デジタルハイスクールD×D (黒牙雷真)
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原作前
始めてのエボリューション!!


 

 

 

 

 

どうも皆さん、八神カズマです。

只今、何処かの森を歩いています。

何故、歩いているか言われるとまた神様の

手違いで1000年前にきたそうです。

でだ、元の時代に転移させるまで少し時間が

かかるそうです。

 

 

???「ねぇカズマ。誰に喋ってるの?」

 

???「そうだよ、大丈夫?」

 

カズマ「ああ。大丈夫だ、問題ない!」

あれ?これって確かフラグだったような……

 

【ドガーン!!】

 

やっぱりフラグじゃん!ヤバくね!?

俺の【危険だぜセンサー】がバリ3だよ!

と脳内で叫んでると……

 

アグモン「カズマ、何かくるよ!」

 

カズマ「え“っ!」

 

カブモン「空だ!」

 

俺はアグモンの声で何かがくるのは分かった。

しかし、ガブモンの声で空を見ると俺の目に映ったのは……

 

カズマ「赤いドラゴンに白いドラゴン!?」

 

アグモン「なんか、すごいなあ~」

 

いやいや、そんなんでかたずけないでくれよ、アグモンよ……

 

ガブモン「近くで戦争をしてるみたいだ」

 

アグモン「カズマ、どうするの?」

 

カズマ「せっかくの異世界転生だ。冒険を

しようぜ。アグモン、ガブモン!」

 

アグ・ガブ「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

《sideサーゼクス》

 

私は今、死を間近で感じている……。何故なら我々の【悪魔】【天使】【堕天使】の 三つ巴の戦いをしていると空から二天龍である。

【赤龍帝ドライグ】と【白龍皇アルビオン】の二体がこの三種の戦争に介入して来たこと

 

 

サーゼクス「ここのままでは……」

 

ドライグ『なんだ、貴様等は俺様たちの闘いに

茶々を入れる気か?』

 

アルビオン『下等な悪魔どもが蹂躙してくれる!

赤いの先ずはこいつらから消すぞ!』

 

 

ドライグ『貴様の考えに乗るのは癪だが、

邪魔な奴らから消すのは賛成だ!』

 

サーゼクス「全員、散開しながら回避!」

 

悪魔達「了解!」

 

 

みんな、私の声で散開しながら回避をしてくれているがこれではジリ貧だ……。

と考えていると私の友人であり最上級悪魔のセラフォルーが……

 

 

 

 

 

《sideセラフォルー》

 

セラフォルー「クッ!なんて広範囲の攻撃なの!ここのままじゃ、避けきれない!?」

 

ここのままじゃあ、みんなまで……。どうにかしてあの二天龍を追い払うか倒さないと……。

と私は戦争の中でありながら考えていた。

でもそれが間違いだった……

 

 

サーゼクス「セラフォルー、危ない!?」

 

セラフォルー「えっ!」

 

 

あ、駄目だ……。これは避けきれない。

そう私は戦争の中で考えごとをしていたため二天龍の内である。【赤龍帝】の炎ブレスに気がつかなかった……。

 

 

セラフォルー「ごめんね。ソーナちゃん、お姉ちゃん

ここまでみたい……。最後に一度だけ、ソーナちゃんの顔が見たかったな」ポロポロ

 

私は呟きながら死を待った……。

しかし、いっこうに熱さや痛みがこない

なんで?

 

 

???『そんな簡単に命を諦めるな!』

 

セラ「えっ?」

 

 

 

 

 

 

《sideカズマ》

 

俺たちはあのデカイ音とドラゴンがいる方へ走ってきて、ちょうど丘がありその先は崖になっているところに着いた。

 

 

カズマ「やっと着いたぜ~」

 

アグモン「カズマ、なんか凄いことになってる

みたいだよ?」

 

 

アグモンの声で辺りを見回してみるとさっき 空を飛んでた赤と白のドラゴンが悪魔や天使堕天使をブレスで焼き殺していた……

 

 

ガブモン「カズマ、あの人危ない!」

 

カズマ「なに!?助けるぞ!二人とも進化と俺と

合体だ!」

 

アグ・ガブ「分かってる!」

 

二人は俺の声に力強く返す。

 

さぁ、はじめての戦闘だ!どこまでやれるか、試してみるか!!

 

 

 

 

【BGM: brave heart 】

 

 

 

 

アグモン『アグモン!ワープ進化ぁぁぁぁ!

ウォォォォォグレイモン!』

 

ガブモン『ガブモン!ワープ進化ぁぁぁぁ!

メタルッッガルルモン!』

 

カズマ「いくぞ!ウォーグレイモン、メタルガルルモン!合体だ」

 

グレイ・ガルル『ああ!』

 

カズマ「デジタルエボリューション!」

 

俺がそう叫んで崖を飛びながら、二人と合体する。

先ずは空中で、右腕にメタルガルルモンが合体する。

続いて、左腕にウォーグレイモンが合体して合体した腕から白い物が伸びてきて俺を包み込み光る

 

 

カズマ『オメガモン!』

 

 

よし、成功だ!ここのまま、あの子を守るために急がないと!

 

それからは驚くほど速度が出た……。それに、この『オメガモン』にはちゃんと手があるんだな……。

アニメとかだと手がないのに、神様のお陰か、わからないけど便利だな。

先ずは目の前に集中集中っと。あっ!あいつ、ブレスを射つ気だ!ならぶった斬るだけだ!

 

 

カズマ『グレイソォォド!』

 

セラ「ごめんね。ソーナちゃん、お姉ちゃんここまでみたい……。最後に一度だけ、ソーナちゃんの顔が見たかったな」ポロポロ

 

カズマ『そんな簡単に命を諦めるな!』

 

 

グレイソードで赤いドラゴンから放たれたブレスを横一閃で霧散させる

 

ふ~、なんとか間に合ったみたいだな

 

 

???『なんだ、貴様は!貴様も俺様の闘いの

邪魔をするのか!?』

 

カズマ『俺の名、オメガモン! それにそんなのは俺には、関係ない……。ただ、救える命があったから救っただけだ』

 

ドライグ『フン!なら、この【赤龍帝】の力を思いしるがいい、くらええええ!』

 

 

と【赤龍帝ドライグ】はブレスを放ってくる

ぶっちゃけ、名前はわかります

 

 

セラフォルー「あ、危ない!私はいいから逃げて!」

 

カズマ『いや、一人では逃げないよ……。ちょっと失礼するぞ』

 

セラフォルー「えっ!////」

 

カズマはドライグのブレスがくるよりも先にグレイソードを収納してセラフォルーを軽くお姫様抱っこをして、その場から離れて紅髪の男のところに移動する。

 

 

カズマ『彼女を頼む……』

 

サーゼクス「ああ、だが君は!」

 

カズマ『心配しなくていい。すぐに終る。』

 

 

カズマはセラフォルーをサーゼクスに任せるとすぐにドライグの元に戻る

 

 

ドライグ『貴様、あれを避けたのか!?運のいい奴め、次は外さん!』

 

カズマ『もう避ける必要はない……。グレイソード!はあああああ!』

 

俺は収納した。グレイソードを再び出してドライグに音速で接近し斬りつける。

 

ドライグ『ウガアアアア!?』

 

 

とドライグは切られた箇所を抑え、叫びをあげる

 

 

アルビオン『赤いの!よくも、貴様ああああ!』

 

カズマ『次にアルビオンか……。なら、ガルルキャノン!落ちろ!』

 

 

俺は右手のガルルキャノンを出して、此方に飛んでくるアルビオンに向かって放つ。

 

 

アルビオン『こんなものでえええ!』

 

【divie,divie,divie,divie,divie,divie】

 

 

カズマ『無駄だ。お前じゃ、それは消せないよ』

 

アルビオン『何故だ!ウガアアアアアアア!』

 

 

 

 

 

 

《sideサーゼクス》

 

私は奇跡を……。いや、伝説の瞬間にいるのかもしれない……。あの二天龍を軽々と圧倒する白い聖騎士。

あれはまさに、白き英雄と以外なんと表していいか私には言葉が見つからなかった。

 

 

サーゼクス「凄いものだ。君もそうは思うだろ?

ん?セラフォルー?どうしたんだい顔が真っ赤に染まってるが?」

 

セラフォルー「えっ!なななな、何でもないよ!私はいつもどうりだよ!サーゼクスちゃんたら、からかわないでよ。//////」

 

ゼクス「セラフォルー。彼に惚れたかい?」

 

セラフォルー「う、うん。そうみたい、あの人を見ていると胸の辺りが切なくなるんだ・・・」

 

サーゼクス「なら、 ちゃんとアタックをしないとね?セラフォルー」

 

セラフォルー「うん。////」

 

 

 

 

 

《sideカズマ》

 

 

そろそろいいかな?

 

 

神【お~い、カズマ君】

 

カズマ『ん、神さまか?もう時間なのか?』

 

神【そうだよ、あと長くて10分で次の時代に飛ばすよ?】

 

カズマ『次の時代?』

 

神【そう、君には救ってもらいたい子達がいるんだよ。それと君の助けた子達は仲間にしていいからね?】

 

カズマ『了解だ。神さま!』

 

 

ならチャッチャと終わらす・・・。

 

 

カズマ『全種族に告ぐ、今から大技を出す!だから遠くに離れてろ!』

 

 

みんな、俺の声を聞き急いで離れる

 

よし、みんな離れてたな!

 

 

カズマ『オメガブラストォォォォ!!』

 

 

【ドーゴゴゴゴゴン!!!】

 

 

あ、ヤベ!やり過ぎちゃった。テヘ!

力加減が判らずにブッパしたら茸雲ができた

アハハハハ、マジでヤベ!請求書とか来ないよね……。

 

 

 

 

《sideセラフォルー》

 

セラフォルー「す、凄い……」

 

サーゼクス「彼だけは、敵に回したくないね」

 

???「それには俺も同感だ……」

 

???「私も同じ意見です……」

 

サーゼクス「ッ!!アザゼルにミカエル……。君たちも彼に興味を持ったのかい?」

 

アザゼル「ああ、あいつが何者なのか知りたくなった」

 

ミカエル「それについても同じ意見です。それとこれからどの種族に加担するのか知りたいですしね」

 

セラフォルー「多分、どの種族にもつかないと思う」

 

サーゼクス「それは、どういう意味だい、セラフォルー?」

 

セラフォルー「だって、私を助けた時。こういってたの『救える命があったから救ったんだ』ってね……」

 

ミカエル「まさに、聖騎士か英雄ですね」

 

アザゼル「(やっこ)っと、さん終わったみたいたぜ?」

 

 

 

《sideカズマ》

 

二天龍を倒して、俺は神様の言葉について

考えていた……

 

カズマ『……(さっき神様が好きな子を仲間にしていいって言ってたからあの子にするか)』

 

セラフォルー「あっ!さっきは危ないところを助けてもらいありがとごさいます!私、セラフォルーっていいます」

 

サーゼクス「私から礼を言わせてくれ。友人を助けてくれて本当にありがとう」

 

アザゼル「こっちも部下たちを助けてくれてありがとうな」

 

ミカエル「私も同胞を助けていたたぎ感謝します」

 

 

と三種族のトップはこちらに頭をさげた

 

 

カズマ『いや、俺はただ救える命がそこにあったから救っただけだ』

 

ミカエル「やはり、あなたは英雄ですね」

 

セラフォルー「あれ?あなた、体が光ってるよ?」

 

カズマ『もう時間か……』

 

セラフォルー「何処かにいっちゃうの!」

 

カズマ『ああ、次に行くところがあるんだ』

 

セラフォルー「行かないで!ずっと側にいて!」

 

サーゼクス「セラフォルー、それは彼にもできないんだ。君なら分かるだろ?」

 

セラ「分かるけど!でも!」ポロポロ

 

カズマ『分かった。次に会うときまでコレを君に預けるよ。セラフォルー』

 

セラ「これは?」

 

カズマ『デジタルピース。君たちの【悪魔の駒】の俺だけのタイプだよ。だから、もしよければ次に会った時に答えを聞かせてくれ』

 

セラフォルー「うん、分かったよ!あと、あなたの名前を教えて」

 

カズマ『カズマだ。だがこの姿の時はオメガモンだ。じゃあ、またいつか会おう、セラフォルー」

 

セラフォルー「うん!またね、カズ君」

 

そうセラフォルーと言葉を交わして俺は光に包まれ冥界を後にする

 

 

 

 

 

《sideセラフォルー》

 

 

サーゼクス「行ってしまったね。セラフォルー」

 

セラフォルー「うん、でもまた会えるから……。

え!うそ……。カズ君、これってそういう意味で受け取っていいのかな……。/////」

 

セラフォルーに渡された。デジタルピースはピンクの女王の駒だった……

 

 



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新たな家族

今さらですがpixivでも投稿してます


 

 

 

 

やあみんな、こにゃにゃちわ~。

八神カズマだよ!

二天龍戦の後また、森の中だよ……

 

カズマ「また、森の中だな……」

 

アグモン「そうみたいだね……」

 

ガブモン「でも、この時代にくる意味があるんだよ。ッ!? 二人とも血の臭いがする」

 

カズマ「なら、それが助けを求めてる人かもしれないな……。いくぞ二人とも!」

 

アグモン「分かったよ」

 

ガブモン「ちょっと!二人とも俺の案内無しでたどり着けるの?」

 

カズ・アグ「あっ!」

 

ガブモン「やっぱり……。まあ、今更だし二人ともこっちだよ!」

 

 

 

 

 

 

《side黒歌》

 

 

 

クソ!あいつら、いい加減しつこい!

私はだけならまだしも……白音を一人にするわけには……

 

 

「観念して、俺たちの仲間になれ」

 

黒歌「絶対にいやにゃ!お前たちみたいなクズの仲間になんかならないにゃ!」

 

「なら、殺してからゆっくりと仲間になってもらうぜ!」

 

 

と言い悪魔たちが黒歌と白音に魔力弾を放とうとする

黒歌「白音!」

 

白音「姉様!」

 

 

が何もこない代わりに何か温かいもに包まれてる感じがする……

 

 

???『間に合ってよかった。大丈夫か?』

 

黒歌・白音「えっ!」

 

 

 

 

 

 

《sideカズマ》

 

 

 

 

カズマ「爆発音がひどくなってる。ここままじゃあ間に合わない……。アグモンは、デジヴァイスに戻ってくれ、ガブモンは道の案内を頼む!」

 

アグ・ガブ「分かったよ」

 

 

その返しでアグモンはデジヴァイスに戻った

 

 

ガブモン「でも、カズマ。間に合うの?」

 

 

 

【BGM:Break Up】

 

 

 

 

カズマ「大丈夫だよ。AFV(アルフォースブイ)ドラモンを使うから大丈夫だよ!よし、やるか……デジタルエボリューション!」

 

カズマ『神速を司る、聖騎士!アルフォースブイドラモン!!』

 

カズマ『いくぞ!ガブモン』

 

ガブモン「なるほど、分かった」

 

俺はガブモンを抱いて神速の如く爆発音のする方に向かう

 

黒歌「白音!」

 

白音「姉様!」

 

カズマ『間に合ってよかった。大丈夫?ガブモン、二人の警護を頼む」

 

 

カズマ「分かったよ。ガブモン!超進化ぁぁぁぁ!ワーガルルモン!」

 

 

悪魔「なんだ、お前は!」

 

カズマ『俺はAFV(アルフォースブイ)ドラモン、神速を司る聖騎士だ。そして、この二人を救う者だ!』

 

「貴様は我々の邪魔をするということでいいのだな?」

 

カズマ『ああ、お前たちが二人に危害を与えるならな……』

 

「なら、此方も力ずくで奪うまで!いくぞ!」

 

カズマ『バカな奴らだ……』

 

「くらええええ!」

 

カズマ『そんな、トロイ攻撃が当たるはずがないだろ』

 

「なに!?何故あたらない!」

 

それもそのはず、AFV(アルフォースブイ)ドラモンはデジモンの中でも最速のデジモンに位置する存在だからである。

 

カズマ『そろそろ、終わらすとしよう。アルフォースソォォォド!いくぞ!』

 

それからカズマが纏うAFV(アルフォースブイ)ドラモンの独壇場だった

 

「こ、こんな……奴に……」

 

カズマ『お前たちは、悪魔だからと言って他の種族を下に見すぎだ』

 

 

 

 

 

 

《side黒歌》

 

 

 

 

私は今、信じられない者をみたにゃ。

私と白音が無理やり悪魔の眷属にされそうに

なったところを青いドラゴンみたいな騎士が

現れて、悪魔たちを倒したにゃ。

 

 

カズマ『お前たちは、悪魔だからと言って他の種族を下に見すぎだ』

 

黒歌「カッコいいにゃ////」

 

白音「カッコいいです////」

 

ワーガルルモン「あらら……(カズマったらまた女の子を惚れさせて……。俺は知らないからな、どうなっても……)」

 

 

 

 

《sideカズマ》

 

カズマ『ふう~、もう大丈夫かな……』

 

 

俺は周りに敵がいないことを確認してから深呼吸をしてAFV(アルフォースブイ)ドラモンとの融合を解く。

 

 

黒歌・白音「え!人間!?」

 

カズマ「っよ!俺はカズマ。八神カズマだ!よろしく頼む。で、こっちが……」

 

ガブモン「俺はガブモン。さっきの姿は俺が進化した、ワーガルルモンだ。これから、よろしく」

 

黒歌「え、ええ。私は黒歌にゃ、こっちが妹の……」

 

白音「し、白音です」

 

カズマ「よろしくな、黒歌に白音」

 

と自己紹介をしていると……

 

アグモン『ちょっと!カズマとガブモンだけ自己紹介してずるいよ!僕のことを忘れないでよ!?』

 

カズ・ガブ「あっ!ごめん、忘れてた……」

 

アグモン『ひどいよ!二人とも』

 

カズ・ガブ「ごめん、ごめん」

 

黒歌「さっきから二人は誰と喋ってるのかにゃ?」

 

カズマ「ああ、それは……」

 

 

とカズマが話そうとする前にアグモンはデジヴァイスから飛び出る

 

 

アグモン「ぷは~、やっぱり外が一番!」

 

黒歌・白音「きょ、恐竜!?」

 

アグモン「恐竜とは失礼な!僕にはアグモンって名前があるんだぞ」

 

カズマ「アグモン、その前に自己紹介を改めてしよぜ。なあ?」

 

アグモン「分かったよ……」

 

カズマ「そんじゃ、改めて八神カズマだ。で、こっちの二人が俺の友達でパートナーである……」

 

アグモン「カズマのパートナーのアグモンだよ。

よろしくね!」

 

ガブモン「改めて、同じくパートナーのガブモンだ。

よろしく頼む」

 

黒歌「黒歌にゃ」

 

白音「白音です」

 

カズマ「でだ、二人は何でも悪魔なんかに追われてたんだ?」

 

黒歌「それは、私達が仙術を扱えるからなのにゃ」

 

カズマ「仙術?それって自然のエネルギーを取り込んで自分の力にするっていう?」

 

黒歌「それにゃ。私は少しだけ使えるけど、白音はまだ幼いから、もし仙術を使ったら力が暴走して命にかかわるにゃ……」

 

カズマ「ん~、ならさ?俺たちと一緒に暮らさないか?」

 

黒歌「え!?でも迷惑じゃないのかにゃ?」

 

カズマ「迷惑?そんなのかけて当たりだろ?それに二人は俺の仲間に選ばれたみたいだしね」

 

黒歌・白音「選ばれた?」

 

カズマ「そう、選ばれた!まずは、このデジタルピースを見てくれ」

 

 

黒歌と白音はカズマの手にある二つのデジタルピースをみた。

 

 

黒歌「なんか光ってるにゃ」

 

白音「それに私たちを呼んでるような気がします」

 

カズマ「やっぱりね」

 

アグモン「やっぱりってカズマは最初から分かってたの?」

 

カズマ「まあね、神様がある時代に飛んで、そこである子達を救ってほしいって言ってたからな……。だから、デジタルピースに関係があるんじゃないかと考えたのさ」

 

ガブモン「なるほど……」

 

カズマ「そこで二人はどうする?俺たちと来るなら安全は保証するよ」

 

白音「姉様、私はカズマさんのところに行きたいです」

 

黒歌「白音……。分かったわ、私はついていくにゃ!

そういうことでよろしくにゃ、カズマ」

 

白音「よろしくお願いします。兄様」

 

 

そうして、黒歌はデジタルピースの黒を、白音にはデジタルピースの白を胸に入れた

 

 

カズマ「よろしく、二人とも。それと神様、見てるんだろ!」

 

神様【やあ、カズマ君。よく分かったね】

 

カズマ「単なる感だよ。それで次は何処の時代なんだ?」

 

神様【今度は原作の数年前になるよ】

 

カズマ「了解だ。なら頼みがある。全員で暮らせるだけの家と金。あとは出来れば、バンチョーレオモンを仲間にしてくれ。あと人にもなれるように」

 

神様【最後に以外は分かったけど。何故、バンチョーレオモンを仲間にするんだい?】

 

カズマ「だって子供だけじゃ、世間体的に不自然だろ?それに学校にも行かなきゃだし。だから、授業参観の日に誰もいないのは悲しいだろ?」

 

神様【分かったよ。ならバンチョーレオモンを君の家の中に呼んでおくよ】

 

カズマ「ありがとうな神様」

 

神様【じゃあ、とばすよ】

 

 

そうして、俺たち5人は新しい家に飛ばされたのであった。

 

 

 

 

 

 



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虚空の聖騎士と幼い堕天使巫女

 

 

 

やあ、みんな、八神カズマで~す。

あれから神様の力で新しい家の前について

家の中に入るとまさか、バンチョーレオモンこと『八神英』がいた。人の姿はまさに、大門英だ。

そうして、今はというと……

 

 

英「カズマ、黒歌、白音、朝だぞ起きろ!」

 

カズマ「おはよう、父さん」

黒歌「おはようにゃ、父さん」

 

白音「おはようございます。父様……」zzz

 

英「こら、白音。そのまま二度寝しようとしない。二人は先に下に降りて朝ごはんを食べててくれ」

 

カズマ・黒歌「分かった(分かったにゃ)」

 

 

父親代わりにである。バンチョーレオモンこと『八神英』に勧められ俺たち二人は下に降りた。今回の新しい家は外からは二階建てだか中は地下もあるから計三階建てだ。中にはトレーニングルームもある。

 

 

アグモン「あっ!カズマと黒歌だ」モグモグ

 

ガブモン「おはよう、二人とも」

 

カズマ「ああ、おはよう」

 

黒歌「おはようにゃ」

 

 

そう二人に挨拶を交わしていると階段から歩いくる音が聞こえると白音を担いだ父さんがやってきた。

 

 

カズマ「やっぱり、白音はいつもどうりか」

 

黒歌「そうね、あの子は朝に弱いところが昔からあるからにゃ~」

 

 

と二人でいつもどうりの話をしていた

 

 

カズマ「黒歌、ちょっとこっちにおいで」

 

黒歌「なんにゃ?」

 

 

俺は黒歌を呼んで椅子に座らせる

 

 

カズマ「髪を整えるから座って」

 

黒歌「え“っ!?どこか跳ねてるかにゃ!?」

 

 

そう黒歌の髪は原作と同じで黒髪で長いのだ

白音は白髪で短いのである。

 

 

カズマ「自分じゃできないと思うから俺がやるよ」

 

 

黒歌が俺の前に座ると俺はブラシで髪をとかしていく。

 

 

黒歌「にゃ~あ、やっぱりカズマのブラッシングは気持ちがいいにゃ~」

 

カズマ「それはなによりだ」

 

 

黒歌はカズマに体重を後ろにかけながら言う

 

それから時間が経ち俺たち三人は学校に行く準備をしていると俺の部屋の机に、黒と白のデジヴァイスバーストがあった

 

 

カズマ「ん?黒と白のデジヴァイスがなんで……。あれなんか手紙もある……」

 

 

【やあ、元気してるかいカズマ君。君は今、何故?と思っているがそれは間違いではない。繰り返す。それは間違いてはなく。この世界に適した本来の持ち主がいる。だから彼女たちに渡してくれたまえ。私からのプレゼントだ。ただし、デジタマはないから進化は適したデジモンを纏うことになるでは検討を祈る。

 

神様より】

 

 

カズマ「……」

 

カズマ「どこぞのVR科学者みたいな、書き方をするなああ!?」

 

 

とカズマは叫ぶことしかできなかった

 

 

カズマ「じゃあ、父さん。いってきます」

 

黒歌・白音「いってきます」

 

英「はい、いってらっしゃい。車には気を つけるんだぞ~!」

 

 

と父さんも本当の父親をやっている。

流石アニメでは大門英と融合したことはある

 

 

カズマ「なあ、二人とも」

 

黒歌・白音「なんにゃ?(なんですか?)」

 

カズマ「これを二人に渡しておくよ」

 

黒歌「これはなんにゃ?」

 

カズマ「それはデジヴァイスバーストと言って、俺がアグモンやガブモンを入れたり。それを使ってAFV(アルフォースブイ)ドラモンと融合したりする道具さ」

 

黒歌「じゃあ、私たちもカズマみたいにデジモンと融合ができるのかにゃ!?」

 

カズマ「ああ、鍛えればな……」

 

黒歌・白音「よし!」ガッツポーズ

 

 

あ……。なんか入れちゃいけないスイッチを俺は入れた感じかなこれは……。

 

 

カズマ「鍛練は程々にしろよな」

 

黒歌「カズマには言われたくないにゃ!」

 

白音「兄様には言われたくないです!」

 

カズマ「えっ!なんで!!」

 

アグモン『そりゃね……』

 

ガブモン『あんだけトレーニングルームに籠ってたらね……』

 

そうカズマは冥界に居たときに使った。オメガブラストや究極体の力を完全に自分の物にしようとして2日間以上も籠っていたのだ……

 

 

カズマ「仕方がないだろ!まだ力を完全に扱えてないんだから。バーストモードだって未完成なのに……」

 

黒歌「でも、カズマがあの伝説の聖騎士である。

【オメガモン】だったと知った時は驚いたにゃよ」

 

白音「本当に驚きました。でもより安全だと分かったからよかったです」

 

カズマ「まあな。てか、聖騎士は分かるけど伝説の聖騎士になっているとはなあ~」

 

アグモン『本当に何が起こるかわからないね。カズマ』

 

カズマ「だな……。ん?この神社は……何か感じるぞ」

 

 

その時の俺には、この後の出来事には気がつかなかった……

 

 

カズマ「父さん、ちょっと散歩してくるよ」

 

英「何かを感じるのか……」

 

カズマ「ああ。気になることがあるから」

 

英「気をつけて行ってこい」

 

カズマ「分かった」

 

 

 

 

 

《side朱乃》

 

 

私は今、母様に抱き抱えられている。

 

 

朱璃「この子には危害を加えないで、目的は私の命でしょ!?」

 

「貴様等は堕天使と家庭を築き姫島家の顔に泥を塗ったのだ!だから貴様の一家は皆殺しだ!死ねええええ!?」

 

朱璃「朱乃!」

 

朱乃「母様、誰か助けてええええ!」

 

 

 

 

 

《sideカズマ》

 

只今、俺は姫島神社に来ている。でも、中に入れないんだよ。結界?みたいな壁に邪魔されて本殿に近寄れない。どうにか入れないか考えていると……。

 

 

???「朱乃!」

 

???「母様、誰か助けてええええ!」

 

カズマ「ッ!!誰かが危ない、結界が邪魔だ。よし、アルファモンで行くか!デジタルエボリューション!」

 

 

 

 

【BGM:Brave heart ver tri】

 

 

カズマ『虚空の聖騎士、アルファモン!来い、王龍剣!ハアアアア!』

 

俺はアルファモンを纏い武器である王龍剣で結界を斬り裂き【バリン!】とガラスが割れる音が鳴り響く。

そして、中に入っていくと……。

 

 

「何者だ、貴様は!?」

 

カズマ『俺の名、アルファモン。貴様たちは何をやっている?』

 

「我々はそこにいる女が汚れた堕天使なんかと家族を持ち。あまつさえ汚れた堕天使の子を産むなど!?」

 

カズマ『それがどうした。人は皆、平等に自分の望んだ子を産む。それの何がいけないのだ?』

 

「そんなのは関係ない!ただ我々はそこの女と子供を殺せればいいのだ!皆の衆、かかれええ!」

 

カズマ『なら、この親子を救うのは俺の勝手だな。それと己と敵の力量はしっかりと測ったほうが懸命だぞ……』

 

「うるさい!貴様も死ねえええ!」

 

カズマ『仕方がない。ざっと12人ってところか……。なら、一掃するだけだ。デシタライズ・オブ・ソウル!!』

 

 

俺がそう叫びながら右手を前に出すと緑の光が男たちを一直線に呑みこんでいく。

 

 

カズマ『だから敵との力量を測れと言ったんだ』

 

 

と俺が呟いていると、後ろにからマントを引っ張られる感触に襲われた

 

 

朱乃「あの、私と母様を助けてくれて、ありがとう。私、姫島朱乃。あなたは?」

 

カズマ『俺はカズマ。この姿ではアルファモンだ。それと俺は救える命がそこにあるから救っただけだ』

 

朱乃「それでも、ありがとうなの!」

 

朱璃「私からも親子共々、命を救っていただき、ありがとうございます」

 

 

そう言って朱璃は頭を下げた

 

 

カズマ『気にしなくていい』

 

 

カズマがそう言い終わると……。

 

 

???「朱璃、朱乃!無事かああああ!」

 

カズマ『ん、誰だ?』

 

朱乃「私の父様!」ニコ

 

朱璃「私の主人です」

 

カズマ『なるほど……』

 

???「貴様は誰だ!?まさか、朱璃と朱乃の命を

狙ってきたのか!!貴様あああああ!」

 

と叫びながら堕天使のオッサンは向かってくるが……

 

朱乃「父様、やめて!」

 

朱璃「そうですよ、貴方!」

 

???「朱璃、朱乃……」

 

朱璃「彼は私と朱乃の命の恩人ですよ!その恩人に向かってなんて失礼な!?あとでたっぷりとオシオキが必要のようですね?」

 

???「ヒッ!?それはすまなかった。私の名は『バラキエルでに神の子を見張る者(グリゴリ)所属しているのだろう?』バラ……。よく知っているなあ。」

 

カズマ『何、過去に調べただけだ。それに悪魔、堕天使、天使のことも知っている』

 

 

バラキエル「そちらは知っているなら、こちらは聞きたい。貴殿の名前はなんと言う?』

 

カズマ『俺の名カズマ。この姿ではアルファモンだ。よろしく頼む』

 

 

と言ってカズマとバラキエルは握手するがバラキエルはあること思いだす

 

バラキエル「カズマ……。何処かでその名を聞いたことがあるような……」

 

カズマ『そうか?それより、俺はもう帰るぞ。

流石に長居しすぎた』

 

朱乃「え!?もう帰っちゃうの?もっとお喋りしたいよ!」

 

朱璃「こら、朱乃。彼にも帰る場所があるの引き止めては行けませんよ」

 

朱乃「でも、母様!」ポロポロ

 

 

やれやれ、女というのは涙脆いなまったく。

よし、これを託すか反応は無いがカケテみるか……

 

 

カズマ『なら朱乃。君にこれを預けよう、これはデジタルピースと言うんだ詳しくはお父さんに聞くといい。それとまた俺に会いたいなら、数年後に駒王学園の高等部に入れば、また会える。だからそれまでの辛抱だいいねえ?』ナデナデ

 

朱乃「う、うん。////」

 

カズマ『よし、いい子だ。では、俺は帰るよ。また数年後に会えたら会おう!』

 

 

と言ってアルファモンの力で空間に穴をあけて(劇場版triのように穴をあける)家に戻った

 

 

 

《sideバラキエル》

 

 

バラキエル「あ、思いだしたぞ!カズマ、そうか、彼は1000年前の戦争で二天龍を圧倒した。白き聖騎士【オメガモン】のカズマだ!だが、しかし、1000年も生きていられるのか?それに今回は【オメガモン】ではなく【アルファモン】と、それに色も白ではなく黒だったが……。とりあえずはアザゼルに報告しなければ!」

 

アザゼル「どうした、バラキエル。お前のとこの家族は無事だったのかよ?」

 

バラキエル「ああ、無事だ。それに関してある人物に助けてもらった……」

 

アザゼル「ある人物、誰だ?」

 

バラキエル「カズマ、伝説の白き聖騎士【オメガモン】を纏う英雄だ」

 

アザゼル「何!?それは本当かバラキエル?」

 

バラキエル「ああ、確かに名は聞いたが姿が違っていた。白ではなく黒で、【オメガモン】ではなく【アルファモン】と名乗っていた」

 

アザゼル「他には情報は無いか!」

 

バラキエル「ちょっと待ってくれ。朱璃に朱乃、彼から何か聞いてないか?今回、お前たちを救った理由とか何か?」

 

朱璃「そうね……」

 

朱乃「私、聞いたよ!彼はね『俺は救える命がそこにあったから救っただけだ』って言ってたの!」

 

バラキエル「だそうだ。アザゼル、お前はどうみるんだ?」

 

アザゼル「本物だな、その言葉は俺も1000年前の戦争で直接聞いたことがある」

 

バラキエル「それと、朱乃がカズマ殿からデジタルピースなるものを預かったのだが……」

 

アザゼル「何、それを早く言えよ!で、駒は、色は何色だ!?」

 

バラキエル「ああ、駒の種類は僧侶で色は黄色だ」

 

アザゼル「なら、バラキエル。朱乃を大切にしろよ。もしかしたら、英雄の花嫁になるかもしれんぞ?」

 

バラキエル「何!?朱乃があの英雄カズマ殿の花嫁になるだと!?」

 

朱璃「あらあら、それは大変ね」ウフフフ

 

朱乃「私がカズマ君の花嫁/////」プシュー

 

朱璃「あら、朱乃も満更でもないようね。

なら、女を磨かないとね?」

 

朱乃「うん!私、頑張ってカズマ君のお嫁さんになる!」

 

 

こうして、カズマの介入により、姫島の一族によって殺されるはずだった姫島朱璃は、生きる未来が生まれた。

これにより、姫島朱乃の悲しい過去はなくなり、この事件は幕を閉じた

 

 



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旧校舎のディアボロス
太陽の戦士と堕天使巫女との再開


皆さん、こにゃにゃちわ~!

