九人の剣士と九人の少女たち (アーチボルト)
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キャラクター紹介

おはこんにちは
アーチボルトです。今回は前回予告したようにキャラクター紹介をしていきます。
それじゃあ、前書きはこれくらいにしてスタートします。


五十嵐智之 剣道が趣味であり特技である少年。剣道二段を持っている。剣道は4歳か

      ら始めた。勉強は上の下くらいでまあできるくらい。樹たち友人と一緒に

      内浦に引っ越すことになった。優しくて、厳しい努力家である。

      優しいからなのか輝と大二郎からはともちゃんと呼ばれている。

      ある理由で樹と一緒に十千万旅館で居候することに

      なった。趣味が剣道しかない彼は内浦で趣味を見つけていき、自分が本当

      にやりたいことを模索していきたいと考えている。彼にとって千歌はいと

      こであって、小学三年生の時に曜、果南、千歌、樹と一緒に遊んだことも

      ある。この物語の主人公である。

 

加野樹   アニメ、ゲームが趣味なヲタク。プロローグ1では言っていないが漫画と

      小説が大好きで大人買いをよくする。智之とは小学生のころからの友達で

      ある。剣道は小学四年生の時に始めた。樹にとって智之は友達でもある 

      が、良きライバルでもある。剣道で度々勝負を仕掛るがまだ一度も智之に

      勝ったことがない。正直に言って... 文面から見るとイケメンだが残念な

      イケメンである。しかし、彼は趣味、勉強にも手を絶対に抜かない奴で、

      智之はそういう所を尊敬している。智之と共に十千万旅館で居候すること

      になった。

 

金崎輝   彼のおじいさんが有名車会社キンザキモーターズを経営していて、さらに

      彼の父親は有名ゲーム会社で社長を務めている。お金持ちである。趣味は

      自転車でサイクリング。のんびり屋でマイペースな性格だが、やるときは

      やるそんな男である。彼は中学生のころからの友達で、彼にとって智之は

      師匠だと思っている。剣道は中学生の時に始めた。彼と共に十千万旅館で

      居候しようかと思ったが部屋の余りが無いため学校の近くのマンションで

      大二郎と共に暮らすことになる。智之と樹とは中学生からの友達である。

      勉強はそこそこという感じ。

 

大野大二郎 明るい性格で、智之と同じ努力家である。彼の父親は、輝の父親が働いて

      いるゲーム会社の社員で、それがきっかけで小学生になる前から輝と友達

      である。剣道は中学生になった時に輝と一緒に始めた。趣味はゲームで最

      近、樹に勧められてアニメを見始めた。彼は、はまってしまったらとこと

      んのめりこんでしまう性格である。輝と同じ性格でマイペースである。彼

      もとある理由で内浦に引っ越すことになった。輝とは小学生からの友達で

      智之と樹は中学生からの友達である。勉強は苦手…

 

内田拓実  主人公転校前の時は二年生の剣道部の先輩。真面目で礼儀正しい。面倒見

      がいい先輩である。

 

中田晃   主人公転校前の時は三年生の先輩。部活を引退したからか、暇なのでちょ

      くちょく部活に顔を出している。プロローグでは言ってないが元部長であ

      る。責任感がとても強い、智之が尊敬できる先輩である。

 

五十嵐健次 智之の父親。剣道七段を持っていて全国大会などに優勝するほど強い。厳

      しいが、時にも優しいそんな人である。会社から海外に転勤を言い渡され

      てしまうのでほとんど物語には登場しない。

      

五十嵐清子 智之の母親。剣道三段の保持者。現在は剣道を息抜きにやっている。普段

      はコンビニの店長である。普段は優しいが怒ると怖い...東京に転勤して

      しまうためほとんど物語には登場しない。

      




こんな感じでしょうかね~ オリキャラだけだったからあんまり時間はかからないと思っていたが考えが甘かった... これ書くだけで、二時間もかかった...
やっぱり文を考える力はコツコツつけていくしかないでしょうね...
それじゃあ、本日中にプロローグ2を投稿します。それじゃあ、さようなら~


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プロローグ1

はじめましてアーチボルトです。
今回初投稿です。拙い文章ですが、温かい目で見てくれるととてもうれしいです。
それではどうぞ。ちなみに今回はAqoursのメンバーは登場しません。
それではどうぞ


俺の名前は五十嵐智之。高校一年生だ。趣味、特技、共に剣道である。神奈川で名門の高校に通っている。部活は剣道部に所属していて、今年の全国高等学校剣道大会のチーム戦、個人戦で優勝したこともある。最初に言った通り俺には剣道以外に趣味はなく、とても青春しているようには思えないと俺の友人に言われたことがあるほどである。こんな俺がまさかこんな事が起こるなんて正直思いもしなかった。

時をさかのぼること二週間前に遡る...........

 

 

三月初旬......

この日は土曜日。俺はいつも通り部活があるため友達と一緒に学校に登校していた。

智之「あ~~ つまんねぇなぁ~~」

?「そんなこと言うなよ智之... たしかにお前の気持ちも分かるけどさぁ。切り返しに打ち込みに地稽古ばっかでやることは毎回同じだしつまらないのは分かるけどさ、これぐらい我慢しようぜ。剣道はそう言うもんだろ。お前は剣道を10年間もやってきたからこれぐらい分かって当然だろ」

智之「確かにそうだけどさ、樹...基本は大切なのは分かる。それを何度も練習して技の完成度を上げるためにやるのもわかる... けど同じことばっかやっていると飽きちゃうんだよ。稽古自体が...」今話しているのは、俺の友人、加野樹である。こいつは小学生の時からの友達でありライバルでもある。趣味はアニメやゲーム、こいつはイケメンなのだがヲタクである。いわゆる残念なイケメンである。小学生の時はめっちゃくちゃおとなしい奴だったのに今じゃこんな感じだ。でも、彼は趣味、勉強、剣道などすべてにことに手を抜かないそんなすごい奴である。こういう所は俺は尊敬できるなと俺は思う。そんなことを言っているうちに学校についた。

いつも通りに袴を着て防具をつける...そして準備運動をして稽古に入るまずは面打ち、胴打ち、小手面、応じ技などの練習をして、地稽古をする。それを三時間半やっておしまいである。

そして稽古が終わって着替えていたら俺の親父が話しかけてきた。

?「智之、今日はいつもより気迫があんまり感じなかったぞ。どうした?調子が悪いのか?」

この人は俺のお父さんである。名前は健次。俺のお父さんは剣道七段を持っていて高校生の時に全国高等学校剣道大会に優勝し実業団の大会に出て優勝を経験したこともある。そのため俺のお父さんは、時折俺の高校の道場に行って部員たちに稽古をつけに行くことがたまにある。ちなみに俺は二段を持っている。

樹「そういえばぁ~ 今日部活行く時、つまんねえなぁ。やる気でないなぁ。なんてこと言ってましたよ。」

智之「おい、樹。余計なこと言うなよ」

健次「やっぱりそうか。お前最近、なにかつまらなそうな顔してたからなぁ。」

智之「えっ? 気づいてたの?」

健次「当たり前だ。俺の息子だぞ。何年お前の父親やっていると思っているんだ。」

樹「さすが智之のお父さん。するどいですねぇ~」

?「おっ! なんか盛り上がってる~」

?2「なんか楽しそうですね。何を話しているんですか?」

一人目に話してきたのは俺の先輩の中田晃先輩、三年生である。本当は引退した身だが暇だったので稽古しに来たらしい。二人目は内田拓実先輩、二年生である。去年初めて剣道を始めたのに全国大会の個人戦でベスト8まで上りつめるという偉業を成し遂げたすごい先輩である。僕はこの人は天才じゃないかと俺は思う。

健次「まぁ、今日の稽古でちょっと気を抜いていたから、なんでか聞いてみただけだよ。」

晃「そうすか。智之、優勝したからと言って、練習に手を抜くんじゃねえぞ。」

拓実「でも。最近の智之君、なんかつまらなそうな顔してますよね?」

樹「先輩たちもやっぱりそう思いますか?最近こいつ、稽古に飽きていたそうなので...」

?3「そういえば、ともちゃん、趣味なんてなかったよね」

?4「なんか夢中になれるような事でも見つけてみたらどうだ?ともちゃん。俺は最近、樹に教えてもらったアニメをみてみたが、面白いぜ。魔法少女ものなんて女子が見るものだと思って疎遠していたが、これはただの魔法少女アニメじゃねえ」

樹「おっ。輝に大ちゃん」

こいつら二人は中学生の時にできた友達である。今、優しそうに話しかけてきたのが金崎輝。そして魔法少女だなんだといったのは大野大二郎。ってか大ちゃんアニメ見始めたの?あいつの世界に行っちゃったのかよ...遅くないから現実世界に戻ってきてくれ。

健次「そうだな... 智之、輝君と大野君から聞いたんだが中学生と高校生の一番最初の自己紹介で特技、趣味共に剣道です。なんて言ったそうじゃないか。急に質問するけど最近楽しいことあった?」

智之「正直に言って、全くと言っていいほどない...」

健次「やっぱりそうか...智之のことだからそうだと思ったよ」

樹、輝、大二郎「ともちゃん(智之)が青春しているわけないじゃん(ないですよ)」

智之「お前ら、声揃えて言うなよ。だいぶ心に傷つくよそれ...」

拓実「智之、俺は休みの日は友人と一緒に自転車で遠出したりしているぞ。」

晃「俺は、最近ほぼ毎日友達と一緒に釣りに行っているよ~ 最近はマダイとかチヌがよくつれるね~ それを調理して食べるのが楽しみなんだ~」

智之「先輩たちも楽しんでいるんですね。高校生活。俺なんか楽しいことなんて起こらず、今年度が終わってしまいますよ。」

みんなで仲良く話していたらいつの間にか午後の1時になっていた。俺はまだ昼食をとっていなかったのでさすがにおなかすいた。だから、俺は先輩、友人とお父さんを学校に残して先に家に帰ることにした。

智之「趣味ねぇ... 」

俺は家に帰りながら趣味の事をずっと考えていた

 

 

家に着いたら母さんが昼食を作っていた

清子「とも~ 20分ぐらいで昼食ができるから先にお風呂に入りなさい」

智之「うん。分かった」

 

20分後...

俺は風呂から出てだいぶ遅めの昼食をとった。

父さんはまだ家に帰って来なかったので先に昼食をいただくことにした。

昼食を食べ終わったと同時にお父さんが帰ってきた。

お父さんはどうやら慌てて家に帰ってきたのでどうしたのだろうと俺は思った。

健次「ちょっと重大な話がある。清ちゃんと智之にすぐに話したい所だがおなかがすいたから飯食った後でいいか?あの後ちょっと樹君と大二郎君が二人がかりで俺に試合仕掛けてきたから、屠ってきたが、あいつらだいぶしぶとくて... まあそれでもあいつらすごいな。あいつら面を打つ速度がまた上がったな。だとしても余裕だったwwwwww」

智之「そっか... ってそんな事よりも飯食べてよ。早くその重大な話が聞きたいし。それにお母さん、飯食べないのかよというような怖い目しているし。」

健次「あ...... そうだな。」

 

そして俺はお父さんが飯を食べた後に重大な話を聞いたのだがまさかここまで重い話になるなんて当時の俺は思いもしなかった。

                                                                               つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今日はここまでです。皆さんどうでしたか。自分なりに頑張って作ってみました。文章を考えるのは難しいですね。作ってみてそれを痛感しました(泣)ちなみにup主は中学生まで剣道を経験してます。一応二段まで取りましたが、高校では剣道はやってません。覚えていることを思い出してコツコツ頑張っていきたいと思います。次回はエピローグ2をやっていきます。次回は多分エピローグがまだ続きます。すいませんが少し我慢してください。大丈夫その分頑張って物語を描いていきますので。キャラ紹介の回も作ります。さすがにこれ以上は起きていられない。作ったら途中で寝てしまうので、明日その回をつくっていきます。ちなみに私は花丸ちゃん推しです。皆さんの感想を待っています。それではまた今度お会いしましょう。


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プロローグ2

前回予告していた通りプロローグ2をやっていきます
それではどうぞ。



前回のあらすじ

 

俺は高校の剣道の稽古が終わった後家に着いて飯を食べ終わったと同時にお父さんが慌てて家に帰ってきた。何事かと思った俺は思った。そしたらお父さんが重大な話があるといった。いったい何の事を話すのかと俺はその時思ったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

智之「そんで、重大な話って何?」

健次「実はな...」

 

 

 

時をさかのぼること20分前...

