東方転生神話録 (暇人のエリオット)
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転生編
よくある始まりと転生話


初作品なので、よければコメントとかしていってください
それではどうぞ


『何でこんなことになったんだ…』

 

俺の名前は九条和人だ。突然だが自分がなぜ知らない場所で寝ていたのかがわからない。

原因を探すために記憶を辿ってみる。

 

 

 

 

 

 

俺は福島で普通の高校生をしていた。その時はちょうど春休みで街に繰り出していた時だった。

『平日の昼間だしそんなに人いないと思ってたけど…時期が時期だから学生多いな』

貯めていたお菓子やらが切れたので、買い足しにとコンビニへ向かている最中のことだった。

俺が信号待ちをしていると、向こうから小学生四人組がじゃれあいながら俺のほうへ走ってきた。

案の定ぶつかってしまったので、ぶつかってしまった小学生に『大丈夫か~ガキ、まわりよくみろよ~』と言った。

小学生は「おじさんごめん」と言ってきた。

『おじッ、誰がおじさんだ!』

小「アハハハー」と言いながら信号を渡ってった。

俺はツッコミを入れたせいで反応が遅れてしまったが、小学生が進んでった信号はまだ赤で、丁度ダンプが猛スピードで突っ込んできてた。

とっさに小学生を引き戻そうとしたが、勢い余って俺と小学生が入れ替わるような形になってしまった。

ドンッ!

という低くそして重い音とともに激しい衝撃が、俺を襲った。

流れる血によって自分の体が生暖かいぬくもりに包まれた。血が流れているはずなのに痛みを感じなかった。

『俺は…こんなとこで死んじまうのか?』まだやりたいことあったのになぁと考えていたら視界がぼやけ、意識が朦朧としてきて俺は意識を手放した。

 

 

 

これが原因だろうここは病院かとも思ったが違ったようだ。

 

「目が覚めたかの?」

 

知らない声だ。

 

『あんたは一体…ンでここどこさ』

 

「わしは神じゃ『何言ってんだこのガキは』だから神じゃと言っているだろう。」

 

頭おかしいんじゃないか?小さい頃から厨二病だと後々苦労するだろうに…

 

「厨二病じゃないわ!それに儂はこんな成りじゃがおぬしの何十倍は生きておるぞ」

 

何ッ!ってか俺今声に出したか?

 

「出しとらんのう」

 

思考が読めるか…こりゃ認めざるを得ないな

 

「ようやく信じおったか。手を焼かせるガキじゃ」

 

『見た目がガキな奴に言われたかねぇよ』

 

「もういいわ…それでな?おぬしに謝らねばならんことがあるんじゃ」

 

『ほぅ…してその謝らなければならんこととは?』

 

「人間の寿命はここ天界で管理されておる。で、だ間違えておぬしの寿命の火を消してしもうたんじゃ!『やっぱか…』分かっておったのか?」

 

『そりゃね?寿命管理の話で、謝るべきことっつったらそれぐらいだろ』

 

「間違えて死なせてしまったお詫びにと転生の権利が与えられるわけだが…」

 

『断るぜ』

 

「理由を聞こうではないか」

 

『いやー死んでせっかく天界に来たのにすぐに転生って詰まんないじゃん。それに、お前とも知り合えたんだからな』

 

『限界までここでお前とここで遊ばせてもらうぜ』

 

「おぬし…『せっかくだから和人って呼んでくれや』わかったぞ。和人よ…儂の友人になってくれんか?」

 

『もちろんだってか、さっきからずっと友達だって俺は考えてたんだが…間違いだったか?』

 

『そういやお前って名前なんての?』

 

「それがないんじゃよ」

 

『よっしゃつけてやる。お前の名は……(みやび)だ!』

 

「意外にまともじゃった…」

 

『理由はお前のしゃべり方がなんか[雅]って感じがしたからだ』

 

「理由が適当じゃったか」

 

『んじゃまぁそういうわけで、よろしくな!雅!』




今まで他の作者さんの作品を見ていて書いてみたいなーと思ったので思い切って書いてみました。どうだったでしょうか?楽しんでいただけたら幸いです。
次回もまた見ていってください


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和人転生するってよ

「和人だ」
何故あなたがここにいるんですかね
「気にすんなや」
わかりましたっと
今回ようやく和人さんが転生します
頑張ってくださいねー
「はいはい頑張りますよーっと」
適当だなこの人
それでは第2話「どうぞ!」取られた…


俺こと九条和人はここ天界にて雅の仕事を手伝ったり一緒にゲームしたりしている。

雅「さっさとその書類終わらせてスマ○ラ対戦に勤しもうではないか和人よ」

 

『お前...俺に書類を丸投げしておいてよく言えるよな...』

 

雅「仕方ないじゃろ!儂がやるより和人がやった方が数倍早いんじゃから!」

 

『それは否定しないが…「頼むから否定してくれ」おっそうだな』

 

俺は昔からある特技のようなものがあった。それは書類を超速で処理できると言うものだった。初めて雅の手伝いした時にあいつが俺の特技に嫉妬してしまい、俺に書類を丸投げするようになった。そういえばここに来て今日で二百年になるのか。

 

雅「言うのを完全に忘れとったが...おぬし百年前から神になっとるぞ」

 

『ゑゑ!?』

 

「驚きすぎて昔のえになっとるぞ」

 

『そういう大切なの忘れないでくれませんかねぇ」

 

雅「すまんのぅ、それに神とは言っても半分だけじゃ」

 

『半人半神ってことか?』

 

雅「いや....半神半龍じゃ」

 

『あーもうわかった大体わかった。そんで俺の神の種類はどこに部類されてんだ?』

 

雅「破壊神あたりに含まれておるのぅ、だがそれだけでもないようじゃな」

 

『それってつまり?』

 

雅「相当どころか神の中で最も高い地位にあるということじゃな」

 

『雅の地位は?「言わすなボケ」アッハイ』

 

唐突に一番偉い神になってしまった...「ちなみにもう半分の龍の方も龍神だ」マジですか…

 

 

 

一週間後

 

最近何故か雅の態度が余所余所しい。ちょっとイラついて来たので怒ってみよう。こんな態度になってしまった要因は大体わかるんだが

 

『いつまでそこで変な挙動してんだよ、なんかあったんなら教えろよ』

流石にこんな言い方は無かったかな

 

雅「ッ?!すまん、ちと取り乱しておったわ。今からあることを伝えるぞ...おぬしを転生させねばならなくなってしまったのじゃ!『やっぱそんな感じのやつか。早く教えてくれれば良かったのに』本当にすまんかった」

 

『わかった。転生すりゃいいんだろ?「おぬしにとってここでの思い出はつまらないものじゃったか?」んなわけねぇだろぶっ飛ばすぞ。ここには絶対に戻ってこれないってわけじゃないんだろ?戻ってこれないとか言ってるんだったら、俺はそのふざけた幻想をぶち殺す』

 

雅「フフフ『どうした』いやなに、おぬしらしいなと思っただけじゃ」

 

『俺らしいだと?そりゃ俺は俺であって俺以外の何者でもないかr「そういうのはいらないぞ」そうか?まあいいいや。』

 

雅「おぬしがここからいなくなってしまうのは些か寂しいのう『本音は?』嫌じゃ〜行かないでおくれよ〜おぬしがいなくなってしまうのは耐えられんのじゃ〜」ソデツカミ涙目ウワメヅカイ

なんだこの可愛い生き物は

 

『俺が転生したら俺のことをたまに天界から見ればいいだろ?』

 

雅「そうか…これからはそうさせてもらうぞ、転生の準備はできておるか?『もとより荷物ないです』そうじゃったな。それではお別れだ。」

 

『違うだろ?こういう時友人との別れに言う言葉は一つだけだ。」

 

雅「そうか…そうじゃったな!」

 

それじゃあ

 

『「またな!!!」』

 

俺はそう言うと転生の門に飛び込んだ

 

『イデデデデ!転生ってこんな感じなのか!クッソ痛てぇなんだこれ』

 

これからどうなっていくことやら




「和人だ」
和人さんがここにいることにもうツッコまないノアです。
今回で雅が可愛いということが判明しましたね。
「正直あれはマジでやばい可愛い」
和人さんがここまでデレるとは相当やりおるわ
「お前キャラさだまんないな」
仕方がないのです。これから定めていきますので。和人さんこれ読んでください。
「ん〜?なになに〜?『次回妹ができる』ってマジかよ!?妹かーよっしゃ次回も頑張っちゃうぞー」
なにこの人…


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妹ができました

「和人だ」
ノアです。今回で和人さんに弟と妹ができます。
「タイトルには妹だけしか書いてない理由は?」
それはあとがきで話します。
それでは第3話『「どうぞ」』今回は取られずに済んだ


和人だ突然だが俺は今どこにいると思う?

正解は地球に人間が生まれる10億年前の宇宙空間だ。ついでに能力を手に入れたぜ。何故こうなったかは約一時間前に遡る

 

 

 

〜一時間前〜

『イデデデデ!転生ってこんな感じなのか!なんだこれクッソ痛てぇ!』

 

〜数十秒後〜

 

『やっと治ったかと思ったら真っ暗な空間なんだが…ん?なんか浮いてんなえっと?「和人へ」これ雅からの手紙みたいなもんか』

〜内容〜

「転生時になにが起こるか説明してなくてすまなかった。『全くだぜ』本来転生するときに特点をつけてるんだがおぬしにつけ忘れたから儂が適当にくじ引きで決めたぞ。おぬしの場合は能力がついてきた。おぬしの能力は[森羅万象あらゆる事象を可能にする程度の能力]じゃ。なかなかに強いと思うぞ?あと、おぬしが飛ばされた世界は〔東方project〕の世界じゃ。最もそこからはおぬしが動かんからには地球も人も太陽なども作られんがな。おぬしの仕事は今のところ一つじゃ。10億年以内に太陽系を作ることじゃ。頑張っていきてくれよ」

 

んで現在に至るってわけだ。俺は今能力がどの程度の物なのかを試しているところだ。てか「森羅万象あらゆる事象を可能にする程度の能力」ってチートじゃね?

 

『とりあえず大体は把握したかなー』

本当に色々と可能にしているようだ。さっきまで空気すらなかった場所を超快適空間にすることができた。便利すぎるだろ

どうやらこの世界には様々な力が存在しているようだ。

全ての人間が持っているものの扱える者は数少ない霊力

妖怪が保有している妖力

全ての神が保有している神力

魔法使いなどが持っている魔力などがあるそうだ。ちなみにこの情報は雅からだ。

 

とりあえず手始めに”妖力、魔力、神力”を無限化する。

成功したようだ。力がみなぎってくる。続いて霊力にリミッターをつける、常に九割五分ほど抑制している。成功した。さっきより脱力感があるがあまり気にならないな。

 

『本当に色々できるなこの能力。もしかしてほかに能力を俺につけられるのでは?』

成功してしまった…やっぱチートだわこれ

ちなみに新たにつけた能力は「森羅万象あらゆる物事を司る程度の能力」これは狙ってつけたわけではない。次は「1日経つごとに全ての力が1.5倍される程度の能力」だ

そしてその後俺は精神鍛錬と霊力増加のために瞑想を1日3時間するようにした。前世だと3時間も瞑想できなかったが、これは神になったお陰なのか。

 

雅からのノルマであった太陽系作りに今取り掛かっている。

能力を使ったら、ポンッっという小気味のいい音とともに太陽系が出来上がった。それと同時に俺に何故か妹ができた。

 

「お兄ちゃ〜ん何かやることない〜?」

彼女の名は龍華、俺が太陽系を作ったらできた俺の妹だ。

龍華は瞬く間に成長していった。龍華は月夜見、天照、須佐男、伊弉諾、伊邪那美の5人の神を生み出した。全員が俺のことを兄関連の呼び名で呼ぶから違和感を感じる。

 

『龍華ーお前にちょっと話があるんだ』

龍華「どうしたの?お兄ちゃん」

『お前は本当にいい娘に成長してくれた。俺はそんなお前に世界の管理を任せたい。いいか?』

龍華「いいよ。私、ちょっとこういうのやってみたかったんだよね」

好奇心旺盛でいいことだ

須佐男「兄様、私に剣を教えてください!」

『いいぞーとりあえず毎日2時間瞑想するんだ。心を無にできるまでな』

須佐男「わかりました!早速やってきますね!』

須佐男も元気に育ってくれてるな…なんか俺親の気持ちがわかった気がする。あいつら俺のことを兄として慕ってくれてるが…

月夜見「お兄様、天照がしばらく太陽で暮らすと言って出ていきました。」

『まじかよ、あいつまだこの話で喋ってないのに…』メタいです

『わかった。たまに遊びに行ってやるか』

月夜見「そうですね。それで、ですね私も一応神です。『そうだな』なので信仰を集めに地球へ行ってきます」

『そうか…わかった。気をつけるんだぞ』

月夜見「はい!」

うん、月夜見も元気で明るいいい子に育ったな。

いやー4人もいなくなっちゃったから寂しくなるな…

『あと二百年くらいしたら俺も地球に行ってみようかな』

そういえば伊弉諾と伊邪那美が結婚して地上に降りたんだったな

 

 

リア充許すまじ




はい。どうもノアです龍華ちゃんいい娘すぎてつらい。
「和人だ」
「んで何故タイトルに妹しか書いてないんだ?」
それはですね、今回は龍華ちゃんだけしか出すつもりなかったんです。ただ、書いてる最中にテンションが少し上がっちゃってついついみんな書いちゃいました。そんな理由です。
「まぁいいか」いいんですよ
次回旅に出るお楽しみに


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都市編
古代ってスゲー


今回から都市編です。
どうも、ノアです
「和人だ」
今回はあの人が出てきます。さぁ誰でしょう?
それでは第4話どうぞ


俺が太陽系を作ってから二億年が経った。

ほんと最近時間が経つのが早く感じるな。年は取りたくないね。

月夜見がどうやら地球に街を作ったようなので遊びに行きたいと思う。

俺の名前と見た目で行ったら絶対騒がれそうなので、見た目を変えようと思う。

今の俺の見た目は黒くてサラサラな腰くらいまで伸ばしっぱなしの髪と真っ赤な目、白い肌、中性的な顔立ち、黒を基調とする和服なので

まずは髪の色を変える。一部を紫がかった髪にした。次は服だ。

黒い長ズボンと、白のラインが何本か入った黒いTシャツ、黒のトレンチに黒いブーツという全身黒い見た目になった。顔はアバターとして前世のを使おう。月夜見の前ではずっと神力しか出してなかったのでこれからは霊力を使っていこう。

 

何故ここまでしているかというと、完全お忍びだからだ。創世神が街に来てるなんてことになったらゆっくりできないからだ。

一応五百年くらい滞在するつもりでいる。転生してからはじめての地球だから少し楽しみだ。

『なぁ龍華、これならバレなそうか?』

 

龍華「そうだね顔立ちは変わってるし服装も出してる力も違うから大丈夫なんじゃない?」

 

『龍華が言うなら間違い無いだろよっしゃ遊びに行ってくる』

俺はそう言うと昔に作った刀、逆刃刀「神鳳」を持って、地上と繋いである姿見に飛び込んだ。

 

 

 

〜1時間後〜

 

『完全に迷ったな』

と言いながら先程から襲ってくる狼型の妖怪を蹴り飛ばしていた。

『なんなんだこいつらは、雑魚だし数多いしでめんどくさいな。なんなら吹き飛ばすか』

俺は能力を使い風を操って狼たちを一匹残らず吹き飛ばした。

「ゲヘヘヘヘへ」

『キモい笑い声が聞こえる』

「久しぶりに人間が食えるぜ。おい!お前ら!ここに人間がいるぜ!」

わらわらと奥の方から牛のような鬼のような明らかに中級妖怪程度の敵がざっと60匹は出てきた。

『めんどくさい。今日は厄日だ』

「ゲヘヘ、だろうよ今日がお前の命日でもあるんだからなぁ!」

何言ってんだこいつ

俺は液体の金を彼ら全員の足元に張り巡らせた。知ってるかい?金は電気をよく通すんだよ。

『破道の十一”綴雷電”』

「「「「「ギャァァァァァアアァァアァァ」」」」」

『このまま歩き続けてるのもなんだし飛んで位置確認するか』

俺は名前を変えるために作者の名前の一部をもらって、

御神楽ノアと名乗っている。

ようやく街を見つけたんだがまるで要塞だな。とりあえず都市の方向に歩いて行くか

 

 

〜?? ?side〜

 

???「迂闊だった…ちょっと薬草採取に行くだけと思って兵を3人しかつけなかったけど間違っていたようだわ。」

 

人型妖怪「今日は運がいいぜ人間を4人も食えるんだからな」

 

兵士A「永琳様お逃げください!ここは我々d」グチャ

 

永琳「いや…こないで…来ないで…」

 

人型妖怪たち「ヘッヘッヘ」

 

永琳「だれか……助けて……」

 

『ウォリャ!』ゴキャ

 

人型妖怪「え?」

 

 

 

〜和人side〜

いい加減歩くの飽きて来たな。走るか?』

 

「いや…来ないで…来ないで…」

 

人型妖怪たち「ヘッヘッヘ」

 

『助けてやるか』

 

「誰か……助けて…」

 

『ウォリャ!」

 

???「え?」

 

人型妖怪たち「え?」

 

『女性1人に対して男4人はダメだよー?』

口調を変えてみよう

 

人型妖怪「だっ、誰だ!」

 

『通りすがりの人間だ』

 

人型妖怪「ふざけてるのか?俺たちは中級上位妖怪だ。そんな俺らを一撃で、それも素手で殺せる奴なんて人間じゃねぇよ。何者だ」

 

『だーかーらー、通りすがりの力の強いただの人間だ』

ちょっとうるさかったので須佐男がビビるくらいの殺気を向けてみよう。

『いい加減黙らねぇと殺すよー?』

 

「なっ、なんだこいつヤベェ奴だおい逃げるぞ!」

 

???「ありがとうございました。私の名前は八意X X 永琳と呼んでください」

 

『 永琳ね、俺の名前は御神楽ノアだ。君を助けたのは単なる気まぐれだ感謝なんてしないでくれ』

 

『俺今都市に行こうとしてたんだよね。案内してくんない?』

 

「え、えぇもちろん」

 

 

『さっき遠くから見てもわかったけどまんま要塞だな』

 

 

永琳に連れられて、門のところまで来た。そしてやはり…

門番「おいそこの者止まれ」

 

『やっぱか』




はい、古代スタートと言ったら永琳ってくらいにね有名なあの永琳さんですよ。
今回は和人さんの見た目や服装について少し触れて見ました。
どうだったでしょうか。
次回「創世神の妹との再会」
次回もどうぞ見てくださいね!
和人さんが乱入して来なかったな…


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創世神、妹と再会する

どうもノアです。
「和人だ」
今回は和人さんの書類整理以外の特技が発覚します。
「あれに関しては結構自信があるぜ」
だそうです。男性はアレができると結構モテるらしいですよ?
まぁそんなことは置いといて、第5話『「どうぞ」』
前回乱入してこなかったのは気分だったのか…


門番「おいそこの者、止まれ」

『やっぱりかー』

永琳「通してもらえます?」

門番「はっ永琳様おかえりになられたのですね。どうぞ」

永琳「ありがと」

俺はこっそり永琳についていこうとして見たが、

門番「ただしそこのお前、お前はだめだ。こっそりついて行こうとしてもバレてるからな」

「彼女は私が森で襲われていたのを助けてくれた命の恩人よ。無礼な真似はしない方がいいわ」

門番「こ奴がですか?にわかには信じ難いですが永琳様の仰ることなら間違いは無いでしょう。良し通っていいぞ」

『やったぜ』

俺たちは門から離れて月夜見のいる中央の塔に向かっている。

「貴女はいったい何者なの?中級妖怪を一撃で倒しちゃうなんて」

『言っておくが俺は男だぞ?あと俺にも俺が何者なのかは分からないんだよ(大嘘)』

「あらそうだったの、私てっきり女の子だと思ってたわ」

『この顔なら仕方ないだろうな』

「今向かっているところはこの街の創造主様がいる場所なのよ」

『そーなのかー』

「そういえば、私を助けてくれた時あなた刀を持っていたのに素手で殴っていたわよね。それはどうしてかしら?」

『この刀は特別製でね刃が峰の部分についてるんだよ。永琳を助けた時はとっさでつい手が出ちゃったんだよねー』

「そろそろ見えてくるわよ。ほら、あれがこの街で一番偉い人が住んでいるところ」

『(ここ本当に古代か?異様に文化が発達しているが…)すごく…大きいです』

「さ、行くわよ」

俺は永琳に連れられてタワーの内部に入った。中にはエレベーターやエスカレーター、電子掲示板とかがあって近未来感が滲み出していた。

『すごい技術力だな。東京みたいだぜ』

「あなたが言ってる東京?はよくわからないけど、すごいでしょ?」

『何故あなたが自慢げにしてるんですかねぇ」

「あら、だってこの都市の機械のほとんどは私が作ったよの?」

『まじかよ永琳ってすごい人だったんだな』

えっへんと永琳が胸を張って自慢していた。永琳自身は気がついてなかったが胸を張ったせいで、永琳の胸が強調されていた。

「そろそろ部屋に着くわよ…ここね」

『頑丈なドアだこと』

コンコン「月夜見様、紹介したい人がいます。入ってもよろしいでしょうか?」

月夜見「良いですよ、入ってください」」

ガチャ『おっ邪魔しまーっす』

「失礼でしょう「良いのですよ」そうですか?」

『なんか…想像どうりの見た目だった…』

「貴方が永琳を助けてくれたっていう…」

『御神楽ノアです。気安くノアって呼んでください。』

そうですか?ではノアさんこの度は永琳を救っていただきありがとうございました」

『良いんですよ〜遠目でこの都市が見えたからここに向かっていた時に襲われていたので助けただけです。永琳さんがいてくれなければ私はこの都市にすら入れていなかったのですから』

「ねぇノア?貴方が敬語を使うと違和感があるからやめてくれない?」

『わかった。まぁそういうことだ。この都市で暮らしたいんだが家もないしどうしようって考えてたんだが…』

「そうですね…家は永琳の家に住んでください。彼女の家は広いですから、1人や2人増えたところで変わらないと思いますよ。」

「えぇ!?」

『月夜見が言うんなら仕方ない。』

「ちょ、ちょっとノア!貴方はそれで良いの?」

『別になんとも?』

「はぁ…もうなんでも良いわ…」

『済ませてもらう代わりに、家事とかはやってやるよ。』

「お願いするわ…」

ってなわけで俺は永琳の家に住むことになったのだ

 

 

〜永琳家前〜

『でっか。これ本当に家か?』

「私は大きい家じゃない方が良いって言ったのだけれど、大工たちがここで2番目に偉い人が小さな家じゃ格好がつかないでしょうって言ってきてね、それでこのサイズよ」

『まぁこれからは掃除とかは気にしなくて済むじゃねぇか』

「本当に料理とかできるの?」

『当たり前だろ、できないのにわざわざ作ってやるだなんて言うか?』

実は俺は相当料理ができるのだ。

前世では三ツ星シェフと料理勝負して5対0で圧勝した。それ程自信がある。

 

 

これから俺の居候生活が始まる




どうもノアです。
「和人だ」
次回は戦闘回です。あまり期待しないで見てくださいね。
「次回、俺、軍に入る」
それではまた次回でお会いしましょう


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和人が軍に入るようですよ?

ノアです。
「和人だ」
今回はオリキャラか2人出てきます。
「なかなかいい奴らだぞ」
それでは第6話『「どうぞ」』


俺はここ一週間永琳の召使いのようになってしまった。

ついでに新薬投与の実験台にされているが、具合が悪くなったりだとかはしていない。と言うよりも俺に薬が効いてないようだ。

「ノアくん、貴方には今日この薬を飲んでもらうわ。何故今まで薬の効果が現れなかったかはわからないけれど、これなら効くはずよ」

『また薬飲まされんのか…まぁ今まで何も起こってないから良いんだが…』オクスリゴックン

腰に違和感がある…何なんだ?腰の皮膚が裂けてるような感覚があるんだが痛みがない…

「ノア?なんなの?その腰から生えてる尻尾みたいなの…」

『ん?尻尾?』

俺は腰からなにかが生えてるようなので見てみようとすると、生えてる尻尾もどきが俺の意思どうりに動くようなので動かして自分の目の前に持ってきて見た…

『尾赫じゃねえか!なんで俺にこれが生えてんだよ!まさか俺、喰種になったのか?』

「どうやら貴方にはそれがなんなのかが分かるようね、深く追求しないでおくわ、それにしても貴方今の薬のせいで白目の部分が真っ黒になってるわよ」

『喰種になってた!!』

 

 

〜1時間後〜

俺が尾赫で遊んでたら1時間経っていたようだ。

『俺そろそろ職に就きたいんだが…俺が簡単に就けるような仕事ってないか?』

「そうねぇ…それなら軍に入るのはどう?あそこなら貴方が実力を証明すれば一気に高い地位につけて給料もいっぱいもらえるわよ?」

『良いなそれ』

俺は金の話を聞いて目をギラつかせた

「軍に入るには筆記試験と試験官との軽い試合をする必要があるわ、

貴方どれだけ勉強できるのかしら?」

『そうだな…前に居たところのテストでは常にトップ3にいたな』

「意外に勉強できたのね…『意外は余計だ』あらごめんなさい。実力は当たり前だけど十分過ぎてるし、貴方取り敢えずこの都市の歴史について勉強しておきなさい。よくテストで出るらしいからね」

『何で勉強すれば良い?「そうねぇ、取り敢えずここの教科書を使ったら?」分厚すぎね?』

「そうね、これでも省略はされてるのよ?」

省略してこれですか

『』パラパラパラ

『よっしゃ全部覚えた』

「嘘でしょ!?あの量をこの一瞬で?」

『そうだが?』

「恐ろしいわね貴方」

『なぁ永琳、この家って道場あるか?』

「弓道場ならあるけど…剣道場はないわよ?」

『そっか。なら作ってくる。』

「え?」

 

 

〜十分後〜

『できたー』

「本当にできてる…すごい本格的ね」

『まぁこれから修行するとこだからね。しっかりと作っておきたかったんだわ』

「でもどうやったの?」

『俺の能力を使った。「どんな?」…森羅万象を司る程度の能力(大嘘)』

「すごい能力ね、それで十分程度で作れたのね」

 

『しばらくここで瞑想してるから、お腹空いたら言ってね』

「わかったわ」

 

 

〜3時間後〜

18:30になり、永琳が腹を空かせた頃なので、料理をしに行く。

『秘技、キュー◯ー秒速クッキング』

超高速で動き、料理を2人前作る。

「いつ見ても不思議ね」

『そう?ま、良いじゃん。んじゃいただきまーす』

「いただきます」

 

〜2日後〜

今日が軍の入隊試験日。俺は永琳に玄関で見送られている。

「行ってらっしゃい、気をつけてね」

『おう!行ってくるぜ!…今何時だ?「えっと8時ちょうどね」そうか…ちょっと急ぎめで行ってくるぜ』

「急ぐからって視認できないほどの速度で行かなくても…」

 

 

〜試験会場〜

『人すごいいるな』

 

???「ようお前見ない顔だな。俺は成瀬魁斗だ」

身長おおよそ2メートルほどの大男が話しかけてきた。

『俺は御神楽ノアだ。気軽にミカでもノアでも好きなように呼んでくれ』

「わかったぜミカ!『それを選ぶか』良いだろ?『良いがな』」

「おーい凛こっち来いよー」

魁斗が誰かを呼んだみたいだ

「魁斗どうしたの?」

「紹介しようって思ってな、こいつは御神楽ノアださっき知り合った。んでこっちは秋月凛だ」

『ノアだ。よろしく』

「凛だよ。それにしても貴女背が高くて、すらっとしてて綺麗で羨ましいなー」

『そうか?俺、凛は結構可愛いと思うぞ?あと俺は男だ』

「ふぇ!?///私が…可愛いって///」

『なんで照れてんのかわかんないけどまいっか』

「こいつ天然女たらしだ…ってお前男だったの!?」

『気づいてなかったのか?ってか俺がこんな見た目してんのが悪いんだが…俺の髪はなぜか切っても元の長さにすぐ戻っちゃうんだよな』

「っとそろそろ試験開始時間が近づいてきたな…おい凛!いい加減照れるのをやめろ!試験会場に急ぐぞ」

「う、うんわかったよ!行こう魁斗、じゃあ後でねノア」

『おう』

 

 

試験開始だ




ノアです。
「和人だ」
「魁斗だ」
「凛だよー」
みんな来ちゃったよ。和人さんと魁斗くんの身長差は大体15センチくらいです。魁斗くんは筋骨隆々なキャラにしたかったのです。
凛ちゃんと和人さんの身長差は30センチ差です。デコボコトリオですね。
今回は戦闘回にしたかったんですがちょっとどんな感じにしようか悩んでしまったので次回にします。
「次回、試験からのガチ戦闘」
さて、和人さんの相手をする人は無事で済むのでしょうか


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綿月姉妹が和人に挑むようです。

今回は三千文字超えちゃいました。ノアです。
やっぱり戦闘シーンを書こうとすると情報が多すぎて文字が多くなっちゃいますね。長いかもしれませんが、見てくれれば幸いです。
それでは第7話どうぞ。


試験開始だ

 

ここからはしゃべっているように見えて心の声です

 

『最初は数学か…ってこれ高校レベルじゃねぇか。簡単すぎね?』

和人は高校生だけど高校飛び級してハーバード大学で博士号を取得できるくらいの頭脳は持っています。

『簡単すぎて試験時間の5分の1で見直しまで終わっちまった、寝ておくか』

 

〜残りの5分の4後〜

 

『次は国語か…これも高校レベル…はぁ退屈すぎるぜ』

 

 

〜国語、理科、英語終了〜

『最後に政治か、これはーっと全部覚えたとこに含まれてんな。

やっぱこの程度か』

 

〜政治終了〜

ここから普通に戻ります。

 

「おーいミカ〜お前筆記どうだった?」

『全部簡単で退屈だったぜ』

「すごいねノア君。私は数学がダメだったよー」

「俺は国語がなー」

『残りの試験はなんだっけ?』

「射撃と試験官との組手だったよね?」

『後どんくらいかかるかなー』

 

アナウンス「これより射撃試験を開始する。受験生は射撃場に集まるように」

 

「そんじゃ行こうぜ」

 

 

〜射撃場〜

 

試験官「これからさまざまな銃火器を使ってもらう。」

 

〜ハンドガン〜

『見ないでいけっかなー』

 

バン!バン!バン!

 

『よっしゃ全弾心臓部の同じ位置に当たったな』

 

「私は真ん中に一回しか当たらなかったよー」

 

「俺もだー」

 

〜その他銃火器はバッサリカット〜

 

『お、俺満点だってさ』

「私は60点満点中42点だった」

「俺は53だったぜ」

『次は組手か』

 

「私自信ないなー」

 

「俺もー『お前は嘘だろ』そうだよ(便乗)」

 

 

アナウンス「これより組手の試験を行う。名前を呼ばれたものは呼ばれた番号の部屋に入れ」

 

『だってさ』

 

アナウンス「成瀬魁斗、18番の部屋に行け」

 

「しょっぱな俺かよー」

「頑張ってねー」

『負けんなよ?』

「言われなくとも!」

 

〜3分後〜

 

「勝ったぜ」

「さすが魁斗だね」

『どうだったよ相手は』

「まぁまぁ強かったぜ」

「私クリアできるかなー」

『なんとかなるさ』

 

〜ほかに十何人か呼ばれた後〜

 

アナウンス「次、秋月凛、32番の部屋に入れ」

 

「私頑張ってくるよ」

「応援してるからな!凛!」

『相手の動きを見るんだぞ?』

「わかった!行ってくるね!」

 

〜2分後〜

 

「よかった〜クリアできたよー」

「おめでとう!」

『よく頑張ったな』

 

〜何百人か呼ばれた後〜

 

「なかなか呼ばれないねー」

「お前もしかして1番最後なんじゃないか?」

『それはありそうでつらい』

 

アナウンス「最後だ、御神楽ノア、1番の部屋に入れ」

 

「やっぱ最後だったか」

「ノア君!頑張ってね!」

『おう、そこはかとなく頑張る』

「そんなんでいいのかよ」

『勝てばよかろうなのだ。んじゃ行ってくるぜ』

 

 

〜部屋の中〜

なんか部屋ん中ピリピリした空気が流れてんな。さっきからここに入ってったやつみんな絶望したような顔で出てきてたな。概ね落とされたんだろう。この空気の出所はーっとあの2人か。

あれは多分綿月姉妹だろう。そして試験官から流れてるこの雰囲気…『あなたは霊力使いですね?』

 

「よくわかったな、ということはお前も霊力使いか」

 

『そうです。手加減なんてしないで…

楽しみましょう?』

 

「そうだな…俺の名前は大岩寺兼定だ。全力でいかせてもらおう」

 

『ご存知かもしれませんが、俺の名前は御神楽ノアです。こちらも出せる力を出しましょう。綿月豊姫さんでしたか?審判をお願いします』

 

「わかりました。それでは双方構えて…始め!」

 

俺と兼定は構えを取り、開始の合図とともに相手へ突っ込んだ。

綿月姉妹曰く俺の姿を一瞬見失ったらしい。俺はそんなに速度を出したつもりはなかったのだが。

 

俺は素の力、兼定は霊力を全て身体強化に回しての勝負、兼定が有利に見えがちだが、10億年以上も生きている俺が相手となっては話が変わる。それに俺は能力でこの10億年間の1日ずつ1.5倍にしてきた。結果はわかりきっていた。

俺の圧勝、俺が消えたと思ったら既に目の前にいて、一瞬で体に10発パンチを入れ、兼定を気絶させた。

 

「ッ!そこまでッ!(ノアの動きが全く見えなかった。それは依姫も同じようね)勝者御神楽ノア!」

 

『ありがとうございました。兼定。回復してやる。「リカバリー」』

 

「今の攻撃はどうやったんですか?」

 

『あなたは…綿月依姫さんでしたっけ?今のは地面を蹴って相手へ近づいて打撃を加えただけですよ』

 

豊「私からはあなたが開始と同時に消えたように見えたんですが…」

 

『そうだったんですか?今のはそこまで速度を出していなかったのですが…』

 

依「今ので全力じゃないと…そういうことですか?」

 

『えぇまぁ本気を出しては、この建物が壊れてしまいますし、下手したら都市全体を壊しかねないので』

 

豊「依姫ちょっといいかしら?「なんでしょうか」ゴショゴショ「なるほどそれはいい案ですね姉さん」でしょう?」

 

豊「ノアさん私たちと勝負してくれませんか?」

 

ニィ『もちろん』

 

豊・依「「ッ!?」」ゾクッ

 

豊「で、では始めましょうか」

 

『そういえばあなた方は武器を使いますか?「私は剣を」「私は扇を使うわ」わかりましたでは私もいや…俺もこいつを使わせてもらうぞ』

俺はそういうと壁に立てかけておいた神鳳を手に取りベルトのところに付けた

 

『では始めるぞ』

 

依姫が突っ込んできたので左に避けながら注意を2人に向ける。豊姫の方はまだ動かなさそうだ。まずは依姫を倒そう。

「やぁぁぁぁ!!」

また突っ込んできたので依姫と反対方向に動きそして攻撃後の無防備な依姫を攻撃した。

『結界刃!』

「なッ!?」

依姫は反応が少し遅れ斬撃が掠った

「依姫!!『おっと今は動かない方がいい今ちょうど豊姫のところは俺の高威力射程圏内だ』くッ!」

 

「やぁぁぁぁ!」今回は避けずにわざと接近し鍔迫り合いになる。その時にちゃんと豊姫も視界内に入れている。

 

『どうした?この程度なのか?永琳がお前らを強いって言ってたんだがな…残念だ』

 

「お師匠様が!?ならばこの戦い負けるわけにはいかない!」

依姫は俺を突き飛ばしたが俺は俺の周りの空気を変化させクッションにしてダメージを消した。

『自分の射程範囲外から俺を外したのが失敗だったな。「零閃」』

『ッ!また飛ぶ斬撃!でもさっきので対処法はわかりm『これの威力はさっきの5倍だ』なッ!?」

 

「依姫!!」豊姫は遠くから弾幕を大量に俺に飛ばした。

当たったと豊姫は思ったのだろう。だが実際は俺の2メートル前で消滅したのだ。

「なっなんで…」

『能力を使ったのさ』

残りは豊姫だけだ。

『残すはお前のみ』俺は豊姫の目の前に走り喉元に刃を突きつけ

『降参するか?』と聞いた

「あ、えぇ降参するわ」

『よっしゃ終わったし依姫治して帰るかー永琳待ってるだろうし』

「あ、あのノアさん『ノアかノア君と呼んでくれ』ノア君。あなたとお師匠様はどんな関係なんですか?」

『同居人?かな?』

「同居しているのですか!?」

『いやー月夜見に言われたから』

「そうでしたか」

『リカバリー』

「んん?あれ、私は…『お前は負けた』そうですか…」

『兼定、俺と戦ってみてどう思った?』

「別次元だと思ったな」

『そっか、んじゃ俺はこれでバイバーイ』ガチャ バタン

「ノア君!」

「ミカ!」

「ノア君大丈夫だった?1番の部屋はみんな落とされてるって聞いたんだけど…」

『おう、試験官自体が多分ほかの部屋とレベルが違うだろうな。(霊力使いをここに来て初めてみたぜ)試験官倒したら綿月姉妹に挑まれちゃってさちょっと時間かかったわ』

「そうなんだ…さすがノア君だね!」

「やっぱすげぇよミカは」

『そんなことないさ、取り敢えず明日合格者発表されるらしいからまた明日な』

 

 

これからどうなっていくのか




今回、オリモブを出して見ました。ノアです。
「和人だ」
今回は試験と戦闘で和人さんは疲れてるかもしれません「いや全然?」あ、そすか、次回は依姫に剣を教えます。
「次回依姫の突然訪問」
次回もまた見てくださいね。


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依姫が和人を突然訪問するそうですよ?

ノアです。
「和人だ」
今回、和人さんの速度がはっきりします。
「そこまで出してないんだがな」
おかしいですね(頭が)
それでは第8話『「どうぞ」』


試験が終わった次の日、俺と魁斗たちは、試験結果を見に来ている。

 

『やっぱ受験者数より合格者数の方がかなり少ないな』

 

「それは多分組手の試験のせいだと思うよ?」

 

「そうだな、ミカ以外に誰もあの部屋から合格したやつ出てないからな」

 

『案外楽だったけどな「それはお前が強すぎたんだ」そーなのかー』

 

「私もあった」

 

「俺もだ」

周りで沢山の人が落胆していた中で俺たちは全員合格していた。

 

アナウンス「御神楽ノア殿、月夜見様がお呼びです。タワー最上階、月夜見様の部屋に至急来てください」

 

「月夜見様ってミカ…お前一体何したんだよ」

 

『何もしてねぇよ、強いて言うなら綿月姉妹倒したくらいだろ』

 

「多分それだよノア君、あの2人すっごい強いで有名だから」

 

『そこまででもなかったけど…まぁ呼ばれたんなら行かないとな』

 

 

〜タワー最上階月夜見の間前〜

『おっ邪魔しまーす「邪魔をするなら帰ってください」わっかりましたーバイバーイ』

 

「本気で帰らないでください‼︎」

 

『いやーごめんごめん。で、要件は何?』

 

「いえ、あなたが豊姫と依姫を倒したと聞きましたので、ちょっと交渉をと」

 

『ほぅ』

 

「ノアあなた…今すぐ隊長になる気はありませんか?『ないな』そうですか…やはりあなたならそう答えると思ってましたよ。一応理由を聞かせてください」

 

『友人達も合格したんだ。俺だけスピード出世ってのは良くない。ついでに俺は気分で動いてるから気が向かないものはしないんだよね』

 

「そうですか『そうだよ』気分で動いている…お兄様みたいですね」(ボソッ)

『え?今なんて?』もちろん聞こえてたけど。

 

「いえ、何でもないのです。聞きたかったのはこれだけですので後は自由にどうぞ」

 

『そうか、じゃあな」

 

「えぇ…さようなら」

 

 

〜魁斗たちと合流〜

「なんかあったのか?」

 

『特には。隊長にならないかって聞かれたけど拒否した』

 

「どうして?」

 

『せっかくお前らと同期になれたんだ。もったいないだろ』

 

「ノア君らしいね」

 

「合格者は1ヶ月後から訓練開始だってさ」

 

『そうか、んじゃ俺永琳に飯作んなきゃだから帰るな』

 

「おうじゃあな」

 

「じゃあねー」

 

「「永琳さんとも関わってるんだね(な)」」

 

 

〜永琳家〜

『飯できたぞー』

 

「あら、今日はアレやってないのね」

 

『アレは急いでる時ぐらいにしかやってないんだよ』

 

「そうなのね、それじゃあいただきます」

 

〜食後〜

「私はこれから研究所に行かなくてはならないから留守番よろしくね」

 

『りょうかーい』

 

「行ってきます」

 

『いってらー、行ったか…なぁいつまでそこに隠れてんだ?”依姫"』

 

「やはりばれていましたか。あなたと戦った時に私は自分が無力だということを知りました。なので、剣術も体術も格上な貴方に鍛えて欲しいのです」

 

『うむ…よし、お前に修行をつけてやろう。俺のことは師匠と呼べよ?短期で確実に力をつけさせてやる。俺の修行はちょっときついが、頑張れよ』

 

「わかりました!師匠!」

 

『よっしゃ!取り敢えず体力をつけるために走りに行くか』

 

「そうですねここは五丁目ですからこの辺りを走るのですか?」

 

『いんや?この都市を何周かする。』

 

「え?この都市をですか?『そうだよ』えぇ…」

この都市は半径15キロほどなので一周大体94,2キロである。

『まぁ今回は依姫にどれだけ体力があるのか見るのも兼ねてるから、取り敢えず壁まで走るぞー』

 

「わかりました」

 

〜壁到着〜

『よしこっから取り敢えず一周するぞー』

 

「坂がないだけ助かります」

 

『そりゃ走るのは壁だから坂なんてないよね』

 

「え?」

 

『え?』

 

「壁を走るのですか?ちょっと無理があるのでは…」

 

『大丈夫だよ俺も出来てるから』

 

「そりゃ師匠は目で捉えられないくらいの速度で動けるからでしょう」

 

『わかった。依姫は地面、俺は壁で走ろうか』

 

「お願いします」

俺は壁を走るために俺の重力を壁の方向に向けて壁に立った。

「どうやったんですか?」

 

『ちょっと俺の重力を変えただけだよ』

 

「あの時の速度には関係あるんですか?」

 

『全くないよ。よしそれじゃ始めようか』

 

「お願いします」

 

『よーいスタート』

そういうと、俺たちは走り出した。

 

〜一周終了〜

俺はまた地面に重力を戻した

「ハァ…ハァ…なんで師匠は行ききれてないんですか?」

 

『鍛えてるからかな?あと一緒に走ってるように見せかけて俺だけ20周してたんだけど気づいてた?」

 

「…気づいてませんでした。師匠は一周するのにどれだけかかるんでか?」

 

『そうだなーさっきは一周あたり0.01秒くらいかかってたね』

 

「秒速9,420キロですか…もう驚きませんよ」

 

『そんなに出てたんだ…次は瞑想をしようか』

 

「そうですね」

 

〜道場〜

「お師匠様の家にこんな本格的な道場があったなんて…」

 

『一応俺が作った。しばらくここを使うからな、んじゃ好きなとこに座って好きな時に初めていいよ。2時間くらいやっててもらおうかな』

 

「はい」

 

『2時間後に呼びに来るから、俺が来なかったらやめていいからね』

 

「わかりました、それで師匠はどこへ?」

 

『俺はちょっと壁外に行ってくる。』

 

「お気をつけて」

 

『あいよー』

 

〜壁外〜

⁇?「都市からだれか出てくるみたいだな、そいつをあの人に持って行くか…」

 

今誰かに見られてたきがした

『試してみようかな。「瞬歩」』

視線を感じた方向に行ってみよう。…なんかいるんだけど。

『えーとお前は誰だ?』

 

⁇?「なッ!?いつの間に!?」

 

『誰かって聞いてんだよ』

 

⁇?「俺の名前は奏鬼。この近くの鬼の村の住人だ」

 

『奏鬼ね、俺はノアだ。それで?なぜ俺をずっと見ていた?』

 

「俺の村は食糧難に陥っていて、このままだと餓死する奴が出てきちまうから、食料を探していたとこにあんたが来たんだ」

 

『そうか…ならこれからはもう食料と水には困らないようにしてやるよ』

 

「ほッ本当か!?『あぁ本当だ。困ってる奴に対して嘘はつかん』ありがてぇ…ありがとう!ノア」

 

『無限食と水樹だ。受け取れ』

 

「感謝するぜ!ノア!村の奴らにこれからは人間に危害を加えないように行っておくよ」

 

『よろしくな』

 

 

 

⁇?「あらぁ、こんなとこに人間がいるなんて、私は本当についているわ」

 

『ッ!強い殺気!』

 

 

 

殺気の正体は誰なのか…次回に続く




今回和人さんは鬼と良い関係を持ちましたね。
「意外にいい奴だったぜ」
奏鬼は凄くいい奴です。
次回は戦闘回です。
「おいノア、お前戦闘書くの苦手だろ?大丈夫か?」
大丈夫じゃない問題だ
「心配だな…『次回、ルーミア戦と新たな武器』
殺気の正体がバレちゃった


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和人、ルーミアと戦うってよ。

ノアです。
「和人だ」
今回はルーミアex戦です。和人さんが新しい技を見せたりしますので、お楽しみに!
「それでは第9話どうぞ」


『ッ!強い殺気!』

俺の後ろにいたのは美女だった。

「あら、気付かれちゃった」

 

『一応聞いておこう。お前は人喰い妖怪だな?』

 

「そうよ?」

 

『そうかそうか、俺を食おうとしてたのか』

 

「勘がいいわね。そうよ?貴方は私に食べられるの。」

 

『たかが影妖怪風情がか?』

 

「その見下したような顔、すぐに恐怖で染めてあげるわ」

そういうとルーミアは一気に接近して来た。

『おっと危ない、喰らうとこだったぜ』

 

「惜しいわね、次はあなたからかかって来なさい」

 

『いいぜ?でも…後悔すんなよ?』

そういうと俺は喰種化する薬を飲み、尾赫を6本生やして接近した。

「ッ!?どうなってるの?あなた人間じゃないのかしら?」

 

『一応人間だぜ。油断してていいのか?』

俺は尾赫を変則的な動きをさせてルーミアに攻撃をした。

『どうした?5発ヒットだぞ?』

 

「嘗めないで!」

影を使った攻撃をして来た。

『オラオラどうしたァ!当たってねぇぞ!』

 

「くっ、いい加減にあたりなさい!「ムーンライトレイ!」」

 

『んじゃ俺も真似してムーンライトレイ!』

相殺した。

「なぜあなたにその技が使えるの!?」

 

『企業秘密』『零閃「10機」』

斬撃をルーミアに向けて10発飛ばした。

ルーミアが零閃の対処に夢中になっているところに接近して

『虚刀流「牡丹」』

 

「かはッ、いつの間に…」

 

『隙だらけだったからつい』

 

「くそっ!「ミッドナイトバード」!!」

 

『お前は闇がなくなったら有効的な攻撃がないよな?』

 

「闇をなくすことなんてありえないわ」

 

『そうか?…『能力発動、闇という概念を消滅』』

 

「なっ!私の攻撃が!」

 

『終わりだ。『ゲートオブバビロン』』

そう告げるとルーミアの周りに金色の円が大量に現れ、そしてそこからさまざまな武器が飛んで行った

『ほぅまだ生きているか…面白い。なぁお前の名前はなんだ?』

 

「ルーミアよ…」

 

『ルーミア、お前…刀に宿るつもりはないか?』

 

「宿らなければ?『他の人間に危害を加えそうだから消す』なら宿らせてもらうわ」

ルーミアを神鳳に宿らせた。

『出て来たかったら言ってくれよ?出してやるから』

 

「わかったわ」

 

『っとその前に、殺さないための刀があるのに殺すための刀がないっていうのはちょっとアレだから…作るか』

俺は能力を使って新しい刀を作り上げた。

『こいつにも名をつけないとな…こいつは「結月刀『紫電』だな』

俺は紫電に能力を付加した。それは、

絶対に壊れない程度の能力、手入れをしなくても切れ味が変わらない程度の能力、斬れば斬るほど切れ味が上がる程度の能力だ。

ちなみに神鳳には絶対に壊れない程度の能力、手入れをしなくても切れ味が変わらない程度の能力、切っても死なない程度の能力、刃で切ったらあらゆるものを切り裂く程度の能力だ

『帰るか』「そうね」

 

 

〜都市〜

「ここが都市…」

 

『なんだ?見たことなかったのか?』

 

「あんなに高い壁があるんですもの見えなかったわ」

 

『そうだったか…これからは色々見せてやるよ』

 

「えぇ、お願いするわ」

 

〜道場〜

まだ時間が30分くらい残ってんな…俺の周りの時間だけ早めて依姫と時間揃えておくか…

 

〜30分後〜

『よし、瞑想終わりだ』

 

(おいルーミア、神鳳から紫電に移れるか?)

