戦姫絶唱ディケイド~その瞳には何を見るのか~『不定期投稿』 (武神鎧武)
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第0章 大戦 第0話 夢の中での大戦

スランプ真っ最中で読者から「他の小説を書いたらどうですか?」と提案されて「そう言えば没案があるな」と思い改良して投稿します。

ではどうぞ


あたしは何もないただの街中にいた。建物があり、人々が歩いていて学生は学校に大人は仕事に。ただ平和な日常、のはずだった。

 

「何がどうなっているんだよ。」

 

あたしは今の目の前の光景に驚愕しかなかった。人々は居なく、建物は壊れており、炎は上がり、黒い雲が空を覆っている。すると後ろからバイク音が聞こえた。あたしは後ろの方を見てみるとそこにはバイクを乗っている少女たちがいた。髪を止めている所にはカブトムシやクワガタ、龍と言った自身のシンボルを表している物があり、あたしの装者と似ている姿をしていた。共通している事は腰にベルトをしいていた。

 

「さぁ、実験を始めようッ!」

 

赤と青の混合の少女が言うと後ろを追っていた少女たちが声をあげて走り出した。バイクを操作しているピンク色の少女が速度をあげると後ろにいた少女たちもまた速度をあげた。

 

「飛ばすよッ!」

 

ピンク色の少女は手にA・Bボタンが付いてある武器を手にする。わかる事がある。この少女たちは共通の敵を倒しに行こうとしている。表情が殺しに行く感じだった。バイクに乗っていた少女たちが走るとそこに突然、光線が放たれた。バイクに乗っていた少女たちは光線に当たりバイク事、爆発した。空から攻撃をしようとしていた少女たちにも同じく光線が放たれる。避けようにもその光線は追尾に機能があるのかずっとそのまま逃げている少女たちを追いかけて行く。当たると空中で爆発して地面に激突した。

 

「私の友達をよくもッ!!!」

 

身体が白く、宇宙飛行士見たいな姿をしている少女がベルトを操作していくと音声が鳴り右腕にロケットが装着された。光線が放たれた方に飛ぶが上から強烈な一撃を食らわされそのまま地面に激突した。煙が晴れるとロケットを装着した少女の背中に足を乗せている少女がいた。下にされている少女が力を込めて脱出をしようと試みたが足を乗せている少女は更に力を込めて下の少女の背中に強烈なダメージを与えられた。

 

「・・・・・」

 

少女は足をどけて倒れている少女の首を持ちあげてそのまま瓦礫に向けて投げ飛ばした。少女が歩いて行くと先ほど投げ飛ばした少女の仲間たちが攻撃を始めた。だが少女は怯む事なく攻撃をしている少女たちに反撃を始めた。

 

「この悪魔めッ!」

 

誰か1人の少女が敵の少女に向かって言った。確かにそうだ。たった1人の少女が表情変えずに攻撃をしてくる少女たちを倒していく。最後の1人になった少女は最後まで戦ったが敵の少女はベルトにカードを入れた。少女の前には10枚の金色のカード達が現れジャンプをするとカードも上がっていく。少女がキックの体制に入るとカード達は対象の敵の少女に向けて斜めになる。少女が敵に向けて降下する時に金色のカードを1枚1枚潜り向けて行くと右足に強烈なエネルギーが溜まっていき最後の1枚を潜り向けて対象の少女にキックを放った。キックをされた少女はそのまま爆発して倒れた。

 

「マジかよ・・・・」

 

たった1人の少女があんなにもたくさんいた少女達を倒した。少女は傍観しているあたしを見つけるとそのまま此方に目掛けて歩き始めた。黒い雲と雲の間に少しだけ光が差した。少女の姿が露わになった。

 

身体にはピンク色がほとんどを示してあり黒色のラインがある。髪を止めている所にはバーコードを表している物があり目は緑色だ。腰にはベルトがあった。

 

あたしは逃げようとしたが身体が震えてその場から動けない。首にあるペンダントでシンフォギア装者になれば良いのだがそれをしたら何をされるかわからない。倒れている少女たちの様になってしまうのか。将又はそれ以上の事をされるのか。あたしは息を飲んだ。バーコードの少女は無言のまま歩き出した。動く事が出来ないあたしにふと頭の中にある単語が現れた。あたしはバーコードの少女に言った。

 

「ディケイド」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あたしは目を覚めるといつもと変わらないただの自分の部屋だった。窓の方を見るとさっきの壊滅した街とは違いただの平和しかない街並みだった。あたしは起き上がると頬に何か冷たい物が当たった。

 

「うひゃああああ!?」

 

あたしは横を見てみるとそこには青髪の少女がいた。

 

「なんだ、翼か。」

 

「奏、訓練中に指令にやられて伸びていたんだよ。」

 

「マジでか。今は何時だ?」

 

「今は13時よ。」

 

「9時に始めたのに約4時間も気を失っていたのか。」

 

朝の9時にあたしと青髪の少女『風鳴翼』と通称『人間兵器』の弦十郎の旦那と訓練と言う名の戦いをしていた。上手い具合に連携をしていたんだがやられたようだ。流石はOTONAだぜ。あたしは翼に冷たい水が入ったコップを取り一気に飲んだ。

 

「よし! 訓練を再開しようぜ。」

 

「奏、その前にダンスの練習があるよ。」

 

「そう言えばあったな。あっ! 直ぐに行かないと練習が始まるぞ! 行くぞ、翼!」

 

「あっ待ってよ、奏!」

 

あたし達は部屋を飛び出して急いでダンスの練習室に向かって走り出した。

 

あたしの名前は『天羽奏』。家族と共に聖遺物の発掘をしていると人類に仇成す認定特異災害『ノイズ』に襲われてあたし以外の人間が炭素にされた。唯一生き残ったあたしは『特異災害対策機動部二課 』に保護されたがその時のあたしには家族を殺したノイズへの復讐しかなかった。ノイズを殺す事が出来る聖遺物の事を知り弦十郎の旦那に無理を言い適合者になるべく自らに過度の訓練と薬物投与を課し、力を手に入れる事が出来た。とある戦場で助けた自衛官の言葉から「自分達の歌は誰かを勇気付け、救うことが出来る」事を知ったあたしは復讐のためだけではなく、人々をノイズから護るために歌う事を決意し、翼と共にツヴァイウィングを結成した。

 

「翼。」

 

「どうしたの?」

 

「あたし達は2人でなら何処までも飛んでいけるよな?」

 

「うん! 何処までも高く!」

 

翼は無邪気な笑顔で答えてくれた。あたしはその笑顔を見ると癒される。今後の展開にもどんな事にでも乗り越えれる気がする。

 

だがそれが無意味な事をあの日、思い知らされた。

 

 

 

 

 

私はツヴァイウィングのライブ中に突如出現したノイズたちを奏と共に戦っていた。だがノイズは数が多い。奏が茶髪の女の子を護る為にアームドギアの槍でどうにかして防いでいたが時限式により限界が来て槍が砕けたと同時に強烈な風が吹いた為、護っていたはずの少女に破片が入り、血が出ていた。奏は急いで駆けつけて茶髪の女の子に目を開ける様に言う。

 

「生きるのを諦めるなッ!」

 

少女が虚ろな目で奏の方に向いた。少し安心した奏は砕けている槍を手にして空に向けて武器事、手をあげた。

 

「いつか、心と身体を全部空っぽにして思いっきり歌いたかったんだよな。今日はこんなにもたくさんの連中が聞いてくれるんだ。だからあたしも出し惜しみなしで行く。とっておきのをくれてやる。絶唱。」

 

奏は覚悟を決めたのか目から涙を出しながらあの言葉を詠唱した。

 

「Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen fine el baral zizz」

 

「いけない奏ッ! 唄っては駄目ッ!!!!」

 

私は奏を止めようと走るがノイズが邪魔をして行く事が出来ない。このままじゃ、奏は絶唱で死んでしまう。詠唱が終わる前に誰か、誰か奏を助けてッ!!!!

