ハイスクールD×D 仮面魔法伝 (からおお)
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旧校舎のディアボロス編
第1話 ブロローグ


はじめまして、執筆したからおおです。
一応、原作に関しては、アニメをさらっと見ただけであまり、わからない部分があるかもしれません。
また、オリ主の作品であるため、色々と原作と違う部分もあるかと思いますが、それをご理解頂けるのであれば、ご覧ください。


「あなたは誰!?答えなさい!」

紅色の髪の美少女が仮面の戦士に問いかける

「少なくともあなた達の敵ではない。」

仮面の戦士は去ろうとする

「待ちなさい!」

「俺は仮面ライダーウィザード……」

と告げると仮面の戦士は消えていた。

 

魔法の指輪…ウィザードリング…今を生きる魔法使いは、その輝きを両手に宿し、絶望を希望に変える

 

 

僕は蒼磨春人、駒王学園っていう高校の二年生である。

今日もいつものように学園に向かってる。

「あっ。春人くん!おはよう」

「よう春人!おはよう」

「おはよう。」

同級生からいつもように挨拶を交わす

さらに

「やあ春人くん。おはよう。」

「……おはようございます。春人先輩」 

「あっ。裕斗!それに小猫ちゃんもおはよう。」

彼らはよく話をするいわば友達みたいな感じで男のほうが木場裕斗、小柄な女の子は塔條小猫である。

「あと部の方にお菓子を持っていくよ。今日はちょっと旅先で買ったものだから期待できると思うよ。」

「……楽しみにしています。」

小猫ちゃんは少し微笑んでまたいつもの無表情になる

「それにしても春人くんは色々なところに行くね。」

「元々、旅が好きだしな。いろいろな景色を見るのがね。」

と話しながら学園の門をくぐろると

「キャーっ!木場先輩と蒼磨先輩よ!」

「くっそっ!学園のマスコット、小猫ちゃんと一緒に登校なんて」 

なんか黄色声と違う声が聞こえる。

そんな中、鼻血を出して倒れる女生徒も 

「なあ裕斗?お前はわかるが、僕は違わなくないか?」   

「さあどうだろうね。」 

ニコニコして答える裕斗。

「…では私はここで。また部室で会いましょう。」 

ペコリとおじきをして小猫ちゃんは自分の教室へ

僕と裕斗は違う教室なのでそれぞれ教室に

 

 

放課後

「じゃあ失礼します。」

僕は担任の先生から頼まれごとをされ、職員室から出て

自分が所属している部活・・・・オカルト研究部の部室の方に向かっていた

となんか騒がしい声が

「またあんたら覗いたわねっ!」 

「逃げろーーーっ!」

「捕まったら半殺しだ」

「おっおい待てよ!」

前から走ってくるのは同じクラスの兵藤一誠と取り巻きの松田と元浜、追っかけてきてるのは女子剣道部の村山さんと片瀬さん、それに何人か。また覗きか

「おっ!春人!いいとこにここで俺達隠れてるんでよろしく!」   

ある空き教室に3人は隠れた

「ふい~」

 

  

「見つけたわっ……覚悟!」

「痛っ!」 

竹刀でいきなり顔面を叩かれてしまった。

「はっ春人くん??ワタシったらなんてことを!ごめんなさい」  

「なんてことしてるのよ!だっ大丈夫!?春人くん。保健室行く?」

「大丈夫大丈夫。でどうしたの?」

僕は手で顔を隠しながら 

「どうしたもこうしたもないわ!あの三馬鹿がまた私達の着替えを覗いたのよ。」

「またかー。アイツらも懲りないなあ。それで皆竹刀を持っているわけね」

「はい。アイツらをとっちめようと」

「よーし!なら一役買おう!・・そこの教室」

僕は親指で3人が隠れた教室を指す。

「ありがとう春人くん!」

「見つけたわよ!三馬鹿!!」

で女子達は教室に入り、その三馬鹿を引きずり出していた

「裏切り者〜っ!やはりイケメンは敵だ!」

「そうだそうだ。」

「・・・村山さん、片瀬さん、やっちゃって。」

僕はニコッと笑い、オカルト部の方に

「まっ待ってくれ!」

「あんたらのせいで春人くんの顔にキズがついたじゃないの!」

「覚悟はできてるんでしょうね〜」

その後、三馬鹿の断末魔の声が聞こえてきたが、気にしない気にしない。

 

 

オカルト研究部

 

「あらあら~それは災難でしたわね〜。」

「とんだとばっちりくらいましたよ。」

ソファーに座って僕は手当を受ける

「ありがとう朱乃さん。」

「どういたしまして〜こんなこと容易いことですわ〜」 

豊かな物腰で話すのは姫野朱乃さん。三年生でこのオカルト研究部の副部長である

「そいや朱乃さん?部長や他のみんなは?」

「あともう少しで来られると思いますけど。」

「そうだ。これみんなで食べてください。」

「あらあら〜またどこかに行ってらしたんですね〜。」 

ガラガラっ

「あらもう来ていたのね。春人。どうしたの?その鼻は?」

「ああこれ大したことはないです。ちょっと災難にあいまして」

入ってきたのはこのオカルト部の部長、リアス・グレモリー先輩。 

僕は部長にも朱乃さんに話した内容をまた話したら、笑われた。 

「さて眷属になる気にはなった?」

「いえ。前にも言いましたが、僕はこのままで」

「残念ね。貴方ならかなりの戦力になるのに。」

「ただ、手助けはさせてもらいますよ。部の一員として。」

「あら頼もしいわ。」

といきなり部長は制服を脱ぎだした

「なっ何やってんですか!?」

「え?シャワーを浴びようと思ったんだけど。」

「なら中で脱いでくださいよ!」

「あら?別に春人の前なら大丈夫だと思ったんだけど?なんなら襲う?」

「しません!」

「相変わらず可愛いわね〜春人は」

と笑いながらシャワー室へ向かった

「全く!」

「春人さんが望むなら私はいつでもよろしいですわ〜。」

「朱乃さんも何言ってるんですか!」

その後、裕斗と小猫ちゃんがやってきたので

僕が持ってきた菓子とお茶で僕の災難話で花を咲かせていた。    

 

次の日の昼休み

「おい春人。」

「ん?なんだイッセーか。この前のことはお前らが原因なんだからな。」

「ちげえよー。俺にも彼女ができたんだよ」

「へえーそれはよかったなあーおめでとうー(棒)」

「なんだよ!その棒読みな祝い方」

「まあ一生分の運を使い切ったんだせいぜい離さんように」    

「お前、さらっと悪口言ったな」

「ふい~・・・だからあの2人はあの調子なのか。」 

と後ろで松田と元浜が悔しがっていた。

 

 

イッセーside

 

俺はついこの間できた彼女、夕麻ちゃんとデートを楽しみ、公園にて彼女からこう告げられた

「ひとつだけお願い聞いてくれる?」

「何かな?お願いって?」

「死んでくれるかな?」

 

イッセーsideout

 

夕方、僕はあきらかにいやな感じのパワーを察知し、そこに向かう。

その嫌なパワーの源の場所は公園だった・・・・。

そこには胸を貫かれたのか血を流し、横たわるイッセーを見つけた。

「イッセーまさか・・・一足遅かったか・・・。」

「あら?貴方の友達?人間がまさか入ってくるなんて、でも見られたからにはあなたにも死んでもらうわね」

そいつは向かってきた。




さてさてはじまりました。

今回は冒頭で変身していただけで実際は次話ですね

拙い文章力ではありますが、お付き合いできればと思います。

ではまた。


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第2話 仮面の戦士

ここで主人公を軽く紹介

名 蒼磨春人

異世界で神様のミスで死んでしまい、仮面ライダーウィザードの力を授かり、この世界に転生した青年で現在は駒王学園高等部2年生。
学園ではオカルト研究部に所属。
裏ではウィザードで困っている人を助ける正義の味方。
ウィザードリングは全てにあるが、まだ使えないものが何個かある
また、今は基本スタイルしか変身できない。

まえがきです。

今なんとアニメを見直して執筆中しております。

それでは2話をどうぞ。


「あら?貴方の友達?人間がまさか入ってくるなんて、でも見られたからには・・・」

ヒューーーーン!

「あなたにも死んでもらうわね。」

ガキッ

「なっ!私の槍が!何故!?人間ごときに」

そう僕は素手で受け止めていて、そのまま奴に返した

「くっ!人間にこんな力があるなんて・・・まさかセイグリッド・ギア??」

(だけど・・・あの男からは反応がない)

「セイグリッド・ギア?まあこの世界じゃそれに匹敵するのかもしれないな。」  

『ドライバーオン!ブリーズ!』

僕はドライバーオンウィザードリングを使用。ウィザードライバーを出現させる。

「どの世界でも悪が栄えた試しがない。だからとっとと片付ける。」

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン。』 

「変身!」

『フレイム!プリーズ!ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!』

魔方陣に包まれた瞬間、僕は仮面ライダーウィザードに変身した。

「貴方!?何者?」

「仮面ライダーウィザード!!」

「仮面ライダー??でもどんな姿に変身しようが人間が私にかなうわけ!」

「どうかな。さあショータイムだ!」

『コネクト!プリーズ!』

僕はウィザーソードガンを取り出す。そして弾丸を女堕天使に放つ!

「くっ!」

「避けるか。なら!」      

『バインド!プリーズ!』

魔法陣から鎖か飛び出し、女堕天使を捕獲する

「なっ何これっ!?動けない」

「これでフィナーレ……」

と僕が技を出そうとしたとき後ろから気配を感じた。見てみると

(げっ!リアス部長??) 

そこには顔馴染みのリアス部長が彼女はイッセーに何かしている。 

と気が緩んでしまった時に女堕天使を逃してしまった。

「しまった!」

「くっ!グレモリーの次期当主まで現れるとは!はっ!今日は引かせてもらうわ!」 

と言いながら、堕天使はその場から消える。 

「ふい~まあ仕方がない・・・帰るか。」

「待ちなさいっ!」

ってそう簡単には無理だよな~。  

「あなたは誰!?答えなさい!」

「少なくともあなたの敵ではない。」

「待ちなさい!」

「俺は仮面ライダーウィザード……」

『テレポート!プリーズ!』

「くっ・・・彼とはまた会うことになりそうね…」 

 

 

 

 

翌朝

「ふわあ〜さて起きるか」

着替えを済ませ、朝食を摂る。

元々、転生したから僕には両親はいない。ただ、毎月、仕送りしてくれる後見人がいる。だからなんとかなってるし、元々家事はできるほうだ。

そんなことを思いながら、僕は家を出て学校へ向かう

(ただ、昨日は変身が解けなくて良かった。バレちゃうからな〜。平常心平常心) 

「・・・おはようございます。」

「うわあっ!」

「・・・どうしたんですか?」

「なんだ。小猫ちゃんか。いやごめん考え事していたもんで」

「・・・そうですか。」

と教室まで一緒に登校することに

小猫ちゃんと別れ、教室につくと

「春人っ!!」 

「うわあ!イッセー!なんだよ!」

教室に入るやいなや、そこには昨日、血だらけで倒れていたはずのイッセーがいた。

(そうか。リアス部長が・・・) 

「お前なら分かるよな??夕麻ちゃんのこと?」

「お前の彼女か?あっ!」

そうだ・・・・あの女堕天使のことはもしかすると皆から記憶が消えて・・・。

「お前は知ってるんだな!いやみんな知らないっていうんだよ!」

「落ち着け!僕も詳しくは知らないが、とりあえず今日はおとなしくしてろっ!」

「っ!なんなんだよそれは!?お前、なんか知ってるな!?」

「おいおい蒼磨なんかほっといて、俺たちと俺んち行くぞ!」

そそくさ・・・

(あぶねえ~ここは何も言わないほうがいいだろう。松田達には感謝だな。それにしても部活にもうかつにいけないな。今日はまっすぐ帰るか。)

 

 

 

「やはり、春人には効かないのね。」

「・・どうします。」

「・・・・・仮面ライダー・・ウィザード。確かめる価値はあるわね。」

 

 

 

 

イッセーSide

 

「なんなんだよっ!なんだっていうんだ??」

俺は夕方、帰る途中にコートの男から逃げていたが、追い詰められていた。 

「はぐれなら消えろっ!」

剣のようなものを振り上げた 

ガキッ

「何??」

「えっ!?」

そこには赤の仮面の戦士が間に入り、奴の攻撃を剣みたいなもので受け止めていた。

「レイナーレ様が言っていた仮面ライダーか。ならまずは貴様から」

『キャモナスラッシュシェイクハンズ!』

『フレイム!スラッシュストライク!ヒーヒーヒー!』

なんかすごく大きな音声が聞こえたと思うと、仮面の戦士が持つ剣から炎が出て、斬撃をコート男にくらわし、奴の得物も破壊する。

「くっ。この技、見たことのない技だっ!」

とその直後にろから陣が現れる。

「御機嫌よう。堕ちた天使さん。」

「リアス先輩・・・・。」

俺は気を失ってしまった。

 

イッセーSideout

  

「まさかここがグレモリー家の次期当主の管轄だったとは。」

「この子にちょっかいを出すと容赦しないわよ。」

「それなら詫びよう。だが、眷属なら放し飼いにしないことだ。我が名はドーナシーク。また相見えないとことを願おう。」

とドーナシークは去っていた。

(ふい〜。さてこの状況をどうするかな)

「さて・・・二度もあなたに出くわすなんて、偶然にしては出来すぎてるけど。まずは彼を守ってくれたことには礼を言わせてもらうわ。」

「・・・・・。」

「だけど、私の管轄でウロウロされたんじゃ、黙っている訳にはいかないわよ。小猫。」

と小猫ちゃんが僕に向かってきた。

素早い拳と蹴りを僕に放つが、全部紙一重で躱す。

「当たらない・・・・これはまるで。」

「ふい~。」

「全部躱してる??朱乃!」

「はい!」

小猫ちゃんが避け、朱乃さんが電撃を僕に対して浴びせようとする

「ふんっ!」

僕はマントですべて電撃を吸収する。

「そんな!?」       

『テレポート!プリーズ!』

と僕はテレポートを使い、その場を去る。         

        

「くっ。それよりあの仮面の戦士。」

「…あの躱し方…春人先輩に似ています。いや・・・あの感じは先輩。」

「あらあら~」

    

    

     

  

で次の日の放課後、たぶんイッセーのことで話があるんだろうなと僕は一足先に部室で

待っていた。がっ!

「で?なんで私の膝の上にいるんでしょうか?小猫さん?」

「…居心地がいいからです」

と僕が持ってきた菓子を食べる

「で朱乃さんはかなり近いんですが何故でしょうか?」

「さあ〜どうしてでしょうね〜。」

と言いながらかなり密着してくる   

ガラッ

「連れてきました。部長」

裕斗が入ってきて次に一誠が入ってきた。

「よっ。イッセー。」

「はああぁぁっ???なんで学園のマスコットである小猫ちゃんを膝に乗せ、さらにお姉様の一人の姫島朱乃先輩を横に座らせるなんて羨ましすぎるぞおおぉぉっ!!春人おぉぉぉ!」

なんかかなりのリアクションを出してくれたイッセーだが

「…キモいです」

「ぐはっ」

子猫ちゃんの一言で撃沈した一誠。

「コホン…ようこそ兵藤一誠君。我がオカルト研究部は貴方を歓迎するわ。」

「はあ…」

「でもこのオカルト研究部は仮の姿…私の趣味みたいなものなのよ。」

「それはどういう?」

「単刀直入に言うわ。私達は悪魔なのよ。」

「それは単刀直入すぎ…って!?ええっ!春人お前も悪魔だったのか!?」

「僕は違う。ただの人間だ。」

「まあその話はあとで。それより昨日の翼の奴は堕天使よ。」 

「堕天使??」

「神に仕えしものと言いながら邪な感情をもって冥界に堕ちたもの達よ。彼等は人間を使って私達悪魔を滅ぼそうとしているのよ。あと堕天使だけでなく、天使も存在するわ。三すくみってところね。」 

「うーん。なんか難しい話ですね」

「天野夕麻…彼女は存在していたわ。」 

イッセーに彼女とイッセーが歩く姿の写真を見せる

「っ!」

「彼女は…いいえ、あれは堕天使。昨日貴方を襲った奴と同質よ。」

「でも松田や元浜だって彼女は知らないって」

「彼女は目的を達成したから自身の存在を人々の記憶から抹消したのよ。」 

「そういえば彼女はセイグリット・ギアがどうのこうのって」

「イッセー。左手を上にかざしてちょうだい。」

「はい。こうですか?」

「目を閉じて…1番強いものを思い浮かべてみて?」

だが、イッセーは集中しようにもできなかった

「何か間違いなんじゃ。第一、それが事実なら俺が生きてるのもおかしいし。」

「貴方は私、リアス・グレモリーの眷属として蘇ったのよ。」                   

こうしてイッセーは部長の下僕となった。

そしてイッセーは「あなたの願いを叶えます」のチラシ配りに向かった。      

「さあ。今度は貴方の番よ。春人。」 

「え?」

「いえ。仮面ライダーウィザードさん?」

バッバレていたっ?? 




さていかがだったでしょうか

レイナーレやドーナシークのところをかなりぎゅっとした感がありました。

変身、戦闘シーンも難しいですが、できる限り書いていきたいと思います。また、皆さんで思い浮かべて頂ければと思います。

さて次回はバレた春人はどうなるか?
次回もお楽しみに。


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第3話 堕天使との遭遇

こんにちは。

なんとか1日ペースで作成しています。
目標として頑張りたいと思います。

では本編をどうぞ。


「ここ数日、仮面ライダーウィザードと名乗る者が私の縄張りに現れ始めた……。」

「えーとなんのことでしょうか?」

「とぼける気?まあそれもいいけど?小猫。」

と小猫ちゃんが昨日と同じように拳を繰り出してきた。

「よっと!」

「はっ!」

「やっ!」

「ふっ!」    

「その避け方…やはり春人先輩だったんですね。」    

「しっしまった!これなら攻撃を受けておくべきだったか!」

僕は観念し話すことにした 

「…隠すつもりはなかったですし、前にも言いましたが、貴方達の敵になるつもりはないです。これだけは言っておきます。」

「じゃあやはりあれは貴方なのね。貴方の目的は?」

「それを話す前に僕の事を話しておかないと、実は僕は一度死んでいるんです。ただし、この世界ではなく別世界で。ただ、神様からこの世界に転生されたんですが、この世界は天使や堕天使、悪魔といった種族がいる世界だと知らされていたから、そのため、仮面ライダーウィザードの力を持ったんです。それで人助けをしたりしてるんですよ。ただ、それだけです。」

と話をみんなにした

「あらあら~」

「むぅ……なんか頭が痛い話ね〜小猫?」

「私もにわかに信じられませんが…春人先輩は嘘はついていないです。」  

「そう…其の指輪が変身のもとね?」

「ええ。ウィザードリングといってウィザードライバーっていうベルトのこの部分に翳せば、変身できるんです。」   

「分かったわ。貴方を信用しましょう。その代わり、ここで変身してもらえないかしら?」

「分かりました。」 

『ドライバーオン!プリーズ!』

僕はフレイムウィザードリングを左手の指にはめ、シフトレバーを操作する。

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン。』 

「変身!」

『フレイム!プリーズ!ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!』

魔方陣に包まれた瞬間、僕は仮面ライダーウィザードに変身した。

「あらあら〜」 

「それが、仮面ライダーウィザード!……裕斗!」

と僕に裕斗が剣を向けてきた。

ガキンっ!!

「なっ!」

「いきなりなんてビックリするじゃないか。裕斗。」

そう喋りながら、裕斗の剣をウィザーソードガンで受け止めていた。

(あの一瞬で剣を出して受け止めた!しかもあの剣を一瞬で!やはり昨日の小猫の拳と朱乃の電撃を防いだのも頷けるわ。)       

「…春人先輩、なかなかです。」

「うん。春人くんはかなりの剣の使い手だね。」 

「実力は分かったわ。その力を私達のために使って欲しいの。ますます眷属に

したくなったわ。」

「いいですよ。まあ仮面ライダーは困った人を助けるのが心情だから。眷属の件は

別にして・・・・。あ~だから二人はがっちりガードしていたわけですね?」

「…違います。春人先輩の膝が落ち着くのでいただけです。」

はい?小猫さん?いまさらっと面白い発言しましたよね?

「そうですわ〜。春人さんの横は落ち着くのでいただけですわ〜。」

朱乃さんまでなんてことを

その直後、イッセーは戻ってきた

「あーーーっ!昨日俺を助けてくれた仮面の戦士。」

「イッセー、その左腕は?」

「セイグリット・ギアが発動したのね。」

「あっはい。でこの仮面の戦士は?春人の声がしたけど。」

僕は変身を解く。

「ふい~。」

「はっ!春人!?仮面の戦士はお前だったのか!?」

「ああ。まあ正しくは仮面ライダーウィザード、指輪の魔法使いさ。すまないな。黙っていて」

「いや。すげえっ!無茶苦茶かっこいいじゃんか!」

単純な…まあいいか。

「指輪の魔法使い…ネーミングが良いわね。」

  

 

と僕のことはここまでで、イッセーが言うには左腕にセイグリット・ギアが発動したのはまた堕天使に出会ってしまったからだという。

部長はイッセーにくれぐれも気を付けるように促していた。

 

 

「ふう~」

「よろしかったのですか?」

「春人のことかしら?まあ小猫が嘘をついてないこととさっきの変身ね。もし何かするならあの場で力を駆使して私達をどうにでもできただろうし、部に入った時点、もうやってるでしょう。でもあの子からは殺気も目的があるようにはみられない。」

「あらあら~」

「朱乃こそどうなのよ?」

「私は春人さんが何か悪いことするような子には最初から思っていませんわ。可愛い子ではありますけど……。」 

「貴女らしいわね。」

 

  

翌日 

「はっ!」

「やっ!」

僕と裕斗は剣を交えていた。まあ授業なんだけど。裕斗のクラスと合同で

まあ剣とはいえ竹刀だけどね。

「ふうっ〜」

「お疲れ様。春人くん」

「ああ。ありがとう裕斗」

と言いながら裕斗から飲み物を受け取る

「春人くん、君の剣筋には一切曇りがない。素晴らしいよ。さすが仮面ライダー」

「しー。裕斗、それはまずい。変な噂が立ってしまう。」

「ああ。ごめんごめん。」 

「だが、裕斗こそ。なかなか強いじゃないか。」

とお互いを褒め合っていた。

傍ら、イッセーはというと

「くっそっ!春人も木場もなんであんなに強いんだっ!」                

外野は女子生徒の声がキャーキャー言っていた。

 

そして剣道着から制服に着替え、放課後、オカルト研究部に向かう。

「ダメよ!教会に近づいては!」

部長の声が響く。

「あれどうしたんだろう。」

と思い、中に入る。

どうやらイッセーが部長に怒られていたみたいだ

悪魔にとって教会にいく事は致命傷になる。

それを一誠は教会に行くシスターを途中まで送っていたらしい。まあ説明していなかったから仕方がないが、あとから聞いたら悪寒とかがしたらしい。まあ僕は悪魔ではないから教会に行っても大丈夫だと思うが……

 

 

 

その日の夕方にイッセーに依頼がきた

本来、子猫ちゃんの依頼だが、被ったため、イッセーが行くことにまあ僕は契約を取るのにチャンスじゃないかとはっぱをかけたが、嫌な予感がしたため、その依頼主のもとへ行くと案の定……  

「春人っ!」

「大丈夫かっ!イッセー!」

そこにはケガをしたイッセーとイッセーが言っていたシスターと思われる女の子とイカれた神父がいた 

「なんですか?あれれ?貴方は人間??何故悪魔の味方をなさるのですか?」

「こいつは友人だからな。」    

『ドライバーオン。ブリーズ』

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン。』 

「変身!」

『ハリケーン!プリーズ!フー!フー!フーフー!フーフー!』

僕はハリケーンスタイルに姿を変えた。

「なんですかぁそれは?見たことないですが?」

「お前にいったところでなんもならんだろ?ふい〜。最初に言っておく!俺はかなり強い!」

ゼロノスの決めセリフを僕は言う

「おおー怖い怖い。ではその強いところを…見せてくださいよおおおぉぉっ!!」

奴の弾丸や斬撃を僕はウィザソードガンで弾き返す。

「シビレますね〜友情ってやつですか?」

「それがどうした?悪いか?」 

すると魔法陣が現れ、裕斗、朱乃さん、子猫ちゃんが現れた

「兵藤くん、春人くん助けに来たよ。」

「あらあら〜これは大変ですわね〜」

「…エクソシスト」

「みんな!」 

「ひゃほおおいっ!悪魔の団体さんのご到着!」

「消し飛べっ!」 

ドカーーーンッ!!

「よくもうちの下僕を可愛がってくれたわね。」

「部長!」

「春人ありがとう。あなたのお陰で結界を破ることができたわ。」

「ふふ…どういたしまして。」

「…堕天使複数」 

「アハハハハぁぁぁっ!形勢逆転ですよおぉっ!」 

「今はイッセーを回収することが優先よ。朱乃、春人!」

「はい。」「分かりました!」

『テレポート!プリーズ!』

僕達は一旦退却した。あのシスターを残して

         

 

イッセーは傷の手当を行ったあともシスター…アーシアを助けられなくて項垂れていた。

僕もなんとかしてやりたいが・・・・・。

今はイッセーが無茶な行動をしないか、部長から言われ、影で見張ってる状態。

「ならこれで。」

『ガルーダ!プリーズ』

『ユニコーン!プリーズ』

『クラーケン!プリーズ』

レッドガルーダ、ブルーユニコーン、イエロークラーケンを召喚

「あらあら~可愛いですわね。」

「春人これは?」

「プラモンスター・・・いわば使い魔みたいなものですよ。これでイッセーを見張ることができる。もし何かあれば知らせてくれる・・・頼むよ。」

分かったといわんばかりにイッセーのもとへ

 

 

そのプラモンスターの映像は僕が目をつむることで見ることが可能。

(っ!) 

イッセーはあのアーシアと一緒にいて、ある公園で小休止していた。

(彼女……無事だったのか。良かった。) 

そこで彼女は治癒能力のセイグリット・ギアを発動。イッセーの傷を治した。

(へえー僕のヒーリングと同じ効果か)

束の間、

「夕麻ちゃん??」

「レイナーレ様…」 

(あの堕天使かっ!)

「部長、イッセー達の前にあの女堕天使が・・・。」

「なんですって!」

「あと達っていうのは・・・もしかして。」

「ええ。あのシスターの女の子です。朱乃さん。」

「春人、私達には映像は見られないの?」

僕は手を翳し、映像を見れるようにする。

イッセーはセイグリッド・ギアを発動させるもレイナーレの攻撃により、

吹っ飛ばされ、アーシアは連れ去られてしまった。

 

 

その次の日   

僕は部長と朱乃さんの3人である場所へ向かった。 

「これはこれは。私、堕天使のとミッテルト申します」

「あらあら~御丁寧に」

「あれ?悪魔だけじゃなく人間もいるけど??そうかあんたが指輪の魔法使いっすか」

「それしても私達に動かれるのは怖いのではなくて?」 

「ううん。大事な儀式を悪魔さんに邪魔されたらちょっと困るってだけ」  

「あらあら~たった今うちの元気な子達がそちらに向かいましたわ~」

「ええ??本当??まじっすか!?」

なんか無茶苦茶リアクションをするなこの堕天使。

(そういうことかイッセー達はあそこに、つまり敵とみなして潰すわけか。僕達は囮か。)

「まあ三下なら何人束になろうと叶わないだろうし、なんせ本気で邪魔になりそうなのは貴女方お二人とそこの指輪の魔法使い…わざわざ来てくれてあっざーす!」

「なんだかねー。」 

「まあ主であるあんたを倒せば問題ないってことじゃん。」

すると後方からドーナシークともう一人堕天使が現れた。

「合間見えてしまったな。グレモリー嬢、そして指輪の魔法使い。」

「あんたの下僕には借りがあるんだよ。」  

「あらあら~御揃いで~。」

「我らの計画を邪魔するのを既に明白。」

「死をもって購うがいい!」

「朱乃、春人。」

「「はい。」」

『ドライバーオン!プリーズ!』    

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン。』 

「変身!」

『フレイム!プリーズ!ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!』         

僕がウィザードに変身したと傍ら、朱乃さんは戦闘用なのだろうか巫女服に身を包み、それと同時に周りに結界を張る。

「結界!貴様ら最初から!」 

「はい~貴方方をお掃除するためですわ。ごめんあそばせ~。」

「おとなしく消えなさい。」

「精々余裕ぶっていることだ!」

「それはどうかな?さあ!お前の罪を数えろっ!」

と戦いなしからぬ時間稼ぎがはじまった




いかがだったでしょうか?

ゼロノスとWの決めセリフを出してみました。

次回は春人の本気が見れるか??

ではまた。


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第4話 強化

どーもです。

ちょっとペース的に早いですが、第4話できました。

それでは本編をどうぞ。


相手からの攻撃を僕と朱乃さんとで守っていた。  

「いつまでその障壁が持つか。」

「なんなら結界解除しちゃう?ノノノン。あんたらはここで足止め。そしてあんたらの下僕ちゃん達は潰される運命…特にあのレイナーレ姉様にゾッコンだったエロガキ、ほんとにわらっち…「イッセーを甘く見ないことね。」え?」

「あの子は私の最強のポーンなのよ。」

そうだイッセーは可能性を秘めたポーンだ。

と思いながら、相手の攻撃をマントで弾く。

すると!  

キンッ

「きゃっ!」

「朱乃さん!」

「大丈夫ですわ~弾かれただけです。」

「それにしても…随分とあのポーンをかっているようだが、能力的にも低いやつだ。レイナーレ様に敵うわけない。」

「それに元カノだもんね。あーあの話を聞くたびに笑えるわ」

「思い出しただけで腹がよじれるわ。」

「酒の肴にはなったがな」

堕天使3人はそう言いながら攻撃を放つ。 

バキーン! 

 

リアスside

「春人!?」

「春人さん?」

怒りを覚え、堕天使3人を一気に消し去ろうとしたそこには私の攻撃前に春人が私の前に出て、攻撃をかき消していた。 

「ここは僕に任せてください。部長、その怒りはレイナーレにぶつけてください。こんな下衆の相手は僕一人で十分です。」

変身している状態では顔はうかがえないが、オーラがいつもの明るい感じの春人ではなく、怒りに満ちていた。ただ、そうなりながらも冷静さは欠いていなかったようだった。

「指輪の魔法使い・・・。お前が我ら3人を相手にするか?」

「ふっ。どんな姿に変身してようが、所詮は人間・・・・。」

「それこそ笑っちゃう・・・・アハハハハハ!!」

堕天使3人の戯言には耳を傾けず、春人は赤の指輪を取り出す。

それは今変身しているフレイムスタイルの顔部を象った指輪とは少し違う指輪だった。

『フレイム!ドラゴン!ボー!ボー!ボーボーボー!』

さっきのフレイムスタイルと似ているが…

炎に包まれ、現れた姿は赤きドラゴンを思わせるような姿だった。

「あれは新たな姿・・・・それに春人の力がさっきより強大に」

「あらあら~怒らせる相手を間違えたようですわね~」 

 

リアスsideoff

 

「今さら後悔しても遅い・・・フィナーレだ!!」 

『チョーイイネ!スペシャル!サイコー!』

胸部から現れたドラゴスカルから強力な炎を放つ。

ゴーーーーーーーっ!!!!!

「「「ギャーーーーーっ!」」」

 

 

堕天使3人は消滅した。  

「ふい~。部長!朱乃さん!大丈夫ですか?」

「これが貴方の力・・・・・私達はとんでもないものに触れたのかもしれないわね。」

「ふふふ~そうかもしれません~。」

「え?なんですか?」

「いえ。それより、急ぎましょう。」

「ん?はい。」

僕達はイッセー達の元へ、まず、裕斗と小猫ちゃんを助けた。部長にイッセーの方を先にと言ったが、あの子は大丈夫と言われた。

まあその通りでレイナーレを倒していたのだ。

「さて堕天使レイナーレ。私はリアス・グレモリー、グレモリー家の次期当主よ。」

「グレモリー家の・・・・。」

「貴方のお仲間さん3人は私達の仲間の指輪の魔法使いが地獄の業火で焼き払ったわ」

「っ!」 

「地獄の業火??お前、そんな技持ってんの?」

「まあ炎技にはかわりないけどなあ。地獄の業火とは・・・・。」

まあ確かに強化スタイルの必殺技はかなり強力ではあるが…

「あれ?お前のセイグリッド・ギア?なんか龍の腕みたいになってない?」

「ああいつのまにか形が変わったんだ。」

「赤い龍・・・・・そう。そういうことなのね。」     

部長の視線はこちらから、再びレイナーレに向けられる。

「堕天使レイナーレ、この兵藤一誠のセイグリッド・ギアは単なるトゥワイスクリティカルじゃないわ。」

「何?」

「持ち主の力を10秒毎に倍加させ、魔王や神すらも一時的に越えることができる力があると言われてる。13種のロンギヌスの1つ、赤龍帝の盾、ブースデッド・ギア。」

「赤龍帝・・・・・」

前に聞いたことがあるが・・・・と思っていると、部長は

「貴女には消えてもらうわ。」

部長はレイナーレを消し去ろうとしたが、人間の姿になり、イッセーに                   

「お願い!一誠くん助けて!あなたから貰った!ほらずっと肩身離さず持っているのよ!分かるよね」

「やってください部長」 

イッセーは言う

部長はレイナーレを完全に消滅させた。

そしてアーシアの神器を彼女に返し、部長はアーシアをビショップとして悪魔転生をさせることに。あくまでアーシアの能力が目当てだと言っていたが、まあいいだろう。

アーシアはイッセーのところでホームステイというかたちで住むことに

また部長はイッセーを毎日鍛えている。

今日はどうやら転校生が来るとの話題でクラスの皆は朝から夢中で松田、元浜も可愛い女子が来るんじゃ無いかという期待を持っているらしい

まあここは期待に応えてしまうがと言う感じになりそうだが、先生と共に見覚えのある金髪の女の子が教室に入って来たのだ。

「お前らに勿体無い程、新しいクラスメイトを紹介するぞ」

「アーシア・アルジェントと申します。よろしくお願いします」

すると周りの生徒(主に男子)の歓声が凄かった。つーか物凄くうるさい。オーバーリアクション過ぎね?できるならバインドかなんかで黙らしたい・・・・。

「歓迎!歓迎しようぜ!」

「歓迎しよう……盛大な!」

「アーシアたぁぁぁぁぁん!!!」

いや、まぁこんな二次元みたいな展開、そうそうお目にかからないかなぁ。分からなくもないけどさ。でイッセーはアーシアが彼の家にホームステイしてることを松田、元浜達に締め上げられながら、問い詰められ、片や女子達はアーシアに自分の部屋に鍵をかけているかとかカメラを設置されていないかとか言われてるし。

「ふい~。いつもの展開だな。」

「春人さんでしたっけ?。よろしくお願いします。」

アーシアが僕のもとに来てあいさつしてきた。

「ああ。よろしくね。アーシア。まあ一言言うなら女子達も言っていたが、イッセーに気をつけろだ!」

「気をつけろですか?」

「春人くん。良いこと言うー!」 

「要らんこと言うなっ!」 

今日も平和な学園だねーと僕は思っていた。

だが、オカルト研究部に新たな脅威が迫っていることをこの時は誰も知る由がなかった。




さてさていかがだったでしょうか?

ちょっと短かったかもしれませんが、次話を考えるとここできっておいた方が良いと思いました。
今回はフレイム強化スタイルが登場しました。
ただ、設定上、今回は感情が昂ったから使えただけで普段は使えない代物、さて今後使えるようになるのかまたそれも見処だと思いますので、お付きあい願いたいと思います。

さて次回は……最後に書いた新たな脅威は原作を知ってる方は分かるかと思いますが、そこはちょっと一旦置いておいて…あれです。(笑)

ではまたお会いしましょう


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戦闘校舎のフェニックス編
第5話 使い魔


どーもです。

新たな章ですが今回はタイトルを見て分かるように使い魔の話です

UAが900を越えましたので、
今回は二本立てで次話はあやつの登場です。

ですが、その前にまずは第5話からどうぞ。


イッセーとアーシアの契約取りがはじまってしばらく経ったある日の放課後

「あーやっと終わったー。」 

なんか思ったより疲れた。この前、感情が昂り、フレイムドラゴン使ったからな。

そいや神様から言われたよな。使い過ぎはまずいと回復するには

1、食事で得る(しないよりはいいが、あまり得られず、多くとっても変わらない。) 

2、睡眠を取る(これは普通に得ることが可能。ただ、許容範囲を超える量は得られない) 

3、使い魔(プラモンスター以外)を使役する(ウィザードラゴンの代わりだよなこれは)

まあ部室にでも行くかな

と廊下を出て、しばらく歩いていたら向こうから生徒会長である支取蒼那さんを

筆頭に生徒会メンバーが歩いてきた。 

「あら。春人くん。」

「生徒会長。こんにちは。」

「別に蒼那さんで良いわよ。そういえば貴方はオカルト研究部だったわね。」

「はい。」

「今からそちらに行くのですが・・・・。」

「それなら案内します」

「ありがとう。」

歩きながら絡んでくるのもいる   

「よ。春人元気か?」

「元士郎総書紀も。」 

「おい。だから書紀だし、それじゃあどっかの国の独裁者じゃねーか。」

「すまんすまん。これを言うのが面白いからな。」

「ハハハ。お前は憎めねえんだよなあ。」

彼は匙元士郎、同じ学年で別のクラスだが友人であり、生徒会で書記をやっている。  

「仲がよろしいですね。」

「ええまあ。で今日はなんですか?」

「行けばわかります。」              

ガチャ。

「入ります。」

「あら春人・・・・って生徒会長さんも一緒か」

「こんにちは。リアス。春人くん、わざわざ案内してくれてありがとうございました。」

「いえ。」 

と僕はソーナさん達に一礼をして部長達の方に行くと

ギュー  

「・・・・何で小猫さんと朱乃さんは僕をつねるんですか?」

「・・・・ムス・・」

「うふふふ・・・・。」

 

 

「今日はおそろいで何の用かしら?」 

「お互い下僕も増えてきたことですので改めてご挨拶をと」

「下僕って!?まさか!?」 

「このお方の真のお名前は『ソーナ・シトリー』72柱の一つ、シトリー家の次期当主ですわ。」

「え!?生徒会長が悪魔!?」

朱乃さんから話された真実でイッセーは驚いた。

「リアス先輩…俺たちのことまだ話してなかったんですね。気づかないこいつもどうよって感じですが」

「匙、私たちはお互い干渉しないことになっているのですよ。兵藤君が知らないのも当然です」

「あれ?確かお前って最近生徒会の書記として入った2年c組の・・・。」

「匙 元士郎、特性はポーンです。」

「ポーンの兵藤一誠、ビショップのアーシア・アルジェントよ」

「へぇ〜お前もポーンなのか〜しかも同学年じゃん!!」

「はあ~俺としては変態3人組の1人のお前と同じなんてめっちゃ酷くプライドが傷つくがな!」

「な…!!!んだど!!!」

元士郎の小馬鹿にした言いようにイッセーは頭にきた。

「お?やるか?俺は最近悪魔になったが、駒4つを消費したんだぜ。」

「おやめなさい。匙。彼は駒8つを消費してるのですよ。」

「ええっ??駒8つって全部じゃないですか!?信じられない…春人ならともかく、こんな冴えないやつが??」

「うっせーっ!!」     

「お互い、新人悪魔同士仲良くしてください。匙。」

「はい。」  

「おおー君が転校してきたアーシアさんか。匙元士郎です。生徒会書紀をやっています。」

「よろしくお願いします。」

普通に握手をしてあいさつを交わすアーシアと元士郎。

それを振り払い、握手というか握りつぶしみたいな感じになっていたので

「ふい~。」 

『バインド!プリーズ!』                           

「うわあっ!いてええぇぇ!」 

鎖に巻き付かれ、地面に叩きつけられてしまったイッセー

「話が進まないので黙ってもらいました。」 

「ええ。いいわよ春人」

「なっなんで〜。」 

「あっぶねー。へっ!ざまあみやがれ。それより春人お前、そんな力持ってるなんて知らなかったが、まさか?」

「そう。彼は仮面ライダーウィザード。指輪の魔法使いですよ。」

やっぱりソーナさんも知っていたか。 

「ええっ!?春人が?指輪の魔法使い??」  

「なんなら元士郎もどう?色々あるけど・・・えーと?」

僕はスモールのリングを出すが・・・。

「って探すなっ!」

「ははは。冗談冗談。僕は悪魔じゃないけど、これからもよろしくな。」

「当たり前だ!指輪の魔法使いだろうがよろしくな!」

僕達は普通に握手したが、影でイッセーは  

「なんか納得いかねえぇぇーっ!」

 

     

「…それにしても、今日は他にも用があったんじゃないの?」

「はい。匙にそろそろ使い魔を持たせようかと…………まさかリアスも?」

「え…えぇ…来週には行こうと思ってたんだけど…」

「困りました…彼は月に一度しか請け負ってくれませんし………」

そんな時、リアスは何かを提案した。

「なら、ここは公平に実力勝負で決めない?」

「実力勝負ですか?」

「そう、勝った方が彼に依頼する権利を持てる」

「というと…レーティングゲームですか?」

「いいえ。ここは学生らしく………

『スポーツで決めましょ!!!』

 

 

 

テニス大会が行われることに

均等にリアス部長と朱乃さん対蒼那さんと椿姫副会長が戦うことに                          

「春人くんどうだろうね。」

「さあみんなのテニスの実力が未知数過ぎるから分からんないよな。小猫ちゃんは?」

「…分かりません。」

「だよな。」  

試合ははじまった。

4人ともなかなかの実力で僕ら3人は試合に見入っていた 

ただ、あの三馬鹿は……まあ言わずとも分かるだろうが

最終的にはラケットがお互い壊れるというまさかのアクシデントで引き分けになり、 

結局、なんだかんだで僕達が先に入ることに

途中、ザトゥージという使い魔マスターのおっちゃんの案内で進んでいたのだが、

「あれ?部長?朱乃さん?みんな?」

どうやらはぐれたみたいだ

使い魔の森の中をはしゃぎながら歩いていたからな。部長達から離れた途端に一人でどんどん奥地へと入ってきてしまったのだ。使い魔の森は奥へ行くほど強いモンスターに出会えるがその分のリスクも伴う。強ければ強いほど捕獲するのはより困難となるのだ。その中で最もリスクが高いのが『天魔の業龍ティアマット』である。ザトゥージがそのカタログを取り出した途端に興味を示し即効に探しに行ったのである。まあ原作もドラゴンを使役してるからな。もしかしたら、今は使えない強化スタイルとかも使えるようになるかもしれないし。長い道のりを歩いていると景色が段々と怪しくなってきた

「何だ?気味悪くなってきたな」

その瞬間

ドカァァァァァァぁぁぁぁんっ!!!!

 

 

僕がいた地面がいきなり大爆発を起こしたのだ。間一髪避けたものの制服が少し焼けてしまったようだ。

「あ〜びっくりした〜!?なんだよ今の!?」

「ほう。今のを躱すか」

「え?」

いきなり上から声が聞こえ、見上げるとそこには一体のドラゴンが翼を広げていた。

「気づかれぬよう気配を消して見たのだが中々の感知能力だ。人間とはいえさすがだな」

そのドラゴンは翼を羽ばたかせながら舞い降りると僕を見た。

「君は?」

「我が名は『ティアマット』他の者どもからは『天魔の業龍』と呼ばれている。それよりも、人間が何故こんなところに?」

「あ〜同じ部員の悪魔が使い魔を取りに行くって言ってたからね。興味が湧いて来て気に入ったら使役しようかなと。そしてここに住んでる中年のおっちゃんからアンタを紹介されてね。会いに来たんだけど」

「っち…ザトゥージめ………また私を紹介したのか…」

「ちょっと戦わさせてくれない?」

そう言った瞬間、ティアマットは目を怪しく輝かせ僕を睨んだ。

「ほう?人間ごときが私と戦うだと?大した自信だな?よかろう!相手をしてやる!」

そう言うとティアマットは翼を広げ空高くまで舞い上がり、口から膨大な焔を溜め込んだ。

「喰らうがいい!!!」

ボォォォォォォンッ!!!!!!!!!

そう言うとティアマットは上空から先ほどよりも倍はある超巨大な火球を吐いた。

(成る程ね。たしかに龍王と言われるだけはある。あれがぶつかればここら周辺は軽く吹っ飛ぶか……なら)

『ドライバーオン!プリーズ!』     

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン。』 

「変身!」

『フレイム!プリーズ!ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!』

『コネクト!プリーズ!』

僕はウィザーソードガンを取りだし、ソードモードにそして

『コピー!プリーズ!』

二刀流に。    

「さあショータイムだ!」

変身後、僕はその火球の落下地点へと移動した。

「そうかお前が噂の指輪の魔法使いか。面白い!」 

興奮したのかティアマットはその上から更にブレスを火球に向けて吐き巨大化させた。

ゴォォォォォォォオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!

力が増した火球はもはや隕石といってもいいほどまでの大きさに成長し、近づくにつれ周りの木々が吹き飛ばされていった。

「さあいきなりフィナーレだ!」

『フレイム!スラッシュストライク!ヒーヒーヒーヒーヒーヒー!』 

「せいやっ!」

ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!!!!!!!

隕石ほどの巨大な火球を二刀流のフレイムスラッシュで跳ね返した。

ゴォォォォォォォオオオオオオオオオオオオ

その衝撃で辺りには凄まじい風が吹き荒れ周りの木々を根こそぎ吹き飛ばしていった。

ドーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!

「う…ぐ………な…何だこの力は………これが人間の力だというのか……」

嵐がおさまると僕はティアマットにゆっくりと近づいた。

「どう?僕の力は?」

「く…驚いたぞ……さすが指輪の魔法使いというべきか…」

『ヒーリング!プリーズ!』

「キズが治って…何故?キズを治した」

「だって傷ついたままじゃ。今後困るだろ?これぐらいかな。じゃあ。」

僕はそのまま背を向け元来た道を辿って帰っていった。

道中〜

「ふい~頼むタイミング逃したな。まっいいか。」

「ま!待ってくれ!」

聞いたことがあるような声がして振り返ると先程相手にしたドラゴンであるティアマットが後を追って走って来た。

「何?まだなにか?」

「貴方の使い魔にしてもらえませんか?」  

「うーん。それは願ったりかなったりなんだけど、こんな巨大じゃ家に入るかな?人間ならまだしも」

「人間ならよろしいので?」  

何故?突然敬語??それになんか最初出会った時から思ったけど声色が女のようなという思いをよそにドラゴンは奥に入っていった

数秒後出てきたのは、青い長髪のムチムチの巨乳の美女が出てきた

「これでよろしいですか?」

「えっ?え?さっきのドラゴン??」

「はい。私の名はティアマット。ティアとお呼びください。」

「はい。ってか!ふっ…服を着てくださいよ!」

「ははあ~。」

どこから出したのか着物を羽織る。

「じゃあ改めてティア。よろしく。」

「誠心誠意尽くします。春人様。」

「ああ……」

(そいやリングに介せば良かったんだった。)  

なんとかティアが案内してくれたおかげでみんなと合流し、訳を話すとリアスとアーシア、祐斗は納得したものの

朱乃さんはというと「春人さぁん…良かったですわねぇぇ…」と怒り混じりで言われ、小猫ちゃんからも壮絶な殺気が向けられ、イッセーに限っては「はああ!?お前なんでこんなお姉さまを!?くそぉ!羨ましい!!」

と嘆いていた。

どうやらアーシアはラッセーと名付けられた珍しいスプライト・ドラゴンを使い魔にしたが、イッセーは使い魔を捕まえられなかったらしい。

その後一行は使い魔の森を後にし、僕は皆と別れるとティアをリングに介し、家路につく。

「むっ。誰かいる??」




さあいかがだったでしょうか?

生徒会の面々も登場し、春人はティアマットを手にいれました。

さあて次回は前書きでも言いましたが、あやつの登場です。

ではま……

「むっ誰かいる?」というところで終わっているのはミスではないかって?いえいえ、その事に関しては別話で明らかになります。

ではまた。


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第6話 婚約

どーもです。

さて本格的にフェニックス編に入りました。

ではどうぞ。


使い魔の件から二日

リアス部長の様子がおかしいとイッセーから聞く。

それは昨晩、イッセーの家に部長が来たらしく、その時様子がおかしいと察知したようだ。 

「部長のお悩みならグレモリー家に関わる事じゃないかな?」

「朱乃さんなら何か知ってるよな?」

「朱乃さんは部長の懐刀だからね。もちろん知ってると思うよ?」

「家柄の悩みかー……結婚とか?」

僕と裕斗、イッセー、アーシアの4人はと言う順で並び廊下を歩いていた。

僕は部室の近くになるにつれ何かを感じた

「っ!裕斗!」

「ああ。春人くん……ここまで来て初めて気配に気付くなんて……」

 

━━ガチャリ

 

扉を開けるとそこにはいつものオカルト研究部の部屋だが、リアス部長、朱乃さんと銀髪のメイドさんが立っていた。

「あの人は昨日の……!」

僕はイッセーの反応から察し、イッセーが言っていた昨日の銀髪のメイドと特徴が一致している事に気付く。

すると、銀髪のメイドが僕に挨拶をしてくる。

「こうして会うのは初めてですね。私の名前はグレイフィア・ルキフグス。グレモリー家に仕える者です。よろしくお願いしますね。指輪の魔法使い様。」

「あ、えっと?はい。こちらこそよろしくお願いします。」

「…全員揃ったわね。部活をする前に少し話があるの」

「お嬢様。私が…」

グレイフィアさんの言葉を部長は手を向けて制止させる。必要ないという意思表示だろう。部長はそのまま口を開く。

「実は……」

彼女が喋ろうとした瞬間、床に書かれた魔法陣が輝く。

もしかして僕が使うテレポートと同じ転移魔法だろうかと思った僕だが、自分やグレモリーの魔法陣の形が違う紋様へと変わったのだ。

そして魔法陣が一層輝きを増すと次の瞬間、部屋の温度が急激に上昇する。魔法陣からはゴォ‼︎と炎が溢れ、熱気が室内に溢れ、その炎の中から人影が姿を現す。

そこに現れたのは赤いスーツを来て、胸元を着崩している金髪の男だった。

「人間界は久しぶりだ……会いに来たぜ、愛しのリアス」

その男は口元をニヤリと吊り上げる。それに対して部長は愛しと言っている男性に対し半目で見るというより睨みつけているようだった。

「誰だこいつ?」 

「この方はライザー・フェニックスさま。純潔の上級悪魔であり、古い家柄を持つフェニックス家の御三男であらせられます」

「フェニックス家の御曹司か…。」

「そして、グレモリー家次期当主の、婿殿にあらせられます」

「・・・・婿?」

「リアスお嬢様とご婚約されているのです」

「…え?婚約うぅぅ!?」

とイッセーは驚愕していた。 

 

……………… 

 

「へえ〜。リアスのクイーンが淹れくれたお茶は美味しいもんだ。」

「痛みいりますわ」

いつもならニコニコしている朱乃さんもライザーには一礼のみ、やはりなと僕は思った。

その傍らでイッセーはイライラが募っていた。

「こんないけ好かねえ野郎が部長の婚約者だっていうのか!?」

そうライザーは部長の横に座り、部長の髪や身体をベタベタ触っていた。

「いい加減にしてちょうだい。」       

彼女にしては珍しく、低い声音で完全にキレている事が目に見えて分かる。ライザーは特に気にする様子もなく苦笑いするだけである。

「前にも言ったはずよ! 私は貴方とは結婚しないと!」

「あぁ、聞いたさ。だがそういうわけにもいかないだろう? 君のところのお家事情も。結構切羽詰っていると思うんだが?」

「余計なお世話よ! 私も次期当主である以上、相手は自分で決めたいの。父も兄も一族も皆性急過ぎる! 私が大学を出るまでは自由にさせてくれると!」

「あぁその通りだ。君は基本的に自由だ。大学に行っても構わないし、下僕も好きにするといい。だが君の父親もサーゼクス様も心配なんだよ。家が途絶えるのが怖いんだ。先の戦争で大勢の純潔悪魔が亡くなったし、堕天使、天使との両陣営とも拮抗状態。純潔の悪魔同士の結婚はこれからのことを考えてなんだ。純潔悪魔、その子供が貴重なことを君だって理解してないわけじゃないだろう?」

「分かってるわ!私は家を潰さない。婿養子だって迎え入れるわ!けどそれを決めるのは私よ! 私は私が良いと思った者と結婚する。古い家柄の悪魔にも、相手を選ぶ権利はあるわ」

「チッ」

(うわっ舌打ち……)

見るからに機嫌が悪そうなライザー。

「…俺もな、フェニックス家の看板を背負ってるんだ。この名前に泥をかけるわけにもいかないんだ。こんな狭くて汚い人間界の建物になんて来たくなかったしな。…この世界の炎と風は汚い、炎と風を司る悪魔としては、耐え難いんだ!」

ボウッ!とライザーの周囲に炎が巻き起こり、周辺をチリリ、と火の粉が舞った。

さらに、部屋の所々から炎が発生する。

「━━俺は君の下僕全てを燃やし尽くしても、君を冥界に連れて帰るぞ」

殺意と敵意が部室全体に広がり、更なる炎とライザーから放たれた敵意が、部員全員を包み込む。 

『シャバドゥビタッチヘーンシーン!』

『ウォーター!プリーズ!スイースイースイースイー!』

 

━━━ブワァァァァァァアアアアシャーーンーーッ!