 

(移ったわ)

 

(ありがと)

 

『次は俺と単純に打ち合いをする。刀を取れ』

 

「はい」

 

『行くぞ』

 

〜2時間後〜

「ハァ…ハァ…やっぱり師匠には勝てないですね…」

 

『気にすんな、鍛えていけば必ず強くなれんだから』

 

「ノアーお腹空いたわー」

 

「お師匠様こんばんは」

 

「あら依姫こんばんは、ノアに稽古をつけてもらってたの?」

 

『いや俺に弟子入りした』

 

「あらそうなの。で、見込みは?」

 

『ある。2時間打ち合いしてたが、確実に強くなってる。いわゆる天才ってやつだな』

 

「そう。それよりお腹空いたわ」

 

「それでは私はこれで」

 

『依姫も食ってけよ』

 

「いいんですか?」

 

「いいのよ。ノアのご飯は美味しいわよ?」

 

「そうなんですか?食べたいです!」

 

『よしよし、時間ねぇな…アレやるか』

 

「アレ?アレってなんです?」

 

「見ればわかるわ」

 

〜台所〜

『よし作るか』

『キュ◯ピー秒速クッキング』

 

「ものすごい動かしてますね…」

 

「ひさびさに見たわー」

 

『出来たぞ』

 

「はやいですね」

 

「面白かったわ」

 

『作りすぎたがまぁいいか。そんじゃ』

 

『「「いただきます」」』

 

〜食後〜

「ごちそうさまでした師匠。とても美味しかったです。」

 

『お粗末様。喜んでもらえて何よりだ』

 

「明日も来ていいですか?」

 

『いいぞーってか泊まってくか?』

 

「いえ、家で姉さんが待ってますから」

 

『そうか。なんなら明日は豊姫も連れて来ていいぞ?』

 

「はい!お疲れ様でした師匠!」

 

 

依姫修行を始めた和人。いったい依姫をどこまで強くできるのか。

次回に続く

 

「後半わたし空気じゃなかったかしら?」

『ソンナコトナイヨ』




ルーミアが弱く感じた方が多いと思いますが、そんなことありません。ただ、和人さんが強すぎたんです。
「そうだぜ、ルーミアは綿月姉妹と兼定が束になっても勝てない強さだ」
自分で認めちゃうんですね…次回はルーミアとの街中デートです。
「デートって…もっと違う言い方があっただろ」
いいんです。
「次回、デートって何すればいいの?」
「適当だな」
そんなこと言わないでください
それでは次回もお楽しみに!


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和人がルーミアと街中デートするようです

「和人だ。ノアが風邪で寝込んでるから俺1人だけだ」
「今回はルーミアが可愛い回だ。」
「特に話すことがなくなったから第10話どうぞ!」


「師匠、今日もよろしくお願いします」

 

『おう、よろしくな。豊姫は連れてこなかったんだな』

 

「特訓の内容を話したら嫌がりました」

 

『仕方ないな。じゃ、始めるか』

 

「はい!」

 

『今日も昨日と同じ内容だ。長距離走は体力づくりのためだ。一周して息があまり切れてなかったら、短距離走をやるぞ』

 

「わかりました」

 

 

〜一周終了〜

「ハァ…ハァ…」

 

『今度からは一周ずっと走りっぱなしじゃなくて、4分の1走ったら休憩みたいにして行くか』

 

「それでお願いします…」

 

 

〜道場〜

『今回は瞑想の前に打ち合いをするぞ』

 

「よろしくお願いします」

 

〜2時間後〜

『そうだな…たまに蹴りとかを混ぜてみるのはどうだ?お前なら出来るだろ?』

 

「やってみます」

 

〜15分後〜

『断然良くなった』

 

「ありがとうございます」

 

『次は瞑想だが、今回はちょっと特殊な奴やるか』

 

「特殊な奴とはなんでしょうか」

 

『本来人間がみんな持っている力、霊力って言うんだが、それを使いこなせるようにするための瞑想だ』

 

「そんなものがあるんですね…」

 

『取り敢えず座禅組んで、目を閉じて。自分の心の中で波紋のようなものを描いてみて。できたらそれを3時間維持する。これは自分に霊力の存在を感じさせるためのものだ。それじゃあ始めてくれ』

 

 

〜道場外〜

『とりあえずはこんな感じかな』

 

「お疲れ様」

 

『おう。ちょっと街中を歩かないか?』

 

「喜んでお受けするわ」

 

『よし出て来てくれ』

 

シュウウウ〜

『出て来かたこんな感じなのか…』

 

「それじゃ出かけましょ?」

 

『そうだな』

 

〜街中〜

『いろんな店があるな…』

 

「わたしここに来てしまって本当に良かったのかしら?」

 

『どう言うことだ?』

 

「いえ、こんなに人がいるところに来て、もし妖力とかが見れる人がいたらわたしは殺されてしまうんじゃないかしら?」

 

『安心しろ。お前の妖力は能力で霊力に変えてある。ついでに人喰い衝動も無くなってるから安心しろよ』

 

「えぇ。ありがとう」

 

『んじゃぼちぼち歩くか』

 

「あれは何?」

 

『あれか?あれは雑貨屋だな』

 

「雑貨屋って?」

 

『いろんなものが売ってるんだよ。あっそうだ、ちょっと待っててくれ』

 

「えぇ」

 

『これやるよ。「これは?」これはイヤリング。耳につけるものだ。今俺の力をそん中に注ぎ込んだからこれ付けてれば前よりも強くなる。』

 

「なんで片方しかないの?」

 

『それはだな…』

俺は自分の右耳を指差した

『これで俺の力が自動供給されるようになる』

 

「ありがとう」ニッコリ

不覚にも思わずときめいてしまった

『お、おう』

その後俺たちは色々な店に立ち寄って、いろんなものを買った。

「お腹空いたわ」

 

『そうだな、帰って飯にするか』

 

「そうね」

 

〜家〜

『キュ◯ピー3秒クッキング』

 

「刀から見てたけど不思議ね」

 

『そうか?』

 

「えぇ」

 

『食うか。いただきます』

 

「いただきます」

俺が今回作ったものはハンバーグとオニオンスープだ。

 

「初めて食べたけどすごく美味しいわね。あなたの料理を毎日食べられるあの2人が羨ましいわ」

 

『じゃあこれからはお前も一緒に食べるか?』

 

「いいの?」

 

『勿論だ』

 

「ありがと」

 

『依姫の様子見てくるか』

 

「えぇ」

 

〜道場〜

『ルーミアお前は俺が外で拾ってきた人間だってことにしてくれ』

 

「どうして?」

 

『そうじゃないと、面倒ごとになる。』

 

「わかったわ」

 

『依姫は霊力のことに関しても天才だったか』

霊力は見えるやつには見えるもので、体の周りにうっすらと見えるものだが、依姫の霊力は兼定以上で、霊力を手に入れて2日たった時の俺とおんなじくらいの量を持っている。

 

『終了だ』

 

「どうでしたか師匠?」

 

『完璧だ…まさか5日かけてようやく出来るだろうと思っていたことがわずか3時間で習得するとは…』

 

「それで、師匠。そちらの女性は?」

 

『こいつはルーミア俺が壁の外で見つけた人間だ』

 

「こんにちは。ルーミアよ」

 

「こんにちは。綿月依姫です」

 

『こいつは取り敢えずうちに住むことになったから』

 

「じゃあお師匠様にも言ってあるんですね?」

 

『いや?永琳が帰ってきてからだが?』

 

「もし断られたら?」

 

『俺も出て行く』

 

「家はどうするのです?」

 

『3分もあれば作れるから大丈夫だ』

 

「そうですか…師匠には常識が通用しませんね」

 

『昔から言われてる。それにな、永琳は断らないって知ってるから後で言うんだぜ?』

 

「信頼からですか…」

 

「いい関係ね」

 

「お師匠様が羨ましいですよ」((ボソッ)

 

『ん?なんか言ったか?』

 

「なっなんでもないですっ!」

 

(あなた聞こえてたでしょ?)

 

(勿論だ)

 

「可哀想に…」

 

「どうしました?」

 

「いえなんでもないわ」

 

「そうですか?」

 

 

〜永琳帰宅〜

「だだいま〜」

 

『おうおかえり』

 

「お師匠様おかえりなさい」

 

『ちょっと紹介したい奴がいる。いいか?』

 

「えぇいいけれど」

 

『こいつはルーミア。俺が壁の外で拾ってきた人間だ。それでだな、ルーミアをここに住ませていいか?』

 

「勿論よ。」

 

『さすが永琳懐が深いな』

 

「ありがとう。永琳さん」

 

「いいのよ。」

 

『ルーミアには変な薬飲ませんなよ?』

 

「もちろんそれはわかっているわ」

 

『じゃあルーミアを迎えた祝いとして色々作るか。ちょっと待ってろ』ドシュン

 

キイィィーンドーン「え?何が起こったの?あれ?依姫にお師匠様?なんで?」

 

『人数は多い方が楽しいからな』

 

「ノアさん!?なんで…『俺ここの住人だから』なるほど。ここに連れてきたのもノアさんでしたか」

 

『落ち着くの早くていいな、依姫だったらこうはいかない』

 

「そんなことないです!ひどいですよ師匠」

 

「依姫本当に弟子入りしてたのね…お姉ちゃん嬉しいわ」

 

「姉さんもふざけてないで!」

 

『どうだ?豊姫も修行しないか?「わたしは走るのがちょっと…」走らない奴もあるぞ?どうする?このままだと妹に負けるぞ?』

 

「わかったわ。弟子入りします。よろしくね師匠」

 

『ルーミアもやるか?』

 

「わたしは専門外よ」

 

『そういや豊姫に紹介してなかった』

 

〜バッサリカット〜

『よっしゃ作るぜ』

キュ◯ピー秒速クッキング

 

『できたから食うか!』

 

全員「いただきます」

 

「相変わらず師匠の料理は美味しいですね」

 

「ほんとこの料理が10数秒で作れてるのがおかしいくらいよ。師匠は一体どうなっているのかしら」

 

「実際本当におかしいからね」

 

『そんなことないさ。俺の知る限り俺よりもっと早くて美味い奴が1人いる』

龍華である。彼女は飲み込みがとても早く、料理などを教えたらすぐに覚えたのだ。

「末恐ろしいわね。そういえば後一週間で軍の訓練が始まるけど、ノア君あんまり暴れないでね?」

 

『安心しろよ。暴れるつもりは全くないから。依姫たちはどうしてるんだ?』

 

「私たちも軍の訓練に参加しますよ。わたしは師匠と同期で、姉さんは1つ上ですね」

 

『同期か、よろしくな。そういや今から根回しって出来るかな?』

 

「なにをするつもり?」

 

『嫌なに…ルーミアを入れるつもりなのだよ』

 

 

今回はここまで!果たしてルーミアを軍学校に入学させることが出来るのだろうか次回に続く!




「和人だ。ルーミアと出かけたのはすごく楽しかったぞ。イヤリングを一瞬で改造したのはルーミアのためだ。あれで少しでも気持ちを強く持って欲しかったからだ。」
『次回、2人との再会、そして死阿威(しあい)』だ
「それではまた次回も見てくれよな!」


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和人が2人と再会した後に死阿威するようです

「和人だ」
「ルーミアよ」
「今回の終盤は戦闘だぜ」
「あれは側から見れば化け物よね」
「そうか?まぁいいやそれじゃ第11話見て行ってくれよな」


『なぁ永琳…今から根回しって出来るかな?』

 

「何のために?」

 

『嫌なに…ルーミアを軍学校に入れるだけなのだよ』

 

「そう…でも何でルーミアを?」

 

『ルーミアは俺がみる限り相当な強さだ。おそらく今の依姫と豊姫では勝てないくらいに』

 

「師匠!それはどういうことですか?」

 

『けっしてお前たちをバカにしているわけではない。だが、お前たちよりも強いのは確実だ』

 

「そんな…」

 

『だがお前たちはまだまだ強くなれる。だからこそ俺はお前らを鍛える。で、どうだ?出来そうか?』

 

「えぇ…一応私が推薦してるってことで入れるようになれると思うわ」

 

『確実ってわけではないのか。まぁいいか、ダメだった場合は俺が何とかしよう』

 

 

 

〜翌日〜

「ノア君、ルーミアちゃんのことで」

 

『許可が下りたんだな』

 

「よくわかったわね」

 

『お前の話し声が軍学校の方向から聞こえたんだ』

 

「ここから12キロよ!?聞こえるはずがないわ?」

 

『俺に常識は通用しないさ』

 

「もういいわ…」

 

「こんにちは師匠、お師匠様」

 

『よう。依姫、豊姫も』

 

「こんにちは2人とも」

 

『早速始めるか』

 

「そうですね」

残り5日で依姫たちを都市内戦力トップ5に入れるまで鍛えるのが俺のノルマだ。

『依姫はいつも通り一周してきてくれ。豊姫は霊力を完全に使いこなせるまでみっちりと鍛えてやる』

 

「わかりました。行ってきます師匠」

 

「よろしくお願いします師匠」

 

『依姫は大体3時間くらいで帰ってくるだろうから。その間に霊力を発現させるぞ』

 

「私に出来るかしら?」

 

『依姫は3時間でできた。お前は依姫よりも霊術のセンスがあるように思える。まぁお前の努力次第だ』

 

「頑張ってみます」

 

『坐禅を組んで自分の心を無にして』

 

「…」

恐ろしく早いな

『次は自分の体の中心に白い塊があるのを想像して。できたらそれが爆発するような想像をするんだ』

 

〜10分後〜

『すごいな…よし目を開けてみろ』

 

「力が漲ってる感覚です。これは…」

 

『これが霊力だ。お前は相当な才能の持ち主だよ』

 

「本当ですか!?」

 

『あぁお前は依姫よりも圧倒的に早く発現してるし、量も2倍くらいだ』

 

「師匠には…」

 

『まだまだ届かないな、鍛えてきた時間が違うからな』

 

「そうですか…」

 

『そうがっかりすんな。おそらく都市でも相当な使い手に成長できる。それに依姫は霊力を増加させる瞑想をやっていたのに、お前は超えているんだ』

 

「はい!」

 

『よし。依姫が戻ってくるまで瞑想してるか』

 

「わかったわ!」

 

 

〜1時間半後〜

「ハァ…ハァ…ただいま戻りました…」

 

『早いな』

 

「師匠が言っていたように4分の1走ったら休憩するようにしたら、体力が持つようになってきました」

 

『よしじゃあこのまま打ち合いやるか』

 

「はい!」

 

〜打ち合い中〜

「えい!やぁぁ!」

 

『よっほっ、そこで蹴りだ!』

 

「やぁぁ!」

 

『うぉ!危ねぇ!蹴りの速度が上がってやがる』

 

「ぜやぁぁ!」

 

『おっとっと、危ねぇ危ねぇ喰らうとこだった』

 

「ハァ…ハァ…どうでしたか?」

 

『確実に強くなってきてる。この調子だ。そういやお前は何で弟子入りしたかったんだっけか?』

 

「私は師匠と戦って自分が弱いということを知りました。私は剣術に自信を持っていましたが、師匠の飛ぶ斬撃を見て、まだまだだって思ったんです」

 

『なるほど、だからか。斬撃を飛ばすには速度と技術が必要だ。これから技術を教えていくが、速度は自分でつけるしかない。できるか?お前に』

 

「出来る出来ないじゃないです。やるんです!」

 

『そのいきだ。依姫も豊姫と瞑想をしておけ。霊力を使えば自分の身体能力を強化できるし、斬撃も再現できる』

 

「わかりました!」

 

『あと3時間だ』

 

「はい」

 

 

〜四日後〜

『お前たちはおそらくこの都市で上位5位に食い込んでいるはずだ。それほどまでに強くなった』

依姫はこの間よりも速くなったし、1発1発の威力が格段に上がっている。霊力で斬撃を3メートル程度だが飛ばせるようになった。

豊姫は霊力量が発現時の約6倍程度になった。

『そういえば明日から訓練が始まるな。あいつらどうしてっかな』

 

「あいつらって誰?」

 

『ルーミアには言ってなかったな。俺の友人たちだよ』

 

「明日になったら私も会えるかしら」

 

『あぁ。それは勿論のこと、友達にもなれるさ』

 

「明日が待ち遠しいわね」

 

『そうだな』

 

 

〜翌日〜

『行ってくるぜー』

 

「行ってきまーす」

 

「えぇ行ってらっしゃい。気をつけてね」

 

『おう任せとけー』

 

 

〜軍学校到着〜

『ようお前ら久しぶりだな』

 

「おうミカ久しぶり」

 

「ノア君久しぶりー。お隣の美女は?」

 

『こいつはルーミア。俺が外で見つけてきた人間だ』

 

「へぇー相変わらずミカは何やるかよくわかんないな」

 

「羨ましい」(ボソッ)

 

『ん?どうした?』

 

「な、何でもないよ」

 

『そうか』

 

「こんにちは師匠」

 

『よう依姫』

 

「依姫さん!?ノア君一体何をしたの?」

 

『何で俺が何かしたみたいになってんだよ。依姫と豊姫が俺に弟子入りしたってだけだ』

 

「よっぽどすごいことしてた…」

 

「やっぱすげぇよミカは」

 

 

少年A「聞いたかよ」

 

少年B「あぁあんな奴に依姫様が弟子入りしたって」

 

少年A「あいつをボコしたら俺らが依姫様より強いってことになるんだな」

 

少年B「あぁ授業が楽しみだぜ」

 

〜授業開始〜

教師「これからお前たちには競技場に移動してもらい、こちらで決めた対戦カードで戦ってもらう。もっとも得点が高かったものに報酬があるぞ」

 

全員

「はーい」

 

〜競技場〜

『早速この対面か。すまないな魁斗、凛、依姫』

 

「なぜ謝るんだ?」

 

「謝らないでよー次があるじゃない」

 

「私たちでは師匠に勝てませんね…」

 

「「え?」」

 

『早速やるか』パキッバキッ

俺は神鳳を抜き構えた。

 

「始めましょうか師匠」

そういうと依姫は早速接近してきた。突然のことだったので鍔迫り合いになったが、俺が腹を殴ったことにより、その均衡はすぐに崩壊した。

「グフッ!さすがですね…」

 

「ヤベェな勝てる気がしないぜ」

 

「それでもやらなきゃね」

 

『決死の覚悟でかかってきな』

 

「行くよ!」

凛はそういうと木製の小太刀で突っ込んできた。

『甘い!」

交わしてわき腹に拳をねじ込む

「俺を忘れてねぇか?」

背後からストレートが飛んでくる

『くると思ってたぜ』

ねじ込んだ拳を引き戻し、回し蹴りを腕に当てる

「くっ、まだまだァ!」

 

『オラァ!』

拳同士がぶつかり、魁斗が吹っ飛ぶ

「隙あり、です師匠!」

 

『お前がなぁ!』『無刀流「次元斬」!』

 

「きゃぁ!」

また依姫を吹っ飛ばした

教師「そこまで!勝者御神楽!」

 

『お疲れ様、吹っ飛ばしたりしてすまなかったな』

 

「恐ろしい強さだな」

 

「一撃で倒されちゃったよー」

 

「一回も攻撃を喰らわないとは…さすがですね師匠」

 

『速さが足りないな』

 

少年A「まじかよ…」

 

少年B「あんなのに勝てるわけないだろ」

 

『わかってくれたならいいんだよ』

 

A「いつの間に!?」

 

『お前らじゃ俺どころか魁斗にも勝てねぇよ』

 

〜何度かの試合後〜

『次はお前か…ルーミアぁ』

 

「怖いわね。でも二度も負けるつもりはないわよ?」

 

 

今回はここまで!次回は再びルーミア戦です!お楽しみに!




復活してないノアです。
「復活してないならくんな和人だ」
いいじゃないですか。今回は和人が新しい技を使いましたね。
「無刀流だな」
あれはどうやってるんですかね?
「企業秘密だ」
そうですか。
一応次回も戦闘回です。
「次回!二度目のルーミア戦、鬼子母神降臨」
次回もまた見てくださいね


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和人が再びルーミアと戦って、鬼子母神と会うらしいです

今回は新しい技が出てきます。ノアです。
「今回ルーミアがあの技を使う。和人だ」
他に話すこともないんで、第12話どうぞ!


『次はお前か、ルーミアぁ』

 

「怖いわね、二度も負けるつもりはないわよ」

 

『じゃあ始めようか…』

 

「えぇそうね。最初から全力で行くわよ」

 

『今回は影の概念消さないから安心しな』

 

「そうそれはありがたいわね。ナイトバード!」

 

『ライトニング』

ルーミアは影の鳥を、俺は指先から雷を出し、相殺した

そして俺は一瞬でルーミアに接近して、

『無刀流雷光一閃』

 

「危なかったわね」

 

「なっ!今ルーミアさんどうやって避けたのよ!」

 

『影か…「えぇそうよ」やっぱ厄介だな』

 

「貴方ほどじゃないわよ『零閃』危ないじゃない、人が喋ってる途中でしょう」

 

『いいじゃねぇかお前なら避るって信じてたからなんだぜ』

 

「あら、ありがとね。私も貴方の技真似できるかしら」

 

『出来るんじゃね?一応俺の力お前に流れてんだから』

 

「やってみるわね」

ルーミアは影の刀を作り出して、

「零閃」

零閃を放った。

『紫電』

それを俺は同じ遠距離技で相殺した。

『やっぱ使えんじゃねぇか』

 

「以外にできるものなのね」

 

『それを言うんじゃねぇ依姫はまだ完璧にできてないんだから』

 

「あら失礼」「ミッドナイトバード」

 

『ヴォーパルストライク』

ルーミアが作り出した先ほどのよりも大きい影の鳥と俺の突進攻撃は相殺されたかのように見えた。だが、実際は

『すまないな』

 

「ッ!危ないじゃない。少し掠ったわ」

 

『やっぱ避けんのな』『君臨者よ 血肉の仮面・万象・羽搏き・ヒトの名を冠す者よ 焦熱と争乱 海隔て逆巻き南へと歩を進めよ。完全詠唱波動の三十一赤火砲』

 

「きゃぁぁ!」

 

『1%解放完全詠唱だとやばい威力だな』

 

教師「それまで!勝者御神楽!」

 

「師匠そんな技まで持っていたんですね」

 

『使ってみたくなったか?』

 

「はい!」

 

『だがまだ駄目ださっきの威力を出すには今の依姫の霊力量じゃ足りてない』

 

「そうなんですか…私もっともっと鍛えますね!」

 

『おうそのいきだ』

 

「ノア君本当に強いね!ルーミアさんも強そうだったけど」

 

「本当にルーミアさんお強いですね。師匠が私と姉さんでは勝てないと言っていた意味がわかりました」

 

「本当すごいなミカ。今のはどうやったんだ?」

 

『霊力を火に変えて放った。それだけ』

 

「それだけって…ハハ!ミカらしいな!」

 

「魁斗にも力で勝っちゃうし剣術も達人だし本当にすごいよね」

 

『年季が入ってるんだよ』

 

 

教師「今回の授業の最優秀者は御神楽だ。ダントツだったな。報酬は都市1の団子屋の一年間の無料券だ」

 

『あそこ一回行ってみたかったんだよね』

 

「これにて授業を終了する」

 

「なぁミカ早速だがこれ使って団子食いに行こうぜ」

 

『いいぜ。大食い勝負でもするか。お前らも来いよ』

 

「いいの?『勿論』やったぁ!ノア君ありがと!」

 

「行きます師匠」

 

『ルーミアも来いよ』

 

「わかったわ」

 

 

〜団子屋〜

『ここか…こんちゃー』

 

「おぉ、いらっしゃい。軍学校の生徒さんかい。好きなとこに座ってくれ」

 

『おっちゃんありがとなっとちょっと待ってろよ』ドシュン

 

キイィィーンシュタッ「この連れて行きかたなんとかならないかしら師匠?少し恥ずかしいのだけれど」

俺は毎回毎回お姫様抱っこで豊姫を連れてきている。

『わかった。次回からは空間破って連れ出すよ』

 

「やっぱりこのやり方でいいです…で今回は何?」

 

『団子食おうぜ』

 

「それだけなの?」

 

『それだけってなんだよ楽しいぞ?』

 

「はいはいわかりました」

 

『おっちゃん、取り敢えず団子60個くれ』

 

「60!?わ、わかったちょっと待っててくれ」

 

「そんぐらいなきゃ足りねぇよな」

 

『負けた方は一回パシリな』

 

「いいぜ」

 

「このお店大丈夫かなぁ…」

 

「ここは一応学校も支援してるらしいから大丈夫なんじゃない?」

 

「へぇだから報酬がタダ券なんだね」

 

「貴方たちは一年生最初の授業だったのよね。最初の授業は確か…組手だったかしら?で、やっぱり1番は師匠だったの?」

 

「そうですね。師匠は相変わらず圧倒的な強さでした」

 

「ノアに勝てる生物なんているのかしら?」

 

『いると思うぞ?(立場的に龍華とか)』

 

「師匠が負けるなんて想像もできませんからね」

 

 

〜団子到着〜

『んじゃ魁斗始めるぞ。その前におっちゃんまた60個追加で』

 

「またかい!?わかったよ」

 

『大食いに参加しない奴は好きに食ったり頼んだりしてくれ。魁斗の他に参加する奴はいないのか?』

 

「私もやってみるわ」

 

『いいぞルーミア。それじゃ始めだ!』

 

〜30分後〜

「も、もう駄目俺の負けだ」

 

「あら速いわね」

 

『少食だな』

 

「お前らがおかしいんだよ」

 

「ノア君の食べ方がおかしいんだけど、誰もツッコまないの?」

俺の食べ方はいわゆるキャプ食いという口元に持って行ったら消えたように見える食べ方をしている

「師匠ならこんな食べ方もするんじゃないかと思いまして」

 

 

〜20分後〜

「ごちそうさまでした」

 

『ルーミアも終わりか』

魁斗は42本、ルーミアは167本、俺は256本食べた。

『ごちそうさまー、おっちゃんありがとな』

 

「また来てくれよな」

普通ここまで食べるともう来ないでくれってなるはずなんだが、おっちゃんがこう言うのには理由がある。俺たちの大食い勝負が騒ぎとなって、沢山の人が見に来ていた。その人たちが店の団子を買っていたので、また来いと言われてるのだ。

『負けた魁斗君には罰ゲームのパシリがありますが、俺はその権限を好きな時に使うので今すぐってことはないです。』

 

「よ、よかったぜ。こんな腹いっぱいの時にパシらされたらたまったもんじゃないからな」

 

(ノアさん、お久しぶりです。奏鬼です。うちの村のリーダーが貴方に会ってみたいと言っていたので、ちょっと来てくれませんか?)

 

(あぁわかった。今からそっちに向かう。)

 

(ありがとうございます。)

『ちょっと俺用事できたから行くわ。依姫とルーミアも来てくれ』

 

「ルーミアさんはわかりますが、私まで?」

 

『あぁ。修行になるかもと思ってな』

 

「どんな修行ですか?」

 

『プレッシャーに耐える修行』

 

「え?」

 

『よっしゃ行くぜ、しっかり掴まってろよ2人とも』

 

「わかったわ」

 

「へ?きゃぁ」

 

『ほんじゃお前らじゃあな』ドシュン

 

 

〜壁外鬼の村の手前〜

『おーい奏鬼〜いるかー?』

 

「おぉ、ノアさん来てくれたか。その2人は?」

 

『俺の弟子と式みたいなもんだ』

 

「そうかい。お二人さん俺の名は奏鬼って言うんだ。よろしくな」

 

「えぇよろしく」

 

「よろしくお願いします。師匠とはどうやって知り合ったんですか?」

 

「前に俺の村が食糧難に見舞われて、食料を探してたらノアさんが来たんだよ。「それで襲って負けたんですか?」いや、襲ってない。

ちょっと見てたら視線に気づいたノアさんが一瞬で俺の背後に来てたんだよ」

 

『2ヶ月くらい前のことだけど懐かしい気分になるな』

 

「村が食糧難だって話ししたら、無限食と水樹をくれたんだ」

 

「そんなことがあったんですね」

 

「本当にノアさんには感謝してるよ。旦那って呼んでもいいかい?」

 

『構わんぞ。そんじゃ村に向かうか』

 

〜鬼の村〜

『意外と栄えてんな』

 

「旦那のおかげだぜ。さ、鬼子母神様が待ってる。行きましょう」

 

『あの1番でっかい建物か?』

 

「そうだぜ」

 

〜建物前〜

トントン「鬼子母神様。ノア殿とそのお連れ様をお連れしました。」

 

「入れ

 

『失礼するぜー』

 

「お前がノアか?」

 

『如何にも』

 

「この度はこの村を救ってくれてありがとう。私の名前は神鬼茜って言うんだ。奏鬼が言っていたがお前相当強いらしいな」

 

『そんなことない。奏鬼が見ていた戦いも頭を使って戦っただけだからな』

 

「嘘をつくな。お前からは相当な力を感じられる」

 

『力を制御してんのに感じられるってすごいな』

 

「制御しているのか…ちょっと力を見せてくれないか?」

 

『嫌だよ。茜だってこの村が壊れんのは嫌だろ?』

 

 

 

今回はここまで!次回は鬼子母神戦です。今まで無傷で勝っている和人に果たして鬼子母神は傷をつけられるのだろうか?次回に続く!

 




今回ルーミアが完全詠唱の赤火砲を食らっていて可哀想と思ったノアです。
「仕方ないだろ試して見たかったんだから。和人だ」
それにしても可哀想ですよ。
「あれでも加減はしてるんだ」
さいですか。次回は鬼子母神が奮闘します。
「次回、vs鬼子母神」
絶対見てくれよな。


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和人vs鬼子母神

ノアです。
「和人だ」
今回は和人さんの力が少し解放されて、様々な技が出ます。
「あいつは、力を解放するに値すると思ったからな」
それでは第13話どうぞ!


『茜だってこの村が壊れるのは嫌だろ?』

 

「壊れるほど柔なつくりじゃないぞ」

 

『力を解放すると霊力とかが地面とか空気とか揺らすから物が壊れちまうんだよ』

 

「それほどまでに強いと。そこの…ノアの弟子だったか?今のは本当か?(威圧)」

 

「は、はい。私では本気を見たことがないのでわかりませんが。師匠ならそんなことが起こっても不思議じゃありません」

依姫はあのプレッシャに耐えられたか。

『おい、威圧感出して依姫虐めんな』

 

「すまなかったな」

 

「い、いえ。ご心配なく」

 

「私と勝負してくれないか?」

 

『いっぺん鬼とやってみたかったんだよね。いいぜ?俺に傷をつけれるかな?』

 

「ここでは巻き添いがでる。場所を変えよう」

 

〜森の中〜

『ここら辺でよくね?依姫たちに結界張っとくか。依姫、ルーミア、奏鬼お前らまとまっとけ。九条無限結界』

 

「これで気兼ねなくやれるな」

 

『あぁ。始めようか』

 

「行くぞ!」

茜はいきなり右の大振りで殴りかかってきた。

『いきなりか。よっと』

俺は後方に2メートルほど下がった。すると、地面に当たった茜の拳を中心に大きなクレーターができた。

『ものすごい威力だな』

 

「圧力を操る程度の能力。それが私の能力だ。」

 

『恐ろしいな。俺も行くぜ。二重の極み』

茜も同様2メートルほど下がった。するとやはり俺の拳を中心にさっきより大きなクレーターが出来た。

「お前も同じような能力なのか?」

 

『いんや?全然違うよ?俺の能力は森羅万象を司る程度の能力だ。』

 

「お前の方が恐ろしいじゃないか」

 

「ねぇルーミアさん。森羅万象を司る能力がなんで恐ろしいんですか?」

 

「森羅万象を司るっていうのは全てのものを操ったり、壊したり作ったりできるのよ。だから恐ろしいのよ。ノアはあんな事実を隠してたのね」

 

「ふんッ!」

 

『てい!』

茜の気の入った掛け声と俺の気の抜けた掛け声とともに拳同士がぶつかった。

「ぐぁぁぁぁ!」

 

『まだまだだな』

 

「能力が発動しなかったのか?」

 

『いや違うぞ。お前の能力はちゃんと使用されてる。ただな…俺が堅すぎるだけなんだよ』

 

「それでも本気じゃないんだろ?」

 

『あぁ』

 

「なら力尽くで本気を出させるだけだ!」

 

『やれるもんならな』

 

「三歩必殺!」

1

 

2

 

3

 

「オラァ!」

 

『ぶっ!』

茜の三歩必殺が俺の鳩尾にクリーンヒットして、俺は血を吹き出した。

 

「師匠!」

 

「ノアがダメージを喰らったわね。」

 

『ゴブッ、ガハッ…固めときゃ良かったぜ』

 

「師匠が…」

 

『心配すんなよ依姫。俺はやられねぇから』

 

「あれを食らってまだ普通に動けるか…化け物か」

 

『五分解放』

地面が振動し、俺から異様な雰囲気が発し出した

「五分…お前の本気は引き出せなかったようだな」

 

『…零閃編隊…30機!』

 

「ただでさえ威力の高い零閃を30機も…」

 

「オラオラオラァ!」

茜は零閃全部に連打を当てて破壊した。

『桜花気刃斬!』

 

「ぐっ!」

 

『ナイトメアバースト!』

 

「ぐぁぁぁぁ」

 

『ツインマキシマイズマジック…チェインドラゴンライトニング!』

 

「ぐぁぁぁぁ!」

 

「いつにも増して本気ね」

 

「あんな技使ってるところ一回も見たことないですよ…」

 

『俺に血を吐かせたのはお前が初めてだよ』

 

「私は…負ける…訳には…」

 

『あれだけやってまだ動けるとは…ほんとお前は強いよ』

 

「…だ」

 

『どうした?』

 

「まだだ!」

 

『何ッ!』

 

「鬼神化ァ!」

 

(さっきよりも力が増してる…)

『いいねぇ!もっとだ!もっと俺を楽しませろ!』

 

「心なしか師匠の髪が黒くなってる…」

 

「ほんとね、さっき力を少し解放したからかしら?」

 

「三歩必殺ゥ!」

 

『五重の極みィ!』

俺たちの右拳は互いに強力な一撃を放ちながら、ぶつかり合った。

そして勝ったのは…

「ぐぁぁぁぁ!!」

 

『俺にここまでの力を出させたのは本当にお前が初めてだ。』

俺だった。茜の右腕は技の威力が流せず、文字通り吹き飛んだ。

『本当強いよお前。『リカバリー』』

吹き飛んだはずの茜の腕はきちんと治った。

「これで五分って本当に化け物だね」

 

『こんな星で、全力なんて出したら崩れちまうから封印してるんだよ』

 

「そうかい…あんたみたいなやつにやられたってんなら悔しくないね」

 

『で、依姫。今の戦いを見てどう思った?』

 

「師匠には悪いと思いますが、とても怖かったです」

 

『それでいい。素直に感想を言えるのはいいことだ。ルーミアは?』

 

「私じゃ茜にも勝てないわね。」

 

『茜。これで満足か?』

 

「あぁ大満足さ」

 

『鬼は酒好きって本当か?』

 

「?本当だよ?」

 

『んじゃあこれやるよ、俺が作った龍神の涙』

 

「いいのかい?」

 

『いいんだよ。いくらでも作れるし、まだまだ余ってるし。なんなら在庫全部もらってくれ』

 

「それは有難いねぇ!」

 

『じゃ、一旦村に戻るか』

 

〜鬼の村〜

俺は空間を切って、亜空間に置いてある龍神の涙を全て出した。

「今のはどうやったんだい?」

 

『ん?今のは単に空間を切って亜空間を剥き出しにしただけだぞ?』

 

「師匠!今度それ教えてください!」

 

『いいぞー』

 

「依姫の性格がノアの所為で変わってきてる気がするわ」

 

『ちなみにこの龍神の涙はアルコール度数99だから、酒にあんま耐性ないやつに飲ますと死ぬぞー』

 

「何を作ってるのよ…」

 

「この酒うまいな!」

 

『だろ?俺の自信作だ』

 

この後2時間程度茜と酒飲みながら話してた。

 

〜二時間後〜

『んじゃ都市に戻るわ』

 

「また来いよー」

 

「またなー旦那ー」

 

「奏鬼さん、茜さんさようならー」

 

 

〜都市に帰ってる最中〜

『いやー楽しかったな!』

 

「そうですね!」

 

「殺しあった後とは思えないはしゃぎっぷりだったわね」

 

(気付いてるか?ルーミア、依姫。俺らは今数にして約30匹の中級上位妖怪に見られてる)

 

(えぇ気がついてるわ」

 

(どうします?)

 

『俺らしく正面突破で』

 

「やっぱりね」

 

「師匠らしいです」

 

『おい!お前ら!出て来いよ。Do you wanna have a bad time?』

俺はガスターブラスターを五個作り出し、周りに向けて、紫電に手をかけいつでも抜刀できるようにしている。

「チッバレてたか。お前ら全員でかかるぞ!」

 

 

〜20秒後〜

『なんだよあっけないな』

 

「あなたのそれが強すぎたのよ」

 

「そうですよ」

 

『そーなのかー』

 

「そーなのだー」

 

『「わはー」』

 

「何やってるんですか、師匠、ルーミアさん」

 

「私もちょっとふざけたい気分になったのよ」

 

『よーしちゃっちゃと都市に戻るかー』

 

 

〜外壁の門〜

『またお前か』

 

「またあなたですか」

 

『通してもらうぞ』

 

「あなたと依姫様はいいですが、後ろのその女性はダメです」

 

『何故だ?』

 

「彼女からは妖怪の気配を感じます」

 

『それはこいつが俺の使い魔だからってだけだぞ?』

 

「そうなんですか?依姫様」

 

「そうよ。(師匠なんでルーミアさんを使い魔ってことにしたんですか?)」

 

『ほらな?(仕方ないんだよ。妖力に関してはその説明が手っ取り早いし、実際似たようなもんだから)』

 

「そうでしたか…失礼しました。通ってください」

 

『お勤めご苦労様だ。ルーミア、妖力は隠しておけ』

 

「ルーミアさんは森で拾った人間なんじゃないんですか?なんで妖力を持ってるんですか?」

やばいな…ここでバラすのはあんまり良くない。

『俺自身が妖力を持ってるんだよ。で、ルーミアには常に俺の力が送られてるんだが、その時に妖力も送られてんだよ』

 

「そうだったんですね」

よかった。これで納得してくれなかったら依姫の記憶を消すとかだった。

 

 

 

今回はここまで!次回は少し飛びますが、学年末テストです。

鬼子母神は和人の初めての相手になりました。(言い方やめろ)それではまた次回!




ノアです。
「和人だ」
ようやく和人さんが明らかなダメージを負いましたね
「固めてなかったから余計にダメージ増えてたしな」
どうでした?茜は。
「やっぱあいつ強いぜ」
よかったですね。自分よりは弱いものの、強者と会えて。
「あぁ」
次回は学年末テストです。
「次回!出世しすぎじゃね?」
「これタイトルとして使っていいのかな?


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キャラ紹介

今回はキャラ紹介です。
「豊姫は身長教えてくんなかったよな」
女性なら仕方ないのです。
「そうだな」
どうぞ!


神の時の和人と人間の時の和人は違う人ってことにしておいてください。

 

神格時

名前…九条和人

この小説の主人公。天然女たらしで、容姿端麗、眉目秀麗

成績優秀。更には、料理は達人レベルで、家事もなんでもこなせる。

モテ要素で構成されてるような人間なのだが、何故か前世では全くモテなかったという。龍華に手を出したりすると、本気で殺しにくる。

 

能力…「森羅万象あらゆる事象を可能にする程度の能力」、「妖力、魔力、神力を無限にする程度の能力」、「1日経つごとに全ての力が1.5倍される程度の能力」、「ありとあらゆる術で達人になる程度の能力」、「怪我をしても一瞬で治る程度の能力」、「災害を司る程度の能力」

 

身長…190センチ

 

二つ名…想像と破壊の神、絶対神、絶影龍

 

嫌いなもの…大して偉くもないのに威張ってる神

 

 

人間時

名前…御神楽ノア

基本的に神の時と変わらない。

 

能力…「森羅万象を司る程度の能力」、「ありとあらゆる術を使いこなす程度の能力」、「怪我をしても一瞬で治る程度の能力」、「厄災をもたらす程度の能力」

 

身長…185センチ

 

二つ名…神速、生物内最強、伝説の英雄、炎雷帝

 

嫌いなもの…自分は何もしないのに部下にいろんなことをやらせる上層部の人間、コネで地位を手に入れたのに威張ってる人間

 

 

名前…九条龍華

立場的に兄に唯一勝てる存在。生まれた時から和人に大切にされてきたので、和人には絶対的な信頼を寄せている。和人を馬鹿にされるとキレる。

 

能力…「管理をする程度の能力」

 

身長…157センチ

 

二つ名…最高神、女神

 

嫌いなもの…兄を馬鹿にする生物全て

 

 

 

名前…成瀬魁斗

人間時の和人が作った初めての友達。よく「やっぱすげぇよミカは」と言っている。

 

能力…「衝撃を扱う程度の能力」

 

身長…2メートル

 

二つ名…筋骨隆々な鬼軍曹

 

嫌いなもの…不正をする奴

 

 

 

名前…秋月凛

魁斗の幼馴染。実のところ人間時の和人が好き。

 

能力…「刃物を扱う程度の能力」

 

身長…155センチ

 

二つ名…清姫

 

嫌いなもの…弱いものいじめをする奴

 

 

 

名前…綿月豊姫

和人の弟子で、以前よりかなり強くなった。和人をとても尊敬していて、和人のことが、人間として好き

 

能力…「海と山を繋ぐ程度の能力」

 

身長…女性にそれ聞く?だそうです。

 

二つ名…都市の素敵なお姉様

 

嫌いなもの…ロクなことしない人間

 

 

 

名前…綿月依姫

和人の一番弟子。剣術は和人を除けば最強になった。和人をとても尊敬している。姉同様、和人のことが人間として好き

 

能力…神の依り代となる程度の能力

 

身長…158センチ

 

二つ名…超速の剣術使い

 

嫌いなもの…人のことを馬鹿にする人間

 

 

 

名前…ルーミア

和人に倒されてから、和人の刀に宿っている。この物語の準ヒロイン

(ヒロインは未定)和人の技を頑張れば使える。和人に信頼を寄せている。

 

能力…闇を司る程度の能力

 

身長…162センチ

 

二つ名…闇の支配者、絶対神の使い

 

嫌いなもの…食べても美味しくない人間

 

 

 

名前…神鬼茜

和人に初めてダメージを負わせた。鬼たちの頭。自分よりも強い和人が好き

 

能力…「圧力を操る程度の能力」

 

身長…165センチ

 

二つ名…鬼子母神、妖怪内最強

 

嫌いなもの…不正なことをする奴

 

 




「兼定は?」
あの人一応モブなんでだしませんでした。
「ひどいな」
仕方がないのです。
ちなみに戦闘力はこうなっています。
九条和人
通常時80万
全力時測定不能

御神楽ノア
通常時75万
尾赫発現時80万
紫電改発動時120万
鬼神化時160万
全解放時測定不能

九条龍華
通常時40万
全力時130万

ルーミア
通常時20万
全力時60万

神鬼茜
通常時30万
鬼神化時60万

豊姫
通常時3万
全力時10万

依姫
通常時2万
全力時8万
神降ろし「和人」時30万

魁斗
五千


三千


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キャラ紹介其の二

前回のキャラ紹介で、出すのを忘れてtゲフンゲフン。出さなかったキャラの紹介をします。
「お前…中途半端に抜けてるとこあるよな」
よく言われます。
それじゃキャラ紹介2回目どうぞ!


