仮面ライダーカブト~危機再来~ (Naveruzu)
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第一部~平和短命~
どうも、私はMr.都市伝説…じゃなくて作者の本条 信治です!いや~、都市伝説を見てたからつい出てしまいましたよ~。まぁ前書きが長くても仕方無いので、早速本編をご覧ください!それではごゆっくり~。
2007年
~渋谷区-とあるビル~
擬態天道「日和の事を頼んだよ。」
天道「…」
擬態天道「ハァァァァ!」
根岸「コノヤロー!」
ボガーン!
1999年からスタートしたZECTは、2007年にカブトとガタックがワーム(ネイティブ)を滅ぼした為、解散となった。しかし、ZECTの一員である人物が不満を募らせていた。
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2007年11月7日
~ZECT本部-指揮者室~
?「へ?ぜ、ZECTは終わり?」
俺の名は源 文治。ZECTの第二階級にいる隊員だ。加賀美リーダーから“解散だ”と言われたので抗議していた。
源「終わりって解散ですか?」
加賀美「そうだよ源くん。」
源「これでいいんですか?まだ生き残りがいるかもしれませんよ?」
加賀美「それには及ばない。もう滅びたのだから。」
俺は余りの危機の無能さにガッカリしていた。
加賀美「もう良いだろ、下がりなさい。」
源「…」
加賀美「源くん!気持ちは分かるが、もう脅威は去ったんだ!いつまでも続けるわけにはいかないだろう。さっ、いつまでも立ち尽くしてないで下がりなさい。」
源「…失礼いたしました…。」
加賀美リーダーに怒鳴られたので、仕方無くその部屋を去ることにした。しかし、ワームはまだいると思っているのは変わらなく、しばらく考えていた。
源「加賀美は馬鹿だ…もし、ワームが生き残っていたらまた再び人類の危機が来ると言うのに…」
俺はゆっくりと歩きながら考えた。しばらくすると有ることを思い浮かんだ。
源「(俺が秘かに組織を立ち上げるか?)」
そう思い浮かんだのだが、一旦無しにしてまたひたすら考えた。しかし、なかなかアイディアが出なかった。
源「…仕方無い、組織を結成することしか人類を救う道は無いか…」
俺はひたすら悩んで悩みまくった結果、ついに組織を立ち上げる事にしたのだった。
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2017年7月7日
~渋谷区-新渋谷駅~
加賀美「随分と変わったよな~。あの頃とは比べ物にならん。」
俺の名は加賀美 新。渋谷区の警官をやっているものだ。ワームからの脅威が去った後、渋谷は復興と共に大きく街が発展した。区の中心部に存在していたクレーターは消え去り、クレーター範囲(立ち入り禁止区域)にいた生き残りの人々は無事保護され、半分壊れていた渋谷駅はリニューアルされるなど、とにかく色々と街が変わっていったのだ。
加賀美「頑張って倒した甲斐が有ったよ。あの頃はマジで死にそうだった。」
俺がそう言って平和に感心していると、血だらけの住民が助けを求めてきた。
住民A「け、警官さん!」
加賀美「ど、どうしたんですか!そんな血だらけで…」
住民A「む、向こうに緑色の化け物が、人々を殺して…!」
加賀美「な、何?(ま、まさかワームか?)」
そう思った俺は、血だらけの住民から事情を聞いて直ぐに現場に向かった。
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~渋谷区-商店街~
?「おのれぇぇ!人間ども!」
俺の名はアフリマイワーム。あのワームの末裔さ。俺達ワームはこの日までの約10年間、身を潜めながら着々と数や殺害を繰り返していき、遂には18万もの勢力を取り戻した。
アフリマイワーム「俺達が公に出なかったからっていい気に成りやがって!」
?「まったく憎いですね。」
この俺に話し掛けたのは三回にも渡ってあの“英雄”と対峙して破れた先輩のカッシスワームだ。
アフリマイワーム「しかし、今や復讐するのに調度いい数になった!今こそ復讐のとき!」
カッシスワーム「野郎ども!あの憎い人間どもに見せつけてやれ!ワームの恐ろしさを!」
ワーム一同≪おぉ!≫
ここにいるワームの仲間達は皆一致団結をしていた。そりゃ当然だ、一時的に絶滅寸前にまで追いやった人間どもを憎んでいたんだ。そしていよいよ、あの人間どもに反撃する準備ができたのだ、さぞ嬉しいだろう。しかし、そんなすぐにバンバンと殺すわけにはいかない。何故なら人間どもには“マスクドライダー”が付いているからだ。
アフリマイワーム「マスクドの現在を伝えろ!」
ワーム1「はい!天道は海外へ行き旅行中。風間は相変わらずメイクスタッフ、矢車は闇の場所を放浪中、加賀美は街を守る警官、あとは不明です。」
カッシスワーム「随分と情報不足だな。」
ワーム1「す、すみません!」
アフリマイワーム「良いのだよ。俺達は仲間だろ?仲間割れは良くないぜ。」
カッシスワーム「そうだな。」
俺はそう言って鎮めると、早速マスクドライダーの討伐へと動き始めた。
アフリマイワーム「どんなマスクドライダーが来るんだろうなぁ!ハハハ!」
カッシスワーム「皆!気を引き閉めて人間どもを殺せ!良いな!」
ワーム一同≪おぉ!≫
住民B「や、やめてくれー!」
ワーム1「やなこった!」
グサリッ!
