PERSONA CROSS(仮)(休稿中 (おにぎらず)
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キャラ設定等!

前説明に書いてあったものです
随時更新するので新キャラが出てきたら確認しにきてください←



俺[霧影 悠生(むえい ゆうい)]

・3月19日生まれ

 

・高校1年生

 

・身長:173cm

 

優柔不断で尚且つ自由奔放となんとも言えない性格をしているが破廉恥な事を嫌い下ネタすらも苦手とする。

Circleのバイトと祖母から受け継いだカフェテリアのオーナーをしているがCircleは店番か非常勤のため主にカフェテリアにいる。

まりなさんにオーナーになる事を拒否され現に至る。

音楽を聴きながら考え事をすることが多く、最近はカフェテリアの新メニューを考えるのが日課である。

Roseliaの4人と付き合っている事に罪悪感を感じているが本人達希望なのでもう諦めかけている。

人によって好みがはっきりと分かれるため、この体質を嫌っている

 

相棒とも言える存在、黒猫のロイがいる。目が真っ赤と珍しくよく悠生に懐いている

 

好物:甘味料

 

苦手:秋刀魚以外の焼き魚

 

好きな事:菓子作り、みんなと過ごす事、アフターヌーンティ

 

嫌いな事:面倒な事、いじられる事

 

 

[川畑 結莉(かわはた ゆいり)]

 

・6月13日生まれ

 

・高校3年生

 

・身長:160cm

 

羽丘女子学園に在学中の為リサや友希那のことを知っている。

霧影のことをお兄様と呼んでいる。主に他人行儀であり、昔救ってもらったことをキッカケに霧影と同居している。

カフェテリアのバイトをしている

 

好物:霧影特性クッキーセット

 

苦手:豆

 

好きな事:菓子作り、霧影と過ごす事

 

嫌いな事:びっくりする事

 

クールで真面目なタイプ、時に空回りする事も

 

[櫻樹 和江 (さくらぎ かずみ)]

 

・高校一年生

 

・3月7日生まれ

 

身長:163cm

 

現在一人暮らし。親は仕事の都合上遠くで暮らしている。

幼少期から親の影響で楽器を触っていた。いつしか演奏も出来るようになり、いつの間にか作曲が趣味の一つになっていたらしい。

ゲームも大好きらしく、よく「彼女」とやっているとか。

circleでバイトしてるらしい。

 

好物:鶏肉料理、白身魚

 

苦手:オクラ、ゴーヤ

 

好きな事:作曲、ゲーム、睡眠

 

嫌いな事:面倒事

 

結構純粋な性格なので色々と弱い。

 

afterglowのメンバーとはかなり昔(幼稚園あたり)からの付き合いでもある。

 

一人暮らしの為家事全般は卒なくこなす

 

[神無 慶(かんなぎ けい)]

 

・高校2年生

 

・10月19日生まれ

 

・身長:181cm

 

両親と生活している。他に4つ上の兄がいるが大学が遠いため下宿している。出身は兵庫だが色々あって引っ越してきた。方言を気にせず使う。音楽一家なので楽器(ピアノ)は弾ける。

楽器店で修理などバイトをしている。本人曰く暇人だから料理もできるらしい。温和な性格だが豹変することがあるらしい。

 

好物:魚料理全般

 

苦手:高そうなやつ

 

好きなこと:読書、後輩や友達との会話、料理

 

苦手なこと:面倒事、リア充どm

 

周りの話からはお父さんまたはお母さんのように思われる。よっぽどイラつかない限り優しい。イラつくと人が変わる。念の為言っておくが温和な性格である。温和な

人が変わったあとのことを知ってるものは数少n.........

 

[ペルソナ]

coming soon

 

[アルカナ]

coming soon



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前夜「日常」

今学期最後の授業を終え肩の力を抜く

 

俺「…ふう」

 

疲れが一気に押し寄せる…この1週間はライブがあったりと忙しかった

 

「起立、気をつけ、礼」

 

よし、今日は早く風呂に入ろう

 

そう思いつつ帰路につく…

 

〜〜帰り道〜〜

 

リ「悠生〜!」

 

俺「ん、お疲れさん」

 

リ「今日は早いね」

 

俺「疲れたしね…」

 

リ「まあしょうがないよね〜…」

 

俺「今日はゆっくり風呂に浸かってたい」

 

リ「そんなことしたらまた逆上せるよ〜?」

 

俺「…気をつけます」

 

〜〜自宅〜〜

 

俺&リ「ただいまー」

 

結「お帰りなさい」

 

俺「お風呂沸いてる?」

 

結「もちろんです!ご飯ももうすぐ出来るのでちゃっちゃと入ってきてください」

 

・・・

 

俺「ふ〜さっぱりした」

 

友「もうご飯出来てるわよ」

 

俺「友希那さん手切ってない?大丈夫?」

 

友「?大丈夫よ」

 

リ「アタシがちゃんと面倒見てたからね…」

 

燐「あの、お口に…合っているか…」

 

俺「ん?」ヒョイ

 

紗「つまみ食いはダメです」

 

俺「うっ」

 

あ「あこもうぺこぺこだよ〜」

 

結「早くしないと冷めてしまいますよ?」

 

俺「へいへい…」

 

・・・

 

俺「それじゃ」

 

「いただきます」

 

俺「…うまい」

 

あ「本当!?良かった〜」

 

リ「燐子味付けバッチリじゃん!」

 

燐「ありがとう…ござい、ます」

 

紗「…」モグモグ

 

俺「紗夜さん ?」

 

紗「っ…!は、はい」

 

俺「しかめっ面でポテトを食べてるなんて珍しいですね、どうしたんですか?」

 

紗「…貴方のレシピ通りに作ってもあの味にならなくてどうしたらいいか…」

 

結「…お兄様」ヒソヒソ

 

俺「どうした」ヒソヒソ

 

結「ここはひとつポテトを」ヒソヒソ

 

…あぁ

 

俺「了解」ヒソヒソ

 

・・・

 

俺「デザート出来たよ〜」

 

「おお〜」

 

俺「これは友希那さんの分で猫のホットケーキ」

 

友「猫…!」

 

俺「これがあこの分でダークグレープアイス」

 

あ「はわわわ…超カッコいい…」

 

俺「白金先輩にはあっさりショートケーキ、紅茶付き」

 

燐「わあ…!」

 

俺「リサ姉にはガトーショコラのミニパフェ」

 

リ「わ〜お、めっちゃ美味しそうじゃん!」

 

俺「結莉にはいつものクッキーソフト」

 

結「ありがとうございます」

 

俺「紗夜さんには特別にクッキーとチョコソースポテトのセット」

 

紗「わ、私はポテトが好きなわけでは…」モゴモゴ

 

俺「まあまあ、折角作ったんだから」

 

紗「それなら…」

 

あ「りんりーん、これも美味しいよ!」

 

燐「うん…そうだね、あこちゃん」

 

リ「友希那〜これも美味しいよー、はい、あーん」

 

友「…リサ、辞めて」

 

リ「ほらほら」

 

友「…あむ」

 

結「平和ですね」

 

俺「みんな角が取れたよ…昔はこんな事出来なかった」

 

結「…お兄様に彼女が複数人いるのは納得出来ませんが」

 

俺「ま、まだ仮だから…多分」

 

結「多分って何ですか!?」

 

俺「ほら、アイス溶けるぞ」

 

結「お兄様〜!」

 

 

 

こんな日常が続けばいい…そう思っていた

 

しかし現実はそう簡単には行かず

 

世界線が混ざり、時間が混ざり…

 

起こるべくして起こる異変に巻き込まれる事になる

 

《君は真実を見抜けるか》

 

PERSONA CROSS



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第一夜「始動」

俺「…ん」

 

いつの間に眠って…ん?

