吸血鬼系転生者の異世界生活 #FT編 (yura0726)
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プロローグ

「ん、着いたみたいだよ。レミィおねーちゃん」

「そうみたいね。咲夜」

「何でしょうかお嬢様。」

「館の外の様子を調べてきてちょうだい」

「かしこまりました。」
咲夜は時間停止をして周辺探索にでた。

「美鈴は今までどうり門番をお願い」

「かしこまりー!」

「パチェと簪はあの神が言っていたギルドについて調べてきてちょうだい」

「分かったわ。」
「はーい」

「フランとステラ、余接と楯無は……まぁパチェたちと咲夜が戻ってくるまで待機よ。」

「ちぇー」
「ん、わかった。」
「りょうかいよ。」
「おっけー」





「ただ今戻りましたお嬢様。」

「おかえり咲夜。どうだった?」

「どうやら紅魔館はフィオーレ王国のマグノリアという街の端の方にあるようです。あと妖怪などの人外はいませんでしたが、魔法使い、彼らは魔道士と言っていましたね。まぁ魔法使いがそこらじゅうにいました。」

「そう。お疲れ様。パチェたちが帰るまで休んでていいわよ。」

「かしこまりました。」








「レミィ、戻ったわよー」

「ただ今戻りました。」

「おかえりなさい。なにか分かった?」

「とりあえずはい、これ」⊃

「これは?魔道士ギルドを正式に作るための必要事項が書いた紙と評議員に提出する書類よ。」

「そう。必要なものは?」

「いくつかあるわよ。
一つ目、建物、まぁ紅魔館でいいわね。
二つ目、初期メンバー、今紅魔館にいる人達の名前をかけばいいわ。レミィはマスターね。
三つ目、ギルドの名前、これは後でみんなで考えましょう。
四つ目、ギルドマーク、これもみんなでね。
ここまではいいかしら?」

「ええ。大丈夫よ。え?私がマスターやるの?」

「他に誰がやるのよ。」

「そ、そうね。私がやるわ。」

「ギルドの名前はどうするの?レミィおねーちゃん。」

「そうねー、他のギルドはどんな名前なの?」

「そうね、妖精の尻尾(フェアリーテイル)青い天馬(ブルーペガサス)幽鬼の支配者(ファントムロード)なんかが有名所ね。他にもたくさんあったけど。」

「そうねー……ステラ?なにかない?」

「じゃーシンプルに[紅の吸血鬼(スカーレット・ヴァンプ)]とかどう?」

「「本当にシンプルね」」

「だめ?」

「レミィよりはきっとマシだろうしそれでいいわ。」

「ちょっ!?何よそれ!」

「じゃあどんな名前を提案するつもりだったのかしら?」

「[最強の「却下」ちょっ!」

「次にギルドマークなんだけど、ちょっと私が書いてみたわ」

【挿絵表示】

「月に逆十字架に吸血鬼の羽。いいんじゃない?」

「「「「「意義なーし!」」」」」

「じゃああとは提出するだけね。」




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第1話

「さて、一通り書き終わったから私は提出してくるけどみんなはどうする?」

「わたしはそうねぇ、近くに魔道士ギルドってある?」

「妖精の尻尾があるわね」

「ならマスターとして挨拶に行かないとね」

「ん、ステラもついてく」

「私も行くよ!お姉様!」

「簪ちゃん、わたしたちはどうする?」

「軽く街を見て回りましょうか」

「そだね」





「ここが妖精の尻尾ね。入るわよ」

「「おじゃましまーす!」」

「ちょっ!?早い!」

「あら?新入りさんかしら?」
銀髪の綺麗な女性に話しかけられた。

「えと、はじめまして。ステラはステラ・スカーレットです。」

「私はフランドール・スカーレット、よろしく!」

「私はレミリア・スカーレットよ。今回は所謂お隣さんへのご挨拶、みたいなものよ。マスターはいるかしら?」

「ええいるわよ。あ、私はミラジェーン、よろしく!ちょっとまっててねー」



「ふむ。お主らがお隣さんか?ワシは妖精の尻尾のマスターのマカロフじゃ。よろしくの」⊃

⊂「ええよろしく。近いうちに出来るギルド、紅の吸血鬼のマスターのレミリア・スカーレットよ。」

「なんと!その年でマスターじゃと?」

「失礼な!これでも私は500歳を超えてるのよ?」

「なんと!しては二人もそうなのか?」

「私はフランドール・スカーレット。約500歳だよ。」

「ステラはステラ・スカーレット。まだ0歳だよ。」

「なんというか……この歳にもなって驚くことがあるとはのう。ま、これからメンバー含めて仲良くしてくれると助かる。」

「こちらこそお願いするわ」

「ただいまー!!!!」

「ナツ、ハッピーおかえりなさい」

「てめぇ!!!火竜の情報ウソじゃねぇかっ!!!」

バキャッ「うごっ」
ドカッ バキ 「ぎゃふっ」 ゴスっ「てめ……ナツ…」
ドカーン

「なんというか騒がしいギルドね。」


「な……なによコレ……まともな人が一人もいないじゃない……」

「あらぁ?今度こそ新入りさん?」

「ミ…ミラジェーン!」

「あ…ある止めなくていいんですか?」

「いつもの事だから放っておけばいいのよ♡」

「あららら…」

「それに ガンッ ぱたっ
「それに…たのしいでしょ?」ダラー

(怖いですーー!)


