悟飯のハンター試験? (KTケイティ)
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悟飯のハンター試験?

お気に入り、感想、評価、ありがとうございます!
おかげさまで続きを書けそうです!



「いやぁー、悟飯ちゃんが買い物付き合ってくれて助かっただよ」

 

「お母さんにばかり負担をかけてはいられませんから」

 

前が見えなくなるほどの荷物を抱えながら、悟飯はチチの後ろをついていく。

 

「本当にいい子に育ったべ…悟空さもあの世でしっかり見ててくれるだよ…」

 

「それにしてもだいぶ買い込みましたね…」

 

「セルゲームからまだ1ヶ月も経ってねぇからなぁ。近くの町じゃまだ店も開いてねぇだよ。遠出したからにはたくさん買い込んでおかねぇと」

 

「でもザバン市なんて初めて来ましたよ。結構大きなところですね」

 

悟飯とチチは買い出しのため、パオズ山からザバン市へとやってきていた。

セルゲームから早1ヶ月。

落ち着きを取り戻した世界であったが、第一形態のセルによってもたらされた被害はまだまだ復旧の途中であった。

 

「悟飯ちゃん、お腹空いてねぇだべか?」

 

「そういえばもうお昼過ぎですもんね」

 

「ちょうどそこにご飯屋さんあるべ。ステーキ料理なんて滅多に作ってやれねぇからこういうときくらいこんな店行くべ」

 

「ありがとうございます、お母さん」

 

カラン カラン

 

お店に入ると、ダイニングの方から料理人が声をかけてくる。

 

「いらっしぇーい。2名様で?御注文は?」

 

「悟飯ちゃんが好きなの選んだらいいべ」

 

「すみません、そしたらステーキ定食でお願いします」

 

料理人は一瞬目付きを変えて聞いてくる。

 

「焼き方は?」

 

「うーん、ゆっくり食べたいしなぁ」

 

「じゃぁ弱火でじっくりでいいだべ。久しぶりに落ち着いた食事も悪くねぇでよ」

 

「あいよ」

 

「お客様、奥の部屋へどうぞー」

 

無愛想な料理人の返事とは裏腹に、明るいウェイトレスの案内の声が通る。

 

「うわぁ、個室なんてすごいなぁ」

 

「ほんとだべ。(おらの所持金で足りるだべか…)」

 

食事を始める悟飯たちであったが…

 

ウィーーーーーーーン

 

「…何か、この部屋動いてませんか?」

 

「そうだべか?おらは全然感じねぇけども」

 

チンッ

 

「ほら!おかしいですよ!"B100"ってなってます!」

 

悟飯が反応すると同時に、ゆっくりとドアがスライドして開いていく。

 

「こ、ここは…」

 

「どこだべか…」

 

薄暗い部屋には見渡す限りの人で溢れ返っていた。

悟飯は暗さに慣れていく目と共に、そこが巨大なトンネルのような地下道だと気づく。

 

「地下…100階…?お母さん、何かわかりますか!?」

 

「おらにわかるわけねぇべ…。たぶん間違いだで、とにかく帰んべ」

 

「そう、ですね。戻りましょうお母さん」

 

悟飯とチチは食事をしていた部屋の中に戻ろうとする。

だが、部屋の扉は既に閉じられていた。

焦る二人に上から声がかかる。

 

「もう戻れないよ」

 

壁の配管に腰掛けた男は気さくな感じで手をあげた。

 

「誰だべか?」

 

「よっ、オレはトンパ。新顔だね?親子で参加とは珍しいな」

 

「あのぉ、新顔とか参加とか、どういう意味なんでしょうか?」

 

「おいおいおいおい、まさか知らずにここに来たのかよ!?」

 

驚くトンパの横で、チチは番号札のようなものを渡されていた。

 

「ちょ、ちょっと待ってくれだ!おらたちは食事してただけでなんも知らねぇだ!番号札っち渡されても困るだべ!」

 

番号札を渡した小男も逆に困り顔になりながら、でも規則ですから…と返却を受け付けずに去っていく。

 

「まぁまぁ、落ち着いて。オレが説明してあげますよ。この場所、つまりここはハンター試験会場ってことよ」

 

優しい顔でトンパはなだめながら説明を始める。

 

「「ハンター試験!?」」

 

チチと悟飯の声が重なる。

 

「おっと、まさかハンター試験から知らないってことはないよな?」

 

「そりゃぁ知ってるだべさ…でも…」

 

「そのハンター試験さ。運良く、悪く、かもしれないが偶然にもこのハンター試験の会場に参加者としてたどり着いちまったっていう寸法さ」

 

そう言ってニヤリと笑うトンパ。

 

「あの、お母さん…ハンター試験って…」

 

「ハンターになるための試験だべ!どうやったら取れるかすらわかんねぇライセンスっていうのと、すんげぇお金持ちになれるっていう話だべ!…まさかそれに参加してることになってるだべか!?」

