その棋士は泥沼流、比企谷八幡 (グラード=スミス)
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2015年度 竜王戦3組、順位戦B級2組、六段 #0 プロローグ

彼は、将棋と出会った。


彼は、将棋に夢中になった。


彼はプロ棋士に憧れた。


彼は中学生棋士としてデビューした。


そして彼は・・・「名人」を目指す。


==2か月前==

 

 

「はあはあ、ぜいぜい」

 

 

 

 

息が苦しい。目がかすむ。もはや座っていられるだけでも不思議な状態だ。

 

 

 

 

目の前の盤が揺れて見える。頭が異常に重く感じる

 

 

 

 

「くっ、はあ」

 

 

 

呼吸がまともにできない。過呼吸になっているようだ。

 

 

 

 

 

「50秒、1、2、3、4、5、6、7、8、・・・」

 

 

 

「くっ」

 

 

 

パシッ。

 

 

 

手が重い。しかし、気力を尽くして角を駒台から盤に放つ。

 

 

 

 9 八 角 打。

 

 

 

これしかない。俺が、この俺がここで逆転できるのはこれしかない。

 

 

 

 

対戦相手は、この手を見て、首を傾げる。そしてノータイムで着手。

 

 

 

  8 八 龍。

 

 

 

 

 

俺は震える手を抑え、銀を放つ。

 

 

 

  5 四 銀。

 

 

 

 

頼む、間違えてくれ。

 

 

 

 

 3 三 王。

 

 

対戦相手、いや井上蒼瑛八段は勝利を確信した手つきで王将を動かす。

 

 

 

 2 六 桂。

 

 

桂馬を飛車で食いちぎる。

 

 

 

 同 歩。

 

 

 

当然の一手。記録係もみっともなくあがく俺をめんどくさそうな顔で見る。そりゃそうだろう。

 

 

 

今日は残っているのはこの対局だけなのだから。

 

 

 

 

通常、この局面をもっての逆転は難しい。実際観戦記者も井上八段の勝利を確信している。

 

 

 

 

だが、俺は折れない。まだある。勝ちはある。たった1%でも、勝ちがあるならあがく。

 

 

 

地べたを這い、ドロ水すすってでも相手の心臓(おうしょう)を取りに行く。

 

 

 

 

3 八 玉。

 

 

9 九 龍。

 

 

いつの間にか井上八段は上着を着ている。この顔には余裕があった。

 

 

だが、この世にはこんな言葉がある。

 

 

 

-油 断 大 敵-

 

 

 

俺は、全力を込めながら銀を盤にたたきつける。

 

 

ばしっ!

 

 

 

 ~2 二 銀~

 

 

 

井上八段が顔を曇らす。そりゃそうだ。急に王手したのだから。思い出王手なのだろうと思っているだろう。

 

 

 

若干訝しげに銀を金で払う。

 

 

 同 金。

 

 

 

4 三 銀 成。 

 

 

 

 

10秒、20秒・・・

 

 

 

 

 

井上八段は顔を曇らせる。まるで、何か不吉なものを感じ取るように

 

 

 

 

 

30秒、40秒・・・

 

 

 

「あっ!」

 

 

 

井上八段が叫ぶ。その顔は真っ青になっていた。汗をかいている。それはそうだろう。

 

 

 

 

 

 

記録係も、観戦記者も驚きで固まっている。しかし、それは当然のことだ。なぜなら・・・

 

 

 

 

 

~井上八段の王将は、すでに詰んでいたのだ~

 

 

 

 

井上八段はありえない、という表情で王将を動かす。

 

 

 

2 三 王。

 

 

 

 

俺は淡々と、しかし駒には力を込めて指す。

 

 

 

 

2 四 歩。

 

 

 

井上八段の手はもはや力がない。よろよろした手つきで続きを指す。

 

 

 

同 王。

 

 

 

そう、これは死の儀式だ。

 

 

 

3 六 桂。

 

 

 

俺の粘りが、執念が勝利を導いた。

 

 

 

2 三 王。

 

 

 

俺は、井上八段の心臓(おうしょう)を潰すとどめの一撃を放った。

 

 

 

 

2 四 歩。

 

 

 

井上八段は、震える手で湯呑みをもって、喉を潤す。顔に生気がない。

 

 

そして、

 

 

「ま、負けました・・・・。」

 

 

 

まるで、倒れるように頭を下げた。俺も、習って頭を下げる。

 

 

井上八段、投了。

 

 

井上八段は震える声で尋ねる。

 

 

 

「どこで・・・、間違えたのかな。」

 

 

 

俺は声を出さず、数手前に戻す。そして角を触り、

 

 

 

