糸使いはヒーローになれるのか!? (希望の忍者)
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プロローグ
楽しめるように書いていきますのでよろしくお願いします!!!
──全ての事の始まりは中国の軽慶市[けいけいし]から始まった。『発光する赤子』が生まれたというニュース以後、各自で『超常赤児』が発見され原因が分からないまま時は流れていく。───
いつしか『超常』は『日常に』・・・・・
『架空』は『現実』に!!!
そして現代、世界総人口の八割が何らかの『
混乱渦巻く世の中でかつて誰もが空想し憧れた一つの職業が脚光を浴びていた。
―――
そして、いつの時代にも、光があれば必ず影ができる。陽の光を浴びず、ただ陰の仲に住む者達がいる。
力を正義の為に使う者が居れば・・・・・・・・・
力を悪用己の為だけに自身の私欲の為に使う者もいる。
その者たち名は───
そんな街中を歩く一人の少年がいた。
夕暮れ時で、学生服を着ているので学校の帰りである。
パン屋にでも寄ったのか……片手には紙袋のパンを持って食べ歩きをして帰っている。
少年の名は、
父と母から聞かされた名前の意味は・・・・・
『“最初は細い糸でいい……徐々に紡いで強く成れ”』
そう言う意味が込められた名前である。
糸成の容姿は母似の白髪で逆だっている髪、蜘蛛の巣状の模様が特徴のヘアバンダナ、黄色の瞳をしていて、男子の割にはキメ細かい肌をして童顔でもある。
身長は160
余程の筋肉質である。
糸成も個性を持っているが、超人社会では法律的に個性の使用は禁止されている為・・・・糸成も無闇に使ってはいない。
糸成の個性:『糸』
体中から糸が出て、糸で色々な事が出来る。糸の質を変える事も、糸の太さ細さを変える事も、糸の強靭性や耐久性…更には糸の鋭さを変える事も可能。鋼鉄製の糸をつくって瓦礫の崩落の支えにしたり、粘着性の糸を使って捕縛したり、糸を纏って即席の頑丈な鎧にしたり、糸を太く束ねるようにして簡単に切れないロープにする事も逆に糸を
怪我の縫合は人体の整体系を知っていなければならない。
強靭性で鋭い糸は瓦礫などを斬り裂く事も出来る。
デメリットは、糸の性質や材質などの仕組みを理解しなければならないのと、体から出るので体のエネルギーを使う為……体力がいる事である。
多少の副作用があるが………幅広く使える個性である。
???「あッーー糸成 またパン買い食いしながら食べ歩いてる!!」
糸成「んだよ。別にイイだろ……碧早[みさ]腹減ってんだから。」
碧早「ふ〜〜ん、じゃあ僕にも頂戴!」
糸成「・・・ほらよ」
碧早「ありがとう。」
──こいつの名は
金髪を首の後に束ねた髪型はショートカットにも見え、
紫の瞳を持っていて、中性的な顔立ちで眼鏡をした少しボーイッシュ気味のある女の子である。
身長は154
──俺の幼馴染っと言うか腐れ縁だ。小さい頃に外国から隣に引越しして来た奴で、
俺が猫を車に轢かれそうな所を助けようとして逆に俺が事故り掛けたところを碧早の
碧早の個性:『時』──時間停止・時間加速。
時間停止は光よりも早く移動できる。停止は最大で5秒間が限界。
時間加速は生物以外の世界の時を加速させる。加速した世界でも……碧早[みさ]は世界と同じ速度で移動出来る。
しかし、碧早の個性はビンタでもマッハ50を超える為………それは人を簡単に殺してしまう個性なので常に気を貼っている。
但し、何事もデメリットも存在する。碧早が言うには・・・
時間停止のデメリットは5秒しか時間を止めれず、連続で使うことが出来ない。再使用には最低2分は必要。
時間加速のデメリットは時間加速中は最大でも3分が限界で、時間加速の倍率は最大でも300倍が限界。(つまり加速してない人の1秒が加速している世界では5分)
火蔵「あっ!!そう言えば、いよいよだね。高校受験・・・・糸成はどこに受験するかもう決めた?」
糸成「・・・・雄英高校ボソッ」
火蔵「えっ!?雄英高校を受験するの!!?」
糸成「んだよ。悪いか?」
火蔵「ウンウン……実は僕も雄英高校を受験しようと思っているんだ!」
糸成「そうか・・・・」
火蔵「うん!だから……お互い頑張ろうね!」
糸成「・・・ああ、そうだな。」
──そうだ。
俺の個性の『糸』は応用範囲が広く多彩多芸に使えるので、別にヒーローを目指さなくても就職などいくらでもあるから困らないのだが、俺がヒーローを目指すには理由がある。
それは、俺の母親が“元”
俺の母親・・・
白い髪のスタイル抜群の人妻とは思えない女性である。
個性:アラクネ……鋼鉄糸よりも丈夫で柔軟な糸を体内で作成し糸を出せる蜘蛛の個性である。
そう
上半身が人間のスタイル抜群の女性であるが、下半身が蜘蛛そのものである為に、奇異の目で見られる事が多く、
だが決して、
そんなある日の夜……目的の物を盗み、逃走している途中で他の
父親の
母は“何故
母は父の言葉に目開いて唖然とした。母は蜘蛛の外見で、
そして、母は父の言葉に笑って“お人好しなのね”と言った。
父は“それでイイですよ。俺は俺が後悔しない生き方をしているだけですから”と言って手当を終え、母を病院へと運び診察され怪我は丁寧に応急の手当をされていたお蔭で少しばかりの治療と入院だけですんだ。必要な入院費や治療費も父が出した。
そして、数日間であったが、毎日のように見舞いに来ては傍に居ては気を紛らすように話をしたりした。
そんなある日に何処から聞き入れたのか、ヒーローが駆けつけ拘束しようとするが・・・・怪我も大分回復していたのと駆けつけたヒーローが三下程度のヒーローだったので逆に蜘蛛糸で拘束し、病院から逃げた。
母は父が通報したのかと思い、涙を流して逃げた。
そしてまた、
・・・・しかし、後に解った事だか……通報したのは父では無く、病院の医院長である事がヒーローの情報を糸の回線情報でわかった事で、父ともう一度再会しようとし、父の家へと行く。そして家で父と再会を果たし、話し合う。
話し合っていくうちに……父も誤解を解く為に母を探し回ったと言う。そして、2人は涙を流し抱き合う。
母は恋してそして父である公人と結婚して、2人の子供である俺が身篭った。
そして2人はヒーロー事務所に行き、父と結婚して子供を身篭った事を……当時捕まえようとしていたヒーロー達に事を話し、母は
そしてヒーロー達は苦難したが
そして……母は無事に俺を出産し、俺たち紡家は幸せに暮らしている。
今では、父の実家である山に……俺は個性の訓練も兼ねてヒーローを目指している。
俺を産んでここまで育ててくれた。俺は母親に……例え凶悪な個性や見た目だったとしても、ヒーローになれる事を証明すると約束した。
──だから俺は、見た目や個性だけで
“お前はヒーローになれる!!ヒーローなる為には個性だけじゃない。ヒーローになるにはどうすればいいのか考えてそれを惜しまない努力。
そして一番大切なのは……ヒーローになりたいと言う真っ直ぐな自分自身の心だ”とこれがヒーローになってからの俺の目標だ・・・・・・
※因みに、緊縛や束縛したヒーローは主に女性ヒーローで、特によく対面して縛った相手は、18禁ヒーローミッドナイトや人気No.9ヒーローのリューキューだったという。
そして、
それに賛同したヒーローの中には縛られたヒーローであるミッドナイトやリューキューも居たというそうだ。
オリ主の容姿の元ネタは『暗殺教室』の
個性の元ネタ:『ONE PIECE』の“イトイトの実”
で他にもネタを入れます。
オリヒロの容姿の元ネタは『インフィニット・ストラトス』のシャルロット・デュノアです。
個性の元ネタ:『ジョジョの世界』“《ザ・ワールド》”です。
他にも、原作:『僕のヒーローアカデミア』の活動報告がありますので、ご覧頂いて意見などをよろしくお願いします!!!