 

「その通り。オレはこう見えて試験のベテランでさ。せっかの縁だ、何でも聞いてくれよ」

 

「お母さん、どうしましょう…」

 

「決まってるだべ!悟飯ちゃん!ハンターになるだべ!」

 

「えぇぇえ!?やるんですか!?」

 

「当たり前だべ!こんな偶然滅多にないだべ!トンパさんにしっかり教えてもらうべ、悟飯」

 

すっかりやる気のチチに気圧されながら、しぶしぶと頷く。

 

「そんじゃまずはお近づきの印にこれだな」

 

ニンマリと笑顔を携えながら、トンパがジュースを渡してくる。

 

「そんな、いろいろ教えてもらうのにそこまでしてもらうのは失礼だべさ」

 

「まぁまぁ、そんな気にせずに」

 

「じゃぁ悟飯ちゃんの分だけもらうだべ」

 

押しの強いトンパから、一本だけ受け取る。

 

「ありがとうございます、トンパさん」

 

(え、笑顔が眩しすぎる…)

 

あまりに屈託のない笑顔を見せられて頬をひきつらせるトンパ。

 

「と、とりあえずこんな話してても埒があかないんで簡単に説明するよ。ー」

 

そして、チチと悟飯はトンパからハンター試験の内容についてざっくりと説明をしてもらった。

 

********************************

 

「3~4つの試験があって、どれもすんげぇ体力が必要、だべか…。おらが行っても悟飯の邪魔するだけになっちまいそうだ」

 

「お母さんなら大丈夫だとは思いますけど…。それに何かあっても僕が守ります!」

 

「ご、悟飯ちゃん…本当に良い子だべ…。でもいいだ。それに食事の代金も払ってないだべ。おら上にあがる方法見つけて払ってくっから、悟飯はしっかりとハンター試験クリアしてくるだ!」

 

「は、はい!」

 

そこへトンパが割り込んでくる。

 

「ここで帰りを待つのはやめといた方がいいな。ハンター試験は何が起こるかわからない。待つなら家で帰ってくるのを待ってた方がいいと思うぜ」

 

(一人でも減るならそれに越したことはないしな)

 

「そうだべか…そしたらおらはお会計済ませたら家に帰ってるだよ。トンパさん、それじゃぁお願げぇしますだ」

 

そう言って離れていったチチは、番号札を配っていた小男に話をして上階への非常扉を潜っていった。

 

残された悟飯にトンパは話しかける。

 

「まぁ寂しいのはわかるが気落ちせずにジュースでも飲んで楽にいこうぜ」

 

「ありがとうございます。頂きます」

 

悟飯がジュースを飲み干すのを見るトンパ。

 

(ヒヒヒヒヒ。飲んだぞ。可哀想だがこれも試練ってやつよ)

 

「そうだ、せっかくだから参加者で知ってるやつらを紹介してやるよ」

 

蛇使いや格闘家の紹介をしている最中に叫び声が聞こえる。

 

「ちっ…危ないやつが今年も来やがった。44番ヒソカ、あいつにだけは近づくなよ。危険すぎる」

 

(そうかなぁ?強い気は感じないけど…)

 

「そうそう、君みたいな子供も参加してるよ。あそこの99番と405番。二人とも歳が近そうだから話すならその辺りがいいんじゃないかな」

 

(そろそろ下剤ジュースが効いてきてもいいはずだが…)

 

ジィー

 

「ん?何か?」

 

(ジュースの缶を見つめてる?)

 

「あの、ジュースなら大丈夫ですよ。きっと賞味期限切れてたとかですよね?変な味しましたけど、なんともありませんから」

 

(ギクッ!)

 

「いや、はは…そうなんだよ!本当にごめん!」

 

(どうなってんだ今年の新人は…)

 

(やっぱりピッコロさんはすごいなぁ。5歳のときに荒れ地に放り出されたときに何でも食べて生き抜いた経験が生かされてる)

 

「じゃ、じゃあオレはこの辺で…」

 

「トンパさんありがとうございました!」

 

ジリリリリリリリリ!

 

離れていくトンパを見送ってすぐ、試験は始まった。

 

****************************

 

「では、これよりハンター試験を開始いたします。私についてきて下さい」

 

試験官のサトツはそういうとスタスタと歩き始めた。

 

(ついていくだけ?これなら簡単そうだ)

 

しばらくついていくと段々スピードが上がっていく。

脱落者も出だした頃、悟飯は声をかけられる。

 

「オレはゴン!隣はキルア!んで、クラピカにレオリオ!君は?いくつ?」

 

「あ、初めまして。僕は孫悟飯です。今年で11になります」

 

「げっ、年下かよ。ちぇ、最年少だと思ったのにな」

 

口を尖らせながら拗ねるキルア。

 

そのまま5人でワイワイと話をしながら階段をかけ上り平原に着く。

 

「ゴール?」

 

「いや、この様子だとまだ何かありそうだ」

 