 

私はそう願うと空から光線が降り注がれた。ノイズたちは倒されて行く。私は何が起きているのか分からなかった。それは奏も同じだ。突然の出来事に詠唱を止めている。ノイズたちが全員消えると空から誰かが降りてきた。身体にはピンク色がほとんどを示してあり黒色のラインがある。髪を止めている所にはバーコードを表している物があり目は緑色で腰にはベルトがある少女がいた。装者か分からないが助かった。私は奏の方に行こうとするとバーコードの少女は奏の方に行き何か口論をしていたが攻撃を始めた。

 

「奏に何をするのッ!」

 

私は奏の方に行こうとしたがバーコードの少女が私に気付きたったのパンチで私のアームドギアの剣を防ぎそのまま吹き飛ばした。痛い。倒れている私は前を見てみるとバーコードの少女は奏の首を持っていた。私はその瞬間、何かがキレた。

 

「奏を離せッ!!!!」

 

私は立ち上がり殺意に意を任せてバーコードの少女に斬りかかった。だがバーコードの少女は地面に散らばっている瓦礫を足で蹴り私に放った。私は剣で斬っていくが煙が舞っていく。全部の瓦礫を斬り終わり煙が晴れるとそこには茶髪の少女以外誰も居なくなっていた。

 

「そんな、かなでええぇぇぇ!!!!!」

 

私は身体を崩して涙を流し、右拳で地面に向けてぶつけた。私は自分の無力さに嘆いた。私は最愛な友を、片翼を失った。

 




この作品は不定期で投稿します。
では次回もお楽しみください。


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第1話 片翼を失った/悲劇の始まり

ではどうぞ


ツヴァイウイングのライブが始まる30分前、私は1人で長蛇の列を並んでいた。このライブは友達に誘われたのだけど待ち合わせに一向に来ない。私は電話を掛けると相手は出てくれた。

 

「どうしたの、未来?」

 

『ごめん、ちょっと行けなくなっちゃったの。』

 

「どういう事なの!? 今日は未来が誘ったのよ!?」

 

『盛岡のおばさんが病院に搬送されて今、急いで向かっているの。』

 

「おばさんが!?」

 

『うん、ごめんね。』

 

「良いよ。1人で楽しんでくるから。おばさん、大丈夫だと良いね。」

 

私は電話相手の未来にそう言い電話を切る。それにしてもライブは大きいな。初めて来たけどやっぱり凄いや。私は携帯ゲームを始めながら前に進んでいくと誰かとぶつかった。

 

「す、すみません!」

 

私は急いでぶつかった相手に謝った。その女性はピンク色の髪をしており髪留めにはバーコードに似ている物だった。とても綺麗だな。

 

「良い。ちゃんと前を向くんだよ。」

 

「は、はい!」

 

「良い子。それに比べてお前はそんな顔をするな、クリス。」

 

「いや、だって此奴が姉貴にぶつかったから!」

 

ピンク色の髪の女性の前に小柄な白髪の少女がいてその子に凄く睨まれています。怖いよ!

 

「この子が怯えているだろ。その目は止めろ。じゃないと」

 

「じゃないと?」

 

「一年前にベットでおね」

 

「それを言うな!!!!! 分かったから!」

 

「それで良い。」

 

この2人は一緒に来ているんだ。未来が居たら楽しいんだろうな。ピンク色の髪の女性に「これも何かの縁」と言われて列にいる間は一緒に話しをして退屈を凌いだ。

 

 

 

 

 

皆が作業をしている中、私は隅っこで体育座りをしていた。恰好はライブ衣装を着てその上に白いフード付きのコートを着ている。ライブ衣装を汚さない為に。それに今日は大事な日。もし、失敗したら・・・・。そう思っていると私と同じ格好をしている私の片翼、天羽奏がやってきた。

 

「間が持たないって言うかなんて言うかさ、開演をするまでのこの時間が苦手なんだよね。こちとらさっさと大暴れをしたいのにそれもままならねぇ。」

 

「そうだね。」

 

「もしかして、翼、緊張してるのか?」

 

「当たり前でしょ! 櫻井女史も今日は大事だって言うから。それに」

 

私はまだ言おうとしたら奏が私の額に向けてデコピンをしてきた。結構痛いよ。

 

「翼はまじめだね~。」

 

「奏にはそれは無いの?」

 

「それは勿論あるさ。」

 

「奏がそう言うと嘘っぽく見える。」

 

「酷いな~。もう一発デコピンをするか?」

 

奏の右手がデコピンの構えをしていたのですぐさま、首を横に振った。奏は私の横に座ると赤い服を着ている男性がやってきた。

 

「奏、翼、ここにいたのか。」

 

「司令」

 

「弦十郎の旦那」

 

この人は風鳴弦十郎。司令は私達の為に色々としてくれている。表も裏も。

 

「今日は大事な日だ。今日のライブは人類の未来が掛かっている。」

 

「わかっているよ。旦那も旦那で了子たちと頑張ってくれよ。ステージは私達に任せてくれ。」

 

「ああ。」

 

司令は目的の場所に向かった。開演まで後少し。私は立ち上がろうとしたら奏が立ち上がろうとしなかった。奏が咳をした時に手で隠した。隠して私に誤魔化そうとしたけど、隠した手の隙間から血が流れていた。

 

「かな」

 

「翼、大きい声を出すな。」

 

奏は血が付いていない手で私の口を塞いだ。

 

「ギアの制御薬を前から控えていたんだが切らした途端に身体が悲鳴をあげちまっている。」

 

「直ぐに櫻井女子を」

 

「呼ぶな。これはあたしのわがままなんだ。今日くらいは付き合ってくれ。」

 

「でも」

 

「無茶だけはしない。約束する。」

 

「・・・わかった。」

 

「それこそ、あたしの相棒だ。」

 

奏は立ち上がり血が付いている手と口を洗い流しに行った。私はその後を追った。やっぱり奏の事が心配だから。奏に何かあったら私は、私は。そう考えていると後ろから誰かに抱きしめられた。こんな事をするのはただ1人。

 

「あたしの事を馬鹿正直に心配して。自分の事も心配しろ。」

 

「でもさっきあんな事があったから。」

 

「マジメが過ぎるぞ、翼。あんまりガチガチだとそのうちポッキリいっちゃいそうだ。」

 

「奏」

 

「あたしの相棒は翼で翼の相棒はあたしなんだ。翼がそんな顔をしてたらあたしも楽しめないだろ?」

 

「・・・・うん。私達が楽しんでないとライブに来てくれた皆も楽しめないよね。」

 

「わかっているじゃねえか。」

 

「奏と一緒ならなんとでもなりそうな気がする。」

 

「なら頼りにしているぜ、相棒。両翼揃った『ツヴァイウイング』は何処までも遠くに飛んでいける!」

 

「どんなものでも超えて見せる!」

 

私達は白いコートを外してステージに向かった。私はその時、奏の方を見てみるとさっきとは違う顔で見ていた。まるで覚悟を決めたかの様に。

 

 

 

 

 

ツヴァイウイングの【逆光のフリューゲル】が始まりライブが始まった。それと同時に此方の方も実験が始まった。

 

「測定器の順調動作を確認。」

 

「フォニックゲイン、想定内の伸び率を示しています。」

 

「成功みたいね、お疲れさま~」

 

茶髪の女性、了子君こと『櫻井了子』がそう言うと作業をしていた皆が安堵をした。俺自身も内心ホッとしている。やる事が無い為、ここからはツヴァイウイングのライブを生配信で見るとするか。次の曲は【ORBITAL BEAT】か。俺は椅子に深く座るとアラームが鳴り響いた。

 

「どうしたッ!?」

 

「上昇するエネルギー内圧にセーフティーが持ちこたえられません!」

 

「このままでは聖遺物が起動、いえ暴走します!」

 

俺達は何とかして暴走を止めようとしたが止まらず、爆発した。影響はここだけではなくこの上で歌っている奏と翼、来てくれている観客にも被害が出ていた。

 

「聖遺物が目覚めたのか。」

 

俺は瓦礫に埋まっている皆を助ける為に動くも建物が聖遺物が目覚めたせいで崩れていく。どうにかして皆を助けなくては。

 

 

 

 

 

次の曲【ORBITAL BEAT】を歌おうとした時、会場の中心で爆発が起きた。この爆発で死者は居ないが旦那たちに何かがあったのか。あたしと翼はその光景を見ていると炭素見たいな物が飛んでいた。これは彼奴等が来たのか。

 

「ノイズが来る。」

 

あたしの予想通りに上からノイズが降り注いできた。他にも地面から巨大なノイズが次々と現れる。

 

「ノイズだ!」

 

「逃げろッ!」

 

観客達はノイズから逃げるも逃げ遅れた人達はノイズに当たると炭素分解された。まさか、ノイズが現れるなんて。

 

「翼、行くぞ!」

 

あたしは翼に言うも手を握られた。さっきの血を見たせいか。

 

「翼、この場で戦えるのはあたし達だけだ。」

 

「でも、奏の身体が」

 

「言っただろ? 今日はあたしのわがままに付き合えって。無茶はしない。」

 

「・・・わかった。無茶をしたら私が止めるから!」

 

「ああ。それで良い。」

 

あたしと翼は首に掛けていたペンダントを握り聖詠した。

 

「Croitzal ronzell Gungnir zizzl」

 

「Imyuteus amenohabakiri tron」

 

あたし達の服が消し飛び、姿を変えた。共通しているのは黒色と白色の戦闘服だがあたしはオレンジ、翼は青色のカラーが戦闘服にあった。あたし達のこの姿は『装着』。ペンダントにある聖遺物の力を使い、変身する。これは了子が発案した物だ。あたし達は自身の武器であるアームドギアである槍と剣を手にしてノイズたちを倒していく。

 

【君ト云ウ 音奏デ 尽キルマデ】

 

あたしは歌を唄いながら

 

投擲した槍を大量複製して、広範囲の相手を貫く。

『STARDUST∞FOTON』

 

を放ちノイズたちを殲滅していく。それでもノイズたちは増えて行く一方だ。あたしは更に

 

穂先を回転させた槍が生み出す竜巻で周囲の空間を吹き飛ばす。

『LAST∞METEOR』

 

をノイズたちに向けて攻撃をする。あたしの後ろからノイズが襲い掛かってきたが翼が防いでくれた。やっぱりあたし達のコンビネーションは違うな。あたしはもう一度『LAST∞METEOR』を放とうと構えたが反応が無かった。ガングニールの出力が上がらない。制御薬を断ったのが裏目に出てしまっている。それでもノイズの脅威は終わらない。

 

「時限式ではここまでかよ!」

 

