これは無名の英霊の力を借りた兄の物語 (カサルティリオ)
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プロローグ
プロローグ


初投稿です


聖杯の力を使って美遊を別の世界に送ってからもう何週間も経った。

そんなことを思いながら今日もこの牢屋でじっとしていると急にそのときはやって来た。

 

ドゴォォン!

牢屋の扉を強引に開ける音が部屋中に響き渡る。

扉を開けたときに舞った砂煙で噎せながらこの扉を開けた張本人に聞いた。

 

「だ、誰だ?」

 

するとその小柄で金髪の男の子は見た目に合わない冷静な声で言った。

 

「起きなよ、出所だお兄ちゃん」

 

 

──────

 

「さぁここだよ」

「本当にこんなところにあるのか?」

 

俺は今金髪の男の子の案内で山の上にいる。

 

「お兄ちゃんが聖杯の力を使って別世界への入り口を作ったせいで今世界のバランスは崩れてるんだ、だからどこの平行世界でもときどき短時間だけどここみたいに別世界への入り口が開くことがあるんだよ、まぁどこに繋がっているかは僕も分かんないけどね」

 

「それでそんなところに俺を連れてきてどうするんだ?まさか珍しいから連れてきたわけじゃないんだろ?」

 

「うん、お兄ちゃんは今エインズワースに追いかけられてるんだからこれを使って逃げなよ」

 

そう言うと金髪の男の子は思いだしたかのような表情をして自分のポケットを探り一枚のカードを取り出した。

 

「それは…」

「そう、お兄ちゃんのカードさ」

「なんで君がそれを…」

「いやー、自分のカードかと思ったら違うからあげる」

俺はそれを無言で受け取りポケットに仕舞った、そうして空間が歪んでいる場所へと体を向けて足を進めた。

 

 

───────

 

歪みを通り抜けるとそこはお菓子で飾りつけられた空間だった。

少し歩いて周囲の景色をみていると奥から声が聞こえてきた。

 

「折角のとこ悪いけど、一気に決めさせて貰うわよ」

 

声とともに銃の音が数発聞こえたので何事かと思いポケットのカード手ににインストールと即座に唱えて変身して音の元へと向かう。

 

俺がたどり着いた場所には少なくとも人間だとは思えないものがいた、だが俺が一番驚いたのはそいつと戦っていたのは少女だったのだ。

 

その人間だとは思えないナニかを押さえつけもう決着はついたのかと思い安心したときにその人間ではないナニかは顔を蛇のように伸ばし少女へと迫る、そのまま口を開き少女をその大きな口で噛みつこうとした、その刹那俺が使いなれた双剣を投影して投げつける。

 

するとそのナニかは絶命したのか消滅したのを確認して先程襲われていた少女に話しかける。

 

「大丈夫だったか?怪我はないか?」

「え、えぇ大丈夫よ、助けてくれてありがとう」

 

 

 

 

 




めっちゃ短かったけどプロローグだからしょうがないよね?←言い訳


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第一 平行世界 「選ばれた少女達」
魔法少女?!


二話目です
早く小説書くの慣れたい、だがFGOのイベントがあるどうしたものか…


私がお菓子の魔女を完璧に倒したと思って油断したのが悪かった、油断した瞬間魔女は自分の顔をあり得ないくらい伸ばして気がついた時にはもう既に私の目の前にいた。

 

気づいたときにはもう既にどうしようもなかった、その時私にあったのは反撃する時間でも助けてくれる仲間でもない、私に残ったのは絶望だけだった。

 

反撃することもできずに私は死ぬ運命だった、でもその前に私を食べるはずだった魔女がどこからか飛んできた双剣によって倒されたのだ。

 

私は死というものから解放された瞬間に思わず座り込んでしまった。

 

そんな私に剣を投擲したと思われる彼は私に問いかけた。

 

「大丈夫だったか?怪我はないか?」

 

 

───────

 

目の前の座り込んでいる少女に対して大丈夫か?と問いかけると大丈夫と言っていたので大丈夫だろう。

 

俺が目の前の少女に手を差し出すと彼女は頬を染め俺の手を借り立つ、すると物陰から二人の少女が出てきた。

 

「あの!助けてくれてありがとうございました!」

 

ピンク色の髪を持つ少女が俺にお礼を言ってきたが俺は当たり前のことだからと返答した。

 

そのやり取りを見ていた未だに頬を染めている金髪の少女が俺に問いかけてきた。

 

「と、ところで!貴方は何者なのですか?魔女を倒していたから同業者ということでいいんですか?」

 

「君の言う同業者が何を指しているのかは俺は知らないけど俺はただ困っている人を助けただけだ」

 

そう俺が話すと変な白っぽい生き物が近づいてきた。

 

「うーん、おかしいな君とは契約した覚えは無いしそもそも君は男だ契約をするはずも無い、一体何者なのか僕も気になるね」

 

「俺の名前は衛宮士郎、ごく普通の高校生だ」

 

「で?そのごく普通の高校生が僕と契約もせずに魔女を倒せるのはどうしてか僕に教えて欲しいね」

 

「それなら先にお前の名前を教えるのが先じゃないのか?」

 

「それもそうだね、僕の名前はキュゥベえ」

 

キュゥベえの自己紹介に連れられるように他の少女達も自己紹介をしていく。

 

「私の名前は巴マミです」

「私は美樹さやか」

「私は鹿目まどかです!」

 

俺が助けた少女がまず名乗りその次に隠れてた少女二人が名乗った、あとこれは次いでだが全員が下の名前で呼んで欲しいそうだ。

 

名乗り終わるとマミが手をあげた。

 

「とりあえずここにいるのもなんですから私の家で話をしましょう」

 

 

──────

 

マミの家へ招待されて行ったがマミの親の物と思えるものは殆ど無かった、家族で撮ったような写真もそして何より日用品が一人用しかない、恐らくマミの両親はもう既に他界してしまったのだろう、その考えに至ったが勿論そんなことは口にはしない。

 

「さて、それじゃあ落ち着いたことですし話しましょうか、まずは私たちについて」

 

 

最初のマミの言葉から二時間ほど経っただろうか、彼女たち魔法少女の存在や意味等について話を聞いた。

 

「成る程それがマミが俺に対して同業者と言った理由か、残念だが俺自身の力は魔女とやらに対抗するための力ではない、そもそもソウルジェムなんて物は持っていないから同業者じゃない」

 

「そうなの……まさか魔法少女になること以外で魔女を倒せる力があるとは思えなかったけど士郎は例外ね」

 

そう言ってマミは立ちあがった。

 

「さて、もう遅い時間だから帰った方がいいわ、そう言えば士郎はどこに住んでいるの?貴方みたいな人がこの町にいたのなら私も気づくと思うけど」

 

「実は……」

 

俺は訳あって家には帰ることが出来なくなっているとマミ達に説明した。

 

するとマミは突然考え込み時折頬を赤くしたと思うと突然俺に凄いことを提案してきた。

 

 

───────

 

なぜこうなっている……

 

今俺はマミの家の敷き布団の中にいる。

 

正直助かったと言えば助かるのだが、年頃の女の子が家に一人なのにそこに男を泊まらせて良い訳がない。まさか俺が家に帰れないと聞いて「なら家に泊まっていいわよ」というなんて、しかも事情が落ち着くまでいいだなんてそんなことを言うなんてあまりにも予想外で一瞬固まってしまった。

 

そんなことを考えていたが今日は少し疲れていたのですぐに寝てしまった。

 



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見知らぬ少女

俺がマミの家に居候してから数日後の夕方にマミの家にさやかとまどかがやって来た。

 

「それで?話したいことがあるって言ってたけど?」

 

「マミさん!実はあたし魔法少女になったんだ!」

 

その瞬間士郎とマミの目が大きく見開かれる。

 

「それは本当なの?さやかさん」

 

「うん!願い事は友達の為に使っちゃったけどそれでもあたしは後悔してないよ」

 

そのさやかの迷いのない瞳をみて俺とマミは目を合わせ頷く。

 

「わかったわ、さやかさんあなたと私たちでこれからのことを話し合いましょう」

 

そして俺らは何時間か話し合った、主な内容は最近この街では強力な魔女が多いらしく別の街から他の魔法少女がやってくるらしいこと、昨日さやかが戦った魔女のことだった。

 

2時間ほどして話しが終わった頃にはもう遅いということもあってまどかとさやかは帰っていった。

 

 

────────

 

次の日

 

この世界で俺は学校には勿論行ってはいない、だがマミは学校に行く必要がある、だから今俺はマミの代わりに魔女の手がかりを探すために走っていた。

 

だが夕方になるまで探し回ったがこれといって手がかりとなるものは見つからなかった。

 

俺はマミの家に帰るために路地裏に入り近道をしていると金属が激しくぶつかり合う音が聞こえた。

 

何か胸騒ぎがするので音のする方へすぐに向かうとそこにはさやかと赤い槍を持った少女がいた。

 

赤い槍を持った少女がさやかへと槍を向け攻撃を仕掛けた。

 

ここから声は届くであろう距離ではあるが見知らぬ少女はそんなことでは止まらなそうだ、俺は即座に干将莫耶を投影して見知らぬ少女の槍先を狙い投げつける。

 

 

────────

 

「殴ってもわからねぇバカとなりゃ……あとは殺しちゃうしかないよねぇ!!」

 

