ロキ・ファミリアに入団するのは間違っているだろうか?【凍結中】 (ルーカト)
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1話

「ここがオラリオか...」

 

オラリオで冒険者になる予定のリョウガ・ブリリアントは疲れた表情で言った。

 

「ここが?.....」

 

リョウガについて来た従姉妹のカノン・フィルビルスは呟いた。

 

「それじゃあファミリアを探しに行くか...」

 

ギルドに行ったリョウガ達はファミリア探しをし始めた。

 

「お前のようなものがアポロン様に気に入られるわけがない」

 

「お前は駄目だ」

 

散々な結果であった。

そんな時であった。

 

「なぁ君たちうちのファミリアに入らないか」

 

2人は二つ返事で返事した。

 

「うちはなロキっちゅうんや」

 

少し歩くとロキ・ファミリアに着いた。

 

「お疲れさん。新しい眷属連れてきたわ」

 

「お疲れ様です」

 

そのまま通されある室内に連れていかれるそこで待っているととある3人が部屋に入ってきた。

 

「ロキこの子達は?」

 

「新しい眷属だ」

 

「またナンパかのう?」

 

「違うわ」

 

「それで?この子達をファミリアに入れていい?」

 

「いいけどこの子達の親は?」

 

「親はいません」

 

リョウガが話した。

 

「そうか嫌なことを聞いたね」

 

「いえ大丈夫です」

 

その後自己紹介をしてフィン達と別れロキに連れられた。

 

「じゃあ恩恵を刻むから服を脱いで」

 

「何故服を?」

 

リョウガは訳が分からず聞いた。

 

「背中に刻むからや」

 

ロキから理由を聞いて服を脱いだ。そしてソファにうつ伏せになった。

 

「それじゃあ恩恵を刻むで.....なんやこれは!!」

 

 

リョウガ・ブリリアント

Lv1

力I 0 耐久I 0 器用I 0 俊敏I 0 魔力I 0

 

魔法

【電撃使い】

・付与魔法

・補助魔法

・魔法応用可

・速攻魔法

【改変再生】

・四肢欠損を治すことが出来る。

・体の一部でも残っていれば再生可

・遺体の1部でも残っていれば蘇生可

・対象者の痛みを使用時に感じる

・速攻魔法

【創造魔法】

・自分で魔法を創ることが出来る

・造った魔法は使用可

・詠唱式クリエイトマジック この後に創造した魔法の詠唱をする

 

スキル

【絶剣技】

・この技を使った時、力、器用、俊敏が上昇

【オーバードライブ】

・器の昇華

・1日4回のみ使用可

【極限夢想】

・発動者の分身、管理者の出現

・発動中無駄な行動を省略

・アビリティ超絶高補正

【覇気】

【武装色の覇気】

・鎧を纏うように纏う

【見聞色の覇気】

・相手の位置、数、次どのように行動するかを先読みすることが出来る

【覇王色の覇気】

・数百万人に1人いる王の資質を持つもののみ発現する

・相手が格下の場合気絶又は戦意喪失させる

【絶界】

・負の感情を持つことで纏う

・誰も寄せ付けない

【真界】

・自分が許した人以外を寄せ付けない都合のいい世界

【明鏡止水(めいきょうしすい) 】

・相手を威圧し、相手に認識されなくなる技。

【鏡花水月(きょうかすいげつ)】

・相手の認識をずらして相手を攻撃する

・見えていても触ると波紋が立って消えてしまう

【巨門(こもん)】

・緩急をつけることで残像を生み出す歩法

・ダブル、トリプルと連続で使うことが出来る

・ダブルの応用で二つ同時に作ることが出来る

【文曲(もんぎょく)】

・水の上を駆け、壁や天井を走ることができる。

・如何なるものも足場に変える神仙歩法。

・トップスピードは激減する。

【完全記憶能力】

・瞬時に記憶する。

【超再生】

・体の1部でも残っていれば再生する。

【苦痛耐性】

・痛みが全く感じられない

【強者願望】

・早熟する。

 

「これがリョウガのステイタスや...はっきり言って異常や、一体何があったんや?」

 

強者願望のスキルは伏せてそれ以外のスキルや魔法を見せた。

 

「街に住んでいた頃少し体を鍛えてもらっていて、その時に欲しえてもらった知識がスキルに反映しているのかな?」

 

「そうか...」

 

ロキは唸りなっていたが気をとりなをした。

 

「次はカノンや」

 

カノン・フィルビルス

Lv1

 

力I 0 耐久I 0 器用I 0 俊敏I 0 魔力I 0

 

魔法

【】

【】

 

スキル

【覇気】

【武装色の覇気】

・鎧を纏うように纏う

【見聞色の覇気】

・相手の位置、数、次どのように行動するかを先読みすることが出来る

【覇王色の覇気】

・数百万人に1人いる王の資質を持つもののみ発現する

・相手が格下の場合気絶又は戦意喪失させる

【超再生】

・体の一部でも残っていれば再生する。

【血の狂乱】

・血を見るとアビリティ超高補正

・血を見ると戦闘狂になる

 

「...これがカノンのステイタスや」

 

もはやリョウガを見たあとなため何も言わずに紙を渡した。

 

「なんか微妙」

 

カノンはリョウガを見た後に見た為あまり喜べなかった。

 

「いや、カノンも異常や普通はスキルは出ないんやで」

 

「そう」

 

カノンはそう返しステイタスを見ていた。

 

「それじゃあ後でみんなに自己紹介するんやで」

 

ロキがそう言うと2人は返事した。

 

「フィンこれを見てくれ」

 

ロキはロキ・ファミリアの初期メンバーを呼びリョウガとカノンのステイタスを見せた。

 

「これはまた凄いスキルだね」

 

フィンは驚きつつガレスに紙を渡した。

 

「うーむこのスキルはアビリティの成長が早くなるスキルかのう?」

 

「そうかもね」

 

フィンはそう返した。

 

「この魔法はやばいな」

 

リヴェリアは驚きを隠せなかった。

 

「そうだね。創ろうとすれば幾つでも魔法が発動できる。ロキどこまで教えたんだい?」

 

フィンはロキへ質問した。

 

「早熟のスキル以外全部や。アイズたんみたいに強くなろうと必死になっているわけでは無いからな」

 

「まぁそれくらいが妥当かな」

 

フィンはそう結論づけた。

 

 

 

「それじゃあ紹介するで、新しくファミリアに入ったリョウガとカノンたんや」

 

ロキ・ファミリアの夕食時自己紹介をすることになった。

 

「よろしくお願いします」

 

リョウガは頭を下げた。

 

「よろしくお願いします」

 

カノンはリョウガを似せて頭を下げた。

 

「それじゃあ仲良くしとき。ラウルちょっとこっちへきい」

 

ラウルを呼び寄せたロキ

 

「カノンたん、リョウガ、ラウルとは同期やよろしくしときな」

 

「「よろしくお願いします」」

 

2人はしっかり挨拶をした。

 

「同期だから年上といえどタメ口でいいですよ」

 

「「分かった」」

 

 

 

夕食が終わりリョウガとカノンはロキの部屋に連れていかれた。

 

「おう来たか。これからガレスとリヴェリアが2人を教育してくれるで」

 

ロキは教育係としてリヴェリアを勉学にガレスを戦闘に使うことにした。

 

「「よろしくお願いします」」

 

「じゃあ明日冒険者登録してから勉強を始めるか」

 

リヴェリアがそう言うと

 

「「はい」」

 

2人はしっかり返事した。

 

 

次の日

 

リヴェリアと共にギルドへ向かった2人は冒険者登録をした。

そこにはアイズがLv2になっていたことが掲示されていた。

 

「それじゃあ勉学を始めようか」

 

リヴェリアが2人に講義を始めた。

 

その後テストをし結果は

 

「リョウガは満点、カノンは90点2人とも上出来だな」

 

リョウガは完全記憶能力というチートを使っているため当然だがカノンは凄いなとリヴェリアは感じていたようだ。

 

その後ガレスとの修練の前にリョウガは

 

「ちゃんと戦闘技術を磨くために覇気を使うのは辞めよう」

 

と提案しカノンは了承した。リョウガとカノンはまだ共に8歳なのにここまでしっかりしているのはリョウガは前世を持っているからだ。

いわゆる転生である。カノンはリョウガの言うことを聞く為である。

リョウガがカノンの中で最優先なのである。

 

余談だが今は原作8年前である。

 

ガレスとの訓練は終わり夕食を食べオラリオ2日目は終わった。

 

 



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2話

あれから3ヶ月リョウガのステイタスはこうなっていた。

 

リョウガ・ブリリアント

Lv1

 

力SS 1080 耐久SS 1020 器用SS 1095 俊敏SSS 1100 魔力SS 1099

 

以下略

 

「トータル250かいなまだ伸びそうやな。だがそろそろ偉業を成し遂げなければならないな」

 

「偉業?」

 

ロキに言われた言葉に聞き返すリョウガ

 

「そうやリヴェリアにも言われとるやろ格上に勝つとランクアップ出来るって」

 

「あぁそうだね。そろそろ偉業を成し遂げなければいけないな」

 

ロキに言われて思い出したリョウガ

 

「そうや無理せずに頑張れや」

 

ロキにそう言われ部屋を後にした。

 

「次はカノンか」

 

カノンは服を脱ぎロキに背中を見せた。

 

「よし更新するで」

 

カノン・フィルビルス

 

Lv1

 

力F 300 耐久G 280 器用 F 380 俊敏F 390 魔力G 200

 

魔法

【フロスト】

・付与魔法

・補助魔法

・詠唱式に続きを詠唱すると魔法として発動できる

・詠唱式テンペスト(目覚めよ)

【】

 

「トータル180やな、なかなか伸びるなぁ魔法を発現してから魔力も順調に伸びてるしな」

 

 

 

 

「ランクアップするには格上を相手にする。どうしようか」

 

今リョウガ12階層にいる。理由は格上であるインファントドラゴンを倒すためだ。

 

「5匹か...極限夢想」

 

リョウガに管理者が現れた。

 

【なるほど偉業を成し遂げるために呼び寄せたか。だがお前の力だとここの階層は足りないのではないか?】

 

「そうだけどインファントドラゴンを倒しまくれば行けるかなって思って」

 

【なるほどなまぁやるか】

 