住民B「グアァァァァ!」
住民C「こ、このやろう!」
ワーム2「ハッ!」
ビシャァ!
住民C「く、クソオー!」
住民D「皆!早く逃げろ…グハァ?!」
アフリマイワーム「黙れ。」
俺達は次々と人間どもを殺しては、恐怖のどん底に追いやっていた。すると、白バイに乗ってこっちに向かってくる人を見かけた。
アフリマイワーム「おい!早速正義の味方が登場だぜ!」
カッシスワーム「馬鹿な人間だ…」
そう言ってやって来る人間の愚痴を言いながら到着するのを待った。
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~渋谷区-商店街~
加賀美「こりゃ酷い…」
俺は白バイに乗って現場に向かったが、そこには無惨に殺された住民達の遺体で転がっている状態だった。
加賀美「ゆ、許せない!」
そう言って周りを見渡す。すると、左側の奥に、緑色の化け物の集まりが見えた。
加賀美「あれは確実にワームだ。おのれ、俺達人間が平和に暮らしている間に力をつけたな?」
ブーンブンブンブーンッ!
加賀美「待ってろよ!ワームども!」
俺はそう口にすると、左側の奥に見えるワームの大群を見つめて白バイを動かした。
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-約10分後-
加賀美「待ちやがれ!」
ワーム1「おっ?来ましたよマスクドライダーが!」
アフリマイワーム「奴をぶっ潰せ!」
ワーム2「了解!皆!いくぜー!」
ワーム一同≪おぉぉー!!≫
加賀美「グッ!来る!」
俺はとっさに銃を構えて発砲したが、やはりやつらの装甲は硬い為、直ぐに弾き返された。
ワーム3「お前は何がしたいんだ?」
加賀美「ち、畜生!!マスクドライダーシステムが無いとこんなに詰むなんて…」
そう言って悔やんでいると、後ろから銃声が聞こえた後ろを向くと、何者かが立っていた。
加賀美「(な、何なんだ?コイツは…)」
ワーム1「誰だあれ。」
ワーム2「アイツは自分がヒーローだと思っている馬鹿だと思うぜ!」
ワーム3「なら潰してしまおうぜ!」
ワーム1「いいねー!おいそこのお前!生意気に銃を持ちやがって、さっさと逃げた方が良いんじゃないか?」
そうワームらに言われてもびくともしない謎の人物。ただ沈黙するだけだった。
加賀美「おい、何してんだ!早く逃げろ!」
?「…」
ワーム2「びくともしないぜ…」
ワーム3「なら先に潰そうぜ!良かったな、まずアイツから潰すから見てろよ。」
加賀美「や、やめろ!おい、お前は早く逃げろ!」
?「…邪魔な奴だ…」
ワーム1「何だと?」
ワーム2「ますます生意気な奴だ、早く潰してしまおうぜ!」
ワーム1「応!」
?「馬鹿だ…」
ワームらそう言って、謎の人物に向かって攻撃を繰り出した。すると、奴はワームらの攻撃を軽くいなした。
ワーム1「い?」
?「…全く……相手を見た目だけで判断するからだ……見せてやろう、私のパワーを!」
ワーム2「な、なに俺達の攻撃を軽くいなしただけで良い気になりやがって!相棒!全力で掛かるぞ!」
ワーム1「応!」
ワームらはまた謎の人物に向かって攻撃を繰り出した。しかし、謎の人物はそれを見て笑みを浮かべると、腰に何かを装着した。
加賀美「(ん?あれは…まさか!)」
ワーム3「あ、あの物体…み、見たことあるぞ!」
ワーム2「ま、まさかぁ!」
?「…そのまさかだ…来い、ノコカブゼクター!」
謎の人物がそう叫ぶと、空からオレンジ色のゼクターらしきものがやって来た。
?「…覚悟しろ…」
ワーム1「や、奴が変身する前に潰せ!」
ワーム2「うおぉー!」
?「…」
俺が唖然と見ているなか、オレンジ色のゼクターは謎の人物に迫るワーム2匹に攻撃を加える。
ブーン
ドガッ!バキッ!
