FEH・SS計画~みんなの日常~ (ウロンチャ)
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エフィ「アルムは?」
感想!!ほしい!!!どんなものでも!!!ほしい!!!!
個人的に、エコーズはエフィちゃんの「アルムと一緒にラムの村でのんびり暮らす」って夢が凄く尊くて死です。
エコーズって誰かを想う系のキャラが本当に多いんですけど、エフィもリネアもティータも本当に大好きです。
皆素敵。
エフィ「アルムは?」
グレイ「今日はセリカに誘われて、城下町に買い物だってよ」
エフィ「そう……」
ロビン「なんだよ、アルムとデートか?」
エフィ「……ロビンには関係ないよ。それじゃ」
タタタ…
ロビン「……エフィのやつ、なんか冷たいなー。さては反抗期か?」
クリフ「そう? ロビンに対してはいつも皆あんなものじゃない?」
グレイ「まあな」
ロビン「どういう意味だよ!」
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ティアモ「あら、エフィ」
エフィ「アルム知らない?」
ティアモ「私が街の警備してた時、馬車に乗るのを見かけたわ。ロビン達に誘われて遠くに遊びに行ったみたいね。」
エフィ「そう……わかった。」
ティアモ「ねえ、エフィ?」
エフィ「なに?」
ティアモ「この前、私が主催した女子会に来てくれたじゃない?」
ティアモ「後から聞いたのだけど、あなた……あまり女の子とお喋りしないのね?」
エフィ「うん……そうだね、いつもは。それがどうしたの?」
ティアモ「そうなのね。誘ったの、迷惑じゃなかったかなって」
エフィ「そんな事ないよ! あの会は特別だから。」
ティアモ「そう? それならよかったわ。またお誘いするわね」
エフィ「うん。わかった」
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カチュア「あら、エフィ」
エフィ「アルムどこ?」
カチュア「金髪のペガサスナイトの子に引っ張られて街へ行くのを見たわ。」
エフィ「そう……」
カチュア「そういえば、しばらくしたらまた女子会があるそうよ。貴方も来る?」
エフィ「うん……時間が合えばね」
カチュア「私もよ。最初は姉妹に勧められて渋々だったけれど」
カチュア「思ったより『同じ悩み』の人って多いものね。少し通ってみてもいいかもしれないわ」
エフィ「うん、そうだね……」
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エフィ「アルムどこ」
エクラ「ああ、今日は街の警備にガシッストップストップ襟掴むのやめて苦しい苦しいヤバい死ぬ死ぬってヤバいって」ガクガク
シャロン「わーーっ! エクラさんがもげます!!」
アンナ「待って待って! どうしたのエフィ落ち着いて!!」
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アンナ「なるほど、アルムを誘いたいのになかなか日程が合わないと」
シャロン「それで最近落ち着きが無かったんですね……」
エフィ「たまに一緒になっても、特務機関の仕事の時ばっかり。だから、あまり行きたい場所に行けなくて……」
エクラ「行きたい場所って?」
エフィ「城の近くの草原。お弁当作って、アルムと一緒にピクニックに行きたいの」
エクラ「んんーーーかわいい!! 海溝より深い執着心以外は!!!」
アルフォンス「黙って、エクラ」
アンナ「ともかく、恋する乙女のささやかな望みね! それぐらいなら協力するわ!」
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アルム「今日の任務は、西部の果てにある村にしばらく泊まり込みの山賊退治か……」
アンナ「そのことについて相談よっ!」ババーン
アルム「アンナ隊長!? 部屋の施錠は!?」
アンナ「ピッキングよっ!」
アルム「最低だ!!」
