艦娘が逃してくれません。 (jokerさん)
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時雨が逃してくれません。
誤字 脱字などなどあるかもしれませんが、温かい目で見てくれたら幸いです。ハイ。
「ちょ!離せコラ!離せコラ!」
「嫌だよ、提督また逃げようとしたんだから、今度は三週間一緒にいて貰うよ。」
「だから、離せコラ!!!」
先程からうるさく騒いでいるこの男、この鎮守府の提督なのだが、艦娘に優しくしすぎた故なのか、半年間、軟禁生活を送っている。
「ほんと、出来心だったんですよ。」
引っ張られながら、俺はグダグダと言い訳を始める。
「今なら、行けるなって思いまして。」
本日も一週間の軟禁を終えたばかりで本日の秘書艦である「時雨」に「ちょっと外の空気を吸ってくる」
と言って正面門へ向かい堂々と捕まった。
いやほんと、すぐ来たよこの娘。
「言い訳はそれだけかい?さあ、執務室へ戻るよ。」
「すんません。」
「ガチャ」と重々しい音と共に時雨の右手と提督の左手に手錠がかけられる。
「いや、マジでこの状態での三週間はキツイんで勘弁して下さい。」
「僕だけじゃないから、安心しなよ。」
「うん、そういう問題じゃなくてね。」
「さ、執務室に着いたよ。」
下らない話をしているうちに執務室に着いたようだ。
中へ入り俺は椅子に座る、待っていましたと言わんばかりに時雨が膝の上に座った。
これは、通常の速度の三倍だ!
まあ、赤くはないんですけど。ハイ。
「他の駆逐艦もするけどさ、膝の上ってそんなに座り心地がいいのか?」
そう聞くと時雨は顔をくるっとこちらへ向けて
「僕は好きだよ。」
と笑顔で言ってきやがった。
「...ッ!」
やべ、思わず惚れそうになったわ。
「さ、この書類を片付けて僕の部屋に行こうか。」
やっぱ無理かも。
ヒトフタマルマル
今日の分の書類が終わる。
この娘、仕事めちゃめちゃ早い。
いやほんと、「おうっ!」てなったよ。ほんと。
「あー!やっと終わっt」
「さあ!僕の部屋へ行こうか!!」
「うん、行動が早いね君」
さすがに、コイツの部屋へ行くのはヤバい。確か夕立と相部屋だったな、夕立は夕立で色々めんどくさいな。
あの犬みたいな奴はとにかく引っ付いてくる。
そうなると俺の理性が「ヴエアアアアア!」ってなっちゃう。いやほんと。
「時雨さん、それよりも昼食をとりませんか?一二○○時ですしおすし。」
「ご飯なら僕が作るから!」
引っ張っている力を更に強められる。
「いや、ほら間宮さんの所でですね、ご飯食べた方が美味しi」
「ガッ!」という音と共に、視界が暗くなったのは、言うまでもない。
薄れゆく意識の中
「・・・君には失望したよ。・・・」
失望も何もただ名前をだしただけなんですけど!(阿武隈風)
「・・ふざ・・けんな・・・」
「ふざけているのは提督の方だよ。今日は僕という存在がありながら間宮さんに頼ろうとするんだもん。」
いや、飯は間宮さんでしょ。
そんなことを思っていると俺は意識を手放した。
????
なんか、甘い匂いがする。
言葉で言い表せないくらいにいい匂いだ。頭がクラクラしてきたな・・・。
「ガチャ」
「ガチャガチャ」
匂いの正体を確認しようとして、目を開け体を動かそうとする。
「・・えっ・・」
しかし俺の左手はベッドの柱に固定してあり動けませんでした!!(?)
「ちょ、何ぞこれ・・クソッ!!さすがに外れんな」
早速脱出しようとしたが、まあ無理だよね。
「・・・ん・・うみゅ・・・」
「!?」
今の今まで固定してある手に意識を向けていたからわからなかったが俺の右半身に時雨が引っ付いて寝ていた。
いや、早めに気付こうよ俺!だがこれは好機だ、この左手拘束をどうにかすれば時雨から逃れられる!
右手の手錠もいつのまにか外されてるし(たぶん俺が寝ている間に外された)あとはこの縄のようなものを切るものさえあれば
「・・何かねーかな・・」
部屋をキョロキョロと見てみるが使えそうなものは無い。どうやらここは空き部屋のようだ。
「なんだコイツ、自分の部屋に連れて行くとか言って途中で運ぶの諦めたのか?」
だが、そんなことはどうでもいい早く脱出をしてこの軟禁生活から脱却しなくてはいけない(使命)
「・・・まさか、こんな時に役に立つ様になるとはな・・・」
俺は自分の服の中に手を伸ばし、左側にある内ポケットの中に手を入れ「ある物」を取り出した。
「某通販サイトで手に入れた格安ナイフ(500円)」
あまり良質とは言えないがこれくらいの縄なら問題無く切れるだろう。
「・・よし難なく切れるな・・」
俺は時雨が起きない様に縄を少しずつ切る。
三十分後
「・・ふぅ・・あと少し・・・!?」
あと少しという所で背中に重みが掛かる。この重みは知っている(気がする)前に時雨を背負った時に感じた重みだ。
この瞬間俺は「何故!?」という感情に支配された。
なぜなら、俺はこういう静かにする作業では、絶対的な自信があった。家庭ではゴキブリの様に素早く動き回り妹に「気持ち悪い」とマジな顔で言われたし、軍学校では誰にもバレずに我が息子をなだめたことがある。
「静か」関係なくね?てか俺ただのキモい陰キャだわ。
「提督、何をしているんだい?」
怖えええええ!!ドスの効いた声で言う言葉じゃないだろ!!
「・・・・・・」
俺は黙秘権を行使するね!いや、こんな状況で「逃げようとしていました!!」なんて言えるかよ!まあ逃げようとしていた自分が悪いんですけど。ハイ。
「何か言ってくれないと僕悲しいな〜」
はい、ダウトそんなことは微塵も思っていないことは、声色で分かる。この声は「何か言ってくれないとヤっちゃうよ〜」って感じの声だ。
「・・・・・・」
だが、黙る。
いや、ここで下手なこと言えば確実にやられる。
「提督、いい加減にしなよ」
「早く喋らないと・・・えいっ!・・」
「うおっ!」
何この娘、いきなり俺の胸に手を置いてきたよ。
しかもサワサワと触ってくるし、なんかくすぐったいし!なんか、妙に触り方いやらしいし!!耳元で「ハアハア」言ってるし!!!
「・・・時雨さん?・・」
俺は変態駆逐艦に仕方なく声をかける。まあ、かけないと俺の貞操を取られる気がするからね。
「提督が悪いんだよ・・提督が・・!!」
うん。分かっていたけど、聞く気ないよねこの娘。
とりあえず、あの技を使うしかない(使命感)
「・・・おらっ!!喰らえ!時雨ぇ!もうお前に捕まることはないぞ!フハハハハ!!!」
バッと思い切り振り返り頭のおかしい事を言いながらさっきまで手に持っていたナイフを思い切り時雨の頭めがけて振り下ろす。
こんなこと、こんな可愛い子にしたくはないんだが今は非常時、やむをえん。
喰らえ!
