AV女優 Asuna (アマゾンバイキング)
しおりを挟む

プロフィール(設定集) ※ネタバレ注意

chapter3&4の執筆に難航しているので、アスナと彼女に関わる男の設定だけでも投稿してみます。ある程度考えている話がすすんだら、追記などをしていきたいとおもっています。


アスナ

スリーサイズ B-86 U-56 H-92ブラジャーサイズはF

好きな体位-騎乗位

一番感じる性感帯-乳輪

NG-アナルプレイ、ハードプレイ(スカなど) ※これから解禁されるものもあり。

経歴

・本作の主人公。2007年9月30日生まれの20歳。AVメーカー「SAOヒロインズ」の専属女優

・某巨大電子機器メーカーの総合責任者の父をもち、実家は先祖代々富豪の家の令嬢。

・両親の期待にこたえるために勉学に励んでいたが、学校で親しくできる友人がまったくできないことや、強くなる両親からのプレッシャーに苦しめられ、誰にも相談できない孤独な日々を過ごし、彼女の心は次第に暗く閉ざされていった。

・しかし、高校3年のある時期、ふとしたことでこの生活に耐えきれなくなり家出。当てもなく街をさまよっていた時に身なりの良い男と出会い、アスナの運命は変わった。

・優しく接してくれた男に全てを話した。男は彼女の事情をしると、自身の家に住まないかと提案した。アスナは半ば自暴自棄になりながらも彼についていくことにした。

・招かれたその夜「君の知らない世界を教えてやる」と誘われ、そのまま男の家でロストバージン。男のテクニックで初めてながらも大失禁して気絶するほどの快感を味わい気絶。

・それからは性の虜となり住み込みで男とのセックスや調教にのめり込み、身体を開発していった。

・しかし、約2年が経過する頃には男とのセックスでは満足ができなくなっていった。

・そこで男からAV業界の話を受け、そこでなら自分の求めるセックスができると考えて、デビューを決意。

・AV女優デビューを果たしてからは、男から高級マンションをプレゼントされ、そこに住んでいる。(男との肉体関係は継続中)

 

作品一覧

★SAOヒロインズ作品

(1年目)

・アスナ AV debut

・アスナ 2nd 激イキ!4本勝負!!清楚な彼女の裏の顔

・ノンストップ!絶頂しても止まらない連続快感地獄…!

・アスナのコスプレ初体験!

・突撃!アスナの童貞筆おろし!

・トランス!拘束!快楽攻め!チ◯ポ中毒になるまで絶頂地獄! アスナ

・出張で絶倫上司と相部屋に。夜通し終わる事ない快楽攻めに アスナ

・新人風俗嬢 アスナ

・特濃アスナ汁!淫乱エキスまみれのどスケベエッチ!

・裏アカJKアスナとイチャラブエッチ!

・隷属の潜入捜査官 麻薬組織の卑劣な罠にハメられて…

・中出し解禁! アスナの初ナマ体験!

・ランジェリー性交 アスナ

・出会って5秒で合体!閃光の如きスピードで鬼ピストン快楽責め!

・彼女の義姉に誘惑夜這いされて……

・プロ女優への挑戦 アスナvs素人5本番!

・アスナと真剣勝負!5分間凄テク我慢で生ハメSEX!

 

男(おじさんとも呼ばれる)

・アスナに性の世界を教え、AV業界へと導いた男。

・それなりに筋肉質な身体つきをしており、女性を相手に夜通しでもバテない持久力と底知れぬ精力の持ち主。

・かなりの権力者であり、アスナの両親や実家も簡単には手が出せないくらいの力をもっている。

・孤児達を拾って、自らの経営する孤児院で企業スパイや自身の企業に将来貢献できる人材として育成している。

・家出したアスナを住まわせ、調教を施した。(しかし調教といいつつも多くはアスナが男の屋敷にある道具を使って独自に行ったものがほとんどである)

 

 

世界観

・sao事件はおきていない

・キリトはいない(もしかしたら出すかも…)

・仮想世界の技術はそれなりに発達しているが、アインクラッドを作りだすことはできない(マンションの一室くらいはギリギリ再現可能)




一応、今のところの設定をまとめてみました。
今後の予定としては後数話でデビュー作を終えて、それから本番4回の2作目、それからソープや露出ものに入っていきたいとおもいます。(でもその前にデビュー作書き上げないとな笑)
これからもこの作品をよろしくお願いします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

スペシャルBEST! アスナ(番外・リクエスト)
撮影後シャワー盗撮 Case1,アスナ


三作目が色々あって行き詰まったので、活動報告欄にてリクエストのあったシャワー盗撮を再投稿してみたいと思います
直接的な絡みは無しですがお許しいただけたらと思います。


 撮影を終えたアスナが身体をキレイにするべくシャワー室へと向かう。

 スタッフの案内を疑うことなく進んでいた彼女だったが、脱衣場の前の扉で思わず戸惑いの声を上げてしまった。

 

「えっ……?ここですか?」

「はい、ここですよ」

 

 アスナを無視してスタッフは扉を開けて中へと誘導した。

 そこは一般的に想像されるであろう、ほぼ密閉で外とは遮断された脱衣所とは真逆で、狭いベランダを少し改造しただけの場所が扉の向こうに広がっていた。

 

「少し時間があるのでごゆっくり」

 

 無愛想なスタッフが立ち去りアスナはベランダに一人となった。

 

「えぇ……、ここ、ほとんど外でしょ……」

 

 疲労感のある顔に更に抵抗を浮かべる。

 この場所は狭いベランダに簡素な洗面台や鏡、洗濯機が置かれてあり、外から覗かれないようにトタンの壁が付けられてある。が、壁はそこらかしこに穴があり、生い茂った木々の葉っぱ達も全てを隠すには不十分であった。

 

「でも、ここしかないなら……仕方ないよね……」

 

 新たな愛液が太腿を垂れ落ちるのを感じ、自らを言い聞かせるようにした着ていたバスローブを脱いだ。盗撮に気がつかぬまま、男の欲望で汚された裸を鏡の前に晒した。

 壁と木々の隙間を縫うように待機していたスタッフが高性能カメラをフル活用してアスナの裸体を捉える。自然の光に照らされ光る若い女の肌の艶。瑞々しさを感じる肉感的なハリを余すところなく撮り納めていく。生々しい写真が次から次へと記録されていった。

 舐め回すように全身を盗撮する中でアスナが何かを気にする素振りを見せ始めた。

 穢れを知らぬ純白の素肌には細い何かで圧をかけられたような赤い跡が無数に存在していたが、それで価値を失うほどアスナの身体は安くはなく、逆に被虐心をそそるものであった。

 乱れた髪を備え付けのブラシで軽くといて、自身の身体を軽く見渡した。胸に軽く触れて持ち上げてみる。崩れているように感じたが、杞憂のようだった。身体をひねったり、腕を上げて脇を覗いたりして、ムダ毛がないか確認する。昨晩も確認したが、日常的にしていることなので癖でしてしまった。

 

「よし、確認終わり!」

 

 一通りの確認が終わるとシャワールームへと入る。

思ったよりも内部は広く目の前には大きな鏡とシャワーがあり、真ん中に空洞のある椅子と洗面器が置かれていた。

 もちろんシャワールームにもカメラは仕掛けられている。上下から使用者の裸体を余すところなく撮影していく。

 

「やっぱり狭いなぁ……」

 

 狭い室内を見渡すとシャワーを出し始めた。

 出てくる水が暖まると、アスナはシャワーを浴び始めた。右肩からお湯を肩や胸、腹部に流れていく。左肩に向きを変え背中へと流していく。

 右手でシャワーを持ち、胸に重点的にお湯をかけ、撫で回す。アスナの手が触れる度、乳房が柔らかそうに形を変えていく。

 腹部も撫で回して精液の跡を洗い流すと、アスナは左足を石鹸類の置いてある段差に乗せて局部にお湯を浴びせた。潮を激しく吹き、尿まで漏らし強い臭いを放っているアスナの秘部は様々な体液でべとべとになっていた。何よりもまずはそこを少しでも綺麗にしておきたかった。

 段差にもカメラは仕込んであり、パシャパシャと水が当たる度に揺れる陰毛や赤みを指す陰毛を写した。

 左手でシャワーを持って、右手を使って汚れを落としていく。手で触れる度にベタついているのがよく分かる。そこをベタつきがなくなるまで擦った。

 時折、絶頂を迎えてまだ完全には収まっていない肉芽に手が触れることで電流のように快感をアスナに与えてきたがなんとか耐えて局部を洗っていった。

 ベタつきが取れると、シャワーをアスナの背丈よりも上に位置するラックにかけ、頭からお湯を浴びていく。指を使って髪や頭皮に湯を浸透させる。今日1日の行為で掻いた汗や汚れが流されていく。頭頂部にあたるお湯が心地よい。身体が暖まっていく。ただ浴びているだけなのに緊張が解かれてアスナの心は安らいでいく。

数分間シャワーを浴びるとアスナは備え付けてあったシャンプーに手を伸ばした。

 ここは他の女優も撮影後に使うところであり、女優のコンディションを保つため女性の髪を考えた良い石鹸類が常備されているとアスナは聞いていた。

 しかし、これは嘘であった。主な使用目的は事務所の盗撮撮影許可が降りている新人女優の撮影後の無防備な姿をみたい視聴者に向けた撮影部屋であった。

 アスナは本来は全ての撮影が終わった後に連れてこられるはずだったのだが、撮影中の良いアクシデントにより、急遽連れてこられたのだった。

 何も知らない彼女はここでまんまと見られたくない素の姿を晒すこととなってしまったのだ。

 ただ、石鹸類が良質なのは本当の話だ。もちろんこれだけでは彼女の美しい身体を保つには不十分なのだが、備え付けとしては最高であった。

 ピンクの容器からシャンプーを出して、しっかりと泡立てていく。

 十分に泡を手の平に馴染ませると、ゆっくりと頭皮を傷つけぬように優しく、だけど汚れが残らぬようにしっかりと洗いはじめる。

 頭頂部から側頭部へと指の腹でマッサージするように洗っていく。髪にダメージを与えないために爪をたてないようにしながら。ほのかにシャンプーのローズの香りがバスルームに立ち込める。甘く良い香りがする。

 頭皮を洗い終えると長く美しい栗色の髪の毛先まで泡を馴染ませていった。

 髪全体が泡に包まれると長い時間をかけて、泡を洗い流していく。しっかり、汚れを残さぬように丁寧にやっていく。

 流し終えると髪の水分を軽くきって、コンディショナーのボトルを手に取り、中身を出して髪につけていく。毛先から丁寧に、馴染ませるようにする。

 まんべんなくつけると、しっかりと髪をすすいで洗い流していく。

 2回ほど、シャワーを浴びるとアスナは一旦止めてタオルで髪の水分をとっていった。水気をとるとタオルを戻して、身体にお湯をかけていった。

 十分に身体が濡れると、シャワーを止め、ボディーソープのボトルから中身を出して、泡立てていく。

 泡が出来上がると、まずは腕から泡を広げていった。腕から胸へ、胸から腹へ、腹から脚へ、脚から尻へと塗り広げていき、全身に広がると最後は首へと泡を塗った。

 それから、乳房を揉むように洗っていく。下乳の汚れを手で触れて落とし、それから乳房周辺も洗っていく。男優に扱われた乳首や乳輪は特に念入りに洗浄した。腹や腕、脚も同じように洗うと、鏡にお尻を向けた。

 そして、アスナは泡にまみれた手を軽くお尻の割れ目に突っ込み、優しく手を動かして洗った。

 女性なら誰もが見せたくないであろう行動をよりにもよって鏡の前で晒してしまう。

 鏡は特殊な調整が施されたもので裏側にはカメラが仕込まれていて、アスナの全身を大きく撮す役割を担っていたのだ。

 手をぬくとアスナは股関の辺りにほっかりと空洞のある独特な形をした風呂イスに座った。このイスが『スケベ椅子』と呼ばれるものであることを彼女は知っていた。

 床に隠されたカメラはがに股に開かれた局部と肛門をスケベ椅子の隙間から撮影した。無警戒に動き、収縮を繰り返すやや茶色がかった肛門の穴や行為の後でやや開いた割れ目がぼんやり見えた。

 アスナは両手を擦りあわせて泡を作り出し、割れ目をあてた。ぬるぬると軽く両手で撫でるように洗っていく。同時に栗色の陰毛も洗う。こちらも汗や愛液で濡れている場所だからだ。

 しっかりと汚れを落とすとアスナは立ち上がり全身にお湯を浴びた。肌をするすると泡が流れ落ちていく。お尻の割れ目にはもう一度手を突っ込んで泡が残らないようにしっかりと流した。

 全体的に泡が落ちきると、アスナはまた浴槽に足をおき、局部にシャワーの湯を集中させた。ぱちゃぱちゃと何度もお湯をかけて撫でるようにして洗い流していく。

 局部を洗いきると、足をおろしてシャワーを浴びて身体を温める。幸いまだ時間があるとスタッフ達から聞いていた。疲れが解れていくことが堪らなく感じる。目を閉じこれまでの撮影を思い浮かべた。

 恥ずかしくてやって顔を上げられなくなることばかり浮かんでくるが、それを上回り、全身を駆け巡り官能的に燃え上がらせてくれる男への飢えに襲われて、羞恥が期待と興奮に塗り変わった。

 

「次も楽しみだなぁ……」

 

 太腿をモジモジと擦り合わせてこれからのことに思いを馳せる。

 次はどんな辱しめを受けるのだろうか。期待で胸が高鳴った。

 

 

 アスナがそう考えていた時を同じくして━━シャワールームの外では、置いてあった唯一の衣服であるバスローブがスタッフ達によって持ち去られ、自身の控え室へと戻るため『全裸でスタジオ徘徊』をすることに彼女はまだ想像も出来ていなかった……。




前回から要望などを活動報告又はメッセージにて募集しておりますので、そちらもよろしければどうぞ

今回アンケートとしてご協力いただきたいのは他のヒロインでデビュー作を書いてみたい欲が出てきたので、誰の作品をみたいかです。
リーファやシノン、ユウキは登場タイミングをある程度決めてあるため除外で、それ以外のヒロインで書いていきたいと思います。

現在、仕事等で多忙で不規則な日々を送っているため、執筆時間があまり取れてはいませんが、できるだけ早く皆様に次回をお届けできるように頑張っていきます。

次回も宜しくお願いします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

クリスマス特別編 淫らに乱れる精なる性夜 《前編》

 クリスマス特別編前編です!
 今夜はリズベット、シリカ、アスナ、ユウキが派手に乱れてくれます!
 本来ならクリスマスイベントからのホテルでの性夜祭となる予定でしたが今回は書いていてかなり長くなってしまったのでセックスシーンをダイジェストのようになってしました。要望がありましたら後日イベントシーンを公開したいと思います(イベントシーンにはHなシーンはありませんが)

 pixivにてサンダー様よりイラストを頂きました。ありがとうございます。
https://www.pixiv.net/artworks/78195041
 サンタコスのセクシーなアスナをイメージして下さったみたいで少し参考にさせていただきました。


 都内某所にあるホテルの最上階。フロアまるごと一つの部屋であるそこは人気セクシー女優達が羽目を外す性夜祭の会場としていやらしく盛り上がっていた。

 

「――ああぁぁ!! あぁ!! いいのぉ!! もっとぉ、もっとしてぇ!!」

 

 リビングで犯されるのは実力派セクシー女優のリズベット。デビュー四年目でありながら女性向け大人の玩具のプロデュースや女性向け風俗店の営業など幅広く活躍する人気女優だ。名も無き素人から成り上がり見事事務所のエース格へと昇りつめた努力派でもある。

 彼女は体のラインを細く魅せるワンピース型のミニスカサンタコスの上にクリスマスカラーのケープを纏っていた。しかし、ケープは彼女の豊満な身体を包むには小さく、その逞しい胸や太腿は更に張り詰めたように見えてしまう。ただし、今そのコスチュームも乱暴にずらされ中途半端な布としてしか機能をしていないが。

 

 テーブルに手を付いて男から局部をなぶられるリズベット。

 短いスカートがたくし上げられたハリのある豊満な尻が外気に晒され男の顔面が張り付き卑猥な音を鳴らす。陰唇から溢れる愛液を啜りモチモチな尻肌に吸い付き赤い跡をつける。

 

「ううっ……、あんまり音を鳴らさないでぇ、恥ずかしいよぉ……」

 

 尻を割り広げられ更に奥へと口をつけられる。

 陰唇が広がったことで愛液が垂れ太腿を伝う。広がった肛門が晒されて引くつく様子が露わになる。

 

「そんなこといってるけどリズのここ、こんなに濡れてマン汁垂れ流してるぜ」

 

 屈強な腕で尻を叩き陰唇を刺激する。それだけでリズベットのそこは簡単に涎を溢しテーブルを汚した。責められ続け蜜を垂らすがままにしている彼女の股下には小さな水たまりができ始めていた。

 

「リズ、もう出来上がってんじゃねぇか。ちょっと期待しすぎだろ」

「あんた、好き放題言ってくれるわねぇ……アッ!」

 

 周囲で他の美少女と交わる男の中で最も高齢だがかなり若々しく逞しい体を誇る男がリズベットの相手である。彼は感慨深そうに顎に手をやると

 

「リズベット、俺が最初に会った時にはあんなにウブで照れまくって、恥ずかしそうに裸晒してたくせに、それがどうしてこんなドスケベビッチに……」

「そのウブのお尻に舌ベロベロと突っ込んだりイッたのに散々突き続けておもらしさせたのはどこの誰かしらねぇ~」

 

 男がリズベットの腰を掴み自らのイチモツを近づける。リズベットも口では言い返しているが先程に比べて表情が和らいでいて男に対する信頼を見せていた。

 この男こそがリズベットのデビュー作にて相手役を務め、以降の作品でも度々共演。プライベートでは妻を持つ彼と愛人関係に発展、彼女の経営するマッサージ店への出資も行ってくれたのだ。

 

 ちなみにアスナに黒星をつけ以降も勝ち続けている数少ない男の一人だがそれはまた別の話。

 

「んっ……、あっ。入って、きたぁぁぁ……」

 

 ズプズプと挿入され膣を圧迫する男の剛直に腰を捩って悶えるリズベット。数えるのすら飽きるくらい何度も挿れられたモノだがその度に悶えてしまう。身体中に汗が浮かんで吐息がこぼれる。

 

「……アアッ、ううんっ、うんっ、うっ、うううっ、うあっ、アンッ!!」

 

 リズベットの意思を無視して腰を振ってくる男。

 揺れる身体を男につかまれ好き放題されていく。身体に力を入れなくていい分、快楽はより鮮明に脳へと伝わり心地よくなってしまう。

 

「アアッ、アッ、アンッ、アァァァァァ!!」

 

 なりふり構わずに喘ぎ叫ぶリズベット。

 

「しかしリズベット。今回はお前にしては珍しいな」

「んむっ、アンッ、アンッ、……珍しいって、何がよ? ああぁ……」

 

 男にうなじを舐められペニスをしゃぶりながらリズベットは返した。

 

「いやぁな、毎年クリスマスには派手にやるお前が今年は俺だけなんて不思議でな。もしかしてデキてるのか?」

「そんなわけないでしょ……、アンッ、子供なんて、子供なんてそんな……」

 

 何かを妄想したのか照れ頬を興奮とは別に染めながらもリズベットは続ける。

 

「私はただ、今回ばかりは後輩に譲ってあげただけよ。先輩としてね、んむぅぅぅ!?」

 

 リズベットが調子よく言い終える前に男は彼女の自由を奪い、膣を力強く突いて凌辱する。

 彼女の身体を少しづつキッチンの淵に沈めながら、リズベットを犯している屈強な男はなるほどという表情を浮かべ、ダイニングテーブルで男と交わる少女にチラリと視線を向けた。

 

 

 

「ち、ちょっと~。は、激しすぎますよ。もぉぉ……」

 

 リズベットの近くで男に弄られ輪されるシリカ。サンタ衣装をモチーフとしたメイド服は剥ぎ取られてその辺に落ちているがフリルのカチューシャだけは残り少女本来の愛らしさを引き立てていた。

 彼女は今年デビューした新人セクシー女優だ。驚くべきことにシリカはアスナのファンとして初めてカメラの前に姿を現し、その本人すらも知りえないような身体的特徴を述べそのアスナオタクぶりを世間に見せつけた。またそれ以前からアスナのファン交流イベントでは目撃されており、アスナ本人の後押しもありアスナと同じ事務所よりデビューした少々特異な存在だった。

 

 食事用のロングテーブルに横になり男の餌食になっている。

 シリカと交わっている男優はスキンヘッドで色黒、筋骨隆々の長身だ。アスナの紹介でここ最近彼女が通っている喫茶店のマスターに似ているらしい。

 

「ム、ムグゥゥゥ……ぐうぅ」

 

 涙目になり男のイチモツを頬張り苦し気な声を零すシリカ。小さな彼女の口には百戦錬磨の鍛え抜かれた男のペニスは収まらず、半分以上はみ出していた。

 必死に頑張るシリカは男優のモノを飲み込もうと頑張っている。男優もそれにこたえる様に腰を前に突き出す。

 

「あはぁ……大きい、硬い……」

 

 奇跡のロリボディとも評されるシリカの身体を好き放題に撫でる。胸やお尻は当然の如く、頬や腹などにも手を回して感触を楽しむ。

 シリカのさらさらとした唾液をスパイスに臍や耳の穴、肛門など撮影では嫌がられるところを責めていく。

 ちなみに、シリカのサンタコスは男優達によって乳房を晒され腰まで下げられ意味を為していなかった。

 男優がシリカの股関へと頭を移動した。

 既に濡れ切ったシリカの愛液が飛び散り体に掛かることも気にせずに舐め指を軽く動かす。

 

「むぐぐ、んはぁ、はぁ、はぁっ、はぁ……あっ」

 

 男に好き放題におもちゃにされる。

 シリカに休む暇などなく、

 身体を男の欲望に満ちた精液で白く彩られていき、トナカイたちが心地よく満足していくのに対し、シリカは未だに一度も達することが出来ていないのも苦しかった。

 

「皆さんばっかりずるいですよ~~ わ、私もそろそろ……あっ!」

 

 シリカが不満を零した瞬間。股間に息を吹きかけられ遮られた。

 

「も、もぉ~~~~ 何するんですか~~」

「悪い悪い、シリカちゃんが可愛いからついつい……」

 

 股間を舐めていた男が彼女のお腹を撫でながら挿入の準備を整える。彼女のヴァキナは興奮から開きっていて、まだ成長途中の少女にも見えるシリカの幼い陰唇や薄いピンクの汚れ無き肛門は愛液に濡れていた。

 

「それじゃあ、いこうか……」

「は、はい……、おねがいしまっ……きゃっ、ううぅぅぅぅ!!!」

 

 挿入と共にシリカの背が反れ、汗が宙を舞い涎がテーブルに落ちる。ガタガタとテーブルを揺らしながら腰を振り肉欲をぶつけていく。

 

「ふぁ、ふぁぁぁぁぁぁ……、あっ、ああっ、あっ、あんっ、あんっ、ああぁぁぁぁっ」

 

 ズンズンと身体に杭を打ちこまれるような衝撃に叫び首を振って悶えるシリカ。男の首に腕を回し必死で身体を支えてはいるが一突きされる度に全身には気を失いそうなくらい強烈な悦びが押し寄せ理性が揺れていく。

 何が何だかわけが分からなくなる感覚の中、シリカは絶頂への階段を確かに昇っていく。

 

「あっ、あっ、あっ、あっ、あ、イクッ……もう、イッちゃいます……はうぅぅ」

 

 恍惚とした表情で男のモノを受け入れるシリカ。背面騎乗位となり一心不乱に腰を振り心地よさに溺れていく。

 シリカの小振りで敏感な尻に夢中になり撫で回し揉み回す男を無視し、外見に似合わぬ淫らな腰振りを周りの男に見せつける。

 もちろん自分に興奮してくれている男達への奉仕も忘れずに行う。二本のペニスを同時にしゃぶり焦点の合わぬ上目遣いでアピール、手入れを欠かさぬ豊富な髪も好きにさせ雄の臭いをその身全てに染み込ませていく。

 

「ほらほら、シリカちゃん、ちょうどアスナちゃんもいきそうだよ」

「えっ? ……あっ、本当だ」

 

 一人の男がシリカの頭を掴みテレビへと向けさせる。

 映画館のスクリーンかと思うほど大きな画面にはアスナのAVが映し出されていて、家庭用とは比べ物にならないほどの音響設備で彼女のあられもない恥態が晒されていた。

 

『アアァァぁ、イクっ! イッちゃう!!! ああぁぁん!』

 

 

「ふぁぁぁ、アスナさぁん……」

「はは、シリカちゃんはアスナちゃんの大ファンだったよな」

 

 上映されているアスナのAVは確か彼女のデビュー一年を記念して販売されたベスト集初回限定生産版にのみ収録された【美少女アイドル枕営業記録! 未公開シーン:イケメン若手アイドルグループとの密会】だったはずだ。

 アスナのことをデビュー告知HPから知り彼女の出演する作品や雑誌なども全て集め、ファンイベントにも必ず参加するほどの生粋のアスナファンで彼女のサイズや性感帯、そして絶頂への導き方さえ下手な男優より知っているシリカにかかればこんな映像がどの作品に収録されているのかなど愚問に等しい。

 

 それどころかこれから何が起きるのかも手に取るようにわかってしまう。

 

『あっ、ダメっ! それ以上はもう……ああっ!』

「イクッ!! アスナさんに……映像のアスナさんに合わせてイッちゃう!!」

 

 今から一分もしないうちにアスナは絶頂する。それも特大の潮を吹きだしてだ。

 シリカもまた尿意に近い何かを焦りに似た何かと共に感じ気を昂らせていた。

 クネクネと下の男を焦らすように交わり官能的な悲鳴を上げる。快感で頭は既に真っ白で何をしているのかされているのか理解できていない。

 男に頬や鼻に肉棒を押し付けられ擦られていることも小さく可愛らしい乳房が精液で白く塗られていることも、女として隠すべき場所全てがほとんど初対面の男に暴かれていることもシリカの意識には昇っていない。

 

「もうダメッ、ダメダメッ!!! イクッ、イきます。イッちゃいますぅ……」

 

 映像のアスナの声をかき消すほどにシリカははしたなく暴れ跳ねていく。

 そして、下の男がシリカの小さい肛門に指を刺し入れると同時に大きく背を逸らせ雄たけびを上げた。

 

「イッ、クゥゥゥゥゥゥぅぅ!!!!!」

 

 過去のアスナが潮を吹きだすと同時にシリカも白目を剥いて絶頂し激しく愛液を噴出した。

 

「ああああぁぁぁぁぁ!! いやぁぁぁぁぁ!!!」

 

 アスナとシリカ。二人の潮は画面を介してぶつかり合っていたが、最後はアスナのほうが長く続いていた。

 身体に力の入らないシリカはふらふらとしてテーブルから落ちていく。慌てて男たちが支えたため大きく打ちつけはしなかったが大きく股を開いたままシリカはうつ伏せで倒れていた。

 

「ハァッ……、ハァ、す、凄かった……です」

 

 ゼイゼイと息をするシリカ。

 男たちの欲望もまた限界だったのか指一本動かせないシリカの幼さの残る身体に白く濁った体液が降り注いで汚していく。

 

「んむぅ……んんっ」

 

 シリカの身体をやらしく触っていた気持ち悪い男が彼女の頭を掴み直接飲ませてくる。絶頂直後の虚ろな瞳のまま精液を腹部に取り込み竿についている液体を舐め掃除する。いやな味だったがアスナの気持ちになれば耐えられた。

 その姿に即復活した屈強な男たちは再びシリカを囲み弄るために無数の手を伸ばした。

 

 

 

 無数の男たちの間から、シリカの視線の先には壮年の男に組み伏せられたリズベットがいた。

 

「あっ、あうっ! ああっ! あああ、いいっ、いいのっぉ、いっぱい、いっぱいついてよぉー、ああぅ」

 

 床に倒され涎を拭うこともないままに乱暴の腰の打ち付けに喘ぐ。

 リズベット自身、この世界に入って気づいたことだが、彼女の元の性質は”M”であり、このベテランの男のように経験豊富でなおかつ精力の波ではない者を相手にするとその性質はより強く現れる。

 事実、リズベットは今乱暴な責めだけではなく、その豊かな尻を赤く染まるまで叩かれ普段なら反発するであろう罵りの言葉を受け続けているにも関わらず頬を赤く火照らせ愛液で絨毯にシミを作り男のモノをちぎらんばかりにキュンキュンと締め付けていた。

 

「はぁーっ、はぁーっ、……あっ、いいの、ッ気持ちいいからぁ、だからお願い、もっとぉ……」

 

 リズベットは腰をくねらせ男に媚びる。溢れる涎や汗を腕で乱暴に拭い快楽という褒美を待ちわびる犬のように尻を振る。

 

「いいだろうリズベット。ただし、先輩として後輩にそのイき姿を見せつけてもらうがな」

「えっ…… きゃぁ! うっ……!」

 

 リズベットが反応する前にその身体を持ち上げモノを引き抜くと自身は椅子に腰かけ彼女の足を大きく開いた。

 男たちに弄られ続けていたシリカの視線がリズベットのむき出しとなった秘所や肛門へと向けられた。

 

「いやぁぁ、シリカ。見ないでぇ……」

 

 抵抗するリズベットの言葉とは裏腹に彼女の開いた淫唇からは愛液が伝い使い込まれややくすんでいる肛門へと流れた。

 男の巧みな指遣いで愛撫されるとリズベットは恥ずかしそうに首をすくめ悶えた。一転しておとなしくなった彼女だが内心では続きをしてほしいと強く願い唾を飲みこんだ。

 しかし、やっとのことで再開するかに思われた情事は思わぬ方向へと向かっていく。

 

「えっ、ちょっ、ちょっと待ってよぉ・お尻、お尻で何て聞いてな……あっ、あああぁぁぁぁ!!!」

 

 リズベットの拒絶などもちろん聞き入れられるわけもなく男は彼女のアナルへとためらいなく押し込んだ。

 男の硬くて太いイチモツはリズベットの尻を確実に広げ侵略していく。

 ブルブルと全身に汗を掻く彼女の身体。お尻への挿入は初めてではないが毎回悶えてしまう。

 それも、自分が撮影に臨む前に調教してもらった相手となるとなおさらだった。

 

「あっ! あうっ!! あひぃ! いいぃぃぃ!!! キクッ! これ、凄く効くのぉぉぉぉ!!」

 

 リズベットは目を上向かせ理解不能な叫びをあげる。ガクガクと身体を揺さぶられながらの責めは経験豊富な彼女といえど余裕はなかった。

 加えて――

 

「ダメェぇ!! 乳首も、クリちゃんも虐めないでぇ!! アアッ!」

 

 リズベットの恥態に誘われやってきた男優達からの不意打ちの責め。

 暇と性欲だけをもて余した彼らの責めは今のリズベットにとって十分過ぎる脅威だった。

 前に倒れかけた身体を支えつつハリと弾力を誇る乳房に吸い付き揉みしだかれる。さながら牛の乳しぼりのように乱暴ながらも全く形の変わることなく元に戻っていく天然の乳肉に男たちは目を奪われていく。

 

「凄い…… あっ、こ、これが。アンッ、リズさんの……アアン!」

 

 四つん這いにされて責められ身体中の穴という穴をほじられ弄られているシリカはそんなリズベットの姿に驚く。

 普段、シャワー中など無防備な時に胸や尻を揉んでくる彼女がここまで男にいい様にやられる姿は初めてだった。AVでもどちらかといえば(シリカの知る限り)男優を責めることの多い彼女のそんな破廉恥な光景は軽いショックと興奮をシリカに与えてくれた。

 シリカを責めていた男が気を使ってくれたのかはたまたベテランの意思かわからないが、リズベットの女の花園はシリカの目と鼻の先にあった。

 

「……ッ!」

「きゃっ!? シ、シリカ……、や、やめなさいよぉ」

 

 リズベットの淫臭に頭を支配されシリカは躊躇うことなくそこを舐め上げた。震えるリズベットなど頭の片隅にも置かずにせっかくの愛液をもったいないとばかりに啜っていく。

 

「あ。あうっ、やめて、やめてったらぁ……きゃ、うぅぅ」

 

 目をぎゅっとつぶり耐えるリズベット。しかし、男は無情にも彼女に絶頂を与えるべく最後の仕上げに掛かっていた。

 

「ひゃっ。ぁっ、ううっん、うわぁ……、あはああああ!!」

「きゃっ、またっ、いきなっ……うっ、はぁぁぁん! ああぁぁぁん!」

 

 ベテランの男はリズベットの尻が痛くなるほどに腰を打ち付けその象徴を彼女の若い体に刻み付けていく。

 乳房を責める男達も乳輪ごと吸い込み下乳から谷間までを揉み上げていく。

 シリカを責めている男も指示など関係ないとしてリズベットを責めるシリカをオナホ代わりに腰を振り彼女の身体を撫でる。

 

「いやぁぁ!! 見えない! 何も見えないのにイッちゃうぅぅぅ!!」

「またイッちゃいます! また、イかされちゃう!! それもリズさんと一緒に!」

 

 サンタの帽子を深く被らせ目隠しのようにする。真っ暗な視界の中、リズベットの中で何かが膨れて暴れ始める。

 シリカの顔がリズベットの陰唇に埋まり愛液まみれにされていく。

 

「イクぅ! イかされるよぉぉぉぉ!!! あああぁぁぁぁ!!!」

「イッちゃう!!! もうダメですぅぅぅ! まう、ダメッ、ダァ……」

 

 耳鳴りがして視界が白く染まる。

 何も感じない二人だけの無重力の後、それは一気に襲い掛かってきた。

 

「「イクイクッ!? イッ、アアアアアアァァァァァァ!!!」」

 

 無数の手を跳ね除け、激しく痙攣するリズベットとシリカ。男の精が身体の奥底に染み込んでいく。

 ベテランの男の腕から解放されたリズベットは尻を突き上げた体勢のまま床に倒れた。同じく再び絶頂を迎えたシリカの顔が近くにあるが傍へ寄る力が残ってはいなかった。

 

「おう、お前ら後は好きにしていいぞ」

 

 その場を去っていくベテランの声を聴き、若い精力を持て余し耐えていた男たちが一斉に二人に群がってくる。

 

「ははは、男がまだこんなに……」

 

 ぼんやりとする頭の中、期待とも諦めともとれる言葉を零す。

 ただ、上の口はどうであれ下の口は素直に更なる快感への興奮を示し、肛門から放屁と共に精液が軽く噴き出した。

 

 

場所は変わってリビングに隣接する大きなベッドルーム。そこではアスナとユウキの二人が男達から欲望をその身に余るほどに受け白い肌を汚されていた。

 

「んっ……、ふぁぁぁぁぁ……、あぁぁ、あっ、大きぃ、これも、これもぉ、大きくて、硬いよぉ……あはぁぁ」

 

 十人以上での使用も想定されているその部屋。ベットの上で五人の男達に囲まれたどスケベ露出サンタことアスナは突き出された五本のペニスに舌鼓を打っていた。

 かわりばんこに三人の逸物をしゃぶりほおばりその感覚を確かめていく。

 

「ううっ……、くすぐったいよぉ……」

 

 今回、彼女のクリスマスコスチュームは他の美少女たちよりも際どいものだった。

 まず最初に目を引くのは細い赤と白のチューブトップブラ。

 ケープを羽織ってはいるが無防備な脇や深みのあるな谷間、影のある下乳さえも大胆に露出し、くびれた腰も腹回りも余すことなく晒している。

 下半身もまた衣服というには心もとないくらいにお尻のラインがはっきりとわかるくらい密着するタイプのミニスカートであり、彼女が少しでも派手に動けばただでさえ股間に向かうラインは見えているのに、中に履いてある真っ赤な紐ショーツすらも覗いてしまいそうだった。

 頭に被ったサンタ帽以外真冬のこんな時期に着ていては風邪をひいてしまいそうだが興奮し発情しきったアスナが抱いていた『セックスだけを男に届けるどスケベサンタ』としてのイメージにマッチしていたらしく一目でこのコスチュームを選択したのだった。

 ちなみに、今はケープのみ返却の必要があり汚さないように外してはいるのだが、快楽に溺れ既に涎を溢してしまったため、後日身体でその埋め合わせをしなければならないことをアスナはまだ知らなかった。

 

 一人がベットの上で膝立ちとなっているアスナのミニスカに頭を突っ込み無防備な局部を責めたてる。とっくに濡れ切ったヴァキナやアナルを舐めまわし嗅ぎまわし味わっていく。

 アスナの足腰が震え立っていられなくなるが男の頭が支えとなって倒れることを許されない。背後からアスナのうなじや耳、脇の敏感な箇所をねちっこく責めている男は彼女のきめ細かな髪を肉棒に絡ませしごいていた。男の逸物から垂れるカウパーの香りがアスナの頭を麻痺させていく。

 

「あはは、凄い凄い!! みんな、もっと楽しもう!! ねぇ、気持ちよくなろうね!!」

「ああ、もちろんだよアスナちゃん、だからほら、もっと飲んで飲んで……」

「うん♪ ありがと!! うんっ……」

 

 アスナは差し出されたアルコールの缶を傾け一気に空にする。彼女の頬は更に赤くなりテンションも上がっていく。

 この酒池肉林が始まる前にリズベットからの策だ。

 アスナが初めてを経験して以来、撮影以外ではまっているのがこのアルコールを含みながらのセックスであり、普段から弱いくせにが押せば一杯飲んで酔っぱらう彼女から主導権を取るのはたやすく男たちはこれまでの仕返しとばかりに彼女をおもちゃにしていた。

 一人の男が射精したのを合図に男たちは一斉にアスナめがけて熱い欲望を打ち付けた。

 

「きゃっ!?」

 

 突然、顔に向かって飛んできた精液にアスナは目を閉じた。

 その隙を掴んと男たちは彼女の手入れされた髪や綺麗な脇という普段あまり射精とは縁のない場所めがけて狙い打った。

 全員、ピンポイントを狙ったはずが流石は興奮しきった男五人分の精液。それは一瞬でアスナの全身を白く染め上げた。

 顔にドロドロ付いた精液を塗り込み、踏んでしまった足裏の精液をぬちゃぬちゃと鳴らし、アスナは「えへへ……」と笑っている。

 アスナに腕をあげさせブラを剥ぎ取ると豊満な巨乳がプルンと現れた。

 ミニスカートの奥、アスナの履いている真っ赤なショーツは既に濡れきっていた。

 

 

 アスナの横に並んだもうひとつのベッド。

 そこではユウキが一人の男と抱き合い濃密な時を過ごしていた。スタンダードなサンタコスから乳房を丸出しにしているだけの、他のサンタ美少女達と比べると露出は抑えてはいるがユウキの優れた容姿と愛嬌がそれだけでも十分に男を興奮させていた。

 周囲にはカメラを構えたり自分の番を待つ男達が二人の様子を見守っている。ユウキの場合は他の少女達とは違い一人対多数ではなく、一人ずつ丁寧に相手をしていた。

 

「……こんな大きくして、そんなにボクに舐めて欲しかったの? このオチンチンを……」

「うぅ、ユウキちゃん……」

 

 ベッドの上でペニスだけは反り勃たせ横になった男に四つん這いで寄り、そのしなやかな指で先端にそっと触れる。

 

「ほら……見てよ。キミのここ、こんなにもおつゆ溜め込んで……『我慢してます』ってアピールしてるよ」

「……うっ!」

 

 ユウキの触れれば折れてしまいそうなほど細いたおやかな指が亀頭に触れ分泌された我慢汁を掬う。それを二本の指で橋を作り天井のライトでてらてらと光る様を見せつけた。それを躊躇うことなく頬張るとごくりと喉を鳴らして飲舐めとった。

 周りを囲む男達はその様子を見てより一層の興奮を高めていく。

 

「うん、キミのオチンチンのお汁。とっても美味しい。もっとボクに飲ませてよ」

「あっ、ユウキちゃん。待っ……」

 

 男の制止も聞かずユウキはイチモツを可憐な唇に咥え舌でちろちろと舐め始めた。

 

「うっ……!?」

「あむっ、んぅ、うっ、ちゅっ、ちゅぷぅ……」

 

 巧みなユウキの舌遣いが男のペニスを襲う。小柄な彼女の意外にも大きく広い口内は生暖かい唾液に満ちていて、繊細な舌の動きで亀頭や肉竿を舐め回し射精へと導いていく。

 加えて右手で玉袋を左手で太腿に触れてやさしく揉む。興奮とユウキの淫らな雰囲気に当てられ火照った男の肌に彼女の冷たい掌が心地よく触り身体を震わせていた。

 

「ちゅ、ちゅる、……んふっ、ふぅ、うぅぅ」

 

 ユウキは震える男を上目遣いで見つめるとくすりと微笑みを向ける。そして、そのまま更に口をすぼめて吸引力をアップさせた。

 悶え浮かぶ腰を無理矢理押さえつけ頭を大きく動かししゃぶり尽くしていく。涎がユウキの頬を伝い卑猥な音が響き渡る。

 男は声を上げて必死で抵抗しようとするが弱点を重点的に責められてしまえば力は入らずされるがままだった。そして、男はユウキの名を何度も繰り返し大声で呼んだ瞬間、最後の抵抗とばかりに力を込めた太腿で彼女の頭を挟み動きを奪ったうえで射精した。

 

「ぐぶぅ!? ごっ、ごほぉ、おぉ、おっ……」

 

 身動きを封じられ勢いよく喉奥に放たれた精液にユウキは驚き噎せる。濃厚で喉や口に絡み付くその液体は飲み込むのも容易ではなく、彼女の口内を侵食するだけでは留まらず勢い余って鼻からも出て来てしまっていた。

 

「んっ、んぐっ、ぐぐぐ……んはぁ……だ、出しすぎだよぉ、うえぇ」

 

 精液を舐めとり喉を何度も鳴らして飲み込んだ。

 口をいやらしく開け中に何も残ってないことを見せつけるユウキ。未だ幼さ感じる彼女の間抜けにも見える表情だったが、口から確かに漂う男の性臭がユウキもまた女━━一人の雌であることを強く思わせた。微かに白濁液が歯に絡んでいるのも淫らさを引き立てている。

 唾液と精液の絡み合った液体が頬を首を伝うのを拭いユウキは再び男へと向き直った。

 

「キミのせーえき、とっても濃くて美味しいね。もっとボクに呑ませてよ。熱くて臭くて白いのをボクにいっぱい頂戴……」

 

 はあはあと息を荒らげ男に迫る。

 しばらくは出せないと男が言うとユウキは残念そうに目を伏せながらも、舌で口回りをペロリと舐め男の乳首に指を向かわせた。

 

「はぁ、残念だなぁ……このせーえき、ボクが今まで飲んだ物の中で一番おいしかったのに……それにキミ━━お兄さん、とってもいい人そうだし、カッコよくて、優しくて、それにせーえきも美味しいの出せるのに……残念」

 

 周りから聞こえてくる美少女の喘ぎ声。

 ユウキはそれに負けないように、けれども決して大きくはない男にしか聞こえない音量で、

 

「お兄さんとなら、元気な赤ちゃん作れそうだったのに……」

 

 と、耳の奥まで貫くような甘い声でそう囁いた。くすりと吐息を当て唾を飲む音を合わせ潤んだ瞳と赤く染まった雌の顔で見つめる。

 

「お腹にその……白くて濃くて逞しい遺伝子の種を注いで、健康な子が欲しいんだよ。ボクと、お兄さんの二人の子供がね」

 

 舌で耳穴を擽り自らの服にも手をかける。

 パーカージャケットを脱ぎ背中のジッパーを下ろしてワンピース型のサンタコスをその身から剥がしていく。

 その場で立ち上がりワンピースを脱ぎ裸を晒した。映像や写真では何度も見たことのある魅力的な身体だが実物を見たことのなかった男にとってそれはより刺激的な身体に見える。

 一回転してミニスカートを翻す。中に履いた真っ赤なショーツが露になった。

 

「見てよ……ボクのここ、こんなに濡れちゃってるよ。お兄さんの熱いの飲んでからね」

 

 クロッチに触れただけでも愛液はユウキの指に付着し、彼女のそこはもう十分過ぎるほどに濡れていた。

 

「ねぇ、今度はこっちに頂戴……。とびっきり熱くて強い物をイッパイ、ね」

 

 見せつけるようにゆっくりとショーツを下ろしていく。股の間に愛液の線を引きながらも綺麗な太腿を滑り落ちていく。

 ニーハイソックスだけを残した全裸となったユウキは男を四つん這いにさせると脱いだばかりのショーツを渡してお尻に手を当てた。

 

「ボクが回復のお手伝いするから、お兄さんは何もしなくていいからねー。……んっ」

 

 そう言いながらユウキは男の尻たぶを開きむき出しにした肛門を舐め始めた。長く尖らせた舌で円を描き唾液にまみれた舌先を中へと挿し込む。脱いだショーツはそこら辺に投げ捨て肉棒や玉袋を揉む手を緩めない。

 カメラには背を屈めて男のモノを舐め回すユウキの下半身か撮されており、陰毛が生えてないまっさらな陰唇と小さなピンクの肛門が露になっていた。陰唇はショーツからも明らかだったとおり濡れきっており、愛液が糸を引いてシーツへと落ちていく。

 

 男の手が捨てたショーツへと伸び、愛液にまみれたクロッチを裏返し直に味わい始める。

 

「んっ、ちゅる、ちゅっ、……あっ!? もう、お兄さん変態なんだからぁぁ……ううぅ」

 

 自分の履いていた物を口にされることに羞恥を覚えながらもユウキは男を責めることを止めない。

 自分の手の中、そこが固くなっていくのを感じこれからに心を踊らせる。好みの固さと大きさを持つまで揉み続け焦らし続け回復させていく。

 

「お兄さん、そっちじゃなくて、ボクのも舐めて貰っていい?」

 

 男の肛門から口を放し、ユウキは大きく股を開いて身体を反転させる。男の顔前に自身の局部を見せつけ舐めるよう催促する。

 

「そんな染み込んだのじゃなくて、こっち……直に味わって欲しいなぁ……、ダメ?」

 

 可愛らしく首を傾げて願うユウキ。彼女みたいなとびっきりの美少女にお願いされたとなれば男の理性などすぐに吹き飛んでしまう。

 叩きつける勢いで顔を埋め陰唇と肛門を舐め回し弄り回していく。

 

「ん、んんぅぅ!? お兄さん、激し……」

 

 ゾクゾクとした刺激に肌を粟立たせ背を反らす。男もやはり男優の端くれ、ユウキの女優組の中では経験不足とも言える淫肉を責めたていやでも快楽を刻み込んでいく。

 ユウキも負けじと自らのショーツを手に取り、それを被せて手コキをする。舌を伸ばして唾液をクロッチに染み込ませ愛液とブレンドする。

 

「どう? お兄さん、気持ちいい? ボクのおまんこからのお汁とお口のお汁、絡み合った特性ローションでしごいてあげてるんだよ。こんな恥ずかしいこと、お兄さんにしか出来ないんだからね……」

 

 照れたように目を反らすユウキ。女優の中でもかなりの演技派と知られる彼女だが、それに恥じぬレベルの演技はこの場にいる全員に言葉が真実だと思わせていた。

 

「でも、お兄さんもそろそろ限界だよね……? こんなにしごいて育てたおちんちん、そろそろボクのナカに入れたいよね?」

 

 ショーツをペニスから取り、別の男に渡す。それが何に使われることにユウキは興味ないが、手渡す前に汗で蒸れてずれていたクリスマス仕様なバンダナを『これもどうぞ』と一言手渡した。

 

「それじゃあ、そろそろ本番にいきたいんだけど……お兄さん、動けないよね」

 

 男を見下ろすように股越し自ら陰唇を開く。とろりと愛液が垂れて男の腹へと落ちた。

 がに股で座り込み「それじゃあ入れるからよーく見ててね」とペニスを飲み込む様子をじっくりと見せつけていった。

 

「んっ、はぁぁ、あっ、ああぁ……あんっ」

 

 締まりのよい膣道を男の剛直が割り開いていく。ゆっくりと慎重に、双方焦らすように咥えていくのはされるがままの男もする側のユウキも心地良さそうに震えていた。

 ペニスが膣に完全に収まった。子宮にコツリと当たった瞬間、ユウキの身体が跳ねる。

 

「……あっ、ぜ、全部入った、ねぇ……はぁ、はぁ」

 

 唇の端から涎が垂れるのを拭う。

 ユウキは無意識に男の手を握り目を合わせて頷いた。

 

「そ、それじゃあ……腰、動か━━あっ、お兄さん、待っ……、ああぁ!?」

 

 ユウキが腰を動かすのを待たず男が勢いよくペニスを突き上げた。彼女の身体から力が抜けた隙にどんどんペースを上げて主導権を奪っていく。

 

「あっ、ダメっ、待っ、あっ、うあぁ、あんっ、もうっ、おにっ、お兄さんったら……あんっ!」

 

 だがユウキも負けてはいない。

 何とか意識を保ちされるがままの腰の動きを自分のペースに変えようと動き出す。端から見れば腰を前後に振っているだけにしか見えないが、ペニスを咥えている膣に力を込め締まりをうまく調節して優位に立とうとしていた。

しかし━━

 

「あっ! お兄さん……激しい、激しいよぉ! もおぉ! うっ、うんっ、うわぁっ!」

 

 男から主導権を奪い返すことは叶わず。逆に足を大股に開かされて入っている様子を他から丸見えにされてしまう。

 

「やっ、やだぁ! 見ないでぇ……」

 

 抵抗するユウキを取り囲む男達。

 いやいやと顔を隠そうとする彼女の腕を押さえつけ、羞恥に染まった顔と汗ばんだ脇、勃起しきった乳首や快感に震える腹筋、男の剛直をしっかり咥え涎を垂らす無毛の恥丘、をカメラに映し記録していく。

 

「あっ、ダメ……もうダメ! ボク、イッちゃう……もう、イッちゃう……!」

 

 ユウキの目がカッと開かれた。

 全身が痙攣を始め身を捩って逃げ出そうとしてしまうが男の力に敵うはずもなく。尿意に近い何かを局部に貯めながら形振り構わず叫んでしまう。

 

「ダメ!ダメェ!イク!イッちゃう!イッちゃうよぉ!」

 

 叫ぶユウキを男が押さえキスをする。二人の鼓動は溶け合い一つとなっていく。

 

「んっ、ちゅる、ちゅぱぁ……、あっ」

 

 キスで呼吸が苦しくなって動きも激しくなっていく。パンパンと張りのいい音が響き互いの汗で身体をつかめなくなくなってしまう。

 そして━━

 

「ああぁ! イク、イク、イク、イクよぉ! あぁ……イクゥゥゥゥゥ!!!」

 

 ユウキがバタバタと暴れ出して男の腕をはね飛ばし大きく震えた。お尻のアングルから撮っていたカメラに大粒の愛液をぶつけ膣も肛門も震わせ絶頂した。

 

「ああぁぁぁぁぁぁん! ああっ!」

 

 普段の彼女からは想像もつかないほどはしたなく派手に声を上げてそのまま動かなくなった。

 男はユウキの身体をベッドに横たえると抜いたペニスを彼女の頬に当てた。

 

「……んっ、あ、ああぁ、あぅ、ううっ、おちんちんだぁ」

 

 彼女の顔に張り付いている長い髪をはらっていると、ユウキはすぐに意識を取り戻しすぐそばの肉の棒に目をやった。

 期待するような目を向けるユウキに男は触ってもいいと許可するとすぐに咥えて掃除を初めていた。

 

「んっ、ちゅるる、じゅっ、じゅぽ……んはぁ、あっ」

 

 尿道に残った精液すら吸い込み飲み込んでいく。竿を光らせている互いの体液が混ざった液体を舐めとり綺麗にした。

 

「はい、おしまい! お兄さん、ありがとね!」

 

 ユウキは男にニコリと汚れのない笑みを向ける。この笑顔だけ見れば彼女は男のことなど何一つ知らない清楚で純情な少女に見えるだろう。しかし、それは男を誘う餌でしかなく、既に理解している男達は自分の番を急かすように敢えてその餌に食らいつく。

 

「うわぁ、おちんちんがまだこんなにあるよぉ……」

 

 嬉しそうに回りに並んだペニスを見つめる。品定めを終えた後に次なる一本に向けて舌を突き出していく。他の部屋から喘ぎ声が漏れているのが耳にはいり、ユウキは自らの下腹部の熱を更に高めていくのだった。

 

 

 

「アァァァァァァ! イクゥゥゥゥゥ!!」

 

 ベッド上で男と交わっていたアスナが十何度目かの絶頂を迎えた。意識を失い倒れる彼女を男優達は支えビールを呑ませる。

 

「……んぐぐ」

 

「ほらほら、アスナちゃん。これ呑んで元気出してよ」

「そうだぜ、身体もまだ酒も精液も呑み足りないって言ってるからよぉ」

 

 顔を真っ赤に染めた男達が空になった缶を捨て意味不明なことを口走る。

 床下には無数の空いたアルコール類の瓶や缶が転がりこの場にいる全員がかなり呑んでいることがわかった。

 

「はぁぁい、んむっ……ちゅっ!」

 

 射精して体液まみれのペニスにキスをしていとおしそうに舌で舐める。ぽっかりと空いた陰部にはまた別の男が陰茎を突っ込み腰を降り始める。

 

「あっ、はぁぁぁ……! ま、また来たぁ……」

 

 身体を反らし悦びに涙するアスナ。

 アルコールが回っているからか快感はすぐ全身に伝わりアスナの思考を鈍らせていく。

 

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」

 

 四つん這いになったアスナを容赦ない男の腰振りが襲う。両手には当たり前のように他の男の肉棒が握らされていて顔の前にも何本もアスナの口淫を心待ちにしていた。

 

「いっぱい、おちんぽ……いっぱいあるぅ……」

 

 普段なら絶対に言わないことを口走る。

 そして、アスナの身体がぶるりと震えた直後、股関から尿が勢いよく放たれ始めた。

 

「おぉ、アスナちゃんがお漏らしした!」

「酒呑みすぎだろ。ただでさえ緩いのに」

「それ言ってやるなよ。でも、お仕置きだな」

 

 アスナに対しそれぞれ好き放題言った後、男達は濡れたシーツを剥がしベッドから全員降りた。

 

「ご、ごめんなさい……ううっ」

 

 急に涙するアスナを男達は宥める。

 彼らは立ち上がれないアスナの腕を掴んで身体を支えていた。

 

「気にするなよ。俺たちの中だろ」

「そうそう、何度もマンコとチンコで繋がったな」

「だからこれからもチンポに任せてひいひい喘いでればいいんだよ」

 

 優しく頭を撫でてやりアスナの股を開き四股を踏むような体勢へと変える。背後から抱き締めて膣へとペニスを挿入した。

 

「あっっ、はぁっ!?」

 

 再度の挿入に涙を溢してアスナは喘いだ。ぴったりと背に張り付く男の汗がぬるぬるとして不快だが混じりあっているような気がしてゾクゾクする。

 一突き一突きが脳まで貫くような衝撃となって襲いくる。たわわな乳房を扇情的に揺らし太腿や腹筋をひくつかせ快感に素直に喜ぶ。

 

「あっっ、あっ、ああぁ! あああぁぁぁん、あっ!」

 

 艶やかな髪を振り乱し快感に耐える。

 アスナはここまでもう数えるのもいやなくらいに絶頂を重ねておりこれ以上は本当に意識が怪しくなっていた。

 ━━そこへ更なる責めが加わる。

 

「きゃぁ!? リ、リズ!? んぁっ……」

「アスナー、また大きくなったんじゃないの~、このおっぱい……」

 

 アスナの背後からいつしかベッドルームへとやってきたリズベットの手が伸びてきた。揺れるFカップの乳肉を揉み潰し舌でつつく。

 デビューしてから男に弄ばれ性欲の捌け口にされ続けたアスナの乳房は、天性の美しさを保ったまま更に大きく豊かに実り母性をより強く放つようになっていた。

 

「エヘヘ、アスナさんのおっぱい大きいなぁ~」

「シリカちゃん!? やめっ……うんんんっ……!」

 

 反対の乳房には同じくやってきたシリカがしゃぶりついてきた。念願のアスナのおっぱいを前にシリカは我慢出来ず欲望のままに乳首を吸う。

 自らの股関に指を当て慰めながらアスナと快楽を共に体感しようとする。

 

「ああぁ、アスナさん……可愛い」

 

アスナの悶える顔を見つめシリカは恍惚とした表情を浮かべる。身動きの取れぬアスナをいとおしく思いその頭を撫でていた。

 

「アスナ、凄く可愛いよ。すっごく気持ちいいんだね。もっとしてあげるよ」

 

 アスナの股下に忍び寄ったのはユウキ。

 隙だらけな肛門に指を差し入れ悶える太腿をその冷たい掌で撫でる。男の剛直が出入りしている局部に鼻を当て吐息を吹きかけて反応を観察する。

 

「んんんぅ、ユウキぃ……、は、はげしぃよぉ……ううっ」

「そんなこと言ってるけどアスナ、随分といい声で喘ぐね。ほら、太腿にまで伝ってるよ。アスナのお汁が……」

 

 愛液を掬い指が光る様子を見せつける。アスナの陰毛を擦りながらユウキはしなやかな身体に蜜を塗りつけながら頬へと腕を伸ばす。

 

「我慢しないで素直になりなよ。そうすれば、もっと気持ちよくしてあげるからね」

 

 そっと耳打ちすればアスナの身体が跳ねる。膣がきゅんと締まり男に射精を促していく。

 再びしゃがみこんだユウキは男優の肉棒ごとアスナの陰唇を舐め肉芽に吸い付く。がくがく震える腰を優しい手つきで宥め絶頂へと導いていく。

 

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」

 

 ユウキの甘えるような舌の動きが加わったことでより射精に近づいた男優はラストスパートとばかりにアスナに力強く腰を打ち付ける。

 

「あぁぁぁぁ、イクッ、イクッ、イクゥゥゥ! もう無理だよぉぉぉ!」

 

 周囲にいる男達は場の淫らな空気に耐えられず射精してしまう。アスナや他の美少女達にかかっているが、どちらも気にすることなくそれぞれの世界に落ちていく。

 

「アァ、イクッ! アスナと一緒にまたイクッ!」

「イッちゃう! アスナさんと一緒に……あぁ!」

「ア、アスナ……イクよ。一緒に……うあぁん!」

「んうっ……ユウキぃ……リズッ……シリカちゃん……ああぅ!」

 

 四人の美少女は互いに絶頂への階段を一段ずつ登っていく。

 触れあう乳房から伝わる鼓動が一つになっていく。狭い世界にたった四人だけ繋がりあった瞬間。とてつもない衝撃が彼女達を包み駆け巡った。

 

「「イッ、イクゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!! アァァァァァァァァァン!!!!」」

 

 大量の潮を吹き男の精に染め上げられる少女達。床に大きく音を立てて倒れはっきりとしない意識の中で互いの手を握りあう。

 

 が、それも長くは続かず盛りのついた男達はすぐにその手を引き剥がしそれぞれの持ち場へと引きずっていく。

 

「アンッ! アッ! は、激しすぎるわよぉ~」

 

 バチバチと音を鳴らしながら下から突き上げれるるリズベット。

 

「ふわぁぁ……皆さん、凄すぎます……」

 

 小柄な身体を持ち上げられ玩具扱いのシリカ。

 

「えへへ、今度はこっちに? いいよ、アナルにも頂戴……」

 

 四つん這いにされ肛門を突き刺されるユウキ。

 

「アンッ、アッ、アンッ、アッ、も、もっとぉ……もっと頂戴……ふぁっ」

 

 正常位で男を受け入れるアスナ。

 少女達は思い思いに性夜を楽しみ男の味を心行くまでその身に刻み付けていた。




 次回はリーファ、シノン、アリスの三人からの全員尻並べの大乱交となっております。
 次回もお楽しみに!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

クリスマス特別編 淫らに乱れる精なる性夜 《後編》

 遅くなってしまい申し訳ありません!
 修正していたらここもここもとなってしまい気づけばこんな時間に……

 今回はリーファ、シノン、アリスの三人からの全員となっております。

 それではどうぞ!


「……んっ、どう? 気持ちいいかな?」

 

白を基調としたバスルームで男に乗って股間を擦り付けるリーファ。真っ赤な生地に白で縁取りを施したクリスマスビキニをローションで濡らし、ヌルヌルになった陰部を男の盛り上がった股間へと押し付ける。

男が息を漏らし気持ちよさに身体を震わせるのを感じ、リーファは嬉しそうに笑うと腰の動きを早めた。

 

「あはっ、震えてるー。気持ちいいんだねー。ほら、もっとしてあげる……ほら!」

 

幼さ残る普段の明るい顔つきとは変わって妖艶で大人びた笑みを浮かべ男の上で腰を動かし射精へと導いていく。

性夜祭開始当初、リーファは大勢の男達を前に逃げ出そうとしたためにリズベットやシノンの手によってお酒を飲まされ理性が軽く飛んだ状態であり、普段のリーファのイメージとはやや離れたスケベで淫乱な爆乳サンタが出来上がった。

身体の支えとしている男の腹はただ掴むのではなく擽るみたいに揉み解してあげればそれだけで震え、リーファの誇る特大美尻の弾力と合わされば極上の感覚を与えていた。

男の腰が跳ねてリーファの身体が宙に浮く。

 

「うんっ! そんなに感じてくれたんだ。お返ししないと、ね!」

 

身体を前のめりに倒し更に激しく動く。腰に当てていた手を胸に移動させ、男の胸板に柔らかな掌を当てる。

 

「……んっ、ちゅっ。ちゅぱっ、んんっ、あっ、また大きくなってきたよぉ」

 

尻を捩りながらリーファは男の乳首に吸い付き、鎖骨を舐め、キスマークを胸全体に付けていく。ローションに自身の唾液を混ぜ舌で広げていく。

男からキスを求められるとそれに応じ、二人の唾が混じりあった液体が口の端から溢れ落ちた。

 

「んっ、あぁ、あん……凄い、もうビクビクして来てるよ……」

 

手を滑らせて男のペニスに触れる。リーファの素股に焦らせれ続けた男の剛直はもう限界寸前まで達しており彼女の滑りを増した手の中で今にも爆発しそうに痙攣していた。

 

「……でもダーメ、私まだ楽しんでないもん。それに、こんなので射精してたら情けなくて女の子泣いちゃうよ」

 

プロの男優相手に挑発する発言を向けるリーファ。リズベットやアスナから始まった美少女且つ百戦錬磨の男優を泣かせ引退に追い込むほどに卓越した性技をもつ新人セクシー女優達。

その中でもリーファ━━旧芸名:桐谷スグは女子○学生ながらFカップのバストと美ボディを持つ少女として人気グラビアアイドルだった過去があり、その後人気が低迷した後に何のスキャンダルも無しにAV業界へと足を踏み入れた元芸能人枠の女優だ。ネットで密かに噂されていた枕営業疑惑を堂々と認めその上で鍛え上げたテクニックを見せつけ人気AV女優となり今に至る。

何故かアスナにライバル心を燃やしている以外は明るくスタッフにもファンにも優しい素直な娘だが、男優達からは真逆の心象を持たれている。

━━リーファは確かにプレイ中も優しいが何かのスポーツをやっていた影響かどこか厳しい一面があり、情けなく射精をしようとするものなら制限をかけて限界を超えたことを要求してくるのだ。

事実、今相手にされている男は二人目であり一人目に至っては手コキだけで限界を迎え倒れてしまいリーファの元には誰も集まっていなかった。

 

「ほらほら、もっと頑張ってー」

 

根本を優しく握りしめ玉袋を揉んで反応を伺う。乳首を舐めることは辞めず主導権は握らせない。男の肉棒が限界だと訴え悶え苦しんでいるのを見てリーファはそっと手を離した。

━━瞬間、ペニスから精液が勢いよく飛び出して天へと打ち出された。

 

びゅるるるる、びゅるるーーーーー!

 

身体を痙攣させ背を反らせ射精する男を静かに見つめるリーファ。彼女は男に休む暇など与えないのか射精し終えたばかりのペニスを掴み萎えたそれを引っ張り伸ばした。

 

「こんなに射精して、良かったね気持ちよくなれて。……でも、このくらい我慢してもらわないとなー」

 

震える男を余所にリーファは萎えたペニスをグリグリと扱い無理矢理な反応を楽しんでいた。だが、すぐに飽きたのか手から離し自らのビキニの紐をほどいていく。

 

「まぁ、今夜はクリスマスだし特別だよー。それにアナタはさっきの人よりも元気そうだから、スペシャルな体験させないとね」

 

ビキニを取るとリーファのたわわに実ったHカップの乳房が露になった。色白で健康的な肌を持ち見るからに弾力のありそうな乳肉は息に合わせて動き微かに揺れていた。ただ、サイズ故に乳輪は他の女の子と比べると広く乳首もビキニに入れていたカップがなければはっきりとわかってしまうほど大きく勃起していた。

ショーツも腰紐を緩め脱ぐとローションに光る局部と尻が晒された。彼女の陰毛は逆三角形に整えられてい粘液にまみれ淫魔に濡れている。

リーファは深い谷間にローションを垂らすと男の顔に尻を向け舐めるように言った。

 

「それじゃ、パイズリ始めるよー。アナタも私のおまんこもお尻の穴も好きなだけ責めていいから、その代わり、しっかりペニス勃たせてよね」

 

その言葉を合図にリーファは熱い粘液で満ちた肉の渓谷に男の剛直を沈ませる。直後、男は震え動きを止めた。

リーファの谷間は膣のように熱く濡れているだけではなくHカップという驚異的なサイズを持って作り出す圧迫感と弾力でペニスの自由を奪い縦横無尽に責め続ける。また、彼女自身がこの胸の扱い方を熟知しているのか男の顔は見えずとも巧みな腕の動きで豊富な乳房の動きや形をコントロールしていた。

 

「んっ、アナタのおちんちん……すっごい、ビクビクで、また、大きくなってきてる、よぉ……でも、私のも、舐めて……」

 

片手で尻を割り開き陰唇と肛門を露出させた。リーファの散々男に擦り付け続けていたそこはローションでテカテカと光りながらも微かに開いた陰唇からは粘度の異なる液体が滴っており男の顔に雫が落ちる。肛門はローションが染み込んでいて、やや茶色がかったアナルがひくひくと物欲しそうに震えていた。

 

「ほら、早くー」

 

ゆっくりと腰を下ろし男に股間を押し付けた。鼻腔に訪れた強烈な雌の香りに男は息をする余裕もなくなるほど刺激されたまらずにリーファの陰唇を舐めだした。

 

「っん、うっん……いっ、いいよぉ……その調子。ほら、こっちも舐めてよ」

 

腰を動かしてアナルへと誘う。男の舌がアナルへと滑り流れていく。愛液で濡れた舌先はリーファの肛門にするりと侵入し蹂躙を許してしまう。

 

「ううっ、うんっ! ああっ、あんっ!」

 

肛門の中で暴れる舌にリーファは身体を震わせる。流石は男優らしく陰唇と肛門を同時に且つ巧みに責める動きに快感が駆け巡っていく。

パイズリの手が止まっていることに気づくとリーファは負けじと動きを再開した。

 

「……んっ、ほらっ、どう……こっちも気持ちがいい……でしょ?」

 

胸を捏ねるように揉み動かして男のペニスを刺激する。彼のイチモツは既に回復しており、リーファの谷間から膨らんだ亀頭が覗き始めていた。

亀頭の割れ目に触れ新たに分泌された我慢汁を指で掬い舐めとり今度は口で啜る。

 

「ちゅるる、ちゅっ……、ちゅ、んっ、苦くて美味しいね、もっと飲ませて……」

 

口の中で我慢汁を転がし味を楽しむ。

しかし、リーファが新たに我慢汁を啜ろうとした瞬間、男から待ったをかけられてしまった。

 

「……えっ? そろそろ中で出したい? うーん、まだまだ物足りないけど、いいよ!」

 

もう一度最後に亀頭に吸い付き舐めるとリーファは立ち上がり腰を屈めて挿入の体勢を取る。

 

「それじゃあ、挿れるよ……うんっ」

 

ずぷりと音をたてリーファのナカへと入っていく。

 

「んっ、あああぁ……あんっ! あっ!」

 

リーファの締まりのよい膣道をカリが広げ肉竿が押し入る。

愛液に満ちたそこは男のペニスに堪らない快感を与え悶えさせる。リーファは膣内で暴れる肉棒を力を込めることで巧みに操っていく。

 

「うんっ、んっ、いいよぉ! もっと、もっと突いて!」

 

いつしか男の手を握り切なそうな表情で腰を振るリーファ。ゾクゾクとした快楽の痺れがお互いの身体を駆け巡り一つに繋いでいく。

込み上げる絶頂の兆しに腹の奥を胸を脳を振るわせそこを目指して腰を振り乱す。

 

「あぅ! あっ! あはぁん! あっ! あっ! あんっ!」

 

お尻に力を込めて男のモノを強く締め付ける。チカチカと点滅するみたいに白く染まり始めたリーファの視界。腹筋が浮き出て痙攣する様が覗き涎が拭うこともできずに下へと流れていく。

 

「うううっ、イクッ! そろそろイッ、イッ、あああぁぁぁぁぁ!」

 

背を反らしはしたなく喘いでその時を迎えつつあるリーファ。パンパンと尻たぶを鳴らし瞳に涙を溜めて男を見つめる。

男の側から見ればリーファの大きく実った雌の果実は破裂寸前みたいに揺れ動き同じく限界寸前の頭には悪かった。

 

「ねぇ……一緒にイこう。もう、限界、だからぁ……」

 

座位となって男に絡み付く。彼の背中に足を絡め激しくキスを交わして一つになっていく。

互いの息遣いと肌の触れあう音しか聞こえない浴室で獣となった男女は最後の時を目指し感情を昂らせていった。

 

「はぁっ、あんっ、あっ、イク、もうダメッ、イク、イクイクッ、イッ…………アァァァァァ!!!」

 

━━瞬間、

目を大きく見開き男にしがみつき絶頂に達した。

 

「あああぁぁぁぁぁ、あああぁぁぁん!」

 

全身を激しく振るわせ陰部から愛液を噴き出す。

痙攣する身体を男に抱き締められて果てるリーファ。頭を優しく撫でられいつしか立場は逆転していた。

 

「う、動けない……あぁ」

 

ゴムマットに身体を横になると男がペニスを引き抜いたのを感じた。

 

「あぁ……いっぱい、出たんだねぇ」

 

指で陰唇にふれるとべっとりとした精液が付着した。リーファはそれを舐めとると全身から力を抜いて放心する。

一人二人を相手にしただけなのにこの疲労と快楽。全員相手にするとどれほどの物になるのか、興奮と恐怖で腹の奥底が熱く煮えたぎっていく。

 

突如、浴室の扉が開かれる音がした。

やってきたのはもちろん男達で、皆リーファの感じる声に引き付けられたのだ。

 

「んんぅ、いいよ、来なよ……私のおまんこ、もっと満たしてよ。私をもっと、快楽の空に翔ばして……」

 

足をM字に開き男に媚びるリーファ。それに誘われ群がる男達。

リーファの身体を無理矢理起こして下から挿し入れ肉棒を手に握らせる。あるものは足の指を舐め乳首に吸い付く。

 

「ああぁぅ、うっ、うんっ、うっ、いいよぉ、もっと来てぇぇぇぇ!」

 

セクシーサンタ中、最も体力のあるリーファはたった一度の絶頂では意識を奪われることはない。

 

「ううぅ、うんっ、あんっ、あうっ! あああぁん!」

 

お尻を突き出した体勢で責められるリーファ。その背後で無防備なアナルを狙い男のペニスが迫っていることに彼女はまだ、気づいてはいなかった。

 

 

「全く……、よくこんなに集まったものよね」

 

 リビングのソファー。

 アスナやユウキの姦しい声が響いてくる中、シノンは冷静に自身のもとへとやって来た四匹の男の相手をしていた。

 蹲踞となった下半身は既に丸裸にされ、ショーツを脱いだ後にもう一度ショーパンを足首にかけられている。

 

「仕事でもないのにご苦労なことね……」

「そういうなって……、シノンちゃんだって、仕事じゃないのに来てんだろ……、へへっ」

 

ソファーの上にしゃがみ、前と左右から突き出された肉棒を扱っていた。濃厚な雄の香りに頭がクラクラしてくる。

 

「違うってば、私はただ……、ううっ、アスナが心配で……あむっ、これ硬いわね……」

「流石アスナちゃんの保護者、……いや、彼女って言ったほうがいいかな。ははは」

「……ッ!? だ、だから違うってば、私とアスナはそんな関係じゃ……あっ!!」

 

 そんなシノンの声は背後で開いた女性器や肛門を撮影しつつ脱ぎ捨てた黒ショーツでしごいていたはずの男が勢いよく膣口と肛門を舐めてきたことで中断された。

 

「ちょっ、ちょっと何よいきなりっ!! そんなとこ、舐めてくるなんて……」

 

 許可なく陰唇を舐めてきたことに抗議するも男は反省する様子はない。それどころか――

 

「いいじゃねーか、もう減るもんでもないだろうし、それにほら……、こうしてやると挿れる時にシノンちゃんのおマンコがとっても気持ち良く……ほら、もう濡れてきた!!」

「い、いやぁぁぁぁ……やめてぇ」

 

 ジュポジュポとわざとらしく音を鳴らし彼女の羞恥を煽っていく。

 口では拒絶を示しているが、やはり快楽には抗えないのか普段凛としたその顔はだらしなく惚け蕩けていた。

 そして、男男が勢いよく愛液を啜った瞬間シノンの腰が跳ねた。

 

「ん、いやぁぁぁぁぁん!!」

 

 ただの愛撫で軽くイかされてしまったシノン。一瞬だが向いてしまった白目を男たちに見られてしまう。

 

「はいシノンちゃん、一イキね。あと何回いくかな」

「てか、まだ始まったばかりでこんなにイッて。そんなんで持つのかねー」

「……うるさいわね。早く書いてよ……」

 

 男たちに冷やかされる中、シノンはばつが悪そうにしながら男に黒い油性マジックペンを差し出した。

 

「はいはい、全く、シノンもこんなのが好きなんて変わってるね~」

「いいでしょ別に……」

 

 太腿に横線を引いてもらう。

 これはシノンがプライベートで乱交する際によくやることで、体にイかされた、または射精されるたびに線を引き、それだけ男に蹂躙されたかを自他ともに示す目的があった。

 既に身体には幾つもの線が引かれておりシノンの花弁は潤み熱い蜜を滴らせていた。

 

「それじゃあ、まだまだいこうか」

「きゃっ!? いやぁぁぁぁ、もうっ……」

 

 一人の男がシノンを押し倒して挿入した。

 

「━━ああっ、あっ、あんっ! あんっ! ああっ!」

「そんなに声漏らして、期待してたんだろうが!」

 

 盛った雄たちが一人の美少女を可哀そうに思えるくらいに責めまくる。

 シノンは騎乗位で男にまたがりキスをしながら腰を振る。唾液の音を大胆に響かせながら飲ませ飲み合い潤いを感じていた。

 

「シノンちゃん、こっちも……」

「わかってるわよ。全く、せっかちなんだから」

 

 突き出された肉棒をシノンは文句を零しながらもしゃぶる。両手も駆使することで計四本のペニスを一度に相手にしながらもまだまだ余裕がありそうだった。

 

「うぉ、シノンちゃん凄い。もう出しちゃいそうだ」

 

 男の一人がそう声を漏らす。

 シノンは「だらしないわねぇ、もう少し楽しませなさいよ」と力を軽く込め男に我慢を強いる。

 リーファと同じくシノンの周りに人が少ない理由。それは彼女が他の美少女たちとは違って男に主導権を最初以外は与えぬように動いているからだった。

 もちろんシノンも彼らに負けないくらいには絶頂に達しているが懸命に男達よりも優位に立とうとしていた。

 普段の撮影ではカメラの前でイかされることがほとんどなのだ。クリスマスの特別なイベントくらいは昔のように男を責めたい。

 ━━そう思っていた彼女は早くも崩れ去ることになる。

 

「悪い悪い、遅くなった」

 

 そう言って部屋へとやって来たのは一人の男。

 男優であることは知っているがクリスマスイベントにも参加していなかったため来ないものかと思っていた。それなのに何故。

 

「シノンちゃんお待たせ。君の気持ちよくなれる”モノ”を持ってきたよ」

 

 そう言って男が取り出したのは巨大な電動ドリルバイブ。文字通りドリルのような形状で女の膣をいやというほど責めたてるリズベットお手製のいわくつきの品だった。

 これまで快楽に歪みながらも持ち前のクールさを保っていたシノンの顔が歪む。

 

「な、なんでそれが……」

 

 彼女の目の前に差し出されたドリルバイブ。それは彼女がまだ素人だったころにその身体で何度も試された果てに完成した玩具なのだ。

 つまりこの電動マシンは一般向けに発売されているにも関わらずこの機械はシノンの弱点を徹底的に責め彼女の女としてのいやらしさを限界まで曝け出すことが出来るものだった。

 

「他にも色々あるぜぇ。たっぷりと、楽しませてやるから覚悟してろよ」

 

 他にも見覚えのあるローターやディルド、アナルバイブなどが取り出されシノンは拒絶の色を示した。

 

「い、いやぁ……」

 

 余裕から一変。同様の隙にまんぐり返しされ多くの男たちの前に膣口と肛門を晒すこととなる。それぞれ気に入った玩具を手にシノンの容姿に似合わぬほど経験豊富な性器をまじまじと観察した。

 汚くて臭い息がかかりシノンが震える。

 

「うぉぉ、シノンちゃんのマンコ綺麗だな。とてもやりマンとは思えねぇ」

「ケツ穴むき出しにされてヒクついてやがる。若いのにベテラン並みに使い込まれてるな」

「ちょっと色が濃いのもいいよな。どっちもピンクだけど」

 

「いやぁぁぁ、何も知らないくせに勝手なこと言わないでぇ…… あっ」

 

 顔を手で覆い身体を捩って抵抗するシノンだったが男たちが彼女の膣や肛門、陰核に陰毛など好き放題に弄り始めたことでそれは中断されてしまう。

 人のことなど一切構わない愛撫にいまさら何も感じないシノンではあるが、自分の傍でドリルバイブが組み立てられていく様子を見せられては我慢など出来るはずもない。

 だが、無情にもドリルバイブは組み立てられシノンの膣口の前に突き付けられることとなった。

 

「へへへ、待たせて悪いな。それじゃあお待ちかねのバイブだぜ」

「いやぁぁぁ、やめてぇぇぇぇ。待ってない! 待ってないからやめてぇ! あうっ!」

 

 自身の流した愛液をローション替わりに使ったドリルバイブが弱点を突くための態勢を整えてしまった。

 周りの男達もその瞬間を心待ちにしながらも自分たちもまた、シノンの身体を手にした玩具で責めその反応を楽しんでいた。

 それがシノンの抵抗を弱めドリルバイブに抗えない原因の一つであることに気が付かずに。

 

「へへへ、覚悟しろよ」

 

 男がそう言うのと同時にドリルバイブはズプズプとシノンのナカへと飲み込まれていく。彼女も華奢な腕ほどある太さがあったが、意外にもすんなりとそれはシノンの身体に侵入し消えていった。

 

「あっ、う、ううんっ、あっ、太い……、大きい、それに、固くて暖かい、あっ」

 

 目を閉じ身体に入ってくるドリルバイブに抗えないシノン。

 全身が痙攣したみたいに跳ねているのに抑えられて動かせない。いやなはずなのに愛液を更に流し気持ちいいと思っているカラダに呆れる。

 同時に、その感覚が嫌ではないことも感じて自然と口角が妖しく歪む。

 

「おおぉ、こんなにあっさり全部入るとはな。それじゃあ、スイッチ、オン!」

 

「きゃっ。あああぁあぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」

 

 男がドリルバイブのスイッチを入れた瞬間にシノンの絶叫が部屋中に轟いた。

 喘ぎ声というよりそれは悲鳴に近かった。身体が心配になるほど跳ね暴れ愛液をまき散らしていた。爆音に負けぬほど大きな声で叫ぶ彼女にもう抵抗の余裕は残されていなかった。

 

「あああぁぁぁぁあああ!! ああぁ! あああぁぁぁぁん!! イッ……きゃぁぁぁぁ!!!!!」

 

「ははは、シノンめっちゃ感じてる」

「よろこんでくれてなによりだぜ。ほら、これも味わいな」

 

「きゃぁ、あっ…………、っ!」

 

 シノンを笑う男達はそういって彼女の両の乳首にローターをクリトリスに電マを当て刺激する。全身を汗や唾で光らせ目も半ば白目を剥きかけていた。

 声を上げる余裕ももう残されていない。

 

「ほらほら、シノン。おねんねにはまだ早いぞ。おらっ!」

「おおっ!? ぁぁうぁぁぁぁ……!」

 

 彼女の頬をペチペチと軽く叩く。持っていたドリルバイブを引き抜くと肛門に刺しなおした。そして、間髪入れずにシノンの濡れきりすっかり解された膣内に挿入し隙間を埋める。

 

「うっ、ぐぅぅぅぅぅぅ……あああぁぁぁ!」

 

 再び振動を始めたドリルバイブの感覚と男の腰の勢いに目を見開いて悶える。ずんずんと身体を揺さぶられ喘ぐ。

 

「ああぁっ、あぁ! あっ! ああ! ああぁぁぁん!」

 

 男に跨がるような体勢にされ全身を男の慰め物にされる。シノンの恥態に引き付けられたのか、いつしか彼女の周りには多くの男が囲みを作って自らのモノをしごいていた。

 雄と雌の性臭が混じりあった強烈な匂いが鼻を突き意識が揺らいでいく。

 

「はぁっ、はぁ、もうっ、ダメッ、またイク、もうイクからぁぁぁ、だから、もう突くのやめてぇぇぇぇ!!!」

 

 自然に涙が溢れ頬を伝う。

 自ら腰を振り男のイチモツをしゃぶり手でしごく。数えるのがバカらしくなるほど集まっている男達はシノンを気にすることなく射精し彼女を白く染め上げていく。

 

「ああぁ! もうっ、ダメッ……もうっ、イクッ! ああぁぁぁ!!!」

 

 精液が絡んだ髪を振り乱し口から垂れることも気にせず叫ぶ。白濁液まみれの肉棒に掌や足裏を汚し、止むことのない男の欲望に染め上げられていく自らの身体に興奮し欲求を昂らせてたく。

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!  イク、イク、イクゥゥ!! イヤァァァァ!!」

 

 白目を向き頬を両側から舐められ汚い唾液に濡らされながらシノンは腰を天井へと突き上げた。

 

「イクゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!! イヤァァァァァァァァァァァ!!」

 

 痙攣し激しく果てるシノン。

 潮を撒き散らすのはもはや当たり前。群がる男達をはね除け彼女の身体は水辺に打ち上げられた魚みたいに床で意識なく跳ね続けていた。

 限界を知らないのか、男達の精液もまたシノンに彩りを加え続けていた。

 

「……あっ、あぅ、うぅ、うっ、あっはぁぁぁ……」

 

 細い息をしながら目をゆっくりと開く。

 先ほどのは少しメンバーが違っているが未だ健在のペニスをブラブラとさせシノンを見下ろしていた。

 一人の男がシノンの太腿の付け根辺りに線を記す。既に"正の字"は二桁を越え初めていた。

 

「やっ、ううっ、も、もう少し……待っ、むぐぅっ」

 

 シノンの回復を待たずに男達は彼女の腕を掴み無理矢理その可憐な唇を突破してペニスを咥えさせた。

 体液を潤滑油に乳首や陰部を刺激してやり彼女の性感を煽っていく。

 

「むぐぐ、んはぁ……、もう、勝手なんだから……あむっ、んっ」

 

 乱暴な男達に口では文句を言いつつもシノンは嬉しそうな顔で彼らの期待に応えていく。

 ドリルバイブやペニスで入っていなければ耐えられないほど欲求不満な膣は次なる男はまだかと愛液を滴らせ床に水溜まりを作っていた。

 

 

 寝室の隣にあるガラス張りのシャワールーム。

 そこではアリスが男達の欲望のままにその極上の肉体を弄られていた。

 サンタコスは既に脱がされ帰りに着れないように男達によって精液を掛けられくしゃくしゃにされ入り口に落ちている。

 

「うっ、ううっ……ううんっ!? あっ……み、ちょっと、激しい、やめ、止めなさい……あんっ!」

 

 床にどしりと置かれた銀のゴムマットの上に寝かされ複数の腕に組伏せられるアリス。豊満な胸や尻はもちろんのこと、引き締まった腹筋や括れた腰、そしてほどより弾力の腕やむっちりとした太腿とありとあらゆる場所を触られ弄ばれている。

 

「ちょっ、ちょっとぉ……激しいぃ、激しいっ……あうっ」

 

 全身にローションをまんべんなく塗りたくられてそのむちむちと張り積めた身体をいやらしくテカらせ、滑る肌のせいで抵抗すらままならない。豊富な乳房を乳絞りのように揉まれ摘ままれ、脇腹を撫で回されてローションを広げられる。

 

「きゃっ!? そ、そこはぁ……あうっ」

 

 股間にローションを大量に注がれ身体を震わせる。透明な瓶がほとんど空になるまでアリスの陰部を覆い尽くす透明の粘液は男達によって塗り込まれていく。

 アリスの陰唇を割り開いて中へ滑らせ、陰毛を摘まんで揉み混む。大きなお尻にもしっかりと撫でて塗り込み割れ目や肛門も逃さずヌルヌルにしていく。

 

「ひゃっ、ひぃ、ううっん、あっ……やめてぇ」

 

 いやいやと抵抗するアリス。集まった女性達の中で一二を争うほど身体能力に優れた彼女だが、流石に複数の男に同時に襲われ、その上うまく力が入らなくなるローションも使われてしまえば為す術がない。

 アスナと同じく(やや大きい)Fカップの乳房が握られて形を変える。すぐに元に戻って美しさを保つそれは男達の欲求を昂らせる一方だ。

 

「……やあっ、あうっ、うぅ、うんっ……あはっ、く、くすぐったい……あうっ」

 

 男に乳首を吸われてしまう。乳房の大きさ相応に膨らんだ乳首を乳輪ごと咥えられタプタプとした下乳を扱われる。

 無理やり開かされた手にはペニスを握らされ大きく開いた股には男が潜り、足の指は一本ずつ丁寧にしゃぶられてしまう。

 

「あ、あぁ……い、気持ち、いぃ……」

 

 天を仰ぎ快楽に脳を震わせる。

 乳首が痺れるほどの愛撫も、陰唇がふやけるほどの愛撫も、指をペニスに見立てた愛撫も全てが気持ちよくて堪らない。

 掌で男のモノが震えヒクつくのを感じて力を込める。それだけでペニスは射精し、白濁の液をアリスの顔にかける。

 

「あっ……」

 

 ぺちぺちと音をたてて頬にぶつかる汁をぼおっと眺めた。萎えたペニスから手を離し指で掬って口に入れる。酷い味だが嫌いではなくて口が綻んで股が更に湿った。

 

「あっ、あうっん、うっ、あはぁ……」

 

 四つん這いに身体をひっくり返される。

 男は口を肛門へとずらし陰唇には指を挿しこんだ。ぐちゅぐちゅと音を卑猥に響かせて物欲しそうにひくつく尻穴に舌を伸ばす。

 アリスの肛門はそれなりに使い込まれているのかやや色が濃く男の舌もすんなりと受け入れていった。愛液も指が入った直後に分泌量が増えたのか、マットにはローションとは違う粘液が糸を引いて落ちていく。

 

「ふぇっ、えっ、うっ……むぐぐ、ぐぅ」

 

 二人の男が我慢できないとばかりにアリスの顔を肉棒で叩いた。

 彼女は慣れた手つきでそれらを掴むと交互に舌で舐め口に咥えていく。口淫と手淫。交互に繰り返し男達に休む暇を与えない。

 彼らは押し倒して押し付けるように拘束した。

 下半身を責めるうごきはそのままに膣には舌を肛門に指をずっぷりと沈め口には思いっきりペニスを突っ込んだ。彼女が苦しそうに暴れようが腕や太腿を抑え抵抗は許さない。

 彼女自慢の美巨乳が押し潰されているが、横からわかるそのはみ出し具合が余計にいやらしさを出していた。

 

「むっ、ぐぐぐ、うっ、うぇっ、えっ……ぐふっ、ごっ!? ごほぉぉぉ……」

 

 口に含ませている男がアリスを無視して射精した。喉奥に唐突にぶちまけられた白濁液に涙を溢しながらも飲み込んでいく。耐えきれなかった分が口の端から涎と混じって溢れてしまう。

 

「んっ、んぐぐ……んはぁ、ごほっ、ごほっ! い、いきなり出さないで、ください……はぁ、はぁ」

 

 口から溢れる精液を手で受け止めながら文句を言うアリス。男から渡された赤い布で拭おうとするもそれが自身の脱ぎ捨てたショーツであることに気付き辞めた。

 

「……えっ、そろそろ挿れたい? いいですけど……ううっ、あんまり見ないように……」

 

 男達から挿入すると伝えられると、アリスは指示された体勢に移っていく。

 ゴムマットに横になった男に巨大な尻を突き出すように四つん這いとなり腰を振る。

 ローションに濡れた陰唇も肛門も男達の目の前に晒し興奮のスパイスとして捧げる。女としての尊厳の欠片すらないポーズを鍛え上げた身体を誇示するように披露した。

 

「は、早く……挿れなさい、恥ずかしい」

 

 羞恥に震え腰を振ってしまうアリス。陰毛に息が当たるほど接近されたから恥じらってしまったがこの行動で彼女の桃尻はより魅惑的に見えてしまい逆効果となった。

 

「じ、自分で挿れろ……? うぅ、分かりました……」

 

 アリスは股下を覗き込むようにして自ら挿入させていく。ずぷりと男のモノが入った瞬間、肉の竿にとろりと彼女の秘液が流れ落ちていく。

 

「くっ、うっ、ううっ……ううんっ、あっ」

 

 ゆっくりと腰を沈めていく。カリが膣の敏感な箇所を刺激し責め立ててくるが負けじと腰に力を込めて耐える。

━━が、男達はアリスのそんな緩やかなペースに合わせてくれない。

 

「きゃっ、はぅ、ううぅぅぅぅん!!」

 

 寝ている男がアリスの腰を掴み勢いよく下ろした。突然の衝撃に彼女の全身に甘い痺れが走った。

 

「あうっ、ううぅ、ひ、酷い……うんっ、うっ! あっ!」

 

 あまりの乱暴さにアリスは抗議するも男はそれに耳を貸すことはなく腰を上へと突き上げていく。

 

「あんっ! あっ! あっ! ああぁ! あっ! あうっ!」

 

 始まってしまった男の強烈な責めにアリスは喘ぐしかない。胸の下に腕を回されてしまえば逃げることは出来ず、快感で力の入らない身体を好き放題に遊ばれる。

 口の端、そこから無意識に涎が溢れていることに気付く。慌てて拭うが口元の緩みを直すことができなかった。

 

「何、でっ……あっ! あんっ! あはぁ!」

 

 更に激しさを増す男のピストン運動。二人の淫らな雰囲気にあてられ男達がよって囲んでいく。

 

「むっ、ぐうぅ、うっ、ううぅ!」

 

 無理矢理なフェラチオに抗議する暇もなく口へと押し込まれていくペニスを舐めていく。

 雄の味が口内に広がってアリスの思考を鈍らせていく。ひたすら舐め続け汁を吸う。

 

「ふぁっ、ふぅぅ、うっ、ら、らめぇ……ほんらにぃ、うぅ」

 

 手に握らされる二本のペニス。慣れた動きでしごいていくが打ち付けられる男の腰のせいでうまく維持が出来ない。

 周囲でも自らの手で慰めている男達がいっぱいいて周囲に雄の香りが広がっていく。

 

「あっ、あぅっ、うぅぅぅ! イク、イク! そろそろ、イきそう……ああぁ!」

 

 膣内で男の肉棒がピクピク震える感覚。

 アリスもまた自らの絶頂が近いことを感じ思わず声に漏らしてしまう。

 

「はっ、むうっ、うっ、うはぁ……あっ、ちゅっ」

 

 男と対面座位へと組み換えてキスをしながら絶頂の階段を登っていく。他の男の精液が混じった唾液なのに受け入れてくれる男に何故か胸がときめいてしまう。

 キスをしているのに乳首を弄られていることも、肛門を開かれぐりぐりとされていることも気にならなくなってしまう。

 

「あっ、あっ、あっ、イク、イっちゃうよぉ……一緒に……はぁ、はぁはぁ、一緒にイこう……あんっ!?」

 

 男の舌を絡めた濃厚なキスの直後、身体を抱えられると壁に背をつけられ密着された。壁の冷たい感覚にゾクリとしたと同時に強い快楽の波は一気に押し寄せてきた。

 

「ああぁわ、あっ、あんっ、あっ、イク、イクイクイク、もう、ダメッ、イクッ、イっちゃう!」

「イクゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」

 

 頭を壁に打ち付けるほど反らしてアリスは果てた。はしたなく股から潮を吹き身体を震わせる。

 

「あ……あっ、ああぁ……」

 

 涙を流し腰を痙攣させるアリス。

 便座にゆっくり座らされると彼女目掛けて精液の雨が降り注いだ。周りで興奮していた男達も耐えきれなくなったのだ。

 身体が白く塗られていくことに反応も示さないほど疲弊したアリス。股間から尿を溢し便器に流れる音が響く。アスナに対抗しようと密かに訓練していたのが仇となった。

 すぐに寝てしまいたいがそれは周りも、そして自らも許さなかった。

 

(まだ、こんなに熱い……)

 

 腹部に手をやると腹の奥がまだ蠢き更に熱を高めていることを察する。周りには射精しきれなかったペニスはいっぱい残っており、早く処理しろと煽ってくる。

 

「んっ、あむっ……んんっ」

 

 口を開いて目の前にある一本を含む。アリスの淫らな夜はまだまだ終わらなかった。

 

 

 祭りの終わりも近い。

 日付もとっくに変わった頃にリビングへと集められたアスナ達。

 纏っていた可愛らしいコスチュームは脱がされ男の肉欲に汚された全裸を晒す。カーペットの敷かれた床に四つん這いとなり、尻を突き出す7人の美少女達の美しくも卑猥な姿がそこにはあった。

 

「ううっ……、早く、早く……おまんこに挿れて……おちんちん、おまんこに頂戴……あぁ!」

 

 まず目を引くのは真ん中でお尻を揺らすアスナ。割れ目から精液を垂れ流しクリトリスを指で扱いながら腰を振っている。首を捩り男達を見上げるその表情は盛りのついた犬のように舌を出して赤く火照っていた。

 

「そ、そんなにジロジロ見ないでぇ……恥ずかしいからぁー」

 

 いやいやと割れ目を隠すのはリズベット。同じく精液を垂らす股の秘部を手で覆ってはいるものの指をちらちらと開いて男達を焦らすように見せている。太股を震わせ微かに開くと尻たぶが開き使い込まれたアナルまで晒した。

 

「恥ずかしいけど……皆さんと一緒なら……」

 

 お尻を恥ずかしそうに揺するシリカ。この中では最も小さいながらも十分女性的な丸みを持ち手に収まるサイズでマシュマロのような弾力を誇る尻肉が足を動かすだけでプルプル震えていた。

 

「あ、あんまり見ないでよ……だらしないし、最近また大きくなってるし……うぅ」

 

 このメンバーで一番のお尻を誇るリーファは足を内股に閉じ目立たないように腰を低くしていた。だが、他を圧倒する大きさをもつ彼女の尻はそんなことでは隠れることはなく変に力を入れたことで尻の筋肉の様子や締まったほとんど未開発の肛門が見えてしまっていた。

 

「ねぇ、早く挿れて……私の身体、あなた達の身体で暖めてよ……」

 

 猫のように尻を振るシノン。新人ながら全女優の中でもトップクラスの尻を持つと言われる彼女は自らの誇るそれを存分に生かし男を誘う。鍛え上げた動きで尻で八の字を描き、割れ目と肛門の踊る様を見せつける。

 

「皆、誰のお尻が一番好きかな? もちろん、ボクだよね!?」

 

 自慢するように見せつけるユウキ。お尻を上下左右にフリフリと動かしてアピールし注目を誘う。お尻の大きさはシリカと同じぐらいだが彼女と違いユウキは積極的に動かす分、魅力が勝っているようにも見えた。

 

「そんなにジロジロ目を向けるのはやめなさい! あまり見ないで……」

 

 口では抵抗しながらも語尾が弱々しいアリス。雪みたいな白い素肌が照明の光に照らされて芸術的な美しさを魅せてくるが陰部を覆うほどに生い茂った金色の陰毛がそれを卑猥さに塗り替えていた。

 

 天使のような七人の美少女達のそれぞれ違う魅力を持つお尻が綺麗に並ぶ。一人残らず陰唇を濡らし愛液の涎をポタポタと垂らし雄の蹂躙をいまかと待っている。

 

 一人の男が痺れを切らし美少女目掛けて飛び出していくのを合図に男達は一斉にセクシーサンタ達へと襲いかかった。

 

 

「あっ、くぅぅん! は、はいって……きたぁ! あんっ!」

 

 仰向けに寝かされ男に突かれるリズベット。正常位となり男の腰を挟んで自らも身体を動かしている。

 

「あっ、うむっ……むっ、んんっ、大きい……」

 

 顔のすぐ側にやってきた男のペニスを舐め乾いた精液の跡を綺麗にする。誰の膣内にあったモノかは分からないが、自分含め多くの女性がオナホ扱いされていることに興奮を覚え愛液を更に垂らして尻をヒクつかせた。

 

「きゃっ!? いきなりびっくりするじゃない…… 」

 

 ペニスを舐めていた男の玉袋を揉んでやると彼は勢いよく射精してリズベットの顔を汚した。萎んだモノを垂らし申し訳なさそうにする男にリズベットは

 

「まぁ、仕方がないわ。また勃たせてあげるわ」

 

 身体を捩り四つん這いとなって男のモノを乳房で挟む。リーファほどではないがリズベットもまたパイズリの達人とも呼べる女優だった。

 

「今日の私はサポート役だからねー。これをまた大きくして、アスナ達を気持ちよくしてあげてね」

 

 涎を潤滑油に男のイチモツを癒していく。

 リズベットに腰を振り続ける男が肛門に指を挿し入れる。彼女は背後の男も満足させるために下半身に力を入れ膣道と肛門を締め付けた。

 お尻を責められた瞬間に軽く達していたのは彼女だけの秘密にして。

 

 

「ふぁぁ、あうっ、うっ、み、皆さん落ち着いてぇ……」

 

