね!ヒトってそんなものを作れるのね!」

 

勇斗「後、ゲームもできるよ」

 

キタキツネ「ゲーム!凄い、凄い!」

 

勇斗「おっと。話がずれてしまった。え~と、何々?」

 

LINEを開き、メッセージを確認した。

 

 

<ユウ!ネットが大変なことに

なってるぞ!         08:21

 

 

勇斗「大変なこと?何だろ?」

 

 

          既読 8:26 大変って何が?>

 

 

<知らないのか!?「けものフ

レンズ」関連のサイトと記事

が全て見れなくなってるん

だ!関連動画も見れないし!

Yahoo!ニュースのトップにも

なってるぞ!        08:28

 

勇斗「けもフレ関連のサイトが全部見れない?どういうことだ?」

 

 確認のため、部屋に戻りニコ動やようつべ、関連のサイトを全て洗い出してみた。が、全て原因不明のエラーで見れなかった。Yahoo!を開くとニュース欄の一番上に、

 

『「けものフレンズ」関連のサイト、動画、全て謎のエラーにより閲覧不可能』と、書いてあった。

 

勇斗「mjか・・・本当じゃないか」

 

ギンギツネ「ねぇ、「けものフレンズ」って何なの?フレンズって私たちのことでしょ?何で色んなヒトが知ってるの?」

 

勇斗「・・・・あ、あぁ。これ?この際、ちょうどいいや。実はね・・・・・」

 

 僕は、二人に「けものフレンズ」について話した。ゲームだった時の事とアニメになった時の事を。

 

勇斗「・・・・・・・・ってことなんだ。簡単に言うと今の二人は『けものフレンズ』っていうゲームやアニメの中のキャラクターってことになってるんだ。」

 

ギンギツネ「なるほど。何となくだけど、理解したわ」

 

キタキツネ「ボクたちが、ゲームのキャラ?」

 

勇斗「まぁ、そういう事になるね。でも、不思議だ。僕たちヒトからしたら、ゲームやアニメのキャラは絶対に会えないはずなのに。今、こうして目の前にいる。不思議だと思わないかい?」

 

ギンギツネ「確かにそうね。私たちはジャパリパークの外までは知らないけど、ヒトは絶滅したことになってるわ。でも目の前にヒトがいる。不思議ね」

 

勇斗「・・・・・ま、こんな難しい話、性に合わないや。話を変えよう。君たちはこれからどうするつもりなの?」

 

ギンギツネ「どうするって?」

 

勇斗「僕、君たちを帰す方法なんて分かんないし」

 

ギンギツネ「えっ!?そうなの!?てっきりすぐ、帰れるものだと思ってたわ...」

 

勇斗「暮らすにしても、ヒトの社会っていうのは、色々と大きな決まり事があるんだ。例えば、勝手に他人の物を盗ったらすぐ檻の中だったりとか」

 

ギンギツネ「お、檻の中!?ヒトって意外と恐ろしいことするのね....」

 

勇斗「後、『戸籍』っていうのが必要なんだ。これがないと生活できないんだ。それとその耳と尻尾もなんとかしないと」

 

ギンギツネ「う~ん、こせきってのは分からないけど、耳と尻尾はなんとかなるわ」

 

キタキツネ「うん。ボクも」

 

 そう言うと、二人はくるんと一回転した。すると、二人の耳と尻尾は無くなっていた。

 

勇斗「;0w0<ヴェッ!?どーゆー仕組み!?」

 

ギンギツネ「ふふん!これはオイナリサマに教えてもらった術よ!凄いでしょ!」

 

勇斗「お、おぉ。でも、戸籍は無理があるでしょ・・役所に聞いても変な感じになりそうだし・・・」

 

 すると、いままで放置していたラッキービーストが、

 

ラッキー「ピピピピ....登録中、登録中」

 

勇斗「え?登録中って、まさか・・・・」

 

 そのまさかだった。いつの間にかラッキービーストが二人の戸籍を登録してたのだ。

 

ラッキー「登録、完了。コレデ、二人モ普通ニ生活デキルヨ」

 

勇斗「まじか!?有能過ぎるよ!このラッキービースト!」

 

ギンギツネ「こせきも手に入れたし、後は住む場所ね。そこで、ユウトにお願いがあるんだけど」

 

勇斗「え?お願い?・・・まさか、『ここに住ませて』ってってお願いじゃないよね?」

 

ギンギツネ「そのまさかよ。私たち二人をここに住ませてくれないかしら?」

 

キタキツネ「お願い」

 

勇斗「ちょっと!何で!?何でこんな会ったばかりのヒトの家に住むの!?」

 

ギンギツネ「いいじゃない。ユウトっていいヒトそうだし」

 

キタキツネ「うん。ボク、ここ気に入った。ここでしばらくだらだらしてたい」

 

