やはり俺の素晴らしい世界でのラブコメは間違っている。 (color90)
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番外編集
番外編:ちょっとした小話。


はい、一章が終わった記念に番外編です。
ちなみにコレはただ八幡とエリスがちょっとだけイチャイチャしてるだけです。
むしゃくしゃして書いた。後悔はしてない。


今夜はとても綺麗な満月が上がっていた。

元の世界でも、こんなに綺麗だと思える満月はあっただろうか?

俺は無い。そう思えるほどこの満月は美しい。

今、俺は外にいる。なぜか、それはクリス…もといエリスと一緒に夜空を見に、

草原まで来ていた。普段ならモンスターなどが時たまいるが、

今夜だけは現れない。それはそうだ。こんなに綺麗な満月が上っているのなら、

モンスターだって時を忘れて魅入ってしまうだろう。

エリス

「よかったですね、ココに来て。」

八幡

「ああ…そうだな。」

エリスも今は二人っきりのため、元の姿に戻っている

エリスはとても高揚した顔で満月を眺めている。

っと、そろそろこのときのために準備した月見団子とシュワシュワをだした。

八幡

「そろそろ月見しようぜ。」

エリス

「そうですね。」

俺とエリスは団子を食べ、ちびちびとシュワシュワを飲んでいた。

それから何時間もそうして月見をしていた。

俺とエリスはほろ酔い気分になり、そろそろ家に戻ろうと思いエリスの肩をたたいた。

エリス

「ひゃうわ!…もう八幡…驚かせないでくださいよ。」

おお…めちゃくちゃ可愛い。

八幡

「ごめんな、そろそろ帰ろうと思ってだな。団子と酒も尽きてきたし。」

エリス

「そうですね…続きは家でしましょう。それはそうと八幡。手つなごう?」

八幡

「ホントエリスは可愛いな…いいぞ。」

俺はちょっと酔っているのもあってか、素直になっていた。

俺とエリスは手を繋いで帰っていた。いつもの明るく活気に溢れていた街は、

今日ばかりは薄暗く、人一人道を通っていない。だけどそんな道を満月が照らす。

俺はその雰囲気がとても好きで、心地よかった。そしてエリスに目を向ける。

エリスは顔が赤くなっていて、ニヤニヤしていた。ちらちらと繋いでる手や俺の顔を見ていた。

だんだんと顔色は元に戻っていたが、まだニヤニヤと見ていた。

本当に女神みたいだと思った。というか女神だ。そのせいだろうか。

俺はついエリスに言った。

八幡

「月が綺麗だな…」

エリス

「…そうですね。」

エリスは月を見ながら、それでも頬は薄赤色に染め、微笑みながら言った。

多分エリス酔っているから頬は多分元々赤くなっているのだと思う。

意味は多分分からないと思うが。それでもいい。というか逆に伝わっていたら恥ずかしい。

まあ、俺が初めて、本当の意味でそう思えるようになったから言えたんだろうな、と思うと、

なんともいえない安らぎと心地よさを感じた。それと同時にむず痒しくも感じた。

エリス

「…いっそのこと、時が止まってしまえばいいのに……」ボソ

だから俺には、その呟きが聞こえなかった。




ちなみにこの「時が止まってしまえばいいのに」の返しは、
ネットで「月がきれいですね」の返しを調べた時にあった、
「時よ止まれ、汝は美しい」を自分なりに改変したものです。
ちなみに最初は「月が綺麗ですね」でしたが、八幡なので、
「月が綺麗だな」にしました。


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番外編:ちょっとした小話2(エイプリルネタ)

はい、エイプリルフールでイチャイチャさせたかったので、
やってみましたが、やはり文才ありませんね。意味不明になってる可能性がががが
まぁしょうがないしょうがない


八幡

「今日はエイプリルフールだな。」

八幡がそんな話をするのは以外です。

エリス

「そうですね、今日1日は嘘をついていいんでしたよね?」

八幡

「そうだな…今日は伝えたいことがあるんだ。」

エリス

「なんですか?」

八幡

「PT解散しないか?」

エリス

「え!?な、なんでですか?」フルフル

わ、私なんか悪いことしましたか?どうしましょう、

八幡と一緒にいたいからPTとして、一緒にいるなんていえませんよ…

八幡

「だって・・・お前って前までは他のPTを転々としてたんだろ?それって、

 エリスが仕事しやすいようにするためなんだろ?それだったら俺が一緒にいたら、

 仕事があまり出来なくて、大変なんじゃないのか?違うか?」

うぅ…確かにそれもあるにはありますが、でも!

エリス

「ち、違いますよ!確かにそういう意味もありましたけど、私はただ…」

八幡

「お、おい?エリス?さっきの会話から察しろ、今日はエイプリルフールだぞ?」

エリス

「え?…あっ///」

ま、まさか八幡がそんな嘘をつくなんて…でも、嘘でよかったあぁぁぁ…

八幡

「はぁ…俺が珍しくリア充みたいにエイプリルフールを楽しんでみようとしたら、

 何でこう…簡単に信じるんだよ…」

嘘をつくことがリア充なんですか!?…あ、嘘をつくには相手が必要…そういうことですか。

エリス

「だ、だって…八幡が嘘つくなんて思わなくて…」

八幡

「悪かったから、そんな心配すんな。」

よかったですよもう…こうなったら仕返しましょう。

エリス

「もう…じゃあ八幡にはお詫びに働いてもらおうかな?」

八幡

「それはもちろん嘘だよな?」

エリス

「嘘じゃないですよ?」

八幡

「…給料は発生するのか?」

エリス

「しませんよ?」

八幡

「たいたい仕事というのはだな、お金をもらうためにやるものだ。

 だからエリスが言っている仕事は、それはもはや仕事ではなく、サービス残業、

 もしくはボランティアみたいなものなんじゃないか?

 そしてそのどれもが自分の意思でやるものだ。つまり、

 他人に言われてやるものじゃないと思うんだ。だから俺は声を大にして言う。断ると。」

すごい屁理屈ですね。でも駄目です。

エリス

「八幡が嘘をついたのが悪いんですから、大人しくやってもらいますよ?

 だけど何も無いのはアレですね…じゃあ仕事をやってくれましたら、

 何でもいうことを聞いてあげますよ?」

八幡

「嘘だろ?」

エリス

「嘘じゃないですよ?

 …ま、まさか…な、なに考えてるんですか?八幡!///」

八幡

「なっ!べ、別に変なことかんがえてねぇぞ!」

エリス

「嘘なんですよね?」

八幡

「う、嘘じゃねぇし…」

エリス

「…まぁ八幡ならいいですけど…」ボソ

八幡

「ん?なんか言ったか?」

エリス

「な、なんでもありません///」

八幡

「???」

よ、よかった。もし聞こえてたら私、変態扱いされちゃいますよ。もう…

八幡

「で、仕事ってなんだ?」

エリス

「それはですね…」

エリス

「あぁ、気持ちいですね///」

八幡

「それはどうも、たまに小町とかに頼まれてたから、慣れてるんだ。

 だけどこれが仕事でいいのか?」

エリス

「はい、最近は女神の仕事が忙しくて、あんまり休めなかったので、

 こういうことしてもらうのは、結構うれしいんですよ。なのでありがとうございます。」

八幡

「そういうことなら、頼まれたらやるぞ?」

エリス

「嘘ですか?」

八幡

「さすがに嘘じゃねえよ。」

エリス

「それにしても八幡はマッサージが上手ですね。思わず眠ってしまいそうです。」

八幡

「それはどうも。」

あぁぁ~気持ちぃ…ってハッ、そういえばなんでもいうこと聞くって言いましたね、私。

エリス

「そういえば、八幡は何を頼むんですか?私のできることなら何でもしますよ?」

八幡

「頼む?何で?」

エリス

「もう、覚えてないんですか?

 ほら、仕事やってくれたら何でもいうこと聞くって言いましたよね?」

八幡

「ああ、嘘じゃなかったんだな…別にいいよ、マッサージならいつでもしてやるし。」

エリス

「ホントですか!ありがとうございます!」

八幡は本当に優しいですね。私のわがままを聞いてくれて…

今日はエイプリルフール…なら……試しに嘘をついてみましょう。

エリス

「私は八幡のことが…その…好き、ですよ?///」

八幡

「……はいはい、どうせ嘘だろ?今日はエイプリルフールだしな。」

エリス

「…ふふ、そうですよ、嘘です。」

顔が赤いですね、照れてるのバレバレですよ。ちなみに、好きというのは嘘ですよ?

私は八幡の事が…大好きです。



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第一章:何だかんだ言って、俺は今を生きている。
プロローグ:それでも八幡は前に進む


はじめて書くので、誤字脱字があるかもですし、
はじめから設定が変かも知れませんが、気にしないでください。


八幡

「ここ…は?」

???

「ようこそ、比企谷八幡さん。残念ですが貴方はつい先ほど、不幸にも亡くなりました。」

八幡

「え?急に何言って・・・!!」

・・・そうだ。そういえば俺は帰り道、信号無視のトラックに轢かれそうになった雪ノ下を

突き飛ばして、俺が轢かれたんだったな…って!

八幡

「雪ノ下は!雪ノ下は無事なのか!!」

???

「はい、貴方のおかげで彼女は無事です。」

八幡

「そう…ですか。それは良かったです。ちなみにココは何処ですか?それに貴方は?」

エリス

「すみません、説明がまだでしたね、私は女神のエリスと言う者です。

 ココは事後の世界。貴方のように若くして死んだ人たちに転生先を選ばせる場所です。」

八幡

「へ~、そっか…それにしても…」

この人女神なのか。うわ、なんかちょっと恥ずかしい!てかこの人本当に女神だな。

戸塚と小町に匹敵レベルだ。まあこの人本物の女神なのだが。

 

それにしても本当に女神様は可愛いな~前の俺だったら間違いなく告白して振られるまである。

てか振られちゃうのかよ!」

 

エリス

「か!かわ、可愛いって…///」

八幡

「ん?どうしたんですか?エリス様」

エリス

「い、いえ何でもありません。というか結構落ちついていられてるんですね。」

八幡

「まあ…な、あいつらなら俺がいなくてもきっと俺なんか忘れて頑張ってくれるだろうしな。

 なんなら元からいない風に扱われてるまである。」

エリス

「八幡さん・・・無理しないでください。」

八幡

「・・・え?」

俺は言われて気がついた。頬を涙が伝っていた。

そのことに気がつくと俺は思いっきり泣いてしまった。

エリス様はそんな俺をあやすように抱きしめ、撫でてくれた。

そうだ、俺は悔しかったのだ。せっかく、せっかく手に入れた本物だったのに、

これからも皆で楽しく過ごせると思っていたのに、その矢先に死んでしまったのだ。

悔しくないわけがない。悲しくないわけがない。

俺は手に入れられたかもしれない“本物”を失ってしまったのだから…

俺はそのまま10分ぐらい泣き続けた。その間もエリス様は俺を撫でてくれていた。

八幡

「すみません、お恥ずかしいところをお見せしてしまって。」

エリス

「いえいえ、大丈夫です。私としては貴方の役にたてたようなので嬉しいです。」

八幡

「そうですか。本当にありがとうございます。」

エリス

「さて、この話はココまでです。八幡さん、貴方には3つの選択しがあります。

 1つ目は生まれ変わりとして新たに生を受ける。

 2つ目は天国ですが、あまりお勧めしません。天国といっても、娯楽も何にもなく、

 ただおしゃべりすることしかできないところです。

 そして最後の3つ目は、異世界に行って魔王を倒していただくというものです。

 ちなみにこの異世界は、魔法や剣などいわばファンタジーみたいな世界が広がっていて、

 簡単に言うと、ゲームみたいな世界だと思ってくださってかまいません。」

ふむ、正直言ってここは悩ましい。天国もすごく魅力的だが、やはり俺も男、

異世界には興味がある。しかも天国は働かなくてもいいが、おしゃべりなど、

プロのぼっちである俺に出来るわけがない。よって天国は俺にとっては非常に迷わしい。

八幡

「その3つ目って、それだけなんですか?それだと魔王を倒せといわれてるだけで、

 誰も行きたがらないと思うんですが。危険ですし。」

エリス

「はい、実は魔王を倒した暁には何でも願いを1つだけ叶えて差し上げます。

 それに、そこで簡単に死なないように特別に1つだけ、特典を与えることも出来ます。」

なるほどつまりチートを使えるというわけですね。

正直魔王退治とかめんどくさい。というか多分、

他にもこういう風に異世界にいったやつもいるのだろう。

そしてまだ魔王が倒されていないのは、二つの予測がつく。

まず1つ目、魔王が強すぎるため異世界で死んでしまう。次に二つ目。

あまりの居心地のよさに魔王なんてほっといて暮らしてるかだ。

つまり!俺が働かなくても大丈夫だということだ。

コレはもう、これしかないでしょう。

 

八幡

「異世界に行きます!」

 

エリス

「その顔はあまり働きたくないようですね。

 まあ生きるためには戦わないといけないので多分無理でしょうが。

 わかりました。では今から特典について参考程度にカタログを見せますね。

 ちなみに能力は、この中にあるやつじゃなくてもいいですよ。」

八幡

「分かりました。」

なんか結局働かないといけないみたいだが、まあ魔王を倒すところまで行かないだろう。

ていうかこのヘタレである自分が魔王なんて倒せるわけないしな。

しかしすごいな、本当に色々ある。エクスカリバーにグングニル。グリューナクなんてのもある。

それにしてもホントこの人女神様だよな~こんな俺を慰めてくれるなんて。

 

今の俺でも、こんなに可愛くて女神な女神様に告白して振られるまであるぞ。

てかまた振られるのかよ。」

 

エリス

「え、えと…///」

八幡

「どうかいたしましたか?エリス様」

エリス

「いえ、何でもありません…///」

エリス様が何か顔が赤くなっているが、どうしたのだろうか?

もしかして遅すぎて怒ってらっしゃるのでしょうか?

エリス

「あ、それと私のことはエリスと呼び捨てでいいですよ///

 それと出来れば敬語もはずしていただければ…///」

八幡

「え、えと…じゃあ、エリス。」

エリス

「はい!」

うわ。なにコレめっちゃ可愛い…もう戸塚並みのレベルだよコレは。さすが女神様だぜ。

まあいいだろう。そんなことより本当に色々迷うな。お、コレは!

八幡

「“斬鉄剣”…か」

エリス

「はい、その剣は持ち主が斬りたいと念じたものは斬れ、

 逆に斬りたくないもは斬らないというものです。」

ふむ、まるでどこかの泥棒と一緒にいる侍が持っている武器と思っていいんだな?

そしてそれよりも性能が良く、使い勝手がいいと。

八幡「なるほど。じゃあこの“斬鉄剣”をくれ。」

エリス「はい、それでいいのですか?」

八幡

「ああ、まあこれが一番良さそうだからな。斬りたいって思ったものを斬って、

 逆に斬りたくないものは斬らない。意外と使えそうだ。

 斬りたいものと斬りたくないものが重なってても、斬りたくないものは無事だろうし。」

エリス「では、そこの魔方陣にお立ちください。」

すると俺はどんどんと浮き上がっていく。

八幡

「おお!…」

エリス

「では、コホン…勇者よ!願わくば、数多の勇者候補の中から、

 あなたが魔王を打ち倒すことを祈っています。…さあ、旅立ちなさい!」




文才…ほしいです。


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第1話:エリスの胸はパッドだった。

え?早いって?書き溜めしてたからね。


おお、これが異世界か…本当に異世界だな~

なんか毛も耳とかエルフっぽいやつまでいるし…すげえ。

しっかしココからどうすればいんだ?俺どうすればいいか全然分からん。

???

「やあ君!こんなところで棒立ちして、どうしたのかな?」

八幡

「ひゃうわ!?…って何だエリスか・・・てかどうしたんです?

 そんな露出度の高い服着て。なんだか勘違いしてしまうので、

 早く服を着てください。てか俺が恥ずかしいです。」

エリス?

「ええ!…えーと何を言ってるのかな~

 私がエリス様なわけないでしょ~私はクリスだよ。全くも~」

八幡

「何を言っているんですか。俺がそう見間違えるわけありません。

 だってそんなに顔見知りなんていませんし…

 まあ!異世界だし!当然だよな!八幡悲しくなんてない。

 それにエリスは小町と戸塚にも並ぶほどの女神でとても可愛いから…な…」

おっとついいつもの戸塚にする癖で言ってしまったが、

きっと女神様なら許しくれるだろう…大丈夫だよね?

顔赤くしてるけど大丈夫だよね?八幡死なないよね?

しかしなんで自分の名前に様付けを?もし戸塚がしてたら可愛いな。

ていうか何でそんなそわそわして周りをキョロキョロしてるんですか。

動きが可愛すぎでしょ!もし戸塚がやっていたら絶対写真に撮るレベルだわ。

エリス?

