バカとメガネと優しさ (ヘズル)
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プロローグ

始めまして
ハーメルンでは初投稿です
にじファンでは例の規制がかかるまで投稿していました
よろしくお願いします


「今日も無事に授業が終わりました。……Fクラスがまた騒がしかったですが……」

 

私、佐藤美穂は今日も無事に終われたことを言葉に出して喜んだ。

何故ならば、頭の奥隅にかすかに引っかかるある記憶が起因していたからです。

それが何なのかは私にも分からない、何故なら思い出そうとすると、頭が痛み出すからです。

 

「さて、今日も帰って復習をみっちりやっておきましょうか……ん?あの人たちは」

 

校舎裏につながるところから出てきた人たちをみて思案する。

 

「Fクラスの……島田さんと姫路さん。それと……」

 

今日のクラスメイトの会話を思い出す。

 

 

 

 

 

~回想~

 

「FFF団?何なのですか?その集団」

 

「ウン。なんでもね~。坂本君達以外のFクラスの人たちが自分達がもてないからって理由で作ったリア充撲滅集団だって」

 

「何それ愛子?」

 

「自分達がもてないからもててる人を異端審問会とかにかけて集団リンチしてんの。主に、吉井君と坂本君が犠牲者になってるんだよね」

 

「物騒ねぇ、そういうことをするからもてないって気づきなさいよ……」

 

 

 

 

 

 

確かそういう人たちでした。

……まさか!?

当人達が居なくなったのを確認してすぐに、校舎裏に向かう。

 

「……!!吉井君!?」

 

そこにはボロボロの状態で倒れていた吉井君が居ました。

 

ズギッ!

 

「……っ!」

 

頭が一瞬痛み出しましたがそんなことは関係ありません。

一刻も早くだれか呼ばないと……!!

あたりを見渡すと下校時刻なので下校する生徒ばかりだが、その中で頼りになる教師を見つけました。

 

「西村先生!」

 

「ん?佐藤か、どうした?」

 

生活指導の西村宗一先生です。

 

「吉井君がボロボロで倒れているんです!付いてきてください」

 

「おいおい、付いて来いも腕を引っ張って……」

 

もうなりふり構ってはいられませんでした。

一刻も早く吉井君を安静に出来る場所に運びたかったから。

そうしないとあの時のように……。

 

(あの時?なんのことをいってるのかしら私?)

 

「!!吉井!……誰がこんなことを……。一刻も早く保健室に運んだ方がよさそうだな」

 

「佐藤、俺は吉井を保健室に運んだ後すぐに学園長にこのことを報告しに行くからお前は、吉井のそばにいてくれ」

 

「はい、分かりました」

 

こんなのいじめの範疇を超えてる!!

でもこんな状態を以前も見たことがあるような……。

いつの頃だっけ……?

思い出せない……。

何でこういう記憶が思い出せないの私!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先生。吉井君の容態はどうですか?」

 

吉井君をベットに運んですぐに、西村先生はすぐに学園長室に向かった。

私は吉井君の容態を保険医の先生に確認してもらう。

 

「……かなり酷い状態だね。できれば今すぐにでも病院にいってもらう必要がある」

 

「そんな……」

 

「彼をこんなにした人達は誰だか分かるかい?」

 

「島田さん、姫路さん。それと、FFF団っていう集団です」

 

「とてもじゃないがこれを傍観していた私達教師陣にも問題があるようだ。竹原教頭の造反といい、今回の一件といい、今年は厄年かなにか……」

 

竹原教頭の造反……?

いったいどういう意味?

 

「佐藤、吉井はどうだ?」

 

西村先生が戻ってきました。

 

「あまりよろしくない状態です。今すぐ病院に行ったほうがいいと……」

 

「そうですか……。佐藤、これから言うことはお前も関係しているから聞いて欲しい」

 

「吉井のことだが今、学園長を含め教師陣でこの問題の議論をやっている。結論は最低でも1週間かかるから、吉井には1週間の間休学扱いにして自宅で休んでもらう。その議論のために来週1週間は午前授業だ、佐藤にはその間吉井に勉強を教えて欲しい。何せ毎日宿題をだすからな」

 

「分かりました」

 

「それと、この件に関してだが、他言無用で頼む。決してFクラスの奴らには知られるわけにはいかないからな」

 

この発言にたいして、私はある一つの疑問を覚えた。

 

「何故です?代表であり彼の親友の坂本君や、木下君、土屋君くらいには話してもいいのでは?」

 

このことだ。

坂本君と、木下君、土屋君は吉井君の親友であり、気の許している人達だからだ、いや、決して島田さんや姫路さんに気を許していないわけではなく。

 

「あ~、佐藤の言いたいことは分かる。だが、そうでもしないと情報が漏れてしまう恐れがあるのでな」

 