八神カズマ……デスッ!

姫島一家を救ってから数年が経ち、今は駒王学園高等部の二年だ。黒歌も二年だ。白音は原作どうりのピカピカ一年です。そして、現在の状況は……

 

 

カズマ「おい、イッセー。てめえ、俺の家族で彼女の黒歌と白音の着替えを覗いたよな?」

 

イッセー「い、いや……」

 

カズマ「正直に答えろ。さもないと……」

 

イッセー「さもないと?」

 

カズマ「加減を間違えて頭がパン!となるかもよ」クフフフフ

 

イッセー「ヒッ!?の、覗きました……」

 

カズマ「よし……。楽に死ねると思うなよなイッセー」

 

イッセー「アガガガガガ、頭が頭が!?」

 

 

何故、俺がキレているかと言うと……。姫島一家を救って家に帰ったら、黒歌と白音のツインシスターアタックをモロに鳩尾にくらい悶絶していると二人が俺の服の臭いを嗅ぎ始めて、終いには「他の女の臭いがする」と

言われその後OHANASHI!をされたのち、告白され付き合うことになりました。チャンチャン。

 

そして、今はイッセーに人類最強の女性がしていた。アイアンクローでイッセーの頭を鷲掴みしてる最中です。

 

 

カズマ「これに懲りたら、もう覗くなよ?」

 

イッセー「は、はいいいい……」

 

 

こいつ、外見は割りといい方なんだから、欲望を抑えればモテルのに……

 

 

カズマ「じゃあ、俺は帰るぞ」

 

 

と言って俺は昇降口に向かう

 

 

黒歌「あ、カズマ!」

 

白音「あ、兄様!」

 

カズマ「グフッ!?お前ら、いつも言ってるがツインシスターアタックをかますな!?」

 

黒歌「カズマが遅いのがわるいにゃ」

 

白音「兄様が遅いのがわるいです」

 

カズマ「遅れたのは悪かったよ。イッセーの粛清をしていたから遅れた」

 

黒歌・白音「ああ……。なるほど、それは仕方がないにゃ(仕方がないです)」

 

カズマ「分かってくれたなら、いいや。それより、父さんに頼まれた食材の買い出しのタイムセールに遅れるぞ」

 

 

そうして、俺たちはタイムセールに向かうのであった。しかし、この時の俺は友達がまさか殺されなんて思いもしなかった。

 

 

カズマ「ふぅ~、なんとかタイムセールに間に合ったな」

 

黒歌「そうね、お目当ての鶏肉10kgパックがお一人様2パックまでのところを三人で、6パックも買えたしにゃ」

 

白音「それに魚の刺身も沢山買えました」

 

カズマ「今日の夕飯は何かな~」

 

 

 

そうして、1日が平和に終わった。

 

 

それから翌日の夕方で公園の近くにいると

なんかイッセーが変なオッサンに絡まれている。

 

え?学校はどうしたって……。そんなの決まってるだろ。キングクリムゾンだよ!そうしている、間にも一誠が死にそうだ!

 

 

カズマ「ヤベえ!今回もアルファモンで、行くか!

デジタルエボリューション!!」

 

 

 

【BGM: Brave Heart ver tri】

 

 

 

カズマ『虚空の聖騎士!アルファモン!!』

 

 

俺はアルファモンを纏い、変なオッサンを蹴り飛ばすとあまりの力に木を薙ぎ倒しながら吹っ飛ぶ。

 

 

オッサン「グハッ!?はぁ、はぁ、はぁ。な、何者だ、貴様は!?」

 

カズマ『俺の名は、虚空の聖騎士。アルファモンだ』

 

オッサン「何!?アルファモンだと……」

 

カズマ『こいつは俺の友人でな。殺される訳にいかないんだよ』

 

オッサン「なるほど。なら、今度から気をつけよう。貴殿とは殺り合いたくないのでな。それと私はドーナシーク。今後、合いまみえないことを切に願う。では、さらば」

 

カズマ『行ったか……。ん?』

 

ドーナシークが去っていた後、イッセーの近くに赤い魔法陣が現れた?

 

 

カズマ『グレモリーか……』

 

リアス「あら、貴方が私の可愛い下僕を救ってくれたのかしら?」

 

 

魔法陣から現れたのは、リアス・グレモリーと姫島朱乃だ。グレモリーからは悪魔の力を感じるが、朱乃からは堕天使だけの力が感じる。

 

 

カズマ『ああ、こいつは俺の友人でな。(朱乃はまさか、デジタルピースがあるから悪魔になるのを保留してもらってるのか?)』

 

朱乃「ッ!貴方はカズ……」

 

 

朱乃が俺の名前を言おとしたが俺は自分の口元に指を当て静かにをジェスチャーする

 

 

リアス「助けてくれたことには感謝するわ。私はリアス・グレモリーよ。貴方は?」

 

カズマ『虚空の聖騎士。アルファモンだ。』

 

リアス「虚空の聖騎士?まさか、貴方!あの伝説の白き聖騎士【オメガモン】の仲間なのかしら?」

 

カズマ『ああ、彼とは同じ存在だ。それと、時間だから俺は帰るぞ』

 

 

そう俺は言い残しまた空間に穴を開け家に帰る

 

 

 

 

 

《side朱乃》

 

 

リアス「ちょっと、待ちなさい!ってもう!行っちゃったわ……。朱乃、どうしたの!涙なんて流して!」

 

朱乃「いえ、ただ久しぶりに想い人に再会をしただけですわ」ポロポロ

 

リアス「想い人?そう、彼が……」

 

朱乃「ええ。数年前に私と母様を姫島の一族から救ってくださいましたの。その時から、私は彼をお慕えていますの」

 

リアス「なるほど、それで私からの勧誘を保留にしてる訳ね。納得がいったわ」

 

朱乃「ごめんなさい、リアス。私はやっぱり、彼の元に着きたいから……」

 

リアス「分かったは……。悪魔の件は無しでいいわ。それより、彼をなんとかしないといけないわ」

 

 

そう二人は、朱乃の想い人の話をしていたためイッセーは瀕死である。

 

 

リアス「では、朱乃。彼は私が送って行くから、後の処理は任せるわね」

 

朱乃「はい、部長」

 

 

そうして、リアスは魔法陣でイッセーの家に向かった

 

 

朱乃「あなたの言葉通り、駒王学園に入りました。長かったけどやっとあなたに会える。早く、あなたに会いたいわ……カズマ君」

 

 

 

 

《sideカズマ》

 

 

そうして、翌日。正門の前に着き、朝から騒がしいなあと思っていると……

 

「な、何故だ!」

 

「あんなやつにありえね!」

 

「よりにもよって、あんな下品なやつとなんて!」

 

「リ、リアスお姉様!」

 

 

とグレモリーとイッセーが一緒に登校していたからである

 

 

カズマ「まったく騒がしいやつらだ」

 

黒歌「ほんとにゃ、でもカズマの言う通り兵藤のやつ悪魔に転生してるにゃ」

 

白音「そうですね。でも、死んでも変態なのは変わらないかもしれないですよ?」

 

カズマ「ア、アハハハ(白音は何気にイッセーのこと恨んでるようです)」

 

 

まあ、そんなこんなで放課後になったわけだが……。

また騒がしい……

 

 

「キャアアアア」キャッキャ

 

木場「やあ、兵藤君いるかな?」

 

「木場君!」

 

木場「リアス・グレモリー先輩の使いで来たんだ」

 

イッセー「え、じゃあお前が……」

 

木場「僕に着いてきてくれない?」

 

女生徒「そんな……。木場とエロ兵藤が一緒に歩くなんて……」

 

いやいや、一緒に歩くくらいなら許してやれよ。女子の皆様。集会や呼び出しで一緒になったら、どうするんだよ……

 

 

「穢れてしまうわ、木場君」

 

 

流石にそれは酷いと思うぞ……

 

 

カズマ「黒歌、俺たちも白音を迎えに一年の教室に行くぞ」

 

黒歌「分かったにゃ。すぐに帰る準備をするにゃ」

 

 

と俺たちは一年の教室へ。向かうと……

 

 

白音「あ、兄様に姉様」

 

カズマ「よっ、白音。迎えに来たぞ」

 

黒歌「迎えに来たわよ」

 

白音「では、準備をしてくるので少し待っていて

ください」

 

カズマ「ああ、分かった」

 

暫し待つこと15分。なのだが……

 

 

カズマ「少し遅いか?」

 

黒歌「そうね……。どうしたのかしら?」

 

 

と黒歌と話してるとガラガラガラと教室の扉の音が聞こえる。

 

 

カズマ「お、来たみたいだな。あれ?白音、どうした?顔が赤いが……」

 

白音「な、なんでもないです!/////」

 

黒歌「……(これは、またかわらかわれたみたいね。まあ、私も人のことが言える立場じゃにゃいし)」

 

カズマ「なら、帰るか」

 

黒歌・白音「ええ(はい)」

 

 

そうして、家に帰ると父さんから呼び出され

 

 

英「カズマ、ちょっとした依頼が来た」

 

カズマ「依頼?」

 

英「ああ、なんでもこの近くの廃墟にはぐれ悪魔が二体いるからそれの討伐らしんだ。」

 

カズマ「了解、なら今からチャチャッと片付けて

来ますかね」

 

英「すまないな」

 

カズマ「いいよ、それぐらい……。じゃあ、行ってきます」

 

英「気をつけるんだぞ」

 

そうして、俺は廃墟に向かうと……。【ドガーン!】という爆発音が聞こえてきた

 

 

カズマ「な、なんだ?ってあれは、タイラントカブテリモン!?なんで、それよりも急がないと!」

 

 

俺はタイラントカブテリモンを見て急いで走る。

 

 

 

 

《side一誠》

 

やあ、みんな。俺は兵藤一誠だ。今は、オカルト研究部、略してオカ研のみんなではぐれ悪魔退治に来てたんだけど……

 

 

リアス「何故、SS級犯罪悪魔のタイラントがいるの!?」

 

朱乃「部長、太閤からは二体だそうです」

 

リアス「しっかりしなさいよ!」

 

イッセー「SS級犯罪悪魔って?」

 

木場「SS級はね。自分の主を殺して尚、自分を追ってくる悪魔たちを殺して逃げてるやつのことをいうんだ。それに今の僕たちで勝てるかどうか……」

 

イッセー「何、そんなにヤバいのかよ!?」

 

子猫「兵藤先輩、ヤバいって問題じゃないですよ!」

 

リアス「とりあえずは消し飛びなさい!」

 

タイラント「なんだ、今のわ?」

 

リアス「滅びの魔力が効かない!?」

 

タイラント「では、こちらから行くぞ!」

 

そう言ってタイラントはこっちに向かって来ようとするが……

 

 

???「させるかあああ!ウオオオオオ!!」

 

 

誰か分からないけど息なり叫びながら、あのSS級犯罪悪魔のタイラントを殴り飛ばしやがった……

 

 

オカ研「「「殴り飛ばした!?」」」

 

タイラント「グワッ!?なんだ、貴様は!」

 

 

 

 

 

 

《sideカズマ》

 

 

 

リアス「滅びの魔力が効かない!?」

 

タイラ「なら、こちらから行くぞ!」

 

カズマ「させるかあああ!ウオオオオオ!!」

 

 

バゴーン!といい音がなったぜ!それと吹っ飛びやがった!これは快感だな『大門大』がやるのもうなずけるぜ!

それと、腕を見ると赤い【デジソウル】が灯っていた……

 

 

タイラント「グワッ!貴様、誰だ!」

 

 

 

 

【BGM:デジモンセイヴァー 挑発∞ 】

 

 

カズマ「俺の名はカズマ、八神カズマだ!てめえをぶっ倒す、男の名だ!

いくぜ、デジソウルチャージエボリューション!!」

 

 

右手に灯っていたデジソウルをデジヴァイスにチャージしてエボリューションする。すると赤い光が俺を包み込む。

 

 

カズマ『太陽の力を纏いし、戦士!SN(シャイン)グレイモン!!行くぞ、タイラントカブテリモン!!』

 

タイラント「姿が変わっただけで勝てると思うなよ!人間風情がああああ!!」

 

カズマ『まずは、戦ってからいうんだな』

 

 

まずは高速でタイラントに近づき、右のストレートを決める

 

 

タイラント「何、速い!?グワワワワ!?」

 

 

綺麗に右ストレートが決まり、タイラントは柱を薙ぎ倒

しながら奥へとぶっ飛んでいく

 

 

イッセー「す、すげええ・・・」

 

木場「今の速度、僕でも捉えられなかった」

 

リアス「彼は一体、何者なの……」

 

カズマ『まだまだ、いくぞ!』

 

 

それからは、ひたすらタイラントに向かって両手でラッシュを決める。

 

 

タイラント「グッ!?(このままでは、一旦撤退しよう)」

 

 

 

そして、タイラントカブテリモンは……

 

 

タイラント「シャインオブビー!!」

 

 

タイラントカブテリモンは自分の技で目眩ましにして空に逃げはじめた……

 

 

カズマ『クッ!?目眩ましか……。だが、逃がすわけがないだろ!』

 

 

そう言って俺も空へ飛ぶ。

 

 

タイラント「し、しつこい!」

 

 

それからの攻防は、赤と紫の光の線が織り成す激闘だった……

 

 

タイラント「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ(な、何て強さだこんな強いやつに会ったことがないこいつから逃げられない……)」

 

カズマ『そろそろ、終りにしよう』

 

タイラント「貴様になら、殺さてもいい……」

 

カズマ『なら、その思いに答えよう……。グロリアスバースト!!』

 

俺はグロリアスバーストを放ち、タイラントカブテリモンを倒して、下に降りると……

 

 

リアス「ちょっと、いいかしら?」

 

カズマ『なんだ?』

 

リアス「貴方は何者?それとあのSS級犯罪悪魔をあんなあっさりと……」

 

カズマ『俺はSN(シャイン)グレイモン。それ以外でも以下でもない。俺は帰る、じゃあな』

 

朱乃「待ってカズマ君!」

 

イッセー「カズマ!?まさか、お前は八神カズマなのか!?」

 

 

はぁ~。やっぱりさっき名前を叫んだのが間違えだったか。しかたない、バラすか

 

 

カズマ『すー、ふぅ~』

 

 

と俺は深呼吸をして、融合を解除する

 

 

オカ研「ッ!?」

 

カズマ「ああ、そうだよ。イッセー、俺だよ。八神カズマだよ」

 

イッセー「やっぱり、カズマじゃねか!?」

 

リアス「イッセー、あなたは彼とは知り合いなのかしら?」

 

イッセー「はい、親友の八神カズマ。俺と同じクラスの仲間です!」

 

リアス「ということは、駒王学園の生徒なのね?」

 

カズマ「ああ、そうだ」

 

朱乃「カズマ君……。久しぶりでいいのかしら……」

 

カズマ「ああ、久しぶりだな。朱乃、約束ちゃんと守ってくれたし守れたな」

 

朱乃「カズ君!」ポロポロ

 

リアス「まさか、貴方……アルファモンなの?」

 

カズマ「ああ。そうだ」

 

リアス「なら貴方、悪魔になる気はないかしら?」

 

カズマ「悪いが悪魔にはなれない」

 

リアス「理由を聞いてもいいかしら?」

 

カズマ「これでも、一応俺も王を担ってるからな。それにグレモリー、あんたの力じゃあ万に一つも俺を眷属にはできないよ」

 

リアス「そうね……。あの力の差を見せつけられると……」

 

カズマ「分かったなら帰っていいか?それと朱乃はいつまで俺に引っ付いている気だ?」

 

イッセー「カズマ!羨ましいぞぉぉぉぉ!」

 

カズマ「あのなあ~、イッセー」

 

朱乃「やっぱり、貴方の側に居たいわ」

 

カズマ「朱乃、それがお前の答えで本当にいいのか?」

 

朱乃「ええ、貴方と共に生涯を歩みたいのです」

 

 

それから朱乃に昔渡した、デジタルピースを受け取り契約の儀式をはじめる

 

 

カズマ「分かった。我、八神カズマが問う。汝、姫島朱乃は我の眷属になるか?」

 

朱乃「はい!」

 

カズマ「ならば、このデジタルピースを汝の胸へと入れたまえ」

 

 

そして、朱乃はデジタルピースの僧侶で黄色のピースを胸に入れた

 

 

朱乃「これで完了ですの?」

 

カズマ「ああ、完了だ」

 

朱乃「それじゃ、これからカズマ君の家に行きましょう!」ニコ

 

カズマ「はああああ!?何を言ってんだよ!朱乃、お前の家族はどうするんだよ!」

 

朱乃「心配はありませんわ。父様と母様にはちゃんと伝えますから」

 

カズマ「いやいや、よくないから!?」

 

イッセー「カズマ!てめぇ、朱乃さんをお持ち帰りなんて羨ましい過ぎるぞおおお!!」

 

カズマ「てめぇはそれしか言わんのか!」

 

朱乃「あと、カズ君。父様はあなたがあの【オメガモン】だと、気づいていますわよ」ボソッ

 

カズマ「ッ!?何、本当か?」

 

朱乃「ええ、貴方が私たちを救った時に残した言葉で確証を得たそうです」

 

カズマ「参ったな、こりゃ。どうするよ、マジで……」orz

 

朱乃「大丈夫ですわ。知られているのは父様と総督だけですから」

 

カズマ「その総督とやらが一番危ない気がするんだが……」

 

朱乃「それに関しては私は何も言えないですわね」苦笑

 

カズマ「ある意味、不幸だあああああ!」

 

 

と叫ぶカズマを横に残された二人は

 

 

木場「子猫ちゃん、僕たち忘れられてるね」

 

子猫「そうみたいですね、木場先輩」

 

 

こうして、タイラントカブテリモンの話は幕を閉じた

 

 

 



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月光の戦士とシスター救出

 

皆さん、八神カズマでっすん!

 

今回はいろんな省きます。

 

では、前回から今の現状まで

 

戦いのあと、リアスによってオカ研に連行

(朱乃に抱き付かれたため動けません)

そして、朱乃に抱き付かれながらオカ研に

自由入部することになり

家に帰ると黒歌と白音にOHANASHIを

された後、聖◯戦◯ならね正妻戦争が勃発し

ました。(ちなみに朱乃とも付き合うことに)

イッセーがリアス部長に叩かれました。

 

リアス「何度言えばわかるの、ダメものは

ダメよ。彼女のことは忘れなさい。あなたは

グレモリー家の眷属なのよ」

 

イッセー「じゃあ、俺をその眷属から外してください。そうすりゃ俺一人で・・・」

 

リアス「できるはずがないでしょ」

 

イッセー「俺ってチェスのポーンなんでしょ?

兵士の駒が一個くらい消えたって・・・」

 

リアス「お黙りなさい!イッセーはポーンを

一番弱い駒だと思っているわけ?」

 

イッセー「・・・・」

 

沈黙は肯定なり・・・

 

リアス「悪魔の駒(イーヴィル・ピース)は実際のチェスの駒と同様の

力を持つと言ったはずよ」

 

イッセー「実際のポーンの特徴って・・・」

 

リアス「プロモーション、ポーンは敵陣の最奥

まで駒を進めればキング以外の駒に昇格ができる」

 

イッセー「俺が他のみんなの力を持てるってこと

ですか?」

 

リアス「主である私がその陣地が敵陣地だと

認めればね。そう教会の様に・・・。ついでに、

あなたの神器(セイクリット・ギア)だけど・・・」

 

イッセー「力を倍にするんですよね!ゆま・・・

堕天使から聞きました・・・」

 

リアス「思いなさい」

 

イッセー「え?」

 

リアス「神器(セイクリット・ギア)は、持ち主の思う力で動くの、そう思いが強ければ強いほど必ずそれに答えてくれるはずよ」

 

思いの力かバーストモードに似てるかもな。

あ、このお菓子し旨いな)モグモグ

 

イッセー「思いの力・・・」

 

おや?何やら朱乃がリアスに内緒話をしているよだ。

 

リアス「急用ができたわ。カズマ、朱乃を

借りていくわ」

 

カズマ「了解。あ、朱乃・・・これを!」

 

そう言って俺は朱乃にデジヴァイスバーストの

黄色を投げ渡す

 

朱乃「カズ君、これは?」

 

カズマ「それは、デジヴァイスと言って俺が

アルファモンやSN(シャイン)グレイモンになる道具だよ。

ただし、なれるのは自分に合ったものになるがな?やり方は思いを爆発させて、手に灯る炎みたいなのをそいつにチャージするだけだ」

 

朱乃「わかりました。大切に使います」

 

カズマ「そうしてくれ」

 

そうして、リアスと朱乃は部屋を出ていく

 

イッセー「部長、まだ話はおわ・・」

 

リアス「いいこと、昇格を使ったとしても駒一つで勝てるほど堕天使はあまくないわよ」

 

素直じゃないな、まったく・・・

よし、ちょっと手伝ってやるか!

 

イッセー「それくらい分かってますよ・・・」

 

カズマ「わかってねぇよ、お前は」

 

イッセー「なんだとカズマ!」

 

カズマ「お前は頭に血が昇りすぎだ。少し深呼吸

をしろ」

 

イッセーは俺の言うとり深呼吸を三回した。

 

カズマ「で、落ち着いたかよ?」

 

イッセー「ああ、でも部長の言ってると意味が

わからねぇ!」

 

カズマ「はぁ~、なら三つヒントをだす」

 

イッセー「分かった」

 

カズマ「1,ポーンは昇格ができる

2、昇格をするには敵陣に攻めなきゃいけない。 例えば、教会とかな・・・。

3,一人では勝てないということ。分かったか?」

 

イッセー「あっ!なるほど、そういうことか!!」

 

カズマ「分かったなら、 とっとと行くぞノロマ」

 

イッセー「ああ。それと子猫ちゃんに木場、力を

貸してくれ!」

 

木場「いいよ。僕も教会には少し恨みがあるから」

 

復讐の目だな。ありゃ・・・

 

子猫「私も微力ながら加勢します!」

 

イッセー「よし、いくぞ!」

 

そうして、俺とイッセー、木場、子猫は教会に

向かった

 

 

 

 

 

《side朱乃》

 

朱乃たちは部室を出たあと、教会近くの森に

転移していると・・・

 

???「これはこれは。私、ひと読んで堕天使の

ミッテルトと申します。以後お見知りおきを ・・・」

 

???「続いて、ドーナシーク」

 

???「同じ、カラワーナ」

 

とミッテルトだけ頭をさげる

 

朱乃「これは、ご丁寧に・・・。」

 

リアス「私は、リアス・グレモリー。

グレモリー家の次期当主よ。」

 

朱乃「私はアルファモン様の眷属で、僧侶の

姫島朱乃と申します以後お見知りおき」

 

と朱乃は威圧しながら自己紹介と頭をさげた

 

ドーナシーク「なっ、アルファモンの眷属だと!?」

 

ミッテルト「どうしたっすか?ドーナシーク、

アルファモンとは誰のことすっか?」

 

カラワーナ「そうよ、誰なのよ?アルファモンってのは」

 

ドーナ「アルファモンとは、虚空の聖騎士のことだ。その力はあの伝説の白き聖騎士である【オメガモン】と同等という話だ。私も幹部の一人が喋っているのを聞いただけだが・・・」ダラダラ

 

朱乃「そう、貴方が説明した通りです。もし、彼を龍で表して今の状況を話すと貴方たちはアルファモン様の尾を踏んだことになりますね」ニコ

 

リアス「そこで、二つの選択肢を与えるわ

1つ、このまま大人しく捕まるか・・・

それとも、アルファモンの眷属である朱乃と

私、二人を相手にするか。どちらがお好みかしら?」

 

堕天使三人「「「・・・・・」」」

 

堕天使たちは、しばしば考え・・・

 

ドーナシーク「お、大人しく捕まろう」

 

ミッテルト・カラワーナ「ドーナシーク!?」

 

ドーナシーク「今のままでは死んでしまう」

 

リアス「懸命な判断ね。嫌いではないわ」

 

朱乃「お二人は如何しますか?」ニコ

 

ミッテルト・カラワーナ「ッッ!!」ダラダラ

 

堕天使のドーナシークを除く二人は朱乃から

出される笑顔の殺気に体が凍りつく感触に

襲われた・・・

 

ミッテルト・カラワーナ「つ、捕まります・・・」

 

リアス「分かったわ。朱乃、後の始末は頼むわね?」

 

朱乃「わかっています。彼らは父様に引き渡してからすぐに向かいます」

 

ドーナシーク「父様?アルファモンの僧侶よ。貴殿は堕天使なのか?」

 

朱乃「いえ、私は堕天使と人間のハーフで

父がグレゴリの幹部でバラキエルと言いますのよ」

 

捕まった堕天使の三人は本格的に誰を敵に回したのかを理解した・・・

 

 

 

 

 

 

《sideカズマ》

 

俺たちは今、教会の隅の木陰で作戦を練っている

 

木場「みんな、これを見てくれ」

 

イッセー「これは?」

 

木場「教会内の見取図だよ」

 

カズマ「流石、グレモリー眷属だな」

 

木場「敵陣に攻め込むのに、これくらいは当然さ」

 

イッセー「お前、イケメンだけが取り柄じゃあ

なかったんだな?」

 

木場「兵藤君、それは酷いよ」

 

イッセー「ワリワリ、ん、子猫ちゃんにカズマ?

どうしたんだ扉の前に立って・・・・」

 

カズマ「いやなに、もう(やっこ)さんらは気がついてるみたいだし」

 

子猫「チマチマやるのは常任合わないので」

 

と言って、俺と子猫は教会の扉のぶち破る

 

カズマ「セラアアアア!!」

 

子猫「フッ!」

 

とカズマと子猫のダブルパンチが扉に炸裂

【ドガーン!?】という音と「グボラッ!」

という声が聞こえてきた・・・

 

カズマ「なあ塔城、何か悲鳴みたいなのが

聞こえなかったか?」

 

子猫「多分、八神先輩の気のせいです。

あと、八神先輩なら子猫でいいですよ」

 

カズマ「なら、俺もカズマでいいぜ」

 

子猫「はい」

 

カズマ「でだ、生きてんだろ、出てこいよ」

 

???「なんだ、俺ッチのこと。分かってたんですかい?」

 

カズマ「ああ、いいや」

 

???「何がいいですかい?」

 

カズマ「喋らなくていいや。面倒だから!」

 

と言ってカズマは、白髪の男を殴り飛ばした

 

???「ガハッ!」

 

そして、教会の中にある十字架のオブジェクトにぶつかり気絶した・・・

 

カズマ「あっ!何気にデジソウルが灯ってる。

それも青いデジソウルか・・・。ならあいつだな」

 

イッセー「あいつ?カズマ、その炎みたいな奴で

昨日の奴に変身するのか?」

 

カズマ「そうだが、今回はちょっと違うな…。

まあ、見てろ。

デジソウルチャージエボリューション!!」

 

そして、俺はデジヴァイスに青いデジソウルをチャージする

 

【BGM:デジモンセイヴァー 挑発∞】

 

カズマ『月光の力を纏いし、戦士!