「あら?楯無に簪じゃない。なんでこんな所に?」

「あ、レミリアさん。ここの魔道士に連れてこられて」



「あんたらいい加減に……しなさいよ……」

「アッタマきた!!!!」

「ぬおおおおおっ!!!」

「困った奴らだ…」

「かかって来い!!!!」


「魔法!?!?」

「これはちょっとマズいわね」

「そこまでじゃ」
巨人化したマカロフが叫ぶ
「やめんかバカタレ!!!!」

「でかーーー!!!」

ピタ ピタ ピタ

「だーはっはっはっ!みんなしてビビりやがって!!
この勝負は俺のかぴゃー!」グチャ

「む、新入りかね?」

「は…はい…」

「ふんぬぅぅぅ……」

パクパクパク

プンプンプンプン
「ちっさっ!?」

「よろしくネ」


「トウ!!」シュタ

「まーたやってくれたのう貴様ら。見よ評議会から送られてきたこの文書の量を」

「まずは…グレイ」

「あ?」

「密輸組織を謙虚したまではいいが…
その後街を素っ裸でふらつき挙句の果てに干してある下着を盗んで逃走。」

「いやだって裸はまずいだろ」

「まずほ裸になるなよ」


「エルフマン!
要人警護の任務中に要人に暴行」

「「男は学歴よ」なんて言うからつい……」


「カナ
経費と偽って酒場で飲むこと大樽15個しかも請求先が評議会」
「バレたか」

「ロキ…
評議員レイジ老師の孫娘に手を出す。タレント事務所からも損害賠償の請求がきておる。」
「…」

「そしてナツ」ハァ
「デボン盗賊一家壊滅するも民家七件壊滅
チューリィ村の時計台倒壊
フリージアの教会全焼
ルピナス城一部損壊
ナズナ渓谷観測所崩壊により機能停止
ハルジオンの港半壊」
(本で読んだ記事はほとんどナツだったのね)

「ほかにもアルザック、レビィ、クロフ、リーダス、ウォーレン、ビスカ…etc」

「貴様らァ…ワシは評議員に怒られてばかりじゃぞぉ…」

「だが…
評議員などクソくらえじゃ」

「理を超える力はすべて理の中より生まれる 」
「魔法は奇跡の力ではない」
「我々の内にある気の流れと」
「自然界に流れる気の波長があわさり」
「初めて具現化せれるのじゃ。」
「それは精神力と集中力を使う
いや 己が魂全てを注ぎ込む事が魔法なのじゃ」

「上から覗いてる目ん玉気にしてたら魔道はすすめん
評議員のバカ共をおそれるな」

「自分の信じた道を進めぇい!!!!
それが妖精の尻尾の魔道士じゃ!!!!」


「「「「オオオオオオオオオ!!!!」」」」

「あーそれと」

「へ?」

「今日は客が来ておる。お隣さんじゃ!」
二階の手すりに乗っているマカロフの近くにレミリア達があつまる。

「あー、こほん。はじめまして妖精の尻尾の魔道士。近々出来る魔道士ギルド、紅の吸血鬼のマスターのレミリア・スカーレットよ。今回はこれからよろしくという挨拶に来たわ。よろしくね」

