ソードアート・オンライン~黒の剣士と歌姫〜 (浅田零)
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本編
プロローグ:オーディナル・スケールのある日


矛盾や突っ込むところ色々ありますが、ヤンデレなユナが見たかったから書こうと思い(笑)
頑張っていきます。


最初は、強いなぁ〜。としか思わなかった、

興味なんて、これっぽっちも無かった

 

はず、だった。

 

 

私は……その日まで忘れていた、

彼に、助けられていたのを。

 

 

ユナ「みんなぁ〜、準備はいい?」

 

プレイヤーA「おぉ!ユナだ!!今日はついてるぜ!」

 

プレイヤーB「今日こそMVP貰うぜ!!」

 

プレイヤーC「今日は私がMVP取るのー!」

 

キリト「今日は俺一人か……。」

(やっぱり、人が多いな…)

 

ユナ「……んんっ、ミュージックスタート!♪」

(やっと………やっと見つけた……!)

 

 

 

 

 

 

 

【アインクラッド・迷宮区内】

ユウナ「はぁ……はぁ……!」

 

大型のモンスターが複数追いかけて来ている

 

ユウナ「っ……!」

(エイジ……助けて!)

 

モンスター達が一斉に止まる

 

ユウナ「っ………?」

 

モンスター達が消えていく

 

?「大丈夫…か?」

 

ユウナ「あ、貴方は?」

 

キリト「俺はキリト、1人で迷宮区に乗り込むのは危ないぞ?」

 

ユウナ「き、キリトって……こ、攻略組の黒の剣士さん……?」

 

キリト「ま、まぁ、そうだよ」

 

ユウナ「え、えと…あ、あの……た、助けてくれてありがとうございます!」

頭を下げる

 

キリト「い、いや!た、大した事じゃないから!」

 

ユウナ「で、でも……」

 

キリト「とにかく、ここはまだ敵が来る、安全なところまで送るよ」

 

ユウナ「そ、そんな!」

 

キリト「俺も今から帰るところだったんだ、一緒に行こ?」

 

ユウナ「え、えと……じ、じゃあ……お願いします……///」

 

キリト「うん、じゃあ行こう」

 

それから、キリトとユウナは町に戻った。

 

キリト「じゃあ、俺はこれで」

 

歩いていく

 

ユウナ「か、かっこいい……人だったなぁ……」

 

ユウナ「ま、また会えるかな……」

 

そして彼女は、恋に落ちる

 

 

【アインクラッド・広場にて】

ユウナ「ふぅ……」

 

「優しい言葉を

 

あなたがくれた

 

寂しい時には

 

抱きしめてくれた」

 

キリト「……綺麗な声…だな」

微笑む

 

ユウナ「き、キリトさん!?///」

 

キリト「あ、ごめん、邪魔しちゃったな」

 

ユウナ「そ、そんな事ないです!」

 

キリト「あー、それならいいんだけどさ…えっと、その敬語、やめないか?」

 

ユウナ「え、えっと…わ、わかり……わかった!」

 

キリト「それで、何時もここで歌ってるのか?」

 

ユウナ「ここもだけど…色んなところでだよ」

 

キリト「へぇー…じゃあ、またここに来るよ、そしたら、君の声が聴けるだろ?」

 

ユウナ「ふぇ!?////」

 

キリト「駄目、かな?」

 

ユウナ「う、ううん!ぜ、絶対だよ!」

 

そして彼女は、病み出す。




プロローグだからめちゃくちゃ短くしました(笑)
第1話もよろしくです!


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第1話:再開の歌姫

さぁ、病み始めです!(笑)
楽しんで下さいね!


【現実世界・オーディナル・スケールにて】

キリト「ふっ!!」

斬りかかり、ボスをこちらに引きつける

 

キリト「そこのあんた!ちょっとだけタンク、頼めるか!」

 

プレイヤーA「お、おう!任せろ!」

盾を構え、ボスの攻撃を受け止める

 

キリト「そこの3人!合図で銃撃頼む!!!」

 

3人のプレイヤー「「「あ、ああ!」」」

 

3……

 

2……

 

1……

 

ボスが大剣を振り上げる

 

キリト「今だ!!撃ってくれ!!!」

 

3人のプレイヤー「「「了解!!」」」

3人の一斉掃射

ボスが大きくよろめく

 

キリト「あんたら、行けるか?」

 

プレイヤーB「おうよ!」

 

プレイヤーC「ま、任せて!」

 

プレイヤーD「行けるぜ!」

 

3人「「「うおぉぉぉ!!!」」」

一斉に斬りかかる

 

キリト「っ………」

一気にボスの元まで走っていく

 

キリト「せやあぁぁぁぁ!!!!」

真っ直ぐ剣を構え、一直線に斬り抜ける

 

ボス「グアァ………」

消滅する

 

 

ユナ「………ふふ」

 

 

キリト「ふぅ……」

剣を直す

 

プレイヤーA「あんた!いい指示だったぜ!まるで攻略方法が分かってたみたいだったけどな!」

 

キリト「あ、あはは……それはどうかな……」

オーグマーを外そうとした瞬間

 

ユナ「はーいっ!今日のMVPはアナタっ!」

キリトの前に降りてくる

 

キリト「ユナじゃないか、ありがとう」

微笑む

 

プレイヤー達「羨ましいなー!」

 

ユナ「ふふっ♪MVPを取ったあなたには〜」

 

キリト「ん?何かくれるのか?」

 

ユナ「私をプレゼント!!」

 

キリト「……へっ?」

 

プレイヤー達「えぇぇぇぇえぇぇぇ!??」

 

 

 

 

【所変わりALO・キリト達のホーム】

キリト「……って言うことがあったんだよ……」

ソファに座り、苦笑いしながら

 

エギル「お、おいキリトよ…ほ、本当なのか?」

 

クライン「ちくしょう!!!何でコイツばっかり!!」

 

リズ「はぁー、まったく……」

(私が居ないと、やっぱりへんなのが付くわね)

 

シリカ「うぅー……ユナまでキリトさんを……」

(これはずっとずっと私が側に居ないとですね…)

 

リーファ「お兄ちゃんも大変だね〜…」

(今度オーディナル・スケールをする時は私も行かなきゃだね…)

 

シノン「それって、いつあったの?」

 

キリト「ん?ついさっきだよ」

 

シノン「そ、そう…」

(やっぱり買い物に誘っておけば…しくじったわね)