管理者と話をしているとリョウガはインファイトドラゴン5体が現れた。インファントドラゴンは5体とも襲ってきた。そのまま受け流し1体ずつ倒して残り1体になった時インファイトドラゴンは異様な行動に出た。周りにあった魔石を食べ始めたのだ。だがそれを見てリョウガは倒そうとはしない。

 

【うむ強化種の誕生かこれくらいで丁度いいのではないか?】

 

管理者はそう発言し、リョウガは構えた。先程とは違うオーラに警戒して戦いを始めた。

 

「はぁっ...これで終わりだ」

 

抜刀の構えを取るとそのまま剣を引くインファントドラゴンは何とか尻尾を犠牲にして事なきを得てそのまま反撃しようとするとリョウガは左手の鞘をそのまま体へぶつける。武装色の覇気を纏っているため威力は増大だ。そのまま体は消え魔石となった。

 

「ようやく終わったか...帰るか」

 

そのままファミリアに帰還した。

 

「ロキ」

 

「おお帰ってきたか。結構遅かったな」

 

「インファントドラゴン強化種を倒してたからな」

 

「マジか」

 

ロキは手招きした

 

「若しかしたらランクアップしているかも」

 

「よっしゃ更新するで...リョウガLv2キター」

 

それを聞いてリョウガは笑を浮かべた。

 

リョウガ・ブリリアント

Lv1

力SSS1200 耐久SSS 1100 器用SSS1250 俊敏SSS1300 魔力SSS1280

 

「叫んでしもうたがリョウガはLv2にランクアップやこれが最終ステイタスや発展アビリティは1つしか無かったから付けておくで」

 

ロキの言葉に頷いた。

 

「Lv2にランクアップするで」

 

リョウガ・ブリリアント

Lv2

力I0 耐久I0 器用I0 俊敏I0 魔力I0

狩人I

 

「発展アビリティ狩人は経験値を増大するLv2限定で発現するアビリティや。これでもっと経験値が得られるな」

 

「そうかそれはいいな」

 

リョウガはロキの話に聞き入っていた。

 

「だからと言って無理はするんじゃないで」

 

「分かっている」

 

「よし今日は宴やな」

 

ロキはそのまま部屋から出た。

 

 

 

「よし今日はみんな知っているかと思うがリョウガがLv2になった。宴を始めようか」

 

こうしてロキ・ファミリアは宴を始めた。

 

「おめでとうリョウガ」

 

ラウルが祝った。

 

「ありがとう」

 

「僕も頑張んなきゃな」

 

「そうか無理はするなよ」

 

「あぁ」

 

ラウルと別れ今度はカノンに会った。

 

「おめでとう。私も早くLv2にランクアップするように頑張んなきゃ」

 

カノンは決心するように言った。

 

「無理はするなよ。無理しても意味は無いからな」

 

カノンに諭すように言った。

 

「うん分かった」

 

カノンは素直に頷いた。

 

「どうして君はそんなに早く強くなったの?」

 

今度はアイズに話しかけられた。

 

「分からない。けど俺には強くなりたい理由があるから」

 

「理由?」

 

「あぁだからどんなことにも頑張って耐えてきた。時には遠回りするのも大事だしな」

 

「遠回り?」

 

アイズはなんで?と思っていたようだ。

 

「強くなるには知識も必要ということだ」

 

「知識も?」

 

「そう、人には考える力がある相手の情報を早く手に入れ相手をどう倒すかその為に遠回りも必要。だからこそリヴェリアがいる」

 

「そうなんだ」

 

アイズは分かったような分からないよう感じだった。

 

 

それから次の日冒険者ギルドにてランクアップ報告をした。

 

数日後冒険者ギルドにて掲示がされていた。

 

ロキ・ファミリア所属リョウガ・ブリリアントLv2到達所要期間3ヶ月

二つ名【黒づくめ】(ブラッキー)

 

「おいあれ見ろよ」

 

「マジか」

 

「ロキ・ファミリアにヤバいやつがまた現れたな」

 

「二つ名はブラッキーか」

 

掲示板に群がる冒険者達

 

「ブラッキーか...」

 

リョウガは自分の二つ名を見てそのままギルドから出た。

 

すると路地裏から冒険者達が現れた。

 

「お前調子乗っているな」

 

「オラ達が黙ってないぜ」

 

冒険者3人が現れた。みんなLv2だリョウガが楽にランクアップしたことに腹を立てたようだ。

 

「極限夢想」

 

管理者を出したリョウガ。流石のリョウガと言えどまだLv2になったばかりでなおかつ複数人いる為スキルに頼った。

 

【ほう人気者になったなリョウガよ】

 

「こんなことで人気になりたくないわ!」

 

【それもそうだな】

 

「何ごちゃごちゃ言ってやがる」

 

そのまま襲いかかるがすぐに倒される。

 

「ほうやるじゃないか...」

 

壁際から出てきたLv3の冒険者が現れた。

 

【おい流石に不味いぞ】

 

管理者が真剣に言う

 

「分かっている。...オーバードライブ」

 

リョウガは器の昇華をし相手と同じLv3になった。

 

「ふん倒れるがいい」

 

「お前がな」

 

リョウガは攻撃を躱し逆刃刀で峰打ちをした。

 

「何故だ俺はLv3だぞ」

 

そう言いつつ気絶した。

 

余談だが獲物は逆刃刀のみである。オラリオに一緒に持ってきていた。だがそれはまだ身長が低くて使えないため変えの武器をへファイトス・ファミリアの冒険者に頼んでいた。

 

【流石に危なかったな】

 

「あぁ」

 

そのままロキファミリアのホームへ戻った。

 

ファミリアに帰ってからロキの部屋に言った。

 

「ステイタスの更新を頼む」

 

「なんでや?」

 

「Lv2の冒険者3人とLv3の冒険者1人に襲われた」

 

「マジか。よく無事やったな」

 

ロキは凄く驚いた。

 

「オーバードライブと極限夢想の同時使用したからな」

 

「なるほどな。じゃあステイタス更新や」

 

リョウガ・ブリリアント

Lv2

力H180 耐久H100 器用H198 俊敏H185 魔力I0

狩人I

 

「トータル450オーバーか...狩人の効果が出まくってるなぁ」

 

「あぁでもありがたい早く強くなるのに越したことはない」

 

「そうなんやが毎度言っているように無茶はするなや」

 

「分かっている」

 

リョウガは頷いた。

 

 



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3話

それから5ヶ月後ダンジョン12階層でとある少女が戦っていた。

 

「はぁっ」

 

とある少女...カノンはインファントドラゴンと一騎打ちしているのだが中々倒せない。

迫り来る攻撃を避け切りつけるが倒せない。カノンは魔法を使った。

 

【テンペスト】

 

周りに氷が纏わる。続けざまに魔法を放つ。

 

【テンペスト氷よ敵を静止させよ...ニブルヘイム】

 

カノンはリョウガが使ったことのある、造った魔法を真似てニブルヘイムを使った。インファントドラゴンはの体の1部を凍らせそのまま叩き切った。するとインファントドラゴンから血が吹き出し、尻尾が無くなった。その血を見た瞬間カノンはスキル血の狂乱が発動した。

 

「くっくっく...面白くなってきたなぁ」

 

カノンはスキルの効果でだいぶ性格がおかしくなっていた。

 

その後アビリティ上昇されたカノンの連続の突きでインファントドラゴンは倒れた。

 

「このまま下に降りようかなぁ?」

 

狂気に満ちた顔に頭から拳が落ちる。

 

「いい加減にしろ」

 

「リヴェリア...」

 

「冷静に保ちなさいと何度言わせる」

 

「仕方ない...スキルの効果だし」

 

カノンは頭をさすりながら言い訳をする。

 

「訓練したら大丈夫だったじゃないか。格上と相手するとすぐにこうなるのか...今後は気をつけろよ」

 

「はい...」

 

カノンは目を紅くしたまま答えた。

スキル血の狂乱は血を見るとアビリティ上昇する代わりに戦闘狂になるという諸刃の剣である。訓練次第で抑えることは出来るが未だに完璧には抑えきれていない。もう一つの特徴といえば目が紅くなることだ。カノンはいつもは銀髪に蒼い目をしているが血の狂乱が発動すると目が紅くなる。

 

ロキ・ファミリアのホームへ帰ってきたカノンとリヴェリア、何故リヴェリアが同行しているかというとカノンはランクアップを挑戦するということで見張り役としてロキに頼まれたからである。

そんなカノンはロキの部屋に入ってきた。

 

「ステイタス更新をお願い」

 

ロキにお願いするカノン

 

「おぉ1ヶ月振りやなぁ」

 

そう言いロキは服を脱いだカノンに手を伸ばした。

 

「カノンたんLv2キター」

 

それを聞いたカノンは嬉しそうに笑みを浮かべた。

 

カノン・フィルビルス

Lv1

力A800→S999 耐久A890→S999 器用S910→S999 俊敏S990→S999 魔力A897→S999

 

「しっかり全てカンストしたな。発展アビリティは狩人しかなかったからそれでええな」

 

「うん」

 

「リヴェリアに聞いたと思うがLv2になればまたアビリティは0から始まるけれどLv1で培ったエクセリアは潜在能力となるからなほなまた0からスタートや」

 

ロキの言葉に頷きランクアップをして貰った。

 

カノン・フィルビルス

Lv2

力I0 耐久I0 器用I0 俊敏I0 魔力I0

狩人I

 

ランクアップして貰ったカノンはそのまま礼をしてロキの部屋から出ていった。

 

「それにしてもたった8ヶ月でランクアップか...カノンも相当素質があったんやな」

 

ロキは独り言を言い部屋から出ていった。

 

「ロキ不味いぞ」

 

フィンが珍しく慌てた様子だった。

 

「どうしたんや」

 

「リョウガが帰ってこない」

 

「なに?」

 

「一応ガレスに頼んだが恩恵は大丈夫か」

 

フィンはロキに質問をした。

 

「あぁ1つも減ってないで」

 

「そうか...」

 

フィンは安心したように頷いた。

 

ロキ・ファミリア夕食時

 

「皆聞いて欲しい。嬉しい話と残念な話が1つずつある。どちらも分かっているものもいると思うがまず嬉しい話からしよう。カノンがLv2にランクアップした」

 

その後たちまち盛り上がった。カノンの近くにいた者は皆おめでとうと言われていた。

 

「しかし残念な知らせがある」

 

フィンが唐突に話し始めたため歓声が一気に止む。

 

「リョウガがダンジョンから2日も帰ってこない。今ガレスが捜索中だ

 

その言葉を聞いた瞬間空気が重くなった。

 