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雄英受験試験:説明と実技試験の始まり
糸成「此処が雄英高校の受験会場か・・・・」
この数ヶ月間に受験勉強と個性の鍛錬を父さんの実家の山で碧早と一緒に受験勉強と個性の鍛錬を行った。
だから……やれる事をやるだけだ。
碧早「頑張ろうね糸成!」
糸成「ああ。絶対に受かってやる!」
試験会場となるデッカイのホールへの中へと入り、それぞれの席に座る。
それから暫くしてホールの中央に、
ヒーロー名「プレゼント・マイク」で有名な、金髪をワックスで固め後髪を上にしていて、首にスピーカーの様な機械を付けて、黒いジャケットに黒いサングラスをつけた身長180ほどの男が出て来た。
『今日は俺のライヴにようこそーー! Everybody say ‘Hey’!!!!』
ホール中に響くが・・・・
「・・・・・・・・・」
誰もが声をあげない。
『OK! こいつぁ、シヴィー! 受験生のリスナー! 実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!! Are You Ready!? YEAHHHHH!!』
「・・・・・・・・・」
プレゼント・マイクは受験生リスナーの無言にも屈しず、実技試験の内容を話し始めた。
内容はこうだ。
・受験生をいくつかのグループに分ける。
・そのグループを各試験会場に分けて、1
・装備品等自身の個性関係に必要な物は持ち込み可能。
・但し、他の受験生等の妨害行為は禁止という内容だ。
そこで、プレゼント・マイクが、ポイントのヴィランについて説明している時に、大きな声が響いた。
「質問よろしいでしょうか!!!」
ガタイも良く、身長も高い、メガネをかけており、いかにも真面目と言った風貌の男は声をあげた。
『OK!!』
プレゼント・マイクは質問を許可する。
「先程……仰ったのは
.......ついでにそこの縮毛の君!先程からボソボソと気が散る!物見遊山のつもりなら即刻ここから去りたまえ!」
緑色の天然パーマ髪を持つ少年は怒られて萎縮している。
周りはそれがおかしかったのはすこし笑いが起きていた。
──口に出てたのは仕方ないだろうに。
それに答えるようにプレゼント・マイクが質問に答えた。
それは、0ポイントのヴィランであり、受験者の邪魔をする存在であると。
──お邪魔虫役って事か、どんなお邪魔虫がでるのやら。
そして最後にプレゼント・マイクからの一言が降された。
『かの英雄、ナポレオン=ボナパルドは言った! 『真の英雄とは、自身の不幸を乗り越えて行く者』と!!
“更に向こうへ!!”“
それから試験内容の説明が終わると各人着替えて、指定されたグループの会場に向かっていた。
糸成が指定されていたのはEグループだった。
碧早と会うことができなかったため、どのグループにいるかは分からなかった。
しかしプレゼント・マイクが言う説明には・・・・
『実技試験の内容は10分間の
知り合い同士で協力しないように同じ中学校の生徒同士は一緒にならないと言っていたので、ならば碧早は一緒のグループにいないなと糸成は理解した。
糸成「そっか……碧早とは一緒じゃないか。だが、これで心置きなく戦えるな。」
糸成はいつもとは違い少し凶悪に好戦的に笑っていた。
正直、碧早とは一緒のグループではなくて良かったと思っている。
糸成は碧早がいないと分ったなら他の人の分を気にすることなく倒せると思ったからだ。
それに、碧早の個性は少し不安があるが約束したからな。
一緒に雄英高校を受かろうと。
糸成はどんな時でも決して慢心はしない。実践じゃそれが命とりとなるのを教えられているから。
糸成の個性は周りから見れば没個性であるが、長年の鍛錬によって……より強くより応用の利く個性へと進化させた。
それになんと言っても試験時間が、10分しかない。
本気を出すならこのフィールドによっては糸成の移動手段が限られるが、糸成の予想通りのフィールドであった。
何故ならば、平原の様なフィールドは試験にはあまり出さないだろう。出すとしたら……ビルなどが多く存在する
そうして糸成は、着替えるために更衣室に向かって言った。
──さぁ、始めようか。俺のヒーローのスタートラインを見つけ、そこに立って走り出す為に!!──
_________________________
糸成が更衣室で着替え終わり、試験会場に向かうとそこには数十メートルの外壁があった。
大きな門にはEと書かれており、Eグループの試験会場ということがわかる。
門の下には多くの受験生が集まっていた。
それぞれの個性を生かすためであろう、それぞれ個性豊かな運動着を着て集まっている。
ちなみに糸成が選んだ服は、至ってシンプル。
上下同じ白線のある黒のジャージ
実技試験開始を待っていると・・・・
巨大なEと書かれた門が開いた。