 背面座位で男に抱き締められているシリカ。柔らかな腹や小振りな胸に手を回され刺激される。

 

「あっ、ダメッ……そんなに、いじわるしないでください……! あっ」

 

 目の前にはもう一人男がいて精液と愛液でどろどろな蜜坪を指で弄られ焦らされていた。シリカの小柄な身体には男の太い指は小さなペニスが幾つもの出入りしているように感じ、それが触手のように好き勝手暴れてシリカを責め立てていく。

 

「かうっ、はぁぁっ!? は、入ってきたぁ……」

 

 前の男がシリカの膣へと挿入した。

 後ろの男とペースを合わせることない身勝手な動きにシリカは翻弄されていく。二人の動きは交わることがないために慣れることは不可能でその上小さなシリカに二つのペニスを同時に受け入れることは厳しく片方が挿し込まれればもう片方がはみ出てまた入りはみ出るを繰り返され挿入の瞬間に訪れる痺れが終わることなく続いていく。

 

「あっ、い、いっ、いきっ、イクッ……」

 

 涎を垂らすシリカ。何度も絶頂に達した膣肉や肛門は男の責めに敏感に反応して快楽を即座に脳へと伝達していく。

 

「イクゥ、イッ、イクゥゥゥゥゥ!! きゃぁぁぁぁぁ!!」

 

 男二人にサンドイッチにされて果てるシリカ。逃げ場のない動きも取れない状態で全身に流れる甘い電流に酔いしれる。

 

「ふぁっ、あぁ……」

 

 男達から身体を放され床に崩れ落ちる。だが、身体はすぐに別の男に引っ張られて何処かへと連れていかれた。

 

 

「あんっ! あっ! イキます! イクッ! イクゥゥゥゥ!」

 

 綺麗な髪を振り乱し絶頂を迎えるアリス。種付けプレスの体勢で乱暴な責めを受けていた彼女は射精した男から解放され床に腰をおろした。

 

「はぁっ、はぁ、少し……少しだけ休ませてください……お願い」

 

 精液が止めどなく溢れ彼女がどれほど男の欲望を受け続けているのかが察せられる。体力には自身のあるアリスと言えどここまで連続で休みもなければ限界はとうに越えて倒れてしまうほどだった。

 だが、アリスの哀願を男達が聞き入れるはずもなく。彼女の足を掴んで持ち上げると膣に溜まった精液を奥へと押し込んだ。

 

「あっ、あぁ、や、止めて……止めなさい」

 

 力の入らぬ状態で腰を振るが何の抵抗にもならない。大勢の前で下半身の秘部を晒し妊娠しないとは言え精液が子宮に溜まり続けることを許してしまっている。

 

「あうっ……うっ! ああぁっ!」

 

 膣に指を入れられて円を描かれる。抜かれた瞬間に身体をひっくり返され、間を置かずに男の掌がアリスの尻たぶを叩いた。

 心地のよい肌の弾ける音が響く。

 

「あんっ! あっ! やめてぇ! いっ! ああぁ!」

 

 尻叩きは強さを増しアリスの白いお尻は真っ赤に染まっていく。涙目で許しを乞うが男は聞き入れることがない。

 

「許しっ、許して、お願いします……はうぅ! うっ! ああぁ!」

 

 最後に一発叩かれてアリスは解放された。倒れた彼女はぐったりしたまま動くことはなく涙が溢れていた。

 だが、同時にアリスの秘部からは愛液が太ももをぐっしょり濡らすほどに垂れ落ちており、肛門も震えて男を待ちわびているようだった。

 

「あああぁぁぁん! あぁ!」

 

 男が隙を狙い挿入した瞬間、アリスは激しく達して膣を締め付けた。

 男は腰をアリスが絶頂しても尚振り責め立て続ける。

 

「ダ、ダメ……イッてる、今ぁ、イッてるからぁ!!!」

 

 アリスの叫びはやはり聞き入れられることはなく男は動きを止めない。周りの者達もいつしか彼に協力してアリスを拘束した。

 床に手足を押し付け快楽を逃がす余裕を与えないように腰も肩も胸も抑えつけた。

 

「やぁぁぁ、イッてる! イッてるのにぃぃ! 何で、何でぇぇぇぇ! ああぁ!」

 

 身体が動かせずに快感だけを感じるアリス。

 絶頂は終わることがないどころか次から次へとやってきて彼女の肉体に刻まれていく。

 裸で大気圏を突き破っているような、身体が燃えるような感覚に苛まれながらも確かに終わりを感じていた。

 視界は点滅と多種多様な男達の顔に埋め尽くされ耳鳴りと浮遊感の中、それは訪れた。

 

「トブッ、トブゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」

 

 男の腕をはね除け絶頂を超えた場所に初めて到達したアリス。一瞬で意識は薄れ白目を剥いて倒れる。

 終わることない絶頂は未だ身体を襲い続け、この夜最初の脱落者はそのまま静かに別の場所へと運ばれていくのだった。

 

 

「イク? イッちゃうの? いいよ、イきなよ! ほら、ほらっ!」

 

 男に責められたはずが何故か責めているのはユウキ。襲ってきた男から主導権を奪い彼のペニスをしごく。

 

「我慢は身体に毒だからさ、イッちゃいなよ。誰も何も文句は言わないからさ」

 

 ユウキはそう男の耳元で囁く。耳を舐め背中を撫でてやれば我慢を止めたのか射精が始まった。

 

「うわぁ……いっぱい出てる。凄いね、お兄さん」

 

 既に体力が減っているのは男も同じで、射精をするのも耐えるのも限界だった。

 

「まぁいいけどね。ボクのナカにおいでよ。そこでたっぷり残りを搾ってあげるからさ」

 

 自ら陰唇を開き男を導くユウキ。

 男は誘いに乗る、というより半ば強引なユウキの手によって膣へと肉竿を突き入れることとなった。

 

「あっ、くぅぅ、うぅぅん!? き、きたぁぁぁ」

 

 股に侵入してきた剛直の感覚にユウキは震えた。男の肩に手をおいて腰を振り主導権は譲らない。

 男をディルドのように扱いながらも彼が退屈しないように気遣いは忘れない。

 

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ……大きくなってきたね……あっ!」

 

 膣のナカ、膨らみ固さを増していう男のペニスの感覚に悦びを見せるユウキ。煽るように膣を締め付ければ肉棒は更に完全回復に近づき雄の力を高めていく。

 

「これならいっぱいせーえき出せそうだね」

 

 玉袋を揉みながらユウキはそう言った。

 腰を振り小振りな胸を揺らしながら少しずつ乱れていく。

 

「あっ、あっ、あんっ、いいよぉ! いい! いい! イク! イッちゃう!」

 

 快感が溜まっているのはユウキも同じ。ビリビリと陰部が痺れていくのを感じてながら二人はその時を迎えた。

 

「イクッ、イッ、アアアアアァァァァァン!!!」

 

 背を反らして絶頂を迎えた。

 重なりあうように身体を男に預け放心するユウキ。

 

「よかった、気持ちよかったよぉ……お兄さん」

 

 男にキスをして甘えるユウキ。

 だが、そこへ弱った彼女ならばと隙を伺っていた他の男達がやってきた。

 

「いいよ……来なよ。まだまだボクを楽しませてぇ……」

 

 入ったままの陰唇はもちろん、アナルまでも開いて男を誘う。少しずつ近づいてくる足音を感じユウキは舌で唇を舐めた。

 

 

「ほら、まだ出せるでしょ……頑張りなさいよ」

 

 四つん這いになった男の背後に周り尻の穴を舐めるシノン。手では肉竿と玉袋を揉み男を再び勃たせようとする。

 

「もう皆へばってきてるから、アナタが頑張らないと、ねぇ」

 

 シノンの周囲にはたくさんの男達が疲れ座っていた。既に性夜祭は始まって数時間が経過しており、他の美少女達にも絞られたこともあり、いくら男が多くても底無し沼とも呼べる性欲を持つアスナ達の前では形無しだった。

 

「あ、大きくなってきた。やっぱり身体は正直よねぇ……」

 

 勃起し始めた男を横にして根本から舐めあげる。正の字まみれの太ももを照明で輝かせ自慢のお尻を男に向ける。

 

「あとは私がシて上げるわ。あなたは何もしなくていいから」

 

 お尻が割れるほど足を開いて挿入する。

 シノンは肉棒を受け入れていく膣口や露になってしまった肛門に視線が向いているのを感じ、ゾクゾクと背筋を震わせながら涎を拭い腰を下ろした。

 

「あうっ! ……っ、うんっ! ああぁ!」

 

 脳まで貫く感覚に声を漏らす。それは男も同様で思わず浮かせた腰をシノンに抑えられてしまう。

 

「う、ダメよ……あなたは動かなくていいんだから」

 

 改めて抑えつけて再度腰を振り乱すシノン。彼女のしなやかな身体は巧みな動きで男を責め立て射精を促す。

 

 が、回復したのもつかの間、男はシノンを満足させることなく早くも射精し膣を汚してしまった。

 

「あんっ、……えっ? もう……」

 

 シノンが残念そうに声を漏らすがもう遅い。男は完全に気絶してしまいシノンの下敷きになっていた。

 

「まっ、こんなに出せば仕方がないわね。……お疲れ様」

 

 彼の頬にキスをして離れようとすると、何処からかやってきた男に組伏せられてしまう。

 

「ちょっと、もうっ……強引なんだから」

 

 口ではそう言いつつも満更ではないように男を受け入れ声を漏らすシノン。挿入されたペニスの固さにはっと息を漏らすと喘ぎ声を響かせた。

 

 

「あんっ! ああぁ! あんっ! ああぁん! もっとぉ、もっとぉぉぉ!」

「激し、激しいよぉぉ! あんっ! あっ! あああぁぁ!」

 

 そして、一番盛り上がっているのはアスナとリーファのいる場所。

 全員同時にやりたい放題好き放題できるとはいえ、女同士見られたくないところもあるのかある程度距離を取っていたのだがいつしか二人だけは一つの場所に集まって多くの男の捌け口にされていた。

 

「んっ、ぷはぁぁぁ! うわぁぁぁ、いっぱい何かきたぁぁ!」

 

 目隠しをされ腕を掴まれ背後から突かれるリーファ。お酒はかなり抜けているのか普段の羞恥をやや残した性格に戻り恥じらいながら犯されていた。

 だが、前に恥ずかしすぎて男優と撮影機材を破壊したその力を警戒した男達によって身体は厳重に押さえ付けられている。

 

「やぁぁぁ、とって、これとってよぉぉぉ! きゃぁ!」

 

 目隠しを取るように乞うが男達は応じることなくむしろ見えないのを良いことにリーファを弄る。頭から精液を掛け出したペニスを頬や胸に擦り付ける。

 全身男汁まみれにされたリーファは涙を溢し快感に身を震わせていく。

 

 

「やぁぁ! あっ! あはぁぁ! あんっ!」

 

 一方、同じく酒の抜けたアスナは男達とのセックスを思う存分楽しんでいた。

 床に側位となって腰を振り差し出される肉棒を舐め一心不乱に快楽に溺れていく。打ち上げられた魚みたいに暴れるその様は滑稽にも見えるがアスナほどの美少女が全裸で恥じらいなく行えばそれもまた絵になった。

 

「いいよぉ! きてっ! きてぇぇぇぇ!」

 

 既に絶頂寸前のアスナは汗も涙も涎もそのままに暴れ悶えていく。

 今回、耐えなくても次から次へと肉棒がやってくるため絶頂への抵抗のないアスナは自分が感じるままに快楽を貪っていく。

 

「ああぁぁぁん! イクッ! イクイクイク、イクゥゥゥゥゥゥ!!! 」

 

 勢いよく跳ねてアスナは何度めかの絶頂に達した。気持ち良さそうに小刻みに震えた後次なるモノを見定めて動き始める。

 絶頂が終わりではない女に若干引き気味になる男達。だが、アスナが男をここまで求めてくれることはめったにないため彼らは彼女に乗ることにした。

 

 

「やあぁぁ! そんなとこ舐めないでぇ!」

 

 イヤイヤと抵抗するリーファ。

 尻を突き上げる体勢のまま開いたアナルを舐めしゃぶられ舌を出し入れされる。逃げようにも力が出ず周囲の女達も皆自分たちだけで盛り上がりを見せているため期待できない。

 

「あうんっ! あっ、ああぁぁぁぁぁ!」

 

 メリメリとリーファのアナルへと侵入してくる男のペニス。身体の下に滑りこんできた男に膣を開いた口には前にいた男が挿しいれてきて穴という穴に男達のモノが入ってくる。

 

「むぐぐぅ、むぐぅぅぅ……」

 

 苦しげな呼吸で周囲を見渡す。しかし、聞こえるのは女の子達の喘ぎ声と男達の荒ぶる姿だけ。

 全てを諦めたリーファは男達に身を任せ力を抜いた。

 

「むぐぐっ、むぐっ……んはぁ、あっ

あうっ、うんっ、うっ、うんっ、イクッ、イクッ、うぅっあぁぁ!」

 

 出された精液を口から溢し喘ぎ絶頂の兆しを感じる。全身の神経が一つになる感覚に身を大きく震わせるとリーファは快楽の頂きへと到達した。

 

「うううっん、イクッ、イクッ! イクゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」

 

 白目を剥き全身をぴんと張るリーファ。

 

 二度三度痙攣して快感に身を委ねると、すぐさま身体を床に這わせながらも逃げようと動き出す。

 

「に、逃げないと……これ以上は……」

 

 全身が痛み腰の感覚はないけれど、これ以上は自分の中で何かが壊れてしまいそうだった。

 が、その半ばでリーファの意識は限界に達してしまう。薄れ行く視界に最後に移ったのは未だ男と交わるアスナにシノン、リズベットの姿だった。

 

 

 

 

 一夜開けた朝。

 ホテルの一室は昨夜の騒々しさが消え静まり返っていた。

 部屋のあちこちには美少女達が一糸纏わぬ状態で寝かされており精液まみれの身体を晒している。

 

 ソファーにはリズベットが倒れその下にはシリカが捨てられたみたいにぐったりとしている。

 シノンはどう入ったのかテーブルの下に倒れておりユウキを抱き締め仲良く眠っていた。

 アリスはその上に無造作に寝かされており、まるで手術台に寝かされた患者のようになっていた。

 リーファは少し離れたテレビの前に寝かされており、消音だが彼女のグラドル時代の映像が再生されている。

 

 そして、アスナはというと

 

「……はぁっ、気持ちよかったー」

 

 広々としたバルコニーに裸のまま出て朝の心地よい風を一身に受けていた。長い髪が鮮やかに揺れ火照った身体が冷めていく。

それでも

 

「もっと、もっとセックスしたかったなぁ……」

 

 それでも浮かぶのは男のことばかり、昨夜あんなに犯されたというのにアスナの頭はもう男のモノで埋め尽くされていた。

 

「んっっ、うんっ……」

 

 股に指を挿し入れ自慰をする。外ということもあり興奮は倍に感じられた。

 

「んぁぁぁ、もっとおちんちん欲しいよぉ……」

 

 くねくねと身体を揺らして悶える。

 男の精というクリスマスプレゼントはアスナを満たすことは出来なかったようだ。彼女を満たすことが出来るのは一体、いつになるのだろうか━━。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

三女神と夢のハーレムソープ大乱交!

更新遅くなってしまい申し訳ありません。
今回は温泉旅行編から離れてアスナ・リーファ・シノンによるハーレムソープ回です。
初めてSAOを見たのが二期のファントムバレットだったので、個人的になんとなくヒロインといえばこの三人のイメージが強いです。
アップデートしなくてはいけないとは思いますが…汗


 煌びやかなネオンが犇めく国内でも呼び声高い某夜の街。そこには店により選ばれ招待を受け高い会費を支払うことのできた会員だけしか入ることができない店が存在し、また、その会員すら店から不定期に届く招待状が届かなければ敷居を跨ぐことさえ許されぬ場所があった。それほどまでに厳しい条件を強いる分、籍を置く女性のレベルは他の追随を許さず、一度交わればほかの店など候補に上がらぬほど極上の女神を味わってしまえば、例え、どれほど長く店からの呼び出しがなかろうと高額な会員費を支払い続け、関係を維持する者が後を絶たなかった。

 

 ――そして、今宵もまた一人、店から招待状を受け取った男が一人。

 

 

 

 

 送られた地図を頼りにやってきた店の待合室に座ること数分。さながらスイートルームのような豪華な内装の一室で一人、静かにその時を待つ。

 ガラステーブルの上に置かれたおしぼりや爪切りは既に使い終わり、手持ち無沙汰にそわそわと膝に手を置き持て余していると、扉がノックされ「失礼します」との一声に続き、男が部屋に入ってきた。色黒なスキンヘッドの長身で、スーツの上からでもわかる筋骨隆々の身体は威圧感さえ感じるが、顔立ち自体は穏やかで来店時にも対応してくれたのが彼だが物腰の低さや所作で悪い人間という感じは一切しなかった。

 彼に促されるまま奥へと進み、扉を開けるとそこは広々としたプレイルームが広がり、白を基調とした清潔感ある一室は華やかさとどこか色めかしく飾られ。男の正面、綺麗な絨毯の敷かれたその上には和・洋・中の三種の衣装で着飾った少女が三人、3つ指を立てて鎮座していた。

 

「本日はご来店いただきありがとうございます。本日のお相手をさせていいただきます、アスナと申します。そして、こちらの和装の少女がリーファ。チャイナドレスの娘がシノンと言いますのでお見知りおきを」

 

 真ん中に座る赤いドレスを着た少女――アスナが頭を上げて挨拶をすると、彼女に続くようにリーファとシノンも男に軽くお辞儀をした。丁寧な口調や三人の中で最も落ち着いた雰囲気から彼女がリーダー格なのだとすぐにわかった。

 アスナは静かに立ち上がると男の手を掴んだ。暖かく心地よい掌のぬくもりに自然と頬が緩む。

 

「今日は私たち三人が心を込めて、精一杯サービスします」

「今夜は、最後まで楽しみましょう」

 

 リーファとシノンもアスナに合わせて立ち上がり男の手に触れた。三人の美少女から漂う甘い香りが満ちて、男は楽園の入口へと導かれていった。

 

 

 

 

 ショートカットの黒髪が鮮やかで白いリボンで纏められたサイドがゆらゆらと揺れて甘い香りを漂わせる彼女の名はシノンと言い、ボーイッシュなクールさと少女らしい可愛さが同居した美貌は見るものを惹きつけた。

 青いチャイナドレスに身を包まれた肢体は鮮やかな生地越しにも明らかで、胸元やスカートを押し上げる豊かな乳房と丸みを帯びた尻肉。そして、スリッドから覗く太腿や長い足と抜群のスタイルが魅惑的で、一段、また一段と降りる事に裾が旗めき生脚が照明を浴びて眩しい。

 一歩ずつ距離を詰めるために氷のように冷たい視線には情欲の熱が灯り、グロスの塗られた艶っぽい唇に咥えられた指は唾液が絡みいろめかしく輝いた。

 

 画面が切り替わり、場所が変わる。

 今度は和を基礎とした武道場のような一室。部屋全体が木造りの中心に立ち剣を用いた舞踊を魅せる少女か一人。

 剣道着を纏い、真剣を構える表情は本気そのもので、目がきっと見開かれると共に振るわれた刃は鋭く空気を切り裂き静止し、すぐさま流れるように動く剣裁きは鮮やかさに溢れていた。

 彼女の名はリーファ。ヘアピンのついたショート黒髪な彼女はこちらに気づくと、ニヤリと笑い、見せつけるように着物の襟を開き上半身を露出させた。

 白と黒の着物に隠されていた極上の肉体が晒されて、白い素肌と引き締まった肉体が露わになった。サラシを巻かれた爆乳がたぷんと露出し揺れ踊り、解放されたカラダは更に激しく舞踊を魅せた。

 ドンと床を踏み締めて飛び回転。剣先が美しく弧を描き、鈍い輝きが芸術的な軌道を披露する。

 そして、そのたびにリーファの乳肉は激しく揺れて、更にジャンプした衝撃で袴が捲れて純白のTバックが覗いた。動きやすさと袴越しの見た目を重視してのチョイスだったが動くたびに裾からボリューミーな尻肉が見えてしまい男を誘ってしまっていた。

 

 また画面が途切れ、最後の女神が姿を見せた。

 3人目の名前はアスナ。この屋敷の主であり、3人のリーダーだ。

 ボディーラインがくっきりと強調された赤いドレスを纏い、その薄布では隠しきれない芸術的な肢体は雄の本能を擽り、極上なスタイルと類稀なる容姿は三人の中でも群を抜いていて、全身から溢れる自信と誘惑のオーラは雄を捉えて逃さない。

 スカートの裾を掴めば覗いた足は艶かしく、緩やかな足取りも上品さに溢れ、女性として高い教養も感じさせる。娼婦らしからぬその清楚な風貌は誰もが心に刺さる素晴らしき魅力をみせてくれる。

 

 男なら一度は抱きたいと思うだろうこの女神達は、今宵、一人の男に身を捧げる事になっていた。

 

 

 

 

 くちゅくちゅとローションの絡み合う音が聞こえる。

 眩しいまでの裸体を晒し、桶に入れたローションをかき混ぜるアスナの背中を眺め、体を包む湯の心地よさに身を預ける。

 

 あれから大きな浴槽の前に連れていかれた男はアスナたちの見事なコンビネーションで瞬く間に裸にされ、目の前で可憐な衣装から肌を晒していく少女を鑑賞し、準備を整えるアスナを待つ間にシノンとリーファと共に入浴することになった。

 

「湯加減はどうです? 熱くないですか?」

 

 男の背後に控えるのはリーファ。その豊満な胸が潰れるほどに抱きしめ、甘い手つきで厚い胸板を撫で回す。

 

「えぇ、悪くないわリーファ。でもちょっと暑苦しいかも」

「シノンさんには聞いてないですよ……」

 

 男の正面にはシノンが抱きつき、右側から抱きつくような体勢でカラダを密着させ、足を絡ませていた。

 

「冗談よ。これくらいが丁度いいわ、だってこれからもっと燃え上がるのだから」

 

 シノンは男の耳元でふっと息を吐く。鋭く射抜くような吐息は脳まで達するほどに震わせ、湯の中でうごめくしなやかな指が肉棒に絡みつくのと併せて、肩を震わせた。

 

「……ですね、その為に今からもっと暖かくなってもらわないと……」

 

 リーファの指が男の乳首を撫でる。女性らしい慣れた手つきで円を描くとそれだけで背が逸れてしまい、素直に感じる様は少女達の嗜虐心を燃え上がらせた。

 

「ほらほら、二人ともそこまでよ。――それではお客様、こちらへどうぞ」

 

 準備を終えたアスナが湯船に浸かる男の手を取り立ち上がらせた。

 

「良いところだったのに……、お客さん、倒れないように気をつけてね」

「全くね……、ほら、支えてあげるから」

 

 ローションの溢れた床で滑らぬよう丁重に男をゴムマットへと誘い、横に寝かせた。

 ギンギンに反り勃ち、雄の象徴として誇り立つそれを見て息を呑む。

 

「わぁ、オチンチン大きくなってる」

「すごい……あんなに反りたってるなんて……」

「袋ももうパンパンね……。これは楽しませてくれそう……」

 

 空を向く雄の象徴を目にして彼女達の瞳に光が宿る。男が命じるまでもなくアスナ達は囲むように座った。

 

「それじゃあ、今からソープ奉仕始めるね」

 

 アスナの声を合図にそれぞれ持ったローション入りの桶から粘液を掬い身体に塗り込んでいく。手で捏ねて粘りととろみを増したそれがくちゅくちゅと音を立てて輝きを放つ。ローションはアスナの美巨乳から作り出された谷間を、リーファのメロンサイズが影をつくる下乳を、シノンの程よい肉付きをした腹回りとくびれた腰つきをテカテカに淫靡に仕上げていく。

 彼女達は男と裸を重ね合うと、滑りのままにマットの上で踊った。

 

「……気持ち、いい……? そう……、もっと感じて……」

 

 アスナは男から見て右側に身体を預け、ローションまみれの肢体を擦りつける。逞しい胸筋に柔らかな乳房を押し当て、ふっくらとした太腿を太い足に絡ませる。

 

「……あの、重くないですか……? そっか、よかった。安心した……」

 

 リーファは大きなバストをつぶれるほど男の胸板に押し付けてかけてしまった体重を心配する。が、「問題ない」と知ると安堵した表情で奉仕を始めた。アスナの動きに合わせるように上下に動き、体中にキスの雨を降らしていく。

 

「……ねぇ、私の事も忘れないでよ……。あむっ……」

 

 シノンはただ一人、男が開いた足の間に行儀よく座ると、先ほどと変わらず、天高く立ち上がった剛直に舌を這わせていた。二人が離れて独り占めした肉竿を愛おし気に咥え音を鳴らして頭を上下させる。喉奥まで押し込み、玉袋を揉んで精液の製造を手伝い、興奮を煽る。

 

「ちゅっ……、んっ、……んんっ。……んはぁっ……あむぅ」

 

 涎を溢しながら肉棒にしゃぶりつくシノン。普段とは一変して情欲の炎を瞳に宿し、唾液を上から下へと満遍なく塗り込むように舌を肉竿に絡ませす。快感に負け、男が震える度に顔を上げ上目で見つめた。

 

「ふふっ、そんなに気持ちいいの? ……嬉しい、もっと感じて……」

 

 シノンはそう微笑むと喉奥までペニスを飲み込んで更に激しく攻め立てた。

 

「ほらほら、シノのんに気を取られてこっちに油断しないでね。可愛い乳首もっとコリコリしてあげるからね~」

 

 シノンの方を向いていた男の顔を掴み、自分の方へと向けるとアスナはそのまま唇を奪った。舌を押し込んで全身を抱きしめて豊満な乳房や濡れ切った股間を押し付ける。

 

「アスナさんズルいですよぉ~。私だって……」

 

 二人に男を独占されつつあったリーファも空いている男の腹回りまで滑ると爆乳を上下に擦り付けて注意を誘う。ムニュムニュと柔らかく形を変える乳肉の感触と唯一硬さを保つ乳首が自分の身体に押し付けられる感覚に再び、限界が近づく。

 男の肉棒がビクビクと痙攣しだすのを感じて、シノンは口から竿を引き抜いた。

 

「んあっ……、ねぇ、顔に掛けたり飲ませてくれるのも嬉しいけど……どうせなら、こっちに出さない? ……たっぷり気持ちよくしてあげるから」

 

 身体を回れ右してシノンは男に尻を向けた。三人の中で最も形がよく美しい桃尻はローションに濡れ魅惑的だった。

 

「早く……、早く入れて……」

 

 フリフリと尻を振って男に媚びた声で求める。

 アスナとリーファに支えられ、男は身体を起こし四つん這いになったシノンの腰を掴んだ。連続のフェラで興奮し濡れそぼった花園は男の象徴を簡単に受け入れ包み込んだ。

 

「っや……、あっ、ううぅぅぅぅ……!」

 

 狭い膣内を無理やり広げられる感覚と甘い痺れにシノンは背中をのけぞらせ嬌声を上げた。

 

「やっ、あうっ、あっ、あっ、あっ、あっ、ああっ」

 

 シノンが落ち着く暇も与えずに男は一心不乱に腰を振り、肉棒を子宮へと打ち付ける。彼女の華奢な身体を掴む手を動かし、ローションの滑りを活かし縊れた腰回りからふっくらとしたお尻、豊満とまではいかずとも形よく程よい揉み心地と大きさをした乳房を鷲掴みにする。コリコリになった乳首を摘まんでやれば腕の中で身体を震わせ、剛直の突き刺さった局部、そこにぷっくりと咲いた肉芽を突くと、暖流が走ったみたいにシノンの身体が痙攣して一瞬だけ全身から力が抜けて意識が薄れた。

 

「ひあっ!? ……か、はぁっ……。……あっ!」

 

 一突きするとすぐに覚醒したシノンだったが、もう身体から力が完全に抜けてしまいされるがままになってしまっていた。

 

「わ~、シノのん凄く気持ちよさそう……おまんこからこんなにお汁が垂れてるし……、可愛い……」

 

 男から離れ、突かれるシノンの横に転がったアスナは快感に喘ぐ顔を眺め、自身の秘部を湿らせていた。普段の様子からは絶対に想像することができない友人の乱れる様を見てたまらず頬にキスをした。

 

「シノンさん可愛いですよね……見ているこっちが興奮してきました……」

 

 アスナとは反対側で寝ているリーファもシノンの痴態を前に興奮を隠せずにいた。無意識に股間に指を這わせ、乳房を揉んで自慰に浸っていた。

 

 そう簡単には出会えないであろう上玉を犯しながら、その周りでは負けず劣らずの美女たちが自分を求め慰めている姿を見て、男の理性が次第に薄れ消えていく。

 求められたわけでもないのに、男はアスナとリーファの膣に指を差し入れ愛液まみれの底を愛撫した。

 

「……きゃっ!」

「あっ……!」

 

 突然の事に驚く二人だったが、男の巧みな指使いに自然と身体を任せ、快楽に心を委ねた。

 

「あっう、あっ、ああっ、あぁ、あんっ、ひいっ」

「あっ、気持ち、いっ……、あっ、そこっ……」

「うっ、うあっ、気持ちいいっ……!」

 

 男が与える悦楽に次第に脳が蕩けて頬が緩む。愛らしく甘い声を上げて雌の本能が昂るのを感じる。誰からともなく、いつしかシノンとアスナ。シノンとリーファはお互いの掌を添える澪体に重ね合わせ快感に共鳴していた。

 

「あっ……」

 

 やがてバックに飽きた男がシノンの身体からイチモツを引き抜くと仰向けにひっくり返した。五部咲きになった膣口と二人の体液でドロドロになった

局部が晒される。

 顔が天井を向いたことで男の反り立った剛直も視界に入り、ほんの一瞬前まで自分のナカを犯していた雄々しい物に対する尊敬と畏怖の感情が押し寄せ、心臓の高鳴りと下腹部の熱を感じた。

 

「……まだシノのんのナカが物足りないみたいだね……。いいよ、先に気持ちよくヨガらせてあげて……」

「……ですね。シノンさん、先にイッてもいいですよ……」

「アスナ……、リーファ……、ありがとう……」

 

 アスナはシノンの太腿を抱え、リーファは濡れそぼった割れ目を指で開き、男がシノンのナカに入れやすいようにすろ。親友二人に背中を押されシノンは男を受け入れた。

 

「あっ……ま、また……またきっ……んあぁぁぁぁぁ!」

 

 シノンの狭い膣を再び割り開き腰を勢いよく押し込んだ。待ちきれないとばかりにナカの肉ヒダが剛直に絡みついてくる。

 

「やぁっ……あっ! あんっ! あっ! おっ、ああぁ!」

 

 腰をがっちりと掴み、足腰により力を込めパワフルなピストンで肉壁をえぐる。シノンもまた、ゴムマットの淵をぎゅっと握り快感を受け止める。

 

「シノのん、もっと気持ちよくなっていいんだよ……見ててあげるから」

「ずっとそばにいますから安心してください……」

 

 快感に喘ぐシノンを二人がサポートする。親しき友の感じる姿に二人の股にも蜜が滲む。

 

「あっ、あっ、あっ、……も、もう、気持ち、イっ、イクっ……」

 

 絶頂の兆しを感じ、シノンは肩を震わせた。男はすかさず彼女を抱くように身体を被せるとそのまま抱えて座位の体勢にもっていく。

 

「あっ、ふぅ、うんっ、うっ、うんっ。おっ、んむっ、んむゅ、ぅあ、ああぁ、あんっ」

 

 キスをされ下から突き上げてくるペニスの力に抵抗が薄れていく。視界がチカチカして、意識が薄れる。男の身体に密着して甘く誘惑する二人。

 

「あっ、あぁぁぁぁぁ! イクっ、もうダメっ……イク、イク、イク、イっちゃう……!」

 

 身体を再び倒して、種付けプレスの姿勢でシノンを絶頂へと導いた。カラダの奥底まで精を注ぎ込み、力尽きるまで肉棒を押し込んだ。

 

「あっ……、あぁ……、あへぇ……」

 

 だらしないアクメ顔を晒し、半ば意識を失ったシノン。男も激しい快感に力が抜け、彼女に被さったまま脱力する。

 

「シノンさんで満足するのは早いですよ。今度は私です……。

 

 ローションマットの滑りを活かし、リーファは男をシノンから離して休ませると、身体を滑らせて男の後ろに回った。

 

「また……大きくしてあげます」

 

 身体を下へと滑らせ尻の前に顔を置くと射精して萎えた男のイチモツを口に咥えた。飴玉を転がすみたいに口内で舐めまわし、玉袋を揉んだ。時折、口を離しては尻穴に舌でべろりと舐めた。

 

「はむぅぅ……、気持ちいい……、ですか……? ふぅぅん……」

 

 艶めかしい表情で舌を躍らせ唇を唾液で彩るリーファ。あどけない眼差しで男を見上げると快感に悶える姿が目に入り、何か背筋を駆けるゾクゾクとした感覚に流されるままに攻めの勢いを強くした。

 

「一人で気持ちよくなるのもいいけど、こっちもお願い……、もう待ちきれないの……」

 

 男の眼前に足をM字に開いたアスナが座り、ぐぱぁ、と自ら性器を開いて見せた。彼女の奥底から漂う甘い雌の香りに惹かれるまま、顔を近づけ舌を挿し入れた。

 

「あぅううう……、い、いいよっ……その調子……」

 

 懸命にクンニする男を慈しむように頭を撫でつつ快感に溺れていくアスナ。同時に空いた手で自らの乳房を揉み慰めることも忘れない。

 

「リーファ、後ろがお留守になってるわよ……」

「……あっ!? きゃっ! シ、シノンさっ……んっ、やぁぁぁ……!」

 

 男を愛撫していたリーファだったが復帰してきたシノンに今度は自分の秘所を刺激され喘ぐ。尻穴を擽られ淫裂に息を吹かれてしまえばたちまち全身から力が抜けてしまった。崩れるリーファの身体を支え、シノンは乳房を揉む。

 

「リーファのおっぱい、凄く大きい。」

「やっ、いやぁ……」

 

 リーファの背筋を舐め、乳房と局部への愛撫をする。シノンが優しく触れる度リーファの身体は震え、男の尻から唇を放した。

 

「あっ……、や、気持ちいぃ……」

「本当に可愛い……」

 

 うっとりとしたシノンがリーファの唇を奪う。掌で乳房を、もう片方で秘所を愛撫する。死角で行われる美女同士の絡みに興奮が隠せない男。

 

「ふふっ、また大きくなってる。……ねぇ、今度はリーファちゃんに……。シノのん」

「分かったわ、ほらリーファ、次はあなたの番よ」

「……っ、ふぁ……ぁい」

 

 ぬるぬるになったリーファの身体をシノンが抱えて、挿入体勢を取らせる。アスナも背後から抱くように男の身体を支えサポートする。

 

「あっ、入って、きたぁ……」

 

 瞳を潤ませ差し込まれる剛直に身を震わせる。

 対面座位になり唇を交わす二人。リーファの爆乳が男の逞しい胸板に潰され、変形し乳首が擦れる。

 

「んぁっ……!?」

 

 乳首から感じる甘い痺れにリーファは背を反る。腰が腕に抑えられていて快感を一身に受ける。

 

「はんっ、はっ、はぁ、あっ、あぁ、あんっ」

 

 下から突き上げられる度に乳房がたぷたぷ揺れて汗が散る。男がリーファの乳首を吸うと膣が更に絞まり肌に朱が刺した。

 

「もっと吸っ……んんっ! あっ、気持ちいい……」

 

 乳首から伝わる心地よさにリーファは恍惚とした笑みを浮かべ身を震わせる。懸命に乳首を舐める男の頭を撫で、自身も腰を振る。

 

「そう、その調子……。もっといっぱい舐めてね……」

 

 いつしか丁寧な口調も崩れ、子供をあやすみたいに男の耳元で囁く。

 

「あぁ、いいっ……! もっとして……。あぁ!」

 

 膨らんだ亀頭がリーファの弱い所を突く度に視界がチリチリとして、口の端から涎が垂れる。

 

「リーファちゃん、とっても気持ち良さそう。早く欲しいなぁ……」

「私ももう一回挿れてほしいわ……。あの人のオチンチン、すっごく硬くて堪らなかった」

「シノのん、ずるい……」

 

 男と一つになったリーファを羨ましそうに見つめるアスナとシノン。二人の美女から求められ嫌な男などいるはずがない。肉棒にゾクゾクと射精感が昂まり限界が急速に近づいてくる。

 種付けプレスの体勢でリーファを押しつぶし腰を力強くぶつける。

 

「あっ、ふぁっ、はっ、はぁっ、あっ、あっ、やっ、あっ、はぁぁ……!」

 

 汗の雫を散らし男の腰を足で挟む。自らキスを求め、銀色の橋を何度も掛けては絶ってを繰り返し舌を絡ませあう。

 

「あっ!? イク、イッ、ちゃう……。あぁ……!」

 

 淫らな声を漏らし絶頂の兆しを露にするリーファ。虚な視線が彷徨い、抱かれた肢体が脱力する。

 そして、瞼が閉じもう一度開かれた瞬間に抗えぬ魅惑の刺激にリーファは悶えた。

 

「イクッ、イッ、イクッ、イッ……、やぁぁぁぁぁ!!」

 

 目をぎゅっと閉ざし全身を痙攣させてリーファは快楽の限界へと誘われた。乳房が彼女の震えに合わせて波打ち膣が勝手に締まって男の精を搾り出す。

 

「あつい……、おなかのなか、いっぱい……」

 

 呂律の回らぬ声で曖昧な言葉を繰り返すリーファ。

 男は彼女の髪を優しく撫で共に情欲をぶつけあった相手を労る。

 ――しかし、周りの女性は休ませてなどくれない。男の身体はリーファから無理矢理剥がされ、仰向けに倒される。

 

「……もう我慢出来ない。早く私に頂戴……!」

 

 我慢の限界を超えたアスナが膝立ちで男を見下ろしていた。指で自ら秘所を割り開き、普段の清廉さからは想像もつかない卑猥な表情でイチモツを待ちわびている。ばっくり開いた性器からはねっとりとした愛液が糸を引き、はぁはぁと荒い息を溢す。

 しかし、男のモノは連続の射精でまた萎んでおり、加えてもう体力が残されていなかった。

 

「……大丈夫、あなたはもう何もしなくていいから。全部、私に身を委ねればいいの」

 

 甘く蕩けるような悪魔の囁き。

 アスナは男の萎えたイチモツを陰裂の入口の下敷きにすると、すりすりと前後に素股した。愛液に濡れた陰毛と柔らかな恥肉、心地よい肌の質感が堪らない。

 何度も達し敏感になった肉竿を巧みに刺激し、アスナの清楚な風貌からかけ離れた淫靡な動きも合わさり、まるで挿入しているかのような未知の快楽が広がっていく。

 突如、男の視界が暗転して甘い香りが鼻腔に広がった。

 

「お口がお留守よ……」

 

 男の顔にシノンが騎乗してアスナと同様に腰を振り始めた。前へ後ろへ、右へ左へと自在に踊る。彼女の肉付きの良い尻肉は柔らかくも弾力に満ち溢れていて顔の上を滑る感触さえ気持ち良い。

 加えて、何度も剛直で突き上げ快感に溺れさせた花園や桃割れに隠された菊紋が覗いていて、舌を突き出せばそのどちらかに触れ、シノンの身体が跳ねた。

 

「あっ……、ふふっ、気持ち、いいっ……」

 

 慌てて口を押さえるも喘ぎは隠せず、シノンはそのままに受け入れ尻を更に男に押し付けた。強引な、呼吸を苦しくするだけの彼女の圧迫にも男は負けずに尻を掴み舌で抵抗した。

 

「いいっ……、その感じよ……。あぁ、また切なくなってきちゃう」

 

 男の舌愛部に熱を煽られ、シノンは自ら乳房を揉み自身を慰め始めた。形の良い乳房を掬い上げ、乳首を摘むと背が逸れて快楽に濡れた口元から涎が垂れた。

 シノンが自慰をすればするほど愛液もまた更に溢れでて男の顔を濡らす。

 

「んっ、はぅ……ふっ、ふぅ……」

「あっ、あっ、あぁ……、気持ちいい」

 

 二人の女神が甘い音色を奏でる。男の上、いつしか二人の唇が重なり合い、美女の舌が絡み合う。

 アスナの尻を浮かせるように男根が勃ち上がる。

 

「あっ……、また大きくなった。そろそろ、いただきます」

 

 胡座のように足を大きく開き指でヴァキナも大口に開くと、アスナは腰を落とす。

 

「あ゛っ、あぁっ……、あ!」

 

 電流が脳天目掛けて一気に突き抜けて、アスナの膣から潮が漏れ出る。脱力した肉体を男の膝に手を置いて支え、激しく振り乱れていく。

 

「あっ、お゛っ、あっ、おほぉぉぉ……!」

 

 長い間、焦らされた分伝わる快楽は絶大で腰が動き子宮を突かれる度に視界が明転して意識がグラグラと揺れる。絶頂するとヒダが意思を持ったかのごとく剛直に絡みつき、男のモノの形に肉洞が作り変わっていく。

 

「イクッ! 気持ち、いいっ……、あっ、お゛っ、ああっ、うぉっ、おっ……」

 

 清楚感をかなぐり捨てて髪を靡かせ、下品な叫びを上げ全裸で男に跨る姿にもはやお嬢様の雰囲気は欠片も残ってはいない。何の肩書きも持たない一匹の牝として本能のままに牡を受け入れる姿はアスナという女の魅力そのものを表しているようだ。

 

「あ゛っ、あ゛あ゛っ、お゛ぉっ、……イクッ、もうっ、イックッ゛……!!」

 

 獣の咆哮で唸り部屋の壁がビリビリと揺れる。

 

「イク! イクゥ! イッ……! アッ、アッ、……アァァァァァー!」

 

 結合部の隙間から分泌液が吹き出し、アスナは絶頂した。抱きしめた男の腕の中で、身体から力が抜け、肩に顔が埋まる。

 最大級の射精を終え、完全に男の疲労もピークを超えた。

 身体を倒し薄れゆく意識の中で天井を見つめると、自分を見下ろす顔が三つ。掠れた視界でも雄の本能だけは健在で、欲望のままに再び少女達へと迫った。

 

 

 

 

 予想の通り、宴はそれからも続いた。

 代わる代わるの性交は飽きることなく止まることもなく繰り返され、4人は全身を白く染め上げていった。

 

「はぁ、はっ、はっ、はっ、はぁ……!」

 

 腰を掴まれバックの体勢で突かれるリーファ。

 場所は浴室から赤いライトの照らすベッドへと変わり、部屋全体に貼られた鏡が映すリーファは口元は快楽に蕩けていて、喘ぎを絶え間なく漏らしていた。

 

「はむっ、んっ、ちゅっ……ちゅぱ……」

 

 リーファの唇を奪うと溢れた唾液が首筋を伝い乳首を濡らす。

 ベッドの上には既に何戦も終え、疲れ果てたアスナとシノンが寄り添うように倒れていた。

 

「んっ……、あっ、あぁ……あんっ、はひぃ……、も、もう無理ィ、イク、またイっちゃいます……。アァ……」

 

 さながら乳搾りのようにリーファの爆乳を揉みしだけば膣はその力の分だけ締りを強め、男を悦ばせた。

 

「アッ、駄目っ、イクっ、イきます……、あっ、あっ、ああぁぁぁぁぁ〜!」

 

 叫びを上げ目を見開いたリーファは幾度目かの絶頂を迎え果てた。膣からはドロドロに蕩けた愛液が迸り、乳首はビリビリと震え脈打った。

 

 

 

 

「はむっ……、うっ、むぅっ……あんっ」

 

 ベッドの上で立ち、シノンと男はキスを交わして互いの局部を手で刺激していた。二人とも汗に濡れたハダカが色めかしくライトで照らされ官能的な魅惑を放っていた。

 

「やっ……、は、恥ずかしいからやめて……」

 

 男の指がシノンの秘所を割ると濃密に粘りを持った白濁混じりの蜜汁が溢れて太腿を伝う。それは彼女と男が愛を語り合った証拠であり、外気に晒されて漂う雌の香りに頬を染めて男の胸板に顔を埋めた。

 

 そんな仕草が可愛くて耳元で説いてやれば、シノンは恥じらいに視線を逸らし、「バカ……」と小さく抵抗して唇をまた重ねてくれた。

 

「アッ……、また……」

 

 男がシノンの太ももを掴み再び挿入した。ナカに入った瞬間痙攣する膣肉の感触に絶頂が近い事を悟り止まることなく腰を打ち付けた。

 

「アッ! アンッ、あっ、あんっ、ああっ!」

 

 可愛げに鳴くシノンを強く抱きしめ華奢なカラダを愛撫する。

 近づく絶頂に耐えきれなくなったシノンは無意識に男を抱き思わず肩を甘噛みした。

 

「ひゃっ、アッ! もうダメ……、イク、イクゥゥゥゥゥ!!!!」

 

降りてきた子宮にありったけを注いでやるとシノンは白目を剥いてガクリと力を無くし、意識を飛ばした。

 

 

 

 

「どう? 気持ちいい?」

 

 

 横になった男の上に跨りアスナは自分で乳房を掴むと谷間を割り開き、男のペニスを挟み込んだ。乳肉の至福な柔らかさと快感に脳が溶けていく

 涎を谷間に垂らし、ローション代わりに利用することで滑りを高め上下に激しく動かす。労るような笑みを浮かべ胸で奉仕をするその姿は天の使いさながらの輝きを放っていた。

 女神達の心地よい攻めに男は限界を迎え、肉棒がアスナの胸の中で激しく脈打つ。

 

「もう出そうなの……いいよ、いっぱい出しちゃって……」

 

 乳奉仕で男と剛直から白い精液が迸った。濃厚な白濁液は深く乳肉によって作り出された谷間から溢れ、彼女の餅のように白い肌を汚していく。

 そして、留まることを知らない放出は乳肉を飛び出し、アスナの顔を白く染め上げた。

 

「……きゃっ!?」

 

 予想外の勢いと直撃にアスナは可愛い悲鳴を上げ目を閉じた。

 

「……気持ちいい。もっと頂戴……」

 

 しかし、すぐに受け入れると目の変わりに口を開き、飛んでくる粘液を受け入れる。愛らしく開けた小さな口内に男の欲液が続々と注ぎ込まれ、白い溜まりを作る。飲みきれなかった汁は口の端から溢れ乳房や身体を汚した。

 

「ふふっ、アスナさん凄く嬉しそう……。私にも少しくださいよ」

「アスナにだけ独り占めなんて、させないから……」

 

 アスナが男の精を独占する事を許す二人ではなかった。

 リーファはアスナの大きく咲いた乳首に吸い付き、先端に流れて垂れ落ちる精液を啜った。音を立てさながら赤子の乳吸いのように乳首にしゃぶりつく様は背徳感を誘う。

 シノンもまたリーファに続いて空いていた乳首に吸い付き、舌を滑らせて首筋を撫で、頬にキスをした。

 

「あっ……、シ、シノのん。リ、リーファちゃん……やめてっ……ああっ……」

 

 敏感な所をくすぐられアスナは喘いだ。飲んだはずの精液が溢れ、首筋を伝っていく。

 

「アスナさん、もったいない……」

 

 リーファが首筋を舐め、流れる白液を吸う。

 

「いらないなら私が貰うわよ」

「……やっ、ダメぇ……」

 

 快感に惚けたアスナの唇にシノンが唇を重ねる。そして、舌を挿し入れ溜まった粘液を奪いにかかった。負けじとリーファも抵抗し、二人の女神によるレズが始まる。

 

「はっ、ふぅっ……、っん。……あっ」

「んっ……ちゅっ、ちゅ……ふぅっ」

 

 美女の絡みを見て、一度射精したばかりの男のペニスが再び勃起していく。

 

「あっ、まだ大きくなるんだ。体力凄い……」

「私たち3人相手にこの程度で萎えてもらっちゃ困るわよ。アスナ今度はナカいいわよ」

「ありがとうシノのん! じゃ、早速……」

 

 アスナは立ち上がるとガニ股で男を跨ぎ、肉棒を片手に淫裂を自ら開いて近づけた。

 しとり、と剛直を一筋の愛液が流れ落ちて男の腹を濡らす。アスナの影に隠れた少女二人もまた情欲を萎えさせてはおらず、じりじりと迫っていた。

 

 アスナの膣に挿入され、激しい動きで舞い乱れる。

三対一の互いを貪り続ける酒池肉林は朝を迎えても終わることなく繰り返された。

 

 




感想や評価、ここすき等があればお願いいたします


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

アスナ AV debut
chapter1 インタビュー&初脱ぎ


初投稿です。よろしくお願いします。


 都会の喧騒から離れた静かな場所に建てられた古い洋館。人の多い街から遥か遠くにあるそこは汚れのない清々しい空気と太陽の心地よい光が降り注ぎ、小鳥のさえずりがどこまでも響き心に安らぎを与えてくれる。

 爽やかな風が吹き白い清潔なカーテンを揺らす広い部屋に少女が一人、優しい笑みを浮かべ立っていた。

 深い紺色に白いラインの入った制服、白いパンストに茶色のローファーをその身に纏った清楚な装いだが、メリハリがある滑らかなボディラインや、すらりと伸びた長い足は服では隠せない色気を放っている。

 ローファーとスカートの裾の間に伸びる白くしなやかな足は日の光を浴びてまぶしく輝き、さながらダイヤモンドのように透き通る美しさで人の目を引き付けて離さない。

 女性的な体つきは彼女が少し捩るだけでも腰を艶めかしく縊れさせ呼吸に合わせ魅惑のふくらみを上下に収縮させる。服を着ているはずなのに裸が透けて見えるような錯覚を与え、BGMの静かなクラシック風の音色は彼女が奏でる天使の歌声のように耳に響き、画面から目を離せなくなる。

 カメラが上に昇って彼女の顔を映していく。どの角度から見ても美しくまるで人形のように意図して作られたのかと疑うレベルで可愛らしい顔立ち。

 いまだ少女の面影を僅かに残しこれからいやらしく乱れていく様子などみじんも想像が出来ない。

 

 窓から吹く風が彼女の長い栗色の髪を美しくなびかせた。漂ってくる甘い香りは男の劣情を強く刺激する。

 世の男全てを虜にするような魅惑の瞳とおもわず見惚れてしまう薄い唇で作り出した穏やかな笑みは美の化身と呼ぶにふさわしい美貌を放っていた。少女のような幼さを残しながらも大人の女性の色気も強く放っている。

 

 そんな彼女の名前はアスナ。本日デビューの新人AV女優である。

 

 

 

 

 日中の温かい日差しが程よく差し込む一室。白を基調とした広い空間、庭園の景色を見渡せる窓の前に置かれた椅子とガラスのテーブル。初めての撮影に緊張した様子のアスナは画面端より現れそこに腰掛けた。

 紺を基調とした白いラインの入ったブレザーにスカート。青ラインが目を引く白のブラウスに赤いリボンが特徴的な制服で着飾った彼女は吹き込む風で清楚な雰囲気を室内に放ち、ぎゅっと手を握りしめた。インタビューが始まる。

 

――まずは名前と年齢からお願いします――

 

 アスナは少し間が置いたものの薄い唇を開いた。

 

「はい、名前はアスナです。歳は、二十歳です……」

 

 恥ずかしいのか白い頬を赤く染め少しうつむいている。その姿さえも彼女の魅力を引き立てている。そんな彼女の反応を確かめつつ質問に移った。

 

――すごく綺麗だね――

 

「ありがとう、ございます」

 

 カメラがアスナに寄り横顔を映し出す。当然だがまだ撮影に慣れていない初々しさが前面に現れ、本人はそれを隠そうとしているが無意識にスカートの裾を掴む手に力がこもっていた。

 アスナは恥ずかしそうにうつむき、そんなことはないと首をふった。

 

――やっぱり彼氏とかたくさんいたよね? それだけ可愛いと―― 

 

 続けての問いにアスナが唾を飲んだ。

 傍のテーブルに置かれたカップを手に取りストローに口を付ける。呼吸を整えようとするがうまくできないのかカップを持った手をモジモジと動かした。

 

「いえ、彼氏なんて……できたことないですよ。あまり好きになった人もいなかったですし……」

 

 ぎこちなくも笑みを浮かべ愛想よく振舞おうと努める。

 呼吸が早くなり、スカートの裾にカメラが向いていることに気づき足を合わせる。中身を守ることは出来たがこれから全てを曝け出すことになるのだ。観念して足を僅かに開いた。

 

――ということは処女、未経験ってこと?――

 

 興奮が周囲の男達に広がっていく。

 正直なところ、アスナがスタジオに訪れる前から撮影関係者には彼女の類稀なる容姿については広まっており、撮影前にして新たなAV界のスターとして期待されており姿を見せてからは『この娘は確実に売れる』と数多の女優を見てきたスタッフ全員にそう思わせた。

 そんな未来のスターがまさかの処女。経験者0箱入りのお嬢様かもしれないという期待は男達に頭がくらむほどの衝撃を与え、これからそんな彼女を抱く男優がいることに嫉妬を覚え、全てを失ってでも襲い掛かって自らの物にしてやろうと思わせるほど駆り立てた。

 しかし――

 

「いや、1人経験しています……。とても親切にしてくれた人にあげました」

 

 アスナは沸き上がる羞恥心に身を焼かれるようだった。

 対してスタッフたちは落胆を露わにするも、一瞬にして興奮は彼女の初めてを奪ったという男への嫉妬に向かった。

 

――彼氏じゃないならアスナちゃんの初めての人って誰? 学校の男子とかかな?――

 

「学校の男の子じゃないです。私より年上の方で、紳士的で、凄く頼りがいのある人です……」

 

 頬に手を当ててうっとりとした表情でそう答える。

 カメラに取られていることを忘れているのではないかと疑うほどにアスナは幸せそうに甘い声を漏らしていた。

 

――その人と初体験のときはどんな気持ちになりましたか?――

 

「最初は、怖かった…けど優しく、して…もらえたので、すぐに…気持ちよくなれ、ました……」

 

途切れながらも言い切ることができた。

 

――何故、一人しか経験していないのにAVに出たいと思ったの?――

 

アスナはその白く美しい肌を火照らせ、艶のある唇をきつく閉じている。目も少し潤んでいるようだ。

 

――少し深呼吸をしてみましょう――

 

「はい……」

 

目を閉じ少しずつ息を吸って静かに吐き出した。そして静かに顔をあげた。

 

「私、セックスに強い興味があって、他の男の人はどんな感じなんだろう。どんなセックスをしてくれるんだろうって。……でもあの人は許してくれなくて。

それで、彼が海外に長期で行く隙に思い切ってAV女優になってみようって思って、他の女優さんの作品とか見てて男優さんたちの身体を知りたいと思ったからです」

 

後は遊ぶお金欲しさですけどね。と付け加え、これまでの返事の時とは違い恥ずかしがりながらもその美しい顔に笑みを浮かべていた。

 

――凄い理由だね――

 

 男のことなど何一つ知らない清楚華憐なお嬢様だと思っていた目の前の少女の印象が次第に変わっていく。

 羞恥はまだ感じているようだがアスナの表情から緊張が解けてきたのを見て次なるステップへと移っていく。

 

――これからアスナちゃんの身体についての質問をしていきます――

――まずは立ってください――

 

 カメラが一度引きアスナの全身を映し出す。

 静かに立ち上がりコクリと頷いたのを見て質問が投げられた。

 

――身長とスリーサイズを教えてください――

 

 カメラから視線を逸らすアスナの顔をアップで映す。

 

「身長は163cm、……スリーサイズは上から86、56、88です」

 

 アスナが恥ずかしそうに顔を伏せる。スリーサイズという本来は好きな異性にさえそう簡単には明かさない乙女の秘密を不特定多数が見るAVで告白したことに顔が赤くなるのを止められない。

 その間にもカメラはアスナがスリーサイズを言うのに合わせて服越しのバストやウエスト、素早く回り込んでスカートの上からヒップを映した。

 

――86.大きいね――

 

 下から覗き込み白いパンティの布地を撮ろうとするカメラからスカートの裾を引っ張って庇い、スタッフの正直な感想にアスナはイヤイヤと首を振る。

 根がスケベな彼女でも男から感想を言われることに慣れていないのか照れる様子を見せてくれた。

 

――86ってことは、ブラのサイズはEかFくらいかな?――

 

「サイズはFです。少し前まではEでしたけど撮影前に大きくなっちゃって……」

 

 カメラが再度アスナの胸を貫くばかりに拡大する。もう何度もやられて流石に分かって来たのかそれとも無意識か、自ら胸を突き出しサイズを強調せんと息を吸って膨らませた。

 撮影前に大きくなったばかりの新米Fカップを早く拝みたいとスタッフたちは口には出さないが皆同じことを思い何故か焦りが募るがそれを無理やり律して仕事に集中するべく何人かはズボン越しに股間を抑えていた。

 

――次は一番感じる性感帯を教えてください――

 

「性感帯は……乳首で、円を描くようにされるのが好きです」

 

 質問されてから間を置かずに口を開く。この質問は来るだろうと予想していたこともありすぐに答えることが出来た。

 しかし、スタッフの様子からそれだけで終わりでないことが伺えてゴクリと唾を飲む。

 

――では実際に少しやってみてください――

 

 やっぱりか。と、アスナは抵抗をかんじながらもゆっくりと制服の上からでもわかる豊かな膨らみに手を添え、先端部分を人差し指でゆっくりと円を描いていった。

 アスナとしては初めてを捧げた相手にさえあまり見せたことのない自らを慰める動きを見せつけるのは恥ずかしいのと申し訳なさばかりが胸を包んでいるのだが、その表情からは指示への羞恥や抵抗などが感じられるがどこか喜びを感じているようにもみえた。

 

――1人でするときもそうやっているのですか?――

 

「んっ……はぁっ、んぁっ……はぁっ、はいぃ……」

 

一度だけびくりと震え、唇をかたく結びながら頷いた。

 アスナは気づいてはいないだろうがピタリと閉じた足を支えに腰を捩らせ閉じた口の隙間からは喘ぎ声どころか涎が薄く一筋垂れてきているがあえてそれを指摘せずに彼女の好きにさせた。

 

――そろそろやめていいですよ――

 

返事とともに胸に当てていた手をゆっくりとおろした。モジモジと足を擦り合わせる動きはそのままにアスナは呼吸をゆっくりと整えていく。

 

――最後にこれからどんなことを体験してみたいですか――

 

「これまで一人の男の人としか経験がないので、複数だったり普通じゃ経験できないプレイをやってみたいです」

 

火照った顔を覆う髪をはらいアスナはカメラをしっかりと見てそう答えた。

 

――質問お疲れ様でした。ではいよいよ服を脱いでもらいますが準備はよろしいでしょうか――

 

いよいよかとアスナの表情がより緊張と真剣さの入り混じった物へと変わる。覚悟はできているようだがやはり葛藤があるのかお腹の上で手を組み力を込めて握りしめていた。

 

――目の前の台に上ってから服を脱いでください――

 

 スタッフがアスナの眼の前に置いたガラス張りの台の上に立つよう促される。

 高さとしてはローテーブルと変わらないくらいだが下には大人の男が横になって入り込めるくらい余裕のあるスペースが開けられており、現在はあらかじめ設置してあった置き型カメラがアスナを下から映す。スカートの中身と陰に隠れたショーツを別所のモニターへと転送していた。

 ローファーを脱いで台に上がり、カメラを極力意識しないように心掛け、股をきゅっと閉じた。

 

――始めてください――

 

 アスナは一度目を閉じ、ゆっくりと開いてから組んでいた手をゆっくりと制服のボタンへと持っていき、指を震わせながらも丁寧にボタンを外していく。1つ、2つ、と丁寧にボタンを外していき腕をブレザーからゆっくりと抜き床に落とす。

 パサリと音をたてて落ちるのと同時に次は首の赤いリボンタイに手を伸ばした。ゆっくりとリボンをほどき床にひらひらと手から滑らせた。

 アスナは一旦上は脱ぐのをやめ下へと手を滑らせて白いパンストに手をかけた。

 彼女の滑らかな肌をパンストがするすると流れて白く美しい肌を露出させていく。完全に脱ぎ終わりパンストから脚を脱いた。その際に後ろからはパンストから解放された逆三角形のショーツが姿を覗かせていた。

 ここで、アスナの動きがとまった。恥ずかしがりながらも脱いできたが次に脱ぐことになる青いラインの入ったブラウスやハイウエストスカートはどちらも下着を晒すことになるからだ。

 アスナは前を見つめると意を決してスカートのボタンを外し初めた。ボタン全て外し終えるとしゃがみこみながらスカートを下へと降ろしていった。

 スカートから脚を抜き、ゆっくりと立ち上がると残ったブラウスで裾を伸ばしたり脚でパンツを隠そうとした。

 しかし、無駄だと悟ったのかすぐにやめてブラウスのボタンへと手をむけた。1つ、また1つとジャケットと同じようにボタンを外していく。外し終えると胸を隠すように脱いでいった。

 服を脱ぎ終えると両腕をまっすぐ下へ伸ばし気を付けの姿勢をとった。

 アスナの下着は純白のレースで白いリボンのついた可愛らしいものだった。上下共にアスナの形の良い乳房や臀部をより美しく見せている。

 

――ゆっくりと1回回ってみてください――

 

指示がでるとアスナは反時計回りに回りはじめた。綺麗な曲線を描いた滑らかなボディライン。形のよく吸い込まれそうなほど魅力的な谷間。ショーツに覆われていても僅かに見える割れ目と丸い臀部。美しい栗色の髪で全てはみえないが白くてすらりとした背中。その全てがじっくりと観察されていく。

そんなアスナの姿を舐めるように見た後、指示を続けた。

 

――では下着も脱いでください――

 

びくりと身体を震わせ顔に怯えと羞恥を浮かべながらもアスナはうなずいた。

ピンと伸ばしていた手を背中へともっていき震える手をなだめながらホックをはずそうとしている。

ホックが外れると抑えつけられていた乳肉にブラジャーが前へとおしだされた。ブラジャーを外すと形のよいEカップの乳房がぷるんと解放された。

それはアスナの体格にほどよくマッチしつつも大きいと思える適乳であり乳首と乳輪も綺麗な桃色でおもわずむしゃぶりつきたくなるような母性を感じるものだった。

カメラのレンズ越しにスタッフの視線が自身の乳房に向いていることを感じ何度も目を伏せて羞恥に耐えようとしている。

 

――下もお願いします――

 

乳房を撮り終えたのか指示が飛んできた。アスナは思いきってショーツに手をかけた。

ショーツを少しずつ脱いでいくと栗色の陰毛がみえてきた。小さく整えられたそれは彼女に官能的な色気を与えている。元々剛毛でも濃く生えているわけでもないが白く美しい肌の上では栗色の毛は目立ってしまうのでアスナ自身もそれを気にしてこまめな確認や手入れを欠かさないようにはしている。

 それでも類稀なる容姿を持つアスナにも他の女性と変わらぬ大人の女性としての証に等しいものが存在するという事実が見るものの視線を局部に集め引き付けて離れられなくしている。

さらにショーツを脚から抜く際に綺麗な縦の割れ目がぼんやりと見えた。

アスナは右手で乳房を左手で局部を隠すようにしていたがどうせ外せと指示がくると思い、手をどけた。

 

アスナの身体を改めて見てみる。白く一点の汚れもない身体。胸や臀部、腰回りなどメリハリの効いた滑らかなボディラインなど制服を着ていたときよりもハッキリとしてより魅力的に、官能的に目に移っている。

 

――後ろをむいてください――

 

裸の背中を見るためにアスナには後ろをむいてもらうことにした。彼女としても前を見つめられるよりはいいのかすぐに動いて後ろをむいた。

背面を見てみるとこっちも前に負けないくらいの美しさだった。肌の白さや美しさは前とかわらないがこっちは長い栗色の髪が背中を覆っているのでみえない分、こちらに想像の余地を与えてくる。

真っ直ぐにのびてはいるがやや乱れた後ろ髪が魅力的だ。臀部も下着姿のときは僅かしか見えなかった割れ目が全部見ることができ、閉じられたそこを割って中にあるものを見てみたいという欲求にかられる。桃のようにぷりっとしているお尻、ぽつりと小さく付いているほくろが可愛らしい。

 

――お尻を開いてください――

 

更なる指示に後ろを向いたアスナは顔に激しく火照るのを感じた。

さすがに今まで感じたことのない羞恥から気が狂いそうになっているなかで指示の意図から察した彼女は思わず反発しそうになるが、腹の奥のほう、そこからいつも感じているようで違う疼きに急かされるようにアスナは尻を右手で割り開いた。

彼女の尻の穴が露となる。白い肌とは対照的に茶色く色ずんだ尻たぶの間にあるそこは、アスナ本人の触れられたくないという意思を示すかのようにぴたりと閉じられているが、これまで幾多の女性の身体を隅から隅、果ては彼女たちすら撮影以前は知りもしなかった部位まで見つめてきたスタッフたちにはアスナの肛門は綺麗で健康的な形として移り、アナルをより拡大すると男のモノとまだは行かずとも女性の指、あるいはそれなりの太さと硬さを有する何かを頻繁に咥えこんだ形跡が見つかった。

アスナはアナルに対する浣腸や排泄の撮影及びそこの機能を損なうほど過激な行為はNGとしてはいるが撮影までは禁止していなかった。隠しておきたい不浄の穴がアップで写され、シャッターが容赦なく切られていく。

 

――今の気持ちはどうですか?――

 

羞恥を誘おうと指示をだす。

アスナは流石に今回は乗せられまいと「初めてのことで…よくわかりません……」とだけ答えた。

そのときの画面ではアスナは相変わらず尻の穴をアップにされており声だけ録音されている状態だったためヒクヒクと痙攣する肛門が質問に答えているような滑稽な様子で撮影されてしまった。

スタッフはそんなアスナの様子をまるで想定内かのように振る舞い彼女の無駄な抵抗を嘲笑うかのように次なる指示をだした。

 

――その場でしゃがんでください――

 

 アスナに腰を下ろすように指示が出た。当初聞かされていないことに困惑するも羞恥で腰が少しきつくなっていたため疑うことなく座り込んだ。

 ――そして、カメラを片手に近寄り自身の顔を撮影するスタッフから見せられたスマホの画面に目が見開かれ、この行いを後悔することとなった。

 

――アスナちゃん、綺麗なアナルしてるね。おま〇こも凄くいい形してる――

 

 そこに映されていたのは下から撮影された映像で、アスナがトイレをするかのように足を開き広がった股の間の秘所や肛門が隠すことなく移されており、驚いたはずみで締まる両機関もしっかりと記録されてしまった。

 

――凄く健康的だって皆褒めてたよ。良かったね――

 

 告げられた事実にアスナは穴があったら入りたいくらいの羞恥を覚えた。

 彼女は知る由もないがこのシーンでは彼女の羞恥に悶える表情や下半身を下から映したもの、加えてそれによる全身の些細な動きを収めたカットが三つ同時に見られるように編集されているがそれにアスナが気づくのはかなり後である。

 

――それじゃあ立ち上がって、次はお尻を振って誘うようにしてください――

 

 沸騰したように熱い頭に更なる命令を与えられアスナはびくりと震えてしまう。

 アスナにとってセックスとはお互いの納得の上でするものであった誘うにしても精々口頭ぐらいの印象だったが今さら考えてもしかたない。

 撮影を進めるため参考の時には見ていたAVを思い出して尻を振ってみる。

 椅子の背もたれに手を置き右から左と振り子のように尻を振る。ゆらゆらと壁に尻を押し付けるように。

 

――もっと誘惑して、エッチな気持ちで、8の字で腰を入れてお願いします――

 

だが今回はさまざまな女優の誘惑を見てきたスタッフ達の心には響かなかったのか追加の指示を入れられてしまう。

アスナは目を強く閉じながら腰をいれて力強く尻を振った。

∞がぼんやりと浮かぶかのようなアスナの誘惑。指示をこれ以上入れられてたまるかと左右だけではなく前後にもしっかりと動かし時折頭だけをカメラ側へと向けてスタッフ達の反応を見ながら腰を振る。

興奮で火照ったのかアスナの白い尻に汗が滲む。それが尻の動きにあわせて僅かに飛び散り光輝く。

しばらくすると辞めの指示がありようやく尻を止める。足の疲れから立つのが辛くなりしゃがみこむ。

彼女の形のよい尻がカメラへと強調される。

もう一度前を向かせると頬だけでなく体全体がほのかに赤く染まっていた。

 

――改めて聞くけどカメラの前で裸になった感想はどうですか?――

 

「すごく…、恥ずかしい、です……」

 

ちらちらと横に目を泳がせ、声も震わせながら答えた。

 

――お尻を振ったのはどうでしたか?――

 

「初めてのことで、訳が…分からなくなりました…」

 

泳がせていた目を伏せて恥ずかしそうに答える。

 

――椅子に座って股を開いてください――

 

 アスナの感情など無視して指示が飛んでくる。

恥を堪えて椅子の上でしっかり脚を閉じて胸も見せないように体操座りをした。赤く染まった顔を膝に埋め体を固くしている。

 ここで脚を開いてしまえば完全に全てを晒したことになる。

 アスナは顔を唇を固く閉じ、目を横に伏せながらも顔を上げ、股をひらいた。

彼女の美しい秘部が露になった。

 

 ナイフでスッと綺麗に切ったような割れ目は少し開き綺麗なピンク色を覗かせ、何度も女との肉体関係を持ったものでも彼女が男との経験がない処女だと勘違いしてしまうほど汚れのないものだった。ピンクの淫肉はわずかだが光を反射していて、彼女のそこが控え目にだか濡れていることを示していた。秘部の上にはぷっくりと肉の豆が膨れていている。

 見られていることに興奮したのか彼女の淫部はとろりと愛液をしたらせ尻の穴まで濡らしていった。アスナは羞恥心に震えながらも芯のある目で前を見据えた。

 

――やっぱり綺麗な秘所をしているね――

 

 ふるふるとアスナの震える全裸を撮して陰部をアップにしていく。ぷるぷるとしたおいしそうな臀部と縮れた毛がよくわかる。

 

――そこはなんて名前かわかる?――

 

スタッフ達はそんなアスナを嘲笑うように答えるように指示した。

 

「おまん……こ、です……」

 

 アスナは消え入りそうな声で答えた。それくらい小さい声で言わないと堪えられないと思ったからだ。愛する者達と交わる時に時々言わされることはあるがこんな大勢の前で言うのは初めてだった。

 

――よく聞こえません――

 

 だが味をこんなアスナの反応に味をしめている彼らはカメラでアスナの恥ずかしがる顔をアップで写しだしていく。観念したアスナはもう一度答えた。

 

「おまんこ……」

 

 顔をリンゴのように赤く染めて湯気がでそうなほど熱くなってしまった頭をふって必死に冷まそうとする。

 

――もう一度お願いします――

 

 いい加減にしろ。と言いたくなる気持ちをぐっと堪えて答える。撮影前日に男に呼び出された時にスタッフへの反抗禁止を言われてなければ言っていたかもしれない。それくらいアスナにとって羞恥責めは耐えきれないものだった。

 

「おまんこ! ……です」

 

 目を閉じてやや誇らしげに聞こえるように答えてしまった。

 

(なんでこんな風に言ったんだろう……)

 

 自分の行動に呆れながらも悟られぬように胸を張った。救いだったのはスタッフ達のこの要求が終わったことだった。

自身の秘部に集中する視線に肉芽をさらに大きくしていく。アスナは羞恥で少し流れた涙に思わず顔を覆った。

 だがそんな甘えは新人女優であるアスナには許されなかった。

 

――自分で開いて見せてください――

 

 顔を覆った直後の指示に思わず身体をビクつかせて手を離していく。当初の予定にはないことなので思わず戸惑いの視線を送るがどのスタッフからも反応がかえってはこなかった。

 スタッフ達もまた予定にはないことを気づいてはいても何十年に一度現れるかどうかわからない逸材の前では遠慮を考える理性も吹き飛んでしまっていた。

 

(や、やるしか…ないよね…)

 

 困惑は拭えなかったが先程の誘惑をしたことでアスナの中にも一定の耐性がついたのか意を決してローファーのまま椅子の上に上がって四股を踏むかのような体制になる。

 そのまま身体中を桜色に染め上げながらも右手を使って自らの秘部を割り開いた。

 カメラに大きくアスナの秘部が映し出された。

 膣内も先程ちらりと見えた時と同じく綺麗なピンク色をしているがその道が僅かに凹凸があり、その狭い肉壁が少し蠢くたびに見ている男たち全てに突っ込んだ時の快感の凄まじさを見せつけているようだった。

 完全に涙目になったアスナを見て思わず罪悪感を感じるスタッフ達だったが強烈な興奮からそんなものもやはりあっさりと消え去ってしまい次の指示を出すべく動き出した。

 

――やっぱり綺麗ですね。こんなにいいま○こは初めて見ました――

 

 唐突な褒め言葉に同じく今までの行動で羞恥の裏で興奮を高めていたアスナは思わず「ありがとうございます」と言ってしまった。

 そんなアスナに思わずスタッフ達は吹き出してしまいながらも自らの欲望を充たすために指示を出した。

 

――せっかくですのでアスナちゃん、その見本のようなま○こを使って女性器の解説をお願いします――

 

「えっ……」

 

 衝撃の指示に思考がフリーズする。新たな指示ボードを見て更に混乱する。

 ただ、周囲にいる男達の舐め回すような視線を改めて突き刺さるように感じる。

 

そしてアスナは悟った。

 

(あぁ、私が来た世界ってこういうところなんだった…)

 

 諦めたように一呼吸してアスナは先程の変わらないように装いながら自らの股関を指差して解説を始めた。

 

「ここがクリトリスで、ここを弄られると感じちゃいます……」

 

 涙を流しても言葉を止めることなく続ける。

 

「こっちは尿道。ここから、おしっこをします。」

「ここ、は、膣口で、ここに、お、ちんちんを…入れたり、赤ちゃん、が、通る道…です。」

 

 最後の解説を言い終わるころにはアスナはプルプルと震えて涙をぼろぼろとこぼしていた。

 思わぬアスナの反応にスタッフ達は仕事を忘れてしまった。が、指示担当のものが我にかえると同時に他の者達も戻りアスナへと欲望の視線を向けた。

 ここまで撮れれば十分だった。

――最初のインタビュー&初脱ぎはここまでですが、どうでしたか?――

 

 両手を離して股を閉じ、顔を膝に埋めながら「ほんとうに……恥ずかしかったです…」と何度も言った言葉を述べた。

 涙に濡れ、鼻声となった全裸体操座りで震えるアスナは保護欲を掻き立てる甘い魅力を放っていた……。

 

 こうして新人アスナの撮影は幕を開けた。

 ――しかし、この時はまだ誰も予想できなかった。この初めてに恥ずかしがってウブ丸出しの彼女がとんでもない本性を隠し持っていたことに……



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

chapter2 初フェラ&手コキ

短いですが第2話目です。感想やお気に入り登録ありがとうございます!
作品を作るモチベーションとなるのでうれしいです!


インタビューから場所を移して、アスナは今、先程の部屋よりは光が弱く、心地良い風が白いカーテンを揺らしている部屋にした。脱いだ制服を再び纏い中央にある白いシーツの敷かれたベッドに彼女は腰かけていた。

 

ーフェラや手コキの経験はありますか?ー

 

「一応…でも、そんなにうまくできない、かも…」

 

アスナは照れを隠すよう、遠慮しがちに答えた。部屋を移動して前の部屋よりも狭く、また興奮しているからか彼女の白く美しい肌に汗が少し浮かんでいる。

 

ーこれから実際にやってもらいますが準備はいいですか?ー

 

アスナはこくりとうなずいた。

場面外から色黒で引き締まった体に黒いトランクスだけを身につけた男優 ━ 金田が出てきた。人工的に染めた金髪がよく似合っている。

金田はアスナと共にベッドの上へと上がった。

アスナは男のイチモツをトランクス越しに擦り始めた。ゆっくりと愛しい子どもの頭を撫でるようにゆっくりと。下着越しだというのに金田の興奮は最高に達しようとしていた。

少しだけ会話して金田は自身のトランクスからモノを出すように指示をだした。

アスナはかすかにその細い指先を震わせながらも手を伸ばしてトランクス前の開きから男優のイチモツを引き出していく。

ぼろんと完全に引き出された金田の全体的に黒く逞しいそれはガッチリとしていながらも細い指先で触るとびくっと震え、太さを増していった。

 

(お、大きいっ…、それに、固い…)

 

完全に姿を表した男優のモノにアスナはおもわずごくりと唾を飲み込んだ。

 

ー男性のモノを見た感想はどうですか?ー

 

不意に飛んできた質問にはっとなりながらも「凄く、大きい、です…」と照れを隠すように、だが目線は男のモノから動かさずに返した。

 

ーでは、まずは手から初めてくださいー

 

指示がくると、ゆっくりと、ペニスに吸い寄せられるようにしゃがみ、手を伸ばして白くしなやかや指を絡ませた。

男優のモノをゆっくりとシゴき始めた。一定の感覚でびくつく男の肉棒に目を釘付けにし包み込むようにシゴいていく。

ペニスが震えれば速度を落とし、少しして落ち着けばまた手を早める。男の反応を上目遣いで確認しつつ緩急をつける。瞳が潤み、呼吸が荒くなってきている。

喘ぎを圧し殺した表情を見て、アスナの顔には本人でも気づかない微笑が浮かんでいた。

時折、シゴくのをやめて肉棒を軽く揉むだけにして焦らす。

金田の肉棒は 今、彼女の支配下に置かれつつあった。

アスナの卓越したテクに思わず射精しそうになるも新人女優に言い様にやられてたまるかと強いプライドで堪えた。

手はそのうち握手をするような持ち方へと変わっていき、アスナは膝立ちして男優と見つめあっていた。

 

ー口を使ってくださいー

 

アスナは指示が来るとゆっくりと腰を曲げて、涎を軽く垂らしながら、瑞々しい唇を男の肉棒へと近づけていった。濃厚なオスの匂いに頭がくらっとした。

 

「ふぅっ…、んちゅ…」

 

鬼頭に軽く触れるような優しいキスをした。ちゅっ、ちゅっと鬼頭から柔らかい唇が離れる音がするたびにペニスがびくびく震える。金田はなんとか耐えようとするもアスナが肉竿のほうに舌を這わせてきた。

脚に力が入らなくなったのかかくんと折れて金田は背をベッドの縁にもたれさせ正座のような体勢となって、もはやされるがままとなった。

 

「んっ、うむぅ…、はむぅ…」

 

アスナはそんな男の情けない姿を目に写しながらもペースを緩めることなく、顔を興奮で赤く蒸気させ、じっくりと味わうようにペニスにむしゃぶりついていた。筋を舌でなぞって上から下へ、下から上へとペニスをしっかりと口に含み、アイスキャンディーを舐めるようにぐちゅぐちゅと音を鳴らしている。咥内では舌を肉竿に絡ませ、口から出ないようにしっかりと注意しつつ肉棒の側面を刺激していく。

アスナの雰囲気が徐々にいやらしく変わっていく。

舐めていくほどに口の端からは涎が垂れていき、彼女の制服を卑猥に汚していった。

体の力が抜け、自身に終わりが近いことを察し、少しでも失態を取り戻そうと気を引き締め、アスナの顔面目掛けて腰を降り始めた。

突然の反撃に驚きつつも、ニヤリと目を歪ませて対抗するように顔の動きを男にあわせて快感を強めていった。

金田は喘ぎ声をもらしながら腰のスピードをはやめていく。

アスナは息が苦しくなりながらも男の精液を絞りとるために口をさらに絡ませていった。

 

「んっ、んむぅ、ふうっ、ふぅっん…」

 

意識的なのか無意識なのかはわからないが彼女の手は秘所へと伸び、自身のショーツをもどかしそうに掻いていた。

もう片方の手は男の腰から玉袋へと移り、もみくちゃに、しかし優しく扱い射精を促している。

少しして金田が「出るッ!」と微かな声と共にアスナの顔面が男優の腰に押し付けられた。

 

「んっ!!、うむぅぅ!!」

 

肉棒がびくびく震えていく。アスナの咥内が男の精液で汚されていく。

やがて発射が収まると、ペニスが口から抜かれた。溢さないようにしたが口の端からわずかに精液が溢れた。

 

「ほふぅ…」

 

アスナはよってきたカメラに向けて口を開き、咥内に貯まった白い精液を見せつけた。

少し上を向いて彼女は指示も出ていないのにそれを飲み干した。端に漏れたものは舌でぺろりと舐めとった。

 

「ぷはぁ…」

 

上を向いたままとまっているアスナの表情は喜んでいるのか恍惚としていた。

 

ー凄いフェラと手コキでしたねー

 

アスナは声にビクッとして、自分がしたことを思い出して我にかえってしまった。

 

「あっ!?、やだっ…、私ったら、あんな…はしたない真似を…」

「ごめんなさい…、私、お、おちんちんを見ると…つい、わ、我を、忘れちゃって…」

 

顔を赤くして涙を少し流して何度も頭を下げるがもう遅い。アスナの恥態はしっかりと記録されてしまったのだ。

 

ーいいですよ笑 ザーメンの味はどうでしたか?ー

 

「お、美味し、かった、です…」

 

顔を隠しながら、彼女はそう恥ずかしそうに答えた。

淫乱な彼女の姿が世の男達の前に晒された瞬間であった…。




4/17 男優の名前を変更しました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

chapter3 初SEX part1

すみません!
デビュー作は全4話としていましたが、書いていくうちにchapter3が予想以上に長くなり分割することになりました。
そして、本番はやっぱり書くのは難しい。初めてで誤字や意味不明なところがあるかもしれませんが今後修正していくつもりです。
それでは第3話、どうぞ!


フェラの時と同じく、アスナはベッドに座っていた。今回は最初から横に男が座っていた。男は業界の中でも女優を乱れさせる技術の評判が高い男優 ━ 黒崎だ。ボタンシャツの上からでもわかるくらい男として理想的な体つきをしており、さっきの男優ほどではないが適度に日焼けしている。

黒崎は「緊張してるね」とアスナの緊張をほぐすために会話を続けていく。打ち解けていくうちにアスナの表情も少しづつ軟らかくなっていった。

少しして男はアスナの頬に手を優しく触れた。それが本番の合図だった。

 

アスナと黒崎はお互いの顔をゆっくりと近づけていった。

 

「んっ…」

 

静かにアスナと男の唇が触れた。優しく、淫らしく何度も触れては離れてを繰り返す。

彼女の瑞々しい唇が離れる度に僅かにぷるんと震える様はとても官能的に写った。

 

「ちゅっ、ちゅ、んむぅっ…」

 

男はアスナの頭を手で押さえつけると、咥内に舌を差し入れ、思うように蹂躙を始めた。

最初は驚いたアスナだったが、すぐに反応して、自身もまた舌を動かし、男の舌と絡ませていった。

舌が絡み合い、ぐちゅぐちゅと唾液を吸われたり、注いだりを繰り返す。

お互いの唾液の音が聞こえるだけの時間が続く。

いつしかアスナも頭に手をおいて黒崎との熱いキスに夢中となっていた。

 

「んっ、ぷはぁ…、はぁっ…」

 

アスナと黒崎の唇が銀色の橋を作って離れる。唾液の橋が切れて、アスナの制服についた。

長い間やっていたような気がするが実際は僅かな時間しか経過していなかったみたいだ。

 

「んっ…」

 

再び向かい合ってキスをする。先程とは違い男のごつごつとした手はアスナのブレザーのボタンへと向かっていく。

ボタンが一つずつ外れる。アスナは抵抗せずに、されるがままにブレザーを脱がされた。汗を掻いているのか白い制服の下から純白のブラジャーと綺麗な肌が僅かに透けて見える。

 

「興奮しているの?」

 

黒崎の質問にアスナは下を向きながらも頷いた。彼は笑いながら「見かけによらずエッチなんだね」と言うと彼女は益々恥ずかしそうに頭を振った。

一度、立たされるとウエストにあるスカートに男の手が伸びた。スカートのボタンを外れ、ゆっくりと下げられる。今回はインタビュー時のような白いパンストは履いておらず、代わりに紺色のソックスを着用していた。

長く美しい足がスカートから解き放たれていく。細いだけではなく、適度に肉付きのよいその足が眩しい。

完全にスカートを脱ぐと足を曲げてぺたんと男の前に座った。

黒崎の手が伸びてブラウスのボタンが外されていく。

アスナは生唾をごくりと飲み、その様子を期待するかのようにみていた。

全てのボタンが外されるとブラウスからゆっくりと腕を抜かれた。

アスナは少しの抵抗しなかったが、既にカメラに晒しているとはいえ初対面の男の前で恥ずかしいのか、潤んだ瞳で男を見つめ、腕で胸元が見えないように隠した。

男はそんなアスナを見て満足そうに笑うと、ゆっくりとベッドへと押し倒していった。

美しい栗色の髪を乱して純白の下着と紺色のソックスだけでベッドに横たわり、興奮しきっているアスナはとても官能的だ。

呼吸を乱し、拒絶するような、あるいは期待しているような眼をする彼女は見ているだけでは我慢できなくなりそうだった。

黒崎は彼女に覆い被さるようにすると、その涙に濡れた瞳を見つめ続けた。

アスナも一度はびくっと驚くも、すぐに持ち直し彼と見つめあった。

呼吸が落ち着いてくると、黒崎は白いブラジャーへと手を伸ばしていった。

ゆっくりと、そして焦らすように近付いてくる男の手にアスナは思わずごくりと唾を飲み込んでしまう。そして、静かに、手が、触れる。

ふにふにと下着の形を崩さないように、また彼女の美しい双球の布越しの感触を確かめるかのように触れる。乳房の柔らかさとぬくもりがブラジャーの滑らかな生地越しに伝わってくる。

ただ衣類に触れているだけなのに、男が感じる興奮は並ではない。彼が普段相手にしている女優の中でもアスナほど男を魅力して離さない美貌をもつ女などそうそういないからだ。

手がブラに触れた時の恥じらうように整えられた睫毛が震えたり局部を隠そうとして太ももをもじもじさせる仕草などがたまらない。

アスナの気持ちが高ぶるにつれて、彼女の肌には汗が浮かび始めた。魅惑的で甘い香りが周囲に漂っている。汗ばんだ身体から放たれたその匂いは嗅覚を刺激し、男の理性を肉欲が上回るまで興奮させたいく。

 

「外すよ…」

 

我慢の限界に達した黒崎はアスナの耳元でそっと囁いた。

彼女はこくりと頷き、潤んだ瞳を男にむけた。

男は了承を得るとすぐに背中へと手を回し、ホックを外した。そして彼女の手首を優しく掴むと肩紐から腕を抜いていく。

腕が抜かれた純白のブラジャーはアスナの膨らみに被さるだけとなった。静かに、そしてゆっくりとブラジャーが取られた。

アスナの白桃のような美しい双球が露になった。

先程まで隠されていたそこは彼女の手足よりも白く決め細やかな肌をしていて部屋に入ってくる自然の光で眩しく輝いている。横になりながらも乳肉の形は整っており、重力に逆らってつんと張っていた。

美しい乳房の頂上では綺麗な桃色をした乳首が痛いほど立ち上がっていて、彼女が激しく興奮しているのがわかった。

 

「ううっ…」

 

緊張と肌寒さからかアスナの身体は小刻みに震え、それにあわせて乳房もふるふると震える。

男は真珠のように綺麗に丸まった乳球を両方の掌で優しく掴むとその感触を楽しむように揉みはじめた。

 

「んっ、ふぅ、ふぅん、あっ…」

 

落ち着いた手つきでありながらも興奮を隠さずに乳房を揉んでいく。 ゆっくり、じっくりと、彼女の反応を確かめながら、うなじを舌で舐め、乳房を親指で軽く弾いたり押し潰したりして、彼女に快感を与えていく。

アスナは先程のフェラや手コキの時のは立場が変わって、男のやさしくもじれったい手つきに翻弄されていく。餅をこねるように弄られて性感をどんどん高められていく。うなじを舐められて自我がどんどん薄れていく。男の指が乳首に触れる度に身体がぴくりと震える。興奮で更に汗を掻き、甘く誘惑の香りを放っていく。

 

「アスナちゃん、すごくスケベな顔をしているよ。胸だけでそんなに気持ちいいのかい?」

「いやぁぁ、そんな、こと、ないですっ…、あっ!!」

 

笑いながら黒崎に言われた一言にアスナは反論しようとしたが、乳首をしゃぶられる快感に思わず身体を反らせて喘いでしまった。

 

「あんっ、ふぅっん…、あっ」

 

右の乳房の頂にある乳首を吸われ、舌先で遊ばれる。その際に自身の乳輪に唇が当たり、甘い痺れが身体に広がっていく。

左の乳房もさっきよりも激しく揉まれ、人差し指と親指を使って乳首を荒々しく刺激されていく。

左右から伝わる異なる快感に気が狂いそうになる。自分の中で何かが壊れてしまいそうになる。そんな刺激に

アスナは限界をむかえようとする身体を支えるため、シーツを強く握って耐えようとする。

興奮で我慢の限界に近づいているのは男も同じだった。

乳首や乳房、乳輪を責めれば責めるほどにアスナの身体から放出される淫臭は間近で嗅ぐには強すぎたのだ。

甘く切ないその匂いは鼻腔を通って、脳へと伝わり、男の興奮を激しく高めて理性を奪っていく。

ひたすら舐め続けて乳首から味がなくなると、男は反対の乳首へと口を移した。

 

「ひゃぁっ!!、あうっ…」

 

突然、左の乳首が舐め回され、今度は右の乳房が揉みしだかられていく。右の乳首は唾液にまみれてぬるぬるとしており、左の乳首とはまた違う快感をアスナに与え、乳首責めに慣れさせないようにしていく。

男は男で既に発情しきっていて、湿ったアスナの乳首を咥えたことで、甘く淫乱な味が口内を支配していく。

『この乳首をもっと味わいたい』と強い欲望に突き動かされた黒崎はアスナの乳首を咥える唇により力をいれ、乳房を揉む手を止めることなく続けていった。

 

「あっ、ふぅん、いやぁ…」

 

男優から与えられる快楽に抗うこともできずにアスナは喘いでいる。身体をよじらせ快感を逃そうと足掻くも男の興奮を余計に煽り、責めを強くさせていく。喘ぐ度に アスナの適度にふっくらとしたお腹やM字に立てて開いた脚がびくりと震えていく。そして、彼女の尻の下の白いシーツが僅かに濡れているのがわかった。

 

「最高だよアスナちゃん、胸だけでこんなに感じてくれて…」

「はぁっ、はぁ、これはぁ、違うのぉ…、はぁっ…、私、感じて、なんか…」

自慢にはならないがアスナとしては自分はAV撮影で初めて経験する快楽などないだろうと考えてしまうくらいにこの数年の間に数多くの快楽に溺れたから、ただ他の男の肉棒の味やテクを知ること以外に経験することはないだろうと考えていた。が、今自分が感じているものは全く感じたことはないものだった。男が絡んでいない未知の快楽。それにアスナの心は不安と期待に苛まれていった。

 

乳首を両方責め終えた黒崎はアスナに話しかけるも、彼女は羞恥や身体に残る快感のせいで強がることしかできなかった。

目を閉じて口を大きくさせて、身を襲う快感を消そうとしている。思考が鈍っているからか今の彼女に自分が手足をだらしなく広げていることに気づく余裕はなかった。

アスナが少し落ち着くまでの間に彼女の全身をじっくりと見てみることにした。

長く美しい栗色の髪は振り乱されてシーツの上に広がり、色白の綺麗な肌もところどころ赤くなって身体が火照っていることを伝えていた。形の良いEカップの乳房も男に揉まれたことで少し乱れているようだが、逆に彼女の色気を上げてより官能的に見えた。

ひくひくと痙攣するお腹やそれにあわせて息づくへその窪みをじっくりと眺めた後、男の視線はアスナの最後の砦である純白のショーツへと向かった。

ショーツは既に股の部分がうっすら湿っていて、そこだけ色が変わったかのようだった。

気がつけばカメラが自分の顔の真横に来ていて思考の海に沈む自身の顔を写していた。

 

「うぅっ…、んっ…」

 

突然の下腹部からの快楽にアスナは思わず喘いでしまった。乳房を責められるのとはまた違う快感に下半身をびくびくと動かしてしまい、膣内を余計に刺激し、新たな快感を増やしてしまい喘いだ。

 

「凄い、こんなに濡れてる…」

 

ショーツから手を抜いて、愛液で濡れた指をアスナの目の前に晒した。ぬちゃぬちゃと指を鳴らして彼女の羞恥を煽っていく。

 

「あぁ…、いやぁぁ…」

 

男の行動にたまらず目をそらした。カメラの前という慣れない状況の中で必要以上の羞恥を掻き立てられてうろたえるしかなかった。時間がたって意識が少し戻ってきたことで彼女は先程の恥態も思いだしたのか、両腕で胸をぎゅっと抱きしめて脚でショーツを隠そうと脚をもじもじさせた。

 

「それじゃあ、脱がすよ…」

 

そんな様子に満足したのか、黒崎はアスナのショーツに手をかけた。

 

「っん、はいっ、どう、ぞ…」

 

アスナは耳まで真っ赤に染めながらも今にも消えそうな声で呟いた。裸を先に見せていてもあんなに乱れた後の秘部をカメラに晒されるのは恥ずかしいのだろう。目をぎゅっと瞑りながら脱がせやすいように腰を上げた。

うっすらと期待するかのように目を細くあけながらも…

アスナの了承が出ると、黒崎はアスナのショーツを下へ、下へとおろしはじめた。するすると脱がしていくとぬちゃっというショーツとアスナの陰部から流れた愛液が離される音が静かに聞こえた。

愛液で出来た銀の糸は引っ張るとすぐに切れてアスナの太ももに付いた。彼女の太ももにはすでに愛液の線がいくつもあった。

下までショーツを下ろすと彼女の脚を片方ずつ持ち上げ脱がせた。

思わず口をふさいでカメラの方へと身体を向ける。

黒崎はアスナの下半身まで身体を下げると優しく脚を開かせていった。

アスナのしっとりと濡れきった秘所が露になる。僅かに開いた割れ目はやや茶色がかった桜色の肉壁が覗き、てかてかと光っている。秘所の入り口、その上には肉の芽がぷっくりと膨れていて、今か今かとびんびんに息づき、手が触れるのを待ちわびていた。

 

「おおっ…」

 

アスナの淫裂に劣情を刺激された彼は思わず声を漏らした。

今まで多くのデビュー作に出ては、女優を抱いてきたがここまで綺麗な秘所は初めてだった。それも、今まででも一番のいやらしさを披露したアスナの秘所という意外なこともあり男は驚きを隠せなかった。

男優やカメラ、そして撮影スタッフ達の視線が自分の陰部に注がれていることを感じ、思わず脚を閉じそうになるも男がそれを許さない。脚を掴まれてより広げられることになった。脚が広がることでアスナの秘部も開き、インタビューの時と同じくらいに愛液が流れ落ちてシーツを汚していった。

 

「入れるよ…」

 

男の右手の指が膣内に侵入してくる。

指先を丸めて、膣内の最も感じる場所-Gスポットを探す。入り口から奥へ、奥から入り口へ、強く、優しく、左右の淫肉も刺激しながらアスナの秘部を探索していく。

 

「うんんっ…、ああっ、あっ、あっ、ああぁ…」

 

最初からずっとされるがままの自分を情けなく思いつつも、与えられる快感になすすべく喜んでしまっている。男の指が動く度にアスナは顔を快楽に歪ませて身体を動かし、身体を全身で受け止めようとする。そして…

 

「んああぁっ!!」

 

アスナが一際大きな声で、身体を大きくしならせ喘いだ。どうやらGスポットが見つかったようだ。

 

「アスナちゃん、ここが気持ちいいのかい?」

「ああぁ!、いやぁ!、だめぇっ、あはぁぁっ!!」

 

性感帯を見つけ、気分を良くした男の責めにアスナは心では拒絶しつつも身体は逆らえずに、大きな声を上げることしかできなかった。

 

「はあっ、あっ、あっ、あああぁっ、はうっ…!!」

 

ぐちゅぐちゅとリズミカルにスポットを刺激され、アスナは腰を高く突き上げてびくびくと震えさせていた。目をやや上向かせ、口をぱくぱくさせて頭を振り乱し、必死で理性を保とうと抗うも、男が身体を横に倒して、両足でアスナの右足を挟んで、腕を首の下に差し入れて指で鎖骨や首筋を刺激し始めた。

 

「やぁアスナちゃん、お口が寂しそうだね」

「はぁ、はぁ、はぁ、ほむっ…」

 

黒崎はアスナの真横に自身の顔を持ってくるとキスをはじめた。最初とは全く違うお互いがお互いをむさぼる荒々しいキスだった。呼吸が苦しくなるにつれてアスナも限界に近づいていった。

 

「ほらほら、アソコがひくひくしてきてるよ、ちょっと早いんじゃないかな、まだクンニもしてないのに、もっと我慢しないと」

「あひっ、ああぁ、あっ、あっ、あっ、はぁん、んはぁ…」

 

もはや男の声を聞く余裕も無いほど快感に身体を支配されたアスナはもう声にならない喘ぎ声を上げて、襲い来る快楽に身を任せていた。

 

「あっ、あっ、あっ、あっ」

 

下半身では男の指がどろどろとあふれでる愛液で心地よい音を鳴らし、リズムにあわせてアスナの腰が自ら上下に動いていた。びちゃびちゃと愛液が飛び散り、シーツには無数のシミができて世界地図のようになっていた。

上半身ではアスナの口には舌の代わりに男の指が咥えこまれ、うねうねと動いてディープキスさながらの動きでアスナの舌や咥内を侵食していった。男の口は彼女の髪を掻き分けて、右の耳穴に舌を差し入れてぐちゅぐちゅと音を立てて彼女の耳の性感を開発していく。

 

「あぁ…、はぁっ…、もうっ、だめぇ…」

 

慣れない耳からの刺激も合わさり、アスナの精神は限界に達しようとしていた。カメラの前で絶頂を晒すことになる、自分はなんて淫乱なんだろう。

 

(あぁ…、なんてはしたない…、でも無理、もう、イッちゃう…)

身体がぶるぶると痙攣しているような錯覚を感じた。裸身が硬直していくようだ。

 

「ごめんっ、なさいっ、はぁ、もうっ、イキ…ます!、ああぁ、はぁぁぁぁっ!!」

 

涙をこぼし、潤んだ瞳で男を見つめ、これから飛ぶ身体の支えとして鎖骨を撫でる男の腕を必死に掴み、歯をがたがたと震わせてその時を待つ。

 

「あぁ、はぁ、はぁ、はぁ、んはぁっ!!、もうっ、無理ぃ…、そろそろ、イクぅ…!!」

 

アスナは半分白目を剥いた頭を上に向けて振り乱し、腕を握る手により力をこめて、腰を上下左右にいやらしく回して、足の指でシーツを掴み叫び続ける。

 

「はぁっ、アッ、アッ、アッ、アッ、イクッ、イクイクイクイクっ…」

 

そして、その時が訪れた。

 

身体を大きく反らせて腰を高く突き上げて叫ぶ。陰部からはいやらしい愛液が噴水のように吹き出し、秘部の前に構えていたカメラの一つにかかった。カメラはアスナの淫液にまみれて故障してしまい、レンズにはべっとりと愛液が付着した。

 

「ああっ、あっ、はぁぁぁぁぁ~」

 

アスナは潮吹きを終えると腰をベッドへと落とした。

 

(ああっ…、やっぱり、気持ち、いいっ…)

 

快楽にとろけきった表情を浮かべ、アスナはそんなことを思った。

力が抜けたのか陰部からは愛液に変わって尿が漏れだし、シーツに他の汚れを塗りつぶすくらいの大きなシミを作った。

 

「あ~あ、アスナちゃん、お漏らししちゃ駄目じゃないか、これからそんな調子でやっていけるの?」

 

「んふぅ……」

 

男の声はアスナには届かない、既に彼女の意識は快楽によって飛んでしまっているからだ。だらしなく顔を歪め、がに股に足を開いて局部を見せ、W字に腕を伸ばして気絶してしまった。

デビュー作の初セックス前戯において、盛大に潮を吹き、お漏らしをしてしまうという一部始終をカメラに晒したアスナはAV業界の伝説に早くもページを刻むことになった…。




ヤバい、前戯だけで終わってしまった…。(しかもクンニまでやってないし…)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

chapter3 初SEX part2

更新遅くなってすみません!
やらなきゃいけないことが立て込んでなかなか執筆時間をつくることができませんでした!
それではchapter3 part2どうぞ!