健次の携帯「ぷるるるるる」

健次「ん?こんな時間に会社から電話?何があったんだ?」

上司「あ、健次君か。実は唐突なんだが転勤してくれないかな?」

健次「え??? 本当に唐突ですね。何でですか?」

上司「実は社長が海外の自分の会社を発達させたいとかそんなこと言っててね、海外の

   会社の力を上げたいらしい。君ならそれができると思ってね。なあに、心配する

   な君の友達も一緒にそっちに派遣させるから。大樹君とは友達でしょ。」

健次「まあ、息子の友人の父親ですからね。」

上司「二年間なんだけど行けるよね。場所はイギリスだよ。」

健次はいいえとは言えるわけがない上司だから。でも息子と清ちゃんはどうしよう...

とりあえず分かりましたと言うしかないな...

健次「分かりました。いつまでにイギリスに行けばいいですか?」

上司「そうだな。四月に入るまでにはイギリスに着いていないと困るかな。新生活の準

   備も必要だし。」

健次「分かりました。それではそういう事で」

上司「ほんとにすまない。子供もいるのに... 俺がもうちょっと力があれば...」

健次「大丈夫です。気にしないでください。うちの息子はしっかりしているので。それ

   じゃあ失礼します。」

健次の携帯「プーープーープーープーー」

 

 

 

 

 

 

健次「というわけだ。」

智之「マ・ジ・か・よ。えっ?ということはあいつも引っ越しするのかな...」

健次「本当だ。どうやら樹君のお母さんはそもそも海外で仕事しているから、一人なっ

   てしまうから、転校するか今悩んでるらしい。」

樹のお母さんは海外でライターとして働いていて、海外では有名人らしい。そのため、

一年に二回か三回帰ってくるぐらいなのだそうだ。

清子「えっっ。ごめん。こんな話をしている最中にさらに複雑にしてしまうようで悪い

けど実は私もアメリカに転勤になってしまったのよ。直営店からオーナー店に変わるんだと。本部の人がそう言ってた。だからこれを機ににアメリカの本部に転勤してくれないかと言われたの。経営の状態が芳しくないんだって」

健次,智之「マジかよ...」

清子「じゃあ、とものことどうするの?一人暮らしはちょっとさせたくないし...」

健次「なんか、方法はないのか?」

一同考える...

清子「一応、方法はあるけど...うまくいくか分からないよ。」

健次「どんな方法なんだ?」

清子「とも、千歌ちゃんって覚えてる?あなたのいとこ。」

智之「うん。覚えてるけど。確かこの前会ったのは6年前か... 小学4年生の時に樹と

   一緒に遊びに行ったなぁ。最近は剣道ばっかで忙しかったし。あいつら元気にし

   ているかな?」

健次「確かにそれならうまくいくかもしれないけど二年間も部屋を借りるんだろ?

   迷惑じゃないのか。そもそも部屋があるのかどうかだが...」

清子「分からない。取りあえず電話してみるよ。」

 

 

 

 

 

 

一時間後...

清子「一応大丈夫だって。旅館が大きいし部屋も余ってるって。樹君のことも話したら

   樹君も大丈夫だよ。うちに来てよ。いつでも歓迎するよと言ってたから。」

智之「えっ?ということは転校確定?マジかよ...ということは三月の終わりの大会にギ

   リギリ出れないじゃん... 楽しみにしてたのに...」

健次「すまないな。その日のためにたくさん稽古を積んできたのに...」

清子「しょうがないじゃない。私もけんちゃんも転勤なんだし。」

健次「そういえば、学校どうするか。内浦の近くに学校ある?」

清子「あるよ。浦の星学院が。学生数が減少したから五年前から男女共学になったんだって。」

健次「なら、大丈夫だな。取りあえず向こうでも頑張れよ。俺たちも頑張るから」

智之「うん。まあこれが人生ってやつだし。しょうがないよね...頑張るよ。」

健次「そういえば、今思い出したんだが、あそこの学校には俺の友達がそこの高校の剣道部の顧

   問やっていたな。会ったらよろしく言っといてくれ。」

智之「うん。分かった。」

健次「それと、もう一つ。お前、最近剣道に飽きているようだし。剣道ばっかやっていてもつま

   らなくなってきただろ。強い相手がいないし。つまんねぇと言ってたしな。だから、向こ

   うに行ったら剣道部に入らなくてもいいよ。自分の趣味を見つけるのもいいし、ほかの部

   活に入っても構わない。剣道をやめてお前がやりたいことを集中してやるのもありだ。そ

   れは智之自身が決めてくれよ。幸い剣道部に入らなくても稽古は学校でできるしな。もし、

   剣道を続けるならそこの学校の教師が俺の親友で剣道やっているから土日なら稽古をして

   もらえるし。俺たち親はお前が決めた道ならいつでも応援するし。でも、勉強はちゃんと

   しろよ。大学進学するなら成績が重要なんだからな。まあ、こんな貴重な経験は二度とで

   きない。自分の未来のためになるような経験を積んで来いよ。」

智之「うん。そうするよ。剣道は今のところやめる気は無いけど... そうだ!樹にこの事言わな

きゃな。電話してみるか...」

 

 

 

 

 

 

 

二時間後...

俺は樹に電話してこの事を伝えたら

樹「親に相談するから少し時間をくれ。」というような事を言ってたので一回電話が切られたの

  であった。俺は樹から再度電話がかかってくるのを待っていると...

智之の携帯「ぷるるるるるる~」

智之  「おっ!! やっと電話かかってきた」

? 「あ、智之君? 今、お父さんいるかな? 話をしたいんだが。」

智之  「樹のお父さん?分かりました。今すぐにかわります。」

大樹「ありがとう。助かるよ。」

 

 

 

 

 

さらに一時間後

健次「先ほど、樹君のお父さんと話をしたんだが、向こうで一緒に引っ越すことにした。まあ、取りあえず出発は二週間後、智之と樹君の荷物は引っ越し業者に頼んで運んでもらうことにする。生活費用、学費は智之の通帳にお金をお母さんが二年間分振り込むからそれでなんとかなるだろう。お小遣いも二年間分送っとくからそれでやりくりしてくれ。学校の転校手続きは俺たちでやっとくから安心してくれ。話は以上だ。」

清子「高海家にあまり迷惑かけないでよ。旅館なんだからたまに手伝ってあげなさいよ。千歌ちゃんのお母さんは手伝わなくても大丈夫だよ。と言ってたけどこれから二年間お世話になるんだから。」

智之「分かってるよ。それぐらい。そうだ、あいつに電話するか。」

 

 

 

 

樹 「おっ。智之。そろそろ電話かけてくるかと思ったよ。

智之「ああ。まあ、分かっていると思うがこれからもよろしく。」

樹 「おう。よろしくな。そういや、千歌たちに会うの久しぶりだな。楽しみだな。

智之「うん。そういえば、向こうは海が近くにあるしダイビングショップに行っ

   てみるのもいいな。果南の家が確かダイビングショップだったよな。」

樹 「そういやそうだな。釣りもしたいな~ 晃先輩が釣りしているから俺も一回

   やってみたかったんだよ。」

智之「そうだな。着いたら釣りでもしようか。」

樹 「そういえば、お前部活どうするんだ? 剣道部に入るのか入らないのか?」

智之「今、悩んでる。自分の趣味を向こうで見つけていきたいと思ってる。自分が今、本当にや

   りたいことは無いし、それを見つけるのもありかなと。」

樹 「珍しいな。お前がそんなこと言うなんて。なんか、親父さんに言われたのか」

智之「ああ、ちょっとな。親父にやりたいことを見つけてみたらどうだと。剣道部に入らない選

   択肢もありだ。のようなことを言ってたしな。俺の未来にとっていい経験をしてこいと言

   われたし。」

樹 「ほんとに、お前の父さん良いこと言うよな。俺、尊敬するよ。そういう所。」

智之「俺の尊敬するお父さんだ。それぐらい当り前さ。」

樹 「そういえば、今年度最後の魁星旗大会にギリギリ出れなさそうだな。後一週間早ければ出

   れたのにな... 先輩たちには本当に申し訳ないよ... お前は出たかったんだろ?魁星旗

   大会にさぁ」

智之「それ言うなよ。俺、めっちゃ落ち込んでいたからな。全国の強豪の学校が集まって試合す

   るんだぞ。楽しみだったにきまってるだろ。って言うか、本当に先輩に言いづらいなこの

   ことはさ。個人戦は大丈夫にせよ、俺ら二人は主力メンバーだしよ。」

樹 「どんなに言いづらくても避けられないことだしさ。月曜日の部活の時に言おう。早めに言

   った方が楽だろ。」

智之「そうだな。そうしよう。」

 

そして樹と数分雑談して電話を切ったのであった...

 

 

 

 

 

 

そして月曜日の放課後...

智之,樹「皆さん、すいません。少しお話があるのですが。

先輩方「??」

                                  つづく

 

 




今回はここまでです。今回は少し長くなりましたね。分かりずらい人がいるかもしれませんので書いときますが、智之君のお母さんは智之のことを「とも」と読んでいます。次回はプロローグ3です。輝君メインで進んでいきます。
短く済ませたいけど終わりそうにないです(泣)
スクフェスを長くやっていますが、 Beat in Angelのマスターがムズすぎる。
親指勢を殺しにかかっていますよねこれは...
それじゃあまた次回お会いしましょう。さようなら~


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プロローグ3

ちなみに予告ですが三月に入ったら投稿ペースが落ちてしまうかもしれません。
学校がまた始まるので。
それでは予告した通り輝君メインのプロローグ3始まります。


前回のあらすじ

 

智之と樹から重大な話があると聞いた僕と大ちゃん...

いったい何があったんだろう。

僕たちは疑問がうかぶのであった。

 

 

 

 

 

 

輝「急にどうしたの?二人とも。」

智之「実はどうしても話さないといけないことがあって...」

樹「実は俺たち二人転校することになったんだ。正直に言って、ギリギリ大会よりも先に引っ越ししなきゃいけないから大会に間に合いそうにないんだ。」

大二郎「∑(`□´/)/ ナニィィイイイ!!」

輝「マジかよ... なんで転校しなきゃいけないんだ?」

智之「話をすると長くなってしまうんだが... 話さなきゃいけないことだしな。ちょうど先生が来たから説明するか。」

? 「??? 何事だこれは。騒がしいぞ。」

智之「浪花先生。ちょっとみんなに話があるんで時間を借りてもよろしいでしょうか?」

浪花「あぁ。分かった。感じ的に重大な話だろ。」

 

 

 

 

 

 

先生と部員の皆に転校の理由を話したら、みんな残念そうな顔をしてた...