「ガシッ!!」
「・・・へ・・・?」
今起こった事をありのまま話すぜ!一応軍学校を卒業して提督になった俺だ、筋力はある方だ。だがなんと時雨にナイフを持っている右手を簡単に掴まれてしまった!
「・・えへへ・・やっとコッチをミテクレタ。」(練度99)
うん。死んだなこれ。
俺は死を覚悟し、目をつぶった。
「ギュウ」
「・・提督〜・・・うへへへ・・」
やっぱりコイツがやる事なす事想定外だな。
てか、あぶねーーー!!
いやマジ下手したらやられてたよ。ほんと。
「は、ハハハハハ時雨は甘えん坊さんだなー・・仕方ないなー・・ほれほれ、よーしよしよし!」
なんやかんやこの娘達は可愛いなあ!おい!
「ガチャ」
「提督って詰めが甘いよね。」
「あっ」
今日も艦娘が逃してくれません。
時雨編終わり。
マジ適当に書いたし最後の締めも適当だけど、後悔はしてないです。ハイ。
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鹿島が逃してくれません。
やあ皆、あの後時雨の頭を散々撫でることになった提督だ。
そして頭を満足するまで撫で、その後は何事もなく時雨と一緒に寝た。
「チュンチュン」
外から小鳥のさえずりが聞こえる。カーテンから差し込む光が眩しい。昨日は色々と疲れたので泥のように眠ったから目覚めがいい。
「ガチャ」
少し右手を動かす。
うん。いつも通りというか何というか、手錠が右手に掛かっている。
つか、マジて腹たってきたな。
なぜ俺が、こんな事にならなければいかんのだ!(切れ気味)
くけけけ!隣には時雨がまだ眠っているだろう。昨日の辱め(胸のアレ)のお返しをしてやろう。(性犯罪者)
あからさまに右腕に胸を押し付けやがって!俺の息子はもう限界なんだよ!(朝勃ち)
俺は今は目をつぶっているから、時雨がたとえ起きていてもほぼバレていないはず・・・!しばらくしたら思い切り胸を揉んでやるぜ!(flagship級の性犯罪者)
「・・ん・・うん・・・」
いまれす!!
「ガバッ!」
「もにゅ」
「ガシッ!」
「ぐりぐり!」
流石に効果音だけじゃ厳しくなったので説明するぜ!胸を揉んでみたら時雨じゃなくて、鹿島だった!?
しかも腕掴んでさらに押し付けやがって!あ゛^〜俺の息子がさらに成長すんじゃ^〜(やっぱ朝勃ち)
「ア、アイエエエエ!?鹿島サン!?鹿島サンナンデ!?」(錯乱)
「うふふ、提督さんお忘れですか?今日は鹿島が秘書艦なんですよ。」
チクショウ!そいやそうだった、昨日はあっという間に事が進み過ぎたから明日の事なんて頭になかったな。
しかし、いつの間に時雨と入れ替わったんだ?
まあ、俺が寝てる間にだよね。
「・・というか・・近いんで離れてくれません?・・あと左手離してくれません?ちょっと痛いんで。」
俺は体を動かし鹿島から離れようとする。
「あら、提督さんから近づいて来てくれたのでは?私は嬉しいですよ。」
あらほんと自分から近づいてたわ。(鳥頭)
やっべえどうしよ。朝からアホな事したおかげで詰んだんですけど。
「いやほら、遊び心というか何というか。時雨だと思ってやったんですよ。うん。」
「ギリギリ!」
「あ、あの鹿島さん?更に力を強めるのやめてくれません?腕折れちゃいそうなんですけど。」
痛い痛い痛い!マジ折れる!艦娘の力でそれはヤベーよ!!
一応言っとくけど俺ただの人間だぞ、そんな力で腕握られたらあばばばっばb
「・・・時雨さんにも同じことをしようとしていたんですか?・・・」
「・・いや、時雨にというか時雨だとばかり思っていたんで。ハイ。」
てか横みれねえ!すごく怖い!なんなんだ?この半年間で艦娘が異様に怖くなった気がする。前回の軟禁もそうだったんだが、なんかこう俺がほかの娘のことを話すとこうなる。あれかな憲兵に差し出すのかな。
それはともかく、怖いから俺は左側向いとこ。
「ツツ~」
「おうっ!」
鹿島さん何でいきなり背中に指を「ツツ~」ってやってくるんですか。驚いて変な声出ちゃったよ。
いやほんといきなりでビックリしたよ俺。
「・・何で時雨さんにしようとしたんですか~・・」
これ前の時と同じじゃね?(デジャブ)
「・・何か言って下さ~い・・・」
うん。前と同じだ。(確信)
「・・・えい・・・!」
「グイッ」
「うおっ!」
今度は腕引っ張って体の向きを替えられたよ。
目の前に鹿島の顔が・・・あっ・・・いいゾ〜これ。
「・・・・・・・・・」
てか、めっさ見られてる!怖い!鹿島さん無表情だから余計に怖い!
この状況を打開するには・・・ええい!これd
「グウゥ~」
「・・・鹿島さん朝ごはんお願いしてもいいですか・・」
「そうですね提督さん・・すぐ作ります。」
あっぶねー!昨日昼ご飯と夜ご飯食べてなくて良かっよ。ほんと。
「それじゃあ作ってきますね?提督さん。」
「作るったって手錠どうするんですか?」
まさか、俺を引きずりながら料理をするわけがないだろ。
そんなことしたら、俺腕取れちゃうよ。ほんと。
「シュバッ」
「ガチャ」
「それじゃあ、ここでおとなしくしていてくださいね。」
「アッハイ。」
すごいよ、目にも止まらぬ速さで手錠をベッドの足に付けたよ。
何なの艦娘って、なに妖精さん全員赤い彗星なの?あのスピードを戦闘でも発揮してくれたら、深海棲艦との戦いも終わるよたぶん。
というかもう〇七〇〇なのか・・・外では艦娘たちが朝練してんな。空はあんなに青いのに・・・(扶桑)
話は変わるが、半年前から大本営から連絡が来なくなった。これも艦娘たちのせいで俺が外部との連絡をするのを避けるためなのか、それとも上の判断なのか、おまけに憲兵隊まで最近は見なくなった気がする。
前は陸軍もいた気がするが今はいない。大丈夫なの?この鎮守府、人間が俺一人になった気分だよ。いやほんと。
「・・はぁー・・」
脱出しまーす。つって、鎮守府出ていけたら苦労しないんだけど。
まあ、ここでグダグダやっていてもダメだな。手錠外すか。
「ガチャ ガチャ ガチャ」
うん。分かってたけどやっぱ無理か、だがこんな事でヘコむ訳にはいかない。ここを出て自由になってやるんさ〜!
