魔法少女リリカルなのはvivid もう1人の聖王の末裔の物語 (ゲストU)
しおりを挟む

オリキャラ紹介

今回魔法少女リリカルなのはvividの二次創作小説を始めさせていただきますゲストUです!
初めての事は不安で仕方ないので誤字脱字も矛盾もキャラ崩壊もあるかもしれませんが見守ってください
今回この小説のオリキャラ諸々の紹介です!
めちゃくちゃ短いですけれどこれでこの先の話に興味をもってくれたらなぁって思います!
それではどうぞ!


オリキャラその1

 

シルヴィエ・ゼーゲブレヒト

オリヴィエの双子の弟

聖王核もありゆりかごの適正はどちらもあったが姉のオリヴィエの方が高かったために彼女を止めるために戦うことを決意することに

オリヴィエと違って五体満足ではあるが内蔵は多少損傷している。

短剣などの片手用の武器を使った戦闘が得意だが基本的には素手で戦うことが多く、クラウスやリッドともよく訓練や模擬戦をしていた。

クラウスと戦った後のオリヴィエと戦い敗北し、クラウスと同様に生きてはいたが戦場をあとにした後オリヴィエとの戦闘の傷が致命傷となり最期を迎えた

 

 

 

主人公 オリキャラ (vivid本編開始時)

名前 高町 シルヴァ

上記のシルヴィエ・ゼーゲブレヒトのクローン

JS事件時にヴィヴィオと同時期に製造された

関係的にいえば双子である

無論聖王直系の遺伝子を持つため聖王核があり紅と翠の虹彩異色であり魔力光は虹色といった聖王家の特徴が見られる

ヴィヴィオと共にレリックを埋め込まれたがゆりかごでヴィヴィオのレリック共々スターライトブレイカーで破壊された

 

ヴィヴィオの共々地下水路で保護されたがヴィヴィオと同じようになのはやフェイトに懐いていたがはやてやヴォルケンリッターと一緒にいる方が多かったがあくまでデータ収集的な意味合いもあった

 

 

JS事件解決後ヴィヴィオ同様高町なのはが保護責任者となり高町シルヴァとして生活を送っている

 

ヴィヴィオと同じようにStヒルデ魔法学院に通いながらノーヴェからストライクアーツを習っている

 

JS事件時にはなのはに剣を向けたことが負い目となっていたのか当時のルーテシアのように無口で人を遠ざけるような振る舞いをしていたが今ではすっかり改善され当時の暗かった時の印象は見る影もなくなっている

 

デバイス説明

名称 ルインス

シルヴァに与えられたインテリジェントデバイス

AIはレイジングハートのような女性型であるが日本語での会話が設定されている。シルヴァとは対等な立場で話しているので接し方がお互い友達のような感覚

元々はスカリエッティが製作したデバイスがあったのだが、ゆりかごでの戦闘で破壊された為新たに製作された

待機状態は蒼い菱形のクリスタルタイプでそれをネックレスのようにして身につけている(見た目としては完全にジュエルシードのそれ)

戦闘時などはリンカーコアと一体化してライフ回復やエクラッシュミュレートの回復などの回復よりのサポートをするのがメイン

武器を使って戦闘をすることもあるので魔力刃展開タイプの剣を装備することができてバルディッシュのような武器を兼ねた杖にもなることが出来るが本人は光剣がメインであまり使われない。

登録術式はヴィヴィオと同じくミッドチルダ式とベルカ式の混合ハイブリッドで魔法と近接戦闘を織り交ぜての素早い戦闘が基本で魔法戦での使用魔法はフェイトの使う魔法に似たものが多く総合的にみると近距離~中距離での戦闘が得意である

 

(当作品ではインターミドル的な大会等は男女混合にしようと思っております)




ここまで読んでくれてありがとうございました!
今回はキャラ紹介でしたしめっちゃ短いですけどね!
次回からというかvivid本編入っていきます!
完全オリジナル時系列完全無視の短編とかもやりたいなぁなんて思ってたり
見た人を楽しませられる作品を目指して頑張ります!
また次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

番外
番外1 これが私達のゴーレム創成


Vivid Life ネタです
タイトルは流用しました


「今日の魔導実技はゴーレム創成実習です」

 

今回はゴーレム創成の実習

 

ゴーレム創成は自然界の物質を素材とし魔力核を素材に纏わせて魔力で動く自動人形を創成<クリエイト>する技術

 

コロナが得意としている魔法だ

 

「コロナの得意分野だね!」

と、ヴィヴィオが言う事もあり彼女の得意分野だ

 

見るとコロナが燃えていた

得意分野だけあったやる気十分だ

 

そして実習に入り何を作ろうか迷っていると

 

「コロナが縮んじゃった!」

 

「「!?」」

 

ヴィヴィオがいきなり叫ぶもんだから何かと思えば

ちっちゃいコロナがいた

得意なだけあってほんとにコロナを縮めたみたいにソックリだった

 

「よーし あたしもちびリオ作るぞ!」

 

何を思ったかリオも自分のゴーレムを作ると言い出した

 

当然挑戦してみたのだが…

 

「………」

 

「「「…………」」」

 

なんだかよく分からないのができた

 

紫で二足歩行の毛むくじゃらみたいな…

 

「出来なかったのは分かったから無言でこっちみんな!?」

 

 

「まぁまぁ… 人形ゴーレムは中等科で習う技術だし… コロナがすごいだけだよ」

 

「ほら ちびコロナも慰めてくれてるよ」

 

「うう…ありがとちびコロナ」

 

自業自得とはいえなんとも言えないわぁ

 

と、ここで先生からの死刑宣告

 

「ゴーレムが完成した人はお友達の人と対戦させてみましょう」

 

「先生のひとでなし!!」

 

「!?」

 

「それ言ったら先生困るからやめなさいリオ!」

 

 

 

 

「シルはどんなゴーレム作ったの?」

 

「俺のはカラスなんだー」

 

「カラス?」

 

「コロナみたいに人形ゴーレムは作る自信ないし仮にチャレンジしてちびリオみたいなことになったら…」

 

「あぁ…」

 

 

 

「ちびリオとちびコロナ戦わせてみようぜ! 開始の合図俺やりたい!」

 

「なんで私とリオのなの!?」

 

「先に出来てたから」

 

「まぁいいけど…」

 

「あたしもいいよー」

 

 

「よっしやるぞー! レディー…」

 

「…」

 

「…」

 

固唾を呑んで見守っているがそろそろ始めよう

 

「FIGHT!」

ザクッ

 

 

「「「!?」」」

 

言った瞬間ちびリオがちびコロナの首をはねた

さすがのコロナもこれには涙目だ

 

その後クリスそっくりなゴーレムを完成させたヴィヴィオ

 

え、ちょっと待ってどっか行っちゃったんだけど!?

 

 

暫くしたら帰ってきた

 

 

デバイスのクリスだけ

 

「ヴィヴィオさん!! わ…私…私……ッ!」

 

なんか慌ててるけどアインハルトさん登場

 

「!?」

 

クリス見て驚いてる

 

どうやらゴーレムを踏み潰して行動不能にしたようでそれをデバイスの方と勘違いしたらしい

 

 

アインハルトさんにゴーレム創成のお手本を見せてもらった

 

アインハルトさんそっくりなゴーレムを作ってたけどなんか微妙だった

 

 

「じゃあ対戦しましょうアインハルトさん!」

 

「望むところです」

 

アインハルトさんゴーレムVSちびリオが始まるやった

 

「…これは手強そうな魔物ですね」

 

「う…うん…」

 

おぉーっとちびリオ!アインハルトさんに魔物扱いされたー!

 

これは人形ゴーレムを作ろうとしてこうなったとはいえない!

 

 

「ですが負けません!」

ザクッ

 

 

負けました 瞬殺でした

ちびリオ強すぎだろ アインハルトさんゴーレム文字通り手も足も出なかったとか

 

俺のカラスも戦わせて見たところザクッとやられて瞬殺でした

 

その後アインハルトさんの負けず嫌いが発動したのかギリギリまでやるつもりだったのか長いことやってた

 

 

ていうか次の授業始まっちゃったよおい

 

その後大急ぎでアインハルトさんは戻ったものの遅刻で怒られたとさ

 

 

 

 




はいここまで読んでいただきありがとうございました!
Vivid Life ネタで番外のつもりでしたがほとんどそのまんまになってしまった感じがすごいですね
本編も頑張って行きますので これからもこの作品をよろしくお願いします!
それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

番外2 シスターセインのお料理教室

タイトルそのまま流用

内容はタイトル通り


「今日の調理実習楽しみだね!」

 

「料理なんて基本やらないもんなー」

 

 

今日は調理実習の日なのだ

 

「何を作るんですか?」

 

「カレーです!」

「そうだ 折角だからお昼食べに来てくださいね!」

 

「いいんでしょうか…」

 

「美味しいカレー期待してるよ!」

 

「リオも作るんだよ…?」

 

「何1人食べるだけのつもりでいるんだよ」

 

 

 

 

 

 

 

ぐ────…

「朝ごはん抜いてきたんだよね…」

 

「リオったら…」

 

 

「えー…今日の調理実習ですが 家庭科の先生が急病で倒れてしまって…」

 

「!?」

 

 

 

「臨時教師として聖王教会のシスターさんが来てくれました!」

 

「臨時教師のシスターか、誰だろ」

 

「オットーかな? ディードかな?」

 

なんてふたりで予想していると

 

「どうもー」

 

入ってきたのはセインでした

 

「「なんだセインか…」」

 

「なんだとはなんだよふたりして!」

 

思わずハモっちゃったよ

 

 

 

聖王教会

 

教会騎士団を有する大規模宗教組織でこの魔法学院の運営母体である

 

俺達双子は血筋関係で教会の知り合いは多い

 

 

 

「それではよろしくお願いしますね」

 

「はい これも奉仕活動の一環なんで!」

 

 

「えーっと…カレーを作るんだっけ?」

 

急だったから聞かされたばかりなのかな?

 

「全部で何人だー?」

 

「炊き出しじゃないよ!」

 

「調理実習だから! その鍋しまえ!」

 

炊き出しで使うようなでかい鍋出してくるもんだから思わず突っ込んじゃった

 

 

 

 

 

シスター説明中

 

「…じゃあまずは野菜をガーッと切って…」

「ザーッと炒めてからグーッと煮込む!」

「それからルーをドバーッと……」

 

楽しそうなのはいいんだけどさ

 

「…セインさん先生向いてないね」

 

「説明擬音だらけだしな」

 

「でも料理は美味しいんだよ?」

 

 

 

 

 

「じゃあ あたしタマネギ切るね!」

 

「お願い!」

 

 

 

「う…うっ…」

 

「あはは…目に染みた?」

 

「指切っちゃった…」

 

「わーーーーーー!!」

 

「セイン救急箱持って来て早く!」

 

 

 

「ったく…危なっかしいなぁ」

 

「ならお手本見せてみてよ」

「いいか?包丁はこう持って」

 

ここまではまともだ

 

トンッ

 

「キャーーーー!!」

 

指の真ん中辺りに刃が…

 

「なーんて……冗談…」

 

「やっていい冗談と悪い冗談があるだろうが!!」

 

「…ごめん」

 

恐怖でガタガタである

 

 

セインは固有能力で無機物をすり抜けることが出来る

だから今回みたいな事や壁抜け何かもできる

 

 

 

 

「うう…お腹空いたよ…」

 

「ご飯抜いてくるからだろー」

 

「もうすぐ完成だよ!」

 

「あとは隠し味にリンゴのすりおろしを入れれば…」

 

「…ってあれ?リンゴは……」

 

リオが食べてました

 

「お前なに勝手に材料食ってんだよ!?」

 

「お腹空いたんだもん…」

 

「自業自得だろうが!」

 

 

 

いろいろハプニングとかあったけど

 

「できあがり~」

 

「丁度お昼だね」

 

「じゃあ早速…」

「待った!」

 

「アインハルトさんが来るまでお預け!」

 

「ぐぬぬ…」

 

犬かな?

 

 

 

 

「…お待たせしました」

 

「いらっしゃいアインハルトさん!」

 

割とすぐに来た

 

「いい香りですね」

 

「たくさんありますよ!」

 

「そういえば味見がまだだよ」

 

「そっか じゃあお皿に盛る前に…」

 

「俺もー」

 

 

「………んー……」

 

「ちょっと辛さが足りないような…」

 

「…微妙……」

 

「スパイスを少々足してみましょう」

 

「そうですね!」

 

 

って感じで 入れることにした所までは良かったんだけどねー

 

 

 

やってしまったんだ

 

蓋が開いて中身が全部ドバーッと

 

 

辛すぎて食べられない代物になってしまったので

セインのカレーとすり替えた

許せセイン(絶対に真実は言わないけど)

 

セインがアレを食べようとしたので慌ててこちらに引き込みうちの班の(セインが作った)カレーを一緒に食べた

 

 

明らかにヤバイ激辛カレーはセインが持って帰って食べたらしい

 

あの味のせいで悪戯と勘違いされたらしく

セインは1週間激辛カレーの刑に処されたらしい




ここまで読んでくださりありがとうございました!
またまた番外
通算UAが1万超えたんですよ!感謝感謝です!
これからもよろしくお願いします!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

番外3 冬の大合宿もとい旅行 前編

皆さん私が新作書くって言ったら見てみたいと思いますか?
無印のリリカルなのはなんですけどね


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

始まりは下校中のこんな一言からだった

 

「ねぇねぇ 今度の連休あいてる?」

 

「あいてるよー」

 

「どうしたの急に?」

 

「また みんなで旅行したいなって」

 

「さんせーい!」

 

「私は自主トレの予定が…」

 

「じゃあ 合宿ってことで」

 

「ぜひご一緒に!!」

 

そんなアインハルトさんを見て

 

「(ちょろいなあ……)」

 

「(鍛錬って言えばほいほいついていきそうだなあ…)」

 

なんて思ってしまったりするのはご愛嬌

 

 

 

 

「行き先はどうするの?」

 

「やっぱりあそこかな」

 

少女連絡中

 

 

「またうちに? 別にいいよ」

 

「え?いいの?」

 

「いいよ ちょうど帰省しようと思ってたし」

 

「ありがとうルールー!」

「どうせなら他にも誘ったら? 大勢の方が楽しいよ」

 

「他かぁ…」

 

「そうだなぁ…」

 

 

 

少女連絡中

 

 

八神家

 

「はい…はい喜んで!」

 

「旅行のお誘い?」

 

「よろしければ皆さんも…とのことです」

 

「残念だが私たちは仕事だな」

 

「はい はい!リイン行けるです!」

 

「しゃーねーなぁ…引率してやるよ」

 

「ヴィータちゃん素直じゃないですぅ」

 

「アギトも休みだろう」

 

「あたしは姉御と一緒の方が…」

 

「じゃあ うちの参加者は────」

 

ヴィータ ミウラ リイン

 

「…………」

 

「ザフィーラ引率したって…補導されるわ…」

 

「おい!」

 

 

ミウラ ヴィータ リイン ザフィーラ参加決定

 

 

 

 

 

 

 

 

聖王教会

 

 

少女荷造り中

 

 

「どしたの 荷造りなんかして」

 

「次の連休に帰省するの」

 

「あー ナントカっていう無人世界だっけ」

 

「そうだよー」

 

 

「んしょっ おやつはいくらまで?」

 

「ついてくる気満々!? 」

 

 

 

… … …

 

 

交渉開始

 

「いけません!」

「ご迷惑をおかけするに決まっています!!」

 

「かけないってば!」

 

「カリムからも言ってやってください!」

 

「そうねぇ…」

「シャッハが引率すればいいんじゃないかしら?」

 

「へ!?」

 

「い いえ…ですが私には秘書の仕事が…」

 

「あなたは少し働きすぎよ」

 

「お仕事は私たちにお任せを」

 

「たまにはごゆっくり…」

 

 

「あなたたち…」

 

「…そこまでおっしゃるなら……」

 

 

「!?」

 

「お お願いセインもついてきて!!」

 

「へ?」

 

「ほぅ…私と二人では不服ですか…」

 

聖王教会シスター シャンテ シャッハ セイン参加決定

 

 

 

 

 

 

ナカジマ家

 

 

ピピッ

「おっヴィヴィオ!」

 

 

「もしもし おうっ久しぶりだな! え 旅行 行く行く!!」

 

 

 

 

「何をニヤついているんだ」

 

「キモいっス…」

 

 

「な なんでもねーよ!!」

 

 

説明中………

 

 

 

「また旅行っスか!? ノーヴェばかりずるいっス!」

 

 

「今度はあたしも行くっスよー!!」

 

 

「チンク姉たちはどうする?」

 

「私は遠慮しておくよ」

 

「家事もあるし…」

 

「じゃあ二人…と」

 

 

ノーヴェ ウェンディ 参加決定

 

その夜

 

「えへへー 楽しみで眠れないッスー」

 

「子供か」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当日次元港

 

 

「全員そろった?」

 

「ノーヴェたちがまだ…」

 

「もう搭乗時間だよ!」

 

「しゃーない 先に行こう」

 

「仕方ないか」

 

 

 

 

 

出発後……

 

 

 

 

 

「なんで目覚まし止めたんだよ!!」

 

「お布団の魔力ッス…」




はいここまで読んでくださりありがとうございました!

vivid LIFE Advanceの昼下がりの事件簿の後のつなぎのページのコロナめっちゃ可愛いって思うんですよ
あのズモモモ…ってやつ

感想・評価も待ってます!

それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

番外3 冬の大合宿もとい旅行 後編

前回の番外はきりの良さそうなところで切ったから今回で完結かな


「ようこそおいでませ!」

 

「素敵な我が家へ────!?」

 

無人世界カルナージへ到着!

 

…ってところまでは良かったんだけどなぁ

 

「温暖な気候のはずじゃ…」

 

「あ あれぇ!?」

 

「早く行った方がよくないかな!?寒いよ!」

 

そう雪が降ってるのである

 

ちょっとどころじゃない めっちゃ積もってるし

現在進行形で吹雪いてるし

 

固まってたら頭に雪つもり始めてるし

 

 

「ただいまー」

 

「おかえりー」

 

 

 

「ママ!これ(雪)どうしたの!?」

 

「どうも最近お天気が悪くて…」

 

「悪いってレベル?」

 

 

「残念だけど今日はお部屋でゆっくりしてね 晩ごはん奮発するから!」

 

 

「はーい!」

 

 

こればっかりは仕方が無いと思う

 

まさかこんな大吹雪に見舞われるなんて…

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

 

昨日の吹雪が嘘みたいに晴れた

 

 

 

「快晴だー!」

 

「やったー!」

 

 

「晴れてよかったですね」

 

「見事な雪景色です…」

 

 

「雪上トレーニングができますね 雪山登山もいい運動になりそうです」

 

あんたは体鍛えることしか頭にないのか

 

 

「雪だるま作ろうよー」

 

「おー!」

 

 

雪だるまを作ることに

 

 

 

「見て見て クリス!」

 

ヴィヴィオはいつぞやのゴーレムよろしくクリスを作った

 

「ボクのはのろいうさぎです」

 

ヴィータさんのろうさ大好きだもんね

 

「アインハルトさんは?」

 

 

 

 

「……………」

 

え…なにこれ…

 

「「(現代アート…?)」」

 

なんか円錐に首つけて尻尾つけたみたいな何かが…

 

多分これティオなんじゃないかなって…

 

 

 

 

「ゴー! スノーゴライアス!」

 

 

コイツ雪でゴライアス作りやがったよおい

 

相変わらずでかいなゴライアス

 

 

「ゴーレム! その手があったか」

 

「ふふん こういうのなら負けないよ」

 

「なんの こっちだって…」

 

 

あーなんか嫌な予感

 

 

「………」

 

ちびリオ(等身大)

 

「(まさかのちびリオ等身大かよ)」

 

 

 

「ゴー! ちび(?)リオ!!」

 

ちびリオの攻撃 ゴライアスは破れた

 

 

「やっぱり!?」

 

またもコロナ涙目

 

運動会やった時とかこんなことあった気がする

その話はまた今度

 

 

 

「さすがちびリオ…」

 

「なんかこっち来てんだけど…」

 

「な なんか不気味…」

 

「こっち来んな!」

 

「リオが作ったんだからなんとかしろよ!?」

 

全力で逃げた

 

追いかけっこ開始の合図だった

 

 

 

 

「うー 寒いの苦手なんだよね…」

 

「出てこなきゃいいのに…」

 

「だって部屋には鬼がいるし…」

 

 

全力疾走で前通過

 

 

「おっ みんな元気だ…!!?」

 

あっ…気づいてしまったか

 

 

追いかけっこにシャンテ&ルールー参加

 

「なんなのアレ!?」

 

「ゴーレムが暴走したの!」

 

「逃げていても埒があきませんよ」

 

「よし 雪玉で対抗だ!」

 

「雪合戦の要領ですね!」

 

 

 

すぐさましゃがめば隠れられる程度の壁と大量の雪玉を作り迎撃開始

 

 

 

「これ大丈夫なのかよ…」

 

ぺしぺし当たってるけど動かないし

 

 

動きは止まってるk「巨大化した!!」は?

 

「雪玉を取り込んだんだ!!」

 

「どうすんだこれもう収拾つかないぞ!?」

 

家くらいでかくなってるし

 

 

 

 

怒られました

 

 

巨大ちびリオ問題はヴィータさんによって解決された

 

 

 

 

 

その後いろいろあって合宿最終日

 

 

「どうもお世話になりました!」

 

「帰り道気をつけてね~」

 

 

 

 

 

「いい連休だった!」

 

「絶対また来ようね!」

 

「次は宿代を取ろうかしら…」

 

「結局ノーヴェとウェンディ来てなくね?」

 

「そういえば確かに…」

 

 

 

「あの煙は…?」

 

「行ってみます?」

 

 

煙が見えたので行ってみると

 

 

 

「ノーヴェ!?ウェンディ!?」

 

「た…助かった…!」

 

来ねぇと思ったら ガチで遭難してたっぽい

 

 




はいここまで読んでくださりありがとうございました!
無事完結しました
本編頑張ります
それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

出会い編
プロローグ


物語は…進まない!
文才も無いしストーリー進んでないしめっちゃ短いし地の文だらけで読み応えもないかもでいろいろ言われそうだけど許してくださいね!
初心者だもん!それではどうぞ!


 

 

 

 

 

遡るは四年前、ミッドチルダが滅ぶとまで言われた大事件

首謀者ジェイル・スカリエッティの名前からJS事件と名付けられたそれは

当時1年だけの試験運用として設立された機動六課が解決にあたり無事解決した

 

 

その当時聖王と呼ばれる家系の人物のクローンとして作られた俺、シルヴァとヴィヴィオは共に現在の母親の1人である高町なのはと戦った

 

 

 

レリックと言われるエネルギー結晶体を埋め込まれ、洗脳され

互いに傷つき、本音をぶつけあって、本当の親子となった

 

レリックを破壊する直前の会話は、多分一緒忘れないだろう

 

「ママとずっと一緒に居たい… ママ…」

 

「俺はもう誰も、傷つけたくないんだ…母さん…」

 

「「助けて………」」

 

 

「助けるよ---------- いつだって、どんな時だって!!」

 

その後、レリックを破壊され子供の姿に戻ったヴィヴィオは母さんと泣きながら抱きしめあったらしい

 

らしい、というのは俺は気を失っていたからだ

聖王の鎧は聖王が使う自動防御魔法のようなものでヴィヴィオがゆりかごの聖王として登録されたため聖王陛下はヴィヴィオという事で俺には使えなかった

そのためヴィヴィオは聖王の鎧で多少威力が減らされたためか意識はあって俺はあの魔力を砕かれた後も受け続けたせいか気絶しその後六課の人達に助けられたらしい

 

 

 

 

 

 

 

そして、JS事件解決からもう四年の月日が流れた、機動六課は既に解散し

 

フォワードの人達はそれぞれの道へ

それは俺達も例外ではなかった

ドクターの娘であるナンバーズと呼ばれる戦闘機人達は一部を除き更生プログラムを得てナカジマ家に引き取られたり聖王協会でシスター 執事として在籍したり

 

 

 

そして俺達は高町家に養子縁組をされて

高町ヴィヴィオ 高町シルヴァとしてSt,ヒルテ魔法学院で魔法を勉強しながら元ナンバーズの1人であるノーヴェに教えてもらいながらストライクアーツと呼ばれるスポーツ格闘技をしている

友達も出来て生活も楽しい最近友達になった子もいてその子はデバイスを持っているのでヴィヴィオが羨ましがってたりしてる

 

母のなのは曰く「基礎を勉強し終えるまで自分専用のデバイスなんかいりません」だそうだ

あんな事言われたら反論なんかできない

時空管理局で小さい頃から働いて今は戦技教導官をしているからだろう、魔法の危険性をよく分かっているから

 

しかし魔法の練習をする時はデバイスを持っていない俺らのためにレイジングハートが代わりをしているので困ることは無いのだけれどヴィヴィオもそろそろ自分のデバイスが欲しいなーと思っているのは多分間違ってない、だって最近友達になったリオがインテリジェントのデバイスを持っていることを知ってめちゃくちゃ羨ましがってた表には出してないが

 

そんな感じで俺達も初等科四年生になりつつある俺達だけど、何があるかは分からないけど、きっと何か特別な出会いがある…気がする

 

 

確証はないけど、ストライクアーツを一緒にやる仲間は俺 ヴィヴィオ コロナしかいなかったけれどリオも増えてこれから楽しくなりそうだとは思う

 

ゆりかごでの戦闘の負担が原因で今はもう無理はできない体になった高町なのはも無理はしないような生活になっている

 

始まるは初等科四年

 

 

これから育っていくのは、新しい世代

 

「ヴィヴィオー シルヴァー 朝ごはんだよー」

 

「「はぁーいっ!」」

 

かつて空のエースと呼ばれた 高町なのはの子達

 

St,ヒルテ魔法学院初等科四年生

 

高町ヴィヴィオと高町シルヴァの----------

 

 

----------鮮烈な物語である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい!ここまで読んでくれてありがとうございます!
ほぼ地の文しかないプロローグでした…
次回から本格的に第1話入れたらなぁって…
それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第1話

今回は!今回こそは!
魔法少女リリカルなのはvivid
memory1 セイクリッド・ハート
を進めていきたいと思います
急に会話ばかりになったなおいとか思うかもしれませんが
それではどうぞ!


 

 

 

 

俺、高町シルヴァは双子の姉 高町ヴィヴィオと共にSt,ヒルデ魔法学院に通う初等科四年生だ

 

今は公務員の母親とヴィヴィオと俺での3人暮らしが基本だ

「ヴィヴィオ、シルヴァ 今日は始業式だけでしょ? 」

 

 

「そだよー 帰りにちょっと寄り道してくけど」

 

 

「今日はママも早めに帰ってこられるから、今日の晩御飯は4年生進級のお祝いモードにしよっか?」

 

「「いいねー♪」」

 

「さて それじゃ」

 

「「うん」」

 

朝、それぞれ出かける前の会話などはいつもの事です

 

「「「いってきまーす!」」」

 

 

3人声を揃えるのもいつも通り たまに4人だけど

 

 

とまぁ、たまに喧嘩したりもするけれど 結構仲良しです

 

 

 

St,ヒルデ魔法学院についた

今日は新学年の開始という事でクラス分けが貼られているのでいまはそれを確認しに来ています

 

「さーて俺らの名前はどこにあるかなー」

 

「みんな一緒だといいねー」

 

 

なんて、他愛ない会話をしながら確認てく

 

「あ、あったよ みんな一緒だ」

 

 

「本当!?やった!」

 

 

そろそろ2人にも会えるかな なんて、考えていると

 

「ヴィヴィオ! シルヴァ!」

 

後ろから声をかけられた

 

ついさっき話していた二人

 

コロナ・ティミルとリオ・ウェズリーだ

 

コロナは銀の髪をツインテールにしていて

リオは紫がかった髪と口から見える八重歯が印象的だ

 

 

「ごきげんよう二人とも」

 

 

「おはよー二人とも!」

 

 

 

二人共仲良しの友達だ

 

 

「クラス分けもう見た?」

「見た見た!!」

「4人とも一緒のクラス!」

 

 

 

「「「「いえーい♪」」」」

 

大声ではしゃぎ過ぎたか周りからくすくすと笑う声が聞こえた

 

「あらはしたない」「あらあらまぁまぁ」

 

なんて言っててもあんなにはしゃいでたんだし今更何じゃないかと思う

 

 

始業式も終わって

 

 

「あー終わった終わったー」

 

 

「寄り道してく?」

 

 

「もちろーん」

 

そんな会話をしながらある来ていた

 

 

「また図書館寄ってこーよ! 借りたい本あるし」

 

 

「その前に、やりたいことがあるんだけどいいかな?」

 

 

「やりたい事って?」

 

 

「記念撮影…かな」

 

 

「記念撮影?」

 

 

「シルヴァとも話してたんだー」

 

 

「お世話になってる皆さんに送りたくてさ」

 

 

「皆さんのおかげで俺達は今日も元気ですよって…ね」

 

 

そして場所は図書館に移る

 

 

記念撮影をしてメールを送った後当初の目的通り図書館いきて話しているんだけど

 

~~♪

 

「あ、メール返ってきたー」

 

これはヴィヴィオのものにだ

 

 

「そう言えばヴィヴィオとシルヴァって自分専用のデバイス持っていないんだよね」

 

 

「それ フツーの携帯端末でしょ?」

 

そう、俺達2人は

まだ自分専用のデバイスを持っていない

いつも仲良くしているメンバー4人の内自分専用のデバイスを持っているのはリオだけだ

 

「そーなんだよー」

 

 

 

「母さんとレイジングハートが厳しくってさー」

 

 

「『基礎を勉強し終えるまで自分専用のデバイスとかいりません』だって」

 

 

 

「あんなふうに言い切られるとなんとも言えないんだよねー」

 

 

「そーかー」

 

 

「リオはいーなー自分専用のインテリ型で」

 

~♪

「あ、母さんからメールだ」

 

 

「なにか用事とか?」

 

「いや、そう言うわけじゃないみたいだけど」

 

「早く帰ってくるとちょっと嬉しいことがあるかもよ…だってさ」

 

 

「じゃあ借りる本決めちゃおっか!」

 

 

「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

今までいろんな事があった

 

俺達姉弟は高町なのはの本当の親子なんかじゃないのは見た目からして明らかだ

 

今でこそ仲良しである人物が多いが

 

数年前には色々なことがあったし

 

 

いろんな人たちが助けてくれて

 

 

自分達はを受け入れ、許してくれた人たちのおかげで俺達は今、 とても幸せだと思う

 

そんな事を思いながら帰っていると家に着いた

「「たっだいまーっ」」

 

家に入るとすぐに声が聞こえた

 

「おかえりー ヴィヴィオ シルヴァ」

 

俺達の後見人であるフェイトさんがいた

 

俺達の後見人になってくれたこの人はヴィヴィオのもうひとりの母親である

 

 

ヴィヴィオ本人は覚えてないが後見人になってくれるとの事でもう1人の母親と認識したのだろう

 

フェイトさんは俺にも母親と呼んでほしそうだがそれは恥ずかしいのでやっていないし自分の母親は高町なのはだと意識しているのでさん付けで呼んでる

 

色々話をしてご飯も食べ終わったけれど

ちょっと嬉しいコトというのは

 

フェイトさんがいるってだけ

 

「さて、今夜も魔法の練習してこよーっと」

 

 

「あ、俺も行くー」

 

 

いつも通り魔法の練習に行こうとしたら

 

 

「あ、二人ともちょっと待って」

 

 

「「?」」

 

珍しく呼び止められた

 

どうやらちょっと嬉しいコトって言うのは

 

 

まだ続きがあるみたいだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい!読んでいただきありがとうございました!
memory1 セイクリッド・ハートの途中までですが
次回!デバイス登場!戦闘描写もあれば頑張ります!
それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第2話

前回なのはに練習しようとして呼び止められました
お気に入りが5もあってビビってます
それではどうぞ!