MG(ミラージュ)ガオガモン!』

 

 

イッセー「オ、オオカミ!?前のはなんか、

ドラゴンぽかったけど・・・」

 

カズマ『説明はあとだ。とっとと本陣に乗り込むぞ!」

 

イッセー・木場・子猫「ああ!(うん!(はい!)」

 

そうして、俺たち4人は地下の祭壇へと

向かう

 

木場「ここから、先は何があるかわからないよ?」

 

イッセー「それでも、アーシアを助け出す!

なんせ、友達だかろな」ニコ

 

やっぱり、こいつはエロさえなければ・・・

マジでカッコいいのに男として勿体無い

 

カズマ『扉の向こうに、人間が30、最奥の方に堕天使と人間の臭いが一つづあるな』

 

イッセー「それは本当か?」

 

子猫「間違いありません。私も感じます」

 

木場「スゴイ、その姿はオオカミの特徴も

兼ね備えるんだね?」

 

カズマ『ああ。でも月が出たからといって

力は上がらんがな・・・』

 

木場「それでも、スゴイよ」

 

カズマ『なら、お喋りはおしまいだ。

準備はいいなあ、お前ら?」

 

三人は俺の問いに無言で頷く

 

カズマ『いぐぜ、一斉のセッ!』

 

俺の掛け声で扉をまたぶち破りエクソシストどもに当てるとまた悲鳴が聞こえてきた

 

イッセー「アーシア!」

 

アーシア「一・・・誠さん・・」

 

???「感動の対面だけど残念ね。もう儀式は

終わるの」

 

イッセー「レイナーレ!てめえ、アーシアを放しやがれ!」

 

レイナーレ「下等な悪魔ごときが高貴な私の名を

口にするな!」

 

カズマ『なら、終わる前にも取り返す!

イッセー、先に行け!』

 

木場「ここは、僕たちが!」

 

子猫「兵藤先輩は、アーシアさんを!」

 

イッセー「三人とも、サンキュー!アーシア!」

 

 

 

 

 

《side一誠》

 

だがアーシアからは反応が帰ってこない。

なぜなら、儀式はあと少しというところで

完了してしまったからである。

 

イッセー「アーシア・・・」

 

レイナーレ「ここまで、たどり着いた。ご褒美を

あげるわ」

 

そう言ってレイナーレは指を鳴らすと、

アーシアを縛っていた鎖が解きはじめる

 

イッセー「アーシア!アーシア大丈夫か」

 

アーシア「一誠・・・さん」

 

イッセー「迎えに来たぞ。しっかりしろ・・・」

 

アーシア「はい・・・」

 

レイナーレ「その子はあなたにあげるわ」

 

イッセー「ふざけんな!この子の神器を元に戻せえ!」

 

レイナーレ「バカを言わないで私は上を欺いてまでこの計画を進めたのよ。残念ながら、貴方たちはその証拠になってしまうの。でも、いいでしょ?二人仲良く消えるんだから」

 

カズマ『イッセー、ここでは不利だ!』

 

イッセー「はじめての彼女だったんだ・・・」

 

レイナーレ「ええ、見ていてとても初々しいかったわよ。女を知らない男の子はからかいがいがあったわ」

 

イッセー「大事にしようと思ったんだ・・・」

 

レイナーレ「それはそう思わせるよに私がしたからよ」

 

イッセー「俺・・・。夕麻ちゃんが本当に好きで

初デート念入りにプラン考えたよ。絶対にいい

デートにしようと頑張ったんだ」

 

レイナーレ「そうね、あんなのは在り来たりだったしね」

 

カズマ『イッセー、今は彼女を連れて外に逃げろ

あとはそれからだ!セラアアアア!』

 

レイナーレ「チッ!」

 

レイナーレはカズマの攻撃をギリギリのところで

回避し腕に切り傷ができるくらいですみ逃げた

 

カズマ『イッセー、てめえは悔しくねえのかよ!

友達を殺されて、自分までも一回殺されて

仇打ちくらいしてみやがれよ!兵藤一誠!』

 

イッセー「ああ、やってやら!あいつの顔面に

一発デカイの決めないと気がすまねえ!」

 

カズマ『なら、行ってこいイッセー!』

 

木場「道なら僕たちがつくるよ」

 

子猫「先輩は先に行ってください」

 

イッセー「分かった、無事に帰ったら。みんな、

俺のことイッセーと呼んでくれよな!」

 

といってイッセーは階段を昇る

 

 

 

 

 

《sideカズマ》

 

カズマ『じゃあ、いっちょ暴れるか!』

 

といって俺は言葉どうりに暴れまくったすると

「くらえ、クソ堕天使があああ!?」と上から

聞こえてくる

 

カズマ『終わったみたいだな』

 

木場「そうみたいだね」

 

子猫「疲れました」

 

と言って三人で上に上がる

 

カズマ『イッセー、お疲れ』

 

イッセー「カズマ。俺、守れなかった・・・。

たった一人の友達も守れなかった・・・」

 

カズマ『・・・・』

 

リアス「彼の神器は【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】よ」

 

レイナーレ「な!あんなガキに!?」

 

カズマ『お前はそんなガキに負けたんだよ』

 

レイナーレ「一誠君、助けて力を合わせて、この悪魔たちを倒しましょう?」

 

カズマ『救えねなお前。悪いがイッセー、こいつは俺がやる。フルムーンブラスター!』

 

そう言って俺はMG(ミラージュ)ガオガモンの必殺技でレイナーレを消し飛ばす

 

イッセー「カズマ。サンキューな」

 

カズマ『いや、いいよ。あと部長、その子を

転生させてやってくれないか?』

 

俺はいいながら、MG(ミラージュ)ガオガモンの融合を解く

 

リアス「構わないけど、前例がないからどうなるかわからないわよ?」

 

カズマ「それでも、救えるなら俺は救いたいんだ」

 

リアス「分かったわ」

 

そのあとは無事にアーシアさんは悪魔に転生して、一誠の後輩悪魔になり。一誠が面倒を見ることになった

 

これにて一件落着だ。

 

 

 

 

 

 

 



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戦闘校舎のフェニックス
赤龍帝の目覚めと改たな誓い


 

 

 

 

 

 

 

おっす皆、八神カズマだ。

前回は、一誠が友達のアーシアさんを救う

ために俺と木場、子猫が力を貸して無事に

救うことはできたが・・・。

あと一歩というところで一度、アーシアさんを

死なせてしまった。だから一誠に敵討ちをさせた後、部長に頼んで転生悪魔にしてもらった。

そして、彼女は俺や一誠と同じ駒王学生の生徒になりクラスも同じだ。

 

そして、今 俺は何をしているかというと屋上で

デジモンの【butterーfly ver last】を聴きながら、

アグモンとカブモンと一緒に青空を眺めている。

 

butter-flyはアカペラから始まるやつだ。

え?アグモンとカブモンを出すが久しぶり

なのと、学校で出して平気なのかって?

バレなきゃいいんだよ!グリーンなんだよ!

 

 

カズマ「ほう、なかなか強い力を感じるな」

 

アグモン「そうだね。でも僕たちの方が強いよ?」

 

カズマ「当たり前だ。ウォーグレイモンや

メタルガルルモンで相手をしたら赤子の手を

捻るようなものだぞ?」

 

カブモン「うん。力量から言って究極体まで一歩足らずってところが一人と完全体になれそうなのが一人とあとは成熟期が一人と他は成長期が十三人だね」

 

俺たち三人はオカ研の部室に突如現れた、

リアスの眷属と朱乃以外の力を感じたため力量を話ていた。

 

アグモン「どうするの、カズマ?」

 

カブモン「様子でも見に行くの?」

 

カズマ「そうだなあ・・・・ん?」

 

~つかめ!描いた夢を、まもれ!大事な友を~♪

 

と俺のケータイに着信がくる・・・

 

カズマ「朱乃から、もしもし?」

 

朱乃『アルファモン様、少しお時間よろしいですか?』

 

ん?朱乃が俺のことをアルファモンと呼んだからには、悪魔か堕天使の厄介ごとが舞い込んできたな・・・

はぁ~、面倒くさい。

 

カズマ「構わないが、なんだ朱乃」

 

朱乃『少し、厄介ごとがリアスの方に舞い込んで来たので、お力添えをと思いまして』

 

カズマ「仕方ない、分かった。10分程で

そちらに向かう。リアスには時空の穴から現れると言ったおいてくれ」

 

朱乃『承知しました、では』

 

と言って電話を切る

 

カズマ「はぁ~、面倒くさい。しかし、一応

オカ研部員だしな~」

 

ため息と愚痴を溢しながら俺は黒歌と白音に

電話をする

 

カズマ「あ、もしもし黒歌?」

 

黒歌『なんにゃ、カズマ。何か用事かにゃ?

今、白音と一緒にいるけど・・・』

 

カズマ「ならちょうどいいや。ちょっとオカ研の方に厄介ごとが舞い込んだらしい、だからエボリューションして一緒に来てくれないか?」

 

黒歌『いいけど、行き方はどうするにゃ?』

 

カズマ「そんなのアルファモンで時空に穴を

あけるに決まってるだろ?」

 

黒歌『なるほどにゃ、ならエボリューションして待ってるわよ』

 

カズマ「ああ」

 

そう言って電話をまた切る

 

 

 

 

 

 

 

 

《side黒歌》

 

白音「姉様。兄様からなんて?」

 

黒歌「なんか、オカ研の方に厄介ごとが来たみたいだからエボリューションして着いてきて欲しいそうにゃ」

 

白音「厄介ごとですか・・・。また女がらみじゃなけれいいですが・・・」

 

黒歌「そうね、これ以上カズマの正妻を争う

候補を増やしほしくないにゃ。今でさえ7人いるのに・・・」

 

白音「そうですね。そのうちの一人は龍ですしね、はぁ~」

 

黒歌「でも、取り敢えずは・・・」

 

そう言って黒歌は黒いデジソウルを、白音は

白いデジソウルをデジヴァイスにチャージを

する

 

黒・白「デジソウルチャージエボリューション!」

 

そして、黒歌はリリスモンを、白音はバイフーモンを鎧や衣服の様に纏いはじめた。

 

黒歌『妖艶なる悪魔、リリスモン!』

 

白音『北を守りし聖獣、バイフーモン』

 

と姿を変えた。

 

カズマ『二人とも迎えに来たぞ』

 

そして、二人を連れてオカ研へと迎った。

 

 

 

 

 

 

《side朱乃》

 

???「俺は君の下僕を全部焼き尽くしても

君を冥界に連れて帰るぞ」

 

カズマ『誰が誰の下僕を焼き尽くすと?』

 

???「誰だ!姿を表せ!」

 

カズマ『そうかっかするなよ。焼き鳥風情がいきり立っても何もならないぞ?』

 

そう言うと部室の扉の辺りから時空の穴が

出現して、黒い鎧のアルファモンと黒い浴衣のリリスモンと白い虎を思わせるバイフーモンを纏った、カズマ、黒歌、白音が現れる

 

???「貴様は何者だ?どうやってここへ来たんだ!」

 

カズマ『普通、名前を訊ねるなら自分から

名乗るのが常識だろ、ライザー・フェニックス?それとも、そんなにフェニックスの家は躾がなっていないのか?』

 

カズマ君とライザーが睨みあっていると

グレイフィア様がリアスにカズマ君のことを

尋ねた

 

グレイフィア「お嬢様。あの者は何者ですか?」

 

リアス「彼の名はアルファモン。あの伝説の

【オメガモン】と同等の力を有してるって話よ。それと朱乃の王でもあるわ」

 

グレイフィア「彼があの【オメガモン】と同等・・」

 

 

 

 

 

《sideカズマ》

 

カズマ『あなたはグレイフィア・ルキフグスか?

それとイッセーは気絶してるようだな。こいつは敵との力量を計らいで突撃したか、バカめ』

 

朱乃「アルファモン様、お忙しい中に来て

いただきありがとうございます」

 

朱乃は俺に頭をさげた

 

カズマ『いや、構わないよ。リアスとは契約関係である以上は力を貸すつもりでいたからな』

 

リアス「アルファモン、私からも来てくれて

感謝するわ」

 

ライザー「貴様、俺を差し置いて何をリアスと

話している!」

 

カズマ『・・・・(ウゼェ、マジで焼き鳥がウザイ)』

 

ライザー「聞いているのか貴様!?」

 

ライザーが俺に炎で攻撃しようとするが

ライザーの首筋に黒歌と白音が手刀を構えていた。

 

ライザー「な、なんだ!?こいつらは・・・。

それに白いやつからは聖なる力を感じるぞ!?」

 

カズマ『そこまでだ。リリス、バイフー、

その手を下ろしてさがれ』

 

俺が二人に指示を出すと大人しく手をおろし

後ろにさがる。

 

カズマ『グレフィア殿、この会談が穏便に

済まなかった場合は何かあるのだろ?』

 

グレイフィア「はい、会談が穏便に済まなかった場合レーティングゲームで済ませよとのお達しです」

 

リアス「レーティングゲームですって!」

 

カズマ『ならそのゲームに俺たちも参加してもいいか?』

 

グレイフィア「構いませんが何故?」

 

カズマ『何、リアスの眷属とライザーの眷属とでは力の差は歴然。ならパワーバランスを均等にすればいい、それだけの話しだ。

それにライザーも俺の眷属にヤられて悔しいだろ?』

 

ライザー「そうだ、お前たちも参加しろ!

先程の礼を返さなければ気がすまん!」

 

グレイフィア「では、ハンデとしてお嬢様には

アルファモンとその眷属が助っ人にまた10日間の猶予を与えます。双方これでよろしいですか?」

 

ライザー「ああ!」

 

リアス「ええ!」

 

ライザー「リアス!せめて10日間の内に

君の眷属たちを死なないように鍛えることだな!それと貴様、必ずゲームで後悔をさせてやるからな!!」

 

と言ってライザーは眷属たちと一緒に帰っていった

 

 

 

 

 

 

そして翌日、俺たちはリアスが所有する別荘に修業しに来ていた。

 

イッセー「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

 

カズマ「イッセー、だらしがないぞ。そんなんでライザーに勝てるのか?」

 

イッセー「うるせえ」

 

木場「部長、途中で食べれそうな山菜があったので取ってきました」

 

カズマ「ほら見ろ、木場はあんなに持ってるのに軽々としてるぞ?」

 

イッセー「お前も軽々と持って言うなよ!何か、俺に対するいじめか!?」

 

カズマ「いや、そんなことはないが?」

 

そう言いつつもカズマは、自分と黒歌、白音 朱乃の荷物を背負っているため、原作の子猫と荷物の量は大差がない。

 

イッセー「マジで、あいつ人間か?」

 

子猫「一応、人間だと思います。気配も人間のままですし。では、お先に」

 

イッセー「え!?クソォォォォォォォ!!」

 

と一誠は雄叫びをあげながら山を駆け登る

 

リアス「ようやく、着いたわね」

 

アーシア「イッセーさん、大丈夫ですか?」

 

イッセー「ぜはぁ、ぜはぁ、ぜはぁ、ぜはぁ、だ・・・大丈夫」

 

イッセーは無理に山を駆け登ったため、すでに虫の息である。

 

リアス「じゃあ、少ししたら修業を始めるから部屋で着替えて来てちょうだい」

 

カズマ「ほら、行くぞイッセー」

 

イッセー「・・・・」チーン

 

カズマ「仕方がないなあ~」ズルズル

 

カズマはイッセーを引き摺りながら別荘へと引っ張っていく。

 

カズマ「イッセー、いい加減起きろ!」ドスッ

 

イッセー「グハッ!?イッテテテ。何すんだよ、

カズマ!」

 

カズマ「お前が起きないのが悪い。すぐに

着替えて集合だとよ」

 

イッセー「え、マジでか!?」

 

と言って一イッセーは急いで着替えて皆の場所に急ぐ

イッセーが来る時には皆、着替えて集合していた

 

リアス「イッセー、遅いわよ!」

 

イッセー「すまんせん」

 

カズマ「じゃあ、始める前に助っ人を呼ぶとするか」

 

リアス「助っ人?あなたたち4人だけじゃないの?」

 

カズマ「なわけあるか。今回のゲームに助っ人の人数制限は課されていない」

 

リアス「なるほど・・・」

 

カズマ「分かったなら、いい。よし、みんな来てくれ!」

 

カズマはそう言って指を鳴らすと、アルファモンが開けた時空の穴の様な場所から3人の女性が現れる。

 

???「来たよ、カズマ 」

 

???「来てあげたわよ、カズマ」

 

???「私も来たぞ、カズマ」

 

カズマ「悪いな、忙しいのに」

 

???「別に構わないわよ」

 

イッセー「カズマ!お前はまだ、こんな可愛い子たちを眷属にしてたのかよ!クソ、羨ましい!」

 

カズマ「はいはい。イッセーは放置でみんな

自己紹介を頼む」

 

ユウキ「カズマの眷属で騎士の紺野木綿季です。よろしくね、みんな!」

 

シノン「同じ騎士の朝田詞乃ことシノンよ。

よろしく」

 

ティア「同じ兵士兼使い魔のカオス・カルマ ・ドラゴンことティアマットだ。よろしく頼む」

 

黒歌「同じく僧侶の八神黒歌にゃ」

 

白音「同じく戦車の八神白音です」

 

カルマ「黒歌と白音はいらんだろ・・・。

それと新しく眷属になった。僧侶の姫島朱乃

だ。みんなよろしくしてくれ」

 

朱乃「僧侶の姫島朱乃です。以降お見知りおきを」

 

ユウキ「・・・・」ジー

 

シノン「・・・・」ジー

 

ティア「・・・・」ジー

 

三人は朱乃が自己紹介をしたあと、ジーと値踏みするような視線で朱乃を観察した

 

三人「合格!」

 

朱乃「え?」

 

カオス「はぁ~、すまん朱乃。こいつらは、俺の新しい眷属を見ると俺の眷属に相応しいか値踏みする癖があるんだ・・・」

 

とカズマは呆れながらため息を吐いた

 

カズマ「次に俺のパートナーを紹介するぞ。出て来てくれ、アグモン、ガブモン」

 

 

アグモン「やあみんな!僕はアグモン。よろしくね!」

 

ガブモン「俺はガブモン。よろしく」

 

オカ研「恐竜と狼が喋った!?」

 

アグモン「だから僕は恐竜なんかじゃない!僕はアグモンだよ!」

 

ガブモン「俺も狼じゃなくて、ガブモンだ」

 

とオカ研の皆に俺の眷属を紹介した。

 

 

 

そして、修業の本題に移る

 

カズマ「次にお前たちの力がみたい。リアス眷属の全員でかかってこい」

 

リアス「なめられたものね。いいわ、私たちの実力を見せてあげる!」

 

 

 

 

【BGM:The Biggest Dreamer】

 

 

カズマ「なら、俺はこいつでいくか。

デジタルエボリューション!!」

 

俺はリアスたちと闘うために正義の聖騎士を纏う

 

カズマ『誠なる正義の聖騎士!! デュークモン!!』

 

一誠「デュークモン・・・」

 

カズマ『どうした、怖じけずいたか?』

 

リアス「そんなことは無いわ!あの聖騎士の一人なら申し分無いわ、行くわよ私の可愛い下僕たち!」

 

リアス眷属「はい!」

 

リアスの声でオカ研の皆は士気が上がり、まずは木場が先行する

 

木場「騎士ならまずは僕が相手だ!」

 

カズマ『こいよ、俺は武器を盾以外は使わない』

 

木場「ッ!?その威勢はどこまで続くかな!」

 

木場は魔剣創造で剣を作り斬りかかってくるがデュークモンの盾に全て防がれる

 

木場「なんて固さだ・・・」

 

カズマ『お前は騎士である故に正面から攻め過ぎだ。だから魔剣創造で斬る以外にも攻撃を工夫をしろ』

 

そう言ってカズマは木場を蹴り飛ばす

 

木場「ガッ!?」

 

木場はカズマによって蹴り飛ばされ木にぶつかり意識を失う

 

子猫「次は私です」

 

カズマ『なら来い、子猫」

 

子猫「いきます!」

 

そして、子猫はカズマに格闘戦を挑むが、

カズマは盾を収納し素手で全ての攻撃をいなし続ける

 

カズマ『子猫、お前は拳と脚に頼りすぎだ。

だから攻撃が単調になる。だから地形を利用しろ』

 

子猫「ッ、グッ!?」

 

カズマは子猫に体術で地形を利用した闘い方を教えるために木を殴り子猫に向かって投げ木で自分が隠れるようにして子猫を殴った

 

カズマ『次はリアス辺りか?』

 

リアス「喰らいなさい!」

 

カズマ『・・・・』

 

死角から攻撃をリアスは持ち前の破滅の魔力をカズマに放つが無傷である

 

リアス「嘘・・・。そんな無傷だなんて、

何も防いだ痕跡は見当たらないのに・・・」

 

カズマ『リアス、王であるお前が狼狽えてどうする。その、動揺は眷属たちに伝わるぞ』

 

リアス「ガッ!?」

 

カズマはリアスの攻撃をそのまま体で受けたが傷一つ付かずリアスに手刀を後ろ首に当てて気絶させる

 

カズマ『さぁイッセー、最後はお前だけだ』

 

一誠「いくぜえええ!!」

 

カズマ『威勢はいいが、なんの工夫も策も感じられないな』

 

一誠「え?グアアアアア!?」

 

カズマは一誠の真っ直ぐで何の策も感じられない攻撃を回避して、腹に拳を当て一気に力を入れて前に押し込む。するとその力に耐えきれない一誠はぶっ飛んでいった。

 

カズマ『これじゃ、ライザーに勝てないな。アーシア、みんなの介抱を頼む』

 

アーシア「は、はい!」

 

カズマはアーシアにオカ研の皆のことを任すと深呼吸をしてデュークモンとの融合を解く

 

 

 

 

 

それから30分後に一度みんなで反省会を開いた

 

リアス「みんな、カズマとの戦闘で何か掴めたかしら?」

 

木場「僕はもっと魔剣創造の使い方を工夫しようと思います」

 

子猫「私は地形を利用した闘い方を」

 

一誠「俺はこの中で一番弱いと思いました。木場は剣でカズマと戦えました。子猫ちゃんはカズマが投げた木を防げてましたし。俺は何も・・・」

 

リアス「そうね・・・。私も歯が立たなかったわ」

 

カズマ「なら、みんなに何人か教師を付けるぞ。まずは、木場にユウキ。子猫には白音。アーシアには黒歌。リアスには朱乃。で最後にイッセーにシノン、ティア、アグモン、カブモンだ。俺は全てを見る。それと、アグモンとカブモン以外はエボリューションを禁ずる以上だ」

 

シノン「まあ、妥協的なところね」

 

ユウキ「そうだね、あの力の差を見るとね」

 

ティア「カズマ、私はそこの赤龍帝の担い手をいじめればいいのか?」

 

カズマ「ああ、そうだ。死なない程度に頼むぞ。お前は赤龍帝の魂に恨みがあるみたいだしな」

 

それからは一誠以外が順調に力を少しずつではあるが着けている。一誠は・・・・。うん地獄だろな。なんせ、龍化したティアと進化したメタルグレイモンとガルルモンで追いかけて、シノンはヘカートⅡで狙撃をする。俺もやられたら地獄だと思うよ。

 

そして、夕飯の時間になると・・・

 

イッセー・白音「・・・・」ムシャムシャ・ガツガツ

 

カズマ「イッセー、少しはゆっくりと食べろよ。

まったく、白音もまだまだ飯はあるから安心しろ」

 

リアス「なんか、女として負けた感じがするわね」

 

アーシア「わ、わたしもです」

 

子猫「同じく」

 

木場「八神君は料理ができたんだね」

 

カズマ「まあな、ガキの頃は黒歌と白音が飯を作れなくてな。父さんがいないときは俺が作ってたんだ」

 

木場「八神君、君たちは再婚者の家族なのかい?」

 

カズマ「いや、俺たちは養子だよ。俺が黒歌と白音を見つけて一緒に行動するようになってから、今の父さんに出会ったんだ」

 

木場「ご、ごめん。知らないとは言え」

 

カズマ「構わないよ。俺には今の眷属兼家族がいるから」

 

木場「そうか・・・・」

 

カズマ「じゃあ、俺は先にあがるよ」

 

 

 

 

そう言って別荘から出る。

 

カズマ「はぁ~。やはり、焼き鳥はクズ野郎だったか。アグモンにガブモン、掃除の時間だ。力を貸してくれ」

 

アグ・ガブ「分かった」

 

【BGM:Brave Heart ver tri】

 

アグモン「アグモン!ワープ進化ぁぁぁぁ!

ウォォォォグレイモン!!」

 

ガブモン「ガブモン!ワープ進化ぁぁぁぁ!

メタルッッガルルモン!!」

 

カズマ「デジタルエボリューション!!」

 

カズマ『剣の聖騎士、ジエスモン!!行くぞ、

二人とも!』

 

ウォー・メタル「ああ!」

 

俺たちは別荘の中でリアスたち以外の悪魔の気配を感じたため究極進化をして気配がする方に向かった

 

カズマ『おいお前ら、この別荘に何か用か、用があるなら聞いてやるが?』

 

「な、貴様どこから!?」

 

カズマ『そんなのはどうでもいい。俺の質問に答えろ!』

 

「そんなの話すわけがないだろ!見られたからには死んでもらう。みんなかかれ!」

 

カズマ『やはり、悪魔は敵との力量を測れないか?』

 

グレイモン「ジエスモン、今は考えていても仕方ない」

 

ガルルモン「そうだ。こいつらの対象はどうするんだ?」

 

カズマ『奴らから仕掛けたんだ、殺られても仕方あるまい』

 

グレイモン「なら遠慮なく行くぞ!ブレイブトルネード!!」

 

ガルルモン「コキュートスブレス!!」

 

カズマ『轍剣成敗!』

 

まず、ウォーグレイモンがブレイブトルネードで悪魔たちを貫き、次にメタルガルルモンがコキュートスブレスで体を凍らせて、最後に俺が悪魔たちをズタズタに切り裂く

 

カズマ「ふぅ~、片付いたな。ん?あれはイッセーか?」

 

俺は悪魔たちを倒し、一息ついていると別荘からイッセーが出て来て、丘の方へ歩いていくのをみつけた。

 

カズマ「追ってみるか」

 

 

 

 

 

 

《side一誠》

 

イッセー「はぁ~、カズマに全然歯が立たなかった。それよか相手にもなれなかった・・・。こんなんであのライザーに勝てるのかよ!クソ、俺は赤龍帝なんだろ!なのになんで、俺はこんなにも弱いんだよ!?」

 

イッセーは一人、綺麗な満月の出ている空に嘆き叫んだ。すると・・・

 

???『少年、何をそんなに焦っている?焦りは力を乱し、闘いを敗けへと導くぞ?』

 

と誰かイッセーに話しかける。

 

イッセー「だ、誰だ!?」

 

とイッセーは辺りを見渡す

 

 

 

《sideカズマ》

 

俺たちは別荘から出て行ったイッセーを追いかけて丘の方へときていた

 

イッセー「はぁ~、カズマに全然歯が立たなかった。それよか相手にもなれなかった・・・。こんなんであのライザーに勝てるのかよ!クソ、俺は赤龍帝なんだろ!なのになんで、俺はこんなにも弱いんだよ!?」

 

イッセー、お前はそんなに今日のことで悩んでいたのか・・・。なら、少し力添えをしてやるかな。

 

カズマ「すまない、アグモン、ガブモン。ちょっとだけオメガモンになるぞ」

 

アグモン「分かってるよ。イッセーのためでしょ?」

 

ガブモン「そうだよ。友情のためならどんな力でもかすよ」

 

カズマ「サンキューな二人とも!

デジタルエボリューション!!」

 

俺は二人に感謝してオメガモンへと合体する

 

カズマ『聖なる騎士、オメガモン!!』

 

俺はオメガモンとなって空からゆっくりと

イッセーに近づく

 

カズマ『少年、何をそんなに焦っている?焦りは力を乱し闘いを敗けへと導くぞ?』

 

イッセー「だ、誰だ!」

 

 

 

 

【BGM:burst mode】

 

 

 

カズマ『これはすまない。今、そちらに降りるよ』

 

そしてオメガモンは一誠の前に降り立つ

 

イッセー「あ、あなたは?」

 

カズマ『私の名はオメガモンだ。よろしく、

赤き龍帝を身に宿す少年、兵藤一誠君』

 

イッセー「な、オメガモンだって!それになんで俺の名前を・・・」

 

カズマ『それはね、君の腕に宿る龍とは因縁があるからさ。それと起きてるんだろ、応えたらどうだ【赤龍帝ドライグ】』

 

ドライグ【なんだ、気づいていたのか】

イッセー「うわ!勝手に【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】が!?」

 

カズマ『ああ、何せ私が彼の前に降り立った瞬間に微弱ではあるが龍の波動を感じたのでな』

 

ドライグ【やはり、侮れない奴め】

 

カズマ『それよか、ドライグよ。貴様は、あの鳥風情に負けるつもりか?』

 

ドライグ【ぬかせ、この俺様があんな鳥風情に負けるはずがなかろう?】

 

カズマ『なら何故、彼に力を貸さないのだ?貴様の力を貸してやればいけるところまではいけるだろ?』

 

ドライグ【フッ、それは単にこの小僧が力不足なだけだ、それに俺が力を貸しても今のままでは制御ができん】

 

カズマ『なら、制御ができればいいのだな』

 

ドライグ【なに?貴様、それはどういう・・・】

 

カズマ『兵藤一誠君、君に問おう。何のために力を求める。何のためにその力を使う?』

 

イッセー「俺は・・・」

 

カズマ『ただ力を振るだけか?それとも、闘いに勝つためか?』

 

イッセー「違う!俺は仲間のために・・・。部長の・・・リアス・グレモリーの涙を見たくないから力が、仲間を、大切な人をこの手で護りぬく力が欲しいんだ!」

 

カズマ『よかろう、ならその力を私が与えよ。ただし、力を使うには相棒との絆と想いの力が必要だ』

 

オメガモンは一誠に真紅のデジヴァイスを

赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】に埋め込んだ

 

一誠「相棒と想いの力・・・」

 

カズマ『相棒はすでに君の近くにいるよ。では、私はこれで』

 

一誠「え、ちょっ!?」

 

俺はイッセーが止める声を聞かずに空へと飛び。離れた場所に降りて融合を解除してから別荘に戻った

 

 

 

黒歌「やけに兵藤を構うのね」

 

カズマ「黒歌か。ああ、それは当たり前だろ何せ、俺はあいつの運命である一つを奪ったんだからな」

 

黒歌「それは、私と白音のことを言っているのかしら?」

 

カズマ「・・・・」

 

黒歌「沈黙は肯定と取るわよ。そうね・・・。カズマがいなかったら私は、今頃ははぐれ悪魔になっていたかもね。でも、それはあなたが前の世界で読んだマンガの中でしょ!今の私や白音を一緒にしないで!」

 

カズマ「それでも、俺は・・・」

 

黒歌「俺はいない方がよかったなんて言わないで!カズマの御掛けで白音と陽の当たる世界で生きていけるの!あなたの御掛けで毎日白音と笑顔で生きていけるの!何もかも、カズマ、あなたが私たちを救ってくれたから今があるの!だから、だから、自分がいなかったほうがいいなんて言わないで」ポロポロ

 

カズマ「すまない、黒歌」ギュ

 

黒歌「本当よ。まったく、彼女にこんなことを言わせないでよ」ポロポロ

 

カズマ「ああ、ほんとにすまない」

 

こうして、俺は改めて自分の大切な人を、家族を護ろうと心に誓った。俺がデジモンをパートナーに持つ者として、そして聖騎士の力を持つ者として・・・

 

 



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レーティングゲーム【前編】

 

 

よう、みんな。イッセーだ!

