悠久の旅人~創世の神子と久遠の宿命~ありふれ編 (御凪 霧封)
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混沌の力

他の投稿作品が完結してないのに、投稿してしまいました。
亀更新ですが、完結を目指します。


始まりは、白一色の世界であり、確認できる俺の姿は深い藍色に染められた甚平を着ているだけだった。

そして、俺の目の前に居るのは6枚の白い翼を持った女性、恐らくは上級天使で、会うなりダイビング土下座をやりやがった女性だけだ。

「そろそろ、此処が何処でお宅は何者なのか教えて欲しいんだが?」

「此処は彼岸と此岸の狭間、転生の間です。私は最高神の部下なのですが、閻魔様の部下が愉快神に操られて貴方を誤って殺してしまい、閻魔様の要請を受けた最高神によりお詫びとして特典を好きなだけ差し上げた上で、転生して貰うことになりました。行く世界はある小説が元になった混在世界です。他の作品世界も含んでいますが、そちらはサブのような感じですね」

「混在世界?」

「貴方は様々な世界から情報を受け取る受容世界の人間ですけれど、時空樹を内包したアロザイド、響界種という人外なんです。そんな貴方の持つ情報がごちゃ混ぜになったのが、混在世界です」

彼女の説明からすると、基盤となる世界に俺が今までの人生で見てきたアニメや漫画の情報が組み込まれた世界を混在世界というらしく、俺を形成する情報は人外レベルらしい。

アロザイドは人としての姿を持つがゆえに見た目は分からないが、能力が内包する種族分存在するので制御不能に陥れば、世界を破壊する可能性があるとのことだったが、俺の制御能力は完璧らしく問題ないとのことだ。

「なら、容姿は小説『ザ・サード』の主人公火乃香を基礎、ベースにして、漫画[イグドラシル]の主人公ユウノを多少加えた感じで、特典は俺の記憶から採ってくれ」

「えっと・・・平成版ガメラ三部作の能力とガメラへの変身能力、型月のORT、他世界へ自由に行き来出来る移動能力、直死と歪曲の魔眼、SAOの主人公が持っていた双剣、[イグドラシル]主人公のユウノの能力、召還術師の能力、機動兵器と移動可能な拠点、銀十字の書とリアクトプラグ[リリィ・シュトロゼック]、夜天の書の初期基礎設計データ、小説[ザ・サード]の主人公、火乃香の最終巻時点の能力と蒼い天宙眼、[ブルーシード]に登場するオロチの荒魂(あらみたまと読む。荒御魂とも表記する)[マルドゥックスクランブル]主人公のルーン・バロットの能力ですね。そうそう、妖怪化出来るのですが、羽衣狐になると耳は狐耳で九尾となりますので、気をつけてくださいね。もちろん、デメリット特典はありません。それと、資産は貴方が生前稼いだ金額プラスその後に稼いだであろう金額の5倍になります。後は転生先についてなのですが、[天地無用!]の柾木家になります。これについては、津名魅様に頼まれて決まりました。かなりの特異点存在になりますので、光鷹翼を多数単身展開出来ますから戦闘能力は高くなります」

「分かった」

「ですが、愉快神により貴方には私たちですら解除できなかった特典があり、数すら不明です」

「構わない。使いこなして、愉快神をいずれボコる」

「後、とある少年には気をつけてくださいね。それでは、いってらっしゃい」

天使がそう言うと、俺の体は光の粒子となってこの場所から消えていった。

目指すは確立した世界である混在世界。

どんな奴等が居るんだろうか。そんなことを考えた直後、俺の意識は途切れたのだった。

 




内容やタグ等の情報を変更しました。最初の原作やタグだと亀更新なのにもっと遅くなりそうな予感がしましたので、変更します。


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異世界召還!始まり

お久しぶりです。リアルで色々立て込み、更新が遅れに遅れてしまいました。
今回は、トータスに拉致召還されるまでの部分となります。
原作通りなら檜山グループが登場するのですが、ハジメがTSしているため、絡みがなくなってしまい未登場となります。一応、ステータスプレートまでには登場する予定です。


神による転生から17年が経過した俺は、天地無用!魎皇鬼の主人公、柾木天地と同じ柾木家に生まれ、柾木天地と同じ歴史を辿ることになった。

とはいえ、原作と違う平行世界なので天地は居ないし、原作で登場せず漫画版で登場した魎呼の妹?の魅凪が家族に加わっている。

俺は、柾木家長男、柾木悠樹として転生。様々な羞恥やトラブルをくぐり抜け、倉敷市内の高校に入学していた。

ちなみに、特典で貰った拠点はマクロスFで登場するマクロスクォーターなのだが、準バハムート級航空都市艦『ムサシ』や同級艦『ヤマト』(共に「境界線上のホライゾン 小説版」に登場した最終型)等様々な作品の艦がミックスされ火之火具土と改名された上に、鷲羽や津名魅、訪希深の[三命の頂神]から贈られた第零世代の皇家の樹、三本が第1世代皇家の樹や第2世代皇家の樹の3本と共にコアユニットとして搭載されていた。第零世代も第一世代以降の樹同様、津名魅から生まれてはいるが、第一世代以降の樹が種から専用の育成用コアユニットで育ったのに対して、第零世代は津名魅が幼木として産み出した一種の分御霊であった。