さて何か使えるものを探すか。
「提督さ〜ん、ご飯できましたよ食べてくださーい。」
「お、お、おう。鹿島さんか、いただくよ。」
危ない危ない、タイミング良すぎるだろ。
「はい!どうぞ!」
食事が目の前に出される。
「・・あ、あの・・」
「はい!なんですか?提督さん。」
「・・なんですか?これ・・」
「はい!スクランブルエッグとベーコン、トーストです!」
「うん。そうじゃ無くてね」
「なんで、髪の毛やら入っているんですか?」
俺の目の前にあるこの洋食、前に出された時のよりも大きく違う所がいくつかある。まず、スクランブルエッグ、明らかに銀色の髪の毛が飛び出ている。そして、ベーコンしっかりと焼けているんだが妙に水々しい。さらにトマトケチャップこれは俺が、味が濃い方が好きなのでスクランブルエッグとベーコンにかかっているのだが、なんかちょっと赤黒い、ほんと殺人現場かよ。
異物混入し過ぎワロタで某マ○クもびっくりだよ。ほんと。
「さあ、食べて下さい。」
「いや、あの、ちょ。」
「ほら、あ〜んですよ提督さん。」
「ま、待って!待って!」
「早く」
「はい。」
ま、マジかこれ食うの?てか、鹿島さんの目が狂気に満ち溢れているんですけど。
「はい、あ〜ん。」
「あー・・・むぐっ!!?」
あらやだこの娘、髪の毛入り卵を口に突っ込ませて来たんですけど。ケチャップの味がなんか鉄の味なんですけど。
これは予想以上にやばい、なんかもう吐きそうでマジパナい!!
もう無理ポ、噛めない飲み込も。
「・・ングッ・・」
「ガシッ!」
「グッ!!」
「・・ングッ!?・・」
「ダメですよ提督さん、ちゃんと味わって食べて下さい。」
「うえ゛ぇぇぇ!!」
馬鹿野郎死ぬわ!!!首絞めてくるとか、こんな料理出してくる時点で頭のネジ外れた奴だと思っていたが、頭のネジどころか、脳ミソも飛んでんじゃねえの。ほんと。
「さあ、提督さん今度は味わって食べて下さいね♪」
なんかさっきより楽しそうなんですけどこの娘。あれですか俺の苦しんでいる姿を見て興奮するSですか、そうですか。
「・・ハア・・ハア・・ハa」
「はい、提督さんあーん。」
「・・ングッ!?」
休む暇も与えないとか、ドSの極みすぎんよー。
やっぱ吐きそ、噛みたくないとても噛みたくない。今すぐにでも吐き出したい。
「うふふっ、さあよく噛んで下さいね♪」
「ガシッ!」
「・・むぐっ!・・ングッ!・・アガッ!・・」
いや、頭掴んで顎無理やり動かせるんじゃないよ。てか、髪の毛の量が半端じゃないんですけど!これあれだよ卵六に対して髪の毛四だよ。
消化不良で死んじゃうよ。いやほんと。
〇八〇〇
あの地獄の朝食をやっとの思いで食べ切った。気がつきゃ約一時間もたってるよ。
「・・ごぢぞゔざま゛でじだ・・」
「はい♪お粗末さまでした。」
うん。可愛い鹿島さんマジ今は天使。
「あら、もうこんな時間ですね。早く執務を行いましょうか。」
「おっそうだな」
ヒトヨンサンマル
キンムクリ〇ゾンもびっくりなくらいに時間がぶっとんだが、昼飯以外は普通の執務だった。
「鹿島さんや鹿島さん。」
「なんですか?提督さん。」
「いい加減逃してくれませんかね。」
「ダメです♪」
うん。しってた多分一生ダメなんだろなぁ。ま、ゆっくり着実に脱出できればいいんだが。
「提督さん、この書類に目を通しておいて下さい。」
「ん、分かりました。」
えーとこの書類は、「大型建造を二回行え」と・・・
これだ!!!
この大型建造でどっちがより出にくい艦娘を出せるか勝負して勝ったら提督辞めよう。うん、そうしよう。
「じゃあ、鹿島さん。この大型建造でどちらがいい艦娘が出せるか勝負しましょう。」
「建造勝負ですか?」
「はい。これで俺が勝ったらこの鎮守府を出させていただきます。鹿島さんが勝ったら一つなんでも言うことを聞いてa」
「やります!!!」
あらやだ。こういう勝負を持ちかけると、すぐに食いつくんだから。
「じゃ、工廠に行きましょうか。」
in工廠
隣で鹿島は嬉しそうにしている。何?もう勝利確信してんのかコラ。
だが、残念ながら鹿島が勝つことは無い。なぜならさっき妖精さんに間宮アイス券をひっそりと渡していたのだ!!
あ、何?汚いだぁ?
んなもん勝ちゃあいんだよ、勝ちゃあよ(クズ)
「じゃあやりましょうか。」
大和が出やすい資材ぶち込んで建造ボタンを押す。さあ、建造時間が・・・
00:17:00
「ファ!!!???」混乱
「じゃあ私も押しますね♪」
「08:00:00」
「ファ!!!!?????????」錯乱
「あら〜これって大和型なんじゃないんですか?うふふっ」
そんなバカーナ!妖精め裏切ったのか!?
間宮券渡したのに!
「・・な、なんで・・」
「はい♪妖精さんありがとうございますね♪」
「アリガト-!」
ま、間宮高級パフェ券だとぉ!!!←(ケチった)
「じゃ提督さん♪」
「ガシッ!」
「ひっ!!」
「私、フルコースを作ってみたかったんですよ。」
「あっ」
今日も艦娘が逃してくれません。
今回も適当に書きましたが後悔はしてないです。ハイ。
ヤンデレっていいよね。
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大和が逃してくれません。
はい皆、こんにちわんこそば。前回鹿島に異物混入フルコースを食わされた提督だ。
だが、俺に食べさせていた時の鹿島の表情、とても良かったです。(Mではない)
さて、今日の秘書艦は大和だったな。
それと、昨日建造できたのはまるゆと武蔵でした。
やったね♪資材が消えるよ(白目)
さて、起きますかね。
「おはよう、大和。今日もいい天気だな。」
まずは朝の挨拶。一礼に始まり一礼に終わるみたいなもんだ。たぶん。
「・・ん・・・おはようごじゃいますぅ・・ていとくぅ・・」
あら、可愛い。
いや、そうじゃなくて。
「な〜んで大淀さんがいるんですかね〜」
「・・ハッ!!し、し、失礼しました!」
これは、話をしにきてそのまんま寝ちゃったやつだな。ほんと大淀さんもっとしっかりしてくれよ。
「ほ、ほ、本日の演習の編成について、確認したいところがございまして!」
あ゛^〜焦る大淀も可愛いんじゃ〜^
この鎮守府で今まで通りなのは、大淀・明石・雪風・金剛あたりだからなぁ、大淀は数少ない非ヤンデレ艦娘なんだよ。うん、そうだよ。(威圧)
「〜の編成はどうでしょうか?」
「うん。それで行こうか。」
「それでは、失礼します!」
「あー大淀、ちょっとこっちのベットへ腰掛けてくれ。」
「はい?」
「ほらほら、いいからいいから。」
「では、失礼します。」
「ギュウ!」
「て、て、提督!?!?」
さて、甘い感じに大淀を言いくるめてから手錠外してもらって鎮守府出よ。いい娘だからこそできるこの手法、初めてやってやるんさ〜!