 

ユイ「私はその時間はスリープモードでした……」

 

ストレア「んー、私もそこにいれたら……」

(そのユナって子を消すのになぁ〜)

 

フィリア「あー、私もオーグマー買おっかな〜……」

(そうしないとキリトを取られちゃうもんね……)

 

ユウキ「……。」

(キリトが取られるキリトが取られるキリトが取られるキリトが取られるヤダヤダヤダヤダ……)

 

アスナ「あーあ、家の用事なんて行くんじゃなかったなぁ…」

(キリトくんが穢されるキリトくんが穢されるキリトくんが穢されるキリトくんが穢される……)

 

レイン「んー、お仕事無かったら行けたんだけどなぁ〜」

(これは私のキリトくんがへんなのに行っちゃう前にずっと私のものにしないとね……)

 

プレミア「それで、その後はどうなったのですか?」

(場合によれば……)

 

キリト「えっと……“またすぐに会いに行くからね!キリト!”って行ってそのまま消えたんだよなぁ〜」

 

ヒロイン達「会いに……行く……?」

 

その瞬間、ホームの扉が開かれる

 

ユナ「やっほ〜、キリトっ♪」




読んで頂きありがとうございます!
ヒロイン全てが病んでました…
アリスや、キズメル、アルゴなどは登場させるかは未定です(笑)
第2話も引き続きよろしくです!


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第2話:仮想世界で加速する想い

加速する少女の想いは、この仮想世界で加速していく……


キリト「ゆ、ユナ?どうして?」

 

ユナ「やだなぁ〜、キリトに会う為にここまで来たんだよっ♪」

キリトに抱きつく

 

ヒロイン達「なっ!?」

 

キリト「!?///」

 

ユウキ「“僕の”キリトに触らないでよ!」

少し声を荒らげる

 

レイン「そうだよ、“私の”キリトくんに触れないで」

まるで、敵を見るかのようにユナを見る

 

ユナ「ふざけないでよ…私は貴女達よりずっと前にキリトと会っているし、それに、キリトは私を助けてくれたの」

抱きしめる力を少し強めながら

 

キリト「ゆ、ユナ?少し痛い……」

 

ユナ「ふふ………うふふっ♪」

まるで自分のものだと言うように擦り付ける

 

ユナ「ずっと……ずっとずっとずーっとこうしたかったんだぁ……♪」

光のない、虚ろな目で

 

アスナ「キリトくんとずっと前から会ってる?何言ってるの?私は第一層の攻略前からキリトくんと会ってるんだよ?それにキリトくんは私の事を何度も…何度も何度も何度も何度も何度も助けてくれた…たった一度助けられたくらいで図々しい……」

 

キリト「あ、アスナ?ど、どうしたんだ?」

 

ストレア「あははぁ〜、おもしろい事言うなぁ〜アスナは、第一層攻略前からキリトと会ってた?私はそれよりも前からシステムの中でキリトを見続けてきたんだよ?」

 

ユナ「私とキリトの事を何も知らないくせに……」

ますます抱きしめる力が強くなる

 

キリト「っ………」

左手をなんとか動かす

 

キリト「っ……」

(よし……行ける……)

メニューを開き、ログアウトを押す

 

ヒロイン達「あっ!」

 

ユナ「………ふふ」

 

 

【現実世界・和人の部屋】

和人「……」

アミュスフィアを外す

 

和人「……皆…どうしちゃったんだ……」

 

和人「………しばらくALOにはログイン出来ないな………」

 

携帯の画面が光る

 

ユイ「パパ〜、皆さんが怖いです〜」

少し泣きそうになりながら

 

和人「ユイ……皆がおかしくなったのって何時からかわかるか?」

 

ユイ「えーっと…今までも少し変な様子はありましたが、パパがユナのお話をしてからより一層酷くなりました……」

 

和人「ユナの話……からか……」

 

和人「……ユイ、ちょっと気晴らしに散歩でも行こうか?」

 

ユイ「お散歩…ですか?」

 

和人「ああ、オーグマーを付ければ一緒に居られるだろ?」

 

ユイ「は、はい!パパ!是非行きましょう!」

 

和人「ユナやアスナ達の事はそれから考えようか」

 

ユイ「はい!パパ!」

 

ユナ「私がどうしたの??キリト?」

 

和人「ゆ、ユナ!?」

 

ユナ「ふふふっ♪もう絶対……絶対に逃がさないんだからね……♪」




個人的にユウキ、ユナ、ストレア、フィリアがヒロインでは好きです(笑)
第3話もよければお楽しみに!


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第3話:悪化する少女達の想い

今回はキリトがログアウトした後のヒロインズと、その時のキリト達のお話になります〜
※言い忘れてましたがルート的にはゲームのストーリーをベースにしております。


キリトさんがログアウトしました。

それに続きユナも消える

 

アスナ「チッ………私もログアウトしてキリトくんの所に行かないと……」

 

それに続き続々とログアウトしていく

 

クライン「キリの字……」

 

エギル「どうか生きててくれ……」

 

 

 

?「ふーん、オレっちのキー坊を奪おうなんてナ……」

 

?「はぁ……研究のせいでまたキリトくんを見逃した……それにしても…皆諦めれば良いのに……」

 

「「私(オレっち)のモノをとるなんて、痛い目見ないといけないみたいね(だナ)」」

 

また2人、歪んだ愛を持った少女達が現れる…

 

【場所は変わり和人の部屋】

 

 

和人「ゆ、ユナ……ど、どうして……?さっきまでALOに……」

 

ユナ「キリトが居ないあんな世界、いらないよ…だからキリトを追いかけてきたんだよ?」

 

和人「お、俺を……?」

 

ユナ「うんっ!だって好きな人と一緒に居たいって言うのは当たり前でしょ?」

首を傾げ、不思議そうに

 

和人「で、でも俺にはアスナが……」

 

ドンッ!と地面を蹴る音が部屋に響く

 

ユナ「………んで………」

 

和人「ユナ…?どうしたんだ?」

 

ユナ「何で何で何で何で何で何で!!!」

 

和人「っ!?」

少し後退る

 

ユナ「どーして今私と喋ってるのにあの女の名前が出てくるの!!?何で?何でなの!!」

 

和人「お、落ち着いてくれユナ!今日のユナは少しおかしいぞ?」

 

ユナ「私は落ち着いてるよ?それにおかしいのはキリトの方だよ…どうしてあの女の名前がここに出たの?ねぇ、何で?」

 

