出来損ないと兵器と化け物と (ハンバーグ丼)
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理由

初めて小説を書きました!
いやー、小説書き始めたのは良いもののどうやって表現するか難しいですね(笑)
色々とおかしいとこや、誤字脱字があると思いますので、ご指摘お願いします。



コツン、コツン

 

物静かな廊下に靴音が鳴り響く

 

廊下は、隅々まで掃除されていて自分の顔が映るくらいに磨かれていた

 

「いきなり招集が掛かったから来てみたけど、俺なんかしたっけ?」

 

特に何もした覚えがないけれど胸がドキドキしてなかなか落ち着いてくれない。

 

「なんか・・・この感じ中学生の時職員室に呼び出された時に似てるな、ハハハ、はぁ」

 

と呟きながら決して軽くはない足取りでここの鎮守府のトップ・・・と言うか海軍のトップ、江戸川元帥の執務室に向かう。

 

なぜ自分がこんな大層な人に呼び出されこんな場所に来ているのかと言うと、一時間前の事だ。

 

───────────────────────

 

横須賀鎮守府 一三〇〇

「あー、ご飯食べた後ってなんでこんなに眠いんですかね?まあ、ご飯って言ってもレトルトのカレーにパッサパサの米でしたけどね」

 

重くなった瞼を擦りながら門の前に立っている先輩に声を掛けると、先輩は呆れたような顔をしていた

 

「文句をゆうな、さっさと交代しろ」

 

「了解、あとは自分にお任せくださいっ!」

 

わざとらしく大きくビシッと敬礼して先輩と警備を交代する。

 

「ふん、景気のいいやつだな、その調子で警備してほしいもんだ」

 

先輩が鎮守府に入るまで見届け、目一杯伸びをしてから門の横にある小さな小屋の中の椅子に座る。どこまでも青い空を見ながら少し前のことを思い出す。

 

「この二年で随分平和になったもんだな」

 

二年前までは地獄絵図その物だった、その理由は深海棲艦と呼ばれるバケモノが現れた事だ。現代の最新兵器では全くと言ってもいいほど歯が立たず防戦一方だったが、奴らはお構い無しに攻めてきた。

 

深海棲艦と戦いが始まってたった1()()で殆ど制海権は奴らのものになった。

 

そして奴らは海だけでは飽き足らず陸地にも攻撃してきた、奴らのほとんどが船らしき形をしていたため陸には来ないとどこかで安堵していたのだろう。

 

『空襲』だ。奴らの中の極わずかだが人の形をした深海棲艦がいる、通称『ヲ級』だ。

 

奴らは空母の如く艦載機の様な物を発艦させ射程範囲にある町や村といった所を襲撃し、つい先刻まで賑わっていたであろう商店街や学校、住宅街など、一瞬で瓦礫の山と化した。

 

もう終わりだと人々が絶望に打ちひしがれていたそんな中、『砲門』を具現化した女の子が現れ、奴らを一隻、二隻と沈めて行った。

最新鋭の兵器でさえ全くと言っていい程に歯が立たなかった筈なのに彼女は奴らを沈めた。

 

彼女達は一体何者かと皆混乱したが彼女達曰く昔に沈んでいった艦だそうだ。最初は全く受け入られ無かったが『砲門』や海を走るその姿を見ては、認めざるを得なかった。

 

彼女達は普通に暮らしていたが、ある日突然今まで忘れていた()()を思い出したかのように出せるようになるらしい、それに性格や口調が変わるそうだ。彼女達の事を総称して、艦の生まれ変わりの娘、『艦娘』と呼ばれるようになった。

 

艦娘だけが装備出来る『艤装』はとても強力だが、何せ奴ら深海棲艦は数がとても多い、いくら艦娘といえど苦戦が強いられ、深海棲艦との激戦の後、かろうじて艦娘が優勢になり、まだ油断はできないが二年前に比べるとだいぶ良くなった。そして今に至る。

 

「もうこの当たりに奴らは殆どいないだろう、艦娘も交代で哨戒に当たってるようだし今日も平和な一日になりそうだ」

 