「私はフランドール・スカーレット。よろしく!」

「ステラはステラ・スカーレット。よろよろー」

「カンザシです。よろしくお願いします。」

「カタナよ。よろしく」

「貴様らぁー!!新たな友を祝して、宴じゃー!!!!」

「「「「「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」」」」」









FTの世界では、簪と楯無の名前はカンザシとカタナとなります。


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第2話

夜 妖精の尻尾
「で?なんでカンザシとカタナはここにいるのかしら?」

「えっとね―――



「あはははははっ!!!やりすぎー!」


「ねぇ簪ちゃん、この世界の人って外のベンチで雑誌読んであんな大笑いするのかしら。」

「きっと危ないひとなんだよ。かかわらないでおこ。」

「そうね「ちょっと待ちなさいよ!」」

「誰が危ない人よ失礼ねぇ」

「普通の人は外であんなに大笑いすることはあまりないと思う。」

「た、たしかにそう「へぇー……君…妖精の尻尾にはいりたいんだー」火竜!?」

「いや~探したよ……君のような美しい女性をぜひ我が船上パーティーに招待したくてね」

「は、はぁ!?」
「いっておくけどあたしには魅了はきかないわよ」
「魅了の弱点は「理解」…それを知っているひとには効かない。」

「やっぱりね!目が合った瞬間魔道士だとおもったよ。いいんだ、パーティーに来てくれれば。」

「「てか…だれ?」」

「おや君たちも可愛いねぇ。良かったら名前を聞いてもいいかな?」

「……村人Kよ」

「……とんぬらです。」

「うそだろ!?君たちの名前は知らないけどそれが本名ではないのはわかるぞ!」

「お姉ちゃん、この人ツッコミの才能あり」

「そうね。……かーなーりあやしいけど。」


「有名な魔道士とはおもえないおバカさんね」

「待ってよ!
君たち…妖精の尻尾にはいりたいんだろ?」

「……」ピタ
「「別に」」

「妖精の尻尾の火竜って聞いたことない?」

「ある!!!」

「あんた妖精の尻尾の魔道士だったの!!?」

「そうだよ。入りたいならマスターにはなしとおしてあげるよ」

「素敵なパーティーになりそうね♡」

「わかりやすい性格してるね…君…」

「ほ…本当にあたし妖精の尻尾に入れるの!!?」

「もちろん。そのかわり魅了のことは黙っといてね」

「はいはーい♡」

「それじゃパーティーであおう」

「了解であります♡」


「は!!!擬似魅了してたわ!!」
「妖精の尻尾に入れるんだー!!!やったー!!!」

「お姉さん、騙されてる。」

「そういえばあなたなんなのよさっきから!」

「私はカンザシ。紅の吸血鬼の魔道士」
「私はカタナ。同じく紅の吸血鬼の魔道士よ。あなたは?」

「紅の吸血鬼……聞いたことの無いギルドね。あたしはルーシィ。で、騙されてるってどういう事かしら?」

「さっきの男、誘拐犯と同じ目をしてたわ。」

「そうかしら?たしかにいけ好かない奴だったけど。ま、多分大丈夫よ!」タッタッタッタッ

「いっちゃった。」

「そうね。」


そして夕方頃


「ぷはぁー!食った食った!!」「あい」


「ねぇお姉ちゃん、火竜の船ってあれかな?」

「ほんとにあんなのが妖精の尻尾の魔道士なのかしら。」

「多分あそこにルーシィさんいるよね」

「でしょうね」

「おい!!」
「「ひぃ!?」」

「今の話本当か?」

「なに?って火竜の話?」

「あとルーシィの話だ」

「ええ、そうよ。あなたは?」

「俺は妖精の尻尾のナツ。火竜のナツだ!」

「つまり、本物の火竜?」

「おう!」

「じゃ、一緒にいきましょ?あのニセ火竜を殴りに。ついでにルーシィさんも」

「おう!でもどうやっていくんだ?俺はハッピーがいるけど。」「あい!」

「私たちは飛んで行けるわ。」

「そうなのか!?すっげー」

「じゃ、行くわよ。と言ってもカンザシちゃんだけで十分だと思うけど。」




そして飛んで行って
ナツが船の上に落ちていった。


バキッ ズシィン
「ひ…昼間のガキ!!?」

「ナツ!!?」

「おぷ…駄目だやっぱ無理」ぐてぇ~~
「えーーっ!!?カッコ悪!?」

「なんだこりゃ一体!!?
なんで空からガキが降ってくるんだ!?」

「ナツさんだけじゃない。」
「わたしもいるわよ。」

「あん時の!?何故ここに!?」

「カンザシ!?カタナ!?なんでここに!?てかどうやってとんでんの!?」

「「ハァだから言ったのに」」

「うぅ、ごめんなさい」

「 ルーシィなにしてるの?」

「ハッピー!?てかあんた羽なんかあったっけ?」
「細かい話はあと!逃げよ」
ハッピーはルーシィを尻尾で掴んで空に逃げる。

「ナツはどーすんの!?」

「2人は無理」「あら…」


「ルーシィ聞いて」

「何よこんな時に!」「変身解けた」

「クソねこー!!!」ザパァン「やったか!?」

(鍵は……あった!浅いとこでひっかかっててくれた♡)