名前…八意永琳

和人が地上に降りてきて初めて会った人間。和人に家事を任せている。和人に信頼を寄せていて、和人のことが好き

 

能力…「あらゆる薬を作る程度の能力」

 

身長…162センチ

 

二つ名…月の頭脳

 

嫌いなもの…人を蔑む奴

 

 

 

名前…月夜見

龍華が生み出した5人の神の内の1人。和人を慕っている。

 

能力…「月を司る程度の能力」

 

身長…158センチ

 

二つ名…月の最高支配者

 

嫌いなもの…穢れ、身内に手を出す奴

 

 

 

名前…須佐男

龍華が生み出した5人の神の内の1人。和人に剣を教えてもらおうとして、瞑想をやれと言われ、瞑想していたら和人に忘れられた可哀想な奴。それでも和人を慕っている。

 

能力…「剣術を司る程度の能力」

 

身長…180センチ

 

二つ名…最高神

 

嫌いなもの…正しくない人間

 

 

 

名前…天照

龍華が生み出した5人の神の内の1人で、5人の中で最も強い。

 

能力…「太陽を司る程度の能力」

 

身長…159センチ

 

二つ名…太陽の引きこもり、最高神

 

嫌いなもの…特になし

 

 

 

名前…伊奘諾

龍華が生み出した5人の神の内の1人。月夜見よりも先に地上に降りていた。伊邪那美と結婚した。

 

能力…「国を作る程度の能力」

 

身長…170センチ

 

二つ名…特になし

 

嫌いなもの…伊邪那美に手を出す奴。

 

 

 

名前…伊邪那美

龍華が生み出した5人の神の内の1人。伊奘諾と一緒に月夜見よりも先に地上に降りていた。伊奘諾と結婚している。

 

能力…「生み出す程度の能力」

 

身長…157センチくらい(くらいっていうのは和人が記憶を辿り大体このくらいだろってので正しくはわからないのでくらいをつけた。)

 

二つ名…特にない。

 

嫌いなもの…伊奘諾を攻撃する奴

 

 

 

名前…蓬莱山輝夜

第14話で登場予定。後に和人とゲームで対戦しあう仲になる。

 

能力…「永遠と須臾を操る程度の能力」

 

身長140〜156センチ(140〜っていうのは初登場時、少女で後の登場の時と身長が変わるからだ。)

 

二つ名…蓬莱のヒキニート姫

 

嫌いなもの…勉強、努力(ゲームに関しての努力は率先してやる)、ゲームを馬鹿にする人

 

 

今回紹介した人たちの戦闘力紹介です。

永琳…1万二千.

 

月夜見通常時…18万二千.

全力(月の魔力吸収)時…39万8千.

 

須佐男通常時…36万.

全力(天叢雲発動)時…62万5千.

 

天照大御神通常時…43万4千.

全力(太陽のエネルギー吸収)時…88万8千.

 

伊奘諾通常時…25万三千.

全力(伊邪那美に手を出されてガチギレ)時…56万七千.

 

伊邪那美通常時…17万4千.

全力時…35万六千.

 

輝夜(幼少)…200

輝夜(成長後)通常時…19万

全力時…45万




この人たちの紹介を忘れてしまっていたノアです。
「永琳とか月夜見を忘れるってひどいな。和人だ」
なぜかぽっかりと空いてしまったんですよ。
次に投稿されるのは第14話です。
次回もお楽しみに


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輝夜との出会いと学年末テスト

本日、雪により学校が途中でなくなり喜んでいたノアです。
「基本的にどんな天気よりも雪が好きな和人だ」
雪ってなんかこう…いいですよね。
「そうだな。なんか…いいよな」
雪の話は置いといて、第14話どうぞ!


「ノア君…ちょっと話したいことがあるの」

 

『どうした?永琳改まって』

 

「最近お偉方が娘に勉強を教えてくれっていうことで預かったんだけど、その子の性格がちょっとね…」

 

『なんだ?勉強やりたくないだとかそういうのか?』

 

「えぇ…それでその子が目を離した隙に脱走してるのよ」

 

『オーケーわかった。わかってないけどわかった。俺が代わりに教えろってことか?』

 

「そうよ。あなたなら脱走できないでしょう。」

 

『俺の索敵範囲は世界一ィ!「へぇー」やめてなんか死にたくなるから』

 

「それじゃあお願いね」

 

 

〜授業開始〜

『俺は御神楽ノア。永琳に変わって勉強を教えてやる』

 

「あらそうなの。私永琳がいいなー」

 

『永琳だと脱走するだろ?お前』

 

「バレてるのね…私は蓬莱山輝夜よ」

 

『俺から逃げられると思うなよ?』

 

「わかったわ」

 

『永琳はどんな感じで教えてくれた?』

 

「一通り自分で解かせて、わからないところは教えてくれる」

 

『俺は物を教えるようなたちじゃないんだ。おーいえーりん!』

 

「どうしたの?」

 

『俺じゃ教えられないからやってくれ』

 

「それじゃあまた逃げられちゃうわ?」

 

『安心しろ。教えてる間は俺が後ろで見てるから』

 

「ならいいわ」

 

 

〜二時間後〜

『終わったな』

 

「お疲れ様でした輝夜。」

 

「疲れたわ…ねぇノア?あなたなにか面白いこと知らない?」

 

『面白いことねぇ…ゲームくらいしか知らないな』

 

「ゲーム?何かしら」

 

『テレビゲームだよ。わからないか。ならやってみるに越したことはない』

 

「面白いならやるわ?」

 

『めっちゃ面白い』

 

 

〜スマブラ対戦後〜

『輝夜が意外とうまかった件について。』

 

「一回も倒せなかったわ」

 

『俺はもう何年もやってるからな』

 

「次は絶対に勝つわ」

 

『かかってくるのだよ。返り討ちだ』

 

 

〜8ヶ月後〜

「もう勉強やりたくない!庇ってよノア」

 

「姫さま勉強に戻りましょう。ご自分のためです」

 

「勉強よりゲームやりたい〜。ノアゲームやりましょ?」

 

『勉強も大切だからな。今、勉強を中断して普段よりも短い時間しかゲームできないのと、すぐに勉強終わらせていつもより長くゲームするのどっちがいい?』

 

「長くゲームしたいわ」

 

『じゃあすぐ終わらせてきな』

 

「わかったわ!」

 

「ありがとねノア君。明日テストなのに大丈夫なの?」

 

『もちろんだ。勉強しないのにゲームやるなんて馬鹿のやることだからな』

 

「そう。なら良かったわ。明日のテストは、筆記と実技での総合得点とかで軍でどこまでの地位につけるかが決まるから。」

 

『へぇーそうだったのか』

 

 

〜翌日〜

『眠い』

 

「どうしたミカ?寝不足か?」

 

「夜更かしは体に良くないよ?」

 

『いや、輝夜のやつがずっとゲームやめさせてくれなかったから。』

 

「そういやお前のとこ、お偉方の娘預かってんだったな」

 

『疲れたぜ』

 

「そんなのでテスト大丈夫?」

 

『速攻終わらせて残り時間を睡眠に費やしてやる』

 

 

〜テスト開始〜

『なんか分厚いと思ったら全教科一気にやるんだな。試験時間は大体五時間ぶっ通しか。余裕だないい睡眠時間になりそうだ。』

 

『ちょっとずるいことしようかな。クロックアップ』

クロックアップと唱えると俺の周りの動きが遅くなった。否、俺が速くなったのだ。これは自分を結界で囲ってその中の速度だけ速くするっていう技だ。

 

 

〜通常時間で20分後〜

俺の中じゃ五分くらいしか経ってないけど、全部終わっちまった。寝るか。

 

 

〜五時間後〜

『よく寝たなー』

 

「お前結局何分で終わったんだ?」

 

『20分』

 

「やばいな」

 

「あれを20分なんてすごいね」

 

『次は実技か。まぁ頑張るか』

 

「大体入って来るときにやったやつがテスト項目だな」

 

『なら余裕だな』

 

 

〜射撃終了〜

「初めてやったけど、意外といけるものね」

 

『そっかルーミアはこれが初めてだったか。余裕だよな』

 

「そうね」

 

「やっぱりこの2人おかしい」

 

「俺も同感」

 

『次は〜っと…格闘か』

 

「楽に終わりそうね」

 

『そうだな』

 

「「…」」

 

『ついになんも言わなくなったのか』

 

「いや…なんかもう…いいかなって」

 

 

〜テスト完全終了〜

『終わったな』

 

「そうね」

 

「そうだね」

 

「そうだな」

 

『帰るか』

 

「そうしましょう」

 

「テストの結果明日出るらしいよ」

 

『これで俺らが軍でどの程度の地位に立てるか決まるんだな』

 

「そうだな」

 

 

 

今回はここまで!次回は和人がテストの結果で唖然とします。

それではまた次回!




ノアです。
「和人だ」
私はたこ焼きが好きだ。
「お前今絶対寝ぼけてるだろ」
何を〜眠くないもん!
「眠いんだな。寝とけや!」
わかりました。寝てきます。じゃあ次回予告お願いしますね。
「任せとけ。次回は俺が珍しく驚きます。」
「次回!何が総隊長だ!バッカジャネーノ!」
タイトルふざけてんだろ


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総隊長だ?バッカジャネーノ!

ノアです。
「和人だ」
今回でかなり出世しましたね。
「望んでした訳じゃないけどな」
それでもいいじゃないですか。
「そうだな」
それでは第15話…どうぞ!


〜テスト結果発表当日〜

「私3番隊だってさー」

 

「俺もだぜ。これからもよろしくな、凛」

 

「よろしくねー魁斗」

 

「私は1番隊のようね」

 

「ルーミアさんもでしたか。私もです」

 

「よろしくね依姫」

 

「よろしくです」

 

「そういえば1番隊の隊長のところに何も書いてないけどこれはどんな意図があるのかしら?」

 

「1番隊隊長は、昔から総隊長がやってるんですよ」

 

『俺の名前が…ない…』

 

「師匠!あれを…師匠が総隊長になってますよ!」

 

『マジで!?俺が総隊長!?バッカジャネーノ!月夜見の奴…もとよりこのつもりだったか』

 

「月夜見様と何か関係が?」

 

『ん?いやこっちの話だ。ちょっとしばかなきゃならんやつがいるからちょっと行って来るわ』

 

 

〜タワー最上階〜

『あいつを驚かせたいからな…ちょっとあれやってみるか』

俺は数歩下がってとても頑丈そうなドアに向かって飛び蹴りをした。

『おっ邪魔しまーっす!』

 

「ノア!?」

 

「ノア君!?何やってるの!?」

 

『永琳もいたのかちょうどいいお前らに話が』

 

「な、何かしら?」

 

『月夜見さん?あなた前に俺に体調になれとかなんとか行ってやがったよな?』

 

「え、えぇ」

 

『俺が断った時からこのことを考えてたよな?』

 

「な、なんのことかしら?」

 

『正直に答えろ。さもなくばこの都市を半分消すぞ。』

 

「あなたが言うとシャレにならないわ!」

 

『すまんすまん。お前ら相手だとついふざけたくなる』

 

「怒るわよ!?」

 

「絶対ふざけてなかった…今の目は本気だった…」

 

『ごめんて。総隊長は引き受けてやるから怒んな』

 

「そう…ならいいわ」

 

「(ほっ)」

 

『それだけだから。ドア壊して悪かったな』

 

「ちょっ!直していきなさい!」

 

『じゃなー』ヒュン

 

「相変わらず速いわね」

 

 

〜合流〜

『月夜見に確認してきて、ミスじゃないことがわかった』

 

「師匠ならこうなりますよね」

 

『知ってた。「じゃあなんで…」遊びに行ってた』

 

「月夜見様が不憫で仕方ないです」

 

『いいじゃねぇか。それにあいつも楽しんでたぞ?』

 

{楽しんでません!!!)

なんか聞こえた気がするけど無視しとこう。だって気がするだけだもんな

 

「御神楽ノア殿ですね?ちょっと来てください」

 

『なんだ?月夜見の部屋のドア壊したことか?』

 

「そのことではありません。この度前総隊長殿の退役により空いてしまった席にノア殿が着いたのですが、毎回総隊長は、他の部隊の人たちへの挨拶として、講堂で話をするのです」

 

『俺にやれと、「その通りです」オーケーわかった。任せとけ』

 

「よろしくお願いします」

 

 

〜講堂〜

アナウンス「これより新総隊長御神楽ノア殿より就任のあいさつが始まります。」

 

『俺が今回総隊長をすることになった、ノアだ』

何十人も俺のことを睨んできてる。ワーコワイナー(棒)

『俺が気に食わないやつが沢山いるようだが、俺は好きでこんなとこにいるわけではない。だからといって譲るつもりもない。要するに…』

 

『俺がこの座についたことが気に入らん奴はかかって来い。いつでも相手してやる。勿論、この座をかけてな』

 

 

〜終了後〜

「何やってるんですか師匠!」

 

「本当あなたって頭はいいのに馬鹿よね」

 

『これで楽しくなりそうだ』

 

「呑気だなーミカは」

 

「相変わらずだねー」

 

『お前らも総隊長の肩書き欲しけりゃかかってきてもいいんだぞ?』

 

「勝てないとわかってる相手に挑むほど私達は馬鹿じゃないわよ」

 

『ハッハッハ!そりゃ良かったぜ!』

 

 

今回はここまで!総隊長になってしまった和人は、これから何人の人間を相手にするんでしょうか。次回に続く!




はい。どうもノアです。
「和人だ」
次回はかなり飛びます。
「大体16年くらいか?」
そんなもんですね。次回は和人さんが月夜見に正体を明かします。
「次回!最高支配者の兄」
また次回もお楽しみに!


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最高支配者の兄と、人妖大戦開幕の兆し

ノアです。
「和人だ」
正体を明かしたら月夜見は一体どんな反応をするんでしょうか?
「楽しみだな」
それでは第16話どうぞ!


俺が総隊長になってから16年経ったが、まだ月夜見に本当のことを話していない。忘れてtゲフンゲフン言うのを渋っていたのだ。

そんなことより、俺は今霊力を使って飛ぼうとしている。

『これをこうして〜こうじゃ!』フワ~ドシン

 

『また失敗かー「何をしてるんですか?師匠」飛ぼうとしてる』

 

「以前飛んでませんでしたか?」

 

『あれは能力を使ってたからなんだよ。霊力でも飛べるようになっときたいからさ』

 

「私もやってみたいです!」

 

『オーケーまずは自分の中に白い塊をイメージしろ』

 

『次にそれを上に動かそうとしてみろ』

 

「こうですか?あれ?師匠みたいに浮かなかった」

 

『俺ももう一回やってみよ』

 

『これをこうして〜こうじゃ!』フワ~

 

「凄いです師匠!」

 

『ようやく飛べたぜ』フワ~トン

 

「依姫は今のを続けてて。俺ちょっと豊姫連れてくるから。』

 

「その必要はないですよ師匠」

 

『来てたか』

 

「面白そうなことしてるのね」

 

『お前もやるか?』

 

「勿論」

 

 

〜一時間後〜

「…」フワ~

 

「…」フワ~

 

『凄いな…もう飛べるようになった』

 

「やりました師匠!」

 

「やったわ」

 

「何やってるの?」

 

『おうルーミア。今霊力で飛ぶ練習してたんだよ。お前もやるか?』

 

「私は元から飛べるわよ?」

 

『衝撃の事実』

 

「知らなかった…」

 

「やっぱりルーミアさんは凄い人ね」

 

『俺ちょっと用事あるから出かけてくる。ルーミアも来てくれ』

 

「わかったわ」

 

 

〜タワー最上階〜

『お!ドア直ってる。そりゃ16年も経てば直ってるか』

そう言ってまた俺は後ろに数歩下がって…

 

「何をするつもり?」

 

『こうするの…さ!』

また壁にライダーキックを放った。

『おっ邪魔しまーっす!』

 

「ノア!?またですか!?」

 

『よう月夜見。ちょっと話すことがあるから来たぜ』

 

「それで何故ドアを壊すのですか!?『気分』もういいですよ…」

 

『一応紹介しよう。こいつはルーミア。俺の刀に宿ってる使い魔?式?みたいなもんだ』

 

「よろしくね」

 

「こちらこそよろしくお願いします。それで?話って何ですか?」

 

『こっから先は俺らだけの秘密だ。絶対誰にも言わないって約束できるか?』

 

「約束できますが…もし誰かに言ってしまったら?」

 

『消す』

 

「これ以上ないくらいの返事ね」

 

「わかりました…誰にも言いません」

 

『よし…お前らには俺の正体を教えようと思ってな』

 

「本当の…」

 

「正体?」

 

『あぁ。お前には教えるべきだと思ったからだ「永琳には?」言うつもりはない。』

 

「で?あなたの正体って何?」

 

『その前に何個か月夜見に質問をしよう』

 

「はい」

 

『天照と須佐男は元気か?』

 

「(何故2人の存在を?)え、えぇ元気だと思います」

 

『ここに都市を作るときに伊奘諾と伊邪那美にあったか?』

 

「(他の2人のことも知ってる…)いいえ?会わなかったです。」

 

『この力に覚えはあるか?』

俺はそういうと、霊力から神力に切り替えた。

「ッ!この底が見えないほど膨大な神力…暖かくて包み込んでくれるような感覚…もしかしなくてもお兄様ですか!?」

 

『よく覚えててくれたな。久しぶり?月夜見。』

 

「お兄様!」ダキッ

 

『おっと…どうした?』

 

「何故今まで騙していたのですか…」

 

『騙していたわけじゃない…立場上、地上に降りてくるには力を隠さなきゃならなかったからな』

 

「どういうこと?ノアの力が神のそれに変わってから月夜見の態度が急変したのだけれど…」

 

『俺は本当は御神楽ノアって名前じゃないんだよ。俺の本当の名前は九条和人』

 

「あの絶対神の?」

 

『そうだ。そして月夜見の兄でもある』

 

「初めて知ったわ…何故私にまで教えたのかしら?」

 

『これからお前とは長い付き合いになりそうだしな。だからだ』

 

「知らないうちに私は絶対神に挑んで負けていたのね」

 

『そうなるな。月夜見、ルーミア。これからもここにいる間は御神楽ノアとして扱ってくれ』

 

「わかりました」

 

「わかったわ」

 

『これからもよろしくな。2人とも』サワヤカイケメンスマイル

 

 

 

〜その頃森では〜

「1ヶ月後に最大戦力を持ってあの都市に攻め入って、人間どもを食い散らかせ!」

 

妖怪たち「「「ウォォォォォォォ!」」」

 

 

 

今回はここまで!次回は軍会議からの人妖大戦です。それではまた次回!




次回は戦闘回です。ノアです。
「戦争が始まるな。和人だ」
いやーいよいよですね〜
「そうだな、一体何体の妖怪を相手にしなきゃなんねぇんだ?」
さぁ?わかるわけないでしょう。
とにかく、次回は軍会議からの人妖大戦です。
「次回!和人とルーミア死す!?」
デュエルスタンバイ!


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和人&ルーミア&綿月姉妹vs妖怪軍団

今回はついに人妖大戦です。ノアです。
「10億対4だな。和人だ」
圧倒的不利のように見えますが、こっちには和人さんがいますからね
「任せとけ」
それでは第17話…どうぞ


月夜見とルーミアに正体明かしてから1ヶ月が経った。

今は軍会議の最中だ。

「近年、この辺りに穢れが増えてきました。これを期に月への移住が決定しました」

 

「月への移住手段は何を使うんだ?」

 

「永琳博士が開発した、ロケットを使います」

 

「なるほど。永琳博士が作ったのなら安心だな」

永琳への信頼は相変わらずである。

『俺がこの都市周辺の索敵をしたところ、妖怪たちが、集合してきてるのがわかった。おそらくこの都市を襲撃するのだろう』

 

「なんだと!?」

 

「間違い無いんだな?」

 

『当たり前だ。おそらく、月移住のタイミングで襲撃してくるだろう』

 

「なんと…」

 

「それでは軍で向かい打ちましょう。いくら妖怪と言えども数には勝てまい」

 

『それが、この付近に集まってる妖怪の数は10億体だ』

 

「なんだと!?」

 

「それでは負けてしまう…」

 

『この度の妖怪大襲撃を俺の一番隊の最も優秀な奴らで向かい打つつもりだ』

 

「ふざけてるのか!」

 

「お前総隊長になったからって調子に乗ってきて無いか?」

 

『お前らのクソ雑魚隊が相手するよりもよっぽどましだ。俺1人でもこの都市の軍隊を相手取ることだって容易だ』

 

「この野郎!「よしなさい」月夜見様!?」

 

「この人の言ってることは本当よ。彼一人でもこの都市を消すことが出来るわ。それに彼の隊には私より強い人が後1人いるわ」

 

「そんな筈は…」

 

『わかったか?雑魚は黙ってろよ。お前のようなやつが国を滅ぼすんだ』

 

「ぐぬぅ…」

 

『ついでに豊姫も借りてくぞ』

 

「えぇ。編成は好きにしてください」

 

「月夜見様!何故このような奴に何故好き勝手やらせるのです?!」

 

「彼にはそれほどまでの実力があるということよ」

 

『文句があるんならかかってこいよ。就任の挨拶の時にも言ったろ?』

 

「わ、わかった」

 

『他に文句あるやつはいるか?いないんなら解散だ』

 

 

〜永琳家〜

『お前らは月移住作戦知ってるよな?』

 

「はい」

 

「えぇ」

 

「知っています」

 

『その時に妖怪たちが攻め込んでくるらしい』

 

「どの程度ですか?千?万?その程度でしたら余裕では?」

 

『10億だ』

 

「じゅ、10億!?」

 

「それでも余裕じゃないかしら?」

 

『その中の一割から二割は大妖怪の上位だ』

 

「それは…」

 

『まぁそいつらの相手は俺がやるんだけどな』

 

「散らばって来たらどうするんですか?」

 

『こうやる。禁忌「フォーオブアカインド」』

俺が4人に増えた。

「…」

 

「これは…」

 

「相手が可哀想ね」

 

『ちなみに俺一体につき普段の俺とおんなじ力があるから』

 

「負ける気がしないわね」

 

『油断はダメだ。特に豊姫と依姫。お前らが心配なんだ』

 

「どうして!?私たちは師匠の修行で強くなってるのよ!?」

 

『それでも2人同時でルーミアに勝ててなかっただろう?ルーミアは一応大妖怪最上位だが、相手にももしかしたら同じくらいのやつがいるかもしれない。そんな時お前らに勝てるのか?』

 

「…」

 

「無理ですね」

 

『依姫が言ったように無理だ。それに俺らは四方に散らばってるんだ。俺かルーミアじゃなきゃ応戦に来れないぞ』

 

「わかりました…それじゃあ私たちは作戦開始までに何をしてればいいですか?」

 

『作戦開始まであと三日だ。それまで瞑想をしていろ。それでようやくまともに戦えるだろう』

 

「わかりました…」

 

「はい」

 

『ルーミアはそいつを研いでおけ』

 

「わかったわ」

俺はルーミアに刀を作った。その名も「夜刀「黒夜」。

能力は、壊れない程度の能力、影を斬撃で斬る程度の能力、影を斬撃として飛ばせる程度の能力だ。

ルーミア専用と言っても過言ではない。

 

 

〜三日後〜

『禁忌「フォーオブアカインド」。いいか?俺らは妖怪どもをロケットに近づけてはならない。わかってるな?』

 

「はい」

 

「わかってます」

 

「わかってるわ」

 

『それじゃお前らのとこに俺を1人ずつ置いとくから。それじゃ…散会!』

 

俺が1番でかい門、ルーミアが二番目、豊姫が三番目、依姫が四番目の門の前に到着し…

 

『きたか…』

 

「お前らいくゾォォォォオ!」

 

「「「ウォォォォォォォ!」」」

俺のところにはおおよそ5億程度の妖怪がなだれ込んできた。

『めんどくさいな。零閃編隊「60機」一機につき15体倒せ』

 

「「「ギャァァァァァアア!」」」

それでも減ったような感じかしない

『1%解放…イオグランデ』

俺はイオグランデでおよそ二千体の妖怪を倒した。

「あいつクソ強いぞ!全員でかかれ!」

 

『全員が相手でもかわらねぇよ。「ブラックホール」』

また三千体程度の妖怪を消しとばした

 

〜ルーミア視点〜

『よっしゃやるか!ルーミア』

 

「そうね」

 

「ウォォォォォォォ!」

ここにはおよそ三億体が来てるようだ。

「闇に沈みなさい。ノア直伝…ブラックホール」

悲鳴をあげるよりも早く二千体の妖怪を消しとばした。

『俺もやるか。「破道の九十一,千手皎天汰炮」』

俺の背後から無数の光の矢が降り注いだ

この攻撃でおよそ四千体倒した。

 

〜豊姫視点〜

「なんだ?俺たちの相手は女2人かよ(笑)」

ちょっとイラッときたな。

『俺は男だァァァァ!!喰らいやがれ!「20連発月牙天衝ォォォ!」』

 

「ギャァァァァァアア!!!」

 

「恐ろしい威力ね」

今の攻撃で、まとまっていた妖怪たち七千体を倒した。

『グラビトンボム!!!』

追加攻撃で、さらに二千体を倒した。

 

〜依姫視点〜

「きましたね」

 

『そのようだな』

 

「人間達を食い散らかせ!!!」

 

「そんなことはさせません。「次元斬」」

今喋った妖怪の頭を切り落とした。

『恐ろしいことするなぁ。依姫少し離れてろ』

 

「はい」

 

『厄災「徹甲弾の降る夜に」』

これは空から無数の徹甲弾を降らせる技だ。この攻撃で六千体の妖怪が吹き飛んだ。

 

「凄いですね…」

 

「隙だらけだぜ!」

 

「え?」

 

『依姫危ない!「烈風!」』

俺は咄嗟に一番速い斬撃を飛ばして依姫への攻撃を中断させた。

「ッ!助かりました師匠!」

 

「めんどくさい技が使えるんだな」

 

『あの雨からどうやって逃げた?』

 

「教えないよ」

 

『そうか…じゃあお別れだな。』

俺は即座に瞬歩で背後に移動して、妖怪の心臓を握りつぶして、燃やした。

 

 

〜和人視点〜

『どうやら他の俺が頑張ってるようだな。あれ?俺が一番討伐数少なくね?やばくね?』

 

「何をごちゃごちゃ言ってんd『うるせぇ』グチャ」

 

『雑魚どもがァ!喰らいやがれ!「超位魔法フォールンダウン!」』

 

 

ゴォォォォォォォという音が聞こえ始めた。どうやらロケットが飛び始めたようだ。豊姫と依姫を中央に向かわせよう。

 

『豊姫!依姫!ロケット発射台へ至急迎え!』

 

「でも師匠!まだ敵が!」

 

「そうよ!敵が残ってるじゃない!」

 

『残りは俺の分身がなんとかする!今すぐロケットに乗るんだ!』

 

「師匠は!?『後から行く!』それなら私は最後のロケットに乗ります!」

 

『オーケーわかった。やってやろうじゃねぇか!』

 

 

『オラァ!喰らえや!「メドローア!」』

 

「リアリティ・スラッシュ!」

 

『次元断絶/ワールドブレイク!』

残り一体の妖怪を残して俺の4人の分身は消え去った。

『チッ、時間か。』

というのも、俺のこの技は借り物なので時間が決まっているのである。

『依姫と豊姫はとりあえずロケットに迎え。あとは俺とルーミアでなんとかする』

 

「わかりました」

 

「わかったわ」

 

『あいつらも向かったな。それで?なんでお前が参加しているんだ?茜ェ!』

 

「もう一度お前と戦いたくなったからな」

 

『今回ばかりは消しちまうかもしれないぞ?』

 

「それでもいい。もう一度お前とやりたいんだ。」

 

『もう全員乗ったぞ!出してくれ!』

 

「師匠!なんで!」

 

『永琳と月夜見によろしく伝えてくれ!』

ゴォォォォォォォ

 

「よかったのか?」

 

『これで気兼ねなくやれるってもんだろ?』

 

「そうだな!」

 

『じゃあ』

 

「さっさと」

 

『「始めますか!」』

 

『ルーミア!ちょっとだけ離れてろ!』

 

「わかったわ」

 

「鬼神化…」

 

『いきなりか。じゃあこっちも…喰種化』

俺は尾赫を8本出して、臨戦態勢に入った。

 

「こっちから行くぞ。」

そういうと、茜はものすごい勢いで突っ込んできた。

『ッ!くそっ!』

尾赫を盾にして茜の拳をなんとか受け止めた。

 

『随分と強くなってるようで』

 

「あぁ。お前と再戦するためにつけた力だ」

 

『そうかよ…じゃあ圧倒的な力でねじ伏せてやるよ!』

 

「楽しもうぞ」

 

『いやだね!喰らいやがれ!「桜花気刃斬!」』

 

「くっ!オラァ!」

 

『ゼリャァ!』

拳同士がぶつかり合い、2人とも同時に吹っ飛んだ。

『本当に強くなりやがって!』

 

「前より弱くなったんじゃないか?」

 

『ほぅ…言ってくれんじゃねぇか。ぶっ殺してやるよ!「ドラゴンライトニング!」』

 

「ふん!」

 

『拳で雷を砕きやがった。俺もできるけどさぁ』

 

「三歩必殺!」

 

「七重の極み!」

 

『「ぐぁぁぁぁ!」』

 

また2人とも同時に吹っ飛んだ。

 

『クソが!「零閃編隊150機!」』

 

「オラオラオラオラァ!」

 

『隙ありだぜ!「雷光一閃!」』

 

「ぐっ!」

 

『1%解放…メラガイアー!』

 

「ぐぁぁぁぁ!!」

 

『俺がこれだけやっても立ってられるって本当お前強いよ』

 

「勝ったと思うなよ!「三歩一撃!」」

 

『きかねぇよ!武装硬化!オラァ!』

 

「クソ!」

今回は茜だけが吹っ飛んだ。

 

『勝てると思うなよ?』

 

「それでも勝つ!」

 

『そうか…なら仕方ない…『メドローア』』

 

「くそぉぉぉぉぉぉ!」

 

『なんでだ?なんで立ってられるんだよ…』

 

「思いが強いからじゃないか?」

 

『『ギガグラビトン』』

 

「どうした?まだ動けるぞ?」

 

『知ってた。だから少しばかりの足止めだよ』

 

「?」

 

『…『エヌマ・エリシュ』』

 

『破道の八十八『飛竜撃賊震天雷砲』』

 

「!?ぐぁぁぁぁぁぁああ!!」

茜の体は半分切り刻まれ、半分が焼け焦げていた。

『これで生きてるんだもんな。本当強いよ、お前は』

 

ヒューーー

何かが落ちてくるような音がするので上を見た。

『原子爆弾!?あいつらの後の人類に技術を残さないつもりだ!茜!は動けないのか。ルーミアこっちに来い!すぐにだ!』

 

「どうしたの!?」

 

『近くにいろ』

 

「わかったわ」

 

『一割解放!』

俺がそう宣言すると、地面が、空気が、雲が揺れていた。

『九条無限結界!!』

 

 

目の前に爆弾が落ちると同時にものすごい閃光と衝撃波に襲われた。

閃光と衝撃波は、俺の結界を何枚も容易く割っていった。

そこで、俺たちの意識は途絶えた。

 

 

 

今回はここまで!ついに都市編が終わりました!次回からは旅編です。それではまた次回!




今作初の4,000文字ですよ。ノアです。
「文字数多いな。和人だ」
今回は様々な技が出てきましたね。
「そうだな。それに茜も新しい技使ってたしな」
茜強くなってましたよね。
「本当だよ。あいつ強くなったな」
今回で都市編は終わりです。
「長かったな」
次回からは旅編なので都市編よりも長くなりそうです。
「次回、起きたら二億年経ってた。」
お楽しみに!


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目が覚めたら二億年後だった。

今回は人妖大戦のその後です。
「まさかあんなにも時間が経ってたとは…」
驚きですね。他に書くこともないので、
それでは第18話…どうぞ!


ーーーお前は強い。お前がつけた力は人を誰かを助けるために使うんだ。ーーー

(もちろんだよ親父。)

ーーーお前の力は誰かを傷つけるためのものじゃない。ーーー

(わかってるさ。)

ーーーもうこれ以上俺のようなやつを増やさないようにするんだ。いいな?ーーー

(俺のような?何を言ってるんだ?)

俺は自分が今動けることを知り、動いて親父の顔を確認しようとした。

(親父?大丈夫か?)

ふと親父の背中から何かが出てることに気がついた。

ーーーこれからは誰かを傷つけるんじゃなく、誰かを救うために力を使え!ーーー

(ッ!親父!背中から刀が!誰にやられたんだ!)

俺は親父の正面に行こうとしたら…

刀を親父に刺している俺がたっていた。

(俺が親父を?でもなんで…)

こうなった経緯を探ろうとすると、頭にものすごい激痛が走った。

(くそっ!なんでだよ!なんで俺が!親父を殺さなきゃならないんだよ…)

 

ーーーいいか?ーーー

(親父?)

ーーーお前にも将来救いたいと思うやつが出来るだろう!ーーー

(親父!)

ーーーそいつに傷を一つも付けさせるな!ーーー

『親父!!』

 

「どうしたの?ノア。随分とうなされてたけど…」

 

『ルーミア…ルーミア!』ダキッ

 

「きゃあ!ど、どうしたの?」

 

『すまない…少しの間だけこうさせてくれ…』

 

「震えてるわ?大丈夫よ。恐ろしい夢を見ていたの?」

 

『あぁ…』

 

「(ノアがこんなに震えてるところ見たことないわ)どんな夢だったの?」

 

『親父を俺が殺していた夢…』

 

「ッ!大丈夫。私がついてるわ」ナデナデ

 

『ありがとう…ルーミア…』

 

〜五分後

『ありがとう。落ち着いたよ』

 

「役に立ててよかったわ」

 

「えーともう入っていいかな?」

 

『あぁ』

 

「見られてたのね」

 

「五分も人の前でいちゃつきおって」

 

『「イチャついてない!!」』

 

「えー?本当かー?」

 

『殺す…』

 

「悪かった!悪かったから刀を抜くな!」

 

『わかった…で、あれから何日くらいだったんだ?』

 

「二億年だ」

 

『へ?二年?』

 

「二億年よ」

 

『ま・じ・で・す・か』

 

「私たちが起きてから三十年くらい起きなかったのよ」

 

『三十年も看病しててくれたんだな…ありがとう、ルーミア』

 

「もちろんよ」

 

『流石に二億年もたってると、植物が生えてきてるんだな』

 

「そうね」

 

「お前らはこれからどうするんだ?」

 

『ちょっと体がなまってるかもだからここで少し修行したら、とりあえず諏訪に行こうかなって思ってるんだよね』

 

「そうか。私はここでまた鬼の村を作ろうと思っている」

 

『互いに道は違えど進む道は決まってるんだな』

 

「そうだな」

 

『少ししか時間が残ってないが、これからもよろしくな』

 

「あぁ!」

 

 

〜十年後〜

『行くぞルーミア!いざ行かん!諏訪の国へ!』

 

「茜。またね」

 

「あぁ、またな!」

 

 

今回はここまで!ルーミアがヒロインっぽくなってきたんじゃないでしょうか?まだ決まってませんが。次回からは諏訪編です。




次回からは諏訪編です。
「ようやくあの2人が出るのか。」
ちっちゃくない方は多分次回には出ません。
「次回!諏訪子ちっちゃいな!」
お楽しみに!


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諏訪編
諏訪子思ってたよりもちっちゃいな


今回から諏訪編です。ノアです。
「和人だ」
特になにもないので、
第19話…「どうぞ!」
久しぶりにとられたな


『諏訪ってここからどうやっていきゃいいんだ?』

 

「知らないわ」

 

『どうやって行こうかなー。諏訪の手前まで飛んで行くか』

 

「そうしましょ。瞬間移動っていうのもありだけど景色を楽しみたいの」

 

『そうだな』

俺たちは取り敢えず飛んで進んだ。途中で幻想的な景色や、綺麗な滝を見つけたら、眺めたり、水遊びなどをして順調に諏訪へ向かっていた。

 

『ここからは歩いて行くか』

 

「そうね。誰かに飛んでいるところを見られたら道に入らないものね」

 

〜諏訪到着〜

『ここが諏訪か。案外栄えてんな』

 

「あそこで休憩しましょ?」

 

『そうするか』

俺たちは視界に入った団子屋で休憩と情報集めをする。

『おっちゃん、団子30個くれ』

 

「あいよ!あんちゃんら見ない顔だけど旅の人かい?」

 

『そうなんだよ。さっきここについたばっかりでね、何か良い情報はないか?』

 

「そうだな…そういえばここの神様が出雲から帰ってきたみたいだね。って言ってもあんちゃんらには良い情報じゃないね」

 

『いや?かなり良い情報だ。これは情報量だ。ありがとう』

 

「こ、こんなにかい!?」

 

『んじゃ行くぞールーミア』

 

「えぇ」

 

〜洩矢神社前〜

『ここかな?』

 

「神様って言ったら神社でしょ?」

 

『悲報、創世神が神社持ってない件』

 

「それはあなたの責任よ」

 

『無情なり』

 

「上に誰かいるわよ?」

 

『あ?誰だ?』

 

「行ってみましょうか」

 

『まぁ、そうなるな』

 

〜上到着〜

『君は誰だ?』

 

???「私ですか?」

 

『そうだよ(便乗)』

 

「私は東風谷紗枝です」

 

『俺は御神楽ノアだ。よろしくな紗枝』

 

「え、えぇよろしくお願いします。」

 

『ここの神は奥にあるのかな?』

 

「そうですが…もしかして諏訪子様を攻撃しにきたんですか?」

 

『もしそうだとしたら?』

 

「私が止めます。『ほう君がかね?』えぇ。あなた程度の霊力の持ち主であれば私でも勝てますよ」

 

『他人の実力を自分で決めつけるのは良くないよ?それに俺の本職は人間じゃないし』

 

「ッ!まさか!妖怪!?」

 

『違うよ。正解を教えてやろう。創世神の授業だ。ありがたく受けろよ?』

 

「え?」

俺は霊力から神力に切り替えて、姿も変えてみた。

『これが俺の本当の姿だ。』

 

「紗枝!急に現れたこの力はなに!?」

 

『お前が諏訪子か』

 

「お前は誰なんだ?この力の大元っぽいんだけど…」

 

『俺か?俺は御神楽ノア改め九条和人だ』

 

「創世神様!?なぜこのような辺境の地に…」

 

『旅をしてるから』

 

「そちらの女性は?その方ももしや最高神ですか?」

 

『こいつはルーミアだ。神なんてもんじゃない』

 

「ご紹介に預かりました。ルーミアです。影妖怪よ」

 

「妖怪!?創世神様!なぜ妖怪なぞを」

 

『こいつは俺の式みたいなもんだ。それに誰を連れてようが俺の勝手だろ』

 

「も、申し訳ございませんでした」

 

『敬語やめてくれ。むず痒くて仕方ない』

 

「創世神様にそのような態度を取るわけには」

 

『俺がやめろって言ってんだよ』

俺は人間の姿に変わった。

『この姿なら良いだろ?』

 

「わかりま…わかったよ」

 

(なぁルーミア)

 

(なにかしら?)

 

(諏訪子が想像以上に小さかったんだが…)

 

(ほんとね、もう少し大きいと思ってたわ)

 

「ノアたち失礼なこと考えてない?」

 

『ナンノコトカナー』

 

「まぁいいよ。それよりどうするんだい?これから」

 

『大体後に200年くらいここに滞在して、そのあとまた旅に出ようかな』

 

「泊まる場所はあるのかい?」

 

『ルーミアがいるからな…俺1人なら最悪野宿でも』

 

「じゃあこの神社に来なよ。部屋は一部屋は空いてるんだけど、もう一部屋開けるとなるとちょっとめんどくさいかな」

 

『俺とルーミアは同じ部屋でいい。いいよな?ルーミア』

 

「構わないわ」

 

「わかったよ。それじゃあようこそ!諏訪の国へ!歓迎するよ!」

 

『これからよろしくな!諏訪子!』

 

 

〜二ヶ月後〜

『王手』

 

「また負けてしまいましたか」

 

『俺は生まれてこのかた将棋で負けたことないんだよ』

 

「すごいですね」

 

 

「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁあ!」

 

 

今回はここまで!次回は諏訪子の特訓と諏訪大戦です。

それではまた次回!




やぁ。ノアです
「やぁ。和人だ」
諏訪子は大体身長137くらいですね。
「俺からしたらめっちゃちっちゃいな」
185ですもんね。そりゃそうだ。
「次回!諏訪子、死す」
それではまた次回!お楽しみに!


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諏訪子の特訓開始と諏訪大戦勃発の予兆

今回は天照が初めて喋ります。
「あいつはなんかよくわかんないけど太陽行ってたからな」
太陽ニートさんはどんな台詞を言うんでしょうか。
「それでは記念すべき第20話…どうぞ!