あたしはそう叫んで目の前のヤツに殺す気で力を込めて槍を突きだした。

 

殺した、あたしは完全にそう確信した、だけどあたしの槍は殺すどころか突如飛んできた剣に折られてしまった。

 

「だれだ!あたしの攻撃を邪魔したヤツは!」

 

あたしのことを邪魔したのは魔法少女だと思った、だってそうとしか思えなかった、あたしは魔法少女だったらあたしを止められるのは魔法少女か魔女しかいないと思ってた、だけどそんな考えを否定するようなヤツが出てきたんだ。

 

「悪いけど君の攻撃はさやかを殺すような威力が込められていた、だから止めた」

 

そいつは明らかに魔法少女でも魔女でもなかった、だってそいつはどう見たって男なんだから。

 

─────────

「間に合って良かった、あまり無理をするなよさやかはまだ魔法少女になったばかりなんだから」

 

「ご、ごめん士郎……こいつにマミさんのことバカにされて腹が立っちゃって」

 

「とりあえずそこで休んでろ……それでそこのあんたはまだやるつもりなのか?やるなら俺がさやかの代わりに戦うけど」

 

俺がそう言うと赤い少女はこっちを睨みつけて去っていった。

 



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後ろ姿を見つめる少女

「あいつも居なくなったことだしもう帰ろう、立てるか?」

 

あれだけボロボロになっていたのだ立てるわけがないと思いながらも俺はさやかに一応聞いてみた。

 

「さやかはもう大丈夫さ、さやかは癒しの願いで魔法少女になったから癒しの力でもう立てるはずだよ」

 

「そうか、ならもう帰ろうあの魔法少女のこともきゅうべぇから聞きたいからな」

 

そうして俺らはマミの家へと向かった。

 

そして彼らの後ろ姿を見つめるものが一人いた。

 

彼女はあり得ないものを見たような顔で否定するように呟く。

 

「そんな……あり得ない……今までやり直し続けて……あの人は一度も……少なくとも私は会ったことがない……あの人は一体」

 

彼女は幾つか考察をしとりあえず彼が危険かどうかを確かめるしかないといけないという考えに至った。

 

そして密かにイレギュラーであるあの人がいれば今まで失敗続きだったこの連鎖を止めてくれるのではないかと心の奥底で希望のような物が芽生えた。

 

───────

 

「で、どういうことなのキュゥベえ?」

 

「そんなに睨まないでくれよマミ、僕はただここら辺の魔女の強さが前よりも強くなった気がしたから援軍として彼女を送ったんだ」

 

「あれは明らかに援軍って感じじゃあなかったな」

 

「それについてはごめんよ僕が人選を間違えちゃったからだね、元から彼女が攻撃的なのは知ってはいたけどまさか魔法少女同士で殺し会うなんて思わなくって」

 

「はぁ、全く士郎がいたから良かったけどいなかったらさやか達がどうなってたのかわかったものじゃないわ」

 

「キュゥベえあの女の子のよくいる場所を教えてくれ」

 

「杏子ならここからさほど遠くないゲームセンターでよく遊んでるよ」

 

「そうか、ありがとう教えてくれて明日辺りにでも行ってみようと思うよ」

 

俺がそうキュゥベえと喋っていると横からこっちを見ている気配を感じふと横を見る。

 

「なんだよ、マミ」

 

「何でもないわ、全然士郎が他の女の子と仲良くしてたって私には関係ないもの」

 

今日のマミはやけに機嫌が悪いなと思いながら立ちあがり台所へ行く。

 

「どうしたの士郎?何かやることでもあるの?」

 

「いや、今まで忙しかったからさ、ちゃんとした料理を食べてなかったろ?だから久しぶりに料理を作ろうと思って」

 

「え!?士郎って料理が作れたの?」

 

男の俺が料理を作れるからってそんなに驚かなくてもいいのにと士郎は思う。

 

 

そしてそのあと士郎はマミに料理を作りマミは自分よりも士郎が料理上手なことに密かに絶望していたことはマミ以外誰も知らない。



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槍を持った少女との戦闘

戦闘描写が難しすぎる笑
いつもよりも少し文字量多めなので誤字脱字やキャラクターの台詞に違和感があるかもしれません、あったら感想欄にて報告いただければなるべく訂正します。


様々な音が混ざりとても騒がしい場所で一人の少女がダンスゲームで遊んでいる、その少女へと近付くもう一人の少女がいた。

 

「よう、あんたがキュゥベえの言ってたイレギュラーだろ?何さ?」

 

杏子は黒髪の少女が近づいて来ても依然としてダンスゲームを続ける。

 

「この街をあなたに預けたい」

 

「どういう風の吹き回しよ」

 

「魔法少女にはあなたみたいな子が相応しいわ、美樹さやかではつとまらない」

 

「ふん!もとよりそのつもりだけどさぁ、そのさやかってヤツどうする?ほっときゃあまた突っ掛かってくるよ」

 

「なるべく穏便に済ませたい、あなたは手を出さないで、私が対処する」

 

「まだ肝心なところを聞いてない、あんた等何者だい?」

 

黒髪の少女は「あんた等」?と疑問に思うがすぐにその疑問は晴れる。

 

「気づいてたのか」

 

少し困ったように赤髪の少年が出てきた。

 

───────

「俺はごく普通の人間だよ」

 

「嘘だね、どう見たって女じゃないけど少なくともあたしやそいつと同じように魔法少女の力を持っているはずだ、じゃなきゃあたしの一撃を防げる筈がない」

 

「いいや、俺はキュゥベえとは契約はしていないから魔法少女じゃない」

 

「まぁぶっちゃけて言えばそんなことどうだっていいんだ、あたしはあんたの力の底がまだ見えねぇ、あたしは興味があるんだあんたのその力に」

 

そしてダンスゲームが終わったのかようやく彼女はこちらの方を向き一言放った。

 

「ここじゃあ人がいるから表へでな」

 

俺はそれを彼女の宣戦布告なんだろうと思いつつ無言で頷く。

 

───────

「ここなら誰にも見られることなんて無い、だから思う存分戦えるよ!」

 

そこは昔は人がある程度いたのだろうがもう廃校になった学校のグラウンドだった。

 

「さぁ、あんたの本気見せてくれよ!」

 

そう言いながら彼女は赤い物体を掌の上に出現させて変身する、俺もそれに合わせるようにポケットから一枚のカードを取りだしインストールと唱え変身する。

 

「じゃあ、初めの一撃はあたしからいかせて貰うよ!」

 

初めの一撃は真正面からの真っ直ぐな槍での突き、俺はその攻撃を

干将莫耶で横から一撃を加え攻撃をそらす。

 

「ちっ!だったらこれならどうだい!」

 

そう言って槍を複数取りだし俺に向かって一気に投げつけてきた、それに対し俺は無言でアイアスを投影し全ての槍を防ぐ。

 

「それがあんたのもうひとつの能力か!」

 

そう言って彼女は二本の槍を手に一本ずつ持ってこちらに駆け抜けてくる。

 

前にマミに魔法少女のことを少し聞いたことがある、そこでマミが言っていたのだが魔法少女の能力はキュゥベえに願った願い事の性質を能力として反映したものらしい、つまり魔法少女にとって能力とは各1つしか保有できないことになる、今さっき彼女は俺の能力を確認するための一手だったのだろうと今ようやく気がつく。

 

だけど俺はそもそも魔法少女ではない、そんな俺が魔法少女の能力は基本1つという規則性に当てはまる筈がないので先程の彼女の一手はほぼ無駄と言える。

 

「これは防げないだろ!」

 

そう言って彼女は左手に持っていた槍をこちらに投擲しそのまま右手で持っている槍を構えながら突っ込んでくる。

 

俺はまず飛んできた槍をこちらも干将莫耶を投擲しぶつけることで攻撃をそらす、次にこちらへ突っ込んできた彼女を対処するために即座に干将莫耶をもう一度投影して槍を受け止める。

 

「へぇ、今のを防ぐのはなかなかやるな」

 

「そんなに喋ってる暇は無いと思うけどな」

 

さっき槍の攻撃をそらす為に投擲した干将莫耶が遠くからこちらに戻ってきているのが俺の方からなら見えるが彼女の後ろから迫ってきているため彼女には見えない。

 

だが彼女は俺の視線が自分を見ていないことに気づきその先の物に気がついたらしい。

 

「なっ!」

 

ようやくその正体に気がついて振り返り干将莫耶の攻撃を防いだのはいいが背中ががら空きだ。

 

俺は後ろから彼女の首もとに剣先を突きつける。

 

「わかったよ、あんたの方が強い、だからその剣を下ろしてくれないか」

 

彼女は変身を解き槍を地面に捨て両手を上げることで降参と態度で示す、だがそこへ1人の乱入者が現れる。

 

「私も少しあなたの事が気になるの」

 

そう言って黒髪の少女は変身した。

 



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連戦

目の前には既に変身を終えて腕に円盤上のまるで盾のようなものを身に付けている少女がいる。

 

先程の戦いは相手がまだこちらの攻撃を読みきれていないことや性格からなのか真正面からの攻撃がほとんどだったので対処は容易だった、しかし目の前の少女は一筋縄ではいかなそうな雰囲気を纏っている。

 