あたしは襲い掛かるノイズの攻撃を槍で防ぐと槍にヒビが入っている。観客席が崩れていく中、誰かの悲鳴が聞こえた。その方を見てみるとそこには茶髪の女の子がいた。足を手で押さえている。痛めているのか。ノイズ達はあたしよりもその子に向けて走り出した。あたしは急いでその子の前に立ち襲い掛かるノイズ達を倒していく。

 

「待っていろ、直ぐに悪夢は終わらせてやるからな!」

 

あたしは襲い掛かる大量のノイズを槍で防ぐも槍が段々と砕けていく。あたしの武器がこのままだと。そう思っていたが後ろでグサッという音が聞こえた。あたしは恐る恐る見ていると少女から血が出ていて倒れていた。まさか、あたしの砕けた槍がこの子に刺さって。あたしは急いで倒れたこの子の処に来て呼びかけた。

 

「おい、死ぬな! 目を開けてくれ! 生きるのを諦めるなッ!」

 

少女が虚ろな目であたしの方を見てくれた。良かった。だけどこの子の為に早く終わらせないといけない。翼、今から無茶をする。許してくれ。あたしは砕けている槍を手にして空に向けて武器事、手をあげた。

 

「いつか、心と身体を全部空っぽにして思いっきり歌いたかったんだよな。今日はこんなにもたくさんの連中が聞いてくれるんだ。だからあたしも出し惜しみなしで行く。とっておきのをくれてやる。絶唱。」

 

あたしは覚悟を決めた。この子を救うために。だけど何故かな、目から涙が出てしまっている。あたしはあの言葉を詠唱した。

 

「Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen fine el baral zizz」

 

「いけない奏ッ! 唄っては駄目ッ!!!!」

 

翼が止めようと此方に向かって走ってくるがノイズが邪魔をしている。あたしは絶唱を詠唱しながら虚ろな目の子に向いた。忘れないでくれよな。あたしの歌はあたしが生きた証だ。たとえ燃え尽きる運命でも覚えてくれる人がいれば怖くはない。ありがとうな、生きてくれて。

 

最後の歌を歌い終わろうとしたとき、空から光線が降り注がれ、ノイズたちは倒されて行く。突然の出来事にあたしの詠唱が止まった。ノイズたちが全員消えると空から誰かが降りてきた。身体にはピンク色がほとんどを示してあり黒色のラインがある。髪を止めている所にはバーコードを表している物があり目は緑色で腰にはベルトがある少女がいた。この子はあの時に、夢で見た少女にそっくりだ。確か名前は

 

「ディケイド」

 

「私の事を知っているのか。この世界の装者。」

 

「この世界の装者? 何を言っているのかわからないが助かったよ。ありがとうな。」

 

「そうか。なら私と戦え。」

 

「何を言ってやがるッ! 早くこの子を病院に連れて行かないと」

 

あたしが言い終わる前にディケイドが攻撃を始めた。あたしは槍で防いだが反動で吹き飛ばされてしまった。

 

「奏に何をするのッ!」

 

翼があたしの加勢に入ろうとしたとき、ディケイドが気付き翼の剣をパンチで防いでそのまま吹き飛ばした。あたしは起き上がりディケイドに向けて攻撃をするも腹に目掛けて思いっきりパンチをされた。腹を抑えているあたしにディケイドはあたしの首を掴んで持ち上げた。

 

「なんで自分を大切にしようとしない?」

 

「自分を、だと?」

 

「ああ。今の状態で絶唱をしたらどうなるかはお前もわかっているはずだ。」

 

「それ、は」

 

「身体がボロボロの癖に。」

 

「それでも皆を、その子を救うために戦うんだ。あたしの命と引き換えにッ!」

 

「・・・お前はわかっていない。だから」

 

「奏を離せッ!!!!」

 

今のあたしを見た翼がディケイドに向けて斬りかかってきた。だがディケイドは地面に散らばっている瓦礫を足で蹴り翼に放った。翼は剣で斬っていくが煙が舞っていた。

 

「ここは引くとするか。お前はついてこい。その身体を治してやる。」

 

ディケイドはカードを取り出すとベルトの方の左右のサイドハンドルを引きバックルを回転させ、バックルにカードを装填し、サイドハンドルを押した。

 

ATTACK RIDE INVISIBLE

 

あたしはディケイドと共にこの場から消えた。

 




ディケイドが『INVISIBLE』を使っていますが仮面ライダーディケイドとは違います。このディケイドについては今後の展開で明かしていきます。

活動報告にお知らせをしているのでよろしくお願いします。

では次回もお楽しみください。


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第2話 目が覚めると

ではどうぞ


「・・・・ここは一体。」

 

あたしは目を覚めるとベットの上にいた。周りを見渡したが何処かわからない。ただ言える事はノイズが襲撃してきたあの日、ピンク色の髪でベルトをしている装者?に助けられたが首を掴まれた。翼がピンク色の装者に攻撃をするも圧倒的な攻撃で返り討ちにあった。「その身体を治してやる。」と言われて無理やり連れて来られた。てことはここは彼奴のアジトなのか。身体を起こすと椅子に誰かが座っていた。

 

「目が覚めたようだな。」

 

その子は白髪の小柄でおっぱいが大きい少女だった。少女の手にはあんぱんがあった。

 

「食うか?」

 

「・・・・いらねえ。」

 

この子は敵かも知れない。油断はできない。だから警戒を怠たわってはいけない。少女はあんぱんを食べながら誰かにメールを送っていた。

 

「天羽奏、身体の調子はどうなんだ?」

 

「身体の調子?」

 

あたしは自分の身体に違和感を覚えた。そう言えば、いつもは身体が重かったり気分が悪くなったりするが今は何もない。薬を初めて投与する前の調子が良い身体になっている。あたしは首に聖遺物が付いているペンダントが無い事に気が付いた。

 

「あたしのペンダントは何処だ?」

 

「それなら姉貴が持って行ったよ。」

 

「姉貴?」

 

「ライブ会場で大量のノイズを倒したマゼンダの装者。それが姉貴だ。」

 

「マゼンダ? ピンク色の戦士か?」

 

「あまり姉貴の前でピンクとか言うなよ。姉貴はマゼンダ色の装者だ。」

 

何か事情があるのかわからねえ。聖遺物が無いなら格闘で勝負をしたらここから出れるのかも知れない。あたしはベットから出ると頭の方に何かを突き付けられた。これって拳銃か。

 

「逃げようと考えるな。」

 

「誰からの命令だ?」

 

「姉貴とフィーネだ。」

 

「その姉貴とフィーネって誰なんだ?」

 

「それは本人たちに聞くのが良い。」

 

小柄な少女はそう言い拳銃を下げてあんぱんのおかわりをする。あんぱん好きかよ。あたしはここから出る事が出来ない。すると扉が開いた。そこにはピンクカラーの2眼のトイカメラを首にぶら下げていてピンク色、いや、マゼンダ色のの髪をしており髪留めにはバーコードに似ている物を付けている女性だった。此奴がディケイドなのか。あたしの夢の中で現れあたしを助けてくれた装者は。

 

「起きたか?」

 

「あんたは?」

 

「私は『門矢麻里』。聖遺物『DECADE』を持つ装者だ。」

 

「自己紹介が遅れたな。あたしは『雪音クリス』だ。」

 

「あたしは」

 

「良い。天羽奏で聖遺物『GUNGNIR』を持つLiNKERを使わないと装者になれない人間だろ?」

 

何も言えない。確かに適合率は高くない。薬もとい、LiNKERを使わないと装者になれないインチキ装者だ。門矢麻里はあたしの方に来て顔を見つめた。経ったの5秒間だけ見つめられた。

 

「身体に異常はない。ボロボロの身体は健全な身体になったな。」

 

「なぁ、あたしの聖遺物を返してくれ。」

 

「無理だ。天羽奏の『GUNGNIR』は私のカードの中だ。」

 

「カードの中?」

 

意味が不明だ。あたしの頭がちんぷんかんぷんになっている時、門矢麻里はあたしに1枚のカードを見せた。そこには『GUNGNIR KANADE』と書かれているカードだった。絵柄にあたしの装者の時の姿が描かれていた。だがそのカードには色が付いていなかった。

 

「このカードは私の物だ。天羽奏のペンダントから聖遺物を取り出した時にたまたまカードの中に入ってね。色が付いていないから今の私には使えないけど。」

 

「だったらあたしに返せ。」

 

「何回も言わせるな。無理だ。」

 

「何故なんだ!?」

 

何で無理なんだよ! あたしはカードを奪うべく、門矢麻里を殴ろうとした時、雪音クリスに拳銃をまた突き付けられた。

 

「お前の身体を治す時に身体から薬物を取り除いた。LiNKERの過剰投与とは、お前はバカなのか?」

 

「バカとはなんだ! あたしは血反吐に塗れながらもノイズを倒す力を手に入れたんだ。皆を護る為に。」

 

「なら自分の事も考えろ。」

 

「あたし自身を?」

 

「ああ。今のお前は何もわかっていない。それが絶唱を歌うきっかけになった。」

 

あたしは何もわかっていない? あたしはただ自分の命と引き換えにあの子を。

 

「欠けている物が見つかったらこのカードをやるよ。」

 

門矢麻里はそう言いカードを見せた。あたしに欠けている物。わからない。考えば考えるほど、頭がパンクしそうだ。するとあたしのお腹が鳴った。しかも大きくだ。恥ずかしい!

