女神に転生特典もらったんで滅びの運命に逆らってみる (ゼロ・アース・コア)
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VSシンフォギア編
第1話 わりぃ…しくじった(;ω;)


ども、ゼロでs『ドゴォ!!』グベラァ!?
イクサ「てめぇ、あっちのあれ半年以上もさぼってんじゃねーか!!なのに新しいやつやってんじゃねーよ!!」
仕方ないだろ!!なかなか話が組みにくいんだよ!あっち!!
イクサ「じゃ近況報告ぐらいしろよ!!」
面倒なんだよ!!『バゴォ!!』ごっふぅぅぅぅぅ!!
イクサ「じゃいいよ!!ちゃんと更新しろよなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
わっかりましたああああああああああああ!!!


というわけで息抜き目的でこっちをやります。なんで不定期更新になると思います。それじゃ本編いきます



あ、『歌姫たちと歌えない戦士の物語』もよろしくぅ!

『バゴォ!!ドゴォ!!』
ネバッ!? タコスッ!?
イクサ「11話しか言ってないのに広めるんじゃねぇ!!」
ごめんなさいいいいいいいいいいい!!

イクサの髪型は少年期悟飯をイメージで


オリ主ズSIDE

 

「あーあー、こちらエージェントT侵入成功」

 

『了解、そっから三階層まで降りたら目的のものがある』

 

「おK」

 

この物語の主人公である時野イクサはとあるものを回収するために深淵の竜宮に侵入していた

 

『もっかいきくけど、なんであれ公園になげたし』

 

「公園にいたときに体から出てきたから」

 

そう、イクサとアルトは転生特典でアース・コアと呼ばれる地球の自然の力が擬人化し、その擬人化した女性が認めた者にしか使えない聖遺物らしき物をもらった。(色は違うが待機状態だとシンフォギアそっくり)だがイクサは認められ過ぎたのかその擬人化した女性と適合ではなく体の中に入られて融合してしまった。そのせいでたまに体からぽろっとコアの欠片が出てきてしまうようになった。

 

それをいつもなら誰かに拾われて研究されたくなかったからもってかえっていたのだが公園にいたため気が抜けていたのか、放り投げてしまったのだ

 

そしてカクレンボ中の子供にそれが拾われて「なんか点滅してるよー」「えっ!?とっ!とりあえず博物館いきましょ!!」ってことで調査されて大惨事に。

 

この小ささでこれだけのエネルギーがあるってことでその公園が採掘されたりして結果SONG預りになり深淵の竜宮に厳重保管された。これが一年前にイクサの油断で起こった出来事である。

 

『ほんと二年前に捕まらなくてよかったよな、あの大騒ぎみると』

 

「俺はあれでゼロに頼んで欠片が出ないようにしてもらったんだぜ、世の中のエネルギー問題ってほんと大変だよな(他人事)」

 

『はぁ、お前はいつも通りだな…っとそこから4つ先の部屋に保管されてる』

 

「へぇ~ここか」

 

イクサは扉の前に立っている…が何故バレてないかというとゼロ・コア通称ゼロの能力で透明化してるからなのだ

 

『念のため聞くがそれどういう鍵だ?』

 

「パスワードとカード、あとこりゃあダイヤルか?」

 

『面倒だな、まだ透明化解くなよすこし時間かかるがバレずにハッキングしてパスワードとか探すから』

 

「了解、とりあえず放出エネルギーもまだ遮断しとくぞ」

 

『おう、油断すんなよ』

 

ーブツー

 

 

~五分後~

 

『できたぞイクサ、パスワードは■■■■■■■でダイヤルの方は■■■■だカードはここを出発するまえに渡したやつでいける』

 

「了解ーポチポチポチポチポチポチっと」

 

ーイクサ扉開放中ー

 

「よし開いたぞ、おーおーかなり厳重に保管されてんな」

 

『さっき調べたらそれのパスワードがかなり難しいからお前の脳にパスワード送るわ』

 

「へ?ちょおまギャアアアアアアアアアアアアアア!!」

 

アース・コアの適合者、融合者たちはその特殊性から自分ではない適合者、融合者に生体的なリンクが可能だ

 

対象に自分のエネルギーを与えたり、視界を共有したりできる。その範囲は広く、脳にもつなぐことができ今アルトがやったのは自分がみたパスワードをそのままイクサの脳に直接送ったのだ。だがコア適合者、融合者でも脳に干渉するのはタブーだ。

 

人間の脳は己以外の認識しているものが入り込んでくるとそれを異常と判断し、脳が激痛を発する。

 

だが、なぜアルトがこうなることを理解していて迷いもなく行った理由はイクサがコア融合者であり、融合の影響とイクサの二つ目の転生特典の代償はあるが無限の自己再生能力のことを知っているからこそだ

 

「お前アホなん?お前俺、言ったよな許可なく唐突にこれだけはすんなってさぁぁぁ!!」

 

『ふっははははははは!』

 

「お前、俺がミスっても知らね…あっ」

 

イクサは大量の冷や汗を流しはじめる

 

『どうした?まさかほんとに…』

 

「パスワード…ミスった…」

 

 

 

ービッー!ビッー!ビッー!ー

 

 

「アアアアア!!やらかしたアアアアア!!!」

 

『ふっざけんなよイクサアアアアア!!「ドン!」「ポチッ」あっ…やべっ…逆探知された…』

 

「…(・ω・)」 『…(・ω・)』

 

 

 

 

「『アアアアアアアアアア!!』」

 

 

ちなみにこの二人組、片方がやらかすと釣られるようにもう片方もやらかすポンコツタッグである

 

 

 

SONGSIDE

 

 

「深淵の竜宮に侵入者だとぉ!?」

 

イクサたちが発狂してる頃、SONGは慌ただしくなっていた

 

「はい、大きさに比例しないエネルギーをもった謎の欠片、通称サファイアを保管してる場所に突如として現れました」

 

「なにっ!?深淵の竜宮のセキュリティはかなり厳重なはずだ!そんな簡単にはバレずにそこまで侵入できないはずだぞ!」

 

「こちらのデータ保管セキュリティがハッキングされていました、こちらも何の前触もなくセキュリティを突破された状態でハッキングされているというのがわかりました」

 