「おはよう!恵里ちゃん、悠樹。悠樹の方は、かなり眠そうね?」

「おはようさん、雫。ハジメの両親に頼まれて、手伝いしてた上に、園部の所に人参持ってったから、昨夜は余り寝てなくてな」

のんびりと欠伸しつつ、恵里と共に歩く俺に話しかけてきた少女は八重樫雫で、柾木の里から程近い場所にある八重樫道場の娘だ。実は柾木家のかなり遠縁で、俺の素性含めて柾木家の秘密を知る上に、実家の反対を押しきってハーレムメンバー入りした強者だ。幼馴染である俺同様、ある男子を嫌っており、俺の姉の天女姉さんが養子にした恵里や、俺の婚約者達とはとても仲が良い。また、大の可愛いモノ好きで護るより護られたい思考は、剣道場の娘という立場に反する絶大なギャップ(良い意味かつ俺に弩ストライク)を作っていた。ちなみに、俺の婚約者の1人である魎皇鬼と後輩の西南の嫁である福、2人の本来の姿であるネコウサギ形態は、雫に対する対特化形態だった。

なお、雫と恵里の普段着は婚約者の1人であり、砂紗美の姉の柾木阿重霞と作った着物で、紫地に藤の花と蝶の柄が雫、濃紺地に鳥と兎の柄が恵里の着物となっている。

なお、我らが愛ちゃん先生こと畑山愛子教諭は、俺が幼い頃に雫と共に召還された異世界で出会い、共にその世界を救う為に共闘した相手なのだが、その世界で10年近く過ごした結果、雫同様に俺の婚約者になっているのだった。

「おはよう!」

「ハジメか、おはようさん。親父さん達に言っとけ。実の娘だからって頼りすぎだってな。学生の本分は勉学なんだからよ」

「あはは~、了解しました!」

そう笑ったこいつは南雲ハジメという少女で、BLやGLが趣味の腐女子ではなく、ゲーム会社社長の父親と人気少女漫画家の母親から教えを受けた生粋のオタクだ。しかも、兵器関連に傾いた傾向が有り、俺が友人(とある筋)関係でアメリカでバウンティハンターとして活動していた最中、雫と共に現地で俺を支えて婚約者になったほどで、溜め込んだ知識は侮れない。また、そうした経緯から性善説ではなく性悪説が人の本質と理解し『清濁併せ呑む』事を受け入れている。

雫や恵里、ハジメと話しながら、3人が所属する教室に入っていくのを目にした俺は、生理的に犬猿の仲である男子生徒が近付いてくることに気がついた。

天之河光輝。幼い頃に祖父である天之河完治弁護士から、自身の話を聞かされて育ったらしいのだが、どうも祖父である天之河完治は弁護士としての悪い面を教える前に死去してしまい、結果として自身が考える善に囚われ、自身の考えと違う考えや行動は悪という思考に凝り固まったご都合解釈至上主義な自己中野郎であった。

無意識か意識的かは不明だが、雫や恵里、雫の友人である白崎香織は自分と一生涯添い遂げるヒロイン、若しくは準ヒロインだと認識しているらしく、ことあるごとに、俺が悪人で3人を洗脳していると吹聴している。

確かに俺は、性善説より性悪説を信じているし、清濁併せ呑むタイプの上に、人を殺傷することに躊躇いがないから、聖人君子ではない。実際、アメリカにあるP.M.Cに所属する女性隊長のチームに参加してテロリストと戦ったり、樹雷の鬼姫こと神樹・瀬戸・樹雷の艦隊と共に海賊殲滅をしたこともあるしな。

ただ、コイツは人殺しや相手を傷付ける行為を全て悪だと否定して、過程や原因を全無視してくるので、鬱陶しい事この上ない。正当防衛という言葉が六法全書に載っているのを知らないのか、または知っていて無視しているのか全く不明だな。

俺は自身が所属する三年一組で授業を受けつつ、そんなことを考えながら過ごしていると昼食時になり、弁当を持って雫や恵里、ハジメが2人の男子生徒と共に集まっている場所に向かった。男子生徒は遠藤浩介と清水幸利といい、俺の素性を少し知っている協力者兼親友だ。

浩介や幸利は出会いこそ違えど、オタク系統には寛容であり、幸利は俺が関与したことで以前より両親や妹からの当たりが柔らかくなった上に、婚約者の砂沙美やノイケから料理の手解きを受けたことで料理が趣味になっていた。俺の後輩になる園部優花とは、現状親友以上恋人未満ではあるが、そこは時間の問題だろう。ボサボサガリガリな自己中幸利時代なら親友にすらならないだろうが、しっかりした食生活を送り、俺に鍛えられた現在の幸利ならお似合いだと思える。2人とも天之河よりは劣るが、顔は良い方だし体格も鍛えていることで性格も良くなり見る人が見れば、天之河よりも人気は出る。

「雫、恵里。2人とも此方で食べよう。先輩達はオタク同士で食べたいみたいだし、ハジメは寝たいみたいだし」

「何で天之河君の許可がいるのかな?私達がこうしてるのも、私達がこうしたいからだよ」

いつも通り無駄にイケメン(笑)の天之河に雫がそう答えると、隣のグループで集まっていた園部優花が笑いを堪えながら下を向いているのが目に入った。しっかし、コイツ勇者召還・・・いや、勇者に失礼か。とにかく召還されねえかな?そうすれば此方は平穏なんだが・・・えっ、召還陣⁉