和人「そ、それは……アスナは俺にとって大切な人だし…そ、それに……結婚した人なんだ」

 

ユナ「え……?嘘……だよね?」

 

和人「嘘なんかじゃない…俺とアスナは結婚してるんだ…わかっただろ?俺はアスナの事を愛…」

 

ユナ「あは………あはは……あはははは!!!」

 

和人「ゆ、ユナ……?」

 

ユナ「キリト……かわいそうだね……」

キリトを抱き寄せる

 

和人「ユナ!?な、何を……」

 

ユナ「キリトはあの女に騙されてるんだよ。」

 

和人「な、何言って……」

 

ユナ「キリトは優しいもんね…あんな女でも助けちゃうんだもんね…。」

 

和人「お、俺は……」

 

ユナ「それに…あの女がキリトの事をちゃんと助けた事ってある?」

(ふふ……動揺してるキリトかわいい……)

 

和人「あ、ああ!俺が麻痺毒で動けなくなって、後もう少しで殺されそうになった時に助けてくれた!」

 

ユナ「それってさ……フレンド登録してたならもっと早く異変に気づけるよね?もし、攻略するのに必要だったから助けに来た、それだけだとしたら?」

 

和人「それ……は……」

 

ユナ「……もし、他のみんなも、キリトを利用する為だけに一緒に居たとしたら?」

 

和人「っ……」

少し涙目になっている

 

ユナ「私は…心からキリトの事が好き。」

そっと撫でる

 

和人「ユ…ナ……」

 

ユナ「SAOの中で私に言ってくれたよね、“俺が君の側にいる限り、俺は君を守ってみせる”って、だからね…キリト。」

 

和人「………?」

 

ユナ「今度はさ、私がキリトを守るよ」

微笑む

 

和人「う…ん……!俺…ユナと一緒に…居る…」

 

ユナ「そっか、じゃあ……今度こそずっと一緒、だね?」

 

歪んだ愛情が、少年を包む




新しい人が2人出てきましたね!誰でしょうか?(笑)
お気に入り19!ありがとうございます!
これからも頑張ります!
次回はそれぞれのヒロインに分けて、病んだ理由を書ければと思ってます!お楽しみに!


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第4話:歌姫の想いと金木犀の剣士

タイトルで結構バレると思うんですが……(笑)
久々にシナリオ進行させますよ!
今回はあの方がALOに来ちゃいます!
それではどうぞ!


あれから数日…

俺は、ユナと一緒に居る時間がとても安らいで、落ち着いて……でも、何か寂しい気もしていた

 

そして…

 

和人「……今ユナはスリープモードか……」

1人ベッドに腰掛け

 

和人「……」

アミュスフィアを見る

 

和人「久しぶりに……ログインしてみるか……」

アミュスフィアを手に取る

 

そして頭に装着し起動させる

 

和人「……リンクスタート」

慣れたように《OK》とコマンドを押していく

 

【それから少し経ち…】

ユナ「キリト〜!ごめんね〜、寂しか…った………って………」

 

ベッドで横になり、意識のない少年を見つめる

 

ユナ「……あの世界は危険がいっぱいだから、行っちゃダメだって行ったのに……」

 

何で何で何で何で何で何で何で何で何で何でナンデナンデナンデナンデナンデナンデ!!!!!

 

やっぱり……ALOのデータを初期化して、入れないようにしないとね

 

【空都ライン】

キリト「……」

キャラクターが構成され、和人の意識がキリトに覚醒する

 

キリト「ふぅ……」

手を握ったり、周りを見たりする

 

キリト「久しぶりだな…この感覚」

 

それから少しタウンを歩いていると……

 

そこには見慣れないクエスト掲示板があった

 

キリト「何だこれ……?」

近づくとプレイヤーに止められる

 

プレイヤー「あんた、このクエスト受けるのか?」

 

キリト「あ、ああ、そのつもりだけど……」

 

プレイヤー「やめときなやめときな、あんなのクリア出来るわけねぇーよ」

 

キリト「クリア出来ない?そんなに難しいのか?」

 

プレイヤー「いや、クエスト自体は浮島草原ヴォークリンデに行って素材を採ってくるだけだ」

 

キリト「……?だったら簡単じゃ……」

 

プレイヤー「それがそこで出てくるNPCがとんでもねぇ強さなんだ」

 

キリト「へぇ……そんなに強いのか」

 

プレイヤー「あぁ、何でも『違う、お前ではない……』とか言いながら見たこともないスキルを使ってくるそうだ」

 

キリト「見たこともないスキル……どんな感じかわかるか?」

 

プレイヤー「えーっとな…『……舞え、花たち』って言った途端刀身が消えて、辺りに金木犀の匂いがするらしい…」

 

キリト「金木犀…の……」

 

プレイヤー「そして気がつけばHPがゼロ、だそうだ」

 

キリト「……尚更興味が出てきた」

少しニヤッと笑いクエストを受ける

 

【浮島草原ヴォークリンデ】

キリト「確か……ここら辺だったよな」

飛行状態から降下し、地面に足をつける

 

キリト「あれ……か……?」

 

キリトが見た先には、風に揺られとても美しい金色に伸びた髪に、澄んだ蒼色の瞳、そしてその容姿には似合わないゴツゴツとした黄金の鎧

そんな少女が金色の剣を地面に刺し、じっと何かを待つかのように立っていた

 

キリト「近づいてみるか……」

歩き出し、少女に近づく

 

すると

 

?「……!」

 

何かに気がついたかのように剣を取り、こちらに向かってくる

 

キリト「……」

(いきなり来るか……)

ユナイティーウォークスの柄に手をかけ構える

すると……

 

?「ようやく見つけました!キリト!!」

地面に押し倒す勢いで抱きつく

 

キリト「……へっ!?」




アリスさん初登場回です!
個人的にアリスさんは病んだイメージ湧きませんでしたが、一応ヤンデレにさせます(笑)
それでは次回もお楽しみに!


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第5話:金木犀の剣士と黒の剣士

前回に引き続きアリスでございます!


?「あぁ……やっと………やっと会えました………ふふふっ………」

抱きつき地面に押し倒し、そのまま擦り付けるかのようにすりすりしてる

 

キリト「ちょ、ちょっと待ってくれ!き、君は一体……!?」

(ま、まさか男性スプリガンにのみこういう反応をするイベント…?でもNPCなのに俺のプレイヤーネームを……一体どうなってるんだ……?)