ハッキングしていたアルト、侵入したイクサどちらもハッキングも侵入もかなり高レベルでできるがハッキングにかんしてはアルトが一枚上手なのでアルトはほとんど裏方に徹している。その一枚上手なのがバレずにハッキングすることである(はいそこバレずにハッキングとか不可能とか言わないアルトだから出きるのだ)

 

「逆探知は?」

 

「とっくに探知済みです、ここは深淵の竜宮付近の海上ですね」

 

「そのまま続けてくれ」

 

「了解!」

 

「そして…だ」

 

SONGの司令である風鳴司令は深淵の竜宮に侵入した人物が映っているモニターを見る

 

「あの侵入者は…確実に異端技術所持者だ」

 

それに一番に反応したのはその弟子である立花響だ

 

「え?シンフォギアじゃないんですか?」

 

「あぁ、アウフヴァッヘン波形が確認されてない。だがあの姿をみるにただ者ではないのは確かだ」

 

そう監視カメラに映っているイクサの姿はゼロを纏った姿だ。そしてこの場にいる誰であろうとその姿を見ればただ者ではないのは理解できる。

 

「というわけで、だ、出撃して彼を捕縛してもらいたい。普通ならただの才能を無駄遣いしてる犯罪者になるが、異端技術をもっているなら話は別だ」

 

それに続けて風鳴司令と同じ名字をもった女性が反応する

 

「ことが済んだらSONGに所属することになるからですね」

 

「そうだ、彼が犯罪者になるせよ異端技術をもっているならこちら預りになる。そのためにも君たちシンフォギア奏者に捕縛してもらいたい」

 

「その話はいいけどよ抵抗したら気絶でもさせりゃあいいのか?」

 

その質問は銀髪の巨乳であろう女性から発された

 

「構わないがあまり傷つけるなよ、やりすぎるとこちらもとがめられる」

 

それに返事を返したのは

 

「了解デース!」

 

金髪の元気そうな子(常識人?)だ

 

「では改めてシンフォギア奏者全員に伝える!協力し深淵の竜宮の侵入者を捕縛せよ!」

 

「「「「「「了解!」」」」」」

 

こうしてイクサとアルトがテンパってる間にSONGの最大戦力がぶちこまれた

 

 

 

 

「あ!司令!探知していた反応が途絶えました!!」

 

「仕方ないか…」

 

 

ポンコツズSIDE

 

 

「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!フザケルナ!フザケルナ!バカヤロー!!こんな量のパスワード短時間でやりきれるかぁ!!」

 

イクサはアルトが逆探知されたことに焦ってしまい、それと同時に透明化がとけてしまった。イクサ自身そのことも理解しているが、もうどうしようもないのでとりあえずコアの欠片だけは回収することにしたのだが、

 

「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」ポチポチポチ…

 

10分でやっと半分である

ちなみにイクサは覚えていることなら一秒足らずで口に出せるくらいには脳のレベルが高い。つまりパスワードを与えられたならほとんどのパスワードなら数秒で完了するのだが、しかしパスワード………長い!!

普通なら人間はイクサの速度でパスワードを入力すると脳が300文字程でショートする

それを10分で一万文字を打ち続けているイクサの脳がそれほどレベルが高いことがわかる

 

「あと半分んんんんんんん!!」

 

『あ!イクサ!』

 

「なんだよ!?」

 

『俺、撤収するから』

 

「アルドサン!?オンドゥルウラギッタンディスカ!?」

 

『冗談だ、PCを拠点に置いてくるだけだ』

 

今、アルトがいるのは仮拠点である

 

「わかった!!たぶんシンフォギア奏者が到着するくらいには終わる!!」

 

『だめじゃんそれ…』

 

「そのための仮面だろ?」ポチポチ…

 

『そうだったな…』

 

「じゃ頑張るわ」

 

『おう、捕まるなよ』

 

「捕まったら頼むわ」

 

『冗談じゃねーぞ!?』

 

ーブツッ

 

 

 

 

~10分後~

 

 

「おわったあああああああああああ!!」

 

ーガチャン

 

イクサはコアの欠片をとり、仮面をつけ扉へと向かう

 

ガーと音を立てて扉が開く

 

そこには

 

 

「よう盗人さんよ」ジャキ(銃を構える音)

 

「悪いがそれは返してもらうぞ」チャキ(刀を構える音)

 

「おとなしく捕まってくれるといいなぁ~って…」

 

 

 

シンフォギア奏者が三人いた

 

 

(あ、信号機組か…ちょいと詰みかなこれ?)




ども、ゼロです。こっちの話は『歌姫たちと歌えない戦士の物語』のイクサたちの設定をごっそり持ってきてますので(この作品だけの独自設定はあるけど)そっちみたいとわからないと思うのでよーく理解したい人はあっちの駄文をみて理解してきてください!


ー今回のイクサたちの記録ー

・侵入成功!!

・扉開放!!

・パスワードミスっていくぅ!

・逆探知いいい!!

・パスワード打ち込み完了!

・脱出!!→無理でした☆


ちなみにイクサがつけた仮面は黒仮面のサイヤ人の仮面を黒いところを青に変えただけのものです(洗脳効果とかはないです手作りなんで)

第2話 激闘!!大脱出!!

イクサ「やっぱりシンフォギアスーツってよくみるとえっちぃよね(えっちには感じないけど)」


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オリ主ズ設定+α (2019年8/18大幅改定)

ども、ゼロです

シンフォギアのアニメ見直してたらモチベあがってしまったので更新です


時野 戦(ときの いくさ)

 

身長:175cm 体重:68kg

 

容姿はドラゴンボールの少年期悟飯を髪型変えずに成長させた感じ

 

 

サイヤ人の肉体

 

女神からもらった転生特典その1。超サイヤ人2までとりあえずなれる。(3、4、ゴッド、身勝手は無理)

簡単に惑星を壊せるヤバさからあまり変身しない

シンフォギア奏者との戦いでは特に

 

ーゼロ・コアー

 

滅びの運命をアルトに聞いてから真面目に修行しだして山籠り行った時に寝床として使っていた洞窟の奥からきこえた声に誘導されたどり着いたのがゼロ・コアの保管場所であり、その時に融合