「!?マズッ」

「皆‼急いで教室から出て‼」

唯一人教壇で他の女子生徒達と話していた愛ちゃん先生がそう叫んで、俺が召還陣を破壊しようとしたが間に合わず、次の瞬間には全員が消えて弁当や購買で購入されたパンなどが残されている教室へと変わったのだった。

ただ、自分の企みを阻止する自分より圧倒的に強い存在が、その存在を救う為に同時期に動いていた事を感知出来ず、自身の駒が奪われてしまう事に繋がってしまった事で、俺達を召喚しようと企んだ存在は後悔することになる。

 

 




かなりご都合展開な主人公周りですが、こういうハーレム物が好物なので暖かい目で見ていただけると有り難いです。
作中にあるように、主人公は戦争=殺しあいだと理解して、殺し殺される覚悟を持っています。アメリカではバウンティハンター活動する場合、相手は捕まりたくないので抵抗しますし、場合によっては銃を使います。原則として法律に従うため、生死問わずではなく生かして捕まえなくてはいけませんが、銃社会なので相手も銃を使用してくる事もあるらしく、万が一射殺してしまったとしても即重罪とはならないと思います。
一応の設定として、主人公はバウンティハンター時代において、殺してはいませんが足を撃って逃亡防止はよくやっていた為、命を奪う覚悟は奪われる覚悟と共に持っています。
また、天地無用!魎皇鬼が混ざっていますので、高校は岡山県の高校に設定変更しています。
次回更新は未定ですが、頑張って作成中です。


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ステータスと最強の援軍

更新が遅くなって申し訳ありません。
何分リアルが忙しく、内容に関しても何度も書いては消してを繰り返す状況でした。
どうにか更新出来ましたが、原作と違う展開になりました。
今回は、悠樹のステータス確認までとなります。


悠樹達が教室から消失したのと同じ頃、婚約者メンバーと、偶々柾木家に来ていた女性8人(三命の頂神も含む)はその事を感知していた。

「訪希深、状況は?」

「この地球から悠樹殿、ハジメ、恵里、雫、幸利、浩介の反応消失。何!?次元の狭間の先に反応有り!世界名はトータス」

「トータス?そこは確か、エヒトルジュエという偽物の神が支配している世界でしたね。姉様」

力に特化した訪希深、守りに特化した津名魅、知に特化した鷲羽の3人(または3神)が、それぞれのやり方ですぐさま悠樹達の居場所を特定しているなか、柾木天女と平田夕咲、柾木アイリ、柾木水穗、四加阿麻芽、神木瀬戸の6人は激怒状態に近い状態だった。

津名魅から直に、津名魅の分御霊とも言える樹を三本貰い、他にも第1世代を1、第2世代を2樹所有している上に、まだトップシークレットとはいえ現樹雷皇直系の悠樹は、瀬戸の剣である平田兼光と盾の柾木水穗から指導を受けており、兼光繋がりで夕咲、実家繋がりから柾木舟穗からも鍛えられていた。故に、悠樹は多くの者に気に入られており、例え異世界といえども皇家関係者拉致という事件は悠樹を知る者達の怒りを生み出していた。

「訪希深、これならどのくらいのモノを向こうに送れるかい?」

「そうですね・・・・追加の人数は16、火之火具土程度なら余裕ですわ。姉様」

「それじゃ、行くとしますか」

訪希深の言葉に鷲羽がそう答えた直後、瀬戸や兼光、水穗といった悠樹の援軍メンバーは火之火具土に転送され、三命の頂神によるフィールドに包まれた火之火具土は、トータスへと繋がるワームホールに突入するのだった。

訪希深達が悠樹の居場所を特定した頃、悠樹はイシュタルという教会関係者の老人に案内されて他の生徒達と共に、ハイリヒ王国の城に来ていた。

なんでも、エヒトと名乗る神が魔人族の脅威に脅える人族を救う為に悠樹達を召喚したということで、悠樹と恵里、悠樹の婚約者組に友人二人は疑惑があるために参戦は表明しなかったのだが、天之河が真っ先にかつ考えなしに参戦を表明してしまい、悠樹を怒らせてしまっていた。

戦争=殺しあいだと理解し、殺し殺される覚悟を持っている悠樹は、完全な戦争不参戦はデメリットが大きすぎると判断して、幾つかの条件付きでの参戦を取り付けようとしたのだが、天之河が無条件の戦争参戦を表明してしまい、此れに反対した悠樹側に賛同した雫達が居たことから悠樹が雫達女子組を洗脳したと言い出したのだった。ちなみに、ハジメは無視されていた。

「天之河、魔人族を倒せば元の世界に帰れると言っているが、どうしてそう言い切れる?」

「イシュタルさんがそう・・・」

「馬鹿か?其処の爺は『エヒト様も勇者様の願いを無下にしますまい』と言っただけであり、エヒト自身が約束したわけでも、況してや契約書の類いを交わしたわけでもない。それに貴様らは戦争=殺しあいだと理解しているのか?今、俺の周りにいるメンバーは全員が其れを理解し、積極的な参戦を否定しているだけだ。洗脳したなんてあり得ない」

