ハイスクールD×D 仮面魔法伝 派生世界 (からおお)
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戦闘校舎のフェニックス編
第9話 中盤
本編→https://syosetu.org/novel/151359/
というわけでどーもです。
本編の方も現在作成中なのですが、こちらは派生作品となります。
本編とは少しセリフが違ったりと展開が少しだけ変わると思います。
ではどうぞ。
「なっ!!はるとぉー!!!!!!」
「!!!!!春人……先輩…!!!!」
『春人が?春人がどうしたの!!!イッセー!!』
「撃破(テイク)」
すると、上空から声がした。
見ると上空には、ライザーのクイーン、ユーベルーナがいた。
「うふふふ。」
「よくも!!春人を!!!あいつは人間なんだぞ!!!」
「ゲーム中の死亡は事故として見なされるのよ。」
その言葉にトサカに来たのかイッセーは神器を、小猫ちゃんは戦闘態勢へと入った。
「降りて来やがれ!!!!!俺がぶっ倒してやる!!!」
「うるさい坊やね。次は貴方達を吹き飛ばしてあげるわ!!!!」
その時っ!
「…そんな技で僕を倒そうと思ったら大間違いだよ!」
「「!!!!!!!」」
爆風が晴れ、傷一つついていなく、フレイムドラゴン状態のいつも通りの春人の姿があった。
「あ〜それにしてもびっくりした。」
「春人!!!!」「春人先輩!!!」
「ん?どうしたの?」
「先輩……大丈夫なんですか…?」
小猫ちゃんが恐る恐る聞くと僕は
「大丈夫だよ」
笑顔で返した。というか分かんないか。仮面に隠れてるから
「ば……バカな……中心を狙った筈なのに……」
ユーベルーナに気づいたのか僕は見上げると
「今の爆発ってあんたの仕業か。なんならこいつてケリをつけようか」
「くっ!!人間ごときが!!」
その時
「あらあら〜春人さん。無事ですか」
「朱乃さん!」
僕とユーベルーナの間に朱乃さんが降り立った。どうやら魔力が回復したようだ。
「春人さん、ここは私に任せて、お行きなさい。」
「ん?その様子だと魔力が回復したようですね。」
そういった途端、朱乃さんの体から大量の魔力が溢れ出し朱乃さんの体を包んだ。
「はい。この通り、魔力は十分に回復しましたわ。心配いりません」
「わかりました!ならこれお守りです。」
僕は朱乃さんに赤色のリングを渡す。
「これは?」
「僕の魔力を封じた魔宝石のリングです。」
「ありがとうございます!」
そして僕は運動場へと向かった。
「おい!!待てよ!!春人!!」
そしてイッセーと小猫ちゃんも後を追った。
そして、皆がいなくなると
「貴方とは一度戦ってみたかったのよ【雷の巫女】さん」
「あらあらそれは光栄に存じますわ。【爆弾王妃『ボム.クイーン』】春人さんに触れることは万死に値しますわ!」
クイーン同士の戦いが始まった。
朱乃さんと別れた僕達はグラウンドへと向かっていた。
すると、
『ライザー様のポーン三名リタイア』
別行動をしていた裕斗が誘い出した三名を撃破したのだ。その直後に裕斗が現れ、僕達と合流を果たした。
「裕斗!!その様子だと作戦成功だね!」
「うん。朱乃さんが結界を張ってくれたお陰で何とか、それに君がくれた飛天御剣流が役に立ったよ。」
僕と裕斗と話しているとリアスからの通信が入った。
『小猫!イッセー!聞こえる!?春人は無事なの!?』
「大丈夫ですよ。部長!今、裕斗と合流したんで!」
『ふぅ……よかった…それじゃあ次の作戦について説明するわね。私達はこの後本陣に奇襲をかけるわ。だから、できる限り敵を引きつけて時間を稼いでちょうだい。朱乃の回復を待って各個撃破しようと考えてたけど、敵が直接クイーンをぶつけてきたのが計算外だったわ』
「!!しかし部長!キングが本陣を出るのはリスクが大きすぎますよ!」