アスナの気絶により撮影は次の日に回されることとなった。彼女が目覚めたのは日が暮れてからで、シャワーを盗撮されるなどの出来事はあったが、他に何の問題もなく次の日を迎えた。

次の日の午後、時計の針が縦に一本の長い針に伸びた頃にアスナは白いバスローブを身につけた姿で昨日と同じく男とともにベッドに腰かけていた。

 

「昨日はすごかったね。アスナちゃん」

 

黒崎は笑みを浮かべてアスナに話しかけた。昨日のアスナの恥態をその眼で見てからはアスナの清楚な振る舞いも演技のように思えて、演技上手なものだと声を上げて笑いそうになる。

 

「本当に、恥ずかしい…です。撮影を、止めてしまうなんて…」

 

アスナは男やカメラに向かって何度も頭を下げた。もう何度目の謝罪か分からなかったが、そうでもしないと恥ずかしさで気が狂いそうになる。

男はそんなアスナの様子にますます笑いそうになるが堪えてアスナに撮影を始めることを伝えた。

 

「それはもういいよ、今からまた一杯喘いでくれればさ」

「それじゃあ止めちゃった分早く進めなきゃ行けないから始めるよ。いいよね?アスナちゃん」

 

アスナはこくんと頷くと男の方に身体を向けて胸を軽くはって撮影の再開を待ちわびた。

黒崎の手がアスナのバスローブを脱がしていく。ローブの下には既に何も身につけてはいなくて、汚れのないアスナの乳房がするりと露になった。

アスナの丸くて綺麗な乳球、そしてその谷間や下乳からはツンと鼻を軽くつく彼女の汗の香りが放たれた。

 

「酸っぱい香りだねアスナちゃん、もしかして発情して汗いっぱい掻いちゃったとか?」

 

黒崎は手首にかかった状態のまま、アスナの魅惑の谷間に顔を埋め、クンクンと臭いを堪能しはじめた。

 

「うんんっ…!!、い、いえっ…、さっきまで、写真集の撮影が、あったので…、いやぁっ!」

 

押し倒されてしまったアスナは知っている癖にと思いながらも谷間に顔が埋まっただけの刺激に悶えた。この程度の刺激なら本来は耐えられるのだが、昨日の撮影への羞恥、また大勢から見られながらの行為に身体を火照らせて感覚を鋭敏にさせてしまっている。

 

「ふーん、写真集ねぇ。どんな写真を撮ったの?」

 

アスナの左乳房に手を当てて時計回りに揉みつつ、右側の乳首を軽くしゃぶって彼女の性感を高めていく。

 

「はいっっ…、最初にコ、コスプレをして、から…、うっ!」

「コスプレってどんなの?」

 

アスナの乳首を強く吸い付けた後、ちゅぱっと離し、「言えばもっと気持ちよくしてやる」と耳元で囁いた。 アスナの身体がぞくりと震える。

 

「え、え~と、メイド服や制服、チャイナドレスとかを着ました…。ううっ…」

 

アスナは恥ずかしがりながらも更なる快楽への欲求には逆らえず答えた。

 

「メイド服か、きっとアスナちゃんが着たらすごく可愛いだろうね。よし、ご褒美だ。」

 

男はそう言ってアスナの両乳首を摘まんで乳輪全体を刺激するように擦り、彼女の形の良い乳房を崩さぬように慎重に揉み回した。

そして、アスナの艶のある唇に自身の唇を重ねて彼女が呼吸困難になるくらい深いキスをした。

 

「んんっ…、ふむぅ…、ンンンっ……!!」

 

アスナは苦しみを訴えるように鍛え上げられた胸板をたたくが、呼吸困難から段々とその抵抗力も弱まっていった。ギリギリ呼吸できるくらいしかない苦しさで徐々に意識が薄れつつもあるのに、胸部からの快感が朦朧とする意識を突き抜けてくる。

苦しいのか気持ちいいのか分からなくなってくる。半ば気を失いかけ、口端から涎を一筋垂らしだしたところで男の責めは終わった。

 

「ハァー、ハァー、ハァー」

 

アスナは目を閉じ、ベッドにローブに絡まりながらも手足を広げ荒い呼吸で空気をむさぼった。

今日もまた男のペースに乗せられてしまっている。少しは…この男を支配したい。

強い支配欲なのか、アスナは目を開いて男を見据えた。未だに呼吸は回復しきってはいない。

 

「今日は復活が早かったねアスナちゃん、あんまり気持ちよくなかった?」

 

黒崎はニヤニヤしながらアスナの丸出しの乳首をみていた。

アスナはその視線を感じつつも「いいえ、気持ちよかったです。ただ、少し物足りないかなぁ…」とはにかみながらも男に対し虚勢をはった。彼女はセックスでも負けず嫌いだったのだ。

 

「物足りないねぇ、ならまだまだ気持ちよくしてあげるから楽しみにしててね」

 

そう言い終わると黒崎はローブの紐を解き、アスナの腕を引き抜いた。

アスナのショーツしか身につけていない姿が周囲の視線に再び晒された。

昨日とは違い薄いピンクのショーツはクロッチの部分が滲んでおり、アスナが興奮から愛液を激しく漏らしていることがうかがえた。

黒崎は左手で彼女の頭を優しく撫でてその手入れの行き届いた髪の質感を確かめ、右手でアスナのパンティに触れた。

ショーツ越しだというのに男の指は愛液に濡れ、離そうとするとぬちゃっという音とともに愛液の橋が架かった。

 

「アスナちゃん、もうこんなに濡れてるの?いくら何でも期待しすぎでしょ」

 

黒崎は濡れた指先をアスナの目の前に持ってきて、指を擦り合わせる、広げるなどをして愛液の粘り具合を見せつけた。

 

「あっ…、あぅぅ…」

 

昨日と同じ行動に恥態を煽られ頭を逸らそうとしたが、何回も同じ反応を繰り返したせいか読まれ、

頭を捕まれ動かせなくなってしまった。

アスナは自身の恥態の証明を見続けるしかなかった。

 

「あはは、反応がワンパターン過ぎ。そんなんじゃみんなすぐ飽きちゃうよ」

 

黒崎は笑いながらアスナの身体を抱き寄せて抱えると、股を大きく開かせ自身の局部の前面辺りに尻を置かせた。

そして、開いた脚の下に自身の脚を差し入れて閉じられないように絡ませた。彼女の濡れたショーツがカメラに晒された。

 

「アスナちゃん、また恥ずかしい姿をみせちゃってるね」

 

脇の下にも腕を差し入れ、アスナの乳房を揉んでいく

アスナは顔を隠そうにも腕が邪魔で出来なかった。

彼女には恥と快楽に歪む顔と身体を見せる以外に選択肢はなかった。

 

「それじゃあ、質問の続きといこうか。コスプレの後はどんな写真をとったのかな?」

 

黒崎は左手でアスナの両乳房を贅沢に揉みつつ、右手をショーツに差し入れて、秘所を刺激しつつ写真集への質問を再開した。

アスナは再び伝わりだした快楽に震えつつも言葉を繋いでいった。

 

「はいっ…、そ、それから…、んっ…水着…。薄い、ピンクのビキニを着て写真を、撮りました…。」

「それでっ、その後に裸になって、室内や、そ、外で…」

 

顔を真っ赤に染めながらも続けていくアスナのショーツからはぐちゅぐちゅという音が強くなっていった。

 

「色々な、ポーズを決めたりっ…、んはぁっ…!!」

「ポーズってどんなの?」

 

アスナが快楽に慣れないように時折テンポを変え、質問を与えてペースを乱していった。

 

「え…えっと、シャワールームで、水に濡れた裸を撮ったり…」

「ベ、ベランダで、モデルさんみたいなポーズで裸だったり…」

 

アスナは悶えながらも呼吸をして続ける。

 

「庭園で、カメラ、に、お尻を向けたり、股を、開いて、二つの、穴を晒したり、です…」

 

アスナは恥ずかしさでおかしくなりかけるも言い切った。撮影中はそこまで感じなかった照れを強く感じた。自分で言うのはやはり辛い。

しかし、羞恥と同時にアスナは自身の背部に当たる男のイチモツの熱い感触に震えた。

 

ーーもし、あれが自分のナカに入れば、どうなってしまうのだろう?ーー

 

昨日は途中で終わってしまったが今日は違う。確実に自身のナカに入るのだ。

わずかな期待がアスナの中で芽生え始めた。

 

「よしっ、写真集のことはもういいよ。話してる間にすごく濡れたね。ほら」

 

アスナのショーツから手を抜くと再び目の前に晒した。

黒崎の言うとおり指はアスナの愛液に濡れきり、少しふやけていて大粒の雫が指から垂れていた。

 

「降ろすよ」

 

彼は愛液をアスナの柔らかそうな腹で拭うとショーツに手をかけ脱がしにかかった。するすると愛液が染み渡ったショーツが足先へと持っていかれる。

完全に抜き取ると男はアスナのすらりとした脚を肩に抱えると、濡れきった秘部へと顔を近づけた。むわりと雌の発情した匂いが鼻をつく。彼女の割れ目は僅かに開いており、淫液を垂れ流しベッドにシミを作り始め、割れ目の上では肉芽がびんびんに勃起していた。

 

「わぁ~、相変わらずすごい濡れるね」

 

黒崎はさっきと同じくアスナの割れ目に右手の指を軽く差し入れると中をかき回して膣壁を刺激し、左手で乳首をくりくり捏ねたり、引っ張ったりと刺激した。

 

「んふぅ…、あっ、あはぁぁっ…」

 

アスナは首を反らして快楽に身体を震わせた。羞恥による緊張と快感による緩和は冷静な思考を奪っていき、彼女を快楽に溺れさせていった。

楽しくなったのかくちゅくちゅと愛液を掻き出しながら指のスピードを上げ、乳首や乳輪へ刺激を与えていった。

 

「ほらほら、昨日みたいにまたイッちゃいなよ。今日はちゃんとカバーしてあげるからさ」

男は耳元でそう囁きアスナの心を支配していく。首筋をなめると気持ちよさそうな吐息が漏れた。

 

「あっ、あっ、あんっ、んはあぁぁぁ」

 

男の荒々しくも巧みな責めに思考をどんどん鈍らされ、囁きや首筋への愛撫もあってアスナは絶頂への階段を駆け上がっていった。

 

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、アアッーー!!」

 

そして、身体を限界まで反らせ、叫ぶような断続的な喘ぎを上げると絶頂。上にむかって勢いよく潮を吹き、雨のようにボタボタと降り注いでシーツを汚した。

 

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、ううっ…」

 

気絶まではしなかったものの、大きな快楽によるものの、またいいように扱われてしまった悔しさから瞳に涙が滲んだ。

 

「ふふっ、最高だよアスナちゃん。こんなに気持ちよくなってくれるなんて」

 

黒崎は喜びで気分が高揚していきアスナに聞くこともなく身体を動かして、彼女の秘部前に顔がくるように四つん這いの体勢になると、秘所に唇を引っ付けるとじゅるじゅるとわざと音をたてて吸い始めた。

 

「いやぁっ…、ちょっ…と、待っ…、んんぅ…!!」

 

局部からの急な刺激に驚き、頭に腕をやって退かそうとするも、絶頂の後で力が入らず添えるだけになってしまう。さらに、追加の刺激が次々と身体を流れていくので力がはいらなくなる一方だった。

 

「ああっ、あっ、ふぅっん…、あはぁっ…」

 

黒崎は喘ぎを聞きながら反応の違いから彼女が感じる場所を探していく。

昨日の手淫でアスナのGスポットは発見済みだが、彼女があまりにも感じ過ぎたのでまだまだ探しきれていなかったのだ。

強い好奇心に動かされ、男の舌はアスナの秘壺の探索を続けた。

 

「ああぁ、いやぁぁ、だ、駄目ぇっ」

 

アスナはまたもやされるがままとなって身体を右へ左へとよじらせていた。

興味本位でこの業界に入って最初の撮影で早くもアスナは後悔しかけていた。

予想以上だった…。舐めていた…。自分が求めていた以上のものだったのだ。男優とのセックスは、気持ちよかった。それも期待以上に。自分を支援してくれるおじさんとの肉体関係に飽きて、自身が溺れられる更なる快楽を求めAV女優となったが、早くもそれが実現しようとは予想しなかった。

 

ーーこのままでは、自分は壊れてしまう。ーー

 

白目を剥きかけ、意識を手放しかけたアスナだったが1つの記憶が脳裏をよぎった。

 

ーー何かが、違う…。何が、違うの…?ーー

 

その記憶にしがみつくようにアスナは意識をはっきりと保った。

そうだ、求めていた快楽は今、自分が感じているもの、だが、探しているものはちがう…。

自分が探しているものは自分と相手が快楽を与え、それによって得ることができる快楽をこえた何か。

おじさんとの初期の行為や自身を愛してくれる『彼女』との行為でしか得られない。心から満たされる、溢れだしていくものをもっと感じたくて、惰性化した今のおじさんとの行為との違いを知りたくて、風俗やソープより危険も少なく、多くの男とセックスできる女優となったのだ…。

慣れない出来事ばかりで記憶の片隅にあったことを思い出したアスナは意識をしっかりと保って男からの責めを受け続けた。

快楽は確かに感じる。だが、考えているうちに慣れてしまった。更なる刺激が欲しくなる。

 

「んふっ、ふっ、んんっ…」

 

アスナの雰囲気や反応が変わったことを悟った黒崎は一度責めをやめた。

自分としてもそろそろ一方的にやっていくのに飽きていたところだ。彼女の気分転換を兼ねてやり方を変えてみることにした。

 

「アスナちゃん、一度四つん這いになれるかな?」

 

意識のはっきりとしたアスナは男のやりたいことを理解したのか、「はい、できます」と言って起き上がり、股を少し開いて割れ目を晒した。愛液がポタポタと垂れる姿は艶かしかった。

 

「それじゃあ、俺の股のほうに頭がくるように被さってよ」

 

仰向けとなり、黒崎は自慢のイチモツも天高く立ち上げつつ、アスナを手招きした。

アスナは目的を思い出してはいたが、今は撮影に集中することにした。今は快楽に溺れよう。

よちよちと男の股関まで移動すると、唇の前にイチモツがくるように、局部が男の目の前にくるように位置を調節した。シックスナインの体勢だ。

 

「おぉ~、アスナちゃんのアソコが丸見えだ」

 

男はアスナの秘部を両人差し指でくちゅくちゅと遊んだ。

 

「色も濃いピンクで健康的。それに濡れ濡れでいい匂いまでする。最高だな」

 

自分の顔に愛液が垂れることを気にせず淫裂を開き、ナカを視認する。

 

「んっ…」

 

アスナは行われる行為に反応しつつも、せっかく掴んだ責めのチャンスを逃すつもりもなく自身もまた男のイチモツを扱いだした。

最初に亀頭を舐め、男の性感を高めて期待を煽り、口で咥えてから尿道から我慢汁を吸い出していく。黒崎の身体がびくんと震えるのがわかった。

一度離して、手淫で硬度を確かめ、満足がいくものになると下に流れた髪を耳にはらい、口を大きく開けてイチモツを咥えた。

咥えるために身体を屈めたことでアスナの秘所も下がっていき唇に触れた。黒崎も負けじとアスナのソコを唇や舌を使って刺激していった。

水音と吐息しか聞こえなくなる。

 

「…っん、んふぅ、ふむぅ…、ほっふぅ…」

 

呼吸が苦しくなりながらもアスナは続けていく。しょっぱさが口の中に広がっていく。唾液すらも我慢汁に侵食されていく気がするが気のせいではないだろう。うまく唾も飲み込めずに口から溢れていく。

それに加えて、下腹部から伝わってくる快感に身体の力が抜けそうになる。イキそうになるが、負けじと舌を使って裏筋を舐め回し、亀頭を刺激し、余った手で玉袋を揉んで精子を生産させていく。

 

(おおっ…、やっぱ、聞いてた通り、アスナのフェラはヤバいな…)

 

黒崎はまだ余裕の表情を見せつつも内心では冷や汗をかきはじめていた。

先日、アスナを相手した男優からフェラのテクニックが高いことは聞いていて、実際にその映像を見せてもらってはいたのだが、本物は想像以上だった。

これまで、黒崎が担当した女優達は全くのフェラ未経験で何も感じないか、フェラをそれなりに経験しているといっても我慢できないほどではなくすぐに飽きてしまうくらいのレベルだったのだがアスナは違った。

精力が続くのならいつまでもされていたい。本来Mではないが、彼女相手ならなってもいい。

そう思えるくらいの力をアスナはもっていたのだった。第一印象からは想像もつかないくらいに床上手なくせに、自分が責められると弱い。彼女という女性がよくわからなくなる。

 

(負けてられないな、こっちも…)

 

それでも黒崎はこれまでの男として女を数多く泣かしてきたという評価を新人にイカされて失うわけにはいかなかった。

改めてアスナの秘部を眺めてGスポットを両手の人差し指と中指で、クリトリスを親指で刺激していく。時折、彼女の様子を見て口をつけ愛液をすすった。淫液でどろどろになった秘部やばっくりと開いたアナルが目の前でヒクつくたびに射精感が強く込み上げてくるが男優としてのプライドを強くもって耐えた。

 

(そろそろいいかな…)

 

黒崎はアスナの性感が充分すぎるほど高まり、また自身のイチモツも最高の状態になったのを確認すると彼女の太腿をぱんぱんと軽く叩き、この行為の終了をしらせた。

アスナは少し名残惜しそうにしながらも、一度だけ強く亀頭の割れ目を強く吸って我慢汁を飲むと口を離した。

互いに汗や愛液に濡れた身体が照明に当てられ光っている。

 

「さぁアスナちゃん、いよいよお待ちかねの本番だけど覚悟はいいかな?」

 

黒崎は今一度アスナに確認した。ここで嫌がられて後々面倒なことになるのを避けるためだ。

 

「はいっ、いいです…。ってか、別に待ってもないし…。」

 

最後のほうは小声だったが覚悟はできているようだった。

 

(待ってないねぇ…。アソコをぐちゅぐちゅに濡らして、あんなにいやらしいフェラしといてよくいうぜ。)

 

黒崎は内心で笑いを隠しながらアスナを押し倒した。そして、自身のモノをアスナの淫部まで持っていき、割れ目を上下になぞった。

 

「いよいよ、本番だ。行くよ」

 

黒崎は乳房を軽く揉んで身体の強ばりを解きほぐしていく。その目は先程とは違って真剣なものとなっていた。

アスナもそんな男の雰囲気に当てられて少し身体に力を入れてしまうも、乳房を揉まれたことでそれもとけていき、こくんと頷いて挿入を待った。

割れ目をなぞっていた性器がピタリととまった。黒崎は右手で肉棒を固定し、左手で割れ目を開いていく。そして静かに挿入が始まった。アスナの調子を伺うようにゆっくり、ゆっくりと慎重にイチモツを沈めていく。

 

「あっ、ああっ、うんっ…、んっ」

 

焦らすような挿入にアスナは煩わしさを感じるも大勢のスタッフやカメラ、そしてこの映像を見る多くの人達が自身のアップにされた淫部を見ているのだと思い、さらに愛液を分泌した。

亀頭がずっぷりと咥えられると男は両手の支えを腰へと変えた。これから本格的にナカへと侵入していくのだ。

黒崎はアスナの顔を見て、押し込み始めるタイミングを探った。

アスナの顔が快感に歪みつつも余裕を取り戻していく。乱れた呼吸を少しずつ整える。

吸って、吐いて、吸って、吐いて、吸って…

瞬間、男の肉棒がアスナのナカへと押し込まれていった。

 

「はああぁっ…、ふぅん…」

 

突然の挿入再開に驚き、整えた呼吸を再び荒らげた。

今回は止まることはなく、ゆっくり、じっくりと、濡れているとはいえ、肉壁を傷つけぬように挿入されていく。

アスナにはこの時間が永遠のように感じられた。頭を右へ左へと振って、羞恥と快楽に意識を支配されないようにする。

コツン、っと行き止まりのようなところに亀頭が触れた。アスナの右脚がびくんと痙攣した。

男とアスナは今、正常位で繋がった。

 

「あっ…」

「ここが子宮口か」

 

そう言ってグニグニとアスナのナカに肉棒を馴染ませていった。アスナの膣内は狭く、まるで処女のようだったが、ただ痛いだけの狭さではなく、男から精を貪欲に絞りだそうとする鍛えあげられた名器だった。

 

「予想通り最高だね、アスナちゃんのアソコは、ヒダがいいかんじに絡んでもうヤバいよ」

「いや…、言わないでください…」

 

男からの率直な感想にアスナは顔を手で隠した。自身の本来なら生涯愛する伴侶を除いて隠し通さねばならないことを公表されたのだ。恥ずかしくて堪らなかった。

 

「ダメダメ、アスナちゃん顔なんて隠したら」

 

男がそう言ってアスナの手首を掴みW字になるように開かせ、優しく拘束した。

このくらいの強さならアスナでも抜け出せたのだが内に秘めた情欲がそれを止めた。

 

「アスナ、動くよ」

 

男として理想的な身体をして顔や声も素敵な黒崎からまるで恋人にでもなったかのように見つめられ、呼び捨てにされえアスナの心は恋する乙女のようにドキンとときめいてしまった。

こくんこくんと頷くと男は笑って静かに腰を振り始めた。

腰の動きを徐々に速めていく。ずんずんと、アスナの膣壁が擦れ、快感を激しく感じるように。

 

「あぁ、あぁ、あんっ、はぁぁ!!」

 

Gスポットが擦れ、悩ましい快感が身体を襲う。男の動きも早くなる。ゆっくりと快楽も強くなっていく。さっきまでのクンニや手マンとは違う。全身から溢れだしそうなくらいの速さで駆け巡り、強さをあげていく底知れぬ快感。

アスナの意識と身体は徐々に支配されていき、美しい顔はとろけ、よだれを垂らして男の顔を見つめていた。

黒崎もまた、何度目かも知れぬ快楽に支配されそうになっていた。アスナの名器は彼女の意思に関わらず、男を支配下におこうと動いてくる。

まるで、彼女の深層心理に強い支配欲があることを示すように…。

グニグニと刺激してくるヒダに耐える。いつからか激しくなったピストン運動の影響で男の玉袋や腹がアスナの尻肉や淫部周辺の肉と接触し、ぱんぱんとリズミカルな音を奏でていた。

黒崎は再びアスナを支配下に置けたことに強い喜びを感じていた。

今回はカメラの前や大勢の前という慣れない環境でのセックスということでアスナに自分は勝てたのだろうが、再びアスナとまじわることとなったとき、今よりも撮影に慣れた彼女相手では耐えきれる自信はなかった。

 

「ああぁ!!、うんっ!!、はあっ!!、うふぅ…!!、うぁっ!!」

 

アスナが凄い喘ぎ声をあげて快楽をむさぼっていく。いつしか男とアスナは手を本当の恋人のように繋いでいた。

 

(凄いっ…、これが、本当のAV男優のセックス…、おじさんとは、また、違うっ…!!)

 

アスナは汗や涎に顔を汚しながら、男優とのセックスに深い喜びを感じ喘いだ。今の彼女は求めるモノに近いものを感じて、心の底から喜んでいた。

 

(もっと、もっと感じたい…!! 知りたいっ…!!)

「あはぁっ…、もっと、もっとぉ…!!」

 

そう考えるも身体が限界を迎えてしまった。身体を反らせて激しく痙攣して、男を見つめる視線も不安定になり、言葉も意味不明なことばかり発している。

 

「アスナ、おれもそろそろヤバい」

 

黒崎もまた限界を迎え、ラストへむけ腰の動きを速めていった。激しいピストンがアスナへと襲いかかった。

 

「アッ、アッ、アッ」

 

もはや両者の間には会話はなく、ただの二匹の獣が本能に従い、交尾しているようだった。

 

「あーイキそう。アスナ、行くぞ!」

「アッ、アッ、アッ、アッ、アッ、アアッー!!」

 

アスナは完全に白目を剥き、何度目かの絶頂をした。潮を激しく、何度も断続的に吹いた。

男はアスナが絶頂した後すぐに膣内から引き抜くと素早く、彼女の腹部まで移動すると射精した。

白く濃い色と強い粘度のある精液がアスナの腹部を汚した。射精は腹部のみならず股部や胸部まで広がった。アスナの全身が男優の精液によって染められてしまった。

 

「あっ、あひぃ…、ううっ…」

 

潮吹きを終え、ぐったりとしたアスナな身体が再び震えだした。どうやら昨日のように尿意を感じているようだ。

 

「あーダメダメ、アスナちゃん、昨日は君が汚して後が大変だったんだから」

 

黒崎は射精後僅かに疲労感を覚えながらもアスナを抱えて窓際まで連れていった。

 

「ほらここなら出していいよ、アスナちゃん。ほら、しーしーしちゃいなよ」

 

アスナの股を大きく開かせ、笑いながら開けた窓から放尿するように促した。

 

「うん、あすなぁ、しーしーするぅ…」

 

絶頂後で、意思が朦朧とするアスナは促されるままに尿を外へ向けて放った。

ここは2階だったので、下にある緑の美しい芝や、ティータイムで使いそうな優雅なテーブルやイスがアスナの尿にまみれていく。

 

「あーあ、アスナちゃんNGだったのに、放尿しちゃっていいの?」

 

にやにやしながらアスナに聞くも、やはりアスナの意識はなかった。完全に白目を剥き、秘部を隠そうともせずに眠っている。

 

「ったく、あんだけ清楚ぶっておいて、やることはスゲェ淫乱ってギャップが凄いなキミ」

 

黒崎の耳元での嘲笑にも反応を示さなかった。アスナが放尿した後の空には綺麗な虹がかかったいたことを男優やそこにいたスタッフ達は忘れることがなかったという…。




やっちまった。NGなのに放尿シーンを入れてしまった。(後でNGから消しておきます…)
いや、これは私が悪いんじゃない!エロすぎるアスナが悪いんだ!笑
読んでいただきありがとうございます!次回はなるべくはやく更新できるように頑張ります!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

chapter4 初オナニー

久しぶりのアスナです。後で活動報告のほうに何処を変更するかなどをのせておきます。(意外と変更なかったです笑)
それではどうぞ!


ある日の夕方。アスナの次の撮影を行うためにスタッフ達は準備をしていた。

今回の撮影場所はこれまでの広いスペースとは打って変わってホテルの一室。

内装は普通のホテルにあるようなベッドがどっしりと置かれて横には小さなテーブルと椅子があり後は狭い通路だけの部屋。だがテレビが置かれているベッド前の壁と固定されている長いテーブルにはいくつかの段ボールが置かれていた。

一見するとごく普通のホテルの一室だが通路や壁際にはカメラやマイクが設置されていて異質さを放っていた。

そんな部屋にあるバスルームから一人の女性が出てくる。

 

「こんにちは。お疲れ様です」

 

淡いピンクのバスローブを纏い首筋に滲む汗をタオルで拭き取りながら自らの撮影のために大変な準備をしてくれるスタッフ達一人一人を労うように天使の笑みを浮かべて挨拶をしていく。絶世の美少女から掛けられるそんな一言はスタッフ達の疲労を回復させこれから始まる恥態への期待を高まらせる。

そして一番大きなカメラが置かれたベッド前にくると行儀よく足を閉じて座った。

少しすると撮影開始のランプがついた。アスナは視線をカメラのみに集中させるも顔は強ばらないように意識していく。

 

ーこんにちは。アスナちゃんー

 

挨拶の言葉にアスナは先程と同じくカメラに少しだけ顔にかかった髪をはらいのけながら微笑みをむけた。

その笑顔だけでスタッフ達の疲れは吹き飛び勃起しかけていた自らの肉棒が完全に固くなるのを感じていた。

 

ーアスナちゃん、これから何をするかわかってますか?ー

 

これまでと同じくいきなり性的な質問が出されたことに驚きはとくになくアスナは肯定を示すために頷いた。

 

ー言葉で教えてくださいー

 

やはり頷くだけでは駄目だったか。と重いながらもアスナはぎゅっと唇を噛みしめた。

アスナとしてはカメラの前に恥態を晒すことに羞恥を感じてもそれが自身の仕事であり、それが望みでもあるので抵抗が少ないのだが、このような口頭で説明するとなるとかつての彼女――明日奈の心が強くでてしまい強く抵抗してしまうのだ。

しかし、自身の前方にいる撮影スタッフ達の強い視線や彼らの作り出す強烈な雰囲気に飲まれてしまい、言わなければより辱しめをうけると覚悟を決めてアスナは答えた。

 

「はい……オナニー、を、します……」

 

顔を赤くして目を潤ませながら答える。やはり行為のことを話すのは慣れなかった。

 

ー経験はありますか?ー

 

拒否を許さぬ問いかけにアスナは大人しく頷いた。何となくだが次の質問を予想して羞恥に耐えるために瞬きをする。

 

ー普段、どんなオナニーをしていますか?ー

 

予想通りの質問から考えた通りの答えを出そうとしたところで声が出なくなる。が、なんとか考えて答えをだす。

 

「別に、普通のやり方です……」

 

恥ずかしがるようにそっぽをむきながら答えた。

 

(言える訳がないよ。あんな、イヤらしいことしていたなんて……)

 

アスナの脳裏に浮かぶのは男の屋敷で世話になっていた数年間の事。

彼が留守中に使用人達の目を盗んで調教部屋に入り込み道具を使って快楽にのめりこんでいた自分。ディルド付きの木馬にまたがって淫らに腰を振っていた自分が甦ってきて頬を赤らめる。

何もない自分の寂しさを埋めるためかそれとも快楽にはまりこんでいたのかは今になってはわからない。それでも男や恋人達に見つかって以来はその寂しさも薄れてやらなくなっていた。(時々な詩乃や木綿季の協力でしていたこともあるが)

 

ー普通とはどんなオナニーですか?ー

 

どきりと身体を震わせる。やはり逃がしてはくれなかった。

 

(ううっ……普通のオナニーって何だろう?というかオナニーって普通なのかな?)

 

頭に疑問と羞恥が浮かび上がる。

アスナはその淫乱さからは想像ができないがオナニーの経験があまりないのだ。

そもそも自慰の経験が無いにも関わらずに男からの誘いを受けていきなり処女を捧げたところから彼女の性の歴史は他と少し異なっている。

それから木馬に跨がったり指を膣に挿し込んだことはあっても普通のオナニーを自ら行おうとしたことはあまりなかった。

確かに一度考えられる普通のオナニーをしたことはあるがそれが正しいのかもわからずにおまけに快感を得ることができずにすぐ木馬に逃げてしまったのだ。

 

(と、とりあえず何か言わなきゃ……。確か、詩乃のんや木綿季が言ってたのは……)

 

これ以上問われる前に終わらせるべく口を開いた。友人達に行為の最中に暴露させていたことを思い出してみる。

 

「胸を揉んだり、おまんこをいじったり……。後、鏡を見ながら、ロ、ローターを使ったり……です」

 

つまりながらも何とか言いきることができた。

スタッフ達はそんなアスナの様子をニヤニヤしながら見て次へと移っていった。

 

━一わかりました。ありがとうございます━

 

合格を与えられたことに安堵して胸から息を深く吐き出す。これから実際にやらなければならないが女優としての覚悟を決めて記憶を頼りにやってみることにしよう。

 

━では実際にやってもらいますが準備はいいですか?━

 

アスナは笑いながら「はい」と答えるとベッドの上に立ち上がり魅せるようにバスローブを脱いだ。カメラの前に窓から入る夕焼けに照らされた美しい裸体が写る。

スタッフ達は既に何度も見た身体だが他の女優とはレベルの違う美しさを誇るアスナの全裸に見慣れることはなく欲望をギンギンに固くさせて頭の中で妄想を始める。

対するアスナもスタッフ達が自身を頭の中で犯していることに気がつきつつも余裕を見せるためにクスリと口角を上げて挑発する。

真ん中に敷かれていたタオルの上に尻餅をつくと脚を軽くM字に開いて伸ばし手を豊富な乳房と陰毛の上においた。

 

(よーし、やるぞ……)

 

目を閉じて深呼吸をするとカメラ目線はそのままに胸を揉んでいく。むにむにと餅を柔らかくこねるように次第に大胆にするようにして性感を高めていく。その間にも静かに脚をモジモジと動かしながらもうひとつの手を使って陰部を刺激していく。下の性感上げも忘れない。女優である以上観てくれる人の期待を裏切るような真似をしてはいけないだろう。

まだ一作目にしてアスナには早くも女優としての自覚が芽生え初めていた。

 

「うっ、ううっ……」

 

快感が少しずつだが滲むように身体に染み込みはじめて声が漏れだす。予想より早い快感の感覚に少しだけ驚いたものの気にせずに続けていく。

乳房を絞る感じで揉むようにして乳輪への刺激を開始する。自身の性感帯であるそこを扱えばうまく感じることができるだろう。

だがそれが大きな誤算だったとアスナは思いしることになった。

 

「はうっ……!ううんっ!」

 

乳輪に指が擦った瞬間、これまで感じたことがないような新たな性的快感がアスナの身体を襲った。

 

(なっ、今のは何!?)

 

この数年間の中でも味わったことのないタイプの快感にさすがのアスナも戸惑いを見せた。

自慢にはならないがアスナとしては自分はAV撮影で初めて経験する快楽はないだろうと考えてしまうくらいにこの数年の間に数多くの快楽に溺れたから、ただ他の男の肉棒の味やテクを知ること以外に経験することはないだろうと考えていた。が、今自分が感じているものは全く感じたことはないものだった。男が絡んでいない未知の快楽。それにアスナの心は不安と期待に苛まれていった。

 

(でも、何処かで感じたものと似ているような……)

 

不安から自慰を辞めて考察をしてみる。先程感じたことはないと思ったがやはり何かに似ている。だがそれが何かを考えている時間は与えられなかった。

 

━アスナちゃん、どうかしましたか?━

 

気がつけばカメラが自分の顔の真ん前に来ていて思考の海に沈む自身の顔を大写ししていた。

 

「な、なんでもありません……」

 

慌てて顔を反対に反らして逃げようとしたが女優としての変な意地が出てしまい目線を反らすだけにした。そんな様子が面白かったのかスタッフ達はニヤニヤと笑うと次なる手を打ってきた。

 

━もしかしてアスナちゃん指じゃ物足りないとか?━

 

嘲笑うような投げ掛けにアスナは羞恥を消し去るように頭をブンブンと振った。新人女優の安い女優魂は早くも消えかけようとしていた。

 

━素直じゃないな。まったく━

━でもそんな素直じゃないアスナちゃんにプレゼントがあります━

 

スタッフがベッドの目の前にある段ボールを指差してガムテープがついていないほうを指差す。

 

━そこへ行って開けてみてください━

 

彼らからの指示に大人しく従うことにした。快楽が広がった身体を引きずって箱の前に移動する。その途中、背後から揺れるハリのある尻を撮影された。

 

(何だろう……)

 

怪しみながらも箱を開ける。そして中に入っているものを見て驚きの声をあげる。

 

「えっ……!?」

 

思わず口をふさいでカメラの方へと身体を向ける。

 

━中身を取り出してください━

 

言われるがままに戸惑いながらも恥じらいを浮かべた顔を隠すように中身を見せた。それは極太バイブとピンクローターだった。

 

━それが何かは分かりますね?━

 

改めて座らせられたアスナに問いが投げられた。アスナはこくんと頷くと今回は自分から口を開いた。

 

「バイブとローター、です……」

 

声に出した後、顔を赤くして唇を噛み締める。これを見るのはもちろん初めてではない。

愛する人達との営み。それでこのアイテム達はよく使っているから使い方もヤられ方もわかっている。問題はこのアイテム自身だった。

 

(どうして、これがここに……同製品とかじゃない。これは間違いなく私達が使っているものじゃない……)

 

アスナの戸惑った理由。それはこれが自身を何度も貫き喘がせてきたおもちゃそのものだからだ。

人目でわかった。見間違える訳などなかった。何度もこのおもちゃで喘いで快楽を貪ってきたのだから。

気づけば近くに置かれている段ボールもそこから見える電マも他のバイブも全てあの男の家にあるものだった。

 

(まさか、あの人がこれを……!?そんな……)

 

想像したくない事実に身体が震えた。普通のおもちゃならば取り乱さない程度の絶頂で押さえることができるかもしれなかったが、このおもちゃ相手ではそれすら厳しい。

これらは全てアスナが感じやすいように詩乃や友人の『篠崎理香』によってカスタマイズされていて蛭のようにアスナの愛液や潮を吸うごとにその力も上がっていっている品なのだ。

焦りの冷や汗を浮かべているアスナを嗤うようにスタッフ達は自慰を続けるように促してきた。

 

━どうしました?続けてください━

 

周りを見ると焦らされていると感じているのか何人かのスタッフがイライラを募らせているのがわかった。さすがのアスナも我慢の限界を迎えた男達が後先考えずに襲ってくるかもしれないという恐怖に飲まれて自慰を再開することにした。

ごそごそと段ボールから電マを取り出してスイッチを入れる。恐る恐るクリトリスへと近づけると思いきって押し付けた。

 

「んっくぅっ!」

 

慣れ親しんだ衝撃に腰が震える。かつて身体に刻み込まれた快楽が甦って腹が胸が震え始める。びくびくと痙攣するような快楽に腹の奥が熱くなる。たまらずベッドへと倒れこんで艶やかな髪を乱れさせる。

この快感に身を任せるように予め側においてあった吸盤型の乳首用おもちゃを取ろうとする。が

 

「あっ、うっ……」

 

強い快感からかベッドの下に落としてしまう。そんなことをしているうちにも快感はより強くなり身体を暴れさせてしまう。

愛液が漏れてタオル越しにベッドにシミを作り始める。

 

━大丈夫?アスナちゃん。さっきとは全然違うみたいだけど━

 

「あはぁ……んんっ……」

 

眉間にシワを寄せて快楽に抗おうとする。

だが目を閉じているのをいいことに一人の若いスタッフがアスナの身体を軽く押さえて吸盤を乳首に取り付ける。余計なお世話だった。

 

「あひぃ!んあぁ!」

 

突然の衝撃に背を反らして腰を跳ねさせる。流石にこの行為には怒りスタッフ達を睨み付けるが吸盤のスイッチを入れられ先手を打たれ快楽に悶えてしまう。

性感帯である乳輪への刺激はすさまじく振動一つ一つが堪らなく甘く気を失いそうになる。

愛液は止まることをしらないのか更に漏れ続け電マから水の弾けるような音も混じりだす。普通なら電マを離せばいいのだがアスナの淫乱な人格がそれを妨げていた。

 

(やっぱり、これは効くなぁ……んっ)

「うわぁ!あはぁぁ!」

 

先程までの背伸びしてカッコつけた女優は見る影もなく。いまそこにいるのはいつも通り自制もできない新人女優だった。

 

「うわぁ!あああ!あんっ!」

 

海から上げられた魚のようにベッドで暴れながらも電マは離さずにいたが残念なことにそこで電マは止まってしまった。

 

「あれっ……」

 

快楽に惚けている頭を必死に動かして涎を垂らしている顔を電マに向けた。電マは既に漏れすぎた愛液によって内部に浸水して機械自体が駄目になってしまったようだった。

 

(そ、そんな……壊れたなんて……)

 

流石の事態に驚きにひきつった様子のスタッフ達は撮影を一旦止めるべくストップをかけようとしたが、アスナは自らの意志かそれとも快楽に溺れたのかは分からないが段ボールの中に入れ直していた先程のバイブを取り出すと自らの膣目掛けて突き刺した。

 

「あひぃぃぃん!!」

 

文字通り突き抜ける快楽に腰が抜けそうになるが気力で耐え挿入を繰り返していく。

そんなアスナの姿を見たスタッフは別の者にまだ開けていない段ボールからあるものを取り出すように指示をだした。対アスナ用として優れた能力をもつある玩具を。

 

「はあああぁぁん!!」

 

体位をうつ伏せにバックをねだるように尻をカメラに向けた姿勢へと変えた。

カメラには美味しそうにバイブを咥えこんだアスナのマンコとヒクヒクと蠢く尻穴が写し出された。

乳首の吸盤はベッドと密着することで低い振動をより乳首と乳輪に与えていく。

 

「あひぃ!あんっ!はぁぁん!」

 

片手でバイブを操り、余ったほうでいつの間にか取り出したクリトリス用の玩具━フィールモンブラン━と呼ばれるものを使って刺激していく。

アスナ用に調整されたパターンで絡み付く触手の動きが意識が昇天寸前になるもアスナはもの足りなさを感じてしまった。

 

(足りない……やっぱり、これじゃ無理……)

 

そう思いながらアスナは魔力を秘めた目線を自らの膣。そこにずぷりと咥えられたバイブを見る。

このバイブだけは実を言うと二軍クラスの代物で一軍は現在の自宅においてあるのだ。

そして今絶頂を迎えるには一軍のものが必要で逆にその玩具があればそれはこの場に"彼女"が来ていたという事実だ。他の撮影まで見られていたかもしれないという問題。

想定したくもない事実を考えているがそこにスタッフがあるものを手にしてたった。

 

━イケそうかい?アスナちゃん━

 

勝ち誇ったような顔を浮かべるスタッフ達に悔しいけれども頭を左右に振った。

 

━それならこれをあげる━

 

そう言って差し出されたのはやはり想像通りのあってほしいのかほしくないのか混乱している頭ではわからない玩具。心臓が跳ねるのを感じた。涎が垂れそうになってごくりと喉をならして飲み込む。

 

(あっ、ああぁ……)

 

目映いほどの白で彩られたアスナ特注玩具でありアダルトグッズの制作に長けている友人である理香の最高傑作『ランベントライト』。

そのおもちゃを作るために自分が可愛がられたこと。改良するために恥ずかしい穴を何度も覗かれたことが甦って快感への欲求が芽生える。呼吸が荒くなっていく。

少しずつ理性の鎖が外れていき心臓を高鳴らせたままそのおもちゃから目を離せなくなっているアスナにスタッフ達は面白がるようにぷらぷらとおもちゃを揺らしてアスナを挑発していく。

 

━これを渡すのには条件がいるけど飲めるかな?━

 

スタッフ達の有無を言わさぬ指示にアスナは褒美をまつ犬のように節操なく何度も頷いた。

スタッフはそんなアスナを嘲笑うように笑うと既に日の落ちて暗くなった窓を指した。

 

━そこで立ったままオナニーしてください━

 

どきりとアスナの身体が跳ねた。一瞬のうちに理性が戻って羞恥に震える。

外は暗くなっており対象的にこちらは明るい。つまり外からはこちらがよく分かるということだ。

この部屋はホテルの中でも高いところにあるがすぐ真下を見れば電車をまつプラットホームを見下ろすことができ、しかもこのホテルは外から見れば美しく光る建造物として有名でアスナも下の駅を使う時があればよく眺めていたのを覚えている。

確かに距離的には自身の姿など分かりはしないだろうが不特定多数の者がここを見ていることを知っているのだ。視線に敏感になりつつあるアスナには充分な羞恥責めだった。

だがそれでも……。

 

(もう限界……。気持ちよくなりたい……誰に見られてるとか関係ない……)

 

そんな思いに支配されてしまったアスナには無意味でスタッフからランベントライトを奪いとると大きく股を開くと窓のところに立ちスタッフ達を見渡す。

皆、自身に注目し股間が大きくなっているのがわかった。

 

(皆、私を見てる)

 

そしてここでようやくアスナは自身が先程感じた未知の快楽の正体に気づいた。

 

(そうだ、あれは皆に見られてるから気持ち良かったんだぁ♥️)

 

アスナの胸に浮かぶのは今回の撮影のこと裸で悶える自身を近くで撮影するカメラ。それを熱い視線で見つめるスタッフ達。その全てにおいて自身は興奮していたのだった。

事実に胸を踊らせた淫乱なアスナは舌で唇を舐めると股を開いて少しずつバイブを挿入していく。

 

「あっ、あっ、あっ」

 

スタッフ達を焦らす目的もあるがこのバイブの真の対象であり誰よりもバイブで喘いだ自分だからこそ使い方も熟知している。

 

「あはっ!」

 

奥まで挿入されると子宮がバイブにノックされる。思わず声が漏れる。奥まで到達するとスイッチを押してアスナの膣から抜けなくなるようにする。

アスナの性的な成長に合わせて初めて購入したバイブを改良してきたものがこのランベントライトだから愛着もあり絶句に離したくないと理香に願ったから出来た機能だった。

 

(さーて、覚悟はいいかしらアスナ♥️)

 

アスナは心の中でそう呟くとバイブにつけられたもう一つのボタンを押した。

その瞬間、滑らかだった表面がぼこぼこと内側から突かれるように変化してアスナの膣を襲い始める。

これこそがランベントライトの機能でこれまでの記録からアスナが感じた指や肉棒などのテンポや箇所を解析してそこをつくようにした閃光のような連続責めだ。しかもそれはアスナがイクことをある程度封じるツボも押して彼女が激しい絶頂以外で果てるのを封じる働きもしていた。

 

「あふぅん!あっ!」

 

胸を抱くように揉み潰し膣に刺さったバイブを無理やり抜いては挿すを繰り返す。

バイブから襲い来る閃光のような突きにアスナは悶えて脚がガクガクと震える。それでも何とか堪えようとする。

下は既に愛液が水溜まりをつくり窓枠の外まで漏れて絨毯にシミを作っていく。

 

(いいっ♥️やっぱりこのコは最高♥️♥️)

 

快感に視界が歪み潮を吹き続けながらもアスナは自慰を辞めることはなかった。

いつしか乳首の吸盤も最大レベルにされクリトリスもランベントライトの連擊に巻き込まれてしまっているが気にしてはいられない。

このまま快楽に果ててしまおう。そう考えて我を忘れて快楽へと浸っていく。まるで彼女ではない誰かが彼女に成り代わっているようだった。

 

「あっ♥️あっ♥️あっ♥️あっ♥️あっ♥️あっ♥️」

 

喘ぎはいつしか堪えることを辞め腰を淫らに振って乳房をイヤらしく揺らして快感を表現する。そしてそのときはきた。

 

「あっ♥️あっ♥️あっ♥️くるぅ、きたぁ♥️♥️やっと、きたぁぁ!!」

 

バイブを扱う手を早め両手を使って挿入を繰り返す。同時にランベントライトもまたアスナの絶頂を察知し連擊を減らしていく。そして彼女の身体が限界に達した瞬間、最高の一撃をバイブは放った。内蔵していた巨大な肉棒型を突きだして子宮を叩き彼女の身体を刺激した。

 

「あっ……あっ……はぁぁっ~~~!!」

 

びくびくと身体を痙攣させ背を反らし潮を撒き散らしながらアスナは果てた。カメラやスタッフには潮がかかり部屋中が潮まみれになった。

 

(あっ♥️あひぃぃ~~)

 

激しい快楽の後。視界の覚束ないアスナはフラフラとすると前へと大きく倒れこんでしまった。

ギリギリのところでスタッフ達が支えるも既に意識はなく気持ちよさそうに気絶していた。

 

━アスナちゃん?大丈夫?━

呼び掛けるも反応がない。仕方なくスタッフ達はアスナを元のベッドへと寝かせて撮影を終わらせた。

映像終了直前にはだらしなく股を開き二つの手でピースをして果てている令嬢とは思えないくらいはしたない姿が写しだされていた……。

 




久しぶりだからアスナのほうの書き方少し忘れてる(ちょっとシノン寄りになってるかも)後日修正するかもです。
感想や意見お待ちしています。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

chapter5 初3P

chapter4、色々と忙しくて中々時間を取れなかったり、納得いくものが中々書けなかったのですができてよかったー!
後、今回の話は少し非現実的な内容が入っていますのでそれがあまり好きではない方はごめんなさい!作者の妄想が過ぎた結果こんなことになっちゃいました笑!
それではchapter4どうぞ!




chapter4撮影当日。アスナはこれまでの撮影とは全く違う一室にいた。自然の心地よい光や空気は入ってこないように密閉されていて薄暗く。光源は部屋の四角と天井に設置されたぼんやりと光を放つライトだけ。空気もアロマが炊かれているのか良い香りが充満していて、吸えば部屋の暗い雰囲気に少し飲まれかけていた気分が良くなってくる。漂う熱気が汗を滲ませ興奮を煽っていく。

アスナは美しい素肌に水色の下着をうっすらと透けさせた白いワイシャツに黒のスカートを纏った姿でソファーに座り、穏やかな表情をつくって前を見つめていた。

 

ーアスナちゃん、撮影お疲れ様でしたー

 

最初の時と同じく目の前のカンペからアスナへとメッセージが出された。

彼女は以前羞恥を感じながらもカメラの前で既にそれ以上の恥態を晒しているからか落ち着いた様子でゆっくりと頭を下げた。

 

ー次が最後の撮影となりますが準備はいいですか?ー

 

アスナはアロマの心地よさから緩めていた顔を少しだけ引き締めるともう一度頭を下げた。

 

ーでは撮影を始めますー

 

アスナの許可が下りた瞬間。カメラの背後にいた男性スタッフ達が目の前にあった机を片付け、ソファーを扱ってベッドへと変形させた。そして同時にアスナの左右にはパンツ一枚しか身につけていない男が二人現れた。

右手側にはアスナを初めて担当した男優である ━ 金田がいた。

色黒の肌を湿度のためか適度に掻いた汗で光らせにやにやとこちらを見ていた。

左手側にいるのは先日アスナを二度も絶頂させ、周囲の目の前で放尿絶頂するくらいに乱れさせた男 ━ 黒崎だった。黒崎はアスナがちらりと自身のほうを見ていることに気づくと僅かに口角を上げて彼女に視線を向けた。

昨日の撮影で彼女が意識を手放す前に見た光景と同じだった。

視界に移った途端アスナは昨日の恥態を思い出して心臓がどくりと高鳴ってしまった。

先日の体験はアスナにとっては一刻も早く忘れ去りたい黒歴史でもあるが、同時にこれまで感じたこともない快楽を味わうことができた記念の日でもあるのだ。

早くも震え出した腹の奥を沈め羞恥を耐えるためにうつむくしかなかった。

男達は羞恥に襲われるアスナを見ると満足そうに笑うと彼女を挟み込むように感覚を積めていった。

男二人に挟み込まれる圧迫感に息がつまる。

まずは黒崎が動いた。アスナの艶のある栗色の髪を耳にかけて頬を撫で唇を奪いにいった。

 

「んっ、んふぅ…、んはぁ……」

 

昨日振りの男とのキスにアスナの身体が喜んだ。彼女の意識とは反し、アスナの舌は男の舌を求め積極的に絡み唾液を端から垂れ流していた。

余ってしまった金田は純白のシャツに包まれたアスナの肢体を両掌で撫で回していく。上から下へ、太腿を、腹を、乳房へと手をするすると移動させていく。

乳房まで手が戻ってくると金田はアスナの豊富な乳房を掌で揉んで指をぐにぐにと動かして布越しに乳首を刺激していく。

 

「んっ、んっ、んっ、んんっ…!!」

「よ~し、ビンゴ」

 

金田は探し当てたアスナの乳首を強弱をつけて刺激していく。

口と胸からの快楽にアスナはたまらずに身を捩って逃れようとするが背後から乳房を鷲掴みにされ前からは頭を掴まれた。暇もなく責められて意識が快楽に堕ちはじめる。

アスナはそれでも今回こそは抗おうと脚を動かそうとするも予測されていたのか先回りした黒崎の太い足に動きを封じられてしまう。

彼女が驚いた隙に男二人は余裕のできた手を動かしてアスナの柔らかい尻を揉んだり撫でまわしたりしていく。

完全に拘束されてしまったアスナにはもう快楽を受け続けるしか選択肢はなかった。

 

(んっ、また、一方的に…、あんっ…!!)

 

上下から襲いくる二人の男の微妙に異なる責めはアスナの身体が快感に慣れることを許さない。

次第に脚から力が抜け後ろに寄りかかるようになっていった。

しばらく乳房を揉み続けていた金田はアスナが寄りかかってくるのを見るに黒崎に目で合図を送ると彼女のワイシャツのボタンをはずしにかかる。ボタンが全て外されるとばっと勢いよくシャツが開かれ水色のチューブブラが露になった。すぐさまブラも剥ぎ取られると豊かな乳房が露出させられた。アスナの美乳がたぷんと弾む。乳首が外気に晒されたことで縮こまった。

アスナは強制露出に恥を堪えられなくなったのか黒崎の唇から力ずくで離れると首をいやいやとふった。が、耳に息を吹き掛けられるとおとなしくなった。

金田はその間に彼女が痛くないように万歳をさせるとシャツを腕へと移動させ手首まできたところでシャツをねじったり縛ったりして彼女の腕が動かないようにした。

 

「えっ……、何を…、するっ…、ひゃん……!!!」

 

腕を上へと上げられたまま動けなくなったことに困惑し疑問をぶつけようとしたところ左右の脇に男優達の顔が近づいていき下で汗にまみれた脇を舐められた。

 

「あ~しょっぱくてムレムレだね、アスナちゃんの脇」

 

金田がアスナの脇を舐めつつ言う。金田は味が気に入ったのか夢中になってアスナの汗を吸っている。

 

「やっ、ダメぇ……そんなとこ、舐めちゃ、ダメなのぉ…、あはっ……!!」

 

いつの間にか男優の屈強な足や身体でサンドイッチにされて動けなくなった。男達の片腕はアスナの秘部へと伸びていて黒のスカートに水色のパンティ、肉壁のナカへと潜り込み彼女が感じるツボを刺激している。残った片腕はそれぞれアスナの腕を押さえつけ降りてこないようにした。

 

「いやぁ…、あひっ、ひあっ、あは、あは、ひぁぁっ、んむぅぅ~!!」

 

意味不明な喘ぎをこぼしてアスナは快楽へと没頭していく。脇を舐められる初めての刺激に彼女の身体は対応仕切れずにいた。

 

「さぁ漏らしてもらおうか」

 

黒崎がそう言うとの男二人は脇舐めを辞めてアスナの乳房へと移動した。

アスナの再びびんびんに勃起した乳首を含んで吸い上げる。乳房が強く吸われたことで引っ張られその弾力を強調する。

 

「ちょっ…、またっ…、んんっ!!」

 

いつものように行われ始めた愛撫に身体を硬直させる。

下からも上からもくる激しい性的感覚にたまらず頭を振り乱していく。乱れた髪が顔にかかった姿は官能的だ。身体を大きく反らして快感に震えていく。

途端、身体が硬直する。すぐに戻るも今度は身体の奥、秘部のほうに何か暖かいものが急速に溜まりだす。ブルブルと腰が震える。

 

(こっ、この感じは…)

 

自身が体感していることに気づいたアスナはじたばたと今さらながらの抵抗を始めた。必死に手首の拘束を解こうともがき脚を閉じようとあばれる

 

「いや、いやぁ…、ダメなのぉ…!!」

 

無駄な抵抗を続けるアスナを男優達は笑った。

 

「ダメぇ…、もれちゃうぅ……!!」

「漏れる?何が駄目なの?アスナちゃん毎回漏らしてるじゃん」

 

アスナの余裕のない叫びに男達はますます興奮を高めていく。決死の形相で暴れる彼女はもう余裕が無いのか汗や涙に身体を濡らしていても気にせずにもがき続ける、が、すぐに限界がきたのかその抵抗も弱いものへと変わっていき男達の腕の中へと収まっていった。

 

「あっ、あうっ、はぁっ…、あひぃ…!!」

 

頭をふるふると力なく振り乱し柔らかな腹をヒクつかせて快楽に責め続けられる。

そしてついに限界がきて…

 

(あっ、もう、無理…)

「あっ、いやぁぁぁぁぁぁ~!!!」

 

アスナは盛大に潮を吹いて果てた。じょろじょろと下着越しに潮が放たれてカーペットに落ちた。

今回は尿こそ漏らさなかったがその代わりにいつもの倍以上の潮を吹かされてしまった。水色のパンティがみるみる湿っていく。

 

(なにっ、これぇ…、いつもより、気持ちいいっ……♥️)

 

アスナは顔や全身を汗と涙でぐちゃぐちゃにしながらも笑顔を浮かべていた。絶頂から身体の力が抜けて背後の金田へと倒れてしまう。

 

「おっとアスナちゃん危ないよ。まだ撮影はこれからなんだから気をしっかり保ってないと」

 

金田がけらけらと笑いながらアスナの汗で頬に張り付いた髪をはらう。

黒崎は一旦しゃがみこんで使い物にならなくなったびしょ濡れのパンティを脱がした。触れる度にアスナの放った愛液が指につく。

 

「今回はちゃんとトイレに行ったみたいだな。安心したよ。さぁつづけようか」

 

同じく笑いを必死に耐えている黒崎が下着をスタッフに渡すと近寄って来た。

アスナはその間に手首の拘束を解かれると金持ちには右から、黒崎には左からそれぞれ腕と脚を抱えられると腕は地面と平行になるように、脚はM字にされてカメラの前に連れられた。アスナの絶頂したばかりで僅かに開いた淫裂がアップで晒された。

割れ目からは粘度の高い愛液が断続的に流れ落ち快感が抜けていないのか淫唇や肉芽がぷるぷると震えている。

 

「いやっ…、見ないでぇ……!」

 

涙でぐちゃぐちゃになったアスナの惨めな顔ごとカメラに撮されていく。顔を隠したくても腕が動かせないから出来なかった。必死に力の入らない腕を動かす様は何とも滑稽だった。

 

(いや、いやぁっ……)

 

じたばたと腕を脚をもがき続けるアスナを笑うように男達は再び淫裂の中へと指を差し込み彼女が感じる場所を正確に刺激した。

 

「んひぃ!」

 

情けない声をあげてアスナは背を反らした。海老反りになって腰を高く突き上げて目を大きく開けて快楽に責め立てられる。

おかしい。男達が自分の性感帯の箇所を知りすぎている。

これまでの撮影では責められたことのない場所まで確実に責められているのだ。それも正しい場所を。

 

(ま、まさか…)

 

最も有力な答えが頭をよぎった。それを確かめるために凄まじい快楽に気絶しそうな頭に鞭を打って起こし、自らの乳首に吸い付いている男達をみた。舌で乳輪を舐め回している。ぞくぞくとした感覚が背筋をよじ登ってくる、舌を痙攣させながら突き出してしまう。

それでもアスナは何故男達が自分の弱点を知っているのかを問うために唇をなんとか噛み締めて震える眼差しで男達を見つめた。

 

「うんっ、んんっ…、んふぅん……」

 

ぐぐもった喘ぎに変わったことで男達は勢いよく乳首から口を離した。「あっ…!」とアスナの口から声が漏れるも必死に抗い喘ぎを直ぐに喘ぎを圧し殺した。

 

「アスナちゃん『どうして自分の性感帯ほとんど知ってるのか』って気になってるんでしょ?」

 

指は動かしながらも声を最小にして金田がいつもより気持ち悪い笑みを浮かべて訪ねてくる。

 

「まぁ君が予想したとおりなんだけどさ…実はね…それ以外にも聞いているんだよ」

 

そう言って自身の耳元へと近づいてきた。

 

 

 

「キミがそのかわいいカラダに何をされているのかとかさ♪」

 

 

 

その冷気よりも冷たい言葉がアスナの胸を貫いた。驚愕に顔を染めて男達を凝視した。金田から言われたその一言は余りにも衝撃過ぎた。その事が部外者に知られれば危なくなるのは男自身なのだ。なのに何故そのことを二人に話したのか…。

 

(ま、まさか…この二人は…)

 

瞳に恐怖を浮かばせてアスナは男優達を見つめた。何故男に匹敵するほどの技量がこの二人にはあるのか。何故男がこの二人に秘密を話したのか。自身の想像が正しければこの状態は非常に危険だった。

アスナの漏らされてしまった秘密というのは知られてしまえばそれだけでも自身を負かすことのできるとんでもないものなのだ。

恐怖に支配されたアスナは完全に凍りついてしまっている。顔を蒼白にして歯をカチカチと鳴らしていた。

そんな様子も間近で見ている男達には堪らない光景だった。

 

「大丈夫だよアスナちゃん。俺たちは悪用するつもりはないから。むしろキミを楽しませるためにいるんだ」

 

停止した思考でアスナは黒崎からの言葉をぼんやりと聞いていた。

 

「あの人はキミのことを他の子以上に気にかけてるし、許可無しに傷つけることしたら殺されちまうよ。だから気にせず快楽にハマっちゃいなよ。今回はお試しだから壊れることも無いからさ」

 

金田はうんとも言わなくなったアスナ相手では『お試し』を実行する以外方法が無いと考え彼女の首筋を舐めながら耳元へと移動していき一息に囁いた。

 

 

 

 

『リンク・スタート』

 

 

 

 

途端、自失して光の無かったアスナの瞳に光が宿った。そしてその勢いは留まることを知らず身体を微かに痙攣させていき彼女の身体を変えていった。

 

「やっ、やだっ…、これぇ…なんなのぉ…」

 

呼吸が荒い。心臓が高鳴る。視界の焦点が定まらなくなる。

それに男達に触れられている部位の感覚がおかしくなっている。持たれているだけなのに愛撫されるかのように感じているのだ。

アスナは戸惑いで強ばった顔を男達に剥けた。

 

「ははっ、そんな顔しないでよ。もっとリラックスしないと、リラックスをさ」

 

言い終えると同時に彼女のお尻をさらりと撫でる。途端、彼女の身体はまるで電流でも走ったかのようにびくりと跳ねると黒崎のほうへと空中で回るように大きく動いた。狂ったような喘ぎが響く。

 

「あひぁぁ!!おほぉ…!」

 

激しい快感のせいで掴み損ねてバランスを崩したアスナだったが咄嗟に黒崎がキャッチしてくれたことでなんとか床に激突することは避けられた。が、黒崎に触れられたこともありカラダが喜んだのかアスナははしたなくも軽くイッてしまったのだった…。

 

(わ、わたひのカラダ、普通だと、こんなに感じるんだ……)

 

アスナは涙で見えない視界の中で自身の敏感すぎる感度に戦慄した。

 

━━アスナは数年間の男との生活の中でかつての箱入り娘から大きく変わっていた。

それは性技を身につけただけではなく身体もだった。

快楽に深くはまりこんでしまった時。本来なら男が拷問用に使う媚薬を使い、身体の感度や性欲が通常の何倍にも膨れあがり、制御できなくなってしまったのだ。

結果、ある手段で脳にプロテクトをかけることにより、日常生活を送ることができるようになったのだがそれでも感度や性欲は凄まじいものだった。

そのことはもちろん男には激怒されたが、そうなってしまったことには男にも非があり何とか言いくるめたのだった。

それ以降、男との関係は少し壁が出来てしまったが心配してくれているのは感じていた。

彼にAVデビューを申し出たときは捨てられる覚悟だったが彼にも思惑があったらしくデビューを認めてもらったのだ━。

 

回想しているうちにアスナは黒崎に対して尻をつきだすように抱えられて挿入を待つのみとなっていた。

前には金田の肉棒があった。強烈なオスの香りを鋭敏になった嗅覚がそれを拾って脳へと届けた。がつんと頭が貫かれるような感覚に捕らわれていく。自然によだれが口から溢れた。

彼女の実験での後遺症はもう1つ存在したそれは性への強すぎる欲望だ。『お試し』で解放するだけでもその力はアスナが制御できないくらいに高まり匂いだけでも彼女の理性を奪っていくのだ。

その証拠に現在アスナの先程まで複雑だった思考は目の前のオス棒に集中し、下半身のほうも滝のように愛液を流して太腿をびちゃびちゃにしていた。

ちょっとずつアスナの唇が金田の肉棒に迫っていった時に黒崎は彼女の淫唇をぐいっと開き勢いよく挿入した。

 

「んあぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~!!!」

 

直後、鼓膜が破けるような大きな喘ぎを上げて彼女は背を反らした。そして、その勢いが落ちぬうちに彼女は事故を装い金田の肉棒に食らい付いた。

一気に根本までしゃぶって陰毛が口に入ることなどお構い無しに頬張る。まるでお預けを解かれた犬のように目の前のご馳走にがっついている。

 

「おぅ、おぅ、お、おぉぉぉぉ~、うほぉ、むふぅ~!」

 

背後からは黒崎の前回よりも荒々しいピストンで快楽を得て、前方からは金田への奉仕を続けて彼からのお返しの乳房責めに身体を震わせた。彼女の意識は今、夢のように心地よう状態だった。

 

(あぁ~!3Pセックス最高~!!オチ○ポ美味しい~!)

 

半ば白目を剥きながらも意識を研ぎ澄まし男達の状態を探っていく。二人ともまだ余裕はありそうだった。

 

「ア、アスナ、ちゃん、凄いフェラだ…。もう出しちゃいそうだよ……」

「あぁ、絞まりも凄いな…、掃除機に吸い込まれるみたいだ……」

『お試し』前には余裕のあった男達の表情にも焦りが浮かび始めた。最初はまた彼女を云いようにできると考えて解放したのだったがまさか彼女の淫乱性まで解き放つとは聞いていなかったのだった。

ここにきて二人はようやく自分たちのほうが彼女に捧げられた供物であることを悟った。

だが、男達にも意地がある。『男』の手下ではなく競争の激しいAV業界で生きてきたという意地だ。

二人は負けそうな力を振り絞って身体を動かしていく。

黒崎はアスナの濡れまくっている左太腿を肩に背負って上に突き上げるようにして自身や金田に与える

快感を減らそうとする。

金田は自分からも腰を動かしてアスナから主導権を取り替えそうとする。短期戦覚悟の責めだった。

だが、もう何もかもが手遅れなのだ。

 

(あぁ~~!キモチイイ~~もっと~~!モットモット!!)

 

理性が完全に乗っ取られているアスナは普段の自分では絶対にやらないような行動に出た。

抱えられた左足をしっかりと天井へと伸ばして右足を軸にして黒崎へと振り下ろしたのだ。

 

「うおぉ…!!」

予想などできるはずもないアスナの反撃に黒崎は成すすべなくソファーベッドへと倒されて膣の圧迫で射精をとめられる。金田もまたアスナが自身の腰を掴んだまま大きく動いたことで受け身も取れないままカーペットへと激しく背中を打ち付けた。 この反撃のおかげで今度は二人は完全に動くことができなくなってしまった。

二人の男優はアスナの突然の行動にしばらく何もできずに横になるしかなかった。

 

(ッ~!!、危ねぇ危ねぇ、出すところだっ…、うっ…!!)

 

何とか顔を上げようとした金田を襲ったのはソファーベッドから身体を落とすように今までの何倍もの力で自身のモノを吸い込むアスナのフェラだった。正直、今の責めでもう射精していたのだがアスナは現在、その恐ろしい吸引力を亀頭のみにしか使っておらず肉棒を力強く握って射精を止めて玉袋を揉んで射精感を強めてきていた。生殺しだ。

 

「んっ、んぷぅ…、んぐっ、ほふぅ…」

(あぁ~~♥️♥️おチ○ポ♥️チ○ポ♥️チ○ポ!♥️♥️)

 

アスナは金田を上目遣いで眺めて様子を伺った。彼の泣きそうな表情を見ると妖艶な笑みを浮かべて棒を離して口でしっかりと咥えこんだ。

その途端、金田の亀頭からいつもの倍近くの精液が迸った。あまりの射精量に痛いのか金田は苦悶の表情を浮かべていた。

そんな彼のことなどとっくに忘れたアスナは夢中で射精を続ける肉棒をしゃぶり続けた。

 

(ザーメン♥️♥️ザーメン♥️♥️♥️ザーメンシャワーだ~~♥️♥️♥️♥️あはははは~♥️)

 

自我を失ったアスナは普段なら絶対に思わないことを頭に浮かべ続けて噴水のように涌き出る精液を顔中に浴びた。やがて射精が収まるとそれを拭って胸へと塗りつけると恍惚の笑みを浮かべてこんどはベッドに力なく横たわる黒崎を見つめた。

 

「お、おい…、待って…」

 

手を振って許しを請う黒崎を無視してアスナはソファーの上へと上がると身体をぐるりと反転させて彼を見下ろした。

黒崎からは逆光で微笑む悪魔が見えた。

アスナはそんな怯える男に気分をよくしたのか舌で口元の精液を舐めとると激しく腰降り運動を開始した。

 

「ああぁぁぁぁ~~!アンッ!アンッ!アンッ!アンッ!アンッ!アハァ~~!!!」

 

ばんばんと言えるほどの音を立てて黒崎のモノを責めたてていく。さすがはトップクラスの男優か意外と粘り強い。が、そんなものは余計にアスナを楽しませてしまうだけだった。

いつしか彼女は自らの乳房を揉み回して自慰をしている。その度に膣の絞まりが上がっていく。

最初は耐えていた黒崎だったがもはや引きちぎるくらい強くなったアスナの絞まりにとうとう負けてしまう。

身体から力を抜いて抗うことをやめた。アスナはそれに気づかなかったものの膣内で震える肉棒から射精が近いことを悟ってラストスパートをかける。脚を尻穴がのぞくくらいに広げて四股を踏むような騎乗位をして自身にも快楽を与える。

 

「おうぅ、おうぅ、おぅ、おほぉぉ!!」

 

身体を淫らにくねらせて焦点の定まらない視界で涎を垂れ流しながらも快楽にのめり込んでいく。乳房はぐわんぐわんと揺れ腹はひくひくと喘ぐ。

 

「んんっ!!!ああぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~!!!」

 

そして、彼女が野獣のような声をあげた瞬間彼女の視界が眩い閃光に包まれて彼女はハテた。

 

「ああ、ああぁ、あはぁ…」

(あれ、私、何してたんだろう…)

 

絶頂後も痙攣は続き喘ぎも溢すが同時にアスナの自意識も戻ってくる。暴れた反動からか身体を支える力はなく彼女はふらふらと振り子のように揺れた後バタリと金田とは違う方向に落ちた。はずみでゴツンと床で頭を打った。

薄れ行くアスナの視界に写ったのは同じように力なく倒れる男優達だった。そして、その瞬間自身の記憶も甦ってきた。激しい羞恥に見舞われるがもう遅い。緩んであふれでる自身の暖かい尿を腹に、胸に受けながら彼女の意識は深い闇へと落ちていった。

彼女の膣からははみ出た黒崎の着けていたコンドームが飛び出ていてそこから大量に出された精液の一滴が垂れて彼女の開いた尻穴へと入っていった。

同時に彼女の激しい騎乗位の影響でギシギシと軋んでいたベッドは足が折れて崩壊した…。

その様子を見たスタッフ達は男女ともに下着を濡らしながらもアスナに対して恐れを抱いたのだった…。

 

 

 

 

 

全撮影終了後…。アスナは最初の撮影を行った場所に呼ばれた。最初と同じく清楚な制服を身に纏い天使のような雰囲気を放ってはいるが最初とは違い、スタッフ達のアスナを見る目は完全に変わっていた。

男性スタッフはアスナに好奇の視線を向け、仕事中にも関わらず脳内で彼女を様々なシチュで犯している。

女性スタッフ達はアスナの絶頂後に我先にとトイレへと飛び込んで自らを慰めた時の記憶が呼び起こされていく。

アスナはそんなスタッフ達の視線を全身にぞくぞくと感じながら清純な制服の下に履いた純白の下着を湿らせていた。

 

(みんな、私を…見てる…。私を、オカズに…してる)

 

頬が赤くなり呼吸が微かに乱れる。スカートの裾をぎゅっと握って興奮を悟られないようにしてアスナは前にあるカメラを見つめた。

 

ー全ての撮影が終わりましたが。どうでしたか?ー

 

最初の時と同じ流れで始まったインタビューをアスナは最初の時よりもスムーズに答えた。彼女にとって濃密だった数日の撮影は初めてのインタビューを随分と昔のことのように思わせ懐かしさを感じさせている。

 

「初めてのことばかりで、恥ずかしいこととか、いっぱい…あったけど、それ以上に気持ちよくて…楽しかった、です…」

 

少しだけ目を伏せながら答えた。初めよりも声は大きく通っていて、その声を聞くだけで男達は彼女の淫らな姿が頭に再生された。

 

ーどの撮影が一番気持ちよかったですか?ー

 

いきなり恥態を自ら明らかにするような質問に動揺してしまう。が、そのくらいではアスナの精神は負けなかった。

既に言葉で言う以上のことをやっているのだと自分に言い聞かせて口を開いた。

 

「最後の、3Pが、一番、気持ち、よかったです…」

 

ーどういうところがよかったですか?ー

 

続けて質問がとんでくる。この雰囲気のまま続けていきたいようだ。

 

「男優さん二人に囲まれて、身体を触られたり…。抱えられて…、抱えられて…その…」

 

途中でやはり耐えきれなくなったのか顔を真っ赤にして手で覆った。無理もないことだ。アスナにとってその時の記憶はただ『気持ちよくなった』というだけではなく自身が本能のままに理性を飛ばして暴れたという記憶のほうが強く残っているのだ。

 

「それで…その…いっぱいおマンコの中、かき混ぜられて……めちゃくちゃになっちゃったところ、です…」

目を涙で潤ませて唇も震わせながらいい終えた。

スタッフ達はこれがこの数日間に渡って恥をカメラの前に写してきた少女なのかと疑問をもつほどだった。それほど普段の清楚な彼女と撮影中の淫乱な彼女は大きく掛け離れているのだ。

清楚と淫乱。この二面性こそアスナの魅力なのかも知れない…。

 

(うぅ…、やっぱり口で言うのは恥ずかしいよ…)

 

アスナは身体のみの過度な調教の影響か自身に対する行為を受けることには耐性があるが自分で説明することには全く慣れていないのだ。

 

ーまたされたいですか?ー

 

ニヤニヤとした質問者の反応から"もうわかってるくせに"と思いながらもアスナは頭をぶんぶんとふり"yes"の意思を示した。彼女自身も知らない本心を示すかのように下腹部には暖かな熱が生まれはじめている。

 

ー今後、どんなSEXを期待しますか?ー

 

更にアスナを辱しめるような質問がとんでくる。

アスナは歯を一度だけ食い縛ると覚悟を決めた。この先、今よりももっと羞恥を感じる撮影など山ほど待っていることだろう。

 

(私には目的がある…。この身体を自分で制御できるようになって、詩乃のんや木綿季、愛する人達と心の底から繋がりたい……)

 

私生活でも心の枷となっているこの身体の感度はアスナー明日奈の心に影を作っていた。詩乃達は明日奈が気にしないように計らってくれるも明日奈としてはそんな彼女達に申し訳なさを感じているのだ。

女優になったのもこの淫乱な身体からの激しい性的探求心もあるが何より彼女達との関係を深めるためなのだ。

 

そんな思いを新たにアスナは目の前のカメラをしっかりと見てから答えた。

 

「じ、今後は、男優さん達とも、しっかりと向き合って、お互いが、満足できるような…、そんな楽しいSEX がしたい、です…」

 

そうアスナは言い終えた。その後微かに「後はおしっこ漏らさないようなSEXがしたいです…」と言っていたがそれは聞かなかったことにしよう。彼女と気絶放尿はもはやそう簡単には切れないものなってしまっているのだ。

 

ーでは最後にこれからの意気込みをカメラの前でお願いしますー

 

最後の指示にアスナは立ち上がると数歩だけ前にでるとニコリと笑い口を開いた。

 

「皆さん、初めましてアスナです!私のAVデビュー作はどうでしたか?楽しんでもらえたかな?」

「これからも皆さんに私のSEXを見てほしいのでよろしくお願いします!」

 

そう快活に決意を述べるとアスナは笑顔で頭を下げた。

そこでカメラはどんどん彼女から離れていきそこで彼女のAVデビュー作は幕を閉じたのだ…。

 




これで一応デビュー作はおしまいです。
次のお話でようやくシノンが登場します。(ユウキはちょこっとかな?)
書いていて予想以上にアスナがヤバくなっちゃって2作目はどうしようかと悩んでいますがなるべく早く投稿できるように頑張ります!
次回もお楽しみに!
※活動報告にてアンケートを行っていますのでできればコメントお願いします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

アスナ 2nd 激イキ!4本勝負!!清楚な彼女の裏の顔
01,男優とのイチャイチャSEX


仕事やパソコンのトラブルなどで更新遅くなってすみません!
アスナのAV二作目のパート1完成しました!
今回は男優とのイチャイチャになっております。
久しぶりのアスナですので楽しんでいただけるか不安ですが読んでいただけたらと思います!
それではどうぞ!


某日午前10時。都内にある撮影スタジオの一つ。

大きなソファベッドで少し狭く感じる綺麗なリビングで撮影は開始されようとしていた。清潔なカーテンが外の光を適度に差し入れ、新品同然のフローリングが光を浴びて輝いている。

スタジオには複数のカメラが設置され、監督らによる入念な映像チェックが行われている。作業スタッフ達は掃除や撮影の流れを確認して問題がないかなどの仕上げをしていた。

撮影スタジオよりも狭い隣の控室では今作の主役である新人女優アスナが待機していた。既にメイクは終了が近く、落ち着いた様子でスタッフ達と談笑し、明るい雰囲気を作り出している。

スタッフのほとんどが前回の撮影とは違うためアスナとは今日が初対面のはずなのだが、出会ってまだ1時間経つかどうかだというのに彼女達の間の壁はほとんど無くなっており、今までずっと仲良しの友人同士だったかのように楽しそうに笑いあっている。

元々、女性スタッフ達が女優を上手く扱う術を知っていたというのもあるが、一番はそんな術を使う必要もないくらいにアスナの人当たりのよく、穏やかでしっかりとした性格が関係の構築を円滑に進めた。

女優の中でもトップクラスの容姿だけではなく、非の打ち所のない性格もまた彼女の魅力を更に高めていた。

一人の美少女を中心とした女子達がお喋りに光景をいつまでも眺めている訳にもいかず、部屋をノックして男性スタッフが控室へと突入した。手には撮影用のカメラを持っていて、大きな鏡の前に座って女性スタッフ達に囲まれるアスナを映す。

フリルの半袖ブラウスにデニム生地のショートパンツ。綺麗なラインを描いた足は白のヒールを履いている。

 

「アスナちゃん、おはようございます」

 

男がアスナへと始まりの挨拶をする。控室に男性のスタッフがくることなど知らされていなかったアスナは最初は髪の先をくるくると弄くり、きょとんとした表情を浮かべたまま「えっ……おはよう、ございます……」と返した。

 

「今日から二作目の撮影になるけど、心の準備は大丈夫?」

「恥ずかしくて辞めたくなったりとかしてないよね?」

 

男は返事を聞くとすぐにアスナにデビュー作品のように質問を行った。前回と違うところといえばアスナの答える余裕など与えないままに問いかけを続けるところくらいだった。

 

「今回から、撮影がハードになって、恥ずかしいことされちゃうよ?」

 

男からの言葉でアスナの顔が次第に赤く染まっていき、手で口元を覆う。目を右往左往させて周りの女性に助けを求めるが、皆こういうことには慣れているのかニコニコとしたままアスナを見つめていた。

自身の恥ずかしい姿を晒すことに慣れているとはいえ、自分から口にすることは抵抗があるアスナにとって始まりから羞恥の質問責めは堪え、気力が磨り減っていく。

 

「……さ、撮影で、恥ずかしい思いをするのは、しかたないので……が、頑張って……耐え、ます……」

 

手を離してたどたどしくも口を開く。反らしていた目線をカメラへと一瞬向けてまた反らすを繰り返す。

 

「それに、ハ、ハードな……撮影は、す、少し……少しだけ、興味があるので……楽しんで、いきたいと思っています……」

 

続けて「それに……」と言って口を紡ぐ。この先を言うのは躊躇ってしまった。

 

「それに?」

 

男はそれを許してくれずにカメラを近づけてくる。羞恥と緊張が限界に達したのか何故か口元が歪んでいき目も細くなる。悟られぬように顔全体を覆う。

 

「それに……私の、エッチな姿……撮影されることが、少し……楽しみ、ですから……」

 

少しずつ手をおろしていき、恥ずかしそうに口元だけを隠した。手で覆われた下で口がイヤらしく歪んでいるのを気づかれたくないのだろうが、目元まで蕩けているのでバレバレだった。照れている姿が可愛らしい。

気づいてないフリをして他愛のない会話を続けて締めへと入る。

 

「それじゃあそろそろ本番の撮影始めるけど、このビデオ見てくれてる人に何か言ってみてよ」

 

アスナの顔に向けてカメラが近づいてくる。膝に置いた手を少し握って静かに笑顔を浮かべて口を開く。

 

「画面の前の方へ、私の二作目を見てくれてありがとうございます。私自身何をするのかあまり知らされていないので楽しみです。頑張っていきたいと思いますので、皆さん応援お願いします」

 

首を愛らしく傾げて手を振る。

アスナからカメラが少しずつ放され、画面が真っ白に染まっていった。

 

 

 

 

清潔に保たれた広いリビング。全体的な大きなソファベッドへと男優に手を引かれアスナはカメラの範囲に入ってくる。

二人して座ると男優から開始の確認も兼ねた会話をする。

アスナはいつものように笑顔を浮かべて男優の話に耳をかす。男の瞳に視線を向けつつ、身体を見渡していく。

今回相手の男優はこれまで交わってきた二人の男とはタイプの爽やかな違う爽やかな顔立ちの美青年。

AV男優としてはまだ新人だが、その容姿から女性ファンが多く存在して、男性視聴者からは嫌われがちな竿役で決して目立つことなく女優を尊重し、魅力を引き立てることで評判がよく。共演した女優のほとんどからまた共演したいと望まれたりするなど、多方面から支持を集める人気男優だ。

男性にしてはしっかりと手入れされた綺麗な肌に服の上からでも分かるくらいに鍛えられた筋肉。前の二人と違い、よく鍛えられているとは言えないが、少女マンガのイケメンや男性アイドルが好きな女性には理想的とも言える筋肉量だ。

それに男優の容姿も男性アイドルか俳優だと言われても驚かないくらいのレベルを誇っており、撮影時に会わなければ彼がAV男優だとは言われてもすぐには信じられないだろう。

アスナ自身は彼が出演した女性向けのAVを過去に何度か見ていたために顔に覚えがあった。

だけど実物は映像以上で、もし出会った場所が違ければ惚れていたかもしれない。

眺めていたはずなのに、男優の黒い瞳に視線を釘付けにしてしまっていた。

いつの間にか男優の方が距離を詰めてきてアスナのすぐ近くにいた。

身体を屈めてアスナを覗きこむ男。モデルに匹敵する男優に見つめられれば流石のアスナもどきんとしてしまう。いくら性的な経験値が豊富(基本、女性相手だが)な彼女といえども恋の経験値が欠けているからか対応に困ってしまう。

どうにか気づかれぬように流すと男優はより距離を詰めてきて一言。

 

「抱きしめてもいい?」と、アスナに聞いてきた。

 

男優の提案にアスナは応じ、笑顔で腕を広げて受け止める。逞しい肉体に巨乳が押し潰されるのを感じた。

男の身体から伝わる心音を感じて、アスナの鼓動もまた早くなっていく。

彼の白い歯を光らせた笑顔に胸がときめく。

幼い頃に恋愛小説を読んで心を踊らせた記憶が甦って初な心を呼び覚ます。

性的な興奮か、羞恥の緊張かはわからない高鳴りに頬が熱くて呼吸が乱れる。

あと少し首を伸ばせば触れてしまいそうに密着した顔の距離。カメラが近づいてくるとそれに合わせるようにキスをした。

静かに触れた唇がゆっくりと引っ付く。呼吸のために離れることはせずに、お互いの唇を舐めつくすように角度を変えて楽しむ。

ほぼ同じタイミングで舌を差し入れて絡み合う。

 

「んっ、ふむぅぅ……」

 

荒い鼻息にリップ音、唾液の絡み合う水音だけが空間を支配する。自然と瞼が落ちていたアスナは目を開く。見ると男優も同じく目を開けて女性を虜にしてしまいそうな魔性の瞳でこちらを見つめてくる。

次第に熱が下腹部へと溜まっていき、震えているのが感じられた。自然に脚をモジモジとさせてしまうと男の脚にぶつかってしまう。興奮を悟られてしまった。

恥ずかしそうに目を背けると男優は唇を一度離して微笑むともう一度キスをしてきた。

今度の主導権は完全に男優側にありアスナはソファベッドへと押し倒されてしまう。

仰向けのままのキス。息が苦しくなって汗が出てくる。鼻だけで呼吸をするにも限界があって、ペースを維持できなくなる。

 

(あぁ……ただのキスなのに、こんなに気持ちいい……)

 

意識が蕩けて首が倒れていく。されるがままのアスナは薄れた意識で男優を見上げる。

自身に夢中な男が映って太腿がピクリと震えた。キスを続けたまま男優の手が乳房へと伸びてきた。

 

「んっ……」

 

ブラウスに覆われた双球を男らしい手で撫で回される。全体的に形を確かめるように、でも決して痛く激しくしないように丁寧に。

胸を触られるだけでは快楽など感じないが、その先を期待するかのように乳首は勃起して乳肉はゾワゾワと粟立つ。

服の下へと侵入しない手を焦れったいと思う心が苛立っていく。股間をモジモジとさせて更なる快楽を待ち望む。

二人の唇が離れていく。互いの口内から舌が抜かれて銀の橋を作る。

 

「んはぁ……ああぁ……」

 

口周りが唾液にまみれたアスナはベッドに大人しく身体を預けていた。

綺麗な手で口元を拭いつつ激しく胸を上下させて呼吸を整える。涙で潤んだ視界にぼやけた男の姿が映る。

男優はそんなアスナを優しく抱きしめると耳元で「シャツを脱ごうか」と囁いてきた。頭と腰を支えられて起き上がるとブラウスのボタンに手かける。

既に快楽に飲まれ始めた影響が指先にも出ていて、震えてボタンが中々外れない。

男優はアスナの手に自身の手を添えて、手助けをする。サラサラとした手から伝わる異性の体温を感じて身体が跳ねた。

真っ赤になった頬に涙目という興奮隠せないまま男優にはにかんだ笑みを向ける。

ボタンが一つ、また一つと外れていき、中に閉じ込められていた白いブラに包まれた乳房と彼女の興奮しきった女の香りが解き放たれた。

男の協力を得てブラウスから腕を抜くとベッドの下へと捨てる。再び押し倒されると、今度は下着越しに手が触れてくる。

 

「はぁっ……んうぅっ……」

 

肌が触れあう面積が増えて熱が更に高まる。手の動きに合わせるように喘いでしまう。脚を内股にして、手で備え付けのクッションを掴んで歯を食い縛る。

男優の口がアスナのうなじ、首筋、鎖骨を舐め回すように移動していく。

一旦、男優が離れるとカメラが寄ってきて、ブラのカップから覗く乳肉の谷間。興奮の汗に濡れた魅惑の裂け目を映す。

汗ばんだ男優の手が乳房へと伸びてくる。円を描くようにして胸を揉まれてアスナは感じている反応を見せた。前の二人と違って自分を尊重する男の責めは心地がよくて。美形な彼のイメージぴったりな性技に快感が少しだけ増して襲ってくる。

男優の腕が背中に伸びてブラのホックを外した。カップが解放された乳房に押し上げられる。ブラジャーが剥ぎ取られるとアスナの白い肌にほんのりと汗が浮かんでいる様が明らかになった。

男優の手が豊富な乳肉を直に揉み崩す。時計回りにゆっくりと丁寧に捏ねる。

 

「はっ……ああぁ……」

 

強度の緊張が乳房に触れられることで解け始める。心が落ち着くごとに感度も増していき心地さも上がる。

男優が自身のブラを剥ぎ取って軽く揉んだ後、すぐに乳首を責めてくれるものだと軽く期待していたアスナだったが。乳房や乳輪は責めても乳首を責めない男優にじれったく感じていた。

 

(早く責めてくれないかなぁ……)

 

目をとろんとさせて男優を見つめる。

彼はアスナの視線に気づくとニヤリと笑ってうなじを舐めてきた。

 

「んっ……」

 

愛撫が欲しければ自分から誘え。

 

そう命令するかのような行動にアスナは大人しく従った。

静かに男優の頭を抱えて自身の胸へと抱き寄せる。乳首に男優の口がくるように。

誘いを受けるかのように男優の口はアスナの乳首をしゃぶりはじめた。

 

「んぁ……はぁぁ……」

(んっ、気持ちいいっ……)

 

無意識に男優の頭を強く抱きしめてしまう。彼も興奮しているのか火照った頭の熱を感じ、発情した雄の香りが鼻をついた。官能的な息がこぼれる。

 

(私で興奮してくれてるんだ……)

 

優しい眼差しで乳房に埋まった男優を見下ろす。赤子のように乳首をしゃぶる姿が可愛く見えて頭を撫でた。男優の責めが更に激しくなる。

 

「んっ……ふぅぅん……、んふぅ」

 

乳首に吸い付き甘噛みや舌で舐めまわして突っつくなどを繰り返される。男の口内で何をされているのかわからずに暴れる。

 

「あっ……あうっ……」

 

いつしかもう片方の乳首まで弄られている。乳房が軽く変形するほどに吸われて、餅を捏ねるように揉まれる。

 

「はぁっ、はぁん……はぁぁ……」

 

男優が離れて乳房への責めが病んだ。じんじんとするような乳首の感覚に恍惚とした表情を浮かべる。

このまま少し休んでいたいが撮影時にそれは許されなかった。手早く上下を脱いでパンツだけになった男優がアスナの股にしゃがみこんでショートパンツを掴んだ。

アスナが首を曲げ下半身に目を向けたと同時にパンツを降ろしていく。アスナも意図を察して軽く尻を上げて大人しく脱がされる。

男優はショーパンだけでなくショーツも巻き込むように脱がしていった。彼女のすらりとした腰骨のラインが露になって綺麗な陰毛が外気に晒される。

ショーツが局部を離れる寸前、彼女の愛液が作り出した銀色の橋が伸びて切れた。

足からショーパンが引き抜かれて床へと捨てられる。

裸に剥かれたアスナは肌寒そうに両腕で乳房を抱き、両太腿を引っ付けて股関を隠した。

引っ付いた足の付け根へとカメラが集中していき陰毛が愛液で僅かに濡れている様子がしっかりと映し出されていく。カメラの視線は足の先から股関、適度に引き締まって呼吸に合わせて上下する腹や胸、白く綺麗な首筋から真っ赤に火照った顔へと移動してくる。

彼女の身体は羞恥からか全体的に薄いピンク色に染まっており、いつの間にかボクサーブリーフのみになった男優が彼女の身体を起き上がらせた。

男はアスナの局部へと手を伸ばして愛撫した。最初から差し込むことはせずに彼女の愛液を指で拭き取るように撫で、十分に液体が絡み付くと静かに差し込んだ。

 

「はぁぁ……あぁ……」

 

自身のナカで蠢く男の指に悶える。眉間に皺を寄せ、クッションを握って身体を捩る。興奮で少しずつ開き始めた秘めたる門に指を無理矢理捩じ込まれていく。

 

「あんっ……ふっ……」

 

アスナの膣は綺麗な閉じていたわりにはすんなりと男の指を飲み込んで強く締め付ける。彼女の膣内の感覚を確かめるように深く指を沈み込ませていく。その度に彼女はピクリと震えた。

男優はアスナを一度抱えると自身が彼女の下にくるように身体を移動させた。彼女のモデルのように細身ながらも肉付きのよい美しい裸身が男優の鍛えられた身体の上に乗った。

裸の背中にパンツ越しながらも逞しい肉棒の熱を感じる。

男優はアスナの美しい顔に張り付いた髪をかきあげた。呼吸の定まらないアスナは男の手の動きをぼぉっと見つめてその動きを追う。男の両手は彼女の太腿をM字に抱えこむ。剥き出しにした秘部を弄る。指を二本に追加して乱暴に、でも彼女が気持ちよくなるように考えて暴れさせている。余った片手は彼女の腹筋を指で撫でると乳房を揉んでいた。

 

「あっ、あっ、あっ、あうんっ……」

 

敏感に反応するアスナは目を開いて快楽の涙で潤んだ瞳でカメラを見つめる。ぐぷぐぷと卑猥な音が響き恥ずかしさで気がどうにかなりそうだった。

 

「はっ、あぁ、はっ、はぁぁ」

 

しばらく弄られ続けると次第にアスナの身体は軽く痙攣を起こし始めて、軽く潮を吹く。絶頂はまだ先だが愛液が分泌されすぎたのだろう。

男優はアスナを座らせると立ち上がって自身の肉棒をパンツ越しに触らせる。

ぺたんと座りこんだアスナの目の前にもっこりとした男優の股関がやってくる。仄かに漂う雄の性臭が鼻を付く。

アスナはゆっくりと布越しの感覚を確めていく。パンツに包まれていてもこれが男の象徴、自身を淫らに染め上げるものだと伝えてくるようで震える。

それでも手際よくモノを取り出した。外気に触れて益々固くなり反り返ったペニスに思わず息を飲む。びくびくと震え刺激を求めるように動くペニスをじっと眺め、手で触る。気づかれないように臭いを嗅ぐと雄の濃厚な香りが脳内を刺激して思考を性的に染め上げる。

気づけば手を前後に動かして男のモノをしごき上目遣いで見つめている。

無意識に舌を突きだして舐めようとしたところで男のペニスが遠ざかっていく。

 

「あっ……」

 

不満げな表情で見つめ合わせた股をもしもじとさせているとパンツを脱いで全裸となった男優がしゃがんで抱きついてくる。

さっきは遮っていた布が無くなり、お互い生まれたままの姿を晒して抱き合ったことでより深く繋がれそうだとアスナは胸をときめかせた。

自身の好みの顔つき、身体つきであることを再認識して心臓がばくばくと跳ねる。

 

(あぁ、私は今からこの人と一つに……)

 

恋する乙女のように心を踊らせて強く抱きしめる。彼も興奮しているのか男性のいい香りがした。

 

「あぁ……」

 

変形させたソファーベッドへと押し倒されたアスナは右腕で乳首を、左腕で局部を隠すようにする。が、すぐに外してW字に開く。足も男にされるがままにM字へと変えて交わる態勢を整えた。

男優の手のひらがアスナの太ももを優しく撫でた。膝小僧を掴んで股関に触れる。触れられただけで割れ目は裂けて愛液を溢す。液体は既に垂れ続けて、ソファーを濡らしていた。

 

「はぁ……」

 

肩を掴まれて息を漏らす。

アスナはふぅと息を吐き出すと男を見つめた。

彼はいつの間にか挿入の準備を完了させ、アスナの許しを待っていた。

アスナは男優をしっかりと見つめる。惹き付けて離さない透き通るような瞳に捕らえられてしまえばどんな男でも逃げられないだろう。

自身の肩と腰を持つ男の腕を握り「きて……」と言った。

男優は何も言わずにゆっくりと挿入を始める。

 

「あっ、ああぁ……、ふぅ……」

 

すっかり濡れきっていたアスナの膣内は男のペニスを素直に受け入れていく。膣本来の弾力だけは熱い肉棒を出すためぐにぐにと反発するが、男の腰の力に押し負けてしまう。

 

「はぁ、ぁぁぁ、あはぁ……」

 

ペニスが捩じ込まれるにつれてぞくぞくとした快感も背筋を駆け登ってくる。

 

「あはぁぁん、んんっ!? ふうぅ……」

 

男優が唇を重ねてくる。喘ぎ呼吸が落ち着かないアスナは口内で暴れる男の舌から逃げることで精一杯になり意識が乱れる。本来なら呼吸ができずに苦しいだけのはずだが、身体はその反対に愛液を更に溢れさせて乳首を勃ち上がらせていた。

 

「んっ!? ……」

 

男のペニスが奥まで達するとアスナは全身をぴくりと震わせた。

男優もまた心地のよい締め付けに息を吐いた。

 

「あはぁ、ぁぁ……」

 

唇が離れていくとアスナは声を漏らした。苦しみからようやく解放されたと息を吐いた瞬間。男優が腰を強く押し付けてきた。

 

「はっ、うぅっっ!?」

 

大きく仰け反って刺激を受ける。

男優はアスナの腰を掴むと反応は待たずに再び押し込んだ。

 

「あっ!? ちょっ……ううっん!?」

 

慌ててモノを引き抜こうとしても男の力には勝てず、身体を退けようとするが快感の回った身体では手をあてているだけになった。

 

「はぁ、はぁぁ、あはぁ、あんっ、あっ」

 

男の腰の動きに合わせてアスナは喘いだ。息継ぎの余裕もなく途切れそうになる意識の中、必死に我を忘れぬように耐えた。

 

「あふっ、はっ、はっ、はぁっ、あひぃぃん!?」

 

男優に片足を抱えられて松葉崩しと呼ばれる体勢へと変えられる。

より深く挿し込まれた肉の塊が子宮を突き、放置された足がびくりと震える。

 

「あんっ、あっ、あっ、あっ、あっ」

 

圧迫感に苦しげな表情へと変わったアスナは茫然としたままされるだった。

それでもいやいやと首を振って意識だけは保つ。

 

━━何故、自分はこの男の前でこんなにも抵抗しているのか?━━

 

初めての撮影では感じたことのない気持ちにアスナは戸惑う。が、

止めどなく愛液を溢す膣。火照って赤くなった肌。そして、ぶるぶると男の種を求めるように震える下腹部から察した。

 

(この人とのSEX、凄く気持ちいい……)

 

自然と垂れた涎を舐めながら思う。

アスナの多いようで少ない経験の中でこの男は上位に入るほど肉体の相性がいいように感じる。

最初は自分勝手に感じた腰の動きも次第に堪らない痺れをもたらしていき、自身もそれにあわせてしまう。

無意識だがアスナの口元は動き、ニヤリと笑うように歪んだ。

 

「はぁぁ、あっ、あぁ、あはぁぁ……」

 

男優が前のめりに倒れ、アスナの身体が曲げられていき尻の割れ目とぽっかり開いた尻の穴が露出した。

物欲しげに空いた黒い穴。小指指一本くらいなら余裕で入りそうなそこは何かを求めるブラックホールのように蠢いていた。

種付けプレスへと移行した男優とアスナの交わりはより一方的に変わっていった。

 

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」

 

断続的に喘ぐようになったアスナはもう形振り構っていられないという様子で激しく動いた。

顔は普段の清楚な雰囲気など感じさせぬほどいやらしく乱れて汗や唾まみれとなり、舌は口からはみ出ていた。肌も桃色に上気して乳首もビンビンに勃ち、乳房もタプタプと揺れて形を崩していた。

 

「あっ、あっ、きゃん!?」

 

男優が乳首を摘まんできて激しく反り返る。

宙に浮いた足の指先は何かを掴もうとグニグニと動いては太腿がびくびく痙攣する度に反応を止めていた。

 

「あっ、あふぅ、はぁっ、あっ、もうっ、ダメェ……もうぅ……ダメなのぉぉ!!」

 

絶頂が近づき大きな声をあげて叫ぶ。

アスナの声を聞き、男優は彼女を抱き抱えて駅弁の体勢へと変える。

 

「ひやぁ!? あうっ!! うっ!! うんっ……」

 

突然の動きに驚いて変な声を上げる。咄嗟に男優の身体を抱きしめて姿勢を保つ。それでも、長くは持ちそうにない。

 

(イヤッ!! イキたくない!! まだイキたくない!!)

