魔法少女リリカルなのは~虹の魔法使い~ (レシル)
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一話 え?俺死んじゃったの!?

勢いで書いてますので、誤字脱字あると思います
出来たら報告してくれるとありがたいです


え?俺死んじゃったの!?

 

 

 

白い部屋ただ白くて何もない部屋に一人の青年が倒れていた

 

「・・・・・えっと・・・」

青年は体を起こすと頭を捻りだした

「あれ俺何してたんだっけ?・・・・確か晩飯買いにコンビニに行こうとしてたような?」

 

「あ~すまん、こっちのミスでお前を死なせてしまった」

「は?」

 

後ろに振り返ると腰ほどしかない小さ「小さくない!!」くな女の子がいた「言い切った!?」

 

「お嬢ちゃん、ここは何処かしってる?」

「嬢ちゃん言うな!・・・コホン、ここは天界じゃ」

 

「へぇ~ここって天国なのか~・・俺死んだのか」

「すまん、私がトイレで仕事を抜けたせいでお主がしんじ「まあ、いいかどうせ一人だったし」珍しい者だな」

 

「いや、どうせ死んでも誰も悲しまないし」

「いや、お主には生きて貰わなければならぬ」

「別にいいよ、神様ごっこでは出来ないでしょ」

 

(あれ?この娘肩が震えてる?寒いのかな?)

 

「私が!!!神様じゃーーーーーーーーーーーーー!!!!」

「ぐはぁ!?」

座っていたままの青年をもの凄い勢いのアッパーで顎にぶちかました

 

殴られた青年は数メートルも吹き飛びさらに3メートルほど地面を滑っていった

 

「いって~~!!!首から上が無くなるかと思った!!!」

 

「はぁはぁ、儂が本気になればお主なんてすぐに滅することができるんじゃ口には気をつけ!!!」

 

「はぁ、すいません」

 

「やる気無いの、お主せっかくアニメの世界に転生させよ・・・・・いかん!?」

 

しょ・・・・神様が急に慌てだした

「どうしたんだ?」

「詳しい説明したかったんだが、すまん能力だけ設定してデバイス渡すから後は自分で何とかしてくれ!!!」

 

「は?能力?デバイス?なんなんだそれ?」

 

「では、逝ってこい」

「字が違わな・・・・・うわああああああああああ!?!?!?」

 

地面に急に穴が現れ青年はそこで消えてしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神様side

 

「よし、これでごまか「ごまかせると思いですか最高神様」せなかったorz」

 

「先ほどおかしな死因をした青年がいたのですが・・・何か知っておられますか」

 

(怖い、いつもより数倍怖い)

最高神は体が震えていた、目の前に居る天使のせいで

 

「ちょっと、休憩してたら、一人死んじゃいました」

 

「それは、仕方ありませんね、我々だって疲れますから適度の休憩はいりますからね」

「そうそう、さすがに休憩中に来られた「ですが、その休憩が10分くらいの話ならしょうが無いかもしれません」えっと「あなた様は3時間サボってましたね、か・み・さ・ま!」

 

少女の顔は既に真っ青になっていた

 

「えっと・・・・・・・・てへ♪」

 

「お仕置きです」

「ちょ!?それ勘弁!?」

「問答無用です!!!」

 

「い、いやあああああああああああああ!!!!」

 

 

それから、部屋からは何か叩く音と最高神の悲鳴が響いていた

 

「ううう、もうお尻の感覚が」

「サボらなければいいのです、おやつも抜きですのであしからずに」

 

「そ、そんなorz」

 

絶望に満ちた顔をして部屋から出て行く神を見送り天使は書類を見る、そこには先ほど転生の門に落とされた青年が乗っていた

 

「精神が一度崩壊してるわねこの子・・・・さらに人を3人殺めてる・・・・・かなり不安だわ」

 

何事もおきなければいいと天使はそう願った

 

 

 

 

 

 



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2話俺が女の子!?

俺が女の子!?