 

?「ふふふっ………キリトぉ………好きです……いえ、愛していますぅ………」

顔をキリトの胸にうずくめながら

 

キリト「なっ……!?/////」

 

?「あぁ………少し照れた顔も愛おしい……」

右手をキリトの顔にそっと添える

 

キリト「っ……/////」

(くそ……ど、どうしたら……!?)

 

?「ふふっ……焦っている顔も実に美しいです……」

 

キリト「っ……///」

 

キリト「そ、そうだ、一体君は何者なんだ?」

 

?「あっ…私とした事がすいません…今は”まだ“出会ったことの無い時代ですよね」

1度離れ、微笑みかける

 

キリト「今は……まだ……?」

 

?「私はアリス・シンセシス・サーティ……貴方の妻です。」

また抱きつく

 

キリト「つ、妻!?」

 

 

 

?「新しいクエストの真実の為にここまで来たケド……ふーん………アレは始末しないといけないナ……」

何処までも深く暗い瞳が、金木犀の剣士と黒の剣士を見つめる

 

 

【現実世界・結城明日奈の家】

明日奈「キリトくん……」

あれから数日……

一体何処に行っちゃったの、キリトくん……?

 

明日奈「……まさか」

ユナや他の雌共に何かされてるんじゃ……

電話にも出てくれないし……

 

明日奈の握り締めているスマートフォンには…

1時00分:キリトくん一体何処にいるの?

1時00分:ねぇ、キリトくん??

1時01分:あれから○日と3時間23分50秒経つよ?

1時01分:ねぇ……お願いだよ……

1時02分:キリトくんキリトくんキリトくん

1時03分:キリトくんキリトくんキリトくん

 

というメールが何万件と送られていた

 

【現実世界・紺野木綿季の家】

木綿季「………」

部屋には壁、天井、ベッド等全ての物の色は黒で統一されており、そしてそれぞれ1面ビッシリとキリト(桐ヶ谷和人)の写真が貼られている

 

木綿季「キリトぉ……」

手に持っている写真には、恐らく全員で撮った記念写真だと思われるが、自身とキリト以外全て塗り潰されている

 

木綿季「どこ行っちゃったのぉ……キリトぉ……」

 

【ALO内・浮島草原ヴォークリンデ】

キリト「つ、つまり君は未来から…来た?」

 

アリス「はい、そうとってもらって構いません。」

 

キリト「それは良いんだけどさ…どうして君は…その……俺の………妻なんだ?」

 

アリス「そんなの出会った時から決まっている事ではありませんか、ふふっ…面白い事を言いますね、キリト。」

 

キリト「……」

 

アリス「むぅ……では、こうしましょう、今から私とでゅえる?なる物をしましょう。」

 

キリト「デュエル…?何でまた……」

 

アリス「キリト、貴方が勝てば妻という事は撤回します、しかし、私が勝てば……」

 

キリト「……勝てば…?」

 

アリス「貴方を貰います。」




うーん、これはヤンデレ……なのかな?
まぁそんな事はさて置き、楽しんで頂けましたか??
それでは次回もお楽しみに!


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第6話:黒と金の衝突

どうも!ちょっと忙しくて書けなかったですが、また少しずつ再開しようと思います!
それではどうぞ!


キリト「デュエルって……≪完全決着モード≫と≪半減決着モード≫、≪初撃決着モード≫のどれにするんだ?」

 

アリス「そうですね…手短に終わらせられるのはどれですか?」

 

キリト「まぁ……早く終わるのは≪初撃決着モード≫か、≪半減決着モード≫かな」

 

アリス「では、≪半減決着モード≫にしましょう。」

 

キリト「わ、わかった……」

メニュー画面を開き、アリスにデュエルの招待をする

 

アリス「これは……?」

 

キリト「えーっと……受けるって言うのを押してくれ」

 

アリス「わかりました。」

言われた通り押す

 

『デュエル準備中』

○キリトVSアリス○

≪半減決着モード≫

 

90……

 

【キリトside】

キリト「……。」

ユナイティーウォークスを構える

 

50……

 

キリト「さて……」

(相手がどう動くかわからない以上…下手に油断出来ないな……仕方ない…使うか……)

ディバイネーションに手をかけ、構える

 

10……

 

キリト「……」

(まずは距離をとって、とりあえずダブル・サーキュラーで動きを見るか……)

 

『スタート』

 

キリト「よっと………」

大きく後ろに飛び引く

【アリスside】

アリス「……。」

金木犀の剣を構える

 

50……

 

アリス「……。」

(あぁ……凛として、そして美しくもあり……何よりも愛おしい……このでゅえる?に勝てば最早キリトは私のモノ……)

 

10……

 

アリス「ふふ……」

(もうすぐで……私のモノに……)

 

『スタート』

 

キリト「よっと………」

大きく後ろに飛び引く

が……

 

アリス「……」

物凄い勢いで迫ってくる

 

キリト「なっ……!?」

(は、速い…!?)

 

アリス「……して……」

何かを言いながら斬り掛かる

 

キリト「っ!!!」

(重すぎるっ!?)

クロス・ブロックで受け止める

 

アリス「どうして……何故です!?」

更に斬り掛かる

 

キリト「っ!?」

防御が間に合わず吹き飛ぶ

 

アリス「今……逃げようとしましたよね……」

ゆらゆらと歩きながら近づく

 

キリト「っ……」

(一撃でこれだけ削られるなら……もうこれ以上くらえないな……くそ……)

 

アリス「ふふ……だったらその私から逃げる足は要りませんよね?」

 

キリト「っ……ここだっ!」

周りに黒い煙幕の様なものを放つ

 

アリス「これは……」

 

キリト「……」

(この娘には悪いけど……)

2本両方にソードスキルを溜める

 

アリス「ふふ……」

金木犀の剣を両手で自身の目の前に持つ

 

キリト「スターバースト……」

駆け寄って初撃の2連を“何か”に阻まれる

 

キリト「っ!?」

周りには金木犀の花が舞っている

 

アリス「“武装解放”リリース・リコレクション」

全方位からの攻撃を仕掛ける

 

キリト「ま、まずい…!」

まともにくらう

 

そして、キリトのHPは25%まで減る

 

『勝者・アリス』

 

アリス「ふふ………キリト…私の勝ちですよ」

何処までも濁った瞳の少女は、黒き少年を見つめる




次回はまたまた各キャラに戻るかな??(笑)
それでは次回もお楽しみに!!