 

ウォータースタイルで龍翔の水壁を放った僕はビショビショになったライザーに向けて喋った。

「屋内は火気厳禁ですよ。」 

その様子に部長達は笑いを必死に堪えている様子だった。もちろんライザーはそれに対して完全にキレている。

「…貴様が指輪の魔法使いかっ!なら貴様から片付けてやるっ!」

すると僕と金髪の男の間にグレイフィアさんが介入する。

「ライザー様。落ち着いてください。…これ以上やるのでしたら、私も黙っているわけに参りませんが」

静かだが、迫力のある声色だったその声を聞いたライザーはわずかに表情を強ばらせる。

「…最強の〝女王〟と呼ばれる貴女にそんなこと言われたら、さすがに俺も怖いよ。化物揃いと評判のサーゼクス様の眷属とは絶対相対したくない」

と、ビショビショなライザーは落ち着きを取り戻す

 

 

「…こうなることは重々承知でした。正直に言いますと、これが最後の話し合いの場だったのです。…この結果を予測されていた旦那様たちは、最終手段を用いることにしました」

「最終手段?」

「お嬢様、意見を押し通すのなら、ライザー様と【レーティングゲーム】で決着をつけるのはいかがでしょうか」

「っ!?」

レーディングゲームか

レーディングは爵位持ちの悪魔が下僕同士を戦わせ競うゲームの事で公式なゲームは成人した悪魔でなければできないという制限があり、非公式な純潔悪魔同士のゲームなら、半人前の悪魔同士でも参加が可能というもの

「…つまり、お父様たちは私が拒否した場合を考えて、最終的にゲームで娘の人生を決めようというの。…まったく、どこまで私の生き方を弄れば気が済むのかしら」

完全に部長は怒っている。いや、怒りを通り越して呆れているのだろう。それもその筈、自分の人生がゲームで左右されてしまうのだから、本人としてはたまったものではないだろう。 

「では、お嬢様はこのゲームを拒否すると?」

「まさか。絶好の機会よ。いいわ、ゲームでケリをつけましょう」

「ほう……受けるのか。構わないが俺は既に成熟しているし、公式なゲームもいくつかこなしている。今のところは勝ち星の方が多い。…それでもやるのか?」

「やるわ。貴方を消し飛ばしてあげる」

「いいさ。そっちが勝てば好きにすればいい。しかし俺が勝てば、リアスは俺と即結婚してもらうぞ」

さてどうするかな…と僕は思った。

本来、レーティングゲームは悪魔同士で行うゲーム。僕は悪魔ではないので参加できない。 

 

「ところでリアス…そこの指輪の魔法使いは別として、そこのメンツが君の下僕なのか?」

その一言にリアスは片眉を吊り上げた

「だったらなんなの?」

「話にならないぜ? 君のクイーンくらいしか、俺の可愛い下僕たちに対抗できそうにないな」

そう言ってライザーはパチンと指を鳴らした

すると部室の魔法陣が光り出し、フェニックスの魔法陣が映し出され、ライザーの眷属達が出てきた。全員女性だった。

「15人!すべての駒が揃ってるわけだ。」 

するといきなりイッセーが涙を流し始めた。その涙は感動か嫉妬なやどちらか、いや恐らく両方なのだろう。

「…おい、リアス。なんなんだコイツは。」

「あーイッセーの夢はハーレムなんだ。…ぶっちゃけ羨ましいんじゃないかと思う。」

額を抑えて困っているリアスに代わって僕が返答する。その様子にライザーの眷属達はクスクスと笑う。

「ライザー様ーこの人、気味悪いですー」

 

「えーマジ、ハーレム?」

 

「キモーい」

 

イッセーはその場で膝から崩れ落ちる。

「おい、ユーベルーナ」

「はい」

ライザーは下僕の一人を呼び出した。そしていきなり

ディープキスを始めた。

 

『ビッグ!プリーズ!』

「春人先輩…前が見えません」

「えっと春人さん?何が起こってるのでしょうか?」

「全くこんなことに魔法を使わせるなっ!!」

小猫ちゃんとアーシアを穢さないようビッグリングで大きくした本で視界を遮る。

裕斗は僕の言葉に同意しつつ苦笑いし、朱乃さんは「ありがとうございます。」と小声で言ってくれた。 

イッセーは自らその様子を見て股間を抑え鼻血を出し始めた。

「お前じゃあこんなことできまい、下級悪魔くん」

「俺が思ってることそのまま言うんじゃねぇ! ちくしょう!」

イッセーはライザーに向けて手を突き出し、己の神器であるブースデッド・ギアを発動させる。

「お前みたいな女ったらし、部長には不釣り合いだ!」

「その女たらしにイッセーは憧れているんだろ?」

「うっせぇ!!!そんな事あるわけねぇだろ春人!」

「本当は?」

「滅茶苦茶羨ましいぞこの種まき焼き鳥野郎!!!」

本音をブチまけると同時にライザーを侮辱するような事を喋るイッセー。

とてもくだらないが、『焼き鳥』と言う単語に反応するライザー。

「なッ!焼き鳥だとぉ!?調子こきやがって!リアス下僕の教育はどうなってやがる!?」

「ゲームなんか必要ない! ここで全員倒してやる!」

『BOOST』

イッセーが神器の能力を発動させ、ライザーに向かって走り出す。

「ミラ、やれ」

「はい、ライザーさま」

小猫ちゃん位の小さな女の子が棍を手にし、構える。

そして、2人が激突する。

 

結果は━━━

 

「ぐはあっ!!」

イッセーが負けた一瞬にして

「弱いなお前」

はっきりとその事実を告げる

「ミラは俺の【兵士】。下僕の中では一番弱いが実戦経験も悪魔の質も上だ。ブーステッド・ギア? ハッ」

ライザーはわざわざイッセーの近くへ歩き、その神器を軽く足で小突いた。

「確かにコイツは凶悪無比、無敵の神器だ。使い方じゃあ神も悪魔も倒せるさ。過去にも使い手はいたが、未だに神も魔王も退治されてない。ソレは何故か?」

ライザーは嘲笑い、イッセーを見下す。

「この神器セイクリッド・ギアが不完全だからだよ。使い手も弱者ばかりだったて事だ、お前も例外じゃない。人間界の言葉で例えるなら『豚に真珠』、『宝の持ち腐れ』。そうだお前だよリアスの兵士くん?」

そしてライザーの視線が僕へ向かう。

「…ところで、お前は一体何なんだ?」

「?」

「お前の種族だ。人間にしたってそれほどの魔力は持てない。お前は何者だ?」

こいつ・・・

「ふい~。指輪の魔法使いっていうので納得してもらえないですかね。」

「ふっまあいい。リアス。どうせ非公式のゲームだ。コイツの参加も認めても良いぜ?」

「ふざけないで!彼は関係無いわ!!」

リアスはライザーの発言に怒りを露わにするが、ライザーは気に留めず喋り続ける。

「こいつの力でも君達にとったら、無いよりマシだと思うがな。」

「…分かりました。それじゃあ参加します」

「はあ!?ダメよ!認めないわ」

部長はレーディングゲームの参加を即答する僕に思わずツッコミを入れる。

そしてそのまま僕に詰め寄る。

「良い!?貴方は関係無いのよ!!もしレーディングゲームに参加したら、ただじゃ済まないのよ!!」

「だけど、僕はここの部員ですし、あっちの眷属は15人、それに対してコッチは部長を含めて6人ですよ?ハッキリ言って現時点では勝ち目無いと思うんですけど……」

「ぐぐぐぐ……」

「確かにそいつの言う通りこのままでは俺の圧勝は間違いない。リアス、このゲームは十日後でどうだ?」

「!?…私にハンデをくれるというの?」

「感情だけで勝てるほどレーティンゲームは甘くないぞ。下僕の力を引き出してやらねば敗北は確実だ。才能があってもなくても、初戦で実力を出せず負けた奴らを俺は何人も見てきた」

ライザーはコチラを真剣な表情で見つめてくる。

「十日もあれば君なら下僕をなんとかできるだろう」

 

 

「お二人のご意志、このグレイフィアが確認させていただきます。両家の立会人として、私が指揮を取らせていただきますが、構いませんね?」

「えぇ」

「あぁ」

グレイフィアさんの言葉に二人が同意する

「承知しました。両家には、私からお伝えします」

そう言って彼女はぺこりと頭を下げる。

「じゃあな。次はゲームで会おう」

そう言うと、ライザー達は魔法陣の中へ消えて行く。

僕達オカルト研究部の全員は、修行の準備に入った。




さていかがだったでしょうか?

春人も参加することになったリアスとライザーのレーティングゲーム
はどういう結末になるのか
そして、イッセーは
期待していただければ幸いです。

ではまた。


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第7話 修行

どーもです。

さてさて第7話まできました
そしてUAが1000越えました!これも皆さまのおかげです。
また感想もありがとうございます。


ではどうぞ!


「………やっと着いた〜………」

「じゃあ中に入って着替えてすぐ修行を始めましょ」

「え!?すぐ修行!?やっぱり部長は鬼ですか!?」

「悪魔よ」

そう言い部長達女子陣は中へと入っていった。

「それじゃあ僕達も着替えようかな」

そう言い裕斗も着替る為入っていった。

「覗かないでね?」

「ぶち殺すぞ!!!木場!!!!」

「ええっ??そんな趣味あったのか?僕の方も覗くなよ?」

「オメェもか!!!」

そんなやり取りをしていながらもその後すぐ着替え終わり、

今は庭へときていた。

「さて、全員揃ったところで、春人」

「はい。」

「まず、裕斗と模擬戦をしてみて頂戴?」

「裕斗と?…はい」

そう言い春人は裕斗と正面で向き合った。

「裕斗、剣道場では何度かやってるが、こういう戦いは初めてだな」

「そうだね。最初君が僕達の前で変身したときと堕天使の件から君の力が気になってね。一度手合わせしたいと思ってたんだ」

「では!!始め!!」

合図と共に裕斗が木刀を構えた。

「春人くん、変身しないのかい?」

僕は変身せず木刀を持って立っているだけだった。

「ああ。」

そう言い春人は裕斗に手で招いた。

「それじゃ…行くよ!!」

 

 

リアスside

シュンッ!!

 

「な!!!木場の奴!!やっぱはぇ!!!」

裕斗は一瞬にして消え春人に向かって高速移動していた。

だが、僕もそれに合わせて高速移動で対応 

「なっ!早い!」

「まさか同格……!!」

そう話してる合間にも裕斗はなんと春人の背後をとった。

「もらったよ!」

そして裕斗は春人の背中へと木刀を振り下ろした。

がっ!

ガシッ

振り下ろされる寸前に春人が手を後ろに回して木刀で止められていた

「な……!!!」

「「「「「っ!」」」」」

そして

「はいよっ」

「く…!!」

そして受け止めた春人は裕斗に攻撃を加えるも、何とか裕斗は間合いを取る。

それを見ていたイッセー達は驚きを隠せないでいた。

「裕斗の剣を受け止めるなんて……」

「しかも…背後からの攻撃を予測しているようでした……」

「マジかよ……!アイツってあんなに強かったのかよ……!仮面ライダーに変身してないのに…」 

そして裕斗はまた構え正面を見ると春人の姿が消えていた。

「な……!!!どこに!!!」

ヒュンッ!!!

すると突然裕斗の前に春人が現れた。

「く…!!せやぁあー!!!!」

そして裕斗は本気で春人に剣を振り下ろした。

が 

ブァアァァァァァー!!!!!!

春人と裕斗の姿が砂埃で見えなくなった、

「な……何が起こったのでしょう……」

「分からないわ…早すぎて見えなかったわ」

そして砂埃が晴れて見えてきたのは

「「「「!!!!!」」」」

春人に首筋に木刀を突き出され押さえ込まれている裕斗の姿が見えた。

「悔しいけど…僕の負けだな。まさか変身してなくても強いとは」

 

リアスsideout 

そう言う裕斗に僕は手を差し伸べる。裕斗は微笑み、僕の手を掴み起き上がった。

「春人?魔法は使ったの?」

「いいえ?ウィザードリングは模擬戦前に小猫ちゃんに預かってもらったから」 

と僕は答えると小猫ちゃんがウィザードリングホルダーを出す。

「春人くん!君の剣術を教えてほしい!」

僕に詰め寄りながら懇願する裕斗。

「分かった分かった!」 

その後、それぞれ修行に入った

イッセーやアーシアを特にみんなで鍛え、剣は僕と裕斗で魔力関係に関しては朱乃さんとで教え、武術は子猫ちゃんとで教えていた。

   

そして修行を終え、夕食を終わると

「イッセー、今日の修行で何か分かったかしら?」

「はい…俺が一番弱かったです…」

「確かにそうだけど、貴方の赤龍帝の籠手やアーシアの聖母の微笑(トワイライトヒーリング)も貴重な戦力になるわ。相手もそれを理解しているはずだから仲間の足を引っ張らないように最低でも逃げるくらいの力はつけて欲しいの」

「了解です…」 「はい」

部長の言葉にイッセーとアーシアは同時に答えた。

「さて、食事も済んだことだし、お風呂に入りましょう」

「お風呂!!??」

お風呂という単語に一誠は即座に反応した。

「イッセー君、僕は覗かないよ」

「同じくっ!」

「おい!木場!!春人!!」

「あら?イッセー、私達の入浴を覗きたいの?だったら一緒に入る?」

「え!?マジですか!?」

「えぇ。私はいいわ。朱乃は?」

「はい。殿方のお背中をお流ししてみたいですわ」

「アーシアは、イッセーとなら大丈夫よね?小猫は?」

「……嫌です……」

「じゃあ無しね」

小猫ちゃんからあっさり断られイッセーは一気に落ち込んだ。

だが小猫ちゃんはその直後

「ですが……春人先輩となら…… 」

「ファ!?僕っ??」

その言葉を聞いた瞬間、僕は驚愕した。

「な……なな!!何で!?」

「決まりね、じゃあ行くわよ春人」

「そんなの断じてお断りだ!」

そう言うとテレポートで逃げようとした。

だが

「…仇になりましたね」

しまった子猫ちゃんにウィザードリングを預けっぱなしだった  

ガシッ

「うふふふ」

朱乃さんに腕を捕まれてしまった。

「チクショー!!!春人の奴羨ましいー!!!」

「あははは、イッセー君、僕が流してあげるから」

「ぶち殺すぞ!!!木場!!!」

そうやり取りしながらイッセー達は男湯へと行ってしまった。

「ほらほら、行きますわよ」

「なんでこんなことに!!!!おのれー!ディケイドおおおっ!!」

 

風呂場にて

ゴシ ゴシ ゴシ 

僕は髪を洗ったあと、体を洗っていた。

「…まったく……てか女湯で身体を洗う羽目になるとは…」

すると小猫ちゃんが近くへと寄ってきた。

「な……な!何でこっちに!!」

「背中…流してあげます…」

「…………ありがとう」

ゴシ ゴシ ゴシ

「そういえば春人先輩」

「何…?」

「先輩はなんでこんなに強いんですか?もしかしてお師匠さんがいるんですか?」

「……前にも話したけど僕をこの世界に転生させてくれた神様だね。神だからだとは思うけど、めちゃくちゃ強い。ウィザードを授かるきっかけをくれたからなあ。」

「なるほど……終わりましたよ」

「あぁ…」

そんな二人を湯船に浸かりながら見ていた部長達は

「何か兄妹みたいね」

「そうですわね。癒されますわ」

「何か感動です!」

そして洗い終わった僕は小猫と湯船に浸かった。

「ふい〜…」

「気持ちいいです」

僕は部長達とは反対方向を向いて浸かった。

「何で春人向こうを向いてるの?」

「いや………みんな……裸だから…」

「あらあら~そんなことしなくても春人さんなら見ても大丈夫ですわよ。」

「…えい」

グイッ 

「子猫ちゃん??」

首を強制的に向かされてしまった。 

「春人さん。赤くなりましたよ。」

「イッセーもだけど、春人も可愛いわね。」

「あらあら~。」   

「/////もう死にたい…ブクブク」




いかがだったでしょうか?

今回はウィザードとしての戦闘はなかったですが、
風呂のところは面白いかなーと自分で思いました。

さあ次回は戦闘開始です。

ではまた。


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第8話 幕開け

どーもです。

さて今回は一気にとんでゲーム開始です。

ではどうぞ!


10日間の修行を終え、学園の部室内で魔方陣が現れその中からグレイフィアさんが姿を現した。

「皆さま、準備はよろしいでしょうか」

「えぇ。いつでもいいわ」

「では、開始時間になりましたらこの魔方陣から戦闘用フィールドへ転移されます。」

「戦闘用フィールド?」

「何それ?」

イッセーが疑問を抱くと朱乃さんが説明した。

「ゲーム用に作られる異空間ですわ。使い捨てなので、どんな派手なことをしても大丈夫です♪」

「は…派手…ですか…」

朱乃さんの説明に一誠は若干引いていたが、何故か僕はテンションが上がった。

『これなら《あれ》が使えるかもな。ティア』 

『この間、試しに《あれ》をやったらたしか山を一つふっ飛ばしてしまいましたからね。』 

「ちなみに、この闘いは、魔王サーゼクス・ルシファー様もご覧になられます」

「そう…お兄様が…」

その言葉にイッセーは驚き

「え?あ…あの…お兄様って…」

「部長のお兄さんは魔王様だよ。」

「「え!?」」

その言葉にイッセーとアーシアは驚きの声をあげた。

「紅髪の魔王(クリムゾンサタン)サーゼクス・ルシファー、それが今の部長のお兄さんさ。サーゼクス様は大戦で亡くなられた前魔王、ルシファー様の跡を引き継いだんだ。」

「それで部長さんが、次期当主に…」

「そうだったのか…」

イッセーとアーシアがそう思っていると

「そろそろ開始のお時間です」

ついに対決の時がやってきた。

そして、僕とオカルト研究部のメンバーは魔方陣の上に立ち、次々と転送されていった。

 

生徒会室

「どこまでいけるかカギはやはり駒を操るリアス部長と指輪の魔法使いである春人くんでしょうね。会長。」

「ええ。」   

 

 

そして、着いたのは

「あれ?」

何の変哲もない只のさっきいた部室だ。

「まさか、転移失敗か?」

一誠が困惑していると

「外を見てみなさい」

リアスに言われた通りイッセーは窓を開けると

空が変化し、オーロラのような靄が浮かんでいた。

すると、フィールド全体へと放送が流れた

『皆さま、この度、グレモリー家、フェニックス家のご両家から審判役を仰せつかったグレモリー家の使用人グレイフィアでごさいます。今回のバトルフィールドはリアス様の通う人間界の学び舎、駒王学園のレプリカをご用意致しました。』

「レプリカ?」

「ここは、異空間なんだ。そこに、学園をそのまま再現したんだよ」

「あ……悪魔の力ってどんだけすげぇんだよ…」

イッセーの疑問に裕斗が答えるとイッセーはドン引きした。

『両陣営、転送された場所が本陣でございます。

リアス様の本陣は旧校舎、

ライザー様の本陣は新校舎学長室

よって兵士(ポーン)のプロモーションは互いの校舎内での進入を果たすことで可能になります。』

放送を聞いていると僕の側に朱乃さんが来て赤いビー玉のような物を渡した。

「これはなんですか?」

「戦闘中はこれでやり取りをするそうですわ。春人さんもつけておいてください。」

そう言われると僕は耳に球体を入れた。

 

 

ゴォオオオオン

 

『それでは、ゲーム開始!』

鐘が鳴り、いよいよレーティングゲームの幕を上げた。

事前に僕達は、作戦を練り、重要拠点を利用し敵を撃破するという危険を用いた作戦で行くこととなった。

そして、作戦会議が終わると、それぞれの場所へと皆は向かった。ちなみに僕は小猫ちゃん、イッセーと行動のようだ。

『ドライバーオン!プリーズ!』

「さあてやりますか!」

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン』 

「変身!」

『フレイム!プリーズ!ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!』

僕は仮面ライダーウィザードに変身

「うわあ!相変わらずカッコイイじゃねーか春人!」

「…おおっ。」  

「皆、準備はいい?」

「「「「はい!!(部長)」」」」

「では!!!!作戦開始!!!!」

「さあショータイムだ!」

 

僕と同伴の小猫ちゃんとイッセーは敵を足止めするべく、重要拠点である体育館のステージ裏へと来ていて様子を伺っていた。

しばらくすると

「………敵……」

小猫が敵の気配を察知し、その瞬間体育館の蛍光灯全てが照明した。

「そこにいるのは分かっているのよ。グレモリーの下僕さん達」

気づかれたのか僕達はゆっくりとステージ裏から出た。

「ルークさんと、やたらと元気なポーンさんと指輪の魔法使いさんね。私はルークの雪蘭」

「ミラよ。特性はポーン」

「ポーンのイルでーす。」

「同じくポーンのネルでーす。」

そして、小猫ちゃんは発達した感知能力から四人のうちの一人のルークへと最大の危険信号を送った。

「あのルーク…只者じゃない。体術だけなら、クイーンレベルかもしれない…!」

「ま…マジかよ!? でも!!鼻っからそんなの分かってたんだ!boost!!!」

それを聞いたイッセーは一瞬動揺したがすぐに調子を取り戻し神器を発動させた。

「イッセー先輩と春人先輩はポーンを…ルークは私がやります。」

そして、小猫ちゃんはルークを、僕とイッセーは3人のポーンを相手にすることとなった。

「じゃあ、イッセーはあの青髪のあの子と。リベンジしたいでしょ?」

「おう!!ありがとな春人!!!よっしゃ!!行くぜ!!!」

「………!!!」

そして、イッセーと小猫ちゃんはそれぞれの敵と対峙した。

二人がステージから降りた後僕もゆっくりと降りた。

見ると小猫ちゃんはルークと対等に闘っており小猫ちゃんが優勢と見ていた。

一方イッセーは………

「はっ!!!!」

「のわっ!!!」

ミラの棍の攻撃を躱しながら逃げて反撃の余地を伺っていた。

その時、背後から凶器をもった二人組が飛びかかってきた。

「「隙ありー!!!」」

背後からポーンの二人が僕に向かってチェーンソーを振り下ろした。

「ん?」

ヒュン!!!

僕はギリギリで跳躍して回避し少し離れた場所に着地した。

「不意打ちなしからぬ攻撃だな。」

そして不意打ちに失敗した2人はすぐに構え、僕に向かってチェーンソーを振り回した。

「「バーラバラバーラバラ!!!♪♪」」

「ん?」

ヒュンッ

ヒュンッ

ヒュンッ!!

2人の振り回しチェーンソーを僕は最低限の力で躱していった。

「全然遅いな…変身も余裕でできる!」 

『フレイム!ドラゴン!ボー!ボー!ボーボーボー!』 

そしてポーンの2人はイライラし始めた。

「んぁぁぁ〜!!!もうっ!!!ムカつく!!」

「大人しく解体されちゃってくださいよ〜!!!!」

「そうじゃあどうぞ。」

『コネクト!プリーズ』

僕は止まり、ドラゴタイマーを取り出し、装着する

『ドラゴタイマー!セットアップ!スタート!』 

そして指で2人を誘うと2人は一気に駆け出した。

「ふふん!!!馬鹿ね!!!」

「それじゃあ解体しま〜す!!!」

そして2人が一気にチェーンソーを振り下ろした。

その瞬間

『ウォータードラゴン!』

バキィイイイイイイイイイイイン!!!!!!!!

2人のうちの一人が振りおろしたチェーンソーがもう一人の僕(ウォータードラゴン)が破壊した。

「そっそんな!?」

『ハリケーンドラゴン!』

バキィイイイイイイイイイイイン!!!!!!!!

そしてもう一人のチェーンソーも破壊された 

驚いたのはもちろん2人だけでなくルークと闘っていた小猫やイッセーもそして相手の駒もその様子に驚きを隠さないでいた。

「チェ……チェーンソーが……」

「くだけた……」

2人は自分の武器を失いその場に崩れ落ちた。

「ふぅ〜ん。武器を失っただけで戦意を喪失か。あとランドドラゴンもあったのになー。」

『ランドドラゴン!』 

4人の指輪の魔法使いの前に2人は崩れ落ちる。 

「そんな……イルとネルが……あの技は何??」

相手のルークが動揺していると

「えいっ」

ドゴン!!!!

小猫ちゃんがルークの顔面にパンチを叩き込んだ。

「グハァッ…!」

そしてルークもその場で倒れこみ小猫ちゃんに抑えられた。

「ふぅ〜…やりました。春人先輩」

「小猫ちゃん!やったね!」

「いえ、春人先輩のご指導のおかげです。それより、さっきは春人先輩が4人になりましたけど??」

「ああ。このドラゴタイマーで炎、水、風、地の強化スタイルを分身させて…「洋服破壊(ドレスブレイク!!!!)」

パァン!!!!!

イッセーが闘っていたポーンの服を弾け飛ばした。

「キャァアアアーー!!!!!」

その瞬間ポーンは恥ずかしさの余りその場に座り込んでしまった。

「なーはっはっはっは!!!!見たか!!脳内で女の子の服を消しとばすイメージを永遠と妄想し続け!!持てる魔力とイメージを全ての女の子を裸にするために編み出した!!!これが俺の必殺技!!!『洋服破壊(ドレスブレイク)』だ!!!!」

…………………………

僕は頭を抱えて何も言えず、小猫ちゃんはイッセーを睨んだ。

「最低です…」

「なっ!!小猫ちゃん…」

小猫に嫌われイッセーは落ち込んでしまった。

「ふい~。当たり前の反応だな。」

その時、部長からの通信が入った。

『小猫、イッセー、春人、朱乃の準備が整ったわ。作戦通りにお願いね。』

「分かりました!」 「了解です」 「はい」

そう言い3人は体育館の出口へと向かった。

「逃げる気!?ここは重要拠点なのに!!」

そして、

ドシャァアアアアアアアン!!!!!!!

3人が体育館を出たと同時に巨大な雷が降り注ぎ体育館を吹っ飛ばした。

『ライザー様のルーク一名ポーン三名リタイア』

そして放送が入りライザーの眷属がリタイアしたことが確認された。

「撃破(テイク)♡」

僕達が声のする方向を見るとそこには上空で興奮状態と化している朱乃さんがいた。

「す……すげぇ……」

「朱乃さんの通り名は【雷の巫女】、その実力は知る人と知らぬ人とで分かれます…」

「雷の巫女か……あんなのでお仕置きされたら確実に死ぬな……」

「僕のハリケーンドラゴンのサンダーとどっちが強いかな。イッセー、実験台にね〜」

「バカヤロウ!ならねぇよっ!!」

「…春人先輩、今度お仕置きでイッセー先輩にやってください。」

「了解。」

「なんで~」   

その直後、リアスからの通信が届いた。

『イッセー、小猫、春人、その様子だと成功のようね。朱乃が2撃目を放てるようになるまで時間を要するわ。朱乃の魔力が回復する次第、私たちも前に出るわ。それまで各自、次の作戦の行動に出て。」

「了解しました」

「よし!行くか!小猫ちゃん!春人!」

そう言い一誠が近くにいた小猫の肩に手を置こうとした時、小猫ちゃんはヒラリと避け僕の後ろへと隠れた。

「触れないでください…」

「だ…大丈夫だよ…味方にはつかわないから」

「それでも…最低な技です。それでは行きましょう。」

「同感だね」

僕も納得すると小猫は僕から離れ、次の作戦場所となる運動場へと向かった。

「待ってよ!小猫ちゃん!」

そう言いイッセーは小猫ちゃんを追った。

「やれやれ…」

そして、僕も2人の後についていこうとした時

 

どぉオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!

 

僕の足元が爆発した。

 

 




いかがだったでしょうか?

今回は長く書いてしまいましたね


さて春人はどうなってしまったのか??

次回もお楽しみに

ではまた。


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第9話 中盤

どーもです

すいません。この作品の派生作を作ろうと見直していたら
とんでもないことが発覚してしまいました。
一言で言うならば文抜けていました
申し訳ありませんでした。改めて作り直しました。

ではどうぞ



「なっ!!はるとぉー!!!!!!」

「!!!!!春人……先輩…!!!!」

『春人が?春人がどうしたの!!!イッセー!!』

「撃破(テイク)」

すると、上空から声がした。

見ると上空には、ライザーのクイーン、ユーベルーナがいた。

「うふふふ。」

「よくも!!春人を!!!あいつは人間なんだぞ!!!」

「ゲーム中の死亡は事故として見なされるのよ。」

その言葉にトサカに来たのかイッセーは神器を、小猫ちゃんは戦闘態勢へと入った。

「降りて来やがれ!!!!!俺がぶっ倒してやる!!!」

「うるさい坊やね。次は貴方達を吹き飛ばしてあげるわ!!!!」

その時っ!

「…そんな技で僕を倒そうと思ったら大間違いだよ!」

 

「「!!!!!!!」」

 

爆風が晴れ、傷一つついていなく、フレイムドラゴン状態のいつも通りの春人の姿があった。

「あ〜それにしてもびっくりした。」

パンパン

僕はディケイドのように手を叩く仕草をする。

「春人!!!!」「春人先輩!!!」

「ん?どうしたの?」

「先輩……大丈夫なんですか…?」

小猫ちゃんが恐る恐る聞くと僕は

「大丈夫だよ」

笑顔で返した。というか分かんないか。仮面に隠れてるから

「ば……バカな……中心を狙った筈なのに……」

ユーベルーナに気づいたのか僕は見上げると

「今の爆発ってあんたの仕業か。なんならこいつでケリをつけようか」

「くっ!!人間ごときが!!」

「その人間ごときを馬鹿にしたらあとで痛い目に合うよ。」

『キャモナ・シューディング・シェイクハンズ!コピー!プリーズ!』

僕はウィザーソードガンをコピーし、二挺拳銃のように構え、攻撃する。

ダダダダダダダっ!!

「くっ!そんな!」

ユーベルーナは弾丸攻撃により防戦一方になる。

「なんせ僕はみんなの最後の希望だからな。」

「くっ。戯言を・・・。」

 

その時

「あらあら〜春人さん。無事ですか」

「朱乃さん!」 

僕とユーベルーナの間に朱乃さんが降り立った。どうやら魔力が回復したようだ。

「春人さん、ここは私に任せて、お行きなさい。」

「ん?その様子だと魔力が回復したようですね。」

そういった途端、朱乃さんの体から大量の魔力が溢れ出し朱乃さんの体を包んだ。

「はい。この通り、魔力は十分に回復しましたわ。心配いりません」

「わかりました!」     

そして僕は運動場へと向かった。

「おい!!待てよ!!春人!!」

そしてイッセーと小猫ちゃんも後を追った。

そして、皆がいなくなると

「貴方とは一度戦ってみたかったのよ【雷の巫女】さん」

「あらあらそれは光栄に存じますわ。【爆弾王妃『ボム.クイーン』】」

クイーン同士の戦いが始まった。

 

 

朱乃さんと別れた僕達はグラウンドへと向かっていた。

すると、

『ライザー様のポーン三名リタイア』

別行動をしていた裕斗が誘い出した三名を撃破したのだ。その直後に裕斗が現れ、僕達と合流を果たした。

「裕斗!!その様子だと作戦成功だね!」

「うん。朱乃さんが結界を張ってくれたお陰で何とか役に立ったよ。」

僕と裕斗と話していると部長からの通信が入った。

『小猫!イッセー!聞こえる!?春人は無事なの!?』

「大丈夫ですよ。部長!今、裕斗と合流したんで!」

『ふぅ……よかった…それじゃあ次の作戦について説明するわね。私達はこの後本陣に奇襲をかけるわ。だから、できる限り敵を引きつけて時間を稼いでちょうだい。朱乃の回復を待って各個撃破しようと考えてたけど、敵が直接クイーンをぶつけてきたのが計算外だったわ』

「!!しかし部長!キングが本陣を出るのはリスクが大きすぎますよ!」

『敵だってそう思うでしょう。そこが狙い目よ…!いくら不死身だからといって心までは不死身ではないわ。この私が直接、ライザーの心をへし折ってやるわ…!!』

「分かりました!!」 「了解です」 「はい…」 「は〜い」

通信を終えると、4人はグラウンドへとたどり着いた。

「!!!複数の敵の気配を感じます…」

小猫ちゃんが気配を感じ取った後、イッセーが前へ踏み出した。そして、

「おい!!!!隠れてることにはわかってんだ!!!さっさと出て来やがれ!!!」

叫びだし、敵を挑発したのだ。

その時、砂嵐が吹き荒れ、その中から装甲をまとった女性が現れた。

「私はライザー様に仕えるナイト!!カーラマインだ!!」

ナイトと聞いた瞬間裕斗は自ら前えと出た。

「僕はリアス様に仕えるナイト木場裕斗、ナイト同士との闘い…待ち望んでいたよ!」

「よくぞ言った!!リアス.グレモリーのナイトよ!!!」

裕斗は相手のナイトと戦闘を開始した。

「や…ヤベェ…!!こりゃぁ…俺の出番ないんじゃあ…」

「そうとも限らんぞ」

「!!」

「カーラマインったら、頭の中まで剣、剣、剣、でうめつくされてますわ…」

辺りを見回すと僕、イッセー、小猫ちゃんは5人の駒に囲まれていた。

「なーるほど、残りの駒を全部投入…部長の勘は当たったな」

「呑気に言ってる場合か!!ブーステッドギア!!」

「5人だと…不利…春人先輩、さっきのあれはできますか?」

「いやドラコタイマーの再発動には時間が。こんなことならさっき使うんじゃなかったよ。」 

と言いながら僕はイッセーと小猫ちゃん達とともに戦闘態勢に入り戦闘を開始しようとしたが 

「あら、ゴメンあそばせ♪私は戦いませんの」

「は!?」

突然の言葉にイッセーが動揺していると

「私はライザー様に仕えるルーク、イザベラだ。ではいくぞ。リアス.グレモリーのポーンよ!!」

仮面をつけた女性が現れ、軽い自己紹介を済ませるとイッセーに殴りかかった。

「のわっ!!おい!!何なんだよ!!アイツ!!戦わないとかどういう事だよ!!」

「ビショップとして参加はしているが、ほとんど観戦しているだけだ。彼女は…いえ、あの方はレイヴェル・フェニックス!!ライザー様の実の妹君なのだ!!本人曰く…『ほら、妹萌えって言うの?こう言う奴、まぁ俺は妹萌えじゃないからな〜。形として眷属悪魔ってことで』なのだそうだ」

「へぇ〜それで、妹をねぇ〜イッセーも変態だが、ライザーと良い勝負じゃないか。」

「うるせえ!春人!あんな焼き鳥と一緒にするんじゃねー!」

「ニィ!!リィ!!やっておしまいなさい!!」

「「ニャニャん!!!」」

そう言うとレイヴェルは僕の前に露出した制服を着こなし猫耳をつけた2人の少女が立ちふさがった。

「春人先輩…やらせてください…」

「ん?いいけどやけに小猫ちゃんやる気なんだけど?」

「はい…何故か私と戦うほとんどが胸が…ムカつくんです〜…!!!」

そして、小猫ちゃんは殺意丸出しにすると2人のポーンめがけて殴りかかった。

「えい…!!!!!!」

「ニャ!?なんかこいつ怖いにゃ!!!」

「私達何かしたかニャン!?」

「私を怒らせました…!!!!!」

そう言うと小猫ちゃんは2人のポーンと戦闘を開始した。

残ったのは僕だけでそれに対し、目の前には3人の駒が残っていた。

「結局いつも、僕が余り物か~。」

「あら、指輪の魔法使いの貴方が悪魔の私達を相手に何が出来ると?」

ちょっとイラッときたので

「ならその言葉、そっくり返してやる!あんたらには練習台になってもらうぜ!」

『ハリケーン!ドラゴン!ビュー・ビュー・ビュービュービュビュー!』

「大サービスだ!」  

『チョーイイネ!サンダー!サイコー!!』

ドシャァアアアアアアアン!!!!!!!

「「キャーーーっ!」」

「何!?こいつ?リアス様のクイーンと同じ力を持ってるっていうの??」  

朱乃さんと同様の技を見て、動揺するレイヴェルだったが、そんなの他所に

「それだけじゃないぜ!そのまま吹っ飛びやがれっ!」 

僕は風を操り、ライザーの眷属3人に向かいハリケーンが襲いかかる。レイヴェルは避けたもののあとのナイトとビショップは吹き飛ばされてしまった。

『ライザー様の騎士一名、僧侶一名、リタイア』

「な!!!シーリス!!美南風!!くっ!」

「さあどうする?ん?」

2人の駒を撃破したがは何かを感じ取った。

(朱乃さんの気が弱い…苦戦してるのか?)

「ちょっと貴方!!今のはなんです…

ドンッ!!!!きゃっ!!」

僕はすぐさまハリケーンでグラウンドを飛び去っていった。

 

朱乃side

 

グラウンドで僕達が戦闘を繰り広げている中、私は苦戦を用いられていた。

「ハァ……ハァ……ハァ……」

「やはり、噂通りの力ですね。やはりこれがなければ」

「く……それは…フェニックスの…涙ですか…」

「えぇ。これのお陰で私は貴方に勝つことが出来ますからね。貴方との勝負は面白かったですよ」

そう言うとユーベルーナは魔方陣を展開した。

私は対抗しようとしたが魔力が足りず身動きも取れなかった。

「(く……魔力が………もう……ここまで…ですわね……ゴメンなさい………リアス……皆さん…)」

ドカァアアアアアアーーーーーン!!!!!!

 

 

 

(ん?妙ですね。撃破したのならそれが知らされるはず…しかもまだ微かに魔力を感じる……)

そう思いユーベルーナはもう一度爆発した場所を見た。

そこには

『ディフェンド!プリーズ!』

「ふぅ〜…間一髪だった〜朱乃さん?」

「!!!!」

「は……春人…さん…?」

私を担いでいる春人さんがいた。

「き……貴様は指輪の魔法使い!!!???」

(何故…!!気配も何も感じなかった…!!それに近づいてくる気配もなかった…!!しかもあの距離を一瞬で移動するのもナイトでさえ不可能なのに…!!まさか!!爆風よりも早く移動した!?)

 

朱乃sideout

 

ユーベルーナがいきなり現れた僕に驚いているが本人は無視し、僕は朱乃さんを少し離れた場所におろした。

「大丈夫ですか?朱乃さん?」

「はい…ですが…どうやってここまで…」

「いや〜グラウンドで他の奴らの相手してたら急に朱乃さんが苦戦し始めてるのを感じたもんで、魔力があまり残ってないですね。」

「はい…クイーンとの戦いで使い果たしてしまいましたわ…ゴメンなさい……力になれなくて……」

「いや。こちらこそ助かりました。あとは僕たちがやりますから朱乃さんは休んでてください。」

「……はい……ありがとうございます…」

そう言い終わると朱乃さんは消え、リタイアとなった。

『リアス様の女王一名リタイア』

そんな中、ユーベルーナは後ろで魔方陣を展開させていた。

「少々油断してました。今度こそあなたをリタイアさせてあげますわよ!!!!」

ボォオオオオオオオーー!!!!!!!!

そう言いユーベルーナは魔方陣から炎を生成し、僕に目掛けて放った。

ヒュンッ

ズガァン!!!!

迫ってきた炎を僕はウィザーソードガンで薙ぎ払った。

「なっ!!私の炎を!!」

「言ったろ・・・あんたとはここでケリをつけてやると・・・。」

「くっここは退却させてもらうわ!」




さていかがだったでしょうか?

感想のなかにありましたが、春人が無事じゃなかったらこの話、ここで最終回になっちゃいます。てかあり得ないでしょうwwww
春人は最強です。

さて次回はライザーとの直接対決!まさかの結末!?お楽しみに

ではまた。


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第10話 終盤

どーもです。

10話まできました。

さてゲームの結末は果たして。

ではどうぞ。


朱乃さんがリタイアし、相手のクイーンを退けた僕は運動場へと向かっていた。だが、その直後

『リアス様のルーク一名ナイト一名、リタイア』

放送が流れ裕斗と小猫ちゃんがリタイアした事が知らされた。

「裕斗と小猫ちゃんが…くそっ!」

そして僕が着いた頃には、運動場にはイッセー達の姿はなかった。

すると

ドカァアーーーーーン!!!!!

本校舎の方から爆発が起きた。

見るとそこにはボロボロのリアスとアーシアを抱えているイッセー、そしてライザーとユーベルーナがいた。

『ティア出番かもしれないよ。』

『いつでも準備できてます。でも気をつけて・・・春人様の魔力が・・・。』

『あああれでケリをつけてやる。」   

『テレポート!プリーズ!』

そして僕はその場から姿を消した。

ヒュンッ!!

 

そして僕は部長達の前に現れた。見るとそこには多数の怪我を負ったイッセーを抱えている部長がいた。

「春人!!!」

「部長、イッセー大丈夫ですか?」

「は………はると………」

「イッセー良かった生きてたか!」

 

「な………!!貴様!!!一体どうやってここまで!!」

いきなり現れた僕に対しライザーは驚きを隠せなかった。

「さぁ〜て残るはあの2人か〜 部長達は休んでてください。あとは僕がやる!」

「「!!!」」

そして、僕はゆっくりと近づいていった。

「く!!おのれぇえー!!!!!!!!!!!」

そう叫びながらユーベルーナは僕へ向かって高密度の水を放つも

『ウォーター!ドラゴン!ジャバジャババシャーン、ザブンザブーン!』 

「水には水ってね。さあて約束通り、ケリをつけて朱乃さんの敵を取らせてもらうよ!」

と言い、僕はその場から姿を消した。

「な!!消えた!?どこn…「後ろだ」 !!!」

そこには蹴りの構えを取り…。

そして

『チョーイイネ!キックストライク!サイコー!』 

ヒュンッ…… ドォオオオオオオオーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!

「キャーーーーーーー!!!!」

ユーベルーナを地面に向かって蹴り落とした。

『ライザー様のクイーン一名リタイア』

「な……!!ユーベルーナ…!!……」

「これで後はお前だけだな」

「!!!」

「では……いくぞ!」

僕は蹴りを一発かます。

ドガァーーン!!!

「ぐぁぁぁぁー!!!!!!」

そしてライザーは後ろに吹っ飛ばされた。

「ば……馬鹿な……蹴り一発でこれ程の……」

ライザーが考えていると

『コピープリーズ!』

ウィザーソードガンを再びコピーし、二刀流に。

「よそ見しないほうがいいよ。」

ライザーの目の前に僕の剣が迫っていた。

「!!くっ!!」

そして、ライザーはそのウィザーソードガンの一閃を紙一重で躱した。

「さあ!!もう何発かいくぞ!」

「な………!!」

そして僕はライザーに向かって蹴りと剣を繰り出した。

そして蹴りも剣はすべてクリーンヒットし、ライザーの顔が次々と変形していった。

「そらぁあー!」

最後に僕は剣を投げ、リングをはずし、拳を放った。

ブンッ!!!

「ごはぁあ!!!」

「貴様ァアアアアアアアアアアーーー!!!!!!!」

ゴォオオオオオ!!!!!!!!

「魔力が最大限まで高まってるわー。」

「人間め……!!!!貴様はチリも残らぬよう焼き尽くしてくれるわぁああー!!!!!!」

「ちょっと怒らせ過ぎたかな・・・・。」

『春人様・・・だいぶ魔力が消費しています。私の力を!」

「そうだね・・・よし来い!ティ・・・「私の敗けよ……投了します…」っ!」

「「!!!!!」」

『リアス様の投了を確認。よってこのゲームはライザー・フェニックス様の勝利です』

突然の一言

その言葉を聞いた瞬間、僕は変身を解き、部長へと近づいた。

「部長。」

「!!!!」

「何で投了したんですか!」

「…………」

僕が問いかけても部長は答えるどころか声も出さなかったので思わず

「リアスっ!!」

と名前を呼び捨てで呼んだ。  

「……もう……いいの……これ以上私の眷属や……貴方が傷つくのはもう見たくないの…!だって貴方は魔力を」

「…………なるほど〜だから投了したのですか……」

そして僕は部長を見て少し黙りこみそして

「確かに心配してくれたのはありがたいですが その投了でこれまでリタイアしていった朱乃さんや小猫ちゃん達の思いや頑張りを無駄にしたんですよ?特にイッセーは誰よりも部長の為に勝ちたいと一番努力していたんですよ?」

「…………ごめん………なさい………」

そして僕は部長達に背を向けた。

「まあそれも選択の一つというわけですか。」

そう言い終わると

『テレポート!プリーズ!』

僕はその場を去っていた。

 

 

僕は校舎の屋上でただ1人で考えていた。

「うーん…どうしよっかなあ………まあイッセー次第だがな。」

「ここにおられましたか蒼磨様。」

「ん?」

突然背後から声が聞こえ、そこにはグレイフィアさんがいた。

「グレイフィアさん。どうしたんですか?」

「式にお姿が見えないのでお迎えに来ました」

「うーん。そういえば、グレイフィアさんの旦那さんも出席するのですか?」

「勿論お見えになります。その他にも冥界に名だたる貴族の方々もご出席されます」

「そうか……」

「なのでこれを貴方に」

そういうとグレイフィアさんは四角い紙を手渡した。

「これはもしかして?」

「会場へと繋がる魔方陣です。人間である貴方も転移出来る仕様となっていますので。まあ貴方ならテレポートリングを使用すれば問題ないでしょうが…あの少年と一緒にくるなら。」

「そうですか。」

「では、私はこれにて。会場でお待ちしております。頼みましたよ、春人さん。」

「ふふ。やはりその呼び方のほうがしっくりきますよ。グレイフィアさん。わかりました。あいつに伝えてくださいよ。」

「ふふふ。分かりました。」 

そう言うとグレイフィアさんは魔方陣で帰っていった。




さあいかがだったでしょうか?

ゲームには負けてしまいましたが、まだ一悶着ありそうな雰囲気
それに最後の春人とグレイフィアのやり取り
かなり気になるとこだと思います。

次回はようやく仮面ライダーにはなくてはならないものが登場しますし、イッセーはリアスを取り戻すことはできるのか?それに春人の秘密も明らかになるかもしれません。

ではまた。


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第11話 乱入

どーもです。

とりあえず中途半端なのでフェニックス編終わらせます!

ではどうぞ。


『テレポート!プリーズ!』

 

 

「のわっ!!はると!?」

兵藤家である。

「よ。イッセー。怪我の調子は?」

「あぁだいぶ良くなった…… それより!!ゲームは!!ゲームはどうなった!?」

「………敗けた……部長が投了した……」

「な…………俺が………弱いせいで………畜生…………」

「いや早々とケリ付けなかった僕にも責任はある。だからお前のとこに来たんだ」

「え?お前……他に何かあるのか……?」

「そうだ。見舞いだけならお前のとこに何か行くかよ」

そう言うと僕はグレイフィアさんから渡された紙を見せた。

「それは……」

「さっきグレイフィアさんから渡された会場へと繋がる魔方陣だ」

「!」

「その前に、イッセーに問いたいことがある」

「何だ…?」

「このままでいいのか?」

「どういうことだ?」

「あの焼き鳥とお前が心から尊敬する部長が結婚するのを黙って見てていいのかと言ってるんだ」

「…………いや……………いいわけねぇ……アイツが部長と結婚なんて……俺は絶対認めねぇ!!!」

「なら、どうしたい?」

「部長を!!いや!!リアス・グレモリー様を取り戻す!!!!!!」

「そうか……お前ならそう言ってくれると思ったよ。心配するな。僕がお前の希望になってやる!」

「おっおう。」 

「さあて冥界に乗り込むぞ!」

『コネクト!プリーズ!』

僕はマシンウィーガを取り出す。てか初だな

「後ろに乗れ。イッセー!」  

「おお!!!やっぱりお前は俺の最後の希望だ!」 

そして僕達は冥界へと転移していった。

 

式場にて

ここでは間も無く式が始まろうとしていた。

リアス、一誠、春人を除いたオカルト研究部の皆パーティに出席していた。

「…大丈夫です。まだ終わってません。春人先輩は必ずイッセー先輩を」 

「うん。そう信じよう。」

「春人さん…」    

そして、その直後にライザーも姿を現した。

「冥界に名だたる貴族の皆様!!!ご参集くださりフェニックス家を代表して御礼申し上げます。本日皆様においでにならったのはこの私、ライザー・フェニックスと、名門グレモリー家の次期当主リアス・グレモリーとの婚約という歴史的な瞬間を共有したかったからであります。

それでは!!!ご紹介致します!!!我が妃!!リアス・グレモリー!!!」

そう言うと魔方陣の中からウエディングドレスを着こなしたリアスが現れた。

その時

ブォオオオオオオオオオオオンン!!!!!!!!!

「ぐぁ!!!!」

「のわぁ!!!」

衛兵達が倒れたと思いきや、けたましいバイクの音と共に

「部長ーー!!!!!!!」

現れた!

「イッセー!!!!」

「ふい~。どーもリアス。貴女にはまだその衣装は早いと思いますよ?」

「「春人(さん)(先輩)(くん)!!!」」 

そこにはイッセーと春人がバイクに乗って現れた!

「おい!!貴様ら!!!ここをどこだと!!」

バイクから降りたイッセーは

「俺は駒王学園のオカルト研究部兵藤一誠!!!!リアス・グレモリー様の処女は俺のもんだぁー!!!、」

「なっ!!!」

「何考えてますの!あの男!!」 

予期していない出来事に周りの貴族達は動揺していた。

「これはいったい…!?」

「私が用意した余興です」

その時、後ろからリアスと同じ紅い髪を持つ青年が現れた。

「お兄さま!」

「お…お兄さま!?ってことはあの人が魔王?」

「サーゼクス様!余興とはどういうことですか!」

「ライザー君、先のレーティングゲーム、興味深く拝見させてもらったよ。しかしながらまだゲーム経験もなく戦力が半分にも満たない妹ではいささか…」

「あの戦いに…ご不満でも…」

「いやいや、私が言葉を差し出さねばゲームそのものが存在意義を失ってしまう……ましてや今回は事情が事情だ。旧家の顔も立たんだろう?」

「…!」

「可愛い妹のせっかくの婚約パーティ…派手な施工も欲しいものだ。」

そう言うとサーゼクスはイッセーへと視線を移した。

「そこの少年。君が有するドラゴンの力、レーティングゲームで見せた力を今一度ここにいる貴族の方々に見せてはくれないだろうか?」

「え!?」

「そして蒼磨く……いやもういいだろう春人。」

「魔王様…ふふふ…いやサーゼクスも人が悪い〜。いや悪魔か・・・まっ久しぶり〜」

と僕はサーゼクスのもとに行き、握手をする   

「・・・・・・。」

「「「ええええぇぇーーーーーー!?」」」

 

「お兄さまと春人がまさか知り合い??」

「そんなバカな!?あんな人間とサーゼクス様と馴れ合うとは!」

「なっ!なんてことですの!?」 

そう僕と魔王サーゼクス・ルシファーとは昔からの知り合いで

何度か戦い、お互いの実力を認め合う仲でもちろんグレイフィアさんも知ってる。そう後見人とは二人のことだった。まあそんな堅苦しいわけじゃないがね。

今回の件はティアを使役して家に帰ったときにグレイフィアさんが僕のもとにやってきて、事情を聴いた上でお互い他人のふりをしていたというわけだ。

リアスやライザーはもちろん、朱乃さん、裕斗達オカルト研究部、ソーナさん、他の悪魔、貴族たちも驚いていた。

 

「さて…ドラゴン&指輪の魔法使い対フェニックス。力を宿す物同士でこの場を盛り上げて欲しいのだよ」

「ほほう〜…」

「分かりました!」

「流石魔王様、面白いことをお考えに。分かりました。このライザー・フェニックス、身を固める前の最後の炎をお見せしましょう」

そして、3人は特別な異空間へと転移した。

「さて、ドラゴン使い君と春人、勝利の代価は何がいいかな?」

「サーゼクス様!下級悪魔はおろか…人間に代価なんて…!」

「下級であろうと人間であろうと、こちらから願い出た以上それ相応の代価は払わねばならない。それにあの指輪の魔法使いはただの人間ではない。まあそんなことより、ドラゴン使いの少年よ何を望む?富か?それとも絶世の美女か?」

その問い掛けに一誠は真っ先に答えた。

「では…!部長を!!リアス・グレモリー様を!返してください!!!」

「では春人は何を望むかな?」

「僕?ん〜……といわれてもな〜今すぐは無理だよサーゼクス。」

「分かった。あとで聞こう。それでは始めてくれ」

そして合図と共に鐘がなった。

「イッセー、まず僕がいく。」

「え?」

「取り敢えず僕が動揺させて時間を稼ぐ。その間にパワーを。大切なもんを取り戻すんだ!!」

「春人……ありがとな!!」

「礼なら終わってからだ」 

boost!!