 

俺・・・・いや私がこの世界に転生させられはや三年

 

・・・・なぜそんなに一言で言うと黒歴史、23歳の大人がオムツを替えられるのはいろいろくる、例え母さんが絶世の美女っていえる人でもだ、まあいろいろあったが私は、今日も生きている

 

なぜ、私と言ってるのか・・・・生まれた時の絶望感は凄かった・・・・・何故なら私は男ではなく女で生まれたのだから、産声は悲鳴だったな気分的に。

でも生まれたんだから、幸せになりたいなと今ではそう思ってる

 

 

 

「茜ちゃん、朝ですよ~」

「ん~~~~」

私は目を覚まして

「ママ、おはよう~」

「はい、おはようございます」

私の母は絶世の美女っていっても可笑しくないほど綺麗な人なのですよ、それも出るとこ出て引っ込むとこは引っ込んでて私と同じオレンジの髪を腰まで伸ばしてて今でも綺麗なお姉さんで通じちゃうほどだよ、町で一緒に歩いてると私が妹って間違えられること数多し

 

「和人さんも起きてますから一緒に朝ご飯食べましょう」

「は~い」

部屋の直ぐ側の洗面台で朝の一連の行動をしてから、ママに幼稚園の服を着るのを手伝って貰てそれから一緒にリビング行くと短い黒髪に整った男の人が座って新聞を読んでいた体が少し細いけど凄く優しい雰囲気がある人が私の父である、名前は柊 和人さん二人はこれでも28歳・・・・見えないよ

 

「おとう「パパって呼んでほしいよ茜」・・・・パパおはよう」

そうこの家はお父さんやお母さんでは無くパパとママで呼ばないと悲しそうな顔をするんです

 

「はい、おはよう茜」

「ねえ、なんでパパじゃないとダメなの?」

「はははこれで20回目だよ茜、それは・・・・響きがいいからさ!」

 

(そんなに力強く言わなくてもいいのに)

苦笑しつつ自分の椅子に座る

 

「二人とも、朝ご飯ですよ」

私達の前に出された料理を私は恐る恐る手を伸ばす

見た目は綺麗なオムレツなんだが、母はオムレツに何かが入れる事が多い、父はそれを気に入ってるのか必ず食べて感想を言ってる、私はそれをびっくりオムレツって呼んでる

 

大体中身に入ってるのは色々だが私が一番いやだったのは蜂の子とか(どこで売ってんのこれ)コオロギとかのゲテモノ系逆に意味で驚くのは、フカヒレが入ってたり、ツバメの巣が入ってたり、アワビとか入ってたりするまあそんなのは一年に2,3回ほどだけど

 

「今日はオムレツなんだね、いや~楽しみだな」

「きょ、今日は何が入ってるのこのびっくりオムレツ」

「今日はシンプルにしてみました!」

 

腰に手を当て自信満々の母をよそに私は箸でオムレツを切っていく

 

「こ、これは・・・・・・卵焼き?」

「はい、卵で卵焼きをでくるんでみました」

「これは・・・予想外だったよ」

 

いつも予想外の物しか見たこと無いんですけど私

 

確かにシンプルだ中も卵なんだもの母はこんないたずらをするのが結構好きだった

 

卵焼き巻オムレツはおいしくいただきました

 

「和人さん、もう時間ですよ」

「もう、こんな時間か、言ってくるよ奈菜」

「行ってらっしゃい、和人さん」

 

子供の前でキスなんてするなよ、結婚して5年経ってるらしいけど今でも新婚さんそのままの二人によそに私は父が呼んでた新聞の四駒を読んでいた(結構面白かったりするんだよ)

 

 

その後、幼稚園に行っていつもの生活をしていた

私は今すっごく幸せだよ

 




書いてる途中で柊夫妻は何故か高町夫妻に似てきましたw


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3話 幼馴染み

幼馴染み

 

 

3年後の冬の日曜日の午後1時

 

「ママ~すずかちゃんの所行ってくるね」

「気おつけてね、直ぐそこだけど車には気おつけてね」

「うん!」

 

今日はお向かいさんの家に遊びに行く日だよ

家を出て車が無いことを見て渡る、家から歩いて10歩

下手したらお隣より近いかもでも家までここから5分もかかるんだよ、だって今私の前にあるのは玄関ではなくて門だから

 