「大淀、俺とケッコん゛!?!?」
「ガスッ!!」
「提督、何しているんですか。」
おっおう、最悪のタイミングで来やがったなこの野郎。
え?何、俺殴られたの?めちゃくちゃ後頭部痛いんだが。
ムードもクソも無い告白をしようとしたらこのザマよ。
いや〜やるもんじゃないね。柄じゃないようなことは。
大淀なんかアタフタしてるよ。やっぱ可愛い。
あっ、視界が暗くなってきた。
これ時雨の時と同じじゃね?やべーよ大和型一番艦大和が大和ホテル(意味深)なっちゃうよ。
視界が完全に暗くなった。
いやほんと勘弁してください。
????
「・・・う・・うん・・」
まだ頭痛え、あの超弩級戦艦マジで殴ったな。
「ガチャ」
さらに椅子に座らされて両手を手錠でガッチリと。
一応この鎮守府の提督だよ?俺。まるで拷問を受ける兵士みたいじゃん。提督をもっといたわって欲しいな。
しっかしこの場所は肌寒い、鎮守府にこんな場所あったか?
しかも目を開けたはずなんだが、暗くてなんも見えん。
目隠しもされてんな。こりゃ。
「あら、提督起きたんですか?」
「ッ!!?」
いきなり耳元で囁かないでくれ、びっくりするし耳にかかる甘い吐息がこそばゆいんだが。
「お、おう大和か?今なら軍法会議にはかけないからこの手錠と目隠しを外してくれないか?できれば今すぐに。」
とりあえず軍法会議という単語をだしてビビらせてみる。
「オラオラ、早く外すんだよあくしろよ。」
「ギュウ」
コイツ、後ろから抱きついてきやがったよ。ちっ!大和を動かす動機にならなかったか!
「提督は嘘が下手ですね」
「うるせえ、早く外せ。」
「嫌です♪」
ほんと頑固な奴だ。
「どうしたら、外してくれるんだ?」
ここで、条件を提示してみる。正直、コイツらヤンデレ艦に聞くのは自殺行為かもしれんが今回は大和だ、昨日の鹿島のようにはならないだろう。
「ん〜そうですね〜」
できれば軽めのにして欲しいが頭を平気で殴ってくる奴だ。まあ、聞いた自分が悪いんですけど。ハイ。
「それでは、今日一日提督は大和にお世話させて下さい。」
お世話?身の回りのか?それなら楽だ。大和は美人だから俺そんなことされたらダメ提督になりそう。
「しゃーねーな、終わったら外してくれよ・・・と言いたいところなんだが、まだ今日の書類が終わっていないはずなんだが・・」
「大丈夫ですよ。今日は提督の代わりに大淀さんがやってくれているようですし。」
おい、俺の大淀に何させてんだ、と言いたいところだが言ったらヤられる。うん。そうなる。
「・・・じゃあ、頼む・・・」
「はい♪」
まず始まったのは、朝食だ。
今日は朝から何も食べていなかったから全部平らげることができた。フルコースだよ?死ぬかと思ったよ。ほんと。
「あら、全部食べてくれたんですか?」
大和が嬉しそうに聞いてくる。
「あ、ああ、美味しい洋食をありがとう。」
「はい♪」
それから腹も膨れたせいか恥ずかしいが、眠くなってしまい、うとうとしてしまった。
眠くて死にそう、でも寝たら負けなんだよ。うん。
「提督、眠たそうですね〜」
大和がニコニコしてやがる、俺が寝るのを待っているみたいだ。
「あっ!それなら私が耳かきでもしてさしあげましょうか?」
「耳かき」だとッ!?この状況でやられたら死ぬ精神的に死ぬ。
けど、どうせ逃げられないし、してもらおう。うん。そうしよう。(思考放棄)
「・・・そうだな、頼む・・・」
「はい♪では早速・・」
はい。現在大和の膝の上に頭を乗せております。
やべーよ。膝、めっちゃ柔らかいよ。(童貞)
しかも甘い匂いがするし、なんなの?女の人って。
身体から常時香水でも出てんの?
「それでは、始めますね。」
あ、これ気持ち良く寝れるやつだ。
大和の奴どこでこんな耳かき術覚えたんだ?
あーヤバイ眠い。
「寝てしまっても構いませんよ?」
こいつお見通しなのか、なら寝させていただきますか。
いや別にこれ以上やられると立つもん立っちゃうとかじゃないから。ハイ。
俺は深い眠りについた。
???
だんだん意識が覚醒していく。
下が柔らかい。という事はベッドの上かな?
さて、目を開けるしますか。
「パチリ」
おっと、目の前には大和型一番艦様がいるみたいだ。
「スー、スー」
だが、こうしてみると大和も普通の女性なんだな。
こんな深海棲艦が海を蔓延る時代に生まれてなければ・・・
「んー」
なんか大和が気持ち口をこっちに向けているきがするんだが。
「・・何してんだ・・」
「おはようのキスです♪」
「しねえよ、しかももう夜だと思うぞ。」
「そんな事はいいんです・・・ッ!」
「うおッ!!」
やだこの子俺の上にまたがってきたよ。
しかも顔を近づけてくるし。
「提督は最近私に構ってくれないですよね?」
「いや、そんな事は無いと思うんだが。」
「いえ、この鎮守府に来る子が増えるにつれて構ってくれる時間が、減っています。」
「そ、それは済まない。これからは気をつけるかr」
「だ・か・ら、大和は提督が他の子に取られるような気がしてなりません。」
「既成事実を作ればそんなこと心配しなくても済みますよね?提督?」
「」
いや、もう絶句だよ。なんなのこの子。
最初はこんな子じゃあなかったのに。あ、俺のせいかもですね。ハイ。
「大丈夫です!提督は天井のシミを数えていればいいんです!」
「ま、待てッ!大和!早まんな!」
「何をしているんだ大馬鹿者が」
「ゴスッ!!」
「きゅう〜」
良かった、武蔵がきてくれた。
「ありがとう!武蔵!」
「大丈夫か?相棒、こいつにはキツく言っておく。」
「あ、ああ、後ついでにこの手錠も・・・」
「それは自分で外せ」
「あっ」
「ゴスッ!!」
今日も艦娘が逃してくれません。
次もいつになるかわからないかもです。
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榛名が逃してくれません。
やあ皆、前回頭を殴られた提督だ。
頭割れたと思ったがそんな事はなく元気に寝ていました。ハイ。
てか、この挨拶の流れ多くね!?
