大江戸鎮守府 ~もしも銀魂の世界に艦これの艦娘と鎮守府があったら~ (土方)
しおりを挟む

プロローグ ~前編~

どうも、土方です。新しい小説を始めました。艦これの小説は初めてですが、頑張ります。それではどうぞ。


 侍の国。この星で呼ばれていたのは当の昔、20年前の天人の襲来で廃刀令が進み、侍は衰退の一途を辿っていた。それと同じくして、地球の海の方では深海棲艦が現れた。その所為で人類の青海権が脅かされた。それに対抗するため、幕府は艤装した海の戦士”艦娘”を導入した。これは、一人の提督と艦娘達の物語である。

 

プロローグ「彼女らとの出会い」

 

???「腹減ったな。」

 

 男は腹をすかして、地球の江戸の海岸辺りを歩いてた。彼の名は”連”。彼は宇宙で最強の戦闘民族”夜兎族”の天人である。現在は宇宙各地を回って旅をしている。地球に寄ったのもその理由である。

 

連「この近くに建物無いかな・・・。できれば飯が食える所でいいんだが・・・お!あそこにデカい建物があった。ラッキー、あそこに行ってみよう。」

 

連は、そのデカい建物の方に向かって行った。

 

 

 

 

 

 

連は、建物の方に到着した。入口は門があって、門の中は色んな建物があり、中には造船所みたいな所があった。

 

連「デカい建物だな。ん?左に看板がある。大江戸鎮守府・・・、ここの建物か?」

 

連は、辺りを見回した。門の前には誰も居なく、中には誰も居ないがカレーの匂いだけが、漂っていた。

 

連「匂いはするな。・・・入るとするか。後で、謝っときゃいいし。」

 

こうして、連は鎮守府の中に入っていた。

 

連「あら、匂いでたどり着いた先が食堂か。入ってみるか。」

 

そう言いながら、入ってみると中はガラーンとなっていた。

 

連「誰も居ないな。台所からカレーの匂いがするけど・・・まぁ、いいか。」

 

連は台所でカレーを頂く事にした。

 

 

 

 

 

 

~鎮守府”提督室”~

 

連の侵入は提督室にバレていた。なぜなら、提督室に監視カメラの映像があり、食堂に居る事も知っている。

 

提督「まさか、侵入者が入るとは・・・、誰だ!!門番を休ませた奴は!!あっ・・・。儂だった・・・。仕方ない。このままにしとくか。」

 

~1時間後~

 

悪提督「おい!!いつまで食ってるつもりだ!!鎮守府の食糧を全部食う気か!!」

 

憲兵A「失礼します!!侵入者です!!」

 

悪提督「見れば分かるわ!!憲兵たちは一体何をしていた!!」

 

憲兵B「すいません!!みんな海で遊んでました!!」

 

悪提督「鎮守府だぞ!!ここは!!!仕方ない捕らえてこい!!」

 

憲兵達「わかりました。」

 

提督は侵入者のブザーを鳴らした。

 

悪提督「こやつが地下に入ったら、ここの闇が知れてしまうな・・・。その時は殺すしかないな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

連が食堂で食ってる最中にブザーが鳴り、連にも聞こえた。

 

連「やべぇな。こんだけ食ったらバレるよな。」

 

連の横には100枚ほどのカレー皿があった。

 

連「仕方ない。ここから、移動するか。」

 

連は食堂から移動することになった。

 

 

 

 

 

~鎮守府内”廊下”~

 

連は鎮守府内、あっちこっちに逃げて、隠れていた。

 

憲兵「捕まえろ!!絶対に逃がすな!!」

 

連「くそ!このまま逃げてたら捕まるな。どこかに隠れる場所があれば・・・ん?」

 

連は地下に行く階段を見つけた。

 

~鎮守府”地下”~

 

俺は今、鎮守府の地下に行く階段を見つけ、そこを降りて行っている。しかし、何だか不気味な所だな。まるで、この先には牢屋がありますよていう雰囲気だだもれだな。そして、降りた先には大きい扉があった。

 

連「デカい扉だな・・・。何々、立ち入り禁止?・・・といっても、この扉以外は隠れる場所が無いんだよな・・・。仕方ない、ここに隠れるとするか。」

 

そして、仕方なく扉を開けた。だが、開けた先には予想したものがあった。それは牢屋だった。

 