 

「クリス、あんぱんをあげろ。」

 

「これはあたしの物だ。さっきあげようとしたけど断られたんだ。」

 

「それは警戒をしているためだ。これを1個あげるぞ。」

 

「いやだ!」

 

「仕方がない。天羽奏。君に特別に良い話をしてあげ」

 

「これをやるよ!」

 

門矢麻里が言い終わる前に雪音クリスがあんぱんを1個渡した。速かったな。門矢麻里に弱みでも握られているのか。あたしはあんぱんを食べ始める。美味しいな。直ぐに全部食べ終わった。

 

「そんなに美味しく食べるとは。」

 

門矢麻里があたしの方を見て関心している。関心される事か? あたしは門矢麻里と雪音クリスに聞いた。

 

「ここは何処なんだ? それにさっき言った聖遺物『DECADE』ってなんだ?」

 

「ここはフィーネが使っているアジトでアメリカだ。」

 

「あっアメリカ!?」

 

「ああ。聖遺物『DECADE』は実践で見せた方が良い。だからそれまでは楽しみに待っていろ。」

 

「わかった。なら、フィーネって言うのは誰だ? ここにはいないのか?」

 

「彼女は何処かで作業をしている。今はここにはいない。」

 

「そうか。ならあたしをここから出るのは?」

 

「どっちでも構わないが自分の力が取り戻せなくなる。それでも良いなら構わない。」

 

言わば聖遺物『GUNGNIR』は人質。あたしにここに居させるためには十分じゃねえか。出て行く事が出来ない。

 

「お前に1つ頼みたい事がある。」

 

「なんだ?」

 

「ご飯を作ってくれ。コンビニ弁当は飽きたんだ。」

 

「は?」

 

いきなり変な事を言われて呆気を取られた。

 




次回は日曜日です。
では次回もお楽しみください。


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第1章 無印編 第3話 覚醒する少女の目には

遅れて申し訳ございません。
ではどうぞ


あたしがここに来て2年が経った。クリスが『ネフシュタンの鎧』を纏うのに成功したがあれって確か家にあった聖遺物に似てる気がするんだよな。あんな形だっけ? 麻里はこの2年、あたしに装者としての姿を見せてくれない。見せてくれたって良いと思うんだが。どうせ、あたしが見てない所で装者になっているだろうが。フィーネはあたしと会う機会が他2人に比べて少ない。今日は朝からフィーネがいない。

 

「これで朝ごはんは出来たな。2人を起こしに行くか。」

 

あたしは机の上に今日の朝ごはんを置いて2人を起こしに行く。結局、麻里に言われた『今のお前は何もわかっていない』はまだ見つかっていない。あたしは何が分っていないんだ。それに翼とはあれ以来、会っていない。いや、正確に言えば会えないと言えば良いのか。麻里にあたしがいた組織とは連絡は取るなと言われている。会いに行こうとするとクリスに邪魔をされる。だから無理だ。

 

「起きろ、クリス。」

 

あたしはクリスの部屋で呼びかけるも返事がない。あたしは扉を開けるとそこには誰も居なかった。彼奴はあそこにいるのか。あたしは走りながら麻里の部屋に行き扉を開いた。そこにはクリスが麻里を抱き着き寝ていた。麻里は少し悪夢か何かを見せられている顔をしていた。

 

「やっぱりか。お前ら、起きろッ!」

 

あたしは布団を取り2人を起こした。

 

「奏、後2分だけ。姉貴の中でもうちょい寝かせてくれ。」

 

「奏、クリスをどうにかしてくれ。私の身体が悲鳴をあげている。」

 

「いつもの事だろ。」

 

あたしは麻里からクリスを離して無理やり起きさせた。クリスがムスッとしていたがそんな顔をしてもあたしの行動は変わらない。2人は洗面所に向かった。あたしはその間に部屋に落ちている服達を洗濯機に入れる。麻里は翼と同じく片付けるのが苦手らしい。何故か母親の気分になってしまう。今頃、翼の部屋も散らかっているだろう。あたしや緒川さんでどうにかしていたがあたしがいなくなったから緒川さんただ1人になってしまった。本当にごめんな。今になっては翼は孤島の歌姫とか言われている。ツヴァイウイングは解散になってからは翼が1人でノイズと戦っている。だからあたしは麻里にお願いをした。

 

『翼の手助けをしてやってくれ。頼む。』

 

あたしはそう言うが麻里は何も言わずに何処かに行った。その時は麻里の事はむかつく奴だと思っていたがその日から麻里の帰りが遅くなっていた。クリスから聞いたが麻里が翼の陰でノイズと戦っているらしい。あの時に言えば良いのに不器用な奴だ。

 

「今日の朝ごはんはなんだ?」

 

「机の上に置いてある。あたしは少し用事を済ましてから食べるから先に食べておいてくれ。」

 

あたしは2人にそう言い洗濯機を回して外に干してある洗濯物を中に入れる。ほんの5分だ。あたしは机の方に行くと朝ごはんは何も手を付けられていなかった。

 

「どうしたんだ? 美味しくなかったか?」

 

「違う。奏と一緒に食べたかったんだ。」

 

「あたしは姉貴が待ったから待っただけだ。」

 

「ツンデレクリス(笑)」

 

「姉貴、風穴開けるぞ?」

 

何だよ。こいつ等、あたしを待ってくれたのか。嬉しいな。あたしは席に着いて3人で一緒に朝ごはんを食べ始めた。

 

 

 

 

 

「CD~CD~CD!」

 

私は立花響、年齢は16歳。2年前にツヴァイウイングのライブの時にノイズに襲われましたがあの時、誰かが私を助けてくれたんです。翼さんや奏さんに似ていました。後、うろ覚えなんだけど他にも誰かがいた気がする。そう言えば、麻里さんとクリスちゃんは元気かな。席がそもそも違うから生きているか正直わからない。

 

今日は翼さんのCD発売日。特典が付いているプレミアム中のプレミアム。これはゲットしておかないと翼さんのファンとして見逃すわけにはいかない。学校が終わって私は急いでCDショップに向かおうとすると目の前に炭素が舞い上がっていた。

 

「これって、ノイズ・・・・。」

 

私は逃げようとしたけど女の子の叫び声が聞こえた。その方向に私は急いで走ると女の子が1人でいた。私は咄嗟に女の子の手を掴み走り出した。何処に行ってもノイズ、ノイズ、ノイズ。何処にいてもノイズがいる。

 

「大丈夫、お姉さんがいるから。」

 

怯えている女の子にそう言い私はノイズとは逆方向に向かって走り出した。女の子は走りつかれたのか足を止める。けど後ろにはノイズがゆっくりと近づいている。逃げないと。私は女の子を背中に担ぎ走った。息が上がっているけど止まったりはしない。この子を救う為に。

 

『生きるのを諦めるなッ!』

 

奏さんが私に言ってくれた様に。その言葉が私を救ってくれた。私を救ってくれた奏さんはとても優しくて力強い歌を口ずさんでいた。

 

私は工場の一番上まで女の子と逃げた。ここなら大丈夫。

 

「死んじゃうの?」

 

私は首を横に振った。だけどそれは砕かれた。既にノイズが私達の目の前にいた。私は女の子の前に立つ。この子を助ける為に渡しに出来る事を。出来る事がきっとあるはず。奏さんは諦めなかった。だから私も

 

「諦めてたまるかッ!!!」

 

私はそう言うと私の中に何かが思い浮かんだ。私は無意識の内に頭に浮かんだ物を聖詠した。

 

「Balwisyall Nescell gungnir tron」

 

その時、私の身体が輝いた。

 

 

 

 

「反応が絞り込みました。」

 

「位置特定。」

 

「ノイズとは異なる高質力のエネルギーを検知。」

 

「これってまさか、アウフヴァッヘン波形!?」

 

モニターに映像が出ると同時に名前が表示された。その名前は俺達は知っていた。

 

「『GUNGNIR』だとッ!?」

 

それを見ていた誰もが驚いていたがそれよりも青髪の少女が一番に驚いていた。

 

 

 

 

 

私の服がはじけ飛びインナーが装着されると四肢にはパワージャッキが搭載されオレンジ色がメインの姿に変わった。光が納まり私は自分の身体を見た。

 

「うえっ!? 何この姿!?」

 

私の身体がおかしくなってる!? 女の子は「かっこいい」と言ってくれたけど胸が強調しているような。複雑だけど今はおいておこう。

 

【撃槍・ガングニール】

 

私は頭に浮かんだこの歌を歌いながら女の子の前に立つ。この子は傷つけさせない。私は襲い掛かるノイズにパンチをしようとしたけど怖くて女の子をお姫様抱っこして逃げてしまった。だって、怖いもん! さっきまで疲れていたのに何故か疲れが吹っ飛んでいる。おかしいけどこれなら逃げる事が出来る。私はそう思っていた時、声が聞こえた。

 

「Destroy Connect DECADE tron」

 

SYNCHROGAZER RIDE DECADE

 

私の上空から声が聞こえるとピンク色の銃弾が放たれ私に襲い掛かろうとしていたノイズたちを倒した。

 

「ノイズを・・・・一瞬で」

 

私は立ち止まると上から誰かが降りてきた。その子は身体にはピンク色がほとんどを示してあり黒色のラインがあった。髪を止めている所にはバーコードを表している物があり目は緑色で腰にはベルトがあった。