今、耳には小鳥のさえずりが聞こえる。どうやらあの後誰かが部屋まで運んでくれたようだ。
そして、今日の秘書艦は・・・
「提督〜」
耳元から凄く、凄く聞き覚えのある声が聞こえた。
やっぱ榛名だ、正直こいつは時雨に並みのヤベーやつだから何されるかわからん。前の週は一日中引っ付かれただけだったが今回は何をされるのかわかったもんじゃないよ。ほんと。
まあ、こんな考え事をしてるくらいならさっさと起きて出来るだけ軽めの制限にしてもらおう。うん。
「あ、ああ、起きてるよ榛名。」
「はい♪提督が目を開けてくれるまで10秒かかりました〜」
そっと目を閉じる。
こいつ前回以上にヤベーわ。ビックリしたよ。先生かと思っちゃったわ。先生が「静かになるまで10秒かかりました〜」みたいなね?やめてほしいよ。
とりあえず言い訳を言うか。
「す、すまない。まだ眠たくてな。」
「え?本当ですか?榛名が声をかける前から提督は起きていらしていましたよね?」
え?なんで知ってんのこの子。
新手のニュータイプか?いやそんな事は無いな。うん。
「いや〜そんな事は無えよ。」(裏声)
ヤベーテンパって声裏返っちゃったよ。ミッ◯ーみたいになっちゃったよ。ハハ!↑
「まあ、そんな事よりも榛名、提督のために朝ご飯を作ってきました!」
目の前には榛名が作ってきたと思われる料理が置かれた。
そんな事で済まされたよ。
あら、比叡ちゃんが作った料理みたいなまがまがしさね。
確実に食べたら死にそうな色してんだが。
榛名はちらっと時計を確認すると
「榛名はこれから演習がありますので戻ってくるまでには絶対に食べておいて下さいね。」
「出来るだけ早く片付けてきますので。」
そう言って榛名は部屋を出て行った。
そういや第2艦隊は榛名だけのはずなんだけど、いつも無傷で帰ってくるよな。
てか、え?食うのこれ?この真っ赤な和食を?むしろ赤すぎてシャア専用朝食って感じだよこれ。鹿島さんの時より酷いよこれ。
「と、とにかく、食べてみないことには何も始まらないからな。」
「パク」
「ごふッ!?!?」
一言で言おう、不味い。
正直、鹿島さんの方が良かった、これ鉄の味しかしないわ。確実に体に悪そうだが食わねば、食わねば自分の命はない。
てかなんなの?俺は罰ゲームでも受けてんのか。軍学校の時でも誰もやってなかったぞ!
「パク」
「ウッ!!」
「パクッ!」
「オウッ!!」
ヤバ、島風みたいになったわ。
なんなんだよこれ人の食いもんじゃねえよ。
前に周りの提督から「お前のとこの艦娘はいいなぁ」とかいわれてたけど酷いよ、ほんと。(関係ない)
「しかし!男には引けない時がある、、今がそうだ!!」
「パクッ!!!」
「おえ゛え゛え゛え゛えええ!!!!」
やっぱ無理ぽ。ゲロマズなんですけど!(阿武隈)
皆さん考えてみてくださいませませ、形はご飯なのに色は赤で味が鉄って…ヒドない?提督泣いちゃうよ。ほんと。
そのまま提督の格闘は続いた、、、。
「提督〜??」
どうやら演習を終えた榛名が帰ってきたみたいだな。来たらマジ締めよう。うん。締めの構え入りまーす。
そう考えているうちに扉を開けて榛名が入ってきた
「おいコラ!榛名!!お前!何食わせてくれてんの↑!?」
提督は怒鳴る。怒鳴りすぎてドナルドになるところだ(意味不明)
「犬の飯でも食ってrモゴォ!!」
口に長い鉄の棒が押し込められる
なんだ!?口の中に何かが!?ってこれ砲身だよね!?そうだよね!?そうみたいですハイ。
「提督?美味しかったですよね??」
ほぼ脅迫やん、めっちゃ押し込んできて、歯が痛いわ!
「モゴモゴ!!!」(マズイに決まってるだろ!ふざけんな!!)
そうだよね、喋れる訳ないよね。なんかちょっとでも抵抗できると思ってた自分がここにいます。ハイ。
「オ・イ・シ・カ・ッ・タ・デ・ス・ヨ・ネ??」
「あ〜、榛名のご飯は美味しいなぁー」
隠し味が強いだけでこれはご飯だ(洗脳)みんな想像してみてくれ、チキンライスってあるやんあれや(意味不明)
「ですよね♪はい!提督!あーん♪」
おっふ、貴方の笑顔にやられました。んー、榛名って普通にかわいいよなぁ。こんなかわいい子の誘いには断れないなぁ。
「あ、あーん」
「パクッ」
「オロロロロロロロロ」
やっぱり無理だわ。正直なところゲロくそまずいです。ハイ。
なんなんこれ?本当に榛名作った?鹿島だよこれ。
「提督!?私の料理は不味かったですか、、、?」
上目遣いで言うなぁ惚れちまうダロォ!?
「いゃ〜今日はあれだ、ちょいとばかりた、体調がよろしくなくてな、、、」(裏声)
はい嘘乙〜。一発でわかるわこんなもん、しかもおニュータイプな榛名につくような嘘じゃないよね。正直。
不知火くらいだったら引っかかりそう(小並感)
「・・・ックシュン!・・・」
ちょっと待て、今天井裏からくしゃみの音聞こえたんだが
不知火さんいるこれ?コイツ盗聴魔かよ、マジなんなんこの鎮守府。
誰だよ提督、あ、俺だった(テヘペロ)
「大丈夫ですか!?提督!今日は大事をとってお休みしたほうがいいかと、、、」
真面目かよマジで、いや真面目かよマジで。だが、これは仕事サボれて休める
結果的にラッキー池田じゃね?