 

 

 

 

 

 

魔法の練習に行こうとした俺達は呼び止められました

 

そしたら

「二人とももう4年生だよね?」

と言われた

 

たしかに今日からそうだが何だろうか

 

 

「?」

 

 

 

「そーですが」

 

 

 

 

反応はそれぞれ違うが

 

 

 

 

「魔法の基礎もだいぶできてきた」

 

 

 

「だからそろそろ自分の愛機を持ってもいいんじゃないかなって」

 

 

 

 

 

「「ほ、 ほんとっっ!?」」

 

 

 

 

 

「実は今日私がマリーさんから受け取ってきました」

 

 

 

「開けてみてー」

 

 

 

とても嬉しいサプライズである

 

 

 

それぞれ箱を受け取り開けてみるとそこには

 

 

 

「うさぎ…?」

 

 

「これは…ネックレス…?」

 

 

 

ヴィヴィオの箱には小さなうさぎのぬいぐるみが

 

 

 

俺の箱には青い宝石がついたネックレスが入っていた

 

 

「あ、そのうさぎはアクセサリーで」

 

 

「中の本体は普通のクリスタルタイプだよ」

 

それぞれ補足しているが驚くのはここからだった

 

 

そのうさぎは何と箱をよじ登り浮かんで挨拶したのだ

 

 

それを見た俺達は二人揃って大人2人の後ろに隠れ

 

「「ととと飛んだよっ!?動いたよっっ!?」」

 

 

二人揃って同じ事を言った

 

 

 

フェイトさんによると飛んだり動いたりはマリーさんがつけたおまけの機能らしい

 

 

 

この2機のデバイス色々リサーチしてそれぞれに合わせた最新式のものらしいが名前も付いてないのでつけてあげてとのこと

 

 

「そうだママ!リサーチしてくれたってことはアレできる!?アレ!!」

 

 

 

興奮しながら聞いている

答えは当然イエス

 

当然俺のもリサーチしてくれているだろうからアレも出来るはずだ

 

 

マスター認証は庭でやることになり 早速始めた

 

 

 

「「マスター認証」」

 

 

 

「高町ヴィヴィオ」「高町シルヴァ」

 

 

 

「術式はベルカ主体のミッド混合ハイブリッド」

 

 

 

「使用術式はベルカ主体ミッド混合ハイブリッド」

 

 

「わたしの愛機に個体名称を登録」

 

 

「個体名称登録」

 

 

「愛称は『クリス』」

 

 

「正式名称セイクリッド・ハート」

 

 

「個体識別名称 ルインス」

 

 

認証は終了した 後は… セットアップ!

 

 

「いくよクリス」

 

 

「いくぞルインス」

 

 

「セイクリッド・ハート!」「ルインス!」

 

 

 

「「セーットアーップ!」」

 

 

 

するとどうだろうか二人の体が成人しているか位まで大きくなりバリアジャケットが形成されていった

 

 

そう、これが認証前に言っていたアレの正体である

 

 

 

大人変化と呼んでいる 変身制御の事だ

俺達は大人モードと呼んでいる

 

「ん……!」

 

 

「……よし!」

 

 

「やったあー! ママありがとー!」

 

とヴィヴィオは喜んでいる

 

もちろん俺も嬉しいのだがフェイトさんが唖然としているんだけどなんでだ

 

…と思ったらうっかり説明を忘れていたという

 

一通りの説明も終わり魔法の練習をしに出かけたのだが途中で約束をした大人モードの使用に関することだが問題は無い

 

 

 

大人モード関連であーだこーだしていた頃

 

 

ナカジマ家ではある事について話していた

 

 

「連続傷害事件?」

 

 

 

『ああ…事件ではまだないんだけど』

 

 

「どゆこと?」

 

 

『被害者は主に格闘系の実力者 そういう人に街頭試合を申し込んで…』

 

「フルボッコってわけ?」

 

 

 

『そう』

 

「あたし そーゆーの知ってるっス! 喧嘩師! ストリートファイター!」

 

「ウェンディうるさい」

 

 

『ウェンディ正解 そういう人たちの間で話題になってるんだって』

 

『被害届が出ていないから事件扱いではないんだけど みんなも襲われたりしないよう気をつけてね』

 

「そう…」

 

 

「気をつける つーか来たら逆ボッコだ」

 

 

「ふむ…これが容疑者の写真か?」

 

 

『ええ、自称『覇王』イングヴァルト』

 

 

「それって…」

 

 

 

 

 

 

 

 

物語は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『そう、古代ベルカ----------聖王戦争時代の王様の名前』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

確実に動き出そうと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

始まろうとしていた…

 

 




はい!今回も読んでくれてありがとうございます!ゲストUです!

なんかシルさん喋ってないよねぇ…


これはいかんな


もしかしたら子は親に似るってこう言うことなんじゃって思えてきた



次回から!次回ほんとに動かしたい!

あと喋らないから喋らせたい!


それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第3話

物語は動き始める







かも知れない



シルがいてもいなくても変わらない所は端折ってもいいかなって思っちゃってさ







それでは第3話どうぞ!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺達が魔法の練習をしている頃時を同じくしてナカジマ家では俺達の話で盛り上がっていた

 

「へー、ついにあの2人もデバイス持ちッスか」

 

 

 

「良かったね 今度見せてもらおう」

 

 

 

「高町嬢ちゃんちの双子か 今いくつだっけ?」

 

 

「10歳ですね 4年生ですよ」

 

 

 

「もうそんなか」

 

 

「は~… 前に見た時は幼稚園児くらいだったかと思ったがなぁ」

 

 

 

「それ六課時代じゃない」

 

 

「もうだいぶ前っスよ」

 

 

 

「二人の武術師範としてはやはり嬉しいかノーヴェ?」

 

 

 

「別に師匠とかじゃないよ 一緒に練習してるだけ」

 

「まだまだ修行中同士練習ペースが合うからさ」

 

「あ、おとーさん ギンガ あたし明日協会の方に行ってくるから」

 

 

 

「そう」

 

 

 

「いつものお見舞か?」

 

 

 

 

「ん そんなとこ」

 

 

 

 

「じゃ、あたしも行くっス! セイン姉と双子をからかいに!」

 

 

 

「姉も行きたいな 久しぶりに」

 

 

 

 

「えー!?」

 

 

 

「ダメよーあんまり大勢で押しかけちゃ」

 

 

 

 

 

なんて会話がされていたらしい

 

 

 

 

 

翌日聖王協会本部

 

 

 

「いよーっス オットー ディード♪」

 

 

 

「久しぶり」

 

 

 

 

「こんにちわー」

 

 

 

 

俺はヴィヴィオ達と分かれてウェンディ、ディエチとともにオットーとディードの元に来ていた

 

ヴィヴィオ達はイクスのお見舞いに行ってからくるだよう

 

オットーとディード俺達と同じ双子だしいい人たちなんだけど気に入らない所は治っていない

 

 

「ウェンディ姉様 ディエチ姉様」

 

 

 

「二人ともごぶさた」

 

 

「殿下もこの間お見舞いに来た時以来ですね」

 

 

 

 

 

そうこれだ この殿下呼びである

 

 

 

ヴィヴィオは聖王オリヴィエのクローンであるから陛下呼ばれその側近であったシルヴィエのクローンである俺は殿下と呼ばれている

 

最初の方はヴィヴィオも『陛下って呼ぶの禁止ーっ』とか言っていたがもう慣れたのか言わなくなった

 

しかしヴィヴィオはヴィヴィオ 俺は俺である

 

 

確かにさ?血縁的には呼ばれるのは不思議じゃないよ?

シルヴィエはオリヴィエの護衛とか側近的立場だったけど双子の弟だから呼び方は間違ってはいないけどさ

 

 

こちらとしては名前で呼んで欲しいわけで

 

 

 

「ところで二人共?前にも言ったかもしれないけど殿下呼びはやめるつもりは無いの?」

 

 

「「ありませんね」」

 

 

「即答かよ…」

 

 

即答しやがったよこいつら

 

 

なんて思いつつ席に着く

 

 

「ところで他の皆さんは?」

 

 

「チンク姉は騎士カリムとシスターシャッハんとこ なんかお話だってー」

 

 

「ヴィヴィオとノーヴェはイクスのお見舞い 」

 

 

「イクス元気ッスか?」

 

 

「健康状態には異常なし 静かにお休みだよ」

 

 

「陛下や殿下、スバルさん達もよくお見舞いに来て下さいますし きっと楽しい夢を見ておいでなのかと」

 

 

「…そっか」

 

 

 

 

 

同時刻 聖王協会内 カリム・グラシア執務室

 

 

例の連続傷害事件について話ていた

 

「件の格闘戦技の実力者を狙う襲撃犯 彼女が自称している『覇王』イングヴァルトと言えば────」

 

 

「ベルカ戦乱期…諸王時代の王の名ですね」

 

 

 

「はい」

 

 

 

「時代は異なりますが こちらで保護されているイクスヴェリア陛下やヴィヴィオの母体である『最後のゆりかごの聖王』オリヴィエ聖王女殿下、それにシルヴァの母体の聖剣士シルヴィエ殿下とも無縁ではありません」

 

 

「あの3人に危険が及ぶ可能性があると?」

 

 

 

「無くはないかと」

 

 

「聖王家のオリヴィエ聖王女 その双子の弟シルヴィエ シュトゥラの覇王イングヴァルト ガレアの冥王イクスヴェリア いずれも優れた『王』達でしたから────」

 

「ああ、もちろん かつての王達と今の3人は別人ではあるのですが」

 

 

「えぇ」

 

 

「それを理解しない者達もいる という事ですよね」

 

「とはいえ『覇王イングヴァルト』は物語にも現れる英雄です」

 

「単なる喧嘩好きが気分で名乗っているだけという可能性も大きいですよ」

 

 

「───ですね」

 

 

「でも犯人が捕まるまでイクスの警戒は強化するわ セインについて貰いましょう ヴィヴィオとシルヴァについては……」

 

 

「それはこちらで 私と妹達がそれとなく」

 

 

 

 

しばらく話しているとヴィヴィオたちが来た お見舞いは終わったみたいだ

 

 

 

 

お見舞いが終わればいつもの奴だ

 

 

公民館でのストライクアーツ練習!

 

その前に待ち合わせ場所でコロナとリオと合流する

 

コロナは今までも参加していたがリオは最近友達になったから 今回が初の参加だ

 

それにリオは今回の練習でノーヴェと初の顔合わせだったりする

 

 

その後ノーヴェをからかったりストライクアーツを練習してヴィヴィオとノーヴェがスパーしたりしてすっかり暗くなった頃解散になった

 

 

ノーヴェは救助隊の装備調整が入ったので分かれた

 

家に帰るとフェイトさんがお風呂に入っていたらしくヴィヴィオはそこに母さんと突撃するらしい

 

は?俺?入りませんよ?恥ずかしいし

 

 

何とか強制連行を回避して 3人がお風呂でワイワイやってた時に

 

 

あんなことが起こってるなんて思ってもみなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

装備調整が終わり家に帰る途中不意に声をかけられた

 

 

 

「ストライクアーツ有段者 ノーヴェ・ナカジマさんとお見受けします」

 

 

 

 

 

────物語は、今

 

 

 

 

 

 

「貴方にいくつか伺いたい事と 確かめさせて頂きたいことが」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────動き始めるみたいだ

 

 

 

 

 

 

 




はい!ここまで読んでいただきありがとうございます!
会話が長くなってしまったよ
またシル君喋ってないよ
練習風景全部端折ったよ

ノーヴェと覇王様出会いました

戦闘描写( ^p^)<ンンンンンンンンンンンンンンン

って感じですけど頑張ります!

それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第4話

 

 

 

 

 

 

「貴方にいくつか伺いたい事と 確かめさせて頂きたい事が」

 

 

 

 

格好と状況からしてもつい先日話していた通り魔だろう

 

 

 

「質問するならバイザー外して名を名乗れ」

 

 

 

 

「失礼しました」

 

「カイザーアーツ正統 ハイディ・E・S・イングヴァルト 『覇王』を名乗らせて頂いています」

 

 

 

 

間違いなくコイツは通り魔の自称覇王だ

 

 

 

 

 

「噂の通り魔か」

 

 

 

 

 

「否定はしません」

 

 

 

 

 

 

 

「伺いたいのはあなたの知己である『王』達についてです」

 

 

王達って事はまさかコイツ…狙いは『あいつら』なのか…!?

 

 

 

「聖王オリヴィエと聖剣士シルヴィエのクローンと冥府の炎王イクスヴェリア 」

 

 

 

「あなたはその3人の所在を知っていると「知らねぇな」」

 

 

思わず言葉を遮るように言った

 

 

「聖王と聖剣士のクローンだの冥王陛下だのなんて連中と知り合いになった覚えはねぇ」

 

 

 

 

「あたしが知ってるのは一生懸命生きてるだけの普通の子供達だ」

 

 

そうだ、あいつらは過去に色々あったけど今は一生懸命生きてるだけでいろんな事で一喜一憂できる普通の子供達だ

 

 

「────理解できました その件については他を当たるとします」

 

 

 

 

「ではもう一つ確かめたい事は あなたの拳と私の拳 いったいどちらが強いのかです」

 

 

 

 

 

そんなことだろうと思った通り魔やってるんだやる事はそれ以外にないだろう

 

 

「防護服と武装をお願いします」

 

 

「いらねぇよ」

 

 

「そうですか」

 

 

 

「よく見りゃまだガキじゃねーか どうしてこんな事をしてる?」

 

 

「──強さを知りたいんです」

 

 

 

「ハッ!馬鹿馬鹿しい」

 

 

これはさっさと終わらせた方がいいな

 

 

となると不意打ちしてスタンショットが得策か

 

 

 

 

話しながらだが構えたノーヴェが、動いた

 

 

 

 

「!?」

 

 

 

 

 

ガードされたが不意打ちの膝蹴りは決まった

 

 

このままスタンショットで…!

 

 

電気を纏った拳が襲いかかるがこれも防がれる

 

 

が、覇王は後方に飛ばされていた

 

 

 

そのことにノーヴェは内心歯噛みしていた

 

 

 

「(ガードの上からとはいえ不意打ちとスタンショットをマトモに受けきった)」

 

 

「(ちっ………言うだけのことはあるってか)」

 

 

生身のままでは危険と判断したノーヴェはジェットエッジを取り出しセットアップした

 

 

 

 

「ありがとうございます」

 

 

 

 

 

「強さを知りたいって正気かよ?」

 

 

 

「正気です そして、今よりもっと強くなりたい」

 

 

 

「ならこんな事してねーで真面目に練習するなりプロ格闘家目指すなりしろよ!」

 

 

 

「単なる喧嘩馬鹿ならここでやめとけジムなり道場なりいい所紹介してやっからよ」

 

 

「ご厚意痛み入ります ですが私の確かめたい強さは───生きる意味は 表舞台にはないんです」

 

 

覇王が構えた

 

 

 

 

覇王は飛ばされた位置から ノーヴェはセットアップした位置からまだ1歩も動いていない

 

 

 

 

 

つまり、かなり距離がある

 

 

 

「(──構えた この距離で? 空戦?射砲撃?)」

 

 

 

 

そんなことを考えた時

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────覇王はそこまで来ていた

 

 

 

 

「!?──って!!(突撃!?)」

 

 

 

 

かなり距離が空いていたためにいきなり突撃してくるなんて思ってもみなかったのだ

 

 

 

辛うじて避けしはしたが自分が使っているものや教えているものとは違う歩法で接近してくる

 

 

 

直後、覇王の拳が腹に直撃した

 

 

 

これにより肺の空気が吐き出され咄嗟に飛び退いた

 

 

 

 

「列強の王達を全て倒し ベルカの天地に覇を成すこと それが私の成すべきことです」

 

 

それを聞いてノーヴェは動いた

 

 

 

「寝惚けた事抜かしてんじゃねェよッ! 昔の王様なんざみんな死んでる! 生き残りや末裔達だってみんな普通に生きてんだ!!」

 

 

 

殴り合いながら言ったが覇王の言葉でとうとう沸点は限界に達した

 

 

 

 

「弱い王なら この手でただ屠るまで」

 

 

この時ノーヴェには今日のヴィヴィオやイクスの事が思い浮かばれた

 

 

 

 

 

 

「この ばかったれが!」

 

 

 

エアライナーを展開、覇王をバインドで拘束し自身の得意な攻撃を仕掛ける

 

 

 

「ベルカの戦乱も聖王戦争もッ!ベルカって国そのものも!!もうとっくに終わってんだよッ!!」

 

 

 

エアライナーを滑り勢いをつけて放つ蹴り技

 

 

 

 

リボルバー・スパイクだ

 

 

 

 

その一撃は覇王に直撃し勝負はついた────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────かに思えた

 

 

 

 

 

 

 

急に勢いが止まる感覚がした

 

 

 

 

「!?(カウンターバインド!? どうかしてる防御捨てて反撃準備を……ッ)」

 

 

「終わってないんです 私にとってはまだ何も」

 

 

 

 

「(まずい!この状況じゃ間違いなく決めに来る!)」

 

 

 

 

その直後、覇王断空拳が突き刺さり

 

 

 

「弱さは罪です 弱い拳では……誰のことも守れないから」

 

 

 

 

 

 

ノーヴェの敗北は決まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フゥ…ジェット、無事か?」『I'm OK』

 

 

 

 

 

覇王に負けたノーヴェはジェットエッジを操作しスバルに連絡を入れていた

 

『はいスバルです ノーヴェどうかした?』

 

 

 

「ああ悪ィスバル ちょっと頼まれてくれ 喧嘩で負けて動けねー」

 

 

『えぇっ!?』

 

 

「相手は例の襲撃犯 きっちりダメージブチ込んだし蹴りついでにセンサーもくっつけたから 今なら楽に捕捉できる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(──彼女の一撃… 凄い打撃だった… 危なかった)」

 

 

「(この体は 間違いなく強いのに…)武装形態……解除………(私の心が弱いから……)」

 

 

「(帰って少しだけ休もう 目が覚めたらまた……)」

 

 

「!?」

 

 

痛みが走った、間違いなく先ほどノーヴェと戦った時のだろう

 

「(ダメ…こんな所で倒れたら……)」

 

 

そこで意識は途切れた

 

 

 

 

 

 




はいどうもここまで読んでくれてありがとうございました!
ゲストUです!
まさかストリートファイトで一話使うなんてー(棒)
シルヴィエの二つ名は聖剣士に(勝手に)決定しましたー(`・∀・)ノイェ-イ!
戦闘入りましたねーヴィヴィオとノーヴェのスパーとか端折ったりしたけど
楽しんでくれたらうれしいな♪

はいごめんなさい戦闘描写は苦手ですのでまじで許してください

次から漫画第1巻
memory5 アインハルト・ストラトス
に入っていきたいと思います!
ちゃんとシルヴァにも絡ませたいです

それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第5話

はい 戦いました また主人公出ません


それではどうぞ


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いったいどうしたんだっけ…

 

 

 

 

 

 

いつものように戦って…

 

 

 

 

 

 

 

 

勝ったけど…倒れたんだ…

 

 

 

 

 

 

 

という事は一体ここは!?

 

 

 

 

 

 

 

思わず跳ね起きた

 

 

 

 

 

「よう やっと起きたか」

 

 

 

 

横にノーヴェ・ナカジマがいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…あの、ここは……?」

 

 

 

 

 

聞いた時ノックが聞こえオレンジ色の髪の女性が入ってきた

 

 

 

 

 

「おはようノーヴェ それから……」

 

 

 

「自称覇王イングヴァルト 本名アインハルト・ストラトス St,ヒルデ魔法学院中等科1年生」

 

 

 

 

なんで知ってるんだなどと考えたが答えはすぐに教えてくれた

 

 

「ごめんね コインロッカーの荷物出させてもらったの ちゃんと全部持ってきてあるから」

 

 

 

 

とゆう事はいつの間にか発信機でも付けられて気を失っているところを見つけたのだろうか

 

 

 

 

 

「制服と学生証持ち歩いてっとはずいぶんとぼけた喧嘩屋だな」

 

 

 

 

 

「学校帰りだったんです それにあんな所で倒れるなんて…」

 

 

 

 

 

その時新たな声が聞こえてきた

青い髪の女性だ

 

 

 

 

 

「あーみんなおはよー 」

 

 

 

 

 

「おまたせ♪ あさごはんでーす」

 

 

 

 

その後自己紹介もしてくれ朝食をいただくことになった

 

 

 

青い髪の人はスバル・ナカジマ オレンジの髪の人はティアナ・ランスターと言うらしい

 

 

 

状況を説明されたがここはスバルさんの家で、私を保護したのはスバルさんとティアナさんだとのことだ

 

 

 

 

その後喧嘩両成敗ということにするとの事で厳重注意を受け、ノーヴェさんは書類に何か記入している間私は待っていた

 

 

 

「(私は何をやっているんだろう やらなきゃいけない事 沢山あるのに)」

 

 

 

 

 

 

そんなことを考えていると突然頬に冷たいものが当てられた

 

 

 

 

「よう」

 

 

 

 

 

「ひゃっ!?」

 

 

 

 

 

「スキだらけだぜ覇王様」

 

 

 

突然のとこにあわあわしてしまったがノーヴェさんの手には飲み物があった さっきのはそれだろう

 

 

 

 

 

「もうすぐ開放だと思うけど 学校はどーする 今日は休むか?」

 

 

 

「行けるのなら行きます」

 

 

 

 

「真面目で結構」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で…あのよ うちの姉貴やティアナは局員の中でも結構凄い連中なんだ」

 

 

 

 

 

「古代ベルカ系に詳しい専門家も沢山知ってる」

 

 

 

 

 

「お前の言う「戦争」がなんなのかは分かんねーけど」

 

 

 

 

 

 

「協力できる事があんならあたし達が手伝ってやる だから…」

 

 

 

 

「聖王達には手を出すな……ですか?」

 

 

 

 

「違ェよ あ いや違わなくはねーけど 手出されても困る」

 

 

 

 

「ガチで立ち合ったからなんとなくわかるんだ おまえさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「格闘技が好きだろう?」

 

 

 

 

 

 

 

「あたしも修行中だけどコーチの真似事もしてっからよ 才能や気持ちを見る目だけはあるつもりなんだ」

 

 

 

 

「……違うか?好きじゃねーか?」

 

 

 

 

「好きとか嫌いとか そうゆう気持ちで考えた事がありません 覇王流は 私の存在理由の全てですから」

 

 

 

 

 

「───聞かせてくんねーかな 覇王流のこと……お前の国のこと お前のこだわってる戦争のこと」

 

 

 

 

 

「…私は…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

St,ヒルデ魔法学院 初等科校舎図書室

 

 

 

 

 

 

「あったあった!これがオススメ」

 

 

 

 

 

 

 

「「覇王イングヴァルト伝」に「覇王列記」」

 

 

 

 

 

「ありがと コロナ♡」

 

 

 

「前にルーちゃんにオススメしてもらったんだ」

 

 

 

「でも どーしたの? 急にシュトゥラの昔話なんて」

 

 

 

「うん ノーヴェからのメールでね この辺の歴史について一緒に勉強したいって」

 

 

 

 

「あ、それから今日の放課後ね! ノーヴェが新しく格闘技やってる子と知り合ったから一緒に練習してみないかって」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古代ベルカ 諸王時代

 

 

 

 

 

 

それは 天地統一を目指した諸国の王達による

 

 

 

 

戦いの歴史

 

 

 

「聖王女」オリヴィエや「覇王」イングヴァルトも

 

 

 

 

そんな時代を生きた王族の人間である

 

 

 

 

 

 

いずれ 優れた王と呼ばれる両者の関係は

 

 

 

 

 

 

現代の歴史研究においても

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明らかになっていない




はい読んでくれてありがとうございました

喧嘩両成敗です




次回からmemory06 本当の気持ちに入っていきます



例のスパーはシルさんの分も頑張って書きます


それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第6話

はい第6話です!
memory6 本当の気持ち のスパーの所です
それではどうぞ!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後、俺達はノーヴェと待ち合わせしているカフェいた

 

 

 

 

 

のはいいんだけどさ

 

 

 

 

 

 

なんかいっぱいいるんだけど

 

 

 

 

 

 

いつもみたいにノーヴェだけかと思ってたよ

 

 

 

 

 

 

 

ウェンディやチンク、ディエチは分からなくもないよ

 

 

 

 

 

なんでスバルさんやティアナさんまで

 

 

 

 

後なんでオットーとディードまでいるの

 

 

 

 

 

新しく知り合った人って言うのは同じSt,ヒルデの中等科の人らしい しかもベルカの古流武術の使い手で虹彩異色の人っていうんだから驚きだ

 

 

 

 

虹彩異色なんて俺とヴィヴィオの二人だけしか見たことないし

 

 

 

 

 

 

…いや、正確にはあと1人知ってるけど…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「失礼します」

 

 

 

 

 

知らない声 ノーヴェが言ってた人が来たみたいだ

 

 

 

 

 

 

「アインハルト・ストラトス参りました」

 

 

 

 

 

アインハルト・ストラトス…

 

 

 

 

 

綺麗な緑がかった髪 俺達聖王家と違う青と紫の虹彩異色

 

 

 

 

 

 

そして同時にノーヴェが言ってきたシュトゥラの歴史…

 

 

 

 

 

 

ここから導き出される答えは…

 

 

 

 

 

────覇王クラウス

 

 

 

 

 

 

 

 

考え事をしていたせいか

 

 

 

 

 

「おい、聞いてるかー」

 

 

 

 

 

ノーヴェの声が聞こえる

 

 

 

 

 

さっきから呼んでたっぽい

 

 

 

 

 

「あ…ごめんなに?」

 

 

 

 

 

「練習だよ練習 やらないのか?」

 

 

 

 

 

「ごめん、行く」

 

 

 

 

 

 

置いていかれてたわ

 

 

 

 

 

道中話を聞いていたがヴィヴィオとアインハルトさんがスパーをやることになったらしい

 

 

 

 

 

 

 

何故か俺も

 

 

 

 

 

 

なんでだよ!ヴィヴィオだけでいいじゃんか!

 

 

 

 

 

なんて文句は言わなかった アインハルトさんの特徴が覇王クラウスと一致してるから前世関連でなんか困ってたりしてるんだろうか

 

 

 

 

始まった

 

 

 

格闘オンリーのスパーリングだがアインハルトさんはヴィヴィオとは違い何か思いつめたような表情をしていた

 

 

 

 

 

ヴィヴィオが先手をとったように見えたがしっかり防がれた

 

 

 

 

 

果敢に攻めているが的確に防がれている

 

 

 

 

 

 

疑問に思った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんであの人は…

 

 

 

 

 

 

 

 

あんなに悲しそうな顔をしているんだろうか…

 

 

 

 

 

 

 

 

その時、攻撃を防ぐだけで一切反撃していなかったアインハルトさんが動いた

 

 

 

 

 

 

 

ヴィヴィオの攻撃を防ぐのではなく避けた後ヴィヴィオに掌底が決まり吹っ飛ばされた

 

 

 

 

 

強い、間違いなくそう思った

 

 

 

 

 

 

「お手合わせありがとうございました 次、シルヴァさんお願いできますか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

は?今こいつなんつった?

 

 

 

 

 

 

ヴィヴィオとのスパーはまだ時間が残っている

 

 

 

 

 

やったことと言えばヴィヴィオが攻めてそれをすべて防ぎカウンターの掌底で吹っ飛ばしただけだ

 

 

 

 

 

いったい何を思って途中で切り上げた?

 

 

 

 

 

 

無論急に止められたヴィヴィオは反論していた

 

 

 

 

 

 

 

 

流石に強いのは分かったがヴィヴィオの、俺達がやっているストライクアーツが趣味と遊びの範疇だと?

 

 

 

 

流石に我慢の限界だった俺はアインハルトさんの相手をこすることを決めた

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、ルールはさっきと同じでいいな」

 

 

 

 

 

 

 

「レディ ゴー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先程のヴィヴィオのように突撃した

 

 

 

 

 

拳や蹴りを繰り出すが全て防がれる

 

 

 

 

 

そんなことは分かっていたが俺は聞きたい事があった

 

 

 

 

 

 

 

「あんた、どうしてさっきすぐに交代するよう言ったんだ?」

 

 

 

 

 

「先程ヴィヴィオさんにも言いましたが、私の身勝手です」

 

 

 

 

「最後の趣味と遊びの範疇だったらってどうゆう意味だ、確かにストライクアーツはスポーツの一種だけどヴィヴィオは…俺達は趣味と遊びだけでやってる訳じゃない」

 

 

 

 

「それにあんた、ヴィヴィオと誰を比べた?」

 

 

 

 

「!」

 

 

 

 

 

「あんたずっと悲しそうな目をしてたよ 今も…悲しそうな目をしてる」

 

 

 

 

 

 

「………」

 

 

 

 

 

 

「あなたに…」

 

 

 

 

 

 

「!?」

 

 

 

 

 

「何がわかると言うんですか!」

 

 

 

 

 

なにか仕掛けてくると思った瞬間には

 

 

 

 

腹に断空拳が決まり俺は吹き飛ばされていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

受身をとる暇もなく直撃し吹き飛ばされ気を失っていたため気づかなかったが来週試合をすることになったという

 

 

 

 

 

「それと、アインハルトさんがすいませんだって」

 

 

 

 

 

「あぁ、最後の一撃のことか?」

 

 

 

「うん」

 

 

 

 

 

「そっか…」

 

 

 

 

 

 

「…強かったな、アインハルトさん」

 

 

 

 

 

「うん…」

 

 

 

 

 

 

「来週、試合するんだろ? 多分俺も」

 

 

 

 

 

 

「うん、そうだよ シルもやることになってた」

 

 

 

 

 

「なら…練習して試合までにもっと強くならなくちゃな」

 

 

 

 

 

 

「それでさ…伝えようぜ」

 

 

 

 

 

 

「俺達の気持ちを…ね」

 

 

 

 

 

 

「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ここまで読んでくれてありがとうございました!
下手くそでも下手くそなりに頑張りました!
次話からはmemory7 はじめまして
に入っていきます!


それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第7話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空が曇ってる

にも関わらず周りにはたくさんの人がいて

どこか嬉しそうな感じがする表情

 

 

 

 

 

 

 

 

それ以前にこれはなんだ?