 

乳房が潰れるほど男優の身体を強く抱きしめて絶頂に辿り着くのを止める。

未だ『おじさん』以外で感じたことのないほどの強い快楽を受けている今を終わらせるなんて勿体ない。まだ淫らに腰を振っていたい。一人の女として彼に見て欲しい。そんな欲求が心から溢れでてアスナの身体を駆け巡る。

新人だがプロの女優として失格、それどころか必死にやってくれている彼にも失礼だと思ったがそれでも構わなかった。これが自身の求めるモノか偽りなのかもどうでもいい。

今、自分を満たしている何かを永遠に感じていたい。暖かくて切ない、愛しく感じる思いをずっと胸に秘めていたい。

かつて一度も芽生えたことのないアスナの乙女の心が今になって疼いては快感を押し止めていく。

 

(まだ、イキたくない……。でも……)

 

それでも、下腹部に感じる秘めたる水の感覚。それに意識を鈍らせる甘い痺れには勝てなかった。

今度は全身が大きく痙攣して、絶頂が近いことを男にも知らせてしまう。

 

「あっ、うわぁぁぁぁ!! あぁぁぁぁ」

 

溜め込むように身体が硬直して動かなくなる。

 

「あっ、はぁぅっ、はぁっ、あっ、うあっ、あがぁ」

 

人形のようになったアスナを抱きしめて男優は腰を振り続ける。

リズミカルに尻の弾ける音を鳴らす、乳房を愉快に揺らして彼女の魅惑の身体を楽しむ。

振り乱れる彼女の髪を触れる。汗にしっとり濡れた髪の感触が心地よい。

涙と汗でぐちゃぐちゃになった彼女の顔をそっと撫で、トドメをさすべく微笑んだ。

 

「はっ!? ちょっ!? 待って、やめっ……」

 

高く持ち上げられると勢いよく腰を落とされた。

 

「ううっっっあああっ!!!!!」

 

目を大きく見開いてよがる。愛液がビュッと溢れて床を汚す。

そのままのペースを維持したままピストン運動は続き、アスナを快楽の海へと導く。

逃れられないように上半身だけをフローリングにおろし、尻や脇腹だけを持って腰を打ち付ける。

 

「ああああああ、あふぅ、あひぃ、きゃぁぁぁ!!!!」

 

上半身が自由になったことでわけもわからずに腕を振って絶頂を迎えまいと耐える。

この裸ではしたなく暴れる少女が名家の令嬢だとは誰も信じられないだろう。

けれども、アスナの淫らな姿に誘われるようにカメラマンやマイク、照明はおろか監督や台本係までアスナの周りに集まって息を飲んでいた。皆、撮影の邪魔にならないようにしてはいたが一人のこらず勃起しているのは明らかで、中には耐えきれずに射精したものもいるようだ。

 

(あぁぁ、皆私を見てくれる。ちゃんと、性的目的でも見てくれる……)

 

男達から注がれる邪な視線にアスナは観念したように大人しくなると万歳の格好となり脇を晒した。手入れの行き届いた脇に汗が滲んでいる。

 

「ア、アスナちゃん、もう、イキそう」

「あぁ、あふっ、ううっ、わっ、私ももうっ、イクッ……」

 

男優が射精を予告すると同時にアスナも絶頂を告白した。混濁とした視線を男優に向け「共にイこう」と頷いた。

男優もそれに応えてくれたのか、ラストスパートをかけてきた。

 

「ああああああぁ……、もうっ、ダメッ!! もうっ!! イクッ……」

 

身体をピシリと固めて快感を受け止める。風船が限界まで膨らんで弾けそうになるイメージが浮かぶ。

そして、アスナの風船は今、破裂した。

 

「はぁぁぁぁ!!!! イクッ……イクゥゥゥゥゥ!!!!」

全身を床に打ち付けるように激しく痙攣させた。バンと床が震える。電流のような痺れに下半身を震わせて潮を吹く。

潮はシャワーのような勢いでフローリングに降り注ぐ。

 

「アッアッ、アァァァァァ~~」

 

膣が強く締まると同時に男はペニスを引き抜いてアスナの顔まで急いで移動すると射精した。ビュクビュクと大量の、アスナによって製造されたといっても間違いではない精液が顔にかけられた。

とどまるところを知らないそれはアスナの美顔を真っ白に染め上げていく。瞼や鼻、口元などが主だが、勢い余ってか胸にまで飛んでいた。乗り切れなかった精液が垂れて首筋や耳を汚す。

全てを出しきり、燃え尽きた男は立つ気力すら失ってその場へ崩れ落ちた。息を切らしてあぐらを掻き、自身が汚したアスナを眺める。

顔は精液まみれで誰なのかもよくわからず、それ以外の身体も強く交わった証のように赤い跡が点々とでき、どちらのものとも分からない体液に染め上げられていた。

彼の性癖だと、本来なら不快感を覚えるはずだが、アスナという最高級の素材を使っての精液ぶっかけの跡は、一種のアートと言ってもいいと思えてきてしまう。むしろ、自分が何かに目覚めてしまいそうになって慌てて処理に移る。

カメラが完全に彼女を撮り終えた後、スタッフからウェットティッシュを受け取って綺麗にしていく。ある程度、精液を拭った後に声をかける。

 

「アスナちゃん、アスナちゃん? 終わったよ」

 

反応が無いので肩を叩くとぴくりと身体を動かした後、目を開いた。どうやら軽く気絶していたようだ。

 

「あ、あれっ、私……」

 

少し記憶も飛んでいたようだが男優は気にせずに話を続けた。

「アスナちゃん、撮影は終わったけどそんなに気持ちよかったの? 気絶してたみたいだけど」

 

男優から差し出されたタオルで口元を覆い、スタッフが掛けてくれたバスタオルに身を包む。

 

「え~っと、その……」

 

すっかり興奮の覚めたアスナは恥ずかしそうに目を反らすと「はい、気持ちよかったです……」と、正直に答えた。

チラチラと男優を見ながら「また、して欲しいです……」と言って顔を完全に隠してしまう。そのまま床に倒れこんでしまい、話は聞けなくなった。

男優もここまでかと思い、カメラから外れていく。

 

(言えるわけないよぉ……。メアド教えるからプライベートでもヤりたいなんて……)

 

タオルの下、涙目のまま本心を押し殺して悶える。淫乱な自身の本音を伝えることのできなかった後悔や気持ちよかった行為の余韻に浸りつつ身体をイヤンイヤンと動かすアスナを移しながら映像は幕を閉じた。

 

 

あの男優とはすぐに交わることをアスナはまだ知らない……。




次回くらいでアスナ以外のsaoの女性キャラを登場させることができればと考えています(誰かは既に決定済み)
できれば年内に二作目をある程度進められたらと思っているので頑張りたいと思います!
それでは次回もお楽しみに!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

02,ドキドキの拘束セックス

 すみません!
 2月と言っていたのに3月下旬となってしまいました。それに予告していた内容と違うものになってしまいました。
 今回は拘束プレイをネタにしていますが、まだデビューしたばかりということでかなりソフトなものとなっていますがお許しください!
 それではどうぞ!!


 次なる撮影場所となるのは先程とは違うリビングを模した一室。青と黄のボーダーカバーを掛けられたソファが幅を取り、低めのテーブルが設置されている。前回と違いかなり窮屈な部屋で、音がよく響くつくりとなっていた。

 テーブルの上には黒い布を被せられたトレイが置かれ、嫌な気配を放っている。

 ソファには既にアスナが座っていた。半袖の白シャツに赤いリボン、えんじ色のミニスカートにハイソックスで室内にいる全ての男性スタッフとカメラの視線を一身に受けていた。

 

━撮影を行う前に質問をします━

 

 スタッフからの言葉にアスナは頭を下げた。

 

━今からアスナちゃんには拘束プレイを体験してもらいます━

 

 トレイを覆っていた布を取り去った。

 現れたのはピンクの毛がもこもことついた手枷と同じくピンクのアイマスク、赤いビニールテープに黒いイヤーマフだった。アスナの心臓がドクリと跳ね、汗が一筋流れ落ちた。

 

━拘束プレイの経験はありますか?━

 

 カメラがアップとなり、艶っぽい唇や綺麗な筋の鼻を映す。アスナは少し考えるように目を反らし「少しだけ、あります……」と申し訳なさそうに答えた。

 

━少しだけ?━

 

 続けての質問に手で口元を隠してしまいそうになるも胸で止めて口を開いた。

 

「はい……。あの、手を……タオルで縛るくらいのことなら……です」

 

 目線を横に反らしたアスナをカメラが捉える。嘘をついているのがバレバレだったが追及はやめておいた。

 

━その時の感想を覚えていますか?━

 

「えっ?」

 

 スタッフの言葉を聞いて思わず声がでる。

 

(か、感想かぁ……)

 

 頬を掻きながらその事を思い出していく。

 

 男の屋敷にいくつもある調教室の一つ。その内の地下にある場所で明日奈は縛られていた。全裸の身体で亀甲縛りを受け後ろ手に吊るされ、ボールギャグに目隠しという閉ざされた状態で不定期に響き続けるバイブやローターの駆動音に身体を震わせる自分。

 おじさんの指示の元不特定多数の男女に囲まれて、身体を撫でられつつかれ続けるだけの時間。なのだが、媚薬を盛られた自分にはそれはあまりにももどかしくて。敏感になった嗅覚に伝わる精液と愛液の香りに煽られるままに悶えてしまう。

 気持ちよい場所に当てようと身体を動かしても避けられ、愛液で濡れきった場所には決して触れてくれなくて。涙と涎と鼻水で顔を汚して許しを請いても誰も聞いてくれない。

 でも、暴れ過ぎると鞭で身体を強く叩かれてしまう。それが怖くて中々動けなくて。

 それを"気持ちいい"と思ってしまう自分が怖くて。

 

 甦ってきた情景を深呼吸して振り払う。顔は真っ赤になっていることに気づいた時にはもう遅く、カメラには撮影途中に妄想して顔を染める淫乱な女がしっかりと記録されてしまった。

 自分に邪な目を向けている数名のスタッフ達を睨み付けて目を閉じた。

 インタビュアーは沈黙したアスナの口ではなく正直な身体から答えを聞き出す流れへと変更した。

 

━これから拘束していきます━

 

 同時に男優が画面の外から登場してきた。黒いパンツのみを身につけた黒い男で、これまでの男優に比べてややお腹が弛んでいる。

 男優は一度立ち上がっていたアスナを座らせると背後に回った。

 まず最初にアイマスクをアスナの顔にかざすとゆっくりと被せた。視界が閉ざされた途端、妙な錯覚に陥った。外気に服越しだと云うのに震え、乳首に当たっているだけのブラのカップにさえやけに敏感に感じてしまう。

 この感覚が何か考える暇もないうちに男の腕がアスナの手首を掴んだ。彼女の健康的な腕を頭の後ろに持ってこさせて拘束する。ファーのお陰で優しくも手首を締め付ける感触にアスナの心臓は跳ね下腹部に熱が宿っていく。

 男優は前方に戻るとアスナのしなやかな脚をM字に開かせた。短いスカートを上手く調節され中の下着へと視線が集中していることにアスナは気づいた。純白のショーツのクロッチが濡れていないか心配になってしまって男優の吐息が当たっているような錯覚にも填まり訳がわからなくなってくる。

 膝の辺りをビニールテープで巻かれていく。太ももとふくらはぎのむちっとした感触を感じながら少しずつ自由が奪われることに身を捩って抵抗してしまう。

 最後にイヤーマフを装着されるとアスナの視覚、聴覚は自由とともに完全に封じられた。

男優が離れ、画面には完全に拘束されたアスナが映し出される。興奮からか胸を上下に激しく動かしながら呼吸を続け頬を赤らめていた。

 男優の腕がシャツの上から乳房を揉んだ。突然の事にアスナは驚き小さく悲鳴を上げる。

 男はそんなアスナの様子など気にも止めずに豊富で柔らかい乳房を揉み続ける。男優仲間から聞いていた通りアスナの乳房は服越しでも心地のよい感触を与えてくれるにも関わらず、型崩れしない固さも備えた天性の素質であった。

 

「はぁ、はぁ、はぁ、あっ……」

 

 少しずつ緊張が解れてきたアスナの声に媚が混ざってくる。視覚聴覚を閉ざされた状態で身体を触れられることへの恐怖が少しずつ薄れて、快感を感じるようになってきたのだ。

 男の手の感触がいつもより荒々しく、力強く感じるのに痛くない。むしろ、いつもは感じないような快感まで混じってきた。

 男優はリボンを首にかけるようにすると胸元のボタンを外していく。乳肉と地味な白のブラジャーが覗いた。

男が乳肉に吸い付く。決して状態がいいとは言えない男の唇に彼女の乳肉は優しい感触を与え、母のような温かさを伝えていく。

 歯止めが少しずつ聞かなくなっていった男は谷間に顔を埋めた。汗に蒸れているというのに匂いは男の意識を狂わせ滴は男の脳内を舌から刺激して理性を奪う。並みの女性ならただ塩気しか感じないが、アスナという絶世の美女のならば媚薬にも似た効果を男に与えていく。

 乳房にしゃぶりつきながらボタンを全て外し終えると軽くはだけさせるとスカートへと手を伸ばしていく。

 下腹部に近づく腕の気配に気づいたのか、汗だくの太ももをぶるりと震わせる。閉じようとするもショーツの中に滑り込んできた男の指に膣内をこねられてしまい股を更に開いた。

 

「あ、あぁ、はぁぁぁ……んっ」

 

 くちゅくちゅとわざと音をたてながら動く指にあわせてアスナも悶える。露にされた腹に浮き出た腹筋とブラジャーがぴくぴく震える様が写しだされていく。指はそのままにフロントホックを外すとカップがだらりと落ちた。締め付けから解放された乳房はアスナの荒い呼吸に合わせるように収縮を繰り返し、乳首や乳輪をちらちらと覗かせる。

 カップを完全に取り去られると濃く色づいた乳首が露出した。外気に触れてむくむくと更に勃起して男の注目を惹き付けた。

 吸い寄せられるように乳首にしゃぶりついた。舌で転がしたり舐めるだけでは飽きたらず、乳輪ごと吸うと乳房を引っ張った。

 

「きゃっ……あうっ、ううっ、うふぅ……あはぁぁ……あっ」

 

 可愛らしい口をぱくぱく開けて反応を示す。自分の身体が今何をされているのかはアスナの優れた頭脳が理解し、リアルに近い情景を頭に浮かべさせているがそれが仇となっていた。リアル過ぎる故にアスナの頭は今、本人の意思とは無関係にこれからされることを予想しそれによって与えられる刺激や感覚を擬似的に脳へと与えていた。

 男のゴツゴツとした手のひら掌で両の乳首を捏ねられる妄想。陰部に口をつけられてクリトリスごと舐められ吸われ潮を吹かされる妄想。

 契約的にあり得ないが肛門と陰部に指を入れられて二穴責めをされながら深いキスを続ける妄想。

 考えたくもないのに頭が勝手に動いて身体のあちこちに伝達していく。アスナがこの数年間で受けた(施した)調教の結果、弄ってない場所など存在せずそこで感じた感覚全てを記憶していた。身体が自動で性感を再生するにつれて愛液は更に溢れて白く濁っていく。

 止まることがない体液によって身体の水分を奪われて意識が霞む。

 

「アスナちゃん、気持ちいいかい?」

 

 突然耳元に男優の声が聞こえた。いつの間にかイヤーマフは外されていて男優の臭い吐息が耳に当たっている。

 

「ほら、そのかわいい口で言ってごらん」

 

 男のナルシストぶった気持ちの悪い声が脳へ響く。男は汗ばんだ指でアスナの唇を撫でて口内へと突っ込んだ。

舌を、歯茎を、歯の裏側をくねくねとタコのような動きで蠢いた後、アスナの舌へ絡ませていく。

 アスナは不覚にも男の指に舌を絡ませて口をすぼめてしゃぶってしまう。

 

(あれ?可笑しいな……)

 

 ぼぉっとする意識の中でアスナは違和感を感じた。撮影が始まる前にこの男優とは顔を合わせてはいたがその時の印象は最悪でペニスどころか肌にさえ触れたくなくて、声もぼそぼそとしていて不快だったのだが

 

(何で私……この人の指をこんなに舐めてるのかな?別におチンポみたいに美味しくもないのに……)

 

 今の自分はその時とは真逆で男の指をいとおしく舐めて吸い付いて、声を聞くだけで腹の奥が震える感覚に酔いしれていた。

 

「んっ、んんっ……んあぁ、あむぅ……」

 

 涎か首筋を伝うことも気にせずにおとがいを上げ快楽に溺れる様子をさらけ出す。

 興奮した男優はアスナのアイマスクを外すと膣から指を引き抜いた。

 

「……あっ」

 

 どこかもどかしそうにするアスナの頭を撫でて指を見せつけた。

 ふやけた指にはまだ愛液が大量に付着していて、上を指差すようにするとどろりと滴が垂れ落ちていった。

 涎を垂らし目と頬を赤くしたアスナはその様子をぼんやりと眺めにやけてしまう。照れ隠しのつもりで軽く笑むつもりだったが、目隠しから解放されたばかりで本性を隠しきれなかった。

 

「気持ちよかった?」

 

 男優の追及に目をそらしたくなったがここで反らせば負けたような気がして「気持ちいぃ……凄く、気持ちよかったですぅ……」と素直に答えた。

 

「ならもっと気持ちよくしてあげるよ」

 

 気分良くなった男優は指に付いた愛液をアスナの谷間で拭うと顔を股関へと近づけていった。

 

「あっ、そこは……」

 

 アスナの声など聞こえないフリをするとスカートを捲し上げてショーツを剥き出しにした。既に汗や体液などに濡れて機能していない薄布をハサミで切り裂くと床に投げ捨てる。

 

「ああぁん……見ないでぇ……」

 

 カメラが近づきアスナの秘部が撮影されていく。デビュー作後にも手入れを怠っていないそこは処女さながらのように綺麗でもこれまでの経験を感じさせるように僅かにのぞく陰肉の変色やハリが男達を喜ばせた。

 皮を剥いて勃起したクリトリスに息を吹きかけるとアスナの下半身は跳ねて感度の良さをアピールした。彼女の「ひゃん!」というプロの声優さながらの可愛らしい声に男優はますます自分のモノをイキり立たせていった。

 太ももを掴むと顔を陰部へと押し付ける。愛液まみれのナカは男の舌を受け入れるどころか取り込むように侵入させた。

 

「はぁっ……うっ」

 

 侵入されたことでアスナの身体が強ばった。男優は太ももを優しく揉んで解すことで対処するつもりだったがよく鍛えられている彼女の脚の弾力が楽しくなってしまい必要以上に揉んでしまった。

 脚に力が入ると尻肉が引き締まって身体を押し上げた。肛門がきゅっと蠢いて存在をアピールした。

 こっちも弄ってくれと言わんばかりに肛門がひくひくと動き膣内のヒダが取られまいとして男の舌に絡みついた。

 不浄の門とも言えるそこに口をつけるのは躊躇ってしまうのだが、ぽっかりと空いた空間はブラックホールのように男の興味、探求心を沸き立たせてしまいカメラに気がつかれぬように舌を這わせた。

 

「はぁぁっ、うっ!」

 

 突如として感じた尻の違和感にアスナは驚嘆の声を上げた。

 下を見下ろすように局部を見ると男がひたすらクンニしているだけなのだがアスナ自身は男の舌が先程アナルを舐めていたことに気づいていた。

 本来ならNGにしているはずのアナルへの責めに抗議を考えたが心の奥底、身体が、いや本心ではそこへの責めを求めていた気がしてやめてしまう。

 

 ━━もしかしたらまた責めてくれるかもと期待をもって

 

 しばらくすると男の顔が局部から離れていく。アスナの陰部は両者の体液で妖しく彩られており、照明の光を受けててかてかと光っていた。

 男優はアスナの身体を抱き抱え頭がソファーの背もたれの上に置くように体勢を変えさせる。

手枷を外すと中途半端だったシャツとブラジャーを脱がせた。汗ばんだ色白い背中が解放された。

 アスナは今、スカートとハイソックス以外身に付けずにテープで足を拘束された格好だった。

 

「ううっ……ふぅ……」

 

 興奮による発熱で熱かったのか、シャツを脱がされたことで心地よさを感じて顔が思わず蕩ける。

 スカートを更に上げて腹回りまでもってくると大きな尻を撫で回す。先程も確認した臀部の肉は日頃トレーニングをして引き締めていることが分かるくらい張っているが、女性らしい柔らかさも共生して安産型の丸みを誇っていた。

 アスナは尻を触られる感触があまり好みではなかったのか、それとも続きを催促しているのか尻をいやいやと振り、桃尻をプルプル震わせていた。

 男優はアスナの陰部にもう一度指を差し込んだ。愛液はすぐに溢れて太ももを伝っていく。前戯はもう十分だった。

 アスナの背後に立つと腰をしっかりと掴み亀頭を膣口に当てた。

 

(……来る)

 

 アスナがごくりと唾を飲み込み覚悟を決めると同時に肉棒が勢いよく膣内へと滑り混んで来た。

 

「ああぁっ!!」

 

 身体をうねらせて射し込まれた肉棒を味わう。頭を打たないように背もたれを必死に掴み支える。

 男優の責めは荒々しく奥を貫くような勢いで突き立て続けてきた。

 

「あっ、あっ、あっ、あっ」

(あぁ……この感じ、この感じだぁ……)

 

 足を縛られているため思うように動かせず手は不安定な足場を支えるために離せないためいつもより快感の回りが強くとても早い。

 視界が霞むにつれて脳内に麻薬の如く染み渡る心地よさは強くなり頭が働かなくなる。

 

「あぁ! いいっ! ああぁん! もっとぉ……」

 

 必死に頭を後ろへ向かせて男優をみる。想像と噂以上のアスナの名器振りに驚いてはいるもののこれまでの男優より年が上な分経験値を多く持っている彼はうまく対応していた。

 しかし、顔を知るまみれに焦点のあっていない淫乱な令嬢の姿を見ての強い射精感には耐えられず思わず少量を射精してしまう。

 

「あっ……」

 

 徐々に軟化するペニスと速度が遅くなっていくピストン運動にアスナは残念そうな表情を浮かべる。

だがそれは杞憂だった。

 男優のモノはすぐさま固くなりアスナのナカを圧迫していった。

 

「はぁっ……」

 

 一度、男は引き抜くとソファーに座りアスナを上に載せた。対面座位の体勢だった。

 

「あぁっ……」

 

 はしたないがに股で男を跨いでいたアスナの身体に肉棒が再び飲み込まれていく。

 

「はぁぁっ……あっ」

 

 お互いに抱きあうと今度はアスナのほうから腰を動かし始めた。

 

「あう、うっ、うっ、あっ、あぁっ……」

 

 男を虜にする魔女の瞳を向けながら男優の顔に自身の顔を近づけていく。恥ずかしげもなく舌をつきだして絡ませ、ゆっくり密着していく。

 

「はぁっ、んんっ、むうっ、むふぅ……あはぁ、えっ……」

 

 くちゅくちゅとした汁音とぱんぱんと弾けるアスナの尻肉の音が響き場を支配していく。

アングルは濃密なキスから男の胸元で潰された乳房、結合部へと移り変わっていく。

 アスナの豊かな尻がアップとなり大胆に尻の肉は割れて尻穴を惜しみ無く見せつけていた。もし、この場面だけを切り取って最初の澄ましたアスナの写真を一緒に見せても誰も同一人物だとは思わないだろう。

 それだけ彼女の印象は短期間で変化していた。

 

「あっ、あっ、あぁっ、あっ」

 

 アスナの腰の動きに合わせて揺れる臀部は筋肉の締まりと弛みを同時に見せて飽きさせなかった。

男優はキスを止めるとスカートのホックを外して脱がせた。

 下は挿入とテープで不可能なためアスナには万歳をしてもらい上から抜き取るやり方をとる。彼女の豊満な乳が邪魔をしたが何とか脱がせることには成功した。

 その際にも彼女は腰を振ることはやめずにフラフープのように腰をくねらせたり、万歳の時には脇を見せつけるように開き踊るように騎乗位を続けた。

 男優はアスナを抱き抱えると立ち上がって駅弁の体勢へと変わった。

 

「あ、ああぁっ……」

 

 これまでのピストンによる奥への刺激に加えて、自身の体重が加わったことによって重さが増した快感はアスナの蕩けきった思考を完全に奪うには十分だった。

 完全に抱きしめられて身動きを封じられ逃れられぬままアスナは快楽の海に溺れていき絶頂へと至り始める。

 視界が白く染まり意識があやふやになっていく。まるで本当に深くて暗い海に引き摺り込まれているかのような錯覚に陥って、何故か必死に男優の身体を抱きしめたしまう。

 

「あっ! あっ! はぁぁっ! あああぁぁぁぁ!!!」

 

 雄叫びのような矯声を上げて酔いしれていく。髪を振り乱して暴れようとしても抑えられて歪ませた顔を写される。

 

(あ、来る……)

 

「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あああぁぁぁぁ!」

 

 目を見開き恐怖に駈られるように声を出し続ける。男も射精が近いのかアスナをテーブルに抑えつけると体を密着させ種付けプレスの状態へと持っていく。

 

「あぁっ! くるっ! イッちゃう! 凄いの、くるぅぅぅ!」

 

 訳の分からないことを泣き喚き暴れていく。しかし、男の力になど勝てるはずもなくてアスナは成すすべなく絶頂した。

 

「イクゥゥゥゥゥ!!」

 

 絶叫しながら果てたアスナの膣は男優のモノを引きちぎらんばかりに締め付けたが、寸前のところで男は引き抜いてアスナの胸に射精した。

 

「あっ、ああっ……、あっ、あはぁっ……」

 

 胸に架かる熱い白濁液を愛らしい眼差しで見つめる。男優の射精は耐えていたのもあってかかなりの量であり、アスナのEカップバストの谷間に溜まり、痙攣する腹部へ流れていった。

 男優はアスナの頬へと肉棒を擦りつけた。アスナは躊躇うことなくそれを咥えこみ残った精液を吸い出して飲みこんだ。

 

「んっ、ぷはぁ……」

 

 男優はアスナに射精後のコンドームを手渡すとソファーへと座りこんだ。

カメラがアスナの元へと近づいてくる。

 

━アスナちゃん、拘束プレイお疲れ様です━

 

 カメラがコンドームに溜まった精液を眺めるアスナを写す。

 

━初めて拘束された状態でのセックス。どうでしたか?━

 

 インタビュアーからの質問にアスナはにやりと歪む口元を隠して「とても、よかったです……」とだけ答えた。使用済みコンドームはしっかりと握りしめている。

 

 『また拘束プレイしてみたいですか?』という質問にアスナはこくんと頷いた。そして、最後に視聴者へ向けてのコメントとして「私の拘束プレイ、楽しんでくれましたか?まだ続きますので楽しんでください」と事後の裸を写されながら答えて映像はブラックアウトした。




 書き終えてから気づいたのですがフェラのシーンを描写してなかったので後から追加するかもしれません


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

03,デカチンと豪快セックス

場面が切り替わる。

 始めに映しだされたのは磨りガラス越しの浴室でシャワーを浴びる裸のアスナ。ぼやけてよく見えないが彼女の横顔すら見えないが、近づけば彼女の豊富な乳房が水を弾きちょこんと盛り上がった乳首が水滴を滴らせる様子、シャワーの雨が流れる適度に鍛えられ見せることを意識した見事なボディライン、括れた腰のラインから続く肉付きのよく弾力に富んだ尻肉は見えた。いや、見せられたのだ。

 彼女の横顔はこちらを向き、シャワーを持ったまま身体をくねらせて誘惑を開始する。谷間に温水を流し円を描くように腰を振り、しなやかな指を唇へと誘い、フェラするように舐めしゃぶる。

 

━━アスナちゃん、男優の人に希望することはありますか?━━

 

 画面に事前に行っていたインタビューの質問が浮かび、アスナの声が再生されていく。

 

『えぇ……っと、や、やっぱり、オチンチンが、大きな人が、来てくれたら嬉しい、です……』

 

 カメラがアスナのふわりと揺れる髪を写すと乳房へと移動していく。彼女は磨りガラスに自ら乳肉を押し付け擦り付けていく。押し潰された乳首と乳輪が広がり、水滴を塗り込むように八の字で動きだす。

 

━━理由は?━━

 

 乳首を筆のように使い描く八の字は温度差もあってか簡単に消えることはなく乳輪や乳房がそれをなぞることによって太さと耐久性を増していく。

 

「それは……、大きいとやっぱり、深いところまで来てくれるし……、それから……」

 

 アスナの両手が乳房を掴み挟んだり広げたりして形を変える。ぼんやりとだが押し付けたことで見えるようになった乳肉は色白の素肌を赤く白く変えて飽きないように変化する。

 

━━それから?━━

 

 アスナが乳房をガラスから離して後ろを向く。そして、今度は背中と臀部を押し付けた。

 お尻を軽く振るように動かして乳房と同じようにガラスに型を作る。

 

『それから……、それに、大きいと、満たされると言うか……何と言うか……安心? できるから……です』

 

 身体を屈めて円を描くように尻を振る。恥じらいを感じさせる動きだが彼女が興奮していることはガラス越しに伝わっていて、手に持ったシャワーを陰部に押し付け、快感を得ていることが痙攣する様からわかった。

 やがて、耐えきれなくなったアスナの身体が倒れて尻を突き出した体勢となる。M字のように割れた尻肉がピクピクと震えて面白いくらいに跳ねる。

 ガラスを突き破らんばかりに押し付けられていくごとに白い尻の跡が次々と残り絵画のようになっていく。

 そして、彼女の腰が一度大きく波打った直後、一筋の光線のように潮が勢いよくガラスに打たれて彼女がグッタリとする。

 

 磨りガラスの縁から丸いお尻が時々ではあるが顔を出していた。

 

 こうして、オープニングから主演が絶頂気絶する形で彼女の二作目の『03,デカチンと豪快セックス』は幕を開けた。

 

 

 

 

 ラフなショートパンツに白シャツに薄いパーカーのアスナが男優に手を引かれて画面外からやってくる。今回の彼女はポニーテールに髪を束ねていて

 今回の男優は色白で細身、全体的に痩せ細った印象の男だった。

 アスナのイメージとしては男優というのは筋肉質で男性らしい人達が多いという印象だったため目の前にいる男優は意外そのものだった。

 これまでの男達とも比べて奥手な印象で遠慮しがちなため段取りに手間取っていた。

 が、「触れてみて」という声と共に彼の手がアスナの手を引いてトランクスの中へと突っ込んだ。

 

「えっ……、えっ!?」

 

 突然の動きにアスナは二度、驚いた。一度目はいきなりの行動に対してだが、二度目は男優のパンツの中にあった。

 

(えっ!? 何コレ!? 何でこんなに固くて、大きいの……)

 

 そう男優のトランクスの中、そこに仕舞われていた巨大なイチモツにあった。外見から想像も出来ないくらい鋭利で巨大な陰茎がアスナの掌の中で蠢いている。それは彼女の指が触れ続けるごとに肥大化し更に硬度を増し続けている。

 

「凄い……」

 

 思わず息を飲んでいると男優の手がアスナの腰を掴んで向きを変えさせてくる。パンツに突っ込んだ手はそのままにアスナは彼からのキスを受け入れた。男の腰に自らも手を回しつつ、もう片方の手は肉棒を離さずに没頭していく。

 

「あっ……ふぁっ、ぁ……」

 

 長身の男優が見下ろす形でキスをしてくるために唾液がアスナの口から漏れて頬を濡らしていく。

 

(あっ、この人……キスも……)

 

 彼のこちらの様子を観察しつつ行う優しいキスに最初の不安が消しとんでいく。荒々しく自分をモノのように乱暴に扱われるセックスも嫌いではないが、こんな甘い雰囲気のセックスのほうが気持ち的には心地よい。

 

 実のところ乱暴なほうが肉体的に気持ちよすぎて比較にもならないがこの時だけは自分を騙した。

 

 男優の手がアスナのパーカーを掴み脱がせにかかる。名残惜しそうに手を離しバンザイをして脱がされる。白いシャツにグレーのブラが透ける。

 

「あっ」

 

 背後に回った男優がシャツ越しにブラのホックを外し器用に抜き取った。彼女の腕を痛めないように慎重にしかし迅速に行動し、グレーのハーフカップブラを床へと落とした。

 

「お上手、ですね……」

 

 上目遣いで男優を見つめうっとりとした表情を浮かべる。アスナの意識から男優に対する不信感が薄れ、『早く挿れてほしい』とさえ思っていた。

 

「ふぁぁ、ぁっ、ぁぁ……、ぁんっ……」

 

 両手で乳房を揉み回す男優。シャツにシワができることなどお構い無しに指を動かし掌で持ち上げる。悶えるアスナの様子を見つつ、隙を見て仕掛ける。

 

「きゃっ……あぅ……」

 

 浮き出てきた彼女の乳首をリズムを付けて押し、乳輪を刺激して上げる。谷間を作るように寄せると、汗の粒が浮かんでいて発情しているのがわかった。

 

「えっ……?」

 

 彼女の耳元で囁くと、許可を得ることなく前へと移動する。そして、身体を屈めるとシャツごと彼女の乳首を口に含んだ。

 

「あっ、ああぁ!」

 

 背を反らして悶えるアスナ。同時に乳首への刺激も再開され立っていられなくなるほどの快感に襲われる。オープニング撮影でしてしまったシャワーオナニーの影響で敏感になった身体は正直過ぎるほどに反応し男優を楽しませる。

 下から舐め上げるように、ドリルで突くように舌を巧みに動かしてアスナを翻弄する。

 

「あっ! もうっ……、あっ!」

 

 目まぐるしい変化に腰が震えて倒れかけたところで男優の腕によって支えられる。針金のようだと思った彼の腕も今は頼もしく感じる。

 太ももにはショートパンツの裾から漏れた二筋の愛液の筋が出来ていて、彼女が達しているのが察せられた。

 男優はアスナの腰を掴むとショートパンツを脱がしにかかる。ショーツも一緒に掴むと下ろしていく。

 グレーショーツのクロッチ部。中心部が濃く染まって陰部といくつも糸を引いていた。

ぬちゃりという音が響いて足から引き抜かれる。男優は指で愛液に触れアスナへと見せつける。二本の指の間にかかる淫らな橋は照明によって煌めき、ぷつりと切れた。

 アスナは顔を真っ赤にして背けると胸を隠すように抱いた。今の彼女の格好は下半身だけを丸出しにしてシャツから唾液によって片方の乳首が透けているという何ともマヌケな格好なのだ。隠したくなる気持ちも分かる。

 男優は素早くパンツを脱ぐといきり立つ肉棒をアスナの目の前に突き出した。

 

「触って」

 

 言うのが早いのかアスナの顔は男優の股関へと向かっていき止まる。少し間を置いてカチカチになった肉棒に触れてシゴいていく。

 ムクムクと勃起して亀頭を膨らませた巨大なイチモツ。これが自分のナカに入り込んでしまうとどうなるのかと想像して身震いする。手の内で熱くなる剛直の鼓動を感じ、恐怖を好奇心で塗りつぶすように舌を這わせかけた瞬間、男優から制止された。

 

「えっ……」

 

 何事かと戸惑うアスナだったが、男優から黒いアイマスクを見せられて次の動きを察した。大人しく目を閉じて背後からアイマスクを優しく着けてくれる手の温もりを感じ下腹部を震わせる。

 男優はアスナの前へと再びやってくると彼女の赤らんだ頬をぺちぺちと竿で叩く。

 

「あっ……」

 

 同時に、視界が封じられたことによって鋭くなった嗅覚が肉棒から微かに漏れる我慢汁と男根本来の雄臭い匂いを捕らえ脳を刺激する。頬擦りしつつ息を荒らげ口角がはしたなく歪む。汗に濡れた顔が真っ赤に染まって息をはぁはぁ吐く。

 アスナは待ちきれないとばかりに亀頭を舐め咥えた。

 

「ん、んんんっ……むぐっ……」

 

 強い酸味と苦味に顔をしかめつつも口淫を続ける。この吐き出したくなるような味でさえ、アスナにとっては口内がどんな状況であっても弾丸の如く早く鋭く突き抜けて刺激し、口から自身を征服しようとするオスの本能を感じられて堪らなくなる。

 竿を咥えて喉奥に押し込んでいく。どこまでも無限に続いているような錯覚に陥るほど男優のモノは長く太い。呼吸が苦しくなり涎を垂らし鼻息が不規則に乱れていく。

 かつての自由を縛られた感覚を思い出させるが、この雄に服従される心地よさがそんな嫌な記憶を塗りつぶしてくれる、気がする。

 

「……ンッ」

 

 喉の奥近くまで達した。未だ根元まで咥えているという感覚は薄く、抉じ開けられた口に捩じ込んだという印象だ。口内が男の我慢汁の味に染められていき流れていく。侵食されるのを実感する。

 

(お、大きすぎて……舌が……)

 

 苦しそうに悶えるアスナをカメラがしっかりと捉える。男の前に尻をついて座りモゴモゴと喘ぐ彼女の姿は端から見ると滑稽でもあった。

 

 しばらくして男優がアスナの頭を撫でて止めさせる。

 

「あ、あぁ……」

 

 唾液の橋を架けて口が肉棒から離れていく。息を切らし胸を大きくアスナに構うことなくシャツを脱がせる。

 豊満なEカップの乳房がプルりと揺れて露になった。

 アイマスクが外される。

 男優は意識が薄れかけているアスナを抱き抱えてソファーへと連れていく。足をM字に見えるように背を優しく倒す。そのまま彼女の秘所へと顔を持っていき指で触れた。

 

「……あっ」

 

 アスナの濡れた秘所は男の指を簡単に咥え込むだけでは済まさず僅かに空いた隙間から愛液を垂らし引き抜かれた男の指にべっとりと絡み付いていた。

 

「ハァ、アァ……んっ」

 

 男優はアスナの秘所へと口付けする。じゅるじゅると音をたてながら汁を吸うと彼女の身体は正直に反応する。背を反らし腹筋を震わせ口を大きく開けて悶える。舌がちらちらと覗き白い歯が照明を受け輝く。

 愛液の滲んだ割れ目をなぞればアスナの身体も跳ねて愛らしい声を響かせてしまう。

 もう一度大きな音を立てて男優の口が離れていく。口周りに付いた愛液を拭いアスナの太ももを掴んだ。挿入の準備が整ったようだ。

 

(あっ……、来ちゃ、う……)

 

 霞む視界の先には膣口に男優の亀頭がぴたりと触れる。お預けを受けた犬のように男優の肉棒はびくびくと震えその時を待ちわびている。アスナの緊張を解そうとしたのか男優の掌がアスナの太ももを撫で回す。くすぐったさにアスナはふふっと笑うと笑みを浮かべて男優に頭を軽く下げた。

 挿入OKの合図だ。

 

 我慢の限界を超えた肉棒がゆっくりと容赦なくアスナの膣へと侵入していく。ふやけた肉ビラはいとも容易く男を受け入れ待っていたとばかりに締め付けて前への侵入を阻んでくる。我先にとヒダが男根へと絡み付こうと動いて愛液に濡れきった内部は暑苦しいくらいだ。

 男優はアスナの太ももを掴むと腰を押し付けていった。

 同時に、アスナにも異変が起きた。さっきまで震えていたはずの身体の動きが乳房を一度震わせたところで止まる。表情も苦しげなものへと変わった。

 男の腰が進み膣道が抉じ開けられていく度にアスナの首は仰け反り開かれた口が震えていく。ぷらんとしていた腕が人知れず動いてソファーのクッションを掴む。

 

「あ、あ、ああぁぁぁ…………」

(お、大きすぎて……む、無理ィ……)

 

 目を細め膣に入っていく肉棒に耐える。今回の男優の肉棒、これまで体験した中でも一番大きくて一番太いイチモツ。アスナの知る限りいつもならすんなり男の肉棒を受け入れ快楽を得てきたが今回は処女を失った時に勝るとも劣らぬ苦しみだった。

 涙が滲んで何も見えなくなる。腹部に感じる違和感が膨らんで胸へと押し込まれていく。何か悪いことをしているような罪悪感に苛まれてしまう。

 

「い、いやぁ、ぁぁぁ……、あっ」

 

 思わず拒絶が口から出てしまう。頭では覚悟を決めているのに今回は身体が抵抗している。恐れているのだろうこれまでにない大きさのモノを受け入れ行き着く先を。

 

(大丈夫。大丈夫だから……)

 

 乳房に手を置き宥める。溢れた涙が頬を伝っていき赤く染まった顔に心地よく染みる。

 心配などいらない。このセックスを受け入れることで自分は更なる高みへとたどり着けるはずなのだからと

 苦しげに呼吸をして耐えるアスナ。奥まで達するとピクリと震えて喘ぎ反応する。

 

「ふ、深いよぉ……」

 

 無意識に声が漏れてしまう。膣の全域を使っても完全に受け止めたとは言い切れないのが恐ろしい。息苦しくて堪らないくらいに圧迫されている下半身を振るも押さえられていて身動きが取れない。

 

(う、動けない……)

 

 ぴったりと膣に嵌まっている肉棒はドクドクと胎動し来るべき時に備えて力を蓄えているかのように思える。ようやく苦しくはあるものの慣れてきたアスナは動かないことに煩わしさを感じ初めていた。伏し目がちに男優を見ると目があった。

 男優の腰がゆっくりと動きはじめる。

 

「はっ、うわ、……っ」

 

 襲ってきたのは強い快感の波。ちょっとずれただけでも肉壁が強く擦れて痺れのように心地よさが広がる。引かれるごとに解放されていく膣内がたまらなくすっきりとして最高だった。

 

「はむぅ、っっ、んっ……」

 

 そして、再び押し付けられる肉棒。亀頭が広がった膣内にぴったりとはまり、前よりも奥へと突き刺さった。子宮に伝わる振動も増えてより震えが高まる。

 

「はわぁぁ、あんっ! あっ! あんっ! あっ! ああぁぁぁ!!」

 

 徐々に速度を増していくピストン運動。打ち付けられる度、アスナの身体が大きく反れて暴れる。ソファーがギシギシと鳴ってアスナもそれに対抗するように喘ぎ声を高く上げる。

 

「あんっ、きゃっ、やぁ、もっ、だぁぁ、やぁぁぁぁ」

 

 長い髪を乱して顔を左右に激しく振る。ソファーに凭れていた身体は激しく動いた結果、落ちる寸前までやって来ていて汗ばんだ肌が革っぽい生地に張り付いてペタペタと鳴っている。

 

「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あっはぁぁぁ……」

 

 涎を垂らし焦点の合わない目で宙を見上げる。もはや自分が何をしていたのかさえ分かっていないくらい自失していた。浸かれる度に矯声を上げ絶頂の階段を駆け上がっていく。

 

「もっ、はぁ、はぁ、だっ、きゃっ、うぅっ……。ダメっ、イ、イキそう……」

 

 ビクビクと震えている腹部に尿意とは違うものを感じそれが近いうちに破裂するのを予感する。

 背が無意識のうちに反れて乳房が波打つ。全身にヒヤリとした感覚が走って恐ろしくてたまらなくなる。全身汗まみれ唾液まみれにしながらも絶頂へのカウントが進んでいく。

そして

 

「あっ、イクッ! イクゥゥゥゥ!! ああ~~~~!」

 

 男優が肉棒を引き抜くと共にアスナの局部から潮が迸った。

 

「はっ、うわぁぁぁぁぁ!! あっ……」

 

 びちゃびちゃ音を立てて床に跳ねる愛液の噴水は軽い水溜まりをつくって独特の匂いを微かに放っていた。

 

「はぁ……っ」

 

 腰がピクリと跳ねてはいるが全ての潮を出し終えたアスナは放心状態となり顔を覆う。下半身が震えるくらいの心地よさに涙が溢れて口に入る。意識を保ったまま味わうのは久しぶりな気がした。

 

(お、終わった……)

 

 絶頂を向かえこれで撮影は終わったのだと胸を撫で下ろす。安堵したまま撮影後に何をするか考えていると男優が声を掛けてきた。

 

「えっ……」

 

 ちらりと向けた視線の先には未だ萎えることなく反りたつ男優の剛直が待ち構えていた。アスナは絶頂していても男優は射精してはいなかったのだ。

 

(えっ……嘘でしょ。まだ、続くの……?)

 

 これまでにないことに絶句するアスナ。綺麗な瞳を大きく見開いて驚く。

 今までアスナと交わってきた男は全てアスナの膣の締まりに耐えきれず射精していたがこの男は出すことなく射精していなかったのだ。

 

 フリーズしているアスナを尻目に男優はスタッフからの指示に従って彼女の手を引いて移動し、柔らかい素材で出来たカーペットに寝そべった。

 男優の肉棒の大きさがより強調され、照明の光を受けて光る。

 尻餅をついて座りこむアスナ。既に立ち上がることすら出来ないほど消耗しているが動かなくてはならない。

 

(やるしか、ないよね……)

 

 意を決して立ち上がった。カメラが彼女の尻をローアングルから追って僅かに揺れる様を捉える。

 股を開き男を跨いで自ら秘裂を開く。和式便所でするときのように少しずつ腰を下ろしていってお互いの性器が触れあうように調整する。

 

「くっ……」

 

 くちゅりと音を聞いて密着したことを知るアスナ。

 局部ではアスナの分泌されすぎた愛液が男優の竿を垂れていくがそれは本人が知ることではなかった。

 

「んっ……」

 

 臀部に力を入れて静かに腰を下ろしていく。

 

「くっ、あぁ……」

 

 自重の加わった分、キツさと大きさが増したような気がして苦しげに喘ぐ。押し込むように力を入れて何とか捩じ込む。

 

「はぁっ、はぁ……」

 

 息を切らして苦しみに耐える。動かなければ苦しいだけなのは分かってはいるが動けない。もう意識が飛ぶのも時間の問題だった。

 

 男優はアスナのことを察すると足を曲げて背もたれの代わりにする。そして、下半身に力を入れると彼女を持ち上げるように腰を打ち付けた。

 

「かっ、ああぁん……」

 

 目を見開き不意打ちの衝撃に悶える。脳を刺し貫くような快楽の稲妻はアスナの頭を駆け巡り続けて思考を奪っていく。

 

「はぁっ、あっ、はぁん、あっ、はぁぁぁ……、はあぁ……」

 

 もはや揺られるままに喘ぎ快感に浸るアスナ。涎を垂らして焦点の合わない目で宙を見ている。演技とかそういう段階など越えて一方的にやられ放題なのは女優としてはアウトなのだが撮影スタジオの皆が例の如く興奮して理性を失いかけているため咎める者はいない。

 それが今のアスナにとっては救いの手を取ってくれる者がいないことの証明であり、男が果てるまで玩具にされることが確定していた。

 

「はぁっ、あっ、あうっ、あんっ、あひぃぃぃ……」

 

 だらしなく蕩けた顔で男を見下ろす。男優が少し驚いたような顔をする。

 アスナはゆっくりと腰を始め自らの乳房を捏ね回していく。

 

「あうっ、あっ、あんっ、あっ、ふぅぅん……」

 

 ビンビンに勃起した乳首をつまみ引っ張る。尻を男に擦り付ける。腰をリズミカルに振るなどして射精へと導く。

 

「あっ、あっ、気持ち、イイ……。オマンコ、気持ちいいよぉ……」

 

 隠語を発して誘惑する。前に勉強のために見ていたAV(途中で気絶落ちしているため全て完全視聴ならず)を思い出して実戦する。

 そして、男の好みであろうリズムをこちらもとることで彼と一体になろうと試みる。

 

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

 

 汗を掻きすぎたのか頭が痛くなってくる。冷静なことなど考えられず性交に没頭していく。

 

「あふっ、もうっ、ダメぇぇ……。また、キちゃう……」

 

 腰を激しく押し付けて絶頂が近いことを伝える。無意識のうちに手を伸ばすと男優はそれに応えてアスナを抱き締めた。

 

「あっ、んむっ、むっ、んんっ」

 

 激しいキスをしながら力強いピストンに恍惚となっていく。目はハートマークが浮かんでいるような錯覚を感じるほどとろけてカメラを向けられていることに気づいてはいない。

背後からのアングルが彼女の割れた臀部を映し無防備な姿を捉える。

 

「あっ、あっ、あっ、もうっ、来るっ、クルゥゥゥゥ!!!」

 

 暴れだす身体を男優が押さえる。汗で滑る肌を必死に押さえて腰を振る。背に力を入れ目を大きく開いたアスナ。

 そして

 

「イクッ、イっちゃう! イクゥゥゥゥ!!!」

 

 白目を向き下半身が飛びはねるほどの絶頂。男優をつよく抱き締め全身の痙攣が始まっていく。

 

「はぁっ、はぁ、はぁっ」

 

 乱れた髪を掻き分けて彼女の顔を出しキスをする。アスナは快く応じて唾液の交換を行う。

 背後から撮影するカメラにビクビクと蠢く肛門が映る。

 

「あうぅ……」

 

 カエルみたいな体勢となったアスナの下から男優が這い出てくる。膣の巨根が引き抜かれると解放感から何度目かの放尿をしてしまう。

 量は少なめの透明な液体が二度も床を汚す。

 息絶え絶えなアスナの元に男優が迫ってお掃除フェラを行わせる。

 

「あえっ……ちゅる、ちゅ……」

 

 尿道のものまで吸いだすと使ったコンドームの中に詰まった大量の精液を口に注がれていく。

 口に貯まった白濁液をカメラに納めると彼女に飲めと指示を出す。おいしそうに飲んでいくアスナの顔がカメラにアップで写された後、暗転していった。




次で二作目のお話は終了となりますが、どんな作品となるかのアンケートを取ってみたいと思います。出来ればご協力いただけるとありがたいです


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

04,野性的なオイルセックス

お待たせしました。
最新話兼二作目最終パートです今回はオイルセックスで絡むアスナをお送りします。

さて今回で一定の区切りがついたので、活動報告にて今後の作品に対する要望を受け付けを開始することにしました。
一発ネタでも一作ネタでも何でも書いていただければありがたいです。採用されるかどうかは私の性癖や文才にもよりますができる限りの努力をしていきますのでよろしくお願いいたします。

それでは、長くなってしまいましたが最新話をどうぞ!


眩しい太陽の光が降り注ぐ屋上で舞う一人の美少女━━アスナ。黒のビキニを着用し豊満な乳房や括れた腰を強調するよう鮮やかに踊り誘惑する。

 腰に手を薄布に包まれたヒップを緩やかに振る。形の良い尻の肉はギリギリ布で覆い隠せていない箇所があり、パンツを引っ張って隠そうとするが素材の弾力で肉をぷるりと震わせ谷間に食い込むだけだった。

 へその回りを指でなぞり乳房へと視線を誘導する。優しく揉み上げて谷間を深め肩へと流す。大きさだけではなく形も最高峰のそれは布地一枚では隠しきれない色気を放っていた。

 アスナはそれからもポーズを変え、画面の前の視聴者を煽る。

 何処からか取り出した小瓶からオイルを谷間に垂らす。息づかいに合わせて収縮を繰り返しオイルは肉の隙間に溜まっては流れていく。

 美少女はこちらの手を引くように入り口のドアへと導く。

 乳房をプルプル揺らして長い髪を振る。扉の奥は薄暗くなっていて、進むのを躊躇うほど闇の世界だった。

 彼女は身体をいやらしく揺らしながらその中へと進んでいく。こっちにおいでと手招きするように口パクし手を動かす。

 そして、こちらが見えるがギリギリの距離で水着を自らずらして乳首や陰毛を露出させた。

 まるで、こちらにくれば全て見せてやると言うように

 ならば踏み込むしかない。その先に何があろうとも。

 カメラはそのまま闇に踏み込み暗転した。

 

 

 

 

二作目最後の撮影。アスナは初日と同じくカメラの前に座っている。ただ、今回はデビュー作や最初と違って落ち着いた様子で恥じることなく前を向き、黒いビキニ以外身に付けていない身体を隠すことなく晒していた。にこやかな笑顔が眩しく映り見るもの全てを癒してくれるようだ。

 

━━アスナちゃん、ここまでの撮影お疲れ様でした━━

 

 スタッフからの声にアスナは静かに頭を下げる。二作を終了間近にして女優としての心構えが完成しつつあるようだった。

 

━━ここまでの撮影、いかがでしたか?━━

 

 カメラがアスナの顔をアップで写す。

 

「どれも、気持ちよかった……。ですけど、やっぱり、最初の男優さんと……」

 

 頬の汗を拭う。頬を掻いてやや照れ臭そうにはにかみながら口をもごもごとさせていた。

 

「あの、……あれが、大きい、人が、気持ちよかった、……です、はい……」

 

 顔を覆っていやんいやんと頭を振る。これでも最初に比べたら進歩しているのだろうが、彼女の照れる癖はそう簡単には治らないのだろう。

 だが、その隙をつきカメラはアスナの白い肌を自然にじっくりと撮影することができた。

 黒い水着と暗い室内と対照的な白い肌は僅かな照明で透き通るかのように光輝き彼女の美しさを際立たせている。そして、発言直後に純白にほんのり朱が差し込む瞬間がバッチリと記録された。

 

━━"あれ"とは何のことですか?━━

 

 スタッフ達は少しからかってみることにする。やり返しているとはいえ、これまで彼女には散々やられて機器や撮影セットまで破壊された恨みは恐ろしいのだ。

 予想通り頬を赤く染め始めるアスナ。それ以上のことでいつも乱れている彼女とは別人なのかと錯覚する。

 

「お、ちん、ぽ……です」

 

 顔をアップで撮影していたところをアスナが答えた。声が小さかったのでもう一度言わせると声を震わせながら「……おちんぽ」と答えた。

 

━━大きいモノがやっぱり良かった?━━

 

 首を縦に振るアスナ。もう羞恥に負けてきたのか全身がピンクに染まる。やはり女優としてはまだこれからであった。

 男優が画面の外から入ってくる。

 

━━これから、その人と最後の撮影に入るけど準備はいい?━━

 

 アスナは自分より少しだけ背の高い男優を見上げる。伏し目がちに男の股間を見つめて大きさを見る。

 

━━触ってもいいですよ━━

 

 スタッフは気をきかせたつもりだろうがアスナ本人には羞恥の極みだった。片手で口を覆いゆっくりと触れる。

 例の如く固く狂暴な大きさに胸がときめいて腹部が火照る。期待を悟られぬように小声で「熱い……」とだけコメントした。

 

━━それでは、始めてください━━

 

 男優に手を引かれながら立ち上がる。優しく温かい手を握り返しアスナは男と身体を密着させた。

 

「んっ」

 

 爪先を立てて背を伸ばし男と唇を重ねる。ちゅっと上品な音を微かに漏らすだけのキス。それを何度も続けて互いを高めあっていく。

 アスナはキスをする間に自分から進んで男優の身体へと指を掌を這わせて触っていた。逞しい胸筋に、脇下に、脇腹に指を滑らかに滑らせなぞっていく。

 

「んっ、んんっ、うっ、ちゅっ……」

 

 男優もまた、アスナの腰へと手を滑らせていき脇腹をくすぐり、下乳を持ち上げるように触れる。脇下を通って背中を擦り円を描くように撫でていく。

 アスナの指先が男の乳首を弄ると男優も負けじと水着越しの乳房に触れて乳首を探る。

 

「……あっ」

 

 黒の薄布に隠された突起に指の腹が触れて反応を見せる。彼らの巧みな指遣いは何度経験しても耐えられるものではなく、いつも声を上げてしまう。下腹部が少しずつ熱くなっていくのを感じながらアスナは脚をモジモジと擦り男の逞しい足と絡めていく。

 

 男優はアスナの腰を抱えて座る。開いた足の真ん中にくるよう彼女の身体を自身へと倒した。

 画面外から透明なボトルを手に持つと彼女の目の前に見せつけるようにかざした。アスナの瞳が開いてぴくりと口角が震えた。

 フタが開かれてローションが男優の掌に零れ落ちる。男はそれを手で捏ねて広げるとアスナにもう一度見せつける。そして、無言のまま、息を荒くぽかんとしたままのアスナの谷間へと液体を垂れ流した。

 

「あっ……あはぁ」

 

 ローションが密着した乳肉の間に溜まってすぐに一直線に落ちていく。

 男優は乳房を鷲掴みにして揉む。光る粘液は揉まれると深い谷間から少しずつ零れ幾筋の線をアスナの身体に描く。

 

「はわっ、あっ、あんっ、んあっ……」

 

 胸を揉まれつつ男優からのキスに快く応じるアスナ。首を曲げ舌を自ら差し出して絡み付く。互いの唇の間から舌同士がぶつかるように巻き付く様が覗いた。

 

「はっ、はっ、はっ、はむっ」

 

 積極的に攻め垂れてくる男の唾を飲み干す勢いで絡み付いていく。口の端から涎が垂れていくが気にも止めない。

 胸を揉む男優の手つきがより大胆になっていきアスナの乳房がビキニ越しではあるが柔軟に動いて形を変えていく。丸みを帯びた三角カップの端から綺麗な乳輪が覗いた。

 

 男優の片手がアスナの腹部へと向かう。脇腹を通って腹筋の浮き出たお腹を擦る。ローションを塗り込みへそへと指を挿し込んだ。

 照明を受け光る腹部はアスナが感じる度に痙攣して強張った。

 

「あっ、そこは……ぁぁ、うぅ……」

 

 男は左腕でアスナの身体を後ろから抱くように支え右手をパンツへと差し入れた。ローションも手伝って秘めたる部位を守る砦は簡単に侵入を許し、媚肉の門も内部の浸水によって男の指を咥えて離さない。

 指を薄布の中でもぞもぞと動かすとアスナは面白いくらいに反応してぴくぴくと跳ねる。

 まだローションの流れが少ないすらりとした足を粘性の高い液体が一筋垂れる。

 

 男優はローションのボトルを再び手に取るとアスナのパンツの中へと押し込むように突っ込み、液体を注いだ。

 

「きゃっ!! 何っ!? 冷たっ……いっ」

 

 左右の細い紐を掴んで引っ張る。クロッチがアスナの股に食い込んで新たなローションを皮膚へと浸透させていく。溢れた粘液は布の隙間から零れ落ちて足を流れ水溜まりを形成していく。

 男優は手についたローションを拭うようにアスナの尻肉を揉みぷるりと跳ねさせた。

 

「今度はこっちも気持ちよくしてくれないかな?」

 

 男はパンツを脱いで身体を倒すと彼女にフェラをするように指示した。

 ローションで疼く身体を焦らされるように感じたアスナは耳に掛かった髪を払うと男の頭を跨いで上半身だけを曲げて男のペニスを咥えた。

 

「……んっ」

 

 亀頭を静かに口に含んで竿を飲み込んでいくアスナ。汗と男の体臭の混ざりあった匂いに顔をしかめるが、頭の奥へと届いたその香りを何度も吸っていくと気にならなくなり、顔を股間へと埋めていった。

 彼女自身は気がついてはいないだろうが、画面には今身体を屈めたことで突き出される格好となった形のよい尻が映し出されていて、細い布地の隙間から開いたアナルと濡れきったヴァキナが露出していた。

 アスナがペニスを咥える度に腰が揺れて尻肉が震える様子やもじもじと腰を前後に振る様子が記録されていき、彼女の興奮が高まっているのか、パンツからローションとは違う粘性の液体が男優の顔にポツポツと滴り落ちてきた。

 

 男がアスナの滑らかなふくらはぎを叩くと彼女はゆっくりと腰を下ろしてきた。男優の視界にスローで降下する豊かな臀部が影を大きく広げながら近づいてくる。

 陰唇と尻穴を開いたまま男優の顔へと落ちた。

 

「ちゅ、ちゅ……、んぅ、ふっ」

 

 喉奥に届くくらいのペニスを必死に舐める。口から出すと竿に舌を這わせて玉の袋を揉んだ。

 男優の舌がアスナの局部への刺激を開始した。じゅるじゅると音を立てて陰部に吸い付き肛門を舐める。彼女が対応できないように順番や強弱を頻繁に変えて責める。アスナの身体は打ち上げられた魚のように反り上がったが男優への奉仕を止めることはなかった。

 彼女の太腿を抱えて汁を一息に吸い上げる。強烈な刺激に今度こそアスナの動きが止まる。

 

「はっ! ああぁ! あっ! ああぁぁぁぁぁ!!!」

 

 卑猥な水音を奏で顔を押し付けるように繰り返す。下半身を押さえつけられているため逃げられず抵抗もできないアスナはされるがままに喘ぎ悶えた。

 

「きゃっ、あぁ、あんっ、あっ、あんっ、あはぁぁ」

 

 陰部に指を挿し込まれてピストンのように突かれる。どろりとした白の混じった愛液が零れていく。

 

 男優は下から這い出るとローションの予備が入ったガラスポットを持ち、俯せのアスナの背中へと垂らしていった。既に最初のローションは乾いており彼女の身体を艶っぽくテカらせているだけだった。

 マッサージのように彼女の背中へと塗り広げる、尻を揉みあげると腕を乳房へと移動させ身体を持ち上げた。背を反らせるように起き上がったアスナとキスを交わしつつ胸へと粘液を塗り込んでいく。被さったままのビキニを乳肉の上に持ち上げて、乳首を露出させた。

 

「あっ……あぁあぁ、あんっ、はっ、はっ」

 

 ローションまみれの指でアスナの可愛らしい乳首を摘まんで引っ張り、押し潰して遊ぶ。既に痛いくらいに勃起したそれはボタンのように存在感を発揮し誘うようにふるふる揺れていた。

 

「あ、はぁぁぁ♥️♥️ 舐めてぇ……、お願い、舐めて、てっ……」

 

 乳房を自ら抱えて男優に媚びるアスナ。震える乳首に男優がしゃぶりつくと一際甲高い声を上げて悶えた。左乳首に吸い付かれると右手で右乳首を捏ね回され、自ら太腿を擦り指をパンツに挿し入れて刺激を与えていた。

 

「はぁぁ、あっ、そう……そこが、気持ちいいのぉ……」

 

 男優の頭を抱えて恍惚とした表情を浮かべた。腰をくねらせて尻を上げて快感を表現する。

 乳首から口を離すことなくアスナに腕を上げさせると脇下の汗を啜った。

 

「はっ……あぁ、うっ……」

 

 舌を何度も這わせる男優。膝立ち腰が震えて体勢が崩れていくアスナを膣に回した腕を使って支えながらの奉仕をうまくこなす。乳房で遊ぶことも忘れずに彼女のほうをちらりと見た。

 

「あっ、はっはっ、ああぁ……、んあっ!」

 

 華奢な身体を震わせて軽い絶頂へと達しつづけている。汗と涙とローションで全身を汚し股から新たな愛液を垂れ流し続ける姿は男を欲情させていく。

 

 黒のパンツをアスナの足から引き抜く。ローションの染み込んだ肌は抵抗なく黒布を男へ渡してしまった。

 

「あっ……」

 

 まんぐり返しの体勢を取らされたアスナは名残惜しそうにその様子を見つめていた。物を欲しがる子供のような眼差しで様々な粘液にまみれた布地が足首から離れてしまい局部に外気が触れるのがくすぐったい気がする。

 男の指がアスナの膣内に挿し入れられた。円を描くように何度もぐりぐりと動かされる。

 

「あっ……ううんっ……」

 

 小声で呻くとすぐに指は引き抜かれてしまい、ナカに溜まった愛液が溢れた。ローションは既に渇き始めていて照明に光る肌の上を淫液が滝のように流れていく。

 

「アスナちゃん、凄く濡れちゃってるね」

 

 男優の指が溢れた粘液を膣へと押し戻してまた掻き出すを繰り返してくる。徐々に粘液は白みを増していった。

 

「挿れてほしい?」

 

 太ももを撫でながら問う男優。アスナは「欲しいです……」と赤く染めた頬に触れながら答えた。

 

「ならお願いしてごらん? 自分で、おまんこ開いてさ」

 

 男優からの要求に下半身を震わせるアスナ。足をもじもじと動かし「挿れてください」と上目遣いで見つめるが男は動いてくれない。

 

「ううぅ……」

 

 目を伏せて呻き、ふるふると指先を震わせながら肉ビラを自ら開き男へ言葉を紡いだ。

 

「おまんこに、挿れて、ください……」

 

 真っ赤に染まった頬に羞恥の汗を垂らし、下半身からは愛液の滴を流す。

 アスナの言葉を聞くと男優は動き出した。彼女の脇腹付近を優しく撫でると腰に手をやって挿入の準備を整え、突き刺した。

 

「あ゛うぅ゛ん」

 

 喉を反らして呻くような声を出す。目を閉じて舌を出し全身から力が抜けていく。

 

「あ゛っ、奥゛に……」

 

 コツリと音を立てるように肉の竿はアスナの膣奥深くへと到達して両太腿をぷるりと震わせた。

 男優は腰を改めて掴むとコツコツとリズミカルに動き始めた。

 

「あっ、あっ、おっ、奥っ……、気持ち、イイィ……あぁ」

 

 顔が惚けて声を漏らす。目はトロリと垂れるように細まり頬は赤く紅潮していく。半開きになった口からは舌が踊り狂う様が覗き涎が流れていく。

 男優が髪を撫でて隠れた部位を晒せばそこはほんのり汗ばんで滴が滲んでいた。

 

「あっ、あっ、あっ、ああぁっ……」

 

 声が徐々に甲高くなって室内に広がっていく。決して広くはないそこは反響した声がよく通った。

 

「イイィ、イィ……あっ、そこぉ……も、もっと、ついてぇぇ!」

 

 胸を寄せるように腕を男優に掴まれ腰を捩らせてしまうアスナ。狭くなりより丸みを増した乳肉はふるふると動きに合わせて揺れ跳ねて視るものを虜にしていく。

 

「はっ……! あうっ! うっ! うっ! ああっ!」

 

 苦しげに喘ぐアスナだがその瞳には雌の淫らな輝きを宿し涙目になりながらも突かれていく己の秘部を見つめていた。

 

「あっ! 気持ちぃ! あっ! そこ! あっ! ああぁ!」

 

 男の腰とアスナの尻がぶつかり合う音が激しくなる。アスナの腰が男優の腕から離れるほど強く跳ねた。

 

「ああ! あっ……あぁ……ああっ」

 

 アスナが軽く達してしまったのだ。

 男優は名残惜しくも嬌声と尻ドラムの音楽を中断させて彼女を立たせ、付近にある椅子に身体を動かした。

 

「あっ、ううっ、うぅ……」

 

 じゅるじゅると音を立ててアスナの背中を男優の舌が這い回る。尻の割れ目から不規則に動き回り伝っていく。

 彼女の真っ白なキャンバスのような艶のある決め細やかな肌に男の唾液の線が引かれていく。

 背後から乳房を揉みつつバックからの挿入を行った。

 

「あっ、あっ、あっ、あっ」

 

 先程咥え込んでいたモノなのにアスナの膣は初めてのようにキツく締め付け抵抗する。が、既にドロドロに分泌した愛液だけは紛れもない事実で抵抗とは裏腹にペニスを中へと沈み込ませていった。

 

「あはっ、あっ、はっ、はっ、はっ」

 

 最初から激しい腰の動きにアスナは鳴くことで応えた。自身も腰を男が気持ちよくそして自分がより気持ちよくなるように残った理性を振り絞るように動かし締め付ける。

 身体を支えるのに精一杯でがら空きとなった乳房を揉まれることに抵抗出来ず腕が震えていく。男優の指が無防備なクリトリスに触れて摘まむと潮が微かに漏れる。

 

「……ンヒィ!」

 

 女の子らしからぬ声を上げ背を反らす。乳首も同様に摘ままれるとまた電流が走り潮が溢れた。

 まるで全身の性感帯が繋がった感覚に見舞われそれが染み込むように広がっていく。

 髪がさわさわと背中で揺れる動きさえ性感を昂らせるスパイスへと変わり、全身から力が抜けていく。

 

「あっ、もっ、ダメッ、イッ、イキそう……ああぅ」

 

 アスナが大きな絶頂を迎える寸前、力尽きたアスナの腕が折れて倒れた。

 尻を突き上げ椅子に身体を沈める体勢になったことで快楽はアスナの脳天へと一直線に向かっていき、顔の筋肉を蕩けさせた。

 

「あぅ……うぅ、うっ」

 

 媚の籠った呻き声を上げるだけの弱々しくなった女体が持ち上がって立たされる。

 半ば眠った状態で足を震わせた棒立ちのアスナ。すらりとした背丈から作り出された陰影に男優の逞しく太い影が重なる。

 

「ううっ……ああぁ……あっ」

 

 少しずつ加速するピストン運動に乳房を揺らして身を任せる。腰を振る余力も残されておらず首筋に降り注ぐキスの嵐に悶え、乳首をいたずらに潰されることに抗わず受け入れその時を待つ。

 

「んっ、はっ、んんっ」

 

 男から耳元で囁かれアスナは彼を見つめ頷く。

 互いに唾液を交換するキスをして一度離すと、アスナは少しだけ背伸びをして男優の口内に自身の涎を垂らした。男はそれを自分の唾液と絡ませるともう一度キスをして口移しをする。

 

「……んむっ、んっ」

 

 アスナはそれを美味しそうに飲むと「えへへ」と笑い口を腕で拭った。

 彼らは互いに目を合わせると静かに呼吸をして仕上げに入った。

 これまでよりも激しく、しかし急所を的確に貫くように攻め立てる男優。それを受け入れ食らいつくそうとするアスナの攻防に終わりが近づく。

 

「あっ、はあっ、あっ、あっ、はぁはぁ、あっ、あっ、あうっ、あっ、あっ、あっ」

 

 顔をいやらしく歪めて快楽に襲われる。顔中を自分と男優の唾に、全身を様々な液体まみれになっていることにも構わず声を張り上げて喘ぐ。

 その場にいた誰もが彼女の清楚さと淫乱さの二面性には慣れ初めていたがそれでも興奮だけは隠しきれずに撮影への熱が籠っていく。

 アスナはそんな視線に燃えるような羞恥に官能を昂らせ潮を撒き散らせる。

 

「はぁっ、もうだめ、もうっ、イク、イク、イクゥゥ!」

 

 アスナの身体が今一度ぶるりと震えて男優の腕から逃れる。すぐに押さえつけられたが足腰が震え腹筋のひくつくようすから長くないことは明らかだった。

 男優は自身も射精が近いことを知り大袈裟に声を出しアスナに伝えた。

 

「はっ、イク、イク、イク、イっちゃう! イクゥゥゥゥ!!」

 

 身体を九の字から直立させるほど反り立たせてアスナは達した。

 断続的に震えて白目を向き潮を太腿に垂れ流す。

 

「はっ、はっ、はぁぁ……あっ」

 

 身体を男優に優しく抱き締められる。先程の椅子に腰かけて張り付いて気持ちの悪いであろく髪を剥がしよく頑張ったと頭を撫でる。

 

「……んっ、ふふふ」

 

 幼い子供のような声を上げてアスナは男優へと向き直った。既にペニスは引き抜かれて萎えておりアスナの尻の下に敷かれていた。

 

「えへへ、気持ち、よかった……です」

 

 男の頬にキスをするアスナ。疲れぎみの男優の反応はあまりよろしくないが気にせず動いていく。

 髪を触られる度に笑顔になっていく。体力が残されていないのはアスナも同じであるが沸き上がる性欲を前にしては体力による制限など無意味だった。

 尻に張り付いていたコンドームを手に取りうっとりと眺めるアスナ。

 画面は男優の胸板に頬擦りし尻を捩って次を催促する淫らな雌が映る様子を捉えたまま暗転していった……

 

 

 

 

 撮影終了後。撮影スタッフはアスナのいるバスルームを目指した。

 バスルームから水音が聞こえ油断しているのが分かった。

 彼らは意を決すると曇りガラスの扉を勢いよく開けた。

 

「………えっ、きゃっ!」

 

 スタッフ達が彼女のそんな様子を笑う。動揺したままアスナをカメラに記録していく。

 

━━アスナちゃん、撮影終了お疲れ様です━━

 

「えっ? あっ、ありがとうございます……」

 

━━アスナちゃんは撮影で満足出来なかった?━━

 

「いや、そんなことは……」

 

 スタッフ達からの言葉に何とか反応するアスナ。突然のことに驚いた様子だったがすぐに立て直した。

 

━━最後に何かコメント貰いたかったんだけど、何かありますか?━━

 

 戸惑いながらも仕事を果たすべく立ち上がる。

 

「皆さん、アスナです。今回はこの作品を購入して頂き、本当にありがとうございます」

「また、次の作品でお会いできることを楽しみにしています」

 

 お辞儀をするアスナ。形式通りのつまらない挨拶で終わりかと思ったが、ここで彼女が動いた。

 

「私を応援してくれているファンの皆さん。それから、今回私のAVを初めて買ってくださった方」

 

 バスタブに登ってカメラへと詰め寄る。

 

「見ての通り、私は凄くエッチな娘で……それを今までは隠して生きてきました」

 

 乳房や局部を隠すように照れる素振りを見せるアスナ。

 

「でもこの業界に入って、本当の自分をさらけ出して」

 

 少しずつ腕を解いていく。濡れてしっとりとしたヌードがバスルームのぼんやりとした明かりに照らされる。

 

「少しだけ、明るくなれたような気がするんです。『これが本当の私だ』って、胸を張っているようで」

 

 脚をM字に開いてビラビラを割った。トロリと愛液が溢れて滴が落ちる。

 

「それで皆さんに出会えたことも凄く嬉しいんです」

 

 誘うような眼差しでカメラを見つめレンズに映る自分を見た。困惑するスタッフ達を見た。

 

「だからこれからも、AV女優としてのアスナを宜しくお願いします」

「皆さんに、みんなに満足してもらえるような作品をお届けするためにおマンコ濡らして頑張ります!」

 

 左手で手を振り、右手でナカを掻き回す。身体を震わせ涎を垂らす姿を写しながら映像は完全に暗くなっていった。




今作で第二作目は終了となり、次回からより自由度を上げたお話を書いていこうと思います!
前回のアンケートで一番票数のあった『素人筆おろし』で現在構想を続けており、ある程度の流れが完成次第投稿したいと思います!
それでは次回をお楽しみに!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

突撃!アスナの童貞筆おろし!
一人目:名無しさん(31)


 アスナ筆下ろし作品第一部何とか上旬には間に合ったー!

 書いている途中にリーファやユウキの短編思い付いて寄り道したり、アスナの所属事務所の名前SAO(正式名称は浮かばず)にしようとか考えていて少し遅れてしまいました。

 今回は新人AV女優アスナとして初の責めが強い作品となっていますが楽しんで頂けると嬉しいです。

 それではどうぞ!


 某日。都内のアスナが所属する事務所から彼女の第三作目『突撃!アスナの童貞筆おろし!』の撮影が始められようとしていた。

 

 事務所にある控え室にいるアスナの元へ向かうスタッフ。扉をノックして中へとはいった。

 

「あっ、こんにちはー。お久しぶりです」

 

 元気良く挨拶してくれるアスナにスタッフも心が癒されていく。普通ならアイドルでも女優でも人気が出たであろう彼女がAV女優としてここに居てくれること自体奇跡なのだろう。何度挨拶してもその美貌に慣れることはない。

 

「アスナちゃん、今日は第三作目の撮影だけど緊張してる?」

 

「緊張は、してますけど、それよりも楽しみ、です……」

 

 少し照れた様子でカメラに応える。セックスを撮られるよりもこういうインタビューのほうが恥ずかしいらしい。何故なのか。

 

「楽しみ? なんで?」

 

「だって、この企画は……いろんな所で募集した人が私とエッチしたいって言ってやってくるから……つまり、私のファンの方とエッチするってことだから楽しみで……はい」

 

 はにかみながらもアスナは答えを出して納得させた。

 この『突撃!○○の童貞筆おろし!』シリーズはSNSやホームページで童貞を募集し、応募した理由や希望するプレイ、女優宛のラブレターなどから選ばれた数名だけが参加できる企画なのだ。

 しかも選ぶのはアスナ自身であり、ファン達にとっては女優本人に選ばれたという優越感。女優にとっては心を動かされた人とのセックスという両者とも得するものなのだ。

 

「そっか、それじゃあそろそろ本編に行くけどアスナちゃん何か一言どうぞ」

 

「はい、えー、こんにちはアスナです。今回はこの作品を購入して頂きありがとうございます。今回は私、アスナが選んだファンの方が童貞を卒業する手助けをするという内容です。選ばれなかった方はごめんなさい。でも、いつか……皆さんと繋がれることを楽しみにしています。そして、選ばれた方はこの作品をもう一度見て……私の、からだの味を思い出していただければなぁーっとおもいます。それではよろしくお願いします!」

 

 最後は顔を少し赤らめていたがアスナのセリフから本編が始まった。

 

 

【一人目:名無し(31)要望プレイ:陰語責め、騎乗位等】

 

 

 やや散らかってはいるものの掃除はされている部屋にアスナは通された。

 名無しはアスナをチラチラと振り返りつつも緊張した様子で進んでいく。

 

「ど、ど、どうぞ……そこに」

 

声を激しく震わせベッドを指す名無し。

 

「分かりました。失礼します」

 

 キュートな笑顔を向けアスナはベッドに腰かける。

肩にかけていたジャケットの裾を握り身体を軽く抱きしめる。身体の線丸わかりのキツいワンピースが身体をより引き締めてチラリと覗く谷間を強調した。

 名無しがごくりと唾を飲むのを見てアスナはくすりと笑う。

 これまで相手をしてきた経験豊富な男優達や愛しき"おじさん"から感じる自信から来るオーラを全く感じない目の前の男。彼らに出会うことなく人生を歩むだけの明日奈ならこんな男を相手にしなかっただろうが、敷かれたレールを外れ"女"として深い経験を積んだアスナだからこそわかる。

 

(可愛いなぁ……)

 

 舌で紅い唇をぺろりと舐め見つめる。まるで、かつての自分を見ているかのような感覚。

 "おじさん"に処女を捧げた時の解放される心地よさが甦ってきて股を濡らす。

 歳は取っているが未だ女を知らぬウブな男を可愛いと思ってしまった。

 

「ねぇ、名無しさん」

「は、はいっ……」

 

 突然名前を呼ばれ戸惑う名無し。生まれて30年女気の無かった彼にとって女性から名前を呼ばれるのはいつぶりだろうか。いや、アスナのような世紀の美少女から名前を呼ばれることなど一度もなかっただろう。

 

「あなたは童貞卒業したくてこの企画に応募したのよね?」

 

 少しずつ距離を積めつつ名無しに問う。デビュー作品で自分がされたことを彼にもやってあげる。

 これは彼が本当の"男"としての記念すべきデビューになるのだから。

 

「は、はい……そうです」

「それは何故?」

 

 ガチガチに緊張している身体に肩を預け拳の置かれた太股に冷たい掌を置く。

 

「ちょっと不思議でね。あなたくらいの年で独身、それも一人暮らしをしていれば風俗や出会い系で卒業しようと思えば簡単に出来るくらいのお金くらいは持っているはずよね? それなのに何故、あなたは応募したのか。モザイク修正ありとはいえ特定されるかもしれないこの企画に応募したのかなぁ~ってね」

 

 いつしか名無しの腕を抱き甘い吐息を耳元に放ち囁く。くねくねと身体を捩り豊かな乳肉を押し付ける。

 名無しは全身を真っ赤に染めて項垂れる。

 

「それに、ここでのセックスの一部始終はね。私たち二人の間だけじゃなくて、アダルトショップや動画配信サイト、レンタルビデオ屋とかで全国に発売されて私どころかあなたの素っ裸が色んな人に見られちゃうんだよ。……あまり大きな声では言えないけど違法なサイトには発売された物、それどころか修正されていない映像まで出回ることになるかもしれない。それは全国どころか全世界に流れて世界中の人があなたの恥態を目にするかも。そこまで考えた?」

 

 無意識の内に名無しの乳首を探りあて焦らすように突つく。長期のオナ禁で貯めた精液が暴発しそうになり苦しげに歯を食い縛る男。アスナはそれを故意かどうかは分からないが握られている名無しの拳を股間の上に置き耐えさせていた。

 まだ放つ時ではない。ゴム越しとはいえそのごちそうは膣内で味わいたかった。

 

「ねぇ答えてよ。どうして応募したの? もしかして君は見られて喜ぶ変態さんなのかな? それとも他に狙いが━━」

「ア、アスナさんです……」

 

 そこまででようやく名無しが口を開いた。勢いよく立ち上がると背後にある収納を開けて中から真新しい段ボールを取り出す。それを開くと中からは大量のアスナグッズが現れ中には名無し自作の物と思われる品もあった。

 

「それは……」

「こ、これは今まで僕が集めたアスナさんグッズです……。」

 

 アスナのデビュー作や二作目とそれに付属していた使用済み下着やチェキ、アダルト雑誌のインタビュー記事にヌード画像、写真集に至っては通常版に加えて競泳水着で撮影した擬似セックスDVD付きの初回版まであった。

 

 そして名無しが特に大事そうに梱包していた物体。開封するとそれは大きく口を開けたアスナの写真に穴を開けそこにオナホールを取り付けたオリジナル品だった。

 

 写真は前に公式SNSアカウントにアスナが酔った勢いで『フェラ妄想してオナニーしていいよ♪』と呟き投稿した一枚で火照った赤い頬に潤んだ涙目でうっとりとカメラを見つめつつ口を開けて舌をでろりと出したものだった。

 その時は事務所から大目玉をくらいすぐに削除した写真だが保存されてこんな使われ方をしていたとは。

 

 そして付いているオナホールもそのやらかしの償いとして受けさせられた仕事であり、同事務所の人気女優達と共に行った仕事で、確かアスナがプロデュースした(という設定で実際は違うが)ものは『締まり最高!! アスナの処女を完全再現! 初体験をもう一度あなたと……』というキャッチコピーで発売されたもので全六種類中二番くらいには売れたらしい。

 

 そして箱の奥をちらりと見れば表には白い水着姿裏面には裸のアスナがプリントされた未使用の抱き枕カバーや無料動画サイトで先輩女優のリズベットと共に行ったコンドームの付け方動画で用いたものまであった。

 

「ぼ、僕は……エッチなことを覚えてからはほぼ毎日オナニーしたり、女優さんの身体を妄想してこうやって自作のおもちゃを作ったりしていたけど……」

「アスナさんだけなんです。僕が作ったもので満足できなかったのは……。だから、アスナさんとエッチしたい! アスナさんのおまんこで童貞を捨ててみたくて!!  だから……」

 

「……ふふふっ、あはははは」

 

 先程とはうってかわって食い入るようにこちらへと積めてくる名無しに思わず口を抑えて可愛らしく笑うアスナ。

 まさかここまで熱狂的なファンがいるとは思ってもいなかった。AVの撮影だというのに何故か心がほっこり温かくなる。

 まだまだ駆け出しの新人の自分をここまで応援してくれているファンの期待に応えるべくアスナは名無しの身体を抱きしめた。

「名無しさん、キス……しましょう」

 

 名無しの応えを待たずにアスナは顔を寄せていく。自分の思いを告げ荒い息のまま動かない名無しをアスナはリードする。

 元よりこの企画は多少の指示はあるとはいえアスナ自身が初めて自由に動き自らの淫らさを示すことができるのだ。

 名無しのために最高の童貞卒業を届けたい気持ちもあるが、少しはこちらな名を上げるために協力してもらおう。

 それで彼が他の女では満足できなくなったとしても。

 アスナと名無しの顔が静かに近づいて唇が触れあう。微かな水音が響くと同時に離れまた引っ付く。

 静まり返った一室には二人の唾液の絡まりと荒い呼吸からなる息遣いと撮影機材やスタッフの動きだけしかなくなる。

 絡み合う二人の距離はどんどん近くなっていき名無しの腕がアスナの肩にかかる。そのまま勢いにまかせて身体を抱き寄せると背中を何度も撫で回した。

 アスナも名無しの動きに合わせるように背中に手を回す。たどたどしく舌を動かす名無しがより興奮できるように自ら動かし絡ませてこちらの唾液を送りこむ。

 かつて、自分がされたことを今度はこの童貞くんに返してあげる。

 心臓の音が痛いぐらいに鳴り響いていることを胸越しに感じつつ『服、脱がせてあげるね』と小声で語りかけた。

 名無しがこくこくと頷くのを見てアスナはゆっくりと指をボタンへとかける。

 ゆっくりと焦らすようにボタンを外し指をつぅーっと縦に滑らせ広げる。

 指先にはお世辞にも引き締まってるとはいえない脂肪の感触が伝わり、これまで筋肉質な男とばかりを相手にしてきたアスナにとってこの触り心地は新鮮だった。

 女の子の柔らかな感触とも違う弾力。自分が触る度に名無しが震えるのも楽しいところだ。心を踊らせながらボタンを外すとシャツを脱がせる。

 

「ちょっと、ごめんね」

 

 と、ここでアスナが何か思い付いたのか名無しの身体に両掌をピタリと重ね撫で回していく。聴診器の冷たい感覚を思いだし肌が粟立つ。

 アスナの手が名無しの乳首の上で止まる。

 

「乳首、意外と大きいんだね」

 

 さわさわとまさぐるように突起を扱き周囲を突ついて反応を探る。

 結果は予想通り。どうやら乳首を自分で開発していたようでウブな反応を見せてくれる。

 

「可愛い反応するね。乳首弄られるのがそんなに気持ちいいの? ならもっと気持ちよくしてあげる━━」

 

 名無しの乳首にシャツ越しに吸い付くアスナ。レズプレイで鍛えた吸引力を生かし未経験者を手玉にとっていく。

 舌を巧みに使って刺激に慣れることがないようにしてシャツには唾液を染み込ませるように流し込む。空いている乳首には手を這わせて捏ね回し焦らす。

 唇を反対に変えて同じ事をする。ただ、先程まで吸われていたシャツにはアスナの唾液が充分に染み込んでおり、滑りのよい繊維の刺激を加えた責めを与える。

 この反応に名無しは身体を震わせ焦点の合わぬ目でアスナを見つめ気持ち良さそうに開いた口から声を漏らす。

 

「あ、あああぁ、ア、アスナちゃん……も、あああぁぁぁ!!」

 

 が、そこで思わぬ事故が起きた。

 名無しが射精をしてしまったのだ。身体を激しく痙攣させて反り返り、チノパンに大きなシミが広がっていく。

 

「あっ、ああっ、あぁ……。ご、ごめんなさい……」

 

 しゅんとなり縮こまる名無し。イチモツが小さくなるにつれてどんどん精気が抜けていくようにも見える。

 一人射精何回と決められている訳ではないが撮影の時間は限られている。それに自身の精力の限界も考えればもうこれ以上は出ないのかとおもう。アスナを何度見てもさっきまでの興奮が感じられなかった。

 

「本当に、ごめんなさい……」

 

 何度も謝罪する名無しにアスナは。

 

「気にしないで名無しさん。女の子に乳首責められるのなんて初めてでしょ? 仕方がないわ」

 

 名無しの腰に手を回してベルトを外す。濡れたチノパンを下ろしてあげると雄のキツい匂いがムワリと放たれて鼻を突く。

 軽く畳んで少し離れた場所に置きつつティッシュの箱とポーチを手に名無しの元へと戻る。

 

「むしろ嬉しいわ。私でこんなに興奮していっぱい射精してくれるなんて……。ねぇ、いつもこんなに出してるの?」

 

 名無しをベッドに倒して濡れたパンツを脱がす。精液でべとべとになった布地は男の太股に張り付き股間の部分は触れれば指に付き糸を引いた。ゆっくりと丁寧にずらしていき足から抜く。

 

「とりあえずここまで。名無しさん、私の服脱がしてくれない?」

「……えっ?」

「申し訳ないと思うなら、私を気持ちよくしてよ。それにはまず私を丸裸にしないとね~。ほら早く━━」

 

 手早くジャケットを脱ぎ、急かすように名無しの横に座りワンピースの胸を張る。

 

「ほら、まずは腰の紐……ほどいてよ。ゆっくり、優しくね」

 

 名無しの手を取りゆっくりと自身の腰へと導く。

 アスナの腰は太い訳ではないが肉付きがよく薄い布に遮られていてもその掴み心地の良さに圧倒されてしまう。

 

「……んんっ、くすぐったいよぉ……」

 

 名無しの手つきが余りにも遅くねっとりとしたものでアスナが身を捩って反応する。

 名無しとしても緊張で止まることはできず、しゅるしゅると音を立てて紐が解けた。

 

「良くできました。次はね、前のボタンを外してくれるかな?」

 

 今度はボタンを外せと要求する。

 ただ、最初は実演を兼ねてアスナが外すこととなった。ゆっくりと説明会しながら外していき白い素肌を微かに明かしていく。

 そして、女の象徴が産み出した谷間がギリギリ覗くところで手を止めると「ここからはお願いね」と名無しを促した。

 ボタンを外すために少し近づくとワンピースの隙間から谷間が更に覗き白いカップに包まれている様子さえもちらちらと見えた。

 ごくりと唾を飲み汗だくの指をボタンにかける。下半身靴下だけのほぼ丸裸にされシャツの胸を唾液まみれにされた格好で目映いほどの美少女の服を脱がしている。状況に頭が追い付かなくなってきた。

 

「名無しさんに焦らされてるみたい。ゾクゾクしちゃう……」

 

 ボタンが全て解かれると名無しはアスナの肩に手をかけてワンピースの肩紐を滑らせた。布地がはらりと落ちて白いブラジャーに包まれた乳房が露になった。

 ベッドの上で二人一緒に立ち上がると隠されていたアスナの下半身がするすると出てきた。こちらも白いショーツを履いていて、彼女も興奮しているのか滑らかな腹や脇には汗が浮かび、ショーツも薄ら透けていた。

 

「名無しさん……」

「アスナさん……」

 

 どちらかともなくキスをする二人。リップ音を響かせキシキシ鳴るベッドの上で身を寄せ合い重なる。

 全身が弛み汗臭い名無しと全身が美そのもので芳しいアスナ。正反対の二人だが今この時だけ思いは同じだった。

 最初は不慣れな初心者だった名無しも先程の射精で冷静に慣れたのか少し上達した舌の動きでアスナを楽しませる。ただ、彼女に合わせているだけだがそれでも他の女優相手でも上手いと言わせることができるだろう。

 

「……ハァ、ハァ、ハァ、ねぇ、おっぱいに触れたい?」

「……ハァ、ハ、ハイッ……触れてみたいです……」

 

 にこりと微笑むとアスナを見て名無しの手がアスナの乳房に触れる。ブラ越しとは言え天性の柔らかさと張り、女としての磨きに余念がない日々の努力によって培われた程よい固さと形が電流のように伝わってきて股間にどくりと血が通う。

 

「うわぁぁぁ……こ、これがおっぱい……柔らかい……」

 

 何度も揉んで持ち上げて楽しむ。男の体温が伝わったのかアスナの肌に汗が滲み出て首筋を伝う。乳房にも浮き出てきて滑りを増した名無しの腕が何とも言えない感覚を伝えてくる。

 

「ん、んんっ……どう? 気持ちいいでしょ? 私、アスナの生おっぱい」

「はい! 気持ちいいです! マウスパッドより全然いい!!」

「そう、嬉しいわ。もっと揉んでいいわよ。どうせなら匂いもどう?」

 

 言われる前に名無しは顔を谷間に埋めて匂いを嗅いだ。香水でもないのにくらくらするそんな不思議な体臭に名無しの頭が働かなくなる。

 

「匂いはおっぱいだけで満足? こっちのほうは知りたくない?」

 

 名無しの頬を撫でて視線を下へと向ける。太股を擦り合わせもじもじと腰を捩っている様子があった。汗だろうか。ショーツから何かが伝っているように見えた。

 

 小声で何かを耳打ちした後、アスナは身体をベッドに横たえると名無しに向かって『来て……』とただ一言だけ口にした。

 それだけで男は察しアスナの局部へと顔を埋めて彼女の可憐な顔に自身のイチモツを載せるような体勢となる。

 名無しが希望プレイにも書いたシックスナインだ。ハンディカメラにアスナの陰部がショーツ越しに映る。

 

「ふふふ……これだと名無しさんのが全部丸見えね♪ 」

 

 アスナの視線の先には名無しの男の全てが確認できた。

 

「この可愛いふにゃちん。逞しいデカチンにしてあげるね♪ は、はぁむ♪♪」

 

 菓子を頬張るように一口でそれを咥え舐め回すアスナ。まずは小手調べで全体を舐めるがそれだけで名無しのペニスは膨れていき我慢汁を垂れ流す。

 

「はっ、はむっ、むっ、むっ、んむぅ、んんっ、んっ、んちゅ、ちゅぱぁ……って、ねぇ名無しさん。私のことも責めてよぉ……」

 

 口内から出した唾液まみれのチンポを握り訴える。玉袋をふうっと息をかければ余波で尻穴まで伝わり名無しが震える。

 うんうんと身体を揺らし名無しもようやく動きだした。ショーツのクロッチ部分に顔を埋めて思い切り匂いを嗅いだ後、布地越しに舌を使って舐め始めた。

 ゆっくりと形を探るように舐め舌で突ついて反応を探る。アスナにやられたことだが反応だけは彼女が示してくれるのを信じてみる。

 すると、所々ではあるがそこを吸ってみるとアスナの舌の動きが止まり太股が跳ねていることに気づいた。繰り返すと更に激しくなって尻が揺れる。

 そんな箇所を一二個探して責めていくとアスナが腰を上げる。脱がせということなのだろう。

 身体を屈めてショーツを脱がせると微かに愛液の糸を引いた秘部が露となった。

 

「ううっ……恥ずかしいよぉ……」

 

 尻を動かしてぷりぷり反応するアスナ。逃すまいと名無しは腰を抑え勢いよく貪りついた。

 

「きゃっ!? あうぅ……うぅ、んふぅ……な、名無しさん、激し、過ぎ……あぁぁん」

 

 顔を反らし身体をビクビクとして反応するアスナ。

 過剰かもしれないがまずは名無しには回復して貰わなくてはならない。反撃はそれからでも遅くはないだろう。

 再度固く尖っていくペニスを頬張る。我慢汁の雄臭い味も強みを増して襲ってくる。"おじさん"や男優達とも違う微妙な味。だけどこれも男なのだと捉え、少しでも味わおうと吸い付く。

やがて完全に回復し喉奥を突くようになるとアスナは太股を叩き名無しを退かした。

 

「ぷはぁぁ……はぁ、はぁ、はぁ、名無しさんのおちんちん、意外と大きいのね。ゾクゾクしちゃう」

 

 唾まみれの艶っぽい唇に指を当てうっとりとした視線を向ける。名無しのペニスが反り返るのを見てクスリと笑うと次の動きに移る。

 名無しのシャツを脱がせると今度は自身の下着を脱がせてもらう。

 

「それじゃあ、上のブラからお願い。背中の……そこのホックを外してね」

 

 長い髪を前に流してホックを露出させる。華奢な身体に軽く食い込むブラホックへとすぐさま手が伸びていく。男も少しずつだが撮影に慣れてきたようだ。

 軽い指示を聞いて難なくホックを外すと肩のブラ紐を滑り落とした。

 カップを両手で抑えて名無しへと向き直るアスナ。包まれているとはいえ手で抑えられた乳肉は僅かに形を変えている。

 

「ふふふ、私のおっぱい見たい?」

「見たいです……アスナさん」

 

 鼻息荒く応える名無しを見つめながら静かにカップを取り去る。右乳、左乳と器用に捲って愛らしい乳首と乳輪が男の前に晒された。

 

「━━凄い……」

 

 言葉を失い唖然とする名無しの手を優しく取り乳房を揉ませてあげる。一揉み一揉みが思い出になるように丁寧に。

 

「わぁぁぁぁ……」

「んっ、柔らかいでしょ、私のおっぱいは……。こっちもね、ブラ越しなんかよりよっぽど気持ちいいわ……ああぁ」

 

 今回ばかりは演技を忘れて快感に酔う。おっぱいは念入りに調教されているためアスナの乳房は他よりも感度がよい。童貞のたどたどしい手つきは未知の感覚で心地よかった。

「ほらほら、遠慮しないで吸ってごらん……」

 

 名無しの顔を乳首へと導く。名無しは乳肉を吸い付くす勢いでしゃぶりつき、ベロベロと音を立てて楽しんだ。

 

「は、はぁぁぁ! あっ、いいよぉ……その調子……中々の舌遣いよぉ……はぁぁぁん」

 

 左右交互に乳首を楽しむ名無しの頭を撫でつつアスナは唇を舐める。

 

(そろそろいいかな……)

 

 ここまでは名無しを楽しませるのが目的だった。彼の望みを聞き、より良い体験を与える必要があったからだ。

 でも、そろそろ楽しんでもいいだろう。

 名無しの頬を撫でて「こっちを見て。名無しさん」と優しく声をかける。

 

「そろそろ、始めましょうか」

 

 遊びはおしまい。ここからはアスナのターンだ。

 

 ベッドに横となり名無しがコンドームを着けるのを見守る。何度も練習していたのであろう。ここだけは手際よく難なく終わった。

 最初は正常位。名無しがゆっくりと腰を前に突きだしてくる。

 

「あっ、ああっ、あぁ、はぁぁ、あっ、あはっ」

 

 入り込んでくるペニスにアスナが悶える。名無しも果てそうになるが辛うじて耐える。

 ずぷずふと音を立てて挿入されていくペニス。ゴム越しに伝わるヒダの感触や熱い湿り気が心地よすぎて意識が遠退いていく。

 

「あ、うわぁ、あっ! あっ……あああぁ……」

 

 が、オナホールでは再現しきれないアスナの名器を前にその思いは崩れ去った。根本まで埋まった瞬間に勢いよく濃厚な精液は放たれて先端に溜まる。

 二度目の射精は流石に限界だったのか名無しはアスナに倒れかかりはぁはぁと荒い息を上げる。

 

「ア、アスナさん……。すみません、もう……」

 

 名無し自身。元々精液が少ないことは自覚しておりそのためにオナ禁したのだが裏目に出てしまった。

 情けなさと申し訳なさに苛まれながらアスナに何度も詫び続ける。慰謝料ならいくらでも払うつもりだがここまでしてくれた彼女に対して申し訳なかった。

 

 名無しの涙を拭う何かが触れた。

 目を開けるとアスナがいつも通りの笑顔で微笑んでいて自身を抱きしめてくれた。

 

「名無しさん、私は怒ったりしないわ。だってあなたは初めてで何をどうすればいいのか分からないでいっぱいいっぱい何だもの。仕方がないわ」

「アスナさん……。でも━━」

「もう何も言わなくていいわ。後は私が任せてあなたは身を任せて。それがあなたに出来る償いよ」

 

 優しく撫でてくれるアスナに名無しは無言で何度も頷く。古びた部屋の照明でさえ、アスナを照らせばそれは太陽のようで、照らされるアスナは慈悲深い女神に見えた。

 

 ベッドの上で四つん這いにされアスナに背後を取られる。そこで彼女がどんな顔をしているかなど想像することもせず、ただ流れに身を任せる。

 

「それじゃあいくわね」

 

 口角の下がった口から冷たくも甘い声を発し、名無しの尻の前に顔を持ってくる。

 大きなお尻に片手を置き残ったもう片方でペニスをしごいていく。牛の乳を絞るようにしこしこと動かして車のレバー感覚でがしがしと前後左右に捻る。

 名無しが「あ、うわぁ……」と声を漏らすが聞こえないことにして舌を玉袋へと這わせる。身体が跳ねるのを押さえつけつつ責めを続けていく。

 しわしわの袋に吸い付き甘く噛み玉を舐め回す。じたばた暴れる名無しをカメラに映らない範囲で叩き動きを止めながら責めを続ける。

 既に名無しのモノはほとんど回復して我慢汁を流し続け射精してはいないがビクビク痙攣している。

 が、まだ柔らかい。

 更なる硬度を求め、アスナは名無しの尻を開いて穴を露出させた。そして、そこに何の宣言もなく顔を埋めると舌を刺して舐め回していった。

 ベロベロと音を立て涎を潤滑液として滑りを高め責め立てる。声にならない悲鳴をあげる名無しなどもはやアスナの意識にはない。

 不敵に目付きを歪め腰を抑えていた手を玉袋に回していった揉む。

 ペニス、玉袋、アナル。全てを責め続け名無しが耐えきれずに射精し、ぐったりと動かなくなるまでそれはつづいた。

 

「ほら~、名無しさん起きてよー」

 

 名無しの尻穴に指を差し入れ無理やり起こす。打ち上げられた魚のように覚醒した名無しは怯えるようにアスナへと首を曲げる。

 

「まだまだこれからだよ。こんなところで気絶してたら全然持たないよー」

 

 グリグリと指を動かして推し進めとある箇所で止まる。そして、そこを指の腹で連打する。

 すると、名無しのペニスは本人の意思に反して勃ち上がり反り返った。がつんと頭を打たれたような衝撃と共に名無しの意識も回復した。

 

「ここね、女の人がぐったりしても旦那さんが満足してない時に押すと効果的なツボなんだって。普通は女の子がされるけどね、男にしてあげたら、今の名無しさんみたいになるんだよね」

『射精できないくらいに限界だけどペニス勃起させられるツボ』

「魅力的だと思わない?」

 

 妖しく微笑むアスナから無意識に逃げようとするが腰に力が入らない。体格差をもろともせずにベッドに仰向けに寝かされるとがに股のアスナが立ちふさがった。

 

「いくよ名無しさん。ここからが本当の童貞卒業だからね。お楽しみに」

 

 半泣きの名無しに構うことなくアスナは腰を沈めていく。足をはしたなく開いたままポーチから取り出したゴンドームを装着する。名無しはもちろんアスナもあまりこれを使ったり着けてあげた経験がないため不安だったが予習と復習が役に立った。

 天女が尻を開いて降りてくる光景に名無しは目を奪われる。だが、彼女は天の遣いなどではない。どちらかというと狂気に満ちた悪魔に見える。それも回復魔法持ちの。

 前に掲示板の書き込みで『アスナは男優キラー』だというものがあったが事実らしい。が、そんなこと今さら思ってもどうにもならない。

 再び飲み込まれたペニスに伝わる感触だけは心地よくて堪らなかった。

 

「はっ、はっ、あっ、はっ、あっ、はぁぁ……あっ」

 

 放心状態の名無しを放置してアスナは腰を振り始める。いつものように激しく、ではなく、最小限の動きで腰を振り乱れる。前後に動き独特のタイミングで奥へと打ち付ける。

 

「はぁん、あっ、はぁぁ、あっ、はぁぁ……」

 

 今度は名無しを抱きしめて身体を曲げ尻を高く掲げるように腰を振る。そして、絶妙なタイミングで膣を締め付けてペニスを刺激。射精を促していく。

 

「はぁぁぁ……あぁ、いいよぉいいよぉ名無しさん……はぁぁ」

 

 これらは全てアスナが一番感じるペースやピストン運動であり、今の彼女は名無しの身体を使ったオナニーをしている状態だった。

 

「あっ、あっ、あっ、あっ」

 

 全身を赤く染めながら髪を乱して跳ねる。真っ赤な頬のアスナはより色っぽく官能的に見えて名無しも次第に意識が戻ってきた。

 

「いいよぉ……はぁっ、あっ……、そろそろあなたも動いていいわよぉ……はぁん♪」

 

 アスナに煽られるように名無しも腰を突き上げた。途端、彼女の身体に走った電流が名無しにも流れて三度目の射精に達した。

 だが、名無しも今回はまだ満足してはおらず反り勃っていた。

 

「はぁ、はぁ、名無しさん、場所変えましょうか……あっ!」

 

 涎を拭いつつアスナの申し出を受ける。彼女の手を取る形で立ち上がり台所へと向かう。移動中にコンドームを再装着してシンクに手を付いたアスナに向けて思い切り腰を叩きつけた。

 

「はうぅぅぅ……」

 

 再び交わりあったアスナと名無し。互いに貪るようなセックスをして快楽を求めあう。

 ペットボトルの水をアスナが飲みそれを名無しに口移しする。逆もまたである。

 

「あはぁ、ふむっ、むっ……むっ、むむぅ……」

 

 セックス途中の水分補給で二人の身体は水に濡れていき、室内に熱気が更に籠る。

 一度ペニスを抜き駅弁の体位を取る。力はあるみたいでアスナを軽々と抱くとパンパンと音を立てながら部屋を移動していく。

 むっちりがっちりしているようで軽いアスナを窓際に運び責め続ける。

 

「はぅわぁぁぁ、あっ、あっ、あっ、あぁぁぁん!」

 

 あられもない声を上げ喘ぐ。互いに意識はぼんやりとしていてただ獣の男女の声だけが響く。

 フローリングに寝かせると締めに入った。

 アスナにレベルアップしたキスをする名無し。汗まみれ汁まみれの二人の肌はよく滑るので互いに力を込めて愛し合う。

 名無しの腰が早くなりアスナの動きが弱まっていく。

 配置されたカメラが衝撃で倒れ運良く種付けプレスでおかされているアスナの尻を捉える。

 パンパンと心地よい音を響かせ続けついに━━。

 

「ああぁ! イクっ! 名無しさん!! もうっ、イッちゃう!!」

「ああぁ……俺もだよ。アスナさん」

「はぁぁん、はんっ、あんっ、はんっ、あっ、あっ、あっ、イク、イク、イク、イクゥゥゥゥゥゥ!!」

 

 名無しの身体を遡るほど激しい潮を吹きアスナは果てた。名無しもまたアスナに倒れ混み体液で滑る身体が横に落ちた。

 まさか童貞にイカされるとは思っていなかったが嬉しい誤算だった。こっちが積極的に責めたのがよかったのかとぼんやり考えていると名無しが寝そうになっていた。

 コツンと彼の頭を叩いた。

 

「こら、ダメでしょ女の子ほったらかしで寝たら」

「ご、ごめんなさい……。でも、これからはどうすれば……」

 

 戸惑う名無しに飛びっきりの笑顔を向けるとアスナは残る力を振り絞って抱き締めた。

 

「いいのよ。これから覚えていけばね」

 

 その後、使ったコンドームを拾い集め中の精液を掌に載せた。それを躊躇いなくゴクンと音をたてて飲み込むところを名無しに撮影させてベッドの上でピロートークを少しして撮影は終わりを告げた。

 

 アスナの童貞筆下ろし(狩り)はまだ始まったばかりであった。

 




 次回はなるべく早く投稿できるように頑張りたいとおもいます。
 要望やリクエストも募集中ですのでよろしければどうぞ。

 それではまた次回!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

二人目:匿名希望さん(24)

 遅くなってすみません!
 