悟飯の問いかけにクラピカが答えたとき試験官のサトツが声を出す。

 

「ヌメーレ湿原、気を抜くと命を落としますよ」

 

「待て!そいつは偽物だ!本当の試験官は俺だ!」

 

怪我をした男が急に飛び出してきて参加者を引き留める。

 

「見ろ!人面猿が試験官に化けてやがるんだ!」

 

ざわつく

 

「え、でもおじさん人じゃないよね?」

 

悟飯の声に注目が集まる。

 

「だって、"気"が人じゃないよ」

 

「な、何を言ってやがる…」

 

「えーっと、…んっ!」ボッ

 

一瞬気合いをいれた悟飯の気に当てられて、人面猿がまとっていた変身の気が吹き飛んで本性が露になる。

 

(いまの気配はなんだ!?)

 

サトツは一瞬で全身に冷や汗をかいていた。

 

(美味しそうじゃないか…)

 

ヒソカはしたなめずりをしながら悟飯を見つめる。

 

「…さ、さて。こういう危険があるとわかったはずです。皆さん騙されずについてきてくださいね」

 

サトツはなんとか平然を装い、また歩き始めた。

 

******************************

 

「悟飯、さっきのなんだよ」

 

キルアが話しかけてくる。

 

「気っていうんだけど、どう言ったらいいのかなぁ」

 

「わっかんねぇ…。それより気を付けないと。あいつ、霧に乗じてヤるぜ」

 

その瞬間、トランプが飛んでくる。

 

「いってぇええええええ!」

 

レオリオが悲鳴を上げた。

 

「ククク」

 

「ヒソカ、さん?」

 

「君は?406番、さっきの人面猿を見破った男の子だね◆」

 

「何をしてるんですか!?危ないじゃないですか!」

 

「試験官ごっこ◆」

 

「ふざけないください!僕は誰も傷つけたくないんですよ。だからこういうことやめてください」

 

「…それは、ボクより自分の方が強いって言ってるのかい?◆」ゴゴゴゴゴ

 

ゾクッ

ゴンとキルア、クラピカにレオリオの4人は背筋が凍るほどの恐怖に刈られる。

 

「はい」

 

(やめるんだ悟飯君ッ!)

 

「ふぅん…◆」

 

何気ない振りをした瞬間、トランプが悟飯に向かって飛んでいく。

 

シュン

 

(消えた!?◆)

 

「やめるように言った」

 

ヒソカの後ろに高速移動した悟飯は低い声で再度言った。

 

(見えなかった…だが!◆)

 

ヒソカは回し蹴りを繰り出す。

 

悟飯は易々とそれを掴み、足を潰すように力を込める。

 

(これはっ!◆)

 

「やめろと言った」

 

「クッ…ここはやめておこう◆」

 

悟飯が足を放し、ヒソカは一歩下がった。

 

完全に呆然とする4人のところへ行き、悟飯は声をかける。

 

「ずいぶん離れちゃいましたね…追いかけるので皆さんぼくに掴まってください」

 

悟飯は4人を掴まらせると、フワッと浮き上がる。

 

「おいおいおいおい!なんじゃこりゃぁああ!」

 

叫ぶレオリオは一旦無視して、ヒソカを見下ろす。

 

「覚えておくといい。後でまた◆」

 

不気味な笑みを見せるヒソカに悟飯は

 

「あなたは人を傷つけすぎた。これ以上はなにもさせない」

 

悟飯は魔閃光でヒソカを地の果てへ吹き飛ばした。

 

「は?」

 

唖然とするクラピカを横目に、サトツの気を探って二次試験会場へと悟飯は飛んでいった。

 

***************************

 

 




すみません、疲れたので終わります…
ちなみに初投稿です

こんなのでも人気が出たら続きを書きます


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二次試験

お気に入り、感想、評価、ありがとうございます!
おかげさまで続きを書けそうです!



「あたしメンチ、こっちはブハラ。二次試験の試験官よ」

 

5つのちょんまげをした不思議な髪型の女性と、大型というより巨大な男性が二次試験の試験官のようだ。

 

「二次試験は"美味しい"が合格よ。まずはブハラから。好物の豚の丸焼きを所望するわ」

 

銅鑼の音と共に二次試験スタート。

 

「豚、ってあれでいいのかな?」

 

悟飯は軽く手刀で止めをさすと、気で焼いた。

 

「君が一番?」

 

ブハラが目を輝かせてがっついて食べた。

 

(こんな試験だったらぼくでも合格できそうだ)

 

悟飯はほっとしていた。

 

**************************************

 

「二次試験終了ーーー!」

 

合格者は70名。

もちろんゴンたちも残っていた。

 

「だいぶ残ったわね…次はあたしの番よ!お題は"寿司"!」

 

ざわざわ

 

「寿司と言っても握り寿司しか認めないわよ!さぁ、スタート!」

 

困惑する参加者。

 

「おい、ゴンわかるか?」

 

「ううん、レオリオこそ知らない?」

 

「キルア、君は?」

 

「いや、こういうのはクラピカのが得意なんじゃない?」

 

「私が過去に見た文献によると、新鮮な魚と酢飯を合わせたものだと…」

 

「さかなぁあああ!?ここは森ん中だぜ!」

 

「バカ者!声が大きい!」

 

(魚!)