 

「貴方は一体?」

 

「それは後。お前はその子を守れ。」

 

ピンク色の戦士がそう言うとノイズの群れに向かって走り出した。まさか1人でノイズを倒すつもりなの!? 私は止めようとしたけどピンク色の戦士はカードを取り出してベルトの方の左右のサイドハンドルを引きバックルを回転させ、バックルにカードを装填し、サイドハンドルを押した。

 

ATTACK RIDE SLASH

 

ピンク色の戦士が剣を取り出してノイズに斬りかかると剣の刀身にエネルギーを纏わせてあり一振りしただけで斬撃が分身してノイズの後ろにいたノイズを斬った。凄い。それしか言えない。

 

「弱い。私を倒そうと思うなら強くなってからにしろ。」

 

ピンク色の戦士は最後のノイズを斬った。圧倒すぎる。それと同時に怖かった。この子はノイズを倒す、いや、破壊するのを楽しんでいた。現に私の後ろにいた女の子が怯えていた。

 

「来たか。」

 

ピンク色の戦士がそう言うとまた声が聞こえた。

 

「Imyuteus amenohabakiri tron」

 

私は下を見下ろすとそこにはバイクに乗っている誰かがいた。けどその顔は見た事がある。青髪の戦士がバイクから降りて此方にジャンプして私の前に立った。

 

「見つけたわよ、ディケイドッ!」

 

「またあんたか。」

 

殺気を出している青髪の戦士。呆れているピンク色の戦士。私が口を出そうとした瞬間、彼女達は己の敵に向かって攻撃を始めた。

 




次回は水曜日です。
次回もお楽しみください。


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第4話 奏と麻里

お久しぶりです。
ではどうぞ


私は二課の本部から映像を見ていた。ノイズの発生の特定を急いでいる中、ノイズとは異なる高質力のエネルギーが現れた。モニターに出て来る名前に私達は驚いた。

 

「『GUNGNIR』だとッ!?」

 

『GUNGNIR』。奏が使っていた聖遺物。それがなんでここで・・・。私は急いでその場に向かった。バイクを走らせて行く中、司令から応答があった。

 

『翼、もう1つのアウフヴァッヘン波形が現れた。』

 

「それは何ですか?」

 

『『DECADE』だ。此方に連れて来てくれる様に』

 

「その必要はありません。ディケイドは私の手で倒しますッ!」

 

『おい! 翼ッ!』

 

その瞬間、私の中で殺気が漏れてきた。私の戦いに影で戦いをしていた者。私から相棒を、奏を奪った者。私を孤独にした者。私は急いで向かった。私は近くに来ると聖詠を始めた。

 

「Imyuteus amenohabakiri tron」

 

私の服装が変わり装者に変わる。バイクを止め彼奴がいる所にジャンプしてオレンジ色の装者と女の子の前に着地する。

 

「見つけたわよ、ディケイドッ!」

 

「またあんたか。」

 

私はアームドギアを構えてディケイドに向けて攻撃を始めた。ディケイド自身もアームドギア?の剣で対抗をする。

 

「よくも、奏をッ!!!」

 

「何時もの台詞ばっかり。それしか言えないのかッ!」

 

ディケイドは私の剣を弾きお腹に向けて蹴った。私は咄嗟に後ろに下がりダメージを軽減した。此奴の行動パターンは調べ上げている。カードをベルトに差し込む事で攻撃パターンを増やす事が出来る。確認している中、斬撃の『SLASH』、乱射の『BLAST』、分身する『ILLUSION』、透明になる『INVISIBLE』。この4つの力で巧みに戦っている。強いのは認める。だけど負けるわけにはいかない。私から大切な者を奪った此奴にはッ!

 

敵の影に小刀を打ち込み動きを封じる。

『影縫い』

 

でディケイドの行動を封じた。

 

「勝機ッ!」

 

空中で投擲したアームドギアを巨大化させ、それを敵に向かって蹴り貫く。

『天ノ逆鱗』

 

をディケイドに向けて放った。手ごたえはあった。そう思っていた時、煙が晴れるとディケイドがいなかった。やったのかと思いきや横から強烈な打撃を食らった。私は倒れながら攻撃をしてきた方を見るとそこには彼奴が、ディケイドがいた。

 

「天ノ逆鱗を受けたはずじゃ。」

 

「その程度では私を破壊する事は出来ない。久しぶりに私の能力を公開してやる。」

 

ディケイドはそう言うとカードを取り出した。そのカードはいつも使っている物とは違い、女の子が描かれていた。ディケイドはそのカードをバックルに装填し、サイドハンドルを押した。

 

SYNCHROGAZER RIDE RYUKI

 

音声が聞こえるとディケイドの姿が変わった。左手に赤い龍みたいな物があり装甲が銀色が多くなり髪留めには赤い竜があった。これはこれまでのデータにはなかった物だ。

 

「お前の焼き加減はレア? ミディアム? ウェルダン? そこの子は何が良い?」

 

ディケイドがオレンジ色の子に聞いた。オレンジ色の子は「えーと・・・」と言っている中、ディケイドが次の行動に出た。

 

「遅い。だが私はウェルダンしかできないけどね。」

 

ATTACK RIDE STRIKE VENT

 

右腕に左腕とは少し違う赤い龍を装着して私に向けて炎を放った。私は上から剣を呼び出し防ぐも刃が段々と溶けていっている。私は急いで避けると剣は炎により穴を開けられた。炎の威力がおかしい。やっぱり此奴は

 

「世界の破壊者・・・」

 

「お前、それをどこで聞いた?」

 

「・・・・・」

 

「どうせ、鳴滝かそこらだろうけどまた私の事を・・・・。」

 

私は協力者の為に何も言わない。もう一度立ち上がろとした時、ディケイドの後ろに銀色のカーテンが現れた。銀色のカーテンはそのままディケイドの方に行き、ディケイドを消した。

 

「待てッ!」

 

私は急いでディケイドの方に向かおうとしたが後少しの所で銀色のカーテンが消えた。また取り逃がした。私は拳を握りしめた。私は2人の女の子の方に向かった。

 

 

 

 

 

私は銀色のカーテンにより何処かに飛ばされた。場所は浜辺。綺麗な海がある中、私の前には彼奴がいた。

 

「鳴滝。また私を消しに来たか。」

 

「ああ。今回の相手はこの子だ。」

 

帽子を被っている焦げ茶色の服を着ている人間『鳴滝』が右手を上に上げるとその後ろから銀色のカーテンが現れた。その銀色のカーテンから誰かが出てきた。私の『ディケイドリュウキ』と似ていて黒色の装者。確か彼奴は聖遺物『RYUGA』を持つ装者『リュウガ』だ。

 

「ここが君の墓場だ。」

 

鳴滝が言うのと同時にリュウガが私に襲い掛かってきた。私はカードをバックルに装填してサイドハンドルを押した。

 

ATTACK RIDE SWORD VENT

 

私はドラグセイバーを持ちリュウガに対抗する。リュウガ自身もドラグセイバーを出して攻撃を続ける。鳴滝には何回も私の邪魔をしてくる。私は世界の破壊者を受け入れるつもりはない。するとリュウガが私のドラグセイバーを弾き飛ばし自身のドラグセイバーで切り刻んだ。私はディケイドリュウキから元のディケイドに戻された。鳴滝の奴、前回の戦いから私の攻撃パターンをリュウガに教えてやがる。なら、天羽奏から手に入れたこのカードなら。私はカードを差し込んでバックルを押そうとしたがカードがバックルから飛び出してきた。

 

「やっぱりまだ使えないか。」

 

私はカードをライドブッカーに戻して違うカードを取り出してディケイドドライバーに差し込んだ。

 

ATTACK RIDE BLAST

 

ライドブッカーをガンモードにして銃口を一時的に分身させて一度の発射できる弾丸を増やす『BLAST』でリュウガに対抗するもリュウガはベルトからカードを取り出して左腕にある『暗黒龍召機甲 ブラックドラグバイザー』に差し込んだ。

 

ADVENT

 

リュウガの後ろから契約モンスターの黒い龍『暗黒龍 ドラグブラッカー』が現れて私の『BLAST』を口から放つ火球で消し飛ばしていく。『BLAST』を全滅させると今度は私に向けて火球を放ってきた。あれに当たると石化してしまう。私は避けながらリュウガに連射をするも彼奴はドラグブラッカーに守られている。

 

「圧倒されているな。」

 

「黙れ。」

 

私は鳴滝に煽られているが彼奴の言う通りに圧倒はされている。だが私は考えている。リュウガに勝てる方法を。避けながらも考えている中、リュウガがいつの間にか私の前にいた。これは誘われてしまった。リュウガの手には『FINAL VENT』のカードが握られていた。ゼロ距離でドラゴンライダーキックを放つ気か。これは流石の私でも無理だ。そう考えていた時、リュウガに銃弾が放たれた。私はその隙にリュウガから距離を取った。私は弾丸が放たれた方を見てみるとそこには聖遺物『Ichaibal』を使い装者に変身しているクリスと生身の奏がいた。

 

「大丈夫か、姉貴。」

 

「何とかだがどうしてここにいる?」

 

「彼奴にこの世界に飛ばすように頼んだんだ。彼奴に言われるまで気が付かなかったが。」

 