 

「ここで、角をとっていれば・・」

 

 

 

井上八段は呆然としているようだ。しかし直後ふっ、と薄く苦笑いする。

 

 

 

「そうか・・。流石()()5()()()()()()()()()だ。」

 

 

 

その後、感想戦は早朝までに及んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

===============================

 

 

 

 

その日の朝、ニュースはある出来事を報じていた。

 

 

 

「天才棋士、史上最年少16歳6か月でのB級1組昇級!!」

 

 

 

2016年3月11日、第70期順位戦B級2組最終戦が行われた。

 

今回勝利すれば、9勝1敗でB級1組への昇級を決めるものだった。

 

しかし、対戦相手の井上蒼瑛八段に投了間近まで追いつめられる。

 

C級2組、C級1組を1期抜けしたこの天才もB級2組の1期抜けは無理かと思われた。

 

しかし・・。彼はあきらめなかった。

 

さまざなな手で相手を惑わし、最後は相手を頓死に追い込んだ。

 

そして彼・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 「泥沼流 比企谷八幡六段」はB級1組への昇級と七段昇段を決めたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは、彼比企谷八幡が「もし将棋に興味を示していたら・・」を示したifストーリーである。

 

 

 

 




ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

次回ものんびり投稿していこうと思いますので、よろしくお願いいたします。

※この将棋は、2007年放送の羽生善治王座・王将(当時)VS中川大輔七段(当時)のNHK杯2回戦をモデルにしています。あの「ひふみん」こと加藤一二三九段の解説で有名な対局ですね。
八幡の粘りを表すにはこの大逆転がよいのかな、と思って選びました。

ちなみにやられ役の井上蒼瑛八段ですが、今度も出てきます。お楽しみに。
・・・・CVは小山力也で再生ください。


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2016年度 竜王戦3組、順位戦B級1組、七段 #1 第78期棋星戦 挑戦者決定戦①

彼は、B級1組への昇段後のインタビューにこう語った。

「将棋において、最も大切なのは技術でもなく才能でもないです。もちろん運なんてわけがありません。最も大切なもの、それは・・・・」


   「あきらめない心です。」


=2016年4月26日=

 

ピピピピ、ピピピピ。

 

 

やかましく無機質な電子音が部屋に響く。

 

 

俺は、鬱陶しくそれを払った。

 

 

ごそごそと布団から出る。

 

 

「くっそ、眠いな。」

 

 

昨日は名人戦の中継を見ていたせいで、かなりの夜更かしをしてしまった。

 

 

というか興奮していた。

 

 

今期の名人戦は、****名人に広田隆章棋玉が挑戦している。第2局は中盤広田棋玉が優勢と

 

されていた。しかし終盤、**名人は誰もが思いつかないような手を放つ。

 

そのまま、押し切り広田棋玉を破った。

 

「これは・・・。まさに妖術(名人マジック)です。」

 

解説の井上蒼瑛八段がうめき声をあげてそう言った。

 

俺が、この俺が「名人」を獲るには、この名人を倒さねばならないのだ。

 

 

 

 

 

 

俺たちプロ棋士は感動する対局と出会うとしばらく眠れない。

 

 

ほかの奴らがテレビとか小説を見たりして、夜中興奮するのと同じだ。

 

 

俺は、ぼんやりする頭を無理矢理起こし、階段を降りた。

 

 

「あ、お兄ちゃんおはよー。」

 

 

「おう。」

 

こいつは比企谷小町。俺の妹で研修会という、いわば女流棋士の養成機関でC2に在籍している。(B2ということまで昇級すれば、女流棋士になれる。)

 

そう、今言ったように小町もまた俺たち(まあ、細かくいくと違うが割愛)プロの世界を目指しているのだ。

 

朝食を食べながら、小町が話しかけてくる。

 

「あ、そういえば昨日の名人戦すごかったね。私、途中まで広田先生の勝ちを疑ってなかったもん。これで名人の2連勝かー。」

 

「確かにな、まあ、感想戦で広田さんが一度受けていれば勝っていたらしいけれどな。名人の勝負術に屈しったんじゃね。」

 

「ふふ、まるでどこかの『泥沼流』みたいね。」

 

小町は笑いながら言う。

 

「いや、違うだろう。**名人は戦略だ。俺のは、ただのくそ粘りだよ。軽く攻めてダメならあきらて、受けに徹するし。まるで自分の性格みたいにな。」

 

 

「いや、たいしてうまくないよ。」

 

 

妹に冷たい目で見られた。お兄ちゃん悲しい。

 

 

「というか、お兄ちゃん。今日は棋星戦の挑戦者決定戦じゃん。今まで一度もタイトル戦に出たことないじゃん、頑張ってよ。」

 