「だが安心してほしい。まだ死んではいない。今はただ帰りを待とう」

 

フィンはそう言って自分の席に座った。

少し重い空気の中で食べることとなった夕食はカノン曰く美味しく食べられなかったらしい。

 

次の日

朝食終了後

 

「帰ったぞー」

 

ガレスの一声で皆が集まった。

 

「ガレス、リョウガは大丈夫か?」

 

「あぁ少し疲れて休んでいる」

 

「そうか...」

 

 

それからリョウガは目を覚ました。

 

「知っている天井だ」

 

目を覚ましたリョウガはロキの部屋に向かった。

 

「ロキ、ステイタス更新頼んでいいか?」

 

「おっ起きたんか。よっしゃ更新するで...リョウガLv3キター」

 

リョウガ・ブリリアント

Lv2

力SSS1200→SSS1300 耐久SS1097→SSS1200 器用SSS1300→SSS1400 俊敏SSS1350→SSS1400 魔力SSS1100→SSS1180

狩人H

 

「これが最終ステイタスや発展アビリティは耐異常だけやからそのまま付けるで」

 

「あぁ」

 

リョウガ・ブリリアント

Lv3

力I0 耐久I0 器用I0 俊敏I0 魔力I0

狩人H 耐異常I

 

「よしこれでランクアップは終わりやまた1から頑張りや」

 

「あぁ」

 

リョウガは頷くとロキの部屋から出ていった。

 

「ゴライアスから帰還したか...確かにランクアップはしそうやな」

 

ロキはそう呟きそのまま部屋に出た。

 

冒険者ギルドにはこう掲示されていた。

カノン・フィルビルスLv2到達 所要期間8ヶ月 二つ名【氷の王女】(グラスプリンセス)

リョウガ・ブリリアントLv3到達 所要期間5ヶ月

 

 

 

 



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戦争遊戯

あれから2ヶ月リョウガは今ロキの部屋でステイタスの更新をしていた。

 

「これがリョウガのステイタスや。今回も結構あがってるで」

 

リョウガ・ブリリアント

Lv3

力D500→C620 耐久C680→B790 器用C620→A800 俊敏C650→C680 魔力C696

狩人H 耐異常I

 

 

「耐久が上がっとるな。どんだけダメージ受けたんや」

 

「2日もガレスと訓練すれば嫌でも耐久は上がるだろ」

 

疲れたように言うリョウガ

 

「それもそうやな」

 

ロキは頷いた。

 

「にしても大丈夫か。後3日しかないんやろ」

 

「そうだね」

 

リョウガは嫌そうに項垂れた。

 

3日前...

 

「なんやこの手袋は」

 

ロキは受け止めた手袋を見てそう言った。

 

「俺はお前の眷属に対して怒りを感じている。何回も攻撃を受けた眷属を見ると痛々しく感じる。だからお前のところの眷属リョウガ・ブリリアントに対して戦争遊戯を申し込む。詳細は緊急の神会を昼行う。そこに来い」

 

ルドラが演技のように眷属の心配をしながら話した。

 

「あぁうちの話を聞かずに出て行ったなぁ」

 

 

 

「ということで俺はお前の眷属のリョウガ・ブリリアントに戦争遊戯を申し込む」

 

「それは個人にということかい?」

 

緊急の神会で話があると言われ来てみたら戦争遊戯だったことに驚きを隠せないヘルメスが質問した。

 

「そうだ」

 

「形式はリョウガ・ブリリアント対Lv3相当が10人の対戦形式。俺らが勝てば賠償金を請求する。1000万ヴァリスだ。ロキのとこが勝てば2000万ヴァリスを払う。どうだ悪い条件じゃあないだろ」

 

周りはいいぞーとかロキ腹を決めろーとか言っていた。

 

「...分かったやってやるわ」

 

空気的に断りきれず仕方なく言うロキ

 

「よし決まりじゃあ試合は6日後で」

 

 

 

それが少し前に起きた原因だ。

そして2日後戦争遊戯前日

 

「よし最後のステイタス更新や」

 

リョウガ・ブリリアント

Lv3

力C620→B785耐久B790→A860 器用A800→A898 俊敏C680→B750 魔力C696

狩人H 耐異常I

 

「よし明日絶対勝ってな。2000万ヴァリスはリョウガに掛かってるで」

 

「金目当てか!」

 

相変わらずのロキの言葉に呆れるリョウガ

 

部屋を出る直前ロキはリョウガに話しかけた。

 

「気をつけるんやでリョウガ」

 

立ち止まりそれを聞いたリョウガは部屋から出た。

 

 

「ウラノス【力】の許可を」

 

【許可する】

 

神々は各々神の力を使った。

 

「ここが会場か」

 

そろそろ1対10の戦争遊戯が始まる。賭けは20倍である。これくらいで収まったのは娯楽好きな神の仕業だろう。

 

『それでは戦争遊戯開始』

 

リョウガはその言葉を聞いた瞬間に歩き始めた。それはもう堂々と体に電気を纏いながら。

 

「...やれ!」

 

1人の指揮官(大将)が命令を下し10メートル離れているリョウガに向かって矢を放った。

 

リョウガは電気を下に流し砂鉄がぐるぐる回るようにした。矢がリョウガの所へ来た時に砂鉄が遮り矢は砂鉄と一緒に周りに別方向に飛んでいった。

 

 

「なんやあれは」

 

ロキはリョウガはしたことについて分からないでいた。

 

「なるほどそういう使い方があるのか…」

 

リヴェリアは何か分かったようだ。

 

「なんやママ何か分かったんか?」

 

「誰がママだ。まぁいいリョウガは電撃使いという応用が可能な魔法があるな?」

 

「あぁそうや」

 

「それの応用で電気を地面に通すことで砂が砂鉄になりそれを操ることにより防御を可能にしたんだ」

 

「なるほどなそんな使い方があったんやな」

 

ロキ達は納得したように頷いた。

 

「改めて電撃使いの有効さを思い知ったよ」

 

フィンは魔法の便利な使い方に驚いていた。

 

 

 

 

「なんだあれは!」

 

砂鉄を使って矢を防いでいるのを見てイライラを隠せない指揮官

 

「魔法だ魔法を使え」

 

魔法の詠唱を始める。リョウガは魔法陣を展開しているのを見て電撃を使うのを辞めた。

 

「絶界...極限夢想」

 

負の感情を高め身に纏う。相手が魔法を発動し、リョウガに襲いかかる。

 

「なに?」

 

絶界によって全ての魔法を消され動揺する相手。

そのまま歩いていくリョウガ

 

「そのまま襲え」

 

指揮官は慌てながら支持する。

 

5人が襲いかかろうとするが...

 

ブーーン

 

リョウガは覇王色の覇気を使用した。指揮官以外全員倒れた。

 

 

 

 

『なんだあれー!!』

 

神々は驚きの声を上げた。

 

「あのヒューマン欲しいー」

 

「あの纏ってる黒いヤツ魔法を無かったことにしたぞ」

 

「しかもなんか首元にいるし」

 

「というかなんで気絶したん?」

 

「分からん直前で風が吹いたのは分かったが」

 

 

 

「絶界に極限夢想、覇王色の覇気かな?」

 

フィンはそう呟いた。

 

「そうやな」

 

「これでもまだ本気じゃあないから驚きだね」

 

「あぁあれがあるからな」

 

ロキは思い出したかのように呟いた。

 

 

 

指揮官(大将)との1体1の一騎打ちになった。

 

「...何をした?」

 

「気絶させた」

 

「それは見れば分かるわ!」

 

「これ以上はどうでもいいだろ次はお前の番だ」

 

リョウガは絶界を解除して刀を大将に向ける。

 

「勝つ気でいるのか!」

 

大将は怒りを全面に出てきた。

 

【お前が勝つことは絶対に】

 

「無いな」

 

管理者とリョウガの言葉を聞いた大将は舌打ちをしそのまま襲いかかる。避けて腹に膝蹴りを食らわせるリョウガ。

 

「かっは」

 

思わず吐血を出す大将。リョウガはそのまま後ろに周り左回し蹴りを食らわせる。

 

『終了、勝者ロキ・ファミリア リョウガ・ブリリアント』

 

その後神々は喜んでいた。

 

 

その日の夜ロキの部屋に行きステイタスの更新をしてもらっていた。

 

「今日はお疲れさん」

 

「あぁ」

 

「じゃあステイタス更新や」

 

リョウガ・ブリリアント

Lv3

力B785→B799 耐久A860 器用A898→S900 俊敏B750→A800 魔力C696→B750

狩人H 耐異常I

 

リョウガは紙を受け取りそのまま部屋から出ていった。

 

 



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5話

あれから3ヶ月原作7年前、リョウガはカノンと一緒にオラリオの街の中を歩いていた。

 

「へファイトスの所に行くのは最後か?」

 

リョウガはカノンが武器の修理の為同行をお願いされたが別の道を通っていた為何か寄る場所があるのかを聞いた。

 

「うん」

 

カノンは頷きそのまま歩いて行った。

 

 

 

「.....」

 

カノンは服を真剣に選んでいた。

 

「ふむとても暇だ」

 

リョウガは真剣に選んでいるカノンを見てそう呟いた。

 

 

「これいいと思う?」

 

試着室から出たカノンは試着した服をリョウガに見せた。

 

「いいんじゃないかな」

 

「そう」

 

カノンはそのまま試着室に戻った。

着替えが終わったカノンは試着した服をそのまま会計に持ってきてお金を払った。

 

「買ったのか」

 

「うん」

 

2人は服屋から出た。

 

「そういえばカノンの専属ってどんな人?」

 

「...興味あるの?」

 

下から覗き込むように見てくるカノン

 

「いや、ただ気になっただけ」

 

「そう」

 

カノンはそのままへファイトスの店へ入っていった。

 

 

 

買い物を終えてロキの部屋でステイタス更新をした。

 

「ほれ、これがリョウガのステイタスや」

 

リョウガ・ブリリアント

Lv3

力S950→SS1080 耐久S900→SS1000 器用SS1000→SS1090 俊敏S900→SS1093 魔力S950→SS1000

狩人H 耐異常I

 

リョウガは受け取りそのまま部屋から出て行った。

 

「あぁ明日ゴライアス倒しに行くわ」

 

「...はぁ?」

 

少し間が開き驚くロキ

 

「そろそろ頃合だろ?」

 

「そう言う問題じゃないやろ。まぁいいリヴェリアを連れていけ」

 