彼奴って彼奴か。「私の方が君よりもずっと前から通り過がりのシンフォギアライダーだ。」と言っている彼奴か。私の嫌いなナマコを料理に入れたりする。お宝の為なら何でもする奴だが今回はどうしてこの2人を呼んだんだよ。しかも奏に至っては装者ではない。ここにいたら危ない。ドラグブラッカーが火球を私達に目掛けて放ってきたがクリスがミサイルを放ち粉砕する。クリスが私の代わりにリュウガたちに攻撃をする中、私は奏に近づいた。

 

「なんでここに来た? 危ない事はわかっているだろ。」

 

「だがあたしはお前が心配なんだ。さっきだってあたし達が介入しないと麻里は死んでいただろ。」

 

「死ぬか。それに今の私は」

 

「行動パターンが読まれている癖に生意気だな。勝てないんだろ?」

 

「お前には言われたくない。私は勝つさ。」

 

「その自身が何処から来るのかわからないな。だがあたしは麻里が勝つと信じている。」

 

「勝てないと言ったのにか?」

 

「ああ。さっきの麻里は考えすぎていたから柔らかくしようとしたけどあたしと話していると直ぐに柔らかくなる。」

 

私は言われるまで硬くなっていたのか。奏の言葉で私は柔らかくなったのか。

 

「天羽奏ッ! ディケイドは世界の破壊者なんだぞッ! この世界が破壊されても良いのかッ!」

 

「誰、彼奴?」

 

「鳴滝だ。」

 

「鳴る神か鳴り滝か知らないけど麻里は世界を破壊したりしない。2年間、麻里達と過ごしたが麻里はみんなを護る為に必死に戦っている。世界を破壊するなら今頃世界なんて無くなっているよ。」

 

「奏・・・」

 

「だかそれを信じても」

 

「信じるさ。麻里はあたしを救ってくれたしあたしの願いを聞いてくれた。だからあたしは麻里を信じるッ!」

 

奏が鳴滝に言い放つとライドブッカーからカードが3枚出てきた。あたしはそれをキャッチするとカード達に色が付いた。私はその内の1枚をバックルに装填し、サイドハンドルを押した。

 

SYNCHROGAZER RIDE GUNGNIR KANADE

 

私の衣装が飛び散ると黒色と白色でオレンジ色の戦闘服を装着した。この姿って確か奏が2年前に装者として使っていた姿じゃないか。

 

「マジかよ・・・・。」

 

「奏、行ってくる。」

 

「ああ。あたしの力、存分に使って来い。」

 

私は奏にそう言いリュウガの方に向いた。するとクリスが私に目掛けて飛んできた為、キャッチした。

 

「後は任せたぜ、姉貴。」

 

「ああ。」

 

私はクリスを降ろしてリュウガたちに向けて走り出した。ドラグブラッカーが火球を出している中、私は砂浜に向かって思いっきり足に力を込めて踏んだ。私の前に大量の砂が噴出して火球を防いだ。この技はどこぞのOTIONAから学んだ戦い方だ。

 

「ディケイドッ! お前は、お前は一体何なんだッ!!!」

 

「通りすがりのシンフォギアライダーだ。覚えておけッ!」

 

私はドラグブラッカーを蹴とばしてアームドギアの槍を取り出しリュウガに斬りかかる。リュウガはドラグセイバーで防ぐも私はカードをディケイドドライバーに差し込んだ。

 

ATTACK RIDE STARDUST∞FOTON

 

私の上から投擲した槍を大量複製して、広範囲の相手を貫く『STARDUST∞FOTON』がリュウガとドラグブラッカーに襲い掛かる。火球やドラグセイバーでどうにかして防ごうとしていたが槍が多い為、防ぎれずダメージを受けていた。

 

「リュウガッ!!!」

 

鳴滝がそう言うとリュウガはVバックルからカードを取り出してブラックドラグバイザーに差し込んだ。

 

FINAL VENT

 

リュウガはゆっくりと浮いて行きドラグブラッカーの前にまで浮く。私はライドブッカーからカードを取り出してディケイドドライバーに差し込み、サイドハンドルを押した。

 

FINAL ATTACK RIDE GU GU GUNGNIR KANADE

 

私はジャンプして槍を敵に目掛けて投げると槍が巨大化して私は槍を持つ方に目掛けてキックをする『SPEAR∞ORBIT』を放つ。リュウガはドラグブラッカーが吐く黒炎と共に、左足で飛び蹴りを決める『ドラゴンライダーキック』を放つ。私達のライダーキックがぶつかり合うが私と奏の力に勝てると思うなッ! 私は力を込めて行き槍がそのままドラグブラッカーとリュウガを貫いた。私は着地をするとリュウガは空中で爆発した。

 

「後は鳴滝だけっていないのかよ。」

 

私は鳴滝を1発殴ろうと思ったけどいつの間にか居なくなっていた。私は変身を解こうとした時、銀色のカーテンが現れ私達を包んだ。

 




次回は日曜日です。
次回もお楽しみください。


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第5話 特異災害対策機動部二課

ではどうぞ


どうも! 女の子を助けたら美少女戦士に変身して女の子を助けようとノイズと戦おうとしたらピンク色の私と恰好が似ている女性に助けられた。ノイズたちは全滅。助かったと思いきや今度は青い戦士がやってきた。その青い戦士は風鳴翼さんに似ていた。私からでもわかる。殺気が出ている。その瞬間だった。2人は激突した。なんで人間同士が戦わなくちゃいけないの! 私は止めようとしたが身体が動かない。翼さんに似ている女性も怖いけどピンク色の戦士が私は怖いと感じた。だけどそれと同時に孤独を感じられた。圧倒的の強さを見せたピンク色の戦士は突然現れた銀色のカーテンの中に入り消えて行った。

 

「また取り逃がしたッ!」

 

翼さんに似ている女性は地面に拳をぶつけた。何か因縁があるかわからない。翼さんに似ている女性は刀を片付けた。その後は色々な人が来て何かをしていた。周辺を閉鎖したり掃除機みたいな物で炭素を吸い込んだり。もうわけがわからないね。私は女の子の方を見てみると女の子はお茶を飲んでいた。

 

「温かい物どうぞ。」

 

「あっ温かい物どうも。」

 

組織見たいな服を着た女性に温かいお茶を貰って飲んだ。その瞬間、身体が輝き弾け飛んだと思いきや戦士に変身していた姿から元の制服を着た姿に戻った。態勢を崩して倒れそうになった時、誰かに支えられた。

 

「あ、ありがとうございます。て翼さん!?」

 

「私がどうかしたか?」

 

「いやだって翼さんがなんでここに!? やっぱりあの青い戦士って」

 

その瞬間、口を手で防がれた。まるで「ここで言うな」と言わんばかりの目つきをしていた。私は首を縦に振ると手を外してくれた。私は小さい声で言った。

 

「翼さんに助けて貰ったのこれで2回目なんです。」

 

「2回目?」

 

翼さんは何のことかわかっていないけど私は今でも覚えている。女の子は無事に母親が迎えにきてくれた。よかったね。けど何やら「書類に書いてください」や「この事は内密に」とかなんか凄い事を言っている。これってめんどくさそう。私は逃げようとしたらいつの間にか黒い服を着た人達に囲まれていた。

 

「貴方をこのまま帰すわけにはいきません。」

 

「なっなんでですか!?」

 

「特異災害対策機動部二課に来ていただきます。」

 

私は逃げようとしたらいつの間にか手錠をされてしまった。本当にいつの間に!?

 

「すみません。貴方の身柄を拘束させて頂きます。」

 

私は男性の人に掴まれて車に閉じ込められそのまま出発した。

 

「なんでこんな事になるの~!?!?!?」

 

私は今から実験体にされるの? こんな怖い人達に連れて行かれて・・・・。人生って短いって聞いていたけどここまで短いのですね。車が止まるとそこは私立リディアン音楽院だった。何がどういう事かわからない。私は組織の人達に連れて行かれて私立リディアン音楽院の中央棟に入り進んでいくとエレベーターがあった。私達は中に入ると翼さんと私に手錠を掛けた人が乗り扉を閉じた。

 

「危ないから手すりにつかまってください。」

 

「へ?」

 

そう言われたけど遅かった。速い速度でエレベーターが下に向かって行った。私は態勢を崩しそうになったけど素早い動きで男性の人に支えて貰った。この人の対応の速さ、まるで忍者みたい。下に到着すると扉が開いた。そこにはこう書かれていた。『熱烈歓迎! 立花響さま!』と。

 

「ようこそ、特異災害対策機動部二課へ!」

 

「へ?」

 

私は呆気を取られた。クラッカーが鳴り響き花が飾られていた。後ろの翼さんと男性が苦笑いをしていた。そこに白衣を着た女性が私の方に来て手を肩の方に回して携帯で写真を取ろうとしていた。

 

「さぁ~さぁ~。笑って笑って。お近づきの印に。」

 

「嫌ですよ。手錠をしたままの写真って悲しい思い出になりますよ!」

 

それにどうして私の事を知らない皆さんが私の事を知っているのですか!? 私ってまさかの有名じ

 

「我々二課は大戦時に設立された特務機関なんでね、調査などお手の物さ。」

 

赤い服を着ている男性に言われたけど私は有名人じゃないのか。わかっていたけど。その隣で先ほどの白衣の女性が私の鞄を持っていた。

 