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第7話:金と歌姫と、それから…

あけましておめでとうございます(大遅刻)
ものすっごい久々の投稿になり申し訳御座いません!!
待っててくれた方(居るか分からないけど)、お待たせしましたっ!

それでは本文どうぞ。


アリス「と言った具合に、私達の世界、アンダーワールドを救ってくれたのですよ、キリト。」

ギュッと腕を抱きしめる

 

キリト「そ、そう…か…」

 

あの時、彼女の未知なスキルによって敗北した俺は、休める場所に行きたいと言われ、一緒にタウンに来た後、この様にずっと腕を絡められ、未来の俺の活躍をずっと話されていた。

あぁ…どうしてこうなった…

 

アリス「それからですね、キ…」

 

??「何、してるのかな?キリト…」

 

キリト「っ…!?」

全身から汗が出るような、そして底知れない怒りが含まれた声で後ろから呼ばれ、ゆっくり振り返る。

そこには…

 

 

 

 

ユナ「もうこの世界に来ちゃダメだって、私、言ったよね?」

光の無い瞳で、こちらをじっと見つめるユナが居た。

 

キリト「ゆ、ユナ…!?ど、どうして…」

 

アリス「何者だ、貴様。」

キッ、と威嚇するように睨みつける

 

ユナ「そっちこそ、誰かな?」

お前こそ、と言うように睨みつける

 

アリス「ふん、いきなり出てきて、私のキリトを怯えさせる様な者に名乗る名など無い。」

 

ユナ「私の…?笑わせないでよ、キリトは私のなの!」

 

アリス「キリトはお前のものなどでは無い!それに見たところ、どうやらキリトは貴様の事を怖がっている様子、そんな貴様にキリトの近くに居る資格はあるのか?」

 

ユナ「怯えてる?証拠も無いのに勝手なこと言わないでよ、第一、少し様子を見させてもらってたけど、さっきからあなたが話してる間、キリトはずっと居ずらそうに、離れたそうにしてたよ?」

 

アリス「貴様…ッ!」

腰辺りに納刀された、剣の柄を掴む

 

キリト「ふ、2人とも、そこら辺に…」

2人の仲裁に入る為に、止めようとするが…

 

ユナ「大丈夫だよ、キリト」

優しく微笑みかける

 

ユナ「この女黙らせたら、すぐに2人きりになれるから、ね?」

 

アリス「ふん、黙るのは貴様だ。」

 

今にでも決闘が始まりそうな雰囲気に包まれる。

が、しかしその時、

 

??「こっち!」

 

キリト「え…うわっ!?」

物凄い速さで連れていかれる

 

アリス「っ!?」

 

ユナ「キリト!!」

 

 

 

 

【連れ去られた後・路地裏】

??「ふぅ、やっと会えたぁ〜」

 

キリト「い、いきなり誰……って、ユウキ?」

 

ユウキ「えへへ、お久しぶりだね、キリト」

 

キリト「あ、あー…確かにそうだ、な…」

バツが悪そうに、少し頬をかく

 

ユウキ「でさ、なんで連絡一つしてくれなかったの?」

少し首を傾げる

 

キリト「え、えーっと…す、少しリアルが忙しくてさ」

あははー、と目を逸らしながら

 

ユウキ「ふーん……」

少し、近づく

 

キリト「ゆ、ユウキ…?」

 

ユウキ「それ嘘、だよね」

顔を覗き込む

 

キリト「っ……!」

 

ユウキ「……まぁいいよ、ボクはそれでキリトを責めたりしないし、んー…まぁ確かに寂しかったけど、どうせあの雌……ユナ、だっけ?が、自分勝手にキリトの事を縛り付けたりしてたんでしょ?例えば、あの世界は危険がいっぱい、とか言ってさ。でも安心してキリト、ボクはそんな風にキリトを縛り付けたりしないし、無理強いだってしない、お互いが信頼し合える関係だもんね?けど、連絡くらいして欲しかったなぁ〜、ボクずっと待ってたんだよ?ALOでもリアルでも、もしかしたら来てくれるかもって……あぁでもそっか、あの女が使えない様にしてたら出来ないよね…やっぱりキリトは悪くないんだ、全部あの女や、アスナや、みんなが悪いんだよね?やっぱりこんなことならアスナじゃなくキリトにギルドに入ってもらってボクが管理すれば良かった……でもこれからずっと傍に居ればいい、よね?そうと決まればずっと一緒に居てくれるよね、キリト」

暗い瞳で瞬きもせず、こちらをじっと見つめながら

 

キリト「ひっ………」

後ろに下がるが、壁にぶつかる

 

ユウキ「今、逃げようとしたよね、キリト」

ドンッ!、と壁に手を付き、所謂壁ドン状態になる

 

キリト「ち、違…」

 

ユウキ「違わないよ、はぁ…本当はしたくないけど……」

そっと抱きしめる

ユウキ「お・し・お・き、しなきゃ、ね…?」

 




長らくお待たせして申し訳ない…
続きを書いてはいたのですが、リアルが本当に忙しかったのと、携帯がぶっ壊れて、その後書いてたもの全てお釈迦になってしまい、モチベが下がっていました。
もう一本の方も現在書いておりますので、もう暫くお待ちください。


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番外編
絶剣と黒の剣士


今回はユウキの病んだ理由編です!
それではどうぞ!