 

ゼロ・コアで現時点でイクサがなれる姿を紹介

 

モード:アクセル

 

20秒間だけ自分の肉体のあらゆる速度を2000倍にする

20秒だけなのは体への負担が大きいから(これといった負担はなくすっごい疲れるだけだが使いすぎると過労でぶっ倒れる)

コアのエネルギーをフル回転させるため、そのエネルギーが体からあふれる(イクサの場合蒼い色)

 

モード:バースト

 

体の中にあるコアエネルギーをめっちゃ活性化させ、出力を大幅にあげる(イクサの場合白を基調とした蒼い結晶のうめこまれたコアアーマーの色が反転し、蒼を基調とした白い結晶がうめこまれたコアアーマーに変化する、またきてるジャケットとズボンも白のラインが入る)

活性化の影響で体のまわりをバチバチと稲妻が走り、これもエネルギーが体から溢れている

2倍、4倍と界王拳方式で出力を倍増できる

ただし、コアを解除したあとの疲労が大きい、なお修行でこの疲労は大幅に軽減することができる

 

モード:オルタナティブ

 

負の感情を制御し、発動するモード(超サイヤ人に自由になれるんだから負の感情くらい制御できるよねという謎理論)

本来コアは人の生きるという意志や誰かを守る意志というような正の感情に反応して展開されるがこの作品のオリ主ズはコア自体にかなり気に入られているため、コアが己の適合、融合者の意志を尊重しているからこそできた姿

シンフォギアで言うイグナイトというコンセプトなので黒くなります

負の感情の制御を外し暴走させることもできるがその場合誰かにおもいっきり殴り付けてもらわないと暴走したまま

最大出力は70億の絶唱のエクスドライブモードを軽く凌駕する

 

モード:ディバイド

 

コアの出力を限界をこえて抑えて戦う姿この姿の状態のまま他のモードになれる

シンフォギアと戦う時はすべてこの姿

外見の変化はなし

 

まだなれない姿の紹介

 

モード:超進化

 

進化するとアーマーの白い部分が黄金化し、刺々しくなる

元ネタはジャンプ黄金期時代アニメのあれ

 

 

イクサのこれまでの行動

 

原作開始18年前にアルトとシンフォギアの世界に新しい命として転生。

普通の家族の一員としてそれぞれの家で過ごすがいろいろあって再会。

もちろんのこと原作知識がないので立花響たちとは第1話まで関係を持たない。だが一度だけ原作介入をしてしまっている(その話はその時に)

特に転生して10年間はなにもなくただアルトとかるーく修行をしていたが突然未来予知したアルトからこの星が滅ぶと聞いたから少し焦り、修行をまじめにやりだす。このときコアと遭遇し、星の守護者たちのことを知る

その8年後にその滅ぶ原因に遭遇し、二年後に行動に移すと言われたから「お前をぶっ殺して俺は俺の人生を生き抜ぬいてやらぁ!!」と宣言した

その二年後、ちょっと気が抜けて深淵の竜宮に行くはめになった

 

 

 

 

園崎 有人(そのざき あると)

 

身長:173cm 体重:67kg

 

容姿は未来悟飯

 

 

サイヤ人の肉体

 

女神からもらった転生特典その1

イクサと変わらず超サイヤ人2までなれる

尻尾はどうしてるかって?服のしたで腰にまいてるイクサも同様

 

 

ーフレア・コアー

 

イクサと同様に滅びの運命発覚後に修行を真面目にしただしたとき、とある山の洞窟で発見しそのまま適合(イクサとは別の山)

名前の通り炎をつかさどるコア

イクサと同じモードを搭載?している

 

ー未来予知ー

 

女神からもらった転生特典その3

自分たちに降りかかる厄災だけ予知する能力

この能力で滅びの運命を知る(その信用度は女神の未来予知能力の一部をもらった能力なので必ず起こる)

 

アルトのこれまでの行動

 

イクサと同様だがイクサより機会やインターネットに強いので(イクサも政府のパソコンをバレずにハッキングできるくらい強いが)大体、裏方でイクサのサポートをしている(第1話参照)

未来予知で滅びの運命を知ったのでその日はイクサとテンヤワンヤしたが対策のためにとあるものの開発と修行をした

とあるものはまだ試作段階らしい

 

 

 

 

 

 

 

 

時系列

 

AXZ後でよくね?(適当)

まぁ、最後にフォニックゲインじゃないエネルギーを絶唱で束ねてそのバックファイヤをダインスレイヴに肩代わりさせたせいでイグナイト使えなさそうだからシンフォギア奏者側の強化しやすいしね




設定はこんなもんです。

追加の設定もあるかもしれないのでその時は後書きか前書きで説明します

今回はこんなもんで

次、第2話だ( ・∀・)ノおおおお!!


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第2話 激闘?大脱出!!(´Д`)

作者の精神的ダメージを増やすけど最強の奥義!!

連 続 投 稿 ! !

そして!!設定漏れ!!

というわけで追加設定シリーズ第1弾

ー無意識の極致ー

身勝手のピー(規制音)が元ネタ
体が覚えた動きで向かってくる攻撃に無意識に回避もしくは対処する
イクサとアルト両方一年前からこの極致に到達
身勝手のぴー(規制音)が戦いの極致ならこっちはどちらかというと武術の極致。だって体が覚えてないと無理だからね

では本編どーぞ!



三人称SIDE

 

「さぁ、その左手に握っているものを返してもらおうか」

 

沈黙を破ったのは青い髪の少女?だった

 

「悪いがそれは聞けない相談だ」

(あー面倒だー…)

 

その質問を困った顔(仮面で見えない)でかえすのは青い仮面の男

 

「な、なら!それを奪いに来た理由を教えてください!」

 

「お、おいバカ!!」

 

それを追うように質問を飛ばすのは短髪の少女、そしてそれをバカと呼ぶ巨乳の少女

 

「…悪いがそれもできない」

 

質問に答えるイクサはこの状況をどう切り抜けるか考えていた

理由は簡単ここが三階層だということ

ここまで三人だけで来たということはまだ上に三人いるのは確定している

 

「ならば、ちからづくでとりかえすまでだ!」

 

その言葉を聞き、構える三人の少女

 

 

だがその言葉を待っていたかのようにイクサは足に力を入れて

 

ーバンッ!!

