ココア「ラビットパークへ行こうぜ!」 チノ「自分を探しに!」 (路傍の意思)
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ココア「ラビットパークへ行こうぜ!」 チノ「自分を探しに!」

※原作キャラ崩壊注意お願いします。


バス停

 

一同「学校学校楽しいなー」

 

チノ「ああもう。ティッピーがまた学校についていこうとしています」

 

ティッピー「イキタイノウ」

 

チノ「こらティッピー、学校についてきちゃだめって言ったじゃないですか」

 

ティッピー「フォフォフォ」

 

ココア「おい、とっとと帰りなよこの極太バイブ」

 

チノ「Dude! ティッピーのこと極太バイブって呼ばないでください」

 

リゼ「極太バイブってなんだ?」

 

チノ「知りませんよ。ココアさんだって知らないに決まってます」

 

ココア「チノちゃんと一緒にしないでよね」

 

リゼ「じゃあ、言ってみろよ」

 

ココア「お、教えてあげない!」プイ

 

リゼ「シャロ、極太バイブってなんだ?」

 

シャロ「レディがアソコに入れてよがるモノですよ先輩」

 

一同「あはははは」

 

 

ココア「やっぱりティッピーは極太バイブなんだ! 極太バイブー」

 

チノ「うるさいですよ」ムンズ

 

ティッピー「ナンジャ?」

 

チノ「えい」ガス

 

ココア「うっ」

 

ティッピー「ウボェ」

 

リゼ「いい音するな」

 

チノ「ほんとですか? もう一回いきますか? ティッピー、行きますよ。今度はキックザティッピーです」 

 

ティッピー「キックハヤメテー」

 

チノ「キックザティッピー!」

 

ティッピー「アーレー」

 

ココア「ふあーあ」

 

リゼ「でかい口開けるな。おまえが息すると周囲が臭くなるんだ」

 

ココア「一言余計だよ! そんなことより、変な夢のせいで寝不足なんだよ」

 

チノ「どんな夢なんですか? 教えてください」

 

ココア「私ね、いつも通りベッドで寝てたんだけどね、そうしたら突然窓から青い光が差し込んできてね、ドアがゆーっくりと開いたの。その瞬間、何かに引っ張られる感じがしたんだ」

 

ココア「でね、気がついたら変な台の上で、目ん玉ぐりぐりの銀杏みたいな頭したやつらが私の体を、もふりまわすんだよ」

 

 

チノ「Dude! 宇宙人です」

 

リゼ「宇宙人だ」

 

ココア「ヴェア?」

 

リゼ「おい、夢じゃないぞココア。本物の宇宙人だ」

 

ココア「そんなの夢に決まってるよー、タカヒロさんだってそういってたよ」

 

チノ「真実はそこにあります」ジー

 

シャロ「あいつら人間をさらったりウサギを殺したりしちゃうのよね」

 

ココア「もう、みんなで私のことおどかそうったってそうはいかないんだから」

 

 

バイク「ブロロロロロ」

 

モカ「あら、妹たち」

 

一同「こんちゃシェフ」

 

リゼ「きょうの給食は何を食べさせてくれるんだ?」

 

モカ「今日もばっちりお姉ちゃんが調理してあげるからね。腐りかけの材料使ってるとは思えないほどに美味いわよ」

 

シャロ「発酵食品、ね」

 

モカ「ところで、みんなは昨日の夜、UFOみなかった?」

 

ココア「え……」

 

チノ「ああ、そこのレズが見たって」

 

ココア「そ、そんなんじゃないよ。夢で見ただけで。それに私はレズじゃないよ! お姉ちゃんだよ!」

 

モカ「銀杏みたいな頭をした目んたまぐりぐりのやつなんだけど」

 

リゼ「このレズさらわれたんだって」

 

モカ「ひょっとしてお尻をいじられなかった?」

 

ココア「ヴェア!?」

 

 

チノ「お尻をいじられる?」

 

モカ「でかいシャベルで肛門を掘って何かを埋め込むらしいわ」

 

リゼ「ココア、肛門に何かつっこまれたのか?」

 

ココア「……違うよ、そんな、絶対に。……で、でも何でそんなことを?」

 

チノ「つっこまれてるんじゃないですか? パンツおろして見せてください」

 