『敵だってそう思うでしょう。そこが狙い目よ…!いくら不死身だからといって心までは不死身ではないわ。この私が直接、ライザーの心をへし折ってやるわ…!!』
「分かりました!!」 「了解です」 「はい…」 「は〜い」
通信を終えると、4人はグラウンドへとたどり着いた。
「!!!複数の敵の気配を感じます…」
小猫ちゃんが気配を感じ取った後、イッセーが前へ踏み出した。そして、
「おい!!!!隠れてることには気づいてんだ!!!さっさと出て来やがれ!!!」
叫びだし、敵を挑発したのだ。
その時、砂嵐が吹き荒れ、その中から装甲をまとった女性が現れた。
「私はライザー様に仕えるナイト!!カーラマインだ!!」
ナイトと聞いた瞬間裕斗は自ら前えと出た。
「僕はリアス様に仕えるナイト木場裕斗、ナイト同士との闘い…待ち望んでいたよ!」
「よくぞ言った!!リアス.グレモリーのナイトよ!!!」
裕斗は相手のナイトと戦闘を開始した。
「や…ヤベェ…!!こりゃぁ…俺の出番ないんじゃあ…」
「そうとも限らんぞ」
「!!」
「カーラマインったら、頭の中まで剣、剣、剣、でうめつくされてますわ…」
辺りを見回すと僕、イッセー、小猫ちゃんは5人の駒に囲まれていた。
「なーるほど、残りの駒を全部投入…部長の勘は当たったな」
「呑気に言ってる場合か!!ブーステッドギア!!」
「5人だと…不利…春人先輩、さっきのあれはできますか?」
「いやドラコタイマーを再発動には時間が。こんなことならさっき使うんじゃなかったよ。」
と言いながら僕はイッセーと小猫ちゃん達とともに戦闘態勢に入り戦闘を開始しようとしたが
「あら、ゴメンあそばせ♪私は戦いませんの」
「は!?」
突然の言葉にイッセーが動揺していると
「私はライザー様に仕えるルーク、イザベラだ。ではいくぞ。リアス.グレモリーのポーンよ!!」
仮面をつけた女性が現れ、軽い自己紹介を済ませるとイッセーに殴りかかった。
「のわっ!!おい!!何なんだよ!!アイツ!!闘わないとかどういう事だよ!!」
「ビショップとして参加はしているが、ほとんど観戦しているだけだ。彼女は…いえ、あの方はレイヴェル・フェニックス!!ライザー様の実の妹君なのだ!!本人曰く…『ほら、妹萌えって言うの?こう言う奴、まぁ俺は妹萌えじゃないからな〜。形として眷属悪魔ってことで』なのだそうだ」
「へぇ〜それで、妹をねぇ〜イッセーも変態だが、ライザーと良い勝負じゃないか。」
「うるせえ!春人!あんな焼き鳥と一緒にするんじゃねー!」
「ニィ!!リィ!!やっておしまいなさい!!」
「「ニャニャん!!!」」
そう言うとレイヴェルは僕の前に露出した制服を着こなし猫耳をつけた2人の少女が立ちふさがった。
「春人先輩…やらせてください…」
「ん?いいけどやけに今日は戦いたがるね」
「はい…何故か私と戦うほとんどが胸が豊かですから…ムカつくんですよね〜…!!!」
そして、小猫は殺意丸出しにすると2人のポーンめがけて殴りかかった。
「えい…!!!!!!」
「ニャ!?なんかこいつ怖いにゃ!!!」
「私達何かしたかニャン!?」
「私を怒らせました…!!!!!」
そう言うと小猫ちゃんは2人のポーンと戦闘を開始した。
残ったのは僕だけでそれに対し、目の前には3人の駒が残っていた。
「結局いつも、僕が余り物か~。」
「あら、指輪の魔法使いの貴方が悪魔の私達を相手に何が出来ると?」
ちょっとイラッときたので
「ならその言葉、そっくり返してやるよ。悪魔のお前達が指輪の魔法使い相手に何ができるのか教えてやるよ。」
『ハリケーン!ドラゴン!ビュー・ビュー・ビュービュービュビュー!』
「さっき言った実験が君達になるとはね。」
『チョーイイネ!サンダー!サイコー!!』
ドシャァアアアアアアアン!!!!!!!