 

床を蹴った

 

 

「なっ!?消えた!?」

 

突然男が目の前から消えたことに驚く防人

 

ーズザァァァァ!!

 

その音に反応し、ガトリングを放つ特盛

 

「後ろかぁ!!」

 

ーダダダダダダ!!

 

「ダメッ!クリスちゃん!」

 

「しまっ!」

 

それを制止する大盛

 

がガトリングから放たれた弾は

 

ースッ

 

男を通り抜けた

 

「おっほ、危な」

 

まるでガトリングの弾が通り抜けてから危なかったと気づく素振りを見せるイクサ

 

「なにっ!?通り抜けたぁ!?」

 

「やはり指令の推測はあたっていた!やつはタダ者ではない!!立花!!」

 

「はいっ!」

 

ーダッ!

 

二人がイクサに向かって地面を蹴る

 

「「はああああああ!!」」

 

ーキンッ!!

ードッ!!

 

イクサは向かってきた刀と拳の両方を片腕ずつで受け止める

 

「重たっ!!くっ…ダァ!!」

 

それを押し返し、耳に手をかざし通信する

 

「おい、アルファ!シンフォギア奏者と遭遇した!予定時刻より遅れる!!そこらへんはなんとか隠れててくれ!!」

 

『了解だ、バレないように善処する』

 

「善処する、じゃなくてバレるなよ!!」

 

「通信などしている場合か?」

 

問答無用で防人が刀を振り下ろす

 

「うおっ!?」

ーキンッ!!

 

「やはり、後ろ楯が居たようだな!ならばよりお前は捕まらなければならなくなったな!」

 

ーキンッ!!キンッ!!キンッ!!

 

イクサを防人の連撃を軽く防ぎながら叫ぶ

 

「後ろ楯とかいう大層なもんならよかったんだけどなぁ!」

 

拳を握り、そのまま殴る

 

ーギィィィィィン!!

 

「ぐっ!?」

 

その拳は防がれるものの、その拳の重さに防人はかなりの距離を後ずさる

 

「翼さん!?はああああああ!!」

 

ーシュバババババ!!

 

ーパシパシパシパシ!!

 

短髪の少女がラッシュを繰り出すも全て男に受け止められる

 

「下がれっ!バカ!!」

 

「えっ?うわああああ!!」

 

ーダダダダダダ!!

 

それを助けるかのようにガトリングが放たれる

 

「マジかよ!?」

ーパシパシパシパシ!!

 

だがそのガトリングの弾も全て受け止められる

 

「おいおい冗談じゃねーぞ!?殺意マシマシかよ!!」

ーパラパラパラ…

 

イクサは受け止めた弾を床に落としながら叫ぶ

 

「ちっ、なんだよあいつ!化け物かっ!?」

 

「ただ者ではないどころか私たちを軽くいなすか…」

 

「全部受け止められちゃいましたよー!どうするのー!?」

 

三人の少女はそれぞれの感想を飛ばす

イクサはその隙を見逃さなかった

 

(攻め時かな?)

 

ーダンッ!

 

「っ!くるぞ!!」

 

「わかってる!」

ーダダダダダダ!!

 

ガトリング少女がガトリングを放つがやはり弾は通り抜ける

 

「ちっまたかよ!!」

 

「下がっていろ!雪音!!私たちが相手をする!!」

 

「クリスちゃんはサポートお願い!!」

 

「あ、あぁ!わかった!」

 

ガトリング少女以外が即座に反応し、指示を出す

 

(戦うのは面倒だし、あれで行くか!)

 

イクサはまだ床をけり飛び出して空中にいた青い髪の少女に向かって振りかぶった拳をつきだした

 

「くっ私狙いか!」

 

「翼さん!!」

 

防人はその拳を避ける

 

 

 

 

がその瞬間には男は消えていた

 

 

シンフォギア奏者SIDE

 

「また消えた!?」

 

「どこだ!?」

 

「まだ近くにいるはず!!」

 

三人は周りを見渡すが男はいない

 

「いないじゃねーか!!まさか逃げられた!?」

 

「そう簡単にここからは逃げられまい!どこかにいるはずだ!」

 

「まだ、消えた…?」

 

短髪の少女は男が消えたことに疑問を持つ

 

「どうした立花?」

 

「いきなり現れて、いきなり消える…」

 

「なにいってんだ?このバカは…」

 

いきなり、考え出した短髪の少女にガトリング少女は呆れ、防人は共に考える

 

「いきなり現れて、いきなり消える…」

 

「…はっ!そうかその可能性もないわけではないのか!」

 

防人は思い付く

 

「どうした?先輩?」

 

「すまないが静かにしてくれ雪音」

 

「え?あ、あぁ…」

(ど、どうしたんだ先輩…」

 

ガトリング少女は己の先輩を心配する

 

防人は目を閉じ、精神を集中させる

 

「翼さん?…」

 

「……………そこか!!」

 

防人は斜め右後ろの壁に刀を投げる

 

すると

 

「ウェッ!?アブナッ!?」

 

男がまた現れた

 

 

イクサSIDE

 

 

うそーん…透明化して空翔んでたのにそれを見切りますか普通!?そんなもん空気の僅かな動きでしかわからんのにぃぃ!!

 

「クソッタレ!!透明化はもうダメか!」

 

「やはりそうか!やつは透明になっていたんだ!」

 

「それが答えかよ!面倒だな!」

 

「それでも翼さんのおかげで出てきました!また透明になる前にたたみかけましょう!!」

 

チョーヤベーイ!!くそがぁ!それならこれだっ!

 

俺は右腕を左肩の近くまで持っていき、手の甲を前に向けてこう言い放つ

 

「ゼロ!アクセル!」

(負担がデカいがしゃーねー!ここから逃げるぞ!)

 

「今さら何をしようと無駄だってわからねぇのか!!」

ーダダダダダダ!!

 

ガトリング少女が持っているガトリングを変形させ、今度はボーガンでエネルギー状の矢を放つ

 

(うそだろ!?こんな広範囲にばらまけるのか!?だけどもう遅い!!)

