遊戯王 四龍使いの少女 (璃緒)
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白竜の始動

遊戯王シリーズ初投稿です。
SAOシリーズもそんなに長く続いてない辺りを見るとこの作品も長く続かないと予想してください(汗)。
SAOシリーズとこの作品が両立できるように頑張ります。


「ふわぁ〜、」

私はまだ眠たい目を擦りながら、ベット脇に置いてある時計を見る。

「んんん、まだ、8時30分かぁ、、まだ寝よ」

睡魔に負けて、私は布団に潜る。

私は、橘有栖。そこら辺の小学校に通う小学6年生ではなく、家が喫茶店を営んでいるのと、私自身が学校に行きたくないという理由で小学校には1度も行ったことのない小学6年生。

とまぁ、こんなわけで家にいるのだが大抵、

「有栖〜〜!!早く起きなさいよ〜!!」

「うわぁ!!」

とある人?に朝の時間の終わりを告げられる。

布団を取られ、ベットから落とされた私が見上げた先には、白い服に身を包んだ女の子が立っていた。

「もう有栖!早く起きよって毎日言ってるじゃない」

「そういうハクが来るの早いのよ……」

彼女の名前は“ハク”。デュエルモンスターズの精霊であり、モンスター名は「白翼の魔術師」。私のデッキのエースの1角の姿を持った娘。

「早くないよ!!もう9時30分だよ!?可奈さん怒ってたよ!?」

「え?9時30分?? そんな時間では……」

私はそうも思いながら、さっき見た時計を確認する。

すると、その時計はハクの言った通り9時30分を示していた。

「あれ?私、完全に寝坊してる??」

どうやら、寝ぼけて時計を読み間違えては済まなさそうです。

 

その後、大急ぎで支度を済まし、お母さん、つまり橘可奈さんのところに行ったあと寝坊に関することと、喫茶店の開店準備が私のせいで遅れているということに関して怒られたあと、喫茶店の開店時間を迎え、お客さんを迎え入れた。

私の担当は軽食と

「有栖ちゃん!おれとデュエルだぁ!」

「はぁ…」

デュエルでしか頭ができていない人(もちろんそんなことは思いたくないけども)の相手である。

元々この喫茶店は遊戯王の大会を開いていることもあり、こういうこともたまにあったりする。

「では、あちらのスペースでお相手をします。」

私はそう言うと、カウンターから出て、お客さんと一緒に大会用スペースへと移動する。ちなみに余談だが、喫茶店の営業に影響が出ないように、喫茶店営業はお母さん、遊戯王関連は私って決まっていたりする。

 

遊戯王スペースにはさっきのやりとりを聞いたお客さんで既に盛り上がっていた。こういう時にも注文は来るのでこんな時はお母さんが頑張る。

「準備はいいかぁ?」

「勿論です。」

デュエルディスクを構え、いつも通りやるだけ、それが私の仕事。

「「デュエル!!」」

先行はデュエルディスクのランプで決まる、と、今回は私からね。

「私のターン、ドロー」

さて、やる事はっと

「モンスターを裏側守備表示でセットします。そしてカードを3枚伏せターンを終了です。」

橘有栖

LP4000

手札2枚

モンスターゾーン

裏側守備表示1体のみ

魔法&罠ゾーン

3枚伏せ

先行ってやることこれくらいなんだよね(汗)

さて、相手がどう出てくるか

「行くぞ、俺のターン!!」

伏せたのは調律の魔術師。

これが破壊されるのはいい、戦闘破壊っていう意味で、、

「俺はフィールド魔法、死皇帝の陵墓を発動!!」

あ、高火力出てきますわ(汗)

「死皇帝の陵墓はLPをリリース分払ってモンスターを通常召喚できるカード。俺はその効果を発動!!LPを2000払って究極恐獣(アルティメットティラノ)を召喚する。」

お客さんがそう言うと、大きい恐竜が出てきたってそんなことに喜んでいるんじゃなくて!!

「このまま、バトル!究極恐獣で伏せモンスターを攻撃!!」

「伏せモンスターは調律の魔術師です。」

大きい恐竜さんが、小さい魔術師を容赦なく破壊。これが弱肉強食だったりするのかな?

「俺はこれでターンエンドだ」

お客さん

LP4000

手札4枚

モンスターゾーン

究極恐獣(攻3000)

魔法&罠ゾーン

なし

あれ?伏せカード無し?

