簡単な事 (みんだら代表)
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星と彗星、運命を兆す。

暇つぶし。感想でなんか面白いネタがあればくれ。返事出来るかわかんないけど。初投稿になる。おかしい所あったらツッコミくれ。


彼は人間があまり好きではなかった。

それは傲慢である為か、頭脳の発達が故に死んでも争いを止める事が出来ない愚かさか、「正義」を掲げ疑わしい生命を「殺す」、それを正当化する腐敗が為か。

彼は今在る世界があまり好きではなかった。

それは残酷である為か、「意識」が跋扈し時に衝突するに易い設計が為か、またその星に「人間」が寄生している為か。

 

「・・・」

 

彼は声で物事を他人に伝える事が億劫なのだ。

とは言っても、喋ろうとすれば勿論声はでるし歌を歌う事もできる。ただ「声に出すのもめんどくさい」だけなのだ。

 

「またクサイ事考えた」

 

そろそろ直したいな、癖になってきてるし。

あ、もう多分手遅れ?

 

高校1年生の春。ある者にとっては出会い、然り発見の季節。またある者にとっては別れ、損失の季節。

彼にとってはどちらかというと後者。毀損、後悔、失墜の季節。つまるところの「終わりの始まり」

中学1年生の春、あの頃は純粋だった。新しい予感にワクワクしていた。今の自分が見たら吐き気を催すだろう。2年生では自分が異常な事に気づき、3年生ではそれが手遅れだと知る。何であれ、彼からすれば「分かりきってるバッドエンドの小説」を読んでいるようなもの。

 

考えたがら彼はまた眠る。

 

 

 

カラスの鳴き声で彼、千那 喰人は目を醒ました。

 

「・・・ん」

 

両親は共働きで早い為滅多に顔を見ない。ただ母親に良く言われていた言葉がある、「ちゃんと食べなさい」

それだけ覚えている。作り置きの肉そぼろに炒り卵、冷めかけたコーヒー。いつものだ。

 

「・・・米にコーヒーは合わない」

 

喰人は食事を済ませ歯を磨き、制服を着て家を出る、鍵をかけまたコーヒーを自販機で2本買っての登校。

今日から通う学校は「花咲川学園」元女子校だ。

今現在、9月1日わんさか転校生が出てくる時期、喰人も転校というか編入生だ。説明が長くなりそうなので想像に任せるが今年度から共学になっていたらしい。親の転勤の為転校という形をとったが元女子校とは...。

しかも共学化した年に突然生徒数が増えるなんて都合の良い話は無く、男子は喰人ただ一人である。

当人も「まぁじか」と零した。抵抗があるのかたまたま別に学校のアテがあったのか。

 

「出遅れたか...」

 

予鈴はとっくに過ぎているようだった。

 

「ちょっとそこの貴方」

「・・・」

「予鈴は6分前に鳴っていますよ、どうして廊下を歩いているんですか?」

 

水色の長髪の生徒に声をかけられた。めんど。

無視して教室を目指す。

こうゆう人苦手...。

 

「話は終わってませんよ!」

「教室わかんない」

 

これが最善だと思う...。一緒に行動する時間は長くともこれ以上責められない。教室の場所知ってるけど。

 

「そういう事ですか...。クラスを教えてください」

「1-C」

「こちらです」

 

案内されて1-Cまで来た遅れて入ると多少目立つが後ろから入れば問題ないだろう。

 

「・・・あれ?」

 

ほぼ全員の視線が刺さった。

 

「ええーー!!男子!?」

「転校生ってこのクラスだったの!?」

「悪くない、イケメンよ!」

 

嫌な匂いがする。女子の匂い好きじゃないみたいだ。

 

「あの...」

「あ!ごめんね?席だよね?」

 

先生に声を掛けると理解してくれたようだ。

 

「じゃあ...奥沢さんの隣でいい?」

「奥沢さんがわかんないっす」

「あぁあそっか、窓際の1番後ろだよ」

 

ほう...!ツイてるな。1番後ろ、しかも窓際と来た!どうやら悪い事ばかりではなさそうだ。後は誰にも声をかけられないままスっっと下校できれば理想的なんだが、無視してもデメリットの少ないヘッドホンを...

 

「あ!千那くん!自己紹介!」

「・・・」

 

忘れてたけど今なのか...!タイミングっっ。タイミング...!

 

「...千那...喰人。好きな物は忘れました。嫌いな物は増えすぎて覚えてません。ベースかじってました。」

 

こんなもんか...。聞いた事あるかもだけど、こんなもんだ。

 

席に向かう。

 

「せんな...くらうど...だっけ?あたし奥沢 美咲。よろしく。」

「・・・ん」

 

ヘッドホン戦法で無視できたが短そうな会話の為ヘッドホンは外した。

 

「こんにちは!あたしこころ!弦巻こころっていうの!」

 

ミスった。やっぱ今日ツイてないかも...。

 

「・・・喰人」

「ええ!さっき聞いたわ!」

「・・・なんすか?」

「貴方好きな物を忘れてしまったのでしょう?だったらあたしと一緒に探しましょう!!」

「9月31日ならいいよ」

「具体的ね!いいわよ!」

「いやいやこころ...。今月は30日までだから。」

 

くっ...!余計な事言うな奥沢美咲!

 

「・・・チッ」

 

舌打ちして教室を出る。

 

「あっ・・・」

「あら?」

 

屋上に向かう事にした。だいたいの学校では屋上の扉は鍵がかかっているが、この学園はフリーなようだ。

 

「初日から飛ばすねぇ...。運命様。」

 

授業をサボる事にした。天気も良く、1回なら大丈夫だろう。どうせまた分かりきってる事先生が喋るだけだろう。

そのまま目を閉じ眠った。

 

 

 

 

「ここからなら綺麗に星が見える!」

 

よく通る声が聞こえて目が覚めた。なんと、夜だった。

 

「・・・もう少しなら」

「誰かいるの!?」

 

無視して帰ろ...。弦巻と同じ匂いがする。こういう時は妙な事、面倒な事、長い話に付き合わされると相場が決まってる。早めに退散に限る。

 

「ええ!?男の子!?」

「・・・」

 

無視無視...。ヘッドホン戦法。

 

「ねえねえ君、名前はなんていうの?」

「・・・」

「あれ?聞こえてない?」

「・・・」

 

沈黙を貫く。

 

「ねえってば!」

「お?」

 

ヘッドホン奪われた。確かにその方法が早いが、普通やるか?

 

「私は戸山 香澄!君は?」

「・・・喰人」

「そっか!じゃあくー君だね!」

 

あだ名早っ。付けるの早っ。まぁ...こうゆう奴はたまにいるか...。

 

「・・・何で声かけた?」

「こんな時間に屋上で何してたの?」

「寝過ごした。」

「寝てたんだ。今日は天気良かったからね!私はね...」

 

いや訊いてないんだけど。勝手に喋り始めた。

 

「星が良く見えそうな気がして!この時間まで隠れてたの!」

「そこまでやるかね」

「寂しかったよおお!」

「・・・帰って画像検索しな。帰る、さよなら。」

「え、ま、待って!話聞いてたよね!?寂しいの!何か思ってたより暗いし!教室とか下駄箱とか怖いんだよ!?」

「・・・登った木から降りれないとはよく言ったものだ。自分の頭脳を怨む事だね。」

「・・・!!」

 

やりすぎた?知った事か。泣きそうになっても無駄だ。多少の傷なら気にならないように人間は出来てる。

 

「・・・」

「お願いだよぉ...」

 

・・・そういえば家に帰ってもやる事なかったかな。

 

「・・・居るだけだ。」

「!! やった!ありがとう!」

 

家に着くのは何時になるかな...?

 




また暇がある時に、いずれまた。


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正義と鬼 平等を紡ぐ。

暇。
音楽聴いてて面白い表現があった。
忘れないうちに記す。


今まで1日でも世界中の誰かが泣かなかった日はあるだろうか。

今まで1日でも世界中の誰かが叫ばなかった日はあるだろうか。

力を翳せば自分に+1。誰かが-2。誰か一人だけではないかもしれない。同情した誰かも-3。

割に合わない。

得をする人間がいるから、損をする人間もでる。こればかりは正当化できない。人間は正当化できない物事をどう処理するか。それは放置や妥協、そんなもんだと思い込む。いつだってそう、疑問を持たないように避ける。

1+1が2になると思い込んでる人がいるらしい。「先生がそう言ったから」

「誰かが最初にそう定めた」自分の知識じゃない。

本当の答えは誰も知らない、知り得ない。

 

 

 

 

「・・・やっぱ癖になってる」

 

悪い事ではないかもだけど口には出せない。

 

昨日は訳あって帰りが遅くなってしまった。へんなのに絡まれた。

 

「・・・米にコーヒーは合わないって」

 

毎朝思うが慣れてきた。

 

「またあの姦しい空間に向かうのか・・・」

 

脚が重く感じる。

欠伸が出た。こうしてる間にも誰か死んでるのかな。

 

「・・・くっだらね」

 

早く行こ。またthe生徒会っぽい奴に目をつけられる。流石にもう勘弁な。

家を出た。

 

 

「おい!あんま暴れんな!!」

「止めてってば!」

「早いとこやっちまおうぜ」

「いや・・・!」

「おい、そっち抑えてろ」

 

本当にあるんだ。こうゆうの。

まぁ俺には関係ないかな。助けてもメリットがないし。それどころか多分喧嘩の弱い俺が止めても無駄だね。それにしても細めの裏路地、電柱の陰、良く計算されてるな。俺しか見てない訳ね。

 

「「自分以外の誰かが」は通用しないのね」

 

どうすっかな。

俺はヒーローじゃないんだけどな。

 

さて、攻撃か通報か・・・。攻撃はこの細い道では自由には行えないな、あの・・・the生徒会によく似た亜種を巻き込む可能性。

通報するにも時間がない、うーん。

あれ・・・やってみるかな・・・。いや・・・うーん。

 

──────────────────────────

 

「何でもいいからるんって来る事ないかなー?強めのヤツ」

「ねえねえ青髪の彼女~」

「? あたし?」

「そうそう君、こっちに来て~」

「ちょっと道わかんなくてさァ」

「あー。この辺入り組んでて細い道多めだからねー」

 

しょうがないねー。暗い道とか多いからわかんない事もあるかも。

 

ガバッ

 

「!!?」

「へっへーwかわいい娘ゲット~!」

 

え!?急に後ろから抱きついてきた!なんで!?