じっとお互い動かず相手の動作から目を離さないようにしていると相手の方から動きがあった、少女は自分の腕についた円盤上の物から銃を取り出しこちらへ銃口を向けようとしている。

 

その銃の引き金が引かれる前に自分をその攻撃から守らなくてはならないのだが俺の魔力量は低いためアイアスを投影するような魔力は残ってはいない、ならばアイアスの代用として大きめの無銘の剣を複数投影し地面に突き刺す、こうすれば一時的にだが俺を守ってくれる壁ができた。

 

少女は案の定銃をすぐさま撃ってきた、このままではじり貧なので走りだし彼女へ攻撃をするために弓と一本の無銘の剣を通常よりも細長く投影して矢の代用にする。

 

「?!どうやって……」

 

基本的に魔法少女の武器は1つである、その事が少女の頭にあったのだろう、だから少女は俺が双剣を持って戦ってくると考えていたのだろうが、俺が今持っているのは弓である。

 

その驚愕により生まれた一瞬の隙を俺は逃さない、なるべく致命傷にならないところを狙って矢を放つ。

 

「っ!」

 

内心決まったと思ったが少女はすぐに切り替えて銃を構える、そして寸分違わず矢の先端に数発当てることで矢を破壊した。

 

「なんて技術だ」

 

俺は思わずそう呟く、こうなれば威力でごり押すしかない、あれを投影するしかないと思った。

 

俺は走りながら銃弾を回避しながら一本の螺旋状の剣カラドボルグを投影し即座に弓で放つ。

 

この攻撃なら避けようがないだろうと確信しながら。

 

────────

あれはまずい、一目で相当な威力を持っていると分かるような矢だった、現に彼女は矢が放たれた瞬間に数発銃弾を当てたが全く効果がなかった。

 

こうなったらズルをするようで申し訳ないけど私の能力を使うしかないと思った、私は少し申し訳ないと思いながらも能力を使用する。

 

その瞬間世界の時は止まる。

 

目の前には時間を止められ空中で停止している矢があった、その矢はよく見れば地面を抉りながら進んでいたことが分かる。

 

「なんて威力が込められているの、これが当たっていたら私はきっと今頃……」

 

あったかもしれない少し先の未来を考えほむらゾッとする。

 

ほむらは今世界から孤立している、世界は時間を止めほむら以外またはほむらが触れているもの以外は動くことどころか時間が停止していることにすら気づけない。

 

だがそこであってはならないことが起きる。

 

「これは……時間を停止した?……」

 

そうほむら以外にも今世界から孤立している者がいたのだ。

 




誤字脱字等がありましたらご報告頂ければなるべく訂正します。

作者は戦闘描写は特に苦手なんだ許してくれ……


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名乗り合い

「これが……お前の能力か?」

 

俺がそう問いかけると少女は驚愕の表情を浮かべていた。

 

「なんで……これは私以外の全てが対象のはず……あなた本当に何者?」

 

そう言いながら少女は1歩2歩と後ろに下がる。

 

きっと少女にとってこの時間停止という能力は絶対的な力だったのだろう、だが俺という今までにないイレギュラーが現れたことで少女にとってはものすごく衝撃的なことなのだろう。

 

だが俺には時間停止を無効かするなんて魔術は知らないしそもそも俺は三流魔術師なのだからできるわけもない。

 

これは恐らくだけど俺がこの世界の人間ではないからだろう、いやむしろそれしか思い当たることがない。

 

「君の能力はもう無いんだろ?君の能力が俺に効かない以上君に勝ち目は無いだからもうこんな戦いはやめないか?」

 

少女は驚愕から生まれた表情をもとに戻し冷静になる。

 

「ええ、そうね」

 

そう言って少女は今の位置から離れ能力を解除する、すると先ほどまで空中で浮遊していたカラドボルグが動きだし地面へと触れるとともにとても多きな爆発音とクレーターを残した。

 

「私の名前は暁美ほむらあなたの名前は?」

 

急に向こうから名乗ってきたが向こうが名乗ってきたのならこちらも返事を返す。

 

「俺の名前は衛宮士郎」

 

そう俺が名乗るともう1人の少女が喋る。

 

「あたしの名前は佐倉杏子」

 

一応名前を教えあったところでほむらが喋りかけてきた。

 

「一週間後にワルプルギスの夜が来る、そのときにはあなたにも協力してほしい」

 

「そのワルプルギスの夜ってのはよくわからないけど俺は魔女を倒す」

 

────────

あのあとほむら達と別れマミの家へと帰ってきた、もう空は暗いが別に門限があるわけでもないだろうと思いながら玄関ドアを開くとそこにはマミがいた。

 

「ちょっと士郎!遅かったじゃないの!あの例のやつとイチャついてたんでしょ!」

 

「ちょっとまてそんな分けないだろう」

 

「じゃあ、なんで遅くなったのよ!」

 

「いやまぁいろいろとあって」

 

そういうとマミはジト目をこちらへ向けてきた、まだ疑ってるなマミのやつこうなったら料理で機嫌を取るしかないなと思い喋りかける。

 

「心配させて悪かったよ、今から料理を作るから許してくれよ」

 

するとマミは呆れ顔になってこう言った。

 

「はぁ、士郎の鈍感……」

 

俺はなんの心当たりもなく首を傾げたらマミは怒ったのかプイッと顔を横に向けた。

 

女とは俺には一生理解できないんだろうなぁと思いながら俺は肉じゃがを作った。

 




誤字脱字等がありましたらご報告お願い致しますなるべく訂正します。



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謎の男

今日も俺は魔女を探すために人通りの多い所から路地裏までを暗くなるまで見回る。

 

俺は暗くなってきた空を見てここまでかなと思い路地裏から出ようとしたとき謎の男が現れた。

 

チューリップハットにコート、眼鏡をかけた中年風の怪しい男は俺に向かって話しかけてきた。

 

「やぁ、君は衛宮士郎君だね、昨日の戦いは私もみていたよ」

 

「お前はだれだ答えろ」

 

俺は無銘の剣を投影して剣先を男に向ける。

 

「私は別に君と敵対しようとは思ってないんだ今のところはだけどね」

 

この男みるからに怪しすぎる俺が警察だったら即座に捕まえに行くくらいには怪しい。

 

「君の力を見込んでお願いがあるんだ、まぁ正義感の強い君なら受けてくれると信じているよ」

 

そう言って男は間を作ってから喋りだした。

 

「君には世界の破壊者から世界をライダー達を救ってあげてくれ、まぁまだ君がこの世界から次の世界に行くとは決まったわけではないがそれでも私は君に期待しているよ」

 

男がそう言うと男の後ろに俺の世界に出来ていた歪んだ空間と同じものが現れた。

 

「じゃあまた会おう」

 

「まて!お前はいったい誰なんだ!」

 

俺が全てを言い切る前に男は歪んだ空間に入り込み歪んだ空間は消滅した、そこに男の姿はなかった。

 

「ヤツはいったい……」

 

────────

俺はあのあと路地裏から出てマミの家へと戻ると玄関前にまどかが1人で立っていた。

 

「あ!士郎君!」

 

まどかは俺を見つけるとこちらに向かって来た。

 

「あのね、マミさんと士郎君に相談があって来たんだけど今留守みたいで困ってたの、私にとってはとても大事なことだからどうしても相談したくて……だから士郎君だけでも聞いてくれないかな?」

 

「あぁ、もしかしたらあまり俺から言えることは少ないかもしれないけど俺でよかったらいくらでも聞くよ」

 

そう俺はまどかに喋りながらマミに借りている合鍵で玄関ドアを開ける。

 

まどかに中を案内してお茶を用意し話を聞く準備を整えようやく俺が座るとまどかが喋りだす。

 

「最近さやかちゃんの様子がおかしいの……」

 

「理由は分かるのか?」

 

「多分だけど……上条君って人がいるんだけどその人に友達のひとみちゃんが告白して二人が付き合うことになってからさやかちゃんがおかしくなっちゃったの……」

 

まどかは話を進めるごとにどんどん暗くなっていく、そんなまどかをみていた俺は自然に口が開く。

 

「分かった、俺がさやかから話を聞いてくるよ、あまり意味はないかもしれないけどやらないよりはまだ良いだろう」

 

「ありがとう士郎君!」







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真実

すいません今FGOのイベント来ててそっちに集中してたんで遅れました。


夕暮れの中隠れながら二人の男女を見守る少女がいた。

 

その少女は二人が仲良く喋っているのを見るとその顔を絶望に染め現実から目を反らすように顔を背けた。

 

そして、その少女を後ろから見つめる者がもう一人いた。

 

────────

「おい、さやか何してんだそんなとこで」

 

「…………………」

 

さやかに俺が話しかけてもさやかは地面をずっと見つめるだけで何も反応しない唯一の反応と言えるのは動かしていた足を止めたことだけだろう。

 

「おまえ、そんな顔してどうしたんだ?まどかがお前のこと心配してたぞ」

 

俺がまどかと言った瞬間少しだがさやかの肩がビクッと動いた。

 

「何か悩みごとがあるんなら俺に言えよ、仲間だろ」

 

「あんたなんかに一体なにがわかんのよ」

 

ようやくさやかが返事を返してくれたと思ったがその声は余りにもいつものさやかとは違いまるで死を目の前に絶望をしてるような声だった。

 