「…ちょっとこっち来てください。」

え!?ちょ、まさか許してもらえてない!?そりゃそうか、

さすがの女神様でもこんな俺にそんなこと言われたらいやか。

エリス

「ええと…コレからエリスって呼ばないでいただけませんか?」

…oh

まさか俺に名前を呼んで欲しくないレベルで嫌われてしまったのか。

コレは素直に土下座するしかn・・・

エリス

「ちょっと!何しようとしてるんですか!」

八幡

「いや、まさか名前で呼んで欲しくないほど嫌われたのかと思って、

 取り合えず誠意をこめての土下座をと…」

クリス

「違いますよ!!

 ただ・・・この世界では私は国教としてあがめられている女神でして…

 それでばれると色々とまずいんですよ。だからコレからはエリスじゃなくて、

 クリスと呼んでください。」

良かった…嫌われてなかったのか。さすが女神様だぜ!他の人とは違う。

そもそも女神様だしな。まじもんの。

八幡

「そうなのか。ちなみにエr…クリスはなんでココに来たんだ?」

クリス

「ああ、それは八幡君にこの世界について色々と教えようと思ってね。」

なるほど、ホントに親切な女神様だな、ホント

八幡

「なるほど。じゃあこれからどうすればいいか教えてくれ。」

クリス

「そうだね。まあまずはギルドに行こうよ。そこでまずは冒険者になるんだよ。」

八幡

「おkだ。じゃあ俺場所わかんないから案内してくれ。」

クリス

「分かった!じゃあ私についてきて!」

それにしてもホント変わるな~。口調とか髪型とかその他もろもろ。

あと…きっとエリスのあれはパッドだったんだろうな。

まあ俺は胸にはこだわらない。万乳法則は絶対だが。というかエリスの場合、

貧乳なのを隠そうとしてパッドをつけてると思うと

 

さらにめちゃくちゃ可愛いと思えるな。」

 

クリス

「!?…い、いきなりなんですか///」

八幡

「?どうしたんだ?クリス。」

クリス

「な、何でもないよ。」




ちなみに書き溜めしてますが、コピーした時、
多少内容を変えたり確認したりしてます。なので時間かかるんですよね。


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第2話:ボッチ、パーティー(PT)を組む

クリス

「ついた!ココがギルドだよ…って何してるの八幡君」

八幡

「いや・・・ただちょっと人が多すぎやしませんかね?」

クリス

「お昼なんだし仕方ないでしょ!ほら」

ちょっとクリスさん!?あんまり無闇に手をつながないでくれ。

そういう無邪気な行為がどれだけの男子を勘違いさせ、

その結果、悲しくも振られていくんですよ。

分かったら以後、簡単に手はつながない、顔を近づけない、

ボディータッチしない、徹底してくださいね。

受付の人

「いらっしゃいませ。お食事ならあいてる席へ、

 お仕事案内なら奥のカウンターへどうぞ。」

クリス

「この人冒険者登録したいんですけど、いいですよね。」

受付の人

「クリスさん、お久しぶりです。はい。かまいませんよ。では少々お待ちを…」

 

 

受付の人

「準備できました。登録するには手数料として1000エリス必要です。」

八幡

「おい、俺お金なんて持ってないぞ、てか1000エリスって何?」

てかエリスってお金の通過になってんのか。

クリス

「まあ1000円と思ってていいよ。後、今回は私が出すよ。」

八幡

「いや待て、俺は養われる気はあるが施しを受ける気はない。」

クリス

「それどっちも同じでしょ、てか冒険者登録しないと結局お金払えないからね。」

八幡

「ぐっ!仕方ない。今回はお願いします。」

クリス

「最初からそのつもりなんだけどね。」

ルナ

「あ、はいありがとうございm…っひ!」

クリス

「ああ、八幡君は確かに目が腐ってるけど優しいよ?」

八幡

「それあんま慰めになってねえよ。」

ルナ

「コホン…はい、改めまして、私はルナといいます。

 ではまず、冒険者について簡単に説明いたしますね。

 冒険者とは、街の外やダンジョンに生息するモンスター、

 人に害なすモノの討伐を請け負う人のことです。

 まあ基本的には何でも屋みたいなものですね。

 冒険者とはそれらを生業としている人のことの総称です。

 また冒険者には各職業というものがあります。

 もっとも高い職業は上級職と呼ばれ、ステータスが高くないとなれません。

 しかし安心してください。他の職業でも、50レベルを超えると、変更できます。

 しかし注意点もあります。それは、変更したさい1レベルに戻り、

 ステータスも下がってしまいます。

 なので、上級職が必ずしも良いとは限りません。では、

 こちらに冒険者カードがあります。

 コレは冒険者がどのくらい討伐を行ったのか記録されます。

 また、レベルが上がりますと、スキルポイントが与えられるので、

 頑張ってください。ではまずお名前と身長、そのほかの項目を埋めてください。」

えーと、年齢17歳、髪は黒、特徴は目の腐り具合…なんか悲しいな。

ルナ

「ではこちらの水晶にに手をかざしてください。」

八幡

「何ですかこれ?」

ルナ

「それはステータスを出すための物です。

 そのステータス自体で職業が変わります。」

ほほ~、なるほど。でもな~俺そんなステータス良くないと思いますけどね。

てかクリスさん?こっちにキラキラとした視線を送るの止めてくれないですかね?

もし、コレで最低だったら俺、クリスになんて顔を向けたら良いかわかんねえよ。

ルナ

「はい、ヒキガヤハチマンさん。ですね。ええ~と…魔力は普通ですね。

 筋力と生命力は平均よりまあまあ上ですね。って、おお!

 知力と俊敏性と器用度が大幅に平均を越してますね。

 あと幸運が平均を下回ってします。まあ、幸運は冒険者には必要ありませんが。

 ですがすごいです!コレならいくつかの上級職に就けますよ。」

えっ!?まじ、俺って結構いいほうのステータスなのか。まあコレで一安心だ。

で、だ。

八幡

「クリス、上級職ってどうすれば良い?」

クリス

「ああ、それならカードの下の項目にいくつか書いてあるでしょ?

 それだよ。それから選んで。」

八幡

「ホントに色々あるな…じゃあこの『冒険者』で。」

クリス

「ちょっ!なんで!?」

八幡

「え、だって冒険者って色々スキル取れるみたいだし。」

クリス

「だけど上級職就いたほうがお金稼ぎやすいと思うけど?」

八幡

「だけどそれだとなんか、敵感知!とかそういう系のやつ取れなさそうだし。」

クリス

「それなら私、持ってるよ?盗賊だし。」

え、なんで女神様が盗賊なんか…まあそれは後にして。

八幡

「クリスが持っていても、俺が使わないから意味なくないか?」

クリス

「う~ん。じゃあ私とパーティーを組もうよ!」

八幡

「え?」

クリス

「うん、決めた!私八幡君とPT組むね。だから上級職就きなよ。」

八幡

「どんだけ俺に上級職就かせたいんだよ。」

クリス

「…だって君、それだと私の存在価値が…」

八幡

「はぁ…分かりましたよ。じゃあ俺は特典に合ったこのソードマスター…ん?なんだこれ?」

クリス

「どうしたの?八幡?」

八幡

「いや、なんか職業に“サムライ”ってあるから…」

ルナ

「あれ?そんな職業今までに見たことないですが…なにか条件があるのでしょうか?」

クリス

「珍しいってよ?これにしてみたら?」

八幡

「そうだな…武器斬鉄剣だし、もろに侍だから、サムライにするか。」

ルナ

「それでは、冒険者ギルドへようこそ、貴方の今後のご活躍を期待しています。」

八幡

「まあ期待されても何も出ないが、コレからよろしく頼む。」

そういうと、周りにいたいかつい男どもは歓声を上げた。

止めてくれよ、友達だと思っちゃうだろ!



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第3話:ヒキガエルの初戦闘は楽勝だった。

来週受験なので、5日ぐらい開きます。
てか後3日で受験なのに、俺は何をしてるんだ。


クリス

「いや~それにしてもすごいね、八幡君。最初から上級職って。」

八幡

「まあ、クリスが半ば強引に就かせたんだけどな。」

クリス

「まあいいじゃん。それじゃあギルドであまり説明できなかったこと説明するね。」

八幡

「よし、大体理解できた。で、俺の初期ポイントは…53…ゴミ、か」

クリス

「ちょっと八幡君!?変な風に落ち込まないでよ!」

八幡

「いいよ、気にすんなって。それよりあの特典って何処いったんだ?」

クリス

「それは私のセリフだよ…特典は自分が念じれば出せるよ。」

ほほ、では早速。来い!斬鉄剣!

八幡

「おお、本当に出てきた。」

クリス

「収納も念じれば出来るよ。」

八幡

「それは便利だな。じゃあ普段はしまっておこう。」

クリス

「うん。それがいいね。それじゃあ早速、クエスト行こう!」

八幡

「俺はわからんから、全部クリスに任せていいか?」

クリス

「うん、じゃあ初心者用のクエストとって来るね。」

八幡

「了解」

しばらくすると、クリスが小走りで走ってきた。なんだか可愛い。

クリス

「はい、これが初心者にお勧めの『ジャイアント・トード退治』」

ジャイアント・トード…大きい蛙か…蛙…かえる…ヒキガエル…

クリス

「ちょっと八幡君、さらに目をにごらしていかないでよ!何考えてるの?」

八幡

「いや、なんだか俺の仲間かなって…」

クリス

「どういう風に考えたら仲間になるの!?」

八幡

「いや、俺ヒキガエルって呼ばれてたし…」

クリス

「ああ~…そのことについてはあまり聞かないことにするよ。」

八幡

「ああ、そうしてくれ。」

 

で、今俺は平原に来ているのだが、何この蛙…でかすぎやしませんかね?

八幡

「なあクリス、こいつ大きすぎじゃね?」

クリス

「まあそうだね。ちなみにジャイアント・トードは打撃系の攻撃が

 ほとんど効かないよ。だから殴ったり蹴ったりするのは意味が無いよ。」

八幡

「マジか。蛙なのに強いな。」

クリス

「今回は八幡君が戦闘できるかどうかと、特典が使えるかの確認だから、

 そんなに緊張しなくていいよ。いざとなれば私がいるし。」

八幡

「ああ、分かった。よし、じゃあ行くぞ!」

俺は蛙もどきのところへそろりと近寄った…アレ?こいつ気がついてなくないか?

まさか…いや、まさかな。そんなわけ無いよな?…

八幡

「ハハ、マジか…【固有スキル:ステルスヒッキー】まさかここでも発動するとか。

 しかも解除できないみたいだし。てかそれだとよくクリスは俺を見失わないな。

 まあいいや。今回は役に立つみたいだし…」

…八幡、悲しくなんかないもん。

はあ、なんか腹が立ってきたぞ。よし、この斬鉄剣の錆にしてやる!

八幡

「喰らえ!【居合い切り】」

俺はココに来る前に覚えた居合い切りを、斬鉄剣で使った。

ちなみに他にもサムライのスキルを取ったりしている。

まあ、見事に蛙もどきは横に真っ二つになりましたとさ。

こんな感じで後4匹も倒した。レベルは見てみると3になっている。

蛙もどきを5匹倒してレベル3は意外とおいしいかもしれない。

ちなみに最後、ようやく俺に気がついた蛙もどきがいたが、

俺が走り回って、後ろから切りかかったら簡単に倒せた。

クリス

「…君、強くない?確かに【居合い切り】と斬鉄剣で真っ二つに出来るからって、

 さすがに気がつかれないってどういうこと!?」

八幡

「ああ、それは俺の固有スキル【ステルスヒッキー】のおかげですよ。」

クリス

「あ(察し)…コレについてもあまり深く聞かないでおくよ。」

八幡

「懸命な判断です。」

クリス

「まあ君なら大丈夫だね。」

八幡

「そうっすね。あと、気になったんだんが、俺、何処で寝ればいいの?」

クリス

「ああ・・・本当だったら無料で泊まれる馬小屋で寝るんだけど…うち住む?」

何!?まさかの女神様からお家へのご招待をされたんですけど!?

しかも『泊まる?』じゃなくて『住む?』と聞いている!ナニコレ?

だが、俺は肝心なことを忘れているほど慌ててはいない

八幡

「お、俺は、養わりぇる気はあるが、施しをu」

クリス

「はいはい、そんなのいいから。私が住まわしてあげたいだけだから。」

八幡

「…」

噛んだのと、俺のセリフをかぶせられて、顔が真っ赤だが、

まあしょうがない。そう、しょうがない。クリスの家に住もう。

いや、コレはアレだよ?仕方なくだよ?あちらが望んできたからだよ?

別に女神様の家に入れるとか一切考えてないよ?ハチマン、ウソツカナイ。

クリス

「よし!何処で寝るか決まったし、クエスト完了報告しに行くよ。」

八幡

「ああ。」

こうして俺は、報酬の10万エリスと、住む場所を手に入れたのであった。




ちなみに、クエスト完了の報酬とかうろ覚えなので、
違うかも知れませんが、そういうのは今更なので気にしないでください。
コレから先も、原作と違う設定とかがでるかもしれませんが、
それはssの醍醐味ということで見逃してください。


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第4話:八幡は専業主夫になるのかな?

やっと受験が終わった。
後は結果を待つだけです!
え?テストはどうだったかって?
…キカナイデクダサイ


んん~良く寝たな~。そういえば…はっ!///

八幡さんと一緒に暮らすことになったんだ!…てあれ?八幡さんは?

あ、良いにおいがする~って八幡さん!

八幡

「ああ、おはようございます。」

クリス

「…えーと、何してるのかな?八幡君。」

八幡

「いや、俺、一応住まわしてもらってるんで、最低限の家事をと…」

クリス

「別にいいのにな~そんなことしなくても。」

八幡

「いやいや、後からなんか要求されたら困るので…」

私のことどういう風に見てるのかな!?八幡君は。

クリス

「私、鬼畜じゃないんだけど…それと、二人っきりの時は、エリスに戻るね。」

正直、この姿保つの結構疲れるし。

八幡

「何でだ?」

エリス

「いやですね。あの姿を保つのって意外と疲れるんですよ。

 なので私のことを知っている八幡さんのところでは元に戻ろうかと。」

八幡

「本当に色々変わりますね。」

エリス

「そうですね。まあ意図してやっていますから。素はこちらですよ?」

八幡

「へ~。だけどエリスはクリスの時のキャラも結構好きそうですけどね。」

さすが八幡さん。よくわかりましたね。

 

まあエリスのときが俺的に可愛くて、つい告白して振られるんだけどんな。

振られちゃったよ。」

 

エリス

「~~~///」

八幡

「どうしたんだ?エリス。」

エリス

「な、何でもありません///」

全く、コレだから八幡さんには困るんです。いつも思ってることをポロって…

そんなことを思われてたら、それはそれで恥ずかしいけど…だけど…

えへへ、可愛いって言われたな~

あと、私が八幡さんを振るわけないじゃないですか!

八幡

「そういえば俺、服装どうするんだ?さすがに制服のままだと…」

エリス

「そうですね、今日は装備品を買いに行きましょうか。」

八幡

「出来れば剣も買いたいな。」

エリス

「何でですか?」

まあ正直、八幡さんならどんな服でも似合うと思いますけど。

それにしても八幡さんの朝ごはん…おいしいな~

八幡

「いや~さすがに斬鉄剣に頼りっきりってのも。

 もし使えなくなった時困りますし。あと朝ごはんどうですか?」

エリス

「そんなこと滅多に起こらないと思いますけどね。あととてもおいしいです!」

八幡

「いやな、この斬鉄剣って俺が転生した時の特典だろ?