「ん~~しょ」

がんばって背伸びして呼び鈴をならす

「どちら様でしょうか?」

すぐに返事が返ってきたのは少し驚いた

「茜で~~す」

 

「あ、茜ちゃん待っててね直ぐ行くから」

 

「うん・・・・・ファリンちゃんかな?」

 

少し待つとファリンちゃんが走って・・・・あ、転けた

 

「大丈夫ファリンちゃん?」

 

「だ、大丈夫です、いつもの事なので」

 

門を空けて私を中に入れてくれる

 

「なんで転けるんだろうね?つまずいてないのに」

「不思議なんですがなんか転んじゃうんです」

「でもファリンちゃんは普段からドジだからどっちにしろ転んでるよね」

「そ、それは言わないでください茜さん」

 

顔を真っ赤にしてこっちに睨んできた

本人は睨んでるつもりだろうが真っ赤にして涙目だから逆に可愛かった「可愛いファリンちゃん」

 

「・・・・・」

さらに赤くなってうつむいてしまった

(からかいすぎたかな)

 

「ごめん、ごめん機嫌直してファリンちゃん」

「怒ってませんよ、では行きましょう、お嬢様も待っています」

 

「うん」

(まさか演技?成長してるなファリンちゃん)

 

昔は抱きつくだけで真っ赤にしてたのに

 

林を抜けると大きな館が現れ

(いつもながら大きいな)

そんなこと考えながらファリンについて行く

 

ファリンは部屋にノックする

「お嬢様、忍お嬢様、茜さんを連れて参りました

「入って」

 

ファリンが静かに扉を開けてくれて私は中に入った

 

中には青いちかい紫の髪を腰近くまで伸ばしたお姉さんの忍さん、その横向かい側に座ってる同じ髪色を髪を背中まで伸ばして頭にカチューシャを付けてる子が妹のすずかちゃん、あと忍さんの隣に見慣れない茶色に近いオレンジの髪の人が座っていた

 

「こんにちは、忍お姉さん、すずかちゃん・・・・そちらの方は?」

 

「「こんにちは茜(ちゃん)」彼は私の恋人兼護衛してくれる「高町 恭也だよろしく」」

 

「初めまして、柊 茜です」

 

「しっかりした子でしょ」

「そうだな、なのはもここまでしっかり挨拶などできないな」

「すずかもよ」

 

「私、できるもん」

「くす、ごめんなさいすずか」

 

忍さんはすずかちゃんの頭を優しく撫でた

 

「今日茜を呼んだのは、彼と紹介と私が作ったケーキの試食会よ♪」

 

「楽しみにしてました♪」

 

タイミングよくノエルさんが入ってきた

 

「ありがとうノエル、お茶にしましょう」

 

その日、おいしいケーキと楽しいお話をして終わった

 

恭也さんから妹のなのはちゃんと合わせてくれるって凄く楽しみだな

 

こんな日が続いて欲しいな

 

 



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4話 絶望と狂気

絶望と狂気

 

今日はクリスマスそして私の歳の誕生日

 

子供の取ってすっごく嬉しい一日でも今年の誕生日だけは違った

 

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ」

 

体中に大量の血がこびり付いていた私の手には剣を握っていた、その剣も血が付いてた

 

自分の家、明るいはずの家、でも今は血のにおいと4つの死体、私は

「ははははははははははは」

 

 

 

笑っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今から伝えよう、この日何が起きたのか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「茜ちゃん、起きて」

優しい声で私を起こす母の声にゆっくり意識を覚醒させ目を覚ます

 

「おはようママ」

同じ行動、でも嫌にならない明るい家は私は好き

 

リビングに降りるとパパがいた、いつもは新聞を読んでるが今日はずっと笑顔でこっちを見ていた

 

私の誕生日の日は新聞より私を優先するのはどうなんだろうか?