浪花「本当に間に合わないのか。少し遅く引っ越すという選択肢はないのか?」

智之「引っ越しには手続きが必要なので。早めに引っ越さないと後々困るようなので。」

浪花「そうか... 残念だ。でも、部員はたくさんいるし、何とかなる。心配しないで行って来い。それと、智之と樹、お前ら向こうに言ったら剣道続けるのか?」

智之「一応続けようかと思ってます。でも、お父さんからはどっちでもいいんじゃないかなと言われました。自分の将来のためにやりたいことを見つけるのは重要だと言われたので向こうに言ったら趣味や自分のやりたいことを見つけたいと考えていて、それで自分の将来の夢もできたらなと考えています。俺は将来の夢は今のところ何もないので... もし、続けるなら内浦にいるお父さんの友達が教師で剣道部の顧問をやっているのでそこに入るか、入らなくても土日の稽古には行こうかと考えています。」

浪花「健次さんらしいな。まあ、頑張れよ。樹、お前はどうするの?」

樹「俺は智之の力になってやろうかと考えています。俺の親友なので。それに俺にはもう夢があるので智之みたいに深く考える必要は無いかなと。でも剣道はぼちぼちやっていこうかと思ってます。」

浪花「お前らしいな。智之の事、頼んだぞ。智之はしっかり者だが、彼は堅いところもあるしな。」

智之「先生、恥ずかしいのでこういうの言わないで下さいよ...」

輝 「樹、ともちゃん、向こうに行っても頑張ってね。僕たち二人は君たち親友を応援するから。」

大二郎 「おう。俺たち4人はずっと友達だからな!!」

樹「本当にありがとな。輝、大ちゃん。」

智之「俺ら向こうに行っても頑張るよ。」

拓実「そういえば、向こうは海があるよね。釣りが毎日できるじゃん。」

智之「そうだな。着いたら、一回やろうかと思ってる。」

浪花「お前ら、話をするのはいいが、智之と樹が抜けてしまうからメンバーを決めなおさないといけない。時間はないんだからな。」

智之「大会には出られませんが、まだ神奈川には残れる時間があるので時間が許す限り部員の強化を手伝いますよ。」

浪花「智之、本当にありがとう。それじゃ、準備運動を始めて。終わったら始めるぞ。」

部員「はいっ!!!」

 

 

 

 

 

 

稽古終了後、僕は皆と一緒に帰ろうかと誘ったけど、智之と樹は先生から話があると言われてしまったので、智之に長くなるから先に帰っててくれと言われたので僕は大ちゃんと家に帰るのであった。

大二郎「まさか、あいつらが転校するなんて思いもしなかったよ。∑(`□´/)/ ナニィィイイイ!!というような顔をするほど驚いたもん。正直言って、寂しいね。あいつらとまだたくさん遊びたかったなぁ。旅行にでも行きゃよかったと後悔しているよ。」

輝「そうだね。みんなとたくさん思い出を残したかったね。でも、転校するということはもう変わらないし嘆いてもしょうがない。僕たちにはまだ時間が残っているから残っている時間でできることをやろう。大ちゃん。」

 

 

 

 

 

 

二人は雑談をしながら帰っていたらいつの間にか輝の家に着いたのであった。

大二郎「いつみても、輝の家すごいよな。圧巻だよ... これは...]

輝「確かに大きいね...でも、僕はこんなに大きくなくてもいいんだけどなぁ...」

大二郎「俺も、こんな家に住みたいなぁ」

麗華(輝のお母さん)「お帰り、輝~。」

輝「それじゃあ、僕行くね。」

大二郎「おう。また月曜日な~」

輝「じゃあね~」

麗華「輝、お父さんが大事な話あるから来てだって。」

輝「お父さん今日仕事じゃないの?

麗華「今日、仕事が早く終わったんだって。」

輝「ふーん。分かった。」

 

 

 

 

 

 

そして輝は家の中に入って部屋に荷物を置いてリビングに行ったら、深刻そうな顔をしていたお父さんがいたのであった。何かあったなと悟った僕は早速何があったのか聞いてみるのであった。

卓(輝のお父さん)実はな... 俺、アメリカに行かなきゃいけなくなった。

輝「アメリカに行くの!! お土産買ってきてね。」

卓「買ってくるのは当然だが、俺が話したいのはそういう事じゃない。」

輝「?????」

卓「実は行くのは四年間なんだ。」

輝「ゑ?? 冗談だよね。お父さん。」

卓「冗談じゃないんだよ。実はお父さんの海外の会社がちょっとピンチでな、行かなきゃならなくなったんだよ。それとお母さんは智之君のお母さんと一緒にアメリカに行かなきゃいけなくなったんだよ。お母さんは智之君のお母さんの下で働いているからね。」

輝「!?(゚〇゚;)マ、マジ...」

麗華「マジなんて普段は言わないのに... でも、本当の事だよ。」

輝は思わず大ちゃんと同じ動揺を見せるのであった...

卓「それと、大二郎君のお父さんも連れて行くことになったんだ。」

輝「ということは大ちゃんのお父さんも転勤... 」

卓「さすがにこんなに大きな家に一人で暮らすのは辛いだろう。さすがに一人暮らしはさせたくないと思ってる。けど今の所あてが無いんだ。」

輝「うーん どうすれば... ん!! そういえばある!!。」

輝は今日智之から聞いた話を思い出してみる。そういえば、智之のいとこの旅館で居候すると言ってたことを。もしかして、これはチャンスかもしれないと輝は思う。もしかしたから大ちゃん、輝、樹と一緒に引っ越しできるかもしれないことを。

輝「そういえば、今度、智之と樹が家の事情で二人だけで沼津にある学校に転校することになったんだけど、二人は智之のいとこの旅館で居候するんだって。もしかしたらあてになるかも。」

麗華「でも、智之君と樹君がいるんでしょ。部屋の空きがないんじゃない。」

輝「分からないから、とりあえず智之に電話してみるよ。」

 

 

 

 

 

 

智之の携帯「ぷるるるるるる ぷるるるるるる」

智之「ん? 輝から電話なんて珍しいな。何かあったのか?」

智之が電話に出たら慌てた様子で輝が話しかけてきた

輝「もしもし。ともちゃん?実は頼みがあるんだけど、ちょっといい?」

智之「うん。いいけど。どうした?」

輝「実はね、僕のお父さんがアメリカに転勤になっちゃったんだ。ついでに僕のお父さんの下で働いている大ちゃんのお父さんもアメリカに転勤。お母さんもアメリカに転勤になっちゃったんだ。」

智之「........はい??? 輝、それマジで言ってんの?」

輝「うん。本当だよ。それでね、お父さんはこんなに大きな家に一人暮らしは辛いからどっかあてになるところ無いかなと探しているんだけど、住む場所が無いんだ。」それで思い出したんだけどそういえば、智之と樹は智之のいとこの旅館で居候するんだよね。もしかしたら力になってくれるかもしれないと思って電話したんだけど。」

智之「とりあえず状況は分かった。ちょっと時間をくれ。いとこの旅館に電話してみる。」

 

 

 

 

 

 

30分後智之から電話がかかってきた。

智之「ごめん。空き部屋ないってさ。でも旅館から歩いて3、4分の所に最近できた高級マンションがあるからそこに来たらどう?部屋は無理だけど飯は作ってくれるってさ。部屋の空きがなくてごめんね。だってさ。まあ輝の親なら何とかしてくれるけど、大二郎のお父さん次第かな。」

輝「うん。分かったよ。とりあえず。お父さんにこのこと言ってみるよ。決まったら電話するね。それとついでにいとこの旅館の電話番号も教えてくれる?」

智之「いいよ。」

輝「ありがとう。それじゃあ、また後で。」

 

 

 

 

 

卓「マンションの件は俺が何とかしよう。大輔君(大二郎の父)にだいぶ迷惑をかけることになってしまったしね。でも、旅館側が飯を出してくれるみたいだけど本当にいいのかと思うんだよな。電話できないかな...」

輝「一応、旅館の電話番号を智之に教えてもらったからかけてみる?」

卓「ああ。そうさせてもらうよ。」

 

 

約四時間後

卓「とりあえず、旅館の人に頼んでみたら。智之君と樹君の友人なら大歓迎ですよ。と言ってたからその人にお世話になるといい。樹君の方もお父さんがそれで話を飲んでくれた。これで後は何とかなりそうだ。学校の事なんだが浦の星学院という学校があるのでそこに通ってくれだと。智之君と樹君はそこの学校に転校するそうだ。生活費はあらかじめ新しく輝の通帳を作ってそこに二年間の生活費とお小遣いを全部入れとくからそれでうまくやり取りしてくれ。引っ越しは二週間後。智之君と樹君と一緒に行ってくれ。荷物はあらかじめに向こうに送るからそれでいいよね。ちなみにこのことは樹君、智之君、大二郎君にはもう伝えといてあるから。」

輝「うん。分かった。本当にありがとう。お父さん。」

卓「お礼言われるほどじゃないよ。俺が転勤なんてしなければ輝をこんな目に合わせずに済んだのに。ほんとにごめんな。」

輝「いや。またみんなと一緒に高校生活できるからうれしいよ。本当に本当にありがとう。」

麗華「よかったわね、輝。また、友達と一緒にいることができて。」

輝「それじゃあ、早速皆に電話してみるよ!!」

卓「うん。そうしなよ。」

 

 

 

 

 

 

輝は携帯の通話アプリを起動して、みんなと同時に電話していた

樹「まさか、輝と大ちゃんも内浦に引っ越すことになるなんて思いもしなかったよ。」

智之「ほんとだよ。輝から電話来たとき、俺絶句だったもん。」

大二郎「ほんとだよな。親父が転勤&智之たちと一緒に同じ学校に転校なんて聞いたら、おれ長い間、開いた口がふさがらないほど驚いたもん。まさか、こんなことになるなんて。普通はあり得ないし。」

輝「そうだね。僕もこれは奇跡なんじゃないかと思ってるよ。こんなに都合のいいことなんて普通起こるわけないもん。それとさ、どうする?僕たちも引っ越すとなると大二郎と僕も、今年度最後の魁星旗大会に出られないんじゃ...」

大二郎「......... あーーーー!!!!そうだった。マジかよ...」

樹「まあ、落ち込むなって。しょうがないだろ。転勤なんだし。ってかこれ智之にも言ったな。」

智之「そういえばそうだな。まあ... ドンマイ...」

大二郎「チキショーーーーーー」

輝「それもそうだけどさ、どうする?このこと浪花先生に言わなきゃいけないじゃん。樹と智之が抜けて僕たち二人も抜けるとなるとだいぶ部の力が落ちてしまうよね... すごい言いづらいんだけど...」

大二郎「あっ... 確かにそれは思う。こんな状況で普通は言えることじゃねえもん。すいませんが俺たちも転校してしまい、ギリギリ大会に出れそうにないですなんて。」

智之,樹「まあ、ファイトだ。」

輝,大二郎「頼むから、(お願いだから)助けてくれーー(助けてくださいよーー)」

智之と樹は二人の声が同時に聞こえたためよく彼らが言ったことが分からなかったがこれだけは分かる。悲鳴だなと。とりあえずふたりは話の話題を変えることにする。

智之「そういえば二人は部活はどうするの?」

輝「まだ、分からないかな。部活を見学してみて決めるよ。入らなくてもどうやら学校で稽古はできるみたいだから入らなくても別にいいかなと思ってる。入らなかったら自分なりにやりたいことを見つけようかな。」