「あぁ」

 

今度こそロキの部屋から出た。

 

「Lv2の時ゴライアスを倒せなかったからそのリベンジってところやな」

 

 

 

次の日リョウガはリヴェリアを連れて17階層まで来ていた。

 

「リョウガ」

 

「何?」

 

「本当にゴライアスを倒すのか?」

 

「あぁ」

 

当然とばかりに頷く

 

「気をつけろ」

 

「わかってる。リヴェリアはそこでくつろいでて」

 

「くつろげるか!」

 

リヴェリアはリョウガにツッコミを入れた。

それを聞き後ろへ向きゴライアスが出てくる所まで進んでいく。

すると待っていたとばかりにゴライアスが現れた。

ゴライアスはすぐさま口から砲撃を出そうとする。

 

「絶界」

 

リョウガは絶界を発動した。

砲撃を絶界が受けたが全ては受けきれず軽く体にダメージが入る。

 

「中々強いな...」

 

リョウガは電撃使いを使い体に電気を纏う。

 

「武装色硬化」

 

刀を武装した。リョウガはゴライアスの攻撃を避けようとせずそのまま突っ立っていた。

 

「リョウガ!」

 

絶界を解除したリョウガは生身であるため相当な衝撃を食らう。

そのまま攻撃は当たると思われたが影となって消えていた。

リョウガはゴライアスの後にいた。リョウガはスキル巨門を使って攻撃を食らったかのように見せかけたのだ。そのまま雷の纏った刀で突きを食らわせた。

 

「紫電」

 

今の技は少しだけ効いたらしく少しだけ硬直した。その間に次の技を放つ。

 

「マザーズロザリオ」

 

11連撃の突きがゴライアスに襲いかかる。流石に効いたようでデカい体が揺らめいた。

リョウガは11連撃を食らわせる時空中で走っていた。これは魔法とスキル文曲の合わせ技で魔法陣を足の下に作ることで擬似的な地面を作り空中で歩けるようにした。ただし唯一の欠点として文曲の弱点スピードの減少がでてくる。

 

「空を...走ってる...」

 

リヴェリアは驚きを隠せないでいた。

 

「はぁリリースリコレクション」

 

刀を振りかぶると刀から蒼い焔が出てきてゴライアスを焼き尽くした。リリースリコレクションは武器の潜在能力を解放して魔剣のように扱う。勿論砕けたりしない。威力は剣にもよるが大体クロッゾの魔剣レベル何故かこれは魔法の部類になっている。

 

「なんだあれは...伝説の魔剣にも劣らない威力だぞ。あの武器は魔剣じゃないよな...」

 

リヴェリアは驚いていた。

 

これでゴライアスは倒れたようで最後にトドメを刺しそのまま消えていった。

 

「はぁ疲れた」

 

リョウガは疲れてその場に座った。

 

「リョウガあの最後のやつ魔剣を使ったのか?」

 

「今疲れてる」

 

リョウガは説明する気が起きないようだ。

 

「教えてくれリョウガ」

 

「おんぶ」

 

「はぁ?」

 

リヴェリアは急な言葉に聞き返した。

 

「おんぶ。疲れたからそしたらおしえる」

 

リョウガがこう言った為仕方なくおんぶするリヴェリア

 

「あれは魔剣じゃない俺の武器だ。使った魔法はリリースリコレクション。自分の武器の潜在能力を解放して魔剣のように扱う。そしてその武器は魔法を使ったからといって砕けたりしない」

 

「そうなのか...」

 

リヴェリアはその話を聞き頷くのが精一杯だった。

 

 

ロキ・ファミリアの拠点に帰ったリヴェリア達は数人に出迎えられた。

 

「あれ?リョウガどうしたんっすか?」

 

リヴェリアに聞くラウル

 

「ゴライアス倒して疲れてる」

 

「ゴライアスっすか!?」

 

ラウルとその周りが驚いた。

 

「あぁだからこいつをロキのところまで運ぶ」

 

「そうっすか」

 

「おいリョウガ」

 

リョウガを起こすリヴェリア

 

「なに?」

 

「着いたぞ」

 

「あぁ」

 

リョウガはリヴェリアから降りロキの部屋に入った。

 

「ロキステイタス更新をお願い」

 

「おぉ帰ったんかいな」

 

「あぁ」

 

「よしやったるで」

 

ロキはリョウガの背中に神の血を垂らした。

 

「リョウガLv4キター」

 

リョウガ・ブリリアント

Lv3

力SS1080→SSS1120 耐久SS1000→SSS1150 器用SS1090→SSS1200 俊敏SS1093→SSS1250 魔力SS1000→SSS1100

狩人H 耐異常I

 

「これがリョウガの最終ステイタスや発展アビリティは1つしか無かったから着けておくで」

 

「あぁ」

 

リョウガ・ブリリアント

Lv4

力I0 耐久I0 器用I0 俊敏I0 魔力I0

狩人H 耐異常I 魔防I

 

「よし終わりや」

 

ロキから紙を貰い部屋から出ていった。

 

「リョウガ」

 

「どうした?カノン」

 

「おめでとう」

 

そう言ってロキの部屋に入っていった。

 

 

「ロキ更新お願い」

 

「あぁ次はカノンたんか。よし更新するで」

 

カノン・フィルビルス

Lv2

力F399→E496 耐久E480→D550 器用D500→D570 俊敏E495→D550 魔力D520→D580

狩人I

 

血の狂乱

・発動中精神が安定しているとエクセリア10倍補正(new)

 

「約半月振り位やな。大分伸びとるなぁ」

 

「そう?」

 

「そうや十分に早い。リョウガは特殊や」

 

「そう」

 

そのままロキの部屋から出ていった。

 

「血の狂乱の副次効果これのお陰やな」

 

ロキはそう呟いた。

 

リョウガ・ブリリアントLv4到達 所要期間5ヶ月 二つ名【覇王】(オーバーロード)

 

 



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6話

Lv2に昇格して早10ヶ月カノンはそろそろランクアップしようかなと考えている。カノンのステイタスはこうなっている。

 

カノン・フィルビルス

Lv2

力S989 耐久S990 器用S995 俊敏S997 魔力S990

狩人H

 

もう少しでほぼカンストする為偉業を成し遂げようとしている。

 

「レンカさんいます?」

 

カノンは冒険者ギルドの専属のレンカを呼んだ。

 

「はい、どうしたの?」

 

レンカが来て用件を聞いてくる。

 

「これ」

 

魔石を渡すカノンそれを精算してもらいそのままギルドへ出ていった。

 

「ふぅ」

 

今カノンはダンジョンにいる。アイズに誘われて来ている。

アイズはカノンがリョウガ程とは行かずともアイズより早いスピードで成長してる事でアイズは興味があって誘っていた。

するとそこからモンスターパーティがこちらに近づいくる。

 

「アイズ逃げる準備をして」

 

「カノンは?」

 

カノンは戦闘準備をしていたためカノンはどうするか聞いた。

 

「足止めをする」

 

「だったら私も」

 

アイズはそう提案するが

 

「いや、必要ない」

 

ブーーン

 

そのままモンスターパーティがカノンを襲うというところで気絶した。

 

ほとんどのモンスターが気絶をした。それをサクサクと処理していくカノン

 

「終わった」

 

カノンはそんなことを言い周りを見た。

 

「来る。アイズ魔石を集めて後に下がってて」

 

「分かった」

 

するとカノンの前にミノタウロスが現れた。

 

「しっ」

 

近づくミノタウロスを避けつつ左横腹に傷をつける。

 

「テンペスト」

 

氷を纏うカノン。ミノタウロスはそのまま待った突っ込む。

 

「武装色硬化」

 

ミノタウロスは右から左左から右へと大剣を振るがギリギリで避ける。そのままはミノタウロスから離れカノンは詠唱した。

 

「テンペスト氷よ敵を静止させよニブルヘイム」

 

ミノタウロスを一時的に凍らしたがすぐに破られる。だがミノタウロスにだいぶダメージがあるようだ。相手のミノタウロスは少し凍りづいた体でカノンを倒しにかかる。カノンは左に行きながら中腰になりミノタウロスの攻撃を避けるが左からカノンの腹に向かって殴り込んでくる。それを剣で受け止めるそのまま軽く吹き飛ばされる。ミノタウロスはその隙を逃さずすぐさま大剣で振るそれを避ける。横から剣を横に振るミノタウロス。剣で受けて勢いを殺す。

 

そのまま走り

 

「ラ・ラヴィーネ」

 

氷の付与をほぼ全て剣に纏わせ胴体に突きを繰り出した。

耐えきれず倒れるミノタウロス。

 

そのまま魔石を拾った。

 

「大丈夫?」

 

アイズはカノンに近づき心配そうに声をかけた。

 

「うん、帰ろうか」

 

アイズは頷き、そのままダンジョンから出た。

 

「どうしてそこまで強くなれるの?」

 

アイズはカノンに強くなれる理由を聞き出そうとしていた。

 

「目標があるから」

 

「目標?」

 

「そう、その目標を達成するために強くなる」

 

「そう」

 

アイズは強くなれる理由を得られず少し落ち込んだ。

 

カノン達はファミリアの拠点に戻った。その後ロキの部屋に入っていった。

 

「ロキステイタスの更新をお願い」

 

「おぉカノンたんか。いいで,。カノンたんLv3キター」

 

カノン・フィルビルス

Lv2

力S989→S999 耐久S990→S999 器用S999 俊敏S997→S999 魔力S999

狩人H

 

「これが最終ステイタスや。今ランクアップするな?後いつものように発展アビリティは一つしかなかったから着けておくで」

 

「うん」

 

カノン・フィルビルス

 

Lv3

力I0 耐久I0 器用I0 俊敏I0 魔力I0

狩人H 耐異常I

 

「これでランクアップは終了や」

 

カノンはロキの部屋から出ていった。

 

「カノンランクアップおめでとう」

 

アイズがすれ違う時にそう言った。

 

「ありがとう」

 

その場を後にした。

 

 

「リョウガ大丈夫か?」

 

団員からの心配の声が上がる。

 

「大丈夫じゃ少し疲れてるだけじゃ」

 

ガレスは肩を貸しているリョウガの状態を教えた。

 

「なにがあったんだ?」

 

フィンは団員達の声が聞こえて近づいてきた。

 

「ちょっとなアンフィス・バエナに会ってな。リョウガが1人で倒すと聞かずにのぉ」

 