「そうだなぁ、休むk」
「あ、もちろん私も休みますよ?」
「知ってた」
〜ヒトヒトマルマル〜
「んー!やっぱ灯台から見える海は最高やな!」
結果、俺と榛名は外で散歩することにした。毎回毎回ベッドで休んでたら逃げることできないよなぁ。
3週間軟禁のはずの俺は外にだしてもらえた。なんで?(唐突)
「提督!あそこにイルカがいますよ!」
「え。マジで?横須賀の近くってイルカおるんや、、、」
マジかよ、知らんかったぞ俺。てか、最近まともに外を見れてねえんだなこれが。あぁーマジで逃げてぇそうしてぇ。
「てか、榛名はん?この手錠はずさんの?」
「・・は?・・」
やべえよ!目が本気だよこれ!怒り散らしてるよこれ!いやさ、さすがに外出て手錠はおかぴぃーぽぉ??(謎)
「いや、動きにくいしですしおすし。」
後ね、密着しすぎて匂いとかやばいです。ハイ。てか提督が手錠っておかしいだろjk(今更)
「いいじゃないですかー、この鎮守府何百人と艦娘がいるので、秘書艦なんて次がいつになるかわからないんですから。」
「たっくしゃーねーな、今日だけだぞ?」
「はい!」
そういや忘れてた何百人といるんや艦娘、マジかよこのシリーズ何百話続けるの?無理だよ(唐突)
「そういえば提督、頭大丈夫ですか?」
何この子いきなり提督を馬鹿にするやん上官だよ?これでも
「てめえこら、馬鹿にしてんじゃねえぞ」涙声
「ああ、違います。昨日後頭部を強く打たれたみたいでしたので。」
こいつ昨日俺がぶん殴られたこと知ってるのか、超弩級パンチをくらって生きている俺。深海凄艦より強いんじゃね?ほんと。
でもなんか心配してくれてる!提督感激です!(榛名風)
「私はそんな風に喋りませんよ?」
「心の中読むのやめよ?マジで」
全く、俺が脱出したいのバレちまうだろぉ?時雨あたりは知ってることなんだよね。実は。
「何で提督はこの鎮守府から脱出しようとするんですか?」
「だから心読むなって…」
「なんで脱出したいか、ね?そりゃお前らが鎮守府を出してくれないからだろ?」
「そんなことはないですよ?みんな貴方が「逃げよう」とするからみんな阻止するだけですよ。」
あーなるほどねえ、そう言われてみると俺って逃げようとしてばっかなんかね?みんなに普通に街へ行きたいって言えば出してくれるのか!明日にしよう。うん。そうしよう。
「私の時にそうしてくださいよね!」
こういう所がかわいいんだよね榛名って、てか外にいる時はヤンデレでないのなコイツ。
「もう少しでお昼になりますね、提督」
「もうそんな時間なのか〜早いな〜」
なんやかんや昼までいったの今回初めてじゃね?この前まで気づいたら頭殴られて次の日だったからなぁ。たまには昼飯も食うか!
「榛名、昼飯食うか!」
「私がおつくりしましょうか?」
「間宮さんのところで食べようか、うん」
「・・・分かりました。・・・」
ごめんね!そんな顔しなさんな。さすがにシャア飯二回は体に悪いわ!殺す気かこいつ。
「吉幾三!」
「・・面白くないですよ?・・」
「いや~甘いね榛名クンこのネタをわかってくれるやつは衣笠くらいかな!やっぱ」
衣笠はいいぞ?何かと話してて面白いし酒も飲んでくれるし俺との相性も抜群!
「ガチャ!」
「今日は私が秘書艦ですよ?」
いや知ってるし、何を言ってるんやこいつはよぉ?
これ突き付けられてるのあれだよね?主砲だよね?これ俺に穴が二つになるってことか?ちなみに一つはけつの穴な(誰も聞いてない)
「ほかの女の名前は出さないでください。」
「善処いたします。」
でたよ、榛名とかその他やべー娘たちはこういうの嫌がるんだよね、なんでやろ?名前を呼ぶくらいいいだろ別に!
ヒトフタサンマル
少し移動してこの鎮守府で最大の場所食堂へ移動した。ガチで広くね?なんかのドームだよこれ。ちなみに俺が着任したときより少し大きくなっているらしい、全然わからんけどね!(切れ気味)
「よ~し!着いたー!何食う榛名?」
ちなみにこの食堂は食券制だ。前は直接言いに行ってたけどさすがにこの人数の飯をさばき切るのは三人ではいかないらしい。うちの飯作る三人は間宮・伊良湖そして我らが鳳翔ママだ。鳳翔マジ天使。そして余談だが俺のおすすめはかつ丼だ。卵とカツそしてご飯のマッチは最高なんやなこれが。
「私はそうですね~少し迷ってますね・・」
やっぱ迷うよな、間宮さんたちの飯はうますぎて正直何回も食べてしまいそうになる。女子にはこれが天敵らしい。時雨が言ってた。(小並感)
「なら俺先行って席とっておくぞー」
「分かりました、手錠外しときますね」
「バキッ!!」
まじかよこいつ、素手で手錠ぶっ壊しやがったよ。どこのバキだよ。マジで。
「ありがとーう」
俺は席探しの旅に行くぜ!と思ったけど案外人が多いんだな。見つからんのだが
「提督」
俺が席探しに悩んでいると俺がある意味一番嫌いな奴の声が聞こえた気がする。気のせいだよね。多分。気にしない気にしない、無視してこ。
「提督、無視はひどいな」
ゲシッ!
「痛って!おいまじやめろ時雨ぇ!」
「提督が無視するからさ」
ふふんって感じの顔してんなこいつ。顔にパンに決め込むぞ、グーパンチするぞ?グーパンチですの(白井黒子風)するぞコラ。
「ここ空いているから座りなよ?」
「あ?別にいいぞ、席探せるから」
「席探せてなくてこまってたんじゃないのかい?」
こいつの俺の心を見透かしている感うざいんですけど!でも困ってるのは事実です。ハイ。
「前失礼するぞ」
「なんだ、隣に来ないんだ」
「今日は榛名と食うからな」
こいつ秘書艦じゃないときは随分と普通だよな、大和も鹿島も秘書艦の時だけああなるのか?秘書艦制度やめにしようかなやっぱ。
「提督はかつ丼かい?」
「見りゃ分かんだろ、お前は何食ってたんだ?」
なんかめちゃでかい筒みたいな容器なんだけど、こんな食い物食堂にあったか?
「僕は間宮パフェだよ」
「お前、この前太るから甘いものは食べないって言ってただろ?」
「この前はこの前、今は今さ」
「てかお前こんな時間に食堂いていいのか?出撃だっただろ」
「早めに終わらせたのさ、最近は深海棲艦も弱っているみたいだったからね」
「深海棲艦」、こいつらと生活しているとそんなこと微塵も感じないんだが日本は、いや世界中は戦争中だったな。
「俺が来た頃よりかは平和になったのかねえ?」
「提督が来た頃は一番荒れてた時だったからね、鎮守府(ここ)も海も」
「ここは酷かったなぁ、前任が好き勝手やってくれたせいで艦娘の士気は最悪、レイプに売春しまいにゃ人身売買ときたもんだ、始め来たときは死ぬかと思ったよ」
そう、実はこの鎮守府は元はブラック、超が付くほどブラックだった。ブラックコーヒーもびっくりなくらいに。
「でも、そんな鎮守府を救ったのが提督ですよね?」
「あ、榛名」
「おう、遅かったな」
「じゃあ僕はそろそろおいとましようかな」
「あら、時雨さんもう行っちゃうんですか?」
「秘書艦の邪魔はできないからね」
「じゃあな時雨」
「うんバイバイ」
そういって時雨は手をひらひらと振りながら席を後にした。なんかシリアスな展開になってたけどそんなことはないです。ハイ。
「榛名は何を頼んだんだ?」
「私はこのなまこ定食にしました!」
「お、おう、うまそうだな」
まじかよそんなのあるん?この子何かと冒険家だよね。え?お前もいろんな意味で冒険家だって?脱出したいだけです。(切実)
「そいやお前、二時ころから演習だろ?」
「はい!気合い入れていきます!」
「それ比叡な」
「今日二回も演習とは疲れるよなぁ」
「そんなことはないですよ?執務してませんし」
「あったの忘れてたわ」
脱出するならこの時間帯しかないな。だが俺は執務室の机に手錠をされてしまうだろう。「演習の様子を見ててもいいか?」って聞いたらOKしてくれないかな?