 そういうのってあんまこの世界の人にはあまり見せないほうがいいと思うし、

 盗られる可能性もあるし、それにこの斬鉄剣って魔力を若干使うんだ。

 だから使いすぎると、いずれ魔力が尽きる。まあそんなことないと思うがな。」

ふむふむ、八幡さんは八幡さんで色々と考えていますね。

さすがです。…特典と言えば、あの人は…っあ。

エリス

「なるほど…そういえば転生者は他にもいますが、私がクリスのとき、

 【スティール】って言うスキルを教える時、私のパンツを盗って、

 それと引き換えに有り金全部奪って行った冒険者がいるので、

 気をつけてください。」

八幡

「え、まじか、それはちょっと引くわ。てかエリスは…無事じゃなかったな。

 まあそいつと合ったら気をつけるよ。まあ人に気をつけない日なんてないがな」

えへへ、ついついカズマさんに仕返ししてしまいました。

まあ許してくれるでしょう。それよりも八幡さんですよ。えへへ~

ちょっと心配してくれたのは嬉しかったです。あ!そうだ、こうしましょう。

ちょっと恥ずかしいですが、私と八幡さんの距離を縮めたいですしね。

エリス

「では、“八幡”、そろそろ行きましょう。」

八幡

「ああ…ってエリス今、俺のこと八幡って呼ばなかったか?」

あはは、やっぱり気がつきましたか。あ、ついでにクリスになっておこう。

クリス

「いや~もっと八幡と仲良くなりたいから

 呼び捨てで呼んでみたけど…駄目だったかな?」

八幡

「・・・まあ別にいいですけど、あまり恥ずかしいので控えてくださいね。」

クリス

「うん!分かった。」

やっぱり八幡は優しいな~




ちなみにこれ、描き試している(以後原文と呼びます。)のと、話を変えています。
前までもちょっとは変えていましたが、今回は大幅に変えました。
おかげで原文のほうも色々と変えないといけなくなりました。
まあ原文はベルディアさんと会うまでのところまでしか行ってませんが。


…もし暇があれば、原文のほうも出してみようかな…


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第5話:八幡、初めての装備を買う。

いや~一昨日と昨日は頭が痛くて出せませんでした。
あと、何気にお気に入りが41人もいて驚きです。
こんな小説を見ていただき、ありがとうございます。


今日、俺の前を歩く女神が、俺の装備品を買うために付き添ってもらっている。

まあ10万エリスしかないから、そんないいものなんて買えないんだけどね。多分。

まあとにかく先に服を見よう。さすがに制服のままの戦闘は動きにくいしな。

クリス

「あ、コレなんてどうかな?」

八幡

「いやいや、派手すぎる。俺には絶対に似合わん。

 てかなんで無駄にカラフルなんだよ。もっと地味なのでお願いしますよ。」

クリス

「え~」

まあこんな調子だ。

正直、クリスが派手なのと高いのを持ってきていて、少々困ったが、

何とか服は決まった。ちなみに、最初は鎧を買おうと思ったが、

俺のとりえである俊敏性が鎧の重さで生かせなくなるので、止めた。

それにサムライってなんか着物とか、身軽な感じのイメ0時があるので、いいだろう。

八幡

「よし、次は剣か。」

クリス

「そういえば剣って言ったって、どういう剣にするの?」

八幡

「あ~、まあ今の斬鉄剣位の長さがいいな。」

クリス

「分かった!ふふ~ん、私に任せて!」

八幡

「別にいいんだが、俺もう結構使ったからそんな金ないぞ。」

クリス

「大丈夫大丈夫!そん時は私が出すよ。」

八幡

「だから俺は…」

クリス

「いいの、いいの♪コレはいわば初期装備みたいな物だよ。

 ほら!ココに転生する時、特典しか無かったし、それの代わりにだよ。」

八幡

「まあクリスが最初っからいたから不自由は無かったがな。

 …そういえば、クリスがいないと今頃俺は馬小屋行きか…くさそうだ。

 それに、冬がつらそうだ。…まあいい、

 ココで何か俺が言っても、どうせ聞いてくれませんしね。」

クリス

「ありがとう♪」

はあ、本当にこの人は…よく俺の為に真剣に選んでるな。嬉しいじゃねえか。

てかまぁ…案外楽しいものだな。前の買い物の時は雪ノ下とだったが、

あの時は途中で雪ノ下さんが来たし、考えたりでそんな余裕無かったしな。

クリス

「う~ん…よし!コレに決めた!」

八幡

「やっと決まったか。」

正直俺の体感時間では30分くらい待ったぞ。

そこまでこだわらなくても、俺、そこまで酷くなかったら使うからな~

クリス

「うん!絶対八幡に似合うよ!」

ふむ、確かに握り心地もいいし、重さも丁度良い感じだ。

ホント、俺の為の剣みたいな感じだ。それは言いすぎか。しかし、

八幡

「すげえな。俺にぴったりだ。お前よく俺のこと見てんだな。」

思わず自意識過剰みたいな言葉を言ってしまったが、

クリスに気味悪がられたか?

クリス

「あはは、ま、まあね///」

あれ?なんか顔が赤い…俺、気味悪いのを通りこして、怒らしてしまったか?

八幡

「あ~、えっと、気味悪くてすまん、怒らしたか?」

クリス

「そんなことないよ!というか気味悪いを通り越して怒るって何!?

 それに顔が赤いから怒ってるって、何処まで卑屈なの?八幡は。」

八幡

「分かりませんよ。あと、勝手に人の心を読まないで。」

クリス

「自分のことなのに分からないんだ!?」

おっと?由比ヶ浜みたいな口調になりましたね?クリスさん。それはそうと、

八幡

「エリス、自分のことは分かっていても、時に分からなくときだってある。

 だから自分探しの旅とかすんだろ。まあそんなことすんのはリア充ぐらいだがな。

 ほとんどの奴の場合は、自分探の旅して、

 それを自慢するためにSNSとかで『自分探し、ナウ』とかやるんだよ。」

クリス

「なんかリア充に手厳しいね。」

八幡

「ほっとけ。」

まあそんなこんなで装備品は全部買い揃えた。

結局俺の金では買えなく、エリスに出してもらった。

てかなんだ。俺は今クリスに32000エリス借金してんのか。




ああああ、絶対受験落ちたああ。
もう駄目だ…おしまいだ。勝てるわけが無い\(^O^)/

受験、絶対合格してやるぞおお
でも、勉強はきらいだああああ


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第6話:ボッチとヒキニートは出会う運命だった。

うおおおお卒業したぞおお
でも、合格発表はまだだあああ
ちなみにサブタイではなんかヒキニートと会うみたいになってますが、
本編ではヒキニートのヒの字もでてません。でるのは次です。はい。


クリスに対する借金、32000エリス。昔俺の親父が言っていたな。

借りたものは必ず返しなさいと。まあそんなこと、言われてないが。

まあなんだ。借金を返すためにクエストをしよう。

ま、ほとんどクリスが勝手に俺に借金を作らせたみたいなものだがな。

それに、さっき買った防具や武器の性能も見てみたいし。

八幡

「クリス、剣の性能も試したいし、蛙もどきのクエスト行くぞ。」

クリス

「わかった!あっ、そうだ。せっかくPT組んでるんだし、連携の練習しよう?」

八幡

「俺、そういう協力プレイやったことないんだが大丈夫なのか?」

ゲームとかでも基本ソロで、PTなんか作らなかったからな。さすがプロボッチだ…

あらやだ、自分から傷口を抉ってしまったわ。テヘ♪…この口調キメェ

クリス

「まあ大丈夫だよ!私、盗賊だけど短剣あるし、

 私が先陣きっていって、攻撃とともに【バインド】をするから、

 動けなくったらそこを殺っちゃって」

八幡

「だけどそれなら俺の【ステルスヒッキー】で近づいてやれば良くないか?」

クリス

「それもそうかもだけど、もし敵に効かなかったらどうするの?

 現に私には効いてないみたいだし。それにお互い連携できるようにしていたら、

 一人で倒せない時でも、いざって時に連携して倒せるようになるし、

 いきなり襲われても瞬時に連携してやれば、一瞬で殺れると思うんだ。」

八幡

「なるほどな…まあ断っても意味が無いし、分かったよ。」

クリス

「あはは、ありがとね。」

そんなこんなで俺はPTとしての戦い方を学んだのである。

ちなみに剣の性能なんだが、結果としては、

斬鉄剣ほどでもないが(そもそも比べるものがおかしいが)よく切れて扱いやすい。

服も制服だったときよりも動きやすくて、とても殺りやすかった。

まあそんな感じでクリスと連携して5体目を倒した時、向こうの平原から何か来た。

???

「ぎゃああああああああああああ!だずげでええええええええ!

 カジュマさああああああああああああああん!」

…平原から蛙もどきを散歩させてる髪の青い女が走ってきた。

 

俺はしばらく呆然としていると、突然空気と風向きが変わり、

何か空に魔方陣らしきものが見えた。そして、

???

「エクスプローーーーーージョン!!!」

という叫び声とともに、すごい音と衝撃波が来た。

てかなんだよ。いやね、確かにすごかったよ?

ただなにこんな蛙もどきにそんなすごいの使ってんの?馬鹿なの?アホなの?

そのせいで地面にいた蛙もどきがでてきたぞ!どうしてくれんだ。

てかあいつはあいつで何で逃げるだけなんだ。

何?攻撃方法無いのに、蛙もどきに喧嘩売ったの?

アホか!っておい!アホがこっちに気がついてなんか近づいて来てる。

おい馬鹿!何でこんな時に【ステルスヒッキー】発動しねえんだよ!?

常時発動のはずだろうが!!こんなところで俺の存在感増すなよ!

さすがにこのままだと巻き込まれるし、仕方が無い。

はあ、仕方がない。まさか無駄な働きをする羽目になるとは。

八幡

「クリス、俺あっちの蛙もどき倒してくる。だから…」

クリス

「うんわかった。私が【バインド】でアクアさんを助けるね。」

よし、作戦は以上だ。てかアレ、アクアって言うのか。アクアっていうと。

水の女神みたいなものだよな。まぁあれがそんなわけ無いか。

女神って言うのはエリスみたいな…これ以上は止めておこう。




え?文字数が少ない…って?
ごめんね、書き溜めした時は、
1~6話まで全部繋げて書いてたんだよ。
だからそれを分割する時、こうして短い奴が出来たのだ。
俺は悪くない。悪いのはこの小説をハーメルンに出させようと思わせた、
世界が悪い。


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第7話:なんか色々とやばいPTと出会ってしまった。

アクア

「えぐ、うえっぐ!本当にありがとう。」

うわ!なにこの人、めちゃくちゃべとべとじゃん。

なんかエロい…

アクア

「ってぎゃああああああああああ。こ、ここに何でアンデットが!?

 今すぐにでも浄化しないと!【ターンアンデット】」

うわ!なにこの人、めちゃくちゃ失礼なんだけど!

何で俺アンデット呼ばわりされないといけないの…目ですか?目ですね。

クリス

「アクアさん!!八幡はアンデットじゃないよ!目は腐ってるけど人間だよ!」

八幡

「ちょっとクリスさん?何気に俺の心えぐらないでもらえます?」

???

「ああああ!!うちのアクアが本当申し訳ございません!本当に申し訳ございません!」

大事なことなので二回言ったのかな?

アクア

「な、何言ってるの!?何で私が悪いの!?

 私はただアンデットがいたから退治しようとしただけじゃない!何が悪いの」

???

「馬鹿か!お前は助けてもらった人にアンデットといって退治しようとしたんだぞ!

 失礼極まりないわ!」

アクア

「なによなによ!私も悪気は無かったのよ!だから頭を下げる必要は無いじゃない!」

???

「悪気がなかったですむなら日本に警察はいらなかったよ!」

なんか言い争ってるがまあいいや、てかアクアはアホなのか覚えておこう。

今後関わらないと思うが。

というかさすがにうるさいのでココは止めよう。

八幡

「別にそんなに謝らなくてもいいですよ。ええ~と」

カズマ

「カズマだ。サトウカズマ。普通に呼んでくれ、八幡」

ええ~何?普通って何なの?もしかしてこいつリア充なのか?

俺のこと早速名前呼び…って自己紹介してないからか。

てかそれよりもこいつ転生者なのか。

八幡

「ああ俺はヒキガヤハチマンだ。聞きたいことがあるんだが、

 お前日本人か?名前がそれっぽいし。」

え、え~と、カ…カ…カスマさんだっけ?

本当は上の名前で呼びたいが忘れた。

まあリア充だし今後関わらないと思うからいいか。

カズマ

「ってことはお前も日本人で転生者か!いや~こんなところで同郷と合うなんてな。

 友達になろうぜ!」

こいつは本当にリア充なんだな。というか友達か…

なるほど、以前の俺だったら、きっとこの手をとらなかっただろう。

だが!今の俺は違う。

八幡

「断る!!」

カズマ

「ええええええええええええ!?」

八幡

「まあ冗談だ。友達にはならないにしろ、同じ転生者同士、頑張ろうぜ。カスマ」

カズマ

「友達になんねえのかよ!?後俺の名前はカズマだ!」

クリス

「あ、八幡八幡、えっと、このカズマ君が私のパンツと金を取った人だよ。」

八幡

「え!?マジか、人は見かけによらず酷いことすんだな~

 危うくだまされるところだったわ。てかマジもんのカスマさんですわ。」

カズマ

「違う!!いや、違わないんだけどね、

 し、しかたなかったんだよ!!間違えたんだよ!」

八幡

「いや~それでもパンツを奪った挙句にお金を全部巻き上げるって…

 さすがカスマさんですわ~てか何?職業変態なの?関わらないほうがいいの?」

カズマ

「カスマって呼ぶな!カズマだカズマあと俺は冒険者だ!

 それと関わらないほうがいいって酷いこと言うな!」

八幡

「正直こんな変態と関わって大丈夫なのか?クリス」

クリス

「まあ変態だけど…悪い人ではないよ。多分…きっと…」

八幡

「ちょっと?最後のでものすごく不安になりましたけど?」

カズマ

「ちょっとクリスさん!?俺は本当に変態じゃありませんから!」

八幡

「いや、パンツ盗んでる時点で変態だろ。」

カズマ

「うわあああああ、たまたま【スティール】で盗っただけなんだってば!!」

クリス

「まあまあ、とりあえず悪い人…ではないと思うから。仲良くしていこうよ。」

八幡

「まあ当の本人が許してるからいいか。俺は許してねえけど。

 クリスのパンツと全財産を奪った罪は重い。」

カズマ

「ホントすんませんでした!!」

おお、綺麗な土下座だ。俺の足元にも及ばないが、こいつには将来性があるな。

八幡

「はぁ…まあいいや、よろしくなカスマ。」

カズマ

「俺の名前はカズマだああああああああああ」

???

「ちょっとカスマ、うるさいです。近いところで叫ばないでください。」

そういえばカズマは背中にロリを背負っているな…やはりこいつはカスm

カズマ

「俺のことをカスマカスマ呼ぶなよお前ら!」

こいつ!俺の心を読んだというのか!

???

「それよりもダクネスはどうしたんですか?」

カズマ

「ん?ああそういえば【バインド】で縛ってそのままだな。」

???・八幡

「マジもんのカスマさん(ですね)(だな)」

おっとかぶってしまった。てかカズマはPTの人にまでもカスマって言われてんのか?

ホントカズマさん、どんだけカスマなんですか。

カズマ

「お前ら息合わせるんじゃねえ。」

???

「そういえば自己紹介がまだでしたね。ちょっとカズマおろしてください、

 大分動けるようになりましたので。」

そういうとロリッ娘はカズマの背中から降り、なんかポーズをつけた。

めぐみん

「我名はめぐみん!!最上級職、アークウィザードを生業とし、

 紅魔族随一の魔法使いだ!」

…なるほど、把握した。こいつは材木座と同じ病気、厨二病を患っているのか。

少々俺の傷口をえぐられたが、俺は大丈夫だ。

てかあだ名みたいな名前だな。由比ヶ浜がつけそうだ。

八幡「そうか、よろしくな。」

まあ年が小町に近そうだからか、可愛い程度にすむな。

材木座がやったら即効でイラッときて殴ってる。

めぐみん

「お、おお!私の自己紹介を普通に返してくれたぞ!どうだカズマ。

 私を認めてくれる者がいるぞ!」

カズマ

「はいはい良かったな。」

おっと、ダクネスとやらを回収しに行っていたカズマが、

いつの間にやら戻ってきていた。てか俺のステルスヒッキーをこいつ持ってるのか?

全然気がつかなかった。

八幡

「いつ戻ってきたんだよ、気づかなかったぞ。」

カズマ

「ひでえ。後こいつがダクネスだ。」

ダクネス

「ああ、クルセイダーのダクネスだ。よろしく頼む…

 ところでその目で…その・・・私を罵倒してはいただけないか!」

八幡

「ひぇ!?」

近い近い近い近い近い!めっちゃ近い!顔近づけないでください。

勘違いしちゃうでしょうが!クリスもなんでちょっと睨んでるの?

てかこの人、内容がアレなために、美人のはずがものすごく怖いです。

目が爛々としてらっしゃいます。やめてええ、そんな目で俺を見ないでええ。

八幡

「近づくなよ!」

ダクネス

「はう!ただの普通の言葉なのに!濁った目で言われたおかげかすごくいいぞ!」

駄目だこいつ、早く何とかしないと。てかこいつのPTどうなってんの?

なんか上級職のわりには変なやつばっかりしかいないPTだ。

アクアはアホ、めぐみんは厨二病もあるが、

多分あの大きな火柱立てたのはこいつだろう。

そしてその後カズマに背負われてきた。つまりあれは1日1本なんだろう。残念だ。

そしてダクネス、超ドMだ。それとカズマ、人のパンツを盗んだりと、

なかなか酷い…いや、鬼畜なことをする。

うん、このPT変人しかいない。クリスとPT組めたのは運が良かったのか。

本当に感謝だ女神様に。てかクリスが女神様だから、クリスに感謝だなうん。

てか俺、あんまりかかわらないほうが良いやつらと出会ってしまったのでは?