「キャーーーっ!」
「何!?こいつ?あっちのクイーンと同じ力を持ってるっていうの??」
朱乃さんと同様の技を見て、動揺するレイヴェルだったが、そんなの他所に
「それだけじゃないぜ!そのまま吹っ飛びやがれっ!」
僕は風を操り、ライザーの眷属3人に向かいハリケーンが襲いかかる。レイヴェルは避けたもののあとのナイトとビショップは吹き飛ばされてしまった。
『ライザー様の騎士一名、僧侶一名、リタイア』
「な!!!シーリス!!美南風!!くっ!」
「さあどうする?ん?」
2人の駒を撃破したがは何かを感じ取った。
(朱乃さんの気が弱い…苦戦してるのか?)
「ちょっと貴方!!今のはなんです…
ドンッ!!!!きゃっ!!」
僕はすぐさまグラウンドを飛び去っていった。
朱乃side
グラウンドで僕達が戦闘を繰り広げている中、私は苦戦を用いられていた。
「ハァ……ハァ……ハァ……」
「やはり、噂通りの力ですね。やはりこれがなければ」
「く……それは…フェニックスの…涙ですか…」
「えぇ。これのお陰で私は貴方に勝つことが出来ますからね。貴方との勝負は面白かったですよ」
そう言うとユーベルーナは魔方陣を展開した。
私は対抗しようとしたが魔力が足りず身動きも取れなかった。
「(く……魔力が………もう……ここまで…ですわね……ゴメンなさい………リアス……皆さん…春人さん)」
私は春人さんがくれたリングを握りしめる。
ドカァアアアアアアーーーーーン!!!!!!
(ん?妙ですね。撃破したのならそれが知らされるはず…しかもまだ微かに魔力を感じる……)
そう思いユーベルーナはもう一度爆発した場所を見た。
そこには
『ディフェンド!プリーズ!』
「ふぅ〜…間一髪だった〜朱乃さん?」
「!!!!」
「は……春人…さん…?」
私を担いでいる春人さんがいた。
「き……貴様はさっきの!!!!(何故…!!気配も何も感じなかった…!!近づいてくる気配もなかった…!!しかもあの距離を一瞬で移動するのもナイトでさえ不可能なのに…!!まさか!!爆風よりも早く移動した!?)」
朱乃sideout
ユーベルーナがいきなり現れた僕に驚いているが本人は無視し、僕は朱乃さんを少し離れた場所におろした。
「大丈夫ですか?朱乃さん?」
「はい…ですが…どうやってここまで…」
「いや〜グラウンドで他の奴らの相手してたら急に朱乃さんが苦戦し始めてるのを感じたもんでさ魔力があまり残ってないですね。」
「はい…クイーンとの戦いで使い果たしてしまいましたわ…ゴメンなさい……力になれなくて……」
「いや。こちらこそ助かりました。あとは僕たちがやりますから朱乃さんは休んでてください。」
「……はい……ありがとうございます…」
そう言い終わると朱乃さんは消え、リタイアとなった。
『リアス様の女王一名リタイア』
そんな中、ユーベルーナは後ろで魔方陣を展開させていた。
「少々油断してました。今度こそあなたをリタイアさせてあげますわよ!!!!」
ボォオオオオオオオーー!!!!!!!!
そう言いユーベルーナは魔方陣から炎を生成し、僕に目掛けて放った。
「あ?」
ヒュンッ
ズガァン!!!!
迫ってきた炎を僕はウィザーソードガンで薙ぎ払った。
「なっ!!私の炎を!!」
「約束通り。スペシャルでケリをつけてやるよ」
「くっここは退却させてもらうわ!」
さていかがだったでしょうか
ちょっと春人の対応や朱乃さんのセリフが変わっていると思います。
思えば、最初の2話3話辺りは本当に朱乃さんか子猫ちゃんでと書いていたんだなーと思います。当初はこの文だったわけです。ただ、本編のために削ったんですね。
さてこれからどういう展開になるかはお楽しみに
また本編の最新を見ている方は違った視点で見ていただければ幸いです。
ではまた。
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