「だが、実際問題として魔人族にトータスの人は苦しめられているんだ!」

「クハハハ、やはり天之河、貴様は戦争を理解していない。魔人族の魔人とは、『魔の人』という高い魔力や身体能力を持っているだけの、俺達と同じであり、同じトータスに生きる人族なんだよ。つまり、トータスという世界で生きている人間であり異世界や異次元からの侵略者ではない。そして、戦争とは意見の食い違いや立場の違い等で起きる正義同士の殺しあいだ。正義の反対は悪ではなく、正義の反対は正義なんだ。さらに、殺しあいの覚悟も無く、片方の言い分だけを鵜呑みにして参戦表明、相手が同じ人族である以上、家族や兄弟姉妹、愛する相手が存在し、恨みを抱かれても仕方がない。その事を理解していない以上は、俺達からすれば戦争ゴッコをする餓鬼だよ。どうせお前はカルネアデスの板すら否定するだろうな」

そう言った悠樹は縮地を使って奥にいた1人のシスターに接近して、持っていた特殊な薬剤を飲ませ始めた。

これは、鷲羽に協力して貰って造った薬剤で、感情が全く無い相手に、感情を持たせる効果があるもので、副作用を全く無い優れものだ。

悠樹はシスターが純粋なヒトではなく、エヒトが造り出したある種の人形だと感付いてソレを飲ませたのだ。それと並行して自身が持つPSY、超能力の1つであるサイコメトリーでエヒトの真意を把握すると、エヒトとアルヴを捕捉し神殺しを行い、アッサリと消滅させた。また、シスターは薬の効果に苦しんでいたが、悠樹が落ち着かせるために使った能力により、どうにか落ち着くことが出来ていた。また、シスターとエヒトの繋がりは既に切断しており、現在はエヒトの様な存在と繋がらない様に保護術式を掛けている。

「落ち着いたかな?」

「はい・・・落ち着かせていただき、ありがとうございます。ですが、これからどうしたら良いか、判断に迷います」

「それは君が自分で決めたらいいと思「でしたら、貴方に付いて行きたいと思います。このような事態になったのは、ある意味貴方のせいとも言えますし」俺は構わないから、好きにすれば良いか・・・名前は?「ノイントといいます」わかった。付いて来るなら、頼りにしてるよ」

ノイントの言葉に悠樹がそう答えたとき、天之河が悠樹の胸元に掴みかかった。おそらくは、ノイントに対して使った薬剤を洗脳用か何かの類いだと思っているのだろうが、天之河の独り善がりな判断であって、冷静にノイントの様子を見れば違うと判るモノだ。

悠樹が掴みかかった天之河に向けた表情を目にしたハジメや雫、恵里、浩介、幸利、優花の6人は、その表情から、悠樹が精神的な全力で怒りを抑えていると判断して二人に近づき、どうにか引き剥がす事が出来た。

「マスター、コレをお渡しします」

「コレは?「ステータスカードというもので、裏の魔方陣に血を少量付けることで自身の現ステータスが表示されます」成る程な」

ノイントの言葉に悠樹は頷くと、阿麻芽から貰った懐剣を取り出し、ソレを使って件の魔方陣に血を少量落としたのだった。

名前:柾木悠樹

年齢:18

性別:男

レベル:???

天職:全ての理の上に座する存在(モノ)、超位存在

混沌存在、惑星(ほし)を護りしモノ(神)

特異存在、始まり(創造)と終焉(破壊)を司り

しモノ(神)、■■■■保有者、■■■保有者、

神々の寵愛を受けし者 断罪神 无(ウー)

※ステータス※

筋力:??????

体力:??????

敏捷:??????

耐久:??????

魔力:??????

魔耐:??????

技能:闘術(+樹雷武技)(+流転森羅)(+COMMAND ZERO )闘神 剣神 創成 HIME(+乙型HIME)(+チャイルド召喚) 召喚術 光鷹翼(+光鷹神剣)魔力操作 大賢者 神従魔契約術 不老不死(+従魔術)以下表記不能

「((((;゜Д゜)))ナニコレェ」

ステータスプレートに表示された自身の現ステータスを見た悠樹は、驚いたがある意味納得してしまった。

同じ様にノイントからステータスプレートを受け取ったハジメや雫、恵里、浩介、幸利、優花がステータスプレートの確認を終えて悠樹のステータスプレートを確認する為に横から覗き込んだが、悠樹のステータスに全員が(何故かノイントまで)唖然の表情で一瞬固まってしまった。




グダグダかもしれませんが、ご容赦ください。

ノイントゲット、ハジメや雫、恵里、浩介、優花、幸利の6人が悠樹側となり、天之河側と決別しております。
愛ちゃん先生や白崎、小悪党四人、坂上が出てきませんが、愛ちゃん先生に関しては、悠樹と天之河の言い合い前に原作同様の発言をしております。


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設定

更新遅れてしまいすみませんでした。
今回は、主人公とありふれ関連で改変されたメンバーの設定になります。


●キャラクター設定●

○柾木悠樹

神様転生した本作主人公。ありふれ世界は天地無用!シリーズや他の幾つかの作品が融合した世界で、天地無用!本来の主人公である柾木天地がイレギュラーにより誕生しなかった為、神により柾木天地の立ち位置で転生された。