 

「おはよう、茜誕生日おめでとう」

「おはようパパ、ありがとう」

「誕生日おめでとう茜ちゃん」

「ありがとうママ」

 

これから3人で近くのデパートに買い物しに行くの

 

「朝ご飯食べていっぱい買い物にするわよ茜ちゃん」

 

私より興奮気味の母、今年は私を着せ替え人形で遊ぶのは止めて欲しいな、去年それでお父さんが泣いてたし

 

「「「いただきま~す」」」

 

鮭に箸を伸ばす・・・・え、びっくりオムレツじゃない?毎回あのオムレツが出来たら胃が持たないよ

 

 

朝食を食べて私は着替える、勉強机に去年買って貰ったペンダントを首に下げる銀の十字架で私のお気に入り、実はこれ機械らしく買った日の夜に突然しゃべり出してきてすごく驚いたよ

 

この子の名前はクロス、十字架だからって安易なネーミングだけどこの子は気に入ってるみたい

 

「パパ、ママ準備できたよ」

「じゃあ行こうか」

 

二人の間入り手をつなぐ、前世では出来なかったことを出来て私は凄く嬉しいよ

 

デパートに着いてからママが暴走して服屋でまた着せ替えをさせられ、来年使うランドセルを買ったり、父のプレゼントを母と一緒に選んだり、凄く充実した一日だった

 

日が沈み私達は家に帰ってきた

 

「パパ大丈夫?」

父は私の服とか物とかを両手いっぱいに持ってたからテーブルで力尽きていた

 

「大丈夫だよ、茜の為ならこれぐらい」

「来年はもっと選びたいわ~」

「ごめん、少し抑えて、僕の体力的に」

お金の心配しないとこがすごいなこの二人

 

 

家は笑顔で満ちていたあいつらが来るまでは

 

 

 

突然玄関が開く音と共に二人の男の人が押し入ってきた

 

「誰だお前ら!?」

父は直ぐに立ち上がり二人に達塞ごうとした

 

パン

 

軽い音と共に父は倒れて動かなくなった

 

「和人さん!!」

 

母は父のよろうとした

 

パン

 

また音がして母が父に被さるように倒れた

 

「え?」

私は何が起きたのか分からなかった

目の前にはさっきまで一緒に笑っていた二人が倒れて動かないのだ

 

「恨むなら、化け物達を恨むんだな」

私に武器を構える

 

それは銃だった

前世で私が殺しの武器で使っていた物だ

訓練次第では子供でも使える凶器、それが今私に向いていた

 

「じゃあな」

 

パン

 

音が鳴り響くでも私には届かない、クロスが盾を出したからだ

 

「何!?」

「こいつも、化け物か!」

 

何かが言ってるようだが私には聞こえない

心が冷たくなる、冷静にペンダントを掴むそして

 

 

「セットアップ!クロス!」

 

次の瞬間私は一振りの剣を持って突撃していた

 

「sfj9いおwf0お」

私にはそう聞こえた、意味が分からない、分かる必要が無い、殺すんだから

 

一振り、それだけで一人上半身と下半身が別れた

残った下半身から血が飛び散り私に掛かる

 

「もう一人」

 

また銃を撃つがまたよく分からないものが私を守る

気にせず前に出る

 

男は引きつった表情をしていた

 

私は

 

気にせず

 

真っ二つにした

 

また、私の体に熱い血がかかる

 

でも、私の心は冷め切っていた

 

「はははははははははは」

 

私は今、笑えているだろうか?

 

 



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5話 言葉の恐怖

言葉の恐怖

 

また玄関が開く音が聞こえる

 

奴らの仲間か、私は剣を構えて扉が開いた瞬間斬りかかった

 

「なっ!?」

 

見たことある顔だがどうでもいい、殺せばみんな一緒だ」

 

そこで私は意識を失った

 

 

 

 

 

 

 

恭也side

 

 

忍とデートして家まで送るとき男達が向かいの家に入って行くのが見えた

 

そして直ぐに銃声が聞こえた

 

「恭也!?」

「忍はここで待っててくれ!」

 

玄関にたどり着く前にまた銃声が鳴り、そして直ぐに悲鳴がなる

 

「何が起きているんだ?」

 

俺は常に隠し持ってる小太刀を手にし家に入る

 

家に入ってまず強い血のにおいが入り口まで漂ってきた

 

「まさか!」

 

嫌な考えが頭をよぎった

 

すぐに人の気配がある部屋に入った瞬間誰かが襲ってきた

 

「なっ!?」

 

なんとか回避したが、斬りかかってきた者に驚いた

茜が長剣で斬りかかってきたのだから

 