 

俺「ここ…どこだ?」

 

黒と赤のタイルで敷き詰められたホールのような場所

 

俺「ぐっ…」

 

頭が痛む…思い出せない

 

そこにぽつんと俺と…!

 

俺「リサ姉、友希那さん!」

 

リ「うーん…」

 

友「ん…」

 

…寝ていたのか

 

俺「2人とも大丈夫?」

 

リ「あれ、ここ…どこ?」

 

友「…寒いわね」

 

言われてみれば少し肌寒い

 

紗「あら、起きていたんですか」

 

俺「紗夜さんまで…ここは一体?」

 

紗「わかりません、少し散策をしてみたのですが…」

 

・・・・

 

俺「扉…」

 

紗「ええ、廊下の突き当たりに…他にも道はあったからこれだけとは…」

 

…どう考えても怪しいが進展しなければならない

 

俺「紗夜さんはここで待っていてください…少し様子を見てきます」

 

紗「あまり無理はしないでくださいね」

 

俺「分かってます」

 

・・・

 

俺「これが…」

 

ぽつんとドアだけがあった

 

俺「…よし」

 

意を決して中に入る

 

俺「…」ギィィ

 

真っ白な部屋

 

俺「…これは?」

 

部屋の隅に転がっていたナイフを手に取る

 

…不思議な造形をしている

 

刃が黒く染まっている、中央部分には…

 

俺「メーター?」

 

謎だらけだ…

 

俺「ん?『S.E.E.S.』…」

 

近くにあるこのナイフ用であろうアタッシュケースの横に書かれている文字をなぞる

 

ボ-ンボ-ンボ-ン

 

俺「鐘の音…」

 

嫌な胸騒ぎがする…今辿ってきた道をアタッシュケースを持ち走り出す

 

・・・

 

紗「誰!?」

 

突如として現れた人のようなもの

 

しかし、足がなく目が金色にギラついている

 

何よりも…

 

リ「後ろの…刀を持ったのって…」

 

そう、問題は後ろの腕の塊…到底太刀打ちできるような相手じゃない…

 

?「ちょっと下がって」

 

友「えっ?」

 

目の前に囚われて後ろにいた少年に気がつかなかった

 

綺麗な青色の髪をした自分と同じ年の子…

 

?「ふー…」チャキ

 

息を吐きながら拳銃をこめかみに当てる

 

友「!?」

 

?「オルフェウス!」パァン

 

鮮血…の変わりに水色の破片が飛んで消えていく

 

その刹那、水色の破片が集まり人型のモノへ象られていく

 

友「なんて…綺麗なの」

 

?「逃げた方が良いよ、邪魔だし」

 

声を掛けられ我に帰る

 

友「そ、そうね…紗夜、リサ、ここは彼に任せて一旦逃げましょう」

 

リ「え…うん」

 

紗「彼が危険です!」

 

友「今の私達では返って足手纏いになるだけよ…彼には策がある様だし任せましょう」

 

・・・

 

俺「くっ…」

 

なんだこの化け物…腕の塊とか聞いてないぞ!

 

?「おーい…」

 

この声は…まさか!?

 

リ「おーい!」

 

俺「来ちゃダメだ!」

 

リ「え?なん…で…」

 

?「…」ギョロ

 

リサ姉に気づかれた…!

 

リ「な、なん…で…」ヘナヘナ

 

俺「早く逃げて!」

 

リ「あ、あはは…腰抜けちゃったみたい…」

 

…マジかよ

 

?「…」ブン

 

くっ…どうする!

 

リ「あ、あはは…ごめんね…」ポロポロ

 

俺(何も…出来ないのか…?

 

ナイフじゃ戦うことすらダメージを与えられるかすら怪しい

 

…でも!

 

俺「大丈夫、死なせない」ガチャ

 

動かないで後悔するより動いて後悔する方がよっぽど良い

 

俺「おいバケモン、俺が相手だ!」

 

?「…?」

 

リ「悠生…?」

 

数十分…いや、数分が限界か…その間にリサ姉を逃して俺も逃げれれば

 

・・・・・

 

《その程度か?》

 

なん…だ?

 

《お前の覚悟はその程度なのか?大切なモノも守れない…その程度なのか》

 

俺「守れないかどうかは俺が決める事だ…誰だか知らんがとやかく言われる筋合いはないな」

 

《お前が死ぬぞ?》

 

俺「んなわけあるか、彼女置いて早々に死ねるか」

 

《ふふっ…そう、なら良い…その覚悟確と聞かせてもらった……契約だ》

 

《我は汝、汝は我・・・》

 

《その脈を打ちし業火よ》

 

《自己の為ではなく情人の為に》

 

《その身で守ると徹する者よ!》

 

《その刃を心臓に突き立てたり!》

 

俺「…はぁ」

 

ナイフを己の心臓に向かって突き立てる

 

リ「悠生!?何を…」

 

俺「振り切った」

 

リ「…え?」

 

ブスッ

 

自分を突き刺したナイフは背中を貫通し

 

水色に輝く切先が見えた…鮮やかな翡翠色の破片とともに

 

〈《我が名は…ファンクション》〉

 

〈《歪みし時空間に抗う者よ…》〉

 

〈《その覚悟を持ってして歯向かえ》〉

 

PERSONA CROSS



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第二夜「危機」

目の前で自分の心臓を突き刺した悠生の背後には自分の背丈の2倍程の綺麗な翡翠色の結晶が現れていた

 

俺「ペルソナッ!」

 

そう叫ぶと結晶が砕け、中心部が露わになる

 

リ「何…あれ…」

 

白衣をまとい左半身が歯車などの部品で出来ており太刀を構えている人のようなモノ

 

先程青い髪の少年が出したモノに似ているが漂う雰囲気が本能的に警戒させる

 

俺「…」スッ

 

リ「…!」

 

悠生が右手を差し出すのと同時に姿が消える

 

リ(一体どこへ…?

 

間も無く

 

俺「怪我はない?大丈夫?」

 

?「…」シュゥゥゥ

 

あれ、腕の塊は?…

 

リ「…」

 

…理解するのに数秒は要した

 

・・・・・

 

友「ここ…何処かしら?」

 

ここまで来るのに今井さんとはぐれてしまった…

 

紗「湊さん先程のホールに戻りましょう、今井さんも来た道を戻っているはずですし」

 

一刻も早く彼女と合流しなければ…何が起こるかわからない以上単体で行動するのは危険すぎる

 

友「そうね、急ぎましょう」

 

月が赤黒く…なんだか不気味ね

 

スッ

 

紗「湊さん走って!」ダッ

 

友「さ、紗夜?」

 

ビキビキビキ

 

壁に亀裂が…!