4月の半ば今日は天気も良く、日差しがポカポカしていてとても気持ちがいい。

 

このまま少し寝てしまおうかと思ったその時、ジリリリリッと一本の電話が鳴った。

 

「はぁ〜」

 

受け取らないわけにはいかないので、最小限の動きで手を目一杯伸ばしてギリギリ届くか届かないかの距離で電話を取る。傍から見たら、なんて物臭な奴なんだと思われても仕方ない。

 

「はい、こちら大本営裏門監視室警備担当(なぎさ)です。」

 

───────────────────────

「はぁ、もう着いたのかぁ、入りたくねぇなぁ」

 

そんなことを考えながら、扉の前でウジウジしてたら

 

「そんな所に居ないで入りたまえ」

 

なっ!?

何が起きたんだ今、この人透視能力でもあるんじゃねぇか?と、内心めっちゃ焦ってるが待たせるわけには行かないのでと、とりあえず入ろう。

 

この如何にもお偉いさんがいそうなドアを相手に聞こえるようにノックをする。

 

コンコン

 

「失礼します」

 

今回は、ビシッと軍隊持込みの敬礼する。何回か会った事はあるが、風格が言わずとも語ってるような凄みは何度会っても慣れそうにない特に顔の傷だ、額から頬に掛けて大きな引っかき傷みたいな物があるその傷のせいで見た目がすごく怖い。うん、すごく怖い。

 

「そんなに畏まらなくても良い、今日は君に頼みたいことがあって呼んだのだよ」

 

「はぁ、自分なんかにどんな頼み事でしょうか」

 

「そんなに自分を卑下にすることは無い、君は...まぁこの話はいいとして、早速本題に入るとしよう。率直に言わしてもらうが君に提督になってほしい」

 

「え?じ、自分が提督ですか?」

 

「そうだ、君にやってもらいたい。君はとても仲間思いで、情に厚い男だと聞いている。

 

それに、いつも暇そうに監視室で寝てる君を見つけたのでな」と嬉しそうな顔で言ってくる

 

ビクッと体が跳ねる、俺がいつも監視室で昼寝してるの知ってたのか!というか、軍の一番上の人に見られた時点で首チョンパじゃねぇか。

 

「君に向かってもらおうとしてる鎮守府は少し訳ありでな、前任がやりたい放題やってくれたのだよ。こんな私だが、軍のトップだ、何かと忙しくてなかなか手が回らないのだよ、そこで君に頼みたい」

「彼女達を救って欲しい」




たったこれだけを書くのにすごく時間がかかりました。
次回も頑張っていきたいと思います!!!


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着任

────2日後────

 

断ったら首チョンパされそうだったので提督になってみる事にした、マジで首チョンパは避けたい・・・

 

けど、いきなり提督になったのは良いもののどうしたらいいんだろうか?

 

元々私物がゲームぐらいしかなかったのであれからすぐに寮を追い出され、車で二日かけてここまで来たからケツがさらに割れそう。冗談抜きに。

 

なんか、訳ありとは聞いたけど自分なんかで大丈夫だろうか。前提督は1ヶ月前から行方不明らしいし・・・

 

色々と考えていたらすげー不安になってきた。

 

「そろそろ到着するので準備なさって下さい」

 

「あ、はい」

 

やっと、このケツの痛みとおさらば出来ると考えると涙が、いかんいかん男がそう簡単に泣くもんじゃない。

 

「取り敢えず準備するか」

 

────────────────

車を降りて、はち切れんばかりに身体を思っきり伸ばす。ケツの痛みがだんだん痺れに変わってきてムズムズする。

 

「くぅ〜、やっぱり地面が一番落ち着くわ〜」

 

運転手さんが荷物ここに置いときますねと言いこっちに爽やかな笑顔を向けて、ちょっと気恥ずかしい気もした。

 

「わざわざここまで、送っていたただき有難うございます」

 

運転手さんは礼をして車に乗り来た道を帰っていった。

 