 

参加者全員が川へと飛び出していった。

そこには悟飯だけが残っていた。

 

「んで、406番、あんたはあたしに何か用なわけ?」

 

「すみません、会場からはどれくらい離れていいんでしょうか?」

 

(なにこの子?海まで行くつもり?)

 

「別に制限時間内に戻ってきてくれさえすればどこへでも、よ」

 

「ありがとうございます!」

 

悟飯は勢いよく調理場を飛び出して空へ飛んでいった。

 

「あ、あの子なんなのよ……」

 

*************************************

 

「ブルマさん!」

 

「あら、悟飯君じゃない。どうしたの今日は?」

 

「いえ、ちょっといまハンター試験受けてまして…」

 

「ハンター試験!?あんいったいなにやってんのよ」

 

「まぁいろいろありまして…」

 

興味津々なブルマに一生懸命説明する悟飯。

 

「ふーん、相変わらずそういう抜けたとこは孫くん譲りね。いいわ、美味しいお寿司を準備すればいいんでしょ?」

 

「あの、でも時間もあんまりなくって…」

 

「大丈夫よ、すぐにうちのコックに握らせるわ」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

そして数分後

 

「さ、できたわよ。ネタわかんなかったからとりあえず沢山作っといたわ」

 

「こんなにいっぱい…」

 

「余ったら悟飯くん自分で食べちゃうかお友だちにでもあげたらいいじゃない。さ、チチさんを楽にしてあげるんでしょ。頑張ってらっしゃい」

 

「はいっ!」ドキュン

 

寿司が崩れないような速度で戻る悟飯。

 

*********************************

 

「あんたも403番並み!」

 

ガビーン

 

うちひしがれるクラピカ。

そこへ悟飯が戻ってくる。

 

「あの、これでいいんですよね?」

 

(おお!まともなの来たじゃない!というより見た目完璧じゃない!味の方は…)

 

「んっ!シャリの程よい硬さと脂の乗った最高級大トロ!しかもこのネタ…昆布で熟成をさせてるわ!」

 

「ど、どうでしょうか…」

 

「文句なしの合格よ!あんたどうしたのこれ!?もしかして寿司職人!?」

 

「いえ、あの…その…」

 

口ごもる悟飯

 

「そんなことよりオレのを食べてみてくれ!」

 

レオリオが第2作を持ってくる。

 

ピチピチ

 

「………………失格」

 

膝から崩れるレオリオ

 

「あ、あのレオリオさん。僕のいっぱいありますんで皆さんにも分けますよ」

 

悟飯はブルマからもらった大量のお寿司をゴン達に分けた。

横目で見ていた参加者からもねだられ、全員がそれを持ってメンチのところに駆け込むことになった。

 

「なんでいきなり上級者のにぎり寿司が全員から出てくるのよ!」

 

理由を知ったメンチは

 

「これじゃ試験にならないじゃない!このお寿司ダメにしても作り方みんな知っちゃったわけだし!こうなったら全員失格よ失格!」

 

「なんだとぉ!」

 

レオリオ以下、参加者全員からブーイングが入る。

 

「決めたものは決めたんだからダメよ!」

 

「それはちと厳しすぎやせんかね」

 

空から声が聞こえてきた。

 

「ちょっと見に行ってきます」

 

悟飯が上空の飛行船まで近づくと、落下してくる老人と目が合った。

 

(ほえ?)

 

着地も忘れてこける老人。

 

「い、いま飛んどりゃせんかったか?」

 

気を取り直して老人は続ける。

 

「ワシはハンター協会の会長、ネテロじゃ。メンチや、ちーっとばかし厳しすぎやせんかの、他の課題を試してからでもいいんではないかのぉ」

 

「会長がおっしゃるなら…」

 

********************************

 

「ここはマフタツ山。ここに生息する蜘蛛ワシの卵を取ってくるだけの簡単な課題よ」

 

待ってましたとばかりにジャンプする参加者たち。

悟飯はもちろん飛んで取りに行く。

 

(あ、あいつ本当になんなんじゃろ…)

 

無事に合格した悟飯たちは飛行船に乗って第三試験会場へと向かうのであった。

 

 

 

 




セルゲームのあとの悟飯なので、良い子はもちろん、おかしな行動もしません。
淡々と進んでしまう可能性ありです…
ただただこのときの悟飯が好きなので書いてしまってます…

笑いがあるのはもう一つの作品『悟空とべジータのハンター試験?』の方だと思うので、そちらもよろしくお願いします。


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三次試験(1)

お気に入り、感想、評価、ありがとうございます!
おかげさまで続きを書けそうです!