・・・力つよ・・・!

 

「俺も使うんすからねー。最初から壊さないで下さいよー?」

「ちょっと・・・離れてよ!」

「おうおう頑張っちゃってー」

「おい!あんま暴れんな!!」

「止めてってば!」

「早いとこやっちまおうぜ」

「いや・・・!」

「おい、そっち抑えてろ」

 

嫌っ・・・!なんで・・・!こんな事を?誰か助けて!

あっ、ここ・・・裏路地・・・。あぁもぅ・・・そういう事か・・・駄目だ。

 

目を閉じ、覚悟したその時。

 

「ん?おい!誰だお前!!・・・あれ?」

「どうしたんスか~、誰か来たんすかー?」

「い、いや今確かにガキが・・・」

「気のせいじゃないすか?」

「振り向いた時はちゃんと見えたんだよ!!」

「誰もいないっすけど・・・」

「???」

「!!先輩!青髪がいません!!」

「はぁ!?逃げたか!?」

「いや先輩拘束してたじゃないすか!」

「じゃあどこ行ったんだよ!!」

 

──────────────────────────

 

よしよし。上手くいった。この前漫画で読んで「便利だな」と思ってたやつ、視点を操作して気を逸らすっていう。リアルでも機能するんだな。今回たまたま成功した。ちょっと嬉しい。

 

「・・・ん」

「あ、ありがと」

 

2本買ってきた缶を1本亜種子(仮名)に渡す。

俺がここまでするのは珍しいんだからね。

 

「あの!」

「ん?どうした亜種子」

「あしゅ・・・?あたしには「氷川日菜」っていう立派な名前があるの!」

「ん。で、なに?」

「ありがとう!助けてくれて!」

「おかげで缶コーヒー1本ロストだけどね」

 

ほらみろデメリットが落ちてる。

 

「あはは・・・。名前聞いてもいい?」

「・・・喰人」

「くらうど・・・うん!」

「??」

「るんってきたーー!!」

「・・・そう」

「あれ?反応薄い」

「時間ない、学校行く」

「あの!・・・あれ?」

 

また例のアレを使って逃走。

後に学校でも役に立った。これからもお世話になるだろう。

──────────────────────────

 

 

「ねえねえおねーちゃん!今日ね!」

「?」

 

今日起きた事を話した。

 

「すっごいるんってきたんだよ!!」

「そう・・・日菜がそこまで興味を持つなんて、珍しいわね」

「そういえば、おねーちゃんと同じ制服着てたよ!ズボンだったけど!」

「! そう彼が・・・」

「知ってる人なの?」

「昨日転校してきた男子生徒よ。あまりちゃんとした人には見えなかったけれど」

「いい人だよ!とっても!何か理由があったんだよ!」

「日菜がここまで・・・」

「ここまで?」

「いえ、なんでもないわ」

「ていうか年下だったんだね、喰人」

「喰人?彼の名前かしら?」

「うん!」

「変わった名前ね」

「知ってる事教えてー!」

「・・・わかったわよ」

「やったー!」

 

────────────────────────

 

「例のアレ便利だな」

 

下校後、小説を読みまくっていた。

生徒、教師限らず使った。

これで暫く安泰。

人間共に目を付けられないで済む。

 

「・・・ん」

 

眠くなって来たので目を閉じる事にした。今何時だろうか。おそらく3:00は確実に過ぎてる。

明日遅刻したらまた原種生徒会(喜ばしい改名)に声かけられる。

できるだけ避けたい感はある。

この前エンカウントした時に使った方法は2度目は通用しない。次の策だ。

それにしても朝の卍ども残念だったろう。せっかく見つけた女を他人に奪われてしまった訳だからね。

 

今から少し昔、とある小鬼の親は「桃太郎」という人間に殺されました。たった1体の鬼が食料に苦しみ家族の為に村の宝を盗み出した。

その後桃太郎と名乗る人間が他の畜生を連れてその家族諸共一族を滅ぼしたのです!ああなんてひどい!

『宝を1回盗んだら一族を壊滅させられた』のです。

 

「だから俺はヒーローじゃないんだって・・・」

 

策を考えるのを忘れ眠りに落ちた。

 




正義とはなんと盲目なものか・・・。

眠くなったので今宵はこれまで。
いずれまた。


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石と硬貨 強欲は絶えず。

おめでとうございます。
氷川姉妹ファンのみんなー見てるー?
ルーレットのアプリと自分の運に感謝してね。
拙い文で悪いな我慢してくれ。


君のいつもの通学路に小さな石が落ちている。君はその小石に気づいただろうか。おそらく気付かず歩んだだろう。

このように人間より圧倒的に多いはずの物質がヒトの目には見えないていない。

では100円玉ならどうだろう。なんととても良く反応し、そして手に取るのだ。石なんかより小さいのに。

ヒトは無意識に強欲に働き掛けるように出来ている。

 

「・・・めんど」

 

寝過ごした。あれだけ昨日考えたはずなのに。あれ?考えてないや。考えながら寝たっぽい。

 

「仕方ない、氷川に文句言われに学校行くか・・・」

 

一応先輩のはずだ、制服の状態的に。というか姉妹であそこまで性格に差が出る事あるんだ。

 

「米とコーヒーね。」

 

・・・微妙だ。

 

「とっとと行こ」

 

鍵をかけ学校へ向かった。

 

 

 

 

 

「見つからなければどうにかなるよな」

 

学校についてからは遠回りして教室に向かう事にした。

もし誰かに鉢合わせたとしてもそれが氷川姉だとは限らないし遠回りするだけでも比較的安全に教室に辿りつける。

 

はず。

 

「少しいいですか?」

「・・・」

 

はず・・・。

 

「朝教室に居ないので休みかと思いましたよ」

「俺を探してたって事?」

「ええ。ついて来てください」

「・・・」

 

確かに2連続遅刻だけど呼び出しくらう程か?

 

「第二応接室を開けておきました」

「・・・あそこね」

 

中3の頃。いじめが発覚して、生徒一人ひとり呼び出されて尋問されたの思い出した。

いじめは素晴らしい。とても良く人間性が見える。

特に理由はないが「気持ち悪い」とか「ノリが悪い」とか、そんな感じの個人的な思考で人を傷つける。いじめられてる側に付くとその人間もいじめの対象になるのは勿論、更に周囲に被害が及ぶ。

なら最初から関わらない方がいい。被害者は3人より2人、2人より1人。

当然俺は見て見ぬふり。下手に関わってややこしくするより100倍賢い選択だ。

 

「どうぞ」

「・・・」

 

あ、なんか我々生徒が使ってる椅子よりワンランク上の「応接室の椅子」だ。家に置いてあったら金持ちだと思われるよね。

 

「まず、今日も遅刻ですか?」

「アンタこそ何で廊下を歩いてた」

「貴方を探してたと言いましたが?」

「それだけなら放課後でいいはず」

「少し粘っただけです。それに貴方すぐ家に帰ってしまうのでしょう?噂されていますよ、『目の前から忽然と消える男子』」

 

それで個室を選んだ訳か。

 

「わざわざ1限目をサボって?」

「先生には体調が優れないと言っておきました」

「風紀委員のする事?」

「・・・話を進めますね」

「・・・」

 

他に理由がある訳ね・・・。

 

「先日は妹の危ない所を助けていただきありがとうございます」

「やっぱり姉だよね」

 

勝手に姉妹と決めつけたが間違ってなかったようだ。

 

「似てる所あるよ。性格以外」

「そうですか。日菜も感謝していました」

「・・・チッ」

「え・・・?」

「何でもない。」

 

「・・・」

「・・・」

 

沈黙

 

「ねぇ。教室戻っていいかな?」

「いえ。まだ話はあります」

「・・・まだ何か?」

「ええ」

 

これ以上は俺も心当たりが無いな・・・。

なんかまだ言われるような事あったかな?