幾多の世界線の集合体とも言える時空樹でありながらも特異点的な存在である「創世と終焉の時空樹」を司る特異点かつある存在が再転生した過去があるものの、本人は気にしていない。

諸事情というか特異点としての因果かは不明だが何度も異世界転移しており、原作天地よりも婚約者の数が多い。また、転移先の世界は主要キャラが消失したりしている消失の可能性が極めて高い世界ばかりで、その世界を救う目的で転移が行われていた。

スパロボXのアル・ワースを始め、ドラクエビルダーズ、ゾイド、バイオハザードシリーズ、ハイスクール・オブ・ザ・デッド、賢者の孫、とあるシリーズ等々数多く、各世界で存在時間は長期間となってしまったが、元の世界で行方不明にならないように神々が手を出していたため、肉体年齢よりも個としての存在年齢は遥かに高くなってしまった。

また、多くの所有能力(代表例:ザ・サードの蒼い天宙眼+気の感知及び操作能力+ローナのナノマシン)は、転移に際しての前金で貰っているが、各世界で入手したモノも多い。

三命の頂神である津名魅達から貰った3本の第零世代皇家の樹以外にも第1世代「梅華」、第2世代「夕鶴」及び「雛菊」と盟約を結んでいる。また、本来はマスターキー無しでの会話は不可能だが、悠樹は他者の皇家の樹ともマスターキー無しで会話が出来る。

戦争が交渉の果てに行われる最終手段であると理解しており、血で汚れる覚悟等を持たずに戦争参加を自ら率先して表明した上、雫達まで巻き込んだ天之河光輝やオタクを理由にハジメを虐めた檜山を心底嫌っている。

无(ウー)とも呼ばれる不老不死であるが、対となる三只眼(さんじやん)フェイ(ある事情から改名)は、事故により悠樹の細胞を体液や血液、肉片諸々取り込んだ為に、因子結合を起こしてしまい不老不死化しているのと、平行世界同位体のある少女と融合しており、原作における无のメリット・デメリットの多くが存在しない。鷲羽曰く「特異点としての弊害(無根源、つまり根源自体が存在していない)」が関係しているらしいとの事。また、自身が存在する事によって発生した「親しい周囲の人間を不老不死化させる」という性質も納得している。この性質は、ヒトに括られている存在に対して作用する物なので、トータスで生きる人間族、亜人、魔人族という括りは意味を成さない。

必要によっては「悪」とされる行為も辞さないが、敵対関係であっても気に入った相手は助ける質で、クトゥルフ関係者(旧神)にすら気に入られている。また、神殺し(別の意味で)も経験済み。

また、何度も転生を繰り返してきた多重転生者でもあり、依頼を受けて活動中に様々な前世での記憶を取り戻している。

容姿はザ・サードの主人公である火乃香を極中性的にして、漫画「イグドラシル」の主人公の要素を加えた感じになっている。

原作に於いて、中村恵里は「護る」が口癖でソレを考え無しに口にする天之河光輝に助けられて惚れたが、この世界では買い物帰りの悠樹と天女、ノイケ、砂沙美の4人に自殺を止められた上に、事情を知った柾木家側が動いた(柾木アイリ経由で水穂や瀬戸、現樹雷皇の阿主沙に第一、第二両皇妃である舟穂と美砂樹に情報が届いた)事で、恵里は天女に養女として引き取られ、以前の両親は犯罪者となり、刑務所に入ることとなった。最初は瀬戸がノイケ同様に自らの娘として引き取ろうとしたが、悠樹と天女にノイケ、阿主砂、内海(うつつみ)、平田兼光等が必死に動いて阻止した。

個人所有の畑が幾つか有り、其処で栽培される人参は鷲羽や精霊の助けが有ったことで、皇家ですら簡単には入手出来ない人気を持つ。畑自体は現在、悠樹と共に在ることを決めた大精霊達により管理されている。

光鷹翼は最少で12枚、最多で36枚展開可能であるが、鷲羽曰く「最多数はあくまでも計測可能な展開数であり、正確には展開可能な数は計測不可能」である。

愛用の武装は複数有り、超硬質合金製の日本刀に同合金製の投擲用ナイフ(16本)、45口径ハンドガン(リボルバータイプがイタクァ、オートマチックタイプがクトゥグア)、PDWとしてPー90とシグ・ザウェルのPー226、コンパクトキャリーガンのCURVE(カーブ)を保有する。また、専用装備にPSP(+各種武装)等、様々な世界で入手したモノを保有している。

額のサードアイは、マン・マシン・テレパシック・インターフェースとしての機能を有しており、別の能力であるスナーク(電子撹拌)やライタイト改(特殊金属繊維製人工皮膚)とは最高値の相性を誇る。