ココア「チノちゃんのスケベ!」

 

ティッピー「カマホラレター」

 

ココア「黙れ極太バイブ」

 

モカ「おっと、食堂に行かなくちゃね。妹たち、このレズを見張っておくのよ。宇宙人に操られてるかもしれないから」

 

 

リゼ「やっぱりほんとだったな。肛門様は大丈夫か?」

 

ココア「ヴェアアアア、私のお尻はなんともないって! それに初めては大切な人とって決めてるの」ヒョコヒョコ

 

チノ「ココアさん、変な歩き方しないでください」

 

ココア「ご、誤解だよお」

 

ティッピー「ガッコウガッコウ」

 

チノ「だめだって言ってるじゃないですか。帰ってください」

 

ティッピー「イキタイイキタイ」

 

チノ「はぁ、そんなに遊んでほしいんですか?」

 

ティッピー「ナンジャナンジャ」

 

チノ「キックザティッピー!」

 

ティッピー「ウオオオオオオン」

 

 

バス到着

 

一同「おはようございます宇治松さん」

 

ババア「早く座れ! 遅刻するだろうが」

 

チノ「うわっ、まだちょろちょろしてますよティッピー」チラッ

 

リゼ「大丈夫だって放っておけよ」

 

チノ「何かあったら面倒なんです。うちの父がアレなのは知ってますよね」

 

ババア「座れって言っとるだろうが聞こえないのかーーーーい」

 

リゼ「わかったよ。へっ、ビッチが」

 

ババア「何か言ったかーーーーい?」

 

リゼ「いやあこの服ぴちぴちって」

 

ババア「あそ」

 

 

リゼ「おいチノ、ティッピーが!」

 

宇宙人「……」

 

ティッピー「タスケテー」

 

チノ「大変です!」

 

リゼ「宇宙人だ!」

 

シャロ「さらわれちゃうわ!」

 

チノ「ティッピー!」

 

ココア「え、何。宇宙人が何だって?」

 

チノ「止めて! お願いだからバスを止めてください!」

 

ババア「あんた! また甘兎庵で裸吊りにされたいのかい?」

 

チノ「嫌です」

 

ババア「じゃあ座っとれええええええ」

 

チノ「でも、信じてください! 本当に宇宙人が!」

 

ババア「かああああああああ」

 

チノ「えっ」

 

ババア「かああああああああ」

 

ババア「ぺっ」

 

チノ「」ピチャ

 

 

リゼ「ココア、あいつらお前が見たのと同じやつか?」

 

ココア「そんなに私をいじめて楽しいの?」ドキドキ

 

チノ「このままじゃまずいです」フキフキ

 

リゼ「ああわかってるよ。でもあのクソババアを何とかしないと」

 

ババア「なんか言ったかーーーーーい?」

 

リゼ「あー草ぼうぼうの庭をなんとかしないと」

 

ババア「そりゃ、さっさと刈った方がいいわね」

 

宇宙人「……」スタコラサッサ

 

ティッピー「ウオオオンタスケテー」

 

チノ「そんな、ティッピーが連れてかれちゃいました。はぁ一体どうしてくれるんですか。困りますよ」

 

ココア「プゥゥゥゥゥ」

 

チノ「くさいです」

 

リゼ「はは」

 

シャロ「ふふ」

 

一同「あはははは」

 

ココア「におうね。どっかでパンでも焼いてるのかな?」

 

 

教室

 

青山「みなさーん、私たちの味方エメラルドちゃんの登場です。彼女にコロンブスについて教えてもらいましょう」パペットソウチャク

 

エメラルド「オーケー青山先生。コロンブスはアメリカ大陸を発見した偉い人なんだ。将来アメリカで暮らす開拓民のために、努力をおしまなかったんだよ。彼は平和を愛する人でね。行く手を阻む先住民たちをばったばったとなぎ倒し、きれいですみやすい・・・・・・」パクパク

 

チノ「こんなくだらない話聞いてられません。だってティッピーがさらわれたって分かったらお父さんものすごくアレになるって決まってます。ティッピーはどうしたんだチノ。絶対に目を離すなって言っただろチノ」

 

リゼ「分かった分かった授業をさぼってティッピーを探しに行こう」

 