 

その矢が当たりそうになった瞬間、

 

ービッ!!

 

と音を立てて矢を避ける

 

「なっ!?また消えた!?」

 

「いやっ…あれ私たちが視認できない速度で動いてるだけだ!」

 

視認できないと言っているがあの子たちにはたぶん蒼い閃光しか見えてないな

 

「えー!?そんなことされたら対処できないじゃないですか!!」

 

三人の少女が焦るなか、俺は逃げる

 

(あと18秒!ちっ、ちょい飛ばすか!)

 

「それならば!」

 

「マリアさん!2階層の防壁をとじてください!」

 

『わかった!調!』

 

 

うそーん!この距離だとギリギリ無理だな…でもまぁ頑張ってみるか!

 

 

 

 

ー2階層ー

 

うおおおおお!!間に合えええええええええ!!

 

「きたよ!マリア!」

 

「わかってる!でもなんて速さなの!?光しか見えないじゃない!!」

 

「ならこうするまでデース!」

 

大鎌の少女が鎌の刃を飛ばしてくる

 

(おせぇ!あと1秒)

 

 

間に合えええええええええ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マニアワナカッタ…

そこには

 

「やっと姿を現したわね」

 

ポンコツそうな女性と

 

「あの仮面…ちょっと感性がわからない」

 

一番えっちに見える少女と

 

「でもこれで捕まえられるデス!」

 

めっちゃいい子そうな少女がいた

 

 

 

 

 

 

 

 

アアアアアアアアアアアアア!!もうヤケクソじゃあああああああああ!!

 

 

「やっぱ、まだいたかシンフォギア奏者ぁ!!」

 

俺は叫ぶ、ヤケクソ気味に

 

その質問に答えたのは一番小柄な少女

 

「あなたは異端技術不法所持者…だから捕まえる」

 

「そんなことはどうでもいい、俺は速く帰らないと行けないんだ」

 

「そんな簡単に帰すわけないでしょ」

 

ですよねー(´Д`)

アイドル大統領さんよぉ…(映像データ参照済み)

 

「へへっ、私たちがいるかぎりここからは逃がさないデス!」

 

「だったら問答無用で逃げさせてもらう!」

 

ーダンッ!

 

俺は地面を蹴り、飛ぶ

 

まだ防壁はしまってる途中だ、ならばギリギリで抜けられる!

 

「そうは!」

 

「させない!デス!」

 

小柄な少女と鎌の少女が鎌の刃と…なんだあれ!?丸い鋸かぁ!?

 

ーシュン!!

 

「危なっ!くっ!邪魔すんなぁぁぁぁ!!」

 

「邪魔しないわけないでしょ!邪魔しに来てるのだから!」

 

「上だとっ!?」

 

アイドル大統領が拳を振るう

 

(避けられる…けどこの方向なら問題ない!)

 

ードッ!

 

「ぐあっ!」

 

俺は拳を避けずに直撃を受け、防壁へと落下する

 

ードガァァン!!

 

「ぶほっ!」

 

叩きつけられたことで肺の空気が押し出される

 

「ゴホッゴホッ…いっつ…」

 

俺が咳き込んでいるうちに防壁は完全にしまる

 

ーガタン!

 

「さぁ、大人しく捕まるデス!!」

 

「捕まってくれれば痛くしないから」

 

「大丈夫よ、あなたを捕まえてもひどいことをしないから」

 

へへっ…冗談!

 

「残念でした♪トウッ!」

 

「「「しまっ!?」」」

 

防壁があっても無駄なんだよな…だってすり抜けできるし

そう!今俺は壁をすり抜けたのだ!

 

『すり抜けたデーース!?』

 

『調!早く防壁を!!』

 

『わ、わかった』

 

へっへっへっへ…よしこれで帰れ…

 

「大人しくしてもらおうか、盗人」

 

「いやだね、捕まるのは好きじゃない」

 

いやぁーあんたまででばってくるのかよ指令さんよぉ

 

「というわけで逃げますね」

 

ーダッ!

 

「させません!」

 

ーバン!!

 

「へっどこに打ってやが…る?」

(な、なんだ体が…動かねぇ?)

 

「あまり俺も強制はしたくないのだが盗みはれっきとした犯罪だ大人しく捕まってもらう」

 

んだこりゃ?弾が影に…?

 

 

 

おっほ!これ現代忍術だ!(^o^)

 

しかもこれだけ制度の高い影縫いはじめてだ

 

だが…

 

「影縫いの対処方法は俺にはあるぞ現代の忍さんよ」

 

「なに!?」

 

「はあぁ!!」

ーバァン!!

 

気をちょいと解放するだけであら不思議、銃弾が弾けとびましたね

 

「それじゃ」

 

「逃がすか!爆震!!

 

「爆震!」

 

「なにっ!?同じ技だと!?」

 

「震脚は広く武術に伝わってるから基本なんだなー」

 

本来は攻撃の威力を上げるための歩方だけどな

しかし、直接攻撃に使ってくるやつははじめてみたぞ

 

「それではさよならー」

 

ーシュン!!

 

「「消えた!?」」

 

 

忍と人間を超えた人間程度にこれは見切れんぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー1階層ー

 

「よしこれで最…後?」

 

「久しぶりだな、あたしを助けてくれた人さん?」

 

「なんであんたが…いきてんだよ…あんたは一年前に死んだはずだろ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天羽奏!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はいーヤケクソになったイクサでした

それとSONG大集合でしたね、たぶんイクサじゃなかったら一階層まで行けなかったんたじゃね?

今回のイクサ

・逃走開始!

・透明化敗北!

・初モードチェンジ!

・マニアワナカッタ…

・残念だったな!

・爆震!!

・うそやん!ニュースで報道してたやん!

でした!

今回はこんなもんで!

次回予告!

