もしベル君が黒龍に育てられたら (シュビィ)
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プロローグ

こんにちはシュビィです
初投稿ですのでご容赦を
自分がこんな設定のss見たことないなー
と思って書いたので
駄文&間違いあるかもしれませんので
指摘お願いいたします。
今はまってるゲームはFGOです‼



ゼウスファミリアside

 

 

「くそ、なんだこの堅さは‼」

「私たちのファミリアの総攻撃を物ともしてないわよ‼」

「団長どうする‼ もう魔力も精神力もみんなつきるぞ‼」

 

≪どうすればいい、こんなこと冒険者になって初めてだ。≫

 

私たちゼウスファミリアとヘラファミリアは、

三大クエスト達成のため大遠征を行った。

リヴァイアサン、ベヒーモスを苦戦しながらも討伐し、

最後の黒龍を倒すためにある山奥の巨大な洞窟に向かった、その洞窟は二大ファミリアや黒龍が全員入り

その上で暴れまわっても苦にならないほど大きかった。

まるで山じたいをくりぬいたように

恐らく黒龍が自ら自分のすみかにするために

くりぬいたのであろう。こんな洞窟自然にできる

はずがないし、おそらくこの山と同じ位の大きさがある

この洞窟に黒龍が入って行く様を確認し、

私たちは黒龍に総攻撃をしかけた。

準備は万全だった。だがこれはなんだ?

今のところこちらに死者はいない。

だがそれも当たり前だ

 

「こいつ俺らをなめてんのか⁉

全く攻撃してこねぇじゃねぇか‼」

 

そう、黒龍はまだ一度も攻撃していないのである。

もちろん動かないわけではない。

時おり防御するように腕や翼を動かして

攻撃から身を守ることはある

翼をはためかせて前衛の仲間を吹き飛ばした

ときもあった。だが誰もけがはおうものの

重症は一人もいない。

 

団長「全員手を休めるな‼

気が抜けたところに攻撃をくらったら

一気に全滅するぞ‼」

 

「「「「はい‼」」」」

 

≪どうする、黒龍はなにかを守るように

洞窟の一番奥の壁に背を向けて一歩も動かないため

背中から不意討ちを加えることはできない

守ってるような洞窟の一番奥を確認したくても

大きな翼や巨体が邪魔で見えない≫

 

戦い初めてからすでに二時間以上

様々な戦術や技を試してみたが全く効かず

あとは先ほど行った不意討ち位である

もしかしたら後ろに大事なものを守っていて

それをうまく使えば逆転できるかもと

考えはしたが、黒龍は頑なに自分よりも

後ろに行かせない。

先ほど特攻をかけてみたが失敗に終わった。

 

≪どうする、もうみんなも限界だ。

撤退したほうがいいかもしれない。

だか黒龍討伐は全世界の祈願だ。

もしここで逃げ帰ったらオラリオのみんなは

意気消沈し明日への希望が見えなくなる≫

 

団長が撤退に踏み込めないのはそれが原因だつた

オラリオに自分たちの居場所がなくなるなら

まだいい。だがオラリオの希望を背負って来た今

オラリオのみんなが希望をなくし

落ちぶれていく可能性がある

 

≪どうする、どうする、どうする、どうする、どうする、どうする、どうする、どうする、どうする、どうする、どうする、どうする、どうする、どうする、どうする、どうする、どうする、どうする、どうする‼≫

 

そこで場違いな声が響いた。

その声は小さく、戦闘の騒音で普通聞こえない

はずだった。だが、何故か全員に届いた。

声は洞窟の入り口、

私たちの背中から聞こえた

 

「お父さん?」

 

子供の声だった

その声にまさかと全員が反応し振り向いた

そこには4歳位だろうか

真っ白で珍しい綺麗な髪

そして真っ赤なルベライトの瞳をもった

小さな男の子がいた。

 

≪どうして⁉

黒龍がここに住み着いてから、近くの

村人達はすぐに逃げていった‼

こんな村もない山奥に子供がいるはずがない‼

いや、そんな事はどうでもいい。

早く保護してオラリオに逃げよう。

こんな事態になったら仕方がない≫

 

他の団員たちもほとんど同じ思考に至ったのだろう

乱暴なものたちもいるが根はいいやつばっかりなのだ

そして前衛のもの達は殿になるために

体制を整え、後衛や中衛の足が速いものたちは

子供の保護のために後ろを気にしながらも

子供に向かって走り出した。

私も全体の指示を出そうとしたとき

 

『ガアアアアァァァァァァァ!!!!!』

 

黒龍が動き出した

今までの静観しているような気配はなく

まるで自分の大事なものが傷つけられそうなときのように激しく怒った

 

これには熟練の冒険者たちも不意をつかれ

前衛も中衛も皆等しく気づいた頃には吹き飛ばされていた。後衛のみんなもまだ迎えうつ準備が整っていない。

すぐに指示を飛ばそうとしたが遅かった。

後衛もろとも気づいた頃には前足の横なぎで吹き飛ばされていた。

 

≪くそ、一瞬で全滅か

あの子供だけでも助けないと‼≫

 

だが立ち上がる体力すらすでになく

薄れゆく意識に最後に響いたのは

子供の泣き声と泣いている子供に困っている父親

のような、低く力強い慌てた声だった。

 

 




どうでしたか?
次からベル君がオラリオにくる話です
もし気に入ってくれたのなら嬉しいです‼


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1話 行ってこい自慢の息子よ‼

最初プロローグを書いた時は
ベル君は戦い方はナイフなど原作と同じにしようと
思っていましたが、
唐突に思いつきFAIRY TAILのクロスにして
ドラゴンスレイヤーのような技を使わせようと思います
ちなみに黒炎をつかいますが
FAIRY TAILのように食べることはできません


 

ベル「ここがオラリオ‼お父さんの故郷かー」

 

今日のオラリオはいつもと変わらず人がごった返していた。そのなかで外壁から入って少し離れた場所に

その少年はいた。

真っ白で柔らかそうな髪

真っ赤なルベライトの瞳

色々な種族が集まるオラリオでも特徴的な見た目

彼の名前はベル

血の繋がらない父親に拾われた時に

近くに小さなベルが落ちていたため、その父親も

安直かなと思いながらもつけられた名前だ

彼の父親は名前はあるがそれは他人に勝手につけられた

名前のため名字はなく、そのためベルにも名字がなかった。

 

ベル「えーと、お父さんは確かオラリオについたなら

ファミリアに入って冒険者になれって言ってたっけ?」

 

先ほどから話にでている父親だが実は人間ではない。

もちろんヒューマンではないというだけではない

様々な種族が集まるオラリオで先ほどからも

獣人やエルフ、ドワーフ、パルウム、アマゾネス、

などを見かけるが彼らとゆうわけでもない。

彼の父親は「黒龍」

なんとモンスターである。

しかもただのモンスターではない

オラリオの三大クエストのリヴァイアサン、

ベヒーモス、と並び10年前のゼウスファミリアと

ヘラファミリアの大遠征で唯一倒すことのできなかった

最強のモンスターである

しかも知られてはいないが黒龍は普通のモンスターと違い高い知能をもち

言葉も喋ることができた。

 

黒龍はダンジョンから生まれ抜け出したあと

あてもなく世界をさ迷った

彼は知能があったが特に人間を殺したくない

わけでもないので自分から進んで殺しはしないが

自分に攻撃してきた人間は躊躇なく殺していった

 

彼はある日ある村の近くに降り立った

その村人達は今まで見たこともない巨大な龍に

驚きすぐに逃げていった。

 

≪ふむ、次の住みかはここでいいかの?

この山をくりぬけばちょうどいいすみかになしそうじゃ≫

 

その時近くの村の後から赤ん坊の泣き声が聞こえて来た

 

≪む?

なんじゃ?≫

 

黒龍が村に様子を見に行くと

村の外れの草むらに生まれたばかりのような小さな

赤ん坊がいた。

 

≪おーおー、よー泣きよるわ

しかしうるさいの。でも何で赤ん坊がこんな草むらに

いるんじゃ?親に逃げるときに見捨てられたのなら

村の小屋の中にいても良さそうなんじゃが?≫

 

彼はこのとき知るよしもなかったが

黒龍が現れたから親が見捨てて行ったのではなく

親が子供を捨てたちょうどその時に

黒龍が現れたのである

 

≪しかも言葉が通じない位幼いが

もうそろそろ泣き止んでほしいの、

いい加減うるさいわい、

ためしに話しかけてみるかの≫

 

黒龍「おい、そこの坊主?かの、

まあ、性別などどうでもよいか。

言葉はわかるか?

わかるなら泣き止んでほしいんじゃが?」

 

その時一瞬言葉に驚いたのだろうか

赤ん坊が泣き止みこちらを見た

 

≪あーわかってたことじゃがこりゃあ

さらに泣くな。さっきから泣き声で機嫌わるいし

踏み潰したほうがええかもな≫

 

と、そこで黒龍の思ってもみないことが起きた

 

赤ん坊「キャハハ、キャハハ」

 

≪なんと‼笑いよった

まあ、赤ん坊じゃからモンスターもわからんし

そのせいじゃろうな。

しかし、怖がられたことはいくらでもあるが、

笑われたことは初めてじゃの≫

 

その初めての経験に黒龍は気まぐれに

 

≪どれ、いっそわしが育ててみるか?

このままじゃといずれ死ぬじゃろうし。≫

 

彼は彼の父親になることを考えた

しかし簡単なことではない

だが

 

≪昔から人の生活はずっと見てきたからの

赤ん坊の育てているところも見たことは

何度もあるし、まあやってみるか≫

 

彼はモンスターとして鋭い五感を持っている

そのため暇潰しにたまに人が知覚できない

遠方から人の生活を見ていたのである

 

≪さて、そうときまればまずの課題は

食事かの?どうするか?≫

 

そこから彼の育児生活が始まった

早々に投げ出すかと思いきや

長生きしてきたためかなり気は長く

頭も良かったため大抵のことはなんとかなった

そして、走り回れる位になったときには

彼に戦闘を教えた

この時点で彼は親心に目覚めており

自分の息子を痛めつけるのはかなり心苦しかったが

モンスターがはびこるこの世界で

戦闘できるのとできないのでは生存率に

かなりの違いが出るのでなんとか心を鬼にした

 

その愛情がわかっていたのか

ベルは彼に頑張ってついていった

黒龍が話し方も性格も比較的穏やかだったので

モンスターに育てられたとは思えないほど

ベルは真っ直ぐに育ち

少し遠くの村まで遠出することによって

最初はギクシャクしていたが

人とのつきあい方も覚えていった

 

ベルが14歳になるぐらいに

黒龍は今まで考えてきたことを実行に移した

 

黒龍「ベル、話がある」

 

ベル「何?お父さん」

 

黒「これからお前はオラリオに行ってこい

そこでわしが教えた技をさらに磨いてこい‼」

 

ベ「え、いきなりどうして⁉僕はお父さんと離れたくないよ‼」

 

≪ぐ、ここでくじけたらいかん

ベルのためにもここは心を鬼に‼

・・・嫌じゃが、本っ当に嫌じゃが‼≫

 

黒「ベル、今までのわしの半生を聞いてきたじゃろ?

わしはおまえと同じ人間を何人も殺してきた

人間側はまだわしを殺すことを諦めてないじゃろう

いずれわしも英雄と呼ばれるようなやつに

殺されるやもしれん」

 

ベ「でもそれは‼「話は最後まで聞け‼」」

 

黒「わしは殺されることに恐怖も憎しみもない

でもどうせなら、ベル・・・お前にわしを

殺してほしいんじゃ‼」

 

ベ「・・・え?」

 

黒「お前はわしのもとで戦闘訓練を積んだ

人間のなかでもかなり強いほうじゃろ

じゃがわしのもとでまなんだ技はすべて力推しじゃ

それでは永遠にわしには勝てん‼

じゃからこの世界の中心、オラリオで

駆け引きを学んでこい‼」

 

ベ「でも‼お父さんを殺すなんて‼」

 

黒「ベル・・・このままわしが生き続ければ

ベルが先に死んでしまうのは当たり前じゃ

わしは自分が育てた大事な息子が死にゆくさまを

みとうない、もちろんわしが満足でも

ベルは辛いじゃろう、じゃがどうせ誰かに殺されるなら

寿命で死ぬのならベルに殺してもらいたい

1000年以上生きてきたわしが初めて本気でねがう

どうかベル・・・わしの願い叶えてくれぬか?」

 

ベ「グス・・・ずるいよ‼

そんな事言われて僕が断れるわけないじゃないか‼」

 

黒「ベル・・・」

 

ベ「その代わり」

 

黒「ん?」

 

ベ「今日は一緒に寝て」

 

黒「ベっベル‼しかしわしの体は硬いから

一緒に寝たらお前がけがを「いいから‼」むう、

頑固に育ちおって」

 

ベ「お父さんに言われたくないよ‼」

 

黒「クク、そうじゃな。

では、もう寝るかもうすぐ日が沈む」

 

ベ「うん、お休みお父さん」

 

黒「明日はすぐに出発するんじゃぞ

名残惜しんだらいつまでも行けん

・・・お休みベル」

 

 

 

 

 

 

翌朝

 

ベ「行ってきますお父さん‼」

 

黒「うむ‼行ってこい自慢の息子よ‼」

 

 

彼は気づいていなかった

訓練する上で黒龍自信の実力も上がっていたことに

そしてベル自信もすでに力推しとはいえ

オラリオの冒険者の誰よりも強いことに

 




どうでしたか?
ベルがおじいちゃんと言うとどうしても
ゼウスが思い浮かんでしまうので
違和感ありましたがお父さんとゆうことにいました‼
後でコメントでそれでもやっぱりおじいちゃん
の方がいいとゆうコメントが多く見れたら書き直します‼


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2話 ベルよこれはチートというやつか?