ライタイト改はマルドゥックスクランブル世界で入手した素材を鷲羽が自身の持つ技術で改良したモノで、生機融合型になっている。婚約者の1人であるルーン・バロットと機能的には同一ではあるものの、悠樹の細胞を使用した上で、特異点たる悠樹に合わせるため高拡張性能と自己進化能力を持たせた為、高機能型になってしまった。また、管制能力を持たせたユニゾンデバイスであるリティス(リリカルなのはのリィンフォース・ツヴァイがモデル)は、バロットの相棒であるウフコック同様、白兵戦を視野に入れた存在で、ターンオーバー(反転変身)能力を持つユニバーサルアイテム(万能道具存在)としての側面も持つが、実際は悠樹の妹的存在として可愛がられている。また、サポート用スーツは原作コミック版でバロットが身につけたスーツの各所に金属パーツを取り付けた状態で、スカートではなくジーパンの様なズボン型になっている物と劇場版が有り、状況により使い分けている。

私服モードという日常使いが可能な状態は劇場版3作目で登場した対ボイルド戦時の物からボディースーツタイプのインナースーツを排除した物。

○八重樫雫

本作ヒロインの1人で、悠樹の婚約者の1人。原作同様、天之河光輝の幼馴染ではあるものの、虐めを受けていた時期に天之河光輝が助けにならなかった事で見限っており、悠樹に対して感じていた感情が恋心だと判ってから悠樹に告白。悠樹の素性も知っており、砂沙美達とも仲が良く、悠樹を共に支える事を決めたため、ハーレム状態を受け入れた。なお、原作同様ポニテガードもスキルとして保有している。更にポニテビンタやポニテ連獅子(ありふれた日常)も使える。

糸や棍を使った戦闘技術を舟穂、剣術を阿麻芽から習っており、魎皇鬼や福との遊びから山間部や木々に囲まれた場所での戦闘技術を習得している。

悠樹の異母弟である柾木剣士の修行相手も担当していた事で、剣士の旅立ちにも同席している(許されれば同行者の1人に立候補予定だった)。

砂沙美やノイケとほぼ同格の料理スキル持ちで、トータスではシアやノイント、優花、利幸と共に調理担当。

香織については一応友人として接してはいるが、突撃癖や妄想癖にうんざりしている。

悠樹の婚約者(多数)に関しては理解・納得して認めており、ハーレム推奨側。悠樹を支える人数が多ければ支え易くなると判断しているため、率先して増やそうとする。原作と違い、実家の裏事情は家族から暴露されており、投擲や忍術、暗器、暗殺術を習得済み。また、雷と水の大精霊の末裔かつ先祖返りで、魔力や霊力、PSY能力を持つ。元々は薄い水色の髪と同色の瞳を持つのだが、髪を黒に染めて誤魔化していた。全身ピンク筋で密度も悠樹に近いが、パラメーター的に脚力や瞬発力に重点を置いた遊撃手タイプで、非脳筋タイプ。

悠樹の拠点艦を訪れた際に、悠樹と盟約を結んでいる第1世代皇家の樹「梅華」から第2世代皇家の樹の種子にマスターとして選ばれ、その種子を受け取った上でその種子に「雛鶴」と名付けた。種子の段階でマスターに選ばれたのは3例しかなく、かなり珍しいと言われた。

悠樹と共に、坂上龍太郎を非脳筋タイプに変えた者の1人だが、かなり苦労した上にあまり思い出したくない思い出となった。

○南雲ハジメ

原作と違い、性別が女になったTSキャラ。他作品(月曜のたわわ)のキャラであるアイちゃんと前髪ちゃんの中間クラスのバストの持ち主。

性格は穏やかだが、嫌悪感を抱く相手には冷たい態度を取る。

雫同様、「梅華」の種子を受け取っており、「雛梅」と名付けた。

弓と槍を最も得意としており、弓は浅間智、槍はアデーレ・バルフェットから習っている。また、柾木舟穂には糸や鎖を自在に操る技術を教えられており、ネイト達が持つ人狼種の因子をある事件で取り込んで同化したことから、銀鎖と銀釘の2つを取得し使いこなしている。

両親の影響を受けて育った生粋のオタクではあるが、BLやGLに興味はなく、武器やロボット系列の方にベクトルが向いているオタク。その関係で、戦闘技術を習得するために様々な人物に鍛えられている。

戦争積極参加反対派で、イシュタルやエヒトに対して疑念と嫌悪感を抱いている。また、ゲーム関連の知識から天之河光輝のステータスがオール100なのを異常と即断し、エヒトの介入があったと考えた。

天職は錬成師と魔闘術師で、弓術に槍術、操鞭術といった戦闘用スキルを持つ。

下心を持って悠樹に近付いてくる香織の事は嫌っているが、それを隠して付き合っている。

○柾木恵里(旧姓:中村)

自殺しようとした時に悠樹に助けられた後、悠樹の姉の天女に養女として引き取られた少女。「天地無用!魎皇鬼」原作第5期で剣士が、瀬戸とやっていたロボットゲームを初めてやったにも関わらず、瀬戸に圧勝出来たほどに、プログラム関係やアセンブルに対して天賦の才を持つ。

身長やスタイルは「閃姫絶唱シンフォギア」の雪音クリスと同じで顔はクリスと原作恵里のミックスであるため、とある事情からその世界に行った際には閃姫達や閃姫の関係者から「2Pクリス」と言われた。