「ここが三次試験会場なんでしょうか?」

 

遥かに高い塔のてっぺんに降ろされた悟飯たち

三次試験はこの塔から降りることらしい

 

「何か仕掛けがあるはずだ…」

 

考え込むクラピカを他所に、悟飯は飛び上がる

 

「ちょっと下見てきますね」ヒューン

 

「…」

 

唖然とする参加者たち

 

「よっ」バキッ

 

飛んでくる怪鳥を手刀で落としながら地面へ着地する。

 

「物騒なところだなぁ。ん、ここが1階の入口かな?」

 

ゴゴゴ

 

重たい扉を押し開けて部屋に入る。

 

「ダメダメダメー!失格にしちゃうよ!ボクはリッポー第三試験の試験官さ」

 

「あちゃー、やっぱりダメですか…」

 

「ちゃんと塔の中をクリアしてこそ合格だよ!ズルをしようとしたペナルティで一時間はここで待ってもらうよ」

 

「はい、すみません。」ペコリ

 

そして一時間後、悟飯は上へと戻って行った。

 

**********************************

 

悟飯が降りてから時間を遡ること10分

 

「くっそーどうすりゃいいんだ!」

 

レオリオがイラついている

 

「しっ!それより気づいたか?人が減ってる…」

 

キルアが指摘する

 

「ほんとだ?どうしたんだろう?」

 

首をかしげるゴン

 

「床に回転式の扉がある。そこから降りてるようだ」

 

クラピカがわかったことを教えてくれる

そこへゴンから声がかかる

 

「みんなー!こっちへ来てよ!」

 

あったのは下の階への扉が5つ

 

「悟飯、はまだ戻っていないか…仕方ない、我々だけでも進もう!悟飯はもう合格してしまってるかもしれないしな。それじゃぁみんな、また1階で!」

 

そう言って覚悟を決めて4人は下へ降りた。

 

「…」

 

「みんな同じ部屋だったね」

 

苦笑いが木霊する

 

「何々、多数決でクリアせよ?5人必要?あぁ、人数足んねぇーじゃねぇか!」

 

ブウゥン

 

モニターが点いて人の顔が映し出される

 

「私はリッポー。この三次試験の試験官だよ。君たちにはいまから5人で多数決をしながら進んでもらう。5人来るまではそこから動けないってことだね」ニッヒッヒ

 

半ば諦めモードで待つ4人

 

~50分後~

 

コンコンッ

 

天井を叩く音が聞こえてきた

 

ガコ

 

「お、おめぇは!」

 

「悟飯!」

 

見知った4人から声をかけられて安心する悟飯

 

「えっと、どういう状況でしょうか…」

 

「我々はここに閉じ込められていたんだ。5人揃わないと進めないという多数決ゲームのせいで、な」

 

「え、開ければいいんですよね?」グィ

 

鉄格子をひん曲げる悟飯

 

「…」

 

「あ、あの…?進まないんですか?」

 

「オレだってあれくらい出来るぜ…」

 

口を尖らせるキルア

 

「とにかく念のため悟飯もこの○×スイッチを持っていてくれ」

 

「あ、はい」

 

そして進んでいく一向

 

『右か左の道を選べ。右なら◯左ならば×を』

 

ピピッ

 

『右2、左3』

 

「なっ!こういうときは右にすべきだろう!」

 

クラピカが焦って声を上げる。

 

「なんで?」

 

不思議そうなゴンにクラピカが説明をする

 

「人は迷ったとき自然と左を選んでしまうもの。だからこそこういうときは左に罠が仕掛けられてある可能性が高いということだ」

 

「そーいうこと」

 

キルアがさも当然のように頷く

 

「じゃぁあれってか!?ゴンと悟飯とオレが馬鹿だって言いたいのか!?」

 

「まぁまぁレオリオ」

 

ゴンがなだめる

 

「えっと、じゃぁ右に行けばいいんですよね?」グィ

 

また鉄格子を曲げて右への通路を開く悟飯

 

「…」

 

このとき全員が多数決など不要だと悟った

 

 




感想とか評価あれば頑張って続きを書いていきたいと思います。
淡々としてますがこの頃の悟飯なのでご容赦を。

笑いありの方はもう一つの作品『悟空とべジータのハンター試験?』のほうをご参照下さい。


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三次試験(2)

ついに三次試験も中盤!
おかげさまではじめたばかりの作品で1500UA達成してました!
皆さんありがとうございます!