勇斗「勝手に決めないで!ねぇ、ラッキービースト!何とかしてよ!」

 

ラッキー「ピピピピ、二人ノ住所ヲ、コノ部屋ニ登録シタヨ」

 

 時すでに遅し。すでに住所を登録した後だった。しかし、僕も別に嫌な訳ではない。ただ、押しのフレンズ二人との突然の同居に心の準備が出来てないのだ。でも、ここまで来て、もう後戻りは出来ない。よし。僕だって男だ。ここは腹をくくろう。

 

勇斗「分かった。一緒に住んでいいよ。でも!しっかり家事とかはやってもらうからね!」

 

ギンギツネ「わぁ!ありがとう!私、頑張るわ!」

 

キタキツネ「良かった。これでだらだらできる~」

 

勇斗「こら!キタキツネ!ちゃんと仕事しないと、追い出すからね!」

 

キタキツネ「え~!やーだー!」

 

勇斗「嫌だったら、ちゃんと働く!」

 

キタキツネ「むー、分かった」

 

勇斗「ふぅ、やれやれ。これから大変なことになりそうだなぁ」

 

ギンギツネ「 ? なんか言った?」

 

勇斗「いや、何でもない。さて、まずは洗濯の仕方についで教えてあげるよ。こっちについてきて」

 

ギンギツネ「分かったわ。ほら!キタキツネ!行くわよ!」

 

キタキツネ「もうちょっと、だらだらさせて~」

 

 

 

こうして、僕とキツネ少女二人の不思議な同居生活が始まったんだ。




ちょっと長くなってしまいました。因みにここで二人の人の名前を書かせていただきます。

・ギンギツネ→尾稲荷 銀華 (おいなり ぎんか)

・キタキツネ→尾稲荷 北狐 (おいなり きたこ)

と、させていただきます。姉妹設定です。次回をお楽しみに!


10/1 時系列を変更させて頂きました。


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第2話『りょうりとそいね』

勇斗「今回からあらすじを紹介してくよ!僕はライトなケモナーで、【重度のカービィマニア】!以外は平凡な高校二年生、『星野勇斗』は、ある日突然目の前に現れた押しのフレンズ、『ギンギツネ』と『キタキツネ』と同居することになった!しかも、ほぼ強引にね!強引!」

ギンギツネ「いいじゃない、ユウト。押しってことは私たちの事が好きなんでしょ?」

勇斗「うぉっ!?どっから入って来た!?と言うか、押しだからって、恋してるとか大好きとかそう言う事じゃないから!あくまで、二人を押しているってことだから!」

キタキツネ「ユウトって、私たちのこと、嫌いなんだ」

勇斗「え!?いや、その、嫌いなわけじゃないっていうか・・・・・ああ!どうなる?第2話!///」

キタキツネ「誤魔化した~」


勇斗「・・・・・」

 

銀華「どう?私たち二人で作った、はじめての料理は?美味しそうでしょ?」

 

北狐「料理って大変だね」

 

 ・・・・・・二人と出会ったその日の夜、僕は今、人生最大のピンチに陥っているんだ。この二人が料理と言う『暗黒物質』(ダークマター)を目の前にして。そもそも、僕が思うにダークマターっていうのは単眼で剣士から花みたいになるやつと、星のカービィ3でのトラウマラスボス苺大福野郎とかそういうのを指すと思うんだけど。あ、後、雑魚黒ヒトデとか前座がラスボスって言われる、不遇なわさび尻尾とか。それはともかく、これを料理と言い張れる自信はどこからやって来るのだろうか?まずい。非常にまずい。

 

銀華「ん?どうしたの?ユウト」

 

勇斗「え?あ、いや、ちょっと、あまりに美味しそうだから食べるのがもったいないなぁ。と思って」

 

銀華「本当!?嬉しいわ!良かった!作ったかいがあったわ!」

 

北狐「じゃあ、食べて」

 

勇斗「っ!?」

 

 やった。自分で首を絞めてしまった。・・・・言い忘れていたが、銀華(ぎんか)と北狐(きたこ)というのは僕がつけたギンギツネとキタキツネの名前。動物での名称で言うのもあれだから、尾稲荷(おいなり)という名字と一緒に考えたんだ。・・・・・現実逃避終了。こうなったら覚悟を決めよう。一気に食えば問題ないだろう。

 

勇斗「じ、じゃあ、いただきます!」

 

 覚悟を決めた僕は、『暗黒物質』を全て頬張り、飲み込んだ。

 

銀華「どう?」

 

北狐「美味しい?」

 

勇斗「・・・うん、美味し・・・・い・・・」

 

フラッフラッ

 

銀華「えっ!?ユウト!?しっかりして!」

 

北狐「大丈夫?」

 

勇斗「う・・・ん。・・・大・・丈夫・・・」

 

バタッ(倒れて気を失う)

 

銀華「ユウト!ユウトー!死んじゃいやー!」

 