第3話 想定外を抱えて帰宅

イクサ「奏さんってめっちゃかわいいよね、椅子に縛り付けてなでなでしまくりたいくらい」


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第3話 想定外をかかえて帰宅

どうも、お久しぶりですゼロです。
本当は9月までに更新する予定でしたが風邪をひいてしまいましたので遅れました。

では本編どーぞ


三人称SIDE

 

「なんであんたが生きてんのかね?天羽奏さん」

(あのとき、完璧にもとの状態に戻してやったはずだが…)

 

二年前のライブでのことである。いい歌だったから気分屋なイクサは死にかけてた天羽奏を助けたのだ

 

それをきいた天羽奏は頭をポリッとかいてこたえる

 

「いやぁーそれがな、あんたに治してもらったのはありがたいんだが一定期間ごとにたおれちまう体になっちまったからな、芸能活動もやめることにしたんだが急にやめるってなったら面倒だろ?だから死んでしまったことにしたんだよ」

 

(いや、死んだことにするかよ普通)

 

「そんなことよりだ、あんたにはここで捕まってもらう。出来れば話すだけで終わらせたい」

 

そういって天羽奏は槍を構える

 

「わりぃな、それは出来ない話だ。こっちにはそんなに時間も残されてないしな」

 

「だったら尚更速くお縄についてくれよっ!」

 

ーダッ!

 

そういって天羽奏は飛びかかってくる

 

「だからそうはいかないって言ってんだろ!」

 

ーガキンッ!

 

イクサは向かってきた槍を腕のアーマーで防ぐ

そのままつばぜり合うイクサと天羽奏

 

ーギリッ

 

「だったら力づくだぁ!」

 

「やれるもんならな…ハァ!!」

 

ーギィン!

 

イクサは槍を弾き天羽奏を後ろへ下がらせる

 

ーズザーッ!

 

「~~~っ!!なんて重い力だ…旦那より重いぞ!?」

 

「余所見してるなら逃げるぞ」

 

ータッタッタッタ…

 

イクサは後ろに振り返り走り出した

 

「ちょっ…!?おいまてぇ!!逃がすかぁ!!」

 

ーブンッ!

 

天羽奏は槍を投げた

 

「うぇっ!?投げるかよ普通!?」

 

ースカッ!

 

イクサは軽々とその槍を避ける

 

「くそったれ…逃げようにもここからじゃ海底しか……海底……そうだ!海底だ!!」

 

イクサは逃げるためのなにかを思い付くが

 

「もう逃げれないぞ」

 

天羽奏がすぐそこまで来ていた

 

「確かに普通なら逃げれないな、でも俺は普通じゃない」

 

「それは透明になることか?それとも視認できないほど速くなることか?」

 

「残念だがどっちも違うな…こうするんだ…よっ!!」

 

ーシャッ!

 

イクサは天羽奏に向かって走り出す

 

「なにっ!?どこだっ!?」

 

天羽奏は視界からイクサが見えなくなったことで焦る

 

ーポン…

 

イクサは天羽奏の横腹に手を置き

 

「悪いな、ちょっと打撲のあとができるがゆるせよ」

 

「しまっ…」

 

ーズンッ!

 

「ガッ!?」

 

ードンガラガッシャーン!

 

イクサは手から出した気合いで天羽奏をふきとばし、壁に叩きつけた

 

「グウッ!カハッ!ま、まだだ」

 

天羽奏はすぐさま立ち上がるが

 

「じゃあな天羽奏、また機会があったらあんたの歌を聞きたいよ」

 

イクサは海に向かって走り出し、飛び込んだ

 

ードボン!

 

「まっ、まて…グッ!く、くそ!横腹が…」

 

「大丈夫か!?奏くん!!」

 

 

 

 

 

SONGSIDE

 

「大丈夫か!?奏くん!!」

 

「あたしは大丈夫だ…横っ腹に一発派手に受けただけだ…それより…」

 

奏は海のほうを向く

 

「やつは海から逃げたのか!?ここは海底だぞ!!いくら異端技術があるとは言え…」

 

「…………なぁ旦那」

 

「どうした?奏くん」

 

奏に呼ばれ、そちらのほうを向く指令

 

「あいつは戦ってる最中に時間がないって言ってた…たぶん別の何かをするつもりなんだろうな」

 

「時間がない…だと?確かに逃げるのには時間がないのには理解ができるが…別の何か…か」

 

そうして二人は残りの全員が集まってくるまで悩んでいた

 

 

 

 

オリ主ズSIDE

 

ーザパッ!

 

「ふう…生きた心地がしねぇな」

 

「相変わらずだな俺たち…」

 

イクサは深淵の竜宮付近の海に浮かべていた船にいた

そこには仲間であるアルトもいた

 

「まぁ、とりあえずこいつは回収でしたからいいとしようか」

 

ーパァァ!

 

イクサはその自身のコアの欠片を取り込む

 

「はぁ…今回の失態は後の計画に支障がでるな」

 

アルトはため息をつく

 

「仕方ないだろ、やっちまったもんは」

 

「そうだが…」

 

「結局あれをするには龍脈をいじるんだ、バレるのが早くなっただけさ」

 

「はぁ…そうだな、じゃ今日は帰宅だな」

 

 

~帰宅~

 

 

「なにっ!?天羽奏がぁ!?」

 

イクサから天羽奏が生きていることを聞き、驚くアルト

 

「定期的に倒れるんだそうだ、だから横腹に触れて天羽奏の体、解析して治してきた」

 

「で原因は?」

 

「俺が二年前に治した方法は肉体が異常でなければ死にかけでも完治するやつだったんだけど天羽奏の体はボロクソで異常だらけだったからそのときにやった方法が肉体は治してるんだけど一部の細胞が灰になったまま治らなかったから正常だけど異常な体になってたらしい、つまり俺のミスだ」

 

「あ、やっぱり?あの状況じゃ治すことに集中しづらいわな」

 

「まぁ、そんなことは置いといてもう一度聞くが本当にこれ意味あるのか?」

 

イクサは机においてある東京の地図にかかれた円に指をさしてアルトにきく

 

「ま、気休めにはなるだろ」

 

「意味ないってことだな」

 

「まぁ、あいつに怒られるのいやだし逃げれる時間があった方が殺される人間も減るだろ」

 

「そうだな…………あと二週間か」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

滅びの運命まであと14日




はい、ブランクがあるので短いですねw
……笑い事じゃねぇ…

今回のイクサ

・天羽奏と対決

・逃げる

・船で合流

・帰宅

・気休めにはなるあれ

今回はこんなもんで

~次回予告~

計画を開始するイクサたち

「もう時間がねぇんだ!邪魔すんなぁ!!」

しかしそれを邪魔する歌使い

「それなら何をしてるか話してくださいよ!!」

イクサ達は一体何をしているのか

「これ以上俺達に関わるな…!」

「…失せろ…歌使い…ケガシタクナカッタラナァ……」

~次回~

滅びへのカウントダウン

「俺達はまだ力のちの字すら出していないぞ」


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第4話 滅びへのカウントダウン

ども、ゼロです。お久しぶりです。次の更新11月くらいって言ってたのに年明けてしまいました…すみません…

では本編どぞ!