ぷはっ「いくわよ『開け!宝瓶宮の扉!!!アクエリアス!』さあアクエリアス!あなたの力でふねを岸まで押し戻して!」

「ちっ」

「いまちって言ったかしらあんたー!」

「うるさい小娘だ。ひとつ言っておく。今度鍵落としたら殺す」ギロ

「ご、ごめんなさい」


「オラァッ」
アクエリアスは船をルーシィごと岸まで流す

「あたしまで一緒に流さないでよオオオッ!!!」


「ルーシィ、意外と凄い?」

「そうね。行きましょ」




「オレは妖精の尻尾のナツだ!!!おめえなんか見た事ねえ!!!!」 「な!!!」「え?」

「ナツが妖精の尻尾の魔道士!?」


「おめぇが悪党だろうが善人だろうが知ったことじゃねぇが、妖精の尻尾を騙るのは許せねぇ『火竜の鉄拳』!」
火竜の顔面にナツの拳がめり込む。

「そっから先は私にやらせて。」

「カンザシ!」

「偽火竜『動くな』」

「んな!!動けんぞ!」

「え?」

「『爆ぜろ』」
火竜は爆発する。しかしさすがは火の魔導士、なんとか耐えたが
もぐもぐ がぶ もぐもぐ

「はぁ!?」

「ふぅ。ご馳走様でした」

「お姉ちゃんと、同じ魔法?」


「な、なんだこいつは!?」

「食ったら力が湧いてきた!!!」

「ボラさん!!オレァこいつみたことあるぞ!!」

「はぁ!?」

「桜色の髪に鱗みてぇなマフラー…間違いねぇ!コイツが…本物の…火竜!!」

「よーく覚えておけよ
これが妖精の尻尾の…」

「魔道士だ!!!!」


「火を食べたり火で殴ったり…これ…魔法なの!?」

「ナツの魔法、滅龍魔法!!!イグニールがナツに教えたんだ」

「滅龍魔法……すごいけど…やりすぎよオオ!」


「この騒ぎはなにごとかねー!?」

「軍隊!!」


「やべ!!逃げんぞ」

「「なんで私まで!?」」
ナツはルーシィと簪の腕を掴んで走り出す。

「だって妖精の尻尾(オレたちのギルド)はいりてんだろ?」

「うん!!」

「私違うもん……」

「カンザシちゃーーん!?」


―――てことがあったの。」

「そう。大変だったのね。」

「そう言えばカンザシ!」

「な、なに?」

「お前、俺の魔法見た時『お姉ちゃんと同じ魔法』って言ってただろ?どういうことだ?」

「カンザシちゃんの姉は私よ。で私の魔法のことだったかしら?」

「おう。お前も火を食えるのか?」

「無理よ。」

「じゃあどういうことなんだよ」

「私の魔法はたしかにあなたと同じ滅龍魔法。だけど属性が違うのよ。私は水の滅龍魔道士よ。」

「じゃあカタナ?あなたもその魔法は龍に習ったの?」

「へ?竜殺しの魔法を龍が教えるの?」

「オレはそうだぞ。お前は違うのか?」

「違うわよ。」

「なぁ、イグニールがどこにいるか知らないか?」

「知らないわよ。ステラなら知ってるかも」

「ほんとか!?」

「多分ね。ステラちゃーん!」

「はーい。なにかな?たっちゃん。」
ステラはナツやルーシィ、簪や刀奈が囲んでいるテーブルにスキマを開いて顔だけだす。

「うおっなんだお前」

「ん、初めまして。紅の吸血鬼のマスターの妹のステラ・スカーレット、0歳です。」

「え、0歳なの!?」

「ん、まだ産まれて数ヶ月。」

「で?なんの用」

「そうだったステラちゃん、ナツさんの探してるイグニールっていう龍がどこにいるか分かる?」

「うん。まぁ分かるよ」

「ほんとか!?どこにいるんだ。」

「教えてあげない。」

「なんでだ!」

「今は彼、絶対に会えないところにいる。」

「どこだよそこ!」

「ハァ。じゃあヒントだけあげる。」

「ほんとか!?」

「うん。コホン、今もあなたを見守りながら守ってくれてるよ。誰よりも近いところで。」

「どういう事だ?」

「これ以上はいえない。でもまぁいつか絶対に会える。これは保証する」

「そうか。」


「さて、ステラ。」

「なに?レミィおねーちゃん。」

「そろそろ帰るわよ。」

「はーい。じゃあまたね。ナツさん、ルーシィさん。」

「またね。」

「またいつか会いましょ。」

「ばいばーい」ノシ

ステラたちはスキマで紅魔館に帰って行った。




これから一気に飛びます。


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第3話

フェアリーテイルの世界にステラたちが来て数ヶ月が経った。
紅の吸血鬼はたくさんのS級クエストや、それ以上の難易度をほこる10年クエストや100年クエストを片っ端から成し遂げ、ギルド設立数ヶ月でフィオーレ王国でもトップクラスのギルドとして名を馳せる異常なギルドとなっていた。

「ステラ?」

「何?レミィおねーちゃん。」

「闇ギルドの六魔将軍(オラシオンセイス)というギルドを知っているかしら?」

「うん。六魔将軍のギルドの傘下をいくつか潰したおぼえがあるよ。」

「そう。その六魔将軍何だけどね?私たちが討つことになったわ。」

「どういうこと?」

「先日の定例会で六魔将軍が動きを見せている事が議題にあがってね。無視は出来ないという事になって、どこかのギルドがそいつらをたたく事になったのよ。」

「ステラはそいつらを潰して来ればいいの?」

「いいえ、違うわ。今回のことで5つのギルドが同盟を組むことになった。」

「ほむほむ」

「5つのギルド、妖精の尻尾(フェアリーテイル)蛇姫の鱗(ラミアスケイル)青い天馬(ブルーペガサス)化猫の宿(ケットシェルター)、そして紅の吸血鬼(スカーレットヴァンプ)が各々メンバーを選出して力を合わせて奴らを討つ。」

