織斑千冬の弟に転生したからIS世界を徘徊する! (如月 霊)
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設定(仮)

後々設定に書かれてない展開もあるからね~♪


名前:織斑 玲(おりむら れい)

年齢:15歳

身長:165.5cm

体重:49.6kg

容姿:【艦隊これくしょん】の【レーベ】を容姿そのままで男になった感じ

 

転生特典

IS適性S

ISを一から作れる知識と作るための設備と技術

ガンダムシリーズ全ての知識

キラヤマト並みのスーパーコーディネーターの頭脳

無限の資材と資金

能力を創り出す能力

身体能力と反応速度を最大限まで上げる

戦艦一隻[ドミニオン]

ヴェーダを存在させる

ヴェーダの使用権限

 

 

(今のところの)説明

 

この作品の主人公

神様が主人公の命の書類を仕事のストレスの八つ当たりで破り捨てて殺してしまったため、罪滅ぼしとして転生特典を貰ってインフィニットストラトスの世界に転生させられた。

主人公は前世からアニメオタクで特に機動戦士ガンダムシリーズが好きであったがインフィニットストラトスの世界に機動戦士ガンダムシリーズが無いことが分かると白い灰のようになってしまっていた。それから力は織斑千冬と同等かそれ以上で頭脳は篠ノ之束以上になっている。玲の立場は一夏の立場になっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

専用機

機体名:レリエルガンダム

世代:第五世代

操縦者:織斑玲

武装:頭部バルカン砲×4

ビームライフル×2

ビームシールド×2

ビームサーベル×2

ストライクビルドブースター

ドラグーン×8

スタービームキャノン×2

装甲:対ビーム防御・反射システム「ヤタノカガミ」

ヴァリアブルフェイズシフト装甲(VPS装甲)

動力:GNドライブ

核融合炉

特殊機能:ディスチャージシステム

光の翼

ツインドライブシステム

マルチロックオンシステム

 

単一仕様能力:トランザム

内容:高濃度の圧縮粒子を全面開放する事により、機体スペックを3倍にまで上げる事ができる。システム起動時にはGN粒子が赤くなり、それに伴って機体自身も赤く発光するようになる。

機体解説

 

この機体は玲が初任務の時に壊した[ビルドストライクガンダム]の機体データから作られた機体。所々に機体の面影は残されており、機体のISコアは[ビルドストライクガンダム]のコアと白騎士のコアが使われている。そして[ビルドストライクガンダム]では出来なかったバックパックの量子化が可能であり拡張領域には空きが沢山ある。機体の名前はユダヤ・キリスト教伝承の「夜」を司る天使レリエルからとられた。

 

 

 

機体外観

機体の外観はスタータビルドストライクガンダムの腕の横にストライクフリーダムガンダムのビームシールドを付けた感じ。機体の動力はGNドライブと核融合炉のハイブリットでGNドライブはストライクビルドブースターのGNドライブを同調させるツインドライブシステムを使っている。カラーは胸の所の青色の所と腕のビームシールドの赤色の所をを白色にして肩の赤色ところを黄色にしてそれ以外は色を同じになっている。要するに白色を中心にしてある。

 

 

バックパック

ビルドブースターの翼の部分をストライクフリーダムガンダムの翼に、ビームキャノンはユニバースブースターのビームキャノンに変更してあり、バックパックのコックピット部はユニバースブースターのコックピットになっている。また、機体と同じでVPS装甲とヤタノカガミが装甲に使われており、動力ようにGNドライブが一つ搭載されている。また機体のGNドライブに連結、同調させる事ができる。カラーは白色中心になっている。

 

 

 



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プロローグ

霊石御子は戸惑いを隠せないようすでいた。御子は家で寝て起きたら何故か何もない空間にぽつりと一人でいた。そこで御子は、Zガンダムのカミーユの精神崩壊の真似をしだした。

 

「…あ、大きな星がついたり消えたりしている…。」

 

「あっはは。大きい!彗星かなぁ?いや、違う。違うな。彗星はもっと…バァーッて動くもんな。」

 

「暑っ苦しいなぁ…ここ。出られないのかな?おーい、出して下さいよ。ねえ!」

 

「か、艦長…。ブライト艦長。カミーユが……。カミーユ・ビダンが…。聞こえますか?アーガマ。」

 

カミーユの精神崩壊の真似をしていると後ろからファ・ユイリィの台詞が聞こえた。そして振り向くと一人の女性が現れると何故か誤り出した。

 

「よく知ってましたね…ところであなたは?」

 

「私は女神アテナです。それで…その、すいませんでした‼あなたの命の書類を間違って破り捨てちゃいました。お詫びとして特典付けて好きな世界に転生させますから許してください!」

 

「なにしてんですか‼」

 

「……嘆いても無駄ですね、わかりました。転生します」

 

怒り狂いそうになったが御子は、冷静に状況を整理し、転生することを選んだ。

 

「あ、ありがとうございます。それで転生先と特典選んでくださいね。」

 

「それじゃあ、転生先はインフィニットストラトスの世界で」

 

「了解です。じゃあ、特典選んでくださいね。あ、特典はいくつでもいいんで」

 

「それじゃあ……ん?今いくつでもいいって言いました?」

 

「はい!私一様最高神してますから」

 

「さ、左様ですか。じゃあ特典をリストアップするんで紙とペン下さい」

 

転生を決めた御子はアテナから紙とペンを貰い、特典を書き出した。決まった特典は

 

 

IS適性S

ISを一から作れる知識と作るための設備と技術

ガンダムシリーズ全ての知識

キラヤマト並みのスーパーコーディネーターの頭脳

無限の資材と資金

能力を創り出す能力

身体能力と反応速度を最大限まで上げる

戦艦一隻

ヴェーダを存在させる

ヴェーダの使用権限

 

の12個だった。それをアテナに渡すとアテナはどこからかコロニーレーザーを出して御子に向かって発射した。

 

「了解!それじゃあ転生逝きますよ~」

 

「そのコロニーレーザーは何かな?それと字が違わなかった⁉」(汗

 

「気のせいですよ!さぁ!逝ってらっしゃい!」

 

「だから字が違が~~う!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてコロニーレーザーが御子に命中すると塵一つ残さずに消えて転生が完了した。

 

アテナside

 

いやぁ~焦りましたよ。ストレスで八つ当たりで破り捨て死んだなんて言ったらやばかったですね~

 

「んじゃあ!仕事に取りかかりますか!」

 

そう言うとアテナは仕事をし始めた。




自分的にガンダムシリーズの戦艦はドミニオンとミネルバが好きです。


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第一話

転生してから驚いたのは自分が織斑千冬の弟で織斑玲とゆう名前になっていたことだった。そして玲は織斑一夏の立ち位置になっていたことだった。玲の記憶が戻ったのは小学2年生になり篠ノ之神社に織斑千冬とやって来て千冬がいなくなった時だった。記憶が戻ると空から一枚の手紙と小さな箱が落ちてきた。

 

≪ハロハロ~アテナだよ♪御子…じゃなかった玲君の特典だけどね戦艦は機動戦士ガンダムSEEDに出てくる強襲機動特装艦[ドミニオン]が選ばれたからね。ドミニオンは南極大陸の氷の下に基地があってそこにあるからね♪

あとヴェーダはドミニオンの中に存在させてあるから接続は接続開始って思えば出来るから。

それから行くときは一緒に落ちてきた箱の中のバッチが転移装置になってるからね♪≫

 

その手紙を読み終わると玲は箱を開けて中のバッチを手に取った。

 

「へぇ~SEEDのフェイス隊バッチですか、かっこいいじゃん」

 

そこに千冬がやって来た為、玲は急いでバッチと手紙をポケットに入れた。

 

「玲!紹介したい奴がいるから来てくれ」

 

「う、うん、わかった」

 

すると千冬に連れられ玲は篠ノ之束のラボに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラボに着着いてすぐに篠ノ之束が千冬に跳びかかって来た。

 

「ちぃぃぃぃぃちゃゃゃゃぁぁぁぁぁぁん!」

 

「騒々しい!」

 

「ガザC!」

 

そして千冬に跳びかかろうとした束は千冬に鉄拳をお見舞いされ、ガンダムシリーズのネオジオンの機体名を叫び地面に叩きつけられた。そして束はそれにもめげずに立ち上がると玲を見た。

 

「たっく、なにをしてるんだお前は!」

 

「アハハ…ちーちゃんそれよりこの子誰?」

 

「ああ!私の弟の玲だ!玲、こいつは篠ノ之束だ。ごあいさつは?」

 

玲は千冬に自己紹介を促された。

 

「はじめまして、束お姉ちゃん!僕の名前は織斑玲だよ!」

 

「か、可愛い!よし!君はれーくんだね!」

 

人嫌いな束からあだ名を勝ち取れたのは大きな進歩だった。それから玲は千冬との勝負に勝ち、篠ノ之道場に通う事になり篠ノ之束の妹篠ノ之箒と知り合いになった。篠ノ之道場に行くといつも束に女装をさせられるようになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜

 

玲は夜になると転移装置を使って基地に来ていた。

 

ドミニオンの動力はGNドライブ二基と核融合炉のハイブリットでミラージュコロイドが装備されており、弾薬も艦内で作れてMSも搭載されている事がドミニオンのデータを見ていて解った。それから玲はヴェーダを使いイノベイトを作り出して訓練に訓練を重ねて行った。それと平行で玲は自分専用のIS舞風を作りつつ、白騎士事件の時の為にシールド発生装置を作り事件が起こる所の近くに設置し始めた。




次は白騎士事件を入れる予定だよ!