 

「その制服の着方。かなり崩してますね。風紀委員として質します」

「1限サボる風紀委員が?」

「貴方もでしょう!」

 

『立派な名前があるの!』

 

訴え方がどこか重なった。

 

「やっぱ姉妹だ」

「??」

「・・・」

「貴方先輩に対して敬語使いませんね」

「・・・悪い?」

「いえ。直す気は・・・ありませんよね」

「うん」

「わかったわ。じゃあこれから私は貴方に敬語は使いません」

「対等ってか?」

「そうよ」

「・・・もうアンタの好きにしてくれ」

「紗夜」

「??」

「私の名前」

「・・・そっか、妹いるんだった」

「私を呼ぶ時は名前で呼んで」

「了解、紗夜」

「貴方の名前は?」

「喰人・・・千那 喰人」

「よろしく、喰人」

 

──────────────────────────

 

一瞬バレそうになってしまったわ。思ってたより彼は鋭いようね。でも名前で呼んで貰う事と敬語を使わない約束ができたわ。これは大きい。

最初話かけた時は噂通りヘッドホンを付けて消えてしまうかと思ったけど、応接室まで運べたのは運がよかったわ。2人の時間も結構長かったわ。

 

「この短時間で大きく進んだわね。まだ2度しか会っていないのだけど、こんなものなのかしら?」

 

後気になっている事といえば・・・。

 

「日菜・・・」

 

間違いなく日菜も同じ事を考えているはず。

今回ばかりは、先を越されてなるものですか。

 

「はぁ・・・」

 

最初は男子が1人でもこの学園に入ってた事に驚きましたが、日菜を助けた事と日菜が他人にあそこまで興味を持つ人物となると1度案内をした私とはまた違って見えるでしょう。そして今日、話をしてみると以外と切れ者。

 

「面白いわ・・・彼」

 

2限目からは集中しましょう。




ヒロイン決めた。
となれば無理矢理でも進めてやる。本人が疑問に思うレベルでな。

今宵はここまで。いずれまた。


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写真と記憶 時間を繋ぎ止める

今回かなり痛い。
いつにも増して痛い。
文字数少なくてすまん。


カメラのシャッターを切る音は好きだろうか。

それは時間を切り取った瞬間。それは誰かが求めた瞬間。その一瞬を記録した確かな証拠。ヒトが覚えてなくても写真は覚えている。

確かな証拠というのは、時にヒトの味方をする。例えば「今日明日はバイトが無い」勿論収入はないが気楽なものだ。

確かな証拠というのは、時にヒトの敵になる。例えば「君がベースを弾いている所を見た」発言した人にもよるが、誰かにとってはメリットが無い。

 

時間も記憶も有限なのである。だから確固たる証拠を残して安心する。

 

 

 

「・・・」

 

やめられなくなっている。直す気はあまりない。

 

「ちわっす」

 

2限目からだが参加しとこう。噂されるレベルで連発してしまったのはこちらのミスだ、1週間に4回までとしよう。

『居なくなる』で有名になっては世話がないな。

 

「おはよう喰人。今日も遅刻?」

「したくてしてる訳じゃあない」

「分かってるよ」

「・・・」

 

この奥沢美咲には何度か弦巻から助けて貰っている。

最初の自己紹介のせいか・・・分からないけど嫌いなタイプかもしれない。あまりよく関わってないけど。

 

「とにかく今日はこの事だけでも覚えて帰って下さいねー」

 

少し音量の大きいチャイムが鳴る。

 

「ねぇクラウド!好きな事は見つかったかしら?」

 

来たねぇ。懲りないねぇ。

さて、いつものように帰るか・・・っとそうだ、回数制限設けたんだった。いきなり消費する所だった。

 

「・・・具体的になにすんの?」

 

話だけでも聞いてみるか・・・

 

「世界を笑顔にするのよ!!」

 

 

 

何て言ったこいつ。

 

世界を笑顔・・・。

 

アレ言いたくなったので言った。我慢出来る訳がない。

 

弦巻の胸ぐらを強く掴んで叩きつけるように言った。

 

「「いいか、誰が何をしようと救われない者というのは確固として存在する。お前の理想で救える物はお前の理想だけだ。人間に出来る事などあまりにも少ない。それでも、1度も振り返らずその理想を追っていけるか」」

 

俺が最も共感できる他人の台詞。

 

「・・・」

 

「・・・何か言ったらどうだ・・・全く。自分の満足の為に他人を巻き込むな」

 

手を離した。

 

「こころ!」

「・・・」

 

奥沢が慌てて駆け寄るが弦巻は酷く動揺しているようだ。

 

「喰人!今のはひどいんじゃないの!?」

「・・・黙れ」

「・・・」

 

奥沢が憤怒するのは初めて見た。

弦巻は変わらず腰を抜かしている。

 

「・・・じゃあ帰る」

 

熱くなって口調まで真似てしまった。落ち着いて戻す。

 

「またサボるの?」

「・・・悪い?」

「もういい帰って」

「・・・」

 

これが嫌なんだってば。この空気が嫌なんだってば。こうなるからヒトと関わりたくないんだってば。必ずああいうのいるんだって分かってても油断する。

俺も学習しないな。

イライラする。

早足で帰路につく。

──────────────────────────

数時間後。CIRCLE。

 

Roseliaの練習中。

紗夜は同じ所を3回もミスした。

 

「紗夜、貴方今日調子悪いわね」

「すみません・・・湊さん・・・。同じ所ばかり」

「うーん。紗夜がミスするのは珍しいねぇー。悩み事?」

 

茶髪のポニーテールが心配する。

 

「アタシで良ければ相談乗るよ?」

「・・・今井さん・・・ありがとうございます。でも心配しないで下さい。」

 

時間が経てば整理がつくはず・・・。今はギターに集中しないと・・・。

 

「紗夜、何かあるなら言ってちょうだい。こっちも気になるわ」

「あこも気になる!紗夜さんの悩み!」

「私も・・・話だけなら聞けますよ・・・」

 

そんなに私が悩む事って珍しいのかしら?なんだか全員から謎の圧迫感を感じますね・・・。特に湊さんから・・・。

 

「え、ええと・・・その、なんといいますか・・・あの、ある男性から・・・なんですが・・・その・・・気になる事を言われた(?)んですが・・・心配なんでしょうか・・・?いいえ、ええと・・」

 

「!?」

「・・・!!」

「男性って・・・!?」

「気になる事・・・?」

 

動揺する一同

 

「紗夜、まさか貴方・・・」

「いかがわしい事をされたんですか・・・?」

「脅迫されてるんですか!?」

「あの紗夜がねぇ・・・」

 

リサは何かを察したようだ。

 

「い、いえ、脅迫とかは・・・」

「紗夜!今すぐその男性をここに呼び出しなさい!」

「え?ちょっと、湊さん?」

「すぐに!」

「は、はい・・・」

 

──────────────────────────

 

「で、要件は?」

 

俺は今機嫌がよろしくないんだけど。呼び出されてからわざとちょっと遅く歩いてやった。俺性格ゴミ。

 

「ではまず、お名前と年齢を」

 

面接?

 

「千那 喰人。16歳」

「趣味と座右の銘を」

 

何聞かれてるの俺?

 

「趣味は特にない、座右の銘は『雷霆万鈞』」

「・・・素敵ね。ではさっそく本題に入らせてもらうわ。」

「・・・」

「今日紗夜が貴方に脅迫されてると私達に打ち明けてくれました」

「・・・」

 

おーん。

紗夜をちらっとみると、内心慌てている様子。

 

「率直に訊くわ。貴方は紗夜に何をしようとしているのかしら?」

「ていうか何でライブハウスなの?」

「こちらの質問に答えてくれるかしら?」

 

マジで今日はツイてない。

茶髪がニヤニヤしながら不審な視線を送ってくるぞ・・・?

 

「別に何も」

「見え透いた言い訳ね、通用すると思ったの?」

 

・・・。

 

「何か言いなさい!」

「少し落ち着いて下さい!」

 

ん、紗夜が大きめの声を出すとは。

 

「喰人はそのような不審者ではありません!」

「紗夜さん・・・?」

 

紫ツインテが不思議そうに視線を送る。

 

「脅迫されたなんて言ってませんし、いかがわしい事もされてません!」

「本当かしら?」

 

え?これでまだ疑う?

 

「はーい。アタシから質問!いいよね?」

 

湊は頷いた。

 

「好きな女の子とか彼女とかいる?」

 

お、おう。すごいな色々この人。コミュ力高い人だ。ファーストコンタクトの質問じゃないよね。

 

「!?・・・・・・」

 

その質問に紗夜が突然静まった。

 

「いや。特にこれといって人に優劣付けるタイプじゃなくて」

「いないって事でいいんだね?」

「あ、ああ」

 

紗夜がすごい汗かいてる・・・。

俺も今の質問に驚いて少し汗が・・・。

 

「ふふふっ。ありがと!」

 

茶髪の質問は終わりだな。

 

「次」

「あこから!」

「何?」

「趣味はないって言ってましたけど、ゲームとかはしますか?」

 

なんだかプライベートな方向に進んでくゾ。

 

「まぁ、人並みに」

 

あことやらの質問も終わりっぽいな。

 

「次」

「私からも・・・」

「どうぞ」

「何のゲームを主としていますか・・・?」

「NFOしかやってない。知らなかったら戯れ言だと思ってね」

「!!・・・ありがとうございます」

 

質問終わり。話題に出たNFOやって寝よ。

勝手に立ち去ろうとした時。

 

「待ちなさい」

「・・・」

 

まだなんかあんの?

振り向いた刹那。

 

ガシ

 

腕を掴まれた。

 

「まだ話は終わ・・・って・・・」

 

・・・あ?

 

「・・・!」

 

「えっと・・・友希那・・・離した方が良さそうじゃない?」

 

あれ・・・。何この感覚・・・え?い、いや。

 

「喰人・・・?」

 

俺今どんな顔してる?

この感覚は・・・恐怖・・・?いやいや。そんなはずは・・・。でも・・・。

 

湊はすぐに手を離した。

 

・・・なんだ今の・・・?え?これって・・・。良くないやつ・・・だよね。

女子しかいない学校で女性恐怖症とか・・・シャレになんない。あれ?でも今まで大丈夫だったはずなんだけど。

 

「あの・・・」

「何?」

 

平静を装う。

 

「・・・いきなり掴んでしまって、ごめんなさい」

「・・・」

 

駄目だ耐えきれない。

 

「あの・・・。あれ?」

「消えた!?ねえりんりん!消えたよ!?」

「私も見てたはずなんだけど・・・」

 




何か大丈夫かなこれ・・・。
ややこしくなってきたなー。
初投稿だから勘弁して。(言い訳

アイリPさん、アルタ・ランペルージさん。☆9ありがとう。

今宵はここまで。いづれまた。


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機械と神 英雄を求む

実話混ぜた。


機械はお好き?