「ん。りよーかーい。」

「それでなんだけど、今回は余接を連れて行きなさい。」

「ちょっ、お嬢さ「何かしら?」うぅ(私の抱き枕が…)」





青い天馬(ブルーペガサス)マスターボブの別荘
既に青い天馬の四人、
蛇姫の鱗(ラミアスケイル)から三人、
妖精の尻尾から四人+一匹
が到着していた。

「これで三つのギルドが揃った。残るは化猫の宿の連中だ。」

「連中というかどちらからも一人だと聞いてまぁす」☆*。

「こんな危険な作戦に1人だと!!?」

「ちょ…ちょっと……どんだけやばい奴が来るのよ~」


タッタッタッタッバタッ「きゃあっ」ステーン

「「……」」

「痛ぁ…
あ、あの…遅れてごめんなさい。
化猫の宿から来ましたウェンディです
よろしくお願いします!」

「子供!!?」「女!?」「ウェンディ……」

「これであとは紅の吸血鬼だけだな」「話し進めるのかよっ!!」

「この大掛かりな討伐作戦にこんなお子様一人をよこすなんて… 化猫の宿はどういうおつもりですの?」

「あら 一人じゃないわよ、ケバいお姉さん」「シャルル着いてきたの!?」

「当然よ。あなた一人じゃ不安でしょうが ズトーン なに?」

ズトーン ズトーン ズトーン ズドーン

「ちょっと!!?近づいてきてない!?」

全員外に出て原因を探ることにした。

「なんなのかし ズーンッ ケホッケホッ……一体何?」

「おや?ボク達で最後みたいだよ。ステラ」

「ん、そうみたいだね。」

「ス、ステラ!?」

「あ、ルーシィ久しぶりー
えーと、遅れてごめんなさい。紅の吸血鬼から来たステラ・スカーレットです。少し前に1歳になりました!」

「また子供!?本当にどういうおつもりですの!?」

「それに一人と聞いていたが?そちらは?」

「ボクは全員とはじめましてだね。ボクは斧乃木余接。よろしく。」

「一人だと聞いていたが伝達ミスか?」

「そんなことないよ。それとも君たちは死体を一人と数えるのかい?ボクは百年使われた人間の付喪神。今はステラの式神だよ。」

「ウェンディに紅の吸血鬼の二人、君たちは戦えるのか?よければどんな魔法を使えるのか教えてくれ。」

「私…戦闘はぜんぜんできませんけど、皆さんの役に立つサポートの魔法いっぱい使えます。」

「ボクは、まぁそれなりに戦えるよ。魔法は使えない。」

「ステラは魔法は全く使えないけど、負ける気はないよ。」

「「んな!?」」


「あの二人…なんという危険な香りだ…
ただものでは無いな」☆*。

「気づいたか一夜どの。あれはわしらとは違う」


「ステラ殿」

「なに?自己紹介もよろしく。」

「私はジュラ、聖十大魔道の一人だ。私と手合わせ願えないか?」 「ジュラさん!?」 「そんなことをしては!!?」

「ん、いいよ。手加減したげるから本気で来な!」


「ではっ!岩鉄柱!」

最初は受けてあげようかな?
ステラはジュラの技を真正面から受ける。

「ステラっ!!」「ストップだえと…ルイージさん?」
ステラに駆け寄ろうとするルーシィを余接は止める。

「ちょっと!!?ステラがどうなってもいいの!?あと私はルーシィよ!」

「そいつは失礼。大丈夫だよ。ほら」
煙がはれるとそこには上半身がなくなったステラの下半身が立っていた。

「「「きゃーーー!!!?」」」
女性陣が悲鳴をあげる。

グチャ ズチュ ニュル
ステラの下半身から上半身が服と一緒に生えてくる。

「ふう。」

「な、なんだよあれ。本当に魔法を使えないのか!?」

「ステラは吸血鬼。それも最上位だ。あの程度じゃ死なない。」

「吸血鬼?それっておとぎ話とかに出てくる…」

「ステラはそんなのとは格が違う。」


「じゃ、今度はこっちから。『記録 エピソード』」
ステラの近くに巨大な十字架が現れる

「そーっれ!」
ステラは十字架をジュラ目掛けて投げ飛ばす。

「む、岩鉄壁!!!!」
ジュラは岩で分厚い壁を作り出し防御する
ドゴーン ザス

十字架は壁を貫通し、ジュラの頬を掠って地面に突き刺さる。
「ハァハァ…参った。降参だ。」

「うそ…だろ…ジュラさんが負けるなんて…それもあんなガキに」

「いやいや。人間がステラの上半身を吹き飛ばしたんだよ?十分に強いよ。ふぁ~ぅ」

「そうか。」


「さて、全員揃ったようなので私の方が作戦の説明をしよう」☆*。

「ここから北にいくとワース樹海がひろがっている。古代人たちはその樹海にある強大な魔法を封印した。
その名は ニルブァーナ」

「?」

「聞かぬ魔法だ」

「ジュラ様は?」

「いや…知らんな」


「古代人たちが封印するほどの破壊魔法という事だけは分かっているが」
「どんな魔法かはわかっていないんだ」
「六魔将軍が樹海に集結したのはきっとニルヴァーナを手に入れるためなんだ。」

「我々はそれを阻止する為六魔将軍を討つ!!!!」

「こっちは14人敵は6人だけどあなどっちゃいけない。この六人がとんでもなく強いんだ」

「毒蛇を使う魔道士 コブラ
天眼のホットアイ
その名からしてスピード系の魔法を使うと思われるレーサー
心を覗けるという女 エンジェル
この男は情報が少ないのだかミッドナイトと呼ばれている。
そして奴らの司令塔 ブレイン」

