やはり俺達の恋愛感情は間違っている。 (まつ壱)
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何時もながら生活。

二次創作初めてなので、少し緊張していますが。
…どうぞ!


この世は、恨み恨まれ生きている。 それとは別の意見として「そんな事は無い」とゆうのも出てくるだろうが、それはただの自己暗示ぐらいにしかならない……。 まぁ、何が言いたいかというと『そのぐらいしかない価値観はクソ喰らえ』だ……。

 

 

✕ ✕ ✕

 

 

「何やってんの……、お兄ちゃん?」

 

ソファに項垂れている俺の真上から小町が不思議そうな顔をして覗き込んでいた。

 

「いやなぁ、少し考え事をしていただけだよ」

 

「ほんとうかなぁ……、由比ヶ浜さんとか雪ノ下さんの事を考えていたんでしょ」

 

「いやいや、俺は可愛らしい妹の事を考えていたんだよ」

などと、冗談ギリギリのラインで返答した。

 

「いやぁ〜ん、ってそんな訳ないでしょ。 考え込むのもいいけどたまには小町にも話してくれてもいいんだよ? あっ! 今の小町的にポイント高い」

っと小町は上機嫌で言い放ち身体を近付けてきた。 …あれっ、小町ってこんなにいい子だったけ??

 

「お、おう… その時はしっかりと助けてもらうからな」

 

「任せておいて。 お兄ちゃん!」

と言い小町は少し眠たそうに俺の肩に頭を置いた。 居心地の良さそうな甘い声を漏らし、「おやすみ、お兄ちゃん」って………、おいおい! 寝る時は布団で寝ましょうね、風邪ひいてしまうよ。

 

「小町、寝るなら自分の部屋で……、もう寝ているかぁ」

小町の寝顔を見ながら(あぁ〜平和だなぁ)としみじみと感じる。 この幸せな雰囲気を崩さないように、なるべく物音と振動を立てないように小町を部屋までお届けしなければ…。

 

が、持ち方は……、お姫様抱っこでいいか。

 

ぐっと小町を持ち上げた。 そして、くるっと持ち直してっと……。

 

何とか起こさずにお姫様抱っこまで出来た。 問題はこれからなんだよなぁ……。 小町を抱えてこの後どうするかだ。

 

解決の策も無く、途方に暮れている俺の目の前で「すぴー すぴー」と気持ち良さそうな小町の寝顔が目に入ってきた。

 

その顔を見るたびに攻略の鍵が見つかりそうになる。 うむ、もういっそのこと二人ともソファで一緒にソファインでもしようかな?

 

…それもいいが、やっぱり夜は冷えるからなぁ。

 

いくつもの試行錯誤の結果……、最後の判決を決定した。

 

 

✕ ✕ ✕

 

 

……………

 

…………………………

 

「……お兄ちゃん? これはどうゆう事?」

 

んっ? ……あぁ、考え抜いた結果、一緒にソファで寝ることにしたんだっけ?

 

う〜んっ! とおおきく背伸びをして、小町に昨日の出来事を話すことにした。

 

「ほら、あの時小町寝てしまっただろ。 だから、起こそうと思ったら俺もつられて寝てしまってだなぁ」

…真実だよ、真実。 改竄じゃないよ… 真実だよ。

 

っと在り来りな言い訳をついたが。

「うん…、普通じゃないね」

 

普通じゃない……、そもそも普通とはなんだ!?

 

テンパり過ぎて、思考もおかしくなりだした。 まぁ、元々おかしいのは認めるけども。

 

「えっとだなぁ。 何もなかったぞ」

 

「まぁ、何かあっても無くても小町はお兄ちゃんを責めるつもりは無いよ。 途中で寝てしまった小町にも責任はあるかも」

 

「何か…、ごめんな」

さっきの小町の発言にうるっときてしまった、やっぱり、小町はいい子! 本当にいい子!!