「それにこれから1週間Fクラスは吉井に関して敏感になるからというのもあるな」

 

「はぁ……」

 

そんなものなのだろうか。

私は常々そう思う。

あのFFF団は坂本君も対象にしているから当分は坂本君に対象が変わるのではと思いましたが……。

 

「……Aクラスの君でも察せないか、島田と姫路がいる」

 

「あっ……!」

 

そういうことですか。

あの二人は吉井君限定でやっていますから、彼女達が今日のようにFFF団を率いてというのは可能性にありえますね。

 

「そういうことだ、すまないが彼女達にばれんようにうまくやっておいてくれ」

 

「分かりました。吉井君には起きたら私が説明します。後で吉井君の自宅の場所を知っておかなければいけませんし」

 

「そうしてくれ、俺は学園長室にいってくる」



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キャラ設定

原作からの変更や、オリキャラの紹介です。
キャラのほうは、セルフネタバレしている所もあるので気をつけてください
追記 キャラ名間違えるとかやっちまった……orz


吉井 明久

 

 

中1から中2の後期までの記憶がない

原作とは違い、ガス代などはきっちり払っているし、ちゃんとした食事をしている

第1話から明久強化話

姫路、島田に苦手意識をもっている

召喚獣(強化合宿編以降)

盾持ちの複数の武器装備(ダクソの黒騎士装備一式)

 

腕輪(これも強化合宿編以降)

『星薙』

試召戦争中1度のみ使用可

右手に持っている武器を巨大化させて攻撃する

その時の攻撃力は10倍近い補正がかかっている

 

 

佐藤 美穂

 

 

半モブキャラからメインヒロインに大出世

明久同様、中1から中2の後期までの記憶が無い

試召戦争以外で明久との接点あり

欠落した所を思い出そうとすると頭痛がおきる。無意識に思い出そうとしているので尚更たちが悪い状態

プロローグの一件から姫路達を敵視している

そして隠れゲーマーである

性格に似合わず負けず嫌いである

召喚獣(強化合宿編終盤から)

明久同様の盾持ちの複数武器装備(ダクソの銀騎士装備一式)

 

腕輪(強化合宿編以降)

『雷剣』

剣に電気をまとわせる

その状態で斬りつけると敵召喚獣の動きを数秒だけ止める

 

 

坂本 雄二

 

 

明久達よりであり、姫路達の監視役を買って出る

 

 

土屋 康太

 

 

雄二同様明久達よりで、姫路個人を危険視している

 

 

木下 秀吉

 

 

美波救済キャラで、主役を除いてある意味重要な存在

 

 

平賀 源二

 

 

試召戦争で明久の行動力に尊敬の念を抱いている

 

 

久保 利光

 

 

明久への感情は好意ではなく友情になってる

 

 

島田 美波

 

 

強化合宿編までアンチ対象

そこから先は番外編で大活躍

アンチ対象からは外れるけど、明久とくっつくことはありません

 

 

姫路 瑞希

 

 

この作品最大のアンチ

とりあえず碌な事にはなりません

明久のことに関しては異常なまでの病み具合をみせる

この作品の全ての元凶でもある

 

 

FFF団

 

 

御なじみの集団

プロローグの一件により自分達の行動に疑問を抱いている

 

 

清水 美春

 

 

基本は原作どおりだが島田の常軌を逸した行動にある行動を起こす

 

 

里宮 香奈枝

 

 

オリキャラ

強化合宿編終了後すぐに登場させる予定

明久とは小学校での同級生

髪型は青のロングストレートで、胸は姫路クラス

姫路がヤンデレとかした原因といえば原因である

明久と知り合いなのでFクラスにはいるが、本来の成績はAクラス相当

性格は礼儀正しくやさしい性格であるが意外と負けず嫌い

得意科目は現国と古典(調子がよければ800点は行く)

苦手科目は数学と科学(とはいってもBクラス上位の成績)

召喚獣

騎士甲冑をまとい武器はレイピア

 

腕輪

『結晶』

武器を結晶化させ、攻撃力を増幅させる

増幅量は1.5倍だが、600点以上で発動させると2倍になる




文字数ギリギリ……
なお、更新は亀更新だったり早かったりとランダムなのでその辺はご了承してください。
ちなみに美穂の腕輪能力は、ダクソの銀騎士の剣のエンチャントバグを参考にしております。


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明久悩む

執筆していたらもの凄いくらい話になったような……(特に終盤)
どうしてこうなった……


僕、吉井明久は現在進行形で悩んでいる。

何に悩んでいるかというと、何故僕が休学扱いということである。

そのことを知ったのは先週の金曜日のことである。

姫路さん達に校舎裏まで連れ出され集団リンチをうけて、痛みのあまり気を失って、保健室で目が覚めた後のことだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~回想~

 

「んっ……」

 

あれ、ここは……?