今回はエイナさんとヘスティア様がでてきます
そしてベル君にステイタスが‼
その頃黒龍は
寂しさから千里眼が開眼し
ベルの様子を見守っています
たまに親子の絆により声が届く
深く考えてはいけない


ベルside

 

僕は今オラリオにいる。

お父さんが言うにはファミリアに入って

冒険者になればさらに強くなれるってゆうから

ファミリア探し頑張らないと‼

そうして意気込んだはいいけど・・・あれから3日たちました

 

 

ベル「エイナざぁぁぁぁん」

 

エイナ「もう、ベル君情けない声出さないの‼」

 

ベ「だっでぇぇぇぇぇ」

 

エ「はあ、まさか全てのファミリアから

断られるとはねー」

 

そう僕は今だにファミリアに入れないでいた

もしそれがタイミングが悪いとかの理由であれば

別にいいんだけど・・・

≪回想≫

「てめぇみてぇななよなよしたやつ

うちのファミリアにはいらねぇよ」

 

「もっと筋肉着けて出直してこい」

 

「兎にでも育ててもらったのかぁ?

悪りぃが、兎を入れる余裕はうちにはねぇよ‼」

 

≪終了≫

このとおり、

断られた理由全てが見た目だった・・・

いや、こんな見た目だけど筋肉すごいよ?

着痩せめっちゃしてるよ?

と言うか最後の人に思わず言いたくなったけど

僕のお父さん兎と言うか龍ですよ?

 

エ「とりあえずまだいってないファミリア

リストアップしといたから。諦めず頑張って‼」

 

その言葉に思わず

 

エ「えっ、ちょっと///」

 

右手を両手でぎゅっと握り締め

 

ベ「ありがとうございますぅぅぅぅ‼

エイナさん大好きですぅぅぅぅ‼」

 

なかなかの爆弾を投下した

 

エ「ぇぇぇ⁉ちょ、ちょっと待って

ベル君落ち着いて‼///」

 

ベ「あ、すっすいません///

嬉しくなっちゃって思わず」

 

エ「もう、びっくりしちゃったじゃない」

 

ベ「ははは、すいません」

≪ベルよ天然ジゴロになる気か?≫

ベ「は⁉」

 

エ「え、ベル君どうしたの?」

 

ベ「いっいえ今お父さんの声が聞こえたような?」

 

エ「ベル君のお父さん?

もしかしたらベル君が心配で追いかけてきたのかもよ?」

 

ベ「ははは・・・笑えませんね」

 

エ「え⁉」

 

ベ エ「「・・・」」

 

まあお父さんが来たら大惨事だろうし大丈夫かな?

 

エ「あっそういえば‼」

 

ベ「どうしたんですか?」

 

エ「実はあまりオススメはできないんだけど、

今ファミリアのメンバーを募集している神様がいるの‼」

 

ベ「本当ですか‼」

 

エ「うん、でもそのファミリア他にメンバーが

いないらしくてあまりベル君に教えたくなかったんだけど仕方ないし。あっちょうどそこに‼」

 

?「すまない、ファミリアを探している子は

いないかい?」

 

ベ「あっじゃあ行ってきます‼」

 

エ「うん、いってらっしゃい」

 

ベ「はい‼エイナさんほんとに大好きです‼」

 

エ「フェッ⁉」

 

ベルはすぐに走っていきあとには

真っ赤なハーフエルフが残った

 

 

 

 

?side

 

「神様僕をファミリアに入れてください‼」

 

彼を最初に見たときひ弱な印象を受けた

たしかに僕はファミリアのメンバーを探していた。

でも本当に彼を冒険者にしてしまっていいのかい?

そんな疑問をかんじてしまった

そして返答に困っていると彼は下げていた顔を上げた

その彼の瞳を見た瞬間ひ弱な印象は吹き飛んだ

彼のルベライトの瞳には

真っ赤な瞳にふさわしい真っ直ぐで純粋で

燃え上がるような意思を感じた

僕は直感した、彼の邪魔をしてはいけない

この真っ直ぐな意思を邪魔したくないと。

 

?「こんにちは、僕はヘスティア

君の名前は?」

 

ベ「はい、ベルです‼」

 

ヘスティア「じゃあベル君、

僕のファミリアに、家族になってくれないかい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わってある二階の書庫

 

へ「どうだいベル君、いいところだろ?

僕は最初のけんぞくはここで恩恵を

授けようと思ってたんだ‼」

 

ベル「はい、いい雰囲気ですね。」

 

へ「じゃあベル君服を脱いで横になってくれ」

 

ベル「え、ふっ服をですか⁉」

 

へ「心配しなくても上半身だけだぜ?ベル君」

 

ベル君はいじりがいがあるなぁと

目の前のほほえましい光景に微笑んでいた

だが次はヘスティアの驚くばんだった。

 

へ「うぇぇぇぇ⁉

なんだいベル君その体どうしたの⁉

その筋肉と傷⁉」

 

その体は無駄なく引き締まった筋肉と

無数の浅くはない傷でおおわれていた

 

ベル「ああ、これですか?

お父さんとの修行でついたんですよ」

 

へ「へぇ~人は見かけによらないねぇ」

 

ベル「あのー、ガン見はさすがに

恥ずかしいんですけど///」

 

へ「あっごめん///

じゃあ横になってくれ///」

 

横になったベル君に股がり

背中に神の血をたらす

肌が波打ち背中にステイタスが現れる、

ステイタスは最初は全てが0

普通ならスキルも魔法もなく

まっさら・な・・じょう・た・・い

 

ベル

level 1

 

ここはまだいい

 

力:EX ?

耐久:EX ?

器用:EX ?

敏捷:EX ?

魔力:EX ?

 

へ「はぁぁぁぁぁ⁉」

 

ベル「えっどうしました?」

 

全てが0で始まるはずなのに

?ってなんだい⁉

それにEXってSですらないの⁉

お父さんかい⁉お父さんとの修行のせいかい⁉

まっ魔法とスキルは⁉

 

≪魔法≫

【】

 

よし、魔法は発言していない‼

なんで僕はがっかりするはずなのに

喜んでるんだろう?・・・・

スキルは‼

 

≪スキル≫

【黒龍の加護】

ステイタスに超高補正

状態異常完全無効

早熟する

父への親愛が続く限り効果持続

父への親愛の丈により効果上昇

 

【黒キ炎】

黒龍の炎が扱える

水属性の相性無視

 

 

うそぉぉぉぉぉ⁉

えっ黒龍って三大クエストの

黒龍だよね⁉

っていうかベル君のお父さんが黒龍⁉

どういうこと⁉

 

ベル「神様?どうかしたんですか?」

 

へ「どうしたもこうしたもないよ⁉

なんだいこのステイタス⁉」

 

ベル君にファルナの写しを見せる

すると真剣な表情になり

僕を見てきた

 

ベル「神様話したいことがあります」

 

そしてベル君と黒龍の出会い

オラリオに来た経緯を話してくれた。

 

へ「黒龍に知能⁉

子供を育てて⁉

それがベル君⁉

そして来た理由が父親を殺すため⁉

どうなってんの⁉」

 

ベル「ははは、そうなりますよね」

 

へ「この黒龍の炎ってのは‼」

 

ベル「あぁ、多分これですね」

 

そうしてベル君は右手に黒い炎を灯した

 

へ「なっなんだいこの炎⁉」

 

ベル「昔、生死をさ迷うような

病気にかかりまして。そこでお父さんが

僕を死なせないために自分の血を

僕に飲ませたそうです」

 

へ「黒龍の血を⁉」

 

ベル「はい、その血に含まれる

膨大な魔力によって病気はすぐに治り

それから僕は黒龍の魔力を

扱えるようになりました」

 

へ「その魔力によって扱えるのが・・・」

 

ベル君「はい、この炎です」

 

驚きの連続で呆然としてしまった

だがそれなら‼

 

へ「ベル君‼

この事は絶対に秘密だ‼

黒龍を恨んでいるのは山ほどいる

この事が公にばれたら君はただでは

すまない‼」

 

ベル「はい、お父さんからも

オラリオにたつときに

かなり念を押されましたから」

 

お父さん第一のことはきにくわない

けど、これならちょっとやそっと

のことじゃばれないだろう。

ヘスティアはその事に満足し

これからの苦労に頭を

痛くしながらも

ベルがこれから歩んでいく

英雄譚に胸をもし踊らせた。




どうでしたか?
次は初めてのダンジョンです
学生ですので平日や
ゲームのイベント時は更新遅めです
ご容赦ください‼


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3話ベル・・・おなごは怖いのだな・・・

3話です‼
ベル君のバトルシーンを書きたいです‼
でもその前にエイナさん(激怒)があります
ベル君の無事を祈っていてください‼


ベルside

 

僕は今エイナさんと二人っきりで

個室にいる。その言葉だけ聞けば

多感な時期の男の子なら色々と

想像してしまい、当事者になれば

ドキドキが止まらないだろう。

確かにベルは凄くドキドキしていた。

だがそのドキドキは

 

エイナ(ゴゴゴゴ)

 

恐らく命の危機によるドキドキだろう。

 

 

 

 

 

エイナside

 

私は今かなり怒っていた

私はあまり怒らない性格で

最後に本気で怒った日が思い出せない

位は怒ることがない。

しかも今はあのベル君に対して

怒っていた。

ベル君とはまだ会って4日だが

彼の性格はなんとなくわかっている

優しく、純粋で、嘘がつけない。

これが会ってまもないながらも

私が感じたベル君である

私を怒らせる要素が見当たらないが

今、なんでそのベル君に怒って

いるかと言うと

 

エ「なんっっでこんなにも

ダンジョンの知識がないかなぁぁぁ‼」

 

そうこれである

 

ベル君は昨日ファミリアに入った

ばかりで今日の朝冒険者登録を

しにこのギルドにやって来た。

そのため正確に言うとベル君が

冒険者になったのは今日の朝である。

ならば知識がなくても

仕方がないと思うだろうか?