「その演習さ観戦させてもらっていいか?」
「来てくれるんですか!?榛名感激です!」
「たまにはみんなの活躍もみないとな!」
ほんとは逃げるためだけどね
「それでは私は準備してきますね!」
「おう、気を付けてな~」
榛名は嬉しそうに食堂を後にした。あいつやっぱりどこか抜けてるな手錠壊れたままだぞ。
~一時間後~
「演習場についたわけだが・・・」
「ガチで榛名一人だけなのな」
戦闘準備中なのは榛名一人だけ、編成そろそろ変えるか。
「がんばれー!榛名ー!」
俺が大声でそう叫ぶと榛名は気づいてくれて嬉しそうに手を振ってくる。脱出のプランは考えてある。演習が開始されたと同時に朝に行った灯台付近まで行く。そしてそこに妖精さんに手配してもらったボートで他の町へ脱出さ!マジ楽勝。勝ったわこの勝負。
この考え事をしているうちに演習が始まった。
「よっしゃ!灯台までの道は暗記済み!さらばだみんなよ!フハハハハハ!!」
全速力で走って5分くらい、広すぎなマジで。だがその辛抱を乗り越えた先に勝利があるんさ~
その時警報が鎮守府に鳴り響いた。
「・・ハアハア!・・なんだぁ!?このサイレンはぁ!?・・」
「「提督が灯台付近から近海に脱走しようとしているよ!」」
「この声時雨か!やってくれたなあの野郎!」
「だが!俺の方が一足早かったみたいだな!」
提督はそういうとボートのエンジンをかけた
「くっそ早くかかってくれ!」
ブロロロロとエンジンは息をした。
「さらばだ諸君!また会おう!フハハハハハ!!!」
このボートは時速100は出るクソ早ボートだ、ミンチになるよかこいつに乗って脱出した方がましだ!あらら鎮守府がもう遠いや、りがとう俺の鎮守府生活みんないい夢見ろよ!
「でもなんか寂しいな・・」
提督業を捨てた俺は何が残るのだろうか、そんな不安はありましぇーん!もうある町のコンビニバイトになることになっているからな!
「マジ人生楽勝!」
「人生谷あり山ありなんですよ?」
「ッ!?」
「提督ぅ?逃げるなんて榛名寂しいです」
なぜだ!?こっちは時速100キロだぞ!?そう簡単に追いつけるはずがない!
「チッ!榛名ぁ!悪いがここは行かせてもらうぞ!」
俺は緊急用の煙幕を榛名に向かって放った
「キャ!?」
「ふはははは!こいつは神経ガス入りだしばらく目を開けねえぞ!」
脱出のために手段は問わず。これ孫氏も言ってた(言ってない)正直こんな小細工で榛名を止めれるなんて思ってないが、なんせ榛名は古参中の古参恐らくさっきの演習相手もボコしてこっちへ来たのだろう。
その刹那
「ドゴッ!!!」
俺の体は空中にあった。
あの煙幕の中的確に主砲の砲撃をあててきたらしい。
「私、言いましたよね?逃げようとしなければ拘束もしないって」
聞いてねえよと言おうとした俺の意識は深海に飲まれた。
今日も艦娘が逃がしてくれません。
最後の終わり方が雑ですいません。
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吹雪が逃がしてくれません。1
目を覚ましたら知らない天井、、、なわけないんだなぁこれが。
前回吹き飛ばされて意識を失った提督です。どうも。恐らく寝室のベッドに拘束されてますな。
チュンチュン
外から小鳥の鳴き声が聞こえる、そして朝日が顔を照らす。
朝日が眩しいなぁ朝日ってたまに失明するわってくらいな時ない?(謎)
ジャラ・・ジャラ・・
首をくるんと回しながら辺りを見回すと、手足が手錠でベッドに拘束されているみたいだった。
マジかよまさかの手足拘束パティーンねこれ。昨日逃してくれなかったからってこれはひどいやろ。マジで。
てかやべえ、めっちゃけつ痒いこれは拷問レベリングな痒さや、ちょマジで誰かおらんかな?大声だそ
「おーい!誰かいないんかー!」
「起きたんですか?」
無機質な声が右上の方から聞こえる。
「おうっ!」
またビックリしちまったよ。俺名前改名しようかな島風に、いやぜかましも捨てがたい。
「どっきり大成功ー」
「声的に吹雪か?びっくりさせんなよ」
めっちゃ感情のこもってない声だったからマジでびびった俺終わったと思ったわ。普通枕もとに立って待つか?幽霊やんそんなことしたら、稲川淳二もビックリだわ。
とりあえずあれを頼もう。
「ちょ、吹雪手錠はずさなくてもいいからけつかいてくんね?」
そう言うと吹雪は呆れた顔をしながら
「艦娘にそんなこと言う人司令官くらいですよ?まったく」
「俺も好きでこんな命令してるわけじゃないんだよなぁ」
しゃーないやん!?拘束されてるし!けつ痒いし!けつ痒いし!おまえ、むしろけつ痒いとどうなるんかしっとるんか?
肛門が爆発します(迫真)
「ここですか?痒いとこ」
「あーそこそこ、いやー分かってるね!吹雪くん!」
仰向けの俺がきつい体勢にならないように器用にかいてくれた。
なにかと尻を撫で回しているような気もしなくはないがここは我慢する。
「はい、終わりましたよ」
「あんがとさん」
「で、この拘束といてくんね?」
「無理です」
無理は承知のことよ!これを言えば解いてくれるやろ!