 何とかスランプも回復してきたので二か月振りの新作投稿です。まだ、微妙に前とは違う雰囲気になっていたりするかもしれませんが楽しんでいただけると嬉しいです。

 それでは本編をどうぞ!


【二人目:匿名希望(24)希望プレイ:コスプレエッチ、立ちバック等】

 

 次にアスナがやってきたのは古いアパートの一室。

 前回の名無しの部屋よりも狭く散らかっている場所に彼女は通された。今回の素人である匿名希望は「ここにどうぞ」と床に散乱する物をどけながらぶっきらぼうに答えた。

 自らも床に胡坐をかきアスナと向かい合う。

 

「よろしくお願いします」

「……よろしくっす」

 

 明るい雰囲気で声を掛けてきたアスナに匿名はやや緊張した様子でうなずいた。

 自分から進んで応募し当選したのにこちらとめを合わせようともしない匿名にアスナもどうしていいか戸惑ってしまう。

 スタッフが気を使った(それとも居心地が悪かった)のか早々に部屋を出て行ってしまい二人きりとなった。

 沈黙する二人。アスナは場を和ませようと自分が着ている洋服のことや今日の天気の話題を振るも匿名からの反応は薄かった。

 ただ、なぜ企画に応募したのかだけは簡単に答えてくれた。

 匿名希望は自分の容姿にコンプレックスを抱いており、また頭も悪く運動もできなかったことから女子から相手にされずうまくいかなかったらしい。

 上京してからも変わらずむしろ職場に女性が少ないことから交流は更に減った。

 それでもめげずにイメチェンをしてみるも結果は変わらなかった。

 そんなとき、アスナのAVと出会い強く惹かれ童貞を捨てるなら彼女がいいと思い応募したとのことだった。

 改めて匿名を見つめる。

 ニキビで肌荒れした鼻に絆創膏を張っている顔。太ってはいないが痩せてるわけでもそれほど鍛えているわけでもない身体。どぎつく漂う香水の濃い臭い。

 中でも、人工的に染められた赤い髪が目を引くが正直な話、匿名にはあまりにあっていなかった。

 女優としてではなく一人の女性として匿名を見た場合、確かに声を掛けようとは思わなかった。

 それでも、この匿名希望という一人の男は今、勇気を振り絞って企画に応募してくれたのだ。

 匿名の盛り上がった股間とそこから微かに立ち込める匂いを嗅ぎ、アスナはスイッチを入れる。臭いは匿名は隠したいのかそれよりも強く消臭剤の香りがするが、既に二桁近い男性と交わったアスナの鼻はごまかせない。

 

「ねぇ、匿名さん?」

「は、はい……」

 

 匿名へと更に近づき触れるギリギリまで迫る。普通の女子にさえ深く接されたことのない彼はただでさえパンクしそうな頭にアスナという絶世の美少女に互いの心音が聞こえるのではないかという位に迫られ呼吸が荒くなっていく。

 深呼吸をして理性を保とうとするも、アスナから放たれるなんとも言えない芳醇な体臭が匿名の理性を鈍らせていく。

 

「匿名さんは、私に何をさせたかったのか覚えてる?」

「……た、たしかコスプレと顔射に胸射、それに立ちバックだ。った」

「うん、そうだね。それでな匿名さん、今日は私があなたの童貞を食べちゃう日だからあなたの希望通りの物を持ってきたよ。ほら!!」

 

「う、おぉぉぉぉぉ!!」

 

 アスナがカバンから取り出した衣装に匿名が叫ぶ。それは背中を大きく露出することになる競泳水着だった。

 学生時代、水泳部だった匿名希望がリクエストしたものでかつての劣情を晴らしたいとのことだった。

 加えて、補足をするとこの競泳水着はアスナがプライベートで使っているものでこのリクエストを受けて彼女自らそれほど傷んでいないものをチョイスしたのだ。

 

「早速、これに着替えたいんだけどね。着替える場所ってどこかな?」

 水着をヒラヒラなびかせながら脱衣所を探すアスナ。しかし――

「この部屋、脱衣所無いですよ」

「えっ……、だってこの扉……」

「そこはトイレで着替えられるスペースじゃ……だからお風呂の時はいつもここで」

 

 申し訳なさそうにする匿名。流石に着替える場所のなかったことは想定外だったが覚悟を決めてジャケットに手を掛けた。

 

「あ、あのアスナ……さん」

「ん? どうした匿名さん?」

 

 ワンピースの腰紐に手を掛けたところで匿名から止められる。

 

「アスナさんが脱ぐところ、下から見てもいいですか!!」

「ええっ!? し、下からぁ……?」

 

 強く頷く匿名希望。何でもアスナが裸になる様子を下から眺めたいとのことだった。

 アスナの了解を得ることなく床に寝そべってその時を待つ。

 「もう、仕方ないなぁ」と呆れたみたいに言いつつも口角をやや緩ませながらワンピースの裾を掴みがに股で匿名を跨いだ。

 

「うわぁ、アスナちゃんの生パンティ……」

 

 手に持ったスマホでアスナの股下を撮影する。

 匿名のカメラと脳内にアスナの食い込んだ桃色ショーツが焼き付いた。

(裸じゃなくてパンツで興奮するなんて、可愛いなぁ)

 そんなことを思いつつも、表に出すことはなくアスナは照れた表情のままワンピースの紐を解きボタンを一つ一つ外していく。

 匿名が楽しめる様に上からワンピースを脱いだ。アスナのしなやかな肉体がくすんだ室内灯に照らされ男を魅了する色気が解き放たれた。

 匿名は生唾を飲み込み言葉を失う。 初めて見る女体――それも夢にまで見たアスナの身体に理性が消えていく。彼女のショーツにカメラを向ける。

 ピンクの生地にほのかに浮き出てしまった汗シミを匿名は愛液のシミだと錯覚し興奮を昂らせていく。ブラカップに包まれた実り豊かな双丘に視線を変える。

 下乳を舐める様に見つめ視姦する。アスナの呼吸に合わせ息づく母性の象徴は苦しげに蠢き解放の時を今か今かと待ちわびているようだった。

 

「匿名さん、もういいかしら?」

 

 いつしか匿名を見下ろしていたアスナは彼へと曇りのない眼差しを向ける。

 彼女の透き通った瞳に欲に溺れかけただらしない自分の顔が映ってしまい申し訳なるがアスナは「気にしないで、楽しみはこれからだからね」と匿名の頬を撫で背中へと手を回しカップから乳房を開放して外気に晒す。

 

「――んんっ……」

 

 現れたEカップバストに匿名は息を飲む。恐らく彼が母親以外で初めて見るそれは一瞬にして脳裏に焼き付いて、心が頭が全てが魅了されて離れられなくなる。

 下から見上げるそれは実際よりも大きく見え下乳が作り出す影もその輪郭も一層卑猥に思えた。

 そうしている内にアスナも興奮したのか乳首がムクムクと勃ち上がりその存在を大きく主張した。

 

「下もそろそろ脱ぐわね」

 

 アスナの声が興奮しきった匿名の頭にぼんやり届く。無意識にコクコクと頷いて了解する。

 

「行くわね。危ないかもだから気を付けてね」

 

 足元――それも股の間にいる匿名に気を使いながらアスナはショーツを脱ぎ始めた。

 腰に手をやり大きな尻を捩りながら布地をゆっくり焦らすように降ろす。アスナの肌は手入れをきちんと行っていることや彼女自身がもとより持つその瑞々しさからほとんど抵抗なく生地が滑り落ちていくのだが、今回は下に匿名がいるという状況や最近また少し大きくなった臀部が僅かに干渉し手間取った。

 それがまた匿名の興奮を煽ってしまう。

 男の荒い鼻息がクロッチ越しに当たってるような気がして震える。アスナは意を決してその長い足を上げるとショーツを抜き取っていく。

 

「うおぉぉぉ……」

 

 アスナの動きに匿名は思わず声を漏らす。

 先程までやや食い込んでいたクロッチはアスナが足を上げたと同時に開放され汗シミを明らかにした。

 そしてそれは徐々に徐々にと下へと降りていき、比例するように漂う雌の香りやチラチラ覗くアスナの女性器と陰毛、そして背後の肛門をいい具合に隠し見えそうで見えないもどかしさが性良くを掻き立てる最高のスパイスとなっていた。

 最初の忠告は何だったのかと思うほどアスナは抜群のバランス感覚でブレることなくパンツを脱ぎ全裸を初対面の男の前に晒した。

 

「凄ぇ、めっちゃキレイだ……」

「ふふ、どうかしら? 気に入ってくれたかしら?」

「さ、最高です。……いや、それ以上だ」

 

 立ち上がりアスナの身体を頭の天辺から爪先までじっくり観察していく。

 動画で何度も何度も見返し夢どころか目を閉じるだけでも簡単に妄想できたアスナの優れた身体。

 今は自分の目の前に。それも自分の部屋にいるのだ。匿名の興奮は最高潮に達し、射精寸前まで肉槍は膨れ上がる。

 両手で乳房を隠し股で挟むように股間を隠しつつ火照った赤い頬のままアスナの視線は匿名の股間へと向かう。

 

「匿名さん、まだまだこれからよ」

 

 床にしゃがんで置いていた競泳水着を手に取った。匿名の股間が更に盛り上がり雄の香りを放ち始める。

 もう一度足をゆっくり上げて競泳水着に足を通す。体を引き締め水中で動きやすくするためのそれは美貌を維持するためにトレーニングを欠かさない弾力を保ちつつも細くしなやかなアスナの身体でさえ例外なく締めつけ着衣を難しくさせている。

 加えるなら、この競泳水着はアスナの私物ではあるがそれは昔の話であり、今の成長し類まれなる美ボディを誇るアスナの身体を包むには小さく役不足であった。

 

 「最高だ。最高すぎる……」

 

 水着を着たアスナを見て男はカメラを落とした。自分もまたカメラに収められていることを忘れ、匿名はアスナに飛びつくように近づき。その姿を肉眼で食い入るように見つめる。

 自分が望んだとおりになった競泳水着姿のアスナ。抜群なスタイルはより美しくすらりとしたラインを描き、出るところは更に盛り上がり引っ込むところはその細さを増した。

 アスナにお願いして様々なポーズを取ってもらう。

 腕を頭の後ろで組む格好はこれまで隠れていた脇が曝け出され日に当たっていない真っ白な箇所がじっくりと見えた。手入れは怠っていないのかムダ毛はなく汗がほんのり浮かんでいた。気づかれぬように息を深く吸うとアスナの脇から少し酸っぱいような臭いが鼻を突いた気がした。

 腰を曲げた胸を腕で抑える格好はアスナの女性の象徴達がより布地に密着し丸井線を浮かばせ微かに覗く谷間で男の鼻は伸びお尻の割れ目は思わずむしゃっぶりつきたい魅力を感じさせた。

 ふと匿名の視線があることに気づく。アスナの乳肉の上、薄布越しに乳首が浮き上がっていた。興奮は既に限界まで来ていたはずが上がり続ける一方で火照る身体を覚ますために服を一気に脱ぎ捨て裸を晒す。

 古いアパートの一室にだらしない体つきの匿名希望と全セクシー女優の中でもトップクラスのボディと絶世の美女とも称される容姿を持つアスナ。

 まったく釣り合わない二人だが思いは同じだった。

 

”彼と(彼女と)セックスしたい!!”

 

 二人は軽く触れ合うキスをすると、どちらかともなく手を引き一緒にベッドへ向かう。

 

「それで匿名さん、まずは私に何がしたいの?」

 

 ベッドに腰掛けながら匿名希望に期待と興奮の入り混じった視線を向ける。興奮からかその顔はは赤く上気し瞳は潤んでいた。

 

「ま、まずは……マッサージから」

「マッサージ、気持ちよくしてくれるの?」

「お、俺……整体師だから。アスナちゃんのために勉強して覚えたんだ」

 

 意外にもマッサージをしてくれるという匿名希望。てっきり自分が責めると構えていたアスナは拍子抜けしたがそれを表に出すことはなくシーツに身を預けた。男の汗臭い臭いがした。

 

「それじゃあ、いきます……」

「はい!! お願いします」

 

 ニコリと笑みを浮かべ匿名に身体を委ねる。

 慎重な手つきでアスナの腰をゆっくり優しく揉み回していく。普段、激しく腰を使っているであろう彼女のためにそこを重点的に解していく。

 

「んっ、気持ちいい……」

 

 匿名の手つきに思わず声が漏れる。整体とマッサージは目的が違うが彼は中々の腕前なのか揉み解された部分から疲れが取れていき眠気が襲ってくる。

 普段アスナが通っているマッサージ店も確かに気持ちいいが、されていることがある意味問題なので疲れのほうが上回ってしまう。

 これが本当のマッサージかと一人感傷に浸っていると匿名のてがふっくらとした臀部に伸びてきた。

 一風変わってやらしい手つきで尻肉を揉み回してくる。円を描くように力強く握られる。顔を近づけられているのか荒い鼻息が聞こえてくる。尻の割れ目近くで生暖かい空気の流れを感じる。

 

「んっ、匿名さん。そこ、揉みすぎじゃ……あっ」

「でもここ、すっごく硬いからさ。解さないと……」

 

 どこかで聞いたようなことを言ってなおも揉み続ける匿名希望。いつしか彼は顔を臀部に埋めてスハスハとそこの臭いを飽きることなく嗅ぎ続ける。

 普通なら化学繊維の臭いが微かにするだけだろうが、汗は掻いてないだろうかとかシャワーでちゃんと洗っていてだろうかなど考えてしまいアスナの羞恥は高まっていく。事実、匿名の反応は普通ではなく若干恐怖を感じるほどだった。

 

「んっ、匿名さん……」

 

 それからしばらくアスナの下の臭いを嗅いだ後、匿名は顔を離し身体を密着させてきた。スリスリとたるんだ腹を擦り合わせうつ伏せで潰れている乳房を揉み解す。

 競泳水着の中に腕を入れ遠慮なく触る。

 

「ア、アスナちゃんのおっぱい……柔らかい。マシュマロみたいでたまらないよ」

 

 遠慮なく胸を揉みながらうなじを舐める。これまで大きな反応を見せなかったアスナがびくりと跳ねて身を震わせた。

 肌が粟立ち肩を撫でてくる匿名の手つきに身震いする。同じ手でも目的が変わるとここまで感じ方が変わるのかとアスナは思った。

 

「アスナちゃん、上向いて。あとお股も開いてね」

「――うん。わかった」

 

 命じられるままに上を向くアスナ。開いた股の間に匿名が膝立ちになれば布越しとはいえこれで互いに性器を向かい合わせたといえるだろう。

 男が覆いかぶさってきて影ができる。彼が「触っていい?」と一言いうと胸をさらりと撫でた。

 

「んんっ」

 

 仰向けながら重力にしっかり抵抗する豊かなふくらみは男にいいように扱われ弄ばれていく。浮き立つ乳首はもちろんのこと何度も動画で見て記憶した乳輪の範囲を思いのままに撫で気のむくままにその柔肉をこねる。

 

「んっ、あっ、匿名さっ……激しいぃ」

 

 腰を捩り快楽に悶える。水着越しで引くつく腹筋は更に映えシーツと擦れる音は二人の官能のBGMとなる。

 

「んっ、んんっ、うんっ、あっ」

 

 匿名はアスナの唇をベロリと舐め唾液でデコレーションする。そのまま彼女を待たずに舌を刺し入れ口内を責めていく。アスナの口の中は男のモノを簡単に咥えられるように広く心地よい温度だった。

 そこから溢れる涎も何故か甘く感じて脳が麻痺していく。自分の唾液が混じった汁も堪らなく感じた。

 

「んっ、ううっ、うんっ、うっ、うあっ」

 

 流石はプロというべきかアスナはすぐに順応し匿名のつたない舌の動きに合わせ舌を合わせてあげる呼吸が苦しくならないようにペースを調整し身体を抱き寄せ背中を撫でてあげる。”おじさん”に仕込まれた売春婦の技術が役に立った。

 匿名の身体が滑るように降りていく。胸の横にはみ出たふくらみを通って細い腰回りや腹、大きなお尻を最後に男の顔はアスナの局部の前で止まった。

 

「アスナちゃん、ここ、スゲェ濡れてる……」

 

 競泳水着のクロッチ部、そこが濃く変色していることに匿名は目ざとく気づいた。そこに触れるとジワリと愛液が滲んで匿名の指をぬらした。

 

「それにほら、こんなにも濡れてる……」

「いやぁぁん、匿名さん、やめてよぉ……」

 

 口では嫌がりながらも身体は正直に濡れ声には艶が混じっている。足をM字に開くと匿名は顔を更に近づけアスナの秘所に舌を這わせた。

 

「きゃっ、うっ、ううっ、うんっ、あっ」

 

 口を手で押さえ声を漏らす。匿名の舌は一切の手加減なしにアスナの媚肉を責めたて愛液をかすめ取る。加えて、彼の興奮した息がクリトリスに当たる度に足がピクリと跳ねアナルが反応した。

 

「アスナちゃん、気持ちいい?」

「うん、匿名さん。すっごく気持ちいいよ。だからもっとして」

 

 彼がより楽しめる様に責めを催促する。気持ちいいのは本当だったがこれ以上やられると先に達してしまうのはアスナだった。

 

「それじゃ、いくよ……」

「いいよ、き……きゃあああああ!!」

 

 力強く吸い込んだはずみでクリトリスが巻き込まれアスナは大きく啼いた。太腿を担ぎ股間に顔を埋めた匿名はジュルジュルと音を立てて汁を啜られ鼻がクリに触れる。剃り残しの髭がチクチク敏感な箇所に当たってくすぐったい。アナルに息がかかって心地よさで力が抜ける。

 

「あっ、だめっ、ダメっもう、もっ……イっ、あぁぁぁ!!」

 

 背中が大きく反りたって腰を跳ねさせアスナはゲストである匿名希望よりも先に達してしまった。吹いた潮が布地から染み出て匿名の顔に掛かった。わずかな雫が断続的に宙を舞いそのたびにアスナの太腿や腹筋が痙攣した。

 

「はぁっ、はぁ、はぁ……、ああっ」

 

 上がっていた尻が落ちて足がだらりと伸びる。荒い息で空気をむさぼり余裕のない表情で天井を見つめるアスナに対し顔面愛液まみれながらもしっかりと落ち着いた眼でアスナを心配そうに見つめている。

 顔に突然潮を吹きかけられたことで一度我に返ったらしく立場が逆転していた。

 

「アスナちゃん、大丈夫?」

 

 ぐったりとしたアスナを介抱し全身に掻いている汗を拭う。冷蔵庫から水を取ってきて飲ませた。

 

「匿名さんありがとう……」

 

 ペットボトルを返しながらアスナはベッドの上にペタンと座る。匿名の頑張りもあってかかなりのところまで回復しており会話も行うことができた。。

 

「匿名さん凄いね、初めてなのに落ち着いていて。それに意外に上手で……私のほうが先にイッちゃった」

「いや、ただただ実感がわかなくて……アスナちゃんが俺なんかの部屋にいて、水着で感じてイって、それでこうして、はなしていることが」

「俺なんかってそんのこと……まだ一度もイってないだけでも充分凄いよ」

 

 事実、匿名希望は撮影が始まってから一度も達していなかった。名無しのように接触が多くないこともあるだろうが、数々の女優の優れた身体を飽きるほど見てきたスタッフ達が敗れたアスナの前でこれは凄いと言えた。

 

「そんなに褒めないでください。これまで女の子に一度だって相手にされたことなんてないんです。こんな、セックスが上手いだけなんて何の役にも 『匿名さん』 ――えっ?」

 

 匿名希望を優しく抱きしめるアスナ。頭を乳房で包み込みそっと撫でてあげる。

 

「いままで辛かったんだね。誰からも相手にされないのは。わかるよ、その気持ちは――」

 

 マイクに聞き取られない音量で囁き続ける。

 

「私も前はそうだったもの。皆、私とは会話して仲良く見える様にふるまってくれるけど、本当は違う。皆はただ私と仲が良いってことを他に見せつけて優位に立ちたかっただけなの。誰も、私のことなんか見てない。誰も私の話なんか聞いてなかった。上辺だけの関係」

 

 匿名を更に抱き寄せるアスナ。何か怖がっているのか微かな震えと心臓の高鳴りを感じた。

 

「――でもね。ある日、とある人に出会ったの。その人は初対面なのに私の心の中全部見透かして、それでその人に丸裸にされて私には”裸の女”としての価値があるって思い知らされたの。たっぷりじっくりね」

 

 アスナの狂った告白に身震いする。ネットの掲示板で見たことあるアスナに関する噂。『彼女の家はかなりの名家』とか『父親が某メーカーの大物、母親が〇〇大学の教授』であるとかだ。

 その中でも興味を惹かれたのが『アスナは名前も出せない超大物に飼われていて誰も逆らえない』という噂だった。

 最初は半信半疑だったが今の話からすれば恐らく――

 

「だからね匿名さん。匿名さんも恥ずかしがらずに素直になって。裸とハダカ。男と女になればきっと何か変われるから。だから頑張ろう」

 

 匿名の手をそっと握り諭してくれる。

 今の匿名にはそれが絶対に逃がさないという悪魔の手錠にも見えるが、彼は躊躇うことなくその手を握り返した。

 

 彼女に手を惹かれるままに窓際へと向かい彼女はそこに手を置き腰を突き出した。匿名のもう一つの希望である立ちバックでの挿入だった。

 

「布、ずらしてくれない?」

 

 丸い尻に手を置きずらすように催促する。

 匿名はそれに応じてクロッチを横に滑らせるとすかさずアスナは自ら尻を割り開き陰唇と肛門を露わにした。

 

「匿名さん、来て……」

 

 切なげに言われると共に匿名は自らのモノをアスナの秘部にあてがい勢いよく挿入した。

 

「ん゛ん゛つ……」

 

 ズプズプと飲み込まれていくペニス。一度、達したせいかアスナの膣は抵抗なく受け入れながらも程よい締め付けで童貞喪失したばかりの肉棒を歓迎していた。

 ペニスが進むごとに愛液は太腿を伝って落ちていく。

 

「んあっ、き、気持ちいいよぉ……」

 

 口で手を押さえることを忘れ思ったことを口にする。男のイチモツが入ってくる度になんとも言えない多幸感が押し寄せ嬉しさで満たされていく。

 匿名が腰を振り始めると共にアスナも尻を前後させ喘いでいく。

 

「アッ、アッ、アッ、ア゛ッ、アアッ……アンッ!!」

 

 水着の脇から手が差し込まれ胸を鷲掴みにされる。自分のことしか考えていない愛撫に痛みを覚えるが既に開発され切っているアスナにはそれさえ快楽へと変わり悦びが次から次へと湧いてくる。

 

「はぁっ、はっ、はっ、はっ、はあぁぁぁ」

 

 いつしかアスナは自分では立っていられなくなっており体重を匿名に預けいい様に扱われていた。

 

「と、匿名さん。もっと、もっと欲しいのぉ!! ああぁ……」

「ア、アスナちゃん……も、もう限界 うわぁ」

 

 匿名の身体が限界にきて足が折れる。

 彼が尻を強く打ちつけた衝撃でペニスは一気に最奥の子宮と衝突しアスナに凄まじい快感を与えた。

 

「きゃっ、いやぁぁぁぁぁぁ!! あっ、あぁぁぁぁぁ……あふぅ」

 

 足をはしたなく開き二度目の絶頂を迎えたアスナ。前より激しく痙攣し口から唾液を垂れるがままにした。

 同時に匿名も達しゴム越しに初膣内射精を経験した。二人を激しい余韻が襲う。

 

「あ、あっ、ああっ」

 

 土下座するように蹲り匿名に無防備を晒すアスナ。

 

「アスナちゃん、気持ち、気持ちよかったよ。……でも」

「ツッ……!?」

 

 カメラの死角からアスナのアナルへと指を突っ込み中を刺激する。突然の予期せぬ箇所への責めに彼女は飛び上がり背を雌豹みたいに反らせた。

 

「俺、全然満足できない。もっとアスナちゃんを感じたい。セックスしたいんだ」

 

 軽い指ピストンで完全に主導権を握っていく匿名。今の彼に先程までの卑屈な童貞のオーラはなく、男優ともとれる雰囲気へと変わっていた。

 

「立ってアスナちゃん、ベッドに行こう」

「わ、わかったわ……」

 

 すっかり変わってしまった立ち位置に流されアスナはもう一度ベッドに横たわる。息つく間もなく男はアスナの股を開き挿入した。

 

「ああぁぁぁ!!」

 

 体重をかけ種付けプレスとなってアスナを責める。嬌声を響かせようとする口はキスで塞ぎ動きを封じていく。

 

「はっ、はぁん、んはっ、はぁぁぁん!!」

 

 男に成すすべなく責められアスナは身動きが取れずにいた。男優相手にもあまりなかった一方的なシチュエーション。”おじさん”以外の男に許したことはないがそれが侵されていると思うと興奮は更に高まった。

 

「アスナちゃん、アスナ!! 出る……そろそろ出すぞぉ!!」

「いい!! いいよぉ!! 出して、早く出してよ匿名さぁぁぁん!!」

 

 なりふり構わず叫び互いに限界が近いことを知らせあう。目と目が合うと自然とキスをして手を恋人のように重ねる。

 今日初めて会った二人だが今この時だけは長年連れ添った夫婦のように心がシンクロしていた。

 

「アッ、アッ、アッ、アッ、アッ」

 

 汗を全身に浮かべ滑る掌で必死につかみ合う二人。

 先に限界を迎えたのはアスナで、ぼやける視界が涙で更に霞んで見えなくなって耳鳴りと目が回る感覚の中、意識が揺れていきそして――

 

「もうダメっ!! もうっ……イク、イク、イッ――アアァァァァァァ!!」

 

 耳を裂くような絶叫と共にアスナは絶頂を迎え愛液を吹き白目を剥いた。匿名も同時に射精しドクドクと長い間、精液を放ち続けた。

 

 「ハ、ハァ、ハァ……アスナちゃん、気持ちよかったよ。はぁ」

 

 萎んだペニスが膣から抜かれた。長い性交による疲れはある物のアスナの壮絶なイキ姿を見て身体も肉棒も回復していった。

 

「アスナちゃん、ねぇ、起きてよアスナちゃん」

「……ん、んんっ?」

 

 気絶したアスナを揺さぶって起こす。

 目覚めた彼女はぼんやりとした意識の中でもはっきりと一部始終を覚えていて、女優でリードする立場なのに先に達したことなどを謝罪してきた。

 

「気にしないでアスナちゃん。おかげで自信がついたから」

 

 最初とは見違えるようになった匿名にアスナはどこかうれしくなってニコリと笑みを浮かべた。そして、スタッフが来る直前までお話しようかと思った瞬間、局部に違和感を感じた。

 

「と、匿名さん。あの……トイレは借りてもいいかしら?」

 

 股間をモジモジとさせるアスナ。匿名が指さす扉を慌てて開く。

 

「あ、ここ……」

「うん、ごめん。古いアパートで安いから、トイレ和式なんだ」

 

 匿名希望のアパートはかなり古いためトイレの設備も旧式だった。老朽化してはいるがしっかり掃除された和式便所がそこにはあった。

 

「ううっ、ヤバイかも……」

 

 耐えきれない尿意に促されアスナは競泳水着を手早く脱ぎ捨てるとトイレへと駆け込んだ。

 

 一人残された匿名希望。アスナに成長したと褒められたことを思い出し嬉しくなる。

 少しだけカッコつけて、彼女の来ていた水着を掴んだ瞬間、トイレから水音が聞こえてきた。匿名の手が止まる。

 今、彼の手には美少女が脱ぎ捨ててばかりの生水着で着ていたのはアスナでそのアスナは今、トイレで用を足している。

 汚れた股間部の布にペニスを擦りつけ気持ち悪い息遣いでしごき始める。

 

 彼が本当に成長するのもまだ少し、先の話だった。




 良ければ感想や表か意見などお願いします。
 リクエストもそろそろ別枠で消化していこうと思いますので何かございましたら活動報告にお願いします。

 それではまた次回。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

三人目:キリトさん(22?)

長らくお待たせしました。筆おろし編最終話です。
今回は、サブタイからお察しの通りあの原作のキャラが登場します。少しだけ違和感を感じている方もいらっしゃると思いますが最後までお付き合いいただけたらと思います。


【三人目:キリトさん(22?)要望プレイ:恋人プレイ、泡プレイ、騎乗位】

 

 既に日も落ちた頃。二件の素人宅を訪れ身体を重ね合わせたアスナが最後にやって来たのはとあるホテルの一室。駅前に建てられたビジネスホテルの一室に最後の童貞さんはいるとのことらしい。

 

「失礼しまーす」

 

 他のお客の迷惑にならぬように数名のスタッフと共にアスナは音を殺しながら通路を進み、静かに扉をノックした。

 待つこと数秒。扉はゆっくりと開かれてアスナの相手である青年が顔を見せた。

 

「あっ、初めまして。アスナといいます……」

「初めまして、キリトです。とりあえず、中にどうぞ」

「は、はいっ」

 

 キリトと名乗った彼はアスナに部屋へ入るよう狭い扉から身体を離し誘った。ホテルの廊下といういつ誰が来るかもわからない場所で大人数でいるのも邪魔であろうと考え、スタッフと別れを告げアスナは部屋の中へ、一人足を踏み入れて行った。

 

「アスナさん、ごめん。せっかく来てもらったのにこんな狭い部屋なんて」

「いえ、気にしないでください。狭い部屋に出会ったばかりの男女なんて、興奮するじゃないですか」

「見た目は清楚なのにいうことはスケベだね。流石、閃光のドスケベ新人」

「それが私の売りですから」

 

 一人部屋のためかシングルベッドが部屋の大半を占領し、並んで歩くのも困難な狭い道を通りながら、二人はベッドの上に腰掛けた。窓際にアスナが座り通路側にキリトが座っている。

 座ってから改めて、アスナはキリトを見つめた。

 ここまでで企画に応募してきた素人たちの中で断トツで若く、その上容姿の方もこれといって劣っている点も見られない彼。確かに体つきの方はアスナの方が心配になるレベルで華奢で黒一色の服装センスはいかがなものかと首をかしげてしまう。長い黒髪が目元を少し隠していてわかりずらいがキリトの顔立ちは中性的。それも見方によっては女性と勘違いしてしまうかもしれないほど男らしさ7からは程遠かった。

 

「キリトさんは何でこの企画に応募したんですか?」

 

 つい気になってしまい、流れを気にすることなく彼を問い詰めてしまう。しまったと思うがもう遅い。

 

 「いきなり聞いてくるなぁ――ただ、初めてはアスナが良かった……ってのはダメかな?」

「もうっ、キリトさんったら……」

 

 案の定。あらかじめ考えていたことをキザっぽく返されてしまった。

 別に企画に応募した理由を絶対に知っておく必要があるとかそういうのではないが、アスナで実施する以前にも”童貞筆おろし”の企画は先輩女優で行われており、彼女はその中で時折あった”実は正体はプロの男優ドッキリ”を警戒しているのだ。

 

「逆に聞くけど、アスナは何でAV女優になったの? キミなら普通の女優やアイドルにもなれただろうに」

「それは…………男の人の…………んが、欲しかったから、です」

「えっ? なんて? もっと大きな声でお願い」

「……ッ! おちんちん! 男の人のモノが欲しかったの!」

 

 顔を真っ赤に染め、大声で叫ぶ。

 彼のぺースに乗せられたことにアスナはハッとした。

 

「なら、俺が好きなだけ上げるよ。アスナが、満足できるだけのモノを」

「初めてもまだなのに、言うわね。キリトさん」

 

 アスナの腰に手を回しキリトは耳元で囁いた。いつしか二人の身体の距離は密着寸前まで近づいていた。アスナからかキリトからだったのかはわからないが顔の距離も急速に縮まっていき、キリトの指がアスナの顎を持ち上げた。

 

「アスナ……」

「キリトさん……」

 

 二人の唇が静かに重なる。最小限の音を立てて互いの感触、温もりを感じそれを忘れぬうちに繰り返す。

 唾液が零れ二人の口の端が濡れていく。アスナは唇を軽く押さえながらキリトを見つめた。

 

「キリトさん、意外に上手……。本当に初めてかしら?」

「初めてだよ。正真正銘、アスナが初めての相手」

 

 キリトは傍らのアスナの肩を寄せ、その艶やかな髪を撫でながら身体をそっと抱きしめる。鼻腔を擽る花の香りをいっぱいに吸い込み、柔らかな背中の感触を薄手ワンピースの生地越しに撫でまわしつつ囁く。

 

「アスナの身体、最高だ。凄く柔らかくてすべすべしてる」

「んつ、そう言ってくれるのは嬉しいかも。結構、身体は気を使っているもの」

「そうなんだ?」

「えぇ、私はハダカが勝負服みたいなものだから、ケアはしっかりしないと」

「そんなことしなくても、アスナは綺麗だと思うけどな」

 

 再度、キリトはアスナの顎を持ち上げ唇を重ねた。今度は舌を微かに開いた隙間からアスナの口の中に挿し入れ、蹂躙していく。

 

「んんっ!?」

 

 身体が咄嗟のことに震える。キリトの腕が震えを最小限に押さえつけたことで身を捩って逃れることが出来なくなった快感が駆け巡り始める。

 キリトの舌は優しく、決して乱暴に動くことなくアスナの口内を這いまわり唾液を集めていく。代わりに自らの唾液を置き去りにして、絡み合ったそれらをアスナの喉に流し身体を内側から染め上げようと侵略を開始する。

 黒のジャケット越しの胸板をアスナの豊かな乳房に押し付け密着。背を擦る手つきは全体を円を描くようにゆっくりと動き、座っていて柔らかな広がりを見せる尻肉を揉みほぐす。

 

「んっ……」

 

 アスナが微かに声を漏らしたところを見てキリトは背中の腕を胸に移動させていき優しく揉んだ。薄い生地を押し上げるそれの感触をじっくり焦らすように確かめ観察する。時計回り、反時計回りで揉み、下から持ち上げて弾力を視覚的に楽しむ。

 キスをやめて舌を首筋へと舐めおろしていく。乳房を揉む手つきも力強く、豪快なものへと変化させ微かに放たれ始めたアスナの雌の香りをいっぱいに吸い込んだ。

 

「あっ……ダメッ。服が……シワになっちゃう……」

「なら脱がせてやるよ」

 

 キリトはそういってアスナの手を引いて立ち上がらせると、服を脱がせに掛かった。

 シンプルな白のシャツワンピースの腰で結ばれた紐を緩め、胸元のボタンに指をひっかけて外していく。アスナならここで焦らすように指を妖しく動かし男を魅了するのだろうが、脱がせているキリトは男。止まることなくボタンを三つ四つ外すと肩を持って腕を抜いて白く透き通った素肌と白のブラジャーを露出させた。

 恥ずかしそうに肩を抱くアスナに何か言うのを堪えてキリトはしゃがんで腰を掴んだ。豊かな臀部のふくらみを抱いて、丸いラインに指を這わせて裾を持ち上げてわざとらしく中を覗き込んだ。

 

「やっぱり下も白だったか。白が好きなのかアスナ?」

「やぁっ、見ないでぇ……」

 

 恥ずかしそうに腰を揺らしアスナは抵抗する。中のショーツはキリトの持つハンディカメラに収められていき、汗を吸ったであろうシミも動いて付いたシワもしっかりと記録されてしまった。

 キリトの手がアスナの細い腰を降りていきワンピースを脱がせていく。足を軽く上げさせてそれをベッド下に投げてアスナを下着姿にした。

 

「……綺麗だよ、アスナ」

「もうっ、バカ……」

 

 白い肌を赤を浮かばせたアスナにキリトは本心から賞賛の声を送った。

 彫刻のように均一の取れた美の具現化のような肉体。まだ下着を纏ってはいるが、その姿は並みの風俗嬢やヌードモデルなどでは決して太刀打ち出来ないだろうと思えるほど美しく、彼女の見せてくれる内腿を重ね合わせたり肩にかかった髪を払う仕草など、どれをとってもすばらしく男を誘う。それを本人は(おそらくだが)無意識に、それも何も考えずにとっている仕草だろうとキリトは思い、彼女がこの仕事をしているのはまさに天職だからだろう、と一人勝手に納得するのと共に、ズボンの中に収められている自身のそれが早くも限界寸前になっていることに気づいた。

 

「ふふっ、キリトさんの”そこ”ももう準備万端って感じね」

「ああっ!?」

 

 いつしかアスナの視線はキリトの腰の方を見つめており、固いジーンズの生地の上からでもはっきり分かるほどに勃起していた。

 

「あっ、これは、その……」

「いいのよ、むしろ嬉しいから」

「アスナが悪いんだ……。エッチすぎるから……」

「はいはい、ごめんなさい。それじゃあ、今度は私が脱がせてあげるわ」

 

 そう言って今度はアスナの手がキリトの衣服へと伸ばされていった。

 慣れた手つきでジャケットのジッパーを下ろして腕を抜き、ジーンズのベルトを外して脱がせていく。

 

「キリトさんのモノって結構大きいのね。楽しみ……」

「お願いだから黙って脱がせてくれないか」

「だーめ、私にしたお返しよ」

 

 ジーンズを脱がせたことでよりはっきりとした雄の象徴の形と黒のトランクスにできたシミから漂うオスの香りに脳まで刺激されたアスナはからかうように言った。布地越しに伝わってくるペニスの熱いマグマのような熱に頬を赤らめ、男らしい汗のにおいに唾液が溢れかけて慌てて飲み込む。

 キリトが恥ずかしそうに顔を抑えるのを無視し、そのままトランクスに指をかけて勢いよく下ろした。

 

「わぁ、大きい……」

 

 もはや声にならない羞恥に耐えるキリトを他所にアスナは現れたそれに胸を躍らせ目を輝かせた。

 これから目の前にあるこれが自身を貫きいっぱい喘がせてくれるのだ。感謝の念と興奮の期待が爆発して今にもしゃぶりつきたくなるが堪え、息を吹きかけてからかうだけにとどめた。まだ、下拵えも終わってはいない。味わうのはそれからでいい。と、自分に言い聞かせて。

 それから放置していた白いシャツを脱がせた後に靴下を引き抜いてキリトを完全な裸に剥いた。

 全裸のキリトに下着姿のアスナ。完全に攻守は逆転していた。

 

「ふふふ、どうかしらキリトさん。女の子の前で裸にされるのは」

「凄く、恥ずい……。アスナが下着だから余計に。だから今度は俺の番――」

「だーめ。下着くらい、自分で脱げます」

「えっ……」

 

 アスナはキリトが何か言うのを待たずに背中に手を回しホックを外す。押さえつけられていた乳肉の反発に任せてカップをずらすと恥ずかしがる素振りを見せずに乳房を晒し、自然な動きでショーツを足から抜いた。

 

「映像はやっぱり演技だったのか」

「さぁ、どうかしら。早くお風呂に入りましょう」

 

 アスナはキリトの手を取り彼の前を歩き浴室へと導いていく。傷一つない真っ白で無防備な背中や露わになった尻肉が確かに揺れる様子を眺めながらキリトは先に自分の方が部屋にいたにも関わらず彼女に導かれる形で中へと足を踏み入れた。

 

 

「あっ……キリトくん、もっと頑張って。あむっ」

 

 狭い浴槽に入るなりキスを交わす二人。アスナより少しだけ背の高いはずのキリトが壁を背にして押されアスナに弄ばれる。

 口の中の唾液をアスナが搾り取る勢いで吸い付いてきて、キリトも負けじとむき出しの乳首を指で弄るがあまり効果はなく。それを防ごうとさらに密着してきたアスナが左手で首を抑え左手でキリトの象徴を刺激してきた。

 

「キリトくんのここもうとっくに限界ね。助けてあげなきゃ」

「ああっ、アスナ……。やめっ」

 

 キリトの何度目かの訴えをやはり無視してアスナは舌で這いながら顔を下へ下へと落としていく。途中、女の物とは違う感触の男の乳首に舌が止まってつついたりしゃぶったりをして遊びながらも彼女の顔がペニスの前にやって来た。

 

「いただきまーす」

 

 行儀よく声に出した言葉とは真逆に勢いよく貪りついた。

 キリトの腰を尻を掴んで顔を激しく振り乱す。切り揃えられているとはいえ彼の陰毛が鼻にかかるが気にせずに陰茎を咥え中から滲み出てくる汁を吸い出そうと口をすぼめて啜る。

 湯船に湯が少しずつ溜まり始めており、アスナの口から零れた唾液と我慢汁の混ざり合ったものが落ちて小さな波紋を広げた。

 

「アスナ……」

 

 キリトの足が早くも震えだし限界を示す。アスナは唐突にペニスを口から出すと端から涎を垂らすがままに彼に対して。

 

「ねぇ、キリトくんには特別サービスしちゃおうかなぁ……」

「と、特別サービス……?」

 

 と、妖しい笑顔を見せながらそう言った。

 キリトが声を震わせながら言葉を紡ぐとアスナは立ち上がって備え付けのボディーソープをいっぱい胸の谷間に垂らしていく。それを掌で乳房全体に塗り広げていき元々白い素肌を更に白く染めていく。谷間には入念に石鹸を流し込み滑りを確認すると、もう一度しゃがみこんだ。

 

「今はまだ内緒だけどね。私の次の作品で使うパイズリの練習に付き合ってほしいんだけど……ダメかな?」

「ダ、ダメじゃない、けど」

「やった! それじゃあ、縁に腰掛けて」

 

 キリトの了承を得、アスナは彼を座らせる。そして、天井めがけて反り立った剛直を一目見てゴクリと喉を鳴らしそれを胸に抱きこんだ。

 

「うおぉっ……!」

 

 局部に訪れたこれまで体感したこともない刺激にキリトは声を漏らす。アスナの胸による奉仕は彼女の他の作品でもあまり見たことがなく、新鮮さもあるがそれ以上にその技量が素晴らしかった。

 公表Eカップの巨乳を惜しむことのない豪快な手つきから生み出される巧みな動き。押しつぶすだけでなく時に優しく時に激しく包み込みこちらを飽きさせることがない。それにアスナほどの絶世の美少女が男の下に跪きパイズリをしているという事実だけで昇天しそうになる。

 時折、彼女が口から垂れ流してくれる唾液が潤滑油となって変わらぬ滑りを提供してくれる。

 

「どうかしら……気持ちいい?」

「あ、ああっ、とっても。最高だ……」

 

 少しだけ苦し気な様子で感想を聞くアスナとは反対に恍惚とした声と共に本心をキリトは口にして背を反らした。声を抑えようとしているのか頭を壁に押し当てて口を噛みしめているがアスナの胸技は初心者とは思えぬほど卓越した技術で射精を促してきた。

 

「ああぁ、もう、ダメだ……くっ」

「きゃっ……!」

 

 キリトが耐えようとするもむなしくペニスは一度大きく震えた後、たわわな胸から勢いよく飛び出し白濁の液を撒き散らした。

 咄嗟のことに身構える余裕もなくアスナは胸から上を真っ白に染められていく。思わず閉じてしまった瞼や鼻、口に掛かっていくのを感じて自然と顔が綻ぶ。

 声を漏らすと同時にキリトの足が折れ浴槽の中で尻もちをついた。湯がそれなりに溜まっていたこともあってか漏れた精液がぷかぷかと漂っている。

 アスナはやがて目を開くと口元に付着した精液を舌で舐め味わう。

 

「うんっ、美味しいね。キリトくんのせーえき」

 

 顔についているそれを指で救いながら立ち上がり、一度、キリトの顔の前で大きな雫となった白濁液の塊を見せつけるとパクリと一息に飲み込んだ。

 真っ赤な顔をしたキリトはその様子をぼんやりと見ていたが射精の後に訪れる強烈な睡魔に襲われてぐったりと湯に沈みそうになる。

 

「危ない。まだ眠る時じゃないでしょ?」

 

 アスナがキリトの身体を支え、肩を貸して立たせる。彼女の華奢な身体からは信じられない力で持ち上げられたことに驚くが霞みがかった頭では何も言い出せなかった。

 

「続きはベッドの上でしましょう?」

 

 キリトを覗き見ながら天使の笑みを浮かべるアスナ。彼にできることは素直にうなずくことだけだった。

 

 

「キリトくん、んっ……」

 

 ベッドの上。裸のまま身を寄せ合った二人はキスを躱し続ける。

 今日出会ったばかりの二人だが恋人のように互いの身体を抱きしめ、何一つ隠すことない生まれたままの姿で愛を確かめ合っていた。

 

「アスナ……」

「キリトくん……」

 

 キリトが差し出してきた舌をアスナもまた自分の下を差し出して絡め、唾が零れることも気にせずに卑猥な音を響かせながらキスを繰り返す。その間、アスナの手はキリトの乳首を責め、しなやかな足を腰に絡めながら太腿で萎えている陰茎を挟み回復させようとしていた。

 

「どうキリトくん、少しは回復したかしら?」

「少し……、でもまだ無理かも」

「私にできることは、他にまだあるかな?」

「一つだけある、かも……」

「何かな? 遠慮しないでいってよ?」

「アスナがデビュー作でやってた。玉舐めフェラ、してほしい、かな」

「あれね……。いいわよ、やってあげる」

 

 アスナはそう言うと唇に強くキスをして、首筋から胸へとキスの雨を降らせながら下がっていき、股間の前に顔を持ってきた。

 

「可哀想、こんなに萎んじゃって……。また勃たせてあげなくちゃ」

 

 柔らかくなったキリトのペニスを見せつけるように持ち上げると亀頭をつまんで竿で舌を舐め、しぼんだ玉袋にひんやりとした指で触れる。

 瞬間、キリトの腰が跳ねてペニスが少しだけだが硬さを取り戻していく。アスナはそれを間近に感じながらまた搾り取りたくなるのを堪えて袋に口を付けた。

 変な感触のそこを口いっぱいに吸い込むように咥え痛みを与えぬように注意を払いつつ甘噛みして刺激を与える。

 

「ぐぷっ、ぐっ、むぐぅぅぅ……んむぅ」

 

 陰茎がより硬さを取り戻していく。アスナは手による刺激も交えながら玉を舐め、時に口でペニスを咥え柔らかな感触を楽しみつつ手で玉袋を刺激することを忘れずに行ってキリトを飽きさせない。

 

「んはぁぁぁ、そろそろいいかな」

 

 キリトの陰茎から口を離し指で突いて硬さを確認するとアスナは持ってきたポーチからコンドームを取り出し、それを被せた。

 

「私を責めるのと、私から責められるのどちらがお好きかしら?」

「せ、責められる方で」

 

 キリトがそう言うと共にアスナは足を大きく開いて股越し、反り勃ったペニスを秘部の前に持ってきた。アスナのそこは愛液で既に濡れきっており軽く開いただけで白く濁った粘液がどろりと垂れてキリトの腹を濡らす。

 

「見て…………、私のここ。キリトくんが可愛いものだからこんなに濡れちゃったの。責任、取ってくれるよね?」

 

 一つ、また一つと愛液の露は糸を引いて腹を濡らしていく。ほんのわずかな期間しか触れていないはずのアスナの指がふやけたように見え始める。

 キリトは観念して頷き、ベッドに身を任せた。

 

「ふふっ、それじゃあいくわね」

 

 M字に開いた足に力を入れと腰を下ろしていく。キリトのペニスを掴んだまま決して挿れ漏らさぬようにゆっくりと慎重に。アスナとしては焦らしているつもりはないが、キリトにはそれが永遠のように感じられてじれったくて。思わず腰を浮かせた瞬間にアスナのナカにキリトの亀頭がずぷりと、飲み込まれた。

 

「んんっ……」

 

 そこからは重力に任せアスナの腰が落ち、奥へ奥へとキリトのモノが進んでいく。カリがアスナの敏感な箇所をうまく刺激し身体を震わせる。次第にアスナの息も上がっていき、涎が口の端から垂れる。全てが飲み込まれる頃には二人は荒い呼吸で汗をほんのり肌に浮かべていた。

 

「は、入ったね……。全部、あっ……」

 

 涎を腕で拭いアスナは顔に掛かっていた髪をかき上げて腰を揺らす。ナカで確かに感じる男のモノが熱く脈を打つ感覚に自然と笑顔になる。

 

「キリトくんのおちんちん……、すっごく硬くて、熱くて、たまらないよぉ……」

 

 軽く尻を浮かせ腰を振ると、ペニスは更に反り勃ってアスナの弱いところを付いてくる。波打ち始めた快感に身を任せるように身体を揺らしていく。

 

「あっ、あっ、あっ、あんっ」

 

 豊かな髪を振り乱し一心不乱に腰を振り喘ぐアスナ。形の良い乳房を揺らし汗を散らして快感に身を悶えさせ、赤く上気した頬を緩ませて笑顔を見せる。

 

「キリトくん、気持ちいい……? あっ」

「ああっ、とっても、気持ち、いい……」

 

 腰を少し曲げて豊かな尻を発達した男の太腿に乗せるとアスナは腕を伸ばして乳首をつまみ優しく摘み弄んでいく。キリトが刺激に身を捩るのを見下ろしながら触りなれたものとは違う若い男性の乳首の感触を確かめる。

 

「乳首で感じちゃうなんて……女の子みたい」

 

 胸を弄られて感じるキリトを眺めアスナは笑う。腰の動きを速く遅く、激しく優しく、そして動いたり止めたりを慣れる暇を与えずに繰り返しキリトを責めたてていく。

 もちろん、これによって快感を得ているのはアスナも同じで腰を振る度に、キリトが悶えペニスを震わせるたびに絶頂への階段を上っていた。それに、こうやってキリトを弄って優位に立っておかないと大変になりそうだとアスナの感覚が告げていた。なぜなら――

 

(キリトくんのおちんちん……き、気持ち良すぎるよぉ……!)

 

 キリトのペニスとアスナのヴァキナは相性がとても良かったのだ。それも、経験豊富なアスナが恐れを感じるほどに。

 腹に力を入れて膣を絞めればペニスは硬さを増してそれに抗い、キリトのモノが奥に当たればこれまで”あの人”以外で感じたことのない感覚が襲ってくる。

 アスナが自らのナカに挿し入れようとした瞬間にキリトのそれはすんなりと飲み込まれていき、まるで最初から一つの物だったといわんばかりに密着し離れてはくれない。

 初めから計算されたような二人の性器は今、雄と雌の本能のままに交われと命じるように昂り心地よい痺れを全身に駆け巡らせていく。

 だからこそ、ここで教え込む必要があるのだ。今後、自分の前に再び現れる可能性があるキリトが、いつか優位に立つその前に、自分の方が上位だと、責める存在なのだと教えなければ。

 

(私をこんなに、温かく……気持ちよくできるのは、おじさんだけでいい)

 

「ふぁぁ、あっ、あんっ、ああっ、あああぁ。ああああぁぁぁぁーんあっ」

「アスナ、アスナぁぁぁ……」

 

 アスナが横になったキリトを抱きしめるように覆い被さり顔を舐めまわす。汗だくの額や頬に舌を滑らせて唾液でコーティングする。

 キリトも慣れてきたのか負けじとアスナの乳首に吸い付き、コリコリに勃起したそこを甘く噛んだ。

 

「ふわぁぁぁ! キ、キリトくん……、や、やめて、やめてよぉぉぉ」

「アスナが欲しそうだったからしてあげたのに……じゃあこっちは!」

「いやぁぁぁぁん! そ、そこもやめてぇ!」

 

 腰を曲げたことで無防備となった尻を撫で、むき出しの肛門を指で突いた。背後からではどうなっているのかなどキリトにはわからない。はずだが、無意識のうちに指はアスナの肛門周辺を自在に動き彼女を狂わせていく。

 

「ひ、ひにゃ……んっ。お、お尻はNGなの……」

「そうか、でもカメラに映らないようにはするから、さ」

 

 小声でそう囁くと共にキリトが腰を強く押し上げるとアスナは大きく痙攣してぐったりと動かなくなった。汗にまみれた裸体を初対面の男に預けアスナは絶頂を迎えたのだ。

 

「はぁっ、はぁっ、キ、キリトくん。NGはだめだよぉぉぉ……」

「でも気持ちよくなれただろ?」

 

 はぁはぁと荒い息をするアスナ。

 キリトは彼女のほんのりと湿った髪をはらい優しくキスをした。汗か唾かもわからぬ体液に濡れ光る唇を重ね、互いの背中に腕を回し胸を合わせる。

 やがて、キリトが「今度は後ろを向いてくれないか」というと、アスナはそれに応え、彼に絶頂を迎えたばかりで敏感な尻を無防備にも晒した。

 

「今度もアスナが挿れてくれないか」

「もう……私にばっかり」

 

 ベッドに背を預けたまま楽そうに丸い安産型の尻をキリトは眺める。アスナも口ではイヤそうな雰囲気を出しながらも、笑みを浮かべた顔を背中越しに見せながら、下品に尻がヴァキナもアナルも丸見えになるほど足をM字に開き、キリトのペニスが挿入される様を見せつける。

 

「まるでアスナがトイレしてるとこを見てるみたいだな」

「もうっ! 変なこと言わないで……」

 

 一瞬で顔を更に赤く染め強く抗議するアスナ。すぐに気を取り直し挿入を再開する。

 愛液がさらに濃さを増して滴り挿入の補助をしてキリトのペニスを飲み込んでいく。

 

「んっ、くぅ……」

 

 一ミリ入るだけでも足が崩れてしまいそうな快感に抗い腰を沈めていく。キリトには力んだことで締まった尻肉や肛門しか見えていないが、アスナの顔は普段の美貌を完全に崩壊させ汗と涙と涎に顔を濡らして舌を伸ばす一匹の盛った雌に成り下がっていた。

 

「んはぁぁぁ、あっ」

 

 再度、キリトのペニスを完全にその身に取り込んだアスナ。身体を達したかのようにピクピクとさせて快楽に耐える。そして、蹲踞の体勢となってさながら用を足すように力を込めた瞬間、キリトから待ったが掛けられた。

 

「アスナ、どうせなら”これ”付けて腰振ってよ」

 

 キリトが手渡してきたのは黒いヘアバンド。アスナも使っているどこにでも売っているシンプルなもので、何故これを今渡して来たのか理解不能だった。

 特に考えることなく受け取り、ポニーテールになるように束ねた。途端に、キリトのモノが更に硬くなって射精したのかと思うほど跳ねた。

 

「キ、キリトくん! どうしたの……?」

「あ、あぁ、気にしないで続けてくれ」

 

 アスナがキリトの反応に戸惑うのを制す。一瞬だけ動きの止まったアスナだったが、既にプロとしての意識を持つ彼女はすぐに腰を大きく揺らしキリトのペニスを責め始めた。

 

「んんっ、ああっ! あっ、ああぁん! んはぁぁぁ!」

 

 膝に手を置き力強く腰を上下させるアスナ。尻に筋が見えるほど強く力を込め背後からでも揺れる乳房が覗くほど大きく動く。

 キリトに配慮する余裕すらなくなったのか、ヌプヌプと卑猥な音を膣から慣らして快楽を貪る。

 そんな様子を同じく快感に耐えながらキリトはアスナの背中を見つめた。

 

(やっぱり、予想したとおりだ)

 

 キリトが鼻の下を伸びるのに耐えながら見つめているのはアスナの首。普段は長い髪が隠している一点のシミもないうなじだった。

 彼女にヘアバンドを勧めたのも最初からそれが狙いだった。アスナの普段見られない一面を間近で見られる機会に他の参加者が既にみているであろう膣や肛門だけではつまらない。そいつらがあまり注視しないであろううなじ等を見てやったという優越感がキリトの心を満たしていく。

 徐に身体を起こし、アスナの身体を抱き寄せる。

 

「アスナ……」

「キリトくん……」

 

 彼女と共に側位となり、身体を更に密着させる。豊富な胸ごと身体を抱きしめて腰を動かしていく。

 

「今度は俺の番だよ。アスナ」

「あっ、あっ、あっ、あっ、ああぁ……」

 

 耳元で囁きながらペニスを愛液でぬかるんだ蜜壺へ押し込んでいく。アスナが喘ぐたびに熱と共に雄を誘惑する甘い香りが鼻を擽り男の理性を狂わせる。

 

「やんっ、あっ! ああんっ! ああぁ! はぁぁん!」

 

 甘い声を上げて身を捩って逃れようとするががっちりと掴まれていて敵わない。視界にチカチカと白い光が見え始め終わりが近いことを悟った。

 

「ね、ねぇキリトくん……」

「……どうした、アスナ?」

「わ、私……、もう、イキそう、なのぉ……あんっ」

「それなら、早くイかせて――」

「――で、でもね、最後くらい、あなたの、顔を見ながら気持ちよくなりたいんだけど、ダメかな?」

 

 両手を重ねて懇願するアスナ。それが届いたのか、キリトは体勢を正常位に変えアスナと向かい合った。

 

「それじゃあ、アスナ……。行くぞ」

「うん、きて……んんんっ!」

 

 勢いよく腰を打ち付けられてアスナは背を反らす。シーツを掴み歯を食いしばって強い快楽に抗う。

 

「うんんっ、うんっ、うあっ、ああッ! あはぁぁっ! はああぁぁぁぁぁぁー」

 

 はしたなく声を上げ、口で押えることも忘れアスナは快楽の虜となっていく。

 アスナの身体の穴という穴から体液があふれ出して濡らしていく。快楽に喘ぐ口は涎を零し視界の霞んでだ目は涙をあふれさせる。キリトに突かれだらしなく開いた下の口は愛液という涎を洪水と見間違えるほど溢れさせ、ベッドシーツに地図を描くほどに濡らしていた。

 

「あうっ、うあっ、あんっ、あっ、あはぁ、ああんっ」

「アスナ……、俺、そろそろ……」

「キ、キリトくん……い、一緒に……んあっ」

 

 貪るようなキスを重ねながら二人は最後を共にしようとする。キリトはアスナに伸し掛かり体重を預け押しつぶす。アスナはそんなキリトの身体を強く抱きしめて決して離すまいと手を背中で握る。

 

「あんっ、あんっ。あんっ、あんっ、あんっ」

「アスナ、アスナっ、アスナ……!」」

 

 二人の呼吸が重なりあい一つに溶け合っていく。互いの肌のぶつかる音、体液の交じり合う音、荒い息遣いが奇妙に絡み合いある種のハーモニーを奏でていく。

 心まで一つになったと感じて瞬間に、ついにその時は訪れた。

 

「キ、キリトくん……私イク! もうっ、イクゥゥゥ!」

「あぁ、イケ! イッちまえよ、アスナ」

「ああぁっ! イクイク、イクッ! イッ………ああああぁぁぁぁぁ!!!!!」

「くっ……」

 

 アスナが達し膣をキツく締め付けるのを待たずにキリトも射精した。

 一度射精したとはいえ、その後急速に蓄えられた凄まじい量の精液はコンドームから萎んだキリトのモノだけを吐き出した。

 

「あ゛あ゛あぁぁぁぁぁ……」

 

 獣のような声を上げ手足を広げただらしない姿のままベッドに身を預ける。荒い息を上げ、腹筋の浮き出た腹をヒクヒクと震わせ快楽の余韻に酔いしれる。

 股間に違和感を感じ、アスナが手を伸ばし震える指で何かを掴んだ。ぼんやり天井を見つめている視界にそれを持ってくる。見ると掴んでいる物はキリトのペニスを先程まで包んでいたコンドームで、容量が限界に達していたからか、はたまた激しい動きで劣化していたかゴムの先端が割れて中の液体がボタボタとアスナに降り注いだ。

 

「…………」

 

 指で顔を覆っているどろどろした精液を掬い、摘まんだり引っ張ったりしてその感触を楽しみ飲み込んだ。前より濃厚さを増したその雄の味わいに酔いしれ恍惚とした表情を浮かべる。

 普通の女子なら顔に張り付いた精液などすぐにふき取るのだろうがアスナは違う。それを美容パックをするかの如く顔に染み込ませて臭いが持続するようになじませようとする。しかし――

 

「アスナ、風邪ひくぞ」

 

 キリトがタオルを投げてきてそれを邪魔する。

 アスナは「ごめんなさい」と一言返し、顔をあっさり拭うと浴室へと一緒に向かった。二人の裸の背中を映しながら画面は暗転し、三作目は終わりを告げた。

 

 

 

 しかし、キリトとの話はこれで終わりではない。

 何度か達してすっきりしたからか、それとも一度キリトの味を確かめたかはわからないがアスナは冷静な頭で最後の仕事を終えるべく動いていた。

 

 

 

 

「ふぅぅ……」

 

 狭い浴槽でキリトに背を預けアスナはゆったりとした息を吐いた。後ろで身体を抱いてくれている彼に穏やかな笑みを浮かべた。

 水面下ではキリトは軽く乳房を揉んでくるがアスナも負けじとペニスを握っている。

 

「気持ちよかったよ……キリトくんとのエッチ」

「俺も、アスナとのセックス。凄い、よかった」

 

 湯船の中で身体を回し抱き合う体勢となってキリトと何度目かのキスを躱す。湯の揺れる音だけが静かな浴室に響き、それが先程とは真逆のムードを演出して会話を弾ませてくれる。

 

「それにしてもキリトくん上手だったね。ほんとに初めて?」

「そうだよ……じゃなかったら、企画に応募できないでしょ」

「それもそうだけど、キスとか……トークとか凄い上手だったし」

「そりゃ、喋りなれた童貞だっているだろ。他の人は違うのか?」

「まぁ……皆、オドオドしてて可愛かったわね」

「可愛いのかよ……少し変わってるな、アスナも」

「オドオドしてる子は男でも女でも食べてくなるでしょ?」

「まぁ、そうかな。でも、その人達が演技して童貞のフリしてたってことはないのか? アスナがどんな反応するか楽しむために」

 

 その瞬間、アスナの顔から笑みが消える。

 

「そうかもね。

 

 

 

 

            ――でも、年齢を偽る悪いオトコのコよりマシだよね」

 

「えっ……」

 

 アスナの言葉にキリトの顔が蒼白する。

 同時に浴室に撮影スタッフが乱入しアスナからキリトを引きはがした。

 

「――ア、アスナ!? こ、これは、一体……」

「ごめんね、キリトくん。――いや、桐ヶ谷和人くん」

 

 本名を呼ばれキリトの肩が震える。彼の何倍の筋肉量を誇る屈強な男達に押さえつけられて逃げることは出来ないがそれでも抵抗が止むことはない。

 

「何で――だってその名前は……」

「『書類は偽造して、名前も偽った』のに何で? って言いたいのかしら? 残念だけど私の背後にいる人はそんなウソは簡単に見破っちゃうの。私を守るためなら何でもする人が想像もつかないやり方でね」

「――ッ!?」

「顔にもモザイク付きの条件の作品で、それに優しいアスナさんなら仮にバレても謝れば許してくれるだろう。そんなこと考えていたのかしら」

「はい、ごめんなさい」

「でも残念。私はこの仕事に誇りを持ってるから信用を落とすようなことをしたあなたを許す気はないわ。精々、連行された先で泣いて謝るといいわ」

「ア、アスナ!? 待っ――」

 

 アスナが言い終えると共にキリトは弁解の余地すら与えられず何処かへと連れていかれた。

 前にアスナではないにしても彼女が大切に思っていた少女を傷つけた存在には彼と同じように”男”の力を借りてどこかへと追放した結果。とある国の寂れた売春宿で”両刀”の娼婦となっていたが、今回のキリトがどうなるかはアスナには分からない。

 

(まぁ興味ないしね。”おじさん”と同じくらいおちんちんは気持ちよかったけど。気を失わなかったからこの程度。男優さん達の足元にも及ばない)

 

 キリトが消えた浴室で身を清めながら不意に思う。

 

(もしも、次に現れたときはもっと気持ちよくしてもらいたいものだわ。結構、顔は好みだったから)

 

 彼の顔を一瞬だけ思い出して頭に浮かべて年頃の女の子らしく胸をときめかせる。だが、それもすぐに彼の逞しいペニスに像を変え彼の声、臭いも全てペニスの脈打つ鼓動、雄の香りに塗り替えられていく。

 

「ああっ……、おちんぽぉ……」

 

 濡れて身体のままベッドに飛び込んで自らを慰める。シーツから漂う情事の残り香を頼りに脳内で自分をめちゃくちゃに犯し抜く。

 

「早く……早くおちんちん頂戴……早くぅ」

 

 一人になった個室でそんな独り言を呟きながらアスナは夜が明けるまでオナニーを繰り返した。

 結果、愛液でダメになったベッドシーツや各種家具、おまけにオカズとして利用した有料チャンネルの請求費でアスナの今回のギャラは大幅カットされ、男を買うための資金がなくなったのは別のお話。




キリトが一体どうなってしまったのか……更新はかなり遅めですがお待ちいただけると幸いです
次回作は当初の予定だと『風俗モノ』になる予定ですのでお楽しみに
感想や評価等あればお待ちしております。それではまた次回!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

新人風俗嬢 アスナ
OPパート ストリップダンサー~野外ステージで失禁絶頂~


 お待たせしました。続きです

 今回よりアスナの第四作目『新人風俗嬢 アスナ』がスタートします!
 アスナは今回のストリップからソープやオナクラ、デリヘルなどに挑戦していきます!

 今話はオープニングパートのストリップダンサー。文字数はかなり少ないですが激しいダンスで乱れるアスナをお楽しみください!

 それではどうぞ!


 ある日の日中。撮影所の屋上にアスナはいた。

 袖や裾などところどころに赤のラインが入った白いブラウスに赤のミニスカート、白いハイソックスにブーツを履いた彼女は微かに笑みを浮かべ立っていた。

 やがて、どこからともなく音楽が聞こえ始めるとアスナはそのリズムに乗って踊りだした。さながら海外のセクシーダンサーのように身体を腰を脚を派手に動かし人の目を引き付ける。

 脇腹に手をあて右へ左へと揺れ腰を回す。スカートの裾がヒラヒラと舞いなびいた髪から甘いシャンプーの匂いが香る。脚に力を込めて大胆に動き男を魅了していく。

 下に設置されたカメラが宙に浮くスカートの真下を撮らえた。激しい動きに食い込んだ白いショーツが高画質で記録される。

 

 

 アスナの四作目のテーマは『風俗モノ』。風俗嬢に扮したアスナがソープやデリヘル、ストリップなどを行うといった企画だ。

 今行っているのがストリップの撮影で、本来なら地下のステージや屋内のスタジオで撮影する予定だったがアスナの意見やスタッフの提案で屋外に変更。脱衣の許可を得られなかったために撮影所の屋上で行うことになったのだった。

 

 

 リズムに乗ってまるで流れでそう決まっているかのような自然な動きで靴を脱ぎ捨て、ハイソックスに手を掛けた。端に置かれたガーデンチェアに足を乗せ裾をゆっくりと降ろす。女性らしい揉み心地のよさそうな肉付きのふくらはぎを脱げていく。

 カメラに誘惑の視線を向け、映像を見る者に「こっちへ来て」と招くように口元を舌で舐め濡らす。

 脚を止めていても全身の動きは止めず、背をうねらせゾクゾクと震わせながらハイソックスを脱ぎ去り無駄な肉の付いていない生足を外気に晒した。

 (何も知らない人から見ればだが)清楚なお嬢様という外見のアスナからは想像もできないほど逞しい素足が屋上の熱された床に着く。それは筋肉質と呼べるほどではないがそれなりに鍛えられていて百戦錬磨の男優達からみても女性主体の体位を数多くこなしてきた証拠であり自分達の激しい責めに耐えて映像をより素晴らしいものにするためのパートナーとして信頼できるため高い評価を得ている脚だ。

 

 服がまだ残っているので音楽は止まることなくダンスも続行される。

 靴を脱ぎ捨てた分、軽くなった足取りが軽やかに跳ね調子よくステップを刻む。

 スカートの中身が見えてしまうほど腰を回し、髪がふわりと舞い上がる。彼女の表情も緊張がほぐれたのか緩やかな笑みが浮かんだ。ブラウス越しに乳房が揺れる。裾が捲り上がって白い肌色の腹と縊れた腰が覗く。

 脚を交互に絡ませるように交互に動かしながらアスナの指がスカートの裾へと伸びていき、それを掴むと同時に持ち上げ中の下着を見せつけた。

 腰を左右に揺らし誇示するようにカメラの前に突き出し踊る。

 背後に回ったカメラが白い布地に包まれた尻を映す。食い込みは前より深く輪郭を魅せるように形を変える。それから下へ潜ったカメラが丸い尻に密着してことで汗や別の何かのシミが微かに浮かんだ様を映す。

 スカートのホックを外し手を離すと重力に従って落ち小さな円を作った。

 

 音楽は終盤に差し掛かりアスナの手も下半身からそのまま上半身へと向かっていく。しなやかな太腿を上って腰回り、細いお腹を通ってブラウス越しに膨らんだ胸元を撫でボタンへとかかった。

 カメラへと恥じらうような視線をむけながら躊躇うように焦らすようにボタンをはずしていく。自ら胸元を広げつつ下へと手を降ろし透き通るような色をした首筋や深い谷間のできた胸元、白い下着を露わにする。

 すべてのボタンが外れ、アスナは肩をゆらゆらと揺らし、袖を腕から抜いた。

 

 白い下着姿となり、曲が変わると同時に次の段階へと進んでいく。

 白い布地に包まれた尻がアップで映ると共に画面は切り替わった。

 

 鉄柵に身体を預けたアスナが笑顔を浮かべている。

 柵を手でつかみ尻を押しつけ揺らす。角度次第では下から裸同然の女が尻を振る様子が見えるかもしれないが、アスナはそれも妄想の糧に変え腹部を熱く燃やしていく。

 ブラに包まれた乳房を見せつけ谷間に汗を浮かべながら踊る。

 カメラが下半身までくると後ろをむいてむっちりと張った尻を突き出し八の字を描く。

 

 再び屋上の中心へと移動し軽快にリズムよく踊りながら腕を背中に回してブラのホックへ手を伸ばす。

 カメラが右から見下ろす位置に立つと彼女はいたずらな表情で背を向けるとホックを外した。プチンと音を立てるようにホックは弾け、肩紐から腕を抜いてアスナはブラを脱ぎ捨てた。

 ピンク色の綺麗な乳首が外気に晒されるが、すぐにアスナ手で隠し注意を遮る。それが『手ブラ』であることはアスナはもちろん知っていたが、あえて見せないことで興奮させる道を選択し、意図的に乳輪だけは見えるように指に隙間を作りチラチラとカメラ目線で見せつけた。

 太陽の光に照らされた裸の背をカメラに見せつける。贅肉のないすらりとした線の通った背筋や傷一つない陶器みたいな艶のある肌をカメラに晒した。

 ステップはそのままに腕で乳房を抑えいやいやと身体を捩る。本人として隠しているつもりなのだろうがアスナほど大きければ押しつぶされたことで微かに空いた脇の隙間から乳肉が覗いており、そのもどかしさが男を惑わせていく。

 風が吹きアスナの艶やかな髪をはらりと流した。隠されていた背中の上側やうなじが露出し無防備な姿を見せた。

 

 片腕で胸を守り背を向けたままアスナは残った最後の衣服――ショーツを脱ぎにかかった。

 片手のためか両腰の紐に交互に手を掛けて下へずらす。腰を屈め最終的には両手を使い足首までショーツを降ろした。

 首を背後に曲げ妖しく微笑むとアスナは足を静かに上げてショーツから片足を抜く。同時にくるりとカメラの方を向いて一糸纏わぬ姿を心の準備などさせる余裕すら与えず見せつけた。

 大きく実った乳房もくびれた腰も、前からでも分かる形の良い尻を惜しげもなく晒して披露。全てを脱ぎ捨てたことで軽くなった身体を大きく動かしていく。

 頭の横に腕を持って行って脇を晒し、腰を激しく振り乱して乳房を揺らす。幼いころにたくさんの習い事を経験したらしいアスナは産まれ持った音感と日本舞で鍛えられた滑らかで魅惑的な動きを活かし、それを自らの裸の持つ女性的な魅力で底上げした創作ダンスで大勢の男に価値を示す。

 アスナもまたこの作品をみた者が自身で興奮している様子を頭に浮かべ子宮を震わせた。乳首が勃起し愛液が太腿を伝う。

 見る人が評価すれば間違いなく大きな舞台に立てるであろアスナの踊りは男達に劣情を満たすためだけに活かされていった。

 

 

 

 屋上の階段室の上に昇り足を大胆に広げ立つ。恍惚とした表情で目下の景色を見下ろしながらアスナは自らの秘部と乳房に手を伸ばす。

 顔を淫らに歪め身体をいやらしくくねらせる。音楽は未だ鳴り続けてはいるが局部から愛液が断続的に噴き出す様や涎を垂らしパクパクとする口元、そして余裕のなさの現れた普段の穏やかな顔立ちのかけらもない切羽詰まった表情からアスナがはしたない声を上げていることは明らかだった。

 ダンスの時よりも激しく身体を震わせキレのある動きを見せ、髪を振り回し痙攣する。

 軽い絶頂と快楽の波に悶える姿を晒し撮影所以外からも見られてしまうリスクがありながらももはや快感に溺れた身体を止めることは出来ず、アスナは快楽の果てを目指していく。足元に水たまりを生み出し、指がふやけるほど愛液を漏らしながら背を大きく反らした。

 そして、身体を大きく震わせがに股に脚をひらいたままアスナは背中から倒れて絶頂を迎えた。

 カメラの射線からアスナは消えたが屋根の淵には何かのしぶきが上がっているのが確認でき、昇ったスタッフがカメラを向けるとそこには気絶したアスナと彼女が漏らした尿の水たまり。それは潮と交じり合ったそれは小さな音を立てて排水溝に飲まれていた。

 

 こうしてアスナの四作目『新人風俗嬢 アスナ』は彼女がこの撮影の後に体調を崩したことで数日遅れながらも撮影が開始されたのだった。

 

 




 読んでいただきありがとうございます
 よろしければ評価や感想などお願いします

 それではまた次回に。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

Scene1 ソープ ~ローションでぬるぬるご奉仕~

 お待たせしました。まずはシーン1ソープ嬢アスナのパートとなります

 高級ソープランドの常連であるあなたが新人でありながらも容姿と才能に優れたアスナと恋に落ち身体を重ねあうという展開になっております

 また、前回のオープニングシーンの後書きで流れを記載していましたが基本的な構成は変えないもののもう少し風俗嬢に扮したアスナを書いてみたい欲求が出たので一度流れを削除させていただきます。申し訳ありません

 長くなってしまいましたが本編をどうぞ!


 ソープランド。

 そこはその日出会ったばかりの男女が混浴し、その中で”恋に落ち同意の上でセックスをする店”である。同じ浴槽に浸かって距離を縮め、マットやベッドで行為に至る至福の一時をそこでは過ごすことが出来るのだった。

 

 今日ご覧いただくのは先日店に入ったばかりの新人ソープ嬢がお客を相手に奮闘する一部始終。

 

 ローションまみれのゴムマットの上に横になった裸の新人嬢アスナ。お碗型の美しい乳房や綺麗に整えられた逆三角形の陰毛をテカテカと輝かせ、マットの上で妖しく身体を捩る。

 マットの上に溜まったローションを掬い身体に垂らしていく。天を向いた乳首に一筋の滝のように垂らし自らの手でパンを捏ねるみたいに乳肉を揉み解す。膨らみから下乳、谷間へ手を流して腹回りへ移る。

 アスナの手が動くたびにローションが臍に溜まっては溢れ引き締まった腰を流れマットへと帰っていく。

 局部の閉じられた秘裂をローションが伝う。アスナはカメラが密着してきたその場所を手で隠すように覆い、その間も粘液が染み込むように盛り上がったそこを揉みほぐす。

 気のせいかローションとは別の粘液も漏れているような錯覚を覚える。事実。渇き身体を輝かせるだけのローションとは別の液体がアスナの股より漏れていた。

 

 アスナが身体をうつ伏せに変えて尻を天井へ向けて突き出した。

 流石に手が回らないためかスタッフの手にした透明の2リットル容器に並々と溜められたローションがアスナの尻を覆った。アスナは背中や太腿を落ちていくその液体を恍惚とした表情で塗り込んでいく。

 丸みのある安産型の尻を撫で回し肉付きのよい太腿を揉む。足を軽く開いて肛門と秘部を晒すとそこを指でなぞりローションを馴染ませる。

 二つの穴に指が擦れるたびアスナのゾクゾクと揺れ、耐え切れずに腰が落ちる。

 

 再度仰向けとなったアスナは足をM字に開きカメラに向けて天使のような笑みを向けた。全身を粘液で濡らし余すと来なくカメラに晒した彼女は期待の籠った瞳で画面が真っ暗となるまで見つめ続けていた。

 

 

 

【Scene1 ソープ ~ローションでぬるぬるご奉仕~】

 

 

 

 ここはとある高級ソープ店。駅前の路地のそのまた奥に隠れるように営業しているこの店では常に選りすぐりの美少女が勤務しており決して安くはない物の彼女たちから極上のサービスを心行くまで堪能できる場所である。

 そして、この店の常連であるあなたは今日新人が入るとの情報を得てやって来たのだった。なんでもその新人はこれまで店に在籍したどの美少女よりも美しく何より素晴らしいテクニックを誇っているとのことらしい。

 店のボーイがあなたを呼びに来て嬢の元へいざなう。

 カーテンの前に立ち少し待つと開かれると、浴槽やマットの置かれたプレイルームが広がっておりピンクのドレスを着た少女が床に手を付き頭を下げていた。

 身体が透けるほど薄い生地で作られた淡いピンクのドレスを着た彼女が口を開くと女神のような心地よい声が響いた。

 

「ご指名ありがとうございます。今日からこの店に入りましたアスナと申します。初めてのお客様で緊張していておりますが、最高の思い出になるよう精一杯サービスさせていただきますのでよろしくおねがいします」

 

 頭をあげて優しくそう微笑む少女――アスナ。彼女を一目見た瞬間あなたの胸は初恋の時のようにときめき、差し出された手に触れた時にはもう離れられなくなっていたのだった。

 

 

 

 

 マットに内股で座り桶に溜めたローションをかき混ぜているアスナを男は湯につかりながら眺めていた。

 アスナは既にドレスを脱いでおり生まれたままの姿を隠すことなく仕事に集中しており、フラワーシュシュでポニーテールに束ねられた髪の下に覗くうなじや健康的なむきだしの肩に股間のモノを堅くしていく。

 

「ではお客様、準備が出来ましたのでマットの方へうつ伏せとなってお願いします」

 

 男の手を取ってアスナはマットへと連れていく。彼が滑らぬように胸に腕を抱き、横になる時も腰を掴ませ慎重に降ろす。

 

「これよりローションをかけさせていただきます。失礼しますね――」

 

 男をうつ伏せに寝かせると桶からローションを掬って背中へと塗り込んでいく。手の甲ではなく手の平を使い優しくマッサージするように肌に流布し、肩から腰、お尻のギリギリまでなぞると、そこから下の太腿やふくらはぎは軽く撫でアスナは今度は自分にもローションを塗り込んでいく。

 乳房を念入りに粘液を塗って腹回り、ローションを再度掬ってから股間から太腿を合わせてローションで濡らし背中以外に光沢を与えた。

 

「お背中失礼します」

 

 男に一声かけて、アスナは彼の身体に馬乗りになると股間を彼の背中に押し当て滑っていく。前へ後ろへ、自らのローションを男に分け与えるみたいに身体を引っ付ける。

 抱きつくように身を屈めると乳房を密着させて円を描くように身体を動かす。

 

「気持ちいいですかぁ……?」

 

 男の耳元でそう囁きながらアスナは首筋に舌を這わせる。男が喘ぐように声を漏らすとアスナはうっとりとした表情を浮かべ熱い視線を背中から送り身体の動きを速めた。

 

「あぁ……、お客様ぁ。この動き、私も……あんっ。気持ち、いぃ……あんっ!」

 

 身体を擦りつけるたびにアスナの性感も刺激され官能的な声が漏れる。それは男にもとっくに伝わっていて、彼女の勃起した乳首が擦れる感触や、明らかにローションとは温度の違う液体の温もりが見えない分だけもどかしさや、それによる妄想の興奮を誘った。

 

「んっ、ちゅっ……っぱ。あむっ、ちゅっ……んはぁ」

 

 艶やかな桃色の唇を男の背中に引っ付けてキスマークを記していく。背中の線に沿い流れ首の付け根を舐め耳の穴をしてで掃除する。

 

「お客様の身体、逞しい……」

 

 アスナの妖しい声が男の脳を耳元から刺激する。

 今度は下へ、背中から尻の谷間へと滑っていく。男の身体に着いたローションを自身の唾液と絡めながらもう一度塗りなおす。

 

 「お客様のお尻、凄く硬い……。頑張り屋さんなんですね」

 

 男の尻を割り開き肛門へと汁を流す。男の腰が浮き上がるがアスナはそれを抑え女の物とは感触が全く違う臀部を味わうように口に含みキスマークを残した。

 

「体勢、変えますね……」

 

 アスナは男の頭に背を向けると、豊かな尻を体重ごと押し当てて前後へ腰を振る。愛液の漏れ始めた陰唇を中心に男の背中から尻までを撫で上げていく。

 

「お客さんの背中、すっごく安心できる……はあっ」

 

 脚を抱きかかえ腰をより密着させてアスナは男に奉仕する。自らの尻が開いてローションに濡れ光るアナルが露わになることを気にも留めず身体を前後に動かす。

 もう一度馬乗りになると男の脚を抱きしめてその指一本一本を丁寧に口に咥え舐めていく。足の平を乳房に押し当てその柔らかい感触を体感させつつ綺麗にする。

 

「ちゅぱ……ちゅっ、ちゅっ……ちゅぱっ……あっ」

 

 わざと音を立てるように指をフェラの要領で舐め上げ掃除するとアスナは男の右側に身体を横にするとローションの滑りを活かし、ゆらゆらと泡踊りを始めた。

 

「んっ……、んっ……、んっ……、んっ……」

 

 男の身体の下に腕を差し込み上下移動を繰り返す。尻を包み込むような手つきで撫でながら日頃の活動で疲れているであろうそこを労わる。

 

「反対、いきますね」

 

 今度は左側に回り込むと同じように動いて男の身体へ奉仕。足を絡ませ局部を大きな太腿にすり合わせ陰毛をたわし代わりに押し当てていく。

 

「お客様、四つん這いになってもらえますか……?」

 

 男の腰を支えながら四つん這いにする。

 アスナは乱れた髪をはらい「失礼します」と一声かけるとその華憐な唇を躊躇うことなく男の尻穴に口づけ舌を刺し入れた。

 

「あっ……、うんっ。うっ……ああっ」

 

 息を荒くしてアスナは男へ奉仕を続ける。

 アスナの唇が不浄の穴を舐め上げる音と男の喘ぎが室内に響き渡っていく。腰を浮かせたことで勃起した男のモノがピクピクと脈打つ。

 それに気づくと手をそっと差し伸べて搾乳のような手つきで焦らしていく。

 まだ満足するには早い、と言わんばかりに。

 

「お客様、仰向けになっていただけますか?」

 

 アスナに促されるままに男は体勢を変え、膨れ上がった剛直を見せつけるみたいに天高く突き上げる。身体を支えられた時感じたアスナのたおやかな手の感触を思い出しながらそれが自らのイチモツに触れるその時を楽しみにしながら。

 仰向けとなった男の身体に覆いかぶさるとアスナはローションを桶から掬うと男の身体に、それから自身の身体に万遍なく塗り込むと倒れるように身を屈め抱きしめた。

 

「それじゃあ、身体少しお借りします……」

 

 アスナは男と唇を重ねると背中と同じ要領で身体を下へと滑らせていく。前と違うのは反り立った男のモノを胸や乳首、腹に押し当てながら下り、上がる時はそれを巻き込むようにカエルみたいな恰好で大胆に動いた。

 乳首を舌先で突き、遠くからでも見えるほど濃密に舌を絡ませあいながらアスナと男は絡み合う。

 アスナは男の右側に身体を倒すと足を太腿に絡ませ、右手でしごきながら身体を擦り付けていく。

 

「ああぁ、気持ちいいよ、アスナちゃん……」

「……ありがとう、ございます」

 

 男の言葉にアスナは太腿でペニスをしごきながら笑顔で答えた。身体を大きく動かすマットプレイはアスナにも男にも快感をもたらしてはいるが、主に動いているアスナの方は疲労が少しづつ溜まり額には汗が滲み始めていた。

 それから左側も同じように奉仕して、もう一度覆い被さりながらローションを塗り込んだ。

 

「お客さんのここ、とっても大きくて硬い……」

 

 胸で押しつぶすように男のモノを乳房の下に挟みアスナは上目遣いでニコリとほほ笑んだ。

 

「足の指を、今度は私のあそこで洗ってさしあげますね」

 

 男の爪先まで尻を滑らせて移動するとアスナは足をM字に開き、自らの秘部に脚の指挿し入れた。

 

「くっ……、ううぅ、ううぅっん……あっ」

 

 目を細め挿入の快感に悶えそうになるのを堪え足を手に蜜壺から溢れる肉欲の露を使い男の指に奉仕するアスナ。

 ここまでされるがままだった男が指に力を込めてくる。ナカでぐにぐにと指を躍らせ小さなペニスみたいに柔肉を責めたてる。

 

「くっ……うわぁぁぁ……、あんっ」

 

 口に手を当てて可愛らしい声で鳴く。アスナのGスポットを的確に探し当てた男はザラザラとしたそこを押し込んでいく。

 

「くあっ、くぅぅぅぅぅん……!」

 

  口の端から涎が伝う。アスナはそれを拭いながらなんとか快楽に耐えて十本全てを膣内に咥えこむと男の腹の横に腰を置き手でペニスをしごき始めた。

 ローションで手の平を覆い、粘液の滑りを最大限活かした手コキで男に先程の仕返しもかねて快感を与える。

 早くも透明な汁が先端に滲んだのを見てアスナはにやりと妖艶な笑みを浮かべた。

 

「アスナちゃん……、指を、挿れてもいいかな?」

 

 男の手がアスナの陰毛で隠された秘部へと迫る。

 アスナは股を少しだけ開いてそれを受け入れた。経験豊富な割には処女さながらにピタリと閉じ清楚華憐なそこは、男の指が触れた瞬間に本性を現したかのように粘液をたらりとこぼし飲み込んだ。

 

「うんっっ、ああっ……」

 

 局部から全身に駆け上ってくる刺激に背を反らしてアスナは喘ぐ。手を動かすことはやめていないがそれでもその手つきはぎこちなく断続的なものとなった。

 

「ハァハァ、アスナちゃんのおまんこ……、すっごく熱いね」

 

 ちゅぽんと音を立てて指を抜くと、べったりとした愛液にまみれたそれを見せつけた。薄っすらと白く濁った液体を男はアスナの陰毛を撫でながら舐め取らせると身を任せるように身体から力を抜いた。

 

「ああぁん……、お客様のここ、もう準備万端ですね。こんなにガチガチになってる」

 

 再度、男の身体に身を預け胸の下にペニスを敷くと男に舌を伸ばして絡め唇を吸い付くように重ねた。

 アスナの柔らかな下腹部に押し潰されたペニスはその内側にある女の園に思いを巡らせるかのように脈動する。

 

「そろそろ挿れてもいいですか?」

 

 上目遣いで男に尋ねる。

 断る理由などどこにもない男は頷くとアスナの乳房を優しく撫でた。

 

「……ゴム、着けさせてもらいますね」

 

 腕を伸ばしコンドームを取り、アスナはそれを口に咥えた。手で反り立ったモノを抑えながら口を近づけてゴムを被せていく。

 手慣れた感じで男の黒々とした剛直を水色の膜で覆い透明な糸を引きながら口を離した。

 

「それでは、お客様の大切なおちんちんを、私のおまんこで、気持ち良くさせていただきます」

 

 男の身体の上。M字に脚を開き跨るとアスナは自らの秘部を弄り挿入の準備を整える。寝そべってされるがままの男を見下ろしゆっくりと腰を下ろしていった。

 

「くっ……ううぅぅぅん」

 

 亀頭が割れ目を開き中へと沈みこんでいく。興奮と期待に限界まで膨らんだそこが抜けるとアスナのナカへとズルズルと飲み込まれていき、最奥。子宮のすぐそばに先端が触れるとアスナの身体が反れ足の関節がビクと震えた。

 

「そ、それでは……動いていきますねぇ……あううっ」

 

 アスナは自ら腰を振り室内に喘ぎ声を響かせていく。。二人の身体が触れ合う度に鳴るローションの弾ける音にも負けないくらいに叫び、けれども男の興奮を誘うために声を少しずつ大きく、そして甲高い物へ変化させる。

 

「気持ちいいですか……? あんっ。あっ!」

 

 男の腹に手を置いて身体を大きくゆするアスナ。大きな乳房が揺れる様に男の視線が向いているのを察して自ら持ち上げ、ローションと湯で解された美乳をいやらしく捏ねて男の劣情を誘う。口から涎を垂らし深い谷間に水たまりを作るとそのまま身体を倒して被さり、男と何度目かのキスをした。

 

 「んっ、んんっ、……んあっ。あっ」

 

 喘ぎを堪えて唇を貪りあう二人。口内に溜まった唾液を飲み合い飲ませ合い息を交換する。男の手がアスナの丸い桃尻を撫で隙だらけの肛門をなぞる。それだけで彼女の身体は敏感に反応し、シワをなぞれば足をヒクつかせ膣はより締まった。

 息継ぎを無限に続けながら交わり続け、男の腕が不意にアスナを抱きしめた。そして、そのまま身体を横に倒すと二人の口は離れた。

 

「んあっ……」

「アスナちゃん……、今度はこっちが気持ちよくしてあげるよ……」

「やっ……、待っ……あんっ!」

 

 アスナの制止も聞かず、男はアスナに腰を打ち付け奥を勢いよく突いた。可愛らしい雌の鳴き声を元にペースを急激に速めながらその主導権を奪っていく。

 

「やんっ! 待っ、……んあっ、お客様っ、激し……あんっ! ひゃぁっ……!」

 

 風俗の常連である男はアスナを簡単に組み伏せると訴える口を塞ぎ押しつぶすように体勢を更に変えた。

 種付けプレスの要領で圧し掛かると抵抗できぬアスナを見下ろしながら限界まで勃起したペニスで貫いた。

 

「んむっっっ!!! んあっ、あっ、あんっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」

 

 マットに倒され自らの弱い部分を容赦なく責めたてられていくアスナ。力なく頭の横に倒していた腕を男に抑えられ力の入らない身体に快感が絶え間なく流れていく。

 下腹部が熱く脈打ち甘い痺れが頭の中を真っ白にしていく中でアスナは絶頂の兆しを感じながらアスナは腰を掴まれて座位の体制へと変えられた。

 

「アスナちゃん、気持ちいいかい……?」

「うんっ……きもち、いいよぉ……」

「ならおじさんにまかせておきなさい」

 

 脚をY字にするみたいな体勢となり顔に張り付いた髪をはらわれ、アスナは男の甘い言葉に乗せられてしまう。風俗嬢として本来あってはならないことだが、まだ新人で快楽にも弱く、初体験の相手に年も近い男からそう言い寄られれば抗う理由もなかった。

 

 「あんっ、うっ、うんっ、あうっ、うあっ、あっ、あっ、あっ、ああぁぁ」

 

 男に腕でがっしりと掴まれアスナは快楽に溺れていく。無意識に足を男の背に回し、胸をより押し付けながら男の首筋から漂う男の香りに酔いしれる。

 

「んぁ、きゃぁっ、あうっ、ふうっ……、ひゃぁぁぁ! あうっっっ!」

 

 男はアスナの頭を枕に置くと正常位になってラストスパートをかける。

 一度、アスナが落ち着く猶予を与え呼吸を整えさせ、その間に彼女の身体にローションを塗していく。

 胸の谷間や臍のヒクつく腹部、混じり合っている結合部に垂らす。臍に溜まったローションを啜るとアスナはくすぐったそうに笑った。

 アスナが回復すると男は再び腰を動かし始める。

 

「あぅ、うぅ、うんっ、うあっ、あんっ! あっ! あっ! あっ!」

「アスナちゃん……、そろそろ、イクッ!」

「わ、私も……あっ! あんっ、イ、イクゥゥゥ!」

 

 絶頂が近いことを感じながら二人は共に昇りつめていく。アスナの膣がビクビク震え、男の竿が痙攣したみたいにナカで震える。

 

「イッ、イ、イ、イキッ、イクッ、イク……もっ、もうダメ……もぅ、ああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 足をV字に開きアスナは快楽の頂点へと辿りついた。膣内で振動するペニスの胎動を感じ、目の端から涙が零れた。

 男のモノが引き抜かれるとアスナは身体を少し起こして自らの秘部を見つめる。ぽっかりと空いたそこからは泡立った愛液が垂れ流されマットに水たまりを作っていた。

 男が射精を終え萎えたイチモツからゴムを外しアスナに渡した。

 アスナは受け取ったそれを大切に縛ると男の顔を見つめニコリとほほ笑んだ。

 

「お客様、満足いただけたでしょうか。もしよろしければまたご指名ください」

 

 行為による疲れを表に出すことなくアスナは笑顔で男にお礼を言った。

 顔に精液をつけたまま汚れを知らぬ美少女のような笑みをローションまみれの全裸で浮かべるアスナ。

 その様子に男の興奮は再び高まる。まだまだ時間はたっぷりと残っている。満足するには早すぎた。

 

「延長、ですか……? かしこまりました。私もまだまだ物足りなかったので嬉しいです。……、でも、ここにはもうゴムがないんですよね……」

 

 そう言いながらアスナは浴槽に手を付き尻を男に突き出した。

 そのまま片手で尻を開き、未だ絶頂の余韻の残る開かれた花弁とテカテカと濡れ光る肛門を露わにして

 

「だからお客様、出そうになったら外に出してください……。お店には内緒にしておきますので、どうぞ……ナマで」

 

 肉欲に溺れた妖しい眼差しで男を誘う。上下の口から涎を垂らしその時を待ちわびる。

 男は吸い寄せられるようにアスナの後ろに立ち、腰を突き出した。

 二人の交わりはこれから更に激しさを増すのだった……

 




 読んでいただきありがとうございます
もしよろしければ感想や評価などお願いします

 次回はオナクラ編となりますが、私生活のほうが忙しくなってきましたので一週間以内に投稿できるように頑張ります

 それではまた次回に


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

Scene2 オナクラ~お客様とオナニー絶頂~

 風俗編第三話です!
 今回はオナクラ。本番は無しですが人の自慰で乱れちゃうアスナをどうぞ!