 

「・・・・」

 

 

小町にとっては何気ない発言だったかもしれないが、その言葉は俺の心に深く刺さった。

 

 

俺は2回、タイトル戦への切符を手に入れ損ねている。

 

 

最初は1年前、この棋星戦で長野恒之九段に敗れた。

 

 

この時は、ひどい逆転だった。

 

 

今の俺なら難なく詰ませることが出来る心臓(長野九段の王将)を掴み損ねた。

 

 

この後、思わず家で泣いてしまったからな。

 

 

次は5か月前、竜王戦挑戦者決定戦3番勝負。

 

 

高崎泰明九段に1勝1敗で迎えた第3局、自分の研究を真っ向から潰され、いいとこなく終わった。

 

 

自分の粘りなど通用しないほどの大差だ。

 

 

恥ずかしかった。正直、プロ棋士を引退したいと思うほどの将棋だった。

 

 

今回は、何としても掴まなければならない。挑戦権という名の切符を。

 

 

 

「私も学校で祈っているからね。お兄ちゃんの勝利を☆」

 

 

「こ、小町ーー。」

 

 

小町の優しい言葉に思わず涙しそうになる。

 

 

「ここでお兄ちゃんに勝ってもらったほうが、自分の立場もよくなるし。」

 

 

前言撤回。この妹め、あざとい。妹じゃなかったら殴っている。

 

 

「冗談、冗談。頑張ってね。」

 

 

「えいえい、自分のプライドと小町のために勝ってくるよ。」

 

 

そして、俺は将棋会館へ向かった。

 

 

 

 

正直、千葉から東京は通うのが面倒くさい。軽く1時間半はかかるし、その間、通勤中のおじ様たちに揉まれるとかもう地獄だろう。

 

 

といいつつ、引っ越すのは今の生活じゃなくなるのでごめんだ。

 

 

そして千駄ヶ谷駅に到着。

 

 

ここは、最近新国立競技場が建設されているが、将棋会館があることを忘れてはいけない。昔からあるしね。

 

 

そして、数分歩き将棋会館に到着。

 

 

「あ、比企谷先生おはようございます。」

 

 

「あ、はい、おはようございます。」

 

将棋会館の職員さんからの挨拶にきょどりながらも(自分からしてもきもい。)対局室に入る。

 

 

今回の部屋は「特別対局室」。重要な対局のみに使われる場所だ。

 

 

 

見ると、既に今回も対戦相手が上座に座っていた。

 

 

塚田輝之八段。A級在籍2期を誇る若手のホープ。昨年度に優秀棋士賞を受賞し現在、最もタイトルに近い男とされている。

 

因みにイケメンらしいので、よくテレビにも出ている。

 

 

塚田八段は今まで4回タイトル挑戦しながら、1度も獲得できていない。

 

 

今回こそ、という気持ちだろう。

 

 

もちろん、俺もだ。

 

 

俺もこの空間を壊さないように静かに席に座る。

 

 

塚田八段は、精錬されたスタイリッシュな将棋。泥沼くそ粘りの俺の将棋とは正反対だ。

 

 

だから、こういう相手は思いっきり潰したくなる。

 

 

 

俺は心を落ち着かせながら、眼鏡をかけて対局開始を待つ。

 

 

記録係が時間を見ていう。

 

 

「それでは、時間になりましたので塚田先生の先手でお願いします。」

 

 

そして、俺らは将棋のスタートを告げる言葉を発する。

 

 

 

 

 

「「お願いします。」」

 

 

===========================

 

2016/4/26 AM 9:00 第78期棋星戦 挑戦者決定戦 対局開始。

 

 

先手番は、比企谷七段。




寝ぼけているので、誤字いっぱいかもしれません。
よろしくお願いいたします。


塚田輝之八段→CV神谷浩史で再生ください。


ちなみにわざとタイトル名えてあります。


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#2 第78期棋星戦 挑戦者決定戦②

◆比企谷八幡(ひきがや はちまん)七段◆

棋士番号:300

生年月日:1999年8月8日(16歳8ヵ月)

師匠:沼田主税名誉名人

竜王戦:3組(3組-1期)

順位戦:B級1組(B級1組-1期)

タイトル履歴:獲得0期(登場0回)

棋戦優勝3回 (NTK杯-1回 冥王戦-1回 新人王戦-1回)




パチッ。静かな対局室に、駒音だけが響く。

 

 

 

戦型は「角換わり」。後手となった塚田八段は 「長野流△8一飛」で対抗。ここまでは、まだ定跡をなぞっているだけだ。

 

 

 

 

▲4八飛。

 

 

 

 

さて、これで駒組みは完了、と。ここでどうするか、だ。

 

 

 

△6五歩。

 

 

 

塚田さんは、先攻。歩を突き捨てて攻撃を開始してきた。

 

 

 

 

角換わりは、絶妙なバランスが問われる戦法だ。攻めすぎても、ただ無駄に駒を損する。ただ、守り過ぎても完璧に押さえ込まれる。だから、攻めるところで攻め、守るところでは守る。少しでも均衡が崩れたらそれまでだ。

 

 

 

「ふーっ、」

 

 

 

ここは耐えるとき。相手の手を見切り、受ける!!