 

 

 

 

 

 

 

見渡す限り灰色の空

 

 

 

 

 

しかし人がここまで集まっているとなると何かの式典のような感じがする

 

 

 

 

なんであんたが目の前にいるんだよ

 

 

 

────聖王女オリヴィエ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今の時代空はこんな灰色なわけが無いし曇りってわけでもない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それに何故聖王オリヴィエが目の前に入る?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あなたがこんなことをするなんて思いもしませんでしたよ』

 

 

 

『よく言うよ不意打ちしたのに難なく防いだくせに』

 

 

 

 

『流石に双子の弟が暗殺しにくるだなんて予想外でしたよ』

 

 

 

『そりゃああんたを止めに来たわけだしこれくらいやらなくちゃね』

 

 

 

 

 

『やはりあなたが私の前に立ちふさがるのですね』

 

 

 

 

 

 

『シルヴィエ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

は?今なんていった…?シルヴィエ…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『この瞬間この場所にいるのですから無駄でしょうが一応聞いておきますよオリヴィエ』

 

 

 

 

 

 

 

 

『あなたの中にゆりかごの聖王にならないという選択肢はありますか?』

 

 

 

 

 

 

『ここにいる時点で今更そのような選択肢が私の中にあるとでも?』

 

 

 

 

 

 

『でしょうね ならば私はあなたを力ずくで止めねばなりません』

 

 

 

 

 

 

 

『やれるものならやってみなさい』

 

 

 

 

 

 

 

 

何を言ってる? ゆりかごってまさか…

 

 

 

 

 

 

 

『そうですか…残念だよオリヴィエ 』

 

 

 

 

 

 

 

止めろ…

 

 

 

 

 

 

『なら殺してでも止める』

 

 

 

 

 

 

 

 

『それがあなたに出来ますか?シル』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『出来るかじゃなくてやるんだよヴィヴィ』

 

 

 

 

 

 

 

 

止めろ……

 

 

 

 

 

 

『『はぁぁぁぁぁぁぁ!』』

 

 

 

 

 

 

 

 

止めろ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

両者の拳がぶつかり合う───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「止めろぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

ことになる前に目が覚めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…はぁ…」

 

 

 

 

 

 

 

何だ今の…

 

 

 

 

 

間違いない…あれは俺の…母体の記憶…

 

 

 

 

 

 

時計を見ればいつもの走り込みの時間は過ぎている

 

 

ヴィヴィオには前もって遅れるようなら置いていっていいと伝えてあるため問題は無いが…

 

 

 

 

 

「シルッ!どうしたの!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

母さんが慌てた様子で入ってきた

 

 

 

 

 

 

 

 

当たり前だろうな、多分叫んでたし

 

 

 

 

「あぁ…いや…ちょっと変な夢見ちゃって…」

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は俺らの試合がある大切な日だってのに

 

 

 

 

 

「ほんとに大丈夫?すごい声出してたよ?やめろーって、しかもすごい汗かいてるし顔色悪いよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫だって…心配しなくてだいじょうぶだよ…」

 

 

 

 

 

そう言って立ち上がり部屋を出ようとしたがふらつき支えられた

 

 

 

 

 

 

「だーめ そんな状態で学校とか行かせられないよ」

 

 

 

「学校には連絡しておくから今日は試合も学校も休んでなさい いい?」

 

 

 

 

 

 

 

「……………分かった」

 

 

 

 

 

 

渋々だが了解せざるを得なかった

 

 

 

 

 

部屋から出る時何も無いとこでまたふらついたし

 

 

シャワーを浴びる時に見てみたが自分ではそこまでは見えなかったがかなり酷かったんだろうなと思うくらいにはは顔色が悪かった

 

 

 

 

 

俺はその日

 

 

 

 

家で一日寝込むハメになった

 

 

 

 

 

 

 

もちろんあんな夢見てすぐ寝られるかと言われればそんなことはありえないので

 

 

 

 

俺はしばらくルインスと話していた

 

 

 

 

 

 

 

「なぁルインス、あの夢なんだったんだろうな」

 

 

 

 

 

 

 

『かなり心拍が上がっていたのとかなりの発汗で相当な悪夢だったのは予想がつきますね』

 

 

 

 

 

 

「試合…行きたかったなぁ」

 

 

 

 

 

 

『あの状態で学校なんて行ってみなさい 試合どころか日常生活の時点で倒れるのは確定ですよ?』

 

 

 

 

 

「それくらい酷かったんだよなぁ…」

 

 

 

 

『なのは様の判断は賢明ですよ? ヴィヴィオ様にもノーヴェ様にも連絡してあるとのことですし安心して体を休めてていいんですよ』

 

 

 

 

 

 

「あぁ…悪いなぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局俺は一日寝込んだ



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第8話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結末から言おう ヴィヴィオは負けた

 

 

 

 

 

 

 

負けたがその思いを受けてアインハルトさんは謝罪をしたらしい

 

 

 

 

ヴィヴィオが気絶してる時に

 

 

 

 

 

 

 

あの日から俺はあの夢について考えるようになった

 

 

 

 

 

それに関係する歴史書などをヴィヴィオ達に協力してもらって探したり

 

 

 

無限書庫でそれらしい歴史書を探したりとかした

 

 

 

 

ヴィヴィオ達にめちゃくちゃ追求されたりするけどなんと誤魔化している

 

 

 

多分誤魔化しきれてないけど

 

 

 

 

 

 

学校で調べるのにも 限界があるし無限書庫でも制限がある

 

 

 

そこで俺はるーるーことルーテシア・アルピーノに連絡を取っていた

 

 

 

 

『はいはーい 久しぶりねシルヴァ』

 

 

 

 

「久しぶりルールー」

 

 

 

『いきなり連絡してくるなんて珍しいわね 何かあったの?』

 

 

 

「まぁ…あったと言えばあったって言うか…ってそれはいいんだ 今回連絡したのはお願いしたいことがあってさ」

 

 

 

 

『私そこすっごい気になるんだけど…まぁいいわ それで?お願いしたいことって?』

 

 

 

 

「実は…古代ベルカ関連の本を探して欲しいんだ 聖王戦争ら辺のやつ」

 

 

 

 

『古代ベルカ関連と言うと歴史書とか?何でまた?』

 

 

 

 

「さっきの何かあったに関係してくるところなんだけどあまり言いたくないから聞かないで欲しいな、言いたくないし」

 

 

 

 

 

『分かった、こっちでできるだけ探してみる』

 

 

 

 

 

「ありがとう 合宿に行けたらその時に見せてね」

 

 

 

 

『りょーかーい 今年は新しい子も来るから楽しみね あ、なにかお礼してもらおうかな~』

 

 

 

 

 

 

「お手柔らかにね、じゃあよろしく頼むよ」

 

 

 

『はーい』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目標達成 これで大丈夫だな

 

 

 

 

 

「当面の問題はテストかぁ」

 

 

 

 

 

学校に通っていれば必ずあるもの定期考査である

 

 

 

 

ちゃんと勉強して入るがあの夢のことが気になって勉強がおろそかになっていたことは言うまでもない

 

 

 

 

 

 

まぁ問題ないんだけどね

 

 

 

 

 

 

 

 

あれからというものヴィヴィオ達とは別行動が多くなった

 

 

 

 

誰かと一緒という訳では無い

 

 

ヴィヴィオ達より早く学校に行って図書室でキーワード探し

 

 

 

なんてのが多い

 

 

 

 

今となってはノーヴェにまで心配される始末だ

 

 

 

ノーヴェ曰くアインハルトさんを加えたヴィヴィオ達の会話は俺のことばかりらしい

 

 

 

 

やれ付き合いが悪くなっただの暗くなっただのなんか思いつめたような顔してるだの

 

 

 

 

うるせぇほっとけって感じだが周りからはそう見えているということだろう

 

 

 

 

 

母さんにも何か聞いてるし何言われるか分かったものではない

 

 

 

 

あの後口止めをしてあるし全部では無いだろうが話されても良かった

 

 

 

 

頻繁に見るわけではなかったが見る度に寝込むなんてことはなくなった

 

 

 

 

慣れって怖いね

 

 

 

 

テストも無事に終わって合宿に行けることになった訳だが

 

 

 

 

 

 

 

 

アインハルトさんが来たのは流石に予想外だ

 

 

 

 

 

 

ヴィヴィオも知らなかった様でめっちゃテンション上がってるし

 

 

 

 

 

あの夢の内容は毎回同じだ

 

 

 

 

 

ゆりかごの前でオリヴィエを待ち構えているシルヴィエはオリヴィエと戦う

 

 

 

 

毎回内容は同じだがそれが尚更やばいのだ

 

 

 

心配かけたくはないけど誤魔化しきれてない時点で無理だろう

 

 

 

 

 

無人世界カルナージでルールーにも頼みごとしてるし今回も退屈しないだろうなぁ

 

 

 

 

元六課フォワード全員集合だし

 

 

 

一番の目玉は子供も交えての集団模擬戦だろうな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の合宿は予想より楽しくなりそうだ




合宿導入でしたー


クソみたいに雑で中身がない文だけど


楽しんでくれたら嬉しいです




本格的に過去についてや魔法戦技について書いていければいいなぁって




それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

合宿編
第9話


シリアスになんて持っていけない
どうもゲストUです
難しいのはなしだ!
ここでmemory8 ブランニュー・ハート
を終わらせて
memory9 少しだけ、一緒に歩けたら
を進めていきたいと思います
それでは本編どうぞ!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無人世界カルナージ

 

 

 

 

 

今回もそこが合宿の場所だ

 

 

 

 

 

 

首都クラナガンから臨行次元船で約4時間

 

 

 

 

 

標準時差7時間

 

 

 

 

 

一年を通して温暖な気候で大自然の恵豊かな世界

 

 

 

 

 

 

目的地に到着するとこの世界の住人であるアルピーノ親子が出迎えてくれた

 

 

 

 

全員の自己紹介を終えると荷物を置いて

 

 

 

大人組はアスレチックでの訓練

 

 

 

 

子供組は川遊びをすることになった

 

 

 

 

俺はその間にルーテシアが用意してくれた歴史書を読みあさるか大人組の訓練を見に行こうか迷っていた時

 

 

 

 

 

 

 

 

「なーんで俺は肩を掴まれているんでしょうかヴィヴィオさん」

 

 

 

 

 

 

「なんでってシルも一緒に遊ぶからだよ?」

 

 

 

 

 

「俺やりたいことがあるんだけど」

 

 

 

 

 

 

「どうせママ達の訓練見に行くんでしょー?」

 

 

 

 

 

「せっかくだしシルもいこうよー!」

 

 

 

 

 

「そうだよみんな行くんだし」

 

 

 

 

 

 

「なんでリオとコロナまでそっちの見方なのさ」

 

 

 

 

「嫌だからね? そもそも水着持ってきてないし」

 

 

 

 

「それなら私が持ってるよ?」

 

 

 

 

 

「なんで人の水着持ってんだよおまえは!」

 

 

 

 

 

 

「なのはママが「どうせシルは水着とか持っていかないだろうから無理やり連れてっちゃっていいよ?」って言ってたし」

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの人は…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「という訳で逃げ場はないよシル!」

 

 

 

 

 

「嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、結局こうなる訳か」

 

 

 

 

 

 

 

結局連行された

 

 

 

 

 

 

 

 

「いーじゃねーか別に水泳訓練だってやってるんだし」

 

 

 

 

 

 

「そうゆう問題じゃないの こっちだって恥ずかしいって気持ち位あるんだ それに今は個人的に優先したいことだってある」

 

 

 

 

「それでお嬢にベルカ関連の本集めてもらってたのか」

 

 

 

 

 

「……………」

 

 

 

 

なんで知ってるんだ

 

 

 

 

「この場合の沈黙は肯定と受け取るぞ」

 

 

 

 

 

「なんで知ってんの」

 

 

 

 

「お嬢に聞いた」

 

 

 

ルールー…

 

 

 

 

 

 

「ところでお前アインハルトの事はどう思う?」

 

 

 

 

 

「アインハルトさん? あの人は強いよ話聞いた限りだと妄執に取り憑かれた哀れなヤツ…みたいな風に前は思ったかもしれない」

 

 

 

 

 

 

 

「前はってどうゆうことだよ」

 

 

 

 

 

 

 

「今は俺も妄執に取り憑かれた哀れなヤツってわけさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それがお前の抱えているものってわけか」

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁな 後でみんなに水斬りでもやらせてみたら?」

 

 

 

 

 

 

「あぁ、それはやらせてみようと思ってたんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうか 俺戻っていい?」

 

 

 

 

 

 

 

「なんでだよ」

 

 

 

 

 

「やることないしやりたいことがあるから」

 

 

 

 

 

 

「全くしかたねぇな 戻ってもいいよ」

 

 

 

 

 

 

「やけにあっさりだね、てっきりもっと粘るもんだと思ってたけど」

 

 

 

 

 

「後でなにかされても知らないからな」

 

 

 

 

 

「結構」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正直この合宿ではあの夢は見たくないとは思う

 

 

 

 

 

しかし夢見る時は不定期なので連続で夢を見るなんてこともあった

 

 

家にいればヴィヴィオや母さんが

 

 

 

 

 

学校ではリオやコロナも

 

 

 

 

 

 

だいたい誰かが近くにいる状態が続いてい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの事について考えるには確実にひとりになりたかった

 

 

 

 

 

一人でどうこうできる問題ではないのは分かってるけど心配はかけたくない

 

 

 

 

 

そして今 大人は訓練 子供は川遊び

 

 

 

 

 

即ち今の状況こそがベストだと感じた

 

 

 

ルーテシアの母親であるメガーヌさんも昼食の準備をしているため全員何かしらしているからだ

 

 

 

 

 

 

 

 

歴史書を読んだりしていたが特に目新しい情報はなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そう都合よく新しい情報は手に入らないよなぁ…」

 

 

 

 

 

 

 

『それはそうでしょうね マスターが調べているのはかなり古いものでしかも歴史書などは多く残ってはいない時代のものですから』

 

 

 

 

 

 

「アインハルトさんならなんか知ってたりするかな…」

 

 

 

彼女は覇王クラウス・G・S・イングヴァルトの記憶と経験を一部だが継承している

 

 

 

『大した情報はないと思いますよ? 彼女もあくまで一部だけらしいですし』

 

 

 

 

 

 

「だよなぁ」

 

 

 

 

 

 

 

「これ…解決するかなぁ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話し合っていたらいつの間にかお昼の時間だったのかメガーヌさんが呼びに来ていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノーヴェにしか抜けることを言っていなかったので初等科組から文句を言われたのは言うまでもないが何故かヴィヴィオとアインハルトさんが震えてたからどうしたのか聞いたら水斬りをやったら 火がついてずっとやってたらしい

 

 

 

 

 

普通こんなになるまでやらないっしょ バカじゃないの?

 

 

この2人どっか抜けてるんだよなぁ てことは双子とはいえ弟である俺もどっか抜けてたりするのか!?

 

 

 

 

 

 

「どうだったシル?新しい情報あった?」

 

 

 

 

「ルールー気になるのは分かるしとてもありがたいんだけどさり気なく抱きつくのやめてくれないかな」

 

 

 

「えーいいじゃない私たちの仲なんだし」

 

 

 

 

「本当別人みたいに明るくなったよね 明るいと言うかイタズラ好きになったよね」

 

 

 

 

 

一通り見てみたけどやばい

 

 

 

 

本格的すぎる普通に金取れるレベルだと感じた

 

 

 

 

「そうかなー否定しないけど」

 

 

 

 

「てかここの設備凄いよね 温泉とかあるし」

 

 

 

 

「温泉は掘ったら出てきたの 」

 

 

 

 

 

「まじで!?」

 

 

 

 

「ここの設備とかもまだお遊びレベルだし」

 

 

 

 

 

「…………」

 

 

 

 

 

 

一体何言ってるんだこの子は

 

 

 

 

 

お遊び? これが?

 

 

 

 

 

 

 

「普通に金取れるレベルだと感じたぞこれ…」

 

 

 

 

 

 

「シルは午後はどうするの?」

 

 

 

 

 

「また篭るか訓練見てくる予定だよ」

 

 

 

 

『私も様々な戦闘データを見て今後に役立てたいので訓練見ませんか? 午前中はずっと篭ってましたし』

 

 

 

 

 

 

「それもそうだな 色んなものを見て盗めるものは盗んで少しでも役に立てばいいし 明日のあれもあるし」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午後の予定は訓練見学に決まった




はい読んでくれてありがとうございました!
あいからわずな感じですががんばりました!
これから合宿本番に差し掛かって行きたいです!
memory 10 望んだ強さを終わらせていかねば
それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第10話

はい!ご感想とご意見頂きました!
空白多すぎ見づらいとのことだったので修正出来てればいいなって思ってます!


それではどうぞ!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正直こんなに過激とは思わなかった

 

 

体力作りなどの基礎トレの他に魔法を使ったもの

 

 

 

模擬戦闘っぽいものもあった(多分コンビネーションの確認とかだと思うけど)

 

 

 

凄すぎてダメだ

ルインスに記録してもらって後でしっかり見よう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コロナが自分専用のインテリジェントデバイスルールーに作ってもらってたのは予想外だった

 

 

 

 

 

訓練見学も終わり女性組は温泉へ行っていた頃

俺はエリオに悩み相談的な事をしてもらっていた

 

エリオは相当やばい人生送ってきてたらしいし相談するには最適かなって

 

 

 

「それで?僕に相談したいことって何?」

 

 

 

 

「出来れば他言無用にして欲しいんだね」

 

 

 

 

「なんで?」

 

 

 

 

「割と人生に関わりそうな問題だから」

 

 

 

「人生って…まだ10歳だよね?」

 

 

 

「そうだけど本題に入ってもいい?」

 

 

 

「あぁ、ごめん脱線したね それで相談したいことって?」

 

 

 

 

「お前は自分じゃない誰かの記憶ってどう思う?」

 

 

 

 

「…それどう言うこと?」

 

 

 

 

「言葉通りに受け取って欲しいんだけど」

 

 

 

 

「つまり自分以外の誰かの記憶があるっていうの? そんな話今まで聞いたことないけど」

 

 

「記憶があるというか記憶を夢で見るっていうか」

 

 

 

 

「うーん… 僕からはなんとも言えないかな」

 

 

 

「まぁこの事は誰にも言わないでくれると助かるよ 余り心配かけたくないし」

 

 

 

「誰にも相談しない方が心配かけちゃうんじゃない?」

 

 

 

 

「そうかもしれないけどもう少し自分で考えたいところもあるとういか、てか今エリオに相談してるじゃん」

 

 

 

「まぁそうなんだけどさ」

 

 

 

 

 

 

 

すると温泉の方から凄い爆発音がしてきた

 

 

 

 

 

 

 

「うわぁ!?」

 

 

 

 

 

 

「うおぉぉぉ!?なに!?」

 

 

 

 

心臓に悪いよ ビックリしたな

 

 

 

「何があったんだろう?」

 

 

 

「そう言えばセインが卵と野菜届けに来てたからセインがなんかやったんじゃね?」

 

 

 

 

「納得できるからなんとも言えない…」

 

 

 

 

 

 

 

温泉から出てきたみんなに話を聞いてみると案の定セインがやらかしたらしい

 

 

 

「話聞いたけどあれ営業妨害で訴えられたりしたら絶対負けるぞセインさんよ てかなんでご飯作ってるの?」

 

 

 

 

「そう言うことになったのー」

 

 

 

 

「まぁイタズラは程々にな? また今回みたいにデカイの1発食らうかもよ?」

 

 

 

 

「はーい」

 

 

 

 

 

 

 

 

明日の練習会のチーム分けが決まったっぽい顔してたから発表は明日かな

 

 

 

 

 

 

 

翌日チーム分けが発表された

 

 

 

 

 

 

赤組

 

 

フロントアタッカー(FA) ノーヴェ アインハルト

 

センターガード(CG) ティアナ

 

ガードウイング(GW) フェイト

 

ウイングバック(WB) コロナ リオ

 

フルバック(FB) キャロ

 

 

 

青組

 

 

FA スバル ヴィヴィオ

 

CG なのは

 

GW エリオ シルヴァ

 

FAルーテシア

 

 

 

 

に決まった

 

 

 

 

 

 

試合開始の時は近い




ここまで読んでくれてありがとうございました!
次回から memory 12 試合開始 に入っていきます
戦闘描写頑張ります!
それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第11話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、色々始める前に俺の魔法戦技に関する事を話しておこうかな

 

 

 

 

 

ヴィヴィオは最低限の装甲で打たれずに打つカウンターヒッタータイプだ

 

 

 

それに対し俺は装甲は薄いが多少打たれてもしっかり反撃するタイプだ

 

割と魔法に頼り気味だけど

 

 

ジャケットイメージとしてはエリオの奴を改造した感じだ

 

ジャケットを羽織ってはいるがエリオと違い半袖くらいしかないし

ちょっとマントみたいになってるし

左腕前腕部には手甲がある

 

 

ベースにしたのがエリオに加えフェイトさんのバリアジャケットであるため装甲は無論薄い

 

なぜこのふたりかと言うとどちらも高速戦闘がメインだからだ

 

 

自分も高速戦闘が得意であるため早く打ち込み手数で攻めるようになっていた為自分より早い相手がいたらどうなるかという問題があった

 

 

 

そこで思いついたのがフェイトさんのソニックフォームである

 

 

 

もともと薄い装甲をさらに薄くし速さに特化させた当たれば終わりの諸刃の剣である

 

 

 

 

 

それも参考にしようと思った俺はいろいろ資料を漁った

 

 

 

そして遂にそれを完成させた

 

 

 

もともと速い所を さらに加速させるための状態という事でアクセルフォームと名付けた

 

ジャケットを破棄し 手甲を両手に増やした程度の見た目の変化だが

 

それが大きい

 

アクセルフォームを使ったら剣での戦闘をメインとした

 

 

近づきすぎてやられてもあれだしそもそも滅多に使わないからだ

 

 

 

 

その他もろもろの話はあとにして練習会の話だ

 

 

 

 

 

 

 

母さんらも言っていたが最初は同じポジション同士の1on1になる可能性が高く

 

 

俺に至ってはヴィヴィオと揉めた

 

 

 

 

ヴィヴィオがアインハルトさんとやりたいと言ったのだがそこは問題じゃない

 

 

そもそもヴィヴィオとアインハルトさんはFAなのだ

 

 

 

問題は俺だった

 

 

 

 

「なんで俺がリオとコロナを同時に相手するみたいな話になってるのさ!?」

 

 

 

「だってあっちがひとり多い分誰かは2on1になっちゃうよ?」

 

 

 

「同じポジション同士やりあうのはわかるよけどさ」

 

「まぁ何言われようとやるべき事は精一杯やるけどさ」

 

 

 

結局やることは変わらないから別にいいんだけど

 

 

アインハルトさんと戦ってみたいって気持ちはない訳では無いんだよヴィヴィオさんや

 

 

 

ルール説明とセットアップを終えて試合開始だー!

 

 

 

 

 

って前にルールのおさらいをしよう

 

 

 

 

赤組7人 青組6人に分かれたフィールドマッチ

 

 

 

 

 

 

ライフポイントはDSAA公式試合用タグで管理する

 

 

 

各ポジションごとに最大ライフポイントは違う

 

 

 

FAは3000

 

 

CG、WBは2500

 

 

GWは2800

 

 

FBは2200

 

 

 

と言った感じだ

 

 

 

全員開始場所にいるため後は始まりのコールをするだけなのだが

 

 

 

 

メガーヌさんが試合開始の合図をするようだがそんな銅鑼どこから持ってきたの

 

 

 

 

 

「それではみんな元気に試合開始~!」

 

 

 

 

 

「ウイングロードッ!!」「エアライナーッ!!」

 

 

 

 

スバルさんとノーヴェ2人が空中に魔法の足場を形成する

 

 

 

 

充分広がった頃には陸戦魔導師組が動き出した

 

 

 

 

 

 

 

 

「行くよ!シル!!」

 

 

「オッケー!!」

 

 

 

 

「リオさんとコロナさんはシルヴァさんの相手をお願いしても?」

 

 

 

「はい お任せ下さいっ!」

 

 

 

「了解です!」

 

 

 

 

 

相手も考えは同じ様だ なら

 

 

脇にそれる!

 

 

「あっ!待てー!」

 

 

「逃がさないよー!」

 

 

 

 

「待てと言われて待つやつなんかいないよー!」

 

 

 

 

 

 

 

逃げてる超逃げてる信じられねぇ何あれ?

 

 

ヴィヴィオから炎と雷の変換資質がある事は聞いてたけどここまでガンガン飛ばしてくるわけ?

 

 

 

今はまだ逃げているだけだけどそろそろ止まって戦わなくちゃならない

 

 

 

まず間違いなく戦況が動くのは数の均衡が崩れた瞬間だ

 

 

 

 

 

 

それまではなんとか耐えてやるさ

 

 

 

 

 

 

 

 

「おっ?追いかけっこはもう終わりー?」

 

 

 

「流石に逃げるだけで体力使っちゃ戦いにならないからさ ここでやろうか」

 

「オッケー」

 

リオもコロナも十分すぎるほど脅威だ

 

 

 

リオは炎雷の変換資質にルーフェンの武術の動き

 

今まで対処したことのない動きがあるかもしれない

 

コロナはお得意のゴーレム操作だ

 

コロナ自身直接殴り合いはしないが

 

その分ゴーレムが強い

 

しかもいまの2人はコンビだ

 

後手に回れば確実にやばい

 

 

 

それならゴーレム作られる前に先手必勝ってことでコロナに向かっていく

 

 

 

「はぁぁぁぁ!」

 

 

「やらせないよ!」

 

 

リオッ…!

 

 

「双龍演舞ッ!」

 

 

 

「クソッ まずい!」

 

 

やられた!

 

 

 

「創造起動」

 

 

核が投げ込まれ魔法陣が展開される

 

 

「創主コロナと魔導器ブランゼルの名の元にっ!」

 

 

 

 

 

「叩いて砕け!ゴライアス!」

 

 

 

 

「やられたなぁ…」

 

ゴライアスが完成してしまった 何あれかっこいい

 

 

「行くよシル!1対2だから正々堂々とは言えないけど!」

 

 

 

「試合開始っ!」

 

 

 

「上等!かかって来い!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さぁ────戦闘開始といきますか!




はいごめんなさい最初にシルのジャケット説明してしまいました
いろいろ話してたけどジャケットとか詳しく言ってないよなーって
ほとんど長ったらしい説明で終わってごめんなさい!
次回から本当戦闘描写勘弁してくださいって感じですけど
次回も頑張ります!
それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第12話

戦闘描写うまく出来たらいいなって


 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フォトンランサー!ファイア!」

 

 

 

まずは牽制ってことで4発放つ

 

 

 

「当たらないよ!」

 

 

かわされる前提なんだ それくらいやってもらわないとこっちだって困る

 

 

かわした隙にゴライアスに向かうが

 

 

 

 

 

「っ!」

 

 

 

 

拳が襲いかかってくる

 

 

「今度はこっちからだよ!」

 

 

「それなら!」

 

 

「こんなの!」

 

リオをバインドしてみるが意外と解けないみたいだ

 

 

 

リオを蹴り飛ばしてにゴライアスをどうにかしようと突撃するも

 

早過ぎるだろ操作!?

 

 

かわしているもののこのままじゃジリ貧なのは変わらない

 

 

蹴り飛ばしておいたリオが戻ってきて突撃してくる

 

 

 

「さっきのお返しだよ!」

 

 

 

俺に対しほんとに仕返しのつもりなのだろう蹴りを放ってくる

 

 

それを左手で受け止め

 

 

右手を突き出した 殴るためじゃない

 

 

「ジェットスマッシャー!」

 

 

直撃し吹き飛ばされるが喜んでいる暇がない

 

こちらは1人あちらは2人

 

 

リオはいまのでかなり削ったはずだが問題はコロナだ

 

 

「フォトンランサー!ファイア!」

 

 

牽制ではなく当てるために放った

 

 

 

コロナは薙ぎ払うようにゴライアスを操作し無傷だ

 

 

 

だったら上から

 

 

 

「ディバイン────」

 

 

 

 

ゴライアスからなにか外れる様な音がしたと思ったら

 

 

上半身を回転させてきた

 

 

 

 

空中にいた俺はよけられないわけで

 

 

建物に叩きつけられた

 

 

 

 

 

「いって…」

 

 

煙にまぎれて確認したが

 

 

シルヴァ DAMAGE1000→LIFE1800

 

 

リオ DAMAGE900→LIFE1600

 

 

コロナDAMAGE0→LIFE2500

 

 

 

圧倒的不利だ

 

 

受身がうまく行かなかったらもっとやばかったかも

 

 

「こ、このパンチは乗ったままだと危ないかも~」

 

 

「コロナ大丈夫?」

 

自分でやったのに目回してどうするんだコロナ

 

 

『マスターどうします?』

 

 

 

「ルインス あれやろうか」

 

 

 

 

『アレですか? 長い詠唱が必要ですよ?』

 

 

 

 

 

「やるっきゃないっしょ、行くぜ!」

 

 

 

 

まずはゴライアスぶっ壊す!

 

 

 

 

「一閃必中!! ディバイン────バスタァーッ!」

 

 

俺が放ったディバインバスターはゴライアスの足に直撃した

 

 

「コロナ!」

 

 

 

ゴライアスはバランスを崩しコロナが落ちるが

 

 

リオが抱きとめた

 

 

「コロナ大丈夫?」

 

 

 

「ありがとうリオ」

 

 

 

 

すかさずバインドを使い動きを封じる

 

 

 

 

「バインド!?」

 

 

「と、解けない…」

 

 

 

「そう簡単に解かれると困るんだよねぇ」

 

 

 

空中に浮かんで詠唱を開始する

 

 

「アルタス・クルタス・エイギアス」

 

 

 

 

 

 

「それって…」

 

 

気づいたかな

 

 

 

 

 

 

「疾風なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ」

 

 

 

 

「これ、やばくない?」

 

 

 

 

でももう遅いよ

 

 

 

 

「バルエル・ザルエル・ブラウゼル」

 

 

 

これで一気にぶっ潰す!

 

 

 

「フォトンランサー ファランクスシフト」

 

 

 

 

 

「打ち砕け ファイアー!」

 

 

 

 

抜けるかな

 

 

 

 

10基しか出してないがそれなりに威力もある

 

 

 

 

 

2人をフォトンランサーが襲った

 

 

 

離れてみていたがどうだろうか

 

 

 

 

 

リオDAMAGE1600→LIFE0

 

 

コロナDAMAGE1800→LIFE700

 

 

 

リオが庇ったのか?

コロナに集中させたしあそこまで削れれば上出来だろうな

 

 

その時ルーテシアから作戦をもうすぐ発動するとの連絡が

 

 

ヴィヴィオはアインハルトさんにやられて回復中でもうすぐ復帰

 

 

そのアインハルトさんは母さんの砲撃で吹っ飛ばされてたから

下げられただろうな

 

 

これで人数は同じだが…

 

 

「さてと、どうするか」

 

 

 

 

簡単な治療ならその場でできるからまだ行けるかな

 

 

 

 

 

 

その時オレンジの魔力弾が飛んできた

 

 

 

 

「えっ!?うおぉ!?」

 

 

なんとかかわしたけど危なかった

 

 

「オレンジの魔力光…ティアナさんか」

 

 

 

 

シルヴァDAMAGE300 →LIFE1500

 

 

 

 

コロナはバインドで縛り直したからまだ動けない

 

 

 

『青組の皆さん!予定よりちょっと早いですが作戦発動したすッ!』

 

 

 

「了解!」

 

 

事前の打ち合わせでは作戦発動した場合コロナはほっといていいらしい

 

そのうちバインドを解くだろうけどほっといて作戦通りキャロを倒しに行くため移動を開始した

 

 

 

 

早く行くためにあれを使うことに決めた

 

 

 

「行けるかルインス!」

 

 

 

『当然です!』

 

 

 

「アクセルッ!」

 

 

『AXELLFORM SET UP』

 

 

 

剣を装備し駆け出した

 

 

 

 

 

予定通りルーと合流してキャロを潰しに来たけど

 

嫌な予感しかしない

 

 

 

遠距離から攻めるがキャロがアルケミック・チェーンを放つも簡単によけられる

 

 

「うっふふ~♪当たらない当たらない!」

 

「それはそうだよ 当てるためじゃなくて 撃墜のための布石だから!」

 

 

撃墜のための布石?

 

 

 

「まさか!?」

 

 

 

「ナイスですキャロさん!!」

 

 

やっぱり復活したか

でもここからじゃパンチは届かないはずだが

 

 

逃げる用意しとこ

 

 

 

「ゴライアスパージブラストッッ!」

 

 

 

 

腕が回転してる何あれやばくない!?

 

 

 

 

「ロケット・パーーーーーンチ!!」

 

 

 

「「へっ?」」

 

 

やばい逃げなきゃ

 

 

 

 

「行けるかわからないけど先逃げる!」

 

 

 

「ちょっ!?」

 

 

「「うそーーーーーーっ!?」」

 

 

 

ルールーは撃墜された

 

 

ルーテシアDAMAGE2200→LIFE0

 

 

 

シルヴァDAMAGE1000→LIFE500

 

 

 

 

 

やべぇ…危ねぇ…もう少し遅かったら撃墜されてたよ

 

 

 

 

あっ、キャロやられた コロナ捕まった

 

 

母さんが収束に入ったって事はティアナさんも収束入ってるー!

 

 

 

 

 

嫌な予感しかしないよこれ負け確定だよ!

 

 

 

 

「赤組生存者一同ッ!!」

 

 

 

 

「なのはさんを中心に広域砲を打ち込みます!」

 

「コロナはそのまま!動ける人は合図で離脱を!」

 

 

 

「分割多弾砲で敵残存勢力を殲滅 ティアナの収束砲を相殺しますッ!」

 

 

 

 

これ全力で障壁張っても無理でしょ!?