 

・・・・・

 

リ「…え?ちょっと待って…え?」

 

俺「ん?」

 

リ「何したのかな〜って」

 

俺「…俺もわからん」

 

リ「も〜何それー!」

 

ほんと、訳分かんない…けど

 

リ「そ、その…ありがと」ジワ

 

ダメ、歯止めが効かなくなっちゃう

 

俺「…リサ姉が無事で良かった」ギュッ

 

あっ

 

リ「うっ…うう」

 

俺「…そういえば紗夜さん達は?」

 

リ「…はぐれたんだった!」

 

・・・・・

 

紗「くっ…」

 

?「…」

 

友「一体何なの?…紗夜、急ぎましょう」

 

紗「…っ!足が…」

 

瓦礫に挟まって!

 

紗「湊さんだけでも…逃げてください」

 

友「紗夜」

 

紗「私はもう…ダメみたいです」

 

友「紗夜!」

 

紗「…!」

 

友「諦めてはダメ、一緒に逃げるわよ!」

 

紗「湊さん…」

 

?「…」スッ

 

でも…もうダメみたいです

 

紗「湊さん、日菜を…頼みました」

 

最後の頼みを残し、剣に当たらないよう湊さんを突き放す

 

–––––ごめんなさい

 

友「紗夜–––––」

 

パァン

 

銃声…?

 

?「…!」

 

俺「間に…合った!」

 

リ「さっきの瞬間移動…」

 

今井さん、霧影君…!

 

俺「ぐっ…ペルソナが…保たない!」

 

?「…」グググッ

 

俺「あと一押しなのに…!」

 

?「ここは俺に任せてくれ」

 

銀髪の…学ラン?

 

?「ペルソナッ!」

 

・・・・・

 

あ「りんりん、起きてりんりん」

 

燐「あこ…ちゃん?」

 

あ「良かったぁ…そうそう、大変なんだよ〜!」

 

燐「ここは…?」

 

あ「あこもわかんないの…りんりんどうしよ〜」

 

燐「とりあえず…落ち着こうか」

 

PERSONA CROSS

 




めちゃくちゃSS投げてますけど一応月に1〜2本位にする予定です
まあ初回なので多少…


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第三夜「運命…?」

?「行け、イザナギ!」

 

学ランに鉢巻…いつの時代の番長だよ…

 

…って言うか

 

友「きゃっ!」

 

紗「っ…!」

 

敵味方関係無しかよ!

 

俺「うおっ」

 

こっちまで飛んできてるぞ!

 

…はぁ

 

俺「ファンクション!」

 

再びナイフで心臓を貫く

 

翡翠色の破片が集まって形となる

 

俺「やれやれ…」

 

紗夜さんと友希那さんを抱きかかえ、こちらに引き寄せる

 

数回雷が当たっていたように見えたが痛くはなかった…

 

?「…」

 

おい、オーバーキルはやめてやれ…

 

・・・・・

 

?「怪我はないか?」

 

俺「…おかげさまで」

 

悠「俺は鳴上 悠、よろしく」

 

俺「こちらこそ」

 

悪い人ではなさそう…

 

悠「鳴上悠です」

 

友「え、ええ…」

 

悠「よろしくお願いします」

 

リ「よろしく〜」

 

悠「悠です、よろしく」

 

紗「よろしくお願いします」

 

…悪い人じゃ無いんだろうけど

 

リ「へぇ〜先輩なんだ」

 

紗「先程はどうも…助かりました」

 

友「貴方は何処から来たのかしら?」

 

悠「あ、あはは…」

 

…鳴上先輩は悪くない…うん…うん?

 

俺「あれ…」

 

そういえば妙だ

 

自分でもぶっ飛んだ事をしようとしているぐらいわかっている…

 

わかってはいるが窓に近寄り…

 

俺「すぅ…」

 

息を止め

 

俺「ふんっ!」

 

突き出した拳は窓ガラスを容易く粉砕する

 

リ「!ゆ、悠生…?」

 

俺「…はぁ」

 

友「そ、そのごめんなさい…こちらで盛り上がり過ぎてしまったわ…」

 

俺「…何の話?」

 

紗「え?」

 

俺「いや、妙でしょ…どう考えても」

 

悠「妙…?」

 

俺「あんなに激しい戦闘があったんだ…物の1つや2つ壊れていてもおかしくはない」

 

悠「…成る程、確かに」

 

リ「ちょっと〜、私達にもわかるように解説してよ」

 

俺「さっき俺が割った窓ガラス、もう綺麗さっぱり何事も無かったかの様に綺麗さっぱり元どおりになってる」

 

悠「普通ではない異常な空間であるのは確か…他に人はいませんでしたか?一刻も早く抜け出した方が良さそうです」

 

友「1人いたわ…この先のホールよ」

 

俺「友希那さん、もう一つ」

 

友「何かしら?」

 

俺「俺が最後に覚えてる記憶が正しければあの場にいたのは俺を含めて7人…後の3人もいる可能性が高いから探す必要があると思う」

 

友「一理あるわね…」

 

紗「ここは二手に分かれて探しましょう」

 

俺「せやな…俺と鳴上先輩で別れるか…っ!」

 

なんだ!?意識が…遠退いて……

 

・・・・・

 

規則的なリズムに揺られ起こされる

 

ここは…

 

?「これもまた運命なのでしょう…ようこそ…我がベルベットルームへ…」

 

俺「…貴方は?」

 

イ「申し遅れましたな。私の名はイゴール。」

 

イ「この部屋・・・夢と現実、精神と物質の狭間の場所・・・ 『ベルベットルーム』の主を致しております。こちらここの住民のラヴェンツァです」

 

ラ「…以後、お見知り置きを」

 

ベルベットルーム…列車の中なのか?

 

また、変な所に入り込んでしまったらしい

 

PERSONA CROSS




※補足
鳴上 悠、及びP4の登場人物は
『ペルソナ4 ゴールデン』
の後の話となっております
(鳴上 悠が稲羽市に帰ってきた部分の後
ご了承のほどよろしくお願いします


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第四夜「目覚め」

今回からトーク表記を変更しました!
見辛いかもしれません…ごめんなさい


イゴール

「ここは何かの形で契約を果たされた方のみが訪れる部屋…貴方は過去…又は未来に待ち受けているのやも知れませんな」

 

「契約…」

 

全く記憶にないんだが

 

イゴール

「ところで…占いは信用されますかな?」

 

ラヴェンツァ

「ペルソナは自己や未来を象徴するもの、その象徴としてアルカナと言うものが用いられています」

 

「なるほど…それで占いって事か…」

 

名前は知っている…タロットカードの内の一つで占いをする際に使うカードだ

 

「残念ながら占いというものを体験した事が無いのでね…」

 

イゴール

「左様ですか…しかし貴方のアルカナは運命、貴方に与えられた特別な二つの力も運命なのかもしれません」

 

ラヴェンツァ

「…これを」

 

「鍵?」

 

ラヴェンツァ

「この鍵はここの入室許可を得た事を証明するモノ、くれぐれも紛失しないようお気をつけ下さい」

 

「…了解」

 

イゴール

「さて、今回はこの辺にして…現実世界では時間が経った様です」

 