このデュエル勝ちですね。私の戦法を知らない相手が悪いということで容赦なく行きましょう。

「私のターン、ドロー!」

では、始めます。

「私はこのタイミングで、伏せカード、臨時収入(エキストラパック)を発動します。このカードはエキストラデッキにカードが加わる度に魔力カウンターを1つ乗せます。」

「ふっ、エキストラデッキにカードなんか加わらねぇだろ、頭も体のように小さいみたいだな」

かちん、普通の人はエキストラデッキにカードは入らないぐらいで終わるんだけど、この人は言ってはいけないことを言った。

「誰の体が小さいですって?」

「おまえしかいないだろ、小学生は」

全国の小学生に謝った方が良さそうですよ、この人は。

「私のデッキと私自身を馬鹿にしたこと、許さないですよ。 私はスケール8の虹彩の魔術師とスケール5の慧眼の魔術師でペンデュラムスケールをセットします。」

「は?」

そう、私のデッキはペンデュラム召喚から色んな召喚を行うデッキ。

だけど、ここからが本番。

「伏せカードをオープン。永続魔法星霜のペンデュラムグラフを発動します。そして、慧眼の魔術師のペンデュラム効果を発動します。片方のペンデュラムスケールに「EM」または、「魔術師」があればこのカードを破壊して、このカード以外の魔術師モンスターをペンデュラムスケールにセットします。私はこの効果で紫毒の魔術師をセットします。さらに、星霜のペンデュラムグラフの効果と臨時収入の効果を発動します。臨時収入の効果で魔力カウンターを1つ置き、星霜のペンデュラムグラフの効果、魔術師ペンデュラムモンスターがフィールドを離れた時、デッキから魔術師ペンデュラムモンスターを手札に加えます。私は貴竜の魔術師を手札に加えます。」

うわぁ、相手さん引いちゃってます(汗)

ここまで展開するのってあまりないから、追いついてないのかも。

「それでは、ペンデュラム召喚。まずエクストラデッキから慧眼の魔術師を、手札から貴竜の魔術師を出します。」

私がそう言うと、3体のモンスターが現れてくれる。

ただ、お客さんはそうはいかないみたいで、

「な、慧眼の魔術師は墓地に行ったはずでは!」

まぁ、そんな反応だよね(汗)

「ペンデュラムモンスターは墓地に行く代わりにエキストラデッキに行くんです。だからこれは正規の特殊召喚になります。」

「な、」

なんで、ペンデュラムモンスターって流行らないんでしょう。

まぁ、シンクロやエクシーズより打点が低いのが多いけど、一瞬の火力は高いんだけど、まぁいいや。

「手札から白翼の魔術師を召喚します。」

「私行きまーす。」

ハクが出てきてくれる。

「ハク、あの姿になってもらうけどいいよね?」

「問題ないよ。勝つためだし。」

本人からの了承も取れたことで、まずは

「レベル4の慧眼の魔術師とレベル3の貴竜の魔術師をチューニング。このタイミングで貴竜の魔術師の効果発動します。このカードが「オッドアイズ」モンスター以外とシンクロ召喚する時、このカードはデッキの1番に下に行きます。白き風の鱗纏いし龍よ、今風を操り、敵全てを殲滅せよ!シンクロ召喚!レベル7クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!」

クリアウィング、これが進化したハクの姿。

っていうより、クリアウィングの人の姿がハクなんだけどね。

まだ、究極恐獣を突破するには足りない。けどもこれで解決だね。

「永続罠時空のペンデュラムグラフを発動します。この効果は私のフィールド上の魔術師ペンデュラムモンスター1枚と相手フィールドのカードを1枚ずつ対象として発動し、そのカードを破壊します。私は紫毒の魔術師と究極恐獣を破壊します。」

「くっ!」

私の勝ちはほぼ決まりかな?速攻のかかしとか無ければだけど

「バトル、クリアウィングでダイレクトアタックします。」

「ぐはっ!」

お客さん

LR4000→1500

あれ?

「白翼の魔術師でダイレクトアタックします。」

「ぐわぁ!!」

お客さん

LP1500→0

何かあっさりしました。

 

その後、対戦はやらなかったけど喫茶店営業が忙しいかったから結構疲れた。

今は閉店の準備をするために、店先にいる。

すると、

「君が橘有栖さんかい?」

変な人に声をかけられた。

取り敢えず、

「お母さん!!変な人に声かけられたぁ!!」

「ちょっ!!私は別に変な人では!!」

声を聞かずにお母さんの元へと駆け込んだ。

 

「ごめんなさい」

「いえいえ、そう思うのが当然ですよ。良い教育をしてらっしゃる」

実はこの人、結構のお偉いさんみたいで、勘違いしちゃった

「それでは要件を、橘有栖さん、貴方をフォーチュンカップに招待します。」

「へ?」

まだ私の1日は終わりそうにないです。




主「さて、後書きでは、今作品の主人公橘有栖さんと楽しく話していきます。」
有栖「では、単刀直入に、あの恐竜使いの人はなんで、伏せカード無かったの?」
主「手札事故」
有栖「えぇ〜!!」
主「てことで次回予告!!」
有栖「えぇ〜!!」
主「フォーチュンカップへの招待状が来た有栖、しかし本人は…」
有栖「次回、フォーチュンカップと迷い」