チノ「ティッピーはか弱いんだぞチノ。歯は磨いたのかチノ。まんまんのびらびらをいじらないのかチノ」

 

リゼ「Dude」

 

青山「質問があるなら手を挙げてくださーい」

 

リゼ「はーい青山先生、もう帰っていいですか?」

 

青山「股ですか。今日は膣にカンジダができたとでもいうのでしょうか?」

 

チノ「いえ、ティッピーが宇宙人にさらわれちゃったんです」

 

リゼ「本当です。やつらココアの肛門いじったんです」

 

ザワザワザワザワ

 

ホトサンナラアリエルカモネー

 

タシカニー

 

 

ココア「あははは、よしてよ二人とも。つまらない冗談だなあははは」

 

チノ「先生、信じてください。行かなきゃならないんです。帰ってもいいですよね?」

 

青山「そうですね。エメラルドちゃんに聞いてみては?」

 

チノ「……エメラルドちゃんなんかどうだっていいだろ。私はあんたに聞いてんだっつの!」

 

青山「いいから聞いてみなさい」

 

チノ「エメラルドちゃん、今からティッピー探しにいってもいいですか?」

 

エメラルド「ええもちろん。……なわけねーだろメスガキが。そんなこと言う奴はゴウトゥヘル。エロ同人行きだ」パクパク

 

青山「ありがとうございますエメラルドちゃん。じゃ、席に戻ってください。香風さん」

 

チノ「……ざけんな」

 

 

ココア「あはは。エメラルドちゃんに怒られてるー」

 

ココア「プゥゥゥゥ」オシリハッカ

 

ココア「ヴェアアアアアアアお尻がアアアアアアアアア」ボオオオオオオオ

 

リゼ「Dude! まじかよ」

 

ココア「ヴェアアアアアアア熱いよオオオオオオオオオオ」ボオオオオオオ

 

チノ「Dude! お尻から火を吹いています」

 

リゼ「やるなさすが宇宙人。ココアをロケットに改造したんだな」

 

ココア「そんなわけないよ。あれは夢なんだから」

 

青山「保登さん、危ないからおならが止まるまで廊下にたってなさい。いいですね」

 

ココア「大丈夫です。先生。もう止まりました」ボオオオオオオオ

 

リゼ「Dude! シャロの髪が燃えてるぞ!」

 

シャロ「いやあああああああ」ボオオオオオ

 

 

食堂

 

ココア「もうお腹ペコペコだよお」ボオオオオオオ

 

リゼ「なに食ったらそんな芸当できるんだ?」

 

一同「あはははは」

 

ココア「三人ともいつまでもしつこいよ!」

 

チノ「あの、リゼさん、マヤさんがこっち見てますよ」

 

リゼ「どこだ?」ドキドキ

 

ココア「リゼちゃんがキース。マヤちゃんとキース」

 

リゼ「うるさいなレズ。好きじゃないよ、あんな子供っぽいやつ」

 

ココア「無理しなくていいんだよ。ラブラブなのはバレてるんだから。しゃべっただけでゲロ吐いちゃうくせに」

 

リゼ「そんなことない!」

 

マヤ「みんな元気?」

 

一同「やあマヤ」

 

マヤ「ねえリゼ、これ読んでくれる?」テガミサシダシ

 

リゼ「ゲロォ」

 

一同「じゃあね、マヤ」

 

 

チノ「なんて書いてあるんですか?」

 

リゼ「放課後、小池のほとりで会おうぜって書いてあるぞ」

 

チノ「わっ、キスするチャンスじゃないですか!」

 

ココア「舌も入れちゃいなよ!」

 

シャロ「リゼ先輩が他の女とリゼ先輩が他の女とリゼ先輩が他の女とリゼ先輩が他の女とリゼ先輩が他の女と」

 

リゼ「……シャロ、いつにもまして髪がボンバヘしてるな」

 

一同「あはははは」

 

チノ「って、笑ってる場合ですか。学校を抜け出して早くティッピーを助けなきゃ」

 

 

モカ「あら、妹たち」

 

一同「こんちゃシェフ」

 

モカ「調子はどう?」

 

チノ「最低です」

 

モカ「どうしたのかしら?」

 

チノ「モカさん、ホントのこと言ってるのに大人は誰も信じてくれないんです」

 