 

 

 

そうこうしているうちにも会話は聞こえてくる

 

 

 

 

一応全力でプロテクションを張る

 

 

 

「モード 《マルチレイド》」

 

 

 

 

 

「シフト《ファントムストライク》」

 

 

 

 

 

 

「「スターライト────!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「ブレイカ────────!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロテクションもあっけなく壊れて

 

 

 

 

 

 

 

俺は意識を失った




ヘタクソでマジヤベ-イな戦闘描写いかがでしたでしょうか…
がんばりました
次回からmemory 16 インターミドル に行きたいと思います
それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第13話

選手紹介で長くなったわぁ
それではどうぞ!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの模擬戦の結果は引き分けに終わった

 

 

 

 

その後メンバーを変えて3回戦までやったが全部全力戦闘していたせいか全員筋肉痛で動けなくなった(俺も)

 

 

 

 

その後アインハルトさんをインターミドルに誘った

多少問題はあるが参加の意思を示していたので問題ないだろう

 

ルールーが明日アインハルトさん用のデバイスを八神はやて司令と相談するそうだ

 

 

 

 

────その夜

 

俺はあの夢を見て起きた

 

 

 

 

「最悪だ…」

 

 

 

「この合宿ではあの夢見ないで終わると思ってたのになぁ…」

 

 

 

 

「あの…」

 

「!」

 

アインハルトさんが目を覚ましていた

 

 

 

「あの夢って…何なんですか?」

 

 

…聞かれた

 

 

「多分あなたには関係ない事だ」

 

 

 

「ヴィヴィオさんたちから聞いています 最近よく悪夢を見るとか」

 

 

 

「だからなんだと言うんですか」

 

 

「話して…くれたりはしませんか…?」

 

 

「聞いてどうするつもりですか?」

 

 

「分かりません…ですが…」

 

 

「誰にも言わないよりは…ましだと思います」

 

 

「よく言うよあんただって同じような感じのくせに」

 

 

「え?それって…」

 

 

「ゆりかごの前でシルヴィエとオリヴィエが戦う直前の会話、それをよく夢に見るんですよ」

 

 

 

「ゆりかごの前って…」

 

 

「会話内容からしてクラウスが敗北した後の事、オリヴィエがゆりかごに乗る直前でしょうね」

 

 

 

「最近はそうでもないけど初めて見た時は相当酷かった」

 

 

「ヴィヴィオとアインハルトさんの試合の日に行けなかったのもそれが原因」

 

 

「そうだったんですね…」

 

 

 

「絶対ヴィヴィオとかには言わないでくださいよ?」

 

 

「何故ですか?」

 

 

「今の状態でこれだし余計に心配かけたくないんでね」

 

 

 

「本当にそれでいいんですか?」

 

 

 

「いいんですよ…少なくとも今は たとえ自分の身を滅ぼすことになったとしても…ね」

 

 

「ヴィヴィオは俺と違ってあれを見たりはしていないようだし気にしなくていいと思いますけど」

 

 

 

「やっぱり何時か向き合う時は来るんですよ」

 

 

 

 

「自分の血と…過去の因縁にね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三日目も無事に始まることが出来た

正直あの会話聞かれてるんじゃないかと心配したがあの様子じゃそれはないだろう

 

みんな元気だ

 

 

少なくともあれを見たあとの俺よりは

 

 

インターミドル参加のためはやてさんと話をする二人は話し合いに行った

 

 

 

その頃俺は休もうとしていたはずなのに考えるのはあの会話の事だ

 

「言っても意味ないと思うけどなんで言っちゃったんだろうな」

 

 

『それほど追い詰められてたとかでは?』

 

 

「おいおい冗談だろ 体調が悪化してるとかはないぞ?」

 

 

『体ではなく心が疲れてるって意味なのですが』

 

 

「マジで?」

 

 

 

『自分で気づいてなかったんですか?』

 

 

 

「あれ見た時はいつもあんな感じだし…」

 

 

 

 

「インターミドル…何かがある気がする」

 

 

 

 

 

その頃八神家

 

 

 

 

「しかしインターミドルか 今年ももうそんな時期なんだな」

 

 

 

「5月ももう終わりだぜそんな時期だよ」

 

 

「うちの近所からも出る子たちいるよなー?」

 

「ザフィーラの教え子たちですね 何人か出るそうですよ」

 

 

「みんないつも頑張ってるけど……ヴィヴィオたちのライバルになりそうな子いたりする?」

 

 

「あぁいますよ」

 

 

「けっこう凄いのが一人いる」

 

「あ、分かった ミウラやろ?」

 

「正解!」

 

「ザフィーラはもちろんシグナムやヴィータもちょくちょく練習試合してるもんなー」

 

 

 

 

 

「師匠!そういえばインターミドルの参加申請今日から受付開始ですよね!」

 

 

「ああ」

 

 

「師匠に教えてもらった事 シグナムさんやヴィータさん シャマル先生に鍛えてもらった技!」

 

 

「それからはやてさんやリインさん達がくれる美味しいおやつに恥じないように~」

 

 

「ボク 頑張りますっ!!」

 

 

「がんばりますよ?」

 

 

「いや 二度言わなくていい 頑張れ」

 

 

ミウラ・リナルディ(12)

 

区立学校中等科1年生

 

Style:ストライクアーツ八神家流

 

Skill: 抜剣

 

Magic:ミッドチルダ

 

インターミドル参加履歴:初参加

 

 

 

 

 

 

 

聖王教会 本部

 

 

「そう、ヴィヴィオたちもインターミドルに出るのね」

 

「うちのシスターも一人出るでしょう? ほら、シャッハの愛弟子」

 

「シャンテですね 本人は出たがっているのですが……」

 

「ただ、人格的な部分に若干問題があるので…はたして出していいものかどうか」

 

「えー シャンテいい子だよ? あたしと同期だしー」

 

「悪い子だなんて言っていません シスターとして 修道騎士として礼節面の問題がですね……」

 

「ん?てゆーかシスターシャッハの許可ってまだだったの?」

 

「あたしさっきおつかいのついでにあの子の参加申請書出してきちゃったんだけど」

 

 

 

 

「なんですってぇ~ッ!?」

 

「いや あたしに起こるのナシ! あたしゃあいつに頼まれたんだってぇー!!」

 

 

 

 

「えっへっへ~怒ったってもう遅いもんね」

 

 

「聖王教会本部代表 このシスターシャンテがきっちり優勝いただいてきますとも!」

 

 

「あり? そういえば陛下や殿下と当たったらすっごい気まずくないっ?」

 

 

シャンテ・アピニオン (14)

 

Style:双剣術

 

Skill:すんごい迅さ

 

Magic:ミッドチルダ

 

インターミドル参加履歴:初参加

 

 

 

 

 

 

 

ミッドチルダ南部 エルセア第9地区

 

 

「あ、リーダー!」

 

 

「それ、大会の参申請っスか?」

 

 

「おうよ 今日から参加受付開始だからな」

 

 

「いやー今年こそリーダーが優勝ッスよ!」

 

「去年は惜しかったッスからねー! 都市本戦であんな変なのに負けっちまって」

 

「バカヤロウ!リーダーが気にしてる事を!」

 

「え?いやでも…!」

 

「ぐすっ…ぐすっ…」

 

「ホラ見ろ!泣いちゃったじゃねーかっ!!」

 

「スンマセン! ホントスンマセンッ!」

 

「いいんだ! 泣くほど悔しい気持ちを胸にっ!」

 

 

「オレぁ頑張る!今年は負けねぇ!!」

 

「オォスッ!」

 

ハリー・トライベッカ(15)

市立学校高等科2年

 

Style:我流魔道戦

 

Skill:近接射砲撃

 

Magic:ミッドチルダ

 

インターミドル参加履歴:3回

 

最高戦績:都市本戦 5位入賞

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この間まで世間を騒がせていた自称覇王」

 

「わたくしが叩き潰してやろうと思っていましたのにいつの間にか姿を消してしまって」

 

「今年は聖王陛下も10歳になられましたので参加なさるそうですよ」

 

「もしかしたら覇王の子も出てくるかもしれませんね」

 

「それはいいですわね もし出てきたらいい機会ですわ」

 

 

「旧ベルカの最強覇者は聖王でも覇王でもなく「雷帝」ダールグリュン」

 

「その現実を雷帝の血を(ほんの少しだけ)引くこのわたくし!」

 

「ヴィクトーリア・ダールグリュンが叩き込んで差し上げますわ!」

 

 

「今年は知らしめられるといいですねー 去年は決勝前に負けられましたから」

 

「いいですからエドガーさっさと参加申請書を出してきなさい あとお茶を早く」

 

 

ヴィクトーリア・ダールグリュン(17)

 

Style:雷帝式

 

Skill:神雷

 

Magic:ダールグリュン

 

インターミドル参加履歴:5回

 

最高戦績:都市本戦準決勝(3位入賞)

 

 

 

 

 

 

 

 

ジークリンデ・エレミア(16)

 

Style:総合魔道戦技

 

Skill:鉄腕

 

Magic:エレミアン・クラッツ

 

インターミドル参加履歴:3回

 

最高戦績:世界代表戦 優勝

 

 

 

 

 

 

 

 

無人世界カルナージ

 

 

 

「まずは予選突破 目標は都市本戦!」

 

「おうよ」

 

「頑張って鍛えるよー!」

 

高町ヴィヴィオ(10)

 

Style:ストライクアーツ

 

Skill:カウンターヒッター

 

Magic:ベルカ&ミッド ハイブリッド

 

Device:セイクリッド・ハート(hybrid-intelligent)

 

 

 

コロナ・ティミル(10)

 

Style:ゴーレム創成

 

Skill:ゴーレム操作

 

Magic:ミッドチルダ

 

Device:ブランゼル(intelligent)

 

 

リオ・ウェズリー(10)

 

Style:春光拳+ストライクアーツ

 

Skill:炎雷変換

 

Magic:近代ベルカ

 

Device:ソルフェージュ(intelligent)

 

 

ルーテシア・アルピーノ(14)

 

Style:純魔法戦

 

Skill:召喚・治癒

 

Magic:ミッド&ベルカ ハイブリッド

 

Device:アスクレピオス(Boost)

 

 

アインハルト・ストラトス(12)

 

Style:覇王流

 

Skill:断空

 

Magic:真正古代ベルカ

 

Device:?????

 

 

 

高町シルヴァ(10)

 

Style:ストライクアーツ

 

Skill:加速

 

Magic:ベルカ&ミッド ハイブリッド

 

Device:ルインス(hybrid-intelligent)

 

 

 

 

 

それぞれの目標と

 

 

 

 

 

 

 

それぞれの誓いを胸に

 

 

 

 

 

 

予選開始まであと2ヶ月!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

物語が動くのは────まだ先だ




ここまで読んでくれてありがとうございました!

くっそ長くなりましたね

原作漫画式選手紹介やべぇ

シルヴァは速度くらいしか突出してないからね
あれしか思いつかなかったよ
許せシルヴァ

次回から memory 18 ライバル! に入ります


それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

インターミドル編
第14話


インターミドルの主要選手全員出たら短編やろうかなって

GODもやるか迷ってる


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

合宿も終わり

 

 

それぞれがいつも通りの生活に戻りつつインターミドルに向けて特訓を開始していた

 

 

 

 

 

知らないところでいろんな事があったらしい

 

 

リオとコロナがハリー選手と出会ってサインをもらったとか

 

 

 

羨ましいです

 

 

 

 

見せてもらったけどサインがおまけ何じゃないかなってレベルで可愛い絵が描いてあった

 

 

試合映像からは想像出来ないわぁ

 

 

それとアインハルトさんのデバイスが完成したらしいので受け取りに行ってた

 

 

 

特訓の内容としては

 

アインハルトさんだけとりあえずスパーだそうだ

 

ノーヴェ曰くあまり変に口出しして覇王流のスタイルを崩したくないんだとか

 

 

俺達初等科組は特技の徹底強化らしい

 

 

 

 

オットーとディードがリオとコロナに

 

 

ノーヴェはヴィヴィオに

 

 

 

それぞれ特訓することになったのだが

 

 

 

「なーんで俺だけ別行動で場所が八神道場なのさ」

 

 

 

文句を言いつつ八神道場に向かった

 

「で、俺の特訓目標は何なの?チンク」

 

「お前は速いが強引なゴリ押しとかに弱い」

 

 

「だからハードヒッターとやりにいけと?」

 

 

「そう言うことだ ノーヴェからもあるものを預かっているしな」

 

 

「あるもの?ていうか八神道場でハードヒッターと言ったらやっぱりザッフィーかな?」

 

「違うぞ?相手もインターミドルに出る選手だそうだ」

 

 

「は?お互いの手の内晒しちゃダメじゃねぇ?」

 

 

「相手は素早い相手への対策がしたいらしい」

 

「それで俺の出番ってわけね」

 

 

なんて会話をしているうちに八神道場のそばの砂浜に着いた

 

 

 

「来たか」

 

 

「おっすザッフィー」

 

 

「それはやめろ」

 

「わかったよザフィーラ それで? 俺の特訓相手って誰なの?ザフィーラじゃないって聞いたけど」

 

 

「ミウラだ」

 

 

「へ?ミウラさん?」

 

 

俺は六課があった時から八神家の人と仲が良かった 八神道場にも遊びに行ったり練習に参加したりいろいろやったこともある

 

それによりミウラさんとも面識がある

 

が、余計に分からない

 

「いやいやいや俺よりもシグナムさんとかいるんだから俺がやらなくてもいいんじゃないの?」

 

 

「みんな忙しいからな 毎日のように見れる訳では無い」

 

「だから毎日のように相手できそうな俺に白羽の矢がたったと?」

 

「そう言うことだ」

 

 

よく承諾したなノーヴェ

 

「シル、ノーヴェからこれを渡すように言われているんだ」

 

チンクがリストバンドのようなものを渡してくる

 

 

 

「なにこれ?」

 

「マリーさんが作った魔力負荷バンドだ 寝るときと本気のスパーをする時以外つけておけと言われている」

 

 

「つける時はどちらでもいいが腕につけろよ」

 

「おっけー」

 

つけてみるがなにもおこらな────

 

「!?」

 

 

 

重ッ!?

 

 

「魔法もうまく使えないし何より体が重い…」

 

 

「お前は素の状態を鍛えろと言われてるからな」

 

 

「これは…キツイな…」

 

 

これで動くとかかなり辛い

 

 

「ミウラが戻って来たぞ」

 

マジかよ

 

「ただ今戻りましたーってあれ?なんでシルさんが?」

 

 

「インターミドルまでのお前の特訓相手だ」

 

 

「師匠が言ってた相手ってシルさんだったんですか!」

 

 

そっちも言ってなかったのかよ

 

 

「そっちは速度対策でこっちはパワー対策ってわけ?」

 

 

 

「そう見たいですね よろしくお願いします!」

 

 

「こちらこそよろしくお願いします」

 

 

 

 

「詳しくは何やるの?」

 

 

「お前は武器も使うだろう?ミウラは武器の対策も必要だしお前は武器を封じられた場合などの対処がメインだ」

 

「シグナムさんとかいるじゃん対策必要ないじゃん」

 

「言っただろいつも見ている訳では無いと」

 

 

「おっけーわかった じゃ始めますか?ミウラさん」

 

 

「はいっ!よろしくお願いします!」

 

 

特訓は始まった

 

 

 

 

 

 

 

やばい ここまで一撃重い人だったか?

 

 

今現在パンチや蹴りを捌きつつ反撃しているが受ける度に飛ばされそうになる

 

何度かやった事あるけどここまでじゃなかった

 

 

「はっ!」

 

蹴りが飛んでくる

 

「はっ!やぁっ!」

 

逸らして反撃

 

 

攻撃される度に逸らして反撃するを繰り返しているが

ここまでやりづらい人だったか?

 

距離を離してもすぐさま詰めてくる

 

武器を使っても対策いらないんじゃないかと思うほどだ

 

 

 

 

 

 

 

時々予定を変更しながらもお互いの特訓は続いた

 

 

 

格闘家以外にもいるわけだから弾幕避けたりなんてのもあった

 

ヴィヴィオ譲りで目はいいからそれは難なく出来た

 

 

 

 

続けてきたおかげで上達したと思うしミウラさんと結構仲良くなった気がする

 

 

期限付きだったのでその期限も終わりヴィヴィオらとの特訓に戻った

 

 

 

そろそろインターミドルのお知らせが着たらしい

 

 

俺達はそれぞれのブロックに分かれていた

 

 

コロナとアインハルトさんは予選1組

 

当たれば同門同士の潰し合いになる

 

その他には一昨年のチャンピオン

ジークリンデ・エレミアもいる

 

ヴィヴィオは予選4組 スパーでお世話になったらしい居合剣士のミカヤさんの他にミウラさんがいた

多分予選会で合う事になるだろう

 

リオは予選5組 ハリー選手がシードにいた

 

俺は予選6組 シスターシャンテに加え

「雷帝」ヴィクトーリア・ダールグリュン選手がいた

 

 

予選まで1ヶ月となり魔力負荷バンドを外すことになった

回復に向かわせるそうだ

 

最終的に 強化版を検討しているらしい

 

何せ全員両手足に付けて計4つ付けていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は進み

 

 

 

予選会の日になった




ここまで読んでくれてありがとうございました!

キャラ紹介にあったとおり八神家と仲いいです

話すっ飛ばします

それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第15話

選考会すっ飛ばしていきます!
相変わらず戦闘はド下手
それではどうぞ!




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

選考会が終わった

 

無事に全員勝ってスーパーノービスクラスだ

 

初参加だからこれが最良の結果らしい

 

 

無論それらも勝ってエリートクラス進出を決めた

 

 

 

チームナカジマやミウラさんも勝ち上がりエリートクラスへの進出を決めたのだが少々問題が

 

 

 

 

 

 

地区予選の対戦相手だ

 

勝ち進んでいく前提で話すと

 

1回戦は問題なく勝ち進めるだろう

 

 

俺のいる6組はシスターシャンテ 雷帝ダールグリュンがいる

 

 

 

その二人も勝ち進む前提で話そう

 

2回戦でシスターシャンテと当たる

 

 

それに勝てば

3回戦でヴィクトーリア選手と当たることになる

 

 

 

 

チームナカジマ全員強敵と当たる可能性があることになるんだけど

 

 

ヴィヴィオはミカヤさんやミウラ

 

リオはハリー選手や宣誓を行ったエルス選手

 

コロナとアインハルトさんは

一昨年のチャンピオン ジークリンデ・エレミア

 

特にコロナとアインハルトさんは同門対決があるのだ

 

 

試合表を見たが

 

ミウラさんが1回戦でミカヤさんと当たってた

 

 

 

ルールーは10組だがそこで一人気になる人を見つけた

 

 

ファビア・クロゼルグ選手

 

 

見たこともなければ聞いたこともない名前だがなにか引っかかるものを感じた

 

それはともかく

 

 

地区予選開始だぁぁぁぁぁぁぁぁ!

 

 

 

 

ってことでミウラさんがヤバイ

 

 

もともと人見知りなあの人がこんな大勢の前でしかも相手は都市本線にも出ている強敵

 

 

そんな状況で緊張しないわけがない

 

という訳でヴィヴィオの発案で面白おかしい写真送ったからある程度緊張はほぐれてるだろう

 

ミカヤさんには応援メッセージ送ったし後は試合見るだけになった

 

 

 

「あの2人はすべてが対照的と言っていい」

 

「ミカヤさんは抜刀居合を使うから素早さ優先にしているから装甲は限りなく薄いのに対してミウラさんの一撃は重いからお互い最初は様子見になるかもね」

 

「少なくともいきなり突撃したりはしないと思う」

 

 

「やっぱりミウラさんと練習してたからそう思う?」

 

「思うね ミウラさんにはあれがある あれが決まればミカヤさんでもひとたまりもない」

 

試合開始のゴングが鳴った

 

 

どう動く…

 

 

ミウラさんはミカヤさんに対しいきなり突撃した

 

「突っ込んだ!?」

 

「ミカヤさん相手に一直線に突撃なんてしたら…!?」

 

 

水月・二連がミウラさんに容赦なく決まった

 

 

吹き飛ばされてリングアウト

 

 

ミウラ・リナルディDAMAGE10350 LIFE1650

 

 

しかし俺は見逃さなかった

 

 

ほとんど直撃 それでも多少防いでいた

 

 

それでもほとんどライフは残ってない

 

「ミウラは首の皮一枚繋げたか」

 

 

「それでもこのラウンドは3分も残ってる」

 

「あぁ ミカヤちゃんが仕留めきるにゃ十分な時間だ」

 

「ミウラさん…」

 

「心配するなミウラさんをよく見てみろヴィヴィオ」

 

「?」

 

「この状況でも諦めてはないぞ」

 

 

 

 

「この状況でミウラさんが勝つにはあれを使うしかない訳だが」

 

 

 

 

ミウラさんが動いた

 

 

 

 

 

「あの蹴りをギリギリノーダメージで抑えた! 」

 

 

「まだだよ」

 

 

 

飛び退いた後すぐさま距離を詰め腹に一撃

 

ミカヤ・シェベル DAMAGE1250 LIFE9950

 

連続して攻撃が当たるが有効打にはならなかった

 

ミカヤ・シェベル DAMAGE1100 LIFE8850

 

ラッシュが続くが弾かれお互い飛び退いた

 

 

ミカヤ・シェベル LIFE8200

 

ミウラ・リナルディLIFE850

 

「…来る」

 

ミウラさんの装甲が展開される

 

 

ミウラさんの最大の一撃を放つための布石

 

 

「あれって…」

 

「抜剣」

 

「ミウラさんが持つ最大威力の技術」

 

「収束系魔法だよ」

 

 

収束系魔法

 

高町なのはの代名詞とも言える収束砲撃もそれと同じ技術だ

 

周りに散らばった魔力を集め

なのはは砲撃に ミウラは打撃に使うのだ

 

 

抜剣・飛燕を放つが天月・霞によって完全ではないが弾かれた

 

 

お互いにダメージが入るもミウラさんが圧倒的不利だ

 

ミカヤさんはライフ4桁で5000以上残っているのに対しミウさんラは300しか残ってない

 

 

 

ミウラさんが仕掛けた

 

 

突撃して抜剣・星煌刃を放つ

 

 

 

 

その一撃は

 

 

 

 

 

 

 

ミカヤさんの刀を砕き場外に吹き飛ばした

 

 

 

 

 

勝者は

 

 

ミウラ・リナルディDAMAGE180 LIFE120

 

 

ミカヤ・シェベル DAMAGE23450 LIFE0

 

 

 

 

 

 

 

 

ミウラ・リナルディだ




はい相変わらず戦闘描写ド下手ですが
ミカさんとミウラさんでした

次回シルヴァVSシスターシャンテ!
になるといいなぁ


それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第16話

完全オリジナル展開

VSシスターシャンテ

下手くそ戦闘描写許して
それではどうぞ!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミウラさんがミカヤさんを下す大金星を上げ

 

チームナカジマのメンバーも着々と勝ち進んでいった

 

 

 

 

 

 

予選6組2回戦

 

 

チームナカジマ 聖王教会騎士団兼シスター

高町シルヴァ VS シャンテ・アピニオン

 

 

今度は────

 

 

 

 

────俺が勝つ番だ

 

 

 

 

 

 

「いいか、相手はお前と同じスピードタイプ今のところ武器でしか戦ってないが魔法は何があるかわからないから注意しろよ」

 

 

「わかった」

 

 

 

 

 

 

 

双方向かい合う

 

 

「まっさかほんとに当たるとは思わなかったよ」

 

 

「て事は当たると思ってたんだな?シャンテ」

 

 

「そりゃぁ同じ組だったしね、こんなに早いとは思ってなかったけど」

 

 

「この試合で、お前の手札引き出してやるよ」

 

 

「やれるもんならやってみなってね♪」

 

 

 

 

 

 

 

初期ライフ13000

 

 

 

 

 

試合開始

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴングはなったが様子見だ

 

 

 

シャンテはファンタズマを振り回しているが

 

 

 

 

 

 

いつ仕掛けるか…

 

 

 

 

シャンテが突進してくる

 

 

割と格闘相手との戦闘経験はあるけど武器を持った人とはあまりない

 

 

剣で受け止め鍔迫り合いの状態になる

 

 

 

「このっ!」

 

 

剣を弾き反撃するがバックステップでかわされる

 

 

あまり手の内晒したくはないけど…っ!

 

 

 

「フォトンランサー!」

 

 

 

4発のスフィアを形成

 

 

「ファイア!」

 

 

 

発射するが

 

 

 

「そんなの当たんないよ!」

 

 

あっさりかわされる

 

 

剣を薙ぐが

 

 

「はぁっ!」

 

 

 

シャンテに直撃する前に姿が消える

 

 

 

 

「幻術!?」

 

 

 

 

「残念こっちでしたー」

 

 

 

 

殴りかかってくるが避けつつ反撃していく

 

 

 

様々な方向から攻撃が飛んでくるため迂闊に動けない

 

 

「そこだ!」

 

 

方向を予想し反撃するもまた幻術

 

 

そんなことが繰り返された

 

 

埒が明かない

 

 

 

今まで受け流していた攻撃をあえて受け止めた

 

 

「げっ」

 

 

「捕まえたっ…!」

 

 

「なーんちゃって」

 

 

 

 

「!?」

 

 

 

 

後ろから声!?

 

そう思った瞬間には強烈な打撃が直撃していた

 

 

 

 

「がっ!」

 

急いでその場から離れる

 

 

高町シルヴァDAMAGE 1500 LIFE11500

 

「奏剣「二重奏」」

 

 

 

 

「剣舞四天唱!」

 

 

 

体勢が崩された隙に打ち上げられる

 

 

「しまっ…」

 

砲撃が見える

 

 

「ベルカント・カノーネッ!」

 

 

叩きつけられる

 

 

「ホイ終演」

 

 

ダウンカウントが入る

 

 

『10』

 

 

『9』

 

『8』

 

「まだだっ…」

 

立ち上がる

 

 

「まだ終わってない!」

 

 

 

 

高町シルヴァDAMAGE2500 LIFE9000

 

 

 

 

「まだやれたんだね殿下」

 

 

 

「当たり前だっ!」

 

 

 

 

試合が再開される

 

 

 

 

 

 

「(このままじゃ分が悪い、分身を消さないことには…勝機はないが…)」

 

 

 

 

「スピンセイバー!」

 

 

回転する魔力刃を飛ばす

 

 

 

 

「そんなの当たらな「そこだァ!」!?」

 

 

シャンテに突進し剣を振る 直撃だが

 

 

当たったのは分身

 

 

 

 

 

「残念はっずれー」

 

 

「この…」

 

 

その時第1Rが終わった

 

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫か?」

 

 

「ああ大丈夫」

 

 

「まさか分身するとは予想できなかったな」

 

「大丈夫策はある」

 

「そうか、行ってこい!」

 

「押忍!」

 

 

 

セコンドアウト

 

LIFE9000→LIFE12000

 

「じゃあこっからどこまで相手できるか勝負だね」

 

 

 

「策はある簡単にはやられねぇよ」

 

 

 

シャンテが分身して襲いかかってくる

 

 

一人ひとりが単体で素早いなら

 

 

「まとめて薙ぎ払う!」

 

剣を大型化しなぎ払った

 

 

今は2人だから一人消えて本体に当たる

 

 

 

 

ことは無かった

 

「何!?」

 

 

「残念っ!実は「三重奏」!」

 

 

「後ろか!」

 

 

振る、今度は当たった

 

 

大型にしたままなのでシャンテは吹き飛ぶ

 

 

 

シャンテ・アピニオンDAMAGE2500 LIFE10500

 

 

 

 

 

「やってくれたね殿下…」

 

 

「策ありだって言ったろ?」

 

 

 

何度も攻撃が飛んでくるが受け流していくも攻撃が掠めていく

 

 

高町シルヴァDAMAGE2500 LIFE9500

 

 

「それなら一気に最大分身!「十八重奏」!」

 

 

攻めきれないと感じたのか多量の分身を出してきた

 

 

俺を囲むようにシャンテが現れる

 

 

 

「全員…突撃ーッ!」

 

 

 

「ルインス!」

 

 

『Horizontal Blast』

 

 

 

周りを薙ぎ払うための術式を展開

 

 

 

 

 

「おりゃあぁぁぁぁぁ!」

 

 

 

なぎ払いシャンテの分身をまとめて消し去る

 

 

 

「全員分身!?」

 

 

「正解ッ!ホントはもう1人ッ!」

 

 

 

本体そっちか!

 

 

「やあぁぁぁぁぁ!!」

 

 

剣と剣がぶつかり合い

 

シャンテを連続で打ち上げライフを奪う そして落下

 

シャンテ・アピニオンDAMAGE5500 LIFE5000

 

高町シルヴァDAMAGE1700 LIFE7800

 

シャンテの体力を削り切るにはあれやるしかない

 

散々ミウラさんと鍛えて盗んだアレ

 

「抜剣ッ!」

 

 

正確には抜剣を真似た抜剣もどきなので本家より弱い、が

 

 

「ぐっ!このぉぉぉぉぉ!」

 

 

 

「これで終わりだぁぁぁ!」

 

 

威力は十分!

 

 

 

「抜剣・飛燕!」

 

 

 

胴に直撃した

 

 

シャンテ・アピニオンDAMAGE4500 LIFE500

 

 

受身も解けずに直撃だがまだ削りきれてない…なら最後の一押しっ!

 

 

「一閃必中! 」

 

 

「アクセルスマーッシュッ!」

 

 

 

 

決まった────

 

 

 

 

最後のアクセルスマッシュはシャンテの顎を捉えた

 

それによりライフ全損

 

 

 

 

 

勝ったのは俺だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 




戦闘描写ド下手クソ雑魚さんです

戦闘描写は目をつぶっておくれ

全体的に物語を飛ばして短編考えようかなって


次はヴィヴィオVSミウラかコロナVSアインハルトか

シルヴァさんの敗北確定試合か


それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第17話

全部すっ飛ばします何もかも
それではどうぞ!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シスターシャンテとの試合は俺の勝利に終わった

 

 

 

そして試合後俺はノーヴェにお説教に加えミウラさんと初等科メンバーに詰め寄られていた

 

 

 

 

無論話題は俺が使った抜剣もどきだ

 

 

「あの時使ったのってボクの抜剣ですよね!?どうやってやったんですか!?」

 

 

「正確には抜剣もどきだけどね」

 

「収束する魔力が少ないから収束と言うよりは魔力付与打撃になるけど」

 

「あたしあんなの出来るの知らなかったぞ」

 

 

「そりゃ言ってないし体の負担がやばいからめったに使えないけどな」

 

 

「それ知ってたら使わせねーよ」

 

 

 

「もう余程のピンチじゃなきゃ使わないよ」

 

「あれ薬莢使わないカートリッジみたいな感じだしエミュレート即時回復が無かったら最後のアクセルスマッシュは無かったね」

 

 

 

「全く…これで説教は終わりにしといてやる」

 

 

「ありがとうノーヴェ」

 

 

 

次は誰の番かなーっと

 

 

 

 

コロナとアインハルトさんが

 

 

ヴィヴィオとミウラさんが

 

それぞれぶつかることとなっていた

 

リオはハリー選手とエルス選手のプライムマッチで勝った方と当たる

 

そしてそのプライムマッチはハリー選手が勝利したのでリオはハリー選手と当たることとなった

 

俺は雷帝ダールグリュンことヴィクトーリア・ダールグリュン選手と当たることとなっていた

 

 

 

 

予選1組であるコロナとアインハルトさんの同門試合と予選4組のヴィヴィオとミウラさんさんの試合

予選5組のリオとハリー選手の試合があった

 

 

 

結果から言うとそれぞれヴィヴィオ リオ コロナの初等科メンバーが負けた

 

 

その時コロナはゴライアスが破壊された時などの対策に自分の体をゴーレム操作の要領で操作する技術

ネフィリムフィストという技を全身操作状態で使っていた

 

その時ヴィヴィオやリオ ノーヴェの技を使っていたため相当な負荷がかかっていたに違いない

 

試合後にはボロボロで運ばれてった

 

 

一方のアインハルトさんもティオがダウンしていた

 

 

 

問題はヴィヴィオの方だ

 

双方ギリギリまで追い詰め追い詰められていたところ

 

抜剣の一つ天衝星煌刃が直撃

 

クリスも機能停止に加え意識不明となった

 

すぐに目を覚ましたけど

 

既にリングインしていたリオにも伝えられ

 

リオもハリー選手と戦った

 

 

ハリー選手の得意な砲撃で打ち合ってノーダメージで済ませたりとか

 

 

ハリー選手の隠し玉を二つも使わせたり

 

LIFE3桁まで追い詰めたりもしたが

 

遠隔発生の砲撃に敗れた

 

 

 

 

 

 

 

問題は俺以外にもあった

 

 

アインハルトさんだ

 

 

かつて 聖王オリヴィエを中心に中の良かった王たちの中にエレミアもいたのだ

 

先祖関連でめんどくさい事になりそうだが今は捨て置いていいだろう

 

 

 

ヴィクトーリア選手は1、2回戦共にノーダメージで抑えている当面の目標はダメージを入れることかな

 

 

 

 

 

 

そして試合の日

 

 

 

第一ラウンド

 

試合は一方的にやられてるともこちらが優勢だとも言えなかった

 

 

 

相手にダメージはないしこちらは1R終了して失ったライフを回復して満タン状態だ

 

 

 

 

 

 

さて、第2ラウンド開始だ────!

 

 

 

 

 




ごめんなさいめんどくさかったんです
シャンテもろくにダメージ与えてなかったし

シルさんは双方ノーダメージの状態で2ラウンド始めます


それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第18話

短い戦闘描写 許して
それではどうぞ!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第2ラウンドが開始されたが両者動かない

 

 

第1Rで当てるか当てないかみたいな攻撃を多用していたから

 

煽ってると思われてそうだ

 

 

このままじゃ勝てないな────

 

 

 

 

 

背後に回ってケリを放つ

 

 

「……ッ!」

 

 

「(直撃…!)」

 

 

 

背後を薙ぎ払っってくるがソニックムーブを使い前へ移動する

 

 

パンチを繰り出すも腕をつかまれ当たらない

 

 

「考えはいいと思いますがこれでは私の防御は抜けませんわ」

 

 

知ってる…

 

 

空いている腕を突き出し魔法を発動する

 

「ジェットスマッシャー!」

 

直撃はしていない既のところで飛び退いた

 

 

距離が開いたのですかさず攻める

 

 

「バスター!」

 

2度目の高速砲 ショートバスターだ

 

今度は直撃したがまだだ 今度は接近し怯んだ魔法を放つ

 

「ジェットスマッシャー!」

 

リング外へ吹き飛ぶ

 

 

 

が、ダメージ3桁

 

「流石に硬いなぁ…」

 

 

 

「この程度でどうこうできるほどヤワではありませんわ」

 

 

 

それなら…

 

 

速さで翻弄する!

 

 

 

 

とは言ったものの

 

さんざん攻撃してるけど

 

「全然当たらねぇっ!」

 

「そう簡単にやらせるとでもっ!」

 

 

「このっ!ちょこまかと!」

 

 

動き回ってちょこちょこ攻撃を仕掛けているのだが有効打にはならない

 

「攻めきれない…」

 

 

「いい加減鬱陶しいですわ!」

 

「九十一式「破軍残滅」!」

 

 

槍斧を振り回して全方位に対処してきた

 

それにより俺は吹き飛ばされるが

 

 

 

「がっ!この!」

 

体制を立て直し突撃するが

 

 

直後悪寒がした

 

ヴィクトーリア選手の髪が青く輝いている

 

「百式「神雷」!」

 

 

広範囲の雷撃攻撃 雷帝が雷帝たる力

 

 

大型の剣を展開するが抑えきれない!

 

 

雷が止んだ

 

 

「(やばい…ライフ3桁…)」

 

 

煙が晴れる

 

 

居ない!?どこに!?