「それで1人で倒したと」

 

「そうじゃ」

 

ガレスが頷くとフィンはため息をついた。

 

 

「ここは自分の部屋か...」

 

リョウガは部屋に出てロキの部屋に行った。

 

「おぉリョウガやないか。ガレスから聞いたで、また無理をしたな」

 

「まぁな」

 

「無理しすぎるのは良くないで」

 

「わかってる」

 

リョウガは何度も聞いた言葉に頷く。

 

「ならいいんや。それじゃあステイタス更新するで...リョウガLv5キター」

 

 

リョウガ・ブリリアント

Lv4

力S950→SSS1200 耐久S900→SSS1150 器用S990→SSS1300

俊敏S910→SSS1300 魔力S920→SSS1180

狩人G 耐異常G 魔防H

 

「これがリョウガの最終ステイタスや。発展アビリティはいつもの通り1つしか無かったから着けておくで」

 

「分かった」

 

「それじゃランクアップするで」

 

リョウガ・ブリリアント

Lv5

力I0 耐久I0 器用I0 俊敏I0 魔力I0

狩人G 耐異常G 魔防H 剣士I

 

「よし終わったで」

 

紙を渡されたリョウガはロキの部屋から出ていった。

 

 

 

リョウガ・ブリリアントLv5到達 所要期間5ヶ月

カノン・フィルビルスLv3到達 所要期間10ヶ月

 

 



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7話

Lv5に昇格して早6ヶ月原作6年前リョウガはへファイトスの所へ来ていた。

 

「椿いる?」

 

「リョウガじゃない。元気にしてた?」

 

へファイトスがリョウガに聞いた。

 

「少し前に会ったばかりだろ」

 

「そうだけどね」

 

「それで椿はどこ?」

 

「奥の部屋にいるわ」

 

リョウガは奥の部屋に入った。

 

「椿、リョウガが来たわ」

 

へファイトスはリョウガを椿がいる部屋にまで連れてきた。

 

「おーリョウガ、久しぶりだな」

 

「いや、だから結構会ってるだろ」

 

リョウガは呆れながら椿に言った。

 

「それで用件は?」

 

「刀の修理をして欲しい」

 

「あぁ見せて」

 

椿はそう言って刀を見せた。リョウガは10歳になり少し身長が大きくなって刀が少し短く見える。

 

「これは新調した方がいいな」

 

「?剣、そんなに傷んでたか?」

 

「いや、この剣がもうリョウガについていけてない」

 

「そうなのか...」

 

リョウガは不思議に思ったが職人である椿に任せた。

 

「どんな感じがいい?」

 

「うーんそれは任せるけど、2本作って欲しいんだよね」

 

リョウガは一つだけ頼んだ。

 

「2本?サブをつくるってこと?」

 

「いや、どっちもメインだよ」

 

「?.....まさか?」

 

椿は不思議に思いつつ考えていたら1つの答えにたどり着いた。

 

「そう元々俺は二刀流だしね」

 

「そうだったのか。でも冒険者になって1度も使ってないよね」

 

「あぁまだ駆け出しでそんなお金なかったし今は、第1級冒険者だし多少は余裕があるからね」

 

少し胸を張るように言うリョウガ

 

「そうなのか...にしてももう第1級冒険者か早いな」

 

「まぁね。中々ハードな2年間だったよ」

 

「そうか。それじゃ鍛えるから、出来るだけ早くやるから待っててくれ」

 

「あぁ、この剣と同じ長さの剣ある?」

 

リョウガが周りを見渡しながら聞いた。

 

「?もう2つ目の剣が必要なのか?」

 

「あぁ」

 

「じゃあこれを貸すから。壊すなよ?」

 

「分かってる。ありがとう」

 

リョウガは部屋から出て行った。

 

 

リョウガはリヴェリアに頼んでダンジョン下層へ進んでいた。

 

「どこに行くつもりだ?」

 

リヴェリアはリョウガの後に付いてきていた。

 

「深層」

 

「はぁ?」

 

リヴェリアは聞き返した。

 

「リヴェリア連れて行ってるんだから深層だろ?」

 

「そういうこと聞いてるんじゃないわ」

 

「大丈夫そんな深くまで潜らないし」

 

「...」

 

リヴェリアは何言ってんだこいつと言うような目で見ていた。

 

「やっと37階層か」

 

「なぁまさかだけど...」

 

「あぁ多分リヴェリアが思った通りだと思うよ」

 

「階層主倒す気か!あれ程無理するなと言っているのに」

 

リヴェリアはダンジョンで怒っていた。

 

「だからリヴェリアがいるんでしょ?」

 

「そういう問題じゃなくてな」

 

そう言う会話をしていたら階層主のいる所に入った。

 

「来るかな?」

 

「まだ話は終わってないぞ!」

 

リヴェリアはしつこく問い詰める。

 

「来る」

 

リョウガがそう言うとウダイオスが現れた。

 

「武装色硬化、電撃使い(エレクトロマスター)」

 

電撃を身に纏った瞬間ウダイオスがリョウガの頭の上から拳を振り下ろした。そのまま何も出来ず食らったかのように見えた。

 

「リョウガ!」

 

が、リョウガはウダイオスの真後ろにいた。

 

「紫電」

 

そのまま食らい、ウダイオスは振り返りながら左腕を使ってなぎ払う。

 

「っ」

 

攻撃を受けてそのまま後に下がっていく。

ウダイオスはその隙を見逃さず地面から骨を突き出した。

それをしっかり避けるリョウガ。

 

「極限夢想」

 

リョウガは極限夢想を使い、2つ目の剣を抜いた。

ウダイオスは地面から剣を取り出す。禍々しい雰囲気の剣を振りかぶった。

 

「っ...」

 

それを2つの剣で防ぐリョウガ。そのままウダイオスの剣を返した。

 

「ちっ」

 

ウダイオスの剣の突きを避ける。そのまま剣を横殴りされ2つの剣で防ぐ。

2つ目の剣をリヴェリアの方に投げた。

 

「おい!」

 

急に剣が来て驚くリヴェリア。

刀を収め抜刀の構えをとる。ウダイオスがリョウガに近づく。

その一瞬...

 

「天翔龍閃!」

 

そのまま走り左足を軸に刀を抜いた。

ウダイオスの剣と刀が交差する。拮抗していたが、ウダイオスの剣が勝ちリョウガの体はそのまま後に向いた。

 

「リョウガ!」

 

今度こそ殺られると思ったリヴェリアは魔法詠唱に入ろうとする。

が、リヴェリアはそこで何かの異変に気づき止めた。

ウダイオスの前に空間が裂けてウダイオスは空間に引き摺られていく。

 

「ふっ」

 

そのまま刀をまた振り抜く。そしてウダイオスは倒れた。

 

 

 

「なぁリョウガ今の技は?」

 

「今のは最終奥義の抜刀術。抜刀術には欠点があって破られたらすきができる。だけどこの抜刀術は二段構えで一撃目を防いで安心しているところを2擊目で倒す初見殺しだね」

 

「確かにな」

 

ウダイオスを倒したリョウガはそのままロキファミリアに帰った。

 

そして次の日リョウガはロキの部屋に入っていった。

 

「おぉリョウガやないか。ステイタス更新やろ」

 

「あぁ」

 

「よし更新するで...リョウガLv6キター」

 

リョウガ・ブリリアント

Lv5

力S900→SSS1280 耐久S950→SSS1150 器用S960→SSS1300 俊敏S980→SSS1300 魔力SS1080→SSS1100

 

「これがリョウガの最終ステイタスや」

 

「いつもの通り発展アビリティは1つしか無かったから着けておくで」

 

「分かった」

 

「ランクアップ作業するで」

 

リョウガ・ブリリアント

Lv6

力I0 耐久I0 器用I0 俊敏I0 魔力I0

狩人F 耐異常G 魔防H 剣士H 精癒I

 

「これで終わりや」

 

「そうか...」

 

「にしてももう2年か」

 

感慨深くなっていた。

 

「なにが?」

 

「リョウガがファミリアに入ってや」

 

「そうか長かったような気もするな」

 

「うちは短く感じたな。Lv6おめでとさん」

 

「ありがとう」

 

リョウガはロキの部屋から出ていった。

 

それからギルドに足を運んだ。

 

「カレン」

 

「なんですか?」

 

カレンとは専属のギルド職員である。

 

「これウダイオスの魔石」

 

「はあ?」

 

「後Lv6になったから」

 

「はぁ?」

 

またもやカレンが驚く。

 

「まだ6ヶ月だけど...まぁ前よりランクアップ1ヶ月遅くなったからランクアップが難しくなっている見たいだけど」

 

「まぁね」

 

リョウガは精算を終え帰りに掲示板を見た。

そこにはアイズ・ヴァレンシュタインLv3到達と書かれていた。

 

「所要期間は2年か。俺の先輩も頑張ってるな」

 

最早嫌味にしか聞こえないことをリョウガが言った。

 

「帰るか」

 

そんなことを言いリョウガはファミリアに帰った。

 

リョウガ・ブリリアントLv6到達 所要期間6ヶ月

 

それから7ヶ月後カノンはLv4に到達した。所要期間は1年だった。

 



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8話

Lv6に到達し早1年、原作5年前、リョウガは中々ランクアップしなかった。この1年間は色々あって1年前改宗したベート・ローガに喧嘩を売られたり(勿論ボコボコにした)カノンがLv4になったりと色々あった。そんなカノンとリョウガのステイタスはこうなっている。

 

リョウガ・ブリリアント

Lv6

力SS1080 耐久SS1095 器用SSS1120 俊敏SSS1150 魔力SS1020

狩人F 耐異常G 魔防H 剣士H 精癒I

 

カノン・フィルビルス

Lv4

力F350 耐久F320 器用E400 俊敏E420 魔力F390

狩人G 耐異常H 剣士I

 

今ダンジョンにいるリョウガは37階層に向かっていた。

理由はダンジョンに入ってから禍々しい気配を感じそこに冒険者がいたからだ。

 

「着いた37階層だ」

 

そこには龍の骨が1人の冒険者を襲おうとしている。

 

「不味い...極限夢想」

 

冒険者と龍の骨...ジャガーノートの間に入った。

 

「くっ...」

 

リョウガは何とか止める。

 

「貴方は...リョウガ・ブリリアント」

 

「アストレア・ファミリアの疾風か」

 

リョウガは何とか打ち返しリューの方を見た。

そして周りを見て

 