 

オリ主sSIDE

 

イクサたちは拠点で話し合っていた

 

「さぁて、まずはどこの龍脈からいじる?」

 

イクサはアルトに最初に細工する龍脈をどこにするか聞く

 

「そらぁここだろ、ここなら歌使いたちも次の次にどこに出てくるかわかんねぇだろ」

 

アルトは机の上に広げている地図を指差しながらそう答える

 

「俺もそう思ってたところだ…ま、歌使いたちに邪魔されんのはしゃーない…それに」

 

「それに?」

 

イクサは大きなカプセルから小さな銃のようなものを取り出す

 

「こいつの完成には歌使いにこいつをぶちこむ必要がある」

 

「前から思ってたんだがそりゃなんなんだよ」

 

アルトはイクサが秘密裏に作っていたものが気になっていた

その質問にイクサは答える

 

「こいつは“聖遺物殺し”になる予定の液体を入れているものだ」

 

「聖遺物殺しだぁ?それなら魔祓いの鏡でいいじゃねーか」

 

そんなアルトの返しにイクサは人差し指をたて言う

 

「俺たちが神を相手にするには必要なのさぁ…まだ神の気は感じなれないからなぁ…そのための、な」

 

「神の気を感じられるようになるのに聖遺物が関係あるのか?」

 

「確かに普通なら不可能だろうよだが、歌使いの一人にこいつをぶちこめば方法はある」

 

アルトは訳がわからなかった

 

「んで?その方法は?」

 

「利用してもらうのさぁ…歌使いたちに」

 

「利用してもらう?まぁた他力本願かよ」

 

イクサは悩むように頭に手をあて説明する

 

「聖遺物はそのほとんどが神に関するものだ…どれだけ原点から離れていようとな」

 

「それは分かる、それをどうしたら神の気を感じられるようにするのさ」

 

「今の俺達は戦闘民族だ、歌使いの気が感じられなくなれば次第に対応できる」

 

「てきとーだな」

 

「仕方あるまい?戦闘民族は不確定要素が多すぎる」

 

そしてイクサは小さな銃のようなものをカプセルにしまう

 

「まぁまだ試作品すら完成してないがな」

 

「いや、してないんかい!」

 

「こいつの効果は聖遺物を纏う人間に打ち込むことで聖遺物使用不可にする、そしてその打ち込んだ人間から血を取り出すと…」

 

「取り出すと?」

 

イクサはアルトに手の甲をみせ、次に手のひらを見せる

 

「まるで聖遺物使用不可にした効果が別物のように反転し、聖遺物の力を大幅に強化する液体に変化する」

 

「効果が反転させてどうするのさ」

 

「さっき聖遺物は神に関するものと言ったな、その力を神に近づける」

 

「神に近づけるだぁ?それは無理だろ元々神がつくったものだ神の力とは別物なはず………そーゆーことか」

 

イクサはニヤッと笑う

 

「たぶんお前が思ってることが正解だぁ…」

 

「ずいぶんわけわかんねぇことすんなぁ…」

 

イクサはパンッと手を叩く

 

「よぉし、これで説明終わり!そらっ!行くぞアルトォ!!」

 

「やれやれ…」

 

イクサたちは準備をし拠点を出る

 

 

 

 

~15分後~

 

ーとある要石のある神社の近くの森の中ー

 

「どうだ、アルト?行けそうか?」

 

「へっ俺を誰だと思ってる!予定の時間より速く終わる!!」

 

アルトは地面に手をあてそう叫ぶ

 

「じゃあ俺は歌使いたちの足止めだな」

 

「頼むぞ、邪魔をされるとこの作業は止まっちまう」

 

イクサは仮面を取り出し顔にはめる

 

「今の歌使い程度の実力なら問題ないさ」

 

「そうかい…なら始めるか」

 

ーピポッー

 

 

 

SONGSIDE

 

「謎のエネルギー反応を確認!」

 

「場所は要石のある神社の近くの森です!」

 

「レイライン狙いだとぉ!?」

 

SONGのメンバーは謎のエネルギー反応が要石近くに出現し、驚いていた

 

「映像…でます!」

 

ーピコンッー

 

その映像に映るのは以前深淵の竜宮に現れた仮面の男だった

 

「あの仮面はっ!!」

 

「あいつ!盗みの次は星弄りかよっ!やってることの大きさが違いすぎるだろ!!」

 

そのときSONG本部にいたシンフォギア装者たちがそれぞれの反応を見せる

 

「だか見ろ雪音!あの仮面の男の後ろの森を!あのまるで炎のような色の光を!」

 

「煙は上がってない…ということはやつの協力者か?」

 

赤いシャツを着た男が指示を出す

 

「夜中で悪いが至急シンフォギア装者たちはあそこへ向かってくれ!」

 

「「「了解!」」」

 

シンフォギア装者たちが出動したあと赤いシャツの男は考察する

 

「やつは時間がないと言っていた…それがレイラインに何かしらの関係があるのか?」

 

 

 

オリ主sSIDE

 

~5分後~

 

「おい!そこの仮面!!」

 

「盗みの次は一体何をしようとしている!!」

 

「何かあるなら話してください!じゃないとただの悪い人になっちゃいますよ!?」

 

そんな叫びにイクサは冷静に返す

 

「ずいぶんと遅かったじゃないかぁ…歌使いぃぃ…」

 

そんな返しに防人が刀をイクサに向け

 

「もう一度だけ聞く!お前は…いや、お前たちは一体レイラインを使いなにをしようとしている!?」

 

と返す

 

「そう聞かれて答えるやつがいるか?」

 