そして僕はゆっくりとライザーに近づき少しの距離が縮まると歩みを止めた。

「ふん!まさか貴様ともう一度戦うことになるとわな!」

「いや〜僕も正直驚いてるよ。またアンタと戦えるなんて。」

『ドライバーオン!プリーズ!』

『シャバドゥビタッチヘーンシーン』

「それに今から見せる姿を他の悪魔に見せつけておけるのもいい機会だ!ティア!力を貸して!」

『はいっ!春人様!』

「変身!」

『インフィニティー!インフィニティー!・・・・・』

 

「あの音声・・・・インフィニティーと。」

「強化スタイル以上の力があるのか・・・春人君。」

 

 

『インフィニティ!インフィニティ!プリーズ!ヒースイフードー・ボーザバビュードゴーン!』

僕はインフィニティースタイルに変身した  

「「っ!!!!」」

皆、驚愕していたのは当たり前だが、上級悪魔や上位クラスの一部ものは驚きというより恐怖を覚えているようだった

「信じられん…!!」 「まさか……あの姿は」 

「…!?我ら悪魔、堕天使、天使でも触れてはならない伝説の魔法戦士、インフィニティー!?」 

グレイフィアさんとサーゼクスでさえも驚いていた。  

「……インフィニティー…さすが春人だ……前私と戦ったときより数段上だ……!」

「今戦ったら、どちらが勝つでしょうかね。」 

「わ…私に決まってるだろ!」

「私は春人さんだと思います。」

「そんな〜」 

   

「ライザー!」

突然誰かがライザーに向かって叫んだ。

「何ですか父上」

見るとライザーの父親、フェニックス卿が顔を真っ青にしていた。

「ライザー!!今すぐリタイアしろ!!!その者だけは決して相手にしてはならん!!!」

「何故ですか!父上!!私が只の人間にやられると」

「その方は只の人間ではない!!!魔法戦士インフィニティーだぞ!!!」

「だからインフィニティーとは何ですか!」 

「知らないのか!!!わしらフェニックスでさえ壊滅させることができるのだぞ!!早くリタイアせねばその方に倒させられるぞ!!!」

「ご冗談を!!そのようなことをこんな人間にできる訳がありませんよ!!それにそんな伝説な存在みたいなのいる訳ないでしょう!」

そう言うとライザーは背中から炎をだして戦闘態勢をとった。

「あの大馬鹿者め……」

 

ーーーーーーーーー

「ではいくぞ!!!!!」

 

そう言うとライザーは背中の炎を羽ばたかせ僕へと飛んでいった。

そして、ライザーは手から炎を生成すると僕に向かって突き出した。

「死ねぇー!!!!人間!!!!」

ライザーが寸前まで迫った時

『インフィニティー!』 

高速移動で避けた

「無理だよ。あんたにはこのスピードにはついてこれないさ。この間の強化スタイルでも無理だったし、原作のフェニックスより弱いじゃん。」 

「くそっ!あいかわらずちょこまかと」

「ふい〜。」  

『フレイム!プリーズ!ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!』

僕はインフィニティーから通常のフレイムスタイルに戻った

「なんだ?何故戻った?」

「ハンデだよハンデ。ぜーったい焼き鳥くんにはインフィニティー、フレイムドラゴンは無理だろ?」

「何度俺をコケにすれば気が済むんだ!クソ野郎がっ!」 

炎が向かってきた。

「ふい〜」 

僕は避けずに炎を吸収した。

「吸収された??」         

「あんたとはもうやる気はない。あとは今回の主役に任せることにするよ」

そう言うと僕は後退し、イッセーの元まで戻っていった。

「パワーの方は?」

「く……まだ……悪いがまだ………やはりまだ怪我が」

イッセーがそう言うと僕はイッセーに対して

『ヒーリング!プリーズ!』 

すると

「!!何だ…!これ…!?急に体が軽くなった…!!キズが治った!?」

「これで大丈夫だろ?さぁ行って!!!」

「春人…………やっぱりお前は俺の最後の希望だ!ありがとうっ!!」

そう言うとイッセーはライザーに向かって走り出した。

 

 

「部長!!!」

「!!」

「俺には木場のような剣の才能もないし、小猫ちゃんの様な馬鹿力もないし、朱乃さんのような魔力もアーシアの様な癒素晴らしい治癒の力も春人の様な規格外な力もありません!!!それでも俺は!!最強のポーンになってみせます!!!!」

そう言うとイッセーは神器を天へとかざした。

「輝きやがれ!!!オーバーブースト!!!」

Welsh Dragon over booster!!!!

そう叫んだ瞬間、籠手が反応し、イッセーの身体が赤き鎧に包まれた。その姿はまるで赤き龍を思わせるようだった。

「これが龍帝の力!!バランスブレイカー!!!赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア スケイルメイル)だ!!!」

そして、イッセーは鎧でライザーに向かって飛行した。

「そらぁー!!」

ブンッ!

「くっ…!!」

イッセーはライザーに向かってパンチを繰り出すも避けられそのまま後ろの建物に衝突してしまった。

「な……何だ…!この力と速さは…!!本当に不愉快なクソガキだぁ!!今の貴様は只の化け物だ!!

そう言うとライザーは背中から大量の炎を出した。

「我が一族の業火!!その身で思い知れー!!!!」

そしてライザーはその身に炎を纏わせると一誠に向かってダイブした。

対してイッセーもライザーに向かって飛び上がった。

「てめぇのちんけな炎で俺を焼ける訳ねぇだろぉー!!!!!」

ドォオオオオオオン!!!!

2人の拳がぶつかり大爆発が起きた。

そして、辺りは閃光に包まれ、

ヒュン!!!

爆風の中から何かが飛び出してきた

「ガハッ!!!」

落ちてきたのはイッセーであった。

「く……!!これが…アイツの力か……!!」

そう言うとイッセーは見上げた。

見るとそこには先ほどと同じくらいの炎を生成しているライザーがいた。

「怖いか!!俺が怖いか!!お前は赤龍帝の籠手がなければ只のクズだ!!」

ゴォオオオオオ!!!!!

そう言うとライザーはイッセーに向かって炎を繰り出した。

「く……!!」

ピュンッ

だが、イッセーはギリギリのところで飛行して躱し、ライザーの近くへと飛んだ。

そしてライザーは、手に炎を生成し、イッセーにぶつけようと向かってきた。

対してイッセーも拳を構えライザーの顔面に向かって振りかぶっていた。

ドゴォォォォン!!!!

結果、両者相打ちとなった。

「う……!!!」

そしてイッセーはその痛みに吐血してしまった。

対してライザーは………

「ふっ!その程…がハァ!!!!」

何ともないと思いきや、ライザーは一誠よりも強いダメージを受けていた。

そして、2人とも落下し、両者はよろめく程にまでなっていた。

「ば……バカな…!!何故……この俺が……まさか……!!!」

ライザーがイッセーの方へと向くとイッセーの手にはロザリオが握られていた。

「貴様!!何故悪魔なのに十字架を!!!

「うちの元シスターから借りてな!不死身のお前でも神器で強化した十字架は効くようだな!!」

「バカな!!十字架は悪魔にとっては持つだけで激痛が走る…!!どうやって……… !!!まさか貴様!!!」

見ると、ロザリオが握られている手を見るとそこはもう悪魔の肉体ではなかった。

「自分の腕を!!」

「あぁ!!ドラゴンの腕なら悪魔の弱点なんて関係ないからな!!!」

「正気か貴様!!!そんなことをすれば!!二度と元に戻らないのだぞ!!」

「それがどうした!!!部長が戻ってくるなら左手一本なんて安いもんだ!!!」

そう言うとイッセーはライザーへと近づいていった。

ライザーも炎を出そうとしたが先ほどの僕の威圧とイッセーの十字架が重なった為にもう精神が不安定であった。

そして

ドゴンッ!!!

「ガハッ!!!」

「アーシアがが言っていた!!十字架は悪魔に使うと相当のダメージになる!!」

ドゴンッ!!!

「木場が言っていた!!視野を広げて相手を見ろと!!!」

ドゴンッ!!!!

「朱乃さんが言っていた!!魔力は体全体を覆うオーラから流れるように集め意識を集中させて魔力の波動を感じると!!」

trancefore

「小猫ちゃんが言っていた!!打撃は体の中心線を狙って打つと!!」

そう言うとイッセーは左手の十字架に今まで溜め込んだ全てのパワーを注いだ。

「ま…まて!!!分かっているのか!!この婚約は!!悪魔の未来に必要なことなんだぞ!!お前のような何も知らないガキがどうこうするようなものじゃないんだぁー!!!!!」

「難しいことは分かんねぇ!!けどよ!!!気絶したあの時ハッキリと見えたもんがある!!!部長が泣いてたんだよ!!!テメェを殴る理由なんざそれだけで十分だぁあーー!!!!!!」

ドゴォオオオオオオオオオオオンンン!!!!!!!!!

「ぐぁあああああああああああああ!!!!!!!!」

そして、イッセーはその拳をライザーの懐へと叩き込んだ。ライザーは精神が壊れその場で倒れ、それと同時にイッセーの鎧も解除された。

その瞬間、空間が消え、僕はハリケーンスタイルで空を飛べるが、イッセーはそのまま落下してしまった。

「しまった!子猫ちゃん!」 

「…了解。よいしょ」

「小猫ちゃん!!」

「お疲れさまでした。イッセーさん。春人さん。」

「やったね。イッセー君、春人くん。」

「いやあ。」

「いきますよ……」

「え?」

「えい。」 

小猫はイッセーをキャッチすると、リアスに向かって放り投げた。

「ありがとう……!!ありがとイッセー…!!!」

そして、リアスはイッセーをキャッチし、下へと降りていった。

「サーゼクス様、申し訳ありませんが…約束通り、リアス・グレモリー様は返していただきます」

「何故謝る。君が成し遂げたことだ。反論はないよ。さ、早く行きたまえ。」

「はい!!……でもどうやって……」

「仕方がない。これを貸してあげよう」

パチン

サーゼクスが指を鳴らすと上半身が鷲で下半身がライオンの生物が現れた。

「これは…」

「グリフォンだよ。特別に貸してあげよう」

「ありがとうございます!」

そう言うとイッセーとリアスはグリフォンへと跨った。

「先に部室で待ってるからな〜!!」

そして、2人はグリフォンと共に飛び去っていった。

 

 

「よし!」

「やれやれ久々の再会がこんなことになるとはなあ」

「いやいや結構楽しかったよ。さあて部長になんて言われるかな。」

「ははは。まあ今回は私が持ちかけたことだ。それなりの対処はするが、これで父もフェニックス卿も反省するだろ。リアスの結婚は破談になって残念だが」

「残念そうな顔はしてませんよ。ね。春人さん」

「ああむしろ嬉しそうだなサーゼクス。」

「赤き龍そして春人、君のインフィニティーも此方が来るとは思いもよらなかったが。」   

「……ふ。今度は人間界にも来いよ。グレイフィアさんも。」

「それは楽しみです。期待していますよ春人さん。それはそうとミリキャスが会いたがっています。それに……」

「いや!みなまで言わなくても分かりました。じゃあ次の機会に。」  

「………さあて。時間を取らせてしまった。グレイフィア」

「はい」

「春人を人間界に送ってきてくれ」

「承知致しました。」

そう言うとグレイフィアは僕の側にきて魔方陣を展開した。

「じゃあなサーゼクス。ありがとうグレイフィアさん。ミリキャスにもよろしく。それに…コショコショ。」

「あぁ。リアス達を頼むよ。」 

僕は人間界へと戻った。 

そして、部室にはみんな集まり、部長は僕の近くまで来て頭を下げた。

「春人……あの時はごめんなさい……貴方の力を理解しなくて、勝手に投了してしまって……」

「……………」

「許されない事をしたのは分かっている…………殴ってもらっても構わないわ……」

「………」

「部長……」

「部長さん……」

「リアス………」

「部長………」

頭を下げられた僕はしばらく黙り込んだ。

だが、すぐ笑顔を見せて

「何を言ってるんですか。リアスらしくない、いつも毅然に振る舞うのが貴方でしょう。別に怒ってませんよ。あの状況なら仕方がありません。ですが、次おんなじことしたら許さないかもしれませんよ。」

「えぇ」

「ならオッケー」 

ガシッ!!!

そう言うと2人は互いに手を交わした。

 

「それにしても春人くん。君がインフィニティーだったとはね。」

「あまり実感わからないけどね。僕は僕だから。今まで通り、みんなの手助けはしていくつもりだよ。」

「そんなことより、お兄様と友人ならなんで今回のライザーとの結婚話を止めてくれなかったの!」

さっきの状態とは裏腹に僕に詰め寄ってきた部長。

「だってジオティクスおじ様とフェニックス卿がトントン拍子で話が進んでいったし、それにグレイフィアさんから聞かされてはじめて知ったんだから。」

「はあ~まあいいわ。でもこれからも私達を助けてちょうだい。」

「はい。」

といつもの部活が始まるのであった。




さていかがだったでしょうか?

駆け足で終わったような感じでしたが、フェニックス編終了です。

ここでリングの紹介を

『ヒーリングリング』
確か原作ではなかったと思います。
対象の者の傷、特殊状態を回復させるリング
使用者の魔力が強ければ強いほど回復力が高くなる。

さてイッセーは原作通りにリアスを取り戻しました。
で春人のことはまだまだ秘密がありそうですね。サーゼクス達とのやり取りを見ていると。それに春人は誰とくっつくのかそれも気になるのではないかと思います
それはこれから話を進めていけば分かるはずです。

次回はエクスカリバー編に入ります。

ではまた。


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月光校庭のエクスカリバー編
第12話 不穏


どーもです

あともう少しで2000越えそうです。これも皆様のお陰です
ありがとうございます。

さて今回から新章、月光のエクスカリバー編です。
アニメにしたら第二期ですね。

冒頭、臨場感を出せるかどうかは分からない演出があります。

ではどうぞ。


「やられてる……。」

白いローブを被った二人組は横たわる死体を見て呟く。

「これは急がないといけないな。」 

これはこれから起こることの幕開けに過ぎなかった 

 

魔法の指輪…ウィザードリング…今を生きる魔法使いは、その輝きを両手に宿し、絶望を希望に変える

 

 

 

現在春人を抜いて、オカルト研究部はイッセーの家で活動していた。

いや……活動ではなく……アルバム鑑賞である……

「これが小学校の頃のイッセーなの」

「小さいイッセー…小さいイッセー…小さいイッセー…小さいイッセー…小さいイッセー…小さいイッセー…小さいイッセー…小さいイッセー…小さいイッセー…小さいイッセー…

「やめてぇえええ!!!!!母さぁああああああん!!!!!!!!」

イッセーの母親に幼き頃のイッセーの写真を見せてもらった途端リアスは何かに取り憑かれたように呪詛を唱え始めた……

「あっははは、いいじゃないかイッセー君。僕も楽しませてもらうよ」

そう言うと裕斗も置いてあったイッセーのアルバムを開いた。

「こら木場!!テメェも勝手にみてんじゃねぇー!!」

「あははは ん?………………っ!!!」

裕斗はイッセーのアルバムを見ていると一枚の写真に目を止めた。その瞬間裕斗の目が鋭くなった。

「ねぇ…イッセー君…………これに見覚えは………

その写真は幼き頃のイッセーとその隣に栗毛の髪を縛った少年がいた。その2人の間には形の整った大剣が置かれていた。

「え?ああ…まだガキの頃だったしあんまりな〜……

「これは……聖剣だよ……!」

「あれ?そういえば春人は?」

「春人ならお兄様に呼ばれて冥界に行ってるわ。」

 

 

冥界 

 

「さあ。僕を呼んだ理由を教えてもらおうかな。」

「まあ君のことだから分かってはいたと思うが、話したいことが二点ある。」

サーゼクスはひと呼吸おき

「ひとつは……聖剣エクスカリバーが盗まれたらしい。」         

 

 

 

 

それから数日経ち、人間界ではイッセーの家での出来事以後、裕斗の様子がおかしく、学園も休んでいた。

そして数日が経ち 

「春人が!?まだ帰ってきてないの?」

「はい。電話しても出ないし。」 

「困りましたわね~」

「全くこんなときにいないなんて……」

とつぶやいた瞬間

「ただいまー」

とテレポートで春人は現れた。

「春人(さん)(先輩)!」

「何処に行ってたのよ!貴方が居ない間に……「だいたい分かってるよ。裕斗の過去やエクスカリバーが盗まれたことをね。」え?」        

リアスは僕がいない間の出来事を話した。

「成る程、それで裕斗は様子がおかしくなり、学校を休んでいるわけか。」

「そう…そしてその聖剣使いが今日ここへ来るの。貴方はインフィニティーを纏いしもの……神クラス以上の力を持つ……相手はおそらく…貴方を戦力に引き入れようとするわ。万が一勧誘されても乗らないよう気をつけて頂戴…」

「大丈夫だよ。サーゼクスとグレイフィアさんから言い含められているから」

そう言うとリアスは机からソファーへと移った

僕はその場で持ってきたドーナツを食べようとすると

「先輩…私も欲しいです…」

「いいよ〜(あっ!一個しかない。そうだ。)」

『コピー!プリーズ!』

僕はコピーを使ってドーナツを出し、子猫ちゃんに渡す。  

「頂きます… はむっ… 〜♪」

「すげえー。」 

「あなたって…もうなんでもありね…」

「あらあらいいじゃないですか。春人さん、私にも頂けますか?」

「いいよ〜 はい」

『コピー!プリーズ!』 

「朱乃まで!?はぁ〜……これから会談なのに…」

「なんならリアスもどうですか?」

「……頂くわ」

そしてアーシアとイッセーにもあげた   

それから何分かお茶会は続いた。

そして、数十分後、刻は来た。

ガチャ

「失礼する。ここがリアス・グレモリーのいる所だろうか?」

「えぇ。間違ってないわよ。座って頂戴」

「すまない」「失礼しま〜す」

入って来たのは白いローブを着用した青髪に緑のメッシュを入れた少女と栗毛のツインテールの少女であった。

「今回は会談を引き受けてくれて感謝する。」

「改めまして、リアス・グレモリーよ。教会の者が私達に何の用なのかしら?」

互いの自己紹介を終えるとメッシュの少女が話しを始めた。

「先日カトリック、プロテスタント、正教会側で管理されていた聖剣エクスカリバーが奪われました」

「え!?エクスカリバーって複数あんの!?」

イッセーは訳が分からず話しについていけなかった。

「ゴメンなさい……エクスカリバーの説明込みで話してもらえないかしら」

リアスの申し出にイリナという少女は頷きイッセーの方を向き説明した。

「イッセー君、エクスカリバーは大昔の戦争で折れてしまったの」

「イッセー君?」

「イリナさんはイッセーさんの幼なじみなんです。」

アーシアが教えてくれた。  

「大昔の戦争で折れた聖剣の破片を錬金術によって新たな姿としたのさ。これがその一つ、私の持っているエクスカリバーは破壊の聖剣(エクスカリバーデストラクション)」

するともう1人は懐から一本の紐を取り出した。するとその紐は意志を持ったようにうねり出し一本の日本刀へと姿を変えのだ。

「私のは擬態の聖剣(エクスカリバーミミック)この通りエクスカリバーはそれぞれ特殊な能力を有してるの」

「イリナ…わざわざ悪魔にエクスカリバーの能力を見せる必要はないだろ。」

「あらゼノヴィア、いくら悪魔だからと言って信頼関係を築かなくちゃいけないわ。それに、聖剣の能力を知られたからってこの場にいる悪魔さん達には遅れをとることはないわ。それにインフィニティーを纏いし指輪の魔法使い様もいらっしゃることですし。」 

やはり向こうに知れ渡っているか。

するとゼノヴィアは僕の方にやってきて 

「ご挨拶が遅れて申し訳ありません。私はゼノヴィア・クァルタと申します。」

と後ろからイリナも 

「同じく私は紫藤イリナです。よろしくお願いします。」

「ああー。蒼磨春人です。よろしく。」   

「なによ!あの二人、私にはあんな態度で春人にはペコペコするってどういうことよ!」

「まあまあ~。」

「仕方がありませんわ~。春人さんはインフィニティーですからね。」 

 

  

「本題にはいるが、我々の依頼は今回の件に一切関わらないでいただきたい。」

「随分な言い方ね。」

あまりにも傲慢な態度や言い様にさすがのリアスも頭にきているようだ。

「悪魔が堕天使と組む恐れがあるかもしれないと本部側が疑っているからね」

「私は堕天使とは絶対に手は組まないわ。グレモリー家の者として魔王の顔に泥を塗る様な真似はしない!」

「フッ……それだけが知れて充分だ」

そう言うと部長から僕の方に視線を向ける

「蒼磨様、無理を承知でお願いしたいことがあります。」

「何ですか?」

「私達に協力していただきたい。」

「え!?」

「もちろん。それなりの対価を支払うと主もおっしゃっていて、できることならば……。」

「そちらに来いと?」

「そうです。」

「断る。」

「っ!」

「ただ、もし今回の事件がこちらにも害を及ぼすなら、協力はさせてもらう。ただし、そちらにいくことはないです。」

「そうですか。それは残念です。」

ゼノヴィアは立ち上がった

「では、そろそろ失礼させてもらう」

そして2人は部屋を出て行こうとした。だが突然立ち止まり、イッセーの横にいるアーシアへと鋭い視線を向けた。

「まさかとは思ったが…貴様…『魔女』アーシア・アルジェントだな?」

「あ〜貴方が噂の悪魔になった元聖女さん?」

「え………」

魔女という言葉にアーシアは反応した。イッセーも魔女という言葉に対し少し驚いていた。

「しかし、元聖女も堕ちたところまで堕ちたな。まだ我らの主を信じているのか?」

「ゼノヴィア〜、悪魔になった聖女さんが主を信じてるわけないでしょ?」

「いや、その子から信仰の匂いが微かにする。やはりまだ信じている様だな」

「……捨てきれないだけです…ずっと信じてきたので…」

「そうか……」

アーシアがそう答えた瞬間、ゼノヴィアは聖剣をアーシアに向かって突き付けた。

「ならば今すぐ斬られるといい。今なら我らの神も救いの手を差し伸べてくれるはずだ。」

「触れるな!」

その時、アーシアを庇うようにイッセーが2人の間に入った。

「アーシアを魔女と言ったな!」

「そうだ。今では魔女と呼ぶべき者だ」

イッセーはゼノヴィアの言葉に怒り、奥歯を噛み締めた。

「ふざけるな!アーシアの優しさも理解できずにすぐに斬るとか言いやがって!そんなの間違ってる!」

「聖女に友人が必要だと思うのか?友人を求めた時点でアーシア・アルジェントには聖女の資格はなかっただろう」

ゼノヴィアは表情を変えず当然の様に言った。

「それに、さっきから聞いていれば、君はアーシアの何だ?」

「家族だ!友達だ!仲間だ!だからアーシアを助ける!お前ら全員を敵に回してでも俺は戦うぞ!!」

その瞬間、ゼノヴィアは目を細め、イッセーを睨んだ。

「それは我々に対する宣戦布告か?よかろう。ならばアーシア・アルジェント纏めて貴様も私の手で断罪してやろう」

そう言うとゼノヴィアはイッセーに向けて聖剣を突き付けた。

「イッセー、おやめなさい」

それを見たリアスは止めようと立ち上がった。

「僕が相手をしよう。」

と入り口から声がした 

「裕斗!」

そこにいたのは裕斗だった。  

聖剣使いから決闘を申し出されたイッセー、裕斗は旧校舎の広いスペースへと移動した。

「では始めようか」

そう言うとゼノヴィアとイリナは着ていたローブを脱ぎ捨て、露出の少ないボンテージ姿になった。

「殺さない程度に楽しもうか…!」

対するイッセーは神器を展開し、倍加を開始した。

「ふ…ふふふ……ふふふふふ………」

裕斗が壊れた人形のように笑い出した。

「なぜ笑っている?」

「いや…壊したくて壊したくてたまらないものが目の前にあるからついね」

そう言うと裕斗の周りの地面から無数の剣が現れた。

「魔剣創造か…面白い。ではいくぞ!!」

そして、両者は剣を構え激突した。

イッセーの方も勝負が開始された。

 

「はじまったか〜」

「先輩は戦わないのですか?」

「どうしようもならないときには出るが、向こうもあの焼き鳥との戦いを知っているなら僕と戦おうとは思わんだろ。」

「そうね確かに。イッセーと裕斗が勝てると?」

「イッセーは分からんが、今の裕斗は見るからに、興奮して少し我を忘れてる。一瞬の隙を突かれて負けてしまう。」

「そんな…」

「それに、イッセーを」

そう言うと皆はイッセーの方へと目を移した。見るとイッセーは手に魔法陣を展開させそれをイリナへと当てようとしていた。

「あの魔法陣って……」

「まさか…………」

「あぁ……また服を剥ぎ取ろうとしてる」

「イッセー…………」

「イッセー先輩…」

「イッセー変態……」

「あらあら」

すると僕は横になった。

「少し寝…終わったら起こして……」

「はああーこの状況で寝るの!?」

「だってあなたのとこの兄様と延々と世間話してたから寝てないんですよ。」

「は、はあ〜。」

 

 

「ふわぁ〜!!ん?」

「あらあら~よく眠れましたか?」

「朱乃さんか〜、イッセー達は?」

「負けてしまいましたわ」

見るとイッセーと裕斗はうつ伏せで倒れていた。そして何故かイッセーは右頬が半端なく腫れていて、子猫ちゃんの服が吹っ飛んでいた

「全く……なにやってんだが。子猫ちゃん」

「はい?」 

『ドレスアップ!プリーズ!』

「……制服が戻った。」

「へえー便利な魔法ね。」 

「すごいです!春人さん!」

「……ありがとうございます。あとでイッセー先輩にサンダーをかましてください。」

「わかった。」

「くっそーっ!」

負けたことに悔しがってんのか、服を剥がせなかったことなのか分からないがたぶん後者だろ

そして裕斗が呟く。 

「あのエクスカリバーを盗んだのはフリード・セルゼンだ。」

「フリード??」

「あのイカれ神父か。裕斗、既に奴と接触していたのか。」

   

「…赤龍帝 一つ教えておいてやる」

 

“白い龍は目覚めているぞ”

 

「!!」

その言葉にイッセーは硬直した。

「では、失礼する」

そう言うとゼノヴィアとイリナはこの場を去っていった。

すると裕斗も立ち上がりこの場を去ろうとした。

「お待ちなさい!裕斗!あなたは私の眷属なのよ!勝手にはぐれになるなんて許さないわ!」

「……すいません…部長…僕ははぐれになろうと同士の仇を打ちたいのです………」

そして裕斗はそのまま林の向こうへと消えていった。

「裕斗!」

「リアス!今はそっとしとくしかない。だが、奴はリアスを見限らないですよ。」 

「えぇ…分かったわ…」




さあいかがだったでしょうか?

今回は長かったですね。5000に迫る文字数になりました
『ドレスアップリング』が出てきました。
イッセーが服を剥ぎ取ったら、春人が服を戻すという。
今後ありそう……。
今回は春人が戦うところは無かったです
次回は戦うかな?

ではまた。


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第13話 接触

どーもです。

2000越えました!ありがとうございます!


それではどうぞ。


イッセーside

俺は小猫ちゃんと匙と一緒に木場を取り戻すため聖剣使いの2人を探してようやく見つけ今ファミレスに来てる……

「ハグハグハグハグハグ!!!!おお!!!!美味いぞ!!!!!」

「本当!!!これこそ故郷の味だわ!!!」

(どんだけ食うんだよ…!!!俺の財布もそろそろ限界だっていうのによ!)

「しかし、悪魔に救われるとは世も末だな」

(奢ってやったのになんつう口だよ!)

「あぁ主よ……この優しき悪魔たちに祝福を……」

すると俺の横では匙がとんでもなく落胆していた。

(と言うか………何で俺まで………)

(しょうがないだろ……部長や朱乃さんなんかは絶対許可してくれねぇからよ…!)

(だったら春人呼べば良かったろ!!!あいつがいりゃあすぐ済むじゃねーか!!!)

(あっそうか)

(あっそうかじゃねーよ!兵藤っ!!!)

そうか!春人に頼めば!!

俺はそう思い春人へ電話を掛けた

 

 

「よし」

「連絡しているところすまないが、私達に接触した理由は?」

春人への電話が済むとゼノヴィアが俺たちに理由を求めてきた。俺は2人にその理由を明かしある提案を持ちかけた。

「エクスカリバーの破壊に協力したい」

「うむ……………一本くらいなら任してもいい」

「ちょ!ゼノヴィア!?」

「仕方ない。私達2人だけでは厳しいのでな。それで、手を貸してくれるのはそちらの三人だけか?」

 

「いま春人に連絡しといた」

「蒼磨様にか。」 

「イッセー先輩グッジョブ!」

「僕の事を何?」

聞き慣れた声。その声のした方向を見ると…!

「やあっ」

「「「春人(先輩)!!!!!」」」

春人が立っていた。

「あ、すいません、チョコレートパフェ一つ」

「はい。………お待たせしました」

「で、イッセー、僕を呼んだ理由を聞こうか?まあこの面子を見たらだいたいは分かるけど」

「あぁ、実はな…」

「成る程。裕斗を取り戻すために聖剣を破壊すんのか」

「いやまだ何も言ってないんだけど!?」

「だいたい理解できた。ならここで燻ってるわけにもいかないしな。でなんで元士郎がいるの?」

「巻き込まれたんだよ。兵藤に。」

「まあ関わってしまったから仕方がないよね。僕もそれに乗るよ。だが、ちょっと用事がある。場所を知らせてくれたらすぐ駆けつける。」

と僕は現金を置いていき、ファミレスをあとにした    

「なっななな。10万??ってあいつどんだけ金持ってるんだよ!よーし!早速木場に連絡してくる!」

こうしてイッセー達の聖剣破壊計画が行われる事となった。

 

 

僕はイッセーから場所を聞き、合流。

「春人くん。」

「裕斗。まあ今は何も言うな。」  

「それにしてもここってあれ?はぐれ悪魔を倒したところじゃないか。」

「ああ。前に僕が外で待っていたところか。」

「裕斗先輩!」

「ああ。」

「ひゃっほおーーーいっ!!」

いきなり上から剣を振りかざすやつがいた

裕斗はそれを受け止め弾き返す。

「フリード!てめぇっ!!」

「おやおや?いつぞやのガキとチビ「……イラッ」小柄のお嬢さん、そして指輪の魔法使いですか??ちっ。今日も楽しく神父狩りをしようと思ったのにいいぃ!」

「気を付けてください……あの剣は」

「ああ。イリナと同じ……ドライグ!」

『boost!』 

「勘違いするな!お前の相手はこの僕だ!」

「木場っ!」

裕斗はフリードに向かっていく!

「悪魔が何人来ようが、このエクスカリバーちゃんの前では敵なしっ!」

裕斗はソードバースを発動した!   

「なっ!」

フリードは受け止めるしかなくなったが     

「ソードバースか。使い手によったら無敵のセイグリッド・ギア……。」

「バルパーのじいさん!」

「なんだと!?」            

「じゃああいつがイリナが言っていた!?」

「……聖剣計画の首謀者」

「バルパー・ガリレイ!!」

「いかにも。フリード、まだ聖剣を扱いきれていないな。聖剣に因子を込めろ。」

「因子を込めろねー。ひゃひゃひゃきたきたあああっ!これであのイケメン君は終わりね!」

「っ!」

『ディフェンド!プリーズ!』

「春人くん!」

「また邪魔をする気ですかああああっ!指輪の魔法使い様よおおっ!」

「ああ。貴様みたいなイカれ神父を放置したんじゃ目覚めが悪いでな。」 

「フリード・セルゼン!バルパー・ガリレイ!神の名の元に断罪してくれる!」

「俺様の前でその名を言うんじゃねービッチが」       

「聖剣使いに加え、指輪の魔法使いがいるのではぶが悪すぎる。」

「分かっていますよ!じーさん!」

とフリードは目眩ましを発動した。

「うわっ!」

晴れたときには奴等は消えていた。

「くそ!追うぞ!」

僕、裕斗、ゼノヴィア、イリナは奴等を追った。      

「くそっ!なんだってんだよ」

「全く……こんなことになっていたとはね。」

「匙!どういうことか説明してもらいましょうか!?」

そこに現れたのは、リアスと朱乃さん、ソーナさんと副会長だった。

「お互い、春人から連絡をもらったのよ。さあてどうしてあげましょうか」 

あの用事があるとか言っていたのは部長達に知らせるためだったのかっ!

「「ひいーーーーーっ!」」     

 

裕斗達はフリードとバルパーを追いかけ今暗い山道を進んでいた。

「追い詰めたぞ!フリード・セルゼン! バルパー・ガリレイ!」

「ッチ!しつこいビッチだな!おい!!」

「今ここで!同志達の恨みを晴らす!!!」

そう言うと裕斗は剣を構えフリードへと向かっていった。

その時、上空より無数の光の矢が2人の間に降り注ぎ裕斗の攻撃を妨害した。

「誰だ!」

皆が上を見上げるとそこには

「ふむ。外したか」

背中から五対十枚の黒い翼を生やした大柄な堕天使がいた。

「堕天使の幹部!コカビエルっ!」 

「フリード、バルパー、先に行け。俺はこいつらと少し遊んでいく」

そう言われるとフリードと、バルパーは煙玉を投げ姿をくらました。

「ッ!待ちなさい!」

「フン」

ガキィイインッ!

「きゃぁぁっ!!!」

イリナが後を追おうとしたが降りてきた奴の一撃を喰らってしまい後ろへと吹き飛ばされた。その時イリナは聖剣を手放してしまいそれをコカビエルに奪われてしまった。

「イリナ!!くっ………おのれ!!!!」

キィン!!

ゼノヴィアはコカビエルに向かって聖剣を横から振ろとしたが掴まれてしまった。

「な…!」

「フン。こんなものか。つまらん」

そう言うとコカビエルは上空に飛び上がりこさそこから魔法陣を展開し三人まとめて葬ろうとした。そのとき

「成る程。お前が今回の件の首謀者か」

「「「「!」」」」

その声は裕斗達の背後から聞こえた。

「春人くん!」「「蒼磨様!」」

現れたのはウィザーソードガンを構えながら歩いてきた春人だった。

「ほう。助っ人かと思えばただの人間……いや指輪の魔法使いか。お前なら俺を少し楽しませてくれるかもな」

『ドライバーオン!プリーズ!』

「友人の幼なじみ、その同士や無茶をする友人が傷つくのは見てられないからな。」 

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン』 

「変身!」

『フレイム!ドラゴン!ボー!ボー!ボーボーボー!』

バサッ!!!!

そう言うとコカビエルは魔法陣を展開し無数の光の矢を僕に向かって放った。

すると僕はウィザーソードガンで全ての矢を弾いた。

「ほう。中々やるようだな。 ならば」

するとコカビエルは魔法陣を裕斗達に向けた。

「ッ!!裕斗!みんな!さっさと逃げろ!!!」

「え!?でも」

「早く行くんだっ!!」

「わ…わかりました!!!」

そう言うと裕斗とゼノヴィアとイリナは来た道を戻り逃げた。

「ふん。もう遅い。そらっ!!」

そしてその矢は一番足が遅いイリナに向かって一気に降り注いだ。

「くっ!早いな!」 

『ディフェンド!プリーズ!』

「きゃあああっ!!!!!」

「っ!イリナぁぁぁぁぁ!!!!!」

そして、煙が晴れるとそこには、イリナはなんともなく、ディフェンス魔法で守られていた。ただ、気を失っていた。

「ちっ。直撃は免れたが……」

「な…!!なんだと…!!ならっ!」

そう言うとコカビエルはさっきよりも倍はある巨大な魔法陣を展開した。

「この魔法陣からはさっきよりも威力の高い矢が降り注ぐ!!精々生き残ることだな!!!」

そう言うとコカビエルはその場を飛び去っていった。

「待てっ!!くそっ!」

『コネクト!プリーズ!』

『ドラゴタイマー!セットアップ!』 

後を追おうとしたがそこへ魔法陣からさっきよりも威力のある光の矢が降り注いだ。

「裕斗!ゼノヴィア!イリナを連れて、君たちだけでも逃げろ!!!」

「しかし!」

「いいから早く行くんだ!!!!巻き添え食らうぞ!!!」

「……恩にきます!!!」

そう言うと裕斗達は森の中へと消えていった。

「さあショータイムだ!」 

『スタート!』

そしてその光の矢の雨は僕を一気に飲み込んだ。 




さていかがだったでしょうか?

さあデジャブった終わり方でしたが、意外と春人も苦戦する素振りを見せていました。
さあ次回は光の矢の雨を浴びた春人の行方は
そして聖剣エクスカリバーを破壊することはできるのであろうか

ではまた。


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第14話 窮地

どーもです。

2500アクセスを突破しました。ありがとうございます。

ではどうぞ。


あの夜の件の後、俺と匙とはたっぷりと部長と会長にたっぷりしばかれその翌日の夕方、春人が消えたとされる場所にすると空が妖しく変化していた。そして、その上空に何かがいた。

「我が名は堕天使コカビエル!!!まずは、初めましてかな?魔王の妹。」

「御機嫌よう堕ちた天使の幹部さん、私はリアス・グレモリー。以後お見知りおきを。で目的は何かしら?」

「お前の根城である駒王学園を中心に暴れてやろうと思ってな。そうすれば嫌でもサーゼクスは出てこざるを得ないと思ってな」

「そんなことをすればまた神と堕天使と悪魔との戦争が勃発してしまうわ!!」

「ハッハッハッハッ!!!鼻からそんなことは知れている。だからエクスカリバーを盗んだのさ。そうすればミカエルも動くかもしれないかとおもったのでな!だが寄越してきたのはエクソシストと聖剣使いたった二匹、実につまらんかったよ!!しかも昨夜俺の前に現れたサーゼクスの腰巾着も最後はその聖剣使いとお前の下僕を守るために光に飲まれちまって本当に呆気なかったよ。そう指輪の魔法使いだったか……。」

「え??まさか!?」

「春人さんが!?」

「そんな……。」

「……春人先輩」  

「嘘だろ……春人が」

「あいつが…!!あいつが死ぬわけねえー!!」

「現実とは呆気ないもんだ。大したこと……「大したことないのかな??」っ!」

その声の主は後ろから

「「「はっ!春人(さん)(くん)(先輩)!」」」

そこには春人の姿があった 

「バカな!あの攻撃を切り抜ける奴など。」

「まっ。現実にいるというわけだ。」   

「次こそはお前から地獄へ送ってやる。さあ戦争をはじめようではないか!フハハハハハハハハハハ!!!!!!!」

そう言うとコカビエルは駒王学園へと飛び去っていった。

「くそっ!」

 

「春人!もう本当にバカなんだから」

「本当に心配しましたわ~。」

「……春人さん。良かったです。」

「…春人先輩なら切り抜けられると信じていました。」 

「春人!心配したぜ!だけど無事でよかったぜ。」    

「すいません。みんな。心配をおかけしました。そんなことより奴を止めないと」  

「ええ。これは学園だけじゃないわ。このまちも消し去ろうとしている。」 

「そんな……そんなことさせるかよっ!!」

「みんな行くわよ!学園へ!」

 

生徒会メンバーが駒王学園全体に結界をはっていった。

「ありがとう。ソーナ。」

「いえ。ですが、やはりここはサーゼクス様に連絡したほうが」

「貴女こそ、貴女のお姉様に連絡したほうがよいのでは。」

「私の方は別に……」

「僕からサーゼクスには言った。」

「春人!貴方勝手に!」

「リアス。これはもう貴女だけの問題では無くなっているんですよ。」

「それに僕はあいつの友人で部長はその妹なんですよ。それをほっとけるわけないでしょう?」

「分かったわ。朱乃、春人」   

僕達は中へ

「あれは?」

「サーゼクスは来るのか?それともセラフォルーか?」 

「いいえ。私達よ。」

「ちっつまらねーまあいい。」

「そんなに言うなら僕が出るさ。」

『ドライバーオン!プリーズ!』

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン』 

「変身!」

『ハリケーン!ドラゴン!ビュー!ビュー!ビュービュービュビュー!!』

僕はハリケーン強化スタイルに変身した。 

「さあショータイムだ!」

「へ!俺のペットで遊んでろ!!」

魔方陣から頭が三つある地獄の番犬、ケルベロスが三体現れる。

「ケルベロスかっ!」

「朱乃、子猫、春人!行くわよ!」

「「「はいっ!」」」  

僕達はケルベロス達に攻撃を加えていった。

それはイッセーのパワーを上げるため。

だが、イッセーの後ろにはアーシアがいる

「きゃーーーーっ!!」

ケルベロスの一匹が後ろに回ってきた

『チョーイイネ!サンダー!サイコー!』

ドシャーーーーーーンっ!! 

僕はサンダーで一匹を倒す。

「春人さん!」

「春人!」

「っ!しまった!イッセー!アーシア!左!」

もう一匹いたとは!と思ったが。

「裕斗!」

そうもう一人の部員、裕斗とゼノヴィアが現れ、そいつを倒した。

「登場が遅いぜ。裕斗!」

「すまない春人くん。それに無事で何よりだよ。」

「蒼磨様。ご無事で何よりです。おかげでイリナが助かりました。まだ意識は戻ってないですが。」 

「ああ。裕斗達は聖剣を頼む!」

「言われずとも。」 

と言い、裕斗はあの聖剣のもとに     

「くらいなさい!」

部長がコカビエルに対して攻撃を放つが、弾かれ、地面に大穴があいた

「ふふ実に面白い。赤龍帝の力をあればここまで強くなれるのか。実にひどく面白い。」

そしてお返しといわんばかりに部長に攻撃が

「部長っ!」

朱乃さんが部長の前に現れ、防ぐも弾き返せずに吹っ飛ばされてしまった。

「朱乃さんっ!」

僕は落ちてきた朱乃さんを受け止めた!

「春人さん!助かりました!ありがとうございます。」

「いえ。アーシア。」

「はい!」

アーシアは朱乃さんと降りてきた部長のキズを治す。

「サーゼクス様が来るまで持つかどうか。」

「なんとかしないと!春人、インフィニティーを!」

「すいません。昨日のコカビエルの強力な攻撃で魔力の大半を使用したから、僕もティアも回復しきってないので、変身できないです。この強化スタイルもどこまで持つか。」 

「そんな……。」

「ただ、手はある。変身を解いて、魔力を貯めればインフィニティーになれる。」   

まさに崖っぷち状態と思われた時、裕斗に変化が。




さていかがだったでしょうか?

春人にまさかの弱点があるとは
窮地にたたされています。さて次回どうなるか?

ではまた。


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第15話 覚醒?

どーもです。

それにしても最近1話5000字を越えていることに気づきました。

ではどうぞ。
コカビエルとの最終対決です!


裕斗とゼノヴィアがが異形の剣を持ったフリードと闘っていた。

しかもイッセーがいうには禁手化したらしく、どんどん追い詰めていっていった

「春人!変身を解いて!魔力を貯めて!」

「分かりました。」

僕は変身を解き、もとの姿に   

「できるだけ、私が回復します。」

「……春人先輩。回復してる間私が守ります。」

「ありがとう。アーシア、小猫ちゃん」

『ティアいけるか?』

『できるだけ早くなんとかします!』

 

 

「ハッハァー!!!しねぃやぁあああーーー!!!!!」

フリードは後ろへとジャンプすると剣を の形をくねらせそれが無数に別れホーミング弾のように裕斗に襲いかかった。

すると裕斗の前にゼノヴィアが立った。

「ぜやぁあーー!!!!」

ゼノヴィアは剣を振り回しそのホーミング弾の刃を全て砕いた。

「なんですと〜!?ここにきての超展開!?んなこと望んじゃいねぇええんだよぉおお!!!!」

するとフリードは剣でスピードアップしゼノヴィアへ斬りかかろうとしたが

ガキンッ!

裕斗が間合いに入り刃を防いだ。

「なっ!?」

「そんな剣で僕達の想いは断てない!!!!!!」

そして木場は力の限り剣を振るった。

 

バキィィィィィィンッ!!!!!!!!!!!!

 

フリードのもつ剣が折れた

「なぁぁぁぁぁぁぁ!!!折れたー!!!!????」

「皆…………見ていてくれたかい……….僕の想いは聖剣を超えたよ…………」

すると裕斗とゼノヴィアは刃をバルパーへと向けた

「覚悟しろバルパー・ガリレイ、貴様の計画もここまでだ!」

「あ………ありえない……聖と魔の融合など…!そうかわかったぞ!聖と魔それを司るバランスが大きく崩れているそれなら説明はつく!」

刃を向けられたバルパーは何が何だか分からぬ言葉を発し興奮状態となっていた。

「つまり!魔王だけでなく神をm……グシャ

最後の言葉を発しようとした時、バルパーが突然の光の槍に串刺しにされた。その瞬間バルパーは粒子となって消えた。

「バルパー、お前は優秀だったよ。そこに思考が至ったのも優れている故だ」

槍を放ったのはコカビエルだった。バルパーを用済みとみなしたのだ。

「コカビエル、これは何の真似かしら?」

「俺は最初からこいつらなどいなくても別にいいんでな」

するとコカビエルはイッセーの方へ目線を移した。

「おい小僧、赤龍帝の力を最大限まで倍加させ誰かに譲渡しろ」

「私たちにチャンスを与えるの?ふざけないで!」

「ふざけないで?それはこちらのセリフだ。この中に俺に勝てる奴がいるとでも?」

「やるしかないようだ。部長、イッセー」

僕はそう呟く 

「時間がないわ。イッセー、あなたに託すわ。そして春人。」

「ああ。僕は部長、イッセーそしてみんなの最後の希望だ。」

僕はインフィニティーウィザードリングを指にはめる。いつでも変身できるように

そして二人はコカビエルに向かい、そして

「できました!部長!」

「ええ。」

イッセーから赤龍帝のパワーをもらい、纏った部長、それはいままでの部長が持つ魔力とは桁外れの魔力だった。

「消し飛びなさいっ!」

「ふはははははっ!いいぞ!魔王の妹!サーゼクスの妹!」

攻撃を受けながらも余裕なのか

「弾き返されたっ??」

「キャーーーーっ!!」

「部長!」

「くっ!朱乃!?」

「はあああああーーーーっ!!」

コカビエルに対して雷を放つ 

「バラキエルの雷か」

「私をあの者と一緒にするなあああああっ!」

なにか触れたのか雷のパワーが増す!

だが、それもコカビエルには効かないようだ。

「堕天使の幹部にあたる雷使い……バラキエル」 

「悪魔に成り下がるとはな。なかなか面白い奴等を下僕にしてるなあリアス・グレモリー。

赤龍帝、指輪の魔法使い、聖剣使いの成れの果て、そしてバラキエルの娘!」

「なっ!」

「そんな朱乃さんが堕天使の娘!?」

「やはり血は逆らえないな。サーゼクスもお前もな下手物が好きなようだ」

「兄を我が魔王をそして私の眷族、そして我が友、指輪の魔法使いを侮辱することは許さないっ!」 

「ならやってみろ!リアス・グレモリー、魔王の妹よ。俺が退治しようとしているのは悪魔にとって敵対するものばかり、褒められてもおかしくないはずだ。」

「やい!クソ堕天使!これ以上、部長や朱乃さんを侮辱するならこの俺がお前をぶっ潰す!」

「「っ!」」

「お前バカなのか?」

「ああバカで結構!ブースデットギア!」 

ブースト!

「ダメっ!!」

と攻撃しようとイッセーの前に

「僕達が時間を稼ぐ!イッセー君はパワーを!」

裕斗とゼノヴィア、子猫ちゃんが

3人がかりで攻撃をするが、

「ふん!くだらん」

「うわーーーーっ!!」

「キャーーーーーっ!!」

吹っ飛ばされてしまった。

「裕斗!ゼノヴィア!小猫ちゃん!っく!アーシア!僕はいいから、みんなの治療を!」

「はっはい!」

 

 

「兵藤…春人、頼むぜ!もう力が」

「匙!気を抜いてはいけません!」

「はいっ!」

(まずい!みんなの魔力が尽きかけてる。リアス、春人くん。) 

 

裕斗達はなんとか僕やイッセー達を守っていたが、限界近くになっているのは目に見えていた。                     

コカビエルはいきなり狂ったように笑い始めた

「ハッハハハハ!!!しかし!驚いたものだ!!神のいなくなった世界に!!こんなパワーをもった奴等が現れるとはな!まあ俺にはほど遠いがな。」

「なに!?神がいないとはどういうことだ!」

神という単語にゼノヴィアは反応し驚きながらもコカビエルに問いつめた。

「教えてやろう。先の三つ巴の戦争で四代魔王と共に神も死んだのさ!!!!!!!!」

「「「「「「!!!」」」」」」

「か……神が……死んだ……?そんな…」

衝撃の事実を聞かされゼノ以外のリアスやゼノヴィア達は驚愕した。

「先の戦争で悪魔は魔王全員と上級悪魔の大半を失い天使も堕天使も幹部以外ほとんど失った。純粋な天使は増えることすら出来ず悪魔とて純粋は大変希少な筈だ」

「そ……そんな………では…私たちに与えられる愛は………」

「あるわけないだろう!今ではミカエルが代わりに『システム』を起動させているがそれは神張本人が起動させてこそ真価を発揮する!どんなに信仰しても貴様のように切られる信徒など腐る程いるわ!!」

アーシアの嘆きをコカビエルはあっさりと断ち切った。ショックのあまりアーシアはその場で崩れ落ちた。

「アーシア!おい!しっかりしろ!」

イッセーがアーシアを抱介しているがそれどころではない状態であった。別の場所ではゼノヴィアが力無く項垂れていた。

「う…うそだ……そんなことがあるなんて………」

「貴様ら人間もそうだ!!奴らは弱いからこそ強大なものに追いすがる!実態がないものださえも信仰する弱小の生き物だ!」

「?」

左腕の付け根を抑えながらコカビエルは叫び狂ったように笑いだした。

「ハハハハハハハハハ!!!!!分かったか!?こらが真実だ!!!人間であるお前らにはすがる物などいないのだ!!」

 

 

 

「言いたいことはそれだけか……」

 

 

「「「っ!」」」

 

そこには春人が立っていた。変身していないが、いつもと様子が違う。

(な………何だ…この威圧感……いや……強大な恐怖感は……!?これがさっきのヤツなのか!?)

「貴様のオーラの色………いや!そんなことはあり得ない!」

コカビエルはいままでの余裕の顔から、恐怖と戸惑いに変わっていた。

「「まさかっ!」」

「部長!何か知ってるんですか。」

「レイナーレの仲間だった3人の堕天使を倒したときの春人が放った技が地獄の業火と例えて良いほどの強力な力だった。その時と同じ……いやその時よりも桁外れの力が春人を包み込んでる……。」

 

 

『ドライバーオン!プリーズ!』

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン。』 

「変身…!」

『インフィニティー!インフィニティー!プリーズ!ヒースイフードー・ボーザバビュードゴーン!』

僕はインフィニティースタイルに変身した  

「「っ!!!!」」

 

「なっ!?貴様!その姿??神にも匹敵する伝説の魔法戦士、インフィニティー!?そんな馬鹿な!」

「さあ、ショータイムだ!」

『インフィニティー!』 

僕は高速移動でコカビエルの後ろに回る

「なっ!」

『チョーイイネ!キックストライク!サイコー!』

ドォオオオオオオオオンッ!!!!!!!

「ギャーーーーーーっ!!」

コカビエルは突き落とされそこには半径50メートルはくだらないほどの巨大なクレーターができた。

「すげえー。部長や朱乃さん、木場やゼノヴィア達がいくら攻撃してもビクともしなかったコカビエルをこうも簡単に。」

「ライザーの時は避けていただけですぐフレイムスタイルに戻って実力は分からずじまいだったけど、これほどとは。」

「これがインフィニティーの力……。」

「春人くん……。」  

「くそっ!所詮は人間!まぐれに……。「と思うか?」っ!」

『インフィニティー!シューティングストライク!ヒー!スイー!フー!ド!』

「さあ!お前の罪を数えろ!」

バシュバシュバシュバシュバシュ

「ギャアーーーーーッ!羽があああっ!」

弾撃でコカビエルの羽に多数の穴が開いた。 

「お前がやったことはみんなを傷つけた。ティア!来い!」

『はっはい!』

飛び出したティアマットがアックスカリバーに    

『ハイハイハイハイハイタッチ!プラズマシャイニングストライク!キラキラ!キラキラ!』

「お前……倒すけど良いよね?答えは聞いてないっ!」 

アックスカリバーを回転させてコカビエルに浴びせたが、

避けられた。ただ、致命傷とは言えずともかなりのダメージをくらわした

「当たってないだけでこれだけのダメージを・・・・!!貴様!何者だっ?」

「通りすがり・・・いや・・目の前で困っている人がいたら助けるのが俺の心情……そして何よりも大切な仲間を傷つけたお前の代償は重いことを思いしれっ!!」

『チョーイイネ!フィニッシュストライク!サイコー!』

と音声が流れたと思うと、ドラゴンの羽、爪、尾が春人に! 

「あれは!」 

『相棒!まるで黄金の龍だ!はじめてみるぞ!ティアマットのやつ良い主を持ちやがった!』

「春人……。」

 

 

「これでフィナーレ……「悪いがそこまでにしてくれないか?」」

その声は学園の屋根の上より聞こえ皆がそこへ目線を移すと同時に結界が破壊された

そしてそこには白い龍を思わせる翼の生えた鎧を着た男が立っており、

「!?まさか白い龍(バニシング・ドラゴン)かっ!?」 

『アルビオンっ!』

「いかにも、我が名はバニシング・ドラゴン、 アルビオン。先程の君の戦い、拝見させて貰ったよ。蒼磨春人くん。正直驚いたよ。堕天使幹部を圧倒するとはね、さすが指輪の魔法使い…いやインフィニティー…君には興味が湧いたよ。でもその前にこの薄汚いカラスをアザゼルのもとに送るのが先だ!」

「おのれっ!!アザゼルがああああっ!!」 

と言った瞬間、魔方陣が現れ、コカビエルはアザゼルと思われる場所へと送られた

そして

「さてこのはぐれ神父にも聞かないといけないことがあるから連れ帰るか。では……」

『無視か白いの』

『起きていたのか赤いの」

『私もいる。』

『ティアマットもか』  

イッセーの籠手と僕に装備されたティアもがそれぞれ反応しそれに応えるように相手の白い翼も反応した。

『せっかく会えたのにこの状態ではな』

『いいさ。いずれ戦う運命だ。また会おうドライグ、ティアマット』

『あぁ。アルビオン』

『……。』

そう言い今度こそ去ろうとすると

「やい!待ちやがれ!」

今度はイッセーが引き止めた。

「お前一体なんなんだよ!!!いきなり現れやがって!」

「全てを理解するには力が必要だ。強くなれよ?俺の宿敵くん」

そう言うと白い龍は今度こそ飛び去って行った。

『白龍皇が現れるとはな。ティア。』

『はい。いずれまた来るでしょう。』 

 

「リアス」

「ソーナ!」

そこには生徒会の面々が

「まさか白龍皇が現れるとは」

「でもおかげで街は救われたわ。」

「そうね。椿姫!学園の修復を!」

 

裕斗は部長に今回のことを謝り、そしてイッセーはというとまたろくでも無いことを考えていたんだろうな。だが、みんな無事で良かった。

「ふい~。まあこれでなん……と……か……」

『春人様!?』

自動的に変身が解けてしまい、僕は膝から崩れ落ちたそして

バタンッ!