「申し訳ない。もう少し早ければ疾風の仲間を助けられたのに」

 

「いえ...ですがこの怪物は他の階層主とは違う」

 

リューはそんなことを言っていたが、リョウガはジャガーノートが接近していた為その対応でよく聞いていなかった。

 

「くっ」

 

受け止め打ち返したリョウガはすぐに懐に入り放つ。

 

「マザーズロザリオ」

 

圧倒的なスピードでジャガーノートを翻弄する。しかし、ジャガーノートは反撃をしリョウガの途上から振り下ろした。

 

「っ...」

 

リューはそのまま立っていたリョウガを見て攻撃を受けたと思っていたが、リョウガと思われる人が消えた。

すると後にリョウガが現れた。すぐに気づいたジャガーノートは後からなぎ払う。また消える。今度は目の前に懐に現れた。2回連続の巨門だ。そして放つ。

 

「クリエイトマジックアークブラスト」

 

広範囲に無数の雷撃がジャガーノートを襲う。

 

「いけない!」

 

リューがそう叫ぶ。

するとジャガーノートは魔法を跳ね返しリョウガに魔法が向かった。

それを見てニヤリと笑ったリョウガ

 

「ラストストライク!」

 

リョウガはその魔法を剣で吸収させジャガーノートに叩き込む。

するとジャガーノートはバラバラになって砕け散った。

 

リューと一緒に帰りそこで別れた。その数日後リューはルドラファミリアを暗殺した。

 

「ロキ話がある」

 

「なんや」

 

リョウガの真剣な顔にロキも真剣になる。

 

「俺はオラリオの外に旅に出る。だから一時的にファミリアを抜けたい」

 

「...本気で言うとんのか?」

 

「あぁ」

 

リョウガは頷く。

 

「何故や?旅に出るなら抜ける必要ないで?」

 

「旅と言っても色々闘いに巻き込まれる可能性はある。と言うかむしろ戦うことがあるだろう。その度に戻ってきていたら旅の意味ないし、それに一時的だまたこのファミリアに戻ってくる」

 

「そうか...分かった認める」

 

ロキはリョウガの強い思いに答えた。そして恩恵に改宗できるようにした。

 

「後この事は詳しくは皆に言わんといてくれ」

 

その言葉を最後にリョウガは部屋を出た。

 

次の日リョウガはリューに会いに行くためにリューがいる所へと向かった。

 

「疾風」

 

「っ...貴方でしたか」

 

後ろを見て構えたがリョウガだということが分かると構えを解いた。

 

「ちょっとついてきて欲しいところがある」

 

「それは?」

 

「来ればわかる」

 

リューはリョウガの後をついて行った。

 

「ここだ」

 

「ここはデメテル・ファミリアの拠点?」

 

「あぁちょっとそこで待ってくれ」

 

そう言ってリョウガはファミリアに入っていった。数分後デメテルと一緒に来たリョウガ。

 

「少しここから離れた所に行きましょうか」

 

そう言って人が少ないところに行った。

 

「それで話なんですが...少しの間ファミリアに入れて貰えないでしょうか?」

 

「っ!?」

 

リョウガの言葉にリューは驚く。

 

「俺はこれから旅に出ることになりました。そこで旅の途中エクセリアがだいぶ貯まるので、神デメテルに更新してもらいたいのです。勿論都合のいいことを言っているのは分かっています。ですので俺に出来ることがあれば何でもします」

 

リョウガは頭を下げお願いした。

 

「そうねぇいいわよ」

 

デメテルは即答した。

 

「ありがとうございます。後そこの疾風を匿って貰いたいのです。そこの疾風はある理由でルドラ・ファミリアを全滅させなければならなかったのです。勿論俺に出来ることなら何でもします」

 

デメテルにお願いしたリョウガはまたもや即答でいいと言われた。

 

リューとリョウガが改宗して1ヶ月ステイタスはこうなっていた。

 

リョウガ・ブリリアント

Lv6

力SS1080→SSS1300 耐久SS1095→SSS1350 器用SSS1120→SSS1400 俊敏SSS1150→SSS1480 魔力SS1020→SSS1200

狩人E 耐異常F 魔防G 剣士H 精癒I

 

これがリョウガのLv6最終ステイタス

 

リョウガ・ブリリアント

Lv7

力I80 耐久I20 器用I99 俊敏H101 魔力I50

狩人D 耐異常E 魔防F 剣士G 精癒H 魔道I

 

リュー・リオン

Lv4

力E488→C620 耐久F352→D580 器用A888→S900 俊敏A889→S905 魔力B717→A850

狩人F 耐異常G 魔防H

 

これがリューの最終ステイタス

 

リュー・リオン

Lv5

力I10 耐久I2 器用I20 俊敏I22 魔力I8

狩人F 耐異常G 魔防H 魔道I

 

 



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9話

「ここまでにしようか」

 

今リョウガは親に捨てられた九尾の狐人ルナを鍛えていた。

あのジャガーノートが現れてから1年、原作4年前リョウガはルナを拾い色んな所に行きながらルナを強くしていた。理由はルナが中々の逸材だったからだ。

そんなルナのステイタスがこれだ。

 

ルナ・リルライト

Lv3

力I0 耐久I0 器用I0 俊敏I0 魔力I0

狩人H 耐異常I

 

魔法

【ナインテイル・シークレット】

・尻尾の数だけ魔法を使える。

・1の尾コロナプリズン

・速攻魔法

・圧倒的火力で地獄のような苦痛を味わう炎

・2の尾アブソリュートゼロ

・速攻魔法

・凍死する程の氷の魔法

・3の尾ミーティアレイン

・速攻魔法

・空間、空を夜にする。そこから光が降り注ぐ

・4の尾スネイクチェーンライトニング

・速攻魔法

・蛇のような雷を放つ

・5の尾スプリングヒール

・速攻魔法

・四肢欠損をも治す癒しの魔法

・6の尾スピリットプロテクト

・速攻魔法

・精霊の加護を得て結界を張る魔法

・7の尾スピリットブレス

・速攻魔法

・精霊の加護を得て味方の防御力を高める

 

スキル

【九尾の潜在能力】

・エクセリア10倍補正

・魔法の威力に補正

【覇気】

【武装色覇気】

・鎧を纏うように纏う

【見聞色の覇気】

・相手の位置、数、次どのように行動するかを先読みすることが出来る

【覇王色の覇気】

・数百万人に1人いる王の資質を持つもののみ発現する

・相手が格下の場合気絶又は戦意喪失させる

 

 

「覇気をしっかり習得出来たみたいだね」

 

「はい!」

 

ルナは嬉しそうに尻尾を振りながら、元気よく返事する。

 

「よしダンジョンにまた潜るぞ」

 

「はい」

 

リョウガはその返事を聞いて魔法を唱えた。

 

【ゲート】

 

「どうやら俺は行けないようだ。リューお願いする」

 

「まぁいいですけど」

 

リューは近づきルナと一緒に20階層に入っていった。

 

リョウガはビブルカードを見ていた。

 

「ダンジョンに入ろうとした時、ビブルカードが動いたからカノンは今ダンジョンにいるのか...」

 

リョウガはビブルカードという物を開発した。爪と一緒に混ぜると出来る。自分の名前を書くとビブルカードが出来る。近くにいるとその方向に動く。死にそうになると燃え始める。とてもわかりやすいカードの為今リョウガのビブルカードを持っているカノンが近くにいると困るので行かなかった。

 

「さてどうしようか...」

 

「あらぁ?暇になったの?ご飯でも食べに行かない?」

 

「...いや、流石にバレるかと」

 

「大丈夫よ。見つからないところに行けばいいからね」

 

結局デメテルと昼ご飯を食べに行くことになってしまった。

 

 

 

「そう言えば、ルナはどう?ステイタスの成長は早いのは分かるのだけど」

 

「やっぱり最初に会った時に感じた通りセンスはありますよ」

 

「そうなの」

 

「はい」

 

リョウガ達は隅の方で隠れて食べている。カノンがダンジョンにいたのはロキ・ファミリアが遠征に行っていたかららしい。

 

「リューまで匿って頂きありがとうございます」

 

「何を今更、1人を匿うのも2人匿うのも一緒よ。それにステイタス更新する時わざわざアストレアがいる所へ行ってあげてるのね」

 

「リューは強い冒険者ですから、その冒険者が立ち止まってるのを見ているのが嫌だったんで有難いです」

 

「貴方のそういう所が皆に慕われる理由なのかもね」

 

リョウガはロキ・ファミリアで信頼されているのを知っていた。

 

デメテルにお願いしてステイタスを更新した。

 

リョウガ・ブリリアント

Lv7

力A880→S990 耐久A860→S940 器用S950→SS1020 俊敏S955→SS1080 魔力A868→S920

狩人D 耐異常E 魔防F 剣士G 精癒H 魔道I

 

リュー・リオン

Lv5

力I10→G235 耐久I2→G210 器用I20→F430 俊敏I22→F201 魔力I8→G286

狩人F 耐異常G 魔防H 魔道I

 

ルナ・リルライト

Lv3

力I0→H110耐久I0→H101 器用I0→G200 俊敏I0→G208 魔力I0→H150

狩人H 耐異常I

 

「さっきランクアップしたばかりなのにこの上がりようは異常ね」

 

デメテルは初めての出来事に驚いていた。

 

「まぁ成長するのはいい事だからね」

 

リョウガはそう言いルナの方を見た。

 

「今日はどこまで行ったんだ?」

 

「23階層」

 

「そうか」

 

 

 

「そう言えば、ルナの獲物って小太刀だっけ?」

 

「はい」

 

「じゃあこれとかどうかな」

デメテルの所でステイタス更新

今リョウガはへファイトスの所で武器を選んでいる。

 

「これにします」

 

リョウガが勧めた小太刀を即答で決めたルナ

 

「さてファミリアにでも戻るか」

 

「はい」

 

ファミリアに戻ったリョウガ達

 

「そう言えばこれを渡してなかったね」

 

そう言って渡したのはリョウガと書いてあるビブルカード

 

「これを持っていれば、俺が近くにいると場所を教えてくれるし、命の危険があると燃える。この紙は特殊で燃やしても水で浸しても破れない」

 

「そうなんですか」

 

その後ルナのビブルカードを作った。

 

 

数日後ロキ・ファミリア

 

「ロキステイタス更新をお願い」

 

カノンはロキの部屋に入るなりそう言ってきた。

 

「ええで...カノンたんLv5キター」

 