 オナニークラブ――通称『オナクラ』。

 その店は名前の通りお客である男が嬢の眼の前で自身のペニスをしごき射精するまでを間近で見てもらえるサービスである。嬢の方は原則着衣で脱いでも下着まで。おさわりも禁止で向こうから息を吹きかけたり少しだけ先端に触れるなどのサービスはあれど他の風俗に比べ嬢からの接触は少ない店である。

 今回アスナが挑むのはそのサービスであり彼女は今指名されたお客の元へゆっくりと近づいていた。

 無数のアダルトビデオの陳列した棚のエリアを歩くアスナ。卑猥なタイトルがいくつも並べられたそこに指をするすると這わせながら歩いていった。

 

 

 

 狭い個室に男が一人座っている。

 男が横になれる幅すらないその一室は真っ暗で壁にポツンと設置されたテレビの放つ光源だけが輝いており、彼は全裸でその画面に映る映像に没頭していた。

 映し出されているのはアダルトビデオのワンシーンで、裸の男女があられもない格好で絡み合い声を上げている瞬間で、男がヘッドホンをつけているため音声は漏れてはいないが自らのモノをしごく彼の息遣いで室内は異様な空気に包まれていた。

 

 そんな中。男の背後のカーテンがひとりでに開かれた。

 真っ暗闇にも関わらずテレビの光さえ霞むほどまぶしい美貌の少女ことアスナは静かな足取りで男の背後に膝を置き腰を屈めた。

 そして映像に没頭し未だ自分に気づかない男を可愛いとクスリと笑い、同時に現実に横にいる自分ではなく画面の向こうのどこの馬の骨ともわからぬ女に夢中になっている男に対し、初対面なのに彼女みたいな嫉妬を感じて、ヘッドホンを無造作に奪い取った。

 

「…………えっ?」

「だーれだ?」

「えっ!? ちっ、ちょっと……! 誰っ、誰ですか!?」

 

 背後からの存在に驚きパニックになる男。

 暴れる彼にアスナは体重を預けてもたれかかり顔を間近に近づけた。

 

「初めまして、お兄さん」

「えっ!? ア、アスナちゃん……!?」

 

 突然現れた絶世の美女を目の前に男の思考がフリーズする。

 薄暗く芳香剤がたかれているとはいえ雄の香りが染み込んだ汚い部屋に自身が画面のむこうから今さっきまでやっていたように見つめていた人物が現実に、しかも裸の自分の傍にいるというありえない状況。彼女から微かに感じる花のような甘いシャンプーの良い香りが鼻腔を擽り、数十億の単位で取引されるみたいな宝石のような輝きを放つ綺麗な眼差しが醜い自分のモノに向けられているという事実に興奮と羞恥で混乱はより深まっていく。

 

「オナニー、してたんだね。うわぁ、すっごく大きくなってるねぇ……」

「あっ……、やめて……あぁ」

 

 見てるだけでは飽き足らずアスナの腕が男のペニスへと伸びる。

 しかし、それは触れる寸前で急停止して絶妙な距離を保ちつつ男の腰の前で揺れ動く。花の周りを舞い踊る蝶のようにヒラヒラと、蜘蛛みたいに獲物をじっくりと見定め狙うようにうねうねと指を巧みに操る。

 

「ねぇ、私……男の人がシテルところ、見たことないのよね……だからお願い、……私にあなたがシテルところ、見せてくれないかしら……?」

 

 耳元を擽るアスナのお願いに男は首を振って応じた。部屋の半分のスペースを譲るとアスナはそこに横になり、頬杖を突き男のしごく手の前に顔を置いた。

 そこでようやくアスナの格好が男の目に入った。

 今回のアスナは胸元に縦三つのボタンの飾られた淡いグリーンのシャツにデニム生地のショートパンツで、彼女がよく映像で着用しているお嬢様のような清楚な格好とは異なっているが今の姿は、そのお嬢様が自室や気の置けない友人の部屋でくつろいでいる無防備な格好に思え男のモノが反り立つ。

 もはやビデオは不要とばかりにヘッドホンをその場に置くと目の前のアスナの顔をオカズにペニスをゆっくりとしごきだした。

 

「へぇ……、男の人ってそうやってするんだ……」

 

 興味深々と息の吹きかかるほど近づいて凝視してくるアスナ。

 それに多少の羞恥を覚えながらも未だかつてないほどの興奮に駆り立てられるように男は握る手の力を強めていく。辺りに雄の香りがつんと漂い始めていく。

 

「ア、アスナちゃん、見たことなかったの……? 顔射とかされてるのに……?」

「そりゃぁされてるけど……、ああいう時って気持ちよすぎて何も覚えてないし、顔を覆われてる隙に好き放題やられちゃうことおおいから思い出したくないの……」

 

 恥ずかしそうに告げ身体を寄せてくるアスナの横顔を見て男の心臓は更に高鳴っていく。

 彼女も興奮してきているのかその息は微かに乱れ始めていてもの欲しそうに身を寄せて胸を寄せ上げた。

 

「あのさ……、そんなに、大きくして苦しくないの……?」

「え?」

「いや、前にも違う男の人に聞いたんだけど、その時は流されちゃって……。ほらその……、先っぽのところとか、パンパンに膨れ上がっちゃってるから、大丈夫なのかなぁ……って」

 

 素朴な疑問を問いかけてくるアスナの顔を男は見つめる。

 今の彼女は初めてまじまじと男がしている様子をじっくりと見たためか顔を真っ赤に火照らせ息も目に見えて上がっていた。

 

「苦しいといえば、まぁ苦しいかな……」

「えっ! そうなの……?」

 

 ハッと驚くアスナに男は心の中で笑い、苦し気な息遣いで口を開いた。

 

「ハァハァ、だからアスナちゃん……。キ、キミに手伝ってもらえないかなぁ……ハァ、ハァ」

「て、手伝うって、どうやって……?」

「……とりあえず、下着になってくれないかな?」

 

 男の言葉に「わかった」と答えるアスナ。

 その場で立ち上がりシャツの袖に手を伸ばす。そのまま布地を持ち上げ細い肉付きの脇腹を晒し、男の前に素肌を見せる。シャツが顔を覆い男の顔が見えなくなるもそれでも一枚の布越しに痛いほど感じた。

 上が淡いピンクのブラ一枚になると男の視線がより一層情欲の熱の籠った物へと変わる。たまらず伸びてきた男の腕に「お客はおさわり禁止!」と訴えればその代わりに下も脱いでくれと懇願される。

 最初は出来ないと拒否するアスナだったが、男が苦しそうな表情でもう一度頼むと渋々とパンツのボタンに手を掛けた。

 伏し目がちに顔を前髪で隠しくびれたウエストに手をやり下ろしていくと同じくピンクのショーツが露わとなる。滑々としたシルクの生地がアスナの桃のような丸みを優しく包み込み高級感のある包装の如く中身への期待感とその価値を高めていた。

 

「あまりジロジロ見ちゃ、いや……」

 

 にじり寄ってくる男にまんざらでもなさそうに声で拒みながらももったいぶるみたいに腕で身体を庇いながら後ろへ下がる。その間も股間を弄る男の手は止まることはなく、それどころか更に早くそして透明な粘液を先端より零しながら雄の香りを濃いものにしていく。

 

「うわぁぁぁ……さっきより大きく、ビクビクしてるよぉ…………っん? これは何かしら?」

 

 顔を手で覆いながらもその隙間から男がしごく姿を目を逸らすことなく見つめるアスナ。不意に男の亀頭から溢れる透明な露が床に落ちていく瞬間を見て、カーペットに染みこんでいるそれに視線が向いた。

 触れれば折れてしまいそうなほど細い指でその液体に触れる。アスナの指に付着したそれは床との間に透明な糸を引きプツリと切れた。

 精液のようでどこか微妙に違うその液体をアスナは無意識のうちに鼻先に近づけ、その匂いを嗅いだ。

 

 

 ――瞬間、アスナの脳裏で何かが弾けた。

 

 

 これまで幾度となく嗅いだことのある我慢汁の匂いに鼻先がツンとする。

 AV女優としてデビューして出演本数を重ね、同時に肉体関係を持った男の新津宇も重ねてきたアスナには我慢汁の香りで男がどれくらいで射精するのかが何となくわかるようになっていた。

 

 少し前、友人のAV女優の誘いで七人の人気お笑い芸人たちと飲み会をした際にその内五人にお持ち帰りされ(正しくはわざとされたのだが)付近のホテルで一夜を過ごした際のこと。半分気絶しているアスナに自らのペニスを何度もしゃぶらせてくる芸人たちにされるがままの中で、自身が”男の匂いフェチ”であることを自覚し群がる彼らの匂いをかぐことに集中していた。

 その最中、男が射精する間際に臭いがきつくなったりより濃厚な物に代わる瞬間があることに気づきそれを参考に奉仕を実行。フェラの途中で臭いが変われば口を窄めて射精を促し、しごいている時に匂いが変化すればナカに挿れるように誘い招き膣をうねらせて果てさせた。

 こうして五人の男達を朝まで絞りつくしたアスナは自らの不利益にならぬように裸で倒れた彼らの写真を撮影。今後は向こうから関わってこないように口封じをして立ち去った。

 余談だが彼らの誰かは知らないが自身の漏らした愛液をショーツで拭った者がいたらしくその請求をし、汚れた下着(赤の扇情的なTバック)は履く気にもならなかったためにその部屋を掃除するであろう中年の男の籠の中にこっそりと捨ててノーパンのまま電車及びバスに乗ることになった。

 

 そして、男のモノから零れたその香りにアスナの息は荒く肩を大きく上下させる。モジモジと股を擦り合わせ手を差しいれて悶えてしまう。

 

「ね、ねぇ……私も、していい……? あなたと、一緒に、オ……オナニー、してもいい?」

 

 アスナの申し出に男は首をブンブンと振り答えた。

 

「ありがとう……」

 

 切なげな表情を浮かべアスナは男の前で股をM字に開きクロッチを指で擦り始める。

 

「あっ……、うんっっっ、うあぁぁっ……。あんっ、あうっ、うんっ……」

 

 目を閉じ快楽に嵌っていくアスナ。身体にほんのり汗を浮かべその場で悶えていく。

 サービスを行う側としては失格だが男は普段は画面の向こうにいる美少女がすぐ横で自慰にふけっている姿に興奮し咎めようとしなかった。

 

「はっ、はぁぁぁ……うっ、うんっ、あぁぁ、あんっ……あぁ」

 

 アスナは男に背を向け尻を突き出すような体制で股間を擦り続ける。

 男の顔面がアスナのお尻の谷間ギリギリまで迫る。鼻の下を伸ばしただらしない顔つきで切羽詰まった表情で快楽を貪ろうとするアスナの匂いを目いっぱいに吸い込む。

 汗の酸っぱい臭いと愛液の独特な匂いの混じった物が脳を刺激して、男のモノは増々いきり立っていく。

 

「ハァ、ハァ……。アスナちゃん……」

 

 微かに開いた谷間に男は顔を埋めてきた。ショーツ越しに肛門と陰唇の香りを堪能するように息を上げ、布地に染み込んだ体液を味わうために舌を伸ばし舐めまわす。

 

「いやぁぁぁ……。舐めちゃぁ、ダメェ……」

 

 イヤイヤと頭を振り拒もうとするが身体には力は入っておらず、言葉とは裏腹にお尻を自ら男の顔面に押し当てふりふりと揺らす。

 アスナの全身を汗が濡らし、首筋から雫が落ちてシーツに染み込む。

 

「アスナちゃん……。下も、脱いでみよっか……」

「ハァハァ、……えっ? で、でもそれは流石に……」

「アスナちゃん凄く暑そうだし。それに、もう下着になってるんだから裸も変わらないでしょ?」

 

 渋るアスナを男は諭しながらショーツに指を掛ける。

 ショーツを脱がそうとする男の手に抵抗するも、次第に力が抜け「脱ぎます」と了承した。

 男の視線の前に立ち背に手を回す。ホックに指を掛けパチンと外すと押さえつけられていた膨らみがカップを押し上げる。肩紐を下ろすと桃色の乳首が完全に勃起した美しい乳房が解放され控えめに揺れた。

 感嘆の声を上げる男を他所にアスナはショーツへと手を伸ばす。

 腰を屈め極力局部を見せないように脱ごうとするがそれが返って腹と局部の間に陰を生み出すことになり微かに覗く陰毛がよりいやらしさを引き立てていた。

 するすると足を上げショーツを抜くとアスナは一糸纏わぬ姿となった。

 

「あ、あまり見ないで、ください……」

 

 腕で隠しきれない乳房を覆い股を引っ付けモジモジと身を揺らす。愛液の粒が股の隙間より漏れ垂れ落ちる。

 

「アスナちゃん、可愛いよ……」

 

 男は立ち上がり彼女の身体を支えるように肩と腰に手を添えて顔をギリギリまで近づけた。

 息がアスナの身も元を擽る。

 

「はぁはぁ、アスナちゃん……、いい匂いだねぇ……」

「は、離してください。これ以上は流石に……」

 

 息を荒く身体に傅いて乳房に頬ずりしてくる男にアスナは冷や汗を浮かべて引き剥がそうとするが、力は強く逃れられない。

 

「でも、もう裸になっちゃったんだ。大人しく、一緒に気持ちよくなろうよ……」

 

 男の手がアスナの下腹部を撫で頬に張り付いた髪を祓う。

 

「俺も一緒にイクからさ。ね?」

 

 男の声に諭されるままにアスナは「はい」と頷いた。腰を落とす動きに合わせ、脚をM字に開きながら身体を下ろす。

 露わになったアスナのそこは遠くからも分かるくらいに羞恥7と興奮の蜜に塗れていてまた一つ、雫が垂れ落ちてシーツに染みを増やした。

 

「あぁ……、アスナちゃん、最高だ。もっと見ててくれないか……」

「は、はいぃぃぃ……。あううっん、うんっ、うっ、あんっ」

 

 割れ目に指を這わせ自らも快楽に落ちていくアスナ。指が一瞬にしてふやけるほど熱く熱を宿した秘所は飲み込むみたいに咥えこんで離さない。そこで無理やりに引き抜こうとすれば敏感になった膣の壁と擦れ全身に甘い痺れが伝った。

 

「あううっっっ!? あっ!」

 

 首を思い切り上へ向けるほど激しい快感にアスナの腰が震え尻を付いた。

 いやらしく開かれたアスナの花園へと男の視線がくぎ付けとなる。同じくアスナの視線も男の股間へと向き、ビクビクと痙攣しながらオスの匂いを強く放つそれから離れられなくなる。

 

「はぁ、はぁ……、はぁ、ああぁ」

 

 指が一瞬でふやけるくらき熱い液を垂らすそこにアスナの三本の指は飲み込まれ白く濁った粘液にまみれていく。

 男を知らぬ清楚な顔をしたアスナにさえ一見グロテスクにも見える物が備わっていてそれが今自分のモノをみて極限まで発情しているという事実に興奮が一気にピークに達した。

 

「ア、アスナちゃん……もう、でるぅぅぅ!」

「はぁ、はぁ、わ、私も……、そろそろぉぉ……!」

 

 男がアスナの傍ギリギリまで近づいて射精寸前のペニスを顔に近づける。

 

「アスナちゃん、はぁはぁアスナちゃん……だすよ、だすよ、だすよぉぉぉ!」

「いい、いいよぉぉぉ! イクッ! イクイク、イクっ……。 イクゥゥゥゥゥゥ!!!」

 

 アスナは大きな叫びを上げ、果てた。

 同時に男のペニスの先端から濃い白濁の液体が解き放たれアスナの綺麗な顔をドロドロに染め上げていく。過去最高の興奮で限界以上にため込まれた精液は途絶えることなく発射されアスナを汚し続ける。顔や首、胸、そこから腹へと流れ落ち受け入れる姿勢を見せる彼女の頭の上に撒き散らされようやく勢いが止まった。

 フラフラと揺れ男は床に座り込んだ。決して若くはない彼にこれほどまでの射精は負担が大きすぎたのか息も絶え絶えに全身を汗に濡らして放心状態だった。

 

 ――そこへ、もうしばらくは使えないであろう男のモノに、アスナの手がそっと、触れた。

 

「!?」

 

 突然のことに驚き身体が震える。

 彼女の性欲の底知れなさは映像で知っていたが現実ではこんなにも恐ろしいのかと冷や汗をかくがその心配は杞憂に終わった。

 

「? あれ……、お兄さん、、どこなの……。ねぇ?」

 

 精液に塗れたアスナは目も開けられずに四つん這いで手だけを頼りに男を探していた。しかも一度触れたにも関わらず分かっていない理由に手でさえ互いの体液に汚れ酷い有様だったからのようだ。

 先程までの美しい印象を真逆に、汚らわしく醜くも見える姿になってもなおアスナは卑猥にいやらしく、男を惑わせるように思えた。

 

 その後、男はアスナにティッシュを差し出し身体に付いていた粘液をふき取ってから感謝と身体を汚してしまった謝罪を述べた。

 アスナは笑って許してくれたが、着ていた服はどうやらお店の支給品らしくこの状態では着られないとのことだった。

 そのため、アスナは裸でこっそりとだがお客用のシャワーを浴びてから戻ると言った。

 

「それじゃあ、楽しかったわお兄さん。また、機会があれば私を指名してね」

 

 天使の微笑みと可愛らしいウインクで個室を去っていくアスナ。

 一度は彼女が閉めた扉をそっと開きその姿を追うと、彼女は個室に持ち込むためのAVが並ぶ棚の中を前に服を抱いた状態で歩いていた。太腿には愛液が伝い快楽の余韻が残っているのかもじもじと足の付け根を擦り合わせる。

 見つかれば問題になるどころでは済ませれないだろうがアスナは足を止めることなく店の奥へと消えていった。

 

 もう一度、扉を閉めた男はアスナの無防備だった背中を思い浮かべしごき始めた。

 




 読んでいただきありがとうございます。次回はいつになるか未定ですが近いうちに投稿できるようにしていきたいと思います


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

Scene3 性感マッサージ~媚薬オイルで発情エッチ~

 更新遅くなってしまい申し訳ありません。私生活が忙しくなり中々執筆が進められず三ヵ月も放置することになってしまいました

 今回の内容は「性感マッサージ」となっております。
 あらずじとしては、マッサージ嬢としてお店に勤務することになった新人嬢のアスナ。彼女の勤務しているお店には”裏オプション”と呼ばれる秘密のサービスが存在し、そしてもう一つの秘密として――

 …という内容となっております。楽しんでいただけると何よりです。
 それでは前置きが長くなりましたがどうぞ


 性感マッサージ。

 そこは美しい女性からマッサージという形で性的なサービスを受けられる場所であり、彼女たちの手によってオイルを全身に塗られそのたおやかな手つきで絶頂へと導かれる瞬間は何物にも代えられぬ至福の瞬間だと言われている。

 

 薄暗くロウソクの灯りが照らす個室。炊かれたアロマの甘い香りが鼻腔を擽るその場所で白いチャイナドレスをその身に纏い妖艶な笑みを浮かべていた。

 お客に癒しを提供する施術台にミニスカートに包まれたお尻を預け、しなやかな足を組み画面の向こうにいる男を誘う。足を動かす度に履いているショーツが覗き締め付けられた胸の谷間もむぎゅっと形を変える。

 

 施術台に敷かれた茶色のタオルを手の平でシワを伸ばす。お客の背中に触れるのと同じようにゆっくり優しく労わるように続けていく。その顔には優しき母性を感じさせる笑みを浮かべていた。

 

 

「本日担当させていただきますアスナと言います。今日からの新人ですがよろしくお願いします」

 

 頭を下げお辞儀する白いチャイナドレスの美少女。男は彼女の姿に息を飲んだ。

 アスナが今身に付けている衣装は彼女の体のサイズには適しておらず、胸元は苦しげに張り詰め涙型のスリットからは深い谷間が息遣いとともに蠢き、男を誘うブラックホールのように淫靡なオーラを放っている。

 さらに元々ミニのチャイナドレスは本来なら太腿の半分くらいなら隠してくれるところ股下ギリギリまでしか届いておらずサテン生地の白色ショーツが僅かに覗き、彼女がお辞儀をした拍子にパンツは全てが露となりアスナは慌てて押さえつけ顔を赤らめた。

 

「お隣、失礼しますね」

 

 アスナが横に座ると男は体を横にずらして逃げた。彼の人生の中でこれほどの美少女と同じ空間でここまで密着したことなど無かったからだ。

 アスナは「そんなに緊張しなくてもいいのに」と愛想よく笑うと手にしたマニュアルを開き、コースの説明に移った。

 

「今回のお客様がお選びになられたのは90分オイルマッサージコース。オプションとして手コキや耳舐めなどが追加されたものと聞いておりますがお間違いはないでしょうか?」

 

 アスナが確認すると男は真剣な顔つきで彼女の手を握りしめ首を振った。

 初めは何事かと思ったアスナだったが男の妙に照れた素振りと目を合わせようとしない様子から察して、顔を近づけてから

 

「大丈夫。心配しないでください。”裏オプション”のことなら聞いてますのでご安心を。あれは大きな声ではあまり言えませんからね。ほら、最近厳しくなってるでしょ? 色々大変なんですよねぇ~」

「それでは、ベッドのほうへお願いします」

 

 笑ってそう言うとアスナは椅子から立ち上がって施術台へ促した。

 

「それでは、失礼しますね」

 

 施術台に俯せで寝かせた男の体にタオルケットをかけ、その上から指圧で解していく。指先に力を込め巧みな加減と指遣いで血流を解していく。

 

「痛くはないですか?」

「お、おぉ……気持ちいいです」

「ふふっ、そう言ってくれると嬉しいです」

 

 肩から背、背から腰、太腿や腕へと手を動かしながら様子に気を配り、その度に力加減を調節する。自分がされて気持ちよかった動きを感覚で真似た。

 彼女に触れられる度に男の体が震えて痙攣したかのように台の上で跳ねる。

 アスナはうつ伏せの男が悶える様に口を緩ませ固まった背中の肉を力強く揉み解していった。

 正直な話、アスナにとって男がどうやすれば感じるのかなどは知り尽くしたことで、それをマッサージに応用するなど容易いことだった。むしろペニスだけで性感をコントロールするよりも簡単だったとも思う。

 

「タオル取りますねー」

 

 男の背からタオルを剥がし手早く畳むと、壁際の台に置かれたオイルのボトルと持ち変える。

 

「それでは、オイルマッサージに移らせていただきます

「上、失礼します」

 

 男の背にゆっくりと乗りオイルボトルを上下に振ってちゃぽちゃぽと鳴らす。そして、ポンと音を鳴らしてキャップを外し背筋から一直線に中身を垂らしていった。

 温度差で驚くことがないように掌にも少しだけオイルを慣らすために塗り広げ調整をした後、男の背中を手で滑っていく。

 

「こういうお店、よく来られるんですか?」

「い、いえ……。ここが初めて来たお店で、勝手もよくわかっていなくて」

「そうなんですか。私と同じですね」

 

「アスナちゃんかなり若いみたいだけど、もしかして学生さん?」

「いえ、学生ではないんですけど、お金が必要で――」

 

「お客さん、筋肉凄いですねー。何かスポーツでも?」

「……い、いえ、スポーツは特に、仕事の関係で軽いトレーニングはしてますけど――」

「そうだったんですね。触っていて気持ちがいい筋肉でつい――」

 

 男の身体をオイルまみれにしながらアスナは男と会話を重ねていった。途中、オイルを追加し、男の全身をあますところなく撫で回し揉み回して心の距離を縮めていく。

 

「お尻もいい形してますよね。私も結構自信あるんですけど、負けちゃってるかも」

 

 紙パンツ越しに男の尻を揉んでいたアスナが不意にそう呟いた。奉仕をいったんやめて見せつけるように腰を捻り、ミニチャイナドレスの短い布地を押し上げる形良い丸尻を突き出した。

 

「そんなこと、ないですよ……。ア、アスナちゃんのお尻も、いいかたちだよ」

 

 室内の湿った熱に浮かされてか息の荒い男はアスナのお尻も魅力的だと肯定する。彼女の身体を包み隠すには心もとない布地っから覗く綺麗な足のラインに目を引かれ、見ろと突き付けられたお尻を包むショーツが見えていることに気づき、一層呼吸のペースが速まり、それがTバックであることに気が付くと股間のモノはより硬くなっていった。

 

「本当に? 嬉しい! お礼にたっぷりサービスしちゃいますね」

 

 アスナは男の腰を浮かせて膝を軽くついた姿勢にさせ、男の尻の前に正座するとオイルで手を浸して鼠径部を撫で始めた。

 びくんと腰が浮くのを手で背を撫でることで宥め、勃起した局部には触れぬように太腿やその周辺を強く揉みこんでオイルを馴染ませていく。

 次第に火照りを増していく身体の熱と限界寸前にまで勃起し紙を突き破りそうになっているイチモツの痛みに苦悶の表情を浮かべる男。その様子に男を手玉に取っている愉悦を感じながらもこれ以上はマズいと感じて

 

「背中はここまで。次は前を失礼しますね

「仰向けになっていただけますか?」

 

 アスナに促されるまま仰向けへと体制を変える男。自身のモノを天高く反り立たせ情けなくもピクピク震わせてしまう

 

「あれ、お客さん大丈夫ですか? 股間が凄く膨らんじゃってくるしそうなんですけど……」

 

 何も知らない初めて見た少女のような白々しい声色で男を心配するような素振りをみせ、紙パンツの先端を恐る恐る興味ありげに指で一突きした。喘ぎと共に男の腰が大きく浮き上がり震えあがる。

 

「うわぁ……、もうこんなに我慢汁が出ているなんて、可哀想……」

 

 指に付着したローションとも違う粘液を弄りつつアスナは小悪魔めいた笑みを浮かべて男に覆いかぶさった。

 

「こんなに勃起して、苦しいですよね?」

 

 紙パンツに指を指し入れ、肉棒にそっと触れる。その些細な刺激さえ射精に繋がってしまいそうなほど膨れ上がったそれはアスナのしなやかな指の動きに狂ったように反応し狭い布地の中で暴れまわっていた。

 

「ねぇ、自分が何で興奮したのか知りたい? まさか女の子にちょっと触られたくらいでこんなにもおちんちん大きくなるわけないことくらいわかってるでしょ?」

 

 そう言ってアスナが手にしたのはオイルの入ったボトル。それを左右に軽く揺らし小気味の良い音を鳴らしながら

 

「これはね普通のオイルじゃないの。この中には媚薬が含まれていて塗られた相手をエッチな気分にさせちゃう効能があるの。

 ――もちろん、あなただけじゃなくて私も、ね」

 

 ふうっ、と息を耳に吹きかけて男が震える様を楽しむ。

 紙パンツを脱がせてあげれば遮るものがなくなった肉棒が勃ち上がり我慢汁を零した。

 

「私が慰めてあげるね」

 

 胸元に手をかけチャイナドレスの胸元を開けてハーフカップブラに包まれた乳房を露わにする。締め付けから解放されカップが揺れて男が息を飲むのを見下ろしながらアスナもまた施術台の上に身体を倒し、彼の横に並んだ。

 

「んぅ、むぅっ……、ちゅっ」

 

 男の股間に手を伸ばしてしごきながら乳首を口に含んで奉仕する。ビクビクと反応する身体を太腿で挟んで抑え、空いた手で乳首をコリコリと弄って心地よい刺激を全身に広げた。

 

「ふふっ、どう? すっごく気持ちいいでしょ。……んはぁ」

 

 時折、こうやって男の敏感な耳に息を吹きかけるように囁き、首筋を舐め上げて注意を誘う。男のソレはおう発射寸前で壊れたように痙攣し、我慢汁を撒き散らしていた。

 

「もう出したいの? いいいよ、思いっきり出しちゃっても」

 

 首に強く吸いつきキスマークを残す。手コキのペースを速めるとオイルがクチュクチュとなって男の背中が反れて大きく浮き上がった。

 そして、男の腰が一度天高く突き上げられた瞬間に白い濃厚液が勢いよく噴き出して周囲に降り注いだ。

 

「きゃっ……!」

 

 さながら噴火のような勢いに流石のアスナも驚いたのか可愛らしい悲鳴を上げ肉棒から手を離し、全身に精液を浴びてしまい、決して少なくはない量が髪や顔、ドレスに付着し雄の香りを放っていた。

 

「もう……、女の子相手に酷いことしてくれるわね全く……」

 

 頬を膨らませ男に抗議するアスナだったがその瞳には言葉とは反対に淫靡な光を宿し、身体をクネクネといやらしく回してドレスを肩から抜いていった。

 

「そんな悪い男の子にはお仕置きしなくちゃ、ね?」

 

 ドレスから足を脱ぐと男の股の間で座って萎んだイチモツに手を伸ばした。

 

「どうして男の人のおちんちんって大きくなってる時はちょっとグロテスクに見えるのに、小さいときは可愛いのかしら? 舐めまわしてみたくなるじゃない」

 

 男に断りを入れることなくそれを一切の躊躇すらせずに咥えこんだ。甘い吐息を逃げ場のない口内で吹きかけながら媚薬オイルまみれの肉棒に唾液を塗して舌で絡める。

 

じゅっ、じゅるるる……ちゅっ。じゅぽっ、ぽっぽぽぽ……

 

 腰がまた、びくりと跳ねるのを膝を手で押さえることで制し卑猥な音をあえて立てることで聴覚からも興奮をさせていく。

 男が首を上げこちらを見ていることに気が付くとアスナは上目遣いで笑みを向け、亀頭から溢れた精液の残りを勢いよく吸い上げた。

 

「んはぁ……、ぺっ。濃いのがまた出てきたね。美味しい……」

 

 手のひらに男女の体液の混ざり合った物を吐き出し、その苦みに顔をしかめる。

 アスナは体勢を変えて四つん這いとなり、男の顔に自らのお尻を突き出して、

 

「媚薬オイルは塗られた相手だけじゃなくてね、あなたに塗った私にも効果があるみたいでね。 ……ほら、私のココも、すっごく濡れちゃった」

 

 薄く性器を透けさせたTバックショーツをずらし陰唇を自ら開いた。

 アスナの言葉を裏付けるように割り開かれたアソコからオイルにも負けないとろりとした粘液が垂れ落ちて男の胸元を濡らした。

 

「あなたのは私が責任をもって元気にするから……あなたは、私のを慰めてくれないかしら? もう、疼いちゃって苦しいの……」

 

 股間を更に近づけ催促する。男の手がお尻に来るとニコリと笑って口奉仕へと戻った。

 

「んむぅ……、ちゅるっ、ちゅっぱぁ、んっ、んんっ」

 

 次第に硬さを取り戻していく男のイチモツに興奮して愛液が更に漏れ出して止まらなくなる。そこへ拙いながらも心地よい男の口が加わればアスナの性感も高まっていく。

 媚薬自体は元々軽いスパイス程度でお遊びで身体を火照らせるくらいの効果しかないが、これまでの濃密なかかわりや薬を用いた半ば強制的な肉欲の高ぶりとそれを鎮めるために初対面の男に局部を晒して慰めてもらっている今の状況に興奮の歯止めが利かなくなっていた。

 

「んんっ、んぁ……。あっ、んむぅ……、ぷっはぁぁぁ、あんっ」

 

 見えてはいないが男の舌が陰唇やクリトリスに触れるたびに、その周辺を舐められ吸われる度に全身にゾクゾクとした甘い痺れが広がって涎が零れる。ショーツが降ろされ直に触れるようになると刺激はより甘美となり、アスナは肩を震わせそれに身を委ねていた。

 男のモノも完全回復までもう少しというところまで硬さを取り戻してきており、アスナは次の行動へと移った。

 

「あ、あの……少し待っててね」

 

 一旦、身体を起こして背を向けるとブラのホックに手を伸ばし、パチンと外した。男の視点からは纏められた髪とシミひとつない綺麗な背中が見えていたところに豊かな乳房が脇の間からぷるりと覗いたことに興奮し血流が速まった。

 

「んっ……、あんまりジロジロ見ないでよ。もう……」

 

 頬を赤く染め男の視線から胸を庇う。それによって潰れた乳肉がいやらしく歪んでいることにアスナは気づいてはいない。

 

「今度は、おっぱいでマッサージさせてもらいますね」

 

 再度、男の股間の間に座るとオイルを谷間に垂らし、両の乳房を擦り合わせることで塗り広げると反り立った肉棒を挟み込み奉仕を始めた。

 

「ど、どうです……? 気持ちいいですか?」

 

 むぎゅ、むぎゅっと擬音の付きそうなほど柔らかに形を変え男のモノを包み込む。力の緩急をつけリズムよく揉み乳圧で射精感を高めさせていく。

 途中、唾液を滴らせてオイルと絡め、溢れだした我慢汁とも混ぜ合わせた特性の液体で亀頭を輝かせる。

 

「あれっ、またイキそうなんですか……?」

 

 胸の中、男のイチモツが震えだしたことを感じてパイズリをやめる。万が一、出してしまうことがないように押さえつけるのはそのままにアスナは身体を起こして立ち上がると自らの秘部に亀頭をあてがった。

 

「それじゃあ、最後の膣内マッサージを始めさせていただきますね」

 

 ニコリと天使の笑みと共に腰を下ろしていき、ナカへと受け入れる。

 太く膨らんだカリ首が通り抜けた刺激に腰が震えて思わず声を漏らした。

 

「うっ、あんっ……」

 

 予期せぬ快感に動きが一瞬止まるも、腰をゆっくりと落としていき、ズプズプと飲み込まれ男が見とれていることにまた愛の涎を垂らしてしまう。

 

「うっ、うんんっ……。あっ、全部入ったぁ……」

 

 男の腹とアスナの性器が触れ合う。

 

「ああぁ、ナカでまた大きく……。あんっ!」

 

 膣の中で更なるふくらみを見せる男のモノに驚いていると、不意に腰を突き上げられて快楽に喘いだ。

 気を良くしたのか、アスナに構うことなく腰を突き上げて彼女を揺らす。アスナはお腹に力を込めて膣を締め付け男が気持ちよくなれるようにしながら、自らも快感に身を委ねた。

 オイルに濡れた形の良い乳房が小刻みに揺れ乳首が桃色の弧を描く。男は身体を起こし、アスナを駅弁の体制となるよう抱きかかえると腰を今度は力強く振り始めた。

 

「あっ、あっ、あっ、あんっ……。い、いいよっ、それ気持ちいっ、んうっ!?」

 

 興奮した男がアスナの乳首に吸い付く。赤ん坊のように咥えこんで離すことなく無我夢中に吸い続ける。

 アスナはそんな男に対して母のような視線を向けて頭を撫で、腰を前後に揺すって快楽を共有した。

 

「あんっ、あっ……いい調子、あんっ、あんっ、あっ、あっ、ああぁぁぁん!」

 

 アスナの身体が一度、ビクリと跳ね上げて肩にしがみついた。どうやら軽く達したようで小刻みに震えては先程までとは変わって男にすがるようにしがみついていた。

 男はアスナのナカから引き抜くと彼女を施術台に寝かせて股を大きく開かせた。そして、オイルをアスナの鼠径部に満遍なく垂らし、力強い手つきで眩しいくらいに塗り込む。たちまち媚薬が浸透して彼女の身体に熱で火照らせ甘い疼きを放射線状に広げていく。

 次第に、アスナの息が上がり額や首筋に汗が滲み始めた。男はそのタイミングを見計らいあえてそれまでは秘部には触れないように太腿や腹、その周辺を揉むだけにとどめ、腰回りがピクピクと動き出したところ人差し指を差しいれた。

 

「ひうっ!? ううぅ~~~~~っん!!!」

 

 声にもならぬ喘ぎが零れ台から落ちるかもと心配になるくらい激しく跳ねた。

 ほんの第一関節程度の長さでも媚薬を局部という敏感な位置に塗り込まれた身体は想像以上の反応を示し、愛液を多く垂れ流した。少しだけ指を曲げて書き出してやればたちまち白く濁った濃い液体があふれ出し周囲のアロマの香りを雌の発情した匂いへと塗り替えた。

 

「はぁっ、はぁ、はぁ……、ま、待って、こ、腰が……、腰に力が入らなくて……」

 

 下半身に力が入らないことに怯えるアスナだったが、淫靡な匂いに浮かされ理性の飛んだ男には聞き入れてもらうことはかなわず。右足を抱えられて敏感な聖域に硬く欲望に塗れた肉棒を付きたてられた。

 

「ひゃぁ、うっ、うあぁぁぁん!!! ああぁっ! あんっ! あっ!」

 

 アスナのナカに挿れた瞬間、これまで感じた事のない快感が男を襲い、強烈な射精感とともに多幸感をもたらした。自分の腕の下、感じ悶えて快楽を共有しているのは端正な顔立ちの美少女、どんな高級風俗でもAVでもなかなかお目にかかることはないであろう女性と一つになり屈服させているという事実が理性を完全に狂わせた。

 もはや、彼女に構う余裕などどこにもなく、男は一心不乱に腰を振り極上の女体を味わい尽くしていく。妖しく揺れる乳房から催眠術に当てられたかの如くそれを力強く掴んで揉みしだく。

 

「んむぅっ!? むぅっ! うんっ、うっ、うあっ、あぁ」

 

 アスナの甘い喘ぎが耳を犯しているような気がして唇を重ねて塞ぐ。苦しいのかアスナが涙目で何かを訴えてくるが聞こえないので無視する。彼女の吐息が苦し気になる度に膣はきつく閉まって愛液の匂いを濃くしていく。

 人生最大と言っても過言ではないほどの限界を感じ、ラストスパートをかける。アスナから引き抜き、彼女を側位の体制にひっくり返すと休む暇を与えずに挿入。

 

「ひぃやぁぁぁ! あんっ! あうっ! イクッ、イクイク……もうっ無理、イクゥゥゥ!」

 

 アスナもまた絶頂が近いのか狂ったように叫び頭を左右に振り悶える。男のペースに合わせて腰を振り耳を首筋を舐められ反射的に逃れようと無意味にもがく。愛液とマン屁が絶え間なく交互に鳴る音が零れアスナの顔に羞恥の火照りが加わる。

 そこから最大の絶頂が訪れるまで時間はかからず、可愛さを残しながらも獣じみた喘ぎ声と男がアスナの尻をパンパンと心地よく鳴らす音が響く中、それを終わらせるように強く腰を打ち付けた瞬間、アスナの全身に稲妻が走った。

 

「……イクッ、イク、イッ、アアァァァァァ!!!」

 

 足が引き攣るかという位に広げ白目を剥きアスナは絶頂を迎えた。肉棒に埋められた微かな隙間から潮を断続的に噴き出し、強い締め付けで男の精を搾り取らんと無意識に力を込める。

 男はそこから無理やり引き抜くと慌ててアスナの顔目がけて熱く煮えたぎった精液を浴びせた。ほとばしる男液は止まることを知らず。胸や腹は勿論に男の手によってアスナの口内にも注がれ、先ほどとは変わって今度はアスナが赤ん坊のように男の精子をごくごくと、恍惚とした表情で呑まされていった。

 

「んっ、んむっ、んあぁ、あぁぁ……」

 

 射精が終わると同時にアスナも彼方へ飛んでいた意識がぼんやりとだが戻り、精液濡れではあるが男を労わるように優しく抱きしめた。

 

「……お疲れ様。楽しんでもらえましたか?」

 

 未だ快楽の残る身体を起こし、傍に置いてあった飲物を渡し、タオルで男の身体に浮き出た汗を拭う。背を優しく撫でて労わってあげると男も次第に気力を取り戻していった。

 

「それでは本日の性感エステは裏オプションも含め終了とさせていただきます。本日はご指名ありがとうございました。次のご来店でもご指名いただけると嬉しいです」

 

 アスナは満面の笑顔で男に感謝を伝えた。それから彼の手を引きゆっくりと立ち上がらせると二人はお客様専用のシャワーブースへと消えていった。

 それから二人が現れるまで一時間以上の時間がかかりアスナの財布が帰るころにはかなり分厚くなっていたというがそれはまた別のお話。

 

 

 




 初期の段階では男の喘ぎ声も差し込んではいたのですが少し気持ち悪さを感じてので省略させていただきます
 それと裏設定ですが、このお店の裏オプションは最初に今回のお客のようにセットにしておくことも可能ではありますが望んでいなくても媚薬オイルで追加オプを要求させられてしまうというとんでもないところです。実在するお店はこういったことはないと思いますがこのお話はファンタジーという事で

 よろしければ感想や評価などお願いします。それが作者の創作へのモチベーションとなります

 それではまた次回に


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

scene4 デリバリーヘルス~お客の自宅で濃厚エッチ~

 デリバリーヘルス。

 連絡を受けたお客の自宅又は指定のホテルまで嬢が派遣され、サービスを行う風俗である。自室やホテルの一室という二人だけの場所で過ごす一時は最高の瞬間だと言われている。

 

 生活感感じる寝室に置かれたベットに横になるアスナ。着ていた上着をはだけ薄っすらと肌が透けた白いブラウスを光に晒した。

 足を絡ませるとスカートが擦れて視線をその奥へと誘う。

 アスナの目が、カメラ越しに男を誘う。鮮やかな彩色の瞳は見る者を捕まえて離さぬようじっと、浮かんだ微笑みからは優しく包み込んでくれそうな温もりを感じた……

 

 

「今日は指名してくれてありがとう。アスナです。まだ入ったばかりの新人ですが、よろしくお願いします」

 

 指名した客の家に着くなり、彼の寝室へと通されたアスナはベットに座り男に挨拶をした。

 綺麗な肩を露出させたブラウスに、ピンクのフレアスカートの清楚な服装。それがアスナのお嬢様らしい雰囲気とマッチして男一人暮らしの息苦しい雰囲気を一瞬で浄化していく。

 

「こちらこそよろしくね。うわぁ……、写真で見るより凄く可愛いね」

「ありがとう。今日はたっぷりサービスしてあげるね。……あっ、その前にタイマーセットしなくちゃ……」

 

 横に腰掛けた男は上半身をせわしなく動かしあらゆる角度からアスナの美貌を眺めていく。横顔に下アングル、、見下ろし時の上目遣いは年にもなく胸がときめいた。そして、その度にどの角度でも美が保証されることに息を飲み、結局は真正面に目と目で見つめ合うことが一番だと気づく。

 

「満足した?」

 

 タイマーを置き、愛らしく首を傾げたアスナにうんうんと頷いた。

 アスナはそのまま身を近づけて男を抱きしめると優しく背中を撫でる。甘い香りが男の鼻腔を擽ってズボンの中のモノが硬さを帯びていく。

 

「顔をあんなに見られるの初めてだったから少し恥ずかしかった。そんなに私の顔がタイプだったの?」

 

 唇が耳たぶに触れるのではないかというほどの距離で吐息を漏らし、甘い声で囁く。男の耳元で唾液と呼気の混ざり合った音が響き背筋が震える。

 アスナの指がそっと動いて男の乳首を正確に探り当ててくすぐる。

 

「嬉しい……。お返しにいい事して上げるね」

 

 指を滑らせズボンのチャックを下げた。男がアスナの方を向き、唇を重ね合わせる。

 

「んっ……。あっ、ああぁ。ああっ、んむっ……」

 

 二つの舌が絡み合い汁音が響く。二人は息継ぎと互いの唾液を飲ませ飲み合い身を寄せ合って服越しの肉感的な感触を楽しむ。

 男の両腕がアスナの尻肉をスカート越しに揉みこんでいく。ショーツがあることなどお構いなしにぐにぐにと座ってなお弾力良く反発を伝えてくる安産型の尻を堪能する。

 

「……あっ。出てきたね。すっごく大きい……」

 

 手探りで引き出した肉棒が外気に触れて震える。アスナの掌の温もりと柔らかさを直に感じてそれはより一層硬く反り立っていく。

 

 「ふふっ。凄い臭いがする……」

 

 しなやかな指先をそっと男の先端に当て漏れ出た汁を掬う。鼻先に近づけた途端、クラりとアスナの頭が震え蕩けた笑みを見せた。

 既に破裂寸前まで膨らんだそれを優しく包み、先走り溢れ出る液体を潤滑油に手コキをする。

 冷たくとも芯からは温もりを感じる掌に自らの分身を抱きしめられ倒れそうなくらいの感覚に襲われる男の唇にアスナの柔らかな唇がそっと重なる。今度はただ触れ合うだけだが一瞬で離れるもどかしさに、いつしか身体を前倒させ覆い被さった。

 

「んっ、はぁっ……、はっ、はぁっ、あはぁ……あっ」

 

 シャツ越しに強く揉みこんでくる男の手に思わず悶える。手コキはそのまま彼のモノを痛ませぬように牛の乳しぼりのように角度を変え、時折玉を撫でて射精感を挑発した。

 

「はぁ、はぁ……アスナちゃん。アスナちゃぁぁん……!」

「んっ。何? おっぱい見たいの?」

 

 服越しに胸に縋りつく男の頭を撫でながらアスナは男の目を見つめた。

 男はうんうんと頷きブラウスのボタンに手を掛けた。彼に身を任せる間にアスナもまた、男のベルトを外しズボンを脱がせやすいようにする。

 

「あっ……。あまり見ちゃ、いや……」

 

 わざとらしく恥じらう素振りを見せながらも、ブラウスを脱ぎ捨てて濃いピンクのブラジャーに包まれた豊かな双丘を晒した。男の揉みこみで色濃くなった乳輪がひょっこりと顔を出し、乳首が覗いている様に男の興奮が更に高まる。

 

「今度は私の番。ほら、脱がせてあげるよ」

 

 男を上から起き上がらせ今度はアスナが脱がせにかかった。

 ボタンシャツを早々と腕から引き抜き、インナーを脱がせると同時に乳首にキスをして、汗の味がするそこを舌で突いて口内で弄ぶ。

 さっきまで主導権を握っていた男が為すすべなく悶える姿に熱を孕むのを感じ、ベットに腰掛けさせた。

 先程、準備していたのもありズボンは中のパンツごと膝まで下げられた。

 解き放たれた暴力的なまでの雄の香りのもう我慢ならないとアスナは顔を近づけ、深く息を吸って味わった。

 

「ねぇ、舐めてもいい? 大丈夫。シャワー浴びてなくても気にしないから」

 

 男がシャワーを浴びていないことで躊躇するも、それを強引に押し通しむき出しの亀頭に唇を近づけた。

 

「うわぁ……、凄く大きい。こんなの私に入るのかな……」

 

 期待に満ちた瞳で男を見上げ、アスナは可憐な口を開き一息にそれを咥えこんだ。

 口内に男の味が広がり、背筋がゾクゾクと震えた。舌先に伝う雄の濃い汁を喉に流しこみ熱を全身に広げながら、より喉奥へと竿を飲み込んでいく。息は苦しくはなるも頭がぼうっとしてそれのことしか考えられなくなり、満たされていく感覚が堪らなくて思わず頬けてしまう。

 不意に男を見ると同じく気持ちいのか喘ぎ声尾を漏らしながら天井を見上げ、こちらを向く余裕がない様子に思わず噴き出した¥てしまった。その刺激がまた射精を誘ったのか足を震わせ、必死に耐えていた。

 アスナは玉袋を揉みながら気持ちよく出してもらえるようにゆっくりと、けれども深く吸い上げるような動きを繰り返しながら男がいつでも発射できるように構える。太腿の肉を揉みほぐし、足を開かせ、陰毛が鼻に入ることも構わずに顔を押し込んだ。

 そして、男がこちらを見下ろす余裕を見せた途端、強く玉袋を握りしめ、力強い吸引力で竿を締めあげた。

 男は情けない声で叫び、たまらず性を解き放った。

 

「ん゛ん゛っ……!!」

 

 ため込まれていた白濁のエキスはアスナの喉奥で迸り、口内で瞬く間に満ちていく。口の端から溜めきれなかった精液が一筋垂れる。

 天井を向き、一気にそれを飲み込んだ。文字通り、ゴクンと喉を鳴らして決して美味しいとは言えない物を何の躊躇もなしに飲み込んだ新人の姿に、男は言葉を失うと共に、新たな原石の登場に早くもペニスを固くしていった。

 最後に垂れた粘液を品よく拭うと「まぁまぁな味ね。少し食事に気を使った方がいいかも」と口の周りについた精液を舌で舐め取りながら男を見つめた。

 

「気持ちよかった、……よね?」

 

 放心状態でベットに倒れる男に覆いかぶさるように、アスナもまたその上へと昇った。

 

「でもまだ物足りないでしょ、お客さんも。もちろん、私もだけどね」

 

 長いスカートの裾を持ち上げ、ブラと同じピンクのショーツが露わとなる。クロッチ以外はレースの透けたデザインで薄っすら透けた陰毛が艶めかしい魅力を放っていた。

 

「舐めたいの? いいよ、好きにしても」

 

 男がアスナのそこを舐めたいと言い出した。

 アスナはそれに快く応じると足をがに股に開き、横になった男の頭に豊かな尻肉をそっと乗せた。スカートに男の顔が隠れると共に布地の奥からぺちゃぺちゃとした汁音と男の荒い吐息が響きだす。

 

「うっ、うんんっ……あぁっ。うん……お客さん激しいよぉ。そんなに……あっ、そんなにがっつかなくても……ああぁ……」

 

 腰を卑猥に震わせ甘い刺激に揺れる。

 男の手がショーツの中へと潜り込み、柔らかい尻肉を揉みしだく。スカートの薄い生地がもぞもぞと形を変える中、男は見られないことをいいことに彼女の下半身を好き放題思う存分味わい尽くす。尻肉、陰唇、肛門、淫芽。どこを責められるかわからないままにアスナはされるがままに腰をヒクつかせ、愛液をたらし続けた。

 

「ふぁっ……、あっ。うんっっ……。あっ、あぁぁぁ……」

 

 見えない範囲で好き放題にされる不安とスカートの中に男を誘いこんだ背徳感で腹の奥が普段より熱く火照っていくのを感じ、涎が一筋、垂れる。負けじと男の萎んだイチモツに手を伸ばし、シコシコと上下にしごく。アソコを舐めて少しずつだが硬さを取り戻しつつあるそこは先ほど出した残りが僅かに漏れ出している。

 アスナは口づけを交わすとじゅるりと吸い上げた。玉袋への責めはそのままリズムよく竿を上下にしごき上げる。涎を垂らして滑りクチュクチュと音を響かせた。

 

「あ、あの……。ちょ、ちょっと待って……。スカート、皺になっちゃうから……」

 

 責められるのは覚悟していたが、流石に服越しであることにじれったさを感じたアスナは男の太腿を叩いて一度制した。身体には汗が滲み息を荒く整えようとする。

 男を見下ろすように立ち、スカートのホックを外す。くびれある程よい肉付きの腰回りをしゅるりと通り抜け、ショーツを照明の光の音に晒した。上と同様だった色は二人の体液で濃度を更に増しており、頭がフラフラするほどの雌の香りを放っている。

 下着姿でアスナは男と向かい合うように座り、身体を密着させた。豊満な胸を押し付け、濡れ切ったアソコをむき出しのモノに擦り付けじれったそうに身体を震わせる。

 

「うっ……。ふわぁぁぁ、あっ、もっとぉぉぉ……。もっと、頂戴……」

 

 キスは激しさを増し、男の舌がアスナの顔全体を回るほどに大きく動き、飛んだ汁が顔を濡らす。

アスナは拒むことなく受け入れ、喉を鳴らして飲むのは勿論のこと自らも涎を垂らして負けじと男の口周りを光らせていった。

 男の手がアスナの胸元を揉んだ。カップに包まれたFカップの丸い乳肉は荒い手つきでぐにぐにと形を変え、それでもすぐに元に戻ってその弾力を見せつけた。

 腕が腰に流れて尻を掴んだ。もう待ちきれないという様子で腰のゴム紐に手をかけ、脱がそうと指をひっかけてきた。

 

「そろそろ、……する?」

 

 アスナが男のモノに触れながら口を開いた。潤んだ瞳をまっすぐに向け、息を深く吸っては甘い吐息へと変えて大きく吐き出している。

 男は頷く代わりにアスナの背中へと手を伸ばし、ブラのホックを外した。カップを押し出す乳肉を手伝うように肩紐を指で滑らせるとパサリという音と同時にアスナの芸術的な乳房が光を受けた。

 思いを言葉に変えることもなく、男はそこへむしゃぶりつきアスナを押し倒した。まるで赤子みたいに乳首を舐め、出るわけがない母乳を求めて力強く吸った。

 

「くっ、うぅぅぅんん……!」

 

 胸から全身へと甘い熱が放射線状に広がっていく。

 雪のように白い肌にはあっという間にピンクの歯型やキスマークが刻まれていき、アスナは背を反らして身体を浮かせ喘いだ。

 

「ひゃっ、は、激し……あんっ! あっ!」

 

 男の手がショーツへと伸び下ろしていく。生地がどうなろうと構うことなく無理やりに引っ張り、太腿半分で捻れたまま放置。むき出しとなった膣へと食指を伸ばした。

 

「あっ、うっん、うあっ、ああぁぁぁぁん!」

 

 既に洪水レベルに濡れ切ったそこは男のごつごつとした指をすんなり受け入れ、温かく向かい入れる。指が前後に進めなくなるほどに締め付け、それを強引に押し切られる刺激にアスナのナカは悦んで涎を零し、辺りに雌の匂いを放つ。

 

「あっ、あっ、あっ、あんっ、あひっ。ひぃ……。あぁぁぁっ……!」

 

 アスナの腰がビクンと跳ねて愛液を撒き散らした。

 身体が浮きあがり、アスナが荒い息を整える様子に全てを察する。そして、自身の指を見つめ、そこにべっとりと付着した白濁の汁をアスナの前に掲げる。

 

「白いお汁がいっぱい出たね……。そんなに指が良かったのかい?」

「ううっ……、そ、そんなの、知らない……」

 

 潤んだ目線を逸らし大きく胸を上下させるアスナ。彼女自身、今ので軽い絶頂を迎えてしまったことを理解してはいたが、初対面の男に指摘されるのは恥ずかしかった。

 

「それなら、分からせてあげるよ……」

「きゃっ……!」

 

 ショーツを脚から抜き、足首を持ち上げて股間を天高く突き上げるような姿勢を取らせる。むき出しとなった愛液まみれの割れ目が光に当てられ、輝く汁がへそや尻穴へと垂れる。

 何とか隠そうとするアスナの脚を抱え、指を深く割れ目へとねじ込んだ。

 

「くっ、ううぅぅぅぅぅんんん! ああっ!!!」

 

 ぐちゅぐちゅと汁音を響かせて愛液を掻きだしていく。アスナの腰がガクガクと震え狂ったように悶え嬌声を響かせる。

 

「あっ、あっ、あっ、あっ、ああぁぁぁぁ~~~!」

 

 潮がビチャビチャと噴水みたいに引き出して辺りに飛び散る。男の指はもちろん、ベットのシーツに形の良い丸尻、へそや魅惑の下乳に雫が散って卑猥さを増していく。

 

 「ひぃっ、いっ、うんっ……うっ! イクっ、イクぅぅぅぅぅー!!!」

 

 噴水のような飛沫を上げ、アスナ激しい絶頂へと昇りつめた。男の顔面を愛液で濡らしてガクガクと腰を痙攣させてほぼ垂直に身体を逆さにたてる。

 足がぴんと反り立ち足の指先まで硬くなる。男は「気持ちよくなれてよかったね」とアスナの指をしゃぶり、身体をベットに押し倒した。

 

「あっ、ああぁ……」

 

 半ば放心状態で天井を見上げるアスナ。足の指を舐められるくすぐったさに足をもぞもぞと震わせる。

 男の口づけが足先から付け根、ふくらはぎから太腿、局部には向かわずに臍を器代わりに唾液を吸われ、乳房に胸の谷間、首筋を通って唇が重なった。

 

「んっ……」

 

 くちゅくちゅと音を鳴らして二人は互いを貪り合う。

 男はアスナの背に手を差しいれて抱きかかえると対面座位の体勢でキスを続けた。彼女の優れたボディラインを堪能し、甘い香りを一心に吸い込む。耳たぶに噛みついてやればアスナは喘ぎ、身体が敏感となり既に出来上がっていることを教えてくれる。

 アスナはベットの上で膝立ちとなり、亀頭を掴み割れ目まで持っていった。

 

「アスナちゃん、それじゃ挿れるね……」

「うん、きてぇ…… あっ、うぅん……!」

 

 腰を落としてカリがずっぷりと飲み込まれる。二度の絶頂の果てに触れているだけでも達しそうになっていたモノは先っぽだけでも堪らない疼きを身体中にもたらして動きを止めた。

 息を整えている間、焦らされている男が我慢してくれるわけもなく、アスナの肩を掴み押し込んだ。

 

「っ!? あっ、ああぁぁぁぁぁ!!!」

 

 バチバチと頭の中で火花が散り、背が弓なりに反れる。達してはいなくても身体が硬直するほどの甘い感覚に襲われて涎が一筋伝う。

 

「アスナちゃん、アスナのナカ最高だよ……」

 

 豊満な乳房に頬ずりし乳首を甘噛みした。乳頭からミルクみたいな匂いが滲んで、汗が母乳代わりに吸われていく。

 下腹部と乳房から同時に伝わってくる性感に頭が次第と頭が回らなくなる。

 

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」

 

 腰を上下に動かされて声が漏れる。豊かな髪が性感による微かな震えにも反応して鮮やかに揺れシャンプーの甘い香りを撒き散らす。

 ぱんぱんと尻たぶが叩かれリズムよく音を鳴らす。二人の性器が密着する結合部では濃厚な交わりの果てに白濁し、オイルみたいにねっとりとした汁が零れてシーツを汚した。

 

「ああっ……、あんっ、あんっ、あっ!」

 

 ベットに押し倒され腰が勢いよく叩きつけられて、汗だくの乳肉がプルンと跳ねる。

 ひっくり返されたカエルみたいな体勢で、アスナは足をはしたなく開いて形の良い乳房をいやらしく揺らした。

 腕にも力が入らずに投げだされたまま、無防備な脇に男が口を付け滲んだ汗を吸う。それはアスナの口内に注ぎ込まれたいくが、喘ぐだけで抵抗など出来るわけもなく大人しく飲み込んでいく。

 

「はむっ、んむっ、むっ、うっ! うんっ……、うっ!」

 

 激しいキスにふさがれながら男の背に手を回し、足を腰回りに絡める。胸に男を抱いて自身も腰を動かし性感を貪った。

 

「あっ…あんっ! あんっ! あっ! ああぁぁぁぁ、いいぃ……気持ち、いいっ……!」

 

 上を変わってくれた男に乗り、腰を一層激しく動かした。足を付き、しっかりと体制を保ち、膣に力を込めて締め付ける。

 男が射精しそうにんある顔を見て、ゾクゾクとした痺れが走った。腹に手を置いて騎乗位の体勢を整えると、腰を大きく持ち上げて勢いよく下ろした。二人の身体が同時に跳ね、狂ったように動き出す。

 

「あうぅぅぅ、ううんっ! うあっ! ああっ! あんっ! あっ、あっ、あっ」

 

 乳房を激しく揺らして叫び官能に酔いしれる。

 男の手が乳首に伸びてつまんでくる。全身の性感帯が繋がっているのか、膣が勝手に締まり下腹部から耐え切れない快感が脳へ伝わり思わず倒れそうになった。

 

「ひぃ、あっ……!」

 

「! アスナちゃん、危ない……!」

 

 慌てて男が掴み難を逃れる。

 男は一度、アスナのナカから抜くと彼女を四つん這い――正確には尻を突き上げるような体制へと変えると、指を指し入れて愛液を掻きだした。

 どろりと濃厚な涎が垂れ、割れ目は開いたまま閉じる素振りを見せない。

 

「アスナちゃん……、キミの恥ずかしいところむき出しになってるね。可愛い、可愛いよ……」

 

 シーツに顔を埋め、返事のないアスナを無視して男は顔を近づけて彼女の聖なる女壺を観察する。

 目を凝らせば奥まで覗けそうな膣口はピンクの肉穴がてらてらと濡れて淫靡な雰囲気を放ち、もう一度そこへ踏み込めばもう二度と抜け出せないのではと思わせるほど雄を掴んで離さない締め付けを想起させ、ぷくりと勃つ淫芽は男の手を求めるように震えていた。

 呼吸に合わせて微かな収縮を繰り返す肛門に指を当て押してみる。シーツに埋まった頭が僅かだが悶えるのを見て、男は口を近づけ舌を肛門へと挿し入れた。

 

「あひぃぃぃ……!」

 

 アスナの背が反り上がり、意識が一気に覚醒した。

 暴れる身体を豊満な尻を掴み拘束。割れ目から漏れた愛液を舌で掬いつつ肛門を舐め上げる。

 

「ひぃっ!? いやっ……! いやぁぁぁぁぁ……!」

 

 慣れていないのか力を込めてアスナは抵抗する。しかし、何度も達したことや身体は正直なのかうまく力が入らずされるがままに汚されていった。

 

「あっ、あうっ、そ、そんなとこ……、舐めな、ひぃっ! なめないでぇ……!」

 

 いやいやと首を振り拒むアスナ。

 膣からは愛液がこれまで以上に溢れ乳首が勃ちあがっているが、その事実から目を背けるように目を閉じた。

 男がアスナの尻たぶを開きイチモツを押し当ててくる。自身の愛液で濡れたそれ伝わる熱を感じて鼓動が早くなる。

 

「はっ、ああっ……うんっ、うっ、うんっ、うっ、うあっ、あぁ……。はぁぁっ!? あんっ! あんっ! あんっ! ああぁぁぁ!!!」

 

 一息に挿入され背後から突かれる。腰をしっかりと掴まれ男の動きに合わせつつ本能に任せて喘ぐ。

 ぱんぱんとリズミカルに尻たぶが弾けベットがギシギシと軋む。

 ゆさゆさと揺れる乳房を男は鷲掴みにして揉みしだく。暴れる二つの双球はそう簡単に手の平に納まるサイズでも大人しくもなかったがしっかりと力を込めて掴んだ時に感じた弾力は素晴らしく。その瞬間に感じたアスナが膣を絞めつけたことで男の射精感は一気に高まっていった。

 

「はぁぁっ……、はぁっ、はあ、はぁぁぁ……あぁ!」

 

 上半身を持ち上げられてアスナは男の胸板を背中で感じた。

 男の舌が首筋からうなじへと流れていき、乱れた髪を掻き分けて耳穴を擽った。身体が小刻みに震えて、次の瞬間に唇が重ねられた。

 

「はんっ……、んむっ……! むぅぅぅ、ううっ、うあっ……あぁっ!?」

 

 キスの甘美さに酔いしれていると、緩んだ尿道から潮が勢いよく噴き出した。

 下腹部の痙攣から余裕が次第に薄れ絶頂が近づいていることを感じると、アスナは男に言われるままにベットに横となると足をV字みたいに開き、自ら割れ目を開き蜜を零した。

 

「早く、来て……」

 

 潤んだ瞳で求めると同じく限界に膨らんだペニスが容赦なく挿し込まれて奥を突いた。

 

「あっ、はあぁぁぁぁぁん!?」

 

 脳まで快感が達した。ビリビリと手足の先が痺れてうまく動かせなくなった。どちらからともなく抱きあい見つめる。

 もう何度目かのキスはもちろん、限界間近で昇天の合わない目線に男が合わせてくれることにアスナの胸が性欲以外の何かで熱くなった。

 

「ア、アスナちゃん……、出すっ、だすよぉぉぉ……! ああっ、出るっ!!!」

「んあぁぁぁぁぁ!!!イクっ! 私もイ。イクゥゥゥ!」

 

 腰が激しく打たれて視界がぼやける。

 汗だくになった全身が硬直して身体中の感覚が膣に集まっていって、脳とと一直線に繋がる。

 男が最後の一突きで子宮口に押し当てた瞬間に肉壁が畝って締まる。

 

「あっ、あっ、、あっ、アッアッアッ~~~!」

 

 足を大きく開き、アスナは絶頂の海に溺れた。

 ギリギリで引き抜いた男はこれまでため込んだ精液を一気に開放する。アスナで高められた濃厚な白濁液が彼女の顔に降り注ぎ白く染め上げる。

 

「あっ、あっ、ああぁぁぁぁぁ……」

 

 天へと突きあげられていた足が落ちて音を立てた。開いたままの割れ目から潮を吹いて大きな世界地図を描いた。

 放心状態で目も虚ろな中、サービス時間終了のタイマーが鳴った。

 男は延長する体力もないのか、ベットに腰を下ろし息を整えている。

 アスナは何とか身を起こして正座に座りなおすと、男の背に頭を埋めた。

 

「ベット汚しちゃってごめんなさい。後でクリーニング代払うから請求してね。……まぁ、できればここで何か埋め合わせしてお店には言わないでくれると助かる、かな。私……他でも似たようなことやっちゃってもう後がなくて……」

 

 うわ言のようにぼそぼそと呟くアスナ。事実、彼女にも未だはっきりとした意識は戻っておらず、ただこっ酷く叱られたことだけが過って口が勝手に動いていた。

 

「それより、気持ちよかった?」

 

 肩に顎を乗せて男に問う。

 

「最高だったよ。凄く満足した」

「本当に? ……なら嬉しい」

 

 性欲を燃やし尽くし、今だけだとしても二人の間には恋人のような空気が流れる。

 

「よかったらまた指名してね。デリヘル嬢アスナはいつでもあなたのご指名をお待ちしています」

 

 アスナは白い歯を見せ、目映い笑みを男に浮かべる。プロとしてはまだまだの彼女だが、事後に見せる穏やかな姿はひそかに人気を集め、これからの成長が楽しみだと期待させてくれた。

 




 読んでいただきありがとうございます。そして。、更新遅れてすみません

 私生活の方が忙しく中々時間が確保できず期間を開けてしまいました。
 そして、楽しみにしてくれていた方には申し訳ないのですが、今回で風俗嬢編は終了して当初の予定にあったナースなどは今後何らかの形でネタを再利用していこうかと思います

 次回はなるべく早めに更新出来ればと考えていますが今後ともお付き合いいただけると嬉しいです
 それではまた次回に


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

中出し解禁! アスナの初ナマ体験!
初生ハメで絶叫中出し!


 お待たせしてしまい申し訳ありません。
 今回よりアスナの新作『中出しモノ』スタートです
 以前、風俗モノの後に特別編があるとアナウンスしていたのですが、お蔵入りとさせていただきます。楽しみにしてくださっていた方には申し訳ありませんが、今後私が納得のいく形に修正でき次第投稿していこうと思います。それまで待っていいただけると幸いです


 本番数分前。アスナの待つ控室へとカメラは向かう。今回の撮影を始める前にどうしても心境を収めておきたかったからだ。

 

「アスナちゃん、入りますよ」

 

 ドアをノックして部屋へと入る。

 白いバスローブを着たアスナは化粧台の前に座り、振り向いてスタッフに挨拶をした。

 

「あっ、おはようございます!」

「おはよう、アスナちゃん。今日も元気だね」

「そんなことないですよ。昨日は興奮やら緊張やらであまり眠れなかったですし、今もすぐ横になりたいくらいです」

「横にはなれるけど寝ちゃだめだよ。 あっ、男と寝る分はいいけどね」

「何言ってるんですか、もぅ」

 

 可愛らしく頬を膨らませセクハラにも答えてくれるアスナ。デビューして既に数作を撮り終え、かなり現場慣れしてきている様子だ。 

 それに朝の早い時間だというのに爽やかな笑顔で迎えてくれる彼女に思わず気が緩んでしまう。少しサイズが大きいのかバスローブの余った袖をプラプラとさせ、豊かな谷間が覗く胸元を無防備にも晒していた。

 すこしばかり談笑を続け、昨日何を食べたとか、何にはまっているのかとか雑談で場を和ませてから本題へと移った。

 

「……それじゃあアスナちゃん、これからどんな撮影するかってのはもう聞いた?」

「えっ……、今回ですか? それは、まぁ…………はい」

「どんな内容か聞かせてくれるかな?」

 

 赤く染めた頬を掻き、照れ臭そうに目線を横に逸らすアスナにカメラが迫る。

 決心がつかない彼女の胸元に手を伸ばし、布地をずらして乳首を露出させた。濃いピンクの乳輪を映す。先端を弄りながら「早く言わないとローター使ってもいいのかな? それだとむしろご褒美か」と問い詰めてやれば観念したアスナは目を閉じて口を開いた。

 

「今日は……――

「目を開けてカメラを見る。お客さんに失礼でしょ」

「……ううぅぅぅ。 きょっ、今日は、初めて中出しを経験します……皆さん、アスナの初めてのナマ体験。楽しんでいってください……」

 

 顔を真っ赤にし潤んだ瞳でカメラを見つめた。痴態を晒すことには慣れ始めているくせに卑猥な言葉には未だ体勢が薄いアスナは弄って楽しい。

 

「中出しされるの初めてなの?」

「はい……、今まではゴム有りで、ナマでも外出しでしたから、ちょっとドキドキします」

 

 アスナは手で口元を覆い照れた様子で身体をカメラから隠そうとする。

 今回の撮影はアスナにとって初めての経験。これまでゴムや体外への射精で防いできた自らのナカへの射精をカメラの前で公開することになるのだから緊張するのも無視はないだろう。もちろん、万が一が起こらないように彼女の体調のチェックや慎重に撮影を進めていくつもりではあるが、根は真面目で礼儀正しいお嬢様にとってより本格的な生殖のシーンを晒すことは恥ずかしいのだろう。

 

「今から緊張しなくてもいいよ。ほら、もっと楽しんで」

「それは、そうですけど……」

「皆アスナちゃんが心配しないようにしてくれるから心配しないで。もっと気持ちよくなれることだけを考えていていいから」

「そうかな……そうですね。ありがとうございます」

 

 スタッフの言葉に少しだけ落ち着きと羞恥を取り去ったのかアスナは改めて礼を言った。20歳ではあるが未だ少女らしい幼さもある儚げな笑みはこの作品が成人指定なのを忘れさせるようだ。

 そろそろ撮影が始める時間だと気づき締めに入る。

 

「それじゃあ、そろそろ撮影始めるけど、カメラの前で買ってくれた方に一言」

「はい。この度は作品をご覧いただきありがとうございます。私が初めてナカに出されちゃう姿をぜひ楽しんでいってくださいね! アスナのお〇んこが白くて濃いやつに征服されちゃう姿、絶対に見逃さないで、ください……!」

 

 

 カメラに向かってアスナは手を振った。少しづつ遠ざかっていくカメラにいつまでも笑顔を向け続けた。

 

 

 

 

 屋上へとつながる階段にアスナは立っていた。

 デビュー作で初めて裸を晒し、男と一つになった時と同じ制服姿で空より差し込む光を一身に受ける。逆光で絹のように綺麗な亜麻色の髪が煌びやかに輝き、光の印影で浮かんだ制服越しのラインが美しい。

 昇る様子をイメージして足を上段に乗せた格好は僅かに持ち上がったスカートのひらやかな感触やそこから伸びる太腿の健康的な魅力を最大限に引き出していた。ハイソックスを持ち上げれば足のラインはより一層引き立ち、覗く素肌の白さを演出した。

 カメラが顔へと寄り、はにかんだ笑みを捉える。汚れを知らぬ清らかな顔立ちが作り出す表情は、これから雌の本能のままに乱れることになるとは想像もできない。

 アスナが階段を上っていく。厚いスカート生地越しにも分かる豊かな桃尻を揺らして光の中へと消えていく。

 彼女は今、女優として新たなステージへと昇ろうとしていた。

 

 

 

 

「アスナちゃん久しぶりだね。元気にしてた?」

「はい、おかげさまで」

 

 男優と共にベットに座り、近い距離で触れ合う。

 男もデビュー作と同じでアスナのカメラ処女を奪った男優だった。

 

「あれから君の作品は全てチェックしてるよ。俺は『君は絶対に売れっ子になる』って思ってたけどまさかここまでとはね」

「ありがとうございます。でも売れっ子何て、ちょっと恥ずかしいです」

「むしろ誇るべきだよ。この前の風俗物なんて、もう何度リピートしたことか」

「いやーん、やめてくださいよ、もぉー」

 

 自分が出演した作品について触れられ頬を赤く染める。デビュー以降高い売上を見せ、どの販売ルートでもランキング上位の常連であり、一度上るとそう簡単には下降することがないことには関係者の多くが驚いていたという話を男優は耳にしていた。

 また、イベントでの地方営業やサイン会でもファンサービスが良いとの評判も高く、エロをあまり前面に出すことができない場合にも持ち前の清楚な雰囲気と見る者を魅了し癒してしまう笑顔に骨抜きとされた男は数知れず。深夜番組に出演したのを機に多くの女性ファンまで獲得し、最近では動画投稿サイトに自身のチャンネルを開設し秘めた一面を見せることで登録者が急増したなど活躍の場を広げ続けている。そんな彼女のナカを初めて染め上げる役に自分が抜擢されたという事実に股間のモノがいきり立っていく。

 

「アスナちゃん……」

 

 鼻と鼻が触れ合うほどに迫り、額を合わせあう。

 

「これから何されちゃうか分かってる……?」

「はい……、中出しを、されちゃい、ます……」

「大丈夫? もしかしたら、あかちゃん……できちゃうかも?」

「気にしないでください。その時は、その時で、覚悟……決めてきたので――」

 

 ごくりと唾を飲み込んで。アスナは一旦離れると両手で男の頬を抑え、

 

「――だからどうか、私の初ナマ……、もらって、ください……」

 

 頬を赤く染め、うるんだ瞳でそう訴えた。

 ドクンと心臓が高鳴り、何かが壊れた気がした。雄の本能に駆り立てられ目前の雌の唇を奪い、押し倒す。

 アスナも全身から力を抜いて身を任せる。

 制服姿の美少女の上に息を荒げた大男が覆いかぶさり、その身体を貪っていく。息継ぎの間も与えぬキスにスカートの中へともぐりこんだゴツイ掌が魅せる荒々しい尻揉み。コスプレ用とはいえしっかりとした生地がしわくちゃになるほど強く胸を揉みこんでやればアスナの息が乱れて身体が浮くほどに背が逸れた。

 唇から離れてその周辺や首筋を嘗め回す。耳裏に舌を這わせてやればアスナは可愛い声を上げて悶え、腰をくねらせた。

 

「アスナちゃん、脱がすよ……」

 

 彼女がコクンと頷くと、ブレザーを腕から抜いてあげる。既に火照り出した身体はブラウスの下で汗を掻いているのか、白い生地を微かに透けさせて中の白い下着の輪郭を覗かせていた。

 ボタンに手をかけ、一つずつ外してやるとむわっとした甘い熱気と共に彼女の丸い双球の魅力をこれでもかと引き立てるブラが見えた。基本シンプルだが花をイメージした薄いピンクで、布地の上に赤の小さなリボンがカップの間に付いた可愛い下着だ。

 

「私が今度立ち上げようと思ってる下着ブランドの試作品です。似合ってますか?」

「あぁ……凄くきれいだよ……」

 

 ブラの上に涎が垂れていることに気づき、慌てて拭う。見とれてしまうくらいにカップに包まれた姿は魅力的で芸術作品と呼んでも過言ではなかった。それにも関わらずレースで透けた部分から僅かに除く乳輪のピンクや谷間が魅せる乳肉の曲線美は官能的で、もうずいぶん前になるが、あの時揉んだ彼女の胸の感触がこの手に蘇ったかのように思えたのだ。

 

「美しい……。アスナ、君は最高の女だ……」

「いやっ……最高なんて、そんな恥ずかしい……」

 

 うわ言のように何度も繰り返す男優。初めはカップを決して痛ませてはならないと無意識に制限がかかっていたが、次第に我慢できなくなり揉みつぶすように乳房を握った。

 

「あっ!」

 

 おとがいを上げアスナは愛らしく悶えて見せる。

 谷間に男優の唇が触れてキスの雨が降り注ぐ。白く透き通るような肌に赤みが差し、アスナの表情に羞恥が浮かんだ。

 ただ、同時に胸に縋る男を見て母性も浮かんだのかそっと頭の後ろに手を回し乳房を嘗め回しやすいように添えた。

 

「くっ、うぅぅぅん。あっ……ああぁ」

 

 緊張からかいつもより身体が敏感になっているように感じた。男の愛撫一つに反応を示し、見るものを楽しませてくれる。

 男の手がアスナのスカートへと伸び、ボタンを外す。アスナが腰を浮かせた間にスカートを脱ぎ、続けて白いパンストまで脱がせていく。

 姿を見せたのはブラジャーとデザインが似通った薄ピンクのショーツ。こちらはリボンに加えて腰は紐で縛るタイプであり、男が脱がせやすいように配慮がされていた。

 

「こっちは改良するかもです。やっぱり紐だとすぐに緩んで落ちてきて……」

 

 恥ずかしそうに失敗を語るアスナだが男にはどうでもいいこと。脱がせた服を置いてブラウス一枚の彼女に改めて向く。微かに差し込んだ日光に照らされた絹みたいな髪が透けて煌びやかな輝きを放ち、同じく透けるブラウスはまるで天女の衣のように彼女の身体の線を包み神秘的な雰囲気を纏わせていた。

 男優は手早く着ていた服を脱ぎ捨てトランクス一枚の引き締まった肉体を晒す。そして、アスナの背後に回るとブラに包まれた乳房をやさしく、若い女の弾力を最大限魅せるように大回りで揉み始めた。

 

「くっ……、ううっ。あっ……、あ、あぁ」

 

 カップ越しに豊かな双球を揉まれ、アスナは男の腕の中で悶える。数々の撮影の中で女として成長を続け留まるところを知らない彼女の肉体はカメラを向けられるだけでスイッチが入ったかのように敏感となり、下腹部が熱を帯びる。

 

「アスナちゃん、そんなに気持ちいいの?」

「うっ……! あっ、は、はい……。気持ちいっ……ああっ!」

 

 男優がカップの上から的確に探り当てた乳首を刺激して、アスナの背はおおきく反れた。一度肉体関係を持った女がどうすれば感じるのかなど経験豊富な男優にとって造作もないことで、硬い生地を利用して焦らす攻めを続け、甘い喘ぎを絞り出していく。

 

「あっ、あうっ……。うんっ、うっ! うぁっ、あっ」

 

 しなやかな足をもじもじと、丸い円柱の太ももを擦り合わせて快感に悶え可愛らしく反応を示す。これが男の劣情を刺激し攻めをより激しくなる原因となっていることに気づいてはいるが自分を止めることができない。それほどまでに甘美で切ないものだった。

 男の舌がアスナの首筋を舐め上げる。背筋にゾクリとした刺激が流れ、動く身体を腕で押さえつけられた。彼女が興奮で掻いた汗を男優は一つ一つ丁寧に舐めとり焦らす。

 彼女の身体を四つん這いにして、突き出されたショーツ越しの尻を擦る。ベッドと平行になった綺麗な背中を撫で回しながらクロッチに触れればアスナの身体に赤く染まり乱れた髪が官能的に揺れる。

 

「はぁっ、ああっ……。あぅぅぅ、うぅっ……。うあっ……」

 

 微かな、しかし女を喘がせるプロから与えられる性感はアスナの身体を確かに高みへと昇らせていき心臓を高鳴らせた。不意に胸元で揺れる乳房を揉まれると下腹部が締まり熱いエキスが漏れ出たのが自分でも分かった。

 

「ふわぁっ……、あっ だ、だめっ……」

「アスナちゃん、ショーツにシミができてるよ。そんなに気持ちよかったの?」

「いやっ、ち、違う……あっ!」

 

 男の頭が尻に押し付けられ腰を捕まれる。身を捩って逃れようとするも快楽に浮かされた身体では力がうまく入らない。

 男優は息を深く吸ってアスナの秘部の臭いを嗅ぎ、わざとらしく音を鳴らしてクロッチを舌で舐める。指で布地を引っ張ってやれば既に愛液を溢れさせ始めた割れ目が覗いた。聞いた話だがこの撮影が始まる一週間ほど前からアスナは軽い禁欲を行い、性欲を堪えていたらしく身体もいつも以上に敏感となり、何より雄の種付けを心待ちにしているとのことだ。

 ならば期待に応えてやろうと男はアスナの割れ目に指を挿し入れて愛液を掻きだしていく。半ば強引な挿入にも関わらず彼女の名器は暖かく迎え入れて返そうとしてくれない。刺激にアスナの腕が折れて頭がベッドに落ちた。

 

「どう? アスナちゃん、気持ちいいかな?」

「うっ、あっ! ああぁっ、あんっ、あっ……ああぁぁぁん!」

 

 普段の彼女からは想像もつかない喘ぎで身を震わせる。ナカからは汁がとめどなく湧き続け、雌の香りを周囲に充満させていく。

 アスナの身体を仰向けに起こす。息も荒く絹のような髪も乱れて美貌を隠し、下着だけの半裸を赤く蒸気させた美女を前に男優の頭がくらりとして理性が壊れる感覚がした。

 

「ブラ、自分で外して見せてよ」

 

 男優はアスナにそう命じると彼女の身体を起こし、カメラの前に座らせる。

 アスナは静かに手をまわしてホックに指をかけるとためらいなく外して見せ、肩紐からするすると腕を抜いた。豊かな乳房がホックが外れると艫にカップごと跳ね、片方ずつ露になる姿がカメラに収められていく。

 何度見ても男の目を魅了してやまないアスナの乳房に、一度と愛し合った経験のある男優には彼女の乳肉は以前より女性らしく張りより男の手になじむ質感へと変化しているであろうことが分かった。

 

「すごく綺麗だね。前より大きくなったんじゃないの?」

 

 アスナの背後に回り再度揉んでやれば乳房は予想通り掌に吸い付き餅みたいに柔らかく形を変え楽しませてくれる。

 

「きゃっ……。あっ、うぁぁぁ……、くっ、くすぐったい。気持ち、いい……」

 

 好き勝手乳房を揉まれ喘ぎを零す。相手は一度自分の身体を隅々までせめて知り尽くしているからか感じやすいポイントを正確に攻めてきてアスナの息は自然と上がっていった。

 しかし、彼女が頭では勝手気ままにやられることを拒むのとは反対にアスナの表情は色っぽく緩み、口の端から涎を零している様子がカメラに収められた。

 

「アスナちゃん、足を広げてごらん。自分で抱えてみて」

 

 男優にいわれるままに足をM字に開き、手で抱えて見せる。シミのできたショーツが画面に晒された。

 

「ここ、すごい濡れてるね。どれくらい気持ちよかったの? ねぇ?」

「………… 凄く、気持ちよかった、です……」

 

 ここ一番で顔を赤らめアスナは視線を逸らす。

 初めはまだカメラに抵抗を感じているのかと思っていた男優だったが、少し観察しているうちに、これが羞恥というよりはカメラに自ら痴態を見せつけていることへの興奮であることを察し、彼女も成長しているのだと一人感傷に浸ってしまう。

 ならば手加減はいらないだろうと

 

「脱がすね」

「えっ? ――ちょっ……きゃぁっ!?」

 

 腰紐をしゅるりと解き、尻の下から引き抜いてやる。

 あっという間にアスナの秘部が光のもとに晒され、一際白い肌と対照的な陰毛の整えられた三角の鼠径部。そして男のイチモツを今かと待ちわびる開いた淫唇が画面を覆った。

 

「すげぇ……」

 

 現れた性器の美しさに思わず言葉に出してしまった。数々の撮影を経て既にそれなり以上に使い込まれているであろうアスナの陰唇は興奮で開いている以外は処女同様に閉じて綺麗な筋を丘に描き、既に一度そのナカを味わっているにも関わらず一刻も早く挿し入れて快感に溺れたいと無意識のうちに指をその中へと沈みこませた。

 

「あっ……うっ!」

 

 一本。

 たった一本。それも人差し指の第一関節だけにも関わらず膣はその侵入を拒み、処女さながらに熱い肉壁で指を締め付けてきた。裏返せばそれは一度入ってきたものを決して逃すまいとしているようにも思え、男優は指先に力を込めて奥へ奥へと侵入を続けていく。

 アスナの腰がビクンと跳ねる。

 全身に汗が珠のように浮き出て身を捩るたび飛び散って周囲に甘い香りを充満させていく。それがまた男の劣情を刺激し指を二本、三本と増やしてナカを掻き混ぜて愛液を熱く滾らせる。

 

「あっ! アヒィィィ! うっ! ううっ……ああっ!」

 

 全身をタコのようにくねらせてアスナはベッドの上で踊り狂った。愛液はドロドロの白濁交じりで美しい白い素肌には汗か唾かもはや判別のつかないほど体液に濡れており、今男の指が膣の天井をついた瞬間に噴出した液が腹部に降り注ぎ、臍に水溜まりを作った。

 

「愛液がこんなにも……。相当ため込んでたみたいだね」

「あっ! ああっ……ち、違うのぉ……あひぃ!」

「何が違うの? ほら、僕の手、こんなに濡れちゃってるのに」

 

 半狂乱のように喘ぐアスナに男優は淫蜜で濡れた手を見せつける。指を何度か開いて見せればそれだけで糸を引く様が明らかとなり、涙目の視線をさらに潤ませる彼女に股間のモノは更にいきり勃っていく。

 

「大丈夫。まずは一回、とびっきりの奴でイかせてあげるから」

 

 男優はアスナの足首を掴んでまんぐり返しの格好に持ち上げた。快楽で頭が白く濁った彼女の身体は何の抵抗もなく浮かんで足の間。残された足首も掴んでV字に開かれると共に濡れ切った女壺とふやけた肛門がカメラに再度暴かれ、泡立ち始めた愛液がどろりと尻の割れ目を伝いひくひくと痙攣して肉びらが震えた。

 

「アスナちゃんの恥ずかしいところまた丸見えになったね。ナカまでばっくり丸見えで、すごくやらしいよ……」

「あっ、うっ……、ううっ……。ああんっ……」

 

 勃起したクリトリスを突かれて知り尽くされた弱点を刺激されてアスナは身を捩って悶えた。

 親指をぶるぶると震わせながら淫芽を刺激しつつ膣へと指を二本挿し入れてやれば蜜を零して強く咥えこんできた。そのまま無理やりに押し込んでやれば白く濁った愛液がどろりと溢れ出し、アスナの背が反れた。

 

「あっ! あああぁぁぁぁぁぁ~~~! うわぁぁぁ! ああっ!」

 

 足がむなしく宙を掻き、震える腰が噴き出す体液をまき散らす。

 男優はアスナの両足をがっちりと掴み、休むことなくナカの肉壁を攻め立てていく。ぐちゅぐちゅと音をかき鳴らし、Gスポットを重点的に刺激してやれば噴水のように噴出して男の顔どころか辺りを水浸しにした。

 

「あっ!きぃぃぃ!!! くぅっ……! うわぁぁぁ! ひぃぃぃ、やぁぁぁ……!」

 

 外聞もなくはしたなく喘ぎ全身を汁まみれにしていく。クジラみたいに天高く潮を噴き、声にならない叫びを上げる。

 快楽で頭は既に何も考えられないくらい真っ白で白目をむきつつあった。

 

「はぁっ……、あっ! うっイクっ……もう、イクゥゥゥ!」

「イきたいの? いいよ、好きにイっても」

「うっ……ああっ、うわぁぁぁぁぁ! はぁぁぁ……!」

 

 足がぴんと反り立ってもがくことを止める。

 男優の指がふやけるほど熱持った愛液が一度、盛大に噴き出てアスナの嬌声が木霊した。

 

「ふぅぅ、あっ、ああぁぁぁ……イっ、あぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 これまでで最大級の水柱を立てて、アスナは快楽に身を震わせた。ぱたぱたと股を開閉させ、自らの意思とは関係なく与えられたものを受け止め、逆さにされた身体がまるで宇宙の無重力に浮かんでいるかの感覚に働かない頭がぐるぐる回って意識が薄れていく。

 抱えられていた身体をびしょ濡れのベッドに寝かせられる。自分の体液とはいえひやりとした感覚に身震いした。

 

「アスナちゃん大丈夫? 凄いお潮吹いてたけど」

 

 大の字に寝転がったまま動かないアスナに男優は呼びかける。薄くではあるが目は開いたままで呼吸は荒くも安定しているのを確認すると彼女の身体に馬乗りとなり、豊かな乳房の間に自らのイチモツを置いた。

 

「ふふっ、何やってるんですか。もうっ……」

「いやアスナちゃんがすごく気持ちよさそうだったからさ。我慢できなくて」

「それは……凄い気持ちよくしてくれたからじゃないですか……」

「アスナちゃんがエロすぎるのが悪いんだよ……。ほら、喋る余裕があるなら少ししゃぶってよ」

 

 谷間からはみ出た亀頭でアスナの可憐な唇を突く。

 すると、アスナはにやりと口角を緩め滲み出た先走りを吸った。何とも言えない味が口内に広がるが「男の子の味がする」と笑って見せる。

 手で両の乳房を掴み、挟み込めばその柔らかな感触に肉棒が震え男は声を漏らした。

 

「どう? 気持ちいいかしら? ふふっ」

「ああぁ……最高だ」

「ありがと……。そう言ってもらえると嬉しい」

 

 涎を先っぽに塗り込んで滑りを上げると汗で柔らかくなった乳肉を動かしてしごき上げる。舌を伸ばしてちろちろと舐めると男優が快感に耐える姿が可愛く見えてつい悪戯心を刺激され攻めを激しくしてしまった。

 男優もまた舌使いやパイズリの心地よさに焦りを感じながらも何よりその成長に驚いていた。彼の知るアスナはその美貌や身体こそ極上であれテクニックに関しては新人にしては慣れているといったレベルで今は人気でもいずれは低迷していくものだと思っていたが、この奉仕を体感して改めて思い知った。

 

(この娘、スケベすぎだろ……)

 

 彼女ほどの美少女ならば脱がずとも服を着て澄ましていても世の男が放置などせずにちやほやされるだろうが、それで足りないのか文字通りケツ穴まで恥じることなく全世界に晒し、それを見せつけることを、そしてそれに男が興奮することを楽しんでいるのだ。

 どうすればいやらしく見えるかを聡明な頭で考え、視覚や聴覚を巧みに利用しわざとらしくとらえられないように気を配りながら動く。それでいて自分も気持ちよくなれるのだからやめられないのだ。

 ならばお望みの通り、最高の快楽で果てさせてやろう。

 唇を重ね、濃密に舌を絡ませながら男優はアスナの身体を起こし対面に座るように持ってくる。乳首を弄ったりくびれた身体のラインを愛撫して彼女がじれったそうに身を捩るのを見て。

 

「アスナちゃん、本当にナマで入れちゃっていいの……? もしかしたら、赤ちゃん出来ちゃうかもよ」

「いいんです……。好きにナカで出してください……、私を、お母さんにするつもりでお願いします……

 

 

 

 ……私を、立派な大人の女性にしてください。 ――ダメ、ですか?」

 

 涙ながらに見つめられ我慢の限界だった。

 アスナを四つん這いにすると尻たぶを開いて陰部と肛門を暴く。汗の滲んだ脂肪の間からは発情した匂いだけでなく若い女性の健康的な香りまで漂っていて、神が造り出した芸術品のような彼女にも人間的な部分があることに昂った。

 

「お尻の穴まで丸見えだね。こんなにヒクヒクさせて、よっぽどお待ちかねだったんだね」

「いやぁぁぁぁぁ……! い。いわないでぇぇぇ、あんっ」

 

 周辺をなぞったり皺に指を這わせてやれば腰をフリフリ揺らして雄を誘うようによがり、官能的なダンスで男を惑わせた。

 男優が腰を掴んで挿入の体勢を整えるとアスナはベッドのシーツを無意識に掴んで、これからのことに身を強張らせた。そこに、男の手が重なって優しく包み込まれる。

 彼女の身体から力が抜けるのを確認すると腰を一息に突き出して限界まで勃起したイチモツをアスナのナカへと沈めた。

 

「はぁぁっ……!? あっ、ああぁぁぁぁぁん!!!」

 

 まるで達したかのように身体を反らせ、アスナは吠えた。

 初めて体感するナマの挿入にゾクゾクと全身が痙攣して涎が垂れる。カメラの前で晒していることはもちろんのことゴムを介していては感じられなかった男の強直が熱く脈打つ感覚やいつ発射されて孕ませられるかもしれないスリルが興奮を高めていく。

 

「あんっ! あっ! あっ、あっ、あっ……ああぁぁぁぁぁ!」

 

 腰を前後に振られる度にペニスのごつごつとして凸凹が膣壁を気持ちよく刺激して、腰に力が入らなくなる。

 だらりと脱力した身体を抱えられ足をはしたなく広げられる。カメラが結合部によって男優のイチモツを美味しそうに咥えこんだ陰部をアップで写し、ピストンの度にあふれる濃厚な愛液と卑猥な音をしっかりと記録した。

 

「はっ、あはっ、はぁっ! んあぁぁぁ! あっ、あひぃぃぃ!あぁぁぁ!」

 

 激しい動きにアスナの顔が髪に隠れて見えなくなる。 

 身体をおもちゃみたいに揺さぶられ、朦朧とする意識の中でカメラを見つめた。レンズを眺め、そこに反射する裸の自分がとてもいやらしく思えて、無意識に口元が綻んで笑みが零れていく。

 

「あんっ! いいっ……気持ちイイよぉ! ああんっ! もっとぉ、もっと突いてぇ! あんっ、あっ、ひぁぁぁぁぁ!」

「アスナちゃん、ヤバイ、ヤバすぎる……! もう出しちゃいそうだ……」

「いいよぉ! 出しても……、私のナカに、いっぱい、お腹いっぱいに出してぇ!」

 

 ベットに身体を倒した男優に馬乗りとなって一心不乱に腰を振る。男がM字に開いた膝を支えに腰を大きくグラインドさせ、パンパンと尻を鳴らして喘ぎ美しい顔を体液で濡らした。

 

「ああっ! あっ……、イクっ! イクイクイクっ……イっ、ああぁぁぁぁぁ!」

 

 部屋が振動するほどの雄たけびでアスナは絶頂へと到達。直前で身体をブリッジのように抱えられ、アスナのナカから肉棒は引き抜かれた女壺から栓を吹き飛ばす勢いの潮が発射されて床に水たまりを作った。

 

「あっ、ああっ……ああぁぁぁぁぁ……」

 

 身体を弱く震わせてアスナは男の身体に崩れ落ちた。

 共に汗で濡れて輝き、意識もハッキリとしないながらもどちらからともなく唇を求め重ねあう。男優の大きな手が乳房を揉み、アスナのしなやかな指先が玉袋を揉んだ。お互い無意識ではあるが物足りないのは同じようだ。

 アスナの身体をベッドに寝かせ、男優は再度挿入の体勢を整える。今度は目配せすることなく押し込んでやればすんなりとキツく締まったナカはペニスを受け入れ締め付けた。

 

「あっ、はあぁぁぁっ! はぁっ! はっ、はぁはぁはぁ……うっ、わぁぁぁ!」

 

 激しく腰を打ち付ける荒々しい攻めに一度達したカラダは敏感に反応して喘ぎを漏らす。目がチカチカと白くフラッシュして平衡感覚が薄れてくる。

 アスナは男優の身体を精一杯掴んで離すまいと力を込める。男の身体が伸し掛かってきて種付けプレスをされても必死に腰を振ってそれに答えた。

 

「あーイク、アスナちゃん。そろそろ……」

「いいよぉ……! 出して、いっぱい中出ししてぇぇぇぇぇ!」

 

 アスナの声が合図だった。

 男の腰がミシンみたいに早く叩き込まれ、互いの喘ぎが場を包んで響き渡っていく。

 

「あんっ! あっあっあっ、あんっ、あっ……ああぁぁぁぁぁぁ~~~!!!」

 

 男優が「出るッ!」と叫ぶと共に腰が強く打たれた。

 同時にアスナも飛び切りの声を上げて絶頂のその先へと到達した。

 

「あっ……、ああっ……あはぁぁぁ~」

 

 二人の身体が小刻みに震え続ける。結合部からは(恐らくアスナのものであろう)透明な液が漏れだして男の腹に振り注いでからシーツに染みこんでいた。

 

「はぁっ……、はぁっ……、き、気持ちよすぎる……」

 

 男優が静かに離れると開いたままの陰部にカメラが寄ってくる。少しの間を置き、アスナの乱れた呼吸に合わせるみたいに濃い白濁の精液が逆流して流れ、肛門を伝いシーツの上に溜まった。

 声もだせないくらい快感に溺れたのか、アスナは涙を流しながら初中出しの余韻に浸っていた。不意に彼女の手が股間へと伸びて出された汁を掬う。

 二本の指に橋を架ける二人の合作汁を眺めてアスナはニヤニヤと笑った。

 

「アスナちゃん、初中出し気持ちよかったかな?」

「はい……、とっても良かったです……。何でもっと早くやらなかったんだろうってくらいには最高、です……」

 

 手渡されたタオルで顔を拭きつつ笑顔を浮かべるアスナ。寄ってきた女性スタッフから渡されたティッシュで股間を拭いながら今回の行為の感想を男優と楽しそうに語り合っていた。

 そして、画面が暗転するその時まで、アスナはタオルに隠された下腹部を愛おしそうに撫で続けていた。

 

 




 読んでいただきありがとうございます。感想や評価、意見などありましたらお願いします
 また、アンケートを実施しておりますのでよろしければそちらもどうぞ

 それではまた次回に


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

連続絶頂する濃厚な生中出し!