文才がほしいです。
受験に合格したら上がるかな?(意味不明)


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第8話:彼らの打ち上げは終わらない。

ふおおおおおおおおおおおおお
受かったあああああああああああああ!!
うーーーーれしーーーーーーーーーー!!



カズマ

「まあ今回は、俺らは助けてもらったし、なんか奢るよ!」

アクア

「それなら打ち上げしましょ!」

カズマ

「お前…ただ酒が飲みたいだけだろ!まあいいか。」

八幡

「いや、俺はいい、養われる気はあるが、施しをu」

クリス

「はいはい、ココは素直に従おうね、八幡。」

八幡

「だがなクリス。俺はあまり打ち上げは…」

クリス

「食費が浮くよ」

八幡

「よし!参加しよう!」

カズマ

「…なんか二人とも仲いいですね。」

クリス

「え!?い、いやそれほどでも///」

八幡

「そうだぞカズマ。ほら、クリスが顔を真っ赤にして怒ってらっしゃるぞ、

 謝れ。俺も謝るから。ごめんなさい。」

クリス

「ち、違いますよ八幡!ええーとただ、うう~///」

カズマ

「…なるほど、このリア充め!」

八幡

「おい、今のは聞き捨てならねえぞ、俺の何処をみてリア充だと?

俺は今まで自慢じゃないが、友達が一切いなかった。だから俺はリア充じゃ無い。」

あ、戸塚がいたな。ホント戸塚まじ天使。

カズマ

「ほお~じゃあクリスは八幡にとって何なんだよ。」

八幡

「はあ?そんなの女g…んっんん!PTメンバーに決まってるだろ。」

クリス

「…女神…///」〈ボソ

カズマ

「何処がだよ!もういいよ、まったく…じゃあギルドに行くか。」

そんなこんなで俺はカズマ達と一緒にギルドに戻り、

報酬をもらって打ち上げをした。ちなみに報酬はクリスと山分けで、

ついでに借金も返したから、手持ちが18000エリスになった。

このままでは食費で5000エリスぐらい減り、残高が13000エリスになっていたが、

まあ今回はカズマが奢るらしいので心配は要らない。

カズマ

「なあところで八幡は職業何なんだ?俺はさ~、最弱職の冒険者だったんだよ。

 ほんと嫌になるよ。ステータスも普通だしよ。」

ああ~なるほど、こいつ、俺には秘められた力があると思い、結果散ったわけだな。南無。

八幡

「俺はサムライだ。最初は冒険者にしようと思ったんだがな、

 クリスにステータスが折角高いんだがら上級職に就け!ていわれてな。」

カズマ

「なんだそれ!俺に対する嫌味か!当て付けか!もし冒険者になってたら殴ってたわ。

 てかサムライって職業あったか?バリバリの日本のやつじゃねぇか。」

八幡

「さぁな。なんかあったんだよ。俺に言われてもわからん!!」

カズマ

「頼りにならねぇな…まぁいいけど、そういえばお前特典もらったんだろ?何だ?」

八幡

「ああ、斬鉄剣だ。まあ今回は普通の剣で倒したがな。」

カズマ

「マジか!あの斬鉄剣か。だからソードマスターにしたのか…

 いいな~俺も特典ほしかったよ。」

八幡

「はぁ?何言ってんだ?お前ももらっただろ?特典」

カズマ

「…」

あ、なんか聞かないほうがいいこと聞いたっぽい。

カズマ

「そうだよ!もらったよ!あの駄女神をな!クソ!

 腹が立ってイラついたから連れてきたら思いの外使えなかったしよ。

 もう嫌だよホント。」

マジかよ、あの人エリスと同じ女神なのかよ。信じられねえ。

あんな男共に混じって宴会芸してるのに…てかカズマさん?

結構酷いこと言いますね。ってんん?

クリス

「えへへ~はちまーん」

おっと、コレは可愛い。思わず告白して振られそうだ。振られるのか…

てかこの人絶対酔ってるよ。なんだよ「はちまーん」て、可愛すぎか!

戸塚か?戸塚だな。いや女神か。というかどっちも女神だったわ。

八幡

「ちょっとクリスさん?俺に抱きつかないでもらえませんか?」

クリス

「いいじゃんいいじゃん!別に…私はこうしてるの好きだし///

 それとも…私のことが…嫌い?」

八幡

「」ドキン

ほんと…止めてください。涙目&上目遣い&首傾け&可愛いセリフ。

思わずドキッとしましたよ。まったく。これが俺じゃなければ告って振られますよ。

また振られちゃったよ。

カズマ

「けっ!リア充が!」

八幡

「おい、だから俺はリア充じゃないぞ。だいたい俺のどこg…」

クリス

「えへへ~」スリスリ

…あんたは猫ですか?雪ノ下が喜びそうだな。てかカズマはそんな睨むなよ。

はぁ…まあ、アレだな、なんだかんだ言って楽しいな。

俺は別にこいつらを信用したわけじゃないが(エリスは別)、まあきっと、

なんだかんだ良い奴等なんだと思う。きっとそうなんだと思う。

なぜか性懲りも無く、そんなことを思ったのだった。

カズマ

「くそぉぉ…うおおおおお!今日もいっぱい飲むぞ!!!」

全員

「おおおおおお!」

俺らの打ち上げは終わらない。




終わった!第一章完!m9(^Д^)
え?1章終わるの早いって?…まあいいじゃないですか。
元々1章はカズマ達と会うまでの話にしようと思ってたので、コレでいいと思います。
次は二章です。


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第二章:八幡達は迷惑ごとに巻き込まれるのか。
第9話:カズマ達と会って数日後。


ハイ今回は完全新規で書きました。
どういうことかというと、書き溜めが底をつきました。
(>ω・)てへぺろ


カズマ達と会って数日、なぜかだんだんとクエストの数が減り、

今では蛙もどきの討伐もなくなってしまった。

コレはカズマたちと会ったことが原因なのだろうか…違うか?違うな。

まあお金はクリスと蛙もどきのおかげで1100000エリスも貯まった。

いやぁ俺、頑張ったんじゃなかろうか?ホント。だから俺はもう…

クリス

「働かなくて良い…って思ってないよね?」

おっとクリスさん?勝手に人の心を読まないでくれませんか?

ていうかそんな目で俺を見ないでくれ。

八幡

「いいかクリス。俺は確かに働かなくても良い…って思ってはいるが、

 それは決して悪だろうか?」

クリス

「八幡、何わけの分からないことを言ってるの?」

八幡

「俺はな、悪じゃないと思うんだ。別に俺みたいな奴は、

 別に働いても働かなくても、なんにも変わらないんだ。ソースは俺。」

クリス

「そんなこと無いよ!少なくても私は…っ///」

八幡

「どうしたんだクリス?あと、反論されてもコレは事実なんだ。

 俺がとある準備で一生懸命やっていたが、それは結局無駄だった。

 俺にしては頑張っていたのに…それを簡単に水の泡にした岡島は絶対許さない。

 しかも俺が準備していたのは、あっても無くてもよかったんだよ。ホント何なんだよ。

 アレを作れって言った佐藤め…」

クリス

「岡島さんと佐藤さんはだれなのかな!?あと地味に話が変わってない?」

八幡

「まあいい、取り合えず、俺が言いたいことは、

 俺が働いたところで何も変わらない。それどころか、

 逆にお金に困ってる奴にとって、簡単になおかつ楽にお金が稼げるクエストを、

 俺らが働かないことによって、そいつがそのクエストをやることになる。

 そのことでその金に困っている奴は簡単になおかつ楽にお金を稼げる。

 結果俺達はその金に困っている奴を助けることに繋がるのでは無いだろうか。

 つまり働かないことが悪というわけではないのだ。違うか?」

クリス

「君の屁理屈はどうにかならないかな…まあ今言い争ったって、

 クエストがほとんど無いから意味無いけどね。」

まったく持ってその通りである。余計な話をしたせいで俺の心の傷跡と、

俺に対するクリスの好感度が減ったまである。というか元から無いようなものか。

とりあえず、こういう余計な話でも、減るものは減るのだ。

クリス

「ねぇねぇ八幡!」

八幡

「なんだ?俺は働かないぞ。」

クリス

「まあ働いてほしいのは山々だけど違うよ。ええ~とね…私とデートしない?」

八幡

「…はぁ!?」

え?んん!?ちょっと待て、何だ今の。

確かに女子的にデートというのは「ちょっと私に付き合ってくれない?」

ていう意味だろうが、俺が驚いているのはそんなことではない。

俺が驚いているのは、クリスがわざわざ「デートしない?」といってまで、

俺と出かけようとしていることだ。今までこんなことは無かった。

いったいどうしたんだろうか?

クリス

「?…ああ~、私が『デートしない?』って言ったから驚いたんでしょ?」

八幡

「おお、さすがだな。その通りだ。」

クリス

「いや~こう言う風に言ったほうが八幡が喜ぶかな?って」ニコ

おお。神様女神様クリス様…いやエリス様だな。

いや~クリスの微笑みは効果抜群だな。さしずめ俺は闇…いやゴーストタイプか。

クリスは当然女神タイプだろ。え?そんなの無いって?気にすんな。

おっと話がずれた。つまりあれか、クリスは俺の為にあの言い回しにしたのか。

なにそれ可愛い。

クリス

「ねえ八幡、どうなの?デートしてくれるの?///」

恥ずかしいのか、クリスの頬が赤くなっている。まあそりゃそうか。

恥ずかしいよな。コレは早く答えてあげないと。

八幡

「お、おお、別にいいぞ」

やべええええ恥ずかしい。ちょっと声が上ずっちまったじゃねえか!

恥ずかしい!死にたいよぉぉ。恥ずかし死するよぉぉ。

クリス

「えへへ、ありがとう八幡。」

八幡

「ああ。」

よかったあ!どうやらクリスは気づいてないようだ。よかったよかった。

まあそういうことで今日はクリスとデートすることになった。




ちなみにこの話に出てる屁理屈は俺が考えました。
まあ俺自身がこんな感じで屁理屈言ってますしおすし。
ちなみにソースは実際の出来事ではありません。フィクションです。
まあもし実際の出来事だったらその時は(※nft)とやります。
nft→ノンフィクション(nonfiction)
ft→フィクション(fiction)
※この略語は今さっき適当に考えました。


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第10話:八幡はクリスとのデートで何を思うか。

八幡

「で、今日は何処に行くんだ?」

クリス

「そうだね~…そうだ!マジックアイテム店に行ってみよ!」

八幡

「何でマジックアイテム店なんだよ。」

クリス

「まぁあそこは揃えてるのがほとんど使えない物だけど、

 結構色々あって面白いんだよね~だから結構良い場所だと思うんだけど。

 それにそこの店長がいい人で、皆からも評判よくて有名なんだよ。」

何気に酷いこと言ったなこいつ。てかマジックアイテム店なのに使えないものしかないって…

まああれだ。折角の提案だし、乗るか。

八幡

「なるほどな。分かったよ。それじゃあ行くか…案内よろしく。」

クリス

「本当だったら八幡にエスコートしてもらいたいんだけどな~

 まあ八幡知らないししょうがないか!じゃ、ついてきて…あっ!手繋ぐ?」

おっと?クリスさん。まさか俺にそんなことを聞くんですか。

まあ当然ココは、

八幡

「いや、別にいいよ。」

クリス

「ええ~いいじゃん!こうなったら無理やりにでも繋いでやる!」

なんでそんな手を繋ぐことに必死なんですか!

繋げばいいんですか?繋げばいいんですか?大事なことなので2回言いました!

八幡

「だがいいのか?周りに勘違いされるぞ?」

ふふふ、こういえば相手は絶対に「え・・・きも、何考えてんの?」っていう。ソースは俺。

女子から「今空いてる?」と聞かれ、俺が思わず「皆に勘違いされるけどいいの?」と聞き、

「は?何考えてんの?きも」といわれた。あの時は本当n

クリス

「ちょっと八幡?大丈夫?なんか目がさらに腐っていってるよ?

 後、コレはデートって言ったんだから、別に勘違いされても大丈夫だよ…///」

自分がいったことに恥ずかしくなったのか、クリスは頬を赤くした。

てかそれだと、周りが勘違いする前に俺が勘違いしてしまうんですが!

 

てかクリス可愛いんだけど、思わず告白しそうになったぞ。

そして振られてたぞ。振られんのか…」

 

クリス

「えっ、あ…///最近無かったから油断してたな…///」ボソ

八幡

「なんか言ったか?」

クリス

「何でも無いよ!ほら!手、繋ご!」

たぶんこのままではクリスはきっとNPCの如く同じことを言ってくる。

そんな気がするので、ここは繋ぐか。俺なら大丈夫なはずだ。

前に妹である小町と手を繋げた。だから大丈夫だ。問題ない。

八幡

「はぁ…参ったよ。ほら、」

クリス

「えへへ~…八幡の手、おっきい~♪」

どうやらクリスはお喜びのようだ。てか可愛いな。まるで天使だ。というかこの人女神だったわ。

てかクリスの手、ちっさいな…って俺はなに意識してんだ!静まってくれ、俺の煩悩。

そんなこんなでマジックアイテム店の前まで行くと、

〈ワーワーキャーキャーヤメローアンデントォーヤメテクダサイー

八幡

「…どうする?クリス、俺はなんだかこの店に入りたくないんだが…」

クリス

「んん~まあとりあえず入ってみて、駄目だったら他行こ。」

八幡

「いや、もう入る以前にもう駄目って分かる気が…」

クリス

「お邪魔します!」

八幡

「おい!人の話を…!」

カズマ

「おいアクア!止めろ止めろ!ウィズが消えかかってる消えかかってる!」

アクア

「離しなさいカズマ!痴漢よ。それと消えてるのは当たり前じゃない!

 消そうとしてるもの。しかも生意気よこのアンデット!

 私たちよりもいいとこ住んで、ましてや店まで構えてるなんて。」

ウィズ

「ごめんなさいごめんなさい!」

カズマ

「だからやめr…おっ、クリスじゃねえか。」

八幡

「俺もいるぞ。」

カズマ

「うおっ!八幡いたのか。そんなことよりこいつ止めんの手伝ってくれ!」

おいこいつ、何気に俺に気がついてなかったぞ…ん?ってことは、

【ステルスヒッキー】は発動してるってことだよな…ホントなんでクリスに効かねえんだよ。

アクア

「いいえクリス、八幡!早くカズマを私から離して今すぐこのアンデットを消すわよ。」

うん…なんかめんどくさいとこに出くわした。ホントなら、さっさとさっ閉じたいのだが、

知り合いがなんか今すぐにでも人を殺す勢いなので、止めたほうがいいだろう。

だが、普通に止めてもこいつはきっとまた消しかけようとするだろーし…

ん?そういえばココってマジックアイテム店だよな。確かクリスが…!

八幡

「おいアクア、たしかこの店有名だったと思うぞ。そうだよな?クリス。」

クリス

「うん、ココのは結構有名だよ。まあ主にウィズさんが色々としてるからなんだけど。」

八幡

「だそうだ。で、だ。もし今ウィズを消したりなんかしたら、

 街中の冒険者はどうするだろう~な~?」

カズマ・アクア・クリス

「…?」

八幡

「いや~きっと!いや絶対そのウィズを消した張本人を消しにくると思うんだよな~

 いや~困ったな~このままだとウィズまでもか、アクアまで消えるぞ~?」

アクア

「!!…そ、それはやばいわね…くっ、いいわ。今回はコレくらいに済ませてあげるわ。」

ホッ…よかった。もし「張本人なんて探せるわけないでしょ!」

とかいわれてたらどうしようかと思った。それに冒険者も実際に探すなんて分からんしな。

まあこいつ基本アホだから大丈夫だという確信はあったが…

カズマ

「ああ~よかった。…それで気になったんだが、何でクリス達は手、繋いでんの?」

あっ…そういえばずっと手、繋いでるな。



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第11話:八幡はクリスとのデートで何を思うか。2

はい、今回は甘い感じにしてみました。
きっと甘くなってくれたはず!(願望)
それと、甘いものが好きじゃない人は、あまりよろしくないかも…?
あと、八幡がキャラ崩壊(今更)してる可能性ががが。ついでにクリス(エリス)も
結構無理やりイチャイチャさせた感じですし…まあそれでもよかったらどうぞ。


カズマ

「ああ~よかった。…それで気になったんだが、何で手、繋いでんの?」

…そういえばずっと手繋いでましたね。嬉すぎて忘れてました。

…今考えるととても恥ずかしい…///

クリス

「え、え~と…///」

カズマ

「やっぱお前ら付き合ってんだろ!!クソ!何見せ付けてんだよ!」

…えへへ~///嬉しいです。そう見えていてくれて。頑張って誘ってみたかいがありました!

八幡

「おい!勘違いするな!決して俺とクリスは付き合ってないぞ!

 コレはアレだ。あれがああなってああなったからなんだ。分かったか?」

むっ!八幡ひどいですよ~そこまで否定しなくても…

だけどあれがアレって何が言いたいんですかね?相変わらずとっさの言い訳が下手ですね。

カズマ

「わっかんねえよ!何だよ!何がアレでああなったんだよ!もういいよ!隠すなよ!