「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁあ!」

 

『うるせぇ』

 

「うるさいわよ」

 

「うるさいですよ」

 

「あ、ごめん。じゃないよ!ちょっと見てこれ」

 

『ん?なになに…諏訪の信仰をよこせ。さもなくば大和の全勢力を持って潰す…か。相手の勢力ってどんなもんかわかるか?』

 

「えぇと確か200万の神兵と、50の神だね」

 

『どうだ?ルーミア』

 

「私1人じゃ無理だけど、あなたなら余裕ね」

 

『そうだな、その程度なら10秒あれば余裕だな』

 

「10秒!?あっちには武神の須佐男と最高神の天照がいるのに!?」

 

『なんだ、須佐男と天照いんのか久しぶりに会いたいな』

 

「え?」

 

「あなた人脈広いわよね」

 

『お、そうだな。あの兄不孝者に1発入れてやりたいって思ってたんだ。大和への使者として俺が行こう。構わないか?』

 

「う、うんいいよ。お願いするね」

 

『開け渡すつもりはないよな?』

 

「もちろん!」

 

『ならば俺がその願いを叶えてやろう。行ってくるぜ』

 

 

〜大和の国〜

「そこの人間!止まれ!ここから先は関係者以外立ち入り禁止だぞ」

 

『俺は諏訪の使いだ。通してもらおう』

 

「そうだったか。正しい選択をしたんだな。よし通れ」

 

『?まぁいいか』

 

 

〜神々の会議室のようなもの〜

『あんなところに壊して欲しそうな襖があるな…ならすることはひとつだろ』

俺は数歩下がってライダーキックをぶちかました。

『おっ邪魔しまーっす』

 

「何者だ!」

 

『諏訪からの使いでーす』

 

「そうかそうか。信仰を渡しにきたのか。うむ、正しい選択だ」

 

「私は天照。あなたは?」

 

『名乗るほどのもんじゃないですよ』

 

「そうですか。それにしてもあなたがた諏訪は賢いですね。あなたがたでは私達には勝てないと判断できた」

 

『俺らじゃお前らに勝てない?勘違いするなよ。今日ここに来たのは宣戦布告をするためだ。俺らに喧嘩売ったこと後悔させてやるためにな』

 

「なにをふざけたことを、あなた程度に我々が負けると?」

 

『だからそうだって言ってんじゃねぇか』

 

「あなたは今絶望的状況に立たされていることに気づいてないのです?」

 

『それはこっちのセリフだ。『一割解放』』

俺は一割の力を解放した。二億年前よりも力は相当強くなっているので、地面が激しく揺れ、空気が振動を起こしすぎて電気を発し始めた。

『お前らじゃ俺にゃ勝てんよ』

 

「ッ!なるほど。諏訪はとんでもない化け物を寄越したわけですね。諏訪に貴方のような力の持ち主がいたとは誤算でした。それでも私の全力には少しだけ劣っていますね」

 

『聞いてなかったのか?一割だって言ったんだよ。太陽ニートがそこまで成長してなかったとは思ってなかったぜ。いいか?よく聞け愚神ども。俺ら諏訪はお前ら大和に宣戦布告する!』

 

「愚かなのはそちらだ!」

 

『来いよ雑魚神ども。決死の覚悟でかかってきな!』

 

 

〜諏訪〜

「なにをやってるんだい!宣戦布告なんて馬鹿じゃないのか!?」

 

『いいや馬鹿じゃない。どちらかといえば天才だ』

 

「貴方の場合は天災よ、ノア」

 

『酷いぜルーミア。まぁあながち間違ってないが』

 

「あんたに任せなきゃよかったよ」

 

『いいじゃねぇか。一割解放しただけでビビるような雑魚神ども相手に加減なぞしなくてもいいだろ?』

 

「もうどうでもいいや…宣戦布告したからにはノアにも戦ってもらうからね」

 

『もとよりそのつもりだ。その前に相手のどんな神と戦っても負けないくらいにまで鍛えなきゃな』

 

「そうだね。負けちゃ意味ないからね」

 

『俺がこっちにいる限りは大丈夫だ。負けなんてない』

 

「随分と自信満々に言ってくれるね」

 

「実際ノアは負けなしだからね」

 

「そうなのかい!?そりゃ助かるね」

 

『お、そうだな』

 

「修行ってなにをするんだい?」

 

『お前はなにを武器として使う?』

 

「これだね」

諏訪子はそういうと、鉄の輪を取り出した。

『鉄の輪か…特殊だな、それを効果的に使うんなら不意打ちだな』

 

「不意打ちねぇ…私の能力を使って土煙を起こせばいい感じになるかな」

 

『そういや諏訪子の能力聞いてなかったな。なんていうんだ?』

 

「私の能力は坤を想像する程度の能力だよ」

 

『なるほど…ならそれで行こう。お前にはこれから不意打ちの技術を叩き込んでやる。覚悟しろよ?』

 

「う、うん」

 

「安心して、ノアの修行は楽だから」

 

『そうだな』

 

「よかったよ」ホッ

 

『んじゃ明日から始めましょうかねー』

 

「よろしくね!」

 

『俺ちょっと散歩してくる』

 

「いってらっしゃーい」

 

 

俺は諏訪子たちにそう伝えて大和へ向かった。ルーミアがこっそり付いてきてるけど気にしないでおこう。

「もうバレちゃったわね」

 

〜大和〜

『こっからでいいか。神格化、絶』

俺は神格化して、気配を絶った。そして門兵にバレないように侵入して、アマテラスのところに向かった。

 

『ここだな。ん?あれは誰だ?』

そこにちょうど天照が来た。

「神奈子ー諏訪からの使者怖かったよー」

 

「やめてください。天照様。他の神に見つかったら困るのは私なんですから」

 

「いいじゃないの〜「ダメです。」わかったわよ〜」

 

(あいつ神奈子って言うのか。)

 

「諏訪の土着神との戦いは任せたわよ」

 

「任せてください。絶対に勝ってみせます」

 

(諏訪子よりも圧倒的に強いな。このレベルまで鍛えてやるか)

 

「さっきからこちらを観ている者!出て来なさい!」

 

(一応人間に戻っておくか)

俺は人間に戻り、素直に出た。

 

『バレちゃったか。「貴方はさっきの!」覚えててくれたか』

 

「あやつは誰ですか?まさか諏訪の使い?」

 

『正解!それより天照さんや、俺が怖いようですね』

 

「き、聞かれてた」

 

『太陽ニートさんは怖がりなようだ』

 

「だ、誰が太陽ニートですか!」

 

『お前だよこの兄不孝者が!俺に黙って太陽に行きやがって!月夜見から後で聞いたわ!』

 

「どう言うことですか?なぜ貴方が私が黙って太陽に行ったことを知ってるんですか?」

 

『やべ、口が滑った。まぁいいや。教えてやろう、この馬鹿妹。これが俺の正体だ』

『神化』

俺は天照の目の前で和人に変わった。

「ッ!?お兄様!?」

 

『驚き過ぎだ。月夜見は感動の再会みたいな感じで抱きついて来たのに』

 

「月夜見にもあったのですね。と言うことは月に行ったのですか?」

 

『いや?二億年前にはあいつ地上にいたからな。その時に会いに行った』

 

「そんなにも前から…」

 

『もういいや。ルーミア!いつまでも隠れてんなよ』

 

「わかったわ」

 

「!あいつが居たことに気づかなかった!」

 

「神奈子でも気づかないくらいに気配を消せるとは…」

 

『あの程度の絶に気がつかないとはその程度か。』

 

「名も知らん神に言われたいないぞ!」

 

『ほぅ…お前程度の神が俺にそんな態度を取るとはな。お前はさっきの話を聞いてなかったのか』

 

「なに?…」

 

『俺は天照の兄だ。名をば九条和人と言うんだが…』

 

「創世神!?天照様の兄上はそのような方だったのですか!?」

 

「そうよ」

 

「あれ?さっきの諏訪の使いが天照の兄上だったってことは相手陣にいるってことになりますよね…」

 

『まぁそうなるな』

 

「お兄様!なぜ諏訪なんかについてるんですか?!」

 

『気分だよ。それに大和なんかにつくよりもよっぽど楽しい。一つ絶対神からの頼みがあるんだが、そこの…神奈子だったか?お前が諏訪子と戦ってくれ。もし違うやつを出したら俺が消す』

 

「わ、わかりました…」

 

『それでいいんだ。よし帰るぞルーミア』

 

「わかったわ」

 

「お兄様は変わらないわね…」

 

 

〜諏訪〜

『これより特訓を始める!』

 

 

今回はここまで!次回は諏訪子の特訓と諏訪大戦勃発です。

お楽しみに!




太陽ニートさんは月夜見みたいな反応をしませんでしたね。
「ひどい言い様だな。俺もちょっと寂しかったけど」
いやー大勢の神々にあの態度。相変わらずですねぇ〜
「あの程度の奴らだったら大した戦力にならないからな」
貴方が強すぎるんです。
「次回!諏訪大戦勃発!」
次回も見て行ってくださいね!


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諏訪大戦勃発!

最近試験やら講習やら部活やらで忙しいノアです。
「それでも2月の初めから大体五日間休みじゃなかったか?」
試験監督補佐の仕事が入りまして、特に一日と二日が1日出っ放しなんですよ。
「大変そうだな」
忙しすぎてつらいです。
「どんまい。それじゃあ第21話…どうぞ!」


『今日から特訓を始める!準備はいいな?』

 

「いいよ!楽しみだ」

 

『まずは飛騨まで走ってそのあと飛騨山脈の頂上まで走ってもらうぞ〜この程度だから余裕だろ』

 

「私もついて行くわ」

 

『おぉ来い。走る人は多い方がいい』

 

「ほんとに飛騨まで行く気かい!?」

 

『「そのつもりだが?(よ?)」』

 

「化け物か…」

 

『今更だな。こちとら10億の妖怪を倒してんだ』

 

「想像以上にやばい人達だった…」

 

「ひどいじゃない。化け物はノアだけで十分よ」

 

『俺の攻撃を二度も三度も避けた奴がなにを仰りますやら』

 

「話についていけないよ。とりあえず走るんだね」

 

『そうだ。疲れたら言えよ?止まって休むから』

 

「わかったよ」

 

〜飛騨山脈山頂〜

『いい景色だなー』

 

「そうねー」

 

「疲れた…」

 

『ここに家建てるってのもありだな』

 

「なにかと不便じゃないかしら?」

 

『俺たちなら不便とかなくね?』

 

「それもそうね」

 

「なんで疲れてないんですかねぇ…」

 

『鍛えてるからだよ。依姫もこの程度だったら行けるだろうな』

 

「その依姫ってのが誰かは知らないけど他にも凄い人がいるんだねぇ」

 

『いや?あいつはまだまだだ。俺の攻撃を避けれないからな』

 

「判断基準がおかしい…」

 

『よし、それじゃ帰るぞー』

 

「えぇ」

 

 

〜諏訪〜

『次は鉄の輪をずっと投げ続けてもらいます。命中精度がどれくらいか見たいからな』

 

「わかったよ」

 

〜20分後〜

『命中精度はそこそこだな。百発百中となるとかなり時間かかるから、9割当てれるように鍛えるか』

 

「なんなら手裏剣使わせれば?」

 

『そうだな。あれなら鉄の輪より投げにくいもんな。やってみっか』

 

「わかった」

 

〜20分後〜

『ガタ落ちだな』

 

「仕方ないじゃないか。初めて使ったんだ」

 

『まぁ、そうなるな。これからはこれで鍛えよう』

 

「次はなにをすれば良い?」

 

『次は不意打ちの練習です。俺に当てれたら神奈子には必ず当たるだろう』

 

「ノアに当てるのなんて無理だけど頑張ってみるよ」

 

『がんばえー』

 

「2人とも頑張って」

 

『開始ィ!』

 

「くらえ!」

諏訪子は巨大な岩の手を作り、蚊を叩くかのように手を振り下ろした。

『これだったら不意打ちされないようにこうするな』

俺はその手を壊して前に進んだ。

「なに!?」

 

『攻撃時は隙ができるよな』

俺は諏訪子に回し蹴りをかました。

「ぐふっ!」

 

『まぁそうなるな』

 

「やられちゃったかー」

 

『俺には通用しないからなー』

 

「それじゃあやりようがないでしょ」

 

『ならルーミアがやるか』

 

「良いわよ?手加減は出来るだけするわ」

 

「へぇ、私一応神様なんだけどなー」

 

「それでも私より弱いでしょう?」

 

「ぐぬぬ…そうだけど…」

 

『頑張れよー』

 

『開始ィ!』

 

「行くよ!」

 

「かかって来なさい」

 

「くらえ!」

 

「ダメね…「影縫い」」

 

「う、動けない!?」

 

「ナイトバード」

 

「きゃぁぁ!」

 

「これじゃダメね」

 

「ぐぬぬ…」

 

『お前じゃまだ神奈子に勝てないな』

 

「これからはみっちり鍛えてあげるわ」

 

「お願いするよ」

 

〜一ヶ月後〜

『こんなもんだろ』

 

「そうね。私に当てられたなら神奈子にも当てれるわよ」

 

『そうだな。ルーミアと神奈子は大体おんなじかルーミアが上って感じだろ』

 

「頑張るよ!」

 

〜諏訪大戦会場?〜

『ちゃんと神奈子が諏訪子と戦うんだよな?』

 

「もちろんです」

 

『なら良いんだよ。約束を守るってわかったからな』

 

「そうですか」

 

「じゃあ始めましょうか」

 

『ルーミアが待ちきれないって感じだから始めるか、戦争をなぁ!』

 

「絶対お兄様に勝つ!」

 

『やれるもんならやってみやがれ!ドラゴンライトニング!』

 

「アトミックフレア!」

 

『良いのか?初っ端からそんな大技使っちまって』

 

「良いのですよ。今回は負けられませんので!」

 

『ゼログラビティ!虚刀流薔薇!』

 

「くっ!なぜ止まらないのです!?」

 

『俺は今こっそり能力でお前の空気抵抗をなくしたんだよ』

 

『空気抵抗がなくて、無重力だと等速直線運動をするんだよ。つまりお前は飛べなかったら止まれねぇんだよ!』

 

「なんだ、飛べば良いんですね」

 

『やっぱ飛べやがったか。零閃!』

 

「火炎刃!」

 

『酸素という概念を消滅』

 

「火が!?」

 

『酸素なきゃ燃えねぇよなぁ!』

 

 

ールーミアサイド〜

「やっぱり200万の神兵相手はちょっときついかもね」

 

「お前が天照姉さんが言っていたルーミアか」

 

「そうだけど?」

 

「俺は須佐男だ、大和に敵対するものは倒す!」

 

「ちょっときついわね」

 

「くらえ!」

須佐男は上段から剣を振り下ろした。

「おっと危ないわね」

 

「流石にこの程度のは当たらんか」

 

「ノア!こっちに分身を一体貸してくれないかしら!」

 

『良いぞー!『フォーオブアカインド』』

 

「どうした?仲間に助けを呼ぶのか?」

 

「いえ、あなたの相手を任せるのよ。私じゃ勝てないようだからね」

 

「ほぅ…逃げるのか」

 

「いいえ?戦略的撤退よ。その前に、くらいなさい!幻影「零閃」!」

 

「くっ!オラァ!」

須佐男は零閃を真正面から受け止め破壊した。

「馬鹿力ね」

 

『剣術は勝手につけやがったか…まぁいいや。無刀流「零閃」』

 

「ガッ!刀が無いのに斬撃を飛ばしただと!?」

 

『まぁこれが剣術を極めたものの終着点だよな』

 

「まぁそうなるわね」

 

「負けるかぁ!『遅いんだよ。雷光一閃!』ぐぁぁぁぁ」

 

 

〜和人サイド〜

『そろそろ酸欠になってきただろ、戻してやるよ』

 

『酸素の概念を復元』

 

「ハァ…ハァ…危なかった…」

 

『隙だらけだな。「紫電」!』

 

「これは零閃と同じ飛ぶ斬撃ですか…危なかったですね」

 

『当たらなかったか。とりあえず、メドローア』

 

「とりあえずで消滅魔法撃ちますか!?アトミックフレア!!」

 

『1%未満で相殺か…たかが知れたな。時間を夜に変更。『星降る夜に』』

 

「くっ!!メラガイアー!!!」

 

『喰種化…『鬼皇乱打』』

俺は尾赫を出し、天照に連打を浴びせた。

「きゃぁぁ!!」

 

 

〜ルーミアサイド〜

『次元斬!』

 

「草薙剣!」

 

『紫電!』

 

「零閃!」

 

『紫電は零閃よりも威力が高いんだよ。俺とお前の実力差があれば尚更な』

 

「くそ!天叢雲剣!」

 

『鬼神化ァ!鬼神乱刃!』

 

「クソォォォオ!」

 

『オラオラァ!どうしましたかぁ?弱いですねぇ?おかしいなぁ』

 

「ムカつく!」

 

『これを待ってたぜ。お前の負けだ。ルーミア離脱だ!極大五芒星魔法『マダンテ』!』

 

「わかったわ!」

 

「なに!」

 

『周りのやつごと吹っ飛べ!』

俺はマダンテで周りの200万の神兵ごと須佐男を消しとばした。

『終わったな』

 

「そうね」

 

『あー疲れた、こんなに疲れたのは久しぶりだよ』

 

「ほんとお疲れ様、助かったわ」

 

〜和人サイド〜

「何ですか!?あの大爆発は!?」

 

『どうやらあっちは終わったようだ。ならこっちも終わりにしよう』

 

「負けません!」

 

『遅いんだよ』

俺は瞬歩で天照の背後に回り込んだ。

『虚刀流「雛罌粟」から「沈丁花」まで打撃技混成接続』

 

「カハッ!」

 

『縛道の六十三!鎖状鎖縛!』

 

『超位魔法!ソード・オブ・ダモクレス!』

 

「きゃぁぁぁぁ!!!」

 

『終わりだな』

 

『そろそろ諏訪子たちにも始めてもらうか…』

 

 

今回はここまで!次回は諏訪子対神奈子です!

お楽しみに!




今日も二つしか上げられません。ノアです。
「それでも多い方じゃ無いか?和人だ」
そうなのかも知れませんが、できれば1日3本投稿したいんですよ。
「ネタはあるんだもんな」
なにぶん書く時間がないもんで、通学中にも書いてるんですが…
「ほんと忙しくなったな」
やることが多過ぎる。
「次回!洩矢神社壊滅の危機!?」
次回もよろしくです


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洩矢神社壊滅の危機!?

今日は頑張って3本投稿します。ノアです。
「がんばえー、和人だ」
頑張りますよ。数検の勉強なんてしないでね。
「勉強は大事だぞ」
わかってますが、どうしてもです。
「それでは第22話…どうぞ!」


『そろそろ諏訪子たちにも始めてもらうか』

 

「そうね」

 

『おーい諏訪子〜そろそろ始めろよー』

 

「わかってるよ。そっちは?」

 

「天照様と須佐男様はどうした!」

 

『殺った』

 

「殺ったわ」

 

「早いねぇ」

 

「馬鹿な!?あの御二人が負けたのですか!?ほかの神兵どもは?」

 

『須佐男と一緒に吹き飛ばした』

 

「すごかったわよ」

 

『もういいだろ、始めるぞ』

 

「行くよ!」

 

「あぁ!」

諏訪子は神奈子に鉄の輪を投げて攻撃した。

「それじゃあダメだね」

神奈子は御柱を作り出し、鉄の輪を防いだ。

「やっぱり防ぐよね、ならこれはどうだい!?」

諏訪子は地面を吹っ飛ばし、不意打ちをしようと近づいた。だが諏訪子はこの時まだ気づいてなかった。神奈子が背後に御柱を作り出していたことに。

『諏訪子が負けるな』

 

「そうね」

 

「くらえ!!」

不意打ちが完全に決まると思っていた諏訪子は防がれてしまい動きが止まった。

「なに!?」

 

「おりゃ!」

神奈子は御柱を諏訪子に降らせて勝負が決まった。

 

『終わったな』

 

「くそっ!私のせいで!諏訪が…」

 

「諏訪の信仰はもらうぞ」

 

『だが一つ問題がある。諏訪子…いやミジャグジは祟り神であり、諏訪の人間は信仰の対象を変えてしまうとミジャグジの祟りがあると恐れている。さてこれはどうしたもんかなー』

 

「ノア、解決策は考えてるんでしょ?」

 

『勿論だ。表向きの業務は神奈子がやって、実際は諏訪子がやるってのでいいんじゃね?』

 

「そうだね。それがいいと思うよ」

 

「ノア…ありがとう!」ダキッ

 

『よしよしどうした?』

 

「私…神奈子に負けて…自分の国も守れなくて…」

 

『もう大丈夫だ、お前と神奈子が力を合わせればどんな局面でも立ち向かえるさ』

 

「お前は意外と優しいんだな…」

 

『意外には余計だがそうだな、俺は優しいのかも知れない。どう思うよルーミア』

 

「あなたは戦闘だと優しくないけど普段は結構優しいわね」

 

『優しくない方がいいかな?』

 

「絶対!今の方がいいよノアは!」

 

「そうだな。私もそう思うよ」

 

『そうかならこのままでいいか』

 

「そうねそのままの方がいいわね」

 

『神社の名前は少し変えた方がいいな』

 

「そうだね」

 

「じゃあ洩矢を守矢に変えればいいんじゃないかしら?」

 

『いいなそれ』

 

「それで行こう」

 

〜翌朝〜

「神奈子!それ私のおかずだよ!」

 

「早い者勝ちだよ」

 

「やんのか!?」

 

「上等だよ!」

 

『…』

 

「あ…」

 

「あの…」

 

『君達?』超絶スマイル

 

「「は、ハイィィィ!」」

俺は諏訪子と神奈子の取っ組み合いによって宙を舞っていた味噌汁を頭からかぶった。

『表出ろや!教育してやるよ!』

諏訪子と神奈子を庭に連れ出し、

『破道の三十一!赤火砲!』

赤火砲をぶちかました。

『食事の場で喧嘩してんじゃねぇよ!』

 

「「ご、ごめんなさい…」」

 

『わかればいいんだよ、わかれば。』

諏訪での楽しい日常が今日も続く

 

 

今回はここまで!次回は旅に出ます!お楽しみに!




とりあえず1本目です。ノアです
「和人だ」
あと2本あげますんでお楽しみに!
「次回!あいつの死と旅立ち」
次回も頑張って行きまっしょい


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死、そして旅立ち

今回で諏訪編が終わります。え?早い?知ってた。
「ほんと早いよなー」
あなたが強いせいで続かないんですよ。
「それは仕方ないだろ」
まぁいいです。第23話…どうぞ!


諏訪に来てから大体三年の月日が経った。

諏訪では今、力自慢大会のようなものと、格闘技の大会のようなものが行われている。

「さぁ!始まりました、力自慢大会!今回の優勝商品は…諏訪の三大美女、東風谷紗枝さんとのデート券です!」

 

男衆「ウォォォォォォォ!」

なんか紗枝とのデートの権利で盛り上がっている。紗枝が苦笑いを浮かべている。それでいいのか、紗枝よ。

「皆さまこぞって参加ください!」

 

「俺が一番のりだ!」

あの男は50キロを持ち上げて声を荒げた。

「50キロが出ました!さぁほかにいませんか?」

 

「俺がやる!」

この男は100キロを震えながら持ち上げた。

「100キロ!素晴らしい記録だ。ほかにいませんか?」

 

「100キロだと…俺には無理だな」

 

「俺もだ」

 

「俺も」

男どもは100キロ以上を持ち上げられないようだ。紗枝が嫌な顔をしていたので、俺が出ようとしたところ、

「俺がやるよ」

この男はとても不清潔感が漂っていて、紗枝はすごくデートしたくなさそうだった。この男が立ち上げたのは230キロ。

「230キロ!?230キロが出ました!ほかに挑戦する人はいますか?」

このままではこの男が勝ってしまうので、俺は神鳳と紫電を亜空間にしまい、参加することにした。

「それでは!この男の優勝でよろしいd『俺がやろう』ここに来て新たな挑戦者だ!」

 

『ここで一番重いのは何キロだ?』

 

「700キロが2つ」

 

『じゃあそれ2つとも付けてくれ』

 

「無理しないでいいんですよ?」

 

『無理をしてるだと?この程度だろうが』

 

「…わかりました、どうなっても知りませんよ」

 

『どうもならないよ』

俺は軽々と片手で1400キロを持ち上げた。

「片手!?1400キロを!?こ、これ以上重い重りが無いので強制的にこの男性が優勝となります!」

 

「ノアさん!」

 

『よう紗枝』

 

「ありがとうございます。」コソッ

 

『気にすんな』

 

「お二人は知り合いのようですが、どんな関係ですか?」

男どもの嫉妬の視線がめんどくさいので、早く帰ろう。

『俺は今神社にお世話になってて、紗枝はそこの巫女さんなんだよ。その程度』

 

「それじゃあノアさん。早速デートを始めますか」

 

『そうだな』

俺たちは早速デートを始めた。

「そういえば今日は力自慢大会の他に格闘技の大会のもやってるんですよ?やります?」

 

『よっしゃやってみっか』

 

〜格闘技大会会場〜

「さぁ!盛り上がってまいりました!ただ今連勝中のプレイヤーがこの人!全戦全勝の敵なし!彼に挑むものはいるのか!?」

 

『俺がやろう』

 

「おっとここで美少年の挑戦だ!幸運祈る!」

 

『よろしく』

 

「その綺麗なツラを今すぐにぶっ潰してやりたくなるよ」

 

『怖いねー』

 

「それでは…始め!」

 

「オラァ!」

 

『遅いなー。虚刀流飛花落葉!』

 

「グッ!」

俺がみぞおちに両手の掌底を打ち込んだら、倒れて動かなくなった。

『あっけないなー』

 

「す、すごいですね!」

 

『普通だな。こんなんなら帰ろうか?』

 

「私もやってみたいわ」

 

「ここで美女の参戦だ!」

 

『お前も来てたのか…ルーミア』

 

「2人には何か繋がりがあるようだ、それじゃあ始め!」

 

「行くわよ」

ルーミアはいきなり飛び蹴りをして来た。

『危ないなぁ、雷鳴拳』

俺は雷をまとった拳で攻撃した。

「あなたもね、当たったらタダじゃ済まない威力ね」

 

『そうでもないぞ。蹴突。』

俺は足に力をためて、一気に地面を蹴って直線蹴りを放った。

「カハッ!ぐっ!恐ろしい速さと威力ね」

 

『まずはワンヒットだな』

 

「ダークフィスト」

 

『三歩一撃、雷鳴拳』

ルーミアの闇の拳と俺の雷を纏った三歩一撃がぶつかり合ってルーミアが吹っ飛んだ。

「きゃぁぁ!」

 

『まだ倒れないんだもんな』

 

「当たり前でしょ、まだ始まったばかりだからね」

 

『武装硬化、鬼皇乱打』

ルーミアは拳があたるギリギリまで動かなかった。

「降参よ」

 

『危ないな、ギリギリまで溜めるんじゃねぇよ』

 

「あなたなら止められるでしょ?」

 

『まぁそうなるな』

 

「またしても、派手な技が決まり、美少年が勝った!」

 

「こうなるでしょうね」

 

「こうなりますよね」

 

『まぁ、こうなるな。飽きたから帰ろうぜー』

 

「そうですね」

 

「そうね」

 

〜守矢神社〜

『たっだいまー』

 

「ただいまー」

 

「ただいま戻りました」

 

「お帰り」

 

「紗枝どうだった?力自慢大会は」

 

「ノアさんが優勝しましたよ」

 

「ノア…参加したのかい…」

 

『?なんかダメだったか?』

 

「いや…いいんだよ、で、何キロ持ち上げたんだい?」

 

『確か…1400キロ』

 

「もう驚かない。驚いてなるもんか」

 

「さすがだね、どうやってそんな筋力をつけたんだい?」

 

『長年の筋トレの成果と言っておこう。』

 

「そういえばあなた前に刀がとても重いって言ってたけど、大体一本あたり何キロなの?」

 

『大体…2トンくらいだな。紫電に関しては3トン。人間に使うときは重さ消してるけどな』

 

「普通に考えて2トンで叩かれたら死ぬわね」

 

「想像以上にアレだった…」

 

「すごいねぇ」

 

『使ってる材料とかで仕方なくてね、神鳳に使ってる金属は、256倍圧縮チタン合金と緋緋色金を使ってるから必然的に重くなる。

紫電は6倍圧縮グラドニウム、ミスリル、黒夜石を使ってるから神鳳よりも重い。』

 

「途中なんだかわかんないものが出て来たけど、緋緋色金と黒夜石を使ってるのか。伝説の鉱石を使うだなんて、贅沢だねぇ」

 

『俺が創った石だからな、いくらでも生産できる』

 

「えぇ!?伝説の鉱石を創ったって!?」

 

『そうだよ(便乗)』

 

 

〜180年後〜

飛びすぎだって?知ってた。

紗枝が不治の病にかかった。

何故180年もたっているのに紗枝が生きているのかって?それは紗枝の能力だからなのだよ。

不老である程度の能力。

紗枝は結婚し、子供を産んだ。

「お母さん!いやだよ…死なないでよ…」

彼女の名前は東風谷沙奈。紗枝の娘で、10歳だ。

「紗枝…死んじゃやだよ…」

 

「ノア、お前の能力で救えないのか?」

 

『俺の能力じゃ無理だ。(大嘘)限度がある』

 

「くそ…」

 

「ノアさん、諏訪子様、神奈子様、ルーミアさん。今までありがとうございました。沙奈。強く生きなさい。私はとても幸せでしたよ…」

 

『あぁ…』

 

『東風谷紗枝、現時刻を持って臨終だ。』

 

「紗枝ぇぇぇ!」

 

「お母さぁぁぁぁん!」

 

「紗枝…」

 

「お疲れ様…」

 

(貴方なら生き返らせることなんて容易いでしょう?何故やらないの?)

 

(そんなことをすれば、人間の定義が崩壊する。だからやらない。)

 

(そう…貴方は本当にいい人よ)

 

(ありがと)

 

俺は、徴兵で出て行った紗枝の夫に会いに行き、ぶん殴った。そして、紗枝が死んだことを伝え、諏訪に戻った。

 

『俺らは旅に戻るぜ』

 

「そうかい…」

 

「寂しくなるね」

 

「ノアお兄ちゃん行っちゃうの!?」

 

『あぁ』

 

「あのね、お母さんがね、伝えてって言ってたんだけど…お母さんはずっと前からお兄ちゃんのことが好きだったんだって」

 

『ッ!…そうだったのか…』

 

「行きましょうか…」

 

『そうだな』

 

 

今回はここまで!次回は旅の道中の話です。

次回もお楽しみに!




紗枝が亡くなってしまいましたね…
「それが自然の摂理だからな」
そうですね…あと今日も二本しかあげられません。
忙しいのです。お許しを。
「本当忙しくなってきたからな、最近」
本当ですよ。疲れが溜まってく一方ですよ。
「次回!雑魚妖怪多くね?」
次回も頑張って行きまっしょい


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聖徳編
雑魚妖怪に出会いすぎる旅


今回で和人さんに信仰が集まります。
「なんかよくわかんないけどな」
それでもいいじゃないですか。
「そうだな」
それでは第24話…どうぞ!


『どこに行こうかな』

 

「行くあてがないならとりあえず西に行きましょ?」

 

『そうだな、それでもダメだったら外国行こうか』

 

「そうね」

 

 

「あんなところに人間が2匹いやがるぜ」

 

「久しぶりの飯だな」

 

『楽しみだぜ』

 

「そうだな、俺の合図で一斉に襲うぞ」

 

「わかった」

 

『よし』

 

「じゃあ行くぞ…ってお前誰だ!」

 

『ありゃ〜バレちゃったか〜』

 

「こいつさっき見つけた人間のうちの1匹だ」

 

『もういいやお前ら消えろ。破道の三十一、赤火砲』

 

「「ギャァァァァァアア」」

 

「あっけないわね」

 

『まぁ、そうなるな…あっしまった!こいつらにこの近辺の情報聞くの忘れてた!』

 

「もう仕方ないわ、とりあえず行きましょうか。」

 

『お、そうだな』

 

〜20分後〜

『また雑魚妖怪に見られてるな』

 

「さっきのやつらとは違ってたくさんいるわね」

 

『それでも雑魚には変わりないけどな』

 

 

「人間だ!行くぞ!お前ら!」

 

妖怪たち「よっしゃぁぁ!」

 

『ドーモコンニチハ、サヨウナラ。イオグランデ』

 

妖怪たち「ギャァァァァァアア!!」

 

「本当にあっけないわね」

 

『固まってると逆にやりやすい時ってあるよな』

 

「じゃあまた歩きましょうか」

 

『そうだな』

 

〜30分後〜

『村みっけ』

 

「あら本当」

 

『ちょっとお邪魔させてもらって、情報収集でもするか。』

 

「そうね、ちょうどお腹も空いてきたし」

俺たちは村に入っていった。

「あんたらなにもんだい?あんちゃんの方からいやな感じがするんだけど」

 

『俺は陰陽師をやってるんだよ。こっちのは嫁さん』

 

(ちょっと!なに口走ってんのよ!///)

 

(しょうがないだろ、こうでも言わなきゃ通してもらえなさそうだったから)

 

(それにしても嫁さんってなによ!///)

 

(すまん嫌だったなら謝る)

 

(別に嫌ってわけじゃ…)

 

「そうだったのかい!陰陽師さんかよろしくね」

 

『よろしく。俺の名前は御神楽ノアだ』

 

「俺はこの村の村長だ、何か聞きたいことがあったら言ってくれ」

 

『じゃあ1つ、なんかいい情報はないか?』

 

「そうだなぁ…なんでも、10人の話を同時に聞けるっていう聖徳太子って人がいるらしいよ」

 

『どこの国にいるかわかるか?』

 

「奈良の方だって聞いたよ」

 

『ありがとう、とりあえず今日はこの村で一泊させてもらおうか』

 

「えぇ、そうね。そういえば、二百体の中級妖怪がこの村に向かってきてるわよ」

 

『いつ頃ここに着きそうだ?』

 

「今夜ね」

 

『とりあえず村長に伝えるぞ』

 

 

『村長』

 

「なんだ?」

 

『この村におよそ二百体の妖怪が向かってきてる。村で戦える男ども以外は家の中に入るように伝えてくれ』

 

「あ、あぁ!わかった!俺たちで対抗するんだな」

 

『いや?あんたらには村人が入ってる家の守備だ、妖怪の退治は俺がやる』

 

「二百体をか!?」

 

『そうだ』

 

「もし村になんかあったら…」

 

『なにも起こらんよ。逆にあんたらがいたら殲滅できなくなる。そっちの方が村に被害がくるぞ』

 

「わ、わかったよ」

 

 

〜夜〜

『きたな』

 

妖怪たち「行くぞォォォオ!」

俺は炎と雷を纏った。

「なんだよ、人間。お前1人か。」

 

『俺1人で十分だからな。これから起こるのは、お前らによる人間虐殺じゃない。俺による一方的な蹂躙だ』

 

「嘗めんなぁ!」

 

『散在する獣の骨 尖塔・紅晶・鋼鉄の車輪 動けば風 止まれば空 槍打つ音色が虚城に満ちる…破道の六十三雷吼炮』

 

「ギャァァァァァアア」

 

「全員でかかれ!」

 

『まとまってくれてありがとう。破道の三十一…赤火砲』

 

妖怪たち「ギャァァァァァアア!!!」

 

「…炎雷帝…」

 

『終わりか…つまらないな』

 

「お疲れ様」

 

『あぁ…』

 

「ノア殿、村を救っていただき、ありがとうございました。あなたをこの村の守り神として崇めたいのですが…」

 

『それなら御神楽ノアじゃなく、九条和人を崇めてくれ』

 

「それではあなたが…」

 

『間接的に俺にくるからいいんだよ』

 

「そうですか…わかりました」

 

『それじゃあもう寝るか』

 

「そうね」

 

 

今回はここまで!次回は聖徳太子登場です。

次回もお楽しみに!




初の信仰者ですよ。今どんな気持ちですか?
「ちょっと嬉しいな」
和人さんがてますね。
「あ?」
おっと誰かきたようだ。
「次回!聖徳太子が現れた」
次回も頑張って行きまっしょい


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聖徳太子が現れた!

聖徳さん登場回です
「後半にしか出てこないけどな」
仕方がないのです。
「そうだな」
それでは第25話…どうぞ!


『そんじゃ奈良に行きますか』

 

「そうね、どんな街なのか見てみたいわ」

 

「お二人さんありがとうね」

 

『例には及ばんよ』

 

「この人は戦闘狂だからやらせとけばいいのよ」

 

『まぁ、そうなるな』

 

「そうかい…お気をつけて!」

 

『あんがとよー』

 

 

『こっから歩いてくのもめんどくさくなってきたから、空飛んでくか』

 

「そうね」

 

『…乗ってく?』

 

「乗るって?」

 

『俺に乗ってくか?』

 

「どうやって?」

 

『こうやる』

俺は黒い龍に変身した。見た目はモンハンフロンティアの黒レイア参照

「じゃあ乗らせてもらうわ」

 

『行くぞ!』

 

「きゃあ!」

 

「すごい楽しいわ!」

 

『そうか。楽しんでもらえて何よりだ』

 

「もう奈良が見えてきたわ!」

 

『そろそろ人間に戻るか』

人間の姿に戻った。

『ふぅ』

 

「あの龍の変身ってどうやったの?」

 

『俺半神半龍なんだよ』

 

「そうだったのね、楽しかったわ!ありがとう」

 

『また言ってくれればいつでもやってやるよ』

 

「じゃあまたお願いするわ」

 

『任せとけ』

 

〜奈良〜

『着いたー』

 

「あっちになにかあるわ、行ってみましょ!」

 

『こらこらそんなにはしゃぐとぶつかる…』

 

「きゃあ」

やっぱりぶつかってこけた。

「おいどこみて歩いてんだ」

 

「ごめんなさい」

 

「いい女じゃねぇか」

 

「ちょっと俺らと遊ばないか?」

 

「ちょ、ちょっと…」

 

「いいじゃねぇか」

 

『良いわけねぇだろ』

 

「あ?誰だお前」

 

『こいつは俺のツレだ、手ェ出してんじゃねぇよ』

 

「なんだと…!」

 

『お前らごときにこいつは勿体ねぇよ』

 

「この野郎!」

 

『遅いな、虚刀流薔薇!』

 

「ぐぁぁぁぁ」

 

 

〜???視点〜

「なにやら先程からあちらがうるさいですね、行ってみましょうか」

 

『虚刀流薔薇!』

 

「ぐぁぁぁぁ」

 

「何をやってるんですか!?」

 

『あ?』

 

 

〜和人視点〜

「何をやってるんですか!?」

 

『あ?』

なんか怒られた。

「何をやってるんですか!?」

 

『突っかかってきたからちょっと飛ばしただけだ』

 

「ちょっとって10メートルほど蹴り飛ばしてますけど!?」

 

『やろうと思えば跡形もなくできるが…やってみるか?』

 

「やめてください!」

 

『まぁまぁ怒んなよせっかくの可愛い顔が台無しだ』

 

「へ!?///」

 

「新たな犠牲者が…」

 

『どうした?顔が赤いぞ?風邪引いたのか?』

 

「なんでもないです!///」

 

『そうか。俺たちは今聖徳太子って人を探しているんだ』

 

「あ、それ私ですね」

 

『へー、そーなのかー』

 

「何ですかその適当な返事。それよりもあなた…一体何者ですか?」

 

『はて何のことやら』

 

「あなたの欲が読めないのです」

 

『そりゃ俺の能力のせいだろうよ』

 

「それはどんな」

 

『自分に対するありとあらゆる他人からの一切の能力を無効化する』

 

「それは…私が欲を読めない訳ですね」

 

『まぁそうなるな…』

 

「ノア!お腹すいたから団子屋行きましょ!」

 

『そうだな。じゃあな』

 

 

今回はここまで!次回は聖徳太子宅侵入ミッションです

次回もお楽しみに!




どうもノアです。
「和人だ」
最近友人達が私に影響されたのかどうかは知りませんが、小説を書き始めてて、少し嬉しく感じてます。
「へんな影響力だな」
そうでしょうか?まぁいいです。
「次回!新ミッション!聖徳太子宅への侵入!」
頑張って行きまっしょい


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聖徳宅侵入ミッション

ノアです。
「和人だ」
特になにもないので第26話…どうぞ!


「都市の団子屋さんも美味しかったけど、ここのも美味しいわね」

 

『そうだな。おっちゃんみたらし20個くれ』

 

「わかったよ」

 

「ほんとみたらし好きね」

 

『そうだな、あの甘じょっぱい感じが好きだな』

 

「私は海苔団子派ね」

 

『結論。団子はうまい』

 

「いろんなお店の団子を食べてきたけど、あなたが作ったのが一番美味しいわ」

 

『そりゃどうも』

 

〜30分後〜

『腹ごしらえも済んだし、ちょっと町を歩いたら聖徳太子に悪戯してみるか』

 

「やるんなら夜にしましょう?そっちの方が雰囲気が出るわ」

 

『まぁ、そうなるな』

 

 

『諏訪ほどじゃないけど栄えてんな』

 

「そうね、案外人で溢れてるわね」

 

『そういやルーミア』

 

「何かしら?」

 

『人間って美味しいのか?』

 

「どうしたの?いきなり」

 

『いや、お前って一応人喰い妖怪じゃん?そんでもって結構な美食家じゃん?』

 

「そうね…個体によるとしか言いようがないわね」

 

『今度食ってみよ』

 

「お腹壊すかもしれないわよ?」

 

『俺も一時的に喰種になれるから多分大丈夫だろ』

 

「喰種ってどんなの?」

 

『前に俺から尻尾みたいなの出てただろ?ああいう奴』

 

「そうだったのね」

 

『もう暗くなってきたから、作戦開始だ』

 

「楽しみましょう」

 

〜太子宅前〜

『こっから絶だ』

 

「わかったわ」

俺らは気配を消して屋敷に侵入した。

「どうなされました太子様?お気持ちが優れないのですか?」

 

「屠自古…いえ、そういう訳じゃないのですよ。 昼に会った少年が気になって…」

 

「恋の病でしょうか?」

 

「そうではないのですよ。能力が効かなかったのが少し気になってしまって」

 

「太子様の能力がですか。でもそれは少年の能力のせいだって言ってたじゃないですか」

 

「そうなのだけれど…」

 

(もう隠れなくていいか)

『気にすんなよ』

 

「ッ!曲者ッ!」

 

『えっ!?どこどこ?』

 

「お前だ!」

 

『何だと!?』

 

「太子様を狙うものか!くらえ!」

屠自古は持っていた剣で切りかかってきた。

『どうもこんばんは!喰らわねぇよ!』

身を翻し、避けた。

「なにッ!」

 

『未熟者がぁ!鍛錬してからかかって来いや!虚刀流百合!』

 

「カハッ!」

俺が回し蹴りを当てたら壁に激突した。

「なにをやってるんですか!」

 

『切りかかってきたからちょっと蹴り飛ばしただけだ』

 

「ちょっとで壁まで飛ばしますか!?」

 

『いいねぇ〜俺この一連の流れ好きだわ』

 

「またあなたですか!」

 

『ばんわー』

 

「なんで侵入してるんです?」

 

『聖徳さんに会いに来ただけです』

 

「聖徳さんという名前じゃないです。私は豊聡耳神子です」

 

『名乗るのが遅れたな、俺の名は御神楽ノアだ』

 

「なぜ会いに来たのですか?」

 

『気分』

 

「そうですか…」

 

『お前は戦えるか?』

 

「戦えますが…」

 

『じゃあやろうぜ』

 

「…わかりました」

 

『よし』ニィ

 

「ッ!」ゾワッ

 

 

今回はここまで!次回は神子戦とかです。

次回もお楽しみに!




ノアです。
「和人だ」
コラボを予定していたのですが、相手が作品を消すようなのでどうなるかが不安です。
「急に消すって言って来たからびっくりしたよな」
ほんとですよ
「次回!vs.神子とその他諸々」
次回も見たってくださいね。


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vs.神子とその他諸々

どうもノアです。
「どうも和人だ」
最近暖かくなってきましたね。
「そうだな」
でも2月の一日に東京は雪が降るらしいです。
「またか。楽しみだな」
そうですね。
それでは第27話…どうぞ!


『お前は戦えるか?』

 

「えぇ、まぁ」

 

『じゃあやろうぜ』

 

「いいですけど…」

 

『よし』ニィ

 

「ッ!」ゾワッ

 

『始めるか』

 

「そ、そうですね」

 

『決死の覚悟でかかってきな』

 

「行きます!やぁぁぁ!」

 

『当たらんよ』

 

「これなら!」

 

『よっと』

 

「くそっ!」

 

『無闇矢鱈に振り回すだけじゃ足りないぞ』

 

「分かってます」

 

『刀ってのはな、こうやって使うんだよ。零閃』

 

「ッ!?斬撃が飛んだ!?」

 

『そんな驚くなよ。今時飛ぶ斬撃なんて珍しくもない』

 

「できる人の方が圧倒的に少ないのに驚くななんて無理ですよ」

 

『お前は頑張ればできると思うぞ』

 

「多分無理です」

 

『そうか…残念だ。お前が斬撃を飛ばせるくらいに強くなれば、人々を救いやすくなると思ったんだが…』

 

「…」

 

『お前自身にその気がないなら無理だな。お前の人々を救うなんていう夢見事』

 

「私の夢を無理と決めつけないで!」

 

『でもお前は頑張らないんだろ?じゃあ無理だ』

 

「頑張ればいいんでしょう!」

 

『果たしてお前にできるかな?』

 

「やらなきゃわからないでしょう!?」

 

『そうだな。やってみないとわかんないよな。でもお前はさっき零閃に関してお前は無理だって言ったよな』

 

「そ、それは…」

 

『それは我儘ってもんだろ?』

 

「…」

 

『まぁお前ができるかどうかはお前の努力次第だ』

 

「そうですね」

 

『頑張りたまえ、若者よ』

 

「なにを言ってるんですか。あなたも若いじゃないですか」

 

『若い?俺が!?やったぜ。おい聞いたかルーミア、俺若いんだって』

 

「はしゃがないでよ年寄り。二億年以上生きてるんだから」

 

『正確には13億程度だがな』

 

「じゅ、13億!?冗談でしょう?」

 

「冗談じゃないわよ?彼は一応神様だから」

 

『一応ってなんだ一応って』

 

「だってそうじゃない。ほとんど神格化しないんだもの」

 

『そりゃめんどくさいからに決まってんだろ』

 

「一瞬で終わるのにめんどくさいって…」

 

『たとえ一瞬でも時にはそれが長く感じるんだよ』

 

「あのー話についていけないんですけど…」

 

『無理について来ようとしなくていいぞ。長い付き合いのやつしかわからないから』

 

「流石にルーミアさんは若いんですよね?」

 

『こいつは…俺からしたら若いな』

 

「そりゃみんなそうでしょう」

 

『こいつは多分二億ちょいくらいだろ』

 

「そうね。多分そのくらい」

 

「…」

 

『まじ若いよなー羨ましいぜ』

 

「どんなに年をとっても老いないあなたの方が羨ましいわ」

 

『そうか?多分少しずつ老いてると思うぞ』

 

「二億年前から全く変わってないわよ」

 

『精神が年老いていくのだよ』

 

「そんなの知らないわよ」

 

『ですよねー』

 

「そういえばここにどれくらい滞在するの?」

 

『んー、多分五十年くらいじゃね?』

 

「そう」

 

「そんなに滞在するんですか」

 

『おう。嫌だったか?』

 

「い、いえ。そういうわけではないです。そんなに滞在して旅はいいのかなって」

 

『ほぼ無限にあるような命なんだ。別に大丈夫だろ』

 

「そうですか…」

 

「次はどこにいくの?」

 

『気が早いな。その時になったら教える』

 

「分かったわ」

 

『ここに滞在する間、この家にお世話になるからよろしく』

 

「えぇ!?ここにですか!?」

 

『そうだよ(便乗)』

 

「はぁ…わかりましたよ」

 

『溜め息をつくと幸せが逃げるぞ〜』

 

「溜め息ついただけで逃げる幸せなんていりません」

 

『案外その幸せが自分にとって相当なものだったりするんだよ』

 

「そんなことあるんでしょうか…」

 

『年長者の言ってることは信じた方がいいぞ』

 

「あなたの場合年長者って感じしないわよね」

 

『それを言っちゃあかんよ』

 

「あら、失礼」

 

 

今回はここまで!次回は物部布都登場です。

お楽しみに!