ワーム1「うわっ!」
ワーム2「くそ!」
?「…馬鹿め…変身!」
怯むワームらにそう告げると、謎の人物は徐々に鎧が付いていき、強く発光する。
加賀美「あ、あれは!」
ワーム2「や、やられた!」
謎の人物は遂にオレンジ色のライダーに変身した。さて、突如現れた人物の力はどれ程なのだろうか…
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よう!俺の名は加賀美 新!なんだあのライダー……何と無く異様な雰囲気が漂っている…オレンジ色のマスクドライダーは一体何者なんだ?
次回の仮面ライダーカブト~危機再来~は、第二部~山吹鎧~。では次回をお楽しみに!
作者感想
実は俺、仮面ライダーの中で一番好きなのが仮面ライダーカブト何ですよ!その話を書けたらなと思って書いてみました!楽しんで頂けましたか?
ちょっとでも面白いと思ったらユーザー登録やお気に入り登録を宜しく!それではまた会いましょう~!アデュー!
第一部終了
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第二部~山吹鎧~
山吹鎧と書いて“オレンジライダー”です。この小説はぼちぼちやっていきますので宜しくお願いします(そもそも私は、バイオハザード~恨みの利用~が飽きたら気分転換に書くようにしているので…)!それでは、本編をどうぞ~!
――
只今連載中!!
『バイオハザード~恨みの利用~』
作者:本条 信治が一番力を入れている長編作品!少しアニメの要素を取り入れた日本が舞台のほぼ完全オリジナルのバイオハザードを興味ある方は是非お読み下さい!
~東京-渋谷-新渋谷駅~
加賀美「ま、まさか…」
俺の名は加賀美 新。俺は今の現状に動揺している。何故なら山吹色のマスクドライダーが今身の前に居るからだ。
加賀美「…」
衝撃の事実を知って硬直している俺をよそに、山吹色のマスクドライダーはワームと戦った。
?「ハッ!トゥ!やっ!」
ワーム1「グハァ!」
ワーム2「グオォ!?」
?「ふ、弱いな。」
ワーム1「な、何だとテメェ!殺されたいのか?」
?「やってみるが良い。我がライダーは不滅だ!」
加賀美「我がライダー?」
俺は謎の男がワームに向かって言った言葉に違和感を覚えた。何故ならライダーは日本が平和に成ったので殆どのゼクターは消えたはず。そう思って居ると、俺の近くに黒い部隊がやって来た。
黒1「だ、大丈夫ですか加賀美さん!」
加賀美「な、何故俺の名前を知っているんだ?」
黒2「それが我が部隊の長が加賀美さんをよく知る人物だからです!」
加賀美「?」
黒い部隊が語る言葉に疑問を浮かべる。そんな俺に話し掛けてきたのは何とあの方だった。
?「元気か加賀美。」
加賀美「田所さん!」
田所「そうだよ加賀美。俺だよ。」
そう、あの方とはかつて共に戦った上司:田所 修一≪たどころ しゅういち≫さんだったのだ。
加賀美「な、何故またZECTに?」
田所「話はあとだ、君に有るものを渡したい。」
加賀美「な、何ですか?」