悟飯たち5人は開けた場所へと着いていた

 

「うへぇ、底見えねぇ…」

 

下を覗き首を竦めるレオリオ

 

底の見えない吹き抜けの50m四方の部屋の中央に、30m四方の闘技場の舞台のようなものが置かれている

 

対岸に通路は見えるが、闘技場までの道と、闘技場から対岸までの道がない

 

そして対岸にはフードを被った5人組が待っていた

 

「いまからお前たちには我々5人と1vs1の戦いをしてもらう!各自一度だけしか戦えない!順番は自由!ルールは単純明快!戦い方は自由で、引き分けなしの負けを認めた者の勝ちとする!3勝すれば君達の勝ちで次に進める!」

 

フードを取ったスキンヘッドの男がそう高らかに宣言する

 

「そして!最初はこのオレだ!ルールはデスマッチを提案する!相談して誰が出るか決めるといい!」

 

悟飯を囲んで5人は相談を始める

 

「あれはヤバそうだぜ…」

 

明らかに出たくないオーラを出すレオリオ

 

(そうかなぁ…普通の人に見えるけど…)

 

「オレが行くよ!」

 

ゴンが手を挙げる

 

「ゴン、たぶんあいつの方がお前より強いぜ」

 

「大丈夫!スピードで引っ掻き回すよ」

 

キルアの忠告にニッコリと笑って答えるゴン

 

選手が決まったことで、中央の舞台へと道が繋がる

 

ゴンと試練官のベンドットが中央で相、対する

 

「覚悟はいいか?」

 

「うん!」

 

その瞬間ゴンは縦横無尽に飛び回りベンドットの死角から蹴りを繰り出す

 

ベンドットは避けながらゴンの蹴り出した足を掴もうとする

 

幾度か繰り返した後、ゴンはついに捕まり床に叩きつけられる

 

「ぐっ!」

 

そしてゴンが目を開けた時にはベンドットの拳が目の前に止まっていた

 

「どうする?」

 

「…まいった。勝てないや、ハハッ」

 

負けて嬉しそうなゴンにベンドットはニンマリとし、手を離した

 

『◯:0/×:1』

 

****************************************

 

「ゴン、無事だったか?…次は私が行こう」

 

クラピカが対岸を見据え、中央へ向かう

 

試練官もフードを脱ぎ中央へやってきた

 

「やぁ、ぼくは試練官のセドカン。ぼくからの提案はロウソクゲーム。先に燃え尽きた方が負け。短いものと長いものがあるから、どちらを取るかは君が決めていいよ」

 

(これは心理ゲーム!一見長い方が有利に見せかけて短い方がゆっくり燃える仕掛けになっている、と裏を読ませて長い方に仕掛けを…いや、これは考えすぎか…)

 

「長い方だ」

 

「いいんだね?もう変えれないよ?」

 

「あぁ」

 

そしてセドカンが長い方のロウソクを床に置こうとした瞬間

 

「待て!」

 

クラピカが制止する

 

「短い方にはもう変えれないよ?」

 

「いや、長い方でいいんだ。ただし、短い方も長い方も両方床に置いてもらう。もちろんいま手に持っている短いロウソクをそのまま床に置いてもらう。二人が見えている状態で火をつけよう。フェアなやり取りだ。問題はないだろう?」

 

セドカンは焦る

 

「いや、手に持ってやるのがルールなのさ」

 

「私の目から外れないと不都合なことでもあるのか?」

 

「…」

 

沈黙が流れる

 

「ふぅ、…君の勝ちでいいよ。まいった」

 

セドカンが負けを宣言して第2戦は終わった

 

『◯:1/×:1』

 

************************************

 

「ねぇ?どういうこと?」

 

ゴンが早速尋ねてくる

 

「あぁ、あれはトリックさ。どちらを選ぼうと最初に見せていたロウソクは燃えやすいもので、私に目を離させた隙に燃えにくいロウソクとすり替えて勝つつもりだったんだろう」

 

「それをクラピカが見破ったから負けを宣言したんだね!」

 

ゴンは感心した風に頷く

 

「んじゃ、次はオレ行こうかな」

 

キルアが背伸びをしながら手を挙げた

 

対岸からはフードを被ったままの男がやってくる

 

「オレもデスマッチを提案する!命のやり取りをな…」

 

「ん、いいよ。けど本当にヤっちゃっていいの?」

 

(なんだこいつ…子供の癖にビビってないだと?いいさ、ビビらせてやる)

 

フードを剥ぎ取った試練官マジタニ

 

継ぎ接ぎだらけの肉体を見せつけ、挨拶代わりに床を砕く

 

「負けを認めるなら今のうちだぜ。お前を20人目として胸に刻んでやろうか。この旅団四天王のマジタニ様の手によって」

 

「いいからはじめようぜー」

 

余裕綽々のキルア

 

「後悔しても知らんからな!」

 

マジタニが動こうとした瞬間

 

キルアはマジタニの顔を掴んでいた

 

「握り潰されたくなかったら負けを認めろよ」

 

ギリギリギリ

 

段々と力を込める

 

「わっ、わかった!認める!負けだぁ!」

 

あっさりと負けを宣言して終わるマジタニ

 

『◯:2/×:1』

 

************************************

 

「どうしたマジタニ?」

 