「別に俺はお前の事が分かる訳じゃない、でもお前のことが心配なんだ俺を含めて全員な」

 

「だから?別にあたしがなにしようがあたしの勝手でしょ、もう一人にして」

 

さやかはそう言い残して俺の目の前から姿を消した、俺は胸の奥に胸騒ぎを覚えるがそれを無視してマミの待つ家へと戻る。

 

────────

家に帰るがそこにマミは居なかった、俺は不思議に思ったけどマミが魔女を見つけて倒しに行ったんだろうと考え久々にゆっくりと休むことにした。

 

ドタドタという騒がしい音で俺は目覚めた、目を開けるとそこには涙目のまどかと慌てている様子のマミそれから一緒に付いてきたのだろう杏子が来ていた。

 

「士郎!さやかさんが!!」

 

俺はその様子を見てただ事ではないと確信しマミに詳しく話を聞くことにした。

 

────────

「さやかが魔女に?……」

 

どういうことだと訴えるように俺はここに遅れてやって来たキュゥべえを睨み付ける。

 

「さやかのソウルジェムに穢れが溜まりきってしまったんだね、魔法少女の持つソウルジェムに穢れが溜まりきるとソウルジェムはグリーフシードに変化して魔法少女は魔女になるのさ」

 

そのキュゥべえの言葉にここに集まっていた全員が驚愕する。

 

「おいっ!てめぇどういうことだ!そんなこと契約するときにお前は言わなかっただろ!」

 

杏子が思わず感情を口にする。

 

「はぁ、僕は別に聞かれなかったから答えなかっただけだよ」

 

しかしそれにキュゥべえはまるで機械のように淡々と説明する。

 

「てめぇ!それで済ませるつもりか!」

 

「ちょっと待ちなさい!確かにその話は気になるけどそんなことは後回しにして今はさやかさんをどうするのか話し合いましょう!」

 

マミは魔法少女が魔女になることよりも今はさやかのことの方が重要だと杏子に対して主張する。

 

「あぁ、そうだな今はさやかの話をしよう」

 

この時他の世界線では魔法少女が魔女になるという真実を知り絶望し狂乱に陥ってしまうマミが殆どなのに対してこちらの世界のマミが士郎という心の支えを持つことにより絶望しなくなっていることは誰も気がつくことはない。

 



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幸せな夢を見させて……

昨日の夜に作戦を決めた結果まずはさやかと戦いながら攻撃を防ぎまどかがさやかに対して呼び掛けることになった。

 

そして今俺らは四人でさやかの所に向かっている。

 

歩いている間俺達には会話は一切ない、それは緊張からなのか諦めなのかは分からないが少なくとも俺はこの作戦が成功して欲しいとは思っている、もし成功しなければ俺がとある宝具を投影して賭けにでなければならない。

 

その宝具は俺が前の世界で戦ったキャスターカードを持っていた魔術師との戦いで見たものだ、その魔術師本人は使用まではしなかったが所持していたのを俺は見てそれを記憶した。

 

その宝具の名前はルールブレイカー、効果は魔術の無効化だ、これを使えばさやかの魔女化を無効化しさやかを元の姿に戻す事ができるかもしれない、たがもしかするとそれはさやかの魔法少女としての契約すらも無効化してしまうのでは無いだろうか。

 

昨日の夜にキュゥべえからいろいろなことを聞いた魔法少女のことについて、一度契約したら彼女達の体が作り替えられてしまうということも全て聞いた。

 

だからさらに心配だ、魔法少女の心臓は動いてはいない、ソウルジェムによって魔法少女は生かされている、故にその契約を解除してしまった場合魔法少女は結果的に死んでしまうのではないかと。

 

だからルールブレイカーを使うのは最後の手段として使う、あくまでもメインの作戦はまどかを中心に回っている。

 

俺がそんなことを考えていると知らない声が俺に向かって掛けられていた、声のした方向を見るとそこにはキャップのついた帽子をかぶり右手に青い銃のような物を持った青年がいた。

 

「やぁ、早速で悪いけど僕と戦ってもらうよ」

 

俺は即座にマミの方へと向き目で彼女らに先に行けと伝える。

 

「へぇ、皆で僕と一緒に戦うと思ったけど違うんだ、それでも僕は容赦しないけどね」

 

そう言うと青年は銃にカードらしき物を押し込み引き金を引きながら「変身」と叫んだ。

 

────────

士郎なら大丈夫、私は自分にそう言い聞かせ不安な気持ちを消そうとする。

 

そうしている間に気づけばいつの間にか例の場所に到着していたらしい。

 

「こっからはさやかとあたし達が戦うことになるでもお前のことは私とそいつで守るからお前はさやかに話しかけ続けろよ」

 

杏子さんはそうまどかさんに言い聞かせると歩きだした。

 

「気づかれた!来るぞ!!」

 

暫くすると私たちの目の前には巨大な魔女となったさやかさんが目の前にいました。

 

まどかさんは必死にさやかさんに話しかけますが全く聞く耳を持ちませんそれどころか激しい攻撃を仕掛けてきました。

 

────────

どんどん攻撃が激しくなっていく次第にあたしは対処しきれなくなり攻撃がとうとう体に直撃し始めた。

 

いつぞやのお返しかい、そう言えばあたしたち最初は殺し会うなかだったけね……

 

生ぬるいって……あのときあたしがもっとぶちのめしてもあんたは立ち上がって来たじゃんかよ……

 

怒ってんだろう、何もかも許せないんだろう、……分かるよ。

 

それで気がすんだら目を覚ましなよ。

 

あたしが攻撃をモロに三回連続で受けてしまい気がついたときにはあたしが守るはずだったまどかがさやかに捕まっていた、まどかはさやかに捕まり苦しそうに喘ぐ。

 

それを見たあたしは始めてさやかに攻撃をしてまどかを捕まえていた腕を切り飛ばした。

 

「あんた信じてるって言ってたじゃないか、この力で人を幸せに出来るって!」

 

次の瞬間床が崩れ落ちた。

 

あたしは落下し泣きながら心の中で呟く。

 

頼むよ神様、こんな人生だったんだ、せめて一度くらい幸せな夢を見させて……

 




誤字を見つけたらご報告お願いします


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決着

今俺の目の前には全身青と黒のまるで鎧のようなものを纏った人間がいる。

 

「じゃあさっそくで悪いけど試させてもらうよ」

 

そう言うと青年はまたどこからか先ほどと似ているカードを取り出した、それをまたもや銃に押し込み引き金を引く。

「【王蛇】【イクサ】【パンチホッパー】」

 

引き金を引いた瞬間銃から音が鳴ったと思ったら気が付けば目の前の青年のような格好をした三人が突然現れた。

 

「なんだお前たちは!」

 

俺は思わず叫んだがその三人はなんの反応も示さずに無言で襲い掛かってきた。

 

俺は三人が足を動かした瞬間にカードを取り出して変身を済ませる。

 

俺が三人の攻撃に必死になって対処しているとまだ自分から攻撃をしてこない青年が話しかけてきた。

 

「どうだい?もし君が持っているお宝を僕に差し出すなら君をこれ以上傷つけないよ」

 

「なんのことだ!俺は宝なんて持ってない!」

 

「僕は君が今使っているそのカードが欲しいんだ、それは僕が今までお宝のために世界を旅してきたけど久々に見たすごいお宝だったからね、ついつい興奮してしまってすぐに君に手を出してしまったよ」

 

やばい、あいつと喋っている間にどんどん俺が三人に対して劣勢になってゆく、このままではまずい俺はそう思い干渉莫邪を投げる、干渉莫邪は簡単に三人に避けられてしまうが俺の狙いは直接当てることじゃない。

 

三人は飛んできた干渉莫邪を避け一目散に俺に向かってこようとする、がしかし突如起きた爆発で三人中二人が爆発に飲まれて消滅した。

 

これが俺の狙いだ、宝具の魔力を利用した爆発、この爆発威力は宝具を爆発させるだけあって威力がとてもすさまじい。

 

「へぇ、そんなこともできるのかますますそのカードが欲しいね」

 

「じゃあお前が自分で俺から奪いに来たらどうなんだ?」

 

俺は最後の一人を倒し消滅させるとそうあいつに言い放つ。

 

「それもいいけど今はやめとくよ、僕の名前は海東大樹またの名前を仮面ライダーディエンド、じゃあまた会おう」

 

そう言うとあいつは歪んだ空間に入りこの世界から立ち去った。

 

「あいつも消えたことだ急いで俺もさやかのところに向かおう」

 

__________________

 

頼むよ神様、こんな人生だったんだ、せめて一度くらい幸せな夢を見させて……

 

そう願いながら神に見放されたあたしは落下し続ける、だけど地面に落ちるのを待っているだけのあたしをふいに受け止める人がいた。

 

「もう大丈夫だ、あとは俺に任せろ」

 

そう言うと突然現れた士郎はあたしをマミといつの間にかまどかを手に抱えているほむらに押し付けるとさやかの方に頼りないナイフ一本を持って進んでいく。

 

だけどその進んでいく背中はなんでかよくわからないけど見ているだけで安心できた。

 

 

そしてそこであたしは気を失った。

 

__________________

 