連「まさかの牢屋かよ。しかも、たくさんあるんじゃねぇか。」

 

???「誰か居るの?」

 

連「ん?」

 

すると、牢屋の中から女の声がした。牢屋の近くに行くと姿がはっきりした。姿は少女だった。服装”中学生みたいな服装”をしていた。だが、体はやつれており、服装もボロボロだった。

 

連「君は何で牢屋に居るんだ?何か悪いことしたのか?」

 

???「悪い事はしていません!ここに閉じ込めているんです!」

 

連「そうか。じゃあ、何の為に閉じ込めているんだ。」

 

???「次の出撃に備えてここに居るのよ・・・。」

 

すると、牢屋の中の壁側にもう一人居た。姿はさっきの少女と服装が同じだが、長くて綺麗な髪形をしていた。

 

連「出撃?お前ら兵士か何かなの?」

 

???「私たちは”艦娘”。私の名は”如月”。あなたが話している”艦娘”の名は”睦月”よ。」

 

艦娘?何だそれ?地球にそんな兵士の名があるの?

 

連「ねぇ、艦娘て何?」

 

睦月「え!?艦娘を知らないの!この国では有名なんだよ!」

 

連「生憎、俺は”天人”なんでね。しかも、今日ここに来たばかりの旅人だし。」

 

如月「あら、そうなの?見た目から”地球人”の恰好をしているけど・・・。」

 

連「確かに地球人ぽっいけど、れっきとした”天人”だ。」

 

如月「なら”艦娘”の事を教えるわ。」

 

~艦娘説明中~

 

連「なるほどね。艦娘は深海棲艦と戦う海の戦士てわけね。」

 

睦月「20年前の天人の襲来以降に起こった”攘夷戦争”最中に、深海棲艦が現れて、地球の海の青海権が奪われていったの。」

 

如月「それと対抗するために”艦娘”が居るのよ。」

 

連「大体は分かった。しかし、何故”牢屋”に居るんだ?お前らは海の戦士だろ?」

 

睦月「ここの提督は私達を奴隷のように扱うの・・・。補給もしてくれないし、傷を治す入渠もしてくれない。しかも、私達をこのまま出撃させるの。」

 

連「そんな恰好でか?このまま行ったらどうなるんだ。」

 

如月「轟沈するわ。あなた達から見たら死を意味するわ。」

 

連「!!?」

 

それてつまり、死ぬていう事だよな!?ここの提督は何でそんなことをするんだ!?

 

連「何でここの提督は補給も入渠もしないんだ?」

 

睦月「恐らく、私達を捨てようとしているのよ・・・。ここの提督は侍と同様、艦娘を古い物だと思ってる。地球に天人の兵器の技術が導入し、それを深海棲艦に対抗しようしているの。ここの提督は。」

 

・・・・・。ここの提督は腐っているな。なら、俺がやるべき事は・・・

 

連「お前ら、このまま出撃するのか?」

 

睦月「するよ。これを地球を守る為の轟沈なら、それでいいの・・・。」

 

連「・・・お前。嘘付いてるな?」

 

睦月「・・・・・!!?嘘じゃないよ!それが本当だもん!!」

 

連「じゃあ、何で泣いてんだ?」

 

俺はこいつらを助ける!!こいつらの心もな!!

 

睦月「それは・・・。」

 

連「本心を言えよ!!お前らの気持ちをよ!!」

 

すると、睦月は泣きながら本音を言った。

 

睦月「もっと生きだい・・・!!轟沈したくない・・・!!私はもっと生ぎだいの・・・!!!ヒクッ・・・!!グス・・・!!」

 

如月「睦月ちゃん・・・。」

 

連「よし、分かった!!お前らをここから助ける。そして、俺はここの提督をぶっ飛ばす!!」

 

睦月「え!本当に・・・。」

 

連「お前ら下がってろ。」

 

そして、連は牢屋の鉄格子を持ち、力強く鉄格子を外した。

 

如月「嘘・・・!この鉄格子はそう簡単に外すことができないのに・・・!貴方は一体・・・!」

 

連「俺は天人の中では強いんだ。だから、こう簡単に外すことができる。」

 

そして、如月と睦月は牢屋の外に出た。すると、他の牢屋に入っていた艦娘達が連に助けを求めた。

 