俺は咄嗟に神速で背後に回り首を叩き意識をなくさせた

茜野一色が無くなったら、剣が消えて十字架になった

 

「はぁ、はぁ、茜いったい」

 

本気で意識を飛ばした茜が心配だったが上着を掛けて俺はリビングの方に入っていった

 

「うっこれはひどい」

 

血まみれの死体が二つ

綺麗な死体が二つ

 

血まみれの方は一つは体が上下に分かれていた、もう一つは左右にどちらも一太刀で殺されていた

 

綺麗な方は、茜の両親だった

 

どちらも頭を銃で撃ち抜かれていた

 

「ひどいな」

 

これはどっちがやったのかがよく分かった

 

殺された二人が御両親を殺し、それを見て暴走した茜に殺されたんだな

 

余り触りたくなかったが何か身分が分かる物が無いか調べた

 

 

綺麗に残ってる上半身の方に手帳が置いてあった

血で欲読めないが協会って書かれた部分だけ血が付いてなかった

 

「ひどいにおい、恭也大丈夫?」

 

「忍!入るな!」

「もう遅いわ、これ貴方がやったの?」

 

振り向くと忍が経っていた

鼻を押さえいた

 

「いや、これをやったのは茜だよ」

「うそ」

「ほんとだ、俺も襲われたかなり危なかったよ」

「あの子にそんな力があったなんて・・・・まさか!」

「分からない、でも御両親を殺したのはこの二人だ」

 

忍は死んでいる二人に手をそろえて祈る

 

「犯人の目的は分かったかしら」

「協会の者だろう、僅かだが協会に関するメモが手帳から見つかった」

 

「そう」

 

忍の拳を強く握りしめたいた、血がしたたり落ちるほどに

 

「しの「イヤアアアアァァァァァァァァァッァ」!?」

 

茜!

俺は直ぐに茜の側に居た

 

返り血の手を手に当て体を震えさせていた

 

「恭也、茜を家に、私は周りの記憶を消してくるわ」

 

「忍!」

 

「そうしないと、茜は施設に入れられるわ、危険人物として」

 

「それは」

 

「茜の記憶も消すわ、この子には辛すぎる」

 

俺は震える茜を抱きかかえ忍ぶの屋敷に向かって走り出す

 

「大丈夫だ茜、大丈夫だ」

俺はそう言う事しか出来なかった自分が許せなかった

 

 

 

恭也sideout

 

 

 

 

 

私は目を覚ます、体を起こすと上着がずり落ちた

「誰の?」

そこで自分の手が真っ赤に鳴ってるのに気付いた

 

「あ・・あ・・あ・ああぁぁ」

 

思い出した、思い出してはいけないことを思い出した

 

「わ、私がこ・ろ・した」

 

頭の中でさっきの出来事が流れていった

 

「あああああ」

そこで気付いたあの顔、前に見たことがある

 

一週間前すずかちゃんの家の前で男の人が見ていたの

私に気付いたその人が聞いてきたの

「お嬢ちゃん、ここの家の人と知り合いなのかい?」

「うん、友達だよ」

 

「そうか、友達は大切にするんだよ」

「うん!」

 

どのとき男の人の目が冷たかったの思い出した

 

「わ、私があんな事言わなければ・・・・」

 

すずかちゃんの家が悪いんじゃない

 

悪いのは私なんだから、狙われる理由を作った私が

 

それに気付いたら後は

 

「私がパパとママをころ・し・た・・・?」

 

もう私の心は耐えられなかった

 

「イヤアアアアァァァァァァァァァッァ」

 

体が震える、恭也さんが近づいて体を揺するけど

自分の心を壊れないようにするだけで精一杯

 

忍さんも来ていたのか二人は何か言い合ってたが恭也さんが私を抱きかかえ反対の家月村の家に走ってきた

 

私が原因で二人が殺された

 

それが頭の中でグルグル巡る

 

そして私はこう思った

 

 

”喋らなかったらいいんだ”

 

 

 

 

 

もう、笑えないよ私

 

 



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6話 決別

決別

 

それから、余り覚えてない

誰かが私を洗ってくれたのだろう

私は何もできない

 