昨日は1話しかあげることができませんでした。ノアです。
「昨日は色々な所に行ってたらしいな」
そうなんですよ。父親にヨガに連れてかれたり、その後にジムに五時間くらい入り浸ったり、そしてその後家に帰って疲労のせいで寝ちゃって。
「大変そうだな」
ほんとですよ。親父許すまじ
「次回!軽いルーミア戦と天界へ」
お楽しみに!


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物部布都登場と久々の天界へ

ポテチをとり、食べる。をやってみたけど普通に食べた方が美味しく感じたノアです。
「案外普通に食った方が美味しいよな。和人だ」
なぜでしょうかね。
「知らんよ」
ですよね。
それじゃ第28話…「どうぞ!」
取られた…


『ふぁぁあ〜よく寝たー』

 

「おはようございます」

 

『おう、おはよう』

 

「ご飯はまだ作ってないです」

 

『そうか。なら俺が作ろう』

 

「久々にノアのご飯が食べれるわ」

 

『おはよルーミア。そんな久しぶりか?』

 

「もうかれこれ五十年は食べてないわね。あなたの料理は美味しいから毎日食べたいのだけれど」

 

『なら作ってやるよ』

 

「やった!」

 

⁇?「太子様!こやつらは一体何者なのじゃ?」

 

「あら布都。この人たちは旅の人でしばらくここにいるわ」

 

「なぜ屋敷にいるのじゃ?」

 

『成り行きじゃ』

 

「ぉぉ!そうであったか!」

 

『それでいいのか…』

 

「いいのじゃ。太子様が決めたのだったらな」

 

『別に神子が決めたわけじゃないぞ』

 

「そうなのか!?ならば…」

 

「布都、やめておきなさい。あなたではこの人たちに勝てないわ」

 

『そうだな』

 

「そうなのか!おぬしらそんなに強いのか!」

 

『あぁ強い。おそらく生物内で最も』

 

「そうか!そんなことより腹が減ったな」

 

『待ってろすぐに作ってきてやるよ』

 

「あれをやるの?」

 

『そうだな』

 

「あれって?」

 

「見ればわかるわ」

 

『よっしゃいっちょやりますか』

 

〜台所〜

『キュ◯ピー秒速クッキング』

 

「ものすごい速さで料理してますね」

 

「人間業じゃないな」

 

 

〜20秒後〜

『できたぞー』

 

「いただきまーす」

 

「いただきます」

 

「いただくぞ」

 

 

「「「…」」」

 

『どうした?』

 

「「「う、うまい!」」」

 

「やっぱり美味しいわね」

 

『じゃんじゃん食えよ』

 

 

〜20分後〜

「「「「ごちそうさまでした」」」」

 

『お粗末様』

 

「つい食べ過ぎてしまったぞ」

 

「ほんと美味しかったですね」

 

「あれが20秒でできるなんてすごいですね」

 

「あれどうやってるの?私もやってみたいわ」

 

『あれは俺の周りの時間を早めてやってんだよ。時間操れるやつじゃないと無理だな』

 

「なら私は無理ね」

 

『そうだっけ?お前時間操れなかったのか』

 

「前に挑戦したんだけどできなかったわ」

 

『そうか』

 

 

〜夜〜

『晩飯も食ったしもう寝るか』

 

「そうね」

 

『おやすみー』

 

「おやすみなさい」

 

「貴方達寝るの早いのね」

 

『そうじゃない。明日はちょっと朝早くから行くとこがあるからな』

 

「そうなんですね。おやすみなさい」

 

〜翌朝〜

なんか疲労感のある目覚めだ。それになんか夜までは隣の布団で寝てたルーミアが俺の布団に入ってきてた。

『まさかな』

 

『そんじゃ出るか』

 

〜街中〜

『日の出の直前だからってのがあるから人通り少ないな』

突然俺の視界が暗転して浮遊感に襲われた。

『は?』

 

〜30秒後〜

『見覚えのある場所だな。以前に二百年くらいいたことがあるような場所だな。なぁ、雅よ』

 

「久しぶりじゃな、和人や」

 

『で?なんで俺をここに強引に連れてきたんですかねぇ』

 

「仕事がちょっと片付かなくなってきてしまって…」

 

『本音は?』

 

「寂しくなったんじゃよ」

 

『なら普通に呼んでくれよ。そしたら1秒でくるから』

 

「今度からはそうさせてもらおう」

 

『どうせ書類も溜まってんだろ?やってやるよ』

 

「ありがと」

 

『それにしてもあれだな。お前まったく変わってないよな』

 

「そういうおぬしもな」

 

『俺は少し身長伸びたぞ?お前と違ってな』

 

「ぐぬぬ…」

 

〜15分後〜

『書類片付けたぞ』

 

「前より速くなったな」

 

『そりゃな。そういや久し振りに和人って呼ばれたな』

 

「そうなのか?」

 

『あぁ。誰も和人って呼んでくれないんだよ』

 

「それはおぬしが正体を明かしてないからじゃないか?」

 

『明かした奴らにも呼ばれないんだよ。悲しみ』

 

「書類片付け終わったんならゲームしよう」

 

『そうだな。久しぶりの対戦だよ』

 

「どれくらいじゃ?」

 

『大体二億年ちょっと』

 

「儂なんて13億年じゃよ?」

 

『俺とやったのが最後かよ…ボッチなのか?』

 

「グフッ!そんなこと言わないでくれ」

 

『ごめんごめん』

 

「それじゃ始めるぞ」

 

『あぁ!』

 

 

今回はここまで!次回は雅とゲーム対戦後ルーミア戦です。

お楽しみに!




気がついたらお気に入り登録数が30行ってて嬉しく感じたノアです。
「ほんとありがたいな。和人だ」
ついででは無いのですが、UA数が二千まであと少しです。
「たくさん見てもらって嬉しいぜ」
これからも精進して参ります!!
「次回!雅とのゲーム対戦後ルーミア戦」
がんばるぞい!


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雅さんゲーム弱くなってね?ルーミアさん戦闘強くなってね?

「なんだよこのタイトル」
いいんですよ。作者なんですから。
「そうか」
特に何も無いので…第29話…どうぞ!


『さぁゲームを始めよう』イケヴォ

 

「無駄にカッコいい声を出すな」

 

『やるぞ』

 

「わかったぞ」

 

〜20勝負後〜

『スマブラ俺の全勝、マリカも俺の全勝、スト4も、その他も俺の全勝…弱くね?』

 

「格ゲーは仕方ないんじゃ!特にスマブラ!おぬしフレームかなんかの変わる時の攻撃禁止じゃ!」

 

『狙ってやったわけじゃ無いよー(棒)』

 

「くそぅ…」

 

『フハハハハ!我に勝とうなんざ10年早いわ!』

 

「ムカつく!」

 

『んじゃ俺地上に戻るわ』

 

「もう行ってしまうのか?」

 

『あぁ。ルーミア達が心配する前に帰らないとな。また来るよ近いうちに絶対』

 

「そうか…わかった!またな!」

 

『おう。またな!テレポーテーション』

 

「行ってしまったか…また寂しくなるな…」

 

 

『今戻ったぞー』

 

「お帰りノア」

 

「おかえりなさい」

 

「おかえり」

 

『なぁルーミア…お前昨晩俺になんかしたか?』

 

「な、何もしてないわよ」

 

『本当に?』

 

「え、えぇ」

 

『ならいいんだ』

 

「今ちょっと体動かしたい気分だからヤりましょう?」

 

『いいぞー』

 

「行くわよ!」

 

『かかってきな!』

 

「ダークマター」

 

『マスタースパーク』

ルーミアの放った黒いレーザーと俺が放ったカラフルなレーザーは相殺された。

『そんな技持ってたか?』

 

「この前新しく技を作ったのよ」

 

『なるほど。じゃあ次は俺からだ。零閃編隊…5機!』

 

「零閃10機」

 

『実力の差で負けるってわかってるから多めに出したんだな。いい判断だ』

 

「ナイトバード!」

 

『ライトニング』

 

「影縫い」

 

『俺自身の影を消滅』

 

「ミッドナイトバード…6羽!」

 

『紫電…6機!』

 

「ブラックホール」

 

『スーパーノヴァ』

 

「1発も当たらないわね」

 

『当たらないってだけなら良かったんだけどな、俺開始地点から動いてねぇぞ?』

 

「動かしてあげるわ!ゴッドナイトバード!」

 

『ドラゴンライトニング』

 

「黒雷一閃!」

 

『雷光一閃』

 

「ナイトバースト!」

 

『ブラッドストーム』

 

『いい加減決着つけようか』

 

「そうね」

 

『全力でこい!』

 

「もちろん!ナイトメアバースト」

 

『二刀流…』

俺は紫電を抜き、二刀流になった。

『ソードスキル…ナイトメアレイン!』

ルーミアが放った闇の衝撃波と俺の闇を纏った斬撃がぶつかり合い相殺された。

『強くなったな。これで最後だ』

 

「ありがとう、これで決めるわ!」

 

「シャドウレイ!」

 

『1%解放…ジ・イクリプス!』

勝負を制したのは俺だった。

『ほんと強くなったな』

 

「でも1%しか引き出せなかったわ」

 

『今の1%は昔の1割だから結構な解放だと思うぞ?』

 

「そう…なら良かったわ」

 

『お疲れ』

 

「楽しかったわ。またやりましょう」

 

『そうだな』

 

「お二人とも流石ですね」

 

「うむ!見事であった!」

 

「すごかったですよ」

 

『まぁ、そうなるな』

 

「まぁそうなるわね」

 

『団子作って来る』

 

「私も手伝うわ」

 

 

「なんでしょう…あの2人が夫婦に見えてきましたよ」

 

 

〜台所〜

『ここは別に秒速クッキングしなくていいか』

 

「そうね」

 

 

〜15分後〜

『できたぞー団子の盛り合わせ』

 

「好きなのを食べてちょうだい」

 

「いただきます」

 

「いただくぞ!」

 

『俺らも食うか』

 

「そうね」

 

 

〜20分後〜

「ごちそうさまでした」

 

「ごちそうさま!」

 

「お粗末様でした」

 

『お粗末様』

 

『片付けは俺がやるよ』

 

「お願いするわね」

 

 

⁇?「あれが豊聡耳神子…」

 

 

今回はここまで!次回は霍青娥登場です。

お楽しみに!




久しぶりに3本投稿することができます。ノアです。
「今日は時間ができて良かったな」
ほんと良かったです。
「次回!神子、仙人になる!?」
みてくださいね!


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霍青娥出現!

今回は青娥がとうじょうします。
「あの中国の仙人だな」
それでは第30話…どうぞ!


『暇だな…』

 

「そうですね…」

 

『ヤろうぜ』

 

「いいですよ」

 

『始めるか』

 

「始めましょう」

 

『決死の覚悟でかかってきな』

 

「ぜやぁぁ!」

 

「隙が大きすぎるわよ!」

 

『よっと。どうしたルーミア』

 

「ちょっと助言をしてるだけよ」

 

『お前も混ざるか?』

 

「私は次にやるわ」

 

『結局戦うのな』

 

「よそ見をしてていいんですか?」

 

『強者だからこその余裕だよ』

 

「足元掬われないでくださいね!くらえ!」

 

『蹴突』

神子の上段からの振り下ろした刀が俺に届くよりも先に俺の直線蹴りが神子に命中した。

「グフッ!カハッ!」

神子は壁に激突し、肺の中の空気を自分の意思に反して吐き出した。

『上段は相手に隙がある時にやるべきだな』

 

「あなたの場合隙なんてないでしょう?」

 

『それは違う。俺は隙がある状態からの復帰が速いんだよ』

 

「今度試してみるわね」

 

『今度と言わず今からでも』

 

「そうね」

 

『お前からどうぞ』

 

「じゃあ遠慮なく、絶影斬!」

ルーミアは影の斬撃を飛ばしてきた。

「流星改!」

俺は零閃や紫電とは違う飛ぶ斬撃を使い相殺した。

「あなたのそれ結構威力あるようね」

 

『お前のもな。次は俺から行くぜ!神速…超必殺!飛鳥文化アタック!』

俺は回転をしながらルーミアに突っ込んでいった。

『あ、避けられた。背中痛ァァァァ!』

 

「何をしてるの?ふざけてるの?」

 

『ふ、ふざけてなんかないわい!』

 

「じゃあ今のは何?」

 

『ちょ、ちょっとした遊び心です』

 

「ふざけてるじゃない」

 

『もういい!零閃150機!!』

 

「拗ねないでよ…ダークマター」

俺が放った150個の斬撃は、ルーミアの極太レーザーによって消滅した。

『紫電60機!』

 

「ブラックホール」

 

約束された勝利の剣(エクスカリバー)!!』

 

転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)!!」

俺が放ったレーザーとルーミアの放ったレーザーはともにぶつかり、そして天に向かい進んで爆発した。

『お前も似たような技持ってたのか』

 

「まさかあなたも使えるとは思ってなかったわ」

 

〜霍視点〜

「ものすごい戦いが起こってますね…私では到底勝てませんね」

 

『エクスカリバー!!』

 

「エクスカリバー・ガラティーン!!」

 

「どうやっているのでしょうか…」

 

『さっきからそこで見てるやつ!出てきな!』

 

「ッ!?バレてましたか」

 

〜和人視点〜

『さっきからそこで見てるやつ!出てきな!』

 

「ッ!?バレていましたか…」

 

「まずは気配を消すことを覚えましょう?」

 

『ハッハッハ!そんなこと言ってやるなよ!』

 

「黙って聞いていれば貴方達…」

 

『いいじゃないか』

 

「で?貴方は誰?」

 

『俺の記憶が正しければ、こいつは霍青娥だな』

 

「なぜ私のことを?」

 

『神様パワーってことにしてくれや』

 

「貴方ならありそうね神様パワー」

 

『あるんだよ』

 

「そうだったわね」

 

「…」

 

『すまんな、で、目的はなんだ?』

 

「い、いえ。私は豊聡耳神子さんにご用がありまして…」

 

『仙人か…』

 

 

今回はここまで!次回は神子が仙人に!?

お楽しみに!




次回は軽い青娥戦です。
「どれほど強いんだろうな」
ルーミアよりかは弱いんじゃないですか?
「そうだな」
それじゃあ次回もお楽しみに!


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霍青娥戦と海外へ

ノアです。
「和人だ」
明日の投稿は結構遅れます。
「入試の手伝いがあるからな」
ご了承ください。それでは第31話…どうぞ!


『仙人か…』

 

「やはり知っていましたか」

 

『俺は知っていただけじゃない。知った上に覚えてるんだよ』

 

「なぜ覚えているのかはわからないですが、私の計画は邪魔させません」

 

『お前ごときが俺を倒せると?』

 

「案外いけるかもしれませんよ?」

 

『面白いなお前。いいぜかかってきな』

 

「いえ、貴方からどうぞ?」

 

『そうか?なら行くぜ…零閃』

 

「…」

俺が放った斬撃は青娥に直撃したかのように見えた…が、実際は青娥を通り抜けていった。

『当たらなかったか…瞬撃』

 

「どうしたのです?当たっていませんよ?」

俺が一瞬で青娥の前に移動し拳を放ったが、やはり当たらなかった。

『能力か…』

 

「その通りです。」

 

『確か壁をすり抜けられる程度の能力か』

 

「能力までご存知でしたか」

 

『面倒な能力だな』

 

「お褒めに預かり光栄です」

 

『ならその自慢の能力…消してやるよ』

 

「え?」

 

『霍青娥の能力を消滅』

 

「?」

 

『喰らいな。瞬撃』

 

「ガハッ!私の能力が…使えなくなってる…?」

 

『能力に頼りすぎて自らを鍛えることを忘れていたな。言っただろう。お前の能力を消したと』

 

「ありえません!他人の能力を消すなど!」

 

『知ってるか?ありえないなんてないんだよ』

 

「そんなの…」

 

『ここで死ぬか諦めるか…決めな』

 

「諦めますよ」

 

『まぁ仙人になるのかならないのかは神子に任せるけどな』

 

「私たちが戦った意味って…」

 

『俺の気分だ』

 

「さっすが気分神ね」

 

『褒めても何も出ないぞルーミア』

 

「褒めてないわよ?」

 

『そうだったのか』

 

「あの!結局私は豊聡耳神子さんに話をして良いのですか?」

 

『おういいぞ』

 

「ではこれで」

 

『何言ってんだ。俺とルーミアも行くんだよ』

 

「わかりました…」

 

 

「貴方が豊聡耳神子ですね?」

 

「そうですが…貴方は一体?」

 

「私は霍青娥。中国の仙人です」

 

「それで?中国の仙人がなんのご用ですか?」

 

「貴方…今の仏教に限界を感じていますね?」

 

「え、えぇまぁ」

 

「聖人になりませんか?」

 

「聖人に?どうして?」

 

「聖人になれば、人々を導きやすくなるし、ほぼ永遠の寿命を手に入れられるので布教もしやすい」

 

「…」

 

「仏教を説いている貴方にとても必要なことだと思いませんか?」

 

「ノアはどう思います?」

 

『俺は賛成だな。お前の夢が叶いやすくなるんだ』

 

「そうですか…ですが布都と屠自古がいますから…」

 

『その2人ならさっきから外で聞き耳を立てているぞ?』

 

「やはりノアさんには知られていましたね」

 

「太子様!我らは太子様に一生ついていきたいのです!太子様が我々を気遣い聖人に、仙人になれないと言うのならば、我らも仙人になりましょうぞ!」

 

「布都…」

 

「そうですよ太子様。私たちは太子様について行きます」

 

「屠自古…」

 

『いい友人に恵まれたな、神子』

 

「はい!」

 

『だそうだ』

 

「今すぐにでもなりましょう」

 

「わかりました。今すぐにと言うのであればなれる確率は低いですが、あの方法でやりましょう」

 

「もしなれなかった場合は?」

 

「死にます」

 

「それは…」

 

『安心しな。成功確率は俺が10割にしてやるから』

 

「わかりました、ノアが言うのならば大丈夫でしょう。始めてください」

 

〜十分後〜

「この後500年くらい死んだように眠りますが、確実に目覚めるので安心してください」

 

「はい」

 

『安心して眠りな』

 

「ノア…いえノアさん。短い間でしたがありがとうございました」

 

『あぁ…ありがとうな』

 

「ルーミアさんもありがとうございました」

 

「ありがとうね」

 

「布都、屠自古。起きた時にまた会いましょう」

 

「うむ!」

 

「はい」

 

『安らかに眠れよ』

 

「はい」

 

『またな』

俺は神子たちが眠るのを待った。そして眠りについた後、地面に洞穴を作り、神子たちを入れた棺桶を入れ、蓋をした。

『ここに居続ける訳にはいかないからな』

 

「次はどこに行くの?」

 

『海外に行くぞ』

 

「海外?」

 

『青娥が来た中国も海外なんだよ。俺らの知らない文化がある』

 

「楽しみね」

 

『そうだな。それじゃあな青娥。また会う時があれば』

 

「はい。また会う時に」

 

『んじゃ行くか!』

 

「そうね!」

 

 

今回はここまで!次回からは海外進出編です!

お楽しみに!




どうもノアです。
「和人だ」
「ルーミアよ」
初の海外ですが今の気持ちはどうですか?ルーミアさん。
「結構楽しみね」
和人さんは…別にいいですね。
「なんだよ」
いいじゃないですか。それより次回予告お願いします。
「わかったよ。次回!生物内最強vs西大陸最強」
お楽しみに!


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海外編
生物内最強vs.西大陸最強


これ書いてる時に月食が起こってたノアです。
「三年ぶりらしいな。和人だ」
月食よりも日食の方が好きです。
「なんかそっちの方が感動的だよな」
そうですね。そんなことは置いといて、
第32話…どうぞ!


『俺一応名前変えようかな』

 

「どうして?」

 

『俺月では有名っぽいじゃん?』

 

「そうね」

 

『んでもって妖怪として活動するつもりだからな』

 

「そう」

 

『緋凶でいいや』

 

「なんで緋凶なの?」

 

『緋はこれから俺が大体の攻撃で火を使うからだな』

 

「凶は?」

 

『凶は俺は一応神の種族としては破壊神だから』

 

「そうなのね」

 

『そんじゃ海外に行くぞー』

 

「はーい」

 

『移動方法は転移しますんで準備はいいですか?』

 

「いつでも」

 

『んじゃ行くぜ…テレポーテーション』

 

〜中国到着〜

『着きました』

 

「早いわね」

 

『んじゃ進んでくか』

 

「そうね」

 

〜二時間後〜

『なんか倒れてるな』

俺たちは砂漠のど真ん中で真っ赤な髪の少女に出会った。

「こんな砂漠に倒れてるなんてただ事じゃないわね」

 

『おーい大丈夫か?』

 

「んぅ…ん?あれ?ここは?」

 

『起きたな』

 

「!?貴方は?私に何をしたの?」

 

『なんもしてねぇよ。お前が倒れてたから近くに来ただけだ』

 

「そうだったんですか…」

 

『で?なんで倒れてたんだ?』

 

「倒れてた訳ではなくて、眠かったので寝てたんです」

 

『紛らわしいやつだな』

 

「ごめんなさい」

 

『謝んなや。俺が勝手に勘違いしただけだからな』

 

「私は紅美鈴です」

 

『俺は緋凶。隣のはルーミアだ』

 

「緋凶?聞いたことない名前ですね」

 

『俺は今日緋凶になったからな』

 

「へぇー今日…今日!?」

 

『あぁ。それに今日中国に来たからな。全くこの土地について知らないから教えてくれや』

 

「いいですよ。私最近暇なのでずっと着いていきますね」

 

『わかった。よろしく頼む』

 

「よろしくね」

 

「それにしてもノアさん結構鍛えてますね」

 

『まぁな』

 

「ちょっと手合わせしてください」

 

『血気盛んだな。いいぜやろう』

 

「お願いします」

美鈴は中国拳法の構えをとった。

『隙の少ない構えだな。一朝一夕じゃ取れない構えだな』

 

「いきます!やぁ!」

美鈴は回し蹴りを俺の首の高さに放った。

『よっと、格闘は相手に悟られない二段構えにすると当たりやすくなるし、自分の隙を減らせるぞ』

 

「なるほど」

 

『次は俺から行くぜ、瞬撃』

俺は一瞬で美鈴の目の前に移動し、頭の高さへ正拳突きをワンテンポ遅らせて放った。

「ッ!?危ない!」

美鈴は咄嗟に頭を仰け反らせて交わした。

『よく避けたな』

俺が正拳突きを放った場所から100メートルほど砂が吹き飛んだような跡があった。

「物凄い威力ですね…」

 

『腕鈍ったなー最近蹴りしか使ってなかったからな』

 

「そうね。前より威力落ちてるわね」

 

『ほんとだぜ』

 

「これで威力落ちてるんですか?」

 

『あぁ。大体前の半分くらいの威力になっちまってるな』

 

「化け物ですね」

 

『そりゃな。伊達に生物最強じゃねぇよ』

 

「そんな二つ名まであるんですね」

 

『あぁ昔の仲間たちとかからよく言われてたぜ』

 

「緋凶さんほどの実力者だったらこの大陸最強のあの人にも勝てそうですね」

 

『ほぅ…大陸最強なんて奴がいるのか…やりたいな』ニィ

 

「今ちょうど中国にいるみたいですから行ってみます?」

 

『案内してくれ』

 

〜砂漠の街〜

『ここにいるのか』

 

「そうですね…あっいましたよ!あの人です」

 

『意外と年取ってんのな』

 

「貴方ほどじゃないわよ」

 

『そりゃこの世で俺以上に年取ってるやつなんてほとんどいねぇよ』

 

「どうします?挑むんですか?」

 

『もちろん。なぁそこのおっさん!あんたがこの大陸最強の男なのか?』

 

「あぁそうだが?なんだ?」

 

『いや…ちょっと相手してほしいなーって』

 

「また自分の実力も知らんガキに挑まれるのか」

 

『多分だが俺はおっさんが今まで相手して来たどんな相手より強いと思うぞ?鬼子母神も倒してるから』

 

「鬼子母神をか!?なるほど、相手をしてやろう」

 

〜砂漠〜

『始めようか生物最強対大陸最強のデスマッチを』

 

「殺し合いでいいのか?」

 

『どっちがいい?死にたいか生きたいか』

 

「大した自信だな。なら殺し合いでやろう」

 

『ほんじゃやるぜ』

 

「かかって来な」

 

『それは俺のセリフなんだが…行くぜ蹴突』

 

「よっと」

 

『この技を避けたのはお前が初めてだよ』

 

「お前はろくな奴を相手にしてなかったんだな」

 

『これは鬼子母神戦の後に作った技だからな、あいつが避けれるかはわかんねぇや』

 

「次はこちらから行くぞ!赤爪(せきそう)

空気との摩擦で熱を発した右足を使い、回し蹴りをして来た。

『真っ向勝負だ』

俺はそれを直で受けた。

『なんだよこの程度か』

 

「まだ本気じゃないぞ?」

 

『もういいわお前、つまんないからもう死ね。五分解放…瞬撃』

俺が放った正拳突きは美鈴の時よりもはるかに威力が上がっており、反応できなかったおっさんの腹に風穴を開けた。

『弱いな…これが大陸最強かよ…たかが知れたな』

 

「貴方が強すぎるのよ」

 

「そうですよ」

 

『そうでもない。だってたかが五分解放だからな』

 

「それでも昔の5割の力なんでしょ?だったら相当強いじゃない。私あの時の貴方よりもまだ弱いんだから」

 

『そんなことないだろ。お前結構強くなってるからな』

 

「あの緋凶さん!弟子にしてください!」

 

『なんでだ?』

 

「私も貴方くらいに強くなりたいからです」

 

『お前は俺の修行を受けてつけた力を何のために使う?』

(ここで他人を傷つけることに関することを言ったら見込みなしだ)

 

「私は…守るためです!」

 

『ほぅ…気に入った!いいぜ、弟子にしてやるよ』

 

「ありがとうございます師匠!」

 

『よし!とりあえず20年くらいは鍛えてやる!』

 

「お願いします!」

 

 

今回はここまで!次回は美鈴修行編です。

お楽しみに!




大陸最強が戦闘シーンとしては一番短く感じたノアです。
「あいつ弱かったな。和人だ」
おっさんが弱かったんじゃなく、貴方が強すぎたんです。
「そうか」
そうなんです。
「次回!美鈴、強くなる」
お楽しみに


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美鈴の修行と賞金稼ぎ

ノアです。
「和人だ」
マジで忙しくて全然書けない…
「休憩時間がほとんどないからな」
監督補佐辛すぎ…
「頑張れよ」
頑張ります…それじゃあ第33話どうぞ!


『修行始めるぞー』

 

「お願いします師匠!」

 

『取り敢えず最初に鍛えるのは脚力だ。これを使うぞ』

俺は岩でできた、縦20センチ、横3メートル、高さ2メートルの壁を作り出した。

「なぜ脚力なんですか?」

 

『脚力を鍛えると踏み込みが強くなって拳の威力も上がるからな』

 

「なるほど」

 

『手本を見せよう。オラァ!』

俺が岩壁に蹴りを放つと粉々になり、20メートル先にまで瓦礫が達した。

『これぐらいできるようになってもらうぞ』

 

「わかりました!」

 

『1発1発全力で放て』

 

「やぁぁ!」ドゴン

 

『まだ足りないな。そのまま続けててくれ。疲れたら休んでいいぞ』

 

「わかりました。師匠は?」

 

『さっきいい金が入るチラシを見たからな。ちょっくら金稼いで来ようかと』

 

「わかりました」

 

『ルーミアも来るか?』

 

「私はここで美鈴を見てるわ」

 

『わかった。よろしく頼むぞ』

 

 

〜十分後〜

『あれが指名手配犯だな。指名手配されてるってのに呑気に街中歩いてやがる』

 

「ん?なんだお前、さっきから俺の方ばかり見やがって」

 

『お前は指名手配されている連続殺人の犯人だな?』

 

「楽に金を稼ごうとしてるガキか…ぶっ殺してやるよ」

 

『質問に答えろよ』

 

「あぁそうだ!俺が連続殺人犯だ。名前h『名前までは聞いてねぇよ』あ“?」

 

『名前聞くつもりはないからもう黙れ』

 

「テメェ!誰に口聞いてると思ってんd『火炎一閃』ぐぁぁぁ!」

 

『これを持ってけばいいんだな』

 

〜20分後〜

「犯人を捕まえてくださりありがとうございました!お名前を伺ってもよろしいですか?」

 

『緋凶だ。これは俺の連絡先だ。捕まえて欲しい奴か、殺して欲しい奴がいるんなら連絡してくれ。ほかの奴に頼むよりかは確実だ』

 

「はい!お願いしますね!」

 

〜砂漠〜

『戻ったぞー』

 

「お帰りなさい」

 

『美鈴の調子はどうだ?』

 

「センスがあるわね」

 

『だろうな』

 

「あの子、相当な腕前よ」

 

『ならもっと強くしてやる』

 

「頑張って」

 

『あぁ。任せとけ』

 

「そういえばさっきのお金稼ぎ?はどうだったの?」

 

『結構な額入ったし、楽だし、依頼も来るようになったしで安定だな』

 

「そうなのね」

 

「お二人とも何を話してるんですか?」

 

『金の話』

 

「さっきのやつですか?」

 

『そうだ。俺はこれから賞金稼ぎを生業にするつもりだから』

 

「ちなみにさっきのはいくら入ったの?」

 

『4500万』

 

「すごいですね…」

 

「想像以上だったわ」

 

『修行に戻るぞ。美鈴には三歩一撃って技を習得してもらうぞ』

 

「どんな技なんですか?」

 

『三歩全力で踏み込んで三歩分の威力を拳に乗せる技だ』

 

「私にできるんでしょうか…」

 

『できるさ。なんせお前はセンスがあるからな』

 

「お願いします!師匠!」

 

『まずは一歩分でどれぐらいの威力なのかを見よう。俺にやってみろ』

 

「いきます!やぁぁぁ!」

 

『おぉ…』

美鈴が放った一撃は俺を5メートル吹っ飛ばした。

『すごいな』

 

「なんで師匠はピンピンしてるんですか?」

 

『俺の防御力が高いから。それにしても俺を吹っ飛ばせるとはいい威力だな』

 

「そうですか?」

 

『俺を殴り飛ばした奴は久しぶりだな』

 

「ほとんど飛ばないものね」

 

『全くだぜ』

 

「茜以外に初めてね」

 

『美鈴にはそれほどまでにセンスがあるってわけだな』

 

「そうね」

 

『もっと鍛えるか』

 

 

今回はここまで!次回は吸血鬼に遭遇します!

お楽しみに!




今日はもしかしたらこの話を投稿してもう出せないかもしれません。
途中まで書きますが、今日中に終わるかわからないので。
「明日も忙しいからな」
全くです。
「なかなかできない体験だからいいじゃねぇか」
そうですね。
「次回!遭遇!スカーレット一家!」
また見てくださいね!


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遭遇!スカーレット家

昨日はやっぱり一本しか上げられませんでした。
「仕方ないだろ忙しかったんだから」
そうですね。仕方がなかったってことにしておきましょう。
「それじゃあ第34話…どうぞ!」
ちなみにこれは予約投稿機能を使ってます。


美鈴の修行を始めてから10年が経った。

美鈴は10年前の少女って感じの雰囲気から、大人の、色っぽい雰囲気に変わった。顔も可愛いから綺麗になった。

『美鈴成長したよなー』

 

「そうね」

 

『修行開始から10年だもんな』

 

「早かったわね。10年」

 

『そうだな』

 

 

「やぁぁぁ!」ドッゴーンパラパラ

 

『強くなったな』

 

「でも師匠ほど瓦礫が飛んでいきませんでした」

 

『俺は年季が入ってるからな』

 

「どれくらいですか?」

 

『格闘術の修行は…前世含めると10億年だな』

 

「…え?」

 

『だから、10億年だ』

 

「えぇ!?10億年!?」

 

『そうだよ』

 

「師匠は10年前に妖怪になったって言ってましたよね?なのに10億年ってどういうことですか?以前は何者だったんですか?」

 

『前は半神半龍だな』

 

「…」

 

『あらら。黙っちゃったよ』

 

「それは黙るわよ。その見た目なんだから」

 

『見た目の問題なのか?元神が妖怪になったって事で驚いて黙ってるんじゃね?』

 

「そっちかもしれないわね」

 

『おーい美鈴?大丈夫かー?』

 

「はっ!気を失ってた!」

 

『黙ってたわけじゃあなかったようだな』

 

「よかったわね」

 

「師匠!なんで元々神様だったのに妖怪になったんですか?」

 

『理由があるんだよ。砂場の山よりも低く、水たまりよりも浅い理由がな』

 

「大した理由じゃないことだけはわかります」

 

『ただ、昔の仲間たちにとって俺は死んだ奴になってるから、次会った時にバレない為に妖怪になっただけだ』

 

「意外とまともだった…っていうか師匠死んだことにされてるんですか?」

 

『あぁそうだ。というよりも昔に暮らしてた都市で俺は身を呈して国を守った英雄ってことになってるし、原子爆弾も喰らってるからな。仕方のないことだ』

 

「昔から師匠はすごかったんですね…」

 

「そうよ?昔からノアは負けなしだったのよ」

 

『おいルーミア!その名前で呼ぶんじゃぁない!』

 

「あっ、ごめんなさい」

 

「ノアって…あの御神楽ノアですか!?」

 

『ほらやっぱりこうなった…そうだよ俺がその御神楽ノアその人だよ』

 

「最強の妖怪、鬼子母神を倒して、10億もの妖怪を相手に無傷で勝ったってあの!?」

 

『無傷ではないがな』

 

「世界中で師匠は死んだことにされてますよ」

 

『なに!?』

 

「その噂を広めたのは鬼子母神です」

 

『茜ェ…』

 

「これは茜死んだわね」

 

『殺さねぇよ。大切な友人だからな』

 

「そう」

 

『もういいだろ。移動するぞ』

 

「次はどこに行くの?」

 

『西洋のどっかに行く』

 

「私も付いて行っていいですか?」

 

『当たり前だろ。元よりそのつもりだ』

 

「ありがとうございます!」

 

『んじゃいきますか』

 

「師匠、この砂漠にはデザートドレイクが棲んでいます。相当強いので、気をつけてください」

 

『オッケー任せとけ』

 

「どんな見た目なのか見てみたいわね」

 

『あぁ』

 

〜20分後〜

『くるぞ気をつけろ!』

 

「「了解!」」

 

「◼️◼️◼️◼️◼️◼️ーーーー!!」

 

『るっせぇな馬鹿でかい声出してんじゃねぇよ』

 

「◼️◼️◼️◼️◼️ーーーー!!」

デザートドレイクは口から炎を吐き出した。

『そんな弱い炎で焼き殺せるとでも思ってんのか?だったらもう死ね流星火山』

 

「◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️ーー!!」

声にならない断末魔を上げ、息を引き取った。

『ただの雑魚じゃねぇか』

 

「あなたが強すぎたのよ」

 

「そうですよ」

 

『んじゃいきますか』

 

〜西洋の街〜

『とりあえず情報収集しますかね』

 

「そうね」

 

『この店でいいか…なぁおっちゃん。なんかいい情報ないか?』

 

「あんたら旅のもんか…ちょっと遠くなるんだが、吸血鬼が住んでるらしいぞ」

 

『その吸血鬼の名前ってスカーレットか?』

 

「そこまではわからないな」

 

『そうか、ありがとな』

 

 

「どうだったの?」

 

『どうやら少し遠い所に吸血鬼がいるようだ』

 

「いきますか?」

 

『当たり前だ』

 

 

〜30分後〜

『着いたな…』

 

「誰かでてくるわよ」

 

「ん?お前ら何者だ?」

 

『見つかったな。俺らは…俺らって一体何者なんだ?』

 

「はぁ…なにを言ってるのよ…」

 

「ハッハッハ!面白い奴らだな!」

 

『おいルーミア、笑われてるぞ』

 

「笑われてるのは貴方でしょ」

 

「笑われてるのはお二人ですよ」

 

『「なに!?」』

 

「ほんと面白い奴らだな。俺はアラン・スカーレットだ」

 

『俺は緋凶だ』

 

「私はルーミアよ」

 

「紅美鈴です」

 

「緋凶ってあの賞金稼ぎの炎雷帝で有名な緋凶か」

 

『炎雷帝ってここでも久しぶりに言われたな。ってか俺いつの間に有名になったんだ?』

 

「そりゃ有名になるだろう!どんな凶悪犯も依頼したその日の内に捕まえてくるし、全員一撃で仕留めてるんだからな」

 

「すごいですね師匠は…」

 

『そうでもないさ』

 

「それで?そんなあんたが来たってことは俺を殺しに来たってことか?」

 

『いんや?全く。吸血鬼がいるって聞いたからどんなやつなのか見たかっただけだ』

 

「なんだ…よかったよ」

 

『なぁアランは強いのか?』

 

「自分ではそこそこだって思ってるけど…なんだ?緋凶と戦うのか?」

 

『違うよ?美鈴とやってもらおうかなって』

 

「「え?」」

 

 

今回はここまで!次回は美鈴vs.アランです。

お楽しみに!




どうもノアです。
「和人だ」
特になにも話すことがないです。
「次回美鈴vs.吸血鬼!」
さぁどちらが勝つのでしょうか!乞うご期待!


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紅美鈴vs.アラン・スカーレット

今日はこれを投稿して終わりです。ノアです。
「和人だ」
特に何もないので第35話…どうぞ!


「「え?」」

 

『いや、ね?美鈴は修行して強くなったから実戦に移そうかなって思って』

 

「それに巻き込まれる俺は一体…」

 

『いいじゃん』

 

「いいけどよ…」

 

『ならやるぞ!2人とも準備しろ!』

美鈴は籠手を、アランはローブをまとった。

『そんじゃ…始めェ!』

 

「こい!」

 

「いきます!やぁぁぁ!」

美鈴はアランの首めがけて蹴りを放った。それをアランは腕を交差することによって防ぐが、後ろに吹っ飛ばされた。

「なに!?」

 

『流石の威力だな』

 

「そうね。岩の壁相手にずっと蹴ってたからね

 

「やぁぁぁ!」

美鈴は吹っ飛ばされたアランに追撃をしようと近づいた。

「滅槍!ロンギヌス!」

近づいて来た美鈴の頭めがけて光の槍を放った。

「ッ!危ない!」

それを美鈴は首を傾けて避けた。

「当たらんか…ならば、これはどうだ!シャイニングジャベリン!」

 

「…」

アランが空に無数の光の槍を作り出し、美鈴に向けて放ったが、美鈴はそれを紙一重で全て避け切った。

「雷鳴拳!」

 

「マジックシールド!」

美鈴が放った雷を纏った拳は、アランが作り出した魔法の盾によって防がれたが、その盾にはひびが入った。

「この盾にひびを入れるとは…恐ろしい威力だな」

 

「そちらこそ今ので壊れないなんてすごいですね」

 

「インフェルノ!」

 

「空破・震虎拳!」

アランが放った灼熱の炎と美鈴が放った空気の衝撃波はぶつかり合い、相殺された。

「まだまだ!アイシクル・ファール!」

 

「二重の極み!」

アランが空中に作り出した氷の巨大な塊は、美鈴の拳によって粉々に砕かれた。

『ほんと強くなったよな…』

 

「次で決めるぞ!」

 

「えぇ!」

 

「天舟・アンダルタギガルシュ!」

 

「師匠直伝!三歩一撃!」

アランが天より放った極太のレーザーと美鈴が放った渾身の三歩一撃がぶつかり合い、勝ったのは…

「きゃぁぁ!」

アランだった。

『そこまで!勝者アラン!』

 

「ハァ…ハァ…魔力を使いすぎた…」

 

『最後にあんな大技出すからだ。美鈴、大丈夫か?』

 

「はい…ごめんなさい師匠。勝てませんでした…」

 

『いいんだよ。負けることは悪いことじゃない。次は負けないようにまた鍛えような』

 

「はい!師匠!」

 

「いい師弟関係ね」

 

「本当に強かったよ美鈴は」

 

『俺とやるか?』

 

「やりたいが…もう魔力がほとんどないんだ」

 

『なら分けてやるよ』

 

「え?残り少なかった魔力が復活した…」

 

『これでやれるな』

 

「あぁ!始めようか!」

 

『普通の勝負と魔法勝負どっちがいい?』

 

「魔法でやろうぜ」

 

『そうだな。決死の覚悟でかかってきな!』

 

 

今回はここまで!次回は和人とアランの戦闘です。

お楽しみに!




どーもノアです。
「和人だ」
明日は投稿出来るのが早めになりそうです。
「午前までの作業だからな」
その後の復元作業がめんどくさいんですよ。
「力仕事っていうお前の数少ない特技だろ?」
特技じゃないです。
「次回!最強に挑む勇敢なる吸血鬼!」
頑張りますよー


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最強に挑む勇敢なる吸血鬼

こんちゃノアです。
「和人だ」
特になにも無いんで、第36話…どうぞ!


『決死の覚悟でかかってきな!』

 

「いくぜ!フレイム!」

 

『ライトニング』

アランが放った火球と一本の雷がぶつかり、消滅した。

「シャイニングジャベリン!」

 

『千手皎天汰炮』

俺らが放った光の矢は互いにぶつかり合い、これも消滅した。

『ドラゴンライトニング』

 

「マジックウォール!」

 

『インフェルノII』

 

「エレクトロボルト!」

 

『ふぅ…』

 

「なぁ…手加減すんなよ」

 

『え?』

 

「手加減したら殺すぞ」

 

『はいはいわかりましたよ〜。そのかわり恨むんじゃねぇぞ?』

 

「誰が恨むかよ」

 

『よし…1%解放…ツインマキシマイズマジック…チェインドラゴンライトニング!』

 

「な、なんだこの膨大な魔力は!?」

 

『避けねぇと怪我するぜ』

 

「くそっ!二割消費!マジックシールド!!」

 

『エクスプロード』

 

「ぐぁぁぁぁ!ば、爆発魔法をこんな一瞬で…」

 

『コントロール・ウェザー』

 

「なに!?雨を降らせるつもりなのか?」

 

『一応聞いておこう。降参するか?』

 

「まだだ!」

 

『そうか…ならしょうがないな。厄災天気予報、局地的な徹甲弾の豪雨にご注意ください』

 

「な…なんなんだ…」

 

『そろそろ降参しないと死ぬぞ?』

 

「わ、わかった…降参だ!」

 

『サイコキネシス』

アランが降参したと同時に、俺は超能力で降ってきた徹甲弾を止めた。

「やっぱり強いわね」

 

「そうですね」

 

「なんでお前は俺に魔力を分けたばかりなのにそんなに魔法が使えるんだ?俺の魔力量は決して少なくないんだが…」

 

『それは…(どうする?ここで本当のことを言うのか?いやしかし…)』

 

「どうした?」

 

『いやなんでもない。俺の魔力量はかなり多い方なんだよ』

 

「そうなんだな」

 

『そういやこの後泊まる場所とかどうしようか?』

 

「そうね…近くの町に泊まりましょうか」

 

「そうですね」

 

「なんならうちに来るか?部屋ならたくさん余ってるし」

 

『ならお言葉に甘えようかな。お前らもいいだろ?』

 

「えぇ」

 

「はい」

 

「なら決まりだな。着いてこい!」

 

『おう』

 

〜屋敷内〜

『「「おぉ…」」』

アランの屋敷はやはり外見に比例してかなり大きかった。

「そんな驚くことか?」

 

『驚いてるわけじゃない。感動してるんだ。こんなデカい家俺とルーミアは二億年ぶりだからな』

 

「二億年!?お前ら一体何歳なんだよ」

 

「私は二億年とちょっと」

 

『俺は…大体13億だな』

 

「桁が違ぇな…」

 

「本当ですよ…」

 

「本当何者なんだ?」

 

『単なる神だよ』

 

「神!?妖怪じゃないのか!?」

 

『妖力も神力も持ってるんだよ』

 

「さらに魔力も持ってるってわけか…化け物だな」

 

『霊力も持ってるぞ』

 

「真の怪物だな」

 

 

今回はここまで!次回は日常と彼の婚約です。

お楽しみに!




ノアです。
「和人だ」
次回彼が婚約するそうな
「そうだな」
リア充め…
「恨んでんじゃねぇよ」
次回!アラン、結婚する!
またね!


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日常とは(哲学)

どうもノアです。
「和人だ」
明日で監督補佐の仕事が終了します。
「大変だったな」
明日は午前だけなので、楽ですね。
「そうだな」
それでは第37話…どうぞ!