大二郎「俺もそうしようと思ってる。」

樹「そういえば、お前らも内浦に引っ越してくるなら皆で釣りできるじゃん。もっと楽しみになってきたな。」

智之「そうだな。確か、釣った魚は旅館に持ってて行ったらおじさんが料理してくれるんだっけ。釣った魚を調理して食べるのは確かに楽しみだ。」

大二郎「いいねえ。確かに楽しみになってきた。」

輝「僕、魚は食べれるけど焼き魚はあまり好きじゃないんだよね。骨を取るのがめんどくさいし...」

樹「その気持ち分かるよ~」

 

そして数時間ほど雑談を楽しんだ輝たちはまた明日と言って電話を切るのであった。

 

 

 

 

 

 

そして翌日の部活。輝と大二郎が転校すると聞いた浪花先生が落ち込むのは言うまでもなかった。

そのあと先生は大会どうしよう...とずっと考えるのであった。結局その日は稽古と言っても稽古にはならないほどあまり練習しなかった。

 

 

 

 

そして、引っ越し当日。駅前にて。

健次「あまり迷惑をかけるなよ。しっかり向こうでも頑張るんだぞ。」

智之「分かってるって。」

清子「とも、樹君、体調に気を付けてね。」

樹 「お気遣いありがとうございます。」

大樹「樹、向こうに着いたら、旅館の皆さんによろしくお願いしますと言っといてくれよ。頼んだぞ

樹「分かってるって。それぐらいのことぐらい。」

 

輝「それじゃあ、行ってくるね。」

卓「おう、行って来い。それと親父さんが大二郎君に頑張ってこいと言ってたよ。」

大二郎「そうなんですか。ありがとうございます。」

麗華「皆、おなかすくでしょうこれを持って行って」

麗華さんが渡してくれたのは大きなタッパーにたくさんのサンドウィッチが入ってた。

樹「おっ。サンドウィッチだ!! 輝のお母さんありがとうございます。」

健次「そろそろ電車が来る時間だぞ。」

智之「あっ ほんとだ。そんじゃあ行ってきます。」

健次「おう。行ってらっしゃい。」

 

 

 

こうしてみんなは沼津の内浦に出発するのであった。

 

                                       つづく

 

      

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。ふ~ めっちゃ長くなってしまった。ほんとにすみません。でもそうしなければプロローグが7とか8とかまでいってしまうので。って言うか輝君メインで行くつもりだったのに半分輝君、半分智之君メインになってしまったがそこは許してください。分かってますよ。許してもらえないことぐらい(泣)まあ、次回からはこんなことが起こらないように善処します。そしてお待たせしてほんとにすいません。ついに次回からAqoursの千歌ちゃん、果南ちゃん、曜ちゃんがついに登場します。今の所プロローグは5か6くらいで終わる予定です。それでは次回をお楽しみに。皆さんの感想を待ってます。それではさようなら~


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プロローグ4

ようやく千歌ちゃんたちが登場します。
できれば話数はこれだけにしたいなと思ってます。それではどうぞ!!


智之たち一行が沼津へと出発する一週間前に遡る。

舞台は沼津市内浦三津 十千万旅館にて...

 

千歌「曜ちゃん。今日も暇だねぇ。」

曜「そうだね。今日は果南ちゃん忙しいらしいからね。ダイビングショップがすごい繁盛しているんだって。それなら仕方ないよ。」

千歌「暇だし、μ'sのPV見ようよ。」

曜「千歌ちゃん、そういえばこの前行った秋葉原でμ'sを知ったんだよね。」

千歌「うん。そうだよ。私もこんな風に輝いてみたいなって。」

志満「千歌~ ちょっといいかしら? 曜ちゃんも来てくれる?」

曜「どうしたんだろう?急に?」

千歌「行ってみよう。」

 

 

 

 

 

志満「ちょっとうれしい話があるんだけど。今度ね、うちに居候してくる男の子が二人いるの。千歌はその子と昔遊んだことがあるよ」

千歌「いったい誰なの?」

志満「千歌は智之君の事、覚えてる?」

千歌「うん。覚えてるよ。私のいとこでしょ。えっ!! もしかして智之君がここに居候してくるの?」

志満「うん。そうだよ。樹君もこっちに来るよ。」

千歌「本当?やったね曜ちゃん。みんなとまた会えるよ!!」

曜「そうだね。果南ちゃんにもこの事を伝えないとね。」

 

 

 

 

 

 

果南の親が経営しているダイビングショップにて...

果南「へぇーー。久しぶりに樹に会えるんだぁ。しかも、こっちに引っ越してくるんだって?楽しみだね。」

千歌「そういえば、前来た時、缶蹴りなんてしたよね。」

曜「あー。そういえばそうだったね。樹君が鬼をやってさ。」

果南「でも、樹はちょろくてさ。見つけたとしても缶を蹴って全員解放して、結局樹は全員捕まえることができなかったよね。」

千歌「そういえば。それで、泣いたよね樹君。」

曜「まあ、あれはあれでかわいそうだったけどね。」

千歌「そういえば学校は浦の星に通うんだって。」

曜「へぇ。じゃあみんなで一緒に学校に行けるね。果南ちゃんはそろそろ学校に来れそうなの?」

果南「うーんまだ分からないかな。来月くらいになったら分かるよ。」

千歌「そっかぁ残念だなぁ。」

 

こうして三人は雑談をして、日が暮れたので家に帰る事にするのであった。

 

 

 

 

 

 

そして一週間後。智之達引っ越し当日。

舞台は沼津駅南口に移る...

智之「いやぁー。久しぶりに来たな沼津...」

樹「そうだな。じゃあ、早速アニメイトにい...」

智之「くわけねえだろ。俺たちは高海家に釣った魚をあげに行くんだろ。俺たちは、アニメイトやらゲーマーズやらに言っている暇なんてないんだぞ。」

大二郎「俺も生きてぇーよ~ 行かしてくれよ~ 十分でいいからさぁ。」

輝「駄目だよ二人とも。ここから内浦までバスで三十分はかかるんだよ。」

現在の時刻は九時半すぎである。向こうには一時くらいに着くと言っといてあるので。今、ここでアニメショップなんて寄り道したら釣りをする時間が減ってしまう。それでも寄り道しなくても釣りができるのは二時間半ぐらいなのに...

樹「ちぇー。しょうがねえな。でも智之は堅すぎるんだよ。もっと気楽にいこうぜ。」

智之「確かに気楽にいくべきところもあるがお前は気楽すぎるんだよ。」

輝「まあまあ、話はこれくらいにして、内浦に出発しよう!!もうちょっとでバスも来るみたいだよ。」

樹「しょうがないな。また次の機会で我慢するかぁ。」

大二郎「そうだな。次来たときは爆買いしようぜ。樹。」

樹「おう!! そうだな。」

智之「お前らがアニメのグッズをたくさん買うのは自由だけどよ。あまり買いすぎるなよ。二年分のお小遣いをまとめてもらったけど、無駄遣いするとあっという間にお金なんて無くなるんだからな。」

樹「何を言っているのだ智之。ヲタクというものはお金なんて常に財布に入っていないのだよ。ほしいグッズを買うためなら自分の小遣いを全部使ってでも手に入れるってなぁぁぁ」

大二郎「そうだとも。それがヲタクの神髄なのだぁぁぁ」

智之「駄目だ... こいつら狂ってる。輝... お前はこいつらみたいになるなよ。破滅への道だぞこれは。」

輝「あははははは.......」

そうこう話しているうちにバスがやってきた。

智之「そんじゃあ乗るか。」

樹「おう!!はやくあいつらに会いたいぜ!!!」

大二郎「そうだな。お前ら二人の昔の友達に俺は早く会ってみたいしな。」

輝「そうだね。僕も楽しみだよ。どんな人なのか気になる。」

 

こうして彼らは内浦に出発するのであった。

 

 

 

 

 

 

約三十分後... 内浦港にて

輝「すごい賑わってるね。休日だからなのかなぁ。」

樹「そうだなぁ。じゃんじゃん釣ってやろうぜ。」

大二郎「そういえば輝、四人分の釣り具を持ってきてくれたんだっけ。」

輝「うん大分重かったけどね。」

智之「おっ。この釣竿の色めちゃくちゃかっこいいな。これどれくらいしたの?」

輝「釣竿で八万。ほかの道具で二万だから一人十万くらい?」

輝以外全員「ブーーーーーーー えーーーーーー マジかよ...」

輝「何、そんなに驚いてるの?」

大二郎「いやいや、高すぎでしょこの釣竿。いいのかよこんなに高い釣竿を使わせてもらっても。」

輝「別に気にしなくていいよ。それにこの釣竿あげるつもりでいたから。」

樹「さすが、有名ゲーム会社の社長の息子。これの力が強いぜ。」

樹は手でお金のマークを作った。

輝「それ、関係する?」

智之「さあな?そんな事よりも釣りしようぜ。」

大二郎「おっ、ついにともちゃんもやる気が出てきたか!!」

智之「それもそうだが時間なくなっちゃうだろ。」

 

 

 

 

 

 

約二時間後...

智之「結構釣れたな。っていうか輝だけなんでアカムツがあんなに釣れるんだ?周りの釣り人は一日に一回釣れればいい方だって言ってたのにお前4匹も釣れたよな。周りの釣り人は唖然としてたぞ。」

輝「まあ。でもこれで高見家にいい魚を送れるしこれで十分だよね。」

樹「俺たちで合計で十匹以上釣れたし十分だよな。まあ、最後に大二郎がクロダイを釣り上げたのはさすがに驚いたが...」

大二郎「あんなに大きなやつが釣れるとは思わなかったぜ。まあ、俺が釣れたのはそいつだけだがな。」

智之「持っていくのが楽しみだな。これなら喜んでくれそう。」

樹「そんじゃあ早く行こうぜ。早く千歌ちゃんに会いたいしな。」

輝「そうだね。あ、その前にこの近くにあるセブンに寄ってもいい?飲み物買いたいし。」

大二郎「確かに俺も喉が渇いてきたな。それなら行こうぜ。智之と樹はどうする?」

智之「俺も行くわ。飲み物買うついでにシュークリームでも買おうかな。」

大二郎「相変わらずともちゃんはスイーツが好きだよな。樹は?」

樹「俺は外で待ってるよ。駅で買った飲み物がまだ残ってるし。」

 

 

 

 

 

 

そしてセブンについた智之たちは樹を外に残して買い物に行くのであった。

樹「あいつら遅えな。悩んでるのかなあいつら。でも、時間は十分くらいあるし大丈夫だろ。」

 

樹が智之たちを待っていると急に大型犬が樹を襲ってきた。

?「ワオーーーーン!!!」

樹「のわっ。どうしたんだコイツ。」

?2「すみませーん。大丈夫ですか?」

一人の少女が大型犬を追っかけてきていた。

樹「うん。大丈夫だよあまり気にしなくてもいいよ。」

?2「コラッ、しいたけ急に走り出しちゃいけないでしょ。」

しいたけ「キューーーン」

その大型犬は大分落ち込んでいた。でも、この子どっかで見たことがあるような...