 

 

 

▲同歩。

 

 

 

 

 

△7五歩。

 

 

 

 

▲6六銀。

 

 

 

...............

 

 

 

「昼食休憩の時間となりました。」

 

 

 

記録係の奨励会員が告げる。俺は、すぐに席を立ち上がり[ある場所]へ向かう。

 

 

 

普通は、記録係が昼食の出前をとってくれるのだが、当然コミュ障の俺が上手に会話出来る訳ない。というか、話したくない。

 

 

かつては外で飯がとれたのだが、コンピューターによるカンニング防止の為に禁止となった。ちなみに前に井上さんはこれを忘れて出てしまい、罰金を食らっていた。かわいそうに。

 

 

 

 

 

俺が向かう場所、それは[トイレ]...

 

 

 

 

 

 

 

 

別に悲しい奴じゃねえよ、おい。いや、本当だよ本当。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

.......

 

 

 

一息ついて、局面を思い浮かべる。

 

 

 

今は中盤戦。塚田さんのスタイリッシュ攻撃にたいして、華麗なる受けを展開しているところだ。

 

 

 

まずは形勢判断から。

 

 

 

塚田さんは、4筋に飛車を回し、桂馬や銀を駆使して攻めてくるため、俺の囲いは半壊状態となっている。が、なんとか絶妙なバランスで持ち堪えており、すぐに寄せられることはないだろう。

 

 

 

俺は、その代わりを持ち駒として桂馬を獲得している。カウンターとして角を敵陣に放ち、馬を作ってある。俺の主張は桂得と馬。塚田さんの主張は陣形の差。まあ、互角とみていいだろう。

 

 

 

そして、持ち時間。この棋星戦は持ち時間が各2時間と、短いことで有名だ。塚田さんの消費時間は1時間2分。俺の消費時間は54分。ほとんど差がないが、俺のほうが若干少ない。

 

 

 

総合的に見積もって俺の方が少し指しやすいのだろう。そう結論つけ、俺はマッカンを飲む。

 

 

 

 

マッカンの甘さが、脳に体に染み渡る。そこからは何も考えることなく、脳を休ませておいた。

 

 

-------------------------------------------

 

 

 

昼食休憩も終わり、再び、対局が始まる。

 

 

 

 

俺は馬を駆使して相手から駒をもぎ取り、自陣へ打ち付け補強する作戦を続けていた。このままいけば、いずれ相手が息切れするだろう。そんな風に俺は楽観的に考えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは甘い考えだった。

 

 

 

よく考えてみれば、相手がそんな簡単な敗北を喫するような棋士ではないことぐらいわかったはずだった。

 

 

 

塚田輝之。タイトル挑戦4回。棋戦優勝2回。そんな相手に楽に勝てるなんてどんなご都合主義だ。もしくは、おごれていた。

 

 

 

B級1組とA級。それは1つしか違わないようで、かなりの実力差となる。

 

 

 

 

 

「ふっ。」

 

 

 

 

塚田さんがふと笑う。俺が顔を見上げる。塚田さんの顔には微笑が漂っていた。その顔のまま、塚田さんは驚愕の一手を放つ。

 

 

 

△3九角。

 

 

 

 

 

(なっ!!)

 

 

 

 

ここで、まさかの手抜き。さすがA級。緩急のバランスも見事に完璧。

 

 

 

▲5八飛。

 

 

 

とりあえず狙われている飛車を逃がす。

 

 

 

 

 

 

ぱちっ。

 

 

 

 

 

 

△7五歩。

 

 

 

(くっ)

 

 

 

 

早い。何でこんなに早い。自陣は危なくないのか!

 

 

 

 

(はっ!!)