俺とアランが戦ってから半年が経った。

『新しい依頼が来たから行ってくるわ』

 

「行ってらっしゃい」

 

「行ってらっしゃいです師匠」

 

「俺も用事があるから途中までついて行くぜ」

 

『わかった。なんの用事なんだ?』

 

「えっと…あの…」

アランが照れた様子でモジモジしだしたので大体把握した。

『なるほどな。想い人に会いに行くんだな』

 

「お、おう…」

 

『頑張れよ』

 

「もちろんだ!」

 

〜街〜

「んじゃ俺はここで、じゃあな」

 

『おう。んじゃまたなー』

俺とアランはこの街で別れた。

『もう行ったかー…面白そうだからちょっと追跡してみよっと』

 

 

『さっきからずっとあそこで誰かを待ってんな…あっ誰か来たみたいだ』

 

「ごめんなさいアランさん。待ちましたか?」

 

「いえ、俺も先ほど来たところです」

 

『気障だねぇ』

 

「それじゃあ行きましょうかソフィアさん」

 

『なるほどソフィアっていう娘なんだな。他人の色恋沙汰をそんな長く覗くのは良くないからな。もう行くか』

 

「ん?今だれかに見られてたな…」

 

「アランさんどうしたんですか?」

 

「なんでもないです」

 

「?そうですか」

 

 

『よっし仕事に戻ろっと、今回のターゲットはこいつか…とりあえず探すか。エコーロケーション!…最終目撃場所の近くか』

 

〜20分後〜

『あいつか…めんどくさいから黒炎拳』

 

「え?ギャァァァァァアア!」

 

『ふぅ…んじゃ金受け取りに行きますかねー』

 

〜30分後〜

『終わったぞ』

 

「お疲れ様です!今回の報酬です!」

 

『どうも』

 

「いつもありがとうございます緋凶さん」

 

『あぁ。なんかいい情報はないか?』

 

「そうですね…そういえば近頃、世界中のヴァンパイアハンターが集結して、この近くにいる吸血鬼を討伐しに行くらしいですよ」

 

『へぇー…え!?この近くのってあのでっかい建物に住んでる奴か?』

 

「そうですね、緋凶さんも参加するんですか?」

 

『違うよ。そのヴァンパイアハンター共の進行の阻止をするんだよ』

 

「え?」

 

『近くの吸血鬼は俺の知り合いで、今ちょっと屋敷に住んでるから』

 

「緋凶さんの知り合いだったんですね…ヴァンパイアハンターの方々に攻めないように伝えておきますね」

 

『頼んだぞ。まぁ、もし攻めて来たら全滅させるからいいんだけどな』

 

「あはは…」

 

『じゃあな。また新しいのが入ったら連絡してくれ』

 

「一応ありますが…今やります?」

 

『今日は暇だからな。やらせてもらおう』

 

「それじゃあお願いしますね」

 

『おう。二時間以内に終わらせてくる』

 

「はい。頑張ってください」

 

『んじゃな。エコーロケーション。ちょっと遠いな…めんどいからテレポーテーション』

 

〜今で言うロシア〜

『ついたな、探すか』

 

〜十分後〜

『みっけた。んでちょうど人襲ってやがる』

 

「おい!さっさと金だせよ!」

 

「やめてください。店内で暴れないでくださいお客様」

 

「あ?テメェ殺すぞおい」

 

「ひっ、誰か助けて!」

 

「デカい声を出すんじゃねぇよ!誰か来たらどうすんだよ!」

 

『お前の方がデカい声じゃねぇかよ」

 

「あ?誰だお前」

 

『俺のことを知らないのか?』

 

「真っ黒い、長くて一部だけ紫がかった部分と赤がかった部分のある髪…女のような見た目…お前は炎雷帝の緋凶か!?」

 

『知ってたようだな』

 

「な、なぜ俺を狙ってるんだ?」

 

『お前は自分の首に賞金がかかってることを知らないのか?』

 

「知らなかった…」

 

『まぁいいや。めんどくさいしお前のことを見逃してやるよ』

 

「あ、ありがてぇ!」

 

「え…」

 

『お前はこの店の店主か?』

 

「はい…そうです…」

 

『襲われてたのか?』

 

「そうです」

 

『そうか…おいそこのお前』

 

「なんだ?」

 

『お前のことを見逃すって言ったな』

 

「あ、あぁ!そうだ!」

 

『あれは嘘だ。火炎一閃』

 

「ウワァァァァァ!」

 

「助けてくださりありがとうございました!お礼にこの店でしか取り扱っていない商品を全て差し上げます!」

 

『謝礼がほしくて助けたわけじゃないんだが…まぁありがたくいただくよ』

 

「モンスターエ◯ジーです!受け取ってください!」

 

『え?今モンスターエ◯ジーって言ったか?』

 

「そうですが…お気に召さなかったでしょうか?」

 

『いや…なんでここで、しかもこの時代にあるのかは知らないが…有難いな』

 

「ありがとうございました!」

 

『おう。じゃあな、この店は気に入った。またくるよ』

 

「はい!」

 

〜30分後〜

『終わった』

 

「一時間内で終わりましたね」

 

『やっぱテレポートは早くていいな』

 

「今回の報酬です」

 

『やっぱさっきよりかは少ないな』

 

「まぁかかっていた賞金が少ないですしね」

 

『もうないか?』

 

「ないですね。新しいのが入ったら連絡しますね」

 

『あぁ。頼む。じゃあな瞬歩』

 

〜屋敷〜

『たっだいまー』

 

「おかえりなさい」

 

「お帰りなさいです師匠」

 

「どうだったの?」

 

『時間が結構あったから二件受けたんだが…退屈しのぎにもならなかったぜ』

 

「持ってるその箱はなに?」

 

『これか?これは店が襲われてて、助けたら謝礼としてもらった』

 

「へぇー何が入ってるの?」

 

『モンスター』

 

「モンスターって?生き物でも入ってるの?」

 

『違う。美味しい飲み物だよ』

 

「そうなのね」

 

『まぁいいや。んじゃまた出かけてくるぜ』

 

「ついてってもいいかしら?」

 

『いいぞー』

 

〜街〜

『アランがいたな』

 

「えぇ」

 

『とりあえず絶だな』

 

「あとをつけるのね」

 

『そうだよ(便乗)』

 

〜夜〜

『夜になったな…』

 

「そうね…」

 

『今夜は月が綺麗だな…』

 

「本気にしちゃうわよ?」

 

『本気にしていいんだぞ?』

 

「え?///」

 

『あっアランの方に動きがあるな』

 

「もう!///」

 

『ごめんて。追うぞ』

 

「わかったわ」

 

 

『なんかいい感じの店に入ってったな』

 

「そうね」

 

『能力発動、発動者と指定者のみに不可視と防音を付加』

 

「これで入るのね」

 

『んじゃいきますか』

 

〜入店30分後〜

「美味しかったですね」

 

「そうですね」

 

「…」

 

「…」

 

『2人の間に静寂が流れてるな…』

 

「そうね…」

 

「ソフィアさん!俺と、結婚してください!」

 

『おっと…』

 

「あらあら…」

 

「はい!喜んでお受けします!」

 

『能力解除。おめでとう、アランくんや』

 

「緋凶!?見てやがったのか…」

 

「私もいるわよ?」

 

「お前ら…」

 

「アランさん、こちらの方々は?」

 

『どうも、お初にお目にかかる。俺の名は緋凶、ただのアランの友人だ』

 

「私はルーミアよ。」

 

「この2人は俺の友人で、今屋敷に住んでるですよ」

 

「どうも、ソフィアです。よろしくお願いします」

 

『よろしくな』

 

「よろしくね」

 

「そういえば今緋凶って言いましたか?」

 

『言ったが?』

 

「もしかしてあの緋凶ですか?」

 

『exactly.その通りだ』

 

「そんな方が友人ってすごいですねアランさん」

 

「そんなことはないさ。こいつとたまたま知り合えたってだけです」

 

『まぁともかく、結婚おめでとうお二人さん』

 

 

今回はここまで!次回はとある姉妹の登場です。

お楽しみに!




ノアです。
「和人だ」
今日これだけ投稿して終わりになりそうです。
「あ?さっさと書いてさっさと出すんだよ」
え?
「頑張るんだよ、あくしろよ」
なんなんだこの人…
「次回!スカーレット姉妹登場!」
なんだったんだ今の…


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登場!スカーレット姉妹!あと美鈴の就職

どうもノアです。
「和人だ」
今回、和人さんが真名をアランたちに明かします。
「おう」
それじゃあ第38話どうぞ!


アランとソフィアが結婚して、五年が経った。そして2人の子供が生まれた。

「緋凶お兄様!遊んで!」

彼女の名前はレミリア。皆さんご存知のレミリアだ。

『わかったから服を引っ張らないでくれ』

 

「私も!遊んで!」

彼女はフランドール。こちらも皆さんご存知だろう。

『はいはいわかりましたよ。じゃあ隠れんぼでもするか』

 

「「やる!」」

2人とも元気だ。ちなみにレミリアは4歳、フランドールは3歳だ。

『じゃあ…美鈴!良いところに、かくれんぼの鬼をやってくれないか?』

 

「いいですよ。何秒後に動き始めればいいですか?」

 

『30秒後だ。さぁ隠れるぞ2人とも!』

 

「「うん!」」

 

『さて、2人とも行ったところだし、俺も隠れますかなー』

ルールは簡単。隠れる範囲は屋敷の敷地内だけ、飛ぶのは禁止、見つかったらアランの部屋に行くだけ。

『とりあえずここでいいか』

俺は屋根の上に登り身を隠した。ん?屋根の上にはどうやって行ったのかだって?そりゃもちろんとんでいきましたよ。え?飛ぶのは禁止じゃないのかだって?飛んだんじゃないんだよ。跳んだんだよ。

禁止したのは飛行であって跳躍じゃないからね。

 

〜30分後〜

『どうやらレミリアとフランが見つかったようだな。ん?今あっちの方が光って…何か飛んできてる?』

俺の視界内でなにかが光ったかと思ったら、銃弾が飛んできた。

俺は唐突の事で反応が遅れ、頭に直撃してしまった。

『痛てぇな!クソが!狙撃なんて姑息な真似しやがって、絶対殺す!』

 

「あ、師匠見つけた。ってなんで怒ってるんですか?」

 

『あ?美鈴か…俺のことを狙撃しやがった奴がいるからムカついただけだ』

 

「そうなんですか。で?狙撃者をどうするんですか?」

 

『無論、殺す。だがちょっと人間を食ってみたかったからな。美味そうだったら食う』

 

「さいですか」

 

『んじゃ行ってくるぜ』

俺は一旦地上に降り、狙撃された方角へ跳んだ。

後に美鈴から聞いたが、俺が消えたと思ったら、2秒後くらいにドンッ!っていう音が辺りに響いたそうだ。

 

「やった!狙撃成功!これで報酬がもらえるのかな…」

 

『報酬?誰が出すんだ?』

 

「そりゃもちろんこの国の領主様だよ」

 

『へぇー。そんなことよりさ、お前が狙撃したターゲットがとなりにいるのによくもそんな呑気でいられるよな』

 

「え!?なんで生きてるんだ!頭に当たっただろ!」

 

『頭に当たった程度で死ぬわけないだろ。女の狙撃手だなんて珍しいな』

 

「わ、私を殺すのか?」

 

『殺すのもいいけどな…お前は美味いのか?』

 

「え?」

 

『だから、お前は食ったら美味いのか?』

 

「あ…い、いや…食べないで…助けて…」

 

『じゃあ…お前は俺に忠誠を誓えるか?』

 

「あ、あぁ!誓います!」

 

『よし、じゃあ着いてきな』

 

「わかりました」

 

〜屋敷到着〜

「この人は誰ですか?師匠」

 

『こいつはさっき俺を狙ってたスナイパーだ』

 

「狙われた相手を連れてくるのってどうなの?」

 

『いいじゃねぇか。俺に忠誠を誓ってくれるようだしな』

 

「口先だけの可能性があるわよ?」

 

『その場合は俺が即座に殺すから大丈夫だ』

 

「そう」

 

『そういえばお前の名前を聞いてなかったな』

 

「エマです」

 

『ん?ファミリーネームは?』

 

「ないんです…私は親に捨てられて、拾われたんです」

 

『そうか…そんな過去があったんだな。お前は今日から九条エマだ。そう名乗れ』

 

「え…九条って、どうしてですか?」

 

「そうだぞ、なんならスカーレットと名乗らせれば…」

 

『こいつは俺の養子にしようと思ってる。だから九条だ』

 

「でもお前の名前は緋凶で、九条なんてついてないだろ」

 

『お前らには教えてなかったな。俺の真名』

 

「師匠の…」

 

「真名…だと?」

 

『そうだ。俺の真名は九条和人だ』

 

「九条和人だと!?あの絶対神のか!?」

 

『そうだ』

 

「最強の人間にして最高の神さまだったとは…」

 

「ん?美鈴今のはどういうことだ?」

 

「だから、師匠は御神楽ノアっていう鬼子母神を倒した人間でもあるってことですよ」

 

『あーあ、美鈴言っちゃったよ』

 

「お前は本当にすごい奴だったんだな」

 

「ご主人!ありがとうございます!」

 

『なんだ?ご主人じゃなくて父さんでもいいんだぞ?』

 

「い、いえ…それはちょっと恥ずかしい…///」

かわいいなこいつ

『じゃあたまに呼んでくれ』

 

「わ、わかりました」

 

『…』

 

「どうした?」

 

『美鈴、お前とりあえずここで門番の職につけ』

 

「いいですけど…どうしてです?」

 

『今な、大勢のヴァンパイアハンターがここに向かってきてるんだよ』

 

 

今回はここまで!次回はヴァンパイアハンター狩りです。

お楽しみに!




ノアです。
「和人だ」
次回は大量のヴァンパイアハンターを相手にします。
「殲滅作戦開始だ」
次回!ヴァンパイアハンター戦、さらばスカーレット家
「またな!」


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殲滅!ヴァンパイアハンター!

どうもノアです。
「やぁ和人だ」
殲滅作戦ですって。
「そうだな」
ただの一方的な蹂躙じゃないですか。
「そうとも言うな」
まぁいいんですけどね。それじゃあ第39話どうぞ!


『ここに沢山のヴァンパイアハンターどもが向かってきてる。狙いはもちろんアランだ』

 

「だろうな」

 

『エマ!お前は屋根の上から狙撃をしろ!俺とルーミアで前にでる。アラン、お前は門のところから俺とルーミアのバックアップだ。いいか?誰も油断するなよ?』

 

「緋凶さん!私と娘たちは…」

 

『お前たちは屋敷の、アランの部屋にいてくれ』

 

「わかりました!レミリア、フラン、行くわよ」

 

「わかりましたお母様」

 

「うん」

 

『美鈴、お前は門で援護してるアランを援護しろ。近づいてくる敵は、全て倒せ』

 

「はい!」

 

『総員!戦闘配置につけ!』

 

〜30秒後〜

『とりあえず、正門側は俺とルーミア、残りの三角は俺の分身を置いとくから大丈夫だな』

 

「えぇ」

 

『油断はするなよ?相手は世界各国から集まってきた腕の立つハンター達だ。お前は強いが油断したところを狙われれば、弱い』

 

「わかったわ」

 

『ちょうど時間は夜だ、もしかしたらハンターたちの中にほかのヴァンパイアが混じってるかもな』

 

「まぁ、頑張りましょう」

 

〜戦闘開始〜

ハンター達「行くぞ!」

 

『行かせねぇよバカどもが。バレット・レイン!』

 

「「「ギャァァァァァアア」」」

 

「なんだあいつ!化け物か!」

 

『どうもこんばんは人間諸君。俺の名は緋凶、わざわざ殺されに来てくれてありがとう。んじゃさようなら。イア・ジュブニグラス』

俺はヴァンパイアハンター達のところに死の風を送り、殺した。

『本来この後に黒い仔山羊が出てくるはずなんだが…まぁ、借り物だしこの程度だろ。力も開放してないしな』

 

〜正門〜

『やぁやぁヴァンパイアハンター諸君。スカーレットになんか用か?』

 

「その屋敷に吸血鬼がいることはわかってるんだ!速く出せ!」

 

『あ?誰に向かって口聞いてんだ?』

 

「まずは私がやるわ。いいわね?」

 

『あぁ、任せた』

 

「ダークウェイブ」

ルーミアは闇の津波のようなものでハンター達を飲み込み、半分ほど消した。

『新技か、じゃあ俺も、結界発動、ディレイマジック…メテオインパクト!』

俺は正門にきたハンター達全員を結界の中に閉じ込め、そこに流星群を降らせた。

「あなたのも新技ね」

 

『とりあえずここは終わりだな』

 

〜裏門〜

『どうやら東側と正門側は片付いたみたいだな。っとすでに何人かエマが倒してくれてるようだな』

 

「突撃!」

 

『能のない雑魚どもが、消えとけ、極大消滅呪文…メドローア』

 

ハンター達「ギャァァァァァアア!」

 

『1%開放もしてないで、この威力…ちょっと力増えすぎた感はあるな。ん?屋敷にいつのまにか侵入されてたか…仕方ない、行くか』

 

〜屋敷内〜

『ッ!まずい!アランの部屋に進んでってる!』

 

 

「ここから気配を感じるな…」ガチャ

 

「え!?なんでここまできてるの!?緋凶さん達が見逃すわけないのに…」

 

「お母様…」

 

「お前ら、吸血鬼だな。討伐対象だ」

 

「レミリア!フラン!あなた達は逃げなさい!」

 

「それじゃあお母様が!」

 

「2人を逃がす時間稼ぎくらいはできるわ!」

 

「あ?黙ってろよ」

そう言いながら男はソフィアを蹴り飛ばした。

「「お母様!」」

 

「お母様とお姉様が殺されるのは嫌!えーっと確か…キュッとしてドカーン!」

すると先程まで無傷だった男が弾けて死んだ。

「え?」

 

「え?フラン…?今あなた何をしたの?」

 

『おい3人とも!大丈夫か!?…なんだ?これは』

 

「緋凶お兄様!私、お母様とお姉様を守りました!」

 

『フラン、これはお前がやったのか?』

 

「はい」

 

『とりあえず、よく2人を守ってくれたな。ありがとう。だが、今の力はあまり使うな』

 

「どうしてですか?」

 

『お前だってみんなに怖がられたくないだろ?』

 

「はい」

 

『お前の能力にリミッターをつける。これは俺以外には絶対に解除出来なくするが、いいか?』

 

「いいよ!」

俺はフランの頭を軽く撫でた後、肩に手を置き、フランに呪文をかけた。

『とりあえずこれで大丈夫だろう』

 

「ありがとうございます!」

 

〜西側〜

『我、ここに命ずる。反逆者共に破滅の雷持って、殲滅の判決を下せ!。君臨せよ!ヴォルグリム!』

俺がそう唱えると、前方に巨大な魔法陣が展開され、巨大な龍が現れた。

「◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️ーーーーッ!!!!」

 

「な、なんなんだこのでかいドラゴンは…」

 

『穿ち、極み喰らえ!放て!ジャッジメント・サンダー!』

 

「◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️ーーーーッ!!!」

ヴォルグリムの口から、およそ11億ボルトの電流が放たれた。

『声もなく散っていったか…じゃあなヴォルグリム』

ヴォルグリムは足元に展開されていた魔法陣に飲み込まれていった。

『とりあえず片付いたか。初めてやった極大召喚魔法だが…案外うまくいくもんだな』

 

〜正門〜

『終わったぞ』

 

「お疲れ〜」

 

「お疲れ様でした師匠」

 

「なんか西側でものすごい魔力が発生したんだが…」

 

『あぁ、あれか。あれは俺が召喚魔法使っただけだから気にすんな』

 

「わかった」

 

「師匠、私、戦いたかったです」

 

『すまなかったな、ただ、お前も巻き込みそうだったからな、仕方ないな』

 

「じゃあ後で師匠が相手してくださいね」

 

『勿論だとも』

 

 

今回はここまで!次回は日本への帰国です。

お楽しみに!




ノアです。
「和人だ」
旅に出てもらいます。
「はいはいわかりましたよっと」
んじゃ次回予告お願いします。
「次回!旅に出る!んで、ゆかりん登場」
明日から普通に学校が始まってしまう…悲しみ
「まぁ頑張れ」


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俺は日本に帰ってきたぁぁぁぁぁ!

どうもノアです。
「和人だ」
ゆかりんですって
「ゆかりんだな」
(ゆかりん言うな!)
まだ出てない人が喋らないでください
それじゃあ第40話!どうぞ!


ヴァンパイアハンター達の襲撃から早15年経った。

『なぁ、アランや』

 

「なんだ?緋凶や」

 

『俺はそろそろ旅に戻ろうと思うんだ』

 

「ほぅ…」

 

『行っていいかな?』

 

「お前の気分で旅に出ろよ。それがお前らしい」

 

『そうだな。そうじゃなきゃ俺じゃない。んじゃ旅に出るわ』

 

「おう。だが、たまには帰って来いよ?レミリア達が寂しがるから」

 

『そういうお前も寂しいんじゃないのか?』

 

「あぁ、寂しいな。だがお前のことだ、また会えるって思えるからな」

 

『泣かせてくれるじゃぁないか。大体300年後くらいにまた会いにくるぜ』

 

「あぁ…またな!」

 

『おう!またな!』

 

 

〜大広間〜

『俺、旅に出るわ』

 

「そんな!突然すぎるよお兄様!」

 

「もっとたくさん遊んでもらいたかったのに…」

 

「師匠!私もついて行っていいですか?」

 

『だめだ。「なぜ!」お前にはここを守ってもらいたいんだ。俺が人間の時に初めてできた帰る場所をな』

 

「師匠…」

 

『頼めるか?』

 

「はい!絶対に守ります!」

 

『いい子だ』

 

「あっ…」

俺が頭を撫でてやると、気持ち良さそうな声を出した。

「あっ!美鈴ずるい!お兄様、私も!」

 

『はいはい、順番にね』

俺はフランとレミリアを撫で、次を待った。

『どうしたんだ?エマ、お前も来いよ』

 

「い、いえ…私はいいですよ」

 

『遠慮すんなって。な?』

 

「は、はい///」

 

『よしよし。お前もここを守ってくれ』

 

「う、うん!わかったよ。お、お父さん///」

か、かわいい!

『はっはっは!可愛い奴め!』

 

「…///」

 

『っとそうだ忘れてた。エマ』

 

「なに?」

 

『お前に妖力をやるよ』

 

「なんで?」

 

『そうじゃないと、俺が帰ってきた時にお前がいないと寂しいんだよ。俺にできた初めての娘だからな』

 

「う、うん!」

俺はエマに妖力を分けた。

『よし、じゃあ行くかルーミア』

 

「私、一度あなたから離れて旅に出るわ」

 

『なに!?なんでだ?』

 

「このままだと貴方に頼りっきりになって、強くならない気がするの」

 

『そうか…わかった。じゃあまたな!』

 

「えぇ!また300年後にここで会いましょう」

 

『おう!』

ルーミアは西洋に、俺は日本に旅立った。

 

『とりあえず日本に行くか。テレポーテーション』

 

〜日本到着〜

『久しぶりだな…100年くらいしか経ってないはずなのに…』

 

『とりあえず適当に歩くか』

 

〜二時間後〜

俺の前には魔猪が立ちはだかっていた。

『お腹空いたなー魔猪って食べれるのかなー?』

俺は気絶するほどの殺気を魔猪に当てた。

『食ってみるか。豪快に丸焼きで食うかな』

 

〜20分後〜

???視点

わたしはさっきから上級妖怪に食べられかけている。ずっと走って逃げていたせいで体力ももう限界、お腹も空いていて走れなくなっている。

「あれ?あっちの方からいい匂いが…」

美味しそうな匂いに誘われて森を進んで行くと、少し開けたところに人間が、大きな猪を食べていた。わたしは一応妖怪で人間も食べる。

人間の背後からゆっくり近づき、残り15メートルくらいのところで…『お前には無理だ。やめておけよ?』

 

「気づかれていたのね」

 

和人視点

さっきから俺の背後からゆっくり近づいてきてる奴がいるな…弱い妖怪か。もう教えてやるか。

『お前には無理だ。やめておけよ?』

 

「気づかれていたのね」

俺の背後に来ていたのは少女だった。

『気づかれたくなければ気配くらい消せよ?』

 

「消していたのだけれど…」

 

『なるほど、それがお前の限界か』

 

「どうするの?私を殺すの?」

 

『うーん…お前名をなんというんだ?』

 

「八雲紫です」

 

『ゆかりんか』

 

「ゆかりん言うな」

 

『お前はなんの妖怪だ?』

 

「スキマ妖怪です。って言っても私の種族は私しかいないんだけどね」

 

『なるほど…スキマ妖怪ね。どんな能力があるんだ?』

 

「私以外にできる人がいないのはこれですね」

紫は空間を開いて目が沢山ある亜空間のようなものを出した。

「まぁこの空間は人1人しか入らないんですけどね」

 

『お前以外にできないのね…亜空切断』

俺は空間を裂き、亜空間をむき出しにした。

『俺もできるぜ』

 

「…」

紫は落胆した様子を見せた。

『俺のやつは…果てまで行ったことないからわからないけど、多分世界一つ分くらいはあるな』

 

「化け物ね…そういえば貴方の名前はなんて言うの?」

 

『ん?俺は…』

俺はどの名前を使うべきか悩んだ末に

『俺は緋凶だ』

緋凶の名を使うことにした。

「緋凶ですって!?あの世界最強の!?」

 

『せやで』

 

 

今回はここまで!次回はゆかりんが弟子になります。(ゆかりん言うな)

聞こえませんね。お楽しみに!




ノアです。
「和人だ」
4人目の弟子ができますね。
「そうだな」
楽しみです。
「次回!紫が弟子になる」
また次回!


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4人目の弟子

どうもノアです。
「やぁ和人だ」
特にないので第41話…どうぞ!



「緋凶ってあの世界最強の!?」

 

『せやで』

 

「なんでそんな妖怪がこの国に来てるのよ」

 

『この国が生まれ故郷だから』

 

「一度も聞いたことないわ、貴方ほどの妖怪の故郷がここだなんて」

 

『そりゃな、俺は元々人間だし、世界中で死んだことにされてるからな』

 

「なんで?!」

 

『そんなの、10億の妖怪どもを相手にして、更に原子爆弾まで食らってんだ。そうなるだろう』

 

「え?10億の妖怪を相手にしたって…それは生物最強って言われた御神楽ノアじゃないの!」

 

『あっ自分でドジ踏んだ』

 

「どう言うこと?」

 

『それはだな…二億年と大体五百年前、俺は、元々御神楽ノアっていう人間だった。そんな俺は昔に存在した都市で人妖大戦が巻き込まれ、その都市の人間たちはみんなロケットで月に移住したんだ』

 

「…」

 

『俺は、弟子を騙してロケットに乗せ、俺は乗らずに発射させた。そのせいで俺は命を犠牲にして都市を救った英雄となったらしい』

 

「つまり?」

 

『俺はかつての仲間たちにとって死んだ奴になったから、名前を変えたってことだ』

 

「なるほどね」

 

『おっさんの長話に付き合ってくれてありがとな』

 

「私も珍しい話が聞けたからいいわ。じゃあね」

 

『少し提案があるんだが…お前俺の弟子にならないか?』

 

「どうして?」

 

『お前はどうやら上級妖怪に襲われてるらしいし、俺ならお前の能力を鍛えられるからな』

 

「ならお願いするわ」

 

『師匠と、そう呼べ』

 

「わかったわ師匠」

 

『まずお前の能力量を見る。座禅を組んで集中するんだ』

 

「はい」

 

『体が力で満ち溢れて、体外に漏れ出すようなイメージをするんだ』

 

「…」

 

『物凄いな…潜在的な妖力量がとてつもなく多い…』

 

「どうでしたか?」

 

『お前自分は妖怪の中でどれ位の位置にいるかわかるか?』

 

「私は下級妖怪だと思ってますけど…」

 

『お前の妖力量は中級上位クラスだ』

 

「やった!」

 

『だがお前は戦う術をあまり持っていないようだからな、これから俺の結界術とかを教えていくぞ』

 

「お願いするわ」

 

『とりあえずここじゃあれだから街を探すか。この近くに街はあるのか?』

 

「私が知る範囲で、この近くにはないわね」

 

『なら諏訪に行くかな。あいつら元気にしてるかなー』

 

「あいつらって?」

 

『諏訪にいる諏訪子と神奈子って奴だよ。俺の友人達だ』

 

「諏訪子と神奈子…神さまが友達って…」

 

『神の弟と妹がいるけどまいいや、行くぞー』

 

「え?あっ師匠待って!」

 

〜諏訪〜

『懐かしいな。ルーミアも連れてきたかったぜ』

 

「そのルーミアってもしかして常闇妖怪のルーミア?」

 

『そうだ。元々あいつと旅してたんだよ』

 

「ルーミアさんはどうしたの?」

 

『あいつは一度俺から離れて旅に出るって』

 

「そうなのね」

 

『んじゃあいつらに会いに行きますかね』

 

 

今回はここまで!次回は2人との感動の再会と紫の修行開始です

お楽しみに!




ノアです。
「和人だ」
あの2人はどんな反応を見せてくれるんでしょうか
「かなり楽しみだな」
それじゃあ次回予告お願いします。
「次回!奴らとの日常と紫の修行開始」
また次回!


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奴らとの再会と、修行開始

どうもノアです。
「和人だ」
特に何もないんですよね。
「じゃあ、第42話…どうぞ!」


『どんな反応を見せてくれるか楽しみだ』

 

「名前しか聞いたことないからどんな感じなのか楽しみだわ」

 

『まぁとりあえず守矢神社に行かないとな』

 

「そうね」

 

『っと忘れてた』

 

「何を?」

 

『いま出してる力霊力混ざってたわ。危ない危ない』

 

「なんで危ないの?」

 

『あいつらの前で霊力と神力しか出してなかったけど、今一応妖怪だから、妖力だけにしとかないとな』

 

「ふーん」

 

『大体、出してる力によってバレたらつまんないからな』

 

「そうなのね」

 

〜守矢神社階段前〜

『おっと早速上に誰かいるな。これは…紗奈のじゃないな』

 

「誰?その紗奈って人」

 

「紗奈は、俺の友人の娘だ』

 

「へぇー」

 

『まぁ大体予想はついてるけどな』

 

〜神社階段上〜

『君は誰だ?(唐突)』

 

「ん?ッ!妖怪の力!妖怪め!何をしにきた!」

 

『お前は誰だって聞いてんだよ』

 

「わ、私は東風谷小夜です…」

 

『小夜ねおっけ覚えた。ってか俺妖力ほとんど出してなかったのによく気づいたね』

 

「いえ、それが私の能力ですから」

 

『どんな能力なんだ?』

 

「力を感じる程度の能力」

 

『ほぅ…それよりも友人の久しい帰還に顔すらも出さない薄情者を引きずり出すかな。妖力解放』

俺が妖力を解放すると、激しく空気が揺れた。

「一体何事だい!?…お前は誰だ?」

 

『あらあら寂しいこと言うじゃないか。少し見た目が変わったくらいで忘れてるのか?』

 

「生憎、私には妖力を持った知り合いはいないんでね」

 

「おいどうした諏訪子、何かあったのか?妖怪か…何が目的だ」

 

『お前もかよ…忘れてんなら思い出させてやるよ』

 

「「え?」」

 

『妖力から神力に変更。どうだ?思い出したか?この馬鹿共が』

 

「…ノア…」

 

『思い出したか?見た目が変わった程度で忘れんなや』

 

「私たちはノアが妖力を持ってることを知らなかったからね」

 

『そうだったか?』

 

「そうだよ。で?その少女は?」

 

『俺の4人目の弟子』

 

「また弟子を取ったのかい」

 

『まぁな。お前らと別れた後にこいつ含め2人弟子を取ったからな』

 

「そのもう1人の弟子はどこにいるんだい?」

 

『俺の技を5つも盗んだからな、もう免許皆伝にした。まぁもっともそいつはまだ弟子のつもりらしいけどな』

 

「ノアの技を盗むなんて相当な実力者だね」

 

『紫、自己紹介だ』

 

「はじめまして、八雲紫です。ねぇ師匠、諏訪子って人こんなに小さかったんだね」

 

「…」

 

『言ってやんなよ。こいつも気にしてんだから』

 

「あらごめんなさい」

 

『俺に免じて許してくれや』

 

「はぁ…わかったよ…」

 

『よし!じゃあお前ら!久しぶりだ、かかってきな!』

 

「まじですか」

 

「ヤバイね」

 

『さぁ来いよ』

 

「まずは私からだ、喰らえ!」

神奈子は御柱を3つ作り出し、俺に向けてレーザーを放った。

『うーん…これでいいや、イオン・ミラーフォース』

俺はレーザーを別の方向に反射させた。

『次はこっちだ、発勁』

 

「カハッ!」

 

「次は私だ!おりゃ!」

諏訪子は巨大な岩の手を作り出し、俺を叩き潰そうとした。

『ブラックホール』

俺はその巨大な手を空間に作り出したブラックホールで吸い込み、消滅させた。

『紅蓮拳』

 

「ぐふっ!」

 

『お前ら弱くなってるな、鍛錬が足りないぞ』

 

「ノアは技の種類が増えてるね」

 

『まぁいいや、ちょっとしばらくここに住ませてもらうわ』

 

「いいよ」

 

『じゃあ紫、修行を始めるぞ』

 

「はい!」

 

『妖力弾をどれだけ出せるのか見せてもらうぞ』

 

「わかりました」

 

『俺に向かってやってみろ』

紫は視界内が埋まるほどの妖力弾を放った。

『まじか…すごいな』

 

「私、紫にも負けるかもしれない…」

 

『消滅、対象妖力弾』

 

「意外とできたわ」

 

『お前、結構才能あるな。俺はこれからお前に戦うための技と守るための術を教えるからな』

 

「お願いします」

 

 

今回はここまで!次回は紫の修行の続きと大和へ遊びに行きます。

お楽しみに!




ノアです。
「和人だ」
そろそろ漢検なんでちょっと投稿遅れるかもしれません。
「まぁ頑張れや」
頑張ります。
「次回!妹たちとの再会!」
お楽しみに!


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妹たちとの再会

どうもノアです。
「和人だ」
検定が目前に迫っている中、どうしてもSSを書いてしまう…
「少なくとも勉強はしろよ?」
わかっていますよ。今回ばかりは落ちるわけにはいかないのです。
「そうか。頑張りたまえ」
頑張ります。じゃあ第43話…どうぞ!


『まず、お前に教える術は二重結界だ』

 

「二重結界ってどうやるの?」

 

『まぁ待て。お前はスキマ妖怪だ。スキマ妖怪は境界を操れる。お前が普段から使ってるスキマはあれはお前が無意識に空間の境界を弄っている。まぁつまり、境界を弄って結界を生み出せばいいんだ』

 

「まぁやれるところまではやるわ」

 

『まぁ実際に攻撃されれば出しやすくなるだろ、行くぜ』

 

「え?ちょっと待って!」

 

『“普通の“パンチ』

 

「(普通なら大丈夫よね)二重結界」

 

『えい』

 

「なっ!?きゃぁぁぁ!」

紫の展開した結界は俺の“普通の“パンチがいとも容易く割り、紙一重で止められた拳の風圧で、紫は神社の庭の端まで飛ばされた。

『油断しやがって。お前俺が寸止めしなきゃ少なくとも死にかけてたぞ』

 

「なんで…普通のパンチじゃなかったの?」

 

『普通だよ。力をほとんど入れてない普通のな』

 

「じゃあなんで風圧で20メートルも吹っ飛ばされないといけないのよ」

 

『俺の普通は神にとっても死にかけるような威力だからな』

 

「化け物ね」

紫はそういうと立ち上がった。

『師匠に酷いこと言うじゃないか。仕置をせねばな。瞬撃』

俺は紫の目の前に一瞬で移動し、頭の高さに正拳突きを寸止めのつもりで、放った。

「ッ!?」

紫は咄嗟に拳の進行方向にスキマを作り出し、自らの反対側に出口を作ったが、拳の直線上にあった山の一部が消滅した。

「ものすごい威力になったね…」

 

「私たちにやったのはかなり加減をしてくれてたんだね…」

 

「「敵じゃなくて良かった…」」

 

「今のはどうやったんだい?」

 

『ただ単純に拳圧で空気を大砲のように押し出しただけだ』

 

「ご、ごめんなさい…」

紫は膝を震わせながら謝ってきた。

『気をつけろよ?弟子になったからには少し厳しめで行くからな』

 

「はい」

 

『今度は油断せずに全力でやってみろ』

 

「二重結界!」

 

『普通のパンチ』バリン!バキ!

 

「やっぱり壊されちゃうのね」

 

『まぁ仕方ないだろうな』

 

「全力で結界を作ったから、すごい疲れた…」

 

『じゃあ休んでおけ。俺はちょっと行く場所があるから行ってくるわ』

 

「いってらっしゃい」

 

 

〜大和〜

『久しぶりに来たぜ…まぁとりあえずあいつらがいる場所まで行くか』

 

〜神々の住処〜

『また門番に捕まるのはめんどくさいからな。能力発動、発動者に不可視を付加。絶』

 

『みっけた』

 

「はぁ…暇ですね…久しぶりに龍華お姉様のところに行きましょうか…」

 

『暇だからって理由で来られる龍華が可哀想だな』

 

「んー暇だー」

 

『ちょっと驚かせてみようか。妖力解放』

 

「ッ!?妖怪!?門番は何をやってるのかしら…あれ?どこにもいない?妖力はあるのに…」

 

『面白い反応をしてくれるな。絶解除』

 

「!気配が出てきた!サンライズシュート!」

 

『いきなり攻撃かよ!消滅"対象"我を狙う火』

 

「!?火が!」

 

『もうそろそろ出てやるか。能力解除』

 

「ようやく正体を現しましたね!」

 

『どうも』

 

「どうもじゃ無いです!妖怪がここに来て生きて帰れると思っているんですか?」

 

『思ってるな。実際帰るからな』

 

「ふざけないで!アトミック…フレア!」

 

『マヒャドです』

天照が放った巨大な炎の球は俺が放った氷の魔法で凍り、砕けた。

「何!?」

 

『はぁ…弱いなぁ…もっと強くなってると思ってたのになぁ…』

 

「喰らえ!フレイムブラスト!」

 

『お、新技か。なら、ブラッドライトニング…バースト!』

天照が放った灼熱の炎と俺が放った超高圧の赤雷は互いに相殺したかのように見えたが、俺が勝った。

「きゃぁぁぁ!」

 

『中々な技だな』

 

「くっ…」

 

『やぁ天照よ』

 

「…誰ですか?」

 

『かぁ〜酷いなぁお兄ちゃん泣いちゃうよ〜』

 

「え?いや…泣かないでくださいよ」

 

『わかった』

 

「もぅ…」

 

『妖力から神力に変更。やぁ天照よ』

 

「お兄様!」ダキッ

 

『おーよしよし。暇だったんだな、遊んでやろう』

 

「ありがとうございます!」

 

『俺はよく遊びを知らないからな。戦闘くらいしか知らん』

 

「戦闘は遊びじゃないと思いますが…やりましょう!」

 

『じゃあやるか!』

 

「私からいきます!ライジングサン!」

 

『閃光8連斬』

 

『零閃』

 

「フレイムシールド!」

 

「ブレイズスラッシュ!」

 

『ダークブレード』

 

『いくぜ?』

俺は天照から15メートルほど離れた。

『結界魔法''サンライズゾーン"、強化メラガイアー』

 

「フレイムバースト!ブラストバーン!」

俺らが放った灼熱の炎は相殺し合い、消滅した。

「姉さん何をしてるんですか?…って兄様!?」

 

「あら須佐男」

 

『よぉ』

 

「久しぶりですね兄様。だいたい4億年ぶりくらいですか?」

 

『いや?えっとー…多分200年ぶりだ』

 

「え?200年前というと…諏訪大戦でしょうか?その時には兄様はいませんでしたよね?」

 

『いたぞ?諏訪側にな』

 

「え!?」

 

『お前ルーミアっていう妖怪を覚えてるか?』

 

「大戦の時に私に斬撃を飛ばして来たやつですよね?そいつがどうかしましたか?」

 

『ルーミアが お前と戦っても負けるって思ってお前との戦いをノアってやつに任せたよな?』

 

「そうでしたね」

 

『そのノアが俺だ。今は緋凶って名前でやってるけどな』

 

「緋凶!?世界最強の妖怪じゃないですか」

 

『まぁそうなるな』

 

「知らなかった…」

 

『お前もやるか?』

 

「えぇ!是非!」

 

 

今回はここまで!次回は姉弟タッグvs.和人です。

お楽しみに!




ノアです。
「和人だ」
そういえば私、GTECでまぁまぁな順位が取れたんですよ。
「そうなのか」
まぁその順位で満足できたわけじゃないんですけどね。
「まぁ、満足してしまったらそれ以上は行けないからな」
もっと頑張ります。
「次回!姉弟タッグ、最強に挑む!」
また次回!


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姉弟タッグvs.兄と竹取の予兆

どうもノアです。
「和人だ」
この頃通学中に書いたら、学校に着くまでに書き終わるなんて事がよくありまして。
「ネタがある分結構やりやすいよな」
はい。まぁネタはあるんですけど、タグとかにある要素があまり入れられないんですよね。
「特にfate要素とかな」
次回はタグ回収するつもりです。それじゃあ第44話…どうぞ!


『お前もやるか?』

 

「はい!」

 

『かかってきな』

 

「行きます!ぜャァァァ!」

須佐男は上段から刀を振り下ろした。

『雷光一閃』

俺はそれを横薙ぎに防いだ。

「隙ありです!フレイムシュート!」

 

『零閃32型』

天照が放った炎の槍は俺が放った斬撃によって破壊された。

『いくぜ須佐男。武装硬化、三歩一撃』

 

「くっ!うわぁぁぁぁ!」

俺が放った拳を須佐男は刀で受け止めたが、踏ん張りきれずに吹っ飛ばされた。

『天照、油断するなよ?瞬歩』

「ッ!?消えた」

 

『後ろだ。虚刀流…薔薇』

俺の体重を乗せた回し蹴りで天照は前方に吹っ飛ばされた。

「きゃぁぁぁ!」

 

『やっぱ戦いは楽しいな!』

 

「そうですね」

 

『さぁこいよ須佐男。お前の全力でな!』

 

「えぇ!天叢雲発動…」

 

『一気に戦闘力が跳ね上がったな。じゃ俺も、喰種化…』

今までは8本だった尾赫が今は12本に増えていた。

「いきます!絶・雷光一閃」

 

『尾赫武装硬化、紅蓮一閃』

 

『鬼皇乱打』

 

「九頭龍閃!」

 

『天照、参加してもいいんだぞ?』

 

「そうですよ姉さん。2人でやらないと勝てません」

 

「わかったわ。巻き込んじゃうかもしれないけど…しょうがないわよね!」

 

『こい!』

 

「ブラストバーン!」

 

『空破・雷鳴拳!』

 

「零閃!」

 

『紫電』

 

「姉さん!協力技です!」

 

「わかったわ!」

そういうと、天照は須佐男の剣に炎を纏わせ、溜め始めた。

『見てみたいからな。待とうじゃないか』

 

「その必要はありませんよ!だってもう溜まりきったんですから!」

 

『そうか。ならいくぞ!』

 

「はい!」

 

『鬼神連斬!』

 

「紅蓮…九頭龍閃!」

2つの剣撃がぶつかり合い、互いに相殺していた。が、片方が圧倒し始めた。そして剣撃が破れたのは…俺だった。

『ほぅ…』

 

「やった!やりましたよ姉さん!」

 

「えぇ!」

 

『この俺の攻撃の上を行くとは…なら俺は1%を解放しないとな』

 

「え!?」

 

「もうあれ以上の技は出せない…」

 

『そうか。なら終わりにしようか』

 

「「はい…」」

 

『いやーお前ら本当に強くなったな!』

 

「でも2人でも勝てませんでした…」

 

『そりゃしょうがないさ。俺は何億年間鍛えてたと思ってるんだ?』

 

「そうですね…次は勝ちます!」

 

『その意気やよし!時間があればいつでも相手してやろう!』

 

「はい!」

 

『じゃあな。俺は帰るぜ。天照、暇な時じゃなくても龍華のところに遊びに行くんだぞ』

 

「はい。お兄様こそ。龍華姉様が会いたがってましたよ」

 

『oh…わかった。今度帰るって言っといてくれ。じゃあな』

 

〜諏訪〜

『だっだいまー』

 

「おかえりー」

 

「お帰り」

 

「おかえりなさい師匠」

 

『おう』

 

「どこに行ってたんだい?」

 

『大和』

 

「何をしに行ってたの?」

 

『妹と弟に逢いに行って、遊んでた』

 

「へぇ…大和に妹と弟が…」

 

『諏訪子と神奈子は知ってるよな』

 

「私は天照様しか知らないな」

 

「私もだよ」

 

『弟は須佐男だ』

 

「須佐男様!?やっぱり規格外だね…」

 

「逢いに行ってどんな遊びをしてたんだい?」

 

『戦闘』

 

「遊びじゃないよ…」

 

『楽しかったぜ。2人とも強くなってて嬉しかったよ』

 

「そうかい」

 

『ちょっと街に出かけてくるぜ』

 

「まったく…嵐のようなやつだね」

 

〜街〜

『なんかいい話ないかなー』

 

「なぁ知ってるか?京の都の絶世の美女の話」

 

「あぁ知ってるぜ…あまりの美女だから貴族たちが一斉に求婚したんだってな」

 

「なんでも帝も求婚したらしいぜ」

 

『面白そうな話だな…京か…行ってみようかな』

 

〜神社〜

『俺ちょっと京に行ってきます』

 

「そりゃまたどうして?」

 

『面白そうな話を聞いたからな』

 

「そうかい…行ってきな」

 

『行ってくるぜ』

 

 

今度はここまで!次回は成長した輝夜が登場します。

お楽しみに!