有栖「主さん、こんな雑にはなって欲しくないです。」


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フォーチュンカップと迷い

この話を読む前に、素人感満載の今作品、前回含め今回、これからも盤面や効果のミスが目立つと思われます。こちらで気づいたら修正します。ていうか、極力気づきます。なので、改訂が多くなると予想される今作品が嫌な方はブラウザバック推奨です
それではどうぞ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
有栖「主さん、今回は初めてオリカが出てましたね。」
主「そうだね、性能がちょっと心配なんだけど多分大丈夫。」
有栖「そうですね、あれは使い方次第では壊れてますよ(汗)」
主「あはは…」
有栖「そう言えば、文面を少し変えたみたいですね。」
主「そうなんだよ、自分でも見返してて、モンスターの攻撃力とかが書かれてなかったからこの話から書くようにしたんだ。まぁ、エクシーズモンスターの素材記号はちょっと怪しいけどね。」
有栖「この話から?前回のは直さないんですか?」
主「時間がありません…」
有栖「はぁ、時間がある時に直してください。直さないと…」(←厨房から包丁を主に指す)
主「分かりました!!直せるよう努力するのでその手にあるものを離してください!!」
有栖「主さんがこういってるのでまぁ、良しとしましょう。」
主「ふぅ、それでは第2話です、どうぞ!」
有栖「私のエースが……」
主「今回はミスなければいいな(何回も確認した人)」


『橘有栖さん、貴方をフォーチュンカップに招待します。』

昨日、喫茶店の閉店作業をしていたら、お偉いさんが来て、その時に言われた事。

フォーチュンカップ、私だってそれについてはある程度知っている。

確か、優勝したら現キングのジャック・アトラスとデュエルが出来るという景品がある大会だったけ…

まぁ、景品?褒美?どっちでもいいけど私はそんなことに興味はないんだ。

大会に出て、優勝して、キングにも勝って得た称号なんて、遊戯王で生きているプロデュエリストを目指してすらいない私には勿体無い。

でもお母さんは『出てみたら?有栖はかなり強いんだから』って言ってきたし、ハクはハクで『私は楽しみ〜』なんて戦う気満々だし。

「はぁ、どうしようかな」

フォーチュンカップの事でしか頭になかった私は朝早い時間に起き、その事について考えるのだった。

フォーチュンカップ開催は、今週の土曜日。

ギリギリで渡してくる向こうもそうだけど、それまでには決めないと。

 

 

「いらっしゃいませ〜、空いてるお席にどうぞ〜」

結局考えが纏まらない内に、朝ご飯やお店の開店準備、さらには接客までを行ってる私。

今日ハクは精霊世界で呼ばれたなんかで来ないって昨日言ってた。

「有栖ちゃん!カフェオレ1つとサンドウィッチ1つ!」

「有栖さん、アイスココアと小倉トースト1つお願いします。」

「はい!ご注文承りました!少々お待ちください」

今注文をしてくれたのは、私が幼い頃からの常連さん。

せめて、お客さんの前だけでは明るく振る舞わなければ。

暫くすると、

「有栖!今暇〜?」

私と同じくらいの女の子が店に入って来た。

この娘は、天童彩華。私の数少ない友達。

「………じゃなさそうね」

店の様子をみた彩華がそう言ってくる。

「ごめんね彩華。いつもならこの時間帯は大丈夫なんだけど、今日はアレの日だから」

「アレ?」

私はそう言うと壁にかけてある紙に彩華の視線を誘導する。

それを見た彩華は「あぁアレね」と小声で声を漏らしていた。

そう、アレとはこの喫茶店で行われる小さなショップ大会のようなもの。

今はそれに参加する人達で店は一杯で、今店を離れるわけにはいかない。

「じゃあ、私も出よっと!」

「はい!?」

突然の彩華の言葉。いや、受付時間過ぎてないから出る分は問題ないけど…

「ほんとに出るの!?彩華だと不完全燃焼まっしぐらだよ!?」

そう、彩華のデッキでは満足できる相手は恐らくいない、、私以外、、たぶん。

「大丈夫、ちょうど調整相手が欲しかったんだ。はいこれ!」

いや、調整相手が欲しいからって普通大会には出ないでしょ(汗)

でも彩華が渡してきた紙、それには大会参加事項等を承認した紙だから受け取らないわけにはいかなかった。

「どうなっても知らないよ?それに、あまり火力出すようなことするのは控えた方がいいかもね。」

「ペンデュラムで高火力を出す有栖には言われたくないよ!!」

今大会は小学生以下(店にはその保護者も来てる)だから泣き出されると困るって意味で言ったんだけど否定された。ていうか、私のはしょうがないと思うんですけど……

 