「それぞれがたった一人でギルドのひとつくらいは潰せるほどの魔力をもつ。我々は数的有利を利用するんだ」

「あ…あの……あたしは頭数に入れないでほしいんだけど…」

「私も戦うのは苦手です」「ウェンディ!!弱音はかないの!!」

「安心したまえ。我々の作戦は戦闘だけにあらず。奴らの拠点を見つけてくれればいい。」

「拠点?」

「今はまだ奴らを補足していないが樹海には奴らの仮説拠点があると推測される」

「もし可能なら奴ら全員をその拠点に集めてほしい」

「どうやって」

「殴ってに決まってんだろ!」

「結局戦うんじゃない」

「集めてどうするのだ?」

「我がギルドが大陸に誇る天馬、クリスティーナで拠点もろとも葬り去る!!!!」

「魔導爆撃艇!?」

「てか人間相手にそこまでやる?」

「そういう相手なのだ。よいか?……戦闘になってま決して一人でたたかってはいかん。敵一人に対して必ず二人以上出やるんだ。」


「おしっ!!もえてきたぞ
六人まとめて俺が相手してやらァー!!!!」
「ナツ!?」「作戦聞いてねーだろ!」

「仕方ない行くぞ」

「うえ~」

「ったくあのバカ」


「妖精の尻尾には負けておられんな。行くぞシェリー」

「はい!!!」 「リオン!!シェリー!!」

「俺達も行くぞ!!」

「うん!」

「エンジェルかぁ♡」


「あわわわわ…」「ウェンディ行くわよ!!!!」


「おねーちゃん、おんぶ」

「はいはい。」

「スャーzzz」






「見えてきた!!!樹海だ!!」

「待てよナツ」

「やーだねーーっ」

「一人で先走るんじゃない」

「ちょっと…みんな…足速すぎ……」


「おお!!!!
魔導爆撃艇クリスティーナ!」

「すげぇ!」

「あれが噂の…天馬!!!」
ボン ボボン

「え!?」

「そんな………」

「クリスティーナが……!」

「落とされたァ!!!!」


「どうなっている!?」

「誰か出てくる…」
六魔将軍 が あらわれた

「六魔将軍!!!」

「うじどもが群がりおって」

「君たちの考えはお見通しだゾ」

「ジュラと一夜もやっつけたぞ」
「何!?」「バカな!?」

「動揺しているな?聴こえる」

「仕事は速ェ方がいい。それにアンタら…じゃまなんだよ」

「お金は人を強くするデスね
いいことを教えましょう、世の中金が全「お前は黙っていろホットアイ」」

「なんか眠っている人いるんですけど…」

「まさかそっちから現れるとはな」

「探す手間がはぶけたぜー!」

数秒後

「そいつの毒はすぐには死なねえ…苦しみながら息絶えるがいい」

「あ…ぁ」バタッ


「うぅ…」

「強え…」

「はァ、はァ」

「おのれ…」

「ゴミどもめ、まとめて消え去るがよい」

「な…なんですの?この魔力…」

「大気が震えてる」

常闇回旋曲(ダークロンド)っ!!!」
ブレインは魔法を止め、隠れていたウェンディに目をつける。

「…………ウェンディ」

「え?え?」

「どうしたブレイン」

「知り合いか?」

「間違いない、天空の巫女」

「天空の…」

「巫女?」

「なにそれ~」

「これはいいものを拾った。来い」
ブレインはウェンディをどこかにとばす。ハッピーをつれて。


「うぬらにもう用はない、消えよ!!!」
ブレインはもう一度魔法を発動する

「ふせろォーっ!!!」

――「岩鉄壁!!」
――「例外の方が多い規則」
ステラをおんぶした余接とジュラがブレインの攻撃を完全に防ぎきる。

「ジュラ様!!!」

「おお!(つるつる?)」

「すごいや!」

「ありがとう助かったよ。」

「あいつらは!?」


「いねぇ!!!くそっ!!!逃げられた!!!」

「完全にやられた」

「ウェンディ…」

「完全にやられた…」

「あいつら強すぎるよ」

「ジュラさん無事でよかったよ」

「いや、危ないところだった。」
ジュラの腹部から血が滲み出る。

「そのキズ…」

「今は一夜どのの痛み止めの香りと余接どのの包帯で一時的に抑えられてるが」

「皆さんにも私の痛み止めの香りを」☆*。

「いい匂い」

「痛みが和らいでいく…」


「あいつら~ウェンディとハッピーを…
どこだー!!!」

「ナツ!!!」

ギュッ「んが!」
シャルルが飛んでナツのマフラーをつかんで止める。

「羽!?」

「猫が飛んでる」

「これは翼っていう魔法。ま…驚くのも無理ないですけど「ハッピーとかぶってる」何ですって!!!」



「とにかくウェンディとオスネコのことは心配ですけど、闇雲に突っ込んでも、勝てる相手じゃないってわかったでしょう」

「シャルルどのの言うとうりだ。敵は予想以上に強い」

「それに」くいっ

!!
「エルザしっかりして!!!」「う…うあ…」

「そんな…痛み止めの香りが効かないなんて」☆*。

「エルザ!!!」

「ルーシィすまん…ベルトを借りる」「え?」きゃあっ

「な、何してんのよ…」

「このままでは戦えん」 ガシャン
「切り落とせ」

「馬鹿なこと言ってんじゃねぇよ!」

「わかった俺がやろう」

「リオンてめぇ!!」

「やれ」

「よせ!!!」

「今この女に死んで貰うわけには「ストップだ」…なんだ?ガキ」

「ステラならその毒を消せる」

「「本当か!」」

「うん。ステラーおきろー」

「うにゅ、おはよー。あれ?みんなどしたの?ボロボロ」

「今みんな一度負けてるんだよ。で、この女の毒をステラに消してもらおうと思って。ほら、心渡で」

「あーうん。いいよ。」