モカ「うーん妹たち。ついにその問題に直面したのね。オーケーいい歌を聞かせてあげるわ。これを聞けばノープロブレム。悩みも晴れるってものよ」

 

 

 

モカ「セックスに持ち込もうって時はべたべた体をいじるのさ。やさしく愛撫を捧げればぽたぽた滴をたらすのさ。とめどなくわきいずる」

 

リゼ「あの、モカさん?」

 

モカ「あいのいずみ~」

 

リゼ「モカさん?」

 

モカ「ノープロブレム、ノープロブレム ラララララヴベイベラヴベイベ」

 

リゼ「モカさん!」

 

モカ「ベイべー」

 

リゼ「このレズ野郎!」

 

モカ「……ね、すっきりしたでしょ?」

 

チノ「どこがです?」

 

 

モカ「ねえ妹たち、どうしてそんなに機嫌が悪いの? 私の作るソウルフードが口に合わないのかしら?」

 

リゼ「宇宙人がティッピーをさらったんだ」

 

モカ「なんですって!」ガシャン

 

モカ「オーメン、こんなところで給食なんか食べてる場合じゃないわ。すぐにティッピーを助けに行かなきゃ」

 

チノ「でも先生が信じてくれないんです。授業をサボると思われていて……」

 

シャロ「結局サボるわよね」

 

ココア「ガシャコン」

 

リゼ「おい、ココアのケツからメカメカしい棒が!」

 

シャロ「そしてすぐに収納された!」

 

ココア「なになに?」

 

チノ「トランスフォーマーみたいです」

 

 

モカ「これはすごいわ。サナダムシタイプの通信機ね。これを使って私たちとコミュニケーションをとるに違いないわ」

 

ココア「……そうかわかったよ! お姉ちゃんもグルなんでしょ。信じられない!」

 

モカ「いやグルなんかじゃないのよココア。これはほんとに大事件よ」

 

チノ「お願いしますモカさん。ティッピーがいなくなったら何を蹴っていいかわかりません。何とか知恵を貸して下さい」

 

モカ「分かったわ。……いい、落ち着くのよモカ。妹たちを助けられるのは私だけ!」

 

ココア「もうやめてよ、こんなひどいこと。私は絶対に信じないからね。そんなことよりはやく何か食べさせてよ!」

 

火災報知器ポチ。

 

モカ「火災警報発令ー! みんな外に出て。ほら、今よ妹たち。チャンスを逃さないで」

 

リゼ「さすがモカさん。助かるよ」

 

 

市街

 

一同「サーボれーたサボれた。がーこーはおーしまい。サーボれーたサボれた」

 

ココア「ヴェアアアアアアアアお尻がああああくううううう本当に痛いよおおおヴェアアアアアア」ボオオオオオオオ

 

リゼ「学校サボれたし、もう火吹かなくていいぞココア」アハハ

 

ココア「できるんだったらとっくにしてるよぉぉ」ボオオオオオ

 

チノ「はいはい。で、どうやってティッピーを取り戻しましょうか」

 

ココア「……ひどいんだよ。宇宙人だのお尻だのって。そんなの全部夢なんだよ。私の肛門で宇宙人が交信してるって? そんなバカなことあるわけないんだよおお」

 

チノ「そうだ、もしかして! ココアさん、耳貸してください」

 

ココア「えっ」ドキドキ

 

チノ「おーい聞こえてますかー? 宇宙人さーん」

 

ココア「チノちゃん! お姉ちゃんの耳をなんだと思ってるのかな?」

 

チノ「さっさとティッピー返してくださーい」

 

ココア「そんなに近くでしゃべったら息がぶつかってとろけちゃうよおお」ハアハア

 

 

リゼ「チノ、見ろ奴らだ!」

 

UFO「……」フヨフヨ

 

チノ「ティッピーを返してください!」イシナゲー

 

UFO「……」カーン

 

UFO「……」ビームショウシャ

 

シャロ「あべし」

 

リゼ「なんてこった! シャロが殺されちゃった!」

 

チノ「この人でなし!」

 

UFO「……」フヨフヨスゥゥゥゥ

 

リゼ「戻ってこーい。戻ってこーい」イシナゲー

 

チノ「あぁ、もう少しだったのに」

 

 

シャロ「……。……うぅ」ムクリ

 