 

 

 

 

直後頭を掴まれた

 

 

 

「!?ルインス!防御!全力で!」

 

 

「六十八式「兜砕」!」

 

 

 

 

そのまま地面に叩きつけられた

 

 

 

 

 

 

 

ライフは3桁全魔力を防御に回したところで防げるはずも無く

 

 

 

ライフは0俺は衝撃で意識を失った

 

 

 

 

 

俺は…負けた…

 

 

 

 

初等科メンバーは全滅した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────

 

 

 

目を覚ますと医務室らしき場所にいた

 

横には母さんとヴィヴィオがいる

 

「大丈夫?」

 

「多分…」

 

 

「どれくらい寝てた…?」

 

 

「そこまで長くは寝てないよ」

 

 

「そうか」

 

 

 

 

「今日はもう誰の試合もないんだっけ?」

 

 

「ないよ」

 

 

 

 

「皆車で送ってくからまっててね」

 

 

 

 

「わかった」

 

 

 

 

 

 

 

負けた あの人は強かった

 

今までたくさんの人とやった事があるけど

ここまで圧倒的だった人はいなかった

 

悔しい…

 

 

 

 

車で送ってもらったが乗り込んだところまでしか記憶がない

 

 

朝起きたらヴィヴィオが隣で寝てた

多分部屋に運ぶのが面倒だとかだろう

 

 

初等科メンバーは試合がもうない

 

それに伴い今日は朝練がない

 

 

ヴィヴィオも起きたが寝ぼけて朝練やろうとしてた

 

 

初等科メンバー含めたチームナカジマはそれぞれの学園生活に戻った

 

 

 

クラスに入るとコロナとリオが質問攻めにあってた

無論インターミドルの事だ

 

 

多分みんな思っていただろう

 

インターミドルの話題を振られる度に

あの敗北が夢でも何でもなく現実だという事を

 

 

 

 

その日俺達は泣いた

 

川のそばで、もっと勝ちたかったと

人がくるかもとかそんなの関係なしに泣いた

全員で大泣きした後はみんなすっきりした顔をしていた

 

 

気持ちを切り替えた俺らはアインハルトさんの応援に力を入れることにした

 

なにせ相手は世界チャンピオン ジークリンデ・エレミアなのだから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今まで負けたことがない人なんていない

 

 

 

 

 

一度も負けずに勝ち続け大会を終えられるのは

 

 

 

 

世界戦優勝者ただ1人だけ

 

 

 

 

 

そんな人でも負けたことがないなんて有り得ない

 

 

 

 

優勝者以外の選手は、たった一度の敗北で、

 

 

 

 

 

 

その夢を打ち砕かれる

 

 

 

 

皆が敗北を知り

 

 

 

 

実力と己の限界を思い知らされる

 

 

 

 

 

それが────────

 

 

 

 

 

 

 

 

────────インターミドルチャンピオンシップ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3回戦から3日後 地区予選4回戦 第1試合

 

 

覇王流 元世界王者

アインハルト・ストラトスVS ジークリンデ・エレミア

 

 

 

 

 

 

 

 

物語は────────

 

 

 

 

 

 

 

 

────動く

 

 




敗北確定試合終了!
初等科メンバー全滅!
ついに無限書庫編始動しそう!
それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

無限書庫探索ツアー編
第19話


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ…なんだこれ…

 

 

 

 

気持ち悪い…

 

 

 

 

頭が…記憶の奥から…

 

 

 

 

 

何かを無理やり引っ張り出されるような感覚は…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事の発端はアインハルトさんとジークリンデさんの試合である

 

 

 

 

 

 

 

気持ちを切り替えた俺らは

 

アインハルトさんの試合の応援に来ているは

 

流石チャンピオンと言うべきかアインハルトさんが攻めきれていない

 

 

魔力弾の弾幕 多彩な投げ技 そして強力な関節技

 

いずれもアインハルトさんを苦しめていった

 

なにか話しているようだがこちらには聞こえない

 

 

するとチャンピオンは鉄腕を開放し装備した

 

 

するとどうだろうあら不思議

冒頭の状況の出来上がり 何でだ

 

 

ヴィヴィオの方を見ると同じような事になってるのか顔色が悪い

 

アインハルトさんは攻め方がめちゃくちゃになり対処は簡単になっている

 

聖王オリヴィエ 聖剣士シルヴィエ 覇王クラウス

 

 

そして、エレミア

 

過去に何かあったのは確実だ

 

 

俺は過去の記憶の一端を見た気がする

 

 

あの時見ていた悪夢ではなく

 

どこか楽しそうで暖かな記憶

 

なんてことは無かったけれど

 

 

それでも気分が優れないのは確かだ

 

 

あの夢以外で記憶を見るのは初めてだよこの野郎…

 

まずい…

 

アインハルトさんのカウンターが直撃した直後

 

チャンピオンの様子が変わった

 

無意識的に命の危険を感じると切り替わる自動戦闘状態エレミアの神髄状態

 

過去にミカヤさんの腕を粉砕したのもそれだ

 

 

直後チャンピオンの攻撃により床が削り取られた

 

 

「(間違いない…ガイスト…)」

 

直感だがわかった

 

あれを喰らえば競技試合でもただでは済まない…!

 

 

ミカヤさん曰くクラッシュエミュレートを貫通するほどの威力があるらしい

 

 

記憶では骨折どころか直撃部位から消し飛んでたりしてるのもいた

 

 

チャンピオンの雰囲気が戻った…?

 

 

 

だがもう遅い アインハルトさんもアスティオンも限界だ…

 

バリアジャケットが再構築された

 

度重なる回復のせいでティオはもう行動不能だろう

 

 

試合はアインハルトさんの負けで終わった

 

 

 

 

 

 

「アインハルトさんは目を覚ましたがアスティオンはダウンしてるししばらくはそっちで預かるんですよね?」

 

「そうやね それとちょっとみんなで話したいことまあるんやけど…」

 

ヴィクトーリア選手とエルス選手に会った

 

 

「シルヴァさん」

 

 

「何でしょうか?」

 

 

「怪我の方は大丈夫ですか?」

 

 

「問題ありませんよ 格闘技をやってる以上怪我は覚悟の上ですし」

 

「それは良かった」

 

 

その後高級そうなホテルで立食パーティじみたことをやることになっていた

 

 

 

曰く諸王時代の関係者の末裔が集待っている状況で

なにか事件に巻き込まれ無いよう守るために

 

2人の過去について

 

 

 

正確には当時の────

 

 

 

聖王戦争時代についての話だ

 

 

 

 

 

 

 

 

アインハルトさんの話が始まる




無限書庫導入編でした
これから頑張ります
戦闘書く度お気に入り一人減る現象が
起きてるけどめげずに頑張ります!
次回から memory 46 追憶のメモリアル そして
memory 47 無限書庫 に入っていきたいです
それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第20話

それは遠い昔の出会いの話


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつも通りの曇天の日のこと

 

 

 

その日は 聖王家からの賓客が訪れる日だった

 

 

 

 

軍列に守られて運ばれてきた留学生は

 

 

 

私と歳の近い双子の姉弟だという

 

 

 

個人としての交流は手紙を一往復半しかなかったが

 

 

 

「歳の近い友人として仲良く出来たら嬉しい」と

 

 

 

 

当たり障りのないやりとりの後に

 

大人たちの退屈な挨拶や手続きの間

 

3人で話でもしていようと約束をした

 

 

『ライゼ、相手は女の子もいるからいきなりじゃれついたりはしないでくれよ?』

 

 

ライゼに注意もしたりしたが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方では

 

 

 

『ヴィヴィ様シルヴィ様 本当にここでよろしいのですか?』

 

 

『そうですよ! ここで待ち合わせようって!』

 

 

 

『そんなことも書いてありましたっけ?』

 

『ありましたよ!』

 

 

『ヴィヴィ様飾り腕をつけられませんと』

 

『あれ?エレミアの腕は?』

 

 

『あれはまだ審査中ですよ』

 

 

『そうなんですか?』

 

『なにしろあれは武具ですから…』

 

『私の剣共々審査中なのでまだこちらには…』

 

 

『あ すごい! 花が咲いてますよ!?』

 

 

『ちょ あの ヴィヴィ様~!?』

 

 

 

なんて話をしていたら

 

 

『────こんにちは』

 

 

『ああっ!?クラウス殿下!?』

 

『ヴィヴィ様!』

 

 

 

この人が…

 

 

『はじめまして シュトゥラ第一王子クラウス・イングヴァルトです』

 

 

『聖王連合ゼーゲブレヒト家から参りました オリヴィエ・ゼーゲブレヒトと申します!』

 

『はじめましてクラウス殿下!』

 

 

後に本人に聞いたところ

 

紅と翠の鮮やかな瞳と風になびく袖

 

そして太陽のような笑顔が印象的だったという

 

 

 

 

『ほら、シルヴィも自己紹介したらどうですか』

 

『えぇ!?私もですか!?』

 

『当然じゃないですか!私達はこれからも一緒にすごすんですから!』

 

『まぁ…そうゆうことならば…』

 

『こちらにおられますオリヴィエ様と同じく聖王連合ゼーゲブレヒト家より参りましたシルヴィエ・ゼーゲブレヒトと申します。オリヴィエ様との関係的には彼女の護衛であり双子の弟です。以後お見知りおきをクラウス殿下』

 

 

それが…私たちの出会い

 

 

 

 

 

 

 

 

それから私たち3人は

多くの時間を過ごすようになって

 

 

 

城内で彼女が「腕」を付けることを許されてからは武術の鍛錬も共にした

 

 

二人は強かった

 

オリヴィエは幼い頃に失った腕を魔導の力で補って

腕に纏った鎧を操って剣や斧を握り自由自在に動かしてみせた

 

 

一方シルヴィエは重たい武器は使わないようで短剣や細剣をよく使っていた。軽い獲物を使う分一撃一撃は重くはないが狙った場所に正確に一撃を入れてくる技術

そして流星を彷彿とさせるような美しい動きが印象的だった

 

 

 

そんなある日のこと

 

 

『今 私の友達に新しい義手を作ってもらってるんです。その義手ならもっと自由に動かせて素手での組み打ちだってできるようになるって!』

 

『あなた達の友達というと…』

 

『エレミアです!』

 

『全く羨ましい限りだ。私もエレミアに剣を作ってくれとお願いしてみようかな…』

 

 

『エレミアはさっき私が言っていた友達で、私達に武術を教えてくれた不思議な旅人』

 

『おとなしくて優しい子ですからクラウスもきっと仲良くできると思いますよ!』

 

 

 

 

 

彼女の言葉通り

 

 

私はエレミアとも良き友人になれた

 

 

 

その楽しかった日々は戦乱の世の中で

 

 

 

ほんの束の間の

 

 

 

 

 

だけど永遠のような

 

 

 

 

とても平穏で

 

 

 

 

 

 

幸せな日々だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────────

 

 

 

 

 

「あの頃は本当に…そう思っていました」

 

 

「やっぱり私のご先祖様と知り合いやったんやね」

 

 

「名前は覚えてる?」

 

 

「ヴィルフリッド・エレミア────「リッド」と呼ばれていることもありました 」

 

 

 

 

「ジークはその人のこと覚えてねーのか?」

 

 

「申し訳ないんやけど…個人の記憶はほとんど残ってへんから」

 

「あの、なんだかスゴイ話を聞いちゃってる気がするんですが…」

 

「貴重なお話ではあると思うんですが…」

 

「大丈夫!わたしたちもあんまり変わりません!」

 

「いろいろ聞かせてもらいましょう」

 

「そやねー」

 

 

そしてアインハルトさんの話は続く

 

 

「ともあれ クラウスとオリヴィエシルヴィエ両殿下はシュトゥラで時を過ごして────」

 

 

「「エレミア」もまた良き友人でした」

 

 

「でも、戦火はますます拡大していって…」

 

「聖王家は「ゆりかご」の再起動を決めました」

 

 

「過去の歴史で幾度か使われた強力無比の戦船」

 

「王座に就く者の命や運命と引き替えに絶対の力を振るう最終兵器」

 

「オリヴィエとシルヴィエはもともと「ゆりかご」内部で生まれた子達でした」

 

「だけどゆりかごの王としての資質が薄いと認定され…シュトゥラへの人質として利用されたんです」

 

「ですがゆりかごの研究が進んでいったことと…」

 

「2人の戦闘と魔導の才能が諸国に響くほどにみがきあげられてしまったこと」

 

「それで 本国に呼び戻されることになったんです 「ゆりかごの王」になるために」

 

「ゆりかごの王になれば自由も尊厳も未来までも奪われる────」

 

「そしてオリヴィエがゆりかごの王に決まったことをシルヴィエから知らされたクラウスは2人でそれを止めようとしたんです…」

 

 

「ゆりかごの王になどならなくても戦乱を終わらせる方法があるはずだって」

 

 

「だけど私は…彼女を止められませんでした」

 

「戦って止めようとして何も出来ずに破れました」

 

「彼女の微笑みを曇らすこともできずに」

 

 

「オリヴィエは国に戻ってゆりかごの王となって…」

 

 

「たった一年で「諸王時代」は終わりを告げました」

 

「諸王乱立の戦国時代が終わり聖王家によってベルカは統一への道を歩み始めました」

 

「ゆりかごは聖王家の剣としてずっと飛び続けていましたが…」

 

「クラウスとオリヴィエとシルヴィエは二度と合うことがありませんでした────」

 

 

 

「クラウス殿下とウチのご先祖様とはその後は…?」

 

「リッドは 2人が国に呼び戻される少し前から姿を消していたんです」

 

「普段からどこにいるのかよくわからず ふらっと半年近くも姿を消すことがある人だったんですが────」

 

「エレミアの力や言葉が必要な時… リッドはいつもいつの間にかそこにいてくれたんです」

 

「だけど オリヴィエが悲しい決意をした時も その後もずっと…会えないままで」

 

「クラウス殿下は不義理な友達を恨んでたんかな?」

 

「そんなことないですよね?」

 

「クラウス殿下は大切な人を3人一度に失っちゃったわけですから 」

 

 

「そうですね…見つけたらまず一発殴ってやろうとは思ってました 今までどこに行ってたのかって」

 

「……あー……なるほどなー」

 

「だけど理性では分かってもいるんです エレミアが…リッドが悪いわけではないって」

 

「大切な時に来られなかったのも…やむにやまれぬ事情が あったのだろうと」

 

「ともあれ その後クラウスとエレミアの縁が繋がることはなく────」

 

「オリヴィエを乗せたゆりかごも姿を消して…クラウスは戦の中で短い生涯を終えました」

 

「私から話せるのは…これくらいです」

 

 

 

 

 

 

アインハルトさんの話が終わり

 

 

ヴィヴィオと俺は無限書庫でエレミアという単語を見た気がするのを思い出した

 

話の流れで俺とヴィヴィオが無限書庫の司書資格

リオとコロナが立ち入りパスをもっている

 

と知った面々はかなり驚いていた

 

そしてその後

 

明日の早朝からエレミアの手記を探しにいこうということになって

 

その食事会的なものは幕を閉じた

 

 

 

目的地は────────

 

 

 

 

管理局創設以前より存在していた巨大な書庫

 

 

 

 

 

無重力に保たれた書庫内には数多の世界で発行された有形書籍が収集され続けている

 

 

 

 

 

確認されている最古の書籍はおよそ6500年前のもの

 

 

 

 

 

 

 

連綿と連なる世界の歴史を納めたその書庫は

 

 

 

 

 

 

 

「世界の記憶が眠る場所」ともいわれている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────無限書庫だ




次回、無限書庫探索ツアー編
memory:47 無限書庫 入っていきます


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第21話

無限書庫いきます


 

 

 

 

無限書庫に行くことが決まった俺達はその日ホテルに一泊することとなりました

 

 

 

 

 

そして皆が話を聞いたりしてる間

俺離れた場所では自分のオリジナルであるシルヴィエについて改めて考えることにした

ヴィクターさんとかに話を聞くという選択肢もあったが「エレミア」という単語が引っかかりシルヴィエの記憶を探ることにしたのだ

 

 

 

 

ジークさんの鉄腕を見てから記憶が刺激されたのか前までの悪夢の様なものではなくリッドと関わってきた記憶が出てきた

 

 

声は聞こえない。聞こえないけれどシルヴィエはリッドに何か教わっているようだった

 

 

今までの試合で腕になにか力が加わったように力が出ることがあったのでそれに関連する事だといいかな

 

 

 

「はぁっ!?」

 

「シル、どうしたの?」

 

「あー…ごめんヴィヴィオ、何でもない」

 

「?」

 

やっべー、思わず声を上げちまったぜ

 

信じられねぇ光景を見た

 

鉄腕だ シルヴィエがエレミアの鉄腕を使っていたのだ

 

「まさか鉄腕使えるなんてなぁ…」

 

「鉄腕がどうかしたん?」

 

「いや、まさかご先祖さまがエレミアの鉄腕を使えるなんて思わなくって…」

 

 

「鉄腕を使える人なんてエレミア以外ではおらんはずやけど…」

 

 

「ですよねー」

 

「………」

 

ちょっと待て俺は今誰と話してる?

 

「ジークさんいつの間に…」

 

「いやーさっきも大声出してたし気になってな」

 

「そうですか…」

 

「ご先祖さまって事は聖剣士シルヴィエ?」

 

「そうですね…もしかしたら俺も鉄腕使えるかも、なんて」

 

「そうやったら是非とも戦ってみたいわぁ」

 

「やっても相手になるかどうか分かりませんよ?」

 

「鉄腕使い同士でやってみたかったりするんやで?」

 

「それにシルヴィエのはちょっと違うんですよ」

 

「違う?」

 

「はい、シルヴィエは腕の他に脚にも装甲が出ていたんです」

 

「腕に装着するのが鉄腕だとすると足につけてるから鉄脚ってところですかね、俺が使えるかわかりませんが」

 

「足につけるなんてきいたことないなぁ…」

 

「明日エレミアの手記を探しに行きますし見てみればきっと何かわかりますよ」

 

「そうやね」

 

 

 

 

 

 

そして一泊して時空管理局本局無限書庫ゲート前に移動した俺達は最終確認をし…

 

 

 

「書庫の中は無重力ですので慣れてないと気分が悪くなる人もいらっしゃいます」

 

 

「そうゆう時はすぐ言ってくださいねー」

 

 

「それじゃ古代ベルカ区画に…」

 

 

 

 

 

「「ゲート・オープン!!」」

 

 

 

 

 

書庫内に移動した

 

 

 

 

 

 

目的の未整理区画の扉を開けて、 それぞれ基本2人1組の状態になり探索を開始した

 

 

 

 

 

 

 

それぞれ別行動をしていたためにその後起きていたことに気づかなかった

 

 

 

 

 

 

 

魔女の魔の手は着々と迫っていた




次回主人公は魔女に襲われます

主人公以外は原作通りのメンバーで行動してますがシルさんはひとりで動いてます

次回からmemory:48 魔女の小瓶 に入れたらいいなって

それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第22話

短編どうしようかなってなってしまった


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無限書庫探索中

 

 

 

 

 

 

俺は逃げていた

 

 

 

「一体何なんだよ…」

 

 

 

何を隠そうなんか変なのが襲ってきて逃げてきたのだ

 

 

 

 

 

事の発端はみんなと分かれてからしばらくして

 

 

「見つけた」

 

 

「!?」

 

背後から声がしたので振り向けば後ろに

 

ファビア・クロゼルグ選手がいたのだ

 

 

「シルヴァ・タナマチ コレを見て」

 

は?

 

 

なんだあの黒いの

 

 

 

「?」

 

 

望んだ結果にならなかったのか首をかしげているが

 

「名前間違えたのかな。 失せよ光明」

 

 

「っ!?ルインス!セットアップ!」

 

なにか魔法を発動したのか周りが暗くなる

 

すぐさまセットアップしたが周りにはいつの間にか悪魔をデフォルメしたような生き物っぽいのが大量にいた

 

 

全てが爆弾を持って

 

 

 

「ばっ、 爆弾!?」

 

 

 

一斉に投げつけてくる

 

 

「ちょっと待ってなんでこんなことを!?」

 

「私は魔女だから欲しいものがあれば魔法を使って手に入れる」

 

 

欲しいもの…

 

「エレミアの手記か」

 

「そうだよ」

 

 

「それ以前にどうやってここに来た? ここは許可なく一般人が入れるような場所じゃない」

 

 

この質問には答えなかった

 

「答えないか…」

 

 

最初に襲ってきたデカイやつを見た時から頭痛がする…

 

 

思い出せ… キーワードは「魔女」に「クロゼルグ」

 

 

…だめだ、頭が痛くてそれどころじゃない

 

 

ならこの場で…優先すべき行動は…

 

 

 

逃げるしかない!

 

 

 

で、 冒頭のあれだ

 

 

 

 

撒いたのか追ってくる気配はない

 

 

やば…もう限界…

 

 

意識はそこで途切れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無限書庫内部で意識を失った俺は久しぶりに昔の夢を見た

 

 

エレミアとの練習風景だが今度は声が聞こえる

 

 

『いいかい?シルヴィ、君は鉄腕はいつでも使えるようになった訳だけど子孫に受け継げるかは別だよ?』

 

『構わないさ、放浪の民エレミアその力の象徴とも言える鉄腕それをエレミアではない私が使えるんだよ?誇らしいよ』

 

そうだ…今はこれでも元はあの人なんだよな

 

『じゃあ早速鉄腕に慣れるために訓練しようか君は鉄腕を解析して独自にそんなの創り上げたくらいだからさ』

 

 

『これを使いこなせれば私はもっと高みへ行けるはずだ』

 

『君らしいね じゃあ行くよ』

 

『了解!』

 

鉄腕使用のための言葉を紡ぐ────

 

 

 

そこで目を覚ました 覚ましたはずだけど意識がぼやけたように感じる、頭痛い

 

そこで無意識的に言葉を発した

「『鉄腕、開放』」

 

 

それは夢で言おうとした事と言ってることがかぶった気がした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラフラと書庫内を徘徊していると爆発音が聞こえた

 

行ってみたまでは良かったが

 

ひどい有様だ

辺りはボロボロだし

デバイスを届けに来たのかルーテシアがいるし

ヴィヴィオとアインハルトがセットアップしているのが証拠だ

なんか魔女っ子が大きくなってるしジークさんが小さい

 

 

「みーつけたぁ…」

 

その呟きにルールーが反応した

 

「シル!無事だっt…それは?」

 

「これか?鉄腕と鉄脚」

 

「ほんとに使えたんや…」

 

「シルヴィエ…」

 

「俺達と同じく末裔とはいえ随分とそっくりだねぇ魔女猫」

 

「!?」

 

「まじょねこ…?」

 

「…」

 

ヴィヴィオは分かっていないようだがアインハルトさんは険しい顔してる

 

「魔女の誇りを傷つけた者は未来永劫呪われよ だっけ?」

 

「…」

 

おいおい黙りかよ

 

「ルールー」

 

「なに?」

 

「とりあえず魔女猫ぶっ飛ばすってことでオーケー?」

 

「魔力錠で無効化したいからぶっ飛ばすのはなしにしてもらいたいかなー」

 

「ねぇシル魔女猫って…」

 

「話は後だよ、あいつを止める」

 

「…わかった」

 

 

結局のところ殴るくらいしかできなかったから説得はヴィヴィオに任せた

 

途中ビンに閉じ込められていたハリーさんたちがイレイザーで説得中に脱出したりしたけど

 

アインハルトさんが羽交い締めにしてルールーが魔力錠を使い変身魔法を解除させた後ジークさんが額を小突いた なんて光景があった

 

 

 

とても懐かしい感覚がした

 

その後協会の双子やノーヴェが服を回収してやってきた

 

ビンに閉じ込められかけた時食べるような動きをしてたから食べたあと衣服は吐き出したんだろう

 

 

 

みんなが着替えてる間エレミアの手記を探していたが見つからなかった

 

 

と思ったらリオが見つけてたっぽい

 

 

 

全員が着替え終わったところで出してたところを見ると着替える前に見つけてたのだろう

 

 

 

代表してジークさんが読むことになった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




戦闘描写も頑張ります
それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第23話

魔女っ子を無事に拘束した俺達はエレミアの手記を見つけいざ読もうとなっていた時にヴィヴィオが

 

 

「それ!どうゆうことか説明してくれるよね!」

 

なんていきなり言ってきたのだ

 

 

「確かにそれに関して説明してもらわないとねぇ」

 

とミカヤさん

 

てなわけで絶賛詰め寄られてます

 

 

「見ての通り鉄腕だよこれは」

 

「だから!なんで使えるのか説明してっていってるの!」

 

 

「あーもーうるさいうるさい 叫ぶな、全部その手記が説明してくれるはずだからちょっと黙ってなさいヴィヴィオ」

 

「むー…説明無かったら答えてもらうからね!」

 

 

「はいはい じゃ、ジークさんお願いします」

 

 

「わかった」

 

 

 

「ゼーゲブレヒト及びシュトゥラ滞在時の記録を手記にて残す」

 

「エレミア────あるいはヴィルフリッドもしくはリッド」

 

 

 

「わ…」

 

「間違いないですね!」

 

「ええと──」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日 夜盗に襲われた馬車を助けたのが縁の始まり

 

 

「危ないところをありがとうございました」

 

「お手数をおかけして申し訳ございません」

 

 

現れたのはまだ幼い双子と思われる女の子と男の子

 

「もっと早く私達が出れば良かったのですが侍女がいましたので…」

 

「それは構いませんが……夜道は危ないですよ」

 

 

まずは奇妙なことを言う子達だと思った

 

 

それから2人の紅と翠の瞳に気がついて

 

 

その後彼女の袖に気づいた

 

 

王族、あるいは貴族筋の子らが何故こんな場所にいるのか どういった子達なのか

 

その僅かな困惑の合間に────

 

 

矢が飛んできた

 

 

それにいち早く気づいたのは男の子だった

 

女の子とアイコンタクトを取り素早く反転し矢を破壊

 

その隙に女の子が石を上に弾き蹴り抜いたのだ

 

その光景に唖然としてしまっていると

 

 

「失礼しました…それとお手間ついでと言ってはなんですが賊の捕縛を手伝ってはいただけませんか?」

 

「腕を城に置いてきてしまったもので少し不便で…」

 

「私の方も本来使っている武器とは違うので少々心配が…」

 

「あ 申し遅れました!私はオリヴィエ・ゼーゲブレヒトと申します」

 

 

「私はオリヴィエ様の双子の弟のシルヴィエ・ゼーゲブレヒトと申します」

 

 

「エレミアです──── 旅をしながら学問を修めています」

 

 

それが初めての出会いだった

 

 

こんな出会いがその後に当分続く縁になるとは

 

 

 

この時はまだ思っていなかった────

 

 

 

 

 

 

 

夜の小径で出会った双子は大陸列強の「聖王家」の王女に王子だった

 

領土すら持てる予定のない血族の末席に過ぎないと二人は笑ったが────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ともあれ僕はオリヴィエとシルヴィエに乞われて2人の居城にしばし滞在することとなった────」

 

 

「エレミアさんと聖王姉弟運命の出会い!」

 

「のっけからクライマックスですねぇ~!」

 

「つかみはオッケーだな!」

 

「ゼーゲブレヒト家に滞在している間は異国の話や技術を伝えたり…重宝されてたみたいやね」

 

「学士として食客扱いで城内に滞在を許されてたって」

 

「…しょっかく?」

 

「古いしきたりですよ「臣下」と「お客」の中間くらい…「居候」みたいな感じですね」

 

「あ……最初の義腕を作ってあげたのもこの頃なんですね」

 

 

 

その当時オリヴィエの義腕は壊れやすい飾り腕か力加減のできない鎧篭手しか無かったという

 

そのため繊細な動きや力加減ができたエレミアが作ってくれた義椀はとても嬉しかったという

 

 

 

 

 

そして舞台はオリヴィエとシルヴィエの留学後

 

 

エレミアがシュトゥラに赴いたところから始まる



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第24話

漫画読んでて矛盾が出やがったので無理に矛盾しないようにねじ曲げます
次回でmemory:54 玉座の王に行ければいいなぁって
それでは本編どうぞ!


 

 

 

 

オリヴィエとシルヴィエがシュトゥラに「留学」に出かけてからふた月と少し経った頃

 

僕も予定通りシュトゥラに赴くことになった

 

名目は「シュトゥラ学術院への出向協力」

 

その時出会ったクラウス王子は若くしてよく出来た人物で

 

オリヴィエにもシルヴィエにも良くしてくれていたし僕のことも歓迎してくれた

 

そしてある日の事

 

 

「2人に聞いたんだが君も徒手の武術をやるんだよな?」

 

 

「ひとり旅をしていますと身に危険もございますゆえ……少しばかり」

 

「実は2人に聞いてからずっと興味をもっていたんだ」

 

「どうだろう?少し手合わせをお願いできないか?」

 

 

笑いながら言ってきたのです

 

ヴィヴィ様もシルヴィ様も「彼は強いから大丈夫」「きっと気に入る」

と、言ってきたのですが正直気乗りはしませんでしたが

 

彼の構えを見て考えは変わった

 

2人が強い、大丈夫と言っていたのが納得できそうだった

 

 

 

大地から足先へ

 

 

下半身から上半身へ

 

 

螺旋を描いて力を伝える

 

 

断空の一撃

 

 

正直すごかった

 

 

呆きれるほどにまっすぐで

 

面白いくらいに情熱的

 

当時の僕はまだ血統伝承のすべてを身につけてはいなかったとはいえ

 

曲がりなりにもエレミアの末裔

 

局所破壊技を封じ手にしてもなお

 

戦力は僕の方が上だったはずだけれど

 

彼の頑丈さと打撃力には目を見張るものがあった

 

 

全力で打ち込み

 

 

全力で避け

 

 

威力で殺す

 

物心ついてから呼吸をするように行ってきたはずのことが

 

 

「楽しい」と思えたのはあの時が初めてだった

 

 

その日から僕たちはオリヴィエ、シルヴィエも交えた4人で

 

時に競い合い

 

 

時にともに鍛え

 

 

同じ窓の内で学問をして

 

同じ食事をとって

 

世界のことと

 

 

日々のことを

 

 

同じように語らいながら

 

 

 

僕たちはおよそ4年あまりの平和な時を過ごした

 

 

 

 

 

 

 

────

 

 

「今のボクたちとあんまり変わらない青春時代って感じですよね」

 

 

 

 

「若いってな きっとそういうことなんだな」

 

「穏やかな時を過ごされていたんですね」

 

「4年間のエピソードはいろいろあるよ」

 

「クラウスとオリヴィエ シルヴィエがどんどん成長していったこととか…」

 

「三人が近隣平定任務で戦に出かけたこととか」

 

「リッドも修行と実戦を続けて次代に伝える技と経験を積んでいったこと」

 

「シルヴィエに鉄腕を使えるようにしたこともあるね」

 

 

 

 

────

 

ある日シルヴィエに呼び出されたがそこで彼が言ってきた事は信じられなかった

 

 

 

「なぁリッド、鉄腕の使い方教えてくれないか?」

 

 

いきなり何言ってんだこいつは

 

「は?」

 

「いや、だから鉄腕を」

 

「そうじゃなくって」

 

「?」

 

「どうしていきなり鉄腕を使いたいなんて…」

 

「来るべき時に対しての準備だ…」

 

 

来るべき時…何だ…?