だがモンスターは世界中に蔓延っている

この世界に生きていれば少し位なら

知識を持っているはずである

だがベルは・・・

 

エ「ゴブリンやコボルトの知識さえ

無いってどういうことかなぁぁぁぁ‼」

 

そうベルはずっと黒龍と一緒に

暮らしてきた、モンスターは

黒龍を怖がって近づいて来ないのである

さらに黒龍と離れ少し遠くの村まで

行った時も一度も遭遇しなかった

それは何故か

答えはベルにやどる黒龍の血、

詳しく言えばその血からベルに

宿った黒龍の魔力である。

その魔力に怯え、ダンジョンの

魔物ならともかく、弱体化している

外のモンスターは近づいてさえ

こないのである。

 

エ「ベル君‼

これからこのテストで90点以内

とらないかぎり、ダンジョン禁止‼」

 

ベル「そんなぁぁぁぁ⁉

エイナさぁぁぁぁん⁉」

 

それからは地獄であった

朝早くギルドに赴き

昼まで勉強、それからテスト

そして夜までテストの間違えた

箇所をちゃんと理解するまで復習

黒龍はベルに様々な人間の常識を

教えてきた、だかベルは必要な

知識を頭に詰め込むと言う作業を

今までしたことがなく

勉強会は難航した。

そしてエイナがダンジョン探索に

OKを出したのは・・・・

 

冒険者になって半月がたっていた。

 

 

 

ベルside

 

僕は今ダンジョンにいる

今日やっとエイナさんに許可をもらい

嬉しくてその言葉を聞いた瞬間

飛び出してしまった・・・後で

絶対に怒られるな・・・・

 

ベル「うん、せっかくダンジョンに

入れたんだしそのことは今は忘れよう‼」

 

ベルは現実逃避した‼

 

「パキ、パキ」

 

ベル「お、さっそくモンスターかな?」

 

モンスターはダンジョンから生まれる

ダンジョンの壁からすでに戦える

成体として産み落とされる。

 

ベル「よし、こい‼」

 

ゴブリンA B C 「「「ギャァァァァ⁉」」」

 

ベル「へ?」

 

ゴブリンABCは逃げ出した‼

 

先ほど言ったとおりベルを避けるのは

ダンジョンの外の弱体化した

モンスターである

しかしそれは普通の状態のベルの

話である。

ダンジョンの中のモンスターとはいえ

黒龍の魔力を持つベルの殺気に

当てられればこのとおり

逃げていくのである

しかしベルは知るよしもなく

 

ベル「えーと?どういうこと」

 

 

 

 

 

 

 

こうしてベルは下の階層に赴いた

もちろんたかが2~3階層変わったぐらいで

モンスターの実力が劇的に

変わるわけでもなく。

 

5階層

 

そこでようやくベルの前に

立ちふさがることができる程度の

モンスターが現れた。

 

ミノタウロス

出身階層15階層~

普通なら5階層では出会うことの無い

モンスター、この階層で探索している

冒険者達にとっては絶対に

敵うことのないモンスター

しかし相手はベルである

 

ベル「よし、やっとまともな

モンスターが出てきたよ、

最近体なまってるから

ちょうどいいかな?」

 

そういうとベルは右手を腰あたり

左手を肩の前で拳を握り

モンスターに半身になるように構えた

そして拳を握った右手から

黒い炎が溢れだした

ミノタウロスはベルの殺気に当てられ

指一本動かせない

 

そして動けないミノタウロスに一歩で

踏み込み、炎を灯した右手を

ミノタウロスにぶつけた。

 

ベル「黒龍の鉄拳」

 

 

 

 

?side

彼女は焦っていた

 

ファミリアの大遠征

その帰り道イレギュラーがおき

ミノタウロスが大量発生した

しかし遠征の帰りで疲れているとしても

彼女達の敵ではない

早々に駆逐しようと迎撃していた時

残っていたミノタウロスが

一斉に上の階層に逃げ出した

このイレギュラーには全員度肝を抜かれ

上の階層のlevelの低い冒険者に

被害がでると、ファミリア総出で

ミノタウロスを駆逐した

しかし一体のミノタウロスを

まだ倒しておらず

内心かなり焦っていた

 

そして5階層

そのミノタウロスの背中を見つけ

早く倒そうとした時、

ミノタウロスの目の前に新人冒険者

のような少年を見つけた

驚き、よりいっそう早く倒そうと

魔法を使おうとした時

その少年の言葉に思わず固まってしまった

 

「黒龍の・・・

 

「え?」

 

何故、今その名前が?

そして固まった時に少年の右手が見えた

彼の右手は黒い炎に覆われていた

私は思わず見いってしまった。

普通なら黒い炎など、禍々しく見えるだろう。

だか少年が手に宿す黒炎は何故か

真っ黒なのに透き通ってるように感じた

そこで思考をたちきり

早く少年を助けようと見た瞬間

またもや驚かされた。

その少年が、自分でも残像すら見えないほど

早く動いたからである

そして少年は燃える拳を叩きつけた

 

・・・鉄拳‼」

 

その衝撃に思わず目を瞑る

そして目を開けたそこには

ミノタウロスの上半身が消え

それでもたたずんでいる下半身だけであった

 

その光景に息をのみ思わず

 

?「ねぇ」

 

と声を掛けてしまった

少年はいきなり声をかけられたせいか

びっくりしながらもこちらを向いた

 

その綺麗なルベライトの瞳にまたもや息をのみ

 

?「私はアイズ、あなたは?」

 

剣姫と龍に育てられた兎がここで

初めて出会った。

物語はさらに動き出す

 

 

 




どうでしたか?
アイズとベルの初対面です‼
ここまではもともと考えていた内容だったので
すぐに出せましたが次からは大まかにしか
決まっておらず、更新速度が落ちます
それでも2~3日ごと位には出すので
楽しみにしていてくれたら嬉しいです‼
閲覧ありがとうございました‼


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4話 ベルは絶対にやらんぞ‼

今回は前回の続きです
エイナさんからミノタウロスのことについて
怒られるシーンですが、どうしても
前話で怒られたシーンとかぶってしまい
どうしても変な感じになってしまいましたので
カットしました。自分が文才ないせいで
なんかすいません(泣)


ベルside

 

僕が彼女と初めて会ったとき、

凄く懐かしい感じがした。

 

アイズ「私はアイズ、あなたは?」

 

アイズ?それにその綺麗な金髪

透き通るような白い肌、

もしかして?

 

ベル「もしかして、

アイズ・ヴァレンシュタインさんですか?」

 

アイズ「うん、そうだよ?

それよりあなたは?」

 

やっぱり、

そう僕は彼女を知っている。

会ったことがあるわけではない

僕は見たことがあった

ある写真に彼女が写っていたのだ

彼女と彼女の家族が笑いあって

写っている写真を

その写真の裏側に名前も書いてあった

と、そこで彼女は頬を膨らませながら

顔を近づけてきた。

僕は自分が名前を名乗ってない

ことに気付きあわてて名乗った

 

ベル「す、すいません

僕はベルと言います、初めまして

ヴァレンシュタインさん」

 

ア「・・・アイズ」

 

ベル「へ?」

 

ア「アイズって呼んで

私の仲間はみんなそう呼ぶ」

 

ベル「え、でも「いいから」は、はい」

 

なんだか不思議な人だな?

・・・もしかして天然?

 

ア「ところでベル、

さっき「黒龍」って言った?」

 

ベル「え⁉」

 

ヤバイ、思わず口にでてた⁉

いっつもお父さんとの修行で

技名を言いながら戦闘してたから

思わず‼

だって仕方ないじゃん‼

叫んだほうが力入る気がするし‼

というかどうしよう‼

お父さんからもあれだけ

正体ばれるかもしれないから

叫ぶのはやめておけって

言われていたのに‼

とりあえずごまかせるかな⁉

 

ベル「えっ、ななっなんのことですか?

僕はなんにもいってませんよ⁉」

 

ア「言った」

 

ベル「いやだからb

「確かに黒龍の鉄拳って言った」

 

ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、

目が、天然っぽいアイズさんの

目のハイライトが消えてるぅぅぅ‼

そりゃあ自分の家族を殺した

 

<ことになっている>

 

相手の名前だもんね‼

間違えないよね‼

って近い近い近い‼///

顔と顔の隙間が無くなる‼///

《ベルはやらんぞ‼》

お父さん⁉

ギルドでも声聞こえなかったっけ⁉

かなりはっきり聞こえたけど

幻聴なの⁉

 

その時僕の頭の中は

羞恥心、恐怖心、

さらに謎のお父さんの幻聴?

による混乱で、パンク寸前だった

そのなかで僕のとった行動は

 

ベル「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ‼」

 

その場から全力離脱することだった

 

 

 

 

 

アイズside

 

「うあぁぁぁぁぁぁぁぁ‼」

 

逃げられた

そんなに怖かったかな?

黒龍も気になるけど

可愛い子だったな。

髪も綺麗な白髪でもふもふしてた。

・・・撫でたら気持ちいいかな?

 

?side「おい、アイズ‼

ミノタ・ウ・・ロ・・・ス

・・・・なにやってんだお前?」

 

アイ「あっ、ベートさん」

 

気づくとベートさんが立っていて

私を怪訝な目で見てた

そこで私の右手が虚空をなでなで

していたことに気付き、あわてて

手を引っ込めた。

 

ベート「ミノタウロス倒したんなら

フィンに報告に行くぞ」

 

アイ「はい」

 

彼のことも報告しなきゃ

ミノタウロスを拳で

倒したこと、そして

・・・黒龍のこと・・・

 

ベルside

 

その頃ベルは

ベル「うあぁぁぁぁぁぁぁぁ‼」

 

エ「きゃぁぁぁぁぁ⁉」

混乱のあまりかなりの速度で

ギルドのエイナさんにもとまで突っ込み

装備もなしにいきなりダンジョンに

突っ込んだこと含めて

夜まで説教されるのだった。

 

 

ベル「ただいま~」

 

へ「お帰りベル君‼

今日はダンジョンに潜ったんだろ

どうだった?」

 

帰宅後、今日の感想を聞いてきた

ベルは正直にダンジョンのモンスター

が僕を見るなり逃げていったこと

五階層でミノタウロスと

遭遇し、倒したこと。

そしてミノタウロスを倒したところを

見られたためアイズさんに

詰め寄られ、黒龍のことを聞かれたこと

を全部話した。

すると神様は

 

へ「ダンジョン初日から

なにやってるんだい⁉」

 

ベル「はは、どうしましょう?」

 

へ「規格外とはわかってたけど

ミノタウロスを一撃で倒すって⁉

しかもあれだけ秘密だって言ったのに

あっさり聞かれて、詰め寄られるし‼」

 

ベル「すっすいません」

 

へ「まあ、もう終わったことだし

仕方ないけど。きをつけるんだぜベル君

もしばれたら、オラリオに

いられなくなるかも知れないんだぜ?」

 

ベル「肝に命じます‼」

 

へ「よし、ならステイタスの更新

しようぜ?経験値は得ただろうし

もしかしたら何か変わっているかも

知れないよ?」

 

僕は素早く上半身を脱ぎ

ベットに横になる

 

 

 

 

ヘスティアside

 

僕はベル君に股がりステイタス

更新の準備をする

 

さて、ベル君のステイタスは変わるかな?

ステイタス?なのだから

全く変わらない気がするけど

・・・いや、でもあのベル君だぜ?

ランクアップはないだろうけど(フラグ)

何かは変わる予感がする‼

 

僕はベル君の背中に神の血をたらし

ステイタス更新をする

 

全部一気に見るとベル君のステイタスが

かなり変わってたら、受け止めきれる

自信がないし、上から徐々に見ていこう

 

ベル

level2

 

・・・・ん?

ごしごしごし、じー

・・・・・・・・・・ファ⁉」

 

ベル「え⁉どうしました神様⁉」

 

ヘ「どうしたもこうしたもあるか⁉

なんでミノタウロスを倒したとはいえ

1日でランクアップしちゃったのさ⁉」

 

どうしてだ?

確かにベル君は規格外とはいえlevel1、

level2のミノタウロスの経験値は

ランクアップに必要な経験値として

数えられるとは思う。

でも、ベル君自身にとっては

雑魚モンスターにかわりはない。

獲得できる経験値は微々たるもののはず

これでランクアップするはずが・・・

・・・・まさか‼

 

 

【黒龍の加護】

ステイタスに超高補正

状態異常完全無効

早熟する

父への親愛が続く限り効果持続

父への親愛の丈により効果上昇

 

これかぁぁぁぁぁ⁉

この、恐らく経験値をブースト

するこのスキル⁉

確かに半年間一緒に暮らしてきて

お父さんへの好感度が限界突破

しているのは薄々感づいていたけど

まさかランクアップに必要な

例外的な経験値までブーストしたのかい⁉

 

その後全部のステイタスを

確認したが変わっているのは

levelだけであった

・・・いや、だけって言えないけど

levelがあがったことをだけで

すませたくないけれど

 

こうしてこれから悩ませる

問題を想像して頭が痛くなり

ヘスティアはそっと意識を手放した。

 

 

 

 




はい、ベル君ランクアップです
色々と非難も来そうでしたが
ミノタウロスと戦ったあとに
ステイタスをちょっと変えたかったけど
ステイタス全部EX:?じゃん、どう変えるの?
ってなりまして、
特にきっかけになりそうなこともないから
新しいスキルや魔法を覚えるってことも
違和感があったので、結局
ランクアップということになりました
次の話は豊穣の女主人のことを
書こうと思っています
期間があくかもしれませんが
楽しみにしていてくれたら嬉しいです‼
閲覧ありがとうございました‼


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5話


今回は発展アビリティの話です‼


ベルside

 

僕の朝はいつも速い

お父さんと暮らして居たときは

時計も電気もなかったため

日が落ちるとともに寝て

日がでるとともに起きていた

そのため4時ぐらいには

目が覚めてしまう

 

ベル「よし、今日からギルドに

いかなくてもいいし、

早めにダンジョンに

行ってこようかな?」

 

僕はまだ寝ている神様の朝食を

作り、ダンジョンに行く

支度を始める

料理はコミュニケーション力を

つけるために通っていた村で

習ったため、うまくはないが

ひととうりできる。

 

ベル「神様、行ってきます。」

 

へ「うぅーん、

行ってらっしゃ~い」

 

まだ寝ぼけている神様に挨拶をし

ホームから出て行く

 

まだ薄暗く人がいないオラリオの

大通りをかけ足でかけて行く

と、そこで

 

ベル「⁉」

 

なんだ⁉今誰かに見られたような?