ラヴェンツァ

「それでは…また」

 

「うっ…」

 

来る時と同じ意識が剥がされる感覚だ…

 

・・・・・

 

「…ん」

 

「…クマ?ひぇぇぇぇ!起きたクマぁぁぁぁぁ」

 

…なんだあの失礼な着ぐるみ

 

「体が重たいな…」

 

いまいち状況が掴めない中開きっぱなしの扉から勢いよく入り込む人影が

 

「わわっ、マジで起きてるぞ!」

 

「危険です、発砲許可をください」

 

「だからアイギスやめなって…」

 

俺「…」

 

誰か話の通じる奴はいないのか…

 

「騒がしいのぉ」

 

「その顔…うん、元気そうだね」

 

「…何とかな、それよりこいつら誰だよ」

 

・・・・・

 

「それじゃあまずこのデカくて関西弁なのが慶さん、に対して小さいのが和江、んで俺が霧影」

 

神無 慶

「一通り話終わっとるで」

 

「早く言ってよ!?」

 

神無 慶

「悪りぃ、言うの忘れとった」

 

本当かよ…

 

そんな事を思っていると扉が開く

 

鳴上 悠

「お、元気そうだな」

 

今井 リサ

「…!」

 

「…?」

 

リサ姉が何も言わないなんて珍しいな…

 

今井 リサ

「…た」

 

「??」

 

今井 リサ

「無事で良がっだぁぁぁぁぁぁ」

 

勢いよく飛び込んで来るリサ姉を受け止めきれずにそのまま後ろに倒れ込む

 

「うおっ…」

 

その流れで次々に人が…え?多くね?

 

・・・・・

 

「成る程、つまりペルソナを使い過ぎて過労で倒れたと」

 

心を具現化する…ね

 

「…とりあえず三つだけ聞いていいすか」

 

鳴上 悠

「どんとこい」

 

…この人の感性面白いな

 

俺「一つ目、貴方達誰?」

 

クマ

「はいはーい!クマはクマクマ!」

 

「おお失礼な着ぐるみじゃないか」

 

クマ

「ごめんクマ…」

 

「気にしてないから良い、次そこのツインテール」

 

佐倉 双葉

「私!?…えっと、双葉です…さっきはごめんなさい」

 

俺「気にしてない、次」

 

アイギス

「アイギスと申します、以後お見知り置きを」

 

結城 理

「結城です…よろしく」

 

「よろしく…友希那達を助けてくれてありがとう、助かった」

 

結城 理

「別に…」

 

・・・・・

 

「二つ目、ここ何処」

 

櫻樹 和江

「病院だよ…プレミアクラスレベルの」

 

「えぇ…」

 

誰が払うんだよ…

 

「…すまない、遅れてしまった」

 

「目を覚ましていたの!?」

 

結城 理

「遅かったね、そうだよ」

 

桐条 美鶴

「桐条 美鶴だ、よろしく」

 

岳羽 ゆかり

「岳羽ゆかりです、よろしく!」

 

「よろしくお願いします…あの、病院代ってどうなってるんですか?」

 

桐条 美鶴

「そこは桐条グループが全面保証する、問題ない」

 

「…そう、ですか」

 

神無 慶

「霧影どうしたんや?」

 

「いや、悪いなって…」

 

桐条 美鶴

「問題ない、安心してくれ」

 

「そうですか…では最後の三つ目、Roseliaの皆さん一回俺から離れません?」

 

湊 友希那

「嫌よ」

 

氷川 紗夜

「拒否します」

 

今井 リサ

「絶対に離さない」

 

白金 燐子

「…ごめんなさい」

 

宇田川 あこ

「やーだー!」

 

櫻樹 和江

「良かったな、ハーレムだぞ」

 

「病人を労ってください…」

 

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第五昼「休息」

「困ったな…」

 

リサ姉はさっきからしがみついてから離れないし両腕には紗夜さんと友希那さんで全く身動きが取れない…俺は磁石か!

 

「あのさ、トイレ行きたいんだけど…」

 

今井 リサ

「!ご、ごめん…くっつき過ぎちゃってたかな…」

 

「ううん、大丈夫…あれ?」

 

上手く立ち上がれずバランスを崩す

 

「うおっと」

 

櫻樹 和江

「よっ…大丈夫か?」

 

「さんきゅ…大丈夫じゃないけど」

 

桐条 美鶴

「無理もない、4日間寝たきりだったんだからな」

 

「4日!?」

 

もう夏休み中だがカフェテリアのバイトが…うーん、混乱してまとまらない!

 

神無 慶

「そんな心配な顔すんなや、安心せい、俺らでちゃんと店番位やっとるわ」

 

「…本当に俺の思考読んでくる辺り流石だわ」

 

神無 慶

「ちゃんとRoseliaに感謝するんやな、付きっ切りで看病してたんやぞ」

 

「そっか…結構お世話になっちゃったな」

 

櫻樹 和江

「お互い様だ…俺の時も手伝って貰ったしな」

 

「そう言ってもらえると助かる」

 

・・・・・

 

…トイレも一苦労だ

 

俺「こりゃいつも通り動けるようになるまで時間がかかりそうだな…」

 

川畑 結莉

「お兄様!」

 

「よっ、迷惑かけたな」

 

川畑 結莉

「どうしてそう貴方は無茶をするんですか!」

 

「言うてしてないぞ」

 

川畑 結莉

「してるじゃないですか!」

 

「もう年だからねぇ…」

 

櫻樹 和江

「…俺と同い年だろ」

 

「ああ、そうだった」

 

神無 慶

「っ…くくく…」

 

今井 リサ

「…ふふふ…」

 

「な…何さ、みんなして」

 

めちゃくちゃ怖いぞ

 

神無 慶

「あっはっはwwwww」

 

「うおっ!?」

 

ビックリさせんなよ…

 

今井 リサ

「いや…だってその顔…wwww」

 

「…そんな間抜け面してたか?」

 

櫻樹 和江

「お前自覚ないのか?w」

 

「和江まで…」

 

正直和江はあまり笑わないから和江が笑う程となるとかなりのものなんだろう

 

神無 慶

「いや、悪りぃwwww」

 

「ったく悪いと思ってないだろ…」

 

…ん?

 

「…桃」

 

白金 燐子

「え?」

 

「あ、いや…桃あるのか〜って…」

 

白金 燐子

「剥きま…す?」

 

「良いんですか!?」

 

白金 燐子

「良い…ですよ…」

 

「ありがとうございます!」

 

神無 慶&櫻樹 和江

「…」

 

無言の笑みやめろ!

