バカとテストと天からの従者 (八獅子 鵺)
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バカと遅刻と道端での出会い

初めまして!八獅子鵺と申します!初投稿です!温かい目と心で見ていただけると幸いです…自分はバカテスが好きなので、もしもの話としてこの話を書きました!口調や、キャラの多少の崩壊があるかもしれませんが、何卒よろしくお願い致します!


バカテスSS

バカとテストと天からの従者

 

第1話 バカと遅刻と道端での出会い

 

明久)「…完全に遅刻だっ!!」

朝から全力ダッシュしている少年が一人、制服から察するに高校生だろう。

明久)「くそ、雄二め…!昨日ゲームしている時にこっそりアラームの時間変えたな!?教室に着いたら覚えてろよ…!!」

そんな彼の前に一匹の生き物が空から落ちてきた。

明久)「うわぁっ!?…動物?…酷い怪我だなぁ…」

そう呟くと少年は動物の種類よりも怪我の心配をして優しく抱き上げて

明久)「こんなところにいたら危ないし…って、急いでるんだった!」

謎の生き物に負担がかからないように優しく抱きしめながら少年は学校に向かった。

 

 

文月学園・2年Fクラス

 

雄二)「なんだ、明久は遅刻か。」

秀吉)「雄二よ、お主顔がにやけておるぞ。明久が遅れておるのはお主のせいじゃろう?」

雄二)「さすが秀吉、勘が鋭いな。」

秀吉)「全くお主は……っと、明久、おはようじゃ。」

明久)「秀吉!雄二!救急箱持ってない!?」

雄二)「なんだ突然。持ってる方が珍しいだろ…なんだ、怪我でもしたのか?」

明久)「僕じゃなくて、この子…は、保健室なら!」

雄二)「あ、おい!…なんだったんだ?ぬいぐるみなんか抱えて…」

 

 

文月学園・保健室

 

明久)「失礼します!…先生はいないのか…あ、あった…!」

ドタバタしながら少年の通う学校の保健室に着けば救急箱で動物の治療をして

明久)「…よし、簡単だけどないよりマシだよね…」

雄二)「明久、急にどうしt…お前、お医者さんごっこなら他所でやれよ…」

秀吉)「まだ寝ぼけておるのかのぉ…」

明久)「あ、二人とも…って、ごっこでもないし寝ぼけてもないよ!てか雄二!アラーム変えただろ!」

追いかけてきた少年の友人らしき二人が話しかける。

雄二)「んで、そのぬいぐるみはどうしたんだ?」

明久)「話をそらすな!ていうかぬいぐるみじゃない!ちゃんと動物だよ!怪我が酷かったから、ここまで連れてきたんだけど…」

雄二)「動物?…うぉ、まじだ…でも見たことねぇな…」

秀吉)「ふむ、息もあるし多少動いておる。雄二の言う通り見たことないがちゃんと動物のようじゃな。」

二人が見つめる動物は犬のようなフォルムをしているが尻尾に蛇、獅子のような顔…どこから見てもこの世の動物ではないのがわかる。

明久)「…雄二、秀吉…僕今日は早退するよ。この子…なんだか放っておけないんだ。」

雄二)「…わかった。鉄人には俺と秀吉でなんとか誤魔化しておく。」

秀吉)「うむ、言って聞くようなやつじゃないことは知っておるからの…それに、命を大切にすることは良いことじゃしな。」

明久)「雄二、秀吉…ありがと!」

少年は二人の友人にお礼を言えば保健室から颯爽と飛び出す。

雄二)「…貸し1、だな。」

秀吉)「じゃな。」

 

 

とあるマンション・明久の部屋

 