「さぁて、ケツの痛みも引いてきたところで気合入れていきますか!」

 

 

気合を入れ直し、鎮守府に続く道を歩くと門が見えてきた。門の横にある表札は長年潮風に晒され随分と風化していてなんて書いてある変わらないがここが鎮守府であるのは間違いない。だって、運転手さんがここで降ろしてくれたもん。

 

門を通って敷地内に続く道を歩いていたら何処かで見た事があるような建物が見えてきた。外観自体は、何処か壊れてるわけでもなく小さくも大きくもなく至って普通だ。

 

あっ、思い出した!ここの建物学校に似てる!。艦娘には小学生ぐらいの娘が居るらしいし、というか殆どが学生ぐらいの年だそうだから学校風にしたのかもしれないな。

 

「取り敢えず執務室にこの荷物を置きに行って、その後に軽く挨拶して回るか・・・

 

てか、執務室どこ?周りには見た感じ誰もいないし、どうしよ」

 

建物内には入ってみたがどうも埃っぽい、今日は少し曇っているせいか廊下が薄暗くて少し気味が悪い、というか本当に誰か住んでんのか?てか、迷子になった。

 

今は、前の秘書艦の方が指揮を執ってると、江戸川元帥言ってたから今日来る事は事前に知らされているはずなので出迎えの1人でも来てはおかしく無いはずだが、出迎えどころか人っ子一人と見当たらない。

 

まるで世界で自分一人になったような感じがした。そんな雰囲気の中あてもなく執務室探していて廊下の曲がり角を曲がろうとした瞬間、何かを振り下ろした様な風切り音がきこえた。

 

「うわっ!、なんか鋭いものが目の前を通った!」

 

チッ

 

?なんか今舌打ちしたような音がしたような。今さっきまで自分が立っていた所に一人の少女が刀らしきものを手にして立っていた。

 

風切り音の正体は刀だった、なんとか避けることは出来たがもし、避けれなかったら今頃俺は二人に増えていただろう、と考えるだけでもゾッとする。

 

「クソッ、外しちまった、あんまり動くんじゃねぇ綺麗にその首落とせねぇじゃねえか」

 

と物騒な物を片手に物騒なことを言ってきた。てか、目が怖い、感情がないというかなんて言うか、ハイライトが無い。

 

「お、俺は敵じゃない!今日からここに提督として着任する事になった凪だ!ほらコレ書類!てか、縦に刀降って首を落とすって相当難しいと思うぞ?」

 

まず、敵じゃない事を彼女に伝える為、俺の事が書かれた書類を見せそして、この場を少しでも和ませようと彼女の太刀筋にツッコミを入れてみた。反応は最悪だった。

 

「うるせぇ!」

 

彼女は聞く耳を持たず攻撃してきた。今度は俺の首を狙って大きく横に刀を振ってきてそれを、ギリギリで躱し取り敢えず会話を試みる。

 

「それどういう事だよっ!提督ってわかったら普通攻撃してこないだろ!」

 

彼女の攻撃をギリギリで躱してるが、このまま躱し続けるのは不利だ取り敢えず武器を奪うか。

 

相手の攻撃に上手く合わせ刀だけを躱して手首を軽く叩き武器を奪った。

 

「くそっ!俺の刀返せ!」

 

刀を取られ激おこだった。

 

「なんで攻撃するんだ!俺達に戦い合う理由なんてないだろ!」

 

あっ、このセリフ漫画とかに出てくる主人公が仲間に裏切られた時にいうセリフだ。

 

でも、裏切った仲間は大抵大切な人を人質を取られて嫌々してることが多いな、てかこんな事考えてる暇じゃねぇ!この状況をどうにかしねぇと。

 

「はっ!何を言うかと思えばそんなことかよ、こっちはお前()を殺す理由なんざクソ程あんだよ!」

 

怒鳴りながら思っきり殴りかかってきた。全く、喋るか殴るかどっちかにして欲しいもんだ。これ以上彼女と会話しても意味が無いと感じたので、取り敢えず無力化することにした。