僕は視線を感じた方向、バベルの

最上階を見る。

 

ベル「確かバベルの上階は神様達の

居住区域になっているんだっけ?」

 

そのとき、背後から気配を感じ

少し敏感になっていたのか

慌てて振り向くと

 

?「きゃ‼」

 

そこには、いきなり振り向いたことに

驚いたのか、しりもちをついた

女の子がいた

 

ベル「すいません‼

大丈夫ですか?」

 

?「いえ、こちらこそ

驚かせてすいません」

 

ぐぅ~~~~~

 

ベル「あっ⁉///」

 

?「ふふ、朝ごはん

食べてないんですか?」

 

ベル「はっ、はい///」

 

?「ちょっと待っていて

くださいね?」

 

そこで女の子は、

近くの酒場のような店に

入っていった

 

?「はい、

これでも食べてください」

 

戻ってきた女の子の手には

バスケットが握られていた

 

ベル「いやいや、

もらえませんよ‼

これあなたの朝ごはん

じゃないんですか⁉」

 

?「冒険者さんを

お腹の空いたままダンジョンに

行かせるのは、心苦しいので

もらってくれませんか?」

 

ベル「うう、

その言い方はずるいですよ~」

 

?「その代わり‼」

 

ベル「その代わり?」

 

?「冒険者さんは今晩、

うちの酒場で夕飯を

食べなければ行けません‼」

 

その意味に時間差で気付き

 

ベル「もう、

ほんとにずるいなぁ」

 

?「さあ、はりきって

行ってきてください‼

今晩の私のお給料は

はずむこと間違いなし

なんですから‼」

 

ベル「はい、

僕はベルです」

 

?「私はシル・フローヴァです

そこの酒場でウェイトレスを

しています、

頑張って来てくださいねベルさん‼」

 

そこで僕はシルさんと別れ

ダンジョンに向かった

 

 

 

 

(ダンジョン)

 

ベル「よし、はりきって

頑張ろう‼昨日出た

発展アビリティも確認しなきゃ」

 

そこで僕は上層を素通りし

13階層に来ていた

 

ベル「確かこの階層から

炎を操るモンスターが

いるはずだけど」

 

僕は13階層を少し探索し

お目当てのモンスターは

すぐに見つかった

ヘル・ハウンド

放火魔の異名を持ち

口からの火炎攻撃で

冒険者を消し炭にするモンスター

 

「ガァァァ‼」

 

中層のモンスターは

近づかなければ

問題ないようで

普通にお目当ての

火炎攻撃をしてきた

 

ベル「よし、来た」

 

その放たれた火炎をベルは

無造作に掴んだ

 

ベル「やっぱり熱くないし

掴むことができる」

 

ベルは黒龍の魔力を宿すため

黒炎を出し、腕にともしたりできるが

普通の炎は掴もうとすれば火傷する

だか何故今のベルはヘル・ハウンドからの

火炎を掴めるのか

時は昨日の夜にさかのぼる

 

 

 

(回想)

 

気絶してしまったヘスティアは

10分ほどで起き上がり

更新のつづきをする

 

ヘ「ベル君、

発展アビリティが一つ

出てるぜ?」

 

発展アビリティ

ランクアップした時に発現し

なにも出ないことがあるが

複数出ることもあり

その場合は一つ選び習得する

 

ベル「龍身?」

 

へ「うんそれがベル君が発現した

アビリティの名前だ

恐らく新規の発現アビリティ

だろうね」

 

発展アビリティは

スキルの名前とランクだけで

その効果はわからない

ギルドに情報があれば

効果も調べられるが

この分ならギルドも知らないだろう

 

へ「恐らく、身体が龍になるって

ことだろうけど今のベル君には

別に鱗も翼も生えてきてないし

詳しい効果はわからないかな?」

 

ベル「あっもしかして」

 

へ「心当たりがあるのかい

ベル君⁉」

 

ベル「僕が体に黒炎を灯せるのは

話しましたよね?

でも、普通の炎はさわると

火傷しちゃうんですよ

けどお父さんは自分の炎のほかにも

自然発生した炎でも火傷を負うことは

ないし、ダメージも無効化するんです

もしかして僕もそうなったんじゃ」

 

へ「う~ん

そればかりは今は確認できないね」

 

ベル「はい、明日ダンジョンで

試してきます‼」

 

(回想終了)

 

そしてベルは龍身の効果に

もう一つ心当たりがあった

これはあまり自信がなかったので

ヘスティアには言わなかったのだが

 

ベルは掴んだ炎にかぶりついた

 

そして全部食べると体の魔力が

少し上がった

 

ベル「やっぱり、

お父さんみたいに炎を食べれる」

 

黒龍は炎を主食にし

自分の炎は食べれないが

炎を食べることで体力や魔力を

回復していた

 

ベル「よし、これで

龍身の効果は確認できたし

あとは夜まで狩ろう」

 

そしてベルはさっきから

近づけてこないヘル・ハウンドに

対して狙いを定める

 

そしてベルは右手を筒状にし

口元に持っていき、息を大きくすいこんだ

そしてベルはヘル・ハウンドに狙いを定め

彼の一番の得意技を放った

 

「黒龍の咆哮」

 

ベルの筒状にした右手をつたって

黒炎がヘル・ハウンドを呑み込んだ

その後には炎により若干溶けかかっている

魔石だけが残っていた。




すいません‼
豊穣の女主人での話を
書きたかったんですが
きりが悪くなりそうだったので
次に回しました‼
次の話は明日が休みなので
できれば明日出します‼


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6話ベルよ、ばれるぞ速く逃げろ‼

今度こそ豊穣の女主人での話です



ベルside

 

 

僕はヘル・ハウンドを倒したあと

上層に戻ってきた。

発展アビリティの確認のために

中層まで降りたが、これがばれると

エイナさんから、どんな説教がとんでくるか

わからない。ミノタウロスのことも

怖くて言ってない。ヘル・ハウンドの魔石も

強化種のことを、エイナさんから教わったから、

ダンジョンにおいて行けないので

炎でどろどろに溶かしておいた。だけど上層の

モンスターは僕に会うと逃げてしまう

なので僕はモンスターが僕を認識する前に

高速で近づき、頭を殴り飛ばした

一度なにも考えずに殴ったら、中の魔石まで

砕け散ったので、頭を殴るようにしている

 

ベル「よし、これぐらいでいいかな?」

 

魔石を入れるためのポーチが一杯になったので

ダンジョンから帰る。

・・・結局魔石の量から無理したと思われ

エイナさんから怒られたのだった

 

 

 

 

 

 

ベル「えーと、ここでよかったかな」

 

僕は今、朝誘われた豊穣の女主人に来ていた

神様も誘おうと思ったけれど

 

へ「すまないベル君、

今日はバイトの打ち上げがあってね、

すまないけど、今日は一人で行ってきてくれ」

 

とのことで、一人である

 

酒場に入るとウェイトレスたちが目に入る

そういう子たちを集めているのか

みんな綺麗な人達ばかりだ

すると、朝にあったウェイトレスが気付き

 

シル「ベルさん‼

来てくれたんですね‼」

 

ベル「はい、せっかく誘われたので」

 

そうしてシルさんは僕を奥のカウンターに

座らせた、

 

?「あんたが、シルが招待した坊主かい?

冒険者の癖にひょろいっ子だね‼」

 

カウンターに座ると

女将さんが話しかけて来た

 

?「私はミア・グランド、

みんなからはミア母さんと呼ばれているよ」

 

ベル「こんばんわ、ミアさん

僕はベルといいます」

 

ミア「なんでも私たちが音をあげるような

大食間なんだろう?思いっきり食っていきな‼」

 

ベル「え⁉」

 

シル「すいませんベルさん、

みんなに話したらそういうこt「なんで

そのことを知ってるんですか⁉」

 

シル・ベル「「え?」」

 

時間差でなんでこうなったのか気づく

 

ベル「ああ、僕こんな見た目ですけどね

多分人の三倍位は軽く食べれますよ?」

 

シル「なるほど‼私の目は間違って

なかったわけですね‼」

 

ベル「シルさん」じとー

 

シル「そっそれでは私は仕事が

ありますので失礼します‼」

 

ミア「はっはっはっ、

面白い坊主だね、しかも見た目と服で

一見わかりづらいが、なかなかいい体

してるじゃないか?」

 

その言葉に一瞬ドキッとするが

 

ミア「まあ、そんな事私たちには

関係ない、私たちが聞きたいのは

坊主が今日どのくらい金を

おとしてくれるかだけさ。」

 

その言葉に自分がまだ

注文してないことに気付き

 

ベル「なら、今日のオススメと

パスタと魚の丸あげをお願いします」

 

ミア「酒は?」

 

ベル「あっお願いします」

 

そこでミアさんは調理場に入っていった

 

シル「ふふ、ミア母さんに

気に入られたみたいですね」

 

ベル「あっシルさん、

そうなんですか?」

 

シル「ええ、今日ミア母さんは

予約しているお得意様がくるまで

キッチンに入らない予定でしたので

恐らく、自分で作るつもりなのでしょう

こういうことはミア母さん

お気に入りのお客様にしかしないこと

なんですよ?」

 

その後シルさんは店が忙しくなったのか

仕事に戻って行った、そして10分ほどで

 

ミア「坊主‼できたよ

腹一杯食いな‼」

 

そうして僕の前には山盛りの料理が

並べられた。僕はあまりにも美味しそうな

匂いにすぐに食べ始めた

そしてミア母さんになにも言わずに

食べ始めたことに気付き、恐る恐る

前を見ると

 

ミア「なんだい?

客が店の反応を見てどうする

さっきも言っただろう、腹一杯食いな‼」

 

ベル「いただきます‼」

 

その後、無我夢中で食べ始めた

その反応に満足したのかミアさんは

店の中に戻って行った

 

シル「ベルさん、このお店はどうですか」

 

少しするとシルさんが話しかけてきたので

口のなかの料理を飲み込み

 

ベル「圧倒されてます」

 

その時、入り口から

 

?「ミア母ちゃん、きたで-‼」

 

その言葉に後ろを振り向くと

赤毛の女性がかなりの人達を引き連れて

お店に入って来るところだった

 

ベル「⁉」

 

そしてその中にダンジョンで会った

アイズさんの姿を見つけ思わず

見つからないように、からだを元に戻した

その反応にシルさんは疑問に思いながらも

 

シル「驚きましたか?

ロキファミリアはうちのお得意様

なんですよ」

 

ベルは内心焦っていた

どうしよう‼お得意様ってことは

この店に来たらアイズさんと

会う確率が増えるってことだよね⁉

しかも多分ファミリアの人達にも

話しているだろうし

このお店気に入ったから

頻繁に来たかったんだけどなー‼

 

僕の内心など知らずに

ロキファミリアの人達は宴会を始める

今出て行くとむしろ目立つので

ロキファミリアの人達が帰るまで

待つしかない

 

そして気配を殺しながら食べていると

 

?「そういえばアイズ‼

あのミノタウロスの話本当か‼」

 

その言葉に思わず料理を

吹き出しそうになった

 

アイズ「うん、本当だよ」

 

?「何々アイズ?

ミノタウロスって帰りのイレギュラーの

話だよね?」

 

アイズ「うんティオナ、ベートさん

そういえば、ガレス、リヴェリア、フィン

には言ったけど他の皆には詳しくは

話してなかったね」

 

そしてアイズさんはイレギュラーの後

五階層で見たことを話し出した

 

アイズ「そこでウサギみたいな見た目の

冒険者がミノタウロスを一撃で倒してたの

しかも、そのときの動きが私でも

残像も見えない位速かったの」

 

ティオナ「え、なにそれ⁉

そんなに強い冒険者が五階層に居たの⁉」

 

アイズ「うん、その殴った拳が燃えてたの

しかも普通の炎じゃなくて真っ黒な炎

だったんだ。」

 

ティオナ「へー、魔法かな?