リゼ「ごめん。よく見たら、シャロ死んでないや」

 

リゼ「大丈夫かーシャロー」

 

シャロ「ダイジョウブデス」

 

野ウサギの大群「ギーギー」ドドドドドドド

 

シャロ「ぎにゃああああああああ!」ズキャバキ

 

野ウサギの大群「ギーギー」ドドドドドドド

 

シャロ「」ボロッ

 

リゼ「かわいそうなシャロ」

 

チノ「これで分かりましたか、ココアさん」

 

ココア「なにが?」

 

 

リゼ「ココア、シャロはやつらに殺されたんだぞ」

 

ココア「いやいやどう考えてもウサギにもふられたせいだよね?」

 

リゼ「よく見ろ死んでるだろ? ほら」ツンツン

 

ココア「そんな、そんなこと……」

 

チノ「ココアさん、気持ちはわかりますが、シャロさんはもう……」ガポッ

 

シャロ「」アタマモゲー

 

ココア「死んでないったら死んでないー。死んでないんだからぁぁ。……うわあああああん。うわああああああん」

 

ココア「……」スッ

 

ココア「……はぁ。今日はもう疲れたから先に帰ってるね」マガオ

 

チノ「どこへでも行ってください。このレズ豚」

 

ココア「」ビクン

 

チノ「はぁ……。まったく、頼りになるのはリゼさんだけですよ」

 

リゼ「ごめん。マヤとの約束があるから私も帰るよ」

 

チノ「Dude! ティッピーがいなくなったらもうキックザティッピーできないじゃないですか! なんとかしてくださいよ」

 

リゼ「悪いけど、モカも言ってたろ。べたべたぽたぽたしなくっちゃ」

 

チノ「……アソコボーボーのくせに」

 

 

ラビットハウス

 

タカヒロ「おかえりココアくん」

 

ココア「ただいま、タカヒロさん」

 

タカヒロ「学校はどうだったかい?」

 

ココア「はあ……もう死んでしまいたいよ」

 

タカヒロ「おやおや。でも大丈夫。きみの好きなアイスティーを用意しておいたからね」

 

ココア「アイスティーなんかいらないよ。そんなもの飲ませるからみんな私のことレズレズって言うんだよ!」

 

タカヒロ「人よりちょっと毛と愛が深いだけさ」

 

ココア「どうせみんな分かってくれないんだ……私はこんなにもみんなのことが好きなのに」

 

タカヒロ「ちょっとだけでも飲むといい。元気が出るよ」

 

ココア「いらないってば」

 

タカヒロ「では、私の股間からしぼりたてのホットミル……」

 

ココア「警察呼びますよ」

 

タカヒロ「なに、軽い冗談だ。……それならこれはどうかな。今朝チノがトイレに流し忘れたウンコをペーストにして作ったマッシュウンコだ」

 

ココア「ヴェア!? それはちょっとだけなら食べてあげてもいいかな」

 

タカヒロ「チノの経血ナプキンをミルフィーユにして載せたチーズケーキもあるんだが……」

 

ココア「もちろんいただくよ」

 

 

池のほとり

 

チノ「待っててもマヤさんは来ませんよ。そんなことより早く宇宙人を探しに行きましょう」

 

リゼ「断る。ここで待ってろと言われたんだ」

 

マヤ「待った? リゼ」

 

リゼ「ゲロォ」

 

マヤ「Dude!」

 

チノ「これ以上ゲロ浴びたくないですよね。リゼさんのことはきっぱり諦めてください」

 

マヤ「そんなことないぜ」

 

リゼ「ゲロォ」

 

マヤ「Dude!」

 

チノ「はぁ……もうさっさとやることやっちゃってください。これからティッピーを助けに行くんですから」

 

マヤ「そういや、ティッピーどうかしたのか?」

 

チノ「それがですね」カクカクシカジカ

 

チノ「……だから、ティッピーがいなくなるともうキックザティッピーができないんです」

 

マヤ「なるほどね。じゃあココアを捕まえなくちゃ」

 

チノ「どしてですか?」

 

マヤ「だって、ココアのお尻には何か機械が仕掛けられているんだろ? 宇宙人がココアを利用しているんだから、私たちも逆にココアを利用しちゃえばいいじゃん!」

 