中を見た受験生たちは驚きの声を漏らしていた。
「お、おい、すげー!見てみろよ!町があるぜ!」
「試験のためにここまで準備する雄英すげーー!財力すげー!」
「マジでゲーム見たい!サバゲーっぽいな!!」
それもそうであろう、門を開くと目の前には町が広がっていたのだから。
糸成も正直驚いている。
糸成「本当にすごいな、これがあと何個もあるとはな。雄英の敷地面積どれくらいなんだ?」
そんな意味もないことをつぶやいた。
そのようにガヤガヤしているといきなりプレゼント・マイクから声が聞こえた。
『はい、スタート!』
糸成「えっ!?」
『どうした!?実践じゃカウントなんざねぇんだよ!!走れ走れぇ!!』
『賽は投げられてんぞ!!?』
プレゼント・マイクにそう言われて、糸成は即座に走り出し……ビルなどを個性の糸を使って空中ブランコの要領で移動する。
これは母直伝のワイヤーアクションで、
さながら……とあるアメリカン映画の蜘蛛男である。
糸で空中移動して
糸成の攻撃にセンサーが反応したのか……
糸成はスグに両手首から粘着性の糸を自身が攻撃して壊した
それは宛ら大型の投擲武器の“モーニングスター”の様である。
但し、“モーニングスター”の様な大型の武器は本来なら超大柄の大男が持つ武器なのだが………糸成の体型ではどうしても攻撃した後にスキが出来てしまうのは糸成自身も理解しているので、糸成は糸を腕と脚に鎧の様に纏い即席の籠手を創り出す。スキを狙ってきた
咄嗟に後からの奇襲をかける
集団で襲って来た仮想敵たちは、跳躍しそのまま回転してからの“
・・・この時に近くにいた受験生は一体何が起こったのか解らず……困惑した。
そんな攻撃により周りの
それこそ……倒した数とポイントを数えるのがわからなくなると言うよりは数えるのが面倒になるほど・・・・・・
糸成「これで何体倒したかはわからないが、目の前の敵は倒す。」
移動途中で頭がブドウみたいなチビの男子が超涙目でビビってたが、糸成は無視した。この程度で涙目でビビるようならヒーローの道は難しいどころか絶壁である事は目に見えている。それを乗り越えられないのならヒーローにはなれない。これはアイツ自身が乗り越えなければならないと糸成は判断し糸成は試験に集中する。
『残り5分だ〜!!』
そしてタイムアップが迫りつつ終盤に近づくと、
お邪魔虫役の割に、あまりにも
周りの受験生たちは、超巨大敵を見て......蜘蛛の子を散らすように逃げて行く。大半は0Pとの理由で戦闘を避けて逃げている者もいれば、中には本当にビビって逃げている者もいるが・・・・・・
その中で糸成はどうやって倒すかを視界に入れて考えていたが……別の不測の事態に会い、即座にどうやって倒すかやる事は決まった。
それは、0P仮想敵の進行方向に瓦礫に挟まって身動きがとれず更には腕を怪我したのか動けない状態の女子がいたのである。
糸成「チッ......しかねぇ!!ぶっ壊すか!!!」
そう言った糸成の行動は迅速かつ冷静に対処する。最初に救出が先と判断した糸成は瓦礫を糸で斬り崩してその女子を糸に巻き付け回収する。その女子を遠く放り投げるのと同時に粘着性の糸を飛ばして蜘蛛の巣に引っかかるようにする。
救出完了した糸成は、ビルを使って高く飛び上がり……糸成の持つ
糸成「“
糸成は掌から伸ばした炎を纏った大量の糸を束ねる様にして、極太の鞭を0P仮想敵に叩き付ける。
攻撃を受けた0P仮想敵は切り口が焼いて溶ける様に真っ二つに斬り裂くとなり、大ダメージを与えた為……所々次々と誘爆しそれはもうかなり壊れた残骸となった。
※しかし糸成は気づいていなかった。必殺技をキメたのはよかったのだが……
破壊した超巨大敵が倒れたひょうしに市街地を壊してしまったので、これにより二次災害を起こしてしまったのである。
しかし……この時に蜘蛛の子を散らすように逃げていた周りの受験生たちは、糸成の掌から炎を出し仮想敵《かそうヴィラン》を真っ二つに焼いて斬り裂いた様に見えたのと、糸成の個性が何なのか個性の未知数だという
『後1分だ〜!!』
そして……糸成は倒した超巨大敵を後にし、制限時間後1分の間に助けた女子の回収に向かう。そして・・・・・・
『試験!!!終了〜!!!!』
プレゼント・マイクからの口から終了合図が鳴り響いた。
雄英高校受験は終了した。果たして結果はどうなる・・・・・
『ONE PIECE』ネタから......“
助けた女子を募集しますのでよろしくお願いします。
活動報告をよろしくお願いします!!!
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雄英高校編
雄英受験......採点結果と入学と個性把握テスト!!?
色々とすみません・・・・
画面に各受験生の成績が戦績が映し出され試験官たちは最終評価を下していく
「1位の受験生。救助Pは0だが、77Pとはなあ!