なんかその冒険者詠唱してなかった?」

 

アイズ「う~ん?あっそういえばフィン」

 

フィン「なんだいアイズ?」

 

アイズ「その冒険者がね、詠唱は

してなかったんだけど技名?を言ってた」

 

フィン「おや、それは報告されてないね」

 

アイズ「うん、忘れてた訳じゃないけど

ちょっとそのことをについて考えてて」

 

フィン「そんなに特徴的な

名前だったのかい?」

 

アイズ「うん、(黒龍の鉄拳)って言ってた」

 

その言葉に酒場が氷ついた

 

フィン「なるほどアイズが考えるわけだ

もしかして黒龍を崇める

宗教団体の人なのかな?」

 

そして獣人の人が舌打ちをし

 

ベート「はっ‼あんなん神でも

なんでもねぇ‼」

 

?「落ち着きなさいベート

気持ちはわかるけど」

 

ベート「うるせぇティオネ‼

あんな居るだけで災厄をふりまわす

ようなやつを崇めるようなやつに

録なやつがいねぇ‼」

 

その言葉にベルは拳を握る

 

ガレス「しかし本当に黒龍の宗教のやつか?

大体奴等は意味不明なことを言うばかりで

実力者など一人もいなかったじゃろ」

 

ティオナ「ただ魔法が発現して

その技にそれっぽい名前付けた

だけじゃないの?」

 

フィン「う~ん?

それはないと思うよ、黒龍の恐ろしさは

世界中の誰もが知ってる、技名に

使うとは思えない。でも宗教団体の

冒険者とも思えないね」

 

ティオネ「どうしてですか団長?

崇めているなら技名につかっても

違和感ないと思いますけど」

 

フィン「崇めているからこそさ。

彼らにとっては技名に使うのは

恐れ多いのさ、アイズ彼の特徴を詳しく

教えてくれないかい?あと名前も

そういえば聞いてなかったね

わかるかい?」

 

アイズ「うん、確か名前は

・・・・ベルって言ってた」

 

その言葉にシルさんとミアさんが

そしてシルさんから僕のなまえを聞いて

いたのかウェイトレスの人達が

驚いた顔でこちらを見てきた

ロキファミリアの人達はウェイトレス達の

反応に気づかずアイズさんの話を聞いている

 

アイズ「多分14歳位かな

瞳はルベライトで髪が真っ白で

すごいもふもふしてそうで

撫でてみたかった」

 

その言葉にロキファミリアの

ベートと呼ばれた獣人と

エルフの女の子が怒気を放った

 

ベート「ちくしょう、

俺の尻尾だってもふもふしてるのに」

 

エルフ「アッアイズさんがとられる‼

なにかもふもふでつらないと‼」

 

ティオネ「ベートにレフィーヤも

落ち着きなさい。本当アイズのことに

なると錯乱するんだから。」ハァ

 

ティオナ「本当にアイズってもふもふ

したもの好きだよね‼」

 

フィン「昔からそれとジャガ丸君だけは

すごい反応してたからね。」

 

リヴェリア「一度団員のペットの兎を

1日中離さなくて難儀したことがあったな」

 

ガレス「確かジャガ丸君で釣って

やっと離したんじゃっけか?」

 

この話題により張り詰めた空気が弛緩し、

ベルがほっとした瞬間

 

ティオナ「あっもしかしてアイズが

言ってたベル君ってあんな感じの子?」

 

ベル・アイズ「「え?」」

 

 

 

 

 

 

 

 

アイズ「・・・あっベル」

 

ベル「・・・どうも」

 

 

 

 

・・・・・見つかっちゃいました

 

 

 

 

 

 

 

 

 




アイズとベルの再開話です
ちょっと長めでしたがどうでしたか?
コメントで「卵特売‼」さんから
黒龍の名前をつけたら?と言われて
考えましたが、自分ではいい名前が思い付かないので
コメントで募集したいと思います
既にコメントの中に自分のいいと思った
名前があればgoodお願いします
最終的にgoodの数などや自分の
黒龍のイメージと合うかで決めます
気軽にコメントしてください‼
閲覧ありがとうございました‼


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7話 今ゆくぞベル‼

今回はこの前の豊穣の女主人の続きです
ちょっと少なめです、すいません


アイズside

 

 

 

ロキ「今日は打ち上げや‼

腹一杯食えーーー‼」

 

その言葉に遠征の打ち上げが始まった

場所は(豊穣の女主人)。

ロキのお気に入りの店だ

 

私は打ち上げにもかかわらず

ダンジョンで出会った冒険者について

考えていた。

真っ白な髪にルベライトの真っ赤な瞳

名前は確か・・・

 

ベート「そういやアイズ

あのミノタウロスの話は本当か?」

 

その言葉に私は考えを打ちきり

ティオナやベートさんの疑問に答えていく

あ、そういえば(黒龍)のこと話して

なかったっけ?

 

そうして私はフィンや他の仲間達に話した

みんなの言葉に考える

 

黒龍のことを知らなかった?

・・・フィンが言った通りこの世界にいて

黒龍のことを知らない人はいないと思う

それに知らないのなら私が黒龍のことを聞いて

あんなに焦らないと思う

 

黒龍を崇拝する人達?

・・・いや、一度そういう人達に

会ったことあるけどあの人達みたいに

妄信的に崇めているような感じはしなかった

 

でもそれより、

あの髪・・・・気持ちよさそうだったなぁ

次に会った時は触っていいか頼んでみようかな?

でも、怖がらせちゃったみたいだし

次も逃げられちゃったらどうしよう?

 

ベートさんやレフィーヤが何か

言ってたような気がしたけれどきにせずに

思考に没頭する。でも次のティオナの言葉は

聞き逃せなかった。

 

 

ティオナ「あっもしかしてアイズが言ってた

ベル君ってあんな感じの子?」

 

 

その言葉に指差されたほうを見る。

すると・・・・

 

 

 

アイズ「・・・あっ、ベル」

ベル「・・・どうも」

 

 

よかった、また会えた

ベルには聞きたいことが山ほどある

まずは・・・・

 

 

 

 

ベルside

 

 

ベル「・・・どうも」

 

 

 

気づかれたぁぁぁぁ‼

どうしよう‼どうしよう‼どうしよう‼

アイズさんがどんどん近づいてくるんだけど‼

何か変なオーラ放ってない⁉

 

 

アイズ「・・・ねぇ」

 

ベル「はいっ‼」

 

終わった・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイズ「頭・・・撫でていい?」

 

 

酒場が静まり返った

 

 

 

 

 

・・・・・・・・はい⁉」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

時間差で様々な人達が反応しだす

 

ロキ「ちょい待てやアイズたん‼

なんで最初の質問がそれなん⁉」

 

アイズ「えっ、だって気になるし」

 

ティオナ「いや、アイズ‼

普通なら黒龍とかじゃないの⁉」

 

アイズ「それも気になるけど今は・・・

 

ベート「いやおかしいだろうが⁉

なんで黒龍の話よりもふもふ優先なんだよ⁉」

 

アイズ「えっ?」

 

ベート「なんだその信じられないようなものを

見る目はぁぁぁぁぁ⁉」

 

 

よっよし‼視線がアイズさんに向いてるうちに‼

 

 

ガシッ・・・・・・ん?

 

 

シル「どこに行くんですかベルさん♪」

 

うそぉぉぉぉぉぉ⁉

なんでシルさんまで獲物を狩る目に

なってるんですかぁぁぁぁぁ⁉

 

そうだミアさんなら‼

酒場で問題おこしたら黙ってないような人だし‼

 

最後の希望としてミアさんを見ると

 

ミア「坊主、全部ゲロったら

この騒動は多目に見てやるよ‼」親指グッ

 

最後の希望がぁぁぁぁ‼

 

《ベルのピンチ‼今ゆくぞ‼》

来ちゃダメぇぇぇぇぇ⁉

大丈夫だよね⁉お父さん家から飛び出して

こっちに向かってないよね⁉

 

 

 

 

 

 

ガシッ・・・・・・なんかデジャブが

 

 

アイズ「ベル・・・・」

 

ベル「アッアイズさん⁉」

 

アイズ「撫でていい?」

 

ベル「まだそれなんですか⁉」

 

 

ロキファミリアとの騒ぎ、

酒場の人達の裏切り、

アイズさんの天然により

僕はいっぱいいっぱいだった。

 

 

ベル「もう、いいですよぉぉぉぉ」( TДT)

 

アイズ「やった‼」\(^^)/

 

ティオナ「あんなに喜んでるアイズ

見たことないんだけど⁉」Σ(゜Д゜)

 

 

 

僕は観念し、手を引くアイズさんに連れられ

ロキファミリアの幹部が集まっていた

テーブルに向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・」」」」

 

ロキファミリアのテーブルは沈黙が支配していた

その理由は僕の座っている場所にある

 

僕はテーブルに連れられたが余分な椅子が

無いため、店員さんに持って来てもらおうと

 

 

 

 

ベル「あの、すいません椅子をm」ひょい

 

・・・・ポスン

 

なんとアイズさんは僕を膝の上にのせた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もふもふもふもふもふもふパァァァ(≧▽≦)

 

 

 

 

 

うん、喜んでもらえて嬉しいです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィン「こほん、ちょっと締まらないけど

質問を始めようか?」

 

ベル「はいぃぃぃぃ」( TДT)

 

ロキファミリアの団長であろうフィンさんから

質問が始まろうとしていたとき

 

ベート「ハッ‼こんな宗教野郎の雑魚なんか

ぶっ潰しちまえばいいだろうが‼」

 

ティオネ「ちょっとベート‼

今団長が尋問しようとしてたじゃない」

 

構わずベートは続ける

 

ベート「うるせぇ‼あんなトカゲを

崇拝している妄信的なやつなんか知るか⁉」

 

その言葉に心が痛む

 

ベート「どうせこいつもそうなんだろ?

自分が弱いせいで他人の強さにすがる‼

そして災厄しかうまねぇトカゲなんぞ

あてにする‼今まで見てきた宗教野郎どもも

そんなやつばっかだったじゃねぇか‼」

 

その言葉に拳を握る

 

ベート「黒龍ってのは本当にどうしようもねぇ‼

居たらその場の命を根絶やしにする‼

居なくてもトカゲに魅了されたバカなやつらを

産み、関係ないやつらまで不幸にする‼

あんなの・・・・・

 

 

 

 

 

 

ゼウスファミリアに

さっさとやられちまえばよかったんだ‼」

 

その言葉に僕は我慢が効かなくなる

 

お父さんをトカゲと侮辱され

やられればよかったと言われて

黙っていられるわけなかった

 

 

 

 

 

 

ベル「取り消せよ‼」

 

机を叩き思いっきり立ち上がる

 

 

 

 

そうして僕は酒が入っているせいだろうか

余計なことまで喋ってしまう

 

 

 

 

 

 

 

ベル「僕のお父さんをバカにするな‼」

 

 

 

 

 

 

 

アイズside

 

 

私は今天国にいる

 

 

もふもふもふもふパァァァ(≧▽≦)

 

 

 

ベルの髪は見た目通り触り心地がよかった

 

ベルの髪を触ることに夢中になっていると

ベートさんが騒ぎだす私には関係ないことだと

聞き流しているとベルが拳を握っていることに

気がついた

 

どうして?ベートさんが言ってることは

口は悪いがおおむね正しい

実際ずいぶん前には宗教団体が大規模な

テロをおこしたことがあった

 

幸いすぐに第一級冒険者が駆けつけ

沈静化させ怪我人がいなかったが

一歩間違えていたら大惨事になっていた

それだけ妄信的に何かを信じている人達は

何をするかわからなくて怖い

 

そこでベルはベートさんの言葉に

耐えきれなくなったのか立ち上がった

 

 

・・・・・信じられない言葉と一緒に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベル「僕のお父さんをバカにするな‼」

 

 

 



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8話 そこだベル‼やっておしまい‼

最初に言っておきます・・・・
僕はベートさんはかなり好きなキャラです‼

でも話の流れ的に仕方ないよね‼


ベルの言葉に酒場の空気が凍る

最初にベートが動きだした

 

 

 

 

 

ベート「おいロキ‼」

 

ロキ「・・・・」ぽけー

 

ベート「おい聞いてんのか‼

兎ヤローが言ったことは本当か⁉」

 

ロキ「はっ‼・・・・わいの反応見たら

わかるやろ‼このベルっちゅー子はなんも

うそついてへん‼」

 

 

その言葉に酒場の人達はさらに驚きベルに

視線を向ける

 

 

ベルside

 

 

許せない

僕のお父さんをバカにして

 

 

 

ベル「ベートさん」

 

ベート「あ⁉」

 

ベル「僕と一対一で決闘しませんか?」

 

この言葉にはベートさんだけではなく

ロキファミリア全員が反応する

 

 

 

ロキ「ちょいまてや⁉いきなりなんなん⁉」

 

ティオナ「そうだよ‼決闘だなんて‼」

 

ベル「僕はお父さんをトカゲと侮辱させられて

黙っていられるほど優しくありません」

 

そして次の言葉で、ロキファミリアの

人達は確信する

 

 

 

フィン「ベル君、最初に確認させて

くれないかい?・・・・君の父親は・・・

もしかして黒龍なのかい?」

 

 

 

 

 

ベル「・・・はい」

 

 

 

 

 

リヴェリア「あり得ん‼

モンスターに、しかも黒龍に育てられただと⁉

人を見れば理性なく襲うモンスターに

できるはずがない‼」

 

ベル「信じるかはあなた達次第です・・・

ベートさん、ところで返事はどうしました?