「春人(さん)(先輩)(くん)っ!!!」  

     

     

 

 

 

「ん……ん。」

あれ?ここはどこだ?

自分の家ではないベッドに寝かされていた。

「そうか。僕はあのとき倒れて……。」

「どうやら目覚めたようだね。春人。」

「サーゼクス!グレイフィアさん!」

そこに現れたのはサーゼクスとグレイフィアさんだった。

「全く、リアスから聞いたぞ。君は無茶をし過ぎだ。」

「ごめん。迷惑をかけた。」

「だが、リアスをみんなを今回も守ってくれたことには礼をいう。ありがとう。」

「私からもお礼を申し上げます。」

「ああ二人とも顔をあげて当然のことをしたまでだ。それよりサーゼクス達がいるということは?っ!あれから何日経ってる?」

「2週間ほどです。」

「2週間??そんなに眠っていたのか。こうしちゃあいられない。帰らないと……うっ。」

魔力の使いすぎで身体が…… 

「あれだけ魔力を使えば、そうなるのは当たり前です!今回はかなり無茶をしたのですから、最低でももう1週間はここで休んでいただきます。」

「そんなー」

「ご心配なく、学園には既に。それにリアスお嬢様にも伝えています。」  

グレイフィアさんに言われたら逆らえないなー

「分かりました。」

とまあ療養で冥界に残ることになった。

その間、サーゼクスから色々聞かされた。

最も重要なのは今回のコカビエルの件で悪魔と天使と堕天使の会談が近々行われることになったらしく、立場上、参加することになりそうだ。     

そして1週間がたち、人間界に帰ることができた。もちろんみんなから心配していたみたいで僕はみんな謝った。そしてゼノヴィアが部長の新たな眷属になっていた。駒はナイトだ。

やはり神がいないことが影響したんだろうな。

だが、再び平和が訪れた。




さていかがだったでしょうか?

コカビエルとの戦いを終わらせました。
W、電王(ガンフォーム=ウラタロス)の台詞も出してみました。
ちなみにプール開きの話は春人が休養している間に起きたということになっているで書きませんでした。楽しみにしていた方、すいません。


次回からは停止教室のヴァンバイア編に入ります。
お楽しみに

ではまた。


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停止教室のヴァンバイア編
第16話 嵐(?)の前の静けさ


どーもです。

今回は少し短めです。

ではどうぞ。


「入りますー。」 

「冗談じゃないわ!!!!!」

ドンッ!!!!!!!

僕が部室に入った途端部長が突然の大声で怒鳴った。その振動なのか周りの草木は凄まじく揺れ、鳥は逃げ出し、部室内からメキッという音も聞こえた。

「なっ何?いきなりどうしたの?裕斗。」

僕は隣にいた裕斗に事実を聞くと

「実はここ最近イッセー君にお得意様ができてね。どうも内容の割に対価が豪華すぎたんだよ。それで調べた結果 お得意様の正体が堕天使の総督アザゼルだったらしいんだよ」

「へぇ・・・。」

「へぇ…じゃないわよ!」

ドンッ!!!!!!

またもや部室内が揺れた。

「これは大問題よ!天使と悪魔と堕天使の会談がこの街で執り行なわれるとは言え私の縄張りで潜伏して営業妨害していたなんて…!おまけに私の可愛いイッセーに手を出すなんて万死に与えするわ!大丈夫よイッセー…私が絶対守ってあげるから…」

「は…はぁ…」

明らかに飼い犬のように扱われているイッセーは少し戸惑っているようだ。

「大丈夫だよ。イッセー君。僕が絶対に守るから…」

「あ…いや…嬉しいけど…真顔でそんなこと言われるとなんか反応に困るんですけど……」

「真顔で言うに決まってるじゃないか。君は僕の友達だ。コカビエルの件以来…僕は君を大切な友だと思っている……何故だろう…バランスブレイカーを使った時、この胸が熱くなるんだ…」

「き…キモいぞ!お前!近寄んなっ!」

「そんな…」

裕斗の予想だにもしてない発言にイッセーはドン引きであった。その様子を僕は苦笑い

「イッセー君は赤龍帝の籠手…おそらく春人さんにも接触してくる可能性があります。指輪の魔法使いもといインフィニティーを放ってはおかないでしょう。」

「でも春人先輩なら普通に撃退できそうですね……」

真面目なことを言いつつも内心戸惑っている2人であった。

「けどなんで堕天使の総督が…」

すると

「アザゼルは昔からああいう性格だよ」

聞き慣れた声が部室の入り口から聞こえた。皆がそこを見ると紅髪の青年が微笑みながら立っていた。裕斗、小猫、朱乃はすぐさま跪いたが、

「お兄様!?」

リアスは慌てふためきソファーから飛び起きた

「よっ。サーゼクス。」  

「やあ春人。身体は大丈夫かい?」

「ああこの通りだ。」 

 

「何故皆は跪いたのに。春人さんは普通にしてるんだ?」

「……サーゼクス様は春人先輩の友人です。」

「なるほど……。」 

  

「彼はただのイタズラ好きな総督様だ。……それに楽にしたまえ。今日はプライベートで来たんだ」

そう言うと他の面子は姿勢を楽にする。

「どうしてここへ!?」

「何を言っているんだ。公開授業が近いだろう?未来のために頑張る妹の姿を見るのは兄として当然のことさ。それに当日は父上も来られる。」

「…グレイフィアね?お兄様に伝えたのは?」

「これも女王の務めですので」

リアスは頭を抱えている 

「春人さんこんにちは。療養中にも関わらず、またミリキャス様のお相手をしてくれて。」

「いえいえ。リハビリにはちょうど良かったです。」

「ちょっと待って春人!貴方、ミリキャスを知ってるの?」

「知ってるも何もなあ。サーゼクス。」

「春人はミリキャスの遊び相手兼家庭教師みたいなもんだよ。」

「もう私貴方の存在が分からくなってきたわ。それよりも!魔王たるお兄様が一介の悪魔を特別視してはなりません!魔王の仕事をサボるなどもってのほかです!」

本音と言える言い分にサーゼクスは首を横に振る

「いやいや。これは仕事でもいあるんだよ。リアス。近々この学園で三すくみの会談が行われる事となってね。その下見も含めてだよ」

サーゼクスの言葉に部員全員は驚愕の表情を浮かべた。

「本当に…ここで…?」

「あぁ。この学園には何かと縁があるようでね。この私魔王ルシファーの妹であるお前とレヴィアタンの妹、伝説の赤龍帝、聖魔剣使い、聖剣デュランダル使いに加えて堕天使コカビエル、指輪の魔法使いと白龍皇の襲来があった場所、偶然にも片付けるには無理があった事情ばかりだ。様々な力が混ざり合い歪みが生じた場所でもある。その中で兵藤一誠君、それと春人。」

するとサーゼクスは後ろを振り向き僕とイッセーの方向を向いた。

「君達にも参加してほしい?」

「はい」 

「どうせ僕は強制参加ってかこの間聞いたから承知してる。」

その後イッセーが言い出したのだがイッセーのところにサーゼクスが泊まることになったらしい。

 

その翌日

 

イッセーside

 

「俺の名はヴァーリ……白龍皇……バニシングドラゴン。」

「お前が……くっ」

(左手が燃え上がりそうだ。こんなところで)

俺はそう思いながら前に向くと奴は指を指し近くまで来ていた。

「っ!」

「無防備だな……ここで俺が君に魔術的な……「ブーステッド!」」

その瞬間!

「冗談が過ぎるんじゃないか?」

「ここで赤龍帝との対決をさせるわけにはいかない!」

木場とゼノヴィアが自らの剣でヴァーリを制していた。

「フッ。やめておいた方がいい。コカビエルごときに勝てない君達が俺に勝てるとでも?まあ人目を気にしないのであればお好きなように」

と言われると2人は剣をひき、俺のもとに

「兵藤一誠……君はこの世界で何番目に強いと思う?」

「何!?」

「そこまでにするんだなっ!ヴァーリ!」

「春人!」

「「春人さん!」」

「春人くん!」

現れたのは春人だった。

「指輪の魔法使い…………君はこいつらよりはより良い戦いができそうだが……今は君と戦うつもりはない。それに君からみても兵藤一誠は貴重な存在と思わないか?」

「何が言いたい」

「まあそれは主次第というか育て方次第だろうな……なあリアス・グレモリー」

そこには部長や朱乃さんたちがいた

「どういうつもりかしら?」

「赤い龍と白い龍……過去これに関わったものはろくなことにならない……貴女はどうなるだろうね?」

「…………。」

「まっ。さっきも言ったが戦いに来た訳じゃない……俺もやることがあるのでな。」

と言いながらヴァーリは去っていた。

 

イッセーsideout

 

 

 

「「イッセー覚悟!!」」

保健室で休ませていたのだが、治ったみたいで教室に入ってきたイッセーに松田、元浜の制裁をパンチをイッセーはくらう

まっ。ゼノヴィアがオカ研に入ったことだろうが

 

イッセーside

 

「だからなんで俺が殴られなきゃならんのだ?」

「いやあすまん。あまりにお前の周囲に美少女ばかり集まるから」

「この憤りを何かにぶつけなければ!」

「ふざけんな!なら俺じゃなくても春人もそうじゃないか……。」

「バーカ。蒼磨に手を出したら木場並に女子達の制裁をくらうわ。その前に蒼磨自身、喧嘩強いらしいからな。」

(らしいじゃなく……まあ指輪の魔法使いにしてあのコカビエルを倒したやつだからな。普段でも強いしさ……。)

「とにかくだ!お前はゼノヴィアちゃんには手を出してないな!」

「あっ当たり前だろ。」

「イッセー……。」

「ゼノヴィア??」

 

イッセーsideout

 

「まあ平和すぎるというかなんというか……。」

僕はそう感じていた。

ゼノヴィアがイッセーに練習とやらであれを出してきて、そこにアーシアが現れ、さらには桐生さんも現れてのでやんやんとなり、また松田、元浜に締め上げられていた

「もてる男はツラいねイッセー君」

「うるせー。てか助けてくれ春人。」

「まあまあ助けなくてもいいから、時に春人くん、彼女はいたりするの??」

桐生さんが僕に問いてきた

「うーん。大切な人はいるかな……。」

と僕はそう言い、教室を出る。

「えーーーーー!?」

「うっそ!春人くんには彼女がいたの……ショック。」

「いやいやまてまて大切な人だから彼女とは限らんぞ……。」

教室ではいらぬ憶測が飛び交った。

 

 

イッセーはその隙に外へ出て部長、朱乃さん、ソーナさん、副会長と話をしていた。

「白龍皇に会ったそうですね。」 

「ええ。まあなんていうかあいさつ程度に。」

「あいさつ?」

「理由は分からないけど、彼が堕天使側についている以上は無茶しないでしょう。それより私達には重要な問題が控えてるし。」

「そうね。」

「なんで二人とも深刻な顔してるんですか?」

「お二人は公開授業が心配なんですわ」

「え!?部長はなんとなくわかりますが、会長まで……」 

「はあ~」

「それより話変わるんですけど春人に彼女はいたりするんですかね?」

「「え?」」

「いやあいつうちのクラスの女子に彼女はいるのかと問われたら、大切な人はいるって答えたんですよね。」

「私は知らないわ。だいたいそんな話聞いたことないし。本人からも」

「私も知りませんね……。ではリアス、また。」

「気になるな……。」

「…………。」

「朱乃?どうしたの?」

「なんでもありませんわ……。」

 

 

そしてとうとう公開授業の日がやってきた。




さていかがだったでしょうか?

まあ特に何かあるわけではない、たぶん今までの中ではのんびりした感じになったと思います。

さて次回は公開授業の回になります。お楽しみに

ではまた。


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第17話 公開授業

どーもです。

朝起きたら17話が勝手に投稿されていたとか
面白い展開になっていました(-_-;)
寝ぼけていたのかもしれません
まだ前書きを書いていないのに……というわけで改めて

ではどうぞ。




『え?魔力は一切使ってない??』

僕は誰も居ない屋上でティアとこの前のコカビエルの戦いのことを話していた。 

『ええ。あの時、魔力が完全回復したと同時にあのパワーが』

『そうか……まさかあれは僕がやったというのか。』

『理論的にはそうなりますね。私はアックスカリバーになっただけです。』

『うーん。あの時、みんながヤバイと思った時にコカビエルが神が居ないことを告げ、アーシアやゼノヴィアを絶望されかけた。だからそれに反応したのか。そういえばあの堕天使3人と戦ったときも』

『私も分かりませんが……。』

『まあでもよくよく考えたら、やはり感情が昂っているんだよな。自分のことながら、まるで超サ○ヤ人みたいだな。』

『なんですか超サ○ヤ人って?』  

とまあ僕は超サ○ヤ人について説明し、チャイムがなった

『あのー春人さま、頼みがあるんですが』

 

 

公開授業が始まった。

開け放たれた後ろの扉からクラスの親御さんがゾロゾロ入ってくる。ティアも。それは「春人さまの学校での生活はどんなものか見てみたいです」と言い、着物を着て参上した。普段は指輪の中だから自分の目で見たいそうだ。 

「イッセーんとこは親父さんとおふくろさんか?」

「ああ。アーシアを見に来たんだと。勘弁してくれよな。」

まあ分からなくもない。   

授業の教科は英語。いつもよりかなり気合の入った先生が何やら袋に包まれた長方形の物体をみんなに配っていく。

そこにはこう書いてあった。

紙粘土。

ん?たしか英語の授業では紙粘土はいらないはずだよな?な?

「いいですかー、いま渡した紙粘土ですきなものを作ってみてください。動物でもいい。人でもいい。家でもいい。自分がいま脳に思い描いたありのままの表現を形作ってください。そういう英会話もある」

(そんなの前の世界でも無かったわ!)

「Let's try!!」

(Let's try……無駄に発音がいいじゃないですか

完璧に図画工作じゃないか。とはいうものの、何を作ろうか……) 

イッセーはというとアーシアを応援している両親の姿に呆れていた。アーシアも苦笑い。

と僕が後ろを向くとティアが手を小さく振ってくれた。

「さて……これしかないかな。」

 

 

 

 

―――昼休み。

「す、すごいわね……」「あらあら……」

部長と朱乃さんがものすごく驚いている。

僕が作ったのは自身、つまり仮面ライダーウィザードだからな。 

イッセーはというと部長を作っていた。

それもなかなかできというか、イッセーらしい作品だった。  

「そいや部長はなんでそんなに疲れてるんですか?」

「リアスはサーゼクス様にとことん撮影されたらしいですわ」

「ああ。あのシスコンならやりかねないですね。」

「春人〜他人事だと思って、お兄様の友人ならなんとかしてよね。」

「無理だ。前になんとかしようとしたが、リーアたんなしでは生きていけない〜。なんて言われましたから。」

それを聞いた皆は若干引いてる

僕もあの時引いたわー。

「そういえばティアマットは?」

「ああ。休むからリングに戻りましたよ。」 

と缶コーヒを飲んでいたら

「おい!あっちで魔女っ娘の撮影会やってるらしいぞ!?」

「ぶーーーーーっ!」

僕はコーヒを吹き出した  

「まじかよ!早くカメラカメラ!」

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ

「あらあら~大丈夫ですか?春人さん」

「ケホケホっ…はい。」

「おい……春人。俺に向かって吐くなよな」

そこにはコーヒーまみれのイッセーが

「すまん。魔法で何とかしてやるよ」

「それよりまさかっ!?」

「あらあら~」

  

体育館には数十人もの生徒が集まっており、見ると体育館の壇上にはピンクを基調とした魔法少女の格好をした少女がポーズを決めていた。

長い髪をツインテールにして近くでみると完全な魔法少女に見える少女であった。

「なんだ結構集まってんなー。あっあれは!」

イッセーがそれを見て

「魔法少女ミルキースパイラルのコスプレじゃないか!」  

「オラオラオラオラ!何やってたんだ!体育館で撮影た〜いいご身分だな!」

生徒会の書記である元史郎が現れた。 

「さぁさぁ解散解散!今日は公開授業だからこんなところで騒ぎを起こすな!」

そう言われた生徒たちは

「横暴だぞ!生徒会!」

「撮影会くらい良いだろうが!!」 

口々に文句を言いながらも結局、その場から立ち去った。

「ていうか家族の方ですか?「うん☆」……参観の人だったらもっとその場にあった服を着て来てくださいよ…」

「え〜?これが私の正装だもん☆」

するとその少女は横ピースにポーズをしながら答えた。

「ですから!真面目に!」

「おっ。匙、真面目に仕事してるなー!」

「からかうな!兵藤!」   

「匙!何事です!」

すぐ近くの入口から生徒会長であるソーナさんが飛び出してきた。

「あら、ソーナじゃない」

「リアス、ここにいたのですね……いまサーゼクス様とおじ様をご案内していたもので…ところで匙!問題は早急にそして簡潔に解決しなさいといつm…「ソーナちゃんみーつけた☆!!!」うっ。」

すると今まで匙に注意されていた魔法少女がソーナさんを見つけた瞬間に抱きついた。

「やめてくださいっ!お姉様!」

「「「お姉様??」」」

「お姉様って??まさか」

「ええ。あの方はセラフォルー・レヴィアタン様。お兄様と同じ四大魔王の一人でソーナの実のお姉さんよ。」

「ええっ!?」

「俺もお会いするのははじめてだがな。」      

「やぁセラフォルー、君も来ていたのかい。」

するとソーナさん後ろにはスーツを着こなした部長と同じ紅髪をした男性二人組が立っていた。

「あっ!サーゼクス君におじさま~☆」

「お父様、お兄様…」

(サーゼクス!?ジオティクスおじ様!?)

ジオティクス・グレモリーおじ様はサーゼクスとリアスのお父さんで僕もよく知ってる間柄でサーゼクスと瓜二つといえるくらい、美青年。オカ研メンバーは魔王であるサーゼクスとリアスの父であるおじ様にお辞儀をしたが、僕はなんとかその場から逃げようとする

「春人さん?どこへ?」

「しーしー」

「?」 

 

「本当はお姉ちゃんに会えて嬉しいんでしょう☆ね☆ね☆」    

「お久しぶりです。セラフォルー様。」

「あっ!リアスちゃん!おひさ~☆元気にしてましたか?」

「はい。おかげ様で。今日はソーナの授業参観に来られたんですか?」 

「うん☆ソーナちゃんったら、酷いのよ。今日のこと黙っててさ!お姉ちゃん、ショックで攻め込むところだったんだから☆!」

「本気なのか冗談なのか理解できない。」  

「リアスちゃん?もしかして☆あの子が噂のドライグ君?」

「ええ。イッセー、ご挨拶なさい。」

「は…はじめまして!リアス・グレモリー様の『兵士』兵藤一誠と申します!よろしくお願いします!」

イッセーは相手が魔王なので緊張しながらも自己紹介をした。

「初めまして☆私はセラフォルー・レヴィアタン☆『レヴィアたん』って呼んでね☆」

まんま魔法少女の自己紹介とポーズを決められイッセーは

「は……はあ。」  

(よーし。そのままそのまま……)

皆が気をとられているうちに僕は気配を消して離れていく。

だが世の中そううまくいくはずがなかった。

「ふっ。あれぇ〜?は・る・と〜どこへいくのかなぁ〜?」

「おー春人くんじゃないか。」

「うっ。」

サーゼクスのやつ!分かってるくせにニヤニヤしながら言いやがってっ!それに呼応しておじ様まで僕の名を……。 

「え☆ハルくん!?どこどこ☆あー☆!!いたー☆!」

セラフォルー様は僕を見つけると満面の笑みを浮かべそのまま寄ってきてダイブしてきた。

「ハルくんだぁ〜会いたかったよ〜♡」 

「ハハハ……セラ…来てくれたんだ。」

 

「え!?」

「セラフォルー様をセラって!?」

オカ研とソーナさん、匙が驚いているのを後目にサーゼクスとおじ様はニコニコしていた。

 

「来てくれたんだ…じゃないよ〜☆ソーナちゃんと同じでなんで今日のこと教えてくれないの〜☆ハルくん酷いよ〜☆よーし、このあと何もないよね?☆結婚式場の下見に……☆」

「……なんでそうなるの。」

「だって〜☆早い方がいいでしょう☆」

「お姉様!どういうことですか!?」

「……セラフォルー様も春人と知り合い…というよりお見受けする限り、それ以上の仲のような?」

「そうだよ〜☆ハルくんは〜わたしの大切な王子さまなんだから〜☆ねーハルくん♡」

「//////………//////」 

決めゼリフみたいに僕に問うのはやめて

「春人さんが王子さま??ってことは?」

アーシアが問うと

「ふふん〜☆未来の旦那様だよ〜♡」

「「「えーーーーーーーっ!!!」」」 

 

 

 

「ってソーナ、あなた、まさか知らなかったの?」

「知らないですよっ!もし知ってたら《春人くん》なんて気軽に声をかけられないわよっ!」

そりゃあそうだ。これまでは四大魔王かほんの一部しか知らないことだ。 

「ふむ…春人くんが指輪の魔法使い…セラフォルー殿が魔法少女…私もうちのやつもいつもいっているがお似合いじゃないか。」 

おじ様~たきつけないで~(-_-;)  

「でしょでしょ〜おじ様☆なのにハルくんたら恥ずかしがってすぐ逃げるんですよ〜☆でもそれが可愛いんだよね〜☆もう離さないよ〜♡」

ギュー 

「///あのー抱き着きがかなり強くなってるんですけどセラ?みんな見てるし少し離れてくれない?///」 

「え~☆やーだ~☆だって〜わたしたち恋人同士なんだから~別にいいでしょ~♡」

「いやそれは確かに…とても嬉しいんだが…胸が」

「ふふふ~☆ハルくんのことは~この魔法少女レヴィアたんが何でもお見通しなんだからね~☆それにそれに~ハルくんが嬉しいなら問題ないよね~☆」 

ギュー

ステッキを構えて決めポーズをしたあとさらに抱き締めが強くなる。

「うう…。セラまずいって」     

「あーまたセラって☆そうじゃなくてこの格好のときはレヴィアたんって呼んでっていつも言ってるでしょ〜☆」

貴女、重要会談以外はその格好しかしないでしょうに 

「いやそれはだな…うむむ…」

「もー☆いつも○○○の時は言ってくれるのに〜☆この前だって〜☆」 

「///ぶっ!!?///みんなの前になっなっなんてことを!」

「おやおや。これは逃げれなくなったなあ春人くん。」

「おじ様〜。」

「くくっ。春人、観念したまえ。」

「笑いながら言うなっ!サーゼクス!」

「いやあ春人くん。おめでとう〜。」

ニコニコしながら言わないで裕斗。  

「はると〜なんかこの前のことと言い今と言い、友人として誇りに思うぞ!」

誇りに思わないで元士郎……。 

「魔王様とはいえ……あんな可愛い魔法少女と…あんなことやこんなことを……うううらやましすぎるぞっ!!春人っ!」

イッセー、お前はその方向にしか持っていけないのか。 

「なんか話がぶっ飛びすぎて頭が痛くなってきたわ。」

「私もよリアス。珍しく気が合うわね。」 

「はわゎ〜。」 

「………むす…(越された)」

「ふふふ…(越されましたわ)」

「ほお春人さんは魔王の婿なのか……なるほど。」                    

そしてなんとか落ち着いて……ソーナさんが口を開く。

「お姉様。春人くんとのことは驚いていますが、私がとやかく言う問題ではありませんし、お姉様が選んだ相手、ましてや春人くんなら問題はありませんから、何も言うことはありません。」

「本当~やった~☆ハルくん、ソーナちゃんに認められたよ☆良かったね☆」

「ああ。ソーナさんありがとうございます。」

なんでいつの間に向こうの家の家族に挨拶していくシュチェーションみたいになってんだ? 

「それはそれとしまして、私はこの学園の生徒会長を務めている身です。いくら身内とはいえそのような格好はとても容認できませんっ!」

「そんな~☆お姉ちゃんショック☆私が魔法少女に憧れているの知ってるでしょ☆」

 

 

「なんかどっかで聞いたことあるセリフだ。」 

「それにしても春人とセラフォルー様が恋人だったなんてお兄様?」

「ああ。元々、春人は指輪の魔法使いの力を駆使して冥界や人間界を渡り歩き問題解決、云わば、何でも屋みたいななことをしていたんだ。そこでセラフォルーがたまたま自身の花婿選びをやってそれにお眼鏡に叶ったというか、春人が指輪の魔法使いということでセラフォルーに惚れられてしまったというわけだ。」

「そうなんですか。」

「まあ春人も満更でもなかったようで、大恋愛をして婚約するまで至っているが、セラフォルーがあんなんで春人自身が恥ずかしがるから皆に言えなかったんだろう。」 

「はあ~あいつ容姿はまあまあだから彼女の一人や二人いるのかと思ったけど、まさか魔王に惚れられて婚約してるとはなあ。って春人ってあいつ歳幾つなんですか??」 

「それは本人に聞いたらいい。」

「それにしてもあいつのあんな姿はじめてみたなあ~。今まで見せなかったよ。」

「確かに。」

 

 

 

「この前のコカビエルの時も呼んでくれたら、ハルくんとソーナちゃんの助けになったのに☆煌めくステッキで堕天使だけじゃなく、天使も滅殺なんだからっ☆」

「ご自重ください。お姉様が煌めかれたら、生国の一つが吹っ飛んでしまいます!」

「確かに……。」

「えー☆もうハルくんまで。」

「うう……もっもう!耐えられませんわ!」

ソーナさんはセラの対応に我慢できず逃げるように体育館を出ようとする。  

「待ってよ〜☆!お姉ちゃんを置いていかないで〜☆!!ソ〜た〜ん☆!!!」

「たん付けはいい加減やめてください!!!春人兄様も見てないで魔法で助けてください!」

「無理です。てか春人兄様って…ソーナさん?」

とソーナさんが先頭で早歩き、セラが追いかけ、それを僕が後ろから付いていくとか一体どんな状況だよっ!? 

 

イッセーside 

「俺、会長のフォローに行くから。」

「ああ。」

「それでは。サーゼクス様、ジオティクス様。私はこれで」   

匙はサーゼクス様とジオティクス様に一礼して春人達を追う。

「意外と魔王って軽いんですね」

「えぇ。魔王様方は皆面白い方ばかりなのです。それに対してそのご兄弟方は例外なく真面目な方ばかり、きっとフリーダムなご兄弟が魔王になったので真面目にならざるを得なかったのでしょうね。」




さていかがだったでしょうか?

春人の秘密がさらに明らかになり、完全にノロケ話になりましたね
実は作成当初は第二期を見ておらず、ここだけの話、朱乃さんの予定でした。で第二期を見て、指輪の魔法使い(春人)と魔法少女(セラフォルー)合うんじゃねと思って書いてみて、今に至るということです。
かなり今後、一層オリジナル感が増してくると思います。
お付きあい頂ければ幸いです。
次回は引きこもりの登場です

ではまた。


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第18話 もう一人の

どーもです。

さて昨日は用事があったので投稿できませんですいません。
今日も忙しいのですが、1話だけ投稿します。

2019年8月追記
改めてご無沙汰しております。この18話のまえがきを借りて
今現在、投稿した小説の訂正、追記を行っています。
更新の日付を見ていただければ、以前と少し変わっているはずです。
ただし、キャラ設定は大きく変えてはいませんのであしからず。

ではどうぞ。



あの日から数日後、僕は部室に入るとその直後に、周りから『開かずの間』と呼ばれるところに連れられた。

「ここが昨日言ってた…」

「私と同じもう一人の僧侶の…?」

「えぇ。そうよ」

イッセーとアーシアの質問に部長は淡々と答えた。

「札とかはってあるけど何でですか?」

「その僧侶の能力が私じゃまだ扱えきれないだろうということで封印されてるの。先のコカビエルとの戦いで私たちはそれなりに評価されて封印を解くことが許されたのよ。まぁ…殆ど春人の手柄だけど……」

「向こうが勝手にリアス達の功績だと受け取ってしまったのですわ…」

「何度も春人の功績だとお兄様に掛け合ったんだけど、「私も何度も掛け合ってみたよ。だがね、元老の方々が中々信じてくれないのだ」だそうなの…ごめんなさいね…」

「別に、僕だけの功績とは思っていないですよ。みんなで戦ったじゃないですか」

「……ありがとう…」

「話を戻すけど、この封印は深夜に必ず解けるようになっているんだけど、当の本人がとんでもない程の引きこもりなの」

「引きこもりなんすか…」

深夜に自由になれるというのに出たがらないという意外な理由にイッセーは驚いた。すると朱乃さんが補足をした。

「ですが、その子は時に眷属の中でも1番の稼ぎ頭だったりするのですよ」

「マジですか!?」

「はい。パソコンを介して特殊な契約を執り行っているんです。悪魔と直接会いたくない人間も中にはいるのでそのような契約に関してはかなりの成績です」

「そんな契約もあるんですね…」

「取り敢えず開けましょ」

そういうと部長は扉に手を当てた。すると魔法陣が浮き上がり、張り巡らされていたテープや札が破けた。

その瞬間

「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

その扉から凄まじい悲鳴が聞こえてきた。

「な…なんだ!?」

ガチャ

「ご…ごきげんよう。元気そうね」

リアスと朱乃さんが様子を確かめるために中へ入った。

「な…何なんですか〜!!!???」

中からはアーシアと同じくらいトーンの高い声が響いてきた。

「封印が解けたのですよ?もう外に出られます。私たちと一緒に外に出ましょう?」

子供をあやすかの様に優しく朱乃さんが話しかけるも

「いやですぅぅぅぅぅ!!!ここがいいですぅぅぅぅぅ!!!外に行きたくない!!人に会いたくないぃぃぃぃぃぃ!!!!」

その声は普通に拒否をした。

「こ…これは引きこもりというより重症なんじゃ………」

「はい…」

そう言うも、恐る恐るイッセー達が中へ入るとそこには、金髪のオカッパの少女がいた。

「おお〜!!!!金髪美少女〜!!しかも外国の〜!!」

あまりの可憐さにイッセーはいやらしい笑みを浮かべ興奮した。

「やったぜ〜!!僧侶はアーシアとそろって二人の美少女だ!」

すると部長はとんでもない事実を打ち明けた。

「イッセー、確かに美少女に見えるけど、この子はまぎれもない

 

 

男の子よ

 

 

「え…?いやいやだってこんなに可愛いんですよ?そんなこt「女装趣味があるんですよ」

「え………えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!?????」

「ひィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!ごめんなさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!!!!!!!!!

するとイッセーは喚きだした。

「わぁぁぁぁぁ!!!!理不尽だ!!!無慈悲だ!!!こんな残酷すぎるものはあってもいいものかぁぁぁ!!!!!こんな美少女の姿で股間に余分な物をぶら下げているだなんてぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」

「アホンダラ。」

「下品です」

小猫ちゃんに引かれるも御構い無しに喚いた。

「ていうか!なんのために女装なんてしてんだよ!?」

「だ…だって女の子の服が可愛いから…」

「可愛いとか言うなぁぁぁぁぁ!俺はお前とアーシアのダブル金髪美少女を夢見てたのに…!ちくしょぉぉぉぉ!!!俺の夢をか…

「うるさい!!!」

『バインド!プリーズ!』 

ゴシャンッ!!!!!!!!

イッセーの喚きに限界なのかバインドで拘束した上でイッセーを床に叩き込んだ。すると減り込んだ床はひび割れを起こしイッセーからは煙が浮き上がっていた。

「ヒィィィィィィィイ!!!!床に減り込んだ〜!!!!!!」

そんな状況下の中でも部長は説明した。

「この子の名前は『ギャスパー・ヴラティ』一応この学園の一年であり、転生前は人間と吸血鬼のハーフなのよ」

「ふぅ〜ん。まぁ簡単な話、この子を外に出せばいいんでしょう?」

「まぁそうだけど…」

部長がそう返すと僕は立ち上がってゆっくりとギャスパーに近づいていった。

「な…!なんですか!?」

「どうも。僕の名は蒼磨春人、指輪の魔法使いやってるもんで初めましてギャスパー君」

「ヒィィィィィィィイ!!!魔法使い??…!実験材料されるの怖いですぅぅぅぅぅ!!!」

ギャスパーは泣きながら僕から離れた。

「あのー?昔の魔女みたいなことはしないし?外に出るんだって?」

「ヒィィィィィィィイ!」

僕はそう言うもギャスパーはさらに怯えた。

「お?」

その時、僕はギャスパーの眼から何かを感じ取った。

周りを見ると朱乃さんやリアス達が動きを止めていた。

「何だ?これがお前の神器とか言うやつかい?」

「ヒッ!?な…何で動けるんですかぁぁぁぁ!?」

「要するに……視界に入ったものを止める能力か……だが指輪の魔法使いである僕には聞かないよ」

『ドライバーオン!プリーズ!』

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン』 

「変身!」

『ランド!ドラゴン!ダン!デン!ドン!ズドゴーン!ダン!デン!ドゴーン!』

「ヒィィィィィィ!何ですかそれは!!?」

「仮面ライダーウィザード。それより。」

『グラビティー!プリーズ』

ギャスパーの周りの重力を軽くして宙に浮かせた。

「わあぁぁぁあ!!宙に浮いてる!!?何するんですか!!??」

「こんなんじゃいつまで経っても外に出られないし同じこと繰り返しだよ。取り敢えず出るよ。次騒いだらそのまんま人通りの多いところにほったらかしにするよ。」

「やめてくださぁぁぁぁい!!!!!」

あれから元に戻った部長達と僕はギャスパーの神器について話し合っていた。まぁダンボールに入ったままだけど、

「というかギャスパーの能力ってなんですか?」

「『停止世界の邪眼』…文字通り視界に入ったもの全てを一定の間 停止させることができるの」

「時間を停める!?そんな反則な….………というか…春人は普通に食らっても止まってませんでしたけど…」

「僕にはティアを介したリングがある。」

「それでも時間を停めることが出来るから強力な神器よ。でも、そんな彼を眷属にすることができたのは『変異の駒』(ミューテーションピース)を使ったからなの」

「何ですか?それ?」

僕が気になって聞くと部長は説明した。

「通常 駒が複数必要な転生体が一つで済む特殊な駒なの。だいたい上級悪魔の10人に一人は持っているわ」

へぇ…駒一つで……ん?それだともしかして春人も眷属にできるんじゃ…?

「イッセ〜、なに駒使って僕を悪魔にしようと考えてくれてんの?」

「いやいや!してないしてない!!ただどうなるのかな〜?って考えてただけだから!」

「ははは…それにそんなことしたら、セラやソーナさんが黙ってないだろうし、その前にどうせ僕じゃ無理だ」

「えぇ…春人の場合10個や100個使っても100%無理だと思うわ…(あの時眷属になれなんて畏れ多いこと)

そう言うと部長はギャスパーの入っているダンボールへと目を向けた。

「話を戻すけど、ギャスパーはその駒の所有者なの。だけど問題はその才能よ。類稀な才能を持ったギャスパーは無意識のうちに神器の力が高まっていくみたいなの。近い将来には禁手化も至る可能性が出てきているわ」

「マジですか!?ただでさえ危険なのに制御不能よ奴が至ったら…!」

「そう。危うい存在なの」

「今ならギャスパー君を制御出来ると判断されたそうです。部長がイッセー君と裕斗君を至らせたと上の方達は評価したのでしょう」

「うぅぅぅ僕の話なんてしてほしくないのにぃぃ〜……」

バンッ!

「ひぃぃぃ…!」

ガンッ!

「きゃぁ!!!!」

ギャスパーがそう言うと少しうるさいと思ったのか小猫ちゃんが段ボールを叩いた。どさくさに紛れて僕も段ボールを蹴る。

なんかどっかのお笑いコントみたいだな 

すると部長と朱乃さんは立ち上がった。

「とりあえず私と朱乃は会談の打ち合わせがあるから 少しの間ギャスパーをお願いね。」

そう言うと部長、朱乃さん、裕斗は出て行った。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

ーーーーーーー

 

ーーー

「ほら走れ。ぼやぼやしてるとこの剣にやられるぞ!」

「ヒィィィィィィィ!!!聖剣の使い手なんて嫌ですぅぅぅぅぅ!!!滅っされる〜!!!!」

「ギャーくん…ニンニクは体にいい…」

「ニンニクはラメェェー!!!!!!!!!」

あの後皆はグラウンドでギャスパーを鍛えることにしたのだ。そして今は体力作りとしてゼノヴィアと小猫ちゃんに追いかけ回されていた。

「な…なんかすげぇ楽しそうだな…あの二人…」

すると

「お!やってるなオカ研!」

入り口から生徒会の兵士である匙が出てきた。

「よ〜兵藤、どうだい?調子は?」

「見ての通りだ…」

イッセーはゼノヴィアに追いかけ回されているギャスパーを指差した。

「お!金髪美少女じゃねぇか〜!」

「残念…あれは女装野郎さ」

真実を聞かされた途端に、匙は希望も何もかも失ったかのような表情を浮かべた。

「詐欺だな…」

「だな…」

「よっ。元士郎。」

「どうも春人様。ご機嫌麗しゅう。」

「お前わざとだろ……っ!」

あの公開授業以降こんなからかわれ方をされる

ソーナさんはソーナさんで兄様と呼ぶし…

すると草むらから和服を着た男性が現れた。

「アザゼル!!」

「よう赤龍帝、あの夜以来だな」

その男を見た直後にイッセーは神器を展開し戦闘態勢へと入った。ゼノヴィアや匙も同じく態勢を取っていた。

「まぁ待て、構えを解きな。下級悪魔君をいじめにきた訳じゃねぇよ。ちょいと聖魔剣使いと指輪の魔法使いを見にきただけだ」

「木場ならいねぇ!春人はいるが…たとえそれでもお前になんか…!!」

「ったくよ〜コカビエルなんかに敵わねぇお前らが俺と勝負になる訳ねぇだろ。そこの指輪の魔法使いは別だが」

「く…」

「待て!イッセー!」

「春人。」 

僕はイッセーを制止する。

「本当に聖魔剣使いは留守のようだな。まあいいやもう一人はいることだしなあ。」

「あ…アザゼルか?」

「いかにも、俺は堕天使総督『アザゼル』だ。俺も魔法戦士インフィニティーを纏う指輪の魔法使いに会えて光栄だ♪」

「で?何しに来たんだ?僕と一戦交えるか?」

するとアザゼルは『やれやれ』と首を振ると

「だから違ぇって言ってんだろ?それにお前なんかとドンパチしたら堕天使とお前とで戦争起きるだろ。俺はコカビエルの馬鹿みたいに戦争は好まねぇ。今回はただの様子見だし、ちいーとお前に話がある」

「そうか。」

僕は立ち上がり、アザゼルと皆と離れた場所に向かおうとする

「春人!」

「春人さん!」

「大丈夫だ。みんなはここで待っていてくれ!」

 

    

「たくっ……お前もうちょっと芝居うまくできねえのか?春人」  

「僕の性格を知ってるなら分かるだろアザゼル。」

「まあそりゃあそうだが。久しぶりだな。」

「ああ。何年ぶりだ?」 

「そんなのいちいち数えてねーよ。恋人じゃあるまいし。それよりコカビエルの馬鹿の件はすまなかったなあ。」

「いや。気にしていない。」

「まさかお前がサーゼクスの妹んとこにいるとはなあ。てっきりお前はお前の恋人のセラフォルーの妹んとこだと。」 

「まあ今はいいが、あの時は極秘事項だからな。ソーナさんの側にいるわけにはいかなかったからなあ。」    

「違いねー」

「それよりどうした。会談のことならサーゼクスかミカエルの方じゃないのか。」

「なーに挨拶代わりにお前の顔を見に来たのとお前の友達に用があっただけだ。それにあのヴァンパイア・・・・。」

「ギャスパーのことか・・・。」

「フォービトゥン・バロール・ビュー・・・あの手のセイグリッド・ギアは持ち主のキャパシティが足らないと危険極まりない。そしてお前の友達の・・・。」

「元士郎??」

「ああ。アブソーブション・ライン・・・。

『ヴリトラ・・・。』

『ティア聞いてたのか?』

『はい。私と同じ五大龍王の一角です。あの匙が持つセイグリッド・ギアはヴリトラの魂が分割された一部が宿っている。」

「どうやらお前の使い魔から聞いたようだな。」

『春人様・・・私を外に・・・。』

と言われ、僕はあるリングを使用。

『ミラクル!プリーズ!』

そう原作では現実世界にウィザードラゴンを呼び出すリングで

この場合はティアを呼び出すリングとなっている。

ドラゴン状態ではなく人間体で現れた。

「おお。五大龍王の一角、カオス・カルマ・ドラゴン、ティアマットが直々に

登場か・・・。」

「堕天使の総督。ヴリトラの力がどうだというのだ。」

「あのセイグリッド・ギアをあのヴァンパイアに接続して余分なパワーを吸い取って発動させればいい。」

「そうか・・・その手があったか。さすがセイグリッド・ギア研究の第一人者だな。」

「ふっ。じゃあ伝えたぞ。じゃあな。」

「全く掴み所がないな相変わらず。」

と僕は呟いた。

「春人!」

アザゼルが去った後、イッセー達がやってきた。

「あっ!春人の使い魔のお姉さまっ!?」

「何!!??あんな美人のお姉さまが春人の使い魔だとっ!!うらやまし過ぎる。」

お前らはまたそういう目で・・・と思いながら、一言言おうと思ったが、

ティアが前に出て。

「我に触れることができるのは春人様だけだ。そこの変態コンビ・・・我に指一本でも触れたら、ドライグ共々滅してやる。覚悟しろ。」

冷たい音色でイッセー達に言い放つ。僕はティアの肩に手を置き・・・。

「春人さま??」

「まっ。その前に僕が許さないがね。ティアは僕の大切な使い魔だからな。

ドラゴンの力で地獄の業火でもいかがかな?変態コンビ?」

「春人さま~。」

満面の笑みで2人に言い放った僕の横でティアは笑みを浮かべていた。

「「ひいいいいいいい!!」」

 

 

 

「あの人は?」

「カオス・カルマ・ドラゴン、ティアマットさんで春人さんの使い魔です。」

「五大龍王の一角の最強と言われるティアマット・・・・噂では聞いていたが・・・・。」

「うう。ドラゴン怖いです~。」

「・・・・。」

 

 

でそのあと、ギャスパーをなんとか外に出られるようにした。結果、僕らに話ができるくらいにはなった    




さていかがだったでしょうか?

ギャスパー登場回です。そしてアザゼルと春人の関係も明らかになりました。
最後はぎゅっとしてしまいましたがね。(笑)
さて次回は三すくみ会談の回になりそうです。

ではまた。


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第19話 会談

どーもです。

さてアニメの第4期の放送まで間近となりました。
このノベルも2期の最終章あたりまで来ることができました。これもひとえに皆様のお陰です。ありがとうございます。
今後もお付きあい頂ければと思います。

ではどうぞ。


イッセーがアスカロンを授かったと話を聞いた翌日、とうとう会談の日がやって来た。

学園はとてつもなく巨大な結界に覆われ 周りには何千何百もの天使、悪魔、堕天使の兵たちが守っていた。ざっと見れば数千はいく数だった…!

「す…すげぇな…」

「一触即発の空気だよ…」

部長や朱乃さんも凄く厳しい表情をしていた。あれ?

「そういえば春人は?」

「もう先に行ってるわ…というより先刻、セラフォルー様が春人を迎えに来たわ…………時間ね。行きましょう」

そう言うとイッセーたちは部室を後にし会議室へと向かった。ちなみにギャスパーと子猫ちゃんは留守番だ。

 

 

 

ガチャ

「失礼します」

そう言うと部長はドアを開けた。中には三大勢力の首相 アザゼル、ミカエル、そしてサーゼクスがおり、その横にはセラフォルー、春人が座っていた。

「よく来てくれた。座ってくれ」

サーゼクスがそう言うと部長達オカ研の皆は近くにある椅子に座った。隣には生徒会ことシトリー眷属もいた。そしてアザゼルの近くには白龍皇であるヴァーリもいたのだ。

全員が集まったことで、三大勢力の未来を掛けた会談が執り行われた。

 

 

 

「さて紹介する。我が妹、リアス・グレモリーそしてその眷属達だ。先日のコカビエルの一件をこちらの指輪の魔法使いである我が友人、蒼磨春人と共に解決した者達だ。」

「お疲れさまでした。改めてお礼を申し上げます。」

「いや〜コカビエルが迷惑かけてすまなかったな〜。」 

ミカエルは今回の件の鎮静に対して礼を述べた。それと同時にアザゼルも態度はあれとして謝罪をした。

まあ相変わらずだな。

それから本格的に会談が始まった。最初は部長と生徒会長が今回の件について話した。それに対しての意見をサーゼクスはアザゼルに求めた。

「今回の件…堕天使総督としての意見を聞きたい。」

「意見も何もコカビエルが勝手に動いたことだ。」

その言葉にミカエルは 

「預かり知らぬことだと?」

「目的が分かるまで游してたのさ。ふふ……まあ奴もまさかこの俺がこっちに潜伏していたとは夢にも思ってなかっただろうがな。ここは良い街だぜ。」 

「話をそらさないでもらいたい。」

「だから白龍皇に頼んで処理しようとしただろうが…まっほとんどは春人、お前がやってくれたがな。改めて礼をいうぜ。」

「どういたしまして。」

「まあ奴はあのあと永久冷凍の刑にしてやった。もう2度と出てこれねえよ。」

「問題は動機です。コカビエルは貴方に不満を持っていたのでは?」

「ああ。戦争が中途半端に終わったことがよっぽど不満だったんだろうな。まあ俺は戦争には興味はねえが。」

「不満分子ということね。」

「お前らのとこにもいるんじゃねえのか?」

「むー☆」

と膨れるセラに僕は制止し

「それは今回の件とは関係ないだろう。アザゼル」

「いやあすまねえ。やはりお前らは仲がいいな。」

「茶化すな!」

アザゼルの言葉に僕は赤くなりながらも答えると。

「堅苦しい話は抜きにして和平を結ぼうぜ。元々お前らもそのつもりだろ?この三すくみはこの世界に害を及ぼすものだろ?……そこでだ三すくみの外側にいながら、世界をも動かす力を持つ赤龍帝、白龍皇、そして指輪の魔法使い……いやインフィニティーを纏いし者、蒼磨春人の意見を聞きたい。」

するとアザゼルの後ろで控えていたヴァーリが口を開く。

「俺は強いやつと戦えればいいさ。」

「ふっ戦争をしなくても強いやつはごまんといるさ。」

「だろうな。」

「なら赤龍帝、お前はどうだ?」

アザゼルの言葉にイッセーはこんがらがる。

「ならより噛み砕いて言ってやろう。兵藤一誠、俺達が戦争をしてたら…リアス・グレモリーはもう抱けないぞ?」

「なっ!」

「だが和平を結べば、それも可能だし、種の繁栄も夢じゃねえ。」

「種の繁栄!?」

なんでそこに食いつく!イッセー!

「そうなりゃ、リアス・グレモリーと子作りに励むことができるぞ。」

「まじすかっ!?」

「ああ。和平なら子作り。戦争なら子作りなし……どうだ?」

いくらなんでも噛み砕きすぎだろ!アザゼル!

「わ…和平一つでお願いします!!!!えぇ!平和が一番です!!部長とHがしたいです!!」

「イッセー君…サーゼクス様がおられるんだよ…?」

部長は顔を赤くして、サーゼクスはクスクス笑っていた。

「全くイッセーは……」

僕はそう呟くと

「お前も他人事ではないだろ?春人?」

「はあ?」

「そこの魔王レヴィアタンの婚約者である以上はそうだろ?」 

「ふい~まったく。」

チョンチョン

「何?セラ?」

「ハルくん♡ね?☆」

「分かった分かった。この会談が終わったらな?」

「ホント☆?ハルくん大好きっ♡!」

「こんなとこで抱きつくなっ!」

 

落ち着いたところでイッセーが 

「俺に宿る力が強力なら仲間の為に使います!皆が危険に晒されてたら俺が守ります!俺はまだまだ弱いですけど俺ができるのはそれぐらいですから体張って皆と生きていこうかなって…!!

俺はグダグダながらも言いたいことを皆に向かって言った。

そして今度は僕の番だ

「皆も知っての通りだが、僕はここにいるサーゼクスの友人であると同時にセラフォルーの婚約者でもある。他の種族たちの脅威に思われても仕方がない行為だ。だが、この場で断言しておく。天使、堕天使の敵になるつもりはない。ただ、僕の大切な人達を汚すような行為をしたものは容赦なく、力を行使させていただく。以上。」

「俺はお前を敵と思っちゃいねえよ。興味はあるがな。」

「私もです春人。まあこんな感じですか……そういえば赤龍帝殿、私に質問があると言いましたが?」

「…!はい覚えててくださったんですね。」

「もちろん。」

「なぜ…あれほど神を信じていたアーシアを教会から追放したんですか…?」

アーシアの追放の件についてだ。

「それに関しては…申し訳ないとしか言えません…神が死んでから『システム』だけが残りました。人の信仰心を源に地上に奇跡をもたらします。悪魔祓いの扱う聖具の効果もシステムの力です」

「神が死んでから…その『システム』に不都合が…?」

「はい。神以外がシステムを扱うとなると困難を極めます。今は私達 熾天使(セラフ)全員で辛うじて起動出来ていますが 神がご健在していた時よりも加護や慈悲は行き届かず…救済できる者は限られてしまうのです。そのため、システムに影響を及ぼす者は遠ざけておく必要があったのです。例としては一部の神器を所有する者です」

「ってことは…アーシアの神器が悪魔や堕天使を癒せるからですか?」

「…悪魔や堕天使を癒す者がいれば周囲の信仰に影響が出ます。信仰は我ら天界の源…近くに置いておくわけにはいかなかったのです。またもう一つの例は…」

「神の不在を知る者……ですね」

「そうです。ゼノヴィア。あなたとアーシア・アルジェントを異端とするしかなかった……申し訳ありません……」

!?

そう言うとミカエルはアーシアとゼノヴィアに向かって頭を下げた。二人はもちろん俺も突然の行動に少し驚いていた。

するとゼノヴィアが慌てながらすぐに止めた。

「ミカエル様、多少の後悔はありましたが、教会に居た頃に出来なかった事が今の私を彩ってくれてます。他の信徒に怒られるかもしれませんが私は今の生活に満足しています」

「私もです。大切な人が沢山出来ましたから」

ゼノヴィアとアーシアは笑顔を浮かべていた。僕はその笑顔を見て少し安心した。

「貴方達の寛大な心に感謝します」

その時、今まで黙っていたアザゼルが口を開いた。

「そういえば俺の部下がそこにいる娘を騙してを殺したらしいな?」

「あぁそうだ!アーシアは一度死んだ!アンタに憧れていた女堕天使がアーシアを殺したんだ!」

「俺の部下が暴走したことに関しては責任を感じてる。だから俺は俺にしか出来ないことでお前らを満足させてやる。」 

「何!?」

とイッセーが言い、部長がイッセーに触れた瞬間!