 

「両方ともってことで、おはよう! お兄ちゃん!」

 

「あぁ、おはよう小町」

 

そんなこんなで、昨晩の事件?っは解決した。 俺も小町も無理な体勢で寝ていたせいか、寝違えていて少し痛い目にあった。 …まぁ、なんだ、不可抗力とは言え小町と久しぶりに一緒に寝れたとゆうことは良かったことだな。 ……シスコンじゃ無いよ、…シスコンじゃ。

 

 

✕ ✕ ✕

 

 

それから時間が経ち学校終わりの放課後。

 

もう既に大体の人は帰っており、只今部活に行くか迷っている。

 

決して行きたくないからとかではない、むしろ行って残り僅かとなった小説を読み切りたいぐらいだ。

 

…しかし、現在それよりも大事なことがあってだなぁ。

 

「八幡……、今日二人でどっか食べに行かない?」

 

そう……、あの天使よりまさる戸塚に上目遣いされながら誘われている。 これは千載一遇のないチャンスと言っても過言ではない。 その流れで告ってもいいよな?

 

「あれっ!? 部活じゃないのか」

 

「うん…、今日は休みだったから…」

 

うーん! このなんとも言えない感じ… とても好きです。 このさりげない会話が未来栄光に続けばいいと本気で思う。

 

(たまには部活に行かずに別のことをしてもいいかなぁ?)っと思い、机に手をつきスッと立ち上がる。 早めにここを出ないと由比ヶ浜とかに捕まってしまうから、なるべく急ぎ足で……。

 

急ぐついでに、ちゃっかり手を繋ごうと頑張ってみた……。 さりげない感を出しながら精一杯やっている。

 

たまに、手の甲と甲が当たった時に戸塚が「あっ…」と甘い声を零す。 あまりやり過ぎると俺の理性が壊れかけそうなので、やり過ぎ注意だ。

 

 

「八幡… 少しいいかな?」

 

「んっ? どうした? 戸塚のお願いならなんでも聞くぞ」

 

「あのぉ……、由比ヶ浜さんが…」

 

…えっ? 何? もう戸塚と付き合っている事がバレた?

 

いやいや、そうではないと自分自身に言い聞かす。 今は由比ヶ浜が納得する言い訳を考えなければ…。

 

スっと由比ヶ浜の方を向き、少々俯き。

「これはだなぁ…、由比ヶ浜」

 

「えっ? 何が?」

 

あれ? あまんり気にしていない?

少し安心して、目線を由比ヶ浜に向けた。

 

…ちょっと待ってくれ、由比ヶ浜に向けられている目線がとにかく心に突き刺さるんだが。

 

「そんな目を向けてどうした……?」

 

「いやね、その右手がねぇ」

 

由比ヶ浜は妙に手の事を気にしている。 何か問題でもあるかと思い、(ふっと)手の方を見る……。

 

『あっ……』

 

そこには、戸塚と一緒に恋人繋ぎをしている自分の手が見えた……。

 

「八幡…、恥ずかしいよ……」

 

戸塚は頬を赤くして、由比ヶ浜はえげつない程の目力で俺に訴えかけてくる。 まぁ、これは事故だから… 仕方がないよな。

 

一瞬意識がぶっ飛びそうになりながらも必死に恋人繋ぎに耐える、ここで、恋人繋ぎを解消して今までの経路話せば由比ヶ浜も許してくれるはずだが、そんな事をしたらこの比企谷… 一生の悔いが残ってしまう。

 

「行くぞ、戸塚!」

 

「えっ! 八幡、このまま?」

 

「あぁ」と言って、由比ヶ浜から逃げるように教室を後にした。 恋人繋ぎの件はそのままで行こうと思う。 …今外すと減速してしまい、追いつかれてしまうかもしれんしな。

 

別に繋いだままでいたいとかそんな訳……、あるかも。

 

 

 

 

 

 

 




どうも、初めましてまつ壱です!

前書きでも言ったと思いますが、二次創作を書くのは初めてです。
(必要なので二回言いました…。)

やっぱ、オリジナル作品とは違ってきて、結構新鮮で書いてて楽しかったです。

この続きも書いていきますので、今後ともご愛嬌よろしくお願いします!


