京都18連続殺人事件 (nity)
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ー序章ー
にちぃーです!初めての小説です!
デスノートにインスパイアされて書き始めたので、あたたかぁーく、ほっくほっくに見守って下さい!
では、どうぞ。
見た感じそこはとてもボロく、薄気味悪い部屋で、電気は消しているのではなく、送電を停止されているようだ。
家具といえば、閉め切ったカーテン、部屋の中央には一般的とは少し長く、大人一人横たわられるぐらいのテーブルと一つ椅子しか無く、
臭いは生ゴミが腐敗した臭いや、鉄分の含む血の臭いが部屋の隅々まで漂う。
そんな中、中央のテーブルで九道蓮はある実験的試みに勤しんでいた。
グチャ......ベチャ.........
“ナニか”を潰すような音が部屋に響き渡り、より不気味さが増す。
何処かのホラー映画みたく、そろそろ13日の金曜日の『ジェイソン』や羊たちの沈黙の『ハンニバル・レクター』が出てきそうな雰囲気だった。
グチャ…グチャ………ゴドッ
テーブルにハンマーを置く
うーん...
彼は悩んでいた。
今日は何を食べるか、明日の天気は晴れるかなどでは無く。
そんな無粋な事より、とても重要で優先的に考えなくてはならない事だった。
はぁ...
勢いよくため息をつく。
彼は一つ実験的な試みを行なっていた。
“それは、内臓を破壊しない形での内出血”。
人は果たしてそれで、”死ぬ”ことができるのかという試みだった。
具体的には、薬品で後ろから意識を失わせた
つまり、左腕の内出血による出欠多量死を企んでいたのだが、
しかし、この試みは残念ながら失敗に終わった。
どうやら、その左腕は
「腕一本分を満たす血液が失われれば、人は死ぬとどこかの本で見たが、どうやら読みは甘かったらしいな…。」
そう彼は言うと証拠隠滅へと身体を動かした。
まるで子供が壊れた
彼もまた壊れてしまった被害者に興味を無くし、今日の晩御飯は何にしようかと考える為、傘を持つべきかと決める為、
脳を切り替えると、同時に
*
あーやめだやめ
なんでこんな気持ちが悪い、サイコ野郎の記録を見なきゃいけないんだ
ボクと0が出会った
……いや、良くはないか。
なんせ、ボクの人生を大きく変えた
つくづく、不幸ではあるな。
それに、ボクは
目が赤くなるのも不気味すぎるし、だいたい何考えてるかわからない。
それよりこの記録、あの名探偵0が、噂ではどんな事件でも表には出てこないとされている、あいつが表に、
あいつが初めて『
『京都18連続殺人事件』
確か
そして、挙げ句の果てにはアホみたいに、甘いものを食べる。
あいつにコーヒーでも、出そうものなら角砂糖積み上げギネス世界記録にでも載るんじゃないかというぐらいだ....
というより、もう載ってるんじゃないか....
後で調べてみるか……。
おっと
こんな、”身内”のことはさておいて、この
先天的に”
今でこそ、京都18連続殺人事件というスマートな固有名詞が付いているが、事件の最中においては、『日本人形釘打ち殺人事件』や『京都連続密室殺人事件』などとメディアを賑わせていた。その事実は、事件の犯人である九道蓮にとってはいくらか不本意だったのかもしれないが、ボクが思うに案外、そちらの方が状況をよく表しているかのように思える。
ともかくこのボク、語り手である『
初めての小説なので、誤字脱字、作法がダメなところがあると思いますが、そこはご愛嬌ということで。
更新はゆっくりとなります。(スタックしてないので…
これからも頑張っていくのでどうぞ、気長に待っててくれたら嬉しいです!
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にちぃーです!初めての小説です!
デスノートにインスパイアされて書き始めたので、あたたかぁーく、ほっくほっくに見守って下さい!