雫やハジメ同様に梅華の種子に選ばれたマスターであり、「雛月」と名付けた。

樹雷武技に対して高い適正があり、魎皇鬼とも遊んでいたため、戦闘力はかなりある。

○坂上龍太郎

原作では天之河光輝の腰巾着のような立ち位置にいた少年で、ハジメ(原作)に対して努力不足で不真面目と言っていたが、今作においては改変されている。

余りの思考力不足を不安視した悠樹や雫によって柾木家へと強制連行され、偶然訪れていた柾木舟穂や柾木美砂樹、四加阿麻芽、平田夫妻、柾木阿主沙、神木瀬戸といった豪華メンバーも追加された状況で鍛えられた。思考力に関しては、舟穂や瀬戸、平田夕咲、平田魅影、柾木アイリ、柾木水穂、柾木天女、白眉鷲羽に鍛えられており、『破滅の道は善意で作られている』という言葉の意味も理解している。

悠樹の関係者以外で柾木家に訪れられる唯一の人物であり、特別に宇宙関連=樹雷関連の知識を教えられている。

趣味は鍛練とゲーム(アクションのみ)で、平田魅影と割りと良い仲。

天之河光輝の悪癖をしっかり理解しており、頭を悩ませている。ハジメの事は応援しており、ハジメの両親に対して、悠樹と共に苦言を呈している。

○畑山愛子

別の異世界召還で悠樹と共に旅をし、悠樹の婚約者の1人になったロリ巨乳な女性教師。

実家は農家で、天職も作農師と言うところは原作と同じではあるが、今作ではテイマーとエレメントコントラクター(精霊術師)が天職に追加されている。

教師としては3年目のルーキーで生徒からの愛称が悩みの種だが、異世界召還を経験したことで戦争=殺し合いだと理解している。

天之河光輝の悪癖は認識しており、『殺し、殺される覚悟』も無いままに、他生徒すらも戦争に巻き込んだ天之河光輝には失望を感じている。

柾木アイリや白眉鷲羽を尊敬しており、教える者として少しでも近づきたいと思っている。




ハジメ達ありふれメンバーは柾木家が存在していて、悠樹と関わったことで改変されています。
坂上龍太郎に関しても、豪華メンバーが鍛えれば原作以上に変われたと思ったので、改変しました。
この状況では、天之河光輝の味方は居ないのですが、オルクス大迷宮において暴走していくように考えております。
クトゥルフの神々は本来邪悪な神々として描かれていますが、今作では主人公にゾッコンな神がいるため中庸か善寄りになっています。


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設定その2

現在考えている変更キャラと他作品からの参加キャラの設定をアップしました。
原作の天之河光輝はアンチ対象にしていますので、原作以上に改悪してみました。
坂上龍太郎に関しては、アンチ対象にしていない上、お気に入りキャラの1人なので、思考能力高め脳筋キャラで脱天之河光輝の腰ぎんちゃくとしました。


○谷口鈴

雫と同じ中学校を卒業した少女で、雫とは仲が良い。悠樹や恵里、優花、幸利、浩介とは雫繋がりで知り合っており、戦争やカウンターテロ等で生じる人殺しや、それに伴う『殺す覚悟と殺される覚悟』を悠樹達から教えられている。

宇宙関連=樹雷関連の知識を教えられている訳ではないが、悠樹達が何らかの秘密を持っているというのは感付いている。

白崎香織が悠樹と恋仲になろうとしているのは知っているが、その行動が思惑とは真逆の結果しかもたらしていないため、疎ましく思っている。

悠樹と恋仲になることで生じる覚悟は完了していないが、悠樹に対する好意自体は理解している。その為、天之河光輝が口にした無条件での戦争参加発言は受け入れていないし、悠樹の側にまわっている。

容姿は原作と違って、ゲーム『アリスギアアイギス』の兼志谷シタラ並みのスタイルになっている。

原作においては、ハジメ1人がベヒモスを錬成で足止めするのだが、今作では主人公含む『戦争に無条件での参加』を拒否したグループで足止めするのだが、そのせいで檜山の魔法の巻添えが多くなり、グループ全員が奈落に落下する。なお、香織はグループには入っていないので奈落には落ちていないが、坂上龍太郎が雫とハジメの援護に来ていたため、共に落下している。

○天之河光輝

今作アンチキャラその1。

美少女や美女を自分のアクセサリーか何かだと無意識下で考えている屑野郎で、『俺が君を護る』が口癖の無能。

原作と同様に勇者の天職を得たが、勇者がするべき事を否定して、何もアクションを起こさない為、悠樹達から『勇者(笑)』と呼ばれている。

クラスメートに対して『俺が全員無事に、地球へ帰らせる』と告げるが、悠樹やハジメ、幸利、浩介をその対象に入れていなかったり、悠樹達が持つ力を勝手に自分達も庇護の対象だと判断していた等、自分にとって都合の良い考えしか出来ない。

原作では坂上龍太郎が最後まで親友だった事で改心出来ていたが、今作では坂上龍太郎は悠樹達と共に奈落に落下している為、また、原作以上に無能な為、改心はかなり難しい。

○カトレア

原作オルクス第90層で、雫達を襲撃した魔人族の女性で恋人がいたが、今作では独身女性。

原作と違って、アルヴヘイトに対して不信感を持つのと、悠樹の捕虜になることを選択したため生存する。戦争参加を選択した天之河光輝が、『自分の手で人殺しをする』事を拒否しながらも、自分が殺さなければどうなろうと関係無いという思考だった為、天之河光輝ではなく、悠樹の捕虜を唯一の生存ルートと判断した。