俺は一振りのナイフ真明はルールブレイカーをもってさやかの方へと駆け抜ける、その間にさやかが攻撃を仕掛けてくるが後ろからマミとほむらがさやかの攻撃を銃ではじいてサポートしてくれたので難なくさやかのところへとたどり着いた。

 

「さやか!!夢から覚めろ!!」

 

俺は叫びながらさやかにルールブレイカーを突き刺す。

 

すると突如魔女の体が光だして小さくなった、そして魔女のいたその場所には青髪のショートヘアの女の子、間違えるはずもない、そこにはさやかがいた。

 

俺はルールブレイカーで魔女化を無事無効かできたことに安心してその場に座り込んだ。

 

そしてそこへほむらとマミがやってくる、すぐにそこへやってきた彼女たちはさやかの状態を確認して何も問題がないことを告げた。

 

そしてこれは予想はしていたがやっぱり驚くべきことでさやかの魔法少女としての契約は解除されたらしい。

 

そして俺とマミが安堵の表情を浮かべている隣で人知れず歓喜にあふれる少女がいた。

 

何度やっても、何度繰り返しても救えなかったさやかを救った彼がいるなら今度こそあと一人、まどかを救える可能性が初めて出てきたと、ほむらは人知れず喜んだ。

 

__________________

 

【幕間】

 

さやかが魔女から元の人間に戻っただけどまだ終わってない、魔女からさやかに戻ったけど、さやかから魔女になる時はさやかのソウルジェムが魔女になった。

 

つまり何が言いたいかと言うと士郎たちが助けたさやかはあの後意識をすぐに取り戻したがまた失って気絶し今はマミの家にいるらしい、だけどここに元の抜け殻になったさやかが残っている。

 

あたしのソウルジェムの力を使い腐敗を遅らせたけどそれでも劣化が始まっていた、あたしはそのさやかを誰にも内緒で遠くの山まで行って埋めた。

 




いつもよりも多少文字数が多いので誤字がある可能性があります、誤字はご報告または発見次第即座に直します。


さやかを助けるためにルールブレイカーに頼ってしまった…
だってそれしか方法思いつかなかったんだもん!仕方ねーじゃんさやかを助けたかったし杏子も死なせたくないし。


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ワルプルギスの夜

明日、ワルプルギスの夜が来る。

 

俺らはそうほむらに言われて作戦会議を開くことにした。

 

だけどなぜか目の前には機嫌の悪いマミと風でも引いているのか顔が赤い杏子その二人を見てちらちらと見ながら気にしているまどか。

 

 

────────

「それで、俺はワルプルギスの夜よるっていうのをよく知らないんだ、だから知ってるならどのようなものなのか俺に教えてくれ」

 

俺の質問に対して真っ先に杏子が口を開き答えてくれた。

 

「そうだなぁ一言でいえば超大型の魔女だな、あたしら魔法少女がいつも倒している魔女の何倍も強い、魔法少女が一人で相手をしても勝ち目はないくらいの強さだな」

 

俺はそれを聞き少し驚く、あんなにいつも自信に溢れる彼女ですら負けると断言せざるをえないという事実に。

 

「話の腰を折るようで悪いのだけど、杏子さん少し士郎に近過ぎませんか?」

 

そうマミに言われて杏子の方を見ると確かに近いような気もするが近くないような気もする。

 

「べ、べ、別にそんなことどうだっていいだろ!!士郎だって気にしてないよな?」

 

なぜか杏子はさらに顔を赤くした、そして俺に心配そうに聞いてきたので俺は口を開く。

 

「ああ、俺は別になんとも思ってないぞ」

 

「!!……もう士郎のことなんか知らない!」

 

そう言うとマミはプイっと顔を俺から反らしてほっぺたを膨らませた。

 

ちなみにその横で杏子が「なんとも思ってないのか……」とつぶやき少し嬉しそうにしたり悲しそうにしたりと忙しそうだった、それを見て俺は心の中で「やっぱり俺って女の子のことはさっぱりわからないよどうすればいいんだ爺さん……」と思っていた。

 

そしてその後俺らは途中で似たような会話をしながらではあるが数時間かけようやく作戦会議が終わった。

 

────────

会議が終わり俺はまどかだけを呼び皆に話し声が聞こえないところに移りまどかに問いかける。

 

「……さやかの様子はどうだ?」

 

俺がそう言うとさやかは目線を下に落とし呟いた。

 

「さやかちゃんは……あれからずっと部屋に閉じこもったままなんだ……外から呼びかけても返事はしてくれないの……」

 

そう言うとまどかは自ずんの顔を手で覆った。

 

「まどか自分を責めるなよ、あれはお前のせいじゃない」

 

俺はそう言うとまどかとは別の俺らを監視している奴に向かって話しかける。

 

「俺らのことを見ているんだろう?出てきたらどうなんだキュゥべえ!」

 

俺がそういうと奴は暗闇の中から出てきた。

 

「なんのようだい?」

 

「さやかに伝えといてくれ、どうせ今までの会話もすべて聞かれているんだろう?」

 

「人使いが荒いなぁ、それにさやかが僕の話を聞くと思っているのかい?」

 

「それでも伝えてきてくれ、さやかは魔法少女ではなくなったでもだけどそれでも俺らは仲間だ、だから伝えてきてくれ」

 

「はぁ、わかったよ」

 

そう言うとキュゥべえはまた暗闇の中に消えていった。

 

────────

あたしはさやか、今あたしは自分のベッドの上でぼーっとしている、こんなことを何時間も続けていた。

 

何かの気配を察知してそちらを見ると憎らしいあいつがいた。

 

「あんたっ!!いったいあたしになんの用よ!」

 

「そう怒んないでよさやか、僕はただ伝言を届けに来ただけなんだ」

 

「伝言?誰からよ」

 

「士郎からだね、もうじきこの街にワルプルギスの夜がやってくる、彼らはこの街を救うために戦い続けるんだって」

 

士郎……あたしを助けてくれた人、あたしを元の普通の人間に戻してくれた人。

 

でもあたしには昔みたいな勇気も自信も残ってはいない、好きだった人も親友二人も今は気まずくて会えない、そしてあたしはもう魔法少女じゃない。

 

正直いってあたしの中では恭介のことは前の友達のようなものに戻っていた、恭介の腕を魔法少女になる代わりに直してもらって心のどこかで恭介があたしを選んでくれるって思ってた、勝手に決めつけて自分の中ではどんどん恭介に対する気持ちが強くなっていった。

 

でもいま思えばなぜ自分があんな風になっていたのかも思っていたのかも理解できない、そしてあたしはもう魔女なんかと戦いたくない。

 

「じゃあ、もう僕は行くよ」

 

そう言うとキュゥべえはいつものように部屋から立ち去ろうとして足を止めた。

 

「あ、そうだ士郎はこんなことも言ってたよ、さやかは魔法少女ではなくなったでもだけどそれでも俺らは仲間だ……ってねじゃあ僕は次こそほんとに行くね」

 

そう言うとキュゥべえは部屋から立ち去った。

 

「そんなこと言わないでよ、士郎……」

 

あたしは顔を手で覆って思いっきり泣いた。

 

────────

一夜明け、今日は決戦の日だ、ワルプルギスの夜の影響で街の人々はみんな避難している。

 

そして私には目の前に何回も見た憎々しいやつがいる、あいつのせいでまどかは死に私は何度もやり直した、でも今回こそこれで最後にして見せる、それに今回は彼がいる彼ならばもしかしたら……

 

そしてあたしは瞬時に時を止めいくつもの兵器を用意し魔女へと放った中でも一番と断言できるほどの火力で、だけどそれでも奴を倒せなかった。

 

そして自分の能力の限界まで使用し使えなくなったところに魔女の攻撃が直撃してしまった。

 

私は瓦礫の中一人自分の無力感に絶望する、私のソウルジェムは濁ってゆく、街は破壊されてゆく。




すいません投稿遅れてしまいました。

あと学校のテストがあるのでこれから10日ほど投稿できません。

誤字脱字があればご報告お願いいたします。


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再契約

私は瓦礫のなか一人でソウルジェムを濁らせてゆく。

 

私はずっと一人だった、何度も過去に戻りまどかを救うために頑張った、過去に戻ればいつもの仲間がいて安心した、でも結局は皆最後には私とまどかを残して消えて、最後にはまどかも私を残して消える。

 

そんなことを何度も繰り返した、だけどそんなことも無駄だった、私がしてきたことは結局はまどかの因果を増やし続けただけ、それを考えればむしろ……これ以上私が絶望すれば私も魔女化してしまうとわかっていても絶望することをやめることができない。

 

数えきれないくらいやり直した結果がこれなんてあまりにも酷すぎるよ。

 

「まどか……」

 

私がそう呟くと向こう側から一人歩いてくるのが見えた。

 

──────────

空にはとても巨大な魔女が浮かんでいた、その魔女に飛来する大量の兵器がここからよく見える。

 

俺らは今走っていた、あの魔女と戦うために。

 

「士郎!」

 

「ああ!わかってる!」

 

魔女が攻撃したかと思えば急に今までの攻撃がやんだ、それが意味するのはほむらが戦闘不能になったということだ。

 

「急ぐぞ!」

 

──────────

俺らは魔女のすぐ近くまでようやく移動することができた、ほむらは途中でやって来たまどかに任せた。

 