「とりあえず赤髪さん。その鎧脱げる?あと名前何?」

「…何をするつもりだ?エルザだ。」

「毒を妖刀 心渡で切り殺す。鎧を着てるとその鎧の能力まで死ぬ。だいじょぶ。隠すためのタオルくらいはだす。」

「ああ。わかった。」
エルザは鎧を脱ぎ、タオルをまく。

「さあ、やれ」
ステラはエルザの腕付近を何度も切り刻む。

「あ…」パタン
エルザが倒れる
「なんだ!?失敗か!?」
グレイがステラに掴みかかる。

「違う。一時的な魔力欠乏症」

「まずその長い刀はなんなの?」

「怪異を殺すための刀、妖刀 心渡。今回はエルザさんにかかった毒の魔法を殺した。魔力はその巻き添え。」


「さ、次はウェンディとオスネコの救出よ。」

「私はエルザの看病をしてるわ。」
ルーシィがエルザの看病をかってでる


「「「「「行くぞォ!!!!!」」」」」






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第4話

「ウェンディ、あなたがいるかも、って言って今回の作戦に立候補したのよ。」
ウェンディとハッピーを探すためにいくつかのチームに別れ、ナツとグレイ、シャルルにステラと余接が六魔将軍の拠点を目指して走っているとシャルルがナツに話し始める。

「どういう事だ?」

「ウェンディは天空の滅龍魔道士なのよ。そして天龍グランディーネを探してるの。」

「いなくなったのって7年前の7月7日か!?」

「さぁ。7年前とは言ってたわね。」

「ラクサスは!?」

「マスターが言ってたろ。ラクサスはちげえ」

「ステラのとこのえーと…カナタ?は!?」

「カタナ、ね。たっちゃんも違うよ。たっちゃんに教えたのは、正確には授けただけど神様よ。」

「「神っているのか!?」」

「何言ってるんだよ。身の前にいるじゃないか。」

「「「は?」」」

「ん、ステラは次期神様。あがめれ。」

「「「はぁ!?!?」」」

「吸血鬼が神って大丈夫なのか?」

「問題ない。ステラ以外にも一時的に吸血鬼が神として君臨したという事例も存在する。それとは格が違うけど。そもそも神だって一種の怪異だからね。怪異を司るステラは神になるにはもってこいの人材ならぬ鬼材なんだよ。」

「じゃあステラがそのカタナって子に滅龍魔法を教えたの?」

「ん、違うよ。それは先代。まだまだ現役だけど。」

「その神とかいうのはグランディーネの居場所を知っているの?」

「というかステラも知っていると思うよ。どう?」

「うん。まぁ、知ってる。教えられないけど。」

「そう。ならいいわ。」

「随分すぐ引くんだね。」

「ナツはたしかかなりしつこく聞いてたな。」

「うっせー!」

「それを聞くのは今じゃなくてもできるもの。今はそれどころじゃないわ。」



「それにしても…なんでこんなに死体が落ちてるのかしら。」

「ボク達が到着するのに遅れた理由だよ。六魔将軍の傘下の闇ギルドを一通り潰しておいた。」

「そういえば二人はどんな魔法を使うんだ?」

「言っただろう。ボク達は使えない。というかステラの場合魔力はあるけど使う気がない。」

「でもお前ら多分めちゃくちゃつえーよな。」

「ステラは吸血鬼、余接は付喪神だったかしら?余接は全く想像がつかないのだけど。」

「ボクが使うのは例外の方が多い規則。体の一部を肥大化させることで生じる衝撃を使ったりする。」

「それってじっちゃんの巨人と同じ…」

「ちがう。ボクは巨人化出来たりはしない。」





なんだかんだアジトに到着する。
途中レーサーと接触するもなにか喋る前に余接の例外の方が多い規則でどこかに吹き飛ばされた。

「ウェンディ!!ハッピー!!」

「ナァーーツーーー!!!」


「「…………」」

「なんだ…コレ…」

「そんな…!!!」

「ナツ~」

「うぅ…ごめんなさい…………」

「ジェ、ジェラール?」
そこには泣きじゃくるハッピーとウェンディ、そして青髪の青年がいた。

「「だれ?」」


「ごめん……なさ…
この人は私の…恩人…な…の」

「ウェンディ!!あんた治癒の魔法使ったの!!?何やってんのよ!!!その力を無闇に使ったら…」


「な…なんでお前がこんな所に…」
ギリッ「ジェラァァァァァァル!!!」
ナツはジェラールに炎を纏わせた拳で殴り掛かる。

ゴッ
ジェラールはナツを魔力で吹き飛ばす
「うああああっ」 「ナツ!!!」

「相変わらず凄まじい魔力だな、ジェラール」

ばっ
「なにっ!!!?」
ジェラールはブレイン足元を崩壊させ、奈落に落とす。










「ジェラール!!!!」

「あ、起きた。」

「どこだ!!!」

「もう行ったわ。」

「あんにゃろぉーーーっ!」

「ナツ。少し落ち着け。」

「でも!!!」

「まずはウェンディを連れて帰る事の方が重要だ。」

フルフル「……わかってんよ!!!!!」

「行くぞ!!!ハッピー!!!」「あいさ!!!!」

ハッピーがナツを、シャルルがウェンディをつかんで飛んでいった。

「置いてかれちゃった。」

「そうだね。」

「ああ。」

『グレイくん、ステラちゃん、きこえるかい?』

「この声は…」

「ん、なにこれ」

『僕だ…青い天馬のヒビキだ。』

「どこだ!」

『静かに!!敵の中におそろしく耳のいい奴がいる。』

『僕達の会話は筒抜けている可能性もある。だから君の頭に直接語りかけてるんだ。
さっきナツくんに繋がってね。今こっちに向かっている。君たちも一度こっちに戻ってきてくれ。道は大丈夫かい?』