「対照的に敵Pが0で8位。アレ・・に立ち向かったのは過去にもいたけど、ブッ飛ばしちゃったのは久しく見てないね」
「思わず"
「しかし、自身の衝撃で
「妙な奴だよ。あそこ以外はずっと
「細けえことはいんだよ!俺はあいつ気に入ったよ!!YEAH!って言っちゃったしな━━」
「それにこいつら二人は同じ中学出身だとよ」
「(…………ったく、わいわいと…)」
「だが、こちらも注目すべき二人ですね」
そこには、紡 糸成と火蔵 碧早の入試資料と個性届けがあった。
「こっちの二人も同じ中学出身だそうですよ」
「個性『時』とはな……実に興味深く強力な個性だな」
「こちらの生徒の個性は『糸』と一件没個性に見えるが、あの個性の使い方とポイント数と戦闘技術は凄まじい……」
「だが、ポイントは高かったけど、二次災害を考慮していないのが惜しいな」
「しかも、この白髪の子は例の………」
「あぁ……“元”敵の子供がヒーローを目指してこの学園に来るとわな。」
「今年も中々面白そうな生徒が集まったね」
雄英高校の先生方が糸成を結果採点と意見を出し合いあっている。
__________________________
糸成は雄英高校の校門入り口前にいた。
糸成「(まさか……あの『No.1ヒーロー:オールマイト』が雄英高校の教師に就くとわな………)だけど、より強く目標が出来たのは間違いない!!」
そう数日前に雄英高校からの通知が来たのである。合格不合格の通知表ではなく……投影機でありそれに映っていたのはNo.1ヒーロー:オールマイトであったからである。
内容は、あの実技試験には
敵Pと救助Pの合計を合わせたら、100Pを越えていたのであるが……0Pの仮装敵を倒した際にビルや街の二次災害を引き起こしてしまい、それが減点対象となり......130Pの筈がマイナス55Pとなり……点数は75点となり入試第二位の成績となってしまい……マイナスが無ければ入試1位になっていただろうとオールマイトが言っていた。
糸成は碧早がどうだったか聞くと無事に雄英高校を合格したそうだ。だが……糸成は雄英高校ヒーロー科
そして現在……糸成は雄英高校に入り、自身のクラスの扉前にいた。
糸成「・・・・扉......デカイな。」
糸成の目の前にある扉は5
糸成は適当に席に着き、ズボンのポケットから音楽プレイヤーを出して、暫く音楽を聴きながら席についていると・・・・
「ハハ!! ここがヒーロー科かあッ!!!」
乱暴にドアが開けられれ、口うるさい声が鳴り響く。扉の方へ向くと、入ってきたのは……人相の悪いイガグリような爆発金髪の男。
確か……大分前の受験シーズンの時に『ヘドロ事件』と呼ばれた事件の時の被害者だった気がする。
「ハハハハハハハハッッ!!!!」
彼は笑いながら席について足を机の上にかける。
一件見れば、態度のデカい傲慢な人間だが……まだ一般人だった時にあんな事件があったんじゃ、ヒーロー道を諦めたりもする人も居るけど奴はそれを糧にしてヒーローを目指していくんだなと糸成は直感した。
──彼奴は向上心の塊であると同時に自身が1番上だと信じている。そんな奴は世界の広さを知らない。世界の広さを知れば嫌でもわかるだろう。自身の認識がどれだけ狭く慢心していたか、それを理解して更に進めば最も強いヒーローになる事は間違いないな……まぁ俺に突っかかってくるようなら、全力で相手をするまでだがな。
俺は再び音楽を聴きながら、机に顔を伏せる。
「机に足をかけるな‼︎雄英の先輩方や机の製作者方に申し訳ないと思わないか⁉︎」
「思わねーよ、てめーどこ中だよ端役が!」
暫くして、糸成が騒がしい事に目を覚ました頃……緑色の髪の毛をしたソバカスの地味な男子と天真爛漫そうなまるい顔をした女子と眼鏡をした真面目さが体現した男子が扉前に居たが、
その3人は扉前の廊下を見るとそこには……寝袋をすっぽり被って寝そべっている少し小汚い人がいた。その人は寝袋から飲料ゼリーを取り出して飲んだ。
近くに居た3人の反応は恐らく……『何か居る!!?』だろう。
???「はい。静かになるまで8秒掛かりました。時間は合理的に……」
「担任の
すると、少し小汚い人は自己紹介じみた事をする。
──よりにもよって担任とはな……だがどっかで見たことがある気がする。担任と言えど雄英高校はプロヒーローが勤めている筈だからな……その内思い出すだろう
「早速だが、
相澤先生は寝袋からこの学園の体操服らしき服を出して、グランドに出ろと言う。
生徒たちがグラウンドに集まると、そこにはボール投げのためか白線を引かれて準備してあった。
「えーこれから個性把握テストをする。」
生徒たちが集まるのを確認すると相澤はそういった。
「「「「個性把握…テストォ!!?」」」」
「入学式は!?ガイダンスは!?」
茶髪の天真爛漫なまるい顔の見た目の少女が聞くと、担任の相澤先生から帰ってきた返事は・・・・
相澤「ヒーローになるなら、そんな悠長な行事出る時間ないよ。」
「………!?」
天真爛漫なまるい顔をした女子は言葉を積もらせる。
相澤「雄英は“自由”な校風が売り文句。そしてそれは“先生側”もまた然り」
殆どの生徒はわからないと言う感じで沈黙する。相澤先生は説明を続ける。
相澤「ソフトボール投げ,立ち幅跳び,50m走,持久走,握力,反復横跳び,上体起こし,長座体前屈……中学の頃からやってるだろ?“個性”禁止の体力テスト………
国は未だ、
──まぁ確かにそうだな。昔は個性を使える人間が少なかったけど、今じゃ個性が使えない“無個性”が珍しい位だからな。けどこの個性把握テストは、自身の苦手とする種目は自身の身体能力を使うしかないから……自身の個性を最大限と最小限を知り、どう工夫し、どう使いこなすかが重要と言う事だけどそれを理解している奴らはどれだけいるかな?
糸成が考えていると相澤先生は爆発金髪男子の爆豪に中学の時のソフトボール投げは何mだったか聞いて、爆豪は67mと答え、ソフトボール投げの円の中に入る。
相澤「じゃあ“個性”を使ってやってみろ。円から出なきゃ何してもいい
爆豪「んじゃ……死ねえ!!!」
爆豪は手の平から爆破じみた爆炎と爆音を出してボールを投げた。
──恐らく...ボールの球威に爆破による爆風を上乗せするようにして投げたんだろう。にしても掛け声が“死ねえ!!!”はどんな掛け声なんだよ……まだ“オラァァッッ!!!”ならまだ解る気がするが………
相澤「まず自分の“最大限”を知る。それがヒーローの
相澤先生が個性把握テストやこれらの説明して、爆豪が投げた記録は相澤先生が持つ携帯サイズのタブレットで確認出来るようでそれを生徒達に見せると記録は……705.2mと記録されていた。
「なんだこれ‼︎すげー
「705mってマジかよ」
「個性思いっ切り使えるんだ!!さすがヒーロー科!!」
相澤「…………
糸成「(んッ?)」
相澤「ヒーローになる為の三年間。そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?」
相澤「よし!トータル8種目成績最下位の者は見込み無しと判断し、
「「「「「「はあああ!?」」」」」」
殆どの生徒は驚愕するが、糸成は冷静に思考して言う。
糸成「なるほど……だからこのクラスが例年よりも生徒数21人と中途半端な1人多い人数で一人は脱落するようなシステムになってるわけか。脱落者がいれば、他の生徒がこれからは半端な覚悟にはならないようにするエグい
相澤「ほぉ………わかってる生徒もいるようだな、その通りだ。生徒の
入学初日からの大試練さてさて、どうなる?
糸成は無事に合格出来るのか!!?そして、最下位となって除籍処分となってしまうのは誰だ!!??
本当にすみません。
糸成の個性把握テストの記録をどうしますかね?
種目をどうやって記録を出して、記録数はどうしようか募集しようと思います。
なるべく糸を使ったやり方を募集します。
作者の“希望の忍者”からの《糸》が出る作品こネタは・・・・『ONE PIECE』のドフラミンゴの悪魔の実...イトイトの実,『NEEDLESS』のカフカのニードレス...カンダタ・ストリング,『アカメが斬る』のラバックの帝具...千変万化クローステール等です。
それと、ヒーロー基礎学をどうするかですが……糸成を余りにして、まだ戦闘訓練で完全不燃焼の生徒と組ませてやるか……
余った糸成をどれかのチームに入れるかですね。これは感想欄と活動報告で募集しますのでよろしくお願いします!!!