 別に悔しくなんてないからな!絶対だからな!」

カズマさんも同じこと考えてたんですね。

そういえばこの間もずっと八幡は手を繋いでくれてますね…///うれしい~な・・・

八幡

「へいへいそうですか…あ、クリス大丈夫か?顔赤いが…手解いたほうが…」

クリス

「へっ!い、いや大丈夫だよ!?このまま手繋いでても!」

おっと危ない危ない。ちょっと思考が吹っ飛んでました。

カズマ

「うがあああああ!クソ!イチャイチャしやがって!…クソォ…」

カズマさんがなんか怖いです。負のオーラが見えてきそうです。

ウィズ

「あわわわわ、お、落ち着いてくださいカズマさん!」

カズマ

「…ウィズさん…やっぱりアクアよりウィズさんのほうが女神ですね…」

アクア

「ちょっとカズマ!あんたこの女の何処がいいの!この可愛い可愛い私を差し置いて!

 しかもこいつアンデットよ!私より女神ってなによ!

 アンデットが女神なわけないじゃない!てかこいつリッチだし!!アンデットの王だし!」

〈ワーワーキャーキャーダレガダメガミヨ!オマエダ!オ、オチツイテクダサイ!

なんだかんだ言ってカズマさん、結構女性に囲まれてますよね。頑張れば大丈夫そうなのに…

って、あっ!八幡がウィズさんの胸を…むぅ

八幡

「ちょっとクリスさん?手がちょっと痛いんですけど…」

クリス

「ふんだ!…八幡は大きいほうがいいのかな…」

八幡

「…えーとだな、クリス、こ、コレはアレだ。そう!

 コレは乳トン先生が見つけた万乳引力といってだな、男なら自然と見てしまうものなんだ!

 だから俺は悪くない、万乳引力というものがある世界が悪い。」

…八幡は大きいほうがいいのかな?そんなの私が許さない!…冗談だけど、

だけどせめて手繋いでるんだから、私を見てほしいかなって思ってしまうのでした。

というよりも、

クリス

「…さっきの聞こえてたの?」

八幡

「ひゃい!…ま、まぁな」

八幡って驚くと噛むよね…可愛い///

クリス

「ねぇ…八幡はやっぱり大きいほうがいいの?///」

私なに聞いてんだろ///…だけど気になるな~

八幡

「お!俺は別にどっちでもいいぞ!てかクリスがエリスのときパッドしているのを思い出すと

 可愛いなとか思っていましたし!クリスはそのままでも…ハッ」

…あわわわわ!かわいいって…///…って!!

クリス

「いつからパッドって気がついてたの!///」

八幡

「ぐっ!…実は初めてエリスと会った時抱きしめてくれただろ?その時に違和感を感じてだな…

 そのあとクリスと会って、気がついたんだ。…すまん。」

そ、そんな…そんな早くから気が付かれてただなんて…

あれ?でも待って、さっきパッドしているのを思い出すと可愛いなとか思ったって…うぅぅ///

八幡

「まぁ…なんだ?胸なんて関係ねぇよ。お前は可愛いよ。」

そういって八幡は私の頭を、手を繋いでいないほうの手で撫でてくれました…

ってえええええええええええええええ!!

八幡

「あっ!ご、ごめん、つい妹にやるかんじでやっちまった。」

クリス

「い、いえ。大丈夫です。嬉しかったです///」

あ、あああ…もうなんだか幸せだな~




どうですかね?
大丈夫かちょっと不安ですが、まあいいでしょう。自己満ですし。
それに、大体どれも全部深夜テンションで書いてますし…
ただ書きたかった。八幡×クリス(エリス)のイチャイチャを…
反省はしている。後悔はしてない。
といっても、今後は、そんなにイチャイチャさせないんですけどね。
多分…きっと…恐らく…


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第12話:八幡はクリスとのデートで何を思うか。3

え?遅いって?不定期更新だからね。しょうがないね。
なんか変なところあったら言ってね。


八幡

「おいお前ら、落ち着いたか?」

カズマ

「ああ…って正直お前のせいだけどな。さっきの。」

八幡

「はぁ!?俺の何が悪いんだ?」

カズマ

「お前が俺の目の前でクリスとイチャコライチャコラ…クソッ!リア充爆発しろ!」

何言っているんだこいつは…?俺がクリスとイチャコラ?リア充爆発?

まるで平塚先生みたいなこといってんな。もしかしたら平塚先生と気が合うんじゃ?

てかそれ俺に言ってんのか?まさかさっきのやり取りでそう思ったのか?

そしたらこいつの目は腐ってるな。まあ俺がいえた義理じゃないけどな…

八幡

「お前目が腐ってるんじゃないのか?どうやったら、

 さっきのあれがイチャコラしてるように見えるんだよ。おかしいだろ。」

カズマ

「目が腐ってるお前に言われたくねえよ!てかイチャコラしてただろ!まったく…

 お前とは非リアボッチ仲間だと思っていたのに…」

八幡

「お前とは仲間じゃねえが現在進行形で非リアボッチだろ俺は。お前よりか。」

カズマ

「何処がだよ!クリスは何なんだよ!」

クリス

「そうだよ八幡!八幡にとって私は何なの!」

え?何そのセリフ。まるでモテモテな奴に「××君にとって私は遊びだったの!」

みたいな言い方。まあ俺は違うから一生無い聞かないセリフだな。それに、

八幡

「クリスとはただのPTメンバーだ。仲間だ。別にそれ以上でも以下でもない。

 大体ボッチって言うのはだな、友達がいないやつのことを言うんだ。

 お前等とはただの知り合いだし。それにお前はアクアとかいんだろ。」

カズマ

「何処がボッチなんだよ。てか俺等ただの知り合いだったの!?

 てか本当に友達になってくれないのかよ!」

クリス

「仲間…か。まあ今はそれで良いや」ボソボソ

なんかクリスがつぶやいてるがあんま聞き取れんな。それとカズマ。俺は最初断っただろ。

アクア(なかなか会話に参加できなかった人)

「そういえば最近、クエストが少ないのよね。おかげで借金が返せないのよ。」

八幡

「はぁ?お前等よく、打ち上げとかしてるし、金あるんじゃねえのかよ。」

カズマ

「そうだな。実は前にな、キャベツがココにきたんだがよ…」

ハァ?キャベツが来た?何言ってんだこいつは。アレか?ココでは野菜は動いたりすんのか?

でも料理してる時はそんなことなかった気がするぞ。

クリス

「八幡、ココでは野菜は私たちに食べられないように必死に逃げてるんだよ。

 あと、八幡が料理に使っている野菜たちは、始末された奴だから、

 新鮮ではないけど、料理しやすいようになってるんだよ。」

クリスが俺の心を読んだのか、意図を汲み取ってくれたのか分からんが、答えてくれた。

さすがだ女神様。

カズマ

「でさ、キャベツを捕まえるだけで100万ちょい貯まったんだよ!だけどアクアは、

 レタスが混じってたせいでそんな稼げなかったんだ。

 で、こいつ駄女神だから大金稼げると思って酒場にツケまでしたんだよ。それで借金」

正直途中話し聞いてなかったわ。というか何でキャベツにレタスが混じってんだよ。

てかアクアはホントアホなんだな。

アクア

「駄女神って何よ!って今はそんなことはどうでもいいわ!とにかく!

 何でか最近クエストがないせいでなかなか稼げないのよ!どうしたらいいのよ!全く。」

ウィズ

「多分原因は、ココの近くに魔王幹部の一人のベルティアさんが、

 何かを調べるためにお城に住んでるからじゃないでしょうか?」

カズマ

「…?何でウィズはそんなこと分かるんだ?」

俺と同じことを考えていたのか、カズマは俺が疑問に思っていたことをウィズに聞いた。

ウィズ

「何でって・・・私も一応その魔王幹部の一人ですから。」

「…はぁ!?!?!?」

アクア

「…はっ!!魔王幹部なら賞金がかかってるかも!!やったわカズマ!

 コレなら借金返せるどころか大金ゲットよ!【セイクリッド・ターn】…」

カズマ

「うおおおお!待て待て待て!てかウィズさんどういうことですか!!」

クリス

「え~どうしよう私。魔王は女神の敵だから、その幹部も倒したいけど…」〈ボソボソ

八幡

「クリス、とりあえず待ってくれ。ここでそんなことしたらばれるぞ。

 お前盗賊なんだから」〈ボソボソ

クリス

「は、八幡…///」

ん?どうしたんだ?なんか急に赤くなって…

俺はただクリスに聞きやすいようにクリスの耳元で話しただけなんだが…

ウィズ

「ま、待ってください!アクア様!私はただ魔王城の結界維持を魔王さんから頼まれただけで、

 ベルディアさんみたいにちゃんとしたのじゃなくてなんちゃって魔王幹部なんです!

 人様には危害を加えてません!!それに私には賞金かかってません!」

アクア

「でも私たちは魔王を倒さないといけないし、その結果維持してるんなら、

 あんたを倒さないと城に入れないじゃない!やっぱり退治しないと…」

ウィズ

「待ってください!結界なら魔王幹部を2、3人まで減らせばアクア様でも破れます! 

 なので私を生かしてください!お願いします!」〈アワアワ

カズマ

「そういってるし許してやったら?」

アクア

「そう言うけど魔王の幹部よ!それにアンデットよ!女神としては許せないわ!」

カズマ

「八幡の話し聞いてないなお前!もしウィズ消したら俺等冒険者に追われるんだぞ!」

アクア

「…ちっ!そうだったわ。しょうがないから今回は見逃してあげるわ。」

カズマ

「今回わ。じゃっっっねえええええよっ!!!!」

八幡

「…なあクリス、俺等なんでココにいんだ?」〈ボソボソ

クリス

「マジックアイテム店を見てみるつもりだったけど…逃げようか。」〈ボソボソ

八幡

「そうだな。正直こいつ等一緒だと面倒だしな。よし、逃げるぞ」〈ボソボソ

クイ

あっ、そういえば手、繋いだままだったな。忘れてた。

ていうかこういう状況でも手繋いでるって…

クリスは大丈夫なのか?まぁなにも言ってきてないし、大丈夫か。

てか意識したら恥ずかしくなってきた。早くデート終わらせよう。




バタフライ効果って知ってる?テレビで見たことあるよね?
つまりそういうこと(意味不明)


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第13話:八幡はクリスとのデートで何を思うか。4

こいつら付き合ってるわけじゃないから、
イチャイチャさせるのが大変です。


八幡

「で、何処行くんだ?」

クリス

「そうだねぇ…あっ!そういえばもうお昼じゃない?」

八幡

「お昼ってかもうお昼すぎだがな。確か店の時計だと2時ぐらいだったと思うぞ。」

クリス

「そうなんだ!全然気がつかなかった。じゃあそうだな~…カフェ!カフェ行こう!」

八幡

「カフェなんてあんのか?」

クリス

「あったよ!ほら」ユビサシ

八幡

「本当にあった。てかなかなかお洒落なとこだな。場違いじゃないか?俺。」

クリス

「大丈夫だよ!ほら、行こ!」グイ

八幡

「おい…まあそれでいいならいいけど…」

ていうかまだ手繋ぐんですね。まあさすがにカフェでは繋がないと思うが。

クリス

「八幡、八幡は何頼む?」

八幡

「そうだな…まあマッ缶はないと思うし、紅茶でいいや。それと…何があるんだ?」

クリス

「もう…メニュー見せるから待ってて、あ、店員さん。紅茶二つお願いします。」

八幡

「なんか色々あんだな~。だけど正直わかんねぇわ。クリス、お前が選んでくれないか?」

クリス

「ホントはこういうのは八幡が選ぶと思うんだけどね。まあ八幡が作る料理って、

 日本のだし、この世界の料理って食べてないから、この世界の料理に触れなかったもんね。

 この世界の料理を知らないのが当たり前か。」

八幡

「いや、ひとつ知ってるぞ。カズマ達と打ち上げした時、蛙もどきのから揚げとかな。」

クリス

「う~ん、それはココの料理って言っていいのかな?まあ良いや。じゃあ私が選ぶね。

 店員さーん!」

クリス

「おいしかったね!」

八幡

「ああそうだな。大体日本にある料理と似ているから食べやすかったし。」

クリス

「まぁ、私が八幡にも食べやすいように、あえて日本の料理に近い奴を足したんだけどね。」

八幡

「そうなのか。ありがとな。」

クリス

「どういたしまして…ねぇ、デザート頼めるけど…どうする?八幡は食べる?」

八幡

「別にクリスだけ食べてもいいぞ。」

クリス

「え~…分かった。じゃあ店員さ~ん!コレくださーい!」

そう言って数分後、もってこられたのは、パフェみたいな奴だった。

正直俺は、甘いものは好きだから、ついつい見ていると、欲しいな~と思ってしまった。

まあさすがにこんなには食えないから遠慮しとこう。というかクリスは良く食べれるな。

だが、その食べた分はm…

クリス

「八幡?何考えてるの?」

八幡

「…ナンデモアリマセンヨ?」ヒヤアセダラー

なに!怖いよこの人!平塚先生並に怖いよ!なにその謎レーダー!!

平塚先生は結婚のことだけど、クリスは主にm

クリス

「八幡八幡。もしこれ以上それについて考えたら、私は八幡から、

 【スティール】でナニかを盗むよ?」

八幡

「ナニをだよ!こええよ!主にその引きつった笑顔が!なに?臓器を1、2個盗るのか!?」

クリス

「そんなわけ無いじゃん。グロいよ!だけど、身包みを剥ぎ取ることは出来るんだよ?

 コレでも幸運の女神だしね。運はいいからね。」

八幡

「スイマセンでした!なのでご勘弁を!」

クリス

「全く…可愛いって言ってくれたのに…」ボソ

八幡

「…?何か言ったか?」

クリス

「何でもない!じゃあ八幡には、コレを食べてもらおうかな?」

そういってクリスは、名状しがたきパフェを…やめよ、なんかやばいものが使われてそうだ。

とにかく、クリスはパフェみたいなものをスプーンに乗っけて俺に差し足してきた。

…コレはいわゆるアーンって奴なのか?そうなのか?いや、そうじゃないと信じたい。

クリス

「言っとくけどアーンしないとだめなんだからね!私のアイデンティティー…じゃなかった。

 プライバシーでもないし…あれ?えーとえーと…」

八幡

「コンプレックスか?」

クリス

「そう!コンプレックス!私のコンプレックスを刺激したんだから、

 罰としてアーンしてもらいます。」

何処が罰なんだよ?というかスルーしてたが、普通に俺の心を読むんじゃねぇよ。

なに?俺ってば顔にでてるの?いや、俺のポーカーフェイスは完璧だと思うんだが…

クリス

「ふっふっふ!きっと八幡はコレの何処が罰なんだ?と思っているよね?」

八幡

「あ?ああ、まぁな。どっちかって言うとお前のほうが罰なんじゃないのか?相手が俺だし。」

クリス

「何でそこで自虐したの!?ちなみコレはちゃんと罰になるよ?想像してみてよ!

 女の子が男の子にアーンしている姿を!しかも“人”がいるこの“カフェ”で!!」

八幡

「…ハッ!」

な、なんて恐ろしい罰なんだ!コレじゃ…コレじゃあまるで…

八幡

「人の目を気にしないバカップルみたいじゃねえか!」

クリス

「ふっふっふ…気がついたようだね?」

八幡

「こっのぉ…こんなの恥ずかしいに決まってんだろ!!」

クリス

「私の狙いはまさにそれだよ!ちなみに食べなかったら、もっと恥ずかしいことになるよ?

 だから八幡…さあ!口をあけて!」

八幡

「くっ…仕方ない…」ハム

クリス

「…どう?」

八幡

「めちゃくちゃ…恥ずかしいです。」

クリス

「罰についてじゃなくて、味のほう!」

八幡

「ああ、普通のパフェみたいでおいしい。」

クリス

「よかった。じゃあ全部食べるけど、八幡いらない?」

八幡

「あ?別に俺はいいよ、クリスが頼んだんだし、お前が食べろよ。」

クリス

「うん、分かった。」

八幡

「…ところでクリス。それ、間接キスになるけどいいのか?」

クリス

「え?…あっ///」

八幡

「嫌だったらk…」

クリス

「いっ、いいよ!私、八幡となら間接キスしても…///」

…え?