俺は今、暗くて何も見えない世界にいるらしい……

 

 

一誠「ここは?」

 

ドライグ【よう、気がついたか相棒?】

 

一誠「ドライグ!?ここはどこなんだ?俺は確か……レーティングゲームに備えて体を休めるためにベッドで寝たはず……」

 

ドライグ【ああ、それは間違いない】

 

一誠「なら、どうして……」

 

 

俺は自分がベッドに入って寝た後からのこと思いだし考えていると……

 

 

一誠「な、なんだ!眩しい!?」

 

 

いきなり辺りが光、目を腕で隠した。

光が止み腕をどかすと、最初に目に映ったのは、ボロボロになった街だった。

 

 

一誠「なんだよ、これ……。街がボロボロじゃねえか!?怪獣にでも襲われたのか?」

 

ドライグ【相棒、そんな幼稚なことを言ってないど遠くを見てみろ】

 

一誠「え?あれは、カズマのSN(シャイン)グレイモンじゃないか、それにアイツはなんだ!?」

 

ドライグ【気になるなら、行って確かめたらどうだ?】

 

一誠「そうだな、行ってみるか!」

 

 

俺はSN(シャイン)グレイモンと黒い怪獣みたいな奴がいる場所に向かった

 

 

一誠「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。つ、疲れた……」

 

ドライグ【だらしがないぞ、相棒】

 

一誠「そんなこと言ったってよ……ドライグ」

 

 

俺がドライグと話をしていると……

 

 

???「シャイングレイモォォォォン!!俺に、俺に……仲間たちを、世界を護るための力を、俺に貸してくれえええ!?」

 

 

誰か分からないけど髪の長い男がSN(シャイン)グレイモンに叫び出した

 

 

シャイン『兄貴、それは違うよ。ずっと一緒に戦ってきたからわかる……。力は借りたり、与えたりする物じゃない』

 

一誠「これは、SN(シャイン)グレイモンの声なのか! ?」

 

ドラ【どうやら、そうみたいだな】

 

男「ああ、そうだったな……。力は貸したり、与えたり、するもんじゃない!力は合わせるもんだ!!そうだな、シャイングレイモン!!」

 

 

男とSN(シャイン)グレイモンの話が終わると二人の前にオレンジのデジヴァイスが現れる

 

 

一誠「あれはオレンジのデジヴァイス!?」

 

 

シャイン『必ず、奴を倒す!』

 

男『世界を、仲間を護るんだ!』

 

 

するとデジヴァイスから赤い光が溢れだす

 

 

一誠「なんだ、あれは……」

 

ドライグ【あのデジヴァイスから凄い力を感じるぞ、相棒】

 

 

すると何処からか、あの男に叫ぶ人の声が聞こえた

 

 

男「その光に手をかざせ、大!!」

 

大『いくぜ!』

 

シャイン『おう!』

 

 

そして、大と呼ばれた男はデジヴァイスをつかみデジソウルをチャージする

 

 

大「デジソウルチャージ、バースト!!」

 

 

するとデジヴァイスから炎の様なメラメラとしたデジソウルがSN(シャイン)グレイモンに集まる。

そして、SN(シャイン)グレイモンの体がどんどん赤く太陽を纏うような赤へなっていく。

 

 

シャイン『シャイングレイモン、バーストモード!!』

 

 

俺たちは赤く染まったSN(シャイン)グレイモンからは、赤く染まる前のSN(シャイン)グレイモンからは、ありえない程の力を感じていた

 

 

一誠「あれがバースト……」

 

ドライグ【モード……】

 

 

俺たちが、そう呟いていると、また辺り光、見えなくなる。

 

 

一誠「くそ、またかよ!」

 

 

そして、完全に辺りが見えなくなると、意識が 遠のいていった

 

 

一誠「ん~、あ!」

 

 

俺はベッドの上で意識が覚醒してからバッ!と起きる

 

 

一誠「今のは……夢?」

 

ドライグ【相棒、あれは夢ではないぞ。俺も同じのを見たからな】

 

一誠「そうか……。それにしても、バーストモードってのは凄かったな」

 

ドライグ【ああ、あの力があれば焼き鳥風情など一捻りだな】

 

一誠「使えればの話だろ?」

 

ドライグ【そうだな】

 

一誠「なぁ、ドライグ」

 

ドライグ【なんだ、相棒?】

 

一誠「もし今の俺が禁手(バランス・ブレイカー)に至る方法はあるか?」

 

ドライグ【……】

 

一誠「どうなんだ、ドライグ!!」

 

ドライグ【あるにはあるが……】

 

一誠「あるんだな!」

 

ドライグ【ああ、だが……。それをしたら、もう元には戻らんぞ】

 

一誠「今は少しでも力が欲しいんだ!」

 

ドライグ【わかった。力を手に入れるためには何かを対価にする必要がある】

 

一誠「何を対価にすればいいんだ?」

 

ドラ【目でも心臓でも腕、足。どれでも構わない、がしかし、もう元の状態に戻ると思うなよ】

 

一誠「……」

 

 

一誠はドライグの言葉に悩んでいた。

そして、少ししてから意を決めてドライグと取引をする

 

 

一誠「なら俺の腕を対価に力をくれ」

 

ドライグ【わかった。相棒に力を与えてやる】

 

 

そして、赤龍帝の籠手が光だし、一誠は右腕に激痛がはしる

 

 

一誠「うがあああああ!?」

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

《sideカズマ》

 

 

 

時刻は夜の10時25分

 

 

カズマ「そろそろ、行くぞ。三人とも」

 

黒歌「わかったにゃ!」

 

白音「わかりました」

 

朱乃「リアスのためにも負けられませんわ」

 

 

俺は今回のゲームに出る三人に時間になったため声をかけて……

 

 

カズマ「デジタルエボリューション!!」

 

黒・白・朱「デジソウルチャージ、エボリューション!!」

 

 

それぞれ、エボリューションする

 

 

カズマ『虚空の聖騎士、アルファモン!』

 

黒歌『妖艶なる悪魔、リリスモン!』

 

白音『北を守りし聖獣、バイフーモン!』

 

朱乃『陰と陽を操りし、サクヤモン!』

 

 

俺と黒歌、白音は前にライザーとのいざこざがあった時と変わらないが今回は初めて朱乃のエボリューションをみた。

姿は巫女を着たサクヤモンだった。それとサクヤモンが持っているはずの錫杖がない。

 

 

カズマ『へぇ~、それが朱乃のエボリューションか』

 

朱乃『はい、私の中にある。堕天使の陰と人の陽が混ざりあって、この姿になったのだと思います』

 

カズマ『なるほどな、ある意味、陰陽師みたいだな?』

 

朱乃『そうですわね』ニコ

 

 

そんな他愛ない話をしてから、時空の穴を開けて集合場所のオカ研の部室に集まった。

 

 

カズマ『ようリアス、時間は大丈夫だったか ?』

 

リアス「ええ、大丈夫よ。それとそっちの巫女の服を着た人は朱乃でいいのかしら?」

 

カズマ『ああ。朱乃、仮面を取ってあげてくれ』

 

朱乃『わかりました』

 

 

朱乃は俺の指示で顔に着けていた。サクヤモンのお面を外した

 

 

朱乃「こんばんは、リアス」ニコ

 

リアス「ええ、こんばんは朱乃」ニコ

 

 

それからは一誠とアーシアも揃い、皆、それぞれゲームに向けて集中力を高めていた。

木場は剣を持ち刀刃を横にして剣の腹の辺りを額に当て目を詰むっている。

子猫は、グローブを嵌めてからお菓子を食べ始めた。

リアスは朱乃と一緒に紅茶を楽しんでいた。

一誠とアーシアは何やら落ち着かないようすだ。

俺と黒歌、白音はいつもどおりというか、俺は二人をただただ撫で回すだけである。

すると部室の扉が開く

 

 

???「失礼します」

 

リアス「こんばんは、ソーナ」

 

 

なんと生徒会長が部室にやって着たでは

 

ありませんか

 

カズマ『(この魔力の感じはセラフォルーに似ているな、まさか姉妹か?)』

 

朱乃「いらっしゃいませ」

 

一誠「生徒会長と副会長、どうして?」

 

リアス「レーティングゲームは両親の家の関係者に中継されるの、だから彼女たちはその中継係」

 

一誠「はあ……」

 

ソーナ「自ら志願したのです。リアスの初めてのゲームですから」

 

リアス「ライバルの貴女に恥じない闘いを見せてあげるわ!」

 

ソーナ「それと彼が噂の……」

 

リアス「ええ、彼が噂のアルファモンよ」

 

リアスと生徒会が俺のことを話初めたので挨拶をする

 

カズマ『こんばんは、ソーナ・シトリ殿。貴女の事はリアスから聞いている。それと、この場にいる私の眷属を紹介しよう。まず、貴女もしているとおり、僧侶の姫島朱乃だ」

 

朱乃「改めて、アルファモン様の僧侶の一人を担っています。姫島朱乃です」

 

 

そう言って朱乃は会長に頭をさげる

 

 

ソーナ「姫島さん、貴女がアルファモンの眷属だったなんて、知らなかったわ」

 

朱乃「いえ、最近になってから眷属入りをしましたのよ」

 

ソーナ「最近になってから?」

 

朱乃「ええ、彼は過去に私と母様を姫島の一族から命を救っていただいたのです。それから彼をお慕えしていましたの」

 

ソーナ「それでやっと再開ができて、眷属入りをして彼はリアスとは協力関係にあると……」

 

リアス「そんなところよ、ソーナ」

 

カズマ『続いて、俺の両隣にいる二人だが、黒い方がリリスモン、白い方がバイフーモンだ』

 

黒歌『紹介に預かった、もう一人の僧侶を担っている。リリスモンよ。よろしく』

 

白音『同じく、戦車を担っています。バイフーモンです。よろしくお願いします』

 

ソーナ「こちらこそ、ソーナ・シトリです。以後お見知りおきを」

 

 

互いに自己紹介を終えると部室の中に魔方陣が出現して、その中からグレイフィアが現れる

 

 

グレイフィア「皆様、準備はよろしいですか?」

 

リアス「ええ、いつでもいいわ」

 

グレイフィア「開始時間になりましたら、この魔方陣から専用バトルフィールドに転送されます、ですがお嬢様の眷属以外の四名は……」

 

カズマ『構わない、私たちは時空に穴を開けて向う。なに、リアスの兵士に少しマーキングを着けたので心配をする必要はないよ』

 

グレイフィア「わかりました。それと今回のゲームに関して新たなルールが追加されました」

 

リアス「その内容は?」

 

グレイフィア「はい、アルファモン様とその眷属の助っ人は、ライザー様のチームメンバーを撃破できるのは、一人当たり三人までだそうです。三人まで撃破した場合、即座に退場させるそうです」

 

リアス「何よ、それは、単なる横暴じゃない!?」

 

グレイ「これは両家が定めたルールですので」

 

リアス「クッ!わかったわ……」

 

 

リアスは両親が決めたルールに納得がいかなかったが決まってしまったからには仕方がないと感じていた

 

 

カズマ『(まぁ、妥協的なルールだな)』

 

 

カズマはカズマで自分たちの力を知っているため、少しでも力の加減を間違えれば、ライザーのチームを塵も残さずに消し飛ばすことは容易だからである。

 

 

一誠「あの~、専用フィールドって?」

 

朱乃「ゲーム用に造られる異空間ですわ。使い棄ての空間ですから、どんな派手なことをしても大丈夫、うふふふふ」ウットリ

 

一誠「は、派手ですか……」

 

 

一誠は朱乃のSモードを知っているためか冷や汗をかいていた

 

 

ソーナ「私は中継所の生徒会室に戻ります。武運を祈っていますよ、リアス」

 

リアス「ありがと、でも中継は公平にね 」

 

ソーナ「当然です。ただ個人的にあの方が貴女に見合うと思わえないだけで……」

 

 

そう言い残し、会長は部室を後にした

 

 

グレイフィア「ちなみにこの闘いは魔王ルシファー様もご覧になられますので」

 

リアス「そう、お兄様も……」

 

一誠「え?今、お兄様って……。俺の聞き間違い?」

 

木場「いや、部長のお兄様は魔王様だよ」

 

 

木場の言葉に一誠とアーシアは驚いていた

 

 

一誠「魔王!?部長のお兄さんって魔王なんですか!?」

 

リアス「ええ」

 

木場「紅髪の魔王、【クリムゾン・サタン】こと、サーゼクス・ルシファー。それが今の部長のお兄さん、さ。

サーゼクス様は対戦で亡くなられた前魔王、ルシファー様の後を引き継いだんだ」

 

 

と木場がリアスの兄に関して説明した

 

 

アーシア「それで部長さんがグレモリー家の跡継ぎに……」

 

一誠「そうだったんだ……」

 

 

一誠はその時、別荘でのことを思いだしていた

 

 

 

リアス『私はグレモリー家の娘よ、常にグレモリーの名が付きまとってしまうのよ』

 

 

 

一誠「……」

 

一誠が何も言えない複雑な顔をしていると、また魔方陣が出現する

 

 

 

グレイフィア「そろそろ時間です」

 

リアス「行きましょう」

 

そうして、リアスの眷属は魔方陣に、俺と黒歌、白音、朱乃は、俺の作った時空の穴で一誠の神器に埋め込んだ真紅デジヴァイスの反応を追ってバトルフィールドに向かう。そうして、着いた場合はオカ研の部室だった

 

 

一誠「あれ?」

 

アーシア「何も変わってませんね?」

 

一誠「転送失敗、また俺のせいとか?」

 

 

 

 

グレイフィア【皆様。この度、グレモリー家、フェニックス家の審判役を仰せつかったグレモリー家の仕様にグレイフィアでございます。今回のバトルフィールドはリアス様とライザー様のご意見を参考にし、リアス様が通う人間界の学舎、駒王学園のレプリカを用意しました】

 

 

 

とグレイフィアのアナウンスが聞こえてきた

 

 

 

一誠「レプリカ?」

 

リアス「空を見てご覧なさい」

 

 

一誠はリアスの言葉どおり部室の窓を開けて空を見上げた

 

 

一誠「ッ!!」

 

アーシア「空が……」

 

木場「ここは異空間なんだ」

 

朱乃「そこに学校そのまま再現したのですわ」

 

一誠「あ、悪魔の力って、どんだけ凄まじいんだよ……」

 

 

グレイフィア【両陣営、転移された先が本陣でございます。リアス様の本陣が旧校舎、オカルト研究部部室。ライザー様の本陣は新校舎、学長室。よってポーンのプロモーションは互いの校舎に侵入を果たしたことで可能になります】

 

 

一誠「新校舎に入っちまえば、俺は最強のクイーン並の力がプロモーションできるってわけだ!」

 

朱乃「あらあら、そんな簡単ではありませんわよ」

 

一誠「え?」

 

木場「逆にこの旧校舎に侵入されたら、相手のポーンだってプロモーションしてしまうわけだし、本陣の守りは一番堅固だと思わないと」

 

一誠「そうだな、確かに」

 

一誠が納得していると子猫がみんなにあるものを渡していた

 

一誠「これは?」

 

リアス「戦場では、これでやりとりをするの」

 

一誠「通信機みたいなものか……」

 

 

俺たちも通信機を耳に入れる

 

 

グレイフィア【それでは、ゲームスタートです】

 

 

グレイフィアのアナウンスと共に学園の鐘の音が響き。

そして、俺たちは作戦会議を開く

 

 

リアス「敵の本陣は新校舎、校庭を突っ切るのが一番早いのだけれど……」

 

子猫「新校舎から丸見えです」

 

リアス「ええ、リスクが大きすぎるわ」

 

一誠「じゃあ、新校舎に入るには裏の陸上競技用のグランドから」

 

リアス「敵もそれは想定済みでしょうね。おそらく運動部室棟あたりに機動力のあるナイトとルークを数名配置するでしょう」

 

朱乃「定石的でもてっぱん的でもありますわ」

 

木場「部長、新旧校舎と隣接している体育館を先に占拠しませんか?こっちの陣地に若干近いですし、何より相手への牽制にもなります」

 

朱乃「体育館はチェスで言うセンター、戦術的には先に占拠しておいた方が有利ですわ」

 

リアス「決まりね。屋内だから機動力のナイトよりも破壊力のルーク方が特性を活かせるわね」

 

子猫「……」コクリ

 

 

子猫はリアスの指示を無言で頷き了承する

 

 

アーシア「戦うって難しいんですね」

 

一誠「まぁ、俺たちは部長を信じて指示に従うだけさ」

 

アーシア「そうですよね?」

 

リアス「まずは防衛ラインの確保よ。祐斗と子猫、森にトラップを仕掛けてきてちょうだい」

 

木場「はい」

 

子猫「了解、おいで白」

 

 

木場と子猫はリアスの指示でトラップを設置しにいくために子猫の使い魔である白猫を呼び出した

 

 

カズマ『黒歌と白音も二人に同行してくれ』

 

黒歌『わかったわ』

 

白音『わかりました』

 

 

俺は念のため黒歌と白音の二人を同行させる

 

 

木場「では、行ってきます」

 

 

木場たちはそう言い残して罠を仕掛けに部室をでる

 

 

カズマ『リアス、今回は朱乃や黒歌、白音はお前の指示に従うよ言ってある。だから、お前の眷属の一員だと思って自由に指示を出してくれ、それと俺はポーンとして働くからな、ただしプロモーションはできないがな』

 

リアス「それでも、力強い味方が4人もこちら側に付くのだから感謝してもしきれないわ、カズマ」

 

カズマ『なに、俺はお前との契約と友のために戦うだけだ』

 

リアス「なるほど、イッセーも今回、貴方が私に力を貸すに値する要因だったという訳ね」

 

 

俺と話の中、リアスは一誠を見て微笑んだ

 

 

一誠「え?俺!?」

 

 

一誠はどうやら自分が今回のゲームと修行に関してカズマが力を貸す要因だなんて微塵にも思っていなかったようだ

 

 

カズマ『そうだ、お前は俺の友だ。だから友情のために力を貸すんだよ』

 

一誠「カズマ……」

 

カズマ『だから、絶対に負けんなよ。一誠 』

 

一誠「ああ、わかってる!」

 

 

その言葉の後に俺と一誠は拳を付き合わせる

 

 

リアス「それじゃ遠慮なく、朱乃、トラップが完了したら森周辺、空も含めて幻術をかけておいてくれるかしら?」

 

朱乃「わかりました」

 

 

朱乃はそうリアスに返して幻術をかけるために部室を後にする

 

 

カズマ『俺も念のため索敵をしてくる』

 

リアス「ええ、おねがい」

 

 

そうして、俺も部室を後にする

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

《side一誠》

 

 

俺はカズマが部室を出たあと部長に俺たちの役割を聞く

 

 

一誠「あの部長、俺たちは……」

 

リアス「回復サポート要員のアーシアは倒れられたら元もこうもないから私とここで待機。イッセーは……」

 

一誠「は、はい!」

 

 

リアスはソファーに座り一誠を手招きする

 

 

リアス「ここに横になりなさい」

 

 

リアスが手招きした場所は膝の上だった

 

 

一誠「え!そ、それは伝説のひ、膝枕と言う!?」

 

リアス「早くなさい」

 

一誠「よ、よろしくお願いします!」

 

 

一誠は嬉しさのあまり頭をさげてしまった。そして、リアスの膝の上に頭をおく

 

 

一誠「ッ!!」

 

一誠「(なんとゆう感触、柔らかくまったりとしていて、それでいてしっかり包み込むよな……)」

 

 

一誠はあまりの感触に欲望が全快になっている

 

 

一誠「だああ!大切なゲームの最中なのにこれはもう必殺すぎる!!」

 

 

一誠はやはり欲望に忠実であり、リアスの膝枕が嬉し過ぎて涙を流していた

 

 

リアス「もう、何を泣いているのよ」

 

一誠「うええん!部長に膝枕してもらえるなんて感動で涙が止まりません!産まれてきていて良かった!」

 

リアス「大袈裟な子ね、膝枕くらいまたしてあげるわ」

 

一誠「マジすか!」

 

リアス「だから鼻水くらい拭きなさい、フフフフ」

 

リアスと一緒のイチャラブをみていたアーシアは嫉妬のあまり顔の両頬を膨らませていた

 

 

アーシア「むぅ~」プクー

 

リアス「イッセー、貴方に施してある術を少しだけ解くわ」

 

一誠「え!」

 

 

そして、リアスが一誠の頭を触れると……

 

 

一誠「ッ!!(力が身体の奥から……)」

 

リアス「貴方が転生する前のにポーンの駒8つが必要だったのは話したでしょ?」

 

一誠「は、はい」

 

リアス「でも、転生したばかりの貴方の身体ではまだその力に耐えられなかった。だから何段階かに分けて封印をかけたの今、その封印を少しだけ解除したわ」

 

一誠「じゃあ今、俺の身体に溢れてくるこの力って……」

 

リアス「貴方か本来持っている力よ、そのためにはまず【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】と、この力に耐えられる強靭な肉体が必要だったの、まだまだ足りない部分はあるけれど」

 

一誠「あのキッツい修行はそいうことだったんですか……」

 

リアス「いえ、カズマからの修行は彼の独断よ」

 

一誠「え!じゃあ、今までの話は……」

 

リアス「全て本当よ。でも、まさかここまで力が上がるなんて……」

 

一誠「ええ、ドラゴンとメカドラゴンと狼に追いかけられて、シノンさんからは狙撃されるし、もう炎やらロケットやら銃弾やらが四方八方から飛んでくるもんですから死ぬかと思いましたよ……」

 

リアス「そ、そう……。それは災難だったわね」

 

 

リアスは一誠のあまりの壮大な修行内容を聞いたため可哀想に思ってしまった

 

 

一誠「(マジであれは、死ぬかと思ったな……。ティアの姉御からはダイブアタックをくらいそうになるし、メタルグレイモンからはロケットを吹っ発されるし、ガルルモンからはブレスを吹かれるし、シノンさんからは逃げる先を狙撃されるし、もうあんな修行は懲り懲りだ)」

 

アーシア「ああ、カズマさんと部長さんがそんなお考えだったなんて、主よ、つい妬きもちを妬いてしまった私をお許しください」

 

 

アーシアは自分の嫉妬心を神に許しをこうが、自分が転生悪魔であることを失念しているためすぐに頭痛がアーシアを襲う

 

 

アーシア「あう!」

 

リアス「いいことイッセー、相手が女の子でも必ず倒すのよ、手加減しちゃダメあちらは手加減なんてしないのだから」

 

一誠「わっかりました!俺、必ず部長を勝たせてみせます!」

 

リアス「ええ、期待しているわ。私のかわいいイッセー」

 

 

そんな話をしていると通信機からリアスに朱乃から連絡がくる

 

 

朱乃『聞こえますか、部長?』

 

リアス「ええ、聞こえるわ」

 

朱乃『準備、完了……ですわ』

 

 

それを聞いたリアスは一誠が膝に乗っているのにも関わらず立ち上がる

 

 

一誠「うが!!痛て!?」

 

リアス「では、作戦を伝えるわ」

 

 

そして、リアスから今回のゲームのオーダーが全員にとぶ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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レーティングゲーム【中編】

《sideカズマ》

 

 

 

リアス『いいこと体育館に入ったら戦闘は避けられないわ、だから指示どおりに動いてちょうだい』

 

カズマ『了解』

 

一誠「はい!」

 

子猫「はい!」

 

 

俺と一誠、子猫は体育館前でリアスに返答する

 

 

リアス『作戦開始!私のかわいい下僕たちとアルファモン眷属たち、相手は不死身のフェニックス家の中でも有募集されてる才児、ライザー・フェニックスよ。さあ、消し飛ばしてあげましょう!』

 

 

リアスの声とともにそれぞれが動く。そして、俺たちは体育館のステージ裏に無事にたどり着いた

 

 

一誠「ふぅ~、中まで完全再現かよ」

 

子猫「敵が来ます」

 

 

すると体育館の照明が点きはじめた

 

 

???「そこにいるのは分かっているわよ。グレモリーの眷属さんとその助っ人さんたち」

 

一誠「こそこそやっても無駄ってことか……」

 

カズマ『なら、正面から戦うだけだ』

 

子猫「はい」

 

 

俺たちは敵にバレているため大人しくステージに姿をさらす

 

 

???「ルークさんとやたら元気なポーンさんと貴方は誰かしら?」

 

カズマ『普通は自分から名乗るのが常識だろ ?』

 

シュエラン「私はシュエラン。属性は戦車よ貴方は?」

 

カズマ『アルファモン、今回のゲームでは属性的にポーンと言ったところだ』

 

 

チャイナ服の奴と自己紹介をしていると棍棒を持った奴が自己紹介をはじめた

 

 

ミラ「ミラよ。属性はポーン」

 

イル「同じく、ポーンのイルでーす」

 

ネル「同じく、ネルでーす」

 

 

双子の二人は敬礼のポーズをする

 

 

子猫「あのルーク、かなりレベルが高いです 」

 

一誠「高いって……」

 

子猫「戦闘力だけならクイーンレベルかも……」

 

カズマ『ほう、俺にはそんな感じはしないが?』

 

子猫「アルファモンさんは異常だからです」

 

カズマ『それはひどい』

 

 

と俺たちは話をしていた

 

 

一誠「まあ、こちらが不利なのは分かっていたことだしな。やるしかねぇ!」

 

 

そう言って一誠は赤龍帝の籠手を装着する

 

 

一誠「いくぜドライグ、ブースト!」

 

ドラ【ああ、相手。boost!!】

 

子猫「私はルークを二人はポーンたちを頼みます。最悪、イッセー先輩は逃げまわるだけで構いません」

 

一誠「俺だけって酷くね!!」

 

カズマ『それだけ、まだ弱いって思われてるんだろ?』

 

一誠「クッソオオオ!!ならこのゲームで見返してやる!」

 

カズマ『イッセーは前のリベンジをして来いよ、それまで俺はあの双子で遊んでるから』

 

一誠「なら、そうさせてもらうかな!」

 

 

と言って一誠はミラに突っ込んでいく

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

《side一誠》

 

 

一誠「はあああああ!!」

 

ミラ「ッ!!前よりは強くなったようね」

 

一誠「まあな、地獄の特訓を生き抜いたんだ !」

 

 

ミラは一誠の右ストレートをかすりながらも回避する。

最初、ミラはこんな攻撃は簡単にかわせると思っていたが予想よりも一誠の攻撃が鋭く左頬にかする

 

それからはミラが攻撃を仕掛けて、それを一誠は回避するか攻撃をいなし続ける

 

 

ミラ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、どうしてあの時はこんな強くなかったのに!」

 

一誠「ああ、前は弱かったよ。けど、今は護りたい仲間や、越えたい奴がいるから俺は強くなったんだ!」

 

 

すると一誠はミラの棍棒を殴りへし折りミラの懐に入り、前にデュークモンの状態のカズマにやられた技を見よう見真似で再現する

 

 

一誠「相手の腹に拳を添えて、そのまま前に力一杯押し込む!!」

 

ミラ「え……?グハッ!」

 

 

そして、別荘でその技を受けた一誠と同じ様にミラも力を受け止められず吹き飛びゲームから退場する

 

 

グレイフィア【ライザー様のポーン一名脱落です】

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

《sideカズマ》

 

 

カズマ『(へぇ~、前に一回だけ放った、あの技を見よう見真似でやるとは修行の成果が出てるじゃないか』

 

カズマ『ようし、イッセーもリベンジができたことだし、こっちも相手してやるよ。かかっておいで』

 

イル「むっかー!」

 

ネル「絶対にバラバラにしてやる!」

 

 

そう言ってイルとネルの双子はチェーンソーで向かってくるが最小限の力で全て躱わす

 

 

カズマ『なあ二人とも、それ重くないか?二人にはもっと軽い武器の方が合うと思うんだが……。例えば短剣とか……』

 

イル「うるさい!」

 

ネル「なんで、当たらないのよ!」

 

カズマ『はぁ~、二人とも足がお留守だよ』

 

 

と俺は言って双子の二人に足払いを決めその場に転ばず

 

イル「きゃあ!」

ネル「いて!」

 

 

するとリアスから通信から飛んでくる

 

リアス『イッセー、子猫、カ……コホンッ アルファモン、状況は?』

 

一誠「部長!みんな、無事です。それにいい感じにリベンジができました!」

 

カズマ『それと通信は俺たち以外には聞こえないんだから本名で構わない』

 

リアス『そう分かったわ。朱乃の準備が整ったわ』

 