幾つも歯車が噛み合って1つの目標を確実に実現させる。それを何度も何度も。来る日も来る日も。文句ひとつたれずにずーっと。人間より遥かに優秀ではないか。機械が成せない事は殆どない。あったとすれば人間がその機械を作れないからだ。やれ神だ、やれ全能だとか抜かしておいて結局ガラクタ1つ作れない。少し前は何か厄災があれば神のせい。何か成功すればノーベル賞とか言ってヒトが成す。成功したヒトを英雄と呼ぶ。ある国の王は岩刺さった剣を抜く事で王になったらしい。ガルガーノが聞いたらなんて思うだろうか。「刺そうと思って刺した訳じゃない」と言う筈だ。

全員ヒトだ。全てヒトだ。なりたくて英雄を目指した訳では無い。周囲のヒトより少し優れていた『偶然』。強くなりたいだけなら普通に過ごせばいいんだ、あいつらみたいにいつの間にか「お前は凄い」と思われる所が必ず見つかるからだ。だが、その先へ行きたいならば話は大きく変わる。取りこぼさずにいるだけでは英雄にはなれはしない。信念を燃料に強欲に自分の欲求を貫き、成してなお求め続けた『大事にしたい物』。

 

愚か者は機械を目指せ。

 

強者は己が答えに殉ずるだけでいい。

 

英雄はその先へ、強欲に強欲を求めろ。

 

 

 

 

「はぁ・・・はぁ・・・」

 

俺は何で走ってるんだっけ・・・。あっ、そうだ。湊に肌に触れられた時に変な感覚が一気に押し寄せてきたんだ・・・。

 

「っはぁ・・・。いやでも、おかしいな」

 

今まで多分、女に触られることあったはずだけど・・・。16年生きて1度も女性に触られてないって方が不自然。でもあの感覚は初めてで、そして凄く怖かった。こういう事あるのかな?俺だけかな?しかも何で湊だけ?あぁ駄目だ疑問が多すぎる!考えてもヒントも出てこない!

 

「あれ?クラウド!こんな所でどうしたの?すごい汗だけど・・・」

「・・・日菜か、あぁ。姉と区別付けたいから名前呼びで失礼するね」

「それよりなんかあったの?」

「いや?別に?何も?」

「無理があるってー」

「とにかく忙しいから、また」

「えー!もう少し位ゆっくりお話しよ?」

「・・・まじ無理だから」

「え・・・」

「追って来ないで」

 

そのままちょうど家の前だったので家に入る。

 

「追って来ないでって・・・家の前で言われても・・・」

 

 

 

次の日

俺は学校をサボった。もうそろそろやばいかも・・・。でもそれ以上に気が乗らない。紗夜・・・何て言うかなぁ・・・。

今日も朝ごはん米とコーヒーなんだろうな。

 

「・・・あれ?コーヒーと・・・これは・・・」

 

平たく伸ばされたパン生地のようなものに小麦色に焦げ目が・・・。

 

「何でナンなんかあるの?ここら辺売ってたっけ?」

 

なんなんだいろいろ。

米は・・・。あぁなるほど、米切らしてんのね。そうだよな、どこの家も米が無くなってたら今時誰だっても最初にナン出す

 

「・・・わけない。はぁ、食う気失せたな」

 

取り敢えず冷蔵庫に置いとく。

 

「にしてもどういうチョイスしてんの?ナンとか・・・何個食べても何ともいえない。そのくせ腹はそこそこ満ちる」

 

味薄いし。

 

そう言ってパソコンとにらめっこを再開する。

 

─────────────────────────

放課後

 

おかしいわね・・・。

昨日の件を謝ろうと思って彼の学校を訪ねているのだけど、今日は彼休んでいるわね。やっぱり私が無理矢理腕を掴んでしまったからなのかしら・・・?

 

「あ!友希那さーん!」

「日菜、どうしたの?」

「おねーちゃんから聞いたけど、昨日クラウド怒らせたの?」

「・・・やっぱり怒っているかしら、彼」

「んー、その後あたしクラウドと会ったんだけど、怒ってるっていうより思い詰めた表情してたよ?」

「というか、知り合いだったのね」

「まぁいろいろあってね」

 

その辺の話は今度詳しく聞きましょう。

 

「でねでね!本題なんだけど」

「ええ」

「クラウドの家・・・多分知ってるかも」

「何ですって?」

 

落ち着いて・・・まだ多分よ・・・。あくまで可能性。

 

「あのね?クラウドが家に入ってくの見たの」

「どこの家かしら?」

「以外と近くで、Circleの左3軒目の建物。戸建て」

「そう。ありがとう」

「今日学校来てないの?あたしも気になって花咲川に来たんだけど。そしたら友希那さんがいて」

 

・・・そういえば。触れると動揺するのは私だけなのかしら?

 

「友希那さん?」

「日菜、貴方彼ち触れた事はあるかしら?」

「?? うん、1回だけ。訳あってクラウドからだけど」

「その時彼は?」

「別に今回みたいな事にはならなかったよ?」

 

つまり『触られる』事に対する恐怖かしら・・・?今の所考えられるのはそれくらいね・・・。

 

「ありがとう、今日彼の家に行ってみるわ」

「うん!役に立って良かったよ!」

 

とても助かったわ。

さて・・・行きましょうか。

 

──────────────────────────

 

ピンポーン

 

誰か来た・・・。良かったな休憩中で。

 

喰人は扉を開けた。そこにいたのは。

 

「こんにちは」

「・・・!」

「こんにちは」

「あ、うん。こんにちは・・・」

「少し、いいかしら?」

 

取り敢えずポットに残ってたコーヒーを再加熱して出した。勝手で悪いがブラックしか飲まなそうなのでそのままで。

 

「・・・お砂糖・・・あるかしら?」

「あ、はい、砂糖っすね、はい」

「・・・やっぱり・・・」

「え?」

「いえ、何でもないわ」

 

くっ・・・!ミスった!久しぶりな感じがするこの感じ。とにかく砂糖を・・・。

 

「砂糖の種類はどうしましょうか?」

「何でもいいわ」

 

また俺は珍妙な事を思いついた・・・。

何でもいいと言ったな・・・!

 

「これは・・・?」

「ナンです」

「・・・」

「・・・」

 

冷蔵庫に置いといたナンを出してやった。

 

「馬鹿にしているのかしら?」

「・・・忘れて下さい」

 

凄く久しぶりにヒトと絡んでるって感じがする。

 

「それで要件は」

「ええ。まず昨日の事を謝りたくて」

「・・・」

「突然驚かせてしまってごめんなさい」

「・・・」

 

はっきり言ってまだ不明瞭な所が多すぎて考えない様にしてたんだけど、こう面と向かって謝られるとな。

 

「こちらこそ突然いなくなって申し訳ない」

「・・・えっと」

 

喋りづらい。

 

「少し・・・提案なのだけど・・・」

「は、はい」

「Roseliaのマネージャーやって見る気はないかしら?」

「は、え?」

「お互いにメリットがあると思うの」

 

何を突然言い出すかと思ったら・・・マネージャー?この流れで?

メリット?生憎俺アンタ苦手なんだけど・・・。

 

「・・・メリットとは・・・」

「バンドにおいて、第三者の意見は非常に有力なのよ。自分達で奏でた音は耳を通って勝手に美化されがちなの。」

「俺のメリットは・・・?」

「貴方の昨日の症状におおよその見当がついているわ」

「・・・まじ?」

「ええ」

 

そうか・・・。自分で考えても全く解らない以上、他人に相談するしかないか。だけどマネージャーとは・・・。

 

「決めるのは貴方よ。1人で悩み続けるか、すぐに解決するか」

 

何もRoseliaに入らなくても学校で・・・。

今は無理だ・・・。しかもこんな悩みどうやって誰に相談するの?

 

「・・・分かったよ」

「感謝するわ」

 

 

 

この人苦手だ・・・。

 




相変わらず痛い。
無理矢理進行でごめんね。

今宵はここまで。いずれまた。












ナンなんだ。


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オルタナティブ

短っ


ゲームの世界とは現実のオルタナティブだと思われがちだ。

触れる事の出来ない読んで字の如く別次元の副産物。それに情熱を注ぐ者や、またそれを嘲る者、貶す者。結局全てに置いて「対立」から抜け出せないヒト。最悪死人が出る事も。

さて、そんなゲームの中までも殺し合い傷つけ合う我々だが、彼はそんな別次元の世界を貶される事が許せないらしい。醜いと分かっていてもその「ロマン」には抗えなかった。というか、抗わなかった。オルタナティブだろうがオリジナルだろうが知った事かと豪語する。簡単にまとめると。

 

彼はゲームが好き。

 

 

 

 

 

「マネージャーの件は分かったけど、俺まだアンタらのライブ見た事ないからね?1度も。・・・どっか話が噛み合わなくなるかもよ?」

「分かってるわ。今度ライブを予定しているから、その時に実力を見定めなさい」

「ライブとかでっかい目標があるんだったら男にかまけてる暇なんてないんじゃないの?早く練習にもどれば?」

 

最後の抵抗

 

「言い方ね。その大きな目標、FUTURE WORLD FESの出場に貴方が必要だと言っているの」

「分かったよ・・・」

「では、マネージャーになって貰うにあたって、深い所まで質問するわ」

「・・・ん」

「好きな色は?」

「鐡と燻銀」

「楽器の経験は?」

「ベース少々」

「憧れている人は?」

 

少し考えた

 

「ジェームズ・モリアーティ」

「人の体で好きな部分は?」

「心臓」

「・・・いい趣味してるわね」

「言ってろ」

 

それからも質問は続いた。

 

 

─────────────────────────

ライブ当日

 

 

 

今日はライブ本番だー・・・!気合い入れておかないとー。1番下手なアタシが目立つに決まってるんだから!