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個性把握テスト
話を別けます。
近い内に投稿しますのでよろしくお願いします!!!
相澤先生からの
「最下位除籍って・・・!入学式初日ですよ!?いや、初日じゃなくても理不尽すぎる!!」
そういったのは天真爛漫……丸顔の女子だった。相澤先生の一言によって大半の生徒は戸惑うばかりだったが糸成の言うことにも一理あると理解している者は黙っていた。
だが、相澤先生は答える。
相澤「自然災害や大事故、身勝手なヴィラン達。何時何処から来るか分からない厄災。日本は理不尽にまみれている。そう言う
放課後マックで談笑したかったならお生憎……雄英はこの三年間、こうして君たちに苦難と試練を与え続ける。“
周りの生徒たちの顔が強張る。全員の思惑はそれぞれだろう。冷静に分析する者、積極的な者、緊張する者、焦り出す者、中には笑っている者もいた。糸成はその一人......笑っていた。
糸成「(おもしれぇ!!やってやるよ!!!)」
相澤「さて、デモンストレーションは終わり。こっからが本番だ」
『位置ニツイテ……ヨ〜イ ピッ!!』
『3秒04!』
──眼鏡をした真面目男子......
『5秒58』
──つづいて、見た目が蛙の様な女子の
相澤「(“個性”を最大限使い、各記録の伸び代を見れば……“何が出来て”、“何が出来ないか”が浮き彫りになる。それは己を活かす……創意工夫に繋がる。さぁて、それを理解している奴等がどれだけ居る………)」
それからというもの・・・・50m走だけでもそれぞれの“個性”を創意工夫しながら種目に挑んだ。
全身がピンク色で頭に小さな角で黒目の女子......
相澤「次……
「「「はい!!」」」
糸成はしょうゆ顔の瀬呂と鴉の様な顔をした男子生徒の間に入りスタートラインに立つ。
『位置ニツイテ……ヨ〜イ ピッ!!』
糸成はスタートと同時に即座に体から糸を出せる個性で脚の筋肉から腕更には体全体の強化兼補助として使う。しょうゆ顔の瀬呂は
『4秒39』
糸成は4秒39。中学の時は5秒48だった。
それから続いて、しょうゆ顔の瀬呂と鴉の様な顔をした常闇がゴールした。
それから50m走が進んで、
緑谷は個性を使わずにそのまま身体能力でゴールする。
──まぁ、種目と相性が悪かったら自身の身体能力で補うしかないからな……けど、アイツの個性ッて一体なんだ?──
糸成の番が来て糸成は握力測定器に糸を巻き付け、握りながら糸を締める。記録は・・・・・
『76
中学 44
他の生徒の中には巨体に顔にマスクをした男子...
ポニーテールをした長身の女子が万力を体から出したというより創造したと言った方がいいか?それを創造した女子の名は
──オイオイってか八百万……それ個性使っているとはいえ、ホントにいいのか?──
糸成は超極細を空の雲に引っ掛けて飛ぶ。相澤先生にこのままならずっといけると申告したら………記録は測定不能で∞と出された。
他には、青山は50m走と同じ要領で立ち幅跳びを行い、
爆豪も同じ様に爆破を繰り返して宙に浮きながら、爆破の勢いに乗って進んでいく。
緑谷は普通に立ち幅跳びを行う。個性を使っている様子は今の所は全く無い。
──個性に制限や使用条件でもあるのか?解らん奴だな──
これは50m走でやったように、全身の筋肉に糸を纏うようにして強化兼補助をして行う。しかも実家の山で鍛錬していた為……素の状態でも自信はあったが個性を使う事にして記録は・・・・・
『104回』
中学 56回→現在 104回
他には、爆豪は両腕を左右に手の平を外側に向けて交互に爆破を繰り返して反復横跳びを行う。
50m走で3秒台の記録を出していた飯田は内股になってふくらはぎのエンジンを外側に向けて、交互にエンジンを点火して反復横跳びを行い。
頭がブドウの
──爆豪は個性の使い勝手がいいな。交互に爆破は結構な微調整が必要だろうに。
飯田はあってるて言ったらあってるが……絵面としてはなんかカッコ悪いな。
峰田は……ってかアイツは入試の時に涙目でビビってた奴だな。よく雄英に受かったなと思った。個性に関してはまだよく解らないな。アイツにはよく弾む事位しか解ってないからな──
糸成は投げるボールに糸をくっつけてから、右腕の筋肉に糸を纏うようにして強化兼補助更には全身を使い...強力なバネのようにしなやかにボールを投げる。投げたボールを
『694.4m』
中学 70.2m→現在 694.4
他の生徒の中で、天真爛漫なまる顔女子の
携帯サイズのタブレットに表示されたのは・・・糸成が立ち幅跳びで記録を出した∞であった。
それから緑谷の番が来てボールを投げる準備をしていた。緑谷はこれまでの種目の中で個性を発動させた様子は無かった。いい加減にしないと除籍処分になるのは目に見えている。外野からは心配する者も居れる奴がマズイと言うらが、爆豪は緑谷を“無個性のザコ”と言う。
糸成はそれはおかしいと思考する。仮に無個性でも身体能力が普通の人よりも高ければ入試の実技にも合格して雄英に来る事が出来たが……個性把握テストを見る限りそんなに高いとは思えなかった。
そう考えている内に緑谷が個性を発動させて投げようとしたけど・・・記録は46mと平均よりも短い距離であった。
相澤先生は“個性を消した”と言い、入試は合理的に欠けると言っていた。
緑谷が見覚えのあるゴーグルの指摘で相澤先生が、抹消ヒーロー:イレイザー・ヘッドだと言うことが解った。生徒は名前をあんまり知っておらず、アングラ系ヒーローと言っていた。余り有名じゃないのはメディアとか好きじゃないからだろう。相澤先生は見たまんまの合理的主義者だからメディアに出ても意味が無いだろうと
相澤先生は緑谷に何か言っていたが……飯田は指導を受けている様に見えたが、爆豪は除籍宣告だろうと言った。それには糸成も同意したが、
そして、緑谷の2球目の投球は緑谷の“
──どうやら、個性を使うと超パワーであるその反動で肉体にダメージを受けてしまう言わば……“