「私の鞄!? 何処かお手の物なんですか!? 勝手に人の物を見ないでください!」

 

私は鞄を取り返すと男性の人が私の手錠を外してくれた。手が疲れたな。

 

「では改めて。俺は『風鳴弦十郎』。ここの責任者だ。」

 

「そして私は出来る女と評判の『櫻井了子』。よろしくね。」

 

「は、はい。此方こそよろしくお願いします。」

 

「君をここに呼んだのは協力してほしい事があるからなんだ。」

 

「協力って?」

 

その意味が一瞬分からなかったけど直ぐにわかった。私が変身したあの姿だ。櫻井了子さんに「今日の事は誰にも話さないこと。とりあえず脱いでもらいましょう。」と言われて私は離れた。この人は危険だと。だけど直ぐに櫻井了子さんに捕まり検査が始まった。次の日には結果が出ると言われて一時間も検査をさせられた。疲れていたのに更に疲れた。

 

次の日に翼さんに連れて行かれてまたあの場所に戻ってきた。ノリノリの櫻井了子さんが解説を始めた。

 

「それでは先日の結果発表! 身体に異常はほぼないわ。翼ちゃんあれを見せてあげて。」

 

翼さんが櫻井了子さんの指示で首元に掛けてあるペンダントを見せた。

 

「『天羽々斬』。翼が持つ第1号聖遺物だ。」

 

「聖遺物?」

 

櫻井了子さんが解説を再開した。簡単に言えば聖遺物は世界各地の神話や伝承に登場する物を現在では製造不可能な異端技術の結晶のことで遺跡から発掘しても経年による劣化や損傷から、かつての状態をそのまま残したものがほとんどないらしい。

 

「この天羽々斬も刃の欠片。極一部だ。」

 

「欠片にほんの少しの力を増幅して解き放つ唯一の鍵が特定振幅の波動なの?」

 

「特定振幅の波動?」

 

「つまりは歌だ。聖遺物は歌の力で起動するんだ。」

 

そうだ。あの時も胸の中で歌が浮かんできたんだ。櫻井了子さんは「聖遺物をエネルギーに変換して鎧の形にしたのがアンチノイズ・プロテクター『シンフォギア』なの」と言われた。あの姿はシンフォギアって言うのか。胸が強調して少し恥かしいけど。話が続いて行く中、私は一応話については行けた。聖遺物を起動させシンフォギアを纏い歌を歌う人間を『適合者』と呼ぶ。それが私や翼さんの事らしい。私は思った。私は翼さん見たいにペンダントに加工した聖遺物は無い。するとモニターに何かが映った。誰かのレントゲンだ。

 

「これは響君の物だ。君の心臓付近にかつて奏くんが纏っていた第3号聖遺物『ガングニール』の破片がわかった。」

 

それに驚いた私だけどそれ以上に翼さんが驚いていた。

 

「これは奏ちゃんの置き土産ね。」

 

奏さんの。うろ覚えだったけどやっぱりあの時に私を助けてくれたのはツヴァイウイングの2人。今は翼さんが1人で戦っている。なら私はこの力で誰かを助けれるなら使いたい。未熟者だから翼さんの足を引っ張ってしまうけどそれでも救う。手を伸ばさないときっと後悔してしまうから。私は特異災害対策機動部二課に協力する事になった。私はふと思った。

 

「私と女の子を助けてくれたピンク色の戦士は誰ですか?」

 

私の言葉に全員が黙った。あれ? これってもしかして禁句なのかな?

 

「あれは『ディケイド』。聖遺物『ディケイド』よ。」

 

「ディケイド?」

 

「ええ。どの神話にも伝承にも登場しない未知の聖遺物。2年前に現れて奏ちゃんと共に行方を晦ませた。その後はディケイドは翼ちゃんの影でノイズを倒していった。接触をしようとしたが逃げられる。様々なデータを取ってて今度こそは翼ちゃんが勝って話せると思っていたけどディケイドにはまだ能力を残していた。」

 

「能力って姿を変えた事ですか?」

 

「ええ。全く別の姿に変わるのには驚いたわ。力その物を変えるなんてまたデータが増えるわ。あ、ディケイドと名付けたのは聖遺物がディケイドだからよ。」

 

「響君。今の君ではディケイドには勝てない。翼でもだ。だから戦闘にならない様に接触してくれ。」

 

「無理です。」

 

「翼・・・・」

 

「私はディケイドを、世界の破壊者を許せません。今度こそ私が倒します。では失礼します。」

 

翼さんが扉から出て行った。ディケイドに因縁がある。恨みがある様に見えた。あの時の翼さんとは全く違う。笑顔がほとんどない。孤独を感じてしまった。その時だった。警報が鳴り響いた。ノイズが出てきたらしい。私は急いで出て行きシンフォギアを纏いシンフォギア装者に変身した。私が着いた時には翼さんがノイズを全滅させていた。速い・・・。私は翼さんの近くに行く。

 

「翼さん。私、足手まといかも知れないけど一生懸命に頑張ります。だから、私と一緒に戦ってください。」

 

「そうね。貴方と私、戦いましょうか。」

 

翼さんが私に刃を向けてきた。私はこの出来事に驚いていたけど次の瞬間、翼さんの後ろに剣があった。

 

「新人と戦うなんていじめか何かか?」

 

この声の持ち主は。忘れない。私は恐る恐る見るとそこにはピンク色のシンフォギア装者『ディケイド』がいた。

 




次回は水曜日になります。では次回もお楽しみください。


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第6話 何が剣に涙を流したのか

ではどうぞ


「新人と戦うなんていじめか何かか?」

 

この声。忘れていない。私と翼さんが戦いが始まろうとした時、翼さんの後ろにはピンク色のシンフォギア装者『ディケイド』がいた。

 

「そこのガングニール。」

 

「は、はい!」

 

「私はマゼンダ。ピンクじゃないから!」

 

「わ、わかりました!」

 

私はディケイドにそう言われたけど口に出していたかな?

 

「天羽々斬。なんで此奴と戦う?」

 

「私は立花響を受け入れられない。力を合わせて戦うなど風鳴翼が許せるはずがない。」

 

「あの時に天羽奏を救えなかったから。二度と友を失わない為か?」

 

「お前に何が分るッ!」

 

翼さんが後ろに振り向きアームドギアの剣でディケイドに斬りかかる。だがディケイドは自身の剣で防ぎ距離を取った。

 

「お前の事を私が知るはずがないだろ。」

 

ディケイドはカードを取り出してドライバーに差し込んでサイドハンドルを押した。

 

ATTACK RIDE ILLUSION

 

その瞬間、ディケイドの姿が3人にわかれた。分身か何かわからないけどディケイドがとにかく3人になりました。翼さんは空間から大量の剣を具現化し、上空から落下させ広範囲を攻撃する『千ノ落涙』で攻撃をするもディケイドの2人が剣で防ぎ後の1人が銃で翼さんに発砲している。人間同士が戦うのは間違っている。私は心の中でそう思っているけど怖い。私では到底足には及ばない。

 

「「「防人はその程度か?」」」

 

「黙れ。元はと言えばお前があの時、奏を殺したからッ! お前が私から奏をッ!」

 

「奏は死んでいない。」

 

「・・・・・え?」

 

「今も生きている。だから心配するな。」

 

ディケイドの言葉に私と翼さんは驚いた。奏さんが生きている。あの時、奏さんは2年前のノイズ襲撃で行方不明で誰も見ていない為、ノイズに炭素された可能性が高いとされて死人扱いにされた。だけど生きている。奏さんが。

 

「嘘だ。私はあの時、お前が奏の首を持って」

 

「確かにあの時は彼奴のやり方に頭が来て首を持ってしまったが奏は私の家で住んでいる。」

 

「・・・・本当に?」

 

「ああ。だから立花響を受け入れろ。彼奴は彼奴で自分の覚悟を決める。奏が生きている時点で代わりになろうとは思わない。」

 

翼さんは半信半疑になったけど剣を落とした。

 

「奏が、奏が生きて・・・」

 

翼さんは目から涙を流したその時、私達の周りに銀色のカーテンが現れた。銀色のカーテンから何かが飛び出してきた。その中から現れたのは全体的に灰色でそれぞれの内部組織は蒼赤緑の3色があるずんぐりむっくりした体型をした怪物だった。

 

「インベスだと? この世界にはヘルヘイムの侵略はないはずだ。」

 

「インベス?」

 

「ああ。ヘルヘイムの森に生息する怪物でこいつ等はインベスの中で一番下の個体だ。」

 

「私達で対処できるのですか?」

 

「私は出来るがお前達で行けるかはわからない。気を付けろ。インベスに斬られたらそこに種が入り込み発芽して宿主の身体を蝕む。」

 

「治す方法はないのですか?」

 

「私が知っている中ではない。来るぞ。」

 

ディケイドに言われて気が付いた。インベスと呼ばれる怪物たちが私達に襲い掛かってきた。私と翼さんは避けて行きディケイドは剣で斬っていく。さっきの説明で私は怖くなった。このシンフォギアでもインベスに斬られたらそこに種が入り込み発芽して宿主の身体を蝕む。対ノイズのシンフォギアだけどインベスには何も耐性がないと思う。だから攻撃を避けるしかない。今の私には何もすることが出来ない。翼さんはインベスの爪攻撃を剣で防ぐも後ろからの攻撃に気付いて上にジャンプする。

 

「インベスならこの姿だ。」

 

ディケイドはカードを取り出すとドライバーに差し込んでサイドハンドルを押した。

 

SYNCHROGAZER RIDE GAIM

 

オレンジアームズ

花道・オン・ステージ!