怖じけづきましたか?」

 

 

その言葉にベートさんは青筋をたて

 

 

ベート「じょうとうじゃねぇか‼

雑魚が調子にのりやがって‼

ぶっ潰してやる‼」

 

リヴェリア「ベート落ち着け‼

本当に黒龍に育てられたのなら

ただの雑魚では決してないぞ‼」

 

ベート「ハッ‼ だからって

レベル1の雑魚じゃねぇか‼

レベルが4つも違うやつが俺に

叶うわけねぇだろうが‼」

 

ベートさんの言葉に僕はレベルが2に

なったことをギルドに公表してないことに

気付き間違いを訂正する

 

ベル「ベートさん、僕のレベルは2ですよ」

 

ベート「あぁ?レベル2がそんな安物の

装備してるはずがねぇだろうが‼

嘘ぶっこいてんじゃねぇ‼」

 

まぁ信じるはずがないか

 

 

僕は反論などはせずに表に向かって歩く

 

 

 

 

そうするとアイズさんに止められた

 

 

 

 

 

 

 

アイズ「ベル・・・本当なの?」

 

ベル「・・・先ほども言ったとおり

信じるか信じないかはアイズさんの勝手です

ですが僕は確かに黒龍に育てられました

嘘はついてませんよ」

 

そうしてまた表に向かって歩きだす

 

 

 

 

 

 

大通りの真ん中あたりについた頃には

ベートさんは酒場から出て自分に殺気を

放っていた、

ロキファミリアの人達も遅れて酒場から出てくる

 

 

ベート「兎ヤロー‼もう謝っても許さねぇぞ‼

覚悟しやがれ‼」

 

ベル「それは僕の台詞です、

ベートさんこそ覚悟は決まってるんですか?」

 

ベート「死ねぇぇぇぇ‼」

 

 

 

 

 

怒りの限界だったのだろう

さらに血管を浮かせて蹴りを放ってきた

その蹴りはさすがレベル5、レベル2・・・

いや、もしかしたらレベル4ですら

よけられないような渾身の一撃

上段回し蹴りが僕のこめかみあたりにむかって

繰り出される。それを僕は・・・・

 

 

 

 

 

 

同じ回し蹴りで迎えうった

 

 

ベート「はぁ⁉」

 

この光景にはロキファミリアや

目の前のベートさんですら唖然とする

 

回し蹴りは既に棒立ち僕から50センチもなかった

レベル5のスピードで繰り出された蹴りは

1秒もせずに僕の頭を蹴り飛ばすはずだった

 

それを僕は一瞬で一歩下がって距離をとり

僕を狙って放たれた足に向かって同じ

威力の蹴りを放ったのである

 

 

ベート「どういうことだとテメェ⁉

なんでレベル2にそんな動きができる‼」

 

ベル「ベートさんがバカにしたお父さんに

修行してもらったからですよ。

どうしました、これで終わりですか?」

 

 

その言葉にまた青筋をたてる

だが今度は冷静に僕を睨んできた

 

 

ベート「テメェが強いのはわかった

だったらこれでどうだ‼」

 

彼は懐からナイフをとりだした、

 

 

 

するとそのナイフから炎が溢れだす

その光景にベートさんが持ってるナイフが

魔剣だと気付いた。

 

魔剣は、劣化した魔法を放つことができる

回数制限はあれど役立つ強力な武器だ

だが僕に炎は効かない、こればかりは

相性が悪い

 

そのまま魔剣で攻撃してくると思ったが

彼は自信のメタルブーツに炎を吸収させた

 

 

 

 

ベート「このメタルブーツはフロスヴィルト

つってな、魔法を吸収できんだよ‼」

 

そうして燃え盛る足でまたこちらに向かってきた

今度は油断なく鋭い鳩尾を狙った蹴り

確かに燃え盛るメタルブーツでけられれば

もし受け止めたとしても普通なら無事では

すまない・・・・

 

 

 

 

普通なら

 

 

 

 

 

僕は当たるすれすれで右によけ

そのまま左手で燃え盛る足をわしづかみにした

 

 

 

 

ベート「⁉」

 

 

 

僕の左手に炎が燃え移る

 

 

 

ベート「テメェなにやってやがる‼

頭でも狂いやがったか⁉」

 

ベル「狂ったとは心外ですね」

 

 

足を掴んでいる左手を離す

 

 

アイズ「ベル⁉」

 

シル「ベルさん⁉」

 

 

声に振り向くとアイズさんやシルさん

ロキファミリアの面々までもが驚いたような

心配したような顔をし、

アイズさんもシルさんも決闘中にもかかわらず

こちらに駆けつけようとする

 

 

ベル「大丈夫ですよ。

これがぼくの発展スキルですから」

 

 

そして僕は左手の炎にかぶりつく

 

 

発展スキル(龍身)の効果で体力が回復し

一時的に魔力も上がる

 

これにはレフィーヤと呼ばれたエルフや

他の幹部以外の女冒険者から小さな悲鳴があがる

 

 

ベル「やっぱり劣化した魔法だから

ですかね?不味くはないですが

味が薄いですね」

 

悲鳴をきにせずに食べ進める

 

ベル「ご馳走様でした」

 

食べ終え、ベートさんに向き直る

 

 

 

 

ベル「次は僕のばんですかね」

 

そして僕は両足に黒炎を灯す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・きれい・・」

 

 

ロキファミリアの誰かだろうか

そんな言葉が耳に入り疑問に思う

黒い炎なんて目にしたこともないだろうし

普通気持ち悪いとか言いそうなのに、

そうでもないのかな?

 

 

疑問に思ったが目の前のベートさんに集中する

 

ベル「さて、ベートさんは蹴り技主体の

ようですし僕もこれでかたをつけましょうか」

 

ベート「テメェ‼バカにしやがっt「大丈夫です」

 

 

 

 

 

 

 

ベル「手加減はしますから」

 

 

 

 

 

僕は足の黒炎を爆発させることで

距離を一気につめ、ベートさんの腹に

燃える蹴りを放った

 

 

 

 

 

ベル「黒龍の鉤爪‼」

 

 

 

 

ベルが放った蹴りはベートの腹を穿ち

吹き飛ばした

 

 

 

 

 




うん、書いてて思った・・・・これホントにベル君?

てなわけでベートがやられるお話でした
ベートファンの皆さんすいません

つーか戦闘シーン難しすぎないですかね⁉
すごい駄文になっちゃいましたよ‼


次は決闘の後のロキファミリアとベル君との
お話にしたいと思っています‼

閲覧ありがとうございました‼


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9話前編 ヘスティア殿、とりあえず落ち着きなさい

前話で言ったとうおりロキファミリアとベル君の
話です‼

思いの外長くなったので前編と後編にわけます‼




ヘスティアside

 

 

 

ヘスティア「ただいまーーー‼

帰ったよベル君‼」

 

 

僕は今日、バイトの打ち上げで

ファミリアを空けていた。

今までの僕なら料理を目一杯食べて

余り物をもらい二次会まで行くんだけど

ベル君が来てからの半年前からその状況は

変わっていた。

 

ベル君は毎日僕にご飯を作ってくれる

確かに美味しいが料理店等には劣る

でも・・・

 

 

 

 

 

愛情がこもっていた

 

 

 

僕は天界から降りて来てから神友の

ヘファイストスに厄介になっていたが

その時のご飯は美味しかったけど

少し冷たかった

 

ヘファイストスに追い出されてバイトを

初めてからはバイトの残り物で

食いつないでいた。その時のご飯は

ヘファイストスのところよりは少し

暖かったけどそれでもまだ冷たかった

 

 

 

僕は地上に降りて来てから・・・いや

天界にいた頃も、愛情のこもった料理を

生まれてこのかた食べたことがなかったんだ

 

 

 

ベル君が初めてなんだ。

僕に家族の愛情がこもった料理を

作ってくれるのは。

料理を食べて胸が暖かくなったのは

ベル君の料理が初めてなんだ

 

 

だから僕は半年前からできるだけ

ベル君の料理以外は食べないようにしていた。

打ち上げの時も軽く食べて、

帰ってからベル君にちょっとした夜食を

作ってもらっていた。

 

 

今日、ベル君の誘いも行こうと思えば

打ち上げを断って行くこともできたんだ

けど、初めてのベル君の誘いを断ってでも

僕はベル君以外の料理で腹一杯に

なりたくなかった。

 

 

ベル君の料理は僕の一番の楽しみになっていた。

 

 

ヘスティア「ベル君‼

今日も夜食をつくっ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんで君がいるんだい‼

 

 

 

 

 

 

 

 

ロキ‼」

 

 

 

 

 

というか・・・・

 

 

ヘスティア「なんで狭い地下室に

こんなに人がいるんだい⁉」

 

 

 

僕達が暮らしている協会の地下室は

様々な種族でパンパンになっていた

 

 

 

 

ヘスティア「そしてベル君‼

なんで君はさっきから女の子に

頭を撫でられてるんだい⁉」

 

 

 

 

 

アイズ「もふもふもふもふもふもふもふもふ

 

 

 

怖い怖い怖い怖い‼

なんで大声で叫んでる僕にも気づかずに

一心不乱に撫でてるんだい⁉

ベル君の頭剥げないかい⁉

 

 

 

 

ベル「あっ神様お帰りなさい

今夜食作ります」

 

 

ベル「スタスタスタスタ

アイズ「もふもふもふもふ

 

 

ヘスティア「いやっ離れなよ⁉

なんでベル君の動きにぴったりくっついて

なで続けるんだい⁉」

 

ロキ「あ~悪いドチビ

あんたに謝りとうないけど

こればっかりはうちにもどうにもならん」

 

ヘスティア「ロキが僕に謝るなんて

どんだけなんだよ‼」

 

ロキ「アイズたんもふもふしたもの大好きでなー

一回本気で嫉妬してアイズたんに本気の神威

ぶつけてしまったことあるんやけどな?

その時まだ10歳位だったのにうちの神威

吹き飛ばしたんよ」

 

ヘスティア「それもはや病気の域じゃ

ないかい⁉」

 

ロキ「それからはうちのファミリア全員

アイズたんがもふもふにつられたら

色々ヤバいっていう常識ができたんよ。」

 

ティオナ「あのときはやばかったよねー

いきなりロキが神威はなつし、

肝心のアイズはロキのこと

視界にすら入れてなかったし

あのときはどうやって解決したんだっけ?」

 

リヴェリア「その時は確か

目の前に大量のあげたてのじゃが丸くんを

設置して気がそれた隙に私とガレスと

フィンで取り押さえて今日1日のことを忘れる

睡眠薬を嗅がせたはずだ」

 

ロキ「この地下室に入ってきたときの言葉で

ドチビはベルが大好きなんやって

察したけど、今のアイズたんから

ベル離すのはやめといたほうがええで?

まじで神殺しするかもしれん」

 

ヘスティア「うん・・・・

速くベル君からアイズって子を離したいけど

その言葉聞いて行動にうつせるほど

僕は強くないよ」

 

 

じゃあせめて

 

 

ヘスティア「ベル君‼

いい加減なんで僕達のホームに

ロキ達がいるか教えてくれないかい⁉」

 

その言葉にうろたえだすベル君

 

ん?何かまずいことでもしたのかい?