アンナ「それはさておきアルム、あなたに今日と明日の2日、特別有給休暇を与えるわ!」
アルム「えっ、えっ?」
アンナ「親切な方(匿名希望)が、あなたの任務を肩代わりしてくれたの!」
アンナ「よってあなたはフリーよ!」
アルム「そう……なのかい? でも悪いな、その人に仕事を押し付けたみたいで……」
アルム「せめて、後でお礼を言いたいな。名前を教えて欲しいんだけど」
アンナ「絶対やめた方がいいわよ!!」
アルム「えっ」
アンナ「詳しいことは!! 言えないけど!! 絶対!! やめた方が!! いいわよ!!」
アルム「そ、そうなの……?」
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村人「子ども達を山賊から助けていただいて、どうもご迷惑を……」
ベルクト「フン、手応えがなさすぎて迷惑にもならん。俺の力は……」
子どもA「特務機関のおにーさんつよーい!」
子どもB「背たかーい! カッコいいー!」
ベルクト「ええい、当然の事を言うな下民ども! 上るな、しがみつくな! 不敬だ!!」
ロビン「アンナ隊長って交渉上手いよなー」
グレイ「ここが王宮御用達の宝石アクセサリー(特に女性に人気)の名産地って聞いた途端に、ベルクトすっ飛んで来たもんな」
ベルクト「渋・々・だ!! 間違えるなよ、愚民ども!!!」
ロビン「そーそ。特に指輪が有名な。……ったく、どいつもこいつもお熱で羨ましいわ」
グレイ「『大きな山賊団が相手だから(真面目で顔が広くて多忙な)アルムより、(仕事サボって友達あんまり居なくて暇な)ベルクト様の方が部隊のリーダーに適任』とか」
クリフ「実際、アルムより大胆な作戦で早く決着ついたけどね。大軍のぶつかり合いを熟知してた。さすが王子だね。」
ロビン「後は性格が素直ならいいんだけどな!」
ベルクト「聞こえているぞ! クソっ、敢えて甘言に乗ってやればすぐ調子に乗って……!」
村人「お礼に後日、特注の指輪をお送りさせていただきます。本当に、本当に……ありがとうございます」
ベルクト「しっかり名を入れろよ! 水色に似合う宝石を使え! 慎ましき女性に似合う程度の量でな!」
ベルクト「我が妻の指輪だ、妥協は許さん! その為だけに、このへんぴな片田舎に来て、雑魚共の掃除をしてやったのだ!! 忘れるな!!」
ベルクト「決して、断じて、アルムの為ではない!! 結果的に、そうなったとして、絶対に、俺の意思ではない!!」
ベルクト「あの女、万が一にも俺の名を漏らせば!! 即!! 打ち首にしてやるからなァ!!!」
ロビン「本当は素直じゃないだけで優しいんじゃねえのかな?」
グレイ「聞いた感じそう思うだろ? でもアレ、照れ隠しじゃないぜ。まるっきり本心っぽいわ」
クリフ「めんどくさい性格だなぁ……」
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アンナ「……とにかく、せっかくの暇よ。最近疲れてる様子だったし、少し休んだら?」
アルム「! ありがとう、そこまで気にかけてくれるなんて……」
アンナ「気にかけてたのはエフィよ。あなたが心配みたいね」
アルム「そうなのかい? エフィが……」
アンナ「ちなみに、エフィも今日と明日フリーよ。これは私の見立てだけど、最近声をかけてないでしょ?」
アンナ「挨拶にでも行ってあげた方がいいんじゃないかしら? それじゃあ、またね~☆」
バタン
アルム「エフィか……確かに最近、あまり声をかけられてなかったな」
アルム「心配をかけちゃったかな。今から探しに行こう」
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エフィ「……」ニコニコ
エクラ「すごい笑顔……」
アンナ「そりゃそうよね。あれから上手く誘って、今日が待ちに待ったアルムとのピクニックだもの」
シャロン「上手くいったみたいでよかったです!」
アンナ「上手くいくかは、まだこれからだけど……滑り出しは上々ね。私達も野次馬に……」
アルフォンス「その前に、色々と書類が溜まってますよ。お仕事どうぞ」ドサッ