???「お願いここから出して!!」

 

???「私達ももっと行きたいデース!!」

 

連「やれやれ。結構いっぱい居るな。」

 

連は他の牢屋に入っている艦娘達を助けることにした。

 

如月「・・・睦月ちゃん。あの人は私達にとって救世主よ。こんな温かい人は初めてよ。」

 

睦月「・・・そうだね。如月ちゃん。」

 

~1時間30分後~

 

連「これで全員か。」

 

睦月「そうですね。全部の牢屋の鉄格子を外しましたし。」

 

連はかたぱっしから、鉄格子を外し。全員を救出した。

 

???「貴様が私達を助けるのか?」

 

すると、連の前に一人の女性が現れた。姿は、強そうな恰好をしており、頭にはアンテナのカチューシャを付けていた。

 

連「あなたは・・・?」

 

長門「私は戦艦”長門”だ。ここの秘書官だったが艦娘の扱いに抗議した結果、牢屋に入ってた。」

 

ここにはちゃんとした人は居たんだんな。抗議して牢屋に居れるとは小さい提督だな。

 

連「そうか。私はこれから、ここの提督をぶっ飛ばしに行く。そして、ここの鎮守府の提督となり、お前らをここから救う!!」

 

長門「本当か!本当に私達を助けてくれるのか!!」

 

連「当たり前だ。俺はこんな奴らを捨てるような男じゃねぇ。」

 

長門「聞いたか!みんな!ここの提督を倒せば、この男が新しい提督になる!なら私達がやることは何だ!」

 

艦娘達「ここの提督を倒すこと!」

 

連「何だ?お前らも戦うのか。そんなボロボロで戦えるの?下手したら轟沈するぞ。」

 

長門「それは海の上の話だ。陸ではそんなことはないさ。それに、私を含む”戦艦クラス”と”空母クラス”は小破程度だ。それなら問題ないだろう。」

 

連「そうか。なら”くそ提督”をぶっ飛ばすぞ!!」

 

艦娘達「了解!!」

 

こうして、連と艦娘達のクーデターが始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

~鎮守府”提督室”~

 

一方、鎮守府内部では監視カメラの映像が次々と消えていく事態が発生していた。

 

提督「どうなってる!?次々と監視カメラの映像が消えていくぞ!?おい!監視室!!聞こえるか!!!」

 

通信機「ツー、ツー。」

 

提督「応答なしか・・・!!」

 

すると、別の通信機から連絡が入った。

 

憲兵A『提督!!聞こえますか!!!』

 

提督「どうした!?一体何があった!!」

 

憲兵A『艦娘達がクーデターを起こしました!!』

 

提督「何だって!?首謀者は誰だ!?」

 

憲兵A『首謀者はさっきの侵入者と戦艦”長門”です!!」

 

提督「バカな!!艦娘が反乱を起こしただと!?そんなことはない!?奴らは提督の命令には絶対のはずじゃ・・・。」

 

すると、また別の通信機から連絡が入った。

 

提督「今度は何だ!!」

 

???『も~しも~し、こちら憲兵で~す。』

 

提督「ん!?お前憲兵じゃないな。何者だ!!」

 

???『あらら、おじちゃんの声忘れたの?』

 

提督「・・・・・!!」

  「まさか!!松平殿か!!!」

 

松平『そうで~す。松平長官で~す。さっきの憲兵から通信機をはぎどりました。』

 

提督「どういうことだ!?私が何をした!?」

 

???『しらばっくれても無駄だ。お前の罪はもう知っているぞ。』

 

提督「お前は真選組局長の”近藤勲”!?ハハハ、罪とは何だ!!答えてみろ!!」

 

???『艦娘の奴隷疑惑。そして、攘夷志士からの資金提供。』

 

提督「ギク!!?」

 

???『どうやら正解みたいですぜ。』

 

提督「その声は鬼の副長の土方十四郎と一番隊長の沖田総悟!!どういうことだ!?なぜその情報を知っている!!」

 

土方『俺たちの方でスパイを送り込んだ。それで鎮守府内の情報は駄々もれになった。』

 

提督「スパイだと!?まさか!?」

 

提督は再び監視室に通信した。

 

提督「おい!!最近入った”監視室の憲兵”応答しろ!!」

 