 

・・・・・

 

俺「…ここ何でもあるなぁ」

 

冷蔵庫、シンク、クローゼット、個室トイレに風呂まで

 

…皿まで用意されてるよ

 

その時ノックの音が聞こえ…

 

看護師

「失礼します」

 

「あ、はい」

 

神無 慶

「それじゃ、俺らは一旦帰るからな〜」

 

結城 理

「…お大事に」

 

鳴上 悠

「安静にな」

 

「…どうも」

 

看護師

「…では、説明の方をさせて頂きます」

 

・・・・・

 

看護師さんからの説明を要約するとこんな感じだ

 

・ここは特別病室で朝と夜の診断の時にいれば基本的に出入り自由

 

・携帯などの通信機器の使用も可

 

・包丁は使用する際はブザーを押す事

 

・医院長が父さんの知り合い

 

看護師

「医院長がお父様に宜しく…との事です」

 

俺「あはは…」

 

…久し振りに電話するか

 

看護師

「最後にこちら」

 

渡されたのはいかにもなアタッシュケース…二つも

 

看護師

「美鶴様が電話をするように…との事です」

 

「…わかりました」

 

看護師

「何かありましたら私までご連絡ください…では」

 

俺「ありがとうございました」

 

軽く一礼をし退出していく

 

「…ふう」

 

先日拾ってきたアタッシュケースの方を開ける

 

そこには例のナイフと腰につけるタイプのホルダーが入っていた

 

しっかりと固定しナイフを留める

 

白金 燐子

「その、桃…剥けたよ」

 

「わぁ…」

 

桃なんていつぶりだろう…!

 

しかも食べやすいように角切りだ!

 

「それでは…」

 

白金 燐子

「…あーん」

 

「…?」

 

ん…?

 

「あ、あーん…」

 

口を開けると桃が運ばれる

 

俺「…あむ」

 

白金 燐子

「ふふふ…」

 

…めちゃくちゃ恥ずかしい

 

白金 燐子

「美味しい…ですか?」

 

「美味しいです…」

 

白金 燐子

「あーん…」

 

「…あむ」

 

・・・・・

 

「美味しかった〜!」

 

白金 燐子

「そう…ですね」

 

途中から私も食べちゃった…

 

「…」

 

み、見つめられてる…!?

 

白金 燐子

「な、何ですか…」

 

「先輩どうして敬語なんですか?」

 

白金 燐子

「どうしてって…」

 

そんな事考えた事ない…

 

「タメでいいですよ、先輩ですし」

 

白金 燐子

「じゃあ、その…桃、美味しかったね」

 

「ですね!」

 

白金 燐子

「…」

 

「…先輩?」

 

白金 燐子

「っ!な、何でもない…」

 

可愛かったなんて…言えない…

 

「ちょっと俺飲み物買ってきますね」

 

白金 燐子

「だ、大丈夫?」

 

「リハビリも兼ねて行ってきますよ」

 

白金 燐子

「うん…わかった」

 

PERSONA CROSS



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第六夜「就寝」

いつもよりちょっと長め&イチャコラ有の為注意


「はぁ〜」

 

白金先輩はすぐ顔にでるからわかりやすい

 

…あ

 

「電話…しないと」

 

さっき渡されたメモ用紙を見る

 

「…」プルルルル

 

桐条 美

『私だ』

 

「霧影です」

 

桐条 美鶴

『ああ、君か…随分と遅かったじゃないか』

 

「すいません…立て込んでました」

 

桐条 美鶴

『手短に説明するぞ、詳しい事は分かり次第伝える』

 

「はい」

 

桐条 美鶴

『君達が迷い込んで居た場所、更には私達がいる現実世界は今時空間が歪んでいることがわかった』

 

「時空間が…」

 

桐条 美鶴

『これはその内全員に向けて私から話す…あとナイフの事だが』

 

「ああ…」

 

改めて手に取るとわかるが少し大きめである

 

今は一緒に渡された腰のホルダーにセットしている

 

桐条 美鶴

『あれはこちらでも調査をしているが…少々妙でな、存在は記録されているが詳細データが無いんだ。どんな代物か分からない、使うときは緊急時のみだ、それ以外はもう一つのアタッシュケースに入っている召喚器を使え…いいな?』

 

「はい」

 

桐条 美鶴

『とりあえずここまでだ…分かり次第連絡する』

 

「了解です」

 

ツ-ツ-ツ-

 

(…そういやまだもう片方のアタッシュケース開けてないや、そこにペルソナ召喚器があるんだろうな)

 

俺「…ジンジャーエール買ってくるか」

 

・・・・・

 

白金 燐子

「…あれ?」

 

このアタッシュケースは…?

 

中を開けて見ると拳銃とホルダー、取扱説明書が入っていた

 

白金 燐子

「ペルソナ…召喚器?」

 

体を撃ち抜くだのおぞましい事が書いてある

 

白金 燐子

(私には…そんな覚悟…)

 

よく分からないが下手に触らない事に越したことは無いだろうとアタッシュケースを閉じる

 

「…戻りましたん」

 

白金 燐子

「その…おかえ…り……」

 

「はい、白金先輩の分」

 

白金 燐子

「あり…がと」

 

一口お茶を含むと喉が潤されていく

 

プルルル

 

「…もしもし…ああ、どうしました?…海!?」

 

・・・・・

 

「…切られた」

 

白金 燐子

「どうしたの…?」

 

「いえ…何でも…」

 

この様子だと知っていそうだが疲労感がどっと溢れてきた

 

「すいません…もう寝る事にします」

 

白金 燐子

「そっか…じゃあ私も、お風呂に入ってくるね」

 

「あ、はーい…ん?」

 

いや、聞き間違いか…相当疲れているんだろうな

 

「それじゃあおやすみなさい」

 

白金 燐子

「うん、おやすみ」

 

そう言って風呂場に入っていく白金先輩を見て只々

 

ああ、聞き間違いじゃなかった…と、思う他なかった

 

「…寝よ」

 

すぐに起きてしまうのも知らずに就寝する

 

・・・・・

 

道具を持って来て正解だったな…

 

彼が寝たきりだった四日間は当番で彼の看病をしていた…あこを除いて

 

あこちゃんには悪かったかな…?

 

しかし中学生が一人で病院に泊まれる訳が無くお見舞いに行く事で渋々納得してもらったのであった

 

白金 燐子

「…あれ?」

 

もう寝ちゃったのかな?…しょうがないか

 

そこにふと、壁に掛かっている服が目に留まった

 

いつだったか彼の姉が話していた事を思い出す

 

『兄は一人で抱え込んでしまうので…実は私もよく分からないんです』

 

まだ打ち解けれていない部分も多い…少しずつで良い、彼の事を知っていこう

 

白金 燐子

「…くしゅんっ!」

 

早く布団に入らなきゃ…あれ?

 

…寝具がない

 

・・・・・

 

…ん

 

体を揺すられたような気がしてうつ伏せの状態から少し寝返りを打ち、右を見る体勢になる

 

「…先輩?」

 

白金 燐子

「あ……」

 

目の前には15cm程の所に彼女の顔があった

 

完全に目が合い、顔が真っ赤に染まっていくのが暗闇の中でもはっきりと見える

 

白金 燐子

「えっと…その……///」

 

…先輩はひょっとして天然なんだろうか

 

PERSONA CROSS




イチャコラの続きは6.5夜にでもします(。-∀-)b
次回、海!