チノ「冴えてますね、マヤさん! さっそくココアさんを拉致しに行きましょう」

 

マヤ「行くぞ、リゼ」

 

リゼ「ゲロォ」

 

マヤ「Dude!」

 

リゼ「おい待ってくれ。愛を確かめ合う約束は……」

 

マヤ「今はそんな場合じゃないだろ」

 

 

ラビットハウス

 

タカヒロ「ココアくん、チノのみそっかすパンツのソテーやチノのへそのごまをブレンドしたコーヒーを堪能するのもいいが、どうだろう? そこへおじさんのホットミルクを足してみるというのは」

 

ココア「勘弁してよ、私男の人には興味ないんだよお」ムシャパクゴクゴク

 

タカヒロ「で、でもおいしいんだよ? おじさんのミルク。年代ものだよ。後悔するよ」

 

ココア「あんまりしつこいと二丁目に顔写真ばらまいてカマ掘らせちゃうからね」プンプン

 

ガラン

 

チノ「ココアさん、あーそーぼ」ニコニコ

 

ココア「行く行くー!」

 

タカヒロ「あ、ちょっと待ってくれ」

 

ココア「しつこい!」マワシゲリ

 

タカヒロ「!!!!!!」チーン

 

タカヒロ「うぅ……チノ、これは、その……」

 

チノ「…………」

 

チノ「かあああああ」

 

タカヒロ「えっ」

 

チノ「ぺっ」

 

タカヒロ「…………」ピチャ

 

●夜の草原

 

ココア「言っておくけど、いくら私がエム寄りのレズでも縛られる趣味はないからね」

 

リゼ「まあそうびびるなって。枯れ木の幹にくくりつけてあるし、ここまできつく縛ればやつらもドン引きしてさらわないさ」

 

ココア「手加減してほしいよ、まったく。亀甲縛りなんてどこで覚えてきたのかな? いけない子たちだよ」

 

チノ「来ますかね? 宇宙人のやつら」

 

リゼ「合図が必要かもな」

 

ココア「んあああああ」ブピイイイイイボオオオオオ

 

マヤ「すげえ! イルミネーションみたいできれい!」

 

リゼ「これだ! 頑張ってもっと屁をこくんだココア! 宇宙人を呼べばチノに好かれるぞ!」

 

ココア「本当? でももう出そうにないや。ガス欠だよおお」

 

リゼ「いーからコけよ!」

 

チノ「ケツに力入れんだよ!」

 

ココア「違うものが出ちゃうよおお」

 

リゼ「……仕方ない。諦めるか」

 

チノ「真面目にやれよ! このレズ豚!」オシリパアン

 

ココア「あひん」ビクビク

 

ココア「ウィーンガシャ」

 

おさるさんのように赤く腫れたココアのケツの穴から三脚のような金属棒が伸び、またたくまに巨大なパラボラアンテナを形成した。

 

 

リゼ「お、ついにやったな」

 

チノ「見てください! アンテナです」

 

リゼ「これで夢じゃないって分かったろ?」

 

ココア「リゼちゃん、その話はもう終わったでしょ! いい加減にしてよ!」

 

リゼ「直径三十メートルのアンテナ生やしといて、嘘もへったくれもあるか!」

 

UFO「……」フヨフヨ

 

マヤ「わっ、灯りにたかる虫のようにUFOがココアのケツに引き寄せられているぞ!」

 

チノ「さっさと降りてきてくださーい。この腐れ宇宙人!」

 

宇宙人「……」キュピキュピ

 

チノ「はは、本物ですね……」

 

リゼ「ほら出番だチノ。ティッピーを取り戻せ」

 

チノ「……ほ、訪問者のみなさん、あの実は、あなたがたがウサギのティッピーを連れていかれたようなのですが、いや、実はあんな毛玉いなくなっちゃえばいいと思ってたんですが、今日初めて分かりました。ボールがあるってなんてすばらしいんだろうって。私たち人類は間違ったことばかりやっているのかもしれません。でも、こんな狂った世の中にも私のようにやさしい少女もいるんです! お願いです。ティッピーを返してください」

 

リゼ「いやあ、ビューティフルだチノ」

 

チノ「……先方、分かってくれましたかね?」

 

宇宙人「…………??」クビカシゲ

 

