最強魔法師の叙事詩 (スバるん)
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異世界に飛ばされだっぽいっスわ
木!き!キ!見渡す限りの木ばっかり!どうやら俺、エグゼス=ウィリアムズはMO☆RI☆に飛ばされたようだった。
じゃあ何故飛ばされたかって?
時は遡ること数時間前、俺は自分の部屋である実験をしていた訳だが、実験の内容が意思を持たない物体に意思を宿すと言うと実験な訳だが如何せん誰もやらないから研究者が俺1人なんだよ。別にボッチって訳じゃないから!うん!…まぁ今になって考えてみると禁術だったな……あぁ!そういう事か!だからか!で失敗してどっかの森に飛ばされたのか!HA!HA!HA!はぁ⤵︎⤵︎⤵︎まぁいいまずは当たりの探索からだな
「って言っても俺の探知圏内には誰もいないな…」
エグゼスがどうした物かと唸っていると1つ何か引っかかったようだった
「お?近いな」
集団では無く単体でエグゼスが立っている所え不思議なほど一直線に向かってくるそれが来るのを待つエグゼス
(あと5㍍…4…3…2…1)
待ち受けていると目の前の草むらからナイフが飛んできた。常人の者なら避けるとこは不可能な速さだった、そう
「っと危ない危ない」
エグゼスはそれをいとも容易く人差し指と中指で挟みとって見せた。エグゼスはナイフが飛んできた方向の草むらに話し掛ける
「なぁそろそろ出てきたらどうだ?」
すると草むらから出てきたのは…
「は?」
パツキンのチャンネーだった。しかも耳が長いヤツ
「あなた一体者?私の投擲を掴み取るなんて」
ポク ポク ポク チーン!
「ん?あ?あぁいや何あまりにノロいもんでな」
「えっ!?」
あからさまな驚愕を顔に出しているがエグゼスもエグゼスで若干目の前のチャンネーに驚愕をしているようでお互い音信不通状態てあった。先に沈黙を破ったのはチャンネーからだった
「あ、あなた名前は…」
少し震える声で名を聞く
「エグゼス=ウィリアムズそっちは」
「アイリス、アイリス=クリアグリン」
お互いが名乗り、状況を整理する2人
(こいつはアレだよな話に聞くエルフだよな?)
(この子人間?でも白髪だし目も赤いし)
2人が唸っているとまた1つ探知に何か引っかかった。
「おい…こっちにすんげー速さでなにか来るぞ」
「へ?あぁ…もしかしたら…」
アイリスが歯切れの悪い返事をすると
「おい…おまe」
ゴォォォォ!!
異形の生物が木々をなぎ倒し姿を表した。
「お前…さっきナイフ投げる時誤射したとか言うなよ?」
エグゼスが呆れるようにアイリスに問うと、アイリスは手を合わせて
「ごめん!!」
「はぁーしょうがねぇな」
(肩慣らしぐらいにはなるか?)
っと腕をグルグル回しながら異形の生物の方へと歩みを進める、ようとするがアイリスが止めに入る
「ま、待って!まさか倒すつもりじゃないわよね!?」
「無論」
「だ、ダメよアレはB級モンスターよ!あなたがいくら強くても無理よ!」
「まぁ見てろって」
そう言いアイリスを退かしモンスターと向かい合う、距離約100㍍エグゼスは小さく息を吐き臨戦態勢を作る
「はァ」
先に動いたのはモンスター…
ボンッ!
では無くエグゼスであった。
「嘘!?」
さっきまでの悲痛の色は何処に行ったのやら今は唖然としていた。そんなアイリスへとエグゼスは話し掛ける
「脅威も去ったことだし、俺を町に案内してくれ」
開いた口が塞がらない状態のアイリスは1拍遅れて返事をする
「え、えぇそうね」
アイリスはノロノロと立ち上がり「こっちよ」と言って町の方向へと歩を進めるのであった。
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