いやまて八幡!勘違いするな、俺となら間接キスしてもいいって言うのは、

俺とは間接キスのうちにも入らないってことだ。間接キスに入らないのは、

子供か、あるいは…虫か?そう考えると俺は虫同然ってことか…

つまり俺は、人間ですらないってことなのか…なんかこんなこと考えてるとへこむな。

クリス

「は、八幡?どうしたの?なんか急激に目が腐っていったけど?」

八幡

「気にすんな。元から腐ってるから。」

クリス

「そろそろ会計しよっか。」

八幡

「そうだな。俺が全部払うから、先に出とけ。」

クリス

「え!だけど悪いよ…」

八幡

「良いんだよ。クリスには日ごろお世話になっているしな。ほんのお礼だ。」

クリス

「…ありがとう、よろしくね。」

こうして俺とクリスはカフェで昼飯を済ませたのであった。




デートなんてしたこと無いから、こう言う話難しいよ…
まあ次でデートは終わりだと思います。
ちなみに、コンプレックスがでてこないくだりありましたよね?
あれリアルでコンプレックスがでてきませんでした。


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第14話:八幡はクリスとのデートで何を思うか。5

多分適当になってしまった気がする。ごめんなさい。



クリス

「次どうする?」

八幡

「と、聞かれてもな~」

クリス

「そうだ!いつも私が買いだめした野菜とかを使ってるから、

 何処で買ってるかわかんないよね?」

八幡

「ん?確かにそうだな。いつも俺は蛙もどき狩ったり、家事したりしてるが、

 買い物は一切行ったことが無かったな。」

クリス

「よし!買い物行こう!」

八幡

「その後は帰って飯でも作るか。」

クリス

「う~ん…いつも八幡が作ってばっかだから、今回は私が作るよ!」

八幡

「いいのか?」

クリス

「うん。だって八幡、私が作ったの食べたことが無いでしょ?」

八幡

「まあそうだな。味は…まあクリスは一人ぐらしだったから大丈夫か。」

クリス

「任せて!じゃあ買い物いこう!!」

なんかテンション高いですね。ていうか買い物は手を繋いだままなんですか

八幡

「此処があの野菜のハウスか。」

クリス

「何言ってるの?八幡。そんなこといいから早く買いに行こ!」

どうやらネタが伝わらなかったようだ。ていうかクリス。俺の手を引っ張らないでくれ。

カフェの時ははずしてくれたのに、なぜカフェから出たらまた手を繋がないといけないんだ。

くっそ、やっぱり考えると意識してしまう。しっかし、

 

やはりクリスは女神なんだなって思った一日だったなぁ。」

 

クリス

「はうぅ…///」

八幡

「どうしたんだ?クリス。変な声だして…」

クリス

「なんでもないよ///」

たまにクリスは顔を赤くして変な声出すんだよな…なんでだ?正直わけがわからないよ。

クリス

「八幡!今日は何が食べたい?私が作るから、何でもどんと頼んで良いよ!!」

八幡

「ん?そうだな~…特にコレといったものが無いんだよなぁ。

 じゃあこの世界の料理を作ってくれ。早く慣れたいしな。」

クリス

「オッケー、分かった!」

八幡

「…なぁ、今更気になったんだが、ココって日本じゃないんだよな?

 そしたら俺はどうやって言語を理解してんだ?」

クリス

「今更聞くの!?」

八幡

「ああ。まぁ最初は死んだことがショックだったのもあったし、

 戸惑いもあったから、細かいことに気づかなかったが、

 さっきカフェで料理が日本のものとこの世界で違うって話したろ?それで、

 じゃあ言語はどうなんだって疑問に思ってな。」

クリス

「え~とね…まぁ今更だし言ってもいいか。ココに来るときに頭に負荷を掛けて、

 無理やり覚えさせるの。失敗しちゃうと頭がパーになっちゃうけどね。」

八幡

「へぇ~ふ~ん…はぁっ!?頭がパーになるって…そんな危険あったのかよ!」

クリス

「だ、大丈夫だよ!だって私幸運の女神だし!

 それにいざ頭がパーになっても私が治してあげるから安心して!」

八幡

「お、おう、そうか…」

そんな詰め寄って来ないで!顔近いし良い匂いだし!…ん?

八幡

「お前が幸運の女神でも、俺の運では無いから駄目なんじゃないのか?」

クリス

「大丈夫だよ?一応送り出すときに祝福を掛けてるから。まぁ1日経つと消えるけど。」

なるほどな。そこはちゃんと考えているようだ。

クリス

「そういえばそろそろシャンプーも買わないとね。」

八幡

「そうだな…そういえばいつも俺が先に入ってる気がするんだが、湯船とか大丈夫なのか?

 俺が入った後とかそういうの気にしないのか?」

クリス

「ふぇ!?///…ま、まぁ大丈夫だよ?別に全身が八m///…んっんん。別に私はキニシナイヨ?」

なにを言いかけたようだが、全然聞こえなかった。まぁ一応は気にしてないようだ。

何か隠してるようだが…俺に後から入るように言ってこないし、

水も俺が入った後すぐ入って何十分かででてくるから、入れ替えたりとかしてないだろう。

ちなみに何で時間が分かるかというと、エリスがお風呂に入った後に晩御飯を作ってるから、

あとどれぐらいででるかなぁとか考えているからだ。

なので断じてクリスが出る時間を計ったりとか、そういうことはしてないのだ。

クリス

「危うく全身が八幡に包まれてる感じでいいなぁって言うところだった…」ボソ

八幡

「すまん、考え事していてなんて言ったか分からんかった。」

クリス

「え!?えと…ただの独り言だから気にしないで」アセアセ

八幡

「そうか?なら別にいいや。」

クリス

「…よし!後はコレとコレとコレだけ買えばおkだね!」

八幡

「そうだな。」

クリス

「荷物は…」

八幡

「俺が持つよ。」

クリス

「ホントに?ありがとう。じゃあ半分ずつね。」

八幡

「おう。」

クリス

「ただいま~」

八幡

「…ただいま」

クリス

「お帰り」

八幡

「ああ、お帰り」

なんかあれ思い出すな。ほら、あのACの、こだまでしょうかのやつ。

エリス

「私はちょっと部屋に戻っていますから、先に色々買った物を片付けてくれませんか?」

八幡

「おお、分かった…そういえばエリスって、女神の仕事とかどうしてるんだ?

 なんかいつも俺と一緒にいる気がするんだが…」

エリス

「大丈夫です。基本は他の女神に頼んでます。なので私がやることとしたら、

 転生者が死んでしまったさいにそれを導くのと、書類を整理したりなどです。

 それに私は転生者が死亡してしまっても残ってしまう神器を回収する、

 という仕事があるのでここにいても大丈夫なんです。」

八幡

「神器って言うのは、転生者が特典にもらうものか?」

エリス

「はいそうです。」

八幡

「なるほどな。だから盗賊なんてしてるのか。その神器を集めるために。」

エリス

「やっぱり八幡は頭の回転が速いですね。その通りです。

 それじゃ私は自分の部屋に戻りますので、八幡がお風呂入った後、声かけてね。」

八幡

「分かった。俺も止めたりして悪かったな。」

それにしても、クリス、もといエリスとのデートは終わったようだ。

今回は、エリスの可愛い部分が結構見れた気がして、なんだかんだでよかった。

初めてこういうことをした気がする。…いや、そういや、あいつ等ともデートじゃないが、

それに似たことをしたな…あいつ等は元気なんだろうか…




やっとデート編が終わったああああああ!うーれしいいい!
正直、デート編はウィズを会わせるためにやったようなものなので、
その後の展開を全然考えてなかったんですよね。
大変だった…


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第15話:べディアさんが遠路遥々街にやって来た。

そういえばお気に入りが130になりましたね。
一応趣味で書いてるんで、まさかお気に入り130になるなんて思っていませんでした。
うれしいです。


八幡

「クエストが減って働かなくても良くなったが、お金がな…

 まぁあるっちゃあるが…そろそろ心配になってきたな。」

エリス

「そうですね。一応私が神器を探すついでにお金もちょっともらったりしてますけど、

 それでもそろそろ心配ですね。八幡は働かないんですか?」

八幡

「俺は働いたら負けだと思うんだが…

 まあ、クリスの家にある物を節約しながら料理すれば良いか。」

エリス

「だけどお金はいつかはなくなりますよ?」

八幡

「そこなんだよな…でだ。俺は働きたくは無いが、簡単に稼げるなら働いてもいいと思っている。

 つまり高レベルのクエストに行きたいわけなんだが…」

エリス

「八幡のレベルって何でしたっけ?」

八幡

「そうだな…結構蛙もどきを狩って10Lvぐらいだ」

エリス

「う~ん…10Lvってちょっと微妙なレベルですね。」

八幡

「そうなんだよな…ゴブリンとかもたまに狩ってるんだがな~」

エリス

「まぁしょうがないですよ。レベルは上がったら、上がりにくくなりますし。」

八幡

「だから高レベルのクエスト言って、賞金と経験値を稼ごうと思っていたんだが…」

エリス

「私とPTを組んでいるから、ちょっと危険でも大丈夫ですが、10Lvは怖いですよ。

 もうちょっとレベルが上がってから挑戦したほうがいいと思います。」

八幡

「そうだな。っていうことで俺は働きたくても働けないってことだ!」

エリス

「あっ!八幡だましましたね!」

八幡

「人聞きの悪いことをいうな!俺はただ、自分が働けないことを証明しただけだ」

エリス

「ですけど…」

 

《緊急です!!今すぐ冒険者の皆さんは、武装し、街の正門に集まってください。

 繰り返します!!…》

 

八幡

「…よし、逃げるか。」

クリス

「駄目だよ?」

エリス?クリスへ変身が早いな?まるで行く気満々みたいだな?俺はもちろん行く気なんて…って

ちょっとクリスさん?怖いです。その笑顔怖いです。後何気に肩に置いた手に力入ってるし…

なに?俺を引き止めたいの?引き止めたいんですね。

八幡

「何でエリスには【ステルスヒッキー】がきかねえんだよ!!」

嫌だ!!行きたくない!行きたくないよぉ。嫌な予感しかしないよぉ…

クリス

「いいから行こう?ね?」

八幡

「…はぁ。分かったよ分かりましたよ!行けばいいんだろ?行けば。」

俺とクリスは正門についた時、すでにかなりの数の冒険者が集まっていた。

八幡

「こんなにいるなら俺ら要らないんじゃ…」

モブ1

「おいおい、何でこんなところに魔王幹部がいるんだよ」ヒソヒソ

モブ2

「そうだよ」ヒソヒソ 

モブ3

「大丈夫だよ!きっとミツルギ様が助けに来てくれるはず…」ヒソヒソ

モブ2

「だけどミツルギ様は確か今は別の上級クエストに言っていたはずだ。」ヒソヒソ

モブ3

「ええ!やばいじゃん。どうすんのこれ。もう私たち駄目なの?」

マジかよ、何でこんな時にそのミ…ミツラギか?まぁいい、

何でそいつがこんな時に限っていないんだよ!ふざけんな!

ベルディア

「俺は魔王幹部の一人、ベルディアだ。・・・貴様らに問う…

 毎日毎日俺の城に!!爆裂魔法を毎日毎日欠かさず打ち込んでくる大馬鹿は…

 どこの誰だあああああああああああああああああああ!!!!!!!」

なんかすんごい叫んでらっしゃるな。てか毎日爆裂打ち込まれるって…何それ新たないじめかよ。

てか爆裂ね…そういえば俺の知り合いにアークウィザードがいたな?ってあれ?爆裂?

まさか…俺の傍にいるこいつじゃないよな?

八幡

「めぐみん…お前?」

めぐみん

「うぐ・・・」

どうやら他の皆も同じ事を思ったのか、めぐみんを皆見ていた。

めぐみん

「…そう!まんまとだまされましたね!我名はめぐみん!この街で紅魔族随一の魔法使い!

 我が爆裂魔法を撃ち続けたのは貴方を…魔王幹部をおびき出すため!」

絶対違うんだろうな…てかカズマの様子からして、カズマも関係あんだろうな。

変態でも、一応常識は持っている奴だと思っていたんだが、間違っていたのか。

ベルディア

「…ふざけてるのか?」

めぐみん

「な!違うわい!」

ベルディア

「まあいい、今回来た目的は警告だ。俺が今城にいる目的は調査だ。

 ちょっかいを出さなければこちらは何もしない。だからそれが終われば俺はあの城から去る。

 だからお前も俺がいなくなるまで爆裂魔法を撃つのを止めろ。」

めぐみん

「それは出来ません。」

おお、めぐみん、カズマの後ろに隠れながら言ってるが図太いな。

俺なら絶対にしないと誓うな。なんなら条約を結ぶまである。

ベルディア

「はぁ!?なんでだ!」

めぐみん

「私は!!いえ、紅魔一族は代々、一日一回、爆裂魔法を撃たなければ死んでしまうのです。」

ベルディア

「はぁ!?そんなこと聞いたことがないぞ!?嘘を吐くな!

 よかろう、これ以上迷惑を掛けると言うのなら貴様には呪いをかけてやる!!」

めぐみん

「!?」

な!めぐみんがやばいぞ。く…ココからじゃ走ったって間に合わねぇぞ!てか人が邪魔だ!やばい!!

ダクネス

「ぐはあ!」

カズマ・めぐみん

「ダクネス!?」

カズマ

「おい!大丈夫か!?」

ダクネス

「い、いや、体に何も変化を感じないが…」

ベルディア

「くくく、少々予定が狂ったがいいだろう。イカれた紅魔の娘よ!

 そこにいるお前を庇ったクルセイダーは一週間後に死ぬ!」

皆「な、何だってー」ΩΩΩ

ベルディア

「せいぜいそれまで死に怯え、苦しむことになるのだ。ふははははは、

 仲間の結束の強いお前達には苦な話だろう…せいぜい仲間が苦しんでいるのを見ているんd…」

ダクネス

「そ、そそそ、それは!その呪いを解くためには、お前はいかがわしい要求をするのだな!!」

ベルディア

「はえ?あ、あのちょっと?」

…マジかこいつコレはもうドM超えてますはわ。スーパードMですわ。

ていうかえ?マジで引くんですけど、やっべーわ。マジやべぇ…戸部るわ!引きすぎて。

自分が死ぬ可能性がある中その性癖を発揮するとか、お前のメンタルは鋼を通り過ぎて、

ダイヤモンド並みか?いや、この世界で言ったらアダマンタイトか。

てかほら!え~と…ぺディアさんだって困ってるぞ!

ダクネス

「くぅ…私は呪いなんて屈しないぞ!だが…見ろ!カズマ、

 あのデュラハンが兜の下からいやらしい目で見てくるのだ!あれは私をお城へと連れ去り、

 呪いを解いてほしければすさまじい変態ハードコアプレイを強要するに違いない!!」

ベルディア

「はえ?い、いや別にそんなことは…」

もうやめて!ぺディアさんがこまっているでしょ!

ダクネス

「囚われた女剣士…なんと燃えるシチュエーションなのだ。

 だが行きたくない…行きたくないのだが、し、仕方が無い!では言ってくるぞ!」

カズマ

「止めろ!ベルディアさんが困ってるだろ!」

おお、ナイスだカズマ。てか名前ベルディアなのか、正直どうでもいいが。

ベルディア

「と、とにかくだ!いいか頭のイカれた紅魔の娘よ!俺の城に爆裂魔法を撃つのはやめてもらおう。

 そして…そのクルセイダーに掛けた呪いを解いてほしければ、我城まで来い!

 せいぜい配下のアンデット共を蹴散らすことだな。さらばだ!頭のイカれた者達よ!」

おい!絶対最後俺らも頭イカれてることにされてるぞ!おい。って俺は多分入ってないんだろうな…

あれ?別に悲しくなんて無いぞ?こんな時でも仲間はずれなんて思ってないもん、グスン

八幡

「ってめぐみん!何処行くつもりだ?」

めぐみん

「今回は私のせいみたいなものなんです。だから私は行かなければなりません。」

八幡

「だが相手は魔王幹部にまでなれるような奴だぞ?お前の爆裂魔法が最強だからといって、

 勝てる確立は低い。」

ダクネス

「ならば私が行こう。」

カズマ

「お前は…」

ダクネス

「ああ、少々ふざけていたところもあるが、これとそれとは話が別だ。

 私が呪いを受けたのだから、私が行くべきだろう。それに私は固いしな。」

おお、意外とちゃんとしてるところあるんだな。まぁそれで見返したりはしないが。

カズマ

「お前ら…仕方ねえな!俺もついていってやるよ!」

八幡

「…アクアがいるからアクアに呪いを解いてもらえばいいのに、

 何でこいつらこんなに張り切ってんの?」ゴニョゴニョ

クリス

「多分、気づいてないんだと思うよ。まあ今回は流れにそろう。」ゴニョゴヨ

八幡

「そうだな。正直俺にはこの雰囲気を壊すほどの勇気は無い。」ゴニョゴニョ

その後、空気の読めないアクアのおかげで、無事、

魔王幹部の待つ城へと行かなくてもいいことになりました。




ちなみにダクネスのセリフは調べて書きました。はい。
ダクネスの変態発言は俺には難しい。
そういえば今回初なんじゃ?3000文字越え。


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第16話:八幡はまた同じ過ちをするのか。

お久しぶり?です。
高校いやだよぉぉぉぉぉ!!