朱乃さん、アーシア、ソーナさん達が動かない。

「これって・・・まさか、時間が停止したのか」

「らしいな。上位の力を持った俺達はともかく。」

「俺達はドラゴンの力。そっちの連中は聖剣の力か。」

裕斗、ゼノヴィア、イリナは聖剣の出しており、僕はティアを介したリングで

『春人さま!大丈夫ですか?』

『ああなんとかな。』   

「何が起こってるの?」

ドガアアアァァン

「今度はなんだ!」

窓の外を覗くと、変なフードを被っている者達がここに目掛けて攻撃してきていた。

「なんだ、あの連中?」

「あれは魔術師ね。」

「魔術師?」

「全く、魔女っ子の私を差し置いて失礼なのよ!」

「今そんなことを言ってる場合じゃないだろセラ。」

「だって〜ハルくん〜☆」  

「しかし、この力は……」

「恐らくは、あのハーフヴァンパイアの小僧を強制的に禁手状態にしたんだ。」

「ギャスパーを!!早く助けに行かなきゃ!!」 

「ああだが、その前に」

『ヒーリング!プリーズ!』

僕はヒーリングで時間が止まった皆を戻す。  

「あれ?」

「時間を止められていたようですね。」

「ソーナちゃんお帰り!☆」

「お姉さま??」

「外で警護している者達が・・・この結界のゲートを繋げている者がいるようですね」

「こちらの転移魔法陣は完全に封じられています。」

グレイフィアさんがそう伝える。 

「僕のテレポートは使えますよ。ただ、二人までですが。」 

「やられたな・・・完全にテロだな。フッ、ヴァーリ、暴れたいだろ?」

アザゼルに提案されたヴァーリは壁に寄りかかるのを止め窓の前に立った。そして、鼻で笑った。

「いくら雑魚を相手してもあれだが、まーいいだろう。楽しませてくれよ?」

そのまま勢いよく窓ガラスを破り、外のテロリスト達を相手をしに行った。

「バランスッブレイク!!」

ヴァーリは禁手をし、ヴァーリに白い鎧が纏った。

「あんな簡単に!俺なんて、代償支払って禁手に至っていたってのに!」

周りの魔術師達は禁手になったヴァーリを目掛けて一斉に攻撃した。だが、ヴァーリの防御魔法が勝り、魔術師達の攻撃はヴァーリに届いていなかった。

ヴァーリは片手に魔力を溜めだした。そして、魔力を放った。その攻撃は白い雷の用に飛んでいき、ヴァーリを囲んでいた魔術師達は一掃された。だが、空にあるゲートのお陰で、魔術師達は次々と現れる。キリがない。

「めちゃくちゃ強いじゃないか!」

『当たり前だ。あいつの禁手は完成系だからな。前の禁手は代償で無理やりなっただけなのだ。お前も至ればあいつみたいに追い付くことも可能だ』

「春人!貴方のテレポートで旧校舎に!」

「わかった。」

「だが、お前一人では」

「あの子は私の眷属です。」

「俺も行きます。」

そして僕のテレポートで旧校舎へイッセー達を送った直後、魔法陣が現れた

「この魔法陣は・・・まさか、レヴィアタン!」

「レヴィアタン様の魔法陣の紋様とは違う気がするのですが」

魔法陣から1人の女性が現れた。

「ごきげんよう、現魔王サーゼクス殿、セラフォルー殿」

「あなたがどうしてここに?」

「先代の魔王レヴィアタンの血を引く者、カテレア・レヴィアタン」

カテレア・レヴィアタン?セラの前の魔王が今回の首謀者は・・・

「世界に破壊と混沌を」

持っていた杖を掲げ魔法を放った。放った魔法は爆発し、部屋は崩壊した。

爆発に巻き込まれる直前にサーゼクス、アザゼル、ミカエルの3人は皆を防御結界で覆い守ってくれた。

「三大勢力のトップが共同で防御結界。フッ、なんと見苦しい」

「どういうつもりだ。カテレア。」

「この会談を、まさに逆の考えに至っただけです。神と魔王がいないのなら、この世界を変革すべきなのだと。それに……」

「カテレアちゃん、止めて。どうしてこんな」

「セラフォルー。私からレヴィアタンの名を奪っておいて、よくもぬけぬけと」

「私は……」

「安心なさい。今日、この場であなたを殺して、私が魔王レヴィアタンを名乗ります!」

「あいつ……。」   

「やれやれ、悪魔共の飛んだクーデターに巻き込まれたのだと思ったぜ」

「あなたの狙いは、この世界そのものと言うことですか。」

「えぇ、ミカエル。神と魔王の死を取り繕う世界。この腐敗した世界を私たちの手で再構築し、改変するのです。「くっくく。」アザゼル?何がおかしいのです。」

「腐敗?改変?陳腐だな。そういうセリフは一番最初に死ぬ敵役の言うことだぜ。そう思うだろ?春人。」

「確かに前の世界のアニメや漫画でありがちのセリフだなっと思ったがな。」

「私を愚弄するか!」

愚弄も何も事実を言ったまでなんだがな。

「ここは僕にやらせてくれ。」

「お前が出るのか。まあいい。お前の最新の実力も知りたかったしな。それに春人、お前の彼女を侮辱されたのがそうとうご立腹みたいだな。」

ガクッ

「あのねーまあいいや。とりあえず行くぜ。」

と僕は前に出る。

「人間風情が」

『ドライバーオン!プリーズ!』

「その人間風情をバカにしてたらあとで痛い目に合うよ!」

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン』 

「変身!」

『インフィニティー!プリーズ!ヒースイフードー・ボーザバビュードゴーン!』

僕は仮面ライダーウィザードインフィニティースタイルに変身する

「さあ、ショータイムだ!」 

「インフィニティー…まさかここでお目にかかるとはな。」

「私も間近で見るのははじめてです。」

「春人。また君に頼むことになるとは」

三首脳はそれぞれ呟くが  

「ハルくん☆やっぱりカッコいい〜☆これで私もレヴィアたんに変身すれば〜☆最強に〜よーし!…」

グイッ 

「絶対それはやめてください。」 

「えーぶーぶー☆そうそうソーたんの衣装もあるんだよ。あとでハルくんと3人で写真を…」

「こっこんな時に…いい加減にしてください!」 

 

「そうか。貴方が指輪の魔法使い、インフィニティー、蒼磨春人か。」

「へえ〜やはり知っていたか。」 

「普通に太刀打ちしていたらやばい相手…ですが」   

と言い、カテレアはあるものを出して僕に見せる

「なっ!それは!」

「やはり分かりますか?そう貴方がいた世界の白い魔法使い……その指輪ですよ」 

それは仮面ライダーウィザードに出てきた白い魔法使いに変身するリングだった

「変身」

『チェンジ!ナーウ!』

そこには白の魔法使いに変身したカテレアがいた。

「なっ!カテレアも仮面ライダーに!?」

「ハルくん!」




さあいかがだったでしょうか?

まさかの白い魔法使いのリングが出てきました。
はたしてその実力は如何に!?

次回は冒頭でも触れましたがアニメ第2期の最終話あたりになります。
さてどんな展開になるのか

ではまた。


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第20話 繋がる魔力

どーもです。

4章最終話にしてアニメ第2期編終わりですね。

ではどうぞ。


「何故お前がそのリングを!」

「知りたくば私を倒してみせなさい!」

「くっ!ティア!こいっ!」

アックスカリバーを装備し、カテレアに攻撃していくが

(当たらないっ!?)   

『エクスプロージョン!ナーウ!』

ドカーンッ!ドカーンッ!ドカーンッ!

「ぐはあっ!」

僕は複数の爆発をもろに食らってしまった。

「ふっ。インフィニティーといっても所詮は人間……私の魔力とこのリングがあれば、何者も受け付けない。消えなさい!指輪の魔法使い!」

「くっ!」

すると僕の目の前に氷の壁がカテレアの攻撃を防いでくれた

「なっ!」 

「これは!」

「ハルくん!大丈夫!?☆」

そこには魔法少女に変身したセラがいて僕に駆け寄る。

「セラ!!大丈夫だ。」

「私も一緒に戦うよ!☆私とハルくんなら勝てる!☆」

「分かった。力を貸してくれ!」

僕とセラはカテレアの方を向く

「そうでした。あなた方はそういう仲でしたね。実に忌々しい…仲良く消してあげましょう」   

「それはどうかな?」

『インフィニティー!』

僕達は高速移動でカテレアの後ろに回り、セラが氷の魔法を浴びせる。

「がっ!!何故セラフォルーの攻撃が!?」

「やはり所詮は紛い物か。さっき受けた攻撃、そしてセラの魔法で防げたからもしやと思ったが…」

「なっ貴様!まさかさっきはわざと…だが、これを纏っている以上、上位悪魔はおろか四大魔王の攻撃も効かないはず」

「確かにその力は白い魔法使いに匹敵するくらいの力。だが、所詮は紛い物は紛い物。神から授かった本物であるウィザードの力には敵うわけがない。それにセラは例外だ」

「え?☆」 

「それはどういう…」

『チョーイイネ!フィニッシュストライク!サイコー!』

コカビエルの時には使えなかったインフィニティードラゴンゴールドに変身!さらに

「あれ力が上がって☆」

「行くよ!セラ!」

「え?☆はっはい!」

僕達は飛翔し…

「「ダブルドラゴンゴールドキックっ!!」」

「なっなに!?」 

「「はあーーーーーっ!!」」

僕とセラの合体攻撃はカテレアのベルトに直撃。

そしてリングと共に破壊され、カテレアは元の姿に戻った。

「くっ!蒼磨春人!セラフォルー!おのれっ!まだよ!」

「まだやる気か。こいつどれだけ。」

「おっと!ここからは俺が相手をしてやるぜ!」

そこには堕天使の羽を生やしたアザゼルが現れた。 

「アザゼル!おいしいところを持っていくつもりか。」

「言ったろ?お前の実力をみたいと。倒せとは言ってないぜ」

「ふ。まあいい。だが、リングのことを……。」

「俺が聞いておいてやるさ。」

「じゃあ僕達はイッセー達を」

「それだが、あの吸血鬼の小僧は助け出されたぜ。」

「そうか。ならあとは任せる。行こうセラ。」

「うん☆」  

と僕達はサーゼクスのところへ。        

「春人、セラフォルー。大丈夫か。」

「ああ。あの白い魔法使いの指輪は紛い物だった。所詮は本物には勝てないというわけだな。」

「お姉様。ご無事で何よりです。春人兄様も。」

「うん。ソーナちゃんありがとう☆」 

「おっ!ギャスパー無事だったか!」

「はいぃ……春人先輩。」

「……私も忘れないでください。」

「あっ小猫ちゃん!」

 

 

「それより!残党を倒さないと。みんな力を貸して!」

「はい!部長!」

と朱乃さんは巫女服へそしてソーナさん達も飛び出し魔法使い達を倒していく

「よし!」   

『ドライバーオン!プリーズ!』

「まて!インフィニティーを使って、疲れているだろ。君はアーシア君に回復を。」

「春人さん!私が回復します。」

「ふい~そうだな。頼むアーシア。」

と僕はしゃがみ回復を受ける。

「あれ?この感じ…☆それにさっきの……☆」

その間、アザゼルは人工のセイグリッド・ギアでカテレアを倒していた。だが 

いきなり大きな音がしてその方向を見ると

アザゼルが左腕を失い、おきあがっているところだった。 

「やれやれ俺もヤキがまわったな。ヴァーリ」

「悪いなアザゼル。こっちの方が面白いんでなあ。」   

「ヴァーリ!お前が裏切り者か!」

「なあヴァーリ?一つ聞きたいんだが?うちの副総督が掴んだんだが、三大種族の危険分子を集める集団がいるってな。カオス・ブリゲード。」

「カオス・ブリゲード……。」

「危険分子を集めて束ねるなんて。そんな。」

「でそれを束ねているのがウロボロスドラゴン、オーフィス!」

「オーフィス!?」

「まさか神をも恐れた最強のドラゴン、オーフィス!?」

「確かに俺はオーフィスと手を組んでるが、俺達は覇権だの世界だの興味はない。」

「なるほどなあ。てっきりカテレアと組んだのかと思ったぜ。同じ魔王の座を下ろされた者同士。」  

「同じ魔王?」

「どういうこと?」

「俺の名はルシファー、ヴァーリ・ルシファー!」  

「ルシファー!?」  

「俺は先代魔王の血が流れているんだ。先代魔王と人間の間に生まれた。」

「そうか。だから白龍皇の力を宿してるのか。」

「そうだな。兵藤一誠、運命とは残酷とは思わないか?」

「何!?」

「俺は魔王の血をひきながらドラゴンの力を得た。最強の存在。かたや、君は人間、悪魔に転生するまでは普通の高校生だった。つまり、ドラゴンが無ければ、何もない。まさに天と地の差だ。」 

「それがどうした!?」

「ならこういう設定はどうだ?君が復讐者になるんだ。そうそれは俺が君の両親を殺してな」

「っ!!!」

「何てことをっ!」

「ヴァーリ!」

僕はウィザードリングをはめて変身しようとするが

「春人……手を出すな!」

「っ!」

「なんでお前の都合に合わせて父さんと母さんを殺されなくちゃならねえんだよっ!殺すぞ!貴様っ!!」 

イッセーは叫び、龍の鎧を身に纏う!

「アスカロンっ!」 

「っ!」                            

『おい。気を付けろ!あれに触れたら、ダメージ否めないぞ』

「要は当たらなければ良いんだろう。」

ドラゴン同士のぶつかり合いがはじまった!

それは今まで感じことのないパワーだった。

「イッセーっ!」

走り出す部長にサーゼクスは止める 

「離して!お兄様!」

「あの二人のドラゴンは限界を越えている。近づいただけで身が焼かれる」

「でも!こうして見てるだけなんて!」 

 

「ぐはっ!」

だが、ヴァーリの方が力は上でイッセーは叩きつけられた

「さあもっと強くなって見せろ!ならお前の友人を狙うとしよう!」

「なっ!くっ!」

イッセーはアーシア達への攻撃を防ぐが

「くそ!」 

「なら次はこっち……ん?指輪の魔法使いがいない??」 

『チョーイイネ!キックストライク!サイコー』

「ぐはっ!」

「いい加減にしろ!卑怯な手ばっかり使いやがって!」 

そこにはハリケーンスタイルに変身した春人がヴァーリに対して攻撃した

「馬鹿な!鎧が!」

『やはりこいつは侮れない。ヴァーリ。』

「くっ。やはり指輪の魔法使いの実力はかなり上。」

「はっ春人……」

「約束通り。《手》は出してない……さあ」

と言った瞬間、回りを覆っていた結界が割れ、いきなり西遊記に出てくる孫悟空みたいな男がやってきた。

「北の神族と一戦交えるから帰ってこいってさ」 

「時間か」

「おいっ!てめえ!いきなり出てきて何者だ!」

「そいつは分かりやすく言えば西遊記に出てくるクソ猿、孫悟空だ。まさかお前もカオス・ブリゲード入りしていたとはな。世も末だな。」

アザゼルが近づき教えてくれた。

「よろしくな。赤龍帝、指輪の魔法使い。」

といった瞬間、転移魔法が発動させた。

「次に会うときはもっと強くなっていろ兵藤一誠、そして蒼磨春人、ますます興味が湧いた。またな。」 

「待ちやがれ!」

とイッセーの鎧は消えてしまった

「あれだけの力を使えばそりゃあ消えるだろうよ。」 

「イッセー!」

イッセーは部長に抱き締められていた。

「ふい~」

僕は変身を解除した。

「アザゼル、腕は大丈夫か?」

「ああこれくらい大したことはない。それでカテレアが使ったリングだが、どうやらカオス・ブリゲードで作られた可能性がある。」

「何だって!?」

「あれはお前がいた世界の代物だろ?」

「代物というより、僕がいた世界にある特撮の中の話だ。本物は実在しない。たぶんカテレアが使っていたのは紛い物。どこからかそれを知って作ったんじゃないかと思うが?」

「まあそんなとこだろうな」 

と僕達はサーゼクス達の元へ、まあセラからの抱き着き攻撃があったことは言うまでもない。 

そして学園を悪魔、天使、堕天使の兵達が修復していった。和平が成立した証拠だ。

「そういえばハルくん☆さっき私は例外って言ったけど…☆」 

「ああ…。僕の魔力を纏っているからだ。」

「ハルくんの魔力を私が!?」

「僕もさっき気がついた。まさかとは思ったが」

「でもどうやって?」  

「えーと……それはだな…。」

僕はその答えに関して口ごもる

「教えてよ☆大事なことでしょ?☆」

「分かった……実はウィザードの力とは別に相手に魔力を送り込む能力が勝手についてきた転生した時……。で君に僕の魔力が宿っているのは…それはある行為をした際に」

「っ!?もしかして☆」

「まあ……そういうこと。それにこれは行為を行うだけじゃなく、お互いを想ってなければ出来ない。例えば僕らで言うなら……むん…恋仲。」

「ハルくん……あっ!じゃあさっきアーシアちゃんの回復が私にも来たのは!」

「そうなるね。まさかここまでとは…ヒーリングリングの事と一緒に話しておけばよかったんだが……」

「もう!☆そういう大事なことはちゃんと話してくれないと!☆」

「ごめん。」

「でも…」

僕を引き寄せるように抱き締めてきた

「嬉しいよ♡ハルくんとずっと一緒っていう愛の証なんでしょ?」

「まっ…まあそういうことだな。」

解釈が大雑把すぎるがまあ確かに

「ハルくん…♡」

キスをしようとするセラに僕は応えようとしたが     

「お楽しみ中悪いんだがな〜俺達がいること忘れるなよ。」

とアザゼルが笑いながら言う。周りを見ると

アザゼルの横でサーゼクスとミカエルは含みな笑い、グレイフィアさんは、はあ〜とため息をついてる。

オカ研はというと、まあ公開授業時の反応と同じ

そしてソーナさんに至っては顔を赤くして下を向いてる。

「セラ……帰ってからに」

「えー別に私はここで…「いい加減っ!!時と場を弁えてくださいっ!!!」」 

その後、僕とセラはソーナさんに無茶苦茶怒られた。

とりあえず戦いはひとまず済んだ。

その翌日

「えーーーーーっ!」

「つーわけだ。今日からオカルト研究部の顧問を任されたアザゼル先生だ!」

「おい!アザゼル!どういうことだ!」

僕は詰め寄る

「いやなーにサーゼクスに頼んだらセラフォルーの妹に頼めと言われてな。」

「会長が!?」

「でないと姉が代わりに来るぞと脅され……いえせがまれまして。」

「ははは……そういうことか」

「へえーオカ研を売ったわけね。」

「では失礼します。」

逃げたなソーナさん。 

「お前?左腕が」

「ああこれか、試作のセイグリッド・ギアを作るために作った万能アームだ……まあそれよりサーゼクスから条件をかせられた。お前らのセイグリッド・ギアを鍛練し、強化しろとな。」 

そういうことか。

「さらにサーゼクスから伝言がある。オカルト研究部女子部員は本日より兵藤宅にて共同生活をするようにとな。」

「「「えーーーーーっ!」」」

まあ煩悩とはいえイッセーはみんなと過ごした方が力は上がるってかまあ実証済みだな。

「ふふ。頑張れよ!イッセー!」

「おおっ!ハーレム王を目指してやるぜ!」

やはりそっちかお前は……まあお前らしいちゃお前らしいが 

「あっ!そうそう!春人、お前にも伝言だ。」 

「まだサーゼクスから何か?」

「いや。セラフォルーからだ。結婚の日取りを決めるから夏休みになったら、セラフォルーのところに来いとな。」

「「「えーーーーーーっ!?」」」




さていかがだったでしょうか?

これでアニメでいう第2期が終わりましたね。
今回は区切りということで少々、あとがき長くなります。
まず、白い魔法使いのリングが作られた経緯は謎のまま残りました。カオス・ブリゲードは春人の元の世界からリングの存在を知ったのかそれとも……気になりますね。
そして今回新たに分かったことは春人の魔力がセラフォルーに宿っているということでまあ何をしたかは察してください(笑)
いずれにしてもお互いの魔力(愛)が二人を繋げてるわけで、もちろんセラフォルーの魔力も春人に宿っている訳です。ましてや春人の魔力を纏うことでセラフォルーの力は残りの魔王3人を越えているはず
いずれ二人の必殺技でもできそうですがね。(笑)
ティアマットとの会話もできそう(今回は出番なしやったそいや〜)
となってくると春人の種族は何でしょうね?悪魔?人間?それとも……。あとイッセーが17話の公開授業の際に春人の歳をサーゼクスにたずねていますが、結局分からずじまい。
その春人の謎も今後、明らかになると同時にオリジナル展開も予想されます。結婚もありますしね。まあいつになるかは分かりませんが



最後にUA5000を越えることができました。これも皆様のおかげです。
またお気に入りやしおりに入れてくださっている方々、ありがとうございます。
まだ、拙い文章力ではありますが、これからもお付き合いできれば幸いです。


それではまたお会いしましょう。


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合間編
第5.5話 訪問者と実験


どーもです。

この章は合間に起きた出来事や番外編となります。従いまして本編の20話まで必ず見た上でご覧ください。ネタバレになってしまいます。
今回の話は5話と6話の間に起きた話です。

ではどうぞ


これはまだライザーとの戦う前の話

ティアマットをリングに介し、家に入るところ

「家に誰かいる??」

僕は鍵を開け思いっきり、玄関のドアを開けた

すると

「お帰りなさいませ。春人さん…そしてお久しぶりです。」

「グレイフィアさん!」

そこにいたのは四大魔王、ルシファーの名を持つサーゼクス・ルシファーの妻であり、グレモリー家のメイドを務めるグレイフィア・ルキフグス、彼女だった。 

「お話があります。」

「じゃあ奥に。」

僕は奥に促し、ソファーに座る。グレイフィアさんは立ったままだが話し始める。

「実はリアスお嬢様に結婚の話が……」

「え!?部長に!?」

「ええ。相手はライザー・フェニックス様。もう既に義父様とライザー様のお父上が話を進め、明後日にはライザー様がリアスお嬢様の元に来られる予定です。やはり純潔の悪魔が必要ということで」 

「推し進めようとしているわけですか…だけど、部長は納得しないでしょう?」

「ええ。納得していません。」

「全くおじ様も勝手が過ぎますね。で僕はどうしろと言うですか?」

「明後日、私も行きますが、私に会っても他人のフリをして頂ければと思います。」

「サーゼクスの考えか……分かりました。」

「それにおそらくゴネると思いますのでレーティングゲームという形になるでしょう。」

「レーティングゲームか…やれやれ部長はかなりご立腹になるでしょうね。自分の人生をゲームで決めるなんて…」

「はあ〜そうですね。ここからはオフレコでお話しますね。」

「はい。」

「もしレーティングゲームに春人さんが参加することになれば、間違いなく勝てるでしょうお嬢様は。ですから…」

「でもレーティングゲームは悪魔同士のゲーム。僕は…」

「非公式ゲームですから展開が向けば参加できるかもしれません。ライザー次第ですが。」

「事情は分かりました。引き受けますよ。」

「ありがとうございます。それでは私はこれで」

魔法陣が現れ、グレイフィアさんは消える。

「義姉としてか……」

と僕は呟く。

 

 

 

翌日、使い魔の森に来ていた。ティアを介した場所に

「今までは基本スタイルまでしか使えなかったが…」  

と僕は強化スタイルリング(フレイム、ウォーター、ハリケーン、ランド)、インフィニティーリングを見る。

リング自体は手元にあるが、翳しても変身できなかった。

だが、ティアを介した今ならいけると思ったのだ。

「よしやるか!」

『ドライバーオン!プリーズ!』

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン』

『フレイム!ドラゴン!ボー!ボー!ボーボーボー!』

「変身できた!」

『やりたしたね!春人さま!』

「ティアのおかげだ!ありがとう!なら…」

僕はドラゴタイマーを取り出す   

『ドラゴタイマーセットアップ!スタート!』

『ウォータードラゴン!』    

『ハリケーンドラゴン!』

『ランドドラゴン!』

とそれぞれの強化スタイルの分身を出す

「おー。ドラゴタイマーも使えるな。なら」

僕は分身を消して     

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン』

『インフィニティー!プリーズ!ヒースイフードー・ボーザバビュードゴーン!』

「ティア来い!」

ティアが飛び出し、原作同様、インフィニティー専用武器、アックスカリバーに変形した。  

『ハイハイハイハイハイタッチ!プラズマシャイニングストライク!キラキラ!キラキラ!』

試しにアックスカリバーをブーメランの様に投げて山の方向に投げる。

ドッカーーーーーンッ!!!!

すると、山が吹っ飛んでしまった。 

「やばい!?山が吹っ飛んだ!」   

「まさかこれほどの力とはやはりウィザードの力はすごいですね。」

横でティアがアックスカリバーから元の姿になり、言う。

「ティアのおかげさ。さっきも言ったけど、インフィニティーに変身できたのも。」

「とんでもないです。私は魔力を…やはり指輪の魔法使い…貴方に着いて正解でした。私も力が強まっていく気がします。」

「これからよろしくな。」

「はい。」

 

 

 

「昨日の話…」

僕達は森の出口に向かいながら話す。 

「グレモリー家の紅髪姫の結婚話ですか?」

「聞いてたのか?」

「ええ。リングから聞こえてきました。」

「まあイッセーが黙っていないだろうな。だが、今のイッセーではフェニックスの御曹司には勝てんだろな。」

「ドライグが完全に目覚めていません。無理でしょう。」

「全くややっこしいな〜まあ僕ももしかしたら一理あるかもしれんが」

「え?どういうことですか?」

「実は僕にも話があったんだよ。部長との結婚話、だけど僕には彼女がいるし、今となっては婚約に至ってるからね。」

「春人さま。婚約者がいるんですか?」

「ああ。四大魔王の一人、魔王レヴィアタンの名を持つセラフォルー・レヴィアタンだ。」

「あああの魔女っ子の格好する魔王ですか」

「知ってるの?」

「話に聞いたことがあります。」

そして談笑しながら森をあとにした。さてライザー・フェニックスと対峙するか明日……




さていかがだったでしょうか?

今回は次に進まずに合間話でした。まあ本編の8話にティアが触れた「山が吹っ飛んでしまいましたからね」っていうとこと
11話の春人とグレイフィアの他人のフリの打ち合わせの模様も
また、ティアマットを介したことで強化スタイル、インフィニティーが使用可能になった話も書きました。
次回の合間話は17話と18話の間でも書きますか(笑)

ではまた。


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冥界合宿のヘルキャット編
第21話 冥界へ


どーもです。

お待たせいたしました!なんとか書き上がりました。今回は短めですが、第3期のはじまりです。

ではどうぞ。


「ねえねえ?明日からの夏休み、2人はどうするの?」

「ええ。はじめてこんな長いお休みですから」

「途方にくれそうだ。」

片瀬さん達に明日からの夏休みについてアーシアとゼノヴィアは聞かれていた。

「そっかあ。二人共はじめての休みだもね。春人くんは?」

と近くの席に座っていた僕に振られた。 

「え?僕?僕は……「うおーーっ!!明日から夏休みだぜっ!」」

「紳士の夏!日本の夏!」

「夏は海にプールにナンパ!俺のスカウターも磨きがかかるぜ。」

と大きな声で騒ぐイッセー、松田、元浜達

「ちょっと!春人くんに夏休みのこと聞いているのに邪魔しないでよ!」

「そうよ!あんたら変態トリオの夏休みの過ごし方なんて誰も興味ないわよ!」

「「「うるせいっ!誰が変態トリオだ!」」」

「また無駄な相談してるわね変態トリオ。」

「お前まで言うか!」

現れたのは桐生さんだ。あの変態トリオをからかって楽しむ?クラスメイトだ。

なんかスカウターがどうのこうのや、アーシアになにか言ってるし 

付き合いきれないから外でも行くか

「まてい!蒼磨春人!お前は木場に次ぐイケメンではあるが、良からぬ噂を聞いたぞ!」

「そうだ!あの公開授業の時の魔法少女!」

「っ!」

僕は思わず立ち止まる。

イッセー、アーシア、ゼノヴィアもやはり反応する

「お前があの魔法少女とデートしているところを目撃したんだ。その証拠にここに写真がある」

「………。」 

と机に松田と元浜は誇らしげに写真を出し、みんなはそれを見る。 

「え?」

「はあ〜あんた達……」

「これって??」

そうその写真は僕とセラを撮ったものじゃなく、奴等が学園の女子達を盗撮した写真だった

「あんたらねーっ!」

「違う!違うんだああぁ!」

「そんな馬鹿ななんでコレクションがここに??」

「覚悟は出来てるんでしょうね!?この変態トリオ!」

「ちょっと待て!なんで俺まで!?」

「問答無用っ!!」

3人は滅茶苦茶ボコられた。イッセーには悪いことをしたが…

 

部室

「すまないな。イッセー。ああするしか無かったんだ。」

「お前恨むぞ…」

「まあ日頃の行い次第で良くも悪くもなる。そういうことだね。」

「木場あぁぁっ!お前まで!」

「だいたいな人をコソコソと撮すから悪いんだ。まあセラも僕も感じてはいたがな。」

といいながら僕はすり替えた写真を出す。

「だから写真をすり替え、データも消去してやった。」

「でも春人くん。気づいていたならその場でなんとかすればいいのに」

「ちょっと懲らしめておこうと思ってな。はあ〜スッキリした。まあ次やったら僕が手を下すが、あいつらによく言っておいてくれ。次やったらこんなんじゃ済まないよって」

「てか春人ってもしかしたら朱乃さんに匹敵するSかもしれないな。」

「なんか言った?」

「いえなんでもないです。」

ガチャ

「みんな集まってるわね。」

部長と朱乃さんが入ってくる。

「ええ!?冥界に帰る??」

「ええ。夏休みだから里帰りするの。毎年行っていることよ。だからみんな、長期旅行の準備をしてちょうだい。」

「はい。」

「分かりました。」 

「で春人はどうする?」

「僕は別ルートで冥界に行きます。」  

「分かったわ。」 

「では僕は用事があるのでこれで。では冥界で会いましょう。」    

       

夜     

僕は家に帰る数分前に起きた出来事を伝えるため、セラに連絡をするとこだった

『ハルくんっ!☆嬉しいよ~声が聞けて☆どうしたの?もしかして結婚の話?☆』

「……それはそっちに行ってから話をする。いや実はカテレアが持っていたリングについて、僕を転生してくれた神様が話をしたいと。」

『ええっ!?ハルくんを転生した神様が……。』

そう数分前に起きたことというのは僕を転生した神様が目の前に現れたことだった。  

「そこで君とサーゼクス、そしてアジュカ、ファルビウムの四大魔王、グレイフィアさん、アザゼル、ミカエルそしてリアス部長達、ソーナさん達を交えて……」

『なら今度の会談の時に集まるよねみんな☆分かったよ☆サーゼクス君には私が伝えるよ☆ソーナちゃんやリアスちゃんには?』

「二人にはこっちがアザゼルを通じて話を通しておく。」

『分かったよ☆それよりハルくん?☆』

「何?」

『この間パンフレット送ったでしょ?☆見てくれた?☆』

「ああ。」

『連絡が来たからてっきり私は結婚式の話だと思ったのに~☆』

「ごめんごめん。それはそっち行ってからな?その方が話しやすいし。」 

『うん分かったよ☆じゃあまた明日ね。逢えるのが待ち遠しいよ~ハルくん……☆』

「ああ僕もだ。また明日。」

「うん☆」 

と通信を切る。その後、アザゼルに連絡を取り

「なんだ春人?お前から呼び出しとは珍しいな~。」

「実は……」

僕はセラに話した内容をアザゼルに話す。 

「ほお~お前を転生した神があのリングのことについてか…ふっそれは手間が省けた。俺もあのリングのことは気になっていたからな。カオス・ブリゲードともな。」

「ああ。それをリアス部長やソーナさんに……」

「いや。今は伏せておいたほうがいい。俺が頃合いを見て話すぜ。それに試したいこともあったしな。」 

「ということはお前も冥界に?」

「ああ。俺はお前等の先生だからなあ」

 

そして翌日、僕は冥界へ旅立った。




さていかがだったでしょうか?

原作も新たな展開で夏合宿で冥界へそして春人を転生した神が現れることにもなりました。
さてここからどうなるか?

ではまた。


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オリ主のデータ

どーもです。

さて第3期編に入りましたが、ここで改めてオリ主のデータを整理しておきましょう
ちなみにこのデータは20話終了時のものです。
20話まで読んだ上で観覧してください。

ではどうぞ


 

名前 蒼磨春人 

 

性別・歳 男・不詳

 

種族 人間(?)、仮面ライダーウィザード

 

容姿 原作の仮面ライダーウィザードの操真晴人と似た感じ、格好も学園に通う以外の格好も同様

ただ晴人と違うのは黒髪。

 

好きなもの 旅行、ドーナツ

嫌いなもの 大切な人を傷つける者

 

相関図(20話終了時)

 

家族

転生前の世界にいるとされる。

 

オカルト研究部の仲間

兵藤一誠、リアス・グレモリー、姫島朱乃、

アーシア・アルジェント、塔城子猫、木場裕斗、ゼノヴィア・クァルタ、ギャスパー・ヴラディー

 

恋人(婚約者) 

セラフォルー・レヴィアタン

 

友人 

サーゼクス・ルシファー、グレイフィア・ルキフグス、

 

学園での協力者 

ソーナ・シトリー、真羅椿姫、匙元士郎(友人)

 

他種族の協力者 

ティアマット(媒体・リング)、アザゼル、ミカエル、紫藤イリナ、

 

敵 

ヴァーリ(白龍皇)、カオス・ブリゲードの者たち

 

 

異世界で神様のミスで死んでしまい、仮面ライダーウィザードの力を授かり、この世界に転生した青年。

普段は真面目で温厚な性格で男女隔てなく誰とでも仲良くなれる。

そのため、学園内、彼が所属するオカルト研究部でもすぐに打ち解けた。

時としてウィザードに変身して困っている人を助ける正義の味方で「指輪の魔法使い」、「インフィニティー(を纏いしもの)」と悪魔、堕天使、天使から言われており、神々の上をいくほどの実力者。

原作のウィザードのセリフも欠かすことなく使用

「さあショータイムだ」と「さあフィナーレだ」は鉄板。

また、イッセーやリアス達、仲間を励ますときは「僕が最後の希望だ」と言う。

前いた世界で平成仮面ライダーをよく見ていた関係でウィザード以外の仮面ライダーのセリフを使うときもある(攻撃時にも)

また、原作のウィザードラゴンの代わりとなっているティアマットドラゴンと戦い、彼女を使い魔(媒体)としたため、それ以後は強化スタイルやインフィニティースタイルに変身することも可能になった

時として感情が昂ぶると自身が持つ力を遥かに超える力を発揮することがあり、これまで2回見せている。最初は堕天使レイナーレの部下3人のドーナシーク、カラワーナ、ミッテルトをフレイムドラゴン(強化スタイル)で一瞬にして消し去る力をリアスと朱乃の前で見せ、2回目は堕天使の幹部だったコカビエルの時、インフィニティースタイルに変身し、キックストライク、シューティングストライク、プラズマシャイニングストライクで圧倒した。その時、自分たちでは攻撃すら受け付けなかった相手をこうも簡単にとリアス達を驚かした。結果的にはフィニッシュストライクで決めようとした春人の前に現れたヴァーリ(白龍皇)がコカビエルをアザゼルの元に送ったため、トドメはさせなかった。

また、この時はかなりの魔力消費のため、倒れてしまい、冥界で3週間療養を余儀なくされる。

また、恋人のセラフォルーとは「セラ」、「ハルくん☆」と呼び合い、相思相愛を絵に描いたような仲でお互いを大切に想っている。

ただ、セラフォルーが人前で春人に抱きついてきたりするとかなり恥ずかしがり、普段見れない彼の一面も見れることもある。

 

 




てな感じでした。

まあとはいえまだ明らかになっていないこともありますが、神様の登場で分かるかな??
では次回は本編に戻りますね。

ではまた。


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第22話 修行と誓い

どーもです。

さてまず皆様にお詫び申し上げます。
ここ最近、仕事が忙しくなり、なかなか次話を投稿できない日が続いています。おそらく以前よりペースが落ちると思います。本当に申し訳ありません。
いつも見てくださる皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、長い目で見ていただければ幸いです。

では本編です。

どうぞ。


セラの屋敷に着き、僕は案内された部屋に荷物を置き、とりあえず落ち着くことに

今日セラと会う予定だったが、レセプションの打ち合わせが忙しいらしく、後日になり、残念だったが、礼のアザゼルの件を進められそうだ。  

「ふい〜。」      

「さてイッセー達はどこまでやれるか。」

『大丈夫ですよ。』

 

その頃、列車で冥界にやってきたイッセー達は謎のドラゴンの出現で戦闘を余儀なくされていたのだが……

実はそのドラゴンはブレイズ・ミーティア・ドラゴン、タンニーンだった。元はティアと同じ、龍王の一角で悪魔に転生したドラゴンだ。

「お前らの修行相手として来てもらった。」 

「ふん。サーゼクス殿とティアマットが仕える指輪の魔法使い殿の頼みできてやったのだ。そこのとこを忘れるな堕天使の総督殿」

「ふん。それとお前等が春人無しでどこまで行けるか測ったわけだ。」

「そんな〜」

「ごめんなさい。騙すようなことをして、だけどこの件はお兄様も春人も承認しちゃたのよ。」   

「春人はお前等の仲間だから、奴だってもしこれが仕掛けじゃなきゃ、助けに来てるだろう。だけど奴はこう言ってたぜ。」

 

 

……………………… 

 

 

「いずれ僕はイッセーや部長達とは近いようで近くない存在になる。だからここいらで僕無しの彼等の力量はどんなもんか……。」 

「なんなら俺が確かめてもいいぜ。なんせ俺はあいつ等の先生だからな。」

「そうだね。すまないな。」

 

  

「というわけだ。だが、これでお前等の修行の基本方針が決まったぜ。」

といったわけでイッセー達はそれぞれアザゼルが組んだ修行をこなしていくのだった。

そして僕も別の場所で過酷な修行をこなしていく

山道を重りをつけて登ったり、ウィザーソードガンを使った素振り、敵想定の斬撃、弾撃の修行。極めつけはグラビティー使用の重力空間での修行。これはドラ○ン○ールのサ○ヤ人達がやっていた修行みたいだがね。これを毎日繰り返していた。 

「おーやってるな。」

「アザゼルか?」

僕は修行を中断し、アザゼルの方を向く

「ほお〜魔力がこの前の三すくみ会談の時より、かなり向上してやがるな。」

「ふふ。でどうしたんだ?」

「頼みがある。」

        

そのイッセー達の修行19日目のこと……僕は修行を終え、グレモリー邸に挨拶に来ていた。

「春人さん。お久しぶりです。ようこそおいでくださいました。」

「グレイフィアさんもお元気そうで何よりです。ミリキャスは元気ですか?」

「今、義母様と一緒におられるはずです。」

「そうですか。お会いできますか?」

「はい。もちろんです。」

グレイフィアさんの案内で部屋に入ると

「母様!春人兄様!」

とミリキャスは駆け寄ってくる。

「やあ。ミリキャス。元気だったか?」

「はい兄様。」

と喜びながら僕の手を引くミリキャス。

「春人兄様が来られました。」

手を引かれてやってきた部屋には亜麻色の髪の女性が座っていた。

「まあ。お久しぶりですね。春人くん」

「ヴェネラナさん!お久しぶりです。すいません中々挨拶来れなくて。」

ヴェネラナ・グレモリーさん、ジオティクスおじ様の奥さんであり、サーゼクスと部長のお母さん。だが、それを思わせないすごい美人の女性だ。

「いいですのよ。そういえば近々、ご結婚なさるのよねセラフォルー殿と」

「ええ。その時はセラと一緒にご挨拶に伺いますよ。」  

「ふふふ。とうとう春人くんも結婚ねー。それにしても」

「え?」

僕をじーっと見てヴェネラナさんは 

「私ももう少し若かったら春人くんをもらうんだけどね〜。」

「何を言ってるんですか!僕なんか全然、それにヴェネラナさんは今も若いじゃないですか。」

「あら嬉しいこと言ってくれるわね。ねえグレイフィア?貴女もそう思わない?」

「私ですか??ん……まあ春人さんなら」

グレイフィアさん?なんか面白い発言しましたよ。  

「春人くん……」

声がした方を向くとジオティクス様が泣いていた

「ジオティクスおじ様??」

「春人くんっ!まさか君は私の妻を奪おうとしてるのではなかろうな。」

「何言ってるんですか!そんな畏れ多いことできるわけ無いじゃないですか!ねえ?ヴェネラナさん?」

「あら私は本気ですわよ〜あなたがいらぬ事をしたら、ほっぽりだして春人くんをもらってもいいですわ。」

「ななっ何いってんすか!」

ポンッ

「そうかその手がありましたね。さすが義母様、サーゼクスがいらぬことをしたら私がやりましょう。」

「何納得してるんですかっ!グレイフィアさん!」    

あとおじ様を説得するのが大変だった。

サーゼクスやセラがいたらさらに大変なことになるとこだったな(-_-;) 

それからイッセー達が修行に入って20日間の最終日

「お前に今日はゲストを呼んだ。」

「ゲスト?」

「やあ。イッセー!」

「春人!お前今までどこにいっ…」

『フレイム!ドラゴン!ボー!ボー!ボーボーボー!』

「なっ!いきなり強化スタイルかよっ!まさかっ!」

『ドラゴタイマーセットアップ!スタート!』

「ちょタンマ!それはまずいっ!」

『ウォータードラゴン!』

「いっ!目の前に!?」

『チョイイネー!ブリザード!サイコー!』

「ぎゃーーさみいいいっ!凍るうぅっ!」    

『ハリケーンドラゴン!』

「うわあこっちにも!」

『チョイイネー!サンダー!サイコー!』

「いつか実験台になってくれと言ったよね。答えは聞いてない!」

「いらねーーよっ!あぎゃぎゃぎゃ!」   

『ランドドラゴン!』 

『チョーイイネ!グラビティー!サイコー!』 

「なっ!!重いってか動けねー。」

「そして……」

『コピー!プリーズ!』

するとフレイムドラゴンがコピーされる

そして、僕はインフィニティーを取り出す。

「イッセーのためにスペシャルだ」

『インフィニティー!プリーズ!ヒースイフードー・ボーザバビュードゴーン!』

そう5体の仮面ライダーウィザードを出した

「そっそんなのありかよっ!?」

「「「「「さあショータイムだ!」」」」」 

「カッコつけるんじゃねえぇぇっ!うわあーーーーっ!」

 

…………………………

 

「ふい〜。ドラコタイマー、インフィニティー、さらに必殺技を一気に使ったが、以前よりはだいぶ疲れなくなった。」 

『やはり、修行の成果ですね。魔力もかなり高くなってますよ。コカビエルの時の春人さまくらいに』

「……それにイッセーの修行相手にはなったが。」

「お前は鬼か!強化スタイル4体にインフィニティーとか死ぬだろうがっ!」

「春人殿は俺なんかよりも甘いほうだ。ありがたく思え。」

「はああ!!?あれで甘いのか??タンニーンのおっさんと変わらないじゃないか!」

「春人殿は力の半分も出していない。」

「はああ??あれで半分も出していない?どんな修行したんだお前??てかぶっちぎりで強くなってんじゃんかっ!」     

「イッセー、アザゼルから聞いたかもしれんが、僕は、君達とは近いようで近くない存在になりつつある。それにあのヴァーリと戦った時……」

「っ!俺は勝てなかった!だが、春人お前はあいつの鎧を」

「ああ。つまり、あいつに勝つには僕に近づくしかないだろう?」

しばらく考えてイッセーは 

「……やってやるよ!やってやる!」 

「ああその意気だ!ならもう一回だ!」

「え!?ぎゃあーーーーーっ!!」

とイッセーの修行は続く。

  

「ではここまでだ。春人殿、兵藤一誠をグレモリー邸に送っていく」

「頼むよ。タンニーン。」

「え?お前は行かないのか?」

「僕はセラのとこだからな。じゃあなイッセー。」

「そっかじゃあまたな。」   

と僕はタンニーンとイッセーと別れる。

 

僕は屋敷に帰り、部屋で休んでいた。

「この18日間、基本から鍛え直した…もちろん変身せずにな。それに…」

そうアザゼルの頼みはイッセーの修行相手のことで変身は魔力向上した状態はどんなもんかを図るためでもあった。

『ええ。お疲れ様でした。』

「ああティアもな。それにしても眠くなってきた。」 

目を瞑ると、すぐ眠ってしまった。

 

………………

 

あれ?やばい眠ってしまったか…

と僕は起きようと目を開ける

「ん?」

「えへへ〜☆おはよう〜ハルくん☆」

そこにはセラの顔が目の前に 

「うわあっ!せ…セラ!?」

「ビックリした?☆ハルくん可愛い〜☆」

「やられたなあ。まっ寝ていた自分も悪かったんだが。」

「そうだよ☆せっかく打ち合わせが終わって飛んで帰ってきたらハルくん寝てるんだもん☆」

「ごめんごめん。」

「まっそれはおあいこだね☆こっちもレセプションの打ち合わせが初日からで会えなくて私の方こそごめんね☆」

「いや構わないよ。外交を担当してるんだろ?仕方がないさ。まあその間はずーと修行してたからね。」

「うん。ありがとう☆ふふふ。相変わらず優しいねハルくんは☆でも今夜は一緒に過ごせるし、明日は各勢力のレセプションとはいえ一緒にいれるよ☆」

「そりゃあ良かった。」

そして僕達は食事を済ませ、ソファーで座りながらというか僕の膝に乗って式について聞いてきた 

「ねえねえ☆式はいつにする?☆」

「やはり僕は学園を卒業したらかなと僕は思うんだが。」

「やっぱりそっか〜☆私は今すぐでも良いんだけど。」

「そりゃあ僕もそうだが、学園に通っている以上、中退っていうのもなあ。」

「うん……☆」

「セラ?」

一瞬彼女は暗い顔をするが 

「いやなんでもない☆てかその方がいいよね〜☆じゃあけ…☆「待って!」え??」

「これから僕達は夫婦になるんだよ。隠し事は無しにしよう。」

「ハルくん…☆ごめん分かった。じゃあ話すね☆」

と間をおいて話を進める。

「実はこの前の会談の時に襲撃してきた「カオス・ブリゲード」の魔術師派閥の連中が私をブラック・リストに挙げて、暗殺しようとしているらしいの☆」

「え??暗殺!?」

「それに私だけじゃなくハルくん…貴方も☆」

「なっ!」

「やはり指輪の魔法使い…伝説の魔法戦士が四大魔王の一人と結婚することは奴等にとっては面白くないでしょう…だから阻止しようと狙っているみたいなの☆」

「だがあの襲撃以来、何もない。」

「それはハルくんには束になってかかっても敵わないだからだと……それは私にも言えることだけど、だから機会を伺っているのだと思う☆」

「そうだ!神様が言っていた。あの白い魔法使いのリング…たぶん奴等はカテレアが持っていたリング以外にも何か持っている可能性が。もしかしたら、ビースト、他の仮面ライダーのクウガやアギトとかのリングを精製されたら。」

「ええ??☆そのビーストとかクウガ、アギトって何??☆」

「ああ。前にも言ったけど仮面ライダーは僕のいた世界での特撮の中の話でシリーズ化されてるんだ。で仮面ライダーウィザードのサブにいたのがビースト、でウィザードの最後らへんで仮面ライダーの指輪っていうのが出てきて、それである少年が仮面ライダーを呼び出して助けを求めた。とその話をすると長くなるからあれだけど、その今話した仮面ライダーの指輪がさっきクウガ、アギト、龍騎、ファイズ、ブレイド、響鬼、カブト、電王、キバ、ディケイド、W、オーズ、フォーゼの歴代の仮面ライダーを模ったリング…これがカオス・ブリゲードの手に渡るなり、創られて使用されたら大変なことになる。」        

「そんなっ。なら明日サーゼクス君達に知らせないと!」     

「うん。おそらくセラが言ったように今はそこまでには至っていないのだと思うし、まだ時間はある。それに」

僕はセラを抱き締めながら 

「僕がこの身に変えても君を守るから。安心して。」

「私もハルくんを守るよ☆」

セラも抱き締め返す。

そして明日はレセプションもあるので休むことになり、結婚はいつにするかの話はこの件が片付いてからにすることになった。   

まあ当然のことながら僕の横には彼女がいて

「えへへ☆話が飛んじゃったけど、住まいは……屋敷はこのままでいいけど……ハルくんは子供何人欲しい?☆」

「そうだなー。セラは?」

「私はねー……☆」

と言う声を聞きながら僕は眠りについた

「あれ?☆眠っちゃった?☆しょうがないなー☆おやすみハルくん♡」

と言い、

「…ハルくん…貴方を絶対離さないから☆」 




さていかがだったでしょうか?

久々の投稿でお気に入りやUAが増えていることに気が付きました
本当にありがとうございます。
冒頭でもいいましたが、投稿ペースが落ちると思いますが、これからもよろしくお願いいたします。

今回は原作の仮面ライダーウィザードの最後らへんに出てきた仮面ライダーの指輪の話が出てきました。
まさか?他のライダーが?というのはまだ分かりませんが、カテレアが変身した白い魔法使いが出てきたということはまさか?という展開……になるのか否や……

次回は北欧神レセプションの回ですね

ではまた。


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第23話 同盟の代償

どーもです。
そしてお久しぶりです。

アニメ第4期がはじまりましたね。待ちわびていました
早速見たらあれ?何処かで見たような……0話かいっ!
まあいいですが、こちらも3期の最後まではアイデアまでまとまりました。
これなら第4期に追いつけますね

ではどうぞ


イッセーSide 

 

「魔王クラスが一同に介するとははじめてみたよ。」

俺達はレセプション会場いた 

「御機嫌ようリアス。」

「御機嫌ようソーナ。合宿はどう?」 

「まずまずというところです!」

「よう!兵藤。」

「おお!匙。調子はどうだ?」

「調子か?実はお前んとこの先生に「ソーナちゃん!☆いらっしゃい!!☆」」

「お姉様??」

そこに現れたのはセラフォルー様でその後ろからは

「みんな久しぶり。」 

「「「春人(さん)(くん)(先輩)っ」」」

そうその婚約者でもある春人が現れた。

イッセーSideout   

 

 

「リアスちゃんも赤龍帝くんも〜いらっしゃい☆」 

「セラフォルー様、お久しぶりです。春人、元気だった?」

「ええ。みんなも元気そうで何よりです。まあイッセーには昨日会ったよな。」

「あの過酷な修行を思い出させるなよ。」

「あらあら〜どんな修行をしたのですか?」

「朱乃さんっ!いやあ、ウィザードでイッセーをちょっと鍛えてやったんですよ。」

「それは楽しそうですわね。私も参加してみたかったですわ。」

「遠慮しておきます…(Sっ気ありまくりのこの二人が組んだら俺死んでしまう。)」    

と話をしていると 

「春人っ。」

とアザゼルとサーゼクスから呼ばれる

「セラ。じゃああと頼むよ」

「オッケー☆いってらっしゃい〜ハルくん☆」            

 

 

「ミカエル殿は間もなく来られるそうだ。」

僕はサーゼクスとアザゼルに呼ばれたので話に入る。 

「護衛を任せたバラキエルによれば、オーディンも来るそうだ」

「オーディンってあの?北欧神の?」

「ああ。護衛は念の為だ。北欧の神々には主神オーディンと悪魔が手を結ぶのを良くは思ってないやつもいるからなあ。そいつらが狙ってくるとも限らねえからな。春人、ウィザードリングは持ってきてるか?」

「ああ。使わない修行のとき以外は身につけてる。」 

「そいつを狙わないとも限らねえからな。用心しろよ。オーディンをも凌ぐ力をお前は持っているからな。その力を欲しがるやつはごまんといる」

「ああ。」

「どこにもそういう輩はいるな。」

「問題はそういうやつらをカオス・ブリゲードが受け入れているということだ。」

と間を起き

「ところでお前が言っていた神様とやらはいつ来るんだ?」

「頃合いを見て現れる。おそらく人間界に戻るまでには来るはずだが。」     

とまあこんな感じで時間が過ぎ、会場には僕や四大魔王、アザゼル、若手悪魔たちが集まり……

「おっおいでなさったぜ。よっ。北の田舎のクソジジイ。」

するとアザゼルにクソジジイと言われた老人がニヤリと笑い

「久しいの〜悪ガキの堕天使。」

「お久しぶりです。北の主神オーディン殿。」

「おーサーゼクスか。招きに来てやったぞ。それにそこの男が」

僕に視線を向けたオーディン様が言う。 

「お初にお目にかかります。オーディン様。仮面ライダーウィザード、蒼磨春人です。」

「お主が指輪の魔法使いか。噂は聞いておるぞ。まあ苦しゅーない楽にすればよい。そういえばお主近々、結婚するとか聞いたが」

「私ですわ〜☆オーディン様〜☆」

とセラが僕の腕を掴んで言った。 

「おお〜セラフォルーとか。いかんの〜せっかくの宴に若い娘がそんな地味な格好で」

「では☆ミルルンミルミルスパイラル〜☆」

といつもの魔法少女姿に変身した。

あちゃー。ソーナさん、顔を抑えちゃってるよ。

「うむ…それは?」

「ご存知ないんですか〜☆魔法少女ですよ☆」 

「ふむ。そういえば春人とやら指輪の魔法使いと言ったの〜お似合いではないか。」

「ありがとうございます〜☆ハルくん、オーディン様にお似合いっだって言われたよ〜♡やったね〜☆」

「うん。ありがとうございます。ハハハ。」

僕の腕を組みながらピョンピョンその場で跳ねるセラ。

恥ずい(-_-;) 

「それになかなかの格好ではないか」            

「オーディン様!ご自重ください。ヴァルハラの名が泣きます。」

「お前は相変わらず固いの〜それだから勇者の一人もできんのじゃ」

「うわーーーんっ!どうせ私は彼氏いない歴イコール年齢のヴァルキリーですよ。」

「こいつはお付きのロスヴァイセ。容姿は良いのじゃが見ての通り固くての〜。お主が独り身ならお見合いでもさせるのじゃが、最強と謳われた魔法戦士とヴァルキリーならお似合いじゃろ!」

「ええ??」 

「何を言ってるんですかっ!」

ロスヴァイセと僕はビックリする。 

「冗談じゃ。」

カカカと笑うオーディン様

全くと思いながらもロスヴァイセを見る。

(まあ確かにね。まあ前の世界でも、空想上とはいえヴァルキリーは美人だからなー) 

 

ぎゅー

「あっいたたたたっ!」 

「ハールーくーん〜??☆何を見ているのかなあ??☆」

セラにつねられる僕   

「うっ……すいません。」

「まったくもう☆」

「遅くなって申し訳ありません。オーディン様、相変わらずですね。」

「ミカエルさん!」  

現れたのはミカエルさんと後ろにはお付きとして来たのだろうイリナがいた。

そして同盟を結ぶという話を進めていこうとしていた矢先だ

「異議あり。」

「やはり現れおったか。愚か者が。」

そこに魔法陣が現れ、男が現れた

「我が名は北欧神ロキ。」

「ふっ。これは珍客ですな」          

アザゼルと僕は前に出る。

「北欧神ロキ殿!たとえ貴方といえどこの場を荒らす権利はない!」 

「権利?ふふふ。主神殿が他の神話体系と手を結ぶという愚かな選択をしようとしているのを止めに来ただけだ。」

「ロキよ。今すぐヴァルハラへ戻るなら、許そう。」 

「許す?黙れ老いぼれ。」

「主神に向かってなんていう言葉を!」

「他の神話体系と和議を結んでしまえばラグナロクが成就できないではないか!」

「どっかで聞いたことある言葉だな!てめえ!カオスブリゲードと繋がってやがるな!」

「協力という形だ!いでよ我が息子よ」       

とロキが言うと、魔法陣から巨大な怪物がでてきた。

「こりゃあまた」

『ドライバーオン!プリーズ!』

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン』 

「変身!」

『フレイム!ドラゴン!ボー!ボー!ボーボーボー!』

「さあショータイムだ!」

怪物は僕に向けて攻撃を繰り出した。

「「春人(くん)(さん)っ!」」

「なんだ?もう終わり?」

「なっなんだと!?貴様何者だ!?」

「とっくにご存知だと思っていたが、仮面ライダーウィザード!蒼磨春人だ!」

「ゆっ指輪の魔法使い??インフィニティーを纏いしものか!」

僕はウィザーソードガンをかまえたその瞬間、魔法陣が展開され、

ロキと怪物は消滅した。

「アジュカ」

「春人。すまない差し出がましいと思ったんだが。」

「いやありがとう。アジュカ。」

と僕は朱乃さんを守ったバラキエルの姿を見つけた

「やはり…。」

とつぶやくとアザゼルは僕の肩に手を置く。  

「まああいつらのことはあいつらしか解決できねーよ。」

「まっそうだな。はっ!そうだイッセー達を見てくる!」

『テレポート!プリーズ!』 

部長、イッセー、小猫ちゃんは小猫ちゃんの実姉、黒歌と以前、ヴァーリとの戦いの時現れた美猴はタンニーンと対峙していた。

「イッセー!みんな!」

「春人っ!」「春人先輩!」「春人殿!」

「なっ!指輪の魔法使い??」

「ちっ。思ったよりはえーな。」

僕はイッセー達の元へ

「部長!小猫ちゃん!大丈夫ですか?」

「ええ。」

「大丈夫です。」

「イッセー!パワーアップしたのか。修行の成果だな。」

「ああっ!」

「で美猴と猫の姿をしたお姉さん??」

「彼女は黒歌。小猫の姉よ」

「っ!彼女が小猫ちゃんのお姉さん??」   

「よう、指輪の魔法使い!久しぶりだな。」

「へえ〜あれが指輪の魔法使いかにゃん。そこのおっぱい好きの赤龍帝より全然、結構イイ男じゃない。」

「なっなんだと!おっぱい好きは否定しないが、春人の方がイイ男だとっ!!」

「おい!前者はなぜ否定しない。」

と僕はツッコミをいれる

「ふん。そこの赤龍帝は放っておいて、ねえ〜貴方も白音と一緒に来ない?白音?あんたも指輪の魔法使いと一緒なら問題ないでしょう?」

「何?」

「嫌です。私はリアス部長とイッセー先輩、春人先輩と一緒にいます。」

「どうしてもそちらがいいのかにゃん。まっ今日のところは引いてあげる。だけど、私は諦めない。そして指輪の…いいえ春人。またにゃん。」                   

魔法陣の中に美猴と黒歌は消えた。

その後、会場に戻り、サーゼクスに報告した。

そして僕はセラやサーゼクス達と首脳会議を行うことに

「まあ一難は去ったが…」 

「アジュカが結界で空間の彼方に追いやったがあくまで一時的に過ぎない。また襲撃あるに違いない。」 

するとオーディン様が立ち上がり

「全ては主神である儂の責任じゃ。」 

と言い、ロキを倒すため、ミョリニルを取りに行くことにただ、時間がかかり、アジュカの結界が持つのはせいぜい1日、間に合わない。

すると部長が入ってきて

「足止めをすると?」

「ええ。」

「転移できるのは10名程度、その10名で足止めか過酷な任務になるぞ。」

「よしなら僕も…」

「いや春人。君はここに残ってほしい。」

「もし、カオス・ブリゲードがこのタイミングで仕掛けてきたら…」

「分かった。」

「大丈夫だよハルくん☆志願者は他にもいるじゃない。ね?ソーナちゃん?」

と現れたのはソーナさん、椿姫副会長、元士郎だった。

そして天界からはイリナ、北欧神からはロスヴァイセがオカ研はイッセー、部長、朱乃さん、子猫ちゃん、裕斗、ゼノヴィアが行くことに

「すまない。僕が行けばかなりの戦力になるんだが」

「何言ってんだ!春人がいなくても俺がいる。俺がやるさっ!」

「その言葉を待っていたよ。」 

「そうよ春人…いえ春人様にはやるべきことがあるはず…ですから」

「いや部長いきなり敬語にならなくても…」

「あらあら〜春人さん…アーシアちゃんとギャスパーくんをお願いしますね。」

「ああ。他の悪魔たちのところにいさせるから心配しないでください。」

「悪いな若いもんに任せちまって。」

「グレイフィア。」

「はい。」

とグレイフィアさんが部長にフェニックスの涙を渡す。

「緊急でこれだけしか集められませんでした。」

「あっ!グレイフィアさん待って」

『コピー!プリーズ!』

とフェニックスの涙をコピーで増やす。

「そうか!春人は物質をコピーできるんだった。」

「おお…すごい」

「へえ〜はじめてみた〜春人さんすごい〜!」  

「すごいですね。まるで神の力…」

はじめてみるゼノヴィアとイリナも驚いていたが、ロスヴァイセも食い入るように見ていた。

そしてイッセー達はロキがいる場所へ




さていかがだったでしょうか?