 

 

 

 

 

 

大二郎「いやぁ大分悩んじゃったな。こんなに時間がかかると思わなかったぞ。」

輝「そうだよね。まさか智之君がどのシュークリームを買うかずっと悩んでたもん。たった二つしか種類がなかったのに。」

智之「二人ともすまない。でもこればかりかは譲れないんだ。だってイチゴ味のシュークリームだぞ。すっげーおいしそうじゃないか。もう片っ方はホイップクリームとカスタードクリームが二つとも入っているシュークリーム。どれもこれもおいしそうじゃないか。」

大二郎「結局ともちゃん選べなかったから両方とも買ったしね。急がないとあと四分しかないよ。確かここから近いんだよね。急げば間に合うよね。」

輝「そうだね。それじゃあ行こうか。ん?なんか外が騒がしいね。樹が誰かと話してる。しかも普段話しかけない女の子と。」

智之「とりあえず外に出るか。」

樹「よう、みんな遅かったじゃないか。だいぶ時間がかかったじゃないか」

智之「いやぁ、ちょっと悩みすぎてな。ん? あれ?? もしかして... 千歌?」

千歌「えっ? 何で私の名前を知っているんですか?」

智之「やっぱりそうか。俺だよ俺、智之だよ。お前のいとこの智之。」

千歌「....... えーーーーーーー と、ともちゃん?????」

 

こうして智之と樹は千歌と再会するのであった

 

                             つづく

 

 

 

 

 




ということで今回はここまでです。
智之と千歌ちゃんが再開できましたね。
次回は多分、曜ちゃんと果南と再会できるかな。それができたらプロローグが終わります。
プロローグが終わったら早速アニメ一話の物語を数回に分けてやっていこうかと考えています。それではみなさんの感想を待ってます。それじゃあさようなら~


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プロローグ5

時間が空いてしまい本当にすいません。
バイトをたくさん入れすぎてしまって書く時間がありませんでした。一息ついたのでまた投稿していきたいと思います。
それじゃあ前書きはそれぐらいにして始めましょう。


前回のあらすじ

 

釣りが終わった後でコンビニに寄り道した智之たち。そして、店を出た後で千歌と再会した智之たち。はてさて、この先どうなることやら...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌と再会して20分後...

志満「これからよろしくね。皆。」

智之、樹、大二郎、輝「よろしくお願いします。」

志満「智之君と樹君は二階の部屋を使ってね。一人一室用意してあるから。」

智之「本当にありがとうございます。こんな無理難題な事を頼んでしまって。」

志満「いいえ。別に気にしなくていいよ。それと、輝君と大二郎君、本当にごめんね。

   お食事しか用意できなくて...」

樹 「いや、用意していただけるだけで本当に嬉しいです。ありがとうございます。そ

   う言えば確か朝食と夕食ですよね。」

志満「そうだよ。朝食は朝の七時。そういえば輝君が住んでいるマンションって、ここ

   から歩いて5分の所だったよね?この時間なら大丈夫だよね?」

樹 「全然大丈夫です。早起きは慣れているので。」

大二郎 「俺も全然大丈夫ですよ。朝の部活がいつもあったので早起きは慣れていま

     す。逆にいつもより遅いので体が訛ってしまうのではないのか心配なほど

     ですよ。」

志満「あら。そうなの。それじゃあ心配なさそうね。そういえば輝君と大二郎君は私

   たちの事知らないよね。自己紹介しないと。私は高海志満。一応この旅館の女

   将です。」

美渡「私は高海美渡。次女だよ。近くの会社で働いている社会人だよ。まあ気軽に美

   渡姉と呼んでくれればいいよ。」

千歌「私は高海千歌。よろしくね。」

輝、大二郎「よろしく~」

輝「じゃあ、僕たちも自己紹介をしないとね。僕の名前は金崎輝です。行く高校の事

  は大丈夫だよね。これからよろしくね。」

大二郎「俺の名前は大野大二郎だ。気軽に大ちゃんと呼んでくれ。皆からそう呼ばれ

    ているからその方がいいかな。とりあえずよろしく~」

千歌「よろしくね。智之君と樹君は小学生の時に一緒に遊んだことがあるんだ。後で

   一緒に遊んでた果南ちゃんと曜ちゃんに会いに行くけど一緒に行く?」

輝 「智之君と樹君が行くというなら僕たちも行きますが。大ちゃんはどうする?」

大二郎「俺も行くよ。暇だし。その前にマンションに寄って行かないといけないな。

    荷物の整理を少しだけしとかないといけないだろ。」

輝 「そういえばそうだった。僕たちはマンションに行って荷物の整理をしてくるけ

   ど智ちゃんたちはどうする?」

智之「確かに俺たちも荷物の整理をするべきだな。うん。俺たちもそうするわ。樹も

   それでいいだろ。」

樹 「うん。それでいいよ。じゃあ二時間後ここで集合でいい?」

大二郎「いいよ。それじゃあ後で。」

 

 

 

 

 

輝と大二郎といったん別れた後、智之と樹は千歌のお父さんに挨拶をしに行ったついでにさっき釣ってきた魚を渡したのだが、アカムツが大量にあったのでさすがのお父さんでも発狂したのは言うまでもなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

約二時間後...

千歌「全員そろったね。それじゃあ行こうか。」

大二郎「?? どこに??」

千歌「淡島だよ。」

輝 「ん?? それって確か内浦に行く途中に確か淡島マリンパークがあったような

   気がするけど...」

千歌「うん。そうだよ。」

輝 「でも、どうやって行くの。船で行くしかないよね。」

千歌「そこは大丈夫だよ。私と曜ちゃんはただで乗れるから。多分智ちゃんたちも普

   通にただで乗れると思うよ。」

輝「なら大丈夫そうだね。あそこって釣りとかできるの?」

千歌「釣り堀ならあるけど... ちょっとお高いかな... 一匹目は無料だけど二匹目以

   降はお金取られるし... タイが釣れちゃったら確か一匹1500円か2000

   円だっけ?確かそれぐらいとられちゃうから学生は普通やらないね。」

大二郎「高っっ。じゃああそこで釣りするのは無理そうだな。」

千歌「確か曜ちゃんはもう淡島の方に向かっているからこっちも出発しよう。これ以

   上、曜ちゃんを待たせるわけにはいかないし。」

智之「そうだな。早く行こうぜ。」

 

 

 

 

 

 

自転車を走らせて約10分後...

大二郎「へえ。ここが淡島マリンパークか。イルカのショーも見れるらしいぜ。」

輝「確かにそうだね。時間があるときに見に行こう。今は淡島に行かないと。」

千歌「それじゃあ乗ろう。手続きはしといたから。」

大二郎「ありがとう、千歌。そんじゃ行こうぜ。」

 

 

 

 

5分後...

智之「おーー!!懐かしいな。久しぶりに来たぜ。早く行こうぜ。あいつらに早く会

   いたいしよ。」

大二郎「のんびり行こうぜ。俺、ちょっと酔っちゃったよ。船酔いだよ~~~。」

樹「大丈夫? 帰りもあるんだよ。」

大二郎「ちくしょーーーーーー」

輝「大ちゃん... まあ嘆いてもしょうがないし早く行こう。」

智之「おーーーーい。曜? 曜なのか?」

曜「お... 智ちゃん??それと樹君? 久しぶり。大きくなったね。私よりも背が小

  さかったのに今じゃ私よりも背が高いね。」

智之「まあ、運動はたくさんしてたし、それなりに背は伸びるさ。」

樹「俺も剣道始めたんだ。今じゃ、俺にとって智之はライバルなんだ。」

曜「へえ。あの泣き虫樹が剣道を... へぇ...」

樹「えっ? 何その反応...」

曜「いや。意外だなって。」

樹「俺だって。強くなったんだ。昔の俺とは一味も二味も違うぜ。」

智之「まあ、ある意味でもな...」

曜「智ちゃん?それどういう意味。」

智之「あいつ、アニオ...」

樹「言わせねえよ!!」

樹は咄嗟に智之の口を塞ぐ

曜「アニ??」

樹「いや、なんでもない。気にするな...」

曜「そう。まあいっか。」

智之「そういえば、俺の右にいる二人の名前は知らないよね。とりあえず果南に会っ

   たら一緒に自己紹介するという形でいい?」

曜「うん。分かったよ。あ! おーい!果南ちゃん!!」

果南「お、智ちゃんと樹じゃん。それとその隣のお二人は確か...」

輝「僕の名前は金崎輝。聞いているかもしれないけど。智之君と樹君は僕にとって親

  友であって師匠でもあります。二人ともよろしくね。」

果南「よろしくね、輝君。そういえば智之が師匠なのは分かるけど、樹君も?それは

   本当に?」

輝「本当ですよ。俺にとっては師匠です。しかも樹君は全国大会の個人戦で準優勝す

  るほど強いんですよ。まあ、ちょっと性格的にはあれですけど。」

樹「輝...それって褒めてないよね...」

大二郎「あはははは... まあ、それは置いといて、俺も自己紹介するよ。俺の名前

    は大野大二郎。一応智ちゃんとの関係は同じく師匠であって親友でもあると

    言うべきかな。曜、果南、よろしくね。」

果南「よろしくね。二人とも。私の名前は松浦果南。そこのダイバーショップで働い

   ているんだ。よろしくね。そういえば二人は千歌の旅館の近くのマンションで

   住んでいるんだよね。それじゃあ二人にはこれをあげるよ。」

果南は輝と大二郎に4つ干物を渡した。

輝「あ!!干物だ!!おいしそうですね。ありがとうございます。」

大二郎(俺、魚苦手...)

千歌(??)

曜「干物はおいしいよ。ごはんにすごく合うんだ。魚が苦手でも食べれるから安心し

  て。揚げると骨もそのまま食べられるんだ。中学校の給食の干物は骨も一緒に食

  べられたんだ。あっ、自己紹介するの忘れてた。私の名前は渡辺曜です。水泳が

  得意なんだ。よろしくね。ヨーソロー!」

大二郎「ヨーソロー??まあいいか。よろしく、渡辺さん。」

 

 

こうして約2時間くらい雑談をして淡島を後にするのであった。

 

 

 

 

 

夕飯時...

大二郎「えっ!!これめちゃくちゃおいしいです。魚苦手なのにここまでごはんがす

    すむなんて。」

美渡「そうでしょ。これとごはんは最高なのよ。魚が苦手な大二郎君でも、これはい

   けると思ったんだよね。」

樹「確かにこれならご飯何杯でもいけますね。」

智之「そういえば大二郎は焼き魚は苦手で刺身は大好きなんだよな。どっちも同じ魚

   じゃないか。

輝「大二郎は焼き魚を食べるときに骨をとらなければいけないんだけどその骨をとる

  のが面倒なのと、一回小さいころにのどに骨が刺さったから、焼き魚にはいい思

  い出がないんだよね。」

大二郎「でも、これなら骨の心配はないから安心して食べられる。おまけにおいしい

    からもう満足だよな。他の干物も食べてみたいぜ。」

 

 

こうして大二郎は苦手な魚を大二郎はおいしくいただけたのでした。

 

 

 

 

 

                                   つづく

 

 

 

 




とりあえず、これでプロローグは終わりです。ちなみに沼津の小学校と中学校の給食はアジのひものを揚げたものを出しています。これがめちゃくちゃおいしくて僕が小学校の時はこれが出るたびに戦争になるくらい人気の食べ物です。次回からは一期の一話編から始まります。それじゃあまた次回お会いしましょう。さようなら。


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1期 1-1

さて今回から一期の一話編がスタートします。ちなみにですが()は心の中の声と思ってて下さい。一話編は何回かに分けてやっていきます。それじゃあどうぞ。


智之たちが居候してから一週間...

浦の星学院入学式終了後...