 

「よし!1番乗り!」

 

クッキーも忘れてない、チューニングも完璧。後は本番前の音合わせでコンディション確認と追い上げ!ふふふ・・・楽しくなって来た!

 

「そういえば昨日チャットでクラウドの事詳しく聞いたけど・・・」

 

結構ヤバい人だよね・・・。

 

スタジオの扉が勢いよく開いた。

 

「こんにちはーー!!」

「あ!あこ!早いねー」

「リサ姉も・・・ひょっとして?」

「そうなんだよねー」

 

再び扉が開き

 

「揃っているみたいね」

 

残り3人も到着する。

 

「みんな考えている事は一緒みたいですね」

「ええ。結局みんな早く集まったわね」

 

──────────────────────────

 

今日ちゃんとライブに来てくれるかしら・・・彼。

この前の会話で分かった事といえば、とんでもないひねくれ者ね。重症。どうしてああなってしまったのかしら?

気になるわ・・・。

 

「友希那ーー。どうしたの?ぼーっとしちゃって」

「リサ・・・」

「何か心配な事でもあるの?緊張してる?」

「そういうわけじゃないけど・・・」

「じゃあ何?」

「喰人・・・重度のひねくれ者よ」

「あー。まぁだいたい予想は出来てたけどねー・・・」

──────────────────────────

 

友希那からクラウドについて聞いた。

 

「え・・・それ単純に犯罪者予備軍じゃん。ジェームズ・モリアーティって犯罪紳士筆頭じゃん」

「紗夜の前で言わないようにして・・・」

「分かってるけどさー。紗夜はその人のどこがいいんだろう?」

「直接訊けばいいじゃない」

「いやライブ前だよ?この空気のままの方がいいってー」

「それもそうね・・・」

 

 

後でゆっくり聞き出そ。

 

──────────────────────────

 

来ちゃったなー。バイクで。来るつもりあんまりなかったんだけどなー。

 

「ん"ん"ー。人多い」

 

これなら居なくてもワンチャンバレない。 問題ねえ問題ねえ。

後で適当にコメントを・・・

 

 

「Roseliaです。」

 

その台詞が聞こえた瞬間

会場が一斉に湧いた。

 

「まさかこれ全部Roselia見にきてんの?暇人かよ」

 

でもこの湧き様は・・・

 

「見て行くか」

 

全体的なレベルは高いな。高校生如きでよくここまで出来たもんだ。

それにしても・・・

 

 

ライブ終了後。

 

「どうだったかしら?私達の演奏は」

「・・・いいんじゃない?良かった良かった」

 

「浅いですね・・・」

「あこ達本気出したよね・・・」

「感情・・・ないのかな・・・」

 

俺は何も聞こえないことにした。

 

「アタシ変じゃなかった?」

「お前には話がある」

「もう!『お前』じゃなくて『リサ』!」

「じゃあリサ。後で俺の所に来て」

「分かったけど・・・」

 

──────────────────────────

 

「クラウドー!」

「・・・ん」

「待った?」

「バックれると思ってた」

「印象最悪!?」

「いや・・・これは俺の偏見なんだけどね?何かこう・・・罠にかけてはとっかえひっかえしてる感が否めん」

「ひどい!紗夜に謝ってきて!」

「・・・さ、紗夜に???」

「何でもない。それで?アタシに用って?」

「俺の家に来てもらう」

 

 

えっ・・・・・・・・・・

 

えっっ。どうしよう。やめようかな。誤魔化して帰った方がいいよね。

 

「行くよ?後ろ乗って」

 

バイクだーーー。へえーー。バイク乗れるんだーーー。

ヤバいヤバい思考能力がががががががが。

 

「えっと。その。なんていうか」

「・・・」

「・・・」

「えっと」

「・・・早く乗って」

「はい・・・」

 

結局ついて行く事に・・・。




元々ひとつだったネタを2つに分けて投稿する。

寝ます。


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オリジナル

文を考えるのがめんどうになってきて。
物語が粗くなってきたぞ。


クラウドのバイクの後ろに乗って千那家に向かっていた。バイクが必要な距離でもないのだがたまに乗りたくなるらしい。わかんないなー男の子が考える事は。免許とるの早いし。

けど・・・クラウドの家で何するんだろう?一応すぐに友希那たちに連絡できるようにしとこ。スマホを手放さないように・・・。

 

しばらく遠回りして家についたようだ。途中コンビニに寄ったりもしたが、時間はそれほど経っていない。

 

「どうぞ」

「お、お邪魔しま〜す・・・」

 

警戒しながらドアの鍵を開けておく。

 

「・・・」

「な、なんですか?」

「・何で敬語? こっち、俺の部屋」

 

男の子の部屋か〜。どんな部屋なんだろ・・・?

 

「あ、あれって・・・」

「そう、ベース」

 

とてもよく片付いた部屋の隅、スタンドに立て掛けられたベースにすぐに目が付いた。

 

「俺も少しベースに覚えがあって」

「へえー!何か・・・凄い・・・ベースだね・・・」

「変に見える?ネットで探しても見つからない謎ベース」

「何でまたそんな怪しいのに手を出すのかなぁ」

「ロマンでしょ?『誰が造ったかも分からない』ベースだよ?わくわくするっしょ?」

「わかんない事もないけどこれ・・・」

 

何これ・・・ボディは勿論ペグとフレットまで真っ黒!指板とピックアップも黒、ツヤのないマットブラック。

ポジションマーク以外全部黒。男の子は黒好きって言われてるけど・・・ここまで主張激しいのは多分クラウドだけだよねー・・・。

 

「今度黒い弦を探しに行く予定」

「へ、へえ。そうなんだ!いいと思うよ!」

「・・・無理してない?」

 

こんな『ルックス重視』すぎるベースどこで見つけたんだろ、そしていくらしたんだろ。

 

「1点物って事だよね?凄い高そー」

「50万だ・・・」

「そんなにベース好きなの!?ただの趣味に50万の必要はないはず!」

 

当然のツッコミを入れた

すると喰人はリサを向き直り。

 

「いや・・・ベースが好きな訳じゃない」

「・・・え?」

「・・・」

「じゃあ何でこんなわざわざちょっと高いのを選んだの?」

 

実はアタシこの一言、この質問を声に出してる時にはもう見当付いてたのかも・・・あはは・・・。

 

 

「決まってんだろ・・・」

「・・・(ゴクリ)」

 

 

「黒いロマンだ・・・!」

 

やっばーこの子・・・。『黒』と『ロマン』に取り憑かれてるー。やぁだー。

あ、それより・・・。

 

「そっかぁ☆ロマンかぁ。それより、これを見せたくてアタシを家に呼んだの?」

「いや、要件は他にあるよ」

 

あれ?よく見たらこのベース結構使い込まれてる?

 

「要件?」

「昨日のライブについて」

「あー。そういえばそんな流れだったっけか」

「あの演奏についてなんだけど・・・」

 

ちゃんと見ててくれたんだー。何か以外。

 

「ベースってヒトの身体のどこの部分だと思う?」

「ヒトの身体で?」

 

いきなり何の質問かと思えば・・・。人の身体の部位?なに言ってるんだろ、この人。

 

「えっと・・・どういう事?」

「そのままの意味。例えばボーカルは大脳や喉含め『頭』。ギターは指や骨含め『腕』。ドラムは心臓含め『胴体』。キーボードは腰含め『脚』。・・・じゃあベースは?」

「・・・服?」

「・・・女らしい回答だ。ハズレ」

「わかんないよー」

「血管含め『血液』だよ」

 

その発想は驚く程にすんなりとリサの脳に入った

 

「そっか・・・!アタシ以外と重要なんだ!」

「多分ね。それと、ベースはリサにとってどういう存在?」

「えっとー。『縁の下の力持ち』みたいな?」

「間違ってない。でも。いつまでも何かの下に居て楽しい?」

「・・・!!」

「俺はイヤだなぁ・・・。演奏に自信ない所だけ埋もれて隠れておけばいいものを。何もずーっと隠れてる必要ないじゃないの」

「・・・」

「そのうちロマン爆発するかもよ?」

「・・・たい・・・」

「ん?」

「アタシ・・・!1度だけ前に出てみたい!」

「・・・そう。なら決まり・・・」

「何が?」

 

そう言うと喰人はおもむろに立ち上がり。

 

黒すぎるベースを肩に掛けた。

 

「少しだけ教えてあげる。」

 

そこから先はただただアタシは圧倒され続けた。

ベースから聞こえてくるはずのない衝撃音と連打の音。スラップってやつだよね・・・。アタシも出来なくはないけど『スラップだけ』をする演奏は聞にくいからあまり入れなかった。でもこの子のスラップは・・・同じベーシストとは思えない実力差。

いつの間にかアタシの手には汗が大量に握られていた。

 

「・・・どう?結構・・・体力・・・削るけど・・・」

「凄いよ!!かっこいい!!いいじゃん!教えて!」

「・・・気に入ってくれたかな?・・・良かったよ・・・」

 

 

それから丸4時間近く、みっちり教えて貰った。次の練習の時みんなびっくりさせるんだから!