もしかして保健室?

誰がここに運んでくれたんだろう……?

 

「吉井君。気が付きましたか?」

 

声のする方向に顔を向けると、Aクラスの佐藤さんがいた。

 

「佐藤さん?何で僕は保健室に……?」

 

「私が、校舎裏で倒れている吉井君を見つけて西村先生にここに運んでもらいました」

 

どうやら佐藤さんが鉄人に教えたようだ。

 

「そっか、ありがと佐藤さ……っ!?」

 

ズギッ!

 

「無理しないでください。今のあなたは今すぐ病院に行かなければ行けないほどの怪我を負っているんですよ」

 

「とりあえず、今後の予定を吉井君に教えます。今回の吉井君の一件のことで学園長を含め教師陣で議論をこれから行います。結論が出るまで最低でも1週間はかかるので吉井君は、その間休学扱いになるのります。なるべく自宅にいてください」

 

「えっ?なんで?どうして?」

 

「どうしてって……、いいですか?今の状況は貴方には最悪の状況です怪我の具合からみて、次今日のような怪我を負ったら、複数の骨折や内臓系のダメージがはかりしれません」

 

「吉井君の体調を考えてのことです。分かりましたか?」

 

「う、うん。分かった……」

 

僕は大丈夫だと言おうとしたが、佐藤さんの有無を言わさぬ物言いに肯定の返事をせざるを得なかった。

 

「それと、その間は午前授業になり、吉井君には宿題が付きます。一人ではできないので私が手伝いますね。」

 

「うっ、やっぱりつくんだね宿題……」

 

「当たり前です。ここは進学校なんですよ?いくら世論が影響すると言っても、勉学を怠るわけには行きませんから」

 

やだな~宿題やだな~。

そんなことを考えていると、佐藤さんはこういった。

 

「宿題が早めに終わったら一緒にゲームでもしましょうか?その方が、意欲が沸くってものですよね?」

 

「へっ?い、いやいや佐藤さんに宿題教わるのに、そんなことできないよ!!」

 

「ふふっ、そんな心配はいりませんよ。むしろ早く終わらせたご褒美ですよ。ご褒美」

 

そうして次の佐藤さんの発言はAクラス主戦力とは思えない発言だった。

 

「私も、ゲームはよくやりますから」

 

「え?やるの?Aクラスの主戦力なのに?」

 

「はい。Aクラスの主戦力なんですけどね」

 

「あっ、でもこれは皆には内緒ですよ?」

 

そうお願いする佐藤さんが可愛くおもえて

 

ガン!ガン!

 

「ちょっ!?吉井君!?」

 

近くにあった引き出しに頭を打ち付けていた。

 

「佐藤さんが可愛く見えたのは夢じゃない……」

 

「えっ?可愛い……っ~~~~~~~!!」

 

その途端に佐藤さんの顔が真っ赤になったのはいうまでもない。

 

「まっ、まったく、吉井君はド天然ですか?そのようなほめ殺しの言葉が簡単に出てくるなんて……(ボソッ)」

 

「?なにか言った?」

 

「いっ、いえ、なんでもないですよ!?」

 

そうして佐藤さんは早口に喋った。

 

「吉井君の自宅の場所の把握のために、今日は吉井君と一緒に帰ります、いいですね!?」

 

「はっ、はい……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということになり佐藤さんに自宅の場所を案内して帰った。

帰宅後すぐに鉄人から土日の補習も休んでいろとの連絡が来た。

と、いうわけで現在土曜日、自宅にいるのだが……。

 

(本当に僕の問題を学園側は考えてくれているのだろうか?僕は学園の恥なんだ。むしろここで切り捨てるのも一つの手なのかもしれない……)

 

金曜の一件を思い出し、こんな考えも知ってしまっている。

僕はバカだ。だから勉強もできないし、相手の考えも読めない。そんな僕が文月に居てもいいのだろうか……。

それに姫路さん達からの過剰な暴力。

あの場には雄二やムッツリーニはいなかったけど、いたらもっと酷いことに無いっていたんのではないかと、ネガティブな考えばっかりしている。

僕に居場所はあるのだろうか……?

僕は……消えてしまった方がいいのではないのだろうか……?

 

 

 

 

 

僕は……死んだ方がいいんじゃないのだろうか……?