「優勝者、天童彩華さん!」

「「ありがとうございました」」

大会は予想通り彩華の完勝。

これで大会を締めようとしてたら、

「有栖、デュエルしよ!」

まさかの私に振ってきた。

「でも私はお店が……」

私はそう言いながらお母さんの方を見ると、なんか笑顔で返された。

「(やって来ていいよって事だよね。はぁ、でもいい機会かも。)」

私は今迷っている。でもこのデュエルで晴れるかもしれない。

私は

「いいよ、やろ!」

彩華からの誘いを受けた。

 

今回はデュエルディスクを使わないテーブルデュエル方式。

流石に小さい子が多いこの中では危険と互いで判断した。(攻撃の余波で私たちが飛ばされ事を考慮してのこと)

「いくよ?」

「いつでもどうぞ!」

「「デュエル」」

有栖VS彩華

LP4000VSLP4000

「私のターン、ドロー」

先行は彩華から、手札を見るとまぁ、いい方。

「私は手札からゴブリンドバーグを召喚!」

 

ゴブリンドバーグ 攻1400

 

ゴブリンドバーグってことは

「私はゴブリンドバーグの効果を発動!このカードの召喚に成功した時、手札からレベル4以下のモンスターを特殊召喚し、このカードは守備表示となる!私はこの効果で、アステル・ドローンを特殊召喚!!」

 

アステル・ドローン 攻1600

 

レベル4が2体…来る!

「私はレベル4のアステル・ドローンとゴブリンドバーグでオーバレイ!!2体のモンスターでオーバレイネットワークを構築!!エクシーズ召喚、現れよランク4 No.39希望皇ホープ!!」

 

No.39希望皇ホープ 攻2500 ORU 2

 

来ちゃったよ(汗) このモンスターが彩華のエースモンスター『希望皇ホープ』…

効果めんどいんだよね

「アステル・ドローンの効果を発動、このカードを素材としたエクシーズモンスターの特殊召喚に成功した時、カードを1枚ドローする。私はカードを1枚伏せてターンエンド!」

 

彩華

LP4000

手札 4枚

モンスターゾーン

No.39希望皇ホープ 攻2500 ORU2

魔法&罠ゾーン

1枚

 

「さぁ、私の布陣を超えてみてよ。悩みが晴れるかもしれないよ?」

「なっ、」

なんで、彩華が私が悩んでることを知ってるの!?

「顔に出てるからね」

なんか、心も読まれた!!

「はぁ、隠し事は出来ないか、まぁ、あとで話すよ」

フォーチュンカップについてはあとで話すとして、私のターンだね!

「私のターン、ドロー」

では早速、

「私はスケール1の紫毒の魔術師とスケール8の黒牙の魔術師でペンデュラムスケールをセット!」

私の左右方に綺麗な水色の柱が立ち、その中に魔術師が入る。

「ペンデュラム召喚!現れよ降竜の魔術師!」

私は彩華の伏せカードを気にせずに展開を始める。

「さらに、手札からチューナーモンスター、調律の魔術師の召喚!」

 

調律の魔術師 攻0

 

「調律の魔術師の効果を発動、このカードの召喚に成功した時、相手ライフを400回復させ、自分は400のダメージを受ける」

 

彩華

LP4000→4400

有栖

LP4000→3600

 

「私のライフを回復させて、自分にはダメージ?デメリットしかないけど……!!まさか」

彩華は気づいたみたいね。調律の魔術師は馬鹿にする人も多い。だけどチューナーモンスターだからデメリットだけではなく、

「レベル7の降竜の魔術師とレベル1の調律の魔術師をチューニング!」

私にはメリットにしか感じない。

「覇王の鱗纏いし白き竜よ、その力震わせ、敵全てを殲滅せよ!! シンクロ召喚!現れよ、覇王眷竜クリアウィング!!」

 

覇王眷竜クリアウィング 攻2500

 

闇に落ちたハク(この言い方は好きじゃないけどそれ以外の表現が思いつかない)が来てくれる。

この娘も強いんだけど強さを知っている人は大抵、

「罠発動!奈落の落とし穴!!攻撃力1500以上のモンスターが召喚、特殊召喚された時、そのモンスターを破壊して除外する!」

「ハク!!」

除去してくるんだよね(汗)

「そのクリアウィングの効果で私のホープを破壊する算段だったみたいだけど残念でした〜」

確かにクリアウィングが除去されたのは痛い、痛いけど、

「手札からアストログラフ・マジシャンの効果を発動!モンスターが破壊された時、このカードを特殊召喚する!」

「へ?」

 

アストログラフ・マジシャン 攻2500

 