やはりは春人は周りから最強と誇示されています。
それ故に、春人がロキ討伐に出てしまうと速攻で終わってしまうので居残り組になりました。
まあこのあと起きることも何事もなくおわってしまいますからね。
さて次回はとうとう春人を転生した神様登場です!

ではまた。


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第24話 神と真実

どーもです

早めに切り上げられたので投稿します。
夕方に投稿したもののと少し変えています
もう見た方も見ていない人も


ではどうぞ。


「ここにいれば大丈夫だと思うから」

「春人さんがいれば安心です。」

「春人先輩…大丈夫でしょうか?」

「イッセー達がいれば大丈夫だろう」         

僕は一応警戒態勢で合間合間で周囲を見回っていたが、イッセー達がロキを倒している間、不思議なくらい何も起きなかった。

いやこんなあっけないもんかおかしいと思いつつ 

「ヴァーリがフェンリルとかいう幻獣を?」

「実際はあの黒歌とかいう小猫ちゃんの姉と男が現れてね。ロキと協力はしていたが」

「それを裏切って奪ったというわけね。」

「うん。」

裕斗から向こうの出来事を僕は聞き、セラ、サーゼクス、ミカエル、アザゼル、オーディン様に話す。

「なるほどな。ヴァーリか絡んでやがったか。」

「白龍皇…やっかいですね。」

「まっ赤龍帝がいてくれたから良かった。」  

「ふい〜まっ今回はイッセー達がなんとかしてれたから良かったですよ。」

「私達の妹も忘れないでよハルくん☆」

「ああ。え?私達?」

「だって結婚したらハルくんはソーナちゃんの義兄さんになるんだよ☆」

「確かに違いない。既にソーナさんからは兄様って呼ばれてるよ。」

「ん?はっ!」 

セラは突然、何者かの気配を感じそれに攻撃したが 

「この世界の四大魔王の一角…なかなかの攻撃」

「え?私の魔法攻撃が効かない??」

そこにはフードを被ったものが 

「だっ誰だ!?んっ??まさかこの気は」

「思い出してくれましたか?私です」

フードを取るとこの世とはいえない金髪の美しい女性だった。でも僕はすぐに分かった。 

「女神様!!来てくれたんですね!」 

「えー!?☆まさかハルくんを転生させたっていう!?」

「「「っ!」」」

僕以外はどうすればいいのか分からず、ひざまついていた。おそらくサーゼクス達はおろか、オーディン様ですら女神様が発するオーラに圧倒されているようだ。

「ふふ。春人、魔力がずいぶんと上がりましたね。それにこっちの世界で生涯の伴侶を見つけるとは……」

というと女神様はセラに目線を向ける

彼女はひざまつきながら

「はっはじめまして☆私は魔王セラフォルー・レヴィアタンと申します。いきなりとはいえ無礼なことをして申し訳ありません!」

「いいですよ。まずはお礼をいいます春人を大切に愛してくれてありがとうございます。私も転生したかいがありました。」

にっこり笑う女神様を見てセラはほっとしたのかいつもの口調に戻る 

「そっそんな☆ハルくんは私の大切な人ですから当然です☆」

「私は四大魔王の一人、サーゼクス・ルシファーと申します。春…いえ蒼磨春人様にいつもお世話になっております。」

「わ…私は堕天使の総督、アザゼルと申します。」

「私は天使の長、ミカエルと申します。」

「儂…いえ私は北欧神、アースガルズの主神を務めていますオーディンです。」

皆あまり聞いたことのない丁寧口調で自己紹介をする。

特にアザゼルとオーディン様は     

「皆さん、わざわざご挨拶ありがとうございます。……それでは春人に関わるもの達全員にお話があります。」           

 

 

 

そしてオカルト研究部、生徒会、アジュカ、グレイフィアさん、そしてイリナやロスヴァイセさんを呼び、部屋に集める。

「まさかこれほどのオーラ…なんてもんじゃないわ。」

「私達には踏み込ませんわ〜。」

「……まさに規格外。あれが女神様…。」 

「あのお方が女神様…畏れ多いですが、綺麗…感動です!」

「こんな生きてるうちに女神様に出会えるとは。祈りを。」

「前に春人先輩が話してくれた…先輩のお師匠様…。」 

「あのお方が春人くんを転生したという女神様。」

「うう〜滅せられないですよね〜。」

「ふふふ。大丈夫ですよ。ギャスパー・ヴラティ。」

「え?心が読まれた??しかも僕の名前まで」

「ああ女神様の能力だよ。」

と僕はギャスパーを安心させる     

「すごい〜まさかこんな場面に立ち会えるなんて…って?ミカエル様??」

「まさかこんな世界があるなんて…え?オーディン様??」 

部長や朱乃さん、ソーナさん達はやはり女神様の存在に驚いていた。もちろんそれぞれのお付きのイリナとロスヴァイセもだが、主の見たことのない怯えように困惑していた。しかし、アホ2人は

「女神様のおっぱいはどれくらいあるんだろうな匙。」

「さあなんとか探れないか…。」

「あー言っとくがあの女神様の前でいかがわしい考えを起こした奴は力を奪われ、地獄の業火の前で張り付けだそうだぜ。」

アザゼルは僕から聞いた話をアホ2人に伝える。

すると2人はサーと血の気が引いていた。さらに追い打ちでニコニコしながら女神様が 

「そういうことです。兵藤一誠、匙元士郎。次やったら、それ以上のお仕置きが待っていますよ。そこの赤龍帝共々。」

『うわあぁぁーっ!このバカ相棒が申し訳ありませんんんっ!!』

とドライグが泣きながら懇願していた。 

「一度そうして頂いたほうがいいかもしれませんね。」 

「ええ。イッセーもそうしたほうが女神様お願…「やっやめてくださいっ!!部長(会長)!!申し訳ありませんでした!!」」     

そんなこんなでおとなしくなった。

そしてそれぞれ挨拶を行い、

「皆さん。では話に」

「その前にお聞きしたいことが」

サーゼクスが口を開く

「なんですか?」

「差し支えなければですが、貴女様はどこの神なのですか?」 

「私はオーディン、あなた方北欧神、オリュンポス、他の神話系統の神よりもさらに遥か上、つまり複数の世界を見守る神なのです。」

「っ!?」 

「複数の世界って!?世界はひとつじゃないんですか?」

「ええ。」

「前から気になっていたんですが春人って何者なんですか?」

イッセーが身を乗り出して質問する

「こらっ!イッセー!」

「よろしいです。リアス・グレモリー、兵藤一誠、お答えしましょう。先程、言いかけました世界のことですが、世界は複数あり、この世界も春人がいた前にいた世界もその一つにすぎません。」

「そんな…はじめて知った……。」

「で貴方は春人をこの世界になぜ転生したのですか?」

次にアザゼルが女神様に問う。 

「春人はイレギュラーで死んでしまった存在…生き返るには別世界で転生という形しか無かったのです。転生先はいわばランダムで選ばれます。偶然この世界に。さらに偶然にも春人には仮面ライダーウィザードの力が宿り、インフィニティーの力を得た。」

「あの伝説のインフィニティーと同じということですか?」

「それはそちらの世界の伝説の話です。だが、神をも凌ぐ力を持つ春人の存在で伝説は真実になってしまった…。さすがに連れ帰ろうかとも考えました。何故なら春人は転生した際、人間ではなく……

 

 

 

 

 

 

……神の子として転生してしまったのです………。」

 

 

 

 

 

 

「はい?今なんと?」

「神の子として転生してしまったのです。」

「「「「えええええっ!!!??」」」」

 

「はっ春人が神様の子??」

「ハルくんが!?☆」

『春人さまが!?』 

みんなかなり驚いていたが、アーシアやゼノヴィア、イリナ、ロスヴァイセはあまりのことに倒れてしまっていた。ギャスパーに至ってたは泡吹いている始末で…

だが、一番驚いたのは僕だった。

そうそんなことは全く知らなかったのだ  

「ちょっと待ってください!僕も初めて知りましたよっ!!僕が神様だというんですか!?」

「そうです。実は春人、貴方が神だということは最近知ったことなのです。貴方は私と同じ神族、つまり複数の世界を見守る神です。でもそれは本当に0.000001%の確率です。しかもそれは私達、神でも転生した際は見分けはつかないのです。」

「だから仮面ライダーウィザードの力もすんなり受け入れた、そしてあのティア無しのインフィニティー変身も。」

「ええ。あの堕天使レイナーレの部下だった3人、堕天使の元幹部、コカビエルの時には貴方の中に眠る神の力が働いたんです。私もまさかと思いましたが、調べていくとそういうこと分かったのです。だから場合よれば、連れ帰ろうと思いました…関わりすぎれば何が起こるか……。」   

女神様がそう切り出すとセラが僕の腕を掴み 

「でもでも☆その女神様の転生で私はハルくんと出会えましたし、何度もそのハルくんの力で救われました☆ここにいるリアスちゃんやソーナちゃん達も☆それに神様だろうがハルくんは私のハルくんです!☆だからハルくんを……いえ春人様を連れて行くのはやめてください!☆」

「セラ……。」  

「ふふふ。そう言ってくれると思っていましたよ。元より連れて帰ろうなどと思っていません。それに貴女だけじゃなく、春人の友人達も同じこと」 

「はい!春人様がいてくれたからここまで頑張れた!神様だろうがなんだろうが、俺達の仲間です!」

イッセーが言うと、部長も 

「そうね。春人様は私達の最後の希望ですから」

「そうでしたわ。」

「私達も」

「私もです。春人様にはずいぶん世話になってきました。なあグレイフィア?」

「はい。」            

「春人様の存在がでかいことには間違いないです。」               

「みんな。ありがとう。」

「偶然とはいえこの世界には転生して良かったです。」

 

 

 

「それでは本題に入ります。…カテレア・レヴィアタンが持っていたリングのことです。あれはここ最近起き始めている現象、空間の裂け目が影響しています。」

「空間の裂け目??」

「分かりやすく言えば、その世界から物質や人が消えてしまい、別の世界にそれが現れることです。」

「そんなことが!?」              

「おそらくカオス・ブリゲードと呼ばれる者たちの裏には空間の裂け目を利用して別世界の物質を手に入れている者がいて、そこで白い魔法使いリングを入手して、或いはそれを元に何らかの方法で精製してカテレアに渡したのでしょう……」

「では彼等の裏に糸を引いてるものが??」

「ええ。しかし私は一つの世界に干渉してはならないのでこれ以上は踏み込めません。だから正体までは分かりません……」

「それだけで十分ですよ。女神様。」

「春人?」

「止めますよ奴等を…この力で。」

「そうですね。貴方方の顔を見れば分かりました。私が言うのは何ですがお願いします。」

「ええ。」

「大丈夫です。春人は私達の最後の希望ですから。」

「それを聞いて安心しました。春人をお願いしますね。」  

と女神様はにっこり笑い、その場を去る。

 

 

まずオカ研とソーナさん達のとこへ

「ああもう春人様って呼ばないといけないんだよな。」

「こらイッセー、北欧神より上位の神に対して敬語を使いなさい!申し訳ありません。春人様。それに今まで数々の御無礼を平にお許しください!」

部長がイッセーに対して注意し、皆で土下座をしてきたが、僕は

「部長、みんな。気にしないでくれる。確かに僕も神族だったのはビックリしたけど、今までの呼び方で構わないです。」

「春人様。」

「じゃあ今まで通り春人さんと呼んでよろしいのですね。」

「ええ。朱乃さん。」

「春人先輩と呼んでも?」

「大丈夫。小猫ちゃん」

「わわ…わたしのようなものがはは…春人さんと呼んでもよろしいのでしょうか?」

「あのーアーシア、逆にそんな対応されたら困るから。大丈夫だよ」

「わたしのようなものでも?」

「今まで通りで大丈夫だよゼノヴィア。」

「春人くん。今まで通り僕の友人としていてくれるのかい?」

「なんかぞくっとしたがうん大丈夫。」

「滅しないですよね〜?」

「名前を呼んだくらいでそんなことはなんないって!」

ペシッ

「イタッ!」

「なら春人兄様がよろしいのですから私達も今まで通りに。」

「ええ構いませんよソーナさん。」

「なら!今まで通りお前は俺達の仲間だ!」

「はあ〜イッセー貴方はもう少し状況を考えなさい。でも春人、ありがとう。」

 

僕はミカエルさんとイリナ、オーディン様とロスヴァイセさんのとこに

「知らぬこととはいえ春人様にご無礼の数々、平にお許しくださいぃぃ。」

「私の方からもお願いします!我が主神をお許しくださいいぃぃぃ!」

「私の方こそ、春人様を呼び捨てなど畏れ多いことを申し訳ありません!」

「わっ私も春人さんなんて馴れ馴れしく申し訳ありません!」

なんか水戸黄門のクライマックスのとこみたいだな

「あの〜オーディン様、ロスヴァイセさん、ミカエルさんもイリナも僕も知らなかったことですし、大丈夫です。気にしないでください。僕は仲良くやれば良いと思っているで」

「じゃあ許していただけるので?」

「許すも何も、何もしてないでしょう?」

「ありがとうございます。」

はあ〜この対応もう2箇所やんないとダメなの

「ふふ。お前も疲れただろ春人。」

ガクッ

「なんだよアザゼル」

「オカ研の顧問だぜ俺は。この対応でいいんだろ?さっきお前が言ったじゃねーか。」

「まっ。いいけどさ。」

僕はサーゼクスのところへ

「春人様。今まで通り……。」

「だからサーゼクス、春人で構わないって、アジュカ達もね」

「すまない。春人。そしてありがとう」

「ありがとうございます。春人さん。」

そして……

「ハル…春人さま☆」

僕はセラに近づき、彼女を抱きしめた

「ありがとう。女神様に連れて行かないでって言ってくれた君の言葉……嬉しかった。」

「春人様☆」

「様じゃないでしょ?セラ?」

「うん☆ハルくん♡大好きだよ♡」

 

 

「あれ?今日は怒らないの?ソーナ?」

「聞くだけ野暮でしょ?リアス」

「ああ。ロマンチックですわね。私もイッセーくんと」

「ええ??」

「何言ってんのよ朱乃!イッセーは私と!」

「あらあら〜まだイッセーくんとそこまでいっていない貴女が?」

「何ですってっ!!」

外野では部長と朱乃さんが喧嘩していた




さていかがだったでしょうか?

春人は神族だったんですね〜ってまああのデタラメな力はそうでないと出せませんよねwwww(作者が何を言っている!)
今回はオリジナル感満載だったと思いますwwww
また、女神様とはいえオリジナルキャラが登場しました
まあこのお方は本編でも言ったように一つの世界に干渉してはいけない存在なのですが、特例で春人やリアス達の前に現れました。
あまり出て来ないとは思いますが、もしかしたらまた出てくるかも
まあなにはともあれレセプション編は終了です。
次回からは2学期編ですね。


ではまた。


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体育館裏のホーリー編
第25話 呼び名


どーもです。

12000アクセスになり、お気に入りも増えてきました
これもひとえに皆様のおかげです。ありがとうございます。
さてアニメ第4期もはじまり、今日もリアルタイムで見ました。
このノベルも第3期終盤に入りましたので、追いつきそうですね

ではどうぞ



「ふふふ。ようやく君に会えるよ……アーシア・アルジェント」

と呟きながら佇む男がいた

 

 

魔法の指輪…ウィザードリング…今を生きる魔法使いは、その輝きを両手に宿し、絶望を希望に変える

 

僕は女神様のところにいた

それは正式に複世神の位を授かることになったためである。

「はい。これで完了です。」

「え?終わりですか?光の球が身体の中にはいって、身体が光っただけで、別に何も変わりはないですが?」

「見た目は何も変わりませんが、今後、貴方があの世界で過ごしていくうちに分かります。」

「そうですか。分かりました。それより、神の呼び名は何になるんですか?」

「そういえば伝えるのを忘れていましたね。転生神ですよ。」

「転生神?」

「本来、私達は複数の世界を見守る神、複世神(ふくせいしん)とよばれていますが、貴方はそちらの世界にいる関係上、この前話したように転生した神、転生神になります。ランク的には私の1個下になります。」

「てかランクとかあるんですね。でも実質上はその複世神となるわけですか。」

「ええ。まあ名乗るなら複世神と名乗ったほうがいいですね。」

「わかりました…それに念の為、確認なのですが、僕や女神様はアースガルズの上にあたる神なんですよね?」

「というより、アースガルズはおろかこの世界に存在する神々やそこに住む住人を見守る神であるわけですから、だから、貴方はこの世界では頂点にたっているともいえますね。でその上に私がいると思っていただければ………。」

「マジですか……。なんかド○ゴン○ールでいったら僕はビ〇〇様いやウィ○さんくらいの立場なんじゃ?」

「いえ貴方は大○官ともいえますね。」

「大○官様??あの…じゃあ女神様は言うなれば全○様になるんですか??」

「まっあくまでたとえ話ですよ。あまり深く考えないほうが…ふふふ。それより、空間の裂け目の件をなんとかしないと」

「はい。」      

『よっ横から失礼します!めっ女神様!この前はご挨拶できず申し訳ありませんでした!春人さまに仕えていますティアマットです!』

「あらあら〜こんにちは。ティアマット。これからも春人を手助けしてください。」

『はっはい!』

「ティア?そいやこの前リングの中でぶっ倒れたんだったっけ?」

『それを言わないでくださいよ〜まさか春人さまが神の最上級クラスなんて…それにさっきは物騒な話を。』

「ふふふ・・・。」

「ははは。まあこれからもよろしくな。」

『はい。』

「そうだ。帰ったら。セラに教えよう。」

「それがよいでしょう・・・あと、注意が必要なことが・・・あまりインフィニティーを多様してはなりません。以前はティアマットの力を利用してなっていたと思いますが、今や貴方の力だけでなれるようになっています。ただ、それ故に神の気が溢れてしまい、カオス・ブリゲードや良からぬ者達の格好な餌食になってしまいます。」

「もし気を吸収する能力なり、それを利用されたら大変なことになるというわけですか?」

「その通りです。さすがに複世神の力までは彼らでも無理ですが、インフィニティーは強力すぎる……。」

「………………。」

「それにセラフォルー・レヴィアタン……彼女と貴方は深い絆で結ばれていて、魔力まで繋がった。これを狙う可能性も。場合によれば貴方と彼女をここに……。」

「危なくなれば、セラだけでも保護してください。彼女は大切な人ですから。」

「分かりました。」

「でもそう簡単にはやられませんよ。僕もセラもそれにイッセー達も」

「赤龍帝ですか……まあそうですね。でも春人、あの世界には貴方の味方、敵を含めて、貴方を凌ぐものは誰もいませんが、それ故に……。くれぐれも油断しないで気を付けて。」

「はい。」

「それでは目を閉じて、もう一度開ければ、元の世界に戻ります。」

僕は言われたように目を閉じ、目を開ける。

思考世界から元の風景に戻っていた。

 

 

 

レセプションを終えて、人間界に帰ってきた僕達は夏休みが終わり、2学期がはじまった。

レセプションではロキの襲撃、僕が女神様と同様の複数世界を見守る神族だったことが分かった。 

まあみんな接し方は今まで通りだから安心した。  

そして教室では相変わらず、イッセーは松田、元浜に絡まれていたが、ウチのクラスに転校生がやってきた。まあ僕は分かっているがね。

「紫藤イリナです。よろしくお願いします。」

やっぱりね。

「うおーーっ!桐生の情報は本当だったか!」

「あっ!イッセーくん、同じクラス?」

「イッセー!てめえっ!あの娘と知り合いかっ!」

「イッセーくんは私の幼馴染なんです。」      

そう表向きは転校だが、カオス・ブリゲードと対抗するには、悪魔と堕天使では不足だし、僕は神として、より三すくみの首脳幹部さらに北欧神と関わっていくので留守になることが多くなる関係でミカエルさんがよこしただけでなく、イリナはエースの転生天使としてやってきたのだ。それとは別になぜかロスヴァイセさんがオーディン様に置いてきぼりをくらい、兵藤邸に居候という形になっていた。

でその夜に歓迎会を兵藤邸で行うことに

「じゃあセラ。そういうことだからちょっと帰りが遅くなるよ。」

『分かったよ☆あっ!そうだ、私もサーゼクス君も話していたんだけど、ハルくんってなんの神様になるのかな?☆』

「・・・複数の世界を見守る神・・・・複世神だよ。」

『なるほどね~分かったよ〜☆じゃあまたあとでね〜☆』

そう。今はあのレセプションの時からセラの屋敷がある冥界からテレポートを使い、学園に通っている。

 

 

「改めまして、紫藤イリナです。悪魔の皆さん、今までは敵視したり、滅したりしてきました。」

「教会怖いです〜」

「じゃあなんで天使はおろかアースガルズよりも上位の神である春人のそばにいるんだ?」

イッセーがギャスパーに問う 

「え?だって春人先輩は春人先輩じゃないですか。」

「あらあら〜」

「まあでも、これからはミカエル様も仲良くですよとおっしゃいましたし、それに私個人的には皆さんと仲良くしたいなと思っていたから、教会代表として頑張りたいです。よろしくお願いします。」

皆でイリナに対して拍手を贈る 

「長年争ってきた仲だ。そう簡単に手を取り合えといえば、不満を持つやつもいるだろうが、お前達がロキを共闘して倒した事がより良いデモンストレーションになった。お前たちには改めて礼を言うぜ。」

「そう言われると頑張ったかいがあったというか。」

「そうだね。」

「まあ堕天使から兵を送れなかったのが心許ないが」 

「いいえ。戦いましたわ。半分だけですが。」

「朱乃さん。」

「そうだな。」

そっか朱乃さんはバラキエルと

「そうだ!イッセー、所用で春人と冥界へ行ってたんだが、お前、大人気だぞ。」

「ああ確かに。」

と僕はジュースを飲みながら言う。 

「え?俺が?」

「わあーすごいです!イッセーさん。」

「当然だろ。ミョリニルでロキを倒したんだ。」

「いや…そこじゃないんだ。」

「え?春人さん一体どういう?」

「テロリストから冥界を守った英雄の素顔っていうドキュメンタリー番組が人気でな。」

とアザゼルが映像を出す。

『おっぱいを突かせてください。』

「なっ??」

『主のおっぱい突いてここに参上!』    

「あの時、僕が駆けつけたとき、修行の成果だけでああなっていたと思っていたのになあ。」

「お前がおっぱい、おっぱいと連呼するから乳龍帝なんて呼ばれている始末だ。」

「乳龍帝??」

「子供に人気でな。そして極めつけはおっぱいドラゴンというイメージソングも製作中だ。」

「まじかよっ。」    

                

 

 

   

翌日、僕は兵藤邸に行くとテーブルの前に山のような手紙が……

「あっ。春人。これは全部アーシア宛の手紙なのよ。ディオドラからの。食事の誘い、映画のチケット、商品券、その他諸々…」

「アスタロト家の次期当主か…。」

事情を聞くとレセプションの時もなんらかのいざこざでアーシアを助けたらしく、ついこの前も現れて、その時に彼女が昔助けた悪魔がディオドラでそれ以来運命の人とアーシアを定めたことを彼女に伝えたみたいなのだ。彼女の性格上、オロオロしていたらしいが、その時はイッセーがいたからなんとかなったみたいだ。  

「すいません…」

アーシアは申し訳なさそうに謝る

「貴女が謝ることじゃないわ。全く困ったお坊っちゃんね。」

「アーシアにプロポーズした挙げ句、こんなことまで。あいつ!」

凄い怒りのオーラを感じるなあ。イッセー。  

「ふい〜まあでもさすがにやり過ぎなんじゃないですか…なんなら僕がクギをさしておきましょうか?」

「おおっ!春人!たの…「放っておいていいわ。」あらららっ??」

コケそうになるイッセー 

「こんなことで貴方の手を煩わせる必要はないわ。放っておけば、あのお坊っちゃんも諦めるでしょう…。」

「そうですか。ならいいですが。」

「でも春人。心遣いは感謝するわ。ありがとう。」

「春人さん。ありがとうございます。」

「部長もアーシアも気にしないでください。僕は良かれと思って。」    

「ふふ。貴方らしいわね。じゃあアーシア、これは私の方で処分しとくわ。」

「すいません。お願いします。」

「じゃあ俺達、体育祭の練習があるんで。」

「失礼します。」

とイッセー達が出ていったあと

「複世神??」

「ええ。呼び名としてはそう呼ぶそうで。」

「分かったわ。覚えておくわ。」

「セラやサーゼクスには伝えてますし、アザゼルや主要メンバーには伝えてますので、では僕も。」

「ええ。わざわざ来てもらって悪かったわね。」

「いえ気にしないでください。では。」 

そして夕方      

「レーティングゲーム?」

「ええ。次世代を担う若手悪魔たちの実力を図るためにトーナメント方式の試合を…本来、ロキの襲来が無ければあの夏休みで行っていたんだけどね。」

「戦うの怖いです〜。」

「頑張ってみんな。僕は参加できないが、修行やサポートはやるよ。」

「そっか。ライザーの時は非公式だったから、春人は特別参加だったよな。だとしたらあのサイラオーグさんとも戦うことに。」

「サイラオーグ・バアルか……。」

「やはり知ってるのね春人も」

「若手悪魔の中では1、2を争う実力だし、レーティングゲームでも右に出るものはいない。」   

「まっ。彼には当分当たらないわ。で組み合わせも決まってる。相手はディオドラ・アスタロト」

「「っ!!」」

やはりイッセーとアーシアの表情が変わったか。

また、やっかいなことになりそうだなと僕は思っていた。




さていかがだったでしょうか?

まず、冒頭のやつは前回、エクスカリバー編でやりましたが、まあ本来は前の章の最初にやらないといけなかったですね。
別に義務ではありませんがwww

で春人は複世神(ふくせいしん)という神だと分かりました。
まあオリジナルで考えた神です。
本編でも言っていますが、この世界では最高位の神になります。
さあ今後どのような展開になるか……。
次回はディオドラとの対決です。

ではまた。


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第26話 陰謀

どーもです。

なんとかペースがかなりあかないように努力しております。
おかげさまで13000いきました。ありがとうございます。

ではどうぞ


参考として皆でサイラオーグの戦闘動画を見ていた。その中でサイラオーグの相手が代理というとこに少し引っかかった

本来戦う相手、グラシャラボラス家次期当主は事故死したらしいのだ。そんな中、魔法陣が現れた。

「アスタロト…」

と部長は呟き

ディオドラが現れたのだ

奴がディオドラかと思っていると、僕の方にやってきてひざまつく

「はじめまして。蒼磨春人様、ディオドラ・アスタロトと申します。先日のレセプションではご挨拶できず、申し訳ありませんでした。」

「いや気にしないで。ロキが来て大変なことになったんだ仕方がない。」

「ありがとうございます。痛み入ります。」 

そしてソファーにリアス部長と僕、向かいソファーにディアドラが座り、他のメンバーは後ろに

「単刀直入に申します。ビショップの交換をお願いしたい」

「いやー??僕のことですか??」

ギャスパーが泣きそうな声で言うが

「んなわけ無いだろ!」

とイッセーとギャスパーの漫才はさておき

「アーシアがお望みかしら?」

「話が早い。悪い取引ではないと思いますよ。こちらが用意するのは…。」

「お断りするわ!アーシアは私の大切な眷属悪魔で妹のように思っているのよ。そう簡単に手放すわけ無いでしょ。」

「部長さん…」

「それにしても求婚した女性をトレードで手に入れようとするなんて、貴方、求婚の意味がわかっているのかしら?」

部長キレてるなあ。まあ僕でも誰しも怒るがな。   

「まあ分かってはいましたが…今日はこの辺で…でも私は諦めませんよ。」

といった瞬間、アーシアのところに一瞬で移動していた。まあ僕は見えてはいたが

「僕と君の出会いは運命だ。この世のすべてが否定したとしても僕は乗り越え見せるよ。愛しているよアーシア」 

「アーシアに何しやがるっ!」

とイッセーがアーシアをディオドラから離そうとするが、イッセーを払い除け 

「触らないでもらえないか?薄汚いドラコンの手で触られるのはちょっとね。」

一瞬、殺気のオーラを出し、イッセーに言い放つ。

流石にその言葉には僕も怒りを覚えたが

パシッ!

「イッセーさんにそんな言い方しないでください。」

アーシアがディオドラの頬を平手打ちする。

「アーシアの言うとおりだ。それともこれ以上、何かするならこの僕が黙っているわけにはいかなくなるがよろしいか?」

僕はウィザーソードガンを出し、ソードモードでディオドラに向ける 

「出過ぎたマネをして申し訳ありません春人様。魔王セラフォルー様の婚約者にして伝説のインフィニティーを敵に回したら、僕は現魔王ベルゼブブ様のお怒りを買うだけでは済まなくなります…分かりました。彼等とのレーティングゲームで勝てば宜しいでしょうか?」

「まあ…勝てばな。」

僕はそう言いながら剣を下げる。  

「春人様から許可を得ました…赤龍帝兵藤一誠、次のゲームで君を倒す!そうすれば、彼女も愛に答えてくれるだろう。」

「やってやるぜ!お前が言った薄汚いドラコンの力を見せてやる!」

そしてディオドラは去り、僕は裕斗と途中まで家路に…

「やれやれやっかいなことになりそうだ。それにしても…。」

「どうしたんだい?春人くん。」

「いやディオドラから一瞬ではあるが…どこかで感じた事のある気を感じたんだ。」

「それはどういう??」

「いやそれが思い出せないんだ。うーん。」

「まあ気をつけておくよ。部長にもいっておくから…」

「分かった。思い出したらすぐ連絡するし、アザゼルにはこちらからいっておくよ。」

 

 

         

「そうなんだ〜☆大変だったね☆」

セラにきょうの出来事を夕食を摂りながら話してた。

「私もディオドラって子はチラッと見ただけだから分かんないけど、アジュカちゃんを輩出した名家アスタロト家の次期当主だね☆」

「そうか。まあそれにしてもアーシアが助けた悪魔がまさかディオドラだったとは。」

「まさしく運命の出会いだね☆あーロマンチックだな〜☆まっ私も素敵な王子様に出会えたけどね☆」

「ハハハ。だけどそんな呑気に構えてられないよ。イッセーはおかげで怒りモードさ。」

「ああー想像つくよ〜☆赤龍帝君も大変だね。」

「まっ!レーティングゲームは悪魔でのゲームだから僕が出る幕ではないからね。彼らの問題だ。」

「そうだね☆」

僕達は夕食を終え、ソファーでくつろぐ、そしてセラが 

「ねえねえ☆とっても重要な話していい?☆」

「うん。」

「私達の子供のことなんだけど……☆」

「え?もしかして??」

「いやいやできてはいないんだけど、ハルくんは複世神で私は悪魔でしょ?そのー子供はどうなるのかなーって」

「ああ。その件は問題ないらしいよ。女神様が…」

 

『複世神はどの種族の女性とでも子供はできますよ。そうですね貴方とセラフォルーでしたら、神族か悪魔の子が生まれるはずです。』

「へえ〜効率がいいというかなんというか…」

『早くセラフォルーに教えてあげなさい。彼女はすごく悩んでいるはずですよ。』

「ああそうですね。帰って早く教えないと!」

 

 

「というわけなんだ。ごめんね。悩んでいたんだね。僕達の事。」

「うん☆最近お互い、忙しかったからなかなか切り出せなかったんだけど☆でも安心したよ☆」

「元気になってくれて良かった。」

「うん☆ねえ?☆」

とセラが僕に迫ってきて顔が近くなる

「うっうん。セラ」

「ハルくん♡」    

お互いの唇が近づき、キスをしようとするが            

『おや?お楽しみ中だったか?』

「アザゼル!?」

「もう〜☆せっかくいいところに邪魔が入る☆」  

『ハハハ悪い悪い。だがこれはお前達にとって重要なことだ!サーゼクスとも繋がってる。春人、お前が引っかかっていた例のグラシャラボラス家次期当主の不審死とディオドラ・アスタロトの魔力増大のことなんだが……。』

「僕が奴から察知した気はやはり…」

『カオス・ブリゲードのだな。』

『となると春人の感じた気、それにリアスの報告からあったヴァーリの忠告からすると、戯れ言ではなく、すべて繋がるか』

「まああいつらも一枚岩とはいえないしね〜☆」

「どうする?アザゼル、サーゼクス?」

『実行に移すしかなさそうだな。』

『そうだな。ミカエルとオーディンの爺さんは承諾してくれたしな。特に爺さん、春人の名を出したら速攻でオッケーだしやがったからな。』

「お前、脅したな。」

『こんなとこでお前の名を利用しないでどうする?』

「まったく。でやるか?」

 

そして翌日、ディオドラとのレーティングゲームがはじまるため、フィールドへ部長達は転移された。

「さて俺達も行くか」

「ミカエル様から春人さんと貴方達と冥界に行けと言われたのだけど」

「彼らにも何故内緒なのですか?」

「敵を欺くにはまず味方からだろ?アザゼル?」

「まあそういうこった。」

「ふっ。さてやりますか。」   

『ドライバーオン!プリーズ!』

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン』 

「変身!」

『フレイム!プリーズ!ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!』

「これが!春人様の!」

「指輪の魔法使いですっ!近くでははじめてみました」  

「さあショータイムだ!」

そう、ディオドラがカオス・ブリザードと繋がっているのをあぶり出すための作戦で部長達はいわばおとり…。

案の定、部長達が転移させた場所ではカオス・ブリゲードに加担した兵が部長達を襲っていたが、オーディン様が部長達のところへ行ったため、難を逃れた。

「アーシアが連れさられた??」

とアザゼルはイッセー達から連絡を受ける 

「これで明白だな。ディオドラの正体が。だが、アーシアが連れさられたのは誤算だった…っ!」

「お願いします!アーシアは俺の家族なんだっ!だから!」 

「アーシアは私達が。」     

「まっそう言うと思ったが、分かった!ここは俺達でなんとかする!そしてお前等には最強の助っ人を寄こしてやる。」

「最強の助っ人??」




さていかがだったでしょうか?

やはり春人とセラフォルーの恋愛模様を描くのは難しいです。
まあこんな感じかなーって感じで書いてますwww
まっサブキャラをメインヒロインにするのは面白いですがね。
頑張りますwwww

直接対決は次回ですね
最強の助っ人とは??まっ一番簡単なクイズかもしれませんがね

ではまた。


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第27話 堕ちた者

どーもです。

さてアニメは投稿した明日に2話が放送楽しみです。


ではどうぞ


「キャモナ・シューティング・シェイクハンズ!キャモナ・シューティング・シェイクハンズ!」

「フレイム!シューティングストライク!ヒーヒーヒー!ヒーヒーヒー!」

「っ!」

ドゴーーーーーーーンッ!!!   

「くっ!敵一体一体は大したことないが、数が多すぎる!」

僕は他の兵達とともにカオス・ブリゲードの兵と戦っていた 

『フレイム!ドラゴン!ボー!ボー!ボーボーボー!』     

『チョーイイネ!スペシャル!サイコー!』

僕の胸部から具現化したドラゴスカルから強力な火炎放射を放ち、周りの敵を一層させる。

「春人様!助かりました!」

「だが、まだ敵は出てくるな。」   

とそこに 

「春人っ!」

「アジュカ!?」

「ここは任せろ!君は赤龍帝のところへ!」

「分かった!」

『テレポート!プリーズ!』 

僕はテレポートを使用し、イッセー達のところへ

 

「春人(さん)(先輩)(くん)っ!!」 

「もうレーティングゲームじゃなくなったからね。参加するよ。」

「…貴方にも言いたいことはあるけど…まあ来てくれたから許してあげるわ。みんな!行くわよ!」

「はいっ!」  

そして僕達はアーシアを取り戻しに向かう。

神殿へ入ると左と右に分かれたフィールドが展開されていた。 

「試合は2試合同時に行う右はルーク2名、ポーン8名、左はビショップ2名、クイーン1名を出すよ。そちらの振り分けはご自由に。」

「イッセー、小猫、ゼノヴィア、ギャスパー、右の神殿へ。」

「10対4ですか??」

「パワーバランス的にはこちらが有利だよ。それにいざというときには春人くんがいるし」

「やばくなったらテレポートを使ってそっちにいくさ。」

「お願いしますうぅ〜春人先輩ぃぃ」

女の子ならいいが男じゃなあ  

「泣きながら寄らないでくれ…。」

「そっそんな。」

「さあそれでははじめようか。」

そしてそれぞれの場所へ

「クイーンとビショップなんて大した自身ですわね。こちらには春人さんがいるのに。」 

その頃、右の神殿ではイッセーがドレスブレイクを発動して相手の服を剥ぎ取ったが、全員、ディオドラが羞恥心を取り除いた関係で普通にイッセー達に向かってくる始末でピンチをむかえていた。

こちらもクイーンを攻撃しても後衛のビショップが前衛のクイーンに回復魔法を与えている関係で決定的なダメージを与えられない。 

「春人!ここはいいからイッセー達のところへ!」

「分かりました!」

『テレポート!プリーズ!』

「イッセー!みんな!」

「春人っ!」「春人さん!」

「「春人先輩っ!」」 

『ウォーター!ドラゴン!ザバザババシャーン!ザブーン!ザバーン!』

ウォーター強化スタイルに変身した瞬間、ポーンの何人かが僕に向かってきた。

「やれやれ裸の女の子と戦う仮面ライダーとか意味わからん。」

『チョーイイネ!ブリザード!サイコー!』

と言いつつも遠慮なしに向かってきた相手は全員、氷漬けに 

「小猫ちゃん!」

「了解!えいっ!」

ブリザードで凍った相手を子猫ちゃんが倒した。  

ゼノヴィアもルークを倒し、イッセーも心を読む能力、乳語翻訳とやらで残りのポーンを倒した。        

だが、左にはまだクイーン達が残っていた

「よし。なら僕が戻る!」

「待ってください春人先輩、考えがあります。」

「え?」

それはイッセーが朱乃さんに今度の休みにデートを誘うというものでまさかと思ったが、それをきっかけに朱乃さんの魔力が増大、さらに競うように部長の魔力も増大し、相手のビショップ、クイーンを全滅させた

そいや前にセラに今度、デート行こうといった時にセラの魔力が桁違いに上がったよな。おんなじ原理だ。

「春人さん?どうかしたのか?」

「いやなんでもないよ。」

 

「さてあとはキングとナイトね。」

「だけど、クイーンではなく、ナイトを残すなんてな。」

「やあやあやあおっひさーーっ!!」

「フリードっ!」

あのクソ忌々しいフリード・セイガンだった。

「イエスイエスっ!ボクちんしぶといからっきっちりかっきり生きてござんすよーっ!」

「何故お前がっ!?」

「あのあとヴァーリのクソ野郎に回収されてなあ、行き場を失った俺を拾ってくれたのがカオス・ブリゲードってわけ。」

「それでディオドラのナイトに??」

「ナイト??ふひゃはははははっ!ナイトなら俺が食っちまったさ。」

「食った??」

「その人、人間をやめてます。」

「ひゃははははははっ!」

と笑いながらフリードは異形なものに姿を変える。                               

「せっかくの再会だから教えてやるよ。さっき君達が倒した眷属悪魔達は元を正せば、有名シスターや聖女達だったんだよ。」

「なっなんだと??」

「奴はなあ言葉巧みに聖女達を堕とすのが趣味なのさ。ある悪魔のお坊っちゃんがいました…そこである美しい聖女様がいましたが、すごく大事にされて連れ出すことができませんでした。だが、悪魔の自分が怪我をその聖女様に治してもらえば、教会を追放され、連れ出すことができると考えるようになりました。」

「っ!なんなんだよ!それは!」

「迂闊に近づいてはダメよ。」

「そしてその追放された聖女を拾って希望を与えたところで堕とすわけさあ。それがお坊っちゃんの計画なわけさ!」

「貴様あっ!!」    

「その思いはディオドラにぶつけるんだ」

「ここは僕達が行く。」

僕と裕斗は前に出る

「誰かと思えばおれをぶった斬りやがったナイトくんとことごとく邪魔をしてくれた指輪の魔法使いじゃあーりませんかっ!」                            

「その薄汚い口を二度と使えなくしてやるよ。」

「それはこっちのセリフですよおぉぉっ!まずは……死ねやっ!エセ魔法使いっ!!」 

『チョーイイネ!スペシャル!サイコー!』

「さあお前の罪を数えろ!」

フリードは僕のドラゴテイルの叩き付け攻撃により、バラバラになった

「お前にスペシャルリングは勿体無いが、エセ魔法使いかどうかは自分の身で身にしみたはずだ。」 

「相変わらずクソデタラメな強さじゃねーか指輪の魔法使い。だが、この裏で暗躍している方には敵わな…ごはぁっ!」

バシュ 

「使えなくしてやるといったはずだ。二度と喋るな。続きは冥府の死神相手に喋るんだな。」

と裕斗がとどめを刺す

「ディオドラっ!てめえだけは絶対に許さねえっ!」

イッセーが吠えた先にはアーシアと含みな笑みを浮かべるディオドラがいた

「アーシアっ!」

「イッセーさん……」

「ふふふ。君達にも見せたかったよ真実を知ったアーシアの表情を。実に最高だったよ…ふふ…ハハハハハっ!!」

真実? 

「ディオドラ・アスタロトっ!!」

「そこの薄汚い赤龍帝。堕天使レイナーレを覚えているだろ?」

「っ!」

「あの女がアーシアを殺したあと、レイナーレを殺してアーシアに駒を与えるつもりだったんだ。」

「なんですって!?」

「まさかあの時飛び込んできた弱そうな悪魔が赤龍帝だったとは夢にも思わなかった。たが、どうせやられるだろうと高を括っていたが、間違いだった。挙げ句、蒼磨春人…指輪の魔法使いの介入やリアス、君に横からか攫われるとはねえ。」

「まさかあの時から…」

「全ては貴方の企みだったのね!」

「だけど許してやるよ。アーシアをもっと深く堕とすことができるんだからな。目の前で君達を殺して、彼女の希望を打ち砕いてやるよ。」

『ハリケーン!ドラゴン!ビュー・ビュー・ビュービュービュービュー!』

僕はハリケーン強化スタイルに変身。  

「つまらない御託は僕達を倒してから言うんだな。それにアーシアの希望は打ち砕くことはできない。なんせ僕が最後の希望だからな。」

「はっ春人さんっ!」

「ふははははっ!いいね指輪の魔法使い。貴方とは一度戦ってみたかったんだよ。最強の魔法戦士インフィニティーの力を待つ貴方とね。そこの薄汚い赤龍帝よりはマシだろうしね。」

「…………。」

「ふふふ…それとも赤龍帝?君がやるかい?まっその方が絵になるだろうがねぇ?」

「どういう意味だ?」

「なーに。赤龍帝を倒した僕がアーシアを抱く、アーシアが赤龍帝の名を叫びながらねえ。」

「なんてことをっ!貴様!」

「その方がモエルだろ??」

「だっ!!黙れえぇぇーーーーっ!!」

怒りのイッセー発動!!




さていかがだったでしょうか?

久々の戦闘になりますね。次回もイッセーだけでなく、春人も活躍してくれるはずです。
こちらのノベルも第4期へ向けて準備中。さらに合間編も作成する予定であります。
合間編のひとつは決定していて3期の13話とされる蘇らないあいつを再登場させようと思います。
さらにまだ構想中ですが、前に言っていた17話と18話の間や3期の特別編4話でしたかね。特別編の全6話の中で春人に該当するなら4話のセラフォルーとソーナのやり取りの話しかないかなと…。
楽しみにしてください。

ではまた。


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第28話 旧魔王

どーもです。

GWまであと少しですね。2話もうちの方は投稿した日の今日です。
さてこのアニメ3期編も本編は次回で終わる予定。

ではどうぞ


イッセーは怒りのあまり、赤龍帝の鎧…ブーステッド・ギア・スケイルメイルを身にまとう

「イッセーっ!?」

「春人…行くぞ。」

「わっ分かった。」

「ふふふ。僕はオーフィスから蛇を授かっている。赤龍…ごはあっ!!」

イッセーの拳がディアドラの腹にクリーンヒットした。

「何故だあぁ。僕は現魔王ベルゼブブの血筋だぞ!」

『チョーイイネ!スペシャル!サイコー!』

「我が友人、アジュカ・ベルゼブブの名を穢す奴は許さない!」 

背部に具現化したドラゴウィングで飛翔し、ディオドラに突撃する

ドシャーーーーンっ!!

僕の攻撃にディオドラは地面に叩きつけられる 

「がはあっ!うわあーー痛い痛い!何故オーフィスの力を得ているのにこんなクサレドラゴンと指輪の魔法使いなんかにいっ!」

イッセーの攻撃をかわすため、障壁を発動させる

「それみたことか!やはりこの僕にかなうわけないんだっ!」

「イッセー!」   

「ああ。クサレドラゴンの力を見せてやるよっ!」

「ふっ。お前の野望などさっさとかたづけてやる!」

『ランド!ドラゴン!ドダドド!ドゴーン!ドダド!ドゴーン!』 

僕はランド強化スタイルに変身したあと、イッセーは障壁を破壊!そして

「アーシアを泣かすんじゃねえーーっ!!」

イッセーの拳が奴の顔を直撃、奴は吹っ飛んだ。

そして

「さあフィナーレだ!」 

『チョーイイネ!スペシャル!サイコー!』

両腕に具現化したドラゴヘルクローから黄色い衝撃波を連続で飛ばしてディオドラに攻撃、そして奴をを切り裂いて叩き落とした。

そしてイッセーはディオドラに近づき、服を掴んで。

「二度とアーシアに近づくな!次、姿を現したら、お前を消し飛ばしてやるっ!」

その言葉にディアドラは戦意を失い、崩れ落ちた。

「アーシア今助けてやるからな!」

アーシアを拘束具をイッセーが破壊しようとするが、できない。

「赤龍帝の力でも無理なの?」

「ハハハそれは特別な…「なら僕が!はっ!」」

ディオドラがなんか言っていたが、僕は無視してドラゴヘルクローで拘束具を破壊した

「なっ!まさか破壊された…そんなバカな!」

とディオドラは呟く。

「さすが仮面ライダーの力!いや複世神のお力!」

「なっなんだと!?複世神だと、神話の中の話の存在のはずだ…実在など。」 

「自身から名乗る気はあまり無いが、まあそういうことだ。まっもうすでにただじゃすまないだろうし、二番煎じだが…から次、僕やイッセー、アーシア達の前に姿を見せたら、その場でお前の存在そのものを消滅させてやるっ!!!」

「ひっひいーーーっ!」 

僕のオーラに恐怖心を植え付けられたディオドラは真っ青になるどころじゃなく、泡吹いて気絶する。

「春人!ありがとう」

「イッセーさん!ありがとうございます。そして春人さんもありがとうございます!」 

「アーシア、無事でよかった。イッセー、僕達は仲間だと言ったのはどこのどいつだ?と通信だ。」  

僕は通信を受ける。

「じゃあ僕はアザゼルとこに戻ります。あいつはもう放っておいて大丈夫でしょう。」

「ええ。分かったわ。」 

 

 

 

「おっ。春人戻ってきたか」

「あらかた片付いたからね。やはりディオドラはカオス・ブリゲード側にいた奴だった。蛇の紋章を使ってきたからな。まあ神の力には所詮敵わないが。」

「まっ。予想通りだな。だが、なんで戻ってきた?」

「は?アザゼルが呼んだんだろ?」

「俺は呼んでないぜ」  

すると目の前に髪を結んだ男が現れた

「我が名はクルゼレイ・アスモデウス」

「首謀者の一人が登場か。」

「貴様か。僕とイッセー達と切り離したのは」 

「むろん。向こうでは真の魔王ベルゼブブが赤龍帝達を倒しているだろう。貴様がいては邪魔だからな。さてこちらも真の魔王としてカテレア・レヴィアタンの仇を取らせてもらう」

「仇ねえ〜そっちが勝手にやってきて僕とアザゼルに殺されただけじゃん。」

「ハハハ。違いねえ。春人お前も言うようになったなあ。」

「何をっ!貴様!愚弄する気か!」

「愚弄?真実を言ったまでだけど?それにさっきの旧魔王のベルゼブブもあんたもは僕の真の力を恐れているから僕とイッセー達を切り離したんじゃないの?」

「貴様あぁっ!!どこまで愚弄すれば……」 

「まあ口よりこれで証明しようかな。」

『インフィニティー!インフィニティー!プリーズ!ヒースイフード!ボーザバビュードゴン!』

僕はインフィニティースタイルに変身する

「っ!インフィニティー??まさか貴様がっ!」

「まっそういうこと。」

「ならばこのオーフィスの力を使い、指輪の魔法使い諸共この世界を滅ぼし、新たな世界を作るのだ!はっ!」

と攻撃を放つも、僕は魔法を使わず無効化する

「なっ!」

「そんなの無駄な足掻きさ。それにイッセー達は簡単にはくたばらないさ。」

「その通りだ春人!」

僕の横にサーゼクスが現れた。      

「サーゼクス!」

「この忌々しい偽りの存在めがっ!」

「クルゼレイ…悪魔という種を存続させるには冥界に戦争は不要なのだ。」

「堕天使どころか…天使ともそしてそこの指輪の魔法使いという異形な存在と通じた貴様に悪魔を名乗る資格はないっ!」

「カオス・ブリゲードなんていうはみ出し者の仲良しクラブに入ったやつがよく言うぜ。」

「クルゼレイ!私は魔王として悪魔と敵対する者は排除する。ましてや複世神様を愚弄する者はこの世界から消えてもらう!」

「複世神!?まさか…空想にも比例する神話の中の話を信じるとは堕ちたな……」

「ふ。信じる信じないはお前らの勝手だが、こいつのただならぬオーラを前に気が付かないとは。余程自信過剰になってる証拠だ」

「何!?」

と言う横でサーゼクスは滅殺の魔弾をクルゼレイに放つ

「なっなんだとっ!!くそおおぉぉっ!!」 

断末魔の声を上げてクルゼレイは消滅した。

「君ばかりに世話になりっぱなしでは寝付きが悪いからね。」

「ふっ。」  

その瞬間

「おや?お前が出張ってくるとはな」

アザゼルが向いた方向を見ると

黒のゴスロリ衣装を着た少女がいた

「アザゼル。久しい。」

「お前を倒せば平和が訪れるな。」

「無理だ。私は倒せない。」

「あの子は?」

「オーフィスだよ。カオス・ブリゲードの頂点に立つ」

「なっ!あの子が??」

「ようやく会えたな指輪の魔法使い、インフィニティーを纏いし者。お前なら……静寂を」

「何?」 

「私は故郷である次元の狭間で静寂を求めるだけ。」

「次元の狭間ときたか…確かあそこは…そうかヴァーリっ!やつの目的は!」

その時!