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第二話

記憶が戻ってから2年後のある日、玲が基地の発令所にいると急に緊急のアラームがなり響いた。緊急アラームを聞くと玲はすぐに指揮を取り出した

 

「何事だ!」

 

「ミサイルが日本国会議事堂に向かっています!数3200!」

 

「あ、ミサイルに接近する機体を確認!メインモニターに出します」

 

そう言ってメインモニターに出された機体は白騎士だった。それを確認すると玲は再び指揮を取る。

 

「正体不明機を白騎士と呼称。白騎士がミサイルを落としてくれる!こっちは民家に被害を出さないようにするぞ!」

 

「ビームシールド発生装置全機展開!」

 

するとビームシールドが町の上に展開された。しばらくして白騎士が見逃したミサイルがビームシールドの一部に当たり10000あるエネルギーの内の200が減った。

その後何とか守りきりミサイル全てが落とされた。そして白騎士が撤退したのを確認すると玲はビームシールド発生装置を破壊させた。

 

「ビームシールド展開終了。全機エネルギー転換、自爆させて」

 

「ビームシールド展開終了、全機エネルギー転換……全機消滅を確認」

 

その出来事が終わるとISが発表された。ISは最強の兵器という認識になったが一つだけ欠点があった。それは女性しか使えないということ。その事によって女尊男卑の世の中になっていき。この事件は白騎士事件と呼ばれるようになった。白騎士事件から数ヵ月後に篠ノ之束はISコアを467個作ってく姿を消した。その事により重要人物保護プログラムにより篠ノ之箒は別の学校に転校して行った。その後に来た凰鈴音を助けた事で惚れられる等して時間が流れ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二回モンド・グロソ

 

ISの国際大会モンド・グロソの会場から少し離れた所の廃工場に織斑玲は姉、織斑千冬の大会辞退を目的に誘拐されていた。

 

「嬢ちゃん?悪いな、こっちも目的があるんでね」

 

「僕は男です!」

 

「まぁ、いい日本政府にも伝えてあるからな」

 

今の状況は玲が椅子に縛られていて誘拐犯が三人いると言うものだ。そして玲は誘拐犯から逃げる用意を始めた。

 

(やっぱ小説とは違うな~さてと!やり返しますか!)

 

「ねぇねぇ、誘拐犯さん?ISに一回でいいからさわらせてくれない?」

 

「あァ!だめだ!」

 

「ヒィ!」

 

「いや、別にいい。どうせ男は使えないからな、どのみち殺るんだから聞いてやれ」

 

誘拐犯の一人が否定したがもう一人の中心格の誘拐犯がさわらせるように言って近くに置いてあった打鉄に玲はさわることが出来た。すると光だして光が消えると打鉄を装備した玲がいた。

 

「いやぁ~ありがとね♪誘拐犯さん♪」

 

「う、撃て!」

 

その合図と共に誘拐犯達は銃を撃ちまくってきた。当然の如くISには効くはずもなく玲は冷静に近くにあった縄を使って誘拐犯達を縛り上げると転移装置を使ってモンドグロソの大会の千冬の元に向かった。転移すると千冬が準決勝が終わって部屋に入ってきた時だった。

 

「誰だ!……玲?」

 

「千冬姉さん、実はさっきまで誘拐されてた」

 

「何?誘拐犯されていただと!その誘拐犯はどこにいる!叩きのめしてやる!」

 

さっきまで誘拐されていた事を伝えると千冬は怒りを浮かべていた。それから千冬は見事モンド・グロソ二連覇を達成しブリュンヒルデの称号をてに入れた。それから千冬は日本代表を引退し1年間ドイツ軍で教官をすることになり玲も千冬についていく決めた。




次はシュバルツァ・ハーゼが出てくるぜ


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第三話

シュバルツァ・ハーゼ基地

 

「今日から隊にお世話になります!織斑玲一等兵です!よろしくお願いします!」

 

「今日より一年間貴様らの教官を勤めることになった!織斑千冬だ!いいか貴様ら!私の言うことにはYESとはいのどちらかで答えろ!NOやいいえは禁止だ!解ったな?」

 

「「「「「「「イエッサー」」」」」」」

 

シュバルツァ・ハーゼの基地に教官として着任した千冬が自己紹介をするとシュバルツァ・ハーゼ隊隊員は勢いよく返事をした。そして自己紹介が終わると千冬のキチキチ訓練が始まった。

 

「諸君!これより訓練に入る!まずは基地の外周50周!」

 

 

 

 

 

 

 

さらにキチキチ訓練が続くよ!

 

 

 

 

 

千冬のキチキチ訓練が終わって残っていたのは玲一等兵とラウラボーデヴィッヒ少尉のみだった。

 

 

それからしばらくして夕食の時間になった。玲は隊に着任するのにつき食堂の料理番も請け負うことになっていた。

 

「夕食ですよ~」

 

玲が作った料理は隊員に好評だった。

 

「美味しいよ!玲一等兵!」

 

「さすがだな!玲一等兵!」

 

そして玲は隊員の心を掴んだのだった。そしてシュバルツァ・ハーゼ隊副隊長クラリッサハルフォース少尉にある質問をした。

 

「クラリッサ少尉」

 

「なんですか?玲一等兵」

 

「今日の訓練を僕以外に耐えきっていた人ってどこにいますか?」

 

「ああ、ラウラ少尉か…少尉なら自室にいると思う」

 

「有難うございます」

 

クラリッサからラウラの居場所を聞き出した玲は夕食を持ってラウラのところに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラウラの部屋

 

「少尉、玲一等兵です。入ります」

 

玲は部屋の戸を叩き玲はラウラの部屋に入っていった。

 

「何の用だ」

 

「中尉に夕食を持ってきました」

 

「そこにでも置いて置いてくれ」

 

夕食を近くにあった机に置くと玲はラウラに話しかけた。

 

「なんで少尉は隊の皆さんと一緒に食べないんですか?」

 

「隊の皆とは折り合いが悪いんだよ。私は出来損ないだからな」

 

「な、なぜそんなことを言うんですか?」

 

ラウラから返ってきた答えを玲は聞き返した。するとラウラは左目の眼帯を外した。するとラウラの左目は金色に光輝いていた。

 

「私の目はヴォーダン・オージェの不適合で他の隊員とは違って金色になってしまって出来損ないの烙印を押されたからだ」

 

ラウラから理由を聞いた玲はラウラを抱き締めて口を開いた。

 

「なぜそんな事を言っているんですか!」

 

「れ、玲一等兵⁉」

 

「少尉は少尉しかいないです!」

 

そして玲は叫ぶと ハッ! としてラウラを離した。

 

「す、すいません」

 

「あ、ああ」

 

「とにかくそんなくらい考えは止めてくださいね。あと自分は玲でいいですから」

 

そう言うと玲はラウラの部屋から食堂に向かった。




続くZE♪


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第四話

ラウラの一件から数ヵ月後のある日

 

玲はシュバルツァ・ハーゼ隊で初めて任務に参加することになっていた。任務はテロリストの鎮圧だ。その際の玲の配置は自分の現上司のラウラが最前線に対し玲は後方での通信係だった。

ラウラ達がテロリストの基地に突入してから数分後一つの通信が入った。

 

『こちらアルファ1!て、テロリストはISを3機も保有している!このままでは突破される!至急援軍を!う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!……』

 

するとアルファ1からの通信はアルファ1の叫び声と共に切れた。通信が切れると玲はシュバルツァ・ハーゼ後方通信係班長カーラ・ファルラ兵曹長に自分の出撃許可を願い出た。

 

「ファルラ兵曹長、自分に出撃許可を下さい!」

 

「その根拠は何ですか。あなたが行ったら戦況が変わるとでも?」

 