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第七朝『海』

『海』

 

 

「…暑い」

 

神無 慶

「しょうがないやろ…」

 

鳴上 悠

「…随分と変わった格好だな」

 

雨宮 蓮

「刀か、いいな」

 

モルガナ

「良くねぇよ!」

 

「おもちゃみたいなもんだから大丈夫だ…多分」

 

…海パンに刀というかなり特殊な格好なのは自覚している、おもちゃだから大丈夫だろう…お手製ではあるが

 

霧影 悠生

「バイトたる者Roseliaを守らなければ…」

 

神無 慶

「流石に気の使いすぎちゃうんか?」

 

霧影 悠生

「…だよなぁ」

 

そもそもの事の発端は友希那さんからの電話だった

 

・・・・・

 

「もしもし」

 

湊 友希那

『私よ』

 

「ああ、どうしました?」

 

湊 友希那

『伝え忘れていたのだけれど海フェスに出ることになったわ、2週間後に貴方も来て頂戴』

 

「海!?」

 

湊 友希那

「よろしく」ブツッ

 

・・・・・

 

鳴上 悠

「それより俺らが来ても良かったのか?」

 

「少し人手が必要なんですよ…ホテル代もタダですし」

 

櫻樹 和江

「…一週間宿泊代も全額負担するとはな」

 

「…流石弦巻家だよ、全員分のホテル代全額カバーだってよ」

 

今回の夏フェスは5バンドが出演する事となったのだが、時間の都合上5バンドが明日の夜の部に一斉に出演する形となった

 

「まあ、Roseliaの護衛もあるしこいつをな…」

 

櫻樹 和江

「…霧影程じゃ無いにしろ周辺の警戒は必要なのでお願いします」

 

結城 理

「…わかった」

 

「おまたせ〜!」

 

俺「…はぁ」

 

––––地獄だ

 

・・・・・

 

《えーっと…点呼をとります》

 

「この後どこ行くー?」

「…あつい」

「みて!あそこにアイスクリーム屋さんがあるわ!」

 

メガホンを使ってもろくに聞こえてなさそうだぞ!?

 

《うるさい人にはご飯が当たりません》

 

全員

「…」

 

…ご飯は偉大だ

 

《Poppin'Party》

 

戸山 香澄

「はいっ!」

 

《Afterglow》

 

美竹 蘭

「…いるよ」

 

《Roselia》

 

湊 友希那

「揃ってるわ」

 

《Pastel*Palettes》

 

丸山 彩

「はーい!」

 

《ハロー、ハッピーワールド!》

 

弦巻 こころ

「ここよ!」

 

《よし、6時までに戻ること、解散!》

 

…一苦労だ

 

・・・・・

 

月島 まりな

「お疲れ〜、はい、差し入れ」

 

「…あざす」

 

ジュースが身にしみる…この暑さで水分補給を怠るのは自殺行為だ

 

月島 まりな

「やっぱり君に頼んで正解だったよ〜」

 

「こっちの身にもなってくださいよ…」

 

月島 まりな

「それよりもどう?順調?」

 

「ぼちぼちです…」

 

今のところ仕事という仕事は特に無い

 

「はぁ…」

 

月島 まりな

「それじゃあやる事も粗方終わったし楽しんで来ていいよ!」

 

「そうさせていただきます」

 

月島 まりな

「それじゃあ6時にここ集合って和江君にも伝えておいてね」

 

「了解です…」

 

月島 まりな

「それじゃあ楽しんできてね!」

 

「はい」

 

月島 まりな

「…不安だなぁ」

 

・・・・・

 

 

『繁華街』

 

 

霧影 悠生

「さて…どこに行こうかな」

 

遊ぶ予定は更々無かったので急に暇になってもやる事がない…ん?

 

松原 花音

「ふえぇ…」

 

…何故ここにいるんだ

 

PERSONA CROSS




大変長らくお待たせいたしました

中間テストと追試に追われ
中々SSに手を出せませんでした( ˘ω˘ )

本家様の方でペルソナとバンドリのコラボをやっていますが

全く想像していませんでした(笑

イベントストーリーを避ける形でSSは進行させる予定です
※ネタバレを避けるためです

今後ともよろしくお願いします


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第八昼『恐怖?』

『海水浴場:Afterglow』

 

 

櫻樹 和江

「6時集合か、わかった」

 

霧影 悠生

『遅刻すんなよー』

 

櫻樹 和江

「わかってる、じゃあな」

 

青葉 モカ

「ふふふ、たっぷり遊べるね〜」

 

上原 ひまり

「あれ、霧影は?」

 

櫻樹 和江

「松原先輩を黒服さん達に預けてから来るって」

 

宇田川 巴

「じゃあ先に海で遊んでようぜ!」

 

青葉 モカ

「モカちゃんもそれがいいと思いまーす」

 

櫻樹 和江

「まあ、あいつどうせ Roseliaの所寄って行くんだろうし…」

 

美竹 蘭

「あれ…ひまり、日焼け止めは?」

 

上原 ひまり

「え?…どどどどうしよう、塗ってない!」

 

羽沢 つぐみ

「ひ、ひまりちゃん、これ!」

 

上原 ひまり

「つぐぅ…ありがと…」

 

櫻樹 和江

「はぁ…ちょっと飲み物買って来る」

 

羽沢 つぐみ

「あ、私紅茶飲みたい」

 

青葉 モカ

「じゃあね〜…あたしはお茶でいいやー」

 

美竹 蘭

「…水で」

 

宇田川 巴

「アタシはなんでもいいぞ!」

 

上原 ひまり

「私もなんでもいいや」

 

櫻樹 和江

「…へいへい」

 

 

・・・・・

 

櫻樹 和江

「…ん?」

 

なんだここ…こんな部屋あったっけ?

 

櫻樹 和江

「アタッシュケース?なんでまた…」

 

中には少し大きめの、ピストルと言うには似つかないサイズのハンドガンが入っていた…が

 

櫻樹 和江

「なんだこれ?」

 

このハンドガン、通常必須であるマガジンが見当たらない…シリンダーから入れるわけでもないようだ

 

櫻樹 和江

「『S.E.E.S.』って確か、桐条さんの…」

 

アタッシュケースの蓋に刻印されている文字を見る

 

忘れ物かもしれないと思い、アタッシュケースと飲み物を抱え、皆んなの所へ急ぎ足で向かった

 

 

・・・・・

 

 

『海辺:悠生』

 

 

霧影 悠生

(先輩の方向音痴は常識を逸しているからなぁ…どうしたものか)

 

…あの方向音痴具合は才能といっても過言ではないよな

 

霧影 悠生

「あれは…」

 

今井 リサ

「友希那も気をつけなよ〜?小さい頃みたいに襲われるかもしれないんだからね…」

 

湊 友希那

「それはリサもでしょう?」

 

今井 リサ

「いや〜怖かったよね、あの時の目がギラギラしてた大人達…覚えてる?」

 

湊 友希那

「ええ、あの日の事は今でも–––––」

 

金髪の男

「あれ、お姉さん達二人だけ?ちょっと俺達と楽しい事しようぜ♪」

 

湊 友希那

「貴方達、誰?」

 

今井 リサ

「ちょっと、離して!」

 

銀髪の男

「まあまあ、そんなに堅くなるなって」

 

湊 友希那

「…離してもらえるかしら?」

 

金髪の男

「…もし離さなかったら?」

 

湊 友希那

「っ…その時は–––––」

 

霧影 悠生

「俺が斬る」

 

金髪の男

「あれ、お兄さんもしかしてお友達?って言うかその刀何、ウケるんだけどw」

 