では、どうぞ。
盛大にかっこ良く、京都18連続殺人事件について語ろうと、
しかし、アイツについては話さなくちゃいけない事がある。
というのも、
『目』の事は知らなかっただろう。
そう…九道蓮の目、時々鮮やかに血のように光る目。一度見たら忘れられないであろう、神秘的な眼。
確かアイツから聞いたところによると、”死”が見える目、終わりを写すと書いて『
まぁ、彼のネーミングセンスは置いといて、どうやら彼曰く、見た者の『寿命』と『名前』が見えるらしい。
ボクがこの話を聞いたからと言って、ボク自身あまり信じていないんだけど、人に言っている時点で信じないんだけども、それでも、もし、仮にボクの”名前”を見ていたのなら、この事件の最中、九道蓮は何か運命的なモノを感じていたのかもしれない。
それはそうと、九道蓮の手による第三の殺人が行われる三日前、現地時刻で2018年の9月15日午前8時05分、私立探偵、
宗也は、朝に弱くいやいやながらも、まだ朝日を浴びたくないであろう脚を暖かいベッドから冷たい床につけ、そしてまるで重りを着ているかのような上半身をあげ、今着ている服装に気付く。
あれ?…。
色の薄い紺色のワイシャツに、ブラウンのパンツで寝ていたようだ。しかし、なにもこの服装が彼の寝巻きとして、この格好を採用している訳ではなく、昨日の夜、仕事で大きなミスを犯してしまい、そのまま夜の街から帰ってきてシャワーも浴びず、そのままの格好で寝てしまったようだった。ほら、その証拠に上着が寂しげそうに床に脱ぎ捨てられている。
意識もはっきりしない頭を働かせているといきなり、耳から周囲の音が遠ざかると同時に頭の中から言葉に出せない痛みが走り回った。
「っ…!」
これが俗に言う二日酔いらしい。
わかったとしても何も出来ないので、頭の音に耐えながらも、事務所の応接間に繋がるノブに手を掛け、やや建てつけの悪いドア特有の音を出して開いた。
そこには、左側を少し行くと玄関があり、右手には客を向かいれる為のソファが2つ、そして、そのソファの真ん中には縦に長いテーブルがある。壁沿いのソファの後ろには少しデカめの窓があり、まだ眠気がある私には目を逸らしたいものがある。極めて一般的な事務所風景が広がっていた。
音と眠気に
その上には、ガラス製のコップがあり、中身は透明な水が一杯分入っていた。
どうやら、私の優秀な助手君が、私の可愛い寝顔を見て察してくれたに違いない。
……それはないな。と少し自分の寝顔が可愛いなど、仕様もない事を思いつつ、ふらふらとおぼつかない足取りでソファの前へ行き、勢い良く腰を下ろした。
ソファから変な音がしたが、大した事はない。いつものことだ。
水で一杯のコップに手を伸ばす。
コップは水を入れてから、時間が経っているのかぬるくなっていた。
”優秀”な助手君の好意を無にし、新しく冷たい水を入れ直そうと少し考えたが、やめることにした。
もし、その事がバレれば後で、なにを言われるかわかったもんじゃない。
想像するだけで、地球温暖化が解決しそうだ。
そんなことを思いつつ、口に水を含んだ。
……やはり、ぬるい...。
そんな水を飲んでいると、ゆるりと玄関から冷たい水をぬるくした犯人が入って来た。
「たっだいまぁー」
犯人よ、止まりなさい。
「あれぇ?ーなんだ起きたの」
おう、ぬるい水のおかげでな。
袋を漁りながら、助手が近づいてくる。
この助手君、
一見、華奢な身体に見えるが、それでも空手を習っていて、高校の時は全国まで行ったぐらいだ。もちろん、黒帯。
そんなことをあって彼女に手を出す時は注意した方がいい。(Aさんの体験談)
ちなみに女子バスケ部のエースでも百合でもない。
それに、私の両親が亡くなってからも、とても親身になってくれて『宗也が探偵をやるなら。うちはその助手として働く。』と言ってくれた存在で、今年で9年目の付き合いになる。
年齢は...私はまだ死にたくないので控える。
「はいっ!これ」
上原が何かを差し出す。
助手君こと、上原七海が差し出したのはパファリンだった。
上原は、物を受け取るのを確認すると、目の前の一人用ソファに座った。
「どうせ、昨日の事で飲んで帰ってくると思って、買って来たよ。」