俺たちはリアスの言葉で頷き合い体育館から離脱する。その時、後ろからなんか言っているが聞いている暇がないから無視をする

そして、体育館をでると……後ろから【ドガーン!!】とい雷鳴の音と爆風が飛んでくる

 

 

一誠「す、すげえー!」

 

子猫「朱乃さんの通り名は【雷光の巫女 】です」

 

一誠「雷光の巫女……」

 

 

 

朱乃『一誠君、あとは貴方に、このゲームを託します』

 

 

 

グレイ【ルールにより、アルファモン様の僧侶の一人退場です】

 

 

 

グレイフィアのアナウンスと共に朱乃は魔方陣でフィールドから退場した

 

 

リアス『次の作戦に進んでちょうだい』

 

一誠「次の作戦は……」

 

カズマ『陸上競技場で木場と白音と合流して、その場にいる敵の殲滅だ』

 

一誠「にしても木場の奴、大丈夫か?」

 

カズマ『平気だろ、白音もいることだしな』

 

一誠「だな、どうせ木場の奴も爽やかな顔をしてちゃんとやってんだろうけど。じゃあ、二人とも俺たちも行こうぜ」

 

カズマ『そうだな』

 

子猫「はい」

 

そうして、子猫を先頭に次の場所に向かうとすると……【ドガーン!】と子猫がいた場所が爆発する

 

 

一誠「うわあああああ!!」

 

その爆風により一誠も吹き飛ばされた

 

 

一誠「こ、子猫ちゃぁぁぁぁん!?」

 

リアス『イッセー、子猫がどうしたの!答えなさい、イッセー!!』

 

 

とリアスから通信がくるがイッセーは、その通信に返答ができないでいた。

 

 

???「テイク、やはり敵を倒した後は集中力と緊張感が抜けるものよね。あとはアナタたちだけよ」

 

一誠「クソ!?ライザーの女王か、降りて来やがれ!」

 

???「諦めなさい、坊や、どう足掻いても私たちには勝てないのよ」

 

カズマ『お前ら、何を勘違いしているか知らんが、子猫は倒されていないぞ?』

 

ユーベ「そんなことはありえないわ、このユーベルーナが打ち損じるなんて!!」

 

カズマ『なら、何故アナウンスがないらないんだ?』

 

一誠「そういえば!」

 

カズマ『分かったか?もう、いいんじゃないか?いい加減、出てきたらどうだ?』

 

 

俺がそう言うと木の上から声が聞こえた

 

 

子猫「そうですね」

 

その声のあとに木の上から子猫が飛び出る

 

 

一誠「子猫ちゃん!よかった無事だったんだな」

 

ユーベ「ありえない!このユーベルナが打ち損じるなんて、どうして!?」

 

カズマ『なら、教えてやるよ、お前が爆発した子猫は幻、幻術さ』

 

ユーベ「幻術ですって……」

 

カズマ『ああ。子猫は開けた場所にいるといい敵の的だと思い、自分だけ幻術で分身を作ったのさ』

 

一誠「なら、俺とカズマは?」

 

カズマ『お前は俺の近くにいたろ?それに俺がこんな奴に遅れを取るとでも?』

 

一誠「それはない!」

 

ユーベ「よくも虚仮にしてくれたわね」

 

カズマ『アンタ、ウザイから消えてくれ』

 

 

俺がそう言うとユーベルーナは俺の姿を見失うなったのか警戒が緩む

 

 

ユーベ「何処へいった!?」

 

カズマ『ここだよ』

 

ユーベ「え……?グアアアアアッ!?」

 

 

俺は高速でユーベルーナに近づいて蹴りをかます

 

 

カズマ『ッチ、リタイアまでには至らなかった』

 

一誠「でも、今のでかなりダメージが入ったはずだ」

 

子猫「なら、急いで木場先輩たちに合流しましょう」

 

一誠「だな」

 

 

そのあと、俺たちは予定通り合流ポイントに向かっていると……

 

 

 

グレイフィ【アライザー様のポーン、三名リタイア】

 

 

 

 

一誠「三名、木場たちがやったのか?」

 

 

グレイフィアのアナウンスが聞こえると黒歌から通信がきた

 

 

黒歌『カズマ、兵藤、子猫、聞こえる?』

 

カズマ『ああ、聞こえるぞ』

 

黒歌『こっちは今、木場を温存するために私が三人同時に仙術とトラップで撃破したわ。あとは兵藤、アンタに託したわよ、必ず勝ちなさい』

 

 

 

グレイフィア【ルールにより、アルファモン様の僧侶、退場です】

 

 

 

カズマ『お疲れ様、黒歌』

 

一誠「朱乃さんも黒歌も、何で俺に託すんだ?」

 

カズマ『それは、イッセー……お前が今回のゲームのジョーカーだからだ」

 

一誠「はあ!?」

 

カズマ『託された想い…………無駄にするなよ』

 

 

俺たち、そのまま走ると……

 

 

カズマ『右に曲がれ』

 

一誠「え?うわあああ!」

 

木場「やあ!」

 

 

一誠は柱に隠れていた木場と白音がおり、木場に手を引かれ、柱の影へ引きずり込まれた

 

 

一誠「なんだよ、お前たちかよ」

 

木場「うん、僕たちだよ。黒歌さんのお陰で無駄な体力を使わずに済んだ」

 

白音「はい、姉様のお陰でだいぶ楽になってます」

 

カズマ『白音、お前も今回は温存か?』

 

白音「はい、私は近接重視だから木場先輩と一誠先輩を温存させて後に託せと……」

 

カズマ『なるほどな』

 

 

俺たちが今後の作戦について確認していると……

 

 

リアス『みんな聞こえる?私はアーシアと本陣に奇襲をかけるから、できるだけ限り時間を稼いでちょうだい』

 

一誠「奇襲!?」

 

リアス『やむを得ないわ。普通ならジワジワとライザー以外の眷属を削っていきたいけど、女王をぶつけてきた以上は……』

 

木場「しかし、ですが部長、王が本陣から出るのはリスクが大き過ぎますよ!」

 

リアス『敵だってそう思うでしょう。そこが狙い目よ。いくらフェニックスが不死身の肉体だと言っても、心まではそうじゃない。戦意を失わせるほどの攻撃を加えればライザーに勝つことができる』

 

リアス『この私が直接、ライザーの心をへし折ってやるわ』

 

 

リアスは一人でライザーと一騎討ちをする気満々である

 

 

一誠「そうと決まりゃ、オカルト研究部後輩組で」

 

木場「派手にいくかい?」

 

カズマ『やれやれ(こいつらは、全く分かっていないな)』

 

 

そういいながらも俺は一誠たちと陸上競技グラウンドについた

 

 

一誠「やい、隠れてるんだろ、正々堂々と勝負しやがれ!」

 

カズマ『これで出てきたら、ただのバカだな』

 

白音「案外、出てくるかもしれませんよ。兄様」

 

 

そんな話をしていると……

 

 

???「フフフフ、私はライザーに仕える騎士、カーラマインだ。堂々と正面から出てくるなど正気の沙汰とは思えんな。だが、私はお前たちの様なバカが大好きだ」

 

 

すると勢り目の前に現れたライザーの騎士は炎が纏う剣を構えて、言った

 

 

木場「僕はリアス様に仕える騎士、木場裕斗。騎士同士の戦いを待ち望んでいたよ!」

 

カーラ「よくぞ言った。リアスグレモリーの騎士よ!」

 

カズマ『木場、そういつは任せるぞ』

 

木場「OK!」

 

 

それから木場とカーラマインの騎士同士の戦いが始まった

 

 

一誠「スッゲエー、つうか俺の出る幕なくね?」

 

???「そうとは限らんぞ」

 

???「カーラマインったら、頭の中まで、剣剣剣、で埋めつくされてるんですもの!駒を犠牲にするのも渋い顔をしていましたし。全く、泥臭いったら。しかも、せっかく可愛い子を見つけたと思ったら、そちらも剣バカだなんて……」

 

 

金髪の少女が話ながら現れると少女を含め六人が木の陰から出てくる

 

 

カズマ『なるほど、全ての駒を投入してきたか。リアスの思った通りに進んだわけか』

 

金髪「それにしても、リアス様。殿方の趣味が悪いのかしら?そこの少年といい、黒い鎧の男といい。私には理解ができませんわ」

 

白音「カッチーン。アイツは私が殺ります」ゴゴゴゴ

 

一誠「可愛い顔して、毒舌キャラかよ、ドライグ行くぞ!」

 

ドラ【ああ。boost!】

 

金髪「ごめんあそばせ、私は戦いませんの」

 

一誠「はあああ!?」

 

金髪「イザベラ」

 

 

金髪の少女がイザベラと呼ぶと一人の女性が歩み出る

 

 

イザベラ「私はイザベラ。ライザーにお仕えするルークだ。では行くぞ、リアスグレモリーのポーンよ!」

 

 

するとイザベラは一誠に攻撃をしかけるが一誠は修業の成果なのか全ての攻撃を完全に見切って回避しながら、一誠は金髪の少女を指で示す。

 

 

一誠「おい、アイツなんなんだよ、戦わないってどういうことだよ」

 

イザベラ「ビショップとして参加はしているが、ほとんどは観戦しているだけだ!」

 

一誠「なんまそりゃ?」

 

イザベラ「彼女は、いや、あのお方はレイヴェル・フェニックス」

 

一誠「フェニックス?」

 

 

金髪のレイヴェル・フェニックスと呼ばれた少女は笑顔でこちらに手を振っている

 

 

白音「ただの戦えない臆病者が」ゴゴゴ

 

カズマ『(し、白音さん。なんかクラッチタイムに入っては、いませんか?)』苦笑

 

イザベラ「眷属悪魔とされているが、ライザー様の実の妹君だよ」

 

一誠「妹?」

 

イザベラ「『ほら妹萌えっていうの?憧れたり、羨ましいがる奴が多いじゃん、まあ俺は妹萌えじゃないから、形として眷属ってことで』なのだそうだ!」

 

一誠「あの鳥野郎、本当の変態でバカだたのか!」

 

カズマ『一誠、お前が人のことを言えるたちばではないぞ』

 

一誠「うるせえよ!(でも、妹をハーレムに入れたいってのは、十分に理解できるけどな)」

 

 

一誠はそんな考えをしながらイザベラの攻撃をことごとく回避していく

 

 

イザベラ「なかなかやるようだな」

 

一誠「俺だって、伊達に木場や子猫、それにティアの姉御にアグモン、カブモン、シノンさんによる地獄の特訓を生きぬいてきたわけじゃないぜ!」

 

ドライグ【boost】

 

一誠「これで三回目、ドライグいけるか?」

 

ドライグ【ああ、目の前の奴なら十分だ!】

 

一誠「なら、いくぜ!」

 

ドライグ【expansion】

 

イザベラ「ほう、前にミラに殺られた時よりは成長しているな」

 

一誠「ああ、俺はあの人を超えたいからな」

 

イザベラ「あの人?」

 

一誠「そうだ!俺は特訓をしていた初日に、あのオメガモンに会ったんだ。だからこんなところで躓いていられるかよ!」

 

一誠「くらえ!ドラゴン波ならぬ、ドラゴンショット!!」

 

イザベラ「ッ!!」

 

一誠が小さな魔力の塊を作り、それを殴ると、前回、木場に放った魔力玉と違い、一誠が作り出した魔力の塊は散弾のように辺り一面、約25mに散らばり、イザベラに当たる

 

 

イザベラ「ぐああああ!?」

 

一誠「どんなもんよ」

 

 

これにより一誠はイザベラを撃破した

 

 

グレイフィア【ライザー様のルーク、一名リタイアです】

 

 

 

カズマ『おっ、イッセーが倒したか。なら白音、ライザーの妹はお前に任す』

 

白音「はい、兄様」

 

 

白音は俺の声を聞き、速攻でレイヴェルに近づき、あるゲームの技を放つ

 

 

レイヴ「なっ!いつの間に」

 

白音「吹き飛べ、兄様直伝、獅子閃光!!」

 

 

バイフーモンの聖なる力を使うない白音は仙術で気をためて獅子閃光をレイヴェルの腹にもろに放つ、そしてそのまま吹き飛ぶ

 

 

レイヴ「きゃああああ!?」

 

すると……

 

 

グレイフィア【ライザー様のビショップ、一名リタイアです】

 

 

グレイフィアによるアナウンスが流れた

 

 

 

カズマ『あれを放つとは……。容赦がない』

 

白音「兄様、先輩たち、あれを!」

 

 

白音が指で何処を示していたので、その方をみると……

 

 

一誠「部長?直接しかけるって言っても早すぎるだろ!」

 

木場「こちらの手を読まれていたのか」

 

カズマ『なら、とっとと勝たずけるぞ!』

 

一誠「おう!」

 

木場「うん!」

 

白音「はい!」

 

 

それからは俺が速攻で浴衣を来た奴と大剣を持った奴を倒す

 

 

グレイフィア【ライザー様の騎士と僧侶、一名リタイアです】

 

 

 

一誠「流石だな」

 

カズマ『手応えがなさすぎる』

 

 

俺が一誠とそんな会話をしていると……

 

 

グレイフィア【ライザー様のポーン、二名、ナイト 、一名、リタイアです】

 

 

 

白音「あとのことは、一誠先輩、アナタに託します」

 

 

グレイフィア【ルールにより、アルファモン様の戦車、退場です】

 

 

とグレイフィアからアナウンスが聞こえてきた

 

 

カズマ『サンキュー、白音。お前等、とっととリアスのところへ向かうぞ』

 

一誠「ああ!」

 

木場「うん!」

 

子猫「(私、完全に空気だ……)」

 

 

可哀想なことにカズマ、一誠、木場、白音により、子猫の相手がおらず、空気みたいの存在になっていた

 

そして、俺たちはリアスとアーシアがいる、新校舎の屋上にたどり着いた

 

 

一誠「兵藤一誠、只今、参上しました」

 

木場「同じく、木場裕斗」

 

子猫「同じく、塔城子猫」

 

カズマ『同じく、アルファモン』

 

アーシア「みなさん!」

 

リアス「みんな!」

 

 

二人は俺たちが合流したことに喜んでいた

 

 

ユーベルーナ「リアス様の眷属は私に任せてください」

 

ライザー「いや、俺が纏めて相手をしてやろう。その方がこいつらも納得をするだろう」

 

リアス「ふざけないで、それはまず、私たちを倒してからにしなさい!」

 

ライザー「やむを得ない、あれをやれ」

 

 

ライザーは何やらユーベルーナに指示を出したため俺は後方に下がることにした。

するとアーシアの足元に紫の魔法陣が出現して爆発する

 

 

一誠「アーシア!」

 

リアス「アーシア!」

 

 

爆煙がやむとアーシアがいたところにはカズマがいた

 

 

一誠「カズマ、アーシアは?」

 

カズマ『無事だ。しかし、今の衝撃で意識を失っている』

 

ユーベルーナ「すみません、あの黒い鎧の男が体で受けるとは」

 

ライザー「まあいい、とりあえず。トワイライト・ヒーリングは使えなくした」

 

カズマ『お前の女王、少しは手応えがありそうだな、ライザー』

 

ユーベルーナ「バカな、私の攻撃を受けて無傷だと!?」

 

ライザー「どうせ、あの鎧のお陰だろう。防御力だけは高いとみた。鎧に救われたな」

 

 

リアスたちはアーシアを殺られそうになり頭にきていた

 

 

一誠「部長、勝負は続行ですよね?」

 

リアス「ええ」

 

一誠「俺はバカだから、読みとか詰みとかわからないけど、俺はみんなのために戦います!拳が握れる限り戦います!」

 

木場「僕もです」

 

子猫「私もです」

 

カズマ『なら、俺はライザーの女王の相手をしよう。相手をしてくれるか、ユーベルーナさん?』

 

ユーベ「いいでしょう。お相手します」

 

 

そう言って俺とユーベルーナは空を飛び場所を変える

 

 

カズマ『ここならいいだろ』

 

 

俺は先ほどレイヴェルたちがいた。陸上競技のグラウンドにきていた

 

 

ユーベルーナ「そうですね、気兼ねなく爆発できます。くらいなさい!」

 

 

ユーベルーナはお得意の爆発魔法を使ってくるがカズマは動かない。やがて、噴煙で見えなくなるとユーベルーナは勝ちを確信したのか笑いだす

 

 

ユーベルーナ「アハハハハ。流石にあれだけの爆発をくらえば、あの鎧も耐えきれないでしょう」

 

 

そうユーベルーナは、高笑いをしているが・・・。爆煙が晴ていくと

 

 

ユーベルーナ「ば、バカな何故、あんなにくらったのに、アナタは無傷なの!?」

 

カズマ『いや、少しだけダメージを受けたようだ』

 

 

カズマは自分のマントの端が少し焦げていたのを指摘した

 

ユーベルーナ「そんなもので……私を虚仮にしているのかしら!?」

 

カズマ『いや、そんなつもりはない。だから 、お前には俺の技を使ってやる』

 

ユーベ「なんですって!」

 

カズマ『くらえ、 デジタライズ・オブ・ソウル』

 

 

カズマは右腕をユーベルーナに向けて技名を口にしながら、緑のデカイ光線を放つ

 

ユーベ「そんなバカな……私はライザーの女王のは……」

 

 

ユーベルーナは最後までにその言葉を言い切ることはできなかった。カズマによる、デジタライズ・オブ・ソウルにより

ゲームからリタイアさせられたからである。

 

 

カズマ『聞こえか、みんな』

 

一誠『ああ、聞こえるぜ。やっぱり、さっきの緑の光はカズマだったんだな?』

 

カズマ『ああ、だから最後に一誠』

 

一誠『なんだよ?』

 

カズマ『皆から託された想いを爆発させろ、それだけだ。あとは託したぞ』

 

 

俺がそう言い切るとアナウンスがなる

 

 

グレイ【ライザーの女王、一名リタイア。ルールにより、アルファモン様は退場となります】

 

 

そうして、俺はフィールドを後にした

 

 

 

 




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レーティングゲーム【後編】

《side一誠》

 

 

 

カズマ『皆から託された想いを爆発させろ、それだけだ。あとは託したぞ』

 

 

グレイフィア【ライザー様の女王、一名リタイア。ルールにより、アルファモン様は退場です】

 

 

とアナウンスがながれた

 

 

一誠「分かってるよ。お前の分も必ず勝ってみせら!」

 

木場「イッセー君、君は最後の切り札だ。今は温存してくれ」

 

一誠「分かった。だがサポートくらいはさせてもらうぜ。ドライグ、たのむ」

 

ドライグ【よかろう、transfer!】

 

 

一誠は木場に赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)で力を譲渡した

 

 

木場「ありがとう、イッセー君。ソードバース!!」

 

 

木場は譲渡された力でライザーを剣で串刺しにしていく

 

 

ライザー「ぐああああ!?だが、この程度では、まだ俺を倒せないぞ」

 

 

ライザーは木場の攻撃をもろに受けたが、すぐにフェニックスの力で元に戻る

 

 

子猫「なら、次は私です。はああああ!!」

 

 

子猫も木場のように一誠を温存するためにライザーに攻撃をしかける

 

 

ライザー「グアッ、ゴハッ、ブアッ!?」

 

 

ライザーは子猫の連続で仙術を纏った拳をくらう

 

 

ライザー「流石に今は効いたぞ」

 

 

ライザーは、そんな強がりを言っているが少しずつだが回復速度が落ちている

 

 

ライザー「次はこっちからいくぞ、燃え尽きろ!!」

 

 

ライザーは自分の掌に巨大な炎の塊を作り、木場と子猫に向かって飛ばす

 

 

木場「ぐああああ!?」

 

子猫「きゃあああ!?」

 

 

木場と子猫は自分たちのソードバースと仙術で致命傷は避けたが、体にボロボロになり、一誠たちのところに吹き飛ばされた。

 

 

一誠「木場、子猫ちゃん。クソっ、ライザーてめえ!!」

 

 

一誠はライザーに向かってドラゴンショットを放つ。それにより、ライザーは確実にダメージを受け、体がボロボロになっていた

 

 

ライザー「流石、赤龍帝といったところか。まあ、俺に効かんがな!くらえ、下級悪魔の小僧!!」

 

 

ライザーは、先ほど木場たちに放った炎の塊より、大きな炎の玉を一誠にぶつけた

 

 

一誠「ぐああああ!?」

 

ライザー「まだまだ!!」

 

 

ライザーは一誠にどんどん炎の玉を投げていく

 

 

リアス「イッセー!?」

 

木場「イッセー君!?」

 

子猫「イッセー先輩!?」

 

ライザー「これで、止めだ!」

 

 

ライザーは一誠に向かって、今までよりも特大の炎の塊を放ち、一誠がいた場所が爆発し、屋上から落ちる中、一誠は意識を失う

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

俺はライザーによって屋上から落ちたはずなのに、暗い場所にいた

 

一誠「(クソっ、ここまでなのかよ)」

 

???『お前はそんなんで諦めるのか?』

 

一誠「誰だ?」

 

???『俺か?俺の名は大門大、世界一のケンカ番長だ!』

 

一誠「大門・・・大」

 

大『お前はなんのために力を求める』

 

一誠「なんのために・・・」

 

大『お前は、あの時、アイツに宣言したはずだ』

 

一誠「・・・・」

 

大『アイツに、オメガモンに宣言したんだろが、立てよ!兵藤一誠、お前は男だろ!!」

 

一誠「ああ、俺はオメガモンに宣言したんだ!それに俺はオメガモンを越えるんだあああ!!」

 

大『よし、行ってこい。一誠!!』

 

一誠「アナタは・・・あの時の!?」

 

大『仲間の想いを力に変えるんだ』

 

 

一誠が大門大の姿を確認すると意識が覚醒する

 

 

一誠「ウワワワ、落ちてる!?」

 

 

一誠は自分が落ちていることを理解し、すぐに打開作転じる

 

 

一誠「ドライグ、禁手化(バランス・ブレイク)するぞ!」

 

ドライグ【いいだろう、乗ってやる】

 

一誠「輝け俺の想い、オーバー・ブースト!!」

 

 

ドライグ【Welsh DRAGON Balance Break】

 

 

一誠はゲームの前にドライグとの取引で左腕を犠牲に一時的に禁手化(バランス・ブレイク)に至ったのである

 

 

ドライグ【相棒、禁手化(バランス・ブレイク)は長くて3分が限度だ】

 

一誠「なら、3分以内で決めやる、それにまだ完成してないがあれもやるぞ!」

 

ドライグ【あれか、もしできなかったら、どうする?】

 

一誠「できる、できないじゃなくて、やるんだよ!それともできないのか?それでも、赤き龍帝なのかドライグ?」

 

ドライグ【フッ、やってやろう。この赤き龍帝の力をしかと示すぞ、兵藤一誠!】

 

一誠「おお!!」

 

 

一誠とドライグの二人は力の波動を同調させて、デジソウルを沸き上がらせる

 

 

一誠・ドライグ「【うおおおおおお!!】」

 

 

一誠「(まだだ、まだ足りない!俺はあの時、オメガモンになんて宣言したんだ!)」

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

~ 一誠の記憶 ~

 

 

 

 

オメガ『兵藤一誠君、君に問おう。何のために力を求める。何のためにその力を使う?』 

 

一誠「俺は……」 

 

オメガ『ただ力を振るだけか?それとも、 闘いに勝つためか?』 

 

一誠「違う!俺は仲間のために……。 部長の……リアス・グレモリーの涙を見たくないから力が、仲間を、大切な人をこの手で護りぬく力が欲しいんだ!」 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

~現在~

 

 

一誠「そうだ、俺は……部長を、惚れた女を、仲間を護りたくて力を望んだんだ!それにカズマ、黒歌、白音ちゃん、朱乃さんたちに想いを託されたんだ!!」

 

 

 

カズマ『託したぞ』

 

黒歌『託すわよ』

 

白音『託します』

 

朱乃『託しましたわ』

 

 

 

『イッセー!(兵藤!(イッセーくん!(イッセー先輩!(イッセーさん!』

 

 

 

【BGM:ヒラリ】

 

 

 

一誠「だから、その想いに俺は答えるんだあああ!!」

 

 

一誠がそう叫んでいると全身を真紅のデジソウルが沸き上がっていた

 

 

一誠「これは……」

 

ドライグ【相棒、あの時、オメガモンに埋め込まれたものが反応しているぞ?】

 

一誠「何?」

 

 

すると、一誠の左腕にある赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)の緑色の宝玉から真紅のデジヴァイスが出てきた

 

 

一誠「これはあの人が使ってた……」

 

ドライグ【相棒、そいつに手をかざせ!】

 

一誠「ああ、あの人と同じ力ならライザーに勝てる!」

 

 

そう言って一誠はデジヴァイスを掴み、デジヴァイスに真紅のデジソウルをチャージする。

 

 

一誠「チャージ・デジソウルバースト!!」

 

 

ドライグ【WELSH DRAGON BURST MODE】

 

 

一誠の体をデジソウルが包みこみ、体を燃え上がる真紅のようにメラメラとしたオーラを纏い、背中からは真空の翼が生えていた

 

 

一誠「これがバースト・モード……」

 

ドライグ【そんなことを言ってないでいくぞ、相棒】

 

一誠「分かってる!」

 

 

一誠は勢いよく、翼を羽ばたかせてライザーの元に向かう

 

 

ライザー「これで、チェックメイトだ。リアス!!」

 

木場「クソッ……」

 

子猫「クッ……」

 

リアス「これまでなの……」

 

 

ライザーがボロボロになっているリアスたちに炎を放っとするが……

 

 

一誠「させるかあああ!!」

 

ライザー「グボワッ!?」

 

 

リアル「イッセー!」

 

木場「イッセー君!」

 

子猫「イッセー先輩!」

 

一誠「兵藤一誠、ただいま戻りました!」

 

 

間一髪でライザーの顔に一誠の右ストレートが入り、ライザーは吹き飛ばされた

 

 

ライザー「貴様、よくも……」

 

一誠「ざまみやがれ!」

 

ドライグ【相棒、そんなことより早く決めないと時間が無くなるぞ?】

 

一誠「ああ、ライザー。次の一撃で決めてやるよ」

 

ライザー「なら、こちらも止めをさしてやる!」

 

 

一誠とライザーは自分の魔力をため、最大威力技を

放つ

 

一誠「くらえ、クリムゾン・バースト!!」

 

ライザー「くらえ、鳳凰の豪炎!!」

 

 

一誠とライザーの最大威力の炎がぶつかり合い、やがて……

 

 

 

 

 

 

ライザーの炎が押し負ける

 

 

ライザー「何故だ、何故、こんな下級悪魔なんぞにぃぃぃ!?」

 

ライザー「ぐあああああ!?」

 

 

一誠のクリムゾン・バーストがライザーに決まり

 

 

 

グレイフィア【ライザー・フェニックス様、リタイアにより、リアス・グレモリー様の勝利です】

 

 

 

一誠「俺、やりましたよ。部長……」

 

 

一誠は無理な力の使い方をしたのか、一誠の体から力が抜け、禁手化(バランス・ブレイク)とバーストモードが解け、倒れそうになれる。

 

 

リアス「イッセー!!」

 

 

リアスは一誠を倒れることに、いち早く気が付き一誠の元に行き抱き止める

 

 

リアス「よく、やったは、イッセー」

 

 

こうして、一誠の禁手化(バランス・ブレイク)とバーストモードの力によって勝利したのだが……

一誠の持っていた真紅のデジヴァイスが粉々に壊れ、真紅の砂となる

 

 

一誠「デジヴァイスが……」

 

ドライグ【今回で、役目を終えたと言うことだろう?】

 

一誠「そうだな、そんなことより、早く治療をし……んぐッ!?」

 

 

一誠は何故か最後まで言葉を発せず、自分の顔の前にはリアスの顔があり、自分の唇には何やら柔らかいものが……

 

 

リアス「んっ……イッセー、これは私のファーストキスよ、日本の女性は大事にするものでしょ?」

 

一誠「なななな、ファーストキス!?」

 

 

こうして、リアス婚約騒動は幕を閉じた

 

 

 

 

 

 

 

 



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傲慢な究極の堕天使
不穏の前触れ


どうも皆様、八神カズマだ。久しぶりだな。

俺は今現在、寝床にいるんだが何故かイッセーのようなエロイベントが発生している。

その原因は下着姿の黒歌と禊に使われると思われる行衣の帯が緩んで胸元がはだけた朱乃の二人で左右からサンドイッチされている。それと極めてつけには腹の辺りに規則正しい寝息立てている白音がいる。白音は猫の着ぐるみを着ているからすこしは安心なのだが何故か着ぐるみの下はパンツ以外は着けないのだ。

 

 

黒歌「うにゃうにゃ……」ZZZZ

 

朱乃「す~、す~」ZZZZ

 

白音「すぴ~、すぴ~」ZZZZ

 

カズマ「とても柔らかいし好きな女性に囲まれるのは男冥利に尽きるのだが動けない……。もしこの状況がシノンとユウキにでも見られたら俺は確実に死ぬぞ……」

 

???「誰に見られたら死ぬって?カズマ」ハイライトオフ

 

???「ならいっそのこと死んでみる?」ハイライトオフ

 

カズマ「え?」ギギギギギ

 

 

俺は機械が錆びて軋むような頭の中で鳴りながら寝室の入口を見るとそこにはなんてことでしょう。冥界に導かんとハンドガンを構えるシノンさんと空前絶後で絶対無欠の剣技の構えをするユウキさんがいるではありませんか……

 

 

カズマ「え、えええと弁明の余地は?」ダラダラ

 

ユウ・シノ「「無し、ギルティ!」」ゴゴゴゴ

 

カズマ「ですよね……」

 

 

それからシノンのグロック18Cの射撃とユウキのマザーズ・ロザリオの渾身のお仕置きを受けました

 

 

カズマ「あ“あ“あ“あ“あ“あ“あ“!?」

 

 

 

二人のお説教から解放された俺は黒歌、朱乃、白音、シノン、ユウキ、を連れて一階のリビングで朝食を取ることにした。ティアは冥界に戻ると言って今は八神家にはいない

 

 

英「カズマ。その傷はどうしたんだ?」苦笑

 

カズマ「いや、そのことには触れないでくれ」ボコボコ

 

 

俺はチラリとシノンとユウキを見るが二人ともまだご立腹のようだな

 

 

シノン「…………」モグモグ

 

ユウキ「…………」モグモグ

 

カズマ「はぁ~」

 

黒歌「どうかしたのかにゃカズマ?」

 

白音「そうですね、今日は元気がないですよ兄様?」

 

朱乃「そうですわね、なんでしたら私が優しく介抱してあげますわよ、カズ君」フフフフ

 

カズマ「誰のせいでこんな目にあったと思ってるんだ」プルプル

 

ガブモン『まあまあ、カズマ。複数の女性と付き合ってるし、何よりカズマの仲間には女性しかいないんだからこうなるのは必然的だよ』

 

カズマ「ガブモンよ、俺はイッセーの様にハーレム王を目指している訳ではないのだが……」

 

アグモン『そんなことより、カズマ急いだ方がいいよ?』

 

 

ガブモンとアグモンがデジヴァイス越しで話しているとアグモンから聞き捨てならない内容が聞かされた

 

 

カズマ「え?」

 

英「そうだぞ、もう8時過ぎてるから黒歌と白音は学校に行ったぞ?ユウキとシノンは仕事を頼んであるからもういないぞ?」

 

カズマ「マジでかよ!?」

 

 

急いで朝食を掻きこんで食べて学校に向かう

 

急いで家から学校まで走るが距離は約4キロある。

それを人間の力で全力で走れば遅くても10分で正門にたどり着く

 

 

カズマ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、やっぱり力を抑えると辛いな」

 

 

そう何故か分からないがライザーとのゲームの後から人間離れした力が付いたのだ。デジモンの力だけでもチートなのに、神様の仕業か?それとも体は人間で身体能力はデジモンに成り始めてるのか?てかアニメでも選ばれし子供たちって爆風に巻き込まれて死なないっておかしくね?