アンナ「」
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アルム「すごいな……これ、全部エフィが作ったの?」
エフィ「うん! 料理が得意な英雄も沢山いるから、教えてもらったんだけど……どうかな?」
アルム「うん、美味しいよ! エフィはすごいなぁ……」
エフィ「私、いい奥さんになるかな?」
アルム「なるよ、きっと!」
エフィ「そ、そうかな……?」
アルム「それにしても、ここはのどかだね。ラムの村を思い出すよ」
エフィ「……お花畑?」
アルム「うん。ここには花はあまり咲いてないけど、風が気持ち良くて。なんだか懐かしいよ」
エフィ「そう……。あっちは、お花が綺麗だったもんね。」
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コソコソ
アンナ「なんでそこで地雷踏むのよ~!!」
シャロン「アルムさん、無自覚すぎますよぉ……! って、アンナ隊長なんでここに?」
アンナ「書類よりも色恋沙汰よ!! いいわぁ、あんな時代、私にも……」
エクラ「アンナ隊長って若いのにたまにおばちゃんみたいな事イダダダダダ!!」
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アルム「?」
エフィ「どうしたの? アルム!」
アルム「いや、なんでもない。ごめんよ、ぼーっとして」
エフィ「……アルムは、元の世界にいつか帰る?」
アルム「……うん、帰るよ。解放軍のリーダーだし、軍を放ってはおけない。それに、まだやる事がある気がするんだ。」
アルム「僕の剣……ファルシオンは『今の僕』には馴染みの薄い剣だけど」
アルム「きっとこれから先、僕が英雄として果たす役割と関係がある。何となく分かるんだ。」
アルム「為すべき事がある。この強い力で、何か。だから、それを果たさなきゃ」
エフィ「そう……そうなんだ」
アルム「ちょっと思い込みすぎかな?」
エフィ「ううん! アルムがそう感じるなら、きっとそうだよ。……うん」
アルム「エフィは、どうするの?」
エフィ「私は……アルムといっしょ、かな?」
アルム「そうか。エフィはいつも気配りができるし頼りになるからね、側にいると嬉しいよ。」
エフィ「ねえ、アルム?」
アルム「なんだい?」
エフィ「ここには、ソフィアも、リゲルもないよね。……ラムの村も、ないけど」
アルム「? そうだね。どうかしたの?」
エフィ「あのね、もし、元の世界に帰れなかったら……」
エフィ「……ううん、やっぱり何でもないの。ねえ、あっちに綺麗な小川があるの。行ってみない?」
アルム「本当? わかった、行ってみよう!」
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シャロン「エフィさん、何を言おうとしたんでしょう?」
アンナ「……伝承によれば、アルムとセリカは神々からの深い運命で繋がれているわ。それがバレンシアを救う鍵にもなる。けどそれは……」
シャロン「エフィさんは、どうやっても報われないって事ですか……?」
アルフォンス「彼女はそれを知らないだろうけどね。でも、今は何となく『もしかしたら』と感じる所があるのかな。ここはドーマ神とミラ神に縁のない地だから。」
アルフォンス「それでも、運命が変わって報われる見込みは、依然ゼロに近いだろうけど……彼女にとっては、それに縋るしかないんだろう。」
シャロン「エフィさん……」
アンナ「……? げえっ、アルフォンス!?」
アルフォンス「『げぇ』じゃありません。アンナ隊長、帰りますよ。今夜は書類を徹夜で処理です」
アンナ「そ、そんな……! いい話で終わりそうだったのに殺生な……!!」
アルフォンス「殺生なのは隊長でしょう……僕も今夜寝ずに手伝ってようやく『徹夜で済む』量です。早く帰りますよ」ズルズル
アンナ「いーーーやーーーっ!! もっと甘酸っぱいの見たいーーーっ!!」
シャロン「アンナ隊長、商売以外でこんなになるものなんですね……」