私はまだ迷っている。

このデュエルで晴れるかもって思ってたけど、そんな気配来ないし。

フォーチュンカップには出たいって気持ちはある。

だけど、それよりも喫茶店営業の方が私には大事なの。

そんなことを思っていると、

「全部可奈さんから聞いたんだ。」

「え?」

彩華が話を始めた。

「昨日の夜ね、可奈さんから電話が来て、大会に出るかどうか迷っている有栖を元気づけて欲しいって言われたの。」

「彩華……」

お母さん、そんなこと言ったんだ。

だったら彩華が私とデュエルしたいって言ったのは、

「彩華、私に大会に出る者の気持ちを教えたかったの?」

「そうだよ。大会に出るのは楽しい。色んな相手とデュエルできるからすごく楽しい。だから有栖にもその気持ちを教えたかったんだ。1度も大会に出てない有栖にね。」

彩華の言う通り私はまだ大会に出たことがない。

理由は簡単、喫茶店営業があったから。

「この際だから、喫茶店を離れて、大会に出てみなよ。きっと、楽しいよ?」

彩華が、笑顔で手を差し伸べてくる。

デュエル中なのに、

でも、悪くないかも

「彩華…」

「何?」

決めた。

私は迷わない。

「大会に出るよ、フォーチュンカップに!」

「そっかぁよかっ……てぇ!!フォーチュンカップ!!?」

「あれ?」

なんか、食い違ってたみたい。

「でもひとまずこのデュエルを終わらすよ!!墓地の調律の魔術師の効果を発動!ペンデュラムゾーンに魔術師が2体セットされてる時、このカードは特殊召喚出来る!」

 

調律の魔術師 攻0

 

「さらに、特殊召喚時効果で相手に400ライフ回復させ、自分は400ダメージを受ける!」

 

彩華

LP4400→4800

有栖

LP3600→3200

 

「またそのモンスター、ってことは、」

察しがいいね。

「レベル7のアストログラフ・マジシャンとレベル1の調律の魔術師でチューニング!!炎と風の鱗纏いし白き竜よ、その翼翻し、敵全てを殲滅せよ!!シンクロ召喚!レベル8 クリアウィング・バースト・ドラゴン!!」

 

クリアウィング・バースト・ドラゴン 攻2200

 

炎に包まれたクリアウィング。

こんなモンスター、私のデッキに入ってたかな?

まぁ、いいや

「クリアウィング・バースト・ドラゴンの効果!このモンスターの特殊召喚召喚に成功した時、相手フィールドのモンスター1体の効果をこのターンのバトルフェイズのみ無効にする。私は希望皇ホープを選択!!」

「え!?それ強くない!?」

彩華が、驚いてる。希望皇ホープは効果使えなきゃ意味無いもんね。

まぁ、私もこの効果は強いと思うけど、この娘の強さはこんなもんじゃないみたい。

「バトル!クリアウィング・バースト・ドラゴンでNo.39希望皇ホープを攻撃!」

「攻撃力の低いクリアウィングで!?」

「この瞬間、速攻魔法、白竜の威圧を発動!!」

「まぁ、そんなところでしょうね」

攻撃力の低いモンスターが、攻撃力の高いモンスターを攻撃する。それは大抵“ナニカ”が起きる。

「自分フィールドに『クリアウィング』モンスターが存在する時、フィールドのモンスター1体の攻撃力を半分にする!私は希望皇ホープを選択!!」

「こっちに効力来るの!?(ホントならオネスト使うようなタイミングなんだけど、手札に無い!!)」

いやぁ、ほんと強いよねこのカード。

 

No.39希望皇ホープ

攻2500→攻1250

 

彩華

LP4800→3850

 

くぅ、調律の魔術師の効果が痛かったかな?

まあ、まだ行くし。

「クリアウィング・バースト・ドラゴンのさらなる効果発動!」

「まだあるの!?」

そう、この娘はまだ終わらない。

「このモンスターが戦闘によって相手モンスターを破壊した時、このモンスターをゲームから除外し、エクストラデッキから「クリアウィング」モンスターを効果を無効とし、攻撃力を半分にして特殊召喚する。私はクリアウィング・バースト・ドラゴンを除外して、エクストラデッキからクリアウィング・シンクロ・ドラゴンを特殊召喚!!」

 

クリアウィング・シンクロ・ドラゴン

攻2500→1250

 

「まさに、その炎は消えないって感じだね」

「うん、それは思う」

進化したクリアウィングから退化してもなおフィールドに残るって感じはするね、弱体化はするけど。

「クリアウィング・シンクロ・ドラゴンでダイレクトアタック!」

 

彩華

LP3850→2600

 

「私はこれでターンエンド!!」

 

有栖

LP3200

手札 0

モンスターゾーン

クリアウィング・バースト・ドラゴン 攻2200

魔法&罠ゾーン

紫毒の魔術師(スケール1)

黒牙の魔術師(スケール8)

 

ちぇ、覇王眷竜さえ、残ってれば何とかなったのになぁ

「私のターン!ドロー」

彩華のドローカード次第で決まる。

「魔法カード、死者蘇生発動!この効果でNo.39希望皇ホープを特殊召喚!」

 

No.39希望皇ホープ 攻2500

 

うわぁ、また来たよ(汗)

「有栖!私も本気を見せてあげる!!」

「へ?」

私の本気はクリアウィング・バーストじゃないんだけど、彩華って本気じゃなかったんだ…

「魔法カード、RUM リミテッド・バリアンズ・フォースを発動!この効果は、自分フィールド上のランク4のエクシーズモンスター1体を選択して発動し、選択したモンスターよりランクが1つ高い「CNo.」と名のついたモンスター1体を、選択した自分のモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。」

「ランクアップ!?」

何そのカード!!なんかやばそうな雰囲気しか出てないんだけど!!