リゼ「……ぜーんぜん」クビフリカタスクメ

 

チノ「……おい、てめえらいい加減にしろっつうの! ほんとはピーでピーなくせに素っ裸でピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーしやがって!」

 

リゼ「Dude! チノが覚醒した!?」

 

宇宙人「!!」ビクッ

 

チノ「てめえらみたいな腐れマンピーーーーーー(中略)だっつうの」

 

リゼ「なあマヤ、ピーって知ってるか?」

 

マヤ「さあ?」

 

チノ「そんなことよりあそこ!」

 

 

ティッピー「オーイココジャヨ」ヒョコ

 

チノ「ティッピー! 飛び降りてください! こっちです! 受け止めます! 多分! 大丈夫ですから!」

 

ティッピー「ホントニダイジョウブカノウ?」

 

チノ「早く、ティッピー! もういじめたりしませんから、約束します!」

 

ティッピー「ケラレルノハモウイヤジャ」

 

チノ「ティッピー!」

 

ティッピー「ウヌウ・・・・・・」

 

チノ「……ティッピー! ぐずぐずしてると発情した雄兎の群れにぶち込んで放置してやるからな! いいから飛べよ!」

 

ティッピー「シカタナイノウ」ヒュー

 

チノ「おっと危ない」ヒラリ

 

ティッピー「」ズポッ

 

UFO「……」フヨフヨ

 

ココア「あれ、なんか浮いてない?」フヨフヨ

 

ココア「誰か、誰かおろしてよおおおおヴェアアアアアチノちゃああああああん」

 

ココア「ブピイイイイ」ボオオオオオオ

 

ココア「あぁ! 縄が焼き切れちゃった!」フヨヨヨヨ

 

ココア「リゼちゃんもマヤちゃんも! 見てないで助けてよおおおお」ヴェアアアアアア

 

チノ「……」

 

リゼ「……」

 

マヤ「……」

 

 

チノ「ふう、めでたしめでたしですね」

 

リゼ「ああ。ティッピーが無事で本当によかった」

 

ティッピー「ココアガホシニナッテシマッタゾ」

 

チノ「帰りましょうティッピー。夕飯の時間に遅れてしまいます」

 

リゼ「ところで話ってなんだったんだ、マヤ?」

 

マヤ「もういいんだ」

 

リゼ「……あれ、緊張しないで話せるぞ」

 

マヤ「ほんとだね」

 

リゼ「……」カオポリポリ

 

マヤ「……」ジィィィィ

 

リゼ、マヤ「……」ムチュウウウウウ

 

リゼ「ゲロォ」

 

マヤ「Dude!」ビチャ

 

リゼ「……ごめん」

 

マヤ「これ見て、フライドポテトじゃない?」ヌチャア

 

リゼ「ほんとだ」

 

マヤ「これは何だろ?」

 

リゼ「マッシュウンコかな。その割にあんまりにおわないな」クンクン

 

マヤ「ふーん、でも私の好きなにおいだ」スーハー

 

 

次の朝、バス停

 

リゼ「あれ、バスが来る時間なのに来てるのは二人だけか」

 

チノ「昨日は愉快な一日でしたね」

 

リゼ「それにしてもあの宇宙人たちはいったい何しに来たんだろうか。謎が残るな」

 

ココア「ヴェアアアアアアア」ヒューストン

 

リゼ「よう、ココア」

 

チノ「戻ってきたんですかレズ豚。私が恋しくて帰ってきちゃったんですか。そうですか。まったくココアさんはしょうがないレズ豚ですね」

 

ココア「えへへー。でも超変な夢のせいで寝不足だよ」チノチャンモフモフー

 

チノ「超変って何がです?」ハナレテクダサイ

 

ココア「あのね、どこかわけわからない草原に立っててさ直径三十メートルもあるアンテナが私のお尻に刺さってるんだよ。周りには宇宙人がいっぱいいるの。それでね、UFOに吸い込まれたと思ったらピンクの目にされちゃうんだよ」

 

リゼ「そいつは夢じゃないな。全部真実だよ」

 

ココア「またまたぁ、もう騙されないからね」

 

チノ「ココアさん、片目がピンクです」テカガミパカッ

 

ココア「……はぁ、サノバビッチ、だよ」



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