糸成が思考していると、緑谷は痛みに耐えながら涙目で相澤先生に“まだ……動けます”と言う。周りからは緑谷のヒーローらしい記録に喜ぶ者も居れば、緑谷の個性について考える者も居れば、訳のわからん事を言う者も居るが……その中で
爆豪「どーいうことだこら!!?ワケを言え!!デク てめぇ!!」
緑谷「うわああ!!!」
爆豪は耐えきれず、緑谷にワケを聞こうとするがその絵面は……緑谷を攻撃しようとしている感じで、緑谷も爆豪が個性を発動させながら迫ってくる恐さにより、恐怖の表情をしていた。
──オイオイったく……仕方がねぇな!──
糸成はスグに行動に移った。糸成は個性を発動させて、爆豪の両腕を後ろに拘束し体に糸を巻き付ける様に拘束し動きを止める。
爆豪「んぐぇ!!ぐっ……んだ この糸
糸成「それは別にいいがお前が何をそんなに怒ってるのか知らんが、つまらん事で問題を起こそうとするな爆豪……記録に関係無しに除籍処分になるぞ!いいのか?」
爆豪「グギッ……」
相澤「・・・そのまま抑えてろよ紡……場合によっちゃあ、気絶させてもいいからな・・・・ったくそう何度も個性使わずなよ……俺は“ドライアイ”なんだ!!」
一部の生徒を除いて、相澤先生の個性の弱点に皆こう思っただろう。『個性凄いのに勿体無い』と・・・・
──それならドライアイを克服する為に食事の改善をした方がイイのに、目に潤い効果のある食材や食事方法だって検索すればあるのに──
そして、糸成は爆豪の拘束を解いたが……爆豪からは舌打ちと
これは、膝から体に糸を繋げて引っぱったり伸ばしたりの繰り返しをする。若干ズルをしている感じで、記録を出せても嬉しくないし達成感も湧かなかった。
これも、糸を使って体を引っ張るようにしてやる。元々鍛錬で体は柔らかった方だが、個性を使ってやったことは無かったから少し違和感を感じていた。
これは、全身の筋肉を強化兼補助してやった。しかも今度は脚全体にやっていた為……終わった時はその反動で。筋肉痛のようで痛くて歩くのが少しだけ辛い位であった。
他の生徒は、持久走は速さの個性を持つ飯田と原付を創造した八百万と地面に氷を発動させながら右脚で器用に滑りながら進んでいく髪が赤と白の半分が特徴の
そして、相澤先生が電子版に順位の結果発表を出す。
糸成の順位は5位であった。最下位となっていた生徒の名前は
そして、相澤はこの後爆弾発言をする。
相澤「
その一言で生徒たちは静寂に包まれる。
相澤「君らの最大限を引き出す。
「「「「は───────!!!!??」」」」
八百万「あんなのウソに決まってるじゃない…ちょっと考えればわかりますわ……」
「「「(((気づかなかった………)))」」」
除籍処分が合理的虚偽だと言われて、緑谷と麗日更には飯田さえも大声で驚愕していた。特に緑谷は殆ど色が白黒で人の原型を
相澤「そうゆうこと、これにて終わりだ。教室にカリキュラム等の書類あるから目ぇ通しとけ。」
相澤先生は面倒くさそうな感じで振り返ってそう言う
相澤「緑谷……
相澤先生は緑谷出久にそう言って保健室利用書の相澤先生の名前記入許可入りの紙を渡す。
相澤先生はその場に要は無い様に歩く。そして、生徒は相澤先生に言われた通りに教室へ戻ろうとすると一人の生徒が口に出す。
「しっかし、除籍処分がウソでホントよかった〜〜」
金髪にギザギザのメッシュが入ってるチャラそうな奴......
糸成「いや、相澤先生は本気だったぞ。目に見える様な合理的主義者だったからなあの人……恐らく
「「「「マジかよ!!?」」」」
糸成の言葉に殆どの生徒はまた驚愕した。
糸成「それで一番除籍処分されそうだったのは……緑谷出久......おまえだっただろうな。」
緑谷「うそッ!!?」
糸成「間違いないだろう。相澤先生がお前の個性を消したのとその腫れ上がった指が証拠だ。一々個性使って怪我を負ってるなら……正直足でまといになる事は確実。ヒーローの足でまといは他のヒーローにも影響にもなるし民間人や避難民を不安にさせる事も確実になるだろう。」
緑谷「うッ……」
糸成「それがイヤなら、これから三年間と言う短い時間しかないんだから全身全霊死ぬ気で使いこなせ。時間はお前を待ってはくれないんだからな。でないと除籍処分は免れない所かヒーローの道すら危ういだろう。」
緑谷「うッ……(確かにそうだ。相澤先生もそう言ってただから僕はもっと頑張らないと!!)」
緑谷は覚悟したのか……拳を握り締めて真っ直ぐに雄英校舎を見ていた。
──そうそう……ヒーローになる事は相当の覚悟が必要だろう……例え命を懸けた戦いの場に居ようとも、目的を持ってヒーローを目指す事を諦めない奴こそが、ヒーローになれる器なのかも知れないな──
体力テストが終わってA組は教室へ戻り、相澤先生に言われた通りにカリキュラムに目を通す。
暫くして下校時間となり、入学初日は終了し……糸成は家に帰宅する。
碧早「お〜い!糸成!帰ろう!」
糸成「碧早……」
碧早「糸成……糸成のクラス入学式には居なかったけど、どうしたの?」
糸成「入学式はあったのか?!」
碧早「うん。入学式はあったし、ガイダンスもあったよ。私のクラスの一人の男子の
糸成「・・・個性把握テスト」
碧早「えっ!?入学初日から!!?」
糸成「A組担任の相澤先生曰く、ヒーローになるならそんな暇はないだってさ」
碧早「そうなんだ……凄いね糸成のクラスは……」
糸成「それにしても物間って言ったけかそいつ……
碧早「ハハハッ・・・」
色々とすみません・・・・・
楽しんで貰えたらいいんですが。糸成の
ヒーロー基礎学のチーム決め等をどうするか募集をしますのでよろしくお願いします!!!
糸成を他のチームに加えるとか、最悪オールマイトとの特別対決をするか・・・・・
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戦闘訓練開始!!
但し、今回は糸成以外の戦闘面ですのですみません。糸成は次回になります。
それでもよければ、楽しみに読んで下さい!!