「ファルラ兵曹長、変わるんじゃなくて自分が変えに行くだけです」

 

「いいでしょう、許可します」

 

「ありがとうございます!ファルラ兵曹長!」

 

ファルラ兵曹長は玲に出撃許可を出した。すると玲は走って通信車から出て行った。玲が出ていってから他の隊員達がファルラ兵曹長に詰め寄ってきた。

 

「ファルラ兵曹長!なぜ玲一等兵に出撃許可を出したのですか!犬死にさせるようなものですよ!」

 

「私は白騎士事件の後に起こったドイツとイギリスの戦いで活躍したテイル・ハルバー准将と同じ部隊にいたんだよ。ハルバー准将は隊が絶対絶命の事態になったとき隊長をしていた私にさっきの玲一等兵と全く同じ事を言ってきたのよ。その時のハルバー准将と同じ目を彼がしていたからよ」

 

「だからって…」

 

「彼は帰ってくるわ信じなさい」

 

そうファルラ兵曹長が言うとさっきまでファルラ兵曹長に詰め寄っていた隊員達も玲を信じる事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

通信車から出て行ってすぐに玲は転移装置を使ってドミニオンの格納庫に跳んでいた。転移した玲の前には一機のISが鎮座していた。そのIS名は[ビルドストライクガンダム]機体の中に《攻撃》の名を持つ機体だ。そして玲は機体に乗り込むと転移装置を起動させる準備に入った。そして基地内に緊急の警報を鳴らして通信を開く。

 

「ビルドストライクガンダムを発進させる!基地職員総員持ち場につけ!」

 

「艦長、バックパックはどうするんですか」

 

すると横から声をかけられた。整備班の班長ヴィーノ・デュプレだ。

 

「ビルドストライクガンダムのバックパックはビルドブースターを装備して出る。壊れてしまうかも知れないからユニバースブースターの転送準備も忘れないでくれ」

 

「イエス・ユア・ハイネス!」

 

玲が答えるとヴィーノは敬礼をして走っていき装備を始めた。そして玲は機体ごと敵の基地内に転移した。




基地職員とは玲がヴェーダを使って作り出したイノベイトです。


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第五話 玲の初陣!

ハロハロ~♪
月星夜風だよ♪
今回は玲の初陣になるねぇ~


テロリスト基地内

 

テロリスト基地の中では未だにラウラが戦っていた。その他の隊員は全員倒されていた。そしてラウラは隊員が全員倒されていることをわかっているが通信で倒されていない隊員を探していた。

 

「くそっ!他の隊員はやられたのか!誰か残っているものがいたら返事をしろ!」

 

「ぐわっ!」

 

ラウラは通信に気をとられテロリストの一人の攻撃を受けて倒れてしまった。その攻撃でラウラの残り少なかったシールドエネルギーが動く事さえままならない程にまで減っていた。

 

「死ねぇぇぇぇ~!」

 

そして倒れたラウラに打鉄を装備したテロリストの一人がラウラに攻撃を仕掛けようと刀を振り下ろされた。しかしその攻撃はラウラには届かずに止められていた。一機のIS[ビルドストライクガンダム]に。

 

「少尉を倒させるわけにはいけませんよ~?」

 

「なっ!玲!なぜここにいる!」

 

「上官のピンチに部下が助けに来ただけですよ」

 

「さてと、倒させてもらおうか?テロリストさん達?」

ラウラは玲に怒鳴り込んだ。それに玲は答えるとテロリストに向かって行き、ビームサーベルでテロリストを切り伏せようと攻撃を加える。

 

「くそっ!何なんだこいつはっ!」

 

テロリストは大声を上げて叫んだ。玲はそれに対して内心考えをよぎらせていた。

 

(相手は第二世代機なのに第三世代機のビルドストライクガンダムと互角に戦えるなんて…いい腕だな)

 

その刹那後ろに敵機の反応が二つ出た。ラウラに攻撃をしようというのだ。後方のテロリストは刀を装備してラウラ目掛けて突撃している。

 

「後ろから反応!?これじゃ行けない」

 

そう言うと玲は基地に通信を入れる。

 

「ヴィーノ!聞こえるな!ビルドブースターを切り離したらすぐにユニバースブースターを転送しろ!」

 

『か、艦長。…わかりました』

 

そう言うと玲は通信を切るとビルドブースターを切り離した。するとユニバースブースターが転送されてきた。

 

(でかしたぞヴィーノ!)

 

「行け!ビルドブースター!ユニバースブースター!」

 

玲がそう叫ぶと二機は後方のテロリストに体当たりをかけて自爆した。

 

「なっ、何だ!」

 

「うっ、うわ~‼」

 

すると油断していた後方のテロリストのISのシールドエネルギーが二機の自爆によって無くなりISが解除されるとテロリスト二人は地面に叩きつけられ気絶した。するとその方向を向いた一瞬の隙に玲が戦っているテロリストがイグニッションブーストをして玲のビルドストライクガンダムに体当たりをかけて柱に激突し、煙が立ち上った。



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第六話 玲の初勝利

やあ(*´∀`)ノ
月星夜風だよ♪


それじゃあ!行くよー!


煙の中から先に脱したのはテロリストの方だった。そしてテロリストはラウラに視点を移しとスラスターを吹かすとラウラに向かって突撃して行った。突撃をしていきラウラのシュバルツェア・レーゲンまであと2mと迫るとテロリストは煙の中から出現したボロボロのビルドストライクガンダムに取り付かれた。そしてラウラから離されていく。

 

「ぐわっ!」

 

そしてラウラから離れるとビルドストライクガンダムは光だし、爆散した。するとこのテロリストも機体のシールドエネルギーがビルドストライクガンダムの自爆によって全て無くなり地面に叩きつけられ気絶してしまった。それを見たラウラは声が出なかった。しばらくして横からテロリストを縛り上げた玲がラウラに話しかけた。

 

「少尉?どうしました」

 

「玲一等兵!よく、よく生きていた!」

 

「ちょ、少尉」

 

玲が話しかけるとラウラは喜びのあまり玲に抱き着いた。そしてラウラはすぐに ハッ として玲を離した。

 

「す、すまない。それよりもどうやって脱出したんだ!」

 

そしてラウラは謝ると玲に問いただした。

 

「あの機体、遠隔操作できるから煙に紛れて出ましたよ。それよりもさっさと出ますよ?テロリストどもは捕まえましたし」

 

「あ、ああ。わかった」

 

そういうとラウラはISを解除してテロリストの基地の外に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テロリストの基地の外

 

テロリストの基地の外に出ると隊員達が駆け寄ってきて玲とラウラに抱き着いた。

 

「少尉~!玲一等兵~!」

 

それからしばらくして玲とラウラは開放された。後でわかった事だが玲が捕まえたテロリストは国際手配されるほどの者だったらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テロリストの一件の数日後

 

司令室に呼び出しを食らっていた副隊長のクラリッサ以外の隊員達は千冬の訓練に励んでいた。そして休憩時間になるとがおぼつかない状態でフラフラのクラリッサがやって来た。そしてクラリッサが倒れかけた所を隊員達が支えた。

 

「副隊長、何があったんですか?」

 

すると一人の隊員がクラリッサに何があったかを聞いた。そしてその答えに隊員達はあっけない言葉しか出なかった。

 

「…専用機を…隊員全員に支給するって……」

 

「は?」

 

「隊員全員……二階級特進で」

 

「は?」

 

「玲一等兵は……少佐でシュバルツァ・ハーゼの隊長に着任って…」

 

そう言うとクラリッサはポケットから辞令書を出した。

 

「「「「「「はい~!?」」」」」」

 

これには玲を含む全員が叫んだ。すると一人の隊員が声を出した。

 

「けど玲少佐ならいいかも」

 

それを聞いた他の隊員も口々に言い出した。

 

「国際手配者相手に戦って勝ったんだからな」

 

「確かに」

 

「確かに」

 

「わ、わかりました。隊長の件受けます。よろしくお願いします」

 

それを玲は受けるとはっきり言った。それに対してシュバルツァ・ハーゼ隊の隊員達は口を揃えて挨拶をする。

 

「「「「「「よろしくお願いしますよ、隊長」」」」」」

 

そして挨拶が終わると千冬が入ってきた。千冬は入るとすぐに何があったかを聞いた。

 

「何かあったのか?」

 

「あ、織斑教官。実は隊員達全員が二階級特進させられて専用機持ちになったあげく僕が少佐で隊長になったんですよ」

 

「そうか、それじゃあ、訓練を……今何て言った?」

 

訓練開始だ!と言おうとして千冬はふと思って聞き返した。

 

「だから隊員全員が二階級特進で専用機持ちになって僕がシュバルツァ・ハーゼの隊長になったんです」

 

玲はそれに素直に答えると千冬は驚きの顔をした。そしてしばらくして千冬は自身を落ち着かせた。

 

「玲、がんばれよ。さてと!訓練再開だ!」

 

千冬がそう言うと玲達は訓練を再開しだした。




次はIS学園編突入かな~


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本編
第七話 玲の試験 その1


ハロ~月星夜風だよ♪

んじゃあ!いきましょうか!