???『こちらの電話は拒否されました。二度と使用出来ません。』

 

提督「くそ!!謀ったな!!!」

 

 

 

 

 

 

~監視室~

 

山崎「まさか艦娘達がクーデターを起こすとは・・・。これは首謀者に感謝しないとな。」

 

真選組の監察”山崎”。地味な人である。

 

山崎「こらあああああ!!地味て言うなあああああ!!」

 

 

 

 

 

 

 

~提督室~

 

松平『というわけで、お前を捕まえに来た。もう鎮守府の門の前には俺や真選組も居るからな。」

 

提督「・・・一つ聞く。なぜ艦娘は反乱を起こした。奴らは私の命令には絶対だろう。」

 

松平『・・・確かにそうだが、例外もある。」

 

提督「何だと・・・。」

 

松平「だが、その前にお前がぶっ飛ばされるのがオチよ。」

 

すると、提督室の扉が思いきっり開き、そこに居たのは・・・

 

連「お前が提督か?」

 

提督「お前はさっきの侵入者!!何故ここに!?」

 

長門「私が案内した。」

 

長門が前に出てきた。

 

提督「長門!!儂を裏切る気か!!」

 

長門「裏切るも何も、私はあなたを提督と認めていなかった。私達を奴隷のように扱うお前には!!」

 

提督「ふん!お前らは兵器だ!!酷使して何が悪い!!!」

 

長門「ぐっ・・・!!」

 

・・・俺は今、怒りが沸いている。あいつらは兵器?違う!!俺たちと同じ人間だ!!

 

連「何言ってんだ!!こいつらはちゃんと心がある。兵器じゃねぇ!!それをわからねぇで言うな!!!」

 

提督「兵器と言って何が悪い。それよりも鎮守府内の憲兵達はどうした。」

 

長門「それなら、こいつが倒した。」

 

提督「バカな!!ここの憲兵達は屈強なはず!!」

 

長門「いや~、こいつの戦闘は凄かった。何せ拳と傘で戦ってたからな。」

 

提督「・・・・・。」

 

提督は拳と傘で、ある戦闘民族の天人を思い出した。

 

提督「・・・白い肌に剛腕の腕に傘。まさか!!夜兎族か!!!」

 

連「正解。俺は夜兎族だ!!!」

 

連は思いっきり提督の顔面をぶん殴り、そのまま提督室の壁をぶっ壊し、提督を外に居る真選組の方向に飛ばした。

 

 

 

 

 

 

 

 

~鎮守府門前~

 

近藤「トシ。俺たちの所に何か飛んでくるぞ。」

 

土方「ん?」

 

すると、真選組の所に提督が飛んできて、そのまま提督が地面に落ちた。

 

真選組全員「うわあああああああ!!」

 

松平は落ちた奴を確認した。

 

松平「こいつはここの提督だ。」

 

一同は提督の顔面が思いっきり殴られた後があるのがはっきり分かった。

 

土方「確か山崎がクーデターがあったて言ってたな。突入だ!!」

 

真選組は鎮守府内に突入した。中に入ったら憲兵達が気絶したのを驚いた。

 

松平「これが答えだ。酷使していれば、いずれかは反乱がおきる。それがこれだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~提督室~

 

でかい穴が開いた鎮守府の提督室で、連と長門は外を見ていた。

 

長門「ありがとう。お前にはなんとお礼をした方が良いのやら。」

 

連「お礼なんて良いさ。それよりも他の連中はどうした?」

 

長門「全員入渠や補給に行っている。じきに私も行く。それよりも本気でここの提督になるつもりか。」

 

連「なるさ。そしたらここを守ってみせるさ。艦娘達全員な。」

 

長門「なら、私が幕府や松平長官に進言しよう。次の提督はお前に決めると。こう見えて私は幕府の中では有名だ。必ずお前を提督にさせる。」

 

連「そうか。じゃあ、これからよろしくな!長門!!」

 

長門「こちらこそ、よろしく頼みます!!」

 

 こうして、連は大江戸鎮守府を救った。その後、連と長門は真選組から事情聴取され、前提督は艦娘のパワハラ疑惑と奴隷疑惑と攘夷志士の資金提供で捕まった。その後、連は松平片栗粉から勲章と新任証を受け取り、ここの提督となった。後に深海棲艦から恐れられる提督になることになる。



目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。