 

千歌「スクールアイドル部で~す。春から始まるスクールアイドル部~よろしくお願い

   します。あなたもあなたも、スクールアイドルやってみませんか。輝けるアイド

   ル、スクールアイドル~」

 

                 しーーーーーん

 

 

 

曜「......千歌ちゃん。」

千歌「今大人気のスクールアイドル部でーーーーーーす。」

 

 

 

 

翌日... 一階にて

ドスン!!

美渡「何??」

志満「千歌ちゃんだと思うけど。」

智之「またですか?うるさいですね。」

美渡「そうだね。ってかまだやってるの?お客さんに迷惑だよ。」

志満「言ったんだけど...」

樹「あのバカがやめると思います?」

大二郎「でも、新しいことを始めるのは良いことじゃないか。」

輝「でも、泊まっているお客さんには大迷惑じゃないのかな?」

大二郎と輝は飯を朝、夜に食べに来るので毎朝旅館にお邪魔するのである。

智之「まあ、あいつの事だしな。やめると言わないだろ。」

美渡「確かにそうだけどさ、近所迷惑だよ。お前も言ってやって。こんな田舎じゃ

   無理だって。」

美渡姉はしいたけに愚痴を言う

しいたけ「ワン!」

 

 

 

 

二階、千歌の部屋にて

千歌「いてて...」

曜「大丈夫?」

千歌「平気平気。もう一度もう一度。どう?」

千歌はスマホに映し出されたスノハレの高坂穂乃香のポーズをまねる

曜「うーん。多分できていると思う。」

千歌「よしっ!」

曜「本当に始めるつもり?」

千歌「うん!!新学期始まったらすぐに部活を立ち上げる。」

曜「あはは。ほかに部員は?」

千歌「まだいないよ。曜ちゃんが水泳部じゃなかったら誘ってたのに。」

曜「でもどうしてスクールアイドルなの?」

千歌「なんで?」

曜「だって今まで度の部活にも興味無いって言ってたでしょ。どうして?」

こうして仲良く話していたら外から大声が聞こえた

智之「おーーい もう登校する時間だぞ。遅刻するぞ。」

輝「そうですよ。樹と大ちゃんは先にバス停に行ってしまいましたよ。」

智之「俺たちもう先に言っているからな。」

千歌、曜「うん。ってもうこんな時間?!」

 

 

 

 

 

バス内にて...

千歌「ふーー間に合った。乗りれないかと思ったよ。」

千歌と曜は走ってきたためかだいぶ疲れているように見えた

智之「自業自得だ二人とも。あんな遅くまで話をしているからこうなるんだ。」

千歌「容赦ないな智ちゃんは...」

曜「そんなのまで作ったんだ。」

千歌「うん。早い方がいいでしょ。はぁー、楽しみだな。」

曜「うーん... よっしゃ! 今日は千歌ちゃんのために一肌脱ぎますか!

  智ちゃんたちも手伝ってくれるよね?」

智之「えー めんどく」

曜「やるよね?智ちゃん?」

智之「あ... はい。」

智之はこの時に悟った... 俺に拒否権はないと...

大二郎「あれ?今、智ちゃんたちもって言ったよね?もしかして俺らも含まれている

    ということは無いよね?ね?」

曜「何言ってるの大ちゃん?輝君と樹君もだよ。」

輝「僕は別にいいよ。どうせ暇だし。剣道部の方を覗いたらでいいならだけど。」

樹「えーー。俺手伝いたくないよ。午前中に終わるからアニメイトに行き...」

曜「あっれーーー?あの事ばらされたいの?? 手伝わないならいいけど。」

樹「ぐっ...分かったよ。」

樹(チクショー 覚えてろよ...)

実は二日前にこっそり見ていた魔法少女アニメを見ていたのが曜にばれてしまい樹は曜に弱みを握られてしまったのである

 

 

 

 

放課後...

曜「スクールアイドル部で~す」

ヒューーーー

曜「大人気スクールアイドル部で~す」

人は誰もいない...

千歌「全然ダメ...」

智之「そもそも人っ子一人通らねえ...」

大二郎「その時点で論外だよな...これは...」

樹「剣道部に見学しに行って、戻ってきたらこの状況とは...さすがに想像できな

  かったぞ。」

智之たちは剣道部に見学に行ったのだか、部長しかいなかったので結局どんなことをやるかを聞いただけで、部活体験をしないで千歌たちの手伝いをしに行ったのであった。

輝「どうしようか。これ... こんなに紙を印刷したのに無駄になっちゃうね。メモ用

  紙に使う?」

千歌「使わない! 何言ってるの金崎君。ん?」

千歌の目の前に栗色の髪をした女の子と、ピンク色の女の子が通ってきた。」

曜「美少女...」

曜はそういうと油断したからなのか座っていた段ボールの箱から転げ落ちる

千歌「あのっ スクールアイドルやりませんか?」

?1「ずら?」

千歌「ずら??」

?1「いえ。」

千歌「大丈夫、悪いようにはしないから。」

智之「いやいや、悪いようにはしないからと言っている時点でなにか怪しいように見

   えるのだが...」

輝「そうですよ。何か別の言い方じゃないとおかしいですよ。」

千歌「あ。そうだね。今話題のスクールアイドル部です。よかったら入ってみな

   い?あなたたちきっと人気出る。間違いない!」

?1「でも... まるは...」

千歌は栗色の女の子の後ろにいるピンク色の髪をした女の子が千歌の持っているスクールアイドル部のチラシに興味があるようだ。

千歌「さっ、ささっ。」

千歌はチラシを餌のように素早く動かした。それと同時に女の子も顔を動かす。

智之「餌のように動かすな。あほか。」

千歌「あほじゃないよ。もー。」

千歌と智之が話していると、ピンク色の女の子がしゃべってきた。

?2「あの...ライブとかやるんですか?」

千歌「うん。これからやろうかと思ってるの。だからあなたのような可愛いこは是

   非。」

千歌はピンク色の髪をした女の子の手を触れたらその女の子の顔が急に真っ青になった。それと同時に栗色の髪をした女の子は両耳の穴を塞ぐ...

大二郎「ん?? なんで両耳を塞いだんだ??」

?2「ぴぎゃーーーーーーー」

大二郎、智之「ぬおっ」

さすがの智之と大二郎でもこれには驚いた。

?1「ルビィちゃんは究極の人見知りずら。」

?3「うわーーーーー」

それと同時に近くにあった木から紺色の髪をした女の子が落ちてきた

?3「うーーー。ぐはっ。」

さらに下からカバンが頭に落ちてきたのであった。

千歌「いろいろ大丈夫?」

?3「ん~。ここはもしかして地上?」

千歌「大丈夫じゃない...」

智之(あ~ これは巷で噂の中二病というやつか。まさか実在するとは...確か樹が

   思春期にありがちな自己愛に満ちた空想や嗜好などを揶揄したネットスラン

   グとかそんな事を言ってたような気がする。)

?3「ということはあなたたちは下劣で下等な人間ということですか。」

千歌「それより、足大丈夫?」

千歌はそれを見事にスルーした。そして千歌は紺色の女の子の足を触れると...

?3「いっ たいわけないでしょ。この体は単なる器なのです」

大二郎(やせがまんしているなこれは。大丈夫じゃないなこれは。あんな高い所から

    落ちたら普通の人は痛いはずだ。早く保健室に連れて行かないとまずいん

    じゃないと思うんだが)

?3「ヨハネにとってこれは仮の姿であって...おっと名前を言ってしまいました

   ね。堕天使ヨハ...」

?1「善子ちゃん?」

?3「えっ?」

?1「やっぱり善子ちゃんずら。花丸だよ。幼稚園以来だね。」

どうやら栗色の子の名前は花丸、そして紺色の子の名前は善子というらしい。

善子「は・な・ま・る... 人 間ふぜいが 何を言って。」

花丸ちゃんは何かを思い出したかのように善子ちゃんとじゃんけんをすると

花丸「じゃんけん... ぽん。」

花丸ちゃんはグー、善子ちゃんはチョキなのだろうか...かなり独特である。

花丸「やっぱり善子ちゃん。」

善子「善子言うな。いい?私はヨハネ。ヨハネなんだからね~」

花丸「善子ちゃん...」

?2「あ、まって花丸ちゃん。」

善子「善子言うなーーーー。」

花丸「どうしたの善子ちゃん。」

?2「まってーーー。」

女の子たちは走り去ってしまった...

 

 

 

 

騒ぎを聞きつけたのか外でチラシを配っていた樹と輝がやってきた

樹「何の騒ぎだ?」

輝「そういえば、あのピンク色の髪の子って確か...」

樹「ルビィちゃんだよね。生徒会長の妹の...」

智之「何でお前ら知ってるの?。」

輝「三日前に出かけたときにちょっとね。」

大二郎「ふーん。そうなんだ。」

千歌「よし。後でスカウトしに行こう。」

曜「あははは...」

智之「あの雰囲気でよく行こうと思うよな... そういえば、何でお前ら生徒会長の妹

   さんと知り合いなんだ。」

樹「実はな、俺が出掛けに行ったと...」

樹と智之が話をしてたら黒髪の三年生だろうリボンの色が緑色ということは多分祖いう事だ。てかあの人はもしかして...

?4「あなたですの?このチラシを配っているのは?」

千歌「あなたも一年生?」

曜「違うよその人は新年生じゃなくてしかも...」

曜は千歌の耳にこっそりその人は生徒会長だと言う

千歌「うそ...」

智之「ほんと、バカ千歌だよな... マジで...」

輝「あははは...」

樹「なんかやばそうな雰囲気だし、また今度でいい。」

智之「うん。別にいいよ。」

 

 

 

 

 

                            つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうだったでしょうか。基本アニメ巡視で行こうかと思っているのでできるだけリメイクして面白く作っていきたいです。」
多分ですが、一話編は4回か5回くらい続く予定です。それじゃあ、今日はここまでです。ありがとうございました。さようなら~


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1期 1-2

さて1話の2部目です。それではどうぞ~


前回のあらすじ

俺たちは曜と千歌に無理やりスクールアイドル部の勧誘の手伝いをすることになったのだが、そこで生徒会長と遭遇。生徒会長は怖い目で俺たちを見てきたのだ。とても嫌な予感しかしないのだ。俺たちは大丈夫なのだろうか本当に心配である。

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ「つまりあなたたちは設立の許可どころか申請もしていないうちに勝手に部員集

    めをしていたというわけですの?」

千歌「悪気はなかったんです。ただそんな勧誘してたんでついでっていうか焦ったとい

   うか...」

樹「俺も智之と同じことを言うが、あいつはアホだな。ほんと・・・当然の報いっていうか、なんていうか...」

千歌以外のメンバーは外で千歌が生徒会長に怒られているのを見ているのであった。俺たちは曜も含めて千歌の手伝いをしているだけであって俺たちは部員ではない。怒られるのはおかしいのである。

ダイヤ「それで、部員は何人いるんですの。ここには一人しか書いてありませんが。」

千歌「今の所一人です。」

ダイヤ「部の申請には最低5人必要なのは知っていますわよね。」

千歌「だから勧誘しているんじゃないですか。」

生徒会長もといダイヤは部活の申請書を怒りでくしゃくしゃにして、その紙を机に叩

くように置いた。

智之「あーー、大分怒っているなこれは。怒られて当然だけど...顔見てすぐにわか

   るほど。」

輝「心底怒ってます。というような感じだね。」

智之たちもさすがにダイヤさんが怒っているのは分かっていた。

ダイヤ「痛ったー。」

千歌「クスッ。」

ダイヤ「笑える立場ですの?」

千歌「すいません...」

ダイヤ「とにかく、こんな不備だらけな申請書受け取れませんわ。」

千歌「えーーーーー。」

曜「千歌ちゃーん、一回教室に戻ろう。」

大二郎「そうだぞ。この状態で勝ち目はない。一回戻るんだ。」

外にいた千歌と大二郎にそういわれた千歌は少し考えてこういう事を言った。

千歌「じゃあ、5人集めてまた持ってきます。」

ダイヤ「別にかまいませんけど、たとえそれでも承認は致しかねますわね。」

千歌「どうしてです?」

ダイヤ「私が生徒会長である限り、スクールアイドル部は認めないからです!!」

その言葉を外で聞いていた智之は腹が立ったのか手を強く握りしめた。

輝「智ちゃん、気持ちは分かるけど、抑えて。さすがにまずいよ。」

智之「分かるけどよ。さすがにそんな言い方は無いだろ。私が生徒会長である限りス

   クールアイドル部は認めませんだぁ。ふざけんなよ。世界はお前中心で回って

   ねえんだよ。自己中な事言うんじゃねえ。というようにガツンと一発言ってや

   らないとマジで気が済まねえ。マジであれは頭、堅いだろ。おばさんか。」

樹「分かるけど、それは押さえろ。今、言ってもあしらわれるだけだぞ。言っても無

  駄だ。やるなら部員を集めてから言おう。」

大二郎「そうだぜ、それで文句言われたら言い返せばいい。それでいいだろ。」

智之「...... 分かったよ。今は我慢する。」

こうして、智之は生徒会長に怒りをぶつけたい気持ちを抑え千歌と共に教室へ戻るのであった。

 

 

 

 

 

放課後... 淡島へ向かうフェリーにて...