「私はNo.39希望皇ホープでオーバレイネットワークを再構築!!エクシーズ召喚!降臨せよランク5!CNo.39希望皇ホープレイ・ヴィクトリー!!」

 

CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー 攻2800 ORU1

 

カオスナンバーズ!?なにそれ!!

「バトル!ホープレイ・ヴィクトリーでクリアウィング・シンクロ・ドラゴンを攻撃!!この瞬間、ホープレイ・ヴィクトリーの効果発動!!このカードが相手の表側表示モンスターに攻撃宣言した時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。ターン終了時まで、その相手モンスターの効果は無効化され、このカードの攻撃力はその相手モンスターの攻撃力分アップする。」

「え!うそ!」

CNO.39希望皇ホープレイ・ヴィクトリー ORU1→0

攻2800→4050

 

有栖

LP3200→400

 

うぅ、まさかあんな効果があったなんて、、

「私はカードを1枚伏せターンエンド!!」

 

彩華

LP2600

手札2枚

モンスターゾーン

CNo.39希望皇ホープレイ・ヴィクトリー 攻2800

魔法&罠ゾーン

1枚

 

さて、どうしようか、手札0だし、シンクロしようにもチューナーがいない。

調律の魔術師は自身の効果で特殊召喚されると除外される効果があるからね。

「私のターン…ドロー……」

!!このカードは

「(ダメだ……)」

この場面ではつかえ……

「(なくわない!!)」

「私はセッティング済みのペンデュラムスケールを使ってペンデュラム召喚!!エクストラデッキから降竜の魔術師、アストログラフ・マジシャン!!」

この場面でアレを出せれば…

「罠発動!時空の落とし穴!!相手が手札・エクストラデッキからモンスターを特殊召喚した時に発動できる。手札・エクストラデッキから特殊召喚されたそのモンスターを持ち主のデッキに戻す。その後、自分は戻したモンスターの数×1000LPを失う。」

「そんな!?」

 

彩華

LP2600→600

 

ホントならこれはチャンスなんだけど、この手札では…

「ターンエンド…」

 

有栖

LP400

手札 1枚

モンスターゾーン 0枚

魔法&罠ゾーン 0枚

 

「私のターン、ドロー!バトル!希望皇ホープレイ・ヴィクトリーでダイレクトアタック!!」

 

有栖

LP400→0

 

 

その日の夜、あのあと彩華にはきちんとフォーチュンカップのことを話した。

もちろん最初は驚いてたけど、最後には応援してくれたよ。

その時にお母さんとも話して、フォーチュンカップに参加する旨をきちんと伝えた。

お母さん驚くかと思ってたけど、最初から私はそう決めるだろうって思ってたみたいで逆に私が驚かされた。

「え!フォーチュンカップ出るの!?やったぁ!」

今はハクと一緒にいる。やっぱり傍に居た方が楽しい。

「ハク!出るからにはいい所まで行こうね!」

「うん!」

こうして、私のフォーチュンカップへの参加が決まった。

だけど私には1つ不思議なことが起きていた、

「(あの時のクリアウィング、どこいったんだろ)」

そう、クリアウィング・バースト・ドラゴンは私のデッキに入れていた覚えはないし、デュエルが終わってからもあのカードを見ることは無かった事。

 

この時の私はこのドラゴンがあの人達と繋がってるなんて思いもしてなかったんだ。

 




有栖「なんで私はあんなことを…」
主「個人営業の喫茶店ならそんなこともあると思って」
有栖「はぁ、それではオリカ紹介です。」

クリアウィング・バースト・ドラゴン
レベル8 功2200 守1500
チューナー+チューナー以外の闇属性ペンデュラムモンスター1体以上
①このモンスターの特殊召喚召喚に成功した時、相手フィールドのモンスター1体の効果をこのターンのバトルフェイズのみ無効にする。
②このモンスターが戦闘によって相手モンスターを破壊した時、このモンスターをゲームから除外し、エクストラデッキから「クリアウィング」モンスターを効果を無効とし、攻撃力を半分にして特殊召喚する。
③このモンスターがフィールドに存在する限り、バトルフェイズ中、相手はモンスター効果を発動出来ない。