 

 

女の子に手を出すのは気が進まないが仕方ない、ごめんなさい許してください。彼女の右ストレートを左へ避け俺の右の拳を彼女の腹に当て気絶させた。

 

「っ!」

 

このまま廊下に寝させるのは些か気が引けるので、倒れかかってきた彼女を背中に乗せ執務室を目指すことにした。

 

せ、背中に何か柔らかいものが・・・

 

ダメだダメだ!無心、心を無にするのだ。

ダメだ頭の中柔らかい二つのお山でいっぱいだ。二十を越えて尚、未だに右手がガールフレンドな俺にとっては刺激が強いすぎた。

 

少し前かがみになりながら執務室を目指して歩き出す。

 

────歩くこと数分

 

「ここが執務室だな・・・

てかここあの子が襲って来たすぐ近くじゃん!はぁ、さっきの事といい歩き回ったせいでクタクタだ、早く寝たい」

 

全く、灯台元暮らしもいいとこだ。なんて考えながら執務室のドアノブに手をやる

 

ガチャッ

 

ドアを開けると、真正面に提督が事務仕事をするであろう大きな机があり、そこに眼鏡をかけた女性が座っていた。

 

「入る時は、ノックをしてくださいといつも言ってるじゃないですか天龍さん、それと作戦は」

 

「すまん、中に誰かいるとは思わなくて後、見たらわかるが俺は天龍じゃない、もしかして俺が背負ってるこの娘が天龍か?、俺が、いや廊下で寝てたからか、風邪でも引いたら大変だと思って連れてきた。

その、お、俺は今日からここの鎮守府の提督になった凪だ、まだ就任したばかりで右も左も分からないが今後共よろしく頼む。」

 

俺が殴って気絶させたとか言ったら第一印象最悪になり兼ねんので咄嗟に嘘を付いたがうまく騙せたと思う。というか、秘書艦が運営してるから居るのも当然か、もう眠気で頭が正常に働いてくれない。

 

それに、ニッコリと微笑みながらざっくりと自己紹介をする。初対面の印象次第でこの後どうなるか決まると言っても過言では無いので笑顔は大切だ。でも、彼女は鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしてる。

 

うーん、やっぱり廊下で寝るとかはありえんよな、ましては女の子だぞ。

 

と、考えてるうちに目の前の眼鏡の娘が口を開いた。

 

「は、初めまして、軽巡大淀、戦列に加わりました。艦隊指揮、運営はどうぞお任せください。」

 

な、なんでこの人が此処に!?ま、まさか天龍さんが背負われてるって事は作戦が失敗したってこと?

 

そ、そんなまさか艦娘が人間に負けるなんて、そんな事ありえない!私達艦娘は、見た目自体は人間そのものだが根本的に違う。

 

そもそも人間に『砲門』なんて出せないし海の上を走ることさえ出来ない、しかも私達は『艦』の生まれ代わりだ。例え偽装をはずしていようとも私達と力比べをしようものなら負ける筈ない。

 

なのに天龍さんはこの人の背中で伸びている

 

「取り敢えず天龍さんをそこのソファーに降ろしてあげて下さい。そして、提督はこちらに書類の確認と部屋の場所を伝えます」

 



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大淀

やっぱムズい




時刻一九〇〇

 

大淀に教えて貰った部屋に着いたが、ベットと机と椅子しかないなんとも殺風景な部屋だった

 

「取り敢えず荷解きするか〜いや、寝よう。別に今日はすることないし疲れたし」

 

大淀と自己紹介した後、書類関係の手続きを終え明日の八〇〇に会議室で着任式を行うと告られ早々に部屋まで案内され今に至る

 

「おやすみなさーい・・・風呂入りてぇ、」

 

歩き回ったり、襲われたりで汗をかいたのだろう掛け布団の中から芳醇な香りが漂ってきた

 

「風呂どこだろ、まあ、多分あそこだな。風呂道具はすぐ出せるところに入れて置いたしさぁ、行きますか」

 