次の日から本格的な雄英高校生活が始まった。
だが・・・・午前は
昼は大食堂で一流の料理を安価で頂ける。料理をするのはクックヒーロー:ランチラッシュである。彼の言葉は『白米に落ち着くよね最終的に!!』とグッドサインを出して言う。
そして、午後の授業・・・ヒーロー科のヒーロー基礎学。
「わーたーしーがー」
「普通にドアから来た!!」
扉の前で大きな声と共に扉が開き胸を張るように前に突き出して前のめりになって現れたのは、
No.1ヒーロー:オールマイトである。
「オールマイトだ・・・!! すげえや 本当に先生やってるんだな・・・!!」
「
「画風が違いすぎて鳥肌が・・・・・・」
オールマイト「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地をつくる為 ……様々な訓練を行う課目だ!!単数も最も多いぞ」
──なんか小声で俺たちの成績単位の事を言ったような気がしたのは気のせいか?──
オールマイト「早速だが、今日はコレ!!戦闘訓練!!!」
オールマイトがヒーロー基礎学の内容を説明して、一部の生徒は血の気の多い様な笑い方をしていた。
──イキナリか、だが……オモシレェ──
オールマイト「そしてそいつに伴って・・・こちら!!!」
オールマイトがスイッチの様なボタンを押すと教室の壁が引き出す様に出てきたのは・・・・・・
オールマイト「入学前に送ってもらった“個性届け”と“要望”に沿ってあつらえた・・・
──いよいよか・・・やってやるよ!!──
オールマイト「着替えたら順次 グランド・
オールマイト「
オールマイト「さあ!!始めようか
__________________________
皆それぞれの
糸成の
顔はというより頭全体は隠すように黒い仮面に眼は白く鋭い複眼型をしている。
手には黒く鋭い鉤爪、手から腕にかけては黒い
腰には小道具をしまうポーチ付きのベルト。
脚の膝とスネは刺々しいスパイク状の脚甲が装着されている軍人の厚底ブーツ靴を履いている。
見た目は怖い感じで、ヴィランじみているが、糸成にとってはこの
「私……思った事は何でも言っちゃうの 紡ちゃん……」
糸成「ん?」
糸成が振り返ると蛙の様なゴーグルと緑のパツパツスーツを着て大きな手袋と足には水かきをした蛙の様な女子である
蛙吹「アナタの....
糸成「まぁな。この方が個性の使い所とかが最適だし、皆も同じ様に
蛙吹「梅雨ちゃんと呼んで。そうね……私も個性の関係上もそうだけどデザインも個性にしているわね。」
──なら蛙吹の個性はやはりそのまま“蛙”か……平泳ぎが得意そうだし後舌も伸ばせそうだな──
「うおッ!?お前...紡か!!?真っ黒でスゲー
そう言ってきたのは、赤髪のツンツン頭のギザ歯が生え揃い、顔には黒い鼻と顎を固定する様なヘッドギアを装着し、上半身裸で両肩には赤い歯車を装着し、腰にはベルトにR文字に腰布があり、正に“
糸成「ありがとな!えっと......切島だったな?お前も似合っているぞ!」
切島「おう!ありがと!」
「先生!ここは入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか!?」
そう言う声からして飯田である。彼の
オールマイト「いいや!もう二歩先にに踏み込む! 屋内での
オールマイトから今回のヒーロー基礎学の内容説明があるので皆は真剣に聞く。
オールマイト「敵退治は主に屋外で見られるが……
オールマイトが敵の出現率の高さを比較し説明する。流石プロの言葉.....それもNo.1ヒーローの言葉にはすごく説得力があると糸成には肌所か心にまで感じ取る。
オールマイト「監禁・軟禁・裏商売……このヒーロー飽和社会 ゲフン……真に
──確かにニュースとかは屋外が多いけどそれは犯罪の内容に個性の関係状で屋外で犯す犯罪だけど、それは殆どが
そして糸成が思考している内に、内容の説明が進む事に気づいた糸成はオールマイトに目を向ける
オールマイト「君らにはこれから『敵組』と『ヒーロー組』に分かれて2対2の屋内戦を行ってもらう!!」
蛙吹「基礎訓練もなしに?」
オールマイト「その基礎を知る為の実践さ!ただし今度は、ブッ壊せばオッケーなロボじゃないのがミソだ」
オールマイトが基礎を知る為の実践とのことと言う。
──確かに入試の時のロボットと対人じゃあ個性の加減や倒し方が違ってくるからな……ヘタをすればヒーローなのに個性で相手を殺してしまう。それはヒーローからしてはいけないものである。それは殆ど
「勝敗のシステムはどうなりますか?」
「ブッ飛ばしてもいいんスか」
「また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか・・・・?」
「分かれるとはどのような分かれ方をすればよろしいですか」
「このマントヤバくない?」
「んんん~~~聖徳太子ィィ!!!」
──皆興奮気味で疼くのはいいが、お前ら今聞かなくても説明があるだろうに・・・・・オールマイトが震えて困っている。
それと最後に質問した青山ってナルシストな奴はすげぇどうでもいい事を言うと馬鹿に見え……はぁ〜...止めておこうヘタに思うと逆に疲れる──
それからオールマイトがカンペを取り出し説明を始める。
ルールは、敵がアジトに“核兵器”を隠していて、ヒーローはそれを処理すると言う何ともアメリカン的な設定であり、ヒーローは制限時間内に敵を捕まえるか、核兵器を回収する事。敵は制限時間まで核兵器を守るか、ヒーローを捕まえる事。
これが勝利条件らしい。
そしてコンビ及び対戦相手はクジで決めるとのこと。
飯田が何故クジで決めるのかと疑問を意見し、緑谷の現実的な説明で納得したが、まだ一つ問題がある。
それは・・・・
「尚、今年のA組は1人多いから1人になった者だけの者は私が相手をしよう!!」
全員は驚愕した……当然だ。くじでの余りで1人になった者はあのNo.1ヒーロー:オールマイトが相手をしてくれるのだ。上を目指す者は是非とも戦いたい者もいれば・・・・
今の自分が何処までプロに通じるか試したいと思う者もいれば・・・・
相手がオールマイトでは勝てないと諦めてくじでは当たらないでくれと祈る者もいる。
最後に正直どっちでもいいなんて考える奴は誰1人としていなかった。
A:緑谷・麗日
B: 轟・障子
C:八百万・峰田
D: 飯田・爆豪
E: 芦戸・青山
F: 砂糖・口田
G: 耳郎・上鳴
H: 蛙水・常闇
I: 尾白・葉隠
J: 切島・瀬呂
K: 紡
オールマイト「というワケで余ってしまった紡少年には私が相手をしよう!」