僕はキリトの事、最初はとっても強い人だなぁーって、でも、その時はまだアスナの事が好きだったんだ

 

 

それからちょっと経って、スリーピングナイツの皆と、迷宮区に来てた時なんだ

 

 

ユウキ「あれ……?はぐれちゃった??」

きょろきょろ、と周りを見る

 

大量のモンスターが出現する

 

ユウキ「っ!」

剣を抜く

 

ユウキ「やあっ!!」

ソードスキル、レイジ・スパイクを発動、複数のモンスターを貫いていく

 

ユウキ「これくらいなら行ける!」

構え直す

 

しかし増え続けるモンスター

 

それから少し経ち…

 

ユウキ「はぁ……はぁ……」

(やばい…かも………)

 

ユウキ「……っ」

(こんな時……皆が居てくれたらなぁ……)

 

モンスター達が一斉に攻撃を仕掛けてくる

が………

 

?「はあっ!!」

ソードスキル、ヴォーパルストライクを発動させ、ユウキの周囲のモンスターを貫く

 

ユウキ「キ……リト……?」

 

キリト「やっと見つけた…全く、探したぞユウキ」

 

ユウキ「え……?」

 

キリト「スリーピングナイツのみんなとアスナから頼まれてさ、“ユウキが圏外に居るみたいだから一緒に探して”ってな」

 

ユウキ「あ、あり…がとう……」

 

モンスター達が攻撃を仕掛けてくる

 

キリト「っと」

受け止める

 

キリト「まだやれるか?ユウキ」

 

ユウキ「…うん!もちろん!!」

構える

 

キリト「よし、行くぞ!!」

 

ユウキ「おっけー!!」

 

数分後………

 

ユウキ「ふーっ!終わったぁ〜」

 

キリト「お疲れユウキ、ナイスファイトだったぜ」

ユナイティーウォークスを直す

 

ユウキ「キリトこそ!」

マクアフィテルを直す

 

キリト「いやぁー、戦った戦った〜」

両手を上にあげ、伸びをしながら

 

ユウキ「やっぱりキリトと一緒に戦うのは楽しいね!」

キリトの手を握り

 

キリト「お、おぉ…そうだな」

微笑む

 

ユウキ「えへへーっ!」

(……こんなんなら、アスナじゃなくてキリトを誘えばよかったなぁ……)

 

キリト「ん?ユウキ…?どうした?」

 

ユウキ「……ううん!何でもないよ!それよりも早くタウンに戻ろうよ!」

 

キリト「そうだな、みんな心配してるしな」

 

ユウキ「…………みんなはどうでもいいんだけどな……」

小声でぼそぼそと呟く

 

キリト「ん…?どうした?大丈夫か?」

 

ユウキ「………だ、大丈夫だよ!さっ、行こっ!」

キリトと手を恋人繋ぎで繋ぐ

 

キリト「ゆ、ユウキ?///」

 

ユウキ「えへへっ!///」

(キリトはアスナに毒されてるから……僕が綺麗にしてあげないと……)

 

 

それからずっと、ずっとずっとずぅーっと、キリトがクエスト行く時も、アイテムを買いに行く時も、武器を修理しに行く時、何時でも何をする時もずっと一緒に居たんだよっ♪

 

キリトってほんとに可愛いんだよね〜、ちょっとした事でも照れちゃってさっ♪

 

 

だからね

 

 

大好きだよ

 

 

キリト




これはヤンデレ…なんですかね?
ユウキのヤンデレいいですよね(笑)
ではでは!第5話はストレアです!お楽しみに!


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天真爛漫と黒の剣士

今回はストレア編!
ツッコミどころ満載です(笑)
ストレアさん可愛いですよね〜(笑)
楽しんで下さいね!


【アインクラッド10層タウンにて】

キリト「んー……」

(10層のボス前にとりあえずアイテム補充でもしておこうかな〜)

アイテム屋で回復アイテムなどを見てる

 

「可愛いなぁ〜」

 

キリト「あ、すいません」

(今…何か聞こえたような……?)

 

店員「はい、どれにしますか?」

 

キリト「んー、ポーション5つと転移結晶2つ貰おうかな」

 

店員「了解致しました。」

 

「私のモノになってくれればなぁ〜」

 

キリト「ん……?」

 

店員「ありがとうございました!」

お辞儀する

 

キリト「あ、ありがとう…」

歩いていく

 

 

あれから時は流れ……

【タウンにて】

キリト「……」

(誰かの気配……俺をつけてきているのか…?)

歩いてその場から移動する

 

「えへ……えへへ……かっこいい…よぉ…キリトぉ……」

 

キリト「……」

(まだ気配がする……そうだ……)

歩いてその場から移動、路地裏の様な所に

 

「えへへ……」

 

キリト「……」

(この距離でも気配しか感じ取れない……かけてみるか)

 

キリト「……誰だ」

振り返る

 

「あーあ、バレちゃったかぁ〜」

 

キリト「……」

(この声…どこかで……)

 

ストレア「こんにちは、キリト」

 

これが私と彼(キリト)の出会いだったんだ〜

本当に嬉しかったんだよ?だって、生で彼を見ることが出来て、感じることが出来て、それに愛することが出来るんだよ?そりゃぁ嬉しいよ!

 

 

【ある日のALO・タウンにて】

ストレア「……」

(確か最近はキリトってここの道よく通るんだよね)

 

しばらく待つと

 

キリト「……」

(くっそ〜、アルゴめぇ…『情報収集のためダ、キー坊にも手伝って貰うゾ』とか言って人こき使いやがって…まぁ良いんだけどさ……)

歩いている

 

ストレア「…あ、キリト〜!」

抱きつく

 

キリト「うわぁっ!?す、ストレア!?///」

 

ストレア「えっへへ〜、キリト成分補充〜♪」

 

キリト「す、ストレア!は、離れてくれ!そ、その…あ、当たって……///」

 

ストレア「んもぉ〜、当ててるんだよ♪」

そう言いすりすりと擦り付けながら

 

キリト「っ……////」

 

ストレア「ふふ……」

(照れちゃってる…可愛いぃなぁ〜………うん?)

 

キリト「す、ストレア?どうしたんだ?」

 

ストレア「ねぇ…キリト?どうしてキリトからあの情報屋の匂いがするのかな?なんで?なんでなの?」

 

キリト「お、落ち着いてくれストレア!さっきアルゴに情報収集の手伝いを頼まれたんだ!」

 

ストレア「でも情報収集ならくっつきながらする必要無いよね、ねぇキリト、浮気?」

 

キリト「う、浮気って…つ、付き合ってない……」

(それにどうしてアルゴが抱きついてきてそのままだったのを知って……?)

 

ストレア「まぁ良いよ…私は優しいからね、でもねキリト、約束だよ…」

 

キリト「や、約束…?」

 

ストレア「ずっと……一緒に居てね?破ったら……私無しじゃ生きられないようにするからね」

目の光りが消え、虚ろな目で微笑む

 

キリト「っ!?わ、わかった!」

 

ストレア「……ふふっ♪もうキリトったら怖がっちゃって〜、可愛いなぁ〜」

またすりすりと、今度は自分のものだと言うように擦り付ける

 

あの約束、破らないでね…キリト




ストレア編でした!どうでしたかね?ヤンヤンしてました?(笑)
にしてもSAOのゲームって面白いですよね〜、フェイタル・バレットとかも良かったですよね!(今更アクセルソードしてるのなんて僕くらいだろうなぁ)
さてさて次回は誰編にするか…見たい人がいればコメント是非お願いします!コメントで来たキャラ優先で書こうと思っています!
後、挿絵(自分がするなら紙に描いたものになりますが)いりますかね?その辺もよければコメントお願いします!
それでは次回もお楽しみに!