ノアです。
「和人だ」
2人とも強くなってましたよね。
「そうだな。天照も須佐男も新技が出来てたな」
今後もっと技を増やしますよ。
「次回!竹取編始動!輝夜と再会す!」
またね!


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竹取編
竹取編始動!再会するは輝夜姫


どうもノアです。
「和人だ」
検定が明日に差し迫っている中、普通にこれを書いている…落ちましたねこれは。
「諦めてんなよ。すぐに勉強しろよ」
わかっていますよ。絶対に180点合格してやりますよ。
「その意気だ」
それじゃあ第45話…どうぞ!


『京…もう多分金閣はできてるだろうな』

俺は誰も居ないはずの虚空に話しかけたが、返事は返ってこなかった。

『…はぁ…もういいや…じゃあな紫。瞬歩』

 

「(なんでバレちゃったのかしら…)』

 

 

〜京到着〜

『まぁ毎度のごとく、新しい街に来て行くところって言えばあそこしかないでしょ』

 

〜団子屋〜

『おっちゃん団子とりあえず60個くれ』

 

「60!?そんなに持てるのかい?」

 

『いや?ここで食べる』

 

「わかった。ちょっと待っててくれ!」

 

 

「団子盛り合わせだよ」

 

『あんがとさん』

 

〜20分後〜

『もう256個食べたからいいや』

 

「お勘定だね」

 

『そうだが…お土産用で団子各種合計60本くれ』

 

「わかったよ」

 

〜十分後〜

「遅くなったね。合計で…」

 

〜勘定終わり〜

「毎度あり!」

 

 

『とりあえずあのでっかい建物に行ってみるか』

そう言いながら、俺は空中に水色の波紋を作り出し、その中に団子を入れた。

 

〜屋敷前〜

『遠くから見ても大きかったけど近くだとより大きいな…ここに絶世の美女?とやらが居てくれたら助かるんだけどな…』

 

「何かお困りですかな?」

 

『ん?』

俺が高い塀を前にボヤいてると隣から貴族感漂う青年に話しかけられた。

「俺は藤原不比等だ。お前は?」

 

『俺は九条ノアだ』

俺の名前はどれもビッグネームになってしまったので、使えなかったから、適当に混ぜて名乗った。

「ノア殿だな。」

 

『俺は旅して居たんだが、この街に着いたはいいものの、地形がまったくわからなくてな。とりあえず遠目から見えたこの屋敷を目指してたんだ』

 

「なるほど…ノア殿は旅をしてあったのだな…1つ頼みごとがあるんだが…聞いてはくれんか?代わりと言っちゃなんだが、ノア殿はこの街に来たばかりだと言うことは泊まる場所がないだろう?」

 

『まぁ、そうだな』

 

「うちに来てくれ」

 

『お!そりゃ助かるね。して、その頼みごととはなんだ?』

 

「俺の娘に旅の話を聞かせてやってくれないか?」

 

『いいぜ。任せてくれ。どんな旅人よりも長く旅をして来たからな』

 

「ではまず屋敷に行きますか」

 

 

〜屋敷到着〜

『ワーオこちらもあの屋敷に負けず劣らずの大きさだな』

 

「娘はこっちにいる。着いて来てくれ」

 

『はいよー』

 

 

「妹紅?入るぞ」

 

「お父様こんばんわ。そちらの方は?」

 

『どうも。妹紅お嬢さん。私は九条ノアと申します。貴方のお父様に頼まれて、貴方に旅のお話をしに参った所存です』

 

「ノア様ですね。ノア様は緋凶という妖怪をご存知ですか?」

 

『ゴッホゴッホ』

 

「どうなされたのだ?」

 

『いや…突然緋凶という言葉を聞いたのでね…はい。知っていますよ』

 

「では緋凶について教えてくださりますか?」

 

『それはどうしてですか?』

 

「緋凶はすごく有名な妖怪だと聞きましたので、どんな方なのかと気になって」

 

『妹紅お嬢さん。いや、妹紅、ここに妖怪がいても驚かないか?』

 

「え?はい、おそらくは…」

 

『緋凶は実は俺なんだ』

 

「えぇ!?」

 

『じゃあ妹紅。お前に教えよう。未だ完全には語られていない、緋凶の旅の話を』

 

「わーい!」

 

『緋凶は今からおよそ13億年前に…』

 

〜緋凶説明終了〜

『というわけだ。』

 

「すごい方だったのだな、ノア殿は」

 

「ありがとうございます!ノア様!」

 

『なぁ…妹紅、その喋り方を続けるの疲れないか?』

 

「うん疲れるよ」

 

『やめていいんだぞ?』

 

「でも、この喋り方だと1人前の女性になれないって言われて…」

 

『少なくとも俺の知り合いには砕けた喋り方の1人前の女性が3人はいるぜ』

 

「ならずっとこの喋り方にするね」

 

『おう。あと、しばらくここに住まわせてもらうからよろしくな』

 

〜3日後〜

「ノア殿、かぐや姫は知っていますかな?」

 

『あぁ、知ってるぞ。絶世の美女だっていう噂を街で聞いたからな。そいつがどうしたんだ?』

 

「多くの貴族たちが一斉に求婚してるそうだ。俺も求婚してみようと思ってるんだ」

 

『そりゃまたどうして?』

 

「妹紅の母親は…妹紅の幼き頃に亡くなってな、どうにかして母親代わりの人を探してたんだ」

 

『なるほど…不比等が行くときに俺も一緒に行くぜ』

 

「それはどうして?」

 

『俺の知り合いに1人同じ名前の奴がいるから、その確認だ。別に求婚するわけじゃないさ』

 

「そうか…ノア殿が居てくれたら心強いですな!」

 

〜2日後〜

「それじゃあ行きますぞ」

 

『おう』

 

〜2人移動中〜

「ノア殿の知り合いとはどのような人なのですか?」

 

『あいつは…遊び好きで面倒くさい事とか勉強が嫌いだな』

 

「なるほど」

 

『おっとそろそろ見えてきたぜ』

 

〜到着〜

『俺と不比等含めなかったら4人か…案外少ないな』

 

「まぁ今までの求婚者は全て断られて、もうほとんど居なくなったんでしょうな」

 

『まぁ、そうなるな。んじゃ行きますか』

 

〜面談?開始〜

「みなさんようこそお越しくださいました。私は輝夜です。まずはみなさんに自己紹介と目的をお聞きします」

 

「こんにちは。私の名は大納言大伴御行と申します。かぐや姫に求婚しに来ました」

 

「私は石作皇子です。かぐや姫に求婚しに参りました」

 

「俺は右大臣阿倍御主人です。かぐや姫に結婚を申し込みに来ました」

 

「私は中納言石上麻呂足と申します。かぐや殿に求婚に来ました」

 

「俺は藤原不比等です。求婚をしに来ました」

 

『私は九条ノアと申します。結婚を申し込みに来たわけではなく、ただ、あなたと話がしたいと思い、参りました』

 

「じいやちょっと…九条ノア様、お話の件、今からでもよろしいですか?」

 

『はい』

 

「みなさんには、2日後、課題を出します。課題を達成できた方と、結婚いたします。ありがとうございました」

 

『不比等、家でな』

 

「あぁ」

 

「それではノア様、こちらに。お話をしましょう」

 

 

今回はここまで!次回は、輝夜に正体を明かした後、難題が渡されます。お楽しみに!




ノアです。
「和人だ」
今回、fate要素のタグを回収しようと思ってたんですけど、ろくに出すタイミングがなかったので、出せませんでした。
「戦闘描写がなかったからな」
次回は戦闘回にするつもりです。
「次回!輝夜が驚愕!?和人の難題」
また見てくださいね!


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輝夜驚愕!?和人の難題

はい、検定が案外ダメで、まともな点数が取れてる気がしないノアです。
「まぁ勉強不足だな、和人だ」
まぁ点数なんて関係ないんですよ。受かればいいのです。
「なんか吹っ切れたみたいになってんな」
そりゃね。
「少し心配だよ」
それじゃあ第44話どうぞ!


「それではノア様、お話をしましょうか」

 

『そうですね』

 

「私、貴方にいくつか聞いてみたいことがありますの」

 

『答えられる範囲でしたらお答えします』

 

「では…貴方の、ノアという名前…聞き覚えがあるのですが…」

 

『御神楽ノア、ですね。偶然ですよ』

 

「そうなのですか。次に、貴方のような見た目の人を1人知っているのですが」

 

『もういいか。久しぶりだな、輝夜。覚えててくれたなんてな』

 

「ノアっ!忘れるわけないじゃない…貴方がロケットに乗らずに地上に残ったって聞いて、本当に悲しかったんだから!」

 

『よしよし…ごめんな?俺はどうしても残らなくてはいけなかったんだよ。とある鬼のリベンジを受けるためにな』

 

「そうだったのね…でもこうしてまた会えたからよかったわ!」

 

『お前は変わらないな』

 

「そういえばルーミアは?」

 

『あいつは修行の旅に出たぞ。多分そろそろ戻って来てくれると思ってる』

 

「そうなの」

 

『そういえばお前、求婚の難題についてどうするつもりだ?』

 

「うーん悩んでるのよねー」

 

『なら緋凶の首、絶影龍の逆鱗とかはどうだ?』

 

「なんで?」

 

『2つとも、俺絡みだから』

 

「どういうこと?緋凶ってあの世界最強で、伝説の賞金稼ぎでしょ?それがノアにどう関係してるの?まさか…」

 

『そう、そのまさかだ。緋凶は俺だ。ついでに、絶影龍も俺だ。ちょっと見た目変わるけどな』

 

「へぇー」

 

『お前、結婚はするつもりはないんだろ?』

 

「もちろんよ。私、ノアが好きだもん」

 

『面と向かって言われると結構くるな…』

 

「どうしたの?」

 

『気にすんな。それより絶対に手に入れられないやつっていったら火鼠の皮衣だな』

 

「なんで?」

 

『もうこの世にいないんだよ。絶滅したんだ』

 

「なるほどね、じゃあ…」

俺と輝夜は日が暮れるまで貴族たちにどんな難題を押し付けようか話し合い、誰に何を取りに行かせるかまでも計画した。

『貴族たちには3日後に集まってもらうか』

 

「そうね」

 

『取り敢えず俺は今から少なからず入手可能なやつを取り押さえてくるぜ』

 

「わかったわ」

 

『あ、一応作戦も伝えておこう。貴族たちが集まってる場所に俺も一緒にいるから、俺にも適当に課題を出してくれ。すぐにとってくるから』

 

「わかったわ。行ってらっしゃい」

 

『また明日な。遊びに来るぜ』

 

 

〜3日後〜

俺と輝夜の作戦が始まるまでの二日間俺は輝夜の家に遊びに行き、時間を潰した。そして作戦決行の日になった。

「みなさんには課題を出しますので、それを達成し、証拠品を一週間後に持ってきてください。

大伴御行様は緋凶の首を、「御意」

石作皇子様には仏の御石の鉢を、「わかりました」

安倍御主人様には火鼠の皮衣を、「承知しました」

石上麻呂足様には燕の子安貝を、「はい」

藤原不比等様は蓬莱の玉の枝を、「了解です」

九条ノア様には太陽の畑の向日葵を、「はいよ」持ってきていただきます」

 

「ノア殿、俺じゃ蓬莱の玉の枝を手に入れられないであろう」

 

『俺に頼むのか?』

 

「いや違う。作ろうと思っておる」

 

『…(これ駄目なやつだ。後で輝夜に教えといてやろう)いいんじゃないか?』

 

「そんなことより災難だな、あそこの向日葵を取ろうとしたら殺されるらしいぞ」

 

『なるほど、守護者がいるのかな?まぁ、楽しくなりそうだ』

 

 

今回はここまで!次回はフラワーマスター登場です。

お楽しみに!




ノアです。
「和人だ」
次回こそは!戦闘回にしますので!
「そうだな」
案外、セリフが浮かんできて、文字数が意外と多くなってきて、キリが良かったので。
「次回!我、対峙するはフラワーマスター!」
またね!


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我、対峙するはフラワーマスター

気がついたらお気に入り数が50を超えてました。ノアです。
「非常にありがたいな。和人だ」
本当にありがとうございます!これからも精進しないとですね!
「まぁ、頑張れよ」
あなたも頑張るんですよ?和人さん。
「そこらへんは理解してるから安心しな」
さいですか。それじゃあ第47話…どうぞ!


『太陽の畑…まぁ、飛べば見つかるだろ。いろんな花がいっぱい咲いてる場所らしいし』

 

〜捜索中〜

『なぁ…紫…バレない為のコツを教えただろ?』

俺は誰もいないはずの虚空に話しかけた。

「…」

そこから帰って来るものは何もなかったのだが、

『バレないようにするには気配を消せってな』

 

「消してるのに気づく師匠がおかしいのよ」

 

『ハハハ!まだ足りないな。もっと鍛えてやるよ』

 

「わかったわ」

 

『着いてきたいんなら着いてこい。巻き込まれても知らんがな』

 

「太陽の畑に行きたいんでしょ?師匠。案内するわ」

 

『そうか?なんでお前が太陽の畑の場所を知ってるんだ?』

 

「それは私の友達があそこにいるからよ?」

 

『へぇー…え!?お前友達いたの!?』

 

「失礼ね!たとえ師匠でも殴るわよ?!」

 

『おっと…それはいかん。それにしてもお前に友達だなんて本当に驚いたぜ』

 

「なんでそんなに驚くのよ…」

 

『だってお前すっごい胡散臭いし、上から目線だし、愛想ないし』

 

「ひどい言いようね…」

 

『ごめんごめん。んじゃ案内頼むわ』

 

「そういえばあの子すっごい戦闘狂だから、気をつけてね。師匠に限って負けるなんてことはないけどね」

 

『忠告ありがと。気ィ引き締めて行くわ。』

 

「じゃあ行きましょう?」

 

『おう』

 

〜太陽の畑〜

「ここよ」

 

『おぉ…』

太陽の畑の感想は美しいの一言で済んだ。色とりどりの花が咲き誇りる、幻想的な景色に、声が出なくなった。

「あら、紫じゃないの。どうしたの?」

 

「こんにちは幽香。今、ここに私の師匠を案内する為にきたのよ」

 

「紫の師匠?どんな人かしら」

 

『どうも。紫の師匠をやらせてもらってる緋凶だ』

 

「緋凶!?紫は物凄い妖怪に弟子入りしていたのね…はじめまして、風見幽香です」

 

『いやーまさか紫の友人がこんな美女だったとは…おじさん驚いちゃうねぇ』

 

「び、美女だなんて…///初めて言われたわ///」

 

『?なんで顔赤くしたんだ?熱でもあるのか?』

 

「っ!顔が近いわよ…///」

 

『そうか、すまんな。若い娘の扱いは難しいな…』

 

「師匠ェ…」

 

『この畑の管理の代表者は誰なんだ?』

 

「私よ」

 

『幽香が一人で管理してるのか。すごいな』

 

「そうでもないわよ」

 

『ここの向日葵を一本もらいたいのだが…』

 

「それはダメよ。私と戦って勝てばあげるわよ」

 

『はぁ…戦わなきゃダメなのか?』

 

「えぇ。紫の師匠が、伝説の妖怪緋凶がどれだけ強いのか知りたいの」

 

『わかったよ。決死の覚悟でかかってきな』

 

「行くわよ!」

幽香はいきなり持っていた日傘で殴りかかってきた。

『いきなりだな…仕方ない、喰種化』

俺は尾赫を一本出し、迎え撃ち、鍔?迫り合いになった。

『うーん』

 

「くっ…ビクともしない…」

 

『力が足りないな』

 

「まだまだ!」

幽香は傘の先端で突きを何度も放った。

『物凄い威力の突きだな…』

それを俺は目だけで追い、紙一重で交わしていった。

「なんで1発も当たらないの…よ!」

先ほどの突きよりも更に威力の高い突きを放った。

『そりゃ当たりたくないからな。右手武装、無刀流"ヴォーパルストライク"』

幽香の強烈な突きと俺の固めた拳がぶつかり合い、火花が辺りに散った。

「本当に強いわね…」

 

『これで満足したか?』

 

「まだよ!"マスタースパーク"!」

幽香は色鮮やかな極太レーザーを放った。

『おっとその技は…"ダークマター"』

俺は漆黒の超極太レーザーを放ち、相殺させた。

 

「アハハハ!楽しいわ!もっとよ!」

 

『紫の情報は本当だったんだな』

 

「行くわよ!マスターストライク!」

幽香は日傘を投擲してきた。

『槍を製生。刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルグ)!』

幽香の投げた日傘と、俺が放った槍はぶつかったが、忽ち幽香の日傘は弾かれ、俺の投げた槍は幽香の心臓部目掛けて勢いを止めずに直進した。

「やばっすぐに逃げ…」

幽香は少し反応が遅れたが、少し動けた。だが、槍は軌道を変え、幽香の心臓部をとらえ続けた。

「幽香!危ない!」

 

『出す技間違えた!!間に合え!!グングニール!!』

俺は掌に光の槍を作り出し、投げ、俺が先ほど投げた槍の腹に当たり、破壊した。

『間に合って本当に良かったぜ…怪我はないか?』

 

「凄く怖かったわ…」

俺は幽香を抱きしめた。

『よしよし…ごめんな?怖かったよな…』

 

「(いいなぁ…)」

 

『どうした紫?』

 

「な、なんでもないわ…」

 

『そうか?変な奴だな』

俺は幽香が落ち着くまでずっと頭を撫で続けた。

 

〜十分後〜

「た、大変お見苦しいところをお見せしてしまって…」

 

『いいんじゃないか?別に。女の子はそういうところがあった方がいいと思うぞ』

 

「そ、そうかしら?」

 

『あぁ』

 

「じゃあたまに緋凶さんにあ、甘えてもいいかしら?」

 

『おう!いつでもいいぜ。むしろ毎日甘えてくれてもいいんだぞ?』

 

「そ、それは…ちょっと…恥ずかしい///」

 

『そうか。あ、そうだ忘れてた。向日葵なんだが…こんなに仲良く咲いてるのに、持ってくなんて可哀想だからな』

 

「じゃあどうするの?」

 

『俺が、全力で複製すればいいんじゃね?ってなった』

 

「どうやるの?」

 

『こうやるんだよ。投影(トレース・オン)

 

「すごいわね…一瞬で全く同じものができた…」

 

『これ持ってけば多分バレないだろ。ここの向日葵特有の秘められた力みたいなのもあるが、それは俺の力を流すからなんとかなりそうだな』

 

「どこに持ってくつもりなの?」

 

『輝夜のところ』

 

「輝夜…あの有名な輝夜姫?」

 

『せやで』

 

「緋凶さんも求婚を?」

 

『違うよ。俺は、輝夜の求婚拒否を手伝ったんだよ。で、一応怪しまれない為に俺にも課題を出させたんだよ』

 

「それがここの花畑の向日葵ってことね」

 

『そうだ』

 

「別に緋凶さんにならあげてもいいんだけど…」

 

『幽香。さん付けはやめてくれ』

 

「どうして?」

 

『なんかむず痒い。』

 

「でも…緋凶じゃ呼びにくいからね…」

 

『じゃあノアって呼んでくれや』

 

「ノア?なんで?」

 

『俺の人間時の名前が御神楽ノアだからだよ』

 

「生物最強の!?世界最強の妖怪は、生物内最強の人間だったのね…」

 

『やっぱ驚かれるのか』

 

「そりゃ驚くわよ。だって世界中で死んだとされてる人間なんですもの」

 

『その割には案外あっさり認めてくれたな』

 

「まぁ、ノ、ノアならありえるかなって思ってね」

 

『名前、そうやって少しずつ慣れてってくれ』

 

「わかったわ」

 

『じゃあな』

 

「次ここに来たら私の家に案内するわ。今度はお茶でもしましょう?」

 

『はいよ。お誘いとあらば行かないわけには行かないな。じゃあ明後日あたりにまた来るよ』

 

「お待ちしてるわ」

 

「幽香から直々のお誘いなんて、モテモテね」

 

『紫?師匠は馬鹿にするもんじゃないぞ?(威圧)』

 

「ご、ごめんなさい」

 

『謝れるのはいいことだ。このまましばらくついてくるか?』

 

「うん!」

 

『紫といると気がまぎれるな』

 

「それ褒めてる?」

 

『勿論だ。これからもよろしくな?紫』

 

「えぇ!師匠!」

 

 

「久しぶりにこの国に帰って来たわね…待ってなさいノア。今度こそは勝つんだから」

 

 

今回はここまで!次回はとある常闇の存在が帰ってきます。

お楽しみに!




はい。ということでね。幽香も堕ちましたね。
「???」
当の本人は理解してないようですが、まぁ和人さんですしね。
「なんのことなんだ?」
君のような勘の鈍い人は嫌いだよ。
「まぁいいか。次回!和人死す!」
また次回!


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和人死す!?ルーミアとの再会

諸事情により名前を少し変更いたしました。
「変更点はノアからアリスに変わったところだけだな」
名前が少し変わっただけですので、普段通り投稿していきます。
「まぁそれだけだ。」
それじゃあ第48話どうぞ!


俺と紫は竹林の中にいた。

『まだ課題提出には時間が結構あるからな…しばらくここで修行するか』

 

「わかったわ。まずは何をすればいいの?」

 

『またあれでいいかな』

 

「あれって?」

 

『実践もどき』

 

「わかったわ」

 

『いくぜ。オラァ!』

 

「二重結界!」バリンバリン!

俺の拳は紫の結界を容易く破壊した。

『この間よりも少し硬くなってるな。次に教える技に移るか』

 

「お願いします」

 

『次の技は二重結界の上位互換だ。が、消費妖力が3倍ぐらいの技だ。まぁ、お前の妖力はかなりの量あるから大丈夫だろ』

 

「へぇー」

 

『手本を見せるぞ。まずは頭の中に二重結界の術式よりも複雑に構築する。そしてそれを空中に作り出す。多重結界!』

 

「凄い…」

 

『まぁこれの応用みたいな技もあるが、それはまた今度だ。じゃあやってみろ』

 

「わかったわ。…多重結界!」

紫は俺の手本通りに術式を組み上げ、空中に作り出した。

「くっ…抑えきれない…」

だが俺の様には行かず、崩壊してしまった。

「はぁ…はぁ…」

 

『二重結界をもう少し極めてからにするか?』

 

「いえ…同時にやります!」

 

『頑張るのはいいことだ…が、やりすぎは良くない。お前にはまだ多重結界は早すぎた』

 

「そんなこと…!」

 

『だから今は少し抑え気味に行こう。お前のためだ。お前の修行だが、俺は師匠だ。俺にはお前を労わる権利があり、義務がある。だから、な?無理はあまりしないでくれ。お前が壊れるところを見たくない』

 

「わかりました…」

 

『多重結界が無理でも二重結界を複数個作れば、必然的に脳内に複数の術式が生まれる。できるか?』

 

「やってみるわ」

紫は集中して、自分の周りに二重結界を4個作り出すイメージを取った。

「二重結界!」

結果は成功だった。

『4個が作れたか。まぁ恐らくその分硬度は低くなってるだろうな』

 

「試してみましょう?」

 

『そうだな。いくぜ?オラァ!』バリン!ピシッ!

 

『まじか…力入れて撃ってないにしてもかなりの威力のはずだが…多重結界の失敗からの問題点の改善が恐ろしく速い…』

 

「やった!ようやく師匠のパンチを止められたわ!」

 

『最初の時の疲労感もあんまりない様だな。これから結界の量を増やすか』

 

「えぇ」

 

〜4日後〜

紫は驚異的な成長を見せ、二重結界を25個展開できるようになり、更に、多重結界も展開できるようになった。

二重結界の硬さは1枚目にして俺の拳を止められるほどにまで成長した。

『…』

俺は今、気配察知の強化に勤しんでいる。紫には気配を出させ、スキマ移動をしてもらっている。

『……後方右斜め、およそ120メートルにいるな』

 

「なんでこの距離で気づくのよ…」

 

『次は違う方法で…ッ!?紫!スキマにすぐに入れ!』

 

「どうしたの!?」

 

『襲撃だ。急げ!早く!』

 

「わかったわ!」

紫はスキマに飛び込んだ。すると、巨大な影の手が襲ってきた。

『斬影一閃!』

俺はその手を斬り、防いだ。

『随分と荒っぽい再会の挨拶じゃねぇかよ…ルーミア!』

 

「まさか1キロ離れてる状態で気づかれるとは思ってなかったわよ。久しぶりねノア」

 

『で?襲ってきた理由を聞かせてもらおうか。場合によっては…わかるよな?』

 

「あら怖い。私がいなくなってからどれだけ弱くなったのか知りたかっただけよ」

 

『ひどい理由だ。で?感想は?』

 

「弱くなるどころか強くなってたわね」

 

『そうか』

 

「久しぶりにヤりましょ?」

 

『いいぜ?決死の覚悟でかかってきな!』

 

「いくわよ!ダークストライク」

ルーミアは闇を纏い、更に刀を作り出し、突進攻撃を放ってきた。

『ぐっ!ものすごい速度になったな』

 

「それでも貴方よりも遅いでしょう?」

 

『次は俺からだ。瞬撃"雷鳴拳"』

俺はルーミアの目の前に一瞬で移動し、雷を纏った正拳突きを放った。

「危なかったわ。前よりも速度と威力が上がってるようね」

 

『お前も反応速度が格段に上がってるな。それが俺から離れて修行した成果ってわけか』

 

「いえ?まだ序の口よ。貴方にはもっともっと味わってもらうわよ」

 

『そうかならお前に残機をやるよ』

 

「残機?」

 

『死んでもまた復活できるやつだ』

 

「それは知ってるわよ。私が聞きたいのはなんでそんなものを私にくれるの?」

 

『お前の全力に答えるためだ』

 

「へぇー私を殺せるのかしら?」

 

『面白いことを言ってくれるな。まぁこの星が壊れない程度に殺してやるよ。せいぜい耐えてくれや』

 

「その余裕を絶対に壊す!ダークブラスト!」

 

『よっと』

 

「それはフェイクよ!影縫い。」

 

『俺自身の影を消滅』

 

「そうくると思ってたわよ!黒縄鎖縛!」

 

『くっ!』

俺はルーミアが巻きつけてきた漆黒の鎖を引きちぎろうとした。

『なに!?掴めない!』

 

「影は掴めないわよ」

そういうと、ルーミアは空高く跳び上がった。そして…

「シャドウロンギヌス!」

ルーミアは複数個の影の槍を作り出し、動けなくなってる俺の心臓部に投げた。

『クソがぁ!』

ルーミアが投げた槍は全て、俺の心臓部に命中した。

『ガフッグフッ!ま…だ生きて…るぞ?』

 

「知ってるわよ。トドメよ。ナイトメアスピア」

ルーミアは先ほどよりも一回り大きな槍を俺の頭に投げ、命中した。

『…』ガクッ

 

「師匠!嘘よ!ねぇ!嘘だって言ってよ…」

 

「なに?貴女ノアの新しい弟子?」

 

「よ…も」

 

「え?」

 

「よくも師匠を!絶対に許さない!」

 

「貴女ごときに負けないわよ。ナイトメアバースト」

 

「くっ!二重結界!!」

 

「へぇ…ノアの結界術…」

 

「くらえ!単霊子砲!」

 

「呑み込め。ブラックホール」

 

「くそっ!ごめんなさい…師匠…」

 

「じゃあね。新弟子さん。ダークマター」

ルーミアが紫に向かって漆黒のレーザーを放とうとした瞬間に、和人が死んだ場所から巨大な火柱が上がった。

『テメェ…俺の大事な弟子に手ェ上げやがったな?』

 

「師匠!」

 

「まだ生きてたのね。頭を飛ばしたのに何故かしら」

 

『お前のせいで残機を無駄に1減らしちまったぜ』

 

「残機のお陰で生きていたのね」

 

『それよりもだ。俺の弟子に手を上げた罪は相当でかいぜ?』

 

「貴方が後どれくらい残機を残してるのかは知らないけれど…殺し続けてあげるわ!」

 

『やれるもんならな。1割解放…』

俺が1割力を解放すると、地面が激しい振動を起こし、空気が揺れ、雲が裂け、突風が発生した。

「これで1割なんだもの。本当に凄いわね」

 

『お前が降参するまで殺し続けてやるよ。』

 

「殺せればね!ダークストライク!」

 

我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)

 

「きゃぁぁぁ!」

 

『どうだ?降参するか?』

 

「ま、まだよ…」

 

『そうか。じゃあ仕方ない。エヌマエリシュ』

 

「きゃぁぁぁ!!」

 

『どうだ?』

 

「こ、降参するわ…」

 

『そうか。早めに降参してくれて良かったぜ。惚れた女を殺すのは心が傷むからな』

 

「え?今なんて…」

 

『気にすんな。時が来たら伝えるさ。久しぶりだな、ルーミア』

 

「え、えぇ久しぶり」

 

『本当に強くなったな。俺を殺したのはお前が初めてだよ』

 

「師匠!良かった…本当に…」

 

『ごめんな。心配かけたな。俺は死なないから安心しな』

 

「さっきはごめんなさい?えっと…」

 

「八雲紫です」

 

「ごめんね?紫」

 

「え、えぇ」

 

『これからお前どうするんだ?』

 

「どうしようかしら…」

 

『なら来い。また旅でもしようぜ』

 

「わかったわ」

 

『暇だから輝夜のところに遊びに行くか』

 

「輝夜が地上に来てるのね」

 

『そういえば理由を聞いてなかったな。まぁ大方想像はついてるが』

 

 

今回はここまで!次回は月人の襲撃と永琳との再会です。

お楽しみに!




どうも、アリスです。
「なんか慣れないな。和人だ」
そりゃそうでしょう。
「まぁな」
皆さんもちょっとずつ慣れていってください。
「次回!襲撃!月の民。古き友人との再会」
また次回!


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襲撃!月の民、古き友人との再会

どうもアリスです。
「和人だ」
今回文字数が5,500を超えました。
「初の5千だな。」
そのおかげで書くのが大変で、書き終わるのに時間がかかりましたよ。
「まぁおつかれ」
それじゃあ第49話…どうぞ!


ルーミアとの戦いのすぐ後、俺らは輝夜のところに遊びに来ていた。

『よぉ輝夜。課題のやつもう獲得したから遊びに来たぞー』

 

「あらノア。速いわね」

 

『1日で仕事を終わらせるのがノアこと緋凶だからな』

 

「それで世界中でも有名になったのね。月でも緋凶の名前は聞いたわ」

 

『いやー月にも名が轟いてるなんてな。参っちゃうぜ。あ、そうだ忘れてた。お前に紹介してなかったな。俺の弟子の紫だ。出て来い』

すると空間が裂け、紫が現れた。

「八雲紫です。以後、お見知り置きを」

 

『胡散臭いけどまぁいい奴だ。』

 

「ちょっと師匠!」

 

『後、いい加減俺の影から出て来い。』

 

「わかったわ」

俺の影からルーミアがスーッと出てきた。

「久しぶりね。輝夜」

 

「ルーミアさん…久しぶりね」

 

『こいつさっき俺を殺したんだぜ?本当強くなってたよ』

 

「ノアを!?じゃあなんでノアは生きてるのよ!」

 

『残機』

 

「あっなるほどね」

 

「ちなみに後どれぐらい残ってるの?」

 

『んー…大体4億かな』

 

「恐ろしいわね」

 

『やっぱり十くらいにしておこうかな。』

 

「どうして?」

 

『死なさ過ぎるのもつまんないだろ。』

 

「死ぬことに面白みを感じてるのはおそらく貴方だけよ。」

 

「そうね」

 

『酷いなぁ…まぁ別にいいか。そういえば輝夜。お前はなんで地上に降りてきてるんだ?』

 

「それは…」

 

『まぁ大体の予想はついてる。お前…蓬莱の薬を飲んだんだよな?』

 

「なんでそれを…!」

 

『なんで知っていたかって?それはな、俺はこの展開を覚えていたからだよ。』

 

「この展開?何を言っているの?」

 

『分からないだろう。だがそれでいいんだよ。お前らには絶対に知り得ないことなんだからな』

 

「貴方が神である事と関係あるの?」

 

「え?」

 

『関係あると言えばあるがないと言えば無いことになる。実際俺にもよくわかってないんだよ。思い出せないほどに古い記憶なんだ。』

 

「10億年以上なの?」

 

『いや…天界の時間経過は世界の時間経過の約4億倍だった筈だから…今の俺の年齢は大体813億か。だから…相当昔の記憶だ。』

 

「「「…」」」

 

『いやー俺もびっくりだぜ。自分がここまで年取ってたなんてな!』

 

「そんなにも昔なら覚えてる方がおかしいわよね」

 

『少しは覚えてるんだけどな、流石に全部覚えてるなんて事は無い』

 

「逆に覚えてたら尊敬するわよ…」

 

「…」

 

「紫は未だに唖然として喋らないし」

 

『まぁ紫はまだ幼いからな。しょうがないだろ』

 

「はっ!気を失ってた…」

 

『俺の年齢は813億だ』

 

「…」

 

『また気絶した。』

 

「紫で遊ぶんじゃ無いわよ」

 

『ごめんごめん。おい紫、起きろー』

 

「はっ!また気を失ってた…」

 

『一旦帰るか。また明日遊びに来るぜ』

 

「帰っちゃうの?」

 

『まだ紫の修行があるからな。じゃあな』

 

〜竹林内〜

『多重結界の応用技を教えよう。』

 

「この間言ってたあれですね」

 

『そうだ。手本を見せるぞ。術式は多重結界と同じだが、展開方法少し違う。"ローアイアス"』

俺の手から紫色に光る花のようなものが出てきたと思ったら、その花の中心から円形の透明な盾が現れた。

『それじゃあやってみろ。』

 

「わかったわ。ローアイアス」

紫はアイアスを展開した。

『まさか1発で出来るとは…』

 

「やった!私こっちの展開方法の方がやりやすいわ!」

 

『得手不得手があるからな。流石だ。』

 

「ちょっとこの盾の耐久を知りたいわ」

 

『じゃあやるか。"普通の"パンチ』ガシャン!バキッ!バリッ!

 

「やっぱり止められないわね…」

 

『今回のは前のと違って力少し入れて打ってるからな。紫、ちょっと妖力全開放してみろ』

 

「わかりました。」

紫は自分の妖力を体の周りに留めた。

『やっぱり妖力量がかなり増えてる。今のお前は大妖怪最上位くらいだな。』

 

「やった!」

 

「私は?」

 

『お前は伝説の妖怪レベルだな。今のところは俺、ルーミア、茜の3人だ。』

 

「やっぱり茜は伝説の妖怪なのね」

 

『まぁあいつは俺を含めなければ最強に近いからな。お前もだけど。』

 

「私と茜は貴方にしか負けて無いものね」

 

『俺に有効打を与えたのもお前らだけだもんな』

 

「ルーミアさんってそんなに強かったのね」

 

『そうだぞ?こいつは昔から強かったんだ』

 

「昔から一度も負けてない貴方に言われたく無いわよ」

 

『そうだな』

 

〜2日後〜

今日は輝夜に出された難題を持ってくる日

『とりあえず俺の分身を1人妖怪化させて置いとくぞ。"分身"』

 

「わかったわ」

 

 

「それでは大伴御行様から証拠品を見せてください。」

 

「これです。」

こいつは明らかに偽物の頭を持ってきた。

「偽物ですね」

 

「なぜわかる!」

 

「それはですね。緋凶、来なさい。」

 

『どうした姫』

 

「あれは貴方の首ですか?」

 

『違うな。偽物だ』

 

「違う!お前が偽物だ!」

 

『ほぅ…お前ごときが俺を否定するか…』

大伴御行は連れていた陰陽師をふっかけて来た。

「そいつを殺せ!」

 

「御意!」

 

『雑魚は引っ込んでろ。(威圧)』

 

「うるさい!」

 

『はぁ…面倒だ。瞬撃"雷鳴拳"』

俺は陰陽師を吹っ飛ばした。

「くそっ!」

大伴御行は逃げ出した。

『じゃあ俺は寝てくるぜ姫』

 

「わかりました。次は石作皇子様ですね。」

 

「こちらです。」

本来、仏の御石の鉢は鉢の中に光が存在している。だが、石作皇子の持ってきた鉢の中には光がなかった。

「明らかに偽物ですね。次の方」

 

「これです」

燕の子安貝は俺がもう回収済みなのでこれは明らかな偽物だ。

「こちらも偽物ですね。次、藤原不比等様」

 

「これです。」

不比等が持ってきたものは、蓬莱の玉の枝そっくりなものだった。

「こ、これは…」

 

『(あっ、輝夜にあれが作られた物だと伝えるのを忘れてた)』

 

「不比等様!まだ蓬莱の玉の枝制作費を頂いておりません!」

 

「貴方方は?」

 

「我々は、不比等様に頼まれて蓬莱の玉の枝を造った者です」

 

「不比等様?これは一体…」

不比等は逃げていった。

「じゃあ最後にノア様」

 

『これだ。』

 

「本物ですね。唯一本物を持ってこられたノア様と結婚いたします。」

 

〜終了〜

「ノア、ありがとね」

 

『気にすんな。大事な友人の頼みだ。』

 

「じゃあそんな友人からお願いがあるんだけど…」

 

『どうした?月の民がお前を連れ帰りにくるのか?』

 

「なんでわかったの?」

 

『読心』

 

「隠し事ができないわね」

 

『俺が意識しないと読めないから安心しろ。』

 

「そう。絶対に実験道具にされるから帰りたく無いのよ。守ってちょうだい?」

 

『仰せのままに姫さま。助けて緋凶って叫んでくれたら光速でくるよ。』

 

「お願いするわね。来るのは明後日の十五夜よ。」

 

『わかった』

 

 

〜2日後〜

月の民が輝夜を連れ帰りに来る日になった。

『紫はスキマに隠れて見てろ』

 

「どうして?私も強くなったのに!」

 

『月の奴らの攻撃は妖怪特化なんだよ。お前の結界も恐らくだが、容易く割られてしまうだろう。そんなお前が勝てるのか?』

 

「それは…」

 

『無理だろう?』

 

「はい…」

 

『ルーミア!戦闘準備だ。お前まだ黒夜持ってるか?』

 

「持ってるわよ。」

 

『お前ならレーザー斬れるだろ。一応持ってこい』

 

「影の刀じゃダメなの?」

 

『影の刀は妖力で作ってるだろ?だったらレーザーで消されるぞ」

 

「対妖怪レーザーはそんなにも強いのね」

 

『あぁ。もしかしたら俺の5割妖力弾も消せるかもな。』

 

「やばいわね」

 

『まぁ俺は1発、レーザーは100本くらいで同等かな』

 

「ノアの5割でしょ?相当ね」

 

〜輝夜視点〜

そろそろ月の奴らが攻めて来る。

「もうすぐね…ノアを信じてないわけじゃないけど…大丈夫かしら」

 

「きたぞー!な、なんだあれは!」

月の奴らはロケットで地上に来ていた。庭にいるのは帝から送られてきた兵士だが、確実に使い物にならない。

「蓬莱山輝夜!屋敷から出てこい!」

 

「うるさいわね、礼儀も知らないのかしら?」

 

「姫さま。月へ帰りましょう」

 

「永琳…いやよ、帰らないわ」

 

「そうですか」

すると永琳は突然隣にいた兵士を弓で射抜いた。

「永琳殿!なぜ裏切る!」

 

「わたしは姫さまにずっと仕えるわ」

 

「仕方ない。永琳殿ごと一度殺して連れていくぞ」

兵士たちは銃口を私たちに向けた。

「いや…いやよ…」

 

「姫さまだけでもお逃げを…」

 

「ダメよ!永琳も…」

私たちは逃げ出そうとした。しかし…

「くっ…足が…」

 

「永琳!」

 

「助けて…ノア君…」

 

「これでもう動けないだろ。だが、念のためだ。撃て!」

再び私たちに銃口が向けられた。そして、放たれてしまった。2人の視界は薄紫色の光で埋まった。が、

「助けなさい!緋凶!」

 

『いいぜ?姫』

突然、どこからか声が聞こえたかと思うと、

『ローアイアス』

私たちの目の前に1人の人間が現れた。そして、私たちに放たれたレーザーを防いだ。

〜輝夜視点out〜

『全然助けを求めないな…』

 

「助けなさい!緋凶」

今のタイミングかよ!

『いいぜ?姫』

呼ぶのがおそいんだよな…まぁ間に合うわけだが。

『ローアイアス』

俺はレーザーを防ぐためにアイアスの盾を展開した。

ん?後ろに輝夜と一緒にいるのって…永琳じゃねぇか!やばいな…仕方ない。仮面をつけておくか。

「何者だ!」

 

『お前らは…確か…六番隊か?』

 

「なぜ我らの隊を知っている!」

 

『小さいこと気にしてんじゃねぇよ。お前らが今、気にするべきは、どうやって俺から流れるか、だろ?』

 

「何を妖怪風情が…」

 

『へぇーそんなこと言っちゃうんだ。神力、妖力解放!』

 

「なんていう力だ…」

 

『自己紹介が遅れたな。俺は緋凶。炎雷帝だ。そんでお前らを滅ぼすものだ』

 

「緋凶だと!?なんでそんな化け物がここにいるんだ!」

 

『この姫様に頼まれてな。いつか月に襲撃に行くから楽しみにしとけよ?』

 

「ふざけるな!全員!レーザー砲、一斉射出!」

俺に対してレーザーが大量に射出された。

『面倒くさいな。仕方ない。出力検索…把握。同出力魔法、ツインマキシマイズマジック、チェインドラゴンライトニング!』

俺が放った雷魔法と、レーザーは相殺された。

「なに!?」

 

『弱ぇ…弱すぎるぜ…こい!ルーミア!』

 

「なにかしら?」

 

『とりあえず3人殺せ。』

 

「わかったわ。」

するとルーミアは物凄い速度で相手陣に移動し、固まって居た3人の首を刎ねた。

『いいぞ』

 

「あなた…今ルーミアって言ったかしら?」

後ろに居た永琳が話しかけてきた。

『言ったが、どうした?』

 

「そのルーミアって…」

 

「私よ?永琳」

 

「ルーミア!よく生きてたわね…」

 

「そりゃ生きてるわよ。あの時はノアに守られたんだから」

 

「そういえばノアは?」

永琳にそう聞かれたルーミアは俺に確認を取ってきた。

『ルーミア、今は言うな。こいつらを片付けてからでいい。』

 

「わかったわ」

 

「なにを喋ってるんだ!」

 

『お前らをどうしてやろうかについてだ。結論はとっくに出てるんだがな。お前ら全員、皆殺し』

 

「ヒッ!ぜ、全員!撃て!」

レーザーが、再び放たれた。

『もういいやお前ら…喰種化…』

俺の腰から"12本"の尾赫が出てきた。

「あれは…」

永琳がなにか言ってるが、取り敢えず無視するか。

『死ぬ覚悟は出来たか?出来てなくても殺すがな。じゃあなお前ら。鬼皇乱打』

レーザーを風圧で消し飛ばし、ロケットの所に一瞬で移動し、残骸が微塵も残らないほどに粉々にした。俺は徐ろに、指揮官のような奴がつけて居たヘッドセットを取り、月の都にメッセージを送った。

〜月〜

「依姫様!六番隊から連絡がありました!」

 

「見せて」

 

「どうぞ」

 

「えっと…女に手を上げていたので滅ぼさせていただきました。今度は俺がお前らの本陣に1人で攻めていくんで、出迎えよろしくな。緋凶より…」

 

「六番隊が全滅!?あれでも一応精鋭部隊ですよ!?」

 

「まだ続きがあるようですね…追伸、今度会ったらどこまで成長したのか見せてくれよ?…まさか…ね?そんな…」

 

「どうしました?」

 

「いえ…なんでもないです。」

〜地上〜

『メッセも送ったし、これでいいか。取り敢えずあいつらを竹林に連れて行こう』

 

〜竹林〜

「ねぇ緋凶さん?あなたは一体何者なの?」

 

『俺か?俺はただの妖怪さ』

 

「嘘ね。ただの妖怪が月の兵器に勝てるわけないじゃない。曲がりなりにも私が設計したんですもの。妖怪に遅れはとらないわ」

 

『はぁ…もういいか』

俺は仮面を取った。

『…久しぶり、永琳』

少し気まずかったのでぎこちなくなってしまったが、笑顔を向けた。

「ノア君…ノア君!」ダキッ

 

『どうした?』

 

「私…あの時、最後まで残ろうとしたのに…無理やりロケットに乗せられて…」

 

『…』

 

「それで…月についてからあなたが死んだことを聞いて…悲しくて…」

 

『俺が死ぬわけないだろ?』

 

「でも!あなたが残っていた場所に、原子爆弾を落としたって言われて…それで…」

 

『だがこうしてまた再会できただろ?終わりよければなんとやらって奴だ』

 

「終わるまでの時間が長すぎるのよ…!」

 

『そうだな…ごめんな?』

 

「なんで謝るのよ…」ポロッポロッ

 

『永琳!泣くんじゃない。お前に涙は似合わない…だから泣くな』

 

「ッ…わかったわ…」

 

『んじゃ、これで暗い雰囲気の話は終わり!再会は楽しまなくちゃ』

 

「そうね!」

 

「ノアの言う通りだわ」

 

『なぁ、俺って月ではどんな扱いになってるんだ?』

 

「ノア君は自らの命を犠牲に、10億もの穢れから都市の人間たちを救った伝説の英雄ってなってるわ」

 

『誰が作ったんだ?』

 

「魁斗君と凛ちゃんと豊姫と依姫が作ったわ」

 

『あいつら…今度会ったら覚えとけ…』

 

「どうしたの?」

 

『ん?あぁ気にすんな。それより伝説の英雄ねぇ…なんか妙な肩書きもらっちまったな』

 

「もう今更じゃない。今までどんな二つ名がついたのか覚えてる?」

 

『まぁ覚えてるな。炎雷帝だとか、神速だとか色々ついたな』

 

「貴方は神の状態でもついてるのよ?」

 

『へぇー俺は絶対神しか知らないな。どんなのだ?』

 

「破壊と創造の神だとか、絶影龍だとか」

 

『へぇー絶影龍って神状態でついたのか。てっきり人間の時についたものだと…』

 

「ちょっと待って?2人の会話を聞いてる中で、よくわかんなかった言葉があったんだけど…」

 

『ん?なんだ?神のことか?』

 

「それよ!なんでノア君が神みたいな話をしてたの?」

 

『事実、神だからな。半神半龍の絶対神。九条和人って聞いたことあるか?』

 

「「えぇ!?」」

 

「ノア君が神!?」

 

「ノアが絶対神の九条和人!?」

 

『なんだ?言ってなかったか?』

 

「「聞いてない…」」

 

『ハッハッハ!すまなかったな!忘れてた!』

 

「「もう何この人…」」

 

 

今回はここまで!次回は少し時間が飛びます。

お楽しみに!