 

 

──────────────────────────

 

そろそろNFOやりたい時間だな。帰らせたい所なんだけど・・・。

 

「クラウド!できた!聞いて聞いて!」

「よく出来てるね。それ以外上手くなられると俺が傷つくから手抜き指導でいくね」

「ね"え"え"ぇ"やめて!」

 

いよいよ女1人で外歩いてていい時間でもない・・・。どうにかしないと。

 

「10分以内の帰宅を推奨します」

「う、うん・・・分かった分かった。帰る帰る」

 

リサを帰らせた。

 

「さて、フレンドのみんなはもうログインしてんのかな?」

 

そう言いパソコンを開く。

しばらくやってるこのNFOというネットゲーム。基本喰人はソロでやっているが、ソロでは限界があったり、マルチプレイ専用や人数制限が設けられているクエストも多々存在する。質の悪い事になんとマルチプレイ専用クエストの方が報酬が段違いだったり、圧倒的に強い素材が手に入ったりする。今現在行われているイベントもその1つ。こういった場合ソロプレイメインのプレイヤーでも他プレイヤーと共闘せざるを得ないのだ。喰人はいつも自分から部屋を開いて『募集する側』になるのだ。今回のクエストは比較的多めの周回回数、そして『3人』限定のイベント。その参加者を待っていた。

 

《クラウドがルームを作成しました》

 

《聖堕天使あこ姫が入室しました》

《RinRinが入室しました》

 

あこ姫の地雷臭ね。

 

《よろしくお願いします》

 

挨拶の定型文

 

《よろしくお願いします!》

《よろしくお願いします(^-^)/》

 

《プレイヤーランクすっごく高いですね!どれくらいプレイされてるんですか!?》

《私も気になります(°д°)》

《覚えてない位にはやってるかな》

《おおお・・・あこもいつかそんな事を言ってみたい・・・!》

《先が長過ぎるね・・・(^^;》

 

余談に費やす時間はない。適当な事言って早く行こ。

 

《おっさん明日仕事早いんだ》

 

イベントクエストを受注する。

 

《そら、装備を整えな!そのくらいは待ってやるよ》

 

《はーい・・・うわっ!氷属性・・・。》

《属性有利取れないね(;・・)》

《大丈夫!おっさん強いからね!守ってあげるよー!》

《ゴメンなさーい!ありがとうございます!》

 

あこ姫。ゴリゴリの闇属性推しか。

俺無属性だからねー。

 

それにしても《あこ》と《Rin》かー。ほぼ確定だなー。キャラ的にも。Roseliaに尋問された時に白金がゲームの話題振ってきたからね。第一印象ゲームとかやんなそうだったけど。あこは愚問。

《クラウド》は気づかれないよな、さすがに。

 

《RinRinさん支援任せます》

《もちろんです!( ・ㅂ・)و ̑̑》

《ではこの深淵のネクロマンサーが前衛攻撃致す・・・!》

《おけおけ》

《クラウドさんも後に続いていただきたい!》

《続いて攻撃するのはいいが、別にアレを倒してしまっても構わんのだろう?》

《お願いします!!》

《行きましょう(^^♪》

 

【クエストを開始します】

 

そして案の定クラウドが無双した。

 

【クエストを完了します】

 

《クラウドさん超強ーい!!》

《見た事ない武器とスキルですけど・・・(;・・)》

《この大剣はねー『ガナマーナ・レガシー』っていってねー初期プレイヤーの一部の人に配られる武器だよー。気に入ってるんだー。》

《スキルは武器の影響ですか?(`・ω・´)?》

《ああ。ランダムでダメージに変動が付くその差は何と最大と最低で30倍以上!》

《ロマンですねー(≧▽≦)》

 

お?

 

《かっこいい!!あこもそういうのほしい!》

 

まぢで?

 

《お前らこのおっさんのロマンが分かるのか・・・!!》

《分かります!》

《いいですよね(・∀・)》

 

フッ・・・。いいね。

珍しくヒトを高く評価しよう・・・。

 

《いいね・・・あこ、燐子。とことん周回付き合ってやろうじゃない》

《あれ?あこは分かるけどなんでりんりんの名前知ってるの?》

《あこちゃん。クラウドだよ??聞き覚えあるでしょ??(´-ω-`)》

《もしかして!》

《白金は勘づいてたみたいだね》

《最初におっさんって打たれてたので追求しなかったんです(。・ω・。)》

《うわあ!あこだけ気づいてなかったー!》

 

過ぎる時間も忘れてすさまじい速度で周回していった。

燐子が止めてくれなければあこは明日遅刻確定だっただろう。

 

「俺も明日は学校行こうかな・・・」

 

パソコンを閉じて呟いた。




うーん 
文章と物語構成が変に見えるなー。なんだろうなー。
なんでこう、自分の作った作品って周りより遥かに劣って見えるんだろう?
隣の芝生が青すぎる。前も後ろもターコイズブルー。もぅ真っ青。

今宵はここまで。いずれまた。


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現実主義の小説 遥か先の理想

ゴリ押せ物語

色々あって主人公の苗字変更。
理由は知ってるやつぁ知ってる。


本当の自分を探した事はあるだろうか。またはそんな哲学的な思考に陥った事はあるだろうか。

たまにこう思うのだ。今の自分は『本当はこう思っている自分を誰かに気づいてほしい』という、全てが演技に感じる感覚。他人を前にしてもしなくても全てが演技で。結局本当の自分は何を考えているのか、何を理想としているのかわからなくなる。自我がはっきりしていないと言うべきか。作者は今16歳だが、まだ思考が上手く回らない。

『自分が創り出す何か』は多分『本当はこう在りたかった自分』なのかも知れない。

物語が良く出来ている程に現実のその人の理想は遥か先にしかない。だが、拙い物語だからといってその人が現実主義な訳でもない。それもまた1つの誰かが書いた小説。その拙さすらもまた一興。

 

やはり人生と書いてショウセツと読ませるのだ。

 

 

 

 

 

「最近喰人学校に来てないようだけど、何かあったのかしら」

 

やはり女性ばかりの学校生活は彼には厳しいのかもしれない・・・。

一緒に学校まで行ってあげましょう。誰かが隣に居れば幾分か楽に登校できるはず。

まずはメールをしてみて、様子をみましょう。

 

「既読が付くのが少し遅い。今起きたのかしら」

 

《もう6:30よ。早く準備を済ませなさい》

 

《なぜ》

 

「今日も行く気なかったのね・・・」

 

《今からそちらに向かいます、学校行きますよ》

 

《ああ》

 

以外とすんなり受け入れてくれたわね・・・。少しお節介だったかしら。

 

「でもこれで一緒に登校できるようになったわね。それにしてもずっと学校に来ていなかったのは居づらいだけだったのは・・・理由にしては少し小さすぎる要因だと思う」

 

今日は曇りね。まだ外が暗い。とにかく喰人の家に行ってそれから考えましょう。

 

──────────────────────────

 

ふぁ〜〜。昨日は少し夜更かししちゃったなー。あ、やば、もうこんな時間!またおねーちゃんに怒られちゃうよ!着替えてリビングに行って『もう既に起きてた感』出せば大丈夫だよね!よし!

 

「おねーちゃんおはy」

 

「これで一緒に・・・・・・・ずっと・・・・・・」

 

おねーちゃんが暗いリビングでメールを・・・目のハイライトがない・・・!多分クラウドだよね?え・・・?なんかぼそぼそ言ってる!うそ・・・。クラウドが危ない・・・!

 

日菜は息を殺して紗夜が家を出るのを待った。

 

「これは・・・みんなに相談しよう!」

 

一大事だよ!!

 

急いでパスパレのメンバー全員にメールした。

 

──────────────────────────

 

昨日ちょうど明日は学校行こうって思ってたから今日の紗夜の申し出はすごい助かる。教室入りづらいし。

 

「・・・弦巻に謝っておいた方がいいかな」

 

ああもうくそ。こうなるからああゆうのと関わりたくないんだよ。性格の悪い俺はすぐ人を傷つける。なら最初から関わんなきゃ良かった。

学習しないな。歯磨いて顔洗ってとっとと飯食べよ。

 

ピンポーン

 

「早い早い」

「今から行くと言ったはずよ」

「もしかして以外と家近かい?」

「まあそこそこ」

 

一緒に学校まで行った。

途中周りの不思議な視線を幾つも感じながら気まずい空気の中、紗夜と別れ教室に入った。

 

「・・・」

「・・・おはよう・・・」

 

驚いた。奥沢から挨拶して来た。

思わず身体に力が入ってしまった。

 

「・・・!!」

「何ビビってんの?あたし何かした?」

 

苦笑いしながらフランクな態度で接して来る。

 

「いや・・・」

「わかってるって。気まずいんでしょ?学校来れない位には」

「・・・ごめん」

「それあたしじゃないでしょ。こころに言って」

「・・・何て声掛けよう」

「あー。その辺は気にしなくていいと思う」

「どういう事?」

 

何者かが勢いよくこちらに向かってきた。

 

「おはよう!クラウド!最近学校にいなかったけどひょっとして楽しい事見つけたのかしら?」

「・・・え・・・あ・・・」

 

こいつ俺に何をされたか覚えてないのか?いやあれだけの事だ忘れてなどいまい。だとすると何が目的だ?

 

思わず言葉が詰まった。

 

「こころはね?あれ以来喰人の事が気になってしょうがないんだって」

「・・・」

「「クラウドの楽しい事を見つけるんだー」ってずっと言ってた」

「それは・・・ごめん・・・」

「そういう意味じゃないんだけど・・・」

 

気まずさここに極まったな。ああ、できるなら走って帰りたい・・・。そんでゲームやって寝たい・・・。でもそれはただただこの結末を先延ばしにしているだけであって・・・。

 

「クラウド!」

「はい・・・」

「何を怯えているの?」

「・・・えっと」

「体調が優れないのかしら?は!それで学校を休んでいたのね?」

「いや・・・違うって」

「ならどうしたの?」

「・・・ごめん・・・」

「??」

「この前、あの、あれ。ごめん」

 

帰りたいっっっっっっっっっっっっっっっっっっ。

 

「こころ。喰人はね?この前驚かしちゃった事を悪く思ってそれを先延ばししてしまった事を謝ってるんだよ?」

 

ミサキ、イイヤツ。

見れば分かる。ええやつや・・・。

 

「何そんなこと?いいのよ!少し驚いただけだから!気にしないでちょうだい?」

「・・・ああ。恩に着る」

「だから一緒に楽しい事探しましょう!!」

「・・・え、ああ、そうだね」

 

ゲームがあればいい気がする。

 

「これはこころ有利かなー」

「何か言った?」

「いやー何にもー?」

 

家に帰ったら耳かきするか。

 




書けば書くほど変に見える


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観察仮想現実

最初の視点はふわふわピンク担当

ピンクがふわふわなのはいいんだけど他の色は?