 

そして続いた言葉は僕の予想のはるか上だった

酒場でもめ事おこしたら位だったら

予想範囲だったんだけどなー

 

 

 

ベル「えっと・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お父さんのことばれちゃいました」

 

 

 

 

 

 

 

へーお父さんの・・こと・・・・が・・・・

 

 

 

 

 

ヘスティア「お馬鹿ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉

あれだけ秘密って言ったじゃないかぁぁぁぁぁ

ぁぁぁぁぁぁ⁉」

 

ベル「すっすすすいません‼」

 

ヘスティア「とりあえずなんで

そうなったんだい⁉」

 

 

 

 

それからは酒場でお父さんをバカに

されたこと、ベートというレベル5と

一対一で戦ったことを話してくれた

 

 

 

 

 

 

 

ヘスティア「はぁーー

オラリオじゃ黒龍の話しはみんな

避けるからこういうことは大丈夫だと

思ったんだけどねー」じとー

 

ロキ「それについてはほんとすまんて‼

普通黒龍が身内とか思わんやん‼」

 

ヘスティア「それもそっか

それにわかってたけどベル君

規格外すぎないかい?

レベル5を加減して一撃って

 

で?なんでここにいるんだい?」

 

フィン「それについては僕から説明するよ」

 

ヘスティア「君は確かブレイバーだったかい?」

 

フィン「はい、神ヘスティア」

 

ティオネ「団長‼それならばわざわざ

団長自らしなくとも私が‼」

 

フィン「いや、団員の不始末は

団長である僕の責任さ。それにかなり

重い話にもなりそうだしね?」

 

その言葉にアマゾネスくんはしぶしぶ

引き下がる

 

フィン「さて、僕達がここにいる理由

だったかな?それは簡単に言えば

周りの目を気にしてさ

 

ベル君の話しはむやみに人に聞かれたら

ヤバい内容だと思ったからね

 

幸い酒場にはその時たまたまロキファミリアの

貸し切り状態だったからロキファミリアと

ベル君しかいなかったし

酒場の人達はちょっと心配な子達もいるけど

女将のミアはそう簡単に話を漏らさない

だったらあとはその場にいたロキファミリアの

団員達だけど、僕が説明したら

彼等も察したのか口を割るきはないようだよ

 

ベル君の話しは絶対に聞いておかなければ

まずいと思ったから場所を変えて詳しく

聞こうと思ったんだけど

幹部達には直接話を聞いていて欲しいし

この人数で誰にも聞かれない場所は

すぐには絞れなくてね

 

ベル君もベートが悪いとはいえ

かなり思いっきり吹き飛ばした罪悪感か

話す気にはなってくれていたので

ホームを紹介してもらった訳です」

 

 

 

 

 

長い説明が終わり僕は一息つく

ならば僕がまずすることは

 

 

 

吹き飛ばされたベートはというと

今はいつもベル君が寝ているソファに

横になっていた。

ベートも幹部のため話を聞かせたいが

いつ起きるかわからないので

もしベル君の話が始まる前に起きたら

聞かせようと、けがもあまりひどくないため

つれてきたようだ

 

 

僕は部屋にある少し重たく硬い物置をとる

それを振り上げて

 

ヘスティア「そーれ‼」

 

ベート「フガ⁉」

 

気絶しているベート君の顔面に降り下ろした

 

ロキ「あーこれにかんしては

しゃーないな、レベル5やし痛くはあった

ようやけど怪我はしとらんやろ」

 

これぐらいですませてやることに感謝

して欲しいね‼

 

 

 

 

 

ヘスティア「さてベル君夜食作り終わった

ようだし、ロキ達に話してくれ」

 

ベル「いいんですか?

実はホームを紹介したのは

神様に本当に話していいか聞くつもりも

あったんですけど?」

 

ヘスティア「いいさ、ここまでばれてるなら

全部話したほうが信頼を得られるし

変に秘密にしてロキが黙っていると思うかい?

今全部話したほうが身のためさ」

 

そうしてベル君はベッドに座って話そうとする

 

すると

 

 

 

アイズ「ひょい ぽふ

 

 

もふもふもふもふもふもふもふもふパアァ

 

 

 

 

 

ベッドに座ったベル君をわざわざ持ち上げて

自分の膝に座らせる

 

 

 

なんで僕がぎゃーぎゃー言わないかって?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

言ってなかったけど僕が帰ってきたときも

この状態だったからさ‼

 

 

 

 

 




とりあえずこの話しは後編で一区切りつけたいですが
長くなれば中編も出るかもしれません‼

閲覧ありがとうございました‼


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9話後編 あのときはやばかったの

なんとか後編で納めました‼
昨日はギャグばっかりでしたが
今回はシリアス?が入ります‼


ベルside

 

 

僕はあれからまず黒龍に理性があることを話し

人の言葉を喋れることを話した

 

 

フィン「にわかには信じがたいね

モンスターに理性があること、それも

黒龍とは」

 

 

ベル「お父さんが住んでいる洞窟は

知っていますか?」

 

フィン「うん、おそらくゼウスファミリアが

見つけた黒龍の住みかのことだろう?

もし十年前から住みかがかわって

ないのならだけど」

 

ベル「はい、そこで会ってると思います

僕はその近くの村の林で放置されて

いたようです。お父さんは最初気まぐれで

育てたと言ってました」

 

 

 

 

フィン「できればどんな暮らしだったのか

教えてくれないかい?」

 

ベル「基本的には朝日が出ると起きて

それから近くの森で木の実を探して

食べていました。お父さんは炎が主食

なので自分で炎を起こして食べて

いましt「ちょっとまって⁉」

 

その言葉にティオナさんが反応する

 

 

 

ティオナ「黒龍って炎食べるの⁉」

 

ベル「あっはい、自分の炎は食べれないので

近くの岩山で尻尾や腕を使って岩を砕いて

その時に出る火花で事前に準備していた

木材などに火をつけて、食べていました。」

 

ガレス「そういえばお主

酒場の決闘で炎を食っておったが・・・」

 

ベル「これは昨日ランクアップした時に発現

した、発展アビリティの[龍身]ですね、

おそらくお父さんとの生活の影響で

発現したんだと思います。」

 

リヴェリア「[龍身]・・・・

龍の身体になるということか、

だが君の身体は別に鱗に覆われている

わけではないぞ?」

 

ベル「鱗はついてはいませんけど

お父さんと同じく炎を掴み食べる

ことができます」

 

ティオネ「酒場でベートの炎を止めたのは

それね?ってことはベートにとどめをさした

あの黒い炎もそのスキルなの?」

 

ベル「いえ、これは恩恵を受ける前に

持っていたお父さんがくれた力です

一様スキルとして現れています」

 

これにはロキファミリア全員が驚く

特に魔法を扱うリヴェリアさん、そして

レフィーヤさんは特に驚いたようで

 

レフィーヤ「あの威力のエンチャントで

魔法じゃないんですか⁉ってことは詠唱が

必要ありませんし魔力を消費するスキルは

同じ威力の効果でも魔法より魔力の消費が

少ないんですよ⁉デタラメじゃないですか‼」

 

リヴェリア「まあ、魔法と同じ威力のスキル

などまずないがな。それより黒龍から

もらったとはどういうことだ?」

 

 

 

それから半年前に神様に説明した

僕が生死の境をさ迷うほどの病気を患ったこと

そしてお父さんさんが自らの血を飲ませた

ことを話した。

 

 

 

 

 

 

 

リヴェリア「なるほどな、まだ未成熟の肉体

それに産まれてすぐから黒龍の魔力を

身近に浴びていたのなら、血を飲む前から

君の魔力は黒龍に近かったのだろう

そして黒龍の血を飲むことで、体内の

元々黒龍に近かった君の魔力と

黒龍の魔力が混ざりあい、黒龍の魔力と

黒炎が使えるようになったというわけか。」

 

 

リヴェリアさんは魔法使いとしての

考察を述べる

 

 

ティオナ「じゃあ、私達が飲んでも・・・」

 

リヴェリア「体内の魔力が反発しあって

良くてこれ以降魔力が扱えなくなる

悪くて死ぬだろうな」

 

おそらく飲めば強くなれるのではと

考えていたのだろう、古株以外の

レフィーヤ、ティオナ、ティオネ

そしてロキが落胆する

アイズさん?

話は聞いていますが今は僕の髪以外

興味ないようです

 

 

ロキ「そんなうまい話、あるわけ

ないわな~、アイズたんの風とあわせたら

ごっつ強くなると思ったんやけどな~」

 

ベル「あっアイズさんに炎を纏わせることは

できないかもしれませんが、逆に僕に

風を纏わせることはできるかもしれませんよ」

 

フィン「どういうことだい?」

 

 

 

そして僕は昔あったことを思い出す

 

 

 

ベル「えっと、六年前にあった大型台風

を知っていますか?」

 

ガレス「忘れられるわけないじゃろ・・・

予想じゃオラリオを直撃して、

下手したらオラリオ壊滅の危機

だったんじゃから」

 

ティオナ「確かオラリオにくる

5日前にいきなり消えたんでしょ?」

 

ティオネ「ええ、ここからかなり遠くの

森で消えて誰かが魔法で吹き飛ばしたなんて

噂話がたったやつよね?」

 

フィン「あながちそれ、

根も葉もない噂ってわけじゃないんだよ」

 

ティオナ、ティオネ「「え⁉」」

 

リヴェリア「その台風の近くには

台風の進路を明確に調べるために

熟練の冒険者が専門家を背負って

一定距離で観察していたんだ」

 

フィン「その時にね進路の途中に

黒龍が住んでいる洞窟があったんだ

さすがに熟練の冒険者も近づけなくて

そのあたりは少し遠くの山から観察

してたんだけど・・・

 

そしたらいきなり、新しくできた竜巻が

台風を貫いたんだよ。

まるで地上から空に龍が

登ってる見たいにね」

 

ガレス「最初は黒龍のしわざじゃないかと

思われたんじゃが、黒龍は炎をはくと

言われておってな?風や竜巻を操るなんて

情報は全くなかったんじゃよ。

じゃから黒龍の住みかの近くには

かなり強い冒険者が住んでいのではないか

と噂がたっての、確認に行こうにも

黒龍の住みかと言われておる森に

誰も近寄ろうとはせんから

ただの噂としてこの話は忘れられたんじゃよ」

 

 

ティオナ「へー、でもベル君の

口振りじゃあ・・・・」

 

ベル君「その台風を吹き飛ばしたのは

お父さんですよ」

 

リヴェリア「どういうことだ?

黒龍は風も操れるのか?」

 

ベル「いえ、お父さんは基本的には

炎しか操れません」

 

フィン「基本的にってことは

例外があるのかい?」

 

ベル「はい、お父さんはあの日

台風を消して洞窟を守ろうとしたんですけど

さすがに大きすぎて難儀してたんです

そこでお父さんは台風の風を食べたらしいです」

 

ティオナ「えっ⁉

炎以外も食べれるの⁉」

 

ベル「その時の僕も知らなくて

後で聞いた話なんですが、食事として

食べることはできないようですが

食べたものを魔力に変換して

自分にエンチャントして、炎と組み合わせた

攻撃ができるみたいです」

 

フィン「なるほど、

それで台風を消したのか。」

 

ベル「はい、ですがデメリットもあって

自分にあってない魔力を使うからか

魔力の消費が激しくて、エンチャントを

解くとぐったりするんです」

 

ティオネ「それでもぐったりする

だけなのね・・・・」

 

ベル「多分僕もできるとは思いますけど

魔力の消費量を間違えたら、倒れると思います」

 

ロキ「なるほどな~

でもメリットに対してデメリットが

小さすぎるやろ。

威力が何倍にも膨れあがるのに

デメリットが終わったら倒れるだけやって」

 

ティオナ「なんというか

ベル君と黒龍がデタラメなのを

再確認した気がする」

 

 

 

 

 

 

 

 

フィン「さて、ちょうどいい頃合いだろう

もうそろそろ一番聞きたかったことを

聞こうか」

 

 

 

 

その瞬間今までの穏やかな雰囲気が一変し

張りつめた空気となった

 

 

 

 

 

フィン「十年前、ゼウスファミリアは

黒龍討伐のために遠征を行い、

一人も帰ってこなかった・・・

 

 

 

 

ベル君、ゼウスファミリアの人達は

どうなったんだい?」

 

 

ベル「あの人達は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生きています」

 

 

その言葉に全員が唖然とする

フィンさんも生きているとは

思っていなかったんだろう

 

 

アイズ「ベル・・・本当に‼」

 

うお、後ろから大声はやめてほしいです

 

ベル「ええ、ゼウスファミリアの人達は

誰一人死ぬことなく生きています」

 

 

フィン「じゃあなんで帰ってこないんだい?」

 

 

 

ベル「それについては

うまく説明できないんです。

ですからフィンさん、相談があるんですが」

 

 

フィン「な、なんだい?」

 

 

ベル「ここにいる人達で・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕の家、黒龍の住む洞窟まで行きませんか?」

 

 

 

 

「「「「「「「「「「は⁉」」」」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベル「あっベートさんいつから

起きてたんですか?」

 

ベート「テメェはなんでこの空気で

そんな疑問挟めるんだよ⁉

言い出すタイミングがなかったんだよ‼」

 

 

 

 

 

 

 




これってシリアスでいいんでしょうか?