更新遅れてしまい申しわけありません
多忙に多忙で執筆まで手が回らずに、こんな時間になってしまいました

今回は中出しもの2パート目となります
あらすじとしては
『ベテラン男優とアスナの初共演!生経験したのにバイブで大絶頂!彼女を満足させられるのはバイブか?それともち〇ぽか?』
という話になってます

※タイトルを「AV女優 asuna」から「AV女優 Asuna」に変更してます






 シャワーの雨が迸る浴室でアスナは。鏡に背を預ける。

全身に白い泡を纏わせて両手でそれを塗り広げていく。母性溢れた乳房から対照的にくびれた腰回り、安産型に実った桃尻を撫でて鼠径部に泡の山を作り出す。

乳房は最近また少し大きくなったとの噂があり、既に女性として最高レベルながらも限界などないとばかりに成長し続ける姿はこの仕事がまさに天職だと誇るようだった。

 清潔な泡はさながら生クリームみたいに滑らかにアスナを彩り、元より透き通るような輝きを持つ彼女の肌は潤いを増して女神の域へと美貌を昇華させる。水晶のような煌めきが神秘的で息をするのも忘れさせた。

 カメラが彼女の顔の前に迫ると天使のような笑みを浮かべて掌に乗せた泡をふぅっと吹いて飛ばす。

 

 シャワーを手に取ると抱き心地の適温の湯で泡を洗い流す。アスナの肌を包んでいたクリームは羽毛のように吹き飛んで徐々に彼女の裸体を暴いていく。

 豊かな乳房の上に浮き出た桃色の乳首が、男を引き付ける官能的な谷間が、魅惑的なボディラインにそこから形作られた若いハリと雄を惑わす武器である尻が順々に露となり世の女性が誰もが羨む身体を惜しげもなくカメラに見せつけた。

 シャワーから迸る水流を元気に弾く瑞々しい素肌を下って未だ泡の残る鼠径部を集中的に狙う。泡が少しずつ剝がれて陰毛を覗かせる。綺麗に整えられた逆三角形の陰りは、未だ少女の面影残すアスナの美貌に大人の色気をスパイスとして彩った。

 

 カメラが切り替わり、アスナの背中を映す。

 線が一本すらりとひかれたような背筋は男でさえ見ほれるほど美しく、水面にゆらめく影すら美しく見える綺麗なボディラインから彼女が相当のプロ意識と女優の才能あふれる逸材だと知らしめた。

 

 シャワーが止まり、掛けられたタオルを掴む。

 白い生地が瑞々しい肌に滴る雫を拭っていく。タオルの裾が揺れ、ムチムチに張った尻が覗いて雄を惑わせる。

細い身体の線のわりに大きく膨らんだ彼女の臀部は激しい情欲を受け止めるために成長し、もっと多くの男を食らいたいという彼女の欲深さを表すようだ。

 日本人離れしたその丸い曲線美は、神が遣わしたセックスの天使かのように雄を引き付け、魅了する。

 

 そのまま歩き出し、ここを後にする。

 男の精を初めて受け入れ、ナカを白く染め上げた彼女は。白い光の中へと消えていった――

 

 

 

 

 シャワールームを出たアスナがやってきたのはそことは違うバスルーム。以前、ソーププレイを撮影した場所でもあり、そこでアスナは男と絡み合っていた。

 次なる撮影は男優との濃密なセックス。親子ほど離れている男の精をこの身に受け止めるべくアスナは本気で男にしがみついていた。

シャワーの熱い雨に打たれ、親子ほど年の離れた男優と一心不乱に唇を重ねる。男優は黒いブリーフ一枚に対し、アスナは一糸まとわぬ全裸。布地と淡い茂みが何度も触れあい擦れあった。

互いを貪る荒々しいキスはヘビのように舌を絡ませながら濃密なリップ音を響かせ、二人の世界をより深いものへと変えていく。

 

「アスナちゃん、気持ちよさそうだったね……。おじさんも見ていたけど凄く興奮しちゃって少し出しちゃったよ……」

「くっ……。あぁ。ああんっ……!」

 

 男は大きな手でアスナの乳房を掴む。一般男性の平均サイズよりも大きい掌からも零れる乳房の重量に思わず口涎が零れそうになるも堪え、乳首にしゃぶりついた。

 

「あっ! ひっ……、ううっ!」

「乳首もこんなに固くして全く。そんなにおじさんに触られたいのか」

「あっ!あんっ!」

 

 円柱の太腿を叩かれてアスナは声を上げる。痛くはない。ただ、女を知り尽くしているその手が快感とは違うアプローチで女体を確実に攻略しているのを感じて、心の奥がゾクゾクと震えた。

女優達の引き締まった身体とは正反対の中年太りした腹を擦りつけながら薄手のパンツに包まれたイチモツを股の間に押し付けた。

 世の女性はもちろん、セックスを生業とする女優達さえ拒否感を覚えるほど特徴的な容姿のこの男優。しかし、女性を感じさせる術に誰よりも優れ、緩急凄まじいプレイで女優が病みつきになるほどの腕前を誇っている。現に、今こうして撮影に臨んでいるアスナでさえ初対面からは想像もできないほどに下腹部を熱く火照らせ、痙攣して倒れそうになる身体を支えるので精いっぱいだった。

 

「身体も凄く柔らかいね。パクパク食べちゃいたいよ」

 

 男は目の前の女体を抱きしめて耳たぶを甘噛みする。

自身の腕で愛らしく震える女は長いキャリアの中でもまれにみる逸材であり、流石に若い男優とは違い撮影を守る程度には自制してはいるが、できるのなら自宅の地下室にでも監禁していつでも好きな時に弄りたいとさえ思った。

 こんなこと思ったのはアスナが二人目だった。

アスナは男の口内に含まれ唾と絡み合う音が鼓膜を擽り身体を震わせてしまう。無意識に離れようと動いた身体を抱きしめられて乳房を大きく揉まれると動きを止めた。

 

「乳首がどんどん硬くなってきてる……。色も凄くえっちだ……」

「あっ……、ううっ」

「おまんこもほら……、こんなに濡らしちゃって……ホントにスケベだよキミは」

 

 指を滑り込ませアスナの秘部を撫でた。強引に見えて痛みを感じず、ただ快感のみに貫かれる感覚に太腿が震え熱い女蜜が溢れてしまう。

 

「凄い、いやらしい液が溢れてきてるよ。まだここには触れていないのに……。いやらしい、いやらしい……」

「あっ! あっ! あっ! あぁぁぁぁぁー!」

 

 アスナの元にしゃがんで指を激しく動かせば愛液がソコから迸り、びちゃびちゃと音をたてた。

痙攣する太腿を担がれ、バランスをとるため何とか男の方に手を預ける。それが縋っているようにも見えて恥ずかしく思えた。

 止まることを知らぬ潮吹きは小さな水たまりをいくつも作り、淫らな雌の香りを強く漂わせた。

 愛蜜のシャワーが止まると男はアスナを優しく座らせ指を引き抜く。その時に残った潮が噴水みたいに勢いよく吹き出す。

 

「ほら見てごらん……。おじさんの指にアスナちゃんのいやらしいのがべっとりついちゃってるよ。匂いも凄いし……あっ、味も濃い」

 

 べろりと愛液濡れした指を舐めとりそのままキスをする。

 自身の漏らした体液が口の中に侵入して震える。が、一度確かな快感を覚えさせられた身体は巧みな舌遣いを本能的に受け入れた。

 

「ほらアスナちゃん、次はこれを着て気持ちよくなろうね」

 

 そう言って男が差し出してきたのは白い競泳水着。動けぬ自分に代わって足首に布地を通されて身体を起こされる。

 

「くっ……、うぅ、きっ、キツイかも……」

 

 サイズが合ってないのか、水着はアスナでさえ身体を通すのに苦戦するほど小さいもので何とか押し込むことはできたが、股布は秘部に食い込みただでさえ際どいハイレグがさらに卑猥なものとなる。乳肉が湧きの隙間からはみ出して、最初からインナーなどは渡されていないため乳首が浮き豊満な乳肉の輪郭もはっきりと形を見せていた。

 本来なら健全で健康な肉体を作るための水着は、一人の痴女によってその場の男たちの中にあるイメージを恐ろしく塗り替えた。

 

「凄いよ……、予想以上にいいよアスナちゃん……! 本当にいい身体をしている……」

「ちょっと恥ずかしいですけど……、喜んでくれたのならうれしいです……!」

 

 はにかんだ笑みを浮かべて男の腕に抱かれる。ごつごつとした掌が全身を巡るくすぐったさに思わず悶えた。

 

「それじゃあ、こんなに可愛い姿になってくれたアスナちゃんにおじさんからサービスしちゃおう。……ほら、マット敷くからそこに寝てね」

 

 男は壁に立てかけてあるゴムマットを置いてアスナに寝るよう促す。

 アスナがうつ伏せになると、男は手を背中に乗せて腰回りから首の付け根に行くまで揉み上げた。

 

「あっ……、気持ちいいです……」

「そうでしょ。おじさんね、マッサージの経験あるんだよ」

 

 男の巧みな手つきがアスナの強張った身体を解していく。撮影への羞恥は薄れてきても、周りを大勢に囲まれた状態で裸身を晒すことには慣れていないからか硬直していた身体に自分でも驚いた。

 

「凄く触り甲斐のある身体してるね。もちもちのはみ出たおっぱいが魅力的だよ」

「あっ……、ああっ……!」

 

 アスナの身体がマットの上で跳ね踊る。水着に包まれた円球の乳房がころころ揺れ動き、包みに負けぬ弾力を魅せた。

いくら勢いに乗り『男優泣かせ』で知られ始めた若手女優であろうが、男優の女を知り尽くした手さばきの前に抗うことはできなかった。

はしたなく両足を開き、背を限界まで後ろに反らした華奢な身体を男優に預けて、快楽の虜に染まっていく。

 

「アスナちゃん、そんなに気持ちいのかい?」

「イイッ……、アッ! 気持ち、いいッ……! いぃぃぃぃぃん!」

 

足がぴんと伸び、締まった太腿が震えた。

 

「おまんこが締め付けてくるよ。こんなに好きになってもらえて嬉しいよ」

「うっ……! ううッ!」

 

 膣から指を抜かれて全身を痙攣させた。マットの上にはアスナが噴出した愛液が飛び散って水溜まりを作り、今も水着の隙間から汁を零していた。

 

「早くおじさんのおちんちんの前に、これで楽しませてあげる」

 

 男優が取り出したのは男性器を模した電動のバイブ。実物より長めのそれはスイッチを入れた途端にウィンウィンと唸り、ヘビのようにうねった。

 一度、アスナの目の前で見せつけてから股間の前に屈むと水着の布地をずらして押し込んだ。

 

「あっ! あああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 熱い蜜に濡れ切ったそこは容易く侵入を受け入れながらも生来の締め付けで咥えこんだ。股の布地で栓をするとアスナのナカに完全に収められ、バイブの振動に合わせて全身を震わせた。

 

「あんッ! ああぁぁぁぁぁん!」

「凄い……、全然抜けないや……」

 

 二度、三度と下半身をビクビクと跳ね上げて快感の喘ぎを上げる。バイブが自動的に伝える振動と不規則な動きに膣内を蹂躙され、内側から機械的に攻められる感覚に愛情の涎を零し続けた。

 

「アスナちゃん、乳首が勃ってるよ。水着の上からでもほら……」

「いやぁぁぁ……、あっ! やめてぇぇぇ……んんっ!?」

 

 いやいやと頭を振るもキスで塞がれ口内まで舌を絡めとられる。息が自由に出来なくなり、性感ばかりに意識が向かう。

 

「うっ! んんうっ! んんっ……、んむぅ~~~!」

 

 男優の大きな手が乳房を揉む。

硬い生地の水着に包まれた乳肉が擦れる度にアスナは擽ったい刺激に悶え、甘い吐息を溢した。

乳首を狙って刺激する男優の動きに素直に喘ぎ、勃起した突起を突かれる快感にたまらず自ら身体を寄せた。

 

「はぁぁっ……、あっ……、ふぅ、うぅぅぅぅぅ……!」

 

 バイブの振動が静かな室内に響き渡る。それに交じって、ぐちゅぐちゅと汁音も微かに音を鳴らし、カメラを引き付ける。

 クロッチに包まれたアスナの腰回りはバイブの動きと合わせるように右や左へ円を描き、水とは違う液体で股間を濡らす。時折、突き上げるように腰を上げたかと思うと床へと腰を下ろし、足を震わせた。

 

「アスナちゃん、バイブが気に入ったみたいだね。ほら、引っ張っても抜けないよ」

「あっ! うっ、ううっん!!! ああっ!」

 

 バイブを少し引くも縋りつくようにヒダで咥える淫乱な女壺。押し込んでやれば下の口はスムーズに受け入れて悦びの愛液を散らし、上の口も涎を垂らした。

 

「これはどうかな?」

「あうっ! うんっ……!」

 

 男優が次に取り出したのはローター。ピンクの丸い球体の物をアスナの乳首に水着の上から押し当てる。

 

「うわっ……、あっ、ああぁぁぁぁぁ……!」

 

 刹那に快楽の閃光が脳へと達し、ビクビクと背中を反らせてアスナは絶頂した。

あまりに一瞬のことで、彼女自身理解できていない。

 口は大きく開かれ、涎はダラダラ。お腹の痙攣が良く分かって股からは潮が盛大に噴出した。

 

「あっ、ああぁ……あっ……」

 

 アスナはぐったりとして男優に身体を預けた。軽くとはいえ、全身に力が入らないのだ。

 

「アスナちゃん、イッちゃったみたいだね。ナマハメまだしてないのに、おもちゃで満足したの?」

「いやぁぁぁ……、ちがうぅぅぅ……、あっ!」

 

 玩具による攻めは続いており、乳首をローターに加えて男優の指が揉みつぶして、バイブは深く咥えこまれたままだった。

 

 男優はローターを水着の中に押し込み、アスナをマットに寝かせて足をM字に開かせる。

 股間のクロッチをずらしてやると愛液が糸を引き、強烈な雌の香りが辺りに広がった。

 

「凄い匂いだ……。白く濁ってるよ……」

「いやぁぁぁ……、あっ! ああぁ……! あはぁぁぁぁぁんっ!」

 

 男優の舌が膣口を擽り、快感に叫ぶ。玩具の振動に女体のスペシャリストたる男優の舌遣いが加わり、絶頂の余韻残る身体には抗う術がなかった。

 舌先が膣から肛門、その周辺を丁寧に舐め上げていく。

 アスナは首を振り乱して快楽に溺れ、新たな絶頂へと昇って行った。

 

「アスナちゃん、次はおじさんも気持ちよくしてほしいな」

 

 男優は素早く下着を脱いで、性器を晒す。まるでビール瓶みたいな大きさをしたそれを目にして、アスナは目をはっと見開いて生唾を飲んだ。

アスナを四つん這いにしてフェラを求めてくる。

 

「間近で見ると凄く綺麗だよ……。愛液の香りもたまらない」

「やぁぁぁ……、恥ずかしいぃ……。ううっ……」

「バイブもこんなに咥えて……。ドスケベすぎるよ……」

「やっ、あっ、ううっ! あんっ! あっ!」

 

 水着の尻の布地を引っ張られ。バイブが押し込まれる。子宮の近くで響く振動に喘ぎをおさえることが出来ない

 互いの性器が覗ける体勢となり、羞恥が増して、感度も敏感になってる気さえした。

 

「あっ、あんっ……、あっ、気持ち、いっ……あはっ!」

 

じゅるじゅると音を鳴らして男優の舌がアスナの弱点を愛撫する。

 隙間から漏れる愛液の筋をなぞるように滑っていく。途中、バイブを抜き挿しして愛液を掻きだし、潤滑油として利用する。

彼女の愛液は白く濁り発情した雌の匂いをきつくはなっており、男優のモノを更に硬くさせた。

アスナも負けじと男優の肉棒を咥えるも大きさから一口ではいけない。

 

「むっ、んむっ……あっ、ムググッ……、アアッ」

 

 喉奥まで押し込み舌を竿に絡ませる。まるでビール瓶みたいな太さのそれは簡単に一周できず苦しさに耐えて奉仕する。

 

 顎の痛みに耐え一舐めする。その度に、

 

男の剛直のためだけにこの身を使われている感覚。

舌が動きに耐える肉棒の震え。

そして、この男らしさあふれるイチモツに自分が奉仕できているという悦びに、

 

心と身体が嬉しさのあまり愛液を分泌させていくのを感じて、下腹部が更に熱く火照る、

 

「ムグッ、んんっ……、ああぁん……、んぁっ……。あはぁぁぁ……!」

 

 ペニスから口を離し、舌を這わせる。根元から亀頭までを一筋に舐め上げて浮かんだ我慢汁を吸う。苦みの中に男を感じてアスナは恍惚とした笑みを浮かべた。

 

「あっ、あはぁぁぁ……。おじさんのおちんちん美味しい……。はぁぁぁ……」

「アスナちゃん……、舌がエロすぎる……。男のおちんぽが大好きなんだね」

「うん、好きぃ……。もっと頂戴……」

 

 男優のペニスに唇を押し当て、タコのように吸い付く。下品な音を響かせ、唾液でキラキラとコーティングする。

さながら飴細工の如き輝きを宿した情欲の肉塊は先端から雄の汁を止めどなく迸らせ、雌を誘う。

 アスナは身体を低く屈めてお尻を男優に向けて突き出した。

 男優は体勢を調整して、彼女の大きなお尻が全て見える位置に来ると股を覆っていた布地をずらした。

 

「ねぇ、もっと触ってぇ……、触ってください……。ああぁぁぁ!!!」

 

 男優の手がバイブを掴み前後に抜き挿す。

 強烈な淫臭と粘りを持った白濁液が男優の身体に垂れ落ちる。栓をされたナカでじっくりと熟成された女蜜はバイブの動きをアシストし、滑らかな動きで女体を攻め立てていく。

 

「あひぃ!? ひぃぃぃっ!!! ひあっ! ああぁ……、あっ、あっ、あっ、あああぁぁぁぁぁぁ!」

 

 振動する人工のペニスは女の弱いところを的確に刺激し、ナカで蠢き、狭い肉壁をこじ開けていく。アスナの股間からは壊れたみたいに潮が迸り、全身がガクガクと暴れる。

 チカチカとした光がアスナの視界を埋め尽くしていく。

 

「だらしないお口だなぁ……、そろそろ締め付けてもらわないと困るよ。……こっちの穴みたいに」

「ああッ! イヤァァァァァァァ!!!」

 

 男優の指がアスナの肛門へと侵入。平均よりは太めな、濃厚な愛液に濡れた小さなペニスともいえる指は簡単にキツイ入り口を突破して、肉壁を掻き分けてナカを進んでいく。肉を隔てた先からバイブの振動が伝わり震えに変わる。

男優がそれに合わせるようにくねくねと手を動かすと、アスナの身体が浮き上がり、魚みたいに暴れまわった。

 

「ひぃぃぃ! うっ、ううっ! やっ、やだぁぁぁ……! もうやめてぇぇぇぇぇ~~~!!!!!」

 

 目を見開き、頭を振り乱し狂う姿に最早当初の清楚な面影はどこにも残されていなかった。かつて経験したことのないほど優れた雄の技術を前に、開花の過程にある肉体は巧みに弄ばれてしまう。

 あまりに一方的で、容赦なく遊ばれる感覚に大先輩といえど怒りを覚えるアスナだったが激しい快楽の前ではそんなものは吹き飛んでしまった。

 

「はぁぁっ~~~! あっ! うんっ……ああぁぁぁぁぁん!」

「ほらほらアスナちゃん、ナカがヒクヒクしてきてるよ? イきそう? イきたいの?」

「ああぁぁぁぁぁ~! うっ、ううんっ! うん、イきそう、イクっ……、イかせてぇぇぇぇぇ~~~~!!!!!」

 

 視界が真っ白にスパークして何も見えなくなる。これまで感じたこともない大きな予兆に期待と恐怖に震えながら大粒の涙を溢して、必死に懇願する。

 男優はバイブをミシンのように打ち込み、尻穴をゴリゴリと押し広げていく。スイッチを最大まで上げる。

 

「ああぁぁぁぁぁ~~~~~!!!!! イクッ! イクっ、イっちゃうぅぅぅぅぅ~~~! イヤアアァァァァァァ!!!!!」

 

 自身でも止められぬほどに全身が反って股間を突き出した。

 

「イっ、イクゥゥゥゥゥ!!! アアアァァァァァァァ!!!!!」

 

 張り裂けるほどの叫びをあげてアスナの身体が浮き上がり、床に倒れ落ちた。弾みでバイブが半分だけナカから顔を出し、

 

「はぁ……、はぁ……、はぁ……。あっ、ああっ……、あぁ」

 

 朦朧とする意識の中、アスナはその場から動くことが出来なかった。

 

「うっ、ううぅ……」

 

 指先一動かせないのに涙が零れた。悲しいわけではない、あまりの心地よさに自然に溢れだしたのだ。最中は苦しくてしょうがなかったのに終わった後では満たされていてもまだ求めてしまっていた。

 

――おもちゃでこれほどまで気持ちよいのなら、ホンモノはどれほどのものだろうか。

 

 意識がはっきりするのに連れてアスナの思考はそっちに染め上げられていった。

 

「アスナちゃんおもちゃでイかされた感想はどう?」

 

 男優がアスナの顔に合わせるように横になった。絶頂し快楽に呆けた美少女の顔を間近に眺め、涙の雫を拭う。

 

「生ハメ覚えたばっかりなのにおもちゃでイクなんて、もうナカに入れば何でもいいんじゃないの?」

「うっ……、ちがう、違いますぅ……」

 

 寄ってきたカメラから隠れるように手で顔を覆い隠す。しかし、男優に手を捕まれ外された顔は笑みを浮かべていた。

 

「結構激しくイっちゃったみたいだから今日はもう終わりにしよう……って話が出てるけど……」

「えぇ~~~、嫌です……。まだ終わりたくないです……!」

 

 足をモジモジとくねらせ抗議する。

 

「まだ足りないの?」

「はい……、挿れてほしいです……」

「挿れてほしいってどこに? どこに何を挿れてほしいか言ってごらん」

「ううぅ……、おまんこに、おちんちんを、挿れてほしいです……あぁ恥ずかしい……」

 

 唇を可愛らしくはにかませ、涙目でカメラにそう訴える。

 

何度も絶頂を受け止めたその身は未だ力が完全に入り切らず、アスナは男優に抱えられて隣室のソファーに寝かされる。再度、バイブを引き出す。

 

「うっ! ああぁぁぁ!」

 

 ズプズプと音を立ててバイブが引き抜かれていく。一度達してもなお、すぐに締め付けてくるアスナの名器は惜しむように棒を咥えて離さない。少しずつゆっくりと取り出していくもアスナの敏感な部位を刺激したのか、足が跳ね、愛液が尻穴まで滴り落ちた。

 

「あっ……、ううっ……、あんっ……!」

 

 バイブが完全に抜き取られ愛液の雫が飛び散った。

 

 男優はアスナの足をM字に開かせると、股の布をずらして膣口に自らのモノを押し当てた。

 

「あっ……、入って、きっ……うっっっ……!」

 

 男の太いイチモツがアスナの膣を押し広げる。ズプズプと愛液を掻き分け、狭い雌道の締め付けに逆らいながら進むと彼女の肉壁は乗り越えた者を祝福するかのように優しく受け止めた。

 

「おっ、おう……。凄い締め付けだ。こんなに気持ちのいいおマンコはじめてだよ……」

「いや、あっ、やぁっ、あっ、あっ、あっ、あっあんっ……」

 

 男優はアスナの腰を掴み、腰を前後に振り始める。パンパンと軽快なリズムを鳴らし、アスナのナカを侵食していく。

 

「あっ、おっ、ああっ、あんっ、ああっ、あああぁ、あんっ、あっ」

 

 男優に突かれる度に頭が真っ白になり声が我慢できなかった。舌が口の端から零れて涎が溢れ、焦点が定まらない。

 男が強引な手つきで水着の内側からアスナの乳房を絞り出す。肩紐を下ろし半脱ぎにすると、収められてきた特大サイズの乳肉が、さながら飛び出す絵本みたいに、たぷんと爆発したみたいな勢いで弾け、反動でローターがどこかに吹き飛んだ。

 

「アスナちゃんのおっぱい! プルプルで甘い香りがして最高だ……!」

「あっ! ああっ、ひっ、ひぃやぁぁぁ……、あんっ、あっ、す、吸わないでぇ……。やぁぁん!」

 

 サイズに反して美しい形を保ち、弾力も感触も一級品と見て取れるアスナの巨乳を前に男優の理性は吹き飛んだ。

 桃色の蕾にしゃぶりつき、乳肉を揉み回す。餅みたいな弾力を持ちながらも手を離すと元の形に戻ろうとする動きを手の中で何度も楽しみ、揉むたびに強くなるミルクの風味にあらゆる五感が歓喜する。

 

「あっ! ひうっ!? うんっ、あっ、それ、は……。ああぁぁぁ!」

 

 下から上へと乳房を持ち上げて身体に合わせて揺さぶってやる。よほど気持ちが良いのか、アスナは歓びに瞳を震わせ涙を溢した。

突き出された舌と絡めるように唇を重ね合わせると、アスナは目を閉じて男を受け入れ背中に手を回した。

 

「んっ、むぅ……。んっ、んふぅ……、はぁ、あっ、んんっ……」

 

男の頭の裏から尻まで腕を流し、身体を密着させていく。

 男優はアスナを抱えて起き上がるとソファーに座り、彼女の体重を借りる形で座位に移行する。

 

「んんっっっ!?」

 

 奥にペニスがねじ込まれた感覚に背筋がビクリと震え、目を見開いた。

 

「んあっ! あっ、ああっ、あんっ、ひぃぃぃ……、ひうっ! うっ、うん、ああん!」

 

身体を揺さぶられ自重による衝撃が快楽にそのまま変換されていく。どしどしとお尻が潰され脳天まで電流が昇ってくるような感覚に力が抜けた。

尻たぶを揉まれ開かれるとヒクヒク震える肛門がむき出しになる。男の剛直を咥えるすぐ傍で物欲しげに収縮するその穴は身体は限界でもアスナの心だけはまだ満足していないことをカメラに訴えていた。

 

「ああっ! あっ、あっ、あっ、ああっ、おおぉ! おんっ」

 

 願いが届いたのか男優の指が尻穴に伸び、浮かんだ筋をなぞった。背筋が伸び卑猥な喘ぎを上げる。

 

「ああっ、あっ、ひっ、ひぃぃぃ……、ああっ」

「アスナちゃん、お尻の穴が凄く欲しがってたよ。まだまだ物足りないんだね」

「ち、ちがっ……ああっ、そ、そうなのぉ、もっと、んっ! もっと頂戴……!」

 

 

 男優の指はアスナの期待に応えるように中へと入り、ピストンに合わせて前後に動いていく。まるで小さなペニスが挿入され弄ばれる感覚におとがいを上げる。

 片方の手は乳首を摘まみ、上下三点攻めを前にアスナの何度目かの限界は訪れてしまった。

 

「あっ、ああっ、イクッ、またイっちゃうのぉぉぉ! イクゥゥゥ! アアァァァァァン!」

 

 弱いところを突かれガクリと身体から力が抜ける。

 達する直前で引き抜くとナカから潮が噴き出して辺りに散った。身体の水分が元なのは当たり前だがこれだけ出しても留まることをしらない彼女の水分に男優は恐れを抱いた。

 

「アスナちゃん、もう何度目かな。気持ちいいのは分かるけど我慢しないと」

「ううっ、でも、気持ちよすぎるからぁ……」

 

 アスナの腰まで来ていた水着を下ろし、足首のところで丸まったそれを放置する。

 彼女をカメラのほうに向かせると、今度は背面座位に体位を変更した。アスナの膣に挿入していく。

 

「あっ、あぁ、うっ、うううっ……。あんっ」

 

 根元まで咥えこむと身体が持ち上げられては落とされ、重い快感にまた力が抜けていく。アスナは負けじと自ら腰を浮かせて動いた。

 乳房がゆさゆさと揺れて、乳首から汗が煌めく。

 カメラは結合部に寄り、淡い茂みのあるそこが愛液濡れになり今もなお汁を溢し続ける様を映した。

 

「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、ああぁぁぁ」

 

 次第に男優と動きの波長が調和し、リズミカルな音を響かせていく。彼とは相性がいいのか一往復するごとに軽い絶頂が押し寄せてきて、それに耐えながら続ける。中毒症状とはこういう状態を指すのか、アスナはこの男から離れた後のことを考えられなくなっていった。

 

(はぁっ、はぁ、はぁっ、はぁ、ああっ……、も、もう無理ぃ……)

 

 半ば白目を剥いてアスナは無我夢中で身体を動かしていた。もはや息をするのが辛いくらい快楽に染まりすぎているが、どうしてもやめることが出来ない。それどころか、その苦しみさえ快感と思うようになっていた。

 

「あっ、あへぇ、えっ、んっ、んむっ、んっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、ああぁぁぁぁぁ……」

 

 四つん這いにされると男優はラストスパートをかけてきた。

ガシガシと腰を強く突き出して尻を押し潰し、荒々しく乳房を揉んでは乳首を虐めてきた。

最早、最初の巧みな技術のない、雄の欲望むき出しの性技だがアスナにとっては求められるだけで達してしまいそうな位に嬉しかった。

 

「あっ、ああっ、おうっ、ううんっ、うっ、ウワァァァァァ!」

「ハァハァ、ア、アスナちゃん、出すよ……。そろそろ……ああっ!」

「あぁあぁ、あんっ、うんっ! 出して、ナカにいっぱい出してぇぇぇぇぇ!!!」

 

 上半身だけ起こされ乱暴に欲望を打ち付けられていく。互いに顔を激しく歪め、涙か汗かもわからぬ体液に全身を濡らして一心不乱に交わりあう。

 

「ああぁぁ、出る、出るぅ!」

 

 男優が限界を迎えアスナのナカに精を放つ。限界まで肥大した肉塊は爆発し、濃厚な白濁液で膣をいっぱいにした。

 

「キタっ! いっぱい来た! 熱いッ! あつっ、アアァァァァァァァ~~~!!!」

 

 ナカで受け止め、アスナは甘い声で叫んだ。恍惚とした表情で身体を硬直させ、ビクビクと奥から伝わる熱を感じた。

 もはや言葉などいらない。ここにいるのは熱い情欲で互いを燃やした男と女だけ。

 それで十分だった。

 

「あっ、ああっ、ひっ、ひぁぁぁぁぁ……」

 

 快感に涙があふれて止まらなくなる。膣の隙間からはあまりの量に溜めきれなくなった白濁液が漏れだし、それがもったいなくて股を閉じた。

 

「おおぅ……、アスナちゃん、これ以上は……」

 

 締め付けに男優はたまらずモノを引き抜いた。アスナの身体を横に寝かせて彼女の顔の真上に萎えたペニスを晒した。

 

「わぁぁぁぁぁ……」

「こんなに出したのは久しぶりだよ。凄いねアスナちゃん」

 

 頭を撫でられてアスナは嬉しそうに目を細めた。

 

「ありがとうございます。お掃除させてもらいますね」

 

 共演してくれたことや褒められたことが嬉しくて感謝を示すようにアスナは男優の肉棒にしゃぶりついた。

 疲れを知らないのかと思うほどに、あっという間に尿道から精液を絞り出し、竿を綺麗にした。後は、物足りないのか竿に舌を這わせ続けその雄臭い味に舌鼓を打っていた。

 乳首は勃起して精液垂れ流し、肛門丸見えでカメラに身体を晒す新人女優を前に

 

(君は天職がAV女優だよ)

 

と、慈しむような目で彼女の頭を撫で続けた。

 




最後までお付き合いいただきありがとうございました

よければアンケートへご協力いただけると幸いです。
次の更新はいつになるかはお約束できませんがなるべく早く投稿できるように努力したいと思います

それではまた次回に


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

白濁まみれの乱交中出し!

 第二パート以降も撮影は続いた。

 最終パートの撮影準備までの間に第三パート『ぶっかけザーメンで指ズポオナニー』の収録が行われた。

ワインレッドのニットワンピースを着たアスナが男優の前で自慰を披露し、そこで集めた精液を元にオナニーを行うという内容で、ワイングラスの中に溜めた白濁液を元にアスナが見せた自慰は見る者の目を引き付け魅了した。

最後は絶頂して終了という流れだったが、取れ高としては十分だった。

 

 そして、ついに迎えた最終パート。

 今回の作品は『生中出し』。これまでのアスナの殻を破る必要があるのだ。

そして、そこで彼女は女優として最大の経験と試練を迎えることになるだろう。

 

 

 

 

 赤を基調とし、牢屋を思わせるような撮影スタジオでアスナは牛柄のビキニを美しく卑猥に着こなしていた。可愛らしく角のカチューシャを被り、パンツには尻尾が付いて彼女本来の持つ純白の肌とあわさって牝牛のセクシーコスプレ。ただ、ブラのサイズはあっておらず、豊満な乳房はほとんど零れて乳首を隠すのみだった。

 

 大きなバランスボールに腰かけ上下に運動する。ブラに包まれた乳房が激しく揺れて波打つ。手で持ち上げてやると弾けんばかりに丸みを持って布地から乳輪がはみ出した。

 両側から押せば深い谷間が生まれ、揺らした際の収縮は挟んだ時の心地よさを画面越しに伝えた。

 

 縊れたボディラインを流れ、背後のお尻をカメラは捉える。

 ショーツからはみ出した尻の割れ目と尻肉はボールの反発で形を目まぐるしく変え、目線を捉えて離さない。彼女は胸ばかりが注目されがちだがお尻も業界トップクラスの形と美しさを誇っており、ヌードグラビアで魅せたお尻突き出したセクシーな雌豹のポーズはそれ一枚で購買数を引き上げたとも噂されている。

 

 アスナは四つん這いとなり、牛のように歩き出す。

 彼女の『進化』を現す作品最後の撮影が今、幕を開けようとしていた。

 

 

 ※

 

 

 アロマの香る室内。本来なら絞られる立場の雌牛だが、今回は雄のミルクを絞る 側。

 部屋に一列で並んだ角刈り、茶髪、童顔がそれぞれ特徴的な三人の男優。彼らを前にアスナは四つん這いで動いて、全裸に向いた雄から生えた立派な肉棒を上目遣いで品定めする。

 期待に瞳を潤ませて、涎を溢し、うつむき垂れた乳房を切なそうに抱いて腰をくねらせる。

 豊かな尻を突き上げて男を誘うように、そして、真ん中にいた茶髪の男優に狙いを定めた。

 身を寄せて逞しい足を昇るみたいに手を男根へと這わせる。

 うっとりと目を綻ばせ、たおやかな手でしごいてやれば男の体がビクリと跳ね喘いだ。それが楽しくて動きを早め、舌から唾を垂らし滑りを良くした。

 やがてアスナの唇が亀頭に触れる。男がまた体を震わすのを尻目に一息で竿を咥え混むと彼は足が崩れ落ちそうになった。

 アスナはそっと太腿に手をやって支えるとフェラを続けた。━━その間、ショーツに包まれた自身の局部を擦ることを忘れずに。

 二人が感じる様を見せつけられて堪らないのは左右の二人も同じ。アスナを挟むように移動して自らペニスを扱き、汁を滲ませると彼女の手を取り握らせた。

 意図を察し、喉奥までペニスを咥え込むと握った二本を巧みな動きで刺激していく。繊細な指にさながらマッサージみたいに解されてしまえば経験豊富な男優であれ喘ぐしかない。

 目線はフェラをしている茶髪の男から離さぬままで、舌を触手のように絡ませ唾液を鳴らして絞る。口の端から零れ糸を引いた。

 

「……んっ、ぐむっ! んんっ、んごぉ……!」

 

 普段の彼女なら絶対に溢さないであろう声で肉欲を頬張っていく。極上の獲物を前に遠慮など必要ない。

 

「んっ……、はぁむっ……うんっ」

 

 でも、ご馳走も食べ方が大事。

 名残惜しくも口を離し、即座に隣にいた角刈り男の肉棒に食らいつく。経験から手の感覚で食べ頃が分かるようになったアスナはタイミングを計っては次から次へと剛直を咥え回った。

 三本の肉棒を交互に口にして、手で扱いて舌で先端を舐めて。それを何度も何度も繰り返す。次第に体勢が変わって、一人の男優がアスナの股間に顔を埋め、シックスナインをしながらの手コキとフェラが始まった。

 

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」

 

 股間は愛液で濡れきっていて男の舌と指を簡単に受け入れた。勃起した肉芽と敏感なスポットを突かれる度にアスナの身体は跳ね淫らなダンスを披露する。

 

「んっ、んんっ、むっ……、んんむっ……!」

 

 アスナの喉奥を貫く勢いで肉棒が押され、口内を掻き回す。鼻で必死に呼吸をする姿が妙に可愛くて、普段男優を好き放題する彼女が一方的にされる姿は男を暴走させるには充分だった。

 

「んんっ……、ひぃ……、あっ」

 

 童顔の男優はアスナの手から逃れると今度は胸へと狙いを定めた。

 ブラをずらし乳首を暴いて、円を描き亀頭を滑らせる。彼女の乳肉は吸い付くみたいに竿を受け止めると弾くように跳ね返し全体を震わせる。Fカップというサイズながらこれほど硬さと柔らかさが共生したバストは珍しく、その上でGカップへと更に育ちつつあると言うのだから恐ろしささえ感じる。

 

 彼女の身体を倒して仰向けにすると胸の谷間へと肉棒を挟んだ。

 

 クンニ、パイズリ、フェラ。

 

 アスナという女体の淫らを余すところなく使う体勢が整えられてしまう。

 

「あっ……んっ、んんっ、むぅぅぅぅぅ~!」

 

 口に咥えて乳房を遊ばれ股間を吸われる。三者三様に好きに動き、アスナを惑わしていく。

 乳房を使ってペニスを扱けば途端に雄の臭いがアスナの鼻先を擽って性欲を昂らせ愛液を滴らせる。それをクンニで吸うことで更なる刺激となって全身を駆け抜け、乳肉と一緒に勃起した乳首が揉まれて蕩ける快感となって頭が真っ白になった。とどめにフェラで呼吸が苦しくなれば元来のM性が引き出されてされるままになってしまう。

 興奮で浮かんだ汗が肉棒の滑りを更に上げてくれる。気持ちいいのは男も同じ、亀頭で突いた時から分かってはいたが実際に挟むと与えられる快感は想像以上で。まるで膣に挿入しているかのような暖かさと感触で堪えるので精一杯だった。

 

「んっ、んんっ、んっ、……はっ、イっ、んんむぅぅぅぅぅ~~~!」

 

 股間の男優がアスナの太腿を抱え込み、膣を強く啜った。その弾みで口内のペニスに舌を巻き付け吸い上げてしまう。

 無意識の内に与えてしまった快感により初めて脱落したのは茶髪の男優だった。

 

「っ!!!!」

 

 目を見開き身構えるがもう遅い。男の喘ぎが木霊し、アスナの喉奥へと濃厚なエキスが噴出した。

 

「んっ! ほごっ、にゃ、うぅ……!」

 

 彼女には似合わない獣のごとき声で噴出された精液に悲鳴を上げる。口の中に広がっていくとろみをアスナは必死に飲み込んでいく。

 

「ゴクッ、ゴクッ、ゴクンッ……」

 

 カメラが寄ってアスナが喉を鳴らす様子を撮る。飲みきれなかった精液が端から零れ首筋を汚す。

 やがて出し終えたイチモツが引き抜かれるも、卑猥さそのもののような光景を前に耐えきれず、微かに漏れた粘液が迸り彼女の口や鼻を汚した。

 

「はぁっ……、はぁ、はぁ、……あっ、ああっ!」

 

 次に限界を迎えたのは童顔の男優。仲間が先に達したのを見ると我慢はいらないとばかりに腰を加速させる。乳房が潰れアスナの整わない呼吸も更に乱れていく。

 

「……っ! きゃっ!」

 

 爆発するみたいに肉傘が膨れて弾けて、解き放たれた熱いエキスがアスナの視界を真っ白に染め上げた。顔全体に覆いかぶさった濃厚なとろみは彼女の毛穴にまでしみ込んでいく。

 

「あっ……、いや、いやっ……」

 

 男優の大きな手で塗り込まれる度にアスナは身体を震わせた。嫌悪感、からではない。男がまた一人、自分の身体によって達したという事実が精液として帰ってきた事実が溜まらなく嬉しいのだ。そして、自分は一度も達していないというのに男ばかりがずるいと腹の奥が怒るみたいに熱く火照った。

 そんな思いが通じたのか、角刈りの男優がアスナに覆いかぶさった。

 

「アスナちゃん、挿れてもいいかい?」

 

 彼女の目を覆う精液を拭い目線を合わせる。聞くまでもなく、アスナの瞳は情欲と期待の涙に濡れていて、男優は静かに腰を押し込んだ。

 

「あっ、きっ、たっ……あぁぁぁぁぁ!」

 

 滑り良く侵入してきた肉棒の感触に身体を震わせ、男優に抱き着いた。濡れ切った肉壁を押し開き、彼女の秘奥を目指し一息に突き刺さった。

 

「あっ……、はいっ、って……うんっ、あっ、あんっ、きっ、たああぁぁぁ……!」

 

 リズムよく腰が押し付けられ、唇を塞がれた。密着した男の身体から伝わる熱と鼓動に身体が火照り、飲まされる唾液が甘く感じてアスナの脳は次第に蕩けていく。

 アスナの隣。手持ち無沙汰に二人の交わりを眺めていた男優たちも我慢できずに割り込んでくる。

 彼女の目の前でまたペニスを扱いた。一度出したのにアスナのエロスに当てられてより一層の硬度を増して、目の前の雌へと迫る。

 

「あっ、あっ、あっ、激しっ……あんっ!」

 

 身体を抱えられ駅弁の体位へと変えられると、男は更に激しくアスナへと性欲をぶつけてきた。

 目の前でたぷたぷと揺れる乳房に吸い付き、もちもちとした尻たぶを開かんと鷲掴みにする。

 

「あんっ! ひぃぃぃ! あっ! き、気持ちイイっ! あぁぁぁぁぁ!」

 

 あられもなく喘ぎ、汗に濡れた美裸身を震わせる。彼女が撒き散らした汗が辺りに甘い香りを充満させ、囲む男たちを勃起させる。

 やがて、茶髪の男優がアスナの背後に回ると、尻たぶの間、物欲しげに震える尻穴に亀頭を滑らせた。直後、アスナのカラダは電流を受けたかのようにビクリと跳ねた。

 

「やっ……そこは、だめぇぇぇ……!」

 

 思い出したかのようにイヤイヤと頭を振り、抵抗する。挿れられないとわかってはいても肛門を撫でる肉棒の感覚に下腹部から蜜が溢れてしまう。二穴攻めを想起させる状態から脱しようと試みるも快楽に呆けた今のアスナでは力もろくに出ず、髪を振り乱す事しか出来なかった。

されるがまま身体を弄ばれて、アスナの意思に反して身体は痙攣を始める。

 

「あっ……ふぅん、うっ、あっ……だめっ……、くるっ……、何か、なにか、出る……」

 

 彼女の声を聴き、男の腰の動きは加速して、パンパンと尻肉の弾ける音が強くなる。前後のカリから伝う快感がたまらなく心地が良い。

 

「あっ、イク、イクゥゥゥゥゥ! 出るぅぅぅ! アアァァァァァン!」

 

 アスナのカラダが激しく痙攣して男にしがみついた。潮が噴水みたいに噴出して床に振り注いだ。

 激しく締め付けてくる膣に耐え切れず男は情けなく声を上げ果てた。極上の女体がもたらす快感に足が崩れ落ちそうになる。

 

「あ、あぁ……はぁ、はぁ、はぁ……あっ」

 

 男は飛沫が収まるとアスナのナカから引き抜いた。開いたままの淫唇から白濁液が零れ、床に溜まった愛液と混じり合う。

 射精に達しても尚、硬さも大きさも変わらず、そのまま行為を続けることも可能だったが、仲間の事もあり身を引いた。

 彼らはこうやって休息のために離れることもできるが、アスナには休む暇など与えられない。

 待ち構えていた茶髪がアスナの身体を背後から抱え、ショーツを右足首に引っかかるだけに降ろすと彼女をバックの体勢にさせる。絶頂の後で腰に力が入らないがそれを支えるように腰のイチモツを膣口へと押し込んだ。

 

「ひゃっ、あっ……! あんっ!」

 

 放心していたところに文字通り突き刺さった雄からの刺激にアスナは目を見開いた。ガンガンと荒々しく身体を揺さぶられ落ちそうになるが、正面に立った童顔の男を支えに何とか踏みとどまる。

 

「ひゃっ! あっ、うんっ! うっ! うあっ! あんっ、あん、あっ、あぁぁぁ……」

 

 頭が激しく揺れて視界が回る。

 童顔の男優は彼女の頭をそっと掴むとペニスを唇に押し当てた。可憐な花弁のように美しいそこを割り開き、口内へと亀頭を飲み込ませる。

 

「むぅっ……、うっ、うぅぅぅぅぅん!」

 

 前からは男の勃起しきった肉棒に襲われ、後ろは陰唇が捲れる勢いで腰を打ちこまれている。前後両方から蹂躙されるこの行為にアスナは羞恥心で全身を焼かれるような熱さに包まれていた。これよりも恥ずかしい事は何度も経験してはいるが、セックスという人前で見せるべきでない行為をカメラに晒すこと自体が堪えられることではないのだから。

 それでも。

 それでも全身を包み込む羞恥の炎よりも熱く、全身を駆け抜ける甘美な熱線が。

 身体中を一瞬で伝う電流みたいな甘い痺れを一度でも味わえばそんなことがどうでもよくなっていく。

 頭を働かせることが馬鹿らしくなって、気づけば涎を垂らしながら肉棒にしゃぶりつき、カメラが全身を舐めるみたいに動くのを見て、腰をくねらせて剛直を締め付ける自分がいた。

 

「んっ、うんっ、っん……あっ、気持ちいぃ……、あぁぁぁぁぁ……!」

 

 ペニスから口を離して快感に背を反らせた。

 アスナの視界に、壁に立て掛けられた縦長の鏡に映る自分が見えた。普段の清楚な雰囲気など微塵もない、一匹の淫乱な雌がそこにはいた。

 

「あひぃぃぃっ! ひぃぃぃ! ひうっ!? うんっ、あぁぁぁ!」

 

 四つん這いにされると茶髪の攻めは過激さを増し、アスナへと襲い掛かった。尻肉をもみじが浮かぶくらい掴んで、掌で揉んで遊んでは叩いて反発を楽しんだ。

 乳房も同様に、童顔の男優が下へと潜り込み乳絞りの要領で揉み潰す。そして、空いた手でアスナの腹に我慢汁を塗り付けてやれば彼女は臍を惹く突かせて悦んだ。

 

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」

 

 次第にアスナの身体が赤く染まり、絶頂が近い兆しが表れる。茶髪は引き締まった胸板を彼女の汗だくの背中に押し付けると。

 

「アスナちゃんイきそう? イかせてほしいならおねだりしてみてよ」

「あっ……!」

 

 耳を舐め上げてやればアスナはビクッと反応し、目線を反らした。

だが、男の腰が動きを遅らせるのが歯痒くて、下腹部が激しく昂り雌の悦びを急かすかのように愛液を漏らすのを感じて。

 

「はいぃぃぃ……、イきたいです……。イかせてくださいぃ……。お願いしますぅぅぅ……!」

 

猫みたいに甘く、恥も外聞も捨て去った声でそう請う。

茶髪は気を良くしたのかアスナの腕を掴みロールスロイスの体位でフィニッシュをかける。

 

「ああんっ!? それっ、気持ちいぃ……。最高……。ああぁぁぁぁぁ!」

 

 恍惚とした笑みを浮かべ、首を逸らして男を見やる。快楽を爪先から細胞全てで味わっているような感覚に、身体が宙に浮いたかのような錯覚に捕らわれた。

 結合部からプシュプシュと潮を吹き、波打つ乳房の先端にそびえる桃色の乳首が描く残像に魅了され、汗だくになった裸体が硬直して。

 

「イクっ! イクゥゥゥゥゥッッッッッ!」

 

 弓なりになって豪快な叫びを上げてアスナは二度目の絶頂へと到達した。

 体内で吐き出される精液を子宮で感じて、味わって、放出の度に震える肉棒に酔いしれて、何度も達した。

 半ば白目を剥いたアクメ顔を前にしては、童顔の男は溜まらず白濁液を漏らしてしまう。一度だけ陰茎が震えてアスナの腹を白く染めた。

 

「あっ、あうっ、あっ、あんっ、あっ、あぁ」

 

 茶髪の男優は何度か腰を振って出し切るとアスナのナカから抜け出した。しかし、自身のせいとはいえ彼女の美貌には不釣り合いなくらいぽっかりと空いた卑猥な雌穴と肛門が目に入り、たまらず射精してしまった。アスナの安産型の尻が精液に汚されてしまった。

 それから、童顔男の上に彼女を乗せると、茶髪はアスナの口にイチモツを咥えさせた。

 

「ムグゥゥゥ、ッ。ウウッ……!」

 

 飛びかけていた意識が危機を察知して鮮明になる。自分が何をしていたのかを思い出して頬を染める暇もなく、童顔の男優に急かされた。

 

「アスナちゃん、跨って腰振ってよ」

 

 フェラしつつゆっくり頷くと、アスナは手探りで男のモノを探り自ら膣へと近づける。

 何度も射精したはずなのにこれほどの硬さを保つコレに恐れを抱きつつもそこからもたらされる快楽が脳裏に浮かんで逆らえない。

 少し腰を浮かすと童顔は自ら動いて挿入した。精液と愛液でずぶ濡れのそこはすんなりと男を受け入れ、子宮へと導いた。

 

「うんっ、ぅ!」

 

 何物にも代え難い悦楽に涎が一筋伝う。何度目かの挿入に胸が熱くなり涙が溢れてくる。

 童顔の男優がアスナの腰を掴み、ゆっくりと動き出すと脳天まで一直線に快楽が昇って貫いた。頭がショートするような感覚に思わず口をすぼめ茶髪を絞った。

 

「ああぁっ、アスナちゃん、でるっ!」

「……キャッ!!!」

 

 茶髪はすぐに限界を迎えアスナの顔に精液をまき散らした。一度目から時間が経ってはいるものの生乾きだった精液に新鮮な体液が上塗りされアスナを染め上げた。連続した射精なこともあり、流石に色は薄くなっているがそこは一流の男優。量は相変わらずアスナの顎から流れ落ち全身を瞬く間に精液まみれに変えてしまった。

 

「えへへっ……、精液いっぱいだぁ……!」

 

 顔や胸に掛けられた精液を自ら塗り込むようにすると膣のペニスが硬くなるのを感じた。童顔の男が揺らすリズムに乗るように腰を振り、リズムに合わせる。

 

「あんっ、あうっ、あっ、ひあっ、ひんっ、いぃ、あん、あっ、あぅぅ、あぁぁぁ……」

 

 次第に二人の熱が重なって、身体と身体が溶け合い、一つになったかのような錯覚に陥る。どちらからともなく唇を寄せれば舌が伸びて絡み合う。

 耳がぼぅっとして、鼻から感じる全員の汗の匂いが良い匂いに思えて、肌に触れる全ての物が心地よくて、口内に広がる唾液の味がたまらなく甘い。

 まるで視界を塞がれている今、全ての感覚がセックスによる快感を得る方向へと向かっているような気がして身体が更に熱くなった。

 

「ふぅっ、うぅ、うんっ、ううっ、うっ、あっ、ああぁぁぁ……」

 

 体勢が座位に変わり、より密着する。アスナの豊富な乳肉が潰れて汗に濡れた髪から香る甘い匂いが男の鼻腔を擽り、勃起を高めてしまう。

 

「んぁっ!? イク、またっ……イっちゃうぅ……!」

 

 もう嫌になるくらい感じた絶頂の予感にアスナは身体を震わせる。焦点の定まらない目を開き、歯をカチカチと鳴らす。

 童顔の男は彼女を床に降ろすと種付けプレスの体勢を取って最後の締めに力を注ぐ。

 

「うっ! アッ! アアッ! アンッ! アアアァァァァァァ!」

 

 頭を振り、振り下ろされる肉悦にアスナは野獣の雄叫びを轟かせた。

 脳、乳首、乳輪、乳房、臍、子宮、膣。

 カラダ中の感覚が線で繋がったような感覚に襲われ、白い閃光が視界を染める。

 

「ヒィィィ! ウッ、ウワァァァァァ! も、もうっ、もう、無理ぃぃぃぃぃ!」

 

 顔面蒼白で手足をバタつかせ、逃れようともがく。女優としても、一人の女としても味わったことのない未知の快感を前にアスナの心を恐れが包んだ。

 でも――

 

 「うんっっっ!」

 

 男にキスをされ、乳房を揉まれるとそれだけで恐怖が和らいだ、そんな気がした。

 今日会ったばかりの男でも誰でもいい。傍にいてほしい。もう寂しい思いはごめんだった。

 

「あっ、もうダメ……はぁっ、はぁ……、もう、イクッ……はあぁぁぁぁぁん!」

 

 足首を男の背中で交差させ、アスナは快楽の終焉を迎えた。

 

「ああぁぁぁぁぁ! はぁぁぁぁぁ!」

 

 背を大きく逸らして背中を力強くつかむ。

 アスナの膣は収縮を繰り返し、男の精液を搾り取った。

 

「はぁ……はぁ……はぁっ。……ああぁ」

 

 男の肩に顔を埋め、息を荒く吐いて激しく胸を上下させる。

 ようやく撮影が終わった。気持ちよかったのは確かだが、今だけで何度イかされたのかわからないくらい絶頂を味わい、疲労感が凄まじかった。

 しかし――

 

「……えっ!? ちょっ……っと、あっ、も、もう、あんっ、もうっ、イ、イった……もうイってるからぁ……ああぁぁぁぁぁん!」

 

 射精したはずの童顔男のペニスが膣内で再び硬くなり、ピストンが再開された。

 最大の絶頂を体感したばかりのアスナの身体は、その余韻が未だ走っていて汗だくの身体をまた蹂躙される。

 

「うっ! あっ! イク! すぐイク! イっ……イクゥゥゥゥゥ!」

 

 髪をぱさりと波打たせアスナは再び天にも昇るような快感に包まれた。いや、もう頭が完全にショートしてここが天か地かもわかっていないのかもしれない。

 

「あああぁぁぁぁぁ……」

 

 痙攣する太腿が解放され、アスナは大の字で床へ倒れた。たっぷりと注がれた膣口からは濃厚な白い精液が幾筋も溢れ、股の間を汚した。それに負けじと全身精液にまみれていて、何も知らない人が見れば強姦現場と間違えてしまうくらい悲惨なことになっていた。それでも最低限以上に見ていられ、見惚れてしまうのは彼女が誇る美貌故だろう。

 

「はぁっ……はぁっ……はぁっ……はぁっ……」

 

 虚ろな目で天井を眺め、整わない息遣いを荒く周囲を囲むカメラにも意識が向くことはない。静かに目を閉じ、意識が薄れるままに眠りにつこうとする。

 しかし――

 

「……ねぇ、もうっ。ほんとにっ、げんかっ、いぃぃぃぃぃ!」

 

 撮影はまだ終わらない。

 角刈りの男優がアスナの股の間に立ち、挿入した。

 

「うっ、あっ、あんっ、あんっ、もうっ……許しっ……。あっ!」

 

 アスナの声などお構いなしに腰を振って快感を貪る男優。

 ちらりと目を配れば茶髪も童顔も完全に勃起しており、鋭い眼光で目の前にいる裸の女を見定めていた。

 

「あっ、イクっ。もう嫌、またイク、イっ、ああぁぁぁぁぁ……!」

 

 正常位で攻められすぐに軽い甘美を味わった。今回で自分の体質が変えられてしまったのではないかと思うほど簡単に達してしまい、アスナは内心で冷や汗を掻いた。

 やはり男たちは考える余裕など与えてはくれない。回復した剛直をふるうままにアスナへと迫り、覆い被さった。

 

「あっ! だめぇぇぇ! そんなとこっ、突かない、でぇぇぇ!」

 

「あんっ!? イイッ、気持ちイイよぉぉぉぉぉ! 頂戴……、もっと、頂戴……!」

 

「あはぁぁぁぁぁ! セックス、最高……! もう、……何も考えらえないぃぃぃぃぃ!」

 

「ダメッ、イクッ、またイク。もうイクゥゥゥゥゥ!!!」

 

 それからありとあらゆる体位がアスナの身体を駆使して披露され、最後に童顔の男優が側位でアスナに射精したところでようやく撮影は終了した。

丁度、日付が変わると同時だった。

 

 

 誰もいなくなった撮影スタジオ。濃厚な淫臭が立ち込める一室に朝の光が差し込んだ。

 

「あっ……」

 

 ただ一人全裸で放置されたアスナは虚ろな目で光の刺す窓を見つめていた。全身汗と精液に濡れ光り、鮮やかな髪は身体に張り付いて乱れていた。股間からもドロドロと、止まることなく精液が溢れ続け、膣から溢れた白濁液が肛門にも伝っていた。

 美貌だけは乾いた精液と生乾きの精液に覆われながらも美しさを保っていて、そのままでも躊躇いなくキスをすることができるだろう。(彼女が望むかは別として)

 

「あっ、ああぁぁぁ……」

 

 自分がどのくらいここにいたのかがわからなかった。そもそも時間間隔を失って久しい。

 全身が重くて、早くシャワーを浴びたくてたまらなかった。

 

「はぁっ……」

 

 息を吐く。自分の息なのに雄の匂いがした。原因は分かっているのにクスリと笑みが零れた。それと同時に、股間から精液が溢れて白い水たまりを広げた。

 

 一夜明けても整わない呼吸が響く中で。

 彼女の最終パートの撮影はここで幕を閉じたのだった。

 

 

 

 

「アスナちゃん、撮影お疲れさまです」

「はい、お疲れさまでした」

 

 全ての撮影が終わり、シャワーを浴びバスローブに着替えたアスナは控室で監督からインタビューを受けていた。

 

「どうでしたか? 初めての中出し。気持ちよかった?」

「はい、凄く良かったですけど……。最後はやっぱり酷いです……! 置き去りにするなんて……」

 

 頬を膨らませ文句を言うアスナ。本人も怒ってはいるようだが横を向いて目線を反らすというステレオな表現では到底本気には見えない。

 

「ごめんごめん、でも今までで一番良かったでしょ?」

「それは……! そうですけど……」

「ゴム有りとどこが違った? あんまり違いない?」

「何もかもが違いましたよ……! まさか、一枚隔てる物がないだけで全然違うなんて思わなかったです……。……やっぱりまたしたいなぁ……なんて」

「気にいってもらえて嬉しいよ。じゃあ、これからは毎日、生セックスでいいかもね。赤ちゃん授かるの早いかもねアスナちゃん」

「それは……、やっぱり子供できるのはまだ早いですからゴムもやっぱり必要かもです」

「結局どっちが好みなのさー?」

「それはやっぱり生です……! でもセックスまだまだ楽しみたいからゴムもお願いします……」

「スケベだなーアスナちゃんはー!」

 

 顔を赤くする彼女をからかいながらも締めくくりに入る。 

 

「それじゃあ最後に、ここまで見てくれた方に感謝の一言を是非」

「えっ? ……うーん」

 

 顎に指を添え、考えた果てに。

 

「皆さん、アスナです! 私の初めての中出し作品でいっぱいシコシコ楽しんでもらえましたか? これからももっとエッチなことに挑戦していくのでこれからも応援よろしくね! またねー!」

 

 明るい笑みを浮かべて手を振るアスナ。とても数時間前まで全裸で男たちと格闘していたとは思えないギャップに監督は戸惑うばかりであった。

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます。
良ければ感想や評価などお願いします。それだけで作者のモチベになります。

今回で中出し編が終わりですが次回もまたいつになるか約束できません。来年の三月までには一つ更新したいと考えておりますが、それまでお待ちいただけると幸いです。(シノンもそれまでには完結させたい…)


忙しすぎて映画すら見に行けない…泣
アスナかわいいだろうなぁ……


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

アスナと魅惑の温泉旅行
撮影前日にハメ撮りホテルエッチ!


お久しぶりです。ようやく続きが出来ましたので投稿します
お待たせして申し訳ありませんでした。まだ待っていてくださった方がいたのなら幸いです

そして、今回よりアスナデビュー一年が経過した時点からのスタートとなり、設定の方に名称だけの作品一覧を更新しております。もしかしたら今後ダイジェスト形式で元ネタ的に書くかもしれませんがそこはまだ未定です


時は少し流れ、アスナがAVデビューしてから一年が経った。

その間にリリースされた作品は全部で17作。一ヶ月に2〜3本ペースでリリースを続け、そのほぼ全ての作品で週間1位及び月刊上位5位独占を獲得。

先日某配信サイトが発表した昨年のAV売上ランキングの上位10作中8作がアスナの作品という初の快挙を達成した。(残り2作はアスナの先輩女優であるリズベッドの乱交モノと、アスナのライバルと呼び声高いとある女優のデビュー作)

加えてに「ファンの選ぶ今年の全セクシー女優ランキング」では見事1位を獲得し、2年目に突入しこれからは追われる立場になるであろう彼女は業界の未来を担う存在として最も期待されている女優といっても過言ではなかった。

 

そんなアスナの2周年を飾る作品として企画されたのは『美少女と魅惑の温泉旅行』。これは彼女が専属契約を結んでいるメーカー『SAOヒロインズ』の人気シリーズの一つで、女優と男優が二人っきりで温泉宿へと旅行に行き、その行く先々でセックスに興じるという企画である。

このシリーズは女優が男優と二人っきりという状況で比較的リラックスした素顔を見せてくれる所や、撮影も手持ちカメラ一つで同伴の男目線からのアングルが多いことからさながら憧れの女の子とデートしているような感覚になれること。更にロケ地がホテルを除けば人気のスポットや屋外が多いということで、普段スタジオに籠って撮影している役者にとってリフレッシュを図るのも狙いの一つであった。

今回はアスナの一年記念と今後を祝してとのことで、どこからか、いつもの数倍予算が捻出され通常の1泊2日から2泊3日の長期スケジュールでの撮影が企画さらた。

 

前置きはこの辺で、撮影前日。

今回のメインを担当する男優はアスナから都内某所に呼び出されていた。明日の早朝より出発するために用意していた荷物を片手に。

 

「あっ、いたいたっ! こっちですー!」

 

どこからか呼ぶ声がして、振り向けばアスナが駐車場で手を振っていた。

カメラを片手に近づけば先に赤いスポーツカーに乗り込んだアスナは笑顔で応えてくれた。

 

「こんばんわ。ごめんなさい、急に呼び出したりして」

「それは別にいいけどさ、どうしたのいきなり? それにこの車は――」

「――あー、その話は運転しながらで。とりあえず、乗ってください」

 

促されるままに助手席へと乗り込めば、急発進する車。

従来なら男優が運転手を務めるのが基本だが、普段とは逆の構図に新鮮ささえ感じた。

 

「凄いねこの車、ギャラで買ったの?」

「……いえ、社長から奪っ……借りたんです。ちょっとくらいいいかなって」

「凄いなそりゃ……」

 

やや含みを持たせたアスナの言い分は流して運転中なレアカットをカメラに映す。彼女は所属している事務所の『KoB』と何らかのトラブルを抱えている噂は実しやかに囁かれていたが、どうやら事実のようだった。

 

「撮影前日ですけど、どうしても我慢できなくて……付き合わせてごめんなさい」

「いいよ、気にしないで。そのかわりアスナちゃんのドライブを楽しませてもらうよ」

 

申し訳なさげに目を伏せるアスナに男は軽く返すとシートをゆったりと倒し気を緩めた。

あくまでも自然体で接してくれる彼にアスナの心も和らいでいく。

 

「それよりまずはおめでとう。デビュー1周年、あっというまだったんじゃないの?」

 

本来なら花束をここで渡す予定だったが、それは別の機会にして本題へと移る。今のアスナは黒いジャケットに白ブラウス、下はワインレッドのミニスカートと若者らしい健康的なファッションで。スカートから伸びる生脚の美しさと瑞々しさは男を惑わせた。

 

「ありがとうございます。……うーん、なんというか一年が凄く長く感じました。いつも恥ずかしかったですし、大変でしたから」

「本当に?」

「本当ですよ。初脱ぎなんて今思い出しても恥ずかしすぎますし、セ、セックスなんてみれたものじゃないですから……」

 

車が高速に乗り加速していく。

慣れたハンドル捌きに関心しつつ、

 

「初脱ぎ……、やっぱり皆デビュー作が印象深いんだね」

「そりゃそうだと思いますよ。カメラの前でハダカになるんですから」

「確かに記憶に残るかもね」

「全くです。おまけにセックスまで披露したんですから、思い出に残りますよ」

「そっか、なら今もう一度脱いだら忘れられるんじゃない?」

「なんでそうなるんですか!? いや、脱ぐなら後から脱ぎますけど……」

 

たまらず顔が赤くなり運転が乱れる。ここでミスをされると命に関わるのでセクハラはセーブする。

 

「後から脱ぐんだ。……まぁ男優は裸が基本だからねぇ。そういうの恥ずかしいとか忘れてたかも」

「脱ぐのは女優もですけど、男優さんはパンツで控えてる人も多いですからね。凄く尊敬してます」

「ちょっと照れるなぁ……」

 

アスナからのお褒めの言葉に思わず照れてしまう。

それからも会話は続いて――

 

「――へぇ、じゃあ一番気持ちいいのはやっばり正常位?」

「……そうなりますかね。奥に結構届きますし、何より……頑張ってる男の人が見えて、『可愛いぃぃぃ』って胸がトキメクの好きですから……」

「変わってるねそれ。じゃあ今回の旅行は正常位いっぱいしてあげるよ」

「うーん、できればそれ以外も対面座位とかバックも気持ちよくて好きですからそればかりだと……潮も、吹けないので」

「了解、それもたっぷりしてあげるよ」

「……たのしみにしてます」

 

「――おっぱい? おっぱい揉んで欲しいの?」

「はい、バックで揉まれると凄く気持ちよくてたまらないんですよぉ……」

 

「――騎乗位はアスナちゃん大好きだよね」

「大好き、じゃなくて超好きです! 見下ろすのたまらないですし……」

 

「――えっ!? あの撮影ゴム破れてたの!?」

「そうなんですよ! 酷くないですか!? 仕返しにザーメン口でくちゅくちゅして移し返してあげましたけど……」

 

 

 

「……へぇよく取れてるねぇ。流石は◯◯さんだ」

「本当にビックリしました。ハダカの私をこんなに綺麗に撮ってくれる人、他にいないですよ。またお願いしたいです」

 

話題が底を付き、持ち込んだアスナのヌード写真集にネタが移る。

数ヶ月前に発売されたそれはかなりの売れ行きで森林や砂浜でヌードになったアスナが芸術的に映り、アートの如き美しさだと話題になってたのだ。

 

「アスナちゃん可愛いからね。カメラマンさんもそりゃ張り切っちゃうよ」

「可愛いなんてそんな……私より上はいっぱいいますよ」

「例えばア――」

 

男がある女優の名を口にしようとした瞬間、車が高速を降りていった。

目的地までまたかなり距離があり、しばらくは高速だと思っていただけに驚きだった。

 

「どうしたのアスナちゃん?」

 

まさか期限を損ねたのかと不安に駆られるが杞憂だったようだ。

なぜなら、ナビが示す車が向かう先。それは最寄りのラブホテルだったから。

無言のまま車を走らせ駐車場に滑り込む。素早くシートベルトを外したアスナは男優にかぶさり、唇を奪った。

 

「はっ……はむっ、んっ、……んちゅ」

 

貪欲な舌遣いに驚くもアスナを引き剥がし目を見つめた。

美しい虹彩を持つ眼差しは、情欲に濡れていた。

 

「……ごめんなさい、撮影の話してたら、我慢できなくなっちゃって……」

 

ミニスカートへと手を伸ばし、ショーツを下ろす。クロッチは濡れ、大きなシミが広がっていた。

 

「一度、ここで休憩しないとダメみたい……。いい、ですよね……?」

 

有無を言わせぬ問いに男は黙って頷くだけだった。

 

 

 

 

ホテルに着き、適当に選んだ部屋のドアが閉まるのを待たずアスナは男の唇に絡みつき舌を差し出した。

 

「あぅ、ふぅっ……! んっ……」

 

鞄の落ちる音と扉の閉まる音がほぼ同時に響き、男の背中が壁に押しつけられる。部屋全体が鏡に囲まれた幻想的な部屋はアスナ達を幾十にも映し妖しく魅せた。

屈強なガタイを相手でも獣みたいに盛った勢いで優位に立ち、唇を離さない。

 

「ちゅ……、ちゅぅ……、んちゅ……ぱっ」

 

息継ぎで唇を離すとそこには白金の糸が伸びてすぐに切れた。アスナの端に流れたそれを赤い舌が舐めとる。ごくりと喉がなるのと同時に頬に朱が刺し、淫靡な眼差しが揺れて再び二人の唇が重なった。

 

……チュッ、……チュク、……チュル、……チュパ

 

汁音だけが木霊して、冷たい静寂さそのものの室内に熱を広げていく。

男の腕がアスナの腰に回ってベッドへと誘う。

身体を押され視界の届かぬまま背後へと倒される事に恐怖などなく、むしろこれから快楽の高みへと連れてか行かれる事への期待に胸を躍らせてアスナはダイブした。

 

「いいのアスナちゃん? 目的地までまだ先なのにこんな所で寄り道して」

「だって、もう待てないもん……。隣に男がいて我慢なんて出来るわけないじゃない……!」

 

押し倒した事で上から被さっている男を見つめ、アスナは彼の腕を取り、自身の胸元に引く。服越しに分かる豊満な胸の柔らかさと高鳴り、赤くなった顔と乱れた呼吸が何を意味しているのかなど明らかで、乱れ広がった長い髪が鮮やかで美しく誘うように揺れた。

 

「私は、今貴方が欲しい……。……ダメ?」

 

首を傾げ涙で滲んだ瞳にそう訴えられて抗える雄などいるわけなく。目の前の雌の思惑通り、男は魅惑の唇に吸い付いた。

彼女の気持ちなどお構いなしに、欲望のまま乱暴に舌を動かし、手で荒々しく乳房を揉みしだく。女優を傷物にすれば後でどんな目に遭うのか、それもアスナレベルのトップ層ともなれば命すら危ういかもしれないという恐怖が一瞬過ぎるが、食べ頃のご馳走が求めてくれるのだ。止まることなどできなかった。

 

「……んんっ、あっ、……ああっ、ひぅっ……」

 

服越しから乳首を探り当てられ、指圧される度に切ない痺れが走って背が持ち上がる。

ブラウスのボタンが素早く外され、白いレースブラが露になった。汗で蒸れた熱気が放たれて花のような香りが漂う。

 

「ひぃ……、……ひゃっ、あっ、くすぐっ、たいっ……」

 

谷間に男の顔が埋まり荒い鼻息が鳴る。汗の浮いた肌を滑るみたいに蠢く舌先のゾワゾワとした刺激に思わずよがってしまう。既に勃起した乳首やその周辺には到達しない焦ったさがアスナの興奮を煽り下腹部に熱を宿す。

肩をつかむ男の手がアスナの括れた腰から丸く膨らんだ尻へと流れ撫で回していく。

スカートを乱雑に捲り、ショーツ上から揉みしだくと心地よい弾力で応え、絶対領域ともされる股の間に指を這わせると、クチュリと、小さく音が響いたのを男を聞き漏らさない。

指を布地の中へと滑らせ、陰裂に当てがうと少し触れただけなのに微かに漏れた愛液が熱く指に絡み、女壺へと引き込もうとする。

 

「……あっ! うぅ……、あっ、そこはぁ、だめぇぇぇ……」

「何が駄目なの?自分から誘ったじゃないか」

「ま、まだ早ッ、ひゃっ……!? あぅっ……、うんっ、ああっ!」

 

男の指がアスナのヴァギナを擽り掻き乱していく。肉ビラが自然に捲れて、勃起した陰核が強く主張してくる。

まだナカに挿れていないのに漏れた蜜で指はふやけ、軽くなぞるだけに留めるつもりが、彼女の陰唇は食らいつくみたいに男の指に吸い付き、圧倒的なまでの膣圧で締め付けた。抜こうと試みるも締まりはその力を増し、ならばと2本、3本と指を増やし快感による脱出を測るも締め付けが増すばかりだった。

 

「はしたないなぁアスナちゃん、触っただけなのにもうこんなに濡らして……」

「あっ、なぁっ、やっ……あぅぅ……」

「ほら見てよ……もう3本も咥えてる……。相変わらずスケベなおまんこしてるなぁ」

 

愛液が滴る指を眼前にやれば、アスナは慌てて目線を逸らす。だが、染まった頬に指を当て、つーっと滑らせ口元へと運ぶと彼女は抗う素振りもなく口端からやってきたそれを咥えこんだ。

 

「舐めてごらん」

「ちゅっ……、ちゅる……、ちゅん……」

 

男の指をモノに見立てた擬似的なフェラチオ。イメージビデオでよく見られる手法だが舌で涎を絡ませ、テカテカと淫靡に光るように塗り込むことで卑猥さを増していた。

デビュー当初から中々の腕前だったが、最近では持ち前の学習能力と友人の女優やスタッフ達の意見を取り込んで行く事で、熟練の風俗嬢さながらのスキルを向上させたと聞く。その成長速度と男に魅了するスキルは留まるところを知らず、最近ではデビューを控えた新人がアスナの現場を見学に訪れていたという話は記憶に新しい。

 

「アスナちゃんのシロップ付き指美味しい?」

 

ゆっくりと上を向いて、指をしゃぶりながらアスナは首を振る。物足りないのは聞かずとも分かっているが、それでも離す事なく指を咥えて舌を絡ませ続ける姿に興奮を隠すことはできない。

 

「ならずっと指でいいよね?」

 

今度は慌ててイヤイヤと首を横に振った。男の意地悪な問いに冗談だと分かっていても抵抗を止めることなどできない。もし、本当に指だけで終わってしまうなんて想像すら気が狂いそうだ。

 

「指はイヤ? 何が欲しいの?」

「……ちんぽ」

「ん? ごめん、聞こえなかった。もう一度言ってよ」

「……ちんぽ、ほしい」

「ちんぽ? 誰のちんぽが欲しいの?」

「……あなたの、あなたのおちんちんが、欲しい……」

「もっとエッチにお願いしてみてよ」

「……あなたの、おちんちんを、アスナにください……」

 

涙を堪えた瞳で男を見つめ、腕をぎゅっと掴む。痛まは感じないが、彼女の華奢な身体からは想像できない力に驚く。息荒く真っ赤に染まった頬を息づかせ、時計の針が刻む音だけが響いている。

 

「いいよ、でも大きくするのはアスナちゃんの仕事だからね。上手にできたらご褒美をあげるよ」

 

頬を撫でる指の感触が、発情して火照り切った肌には心地よくて、普段なら絶対見せないであろう淫靡に溺れた笑みで、アスナは男に雪崩れ込んだ。

文字通り、力強い勢いで被さる唇と強引な舌遣いで男の口を割ってこじ開ける。中の息を吸い込むくらい強烈な舌捌きで暴れ絡みつく。

普通の男ならこれだけで果ててしまいそうなくらい濃密で淫らなキスだったが相手もまたプロ。襲ってくる舌を捕らえ、負けじと唇を押し付けた。

二人だけの世界で息の音がやけに大きく響いて。いつしか互いに密着して胸と胸を押しつけあい、男の胸板でアスナの乳房が潰れる。弾みでカップから乳肉がズレて桃色の乳首が覗く。

アスナは衣服が邪魔だと言わんばかりに、ブラウスの残っていたボタンを外して脱ぎ捨てる。そのままの流れて男のシャツのボタンにも指を伸ばし、素早く脱がす。

男優は彼女の背に手を伸ばしてブラジャーのホックに指をかけた。パチンと音が鳴ると共に双丘はカップを押し上げて、メロンのように大きな球体を弾ませた。

 

「んっ……はうぅぅぅ、うっ、んぁっっっ、あっ」

 

貪り合うキスは熾烈さを増し、二人はお互いをより強く抱きしめたい求めていく。激しく絡み合う動きでアスナの肩からブラが零れ落ちる。完全に露出した乳首は完璧に勃起し、その色も濃さが増す。

 

「うわ……やっぱアスナちゃんの乳首エロッ……。色がキレーだし、めちゃめちゃ勃起してる」

「そっちだって……もうこんなに大きくしてる……」

 

 

十秒にも満たない僅かな一時でも永遠のように感じられた接吻は終わりを迎えるも、二人の熱はまだ冷めない。

 ズボン越しに男のモノを撫でながら、アスナの口は男の乳首に狙いを定め齧り付いた。この一年、散々男達の手によって乳首を吸われ齧られ弄られ続けた彼女にとってここを攻めることなど簡単な話で、口に含んだまま舌で転がし唾液を絡め弄んだ。

 

「おおぉ……、上手だなアスナちゃん」

「……ふふっ、もっと気持ちよくなってぇ……」

 

 吐息が乳首を擽り、思わず震えてしまう。

 アスナはどうやら男を攻めるのも得意なようで、彼女の出演作だと受け側として喘いでいる印象が強かったため、そのギャップに驚いた。可憐な舌先は乳首から下へと流れ鍛えられた筋肉を伝い、臍の窪みで一旦停止。一息でズボンに覆われた股間部へと到達した。

 

「……ふふっ、『大きくしろ』って言ってたのに。咥えてもないのにもう準備万端じゃない」

「触れてないなら聞くが咥えてもないのに、とは……今までのは遊びかい?」

「もちろん、まだこれから満足させてもらうんだから」

 

言葉を交わす間にもアスナの手は男のベルトを外しズボンを下ろしていく。片手のまま、慣れた手つきで反り立つイチモツを顕にすると軽く息を呑んだ。既に先っぽからは透明な我慢汁が漏れ出していた。

 

「……もう、我慢できない」

 

スカートのジッパーを下ろし、ショーツごと下ろすと形のよい豊尻としなやかな足を覗かせた。太腿には漏れ出た愛液の滴が伝い、興奮を隠さぬまま足を大きく開いてその場にしゃがみこんだ。

 

「……いただき、ます……、はむっ」

 

大きく破裂寸前みたいに肥大化した亀頭を唇で包み、キャンディーを舐めるようにしゃぶる。じゅぽじゅぽと卑猥な音を響かせ、喉奥へと呑み込んでいく。さながらヘビの捕食のように丸い頬を膨らませ、小さな口を目一杯広げて奥底へと押し込むと頭を前後に振り始めた。

 

「あっ……」

 

堪えられず男の声が漏れる。逞しい太腿を掴んでいた手が玉袋へと伸びてきたからだ。冷たくひんやりとした指先から伝わる、優しくそっと労わるかのような手つきは興奮で熱くなった身体には極上の癒しでもあり、同時にさらなる灼熱への誘いであった。

マッサージみたいに指圧する運動は次第にねっとりと絡みつくように動きを変え、袋の内側に秘められた物を重点的に狙うようになった。小さく、でも確実に脈打つそこを押される度に男の心臓は跳ね、彼女の口に囚われた剛直は硬く太く反り立っていく。

不意に、グチュグチュと微かな汁音が耳に届いた。何事かと下に視線を送るとアスナの股間辺り、玉袋を揉んでいなかった手が彼女の秘部へと潜りナカを掻き回していたのだ。

 

「はぁっ、あっ、あっ……あぅ」

 

ぽたぽたと愛液が滴りシーツを汚す。粘りをもったそれは陰裂とベッドの間で糸を引き、一本、また一本と梯子を掛けていく。

熱せられ、しっとりとした陰毛が指に絡み透明に染め上げた。

とろみを帯びたそれはアスナの蜜壷から絶え間なく溢れ甘い匂いを漂わせている。貪るように肉棒に食らいつきながら、アスナは男を見上げた。頬は茹でタコみたいに赤く蒸気し、目は情欲の涙に溺れて苦しいそうに息を荒げている。

 

(もう準備万端。待ちきれないって顔してるな……)

 

目的地への到着時間も押してきている。いくら長期撮影で女優の自由にさせていいとは言っても限界があった。

 

「アスナちゃん、ベッドで横になろうか。足も開いて」

 

アスナは言われるままに身体を仰向けに倒し、足をM字に開き、太腿を手で抑える。彼女の花園は開花寸前とばかりに甘い蜜が湧き出して、微かな身じろぎ一つでとろりと雫を溢れさせた。肉棒の先を割れ目で擦ると、閉じた秘裂は、くちぃ、と汁気を鳴らして物欲しげに竿を汁で汚す。

 

「アスナちゃん、挿れるよ……」

「……うん、お願い。早く、はやくぅ……」

 

待ての出来ない犬みたいに上下の口から涎を滴らし、足を男の腰に絡ませようとタコみたいに泳がせる。

そして、男が腰を突き出すのに合わせてアスナも身体を寄せた。

ずぷぅっ……。と、深くアスナのナカへと押し入って肉ビラを掻き分けた。

 

「あっ、ああっぅ……! アッ! アアッ!」

「……うぉっ、前よりもっと気持ちいいな……」

 

ズプズプと音を鳴らし、奥へと侵入してくる雄塊にメスヒダは脳を溶かすほど快楽を与えてくれる。貪欲に絡みつき吸い付くそれに抗うように華奢な腰を掴みなおすと、意地を見せつけるべく膣奥を刺し貫いた。子宮口に触れると同時にアスナの腰がガクリと跳ね、鼻先に火花が散る。

 

「おっ、あっ、おぁ、あぅ、うっ、うんっ……! お゛ぁ゛っ!?」

 

首をのけぞらせ快楽に溺れていくアスナ。顔は男から見えないが朱に染まり汗に濡れたカラダから反応は隠しきれず、懸命にシーツを握る手から力が抜けて、一度大きく跳ねて全身が浮いた瞬間に軽い絶頂を迎えたのは明らかだった。

 

「まだ挿れただけなのにもうイッたの? だらしないなぁ」

「やぁ……だめっ、まだイ、イッてるか、らぁぁ……!?」

 

片足を肩に担ぎゴツゴツと奥を抉る。その度にアスナのカラダは面白いくらいにビクビクと痙攣して汁を散らす。

耐えきれなくなった口から涎と喘ぎが絶えず溢れて、塞いでやろうと唇を重ねてやれば膣が締まりうねった。

 

「はっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ……」

 

身体を密着させればアスナの体勢は更に無理なものへとなるがそこはプロ女優。素人や新人には危険な体位でも即座に対応してみせた。

 

「……あっ、ダメッ、イク、またイッちゃう……」

 

慌てて口を塞ぐが遅い。微かな囁きではあったが男の耳はそれを逃すことはなく。素早くペニスを引き抜くと指を挿し入れて、弱点を刺激してやれば堪らずダムが決壊して。

 

「――あ゛っ、ひゃっ、ひぃぁぁぁぁぁ!!!」

 

孤を描き潮が迸る。

がぐがくと震える腰に合わせ、ビチャビチャと大きな滴となって周囲に降り注ぐ。留まることの無い汁はかなりの勢いで撒き散らされて、辺りをメスの香りで満たしていく。

やがて、男の指が抜かれると同時にアスナのカラダが大きく跳ね、シーツに地図を描き止まった。

 

「――はっ、はぁ……はぁ……はぁ……はっ……」

 

力無く身体を大の字に倒すアスナを起こし、男は頬に亀頭を擦り付けた。火照った雌の柔肌は最高に心地よく我慢汁を塗り込むと抵抗する頭を抑え、口へと再び含ませた。

主導権を得るチャンスを逃すつもりもなく口内を蹂躙して腰を振る。

アスナは自らの淫液が付いている事も気にせずに朦朧とした意識で舌を絡め、喉奥を鳴らして咥え込む。半ば無意識の行為でも一年の経験で培ったスキルはカラダに刻み込まれており、元より持っていた素養と合わさって口さえも高級オナホ以上の快楽を与える穴として覚醒していたのだ。

全身性器と呼んでも何ら誇張にならない程セックス慣れしたアスナの口を男は無我夢中で味わった。時に強烈なピストン運動で叩きつけ、時に緩やかなスロー運動で緩急をつけて楽しんだ。

意識が戻ったのか、アスナも途中からではあるが自ら舌を動かし、涎を垂らしながら舐め上げて男の肉棒を刺激して上目遣いで見つめていた。

 

「ねぇ、そろそろまたイれてよ」

 

男の竿から口を離し――最後に物惜しげにキスを重ねて――四つん這いになる。

男に尻を向け、自ら尻たぶを開き濡れきったソコを露わにした。太腿に幾筋も伝う蜜液と汗、固く閉ざされた菊門が物欲しげに疼いている。

男は期待に応えるように竿を振りつつ近づいたかと思えば、腰を掴み顔を近づけた。そして、そのまま舌を出してアスナの秘所を舐め上げた。

 

「ひゃっ……!? ちょっ……、頼んだのと違うん、だっ……、けど……あっ!」

 

ベロベロと犬みたいに漏れた液を舐め取り、尻穴にもキスをする。アスナのカラダから力ががくっと抜けて快楽に負ける様子が面白くて、中指でナカを掻き混ぜて、尻肉にキスの雨を降らせばくすぐったそうに身を捩る彼女が愛おしく感じた。

 

「ちょっ……、……もう、人のお尻で遊ばないでよっ……。あぅ……!」

「だったらおねだりしてみてよ。こっちをその気にさせてみなよ」

「あんっ……、し、しょうがない、わね……!」

 

アスナは男から離れると大きな鏡の貼られた壁に手を突く。腰を突き出して尻を見せつける体勢になって自ら女園を指で開き、カラダを八の字に揺らし始めた。

 

「……ア、アスナのここ、もう我慢できない……。あ、あなたのオチンチンのこと考えただけで……ムラムラが止まらないのぉ……、お願い、早く……、早くぅ……私のナカを満たして……、あなたの固いペニスで、濡れ濡れオマンコ、ズポズポ犯してぇ……!」

 

動く程に乳房の揺れや曇らせる吐息の熱っぽさが鏡越しに明らかで、途中から腰を振って誘うアスナに興奮しない男など存在しなかった。合意を肉竿で太腿を叩く事で示し、乳房を乱雑に揉み占めると同時にアスナの女口を貫いた。

 

「ああぁぁぁぁぁ……!」

 

ズンズンと強引に、オンナをメス穴として使うだけの責めにはしたなく喘ぎを漏らす。

一突きする度に女壺から溢れる媚蜜は一筋の粘糸となって透明な柱をシーツとの間に作り、漂う芳香の濃さは増すばかりだ。

 

「やべっ……、まだ締め付けが強くなるのか……」

 

ヌラヌラとした粘膜の温かさに良いつつ、締め付けの凄まじさに狼狽える男。負けじと怒張に力を込めて硬さを保つがアスナのソコはそれを上回る速さで収縮を繰り返し搾り取ろうと蠢いた。

 

「あっ、やっ、あっ、あぁ、やぁ、あんっ、あっ……」

 

途切れ途切れの嬌声が響く。

四つん這いバックで犯されるアスナを鏡は容赦なく映し、惚けた表情も揺れ踊る乳肉も、その先端で勃起した乳首が乱れる様も全てを見せつけて晒し出した。

ふらふら靡く鮮やかな髪を掻き分けてうなじにキスを降らす。甘い汗に濡れたそこは微かな刺激にも悶え、アスナを更に快楽へと誘い込む。

すらりとした背筋や引き締まった腰、膨らんだ臀部を撫で回し、アスナという女神のカラダを存分に楽しんだ。

 

「はっ、やっ、はぁっ、あっ、あぁ、あんっ」

 

止むことの無い後ろからの悦楽にアスナの顔は更に蕩け、淫靡に変貌していく。いつしか自ら動きに合わせて腰を振り、声を大きく喘いでいた。

 

「やぁっ! イク、またイッちゃうぅぅぅ……! ……あっ!?」

 

直後に背後から男に抱きしめられ唇が塞がる。座りバックの体勢へと移行し、より奥にずっぷりとイチモツがはまって塞がった。

 

「おっ……ほっ、ほぉぉぉ……、わぁ……」

 

白目を剥きかけた、だらしない顔を晒してしまう。涙が溢れて頬を伝い、手足が震えた。膣を完全に埋める屈強な男根に下腹部の雌がざわつくのを感じた。

ガシリと腰を掴まれると荒々しく身体を揺さぶれ、欲望をぶつけられた。

 

「あ゛っ! あ゛っ! あ゛ぁ! あ゛っ!」

 

ラストスパートの激しい格闘にベッドがギシギシと音を鳴らす。飛び散った汗が鏡を濡らし、熱気が曇らせる。妖しくピンクの線を描く乳首を摘まれ乳房を乱暴に掴まれてもアスナは抗うことなく身を任せ、悦楽に火照ったカラダ全体を使いさらなる深みへと堕ちていく。

 

「あぁぁぁぁぁ! あぁ! もうダメ、イクイクイク、イクゥゥゥゥゥ!」

 

もはや悲鳴同然の叫びをあげ、髪を思い切り振り乱して快感に溺れる。波のように絶え間なく押し寄せるそれに理性が消え、脳裏が真っ白を通り越して記憶そのものが消え去ったような感覚に陥って。

下腹部に熱いとろみが迸ったのと同時に、光に包まれ爆音が鳴り、鋭い電流が駆け抜けた。

 

「あっあっあぁぁぁぁぁっ〜〜〜〜〜!!!」

 

全身を抱きしめられ奥に濃厚なのを種付けされながらアスナは果てた。

二人してベッドに倒れ込み掛けられた男の体重が苦しくて意識が薄れていく。でもその圧迫感がなによりも心地よくて、白目を剥き潮を噴き出しながら意識を飛ばした。

 

「ハァッ、ハァ、ハァッ、ハァ……、アゥ……」

 

朦朧としたまま自失状態のアスナを本能のまま抱きしめ撫で回す。

頬を、胸を、腰を、尻を。

気の向くまま思うままに弄んでいるとアスナの意識はすぐに戻ってきた。デビュー当初と比べても気絶からの覚醒感覚はかなり短くなって思う存分に絶頂セックスを楽しめるようになったようだ。

 

「……気持ちよかったね」

「…………うん」

 

照れ臭そうに微笑むアスナとまたキスをする。萎んだペニスで繋がったまま抱きしめあい、ベッドの上を転がる。

啄むみたいなキスを何度も続けて、時に互いのカラダを撫でまわし、先程とは変わって優しく労わるような愛撫で緩やかな時を過ごした。

 

「アスナちゃん凄く激しかった。めっちゃスケベなのは相変わらずだね」

「もうっ……恥ずかしいこと言わないでよ……」

 

少女みたいなウブさで男の言葉に頬を染め、胸に顔を埋める。雄の体臭を存分に吸って、伝わる熱の温かさに心の安らぎを感じた。

 

「そろそろ抜こうか」

「……うん、お願い」

 

最後にキスをして、男のモノがアスナのナカから離れていく。

 

「……あんっ」

 

甘い音色を響かせて引き抜かれると、一息遅れて白濁の液が溢れシーツに混じった。

 

「もう出しすぎだよっ……これじゃパンティ履けないじゃん」

「ごめんごめんっ、それならノーパンでいいじゃん」

「馬鹿な事言わないでよ全く……」

 

ベッド傍から取られたティッシュの束を渡されてアスナは股間を拭う。しかし、大量に出されたエキスは簡単には止まりはしない。

 

「いっぱい白いの貰えたんだね。よかったじゃん」

「誰のせいだと思ってるのよ……」

 

ティッシュで拭き取るのは諦めて、ベッドに倒れ込む男と入れ替わるように起き上がると冷蔵庫へと向かい、備え付けのビールを取り出した。

 

「あ、飲酒」

「どうせ今日はここから動かないからいいじゃない。撮影本番は明日からだし、楽しみましょう」

 

ハダカのままワイルドに酒を飲むアスナ。ほとんど初対面の男を前に撮影慣れしたのか羞恥心が薄れているのも考えものかもしれない。

男はリモコンを操作してテレビを付けた。流石はラブホテルらしくアダルトビデオが流れ出し、甘い喘ぎがスピーカーから聞こえ始めた。

 

「あっ、私だ」

 

運の良いのか悪いのか、たまたま放送されていたのはアスナのAVだ。ハダカの彼女がシャワー室で男と絡み合う様子が高画質で見れた。

 

「うわぁ……、今のはもっと激しくいくべきでしょ」

 

初期の作品故か今程のキレのない自身の動きを品評しつつ、アスナは作品に見入っていく。

映像作品のアスナと本物のアスナ。

オナネタとホンモノが同時に目の前にいる感覚に男の剛直が復活していく。そして、それを逃さぬアスナではない。

 

「もしかして興奮しちゃった?」

 

いたずらな笑みを浮かべ、男ににじり寄っていく。猫のような動きで迫り、目を輝かせ舌を躍らせる。

 

「運がいいね。そこに丁度お風呂があるから汗流したいと思ってたの。お願いだけどカラダ洗うの手伝ってくれない?」

「一人じゃ駄目なの?」

「女の子のカラダって洗うの凄く大変なのよ。匂う所だっていっぱいあるし、おっぱいって凄く重たいから疲れるんだから」

 

重たげに自ら乳肉を持ち上げて見せ弾ませる。これ以上無く肉感的な弾力を前に喉を鳴らせば、「おいでよ」と誘われるまま手を引かれてバスルームへと二人は吸い込まれていった。

AVは付けたまま、水音と少し遅れて喘ぎのコントラストが、その夜、部屋から途切れることはなかった。




読んでいただきありがとうございます。
よろしければ感想や評価、ここすきなどありましたらお願い致します。作者の創作の励みとなります
次の更新がいつになるかは未定ですが、なるべくお待たせしないように努めます。途中でエタったシノンとリーファも交えた4Pソープネタを更新するかもですが、状況次第で
それではまた次回に


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

遠隔ローター責め&濃密温泉エッチ!