『春人さま!ドライグが!』

「何!?」

「春人!君はリアス達のところへ!」

「分かった!」

『テレポート!プリーズ!』

 

テレポートした先には覇龍化したイッセーと部長が対峙していた

「イッセー!私を見て!」

だが、イッセーは部長が分からず、攻撃してしまった。

「キャーーーーーっ!!」

「部長っ!」

僕は吹っ飛ばされた部長を受け止める

「春人っ!」

「春人(さん)(先輩)(くん)っ!」 

「くそ!なんてこったまるで暴走ですね。」

「ええ。ベルゼブブにアーシアが殺されたと思って覇竜化してしまった。だけど、アーシアはあそこ生きている。その事を伝えればイッセーは戻るはず!わたしがやるしかない!」

と部長はイッセーに向かっていく。 

「部長っ!」

「ここはグレモリーにしかできないだろ?」

「ヴァーリ!?オーフィス!?」

「まあどうしようもなくなったら君がやればいいさ。覇竜化したとしてもインフィニティーの力を持つ君ならやれるだろ?」 

「……僕は二人を信じるよ。」

 

 

 

 

 

そしてイッセーは部長の必死の問いかけに目覚め、覇龍化は止められた。

「やった!良かった!」  

僕はイッセー達のもとに

そしてアーシア達と再会を喜び合う。

「兵藤一誠、そして指輪の魔法使い、俺が見たかったのはあれだ。」

ヴァーリに言われ僕達は空を見上げると、巨大なドラゴンが現れ飛翔していた。

「ドラゴンオブドラゴン…D×Dと呼ばれる真なる赤龍真帝。グレートレッド。」

「グレートレッド……。」

「次元の狭間にいて飛び続けている…あれがオーフィスの目的、俺が倒したい相手。そして俺は白龍真皇になる!」

「グレートレッド…久しい。」

突然、僕の横にはオーフィスがいた

「オーフィス??」

「ええ??オーフィスって?これが??」

「我は必ず静寂を手にする…指輪の魔法使い…また会おう。」

とオーフィスはそう言い去っていった。

「どうやら君はオーフィスに気に入られたみたいだな。」

「意味がわからんな。」 

とヴァーリに言われたがそう返す。

ヴァーリが去ったあとそして僕は、サーゼクスやアザゼルの元へ

「そうかイッセー君がそんなことに」

「だがヴァーリの奴とリアスがなんとかしたんだな。」

「まあとりあえずなんとかなっ「ハールーくーーんっ!!♡」。」

ぎゅーー

「セラ!?」

「もう心配したんだからね☆どこもケガしてない??☆」

「大丈夫だよ。それよりサーゼクスやアザゼル達が見てるからさ。離れてくれない?」

「やーだ☆私達は恋人同士なんだから☆別にいいでしょ?☆」

あれ?公開授業のときみたいにデジャブってる 

「ふふふ春人。君はもう休みたまえ。セラフォルー、私が言うのはなんだが複世神様を頼むぞ。」

「ありがとう。サーゼクス君☆じゃあハルくん帰ろ〜♡帰ったら〜♡」 

「あっ!人間界に忘れものしたんだ……。「逃さないよ〜ハルくん☆バインド!☆」」

と何故かレヴィアタン魔法陣から僕のバインドと同様の鎖が現れ、拘束された。

「なっ!?え??まさか!?」

「ハルくんと私は魔力で繋がっているからもしやと思って試したら、ハルくんが使う魔法が使えるようになったんだよね〜☆」

「ふい〜マジか。じゃあウィザードも?」

「ううん☆さすがにそれは無理だけど、このバインドとかコネクト☆あとーテレポート、コピー、ディフェンドとか使えるよ☆」

自信げに言う彼女に僕は降参せざるおえないか。 

「……分かった。もう逃げないから離してくれ。」

「了解〜☆」

鎖が消え、身動きが取れるようになった。

「ハハハ。シトリー家は安泰だな。セラフォルー。」

「うん☆あとは私とハルくんとの愛の結晶を……♡」

「////////……さあ帰るよ!セラ!」

「もう照れちゃって可愛い〜☆」

僕はセラを連れてテレポートで帰る。

腹をくくるしかないな。今更だが……。   

「サーゼクス、お前のところもそうだろ。」

「そうだが、それを面白く思っていない輩がまだいることが今回のことでさらに浮き彫りになった……。」   

あとから聞いた話だが、イッセーが意識を失い、倒れてしまったのだ。やはり覇龍化が原因でなんとかアーシアのトワイライトヒーリングでなんとか回復し、イッセーは目覚めたらしい。だが、なんだろうこの胸騒ぎは………。

僕は気になるのでしばらく学園を休み、冥界に留まり、事後処理を行うことに。

調べていくうちに、新事実が分かった。

それを携えて僕は人間界へ…だが遅かった。




さていかがだったでしょうか?

セラフォルーが使えるのは補助魔法。変身、必殺、サンダーなどの攻撃魔法は使用できない設定とさせていただきます。
まあ彼女自身、氷の魔法がありますからね。
さてさてやはり春人にスポットをあててる関係上、イッセー達のところは省略したり、別行動の話を書いているのですが、あくまで春人の視点で見たハイスクールD×Dの世界ですから、ご了承いただきたいと思います。なるべく行動を共にさせるようにはしたいと思います。というわけで前話と今話はイッセー達と一緒にディオドラと闘いました。
次回は第3期アニメ編最終回になると思います

ではまた。


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第29話 真価

どーもです。

そしてお久しぶりです。GW後半になりましたね
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
それではアニメ第三期最終話編ですね


ではどうぞ。


イッセーside

 

「俺…なんで??貴様!俺に化けて何を!」

俺は部長に抱えられている偽物に向かっていくが、部長の攻撃で吹っ飛ばされるも 

「イッセー!小猫ちゃん!ギャスパー!大丈夫か」

そこにはインフィニティースタイルに変身した春人がいた       

 

イッセーsideoff

 

「春人っ!!」

「春人先輩っ!」 

「ちっ!ロキのやつやっかいなことを!」

「春人先輩…どういうこと?」

「部長!正気に戻ってください!」  

と偽物は衝撃波で旧校舎をふっ飛ばしてしまったが、僕達はテレポートで難を逃れる。  

「イッセーの偽物??」

「ええ。それにリアスが…」

「すいません。僕がもう少し早く気づけば…」

「お前が気に病むことじゃない。俺の責任でもある。」

「そうだ春人。君は今まで何度も私達やここいる皆を救ってくれた。」

「サーゼクス…すまない。でロキのことだがオーディン様と僕は奴がいる地下牢に行き、奴から部長とイッセーに呪いをかけたことを聞いた。」

 

アースガルズ地下牢

 

「ほお。主神と指輪の魔法使いのご登場とは。」

「控えろ!このお方は複世神であるぞっ!」

「複世神……聞いたことがある我ら北欧神や他の神々をも凌ぐ伝説の神がいるとそうかどおりで……。」  

「聞かせてもらおうか?リアス姫と赤龍帝に呪いをかけたのか?」

「赤龍帝の方は邪魔が入ったが、他に方法を見つけたのでな。主神殿とそこの複世神様にご報告するまで」

「堕ちたなロキ。儂やサーゼクス、それにここにいる春人様に敵わぬから弱者に手をかけるとは」

「みくびるなよオーディン。本来はそこの指輪の魔法使いに呪いをかける予定だった。だが、貴様が複世神だったとはな、呪いを無効化させられた。だから……。」

「だからリアス部長やイッセーにかけたのかっ!」

「まあ神々の黄昏は既にはじまってる。全ては妹を戦いだした魔王、そしてミョリニルを若い悪魔に託した貴様等、さらに指輪の魔法使い、蒼磨春人!複世神の存在がもたらしたものだ!自らの決断を悔やむがいいっ!!」

「ちっ!僕が感じた胸騒ぎはこれだったか。」 

 

 

 

「で奴はそう言って自分を封印した。」

「自らを封印!?」

「でリアス達はどこへ?」

「たぶん次元の狭間だろ。」

「次元の狭間…アーシアちゃんが飛ばされた場所ですね。」

「じゃあそこに行けば。」

「そうおいそれとうまくはいかないだろ。あそこは物理法則を無視した場所だ。」

「よし!なら僕が!」

「それはダメです。」

と突然、光だした場所から女神様が現れた

「女神様!」

と僕以外のみんなはひざまつく     

「あそこは春人……あなたはおろか私の力ですら通用しない場所です……本来あの場所に行くことは死を意味します。」

「そんな…でもそれなら何故あの人達は?」

「カオス・ブリゲードですか?彼等は様々な勢力の集まり、しかも白い魔法使いのリングを作るくらいの技術がありました。そんな技術があっても可笑しくないでしょう。」

「小猫ちゃん…お姉さんに連絡がとれないか?」

「黒歌お姉様に??」

「ヴァーリに会う!」

ヴァーリに会うため、イッセーと小猫ちゃんは黒歌を呼び出す。

「白音から連絡がくるなんて意外だったにゃん。で私のもとに来てくれる気になったの?」

「違います。」

「ヴァーリに会わせてほしい。」

「なんだ~そんなことかにゃん。てっきり白音が来てくれると思ったのに。話にならないからじゃあね。」

「待ちなさい!」

と黒歌の後ろに僕と女神様は姿を表す

「なっ!指輪の魔法使い??それにあんた誰?」  

「そのお方は複世神だ。それに指輪の魔法使いも。」

とヴァーリや美候達が現れる

「なっ!それって神話や伝説の話じゃなかったの??」

「にわかには信じられんがねーまさか指輪の魔法使いのあんたまで複世神様とはおそれいった!」

「私としてはカオス・ブリゲードである貴方達を見過ごせないところですが、この兵藤一誠の要望を聞くのであれば、この場は見逃しましょう。」

「要求を出せる立場なのかにゃん?なら」

黒歌は戦闘体勢にはいるが、ヴァーリはすぐさま止める 

「やめておくんだな。複世神様はいざとなったら人間はおろか、悪魔や堕天使、天使、神ですら存在そのものを消滅してしまう。また、世界をも消すことだって。」

「なっ!」

黒歌はそう言われ、やっと事態がわかったのか、恐怖を覚えたのか戦闘体勢をとく。 

「この者がとった行動をどうか許してほしい。貴女や指輪の魔法使いを敵に回したら俺達はただじゃすまないことは分かっている。」

「ええ。ならどうしますか?」

「奴等を連れていく。」       

そして次元の狭間にみんな向かっていった。 

僕は女神様に礼を言ったあとにオーディン様からロキの封印を解く手伝いためにそちらへ向かうことにその際に

「春人……ロキのところに行くのですのね?」

「ええ。」

「では命令します……。」 

     

  

      

「ふい〜なんとか平穏が戻ってよかったよ。」

「君には本当に感謝している春人。それに複世神様にも」

僕とサーゼクスは話をしていた。

そうイッセーは無事に部長を助けたのだ。

そして僕もロキの封印を解く作業をしていたところだったが、その一報をアザゼルから受けた。

「ではオーディン様宜しいですか?」

「複世神様からの命令では仕方がありません。皆のもの下がれ!」

オーディン様の指示で作業をしていたオーディン様の部下がさがる。

そう僕が女神様からの命令はロキをこの世界から消滅させるものだった。 

僕はインフィニティードラゴンでロキに攻撃をしようとした瞬間!

「させるかっ!」

「っ!」

と自らの封印を解き放ち、僕の首をつかんだ

「くく。呪いは失敗したようだが、お前の首をへし折ってやる。」

「はっ春人様っ!!」

「おっと!オーディン。こいつの首がへし折られたくなければ「ふっ。もう終わっているんだよ。貴様は。」っ!?」

するとロキの身体に変化が起きる 

「なっ!てっ手が動かないだと。」

「それだけじゃない。」

「かっ!身体が??」  

そう僕は手を触れずに魔力でロキの動きを封じる。  

「これで分かっただろ?複世神は怖いんだよ。」

「っ!」 

「愚かなロキよ。お前は触れてはならぬモノに触れてしまったな。」

『チョーイイネ!フィニッシュストライク!サイコー』

僕はロキを吹き飛ばし、そのままライダーキックでロキに突撃し……。

「ギャーーーーーーっ!」

存在を消滅させた。

        

       

   

「今更はじまったことじゃないだろ?それに今回は外野が大半だ。リアス部長を救ったのはイッセー達の活躍だ。」

「イッセー君。彼にもでかい借りができたな。」

「ふふ。あの方はそんなふうに思ってませんよ。自分の思いに正直に突き進んでいるだけですわ。ただ、真っ直ぐに。春人さん貴方みたいに。」

「僕ですか?うむ…あっ。そうそうサーゼクス、グレイフィアさん。今回の事件で言うのを忘れていたが、これまで後見人ありがとうございました。とりあえず家は引き払って、これから卒業まではセラのとこからテレポートで学園へ通う事になったから。」

「そうか分かった。ふふ。春人、君とセラフォルーとの結婚も近いな。」

「卒業したあとな。」

「まあ。すぐにでも結婚すればよろしいですのに。」

「それは彼女にも言われたけどね。」 

「何はともあれ春人いや複世神様。これからもよろしくお願いします。」

「ああ。」  

そして僕は学園生活に戻ったが、部室にて

ロスヴァイセさんを部長は買収、いやいや勧誘していた。本人も好条件だそうで乗り気になってる

「ロスヴァイセさんを眷属悪魔にして大丈夫なんですか。」

「あらあら〜魔力重視のウィザードタイプは部長と私しかおりませんし」

「え?春人がいるじゃないですか」

「おいおい忘れるなよ。リアス部長の眷属悪魔ではないぞ僕は。仮面ライダーウィザードで複世神だからな。あっ!そうだ!イッセー、お前に女神様から伝言が。」

「女神様から?もしかしてデートのお誘い?」

「まあそのまま読むわ。春人に馴れ馴れしく過ぎです。敬意を持っていないので、場合によれば今後、お仕置きが待ってますって」

「はあ??なんで?」

「確かに。」

「敬意が見られませんね。イッセー先輩は。」

「そんな~。」       

とそうこう話しているうちにロスヴァイセさんは部長のルークとして眷属悪魔になった

「なにはともあれ、駒が揃ったわけか。まっこれからリアス眷属の真価が問われるわけだ。」

「まっそういうことだな。」

「そうだ!イッセー!テレビ出演が決まったぞ」

「え?テレビ?」

「すごいです!イッセー先輩!」

とイッセーやみんなは喜んでいたが、僕は知っていた内容を

後日その模様を皆で見ることになったが

「おっぱいドラゴンはじまるよーっ!」

とイッセーの掛け声で始まり、前の世界のN○KEテ○のおか○さんといっしょにみたいな悪魔の子供達と仲良く歌いながら踊るという子供番組だった

「私も付き添いで行ったのだけどあまりにも恥ずかしくて気まずくて皆に話せなかったわ」

「はははは。分かりますよ。僕もあのあとセラに指輪の魔法使いバージョンも作ろうよと言われかけましたから。」 

「なんて言ったらいいか……」

まあこれでなんとか平和が戻ってきたから良かったそして無事開催された体育祭ではイッセーとアーシアが仲良く二人三脚をこなし、見事一着になり、体育祭は無事終わることができた。

その数日後オカルト研究部に訪問者が現れた。

「リアス様。ご相談したいことが…」

それはライザー・フェニックスの妹、レイヴェルだった。               




さていかがだったでしょうか?

春人が次元の狭間に行くという案もありましたが、ここはイッセーとリアスの問題であるのでおよびでないと判断しました
代わりに春人がロキを倒すということにしました。
さて第3期まで到達しました。今後の展望ですが、まずは第4期の修学旅行編に関しては蘇らないフェニックスが終わってからですね。
で修学旅行ではアニメを今のところ3話まで見ましたが、とりあえずそこまでの基礎は出来上がっています
まあ自分はアニメからなので分からなかったのですが、あの人が出てくるとは予想してませんでした。
面白くなると思います。

ではまた。


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合間編2
第30話 蘇らない不死鳥 


どーもです。

またまたお久し振りです。本来ならGW中に出したかったんですが、GWには関係なく、忙しかったので載せれませんでした。
すいません。前置きはさておき

ではどうぞ。


「…兄のことについてです。」

ライザーか…。奴とはインフィニティーで戦って以来か…。まああのときは……。  

「ライザーについて?」

「はい。あの一件以来、兄がふさぎ込んでいるのは聞いていらっしゃるとは思いますが……。」 

「ライザー……話に聞いていたが…。」

「どういう人なの?」

「フェニックス家の方でリアスお姉様の元婚約者です。」

「へえ〜婚約者!ロマンチックな響き。春人さんもそうだし。」

「ハハハ…そう言われるとなんか照れるがね。」

「いいえ貴族社会っぽくて憧れます。」

「あれ?でも元ってことは??」

「はい……婚約パーティーの会場にイッセーさんと春人さんが乗り込んで、サーゼクス様の提案でライザーさんと戦うことになって…」

「あの時、はじめてインフィニティーに変身したよね。春人くん。」

「まああれは成り行きでなったというか…。まあすぐにイッセーに変わったが。で結局、やつは敗れて、イッセーはリアス部長を連れて帰ることができたが……ライザー、あれから治ってないのか……。」

「本来、ここに来るのは筋違いなのですが、リアス様のところなら、複世神様である春人様がいらっしゃいますしそれに……。」

「それに??」

「リアス様の眷属がもつ根性なら兄の精神状態を治すことができのではないかと意見をもらいましたもので……。」

「根性……。」

「ふっ。誰かさんを筆頭にな。」

みんな笑い出す。まあ確かにね

「というかですね…。兄は情けないです!1度くらいの負けで半年も塞ぎ込むなんて!ドラゴンが怖いって言うんですよ!あれからレーティングゲームも参加していないですし、ゴシップ記事に書かれ放題、イッセー様に負けて以来、ドラゴン関係に触れないんですよ。恨むなら分かりますが、男ならそれを糧にして前を向いたらいいのに本当に情けないっ!」

うわあすごいペラペラ喋るなー。さすがお嬢様。

「でも一応私の兄ですから……」

とさっきまでの表情とは違い、悲しそうな顔をしていた。

「よし!任せろ!レイヴェル!俺達がやっちまったことだ。なっ?春人?」

「まっあの時のことは僕も一枚かんでいたしな。協力するよ。」

「根性といえば俺だ!だからレイヴェル!心配するな!」

「仕方がありませんわね。ならイッセー様に任せますわ。せいぜい上級悪魔のために励むことですわ。一応…お礼を言ってさしあげます…。」

この娘、ツンデレか……。

というわけでグレモリー家所有の列車で向かうことに

 

 

 

 

「でっけー!」

フェニックス家に着いた途端、イッセーは驚いていた。まあ周りが炎が滾っているのは確かに

「部長の家も凄かったけど、こっちも負けてないなー。で…ライザー…さんは普段何を?」

「部屋にこもってレーティングゲームのシュミレーションをしているかチェスの強い領民を呼んで対局しているかですわ。」

すると、たぶんライザーの部屋であろう扉の前に着く。 

コンコン 

「お兄様…お客様ですわ。」    

「レイヴェルか…今日はそんな気分じゃないんだ…悪い夢を見て…。」

扉の向こうからライザーらしき声が聞こえた。

「はあ〜リアス様がいらっしゃいましたわよ!」

ドゴンッ!

なんか奥からコケたような音が

「リアス殿??」

「ライザー…私よ。」

「今更何しに来たリアス!俺を笑いに来たのか!それとも赤龍帝との仲睦まじい話を聞かせに来たのか。」

「少し話をしましょう。」                          

「お兄様っ!リアス様だけでなく、春人様もいらしゃっているんですよ!」

「春人様って…。なっなななななな……複世神様っ!!??」

ダダダダダダダっ! 

という声が聞こえ、扉が開くと、パジャマを着たライザーが出てきた。

「ふ…複世神さまあああああっ!!」

地べたに頭がつくほどの土下座をするライザー。

なんかビ○ス様と全○様のやり取りみたいだ。  

「この前のレーティングゲームでの一件、さらには貴方様が畏れ多くも魔王レヴィアタン様の婚約者とは!知らなかったこととはいえ、数々のご無礼をお許しくださいっ!!!」

「あのーライザー。神の件は最近分かったことだし、それに僕とセラのことはあの時は極秘事項だから、別に大丈夫だから、顔を上げて。」

「あっありがとうございます!」 

となんとか落ち着いたと思ったら次は

「っ!赤龍帝っ!?」

「どーも。こんにちは。」         

「うわあーーーーーーっ!!帰ってくれっ!!」

また部屋に戻る……。

埒が明かないからとりあえずライザーを外に出すことに。

「で?どうするの?」

「もうすぐ来るはずなんですが…。」

「さて先に変身しとくかね。」 

『ドライバーオン!プリーズ!』

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン』 

「変身!」

『ハリケーン!ドラゴン!ビュー!ビュー!ビュービュービュビュー!!』

「ひい〜!ドラゴンだあぁぁっ!!」

強化スタイルに変身時に出るティアに恐怖を覚えたらしい 

「お兄様!いい加減にしてください!」

『全く!情けない男ですね!』

「まあまあティア。」

「この間ぶりだな。お前達!そして…春人様!お久しぶりです。」

「タンニーン!」

「おっさん!来てくれてありがとう!」

現れたのはタンニーンだった 

「なななっ!タンニーン!?最上級悪魔にして伝説のドラゴン!!」

「ライザー・フェニックス!将来有望なKINGになると思っていたが、その様子ではいささか問題があるようだな。」

「なあ。俺のときみたいに修行でなんとかならないかな?根性をつけさせたいって家の人が言っているんだけど?」

「なるほど根性か…それはいい。なら山に行くわけだな。」

「やだーーーっ!!」

「逃げるな!男なら覚悟を決めろ!」

逃げ出そうとしたライザーを捕まえるタンニーン

「じゃあ部長!行ってきます!」

「何かあったら必ず連絡をしなさい!」

「私も行きますわ!私も一緒に兄を立ち直らせたいのです!」

「レイヴェル…。」

「その娘、いい眼をしている。兵藤一誠、お前が守ってやればいいだろう。」

「よし。レイヴェル!行こう!」

イッセーは手を差し伸べるとレイヴェルは笑顔でイッセーのところへ、そして探検をする格好に変わった。

「やだーっ!なんで俺が山なんかに行かなきゃならないんだ!」

「これもお兄様のためですわ!我慢なさってください!」        

「嫌だーーーーーっ!!」

と叫び声が聞こえた

「じゃあ部長!僕も行きますね。」

「ええ。みんなをお願いね。」

「はい!」

僕は風を纏いタンニーン達を追っていた。




さていかがだったでしょうか?

まあ前編ということでまあ複世神様だったというやり取りは鉄板ですね。さて次は後編で修行のため、イッセーとライザーは手を組み春人と対決します!
さてその結末は??

ではまた。


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第31話 修行と魔法少女と修羅場とまったりと……

どーもです。

約2週間ぶりの投稿です。
このノベル初、タイトルが長い話です


ではどうぞ


僕達はタンニーンの領にやってきた。

すると一体のドラゴンがやってきた 

「タンニーン様!お呼びですか?あっ!春人様もご一緒でしたか。ようこそ。」

「やあっ!」

「ライザー・フェニックス!こいつにここで心身を1から叩き直してもらう!」

「なんてこった。」

「兵藤一誠、お前も鍛練をやってゆけ!」

「やっぱり……。」

で雪山での走り込みだった。まあ僕も見守り兼、参加した。まあタンニーンやアイスドラゴンには「春人様は必要ないでしょう?」と言われたがね。

「はっはっ……」

白い息を吐きながら、僕とイッセーに続き、ライザーも走っていたが、アイスドラゴンに追われながら走っている始末だった

「ふい~あれじゃあまるで拷問だな。」    

「はたからみたら、ドラゴンに追われる冒険家だな。それにしても春人?」

「ん?」

「お前が参加しても意味ないだろ?」

「いんや?」

『ドライバーオン!プリーズ!』

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン』 

「変身!」

『ウォーター!ドラゴン!ザバザババシャーン!ザブーン!ザバーン!』

「参加するならイッセーの相手をしろと♪」

「はっ?」

 

 

ダダダダダダダダダダダダ

 

 

「いっ!いきなり銃かよ!だが、いつまでも当たると思ったら……。」

『チョーイイネ!ブリゲード!サイコー!』

「なっ!!ちょおまっ!いきなりの上にさらにいきなりかよっ!!」

「チョーイイネ!スペシャル!サイコー!」

「ギャーーーーーっ!!」        

修行も3日くらい経ったある日、僕はある場所へ向かうことに

そんな途中……。

「イッセー達何やってんだ!?」

 

 

僕はイッセーとライザーの元へ行くといきなり 

「春人!?お前邪魔する気か!」

「は?」 

「なにー!?神だからといって温泉を覗かせないつもりかっ!」

「お前らそんなことで……。まあいい。ならついでだ。この僕を倒したらここを通してやるよ。」

「上等だ!友人とはいえ邪魔する奴は誰であろうと倒す!」

「あのときの借りを返す時が来たようだ。」

「ライザー。あの時は全力は出さなかったが、今回は本気を出させてもらう!」 

『ドライバーオン!プリーズ!』

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン』

「変身!」 

『インフィニティー!インフィニティー!プリーズ!ヒースイフード!ボーザバビュードゴン!』

「やはりインフィニティーで来るか……。」

「だが、あの時のインフィニティーとは比べ物にならないほどの力だということはわかってると思うけど……最初にいっておく!俺はかなり強い!」

「「上等だっ!!」」

と僕にイッセーとライザーは向かってきたが

「ふい~。」 

『チョーイイネ!フィニッシュストライク!サイコー!』

「はああああああっ!!」

ドカーーーーーーンっ!!!

「「ギャーーーーーっ!!」」

実力はあきらかだった 

インフィニティードラゴンの前にイッセー達は落ちていった。まあ手加減はしたが

「まっ!さっきの感じを見たら、ライザーもなんとか立ち直りそう……あっ!しまった!温泉に落とし……まっいいか。それよりこっちは呼ばれてるんだった。」

と僕はこの場を去る。

 

 

 

 

 

「………………。」

「いつものピンクもいいけど、限定カラーのブルーも捨てがたいよね~☆」

「あのセラフォルーさん?」

「なあに?ハルくん?」

魔法少女の衣装を二つ持ちながらニコニコして聞いてくるセラ。

イッセー達は大丈夫だろうと見てこっちに来たのだが…。

「僕とソーナさんを呼んだのはそのオーディションとやらにどっちを着たらいいのかというのを決めてほしいということだったの?」

「うん☆」          

「お姉様……本気ですか……?」

「もちろん本気よ☆なんたって魔法少女ミルキーの主役オーディションなんだから☆大丈夫☆オフはちゃんと取ったから☆」

「まったく……皆で甘やかすから……春人兄様!」

「はっはい!?」

「もう少しお姉様の行動を自制するようにしてください!でないとあとあと困ることになりますよ!」

「はっはい……気を付けます。」

「ソーたん☆ハルくんをいじめちゃダメだよ☆」         

「はあ~、別にいじめてるわけではありません。春人兄様とお姉様のために言ってるんです!あとたんづけで呼ぶなとあれほど……「まっそれより☆ソーたん、ちょっとこれ来てみて?」

聞いてない……。 

「は?何故?」

「人が着てるのを見たらイメージがつくから~☆」

「お断りします。」

予想していた答えだなと僕は思うと、セラはいきなり泣き出して

「うわーーーーん!!ソーナちゃんが着てくれないのなら魔王のお仕事なんて辞めてやるううぅーーー!!外交なんてもう知らないいぃぃーーー!!」

まあこれも予想していた。地面を転がりながら駄々をこねて泣くのも……。

「ふい~……。」

とため息を着く僕 

「……駄々をこねてなんでも思い通りなるのは大間違いですよ。」

「いいもんいいもん!!☆ハルくんと一緒に駆け落ちして天使も堕天使も滅殺してやるんだからっ!!☆」

なんで僕と一緒に天使、堕天使を滅殺することに?あと駆け落ちって………。

「分かりました。着ればいいんでしょ着れば……。」

と僕は一旦、部屋の外へと

「ハルくん~☆いいよ~☆」

「はあ??春人兄様にも見せるんですか??」  

と僕は部屋の中に入る。

するとブルーの魔法少女姿のソーナさんがいた 

「…………似合ってますよ。ソーナさん。」

「はっは春人兄様!見ないでください!恥ずかしいです……ううっ……。」

とそんなやり取りをよそにセラはぐるりとソーナさんの格好を見て

「うーん☆やっぱりミルキーはピンクかな~うんピンクにしよ☆」

どうやらいつものやつに決まったようだ。

セラはカーテン裏で着替え始める 

「ふい~よかったですね。」     

「よくはありませんよ。全く兄様に見られるし、着替え損じゃないですか……あれ?脱げない……お姉様!これ脱げないんですけど?」

「ああそれ?特別な呪文を唱えないと脱げない仕組みになってるの☆」

「ええ??」

「ふーん。なかなか面白いね。」

「感心してる場合じゃありません!春人兄様!魔法で何とかしてください!」

「はっはい。」

僕はドレスアップのリングを取り出し、指にはめる

『ドレスアップ!プリーズ!』

と服を制服に戻そうとするが……。 

「あれ?変わらない??そっか変身しないと……。いや確か変身しなくてもこの魔法は……」

「なんでもいいから早くしてください!」   

『ドライバーオン!プリーズ!』

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン』

「変身!」 

『フレイム!プリーズ!ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!』

僕はウィザードに変身する

『ドレスアップ!プリーズ!』

………………。

「あれ?こんなことって?」

「無理だよ~☆いくらハルくんでもこの衣装の魔術は通用しないんだよ☆だから呪文を唱えないと無理なのよ〜☆」 

とセラが着替えを終えてカーテンから出てきながら言う。

「マジか!?」

僕は仕方がなく変身解除しようとする

「待って待って!どうせなら3人で写真撮ろ☆」

「はあ?うう……分かりました。」

たぶん拒めば、呪文が聞けないからだろう。素直にしたがうしかないソーナさんだった

でウィザードの僕と魔法少女二人と変身解除の僕と魔法少女二人のパターンで写真を撮った。

そして       

「見ててね~☆」

とセラが言うと

「ミルルンミルミル~☆まばゆい魔法で凶悪魔獣もたくさん消滅させちゃうんだもん~☆」

うっ可愛い。

やはり僕はこういうのが好きなんだな?

我ながら情けなく、やばい……。 

「さあソーナちゃんも☆」

「うう……図りましたね。」

と仕方なくソーナさんは

「みるるんみるみるまばゆい魔法で凶悪魔獣もたくさん消滅させちゃうんだもん(棒)」

「…………。」 

てか棒読み……。   

なんか見てるこっちが恥ずかしくなるな。 

「お姉様……脱げませんが?」

「ダメダメ☆ダメよソーたん☆可愛く言わないと呪文が無効化されるのよ~☆」

「可愛く??」

「私も一緒にやってあげるから☆ね?☆」

「はい。」

気を取り直して

「「ミルルンミルミル~☆まばゆい魔法で凶悪魔獣をたくさんやっつけちゃうんだもん~☆」」

となんとか衣装は脱げたが……

セラとソーナさんのあられもない姿が……

「いやん♡ハルくんのエッチ〜♡」 

「き…き…きゃーーーーーーっ!!」 

「ごめんなさいっ!失礼しましたっ!!」 

僕は急いで部屋を出る。

「こりゃあ当分屋敷に戻れないなー。サーゼクスとこでも行くか。」

 

 

 

 

 

 

「ハハハ。それは災難だったな。」

「笑い事じゃないよサーゼクス。セラはともかく、ソーナさんに悪いことしたからな…。」

「まあお話を聞く限り、春人さんには落ち度はありませんし…時間が解決してくれるでしょう。」

「そうだといいんですがね…。」

「まあゆっくりしていきたまえ。」

「迷惑をかける。」

「何を言ってる。複世神様を路頭に迷わせたら女神様にどんな罰を受けるか…。」

 

 

チャポーーーン

「相変わらず広いお風呂だな〜まあセラんとこもそうだが……。」

僕は風呂を勧められ、桶を持って流そうとしていたが

「明日、戻って謝るか。逃げても仕方がないしな。うんそうしよう」

と僕は自分に言い聞かせた。すると人の気配を感じたが、湯けむりの影響で見えない……。 

「サーゼクスか?」

「私です。」

「まさか?グレイフィアさん?どうしたんですか?」

「いえ春人さんのお背中をお流ししようとしまして…」

「はああ??」

と言った途端、湯けむりが解けた先にグレイフィアさんが立っていた。しかもあらわな姿で

「ちょっちょっちょっとなんて格好でいるんですか??」       

と言ったが、普通に近づいてきて身体を流してくれることに

どうやら酒が入ってるようで、前にサーゼクスから聞いたことがあって、グレイフィアさんは酒が入ると開放的になると 

「ふい〜なんでこんな…なんか前にも押し切られたことがあったような…」

「なんですか?それは?」

ごしごし

「ああまあライザーとのレーティングゲームの前に修行した時にオカ研女子達と一緒に風呂に入る羽目に……。」

「その話ならリアスから聞きましたよ。春人さんは女の子みたいだったって」

「えーっ??部長、グレイフィアさんにも話してるんですか?もう恥ずかしくて」

「ふふふ。普段やウィザードに変身するときには見せない一面ですね。こうしてみると私達と変わらないのに春人さんが神様だなんて…。」

ごしごし 

「まあ自分でもまだ実感が湧きませんけどね。」

「ですが、サーゼクスは貴方を昔から頼りにしています。私からもお願いしますね。」

ぎゅー

「ああっ!グレイフィアさん!胸が当たってますよっ!」

「女の子みたいな声を出して可愛いですね。」

おかいましに身体を近づけてくる

「てかっ!サーゼクスが来たら大変なことになるじゃないですか!」

「大丈夫です。あの方は酒を飲んで寝てしまわれましたわ。全く付き合いが悪いんですから。なんなら春人さんと……」

「あわわわわっ!!」 

理性が吹っ飛びそうです姉さん(←誰?)

「僕にはセラが居るんでお断りします!」 

バタンッ!

「ハルくん!ごめんな………。」

 

 

 

………………

 

 

 

 

ああ〜神様、修羅場だ。てか僕が神様じゃねーか。

いずれにしても自分詰んだな……。  

「あら春人さんをほっぽり出した魔王様のご登場ですか?」

「なっ!いやいや☆グレイフィアちゃんなんでハルくんと一緒にお風呂にいるの!?☆」

「私のほうが質問してるのですよ?まあいいでしょう。私は今までの春人さんの労をねぎらう為にお背中を流してあげようとしただけですよ。何を想像されていたのですか?」

てか余計に誤解を招くようなことを

「まあ恋人をほっぽり出した貴女には関係なことでしょうね。」

「ほっぽり出したんじゃないもん!☆元あと言えば私が居づらくしてしまったのが原因なの!☆それにハルくんの労をねぎらうのは私の役目なの!☆」

「ならはい。」

「え?☆」

洗用のタオルをグレイフィアさんはセラに渡す   

「ふふふ。少しは脈があるかなと思いましたが、入る余地は全くないですね…セラフォルー、春人さんは貴女の事が一途ですよ。それにさっきも言ってましたよ。」

と言いながらグレイフィアさんは出ていく

「あと風呂を使い終わったらさっさと出て行ってください。バカップル!」

バタンッ

しばらく静寂が流れたが

ごしごし 

「ごめんな。心配かけて」

「ううん。さっきも言ったけど私のせいだし☆それよりなんでグレイフィアちゃんと何故一緒に居たのかなあぁ???☆」

ぎゅー 

あっ修羅場継続??てか継続中 

「イタタタ!しかも直に!ごめんなさいっ!あれはグレイフィアさんが勝手に入ってきて……。」

「まっ!わかってるよ☆グレイフィアちゃんの酒のことは聞いてたからね☆でも今後、こういうのは無しだからね☆だってハルくん狙ってるのはグレイフィアちゃんだけでなく、グレモリーのおば様も確かそんなこと言ってたし……リアスちゃんとこのクイーンの朱乃ちゃんやルークの小猫ちゃんだっけ……☆」

あー前に会った時言ってたな。女性目線は怖いなー。

「分かってる」                  

「ならよろしい☆」

ザバーーーーン

「じゃあセラ交代だ。」

「え?私☆うん分かった☆」

と終始、他人の風呂場で僕達は風呂を楽しむことに。

で翌日ソーナさんにも会え、誤解を解き、ライザーについてもイッセーから聞いたら、立ち直ったようだ。 




さていかがだったでしょうか?

今回は前話(30話)の続きと特別編、レヴィアたんとソーたん、湯けむりグレイフィアを合わせた話にしました。
まあ説明するまでもありませんが、前話の続きはむりやり、イッセー達を温泉にぶちこむという感じでそのまま特別編に入ることにしました。
魔法少女二人はただ、春人が介入、湯けむりはイッセーではなく、春人になったというだけの話ではありますが、なかなか面白いかなと思い、書きました。
さてアニメの方は修学旅行が終わり、学園祭、サイラオーグとのレイティングゲーム編に突入したばかりなので、まだ話の構想は掴みきれていないので、合間編か寄り道するかもしれないです。


ではまた。


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修学旅行はパンデモニウム編
第32話 京都へ


どーもです。

それとお久しぶりです。久々の投稿になります。
蘇らないフェニックス後編は31話予定なので話数は間違っていません。フェニックスのほうはまだできていません。
あとがきに書いてますのでその件はそちらで

では本編に


「シャルバが墜ちたよ。ヴァーリも上に立たないとさ。そろそろ僕達英雄派も動くかい?」

花畑に寝っ転がる青年に問いかけるもう一人の青年。

「いや。」

「近いうちに必ず動かないといけなくなるよ。貴方に宿っているセイグリッド・ギアがそうさせる…。」

「黄昏の聖槍(トゥルー・ロンギヌス)か…この槍先にあるのは覇かそれとも……。」

「それにあの規格外の神であるあのお方のこともね……。」

「複世神様……か。」

 

 

魔法の指輪ウィザードリング…今を生きる魔法使いはその輝きを両手に宿し…絶望を希望に変える…。

 

 

   

僕達は京都に修学旅行にいく最中であった。

ここは新幹線の中で、何故教職員であるアザゼル達と一緒にいるのは、旅行の2人の補佐係にされたからである。まあ隣のクラスの元士郎も生徒会のため、似たような役割らしい

僕は本来、前の世界では大人だったわけだし

まあアザゼルやロスヴァイセさんと一緒のほうがいいか。 

「それにしてもどうしたですか?春人さんなんか嬉しそうな?」

「いや修学旅行とはいえ旅行に行くのは久々だし。最近は忙しくてさ。」

「そういえばお前の趣味だったな。」

「まあね。京都も久々だなー。」 

「いい趣味ですね。春人さん」

「そいやイッセー達はアーシア達と一緒だったな。」

「ああ。松田と元浜、さらに桐生がいるのはなんでかなーアーシア達だけで十分だーっ!と言っていたよ。」

「ハハハ。あいつらしいが、まあ同じ班のほうがいいだろうしな。こんな最強な布陣ならといいたいところだが。」

「奴等の中にはこの前の旧魔王派みたいな命知らずがいるから油断はできないといいたいんだろ?」

「ああ。まっ奴らが残っているリアス達を狙うとは思わないが…。」

「まあ念の為、あっちでなんかあったら連絡してくれと部長には言ったから。さてとちょっとイッセーんとこでも行ってくる。」

「私もちょっと回りますので、一緒に行きます。」 

と僕とロスヴァイセさんは席を立ち、イッセーのとこへ、隣の車両だったな。

自動ドアが開いた途端、なんか騒がしかった。

おっぱい欠乏症とか訳のわからん言葉が聞こえたが……しばらく様子を見るか

「よし!今夜はエロDVD鑑賞会しようっ!」

「おお!マジかっ!?」

「それでこそだっ!この日のために入手したっ!ジャーンっ!!」

「「おおっ!」」  

やっぱり松田、元浜、さらにイッセーか…。

「○ね!エロス3人組!」

「キモいー!」 

「お前等何やってんだ!」

「「あっ!春人くん!」」 

「げっ!春人!」

「「蒼磨春人っ!」」

「ロスヴァイセ先生!この三人組が変なもん持ってますけど!」

「ばっバカ!春人!」

と後ろにいたロスヴァイセさんが怒りに満ちており  

「学生にあるまじきものを持ってくるなんて……そこの3人組!こっちに来なさいっ!」

とイッセー達は隣で職員がいる車両で絞られいる間、僕はアーシア達と話していた。

「大丈夫でしょうかイッセーさん?」

アーシアはこんなときでもイッセーの心配するのか。 

「大丈夫大丈夫。あいつらにとってはいい薬さ。」

「そうそう。一回お灸を据えないとね。」

とイリナが言う。

「そういえば春人くんはアザゼル先生とロスヴァイセさんの補佐なんだって?」

村山さんが聞いてくる 

「ああ。そうだよ。」

「かわいそう〜てか春人くんじゃなくてあのエロス3人組がやれば良いのよ!」

「そうよね!そしたら私達と一緒に回れるのに。」

「お気遣い感謝するよ。でも大丈夫だよ。」

すると

「はあ〜酷い目にあった。」 

「御苦労さん!3人さん!」

「あっ!てめえ蒼磨!よくも!お前のせいでせっかく苦労して入手したDVDが没収されたんだぞ!」

「よしここでお前を排除してやる!くらいやがれっ!」

「って!お前等!なんで俺を!」 

「くらえ!人間大砲っ!!」

「ぎゃーーーーっ!!」 

イッセーを僕に投げつけてきた

「ふい〜はっ!」

と僕は気合でイッセーを跳ね返し、松田、元浜にそのまま投げ返す!

「「ぐはっーーー!!」」

「てかなんで俺まで……。」

かなりのダメージをくらわした。

落ち着いたとこでイッセーと話をする 

「全く、無駄な体力を使わすなよな。」

「お前の場合は神なんだから無限だろ?」

「ハハハ。そりゃあそうだ。」

「はあ〜お前が羨ましいな〜。」

「なんで?」

「出鱈目な仮面ライダーウィザードの力を持っているし、神だし。あんな可愛い魔王少女が彼女で婚約者なんだからさ。」

「何言ってんだ。イッセーはリアス部長や朱乃さん、アーシアだてみんないるじゃないか。」

「いやこれが毎夜毎夜悩むところなんだ〜みんな好いてくれているは分かるが、誰をどうすればと……。」

「まあ確かにな。だが躊躇しているといつまでも進展はないぞ。何事も一歩踏み出すことが大事なんだ。まあ頑張れ。」

とイッセーに告げ、僕は元の席に帰る。 

しばらく席で寝ていたが、あっという間に京都に着いた。そして僕達はホテルに直行し、それぞれ部屋の鍵を渡される。                     

で僕はとういうと

「ふい〜ここか。それにしてもなんでこんなみんなと離れた部屋?」

渡されたカギでドアを開ける  

ガチャ 

「ほお〜和室作りなんだな〜。と思ったら向こうには洋室?外には露天風呂??」

「そうだよ☆この部屋はこのホテルいち最高のとこなんだから☆」

「ふうん〜てか部屋に露天風呂とか豪華過ぎだし、広すぎだねセラ……って!なんで君がここにっ!?」

そこにはこの京都にいるはずない我が恋人が?? 

「おーナイスノリツッコミ☆とーっ!☆」

「おっとと。でなんで君が??」

セラが僕に飛び込んできたため、受け止めた。

「お仕事☆京都には妖怪達がいてその妖怪さん達に協力を得るために」

「ああ奴等カオス・ブリゲートに対抗するためか。」

「そう☆だから来たんだよ☆てついでにハルくん達の修学旅行と重なるから、私と一緒の部屋に誘導したってわけ☆」   

アザゼル達だな仕組んだのは……どうりで。なんでこんな広い部屋で、露天風呂付きとかに一人とか意味不明。

「完全にやられた……。」 

「ごめんね〜☆ハルくんをビックリさせたくて〜怒ってる?☆」  

「ふい〜まあおかげで君に逢えたし、ありがとうな。」

「ふふふ☆」

「で話し合いはうまくいったの?妖怪の大将の九尾の狐…八坂殿はお元気だった?」

「いいえ。それがその九尾の狐に問題があってハルくんにも来てほしいの!神様として。」

「なんか込み入った事情みたいだね。分かった。」  

『ドレスアップ!プリーズ!』

僕は学生服から普段の指輪の魔法使い仕様の服と黒コートに身を包む

そして僕達はある場所へ向かった。

そして夜、事情を話すため、ホテルから離れた料亭にて食事をしながら、アザゼルやロスヴァイセさん、元士郎達生徒会、そしてイッセー達を呼んだ。  

先に生徒会の面々がやってきた。

「ははあんそういうことねー春人。修学旅行にかっこつけて婚前旅行というわけですか……。」

元士郎にからかわれる始末。そりゃあ一緒にいりゃあなあと思うが 

「ちっ違うわっ!」

「えー違うの?☆」

「もう!からかわないでよセラ!」

「ふふふ☆可愛いハルくん☆」

完全にペース握られてるなあ 

「はあ~いいな俺も会長と……。」 

僕とセラとの光景を見て項垂れなれる元士郎   

そうこうしていると、イッセー達がやってきた。まあ同様に婚前旅行ですか?と問われたがね。

「京都の妖怪さんと協力体制を取るために来ているの☆でもこちらで大変な事が起きていて…妖怪の大将である九尾の狐が行方不明なの☆」

「九尾の狐って……。」

「あの襲撃…伏見稲荷の。」

「アザゼル達から聞いた。狐の娘に襲撃されたと」 

「ああ。」

「やっぱり九重か…悪い接触の仕方をしたな。」

「あの狐、春人さんの知り合いなのか?」

「九尾の狐とハルくんは昔から知り合いなの。それで九重ちゃんはその娘☆」

「まあ僕がいたらなんとか丸く収められたんだが、今どこにいるのか…それよりもこのやり口……。」    

「十中八九、カオス・ブリゲートだな。たくっこっちとら学生の世話で忙しいのによー」

「確かにそうだな。」 

「でも複世神であるハルくんのおかげで妖怪さん達は私達に協力してくれることになったから、とりあえず彼らと連携をとってことに当たるつもり☆」

「ここからはイチ学生でなく仮面ライダーウィザードとして僕は動く。」

「なら俺も動こくとするかね。」

「アザゼル先生!春人!俺達は?」

「とりあえずお前達は旅行を楽しめ。」

「こういう厄介事は僕等、大人達でなんとかする。」

「ええ??春人さん、大人だったんですか??」

「転生前は大人だったんだよ。」

「そういえば公開授業の時から気になっていたが、春人お前何歳だよ。」

「転生前からいうなら20代後半だな。だが、転生してからは数えていない。まあ少なくともこの中ではかなりの年上だ。」

「まあ神様だから当たり前か…。」 

「まあこいつの歳の話はどうでもいいが、何かあれば呼ぶ。お前達ガキにとっちゃ大事な修学旅行だろ?春人もいったが、こういうことは俺達に任せろ。今は京都を楽しめ。」

「アザゼル先生……。」

「そうよ☆みんなは京都を楽しんでね☆私も楽しむけど☆ね?ハルくん☆」

「まあ…今回の件が片付いたらな。むんなんだ……コショコショ。」

「え!?本当☆よーし頑張っちゃうんだから!☆さあみんな料理が冷めちゃうわ☆食べて食べて☆」

まっ。セラの耳元で言ったのは京都観光を二人でするということで、まあさておき僕達は料理を楽しむことに

 

 

チャポーーーーン

「ふい〜まあこうなるわけね。」

夕飯後、アザゼルとロスヴァイセさんと少し話をしたあと、部屋に帰り僕達二人で露天風呂に浸かっていた。

「まっお仕事お疲れ様〜セラ。」 

「へへへ☆ハルくんにナデナデされた〜もっとして欲しいな☆。あっ!京都タワーが見える!」

「ホントだ。こっちの世界の京都も京都らしくていいな。」

風呂に浸かりながら僕は呟く

「ハルくんがいた向こうの世界の京都も綺麗?」

「うん綺麗だったよ。まあ隣の大阪に住んでいたこともあったからなー。京阪や阪急電車で行っていたな。」

「帰りたい?元の世界に?☆」

「昔はそう思うときもあったなー。でも今はイッセー、リアス部長やソーナさん、サーゼクスやグレイフィアさん、アザゼル達といった仲間もできた。そして何より、君が居てくれるから、今は帰りたいとは思わない。だけど心残りがあるなら、家族に会ってセラを紹介したかったかなーと思うけどね。」

「え?☆それって?☆」

「むん…いや結婚しますっていう報告。あと孫も見せたかったかなーって」

「嬉しいっ!♡」 

「ちょっ!しっ沈むってっ!セラ!」

こっちに飛びついてきた関係で僕は湯に沈みかけた。

「ふい〜できることならって言うことだから。まあ叶わないかな。」

「ハルくん・・・・☆」  

と呟きながら、僕達は夜空を眺めていた。

 

 




さていかがだったでしょうか?