あとは俺らでこの魔女を倒すだけだ、俺は魔力量が少ない、だから工夫しなければ敵わない、そんなことはわかっている、でも目の前の魔女を見ていると俺のような凡人には何も解決策が思い浮かばない。

 

「カラドボルグ!!」

 

結局俺は自身の攻撃で高火力な宝具を投影し弓で穿ち魔力を暴発させ攻撃する、攻撃は確かに手応えはある、だけど圧倒的に数が足りない。

 

気づけば俺は傷だらけになり回りにはマミと杏子が倒れていた。

 

──────────

私は目の前の光景に驚愕する、あの強い三人があの魔女に全く歯が立たない、あの魔女があまりにも強すぎる。

 

今すぐにでも駆け寄って助けたい、そう考えた瞬間に私は駆け出した。

 

私が走り出してあいつを探しているとあいつはすぐに見つかった。

 

「やぁ、さやかどうしたんだい?魔法少女でもない君がここへきて」

 

「あたしともう一度契約して」

 

「あんなにも魔女になったことを悔やんでいた君が?どういう心の変化だい?」

 

「仲間が頑張って戦ってるのにあたしだけここでボーッとしてるのは性に合わないだけよ」

 

「ふぅん?でも僕も契約を二度するなんて始めてなんだよ、失敗しても知らないよ?」

 

「それでもいい、やらないまま後悔するよりはマシよ」

 

──────────

意識が吹っ飛びそうになる、そんな攻撃を何度もくらった。

 

そして俺は思いっきり前から倒れた。




テスト期間中は投稿しないと言ったな、あれは嘘だ。

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最悪

あたしは建物が崩壊し瓦礫だらけの道を全速力で駆け抜ける。

 

間に合って、心のなかであたしはそう呟きながら爆音のする方向へと向かう。

 

そしてあたしが士郎達のところへたどり着いたときにはすでに皆傷だらけで倒れていた。

 

あたしは一番近くに倒れていたマミと杏子の横を素通りして士郎に駆け寄る、すると意識を失っていた士郎が目を覚ました。

 

「なんで……さやかが……ここに?」

 

そんなこと決まってるじゃない、だからあたしは士郎にとびきりの笑顔で言ってやった。

 

「大切な仲間が戦ってるのに一人だけ戦わないなんてそんなの仲間失格でしょ」

 

そう言ってあたしは二度めの契約により能力がさらにアップした治癒の能力で士郎を癒す。

 

「さぁ、これでもう士郎は動けるでしょ?またあたしと一緒に魔女を倒しにいこ?」

 

「できれば……あたしらも早く……治して」

 

後で杏子の声が聞こえハッとする。

 

「あ……ごめん士郎に話したいことありすぎて忘れてた……」

 

──────────

俺らはさやかに傷を治して貰い何時間と戦い続けた、何時間もの間戦い続け俺の魔力が尽きなかったのはさやかの治癒能力に魔力も少量ではあるが回復させる効果もあったからだ。

 

俺の宝具の高火力攻撃を何度もぶつけることでようやく魔女と互角……いやこれをしてもまだまだこちらが劣勢だ、それでも少しずつてまはあるがこちらも押している。

 

そんなとき俺らにとって悪夢のようなことが起きた。

 

──────────

「ふぅん?士郎は僕が思っていた以上に力が強かったみたいだね、唯一僕が想定外とも言える存在だ」

 

そう言っている間にも魔女は士郎達に押され続けている、万が一にも魔女が負けるなんてことはないだろうがこんなにもすぐに負けたら絶望の回収が余りできていない僕としては余りにも美味しくない、だから僕は彼らに絶望を与えることにする。

 

そう思いキュゥベえ……いやインキュベータはどこから取り出したのか一枚の魔術師が描かれた金色のカードを取り出した。

 

──────────

俺らが魔女を攻撃していると遠くからキュゥベえが走っているのが見えた、あいつは何をしでかすか分からないでも俺は嫌な予感しかしなかった。

 

キュゥベえは魔女に向けて一枚の俺も見慣れたカードを投げつけた。

 

「っ!!あれはクラスカード!」

 

なぜヤツが持っている?そしてヤツはなぜそれを魔女に投げつけた?俺の疑問に誰も答えることはない、だがしかし目の前の魔女を見てヤバイことは誰でも分かった。

 

始め魔女は縮み始めそのあとに体がボコボコっと変形しながら小さくなり最終的に人の形になった。

 

そいつは紫のローブを纏っていて顔はフードで隠れていて顔が殆ど見えないが唯一薄暗く光る両目だけが見える、大きさが小さくなったがそれでもまだ5メートル程の大きさがある。

 

そして体の変化が収まったのかヤツはこちらの方に顔を向けて徐に杖を右手で空中に掲げるとヤツの後ろに魔方陣のようなものが複数浮かび上がった。

 

そして魔方陣から黒いレーザのようなものがそれぞれ発射される、その攻撃は一本のレーザで大地を深く抉りとる、それが複数本……そんなもの勝てるわけがない。

 

「いや……俺はしなきゃ……いけないんだ!!」

 

あのギルガメッシュのカードを持つ金髪の女にも俺は立ち向かった、目の前の存在はあの女よりは弱いと直接戦った俺の勘がそう告げている、あのときは相性が良かっただから俺はあれだけの時間戦い続けることができた、だけど今回は相性が良いわけじゃない、でも俺にはあのときいなかった仲間がいる。

 

「行くぞ、皆」

 




誤字脱字等があればご報告お願いします!

テストがようやく終わりました~これで辛いテスト勉強ともおさらばですぅ~、まぁ一番辛いのはテスト返しなんだけどな

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ラストバトル【前】

俺は走りながら投影をして無名の剣をやつへと斬りつける、だがやつはそんな剣の俺の攻撃ではビクともしない。

 

「士郎!離れて!」

 

俺はすぐさまやつに剣を投げつけ離れる、するとマミの方から銃弾が何発も発射された、だがやつはその攻撃をいともたやすくはじく。

 

やつは攻撃を仕掛ける俺らを鬱陶しく感じたのか奇声をあげると後ろの魔法陣からレーザーを放ってきた、俺はそれをかろうじて避ける、そしていつも投影している干渉莫邪よりもさらに多くの魔力を使い巨大化させた干渉莫邪を投影し更にその干渉莫邪を持つための筋力も不足しているため身体強化を魔力を腕と肩に通し行う。

 

俺は足にも身体強化をかけて高くジャンプしてやつの両肩を全力で斬りつける。

 

「これならどうだ!!」

 

俺が斬りつけるとやつは初めてやつはその態勢をグラッと傾かせた、そしてその隙を逃さんとばかりに杏子とさやかが同時にやつの胴体へと攻撃を叩き込む。

 

やつの注意が杏子たちに移っている間に俺はカラドボルグを投影して弓につがえた。

 

「二人とも離れろ!」

 

二人が離れた瞬間に俺はカラドボルグを放った、やつは爆発に飲まれそこにさらにマミが何発も銃弾を撃ち込んだ。

 

これならやつも倒れるまではいかないかもしれないが洒落にならないダメージを受けたはずだ。

 

そして爆発により生じた砂ぼこりがようやくおさまった、そこには左い腕を失いボロボロになったやつの姿があった。

 

「よし!いけるぞ皆!」

 

そう皆に言った瞬間だった、ここにいる全員に悪寒が迸った。

 

やつは突然奇声をあげた、そして背中がぼこぼこと動き出しそこから新たに腕が四本生えてきた、さらにやつの顔の横に新たに二つの顔が増えた。

 

俺らは再び絶望の底に叩きつけられた。

 

──────────

「今までためていたエネルギーを魔女に与えクラスカードを器にすることによって魔女の更なるパワーアップ化に成功した、これで今までよりもさらに沢山の感情を得られるようになるはずだ」

 

そこには事の元凶となるキュゥべえが冷静に戦いを見守っていた、それと同時に二人の少女の様子も。

 

「これで士郎が負けてくれればさらにクラスカードが手にはいることになるから更にエネルギー回収率が上がる、惨めに抗ってみるといいよ衛宮士郎……」

 

──────────

私が自分の無力感に絶望しているとそこに一人の少女がやってきた。

 

彼女の名前はまどか私がこの無限ループを決意した理由であり友達であり私の心の支え。

 

「ほむらちゃん助けに来たよ」

 

まどかは私に笑顔で向かってきて私に話しかけてきた。

 

「ほむらちゃんごめんね私やっぱりキュゥべえと契約して魔法少女になるよ」

 

「なんで!」

 

きがつけば声が勝手に口から出ていた、それは今まで何度も繰り返してきたことの無意味それをまどか本人に突きつけられ少しイラついたことで出てしまったのかもしれない。

 

「今ね、」

 

 

俺は走りながら投影をして無名の剣をやつへと斬りつける、だがやつはそんな剣の俺の攻撃ではビクともしない。

 

「士郎!離れて!」

 

俺はすぐさまやつに剣を投げつけ離れる、するとマミの方から銃弾が何発も発射された、だがやつはその攻撃をいともたやすくはじく。

 

やつは攻撃を仕掛ける俺らを鬱陶しく感じたのか奇声をあげると後ろの魔法陣からレーザーを放ってきた、俺はそれをかろうじて避ける、そしていつも投影している干渉莫邪よりもさらに多くの魔力を使い巨大化させた干渉莫邪を投影し更にその干渉莫邪を持つための筋力も不足しているため身体強化を魔力を腕と肩に通し行う。