糸成は余りで相手がオールマイトだということに、糸成の表情は仮面であるが……その下の顔は笑っていた。
_________________________
最初の対戦相手は・・・・
Aコンビである……緑谷・麗日ペアがヒーローと
Dコンビである……爆豪・飯田ペアが
糸成はこの基礎学について思考錯誤していた。
──この基礎学は相手がどこに現れるか予測する為の『分析』、どう行動するべきか対応する為の『判断』、そしてお互いをカバーしあうための『連携』
この3つが現実的に最も大切だと思う──
『屋内対人戦闘訓練 開始』
訓練が開始され、モニタールームでそれを観察する。
開始早々、敵側である爆豪が単騎で奇襲を掛けるが緑谷はそれをスレスレで回避する。
どうも爆豪は苛立っているのか、やたらと怒号を上げてるいるようだ。
その後緑谷は麗日を1人行かせ、爆豪の相手を1人で務めたが中々いい勝負をしている。
とっさの判断に優れているのか、緑谷は爆豪の攻撃を紙一重で回避する。
一方、麗日は飯田の居る核部屋に到着し飯田と対峙しているが、そこで爆豪が大規模な爆破を起こし、ビルを半壊させてしまった。
どうやら爆豪は個性の“爆破”を“噴出する爆発”という遠距離攻撃が使えるように
さすがにオールマイトが注意を入れたが、これはもう中断すべきではないかと思った。
その後も緑谷と爆豪が攻防を続け一時爆豪の一方的なリンチになっていたが緑谷は再び対峙し、お互い向かい合って双方攻撃を繰り出す。
そして緑谷は爆豪の攻撃を左腕で防ぎ攻撃で繰り出した右腕を爆豪には向けず天井に向かって放ち、そのまま最上階までの天井を吹き飛ばした。
タイミングを見計らっていたのか麗日は緑谷の攻撃で崩れた柱を個性で浮かし柱と一緒に吹き飛んで出来た瓦礫を柱で飯田に向かってかっ飛ばす。
飯田が飛んできた瓦礫に目を奪われてる隙に麗日が飯田の頭上を飛び越え見事、核兵器にタッチ。
ヒーローチームが勝利した。
勝った方が重傷を負い、負けた方はほぼ無傷・・・・何ともおかしな戦闘訓練であった。
_________________________
〈モニタールーム〉
緑谷は重傷を負っている為搬送用ロボットによってそのまま保健室に直行。
麗日、飯田、爆豪の3人がオールマイトに連れられモニタールームにて先の戦いの評価が始まる。
オールマイト「まあつっても、今戦のベストは飯田少年だけどな!!!」
飯田「なな!!?」
蛙吹「勝ったお茶子ちゃんか緑谷ちゃんじゃないの?」
オールマイトは飯田がベストだと評価する。蛙吹はオールマイトの評価に疑問を言う。
その後クラス全員に何故そうなったかわかるか?と聞いたが八百万が手を挙げる。
八百万「それは、飯田さんが一番状況設定に順応していたから・・・・
爆豪さんの行動は、戦闘を見た限り私怨丸出しの独断。そして先程……先生も仰っていた通り屋内での大規模攻撃は
緑谷さんも同様の理由ですね。
麗日さんは中盤の気の緩み、そして最後の攻撃が乱暴すぎたこと、ハリボテを「核」として扱っていたら、あんな危険な行為出来ませんわ……
相手への対策をこなし
飯田以外の3人のダメだった所と飯田のイイ所を極め細かく説明して見せた。
「(思ってたより言われた!!)まあ・・・・正解だよ、くう・・・・!」
八百万「常に
八百万は手を腰に当て胸を張り宣言し、オールマイトは親指を上げgoodを見せる。
飯田も手を胸に当て感動している様子を見せる・・・。
糸成「飯田......感動している所悪いが、まぁお前もある意味では悪い点はあるな」
糸成の言葉に皆は目と耳を向ける。
糸成「爆豪が奇襲を仕掛けた時に飯田の個性:エンジンのスピードを活かして爆豪の援護にまわれば、2人を迅速に対応に捕縛テープを巻けば敵チームの勝利だったけど……例えどちらかを逃がすとしても、爆豪は緑谷に執着していたから任せられるが、麗日を相手にするならそのスピードで巻いて捕縛する事は可能だった筈だ。
例え、
糸成の言葉に全員が押し黙る。大半は納得する者もいれば、そんな大袈裟なという者もいたが、それが
言われた本人である飯田は悔いるような顔をし、オールマイトは何故かプルプルと震えていた。
オールマイト「(想像してなかったことを言われた!!!)・・・まあ、飯田少年は固すぎる所があったな! ヴィランを演じてはいたけど、成りきることが出来なかった」
オールマイトは震えながら親指を上げ、再びgoodを見せる。
飯田「仰っしゃるとおりです! 訓練とは言え、この結果は自分が未熟ゆえのこと! これからはより一層誠心致します!!」
飯田は右腕を上げ決意表明のように宣言する。
──ブレないなこいつ・・・・真面目なのはいいが、咄嗟の対応には遅れそうで危ないな──
オールマイト「いいよいいよ! じゃ第2戦を始めよう! ビルが半壊しちゃったから場所を変えるぞ!!」
「「「「ハ――イ!!」」」」
クラス全員(緑谷以外)、移動を始める。
『屋内対人戦闘訓練 開始』
スタートの合図が鳴り響く。
次の対戦は、Bチーム轟・障子とIチーム尾白・葉隠である。
まずは相手の出方を見るか、一つの動作を見るだけでも情報は得られる。
モニターを観ると、障子はビルの外で待機状態で轟はビルに触れると・・・・一瞬にしてビルごと凍結させた。
葉隠はわからないが、尾白は核の側で凍って身動きがとれない状態である。轟は核がある部屋まで行き、核に触れ 即座に終了した。
モニター室まで寒さが伝わってくる。
オールマイトが轟を賞賛し、切島が『最強じゃんか!』とツッコム。
爆豪はまるで自身が井の中の蛙だったと思い知らされた感じであった。自身が思っていたものと世界の違いを見せつけられたのである。
余談だが、蛙吹は個性の蛙の影響で若干冬眠仕掛けていた。
そして、皆それぞれの
オールマイト「さあて、次は紡少年と私の屋内戦だが……紡少年はヒーロー役か
糸成「じゃあ……
オールマイト「わかった!じゃ速やかに移動しよう」
黒い
糸成の目の前にいるのはNo.1ヒーロー:オールマイト......糸成は今の自分が持つ全てを
糸成の
糸成という事で『暗殺教室』の超体操服もイイかなとは思ったんですけど、どちらかというとコッチかな?と思いました。
鉤爪のネタ別の東映作品のウルトラマンベリアルです。
これからの糸成の戦闘服の改造等の意見をお願いします!!!
次回はオールマイトと糸成との戦闘を行いますので、意見があれば募集します!!!
感想や意見をまた、よろしくお願いします!!!
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