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冥界の女神と黒の剣士

今回はシノン編です!
シノのん可愛いですね…!
それではどうぞ!


初めは、ただ彼の……キリトの強さが知りたいだけだった。

 

そりゃ……男性なのに女性のフリして私を騙してたのは正直許せないと思ってたけど……でも、あの世界(GGO)で彼と出会えた事は、本当に良かったと思えるわ。

 

だって、キリトは…

 

私を唯一理解してくれて、愛してくれる人だからね

 

【ALO・環状氷山フロスヒルデ】

キリト「なぁシノン、なんでまた今日は氷山なんだ?」

 

シノン「クエストよ、クエスト」

 

キリト「クエスト?どんな内容なんだ?」

 

シノン「飛行型のモンスターを数十匹倒す、だったかしら」

 

キリト「…?だったらシノン一人でも十分じゃ……」

 

シノン「クエスト受託条件が二人“で”攻略しないといけないのよ」

 

キリト「あー……だから暇そうな俺へ頼んだと」

 

シノン「そういう事。」

(嘘、本当はそんな条件ない…ただあんたと居たいだけ)

 

キリト「お、シノン、あそこに沢山いるぜ」

 

シノン「ええ、ざっと見た感じあそこにいるやつらで足りそうね」

 

キリト「うしっ!やるかー!」

ユナイティーウォークスを構える

 

シノン「ほんとあんたって戦闘になると楽しそうに笑うわよね……」

(まぁそこも愛してるんだけど…)

アッキヌフォートを構える

 

キリト「じゃあシノン、援護よろしく」

一気に飛び、敵の元まで行く

 

シノン「任せて」

(あんたの事は、私しか守れないものね……)

矢を構える

 

【数十分後……】

 

キリト「ふぅ……」

ユナイティーウォークスを直す

 

シノン「えーっと……」

クエスト情報を確認してる

 

シノン「うん、丁度終わってるわね」

メニュー画面を消す

 

キリト「おつかれ、シノン」

 

シノン「ええ、お疲れ様、キリト」

 

【タウンにて】

 

キリト「この後はどうするんだ?何も無いなら俺はログアウトするけど……」

 

シノン「……そ、その……」

 

キリト「…ん?どうした?」

 

シノン「リアルでお茶しない……?」

 

キリト「り、リアルで?」

 

シノン「きょ、今日のお礼って事でさ」

 

キリト「…まぁ……そういう事なら良いぜ、どこの店にするんだ?」

 

シノン「お、お店じゃなくて……私の家……で……」

 

キリト「し、シノンの家で?」

 

シノン「駄目……かしら?」

 

キリト「シノンの方こそ嫌じゃないのか?アスナ達みたいな女の子じゃなくて男の俺を家へあげるなんて」

 

シノン「………どうして今他の女共の名前を……」

俯き、小声で呟く

 

キリト「……?シノン……?」

 

シノン「……ううん、何でもないわ、そんな事よりそこの所は気にしないで、あんたの事は私は信用してる、家へ入れる理由としては充分だと思うけど?」

 

キリト「ま、まぁ……そ、そうだけどさ」

 

シノン「それとも……他のことでもしたくなった?」

キリトの右頬に手を添えて

 

キリト「っ!?///」

 

シノン「……ふふっ、なーんてね、ほんとあんたって面白い反応するわね」

 

キリト「し、シノンが変な事言うからだろ///」

 

シノン「はいはい、それじゃあ、待ってるからね」

 

キリト「あ、あぁ……」

 

 

私ね、キリト。

 

GGOの時も、ううん、それ以外の時だって、貴方と居られてほんとに嬉しかったのよ?

 

だから、私は貴方と居たいからALOにログインした…

 

でも、ALOでは私の居場所なんて無かった……

 

それでもキリト、貴方は……

 

私を愛してくれるよね?

 

だってキリトは私を唯一理解してくれる人

だもんね?




いやー、シノンさんのヤンデレって難しいですね……(笑)
それと宣伝ですが、近々fate系ヤンデレ物も投稿しようと思います!
それでは次回もお楽しみに!!


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虹雨の舞姫と黒の剣士

今回はレイン編!
それと投稿遅れてすいませんでした!!m(_ _)m


今日は皆に、私の彼(キリト)のお話をするねっ♪

 

まず最初にキリトくんはね、かっこいいし可愛いし愛でたくなるし、とにかく最高なんだっ!

 

普段はしっかりしてるけど、ちょっと抱きしめてあげるだけで顔が真っ赤になってじたばたするんだ〜

 

 

【ALO内・タウンにて】

レイン「やっほー、キリトくん、1人なんて珍しいね〜」

手を振り、歩いて来る

 

キリト「やぁ、レイン、今ログインした所だったんだ」

 

レイン「あ、なるほど〜」

(本当は知ってたよ、ずっと見てたんだから)

レイン「じゃあ今暇かな??」

 

キリト「んー、まぁこれからアスナとかと合流しようかと思ってた所だし、暇と言えば暇かな」

 

レイン「そっかぁ〜!」

(絶対他の女の所には行かせないよ)

レイン「それならさ、一緒にパーティ組んでダンジョン行かない?」

 

キリト「ダンジョンに?良いけど、珍しいな、レインが自分からパーティ組もうなんて言うのは」

 

レイン「それはお互い様じゃないかな〜?」

 

キリト「あはは…まぁそうだな」

 

レイン「それで、行ってくれる?」

 

キリト「ああ、良いぜ、ソロプレイヤー同士での狩りも悪くないしな」

 

レイン「やったぁ〜!ありがとう!キリトくんっ♪」

 

【ダンジョン内部】

レイン「結構奥まで来たね〜」

 

キリト「ああ、ここまで来るのソロだと割とキツかったけど、2人なら余裕だな」

 

レイン「ふふん♪キリトくんの背中は、レインちゃんにおまかせあれ〜♪」

 

キリト「それじゃあ、俺はレインの事を守ろうかな」

微笑みかける

 