「答えなきゃ力付くで聞くだけだ!」

 

イクサは困るような仕草をする

 

「やれやれ乱暴なやつだな…だがお前たちでは力づくで俺から聞き出すことは不可能だ」

 

イクサは黒い革手袋を外し、外した手の甲を歌使いに向け反対の肩あたりまで持っていく

 

「その理由はお前らごときじゃ俺は倒せないからだ」

 

「なっ!?あれは手の甲に埋め込まれているのか?」

 

イクサの手の甲に浮き出ている十字の結晶をみて歌使いが驚く

 

「変……身」

 

するとイクサの全身から結晶が浮き出て体を覆っていく

全身を結晶が覆うと

 

ーバキッー

 

ーバキバキバキバキー

 

ーバシューンー

 

その姿は深淵の竜宮に行ったときの姿になっていた

 

「じゃお前らをここで足止めするまえに一つだけ」

 

「はぁ?なんだぁ?」

 

イクサは手を顔の前に持っていきギリギリと握りしめる

 

「もう時間がねぇんだ!邪魔すんなぁ…!!」

 

「時間がないだと!?」

 

「なら何をしているのか教えてくださいよ!」

 

握りしめていた手をおろし警告する

 

「これ以上俺達に関わるな…失せろ…歌使い…ケガシタクナカッタラナァ…」

 

「それでもだ!お前にはお縄についてもらう!」

 

そう啖呵を切った銀髪がエネルギー状の矢を放つ

 

「無理だと言っているだろう?」

 

ーシュンシュンシュンー

 

「やはり通り抜けるか…だが近距離ならば間に合うまい!」

 

防人が突撃してくる

 

「あっ!待ってください翼さぁん!」

 

それに続いて癖っ毛も突撃してくる

 

「無駄だ」

 

「はぁぁぁぁあああ!」

 

ーブンッー

 

ースカッー

 

イクサは防人の斬擊をよけ、そのまま防人の腹あたりに手を寄せ力を込める

 

「ふんっ!」

ードンッ!

 

「くあっ!」

 

防人を気合い砲で横に吹き飛ばし、あとに続いてきた癖っ毛を相手にせる

 

「なんで答えてくれないんですか!?言ってくれないと何もわかりません!!」

 

ーバシッ!バシッ!ー

 

イクサは癖っ毛の打撃をいなしながら

 

「お前らは面倒なんだよ!だからあまり関わりたくないのさ!」

 

と言い癖っ毛の腹に手をあて力を込める

 

「しまっ…」

 

「はぁあ!!」

ードンッ!ー

 

「うわぁ!」

 

癖っ毛も吹き飛ばし、そろそろ防人が立ち上がり向かってくると思いイクサがよこに向くと

 

「く、くぅ…」

 

刀を地面に突き刺し、まるで大きなダメージでもくらったかのように震えながら立ち上がろうとしていた

 

「おいおい……俺達はまだ力のちの字すら出しちゃいねーぞ?期待ハズレもいいところだぜ?」

 

「そうかい?だったらこいつでも喰らってろ!!」

 

「なっ!?うしR…

 

ードドドドドドドッ!ー

 

ぐああああああぁぁぁぁぁぁ!!」

 

銀髪がイクサに小型のミサイルを大量に打ち込む

 

「先輩!バカ!大丈夫か!?」

 

銀髪の質問にさっき吹き飛ばされた二人が答える

 

「だっ…大丈夫だ…問題ない…」

 

「まっまだ生きてまーす」

 

その返答に銀髪は安心する

 

「なぁ?人の心配はいいがまずは自分の心配をしろよ」

 

「し、しまっ…」

 

イクサはまた腹に手をあて力を込める

 

「ふんっ!」

ードンッ!ー

 

「ぐぁあ!?」

 

銀髪を吹き飛ばし、吹き飛ばされた方をみる

 

「な、なんでっ…全部ちょ、直撃したのにっ…」

 

「ふん、あの程度で俺がダメージを食らうかよ」

 

「なら…さ、さっきの叫び声は…え、演技…かっ…」

 

イクサは歌使いたちに背を向ける

 

「この程度なら変身しなくても大丈夫そうだな」

 

『リフォメーション』

 

そのまま変身を解き、背を向けたまま歌使いに言う

 

「それじゃあな、今日のやることは終わったから帰らせてもらう…俺を捕まえたいならもっと力をつけてこいこれならあのノイズの方が強かったぞ」

 

イクサは額に2本指をあてる

 

「ま、まてっ…!」

 

 

ーピシュンー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

滅びの運命まであと11日




今回は対シンフォギアの始まりの回です

今回のイクサ

・小さな銃のようなもの
“聖遺物殺し”の液体をいれるやつ
形はハ○ードトリガーのベルトに差し込む下のでっぱりが横になったもの。色は青になっている

・神の力に近づける
神の力は人々の信仰によって強くなると言われている(あくまでこの小説での設定、諸説あり)人々の信仰は人々の気持ちと似たようなもの
シンフォギアはある程度出力を適合者の気持ちに左右される
みなさん、思い込みの力って知ってます?

・レイラインいじり
滅びの運命対策と行っても数分持つかどうか程度
だって二年前とはいえ超サイヤ人になれる二人が圧倒された敵だぜ?星が持つエネルギーなんぞ軽く超えてるよ

・歌使いとにらみ合い
イクサの会話シーンはほぼ演技でその演技の中に本音がまじってます
・戦い開始!終了ー!
一撃でめっちゃダメージ受けてた理由は圧倒的な実力差の演出
そりゃサイヤ人の手加減なんてちょっと強くなった人間には意味ないわな(ちなみにイクサは最大限に手加減してあのザマだったのでがっかりした)

・リフォメーション
変身解除音声
完全にあれですアクセルです

~次回予告~

龍脈をいじりに来たイクサたちの前に現れた白いノイズ

「ちっ、やつの差し金か…とっとと片づけるぞ」

そのあとに現れた歌使いに

「今度は前みたいには行かねぇぞ!」

また邪魔されるイクサたち

「ん?ずいぶん出力あげてきたな」

なんでこんなに上がってるんだ?

~次回~

白いノイズ

「一気に決めるぞアルト!」


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