エクラ「だって見たところ独sイダダダダダやめてやめて!!!」
シャロン「エクラさんいつも一言多いですよね」
エクラ「他に一言多いキャラ居ないからね!!」
シャロン「あ、そういうこと言っちゃいます?」
エクラ「マイユニならではの『第四の壁』を破壊する特権アババババ!!!」
アルフォンス「ちょっとエクラも黙ってようか!」ギュウウウ
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~女子会~
ティアモ「エフィ、どうだった?」
エフィ「アルムと2人っきりで、とっても楽しかったよ!」
カチュア「あなたが満足ならいいんだけど……ちょっと心配してたのよ、エクラから話を聞いて」
エフィ「本当に満足だよ。アルムと一緒にのんびり暮らす……それが私の夢。でも、叶わないかもしれない。」
エフィ「だから、いいの。ちょっとでも夢を見られたから、それだけで今は十分。」
ティアモ「そう……エフィは強いのね。」
エフィ「そんなんじゃないよ。私はアルムを追いかけて夢を叶えたい。何があっても、それを変えられないだけ。」
エフィ「そうしないといられないから、そうするだけ。できなくなったら……しょうがないけど。」
ティアモ「……私も見習いたいわ、あなたのそういうめげないところ。」
カチュア「私も。とはいっても、マルス様にはもう……」
ティアモ「そうなのよねぇ……クロム様も」
カチュア「エフィ、あなたは頑張りなさい」ガシッ
ティアモ「そうよ、信じていれば運命はきっと変えられるわ」ガシッ
エフィ「う、うん? 圧がすごいよ……?」
ガチャ
アルム「エフィ! ……あ、お邪魔だったかな?」
エフィ「アルム!」
アルム「ごめん、出直すよ。アンナ隊長に聞いたらエフィはここだって聞いたから……」
ティアモ「私達が外します!! お腹が痛いので!!!」ガタッ
カチュア「わ、私も少し風に当たって来ますから! ……エフィ、よかったじゃない。楽しむのよ」ガタッ
・
・
・
アルム「なんだったんだろう……?」
エフィ「アルム、なんでここに?」
アルム「あ、そうだった。これ!」
エフィ「? これって……?」
アルム「仕事の下見ついでにって、ロビン達に誘われて西部の村に遊びに行ってね。その時に買ったんだ」
エフィ「え、これ、指輪……?」
アルム「グレイやロビンが『たまにはエフィに贈り物でもしたらどうだ』ってもちかけてきてね。」
エフィ「えっ……?」
アルム「特別な日でもないのに贈るのは気恥ずかしいんだけど『それがいいんだよ!』って、2人とも聞かなくって……クリフにも『わかってないなぁ』なんて言われちゃって……」
アルム「あ、でもちゃんと僕の気持ちは込めてるし、一番似合うと思ったものを贈ったつもりだよ。」
アルム「いつもありがとう、エフィ。……それだけは言いたかった。お邪魔しちゃったし、じゃあ、またね」
ガチャン
エフィ「」ポロポロ
ティアモ「(号泣で言葉にならない)」
カチュア「(苦しくも幸せそうに胸を抑える)」
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ベルクト「アンナのバカはどこだ!!!!」
エクラ「徹夜明けの疲れからか旅に出ました」
ベルクト「奴め逃げたな!! 今朝アルムから感謝の手紙が届いたぞ!! あいつら共に生かしてはおかぬ!!!!」
エクラ「めんどい人だなぁ」
ベルクト「貴様はさっさとリネアを召喚しろ!!! 指輪の持ち腐れではないか!!!」
エクラ「優しい人だなぁ」
ベルクト「だ、ま、れ!!!!!」
書きたかったものを書きました。後悔はない。
次回は未定ですが、そのうち書きます。きっと書きます。書きたいので感想をください(モチベーション乞食)
余談ですが(というか全部余談なんですが)、私のFEHは兵舎にエフィちゃんがいない不具合があるので、そろそろ引きたいです。絶対に許さねえエンブラァ!!!(とばっちり)
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