戻ってきたマジタニにベンドットが声をかける

 

「あいつ…本当にオレの頭潰す気だった…。今回のやつらは本当にやべぇよ!」

 

喚くマジタニに残りの試練官のうちの一人が声をかける

 

「問題ない…オレが出れば次に戦おうとするやつはいなくなる…」

 

「ば、解体屋ジョネス…」

 

「肉を…摘まんで終わりだ…」

 

そう言って素手でコンクリートを潰しながら呟いた

 

 

その頃反対側の悟飯たちは

 

「お前あんなに強かったのか!?」

 

驚くレオリオにキルアが満足そうにニヤつく

 

「で?次はレオリオ行くの?」

 

「いや、ここは悟飯に行ってもらおう。デスマッチが主なゲームだ。ここでは悟飯の強さの方が勝ち目が高いだろう」

 

クラピカの提案により次が悟飯に決まる

 

悟飯が参戦を宣言すると、対岸の試練官がフードを取る

 

「悟飯!オレたちの負けでいい…あいつとは戦うな」

 

「え?どうしたんですか?」

 

レオリオが冷や汗を浮かべて悟飯を止める

 

「あいつは解体屋ジョネス。ザバン市犯罪史上最悪の大量殺人者だ…。素手で人を解体しやがった狂ったやつだ…」

 

「大丈夫ですよレオリオさん」

 

気軽に返事してひょいっと中央の舞台に降り立つ悟飯

 

「やっとシャバの肉が掴める…」

 

「あのー、ルールは今回なんでしょうか?」

 

「ルールなどない…これから一方的な殺戮が始まるだけだ…」

 

「えっと…まいった、って言った方が負けってことでいいんでしょうか?」

 

「あぁ、いいだろう」

 

「よろしくお願いします」ペコリ

 

悟飯が挨拶して頭を下げた瞬間

 

「逃げろ悟飯っ!!」

 

がしっ

 

ジョネスが悟飯の首を掴む

 

掴む…

 

「えーっと、始まってます?」

 

悟飯はきょとんとして尋ねる

 

ジョネスは必死に悟飯の首や腕を掴む

 

掴む…

 

(ばらせないっ!)

 

「あのー、あんまり時間かけるのも悪いので…失礼します」

 

ドゴッ

 

くの字の折れ曲がる程の衝撃を腹部に受け、ジョネスは床に倒れ付した

 

(へ?)

 

悟飯以外の全員が唖然とする

 

「えーっと、ぼくの勝ち…でいいんでしょうか?」

 

「あ、あぁ…」

 

意識のないジョネスに代わり、ベンドットが返事をする

 

『◯:3/×:1』

 

悟飯たちはゲームに勝ち、道を進む

 

**************************************

 

幾度となく多数決とそれによる試練を乗り越える

 

巨大岩を悟飯が受け止め

◯×迷路の壁を悟飯が全て砕いて直進し

地雷すごろくを悟飯が気弾で破壊して

 

そして最後の扉の前へと辿り着いた

 

『"最後の別れ道"長く困難な道は45分、短く簡単な道は3分。ただし、短い道は3人しか行けません。2人が壁の手錠に手をはめてからしか開きません』

 

「まだ時間もあるし5人の道でいいんじゃない?」

 

ゴンが提案する

 

「いや、ここは3分の道を選び、手錠にかかった二人を悟飯に外してもらうのがいいだろう。このトリックタワー、何が起こるかわからないからな」

 

クラピカがゴンの提案を押さえて再提案する

 

バゴッ

 

そんな4人を他所に悟飯は3分の道の扉を、扉の枠ごと外していた

 

「えっと、開きましたけど…」

 

**************************************

 

第三次試験通過人数22名!

 

 

 




次はとうとう四次試験!
ゼビル島でのサバイバルゲームが始まる!


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四次試験(おわり)

長らくお待たせしました。
別作品『悟空とべジータのハンター試験?』を進めてました。。。
両方読んで下さってる方は、あちらの【17】が投稿されてから読んだほうが良いかもしれません。
http://syosetu.org/novel/151315/
【17】は2018/3/23には投稿予定です。



トリックタワーをクリアした悟飯たちは、塔の外で説明を受けていた

 

「私が試験官のリッポー。三次試験合格おめでとう。次の四次試験は遠くに見えるあの島、ゼビル島で行われる。四次試験が終わればあとは最終試験のみ」

 

ざわざわ

 

「そう、あと2つ。でもまずは四次試験に集中してもらう。テスト生の皆さんにはここにあるクジを引いてもらう」

 

(何を決めるんだ?)