 一晩明けて、ホテルの駐車場から赤い車が走り出した。ただし、運転手は昨日と逆転しているのだが。

 

「……おはようアスナちゃん」

「……おはよう、ございます……」

 

 眠い目を擦りながら、アスナは何度目かの欠伸をしてシートに身を預ける。

 昨晩の疲れが残る身体は少し気怠くて、ぼんやり窓の景色を眺めていると強い睡魔が襲ってきた。

 

「やっぱり昨日はハメを外し過ぎたね。今日からが本当の撮影だけど大丈夫?」

「それは、大丈夫だと思いますよ……多分」

「多分?」

 

「――多分……またいっぱい、精液を貰えたらまた元気になれそうですし……」

「アスナちゃん、本当に人間?」

 

 唇を妖しくなぞる仕草に股間の熱が増すのを抑えハンドルを握る。

 アスナとホテルに入って昨夜、股間が萎える事はなかった。というより、萎える暇を与えてなどくれなかったのだ。

 シャワー室に入ってからも誘惑は止む事はなく、ひたすらに欲望をぶつけ合った。そして、ベッドに戻ってからもそれは続き、窓際や鏡の前、薄いドアの前や床とあらゆる所でハメ倒した。チェックアウト後に駐車場でシたのは流石にやりすぎで色々と問題があるので動画には残していないが、見つかればヤバいのだけは間違いない。

 互いに疲れが残しつつも目的地への足は止めない。本当の撮影は今日からで、前日遊び過ぎて支障を来すなど言語道断で、プロ同士それだけはあり得なかった。

 

「おっ、見えてきたね」

 

 走り出して程なく、今回の目的地である温泉街の看板が見えてきた。

 

「わぁぁぁ、湯気がここからでも見えますよ。あっ、お店もいっぱい……!」

 

 子供みたいにはしゃぐアスナを横目に男優も観光地の賑わいに心が踊った。撮影で何度も訪れた場所だが、毎度絶世の美女と一緒なのだ。楽しみにしない男などいないだろう。

 

「平日だけど人も多いね。駐車場見つかるかな」

「大丈夫ですよ。私、事前に調べてきてますから」

 

 鞄から観光雑誌を取り出して、男優に事前にメモしていた内容を見せる。ページはどれも皺だらけで付箋とメモがびっちりと敷き詰められたそれは彼女がどれだけこの撮影を楽しみにしていたのかが分かった。

 アスナのナビに従い、難なく駐車場へと滑り込んだ車は停車して、男優は無事に辿り着いた事に安堵した。

 

「ようやく着いたね」

「はい、早く降りましょうよ。私、もう待ちきれなくて……」

 

 アスナが嬉々とシートベルトを外し、ドアを開けようとしたところを男優が止める。

 

「ねぇアスナちゃん。今から観光するけどさ、普通に街を歩くだけじゃつまらないでしょ?」

「どういうこと……?」

「これを着て歩いて貰おうかなと思ってね……」

 

 足元から紙袋を取り出してアスナに渡す。中を覗いた瞬間にアスナは慌てたように閉じて顔を隠した。

 

「嘘でしょ……。せっかく楽しいと思ったのに……」

 

 肩を震わせ堪えきれないとばかりに笑う。

 

「やってみればきっと楽しいよ。それと――」

 

 彼女の耳元に顔を埋め、支持を囁いた。途端に茹でタコみたいに顔を真っ赤に染めて恥じらうアスナに男優は満足そうに笑った。一年も女優をやってもなお恥じらいが完全には消えず元の育ちの良さが伺えるのもアスナの人気の秘訣であろう。

 

「ちゃんと言うこと聞いてくれるよね……?」

「バカ……」

 

 アスナは赤くなった顔を袋で隠し、照れた視線を逸らした。だがっその素顔、羞恥の涙で潤んだその瞳は僅かな期待の光も宿していた。

 

 

 

 

 公衆トイレの前で待つこと数分。

 コーヒー片手に空を眺めていると着替えを終えたアスナが出てきた。

 

「おっ、来た来た……」

 

 俯いたまま顔を赤らめた様子の彼女は足早に男のもとへ駆け寄ると潤んだ瞳できっと睨みつけた。(それでもアスナは可愛いのでむしろご褒美になっているが)

 

「どうしたの怖い顔して。何か悪いものでも食べた?」

「どうした……じゃ、ないですよぉ……! っこ、この格好はさすがに……」

 

 アスナは着替えた服――夏用のセーラー服の裾を掴んで落ち着かなさそうに周囲を見渡していた。勿論正規品ではない普段撮影で使用している使い古されたコスプレだが、スタジオではない公共の場ではその作りの粗さがどうにも浮いているような気がした。それどころかセクシーさを出すためにサイズも小さく、生地も薄い。胸元で白いブラジャーは透けて裾も短くへそがわずかに見えている。おまけにスカートも短くしゃがめば下着が見えてしまうほどだ。

 遠くはないものの何年か前に卒業して着る機会などないと思っていたこの装い。撮影では何度も袖を通し脱がされ破かれ向かれてきたが、私服姿の観光客が多い場所ではそんなことを想像し、どうにも気まずくなってつい周囲を警戒してしまう。

 

「別におかしくないでしょ。撮影で何度か着た事くらいあるじゃん」

「撮影ならあるけど……こんな人の目があるとこだと……」

「今回はカメラじゃなくて人の目だけでしょ。意外と人は気にしないから、あんまりビクビクしないで、そのほうが目立つよ」

「うぅ……でもぉ……」

 

 アスナの意見も最もだった。

 平日で普通なら学校の時間に制服姿の女がいれば観光地とはいえ視線は向けられる。おまけにアスナほどの美貌と制服越しにも明らかなスタイルであればなにかの撮影かと疑われても無理はなかった。

 

「それより、ちゃんと()()は着けてきたよね?」

「!? ……は、はい…………」

「見せてごらん」

 

 男の有無を言わさぬ語気に、アスナは唇を噛んだ。

 目を伏せ、羞恥心たっぷりにスカートの裾を掴むと、大人しくその布地を持ち上げた。広がっていく絶対領域と露わになる太腿。そして、純白のショーツとそこを膨らませるピンクのローターが外光に晒された。

 ショーツの横紐に上手く括られた大きなバッテリーとコードでつながったそれは男の掌に握られたリモコンにより遠隔操作可能であり、不規則に発せられる振動によってアスナの太腿もまた小刻みに震えていた。時折それが腰まで伝導し、ショーツの隙間から微かな光が零れた。

 これが指令の一つ。制服コスに加えてローター装着による街中デート。操作権は全て男優側にあり、デート中いつ作動するかはアスナにはわからない。おまけに屋外では確認のしようがないがローターは乳首にも付けられていて、公衆トイレで全裸となり証拠の自撮りも命じていた。

 それをこの場で確認する。アスナのヌードなど検索するだけでも五万と出るが、つい数分前かつスタジオではない公共の場での露出は男優の興奮を搔き立てた。

 

「凄く可愛いよ。これからたっぷりと楽しませてもらうよ」

「……もう、せっかく普通に観光できると思ってたのに」

「ははっ、これAVだよ。これくらい楽しまなきゃプロ失格だよ」

「うぅ……わかりました!」

 

 アスナはくるりと背を向けると通りに向けて歩き出した。歩くたびに双丘は揺れスカートの裾から形の良い尻が覗く。それが周囲の客の目を引き、中には邪な目を向ける者までいた。アスナはそんな視線を楽しむように横目を向け、妖しくウインクした。

 

「おいおい……」

 

 このままでは何かの騒ぎになりかねないと、男優はその背中を追った。

 

 

――

――――

 

 

「――見て見て、これ可愛くないですか?」

「うん、カワイイと思うよ」

 

 アスナがそう言って見せてくれたのはペンダント。小さなピンクの石の付いたそれがよほど気に入ったのかアスナは満足そうに笑った。

 

 心配は杞憂だった。

 あれから街を一通り散策し、名所で記念撮影をして普段のスタジオでは味わえない空気を吸ううちに服装の恥ずかしさだとかはいつしか消えていた。他にも制服姿の男女を見かけたからかは知らないが最初のときよりも緊張のほぐれたアスナは楽しそうに目に映る全てを楽しんだ。

 まるで修学旅行に来た本物の学生さながらに走り、笑顔を見せてくれるその姿。おしとやかでいて快活な飾らない仕草。楽しげに髪が揺れるほどに漂う甘い香りとどこか甘酸っぱい雰囲気に、男優の心もまた揺れた。

 

 そうして二人がやってきたのは雑貨屋。食料品から小物までお土産で埋め尽くされたその店の奥、入店してすぐアスナが目を引かれたのはペンダントをはじめとしたアクセサリーコーナー。聞けば最近結婚したらしい親友へのプレゼントを探していたらしく、学生時代お揃いで買ったものに似ているらしいそのペンダントにどうやら一目ぼれしたようだった。

 

「じゃ、これ買ってきますね!」

「うん、行ってらっしゃい」

 

 アスナはそれからお世話になっているスタッフや他の友人へのお土産を適当に選び、両手に抱えるとレジへと向かっていった。

 男優はポケットに手を差し入れ、そこに隠したローターのリモコンに指を掛けた。列に並び、順番を待つその姿をしっかりと見据え、時を待つ。時間が経ち本物の学生も増え溶け込んできた彼女。

 だが、他の客は知らない。

 その制服の下、それも女の弱点にわざと卑猥な玩具を装着していることを。

 制服を着た彼ら彼女らは知らない。傍にいるその女は自分たちと似た装いをしてはいるがその内は比べ物にならぬほどに淫らで爛れた雌であることを。

 

 それを今、暴いてやろう。

 アスナの順番が訪れ、店員が商品をスキャンする。――その瞬間、リモコンのスイッチを押し上げた。

 

「!?」

 

 手加減など一切しない、最初から最大レベルの振動。これまでも観光の隙を伺っては、リモコンのスイッチを入れ振動を与えてきたがそれはあくまでも小手調べ。本命のタイミングを見極め、そして『振動はこの程度』だと彼女を油断させるために敢えて弱いレベルでしか攻めてこなかったのだ。乳首のローターも起動させこれも最大設定でアスナを狙う。

 

「うっ……!」

 

 敏感な個所を攻めたてられ、アスナの手から財布が落ちる。中身は零れなかったが拾う時に屈めた身体、制服の隙間から覗く胸元。下を浮きながらも形よく聳える谷間を見てレジの青年が動揺したのが遠目でもわかった。経験を積んで男を誘う姿も様になってきてはいるが、業界内には彼女のこういった無自覚な誘いに対してのファンも少なくはない、というより男優自身がその一人だ。

 青年の異変には気づかずに、あくまでも平静を装いつつ支払いを済ませようとするアスナに、男優は次の手を打つ。

 出力最大はそのままに隠された機能である『カスタムモード』を起動。これは使用者に合わせて振動やタイミングを設定することで最も感じやすく快楽を与えていくものでありまだ試作品の段階だが、作品という形やコラボオナホールといったグッズもありデータの豊富なアスナを実験とした形で今回撮影での使用許可が降りたのだ。(宣伝という意味合いもあるが)

 ただ当のアスナには何一つ知らされてはおらず、お土産袋を受けとった矢先、突如として激しさを増したローターに局部を刺激され、手に持った荷物が落ちる。同時にその場に座り込んでしまい周囲の視線が刺さる。

 

「うっ…ううぅ。……あっ」

 

 たまらず吐息が零れ、微かな水音が鳴る。

 何事かと心配する周りをよそにアスナはスカート越しに股を抑え、呼吸を荒げた。しゃがんだまま未だ立ち上がれぬまま蒸気していく頬とどこか色気交じりの雰囲気に周りの客たちも息を呑んだ。

 やがて立ち上がり、その場を去っていくアスナ。その姿を慌てて追いかけると少し離れたベンチに腰掛ける彼女を見つけた。

 

「――見つけた。アスナちゃん、大丈……ぶ…………?」

 

 男優が駆け寄るなり、アスナは勢いよく顔を上げキッと睨みつけてきた。目は涙で真っ赤になり、快感か羞恥からか身体を小刻みに震わせ唇を噛み締めていた。明らかにご機嫌は宜しくはないだろう。少しやりすぎたかと反省した矢先、アスナが飛び込んできた。

 

「!?」

 

 男優が動揺した瞬間、唇に触れたのは柔らかな感触。自分の口とぶつかり潰れた弾力のあるそれは確かな温もりとしっとりとした湿り気を感じさせ、すぐに離れていった。

 

「どうするのよ……また我慢できなくなったじゃない…………バカっ」

 

 頬を赤らめ目を背けるアスナ。呼吸は乱れて整う気配はなく押し付けられてくる制服とその奥にある乳肉がふにゅりと潰れた。彼女の手が男優の腕を掴み、スカートの奥に引っ張っていく。薄布の中は熱気で満ち甘い香りが充満。もう言葉にせずとも求めているものが分かった。

 

「責任、取ってよね……」

 

 アスナの要求に男優は唇を重ね、答えた。

 

 

 

 

「うわー、見て見て! 海が見えますよ、海!」

「おー、いい部屋だなー」

 

 温泉街での羞恥プレイを経て、宿泊する旅館へとやってきた。受付でチェックインを済ませ、これから二泊三日滞在する部屋にやってきた。二人用の部屋だがどうやらかなりのアタリを引いたようで。窓からは海を一望することができ、バルコニーには小さな露天風呂が付いていた。

 

「綺麗……、こんなところで撮影できるなんて最高です……」

「いつもはスタジオとかホテルだもんね。これもアスナちゃんが頑張った結果だよ」

「……はい、これからも頑張りますね」

 

 男優の肩に頭を乗せ、うっとりと外の景色に胸をときめかせるアスナ。信じられないだろうが、異性と、こういった場所に来ることがはじめてで。歳にもなく心が躍って楽しくて仕方がなかった。

 男優自身はここに他の女優と何度か訪れたことがあるため(それでもここまで綺麗に景色の見える部屋なのは初だったが)感動もそれほどだが。こんなにイキイキとしたアスナを見るのは初めてで、これほど喜んだ女優も初だったので満更でもなかった。

 この温泉街は昼も夕方も魅せる景色は素晴らしいのだが、夜の景色は比較にならないほど美しく。それをみたアスナの反応が今から楽しみだった。

 

「アスナちゃん……」

 

 彼女の顎を掴むと、意図を察したアスナは目を閉じてキスを受け入れてくれた。

 

「んっ……」

 

 静かな一室にリップ音が鳴って、互いを抱きしめる衣擦れの音が響く。

 

「どうせならお風呂でしようか」

「! ……はい」

 

 耳元でそっと囁くと、アスナは頬を染め男の胸に顔を埋めた。

 二人一緒に手を繋いで脱衣所に入ると、衣服に手をかける。男優はシャツとジーンズを素早く脱いで裸になり、カメラをアスナに向ける。流石に旅館だと目立つので観光街を離れる前に私服へと着替えてしまったが、それでも彼女の魅力は変わらない。脱ぐ工程の全てが魅惑的に映え、画面を彩ってくれる。

 

「いい脱ぎっぷりだねアスナちゃん。本当に見違えたよ」

 

 素早くジャケットとブラウス、スカートを脱いで下着姿になった彼女をカメラに押さえつつ、褒めた。今はパンストを脱いでいる最中だがはにかみながらも衣類を畳みつつ談笑に花を咲かせた。デビュー当初は緊張と恥ずかしさで脱いだ服など意識できていない様子だったが今では綺麗に畳む余裕すら見て取れた。

 

「そりゃ一年以上やってますから。もう新人とは違いますよ」

「昔はブラウス一つで赤くなっていたのにね。少し寂しい気もするなぁ」

「寂しいなんてそんな……恥ずかしいのは変わらないですし、こうやって見られると……すごく、興奮しますからっ……」

 

 「最近は脱がない仕事も増えてきましたけど」と続けつつ、ブラのホックを外して豊富な乳房を解放した。撮影を経るごとに磨きを掛けていくアスナの裸体は見れば見るほど男を狂わせ、その魔性を強くする。最近ではアスナの裸を見たいがために男優を志望する者すらいるという噂もあるほどだから恐れ入る。

 

「おっぱいもお尻も相変わらず綺麗だよね。何か秘訣でもあるの?」

「うーん、秘訣ですか?」

 

 ショーツを一枚残した格好のまま、考え込むように顎に指を添えて宙を見上げるアスナ。男に背を向け、くるりと、首だけを曲げて振り向くと。

 

「筋トレやフィットネス……、サウナにエステとかでカラダを綺麗に保つの勿論ですけど――」

 

 そして、一気に距離を詰めて男優の唇を奪って。

 

「――やっぱり、男の人とたくさんエッチして、愛して愛されて、愛をいーっぱい注いで貰うのが一番の美容ですね……!」

 

 にこりと微笑むと男の身体を抱きしめて「だからこれからもいっぱい愛してください」と告げ、頬にキスをした。一瞬でペースを握ったアスナはその勢いでショーツを足から抜くと手早く髪をまとめて脱衣所を後にした。

 

 

「結構広いですね。外の空気が心地いいっー」

 

 アスナに続くように男優もバルコニーに出ると新鮮な風が当たって開放的な気持ちになった。外の景色も変わらずよく見えて、石張りの床と浴槽で風情もあった。そこに瑞々しいヌードを晒した美少女もいるのだから、気分は最高だ。

 

「お湯も綺麗で気持ちいい……。早く漬かりたい」

「お風呂より、アスナちゃんのハダカのほうが綺麗だよ……」

「あっ……」

 

 豪華な温泉を前にアスナのテンションは更に高くなる。

 そんなアスナを背後から抱きしめて、男は首筋にキスをした。頬に赤みがさして、腰を捩る姿が可愛かった。

 

「その前にかけ湯しないとね。シャワー準備するよ」

「ありがとうございます」

 

 シャワーを互いにかけあって汗を流しあう。こうして裸を見せ合うのは何も初めてではないがやはり遠慮や緊張のようなものは毎回か案じる。だがこうして互いに温めあい近づきあえば自然と打ち解けるような気がして、いつしか自然に唇が重なって、胸と胸が押しつぶしあった。この時間は、アスナの密かな楽しみの一つだった。

 

「……んっ、んんっ」

 

 アスナは無意識に舌を伸ばして男と濃密に絡むと、腕を背に回してしがみつくように撫でた。女の肌とはまるで違う感触がどこか楽しくて、撮影時は触り放題なのもあり飽きることなく撫でまわした。アスナが互いの距離が詰まる瞬間が好きなように、男優にとってはこれが密かな楽しみでもあった。

 

「……あっ、いやぁっ、ヘンタイッ……」

 

 男の手がアスナの尻を掴み揉み上げる。むっちりと張り詰めたそこは腰を押し付けるだけでなく、触れるだけでも指を優しく飲み込むように潰れて締めてくれる。触るだけでも永遠に楽しめそうだった。

 

「ヘンタイなのはアスナちゃんでしょ? ……ほら、もうこんなに濡らして……」

「……やっ、ああっ、違う、違うのぉ……これは……」

 

 コーラ瓶のように膨らんだ太腿の隙間から指を伸ばすと、彼女の秘奥――そこがくちぃ、と音を立て湿り気を伸ばした。ちょっと開いただけなのに糸を引いて汁を滴らせ、床に水滴が落ちる。

 

「さっき制服でローター入れたまま歩いたのそんなに興奮した?」

 

 男の言葉に無言で頷く――と、同時にナカを掻き混ぜられて、たまらずに逞しい腕にしがみついた。

 

「……アッ! やぁっ、アンッ、アッ……! ウッ!」

 

 散々寸止めされて焦らされたカラダにはまだ甘い余韻が溜め込まれていて、弱点を知り尽くされた指の前にアスナは軽く上り詰めてしまった。

 

「……あっ、……あっ、……あっ」

 

 はぁはぁと息を荒げて、力なく男優の肩に手を置いた。このまましゃがみこんでしまうかと思われた。だが、アスナは負けじと男の腰で反り立つそれに手を掛けた。

 

「……ここも、気持ちよくしてあげますね」

 

 ささやかな抵抗。

 先程好き放題やられた――からではない。ただこのまま自分だけが気持ちよくなるのは不公平だ。そう思っただけのこと。

 軽く握りしめ、前後に擦り扱き上げる。はじめはゆっくり丁寧に、馴染ませてから力を込めてペースを変える。スピードに緩急をつけてリズムを作ってしこしこと搾る。硬直して我慢するように歯を食いしばる男優を見て、少し手加減して「強くてごめんね」と言葉代わりのキスをする。優位に立ったり支配するつもりはない。一緒に楽しみたいだけなのだから。

 

「はうぅぅぅ……、熱い……」

 

 男優の胸元に蕩けた眼差しで頬ずりして吐息を零す。

 露天風呂にオスの香りが漂って、マグマみたいに熱が放たれていく。鋼みたいに固いそれは限界を超えて反り立って、漂う雄臭い匂いもたまらなくて上下の口が糸を引くのが止められなかった。

 

「ア、アスナちゃん……そろそろ…………」

「わかってる。しゃぶって欲しいんですよね? でも寒いから続きは湯舟でね」

 

 脱ぐことにも裸にもなれたアスナならこの程度の気候などなんてことはない。だが万が一にも風邪をひいては元も子もないのだ。湯に身体を半分沈めると心地よいぬくもりに包まれ気持ちが解ける。

 だが、ゆったりくつろぐのはもう少しだけ後だ。改めて雄の象徴と対峙する。

 昨晩飽きるほど眺めているが何度見てもほれぼれするそれに下腹部が熱くなり、理性が焼き切れていく。

 

「はむっ、むっ、うっ、うむっ……」

 

 躊躇なくむしゃぶりつき、一気に喉奥まで送る。

 時間もまだ早く他のお客もいない。野外だろうがお構いなしにはしたなく音を鳴らし、男優の理性も狂わせていく。

 

「おおっ、アスナちゃん……ヤバい…………」

 

 男優はアスナの頭を抑え必死に訴える。まるで性器さながらの吸い付きを見せてきたアスナの口に押さえが聞かなくなりつつあるのだ。

 異常を察しアスナは一度口を離した。だが、その口もとは妖しく歪んでいた。

 

「どうしたの?」

「……い、いや、このままじゃ、ヤバ――」

「別にいいでしょ」

「えっ……!?」

 

 扱く手つきはそのままに膨張した玉袋に指を這わせた。

 

「今日くらいハメを外してもいいじゃないですか。だってこれは撮影であり、旅行でもあるんですもの」

 

 愛しそうに鬼頭を撫で、うっとりと吐息をまぶす。

 

「日々の疲れや現実から解放されてただ至福の時を味わう。それが旅行じゃないですか。それとも――」

 

 上目づかいで男優を見上げ、アスナは笑った。色気交じりの誘うような眼差しで。

 

「――それとも、私じゃ不満なのかしら? 私は、あなたにとって納得も満足もできないオンナ、なのかしら?」

「そんなこと――」

 

 答えるより早く唇が塞がった。今回はアスナからではない、男優からだった。湯からアスナを抱き上げて、その背に、腰に、尻に腕を回し抱き寄せ撫でまわした。舌が自然と絡み合い光の橋が繋がる。微かな茂みに指をあてればもう準備は万端だった。

 

 アスナは男優にくるりと背を向けた。そして石でできた縁に片手をついて、残る片手で尻たぶを開いた。途端に濃密に香り出す淫靡な雌の香りと溢れてた淫液。淫唇はもうふやけて開き、その傍にある肛門にも広がっていた。

 

「…………きて」

 

 アスナに誘われるまでもなく男はもう限界だ。

 目の前に突き出された豊満な尻は雄を待ちきれないとばかりに震え、谷間からは甘い雌の臭いを放っている。微かに覗く割れ目は既に半開きで、濃厚な淫液が太腿を伝う。彼女は水滴に紛れてばれないつもりだろうが、白い本気混じりのそれは明らかだった。丸出しの尻穴も誘い受けるように震えていた。

 

 男は華奢ながら健康的な肉をつけた腰を掴み握った。肌はほんのりピンクに色づき、乱れた吐息から表情も容易に浮かぶ。逃れられないようがっちりと握れば心なしか悦ぶように震えが走った。

 一息に肉竿が押し込まれ、奥へと進んでいく。ヒダにより複雑に入り組んだそこはとても窮屈で、それでいて得も言われぬ快感を与えてくれた。

 

「あ、ああっ、あああ、あぁ!」

 

 挿入が心地よいのはアスナも同じだった。

 男優にすれば一瞬の侵入でもアスナからすればそれは酷くゆっくりなスローにも思えて、まるで永遠に焦らすように捻じ込まれてくる剛直と電流に脳が焼き切れそうになった。痺れは既に全身へと回り、力が入らない。

 

「あっ、あっ、あっ、あっ」

 

 抱えてくれる男優に両腕も任せアスナは快楽に浸っていく。撮影のために準備されたわけではない屋外。限りなく近い状況での経験はあるが今回は何も知らない一般客もいる。興奮しないわけがないのだ。

 彼女の興奮に呼応するが如く、締め付けの増した膣を押し開くように男優のピストンも加速する。

 

「あんっ、あっ、あんっ、あっ、ああっ!」

 

 男優の手がアスナの腕から肩へと回り、より密着したことで更に肉棒が奥へと進んでいく。力強く押しつぶされる尻肉の反発に負けじとさらに力強く叩きつけると快楽電流がアスナの全身を駆け巡り、意識が真っ白になる。

 

「あ゛っ、おっ、おおっ……うおっ」

 

 アスナは女の子が絶対に零してはいけないであろう下品な喘ぎで悶え、頭を俯かせる。がくりと項垂れた隙を身体ごと抱えられ蕩けた素顔を埋めるように男優がキスをする。最初から舌が絡みあい、男の腕がアスナの乳房を絞るように握る荒々しい絡み。そこには遠慮や労わりなど欠片もない欲望だけの行為。自身の肢体を情欲のはけ口にのみ使われる。屈辱、なんて微塵も感じぬまま純粋にたまらなく甘美なもので、心がざわめいて膣が窮屈に締まる。

 

「はむっ、むぅ、……うぅ、うぁ、はぁあああー!」

 

 唇が離れ完全に蕩けたアスナの素顔が露わになる。どこか穏やかでそれでいて快活とした顔立ち。全身はピンクに紅潮し、腰は男の全てを貪ろうと貪欲に暴れ続けていた。

 

「あっ、ああぁ! は、激しっ……ううっうぅ!」

 

 男優がアスナの背中に覆いかぶさりスピードを速めた。限界が近いのはこちらも同じ。背後から乳房を乳肉を揉みしだきスパートをかける。

 アスナもまた男の動きに合わせるように腰を動かし、全力で膣を締め上げ迎え撃つ。乳首から伝わる痺れが、膣ごと押しつぶされる淫芽が耐え難い快感として脳を痺れさせ加減を奪っていく。明滅する視界。意識などとっくに朧気で理性も既に飛んでいる。

 

「あっ! あっ! ああ!! あああぁぁぁぁぁぁーー~~~~~~!」

 

 髪を振り乱し快楽の濁流に飲まれていく。もう自分でも何を口走っているのか何をしているのかもわからないが、これが”気持ちがいい”ということだけはわかっていた。

 男優のピストンがアスナの脳髄まで震わせ、同時に激しく竿を震わせて射精した。

 迸る精の濁流は瞬く間に膣道を埋め尽くし白く染め上げ、灼熱の如きそれは女の理性を完全に終わらせた。

 

「ああっ! イク、イクッ……、イっ、ああぁぁぁぁぁーーー~~~~~~!!」

 

 男優の射精に続き、アスナもまた絶頂へと到達した。膣がキツく締り、潮が噴き出す。半ば強制的な終焉は彼女の意識を奪い、白目を剥かせる。ビクビクと全身が痙攣してアスナは力なく湯の中へと沈んでいく。

 

「おっと、危ない……」

 

 咄嗟に男優がアスナの身体を支え座らせる。事後身体を覚まさぬように肩を並べ湯に浸かる。程なくして意識が戻り、気だるげながらアスナが男優の肩に頭を預けた。

 

「どうだった?」

「……気持ちよかった、です」

 

 頬を赤らめ顔を埋めてくるアスナ。湯に充てられたか恥じらいかは定かではないが、心なしか楽しそうにはにかんだその笑顔に男優の心を晴れやかになった。

 湯の流れと自然の音だけが聞こえる静かなひと時。先ほどまでの激しさはどこへやらすっかり静寂を楽しんでいた二人だった、が。

 

「……っ!」

 

 男優の手がアスナの茂みを掻き分け肉びらを開く。湿り気も熱もまだまだ覚める気配はない。

 そして、アスナの手が男優の竿を握る。こちらも萎えた様子は微塵もない。

 

「――――っ!?」

 

 どちらかともなく行為は再開された。

 アスナが素早く男優に跨り対面座位で挿入。杭打ちの要領で咥え込み、腕で逞しい身体を抱きしめる。今回は最初から手加減は無し。欲望のままに求めあい、火照った身体を更に熱く高ぶらせた。キスをして互いの肉体を貪り合う。激しく波打つ水面に急かされるように乳房は揉まれ、アスナの身体は忙しなく暴れる。

 湯舟の中で突如として始まった第二回戦。それから先は日が沈むまで繰り返され、途切れることなくアスナに精が注がれ続けるのだった。

 




読んでいただきありがとうございます。
よろしければ感想や評価、ここすきなどありましたらお願い致します。作者の創作の励みとなります
次回は真夜中のしっとりエッチを予定しておりますがマンネリ気味なので一工夫するかもです


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

湯上がり浴衣イチャイチャ&夜のソフト拘束エッチ

「すっぴん、はじめてみたよ」

「えっ?」

 

 湯上り。露天風呂でしっぽりずっぽりと互いを満喫しあったその後の、何気ないくつろぎの一時に男優がそう呟いた。今は温泉から上がって火照った身体を冷ましている最中。風邪をひかないように旅館の浴衣を着ているのもあって余計にオフのプライベートな雰囲気が出て、変に意識してしまう。

 さっきまで肌と肌を重ね合わせていたとはいえ、一度スイッチが切れると隣に超のつく美少女がいるというのは中々に緊張する。それを紛らわすために話してみたが思いのほか成功した。

 

「すっぴん。カメラに映すのは初めてじゃない?」

「あー、言われてみればそうかも」

「可愛いよ。すごく」

 

 男にすっぴんを褒められ、アスナは恥ずかしそうに俯いた。

 男優の言葉通り、アスナがカメラに何のメイクも修正もない(元より素材がいいため普段からほぼ無修正ではあるのだが)完全なる素顔をカメラに晒すのは初めてであり、あまり馴れない状況に恥じらいが生まれた。普段から一糸まとわぬハダカが仕事着だといえ、すっぴんは女性にとってもう一つのハダカだ。この恥じらいはまた別だった。

 

 男優からすればアスナが恥じらう理由があまりわからなかった。

 シミやシワなど皆無な綺麗な肌。透き通るほどの白さと肉感的な色味を両立させた質感。

 リップ抜きでも色艶のある唇は今すぐにでもむしゃぶりたかった。チャームポイントでもあるハーフアップクラウンに結われた長い髪は今は解かれ、そのままに流されるままの姿は自然な色気を醸し出す。

 整った目鼻立ちはメイク抜きでもくっきりしていて、普段からすっぴんで勝負しても並みの女優では勝負にならないと太鼓判が推せるほどだ。顔だけでもヌける女とはアスナのような女を指すのだろうとぼんやり思う。

 

「今度すっぴんだけの作品出さない? 絶対売れるよ」

「えー、恥ずかしいよー」

「いいじゃん、すっぴんのアスナちゃんが色んな男をとっかえひっかえしながらハチャメチャにするAV。絶対受けるよ。メイクの浮いた予算でロケにもこだわれるかもよ。屋上とか、野外プールとか」

「……考えておきます」

 

 実のところメイクの予算程度ではロケに凝れるわけなどないのだが(アスナの人気を加味すればどうなるかはわからないが)、『屋上』や『野外プール』といった屋外に関するワードに反応を示していたり、先ほどの露天風呂での乱れぶりを見るに次の作品ではスタジオを離れて撮影するのも手かもしれない。

 

「失礼いたします。お食事をお持ちしました」

 

 返事をすれば声と共に襖が開かれ、仲居の女性が夕食を運んできた。近くの海から獲れた新鮮な魚をふんだんに使った品々。手早く配膳を終えるとまた二人だけ残された。

 

「いただきます」

 

 二人して手を合わせて食事の時間。激しい運動を昨晩から繰り広げた肉体には絶品で両者瞬く間に箸が進む。

 自分の食事の傍ら、男優はアスナの方を覗き見る。備え付けの浴衣をトップモデルさながらに着こなした一流女優はその所作も一流だった。食事を口に運ぶ時の動きから咀嚼、食器の持ち方。箸の持ち方一つとっても作法がしっかりとしていて、彼女がそれなり以上の家で産まれ育てられてきたことが分かった。

 業界の性質上、あまり裕福でない家庭出身の女優も見てきた男優からすれば、残酷な話ではあるがマナーひとつとってもアスナは別格であると言わざるをえなかった。

 

 対するアスナは料理に舌鼓を打つのは勿論のことだが、味を一つひとつ咀嚼しながら噛み締めていた。

 出汁は何を使っているのか、どう調理しているのか、仕込みの段階も含めて持てる知識を活かし推理していく。

 

(今度木綿季や詩乃のんと一緒に来たいな……。直葉ちゃんも誘いたいけど来るかな?)

 

 頭の片隅で友人たちの顔を浮かべつつ、淡々と料理を堪能した。その間も男優と他愛のない会話をいくつか続けて、カラダだけの関係が少し近づいた、ような気がした。

 

 

 また時が流れてもう日付も変わろうかという頃。アスナは窓際に座ってぼんやりと外を眺めていた。月明りだけが輝く空。けれども夜の闇を照らすには力が足りなくて、それでも懸命に輝いて光を放つその姿に見惚れて。どんなに暗い場所でも己の存在を示すその姿に惹かれて、思わず手を伸ばした。

 

「何を見てるの?」

 

 その横に男優が座った。

 

「月を見てたんです。すごくきれいで」

「そうだね。綺麗な君をもっとキレイにしてくれる」

 

 無言のまま男優の方から唇を差し出せばアスナもそれに答えてくれる。咄嗟の不意打ちであったが彼女は舌を差し出し、唾液を送り込んで甘美な味わいを返してくれた。

 

「……ひどい、こっちはそんなつもりじゃなかったのに」

「でも今はもうそんな気分になったでしょ? 布団に行こうか」

「…………うん」

 

 男優にひかれるまま布団の上に座らせられるアスナ。早速脱がされると思っていたが、男優は一向に浴衣に手を掛けるそぶりは見せなかった。ならばこちらからと、帯に手を掛けた瞬間。

 

「アスナちゃん、腕だして」

「えっ、腕……?」

 

 何をするつもりだろうと興味交じりに差し出した腕にどこから取り出した帯が巻かれていく。くるくると慣れた手つきで男優はアスナの腕を拘束する。決して痕が残るほど締め上げず、女のアスナでは抜け出せない絶妙な加減だった。

 未だ状況を飲み込めないアスナの背後に回り、今度は目元にも帯を巻く。

 目隠しをされ、アスナは奪われた視界で不安げに肩をすくめた。――直後、背後から伸びてきた男の手がアスナの乳房を掴んだ。

 

「きゃっ……!?」

 

 突然の愛撫にアスナはおもわず声を上げた。浴衣越しの力強い乳揉みは薄手の布地を容易く貫通し、ダイレクトに感覚を伝えてくる。湯上り直後のノーブラ乳房はむにゅりぐにゅりと形を変え、その弾力を存分に示した。

 

「あっ、やぁ……あっ、やっ、揉んじゃ、いやぁぁぁ……」

「その割にはずいぶんとカワイイ声で鳴くじゃないか。ほら、もっと聴かせて」

 

 男の愛撫が力を増せばそれに比例してアスナの嬌声も大きくなる。右へ左へと首を振るも腕を抑えられている分快楽が逃げずにいつもより悦びが早く広がっていく。カラダは抱かれているため身動きが取れず、至近距離で感じる男の情欲交じりの吐息を浴びれば途端に力が入らなくなった。

 デビュー当初にもソフトな拘束プレイは経験し、その後も撮影で何度かやってはいたが一年前より開発され、快楽により正直になった今の状態では同じ攻めでも感じる悦びは段違いだった。

 長い髪を掻き分けられ、うなじを男の舌がなぞる。途端に全身を震わせればそれは強い快楽の信号――男優はアスナの反応が最も強かった場所を重点的に攻め立てていく。

 

「あっ! あぅぅぅ……! うっ! あっ、うぁぁぁん!」

 

 アスナはだらしなく口を開き、堪らず喘ぎを零して甘い声を響かせてしまう。せっかく温泉で流した汗がまたほんのりと肌を彩り、首筋や胸元から覗く滑らかな肉体を滑っていく。

 

 しゅるしゅると音がしたと思えば、腰回りの解放感を感じてアスナは見悶えた。

 

(まさか、今度は私の帯を……!?)

 

 アスナの予想通り、男優はアスナの腰を結んでいた帯を解くと浴衣を脱がしていく。

 胸元を開かれればはらはらと揺れて、簡単に浴衣は剥かれ素肌が露わになる。

 温泉の効能で更に磨きを掛けた雪のような素肌は薄暗くなった客間でも輝き。豊かに膨らんだ乳丘の頂、つんと上向いた蕾は既に限界まで立ち上がっていた。

 レースで彩られた白ショーツも外気に晒され、汗とは違う別の汁で濡れ始めたクロッチが露わになる。

 手首が縛られているため、完全なハダカにはならないが半端に衣服を残したことや元の素材が優れている分、普段とは違った刺激を与えてくれる。これまでの撮影では全裸が多かった分、半分着衣のアスナは新鮮だった。

 浴衣を持ち上げて脇まで晒すと男優はそこに顔を近づけた。温泉に浸かってしみ込んだ効能のいい香りと汗の甘い香りがほんのり匂って鼻をくすぐる。

 顔が近づいてきて、その荒い鼻息を傍で感じてアスナは悶える。くすぐったいからだけではない。風呂上がりとはいえ汗ばんだ脇を間近で見られるのは恥じらいが勝ったのだ。処理は毎日念入りにやってはいるが、それでも人より毛の生えるペースが速いと自覚している分、万が一が常に不安だった。(そのせいで陰毛もクラスで一番生えるのが早く恥じらっていたのだ)

 男優はそんなアスナの葛藤など知らず、舌を伸ばして脇を舐めあげた。敏感な個所を舐られ、背筋が伸びる。

 

「はっ、きひっ、ひぃん、んっっ……やっ」

 

 べろべろと舌が躍るたびにアスナは身をよじる。目隠しをされている分次の動きが予測できず、感覚で探ろうとした分鋭敏になったそれが快感を何倍にも増して襲ってくる。されるがままにするしかない状況。でも自然と嫌な気持ちにはならなかった。なぜなら。

 

「はぁっ……あんっ、……むっ! んっ、んんっ、んぁっ……あっ」

 

 アスナの唇と男の唇が重なる。愛撫は脇から乳房へと流れ、無意識に彼女のしなやかな足が男優を挟もうと蠢く。目隠しの下、目が自然と閉じて表情が淫靡に蕩けた。

 昨晩からいままでずっと、片時も離れずにいる男。カメラに囲まれたスタジオで肌を重ねたことは既に何度もあるが、こうして二人きりで心行くまで愛を語り合うのは初めての経験で。おまけに自分の相手をしても倒れない無尽蔵な精力を誇る相手ともなると格別だ。

 恐らくはだが、この気持ちは恋とか愛ではない。

 だがそれでも、こうして自分が満足できるまで付き合ってくれる相手に、悪感情を抱く理由がなかった。自然と心が緩んで身体を預けてしまう。腕で抱きしめられないならば足で掴んでしまえばいい――だが、その動きも封じられてしまう。

 

「足をM字にひらいて」

 

 男優がアスナの足を掴みM字に開脚させた。そして、純白のショーツを脱がせるとまだ残っていた帯を巧みに使い足を開いたままに固定する。局部が外気に晒されて、寒気に少し身震いする。

 

「ショーツ、濡れてるね。これは汗じゃないでしょ?」

「いやっ……言わないで……」

 

 ショーツのシミについてからかわれ、アスナは首をすくめた。荒い鼻息を耳で聞きそこに躊躇なく顔を埋められ臭いをかがれている光景を想像してしまい、下腹部を更に熱くさせた。

 

「ちょっと待ってね」

 

 男優はそう言い残すとアスナの元を少し離れた。

 布団を踏みしめ次第に遠ざかっていく男の気配を感じながらアスナはしばらく一人で放置された。決して広くはない室内だからすぐに戻ってくるのはわかっていたが、快感を半ば寸止めされ放置されたとなれば僅か一分にも満たない時間だとしても何十倍何百倍にも長く感じた。

 

「お待たせ」

 

 男優がアスナの傍に戻ってきた。アスナからは見えないが手に持つのは筆――そしてバイブ。これからアスナを存分によがり狂わせるであろう性具を携え、バイブはいったん傍らに置いて筆を使って彼女の赤らんだ頬に撫でた。

 さわっ、さわっ。

 フェザータッチで優しくなでてくる筆の感触がくすぐったくて。ぞわぞわするのに快楽に結びつかない力加減が微妙にもどかしくてアスナは呼吸だけを荒げていく。

 

「はっ、はっ、はっ、はっ」

 

 やがて、筆は頬を流れて首筋を撫で、うなじを優しく刺激し始めた。ぞくぞくとした刺激が背筋を駆けのぼりアスナは身震いした。筆は彼女の肌の上を流れ、縦に、横に、斜めに。時には円を描いたり、筆を押し付けわざと毛が彼女をくすぐるように弄んだ。

 筆は既に移動してデコルテから脇の下。わき腹やへそを愛撫していくが一向に乳房や陰部へは向かわない。一度だけ、太腿を伝い、局部へと迫ったことがあるが、それもすぐに離れてしまいじれったさばかりが募った。

 そして今度も、ふとももを、ふくらはぎを、そして足の裏を刺激されくすぐったさにアスナは喘いだ。焦らされている。にはあまりにも長い前戯に少しの苛立ちを感じはじめた頃、まるで狙いすましたかのように乳房の上に筆が降りた。

 

「ひゃん!?」

 

 堪らず声を上げてしまいアスナは恥ずかしそうに口をつぐんだ。くすぐったさと待ちに待った性感の到来に歓喜したのを隠したかった。

 そんな反応は男優にはもちろんバレバレで、そのまま豊満な乳丘で筆を躍らせ、決して乳首には触れないギリギリの周回で円を描いた。

 

「うぅっ……は、恥ずかしいよぉ……」

 

 馴れない攻めを受け、アスナはたまらず泣き言を口にした。

 いくら昨日今日で気持ちが揺らいだ相手とはいえ、こうもされるがままでは疲れてしまう。少し不満をもらしてしまう。

 

「筆攻めは嫌い?」

「嫌いじゃ、ないですけど……こうもされてばっかりだと……」

「そっか、じゃあ早いとこ次に行こうか」

「えっ? 次って……ひゃうぅぅん!?」

 

 筆が突然軌道を変えてアスナの乳首を攻め立てた。もう片方の乳首は指によって揉みつぶされ、同時に突然押し寄せた異なる刺激の快楽につぐんでいた口の端からヨダレが零れ、脳に電流が走った。

 

「ひぃん、ひぃぃぃ……ぃん、うんっ、あっ」

「そんなに乳首が気持ちいいの?」

「うぁ。あっ、いぃ……気持ち、いいぃぃぃぃ!」

 

 強く乳首を引っ張られアスナもまた背を反らした。陰唇からは愛液が絶え間なく溢れてシーツを濡らしていく。拘束されてはいるが自由に動く足指がシーツを掴み握りしめる。心地よいが決してイクには足りない物足りない悦びばかりが募っていく。

 乳首をつまみ上げればまるで水道が破裂したように噴き出す潮を指ですくい、アスナの鼻先に近づける。

 

「この匂い、なにかわかる? アスナちゃんが漏らしたお潮だよ。悪い子だねぇ」

「っ!? いやっ、ちがっ……こ、これは私のせいじゃ……あうっ!?」

 

 必死の反論を男優は陰部に指を突っ込んで黙らせる。ナカは想像通り既に濡れ切っていて、心地よい締め付けが受け入れてくれた。心なしか昨晩より締め付けも増しているような気がした。

 

「じゃあ誰のせいなの? まさか俺のせい?」

「!? あっ! ああぁ! あぁぁぁぁぁ~ん!!!」

 

 ぐちゅぐちゅと敢えて音がなるように指を動かせばアスナは喘ぎ狂い、淫らな汁をまき散らした。嫌がる素振とは対照的に体内は最高にホットに燃え上がり、男を持て成してくれる。

 

「やあっ、あっ、やめっ、えぅん、あっ、やめてぇ……!」

「本当のことを言えば止めてあげるよ。ほら、正直に言いなよ」

「うぅ……! い、言いますぅ……。ア、アスナ……アスナは悪い子ですぅ……。筆でくすぐられてはしたなく漏らしちゃう悪い子ですぅぅぅ!」

 

 恥も外聞もなく叫び、懸命に懇願する。

 もうなんでもいいからこの刺激から解放されたかった。だが――

 

「よく言えました。じゃあ……そのご褒美に盛大にイかせてあげるよ」

「あぇ、あぁぁぁ……いやぁぁぁぁぁぁーーー!」

 

 ――待っていたのは激しい攻めだった。けれどもそれは待ち望んでいたものよりも遥かに大きく激しいものが。

 筆は局部――それも完全に勃起しきったクリトリスを容赦なく攻め立ててきた。そして、すかさずナカへとバイブが挿入され猛烈な勢いでアスナは絶頂へと昇り詰めていく。

 

「いっ、ああっ! あっ、イクゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!」

 

 勢いでバイブが吹き飛ぶほどに盛大に潮を吹き、アスナは総身を震わせ高みに辿り着いた。はしたなくおとがいを上げ、ビクビクとその余韻に浸る。

 

「あーあ、アスナちゃんまた漏らしちゃったね。最近は少なくなったはずなのに、そんなに気持ちよかったの?」

「あへぇぇぇ……ぇん、う、うん。気持ち、よかったぁ……!」

 

 目隠しを外してやればアスナは呆けたアへ顔を晒し心地よさげに布団へと倒れ込んだ。

 男優はアスナが吹っ飛ばしたバイブを拾うとそれをまた彼女の股に挿入した。彼女の体液まみれのそれはナカのサイズにはやや大きいはずなのにすんなりと飲み込まれ、マン屁を伴い吸い込まれるように収まった。

 

「ほらほら、寝てたらダメでしょ。起きて、さぁ」

 

 男優は気だるげなアスナを立ち上がらせると目隠しの帯と腕を縛ったままの帯を結び付け、部屋の襖を使ってつるし上げた。腕をバンザイにしたままの態勢に放心状態の彼女は抗う術を持たない。

 そのまま男優は彼女のしゃがむとバイブが突き刺さったままの股座の前に座り、勢いよくバイブを抜き差しした。

 

「!? あっ!? ひぃぃぃ! ひゃぁぁぁぁぁぁ~~~!!!!!」

 

 突然の刺激にアスナはカッと目を見開き、一瞬で果てた。耐えようとする暇もなくあっけなくイかされシャワーみたいに愛液を噴出させた。あまりの快感に視界がチカチカと明滅して呼吸もままならない。足もがくがくと震え、吊るされていなければその場で倒れ込んでいただろう。

 男優はアスナを吊るしていた帯を解くと力の抜けたその身体を抱き寄せた。浴衣も脱がせて裸にしてやる。

 温泉に入り流した汗をまた搔き、全身を濡らし震える彼女を布団へ――寝かせようと思ったが愛液と潮と汗にまみれ使い物にならない。幸い布団はもう一組あるため寝るのに問題はないのだが、そのためには一度アスナをどこかにいったん寝かせる必要がある。しかし、今はどこもかしこも濡れていてまともな場所はない。どうしたものかと頭を抱える男優だったが。

 

「つ、机に……寝かせて、ください……」

 

 腕に抱いていたアスナがそう呟いた。言われるがままに先程食事を摂ったテーブルの上にアスナを寝かせる。

 布団のように柔らかくもない。ましてやひんやりと冷たく素肌には寒いであろうその上に寝かせて本当に良かったのかと考えていると。

 

「んっ……」

 

 男優の頬にアスナの手が被さって、そのまま唇が重なる。舌を絡めるわけでも唾液を交換するわけでもないごくごくありふれたシンプルなキス。それでもこんがらがってきた頭を覚ますには十分だった。

 

「今度はちゃんとおちんちんください……」

 

 アスナは潤んだ瞳でそう訴えると徐に足をM字に開き、自ら秘所を晒した。淫蜜は既に尻穴までもをとろとろに濡らし準備は万端。手足を力なく投げ出し、まるで「デザートは私」とテーブル上からそう誘うような視線で誘うトップ女優。

 男優は無意識のうちに浴衣を脱ぎ捨てていて、気づけばアスナの淫口の前に自らの竿を向けていた。そして、彼女の足が自身の腰に絡みつくと同時に、前にカラダごと突き出した。

 

「はぅぅぅ……うっ、うぅ……うぁっ……!」

 

 狭い肉道を掻き分け押し通りするすると男優のモノはアスナの最奥へと到達した。さながらマグマのように煮えたぎった奥地は侵入を許すと同時に収縮を繰り返し、早くも限界を迎えさせようと蠢く。

 

「はぅ、あっ、はぁ、あん、あんっ、あっ、あぁ、うぁ、あぅ、あぁ、あんっ」

 

 リズミカルに腰を振ればアスナもそれに合わせて喘ぎを零す。ずんずんと突き立てればテーブルも前に進んでアスナとの距離も近づいていく。心も、カラダも。

 どちらからともなくカラダを重ね合わせれば硬い胸襟と豊満な乳房が押しつぶされ、汗の橋が繋がって煌びやかに雫が散る。呼吸のリズムが重なって、一つになって、やがては唇も重なり息を交換し合う。

 アスナの細い腰を掴んで勢いを増すピストン運動。汗だくになり性の臭いが充満した部屋で息さえ苦しくなりながらも二人は文字通り呼吸を合わせて一緒に昇り詰めていく。

 

「はぅっ、うんっ、うあっ、あっ、い、いいいい、いいいいい……ぅん、あっ」

 

 既に呂律も回らない焦点すら定まらなくなっているアスナは適当な言葉を零しながらも絶頂が近づいていることを伝えようとする。限界が近いのは男優も一緒。ならば一緒にイこうとペースを合わせる。

 

「はぅぅぅ~! イ、イク、ぅぅう、イクっ、もう、だめっ」

「我慢しなくてもいいよ。一緒にイこう!」

「うんっ! あっ! イク! イっちゃう!! もうイっちゃうぅぅぅぅぅ~~~!!!!!」

「どんどんナカが締まってきてるよ。アスナちゃん!」

 

 男優が興奮に任せて乳首を摘まむ――直後、快楽のダムが決壊した。

 腰の勢いが肉芽も一緒に押しつぶしアスナの目から涙が溢れる。

 

「イク! イクイクイクっぅぅぅ~! アスナイクゥゥゥゥゥ~~~~~!!!!!」

 

 膣が際限なく締り、肉棒を圧迫した。

 過去最大量の精液が噴出し、アスナの腹を膨らませた。

 

「あ、ああ、あああ、あああああ……」

 

 半ば白目を剥いて放心するアスナ。男優もまたこれ以上は無理とばかりに力尽き覆いかぶさる。

 その勢いに負けアスナたちはテーブルから大きな音を立てて落ちてしまった。命の危険はなくともいまの二人にはその衝撃すら大きく。ハダカの男女はその場で気絶した。

 はずみで抜けた男根の穴。アスナの女壺はぽっかりと空いたまま精液を垂れ流し、最後とばかりにお漏らしをして畳を汚した。

 

 

 

 

「……好きになっちゃったかもです。私、貴方のことが」

「俺もだよ、アスナ」

 

 しばらくして意識を取り戻した二人は一緒に布団を敷き、その中に並んで寝ていた。汗を流すこともなく。既に真っ暗で月明りだけが部屋を照らしていた。

 アスナと男優は互いに向かい合い、横になっていた。勿論、一糸まとわぬ姿で。

 最後にキスをしてセックス三昧だった一日を締めくくるのだった。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

朝の大浴場で激しめエッチ

アンケートの結果、シノンが多数だったので近いうちにアスナ×シノンのレズ書きます
ただリーファもかなり近い票数なのでどうするかは考え中です
決選投票とかした方がいいのかな?



 小鳥の囀りが遠くの方から聞こえ、障子を超えて光が刺す。

 一夜明けた旅室。行儀の良い寝息だけが規則的に聞こえるそこでアスナは未だ夢の中にいた。

 彼女より早く目覚めた男優はすぐさまカメラを構え貴重なアスナの眠り顔を映しにかかる。以前の作品でも休憩中に眠るアスナを映したものはいくつかあるが、いずれも仮眠であり、そしてなによりここまで心地よく眠る彼女は初めてだったから。

 満足げに安らかな顔を浮かべる眠り姫。

 普段よりも穏やかに、安心しきった表情のアスナ。そのあどけない表情は連日に渡る撮影やセックスの疲れなど全く感じさせぬ健やかな様子で満足げな寝顔は疲労の堪り始めた男優の疲れを癒してくれるようだった。

 微かに開いた形の良い口から漏れる寝息。そして素肌から漂う甘くかぐわしい芳香は朝から勃起を誘うには十分過ぎた。

 アスナの身体に掛かる布団を捲れば起きてる時より無防備な姿はより刺激的だった。浴衣は寝返りで乱れており、その豊満な乳房は零れ、胸元の裾と鮮やかな髪で局所は隠されているものの寝息に合わせて微かに覗く様は淫靡に映った。アスナ曰く普段はナイトブラを着用しているらしいが今回は持ってこなかったそうで、プライベートでもめったに拝めない睡眠おっぱいのレアショットだ。

 髪をずらし、胸元を広げれば眠り姫の乳房がぷるりとまろびでた。雪のように白い乳房と可憐なピンクの乳首が規則的に揺れ、豊かさを静かに強調している。連日さんざん揉みしだいてきたはずなのにそれは全く型崩れなどせず、むしろ男の欲望に合わせ張りと弾力、そしてそのサイズを増しているようにも見えた。

 布団を完全に剥がせば下半身はより卑猥で、浴衣はもはやあってないようなレベルで捲れて張りのあるふとももや長く伸びた脚――そしてパンティーに包まれた秘所まで露わになっていた。

 カメラを近づければ必然的に顔も近づく形となり、雌の色香もまた濃くなる。一晩経ってるはずなのにそこはまさしく花園と呼ぶにふさわしいほどに雌の甘い香りに満ち溢れていた。

 まさに天然の媚薬。

 一度嗅いだだけでも並みの男なら理性を飛ばしてしまうほどに――

 

 

 

「……すけべ」

 

 ――不意に声がして視線を向けると、アスナが目を覚ましていた。少しご機嫌ナナメな様子で頬を膨らませているのがかわいらしい。

 

「人の寝ている隙を襲うなんてさいてー。もう許してあげないんだから」

「なら、起きてる間ならOKなんでしょ?」

「もちろん……」

 

 男優はアスナの頬にかかったほつれた髪をはらうと艶っぽい唇にキスをする。

 その寸前、満面の笑みを浮かべると自ら顔を近づけて重ね合わせた。

 どちらからともなく舌を差し出し絡め合うディープキス。朝から濃厚に愛をはぐくむ二人は互いのカラダを貪り合い、官能を高め合っていく。

 男優は浴衣を脱がしてショーツに指を入れ、アスナは男優のパンツに手を突っ込む。どちらも臨戦態勢は万全でいつでも始められる。――はずだったが。

 

「……おっと危ない」

 

 男優は思い出したように身体を離し、はだけた浴衣を着なおした。そして何事かときょとんとしていたアスナに向き直る。

 

「そういえば昨晩連絡があったんだ。アスナちゃんにサプライズがあるんだ」

 

 突拍子もないその一言にアスナはますます困惑する一方だった。

 

 

 

 

「うわー、広ーい!」

 

 アスナのはしゃぐ声が広い空間に木霊する。

 アスナ達がやってきたのは大浴場。大きな温泉と洗い場が広がるそこには二人以外誰もいない。それゆえかアスナのテンションも来た時と同じくらいに高くなり、隠すものなど一つもない裸身を露わに興味あり気にあちこちを見渡していた。

 

「喜んでもらえてよかったよ。この旅館、朝もこうやって大浴場を解放しているらしいんだけどあまり使う人がいないらしくて。それで交渉してみたら見事OKだって」

 

 男優の言葉にまだ腑に落ちない様子のアスナだったが、その後に「実は旅館の支配人がアスナちゃんのファンらしいよ」と耳元で囁けば途端に顔を赤くして恥じらって見せた。隠しカメラも(手持ちカメラはある)ほかに誰か見ているわけはないのに体を庇う仕草はいじらしい。

 

「だから気にせず楽しんでいいよ。大声出したり踊ったり、勿論喘いでもね」

 

 ハダカの肩をポンと叩けばアスナは楽しそうに笑った。そのまま向き合って何度目かのキスをする。

 

「んっ、ふぅっ」

 

 鼻息がかわいらしく漏れ、掌が男の首筋に触れる。

 そのまま腕が背中に回ると同時に男優はアスナを抱え上げた。足が床を離れ持ち上がり、はずみで足が腰に絡みつく。『絶対に離さない』と無言で主張するように。

 

「はっ、はぁっ、はむつ、んむっ、んんっ、なぁ、あっ、んぁっ」

 

 キスはその間にも激しくなり、唾液は滝のように端から零れ。カラダは密着して乳房は横からはみ出るほどに潰れていた。

 男優はアスナの丸い尻を掴むとそこを支えに歩き、湯舟に身を沈めた。熱いくらいの温泉の熱がこれからの興奮を煽ってくれる。

 キスの最中、ふと視線を向ければアスナと目があった。曇りなどない宝石のように煌めく瞳。そこには今、情欲の光が宿っている。興奮しないわけがなかった。

 男優のイチモツは既に限界に近付いており、湯の中むくむと勃ち上がりアスナのなだらかな腹へと当たる。それは穢れ一つない臍のくぼみへと先端を埋め、その薄い肉壁を突き破らんばかりに押した。

 その感触に、アスナが気づいた。

 

「ふふっ、ここはもう準備万端みたいですね……」

 

 キスを止め、くすくすと笑うアスナ。

 意地悪気に手でしこしこと扱き、焦らすように弄ぶ。

 アスナは男優を温泉の縁に座らせると自らその豊富な乳房を抱え、左右に割り開く。もう何をするかなど明らかで。まるでいたずらっ子のような笑みを浮かべるとそのGカップの乳肉で男根を挟んだ。

 

 むぎゅっぅ……!

 

 柔軟性に満ち溢れたおっぱいサンドイッチ。まるで挿入しているかのような充足感に男優はただ天井を見上げ、悦に浸るしかない。

 これに抗える男などこの世にいるのか……いや、いるはずがない。そう思わせるほどに至高のパイズリだった。

 

 男優の様子を伺う上目遣いでペースを見定め、左右の乳房を巧みに掬い上げ、こねくり回す。湯を吸って弾力を増したそれはアスナの指使いに合わせてマシュマロみたいに形を変え、オスの象徴を刺激する。

 ある時は膣のように締め上げ絞り上げ、またある時は餅みたいに包み込んで安らぎをくれる。

 全てはアスナの匙加減。

 あまたの現場で女を手玉にしてきた男ですらアスナの胸の前では形無しだった。

 

 ただ乳肉の隙間に滑らせただけなのにそのきめ細やかな肌はオスを悦ばせ、視覚効果も相まって狂わせてくる。アスナ以上に胸の大きかったりテクニックが上の女優は今も昔もいるが、そんな彼女達でもアスナの前では霞んでさえいた。

 日々のトレーニングとメンテナンスで磨かれた美巨乳。若さのハリと滑らかさ、生来持ち合わせる女体としての素質の高さ。そして撮影や鍛錬のおかげで卓越したテクニックを前にして匹敵できる女優などそう簡単にいるはずがなかった。

 

「……っ、ア、アスナちゃん……そ、そろそろ出っ――「まだ駄目だよ♪」

 

 途端に乳圧から解放され不満げに巨根が震える。

 そしてアスナはそれ目掛けてふぅぅぅ、とて息を吹きかけた。

 女神の吐息。微かに漏れた我慢汁目掛けて瞬時に伸びたのは真っ赤な舌先。

 

「今度はお口でも楽しませてね」

 

 そう告げると予告なく肉棒を根元まで一息で飲み込んで見せた。

 膣とも乳房とも違う第三の快感。暖かな温もりに満たされた口内。小さな唇や小顔のイメージとは裏腹にそこは想像以上に広く、そして心地よかった。

 アスナの唇はしっとりとしたうるおいで亀頭を柔らかに触れる。舌は陰部の肉ヒダにも匹敵するほどの刺激を与える。

 そして絡みついてくる唾液は甘い香りそのもので、お世辞にも良い香りとは全く言えない男のイチモツを浄化するように塗り込まれていく。唾液一つとっても一級品。こんな女性がAVで痴態を晒しているのだから奇妙な話だなと男優は思った。

 ぐぷっ。ぐむっ。ぬぷぅ。

 はしたない音を鳴らして肉管は彼女の口内を出入りし、ヨダレを掻きだしていく。下は湯舟だから関係ないとばかりに端から零れるままに貪る姿はとても貞淑な乙女からはかけ離れていた。

 下を見ればひょっとこみたいにペニスに吸い付くアスナ――そして水中では茂みを掻き分け、自らの局部を貪る指先が覗く。物欲しげに蠢くそれは隠しているようだったがあまりの動きの激しさから、むしろ『気づいてください』と暗に願っているようにも見えた。

 

 上目遣いのアスナと男優の視線がぶつかる。言葉を交わさずとも、心は一つ、気持ちは同じだった。

 

 静かに立ち上がり、アスナの手が男を壁際まで引いていく。ぴたり。と背中が冷たい石造りの壁に触れた瞬間――男優の肩にアスナの足が乗った。

 男優とアスナの視線が交わり、肉鞘の先端が触れる。湯の流れる音だけが木霊する大浴場に、くちゅり、と音が響いたような気がして――刹那、男優は既に爆発寸前まで膨らんだ男根をアスナの女壺に突き刺した。

 

「……っ!? はぁっぁぁぁあん!」

 

 温泉の熱さに負けぬほどにアスナのナカは温もりに満ち溢れ、それでいてぬるぬるとぬかるんでいた。おそらくは夢の中でもずっと男を待ちわびていたんだろう。そう思うほどに渇きを知らない。常にオスに飢えているような場所だった。

 男を絞り上げ貪るためだけの器官。

 彼女のナカはまさしくそんな場所だった。満たされることを知らない。そんな寂しさも微かに感じさせるようで。

 快楽に悶える女体を抱けば柔らかで滑らかな肌の質感がたまらない。温泉の効能と汗にしっとり濡れた雪肌は並みのぬいぐるみよりも抱きやすく離しがたいものがあった。

 

「あっ、はぁぁ、あぁっ、激しッ……あぁぁぁん!」

 

 そんな感想などつゆ知らず、アスナは快感にヨガリ狂う。

 恥も外聞も、女としてのはじらいすら忘れて。

 清楚さなどかなぐり捨てた一匹のメスとしてのいやらしく淫靡な姿。それでいてどこか美しさや神秘性すら感じるようで、まるで有名な画家が描いた芸術作品のような美すら感じさせた。

 

 女優としてのアピールを忘れないながらも、オンナとしてのエクスタシーも追及する貪欲さ。

 芸術美とエロスを共存させた女神。

 

 それがアスナだった。

 座ったまま向かいあう体位――対面座位まま立ち上がり駅弁へと移行する。そして湯船から上がると、アスナを縁に寝かせ正常位にする。

 見下ろしたアスナは切なげに瞳を潤ませ唇が物欲しげにわなないていた。我慢などできるはずがない。勢いのままに覆いかぶさり腰を振る。

 

 ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ。

 くちゅ、くちゅ、くちゅ、くちゅ。

 

 尻肉の弾ける音と愛液の汁音が重なり合って響く。

 頭は既に桃色に霞掛かっているが本能のままに身体を重ね合う。っもうペース配分やテクニックなどない、獣同士の交尾と変わらなかった。

 

 それでも愛撫も忘れずに行い、アスナは男の胸板を、男優は乳房を刺激する。

 男優が乳首を摘まめばアスナも摘み、アスナが筋肉を揉めば男優も乳房を揉んだ。

 互いが互いに好意を返し、それを返すように更に愛撫を激しくする。それが無限に繰り返せば与える快楽も強くなり絶頂への瞬間も早くなる。

 

 一度、ナカから引き抜いてアスナを四つん這いにする。

 形よく大きな桃尻がぷりんと上を向き、その美しさを主張する。普段は外界から遮断された尻穴を晒すように割り開くと容赦なく再度挿入した。

 

「ふあああぁぁぁぁぁん!」

 

 これまでより深く押し入ってきたからかアスナは背を反らして絶叫した。綺麗なくびれを掴まれ送り込まれ続ける快楽の電流に女神ははしたなく喘いだ。

 

「ふぁっ! あっ、あっ、あっ……あぅぅぅ! うんっ、うぅぅ!」

 

 激しく体を揺さぶられ、オンナはただ身を任せることしかできない。支えにしていた腕から次第に力が抜けていき、ついには折れてしまう。

 上に向けて大きく尻を突き出す体勢となり、ついには挿入されている蜜壺も菊門も露わになる。丸い尻を潰さんばかりに揉みしだけば必然的に二穴も形を歪め、視覚的に楽しませてくれる。

 男優はアスナの腕を掴み、身体を持ち上げた。かなり苦しい態勢のはずだが悦におぼれた今のアスナには雑に扱われるのも被虐的な感覚としてスパイスにしかならなかった。

 

「おっ!? あっ! あっあっあっ、あぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~っ!」

 

 激しい杭打ちピストンを前にアスナはもはや言葉すら紡げない。だらしなく口を開き、チカチカと明滅する視界の中であやふやな意識を何とか保つ。

 

「アスナちゃん、アスナちゃん! イクよ! あぁ!イクッ!」

「あっ! ああぁ! はいっ! イキましょう! ああっ! イク! イクイクイクッ……! イクゥぅゥゥゥゥゥ~~~~~~~~~ッ!」

 

 張り裂けんばかりに絶叫するアスナ。

 首を振り乱し、半ば白目を剥きながらも美しさを保った素顔をさらけ出し、絶頂への階段を駆け上る。

 男優の肉棒が脈打ち精を解き放つ。中で生暖かいぬくもりが広がり、アスナのナカでも快楽がスパークした。

 

「アッ! ああああぁ、アアアァァァァァァァァァァァァァァァァァ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!!!!!!!」

 

 男優の支えすら振りほどきアスナは果てた。背中を弓なりに反らせ、イキ狂う姿は妖艶さそのもので。

 そして、何一つ支えられないカラダはそのまま温泉へとダイブするのだった。

 

 

 

 

「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」

 

 客間に肌の弾ける音とかわいらしい少女の喘ぎが響く。

 アスナは男優の上に跨って一心不乱に腰を振り続けていた。

 

「んあっ、あんっ、いいっ、気持ち、いいッ!!」

 

 長い髪を揺らしながら恍惚と悦ぶその姿は女神であり、同時に性の悪魔にも見えた。

 大浴場で湯舟にダイブした後。浮かんだままの状態からアスナが復帰するのにそれほど時間はかからなかった。(というよりそもそも気絶もしていないのだから余韻が覚めるとすぐ起き上がった)

 それから汗と精液を流すと、朝食も取らないままに一心不乱に客間で肌を重ね合わせていたのだった。

 既に朝から疲労困憊な男優とは反対にアスナはまだまだ余裕ありとばかりにスパイダー騎乗位で肉棒を喰い占めていた。

 

「……ア、アスナちゃん。も、もうっ、だめだっ……」

「あんっ、あっ、ああんっ、……はい、いつでも出してくださいっ! 何回でも受け止めますよ!」

 

 嬉々としてそう宣言するアスナにもう男優はついていけなかった。朝から晩までセックス三昧でもろくに疲れない。さながらサキュバスのような彼女に恐れを抱き始めていた。

 男のことなど一切考慮しない野獣の如き腰遣い。膣は貪欲にヒダを絡ませ締め付けてくる。身体は上から押さえつけられている以上逃げ場などない。男優は諦めたように精を放った。

 

「!? ふぅうん!? ううんっ! あぁぁん!!!」

 

 射精を受けてアスナは感極まったように声を上げる。背中から布団に倒れ込み、足をM字にだらしなく開いて余韻に浸る。股の間からは逆流した精液が大量に溢れ、尻穴を濡らす。

 

「はあぁぁぁぁぁ~~~~~っ! ……きもちいいっ~~~~~っ」

 

 満足げにそう呟くアスナだが実際はまだ満足できていないのか、もぞもぞと寝返りを打っては男優のそばへとにじり寄る。態度には出さずとも「勘弁してくれ」と半ば呆れつつあったその時――部屋の電話がなった。

 救いとばかりに飛んでいく男優と肉棒寸前で止まった手を名残惜しそうにするアスナ。

 待ち時間にティッシュで股間を拭っていると、男優がすぐに戻ってきた。

 

「アスナちゃん、いますぐ着替えて。もうチェックアウトの時間だから」

「えぇ~~~! もうですか?」

「次の場所にいかないといけないからね。次はもっと楽しいから早く服を着てね」

「はーい」

 

 そう言って自分の荷物を取りに男優は姿を消した。

 一人残されたアスナは気だるげに立ち上がると、その辺に脱ぎ捨てていたショーツを拾い上げた。そして足を上げて履こうとした瞬間――

 

 

『実は旅館の支配人がアスナちゃんのファンらしいよ』

 

 

 ――男優の言葉がふと蘇って。

 自然と向いた視線の先、荷物からはみ出たヌード写真集に目が言って……。

 

 

「――アスナちゃーん、大丈夫ー?」

「あっ、はーい! すぐいきます!」

 

 先程まで布団の上で乱れていた姿からは一変。清楚な装いに戻ったアスナは元気よく部屋を後にした。

 廊下の途中。行きより涼しくなった股間を抑え、男優と何気ない会話をしながら歩く。

 

 どんな話をしても脳裏に浮かぶのは部屋の光景。

 テーブルの下に()()()置き忘れたヌード写真集――その中に挟み込んだショーツと即興で撮影した精液濡れまんこを晒したM字開脚ヌードチェキの存在を。

 

 ファンの彼に届いてくれるだろうか。

 もしかしたら掃除係の人に持ち去られるかもしれない。それが男ならいいが女ならそのまま捨てられてしまうだろう。それは少し惜しい気もする。

 

 だがいずれにせよ、自分の痴態は誰かの目に留まるのだ。

 そう考えただけで興奮が抑えられない。

 

 すまし顔のまま旅館を後にするアスナ達。これから更に過激になる撮影に心を躍らせながらも、そちらにも意識を向けるのだった。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

砂浜で癒やらし青姦エッチ

更新遅れて申し訳ありませんでした
最新話更新させていただきます
今回は温泉旅行編の中でも


 旅館を去った2人を乗せた車はゆっくりと市街を駆け抜けていく。

 昨日デートした温泉街を眺め、行きにも見た観光スポットを流しながらこれまでの思い出話に花が咲いていた。

 

「……ここも今日でお別れとなると少し寂しいかも。もっといたかったな」

 

 名残惜しそうに窓の外を見つめて、ぽつりと呟くアスナ。

 旅館を出てからはもう一度観光街を散策し、パッケージやサンプルに使えそうな写真をいくつか撮影を行い、その度に仕事ついでの旅行に目を輝かせていた。

 

 名目上は慰安旅行とはいえ、これはあくまで撮影という仕事も含まれている。だから楽しみすぎないように自制したつもりが、結局はハメを外し過ぎてしまった。

 だから、普通の旅行のようについ感傷的になってしまった。

 窓ガラスに吐息を吐き、白く染める。ほっそりとした指先を踊らせてハートを記す。滞在したこの街に対する感謝のラブメッセージ代わりにして。

 

 そんなアスナとは対照的に、男優はそんな感傷に浸る事はなくただ気怠げに欠伸をしつつ、眠そうな目を擦りながらハンドルを握る。

 彼からすればこの温泉街は当シリーズ含めた温泉AVモノの常連とも呼べるほどの場所で、すっかり馴染みの場所だ。

 もう何がどこにあるかなど目をつぶっていても案内可能と豪語できる程に馴染みのある場所だが、彼女に取っては違う。

 基本スタジオかホテルがほとんどの撮影場所である彼女にとって外の世界での撮影はかなり物珍しいはずだ。おまけにアスナは女優随一の多忙な売れっ子であり、営業や他の仕事で赴く事はあれど、基本日帰りで連日こうやって地方に滞在する事すら稀なのだ。(だからこそ基本海外や観光地で撮影される事が多い写真集でとびきりの笑顔を拝む事が出来るのだが)

 

 だからこそいつもより気合が入る。

 どんなに眠たくともこのアスナの笑顔は今自分だけのものだ。後で全世界に拡散されてしまうとしても、今だけは独り占めできる。

 だから、少しでももっといい笑顔を引き出してあげたかった。

 そのためなら、自分の疲れなど、気にならなかった。

 

 そんな男優の顔をアスナは見つめていた。悟られぬようにポーカーフェイスを作ってはいるが、明らかに男優の疲労が蓄積している事には気づいているから。

 連日何度もカラダを重ね合わせた相手だ。些細な変化などお見通しだ。でも、こちらが気づいている事を知られるのはあまり良くないだろう。

 だって向こうもこちらも同じプロ。体調管理は仕事の一つなのだから。

 

 不意に男優がアスナの方を向いたため、咄嗟に作り笑いを取り繕う。

 普段グラビア撮影でよく作る笑顔だ。これなら誰にも気づかれない。

 

「アスナちゃんならまた来れるよ。何ならアスナちゃんクラスなら撮影場所の指定ができるでしょ」

「私にそんな権限ないですよ。それに――」

 

 苦笑い気味に男優のジョークを躱し、アスナは手を振り否定する。

 そして少し俯き加減に顔を伏せながら、照れくさそうに。

 

「――それに、ここじゃ思いっきりエッチ出来ないじゃないですか……」

 

 今は運転中で横を向けないが伏せがちになった頭。ギュッとスカートの裾を握る小さな手が震える様からどんな恥じらいを浮かべ赤らんでいるのかは察しがついた。

 全世界にケツの穴まで晒してはしたない姿を見せていてもこういう恥じらいがまだ残されている所が人気なのだろうと1人そう思った。

 

「なら今から飛びっきり気持ちよくしてあげるから待っててね」

「…………はい」

 

 男優の言葉にアスナは静かに頷くと運転の邪魔にならぬように身を寄せた。

 後部座席に設置されていたカメラが捉える逆光被りの2人の姿は、カラダだけの関係とは思えぬ程に仲睦まじく映って輝いた。

 

 

 

 

 観光街から約30〜40分ほど走ればそこには海が広がっていた。

 この周辺の観光名物は何も温泉だけではない。そこから少し車を進めただけでやってこれるこの砂浜もまたデートスポットととして有名だった。

 まるでラブロマンス映画のワンシーンに登場しそうなほどに幻想的な風景でカップル達の心を射止め、この海岸で愛を確かめ合った男女は永遠に結ばれるという伝説さえ残る場所としても有名だった。

 

 今回アスナ達がやってきたのもその海で遊ぶ為である。

 理由としてはこの旅行における最後の宿――すなわち最終到達点はここから海を船で渡ったところにある小さな島にある旅館であり、そこへ渡る船は夕方にしか出港しない。

 幸いなことに今日は平日でおまけにシーズンからも少し外れている。ならばその間に観光するよりも迷惑になる可能性の低い海で遊ぶ方が楽しいというアスナの選択の元、2人はここへ訪れたのだった。

 

「綺麗……」

 

 吹き抜ける風に揺れる前髪を払いながらアスナは1人でにつぶやいた。

 白いワンピースに麦わら帽子、淡いピンクのビーチサンダルと清楚爽やかな装いへと衣装替えしていた。

 一体いくつ洋服を持ってきたんだ。というツッコミは海に流すとして、今のアスナの姿はまさしく深窓の令嬢。

 海岸の美しさも相待って、ただそこに佇んでいるだけなのにさながら有名画家の描いた絵画のような芸術美。

 海風に靡く亜麻色の髪は絹のように煌めいては揺らめき、太陽に照らされる白い素肌は逆に光を押し返すよう真珠みたいに輝いていた。

 男の視線に気付いたのか、アスナの瞳がこちらへと向けられる。

 途端、凛々しさすら感じた美貌は一瞬で解け、朗らかな笑みへと変わった。

 太陽よりも眩しくて温かみのある笑顔を前にしたらどんな男も敵わないだろう。本人にその気はなくとも男ならイチコロで、同性すらこの魔力に抗えるか怪しい。現にスタッフや同業者達の話によると、アスナには女性ファンが多く、中には狂信的な者まで現れているという噂だ。

 そんなことなど梅雨知らず、当の本人は男優へと手を差し伸べて。

 

「少し散歩しようよ」

 

 と、楽しげにそう言った。

 

 カメラ片手、もう片方を繋いでアスナの横を歩く。

 絶世の美女であるアスナの横を。

 それだけでもまるで世界の頂点に立った気分に男はなった。

 有頂天、という言葉では足りないだろう。きっと。

 今このカメラで撮った映像を見れば自分と同じ主観で彼女とのひとときを追体験できるだろう。

 

 だがどんな画面でも優れたVRでも全てを味合うことはできない。

 この柔らかな掌の感触も。

 楽園のように甘く芳しい匂いも。

 アスナという存在ホンモノだけしか放てない雰囲気も。

 それらを味わえるのはただ1人。自分だけなのだ。

 

 少し気が大きくなった男はアスナの肩を抱き、身体の方へと引き寄せた。どうせ今は自分たち以外誰もいないのだから遠慮する方が勿体無い。どうせ今夜には――なのだから。

 力押しのやや強引なアプローチ。

 アスナは一瞬驚いたように目をぱちくりと瞬かせていたがやがては身を任せることにした。

 ワンピース越しでもはっきりくっきりする胸の膨らみが男の腕に当たって潰れる。

 それだけではない。

 心音も、吐息も、ぬくもりも、何もかもがはっきり伝わってくる。

 数日一緒にいたのだからアスナの気持ちなど言葉にしなくともわかる。――でも、それは一旦お預けだ。

 

「アスナちゃん、散歩は一旦終わりにしようか」

 

 抱いていたアスナの身を離して、足を止める。名残惜しくはあるが彼女のためを思って今は身体を遠ざけた。

 

「アスナちゃん。そのワンピース、とっても似合ってるよ。凄く綺麗で、可愛い」

 

 急に足を止められて不服なアスナだったが、今の服装を褒められ、満更でないように頬をあからめた。

 ほんのり染まった頬に手を当てたのは、きっと風で揺れる髪が邪魔だったからだろう。多分。

 

「でも、アスナちゃんのもっと可愛い姿が見たいかな」

 

 その一言にアスナははっと息を呑んだ。

 言いたい事が、わかってしまったから。

 

「お着替えしようか――」

 

 男はそう言うと数歩下がってアスナから距離を取った。

 脱衣所などはあるがここからでは少し遠い。つまり、ここで脱げと言う事だろう。

 

 アスナはほんのり染まった頬をほころばせ、「はい」と小さく頷いた。

 

 

 

 

 「お、おまたせー。……え、えへへっ」

 

 数分後。脱衣所から出てきたアスナに男優は息を呑んだ。

 ワンピースを脱いだ肢体には純白のビキニが飾られて、赤く縁取られたそれはアスナのカラダにピッタリとフィットして美しく彩を添えていた。

 そして布地越しでも分かる肉厚ヒップと豊満バストは身を震わすたびにたぷたぷと揺れ、身体を隠すには元ないそれらから伸びる手足と普段は隠れている白い素肌は太陽すら照り返してもはや宝石のような煌めきだった。

 ほんのりと赤く染めた頬を指で撫でつつ、アスナは照れ臭そうにはにかんだ。

 手首に嵌めていたシュシュを外して長い髪を結い上げれば綺麗なうなじも顕になり、レアなポニテモードのアスナすら拝めた。

 

「ど……どう……? へ、へへ、変なところ……ない、よね?」

 

 指をもじもじと合わせながら男に聞いた。上目遣いの破壊力もさることながら、アスナほどの美女にそんなことを聞かれても答えは一つしかない。

 正直、そばにいられるだけで暴発しそうなほどなのだから。

 

「綺麗だよ、アスナ」

「……ぅ、……あ、ありがとう……」

 

 アスナは茹蛸みたいに顔を赤くして、もじもじと身を捩らせた。

 ところあり投げにビキニの裾を伸ばしてはヒップやバストを隠そうとしたり、髪を弄って甘い香りを放った。

 

「じ、実はこれ……自分で選んで買った……わけじゃなくて――かの……じゃなくて、友達に選んでもらった物なんだけど、似合ってるか、心配で……」

 

 どうやらこのビキニ、本人が選んだわけではなくアスナの知り合いがチョイスしたものらしいがその子はセンスがいい。

 

「アスナらしさがよく現れた可愛い水着だ。そのお友達、すごくセンスがある」

 

 “友達”を強調して褒めるとアスナはハッと笑顔になり、上機嫌になった。そんなに友達を褒められたのが嬉しかったのか。

 

「うん! ありがとう。――ならもうここで立ってるのも勿体無いわ。早速楽しみましょう!」

「……えっ? ちょっと、アスナちゃ――」

 

 堰を切ったようにアスナは動き出す。

 男優の手を引いて、ビーチを駆け出した。

 

「あははは、ほらほら早くー!」

 

 元気良く砂浜をかける姿はまるで無邪気な子供のようで。性の臭いなど微塵も感じさせなかった。それどころか男を知らない初心な少女と言っても通じるかもしれない。

 だがそのカラダ。

 成熟しきったカラダはそれを隠すことなど出来はしない。その身一つで大金を稼ぐほどのその肢体は、清楚を装うことなどもはやできないのだから。

 砂浜を踏み締めるたびに揺れる肉厚ヒップはたぷんたぷんと蠱惑的に男の視界で揺れ動き、理性をヤスリで削るかの如くすり減らしていく。

 既に連日にわたってその弾力と魅力を知り尽くしてる男だからこそ、オスとして耐えられる気力は加速的に減っていく。

 走るたびに揺れるのはヒップだけではない。背中越しに見える乳房も刺激的過ぎる。

 

「……うわっ! 冷たっ!?  よくもやったなぁ!」

「わわっ、きゃぁぁぁ!? 冷たいっ! もぉ〜、そっちこそー!」

 

 砂浜から浅瀬に踏み入ればそこでの体験もまた楽園だった。

 互いに水を掛け合うだけのじゃれあい。小さい時なら無心に楽しめ、大人になるにつれ忘れていった純粋さそのもの。

 だがアスナとならそれを取り戻せた、気がした――いや、やっぱり違うのかもしれない。

 単なる水遊びならこんなにも熱中しないだろう。これはきっと、スケベ心の延長戦だ。

 

 目の前に立つ少女が波を上げる度、さっきは背中越しだった乳揺れはダイレクトに拝むことができ、みじろぐ度に形を変える谷間と思わず溢れそうになりチラリする乳首に目を奪われ、意識がどんどん吸い込まれていくようだった。

 そしてアスナが打ち上げる水飛沫は太陽の光を浴びて宝石みたいに輝いて、彼女の周りを美しく飾る。さながら水の妖精(ウンディーネ)のようにアスナは艶やかな色気を纏い、どんな場所だろうが最高の美を見せつけてくれる。

 一体、彼女はどれだけ魅力を持っているのだろう。

 

「――あっ、カモメだ」

 

 不意にアスナが視線を海の向こうへとやった。

 水平線の向こう側。最終地点の島がある方角に向かってカモメの群れが飛んでいく。

 一直線に真っ直ぐと。自由を体現するような一才の迷いさえ感じさせぬその滑空に、アスナは目を奪われているようだ。真珠のように綺麗な瞳に光がまた宿って、何かに馳せていた想いと、重なったようにも見えた。

 

 まるでその一群に吸い寄せられるかのようにアスナはカモメの方へと歩き出した。彼女らしからぬ覚束ない足元にわずかながら不安を感じ始めた――その矢先、アスナがバランスを崩し、倒れた。

 

 考えるよりも早く男は飛び出して彼女の腕を掴んだ。

 彼の足もまた深みに嵌ってバランスを崩してしまう。どうやら2人揃って足を取られてしまったようだ。

 

 それでも大切なアスナだけは傷を負わせまいと男優はアスナの身体を咄嗟に抱きしめる――が、不意に腕を引き込まれくるくると視界が回った。

 

 

「――つーかまえた……」

 

 気づいた時には浅瀬に背中から倒れ、アスナが覆い被さられていた。

 否、組み伏せられたのだ。まんまと策にハメられて。

 

「……ねぇ、さっきから私の胸ばっかり見てたでしょ? それとお尻も」

 

 押し倒し上から見下ろしたまま、アスナはポニーテールを解き、縛りから亜麻色の髪を解放した。

 

「……女の子ってぇ。そういう視線に敏感で……実は男の子のために我慢してあげてるんだよ? 気づいてなかった?」

 

 ふぁさり、と髪が自然に垂れ落ちアスナの顔を隠した。

 横から見れば絹のカーテンのように他の視線を遮り、たった2人だけの世界を作り出す。

 

「ねぇ、どんな想像してたの? 私のおっぱいをぐちゃぐちゃになるまで揉みつぶすこと? それともお尻をめいっぱい叩いて揉んで、崩しちゃうこと?」

 

 アスナの身体がどんどん近づいて男の体と重なる。

 柔らかなおっぱいは胸板で潰れ、しなやかな足は男の太ももに絡みつく。

 

「……こんなに膨らむまでする妄想なんて、一つしかないわよね」

 

 海パン越しに肉棒へと指を這わせ、掌に包んで揉みしだく。海綿体がむくむくと脈動するのが伝わってくる。

 男がアスナを知った(つもり)のと同様に、アスナもまた男を知り尽くしている。

 数日も一緒にいれば、互いに何がしたいかなど目を見なくとも分かった。

 

「……少し、休憩しましょうか」

 

 

 

 

 青空の広がる砂浜から歩いて数分。

 ただでさえ貸し切りに等しい状態から一変、今度は逆に人気のなさが返って不気味なほどに静かな場所へと2人は移動した。

 周囲を岩壁に囲まれ、唯一の通りは木々の生い茂る狭い道。ここなら周囲を気にする事なく互いを求め合えるだろう。

 

「……っ、んんっ、うっ、ふぅっ……うっ、んむっ、ぬっ、むちゅ……」

 

 男優の背が岩壁とぶつかる。そして挟み込むようにアスナのカラダがさらに男を壁へと押し付ける。

 岩とアスナのサンドイッチ。だが岩の凸凹とした圧迫など気にならない程に正面の女は魅力的だった。

 

「はっ……はあっ……はむっ……んむっ……んっ、んぉっ、あっ……」

 

 閉じていた目を薄らと開ければ、一面に広がるのは一心不乱に唇を貪ってくるアスナ。

 目を閉じ、自分の世界に浸りつつも真正面の雄を喰らう口を緩める事はない。

 情欲の熱に惚けてもなお美しい顔を歪ませて、はしたなく唾液を端から溢しながらも男の唾を吸い上げる。

 頬を窪ませ、じゅるじゅると下品な音を立てて、むしろ音に欲情するように激しさを増し、昂りをぶつけてくる。

 カラダを岩に押し付けるのは乳肉で、ぱんぱんに膨らんだ白ビキニ越しの弾力を前にして、力は抜け下腹部にだけ熱が宿っていく。

 下半身もアスナの足が男の股の間に挟み込まれて動きを封じ、むちむちとした太ももが断続的に動いては海パンの中にしまわれた雄の象徴を狙い撃ちにしてくる。

 

「……っはぁ……あっ、そろそろ脱いじゃおうよ。火照っちゃって……もう我慢出来ない……」

 

 熱に浮かされた声でアスナはそう囁くと男の元にしゃがみ込み、一息に海パンを引き摺り落とした。

 有無を言わさぬ行動に驚いたが興奮に浮かされて麻痺しているのは男優も同じ、すぐさま足を抜きアスナを押し倒した。

 

「きゃっ!」

 

 悲鳴を上げ、砂の上に転がるアスナだったが、声とは裏腹にその表情は期待に蕩けていて、荒い手つきで乳房を揉み潰してくる男の手に自身の手を重ね、宥めるように触れ合わせた。

 荒ぶるケモノみたいに欲に脳を犯されていた男優の動きが止まる。

 

「……もう、そんなにがっつかなくても……私は逃げないから……」

 

 言い聞かせるような優しいその声色に、男優の理性が次第に落ち着きを見せていく。

 アスナは空いているもう片方の手を背に回し、器用にビキニの糸を解いた。頼りなく見えた紐でもどうやらしっかり仕事は果たしていたようで、動きを制限されていた豊満な乳房がまろび出て跳ねる。

 縛りから解き放たれた大人のふくらみは彼女の息遣いに合わせて蠢き、微かに揺れる。

 三角形の白い布地を剥けばアダルトな双丘の天辺に聳える桃色の乳首が覗いた。成熟した大人びた双球とは対照的に未だ少女らしい色味が彼女の乳輪には残っていた。

 促されるままに直に乳房を掴めば若い女性らしいハリを掌全体に感じた。

 数日に渡って散々揉み潰し撫で回してきたがそれに飽きることなどあり得ない。むしろ触れれば触れるほどにその雄に従うかの如く質感を変えてくるそれに魅了されるばかりだ。

 

「……っ、うぅん、うっ……激しいよぉ……もっと優しく……ね」

 

 アスナはくすぐったそうに顔を綻ばせると今度は指を男優の手に絡ませてゆっくりと円を描くように胸を揉ませた。

 優しく揉み解すように。さながらマッサージのような優しい手つきに次第にアスナの表情も穏やかになっていく。

 やがては冷静さを取り戻した男優もアスナの意思を汲み、丁寧な手つきで乳肉を愛撫し始めた。

 

「……うん、その調子……すっごくいい……」

 

 添えていた手を離し、アスナは男優の後頭部へと腕を伸ばした。そして自身の方へと優しく抱き寄せると、ノーブラでもしっかりと息づく深い谷間へと誘った。

 さながら赤子を抱く母親のような仕草で後ろ髪をそっと撫で、しっとりとした囁き声で魅了した。

 

 雲ひとつない清々しい青空の麓。

 岩壁がかぶさりあって出来たさながら天然の天窓の真下でまぐわい合うアスナと男優。

 砂の上に横になり互いに向かい合って絡み合う。

 

「……んぅ、んんっ、んあっ、あっ、……あんっ、あぁ……ああぁ……、あっ、あんっ、……あっ、ひうっ……ううっ、うっ、ううんっ……うあっ」

 

 ちゅぱちゅぱと音を立て吸われるアスナの乳首。愛らしくも興奮により固く尖り切ったそれはキャンディのように男の口内に吸い込まれ、舌先で転がされていく。

 もう片方も例外ではなく、フリーになった男優の手によって乳首は摘まれて乳房は掴まれ愛撫が続いていた。

 そしてアスナ最後の砦を守護する純白のパンツはそのしなやかな太ももと共に男優の愚息を挟み、素股の道具とされていた。

 巧みなスキルを持つ男優だから可能な同時愛撫。

 だがその主導権はアスナにあった。

 

「……っ、うん。上手上手……とっても上手いよ……あんっ!」

 

 男の頭を撫でるのはそのままに身体を抱き寄せてる方の腕を巧みに動かし男優の全身への滑らせて、マッサージさながらの手つきで男の体を揉みほぐす。

 今も自分がされている乳房を揉むようにアスナは男優の全身を揉み回し疲労で凝り固まって肉を解していった。

 

「……すごくお疲れだね……私が癒してあげる」

 

 アスナは男優を仰向けに転がすとその上に馬乗りになった。

 そして耳元でそっと囁くと舌を伸ばし、耳の穴を舐め始めた。マッサージの手つきはそのままに、じゅぽじゅぽとふしだらな音を敢えて立てながら男を癒すべく舌を踊らせる。

 次第に全身から力が抜け、脱力感に包まれた男優の身体を抱きしめながらアスナは愛撫を続けた。

 

「今回は私に任せて。あなたはただ、身を任せるだけでいいから」

 

 男優の疲労が蓄積している事に気づいていたアスナはマイクに収録されないほどの音量で密かに伝えた。

 アスナが男優の異変に確信を持ったのはつい先程だった。

 巧みに女を誘って楽しませてくれる彼らしくもない強引な押し倒し。誘ったのは自分だがあれは単調でつまらない攻めだったから。

 だけどそれが彼のやりたい事ならそのままに任せても悪くないと思っていた。

 だが、呼吸の乱れた様子を見るにこれ以上は限界だった。

 

 するするとパンツをおろして完全な全裸となる。

 

「この旅行……私もだけど、貴方にも楽しんでほしいから」

 

 四股を踏むみたいにガニ股になりながら、アスナは笑顔を向けた。

 男優を見下ろすその姿はまるで天使のようで、疲れた肉体の力が自然と下半身へと集中し、それを吸い取ろうと脈動した。

 アスナの腰がゆっくりと下降する。

 

「あっ……あんっ……ああっ……あん……んんぅ、んっ……」

 

 ずぷずぷとアスナのナカに飲み込まれていく自身のモノを見つめながら、男優は最奥へ到着するのをいまかいまかと心躍らせる。スローになった世界。肉竿をアスナが溜め込んでいた淫蜜がとろりと滴るのがはっきりわかった。

 最奥に達し、自身の下腹部とアスナの尻が触れ合う瞬間、大きな嬌声が響いた。

 

「はぁぁぁぁぁんんんんん!!! んあっ! アアッ!!!」

 

 背を逸らせ天を仰ぎアスナは甘い叫びを上げた。

 男優を焦らしていたつもりが、自分の方もどうやら焦らされていたようで。挿入した瞬間、とてつもない悦びに全身が歓喜の声を上げるのを感じた。

 開いたままになった口の端から涎が滴り男優の身体に落ちる。挿れたままでお預けを食らっているような状態で、待っていられる時間も限界があった。

 急かすように下から突き上げてやれば、放心していたアスナも気づいたようで。ニンマリといたずらな笑みを浮かべたと思ったら、腰が持ち上がり動き始めた。

 

「はっ、はぁっ、あっ! アアッ! アアァ……! あんっ、あっ、はんっ、はぅ……! うっ、アアァァァァァァン!!!」

 

 激しい全身のグラインドに男優の身体も震える。

 美しい亜麻色の髪が鮮やかに舞い踊り、飛び散る汗の滴が宝石のように彼女の裸身を彩り、さながら天使のように飾り立てた。

 ぱんぱんと音を立てて尻たぶが弾ける。それに合わせるように豊富な乳房も揺れ惑い男の理性を再び削っていく。

 吸い寄せられるように伸びてきた男優の手をアスナの手が掴んだ。そのまま勢いに任せてピストン運動を継続し、淫らなダンスを魅せつけた。

 

「はぁっ、はっ、あっ、はうっ、うっ、うあっ、おんっ、あっ、あんっ、ああっ、あん……ううっ!」

 

 我慢できないのかアスナの喘ぎも激しさを増していく。ここが屋外であることなど忘れてしまったのかと思うほどに大きな声で叫び、矯声を轟かせる。

 男優は身を起こして対面座位の体勢に変わるとアスナのカラダを抱きしめた。男の鍛え上げられた胸板とアスナのGカップ乳房が押し潰しあい形を変える。

 男優の抱擁に返すかの如くアスナの手が男の背に回る。それどころか足までもが回って逃すまいと絡みついた。

 

「はむっ……むふっ……ふぅっ……うっ、むふぅ……ううっ、うはぁ……!」

 

 舌を激しく絡ませるキスと共に2人の情事もピークへと突き進んでいく。

 

「……はぁっ、あっ、あんっ、ああっ、あっ……イ、あっ、イッ……イクッ……ううっ……!」

 

 耐えきれずついにアスナは絶頂の兆しを口走る。全身が痙攣するようにびくびくと震え、肉棒を締め付ける膣肉が不規則に蠢く。

 それをうけて男優の快感も一気に高まって絶頂へと向かっていく。

 

「はぁっ! はぁぁぁ! あぁっ! あんっ! アァァァァァ!!!」

 

 アスナは一心不乱に腰を振り絶頂の階段を駆け上っていく。

 耳鳴りがして視界の中で火花がパチパチと散って定まらなくなる。

 明滅を繰り返す世界がやがて真っ白に染まって静かになって、アスナは男優を強く抱きしめて達した。

 

「アアッ! イクッ、イク、イクゥゥゥゥゥ〜〜〜〜〜!!!!! アアァァァァァァァァ

〜〜〜!!!!!」

 

 雌の激しく絶叫と共に男優も射精した。

 どぴゅ、どびゅっ、と白濁液がアスナの子宮口を打つ。その度にアスナは肩を震わせて何度も高みへと昇り詰めていった。

 

 

 

 

 岩と木々が作り出す天然の天窓から覗く空。直に夜の訪れを感じさせる雲の流れを2人は眺めている。

 性行の匂いを感じさせる男女の吐息と波の音が重なって響く砂浜で、アスナと男優は横並びで寝ていた。

 互いに一糸纏わぬ生まれたままで潮風を浴びつつ火照ったカラダを冷ましている。

 あれから何度も交わったかなど覚えてはいない。男を休めるつもりが結局ハメを外してしまい彼を貪ってしまった。

 正常位、騎乗位、背面座位、立ちバック、駅弁。ロールスロイスをやったところで意識が一度途切れ、気がつけばこうやって男優の胸に頭を預けていた。

 

「満足したかい?」

「……うん、とっても」

 

 男優がそう聞くとアスナは素直に答えた。

 そっと優しく撫でてくれる彼の手のひらの温もりを感じながら、身長差ゆえに見上げなくてはならない顔を見つめた。

 

「ごめんなさい、結局私だけが楽しんじゃって……あなたを癒そうと思ったのに……」

「気にすることはないさ。ちょっと眠かっただけでアスナちゃんのおっぱい枕で寝かせてもらったからもう回復したよ」

 

 アスナは悲しそうな表情を浮かべながら男優に頭を下げた。しかし彼はそんなこと気にしてないといった様子で。

 

「でも……それだとあなたが……」

「これはアスナちゃんを楽しませる為の旅行でしょ? アスナちゃんが楽しかったのなら、それでいいよ」

 

 男優はアスナの頬を撫でながら優しく笑った。

 

「アスナちゃんは周りに気を使いすぎだよ。もっと自分のことを優先していいんだよ。その方がこっちも楽しいから」

「……うん、ありがとう」

 

 その言葉に、なんだか救われた気がした。

 

 自然にアスナと男優の唇が重なって影もまた一つになる。オレンジ色の空の色に包まれるように、塗られるように、2人もまた、夕焼けに染められた。

 




温泉旅行でも温泉だけ行くルールはないですからね(ごめんなさい、書いてた元データ吹き飛んでまた一から書いたお話になります)
次回からはまた新たな場所でのお話になり、温泉旅行編はあと2話くらいで完結となります


読んでいただきありがとうございます。
よろしければ感想や評価、ここすきなどありましたらお願い致します。作者の創作の励みとなります


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
一言
0文字 ~500文字
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。