とそんなことを考えて走っていると正門にたどり着いた

 

 

カズマ「はぁ~、やっと着いた。残り時間は10分くらいか」

 

一誠「おっす!カズマ」

 

 

息を整えていると後ろからイッセーに声をかけらた。後ろを振り向くとイッセーの他にリアスにアーシアもいた。

 

 

カズマ「おう、イッセー。それにリアスにアーシアも」

 

リアス「おはよう、カズマ」

 

アーシア「おはようございます、カズマさん」

 

カズマ「ああ、おはようさん」

 

 

それから4人でそれぞれの教室に向かうことにした。

するとイッセーがライザー戦でデジヴァイスを壊してい以来、デジソウルが出なくなったことを質問してくる

 

 

イッセー「なあ、カズマ」

 

カズマ「なんだよ?」

 

イッセー「いや、ライザーとの戦い以降どうやっても、あのデジソウル?って奴が出なくなってな。それでどうやったらまたデジソウルが出るのかなって」

 

カズマ「イッセー、手を貸してみろ」

 

イッセー「わかった」

 

俺はイッセーの手を握るとやはりと言うべきかイッセーから選ばれし子供のような力の反応が全くと言っていいほどない。俺の首にかけてある【勇気】と【友情】の証にも反応がない

 

 

カズマ「多分、今後一切お前からはデジソウル出ることはないと思う」

 

イッセー「え!?」

 

カズマ「反応が無いんだよ、全くこれっぽっちもな。イッセー、お前のデジヴァイスはどんな風に壊れたんだ?」

 

カズマ「ライザーの野郎を倒した後はひとりでに赤龍帝の籠手から出てきて、砂になって壊れたんだよ」

 

カズマ「砂に?」

 

イッセー「ああ、砂だ」

 

カズマ「だとなると完全にデジソウルは出ないな」

 

イッセー「そっか……あの力を完全にものにできれば部長たちをもっと守れると思ったんたがな」

 

カズマ「なら今ある力をもっと伸ばすんだな」

 

イッセー「ああ、そうだな!」

 

 

教室に入ると俺はイヤホンを着けて座りながら目を瞑る。そんな俺を黒歌は後ろから抱きついたり頬を指で突っついたり、耳にあまく噛みついたりとじゃれてくる

 

 

カズマ「黒歌よ」

 

黒歌「何かしらカズマ?」

 

カズマ「毎度毎度、そんなことして面白いか?」

 

黒歌「ただ私がしたいだけよ。だって好きな人にいろいろなことができるもの」

 

カズマ「お前がいいならいいが、あまり噛みついた痕を残すなよ」

 

黒歌「どうして?」

 

カズマ「前回、その痕のせいで皆に怒られた」

 

黒歌「そう、ならほどほどにしとくわ」

 

 

そんな話しをしているとイッセーが息なりこちらに来る。

 

カズマ「……(この波動は龍の波動か)」

 

イッセー「カズマ。朱乃さんに連絡を頼む」

 

カズマ「了解だ」

 

 

俺は携帯を取り出し朱乃に連絡を取る。

 

 

カズマ「あっ、もしもし朱乃。俺だ」

 

朱乃『あらあら、どうされたんですか?』

 

カズマ「今すぐ、部室に行けるか?」

 

朱乃『部室ですか?』

 

カズマ「ああ、イッセーの左腕の件でな」

 

朱乃『分かりました。でも、これが終わったら私にも構ってくださいね。黒歌さんだけカズ君にべったりだと妬いてしまいますわ』

 

カズマ「わかったよ。休日は何処かに二人で出掛けよう」

 

朱乃『フフフフ、約束ですわよ』

 

カズマ「ああ、約束だ」

 

朱乃『では……』

 

カズマ「ああ」

 

 

電話で朱乃にオカ研の部室に行くよう頼んだ後、通話を切る

 

 

黒歌「さっき休日がどうとか言ってたけど、何?」

 

カズマ「それはな、あまりにもお前が俺にべったりだからヤキモチをやいたそうだ。だからお詫びとして休日に二人で何処かに出掛けようって話しをしたんだよ」

 

黒歌「なるほどね。これは少しは反省しないとかな」

 

カズマ「そうしてしくれ。朱乃があんなだと他の奴らもストレスを発散させないといけないのか」

 

 

朱乃以外に白音、ユウキ、シノン、ティアとまだオカ研の皆に紹介していない兵士の駒を持つ女性の5人のストレス発散法も考えることにした

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

 

《side一誠》

 

 

今俺はライザーとの戦いの時にドライグと取引した左腕が脈を打つように熱くなったのでカズマに朱乃へ連絡を取ってもらい部室にいる

 

 

朱乃「お待たせしました」

 

イッセー「きゅ、急にすみません朱乃さん(ヤバい、朱乃さんの今の姿は刺激が強い!でも朱乃さんは親友であるカズマの彼女なんだ手を出すわけにいかない!」

 

そう今の朱乃の姿は禊を終えた巫女の姿である。行衣は水で濡れて少し透けており、長い黒髪はしっとりと朱乃の綺麗な肌に張り付いている

 

 

朱乃「あらあら、イッセー君なら今の姿を見られてもカズ君は怒りませんわよ?」

 

イッセー「え?声に出てましたか?」

 

朱乃「ええ、最初から最後まで」

 

イッセー「マジですか……。それにカズマが怒らないって?」

 

朱乃「カズ君は貴方を……イッセー君のことを信じているそうです」

 

イッセー「カズマが……(ヤバい、マジで嬉しい!カズマにこんなに信用して貰えるなんて!カズマ、お前は永遠に俺の親友だあああ!!)」

 

朱乃「でも裸を見られたらすぐに教えろとおっしゃってもいましたわ」フフフフ

 

イッセー「まあ、そうなるわな。あははは」

 

朱乃「それでは始めますわよ」

 

イッセー「よろしくお願いします」

 

 

それから俺は朱乃さんに左手の人差し指をくわえてもらいドラゴンの気をぬいてもらう。

でも、これが意外とKA☆I☆KA☆Nだったりするんだよな

 

 

イッセー「ああああ、あは~」

 

朱乃「これでイッセー君に宿る龍の気はある程度は吸い取りましたから大丈夫だと思います」

 

イッセー「はい、ありがとうございました」グデー

 

朱乃「イッセー君」

 

イッセー「何ですか?」

 

朱乃「レーティングゲームの時……リアスを救ってくれてありがとうございます」

 

イッセー「いえ!俺はただ仲間に……いやリアス・グレモリーに泣いて欲しくないから戦ったんです。それに俺だけじゃなくてカズマに黒歌、白音ちゃん、朱乃さん、ユウキちゃん、シノン、ティアの姉御、それにオカ研の皆の想いが俺に力を貸してくれたんです。俺一人だったらどうなっていたか……」

 

朱乃「あらあら。でもカズ君は……『たとえゲームで負けたとしてもお前なら必ずリアス・グレモリーを救いだしたさ』とおっしゃっていましたわ」

 

イッセー「カズマが……」

 

朱乃「はい。では私はお先に失礼しますわ」

 

イッセー「はい!」

 

 

朱乃のが部室を出ていくの確認してから俺はドライグに話しかける

 

 

イッセー「なあ、ドライグ」

 

ドライグ【なんだ?】

 

イッセー「俺……もっと強くなりたい!今まだ皆に守ってもらってばっかりだけど、いつかは皆を守る側になりたい。カズマと背中合わせで戦いたい!」

 

ドライグ【そうか、なら頑張るんだな。俺は相棒が力を欲するなら俺ができるだけのことをしよう。だが忘れるな、力とは……】

 

イッセー・ドライグ「【与えたり、与えてもらったりするもんじゃない。合わせるもんだ!】 」

 

イッセー「だろ?」

 

ドライグ【わかっているなら俺は何も言わん】

 

イッセー「これからもよろしく頼むぜ、相棒!」

 

ドライグ【ああ、よろしく頼む、相棒!】

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

《sideカズマ》

 

 

あれから、滞りなく授業は終わりオカ研の皆と俺、朱乃、黒歌、白音でイッセーの家に集まることになった。なんでも旧校舎が年に一回の大掃除なんだそうだ。

 

 

リアス「それでは定例会議を初めましょう。今月の契約件数・・・子猫が12件」

 

子猫「はい」

 

リアス「裕斗が10件」

 

木場「はい」

 

リアス「アーシアが5件」

 

アーシア「はい」

 

木場「凄いじゃないかアーシアさん!」

 

朱乃「あらあら!ウフフ、やりましたわね!」ニコ

 

子猫「新人さんにしてはいい成績です」

 

カズマ「やるじゃん」

 

アーシア「あっ、ありがとうございます!」

 

アーシアは皆から褒めてもらって嬉しいようだ

 

リアス「で、イッセー」

 

リアスは一度お茶を飲んでからイッセーの成績を話した

 

リアス「一件……と言ってもカズマなんだけどね。はぁ~」

 

白音「兄様からの施しの契約しか取れていない……役立たず」

 

イッセー「グハッ!!めんぼくありません」

 

リアス「まあ、無いよりはいいわ」

 

カズマ「よかったな、イッセー。ゼロ件じゃなくて」

 

イッセー「ああ、カズマが居てくれて助かったよ」

 

リアス「でも、もっと頑張って多く契約を取らないと上級悪魔への道は長いわよ?」

 

イッセー「わかってますとも!来月こそはトップを狙います!」

 

 

イッセーがそう意気込むと、部屋の入口からイッセーのお母さんが入ってくる

 

兵藤母「お邪魔しますよ」

 

アーシア「あっ、すみません、お義母様!」

 

兵藤母「いいのよ。今日はカルタ研究会の会合なんでしょ?」

 

おいイッセー!お前は母親になんて説明した!オカルト研究部なのになんだカルタ研究会って……なんでカルタなんだよ!オカルトの『オ』を抜けばカルタだが、この面子のじゃあ誰もやらねえよ!正月じゃあるまいし!

 

 

兵藤母「それといい物持ってきちゃった」

 

イッセー「はい!?」

 

 

イッセーの母親が持ってきたのは兵藤家のアルバムであった。

イッセーの母親がイッセーのアルバムを持って着てからはイッセーの黒歴史公開処刑のオンパレードだ

 

 

兵藤母「これが小学生の時の一誠よ!」

 

 

そこには牛乳ビンを両手で持ち、裸でラッパ飲みするイッセーの写真があった

 

 

朱乃「あらあら全裸で!」

 

黒歌「すっぽんぽんだにゃ、アハハハ」

 

アーシア「きゃっ」

 

白音「イッセー先輩のせきあらな過去」

 

兵藤母「これは幼稚園の時、この頃から女の子のお尻ばっかり追いかけてて」

 

イッセー「最悪だ」

 

カズマ「ドンマイ、イッセー」ニヤニヤ

 

イッセー「ニヤニヤしながら慰めるな!!」

 

カズマ「それよりもよ、イッセー」

 

イッセー「なんだよ?」

 

カズマ「あれ、恐くね?」ユビサシ

 

イッセー「あれ?」

 

 

イッセーは俺が指で示した方を見るとそこにはイッセーの子供時代が写った写真を目が血走るほど観察しているリアスの姿があった

 

 

リアス「小さいイッセー!小さいイッセー!小さいイッセー!」

 

アーシア「部長さんの気持ち。私にもよくわかります!」

 

リアス「アーシア、貴女にも分かるのね?嬉しいわ!」

 

カズマ・イッセー「「何これ、恐い!!」」

 

 

と、イッセーとリアス&アーシアの現状を見てある意味恐怖した。恋をすると人は変わると聞いたがここまで変化するとは……

 

まさか!うちの女性陣もあんな風に変化するのか!?いや、あり得る、今朝のユウキとシノンの態度を見るにそのうちヤンデレになったりして……いいやあああああ!!

 

とそんな風なことを脳内で本日二回の叫びをあげていると……

 

 

木場「いいお母さんじゃないか?」

 

イッセー「どこがだよ!」

 

木場「家族がいるっていいよね」

 

イッセー「そう言えば木場、お前の家って……」

 

 

イッセーが木場の家ことについて聞ことした時、木場はイッセーのアルバムから一枚の写真を取ると声の質と態度が急変した

 

 

木場「ねぇイッセー君。この写真だけど……」

 

イッセー「んあ?ああ、その男の子は近所の子でさ。良く一緒に遊んだんだ。親の転勤とかで外国に行っちまったけど……。う~ん、名前はなんつったけな?えっと確か……」

 

木場「ねぇ、イッセー君」

 

イッセー「ん?」

 

木場「この剣に見覚えはある?」

 

 

木場はイッセーともう一人の子供の二人の後ろに写っている剣のことに質問した

 

 

イッセー「いや、何しろガキの頃のだし」

 

木場「こんなこともあるんだね」

 

イッセー「なんのことだよ?」

 

木場「これは聖剣だよ」

 

イッセー「聖剣?」

 

木場「いや何でもないんだ」

 

 

イッセーと木場のシリアスな話しが済んだあとはだいぶ太陽が傾いて来たので解散することになった

 

 

 

 

 

 

 

イッセーの家を出て、今晩の夕飯の食材を四人で買って家に帰ると……

 

 

カズマ「ただいま~」

 

黒歌「ただいまにゃ~」

 

白音「ただいまです」

 

朱乃「ただいま戻りました」

 

 

と皆で『ただいま』の挨拶をして中に入ると父さんが出迎えくれた

 

 

英「みんなお帰りなさい。夕飯の食材ありがとう」

 

 

食材を父さんに渡して各人の部屋に行こうとするのだが、久しぶりに家に帰ってきた銀髪の美少女兵士が俺に突撃してくる

 

???「カズマ~!」ダダダダ

 

カズマ「おう、帰ってたのか白輝(スピカ)

 

白輝(スピカ)「やっと依頼が完了して家に帰ってこれたよ」

 

カズマ「当分は家にいるのか?」

 

白輝 「うん!そのつもりだよ」ニコ

 

 

俺と白輝が話していると朱乃のは白輝に会うのは始めてなのか様子を伺っいる

 

 

白輝「ねぇねぇ、カズマ」

 

カズマ「なんだ?」

 

白輝「そこにいる、大和撫子みたいな女は誰?浮気?」ハイライトオフ

 

カズマ「ちょっと待て!その発言にはいささか間違いがある!!」

 

白輝「なら、私が納得するように説明して?でないと……」

 

カズマ「でないと?」

 

白輝「安心して、ホルマリン漬けにするだけだから」ニッコリ

 

カズマ「安心できないよ、普通!?」

 

 

それから白輝に朱乃と出会った経緯と眷属になったことを説明した

 

 

白輝「なるほどね、それなら納得だわ。改めて八神白輝、兵士よ。よろしくね、朱乃」ニッコリ

 

朱乃「姫島朱乃と召します、駒は僧侶ですわ。今後ともよろしくお願いいたしますわ」フフフフ

 

 

自己紹介をしている二人は顔は笑顔のだが目が笑っていないのだ。

 

 

カズマ「やはり、こうなるか……」

 

やっぱり、うちの女性陣のストレスをどうにか発散させないとヤバいな~と考えていると夜はふけていった。

 



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聖剣使いとの会談

 

 

 

時は放課後、一夜明けて旧校舎に来たのだが中はぴっかぴっかになっていた

 

 

イッセー「すげえ」

 

アーシア「キレイになりましたね」

 

カズマ「どうやったらこんな風になるんだよ」

 

黒歌「床が鏡みたいにゃ」

 

 

各々の感想を言って部室に向かうとアーシアがある一つの部屋に気がついたようだ

 

 

イッセー「アーシア?」

 

アーシア「あの奥のお部屋は?」

 

イッセー「ああ、あそこずっと閉まりっきりでさ。開かずの間って呼ばれてるんだ」

 

 

オカルト研究部の皆と合流して部室に入り一息いれるとリアスが話しを始めた

 

 

リアス「校舎もすっかりキレイになったし、心機一転ってところね」

 

イッセー「あれ?木場は?」

 

カズマ「そういや、いつもならいるのにいないな?」

 

 

俺とイッセーが木場が部室にいないことを疑問に思っていると子猫が俺たちの疑問について話してくれた

 

 

子猫「裕斗先輩なら学校をお休みしているそうです。白音ちゃん、このお菓子とそのお菓子を交換してくれませんか?」

 

白音「いいですよ」

 

 

子猫と白音は並んで座り二人も大量のお菓子を交換したり食べたりしている。

 

 

アーシア「木場さんが?」

 

イッセー「部長。昨日の話しと何か関係があるんじゃ?」

 

リアス「…………」

 

イッセー「教えてください、部長。木場と聖剣に何の関係があるんですか?」

 

 

リアスはイッセーの熱い勢いに負けたのかリアスは木場の過去について語り始める

 

 

リアス「裕斗が聖剣計画の生き残りだと言うことは話したわよね?」

 

イッセー「はい」

 

リアス「裕斗以外にもエクスカリバーと適応するため何人もの子供が育成されていたの、現在聖剣エクスカリバーと呼ばれる物は七本存在しているからよ」

 

カズマ「七本だと?」

 

リアス「本来の聖剣エクスカリバーは大昔の戦争で四散してしまったの、その破片を教会側が拾い集め錬金術で新たに七本の剣に作り直したって訳」

 

イッセー「木場はその剣を扱えるってことですか?」

 

リアス「裕斗だけでなく同時期に養成された全員からエクスカリバーに適応できなかったらしいわ。計画は失敗に終わったのよ」

 

 

リアスは悲しい目でそう言った

 

 

イッセー「なっ!」

 

アーシア「失敗……」

 

リアス「そして、計画の主導者等は裕斗たち被験者全員を処分することにした……」

 

イッセー「処分って、まさか……」

 

カズマ「……」

 

リアス「既に瀕死だったは……でも一人逃げ伸びた、あの子は瀕死の状態で有りながら強烈な復讐を誓っていた」

 

リアス「その強い思いの力を悪魔として有意義に使ってほしいと、私は思ったの……」

 

イッセー「それで、部長が木場を悪魔に……だからアイツ、あの写真を見て……」

 

リアス「しばらく様子を視るしかないわね」ニコ

 

 

リアスが明るく締めくくったあと俺は外からリアスたちとは違う気配を感じた

 

 

カズマ「ん?誰かがくる。黒歌、白音、すぐにエボリューションしろ。俺たち素性ががバレると面倒だ」

 

黒・白「「了解」」

 

 

俺たちはデジヴァイスを出してエボリューションする

 

 

カズマ「デジタルエボリューション!!」

 

 

俺はデジヴァイスを使いアルファモンへとエボリューションする

 

 

カズマ『虚空の聖騎士、アルファモン!』

 

 

黒歌は黒いデジソウルを白音は白いデジソウルをデジヴァイスにチャージする

 

 

黒・白「「デジソウルチャージ、エボリューション!!」」

 

黒歌『妖艶なる悪魔、リリスモン!』

 

白音『北を守りし聖獣、バイフーモン!』

 

 

俺達がいきなりエボリューションした事にリアスたちは驚いていた

 

 

リアス「ちょっとカズマ!?」

 

イッセー「うぇ!?おい!」

 

 

エボリューションが完了すると部室の入り口が開いた

 

 

朱乃「あらあら、皆さんお揃いですね」

 

リアス「朱乃、遅かったわね?」

 

朱乃「お客様をお連れして参りましたので」

 

リアス「なるほど、だからね」

 

 

そして部室に入ってきたのは駒王学園の生徒会長である支取蒼那ことソーナ・シトリーだった

 

 

ソーナ「お邪魔します」

 

イッセー「生徒会長と副会長?」

 

朱乃「部長に緊急のお話があると」

 

ソーナ「アルファモンもいらしてたのね」

 

カズマ『お久しぶりです、ソーナ・シトリー。それと私が居て、お邪魔になるのでしたら席を外しますが?』

 

ソーナ「いえ、今回も貴方の力を借りるかも知れませんから」

 

カズマ『それは依頼ということで構いませんか?』

 

ソーナ「ええ、構いません。ではリアスにアルファモン、今から私の家に付き合っていただけません?あそこなら誰にも干渉されることはありませんし」

 

カズマ『すみません、ソーナ殿。私は一応男なので出来れば朱乃に話しの内容を私に伝えるよう願います。いささか年頃の女性の家に上がるのは抵抗がありまして』

 

 

もしも 正体がバレたり、うちの女性陣に他の女の家に上がったなんて知れたらどうなるか……

ああ、桑原、桑原、桑原

 

 

ソーナ「わかりました。では姫島さん、頼めますか?」

 

朱乃「はい、我が王であるアルファモン様のご命令と蒼那会長の申し出なら」

 

リアス「どうやら込み入った話しみたいね」

 

ソーナ「ええ、相当ね」

 

 

 

 

 

 

それから家に帰り、朱乃が帰ってくるのを待って朱乃からリアスとソーナからの話しを聞くと……

 

1、聖剣を持った教会側の人間がソーナにたち悪魔側と接触を図ったようだ

 

2、リアスと会談の申し出

 

3、そして、明日の放課後に尋ねてくるそうだ

 

4、最後に俺もアルファモンとして会談に参加しなければならないらしい

 

 

 

カズマ「はぁ~、まだ面倒なことになりそうだな」

 

黒歌「そうね、カズマが言ってたアイツ等も現れるかもね」

 

カズマ「ああ、俺の知っている原作と違い。もしも、アイツ等が出てくるのであれば彼方側の世界に飛ばす必要がある。こっちの世界だと俺とアグモン、カブモンの力が最大限に発揮できない」

 

 

朱乃のからの報告も終わり、翌日は放課後まで何もなく、教会側との会談の時間になった。俺はアルファモンの姿で参加している。

 

 

ゼノヴィア「会談を受けていただき感謝する。私はゼノヴィア」

 

イリナ「紫藤イリナよ」

 

リアス「リアス・グレモリーよ」

 

カズマ『アルファモン』

 

リアス「それで神の信徒が悪魔に会いたいだなんて、どういうことかしら?」

 

イリナ「元々、行方不明だった一本を除く六本のエクスカリバーは教会が三つの派閥が保管していましたが……その内、三本が堕天使の手によって奪われました」

 

オカ研「「「え!」」」

 

イッセー「奪われた?」

 

ゼノヴィア「私たちが持っているのは残ったエクスカリバーの内、破壊の聖剣【エクスカリバーデストラクション】と」

 

イリナ「私が持つ、この擬態の聖剣【エクスカリバーミミック】の二本だけ」

 

リアス「で、私たちにどうして欲しいの?」

 

ゼノヴィア「今回の件は我々と堕天使の問題だこの街に巣くう悪魔に、いらぬ介入をされるのは面倒なのだ」

 

リアス「随分な物言いね?私たちが堕天使と組んで聖剣をどうにかするとでも?」

 

ゼノヴィア「悪魔にとって聖剣は忌むべき物だ堕天使との利害が一致するじゃないか?」

 

 

リアスとゼノヴィアが威圧し合いながらそう言葉を発した

 

 

カズマ『両者、そこまでにしろ!』

 

 

俺は少しだけ力を解放してリアスとゼノヴィアに波動を当てる

 

 

リアス「ッ!?」

 

ゼノヴィア「ッ!?」

 

 

リアスとゼノヴィアは俺の波動に当てられて冷静になる

 

 

リアス「ごめんなさい、取り乱したわ」

 

ゼノヴィア「こちらもすまない」

 

カズマ『なら、ゼノヴィア。お前たちも知っているかも知れんが俺の知っている情報を教えてやる』

 

ゼノヴィア「なんだ?」

 

カズマ『今回の件に関しては堕天使側の作戦ではなく、ある堕天使がアザゼルを裏切るための行動だ』

 

ゼノヴィア「なに?」

 

イリナ「なんで、アルファモン様がそんなことを知っているの?」

 

カズマ『様は着けなくていい。話しを戻すが我が眷属にも堕天使がいるからだよ。それも堕天使の幹部である、バラキエルの娘だ』

 

ゼノ・イリ「「なっ!?」」

 

 

二人はまさかの堕天使の幹部の娘を眷属にしているなんて思いもしなかったようだ

 

 

カズマ『それで、その娘経由である程度までなら堕天使の情報をこちらに流してもらっているんだよ。そして、今回の主犯は堕天使の元幹部であるコカビエルだと判明した』

 

リアス「コカビエルですって!?」

 

イッセー「コカビエルって?」

 

木場「イッセー君。前の合宿で朱乃さんに教えてもらったでしょ?聖書に載るほど強者だよ」

 

イッセー「そんな奴が今回の主犯だなんて」

 

ゼノヴィア「それは本当なんだろうな?」

 

カズマ『ああ、うちの眷属に偽りの情報を流す奴ら奴はいないよ。もし偽りだったら、この命を散らそう』

 

イッセー「おい!?」

 

カズマ『イッセー。俺はな、自分の眷属やその家族を罵倒されたり、蔑ろにされるのはな腹の底が煮え変えるほど我慢がならないんだよ!!』ゴゴゴゴ

 

 

無意識に力を解放していたのか力の波動で部室の窓ガラスが割れてしまった。

 

 

カズマ『すまない、窓ガラスは弁償する。それと俺は今回の件に関して独断で動く。今回は悪魔や教会や堕天使なんてものに構ってられないかもしれないからな』

 

 

俺はそう言い残して空間に穴を開けて家に戻る。

 

家に戻るがゼノヴィアによって朱乃の家族が堕天使だからと言って敵や邪魔者のように言われるのが頭から離れずにイライラしていた

 

 

シノン「何かあったの?」

 

カズマ「別に……」

 

ユウキ「これは絶対に何かあったね」

 

 

俺は自分の部屋に入り、今回の聖剣騒動でコカビエルの後ろにいるであろう、ある奴のことを考えていた

 

 

カズマ「アグモン、ガブモン。今回の騒動で奴は出てくると思うか?」

 

アグモン「僕には分からない」

 

ガブモン「俺もだな。アイツ等がこっちの世界にいること自体、思いもしなかったよ」

 

カズマ「だが可能性はあったんだ。黒歌のデジヴァイスに宿るデジモンの力がリリスモンだったから居てもおかしくはないからな」

 

ガブモン「そうだな」

 

カズマ「まあ、何にせよアイツ等をこちら側の世界に野放しにして置くのは余りにも危険だ。戦うにしても、駒王町だと被害が大きくなるから『疑似デジタルワールド』に引きずり込む必要がある」

 

ガブモン「それには賛成だ。ここだと俺たちの力は半分も出せないからな」

 

アグモン「僕も!カズマたちや皆との思い出がある、この街を壊したくないからね」

 

カズマ「それと奴が本当に現れたらオメガモンで倒す」

 

アグモン「そうだね、相手は完全体とはいえ実力は究極体と変わらないからね」

 

ガブモン「全力で相手をしないと俺たちがやられちゃうしな」

 

カズマ「だから、その時はよろしく頼むな、二人とも」

 

アグ・ガブ「「うん!」」

 

 



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アルファモン、正体バレる!!