北狐「ギンギツネ、じゃなくて、銀華。気絶しただけだよ。大丈夫」

 

銀華「本当!?キタキツネ、じゃなくて、北狐!なら良かったわ。でも、何で気絶しちゃったのかしら?」

 

北狐「・・・・きっと、料理のせいかも」

 

銀華「え?料理って・・・?」

 

北狐「さっき、味見したんだ。そしたら、とても食べれるような味じゃなかった。・・・ウェ、まだ口のなかが苦いよー」

 

銀華「そんなに美味しくなかったの!?」

 

 驚いた銀華は皿に残った料理(ダークマター)を一口食べてみた。そしたら、苦過ぎてとても食べれるようなものじゃなかった。

 

銀華「にーがーいー!水ー!水ー!」

 

北狐「はい」

 

銀華「ありがとう!・・・・・ふぅ、自分でもこんな不味いもの作ったなんて、思いもしなかったわ。でも、何でユウトはこんな不味いものを美味しいって言ったのかしら?」

 

北狐「多分、気を使ったんだと思う」

 

銀華「え?どういうこと?」

 

 北狐の言葉に銀華は聞き返す。北狐は話を続けた。

 

北狐「前、『ときめきクライシス』って『れんあいげぇむ』やってたら、似た場面があったんだ。主人公の男の子が彼女の手料理を美味しくないのに、美味しいって気を使ってたんだ」

 

銀華「それじゃあ、ユウトは私たちに気を使ったってことなの?」

 

北狐「多分。あと補足だけど、『ときめきクライシス』だとその後主人公が気分が悪くなって彼女が介抱するために『そいね』ってのしてた。そしたら、元気になってた」

 

銀華「成る程!ユウトが元気になるためにはその『そいね』ってのが効果的なのね!ありがとう、キt、北狐(きたこ)!早速、やり方を教えて!」

 

北狐「やり方ってー、一緒に寝るだけだよ、ギンギツネ。じゃなくて、銀華」

 

銀華「よし!じゃあ、ベットで寝るわよ!北狐!」

 

北狐「え~!やーだー!僕は、ここで寝るー!床が温かいしー!」

 

銀華「まったく!ユウトがさっき言わなかった?『床で寝たら風邪を引く』って!それに、北狐がいないとユウトが目覚めた時に心配するでしょ!」

 

北狐「うー、( ´-ω-)分かった~」

 

銀華「じゃあ、おやすみ。ラッキービースト」

 

ラッキー「僕ハココデ、充電シテルヨ。オヤスミナサイ二人トモ」

 

 なんだかんだで、勇斗をベットに連れて行き、サンドイッチ型で寝ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~そして早朝になった~

 

 

銀華(・・・何でユウトとキタキツネはこんなにぐっすり寝てるのよ~!こっちは、お腹の下が熱くて全然寝れないのに~!もう!ユウトがいい匂いだから、不思議と悶々としちゃう!)

 

 ・・・・・・・銀華は、発情的なものをしていた。

 

銀華(それにしてもユウトって、こんな可愛い寝顔をしてるんだ。目鼻立ちはある程度整ってるし、くちびるもやわらかそう・・・・って、何考えてるのよ!私!そんなこと考えてたら更にお腹の下が熱くなってきたじゃない!ああ!もう!)

 

 そんなこんなで、悶々としていると、あることに気付いた。

 

銀華(あら?膝になんか固い物が当たってるわ。なにかしら?)

 

 それは、すぐに気付いた。そう。勇斗の『鋼鉄化』した『ケシカスくん』である。

 

銀華(っ!///これって、前、図書館で見つけたやらしい本に描いてあったやつ!?うわー、こんなに大きくなるんだ・・・///・・握ってもいいかしら?いいわよね?)

 

 銀華は深く考えずに勇斗の『ケシカスくん』を握った。そして、服越しに匂いを嗅いだ。

 

銀華(うわぁ....不思議で濃い匂い...でも、嫌な感じじゃないわ。むしろ癖になるというか......///)

 

 『ケシカスくん』の匂いにトロンとしている銀華は更にあることを思い出した。『ケシカスくん』を『チビカスくん』に戻す方法を。

 

銀華(少しだけ、少しだけなら!確か、こうやって、ズボンを下ろして・・・)

 

 しかし、神とは意地悪だ。この行為を許してくれなかった。

 

勇斗「う・・・・ん・・・・・っ!?尾稲荷銀華ァ!?何してるの!?」

 

銀華「ふぇっ!?///ユ、ユウト!?起きてたの!?」

 

勇斗「え?あ、起きてたというか、なんか下半身に違和感を感じたから、目が覚めたら、銀華がなんかズボンとパンツを下ろそうとしてて・・・」

 

銀華「じ、じゃあ、私が何してたのかも全部知ってるの!?」

 

勇斗「え?銀華、なんかしたの?」

 