 

不安がるテスト生にリッポーは続ける

 

「狩る者と狩られる者」ニヤリ

 

箱に注目が集まる

 

「この中にはいまいる君たちの番号が書かれた22枚のカードがある。それを引いてもらい、引いたものはそのカードに書かれた番号の札を手に入れる、というルールさ」

 

そしてもう少し詳しく、とリッポーは条件を提示する

 

①自分の番号札は3点

②引いたカードの番号と同じ札も3点

③それ以外の番号札は1点

合格の条件は6点以上持って1週間後に戻ってくること

 

「じゃぁまずは三次試験の合格順から…」

 

リッポーの合図と共にテスト生たちが順に引いていく

 

「それじゃぁゼビル島に着くまではごゆっくり」

 

テスト生たちはお互いの番号札がばれないように隠し合い、ただならぬ沈黙で包まれていた

 

*****************************************

 

ゼビル島へ到着した悟飯たち

 

「それでは三次試験合格順に船から降りて島へ入って頂きます!次の人は2分後に、という流れでいきます!」

 

案内役の女性から声がかかり、四次試験がスタート

 

全員が降りてしばらく経ったのち、悟飯だけは海岸に残って考え込んでいた

 

「うーん、言われたルールだと必ず半分は不合格になってしまう。しかも1点の番号札をとる人がいれば尚更…」

 

悟飯はあまり良い気持ちではなかった

 

せっかく協力してここまで一緒に来た仲間を、番号札を奪うという行為で蹴落とすことに納得がいかなかった

 

「やっぱり正々堂々と戦うのがいいと思う!ピッコロさんならきっとそうする!」

 

決意を固めた悟飯は気を入れる

 

(ボク以外の21人の場所は…よし!把握した!)

 

ドヒュン

 

勢いよく砂地から飛び上がり上空へと消えていった

 

*****************************************

 

「ゴンさん、キルアさん、レオリオさん、クラピカさん…ごめんなさい。あとで海岸に来てくださいね」

 

いきなり現れたかと思うと、謝罪を述べたあと一瞬でゴンたちの間をすり抜ける悟飯

 

手には4人の番号札が握られていた

 

「え、それはオレたちの…」

 

レオリオが言わんとする前に悟飯はまた空へと舞い上がって行った

 

******************************************

 

~3時間後~

 

ザシャ

 

最後の一人が海岸線に現れる

 

「これで22人揃いましたね!」

 

「てめぇぶっとばすぞぉ!!」

 

キレる参加者を止めるものはいない

 

それでも悟飯は続ける

 

「すみません。でもなんか違うって思ったんです。ルールは変えられなくても、最大限良い方法にしようって」

 

悟飯の真摯な言葉に参加者たちは少し落ち着いて話を聞く

 

「今から皆さんには、3点の相手の方と戦って頂きます。勝った人には本人の番号札と負けた人の分の番号札をお渡しします」

 

「正々堂々と正面から戦わせるつもりか」

 

大男がニヤリと笑う

 

「もちろん殺しなしで、海岸に引いたこの線を越えるかまいったと言った方が負けとします」

 

「んで?お前のルールに従わなきゃいけない理由とメリットは?」

 

バカにしたように悟飯を見下ろす

 

「やってもらえなかった場合は、集めた番号札を遠くの海に捨ててきます。やった場合は、最大人数の11人が最終試験に残れます」

 

言い切る悟飯

 

「拒否権もねぇ、ってことだな。じゃぁいっちょやるかぁ」

 

そして参加者たちの1vs1が始まる

 

そのとき

 

(…は…!…はん!)

 

ザザッ

 

悟飯の頭のなかで何かが聞こえてくる

 

(お…!ごは…!)

 

だんだんとクリアなる声

 

*******************************************

 

「お、悟飯起きたか!」

 

「父さん…?」

 

「どうした寝ぼけて。チチのやつが朝ごはんに魚取ってきてくれってよ」

 

「ボクはいま…夢…?」

 

「でぇじょうぶか?しっかりしてくれねぇーとオラも安心してハンター試験戻れねぇぞ」

 

(…!そうか!昨日父さんからハンター試験の話を聞いて…!一番金銭的に辛かったセルゲームあとの頃の自分イメージして、夢の中でハンター試験受けちゃってたんだ…)

 

「お、でぇじょうぶそうだな」

 

瞳に精気の戻ってきた悟飯を見て安心する悟空

 

「じゃぁまだ四次試験の途中だからゼビル島っちゅう島に戻ってくっぞ」

 

そう言って悟空は瞬間移動して行った

 




以上で終わりとなります!
皆さんご愛読ありがとうございました!

別作品の『悟空とべジータのハンター試験?』と実は繋がってました!
四次試験中に1度帰宅した悟空。
夕食時に面白おかしく悟飯にハンター試験を聞かせる悟空。
すんごい賞金がもらえると聞いて、悟飯は(あのときに知っていれば良かったな)と、セルゲーム後の貧乏生活を思い浮かべていました。
夜も更け、ベッドに入った悟飯は、その夜ハンター試験の夢を見たのでした。。。


関連作品はこちら
『ベジータの天空闘技場 攻略』
https://syosetu.org/novel/152392/


ご愛読、本当にありがとうございました。
是非感想など頂けると嬉しいです。


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