風呂道具を手早くカバンから取り出し昼間歩いている時に見つけた場所に向かう。あそこ風呂場だよな?♨️のマークあったし

 

日も傾き薄暗くなった廊下、木造の床が軋む音しか聞えず妙な気味悪さがでている中俺は風呂場に向かう

 

「おっふろ、おっふろ、おっふーろー♪」

 

中に入ってみると案外広く、銭湯のような感じだった

疲れたしさっさと体洗ってゆっくり浸かろ

 

ガラガラ

 

「うっ、何だこの匂い」

 

なんとも言えない刺激臭が漂い浴槽や壁あちらこちらに汚れがこびりついている

 

「きったねー風呂だなあ全く、あいつらこんな所に入ってんのか?一応乙女なんだからちゃんとしろよな。はあ、掃除しよ」

 

あんな汚れ切った風呂なんかに入ったら病気になりそうだったので掃除を始めるが、なかなか汚れが落ちず気がついたら二一〇〇を過ぎていた

 

「ふぅ、やっぱ風呂は綺麗じゃないとな落ちるもんも落ちねぇよ」

 

掃除してわかったけど、あの汚れ血だったな、それに結構の量だった。

やっぱこの鎮守府、元帥がゆってた通り訳ありなんかー。そんなことを考えながら、風呂を上がり早々に着替えて部屋で死んだように寝た

 

翌日

 

まだ眠い目を擦りながら、煩いアラームを止め、身支度を済ませ会議室に向かった。てか、会議室何処?

会議室が何処だか分からないので執務室に行くことにした。

 

コンコン

 

「どうぞ」

 

「おはよう大淀、こんな朝早くに何してんだ?」

 

「おはようございます提督、前任が残した書類です。会議室なら隣です、みんなもう集まってますから行きましょう」

 

「おう、えっ?前任の仕事残ってんの?てかそれ俺の仕事じゃね?」

 

「私は秘書艦なので私の仕事でもあります」

 

ガチャ

 

「整列!」ビシッ!

 

「本日より提督が着任しました!提督入ってきてください」

 

おおぅ、なんかこういう所立つの緊張するなあ、天龍居る。え、そんな睨まないでよ怖いなあ

 

「おはようございます!今日からこの第三鎮守府に着任することになった凪だよろしく頼む。階級はえーと、大佐だ」

 

シーン

 

「え、えーと初めて指揮を執るのでいたぬ点も多くあるだろうが、そこはみんなで力を合して行きたいのでよろしく頼む!以上終わり!」

 

「それでは皆さん自分の持ち場に戻って下さい、解散!」

 

「「おお!」」

 

ビクッ、統率は取れてるな、この感じだと戦闘面では大丈夫そうだなけど、なんかコイツら疲れてね?

 

「それじゃあ提督執務についてご説明するのでこちらへ」

 

「りょーかい」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

???「それであいつが、今回の提督かいな結構若いやん」

 

???「まあ、そうだがあの若さで大佐だ、何か裏があるんだろう

必ず暴いて見せるぞ皆を守るために」

 

???「せやな」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「腹減った」

 

もう一二〇〇になりちょうどお腹がすいてきた

 

「申し訳ありませんがこの鎮守府にあなたが口にできる食料はありません」

 

「まーじで、なら持ってきたカロリーメイツでも食べるか、大淀も食うか?」

 

「いえ!私なんかに、提督が食べて下さい!」

 

「お、おう、なら遠慮なく」

 

お腹も少し膨れたし仕事再開しますか!てか、量多くね

 

「なあなんでこんな書類溜まってんの?前任のやつの」

 

「すいません!すぐ終わらせます!」

 

なんか・・・怯えてる?

 

「いや、いいよ書類仕事の練習になるし」

 

「す、すいません。」

 

謝る必要ないのに、癖になってんのか。仕事をやらない事といい、艦娘達の疲弊し切った顔といい前任のクソさが身に染みるぜ全く!