千歌「疲れたーーー でもどうしてスクールアイドル部はだめーなんていうんだろ

う...」

曜「嫌いみたい?」

智之「嫌いみたい??」

樹「それってどういう意味?」

曜「クラスの子が前に作りたいと言ったらダイヤさんに断られたらしい。」

千歌「え?曜ちゃん知ってたの?」

曜「ごめん!!」

千歌「先に行ってよ~」

大二郎「確かにそれは先に言わないとな... そりゃ、あーなるわ。」

曜「でも、見ていたら、千歌ちゃん夢中だったし。言い出しにくくて... 生徒会長

  の家本は古風な家らしくて。だからああいうちゃらちゃらした感じのものは嫌い

  かっていう噂もあるし。」

輝「でも、噂でしょ。本当に嫌いかどうかは分からないし。もしかしたら、逆に好き

  だったりして。」

智之「好きだとしたら何で駄目だと言... いや... やっぱ何でもない。」

樹「でも、ちゃらちゃらじゃないですよね。動画を初めて見たときの衝撃!!俺は驚

  いたよ。ここまで、普通の女子高生がアイドルやっててここまでキラキラしてい

  るのを見たとき素直にすごいと俺は思ったのになぁ。」

千歌「そうだね。でも、本当の理由を知りたいなぁ」

大二郎「おっ! 着いたぜ。」

フェリーが淡島に着いたので降りることにする。

そして、いつも通りにダイバーショップに向かうとダイバースーツを着た果南を見つけた。

果南「遅かったね。今日は、入学式だけでしょ。」

曜「それがいろいろあって。」

大二郎「そうなんですよ。千歌がいろいろやらかして...」

千歌「何もやらかしてないよ...」

輝「でも、怒られたよね...」

千歌「まあ、それはいいとして。はい、これ。回覧板とお母さんから。」

千歌は回覧板と何か入っているビニール袋を果南に渡す

樹「その中身はみかんだよね。確か、いつもそれが入っているような。」

千歌「え?何でわかるの。」

智之「いや、いつもそうじゃん。みかんしか渡していないような記憶しかないぞ俺

   は。それとも他のものを渡した記憶があるのか。ていうか、いつもそうだから

   それくらいの事くらい覚えてろよ。」

千歌「ぐぬぅ...」

果南「やっぱり中身はみかんだったか...」

千歌「文句だったらお母さんに行ってよ...」

曜「それで、果南ちゃんは新学期から学校にこれそう?」

果南「まだ家の手伝いも結構あってね。父さんの骨折ももうちょっと時間がかかりそ

   うだし。」

大二郎「本当にかわいそうだよな。親が骨折したからダイバーショップで代わりに働

    かなきゃならないなんてよ。勉強の方は大丈夫なの?進級とかいろいろ問題

    があるんじゃないの?」

果南「それは、たぶん大丈夫だと思うよ。家の事情だし。」

大二郎「そっか。それなら良かったよ。」

千歌「でも残念だな。果南ちゃんも誘いたかったのに。」

果物「誘う?」

千歌「うん。私ね、スクールアイドルやるんだ!」

それを聞いた果南は作業の手を一瞬止めた

輝、智之(ん?? なんだ今のは? 一瞬だけど手がとまったような... 何かあったのか?(何かあったのかな?))

この二人は見る目があるのか、考えが鋭いのか分からないが、一瞬だけど、彼女に動揺が見えたように感じたが今は追及しない方がよさそうだと二人は同時に思った。

果南「ふーん。まぁ、でも、千歌と違って私は三年生だしね。」

千歌「知ってる~?すごいんだよ。のわ!」

果南「はい、お返し。」

千歌「また、干物?」

果南「文句なら母さんに言ってよ。」

樹「おっ! 仕返しかな? うまいね~ やり方が!」

果南「仕返しじゃないけど... まあ、いいか。とりあえずそういう訳だから、もう少

   し休学が続くから何かあったら教えて。」

大二郎「了解でーす。」

智之「大丈夫だ。多分、このあほが何かやらかさない限り何も起こらないさ。」

千歌「あほって、私の事?最近、私のあたりが強くない?気のせいじゃないよ  

   ね...」

 

               ぶるるーーーーーー

 

 

智之「ん?? なんだ今の音?」

果南「小原家でしょ...」

上からヘリが飛んでいるのが見えた

輝「小原家って確か淡島ホテルを経営しているあの?」

曜「知ってるの?」

輝「うん。もうかれこれ10年前なんだけどそこのホテルに泊まったことがあるん

  だ。確かその家の娘と一緒に遊んだことがあるんだ。確か名前はまりだっけ。漢

  字は分からないや。」

果南「ふーん。」

樹「確かあそこって、高級ホテルだろ。俺も止まってみたいな~」

大二郎「それは...無理な話じゃないかな... 確か安くて一泊8万円とか...ちなみに

    全部スイートルームらしいよ」

樹「うげっ!マジかよ。そんな部屋泊まれるわけねえよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃 小原家が所有する上空のヘリにて...

?「2年ぶぅりですか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、俺と樹と千歌は曜達と別れて家に帰るのであった。

そして、俺たちは目の当たりにするのである。水着姿で朱色の髪をした少女が4月のすごい寒い海に飛び込もうとするなんて... この時、俺たち3人はそんなこと、思いもしなかったのである。

 

 

 

 

 

                               つづく

 

 




さすがに二話連続で書くのは辛い。もう眠いよ~
とりあえず今回はここまでです。もしかしたら次回は少し時間があいちゃうかも...
それじゃあまた逢う日まで~ サヨナラです。


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1期 1-3

作者「皆さんお久しぶりです。そしてごめんなさい。僕が投稿できなかったのには理由がありまして・・・」
智之「何の理由かな?? アーチボルト君よ・・・」
作者「ヒーー。智之君よどうしたのかね(汗)」
智之「さて、時間が無駄だしさっさと話してもらおうか・・・」
作者「実はテスト勉強と資格勉強を頑張っていました・・・」
智之「それだけじゃないだろ・・・さっさと言え・・・さもなければ・・・ シュイン(抜刀する音)」
作者「きらファンとオルガルとプリコネのイベントばっかりやってました。」
智之「あらそうですか。あなたはゲームをする暇があったと。という事は小説を作る時間もあったと」
作者「はいそうです」(なんか嫌な予感がするな・・・これ死亡フラグたったんじゃね?)
智之「( ^ω^)・・・〇ね」
作者「やっぱそうなる・・・ってぎにゃーーーーーー」



智之「死亡フラグはとっくに立ってたんだよ・・・さて茶番はここまでにして始めて行きますか・・・それではどうぞ。」


前回のあらすじ

千歌は生徒会長にスクールアイドル部員を勝手に立ち上げ、さらに勝手に勧誘していたのを生徒会長に見つかってしまう。その結果、生徒会長に説教をくらってしまった千歌。その帰りに智之たちは家に帰る途中で朱色の髪をした女の子が4月の寒い海に飛び込もうとしたのを見つけるのであった。

 

 

 

 

三津シーパラダイス前のバス停に着く約5分前の事

輝「高海さん。そういえば、作詞のことどうするの?」

千歌「高海さんじゃなくて千歌。千歌でいいのに...」

輝「うん。ごめん。ちょっと慣れなくてね。敬語じゃないとちょっと違和感があるっていうか... それよりも、作詞の事、大丈夫なの?」

千歌「痛いところ突くよね... 思い出したくなかったんだよ...」

智之「コラ!現実逃避するな。どうせぶち当たる問題だったんだ。やらなきゃいけないことなんだしさ。」

曜「そうだね。会長には散々そう言われたしね。」

千歌「もし見つからなかったら、いざというときはこれ。」

千歌はなぜか知らないけど小学生の時にもらった音楽の教科書を出した。

智之「もしかして、いや... さすがにそれはしないよな。」

千歌「やるにきまってるじゃん。音楽の勉強を...」

大二郎「........」

輝「........」

樹「........」

曜「........」

智之「はぁ.....」

千歌「えっ... 何この雰囲気?これってまさか呆れられてる?」

智之(もう、こいつに突っ込むの疲れた... やってられねえぜ)

輝(学ぶことたくさんあるはずなのにやっていけるのかな...)

樹(疲れたよ... パトラッシュ...)

大二郎(もう何も考えたくない...)

曜(大丈夫かな... これ...)