もしも

今まさにいる世界が仮想現実だったりして、本当の自分はどこか遠い場所やあるいは別の世界でたくさんの機械とチューブに繋がれていたら。または、我々ヒトは記憶と思考を改竄されてこの星に閉じ込められた生命体だとしたら。そしてそれをどこかで今も観察されていたとしたら。そんな事ばかり考えてしまう。「考えすぎだ」とよく言われるが殆ど毎日考えてる。有り得る証明はない。だが有り得ない証明もない。

 

 

─────────────────────────

 

私は今1-3の教室の前に来てます。

昨日日菜ちゃんが突然パスパレのみんなにメールで一言だけ《クラウドがあぶなーい!!》って送って来て。

あれだよね・・・クラウドってあの、ちょっと前に楽しそうに話してたるんって来る人。

 

「相変わらず[るんっ]がわかんないよ・・・」

 

その話によると悪い人じゃないみたいなんだけど。

花咲川の生徒なのはまず間違いないみたい。だとすると1人しかいないよね。名前を最初に聞いておこっと。あ、ついでに私の事知ってるか聞いてみようかな・・・。何にせよこの学園唯一の男子生徒、1度は会話してみたいなー。

 

そんな事を考え、少し経ってから黄土色のズボンで教室から出て来た男子生徒らしき人物に話かけた。

 

“危ない”って言われてる人に不用意に話し掛けるのはあんまり良くないけど・・・。

 

「あの!」

「・・・」

 

あれ?聞こえてない?

 

「ねえねえ」

「・・・」

 

聞こえてないのかな?

 

「ねぇってば!」

 

歩くのをやめないので肩を掴んだ。

 

「うおっ・・・!」

「うわぁ!」

 

自分に声を掛けていると思ってなかったのかな?予想以上に驚かれてこっちもびっくりしちゃった・・・。

 

「・・・何?」

「ご、ごめんごめん。そんなに驚くと思わなかった」

「・・・」

「えっとね?あのー、この学園に男子が来たって聞いて」

「・・・」

「1目見ておきたいなーと」

「・・・聞き飽きたよ。その台詞」

「みんなそんなもんだって」

 

笑いながら喋る

 

「アンタあれだろ?パスパレのボーカル」

「え!知ってるの?私の事!」

「いやまぁちょっと前のネットニュースだったかな・・・。まぁその辺の情報でチラッと」

 

嬉しい!!すごい嬉しい!!今まで私の方から話題持ち込まないと気づいてくれなかったからなー・・・。私もここまで来たのかなぁ・・・。ネットニュースかぁ・・・。

 

「そうそう!そのパスパレで日菜ちゃんがクラウドくんの事教えてくれて」

「話題に上がるような事したっけ?」

「したよ!したした!そうでなくても日菜ちゃんが特定の個人に興味を持つのは珍しいんだよ?」

「・・・ああ。なんか、[るんっ]ときたらしいね」

 

初対面の人にも言っちゃうの!?

 

「ご、ごめんね?変だよね・・・深く考えなくていいよ?」

「いや?わかんなくはない。その感覚」

「え”?」

 

今、何て?あの[るんっ]が分かる?ゑ?

 

「・・・逆に何で分からないの?」

「いや普通わかんないよ!」

「そんなもんか」

 

あ、そうだ。本題がまだだった。

 

「あ、それと。」

「・・・ん」

「日菜ちゃんがクラウドくんの身に危険が迫ってるって!」

 

さっきまで勘違いしてた・・・。会話してみるといい人だ。

 

「・・・どういう事?」

「わかんない。ただ日菜ちゃんがメールで危険だって」

「まぁ、気には留めておく」

 

具体的に教えてくれたってよかったのに。

 

「ところでさっきネットニュースって言ってたけどどういうニュース?」

 

次世代アイドル誕生!とかかなぁ。えへへ。

 

「なんか機材トラブルだっけか?詳しくは見てn」

「そっかぁ・・・覚えてないか。それならしょうがないよね」

 

さてと。そろそろ事務所行こうかな。クラウドくんのアドレスは日菜ちゃんに貰おっと。

 

─────────────────────────

 

どうしよう!おねーちゃんが病んじゃった!さっきから授業が入って来ないし対策立てようにも原因のクラウドは1年だし学校違うし!おねーちゃんと同じ花咲川だし!おねーちゃんからアドレスは聞き出しておいたけどまだメール自体はしてないし!あれ?こうして見るとあたし全く進展なし!?って違う違う・・・。今はおねーちゃんが病んじゃった事への対策を・・・。

 

激しく考え込んでると・・・

 

「それじゃぁ、氷川。今の所から次のページまで一段落読んでくれるか?」

「あ、はーい」

 

多分この辺・・・。

 

聞いていなかったが感覚と雰囲気で

 

さて、まずはおねーちゃんはほぼ間違いなくクラウドを狙ってる・・・。クラウドの話が多いしその話によるとクラウドをスカウトしたみたい。これは完全に流れはおねーちゃん。良くない傾向。でもこの前様子がおかしかったのは友希那に原因があったっぽい・・・。クラウドは友希那が苦手!!これはいつか強力なアドバンテージになるはず!例えば友希那がツンツンしちゃってクラウドが参ってる所にあたしが微笑み掛けて・・・。あははは。楽しくなってきた!

 

「うふふふふふふふふ・・・」

 

「ちょっと氷川さんいつにも増してヤバくなーい?」

「だよねー。さっき教科書読んでる所ドヤ顔で間違えてたし」

「見て!なんか笑ってる!」

 

今日は打ち合わせとかないよね・・・。

よし!花咲川に行こう!できる限り早く。じゃないとおねーちゃんに先に声掛けられちゃう!ほぼ確定したような感じだけど病んでる原因の捜査が主な目的である以上バレちゃだめだ!今クラウド本人も含まれた3人での会話はマズいかも・・・。

 

「あとリサちーにもバレないように出来るだけ接触を避けて・・・」

 

「まだ何か言ってる!」

「今は関わんない方がいいよ・・・」

「授業が終わってる事にも気づいてないのかな?」

 

今は・・・。おっとっと、いつの間にか授業終わってたみたいだねー。さて、次の6限さえ突破すれば・・・

 

「日菜ー。さっきブツブツ言いながら笑ってたけど・・・どうしたの?」

 

げ、リサちー!

 

「えー?何の事ー?何かの間違いじゃないのー?」

「そうかな〜?」

「そうだよー」

 

帰りはソッコーで教室出た方がいいかも・・・。

 




ちょっとずつゴリ押し


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必要最低限

何かどうしても痛くなっちゃうんだよ。


人は何故失敗するのか。

人は何故絶望するのか。

人は何故裏切られるのか。

それは挑戦するから。

それは希望を持つから。

それは人を信用するから。

 

全て、人と関わりを持たなければ解消する問題。

 

よし!授業終わりっ!さあさあ、早く教室出ないとリサちーに話掛けられる、と急ぎたいのは確かだけどそういう時こそ落ち着いて行動しないと今度はクラウドに会ってからの事がおざなりになっちゃうからね、あくまで冷静に。花咲川に向かってる途中に話掛けるネタを考えないと!あと万が一おねーちゃんに遭遇した時の口実も。

 

「あれ?ヒナは?」

「氷川さんならもう帰っちゃったよ?」

「うーんどうも朝から何か考え込んでるような気がするんだよねー・・・」

 

あっぶな!教室出て自販機行ってるだけでもうあたしに話掛けようとしてた!さてさて少し焦ろうか・・・昇降口まで小走りっ!

 

「リサちーは・・・来てないね。おっけおっけ。」

 

今だけはRoseliaのメンバーにだけは接触しちゃいけない・・・。

うーん、それにしてもどうしょうかなー。なんかそれらしい理由を、ただの世間話はNGだよねー。クラウドは必要ない干渉は避けるからー・・・有り得る内容でー・・・それでいてクラウドにとって当たり前に必要な会話のネタ。

 

「あ!」

 

そうだそうだ!アレがまだだったっけ?いやいやー世界があたしに味方してるねー。完璧だよー!

 

 

 

 

 

よし、着いた!花咲川!まぁ言うほど距離ないけどね。後はおねーちゃんより先にクラウドに接触するだけ!それまではほぼ神様頼みだけど、そこから先はほぼ勝ったも同義!さあ探そう!って言ってもクラス知ってるけどね。

 

「クラウドー!」

「・・・今度は誰?」

「こんにちは!日菜ちゃんだよ!今から時間ある?」

「・・・あるかないかで言えば、ある」

「ねえねえ、この前あたしを助けてくれた事へのお礼したいんだけど!」

「めんどいの嫌だからね」

 

うーん。たまにクラウドって蘭ちゃんみたいな所あるよねー・・・。

 

「大丈夫!きっとクラウド好きなハズだから」

「あぁ、何?どっか行くの?」

「うん!あたしがよく行く喫茶店に!」

 

どうだー![お礼]と称して[デート]しちゃうもんねー!えへえへへ。

おねーちゃんに自慢しちゃおうかな・・・。

「ふーん。喫茶店・・・。いいよ、行こうか」

「やったー!」

 

よかった、喫茶店好きみたい!