俺は田所さんが持ってきた箱は何なのかと考えていると、中からかつて手離した機種:マスクドライダーシステム[ガタックゼクター]が出てきたのだ。
田所「加賀美、また君にはライダーに成ってもらいたい!」
加賀美「え、む、無理ですよ。」
田所「良いか、今はそんなことを言っている場合ではない。この騒動が終わったら何故こんな風に成ったかを教えるから。頼む!」
加賀美「わ、分かりましたよ田所さん!そんな必死に成らなくても…」
田所さんがまた再びライダーに成って欲しいと言ったことを拒否した俺。それに対して田所さん深く頭を深く下げ、必死に説得する。俺は何だか悪い感じがしたので仕方無く了承してガタックゼクターを受け取った。
田所「頼むよ加賀美。あのライダーと共に戦うんだ。」
加賀美「わ、分かりました。」
俺はそう言いながら仁王立ちして手を空にあげた。するとガタックゼクターはバックルに自ら付いた。そして少し思う。
加賀美「これでまた戦いの日々が始まる…でもワームを倒さないと平和が…」
そう言いながら周りを見渡す。そこには残虐されて死んでいく住民の姿とワームども。俺は決心して声をあげる。
加賀美「変身!」
ベルト≪Henshin≫
すると俺の体はみるみるうちに鎧がついていき、遂に“仮面ライダーガタック”への変身を遂げたのである。
加賀美「行くぞワーム!」
ワーム1「な、何?ラ、ライダー?!」
ワーム2「動揺するな!奴は旧型だ、すぐに倒せる。」
ワーム1「そうだな。じゃあ俺が行ってくる!」
加賀美「掛かってこいよワーム!」
愚痴を言いながらやって来るワームに強烈な弾丸をおみまいした。
ダダダダ…
ワーム1「グハァ!!」
ワーム2「同士よ!あ!」
?「よそ見していると死ぬぞ。」
ワーム2「死ぬのはお前だ!」
?「さぁどうかな化け物。」
もう一体のワームは苦戦する仲間を心配して駆け付けようとしたが、謎のマスクドライダーに阻止される。
加賀美「貴様らを倒して平和を取り戻す!」
ベルト≪Change Stag beetle≫
俺は攻撃したワームに向かってそう告げると、一気にライダーフォームに変身して攻撃を繰り出した。
ワーム1「グハァ!!き、貴様!」
加賀美「これで最後だ!」
ベルト≪1…2…3…≫
ワーム1「させるか!」
加賀美「ライダーキック!」
ベルト≪Rider Kick!≫
必殺を阻止しようと近付いてくるワームに向かって躊躇無く回し蹴りを放った。するとその攻撃を受けたワームは苦しみながら俺を見てこう告げる。
ワーム1「フッ…精々人類同士で潰し合っていろ!グアァァァ!!」
ドカーン!
加賀美「人類同士で…潰し合っていろ?」
俺は最後の力を振り絞って告げて死んだワームの言葉に疑問を浮かべる。すると隣でも最終段階らしい展開を見せていた。
?「我々人間は繁栄すべきもの…君らは滅んでもらうぞ!」
ベルト≪3…2…1…≫
ワーム2「滅ぶのはお前だ!ライダー!」
?「ライダー…スラッシャーキック!」
ベルト≪Rider Slasher kick!≫
ズバッ!
ワーム2「グッ…そ、そんなぁ!!グアァァァ!」
ドカーン!!