 

俺は足にも身体強化をかけて高くジャンプしてやつの両肩を全力で斬りつける。

 

「これならどうだ!!」

 

俺が斬りつけるとやつは初めてやつはその態勢をグラッと傾かせた、そしてその隙を逃さんとばかりに杏子とさやかが同時にやつの胴体へと攻撃を叩き込む。

 

やつの注意が杏子たちに移っている間に俺はカラドボルグを投影して弓につがえた。

 

「二人とも離れろ!」

 

二人が離れた瞬間に俺はカラドボルグを放った、やつは爆発に飲まれそこにさらにマミが何発も銃弾を撃ち込んだ。

 

これならやつも倒れるまではいかないかもしれないが洒落にならないダメージを受けたはずだ。

 

そして爆発により生じた砂ぼこりがようやくおさまった、そこには左い腕を失いボロボロになったやつの姿があった。

 

「よし!いけるぞ皆!」

 

そう皆に言った瞬間だった、ここにいる全員に悪寒が迸った。

 

やつは突然奇声をあげた、そして背中がぼこぼこと動き出しそこから新たに腕が四本生えてきた、さらにやつの顔の横に新たに二つの顔が増えた。

 

俺らは再び絶望の底に叩きつけられた。

 

──────────

「今までためていたエネルギーを魔女に与えクラスカードを器にすることによって魔女の更なるパワーアップ化に成功した、これで今までよりもさらに沢山の感情を得られるようになるはずだ」

 

そこには事の元凶となるキュゥべえが冷静に戦いを見守っていた、それと同時に二人の少女の様子も。

 

「これで士郎が負けてくれればさらにクラスカードが手にはいることになるから更にエネルギー回収率が上がる倒されなくても魔女を倒してくれるから結果的には僕にとってはどっちだろうといいんだけどね、惨めに抗ってみるといいよ衛宮士郎……」

 

──────────

私が自分の無力感に絶望しているとそこに一人の少女がやってきた。

 

彼女の名前はまどか私がこの無限ループを決意した理由であり友達であり私の心の支え。

 

「ほむらちゃん助けに来たよ」

 

まどかは私に笑顔で向かってきて私に話しかけてきた。

 

「ほむらちゃんごめんね私やっぱりキュゥべえと契約して魔法少女になるよ」

 

「なんで!」

 

きがつけば声が勝手に口から出ていた、それは今まで何度も繰り返してきたことの無意味それをまどか本人に突きつけられ少しイラついたことで出てしまったのかもしれない。

 

「今ね、士郎は戦ってるんだ……だから私はあの人を助けたい……そしてあの人がしてくれたように自分の力で誰かを助けたい……それが私の願い」

 

「それが君の願いなのかな?」

 

いつの間にか私たちのすぐそばにいたキュゥべえはまどかの呟きに対して話しかける。

 

「うん、私は士郎を助けたい、今度は私が助ける」

 

「まどかぁ……」

 

「大丈夫ほむらちゃん私は今幸せだから」

 

そんな曇りが一つもない笑顔を向けられた私は何も言うことができなかった。

 

そして気づけばまどかは私がいつも見ていたまどかの弓を手に持っていた。

 

「じゃあ、行ってくるねほむらちゃん」

 

──────────

俺らはあのパワーアップをしたやつと戦った、だけどやつは最初の何倍も強くて俺らの今のちからじゃあ全く敵わなかった。

 

そうして気が付けば杏子がさやかがマミがみんな横たわり気絶していた。

 

そして俺も今にも気が遠くなりそうになりながら戦っていた、だがそんなことではすぐにやられるのも当たり前で避けるという動作すら行えずにやつが放ったレーザーにまともに当ってしまった。

 

そして俺の変身は解けて横たわっていた。

 

「俺は……自分の妹に……会うまで……死ねないんだよ!!」

 

そう叫び俺はまた起き上がるもう魔力はすっからかんすでに体は限界を超えている、だけどそれでも美遊に会いたい、そんな気持ちが俺を立たせた。

 

そんな俺を見てやつは後ろの魔法陣を動かして俺に複数ロックオンしてきた、あぁこれは死んだな、そう思ったときに体の奥から何かが湧いてきたのが分かった、この感覚は二度目だからこそわかるがほんの少しだけ質や何かが違う気がした、そうこれは魔力パスだ、それも途方もない量の魔力量この量は美遊とのパスよりも一回り小さい量だ、だけどそれでも普通の魔術師では一生かけても使い切れない量の魔力だ、これさえあれば俺には沢山出来ることがある、都合がいいことにクラスカードによる変身もすでに解けている。

 

俺はやつへ向けて手をつき出して詠唱する。

 

 

I am the bone of my sword

(体は剣で出来ている)

Steel is my body, and fire is my blood

(血潮は鉄で、心は硝子)

I have created over a thousand blades

(幾たびの戦場を越えて不敗)

Unaware of beginning

(たった一度の敗走もなく)

Nor aware of the end

(たった一度の勝利もなし)

 

俺の詠唱中にやつが攻撃を仕掛けてきた、アイアスを投影するしかないなと思ったとき空から何本もの矢が降ってきた。

 

「私が攻撃を防ぐから気にしないで続けて!」

 

そこには魔法少女となったまどかの姿があった、このパスを繋げたのはお前だったのか、俺はそう確信して戦闘中なのに頬が緩む、そして俺はそのまま詠唱を続ける。

 

Stood pain with inconsitent weapons

(遺子はまた独り)

My hands will never hold anything

(剣の丘で細氷を砕く)

――――yet

(けれど、)

my flame never ends

(この生涯はいまだ果てず)

My whole body was

(偽りの体は、)

still

(それでも)

“unlimited blade works”

(剣で出来ていた――――!!)

 

 

その瞬間世界が一時的に塗りつぶされ、目の前には吹雪吹き荒れる闇夜の雪原があった。

 

「さぁ、ここでは俺のほうが実質手は多いもうさっきまでの戦いだと思うなよ?」

 




誤字脱字等があればご報告お願いします!

いやー沢山書いた気がするそれでもたった3000文字という絶望感…

あとまどかは強すぎるためこちらで下方修正しました←俺のせいじゃない塩川がやっただから作者じゃなく塩川を罵倒してくれ。

作者は豆腐メンタル

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ラストバトル【後】

剣が無限に突き刺さった吹雪吹き荒れる闇夜の雪原を俺は駆け抜ける。

 

目の前には巨大な人型の化け物がいる、俺は剣を十五本も投影し浮遊させることでやつ目掛けてとてつもない速度で飛ばす。

 

「◎$♪×△¥○&?#$!」

 

剣がおもいっきり突き刺さりやつは奇声をあげながら後ろによろめく。

 

俺は体に身体強化を沢山の魔力を使い通常の人間ではありえない速度で雪原を走りその勢いを利用してやつの体に剣を叩き込む。

 

やつはこの猛攻撃を浴びてもまだ生きているこのまま物量で押し切るかと考えているとやつは自分の背に魔法陣を六個作りだしレーザーを放とうとした、俺はそこへルールブレイカーを六個投影してそれぞれ魔法陣へと飛ばし魔法陣を無効化していく。

 

やつは魔法陣を無効化されたことに初めて感情と言えるような憤怒を俺に見せた。

 

そうしてやつの攻撃を潜り抜けながら再びやつの体までたどり着くあとほんの僅か五メートルほどの距離で横から攻撃された。

 

やつが目の前にいて攻撃をしていなかったことは自分の目で確認していた、それなのに攻撃を受けた事実に俺は驚き戸惑った。

 

だがしかしそんなものの答えはすぐに横を見ると解消された。

 

「使い魔か……」

 

やつも元は普通の魔女だ、今現在のやつが使い魔を使うことができても何ら不思議ではない。

 

やつが作り出した使い魔約二十体を即座に剣で倒しやつの本体まで近づき干渉莫邪で攻撃し投げつけ魔力爆発をおこす。

 

「◎$♪×△¥○&?#$!」

 

やつはもうすでに自分が負けることを自覚し逃げようとしていた。

 

「誰がお前のことを逃がすと思う?」

 

やつは俺のその言葉を認識したのかそれともただの偶然かやつは何かに気がつき空を見上げた。

 

「お前の負けだよ」

 

やつの上には一本の剣が落ちてきていた、一本の剣それは言葉として聞くだけなら大したことのない攻撃にしか思えないだろう、だがやつに迫っていたのは一本のとても巨大な剣イガリマ、その大きさは下手したら山よりも大きいいかもしれないと思わせるほどである。

 

「それはあくまで張りぼてだ、だがな張りぼてと言ってもちゃんと重さは存在する、そんなものを食らってお前が無事なハズがない」

 

やつはそこから移動して少しでも自分への被害を免れようとするがそんなことはこの俺がさせない、俺は干渉莫邪を投げやつの逃げる方角から干渉莫邪のお互いを寄せ付けるという特性を利用してやつの進行を邪魔する。

 

そしてやつにイガリマがやつへと猛烈な威力を食らわせやつとともに地面へと崩れ落ちた。

 

──────────

俺はイガリマが落下した場所へと歩いていくすると。

 

ガタン、ゴトン

 

やつはまだ生きていた、やつは腕を五本失い頭を二つ落とし胴体がありえない方向にねじ曲がりそれでもなおバラバラになったイガリマだった物を押しのけながらこちらに向かって歩いてきた。

 

俺はそんなやつにすぐ近くに突き刺さっていた剣を投げやつの中のグリーフシードを破壊し無理やり絶命させる。

 

本来ならやつの心臓とも呼べるグリーフシードを破壊したことによってやつは動かぬ骸になっていたはずだった、だがやつはグリーフシードを破壊してなお俺に対し怒りというエネルギーを糧に最後の攻撃を仕掛けてきた。

 

最後の攻撃それは俺がいままでよく使った手段、自身の体内の魔力を暴発させ途轍もない威力の衝撃を生む魔力爆発だ。

 

それは一瞬でこの雪原を衝撃ととてつもない音量の爆発音が包み込んだ。

 

俺は即座にアイアスを作るためで一枚だけを作り出しなるべくその衝撃から自身を守ろうとした。

 




いやー、1章最後の戦いが終わったのはいいけど相変わらず文がド下手な作者です(笑)

次回で多分1章は終了します。

誤字脱字があればご報告お願いします!