八幡

「そういえばカズマ達はいかないことにしたが、それだとあの魔王幹部はどうするんだろうな?」

エリス

「分かりませんね…まぁあのカズマさんたちはきっと大丈夫だとおもいますよ?」

八幡

「そうだな…まぁそんなことより、俺らはどうすればいいんだろうか…」

エリス

「そうですね…今のところほぼ家にいる気がしますね。私は元の姿で入れるのでいいのですが…」

八幡

「そろそろお金が心配になってきたんだよなぁ」

はぁ…こんなこと考えてると、高校時代はこんなこと考えなくても、

お金なんて親が稼いでくれてたからな…今更ながらに親の有り難味にきずいた。働きたくねぇ…

エリス

「あ、八幡いま、働きたくないておもいましたね。」

八幡

「だから露骨に俺の心を覗かないでください。なんなの?好きなの?」

エリス

「えっ!ち、違いますよ!///」

八幡

「そんな顔を真っ赤にして全力否定してくれるとさすがの俺のメンタルも削れるぞ」

エリス

「うぅ…///」

八幡

「まぁそんなことはさて置いてだな「置いとくんですか!?」何で俺の心がもれてるんだよ。

 何?もしかして本当におもったこと口に出してる?」

エリス

「いいえ出してませんよ?まぁちょっと出ていますが…///」ボソ

八幡

「最後なんて言ったんだ?」

エリス

「な、何でもありませんよ!///コホン。とにかく、八幡は意外と良くみると、

 何考えてるか大体予想できますよ?」

八幡

「え?マジで?」

エリス

「はい。まぁ大体なので、分からない時もあるんですが…」

八幡

「つまり俺はエリスに隠し事できないってことか…まぁ隠し事できるようなことも無いけどな。」

エリス

「とりあえず暇なので、散歩しに行きませんか?」

八幡

「散歩って言ってもまぁまぁ日が傾いてるぞ?」

エリス

「いいじゃないですか?綺麗ですよ?」

八幡

「それにもうすぐ夕飯の準備も…」

エリス

「八幡はただたんに外に出たくないだけですよね?」

OK平常心を保つんだ八幡!俺ならできるはずだ!

八幡

「ソ、ソンニャコトアリマシェンヨ?」

くそっ!失敗した、平常心どころか逆に噛んでしまった…恥ずかしいぃ!!

エリス

「八幡噛むほど慌ててますね…とりあえず行きますよ!」ガシ

八幡

「ふぇっ!?」

ちょっ!エリス!手を繋ぐとかおい!…おい!

クリス

「八幡が行かないのが悪いんだよ?」

いつの間にかクリスになってるし…しょうがない、ココは諦めよう。

八幡

「分かったよ。」

ん?アレはカズマ達…か?何だあの檻?なんか変に壊されてるし、カズマはカズマで、

イケメンとなんか言い争ってるし…何してんだあいつら?

クリス

「あ、カズマ君達だ。行ってみよ?」

なにその野次馬根性。まぁクリスが行くんだったらいくけどさ…

めぐみん

「あ、クリス。」

八幡

「俺もいるんだがな。」

めぐみん

「うわぁ!…八幡いたんですね。気がつきませんでした。」

何それ傷つくんだけど…この娘何なの?さりげなく俺のメンタルを削っていくんだけど。

クリス

「ちょっとひどくない!?」

おお、クリスが俺の気持ちを代弁してくれたぞ。だけど君も俺のメンタルを削ってたからね?

めぐみん

「すみません。それでですね、実は…」

クリス

「なんか色々とすごいね。」

八幡

「ああ、ザ・ナルシストみたいだな。」

ミツルギ

「誰だい?君は?」

クリス

「えーと…」チラ

俺を見てくるなよ…多分俺、こいつに認識されて無いぞ?だから俺は無理。

フルフル

クリス

「…知り合いみたいなものです。」

ミツラギ

「なら君もこっちのPTに入らないか?」

おい!なんでさらっと流れるようにPTの勧誘してんだ!質の悪い新手の宗教かなんかか!?

そして俺はアウトオブ眼中らしい。まぁこの場合は嬉しい限りではあるが、クリスに手出すとか…

ていうかこいつに妙な親近感を覚えるんだが?…気のせいか?気のだな。

クリス

「…いえ、私はもうPT組んでるんで。」

ミツラギ

「そうなのか…それはこのPTなのかい?なら君もこっちに来ないか?」

クリス

「違います…なんでカズマさんにそんなに突っかかるんですか?」

ミツラギ

「この男はこんな綺麗で優秀な人たちがPTにいるのに、不遇な扱いをしているからですよ。

 この娘達にもいったけど、僕ならそんなことしない。だからこっちのPTにくるといいよ。」

コレはあれか、『僕と契約して、ハーレムPTに入ってよ』ってことなのか。違うか?違うな。

まぁそれは置いといて、こいつ、全然こいつらの話聞いてないな。

こいつがなんて言おうと、最終的にはあいつらがこいつのPTに入るか決めるだろ。

それをこいつは、あいつらが嫌といっても諦めないところをみると、

何としてでも手に入れたいのか?なんなの?ハーレム作りたいの?作りたいんですね。

まぁ後ろで騒いでるあいつらは止めたほうがいいと思うが…まぁ正直言って、

こいつのほうがカズマより最低だな。なにより質が悪い。

『今ならこのPTに入ると、皆幸せになりますよ』と言って、相手の意思を無視をする。

少なくても、カズマは違う…はず…少し自信がないが。とりあえず、

あいつらがカズマのところにいるのは、少なからず、あいつら自分でが望んだことだ。

つまりこいつのしていることは、ただ駄々をこねいているだけだ。とりあえず、

どちらが悪いか、そしてその証拠も手に入れた。あとは“解消”するだけだが…

だが、俺がやる必要はない。なぜなら俺はここをたまたま通っただけなのだから。

俺は別にいいが、クリスがどうするかわからない。まぁ、わからない時は聞くのが一番だよな。

八幡

「おいクリス」ボソ

クリス

「は、はいなんですか?」ボソ

八幡

「お前はこの状況…どうしたい?」ボソ

クリス

「えと…」ボソ

八幡

「正直、俺とクリスはただココを通り過ぎただけで、今なら引き返せるが…」

クリス

「だけど…このままほうっとけないかな?」

八幡

「そうかい…」

これで俺はこの状況を“解消”しなければならなくなった。

まぁ正直クリスならそういうと思ったが………

さてと…………………………………………………よし。

八幡

「…おっ〈クイ〉い?…」

…クリスが俺の裾をつかんでいる。どうしたんだ?

クリス

「なんで私が八幡を止めたか分かる?」

クリスはいつもよりも険しく、少し涙目になっていた。

八幡

「…」

クリス

「…八幡が今、何をしようとしているのか。多分私は分かる。」

八幡

「……何を言って…」

クリス

「八幡、また自分を犠牲にするつもり?」

八幡

「…俺はいままでだって自分を犠牲にしたつもりなんか…」

クリス

「そうかもだね。八幡はそう思ってるかも知れない…だけど…私は知っている。

 八幡が奉仕部に入った時からずっと、八幡達を視ていました。楽しいことも、嬉しいことも、

 悲しいことも、苦しいことも、八幡はあの部活で過ごしてきたと思います。

 八幡は…あの人達と約束したんじゃないんですか?もう二度と、こんな方法をしないと…

 八幡は傷つくのに慣れてるのかもしれません…でも…でも!!

 …私は八幡が傷つくのは見たくありません…あの二人と同じように、私も見たくないんです。

 だから約束してください。この方法はしないって。」ポロポロ

八幡

「………俺は俺のやり方を通すだけだ…」

クリス

「お願いです!他のやり方でも良いじゃないですか!私は八幡が…八幡だけが傷ついて、

 その後皆が丸く収まっても…そんなの私にとって意味がありません!私は…私は!!」ポロポロ

八幡

「………はぁ…わかったよ。お前がそんなに言うならわかった。約束だ。だから泣き止め」ナデナデ

クリス

「…本当ですか?」

八幡

「ああ、約束する。」

クリス

「うぅ…私の我侭を聞いてくれて…ありがとうございます。」グス

八幡

「ああ、お前も大事な仲間だからな。」

クリス

「私…頑張って八幡と本物になれるようにがんばりますね。」

八幡

「…ありがとな。」ナデナデ

クリス

「ふふ…では、私の依頼…お願いしますね。」

八幡

「ああ。引き受けた。」




はい、今回はシリアル回です。
え?シリアスじゃないのって?まぁ今回はそこまでシリアスでもないので、
中間のシリアル回ということで。
とうとう自分は高校生になり、ますます不定期になるけど、まぁ…しょうがないよね?
ね?
それと、八幡のキャラ、できる限り本編に近づけようとしてるけど、難しいです。
何んか自分で書いていて、違和感が…?まぁこれもしょうがないしょうがない。


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第17話:八幡はエリスの為に解消する。

不定期なのはしょうがないよね。うん。
…高校で友達ってできるのかな?


エリスの依頼は引き受けた。さて、これからどう解消するかだが………

ああ~正直面倒だがあるにはある。コレの方が簡単に解消できる。面倒だけどな。

それにこの方法は必ず成功できるか分からない。俺が自分のスキルについて、

ちゃんと理解できているかが鍵になってくるからな。まぁ…やるか。

八幡

「…おいミ…えと…ミツラギ!」

ミツラギ?

「うわ!いつの間に…誰だ君は?この娘達と知り合いか?それと僕の名前はミツルギだ!」

八幡

「そんなことはいいだろ別に、それよりカツラギ。お前カズマと勝負をしようと思ってないか?」

ミツルギ

「カツラギじゃないミツルギだ!…当然だろ。こんな境遇のアクア様を見捨てられない。」

八幡

「野蛮だな…つまりお前は勝負することで“無理やり”アクア達を自分のPTに入れようとしてるんだろ?

ミツルギ

「な!これが彼女達にとって一番いいと!…」

八幡

「それはアクア達に聞いたのか?」

ミツルギ

「な、何を…」

八幡

「アクア達がお前のPTに入りたいって言って、それをカズマが邪魔してるのか?」

ミツルギ

「違うけど…」

八幡

「じゃあお前はアクア達を無理やり自分のPTに入れようとしているんだよな?そういうことだろ?

 お前はアクア達に自分のPTに入ってほしい為に、相手にいいと思える提案をし、

 強引にPTに入れようとしてる。ハッ、あの最低で有名なQBよりも悪質だな。

 相手に無理やり契約を迫ってるようなもんだぞ。」

ミツルギ

「だけど女神様をこの境遇にしているのは許せない!」

はぁ…まだ言うのか。正直引いてほしかったんだけどな。あぁ~めんどくさい。

八幡

「…そうかい…そこまでいうなら俺と勝負するか?」

ミツルギ

「ああ!やってやるさ!」

ミツルギ

「ルールは一太刀浴びせたほうが勝ち、軽くでも切られた場合敗北。コレでおkだね?」

八幡

「ああ」

クリス

「は、八幡。これ大丈夫なの?相手神器なのに神器だしてないようだし。」ボソボソ

八幡

「ん?ああ、アレは奥の手だ。それにあまり神器は見せたくないしな。

 それに比べあいつは何でぶら下げてんだ?まぁおかげで分かりやすいが。」ボソボソ

クリス

「それは威嚇の意味もあるんだよ。誰彼襲われたら困るから、あんな風に、

 自分が強いことを見せつけてるんだよ。だからワザと見えるように持ち歩いてるんだよ。

 それに八幡が収納できたりするのは、私がおまけに神器に付加した収納能力のおかげだし。

 あ、これ他の転生者に言ったらだめだよ?内緒でつけたから。」ボソボソ

八幡

「え?そうなのか?どの神器にも収納機能があるわけじゃないのか、ありがとな。

 てか俺だけって…大丈夫なのかよ。ちなみに戦いについては心配すんな。

 ちゃんと考えてある。たくさん動くから面倒だけどな。」ボソボソ

クリス

「はは、こんなところでも八幡は八幡だね。じゃ、私は審判するね。」

それにしても八幡は八幡だねって…

俺そんなに面倒だっていってねぇぞ。まぁ働きたくないとかは言ったことあるが。

ミツルギ

「もう良いかい?では、僕が勝ったら、アクア様の境遇の改善の為に、

 アクア様と彼女達を僕のPTに入れる。君が勝ったら僕が出来ることは何でもひとつ、

 絶対に叶えて上げる。コレでいいね?」

八幡

「ああ。別にいいぞ。問題ない。」

クリス

「じゃあ行くよ。…用意、始め!!」

八幡

「【疾風】!」

ミツルギ

「なっ!は、早い!!」

ふむ、やはり【疾風】は意外と使える。自分が早いおかげで勝手に残像を残すことができるから、

分身の術みたいなのが出来る。簡単に例えると、BLEACHの一護が白夜を倒すために卍解して、

最初の千本桜を蹴散らす前あたりだ。あんな感じだと想像してくれたら分かりやすいと思う。

ミツルギ

「くっ…うおぉ!」

ミツルギは残像をなぎ払うように剣を振り回したが、そこには俺の姿はない。

ミツルギ

「くそ、何処だ!逃げたのか!」

おいおい、簡単に見逃がしてるんじゃねえよ。本物の戦いだったら死んでるぞ?

そんなんでよく生きていけたな。ちなみに答えは簡単だ。

八幡

「お前の後ろだよ。」コチン

ミツルギ

「なっ…!」

八幡

「コレで一太刀…俺の勝ちだな。」

女モブ1

「ミツルギ様…」

ミツルギ

「…完全に僕の負けだ。すまなかった。さて、約束通り、僕に何でも言ってくれ。」

ふぅ…今回は【疾風】と【ステルスヒッキー】のおかげで勝てたな…

勝負あとからクリスに聞いたら、どうやらカツラの持つま…魔人カラットは、

何でも斬るみたいな能力だから、もしかしたらちょっと危なかったかもしれないな。

ホント危険な賭けだった。【ステルスヒッキー】が以外に使えるんだなって、

そんなことを初めて思った戦いだったよ…なんだか素直に喜べねぇ。

八幡

「…んぁ?ああ、そういやそんなこと言ったっけな?じゃあ…」

ふむ…あまり考えてなかったな…正直、俺的にはもう十分役目は終了したし、

解消もした。だから賭けのことはどうでもいいんだよな~

八幡

「う~ん…あ、そういえば金がそろそろやばいんだよな…そうだカツラ!」

カツラ?

「だから僕の名前はカツラじゃない、ミツラギだ!いい加減覚えてくれ!」

八幡

「お、おお、すまなかった。で、頼みなんだが…正直俺とクリスは金に困ってるんだ。

 だから、今後お前がクエストで稼いだお金の…そうだな~4分の1ぐらいでいい、くれないか?」

ミツルギ

「…それでいいのかい?それに4分の1って…」

八幡

「どうだ?正直これ以外の願いが思いつかないんだ。」

ミツルギ

「いいよ。それぐらいだったら。期間はどうする?」

八幡

「いっsy…」

クリス

「は~ち~ま~ん?」ニコ

八幡

「俺とクリスが金を稼げるようになったらにしよう。」

クリスさん、顔は笑ってますけど、目が全然笑ってませんよね?何処で覚えたんですかそれ…

ミツルギ

「了解だ。…おいカズマ!」

カズマ

「お、おお…なんだ?」

ミツルギ

「しばらくはアクア様を任せるぞ!それじゃ僕らは帰るよ。」

ふむ…こいつもうちょっと冷静になって、考えられるようになったら、

性格ももうちょっとましになりそうだな…まぁ、イケメンなんて葉山で十分だがな。

え?俺は性格と容姿わって?やだなー両方とも駄目に決まってるじゃないですかー




ちなみにこれ、自分的にはイマイチな解消方法だと思いますが、
正直戦わせたかったのでしょうがないよね?


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第18話:俺は働きたくないので真剣に考えてみる。

最近、「イイッ↑タイ↓メガァァァ↑」となる出来事はありましたか?俺はありました。
まぁ目じゃなくて目の下ですが。それとイイッ↑タイ↓メガァァァ↑と言おうと思いましたが、
周りに知り合いがいたので、言えませんでした。
すいません、最近、八雪のssにハマってしまってずっとssを読んでました。
それとゲームもしてました。すんません。
これからも多分これくらいだと思います。


働くという字は、人が動くと書いて「働く」と書く。

ならば俺は朝、ご飯を作って、掃除して、本を読んで、昼食作って、

買い物行って、夜飯作って、お風呂入って、寝ている俺は働いていることになるのではないのか?

ていうかさすが俺だな。夢が専業主夫なだけわある。ていうかもう立派に俺働いてるじゃん!