 

心の整理を付いたら、忍さんに会い行こうと部屋をでる

出るとそこにすずかちゃんがいた

 

すずかちゃんは私に抱きついてきた、泣いていた

「ひっく、茜ちゃん、おじさまとおばさまが」

 

私は頭を撫でて彼女が泣き止むのを待った

 

「ごめんなさい、私より辛いのに」

私は首を振る

 

そこで私の異変に気付いたすずかちゃん

 

「あ、茜ちゃん、もしかしてしゃ、喋れないの?」

 

私は頷く

 

すずかちゃんは私の手を握り走り出した

 

(え、ちょっと待って、すずかちゃん運動神経かなりい

 

のに!)

 

私は引きずられるように廊下を疾走する

 

 

「お、おねえちゃん!大変!!」

 

「ど、どうしたの!?また暗殺者!?」

 

「ち、違うけど茜ちゃんが!」

 

荒い息継ぎをしてる私を見て

 

「すずか、茜は私達より弱いんだから少し手を抜きなさ

 

い」

「あ」

 

後ろで未だにぜぇぜぇしてる私を見て、しまったって顔

 

しないですずかちゃん

 

5分ほどたってやっと息が整ったところで話がすすんだ

「なるほど、つまり茜は喋れなくなったのね」

「うん」

「失語症だろう・・・・原因は今日のやつだな・・・」

恭也さんは暗い表情をしていた

 

「失語症?なんですかそれ?」

 

自分もよく分かったのですずかと一緒に首を傾けた

 

「失語症とは、精神病の一種だ色々はしょるが大体が事

 

件や事故がショックで喋ることが出来なくなる症状のこ

 

とだ」

 

それを聞いてみんな顔を歪める

 

仲良くしただけで殺された夫婦が自分たちが原因で殺さ

 

れたただ仲良くしていただけで、その理由は月村家全員

 

が知っていた

 

「話すべきでしょうね」

「いいのか忍」

 

「私達が原因なんですから、茜に殺されたって文句言え

 

ないわ」

「そうか、君が決めたことだ見守ろう」

「ありがとう恭也」

 

そのやりとりをただぼーと見ていた

 

「茜、今日の事件の大本は私達が原因なの」

 

その言葉に私は憎悪の感情がわいてきた

 

「私達月村は夜の一族、吸血鬼と呼ばれる存在よ」

 

そこから聞かされた事は想像を絶する話だった

今の時代では吸血鬼が実はさほど危険な存在では無く今

 

では輸血用パックさえ購入しているから人から直接吸う

 

必要が無いただ運動神経と寿命が少し長い程度の存在だ

 

と言う事、そして人と少し違うだけで命を狙われ続けた

 

こと

 

 

 

私は、彼女達を恨みたい自分、今まで仲良くしてくれた

 

彼女達を恨みたくない自分がいる、私は今決めないとい

 

けない

 

彼女達を殺すか、殺さないかを

 

 

 

私は話しをする前に受け取っていたスケッチブックに

文字を書き始める

 

それをみんなは静かに待っていた

 

「何故、私にその事を?」

 

「私達は逃げない、自分たちの生で被害を受けた人から

 

、そして自分の運命から」

 

 

それを聞いて決心した

 

「私の応えは、貴方たちを許します、前よ同じように過

 

ごすのは少し難しいかもしれません、ですが私は強くな

 

らないといけません、復讐に捕らわれないために」

 

これは前世で復讐する事を生き甲斐にしていた自分との

 

決別、私は柊 茜としての人生を描くために

 

 

「分かちました、現当主、月村 忍貴方のやることを全

 

てアシストすることを誓うわ」

 

「私、月村 すずかはあなたと共に歩むことを誓います

 

 

「俺は、月村じゃ無いから何か困ったことがあれば相談

 

にのるよ」

 

「はい、御願いします」

 

 

ここからは前世とは関係ない柊 茜としての人生よ

 

 

 

私の物語の始まりだね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねえ、まだ小学生に入ってないのによく難しい字知っ

 

てるわね?」

 

「勉強してましたから」

 

勉学は前世を使っとこ

 

 

 

 

 




まとめた作品投稿終了


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