銀髪の男

「ちょっとお友達借りるね、厨二病君☆」

 

霧影 悠生

「何を言っても無駄か…」

 

金髪の男

「あれれ、どうしたのかな〜?散々カッコつけておいてお友達置いて行っちゃうの〜?」

 

霧影 悠生

「何を言っている」

 

今井 リサ

「ひゃっ!」

 

湊 友希那

「きゃっ!?」

 

霧影 悠生

「大丈夫?変な事されてない?」

 

先程までは金髪の男の方にいた友希那とリサは一瞬にして霧影の背後に移動した

 

銀髪の男

「!?おいテメェどう言う手品を使った」

 

霧影 悠生

「手品?すまないが何を言っているのかサッパリだな」

 

金髪の男

「ふざけんな!」

 

霧影 悠生

(ま、殴りかかってくるわな…)

 

金髪の男

「ぐふっ…」

 

銀髪の男

「ごあっ!」

 

霧影 悠生

「はあ…この距離だと刀の方が有利でしょ」

 

神無 慶

「すまん、遅れたわ…お前その笑みやめい」

 

霧影 悠生

「はっ…ついつい」

 

悪い癖が出てしまっていたようだ

 

銀髪の男

「舐めやがって…おい、お前ら!」

 

神無 慶

「ほー、よう出てくるな…10人は居るんとちゃうん?」

 

霧影 悠生

「そんなもんかー…慶さんどうする?」

 

神無 慶

「任せる」

 

霧影 悠生

「えぇ…」

 

黒服の女性

「霧影様、後はこちらでお引き取らせください。今井様方がお待ちでございます」

 

霧影 悠生

「あーなんかすいません…よし、戻るか」

 

神無 慶

「せやな」

 

後ろから悲鳴が聞こえていたのは言うまでもない…考えるだけでゾッとする

 

 

PERSONA CROSS




前投稿から1ヶ月近く経ってしまいました(殴
別に遊び呆けてたわけじゃないですよ、本当に()

ところで3DSでペルソナの新作が発売されますね!
3DSを修理に出さないと遊べないことに気がついて少々凹んでおります
お財布と要相談ですね…

さてさて本文の裏話というか小話なんですが
[神無 慶]の関西弁はエセから修正してもらってます←
投稿されてすぐ見ると文が変なことになってますが気にしないで頂けたら幸いです…

霧影の瞬間移動トリックは次話に解説するのでもうしばらくお待ちください^^;


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第九昼「憂鬱」

少しだけイチャつきます!


 

『砂浜:友希那・リサ・悠生・慶』

 

 

今井 リサ

「あ、おーい!」

 

霧影 悠生

「リサ姉と友希那さん!大丈夫?変な事されてない?」

 

湊 友希那

「私は大丈夫よ」

 

今井 リサ

「アタシも大丈夫」

 

湊 友希那

「それよりも、どうやって私達を引き寄せたの?」

 

霧影 悠生

「えっと…うーんと…」

 

今井 リサ

「友希那〜、悠生が困ってるからほどほどに…ね?」

 

湊 友希那

「あら?ごめんなさい」

 

霧影 悠生

「いや、大丈夫」

 

神無 慶

「すまん、俺に経緯を教えてくれんか?」

 

霧影 悠生

「ああ、慶さんが来る前に–––––」

 

・・・・・

 

神無 慶

「なるほどな、それでどうやったんや?」

 

霧影 悠生

「ちょっと空間を…ね」

 

神無 慶

「ふむ?…それはそうとして海で遊ばんのか?」

 

今井 リサ

「あっ、そうだよ、遊ばないと!慶もどう?」

 

神無 慶

「気使わんでええよ、私も用事あるし」

 

霧影 悠生

「もしかして麻弥さん?」

 

神無 慶

「…なんで知ってるんや」

 

霧影 悠生

「ただの勘だよ、勘」

 

神無 慶

「ま、ええわ。そんな訳やからじゃあの」

 

今井 リサ

「…慶ってさ」

 

霧影 悠生

「うん?」

 

今井 リサ

「鈍いよね」

 

霧影 悠生

「…うん」

 

–––––時間経過–––––

 

霧影 悠生

「…んじゃ仕事行ってくるわ」

 

今井 リサ

「そっか…うん、行ってらっしゃい♪」

 

湊 友希那

「…」

 

霧影 悠生

「友希那さん?」

 

湊 友希那

「少し…良いかしら」

 

霧影 悠生

「?まあ少しくらいなら–––––」

 

返事を全て聞かない内に顔を寄せ…

 

湊 友希那

「…っ///」

 

唇を奪われた

 

湊 友希那

「…行ってらっしゃい」

 

いつもの口調で、けど海と共に夕焼けに照らされている彼女は艶やかに微笑んでいた

 

霧影 悠生

「…行ってきます」

 

名残惜しいが仕方なくその場を後にした

 

・・・・・

 

 

『ステージ会場:まりな・悠生・和江・慶』

 

 

月島 まりな

「まあそんなにやる事はないんだけど…はい、これ」

 

櫻樹 和江

「…このプリントは?」

 

月島 まりな

「当日のスケジュール表と各バンドの配置、

機材のチェックとかは業者さんに頼んでるから大丈夫」

 

霧影 悠生

「えっと…つまり…」

 

月島 まりな

「うん。やる事ないから解散、以上!それじゃまた明日ね」

 

悠生・和江・慶

「…」

 

その場に残った3人は数十秒に至る思考の末こう口に出した

 

悠生・和江・慶

「「「俺たち来る必要あったか?」」」

 

…と

 

・・・・・

 

 

『繁華街:悠生・和江・慶』

 

 

悠生・和江・慶

「…はぁ」

 

このまま戻るのはばつが悪いという事で街をこうやって散策している…訳なのだが

 

霧影 悠生

「…あ、そういやスケジュール表ってハロハピとポピパの分どうする?」

 

神無 慶

「…あーハロハピ渡してくるぞ、私の監査範囲が一番近いだろ」

 

櫻樹 和江

「んじゃ俺ポピパ行ってくるかな、隣だし」

 

霧影 悠生

「なんか悪いな」

 

神無 慶

「ま、気にすんなや」

 

霧影 悠生

「それじゃあ任せた」

 

櫻樹 和江

「次はホテルで」

 

霧影 悠生

「了解」

 

神無 慶

「おう」

 

…やれやれ

 

霧影 悠生

「アイス買ってこ…」

 

・・・・・

 

 

『???:あこ・燐子』

 

宇田川 あこ

「りんりん大丈夫?」

 

白金 燐子

「うん…大丈夫だよ、あこちゃん」

 

ここは一体どこなのだろう…暫く時間が過ぎたように感じる

 

時計の針は機能していない

 

白金 燐子

(これから…どうすれば……助けて!)




はい、お久しぶり…じゃないですね

前回のトリックですがくわしく書かずに
濁してるのは意図的です、サボったわけじゃないです
…本当ですよ?