なんて考えているとシルヴィエは続けた

 

 

「エレミアの技はとても素晴らしいものだ」

 

「確実に相手を無力化できる」

 

「知ってのとおり私はクラウスやオリヴィエのように一撃が重くない」

 

 

「だから鉄腕を使えるようになって少しでも補いたいわけさ」

 

 

「あ、ちなみにクラウスお得意の技術も本人から学んだよ」

 

 

「あなたは何でそんなに強くなることに必死なんですか…」

 

「さっきも言ったが来るべき時のためだ」

 

「その来るべき時ってなんなんですか?」

 

「悪いがそれはいえないが、教えてくれるか?」

 

「分かりました教えます」

 

「よしっ!」

 

 

 

結果からすれば使いこなすかはともかく使えるようにはすぐなった

 

 

 

「意外と軽いかと思えば結構重いんだな」

 

「よく言うよあっさり使えるようになったくせに…」

 

「そんな訳ないさ これでも試行錯誤の末にこれだからな」

 

どんだけ考えてたんだよこいつは

どんだけ使いたかったんだ

 

「あくまでまだ使えるようになったってだけだから使いこなせるように訓練頼むよ?エレミア」

 

「ああ、もちろんそのつもりだよ さぁこい!」

 

 

────

 

 

 

 

「そんな事もあったんやねぇ」

 

 

「この来るべき時っていつなんでしょうか?」

 

 

「それは読んでれば分かるんじゃない?」

 

 

 

 

 

手記を読み進めているうちにある単語を見つけた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──── 魔女クロゼルグ

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第25話

不定期更新って書いてるからね、仕方ないね


 

 

 

 

 

魔女の森で出会ったいたずら猫クロゼルグは天真爛漫を絵に描いたような感じだった

 

クラウスに良く懐いていて、クラウスが王になったら魔女の力で助けてあげる、とよく言っていた

 

なぜかはよく分からないが僕には全くなつかなかったので基本的に険悪だった

 

なぜかは自分でもよく分からない

 

 

 

そしてシュトゥラに来てからの4年目が終わろうとしていた頃

 

世界の情勢が変わり始めた

 

痩せ続け疲弊し続けていく大地と人々

 

滅びを間近にしたいくつかの王国が手をつけたのは

 

 

「禁忌兵器」フェアレーターと呼ばれる兵器の数々

 

 

水も大地も穢す猛毒の弾薬

 

人も草木もすべての命を腐らせる腐敗兵器

 

つかの間の勝利の後自らも死に絶えてゆくしか道がなくなる手段を

 

追い詰められた国々が最後の切り札として使い出した

 

そして「聖王家」はベルカの戦乱を終わらせることを宣言した

 

そのために必要となるのは────

 

聖王家の守護兵器「聖王のゆりかご」の起動─────

 

 

 

 

ある日クラウスは侍女とともにとある話をしていた

 

 

 

 

「聖王のゆりかごが────?」

 

「そうなんです、聖王連合がベルカ全土に「聖王のゆりかごの起動」の表明を行うそうです」

 

「それで「玉座の王」の候補者はゼーゲブレヒト家に招集されると…」

 

「そう……」

 

「ヴィヴィ様とシル様にはまだ招集は掛かっていないのですが……」

 

「まぁ…心配はいらないんじゃないかな?」

 

「まずは不当な侵略行為に対する威力告知だろうし……そういう目的なら名乗りを上げるべき候補者はたくさんいる」

 

「それにね!実はいまあの2人に騎士団を任せようかって話も出てるんだ」

 

「────まぁ!」

 

「父も─── 陛下も2人の武勇や人柄を認めているしね」

「シュトゥラは聖王家の友好国家だ 2人がシュトゥラにいてくれる事が双方にとっての絆になる」

 

「何より現場で武勲もあげているそんな二人のどちらかが古い戦略兵器のお飾りに祭り上げられる心配なんてないさ」

 

「2人も君たちもずっとシュトゥラにいてもらえるよ──大丈夫!」

 

「そ、そうですよね……?心配無用でございますよね?」

 

 

 

「この事はあの2人には?」

 

「まだです……いずれお耳に入ってしまうと思うのですが……」

 

「なら、今の話を僕からも伝える」

「君たちは何も心配しなくていいから」

 

「ありがとうございます~!そうさせていただきます!」

 

侍女が部屋から出ていき一人になった所で

 

「ゆりかごの聖王────か………」

 

 

彼は一人小さく呟いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆりかごの聖王

 

玉座の王になるということがどういう事か

 

僕は────彼らもまだ知らない

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第26話

聖王家の「ゆりかご」起動の発令から半年間は何事もなく時が過ぎた

 

 

聖王家の発祥とも深くかかわる地下に眠る巨大な戦船

 

 

 

その翼は星の海までたどり着き、大地を焼き尽くすほどの力を持つという

 

 

聖王連合の中でもゼーゲブレヒト家をはじめとする中枢王家の子らの多くがこの船で生まれ

 

生まれると同時に「聖王核」と呼ばれる魔力補助コアを埋め込まれる

 

「ゆりかごで生まれた子である事」はすなわち聖王核を持つ事の証であり

 

聖王家の血族として強靭な肉体と膨大な魔力

 

 

なによりゆりかごの操作を行う「玉座の王」になり得る資格を持っている事を示す

 

 

 

 

さて、ここで少しヴィヴィ様とシル様の話をしよう

 

 

あの2人はゆりかごで生まれた

 

ヴィヴィ様は幼い頃両腕や主要臓器を欠損するような負傷を負い

 

そしてシル様はヴィヴィ様のように両腕が欠損するようなことは無かったものの主要臓器が欠損している負傷を負った

 

それでもなお健常者と変わらない────

あるいはそれ以上の健康さで生きている2人が生きているのは

 

二人の言葉通り二人が受け継ぐ聖王の血統と聖王核の恩恵と言っていいのだろう

 

余談だがヴィヴィ様とシル様の聖王核には少し不思議な謂れがある

 

あの二人が生まれるとき母君は亡くなられているのだが

 

二人の母君がお持ちだった聖王核が二つに分かれそれぞれヴィヴィ様とシル様の体内に吸収 されたのだと言う

 

そのため、近しい人々の間では「母子の命が失われるところを母の愛が救った」という美談として語られているが

 

心無い人の間では「母の命と魂を奪い取って生まれた鬼子」などとも言われ

 

そんな事情もあってか二人には幼い時分母親が死んでいることを知らされておらず

 

ヴィヴィ様は「城の奥にいる」と母親を探して城内を徘徊する事もあったと言う

 

それに対してシル様は何を考えたか城にいる人たちにやたら滅多に同じ質問を繰り返していた時期があり程なくしてそれは無くなったらしい

 

恐らくだが「母親は城の奥にいる」のではなく

「城にはいない」という事を悟ったのだと思う

 

 

ともあれそんな2人も強く育った

 

愛すべき人が笑っていられるよう……僕はできる限りあの双子の安寧を守っていくことを誓っていた

 

 

 

 

 

 

「エレミア!準備ができましたよ~」

 

ノックと共にヴィヴィ様が入ってきた

 

見ると少し雪を被っている

 

「了解 ヴィヴィ様……外を歩いたの?」

 

「中庭を通って来たんですよ~」

 

 

「いい匂いだね!」

 

「麦と豆が届いたのでパンにしてもらいました! 塩肉と糖蜜もありますよ~」

 

「クラウス殿下やシル様も喜ぶね」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

あの2人は

 

聖王家の発令を聞いても日常を変えることはなかった

 

日々を学びと鍛錬で過ごし 要請があれば騎士として出陣もした

 

ここ1年あまりはヴィヴィ様は「聖王家の王女」よりも「シュトゥラの姫騎士」の方が通りも良く

 

シル様の方も「聖王家の王子」や「ヴィヴィ様の護衛」よりも「シュトゥラの剣騎士」といった名が通っていた

 

 

 

「オリヴィエ!エレミア!」

 

「リッドはやっと来たのか」

 

 

「エレミアは遅刻だぞ!?途中からでも訓練に参加すると言っただろう!」

 

「ああ そうでしたか? これはうっかり」

 

「僕も訓練が食い足りなかったところでね 皆の休憩中模範試合でもするか?」

 

「まぁ、付き合わない事もないですけど」

 

「クラウスよぉ、お前この後用事かなんか無かったか?」

 

「多分大丈夫だよシルヴィエ」

 

「私は何言われても知らないぞ~」

 

「クラウス ほら!模範試合なら顔の汚れくらい拭いてください!」

 

「ああ すみません……」

 

 

 

 

 

武勇に優れ兵にも慕われている王子クラウス

 

強く優しく美しい王女オリヴィエ

 

二人はいずれ結ばれて

 

シュトゥラという国はより強く

 

聖王家との 絆はさらに深く

 

そんな風に円満にまとまっていく────────

 

 

この国に居るもの達のほぼ全員がそう思っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ………

 

 

 

 

 

 

 

当のヴィヴィ様とシル様を除いては

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ここまで読んでくださりありがとうございました!
あと数話でベルカの過去編を終わらせられればと思ってます
過去編終らせてからはイベントが色々ありますが
アインハルトさんとの試合どうしようかとか
短編始めようかとかオリジナル挟むかとか
いろいろ迷ってますが
これからもこの作品をよろしくお願いします!
それではまた次回お会いしましょう!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第27話

書いててしんどいの
めっちゃ長いの
漫画読んでて泣きそうなの
それでも私は書いた
これで古代ベルカ聖王戦争の話は終わり
現代無限書庫に戻ります
それではどうぞ


結局模範試合をして泥だらけになりこの後予定があったらしいクラウスは怒られていた

 

 

 

その日の夜、珍しくヴィヴィ様が弱音を吐いた

 

もしゆりかごの適合者が現れなかったら自ら名乗り出ようとしていること

 

自分はきっとゆりかごに受け入れられるはずだからと

 

その話の中でシル様の名前は一切でなかった

 

 

そしてその夜からちょうど半月後のこと

 

 

魔女の森が襲撃された

 

 

 

 

 

この侵攻と時を同じくして

 

 

聖王連合の「威嚇による圧政」を許すわけには行かないと

 

一部の国家が聖王の血統所有者とそれを庇護する国や団体を狙い始めた

 

 

恐らくこの時に彼女の決意は決まってしまったのだと思う

 

 

大陸各地で発生した聖王連合への反発はまるで疫病のように大陸全土に広がっていった

 

 

シュトゥラも国の南部に広がる「魔女の森」の大半を失い

 

悪天候や土壌を汚す兵器による収量の低下もあり

 

民も兵もみな疲労と不安を蓄積させていた

 

 

 

だけどもうすぐ

 

 

 

「ゆりかごの聖王様が民に光をもたらして下さる」

 

 

 

 

民草はそう信じて明日への希望を繋いでいた

 

 

 

魔女の森襲撃後オリヴィエ、シルヴィエ両名は一時ゼーゲブレヒト家に帰還していた

 

 

名目は「式典のため」であったが────────

 

 

 

 

二人が望んだのは「ゆりかごの聖王」の適合率検査だった

 

 

 

 

 

 

 

ヴィヴィ様とシル様はゆりかごの聖王としての条件にこの上なく適合した

 

 

正式な継承権すら持たない二人のどちらかを「ゆりかごの聖王」に認定する計画は驚くほどの速さで進行した

 

 

 

 

 

問題はあったがすぐさま解消された

 

 

その問題というのは人数の事である

 

「ゆりかごの聖王」になれるのは1人だけ

 

しかし適合している人物が二人いる

 

そこでどうするかということになったらしいが

 

適合率がヴィヴィ様の方が上だったためにヴィヴィ様に決まった

 

 

あまりにも進行がはやすぎることに疑問を持った僕は「ゆりかごの聖王」や「聖王のゆりかご」について調べた

 

ヴィヴィ様がゆりかごの聖王に決まった後シル様にも確認したが

 

あの進行速度の理由に驚愕した

 

 

「ゆりかごの聖王」は伝承にあるような英雄などではない

 

ゆりかごという巨大兵器を動かすための「鍵」であり

 

玉座を守る生きた兵器として自我さえも奪われ

 

わずか数年でその命を燃やし尽くす

 

そして王の死とともにゆりかごはふたたび眠りにつくという

 

 

ゼーゲブレヒト正統の血をもちながら生後の瑕疵によって継承権を失っていたヴィヴィ様とシル様

 

そんな二人が完璧な適合を見せヴィヴィ様の方が適合率が高かったことが分かり

 

聖王連合の首脳陣は諸手を挙げてその「聖王女」を歓迎した

 

シュトゥラ王家とクラウス王子はそれに反発したが聞きいれられることはなく

 

シュトゥラ王家の度重なる陳情とヴィヴィ様の懇願が重なり

 

ただ一度の一日だけの「シュトゥラへの帰国」が許されたが

 

玉座の王の栄冠がヴィヴィ様から取り上げられることは無かった

 

僕とシル様は何度も止めて説得を試みた

 

シル様は玉座の王栄冠を渡せと何度も言っていたが

 

その度に優しく説き伏せられて

 

 

だからか最後の帰国の時も僕達はシュトゥラへの同行を許されなかった

 

 

彼女がシュトゥラに帰っている間に二人の間にどんなやりとりがあったのかは僕らは詳しくら知らないけれど

 

あの不器用で真っ直ぐな王子様はきっと

 

自分の全てをぶつけて大切な王女様を止めようとして

 

だけど若い覇王の拳は聖王女を止めることが出来なかった

 

聖王連合の中にはクラウスの行為を厳しく咎める声もあったがヴィヴィ様の懇願によってお咎めなしになったらしい

 

 

 

 

彼女がシュトゥラへ行っている間シル様は僕に自分の気持ちを伝えてきた

 

「リッド…私はね、ヴィヴィを殺そうと思う」

 

「え…な、なんで…?」

 

「ヴィヴィがゆりかごに乗るのは決定事項だ、覆すことは出来ない」

 

「乗る前に私が乗り込んで妨害するかとも考えたんだがそれだと無駄になりそうな気がしてね」

 

「でも何で殺すなんて…」

 

「正直言ってしまうとヴィヴィはクラウスとあっちで幸せになるとばかり思ってたんだ」

 

「うん…」

 

「この状況じゃそれも無理だ」

 

「だから少し相談したんだよ」

 

 

「「ゆりかごの聖王」とやらがどれくらい強いのか模範試合でも披露しないかってね」

 

「そんな要望通るわけ…まさか」

 

「そのまさかだよリッド、暗殺だ」

 

「式典の日決行する」

 

「本気なんだね」

 

「当然さ、私を誰だと思ってるんだ」

 

と、そんな会話があった

 

 

 

正直に言ってしまうと半分は本気だけど本心はそうじゃない

 

そう思った

 

その後映像を保存できる道具をシル様から受け取った

「恐らくヴィヴィからも渡されるだろうからヴィヴィのを見る前に見てくれ」

という伝言付きで

 

その後ゆりかごは地上にその姿を現し

 

戴冠の式典は華やかに行われ

 

ゆりかごの聖王は人々の歓喜の中玉座へと向かって

 

 

 

行くことは無かった

 

足を止めたのは一本の短剣

ヴィヴィ様が避けたことからこの場にいないシル様がやったんだと分かった

 

初撃で決着がつかなかったので諦めたのかシル様は 普通に現れた

 

もう既に先程までの歓声は静まり返っている

 

それもそうだほかならぬ聖王家の、それも双子の弟が暗殺を仕掛けたのだから

 

結局シル様は真正面から戦い、そして負けた

 

その後ヴィヴィ様はシル様を背負いゆりかごへ向かった

 

そして戦乱を終わらせる救済の戦船は静かに空へと飛び立った

 

僕が二人の本当の気持ちを知ったのは

二人がもう手の届かない場所にとびたってしまってから

 

映像に残された笑顔でいっぱいの別れの挨拶

 

二人共同じようなことを言っていて

 

それでもどこか悲しそうで

 

最後まで、笑顔だった

 

 

だけど、彼女が書きかけて捨てた手紙には彼女の本当の気持ちがあった

 

 

 

 

シュトゥラで 過ごさせてもらった大切な時間

 

あの宝物のような日々をずっと続けていけたら良かった

 

だけど私に許された命の使い道はそこにはなくて

 

私の体は命を生み出すことができないから

 

大切な人を抱きしめるための温かな腕もないから

 

そんな風に何も出来ない私だから

 

せめて、終わらない戦乱と灰色の雲と

 

人々の飢えと悲しみが少しでも早く終わるよう

 

 

 

私は、ゆりかごの聖王になります

 

 

 

 

 

 

思えばいつもそうだった

 

ヴィヴィ様は僕達に涙を見せることを嫌った

 

本当の気持ちはいつも僕達に見せないように隠していた

 

だから、きっと────────────

 

 

 

 

僕たちにあの子を許してあげられる強さと力があれば良かった

 

どれだけ後悔しても取り返しのつかない痛みの中

 

僕らの友人を乗せたゆりかごの働きで

 

ベルカの戦乱は静かに────────

 

そして確実に 終結へと向かっていった



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第28話

ちょちょいと飛ばしますねぇ


エレミアの手記を読み終わって無限書庫の探索も終わったので解散ということになった

が、色々納得出来ないところもある

無論今俺達…特にジークさん、ヴィヴィオ、アインハルトさん、俺の4人だが

考える時間が必要になったと感じたのは俺だけではないだろう

 

そこで俺は家に連絡を入れて 家出することにした

正直言ってしまうと今日はこれ以上ヴィヴィオと居たくない

 

俺と違ってあいつはそれほど強く記憶に影響されていないのだから

 

ノーヴェからは寄り道するなと言われたがそんなものを無視する程度には冷静ではなかった

 

 

ちなみに家出すると言っても道端とかで寝るわけではなく聖王教会に行かせてもらう予定だ

 

オットーとディードもあの場にいたので一緒に…という訳ではなく

 

俺はひとりダッシュでその場を離れた

もちろん考え事のためだ

 

 

 

アインハルトさんはクラウスの記憶がある

それもあって覇王の悲願を叶えようとしている

俺達を見てオリヴィエとシルヴィエを思い出すことがあって

それでも混同してはいけないって思いもあるはずなんだ

もちろん既にベルカは存在しないし戦うべき王もいない

形の無い夢を────叶えることが出来ない悲願を叶えるまではって

意固地になっている状態なんだ

 

だから勝っても笑わない

 

だからこそノーヴェは俺達の試合を組んだ

 

ヴィヴィオとアインハルトさんにとっては4度目の試合で

俺にとってはアインハルトさんとは初めての試合になるかもしれない

 

ヴィヴィオ次の日(試合前日だが)には特訓を開始した

魔力を着弾点の1点に集中させて防御力を上げ攻撃時には拳に魔力を集中させて攻撃力を上げるといったものだ

もちろんそれでは防御が薄い部分に攻撃が来たら元々打たれ弱いヴィヴィオにとっては致命傷になりかねない

そもそもそう簡単にどうこうできる技術じゃないが

管理局の戦技教導官のエース・オブ・エースと特訓するんだから身につけられるだろう

 

ところ変わって今度は俺、こちらも一日しかないのに加え相手がいないことに更に昨日使えるようになった鉄腕と鉄脚

 

課題が多すぎる

色々あったし記憶がごちゃごちゃになりそうで気持ち悪いし情報が増えすぎた

 

 

そこで俺が選んだ選択は

 

 

 

 

 

体を動かさない

 

 

 

 

これだ

 

 

 

 

とりあえずほかの選手やら格闘型の局員の戦闘映像を見る

これしかない

 

あんなものを一日でどうこうできるとは思えないので

魔力運用を考えようかなって

 

「という訳で助けてユーノ司書長」

 

「今日も来たから何かと思えば…」

 

「格闘型魔導師の戦闘記録だけでいいんです」

 

「全く仕方ないなぁ…あまりなのはに心配かけちゃダメだからね?」

 

「無理です」

 

「即答しなくても…」

 

何だかんだでこうして相手してくれたりする辺りやっぱりいい人だこの人

 

「明日はフル装備で2ラウンド一本勝負、つまり射砲打撃何してもいいしライフ計測なしだからKOされるかギブアップだけが敗北条件」

 

「多少無茶しないと勝てる試合も勝てないから」

「だから無茶でもやるんだ」

 

「全く…ほんとになのはの子だよ君は」

どうゆう意味だなんて言わない

 

「それでちゃんと身につくの?」

 

「つくわけないじゃないですか実際にやってないもの」

 

「なら僕が相手をなろうか?」

 

は?なんて言った?

 

「え?」

 

「相手居ないなら僕がなるよ?」

 

「司書長仕事は?」

 

「急ぎの依頼とかもないから大丈夫だよ?」

この人の防御は硬いって聞いてるしあれも行けるかもしれない

 

「じゃあいろいろ試したいこともあるんで、お願いします!」

 

「うん、お願いされた」

 

 

とんでもない大物と訓練できるやったぜ




ユーノ司書長あの後休みかとかは知りませんが正直これやりたかった
別にアルフとかザッフィーでも良かったんだけど
アルフ地球じゃない?ザッフィーは八神道場だし
訓練はすっとばして試合します
それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第29話

セリフ一切無し

二千文字超えェ…


迎えた翌日、試合の日

 

流れとしてはヴィヴィオ→俺って感じなんだけど

 

正直やる事なんてないし多分やらない

 

俺はアインハルトさんと戦ったことは無いけど

 

ヴィヴィオと二人で話してて俺達が10回戦ったとして9回は負ける

 

だからヴィヴィオはその1回を今回持ってくるつもりだろう

 

 

それにしたって随分と懐かしいバリアジャケット使ってきたな

 

 

 

基本的にはいつもと変わらないがジャケットの色が違う

 

いつもは白だが今回は黒と言うかアンダースーツの色と同じだ

 

これはかつてのJS事件の時聖王のゆりかごで母さんと戦った時のものだ

 

これを使うあたり本気なのが分かる

 

正直に言えばこの試合ヴィヴィオが勝つ

 

何故かは分からないけれどそんな確信があった

 

 

 

試合はヴィヴィオが終始優勢だった

 

今まで練習してきたディフェンダーをフル活用して

一撃一撃を的確に防ぎつつ重い一撃を加えていった

 

今までディフェンダーは腕以外では発動できなかったが特訓を得て全身のどこででも発動できるようになったらしいな

 

セイクリッドディフェンダー

 

コンセプトとしては聖王の鎧の劣化版とでも言ったとこかな

 

無茶とも言える特訓の末色々パワーアップしてきたらしい

 

ディフェンダーもそうだけどアクセルスマッシュの速度も上がってる

 

直撃したから2回殴られた感じがしただろう

 

 

カウントが始まったが起きる気配はない

と思ったけどカウント7で立ち上がった

 

そこからもヴィヴィオの優勢は変わらなかった

 

カウンターヒッター相手に被弾覚悟で挑むのはあの人らしいけど

 

今回はそれはいけない

 

ヴィヴィオは可変蹴りを成功させたり

攻撃を回避しスキを突き地道にダメージを与えていってる

 

アインハルトさんは拳を打ち込むもディフェンダーに阻まれる

 

そんなことの繰り返しだった

 

が、アインハルトさんが断空拳を使った

 

今まで何度かそれに敗れてきたがそれを避けたことヴィヴィオ

 

断空拳を避けられたアインハルトさんはカウンターが直撃した

 

いつもだったらあれくらいじゃ膝はつかないだろうけど

いまのヴィヴィオの拳は前までとは比べ物にならないほど重い

 

それでも維持だろうか立ち上がって試合は続行された

 

再開された直後からヴィヴィオかは攻めるが

アインハルトさんは顔面に拳を放ったがそれもディフェンダーで防がれる

 

が、それを無理矢理押し込みヴィヴィオを地面に叩き伏せた

 

しかしディフェンダーで頭を守ったために大した事はなさそうだ

 

すぐさま起き上がってたし

 

いつもだったら楽しそうに笑っているだろうが

 

本当に真面目な時はあいつは笑わない

 

あいつの覚悟は聞いていたし何となく察しはついてた

 

もうあの人は限界だろう

 

ダウンは2回程とったしどれも直撃したからほとんど維持で動いているんだろう

 

ほとんど反撃できていない

 

このままヴィヴィオが勝つかと思っていたら 崩れた

 

アインハルトさんが動きを止めバランスを崩したのだ

 

しかし 偶然にもヴィヴィオのパンチを避ける結果となり

そのまま反撃した

 

直撃したと思ったがほとんど直撃でいいだろう

 

いまのヴィヴィオは攻撃と防御の瞬間に魔力を全振りしている状態だ

 

偶然とはいえカウンター気味に放たれた一撃に対処が遅れたんだろう

 

着弾部分のバリアジャケットが無くなり腹が見えている状態になっていた

 

周りの人もそれを察したらしい

 

最初に放ったアクセルスマッシュWは通用しないからかアクセルスマッシュWは使わなくなったがやはり優勢なのはヴィヴィオだった

 

なんかもうクロスカウンター連発気味に殴りあってるよ

 

と、思った時

 

ヴィヴィオの反応速度を上回る速さでの一撃が直撃した

 

無論、防御が間に合わなかった訳でそのまま倒れた

 

ダウンしたがKOコールはされなかった

ギリギリで立ち上がったがそこで1ラウンドは終わった

 

 

インターバルは1分だが2ラウンドはすぐに終わるだろう

 

お互いに限界だ

 

2ラウンドが開始されてからも流れは変わらなかった

 

防いで 避けて カウンター

 

何度か繰り返され

ヴィヴィオのカウンターが決まり

アインハルトさんは吹き飛ばされ壁に激突した

 

KOされてはいないが意識はちょっと飛んだな

 

立ち上がったが膝がガクガクしてる

 

 

 

────これで終わる

 

俺はそう確信した

それと同時に自分の番は来ないことも

 

アインハルトさんは一気に距離を詰めて断空拳を放った

しかし避けられ腕を引き戻した

 

これは全員が驚いた

 

いつも断空拳は振り抜いていたから二連撃なんて初めて見た

 

初撃の断空拳を避けたヴィヴィオはそのままカウンターを放った

 

正直クロスカウンターになるのではないかと思った

 

 

速かったのはヴィヴィオだ

 

断空拳の二連撃目が来るより早く

ヴィヴィオのエクシードスマッシュがアッパーで炸裂した

ヴィヴィオはそのまま追撃使用としたが既にディエチがタオルを投げていたためノーヴェに羽交い締めにされる形で留まった

 

 

その後アインハルトさんが俺達に笑顔を向けた事は覚えてるが何を話したかは俺は覚えてない

 

 

しかしそれでも分かったことがある

 

アインハルトさんはきっと今までみたいなことにはならない

 

これからまた 新しい自分を始めるんだと

新しい「自分達」のこれからを、始めるんだと




ここまで読んで頂きありがとうございました!
試合のあとの話は次回に

短編やら何やらはTwitterでアンケ取るか否かで迷ってたり

次のイベントは…学院祭だぁ…
それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第30話

第30話という名の番外編と言うかオリジナルの話にチャレンジ


 

 

先程のアインハルトさんとの試合あまりにもいつものやり方と違う無茶をやらかしたのでヴィヴィオはノーヴェにお説教されてます

 

その間にジークさんやヴィクターさんはイクスのお見舞いするらしい

 

そんな中、俺はひとり散歩していた

 

こっちなんて戦ってもないのにお説教なんてゴメンなのだ

 

 

ジークさんとヴィクターさんはシャンテが案内してるし

 

という訳で街を散歩していたはずなんだが

 

 

俺は今全力である人物を追っている

 

本来居ないはずの人間

 

いつぞやの事件で亡くなったと聞いたしそれを受け入れてもいた

 

それでも諦めきれてなかったのかもしれない

 

 

 

「はぁ、はぁ どこいった…」

 

 

見つけて、追いかけて、見失って そう思ったら見つかって。

 

それの繰り返しだった

 

正直言ってしまうと

 

「誘導されてる…よなぁ…」

 

そう思わざるを得ない位には都合よくすぐ見つかる

 

 

事のきっかけは簡単だ街を歩いていると突然念話が来た

 

とても懐かしく もう聞けないはずの声が

 

魔道士は当然一般人でもごった返してるのに誰だと思ったが生まれのことを引き合いに出されれば黙っているわけにはいかないくらいには沸点が低いのでついつい挑発に乗ってしまったわけで

 

正体暴いてやる!って意気込んで追跡開始した結果

 

今に至る

 

というか頻繁に《こっちだ…》とか言われてるあたりバッチリ誘導されてますねはい

 

 

そうこうしているうちにまた見失った

 

「一体どうなってやがる…」

 

いつの間にか人気のない開けた公園にいた

 

そう、人気の無いのはともかく遮蔽物はほとんど無いのだ

 

それなのに見失った

 

「どこだ…」

 

 

「よくここまで付いてこれたな」

 

「っ!?」

 

後ろ!? 人の気配とかなかったはずにのに!?

 

 

「おいおいそんな警戒すんなよ」

 

そこにはフードをかぶっている男がいた

 

「やっぱり…あんたそうなのか?」

 

「お前の予想通り、という訳じゃないけどな」

 

「どういう事だ?」

 

「答えは分かってるだろうに」

 

「生きてたんだね」

 

「生きてるのは奇跡だけどな」

 

すると背を向け数歩進み振り返り

 

 

「かかって来い、相手してやる」

 

「どう言うつもり?」

 

「体を動かしたくてたまらないんだろう?」

 

「分かるんだ」

 

「当たり前だろ?一応お前らの親代わりした事あるんだから」

 

「だったらなんでっ!今更!」

 

セットアップして突撃し蹴りを放つが

 

「っ!」

 

 

あっさり防がれる

 

「いい一撃だ だが、まだ甘いな!」

 

足を払われ腹に一撃を受け吹き飛ばされる

 

その後しばらく殴り合いを続けたが

 

その男に攻撃が通ることはなかった

 

 

「はぁ、はぁ くっそ…」

 

「魔力運用はなかなか上手いがまだまだだな」

 

どれくらいたったか分からないが疲れて動けなくなっていた

 

 

「そう…かよ…」

 

「だいぶ疲れてんな」

 

「うるせぇ…」

 

「お前本気出してなかったろ」

 

「なんで…」

 

「お前はまだ…何かを隠してる」

 

「う…」

 

「ルインス…名前も見た目もそっくりだな」

 

「そりゃあね…」

 

「とりあえず入ってる連絡先適当にみて助けてって送っといたから」

 

「はっ?ちょっなにして」

 

「安心しろ、ここであった事はお前は覚えてないから」

 

「あんた何言って」

 

「────」

 

何か詠唱のようなものを聞いて

 

俺は意識を失った

 

意識を失う直前

 

 

 

 

────強くなったな、シルヴァ

 

 

そんな声を聞いた気がした

 

 

 

 

 

 

 

 

「…る シル!」

 

誰かに呼ばれてる 体もゆすられて

 

「ん…」

 

「あっ!起きたんだね!良かったぁ~」

 

「あれ…フェイトさん?」

 

「いきなり助けてなんて連絡来たから急いできたらこんな所で寝てるし何かあったの?」

 

「んーと あれ?」

 

何があったんだっけ

 

「覚えてないの?」

 

「そうみたいです」

 

「もう遅い時間だし一緒に帰ろっか」

 

「はい」

 

 

「シル!どこいってたの!」

 

家に帰ると既にヴィヴィオがいた

 

「さぁ、どうだろ?」

 

「もうご飯出来てるって、いこ!」

 

「わかった」

 

 

 

 

 

 

 

 

それから家に帰ってよく思い出そうとしたけれど結局思い出せなかった

 

 

 

何故かは分からないが 自分は前に、上に向かっているんだと

そう思えた







オマエハイッタイダレナンダ-
この話にサブタイを付けるとするなら
「懐かしいあなたへ」
とでも言ったとこですかね
ネーミングセンス無いのよ
次からは学院祭編に入っていきたいと思います
それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第31話

学院祭はぱぱっと終らせてしまいましょう


イクスが目覚めたという連絡が来たのでスバルさんとヴィヴィオと俺は聖王教会に来ていた

 

 

イクスが眠っている部屋に来てみればあら不思議

 

ちっこいイクスがいた

 

は?って思うかもしれないけれど

(実際そう思った)

 

セインとシャンテによればイクスはほとんど覚醒状態に近いらしくちっちゃいイクスは次元世界を移動したりしない限りある程度離れても大丈夫らしい

 

しかしこのイクスふわふわ浮いたりしてめちゃくちゃ可愛いのだが喋れないんだよなぁ

 

身振り手振りで必死に伝えようとしてるしある程度分かるからいいんだけど

 

その後チームのみんなと顔合わせして

 

プールに行ったりいろいろ見て回った

 

古代ベルカでは青い空は見られなかったのはシルヴィエの記憶からも分かっている

 

きっと喜んでるはずだ

 

 

そんなこんなで学期内試験も終わって

 

 

あと大きなイベントといえば年に一度の学院祭かな

 

 

 

学院祭の準備が始まった位の頃

 

アインハルトさんと同じクラスのユミナ・アンクレイヴさんと出会ったりした

 

そんなわけでいつもの学校生活とチームの練習

それから放課後の学院祭に向けての準備

慌ただしくも楽しい時間は過ぎていって

そして いよいよ学院祭当日!

 

 

うちのクラスの出し物は魔法喫茶

 

ドアを開ければコロナを筆頭に操作系魔法が得意な人達が動かすぬいぐるみがお出迎えという何ともファンシーなもの

 

最初に来た知り合いはジークさんとエルスさんだった

 

って事はもう学院際にはトップファイターの人が結構来てるのかもしれない

 

 

そうしているうちにクラスの出し物のショータイム おもちゃのダンスパーティーが始まった

 

あれだけのおもちゃを一度に動かしてるんだから担当の人達はすごいと思う

 

始まったところでミカヤさんアインハルトさんハリーさんとセコンドの3人もやって来た

 

ハリーさんってあんな喋り方とか立ち振る舞いしてるくせに可愛いもの大好きなんですね

 

とりあえず放置することに

 

隣のクラスの出し物の助っ人に任命されているヴィヴィオが呼ばれて、そこにはルールーやヴィクターさんミウラさんにはやてさんまでいた

 

うちのクラスに入れなかったからやってみたらしい

 

ストライクデビル 悪魔の仮装をした生徒がボールをセーブする

邪魔ありの的当てゲームだ

 

ヴィヴィオはそのエクストラハードモードの助っ人

 

四人同時に魔法付きで投げられたりしてたけどあっさりセーブしてたよ

 

ハリーさんとかも挑戦してた

 

午前の部も終わりトップファイターの人はそれぞれ解散になった

 

それぞれお昼になったがその時にアインハルトさんが同じクラスのユミナ・アンクレイヴさんを連れてきたりリオのルーフェンの料理を貰ったりイクスにミウラさんやユミナさんが戸惑ってたり

 

あとユミナさんは整体資格を持っているらしくミウラさんがオーバーワークらしいことを見抜かれ受けた

 

とても凄かった 何がとは言わないけど

 

あと連休にルーフェン行きが決まった

 

 

初等科も中等科もみんなで盛り上がった学院祭

終演のセレモニーは校庭での聖歌斉唱!