謎のマスクドライダーの必殺を受けたワームは体を横真っ二つにされて息絶えた。その後彼は変身を解く。
シュゥ…
?「フゥ…動いた…」
加賀美「君。」
俺はその場を去ろうとする謎の男に話し掛けた。すると彼は、振り返ってこう話してくれた。
?「ん?あぁ君か。君もライダーだったんだね。」
加賀美「あぁそうだ。なぁ君の名前は?」
?「…俺の名は石橋 武≪いしばし たける≫。」
加賀美「俺の名は加賀美 新。宜しくな!」
お互い自己紹介をしたあと握手をした。すると、田所さん率いる部隊がやって来た。
田所「倒したんだな加賀美。」
加賀美「はい、田所さん!」
田所「それに石橋、久し振りだな。今まで何処に行ってた。」
加賀美「え?知り合い?」
俺は田所さんが石橋さんと面識が合ったことに驚きを隠せないで居た。
石橋「あぁ久し振りです田所さん。実はついこないだまで金欠で…」
田所「馬鹿者が…まぁ元気そうで何よりだよ。」
加賀美「へぇ、そんな仲なんですね?」
石橋「まぁな。少々喧嘩になるけどな。」
田所「でも基本仲が良いよ。」
すると石橋さんと田所さんが堅い握手をした。俺は持っていた疑問を二人にこう話しかけた。
加賀美「田所さん…」
田所「何だ加賀美。」
加賀美「何故またZECT何かに…」
すると田所さんの顔が変わった。そして真剣な口調でこう告げてきた。
田所「加賀美よ、今の状況で分かっただろうが、ワームがまだ生き残っていた。」
石橋「奴らは海外から来たワームだと語っていた。」
加賀美「はい…」
田所「我々はまた再び平和の驚異に成ることを予想してある組織を立ち上げた。」
加賀美「それが再建ZECTですか…」
俺がそう答えると田所さんは顔を横に振ってまた喋りだした。
田所「実は違うんだ加賀美。」
加賀美「へ?」
石橋「ZECTはあんたの父:加賀美 陸によって作られた組織で、ワームが滅亡したと思われた年、彼はもう二度と立ち上がる事はないとして組織の構成図やシステム等を全部焼き払った。」
加賀美「や、焼き払った?!」
田所「あぁそうだ。」
加賀美「じゃ、じゃあ何故…」
混乱する俺に対して石橋さんは少し落ち着かせてから話を続ける。
石橋「まぁまず話を聞け。こうした事によって組織を再建出来なくなってしまった。しかし、焼き払われる前に、あんたの父の元に行って存続させようとした人がいた。」
田所「その人の名は源 文治。彼は下級兵士の中で常にトップ10に入るほどの実力者で、同時にワームへの恨みの強い人物なんだ。」
石橋「彼はまだワームが生き残っているかもしれないと思って抗議をしたんだけど、あんたの父は見向きもしなかった。」
田所「そこで彼はZECTが解散された直後、まだワームが生き残っているかもしれないと危険視する人々を集めて新たな組織を発足した。」
石橋「それが“ED.ZECT”。つまり、新生ZECTとして誕生したんだよ。」
加賀美「む、難しい…でも何と無く分かったよ。で、今日から俺もその“ED.ZECT”の仲間入りって訳か?」
俺が何と無くわかった上でそう告げると、田所さんが頷いてこう話した。
田所「まぁそんなものだ。」
石橋「俺は知らなかったけどな。」
田所「取り敢えず、今日から宜しくな加賀美。また再び平和を取り戻そう!」
加賀美「分かりました。命を懸けて頑張ります!」
田所さんの意思にそう返事をしたあと、また再び堅い握手を交わした。
石橋「では俺はこれで…」
田所「君も来なさい。やることがまだあるだろうが。」
石橋「す、すんません。」
普段はクールそうな石橋さんでも上司の田所さんには敵わないんだなと思い、共にワゴン車へ乗り込もうとしたその時だった。
ダダダダンッ!
加賀美「な、何なんだよ…」
石橋「田所さん、まさか…」
田所「あぁそのまさかだな。最悪だ。」
加賀美「?」
俺は次々にそう告げる二人に疑問を抱いていると、田所さんがこう話した。
田所「加賀美よ、挨拶にいくか。」
加賀美「へ?」
石橋「良いから、共に来いよ。」
加賀美「わ、分かったよ…!」
そう言われてワゴン車から出た。するとそこにはかつて共に戦ったもう一人の上司が居たのだった。
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次回予告
加賀美「あ、貴方は!」
?「久し振りね…加賀美。」
田所「何で来たんだ!」
次回の仮面ライダーカブト~危機再来~は、第三部~再会~。
主演者感想
どうも、加賀美 新です。まさかワームの生き残りが居たなんて……ここはまた変身して平和を取り戻すとするか!それではまた会おうな!!
第二部終了
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