 

「そんなに謝るな、謝ってばっかいると自己肯定感が薄れてメンタル的にしんどいだけやぞ」

 

ポンッと大淀の頭に手を置いて手で撫でてやると、急に血相を変えて地面に蹲ったいや、これは土下座だ

 

「すいませんすいませんすいません、役立たずですいません!書類仕事しか取り柄のないのにお役に立てずに申し訳ありません!どうか暴力だけは止めて下さいお願いしますお願いします」

 

今にも泣きだしそうな声で哀願してきた

 

はあ、前任は一体何をしたんだ全く、と怒りを胸にそっと彼女に近づき

 

「大丈夫だ、暴力なんて振るわない約束する。2日前に出会った男を信用しろとまでは言わない、ゆっくり君のペースでいい。君がどれだけ苦しい目に会ってきたか想像も付かないが、そんなに怯えるな俺は前任じゃない」

 

刺激しないように、ゆっくり優しい声色で話しかける

大淀はゆっくり顔を上げる。その顔には涙を溢れんばかりに溜め、声を出さないように強く唇を噤んでいた

 

「本当ですか?本当に殴ったり蹴ったりしませんか?信じていいんですか?」

 

涙が溢れ少し上擦った声でそう問いかけてきた

 

「ああ、俺は仲間を絶対に傷付けない、だから泣くな美人が台無しだぜ?」

 

今度は優しくそっと、頭を撫でてやる。手を置いた瞬間頭を少し後ろに引いたが、少しづつ前のめりになり、小さく彼女の鳴き声が部屋に鳴り響いた。

 

 




うーん、大淀さん可愛い!


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尋問

自分の考えを文章にするのって楽しいけど難しい(´・ε・`)ムムム


「おいっ!書類仕事しか取り柄がないんださっさと終わらせろ!」

 

執務室に、鈍い音が鳴り響く。ああ、また殴られたのか。これで何回目だろう、罵声を浴びせられ暴力を振るわれ身も心もボロボロだ。

もう、嫌だ、限界だ・・・。涙が頬を伝い床に絶え間なくこぼれ落ちる。

 

「誰か、助けて」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

目を開けるとよく知っている天井があった。寝てしまったんだ私

 

「さっきのは夢か」

 

目に残った涙を拭い上半身を起き上がらせると被せてあっであろう白い物がずり落ちた

 

「これは、提督の上着?なんでこんな所に」

 

周りを見渡すと、机に腕を組んで寝ている黒の半袖を着た提督の姿があった

 

「これ、掛けてくれたんだ。暖かい」

 

夏が終わり秋、夜になると少し肌寒くなり始めるこの季節に半袖では厳しい。でもあの人、提督は半袖で寒いはずなのに私にこれを掛けてくれた。前の提督だったら寝ている時点で酷い目に合わされている。やっぱりこの人は前任とは違うのかな。

 

そっと寝ている提督に上着を掛けようとしたら背中に文字が書かれていた

 

『働きたくない』

 

鼻で少し笑い、なんなんだこの人と思いながら上着を掛ける。

この人はON、OFFがはっきりしている、皆の前ではかしこまった口調で話し、二人きりになると砕けた口調になる。書類仕事中、窓の外を眺めたり、眠そうに欠伸をしたり、本当にやる気があるのだろうかと思ってしまうでも、この人を見て自分に素直な人だと思った。

 

だからなのかな、さっきの言葉を信じようと思ったのは。

 

「ん?」

 

机の上をよく見てみると、あれだけ溜まっていた書類が全て終わっていた

 

「これ全部1人で片付けるなんて、やる気があるのかないのか・・・ん?、ここ間違ってる、ここもだ。はぁ、1人で無理するからですよ」

 

提督の頬を指でつつくとこそばゆそうに反対側に顔を背けた

この時間だ起こすのも可愛そうだしそっとしといてあげよう。

 

ゆっくりと執務室を出て自分の部屋に向かう

 

翌日

 

「やばい、体バッキバキだ・・・今何時?」

 

七〇〇

 