明久)「とりあえずタオルの上に…あ、体拭いてあげた方が良いよね…」

少年は自宅のマンションに戻れば動物の体をゆっくりタオルの上に寝かせ、怪我に染みないように濡らしたタオルで拭き始める。

動物)「きゅぅ…♫」

動物は治療のおかげかなんとか元気を取り戻し、体を拭かれると気持ち良さそうな声で鳴く。

明久)「あ、鳴いた…!…可愛いなぁ…」

一通り体を拭き終えると台所に向かう。

明久)「よし、ご飯を作ってあげよう。…姉さんが帰ってすぐだからまだ食料がある…良かった、初めて姉さんに感謝してる気がするよ。」

少年は独り言を呟きながら料理し始め、その姿を動物がじっと見つめている。

明久)「…うん?料理が気になるのかな?」

動物の視線に気づいた少年は動物の元へ行き、優しく抱き上げて台所に連れて。

明久)「よっと…ここの方がしっかり見えるでしょ?」

微笑みながら動物に話しかける。動物も嬉しいのか微笑みながら見つめて。

明久)「でも、なんの動物なんだろ…見たことないし…」

料理をしながら動物の事を考えている。

明久)「…まぁ生きてるんだし、大切な命にかわりはないよね〜…」

そんな独り言をつぶやいていて、料理が出来上がったのかお皿を取り、動物の分と自分の分を盛りつけている。

明久)「出来た!…いただきまーす!」

少年は手を合わせて食べ始める。動物はそのまま食事する少年を見つめている。

明久)「…ん?…あ、怪我してるから食べづらいよね…はい、あーん。」

少年がスプーンを使い動物の口元に料理を近づける。

動物)「…きゅ…?…はむ……、…きゅっ♫」

少年の料理を食べた動物が目を輝かせている、とても美味しかったのだろう。

明久)「あ、喜んでくれてるのかな?…へへ、いっぱい食べて元気になってね?」

そのまま食べさせてあげ、完食する。

動物)「きゅ〜…♫」

満足したのか小さく鳴き、うとうとし始めている。

明久)「あはは、お腹いっぱいになって眠くなったのかな?…僕も寝ようかな…ふわぁ…」

少年も眠たそうに動物を抱き、自分の部屋に入っていく。ベッドに寝転び、横に動物をゆっくりと寝かせる。

明久)「おやすみ……」

まだお昼なのにすぐに寝息を立てて寝始める少年と動物。

 

 

翌朝 変わらず明久の部屋

 

???)「…ふわぁ…っ」

目が覚めれば、昨日から寝ているお部屋。

隣には僕を助けてくれた…あきひさ?様…ご主人様が心地よさそうに寝ている…。

???)「…ご主人様…起きて下さい…」

申し訳ないけど、起きて貰わないと僕が困る…

明久)「んん…休みくらい寝かせて…」

休み…昨日行っていた建物に行かなくて良い日なのでしょうか…申し訳ない…

???)「…ご主人様…」

明久)「…ご主人様…?…え…?…だ、誰!?」

目を覚ましたご主人様が驚いた顔で見ている…

???)「そ、そんな…ご主人様、僕がわからないですか!?僕です!昨日助けてもらった鵺です!」

とりあえず、自分事を言う。何故かご主人様の顔はキョトンとしている。

明久)「ぬえ??…昨日助けたって…あの動物?!」

再び驚くご主人。そんなに意外なのだろうか…でも、思い出してもらえて良かった。

???)「そうです!昨日は助けていただき、それに食事まで…本当にありがとうございます!」

とりあえず膝折、頭を下げる。

明久)「え?!いやいや!土下座とかやめて!」

ご主人様はあたふたしながら僕を立ち上がらせる。

明久)「でも…無事で良かったよ。」

優しい笑みでそう言った。…決めた。

???)「ご主人様…僕は、貴方の従者になります!!」

明久)「………え?」

 

 




ご一読、ありがとうございます!文章で読みにくいところや感想、アドバイスなどありましたらコメント、よろしくお願いします!続きは読者様からの声援があれば書こうと思います!

ちなみに、最初の方のナレーション(?)は三人称視点で書いたので分かりにくいかと思います…ごめんなさい…!
後書きまで読んでくれている方、本当にありがとうございます!
ぜひぜひコメント、よろしくお願いします!では、またどこかでお会いしましょう!


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