玲がシュバルツァ・ハーゼの隊長になってから3年が経過した。その間に玲の階級は‘’大佐”となっていた。そしてある日の夕方、隊のみんなと夕飯をしているとテレビに見覚えのある人が現れた。

 

『ハロハロ~♪みんなのアイドル~束さんだよ~♪』

 

『今日は皆にお知らせがあるんだ~♪IS男性操縦者を見つけたんだよ!その子の名前は織斑玲君、ブリュンヒルデの弟で今はある軍の部隊にいるんだよ~。私の知り合いだから手を出したら許さないからね?それじゃあね~♪バイバ~イ!』

 

そしてテレビは切れてしまった。その後しばらく皆が沈黙していた。その中で玲の携帯が鳴った。着信の主は千冬だった。

 

『玲か?』

 

「うん。千冬姉さん」

 

『突然だがお前には身の安全の為にIS学園に入ってもらう事になった。お前はシュバルツァ・ハーゼの隊長をしてるんだからISを学ぶのも兼ねてな、だから日本に戻ってこい。一週間後に試験だからな』

 

「わかったよ…」

 

『ならばいいが』

 

そう言うと通信が切れた。

 

「「「「「……」」」」」

 

「日本のIS学園に行くことになった…」

 

沈黙が続いている隊員達を見ると玲はそう短く言った。

 

「「「「「え~!」」」」」

 

すると隊員達は大声で叫んだ。それから玲は理由を説明し、司令部からも“IS学園に行きISの事を学べ”という辞令が下り一週間後玲は日本に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本に渡ってから2日後

 

玲は試験の為にIS学園に来ていた。そして玲がIS学園の校門で待っていると千冬に声をかけられた。

 

「久しぶりだな玲」

 

「ほんとだね、2年ぶりかな?」

 

玲は千冬の問いかけに応じて返す。

 

「玲、早速だが試験をするからアリーナについて来てくれないか?」

 

「わかったよ、千冬姉さん」

 

玲はそう言い千冬の後についてアリーナに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリーナ

 

 

玲が千冬に連れられてやって来たアリーナのピットには

緑色の髪の女性が一人いた。

 

「山田先生、任せてしまってすまないな」

 

「いえいえ、それよりその子ですよね?」

 

すると緑の髪の女性は玲を見ると千冬に聞いた。

 

「ああ、玲。この人は私の同僚で後輩の山田真耶だ」

 

すると玲は敬礼をして自己紹介をする。

 

「ドイツ軍IS部隊シュバルツァ・ハーゼ隊隊長をしています。織斑玲です。よろしくお願いします。山田先生」

 

「シュ、シュバルツァ・ハーゼ~!それって任務成功率が物凄く高い部隊じゃないですか!」

 

すると山田先生はシュバルツァ・ハーゼの名前を聞いて驚きの声を上げた。

 

「山田先生、落ち着いて。深呼吸、深呼吸」

 

「は、はい」

 

千冬に言われて山田先生は深呼吸して心を落ち着かせた。それから千冬は玲に向いて話をしだした。

 

「玲、お前の試験官は山田先生にして貰おうかと思っていたが……私がしよう」

 

「はい!負けませんからね」

 

玲は即答した。それを聞いた山田先生が慌てて止めに入る。

 

「お、織斑君!危険です!」

 

「問題ありません。千冬姉さんには2回戦ったら1回はいつも勝ってますから」

 

すると玲は爆弾発言をして山田先生は驚きの顔を見せた。

 

「確かにな、私も勝てるかどうかわからなくなる時があるからな」

 

そしてさらに千冬の追い討ちの爆弾発言に山田先生は固まってしまった。それを放置して千冬は玲に話しかけた。

 

「玲には打鉄に乗ってもらいたい。それから私は反対側のピットから出るからな」

 

「わかったよ。負けないよ?千冬姉さん」

 

「私も負けはしたくないさ」

 

そう言うと千冬は山田先生を引っ張って反対側のピットに向かった。



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第八話 玲の試験 その2

ハロハロ~月星夜風だよ♪

んじゃあ!行こうか!

IS~キター!


『織斑君、発進、どうぞ』

 

玲がISスーツに着替え打鉄に搭乗してカタパルトに乗ってしばらくすると山田先生から通信が入った。

 

「了解」

 

「織斑玲!打鉄、行きます!」

 

そう言うと玲の打鉄はアリーナ内に射出された。

 

 

 

 

 

 

「待っていたぞ、玲」

 

アリーナの中に出ると千冬は既に発進して空中に浮いていて声をかけてきた。

 

「さぁ、始めましょうよ」

 

玲が千冬にそう返すと試合開始のブザーが鳴った。そして先手を取ったのは千冬だった。

 

「はァッ~!」

 

千冬は打鉄の搭載武器の刀をイグニッションブーストをして急接近し、降り下ろした。しかし玲はそれを同じ刀で受け止めた。

 

「ぐっ!今度はこっちの番です!」

 

「グワッ!」

 

そして玲はイグニッションブーストを使いながら千冬の打鉄に蹴りを入れ、突き飛ばすと刀を千冬の腹目掛けて刀を打ち込もうとしたが今度は千冬がその攻撃を防いだ。

 

「まだまだ、甘いぞ!」

 

そして千冬は玲の刀を払ってお互いに離れ、状態を整える。それから玲と千冬は円を描くように回り、一度ぶつかるとまた回りまたぶつかるを繰り返していた。そして試合開始から20分後千冬と玲がお互いの機体の腹部に刀を殴り付けると衝撃波が出ながらも両方の機体が解除された。するとしばらくして試合終了のブザーが鳴った。

 

『しょ、勝者!織斑玲!』

 

そして山田先生が戸惑いながらも判定を告げた。寸分の差で玲が勝っていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして玲は千冬に連れられてピットに向かった。

 

「いや~負けるかと思いましたよ~」

 

ピットに入ると玲は気の抜けた声を出した。

 

「お、織斑君が本当に織斑先生に勝っちゃった……」

 

するとピットにいる山田先生が小さく呟いた。そしてそれを聞き取った千冬が山田先生に答えた。。

 

「だから言っただろう、玲には2回やれば一回は負けると」

 

「だ、だって!織斑先生引退したとはいえ世界最強ですよね!それだと織斑君も世界最強になっちゃいますよ!?」

 

すると山田先生は驚きの声を上げた。

 

「それもそうか。しかし実際玲に圧倒的に勝てる物は無いからな、いつも引き分けか敗北のどちらかだからな。玲も私と同じ世界最強だな」

 

「それにやっと玲に張り合える物が出来たからな、嬉しかったから良い」

 

「ほ、本当に織斑先生がIS以外玲君に勝てないんですか?」

 

山田先生が千冬の言葉を疑問に思い、千冬に聞いた。

 

「ああ、そうだぞ?」

 

山田先生の疑問に答えた千冬は玲にこれからの事を話す。

 

「玲、明後日から学校が始まるから取り敢えずは先に家に帰っていてくれ」

 

「後で制服とかを届けるからな」

 

「了解」

 

返事をすると玲は立ち去ろうとしたが千冬に言い止められた。

 

「そういえば玲。お前宛に一週間前に送った教科書とかは暗記したんだろうな?」

 

「もちろん♪あんなの軽い軽い♪」

 

意気揚々と玲は答える。

 

「そんな生易しい物じゃなかった気がするんですが……」

 

その答えに山田先生は頭を抱えた。

 

「それじゃあ、先に帰ってるね」

 

そして玲はIS学園を後にした。



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第九話 玲の自己紹介

(*´∀`)ノ

月星夜風だよ♪



千冬との試験での激戦から二日後、玲はIS学園の1-Aの教室にいた。

 

(アニメとかより辛いぞ!なぜだ‼)

 

「「「「「「「「じぃ~」」」」」」」」

 

(見すぎですよ‼)

 

色々苦労している玲であった。そしてある助け船が下りた。山田先生が自己紹介を始めてくれたのだ。

 

「皆さん、おめでとうございます。私はこのクラスの副担仁の山田真耶といいます。一年間よろしくお願いします!」

 

し~ん

 

「あの、えと」

 