「執務の開始が八三〇だから、風呂入ろ。そう言えば昨日昼にカロリーメイツ食べてから何も食べてねぇ、腹減った。

この鎮守府に食料はないって大淀が言ってたけど、あいつら何食べてんだ?」

 

そんなことを考えながら部屋に風呂道具を取りに行き風呂場に行った

 

「さてさてさーて、さっぱりしたし上がるか」

 

ガラガラ

 

「・・・」

 

ちょっと待って、誰かいる。

やばい生まれたままの姿なんだけど俺。

 

今思うと、この鎮守府で、大きな風呂、その時点で気付くべきだったこの風呂は男湯ではないと・・・

 

「な、な、な、なんでクソ提督がいるの!?」

 

「い、いやこれは、えーとだなそう!朝風呂だ!」

 

「そういう事を聞いてんじゃないわよ!どーして人間が入渠してんのよ!」

 

「えっ、ここ風呂じゃないの?」

 

「確かに、艦娘にとって入渠は、お風呂みたいのものだけど、あなた達が入るお風呂は、部屋の隣にあるでしょ!」

 

えっ?あったっけそんなの

 

「と、とりあえず出ていくよ」

 

早くこの場を切り抜けないと大変なことになる

 

「ちょっと待って、な、なんでこっちに来るのよ!嫌!こっちに来ないで!」

 

「うっ」

 

お腹に強い衝撃を感じた瞬間目の前が真っ暗になった・・・

 

(なんでかお風呂が綺麗なったから、来たのに何でこいつがいるのよ)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「んっ、ここは?」

 

周りには、大小様々な箱が陳列されており、少し埃っぽい。それに異臭がする。一見倉庫だと思ったが、今座っている椅子、回りに置いてある不気味な工具や器具、想像はしたくないがここは尋問部屋だと容易に理解出来た

 

「やっと目が覚めたかよ」

 

て、天龍?と誰?まあ、いいか。

 

だんだん意識がはっきりして来た、俺、殴られて気絶したのか。艦娘って力強いな。

 

「おはよう天龍、一つ質問いいか?なんで俺は縛られてるんだろうか?」

 

「はっ!しらばっくれやがって。お前が入渠場に侵入した挙句に、覗きもしたってゆうじゃねぇか」

 

「俺は覗きなんてしてない!、まだあの娘も服を脱ぐ前だった!」

 

「どーでもいいそんなの!、提督なら入渠場は風呂みてーなとこだって知ってるだろうが!中に入ってるその時点で女湯に覗きに来たって言っても過言ではねーだろ」

 

「そうかもしれないが、俺は風呂場があそこしか知らなかったんだ!、それに外に掛けてあった使用中の札をしっかり掛けたぞ!」

 

「あれは怪我をして、入渠中って意味だ!」

 

「まじ?」

 

「なんで、そんなことも知らないで提督に、なれたのか〜不思議ね〜」

 

「龍田、こいつどうする?ここで切っちまうか?」

 

「流石に〜それはダメかな〜」

 

俺、どうなるの?

 

ガチャ

 

「長門さん!龍驤!」

 

「早速、本性を表したようだな」

 

「まあ、ええんちゃう?見極める手間省けたし。曙には悪いけど」

 

え?何?見極める?なにを?もう、訳わかんねぇ。確かになにも考えず風呂に入ったのは俺が悪いけどこれは明らかに何かがおかしい。

 

「見極めるって何をだ?」

 

「あんたがホンマに信用できるかや」

 

なるほどね、前任のおかげで人間不信になってるってことか、納得

 

「で、何が聞きたいんだ?」

 

「まあまあ、落ち着きーな、ここでルール説明や。まず、嘘ついたり不振な動きをしたら、うちの仲間があんたを殺す」

 

「ちょっとまっ・・・」

 

周りの棚から何かを構えるような音が聞こえた。恐らく銃か何かだろう。その音のせいで自分の意見を言いきれなかった。

 

「だから、落ち着きーゆーたやろ?今体験してもろたように、不要な発言をした時も殺す、ルールはこんなもんや、わかったか?」

 