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時々見せる顔。

「ハァハァ…」何とか逃げることを口実として戸塚とファーストフード店まで手を繋いでいくことが出来た。 あっ、手を繋ぐではなくて逃げる為だな、うん…。

 

っと自分の思い語りに耽っていると、戸塚に服をぎゅっと握られた。

 

「どうした? 戸塚」

 

「…強引過ぎだよ、もぉ」

 

あのぉ、俺怒られているんだよな? なんでか、戸塚に怒られると心の底から嬉しさが湧き出る。 …不思議だ。

 

「ねぇ! 聞いてる八幡?」

 

「あぁ、ちゃんと聞いている」

 

「ほんとうに?」

 

「う、うん」と頷くと、戸塚はニッコリと微笑み、「じゃぁ、行こうかな」と言いファーストフード店の中へ入っていった。

 

俺もあとを追うように自動ドアを通る。

 

カウンターの所では、テンションが上がっている戸塚がメニューから何を食べるかを選んでいた。 俺も一緒になって考えることにしようかな。

 

さりげなく戸塚の後につく、そして、後ろから覆いかぶさるようにメニューに手を伸ばす。

 

「なぁ、戸塚。もう決めたか?」

 

「八幡は?」

 

「決めてないけど…」

 

「じゃぁ、早く決めて… 八幡と同じものが食べたいから…」

 

これで何回目だろうか? ここまで戸塚にドキッとしてしまうのは。 た、ただ戸塚は俺と同じものが食べたいと言っているだけじゃないか。 その他に深い理由でもある訳でないだし…。

 

何とか危なかっしいこの気持ちを落ち着ける。 もし、何があってからでは遅いしな……。

 

「う〜ん、じゃぁ、この照り焼き香るテリビーのセットで!」

 

「ぼっ僕も同じもので」

 

「テリビーセット二個でお会計1280円になります」

 

店員から言われた通り、指定された金額を支払う。 隣では640円を握り締めていた戸塚が驚き困っている。

 

「えっ? 半分は僕が出すんじゃ?」

 

「今日は戸塚に色々とご馳走になったんだし。 奢らせてくれないか?」

 

「僕、何かしたかなぁ……」

 

「あぁ」と戸塚を戸塚を安心させるように頷く。 ご馳走になったとは言葉の綾なのは黙っておくことにした。

 

 

✕ ✕ ✕

 

 

「うぅぅぅん! 美味しいよ八幡!」

 

「そうだな、この甘辛いタレがパンと肉に染み込んでいてとても美味しいな」

 

出来たばっかりのファーストフード店だったから不安もあったが、この店は当たりのようだ。

 

「ごめんね…、奢ってもらって…」

 

「気にするな、俺ならタダ飯なら喜んでもらうぞ」

 

「八幡ったらぁ……」

 

戸塚もどうやら理解してくれて、さっきまで640円をどうやって受け取って貰うかを悩んでいたぐらいだ。 …ってまだ持っているんじゃないかちょっと不安かも。

 

 

 

 

 

「八幡、スマホ鳴っているよ」

 

戸塚に言われポケットからスマホを取り出す。 ホームボタンを押すと新着メールが二件もきていた。

 

…えっと、何だ何だ。

 

メールの画面を開くと、差出人は雪ノ下からだったので少し怖いが勇気を振り絞って(ポチッ)とメールをタップする。

 

『少し聞きたい事があるのだけどいいかしら… 由比ヶ浜さんがさっきから「ヒッキー、ヒッキー」と言っているけど、何かあったの? ฅ•ω•ฅニャー』

これが、一つ目で。

 

『最後のはただ手が滑っただけだから。 あまり気にしないで。』

二つ目だ……。

 

…ฅ•ω•ฅニャーとは?

 

あの雪ノ下がミスとは珍しい事もあるんだなと感心する。 いやいや、そうではなく…、多分あの時のだよなぁ。

 

教室でのことを思い出す。 しかし、男子同士で恋人繋ぎしたぐらいで…、あれっ!? 男同士でって異常ではないか!?