千歌「うん... 何を言っているか分からないけど、絶対貶しているよね。これ。」

そうこうしているうちに降りるバス停に着いた

千歌「それじゃあまた明日ね~」

曜、輝、大二郎「また明日~」

 

 

 

 

 

 

 

曜達と別れた後に事である・・・

智之(はぁ・・・ なんか面倒なことになってきたな・・・)

千歌「ねえ、あの子こんなところで何してるんだろう?」

智之「知るかよ、そんなこと」

彼らは小豆色の髪をした少女に目をやるとその少女は高校の制服であろう物を急に脱ぎだしたのであった・・・

樹「ブー 何やってんだあの子は?露出狂かよ・・・ヤベェ・・・」

千歌「いや、どうやら水着を着ているみたいだよ。ん・・・ いやまさか飛び込むわけないよね・・・まだ四月だよ・・・」

智之「いや・・・普通に考えて水着になったという事は飛び込むという事じゃね?まさかとは思っているが・・・」

そう考えていると急に水着姿の少女は海へ飛び込むために走り出した

千歌「ちょ・・・ まずい・・・」

そう言って千歌は少女を止めに行った

しかし絡み合いになって結局二人同時に海に落ちてしまうのであった・・・

 

 

 

 

 

 

智之「おい、大丈夫か?飛び込んだ時に頭を打ったりしなかったか?」

??「大丈夫です。助けてくれて本当にありがとうございます」

智之「いやぁ、良かったよ大事に至らなくて。」

樹「もう、ドラム缶なかなか重かったんだからな・・・感謝しろよ、もう・・・」

樹はドラム缶が海岸に落ちていたので近くまで運んでさらにそれに着火剤を入れて火を付けていたのであった」

千歌「ありがとう、感謝してるよ・・・ それとさ、ここは沖縄じゃないんだし当然寒いよ・・・海に入りたければダイビングショップがあるのに・・・」

??「海の音を聞きたいの」

千歌「海の音?どうして?」

千歌は聞くが答えてくれない・・・

千歌「分かった・・・じゃあもお聞かないぃ・・・ 海中の音っていう事?」

智之「うーん・・・ 感覚的に違くね? そうじゃない気がする・・・ どういうものかはよく分からんが・・・」

そういうと少女は海の音を聞きたい理由を言い出した

??「私、ピアノで曲を作ってるの。でも、どうしても海の曲のイメージが浮かばなくて・・・」

千歌「へぇ、曲を・・・ 作曲なんてすごいね。ここら辺の高校?」

智之「いや、ここらへんで見ない制服だから絶対近所の高校じゃないだろ」

樹「そうだな、多分沼津市内の高校の制服ではないな」

??「東京の高校」

千歌「東京!! わざわざ?」

??「わざわざって言うか・・・」

千歌「そうだじゃあ誰かスクールアイドル知ってる?」

智之「いや、話の流れ的に何でそっち方面に行くんだよ・・・そんなこと急に言われたってスクールアイドルのこと知らないかもしれないだろ・・・」

??「クスッ、あなたって面白い人ね・・・」

智之「いや、こいつが急に変なことを言い出したからツッコミを入れただけだからそこまで気にする必要は無いよ」

??「そう・・・そういえばスクールアイドルて何?」

千歌、樹「え?」

樹「知らないの?最近、東京ではかなり有名になってるんだよ」

??「うん、私、ピアノばっかやっていたからそういうのには疎くて・・・」

樹「なるほど、そういう事か・・・」

千歌「それならさ、見てみる?」

千歌はそう言うと、少女にμ’sのライブ映像を見せると・・・

千歌「どう?」

??「どうって言われても・・・ 普通?」

千歌「そうなんだよ、普通なんだよ。だから衝撃的だった・・・」

智之「俺も最初はそう思った。見た目は普通に見えるんだけどよ、この人たちはものすごく光り輝いているように見えたのが衝撃的だった。こんなに普通でも輝くことができるんだという事をさ。ちなみにライブ映像は興味ないのに無理矢理見させられたけどな・・・でも、見てよかったと思うぞ。」

千歌「そう、それでいつの間にか全部の曲を聴いてた。毎日動画を見て歌も覚えて、そして思ったの。私も仲間と一緒に頑張ってあの人達が目指した所を私も目指したい。私も輝きたいって」

??「ありがとう。がんばれって言われた気がする。」

樹「千歌らしくないな。お前がこんなこと言うなんて。明日は大雨か?」

千歌「一言余計だよ。もうっ。あ、私の名前は高海千歌。あそこの丘の上の浦の星学院の二年生」

智之「そういえば俺も自己紹介してなかったな。俺の名前は五十嵐智之。こいつと同じ高校の二年」

樹「俺の名前は加野樹。高校は智之と千歌と同じだ。」

??「へぇ、同い年ね。私は桜内梨子。高校は・・・」

少し空白を開けてその子は言い出した

梨子「音ノ木坂学院高校」

 

その後、千歌が梨子があの有名なスクールアイドルμ’sができた高校の学生だという事を知り千歌が興奮したのは言うまでも無い・・・その後は、結局無理矢理、千歌を言えに連れ帰ったのだがその時千歌は暴れまわったので、智之と樹はいつもの一日より二倍疲れて散々な目に合うのであった。その時、梨子の顔が引きつっていたのだがさすがに察した俺たちであった。

 

 

 

 

 

翌日・・・

浦の星学院前バス停にて・・・

千歌「もう一度、ダイヤさんに頼んでみる」

曜「もう一度?」

千歌「うん。もう一度ね。」

曜「えっ・・・でも・・・」

大二郎「曜よ・・・そう言うのは間違いではないぜ・・・」

輝「僕もそう思うね・・・」

千歌「何でそういうことを言うの?諦めちゃいけないんだよ。あの人たちも歌ってた。その日は絶対来るって」

曜「本気なんだね・・・」

 

そういうと曜は千歌が持っていた新規部活動申請書を横取りしてそれに自分の名前を書いた

曜「水泳部と掛け持ちだけど・・・ はいっ」

千歌「曜ちゃん・・・ ヨシッ。絶対すごいスクールアイドルになろうね!!」

曜「うんっ」

そういうと油断してたからなのか新規部活動申請書を水溜りに落としてしまう・・・

千歌、曜「あーーーーーーー」

智之「あーあ・・・ やっちまったな・・・ ん?? なんで勝手に紙に俺たちの名前が書いてあるんだ?あん?」

その紙には智之だけではなく、樹たちの名前までもが書いてあった・・・

千歌「えーっと・・・何のことかな? あはははははは・・・」

智之「天誅っっっ」

千歌「ギャーーー」

樹「まったく・・・何やってんだか・・・」

 

 

 

 

 

そして、その濡れた紙を生徒会長に提出に行ったら・・・

ダイヤ「よくこれで持っていこうと思いましたね。でも、一応人数には届いていますね。」

智之「いや、俺たちの名前は書いていないという事にしてください。こいつが勝手に書いてしまったというのと、この紙の状態では消しゴムとかでは消せないので直接俺たちが言いに行かないといけないというのが分かっていたので」

ダイヤ「だったら、なんでそもそも行くのを止めなかったんですの?」

智之「いや、止めたってどうせ無駄だって分かっていたので。こいつを止めるのは至難の業なんで・・・」

ダイヤ「まあ、言いたいことは分かりましたわ。そういうことになりますと、一人が二人になっただけという事になりますわね。千歌さん」

千歌「簡単に引き下がるわけにはいかないと思って。きっと生徒会長は私の根性を試していると思い」

樹「それは無いな」

輝「僕もそう思う。だってあの時・・・」

 

一日前

千歌「じゃあ、5人集めてまた持ってきます。」

ダイヤ「別にかまいませんけど、たとえそれでも承認は致しかねますわね。」

千歌「どうしてです?」

ダイヤ「私が生徒会長である限り、スクールアイドル部は認めないからです!!」

 

 

ダイヤ「その通りですわ。何度来ても同じと言ったでしょう。」

千歌「どうしてです?」

ダイヤ「この学校にスクールアイドル部は必要ないからです」

千歌「何でです?」

智之「はぁ・・・あのさぁ、生徒会長さんちょっといいっすか?」

ダイヤは智之が少し怒っているのに気づいたからか少し驚いた

ダイヤ「なんですの?」

智之「確かにこいつは人数も足りてない状態でさらに紙が濡れているものを持ってくることにも問題があると思いますけどね、あんたがさスクールアイドル部は必要ないから作らせないというのはさ、あんた勝手すぎねえかと言ってんのよ。こいつらは、ただやりたいからやるという事であってさ、やりたいことをやらせないように邪魔をするのはおかしいと言ってんだよ。こいつは頑張りたいと思っているから頑張ろうとしているのに努力をしようとしているのを邪魔するのはおかしいぞ。あんた、頭狂っているのか?」

ダイヤ「頭なんか狂っていませんわ。何をおっしゃってるんですの?」

輝「まあ、それぐらいにしとこう。ねぇ」

曜「そうだよ。ねぇ。」

智之「ちっ、分かったよ。」

ダイヤ「それに、千歌さん。あなた曲作れるんですの?」

千歌「曲」

ダイヤ「はぁ、ラブライブに出場するのにオリジナルの曲でなければいけない。スクールアイドルになるときに一番難関になるところですわ。東京の高校だっだらまだしも、うちのような高校だとそんな生徒は一人も」

大二郎「あの、生徒会長さん。ラブライブのことについてそこまで知っているという事はあんたはもしかして・・・ いや、やっぱなんでもないっす。」

ダイヤ「そう・・・」

こうして俺たちは生徒会長室から出ていくのであった

 

 

 

 

教室にて

千歌「一人もいない・・・」

輝「そりゃそうだよ、この生徒数でピアノを弾けて作曲ができる人なんているわけないよ・・・」

曜「スクールアイドル始めるのがこんなにも大変なんて」

千歌「こうなったら・・・」

そういうと千歌は小学校の音楽の教科書を取り出す

千歌「私が何とかして・・・」

大二郎「昨日もそう言ったよな・・・ 学習しようぜ・・・」

曜「うん。それにできるころには卒業していると思う」

樹「俺も思うわ」

千歌「みんな冷たすぎぃ・・・」

 

話をしていると先生が皆に連絡をしていたので耳にすると今日は転校生が来るそうだ

千歌「転校生?誰だろうね?」

智之「さあな?もしあの子だったら作詞できるからお前にとってはうれしいだろうけどな」

曜「あの子?」

輝、大二郎「あの子って誰?」

樹「実は昨日お前らと別れた後に、ピアノを弾ける東京の女子高生にあってさ、その女子高生が制服を脱いで水着姿になって海に飛び込んだんだよ。いやぁ、あの時はビビったわ。」

大二郎「えっ、脱いだってどこで?」

樹「だから海岸でだよ。中に水着を着てたから脱いだ時は本当にビビったが安心したわ。」

輝「でも、なんで海に飛び込もうとしたの。まだ四月だよ。風邪ひくでしょ。」

樹「海の音を聞きたかったんだとさ・・・」

智之「おっ、入ってくるぞ。ってあれ?マジかよ・・・」

 

智之が女の子を見たときそのときが昨日出会ったあの子だというのに気づく。

先生「今日からこの学校に編入することになった・・・」

梨子「クシュン、失礼。」

彼女はクシャミをした。まあ、あんな時期に海に飛び込んだんだから当然だろう。と智之は思う。

梨子「東京の音ノ木坂学院から転校してきました。クシュン・・・桜内梨子です。よろしくお願いします。」

千歌「奇跡だよっ!!」

梨子「貴方は!!」

 

 

 

そして、すぐさま千歌は言う・・・

千歌「スクールアイドル始めませんか??」

梨子「ごめんなさい」

千歌「えーーーーーーーーー」

智之(あの子は昨日の話的に多分、ピアノのことを頑張りたいだろうからそりゃ無理だろうな・・・)

 

と思ってしまう智之であった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                     つづく・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




智之「少しは反省したか?」
作者「はい。しました。もう怠慢しません。許してください。神様仏様・・・」
智之「そっか、まあ一回だけ許してやるよ。怠慢していた期間が長すぎるから一回だけ許してもらえるだけでも感謝するんだな」
作者(クソが、何が許してやるだ。何様だよ。はぁ。めんどいしたまに投稿でいいや・・・)
智之「おっ、いい度胸しているみたいじゃないか。反省してないみたいだねぇ」
作者「反省してますよ。な何を言ってるんですか(汗)」
智之「ふーん。あっそ。」
作者(怖っ、心読めるのかよ。怖すぎぃぃ)
智之「でも、それなりに忙しいのは本当みたいだし、期末テスト終わったら投稿でもしてもらうか・・・年内にあと一回は投稿してね」
作者「鬼かよ(泣き)・・・」
智之「何か文句ある?(威圧)」
作者「無いです。ごめんなさい。」

ちなみにアニメの1話ですがまさかの三回分で終わってしまいました。四回ぐらいかかると思っていたのに・・・
さて、話は戻りますが、今年中に最低でも一回は投稿しようと思います。ですが期末試験があるので、少し遅めになってしまいますがそこは許してください・・・
それではまた次回に 


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