 

 

 

 

教会側の人間との会談から翌日。俺はイッセーから昨日の俺が去ってからのことを聞いた。なんでもイッセーと木場がゼノヴィアとイリナに決闘して負けたとか……。

 

 

カズマ「お前、少しはその欲望を抑えたらどうなんだ?そんなだから勝てた決闘も負けたんだろ?」

 

 

そう、イッセーは原作と違い明らかに力を爆発的に成長しているのだ。しかし、生身ではそこまで強くなく禁手になればコカビエルといいところまで戦えるくらいにはなっているのだ

 

 

イッセー「嫌だ!俺の力の源はエロにあるんだ!エロこそが力!エロこそが正義なんだ! 」

 

カズマ「そんな正義があってたまるか!」

 

 

俺とイッセーの会話を他所にイッセーの変態仲間はアーシアにカラオケの話しをしていた

 

 

桐生「カラオケの話し、付き合ってあげることにしたわ!」

 

元浜「アーシアちゃんも!」

 

アーシア「はい、是非」

 

松田「ぬほ!!桐生はともかくアーシアちゃんの参加で!」

 

元浜「シンキングテンションMAX!」

 

 

と変態の二人はアーシアが参加することに興奮しているようだ。そんな中に生徒会長でただ一人の男である匙元士郎がアーシアの前にやってきた

 

 

匙「こんな奴等と一緒にいると汚れてしまうよ」

 

アーシア「ああ、匙さん、こんちは」

 

 

アーシアは匙の余りにもキザなセリフに少し引いているようだ

 

 

匙「やあー、アーシアさん、ごきげんよう」

 

松田「黙れ!」

 

元浜「生徒会長の書記ごときに言われる筋合いなどないわあ!」

 

匙「では諸君、失敬するよ」

 

 

三人のコントを見ているとイッセーはあることに気がついたようだ

 

 

イッセー「そうだ。アイツがいた」

 

 

そんなイッセーを子猫が見ていたことをイッセーは知らない

 

 

カズマ「また、変にやらかすなよ 」

 

 

 

放課後になると俺は旧校舎に行き裏庭で今日はデジモンの力を部分的に出せないか試すことにした。所謂ラノベに出てくるISみたいなことだ。

 

 

カズマ「よし、やるか!朱乃、俺の回りに一応結界を頼む」

 

朱乃「わかりました」

 

 

朱乃に結界を張ってもらい、さっそく実験を開始する

 

 

リアス「カズマ、今から何をする気なの?」

 

カズマ「ああ、今から部分的にデジモンの力を出せないかなって思ってさ」

 

リアス「貴方、あんな力を持って置いてそんなこともしなかったの?」

 

カズマ「してたんだけど、いまいち成功しなくてな。今まで何度やっても全身状態になってしまうんだよ」

 

リアス「まあ、そうよね。あんな膨大な力を一部だけ展開するなんて無茶があるわ」

 

カズマ「だが、やれないことはないと思うんだよな」

 

 

 

 

【BGM:挑発 ∞】

 

 

俺は握り拳を作り、エボリューションする時よりも弱いデジソウルを沸き上がらせる

 

 

カズマ「はああああ!!」

 

カズマ「デジソウルチャージ!」

 

 

赤いデジソウルをデジヴァイスにチャージするとデジヴァイスからデジソウルが返ってきた。それにより両腕だけがSNグレイモンになっていた

 

 

カズマ「よし、第一段階は成功か」

 

リアス「第一段階?」

 

カズマ「ああ、ここからが難しんだよ。SNグレイモンには武器があるんだよ」

 

リアス「へぇ~、あんなに強いのに武器があるなんて凄いわね」

 

カズマ「ウオオオオオ!!来い、ジオグレイソード!!」

 

 

右手で拳を作り地面にめり込ませる

 

 

リアス「きゃあああ!?」

 

朱乃「なんて揺れですの!?」

 

アーシア「立っていられません」

 

 

拳をめり込ませたことにより地面が揺れ、リアスたちを揺れが襲う。やがて揺れが収まると俺が拳をめり込ませた部分が赤く輝きだす

 

 

リアス「今度は何よ!?」

 

朱乃「もの凄い力を感じますわ!」

 

カズマ「セアアアア!!ハアッ!!」シャキン!

 

 

俺が地面から手を抜くとその手には黄金の剣が握られていた

 

 

リアス「黄金の……両刃剣」

 

カズマ「これがジオグレイソードだ」

 

リアス「凄いわね!どのくらい強いの?」

 

カズマ「多分、強度だけならこの世界で一番だと思う。でも、威力はわからん」

 

リアス「なぜ?」

 

カズマ「正直、今まで打撃とグロリアスバーストだけ全部終わってたから使ってない」

 

リアス「貴方ね……はぁ~、もういいわ」

 

 

俺はこの時、決定的ミスを仕出かした。それは、ジオグレイソードを出すときの揺れと力の波動がある人たちにバレたからである

 

ジオグレイソードを出し後、改めて強度を確かめるためにリアスに破滅の魔力でジオグレイソードに攻撃することを頼む

 

 

カズマ「リアス、頼む」

 

リアス「わかったわ」

 

 

リアスは破滅の力でレイピアのような形を作りジオグレイソードの刀身に当てる

 

リアス「ハアアアアア!!」

 

 

滅びの力とジオグレイソードが衝突すると【ガギーン!】と強く金属同士がぶつかる音が辺りに響く。そして、ジオグレイソードを見ると……

 

 

リアス「え!?」

 

朱乃「あらあら……」

 

カズマ「マジか……」

 

 

なんと、リアスの破滅の魔力を受けてもジオグレイソードの刀身にはキズひとつ無い

 

 

リアス「かなりの魔力を凝縮したのに…… 」

 

カズマ「因みにどのくらいだ?」

 

リアス「私の魔力の半分は凝縮したわ」

 

カズマ「そんなにか……。だとなるとジオグレイソードはやっぱり、この世界で一番の強度を誇るのかな?」

 

 

二人でジオグレイソードの強度について感想を言い合っていると誰かがやってきた

 

 

???「リアス!さっきの揺れとこの力の波動は何ですか!?」

 

リアス「あっ!」

 

カズマ「あっ!」

 

朱乃「あらあら」

 

アーシア「生徒会長さん、それに副会長さんも」

 

 

そう我が学園、駒王学園の生徒会長である支取蒼那ことソーナ・シトリーと副会長がやってきたのである

 

 

ソーナ「ッ!?八神君、貴方のその腕と剣は……神器なのですか?」

 

カズマ「え、えっと……」

 

リアス「仕方がないはカズマ、全てを話しなさい」

 

カズマ「おいこら!勝ってに決めるな!」

 

ソーナ「どういうことですか?リアス」

 

リアス「簡単な話しよ、貴女が知っている人物で私の近くにこの力の波動と同等の力を持つ者がいるってことよ」

 

ソーナ「……まさか!?」

 

リアス「ええ、そのまさかよ」ニヤリ

 

ソーナ「彼が……八神君がアルファモンだと貴女はそう言いたいのですね?リアス」

 

リアス「ええ、そうよ」

 

 

リアスの話しで生徒会長と副会長に俺がアルファモンとバレてしまった。

 

そして、俺がアルファモンだとバレると生徒会長は俺に自分の眷属に成らないかと勧誘されるが自分も王を担っているから断ると代わり生徒会に入ってくれないかと申し出た

 

 

ソーナ「どうですか?貴方なら我が生徒会に入ってもらっても悪影響は出ないと思いますので、出来れば入っていただきたいのですが?」

 

カズマ「悪いな俺はこう見えて裏では、極悪はぐれ悪魔の討伐依頼がかかることがあるから入れないんだ。すまない」

 

ソーナ「いいえ、それでは仕方がありません。それと一応のために本当にアルファモンなのかを改めて証明していただけませんか? 」

 

カズマ「ああ、構わないが?」

 

ソーナ「では、お願いします」

 

カズマ「わかった。朱乃、また結界を頼む」

 

朱乃「分かりました」

 

 

朱乃に再度結界を入ってもらい、俺は一度深呼吸をしてSNグレイモンの部分融合を解く

 

 

カズマ「それじゃ、いくぞ?」

 

ソーナ「はい!」

 

 

【BGM:Blave Herat Ver Tri】

 

 

 

カズマ「デジタルエボリューション!!」

 

 

俺の意思がデジヴァイスに反応し、デジヴァイスから強い光が俺を照らす。そして、俺の体をまず腕と足に黒い鋼鉄の鎧が纏わり付き、そこから胸を目掛けて黒い物が伸びて、やがて胸と背中に到達すると背中から白いマントが現れる。最後に頭の部分に甲冑でサンドイッチするように装着されて俺を虚空の聖騎士アルファモンへと変える。

(参照はロックマンEXEのクロスフュージョン)

 

 

カズマ『虚空の聖騎士、アルファモン!』

 

ソーナ「本当にアルファモンになった!?」

 

リアス「だから言ったじゃない、カズマはあの虚空の聖騎士アルファモンだって?」

 

ソーナ「ええ、目の前でアルファモンに成られては私も信じるしか他ありません……」

 

 

ソーナはカズマがアルファモンになったこと少し放心状体に陥っている。

それからはリアスとソーナの二人が用事があるとかで解散になった。

 



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傲慢な天使、現る

 

 

旧校舎でジオグレイソードの強度を確かめてソーナに俺がアルファモンの正体だとバレた後は解散して家に戻り夕飯を食べてのんびりしていたのだが【プルプル、プルプル、プルプル】と俺の携帯がなる

 

 

カズマ「こんな時間に誰だ?もしもし?」

 

リアス『私よ、カズマ』

 

カズマ「なんだ、リアスか」

 

 

携帯に電話してきた人物はリアスだった

 

 

リアス『ちょっとアルファモンとして、一緒に来てくれないかしら?』

 

カズマ「何故だ?」

 

リアス『イッセーが教会側の二人と手を結んでエクスカリバーを破壊する気なの』

 

カズマ「それで?」

 

リアス『今、聖剣を持ったはぐれ神父と交戦中みたいなの、だから貴方の力を借りたいの!』

 

カズマ「了解だ。すぐに出る」

 

リアス『ありがとう。場所は私たちが初めて出会った場所よ』

 

カズマ「わかった」

 

 

そう返事をしてリアスとの通話を切る

 

 

カズマ「はぁ~、ったくイッセーは毎回厄介ごとを持ち込んでくるな!!デジタルエボリューション!!」

 

カズマ『虚空の聖騎士、アルファモン!』

 

 

すぐに空間に穴を開けてイッセーがいる場所に急ぐ。そして、たどり着くとそこにはイッセーの他に子猫と匙もいた。イッセーは木場たちを追いかけるために上から飛び降りてくるが転ける

 

 

イッセー「おい、待ってくれ木場!ウグッ、ったくなんなんだよ、どいつもこいつも!」

 

リアス「全く困ったものね」

 

イッセー「え?」

 

子猫「え?」

 

匙「え?」

 

 

俺たちがいることに三人は驚いたようだ。

 

 

匙「会長!」

 

イッセー「部長にカ……コホンッ、アルファモンも!」

 

リアス「これはどういうことなのかしら、イッセー」

 

ソーナ「説明してもらえますね、匙?」

 

イッセー「うぁぁぁぁぁ!?」

 

匙「ひぃぃぃぃぃ!?」

 

 

イッセーと匙はリアスとソーナの顔を見るなり顔を青く染める。

 

場所は移り、廃墟の中で今はイッセーが正座で座りその横に子猫が立っている、匙はソーナに土下座をしている状体でリアスが口を開く

 

 

リアス「いくら不干渉はいえ、自体の把握だけはしておきたいから、教会の二人にアルファモンから許可をもらって朱乃たち見張ってもらっていたのだけれど」

 

イッセー「え?」

 

ソーナ「匙!」

 

匙「ひぃぃぃ!?は、はい……」

 

ソーナ「貴方はこんなにも勝ってなことをしていたのですね?」

 

匙「……」ブルブル

 

ソーナ「本当に……困った子です」ゴゴゴゴゴ

 

匙「うわあはっ!?す、すみません会長…… 」

 

リアス「それじゃ、裕斗はそのバルパーを追って行ったのね?」

 

イッセー「はい、ゼノヴィアとイリナと一緒に……何かあったら連絡をくれると思うんですが……」

 

カズマ『それはないな、復讐という名の負の心に支配されている今、アイツがまともな判断ができるとは到底、俺もリアスも思えないんだがな』

 

イッセー「それは……」

 

匙「あの~、つかぬことをお聞きしますが、こちらの黒い鎧の方は一体どなた何ですか、会長?」

 

ソーナ「彼はアルファモン。虚空の聖騎士で、あの伝説の聖騎士『オメガモン』と同等の力を持つ者です」

 

匙「あのオメガモンと!?」

 

カズマ『やあ、匙元士郎君。俺はアルファモンだ。今後ともよろしく頼む』

 

匙「ああ、こちらこそ」

 

 

俺はソーナに紹介されたので匙と握手をするすると隣でリアスが大きな溜息を吐いた

 

 

リアス「過ぎたことをあれこれ、言うのもね~。ただ貴方たちがやったことは、悪魔の世界に影響を与えるかもしれなかったのよ。それはわかるわね?」

 

子猫「はい……」

 

イッセー「はい。すみません、部長。」

 

子猫「すみません」

 

 

イッセーと子猫がリアスに謝罪を終えると隣から匙の悲鳴と何かが破裂する音が聞こえた

 

 

匙「いぎゃあああ!!」

 

ソーナ「貴方には反省が必要ですね!」

 

匙「うぎゃああ!!ごめんなさい、会長!ゆるしてください!」

 

 

匙の悲鳴と破裂する音の原因はソーナが手に魔力を惑い、その手で匙のお尻はペンペンとはたいていたからであった

 

 

ソーナ「駄目です。お尻叩き1000回です」

 

イッセー「尻叩きにも魔力を!?効きそう!ま、さか部長も?」

 

そのイッセーの言葉でリアスは立ち上がる

 

イッセー「あは!?」

 

リアス「イッセー、子猫」

 

イッセー「は、はい?」

 

 

イッセーは匙と同じようにリアスからお尻叩きのお仕置きがくると思っていたが、それと違いリアスがイッセーと子猫を抱きしめた

 

 

リアス「バカな子達ね。本当に心配ばかりかけて」

 

 

そんなグレモリー眷属を見た匙は羨ましいのか嘆きだした

 

 

匙「うわはあ!?あっちは良い感じで終わってますけど!?」

 

 

匙の嘆きを無視してソーナは匙のお尻を叩き続ける

 

 

ソーナ「余所は余所、うちはうちです!」

 

匙「はいぃぃぃ!」

 

 

匙は涙を流しながらソーナに返事をする。

 

これが女に勝てない、男の性か……

 

その頃、匙とは違いイッセーはリアスに抱きしめられて鼻を伸ばしながら、こう思っていた

 

 

イッセー「(だは!俺、本当に部長の下僕で良かったぁぁぁ!)」

 

 

だが、しかし、現実はそんなに甘くは無いのである

 

 

リアス「さて、イッセー。お尻を出しなさい」

 

イッセー「……え!?部長、ゆるしてくれるんじゃ……?」

 

リアス「そうはいかないわ。下僕の躾は主の仕事。貴方もお尻叩き1000回よ」

 

 

リアスは良い笑顔でイッセーにそう言った

 

 

イッセー「せ、1000回!?そんなことしたら俺のお尻がおかしくなっちゃいますよ!アルファモンからも何か言ってくれよ」

 

カズマ『ん?』ブン!ブン!

 

イッセー「えっと……アルファモンさん?貴方は何をしておらっしゃるんですか?」

 

カズマ『いや、俺も友人として心配をかけられたから王龍剣で尻叩きならぬ、尻1000本ノックをしようかと?』

 

 

俺は異空間から究極戦刃王龍剣を出して、野球のバットを振るように優しく辺りに影響が出ないくらいで素振りをしていた

 

 

イッセー「そっちの方がもっとおかしくなるわ!?」

 

リアス「さあ、イッセー。お尻を出して」

 

それからイッセーも匙と同じように魔力でのお尻叩きを受けたとさ

 

 

翌日、俺もイッセーのために木場を探していると異様な気配を感じのでそこにいくと俺と俺の眷属たち、デジモンの力を持つ者で探していた奴等の一人を見つけた

 

 

カズマ「やっぱりこの世界に居やがったな、ルーチェモン!」

 

 

俺たちが探していたのは七大魔王の一人であるルーチェモンだった

 

 

ルーチェ「選ばれし子供、誰だお前は?」

 

カズマ「俺は八神カズマだ!ルーチェモン、お前がこの世界でやろうとしている目的はなんだ?」

 

ルーチェモン「そんなものは決まっている。俺が定めた秩序で慈悲深くこの世界に住まう生き物たち支配することだ」

 

カズマ「なに!?そんなことをさせてたまるか!

デジタルエボリューション!」

 

 

今回はルーチェモンも既に臨戦体制に入っているため、アグモンとガブモンをウォーグレイモンとメタルガルルモンに進化させている暇がないため、今回はジエスモンで対抗することにした

 

 

カズマ『剣の聖騎士、ジエスモン!』

 

ルーチェモン「何、ジエスモンだと!?クソ、ロイヤルナイツの力か!」

 

カズマ『いくぞ!ハアアアアア!!』

 

ルーチェモン「まぁいい、これから世界を支配するのだから、邪魔者を排除するか!」

 

 

ジエスモンとなった俺とまだフォールドダウンモードに進化していないルーチェモンとの戦いは熾烈を極めた。

こちらが剣で攻撃するがルーチェモンの小さな体で避けられてしまう。逆に光のリングを投げて攻撃してくる

 

 

ルーチェモン「チッ、流石はロイヤルナイツと言ったところか……。俺の邪魔するなんて」

 

カズマ『これで決める!轍剣成敗!!』

 

 

俺はジエスモンの轍剣成敗で無数の斬撃をルーチェモンに放つが……

 

 

ルーチェモン「舐めるな!グランドクロス!」

 

 

10個の超高熱玉を作り出し惑星直列の如く十字に放ち斬撃を相殺する。斬撃と超高熱玉がぶつかり合い爆煙がうまれる

 

 

カズマ『クソ!視界が……』

 

 

爆煙が止むとそこにはルーチェモンの姿がなかったので辺りを探す

 

 

カズマ『ルーチェモン、どこにいる!』

 

ルーチェモン「クククク。俺は慈悲深いからな、お前にいいことを教えてやろう」

 

カズマ『なんだと?』

 

ルーチェ「ある堕天使がこの街を破壊しようとしている。街を破壊するための核は駒王学園とかいう場所にある。俺もそこへいこう。俺を止めたければ、お前も駒王学園にくるとことだな、フハハハハ」

 

 

 

その言葉を最後に、この場所から異様な気配が消えた

 

 

 

 

 

 



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甦る、伝説の聖騎士

 

 

 

《side朱乃》

 

私たちは木場君を探すために使い魔を放ち、探索をしているとキズだらけの紫藤イリナさんを発見した。すぐに救助に向い治療を施していると……

 

はぐれ神父のフリード・セルゼンと我が堕天使の裏切り者であるコカビエルと対峙した。

 

そして、話しによると三つ巴の戦争が終戦したことが気に食わないためにリアスとソーナ会長を殺してサーゼクス様とセラフォルー様に新たな戦争の宣戦布告をしよう駒王学園で待ち構えるようです。

 

私も友人としてリアスとリアスの眷属たちを守るために、そしてカズ君が言うには七大魔王の一人である。ルーチェモンが駒王学園に向かったと連絡があり、カズ君の眷属たちが到着するまでどうにか耐えて欲しいとのこと……

 

 

ソーナ「学園全体を結界で覆いました。余程のことがない限り外への被害は食い止められるはずです」

 

リアス「ありがとう。助かるわ、ソーナ」

 

ソーナ「ただし、現状が維持されていればの話しです」

 

リアス「そうね」

 

 

リアスとソーナ会長が話しをしていると後ろから椿姫副会長が転移魔法で現れた

 

 

イッセー「副会長、イリナは?」

 

椿姫「命に別状はありません。アルジェントさんの治癒のお陰です」

 

アーシア「よかった!」

 

イッセー「ゼノヴィアは一体何処に行っちまったんだ?」

 

匙「木場の方もまだか?」

 

イッセー「ああ、連絡取れねぇ。でも無事だと信じてる」

 

子猫「はい」

 

ソーナ「できるだけ結界は維持しますが学園の崩壊は免れないかもしれませんね。耐え難いことですが……」

 

リアス「そんなことはさせないわ!」

 

ソーナ「リアス、今からでも遅くはありません。お兄様へ連絡を」

 

リアス「貴女だって……お姉様を呼ばなかったじゃない?」

 

ソーナ「私のところは……。貴女のお兄様は貴女を愛しておられるでしょ?サーゼクス様なら必ず動いてくれるはずです。ですから……」

 

朱乃「サーゼクス様には私の方から連絡を打診しておきましたわ」

 

リアス「朱乃、貴女は何を勝ってに!」

 

朱乃「リアス、貴女がサーゼクス様にご迷惑をおかけしたく無いのはわかるわ。けれど、相手は堕天使の幹部よ。貴女個人で解決するレベルを越えているわ。それにカズ君もこちらに向かっていると仰っていましたわ」

 

リアス「はぁ~」

 

 

リアスは朱乃の意思の強い目と現状を理解して朱乃の提案を承諾することにした

 

 

朱乃「ご承諾ありがとうございます、部長。サーゼクス様の軍勢はおよそ一時間程度で到着するようです」

 

リアス「カズマの方は?」

 

朱乃「私意外の眷属を早急に召集をかけているため、揃い次第こちらに向かうとのことです」

 

リアス「そう。まったく貴女にはかなわないわ。最悪は一時間ね」

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

《sideカズマ》

 

 

俺はルーチェモンがもしもフォールダウンモードになった場合のために朱乃の意外の眷属全員に召集をかけた

 

 

カズマ「皆、すまないな。息なりの召集に集まってくれてありがとう」

 

シノン「仕事中の私やユウキ、白輝。それに冥界にいたティアまで呼びつけるなんて余程のことなんでしょうね?」

 

カズマ「ああ。この街に七大魔王の一人で傲慢を司るルーチェモンを見つけた」

 

眷属たち「「「ッ!?」」」

 

レオモン「それは本当なのか、カズマ?」

 

カズマ「ああ。つい先ほど廃墟でジエスモンとなってルーチェモンと交戦した。しかしグランドクロスで逃げられた。奴は最後に駒王学園で待つと言っていた」

 

 

今俺と話したのは八神英ことバンチョーレオモンなのだが、ずっと究極体でいると疲れるらしく神様から橙色のデジヴァイスバーストをもらい通常はレオモンまたは八神英として行動している。それとレオモンは戦車の駒を担っている

 

 

ユウキ「それが本当ならカズマの友達が危ないよ!」

 

カズマ「だから、頼む!皆の力を俺に合わせてほしい」

 

 

俺は眷属の皆に頭を下げる

 

 

シノン「はぁ~、わかったはやってあげるわよ」

 

ユウキ「そうだよ、カズマのお願いなら聞いてあげるよ 」

 

黒歌「そうにゃ、カズマには返しても返せない恩が私たちにはあるのにゃ」

 

白音「私も姉様と同じ意見です」

 

白輝「私もカズマには救ってもらったしね」

 

ティア「我等の王を担う。お前が頭を下げてどうする?強者であり、王であるならドンと構えんか!」

 

レオモン「俺は父親として、そしてカズマの眷属としてお前についていく」

 

アグモン「僕もカズマのパートナーデジモンとして力を合わせるよ!」

 

ガブモン「俺もアグモンと同じでパートナーデジモンとして、友情のために力を合わせるよ!」

 

カズマ「皆……ありがとう!」

 

 

俺は皆を自分の眷属にできて心の底から誇らしく思うのと心強いと思った

 

 

カズマ「皆、行くぞ!」

 

眷属たち「ああ(うん(ええ(はいにゃ(はい」

 

 

デジタルモンスター眷属の意思を固めルーチェモンとの決戦のために家を出る

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

《sideイッセー》

 

 

コカビエルとの決戦が始まると息なり魔法陣が現れた地獄の番犬であるケロベロスが二匹も出現する。

 

 

リアス「ケロベロス!?」

 

イッセー「え?」

 

朱乃「冥界の門に生息する地獄の番犬ですわ !」

 

アーシア「地獄の……番犬!?」

 

リアス「人間界に持ち込むなんて……。行くわよ、朱乃、子猫!」

 

朱・子「はい、部長!」

 

リアス「イッセーは神器でパワー強化を!」

 

イッセー「はい、部長!赤龍帝の籠手」

 

 

【Boost!】

 

 

朱乃「デジソウルチャージ、エボリューション!」

 

 

朱乃はデジヴァイスに黄色のデジソウルをチャージしてサクヤモンにエボリューションする

 

 

朱乃『陰と陽を司る、サクヤモン』

 

 

それぞれケロベロスを囲むように布陣する

 

 

イッセー「アーシア、下がってろ!」

 

アーシア「はい!」

 

イッセー「大丈夫、あんなワンコーなんて直ぐに部長たちが倒してくれるから」

 

【Boost!】

 

 

ケロベロスは息なりリアスに向かう火炎を吐くがリアスはひらりと火炎を躱わす

 

 

朱乃『ハアッ!』

 

 

朱乃は魔力で吹雪を作りケロベロスの火炎を一瞬で凍らせる。続いてリアスがケロベロスに破滅の魔力で攻撃する

 

 

リアス「ハアアッ!!」

 

もう一匹のケロベロスか二人に突進するが子猫が空中で一回転して威力を増した踵落としをケロベロスの真ん中の頭に決める

 

 

子猫「えい」

 

朱乃『もう一撃!』

 

 

朱乃はだめ押しの雷撃をケロベロスに放ち、一匹を仕留める

 

 

【ウガアアアア!!】

 

 

しかし、リアスの攻撃を受けた方のケロベロスは未だに健在だ

 

 

イッセー「クソ!なんてタフな奴なんだ!」

 

【Boost!】

 

イッセー「まだだ、譲渡するには全然足らねぇ(クソ!俺がもっと強ければ、デジヴァイスがあれば……)」

 

 

イッセーは皆が戦っている中、自分の弱さを嘆いていた

 

 

アーシア「きゃああああ!?」

 

 

アーシアの悲鳴が聞こえそちらを見るとアーシアのところに新たなケロベロスがいた。イッセーは咄嗟にアーシアを抱き抱えて、ケロベロスの火炎から回避する

 

 

イッセー「もう一匹いたのかよ!」

 

【Boost!】

 

イッセー「攻撃しても、されてもパワーの倍増がリセットされちまうし。俺が惹き付けるアーシアは逃げろ!」

 

アーシア「イッセーさん!」

 

イッセーはケロベロスに向かって走るとケロベロスはイッセーを引き裂かんと右手で凪ぎ払うがイッセーはその手を踏み台にし回避する

 

 

イッセー「大丈夫だ!」

 

イッセー「ドライグ!禁手化になれないのか?」

 

ドライグ【あの時はデジソウルのおかげでなれたが今は相棒の体が持たんぞ】

 

イッセー「クッソォォォォ!!」

 

 

カズマ、早く、早く来てくれ!

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

《sideカズマ》

 

俺たちは家を出ると走って駒王学園に向かっている中、空を見ると駒王学園に向かっているルーチェモンをシノンが見つけた

 

 

シノン「皆!あれを見て!」

 

レオモン「あれはルーチェモン!」

 

カズマ「皆、急ぐぞ!」

 

眷属たち「「「了解!」」」

 

 

ルーチェモンを見つけて駒王学園の近くになるとアグモンとガブモンが話しかけてきた

 

 

アグモン『カズマ、何か物凄い力を感じるよ?』

 

ガブモン『ああ、俺も感じた』

 

カズマ「どんな力だ?」

 

ガブモン『なんか光と闇、両方の力が混ざりあってる感じだよ』

 

カズマ「光と闇の力……まさか!?」

 

レオモン「カズマ、何かわかったのか?」

 

カズマ「ああ、多分だけど木場が至ったんだ。禁手に……」

 

 

やっと駒王学園の正門が見えるとソーナたちが張っていた結界が息なり砕け散る

 

 

「「「きゃああああ!?」」」

 

カズマ「クソ!ソーナ大丈夫か!?」

 

ソーナ「八神君……まったく遅刻ですよ? 」

 

カズマ「遅れて悪かった。だが、もう安心だ後は任せろ!」

 

ソーナ「いいえ、私たちはまだやれます!」

 

カズマ「そんな状体で、どうやるってんだよ!魔力だってもう無いのに!」

 

ソーナ「これは私がソーナ・シトリーとしての意地です!」

 

カズマ「わかった。だけどサポートはさせてもらう」

 

ソーナ「ええ、お願いします」

 

カズマ「白音と白輝とティアはフルパワーでソーナたちの結界の補助をしてくれ」

 

 

白・輝・ティ「「了解!」」

 

 

 

三人は俺の指示を聞くとそれぞれデジヴァイスを出す

 

 

 

【BGM:Break Up】

 

 

三人「「「デジソウルチャージ、エボリューション!!」」」

 

 

白音は白いデジソウル、白輝は青いデジソウル、ティアは水色のデジソウルを、それぞれのデジソウルと同じ色のデジヴァイスにチャージする

 

 

白音『北を守りし聖獣、バイフーモン!』

 

白輝『白銀の聖竜、スレイヤードラモン!』

 

ティア『古代の皇帝龍、インペリアルドラモン!』

 

 

白音は四獣の一体であるバイフーモンを、白輝は四大竜の一体であるスレイヤードラモンを、ティアは同じ龍ではあるが古代の皇帝龍であるインペリアルドラモンをその身に纏う

 

 

カズマ「それじゃあ、後は頼む。アグモン、ガブモン、リアライズ!」

 

 

俺はアグモンとガブモンをリアライズして後を三人に任せて校舎の方へ足を進める

 

 

 

 

《sideソーナ》

 

 

カズマたちが校舎に向かった後、匙はカズマたちについてソーナに質問する

 

 

匙「あの……会長。八神の奴は一体?それにあの三人は……」

 

ソーナ「椿姫以外は彼の正体を知りませんでしたね。彼の正体は彼のアルファモン本人です。そして、あの三人はアルファモンの眷属です」

 

シトリー眷属「「「アルファモン!?」」」

 

ソーナ「彼の……アルファモンの力は、三種族で語り継がれてきた。過去の……1000年前の戦争を終戦に導いた、伝説の聖騎士『オメガモン』と同等の力を有しているとか」

 

匙「八神があのオメガモンと同等の力を……」

 

ソーナ「リアスたちのことを頼みましたよ。八神君」ボソッ

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

《sideカズマ》

 

 

校舎を校庭に出ると辺りが火の海だった。朱乃たちを探すとなんと無事であったが皆、かなりボロボロだ。朱乃に関してかろうじてサクヤモンの巫女服を維持しているが左手と右足が酷い火傷があった。

 

 

カズマ「皆!?」

 

朱乃「カズ君……ごめんなさい。皆を……守ることが……できま……せん……でした」

 

 

朱乃はカズマを見て最後の言葉を残すと気を失ってしまう

 

 

カズマ「朱乃!?」

 

リアス「大丈夫よ、気を失っただけよ。でも早く治療しないと危ないわ」

 

カズマ「わかってる、ユウキと黒歌。皆の治療を頼む」

 

ユウキ「了解だよ!」

 

黒歌「わかったにゃ!」

 

カズマ「シノンとレオモンは皆の護衛を頼む 」

 

シノン「ええ」

 

レオモン「了解した」

 

 

三人はそれぞれ懐からデジヴァイスを出す。シノンは緑のデジヴァイス、ユウキは紫のデジヴァイス、レオモンは橙のデジヴァイス。

 

 

シノ・ユウ・黒「「デジソウルチャージ、エボリューション!!」」

 

レオモン「デジソウルチャージ、バースト!!」

 

 

黒歌は黒のデジソウル、シノンは緑のデジソウル、ユウキは紫のデジソウル、レオモンは橙のデジソウルをチャージする

 

黒歌『妖艶なる悪魔、リリスモン!』

 

シノン『鋼鉄の打ち手、セントガルゴモン! 』

 

ユウキ『愛と生命を育む、オファニモン!』

 

バンチョー『燃え上がる獣の闘士、バンチョーレオモン!』

 

 

黒歌はリリスモンに、シノンはセントガルゴに、ユウキはオファニモンに、レオモンはバンチョーレオモンへとエボリューションする

 

 

カズマ「それじゃあ、俺はルーチェモンを倒してくる」

 

 

俺は朱乃たちを四人に任せてルーチェモンの元へ足を動かすと、後ろからイッセーに声をかけられる

 

 

イッセー「カズマ!」

 

カズマ「なんだ?イッセー」

 

イッセー「朱乃さんは俺たちを守るためにボロボロになったんだ……」

 

カズマ「……」

 

イッセー「だから、朱乃さんの仇を頼む!」

 

カズマ「ああ、わかった。朱乃の仇は俺がきっちりと決めてやるよ!」

 

 

ルーチェモンの元に行くと息なり爆発音と爆煙が生まれた。爆煙が止むとそこには、ボロボロになった堕天使の幹部コカビエルとルーチェモンが対峙していた

 

 

コカビエル「この天使擬きが!」

 

ルーチェ「どうした、その程度なのか?堕天使の幹部コカビエルとは」

 

コカビエル「ほざけ!」

 

 

コカビエルは膨大な力を凝縮した光の槍をルーチェモンに目掛けて投擲する。

 

 

ルーチェモン「フンッ!こんな玩具で俺に傷をつけようなんて」

 

コカビエルの光の槍はあっさりとルーチェモンにへし折られ霧散する

 

 

コカビエル「そんな……バカな……」

 

ルーチェモン「なら、次はこちらからいくぞ?」

 

 

ルーチェモンは次は自分の番だと言って一瞬消えたようにコカビエルの背後をとる

 

 

コカビエル「なっ!?何処だ、何処にいる! 」

 

ルーチェモン「ここだよ」

 

コカビエル「なに!?」

 

 

コカビエルが後ろに振り向ことした、その時ルーチェモンはコカビエルの両翼全てを無理やり引きちぎる

 

 

コカビエル「ぐあああああ!?俺の翼が……」

 

 

コカビエルは両翼を全て引きちぎられ地上に向けて自由落下する。そして、ルーチェモンは引きちぎったコカビエルの翼をデジコードに変えて取り込む

 

 

ルーチェモン「俺は慈悲深い、故にお前の翼を有効活用しようじゃないか」

 

 

ルーチェモンはデジコードを完全に取り込むと、その姿をルーチェモン:フォールダウンモードに進化する

 

 

ルーチェモン「さて、腕試しと行くか?喜べ、コカビエル。お前はこの世界で初めて俺の力を受けれるんだからな?」

 

コカビエル「なにを……いって」

 

ルーチェモン「パラダイスロスト!」

 

 

ルーチェモンはコカビエルに無数の打撃を与えていく。

 

 

コカビエル「うがああああ!?」

 

 

そして、最後に空高く蹴りあげてコカビエルを空中で逆さまに掴まえて身動きが取れないように足を手でつかみ。コカビエルの脇の下に足で腕を下げれないように固定して、そのまま地面に激突させる

 

 

コカビエル「……」

 

 

コカビエルはルーチェモンのパラダイスロストにもろに喰らい、戦闘不能になる

 

 

ルーチェ「フハハハハ!見たかった俺の進化した力を!次はお前だ、選ばれし子供。八神カズマ!」

 

カズマ「ああ、俺はお前を許さない!」

 

ルーチェ「俺は慈悲深いからな、デジモンの姿に変わるのを待ってやろう」

 

カズマ「フッ、まさに傲慢だな」

 

 

ルーチェモンは俺がデジモンに成るのを腕を組みながら待っている

 

 

カズマ「アグモン、ガブモン。進化だ!」

 

アグモン「うん!」

 

ガブモン「ああ!」

 

 

【BGM: Brave Herat ver tri】

 

 

 

アグモン『アグモン!ワープ進化ぁぁぁぁ!

