四葉の破壊者 (凱旋の女神)
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世界の破壊者 入学編
通りすがりの仮面ライダーの正体とは・・・
しかし、ディケイドという仮面ライダーも他のライダーの様に並行世界がある。
その世界にいるディケイドの瞳(物語)は何を移すのか・・・
日本のとある山脈地で違法研究所があった。そこには、日本政府の研究所であれば問題がないのだが、とある外国人が違法侵入して無許可のまま研究を行っていた。そこには、拉致された日本人達が培養液が入った槽へ入れられていた。拉致された人達の共通点として、魔法と呼ばれた力を持つ事だ。
「平和ボケの日本人は捕まえやすいですね。この調子だと研究は遅延なく進められます。」
「当たり前だ。戦争に負けた我々と勝った日本人では、考え方が違う。我々はこの先何をすればいいかを考え行動をしているのだか・・・《侵入者!施設内に侵入者!基地内にいる者は、侵入者の排除を・・・ヴゥ!》・・・全員、侵入者来た。侵入者を出迎えてやれ!」
研究室にいた指揮官らしい者が、室内にいた者達に士気を上げる為に、声を荒げて侵入者を待ち受けていた。
《CLOCK OVER》
機械式の音声が聞こえた瞬間に、不法侵入者達の目の前に黒をメインとした格好で、顔にバーコードの様な物があり目が青く、胸部から左肩へ青と白のラインがある人型の者がいた。
「おい、ここは日本だぞ。ましてやこんな気分が悪くなる様な研究をしやがって。この代価はお前らの命としてやる、感謝しろ!」
「いきなり現れて何を言い出したかと思いきや、魔法の力が纏ったスーツで侵入したても、このアンティナイトがあれば貴様の様な者は、簡単に殺す事が出来るんだよ。」
「可哀想な奴らだな。相手の力を確認する事も出来ない奴らなんて。」
《ATTACK RIDE ILLUSION!》
指揮官達が見たのは目の前にいた者が、1人から3人へ増えた。いきなり増えた事に動揺してしまった。
「貴様は一体何者なんなんだ!?」
「俺か?俺は通りすがりの仮面ライダーだ。覚えなくていい、どうせ消えるんだからな。」
その研究所から銃声と魔法が起動する音が聞こえ、研究所から爆発音と煙が聞こえた後は、何も音が鳴る事は無かった。そして、研究材料として拉致されていた日本人達は、数日後にはとある病院で意識を取リ戻していた。
「お疲れさま、士。現段階では違法研究所はもう無いわ。予定通り、あなたは達也さんと深雪さんと同じ高校へ入学してもらいます・・・四葉として。」
「了解した。当主様の言う通りに・・・てか、入学式って今日だよな?」
「えぇ、そうよ。だから、ライダーシステムで向かって頂戴。あなたが住む家は端末に送るわ。それとガーディアンについては、明日の昼前には居るようにしますので・・・これで当主としての話は終わりです。つーちゃんと離れ離れになるなんて、おかーさん寂しいわ。」
「あのな。もういい歳なんだから、いい加減子離れしろよ。これじゃ、いつまで経っても葉山さんにバカにされたままだぞ?」
「いいのよ、私と葉山の主従関係の中で許される事なんですから。それと四葉としては別ですが、母親として恋人達を見つけてきなさい。七草の長女とかはカウント外よ。」
「はいはい。親からハーレムを築けって言われるなんて、びっくりしたわ。」
とある屋敷には、この日本の十氏族の四葉当主、四葉真夜とその従者である葉山がいた。そしてその者達がの前には、四葉真夜の実の息子である、四葉士がいた。
「葉山さん、お袋をお願いします。そして、いい子にしろよお袋。」
「私はあなたのおかーさんよ。それなのに・・・「分かりました、士様。道中お気をつけて。」ちょっと、葉山。私はそんなダメな大人じゃありません!」
士は親と従者の漫才の様なやり取りを見て笑っていた。国立魔法大学付属第一高等学校の制服を着て、腰に白いバックルが付けられていた。
「じゃあ、行ってくる・・・変身!」
《KAMEN RIDE DECADE!》
とある違法研究所に現れた黒をベースとした、仮面ライダーディケイドが現れた。基本カラーは黒・白・ゴールド。複眼の色は青である。
マシンディケイダーに乗り込み、とあるカードをバックルへと入れた。
《ATTACK RIDE KABUTO EXETENDER》
マシンディケイダーがカブトエクステンダーへと変化し、さらにエクスモードへと姿を変えた。
《ATTACK RIDE CLOCK UP!》
真夜達が見たのは、機械音声と共にバイクが変化したと思った時には、砂埃とタイヤ痕しか残っていなかった。
「あの子はもう少し、落ち着きを持つ事は出来ないのかしら?」
「それは真夜様が、入学式当日に伝えたのが悪いと思います。」
葉山からの言葉に真夜は、その場で動けなくなった。
「そんな事分かってますよー!」
真夜の叫びは朝焼けの空へ響いた。
次回の仮面ライダーディケイドは・・・
「久しぶりだな、お前たち。」
「久しぶりだな、士・・・」「お久しぶりです。士兄様。何故、声を掛けられないのですか?」
「ここで手を振っちゃ不味いかな?」
「壇上に立ってるのに、手を振るか普通・・・」
「何なんだ!?お前は。」
「俺か?俺は通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ!」
「遅いです。自分の家に帰るまでに寄り道をしすぎです。」
「返す言葉もない・・・」
次回、高校へ入学する、世界の破壊者。
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