 

生徒達がみんなで協力して作った魔法の聖火がその姿を彩ります

 

 

 

そうして楽しかった学院祭は幕を閉じた




あれ?そういえば喋ってなくね?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ルーフェン編
第32話


時間飛びます


時は流れインターミドルではトップファイターの人やミウラさんも勝ち進み 学院の制服が秋服に変わった頃

 

前に言っていた連休のルーフェン旅行の日になった

 

と言っても既に集まってるんだけどね

 

一番張り切ってるのはミカヤさんだと思う

 

 

今いる場所はミッドチルダ中央次元港

 

「はいみんな揃ったね~」

 

「はーいっ!」

多くの声が上がる

 

「それじゃあ リオちゃんの実家ルーフェンへ向けて!」

 

「しゅっぱーつ!!」

 

今回のルーフェン旅行は

チームナカジマ(いつもの面子)に加え

ユミナさん ミウラさん ミカヤさん オットー ディード

が加わっていてなかなか大人数だ

 

しかも後からシャンテがイクスを連れてくるらしい

 

 

 

 

ルーフェン

 

 

長い歴史と独特な文化を持った土地

 

魔道も武術もミッドやベルカのものとはいろいろ違っているらしい

 

 

電車に揺られて目的地到着

 

 

「到着~! ここがうちの実家の最寄り駅!」

「迎えが来るから待っててくださいね~」

 

凄い 何がすごいかってクラナガンはバリバリ都市開発が進んでいるから自然はそんなに多くない

 

それに比べてここは凄い大自然だ

 

俺はミウラさんと少し離れて自然を見ていた

 

「見たことない花がいっぱいあるね~写真撮っておこうかな」

 

『All right camera Set up』

 

「あ~いいですね 俺も撮ってみようかな…」

 

なんてことを話して…あれ?何かいる

 

 

「うおおおおおおおおお!?」

 

 

「シル!?」

 

さっきの叫びはあっちまで聞こえたっぽい ヴィヴィオが反応してた

 

今の状況を説明すると

 

何かにのしかかられなんか擦り寄られてるしゴロゴロ言ってるしわけわかんねぇ

 

「え…え?」

 

理解が追いつかない

 

隣にいるミウラさんも固まってるし

 

そんな時知らない声が聞こえた

 

 

「こーらシャオ! ダメだろお客さんにじゃれついちゃ!」

 

「ニャア」

 

「…は?」

 

 

「シルごめーん!」

 

「それうちの猫なんだ~ シャオ めーだよ!」

 

「ね、猫?」

 

周りが唖然としてる

 

アインハルトさんはクラウスが豹を飼っていたから平気だろう

 

ディードは動物好きだからか平気

 

「ごめんね~ 人懐っこい子たちだから心配いらないよ~」

 

この人誰だと思っていると

 

「あ、みなさん!紹介しますね!」

「あたしのイトコで春光拳の師範代!」

 

「リンナ・タンドラです♪」

 

注意されてシャオという猫(虎?)が謝ったように鳴いてた めっちゃお利口じゃないですかこの子

 

その後猫に荷物を運んで貰ってるのだが

 

「なぁリオ」

 

「なに?」

 

「あの子らほんとに猫?」

 

「猫だよ?」

 

「いやどう見ても虎「猫だよ?」…」

 

「猫だよ?」

 

なぜ二回言ったし

そんな無言の圧力かけられたら黙ってるしかないじゃん!

 

ルーフェンの猫は人ひとり乗せて山を駆け抜けるくらい楽勝らしい

 

というか完全に虎じゃねーかと思った

 

それは口には出さなかったけど

 

「さー見えてきたよ~」

 

どうやら目的地に着いたみたいだ

 

いろんなことが学べそうで楽しみだ




はい!ここまで読んでいただきありがとうございました!

次回はmemory70 秘密の地図 辺りまでいけたらいいなって

お気に入りが60人超えて投票も3人入ってて感謝感謝です!
これからも頑張ります!
それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第33話

本編書かずに番外書いてそんなに伸びなかったので番外は控える
オリジナルの話でも作らない限り伸びないんじゃないかなって思ったり


「じゃーん! あれがうちの実家 春光拳道場だよ~」

 

リオの実家についてまず広いと思った

 

いろいろ見たい気持ちはあるがまずは春光拳総師範でありリオのお爺さんのレイ・タンドラ老師に挨拶に

 

 

 

「あ、じーちゃんいたいた」

 

「じーちゃん!」

 

奥に一人の老人がいた

 

「おお リオ」

 

 

「ただいまじーちゃん!」

 

「おう 少し重くなったの~」

 

「成長期だも~ん!」

 

「ほっほっほ」

 

リオを抱き上げてくるくる回ってる様子から思ってた人とは違うとわかった

 

 

多分全員が思った事だろう

 

あの人の後ろに草原とか海が見えた気がした

そんなことあるわけないのに 建物の中だし 周り壁だし

 

そんなことを考えていると

 

「お友達もみんなもよう来たの~」

 

と、声をかけられた

 

挨拶も終えて

 

「ま かしこまらんでええよ」

「長旅でお疲れじゃろ 部屋でひと休みするとよかろうな」

 

「うん! じゃ そうしてくる!」

 

移動中みんなが見たものについて話した

 

とても綺麗な空と風、そして海

皆同じものを見たらしい

 

リンナさん曰く優しいいい子だからだそうだ

 

意味わかんない

 

滞在中にわかるとも言われた

 

 

 

案内された部屋で休んでいると突然何かを叩いたような音と絶叫が聞こえてきた

 

リオとリンナさんはなにかやらかした人に心当たりがあるのか待っててくれと言われた後出ていってしまった

 

 

その後春光拳門下生見習いのイェン・ランカイと同じく見習いであるシュエ・ローゼンが案内と世話をする事になった、後タメ語でいいらしい

 

軽く腕の見せ合いをするため体験入門用の場所に移動

 

春光拳の道着に着替えてからやるらしく用意してあるからそれぞれ分かれた

 

ファッションとかに興味が無いので着替えやすい格好だったからか着替えるのは一番早かった

 

「初等科トリオいっちばーん!」

「じゃなかった!?」

 

もちろん先に俺がいたからだろう

 

「一番でいいんじゃない?女子の中では一番早かったし」

 

なんて言葉をかけておく

 

後クリスまで着替えてたことには何も言わない

 

そんなに経たないうちに

「中等科チームも終わりました~」

 

ミウラさんとアインハルトさんが出てきた

 

ユミナさんいないじゃんなんて思っていると

運動には向いてないどころか動かないからだろう随分と際どいものを来て出てきた

 

それを見て黙ってしまった俺は悪くない

 

 

 

基本の打撃をやるためとりあえずサンドバッグを殴ることに

 

思い切り叩いていいらしい

 

 

「じゃあチーム唯一の男子の俺から」

 

 

鉄腕を手に入れてから鍛えたから前よりパワーはあると自負している

 

やったのはいいんだけどイェンとシュエが唖然としてた

 

順番は俺→コロナ→ヴィヴィオ→リオ→アインハルトさん→ミウラさんだった

 

その後2人から春光拳について学ぶことに

 

 

 

 

 

 

春光拳における力の使い方などを実演を交えて練習しているとなんだかみんなで出かけるらしい話をユミナさんとタオさんがしているのが聞こえた

 

 

 

それぞれ着替えて集まりタオさんが見つけたという地図を見ているわけだが

 

かつて武術鍛錬場として使われていた三岩窟と呼ばれる洞窟の地図らしい

 

みんなで出かけるってこう言うことだったのかー

まるで行くって言うのが分かってたかのように弁当の用意出来てるし

 

 

 

みんなで写真をとった後に出発する

 

 

 

目的地は三岩窟

 

目指すは最奥

 

 




ここまで読んでくださりありがとうございました!
次から三岩窟に突入したいんですがシルはどこに放り込もうかなって
原作で唯一3人だけの力かヴィヴィオと同じ技か
それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第34話

他のルートはやりません!
それではどうぞ!


さぁ、やって来ました伝承練武場三岩窟

 

それぞれ中央の穴が頑健な身体を鍛える修練場への道、西側が知性と心を試す道、東側は技を問う練武場への道となっている

 

それぞれ分かれるため引率はミカヤさん、ユミナさん 、オットーになった

 

三岩窟突入メンバーもそれぞれ決まった

 

東側「技」ヴィヴィオ ミウラさん ミカヤさん イェン

 

中央「力」アインハルトさん リオ 俺 ユミナさん

 

西側「心」コロナ タオさん シュエ オットー

 

 

ちなみに猫の世話はディードがすることになってた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三岩窟「力」ルート内

 

 

 

意外と中は明るかった

リオ曰く電力不使用 自然魔力を利用したエコ照明 だそうだ

 

話しながら歩いてると

 

「で、たしかこの奥に修練器具が置いてあるスペースが……」

 

「あれっ!?真っ暗だ~」

 

「何も見えないな」

 

 

「えーと スイッチみたいなのがあったかなぁ…?」

 

「そんなんで大丈夫なのかよ…」

 

「ええと…」

 

「待ってね 少し明るくするから」

 

 

そう言ってスフィアを出してあたりを照らすユミナさん

 

「これでよく見えますね」

 

「うん!」

 

「んーと…スイッチこれかな?」

 

リオがスイッチを押したとき地響きが起こった

 

「へ……?」

 

「えっなに!?」

 

 

驚いていた矢先目の前に巨大なゴーレムが…ゴーレム!?

 

 

「リオちゃんリオちゃんっ!?」

 

「こ、こんなの知らないです~ッ!」

 

「おいおいおいどうするんだよぉ!?」

 

 

 

「起き上がろうとしてる…!?」

 

「っていうか…!」

 

「襲ってきます!」

 

「全員避けろ!」

 

ゴーレムが腕を振り下ろしてきたのは驚いたが回避には成功したみたいだユミナさんはアインハルトさんに横抱きにされてる

 

 

「あ…危なかった…ッ!」

 

「あれがこの道の「試練」という事でしょうか?」

 

「どうなんでしょう?襲ってくる気満々っぽいですが~!」

 

「上等じゃん やってやろうじゃねぇか!」

 

 

「ユミナさん…少し荒事になりそうですが大丈夫ですからね」

 

「あ…はいっ!」

 

 

「ではリオさん!シルヴァさん!」

 

「オッケー!」

 

「はい!このゴーレムをやっつけましょう~!」

 

 

そうして俺達の「力」の試練その1が始まった

 

 

 

 

とりあえずあのゴーレムをぶっ壊す事を目的に行動を開始したわけだが

 

最初だからか割と簡単だったとだけ言っておこう

俺の出番はなかった

 

 

動きが速いのが腕だけだったからリオが双龍砕で肩関節を破壊して腕を封殺 直後アインハルトさんが隙だらけの胴体に空破断・改(仮)を打ち込みゴーレムは粉砕

俺がやる事ははなかった

 

ゴーレムを破壊した俺達はさらに三岩窟の奥の道に進んでいった

 

そしてたどり着いたのは

三岩窟「力」ルート『転岩落の間』




ここまで読んでくださりありがとうございました!
次回で三岩窟力ルート終われればいいかなって

どんどんラストエピソードの戦技披露会が近づいてきますね!
それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第35話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三岩窟「力」ルート『転岩落の間』

 

 

 

 

「広い所に出たな」

 

「そうですね」

 

「ここも肉体鍛錬の間ですね! 岩や水場を使って体を鍛えてたんだそうです!」

 

「なるほど……」

 

「これを持ち上げたりするのでしょうか?」

 

「みたいですよ~」

 

「すごいね~ 歴史的なトレーニング施設だ!」

 

「まさか次の試練岩持ち上げるとかじゃないよね?」

 

「流石にそれはないと思いますが…」

 

 

「はれーっ!?」

 

その時後ろでユミナさんの叫び声が

 

「「「!?」」」

 

何事かと振り向いたとき吹っ飛ばされた

 

「試練に参加するのはおまえたちだな?」

「ここは私が相手をしよう」

 

試練の番人的な人登場っていうかあの人ノーヴェじゃね?

 

「ノ…ノーヴェコーチ?」

「ノーヴェなにしてんのさ…」

 

思わずつぶやいたら聞こえたのか一瞬固まった

やっぱこのひとノーヴェだわ

 

バインドで動きを封じられてるユミナさんと小声で話してるあたりユミナさんは分かったらしい

 

 

「どこのどなたかは存じませんが…ユミナさんを放してください!」

 

え?

 

「誘拐反対ッ!問答無用で取り返しますッ!」

 

 

 

 

うわぁ…バレてない

 

ユミナさんめっちゃ驚いてるじゃん

 

「と…とにかくかかってこい! 誰からでもいいから順番にな!」

 

 

「「おー!」」

 

 

凄いねー気づいてないんだもん 会話したのに

 

 

結局二人が気づいたのは相手してもらった後だった

 

 

 

「…で、流石に気づいてるよな」

 

「まぁね」

 

「え!?シルは気づいてたの!?」

 

「ユミナさんも気づいてたっぽいぞ」

 

「あはは…」

 

苦笑いしか出ないよ流石に 話しても気づかないんだから

 

「正直言ってお前は「心」に言ってもらいたかったんだがな」

 

「それは何で?」

 

「お前はまだ引きずってるから」

 

「………」

 

「沈黙は肯定とみなすぞ」

 

「何を…とは聞かないよ」

 

 

「話してないでそろそろ始めるか」

 

「おっけ」

 

 

そして俺の番が始まった

 

 

 

 

 

 

 

 

はいすぐ終わったよふたりと同じように

 

後は道を塞ぐ巨大岩をぶっ壊したりしたよ

 

 

最後の試練は扉抜き これをクリアすれば試練の宝ゲットとなる

 

無論難なく突破した

 

 

「力ルートの宝発見だ!」

 

 

「ここまで長かったなー」

 

「おたから~!中身は?」

 

「何だろ~?」

 

 

 

ワクワクしながら宝箱を開け中身を見た瞬間固まった俺らは決して悪くない

 

リオなんて 少し青くなってる気がしなくもない

顔がひきつってるし

 

「最新型の魔力負荷バンドだ!」

 

「おいおいマジかよ…」

 

「春光拳道場でも有段者だけが使える本格仕様だってさ!キッツイぞ~」

 

「いいですね!」

 

「嬉しくないことは無いんですが…」

 

「手放しでは喜べないかな…」

 

「まあ 喜びづらくはあるかも……」

 

 

三岩窟の試練の宝は

 

「力」魔力負荷バンド

 

「心」チームジャージ

 

「技」グローブ

 

らしい

 

チームジャージなんていつ用意してたんだか

 

そして俺達は宝を持って移動を開始した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三岩窟 天声の間

 

 

 

 

 

 

 

それぞれのルート からここで合流 するという話を聞いて向かったのはいいんだけど

合流地点でシャンテ イクス ジークさん エドガーさんがいた

しかも試練は終わってないらしい

 

最終試練

レイ・タンドラ リンナ・タンドラ アイリン・ハーディンの3人と一本交代の乱取り戦

 

参加者はそれぞれのルートに行っていたチームナカジマ

(俺 ヴィヴィオ リオ コロナ アインハルトさん)に加えミウラさん ミカヤさん タオさん シャンテ ジークさん イェン シュエという三岩窟にいる全員参加の豪華なメンバーになった

 

 

師範連合による最後の試練も無事終了

みんなルーフェン武術をこれでもかってほどに体験した

 

洞窟を抜けた山の絶景ポイントでお弁当食べたりして道場に戻った

 

そうして三岩窟での修行は幕を閉じた




はいここまで読んでくださりありがとうございました!
ルーフェン編も次回あたりで最後かなって
最後シルには盛大にぶっ飛ばされてもらおうかなって思ってたり
それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第36話

ルーフェン編最後です
クライマックスは近い


 

 

 

 

 

 

 

 

道場に戻ってきた俺達は風呂に入ったりジークさんの練習を見学したりして時間をつぶした

 

 

 

2日目は華鳳拳道場で練習を見学させてもらったり

 

ジークさんもルーフェン武術の研究 対策がしっかり出来たらしい

 

「当代最強クラス」の二人の間に友情が芽生えていた

 

 

イクスにも色んな場所を見せに行ったし

 

ミカヤさんは剣術修行と武術書を見てご満悦だった

 

 

ノーヴェは三岩窟の変装の事があったせいかリンナさんの着せ替え人形になってた

 

 

 

 

帰りの準備をしていた時

 

「あ ヴィヴィオ シルヴァちょっといい?」

 

「うん! なーに?」

 

「どうした?」

 

「なんかじーちゃんがヴィヴィオとシルヴァに個別に話したいんだって 今からいい?」

 

「…わたし?」

 

「…俺にも?」

 

「そうみたい どっちからでもいいって言ってたよ」

 

 

「ならヴィヴィオ先に行ってこいよ」

 

「分かった」

 

 

先に行ったヴィヴィオはそんなにしないうちに戻ってきた

 

ほとんどわからないくらいだったが頬に何かがかすったような跡を残して

 

 

 

 

 

 

 

 

「呼び立ててすまんのシル坊」

 

「し…シル坊?」

 

「いかんか?」

 

「いえ…みんな基本シルって呼びますし構いませんけど…」

 

「そうか、自分自身でも気付いていると思うがお前さんら双子は徒手空拳に向いとらん」

 

「えぇ せいぜい俺はヴィヴィオよりは打たれ強いくらいですし」

 

「ヴィヴィオにも話したがお前さんらはその細腕とか細い魔力で格闘技一本というのは厳しい」

「ヴィヴィオに武器を持つことを勧めたがシル坊は大剣を使っておるの?」

 

「ええ まぁ 殴る蹴るだけだと厳しいと思いまして」

「それでも俺は剣だけで戦っていく気は無いしこれからは本格的に格闘メインになりますけどね」

 

「……」

 

「たとえ向いていなくても俺はこの道を進むと決めたんです」

 

 

「シル坊よ 一つ賭けをせんか」

 

「さっきヴィヴィオの頬が何かかすったみたいに赤くなってたのはそれをやったからですか?」

 

「よく見ておるの ルールはヴィヴィオと同じじゃ」

 

 

「今から三度打撃を打ち込む」

「怖くて目を閉じたり下がったりしたら、これからの事を少し考えてみておくれ」

 

「……はい」

 

 

 

 

 

 

 

「まずは1本目」

 

ある程度離れた所からの開始

 

母さんの実家の剣術の歩法に神速なんてものがあるから離れた距離を一気に詰めるなんて造作もない事だ

 

 

「(来るッ!)────!?」

 

来ると思った瞬間には拳が目の前で寸止めされていた

 

 

速い!? 全く見えなかった

 

結構離れてたはずなのに一瞬で目の前まで────!?

 

 

「ルインス…コンタクトモード」

 

『contact mode set up』

 

 

「では二本目じゃ」

 

 

「(あの構えは────蹴り!)ッ!?」

 

また寸止め また見えなかった

 

「おお 少しは、反応できたかの?」

 

「いや…」

 

全然反応できなかった…

寸止めじゃなかったらと思うと…

 

「では、次が最後じゃ わしも年じゃからのぅ 万が一当ててしまったらその時は────」

「まぁ、ゴメンの?」

 

 

何を呑気な…殺気だしながら言うことじゃねぇ──!?

 

ていうか殺気出してきたあたり

 

 

 

 

 

次の一撃────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────────当てる気だ…

 

 

いくら何でもさっきまで平然と寸止めしてたのにうっかりは絶対したいでしょこの人

 

 

 

・・・・・・

やるしかない

 

 

この一撃────避けるしかない!

 

 

 

 

目を閉じるな────

見極めろ────

 

 

 

 

 

その先に───────────道はある!

 

 

 

 

 

結果は本当に当ててきた、寸前で顔を逸らし拳をかわし無我夢中で放ったカウンターは空いている手で防がれていた

 

 

 

「ふむ……お前さんも合格じゃな」

 

「合…格…?」

 

「やはりお前さんら双子は「神眼」の領域に足を踏み入れておるな」

 

「走馬灯の一つや二つ見えたかの?」

 

「走馬灯って…」

「やっぱり本気で当てる気だったんですか!?」

 

「避けてくれなかったら今頃犯罪者じゃのー」

 

「何をのんきな…」

 

「覚悟がなければここから先続けることは出来んぞ? 試合では死なないじゃろうが負ければ心が殺される それでも徒手空拳を続けるか?」

 

「俺は自分の道を進みます、みんなと…俺自身で」

 

「うむ…お主の「武」の道 楽しみに見守らせてもらうぞ?」

 

「…押忍っ!」

 

 

 

その後ちょっとした口止めをされた後部屋に戻った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いろんな出会いと発見、経験があったルーフェンともいったんお別れ

 

 

 

ミッドに戻って、また新しい生活の始まりだ!

 

 




はい! ここまで読んでくださりありがとうございました!
次回からmemory 81「目標」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

戦技披露会編
第37話


戦技披露会編 始まります


「「ただいまー」」

 

 

 

家に帰ってきた

 

嫌な予感がして少し下がった俺は悪くねぇ

 

「二人ともお帰りー!」

 

母さんがダッシュで出てきてヴィヴィオに抱きついた

めっちゃ頬ずりしてる

 

「フェイトママもただいま~」

 

「フェイトさんただいま~」

 

「うん おかえり!」

 

 

俺達の義母 高町なのははたまにめちゃくちゃ甘やかして甘えてくる時がある

ヴィヴィオはこれを「ママ力全開モード」と呼んでいる

 

前に無限書庫に行って帰ってきた時にこの状態だったらしい

俺は久しぶりだ

 

あ、ヴィヴィオが奥に連れてかれた、お姫様抱っこで

 

「…じゃあ、俺ちょっとマリーさんの所に行ってくるね」

 

「何かあったの?」

 

定期的にメンテナンスをお願いしているが今日はそんな日ではない

 

 

「ちょっとやりたいことが」

 

「行ってもいいけどちょっと待ってね 話があるから」

 

「?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「戦技披露会?」」

 

ソファーに座って話を聞いているがもうそんな時期だったかな?

 

ヴィヴィオとミウラさんの再戦の話が進んでいるが俺が止められたのはなんでだ

 

「母さん、フェイトさん 俺が引き止められてるのはなんで?」

 

「あ、実はシルヴァにも話が来てるんだよ」

 

「俺にも?」

 

意味がわからない

俺はヴィヴィオとミウラさんみたいにすごい試合をした訳では無いしアインハルトさんとの試合もヴィヴィオに先を譲ったりして出来ていないけど呼ばれる理由なんて…

 

「多分はやてから本人にも伝えられてると思うんだけどアインハルトと試合をやらないかって話が来てるの」

 

「アインハルトさんと!?」

 

「うん アインハルトとは同じチームで 先祖の因縁とかもあったりするけど何度か戦う機会を逃してるってノーヴェから聞いてて、それもあってやってみたらって」

 

「やる!是非!」

 

そんな話聞いたら断る理由なんてないじゃないか!

 

「ねーママ その試合でさ、ちょっと要望とか出せたりするかな?」

 

「あ、俺もー」

 

「なーに?賞品とか?」

 

 

「んー賞品といえばそうかな」

 

「その試合に勝った人が教導隊の人の中から戦いたい相手を指名できるとか」

 

「シルヴァは?」

 

「俺の場合もほぼ同じ教導隊の中からって訳じゃなくて管理局全体の中から指名したい」

 

 

「いいんじゃない? 二人が勝った場合は誰と戦いたいのかな?」

 

 

「それは もちろん」

 

 

「航空戦技教導隊第5班チーフ高町なのは一尉」

 

「時空管理局本局所属フェイト・T・ハラオウン執務官」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話が終わったあとの一幕

 

 

「あれ?シルヴァ? メンテナンスはもう少し先だよね?」

 

「そうなんですけどマリーさんに少し願いが」

 

 

 

 

 

 

マリーさんへの用事も済ませ

オファーがきたあとの話

 

 

 

 

 

 

 

 

俺達はあの事をノーヴェに話した

 

「あー、お前らの話を整理するぞ?」

 

「「うん!」」

 

「管理局の戦技披露会でヴィヴィオとミウラ シルヴァとアインハルトのエキシビションマッチをしないかって打診が来た」

 

「教導隊のエースコンビの娘と教え子ってことでねー」

 

「俺の方はノーヴェの話からだからわかってたと思うけど」

 

「お前らのエキシビションはやる前提で話を進めていいだろう」

 

 

「で、お前らその後なんつった?」

 

「その試合で勝ったらその場でもう一試合させてもらう事になったから」

 

 

「あと二ヶ月で二人に勝てるように仕上げたいんだ」

 

「お前ら誰と戦って誰に勝つって?」

 

「私はうちのママこと高町なのはさんにノーハンデマッチで勝ちたいって」

 

「俺はフェイト・T・ハラオウン執務官にノーハンデマッチで勝ちたいって」

 

「なに考えてんだお前らはぁぁぁぁぁ!!」

 

「ノーヴェうるさいよ…」

 

「あの人達あれだぞ?世界人口全部で「ケンカ強い順」に並べたとしてもかなり上位に来る人だぞ!?」

 

「そ、そんな物騒な!」

 

「なんでもありの試合ならまだ勝てる気はしないけど……」

 

「やるのはリングとルールのある試合」

 

「私達がやってきた事の集大成 しっかり仕上げてぶつかれば勝てない事はないと思う」

 

「ミウラさんへのリベンジと憧れた人との一騎打ち」

 

「俺は今までできなかったアインハルトさんとの真剣勝負に一番最初に憧れを抱いた魔導師との一騎打ち」

 

「だからお願いしますコーチ!一緒に戦おう!」

 

 

 

 

 

その後インターミドル都市本戦の試合など様々なイベントがあったが着々と用意は進んでいった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『というわけでフェイトちゃんも付き合って~!今練習場にいるから!』

 

「うん まあ大丈夫なんだけど……」

「流石にちょっと気が早くない?」

 

『え~そんなことないよ~だって…』

 

 

 

 

 

 

 

「だって あの子達が本気で私たちに勝ちに来てくれるんだよ? 」

 

「私たちも全力全開《ベストコンディション》でいないとね~!」




ここまで読んでくださりありがとうございました!
ついに始まりました戦技披露会編
練習過程全部すっ飛ばして本番行っちゃいます
一体マリーさんに何をお願いしたんだー(棒)
実は世界観GODのほぼオリジナルの話を考えてたりします
評価感想待ってます!
それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第38話

雑ですけど、どうぞ


戦技披露会への参加が決まったその後

それぞれがそれぞれの思うように過ごした

 

 

ヴィヴィオはミウラさん用の新技開発してたり

 

惜しくもインターミドル都市本戦から敗退してしまったミウラさん

 

1回戦を勝ち抜き、2回戦の相手はジークさんだった

 

その後はヴィヴィオと走り込みをしている光景もあった

 

 

 

俺は正直言ってしまうとアインハルトさん問題のせいで割と心中穏やかではなかった

 

U15(アンダーフィフティーン)での活動を決めたアインハルトさんはその月から大会に出場し始めた

 

1回戦からU15チャンピオンとの戦いだったり戦技披露会に自分も出ることを忘れてるんじゃないかって思うくらいにはハイペースだった

 

 

一方俺は地球に入り浸った

 

ザンバーの大剣は今までそこそこ戦ってきてある程度自身はあるがフェイトさんに勝つためにあることの特訓に来た

 

母さんの実家高町家では剣術をやっていて、それを学ぼうという訳では無いが剣を習いに行った

 

小太刀二刀流の使い手であるためピッタリだった

新しく追加する形態で俗に言う双剣を使う予定なのだ

 

 

管理外世界にそんな頻繁に行ける訳では無いので木刀を借りて隠れて振り回したりしていた

もっともやっていたのはそれだけではないが

 

 

俺達が行う試合は総合競技ルールだ

シューターだろうがバインドだろうが使いたい放題

 

4分4ラウンド3ダウン魔法制限なし

 

俺達双子が実力をフルに発揮できる条件だ

 

 

今までヴィヴィオとアインハルトさんの試合は格闘だけの縛りがあったものばかりだった

インターミドルでヴィヴィオは紙一重の試合で負けた

アインハルトさんは鉄腕を見た時のフラッシュバックで暴走気味だったから仕方なかったと思う

俺に至ってはほとんど何も出来ていなかったと感じている

ダメージは 与えていたが決定打に欠けた

 

 

 

でも今は違う

あの時よりも確実に強くなった

俺の中にまだ消えずに残っている残っているアレもいる

デバイスの強化もお願いした

新しく策も考えてきた

 

 

後は自分自身がやれることをやるだけ

 

 

 

 

 

試合は午前と午後共に2試合

 

これはあくまで初めに勝てればの話

 

 

午前1回戦 高町ヴィヴィオVSミウラ・リナルディ

 

午前2回戦 高町シルヴァVSアインハルト・ストラトス

 

午後1回戦高町なのはVS高町ヴィヴィオ

 

午後2回戦フェイト・T・ハラオウンVS高町シルヴァ

 

 

1回戦

ヴィヴィオはインターミドルのリベンジマッチになる

 

俺に至っては初めて戦う

 

お互いにお互いの手の内は分かっている状態

 

後は純粋な実力勝負になるだろう

 

 

2回戦にいたってはどうしようもない

今まで憧れていた存在と

格闘技を始めてから初めて戦う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして 戦技披露会当日

 

 

 

今年一番と言っても過言ではないだろう俺達の大勝負の幕が

 

 

 

 

開けようとしていた




ここまで読んでくださりありがとうございました!

ヴィヴィオVSミウラとヴィヴィオVSなのははいつぞやのヴィヴィアイの試合みたいにしようと思ってます

セリフ一切無しの地の文オンリー

主人公の試合は……まぁ…うん……頑張ります!

それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第39話

ミッドチルダ南西部 航空武装隊 第四演習場

 

 

『本局武装隊名物「戦技披露会」!』

『それは武装隊の隊員たちが鍛えた戦技を披露する一大イベント!』

 

 

『今年も管理局所属の魔導師や騎士たちが技と魔導を次々と披露しております』

 

 

『そしてここからは特別プログラム!』

『みなさまおなじみ航空戦技教導隊 第五班の名物コンビ』

 

『高町なのは一尉であります』

『ヴィータ二尉です』

 

『幼馴染みとも言えるほどに長い付き合いのお二人!』

 

『不本意ながらな』

 

『仕事で若手を育てる一方プライベートでも若い魂を育てております』

 

『高町一尉は双子の姉弟高町ヴィヴィオさんに高町シルヴァさん!!』

 

『二人とも名門魔法学校に通い無限書庫の最年少司書というエリートな双子はママ自慢の姉弟!』

 

『一方のヴィータ二尉は自宅で行っている格闘技道場の愛弟子!』

 

『ミウラ・リナルディさん! 師匠であるシグナム一尉や守護獣ザフィーラ氏も一緒です!』

 

『この三人は大会でも活躍するエリートファイターで仲良しでライバル!』

 

『エース・オブ・エースの魂を受け継いだ少女 高町ヴィヴィオ!』

 

『夜天の守護騎士に鍛えられた少女 ミウラ・リナルディ!』

 

 

『まもなく試合開始です!』

 

 

先程の説明はあながち間違ってない

シルヴァは頻繁に八神道場に出入りしていてミウラとも仲がいい

それでもインターミドルの舞台で直接戦っているヴィヴィオの方がライバルという関係に当てはまるだろう

 

 

この二人にとってはインターミドル以来の勝負

一緒に練習したりもしたがやはり二人はライバルなのだ

 

 

ルールの確認中八神司令が到着したが進行は続く

 

 

試合開始のカウントが始まった

 

ヴィヴィオは軽くステップを踏んでいるがミウラは逆に体勢を低くしていた

 

試合開始のゴングが鳴った直後

 

「ロケット……点火!」

 

────ミウラが突撃した

 

 

インターミドルで多用した突撃 ロケット

 

急接近からの飛び蹴り

ヴィヴィオは防いだがミウラの鉄槌から旋空牙の連続攻撃によりダウンを取られてしまった

 

『ダ…ダウ────ン!ヴィヴィオ選手ダウンです!』

 

『開始と同時に怒涛のラッシュ!ミウラ選手の豪快な打撃が炸裂しました────!』

それはまるでインターミドルでのお返しと言わんばかりだ

インターミドルではミウラがヴィヴィオに開始直後ダウンを取られている

 

『さぁ ヴィヴィオ選手立てるか…!?』

 

「(来るだろうなって思ったのに…反応しきれなかったし威力を殺しきれなかった)」

 

「(やっぱり凄いな……ミウラさんは────)」

 

すぐさまヴィヴィオは立ち上がり再び試合は始まった

 

そもそもミウラは1ラッシュ程度で倒せるなんて思ってない

 

ある程度距離が状態から始まりヴィヴィオはステップを踏んでいるがミウラは少しずつ距離を詰める

 

 

一発の打撃音

 

 

受けたのは

 

 

 

 

 

 

ミウラだ

 

 

ミウラ本人もそうだが実況も分かっていない

 

ミウラはすぐに防御の構えをとる

 

ヴィヴィオのジャブがミウラに襲いかかる

 

ヴィヴィオが放っているジャブはフリッカーと呼ばれる

 

拳を下げた構えから鞭のようにしならせて打ち込むジャブ

 

発射点と軌道が読みにくいのに加えヴィヴィオの速さと当て勘が加われば強い武器になる

 

数発のうち1発がミウラのガードの合間を縫って直撃

 

これにはミウラも後退する

 

 

そして相打ち覚悟で前に出るが直撃を食らう

 

そして追撃に左を繰り出す

 

そして相打ち覚悟でミウラも左を繰り出す

 

が、ヴィヴィオはフェイントを使った

ミウラの拳は、止められない

 

そしてミウラにアクセルスマッシュWが炸裂した




ここまで読んで下さりありがとうございました
更新出来なかったなぁ…
戦闘描写苦手だもの仕方がない
まとめようかと思ったけど分けます
それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第40話

『ダ、ダウ────ン!』

『ジャブの連打をくぐり抜けてきたミウラ選手に狙い澄ましたようなカウンター一閃ッ!!』

 

『二閃やで』 『二発だな』 『二回叩いてるよー』

 

『し 失礼しました!速すぎてわからなかったんです!』

 

それはそうだ

アクセルスマッシュはその名の通り拳を加速させる効果がある

 

並の動体視力では見切るのは難しい

 

 

 

 

 

「(笑ってる場合じゃないんだけど…ヴィヴィオさんとの試合は…)」

「(ミウラさんとの試合は…)」

 

 

「「((やっぱり楽しい!))」」

 

 

 

って思ってたりするんだろうなーあっちのふたりは

 

 

『さぁミウラ選手もダウンから復帰!』

『双方ともに1ダウン!ここからの展開は…!?』

 

これでダウンは同じになった訳だが再開早々ヴィヴィオがフリッカーで先手を打つ

しかし直撃は初撃だけでその後はガードされるがミウラは守りに徹して動けないでいた

そこから更にフリッカーの速度を上げたヴィヴィオだがミウラはそれを避けしゃがみこむと懐に潜り込む

抜剣 鎚牙によりヴィヴィオの腹に一撃、更に紫電による追撃をするもそれは防がれる

 

ヴィヴィオはそれで一旦下がるがミウラは距離を詰めラッシュをかける

 

ヴィヴィオは的確にそれを防いでいくが

抜剣 四天星煌「烈風」によりこじ開けられてしまう

そこをミウラが見逃すはずもなく星凄刃を繰り出しヴィヴィオをダウンさせた

 

すぐさまダウンから復帰する

直撃に見えたが直前に首を捻って衝撃を逃がしていたからあれだけ早く復帰できたのだろう

 

それからはフリッカーでミウラを牽制し懐に入らせないようにして試合を進めていった

 

そしてゴングが鳴る

 

今、第一ラウンドが終了したのだ

 

ポイントはダウンを二回とったミウラが有利だが次のラウンドもヴィヴィオが流れをつかめればどうにもなるだろう

 

第2ラウンドが始まってすぐにミウラはラッシュをかけるがヴィヴィオはそれをかわし続け隙をついてカウンターを繰り出すが反撃をくらってしまう

それを繰り返しラウンド2も終了した

 

恐らくこのラウンドで決着がつくだろう

ラウンド3開始直後抜剣で流れを持っていかれた

カウンターを狙うがクリーンヒットはない

 

インファイトで戦うため低く構えたヴィヴィオを待っていたのは

蹴りあげによる隙をつく反撃を狙った

踵落とし 抜剣 轟龍

 

ガードもできない状況だった

ヴィヴィオはダウンをとられた

 

カウントが7まで進んだ時ヴィヴィオは立ち上がった

それはもはや本能で立ち上がってるようなものでまともに戦える状態などではなかった

ダウンから復帰したヴィヴィオにミウラはラッシュをかける

その中で大振りの攻撃も含まれていた

本来ならカウンターを決めに行くところだが脳を揺さぶられた状態ではそんなことは出来ず直撃

2度目のダウンとなった

 

 

 

何とか立ち上がったヴィヴィオに…いやその場にいた全員に聞こえてきたのはヴィヴィオを応援する声

眠っていたはずのイクスヴェリアが目を覚ましたのだ

それからヴィヴィオは完全に戦意を取り戻した

 

会場はヴィヴィオの応援ムードだったがミウラはそこまで気にならないようだった

 

試合は再開される

 

ミウラが距離を詰め迎撃のアッパーが炸裂した

フリッカー連打

ミウラは距離を詰めるが迎撃される

 

そして攻撃に魔力を全振りしたアクセルスマッシュクアドラプルが直撃し

ミウラはダウンした

 

 

すぐに復帰し試合は再開され

 

双方決めに来た

 

ミウラは抜剣 四天星凄 百輝の型

ヴィヴィオは セイクリッドディフェンダー フルドライブ

 

ミウラが攻めヴィヴィオが迎撃

 

そしてダブルカウンター

 

二人共笑顔だ

 

ミウラは鉄槌 流星 星凄刃

 

インターミドルでヴィヴィオが届かなかったコンビネーション

ミウラは蹴り足に魔力を全振りした

よけられたら…次はない

頭を狙ったその蹴りは

 

頭を下げてよけられる

 

そして無防備になったミウラにアクセルスマッシュが炸裂する

それも一度ではないこの試合で使用してきたクアドラプルの4回を超え6発のアクセルスマッシュが直撃した

 

防御に魔力を回せなかったミウラはダウン

 

カウントが流れる中ミウラは立ち上がり…

カウント10になった時彼女は座り込んだ

 

この瞬間高町ヴィヴィオの勝利が決定したのだ

 

 




ここまで読んでくれてありがとうございます!
Detonation始まりましたねー
一ヶ月ぶり位の更新です
次回からエキシビション第2回戦
高町シルヴァVSアインハルト・ストラトス
やっていきます
次回の更新は未定!
それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第41話

私は勝ったよ…シル…

ああ、見てたよ


今度は…俺の番だ





頑張って下さいねシルヴァさん

応援してるからね

あぁ…とりあえずしっかり休めよ二人共


 

 

 

 

 

 

 

 

『さぁ前半戦熱い戦いを繰り広げた両選手に惜しみない拍手が送られます!』

 

『続きましては第2試合!高町シルヴァ選手とアインハルト・ストラトス選手の試合です!先ほどのように熱い試合は見せてくれるのでしょうか!』

 

 

『高町一尉、両選手について何か一言お願いしてもよろしいでしょうか?』

 

『はい、まずシルヴァですがあの子もヴィヴィオと同じように格闘技に向いてはいませんでした。』

 

『と、言うと?』

 

『あの子もヴィヴィオのように打たれ強い訳では無いんです。せいぜいヴィヴィオよりはと言うくらいで…それでもあの子は自分のやり方を見つけて鍛えてきました。』

 

『やはり自身の子の成長を見られるというのは楽しみだったりするんでしょうか?』

 

『そうですね。アインハルトちゃんの方なんですがヴィヴィオとミウラちゃんの関係と同じようにとても重い一撃が特徴でシルヴァとは真逆と言えて、相性が悪いようにも感じます』

 

『過去の試合を見ていてもヴィヴィオ選手の様なカウンターをメインにしているという訳ではなく素早い動きで攻撃される前に倒すと言った戦い方をしていますからね』

 

『ですからその様な相手とどのように戦うのか楽しみですね』

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────────

 

 

集中しろ───

 

 

君には私がついている、安心したまえ

 

 

黙れ集中してるんだ引っ込んでろ

 

 

おいおいそりゃあないだろう今まで苦楽を共にしてきたって言うのに

 

 

俺はそんな事を頼んだ覚えはない

 

 

まぁ、今回が最初で最後だからな。許してやるさ

 

そーかよ

 

 

しかしまぁこんな大舞台でクラウスの子孫と戦うことになるとはなぁ。それにリッドの子孫も見に来てるときた。

姉が勝利をもぎ取ってきたんだ勝利を奪い取りに行こうぜ我が子孫よ

 

結局お前はなんで出てこれたんだヴィヴィオにはそんな気配微塵もなかったのに

 

んー詳しくはわからんのだよ私も

 

は?

 

恐らくは血の問題だろうなそれも個体差と言うべきものだ

 

個体差?

 

そうだ。 クローンを作ったとしよう、それで全く同じ人間が出来るか?答えは否だ。

そうでなければこの場に立っているのはお前ではなくこの私だ、と言うよりお前はこの世界に存在してはいないだろう?

 

 

それもそうだけど…っとそろそろ時間か

 

お前にはやれることをやってきたつもりだがそれでも完全ではないのは分かっているな?

 

当然だろ

 

クラウスの子孫と戦える機会を得る度にこうしてきたがまさか覇王流の技をある程度とはいえ使えるようになるとは流石の私でも予想外だったぞ…

 

 

そのおかげで鉄腕の威力を十分に発揮できるから結果オーライだけどな

 

お前とは十年の付き合いか

 

自覚したの今年だけどな

 

それは言うな相棒

 

誰が相棒だ誰が全く…

 

はっはっはっはだが、しっかり集中出来ていたしいい感じに緊張もほぐれただろう

 

 

狙ってたな?

 

 

さぁ、どうだろうな

 

 

 

「んじゃあ、まぁ…勝ちにいこうぜ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・

シルヴィエ」

 

 

 

 

 

「安心しろ、お前ならばそう簡単には負けはしないさ

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・

シルヴィア」

 

 

 

 

 

 

 




ここまで読んでくれてありがとうございます
次回からは最初で最後のアインハルト戦行ければいいなと
僕僕の方をメインで進めている感じなので更新は遅れると思いますが楽しみにしている人のため、頑張っていきたいと思います
それではまた次回お会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第42話

VSアインハルト・ストラトス開戦


「こうして戦える機会は多かったですが

実際に本気の勝負をするのは今回が初めてですね。シルヴァさん」

 

「ほんとに」

 

毎回ヴィヴィオに譲ってたし

 

 

『さぁ、エキシビション第2回戦!

高町シルヴァ選手VSアインハルト・ストラトス選手の1戦。今開戦です!』

 

試合開始のゴングがもうすぐ鳴る

 

 

 

 

最初は私にやらせてくれないか?シルヴィアよ

 

お黙りシルヴィエ。後でシルヴィアじゃないからな俺の名前はシルヴァだ

 

 

どちらも同じだ。それで?変わってくれるか?

 

俺の試合だからな?俺がやるよ最初は

 

という事は私にも出番があるのか?

 

もしもの時はな

 

それならば大人しくしておこう

 

 

 

 

「どうかしましたか?」

 

「いや、試合開始だ」

 

試合開始のゴングが鳴った

 

「その構えは!?」

 

「分かってるくせに」

 

今俺は覇王流の構えをとっている

 

 

 

無論今まで使えたわけではなかったので使ったことは無かったが軽く動揺させるには十分

 

「まずは一撃っ!」

 

接近して蹴りを加える

そんなものが通るわけもなく防がれる

 

「甘いですよ」

 

「これくらいやってもらわなきゃなぁ」

 

拳でラッシュをかける

 

「あなたらしくないですね、こんな戦い方っ!」

 

だったら切り札を切らせて見せろ!

 

防がれ続けた結果このままでは行けないと判断し下がる

 

「はっ!」

 

掌底が繰り出されるがかろうじて避ける

が、体制が崩れ

 

「ガッ!?」

 

決定的な隙、確実にもらうと思っていた

しかし崩れた体制から蹴りを放ち阻害する

 

お互い下がり様子を見る

 

「今の動きは…」

 

「んー久しぶりの外の空気だ、素晴らしいね」

 

「シルヴァ…さん?」

 

やっぱりと言うべきかあの体制から対応できたのはお前のせいか

 

「しっかりとついてこい覇王の子孫」

 

「何をいって !?」

 

「ここから先は私が相手だ」

 

ちゃかっり入れ替わって何言ってるんだお前は

 

久しぶりなのだから多少遊んでもバチは当たるまいよ

 

これ俺の体!わかってんのか!?

 

まぁまぁそういうな

 

この試合中に出すつもりだったけどこんなに早くになるなんてなぁ…

 

 

 

────────────────

 

そんな、まさか!? ありえない!?

 

 

あの雰囲気、あの仕草 そしてあの姿

 

覇王の記憶で何度も見てきた

 

 

 

「シルヴィエ…」

 

 

「ご明察」

 

何で…シルヴァさんは彼のクローンだ

いくら記憶を見たと言っても姿はともかくその雰囲気や癖 仕草まで完璧にコピーできるわけが無い

 

「お前もシルヴィアのようにクラウスの記憶を見たならわかるだろうが。私は強いぞ」

 

シルヴィアというのは恐らくシルヴァさんのことを言っているんだろうけど…

 

「シルヴァさんはどうしたのですか…」

 

「シルヴィアならここにいるさ」

 

と、頭を小突きながら言う

 

「まぁ私が出ているあいだは私としか会話できないが生きているから安心したまえ」

 

 

「では、そろそろ行くぞ」

 

 

 

 

────────────────────

 

少々おしゃべりが過ぎたか

 

 

いやしかし挙動の一つ一つが懐かしい

 

 

「あなたはっ!一体なにが目的なんですか!」

 

私は攻撃を仕掛けられながら問われる

 

「強いていえば最期に世界を見てみたかった。かな」

 

 

「世界?」

 

「そうだ、クラウスの記憶を見ているならしっているだろう。ベルカの空を」

 

毎日灰色の空だった。それがなんだ長い時を経て今やこんな青空の下で戦えるのだ

 

 

「私たちがゆりかごを使ったあとの世界というのも見てみたかった。それが一度に出来るんだ」

 

 

 

「こんなに嬉しいことはないっ!」

 

「ぐぅっ!」

 

 

ああ、生きてるって素晴らしいと思うよシルヴィア

 

そうかよ

 

流石にお前の体だからな、いつまでも使っていては迷惑だろう

 

だったらさっさと消えろ

 

手厳しいねぇ。じゃ、一旦引っ込むぞ

 

 

 

アインハルトさんを蹴り飛ばした後で俺の意識は戻ってきた

それと同時にバリアジャケットも変化させる

 

「流石に驚いたかな…」

 

「シルヴァさん…ですよね」

 

「今はね」

 

 

さて、シルヴィエと俺の二重人格的なお披露目が終わったところで

 

 

「アインハルトさん」

 

「っ!はい!」

 

「こっからは俺達が相手だよ。鉄腕解放!」

 

 

 

 

 

 

 

 

『あ…あれは何でしょうか?』

『突如シルヴァ選手の手と足が 魔力で包まれたかと思ったら何やら装甲のようなものが出てきましたが…』

 

 

 

この反応は当然だ。

これはあの時無限書庫にいた人しか知らないから

 

 

 

「武装完了」

 

 

 

「それを使うのですね」

 

「当然でしょ あんたに対抗するにはこれしかないからな」

 

 

さぁ、続きと行こうか

 

 

 

 

 




戦闘は相変わらず苦手の一言
この願いの続きも作成中
忙しいですね
同時進行してる人とかすごいと思いますね
それではまた次回お会いしましょう


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第43話

戦いは苛烈を極めた

鉄腕を装備した状態だと

足りない攻撃力が補えるのだ

 

「重いっ…」

 

「俺はこんな所で負ける訳には行かないんだよっ!」

 

一方的な展開とまではいかないがアインハルトがなかなか反撃に移れなくなっている

 

「覇王…」

 

 

 

「空破断!」

 

 

アインハルトは攻撃の隙を付き距離を離すため空破断を放った

 

地面を削りながら進む空破断は距離を離すのに十分な威力を発揮した

 

 

「やっぱり強いなぁあんた」

 

「そちらこそ」

 

シルヴァは鉄腕を使った時点でアインハルトを速攻で倒す気で打ち込み続けていた

しかしわずかな隙をついて空破断を使われたのだ

 

「少し昔の話をしよう」

 

「?」

 

「それは600年ほど前のこと」

 

 

少しだけ小さな光が浮かび上がっている

話している間に変身魔法が構築されていく

 

「かつて聖王とともにシュトゥラにやってきたシルヴィエは覇王クラウスと共に鍛錬をこなしていた」

 

「それは知っています」

 

『完了したよシルヴィア』

 

 

了解と、そう心の中で答える

 

 

 

「昔話はここまで、こっからは最期の戦いだよ」

 

シルヴィエの姿再び変身し戦闘再開

 

「その姿になにか意味はあるのですか!」

 

「これは私の最期のワガママだよ!」

 

「なんですって!?」

 

シルヴィエがシルヴァの中にいられるのは長くないだからこそこうして意識を入れ替えてまで出てきて戦っている

 

「私は最後に見たかった!戦いたかった!この青い空の下で親友の子孫と!」

 

「それであなたの望みは叶ったのですか?」

 

「あぁ…私は満足だよ。待っててくれたまえ、私はもう消えてしまうだろうから」

 

「そうですか…」

 

「なにか伝えたいことはあるかい?オリヴィエやクラウスに。あの世があるとは思えないけど一応ね」

 

「いえ、いいです」

 

「そっか」

 

 

 

 

 

 

 

意識が…戻ってくる

 

もうシルヴィエの存在は感じられない

 

『ありがとう…シルヴィア…いや、シルヴァ 我が子孫』

 

最後に…そう言われた気がした

 

 

「あの…シルヴァさん?」

 

「もう…大丈夫だよ。アインハルトさん、決着をつけよう」

 

 

「…はい!」

 

 

そのまま距離を詰め互いに拳を突き出す

拳どうしをぶつけ合って

決して直撃は喰らわない

ダウンさせたりもしない

 

短い時間であっても二人の時間は充実していた

 

だがそれも終わりを告げる

2人の体力が切れつつあった

 

「次の一撃で決めてやる…!」

 

「受けて…たちます…!」

 

 

 

 

最後の一撃2人が選んだのは、同じ技だった

 

「「覇王っ!」」

 

 

「「断空拳っ!」」

 

 

拳が迫る 回避も、防御もしない

確実に決めに行ったその一撃は

双方直撃 クロスカウンター

それでも2人は倒れなかった

今にも倒れそうな程フラフラで

それでも勝ちへの執念で立ち続けていた

 

 

 

「っ!おおぉぉぉぉぉっ!」

 

「はあぁぁぁぁ!」

 

そしてまた拳を突き出す

 

 

「覇王!」

 

アインハルトは断空拳を再び

 

 

「一閃、必中!」

シルヴァはヴィヴィオと共に鍛えてきた加速の一撃

 

「断空拳!」

 

「アクセルスマァァァッシュ!!」

 

 

2つの拳が交錯する

 

勝者は────

 

 

シルヴァだ

 

 

 

顎にクリーンヒットしアインハルトの体は浮かされた

 

直後、無意識の一撃

 

遠ざかる意識の中アインハルトはシルヴァの顎に蹴りを直撃させた

 

 

判定は、双方ダウン

 

残りカウント10

それまでに先に起きた方が勝者となる

 

 

カウント9

 

 

双方動かない

いや、動けないのだ

 

カウント8

アインハルトが起き始めた

 

カウント7

 

シルヴァも起き出したが動きが鈍い

 

カウント6

 

双方体を動かそうとしているがダメージでそれどころではないようだ

 

 

カウント5

 

少しづつ動かし続け

2人は同時に立ち上がった。しかし、そこまでだ

 

 

カウント4

 

アインハルトが笑みを浮かべた

それに対しシルヴァも笑みを浮かべている

 

そして──────────

 

 

 

決着がついた

 

アインハルトが膝を折り倒れ込んだのだ

 

 

 

湧き上がる歓声

しかしそれは耳には届かない

 

シルヴァはそのまま倒れ込み意識を失った

 

 

 

 

──────────

 

 

勝ったんだね、シル

 

 

モニターで試合を見ていたヴィヴィオはそれを確認してモニターを消した

いくら休憩が挟んであっても少しだけでは疲れは抜けきらない

 

 

それでも二人とも全力で戦い次にはさらなる強敵との戦いが待っている

 

 

 

目を覚まさないシルヴァを横目に見ながら栄養補給を済ませたヴィヴィオはその瞳を閉じ眠りについた



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第44話

目が覚める

 

すごい歓声が聞こえる

 

「ん…」

 

『お目覚めですか?マイマスター』

 

「ルインス…」

 

眠っている間も手に握っていた愛機から声がした

 

「ヴィヴィオと母さんの試合は…?」

 

何しろこの完成だ決着は着いている可能性がある

 

『先程決着が着きましたよ。ヴィヴィオ様の勝利です』

 

 

「休憩中もずっと寝てたのか…」

 

正直見たかった試合のひとつだった

もしもの時のためにルインスに録画データを送って貰えるように母さんに話をしてもらっている

 

『次はあなたの番ですよ、行けますね?』

 

「ん、ちょっと寝すぎた感じがしなくもないけど問題ないよ」

 

 

 

もうあの声は─────聞こえなかった

 

シルヴィエの存在は、感じ取れなかった

 

 

 

 

──────────

 

 

 

『特別エキシビション第1戦!高町親子の対決はなんとなんとヴィヴィオ選手が勝利を収めました!』

 

『続きまして2回戦!高町シルヴァ選手とフェイト・T・ハラオウン執務官の対決です!』

 

 

 

 

 

 

「(凄いな…ヴィヴィオは。まさかなのはを倒しちゃうなんて)」

 

 

どちらもダウンしていてヴィヴィオは気を失っていた

それでもヴィヴィオはなのはより先に立ち上がり勝利を手にしたのだ

 

 

『おっと、ここでシルヴァ選手が控え室で目を覚ましてこちらに向かっているようです!』

 

 

 

 

すでにフェイトは特設リングの上で待っていた

 

『今、シルヴァ選手がコーチと共に入場です!』

 

 

 

──────────

 

 

「ノーヴェはヴィヴィオらについててあげて」

 

「いいのか?」

 

「あいつの試合、ずっと寝てたからね。試合の報告は起きた時にしてやりたい」

 

「そうか、わかった。悔いなくやってこいシル!」

 

「当然!」

 

俺達は拳を合わせ別れた

 

 

 

 

「時間は大丈夫だよね?」

 

「バッチリだよ」

 

上と下、実力的にもそうだ

フェイトさんは上で待機しているし

俺は下で構えている

 

 

「シルヴァ、行けるよね」

 

「当然だろ?セットアップ!」

 

 

『バリアジャケットの最適化を行います。Stand by Ready』

 

 

─精一杯やりたまえ、私の力とともに─

 

そう、シルヴィエの声が聞こえた気がした

 

たちまち身体は成長したかのように大きくなり

ジャケットが展開された

 

「これは…」

 

「あのバリアジャケットは一体…」

 

最適化された新たなバリアジャケットは鉄靴と鉄脚の装甲、鉄腕が標準装備されている

 

装甲があるにもかかわらず動きに支障はない

 

「どうしたルインス、急にこんなことして」

 

『ご先祖様からのギフトですよマスター』

 

「シルヴィエからの…」

 

『この試合限定の特別なものですが』

 

 

『先程の試合ともまた違うバリアジャケットのシルヴァ選手!まもなく試合開始です!』

 

 

 

 

「シルヴァ…気合十分って感じだな…」

 

「フェイトさん!俺はあんたを倒してもっと強くなる!」

 

 

「うん、いいよ。シルヴァの全力、見せてみて!」

 

 




次回試合です

そうそうに決着つけるつもりで書くので短いかもですが

それではまた次回お会いしましょう


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第45話

「はあぁぁぁぁ!」

 

 

試合開始直後シルヴァは距離を詰めに行ったがそれを簡単に許すフェイトではない

 

 

「簡単には当たらないよ!」

 

「そんなことはわかってるけどね!」

 

 

『PhotonSphere Three photonlancer fifteen』

 

フォトンスフィアを3つ展開したシルヴァは15発のランサーを放つ

 

「フォトンランサー!」

 

迎撃のためにフェイトもスフィアを形成する

 

「「ファイア!」」

 

同時に発射された同じ数の槍は全て直撃し相殺したかに思えた

 

『Defenser』

 

「くっ!」

 

僅かにフェイトのランサーの方が固く数発相殺しきれなかったようだ

 

それに対処したまでは良かった

だが目の前にフェイトはいない

 

「しまった!」

 

「そこっ!」

 

背後にはデバイスを鎌形態にしたフェイトがいた

 

「アクセルッ!」

 

シルヴァを捉えたかと思われた刃はアクセルスマッシュによりそらされた

しかしそれは直撃を回避しただけだった

 

 

 

「(なんか、こういうの懐かしいな)」

 

フェイトはシルヴァと戦いながら昔の、なのはと出会ったばかりの頃を思い出していた

 

なのはは話がしたい

 

シルヴァは勝ちたい

 

ひとつの目的に向かってひたむきに努力して戦っていたあの頃

 

「ルインス!モードセイバー!」

 

「(いけない、集中しないと)」

 

シルヴァの一言で意識を思い出から戻したフェイトは驚いた

 

 

剣の形状が全く違う

フェイトのザンバーと同じ見た目をしていた剣は片手剣サイズになっていて魔力刃も細身の剣のようにになっていたのだ

 

 

「(これが勝利の策一つ目!当たらないなら範囲攻撃で当てる!)はあぁぁぁぁ!」

 

 

「その距離なら、当たらない!」

 

『energywave』

 

 

直後魔力が波のような形で飛んできた

 

「なっ!?」

 

不意をつかれたため直撃を受ける

 

 

「凄いな…バルディッシュ、ライオットブレード」

 

『yessir』

 

そして剣での戦闘が始まる

 

 

そして何度打ち合ったわからなくなってきた頃のことだ

 

「予想以上に成長してて親としては嬉しいよシルヴァ」

 

「それはどうもっ!」

 

 

「でもこれはどうかな!」

 

「っ!?バインド!?いつの間に…」

 

いつの間にかライトニングバインドを仕掛けられていた

バインドに捕らわれたシルヴァは動けない

その隙を見逃すわけがなくフェイトは決めにかかる

 

「行くよ、シルヴァ。フォトンランサー・ファランクスシフト!」

 

「なんっ!?」

 

 

次々と形成されて行くスフィアに対しシルヴァは対抗手段を持っていなかった、前までは

 

 

『PanzerGeist』

 

全身を覆うように展開される防護魔法

それでもないよりはマシという程度だが障壁を展開しある魔法を発動させ魔槍の嵐に備える

 

「打ち砕け!ファイア!!」

 

 

 

降り注ぐ魔力弾を受けながら思い出す。

それは10年も前の記録

我が母高町なのはとフェイト・テスタロッサの、最初で最後の本気の勝負

 

決めてになったのは集束砲撃 ブレイカー

 

攻撃に難のある自分はヴィヴィオと一緒に足りない部分を補う技術を生み出そうと

 

そしてある魔法を完成させた

 

ヴィヴィオはどんな攻撃もと防ぎきる程の局所的防御魔法セイクリッド・ディフェンダー

 

それに対しこちらは砲撃魔法

ディバインバスターよりも強力などんな相手も飲み込むほどの砲撃を

 

防御に全力を注いでいると嵐がやんだ

全弾打ち尽くしたのだ

 

 

 

「これで…」

 

 

「ロック…」

 

 

勝利のための仕込みは終わる

 

 

「バインド!でもシルのなら」

 

「させねぇよ」

 

『Divine Buster』

 

高密度に圧縮したディバインバスターを放つ

 

「!?お、重い…」

 

弾丸のように障壁を削り続ける高速砲はファランクスを撃ったあとでもバインドを解除する余裕を与えないほどの威力を持っていたのだ

 

 

もはやシルヴァは魔力切れ寸前こっからの攻撃手段で決め手になるのは一つだけ

 

 

バスターが爆発し周りに煙が立ちこめる

 

煙が晴れた頃にフェイトは違和感を覚えた

シルヴァのスタイルなら煙に紛れて攻撃してきてもいいはずなのだ

 

 

それが…ない

 

 

 

自分より上の位置に強大な魔力反応

 

「まさか!っバインドが!」

 

バインドが重ねがけされたのだ

 

上を見上げるとそこには、巨大な虹があった

 

 

 

「うけてみてフェイトさん。これが今まで俺達がやってきたことの全て、努力の結晶!」

 

「まさか、集束…砲撃…」

 

 

「(全くそっくりだなぁ、でも)」

 

そう、初めて本気で戦った時もバインドで動けなくて、こうやって最後にブレイカーが飛んできた

 

「親としてはこんな所で負ける訳には行かないんだよね!」

 

片腕だけバインドを外しシールドを5重に展開する

あの時は何も出来ず無抵抗で食らったけど

10年も経っていたら同じ失敗はしない

魔力は少ないけど何もしないよりはマシだ

 

「最後の一撃、受けて立つよシルヴァ!」

 

 

「一閃必中!」

 

 

「セイクリッド…」

 

「ブレイザ──────────!!!」

 

 

放たれた砲撃はフェイトを障壁ごと吹き飛ばした

そこまで高度はなかったので大きな怪我はなかった

魔力はほとんど残っていないが

 

一方のシルヴァはブレイザーを放ったあと大人モードが解除され地面に墜落していた

 

どちらもダウン判定でカウントが進む

 

カウント残り5

 

「まだ…やれます!」

 

頭から少量血を流していたがシルヴァは立ち上がったのだ

 

 

フェイトは先程のダメージかなかなか立てないでいた

 

そして─────

 

カウントが終わった

 

ヴィヴィオ同様にシルヴァは判定勝ちだが

執務官相手に勝利を収めたのだ

 

フェイトは終わった直後に立ち上がることが出来た

血を流しているシルヴァを心配していたが

 

 

 

『ここでシルヴァ選手に話を聞いてみましょうか!今の気持ちはどうですかシルヴァ選手!』

 

 

「はぁ…はぁ…」

 

 

『あのー?シルヴァ選手?』

息を整えているものかと思われたが違った

 

 

直後 シルヴァは気を失ったかのように倒れた

 

その後の検査では魔力の使いすぎで寝ているだけだという

 

 

こうして二人の聖王の末裔は自分自身のライバルと、親相手に勝利を収め

戦技披露会は幕を閉じた




ここまで読んでくれてありがとうございます
もうすぐ完結
この作品にお付き合い頂いた皆様本当にありがとうございます
完全後付け設定なのですがこの作品同作者の二次創作のどれかと同じ世界なのです
ですのであるオリ主が登場しませんでしたが存在しているのです
それではまた次回お会いしましょう


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

エピローグ

試合を終えた翌日の朝

 

聖王姉弟を待っていたのは全身を襲う筋肉痛だった

 

「うぅ……全身が痛い…」

 

「しんど……動きたくねぇ…」

 

爆睡していたため気づかなかったが同じベットに寝かされていたようだ

いつもなら恥ずかしいとか多少は思うが今は筋肉痛のせいでそんなことを考える余裕は、ない

 

 

 

試合で戦った2組の親子は

ごくごく普通に仲良し親子に戻っていった

 

今日はみんなでのんびり過ごせそうです

 

 

 

翌日 月曜日

 

ヴィヴィオ、シルヴァが寝落ちしたあとはみんなで練習していたようだ

 

 

 

そしてその後

アインハルト相手に試合の申し込みが来た

対戦相手はかつてアインハルトが大会の試合で破ったチャンピオン エーデルガルト・バルカスだった

 

 

 

 

アインハルトは自分に起きている異変に気づき始めていた

 

ついこの間のエキシビション

シルヴィエがシルヴァの体を借り自分と戦った

それ以前にもアインハルト同様に過去の記憶を体験していたことがあった

 

しかしその話を聞いたことがあった

今までも無意識のうちにシルヴィエと会話したり記憶を見ていたことがあったらしい

しかし次第にそれも薄れていってあの試合を最後に記憶を見ることもシルヴィエと話すことも出来なくなったという

 

その話を聞いてアインハルトも何となく察していた

アインハルト・ストラトスとしての時間が充実すれば、その分過去の、クラウスの記憶は消えていくと

だから、彼女はそれらを書き留めておくことにした

オリヴィエ、シルヴィエ、リッド、クロゼルグ

暗い戦乱と悲運の中で懸命に生きていた人たちがいたことを皆が、自らが忘れずにいられるように

 

 

そしてアインハルトはワールドランカーの資格を手に入れチャンピオンとの試合の時を迎えた

 

 

その試合でアインハルトはチャンピオンにKO勝利を収めた

 

 

その試合がきっかけか

身体の痛みと勝利の証 チームの仲間

鮮明に残る昨日の記憶と引替えに

 

彼女の中から、覇王の記憶は

 

 

 

 

 

もう何もかも消えてしまっていた

 

 

 

 

自分は、彼が望んだ覇王流の強さに少しは近づけただろうか

 

そんなことを考えながら、彼女は新たな1歩を踏み出した

 

 

 

 

そして時は移ろい

小学五年生となった

 

 

 

 

アインハルトがU(アンダー)15のチャンピオンに勝利を収めてから彼女はテレビの取材やら忙しい日々を送っていた

 

親しい人物としてチームナカジマのメンバーも取材を受けたりもした

 

 

そして先月、ノーヴェは自分のジムを持った

スポーツジムと格闘技ジムが一緒になったジムで団体登録しているのはミウラを含めたチームナカジマのメンバーだ

 

 

 

進路についても悩んだ時もあった

 

ヴィヴィオもシルヴァも格闘技に打ち込んでいくのは変わりなかった。

 

が、決定的に違う点がひとつだけ─────

 

 

 

 

 

──────────

 

 

 

「うらぁっ!」

 

渾身の蹴りが大柄な男に決まり男は動けなくなった

 

 

「うぐっ…この…っ」

 

言葉に詰まる男には虹色の刃(・・・・)が突きつけられていた

 

 

「時空管理局嘱託魔導師 高町シルヴァです」

 

「今大人しく投降すれば、あなたには弁護の機会があります」

 

 

 

 

 

新たな1歩を踏み出し

 

 

今を懸命に生きている

 

 

 

 

 

 

 

これは数奇な運命を課せられた

 

聖王と覇王、そして聖剣士と呼ばれた

 

 

 

 

王たちの末裔の鮮烈な物語だ。

 

 




ここまで読んでくれてありがとうございます

最後はダイジェストみたいになってしまいましたが無事に
魔法少女リリカルなのはvivid もう1人の聖王の末裔の物語
本編完結でございます!
この作品を楽しんでくださった皆様
これからもこの作品そして、私のほかの作品もよろしくお願い致します

それではまた別の機会にお会いしましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。