なんだ、助手君。君は天才か。やはり、うちの助手は本当に優秀だったようだ。ほんと、この助手君には頭が上がらない。
「七海、いつも色々とありがとうな」
心の底からお礼を込めて言った。
「なっ!い、いいよ。こんな事で」
俺の返事が意外だったのか、面を食らったように驚いた後、すぐ顔を隠すように右を向いた。
右を向いた顔の左耳は、少し赤く染まっていた。
ちょろい。
右を向いていた顔が再びこちらに向く。
「ほんと、調子狂う......てかっ!宗也。臭うよ…」
その後、シャワーを浴びず、寝ていたことに気付いた私は、シャワーを浴び、新しく仕事用の服装、色の濃いブラウンの上着と同じ色のパンツに着替え、応接間に戻った。
ソファに重くもたれ掛かり、何気なくテレビを付けた。
テレビは、あるニュースで持ちきりだった。
そのニュースとは、京都市内で連続的に行われている殺人事件だった。
どうやら、今のところ2件事件が発生しており、メディアでは模倣犯か、同一犯かと賑わっていた。
とはいえ私も少し気になり、独自で調査をしていたが。
その結果が昨日の失敗に繋がるわけで、その事の詳細は聞かないでくれ。また、ぬるい水を飲む羽目になる。
はぁ…
宗也は、昨日の事を思い出し、やや気持ちが落ちてしまいテレビを消した。
すると、何処ともなくコーヒーの癖の強い匂いと、豆から抽出している音が聞こえた。
どうやら上原がコーヒーを淹れてくれていた。
どこまで優秀なんだ...。だが、給料は上げんぞ。
「ありがとう。」
上原が淹れてくれたコーヒーを受け取り飲んでいると、インターホンが鳴った。
誰だと思い玄関の方に足を働かせる。
そこには紳士服を着込んだ老人が立っていた。
カラスのように黒いスーツに、白のワイシャツ、ネクタイ。頭髪は白髪で、歳は60〜70代といった感じの、優しそうなよくいるお爺ちゃん。だか、声は少し若く聞こえた。手には黒い革製のビジネスバッグを持っている。背は低いと思ったら、どうやら猫背のせいで低く見えているようだった。それを考慮したら177cmぐらいだろうか?
だが外見とは裏腹にがっしりとした骨格に、その歳とは思えない脚の安定さ。
何か格闘技でもやっているのだろうか...。
そして、鼻は高く、肌は白い。日本人ではなくヨーロッパ系の顔つきで、俳優の『マイケル・ケイン』のような老紳士だった。
流石に、杖やシルクハットは身につけて無いようだが…。
「な、ないすとぅーみーちゅぅ...」
「どうも、初めまして。Mr.新井宗也。」
面を食らった。
外見とは、似ても似つかわない流暢な日本語だった。
間抜けな英語に対して、流暢な日本語で返され、恥ずかしさを覚えた。
「HAHAHA、Nice to meet you too,Mr.新井宗也、上がってもよろしいかな?」
……笑われてしまった。
しかも、こちらに合わせてくれた。
メンタルが崩壊寸前になったが、私は得意である母国語で返事をした。
「ど、どうぞ...」
そういうと、私は応接間へと老紳士を案内した。
私と老紳士がソファに座ると、助手君がテーブルにコーヒーを1つ置いてくれた。
「どうぞ…」
老紳士は上原の顔を見た。
「ありがとうございます。Ms...」
老紳士が困っていると、それを察したのか助手君は自己紹介をした。
「あっ、ここの事務所で助手をやってます。
上原七海って言います。上に草原の原でかんばるって読みます。」
と自己紹介が終わると、老紳士は立ち上がり『Thank you Ms.七海』と言い、軽くお辞儀をした。
上原もつられるかのように、お辞儀を返した。
行為を終えると、助手君はまだ仕事があるのか、また一礼をし別室へと行ってしまった。
一人にしないでくれ、助手君。給料上げるから...。
老紳士は、助手君が別室へ行ったのを確認すると、向きをこちらに向き直し、再びソファに座り、本題に入った。
「私は
Mr.新井宗也。実は貴方様に、協力して欲しい事件があるのです…。」
初めての小説なので、誤字脱字、作法がダメなところがあると思いますが、そこはご愛嬌ということで。
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