カノン・フィルビルス

Lv4

力S950→S999 耐久S912→S999 器用S980→S999 俊敏S982→S999 魔力S900→S999

狩人G 耐異常H 剣士I

 

「これがカノンたんの最終ステイタスや」

 

「発展アビリティは1つしか無かったから着けておくで」

 

カノン・フィルビルス

Lv5

力I0 耐久I0 器用I0 俊敏I0 魔力I0

狩人G 耐異常G 剣士H 精癒I

 

「ランクアップ終わったで」

 

「うん...」

 

「なんやまだ拗ねてんのか?」

 

「...」

 

カノンは何も言わずに紙を見ている。

 

「まぁ必ず帰ってくると言ってるんやから信じて待とうや」

 

「うん」

 

 

カノン・フィルビルスLv5到達所 要期間1年5ヶ月

二つ名【吸血姫】(ブラッディ・プリンセス)

 

 



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10話

あれから2年後、原作2年前、カノンはダンジョンに潜って、リョウガとリューに鍛えられる毎日を過ぎていた。

そんな3人のステイタスはこうなった。

 

リョウガ・ブリリアント

Lv9

力G210 耐久H180 器用G250 俊敏G290 魔力H190

狩人C 耐異常D 魔防E 剣士E 精癒G 魔道G 英雄I

 

リュー・リオン

Lv5

力F330→D595 耐久G299→D530 器用E570→A880 俊敏E570→A885 魔力F332→B778

狩人F 耐異常G 魔防H 魔道

 

ルナ・リルライト

Lv5

力C685→A880 耐久C675→A890 器用B750→S905 俊敏B790→S920 魔力B740→A890

狩人F 耐異常G 魔道H 魔防I

 

「と言う訳で2人でウダイオスを倒してもらいます」

 

「何を言っているのですか?貴方は」

 

「いや、そろそろリューのステイタスも頭打ちだしルナももう少しでカンストするし丁度いいだろ?」

 

何当たり前なことをという顔をしながら言った。

 

「そういうことではないのですが...」

 

「2人なら大丈夫だろ。俺なんか1人で倒したんだぞ」

 

「貴方と私たちを一緒にしないでください」

 

リューは肩を竦めながら言った。

 

「でも達成すれば偉業にはなるよ。まぁ何かあれば俺が手を出すし」

 

「やりましょリューさん」

 

ルナのその一言で実行に移すことになった。

 

 

「さて最終難関ダンジョン37階層にやって参りました。」

 

「実況はいいから周りを見なさい」

 

リューに叱られ渋々周りを見て敵が居ないかを確認する。

 

「ルナ分かるな?」

 

リョウガはルナにある存在を確認できるか聞いた。

 

「はい、この強い気配が階層主ウダイオス」

 

「あぁ、よし2人とも行ってこい」

 

リューとルナはウダイオスの前に立った。

 

リューが前衛で敵を攻撃する。ウダイオスは左腕を横殴りにしリューを吹き飛ばした。そこで空間が暗くなった。

 

【ミーティア・レイン】

 

ウダイオスは倒れた。その隙にリューとルナが攻撃する。起き上がったウダイオスは両腕で2人を殴った。2人は空中で態勢を立て直し着地した。

 

【今は遠き森の空。無窮(むきゅう)の夜天に鏤(ちりば)む無限の星々 。愚かな我が声に応じ、】

 

リューは高速戦闘中に詠唱を行った。

 

【今一度星火(せいか)の加護を。汝を見捨てし者に光の慈悲を。来(きた)れ、さすらう風、流浪の旅人(ともがら)。空を渡り荒野を駆け、何物よりも疾(と)く走れ。星屑の光を宿し敵を討て】

 

詠唱が終わり仕上げにウダイオスに放った。

 

【ルミノス・ウィンド】

 

ルミノス・ウィンドが終わった時ルナは魔法を放った。

 

【コロナ・プリズン】

 

相当な大ダメージを与えた2人は最後にトドメを刺す為に攻撃し続けた。

その後ウダイオスを倒すことに成功した。

 

「お疲れー」

 

2人はフラフラになりながら、リョウガの所に向かった。

流石に疲れてそうだった為すぐにデメテルの所へ送る。

 

ルナ・リルライト

Lv5

力A880→S999 耐久A890→S999 器用S905→S999俊敏S920→S999 魔力A890→S999

狩人F 耐異常G 魔道H 魔防I

 

「これがルナの最終ステイタスよ」

 

ルナ・リルライト

Lv6

力I0 耐久I0 器用I0 俊敏I0 魔力I0

狩人E 耐異常F 魔道G 魔防I 精癒I

 

「ランクアップは終わったわ」

 

 

アストレアの所で更新したリューはランクアップを実感した。

 

リュー・リオン

Lv5

力D595→C605 耐久D530→D535 器用EA880→A888 俊敏A885→A893 魔力B778→B782

狩人F 耐異常G 魔防H 魔道I 精癒I

 

 

 

ロキ・ファミリアではカノンが遂にLv6に到達した。

カノン・フィルビルス

Lv5

力A899→S999 耐久A890→S999 器用S930→S999 俊敏S930→S999 魔力S920→S999

狩人G 耐異常G 剣士H 精癒I

 

カノン・フィルビルス

Lv6

力I0 耐久I0 器用I0 俊敏I0 魔力I0

狩人G 耐異常G 剣士H 精癒I 幸運I



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原作開始時のステイタス

リョウガ・ブリリアント

Lv10

力H120 耐久H100 器用H180 俊敏H181 魔力H105

狩人B 耐異常C 魔防E 剣士E 精癒F 魔道F 英雄H 神秘I

 

魔法

【電撃使い】

・付与魔法

・補助魔法

・魔法応用可

・速攻魔法

【改変再生】

・四肢欠損を治すことが出来る。

・体の一部でも残っていれば再生可

・遺体の1部でも残っていれば蘇生可

・対象者の痛みを使用時に感じる

・速攻魔法

【創造魔法】

・自分で魔法を創ることが出来る

・造った魔法は使用可

・詠唱式クリエイトマジック この後に創造した魔法の詠唱をする

 

スキル

【絶剣技】

・この技を使った時、力、器用、俊敏が上昇

【オーバードライブ】

・器の昇華

・1日4回のみ使用可

【極限夢想】

・発動者の分身、管理者の出現

・発動中無駄な行動を省略

・アビリティ超絶高補正

【覇気】

【武装色の覇気】

・鎧を纏うように纏う

【見聞色の覇気】

・相手の位置、数、次どのように行動するかを先読みすることが出来る

【覇王色の覇気】

・数百万人に1人いる王の資質を持つもののみ発現する

・相手が格下の場合気絶又は戦意喪失させる

【絶界】

・負の感情を持つことで纏う

・誰も寄せ付けない

【真界】

・自分が許した人以外を寄せ付けない都合のいい世界

【明鏡止水(めいきょうしすい) 】

・相手を威圧し、相手に認識されなくなる技。

【鏡花水月(きょうかすいげつ)】

・相手の認識をずらして相手を攻撃する

・見えていても触ると波紋が立って消えてしまう

【巨門(こもん)】

・緩急をつけることで残像を生み出す歩法

・ダブル、トリプルと連続で使うことが出来る

・ダブルの応用で二つ同時に作ることが出来る

【文曲(もんぎょく)】

・水の上を駆け、壁や天井を走ることができる。

・如何なるものも足場に変える神仙歩法。

・トップスピードは激減する。

【完全記憶能力】

・瞬時に記憶する。

【超再生】

・体の1部でも残っていれば再生する。

【苦痛耐性】

・痛みが全く感じられない

【強者願望】

・早熟する。

 

所属デメテル・ファミリア(一時的)→ロキ・ファミリア

種族ヒューマン

到達階層? (60階層よりは下)

武器 刀

名称 夜桜

・刀身が夜のように黒く、桜が散らばるように描かれている。

・不壊属性、不壊属性の中では随一を誇る攻撃力を持つ。

・【へファイトスファミリア】椿作150,000,000ヴァリス

名称 妖刀ルシフェル

・不壊属性じゃない代わりに圧倒的な攻撃力を誇る妖刀

・ウダイオスの黒剣を材料に作られた。

・夜桜同様椿の最高傑作

・【へファイトス・ファミリア】椿作300,000,000ヴァリス

名称 逆刃刀

・攻撃力に乏しい不壊属性

・護衛用に椿に作らせたもの

・その名の通り刃が逆になっている。

・【へファイトス・ファミリア】椿作100,000,000ヴァリス

所持金1,500,000,000ヴァリス

 

 

カノン・フィルビルス

Lv7

力F310 耐久F310 器用F399 俊敏E401 魔力F370

狩人G 耐異常G 剣士H 精癒I 幸運I 隠密I

 

【フロスト】

・付与魔法

・補助魔法

・詠唱式に続きを詠唱すると魔法として発動できる

・詠唱式テンペスト(目覚めよ)

【エターナル・ブラッド】

・血を1滴垂らすことで全ての怪我を治す。

・速攻魔法

 

スキル

【覇気】

【武装色の覇気】

・鎧を纏うように纏う

【見聞色の覇気】

・相手の位置、数、次どのように行動するかを先読みすることが出来る

【覇王色の覇気】

・数百万人に1人いる王の資質を持つもののみ発現する

・相手が格下の場合気絶又は戦意喪失させる

【超再生】

・体の一部でも残っていれば再生する。

【血の狂乱】

・血を見るとアビリティ超高補正

・血を見ると戦闘狂になる

・発動時に精神が安定しているとエクセリアに10倍補正

 

所属ロキ・ファミリア

種族ヒューマン

到達階層58階層

武器 細剣

名称 ブルーティアーズ

・攻撃力と軽さに特化したレイピア

・【へファイトス・ファミリア】椿作

・150,000,000ヴァリス

所持金 130,000,000ヴァリス

 

ルナ・リルライト

Lv7

力G280 耐久G278 器用F320 俊敏F325 魔力F310

狩人F 耐異常G 魔道H 魔防H 剣士H 精癒I

 

魔法

【ナインテイル・シークレット】

・尻尾の数だけ魔法を使える。

・1の尾コロナプリズン

・速攻魔法

・圧倒的火力で地獄のような苦痛を味わう炎

・2の尾アブソリュートゼロ

・速攻魔法

・凍死する程の氷の魔法

・3の尾ミーティアレイン

・速攻魔法

・空間、空を夜にする。そこから光が降り注ぐ

・4の尾スネイクチェーンライトニング

・速攻魔法

・蛇のような雷を放つ

・5の尾スプリングヒール

・速攻魔法

・四肢欠損をも治す癒しの魔法

・6の尾スピリットプロテクト

・速攻魔法

・精霊の加護を得て結界を張る魔法

・7の尾スピリットブレス

・速攻魔法

・精霊の加護を得て味方の防御力を高める

 

スキル

【九尾の潜在能力】

・エクセリア10倍補正

・魔法の威力に補正

【覇気】

【武装色覇気】

・鎧を纏うように纏う

【見聞色の覇気】

・相手の位置、数、次どのように行動するかを先読みすることが出来る

【覇王色の覇気】

・数百万人に1人いる王の資質を持つもののみ発現する

・相手が格下の場合気絶又は戦意喪失させる

 

所属デメテル・ファミリア(一時的?)