銀華「......///な、なんでもないわ!///なんもしてないわ!ユウトの匂いに発情なんてしてないわ!」

 

勇斗「え、発情したの?(゜ロ゜)」

 

銀華「っ!///」

 

勇斗「えー。僕なんかで発情ってするんだ・・・嬉しいような悲しいような・・・・」

 

銀華「か、悲しいって何よーー!!///」

 

\バチーン!!!/

 

勇斗「ペポッ!」

 

 早朝から、大きなビンタの音が響いた。

 

勇斗「痛い!何すんの!?うわ!紅葉ができた!」

 

銀華「何って!ユウトが起きるから、最後まで出来なかったのよ!腹いせよ!」

 

勇斗「なんちゅう理不尽!?別に今、最後まで交尾しなくてもいいでしょ!」

 

銀華「こ、交尾!?///しないわよ!そこまでは!」

 

勇斗「じゃあ、最後までって何処までなの!?」

 

銀華「う、それは....、分かった!最後までしてやるわ!交尾じゃなくて、s」

 

勇斗「それ以上言うなー!(天才外科医風)冗談だから!交尾なんて、今しないから!」

 

北狐「うー、うるさいな~。○○○なら向こうでしてよー!」

 

勇斗「はっきり言うなーーー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・朝から痴話喧嘩が絶えないのでした。

 

 

 

 

今回の覚えたこと『ユウトの匂いは発情する』




 微エロの、はず。


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第3話『おかいもの』

勇斗「前回のあらすじ!・・・・・・襲われた!!!以上!」

銀華「短くない!?」


勇斗「・・・・まったく。何で襲ったの?モグモグ」

 

銀華「襲ってないわよ!ムシャムシャ・・ただ、ユウトがいい匂いだったから、ちょっと先っぽだけならいいかなと思っただけよ・・///」

 

勇斗「それをヒトは、襲ったって言うの!そして頬を赤らめない!モグモグ」

 

北狐「ほは、ひんは、ゆうほ、うふはひほー」

 

勇斗「ナニヲイッデルンディス!?」

 

銀華「勇斗も何を言ってるの!?」

 

勇斗「オンドゥル語」

 

銀華「なにそれ!?」

 

勇斗「知らなくていいよ」

 

 僕と、ギンキタこと『銀華』と『北狐』は今、朝ごはんを食べている。勿論僕が作ったものだ。・・・それにしても、フレンズとは凄いな。食欲が凄まじい。少し作りすぎたかなと思ったのだけど、全然足りないようだ。ハァ。また買い出しに行かないと。

 買い出しで思い出した。二人の服とかを買わないと。明日バイトの給料日だからそれなりにいいものが買えるかな?でも、サイズが分からないな。かといって、一緒に連れて行くと色々困るからな。耳と尻尾は大丈夫だけど、ラッキービーストが作ってくれた戸籍貰えるのは、今日の午後だし。どうするべきか。・・・・留守番してもらうか。

 

勇斗「ねぇ。銀華、北狐」

 

銀華「何?」

 

北狐「ふぁーひー?」

 

勇斗「悪いけれど、お留守番頼んでくれない?あと、北狐は口いっぱいにご飯詰め込まないの。行儀悪い」

 

銀華「留守番?何で?」

 

勇斗「少し買い物に行ってくる」

 

銀華「買い物!?(☆∀☆=)バッ」

 

 突然、銀華が目を輝かせて振り向いた。

 

勇斗「え?え?ちょ、何?何で目が輝いているの?」

 

銀華「私、一度買い物に行ってみたかったの!」

 

勇斗「え?フレンズって買い物したがるの?北狐」

 

北狐「銀華は、一見真面目に見えるけど、本当は、ちゃんとした女の子なんだよ。旅館ではヒトが残した『ふぁっしょんざっし』を読んでたし」

 

銀華「ちょっと!キt・・・北狐(きたこ)!そんなこと恥ずかしいから言わないで!///」

 

勇斗「ふーん。カウチポテトな北狐が言うからには間違いないね」

 

北狐「かうちぽてとって何?」

 

勇斗「ソファとかでテレビやゲームをしながらお菓子ばっか食べてるあほだらのことを指すよ」

 

北狐「むー!( ・`д・´)僕、かうちぽてとじゃないもん!ちょっとだらだらしたいだけだもん!」

 

勇斗「じゃあニートだ」

 

北狐「ニートでもないもん!(`皿´#)」

 

怒ってる北狐を無視して勇斗は話を続けた。

 

勇斗「・・・・で、話を戻すと銀華。買い物に行きたいの?」

 

銀華「うん!(☆∀☆ )✨」

 

勇斗「・・・・北狐は?」

 

北狐「僕も欲しいげえむあるから、行きたい」

 