 

 

 

ここで俺は自分の読みが甘かったことに気づく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

塚田玉が、ギリギリのところで寄らない!むしろ、俺の玉将のほうが危なくなっている。

 

 

 

俺が▲6四歩から攻めても、その前にこちらが寄ってしまう。しかし、受けてもあちら側が完全に安全になってしまう。

 

 

 

そうなったら、もはや無理ゲー。勝利は不可能。

 

 

 

 

(やはり、恐ろしいな、塚田さんは。)

 

 

 

 

自陣の安全を紙一重に読み切り、俺の陣形の隙を見極めて指し込む。塚田さんは俺の指し手をその技術で封じ込めた!!

 

 

 

 

しかし、まずくなったな。と、静かに滴る汗を指で拭いながら確信していた。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

そこから数手後、控室での検討の大半は『塚田八段優勢』で固まっていた。

 

 

 

 

 

 

ただ一人を除いては・・・。

 

 

 




申し訳ございません。個人的なスランプと仕事の関係上、遅れてしまいました。次で挑戦者が決定しますのでどうぞお楽しみに。


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#3 第78期棋星戦 挑戦者決定戦③

第78期棋星戦 決勝トーナメント(ベスト4)

高崎 泰明玉座-----
         |塚田 ---
塚田 輝之八段-----     |
               |
秋田 健太八段-----     |
         |比企谷---
比企谷八幡七段-----


=第78期棋星戦 中継ブログ=

〈第77期棋星 佐○○○〉

 

●後手が優勢か(2016/4/26 PM2:00)

 

 均衡を保っていた局面がついに動き出した。

 

 塚田が果敢に攻める。△3九角が鋭い攻めか。

 

 比企谷七段に準決勝で敗れた秋田八段は塚田の優勢を断言した。

 

 秋田「これは間違いないですね!塚田君の優勢です。」

 

 他の検討陣もおおむね同意見だ。

 

 

●後手、決めに行く」(2016/4/26 PM3:10)

 

後手がついに比企谷玉に王手をかける。

 

 塚田が再挑戦を決めるか。

 

 佐○棋星が、突如検討室に来場。検討室にどよめきが訪れる中、

 

 将棋界の神様はこう告げ、直ぐに対局室から出ていく。

 

 「これは比企谷さんが挑戦、ですか…。」

 

 

 

---------------------------------------------------------------

 

 

塚田さんは、冷静に指しつぐ。俺に逆転の目を与えないように、ゆっくりとしかし確実に殺しにかかっている。

 

 

 

 

 

 

塚田さんはきっと、俺の対局の全てに目を通しているのだろう。俺の指し手の特徴、得意戦型を完全に網羅している。俺を知り尽くしている。だからこそ、俺をここまで完封しているのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

その執念、1局にかける熱意は間違いなく「本物」だ。自身の人生、命の全てをかけて、俺の()を狙っている。この人はどんなに優勢になっても、例え100%負けない対局でも慢心しない。だからこそ、彼はタイトル戦へ3回も挑戦していたのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

けど、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

塚田さん、あなたは一つ勘違いしているところがある。

 

 

 

 

 

 

 

それは、俺の棋風だ。もちろん、俺が「泥沼流」と呼ばれるほど粘り強い棋士だというのは当然、知っているのだろう。そして、彼は俺に粘らせないように指している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

けれど、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

塚田さん。あなたはまだ俺をなめている。俺の粘り癖、とことんしがみつくという考えを完全に理解していない。

 

 

 

 

 

なら、いいだろう。

 

 

 

 

 

俺は、おれは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(とことん粘ってやろうじゃないか!!!)

 

 

 

 

バチンッ!!

 

 

 

 

▲9七玉

 

 

 

 

「っつ!!」

 

 

 

記録係の奨励会員がこの手を見て少し動揺する。そして、俺を軽蔑するような視線を向けてきた。

 

 

 

 

それは、塚田さんも同様だ。彼も、数秒動きを止めた後、ふっっと目を細める。

 

 

 

 

この手は通常のプロは絶対に指さない手だ。通常、プロ棋士は勝敗以上に様式美を重視する。絶対に勝てない将棋と悟った場合には、自分から首を差し出す。

 

 

 

 

片方が勝利を確信し、慎重に、しかし確実に詰ましに行く。もう片方は、敗北を意識し、形を作ってから投了する。いわば、死の儀式。決定事項。

 

 

 

 

だが、俺は。

 

 

 

 

最後まで、例えどんなに将棋が穢れても、どんなに他の棋士から軽蔑されても、最後まで勝利があるなら、そこを目指す。

 

 

 

 

 

その糸がどんなに細くて、見えづらくて、きれそうでも、その糸がある限りは、指し続ける、いやみせるっ!!