有栖「私の新しいエースモンスターが進化した姿です!!」
主「効果が強いけどね。効果を無効にして、その上相手はバトルフェイズ中効果モンスターの効果を使えないから、」
有栖「進化したハク、とってもかっこいいです!!」
主「次行こうか」

白竜の威圧
速攻魔法
自分フィールドに『クリアウィング』モンスターが存在する時のみ発動できる。フィールドのモンスター1体の攻撃力を半分にする。

有栖「クリアウィング専用魔法、いいです!」
主「有栖さんってほんとハク大好きだね」
有栖「はい!ハク可愛いしかっこいいし……(自分の世界に入る)」
主「あの〜有栖さん?………戻ってこないから締めようか」
主「次回予告、フォーチュンカップ参加を決めた有栖、しかしそんな有栖にとある壁がぶち当たる!
次回、DボードとSp。有栖さん、ライディングデュエルでも始めるのかなぁ?でも年齢的に無理だよね」


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DボードとSp

有栖「主さん、何か言うことはありませんか?」
主「はい、前話にて、私の勉強不足が見事炸裂しました。ごめんなさい」
有栖「もう、ちゃんとしてくださいよ。勉強不足ならまだしも、何回も確認したのに誤字があるなんて酷いですよ?」
主「言い訳させてもらうと、違和感が皆無だったから気づかなかったって感じです。」
有栖「ナンバーズモンスターも文字の大きさで全く違うものになってましたし、オーバレイ・ユニットも訳が分からないことになってましたしね。」
主「オーバレイ・ユニットに関してはね、分からなかったから一応調べたんだよね。でも出なかったからなんかそれっぽいのを付けたらご指摘が…」
有栖「まぁ、大体がアニメで言ってたから文にすると分からないものもありますけど、でもきちんとしてください」
主「はい、」
有栖「文や盤面が怪しい今作品ですが、主さんも頑張るので、これからもよろしくお願いします」
主「なんかハードルが…」
有栖「なんですか?」(黒い笑み)
主「何でもないです!!」
有栖「それでは、第3話です!どうぞ!」
主「今回はデュエルで、短いです(ミスないと思いたい)」


「なんでぇぇぇ!!」

単刀直入に言うと、今の私はかなりやばい。

うん、かなりやばいね。

それは何故か。

「なになに『フォーチュンカップの第1回戦はライディングデュエルの可能性があります。』ふーん」

ハクがフォーチュンカップの関係者から送られてきた手紙を読み上げる。

そう、これなのだ。

この手紙は今日の朝家に届いていて、それを見た私は心の叫びをあげていた。

「そもそも、ライディングデュエルってDホイール使ってやるやつだよね!?私に声が来たのは言いけども小学生が参加するって分かってるのかなぁ…」

ライディングデュエルを行うDホイールはバイクであり、小学生はもちろん、中学生も年齢的に乗れないのだ。

 

「ってわけだから協力して!!」

「いや、協力って言われても何すればいいか…」

えぇ、彩華に意見+打開策求めて彩花の家に来ましたよ……

「有栖、ライディングデュエルするのにDホイールじゃないといけないってわけじゃないのは分かってる?」

「ふぇ?」

突然の彩花の言葉に驚く私。

「え?ライディングデュエルってDホイールでやるんじゃないの?」

「それは間違ってないけど、それだと私たちみたいな小学生はできないでしょ?だといって、そうポンポンと小学生がライディングデュエルをしたらそれはそれで危ない。だから私はこれを使うことにしてるの。」

「これ?」

彩華はそう言うと『ちょっとまってて』っと言い、家の奥に入っていった。

確か彩華の家って、機械を専門にしてる両親がいたっけ?

でも、小学生ではDホイール乗れないから何持ってくるんだろ……

しばらくすると

「お待たせ!」

恐らく“これ”であろうものを両手いっぱいに抱えた彩華が、姿を見せた。

そう“これ”とは、

「これってスケートボード?」

そう、小学生ですら使えるスケートボード。

「そうだよ。でも少し違うかな?」

そう言うと彩華は、ボードに固定された足置き(多分あってない)に足を固定させた。

「ここは屋内だから走れないけど、これでDホイールの代用が出来るんだ。」

「は?」

彩華が、そう自信満々に言うけど、『まぁ、作ったの私のお母さんと、お父さんだけどね(汗)』って言ってた。

それにしても、これなら行けるかも。

「これなら行けるって顔してるね。」

「なんで、分かるのよ……」

「有栖はすぐに顔に出るからね。実は前から有栖と一緒にライディングデュエルしたくて、お母さんに頼んでたんだ。」

「ほんと!?」

「有栖の分もあるから見に行こっ!」

「うん!」

彩華のお母さん、彩華のためなら分かるけど、私の分まで作ってくれるなんて、、って違うか、彩華のお母さんとお父さんだね。

ちなみにこのあと彩華に聞いてみると、ライディングデュエルが出来るスケートボードは、私の誕生日プレゼントだったみたい。

うん、まだ早いね(汗)