 さて、どうするべきか。断ったら、それはそれで怒るだろうし。最悪の場合、『某動物戦隊』の如く『野性解放』されてボコボコにされるかもしれない。かといって連れてったら人目にさらされて、Twitterパンクするかも。まぁ、僕がボコボコになるよりかは、ましか。

 

勇斗「仕方がないなぁ。連れて行ってあげるよ」

 

銀華・北狐「「本当!?やったー!」」

 

見事にハモったなぁ。さて、連れてったら行くからにはまずは・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~60分後。~

 

 

銀華「うわー、大きな建物ね」

 

北狐「としょかんよりも大きいね」

 

勇斗「そんなこと言わないでよ、恥ずかしいから。なんか田舎者感が出ちゃうし」

 

 僕たちはラッキービーストに留守番を頼み、自転車で(教えるのに30分程かかった)近くの某区に来ていた。サン○⚪イン60がある区と言えば誰でも分かるかな?

 

銀華「にしても、本当にこんな格好じゃなきゃ、駄目なの?」

 

勇斗「まぁ、君たちフレンズはまず、この世界に元々いないからね。見られたら大変なことになるのは間違いないから。一種の変装見たいなものさ」

 

 銀華と北狐が今、着ているのは色違いのスウェットとトレーナーの上に同じ紺色のフード付のパーカーを着ている。耳と尻尾は術で隠しているから大丈夫なはず。最悪の場合、『ギンギツネとキタキツネにそっくりな双子』で誤魔化すとしよう。

 

銀華「でも、少し胸がきついわね」

 

北狐「僕はおしりがムズムズするー」

 

勇斗「そんなこと言わないでよ・・・買ってあげるまでの辛抱だからさ」

 

 二人があーだこーだうるさい中、僕たちはサン○⚪イン○ティの中に入った。入るや否や、二人が、

 

銀華「うわー!ここがショッピングセンターね!凄いわ!本当にお店がいっぱいある!」

 

北狐「銀華こっち見て。この服ヒラヒラしてて、銀華の好きそうなやつだよ」

 

銀華「え!?どれ?わぁ!本当だ!可愛いわ!ユウト!これ欲しい!」

 

 ・・・・田舎者感丸出しで恥ずかしい。早く買って帰って、カービィのぬいぐるみをもふもふしたい。

 

勇斗「待って待って。服買うのは後。先に下着とか買わないと」

 

北狐「したぎって?」

 

勇斗「う~ん。説明難しいなぁ。簡単に言えば、パンツとかそーゆーの」

 

銀華「パンツねー。それだったら今穿いてるのしかないわ。」

 

勇斗「だったら、先にそれを買わないと。向こうに店あるし。あ、あんまり高いのは駄目だよ」

 

 僕たちは、下着の店に向かった。店の名前?知らぬ。

 

勇斗「じゃあ、僕はここで待ってるから」

 

銀華「え?一緒に見てくれないの?」

 

勇斗「だって、恥ずかしいでしょ?異性と一緒に下着見るの」

 

銀華「それは・・・・そうだけど・・でも、見たら上もあるみたいだし、上なんて着けたことないし」

 

勇斗「店員さんに聞けばいいでしょ」

 

銀華「そうだけど、でも、私はユウトと一緒に見たいな」

 

 そう言うと、銀華は、せがんできた。・・・・やめてください。上目遣い反則です。しかし、僕は負けない。そんな誘惑になんて、カービィマニアの名が廃る。銅帝なめるな。

 

銀華「・・・・・ダメ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~20分後。~

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・負けました。結局一緒に見て、二人分の下着×1週間分を買ってしまいました。幸いにも安くて可愛い物を買ってくr・・・何言ってるんだ僕は。安いのはともかく可愛いだなんて。一番可愛いのはカービィに決まってる。下着なんて足下にも及ばぬ。

 

銀華「ねぇ!次はあの服が欲しい!」

 

北狐「僕はあの服ー」

 

 やれやれ。まだまだ買い物は続きそうだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?これってご飯の買い出しだったよね?(今更)

 

~続く~




デデデ大王・エスカルゴン「「DDD予告!」」

デデデ大王「ドワハハハハ!和紙ZOY☆」

エスカルゴン「今回から、わたくし達が次回予告するでゲスよ!今回は、ジャガーについて予習するでゲス!雨の神様とも言われてるでゲスよ!」

デデデ大王「キャンディの神様ZOY?」

エスカルゴン「その飴じゃ、ないでゲスよ」

デデデ大王「じゃあ、エスカルゴン!雨ふりの歌を歌うZOY!」

エスカルゴン「なんちゅー無茶ぶり!え、えーあーm」

クロノス「あーめあーめふーれふーれ母さんがぁ~♪君たちふーたりは絶版だぁ~♪(イケボ)」

デデデ大王「誰ZOY!?」

キメワザ!クリティカルサクリファイス!