レイン「ふふっ♪じゃあ頼むよ〜、キリトくんっ!」

(ずっと……ずっとずっとずぅっと一緒だよ……)

ソード・オブ・ホグニを2本構え、周りの敵を倒していく

 

キリト「おう、任せてくれ!」

微笑みかけ、ユナイティーウォークスとディバイネーションを構え、周りを一掃する

 

 

レイン「ふぅ〜、やっぱりキリトくんと一緒だと楽しいなぁ〜」

ソード・オブ・ホグニ×2本を直す

 

キリト「俺もレインと一緒だと楽しいよ」

ユナイティーウォークスとディバイネーションを直す

 

レイン「さーてと、そろそろタウンに戻る?」

 

キリト「んー、そうだな、アスナ達も待ってるだろうし…」

 

レイン「………そ、そうだ!もう少し先に行かない?」

 

キリト「ん?戻るんじゃないのか?」

 

レイン「もう少し進んだらレアモンスターが出現するらしいし、なんでもドロップ品に片手剣があるらしいんだ!だから行ってみない?」

 

キリト「いつの間にレアモンスターなんて……まぁでも折角ここまで来たんだし、行くか」

 

レイン「うんっ!そうこなくちゃねっ♪」

抱きつき、胸を押し当てる

 

キリト「うおっ!?れ、レイン!?////」

 

レイン「えへへっ…レアモンスターの所まではこのまま行こ?///」

 

キリト「いや……で、でも……」

 

レイン「誰も見てないんだし、いいじゃん〜♪」

すりすり、と押しつける

 

キリト「わ、わかったよ/////」

 

 

 

ね、キリトくんったらほんと可愛いでしょ??

 

あー、ほんとに、私だけのものになればいいのにな〜

 

 

 

まぁいずれ、そうしてみせるけどね。




レインちゃんのヤンデレが難しすぎました(´•̥ ω •̥` *)
そうそう!アリシゼーション編PV公開されてましたね!いやー!楽しみですね!!
それでは次回もお楽しみに!!!


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第四の仮想世界の住人と黒の修剣士

(この小説本編より先の)アンダーワールド内のお話です。
あ、キャラ崩壊注意です。


アンダーワールド内部

【時刻・午前3時40分】

突然ですがこんにちわ、ロニエ・アラベルです!

 

こんな時間から何をするか、ですか?

それはですね…

 

 

ロニエ「……」キョロキョロ

周りを確認している

 

ロニエ「……よし、行ける」

部屋に入る

 

 

そう!日課の先輩(キリト)の寝顔を見に来たんです!

 

知ってますか?先輩って普段はかっこよくて、笑顔も素敵で、凛としてたりするんですけど、寝てる時もそれはもうより一層最高で!女の子かなって思うくらい華奢で、寝返りするときも手をギュッとしてたり、頬をつついたりすると優しく握ってくれたりして本っっっっ当に可愛くて尊いんです!しかも!偶に魘されてる時があるんですけど、その時も手を握ると両手で握ってくれて、安心した寝顔になったりするんです!!あ、でも魘されてる時に「サチ…」とか「アスナ…」とか、他にもいろいろ名前を言ってたような……一体どこの雌豚なんですかね?私の先輩を脅かそうとするやつは全部私が………

 

ハッ!いけないいけない、早く先輩成分を摂取しないと……

 

ロニエ「……」

そっと寝ているキリトのベッドに近寄り、首元に顔を寄せる。

 

ロニエ「……っ!」

深呼吸してる

 

ロニエ「っ………はぁ…はぁ……///」

 

 

少し汗ばんだ匂い……また遅くまでお稽古してたのかな……でも…やっぱりこの匂い堪んない……///

 

ロニエ「……」ペロッ

首筋を舐める

 

ちょっとしょっぱくて…これも堪んない…///

 

ロニエ「ふぅ……」

キリトの顔を見る

 

キリト「すぅ……すぅ……」

静かに寝息をたてている

 

ロニエ「……」

優しくキスをする

 

キリト「んぅ……」

 

 

数分後…

ロニエ「ふぅ……」

(これで今日1日頑張れる!)

 

ロニエ「それじゃ先輩、また来ます。」

 

 

また、明日も

 

 

 

その次の日も

 

 

 

ずっと

 

ずっと

 

ずぅ〜っと

 

 

 

一緒ですよ、先輩。

―――――――――――

【次の日】

キリト「はっ!!」

自分の剣をぶつけ相手の剣を払い除ける

 

リーナ「ほぅ……面白い。」

1歩下がる

 

キリト「…!」

(ここだッ!)

シャープ・ネイルの構えを取る。

 

リーナ「だが…」

 

そこにソルティリーナの姿は無い

 

キリト「なっ!?」

 

リーナ「詰めが甘いぞ、キリト」

背後を取られている

 

キリト「……参りました…」

その場に座る

 

リーナ「ふふ、それでは、何をお願いしようか」

 

キリト「あんまり大したことは出来ませんよ?」

 

リーナ「なに、ただ少し“付き合って”貰うだけさ」

 

キリト「付き合う?買い物か何かの付き添いですか?」

 

リーナ「まぁ、その時のお楽しみさ、それより…」

白いハンカチを出す

 

リーナ「汗をかいただろう?これで拭くといい」

そう言ってキリトに差し出す

 

キリト「いや、そんなの悪いですよ」

 

リーナ「遠慮することは無い、さぁ、早く。」

 

キリト「いや、でも…」

 

リーナ「良いから、拭くんだ。」

 

キリト「じ、じゃあ、遠慮なく…」

額等を拭く

 

リーナ「特に“首筋”や“口元”などはしっかり拭いておくように」

 

キリト「わ、わかりました」

 

リーナ「……」

 

あの傍付きめ…キリトにはバレて無いかもしれんが、臭いでわかるぞ…私のキリトを汚したな……キリトに免じて見逃していたが……

 

 

少し痛い目を見ないといけない様だな。

 

安心しろ、キリト。

 

お前は私が絶対に守ってやるからな。

 

だから

 

 

絶対

 

 

逃がさない。




お読み頂きありがとうございます。
お久しぶりです。
そう言えばアニメ本編は正妻戦争が起こってますね(笑)
皆さんは誰推しですか?
ちなみに自分はアリスです。
本当はアニメ1話ベースのアリスさん病みシーン入れようと思ったけどボツになりました(笑)
良ければ感想、お願いします。


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