こちらも4期に入りました。ただ、冒頭でも言ったんですが、色々忙しく、先に修学旅行編をまとめてしまいました。申し訳ありません。
とりあえず蘇らないフェニックス後編は以前言った特別編を基にした話と一緒に投稿しますので今しばらくお待ちいただければと思います。
さてさて以前も言ったんですが、本編でまさかのセラフォルー様登場しました。となれば春人との絡み(オリジナル感)が一層増すこと間違いなし、この修学旅行は婚前旅行になってますね。(笑)
ただ、次回は英雄派との戦いの幕開けになりそうです。


ではまた。


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第33話 九尾の娘

どーもです。

さて第33話まで来ました
なんとか更新頑張っています。


ではどうぞ。


翌日。

僕とセラは伏見稲荷に行ってみることにした。 

「この辺かイッセーが襲われたのは……。」   

「ハルくん!☆」

僕達は回りを囲まれているのに気がついた

と影から陰陽師みたいな兵を引き連れた狐の女の子が現れた。  

「おのれ!昨日といい今日も来たの……ハ…ハル兄!!??」

「九重!久し振り。あいかわらずだな。」

「九重ちゃん!お久しぶり~☆」 

「セラ姉も??どうしてこの……いえ複世神様、セラフォルー様、ご無沙汰しております。今日はどうしてこちらへ?」

「いきなり畏まらなくても、なーに旅行で来たんだよ。それに誤解を解くために」

「誤解?」

「昨日、学生の何人かを襲ったんだって?あれは僕の友達だ。」

「え??そうだったんですか!申し訳ありません!そんなこととは知らずに……。」

「まあ彼等にも今日来てもらうから。その時にも彼等に謝るといい。」

「はい!」

「それと君のお母さんを助けるために手を貸すよ。」

「え!?本当ですか?」

「ああ。」

「ハル兄!……うう……うわーーーんっ!!」

「よく頑張ったな。九重。」

僕は感情が爆発した九重の頭を撫でる。

 

 

 

僕達はアザゼルと合流し、イッセー達に召集をかけた。

「何故?僕まで着物を?まあドレスアップを使ったから楽だけど。」

普段着なれないのだが……。 

「だってここは京都なんだよ☆」

「ハル兄、似合ってるのじゃ。」  

「そうだ。ここじゃ春人、お前の指輪の魔法使い仕様の服じゃ浮いているぜ。」

「あのねー。僕は別に」

「ほらほらハルくん、ちょっと曲がってるよ☆…………これでよしっと!☆」

着物の襟が曲がっていたのかセラが直してくれた 

「ああ。ありがとうセラ。」

「ふふ☆どういたしまして☆」

「むー」 

「ハハハ。相変わらず妬けるなお前達には。せっかく部屋も一緒にしてやったんだ。どうだ?いっそのことこの京都で結婚したらどうだ?」

「はあ??何を言って!?てかやっぱりお前かっ!」

「アザゼルちゃんナイスアイデア☆ねえねえそうしようよ☆」

「むん……まあ検討な。」

そうこうしているうちにイッセー達がやって来た。

「アザゼル先生?レヴィアタン様?それに春人に昨日の……。」

「ほらっ。」

僕は九重に促す。 

「私は九尾の狐、八坂の娘、九重じゃ。知らぬことだったとはいえ、昨日は申し訳ないことをした!この通りじゃ。」

「事情が事情なら仕方がない。許すさ。」

「ええ。」

「平和が一番です。」

アーシア達は笑いながら言うとイッセーが九重に近づき

「お母さんが心配だったんだよな?」

「当然じゃ!」

「それなら間違えることもあるさ。だから九重は間違ったと思ったから俺達に謝ったんだろ?なら俺達は咎めたりしないよ。」

「……。ありがとう。」

ふっ。成長したなイッセー。

と僕達は屋敷のなかに入り、事情説明をうける。

まあ僕はあらかた聞いたから繰り返しにはなるが

八坂殿はどうやら、カオス・ブリゲードの英雄派に拐われたらしい。

て僕達は九重と一緒に他の妖怪たちに話をして、冥界側は関与していないことを説得し、事なき得たところだった。

「複世神様、総督殿、魔王殿。どうか八坂姫を助けることはできんじゃろうか?」

「我等は九尾の一族とは古来からの縁、いくらでも力をお貸しする。」

「ここに描かれているのが八坂姫になります。」

天狗の長はそういうと巻物を広げると八坂殿の姿が描かれた絵が

「どうかお願いじゃ!母上を助けるのにどうか力を貸してくれ!いえ貸してください!」

「僕は元より力を貸すさ。八坂殿には世話になったのもあるし、カオス・ブリゲード相手なら複世神として動けるしな。」

「ハルに……いえ複世神様!ありがとうございます。」

「本当に恩に着ます。先程も言いましたが、複世神様がお望みならお力を貸しますので。」

その話の中、イッセーは鼻血をだしていた

どうせくだらん妄想の中にでも入っていたんだろ。

なにはともあれ、協力体制で英雄派に挑むことに。

 

 

だが、翌日の昼、部屋に閉じ込められた

「やられたな。」

ルルル

「もしもし」   

『春人!いまどこだ!?』

アザゼルから連絡が入る。 

「結界が張られても僕の通信魔法は使えるようだな。だが、すまない。セラと共に僕達は部屋に閉じ込められたみたいで。おそらく英雄派が僕達とイッセー達を分断するつもりでこんなことを。」

『ちっ!俺はとりあえずイッセー達と合流するつもりだ。』

「ああこっちはなんとか結界を破ってみる!」

ピッ  

『ドライバーオン!プリーズ!』

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン。』 

「変身!」

『フレイム!プリーズ!ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!』

「そしてティアマットドラゴン召喚!」 

『ミラクル!プリーズ!』

はじめて使うリングでこれはドラゴン体のティアを召喚する。  

「春人様、厄介なことになりましたね。それにお初にお目にかかる魔王レヴィアタン殿。」

「そっか二人ははじめてだったな。」

「これがハルくんの使い魔、ティアマットドラゴン。」

「よろしくお願いする。それより春人様、この状況を何とかしないと。」

「ああ。行くぞ!」

『フレイム!シューティングストライク!ヒーヒーヒー!ヒーヒーヒー!』

僕はフレイムシューティングでそれと同時にティアが巨大な火球を放ち、結界を破壊しようとするが

「なっ!?効かないのか。なら!セラ!」

「うん☆ミルルンミルミルスパイラル!」  

『ウォーター!ドラゴン!ザバザババシャーン!ザブーン!ザバーン!』

セラは魔法少女に僕はウォーター強化スタイルに変身。 

『チョーイイネ!ブリザード!サイコー!』

「炎がダメなら氷だっ!せいやあーーーっ!!」

「えいっ!!」

だが、結界は破壊されず、僕達はあることに気がつく

「技の力を吸収している??」

「その通り。複世神様。」

僕達は声の主の方を見ると 

「貴殿方に動かれたら困るものでね。事が済めばすぐに解放して差し上げますよ。」

「っ!イッセー達はどうした!?」

「今我が主、曹操がお相手している。」

「くっ!」

「では!」

すると男は消えた。

「くそ!なんとかしないと!」

「でも攻撃してもあの結界の力が増すだけ☆」

「いかがいたしましょう?春人様。」

すると和室の方にあるものがいきなりどこかでみたことのある灰色の壁、オーロラカーテンが現れ、そこから 

「……お前は仮面ライダーウィザード?だが感じが違うな?しかもこの世界は……。」

「まっ!まさか嘘だろ??」

「ハルくん?あれってまさか?」

「ああ。別の平成仮面ライダーのひとり、仮面ライダー……

 

 

 

 

 

ディケイド……。」

 

 

 

 

 

 




さていかがだったでしょうか?

九重と春人ですが、知り合いの方が自然かなと思い、そういう設定にしました。
そして最後はとうとう奴が……ディケイドの登場です。
たぶん以前、かなり最初の話のあとがきで他の仮面ライダーは?ということを触れたかもしれませんが、並行世界を行き来するライダーなのでディケイドにしました。ウィザードの原作でも出てますし(笑)
さてさて曹操達、英雄派とぶつかるのは避けられませんが、春人達の前に現れたディケイドは敵なのか味方なのか。次回明らかになります。

ではまた。


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第34話 DCD

どーもです。

ユニークアクセス20000になりました。
これもひとえに皆様のおかげですありがとうございます。


ではどうぞ。


「貴方はディケイド?門矢士……さん?」

僕はそう言いながら変身を解除する 

「ほお~俺のことを知っているのか?だが、お前は操真晴人とは違う世界のウィザードみたいだな?」

士さんも変身を解く。やはり風貌はあの人か 

「僕は蒼磨春人。確かに読み方は同じで漢字は違いますが、仮面ライダーウィザードです。何故この世界に?」

「俺は通りすがりの仮面ライダーだ。旅を続けて自分の世界を探そうとしているのだが」

と持っていたトイカメラを構え 

カシャ

「この世界も俺の世界じゃないらしい。それより……ドラゴンに……なんだ?この世界はそんな奇抜な格好をする女がいるのか?」

士さんは魔法少女姿のセラを見ていう

「失礼ねー☆私は魔法少女なんだよ~☆これのどこが奇抜なのよ!」

「魔法少女?はっ?……意味がわからん!あんた歳いくつだ??」

「むーもう!頭に来た!ハルくん!こいつ倒しても良いよね☆」 

「ほお~やる気か?なら肩慣らしに」

「ちょっとこんな結界の中でやったら!」 

『カメンライド!ディケイド!』

僕の忠告は無視され、士さんはディケイドにセラは戦闘体勢に

『アタックライド!ブラスト!』

ダダダダダダダダダ

「そんな弾丸☆当たらないよ☆」

セラは決めポーズをしながら紙一重で躱していた。   

「なるほど…ただのコスプレバカじゃないというわけか。」

「あー!またバカにした☆」

「ならこいつだ!」

『カメンライド!カブト!』

士さんは仮面ライダーカブトに変身  

「まっまずい!セラ!クロックアップがくる!」

「え?クロックアップって?☆」

「僕のインフィニティーの高速移動と同じで高速移動攻撃だ!」

『クロックアップ!』

「きゃっ!☆」

セラはクロックアップの高速移動にやられてしまう

「高速移動ね☆だけど!私も!☆」    

セラも高速移動で士さんについていく。たぶんインフィニティー時の高速移動を使っているんだろう。

「てか魔力分与能力ってどこまで万能なんだ……自分のことながら。」 

「なるほど。クロックアップについてくるとはな。」

「ふふん〜☆私は魔法少女マジカル☆レヴィアたんなんだから〜☆それに私はハルくんのおよ…「まっその魔法少女は置いておいて……」」

「もうせっかくいいとこなのに☆決めゼリフ

を邪魔するなんて!」 

それでもセラを無視し、戦闘体制を解く士さんは僕に向かって

「あんた達の世界のことを教えてくれ。」      

「!?」

 

 

「なるほど大体わかった。この世界は悪魔、堕天使、天使がいて妖怪や北欧神とやらがいる世界でそしてウィザードに変身するお前がその上に立つ複世神とやらでそこのツインテールがお前の婚約者で女魔王、でそっちのドラゴンがあんたの使い魔か。」

「ええ。」

「むー☆えらそうに☆」 

「仮面ライダーは本来ならいない世界だが、あんたがウィザードだから俺がこの世界にこれたのかもな。でここからお前達を出すのが俺がこの世界ですることか……。まあこんな結界なら、世界を旅する俺なら……」

そう言うと士さんは

『アタックライド!スラッシュ!』

と士さんが攻撃した瞬間、結界が崩壊した

「そんな☆私達が攻撃してもダメだったのに☆」

「俺は世界の破壊者だ。俺に触れたものは誰であろうとなんであろうと破壊する。」

「士さん……。」

「まっ。俺の仕事は終わりだ。あとはお前達でなんとかするんだな。まあまた会ったら一緒に戦うときもあるだろう」

と士さんは消えていった。

「なんか気にくわなかったですね。あのライダーは」

「士さんはあんな感じなんだよ。そんなことよりもイッセー達を助けに。」

「私も!」

「いやセラは妖怪達や元士郎達にことの次第を。」

「うーん☆まあ分かった☆でも気をつけてねハルくん☆」

僕はイッセー達のところへ

 

「イッセー!みんな!」

「春人っ!」

「ハル兄っ!」

「「春人さん!」」  

「ようやく来やがったか。」

僕は降り立つ

「ほお~あの結界を破壊し、この空間に入り込んで来るとはさすが複世神様。」

こいつ、僕の事。

「ヴァーリから聞いたかのかは知らんが、あんたは?」

「これは失礼した。俺は曹操。カオス・ブリゲードでは英雄派のリーダーを勤めている」

「曹操?あの三国志の魏の?」

「いかにも。ふふふ。まさかアザゼル総督、赤龍帝、さらには複世神様と手合わせできるとは。」

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン。』 

「変身!」

『フレイム!プリーズ!ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!』

僕は仮面ライダーウィザードに変身。

そして、神の気も同時に身に纏う。      

「それが噂に聞く仮面ライダーウィザードか……攻撃もしていないのに……この魔力。」

と後ろに構える曹操の仲間達は動揺しているようでもあった。

「気を付けた方が……あの神の力は我々の力を大きく上まっている。」

「ふっ。人間が神に挑戦するのは俺の試しには必要なことでむしろ光栄だ。」 

「さあショータイムだ!」

僕はウィザーソードガンのソードモードで

『フレイム!スラッシュストライク!ヒーヒーヒー!ヒーヒーヒー!』  

「せいやっ!!」

「っ!」

僕の攻撃は奴が持つ槍によって防がれた。

「くっ!」   

「では今度はこちらから。」

一瞬のスピードでこちらに向かってきた

「なっ!早い??」

僕はウィザーソードガンで受け止める。

ガキーーーーン!!    

「ほお?さすがですね。俺の攻撃を受け止めるとは。」

「なかなかの早さだね。君も。さすが曹操というわけか。」

「ふっ。」

「はっ!!」 

僕と曹操のぶつかり合いは続いていた。

が、間合いをお互いとったところでアザゼルがダウン・フォール・ドラゴン・アナザー・アーマを身に纏いやってきた。

「曹操!お前ら、英雄派が動く理由はなんだ!?」

「堕天使の総督……俺達の目的はシンプルだ。人間としてどこまでやれるか知りたい。」

「何!?」

「悪魔、ドラゴン、堕天使、天使、その他諸々、頂上の存在を倒すのはいつも人間……いや人間でなければならない。これはよわっちい人間の細やかな挑戦だ。人間のままやれるかやってみたくなっただけだ。ただ、複世神様だけは別だがな。」

「どういうことだ。」

「まあ今戦ってみてすぐに分かった。貴方は本来はこの世界のものではない規格外の存在。いかがかな?我々のもとに来るというのは?ならば九尾の狐は返しても良い。」

「!?」

「そうなれば今後は貴方の仲間や大切な人とやらは一切手を出さない。それは約束しよう。」

僕はその言葉に下を向く。 

「だっ!ダメじゃ!ハル兄!」

「春人さんはそんな取引には応じません!」

「アーシアの言う通りだ!」

僕は九重やアーシア達の声が聞こえたが

曹操のもとに歩き始めた。  

「そっ!そんな春人さん!」

「春人くん!」

「はっ!春人!」

僕はその言葉を無視するかのように歩きを止めず、曹操の前に立つ。

「応じてくれるわけか……。「と思うか?」!?」

と僕はウィザーソードガンを向ける。

「やっぱりな。」

「春人(さん)(くん)っ!」 

「なっ!一瞬で銃を??」

「複世神は怖いんだよ?それに神様に近づきすぎた英雄は蝋で固めた翼をもがれ地に堕とされるってね。あまり調子に乗らないことだ。」

「っ!(まさかさっきまで本気ではなかったのか??それにこの気、この恐怖感……。)」

とそんなやり取りのなか、いきなり川から巨大なロボットが現れた。

「っ!なんだ??」

「ゴグマゴク??古の巨大兵器。確かに次元の狭間にいったはず??」

と僕達の前に箒に乗ったあきらかに魔女っ子が現れた。 

「はじめまして……。私はルフェイ・ペンドラゴン。ヴァーリチームに所属する魔法使いです。ヴァーリ様から伝言があります。」

そういうとルフェイは低い声で

「俺の邪魔だけはするな。だそうでーす。曹操さん罰ですよ。」

と先程現れたゴグマゴクは曹操に大して攻撃をしかけた。

「はっ春人!?うわあ」

裕斗達はなんとか免れたが、橋が崩れ落ちたため、そこに掴まるイッセー。が、先程のルフェイが何故か握手を求めていた。

「何やってんだ!イッセー!」

「なんか俺のファンらしくて!」

「あっ!指輪の魔法使い様だ!握手してくだ……。」

と言われたが、曹操にゴクマゴクがやられたため、衝撃が 

「まずい!私のゴクマゴクが!また会いましょう指輪の魔法使い様。」

「とんだ邪魔が入ったが、続きをやろうか?グレモリー眷族達、そしてくっ。(あの気を近くで浴びるとこれだけの動揺と恐怖を覚えてしまうのか……。)」

「みんなを守るには……致し方がない。インフィニティーを使うか。」

と僕はインフィニティーリングを取り出そうとしたとき。

「人が気持ちよく寝てるのにドッタンバッタンチュドーンと!うるさいですよおおっ!」

とロスヴァイセさんが攻撃をする。が、無差別に攻撃しているため。 

「アザゼル?酔ってんの?あの人?」

「ああ。あちゃー。」

僕は避けずに攻撃を全てマントで吸収する。 

で攻撃が終わるとまた倒れてしまった 

「まあハプニングはあったが、祭りの始まりとしては上々だ。アザゼル総督、春人殿。」

「!?」

「我々は今夜、この京都と言う得意の力場で九尾の大将を使い、二条城である大きな実験を行う。そこで貴殿方に参加してもらいたい。」

「なんだと!?」

「また会おう。」

と曹操達は消え、元の世界に戻ろうとしていた。

「お前ら!武装解除しておけ!」 

僕達は変身や武装を解く。すると回りの景色は元の世界に戻った。

「何故母上が……。」

「くそっ!」               

僕達は仕切り直しということになった。

「こちらが頼める勢力を総動員して二条城と京都駅に警戒体制を強いた。」                            

僕達はセラや元士郎達生徒会達を集めて地図と照らし合わせなから会議をしていた。

「英雄派はまだ動きを見せていないが、春人が言うには数々の不穏な気の流れが出てる」

「不穏な気の流れ?」

「京都っていうのは昔から陰陽道や風水といった気の流れで創られた大規模な術式都市だよ。僕の世界でもそうだった。それ故に至るところにパワースポットが集まるんだが、本来集まるはずのない二条城に気の流れが集まっているんだよ。」

「アザゼル先生、実際何が起きるんですか!?」

「実のところ分からん。だが、ろくでもないことが起きるのは確かだ。作戦を言う。シトリー眷族は京都駅周辺で待機、このホテルを守れ。そしてオフェンスはグレモリー眷族とイリナ、お前達は二条城に行ってもらう。あくまで八坂姫を救い出すのが目的……曹操を含めあちらさんの戦力は未知数。お前達だけとはいわん。この手の類いのプロフェッショナルに助っ人に来てもらうことにした。」

「助っ人?誰ですか?」

「まっ。それはいずれわかる。とんでもないのが来るのだけ心に止めておけ。お前達はそいつが来るまで踏ん張ってくれ。あともうひとつフェニックスの涙はこれだけしか集められなかった。」

「二つ??」

「この状況で?いや春人。」

「ああ任せろ。」

『コピー!プリーズ!』

僕は人数分コピーリングで増やした。     

「それと匙、お前はグレモリー眷族につけ。」

「え?でも?」

「お前の力、龍王も発動できるだろ?暴走したらイッセー、お前が止めろ。」                

「はい。お前がついているなら心強いよ。匙。」

「兵藤。」

「それと京都の街全体に悪魔、天使、堕天使、妖怪の反英雄派の大包囲網をしいている。」

「そっちの指揮は私に任せてね☆逃げたそうとするのがいたらお仕置きしちゃうんだから。」

「で春人は?」

「僕は後方待機だ。もしみんなが危うくなったらすぐに駆け付けられるようにね。それに……」

「こいつの力を奴らが狙っているのはあきらかだ。だから今回は後方と言うわけだ。」

「ハルくんの力は私達にとっても大事な力☆何よりも私の旦那様を狙うなんて☆絶対許さないんだから!☆」 

「春人様は私達が守ります。ソーナ生徒会長や椿姫副会長からも言い含められていますから。」  

「ありがとう。セラ、みんな。」

「作戦を以上だ!これより準備ができ次第、持ち場で待機。京都は俺達が死守する!」

「はいっ!」

「本当に申し訳ありませんっ!!春人さんが認めているとはいえ複世神様である貴方様にになんて無礼なことを!」

「まあ大丈夫。ほらロスヴァイセさん、貴女の力を全部ではないが、集めておいた。」

僕は先程、吸収したパワーをロスヴァイセさんに返す。

「重ね重ね本当に申し訳ありません!」

「僕は良いけど、まあ酒はほどほどにしとかないと……。」

「はいぃ。」

何はともあれ、僕達は配置に着くことにしたが、

 

そのちょっと前、とある場所では

 

「貴方は誰!答えなさい!」 

「名を聞く前に名乗るのが筋ではないのか?」

「むむ……。」

「待ってリアス、あの姿は以前、春人さんが言っていた仮面ライダーじゃありませんか?」

「なっ!まさか!?別の仮面ライダーっていうの!?」  

「ほお〜あいつの知り合いかあんた達は。………あんたはまだましのようだな。そこのいきなり間髪を与えずに襲ってきた赤髪と猫よりは…。」

プチンッ!

バカにされたリアス部長と小猫ちゃんは怒りモード…だか朱乃さんが制し 

「あらあら〜ここではなんですから、まずは貴方のお話を聞かせていただければ有り難いですわ。お茶とお菓子も出しますので」

「なら頂くか。あんたらのことを知りたいしな。」 

「うう…まさか春人先輩や魔王様達以外に僕の力が効かない人がいるなんて……。」 

士さんはリアス部長と既に接触していた。




さていかがだったでしょうか?

士本人の登場です。時系列的には平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦の件が終わったあとと考えていていだければ幸いです。
(まあこのノベルには関係はないですが)
わたし自身、平成仮面ライダーをはじめてみたのがディケイドで
何処かで登場させたいなと思っていました。
さて士は春人達だけでなく、リアス達とも接触することになりました。
まだ、彼のやることは終わっていないようですね。
次回はどうなることやら

ではまた。


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第35話 激突

どーもです。

早めの投稿です
さて6話も近いうち放送です
このノベルもアニメに追いつきそうですね。その間に合間編を作成できるかもしれません。

ではどうぞ


「やられた……。」

どうやらまた異空間にやられたようだ

「ハル兄っ!」

「九重??どうしてここに?」

「赤龍帝達と一緒にいたのじゃが、あの紫の霧で何故かここに運ばれて……。」

「どうやら僕がイッセー達とついているとどうしても都合が悪いようだな。」

ルルル 

『ハルくん!大丈夫??☆』

「ああセラ。今、地下鉄京都駅のホームにいるんだ。九重も一緒に。」

『九重ちゃんも!?いきなり消えたから心配したよ~☆』   

「大丈夫。だが、なんとかここを出て、イッセー達と合流する。」

『そっそれはダメだよ☆ハルくんの力を奴等が狙っているのは分かってるでしょ?☆』

「だが、こう後方で待つのもあまりねー。それにもう巻き込まれているし、こうなれば僕が出庭って奴等を倒した方が利にかなっているだろ?」

『もー☆分かった☆アザゼルちゃんには私が言っておく☆だけどくれぐれも気をつけて☆無事に私の元に帰ってきて☆』

「ああ分かった。」

ピッ

「九重はイッセー達といたんだから言っておかないと」  

『春人!今電話しようと思っていたんだ!』

「九重だろ?九重は僕と一緒にいる。」

『ええ??春人と?』

「今地下鉄のホームにいる。イッセーは?」

『木場達と京都御所にいる。』

「なら現地集合だ。アーシア達も?」

『いや、ちょっと離れた場所だが、合流する。で春人、お前も来るのか?』

「ああこうなった以上動かざる負えないだろ?」

「春人さん?来てくれるんですか?」

「ほんとかよ??春人が来てくれるなら百人力いや千人、万にもなるだろうな。」

「ああみんな待っててくれ。」

ピッ

「ハル兄は信頼されておるな。仲間に」

「まあね。むっ。九重、僕の後ろに」

「分かったのじゃ。」

影があらわれたと思ったら、学生服を身に包み、サングラスをかけた男が現れた。

「待っていたぞ。指輪の魔法使い……いや複世神様。俺の事なぞ神であるあんたは覚えていないだろうな?」

「いや。前に僕達を襲ってきた影のセイグリッド・ギア使いだろ?英雄派の?」

そう修学旅行に行く数日前に部長や僕達を襲ってきた奴だった。 

「覚えてもらえてて光栄だな。今度こそ見せてやるよ本気の影使いの力を!バランスブレイク!」

と奴の身体は影に身を包む。それはまるで影の鎧だった   

「どうだ?あの時、赤龍帝を見て、鎧が欲しくなった結果、このナイトリフレクションディスクロスを手にいれた。さあ指輪の魔法使い、あんたも真の姿を見せろ!」

「いわれずとも。」

『ドライバーオン!プリーズ!』 

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン。』 

「変身!」

『フレイム!プリーズ!ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!』

「さあ!ショータイムだ!」

僕はウィザーソードガンをソードモードに展開。

斬撃をくらわすが 

「なっ!攻撃が効かない??」

「くくく……ハハハハっ!!」

「ぐわっ!!」

影の攻撃をまともにくらってしまって、吹っ飛ばされてしまった。

「ハル兄っ!」

「大丈夫だ。こんな攻撃、大したことない。それより九重、目をつぶれ。」

「え?」

「早く!」

「はっはい!」

僕の指示で九重は目をつぶる。

「神の気を持ったパワーならこいつの力はかなり強力になるだろう。」

「なんだ?指輪の魔法使いも大したことないな……これで……終わりだあああ!」

『ライト!プリーズ!』

一瞬にして周りが明るくなるどころか目眩ましにも比例するほどの明るさを放つ

「ぐっがあっ!目が!目がっ!」

目眩ましだけでなく、神の光で影の鎧もその効果は無効化した。

「さあフィナーレだ!」

『フレイム!スラッシュストライク!ヒーヒーヒー!ヒーヒーヒー!』

「はあっ!」

「ぐはあっ!!くそっ!指輪の魔法使い……。」

「あんた死ぬぞ。影の鎧も本当はかなりの負担じゃないのか?」

「知ったことか!あいつのためなら……」

バタン 

「気持ちはわからなくもないが、僕も守りたいものがあるんでな。」

「ハル兄。」

「さあ行こう。八坂殿を助けに。」

僕達は二条城でイッセー達と合流する

「春人!やっぱりお前がいないとしまらないからな!」

「無事でよかったよ春人くん。」 

「ああ。あれ?ロスヴァイセさん?まだ残ってるんか……やはり僕が出ざる負えないだろうな。」

「いえ春人さん。私は大丈夫ですから……貴方は今すぐにレヴィアタン様のとこ……うぷっ……」

「お気遣いは感謝するが、僕は行くよ。あれ?ゼノヴィアその剣は」

「あっはい。先程、教会から届いた改良されたデュランダルです。」

「話に聞いていたが、土壇場で間に合ったか。」

と話していると

「あちらもお待ちかねのようだね。」

と二条城の中に入る僕ら、そこにはやはり曹操とその仲間がいた

「君達はまさに驚異的だ。」

「曹操っ!」

「そして、やはり来てくださいましたか。複世神、蒼磨春人様。」

「よく言うよ。あんたがあんたの部下を使って僕を招き入れたくせに。」

「これはこれは失礼しました。」

というと後ろから英雄派の構成員に捕まっている九尾の狐、八坂姫が現れた。

「八坂殿っ!」

「母上!母上!九重です!どうしたのですか?お目覚めください!」

「…………」

「おのれ!貴様等、母上に何をした!」

「言ったでしょう少しばかり我々の実験に協力してもらうだけですよ。」

と八坂殿は苦しみながら、人間体から大妖怪、九尾の狐に姿を変えた。

「九尾の狐は妖怪の中でも最高クラスの妖怪。そして九尾ときってもきれない関係である京都は術式都市……その都市の力と九尾の力を使い、グレートレッドを呼び寄せる。」 

「っ!赤龍真帝……そうか、だからオーフィスはお前ならと言ったのか……。」

「オーフィス……やつか?」 

「もう察しているとは思いますが、春人様。貴殿が今の状態でインフィニティーを使えば、赤龍真帝を呼び寄せるのに増長することになることをお忘れなく。」

「くっ。女神様がいったこともこのことだったのか」

「赤龍真帝を呼んで殺すつもりか」

「まあそれは捕らえてからだ。」

「よく分からないが、九尾の狐は返してもらうぞ。」

「ふっ。そういうことだな。いくら僕のインフィニティーを封じたからといい気にならないことだ。」

「イッセーや春人さんの言う通りだ。貴様の行いは皆に危険を及ぼす。ここで葬ることが適切だ!」

「ゼノヴィアに同感だね。」

「同じく。」

「やれやれグレモリー眷族に関わると死線ばかりだな。まっみんなとダチのためか。今日は暴れそうだぜ。」

と元士郎は蛇が何匹も絡まっているような姿に変化 、さらに後方に五大龍王の一角、『黒邪の龍王(プリズン・ドラゴン)』ヴリトラが現れていた

「はじめてみるな元士郎のティアと同じ龍王の一角を」 

『お初にお目にかかります。複世神様。それよりも我が分身よ、獲物はどれだ?あの清爽か?それとも狐か?どちらでもよいぞ。』

と言った矢先にゼノヴィアが光の剣をふりかさまして、曹操達を攻撃!

ドカーーーーーーンっ!!!

土埃が晴れると大穴が開いていた。

ゼノヴィアは仕事を終えた優越感みたいな顔をしていた。  

「一仕事終えたような顔をしやがって!」

「初手の一発は大事さ。」

「あのなー」

「この新しいデュランダルは錬金術により、エクスカリバーと同化させたもの……名付けてエクスデュランダルだ。だが、これで倒せたら楽なんだが……。」

ゼノヴィアの言う通り、奴等は生きていた。

「いやあいいね。君達、上級悪魔の眷族と言われてもおかしくないね。複世神様が手を貸さなくてもそれだけの実力を出せるわけだから、シャルバ・ベルゼブブはよくこの連中をバカにしたものだ。」

「古のしきたりばかりを気にしてるから、複世神様の存在や下から来るものに気を止めなかったからということでしょう。で?どうします?」

「ゲオルク!実験開始だ!」

ゲオルクと呼ばれた男は複数の魔方陣が現れる。 

「ざっと見ただけでも北欧式、悪魔式、堕天使式……黒魔術、白魔術、精霊魔術……なかなかの多様式な魔術があるようですね。」

と光の球らしきものが八坂殿に入るとさらに力が上がったようだった 

「これでグレートレッドが来るかは分からんが」

「了解。あとは任せた。さてジークフリート、お前はどれとやる?」

ジークフリートは裕斗とゼノヴィアを剣で指した 

「ジャンヌ?ヘラクレスは?」            

「じゃあ私は天使ちゃんにしちゃおうかな。さすがに複世神様はまずいだろうしね」

「っ!」

「俺はそっちの銀髪の姉ちゃん。」

「ううっ。」

「なら俺は赤龍帝と……春人様とヴリトラ君は?」

「匙!お前は九尾の御大将だ!あそこから解放してやってくれ!」

「あいよ。俺は化け物対決ね。兵藤、春人、死ぬなよ。」

「気張れよ。匙。」 

「てか神が死んだら元も子もないだろ?」

「ちがいない。……ヴリトラプロモーション!」

五大龍王の一角、『黒邪の龍王(プリズン・ドラゴン)』ヴリトラと融合し、ドラゴンの姿で元士郎は現れた

「春人!お前はアーシアと九重を守ってくれ!」

「ああ。分かった。」

「イッセーさん。気をつけて。」

「九重!お前のお母さんは俺が!俺達が必ず助ける。」

バランスブレイクをし、イッセーは龍の鎧に身を包み、皆に戦場へ!

 

…………………。

 

だが、戦いはあっけなく、グレモリー眷族たちは倒されてしまった。 

「さあ春人様?貴方が出ますか。」

「…………。」   

「春人さん!ダメです!」

「ハル兄!」  

「ダメだ!春人!」

「皆を守るにはこれしかない!」 

と言った途端、いきなりオーロラカーテンが現れる

「また会ったな。春人。」      

と、士さんが現れた。

「士さんっ!」

 

「何あれ?あんな人間知らないわよ。」

「複世神の知り合いか?」

「いやただの知り合いじゃなさそうですね。しかもあの男が出てきたあの灰色の空間…見たことない。どうします?」

「……………。」

 

「やれやれ次の世界かと思ったら、春人、お前の知り合いの赤髪の女達とやり合う羽目になった。」

「リアス部長に!?」

「だか、俺のおかげでなんとか言う事を聞いてくれた。でこっちに戻ってきたらあっちでは狐の化け物とドラゴンがやりあっていて……で…あの赤ドラゴンが春人の……であの槍使いが敵の大将か?……なるほどだいたい分かった。まだ俺がこの世界でやることはあるようだな…。」

「そういう貴方は?」  

「……俺は色んな世界を旅してきた。自分以外の者のために闘うやつは何度も何人も見てきた。だが、こいつやそこの赤ドラゴンは俺が見てきた数々の者達よりも負けないくらい、恋人や友人、大切な仲間への想いが強い……。なら俺はこいつらの想いを守るっ!!」

「士さんっ!」

「あいつは春人の知り合いなのか?」 

「いきなり現れてご体操に…なんなんだ貴方は」

「通りすがりの仮面ライダーだ!覚えておけ!変身!」

『カメンライド!ディケイド!』

士さんは仮面ライダーディケイドに変身した  

「「「「っ!!」」」」 

 

 




さていかがだったでしょうか?

原作ではイッセーが影使いと戦うのですが、春人に変えることに後方支援とされたイッセー達と同行させる布石にしました。
さて再び士の登場です。まあリアスと接触していたため、これで終わりということはないでしょう。
次回はディケイド対英雄派が見れるでしょう。イッセーは再び戦えるのか、春人はウィザードに変身できるか。

ではまた。


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第36話 旅の途中

どーもです。

昨日、最新話の放映日だった。
てかアニメに追いつきました

ではどうぞ。


「なっ何あいつ?仮面ライダーって2人いたの??」

「上等だ!バランスブレイク!」

ヘラクレスは士さんに向かってくる

「おりゃあーーーーっ!」

「どうだ!これが俺のバランスブレイク、マ…「ああー能書きはいいからさっさと来いよデカブツ。」」

「貴様ああぁぁぁっ!」

士さんの態度にヘラクレスはキレ、そして士さんにロスヴァイセさんに浴びせた攻撃をくらわす   

ドゴーーーーーンっ!!

「士さんっ!!」

「偉そうな口の割には意外とあっけな…「なんだ?それで攻撃とは聞いて呆れる。ただの子供の玩具だな。」」

煙があがった場所から無傷の士さんが現れた。 

「「っ!」」

「なっなんだと!?」  

『カメンライド!アギト!』

仮面ライダーアギトへ変身と同時にジャンプ、そしてヘラクレスの背後に周り拳をくらわした

「が…ぐはっ!!」

「「「「っ!?」」」」  

皆驚きを隠せなかったが、転生前の世界で仮面ライダーを見てきた僕は分かっていた。仮面ライダーアギトの基本形態、グランドフォームは格闘に特化しているため、バランスブレイク状態の巨漢の身体のヘラクレスに対してもアギトの拳一発で効果は絶大だということが証明された。 

「ぐぐっ…なっ…なんだと!?」

ヘラクレスは膝をついて蹲る。 

「ヘラクレスっ!?」        

「さあ次は?そこの金髪か?阿修羅もどきか?それとも大将直々か?」

「次は私が!」

ジークフリートはそう言いながら士さんに相対する!

「なら……」 

『カメンライド!ブレイド!』

アギトからブレイドに変身した。

「また変わった……。」 

「姿が変わろうと我が剣に敵うとでも?」

「さあ?」

「ふっ。魔帝剣グラム、バルムンク、ノートゥング、ディルヴィング、ダインスレイブ、さらに光の剣……といっても悪魔でない貴方には効きませんが…これが僕のトゥワイス・クリティカルだっ!!」  

ガキーーーンっ!

ギリギリ

「なっ!受け止めただと!?バカな!?」 

「そんなもんか……クリティカルだかクリごはんだか知らないが、6刀流なんて…お前の反則技が泣くな…阿修羅もどきっ!」 

『ファイナルアタックライド!ブブブブレイド!』

「はあーーっ!!」

ドゴーーーーーンっ!!

「がはっ!そんなバカな……。我が剣が」

ドサッ 

「ジークっ!?」

「ちっ。こんな人間が存在するとは」   

「ほお〜あの攻撃で生きているか…この世界の奴等はなかなかタフだな。まっダメージは避けられてはいないが…。」

「次は私よ!その減らず口を黙らせてあげるわ!バランスブレイク!」

ジャンヌはステイク・ビクティム・ドラグーンを発動!

「ドラゴンにはドラゴンだ!」 

『カメンライド!リュウキ!』

ブレイドから龍騎に変身する  

「くっ!コロコロ姿が変わったり、なめたマネをっ!」

「こいつだ!」

『アタックライド!アドベント!』

士さんは龍騎の赤のドラゴン、無双龍ドラグレッダーを召喚する

「赤い龍??まさか??」 

「なっ!赤龍帝??」

「いやこいつは別のドラゴンだ!」

そのまま士さんはドラグレッダーに乗り、ジャンヌの聖剣ドラゴンに突っ込んだ!

ドカーーーーーンっ!!

「がはっ……私のドラゴンが…。」

「ジャンヌ!」     

「さあ大将?どうする?ならこっちから行くからな…。」            

『フォームライド!ファイズアクセル!』

士さんは仮面ライダーファイズアクセルフォームに変身。

「っ!?また変わった??」  

『ピピ…スタートアップ!』

高速移動で残り曹操に攻撃!

「ぐはっ!(奴にスキが無い。それにこの重い一撃。それよりあれ程の力ならグレートレッドが出てきてもおかしくないはず…だが、それができない…何故だ??) 」

さらに士さんは裕斗やロスヴァイセさん達をアーシアの元へ運ぶ

「え?え?」

『タイムアウト!』

パンパン

アーシアはいきなり現れた士さんに尻もちをついてしまう。

それとはよそに士さんはファイズアクセルフォームからディケイドに戻る。

「驚かしてすまないな。金髪のお嬢ちゃん。」

「はっはい…」  

「春人!お前はこの回復役のお嬢ちゃんとこいつらを診てやれ。赤ドラゴンは俺がなんとかする。」

「あっはい!」

と士さんはイッセーの元へ 

「はっ春人さん?あの方は?」

「それより皆の回復を…僕も手伝うから…話はみんなが意識を取り戻してからだ。」

「はい!」

裕斗達はアーシアのトワイライトヒーリングと僕のヒーリングでなんとか回復し、意識を取り戻す。

「春人くん…すまない。今の僕たちでは…あっ!あれは!?」

「イッセーのそばにいるのはなんだ!?」

「僕と同じ仮面ライダーの1人。仮面ライダーディケイド…門矢士さん。彼は並行世界を行き来する仮面ライダーで偶然この世界に来たんだ。」

「仮面ライダーディケイド……。」 

「それにあの曹操達が蹲ってるなんて…私達ではどうにもならなかった相手をこうも簡単に抑え込むなんて。」

「やはり春人さんといい、あのディケイドとやらといい、仮面ライダーの力は絶大ですね。」

   

 

「おい!赤ドラゴン!いつまでひざまついているつもりだ?」

「なんなんだ?あんたは?いきなり現れて?」         

「まあいい。それよりそこの春人が言っていた…奴はいずれお前やお前の仲間とは近いようで近くない存在になりつつあると…そうなれば、奴がお前のもとを離れたら、お前がみんなを守らないといけないのではないのか?」

「っ!?」 

「…それとも奴等の好きにさせていいのかっ!?」

「っ!!いいわけねー!俺はここで立ち止まる訳にはいかない。」

イッセーは立ち上がる。そして……。

『仮面ライダーディケイド…ありがとう。』

「あんたは?」 

『私はエルシャ…歴代の赤龍帝です。』

「まあ俺は通りすがりの仮面ライダーだ。」 

「あんたにもエルシャさんが!?」

「まあな。この女が何なのかは知らんが」     

『それよりもさあ今こそあの宝玉を天にかざして喚ぶのです!』

「喚ぶ?何を?」

『貴方は現赤龍帝、おっぱいドラゴン。貴方だけのおっぱいを!』

「なっなんだその……おっぱいドラゴンとやらは??」 

士さんの疑問とはよそにイッセーは宝玉を天にかざしたと同時に地中から人形の何かが無数に召喚された

どうやらイッセーの残留思念が人の形になったらしい。そして、巨大な魔方陣が

「まさかこうなるとはな。」

『さあ喚ぶのです』 

「ええ?何を?」      

『さっきも言ったでしょ?貴方だけのおっぱいを!』 

「サモン!おっぱいーーーーーっ!」

魔法陣から現れたのは

「はあ??」

「はあ…なんていう世界だ……それにあれはリアスとかいう赤髪の女じゃないか…。」

そうリアス部長だった。ゆっくりイッセーのところへ降り立つ

「イッセー??それに士??召喚されたの?京都に」

「なるほど大体分かった、俺はあいつらを見てくる。」

と士さんはイッセーの元へ僕たちの元に

「士さん!」

「なんだこの世界は普通なようで過激すぎるぞ!」

「はあ〜僕も最初は思いましたが、まっイッセーに出会ってからかな。」

「あのーありがとうございました。皆さんを助けてくれて……。」

「僕達から礼を言います。ありがとうございます。えーと」

裕斗やアーシア達は士さんに礼を言う。   

「門矢士だ。礼にはおよばん。それよりあいつリアスを召喚して何をする気だ?」

「あっ!まさかあれか」

「あれだね春人くん。」      

「あー話には聞いていたが、部長のおっぱいを突くんだったな。」

「はああ??なんだその訳のわからん…てかお前、女だろ?真顔でさらっといいやがって。」

士さんはゼノヴィアに言う

「事実を言ったまでだ。なんかおかしいか?」  

「あー気にしないでください。この娘さらっといっちゃうので。」

「だが、そんなことをして何になる?」

「イッセーはそれでパワーアップできるんですよ。」

「ますますわからん。それより春人、お前?変身できずにいるんだろう?」

「ええ。」

「そうだ。貴方の力は春人さんにも匹敵しています!それなのに奴等の実験の影響を受けてない……うぷっ」

「おいおいなんだ…酒酔か?…たぶん俺はこの世界の人間じゃないし、強いて言うなら俺は世界の破壊者だ。」

「世界の破壊者……。」

と裕斗達は顔をこわばらせる

だが、

「待ってください!士さんは私達を助けてくれたじゃないですか!士さんは世界の破壊者なんて間違いです!」   

「ふっ。夏みかんと同じセリフだな。まっ。春人こいつを渡しとく。」

僕は士さんからカードが渡される。そしていきなり光だし、ディケイドの象ったリングに   

「「「「っ!」」」」

「こいつさえ持っていれば奴の言っていた影響は受けないはずだ…」

そうこうしていると案の定、イッセーは部長のおっぱいを突いたことにより

『来たわね!行くわよ!』

イッセーはベルズバスターズビショップを発動

「まさかこれほどとは…なんて世界だ。俺には理解できん。」

士さんは呆れていいのか驚いていいのか分からずにいた。

「くらえ!ドラゴンブースト!」

ドゴーーーーーンっ!!

さらにイッセーは覚醒した技で曹操にぶつかる

 

「これが俺の新しい力…だが鎧になれる時間ももう無くなってきたようだ。」            

「ふう〜槍で守らなければ死んでたよ。」

曹操はほぼ無傷と言ってよかった。

「やはりここは僕が出るしか」

「いや待て!空を」

士さんが言うと空間の裂け目からドラゴンが現れた。だが、赤龍真帝ではなく

「ウーロン!?」

「ウーロンってあの五大龍王の……。」

そしてウーロンの頭に乗っていた者が降り立つ

「お久しぶりですな。複世神様。貴方の手を煩わせて申し訳ない…。」

「闘戦勝仏殿!?」

「はい。それより奴等を」

とイッセーの横に立つ。

「なんだあのじいさんは?」

「闘戦勝仏…初代の孫悟空ですよ。」   

「西遊記に出てくる奴か……。」

闘戦勝仏殿は曹操達を圧倒していった

またウーロンも九尾を抑え込んでいった。

「これは分が悪い!曹操!」

「分かっているさ。赤龍帝、いや兵藤一誠!もっと強くなれ!ヴァーリよりもな!そしたらこの槍の真の力を見せてやる!そして、仮面ライダーウィザード!仮面ライダーディケイド!いつかお前達を越えてみせる!」

と言い残し、曹操達は消える。

その後、八坂殿はなんとかイッセーと闘戦勝仏殿の協力で九重の声を八坂殿に届けることにより、元の姿に戻った。それを見て士さんは歩き始めた。

「士さん、ありがとう。」

「俺はきっかけを作ったに過ぎない…。礼はいらんさ。」

「士さん?まだ旅を続けるんですか?」 

「俺達はいつでも旅の途中だ……。また会うことがあったら、その時も……一緒に戦おう。」

「ええ。」                 

そして士さんは笑みを浮かべ手を振りながら、オーロラカーテンの中へ消えていった。

「旅の途中か……人生って旅みたいなもんかもな。」

 

 

 

そして翌日、

「アザゼル殿、赤龍帝殿、そしてグレモリー眷族の皆々、此度のこと本当に助かった…礼を言う。これから複世神様と魔王レヴィアタン殿、闘戦勝仏殿と会談を行い、協力体制を敷くつもりだ。二度とこの京都で恐怖に包まれないように……。」

「ああ頼むぜ。九尾の御大将。」

と二人は握手をした上にセラが手を乗せ

「ほらハルくんも☆」

「あっああ。」

と僕も手を乗せる

「ふふ☆私は会談後にハルくんと京都を楽しむからね。みんなはまっすぐ気をつけて帰るのよ☆だって家に帰るまでが」

「修学旅行ですよね。春人、頑張れよ。」

「何を頑張れと言うんだ?会談かそれともお前が想像してることか?」

「いつもお前から言われてるからな。」

「まったく。休学は出したから大丈夫だと思うが。」

「まあ俺がそのへんはなんとかしてやる。会談と婚前旅行ってな」

「冗談やめろ。んなことしたら大変なことに!頼むぜアザゼル。」

「わかってる。冗談だ。」

 

「赤龍帝。」

「イッセーでいいよ。」

「イッセー…また京都に来てくれるか?」

「ああ。」

「約束じゃぞ!九重はいつでも待ってるからな。」

「ああ。」

そして新幹線に乗り込み、イッセー達は帰路についた。           

              

兵藤邸では何故、部長達に今回の件を何故連絡してくれなかったかの追求会見状態になっていた      

「まっいろいろ収穫はあったし、イッセーはパワーアップしたし大目に見てやれ。」

「まあそうだけど、そういえば春人と士は?」

「士さんはもうこの世界にはいません。また旅を続けるそうです。でもまた会えるような気がします。」

「そう。なんだったら悪魔に転生して眷族にすればかなり強力だったのにな」 

「俺も奴の力を研究に使いたかったが、春人が奴の力を手に入れたそうだから、帰ってきたら研究が忙しくなりそうだぜ。でその春人は会談のため、京都に残った。」

「休学届が出てるのはそれね?」

「ああ。」

「でも会談だけでは済まないと思うけど……だってセラフォルー様がいるから」

「まっ二人で京都旅行と洒落込むだろうな。んなこと言ってたし、まっあいつは俺達とほとんどいたから、旅行は楽しんでいないからな。」

「はあ〜いずれにしてもソーナになんて言おうかしら。」

「いますよ。」

「ソーナ!?」                   

「匙のことでお世話になりましたからお礼をと……。」

「あのソーナ……。」

「分かっています。お姉様はともかく、兄…いえ春人くんはこれまで何度も私達を助けてくれました。複世神という難しい立場にありながらも……ですからそのことを踏まえて今回は容認します。」

「ソーナ…ありがとう。」

「何故貴女が?言うなれば当人達にお礼を言ってもらいたいです。では。」

 

 

「まっ。これでなんとか解決したし、次は学園祭か。そうだあのフェニックスの妹が転校してくるぜそれに合わせて」

「レイヴェルが??」

 

 

とある場所

 

「この世界にも…かなりお宝がありそうだ。」  




さていかがだったでしょうか?

結構ぎゅっと感があったと思いますが、イッセーは新たな力を覚醒しました。そして春人は今回は活躍せず、士が活躍してしまいましたね。
やはりクウガ〜キバに変身できる能力はかなり魅力的ですよね
さてさて最後、呟いた怪盗は?まさかのあの人です
まあ分かりますよねこの流れならwwwww
で今後なんですが、アニメに追いついたので、本編はとりあえず一時停止し、合間編を次回は出せるかと思います。


ではまた。


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学園祭のライオンハート編
第37話 再D


皆様、お久しぶりです。
半年以上経ってしまい、申し訳ありません。

本編に入る前に訂正をさせていだたきます
まず、今日まで載せていた37、38話に関しては無かったことにします。楽しみにしていた皆様には申し訳ありませんが、何卒ご了承の方をお願いします。
改めての37話となります。短いですが
ではどうぞ




…………

 

「またか……」

「何処なの?ここは?」

「ウィザードと神の力を宿りし者と赤のドラゴンを宿し者の世界と言ったところか……」

「何それ……ウィザードは分かるけど……」

「ここでは本物の魔王にも会えるぞ四人だったか……それに赤いドラゴンはおっぱいドラゴンとか言ってたか」

「はあ?」

 

 

…………

 

学園祭を控えたイッセー達、グレモリー眷族は冥界のヒーローショーに出ていた。

まあ主役イッセーことおっぱいドラゴンで敵は裕斗、力の源というべきかそのお姫様にはリアスという感じで

 

「お疲れさま、二人とも」

「春人!?」

僕は二人の楽屋に

「僕だけじゃないよ。」

「イッセー兄様!ショー楽しかったです!」

「お母様!?ミリキャス!?」

僕の後ろにはリアスのお母さん、ヴェネラナさんとサーゼクスとグレイフィアさんの息子のミリキャスがいた

二人の護衛と様子を見に来たのだ

「とても素敵なショーでしたよ。」

「ありがとうございます。」

「イッセーさんをモデルにした特撮は我がグレモリー家の貴重な財政を担うでしょう。それに冥界の子供達にとってかけがえの無いものになっていますわ。」

と言い、イッセーの手をとり

「これからもグレモリー家の一員として冥界のため、我が家、我が娘のために奮闘してもらえれば助かりますわ。」

「もちろんです。部長のお母様。」

「頼もしいこと。でも部長のお母様はいただけないわ。」

「え?」

「私のことはお母様か母上とお呼びなさい。」

「え?そんな失礼な」

「何も失礼なことはありませんわ。むしろ社交界に出たときにその呼び方では恥をかきます。そもそもまだリアスのことを部長と呼んでいるのがいけません。」

「あ……うう。」

「そうそう春人さんも大変でしたのよ。右も左も分からない状態で私やグレイフィアが教え込んだのですよ。」

「たはは……そうでしたね……。」

「さて話がそれましたが、貴方、リアスのことは好き?」

ヴェネラナさんはイッセーに問う

「もちろんです!尊敬してますし、俺の大切な方です!命に変えてもお守りします!」

「なるほど……麗しい主従関係は確認しました。それならそこからもう一歩踏み込むこと……プライベートでのリアスが貴方にとってどういう存在なのか、それを考えてみなさい……。」

「俺にとって……部長……」

「リアス。イッセーさんにしっかりと教えておいてね。春人さん、ミリキャス、行きますわよ。」

と僕達は楽屋をあとにする

 

 

………………

 

「ふう~。」

「ふふふ。春人さんのことを言ったのが失礼でしたか?」

「いや。あいつにとっては良いアドバイスになったと思いますよ。」

「それは良かったです。もしそれが複世神様の機嫌を損ねたらこの世界を消滅させられますから……。」

「いやいやそんなことはしませんよ。」

「ふふ……今日はうちでご飯を召し上がって……。」

「ええ。」

ドゴーーーーーン!!!

「何!!」

「屋敷の方からです!」

と僕達は爆音の方へ

グレモリー邸の前で騒ぎが起きていた。

「なんだ!?」

白煙の中から二つの影が

ひとつはグレイフィアさんだった

「母様!?」

ミリキャスは思わず叫ぶ。

さらにもうひとつは

「やれやれ相変わらずこの世界の連中はケンカっ早いな……。」

「士さん!?」

「なかなかやるじゃないか。あんたといいこの前の春人の彼女だったか魔王少女といい。」

「……。」

僕は思わず飛び出し

『ドライバーオン!プリーズ!』

『シャバドゥビタッチヘーンシーン。シャバドゥビタッチヘーンシーン。』 

「変身!」

『フレイム!プリーズ!ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!』

僕はウィザードに変身し、グレイフィアさんの前に立つ

「春人さん!」

「大丈夫ですか?グレイフィアさん。」

「ええ。春人さん。」

「来たか!春人!ここで騒ぎを起こせばお前か紅髪の女が駆けつけるだろうと思ってな。ちょっと付き合ってもらうぞ」

「グレイフィアさん。ヴェネラナさん達を」

「はい。」

 

「士さん。一体……」

『カメンライド!ウィザード!』

「え!?何?」

そう士さんはディケイドからウィザードに

「はっ!!」

いきなりの炎の攻撃に僕はかろうじて避ける

「うわあっ!!そっそんな!平成2期……つまりW以降には変身できないんじゃ……。」

と僕は彼が身に付けているバックルを見る。

「変わってる……。」

「そういうことだ……俺が渡したお前のバックルも変わってるはずだ。」

僕はバックルを取り出す。すると銀色からピンクに変わっていき、士さんと同じバックルになった

「なら!」

僕は一度ウィザードの変身を解除。

「変身!」

『カメンライド!ディケイド!』

「さらに」

『カメンライド!ビルド!ハガネノムーンサルト!

ラビットタンク!イェーイ!』

「勝利の法則は決まった!」

僕は仮面ライダービルドに変身!

「ほお~ビルドか……。」

と言いながら士さんは向かってきた




さていかがでしたか?

いつの間にかアニメは終わっていて仮面ライダーはジオウになっていました。なので再び士の登場です。
もしかしたらソウゴ達も??分かりません
ディケイド相手に互角に戦うグレイフィアさんはまさに最強のクイーンwwww
さらにはネオディケイドドライバーにパワーアップしました
ウィザードは変身機会がなくなるのか……そんなことはないはず

あと冒頭でも言いましたが、間隔が開きすぎてすいません。
調整のため、追記で現状況を・・・・
製作間隔に関してはパソコンが来れば早くなると思いましたが、なかなか本業が
あり、難しいです。ただし作品は進行中とお伝えしておきます。
長い目でお付き合いいただければ幸いです。

ではまたお会いしましょう


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