種族ルナール

武器 小太刀

名称 ロストエンジェル

・刀身まで真っ黒な小太刀

・攻撃力と軽さに特化した小太刀

・【へファイトス・ファミリア】椿作105,000,000ヴァリス

所持金300,000,000ヴァリス

 

リュー・リオン

Lv6

力D510 耐久E490 器用A860 俊敏A865 魔力B700

狩人F 耐異常G 魔防H 魔道I 精癒I

 

魔法

【ルミノス・ウィンド】

・緑風を纏った大光玉。星屑の魔法

・広域攻撃魔法

・風・光属性

・詠唱式【今は遠き森の空。無窮(むきゅう)の夜天に鏤(ちりば)む無限の星々 。愚かな我が声に応じ、今一度星火(せいか)の加護を。汝を見捨てし者に光の慈悲を。来(きた)れ、さすらう風、流浪の旅人(ともがら)。空を渡り荒野を駆け、何物よりも疾(と)く走れ。星屑の光を宿し敵を討て】

【ノア・ヒール】

・回復魔法

・地形効果。森林地帯における効力補正

・詠唱式【今は遠き森の歌。懐(なつ)かしき生命(いのち)の調べ。汝を求めし者に、どうか癒(いや)しの慈悲を】

 

スキル

【妖精星唱】

・魔法効果増幅

・夜間、強化補正増幅

【精神装填】

・攻撃時、精神力を消費することで『力』を上昇させる

・精神力消費量を含め、任意発動

【疾風迅雷】

・疾走時、速度が上昇すればするほど攻撃力に補正

 

所属 アストレア・ファミリア

種族 エルフ

所持金 990,000,000ヴァリス



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12話

「ねぇまだ武器ある?」

 

攻撃を躱しながら武器を求むティオナ、今ロキ・ファミリアは遠征中で新モンスターに襲われていた。

 

「は、はいっまだあります」

 

仲間からの返答があった。

 

「じゃあ槍ちょうだい、槍ぃっ!2本お願い!」

 

「りょ、了解!」

 

「やーい、こっちだー!」

 

モンスターを挑発するティオナ

 

「よっと!」

 

腐敗液を避け同士討ちする。

 

「いっっくよおおおぉー!」

 

モンスターは灰になる

 

「次っ!」

 

ティオナは別の標的に狙いを定めた。

 

「おい、アイズ。半分もいらねぇ、風を寄こせ」

 

「.....」

 

いわんとしているのとが分かったアイズは風をブーツに向かって渡した。

 

「風よ」

 

「ありがとよ」

 

ベートは走った。

 

「蹴り飛ばしてやるぜぇー!!」

 

思うがまま蹂躙しながらベートは雄叫びをあげた。

 

「【週末の前触れよ、しろきゆきよ。黄昏を前に風を巻け】」

 

リヴェリアを中心に魔導師たちが一斉砲撃を準備する。

 

「【閉ざされる光、凍てつく大地。吹雪け、三度の厳冬ーー我が名はアールヴ】!」

 

「【ウィン・フィンブルヴェトル】」

 

リヴェリアは他モンスターを駆逐した。

 

「ともあれ、あらかた片付いたか...」

 

 

「人型?」

 

フィン達の目の前に立っていたのはさっきの新種のモンスターの人型だ。

 

「総員撤退だ」

 

フィンはそう判断を告げた。

 

「速やかにキャンプを破棄、最小限の物資を持ってこの場から離脱する。」

 

「おい、フィン逃げるのかよ」

 

ベートが、苦言を言った。

 

「あのモンスターを放っとくの?」

 

ティオナも噛み付く。

 

「僕も非常に不本意だ。でもあのモンスターを始末して最小限の被害にするのはこれしかない」

 

フィンは表情を決して告げた。

 

「アイズあのモンスターを討て」

 

「待ってください団長」

 

「ねぇちょっとフィン何でアイズなの私も行くよ」

 

「女に守られるなんて尚更冗談じゃねぇ」

 

ティオナ、そしてベートとティオネもお願いしたが

 

「2度も言わせるな急げ」

 

フィンにそう言われ黙った。

 

「【テンペスト】」

 

アイズが風を纏った瞬間、1人の人影がモンスターを切り裂いた。

切り裂かれた部分を稲妻が横切る。

 

その後灰になった。

 

「ルナ、ちょっと来て」

 

「はい」

 

聞き覚えのある声が聞こえた。

 

「.....」

 

ビブルカードが動いたのを確認していたカノンはすぐさま近くに来た。

 

「リョウガ!」

 

「...っ!」

 

カノンの言葉を聞き、アイズが驚く。

 

その後リョウガはカノンに捕まり、ロキ・ファミリアに囲まれた。

 

「それで?何で急に居なくなったのかな?」

 

フィンは問い詰めるように聞いた。

 

「いやー、旅がしたくてそのおかげで中々の拾い物をしたんですよ?」

 

「拾い物だと?」

 

リヴェリアが質問する。

 

「これです」

 

ルナを指すリョウガ

 

「ふーん強いのか?」

 

ガレスが聞く。

 

「勿論。今Lv7だ」

 

「それは本当かい?」

 

「あぁフィン嘘じゃないぜ?カノンと同じレベルだ」

 

「まぁいい、それでロキ・ファミリアに戻るのだろう?」

 

リヴェリアが聞いてくる。

 

「あぁそろそろ戻ろうかと思っていた。にしてもアイズもカノンも強くなったな」

 

「話を変えるな!全く全然反省してないな」

 

その後リョウガはカノンとルナと一緒に歩いた。

 

「お前はせいぜい見下してろ」

 

ベートはまたもや何かを言っている。

 

「ベートは相変わらずだな。まぁアイズと同じくらい強くはなったのか」

 

「当たり前だ。俺は絶対に強くなる。そしてお前を倒す」

 

「まぁ頑張りたまえ」

 

リョウガは適当に言った。

 

「ちっふざけやがって」

 

ベートは悪態をつき歩いて行った。

 

 

 

ロキ・ファミリアは拠点へ戻った。

 

「先着10名までステイタス更新するで」

 

ロキはそんなことを言い部屋に戻った。

 

「おぉアイズたんやな。みんな遠慮しているんかな?」

 

「そうなんですか?」

 

「自分で確かめたらえぇ」

 

「髪に移すな?」

 

「わかりました」

 

アイズ・ヴァレンシュタイン

Lv5

力D549→D555 耐久D540→D547 器用A823→A825 俊敏A821→A822 魔力A899

狩人G 耐異常G 剣士I

 

「アイズ...いつも言っているけどな、つんのめりながら走ってたらいつか必ずコケる。分かってるな?」

 

ロキがそう諭した時ロキの部屋に3人入ってきた。

 

「ロキー改宗と更新お願いや」

 

リョウガがカノンとルナを連れてやってきた。

 

「なんや、その子も改宗か?」

 

「そうだ。どうしても改宗したいと聞かなくてな。強いからいいだろ?」

 

「まぁええ。じゃあ始めようか?」

 

アイズは退室する機会が得られず結局最後まで座っていた。

 

「デメテルの所に改宗したかいな!?」

 

「そうだよ」

 

「なんでや!?完全にオラリオ内や、旅してへんな!?」

 

これ以上無いくらいに問い詰める。

 

「してたよ?ダンジョンに潜ってたのと同じくらい」

 

「まぁえぇ改宗は終わったから更新を紙に移すで」

 

リョウガ・ブリリアント

Lv10

力H120→H190 耐久H100→H188 器用H180→G210 俊敏H181→G213 魔力H105→H192

狩人B 耐異常C 魔防E 剣士E 精癒F 魔道F 英雄H 神秘I

 

「ふむ、トータル300オーバーか2週間でこれくらい伸びればいいほうか?」

 

「当たり前や!Lv10にもなって2週間でトータル300オーバーで伸びすぎやわ」

 

アイズは驚いていた。Lv10にもなってトータルで300オーバーも伸びる余地があるなんて、自分と比較してしまうアイズであった。

 

「じゃあ次ルナをお願い」

 

「いいで.....よし、更新するで」

 

ルナ・リルライト

Lv7

力G280→F330 耐久G278→F328 器用F320→F360 俊敏F325→F363魔力F310→F320

狩人F 耐異常G 魔道H 魔防H 剣士H 精癒I

 

「なんやこりゃー」

 

あまりにも異常なステイタスに驚きを隠せないロキ

それを横見で見て驚くアイズとカノン

 

「な?いい拾い物だろ?」

 

「こりゃいい拾い物やないで、宝石の原石や」

 

 

 

 

「それじゃカノンたん更新するで」

 

「お願いします」

 

カノン・フィルビルス

Lv7

力F310→F390 耐久F310→F388 器用F399→E440 俊敏E401→441 魔力F370→F399

狩人G 耐異常G 剣士H 精癒I 幸運I 隠密I

 

「紙に移すしたで」

 

カノンはアイズに言われ見せた。

 

 

 

 

「どうしたら強くなれるの?」

 

アイズはロキの部屋に出てリョウガに聞いた。

 

「成程、ステイタスの伸びが悪かったのか」

 

「うん」

 

「伸びるのは人それぞれだからな。伸びが悪ければそこが限界、次のステップに行くしかない」

 

「次のステップ...」

 

アイズは少し察したかのようにリョウガを見た。

 

「そう、ランクアップだ、Lv5のアイズの強さなら、ウダイオスを1人で倒す。それならランクアップは確実だろう。俺もLv6のランクアップにウダイオスを倒したし」

 

「うん、分かった。ありがとう」

 

アイズはリョウガのアドバイスを聞いてお礼を言った。

 

 



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