「ちょいとタバコ吸いたくてさぁ」(大根役者)
「ダメです」
「チッ!」
「舌打ちしてもダメですよ?」
知ってたよ?なんなら読者の皆さんも知ってた事だよね。だが、男には聞かないといけない立場がある。今がそうさ!(適当)
「てか、普通に考えて逃げようとしたからダメですよ?司令官」
「いや!時雨だったら許したねこれ」
そう、時雨は許してくれる。なぜなら前成功したからな!数秒で捕まったけどね。
「その時雨さんに言われたんです。逃すなって。」
アイツめぇ!!前は許してくれたじゃねえか!別にいいじゃねえかよ!アンチ時雨になったわまじで。
「私の前で逃げようとしたら、手足切り落として私から離れさせなくさせてあげますよ?」
「怖すぎワロタ」
マジでこいつ平然と言いやがったよ、怖すぎな!マジで。手足なくなったら何もできないし、脱出も不可能だわ。
「あ、私朝ごはん持ってきますねー」
そう言って吹雪は寝室を後にした。
はい、きちゃいました。毎朝恒例行事の朝ごはんルーレットです。
今日は赤か?異物混入か?頼むから劇薬とかやめてくれよ?まだ死にたくないわ
タタタっと小走りで吹雪は戻ってきた。
「今日の朝ごはんは、私吹雪特製の朝ごはんです!」
バーン!と「無い」胸を張って、手に持っているものを目の前に出してくる。
俺の瞳に映ったのは
「おお!!美味そう!」
吹雪が持ってきてくれたものは塩おにぎりと卵焼き味噌汁だった。
「これだよ!俺が求めていた朝食は!」
「わかりますよね!朝はやっぱりこれですよね!」
昨日までが異常すぎたんだよ(迫真)
いやーやっぱり吹雪はなんやかんや分かってるやつや(手のひら返し)
ちなみに朝味噌汁を飲むと体が温まるぞ!え?今更だって?これ大事だから。(迫真)
でも自分で食べれないんだが、どうすんの?犬食いするか?夕立に鍛えられた犬技術見せちゃうよこれ。
「司令官、あーんしてください。」
「アノ、フブキサン?」
「なんですか?ほら、あーん」
「俺があーんされるの嫌いって知ってるだろ!?」
そう、実をいうと俺氏人に食わされることが大の苦手なのだ。なぜなら、人にあわれまれて見下されているような感じになるからだ。
ん?昨日してもらってた?逆にあれ受け入れなかったらどうなるか分かってるんか?おまんたち。
「知りません知りません、はいあーん♪」
こいつたまにドSになるんだよね、怖いわ。ほんと。
「ちょ!やめろコラやめろコラ!」
顔をブンブンと左右に振って抵抗してみる。
あー!気持ち悪くなってきたわ!(三半規管ザコ)
ガシッ
「いでええ!それ髪の毛掴んでるから!」
吹雪は俺の首を掴んだ、俺は顔を固定されてしまった。何気に髪の毛も抜けそうなのでさらに痛い。
「私のご飯が食べれないはずないですよねえ!?司令官!」
「ちょ、怖い怖い!分かったから無理やりつめkムグッ!!」
「美味しいですよね!?美味しいはずですよ!私が一生懸命作ったんですから!」
そう言いながらおにぎりを口に詰め込んでくる
一気にまくしたてられるの怖いなぁ、吹雪は自分が認められないと闇落ちする。めちゃ怖いよ?ほんと。ちなみに前、吹雪が作ってくれてた4人前くらいあるオムライスを食いきれなかったら吐かせられて、全部食わされました。ハイ。
てかやばい、吹雪がどんどん詰め込んでくるから息ができない!
「ムグムグモグモグゥ!!」(吹雪さん!死んじゃいます!!)
「ほら!ほら!ほら!!」
なんでこんなに楽しそうなん?この子。前々から思ってたけどやべえ奴だよなほんと。
〜5分後〜
「ゼェ…!ゼェ…!何とか食い切れたぞ…」
「美味しかったですか?司令官」
「はぁ!?最悪な朝sy」
「美味しかったですよね?」
「うんママの味した」(幼児退行)
~執務室~
「ふう~、終わんねえなこれ」(治った)
「まだ11時前ですよ?頑張ってください。」
あの後、俺の拘束は手は手錠に代わり足は足かせになった。
これが動きにくいんだなほんと。手は左手を吹雪の右手につなげてて、足かせは両足ときたもんだ、一応提督だよ?俺。
そして吹雪がこれまた器用なんだよね。さも当然のように俺の膝の上で書類さばいてるんだけど、この子右利きだったと思うんだけど左手でやってるんだよね。こいつは天才だ!!
「これ、時雨にも話したんだけど、俺の膝の上ってそんなにいいのか?」
ふと疑問に思ったので聞いてみた。そりゃこんないい歳こいたおっさん(20代)の膝の上に乗りたがるやつの気が知れんからな。
確か時雨は、「私は好き」みたいな感じだった気がする。
「座りごごちがいいのと」
「と?」
「司令官が逃げようとしたら足をへし折るためですよ?」
と笑顔で言ってきやがった
「・・・」
そんな笑顔で怖いこと言わんといてくれよ!でもちょっと惚れかけた自分がここにいます。ハイ。
コンコン
誰かがドアをノックしてきたようだ。
「あ、多分遠征の帰りですね」
あーね出してたわそいや
「失礼するわよ!」
ガチャとドアを開けて碇のマークがついた帽子をかぶった少女が入ってくる。
「第六駆逐隊ただいま帰還したわよ!」
効果音にムフン!って感じの音がつきそうな顔をしながら入室してきたのは暁含めた第六駆逐隊の四人だった。
「資材をいっぱい取ってきたのです!」
とぴょんぴょん跳ねる電
「もっと褒めてもいいのよ!」
とドヤ顔をする雷
「ハラショー」
とクールな響
あ゛ぁ〜天使がいっぱいいるんじゃあ〜
「よーし!みんなにこの間宮券をあげちゃうぞー!」
「「やったー!!(なのです!)」」
暁たちは嬉しそうにしながら執務室を出て行った。
やっぱ駆逐艦は最高やな!(性犯罪者)
ギュム!
暁たちが出て行った後、吹雪が俺の左ふとももをつねってきた
「いでで!ちょっと吹雪さん!?」
「許しません」
えー!?俺何にもしてないんだけど!?俺はストレス解消のサンドバッグじゃないんだよ?ほんと。
ギチギチ
「痛い!痛いわ!」
皮膚が、皮膚がちぎれちゃう!餅になっちゃう!
「わ、わかった!町、町へ行こう!」
俺が苦し紛れに言ったこの言葉に吹雪は耳をピクピクと動かした。
「・・・町?・・・」
おお!食いついてきたぞこの言い訳によ!町へ行けばいくらでも逃げれるわ!(慢心)
「お、おう昼飯食べてないから町で食えば一石二鳥」
「・・・仕事は?・・・」
「たまには休憩もありよね!」(シャドバのフィーナ風)
「・・・はぁ・・・」
なんだよ!?はぁってさ!仕事なんてやりたかないよ!俺は一生鳳翔さんに養ってもらうんだい!
「最近休みないしさ!行こうや吹雪さん」
「私、準備してきます。」
次回へ続く
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