俺は、頭を縦に振った

 

「理解が早くて、助かるわ。とりえあえず一個目の質問や、誰の命令でここに来たんや?」

 

「江戸川元帥の命令だ」

 

「なんで君なんや?」

 

「仲間思いで、暇そうに寝てたからだそうだ」

 

「なんやそれ」

 

ケタケタ笑いだしたかと思えば、真顔になり低い声で発声されたその言葉はとても寒気がした

 

「なんで、その命令を受けたんや?」

 

「断ったら首チョンパになると思ったから、それと探している人がいる」

 

「へぇ〜、でおったんかその探し人」

 

「まだ分からない、全員の顔を見てないからな」

 

「まあ、ええわ。他になんか言われてないんか?」

 

「お前らを、救って欲しいと言われた」

 

その瞬間空気が凍てついた

 

「お前達がみんなを傷つけたんだろうが!今更何をゆっているんだ!

 

長門が喋るまでの時間は数秒と無かったが、自分にとっては数時間とゆってもいいほどに、時間が長く感じた。それだけこいつらが浮かべていた形相に竦んでいた。

 

「まあ、落ち着き。で、次や、君何歳や?」

 

「へ?」

 

今まで威圧的なプレッシャーを感じてたせいか、余りにも普通の質問に素っ頓狂な声が出てしまった

 

「なんや自分の歳もわからんのか?」

 

「恐らく25だ」

 

「恐らくってなんやねん、そんな若く見られたいんか?」

 

「そんなじゃない、俺には家族と呼べるものがいないし出生記録もないだから確定出来ない」

 

「そーゆうことならしゃーないな。わかったじゃ次や、なんでそんな若くで大佐になれるんや?」

 

「それはだな、まだ艦娘がいない頃、深海棲艦との戦闘が功績されて、大佐になった」

 

「お前みたいな若造が、簡単になっていい階級じゃないだろう!」

 

「まあ、そうなんだが、提督になるんだったら、大佐ぐらいがちょうどいいだろうって、元帥が勝手に昇級させた」

 

「ふーん、なんや汚い事でもしたんと思ったわ」

 

「そんなことするわけないだろ。めんどくせぇ」

 

「ははははははは」

 

龍驤の笑い声がこの部屋に響く、自分はとてもじゃないが笑えなかった

 

「まあ、今んとこは信用したるわ。それでええな?長門」

 

「ああ、問題ない。今後はお前次第だ、何かを企む様ならすぐさま貴様を処分する、肝に銘じておけ」

 

「ああ」

 

「ということでや、覗きの件どないしよか」

 

「え」

 

「当たり前や、乙女の神域入ってんや、何のお咎めも無しやったらあかんやろ?」

 

「わかった、なんでもゆってくれ、出来る限りのことはする」

 

「あの〜ひとついいかしら〜」

 

「なんや龍田」

 

「さっき、入渠場見たのだけど、凄く綺麗になってたの〜、もしかして提督がしたの〜?」

 

「汚かったからな」

 

「へぇ、そんなこともしとったんか、とんだド変態やな」

 

「違うぞ!ただただ掃除しただけだ!」

 

「そんなムキにならんでええのに、やったらもうパーでええんちゃう?」

 

「そんな事でいいのかよ!それにこいつじゃないかもしれねーぜ!」

 

「確かにそうかもしれんが、みんな疲れ切っている。誰も掃除をしようとは思はないだろう。」

 

「た、確かにそうかもだけどよ、曙のはいいのかよ!」

 

「別に、服を脱ぐ前だったからいいわよ」

 

曙いたんだ、全く気が付かなかった・・・

 

「本人も許すゆっとるし、今日はここまでや」

 

「二度と、間違えんなよ!」

 

「ああ、分かったよ気を付ける」

 

縛られていた手首のところを擦りながら部屋を出、執務室に行くことにした。うわ、一〇〇〇過ぎてるし・・・大淀に怒られる、はァ

 

 




なんというか、こう書きたいって思っても上手く書けない(´;ω;`)


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