クラスが誰も返事をしないので山田先生はオロオロと戸惑いぎみだ。しかし山田先生はめげずに自己紹介を促した。

 

「そ、それじゃあ。一席の人から自己紹介をはじめてください!」

 

それから順番が流れ、玲の番になった。

 

「織斑君、お願いします」

 

「わかりました」

 

玲は山田先生に返事をして立ち上がった。

 

「ドイツ軍に所属しています織斑玲です。趣味は機械いじりで、好きなことは仕事終わりのビー……ではなく知り合いとのお茶です。あと僕は男なので」

 

((((((((今、不穏な言葉が聞こえた気がする…))))))))

 

玲の自己紹介でクラスメイト全員が同じ事を思った。そして玲が自己紹介を終わると千冬が教室に入ってきた。

 

「ほぉ~お前にしては中々まともな自己紹介じゃないか」

 

「山田先生、すまなかったな」

 

「いえいえ」

 

教室に入ると千冬は山田先生に礼を言った。そして教壇に立つと自己紹介をした。

 

「諸君!貴様らのクラスを受け持つ事になった織斑千冬だ!私の役目は貴様らを一年で使い物にすることだ!」

 

「千冬さまぁぁぁぁ!」

 

「千冬様に会うために鹿児島から来ました!」

 

「千冬様を見て思う気持ち…正しく愛だ!」

 

(おい!某ガンダム作品のガンダム好き上級大尉がいるぞ!?)

 

するとクラスメイト達は狂喜乱舞し出した。それを見るなり千冬は頭を抱えた。

 

「なぜも私が持つクラスはこんな奴ばかりなんだ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてしばらくすると千冬は漸く正気に戻って授業が始まった。

 

「織斑君、今でわからない所ってありますか?」

 

「いえ、問題ありません」

 

山田先生の問いに玲は答えると千冬が玲に授業の問題を出した。

 

「それでは織斑、ISのコアとISが浮く理由を答えろ」

 

「え~と、ISのコアはISの核となるパーツで製造方法は篠ノ之束博士しか知っていなくて、コアの情報は自己進化の設定以外は一切開示されていません。そして全容は博士にもわからないらしく、ブラックボックス状態で、ISが宙に浮くのは浮遊・加減速を行う。一種の慣性制御システムのPICが搭載されているからです」

 

玲の答えに千冬は質問を重ねた。

 

「なぜ束にもわかっていないと知っているんだ?」

 

「そりゃあ~最近束姉さんに教えてもらったから」

 

「そうか、まぁいいだろう。あいつの事だからよくわからんしな」

 

((((いや、会ってるのが不思議なんだか!?))))

 

千冬、玲以外のクラス全員がそう思った。そして千冬は玲に返事をすると授業を続けられて無事に終わった。



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第十話 玲の憂鬱な休み時間

ハロハロ~月星夜風だよ~

んじゃあ!行きましょうか!






「ねぇねぇ、オリムー」

 

授業が終わり、休み時間になると玲は誰かに話しかけられ、玲は反応を見せる。

 

「ん?オリムーって俺の事か。てか、君は?」

 

「織斑だからオリムーだよ。それで私は布仏本音だよ~」

 

「ならのほほんさんだね、のほほ~んって感じしてるし」

 

「いいね~ありがと!オリムー」

 

玲は本音にもあだ名を付けた。すると本音は喜んで席に戻って行った。そして本音が席に戻って行くとまた、誰かに声をかけられた。

 

「ちょっとよろしくて?」

 

(あー、こいつあれだな)

 

玲はそれを聞くと女尊男卑に染まった輩だとすぐにわかった。玲は女尊男卑の考えが嫌いでならない、そして玲は原作に出てきたセシリアだともすぐにわかったが、原作と同じように知らない不利をした。

 

「誰ですか?」

 

「まぁ、私を知らないというのですか?イギリス代表候補生にして主席入学のこのセシリア=オルコットを」

 

ご丁寧にセシリアは原作通りの台詞だ。玲は前々から考えていたことを答える。

 

「ええ、知りません」

 

「まぁ!何ですかその態度!だいたい私に話しかけられただけで光栄な事ですのよ。それ相応の態度というものがあるでしょ。」

 

それにセシリアは声を大きくして喋り出す。それに玲は反論した。

 

「だって、最近は仕事ばっかりで上司からの愚痴は聞かされるわ、休みは少ないはでストレス溜まりまくってどこに出したらいいかわからないから世間のことなんてわかりますか!」

 

「そ、それは……っ!また来ますわ‼」

 

玲の反論に同情しかけたセシリアだったがすぐに ハッとして我に帰えると頭がこんがらがり話すことを忘れてしまい、捨てぜりふをはいて自分の席に戻と今度は箒に話しかけられた。

 

「玲、ちょっといいか?」

 

(なんかよく話しかけられる日だな~ハロハロハロ~)

 

玲は一瞬現実逃避したがすぐに現実に戻って来た。

 

「廊下でよろしいか?箒」

 

「ああ」

 

そう言うと玲と箒は廊下に出る。

 

「ひ、久しぶりだな玲」

 

「ああ、久しぶりだな。箒」

 

そう玲は返答した。そして玲は何か箒を見て思い出し、口に出す。

 

「そ~いえばお前剣道全国大会優勝したみたいだな。おめでとうと言っておこう」

 

「なぜ知っているんだ!」

 

「新聞に乗ってたからだな」

 

「なぜ新聞なんぞ見る!」

 

(そんな事言ったってドイツでも見るぞ?新聞くらいは)

 

「いや、ドイツでも読んでたからな」

 

そう玲は答える。すると今度は箒が質問をした。

 

「そう言えば玲、なぜ軍に入ったのだ?」

 

「色々とあったからかな~千冬姉さんが教官しに行ってたし、その時にはIS使えたから後ろ楯の為」

 

玲は質問にしっかりと答えた。そして玲は箒に教室に戻るように促す。

 

「そろそろ教室に戻らないと千冬姉さんの鉄拳が落ちるぞ?三分前だし」

 

「何!?い、急ぐぞ玲!」

 

千冬の‘’鉄拳”と聞くと箒は慌てだし、教室に急いで入って行った。そしてそれに玲も付いていき、教室に入ったて自分の席に座った。



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第十一話 玲 決闘挑まれる

ちわ~す

月星夜風です~

ガンダムって結構続いてますね~




玲と箒が席に着くとすぐにチャイムが鳴り千冬が教室に入ってきた。

 

「今から授業の前にクラス代表を決める。自推や推薦があるものは挙手しろ」

 

千冬がそう言うとクラスメイトが一斉に手をあげだした。

 

「はーい!織斑君が良いと思いまーす!」

 

「ファッ‼」

 

玲は気の抜けた声を出す。しかし、他のクラスメイト達も口々に言い出し始めた。

 

「私も織斑君が良いと思う!」

 

「私も!」

 

「私も!」

 

「他には自推等は無いか?無いなら織斑に決まるが」

 

千冬がクラスメイト達の騒ぎを止めるように言う。

 

「納得いきませんわ!」

 

その中でセシリアが机を叩き反論をし出した。

 

「代表候補生である私ではなく、なぜ男を代表にしなければならないのですか!?」

 

それを聞いた玲も額に怒りのマークを浮かばせながら立ち上がりセシリアに反論を叩き出した。

 

「なるほど~それじゃあ、ISで勝った方がクラス代表をすることにしましょうか?」

 

「ええ!よろしくてよ!」

 

それに対してセシリアは自信満々に了承した。それを聞くと玲は千冬の方をを向いて口を開いた。

 

「それじゃあ、織斑先生?本気でやってもいいんだよね?」

 

「まぁ、良いだろう。ただし、殺すなよ?」

 

「はーい」

 

(((((なんか、不穏な言葉が聞こえた気が……)))))

 

そうクラスメイトのほとんどが思ったが怖くて口を聞き出せはしなかった。

 

「よし、ならば二週間後に第二アリーナで戦え」

 

「それでは授業を始める!」

 

そして玲とセシリアが座ると千冬は話を切り上げ授業を初めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

授業が全部終わった後

 

今日の授業が全て終わり、帰ろうとしているところに山田先生がやって来て話しかけてきた。

 

「織斑君、ちょっと良いですか?」

 

「どうしましたか?」

 

「寮が決まったので鍵を届けに来ました」

 

「あれ?急に決まったから一週間程自宅から登校になってた気がするですけど?」

 

「え~っと、IS学園の中に居た方が安全だろうと言うことで急遽決まりました」

 

玲は山田先生に理由を聞かされると新に質問をすると千冬が現れた。

 

「けど、僕荷物とか持ってきてないですけど…どうしましょうか」

 

「お前の荷物は私が部屋に運んであるから問題は無いぞ」

 

「……わかりました。部屋はどこになるんでしょうか」

 

部屋が決まったと言われた玲は山田先生に部屋は何処かと聞き返した。

 

「あ、はい!え~と1025室ですね」

 

「1025室…了解しました」

 

部屋を教えてもらうと玲は鍵を受け取りハロに量子化して乗り込み部屋に向かって転がりだした。



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第十二話 部屋のルームメイト

グーテンモルゲン♪
月星夜風だよ~♪

今回はルームメイトがわかるね!