 

ディケイドの上にチャック見たいな物が現れ中から出てくるとディケイドに装着された。その時にスーツの色も変わりオレンジが展開され鎧になった。ディケイドは全く別の戦士に変わった。あの時の龍の戦士とは違いオレンジの鎧を装着した戦士だ。

 

「ここからは私のステージだッ!」

 

ディケイドはオレンジの断面見たいな剣を取り出してインベス達を倒していく。後ろから来るインベスは剣と銃が合体した剣を使い二刀流で防ぐ。ディケイドは他の姿に変わる事が出来る。了子さんに教えて貰ったけどその姿がいくつあるかわからない。ディケイドはカードを取り出してドライバーに差し込んでサイドハンドルを押した。

 

FINAL ATTACK RIDE GA GA GA GAIM

 

「輪切りにしてあげるッ!」

 

2つの剣がオレンジ色に輝きディケイドに襲い掛かるインベスたちを速く斬っていく。最後の1体になった時、そのまま何回も斬る。インベスたちは爆発して全滅した。凄い。ただそれだけしか言えなかった。

 

「雑魚だけでよかった。だけど誰がこの世界にインベスを呼んだんだ?」

 

ディケイドが考え事をしていると翼さんがディケイドの方にやってきた。

 

「奏は貴方の所でいるのよね?」

 

「ああ。」

 

「会わせて。」

 

「今は無理だ。」

 

「なんで!」

 

「(言えない。奏がいないとご飯を作ってくれる人がいなくなる。クリスは奏に教えて貰っているがまだまだだ。私は作れない。誤魔化す事言葉が出てこない。)・・・・。」

 

何か事情があるのかわからない。ディケイドが黙っている。翼さんはディケイドの考えが長くて段々とイライラとしている。これって止めた方がいいかな? だけどディケイドは怖いし翼さんを止めようとしても今の私では止められない。

 

「・・・わかった。奏が生きている事は信じるし今は会いに行くのを我慢する。だけどこれだけは答えて欲しい。」

 

「なんだ?」

 

「貴方は世界の破壊者なの?」

 

「・・・・さあね。私はこの力を手に入れてからはそう呼ばれている。私が否定しても世界が私を否定する。」

 

ディケイドは元の姿に戻るとカードをドライバーに差し込んでサイドハンドルを押した。

 

ATTACK RIDE INVISIBLE

 

ディケイドの姿が消えた。私はディケイドがいた所に行き周りを見渡したけどディケイドの姿はなかった。

 

「翼! 響くん!」

 

そこに弦十郎さんがやってきた。どうやら私と翼さんが戦い始めそうだったので止めようとして飛び出してきたらしいけどディケイドの参戦で最悪を予想していたらしい。

 

「司令・・・。」

 

「ああ。聞いていた。奏君はディケイドの方で生きている。」

 

「はい。本当に、良かったです。」

 

翼さんは再び泣いた。私も貰い泣きをしてしまいました。私達は弦十郎さんに手配された車に乗り二課に戻った。




次回は日曜日です。
では次回もお楽しみください。


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第7話 それぞれの夜は

今回は短いデス。

ではどうぞ


ディケイドが言った。「奏は生きている。」と。その言葉に私は喜び泣いた。剣は泣かない。そんな感情はない。そう思っていたのに。私は自分の部屋に帰りべットに座る。

 

「奏・・・本当に良かった。良かったよ・・・。」

 

私は携帯を開いて写真を見た。2年前に奏と一緒に写真を撮った物だ。私はこの写真を見ながら横になった。奏、奏、奏。私は携帯を抱きしめた。こんなにうれしいのは何時ぶりだろうか。

 

「奏に会いたいな・・・。」

 

私は携帯を閉じ服を脱ぎシャワー室に入った。立花響には後で謝っておこう。仲間を失わないと思い立花響には酷い事をしてしまった。あの子は許してくれるだろうか。

 

「ディケイド、貴方は一体何者なの?」

 

私はシャワーで水を流しながら鏡に映った自分に問いかけた。問いかけても答えは帰って来ない。私が「貴方は世界の破壊者なの?」と聞いた時にディケイドは悲しい顔をしていた。「私が否定しても世界が私を否定する。」。彼女の過去に何があったのか。ディケイドと会った時に聞こう。なんで悲しい顔をしたのか。あの顔が私の頭から離れない。

 

 

 

 

 

私は奏さんが生きているとディケイドから聞いて嬉しかった。翼さんと弦十郎さんと共に二課に戻った。職員の皆は喜んでいたが半信半疑に思っている。ディケイドがあの場を潜り向ける為に嘘を言っている。ディケイドは本物の奏さんを私達の場には呼び出していない。だけどディケイドは嘘を言っていない気がした。翼さんや弦十郎さんもそう思っている。未来にも奏さんが生きている事を言いたいけど駄目らしい。未来にまた隠し事を増やしてしまった。私はへとへとになりながら未来がいる部屋に向かった。扉を開けると未来が座って待っていた。

 

「お帰り。」

 

「た、ただいま、未来。」

 

私は未来の向かい側に座ると机の上にドンッと言う音がした。私は目の前の光景に驚いた。大量の本にノート。

 

「未来・・・・これって・・・。」

 

「宿題だよ。響がいつも宿題を忘れるから先生が課題を沢山出したんだよ。」

 

「・・・・・」

 

私って呪われているのかな? こんなのあんまりだ! 不幸だ!

 

「未来~・・・・」

 

「私も手伝うから課題を頑張ろう。ね?」

 

「わーい、やったー!」

 

未来が手伝ってくれる。頑張って課題を頑張らないと! けどこんなにも量を出しますか・・・。いつになったら終わるかな・・・・・。課題を見たくないよ~。

 

私は最後の宿題を終えて私は机にぐったりしていた。課題だけで4時間だよ。4時間! 私の集中力が一瞬で消えちゃったよ。だけど未来が励ましてくれたりしてくれたから・・・。時刻は次の日になり深夜の1時。課題はこりごりだよ~。すると未来が私の方にやってきてぐったりしている隣にココアを置いてくれた。

 

「お疲れ様。」

 

「本当にありがとう、未来。」

 

「どういたしまして。」

 

私と未来はココアを飲んでゆったりと始めた。課題の疲れが吹き飛ぶぐらいに美味しいな~。流石は未来だよ。

 

「そう言えば、今日の20時過ぎに流れ星が見えるんだって。」

 

「流れ星! 一緒に見ようよ、未来!」

 

「うん。」

 

私達は流れ星を見る為に今日は早く寝よう。もう深夜の1時なんだけどね・・・。ツッコミは無しだからね! 一緒にお風呂に入って一緒のパジャマを着て一緒のベットで寝る。未来が居ると癒されるな~。

 

 

 

 

 

「姉貴~」

 

私が寝ようとしたらクリスと奏が私の部屋にやってきた。私は疲れたから寝たいんだ。時刻は深夜の1時だ。

 

「2人してどうしたんだ?」

 

「今日の20時過ぎに流れ星が見えるんだ。あたしは久々に見たいなと思ってな。麻里も見たいだろ?」

 

「いや、全然。」

 

私は速攻で拒否をするとクリスが泣きそうになっていた。そんな目で私を見るな。奏は奏で同じ事をするんじゃない。可愛くはないって痛いッ!

 

「なんで私の頭を叩く!?」

 

「あたしを可愛くないと言ったから。」

 

「口では言っていない。」

 

「心では思っていたと?」

 

「・・・・はい。」

 

正直に答えた。だって間が出来た時に奏の右拳が上がっていた。また頭に落とされる・・・。

 

「それで姉貴、流れ星は見に行くのか?」

 

「・・・・行けばいいんだろ。行くよ。」

 

「流石は姉貴だ!」

 

クリスが私のベットにダイブして私に抱き着いた。結構クリスの抱き着きは痛いんだ。特に背骨が!!!

 

「面白そうだな?」

 

「何処を見てそう思っている?!」

 

「あたしも」

 

奏が少し距離を取る。私からしたら助走を付けている様にも思えた。

 

「何をしようとしている!?」

 

「ダ~イブ!」

 

「ぐはっ!?」

 

クリスに続いて奏までも私に抱き着いてきた。何故にお腹に目掛けてダイブをした!? 私は寝たいんだ。良い子はもう寝る時間だ。

 

「面白そうだから。」

 

「・・・・・。」

 

寝かしてくれない。なんで寝かしてくれないんだよ。しかも2人の胸が私の身体に密着している。2人とも大きい。私よりも・・・・。憎悪が増していく私がいた。ディケイドで破壊してあげようか。私は寝る事が出来なくなり2人を巻き込んで桃鉄を始めた。35年だ。35年! 私は何でも出来る。ゲームだって何でもだ! 私達はゲームを始めた。

 

結局、私は2人には勝てなかった・・・・。おかしい。絶対贔屓している! 私は泣きのもう一回をした。

 

「今度は絶対に勝つッ!」

 

私はゲームに勝てなかった・・・。私は腹が立って桃鉄をディケイドの力で破壊しようとしたら2人に止められた。

 




次回は水曜日です。
では次回もお楽しみください。


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