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第一並行世界【完】

なんかあんまりうまくまとめることが出来ませんでしたすいません……


不快に思われる方もいるかもしれませんが暖かく見守ってくれると嬉しいです……


頭の鈍い痛みを感じながら俺は目覚めた。

 

「ここは……どこだ?」

 

俺が目覚めた場所は全くもって見覚えのない場所だった。

 

「やあ、もう一度会えて嬉しいよ、まさか君があの無限にループし続ける世界を新しい未来へ進ませるとは、いや本当に素晴らしい!」

 

突如そんな声が俺の後ろから聞こえた。

 

「っ!……お前は…あの時の」

 

俺が勢いよく後ろを振り返ると前に路地裏で遭遇した怪しい男がいた。

 

「君はあの世界を無限のループという世界の危機から救った、あの世界はもう二度と無限に時間を繰り返すことはない」

 

「つまりお前は何が言いたいんだ?」

 

俺がそういうと目の前の男はニヤリと笑った。

 

「つまりね、君はまた別の世界へ行き、君が救った世界のようにもう一度世界を救って欲しいんだ、世界の破壊者から世界を守って欲しい」

 

世界を守る、俺が選択を迫られ選ばなかった道、だがそれでもやはりほんの少しだけ未練はあるし人を助けるという行為を俺が断れるはずもない。

 

「お前のことはよく知らない、だけど誰かを助けろと言うのなら俺は断れない」

 

「ありがとう士郎君、じゃあこっちへ来てくれ」

 

そう言うと男の近くに歪みが現れた。

 

俺は歪みの前まで歩いていく、まどか達のことはとても気になる、だけど俺は前に歩き続けないといけない、そう思い俺は一歩足を進ませる。

 

──────────

士郎が魔女とともに消えてから五分ほどが経っただろうか、すると突如途轍もない爆発音が鳴り響いた。

 

こんな状況で考えられるのは魔女関係のことしかない、だから私は爆発音が鳴り響いた場所まで猛スピードで駆ける。

 

どうか無事でいて士郎と思いながら私は全速力で走る、そして私は途轍もないものを目にした、その場所はまるで隕石が落ちてきたかのようなクレーターができていた。

 

士郎の姿を探すがどこにも士郎は見当たらない、あるのは無数のボロボロになった剣そしてクレーターの中心に落ちている金色のカードのみ。

 

「士郎!!どこにいるの!!」

 

私は必死に叫ぶ、だがしかしその叫びに返事が返ってくることはなかった。

 

「マミさん!!」

 

そして私はいつの間にか来ていたまどかさん達に止められた。

 

なんで止めるの?士郎が見つからないんだよ?と思いまどかさん達の方を振り返ると、そこには真剣な顔をしたまどかさんと顔をクシャっと歪めたさやかさんがいた。

 

「多分ですけど士郎はもうこの世界にはいないと思います」

 

その意味を考えた私の頬に水滴が流れ落ちた。

 

「いや、そういう意味じゃないんですマミさん!!」

 

「じゃあ、どういう意味よ……」

 

「その……私はキュゥべえとの契約で士郎の力になりたいって願ったんです……その時に私の魔力を士郎に送ることができるようになって、なんて言ったらいいかわからないけど私の魔力をまだ士郎は少しずつだけど吸収してるんです……だから士郎はまだ生きてるはずです!」

 

「そうだね、士郎はまだ生きているよ、今はもうこの世界にはいないけどね、士郎はもともとここの世界の住人ではないからね、別の世界に行ってても不思議じゃない」

 

いつの間にか近づいていたキュゥべえが私たちに士郎がいない理由を告げた。

 

「なんでそのことをキュゥべえが知ってるのか、理由を聞いても?」

 

「僕の協力者から少し教えてもらったんだ」

 

「その協力者っていうのは一体誰なんだよ?」

 

杏子さんがキュゥべえに向かって問いただす。

 

「別に君らは名前を知らないだろうから別にいいか、僕の協力者それは」

 

キュゥべえが口を開きかけたその瞬間にキュゥべえの横に謎の穴のようなものが現れる。

 

「喋りすぎだな、黙れ」

 

いつの間にかキュゥべえの隣に立っていた男がキュゥべえの首を掴むとそのままへし折った。

 

それを目にした私たちは即座に後ろへと飛びのき武器を構えた。

 

「あなたは一体誰ですか?……」

 

目の前の男はそれに答えることなく消えていった。

 

「今のは一体?」

 

その質問に答えられるものはいない、だけどここにいるいる全員は皆理解していた。

 

戦いはまだ続いていると、そして私は誓ったもう一度士郎に会うと。

 

そう心に決めると私たちはこちらへ再び近づいてきたキュゥべえに話しかける。

 

さぁ、魔女とまた戦いましょうと。

 

 

 




Twitter始めましたhttps://twitter.com/iKpm9CLP3gEqy7u?s=06


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第二 平行世界 「世界の破壊者」
新たな世界


遅れてすいません!


俺が歪みから出るとそこにはごく普通の街があった、そこはなにも変わったことなどない。

 

俺は前に進もうと足を動かそうとしたとき、後ろからバイオリンの音が聞こえた。

 

俺はその音の方へと向くとそこには茶髪の一人の男がいた、男は俺の視線に気がついたのか演奏を止めてこちらの方を向くとこちらへ歩いてきて俺に言った。

 

「この紅 音也様の演奏を聞けるなんて、お前は世界で一番幸運な男だ」

 

「なに言ってんだあんた」

 

「まぁそんなことはいい、それよりも鳴滝に呼ばれたお前の力を見せてもらうぞ」

 

そう言うと男の付近に一匹の蝙蝠?が近づいてきて手に噛みついた、そしてその蝙蝠を腰につけているベルトにくっつけた。

 

気がつけば男の姿は変わっていた、全身は黒と赤の鎧のようなものを纏っていた。

 

「どうした?そっちから来ないなら俺からやるぞ?」

 

男は上から目線で俺に話しかけてくる。

 

俺は干渉莫邪を投影して構える、その俺の様子を確認すると男は右腕のパンチを放ってきた。

 

それを俺は干渉莫邪で防御するが、男の一撃はとても重く、左側で防御したため左手に握っていた莫邪は吹き飛ばされてしまった。

 

俺は右手に握っていた干渉で男を全力で斬りつける。

 

「おっと、今のは危ないなぁ、俺のバイオリンを弾くための大切な腕になんてことをするんだ、そんな子にはお仕置きだな」

 

そう言って男は拳を再び構えたが、後ろから物凄い速さで人が走ってきて男の耳に口を近づけて何か呟いた。

 

「…そうか!遂にこの世界に来たか!そうとなればアレを一刻も早く見つけろ、わかったな?」

 

そう言うと男は元の姿に戻りこちらへ振り向いた。

 

「まぁまぁだったな、もしお前が敵に回るようなことがあったら、次は本気でお前を殺しに行く、覚えておくんだな」

 

男は最後までふざけたような口調のまま喋り、消えた。

 

────────

士郎が戦う少し前

 

「やっぱり、元の世界に戻ってきたんですよ士くん!」

 

夏海が俺に向かってそう言う、確かにこの世界は俺と夏海がいた元の世界と全く同じだ。

 

「俺の旅は終わったのか……」

 

その時の俺は九つの世界の旅という常人では起こり得ない事態から解放された嬉しさ、そしてこの旅で俺は何も見つけることが出来なかったというモヤモヤした思いがあった。

 

「へー、ここが夏海ちゃんの世界かー」

 

雄介がようやく写真館から出てきて呟く。

 

俺の旅は本当にこれで終わりなのだろうか……そんなモヤモヤした思いはあったが無視する、きっと俺の旅はこれで終わったのだろう。

 

 

そして門矢 士のそんな姿を遠くのビルから見つめる男が一人いた。

 

「フッ……また汚れ仕事か……対象は世界の破壊者ディケイド……世界の破壊者か皮肉なものだ、そんな存在この僕が許すわけないだろう?」

 

 




仮面ライダーディケイド/門矢 士(かどや つかさ)

九つの仮面ライダーの世界を巡る旅をしている。今回の世界は士が旅をする前の世界、つまり元の世界と外観がそっくりだが果たして本当に帰ってきたのだろうか?


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