「ん、問題ない。」





「さぁ。とりあえず戻ろうか。」

「とは言ってもどうするんだ?俺は全く道は分からんぞ。」

「おねーちゃん、お願い」

「たまにはステラがやってよ。」

「式神が主に逆らうとは…まぁいいけど。」

スキマオープン

「さーいこー」

「大丈夫なのか?コレ。かなり危なそうなんだが。」

「おねーちゃんよりもだいぶ安全。問題ない。」


「おお!本当に着いた。…どうした?お前ら。」

「どうしたじゃないでしょ!!なにあの怪しいの!敵襲かと思ったんだからね!」

「それはステラに言ってくれ。」


ガサガサ「――着いたー!!!!」

「ナツ!!!」

「どうなってんだ!?急に頭の中に地図が……何故グレイがここに!?置いていっちまったと思ったのに」

「ステラのおかげだ。…ステラ、あれはなんなんだ?」

「ん、ステラの能力。」

「「「能力?」」」
ナツとグレイとルーシィがハモる。

「魔法とは違うのかい?」

「違う。…とは言い難いけど違う。」

「どんな能力なんだ?」

「ん、境界を操る程度の能力。」

「境界?それって何が出来るの?」

「…例えば男と女の境界、生と死の境界、空間と空間の境界なんかを操れる。」

「どこら辺が程度なんだ?」

「だから…その程度なの。境界を操る程度のことしか出来ない。運命を操ることも、あらゆるものを破壊することも、時を操ることも出来ない。 」


「…うっうぅ」

「ウェンディ!起きたか!!!」

「ひっ」ズザザザ…

「ごめんなさい…私…」

「ねぇウェンディちゃん。それにみんなもだけど……結局ジェラールって誰なの?」

「ああ。それな「私が説明しよう」」

「エルザ!もう大丈夫なの?」

「ああ。魔力以外はもう平気だ。」


かくかくしかじか


「「それだけ?」」

「んな!?」

「だから…それだけなの?」

「それだけってだって…エルザは…ジェラールは…」

「だから?ルーシィさん。世界にはもっと辛い目にあった人がいる。もっと酷いことをする人もいる。そんな人達と比べたら、確かにジェラールって人がしたことは褒めらるものでは無いけど、それでもそれだけだよ。」

「そうか…ちなみにその私よりも辛い目にあったという人はどんな人だったんだ?」

「おねーちゃん、お願い」

「いや、儂が話そう。」「!?」
ステラの影からステラに似た金髪の女性が現れた。

「あ、おかーさん。」

「「「「「お母さん!?」」」」」

「これは別時空の儂と阿良々木暦という人間の話じゃ。」

「スルーなのね。」


~美人鬼説明中~


「なんというかその……」

「うえっうえっ…」ヒッググス

「ちなみにその鬼のお兄ちゃん、その後一人の少女を救うために世界を滅ぼしちゃったりしてる。」

「なにやってんのよ……」

「カカッ!それもまた、別時空の話じゃがの」

「……なんだよ…それ…そんなのよりエルザの方が…」

「どうだろうね。龍のお兄ちゃん。君にわかるのかい?同じ奴隷だった仲間に裏切られた人の気持ちが、化物になり、喧嘩もしたことの無いのに三人と殺し合い、自業自得とはいえ命の恩人と殺しあって絞りきった鬼のお兄ちゃんの気持ちが。」

「……わかんねぇよ!!!」

「ん、その通り。人は他人の気持ちなんか理解できない。」

「なぁ…二人には、何かないのか?」エルザが聞く

「「無い」」

「と言うよりも覚えてないね。」

「ステラなんてまだ一歳。語るような過去はない。」

「そ、そうか。」


「うえっうえっ…」ヒッググス

「ウェンディ!?まだ泣いてたの!?」

「だって~救われないなんて~」

「そもそも救われたいというのが間違いなんだよ。人は一人で勝手に助かるだけ。誰かが誰かを救うなんてことは出来ないんだよ。」

「厳しいのね」

「ん、そんなことない。普通だよ。エルザさんが、そのジェラールさんが言うところの仮そめの自由を得たのだってたまたま。人間だったステラがおかーさんと同じ能力と容姿をもつ純血の吸血鬼として産まれたのだってたまたま。運がよかっただけだよ。悪かった、かな?」

「え?ステラそれ初耳なんだけど。」

「儂は多少聞いとったが…ステラも儂とは違う意味で元人間だったのか?」

「言ってなかったけ?うん。ステラは元人間。覚えてないけど。」

「その……辛くないんですか…?」

「うん。断言出来る。」

「本当にそうなの?あたしはそういう所謂転生物の小説を読んだことがあるんだけど、そういう話の主人公ってだいたい前の家族とかが恋しくなるものだけど」

「だって覚えてないし。それに今の家族の方がだいじ」

「…そうなの。」
























だんだん原作と離れていきましたねー。このあとどうしましょう(´・ω・`)


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