こんな展開にするはずではなかったんだけどなぁ……
なんでこうなったんだろう?
そして文字数すくねぇ……にじファンの頃の影響もろ残ってる


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美穂の優しさとある決意 前編

前後編になってしまった。
まぁ長すぎてもしょうがないですけど……。
そして深夜投稿である。


「それでは佐藤、吉井のこと頼むぞ」

 

今日は土曜日。

ですが私は昨日の事から吉井君の面倒を見なければいけません。

私自身もいい復習になるのでわたしにとってもメリットがあります。

でも……

 

「昨日の吉井君、帰っている時凄く落ち込んでいる顔をしていましたが、大丈夫でしょうか?」

 

だれの目から見ても明らかに落ち込んでいた吉井君を見て言い知れない不安感を覚えてしまい、半ば愚痴の形でもらしてしまいました。

 

「大丈夫だ。吉井はあれでも意外と芯は強い。ただ、今回の件でのうけたダメージは身体的にも精神的にも来ていると思った方がいいな」

 

「もし、その状態を引きずっているようなら、相談なりなんなり乗ってやってくれ。今のあいつには支えが必要なのかもしれない」

 

支え。

西村先生のその一言を受けて、もしかしたらと思ってしまった。

吉井君は自分が居ない方がいいのではないかと考えてしまっているのではないかと。

私自身なぜそういうことを思ってしまったのかは分からないが、きっと私が吉井君の立場なら、今すぐ自殺なりしていると思った。

 

「メンタルカウンセリングも必要でしょうか?」

 

「どうだろうな。精神的なダメージが深刻的ならそれもありうるが、今の吉井の状態を把握してからだな。渦中の人物達から隔離できれば回復の兆しもあるが……」

 

「っと、そろそろFクラスに向かわんと間に合わんか。明日吉井の状態の報告も頼む」

 

「分かりました」

 

吉井君のことが気になる……早く行かないと!!

 

 

 

 

 

 

 

「ん?あ奴は佐藤か?今日は休日じゃろうに……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吉井君の家の玄関に着きました。

なぜか心臓の音が聞こえてきそうなくらい緊張しているのが自分でも分かります。

 

(落ち着け私。あくまでも勉強を教えに来たんだ。落ち着け……)

 

「……よし!」

 

ドアのインターホンを押す。

 

ガチャ

 

「佐藤さん。……早いね。まだ昼じゃないよ?」

 

「おはようございます吉井君。こういうのは早めに始めて早めに終えるのが、時間のもっとも効率のいい使い方です」

 

吉井君はいつもの空気に見えましたが、やはり昨日の状態を引きずっているようです

 

「……でも、勉強ができる状態じゃありませんね。相談事なら、話を聞きますよ?」

 

「へっ?だ、大丈夫!大丈夫!十分に大丈夫「その調子のどこが?」……」

 

やっぱり……。

 

「とりあえず家に入れてもらえませんか?玄関で話すのもアレなので……」

 

私は吉井君の家に入り、居間のテーブルに吉井君と向かい合う形ですわり、吉井君への相談を始めました。

 

「吉井君の今の考えていることを当てましょうか?……自分がいなければすべて解決すると思っていますね」

 

「……!!よく分かったね」

 

「吉井君は結構顔に出ますね。私も吉井君と同じ立場ならそのようなことならどう考えるかおおよその予測はつきます」

 

でもやっぱりというかなんと言うか想定どおりの事態になっていて、まずい状況になりかけていたのに気づけてよかった。

あの人たちは吉井君を傷付かない超人かなにかとでも思っているのでしょうか?吉井君だってれっきとした人間です!それをこんな風にして……!!

 

「僕は、バカだから、勉強もできないし、人の考えもわからないし、他人に迷惑かけてばかりで、足手まといでどうしようもないからこんな目にあって、学園側の対策といったって、僕を退学させたほうがいいんじゃないかって思っちゃって」

 

……思ったより深刻ですね。

バカだからか……吉井君のそれは、良い方のですよ?

でも一般常識的に考えたらそうなりますよね。

こんなにボロボロなんて……

 

「吉井君……」

 

「僕は、学園側からしたら恥だからこの件を皮切りに恥になる人物を片っ端から切り捨てるなんてことも在るじゃないかって考えちゃって……」

 

「そんなこと……!」

 

「ないって言い切れる?清涼祭の時に竹原に嫌われているからね僕は、だから鉄人以外の教師達からは嫌われているんだよ」

 

なんでこんなネガティブな考えばっかりになっているんですか……。

なんでこんな自身の長所を否定するような事を言うんですか?

どうしてこんな……。

 

「だったら僕は……いっそ死んだ方が「そんな事、私がさせませんよ……」……佐藤さん」

 

「私がそんな事をさせません!吉井君は自身の長所を短所のように言わないでください!自分自身を否定するようなことを言わないでください!」

 

「でも僕は……「大丈夫です」……!!」

 

気づいたら私は吉井君を抱きしめていた……。

なぜ抱きしめたのかは私も分かりません。

でもこれだけは、はっきりといえます。

私は、佐藤美穂は、吉井君がいとおしいと感じ始めているのだと……。



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