玲は1025室の部屋の前までくるとハロのアームを起動して扉を叩いた。

 

コンコン コンコン

 

(反応無しですかいな‼仕方ないですけど部屋に入らせてもらいますか)

 

反応がなく困った玲は仕方なくハロのアームを使いドアを開けてアームを戻すと転がって部屋に入った。

 

「……誰?…」

 

玲は部屋に入ると声をかけられた。そしてすぐに声のした方を向くと玲とは違う水色の髪を持つ少女、更識簪がいた。

 

「ボール?」

 

簪はハロを見るなり呟いた。それを聞いてから玲はハロの量子化モードをOFFにした。するとハロが光だした。

 

「えっ!なにが起こってるの!?……え?…人?」

 

光だしたハロを見た簪はそう反射的に言ったが中から玲が出てきた事に驚きを隠さない様子だった。

そしてハロから出た玲は簪に自己紹介をした。

 

「驚かせてすみません。僕は今日からあなたのルームメイトという事になりました。織斑玲です。どうぞ宜しく。あ、僕の事は玲でいいからね」

 

「…私は更識簪。苗字読みが嫌いだから簪でいい」

 

ハロから急に現れた玲に簪は一瞬戸惑ったが返事をした。そしてから玲は簪にハロの事を聞かれ、説明をし出した。

 

「…それであなたが出てきたボール…何?」

 

「え?これは僕が作ったAI搭載移動型研究室って言って名前はハロだよ」

 

「ハロ!簪!ヨロシク!ヨロシク!」

 

玲の説明が終わるとハロが耳をパタパタさせながら自己紹介をした。それを見るなり簪は目を輝かせながらハロを見ていた。それを見た玲は簪に質問を出した。

 

「…かわいい…」

 

「そうでしょ。簪もいる?」

 

「うん!ほしい!」

 

玲がそう聞くと簪は元気よくうなずいた。

 

「また作って渡すよ」

 

簪の返事を聞いた玲はまた作ると言うと話の話題を切り上げた。

 

「そうだ。簪、シャワーの時間帯とか決めておこうよ」

 

「なんで?」

 

玲の切り出した話題に簪は頭の上に疑問符を浮かべた。

 

「だって僕が男だからだけど?」

 

「え!玲が女の子じゃなくて男の娘だったの!?」

 

簪は玲の男だという発言に驚いた。

 

(なんか子が娘になってなかったか?)

 

「……なぁ、簪。最近テレビのニュースとか新聞とか見たか?」

 

簪はその質問に見ていないと答えた。その答えに玲は頭を抱えて現実逃避仕掛けたが簪に肩をつかまれて現実に引き戻された。

 

「ほ、本物の男の娘だ!夢にまで見た、男の娘が、目の前に!」

 

「か、簪さん?ど、どうしたんですか?」

 

玲は簪の豹変ぶりに戸惑いを隠せない。そして玲は簪にどうしたかを聞くと簪が大声を出そうとした。

 

「玲!私の友達になって!」

 

「は、はい!」




なんか話の展開が早すぎる……


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第十三話 えっ!シュバルツァ・ハーゼって……

(・∀・)ノ 月星夜風です!

はっじまるよ~♪


玲は簪と友達になってからしばらく話してから玲は簪に明日の為に眠るように促した。

 

「そろそろ眠ろうよ。明日寝過ごしたらヤバイからね」

 

「わかった」

 

簪と玲はそう言うとベットに入った。

 

「おやすみ、簪」

 

「おやすみ、玲」

 

そして玲は簪に話しかけるてから眠りに落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その翌日

 

玲と簪は食堂に来ていた。

 

「さてと、何をたべようかな~」

 

「…私はB定食」

 

「んじゃあ、僕も同じB定食にするか」

 

「B定食ふたつ下さい!」

 

玲は簪がB定食にすると聞くと玲も同じB定食にすると言って注文し、定食が出来てから席に座り食べていると横から先輩に話しかけられた。

 

「君?だよね、代表候補生に戦いを挑んだ新入生って」

 

「ええ、そうですが」

 

「玲、代表候補生に戦いを挑んだの?」

 

簪がそれを聞いて反応する。

 

「ならさ、ISのこと教えてあげようか?」

 

「ありがたい事ですが、遠慮させてもらいます」

 

先輩からISの事を教えてくれると言われたが玲はそれを断った。

 

「なんで?」

 

先輩は思いもよらない答えに驚き、玲に聞き返した。

 

「自分の実力がどこまで通用するのかを試してみたいですし、何より最近は仕事が多いので訓練をする時間が取れないんですよ」

 

「そう…なら、頑張ってね。応援してるわ」

 

玲の断った理由を聞くと先輩は玲に応援すると言って席に戻って行った。先輩が戻っていくと今度は簪が話しかけてきた。

 

「本当に勝てるの?」

 

「もちろん」

 

「…玲、油断してると負けると思う…私達代表候補生はISの搭乗時間3桁行ってるから」

 

簪は玲に油断しないようにうながすした。

 

「まぁ、大丈夫だよ。IS搭乗時間は…たしか4桁行ってるからね」

 

「えっ!なんでそんなに行ってるの!?」

 

玲のIS搭乗時間4桁発言に簪は驚きの声をあげる。

 

「そりゃあ~仕事に関係があるからかな~」

 

「…その仕事って何?」

 

「ところで簪はドイツ軍のシュバルツァ・ハーゼって部隊って知ってるか?」

 

玲は仕事について話す前にシュバルツァ・ハーゼを知っているかを聞いた。

 

「任務達成率がほぼ100%の部隊でしょ?ISのエース部隊でIS部隊の花形だから知ってる。けどなぜ?」

 

(あり?シュバルツァ・ハーゼってIS部隊の花形なの!?)

 

「僕がシュバルツァ・ハーゼに所属してるからそれが仕事だね」

 

そう言うと簪が食いついてくる。

 

「…ほ、本当に?」

 

「そうだけと?」

 

簪は驚いた顔をした。それから玲は時計を見ると時間がヤバイことに気がついた。

 

「時間がヤバイ!急ごう!」

 

「う、うん」

 

そう言うと玲と簪は食器を返し、授業に向かった。そして何か特別なことが起こるわけでもなく、平和に二週間が過ぎていき、決闘の日が訪れた。



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第十四話 クラス代表決定戦

ハロ~月星夜風ですよ~♪

今回でクラス代表決定戦を納めますよ~♪


クラス代表決定戦当日

 

第二アリーナの玲のピットには玲、簪、箒、千冬がいた。

 

「そうだ、織斑先生」

 

玲は千冬に話しかけた。

 

「どうした?」

 

「ISは僕が初陣で使った機体の改良発展機つかうからね」

 

玲はそう言うとハロの中からISの機体性能等を書いた紙を千冬に渡した。

 

「玲!なんだこれは!」

 

するとそれを見た千冬が驚いたかと思うと大声を出してきた。千冬が大声を出したことが気になり、簪が玲の機体の紙を覗いた。

 

「なにこれ、ISコアが二個もついてる。それに動力は核!それに第五世代なんて……」

 

それを見た簪も驚きを隠せない。それを見た玲は説明をする。

 

「核は補助だからね?それに安全対策は取ってあるし、動力は別にあるし」

 

それを聞いた千冬は玲にまた、質問をした。

 

「玲、いったいどこで手に入れたんだ」

 

「どこでも何も束姉さんにコアをもらって作っただけだけど?」

 

そう言うと千冬がイラつきを出した。

 

「束のやつ‼」

 

(束姉さん、ご愁傷さまです!)