 

 

 

「つっ!!」

 

 

 

呼吸が苦しくなる。いつもそうだ。粘っている時間は苦しい。目がかすむ。喉が猛烈に乾く。けれども、思考だけは絶対に止めない。

 

 

 

 

 

 

どんなに体が痛くなっても、倒れそうになってもそれを放棄してしまったら、俺は俺ではなくなる。

 

 

 

 

 

 

 

だから・・・。これは手放すわかけにはいかないっ!!

 

 

 

 

================================================

 

 

検討室の棋士、観戦記者たちは無言で画面を凝視する。

 

 

 

完全に塚田八段の勝ちだとされていた局面から、形勢が徐々に徐々に、しかし確実に比企谷七段に傾向いている将棋を凝視しながら。

 

 

 

時刻はすでに0時を過ぎている。早指し棋戦の棋星戦ではありえない時間だ。

 

 

 

誰もが息を止め、比企谷八幡という男を再確認する。そして、また○○棋星の驚異的な千里眼にも驚愕する。

 

 

 

 

この男は、粘りが得意だとかそのような次元ではない。比企谷八幡、彼自体が「粘り」という概念そのものだ。彼は最後の最後、玉が詰むまで指し切るつもりだ。

 

 

 

「あの男は・・・、本当に人間なのか…。」

 

 

 

 

秋田八段が掠れた声でそうつぶやく。そしてそれは、間違いなく検討室にいる者たち全員の感想だった。

 

 

 

===============================

 

 

 

▲57桂成。

 

 

 

 

 

まで、321手まで終局。

 

 

 

終局時間、午前2時30分。歴代最長手数の対局は・・・、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

比企谷八幡七段の勝ち。タイトル戦へ初登場。

 

 

 

 

 

 

 

 




投稿が大変遅れてしまい、申し訳ございません。

以降はこのような間隔は開かないようにしたいと思っております。



さて、3つの話にわけてお送りした「挑戦者決定戦編」、いかがだったでしょうか。



次からは、絶対王者に挑戦していきます。どうぞお楽しみに。



※この対局は人気ライトノベル「りゅうおうのおしごと!」より、九頭竜八一竜王VS神鍋歩夢六段の対局と、2017年度に行われた竜王戦6組ランキング戦、中尾敏之五段VS牧野光則五段の対局を参考にしております。


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#4 第78期棋星戦五番勝負第1局 数週間前(前)

ここで、八幡の学校生活を少し書いていこうかな、と思います。


俺は今、将棋会館近くの公園のベンチにマッ缶を持ちながら座っていた。

 

 

「いやぁ、これまじでやばぁい。ほんとにリアルにやばぁいわ。いやマジマジ益若つばさですわwww。」

 

 

と完全に偏差値が20以上下がったような言葉を喋りながらも(というか益若つばさって今の人わかるのかよ))、対局を振り返っていた。

 

 

 

というか、このような適当なことを言わなければヤバイ位に俺の精神は削られていた。まだ、手に駒の生ぬるい感触が残っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は第78期棋星戦の挑戦者決定戦で塚田輝之八段に300手にも及ぶ粘りを行い、辛くも勝利することができた。その結果、棋星のタイトル保持者であり、名人・竜王・玉将を含め四冠王でもある絶対王者に挑戦することになった。

 

 

 

 

タイトル戦に登場するのは、プロ棋士の夢でもあり、俺も目標にして来たもので、非常に嬉しいのだが・・・

 

 

「前夜祭が本当に嫌なんだよなぁ・・・」

 

 

 

 

思わず誰もいない公園で呟いてしまう俺。端から見たらただの変質者である。そしてもうひとつ俺の頭を痛ませることがある。

 

 

 

 

「これ、棋星戦出たら高校の出席日数たりなくなるじゃねーか。」

 

 

 

 

とまたもや公園で一人呟く俺。もはや変質(ry

 

 

 

 

 

「とりあえず小町に報告しないと。」

 

 

 

 

 

その後は高校1週間ぶりにいくか。と心の中で誓いつつ、自宅へ戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やべぇぞ、やべぇぞ。4月だからって嘗めてた。めっちゃ体冷えた。自宅の玄関を開けて思った第一印象がそうだった。というかもう朝の5時なのになんでこんなに部屋が暖かいんだよ。誰も起きてな・・・

 

 

 

 

 

「あ、お兄ちゃんお帰り。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・起きてたわ。

 

 

「あ、あぁただいま。というかどしたの。なんで起きとるのん。」

 

 

「そりゃぁお兄ちゃんのタイトル戦挑戦を一番に祝いたいからに決まっているじゃん。あ、今の小町的に超ポイント高いテレテレ」

 

 

「最後の言葉がなかったらポイント高かったんだけどなぁ・・・。ま、まぁありがと。」

 

 

相変わらず一言多い小町だが、これが小町にとっての照れ隠しであることは知っている。

 