 

今更ながら、おかしいことに気がつく。 そんな性癖では無いと俺自身でも分かっているが、色々と引っかかる。

 

まぁ、急いでいたからな…、うん。 結局は自己完結してしまった。

 

戸塚はとゆうと、さっきからスマホを見ながら「う〜む…」と唸っている、比企谷を心配していた。

 

「さっきから浮かない顔をしているけど、大丈夫?」

 

「…あっ、何でもないから大丈夫だ。」

 

(本当かなぁ…)と疑っているのか、じっと目で戸塚が見つめてくる。

 

「なぁ、戸塚」

 

「んっ? どうしたの八幡」

 

「顔… タレが付いているぞ」

 

ちょっと照れながら戸塚は顔に付いたタレを拭き取る。 「これで…、大丈夫?」と聞いてきたものだから、恥ずかしさのあまり自分の顔を伏せた。

 

「ねぇ、八幡?」

 

「あぁ、安心しろ。 もう取れているから」

 

「良かった」

 

それは、ニッコリとした満面の笑みだった。 …もうこのまま、戸塚をお持ち帰りしたくなったのは内緒にしよう。。

 

そして、それから時が経ち。 食べ終えた紙くずを捨て、残りのジュースを勢いよく喉に通す。 むせ返りそうになったが、何とか止める事に成功した。

 

 

✕ ✕ ✕

 

 

「今日はありがとうね…、とても楽しかったよ」

 

「そうか、まぁ、俺も楽しかったのは言うまでもないがな」

 

「ふふ、八幡らしい」

 

嬉しそうな戸塚を見つめ、今日の事を振り返る。 色んな問題があったが俺が出来ることはやったと思う。 …どうしようもないのが一件あったが。

 

由比ヶ浜には明日にでも弁解して、今日のところは潔く帰ることにした。

 

案外戸塚の家とファーストフード店が近く。 戸塚とは直ぐのお別れとなり、少し悲しい。

 

「それじゃぁね… 八幡!」

 

「それじゃ。 戸塚」

 

そして、俺は一人で歩き出した。

 

『明日の恐怖』に向かって……。

 

 

 

 

 

 




誤字脱字があると思います、もし良ければ、コメントをよろしくお願いします……。


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気付かない大切さ。

人間誰でも逃げたい時は存在している。 しかし、それから逃げていいのか。 それは、状況によるが『否』だ。 そお、いま絶賛逃げたいが、必死に耐えているところ……。

 

由比ヶ浜から正座させられ。 頭を地面に付け完全土下座状態になっている。

 

「ねぇ……、ヒッキー?」

 

「は、はい。 何でしょう」

 

「あの後、何かあった……?」

 

「戸塚と一緒に新しく出来たファーストフード店に食べに行ってました」

 

「そう…」と言い、グッと顔を近付けて「ふふっ」と若干笑顔になっていくのが分かって由比ヶ浜に恐怖を感じる。 …てか、雪ノ下は助けてくれないのか?

 

背後では、椅子に座り片手にコーヒーもう片方には本を持ち、優雅にコーヒーを啜っている雪ノ下が見える。

 

「ゆきのん? ヒッキーの刑…、何がいいかな?」

 

…えっ? 物騒な話しているけど俺大丈夫かな?

 

「そうねぇ… こう言うのはどうかしら」

 

雪ノ下はクイクイっと由比ヶ浜に手招きをして、耳打ちをしだした。

 

由比ヶ浜が「あぁ、それいいね」と嬉しそうにしているが、雪ノ下が何を吹き込んでいたか本当に心配になる。 …流石に拷問とかではないよな??

 

「じゃぁ、決まったから決断の時だよ」

 

「あぁ」

 

由比ヶ浜はその場にある酸素を思いっきり吸い込み、俺に向かって語る。

 

「今度、ヒッキーの家でお泊まり!!!」

 

「は!?」

 

あまりに意外過ぎる刑になってしまい、結構の動揺を隠せないで口が半開きになる。

 

…それに、雪ノ下が考えそうに無い事をなので謎は深まるばかりだ。

 

「いいよね、ヒッキー」

 

「なぁ、聞かせてくれ由比ヶ浜。 その考えって本当に雪ノ下が考えたのか?」

 

「そうだけど…、ねぇ、ゆきのん」

 

俺と由比ヶ浜の視線が雪ノ下に集まる。 雪ノ下とゆうと顔を紅くさせポツリと「たまには、部活メンバーで集まるのもいいかな」って今気がついたのだが、雪ノ下は多分俺の家に居る猫と遊びたいだけなのでは……。

 