 

千冬が束への怒りを露にしている横で今度は簪が質問をしてくる。

 

「…玲、ISってどこにあるの?」

 

「このチョーカーだよ~」

 

玲は首にあるチョーカーをさわり、起動させた。それに簪はものすごい興味を見せた。

 

「ロ、ロボットが!」

 

「そ、それじゃあ!行くか!」

 

これはまずいと思った玲は急いでカタパルトに乗り込んだ。カタパルトに乗り込むと簪が呼び止めてきた。

 

「玲」

 

「頑張ってね」

 

「玲、勝ってこい!」

 

「了解!」

 

「織斑玲!“レリエルガンダム”!行きます!」

 

簪と箒に応援の言葉を言われるとカタパルトから灰色の機体が発射された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリーナ内

 

「遅かったですわね」

 

玲が発進すると既にセシリアが空中で待機していた。

 

「色々とあったからね~」

 

玲がアリーナに出てから数秒後試合開始のブザーが鳴り響いた。

先に動いたのはセシリアだった。

 

「それでは!お別れですわね!」

 

セシリアはそう言うとスターライトMk-Ⅲを玲に向かって発射した。しかし玲はそれを軽々しく避けるとセシリアに向かってビームライフルを発射する。しかしそれをセシリアは回避をする。しばらく銃撃戦が続いた後セシリアは四機のビットを発射してきた。

 

「ファンネルか!」

 

玲はそう言うとセシリアにビームサーベルで斬りかかろうするがビットが邪魔をして来たためブースターを吹かして後ろに後退する。

 

「オルコット!BT兵器はこっちもありますよ!」

 

「行け!ドラグーン!」

 

玲はドラグーンを8機発射するとセシリアのビットを潰しだし、30秒で四機全てを撃ち落とした。

 

「ブルーティアーズが、一瞬で……」

 

(ブルーティアーズって言ったのか…忘れてた)

 

それから玲はビットが無くなったことでビームサーベルを掴み、イグニッションブーストを使いセシリアに接近して斬りかかろうとした。

 

「これで!」

 

「かかりましたわね!」

 

「なっ!」

 

セシリアはそう言うと玲に向かってミサイルを発射した。ミサイルは玲に命中し玲は煙に包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミサイルが直撃してからしばらくすると煙が晴れその中から白色の装甲の機体が現れた。玲のレリエルガンダムだ。セシリアは色が変わったレリエルガンダムを見ると大声で叫んだ。

 

「色が変わった!?それになぜ直撃して無傷ですの‼」

 

「そりゃあ~機体性能だよ。それよりも行くよ~?」

 

玲は面倒が起こる前に話を切り上げるとビームライフルを構えて攻撃態勢を取る。

 

「……トランザム」

 

玲がトランザムと短く言うと機体が赤く光だした。そして玲はすべての遠距離武器でセシリアのブルーティアーズをロックオンした。

 

「フルバースト、目標を狙い撃つ!」

 

「キャァァァァァ!」

 

そしてロックオンが終わるとガンダム00のスナイパーの決め台詞を言ってフルバーストを発射する。そして発射された銃弾やビームはセシリアのブルーティアーズに吸い込まれるように全弾命中した。するとすぐに試合終了のブザーがなった。

 

『勝者!織斑玲!』

 

それから玲はセシリアを探した。そしてセシリアは機体が解除されて地上に尻餅を付いていた。それを見つけた玲はセシリアに話しかけた。

 

「大丈夫ですか~?」

 

「どうしましたの…笑いに来ましたか?」

 

セシリアは玲に訪ねる。それを玲は笑いながら否定したてセシリアに質問する。

 

「それは無いね。ただ大丈夫か確かめに来たんだよ、それよりも立てるか?」

 

「た、立てない?あれ?おかしいですわね?あれ?腰が抜けて立てない……うわっ!」

 

「ピットまでお送りしますよお嬢さん?」

 

「は、はい」///

 

(なんか頬が赤いような…まぁ、いっか!)

 

立てるかと聞かれて立とうとしたセシリアだったが腰が抜けて立てないようだった。それから玲はセシリアをお姫様抱っこでピットまで連れていった。

 



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第十五話 クラス代表就任パーティー

行くぜ!


クラス代表決定戦があった日の夕方、玲達一年一組は食堂に来ていた。食堂には[祝!織斑くん代表決定!]と書かれた看板が立て掛けられている。これはクラスの人が作ってくれた場所だった。

 

「「「「「「「織斑くんクラス代表決定おめでとう!」」」」」」」

 

クラスメイトが祝いの言葉を玲に捧げた。

 

「みんなありがとう。それよりも楽しもう!」

 

玲はそう言うと間をおいて宴の始まりの合図を出した。

 

「かんぱい!」

 

「「「「「「「かんぱい!」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~飲めや歌えの大騒ぎ中~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宴が始まり、40分くらいたった頃に誰かから呼ばれていると言われて玲はその人のもとに向かった。すると呼び出した人から名刺を出された。

 

「私は黛薫子。よろしくね。新聞部副部長やってま~す。」

 

「今日は学園で話題の織斑玲君に特別インタビューをしにきました~!」

 

クラスメイト達が騒ぎ出す。しかしそれに目もくれず薫子は手帳とボイスレコーダーを持ち出して質問をしてくる。

 

「織斑くん、代表になった感想を!」

 

「どこまで出来るかはわかりませんが、やれるだけのことはやってみたいと思います。」

 

と玲は某ガンダムの艦長の台詞を出した。

 

「いいね~捏造しなくて良さそうだ。」

 

それに対して薫子はなにやら恐ろしいことを言ってきた。

 

(捏造しようとしてたのこの人!怖いわ!)

 

玲がそう考えていると薫子は次の目標に質問をだす。

 

「じゃあ、セシリアちゃんも感想ちょうだい。」

 

「そうですわね、まず玲さんに「やっぱり長そうだしいいや。織斑くんに惚れたってことにしとくわ。」間違ってないですが…最後まで言わせてくださいまし!」

 

(セシリア、えつ、間違ってないのかよ!否定してほしかった……)

心の中で少しばかりガッカリした玲であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人に質問をし終わると薫子は写真の催促をしだした。

 

「専用機持ちの二人ならんでならんで、写真とるわよ~」

 

「1593572846÷4562581937は?」

 

「わかりますか!」

 

「0.34926996775ですね」

 

「なんでわかりますの!」

 

(えっ?便利だよね~ヴェーダって)

 

「正解♪」

 

薫子はそう言うとシャッターを切った。シャッターが切られて写真が撮られるとと回りにクラスメイト達がいた。

 

(どんだけ早いんだよ!人間技じゃないだろ!)

 

写真を撮り終わるとクラスメイトの一人が喋りだした。

 

「なんか織斑くんの目の色が変わってたような…」

 

「気のせい気のせい」

 

「たしかに目の色が変わるなんて事無いもんね!」

 

玲はそれをなんとか誤魔化した。

 

(危なかった~焦った~)

 

そうして玲は成んなく就任パーティーを乗り越えた。



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第十六話 中国娘襲来‼

■翌日 教室

 

 

「グーテンモルゲーン!」

 

挨拶をして教室に入る。するとクラスの女子が話しかけてきた。

 

「ねぇ、織斑君そういえば、今日二組に中国の代表候補生が転校して来たの知ってる?」

 

「中国からの転校生?」

 

あ、鈴か!…鈴だと思う!けどいろいろ原作があれだしなぁ~

 

「今時の代表候補生とは…」

 

「わたくしの存在を危ぶんでの転校でしょう!」

 

無いだろ流石に

 

「「「「「「それは無いから安心して!」」」」」」

 

「それはないですわ~」ウルウル

 

あ、被ったね!流石!

クラスメイト達がそう言うとセシリアは若干涙目になっていた。

 

「織斑君?勝てるの?」

 

「まっ、機体の奥の手がドラ○もんの空気砲の実写版みたいなものだから気にしなくていいだろ」

 

「━━久しぶりね!一夏……って!なんでそれをあんたが知ってるのよ!」

 

「気にするな、俺は気にしない」

 

「気にするのよ!どこで知ったのよ!」

 

鈴は凄い勢いで問い詰めてきた。しゃぁ~ないか!

 

「開発者にちょっとしたO・HA・NA・SIをしただけだから」ハッハッハ!