そもそも、仕事している=働くという考えがおかしいのである。

別に働くというのは何も仕事をするということだけではないのだ。

働くというのは、人が何かしら目的に向かって頑張って結果を残すということだ。

それなら俺は常に働いていることになる。ちゃんと結果を残してるからな。

つまり俺は、最初から働いていたということなのか!!なら俺が今更働けと言われるのはおかしい。

俺は十分働いてると思うんですよ。この前だってカズマ達を助けたりしましたし、

十分に働いたんだ!!だから俺は十分に働かない権利があるんだ!休む権利があるんだ‼

働いたら休む、これは絶対に否定されることのないものだ。だから…

八幡

「だからその手を離して欲しいんですが?」

エリス

「駄・目・で・す・よ?八幡のうるさい屁理屈はどうでもいいので、

 とりあえず自分の部屋に戻って寝ようとしないでください!!

 いくらミツルギさんからお金がもらえるからって、ぐうたらしないでください!

 毎日もらえるわけじゃないんですよ。今回も長期にわたってクエストに挑むそうですし。」

八幡

「それはツルギもご苦労なこっただ。だが俺は違う!俺はツルギみたいにそんな気は毛頭ない!

 ていうか俺は常日頃働いてるだろ!だから俺は寝るぞ!」

エリス

「八幡、いい加減名前覚えてあげようよ。それに、いつまでも寝てたら体が鈍るよ?」

八幡

「うぅっ…だ、大丈夫だ……………多分?。」

エリス

「多分って言いましたね!?今!ほら、八幡、戻ってくだs…」

 

《緊急です!!今すぐ冒険者の皆さんは、武装し、街の正門に集まってください。繰り返します!!…》

 

八幡&エリス

「…」

 

《…とくに、カズマさん達御一行は今すぐにでも街の正門にきてください。繰り返します!!…》

 

八幡

「じゃあなエリス、俺はクールにココから去るぜ…あの…その手、離してもらえません?」

エリス

「駄目に決まってますよ?ほら、行きましょうよ。」

八幡

「うわ、ていうかお前いつも変身早いすぎだろ!」

クリス

「ほら、いっくよ!」

八幡

「くそぉぉぉぉぉ!!いーやーだぁ……」

くそぉ…結局今回も来てしまった。

しかし今回はめんどそうだ。今回呼ばれた理由はなんとなく分かる。

以前来た、ベルなんちゃらさんがまた来たのだろう。そしてその理由も明確。

多分だが、カズマ達が来ないことに対する苛立ちだろ。俺もわかるぞ。

俺も昔、『公園で遊ぼうぜ。』と誘って、いざ楽しみにその集合場所で待っていた。

しかしその日、誰も来なかった。その時は正直、悲しかったし尚且つマジでイラついた。

ホントなんだよ。あんときは来るとか言ってたくせによ熊本め…

まぁいい。いや良くないけど!それよりもコレは多分、相当まずい。

カズマ達が行かなかったせいで多分ベルさんはお怒りだ。このままだと大暴れの可能性がある。

そんなことされると、クリスの家も無くなりかねないし、後どうやって暮らせばいいかわからん。

だから此処は平和的に説得といきたいが、なんせ此処はファンタジー。

魔法とかが普通にある世界だ。そんな世界で、平和的に説得に応じる奴がいるだろうか?

答えは否だ。説得なんて怒っているやつ聞き耳もつはずがない。

ならどうするか………ん?そういえばベルさんは魔王幹部だよな?

で、確かマジックアイテム店の店長が魔王幹部の1人だったよな?

…どうにかこれで説得できないだろうか?っと、こんなことを考えていると、

どうやらアクア達とベルさんは“お話”をしているようだ。

アクア

「こちとら迷惑してんのよ!くぁwせdrftgyふじこlp」

よし、此処はのるしかない。このビックウェーブに

八幡

「ホント迷惑だよな。」

ベルディア

「なんだ貴様!!」

八幡

「いや、悔しいことに、今回はアクアの意見に賛成なんだわ。」

アクア

「何よ悔しいって!!」

八幡

「そこは流せ。まぁお前の話も聞いたし、ちょっとこっちの話を聞いてくれないか?」

ベルディア

「なんだ?迷惑の話か?我がいつ、貴様らに迷惑を掛けたというのだ?」

おお…orz。なんという威圧だよ。正直怯むわ!だが此処はそんな態度では駄目だ。

クールになるんだ八幡!

八幡

「そうだな、まず最初にお前が此処にいるのが迷惑だ。それにこの街の近く居るのも迷惑だし、

 お前自体が迷惑だ。」

ベルディア

「な、なんだと‼…」

八幡

「ハッ!!だってそうだろ?お前は駆け出し冒険者の集まる街の近くで、

 調査のためだと野賜ったせいでクエストが出来なくなり、駆け出しは駆け出しのままだし、

 今日お前が来なければ、わざわざ俺らは此処に集まることもなく普通に平穏に暮らせていた。

 それにお前がいることで、俺ら駆け出しは、お前におびえなきゃならない。」

ベルディア

「そんなことで…」

八幡

「そんなことだと?確かにお前は家を爆破はされたものの、それは回復可能なんだろ?

 それにその城は調査のためのタダの仮拠点ときた。ならそんな拠点を置いて、

 どこか別の場所にすればいいだろ?頭のおかしい爆裂をされるくらいだったら俺はそうするね。

 そのほうが調査もしやすいしな。」

ベルディア

「…」

八幡

「そうだな………お前、う………ウィズさんって知ってるか?」

ベルディア

「…!」

よし!反応があった!これはいける可能性がある。

八幡

「お前らの仲間だよな?だけどウィズさんは優しくて、俺らのために頑張って働いている。

 だけどな、もしお前が何か起こしてみろ、仲間というだけでウィズさんにまでも、

 その迷惑が行くんだぞ。お前はそれでいいのか?」

もし、これでこいつがウィズさんについて何も思っていないのなら、

こいつとの戦闘は避けられないものになるが…どうだろうか?

ベルディア

「………しかし、毎回爆裂を撃ち込まれるのは困るのだ。」

お?なんか落ち着いてきてるぞ、これはどうやら正解っぽいな。

いってみるもんだ。じゃあちょっとクリスに頼んでウィズさんに来てもらおう。

クリス

「わかったよ、八幡、呼んでくるね。」

八幡

「そうやってごく当たり前のように俺の心を読むのやめてください。

 …頼んだ。」

ベルディア

「誰をを呼ぶのだ?」

八幡

「ああ、それは俺がさっき言ったことが関係ある。お前、ここら辺を調査したい、

 しかし毎回城に攻撃を仕掛けられる。なら別の拠点という話だが、

 そんな急に探しても見つかるわけがないからな。」

ベルディア

「?どういうことだ?」

八幡

「それはもうすぐでわかる。」

クリス

「はちま~ん、呼んできたよ。」

ウィズ

「な、なんの用ですか…ってベルディアさんじゃないですか。」

あ、ベルディアさんって名前なんすね、ていうか知り合いだったのかよ。

八幡

「ウィズさんに頼みがある。」

ウィズ

「何ですか?」

八幡

「ウィズさんのところに、こいつを住まわせてくれませんか?」

ベルディア&ウィズ

「…え!?」

八幡

「これならお互いの問題は解消できる。お前は調査するための新しい拠点を、

 ウィズさんは住まわす代わりとして店にこいつを働かせることで人員不足をなんとかできる。

 しかもこれは住まわしている代わりに働かせてるから、給料の心配もしなくてもいい。

 これなら相互いい関係になれると思うんだが。」

まあ人員不足かどうか知らんけど、店員1人しかいないからな。

ウィズ

「私的には人員が増えたりタダで働いてもらえてとてもいいんですが、

 ベルディアさん的にはいいんですか?」

ベルディア

「ふむ…確かにこの街の者どもと戦うのも、正直なところもし万が一にでも強いものがいたら、

 調査もなにもできないしな。何よりあの頭のおかしいのから攻撃を受けないのもいいな。」

めぐみん

「誰の頭がいかれてるって言ってるんですか?」

八幡

「それに反応してる時点で自分って自覚があるんだな。」

それと会話にさりげなく入らないでください。

ベルディア

「いいだろう…その提案にのらせてもらう。………ウィズと暮らせるしな…」ボソ

おや?俺は難聴系ではないため、聞こえてしまったぞ?まあウィズさんは聞こえてないらしいが。

てかなるほど、ベルディアさんはウィズさんのことが好きなのか?

それともただの変態なのだろうか…やべえ大丈夫かな?ウィズさん。

まあこれで何とか丸く収められたしいいか。無駄な戦闘とかにも勃発しないで。




うん、実はベルディアさん生存させるかさせないか迷った。
だけど八幡なら、戦わずに勝てる方法があるならそうすると思い、
生存させました。本当にベルディアさん生かすか殺すか迷いましたよ。ええ。


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第19話:ベルディアさんが帰った後の祭り

ああ…もう疲れたよパトラッシュ…
毎日8~9時の帰宅はさすがにきついです。
期末きついです。
…早く夏休み来い!!!


ここでベルディアさんと話をつけられたのはいいが、このままウィズさんの店に連れて行くと、

冒険者さん方が攻撃して返り討ちにされる気がする。てか多分、いや絶対そうなるだろう。

しかもこの会話を聞いているのは俺とクリスとウィズさんとカズマ達PTだけで、

他の人たちは聞いていない。だからここでベルディアさんをこの街に入れるわけにはいけない。

八幡

「悪いが、一度帰ってくれないか、じゃないと他の冒険者がお前攻撃するかもしれない。

 だから夜に、誰にも気づかれないようにウィズさんとこに行ってくれないか?

 それとその首どうにかなんないの?ウィズさんの店、客とも関わらないとだめだから、

 それ何とかしないと客に逃げられたり攻撃されたりするぞ。」

ベルディア

「それなら大丈夫だ。首なら一応くっ付けられる。」

八幡

「だったら何でやらなかったんだよ。」

ベルディア

「やる必要がなかったからな。それにこれの方が魔王幹部っぽいだろ?」

八幡

「そうかよ。まあ確かにそうだがな。今は必要ないから今度からは頭をつけてくれ。

 それとウィズさんに頼んで鎧を普通の服に変えてもらえ。」

ベルディア

「わかった。他になにかあるか?」

八幡

「いや、ないな。」

ベルディア

「そうか。なら俺は去ろう。ではまたな!」

よし、これでベルディアさんのせいでクエストが来なかったりとか、

そういった問題は解決だなよかったよかった。これできっとクエストは元に戻るだろう。

 

それから数日たった。

クエストの数は元に戻り、この街に平穏が訪れた。

ベルディアさんはウィズさんの所に行き、ちゃんと働いているらしい。ソースはカズマ。

ルナ

「ええ~と、今回は、魔王幹部を追い返したということから、

 八幡さん達PTとカズマさん達PTには、特別報酬として、1億エリスが手当てされます。」

なんだと!追い返しただけで1億とか…すごすぎだろ!!てかそうか。

周りから見れば、俺達がベルディアさんを説得して追い出してるように見えてたのか。

なるほどね。だけどそれだけでも1億はすげえわ。

カズマ

「まず俺達は2つのPTだから半分にして5000万か。」

八幡

「それだと俺らは1人2500万もらえるが、お前らは1人1250万ぐらいしかもらえないぞ?」

カズマ

「いや、俺らほとんど何もしてないのに金もらえるんだから1250万でもいいだよ。

 正直言うともっと欲しいけどな。さすがにそれはな。」

八幡

「それ言ったら俺もあまり働いていないと思うんだが。」

カズマ

「何言ってんだお前?まぁいいから、はい、5000万。」

ふむ、しかし、2500万でも結構大金だよね。多分1人暮らしできる小さい家なら、

買えるぐらいにはあるよね?まぁこの世界の家の価値なんて知らんがな。

クリス

「すごいね!これでしばらく安心だね…ってこれじゃますます八幡が働かなくなっちゃうよ!」

八幡

「まぁ確かに5000万で、割っても1人2500万だからしばらくは安心だな…」

クリス

「うぅ…どうすれば…」

八幡

「そんなに俺に働いてほしいのかよお前。」

クリス

「だって働いてるときの八幡かっこいいし………ハッ!!///」

八幡

「え…あっ…そ、そうか。」

べ、別に顔真っ赤にして目そらしてなんかないんだからね!絶対だからね!………うわぁ…

よし、おかげで冷静になれた。どんな冷静のなり方だよ。

八幡

「ま、まぁそう言われたら…時々働いてやるよ。」

だめだ、全然冷静になれてない。馬鹿なの俺馬鹿なの俺馬鹿なの俺!!!

何が「時々働いてやるよ」だよ。これ完全にダメ男の言葉だな。

そういう男にクリスは引っかからないよう気を付けてほしい。そういえば小町大丈夫かな?

変な虫がついてないといいんだが…とても気になる。

クリス

「う、うん。ありがとぅ………」

最後見事に言葉がしぼんでいきましたね。

カズマ

「こんなところでイチャイチャしてんじゃねーーーよ‼」

八幡

「おい、俺らがいつイチャついたんだよ。」

カズマ

「お前まじで一回死ねよほんと。」

八幡

「一回死んでんだからここにいんだよなー」

カズマ

「あっそうかよ!…はぁ…リア充め…」

最後反論したかったが、怨念のこもった声で言われてしまえばさすがに怖くて言えない。

てか何でこんなにリア充に対する怨念すごいの?なんなの?怖いよ?…本当に怖いよ?

ていうかお前も、PTの見た目だけなら十分リア充してるだろうが!!

クリス

「そういえば八幡って家どうするの?このまま私の家で暮らすの?」

…なんかこの一言でみんなからの視線が鋭くなった気がするんだが、なぜだろうか。

八幡

「やっぱ俺がいるの迷惑か?なら宿とか探すけど。」

クリス

「え!?ううん、違くてね、ほら、八幡今大金手にしたから、

 将来的に新しい家とか買ったりするのかな?って。だからお金貯めてるのかなって。」

八幡

「別にそのつもりなかったんだが…やっぱり俺がいるの迷惑か?出てこうか?」

クリス

「待って待って、いいから、もしろずっといて欲しいから…………(*ノωノ)あぅ///」

八幡

「え?なに、そんなに俺に家事を押し付けたいのかよお前…どんだけめんどくさがりだよ。

 まぁ仕事が忙しいのはわかるがな。」

クリス

「へ?」

え?何?違うの?周りも何?その「お前家事できたのかよ」みたいな目。

できるよ?家事ぐらい。なんせ専業主夫になるからな。まぁ小6レベルだが。

八幡

「そういう意味じゃなかったのか?」

クリス

「えーと…もういいや、それでいいから。で、家にいてくれるの?」

八幡

「ああ、もちろんだ。なんでわざわざ大金を使ってまで引っ越すんだよ。

 逆に女神の為にずっと味噌汁を作り続けるまであるぞ。」ナデ

クリス

「うぇ!?………///」

あ、やべ、つい戸塚にやるみたいに勢いで言ってしまった。恥ずかしい。

クリスも顔真っ赤にして恥ずかしがってるし、おまけに口が笑ってるし。

なに?そんなに面白かったの?てか俺は何気にお兄ちゃんスキル発動してるな。

効果は頭撫でってか。そんなのしたら警察に捕まるわ!

カズマ

「おまえらいい加減にしろーーーーーーーーーーーーー!!!」

その後、カズマ達はお金を分けるにあたって色々と揉め事が起こったり、

周りが「お前クリスと一緒に暮らしてんのかよ!」とか「どんな関係なんだよ」とか、

「俺にクリスさんをくれ」とか…おい、最後のやつ!クリスは絶対に渡さん!!

まぁ俺のステルスヒッキーが発動しなくみんなに声かけられたり…おかしいな、常時発動なのに。

自称女神がもっとくれとか言ったり、じゃんけんで決めようとして自称女神がずるしたが、

あっけなくカズマの幸運によって敗北したりして、結局お金は自称女神の分を少なめにして

他は3人に均等に分けられた。自称女神が物欲しそうな目でこちらを見てきたが、

カズマによって阻止された。ナイスカズマ。

八幡

「はぁ………疲れたぁぁぁ」

エリス

「はは、さすがに今日は疲れた人の声出してますね。」

八幡

「ほんとに疲れたんだよ。なんで会話するだけで精神が削られないといけないんだよ全く。」

エリス

「疲れてるようですしごゆっくりしてくださいね。私は晩御飯の準備します。」

八幡

「いや、さすがに悪いからそろそろ上がるわ。それに逆上せそうだしな。」

エリス

「別にゆっくりしていただいてもいいんですけどね…じゃあ次私はりますね。」

八幡

「おお、俺が晩飯準備しとくぞ。」

そういえばベルディアさん、大丈夫かな。カズマの話だと、

なんか使えないなものしか仕入れないせいで赤字らしいが…てか店よく潰れなかったな。

ストレスで暴れたりしないよね?こええ…しばらくはウィズさんの店に通ってみるか。

もしかしたらベルディアさん、手遅れなんてことないよね?




最近書いてなくて前の話のこと忘れてるから、
矛盾が発生しているかもしれません。
そういう時は報告してください。
…暇な人は。


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