 

彩華が言うには彩華の両親は、機械の修理のお店だから使われないパーツをスケートボードに組み込んでライディングデュエルができるようにしたとか何とかで、ある程度の生産はできる算段だったらしいけど、いざ、作るとなると大量のパーツが

必要だったらしく、彩華の分とこれから貰える?私の分で精一杯だったみたい。

そんな貴重なものを貰えるのは嬉しいけど、大丈夫なのかな?お店的に……

「はい、これ!有栖の分!」

そんなこと考えていると、彩華が私のスケートボードを持ってきてくれた。

うん、一言で言うと

「綺麗!!」

そう、綺麗な青主体のスケートボードなのだ。

「それ、有栖の好きな色でしょ?誕生日に贈りたかったから好きな色の方がいいと思って」

「彩華…」

私は最高の親友を貰ってたみたいです。

 

「さて、このスケートボード、“Dボード”って言うんだけど、乗る練習から始めようか」

「うん!」

スケートボードもといDボードに足を固定させて練習を始める私。

スケートボードなんて乗ったことなかったから、転ぶだろうと思ってたけど、

「有栖、すごい上手だよ!!」

「そ、そう?」

彩華から見るとかなり上手いみたいです。

そんなわけで、乗る練習はひとまず置いといて、問題が1つあるわけで……

「デッキ、どうしようか…」

公式では一応認められているDボードが問題ではなく、私のデッキに問題があったのだ。

「ライディングデュエルだと普通の魔法はほぼ使えないと見ていいからね。使ったらダメージ受けちゃうし、かと言っても、ペンデュラムも魔法扱いだから…」

私のデッキは魔術師を主体としたデッキ。

その大半が魔法カード(ペンデュラムモンスターもスケールセットする時は魔法カード扱いなため)自らダメージを受けるハメになる。

それだけは避けなければ……

それで出た答えが、

「デッキ、ライディングデュエル用に新しく作る?」

ライディングデュエル専用のデッキを作ることだった。

これは、いつものデッキにライディングデュエル専用の魔法“Sp”を組み込むという訳ではなく、1から作るということ。

エクストラデッキはそんなに変えなくて言い分、デッキの回し方がだいぶ変わることになる。

「私はそれでいいんだけど、回せるかな?」

「候補ある?」

「シンクロと、融合と、エクシーズ複合の蟲惑魔」

「欲張るなぁ」

彩華が候補聞いてきたから素直に答えたのに、なんか引かれた……

いいじゃん、蟲惑魔強いし、サポートとかで、ハクとかまだ出してないけどほかの龍とか出せるもん。

しかも基本レベル4だからランク4も簡単に出せるおまけ付きだよ?

「って事は、落とし穴いるね」

「手持ちに色々あるけど、使えそうなのあるかなぁ」

「じゃ今から有栖の家行って探そっか!!」

「うん!」

そう言うと、私と彩華は、彩華の家を飛び出して私の家に向かった。

勿論、貰ったDボードに慣れるためにそれに乗っての移動。

 

ライディングデュエルをやるかもしれないって事で生まれた問題。DボードとSp

これが私を苦しめるとは思わなかったけど、その分楽しいデュエルが出来るから私はなんとも思わなかったけど、やっぱり、苦しい。今までのデッキが使えないから苦しい。




主「はい、というわけで、魔術師デッキ終わりました!!」
有栖「まだ終わってません!!ライディングデュエルで使えないってだけで、まだ終わってません!!」
主「魔法カード扱いのペンデュラムモンスターも引っかかるのはきついね」
有栖「そうですよ!大体、主さんはなんで私に魔術師デッキを使わせてるんですか!?彩華のデッキの方が強そうじゃないですか!?」
主「魔術師デッキはいろんな派生が出来るし、瞬間的な火力が高いから、有栖さんに使ってもらってるよ?彩華さんの場合、それに対抗するにはそれしかなかった(汗)」
有栖「CNo出すのはRUMがいるとはいえ、あれは強いです!!ペンデュラムメタのモンスターだっているじゃないですか!あの方舟が!!」
主「まぁまぁ、落ち着いて。取られたら倒すんだよ。それしかない」
有栖「正論なんですけど、なんか許せないですよ…」
主「まぁ、次の話の予告しよう?まぁ、大体察せると思いますが」
有栖「次回予告、Spとライディングデュエルのルールという壁に阻まれた有栖は蟲惑魔を主体としたデッキを作ることに!それはどんな内容になるのか!!」
主「次回!蟲惑魔と黒竜!!」
有栖「あれ?もう1体出るの?」
主「出るんだよ、きっと」


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