 

「いったい何をしたのよ!」

 

「知りたい?」

 

「ええ!」

 

面白いな…

 

「あれと同じ事をしてほしいの?」

 

「えっ?何かしたの?」

 

「フフフ…」(黒い笑み

 

「や、やっぱりいいわ!」

 

ありゃ?そうなの?それを聞いた玲は他のクラスメイト達を見た。

 

「「「「いえ!遠慮させていただきます!!」」」」

 

なんか全員挙動不審で敬礼してきたんだけど?まぁいいかそれより…

 

「それより鈴、早く教室帰れよ?家の“鬼”がやってらっしゃるぞ?」

 

「そ、そう!じゃ、じゃあクラスに戻るわ」

 

鈴は玲の“鬼”という言葉に何かを思い浮かべそそくさと教室に帰っていった。鈴が教室に帰っていくとセシリアが側に来て聞いてきた。

 

「さっきの方は誰なんですの」

 

「鈴はただ単に箒と入れ違いに入ってきた転校生。つまりは第三の幼馴染だね」

 

「な、なるほど。それでは失礼いたしますわ」

 

セシリアはそう言って自分の席に帰って行った。

 

□■□■□

 

玲「さっきの情報元がどこからだって?」

 

玲「それはね?普ッ~通ぅに!ヴェーダ使って調べたからなんだよねぇ~」

 

玲「ん?なら開発者にO・HA・NA・SIはしたのかって?」

 

玲「流石にしてないですよ。したらしたで面倒ですし、第一に後始末が面倒!」

 

玲「たまに変な方にこじらす人いるみたいですし…こじれられても嫌ですし…ねぇ?」

 

作者「いや、知らんがな…まぁ、漫画とか読んでたらたまにあるけど…さぁ、さぁ!さっさと次に行きましょう!」

 

 



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第十七話 クラス代表戦

時と場所変わりまして食堂

 

食堂では僕とセシリアと簪と箒、事の元凶の鈴が居た。

 

「で!この方は誰なんですの‼」

 

え~、誰って言われてもなぁ~

 

「第三の幼馴染?」

 

玲がぽけっとしてそう言うと箒は勢いよくまえのめりになり怒鳴った。

 

「玲!なぜそいつが幼馴染なのだ!」

 

何だって言われてもなぁ~、しいて言うなら…

 

「箒が第二の幼馴染で転校してから来たのが鈴だったから第三だよ?」

 

「なぜ私が第二なのだ!第一は私のはずだろう!」

 

箒が玲になぜ自分が第二の幼馴染なのかと聞いた。

 

「いや、だって僕の第一の幼馴染って異母姉弟だし」パク

 

「」(゜ロ゜;ガーン

 

箒は驚きで固まっていたが直ぐに復活して恐る恐る聞いた。

 

「れ、玲?…お前に、千冬さん以外に、姉が居るの…か?」

 

「あれ?言って…ハッ!…」

 

玲は自分の失言に気がつき、みんなを見ると口を開いた。

 

ミスった…

 

「…今のなしで」

 

「「「「いや、無理」」」」

 

ですよねぇ~(汗

 

「さ、さぁ!早くご飯だべなきゃ!次の授業に遅れてしまうよ!」

 

「「「「や、ヤバい!!」」」」

 

玲の発言で時計を見た箒達は時間を確認して焦りを見せだした。

 

「じゃっ!お先!」

 

玲は焦っている箒達を放置して先にそそくさと教室に帰っていった。

 

この後箒とセシリアは千冬姉さんの鉄拳を受けたとか受けなかったとか。

 

■□■□■□

 

あれから時が流れてクラス代表戦本番だよ~

 

玲、千冬、簪の三人はピットに来ていた。

 

「玲、今回の機体は何なんだ?」

 

「ん?今回は“イージスガンダム”っていう機体だよ」

 

玲はごく普通に答えた。それを千冬は気に止めていない様子だったが、簪はガンダムというワードに違和感を覚え、玲に質問を出す。

 

「ねぇ、玲。その“ガンダム”ってまた核とか積んでるの?」

 

「んにゃ。よくわかったねぇ~そうだよ~」

 

玲は呑気に答えた。それに、千冬が食い付く。

 

「なに!核だと⁉」

 

「本当にそのガンダムってなんなの…」

 

それをよそに簪はそう呟いた。その呟きを聞き取った玲はガンダムの事について話し出した。

 

「ならガンダムについて教えるとしますか」

 

「遠い、遠い遥か昔の事だ。簪は昔あった世界大戦を止めた国は知ってるな?」

 

「…うん。宇宙コロニーにある絶対君主制国家の神聖ブリタニア帝国でしょ?」

 

「それがどうしたのだ」

 

千冬の頭に疑問符が上がったのが見えた。

 

「実はそれを止めたシュナイゼル・エル・ブリタニア皇帝が使っていた機体が、あっ、MSなんだけどね。機体名がガンダムって言ったんだよ」

 

玲がそう言うと千冬の頭に疑問符がまた上がった。

 

「?、なぜそんな事を知っているのだ?」

 

「前にブリタニア皇室の屋敷で見たからだけど?」

 

あっ、ヤバいかも…

 

「なぜお前がブリタニア皇室の屋敷などに入れるのだ」

 

「いやさ、軍務で行ったからだよ」アセアセ

 

「?ならいい」

 

危なかったぁ~そう思った玲はそそくさとISを展開してカタパルトに乗り発進準備をした。

 

「織斑玲!イージスガンダム!行きます!」

 

そう言うと玲の乗るイージスガンダムはアリーナの空に飛んでいった。

 

 

 



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十八話 ゴーレム襲来!!!

「来たわね!玲!」

 

アリーナ内で待っていた鈴が大声を出してきた。

 

「もう発進してたの?鈴」

 

「ええもちろん…てっ!あ、あんた、全身装甲⁉」

 

鈴は玲のISをみるなり叫んだ。

 

「鈴?そんな事より早く殺ろうよ、試合をさ」

 

「そんなことって…それよりなんかニュアンス違わなかった⁉」

 

あり?わかったんだぁ~、すごいね!鈴!

 

「…まあいいわ、早く始めましょうか」

 

そうすると試合開始のチャイムがなる。それと同時に二人が叫ぶ。

 

「「僕が!(私が!)勝つ‼」」

 

それと同時に玲は腕のビームサーベルを展開して突撃して行くためにとブースターを吹かした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「グハッ‼」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし玲とイージスガンダムは前には進まなかった。玲に何か見えない何かに進路を叩き落とされた。鈴はそれを見て叫んだ。

 

「どう!私の衝撃砲は!」

 

これが見えない砲か!とすぐに納得した。

 

「それが空気砲か……」

 

「‼、変形した⁉」

 

玲はそう呟くと巡航形態に変形をして鈴の甲龍に向かって突撃する。

そして鈴は進行を防ごうと衝撃砲を撃った。そして誰もが命中したかと思われた。

 

「「「!!!!!」」」

 

が、玲はスラスターを駆使して急降下をし、衝撃砲を避けた。そして鈴が驚き止まっているところにスキュラを発射した。

 

「グフッ!」

 

そのスキュラは見事に腹部に当たり甲龍のシールドエネルギーが見事に残り100まで減らした。そして玲が鈴に止めを刺そうと人形に変形し、ビームサーベルを展開し斬りかかろうとした時

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴーーーーン!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリーナの天井を破って黒い何かが入ってきた。鈴がそれを見て叫んだ。

 

「なに⁉」

 

それをよく見てみるとそれはISだとわかった。そこに織斑先生から通信が入る。

 

『織斑!凰!教員隊が突入するまで持ちこたえられるか!』

 

玲は織斑先生先生に質問をした。

 

「了解、殲滅してもいい?」

 

『あ、ああ、できるなら構わないが無理はするなよ?』

 

織斑先生はそう言って通信を切った。すると玲は鈴を見ると通信を入れる。

 

「鈴、俺がアイツを殺るから退いててくれ」

 

しかし、鈴はそれに反応し、叫んだ。

 

「ちょ!あんただけであんなの倒せるの!?」

 

「ああ、絶体に勝つ!」

 

そう言うと玲は不明機に向けてビームを発射した。しかし、不明機にビームは不明機が避け、当たることはなかった。

 

「なっ、何?!」

 

「うわッ!」

 

そして驚いて動きが一瞬止まったイージスガンダムに不明機のミサイルが命中した。

 

「グワッ‼」

 

その勢いは強く、玲は爆発した爆風と衝撃によってすごい勢いで壁に衝突し、煙がまった。

 

そして、暫くして煙が晴れるとあちこちボロボロになっても依然立ち続けるイージスガンダムが現れた。玲は煙が晴れるとすぐに、巡航形態に変形し、不明機に向かって加速した。不明機は避けようと回避行動を取り、迎撃をするが撃ち落とせるはずもなく、イージスガンダムは不明機に張り付いた。そして玲はイージスガンダムを自爆させ、その時捨て台詞を吐いた。

 

「負けられないんですよ‼不明機なんかに‼」

 

するとイージスガンダムが爆発を起こし、不明機ごと木っ端微塵になって消えた。すぐさま鈴と織斑先生がやって来てくれた。

 

「れっ、玲‼」

 

「大丈夫か!玲‼」

 

「う、うん。大丈夫」

 

□■□■□■□■□■□■□■

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのあと結局クラス対抗戦は無くなった。

 

「ああ~!フリーパスが~!」(涙)

 

 

この事でクラスメイト達は血の涙を流していたらしい



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