デデデ大王「なんかヤバイZOY!エスカルゴン!お前が受けるZOY!」

エスカルゴン「え?何でわたくしgアゲーーーーーーー♂」

\チュドーン/

クロノス「次回、『おこるとこわい』。見ないと絶版だ」


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第4話『おこるとこわい』

勇斗「前回のあらすじ。僕は、銀華と北狐の三人で某区に買い物に来たよ。最初に下着を買ったんだ。僕は最初見るつもりはなかったんだけど、銀華の上目遣いに負けて、二人の下着を見たんだ。推定だけど、銀華はEかFで北狐はDはあるみたい。何がだって?お察し下さい。まったく。本当はご飯の買い出しのはずだったのに」

銀華「ユウトー!あの服欲しい~!」

勇斗「ちょっと待って!さてどうなる第4話!」


銀華「ふんふふーん♪お洋服いっぱい買っちゃったわ♪ふふん♪」

 

北狐「げえむ、いっぱい♪」

 

勇斗「・・・・明日がバイトの給料日で良かった・・ギリギリだったよ。ご飯の材料とかもあって」

 

 ・・・・なんだかんだあって、無事にお買い物は終了した。銀華はその後も服を5着ほど買い、北狐には3DSのカセット3つとゲームキューブの『カービィのエアライド』を買わされた。いや、僕も、エアライド欲しかったんだけどね!

・・・高いんだよ!エアライドの現在の値段は!ハァ。後でちゃんと二人にお金の価値を教えないと。

 

まぁ、今は近くのカフェで少し休憩をしている。周りの視線はそれほど感じない。多分バレてないな。・・・・・にしてもカービィカフェまたやらないかなぁ。

 

銀華「それにしても、ここ落ち着くわね。アルパカがやってたところは遠いから分かんないけど、多分こんな感じなのかな」

 

北狐「この『ちーずけーき』、美味しい」

 

勇斗「もっと欲しいとか言わないでよ?ハァ。自転車で来て良かった・・・電車だったら確実に足りなくなるよ」

 

 そんなこんなで、ゆっくりしていると、

 

??「お、ユウじゃん。こんなところで会うなんて奇遇だな」

 

聞き覚えのある声が聞こえてきた。振り替えると、少しぽっちゃりした赤いニット帽を被った男がいた。

 

勇斗「あ、ハル。何?お前も買い物?」

 

彼の名前は王山春樹(おうやま はるき)。通称『ハル』。以前話した腐れ縁の親友である。ハルはデデデ大王とペンギンとお肉をこよなく愛し、高校でもデデデ大王を意識してか常に赤いニット帽を被っている。因みに僕にけものフレンズを教えてくれたのもハルである。推しはコウテイペンギンらしい。

 

春樹「まあな。それより、ユウの側に座っている二人は誰?可愛い子じゃん」

 

勇斗「え?あ、え~と、・・・親戚。親戚の双子の姉妹」

 

春樹「・・・ふ~ん」

 

 ハルは、意味ありげな感じだった。ひょっとして、気づいてるのかと内心ヒヤヒヤしてるとハルの後ろに誰かいるのに気づいた。

 

勇斗「ね、ねえ。ハルの後ろにいるのは誰?」

 

 帽子を目深にかぶって、顔はわからないけれど、体形からして恐らく、女性だと思う。まさか彼女?いや、ハルは、目の前の美少女よりも目の前の高級お肉を優先する奴だ。彼女は100%ない。うん。

 

春樹「あ、こいつ?う~ん、ここじゃちょっと話しづらいからさ、お前ん家行ってもいいか?」

 

勇斗「いいけど」

 

春樹「あと、なんか失礼な事考えてないか?」

 

勇斗「いや?別に」

 

何気なく心読まれてた(笑)。

 

 

 

 

 

 

~星野宅。~

 

 

 

 

 

 

春樹「相変わらず、カービィだらけだな」

 

勇斗「まあねぇ( ´_ゝ`)ゞ」

 

春樹「いや、褒めてねぇよ・・・・」

 

 他愛もない話をし、紅茶を飲みながら本題に入る。

 

勇斗「で、誰?ハルの隣の木下ベッカム的な女の子は」

 

春樹「木下ベッカム的!?どう考えたらそんな答えが出てくるんだよ!?」

 

勇斗「コロコロ的な考え」

 

春樹「なにそれ!?・・・おっと。話が逸れたな」

 

勇斗「いや、ハルが乗ったんでしょ・・」

 

春樹「んじゃ、自己紹介よろしく」

 

 少女は目深にかぶった帽子を取った。左目が前髪で隠れていてその前髪にはオレンジのメッシュが入っている。

 

???「始めまして。私はコウテイペンギンのフレンズ、コウテイだ」

 

勇斗「え?君もフレンズなの?」

 

すると今まで、静かにしていた銀華と北狐が声を挙げた。

 

北狐「あ、コウテイだ」

 