 

「というか、何だったのあれ。あんなくそ粘り、普通の感覚だったら恥ずかしくて自殺しているレベルだよ。」

 

 

小町が的確に俺の精神にクリティカル攻撃してくる。

 

 

「まぁ、それがお兄ちゃんの取り柄だよね。詰め将棋とか下手したら奨励会の私に負けるとこもあるしね。」

 

 

「小町ちゃん。それ、小町ちゃんの方が俺より終盤強いと言ってるの。」

 

 

「うん。」

 

 

 

なんかそろそろ泣きたくなってきてしまう。そして8割方正解しているのがたち悪すぎる。

 

 

「まぁ、とにかく...さ。」

 

 

 

そういうと小町は、とびっきりの笑顔で俺にとって最高の言葉を送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おめでとうっ、お兄ちゃん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで翌日。というか3時間後。眠い体を詰め将棋を解くことで強制的に目覚めさせ、高校へついた。(棋士って言うものは本質が将棋馬鹿なのか、将棋を前にすると目が冴え冷静になってしまう。)

 

 

 

授業のほぼ全てを睡眠に費やしたあと、さぁ帰ろうかと思った矢先放送が流れる。

 

 

 

『2年F組の比企谷君。職員室まで来てください。』

 

 

 

 

えぇー。

 

 

 

 

 

「というわけであなただけ課題が出ていないんですよ、比企谷先生。」

 

 

 

「あの、だから何度も言いますがここでは先生って呼ぶのやめてくれませんか。平塚先生。」

 

 

というわけで職員室。その一角で俺は平塚先生に呼び出されていた。

 

 

 

「ふふ、冗談だ。しかし、昨日の将棋はすごかったなぁ。」

 

 

と一度吸うと、灰皿に煙草を押し付けながら感慨深そうな口調でいった。というかその姿かっこよすぎるだろう。

 

 

「ま、名人とか高崎先生とかとは違いドブ川の水のような将棋でしたけどね。」

 

 

 

「またそこがいいんだろ。私はスタイリッシュな将棋より男と男の殴り合いのような将棋が大好物なんだ。1手1手から棋士の想いが伝わってくる、最高じゃないか。昨日の中継、私は徹夜で見てしまったよ。」

 

 

とこのように、平塚先生は少年漫画やアニメ・ゲーム、そして将棋が大好きなのだ。

 

 

俺がこの高校に入ってきたときにも、

 

 

『えっ、比企谷六段!本物なのか!!ほえー、後でいいから色紙くれないだろうか。』

 

 

とおおはしゃぎであった。実際俺も平塚先生には出席日数のおまけをもらったり、単位の調整もしてもらっており、中々お世話になっている。

 

 

 

「あ、あぁ。ところで話を戻すがぶっちゃけ今回の作文、出席日数が半分以下の比企谷にとっては書くとこがないだろう。」

 

 

 

「えぇ。まぁ。」

 

 

 

え、いきなりなに言い出すのこの人は。と俺がやや戸惑いつつ答えると、平塚先生はニヤッと笑いつつ

 

 

 

 

「そこで、だ。比企谷、将棋部を作らないか。」

 

 

 

 

「将棋部...ですか。」

 

 

それは意外な言葉だった。

 

 

「あぁ。比企谷八幡七段は史上最年少プロ棋士。そして、最年少でのタイトル挑戦を決めた逸材だ。これだけでまぁまぁ内申はなんとかなってしまうのだが、」

 

 

 

「なっちゃうんすか。」

 

 

 

なにそれチートだろそれ。

 

 

 

 

「なってしまうのさ。だが、それだけだと少し弱いんだ。せめて何かしらの校内活動に貢献してもらわなくては。」

 

 

 

「うわぁ、なにそれ超面倒くせぇー。」

 

 

「だからこそ、さ。」

 

 

 

そういうと平塚先生は顔を俺に近づける。やめてやめて超顔が近いすげぇいい匂いがする超ドキドキしちゃう。

 

 

俺は咄嗟に脳内で沼田師匠作の135手詰を思い浮かべ、解き始めることで冷静さを取り戻した。あっぶねー、詰将棋がなかったらドキドキの余り気絶していたところだったぜ。

 

 

一方の平塚先生はそんな俺の様子にはお構いなしにこういった。

 

 

「まぁ、話だけでも聞いてくれ。そうだな、こういう意図がある‼」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は平塚先生の後を追い、校舎の特別棟へむかう。

 

 

平塚先生曰く、奉仕部という部員1名の部活がある。そこに俺が入って将棋部と奉仕部を対外的にくっつけてしまえ、ということだった。

 