アリスです。
「和人だ」
話すことが特にないんですよね…
「なら次回予告だ。たまにはお前がやれ」
わかりました。次回!紫、月を襲撃す!
「またな!」


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月面戦争編とその他
天魔登場!天狗の山!


前回のあとがきで書いたタイトルと違うって?知ってた。
「どうした」
前回に考えていた展開よりも変わっちゃったんですよ。
「そうか」
そうです。そんじゃ第50話…どうぞ!


月の民の襲撃から一週間が経った。

俺は今、幽香に甘えられている

「んふふ〜ノア〜」スリスリ

(かわいいなこいつ)

『猫みたいだな』

そう言いながら、俺は幽香の頭を撫でた。

「んぅ…」

幽香は気持ち良さそうな声を出した。

「すぅ…すぅ…」

どうやら幽香は寝てしまったようだ。

『ほんと猫みたいだな…』

 

「師匠?(ニッコリ)」

 

『お?どうした?』

 

「なんで幽香は膝枕されてる状態で寝てるのかしら?」

 

『それは、幽香が俺に甘えてる最中に、いつの間にか寝てたからだ』

 

「もう我慢の限界!私も膝枕して欲しい!」

 

『我慢なんてせずに最初っから言ってくれればよかったのに。明日にでもしてやるよ』

 

「ホント!?やった!」

 

『そんな喜ぶ事かね?よくわからん奴だ。それよりも他に用があるんじゃないのか?』

 

「あ、そうだった忘れてた。師匠は私が作ろうとしてる世界を知ってらでしょ?」

 

『人間と妖怪が共存できる世界だろ?』

 

「うん。それでね?その世界に住ませる住人を探して欲しいの。」

 

『住人ねぇ…人間も妖怪もだろ?』

 

「うん」

 

『俺を守り神として崇めてる村とかでいいか?』

 

「もちろん!」

 

『なら今度交渉しに行くか。妖怪の方もあてはあるんだが、もう少しだけラインを作っとくか。俺ちょっと行くところができたから行ってくるぜ』

 

「どこに行くの?」

 

『人数が多くて、まとまった行動をとる妖怪のところだよ』

 

「?」

 

〜天狗の山〜

『多分そろそろ警備の奴が来るだろうな』

 

「そこのもの!止まれ!」

 

『はいよ。なんだ?』

 

「ここは我々天狗の領地だ。これ以上先へ進むと言うのであれば排除する。」

 

『お前らごときがか?』

 

「なんだと?」

 

『だから、お前らごときの雑魚天狗が俺を排除できると思ってるのか?』

 

「侮辱をすることは許さん!」

警備の白狼天狗は持っていた刀で斬りかかってきた。俺は構えすら取らずに上段の斬撃を右肩に喰らった。

『…』

 

「馬鹿め!反応できなかったのか?ハハハハハ!…あれ?」

白狼天狗は断ち斬れたと思っていたようだが、俺にはかすり傷すらついていなかった。

『どうした?お前の刀は鈍なのか?まぁいい。吹っ飛べ。弱・瞬撃』

俺は俺を斬った白狼天狗の腹を殴り、後方へかなりの距離吹っ飛ばした。

「侵入者だ!全員でかかれ!」

集合した白狼天狗たちが襲いかかってきた。

『決死の覚悟でかかってきな!』

 

「ウォォォォォォォ!!」

 

『弱・瞬連撃』

俺は白狼天狗一人一人に弱めの瞬撃を放ち、吹っ飛ばした。

「何事です!?」

 

「隊長!侵入者です!」

 

『どうも。突然斬りかかられたので、反撃させていただきました。』

 

「この人が言うにはこちらが攻撃をしたようですが…」

 

「侵入者の言うことを信じるのですか!?」

 

『逆に話も聞かずに攻撃するのをおかしいと思わないのか?』

 

「そ、それは…」

 

「では話を聞きましょう。私は犬走楓と申します。貴方は?」

 

『俺は緋凶だ。話せる奴で良かったぜ。』

 

「緋凶!?あの伝説の妖怪の!?」

 

『そうだが?』

 

「も、申し訳ございませんでした!!」

 

『いいんだよ。気にすんな。久し振りに大人数と戦えたしな』

 

「そ、そう言ってもらえると助かります…」

 

『俺がここにきた理由はな?ここに天狗がいるって聞いたからなんだよ。』

 

「なるほど…それでこの山に来て、私の部下に攻撃された、と」

 

『そうだ。まぁ斬られたんだが…かすり傷すらもつかなかったんだけどな』

 

「すごいですね。緋凶さん。天魔様に会いますか?」

 

『合わせてもらおうかな。』

 

「では、案内いたします。」

 

〜天魔屋敷〜

「天魔様、お客様です」

 

「私に?今日はそんな予定はなかったはずですが…名前を聞いてもよろしいですか?」

 

「緋凶様です。」

 

「緋凶様!?なぜこのようなところに…入ってください」

 

「失礼します。」

 

『お邪魔するぜ』

 

「ほ、本物…」

 

『緋凶だ。初めまして』

 

「ふ、風雅伊織です。は、初めまして…」

 

『緊張すんなや』

 

「緋凶さん。それは無理だと思いますよ?」

 

『できるんじゃね?現に楓は緊張してないだろ?』

 

「そういえば…そうですね」

 

『だろ?まぁいいか。なぁ伊織』

 

「は、はひ!」

 

『ハハ!声裏返ってんぞ。これからもよろしくな』

 

「え?は、はい!」

 

〜帰宅〜

『ただいま〜』

 

「おかえりなさい。師匠」

 

「おかえりなさい」

 

「おかえり」

 

『はい。ただいま。天狗と和平して来たぜ』

 

「すごいわね…天狗は手を焼いてたのよ」

 

『そうなのか。結構楽にことが運んだがな』

 

「師匠は強いからよ」

 

『お前も強くなったけどな』

 

「そう?ありがとうございます」

 

〜2日後〜

『んー神社欲しいなー』

 

「神社?いきなりどうしたの?師匠」

 

『いやーそういや俺神社無いなって思ってな』

 

「別にいいんじゃ無いの?」

 

『急に欲しくなっちゃったから…まぁ後で探しに行くさ。』

 

 

今回はここまで!次回こそは紫が月に攻め入ると思います。

お楽しみに!




どうもアリスです。
「俺だ」
誰だ。なんて事は言わないでおきます。
「そうか」
次回こそは月面戦争です。
「次回!和人の神社と月面戦争!」
またね!


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和人激怒の予感?!月面戦争勃発!

どうも!学年末考査がありまして、その準備などをしておりましたら一本も投稿できなかったというね…ごめんなさいでした。アリスです。
「三週間弱くらい空いたな。和人だ」
書くのが久しぶりすぎて、どんな感じでやるのかを忘れちゃって大変でしたよ。
「忘れっぽいな」
しょうがないのです。それは置いといて、第51話…どうぞ!


『神社欲しいなー』

 

「んーしょうがないわね師匠は…一ヶ所だけ心当たりがあるわ」

 

『本当か!?』

 

「ここで嘘をついてもしょうがないでしょ?」

 

『おぉ…そうだな。気が動転してたぜ』

 

「珍しいわね、師匠が慌てふためくなんて」

 

『神にとっては神社は必要なんだよ。それに長年欲しいって思ってたからな』

 

「へぇー」

 

『興味無さそうだな』

 

「だって私神様じゃないからね」

 

『一応でも最高神の弟子だぜ?ちょっとくらいは興味持ってくれてもいいだろ』

 

「うーん…私は妖怪の緋凶の弟子だからね…」

 

『一応同一人物なんだけどな…まぁいいや。案内頼めるか?』

 

「いいわよ。行きましょう?"博麗神社"へ」

 

〜博麗神社〜

『ほぅ…ここが…』

紫に連れられてついた場所は、春である今が旬の桜が満開に咲いていた。

『取り敢えずここの住人に挨拶せんとな』

 

「そうね」

俺たちは、境内に近づいていった。すると…

「だ、誰っ!?」

襖が開き、中から少女が現れた。

『君がここの巫女か?』

 

「そうだけど…一体何者?貴方から変な気配を感じるんだけど…」

 

『紹介が遅れたな。俺は九条和人。単なる龍神で創世神だ』

 

「く、九条和人様!?嘘でしょ!?」

 

『なぁ紫、神格化した方がいいのか?』

 

「した方が信じるんじゃない?」

 

『おっけー"神格化"』

俺は姿を変え、神の状態の服装に変わった。

「ほ、本物…」

 

『よかった信じてくれた。』

 

「本日は一体どの様な御用で?」

 

『俺がここにきたのはな…この博麗神社で俺を祀ってくれないか?』

 

「へ?」

 

『いやー俺神社持ってないんだよね、一応俺創世神だからね、神社は持っておいた方がいいかもなって思って』

 

「なぜここなのですか?貴方様ほどのお方ならば出雲の神社の方が良いのではないのでしょうか…」

 

『あんな年中うるさくて碌な神がいないところなんて嫌だし、俺ここの落ち着いた雰囲気とか風景とか色々好きだからかな』

 

「あ、ありがとうございます」

 

『うーん…お堅い感じはやめてくれ。むず痒くて仕方ない』

 

「そう?なら自然体で話すわね」

 

『いいねー切り替えの早い奴は好きだ』

 

「ありがと」

 

『ところで…紫、さっさと出てきたらどうだ?』

 

「わかったわ」

 

『そういえば君の名前を聞いてなかったな』

 

「私は博麗霊華。ここの神社の巫女よ」

 

『よろしく霊華。ところで…神社の件だけど…』

 

「えぇ勿論いいわよ」

 

『ありがたいな』

 

「良かったわね」

 

『取り敢えず、すぐここにこれるように、賽銭箱に細工しとくぜ?』

 

「好きなように改造していいわ」

 

『そうか?ならこれからもよろしくって意味も込めてちょっとおじさんが小遣いをやろう』

俺は懐から、手頃な札束を取り出した。

「えっ!こんなにもらっちゃっていいの!?」

 

『いいんだよ。その束で大体5億6000万円くらいだな。二ヶ月に一回小遣いを上げにくるよ』

 

「せめて半年でお願い…」

 

『そうか?ならそうするよ』

 

「それじゃあ帰りましょうか」

 

『そうだな。じゃあな、また来るぜ霊華』

 

「えぇ。いつでも来ていいわよ」

 

『あぁ。そんじゃ』

 

〜三日後〜

俺は今、紫から相談を受けている。どうやら式にしたい奴が見つかったようだ。

『玉藻前か…どうやら面倒な奴を狙ってるんだな…』

 

「彼女は上級下位妖怪の実力を持っているからね私の手伝いに丁度いいのよ」

 

『玉藻は今京にいるからな、ちょっくら行って様子見て来るわ。お前はゆっくり来るんだぞ』

 

「わかったわ」

 

『じゃ』

 

〜京都〜

『どうやら玉藻は帝に嫁入りしてるようだな…取り敢えず近衛隊に入っとこう』

 

 

〜屋敷前〜

「何者だ!」

 

『新しく近衛に就いた者です。』

 

「そうか。よし、取り敢えず挨拶してこい」

 

『わかりました』

なんかすごく簡単に侵入できたな…

『失礼します。新しく近衛になった和人と申します。』

 

「そうか。ならば少し話し相手になってくれないだろうか?」

 

『勿論です。貴女のような素敵な女性とお話が出来るだなんて光栄です』

 

「フフッ、貴方は知っていながらも口説くのか?」

 

『ハハハ、貴女のような女性に相手が居ないなんてことはないでしょうが、空いていたのなら是非ともご一緒したいですね。帝とは実際には噂になっているような関係ではないようですのでね』

 

「…どこまで知っている?」

 

『貴女の生まれが海の向こうだということ、貴女から少し獣の匂いがしていることとかですかね』

 

「知っているのに捕まえないのか?」

 

『捕まえるための実力はありますが…俺に利益がない』

 

「私を差し出せば莫大な富と名声と高い地位が手に入るぞ?」

 

『もう全て手に入れてしまったんですよ…』

 

「え?」

 

『いいえ、ただの戯言です。俺はそれらには興味がないんでね』

 

「そうか?…つくづく不思議な男だな」

 

『私からすれば貴女の方が不思議ですよ。何故今そうしてまで人間に化けているのかは到底理解できない』

 

「やはり正体がバレているんだな」

 

『そりゃ勿論。玉藻前という名前は弟子より聞き及んでおります故』

 

「貴方にはバレているんなら…私の身辺警護をお願いできないか?」

 

『喜んで。報酬は要りませんので』

 

「そうか。まぁ私は今から水浴びでもしてこよう。見張りは頼んだぞ」

なんでこんなに信頼されてんですかね

『お任せください』

 

〜三日後〜

俺が玉藻前の身辺警護を始めてから3日が経った。そして何故か今、玉藻前は追い詰められている。

「妖怪、玉藻前!貴様を帝暗殺の罪で拘束する!」

 

『そうは問屋が卸さないってね。連れて行きたきゃ俺を倒せや』

 

「お前1人でか?こっちは500人だぞ?勝てるとでも思ってるのか?」

 

『逆に500人程度で俺を倒せるとでも思ってんのか?一人一人が大妖怪最上位でも無いってのによ』

 

「調子に乗るなぁ!」

前衛の何人かが切りかかって来た。

『お嬢、後ろに隠れてろ』

 

「あ、あぁ」

 

『お前らごときに技を使うのはもったいないからな、サクッと終わらせてやるよ!』

 

「ウォォォォォォォ!!!」

雪崩れ込むようにして人が襲いかかって来た。

『オラオラオラァ!!』

俺は、神鳳を何回転もしながら振り回し、敵を確実に仕留めていった。

『口ほどにもないな…すぐに終わっちまったぜ…』

 

「貴方はそんなに強かったのか」

 

『まぁこれでも一応世界最強って言われてましたんでね』

 

「フフッ、それは冗談かな?」

 

『信じるも信じないも玉藻次第だ』

 

「……本当にあの人なのか?」

 

『ちゃんとした名乗りが遅れたな。俺の名は緋凶。世間一般で言われる殺し屋だ』

 

「……」

 

『騙していて悪かったな。まぁそれよりも、だ。先程からそこの空間から謎の気配を感じるんだが…わかるか?』

 

「え?…わかんないね」

 

『じゃあ答え合わせだ。紫、さっさと出てこい』

 

「なんで相変わらず気づくのよ…」

 

『索敵スキルがカンストだからでしょうかね?』

 

「かんすと?ってのはよくわからないけど、相当強化してるのね」

 

『勿論です。プロですから』

 

「プロって…なんのよ」

 

『お前も知ってるあの事実、プロの賞金稼ぎですよ』

 

「それなら納得ね」

 

「急に空間が裂けたと思ったら…知らない人が出て来たな…貴方の知り合いか?」

 

『俺の弟子だ。ほら紫、自己紹介だ。』

 

「八雲紫よ。よろしく」

 

『胡散臭いが、信用はできるし、信頼してるから大丈夫だ』

 

「胡散臭いだなんてひどいわね!」

 

『しょうがないだろ?お前からは胡散臭さが滲み出てるんだから。それよりいいのか?本題の方は。』

 

「そうだったわ。ねぇ玉藻前、貴女…私の式にならない?」

 

「えっ…えっ?」

 

『こいつの目指している場所に辿り着くにはお前の力が必要だってことだ』

 

「なるほど…わかった。式になろう。これからよろしくお願いします。紫様」

紫は即座に式の契約を完了した。

『お前の初の式だな。おめでとう』

 

「ありがとう。師匠は式作らないの?」

 

『俺か?式みたいなやつならもういるから大丈夫かなって』

 

「えっいたの!?」

 

『いたぞ?お前のよく知る人物だ』

 

「私の知ってる人で…式…わからないわね」

 

『ルーミアだぞ。』

 

「へぇーその割には口調とか…その辺どうなの?」

 

『あいつとは対等でいたいからな、あれくらいがちょうどいい。』

 

「なるほどね」

 

『じゃ帰ろうぜ』

 

〜三ヶ月後〜

「ねぇ師匠」

 

『どうした?急に』

 

「月ってどんなところなの?」

 

『そうだな…色んな兵器やら道具やらがかなりあるところだな…そんなの聞いてどうしたいんだ?』

 

「決めた!月の技術を奪いに行くわ!」

 

『………は?』




アリスです。
「和人だ」
気がつけばこの、東方転生神話録の第1話のUA数が1100を超えていて、嬉しく感じました。
「もっと見てもらえるように頑張るんだよ」
それは勿論です。
「次回!完全勃発!月面戦争…と見せかけた一方的蹂躙」
また見てね!


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完全勃発!月面蹂躙!

どうもアリスです。
「和人だ」
特に何もないので、第52話…どうぞ!


「決めた!月の技術を奪いに行くわ!」

 

『………は?』

 

「妖怪たちの力を集めて攻め入るわ」

 

『……本気か?』

 

「勿論よ」

 

『俺は絶対に許さんからな?』

 

「なんでよ!」

 

『なんでだと?ふざけてんのか!言ったはずだ!月の兵器は妖怪特攻なんだよ!お前は月に戦争を吹っかけるつもりなんだろ?だがお前はたかが妖怪だ。』

 

「…」

 

『言わせてもらうが、お前は雑魚だ。月にはお前よりも強い奴がいる。力を解放してない俺にも勝てない奴が、月の大軍に勝てるのか?どんな奇跡が起ころうとも無理だろう。それでも行こう言うのなら…』

 

「もういいわ!」

紫はどこかへ行ってしまった…

 

〜紫視点〜

なんなのよ!師匠は!初めから無理って決めつけて!師匠の力なんか借りずにやって見せるんだから!

「さぁ…始めましょう?藍」

 

「はい紫様」

 

「皆さん、よく集まってくれました。さぁ…攻め入りましょう!藍!転移結界を張って!」

 

「わかりました」

藍は素早く展開してくれた。

「行きましょう!我々に勝利を!」

 

「「「ウォォォォォォォ!」」」

 

〜月〜

「行くわよ!全軍!突撃!」

 

「「「ウォォォォォォォ!!!!」」」

 

〜依姫視点〜

「どうやら地上の妖怪たちが動き始めたようですね…」

 

「依姫様!敵襲です!」

 

「わかっていますよ。六番隊はまだ復活してないですし、四番隊を向かわせてください。魁斗と凛も連れて行っていいですよ。」

 

「わかりました。」

 

「…嫌な予感がします。やはり私も行きましょう」

 

「!依姫様がですか!これで百人力です!」

 

「油断せずに行きましょう」

 

「わかりました!第四番隊に伝達します。出撃です。準備してください」

 

「では、行きましょうか」

 

〜紫視点〜

「きたわよ!…馬鹿にしてるのかしら…たかが一個隊で…油断は禁物だったわね」

 

「四番隊!構えろ!」

 

「月の民へ絶望を!突撃!」

 

「「「ウォォォォォォォ!!!」」」

 

〜依姫視点〜

思っていたよりも多いですねまぁ魁斗も凛も居ますし大丈夫でしょう。

「お願いしますね、魁斗、凛」

 

「任せてくれよ依姫様」

 

「任せて!頑張るから!」

 

「頼もしいですね。」

 

「まぁ私達が居なくても依姫様がいれば大丈夫だと思うけどね」

 

「そうだな」

 

「そんなことは…来ましたよ」

 

「「そのようだな(ね)」」

 

「魁斗、お願いします」

 

「あぁ…四番隊!構えろ!」

 

「月の民へ絶望を!突撃!」

 

〜ここの戦闘シーンはカット〜

「案外手強かったな」

 

「そうだねー…じゃあそろそろ終わりにしようか」

 

「くっ…こんなところで…死にたく…ない…」

 

「じゃあね」

凛が、持っていた薙刀で妖怪の首を飛ばそうとした瞬間に月面に何かが降って来た。

『あれ?ちゃんと出迎えてくれたんだな…ってそういうわけじゃないみたいだな』

 

〜和人視点〜

『あいつ…本当に行きやがった…まぁ死にそうになってたら助けに行くか…その前に準備しないとな…』

俺は、新たな刀を作る準備をし始めた。

『材料は…何にしようかな、とりあえず緋緋色金は必要だな…"想像(クリエイト)"』

俺は、能力で緋緋色金を作り出した。

『うーむ…他には…32倍圧縮赤焔鋼と…8倍圧縮波衝鋼、64倍圧縮緋雷石、2倍圧縮吸血石かな…今回のは赤い刀身の刀がいいからな』

とりあえず、俺はそれらを生み出し、一瞬で加工した。

『材料考えんの疲れるわーまぁできたからいいや。んぉ?紫たちやられてんじゃん。そろそろいかねぇとな…っとその前に、この刀に名前を付けんとな…こいつは"終焉:禍津神威"だ。よろしくな』

俺は新たに作った刀に名前を付け、月に向かって"跳んだ"

〜月〜

なんか人が集まってんな…あそこに降りるかな

 

『あれ?ちゃんと出迎えてくれたんだな…ってそういうわけじゃないみたいだな』

〜依姫視点〜

「出迎え…まさか…緋凶か!」

 

『ご名答!覚えててくれたんだな』

 

「全員!戦闘態勢!誰か他の隊を呼べ!それまでの時間は稼ぐぞ!」

 

『ん?総出で出迎えてくれるの?じゃあ待ってようかな。』

なんか穏やかな人ですね…

「貴方が六番隊を滅ぼした緋凶ですか。想像していた性格と全然違くて驚きました」

 

『そう?ってあれ?紫、大丈夫か?』

 

「し…師匠…」

 

「この妖怪を知っているんですか?」

 

『知ってるも何も俺の弟子だよ。どうやら随分と可愛がってくれたようだな…ちょうど他の部隊がすぐ近くまで来てるようだし…紫の敵討ちってやつを始めようか!』

 

「魁斗、凛、一度下がってください。他のものは全力で攻撃しなさい!」

 

「くらええぇ!」

 

〜和人視点〜

雑魚兵がレーザーガンを打って来た。

『零閃』

レーザーを切り裂き、銃と腕を切り刻んだ。

「その技は!」

 

『まぁそれは後だ。他の全ての隊が到着したようだから…かかって来いや!』

 

「「「ウォォォォォォォ!!」」」

 

『纏めて消すぜ!大いなる天から、大いなる地に向けて、アンダルタギガルシュ!』

俺は天から超極太レーザーを放つことによって、敵の6割を消滅させた。

『弱ぇ…弱すぎるぜ!』

 

「ば、化け物め!」

 

『褒め言葉として受け取ろう。さぁさぁ!俺を楽しませて見せろ!』

 

「全軍!突撃!」

 

『イア・シュプニグラス!』

俺は敵陣に、黒い死の風を送り込み、敵を数名残して殺した。

『残りはお前らだけだぜ?』

 

「やばいね、魁斗…どうする?」

 

『ん?魁斗?』

 

「やるしかないだろ、凛、左右でいくぞ」

 

『凛?』

 

「2人とも、焦らないで。残り4人とはいえ、まだ私も依姫もいるんだから」

 

「豊姫様…」

 

『依姫?豊姫?あーなるほどお前らか。時間が開きすぎててわかんなかったわ』

 

「貴方…私たちを知ってるの?」

 

『知ってるも何も…って2人とも俺を忘れたのか?』

 

「忘れたも何も妖怪の知り合いなんて1人しかいないわ」

 

「貴方のように恐ろしく強い人間なら知っていますが、二億年前に死んでます」

 

『テメェら…師匠の顔を忘れたのか?!』

 

「師匠?…まさか…いや、そんなはずは…」

 

「姉さん…まさか、今私たちの前にいるのって…」

 

「「師匠!!?」」

 

『思い出しやがったか?後、そこの2人!お前らは忘れてないよな?』

 

「知らん」

 

「知らなーい」

 

『は?何お前らそんな薄情な奴らだったっけ?友人のことを忘れるひどい奴らだったっけ?』

 

「もしかして…ミカ!?」

 

「ノア君なの!?」

 

『お前らもかよ…』

 

「「「「なんで生きてんの?!」」」」

 

『なんで殺してんだよ!!』

 

「だってあの時ノア君は地上にいて、原子爆弾直撃したでしょ?!」

 

『俺がそんなんで死ぬとでも思ってんのか!?もういいや…さっさとこの戦争…いやこの蹂躙を終わらせようぜ?頑張って緋凶の侵略を止めた英雄になってくれよ?』

 

「無理そうだな…」

 

『あ?どうした?魁斗。その襟章を見るところ、お前は軍曹になったようだな』

 

「あぁ」

 

「魁斗はねーみんなから筋骨隆々の鬼軍曹って言われてるんだよ?面白いよね」

 

「テメェ凛、バカにすんな!」

 

『はっはっは!ぴったりじゃねぇか!』

 

「ミカは確実に面白がるから言って欲しくなかったんだけど…」

 

『依姫と豊姫は…2人とも元帥になったんだな』

 

「はい!師匠のおかげです!」

 

『俺は特に何もしてないよ。お前の努力あってこその結果だ』

 

「そういえば凛も清姫って呼ばれてたよな」

 

「やめてよーそれ案外恥ずかしいんだから…」

 

『似合ってるじゃないか、その二つ名。凛にぴったりだ』

 

「そ、そう?ありがと」

 

『まぁ無駄話はそこまでにしておいて、決死の覚悟でかかってきな!』

凛は薙刀を構え、魁斗はグローブを付け直し、依姫は剣を隙の少ない構えを取り、豊姫は空中に浮き、弾幕を張る構えをとった。

「いくぞ!」

魁斗のその一言で、凛と魁斗が接近してきた。

「やぁぁぁ!!」

凛は下から、強烈な突きを放ってきた。

『武技!要塞!』

俺はその突きを謎の結界で防いだ。

「隙あり!轟・正拳突き!」

 

『おっと危ない』

魁斗は、人間にしては物凄い威力の正拳突きを放ったが、俺はそれを上に飛ぶことによって、回避した。

「くそっ避けられたか…」

 

『そこそこな威力になったじゃないか。紫の二重結界もこれじゃ壊れるな』

 

「喋ってる暇あるの?隙を見せたら刺すよ」

 

『あら怖い、だがな?実力差がありすぎてその脅しは意味ないんだよな』

 

「なら刺すね!」

凛の連続の突きを全て紙一重で避け、反撃の機会を伺った。

『そう長くは持たないだろう?今すぐ戦線から離脱させてあげるよ。

"発勁52型"』

俺は、一瞬だけ止まった凛の腹部に手を当てて、発勁を打ち込んだ。

「ガッ、ゲボォ」

凛は吐瀉物を撒き散らしながら、200メートルほど吹っ飛んだ。

『やべ、久しぶりすぎて加減ミスった』

 

「よくも!」

魁斗は激情に駆られ、右の大振りをしてきた。

『この状況で大振りは良くない選択だな。』

俺は単なる直線蹴りを魁斗の胸部に当て、3メートルほど吹っ飛ばした。

『これは全然有効打じゃないようだな。』

吹き飛ばされた時に起こった砂埃から、魁斗が出てきたが、この体の周りには、赤い光が存在していた。

「これは身体完全強化って技だ。ようやく完成した技さ」

 

『違うな。それの本当の名前はマントラエンチャントだ。』

 

「マントラエンチャント?なんだ?今思いついたのか?」

 

『違うよ。それは俺がかなり前に完成させた技だ。まさかお前がそれを使える所まで強くなっていたとはな…予想外だったよ』

 

「…それは本当なのか?」

 

『ここで嘘ついてもメリットがない。めんどくさい。ダルい。まぁいいや。少しくらいは頑張っちゃおうかな』

 

「え?」

 

『残り2人まで減らしておくか。凛と仲良く寝てな。瞬撃』

 

俺は光速で魁斗の目の前に行き、その強化された身体に正拳突きを放った。

「ぐぁぁぁぁ!!」

 

『ジャストで凛のところじゃねぇか。やったぜ。…さぁ、成長した力を師匠に見せてくれないか?』

 

「もちろんです!行きますよ!姉さん!」

 

「行くわよ!依姫!」

 

『新しい刀の実験台になって貰おう!我に終焉をもたらさんとする深紅の剣よ、代償として我の妖力を喰らうが良い!唸れ!禍津神威!』

俺は腰に挿しておいた刀を引き抜き、刀身を露わにした。

「な、なんなのよ…あの刀は…」

 

「物凄い穢れと神力を感じます…」

 

『お前らには流石にわかるか。さぁ、かかってきな!』




はいどうもアリスです!
「和人だ」
ようやく月面戦争に入れましたよ…
「遅かったな(投稿が)」
そうですね。これから、1日に一本は上げて行きますよ。
「そうか」
そうです。次回予告お願いします。
「次回!神なる時の我は一体…」
お楽しみに!


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月の最強タッグvs.最凶

どうもアリスです。
「和人だ」
最近ずっと筋トレやってるような気がしてます。
「何のために鍛えてるんだ?」
自分や他人の役に立たせるためですかね
「へぇー」
まぁそんな感じです。
それじゃあ第53話…どうぞ!


『さぁ、始めようか!お前らがどれだけ成長したのか見せてくれ』

 

「はい!姉さん、後方からの攻撃お願いします!」

 

「わかったわ!行くわよ!」

 

『決死の覚悟でかかってきな!』

 

「行きます!やぁぁぁ!」

依姫は低い体勢で刀を中段に構え、突っ込んできた。

「愛宕様!」

突然、依姫が持っていた刀が火を纏った。

『うぉ!びっくりしたわ。急に火が出てきたな…どうやら戦法は変わってるようだ』

 

「分析してる暇、ありますか?」

 

『あるんだなぁ、それが』

 

「舐めないでください!」

依姫は、火を纏った刀で、中段から横薙ぎした。

『ヒョイっと』

その斬撃を上に軽く飛ぶことによって避けた。

「まだです!愛宕様の炎!」

振り抜いた刀から、突如炎が飛んできた。

『避けらんねぇな…しょうがない、テレポーテーション』

俺は依姫の背後に転移した。

「そこっ!」

依姫は振り返りざまに上段で切りかかってきた。

『甘いわ!』

俺もそれに合わせて、下段から振り上げ、依姫と鍔迫り合いになった。

『なかなかやるようになったじゃないか』

 

「師匠は少し弱くなりましたか?」

 

『ほほぅ…言ってくれるじゃぁないかよ。お前にそんなことを言われるとは思わなんだ』

 

「私も師匠に言える日が来るとは思ってなかったですよ」

 

『ほんと、来て良かったぜ…まぁ戦うのはオマケのつもりだったかrゼリャァ!』

俺は、話してる途中に飛んで来た霊力弾を斬り、消した。

『野暮なことしてくれるじゃぁないかよ、豊姫』

 

「あら、ごめんなさい?でもまさかあそこまで回転させた弾を切られるとは思ってなかったわよ」

 

『師匠を舐めてんなー。零閃!』

 

「岩砲弾!」

俺が放った零閃と豊姫が放った岩砲弾はぶつかって相殺された。

『なるほどな。バカにできるほどの実力はつけて来たってわけか』

 

「当たり前でしょ?師匠に勝つためにつけたんだもの」

 

『ならお前は自分で目指しているほどの実力はつけらんねぇな』

 

「どういうこと?」

 

『お前は俺に勝つためって言ったけどよ?そう決めちまうとそれ以上強くはなれないんだよ。つまり、だ。お前は俺には勝てねぇよ!零閃編隊!60機!』

 

「ろ、60!?無理っ!一時撤退」

そういうと、豊姫はどこかへ転移した。

「隙あり!」

 

『それはどうかな?』

 

「建御雷神様!」

 

『緋雷石よ!』

依姫が放った雷と俺が放った赤い雷は、ぶつかり合い、相殺されたかのように見えたが、俺の雷が、勝った。

「ッ!危ない!」

 

『紙一重で避けやがったか…以前とは比べ物にならないくらいに強くなったんだな…次の一撃に持てる力の全てを使ってかかって来な』

 

「いいですけど…どうしてですか?」

 

『手っ取り早くお前の全力を知りたいんだよ』

 

「わかりました…"創造と破壊の神(ガル・ファリオン)!!」

 

『ガル・ファリオンだと?』

 

「わかりますか?あの絶対神の九条和人の別名です」

 

『そんな名前がついてたのか…まぁいいや、かかって来な!』

 

「行きますよ!零閃!」

 

『結界刃』

 

「これなら!紫電!」

 

『へぇ…俺を宿したら紫電も使えるようになるのか…いいな!楽しくなりそうだ!』

 

「行きますよ!」

 

『喰種化ァ…』

 

「閃光12連斬!」

 

『紅蓮…8連撃!』

俺らは連撃をぶつけ合い、相殺させた。

「流石ですね…」

 

『アッハハハハハハハハ!いいねー!楽しいな!最高だよ!っと豊姫来たか』

 

「なに?来ちゃダメだった?」

 

『いやーお前は楽しませてくれなさそうだからな』

 

「なら無理矢理にでも楽しませてあげるわよ!」

豊姫は大量の霊力弾を放った。

『…ライトニングバースト』

大量の霊力弾を高圧電流の超放出によって全て消した。

『弱くなったな。烈風』

 

「ッ!速っ!超大玉霊力弾!」

俺が放った速度重視の斬撃を、ガスタンクより二回り大きい霊力弾で相殺させた。

『烈風ごときにその大きさか…』

 

「豪火球!」

 

『グラスプハート』

俺が拳を握った瞬間、豪火球は消え去った。

『強制転移』

俺は豊姫を強制的にどこかへ飛ばした。

「姉さん!」

 

『なに、安心しろや。基地の地下最下層に飛ばしただけだから』

 

「そ、そうですか…」

 

『さぁ、決着だ。全力で来な』

 

「わかりました。神解!ぐっア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!」

依姫は神解によって急激に増えた力によって、体に相当な負荷がかかった。

「ぐっ…鬼神連斬!」

 

『武装!鬼皇乱打!』

俺らの連撃の力は拮抗していたが、次第に依姫の刀にヒビが入って行き、そして、割れた。

「刀が!」

 

『終わりだな』

 

「楽しかったですよ…」

 

『俺もだ。それより刀、悪かったな』

 

「仕方のないことなんですよ。二億年も使ってた刀なんです。こわれないほうがおかしいですよ。」

 

『仕方ないな…俺の持ってる三本の柱中から一つ選べ』

 

「え?いやでもそれは師匠の大事な刀じゃ…」

 

『お前は俺を宿してる状態だが、俺の技をいくつも使えたんだ。お前は免許皆伝だよ。その証だ』

 

「師匠…」

 

『さぁ…選びな』

 

「…じゃあこれにします。」

依姫が選んだのは神鳳だった。

『この刀は逆刃刀だぞ?それでもいいのか?』

 

「師匠が一番長く使ってたものですから、それがいいです。」

 

『嬉しいねぇ。こいつもお前が使うなら本望だろう。大事に使ってくれよ?』

 

「はい!大切にします!」

 

『じゃあな。なんかあれば呼べよ?できる限り力になるから』

 

「はい!」

従順だな…

「そういえば月夜見様にはお会いにならないんですか?」

 

『いや、今回俺は侵入者だからな、正当な手続きをして来る時に会うよ』

 

「そうですか…わかりました!」

 

『またな』

〜地上〜

「し…師匠」

 

『……紫…』

 

「ご、ごめんなs『謝るな』で、でも…」

 

『お前が無事ならいいんだよ』

 

「師匠!」ダキッ

 

『無茶なことしやがって…死んだら元も子もないだろ?』

 

「ごめんなさい…」

 

『本当に…生きててくれてよかった…』




アリスです
「和人だ」
依姫との決着がつきましたね
「楽しかったー」
それは良かったですね
「おう。次回!白玉楼の日常」
お楽しみに!


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幽々子、妖忌との出会い、そして平和

アリスです
「和人だ」
卒業シーズンですね
「そうだな」
卒業式ってめんどくさいですよね。
「暇だもんな。」
そうですね。それは置いといて、第54話…どうぞ!


「紹介したい人がいるの」

 

『ん?どうしてだ?』

 

「ちょっと訳ありでね…いい?」

 

『おう、構わんぞ』

 

「じゃあ行くわよ」

 

『んぇ?』

いきなり足元にスキマが作られた。

『やっぱこうなるのか…』

 

〜白玉楼〜

『この連れてき方どうにかなんないのか?』

 

「師匠なら怪我しないからいいでしょ?それにこの方法が一番速いんだから」

 

『1秒もかかってるのにか?』

 

「へ?まぁいいわ」

 

『なぁ…この階段登んのか?』

 

「あ…じゃあね!」

紫はスキマに飛び込んだ。

『あっ!…あいつ…しゃあないな。律儀に一段ずつ登ってくか』

 

〜二時間後〜

『はぁ…面倒だなぁ…精神的に疲れてきたぜ…そろそろ着くかな…』

ほんっとに長い階段だな…

『やんなっちゃうぜ…さて、と。紹介したい奴って一体誰なんだろ』

 

「誰だ?」

 

『ん?俺は紫の「侵入者か?排除する!」話聞こうぜ爺さん…」

 

「せい!」

 

『よっと。いい太刀筋だ』

 

「ほぅ…どうやら相当な腕前のようじゃな…1人の剣士として手合わせ願いたい」

 

『いいぜ?お前も少しはやるようだしな。名を何と言う?俺は緋凶だ。』

 

「妖忌じゃ」

 

『妖忌、俺からいくぜ?』

 

「あぁ」

 

『天元流抜刀術奥義…光の太刀』

俺は抜刀術の構えを取り、常人の目では目では捉えられない速度で居合斬りを放った。

「無限流!」

妖忌は光の太刀に下段から刀を当てた。

『ほぅ…なかなかやるじゃねぇか』

 

「緋凶殿もやりますな」

 

『零閃!』

 

「斬撃を飛ばしたじゃと!?くっ…ゼャァァ!」

 

『力ずくで…面白い!』

 

「続けますぞ!」

 

『もちろんだ!』

 

「無限流!現世斬!」

 

『雷光一閃!』

 

「瞑想斬!」

 

『こいや!』

妖忌は中段から横薙ぎで刀を振るってきたので、それに合わせて刀を振り下ろし、妖忌の刀を落とそうとした。

「やらせはせんぞ!」

 

『チッ、取れなかったか』

 

「そろそろ本気でやらせてもらいましょう」

 

『ほぅ本気とな』

 

「行きますぞ」

妖忌は腰にさしていたもう一本の刀を抜いた。

『来な』

 

「ゼイ!ハァ!」

妖忌は次々と斬撃を放ってきたので、俺はしばらくそれを捌いていた。

『そろそろ反撃といこうじゃないか。火焔5連斬』

俺は刀に炎を纏わせて、斬撃を五つ放った。

「くっ…なんのこれしきぃ!」

 

?「妖忌!何をしてるの?」

 

「幽々子様!」

 

『へぇ…俺の知ってる幽々子とは違うな…』

今俺の前にいる幽々子は、ピンク色の髪ではなく黒髪の少女だった。

「私を知ってるの?」

 

『いや?初対面だな』

 

「そう?」

 

『あぁ。それより幽々子の剣士は随分と鍛えられてるな』

 

「いえ、儂は庭師兼幽々子様の剣術指南役じゃ。それに儂はまだまだじゃよ、緋凶殿」

 

『いやいや、妖忌殿は十二分に強いぞ?須佐男並みだな。』

 

「須佐之男命と戦ったことがお有りで?」

 

『あるぞ?まぁその時は魔法で戦ったんだけどな』

 

「すごいですな…」

 

『あ、そういえば紫いるか?』

 

「あら、紫を知ってるの?」

 

『あぁ。どこに…なるほどな。空間干渉…シャイニングジャベリン』

 

「やばっ、二重結界!」

 

『なんで隠れてたんだ?』

 

「い、いや〜下で先に行っちゃったから…ね?」

 

『なんだそのことなら別に気にしてないから構わんぞ?』

 

「ほ、本当…?」ナミダメ

(こいつかわいいな…)

『本当だよ』

 

「2人はどんな関係なのかしら?もしかして…」

 

『幽々子がどんな勘違いをしてるのか知らんが、俺とこいつは師弟ってだけだよ』

 

「へぇーと言うことは貴方があの緋凶ってことなのね」

 

『幽々子は…なるほどな、紫の友人か。弟子が世話になってるな』

 

「いえ〜こちらこそお世話になってるわ〜」

 

「ちょっと〜幽々子〜」




何故だ…何故出ない…
「どうした?」
ん?あぁ和人さんですか。いえ、FGOで色々ありましてね。
「そっか。ゲームやってないで書こうぜ?」
そうですね。
「次回!我、西行妖と死闘す」
お楽しみに!


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我、西行妖と死闘す

アリスです。
「和人だ」
特に何もないので第55話…どうぞ!


俺が白玉楼に来てから二週間が経とうとしていた。

何故紫が俺に幽々子を紹介したのか…俺はよくわからないままだった。俺が悩んでいると、紫が廊下を通っているのがわかったので、声をかけた。

『紫〜』

 

「どうしたの?師匠」

 

『なんで俺に幽々子を紹介したんだ?』

 

「…これから言うことは幽々子には伝えないでね」

 

『なるほど、真剣な話なんだな。了解した』

 

「幽々子を紹介した理由はね?庭にある大きな桜の木があるでしょ?あれにある呪いのせいで死んでしまうかもしれないの。でも私の実力では救えない…だから師匠にお願いしたいのよ」

 

『……わかった。弟子の頼みだ。…どうやらあの桜の木には能力があるようだぜ?』

 

「本当に!?」

 

『あぁ。って言ってもあの桜の下で死んだ人間のせいで、だけどな』

 

「…」

 

『あの桜の下で一番最初に死んだ奴は西行法師。幽々子の父親だ』

 

「ッ!そんなことが…」

 

『彼が死んだ後、何故か彼を慕っていた家臣たちは次々とあの桜の下で死んでいった。その時はまだ、あいつの能力は"死に誘う程度の能力"だった。だが、今のあいつは死を吸いすぎた。もはやあいは、"死"

そのものだ』

 

「そんなのって…」

 

『だが俺はあらゆるものを司っている絶対神だ。微塵の抵抗も許さない』

 

「誰も被害を出さずに勝てる確率はどれくらいなの?」

 

『あいつの攻撃を少しでもかすったら死ぬ。そんな中、誰も死なないなんていくら俺でも無理だ』

 

「そんな…」

 

『だがそれは俺という存在が一つだった場合だ。あいにく俺は分身できるからな、やれるところまではやらせてもらおう』

 

「師匠…ありがと!」

その時は俺らは気づいていなかった。隣の部屋に幽々子がいて、俺らの話が聞こえていたことに。

「…」

 

〜2日後〜

俺は妖忌と庭を散歩していた。

『なんとも見事なものですな。流石妖忌殿が手入れをしただけはある』

 

「いやはやお褒めに預かり光栄の至り。この景色は、先代、幽々子様のお父上が気に入ってらっしゃったので、残しておきたいと思い、手入れをしているんだ」

 

『…では妖忌殿は知っているか?幽々子の父親の死後について』

 

「…」

 

『野暮なことを聞いたな。忘れてくれ』

 

「いや、話しましょう。儂は知っていた。だが、誰にも言わないでいた。緋凶殿になら話せましょう。」

 

『話さんでもいい。俺はこのことに関して全てを知っているからな』

 

「どこでそんな話を…」

 

『秘密だ。それよりも…あの桜の名前は西行妖か?』

 

「そうですね」

 

『西行妖の妖力が少しずつ高まってきている。俺はあれを封印するつもりだ。いいか?』

 

「そうしないとまた誰かが死ぬというのであれば、ぜひやってくれ」

 

『了解した』




どうもアリスです。
「和人だ」
死闘は次回です。
「戦うことには変わりないな」
そうですね。
「次回!奴が、奴こそが死である」
お楽しみに!


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