勇斗「え?知り合い?」

 

銀華「うん。貴方もこっちに来てたの?」

 

コウテイ「気づくのが遅いなぁ。因みに私達は、最初から気づいていたぞ?あと、今は春樹に『帝音(みかね)』という名前をつけて貰ったから帝音と呼んでくれ」

 

勇斗「mjでー?ん?私『達』ということは、ハルも気がついていたの?」

 

春樹「んー、まあな」

 

勇斗「じゃあ何であんな事言ったの?」

 

春樹「からかいたかったからwwwwww」

 

勇斗「(何かが切れる音)・・・・・束ねるは星の息吹、輝ける命の奔流。受けるがいい!!」

 

春樹「え!?ちょっ、待って!?どっから取り出したの!?宝剣ギャラクシア(模造品)!?ごめん!ごめんってば!だから、『約束された勝利の剣(物理)』はやめてくれ!やめてk」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勇斗「エクス、カリバァァァァァ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

春樹「ギャァァァァァァァァ!!!!」

 

 

 

 

 

今回の覚えたこと。『ユウトは怒ると恐い。』




デデデ大王・エスカルゴン「「DDDよこく~!」」

エスカルゴン「今回はヒグマについて学ぶでゲス。蛇の臭いが苦手らしいでゲスな。どんな臭いでゲス?陛下」

デデデ大王「焼いたら美味そうだZOY☆」

エスカルゴン「陛下は何者でゲス!?」

デデデ大王「わしが神だZOY!」

檀黎斗神「違う!私こそが神ダァァァァ!!」

デデデ大王「何者ZOY!?わしが神ZOY!」

檀黎斗神「いち雑魚ゲームキャラが、神である私に噛みつくきかァ!」

デデデ大王「ざ、雑魚!?」

檀黎斗神「次回!『ドキドキおふろタイム』!君たちは最高のモルモットダァァァァ!!」


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第5話『ドキドキ☆おふろタイム』

作者「今回は、かなりの攻め回です!」

勇斗「作者直々に言うってことはやべー予感しかしないよ・・・」


 約束された勝利の剣(物理)による気絶から目を覚ました春樹とコウテイペンギンのフレンズのコウテイ改め、帝音(みかね)を途中まで送り、ついでに完成した銀華と北弧の戸籍を区役所まで貰いにいって帰ってきた僕は、今日の夕食の準備をしていた。今日は、ハンバーグカレーである。

 

北弧「ねぇ、今日はユウトが作るの?」

 

勇斗「当然。あんなもの毎日作られたら、死ぬよ」

 

銀華「死ぬって・・・・大げさね」

 

勇斗「本当だよ?食べ終わってから襲われるまでの間に一面の花畑と川が見えたんだから」

 

銀華「それって本当に死ぬ直前!?あと、襲ってないわよ!お股に先っぽi」

 

勇斗「それ以上言ったら、この小説、R-15じゃすまなくなるから!!」

 

北弧「メタい・・・・」

 

 下ネタがあったが、無事ハンバーグカレーが出来上がった。

 

勇斗「さてと。それじゃあ食べる前に一つ。教えることがあるよ」

 

北弧「えー、食べちゃ駄目なの~?」

 

勇斗「まあまあ。少しだけだから。いい?ヒトっていう生き物は他の生き物の肉、命を頂いているって今朝、言ったよね」

 

銀華「ええ。まあ、襲った襲ってないのことで、忘れていたけどね」

 

勇斗「その話はほっといて。黒歴史になりうるから。おっと。少し話がずれた。そこでだ。ヒトには食べる前と後にとある掛け声があるんだ」

 

北弧「なーにー?」

 

勇斗「食べる前にはその命を頂くということで、『いただきます』。食べ終わったら食材を用意してくれた、育ててくれたヒト達に感謝を込めて『ごちそうさま』って言うんだよ。ヒト達の常識さ」

 

北弧「へー」

 

銀華「ヒトって、凄いのね。不思議と尊敬しちゃうわ」

 

勇斗「さて、それじゃあ食べよう。両手を合わせて、」

 

 

 

勇斗・銀華・北弧「いただきます!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~食べ終わってから少し経ち。~

 

 

 

銀華「そういえば、ユウト。おふろって沸かしてある?」

 

勇斗「ん?うん。夕食前に沸かしたけど。つーか、何でおふろを沸かすって言葉知ってるの?」

 

銀華「ユウトは流石に私達を舐めすぎよ。私達は元々、ジャパリパークの温泉旅館にいたのよ?温泉もあれば、普通のおふろもあるに決まってるわよ」

 

勇斗「そういえばそうだっけ。で。それがどしたん?」

 

銀華「今日は、ユウトに無理をさせちゃったから、先に入っていいわ。私達はあとで二人で入るから」

 

勇斗「・・・分かった。あがる前にちゃんと湯船のゴミとか捨てておくから。先入るね」

 