そうすれば、俺は部活動活動による校内活動に貢献していることになり、より出席日数を気にしなくてよくなる、らしい。

 

 

 

 

・・・どうみても平塚先生が俺の指導対局受けたいだけだろう、とは思ってしまった自分は悪い子です。が、よくよく考えるとそう悪い話ではない。それで進級が保証されるなら安すぎる条件だ。

 

 

 

そして、平塚先生はある教室のドアを開ける。

 

 

 

「雪ノ下、いるか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

=続く=

 




私が原作を読んで思ったのは八幡は諦めない、言い方を変えれば諦めの悪い人物だということです。私にとって将棋棋士というのはよくも悪くもそういう人物が多いと思っています。なので、将棋とクロスオーバーをした次第です。そこをご理解いただける幸いです。


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設定集 ※ネタバレ注意 設定集(#1-#4)

※注意
これは私が設定を確認するために作成したものを、ついでに投稿したものです。初見の皆様は次のエピソード0からご覧下さい。宜しくお願い致します。



◆比企谷 八幡(ひきがや はちまん)七段

 

棋士番号:300

 

生年月日:1999年8月8日(16歳8ヵ月)

 

師匠:沼田主税九段

 

竜王戦:3組(3組-1期)

 

順位戦:B級1組(B級1組-1期)

 

タイトル履歴:獲得0期(登場:1回 棋星戦-1回)

 

棋戦優勝:優勝2回(NTK杯-1回 新人王戦-1回)

 

昇段履歴:2010年7月 6級

     2011年9月 初段

     2013年4月 四段

     2014年2月 五段(順位戦C級1組へ昇級)

     2014年3月 六段(NTK杯優勝)

     2016年2月 七段(順位戦B級1組へ昇級)

 

本編で幼少期に将棋に出会ってしまった場合の八幡。相変わらず性格はひねくれているが、将棋の読みによる人間観察力は一流である。対局中は眼鏡をかけているが、本気モードになると外す。思考は将棋が第一になっている。その他は基本的に原作準拠。生粋の居飛車党。

 

 

 

 

◆井上 蒼瑛(いのうえ そうえい)八段

 

生年月日:1968年5月13日(47歳11ヵ月)

 

師匠:西原義徳永世棋星

 

竜王戦:2組(1組-7期)

 

順位戦:B級2組(B級1組-5期)

 

タイトル履歴:獲得0期(登場:2回 玉座戦-1回 玉将戦-1回)

 

棋戦優勝:優勝4回(NTK杯-1回 王冠戦-2回 新人王戦-1回)

 

昇段履歴:1980年4月 6級

     1983年9月 初段

     1985年4月 四段

     1987年2月 五段(順位戦C級1組へ昇級)

     1989年3月 六段(順位戦B級2組へ昇級)

     1993年2月 七段(順位戦B級1組へ昇級)

     2014年1月 八段(七段昇段後180勝)

八幡にとっての七段昇段戦の対局相手。ユーモアがある人物で、将棋界の普及に熱心に取り組んでいる。NTK杯の時に八幡に対し、「比企谷君?強いよね。序盤・中盤・終盤隙がないと(ry」とファンサービス(煽り)をした人物。

 

 

 

◆塚田 輝之(つかだ てるゆき)八段

 

生年月日:1992年4月31日(23歳11ヵ月)

 

師匠:桐原清光十七世名人

 

竜王戦:1組(1組-3期)

 

順位戦:A級(A級-2期)

 

タイトル履歴:獲得0期(登場:4回 棋星戦-3回 玉位戦-1回)

 

棋戦優勝:優勝2回(全日プロ新鋭戦-1回 新人王戦-1回)

 

昇段履歴:2003年8月 6級

     2005年3月 初段

     2008年10月 四段

     2010年2月 五段(順位戦C級1組へ昇級)

     2012年3月 六段(順位戦B級2組へ昇級)

     2013年3月 七段(順位戦B級1組へ昇級)

     2015年2月 八段(順位戦A級へ昇級)

八幡にとってのタイトル戦初挑戦をかけた対局の対局相手。若手のホープ。2015年度には、タイトル戦2回出場により優秀棋士賞を受賞した。最もタイトルに近い男と言われている。イケメンで、テレビにも出ている。

 

 

◆佐○ 真○(?? ????)竜王・名人[棋星・玉将]

※永世七冠資格保持者(襲位は原則引退後)

 

将棋界のスーパースター。17歳で初タイトル獲得、タイトル獲得数通算142期、七冠独占を2度達成するなど数々の実績を残す真の天才。謎多き存在でもある。

 

 




本文で足りない部分はここで補完頂くと幸いです。


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