ウォォォォグレイモン!』

 

 

ガブモン『ガブモン!ワープ進化ぁぁぁぁ!

メタルッッガルルモン!』

 

 

カズマ「行くぞ!二人とも」

 

 

グレイ・ガルル『おう!』

 

 

カズマ「デジタルエボリューション!」

 

 

そう叫ぶとデジヴァイスが光、右手にメタルガルルモン、左手にウォーグレイモンが合体する。そして、両手から白い物が伸びて俺をデジヴァイスごと包み込み光る。やがて、光が止むと背中から白いマントが現れる

 

カズマ『聖なる騎士、オメガモン!』

 

 

エボリューションが終わると俺をオメガモンへと変身させた

 

ルーチェ「準備はできたか?」

 

カズマ『ああ。だが、ここだと被害が大きくなる。だから場所を移したい』

 

 

ルーチェ「いいだろ」

 

 

俺はグレイソードを出して空間に穴を開けて疑似デジタルワールドへ繋がる道を作る

 

 

カズマ『こっちだ』

 

ルーチェ「フンッ!」

 

 

ルーチェモンは俺と一緒に疑似デジタルワールドに入るとお互い少し間合いをあける

 

 

カズマ『準備はできた。いつでもいいぞ?」

 

ルーチェ「フンッ!俺は慈悲深いから先手はくれてやる」

 

カズマ『その言葉は聞き飽きたよ!』

 

 



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聖騎士と魔王の決戦

《sideイッセー》

 

 

俺たちはコカビエルとの戦闘に苦戦していると空から一体の天使が現れて息なり爆発が起きた。

それをいち早く察知した朱乃さんが全力で俺たちを守ってくれたが左腕と右足が酷い火傷を受けてしまう。

なんとか意識は保っているが既に限界を越えている。

小さい天使とコカビエルが睨み合う形でお互いの出方を見ていると校舎側からカズマたちがやって来てくれた。

それからはカズマが自分の眷属たちに指示を出して治癒と護衛を任せた。

 

そして、カズマがあの小さな天使のところに行くと俺は……俺たち奇跡を見た

 

 

カズマ「デジタルエボリューション!」

 

 

カズマの身体が強く輝きを放つとそこには俺に力の在り方と想いの大切さを教えてくれた。伝説の聖騎士オメガモンがいた

 

 

カズマ『聖なる騎士、オメガモン!』

 

 

 

イッセー「うそ……だろ」

 

リアス「カズマが……あの」

 

木場「伝説の……オメガモンだとは」

 

子猫「驚きです」

 

ゼノヴィア「まさか、オメガモンが人間だったとはな」

 

アーシア「カズマさん、凄いです!」

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

【BGM:butterーfly オーケストラ】

 

 

 

 

カズマ『オオオオオ!!』

 

ルーチェモン「セエアアアア!!」

 

 

オメガモンと成ったカズマとルーチェモン:フォールダウンモードの拳が激突し合う。するとその余波で空気は揺れ大地は割れる。

 

 

ルーチェモン「フッ、なかなかやるな。そうでなくては張り合いがない!」

 

カズマ『そうかよ!』

 

ルーチェモンが右足で蹴りを仕掛けてくるがカズマはそれを左腕で受け止め右腕でルーチェモンのがら空きの懐に正拳突きをするがルーチェモンは容易く左手で受け止める

 

 

カズマ『どうした、その程度かルーチェモン?』

 

ルーチェモン「舐めるな!パラダイスロスト!」

 

 

ルーチェモンが高速でカズマの懐に入り、連続で拳を放つ

 

ルーチェモン「フハハハハ!どうした、選ばれし子供?その程度かオメガモン!」

 

 

ルーチェモンは自分の技であるパラダイスロストが決まっていると錯覚しているが……実際はカズマに全て受け止められている。

 

 

カズマ『なあ、本当にこれが全力か?』

 

ルーチェ「なに!?」

 

 

自分の技が全て受け止められたことにルーチェモンは動揺を隠せないでいた

 

 

カズマ『なら、こっちも同じことをしてやるよ!』

 

 

カズマはルーチェモンのパラダイスロストより格段に早い連続の拳をルーチェモンの懐に決め、最後にだめ押しの踵落としをルーチェモンの頭部に決めて地面へ激突させる

 

ルーチェ「うぐああああ!?」

 

カズマ『さあ、立てよ!まだ、こんなんもんじゃ、朱乃の痛みや苦しみは終わりはしないぞ!』

 

ルーチェ「そんなもの俺には関係ないな。ただ勝手に俺の戦いに巻き込まれた。それだけじゃないか?」

 

カズマ『貴様!!』

 

 

カズマはウォーグレイモンの頭からグレイソード引き抜きルーチェモンに切り掛かる

 

 

ルーチェ「デッド・オア・アライブ!」

 

 

ルーチェモンは光と闇の球体をカズマに投げ付けるがカズマはそれを容易くグレイソードで切り裂き、そのままルーチェモンを切る

 

 

カズマ『ハアアアアア!セヤアッ!!』

 

ルーチェモン「何故だ!グハッ!?」

 

カズマ『まだまだ!ガルルキャノン!!』

 

 

メタルガルルモンの頭が伸びてガルルの口から大砲のような砲身が現れる

 

 

カズマ『喰らえぇぇぇぇ!!』

 

カズマはガルルキャノンの照準をルーチェモンに合わせてメタルガルルモンが宿す強力な氷の力で冷気を帯びた砲撃を放つ

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

《sideイッセー》

 

 

俺たちはカズマとルーチェモンの戦いを見て本能的にあの二人には今のままでは勝てないと感じた

 

 

イッセー「す、すげえ……」

 

リアス「そうね。なんて戦いなの……」

 

黒歌「でも、カズマはまだ力を温存してるみたいにゃ」

 

イッセー「はあ!まだ、あれで全力じゃないのかよ!?」

 

黒歌「それにカズマだけじゃくルーチェモンにも、まだ上のモードがあるにゃ」

 

イッセー「だから、あの変な穴に入ったのか」

 

黒歌「あれは『疑似デジタルワールド』にゃ 」

 

リアス「疑似ってことは本当のデジタルワールドは何処にあるの?」

 

黒歌「カズマが言うにはこの世界には存在しないみたいにゃ」

 

リアス「この世界にはって、カズマは本当に一体何者なの?」

 

イッセー「部長、そんなの決まってますよ!カズマの奴は俺の親友で、俺たちオカルト研究部の仲間で、今は俺たちのためにアイツと戦ってくれてる!それだけでいいじゃないですか?」

 

リアス「イッセー……。そうね、彼には……カズマには私も助けてもった。なら、信じて待つだけね」

 

イッセー「はい!」

 

 

イッセーはリアスにそう返事をすると目線をカズマが開けた空間の穴を見る。そこにはカズマとルーチェモン、二者がぶつかる光景が映っていた

 

 

 

 

《sideソーナ》

 

 

カズマが校庭に向かって少し経つと爆音や揺れがパタリとなくなった。しかし、強い力の波動が二つ、いまだに何度もぶつかり合っている。

 

 

白音「そろそろ、兄様のところへ行きましょう」

 

ソーナ「結界を維持しなくていいのですか? 」

 

白音「大丈夫です。兄様は駒王学園も守るために異空間で戦っているはずです」

 

ソーナ「異空間……」

 

 

ソーナたちと白音たちが校舎を抜けて校庭に出るとあちらこちら地面が焼け焦げている。そんな中、ソーナたち御一行はリアスたちグレモリー眷属を見つけた

 

 

ソーナ「リアス!」

 

リアス「ソーナ?」

 

ソーナ「無事ですか?」

 

リアス「ええ、朱乃のお陰でなんとか無事よ。でも、そのせいで朱乃が深傷を負おってしまったわ。今は黒歌とユウキのお陰で一命はとりとめたわ」

 

ソーナ「そうですか。八神君は?」

 

リアス「あの穴の中の世界よ」

 

ソーナ「あれはオメガモン!?」

 

リアス「そう。カズマはアルファモンでありオメガモンでもあったのよ。もう何がなんだか分からないわ」

 

ソーナ「流石に私も共感します」

 

 

二人はカズマがまさかのオメガモンであることに驚愕を隠せないようすで穴を見ていると黒歌がある提案をする

 

 

黒歌「皆、今からカズマの戦いを観やすくするために、ある術式を行うけど観る?」

 

 

みんな「「「是非!」」」

 

 

黒歌「わ、わかったにゃ」

 

 

黒歌は仙術の術式を展開して大きな水晶玉のような物を造り上げる。一同はその水晶玉の中を覗きこむとカズマとルーチェモンが戦っている映像が見えた

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

《sideカズマ》

 

カズマが放ったガルルキャノンでルーチェモンと一緒に疑似デジタルワールドの大地は一瞬で凍りつく。しかし、ルーチェモンは目がギラリも光ると自身を凍らせていた氷を砕く

 

 

ルーチェモン「ぬああああ!!」

 

カズマ『伊達に七大魔王を名乗っていないか 』

 

ルーチェモン「おのれ、おのれ、おのれ、おのれおのれ、おのれぇぇぇぇぇ!!貴様だけは必ず消し飛ばしてやる!」

 

カズマ『やってみるがいい』

 

ルーチェ「デッド・オア・Ar……」

 

カズマ『遅い!オメガソード!』

 

 

カズマはガルルバスターを後方に放ち、ジェットエンジンの代わりに使い、推進力を増してルーチェモンにグレイソードを突き立てる

 

 

ルーチェ「グボアッ!?何故だ、何故……この俺が……」

 

カズマ『お前は人を……俺の大切な者を傷つけ過ぎたんだよ』

 

ルーチェ「そんな……ことで」

 

カズマ『終わりにしよう。アルティメットアッパーカット!!』

 

グレイソードでルーチェモンを空高く上空に打ち上げ、ガルルバスターを連射する。そして、ルーチェモンを中心とした辺り一面が爆発と爆煙に包み込れる

 

 

カズマ『……』

 

 

やがて爆煙が止むとそこには……

 

カズマ『やっぱり、その姿になったか……ルーチェモン:サタンモード』

 

 

そうルーチェモンはアルティメットアッパーカットのガルルバスターでの連射を受けるときに自らをサタンモードへと変化させたのである。その姿はまさに暗黒龍、そのものであった

 

 

ルーチェ「Gaaaaaa!!」

 

カズマ『もはや、人の言葉を話さないか』

 

ルーチェ「Graaaaa!!」

 

ルーチェモンは翼を大きく広げ、此方に突進してくる。その図体の大き差は過去にカズマが倒して二天龍と何ら変わらない大き差である。

 

 

カズマ『ただ、図体がデカく……グハ!? 』

 

 

カズマはルーチェモンがただ大きくなったと錯覚し、その図体に似合わない速度の突進を諸に受けてしまう

 

 

カズマ『流石に今の効いたな』

 

 

両者は互いに間合いを開けて相手の出方を見る。

先ほどカズマがガルルキャノンの凍らせた大地の一部が崩れる。これが両者が動く合図となり激突する

 

 

 

 



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十闘士の奇跡

《sideイッセー》

 

カズマがオメガモンの技であるアルティメットアッパーカットを決めた時、カットの眷属以外はルーチェモンを倒したと思っていた

 

イッセー「決まったぜ!」

 

ドライグ【まだだ、相棒。あの天使みたいな奴の力の波動が消えていない。むしろ……】

 

???「強くなっているな?」

 

イッセー「誰だ!」

 

空から声が聞こえたので皆、一斉に空を見上げるとそこには白い鎧と青い翼を身に纏う者がいた

 

 

ゼノヴィア「バニシング・ドラゴン!?」

 

ティア「久しいな、アルビオンよ」

 

アルビオン【ん?お前はティアマットか?】

 

ティア「ええ、そうよ」

 

アルビオン【一瞬、誰だか分からないでいた。何せ、前に会った頃より異常なほど力の質が増しているのだからな】

 

ティア「それは、私の王のお陰だな」

 

アルビオン【まさか、お前が誰かの軍門に降る時が来るとは世も末だな】

 

ティア「ほざけ、神器になんぞに封印された貴様に言われたくはないわ!それに私の王は貴様もよく知っている。この場で力の波動を探ってみるといいわ」ニヤリ

 

アルビオン【……ッ!?まさか、この力の波動は!】

 

ドライグ【よう白いの、お前も感じたようだな? 】

 

アルビオン【赤いの目覚めていたのか?】

 

ドライグ【ああ。俺も少し前に奴が出す力の波動で無理やり起こされたがな】

 

アルビオン【なるほど、奴は最初から貴様の側にいたのか、赤いの?】

 

ドライグ【ああ。かれこれ6年くらいになるか、この俺がまったく奴の力を感じ無いなんてな俺も落ちぶれた者よ】

 

イッセー「おいおい!三人だけで話して無いで俺たちにも解るように説明してくれよ!」

 

ドライグ【ああ?それは簡単な話しだ。あの白い鎧の野郎は俺と相反するもの、所謂宿敵って奴だ、相棒。それとオメガモンもだ】

 

アルビオン【そして我々、二天の龍を過去の戦争で容易く屑って見せたのも、あのオメガモンだ 】

 

ドライグ【そのオメガモンが相棒の親友で、俺がもってしても奴の力を感知することができなかったということだ】

 

イッセー「そんな、俺とカズマが宿敵だなんて……」

 

ドライグ【だが、戦うかは相棒次第だ。俺は相棒に従うだけさ】

 

イッセー「俺はカズマとは争いたく無い!背中合わせで俺たちの仲間を傷つける奴を倒したい!それが俺の意思だ」

 

白龍皇「フハハハハ!君は面白いな、俺の宿敵君」

 

イッセー「お前は誰なんだよ!」

 

ヴァーリ「ヴァーリ、それが俺の名前だよ。今代の赤龍帝、兵藤一誠君。俺はやることがあるので失礼するよ」

 

ドライグ【それじゃな、アルビオン】

 

アルビオン【また会おう、ドライグ】

 

白い鎧を着た野郎はコカビエルとフリードを担いで何処に行く

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

カズマ『ソード・オブ・ルイン!』

 

 

グレイソードでルーチェモンに究極乱舞を決めるがルーチェモンは両手に抱えていた大きな球体で究極乱舞を全て受け止めて見せた

 

 

カズマ『なに!?』

 

ルーチェ「Gaaaaaaa!!」

 

 

ルーチェモンは一際大きな雄叫びをあげると膨大なパワーを溜め始めた

 

 

カズマ『何をする気だ?』

 

 

カズマさルーチェモンの行動が理解できないでいた。そこにウォーグレイモンとメタルガルルモンがルーチェモンがやろうとしていることに気付きカズマに伝える

 

 

グレイ『カズマ!アイツをあのままにしておくと危ない!』

 

ガルル『アイツは浄化の光で疑似デジタルワールドごと、皆がいる世界も破壊する気だ ! 』

 

カズマ『なんだって!?クソ、俺が悠長に相手をしていたからか……。二人とも今すぐにXモードに成れるか?』

 

グレイ『ごめん……俺たちもそろそろエネルギーが心許ないんだ』

 

ガルル『良くてオメガブラストが二発撃てるくらいしかない』

 

カズマ『そんなにか……(クソ!どうする、このままだと皆が……。こんな時に伝説の十闘士が居てくれたら)』

 

 

カズマは心の中で願うと神様がカズマに奇跡を与えたのか何処から声が聞こえる

 

 

~BGM:FIRE!!~

 

 

 

 

【選ばれし子供よ、呼んだかい?】

 

【我々、十闘士の魂を】

 

カズマ『え?十闘士?』

 

Eグレイ【私はエンシェントグレイモン】

 

Eメガテ【同じく、私はエンシェントメガテリウム】

 

カズマ『なんで、伝説の十闘士の二人が?』

 

Eグレイ【それはアイツがこの世界にいるからだ】

 

Eメガテ【アイツを倒すために我々も力を合わせよう】

 

 

エンシェントグレイモンとエンシェントメガテリウムがそう話すとカズマの身体からデジヴァイスが出てくる。そして、デジヴァイスから二つの光が飛び出る

 

 

カズマ『これは……』

 

Eグレイ【炎、それは悪を焼きつくすもの】

 

Eメガテ【氷、それは悪を凍てつくすもの】

 

 

二つの光はカズマの後ろで止まる

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

《side黒歌》

 

黒歌たちはカズマのソード・オブ・ルインをルーチェモンが受けとめたことに驚いていた

 

 

黒歌「あの乱舞を受け止めるにゃんて……」

 

白音「それよりも、姉様。兄様たちの動きが鈍くないですか?」

 

シノン「それはそうよ、全力では無いとはいえ、あんな膨大なエネルギーを何度も放っているんだから」

 

ユウキ「流石にヤバいとボクでも思うよ……」

 

白輝「どうするのカズマ?」

 

 

カズマの眷属がカズマのことを心配していると

 

 

朱乃「ん、んんっ……ここは?」

 

イッセー「朱乃さん!」

 

リアス「朱乃!」

 

 

なんと、あんなにボロボロだった朱乃が目を覚ましたのである

 

 

朱乃「皆さん、今の状況は?」

 

黒歌「今はカズマがルーチェモンと交戦しているにゃ。オメガモンとしてね」

 

朱乃「そう……ですか」

 

 

朱乃は自分が皆を守り切れなかったことに握り拳を作る

 

 

黒歌「朱乃!貴女はカズマの指示を完遂したわ。それを誇りなさい!」

 

朱乃「ですが……私は」

 

黒歌「それからカズマからの伝言よ。『よく、皆を死なさずに守り、そして生きていてくれた。ありがとう』だそうよ」

 

朱乃「カズ……君」ポロポロ

 

朱乃は黒歌のカズマからの伝言で嬉しさと悔しさの涙をその瞳から流す

 

朱乃は涙を流し終えると黒歌が造り出した水晶玉に目を向ける。

 

レオモン「ん?」

 

ティア「どうかしたのか、バンチョーレオモン?」

 

 

ティアはレオモンが何か気づいたと思い質問をする

 

 

レオモン「あれは!?奴め、疑似デジタルワールドごと、こっちの世界まで滅ぼす気だ!」

 

 

みんな「「「「え!?」」」

 

 

匙「ど、どどどどうするよ!?」

 

ゼノヴィア「クッ!ルーチェモンめ……」

 

木場「ここまでなのか……」

 

イッセー「皆!心配すんな、きっとカズマが必ずなんとかしてくれる、だから俺たちはカズマを信じて想い託すだけだ!」

 

リアス「イッセー……。そう、イッセーの言うとおりだわ。カズマを……伝説の聖騎士オメガモンを信じましょう?」

 

グレモリー眷属「「「はい!」」」

 

ソーナ「私たちも彼を信じましょう」

 

シトリー眷属「「「はい!」」」

 

 

グレモリー眷属とシトリー眷属を見て、カズマの眷属である自分たちが自分の王を信じない訳にいかないと黒歌は眷属の仲間たちにカズマを信じてるよう促す

 

 

黒歌「私たちもカズマを信じるにゃ!」

 

白音「はい」

 

ティア「僧侶兼女王の黒歌が信じるなら我々も信じないとカズマに合わせる顔がないな」

 

ユウキ「そうだね」

 

朱乃「そうですわね」

 

シノン「仕方ないわね」

白輝「シノン。そんなこと言って、本当はカズマのことが凄く心配なんでしょ?」ツンツン

 

シノン「ばっ!そ、そんなことは無いわよ! !//////」

 

白輝「赤くなっちゃって~。まっ、私も心配だけど心の底ではカズマを信じてるから」

 

シノン「白輝、貴女……」

 

レオモン「俺はカズマの父親として息子を信じるぞ!」

 

黒歌「皆……」

 

 

カズマの眷属全員の心が一つになると眷属たちのデジヴァイスが光出す

 

黒歌「なんにゃ!?」

 

白音「眩しい!?」

 

朱乃「なんですの!?」

 

シノン「なんなのよ!?」

 

ユウキ「あわわわわ!?」

 

ティア「なんだこれは!?」

 

白輝「なに!?」

 

レオモン「これは!」

 

 

デジヴァイスの光が収まり出すと皆のデジモンとの融合が解け、バンチョーレオモンはレオモンへと退化する。そして皆のデジヴァイスから出た光が飛び出しカズマの元へと向かう

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

カズマの後ろにエンシェントグレイモンとエンシェントメガテリウムが待機した後、黒歌たちがいる世界から先ほどと同じ光がやって来て、またカズマの後ろで待機する

 

カズマ『今度はなんだ?』

 

Eガルル【我が名はエンシェントガルルモン。そして、光、それは悪を浄化するもの】

 

Eイリス【同じく、エンシェントイリスモン。風、それは悪を切り裂くもの】

 

Eビート【同じく、エンシェントビートモン。雷、それは悪を天誅を降すもの】

 

Eスフィン【同じく、エンシェントスフィンクモン。闇、それは悪を破壊するもの】

 

Eボルケー【同じく、エンシェントボルケーモン。土、それは悪を粉砕するもの】

 

Eトロイ【同じく、エンシェントトロイアモン。木、それは悪を撃ち抜くもの】

 

Eマーメイ【同じく、エンシェントマーメイモン。水、それは悪を呑み込むもの】

 

Eワイズ【同じく、エンシェントワイズモン。鋼、それは悪を知るもの】

 

 

やがて、十個の光の玉となりカズマの後ろで光りを増す

 

 

十闘士【我等、十闘士の力を汝に合わせよう!】

 

 

十闘士がそう宣言するとカズマの身体が虹色に光出す

 

 

カズマ『おいおい。十闘士が居ればとは思ったが本当に居るとはな』

 

 

ルーチェ「GRAAAAGA!」

 

 

ルーチェモンもまさか伝説の十闘士がこの世界にいることに動揺を隠せずに少し後退る

 

 

カズマ『この力なら行ける。皆、この一撃に全てを賭けるぞ!』

 

グレイ・ガルル『おう!』

 

十闘士【おう!】

 

カズマ『これでも喰らえ、エンシェントオメガソード!!』

 

 

カズマはガルルキャノンを後方に撃ち、ルーチェモンに突進する。そして、そのままグレイソードをルーチェモンに突き立てる。またルーチェモンに突き立てる時のグレイソードに虹色のオーラが纏いグレイソードに書かれている文字が虹色に輝く

 

 

ルーチェ「Giaaaaa!?」

 

 

ルーチェモンはグレイソードに纏わりつく虹色の光に苦しんでいるようだ

 

 

カズマ『ウオオオオオ!!』

 

 

ルーチェモンに突き立てたグレイソードを更に押し込み、そのまま横に凪ぎ払う

 

 

ルーチェモン「おのれぇぇぇぇぇ人間!貴様だけでも道ずれにしてくれる!」

 

 

ルーチェモンは最後の悪足掻きに自身の命と引き換えに今まで溜めていた浄化の光を解き放った

 

 

カズマ『アイツ、やりやがった!クソ!』

 

 

カズマは急いでデジタルゲートに向かうが……

 

 

カズマ「なっ!?」

 

コロモン「ごめん、カズマ……」

 

ツノモン「もう力がでないや……」

 

 

ウォーグレイモンとメタルガルルモンはエネルギーが尽きたのかオメガモンとしての融合が解け。二人はコロモンとツノモンに退化してしまった

 

 

カズマ「そうか……。もう間に合わないから言わせてくれ。俺はお前たちに出会えて本当によかったよ。ありがとう」

 

コロモン「カズマ……。僕こそ、カズマのパートナーデジモンになれて嬉しかったよ」

 

ツノモン「俺もカズマとアグモンと冒険が出来て楽しかったよ」

 

 

三人「「「ありがとう」」」

 

 

三人がそれぞれの思いを伝えると三人の身体は白い光に呑み込まれていった

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

皆はカズマの眷属である八人のデジヴァイスから光がカズマの居るところに向かった後、カズマに十闘士が味方についたことに驚いていた

 

 

レオモン「あれは、伝説の十闘士!」

 

リアス「十闘士?」

 

レオモン「ああ、かつてデジタルワールドでルーチェモンが悪事を働いた時にそれを終わらせたのが、伝説の十闘士だ」

 

 

十闘士の力がカズマに宿りルーチェモンを倒すと皆は歓喜した

 

 

イッセー「よっしゃ!決まったぜ」

 

リアス「そうね。伝説の十闘士の力とあの伝説の聖騎士オメガモンの攻撃を受けたんだもの!」

 

木場「これで終わるはず」

 

子猫「そうであってほしいです」

 

 

しかし……

 

 

レオモン「アイツ、自分の命と道ずれにカズマと疑似デジタルワールドを消滅させる気だ !」

 

アーシア「そんな……」

 

黒歌「カズマァァァァ!!」

 

 

黒歌がカズマのことを呼び叫ぶがルーチェモンの浄化の光はカズマを呑み込み、デジタルゲートを閉じる

 

ユウキ「そ、そんな……」

 

シノン「デジタルゲートが……」

 

ティア「閉じた……」

 

白音「兄様……」ポロポロ

 

白輝「クッ……」

 

レオモン「……」

 

カズマの眷属たちはデジタルゲートが閉じたことに信じられないでいた

 

黒歌「そんなの嘘よ……。だってカズマはあの伝説の聖騎士オメガモンなのよ……。こんなので死ぬはずがない!」ポロポロ

 

白音「姉様」

 

黒歌「こんなので貴方とお別れなんて嫌にゃ !だから帰ってきてよ!私の……皆が居るところに帰ってきてよ、カズマ!」ポロポロ

 

 

今度は黒歌の願いを神様は感じたのか奇跡を起こした。

そしてカズマが開けたデジタルゲートの場所が輝き出す。

 

 

黒歌「え?カズマ……」

 

 

~BGM:Brave Herat verオルゴール~

 

 

 

光が止むとそこには誰も知らないデジモンとそのデジモンに抱えてられて気を失っているカズマとコロモン、ツノモンがいた

 

 

 

黒歌「カズマ、カズマ、カズマァァァァ!!」

 

 

黒歌はカズマが生きていたことに歓喜して三人を抱えているデジモンに向かって走りだす

 

 

黒歌「よかった、よかったよ……カズマ 」ポロポロ

 

白音「兄様」ポロポロ

 

レオモン「ありがとう、息子とそのパートナーを助けてもらって。すまないが貴方の名前を聞きたい」

 

スサノオ「俺の名はスサノオモン。伝説の十闘士が全て融合した姿だ」

 

レオモン「スサノオモン……」

 

スサノオ「彼等には感謝の言葉を伝えてくれルーチェモンを倒してくれてありがとう」

 

レオモン「わかった」

 

スサノオ「では、俺は行くよ。さらばだ」

 

 

スサノオモンはそう言い残し光となって消えた。

こうして聖剣、コカビエル、ルーチェモンによる騒動は幕を閉じた

 

 

 

 

 

 



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