 僕は風呂場に向かった。思えばこれも銀華達の策略だったのだろう。

 

 

 

 

 

 僕の部屋の風呂場は、海外に長期出張中の両親がリラックスできるようにと、わざわざリフォームしてくれた二番目の癒しの空間である。広めに設計されていて壁も床も杉の木張りで、浴槽は檜風呂。木の香りと温もりが僕の疲れた体と心を癒す。

嗚呼。お父さん。お母さん。こんな贅沢なお風呂をありがとう。今日も気持ちいいです♪もし、この時間を邪魔する奴が来たら木桶でぶっ飛ばします☆

 

 

コンコンッ

 

 

勇斗「ッ!?曲者!!」

 

北弧「違うよー!僕だよ、北弧だよ」

 

銀華「私もいるわ」

 

勇斗「なんだぁ。二人か。で、どしたん?」

 

銀華「え?あ、ああ!あの、その・・・///背中、洗ってあげようかと思って・・・」

 

勇斗「分かったー。いーよー。入ってきてー」

 

銀華「ひゃえっ!?///」

 

 なんかすっとんきょうな声が聞こえた。何で驚くのだろう。今、僕はしっかり股間にボタンタオルを止めている。ポロリの心配はない。背中洗うだけならわざわざ服を脱ぐ必要もないし。

 

北弧「うん。じゃあ入るね」

 

銀華「あ!ちょ・・・!///」

 

ガラッ

 

勇斗「ファッ!?」

 

 その姿を見て僕は、驚いた。タオルを巻いている以外は裸だったから。え?このssを読んでる皆は予想できたって?いや、僕はずっと服着てると思ってたもん。

・・・・ってそんなメタい考えしてる場合じゃない!なんだこの状況は!?

 

勇斗「な、ななななななんで裸!?服は!?」

 

 

銀華「ふ、服って、着てたら濡れるじゃない!私だって、この格好は恥ずかしいんだから!///ほら!早く背中を洗わせなさい!」

 

勇斗「なんで、命令形!?」

 

北狐「早く洗って~。体が冷えるよ~」

 

勇斗「ハァ.分かったよ。背中洗うだけなのに、なんでこんなことに・・・」

 

 僕は浴槽からでて、銀華に背中を洗ってもらうことにしてもらった。

 

銀華の気持ち

 

銀華(うわ~!服着てたから分かんなかったけど、ユウトの背中ってこんなに男らしいんだぁ。ムキムキってわけじゃないけど、ガッシリとしてて、カッコいいなぁ♥

・・・あ、またお股熱くなってきちゃったよぉ♥それにしても、これ泡立ち悪いわね・・えーい!もう胸で洗っちゃお♪)

 

勇斗の気持ち

 

勇斗(・・・よく考えてみたら、女の子に背中洗ってもらうのって、なんか悶々とした気分になるなぁ。いや、何を考えているんだ!僕はカービィマニアだ!もっとカービィの事を考えなければ!・・・・ん?なんか背中に柔らかい感触×2が・・・ハッ!まさか!?ヤバイ、僕のケシカスくんが・・)

 

 このままだと倫理的にヤバイので、意を決して声を出した。

 

勇斗「も、もういいかな。ありがとう。銀華///」

 

銀華「え~!もっと洗わせてよ!もう少し洗ったらエッチ出来たのに!」

 

勇斗「本音!本音漏れてる!とにかく!僕は揚がるよ!」

 

ガシッ

 

勇斗「え?」

 

北狐「・・・僕もエッチしたい」

 

勇斗「北狐ォ!?遂に君も!?君だけは良識人、いや良識フレンズかと思ったのに!」

 

北狐「僕だって、我慢してたんだよぉ。でも、もう限界なんだ♥」

 

銀華「さあ、観念して〇〇〇してもらうわ♥」

 

北狐「うん♥」

 

勇斗「嫌だぁぁぁぁ!死にたくない!死にたくなぁい!ヴェァァァァァァァァ!!!!!」

 

 

 

 

 その後、何とか脱出して、自分の部屋に籠った。それ以降、たまに銀華と北狐に襲われることになるのはその時の僕はまだ知らなかった。

 

 

今回の覚えたこと。『ユウトとエッチしたい♥』




デデデ大王・エスカルゴン「「DDDよこく~!」」

エスカルゴン「作者が、暫く投稿していなかったでゲス!どういうことでゲス?」

デデデ大王「理由によっては極刑ZOY!」

作者「あー、ネタが無かった」

エスカルゴン「素直!陛下!こいつは素直でゲス!」

作者「だって、リアルでは素直なのが数少ない取り柄ですから☆」

デデデ大王「ムムム!なんか、腹が立つZOY!」

作者「次回!『がっこう』!勇斗の貞操はどうなる!?」

デデデ大王「和紙の仕事を盗るなZOY!」


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