北海道で地震がありましたね
主に震源地付近と札幌が大変なようです
そのすぐ後に大阪が台風で大変な事になっているようですが…
ぶっちゃけ北海道は震源地付近と札幌以外それ程大変な事にはなっていません
札幌と震源地付近は大惨事らしいです、来週札幌に行くのでその時に見てこようかと思ってます

しんみりしててもアレなんで…
少し明るい話をしましょうか
今このSSをご覧になっている方はバンドリから来た方なんでしょうか?
それともペルソナから来た方なんでしょうか?
そこの所少し気になっている所ですね…
バンドリのキャラクターばかりとかペルソナばかりにならないように気をつけていますがバランスが取れず難しい所です


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第十夜「異変」

『ホテル:霧影 悠生』

 

 

ホテルに戻るやソファーに寝転んでしまった

 

ペルソナの能力を発動させたのが原因か…?

 

ひとまずアイスを咥える…葡萄の甘酸っぱい風味が口に広がる

 

一つ、ペルソナの事で気になっていることがある

 

ペルソナは神話に登場する神や悪魔、実在した者など

 

形は様々であるが世間に知られていないにしても何かしらの名前が残されている者だった

 

しかし、ファンクションは英語で言う関数とか機能とか、早い話単語で神とか英雄とかで実在した訳ではない

 

これが何を示しているのかは分からないが自分が持っているペルソナは少し別物と考えたほうがいいだろう

 

何というか自分が仲間外れにされているようで気に食わない

 

…余計な事を考えたせいか腹が空いたな

 

霧影 悠生

「ん…あれは?」

 

ふと窓の外に視線を移すと月が紅く見えた

 

霧影 悠生

「ブラッドムーン…だっけ」

 

そんな呼び名だった気がする…たしか

 

正直言って紅い月は嫌いじゃない。むしろ好きだ

 

霧影 悠生

「…」

 

何か違和感を感じた…が、霧がかかったかのようにまるで分からない

 

霧影 悠生

「…っ!?」

 

ぐにゃり、と視界が歪みバランスが取れずベッドにそのまま倒れ込んでしまう

久し振りに遠出をして疲れたのかそのまま浅い眠りにつくのだった

 

『???:霧影 悠生』

 

「–––––さん」

 

「む––––さん」

 

「霧影さん!」

 

霧影 悠生

「っ!」

 

宇田川 あこ

「霧影さん!」

 

白金 燐子

「良かった……目を…覚ましたん…ですね。」

 

宇田川 あこ

「誰とも会えなくて怖かったよ〜!」

 

涙目のあこを抱きしめ落ち着かせるように頭を撫でる

 

霧影 悠生

「さて、早く海に戻ろうか」

 

あこ・燐子

「海…?」

 

二人とも豆鉄砲を食らったようにキョトンとした目を向けられる

 

白金 燐子

「海…ですか?」

 

宇田川 あこ

「そういえば黒髪の人は?」

 

霧影 悠生

「…ん?雨宮先輩のこと?」

 

雨宮 蓮、自分より一つ上の学年の先輩だ。

何を隠そう心の怪盗団のリーダーを務め、ペルソナ:アルセーヌの使い手である

アルカナは愚者、結城先輩とは違い変更はない

少し遠いが喫茶店でバイトをしているらしい、今度遊びに行く予定だ。

 

白金 燐子

「鳴上…?」

 

あれ、この前脱出した時に紹介したはずなんだけどな…

 

霧影 悠生

「ほら、この前ここを出た時に紹介した人だよ」

 

その一言を発すると共に白金先輩の顔がみるみるうちに青ざめていく

 

…この後、俺は白金先輩から衝撃的な真実を知ることとなる

 

「……霧影君、その…私達…ここから…一度も、出て…ないです」

 

「–––––––––え?」

 

PERSONA CROSS




お久しぶりです、かろうじて生きてます

ただ今第1話をリメイクする作業も同時に行なっているのでペースがかなり下がってしまいます…申し訳ございません

生暖かい目で見守ってください


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十一話「現実/夢」

状況が理解できないまま電車に揺られ時が過ぎる

 

霧影 悠生

「…何を言っているんだ?さっきまで、海に–––––」

 

海にいたのに、そう言いかけた所で突然ノイズが入り記憶が途絶えた

 

『ホテル:霧影 悠生』

 

霧影 悠生

「夢…」

目が覚めたら自分はホテルのベッドにいた。

さっきまで居たはずの白金先輩やあこの姿は一切なかった、きっと夢だったのだろう。

 

–––––今のは本当に夢だったのか?疑問点はいくつかあった。

「一度も出ていない」とはどういう事か、何故あのセカイになのか、 そもそもあのセカイは何なのか。

だが今はそのような事を考える余裕はなかった。

 

霧影 悠生

「さっきの俺は一体…」

 

自分の形をした自分ではない何かの意識を共有していたような、そのような感覚だった。

何者かに体の自由を奪われていたのか、それともアレは自分自身であったのか…

以前桐条さんに聞いた事があった。

 

『別世界にはシャドウという我々の敵が存在する。鳴上君達は自分自身の影の様な者も居たと言っていた。警戒を怠るなよ』

 

霧影 悠生

「–––––つまりアレが本当の、自分の内側って事なのか?」

 

頭の中でまとまらずにただ混乱していく

 

霧影 悠生

「本当の…自分」

 

それにあの場所は…?

 

列車の中のようだった…

 

霧影 悠生

「あんな場所、俺は–––––」

 

『ここが、駅?』

 

『りんりん、ここなんだろう…?』

 

『これが噂の…?』

 

霧影 悠生

「ぐっ…」

 

フラッシュバックに耐えきれず体勢を崩してしまう

 

霧影 悠生

「いや、俺は知っている…あの列車を知っている」

 

いつ?どこで?浮かんだ疑問に脳は返答出来ない。

 

ただ、自分の中の本能が叫んでいる。

 

霧影 悠生

「–––––何かがおかしい」

 

今は、そう言わざるを得なかった。

 

 

 

『???:宇田川 あこ』

ー数分前

 

霧影 悠生

「あこ、こっちだ!」

 

宇田川 あこ

「もう、限界っ!」

 

間一髪のところで霧影さんに飛びつく

 

雨宮 蓮

「大丈夫か!」

 

霧影 悠生

「こっちは問題ない」

 

後ろを追って来た怪物はもう倒されていた

 

宇田川 あこ

「っ…恐かったよぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

霧影さんのワイシャツが涙と鼻水でぐしゃぐしゃになる

 

それでもワイシャツの事なんて気にせずにあこの頭を優しく包み込んで泣き止むまで頭を撫でてくれた

 

霧影さんはやっぱり優しい

 

雨宮 蓮

「やはり電源はつかない…か」

 

霧影 悠生

「来た道を戻るしかないか…」

 

またあの道を引き返すの…?

そう言いかけたがぐっと堪える

 

霧影 悠生

「あこ、歩けるか?」

 

宇田川 あこ

「う、うん、大丈夫、次来たらあこのこう…なんかすごい魔術でどーん、ばーんってしちゃうもんね!」

 

霧影 悠生

「ん、そっか、それじゃあ問題ないな」

 

見え透いた痩せ我慢に優しい笑みが返させる

…うう、ちょっと恥ずかしいな

 

雨宮 蓮

「…行くぞ!」

 

悠生・あこ

「おう!」

 

PERSONA CROSS




はい、ぽんぽん更新してますが少し時間下さい()
課題が終わってないんです()


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