「決定ね、ヒッキー」

 

「ちょっと待ってくれ。 小町に聞いてみるから」

 

「う、うん。 そうだね」

 

由比ヶ浜もついつい勢いでやり過ぎた事に気づき、申し訳なく反省したのか少し俺から距離をとる。

 

俺はバックからスマホを取り出し、小町に向けてメールを送る。

 

『すまん小町。 今度、由比ヶ浜と雪ノ下が泊まりに来るけどいいか?』

 

一応小町にメールは送ったが、泊まれるかは小町次第なんだよなぁ…。 俺的にはどっちでもいいんだが。

 

…期待しているとかではないよ、仕方がないのだ… うん。

 

 

それから数分が経過し。

 

スマホが唐突に鳴る。 まぁ、メールだからな。

 

ポチポチっと小町から送られたメールを確認する。

 

『任せておいてお兄ちゃん! やっとだね、やっとだね小町は嬉しいよぉ。 あっ、私もその日友達の家に泊まりに行くから二人には宜しくね!』

 

…今度って言ったんだけどな。

 

小町の事だから少し不安が残るけど、メールも貰ったし由比ヶ浜と雪ノ下に報告することにした。

 

「小町は賛成だとさ」

 

「やったねゆきのん!」

 

「わ、私?」

 

「うん!」と由比ヶ浜は楽しそうに笑顔になっている。 雪ノ下は…… 何やら手がソワソワしているけど。 そんなに猫が触りたいのか?

 

「じゃぁ、約束だよ」

 

「あぁ、約束は守るさ」

 

「本当かしら」

 

「雪ノ下から見て俺がそんなに嘘つきに見えるのか」

 

「比企谷君だからね」

 

これで、昨晩の出来事は一件落着した。 由比ヶ浜も俺が思っている程ではなくて、多少は助かったのもあるが……。 しかし、お泊まり会となると色々と準備もあるし。 なにより、まだ『今度やる』位しか決まっておらず、ハッキリとした事もわからない。

 

その事を議題として由比ヶ浜と雪ノ下に問いかけてみる。

 

「いつ泊まるかの良い案内ないか?」

 

「う〜ん…。 何日がいいかしら」

 

「私はいつでもオッケー」

 

由比ヶ浜は親指を俺の目の前に突き出してアピールをしている。 多分俺の意見は聞いてくれそうにないので、皆んなと合わせる方向性で……。

 

「比企谷君、この日とかどうかしら?」

 

「んっ?」雪ノ下から提示された日程は次の休みの土曜日かぁ。 まぁ、やっぱ金・土のどちらかが安定しているし、雪ノ下が決めた日程で決定かな。

 

「うん、その日ならいいな」

 

「そぉ? なら良かった」

 

「これで、決定だね」

 

「あぁ」と由比ヶ浜に笑顔でこたえる。 俺に巻きついていた拘束が解けていくような感覚に陥ってしまう。 …結構きつかったけど全てが決まったな。

 

(う〜ん!)身体中を使った背伸びをする。 凝ってもいたがそれ以上の気持ち良さがまた、たまらないので癖になってしまいそうだ。

 

 

✕ ✕ ✕

 

 

俺自身……、これまでに無い程明日への勇気がいる事になるとは思ってなかった。

 

現在、お泊まり会の一日前。

…まぁ、金曜日なんだが。

 

「はぁ……」

 

緊張か期待からかため息が漏れる。

 

「俺なりに頑張ってみせるさ」

 

何も無い空間での独り言だが、これを言わないとこれからある『物語』についていける気がしない。

 

それで、小町はと言うと。 今日唐突に明日の事情を話したら急にスマホを取り出し何かを始め「明日は友達の家に行くから、由比ヶ浜さんと雪ノ下さんに宜しくね」と言い、自分の部屋に戻って行った。 …スマホを取り出した時に友達に泊まっていいか聞いたんだろう。

 

泊り会が終わった後、小町が好きな物でも買おうかと思い。 今は明日に備え寝ることにした。

 

 

 

 

 

 




う〜む……。

文章力ですかねぇ。

明らかに下がっていると思いますけど、どうにかして良くしていきたいです。

追伸 比企谷の性格が変わっているような……。


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