なんか今回ぐだぐだだった気がする‼

次回はコメントでも何回かあがっていた
里帰りですね

もっと後でのはずだったんですが
ここのほうがよくね?ってなりまして

閲覧ありがとうございました‼


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10話

今回は里帰りの前日のロキファミリアです‼

ところで虹回転で酒呑童子かと思ったら
刑部姫ってがっかり感すごいですね‼



ロキファミリアside

 

 

 

うちらは次の日ホームで遠征という形で

黒龍の住みかに行くために、会議を

開いていた

 

 

ロキ「ほな、ギルドの依頼は

これぐらいでええな?」

 

フィン「うん、あんまり疑問に思われれない

ように、いつもとあまり変わらない量に

しないといけないからね。

少し数が少ないけどこれぐらいが

妥当じゃないかな」

 

 

ギルドは市民や冒険者からの依頼を

クエストという形でファミリアに

依頼する。

 

そのクエストだが、オラリオの中以外からも

依頼がくる。

モンスターは世界中にいるため

モンスターと戦う力のない村から

オラリオに定期的に討伐依頼がくるのだ

 

普通のファミリアはわざわざオラリオから

出ないといけないため、なかなか

手を出さないが、ロキファミリアは

定期的に外に少人数の遠征を行い

一度に十数個の依頼を達成していた

 

今この執務室にはロキファミリアの

幹部が揃っていた

今回の黒龍に会いに行くための遠征での

打ち合わせのためだ

 

 

ロキ「今回はベルもおるんやし

ポーションも最低限でええやろ」

 

リヴェリア「それに今回は幹部全員での

小規模遠征だ。念のためもっていくが

まず使わないだろう」

 

ガレス「幹部全員で行くのはいいんじゃが

代わりにファミリアに誰か幹部クラスの

やつをおいとかんと、いざというときに

ホームが大変じゃぞ?」

 

ロキ「う~ん、どないしょーか?

幹部候補のラウルはまだ速すぎるやろ?」

 

フィン「それなんだけど

少々面倒な依頼を受ける代わりに、

ギルドには職員を遠征の間ホームに

つけてくれるようになった。

わざわざギルドの職員のまえで

問題を起こすようなこともないだろ?」

 

ロキ「少し心配やけどそれなら

よほどのことがない限り大丈夫やろ」

 

フィン「ロキの方こそ大丈夫かい?」

 

ロキ「うちの外出許可やろ?

ウラヌスに直談判して

許可もぎ取ってきたわ」

 

フィン「まったく・・・

問題をおこさないでくれよ?

ギルドとことを構えるなんて

無駄なことしたくないよ」

 

ロキ「大丈夫、大丈夫・・・

これで小規模遠征の準備は終わりやな」

 

 

 

 

 

 

リヴェリア「さて、そろそろ私達が

呼ばれた理由を聞かせてもらおうか」

 

ロキ「どーしたん?リヴェリア

今小規模遠征の話し合いしてたやんか」

 

リヴェリア「その程度のことはフィンだけで

十分だっただろう。なぜわざわざ

私やガレスをよんだのだ?」

 

ガレス「そうじゃ。

いつもの大遠征でさえ、最後の確認は

フィンと二人で終わらせるくせに」

 

 

 

そこでロキは雰囲気を変える

 

 

ロキ「ちょっと引っかかることが

あってな?」

 

フィン「ベルが行っていた

ゼウスファミリアのことかい?」

 

ロキ「さすがフィンやな

あたりはつけとったか」

 

フィン「これはただの勘さ

確かな確証があったわけじゃないよ」

 

 

 

ロキ「あのときベルはゼウスファミリアに

ついてなんていっとった?」

 

リヴェリア「生きている・・・

にはかには信じられんが

 

 

まさか嘘だったのか⁉」

 

ロキ「いや、その事にかんしては

全く嘘はついてへん」

 

そのことにガレスとリヴェリアは安堵する

 

ロキ「そのあとフィンの質問に対して

なんていいよった?」

 

ガレス「確か、うまく説明できない

じゃったか?」

 

ロキ「そうや、それや」

 

フィン「やっぱり嘘だったのかい?」

 

ロキ「やっぱりっちゅーことは

わかっとったんやな」

 

フィン「黒龍に育てられたとはいえ彼は

14歳の子供。頑張ったようだけど

さすがに僕は騙せないさ」

 

ロキ「さっすがフィンやな~

 

そうや。ベルはそこだけ嘘をついた

つまりゼウスファミリアの状況は

説明できることやったんや。

なのに説明できないと嘘をついた

なんでやろな~」

 

リヴェリア「もったいぶらずにさっさと言え」

 

ロキ「こわいわ~、堪忍してやおかん」

 

リヴェリア「誰がおかんだ」

 

フィン「嘘はついたことはわかった

でもなんで嘘をついたのかは

ロキでもわかってないんじゃないかい?」

 

ロキ「そういうことや

あそこには嘘を見抜ける神がうちをいれて

2柱おった。さすがに神が嘘を見抜けることを

知らんっちゅーことはないやろ

嘘を見抜かれることをわかってて

なんであんな嘘をついたのか

さすがのうちでもわからん」

 

リヴェリア「どうせフィンはわかって

いるのだろ?速く言え」

 

フィン「そう焦らないで

簡単なことだから」

 

フィンは仲間達に向き直り説明する

 

フィン「結論から言うとベルが嘘をついたのは

ロキファミリアでもヘスティアファミリア

でもない第三者が聞き耳をたてていたからさ」

 

その言葉に全員が驚愕する

 

リヴェリア「どうやって?

あんな狭い部屋、もし透明になれる

マジックアイテムがあったところで

隠れるのは不可能に近いぞ」

 

ロキ「そうや、もし地下室の扉の前で

聞き耳をたてていたとしても

あん中にはレベル6やレベル5がいたんやで?

ベル以外にも何人か気づくやろ」

 

 

 

フィン「これも簡単なことだよ

僕らよりも実力のたかい冒険者が

扉じゃなく地下室の天井、

教会の床から聞き耳をたてていたのさ」

 

ロキ「うちらの幹部達より実力のたかい

冒険者やと?ちゅーことは」

 

フィン「十中八九、聞き耳をたてていたのは

フレイヤファミリアのオッタルだろうね」

 

 

 

 

 

 

<オッタル>

このオラリオで唯一のレベル7

今この地上で最強の冒険者

 

 

 

 

 

 

ロキ「なるほどなー

あの教会の地下室は特に深いわけやない

レベル7の聴力があれば地下室の天井から

うちらの幹部達に気づかれずに

盗み聞きできるっちゅーわけか」

 

フィン「オッタルほどの実力なら

音も気配も殺して教会に忍び込むのは

簡単だろうさ」

 

リヴェリア「しかしどうやってベルと

私達のファミリアの密談を知ったのだ?

オッタルが盗み聞きしていたということは

そこで重要な話があっていたとわかって

いなければ不可能だろう?

少なくとも酒場でのことを目撃

していなければ。

あの場にオッタルやフレイヤファミリアは

いなかったぞ?」

 

フィン「これは完全に僕の勘というか

根拠はなにもないんだけど

この酒場の一件の前から

フレイヤファミリアはベルに

目をつけていたんじゃないかな?

 

ロキ、確かフレイヤは魂の色を

見ることができるんだろう?」

 

ロキ「そうや・・・

 

あーそういうことか」

 

ガレス「どういうことじゃ?

わしにもわかるように説明してくれんかの」

 

ロキ「考えてもみろや

 

黒龍に育てられ

 

レベル2ですでにレベル5より強く

 

モンスターに育てられたのに

会ったばかりのうちらにもわかるぐらい純粋

 

そんなベルの魂の色が

今までの冒険者の魂の色と

おんなじだと思うか?」

 

リヴェリア「ないだろうな

数々の魂を見てきたであろうフレイヤでも

ベルのような人物の魂を見るのは

初めてだろう」

 

ガレス「なるほど。

もしフレイヤが一目でもベルを見ていたら

目をつけていた可能性はかなりたかいの」

 

ロキ「しかしベルもよーきづいたな

オラリオ最強の隠密を」

 

フィン「それについても

引っかかることがあるんだよね」

 

ロキ「ベルがオッタルに気付いたことか?

ベルの実力が高いだけやないのか?」

 

フィン「もしベルの聴力が高いとしても

オッタルの隠密はまさしく無音

無い音をどうやって聞くんだい?」

 

リヴェリア「じゃあどうやって気付いたんだ?

フィン、心当たりぐらいはあるんじゃないか?」

 

フィン「あるにはあるんだが・・・」

 

ガレス「なんじゃ、珍しく煮え切らんの」

 

フィン「なんせ自分の予想がまったく

信じられないというか、さすがにデタラメ

すぎじゃない?って感じでね」

 

ロキ「今さらやろ。すでにベルは

デタラメ認定しとるんや」

 

フィン「それもそうだね

 

 

ベルがゼウスファミリアの話をする少し前に

ある部分が反応してたんだ

どこかわかるかい?」

 

ロキ「耳じゃーもちろんないよな?

隠密を見破ったときに反応した部分やろ?

他になんかあるかいな?」

 

フィン「うん聴力以外にも隠密に気づく方法

はある。ベートなんかはできるんじゃないかな」

 

リヴェリア「ベートだと?

まさかと思うが嗅覚か⁉」

 

フィン「そのまさかだよ

ベルはゼウスファミリアの話をする少し前に

鼻がひくひく動いてたんだよ

おそらくその時にオッタルが教会に

入ってきたんじゃないかな?」

 

ロキ「まじでデタラメやんけ⁉

確かに地下室は深くないとはゆーたけど

木材や土でできた天井の上の相手の匂いを

嗅ぎとったやと⁉そんなん可能なんか⁉」

 

フィン「ほぼ不可能だろうね

もしこれが本当なら、彼の嗅覚は

上記を逸してるよ。自分の何メートル以内の物

全てを嗅覚だけで把握できるだろうね」

 

リヴェリア「そのデタラメな嗅覚は

もしや発展アビリティの龍身の影響か?」

 

フィン「多分ね。

その龍身の影響で炎を食べれるだけでなく

五感も龍に近くなってるんだと思うよ」

 

ロキ「はー頭いとうなってきたわ

絶対敵にまわしとうないわ

 

 

 

 

もうこの話はやめや‼

なんか気分がしずんでくるわ‼

 

リヴェリア、フィン、ガレス‼

実はもうひとつ話したいことがある‼」

 

フィン「しばらくベルの話は遠慮

したいんだけど」

 

ロキ「すまんがベルの話や‼

うちらが地下室に入ってから

ドチビが入ってくる間にこんなもん

みつけたんやけど‼」

 

 

そうしてロキはポケットから

四つ折りにした紙を取り出した

 

 

フィン「ロキ、今とてつもなく

親指がうずきだしたんだけど

もしかしてそれって」

 

ロキ「多分ベルのステイタスや‼」

 

 

 

 

 

リヴェリア、ガレス「「ブッ⁉」」

 

ちょうどお茶を飲んでいた二人は

口の中身を吹き出した

 

 

 

 

 

リヴェリア「なにをやっているんだ‼

敵にまわしたくないと

言ったばかりだろうが‼」

 

ロキ「だって保管もせずに普通に置いて

あったんやで⁉気になるやん‼」

 

リヴェリアも気になっていたのだろう

すぐに引き下がる

 

フィン「どんな内容だったんだい?」

 

ロキ「後で三人呼んでみよーおもうて

まだ見とらん‼

 

それではご覧あれ‼

これがベルのステイタスや‼」

 

 

 

ベル

 

level2

 

 

力:EX ?

耐久:EX ?

器用:EX ?

敏捷:EX ?

魔力:EX ?

龍身:H

 

≪スキル≫

【黒龍の加護】

ステイタスに超高補正

状態異常完全無効

早熟する

父への親愛が続く限り効果持続

父への親愛の丈により効果上昇

 

【黒キ炎】

黒龍の炎が扱える

水属性の相性無視

 

 

 

 

 

この前代未聞のステイタスに四人は

 

 

四人「「「「えぇー」」」」

 

 

 

ドン引きしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃ベルはというと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベル「あなた達も来ませんか?」

 

 

 

オッタル、フレイヤ「「は⁉」」

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらはこちらでヤバかった

 




書き終わって気付いたんだ



地の文少ねぇ‼



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