 

──────────────────────────

 

ふぅー。今日は少し事務所に早く着いちゃったなー。喰人って先輩に敬語使わないんだね。今度合ったら注意しなきゃ。

 

「こんにちはー!」

「あら?丸山さん?今日はどうしたの?」

「どうしたのって、今日打ち合わせがあるんじゃないんですか?」

「ウチじゃないんじゃない?」

 

いやいや・・・こんなぽっと出の新人がここの事務所以外にどこで打ち合わせをやるんですか。そんな案件があったら間違っても場所間違えないですよ!

あれれ・・・?おかしいな・・・。MCでもないのに涙出てきた・・・。

 

「もしかして日時間違ってますか?」

「みたいだね、明日ならメンバー全員での打ち合わせがあるよ。多分それを勘違いしてるんじゃないかなぁ?」

「明日でしたかー!ごめんなさい!」

「あはは。家遠めだよね、丸山さん。気をつけてね。それとも一服してく?」

「ここの近くにいい雰囲気の喫茶店があって、そこで一息入れてから帰ります」

「あー。そこ知ってるかも」

「いいですよねーあそこ」

 

ある程度の雑談。

 

「じゃあ私そろそろ行きますね」

「うん、時間取らせてごめんね」

 

──────────────────────────

 

「いい空間だ・・・」

「でしょ!あたしもるんってくるんだ!」

 

ここまで気に入ってくれるとはー。いやー何よりだけど・・・。

 

「ねえねえ。確かにいい街並だけどさ、あたしの事とか気にならないの?」

「話題がないんだ」

「あ、そっか。うーん、じゃあ初歩的な事から!好きなものは?なんでもいいよ!」

「・・・忘れたよ」

「え・・・。じ、じゃあ苦手なものは・・・?」

「・・・増えすぎて覚えきれない」

 

これだ・・・。おねーちゃんが病んじゃった理由。そりゃそうだよね・・・。こんな子、放っておけるハズないよね。一言にすれば不安定な人。誰かが近くに居てあげないと、あるいはこの子が自分の近くに居ないと心配になる。あ、それでRoseliaはクラウドをスカウトしたのかな?いやこれは考えすぎかな。だけど大筋は捉えてるハズ。

 

ふと彼のカップを持つ手に目線が行った。

 

「手、綺麗だね。細くて、長くて」

「そう?」

「じゃあ次はあたしの番!好きなものはガムとか飴とかジャンクフード!」

「ほどほどにね」

「・・・」

「・・・」

 

 

 

 

 

 

「会話終わっちゃうじゃん!!!」

「いやしかしだね・・・」

「はぁ・・・。次、趣味は?」

「ベースを少々」

「クラウド音楽すきなのーー!!?」

「・・・」

「あたしね!ギターやってるんだー!」

「パスパレの・・・」

「あれ?なんだ知ってるんじゃーん」

「なあ」

「?」

「この街並、夜になったらどれだけ綺麗なんだろう」

「・・・」

 

なんか、クラウドの言葉って考えさせられる発言が多い気がする。とても年下とは思えない一言ごとの重みっていうか・・・。趣きがあって深い。この子に質問されるとつい考えちゃう。ぐわぁーってなってたきもちが不思議な引力で気持ち良く静まる・・・。特になんの気ない質問のハズなのに。

 

「綺麗だよ。泣いちゃうくらい・・・」

「そっか」

 

そう言って喰人は少し、ほんの少しだけ微笑んだ。

どこか寂しげに。どこか楽しみに。

 

「あ・・・」

 

あーあ。そういう所だよ。でもこれではっきりした事が2つ。クラウドは誰かが近くに居ないとかえってあたし達が心配になる。そして・・・。

 

あたしは間違いなくクラウドの事が好き。

 

「あー!日菜ちゃん!どうして喰人とデートしてるのー?」

「え!?彩ちゃん!?どうしてここに!?」

「えっとねー。明日の打ち合わせ今日と勘違いしちゃって・・・」

「あははー彩ちゃんらしーー!」

「やめてよー!」

「・・・」

「・・・あ、ごめんね?クラウド。うるさかった?」

「あ!喰人くん!君に言っておきたい事があるんだよ!」

「・・・何かな」

「君先輩に対して敬語使わないでしょ!だめだぞ〜?そんな蘭ちゃんとたえちゃんを足して2で割ったみたいな態度は!先輩として正します!」

「・・・」

「無視!?」

「いや、ちゃんと聞いてるよ。でもこれがクラウドなんだよ?」

「そ、そっか。ごめんね、無理言って」

「・・・ん」

 

あ、一応伝えておこうかな。

 

「クラウドごめんね?ちょっと彩ちゃんとお話があるから少しだけ外すね?」

「ああ」

「え?どうしたの?」

 

彩ちゃんを喫茶店の外え連れ出した。

 

「あのね、クラウドはとってもとっても繊細な子なの」

「う・・・うん」

「同じ学校だよね?」

「クラスは違うけど・・・」

「もしもクラウドが危なくなって、そこで彩ちゃんの手の届く範囲に居たら助けて欲しいんだ」

「え・・・」

「おねがい」

「わ、わかった。けど」

「けど?」

「喰人くんって1人で大丈夫そうだよ?」

「だめなの。人間が嫌いな人ってたまにいるでしょ?」

「うん。聞いたことなら」

「クラウドも人間が嫌い。確実に」

「それがどう関係してるの?」

「あの子は脳と体が人間を拒絶するけど心が極度の寂しがり屋なの」

「もうそんな所まで分かってるの!?」

「それはあたしだから!」

「私全然わかんない!」

「まぁみんなよりほんの少しだけ出会うのが早かったしねー。あとおねーちゃんとの情報交換とか」

「なるほど」

「そんなクラウドだけど・・・。ここからは推測、きっと長い間1人で放置されたんだろうね。世界観が突出して違う」

「何か・・・かわいそう・・・」

「親は共働きかな?」

「日菜ちゃん!そろそろ戻ろうよ!」

 

あ、そうだった。

 

「ごめんね?クラウド!」

「・・・ん」

 

コーヒーは既に飲み終えていた。

 

帰ろっか。

 

 




面白いかな・・・?これ。
 


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喰人の詳細

今更ながら。ちょっと整理してみる。
飛ばしてええで。


・千那 喰人(せんな くらうど)

身長172cm

体重49kg

髪色 黒

目色 黒

握力 56kg

50m 7.0

シャトルラン 19回

ハンドボール投げ 30m

立ち幅跳び 240cm

口癖 ・・・ん

主な武器 バスターブレード・大剣

好きな物 重い物・黒い物

嫌いな物 善意

好きな色 鐡・燻銀

性格 不安定

部活 未定

楽器 ベース

 

・捕捉

千那 喰人。重症ゲーマー、筋力は高い方だが極端に体力が少ない。その性格が故に周囲を心配させる事が多い。黒い物に執着し重く長い物を持つと体力もないのに振り回そうとする。長年振り回しているベースが何故壊れないのか本人にも分からない。喰人が使用しているベースはメーカー不明という怪しい楽器、非常に重く頑丈。スラップを主体とした演奏で個人としては優秀なバンドマン、ただ奏法が奏法なので本人はセッションなどは受け付けていない。先日黒い弦を探したが見つからなかった。

オンラインゲーム「NFO」では必要最低限のパーティは組むが必要な時のみ同行する。トップランカー。攻撃性能だけで言えばNFO最強だろう。ランダムな攻撃力を持つ大剣を常に使っており武器としての攻撃力は初期装備並だが喰人自身の力があればそこそこの性能と切れ味を持つ。その大剣を装備する事で得られるスキル「全開」は相手に与えるダメージを低確率で最高3000%にするネタスキル。武器以外のスキルで防御を無理矢理突破するスキルや残り体力が少ないほど上がる攻撃力など、強力ではあるが他プレイヤーからネタスキルと言われ続けるギャンブルなスキルを積めるだけ積んだロマンプレイヤー。ゲーム内でも体力が極端に低い。魔法を何故か使おうとしない。下手すると地雷だと思われる。

ベースを始めて少し経った時、自分の奏でる音がどうも下手に聞こえ、それが嫌でベースを長く触らなかった。それでも無理を通して再び弦を爪弾いていた。今でも自分の音を認められずにいる。ライブをやりたいと思わないのは単に人がいないのと、全員で演奏する為スラップ等の奏法を抑えなければならない。普通の弾き方が退屈なのである。

形式上Roseliaのマネージャーだが、理由はメンバーそれぞれ思惑があるようだ。アイドルバンド「Pastel Palette」で最近話題になっている模様。通う学校が異なる為「After glow」との交流は無いが今後対バン等で関わるかもしれない。「Poppin party」のリーダーである戸山 香澄とは1度花咲川の屋上で少し会話をした程度、おそらくその流れも含め戸山本人からメンバーに話題が行ってると思われる。「ハロー、ハッピーワールド!」内では喰人をなんとかして自分達のライブに呼ぶ計画を立てているようだ。奥沢立案。

学校では小テスト等の点数は高めだが、一時期授業に参加していなかった為出席日数が減ってきている。喰人のクラス1-Cで一悶着あり、それを気に病み投稿を避けたが氷川姉によって強制連行。クラスに入ると奥沢、弦巻ともに特に変わった様子も無く接され若干気まずいままでいる。奥沢は喰人のフォローに特化している。弦巻に逆らえない。

以前Roseliaで湊が喰人の体に不用意に触れ苦手意識を持っている。本人は女性恐怖症か何かだろうと完結しているが、湊はもう少し喰人の事を知りたいようだ。




また進展あったらこうゆうので整理してこう。


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