悠樹達との戦闘は『勇者一行の死』と『自身の命』を賭けた戦闘だった事で、悠樹達がカトレアを非難したりはしなかった。

神の真実を知り、悠樹の周りに集まる者の1人となった為、ティオが願う理想の一助となる。

○神木千鳥

『信長の忍』から参入。

ノイケの妹として瀬戸の養女となった少女。悠樹の婚約者の1人に瀬戸が選んでおり、砂沙美やアカツキ、チヨメとはとても仲が良い。

容姿等は原作通りだが、馬鹿ではなく優秀。なお、天然で1つの指示からとんでもない結果を持ってくる。(例として、オルクス大迷宮内にてどうにか消滅を免れていたオスカー・オルクスの魂を確保。ライセン大迷宮において、巨大ゴーレムに気づかれることなく、ミレディの本体確保)

亜人族に対して嫌悪感や隔意は持っておらず、逆に天之河光輝側にまわっている者達には嫌悪感や隔意を持っている。

○柾木無名(本来は柾木穂積)

『鋼鉄城のカバネリ』から参戦、時系列的には『鋼鉄城のカバネリ 海門(うなと)決戦』後となる。

本来の主人公である生駒が存在しない世界のカバネリなる存在の少女。世界の壁を越えて起きた事故に因り、三只眼フェイと融合した。通常は無名、三只眼覚醒時はフェイが主人格となる。三只眼は本来自身を危険から護るための護衛である无を従えているので、戦闘能力は低いがフェイの場合は、高い戦闘能力を有するカバネリの無名と融合しているため、戦闘能力はかなりのスペックで備えている。

戦争の真の恐ろしさを理解しない天之河光輝を特に嫌っている。

○柾木キャロ(旧姓ルシエ)

『魔法少女リリカルなのは』シリーズ世界に関わった際に悠樹が保護した少女。

偶然訪れていた悠樹と天女が、追放されようとしていたキャロに接触し、柾木家へと連れ帰った。

召還可能な龍は原作2体に加えて、ディノバルトとナルガクルガの2体。

ジンオウガ(金雷公)やリオレウス(黒炎王)、リオレイア(紫毒姫)という二つ名持ちモンスターや、クシャルダオラやキリン、アマツマガツチ、オストガロアという古龍種、タマミツネやラギアクルス(海竜種)、ライゼクスとセルレギオス(共に飛竜種)、ブラキディオス(獣竜種)といったモンハン由来のモンスター達を容易く契約及び名付けをした悠樹に憧れている。

世界を滅ぼせるほどの召還獣と能力を持ちながら、制御している悠樹と出会ったことから、原作と違ってオドオドしていない。

ハジメ経由でホラーゲームに嵌まり、バイオハザード7とヴィレッジでは少しパニックしてしまった。お気に入りのバイオハザード関連アイテムは、RE2のクレアのジャケットとウェスカーのサングラス。滅殺対象は赤アンブレラとBSAA(腐敗)。バイオハザードシリーズで鍛えられたため、アンデット系のモンスターは苦手にしていない。

バイオハザードのGは平気でも、黒い彗星(台所の例のアレ)は大の苦手。

○魂魄妖夢、綿月姉妹、鈴仙、藤原妹紅、古明地姉妹

東方projectより参戦。

悠樹と仲が良い八雲紫がスキマ経由で情報(鷲羽が提供)を得たことで、悠樹達を助けるために火具槌に送られた。

幻想郷在住とはいえ、悠樹ラヴァーズメンバーであるため、良く柾木家に来ている。

自分にとって都合の良い思考と言動しかしない天之河光輝には嫌悪感や隔意を持っている。

幻想郷全体を襲った[崩壊獣事変]において、弾幕ゴッコではない[真の命のやり取り]を経験した為、自分にどこまで出来るか理解している。

第2陣は西行寺幽々子と紅美鈴、八意永琳、犬走椛を予定。




設定にあります崩壊獣事変とキャロの保護はオリジナルです。
また、カトレアに関しても改変しており、理由としては、原作のカトレアが[勇者一行殺害要員]というよりは[魔人族の軍人]という感じ方だったので殺したくなかったのです。原作では恋人に後を託すといった感じで死んでいますが、本作では独身であり、悠樹と賭けをした形になるので、生存します。勿論、教会に送られれば殺されてしまうので、対外的な名目は悠樹の捕虜となります。
悠樹の天之河光輝に対する印象は、自身の理想を絶対の物と無様にすがり続ける子供。理想と現実の区別を理解しておらず、自身の理想と違う思考と言動を行ったり、自身の気に入らない相手を悪と見なす。自身の力量と実行可能な事を把握していないといった感じです。
悠樹も理想はありますが、某艦船ゲームの駆逐艦同様に理想と現実の区別は理解しており、1人で出来ることも把握していますから、相容れることはありません。
私も原作を読んでみて思ったのですが、多少能力が上昇したからと言っても、強力な分身を無限に生み出したり、テレポートを自在に出来る訳でもないのに全てを護ろうとしたり、クラスメート全員を日本に帰還させると言いつつ、ハジメを早々に諦めて死んだものとしつつ、強くなって帰ってきたら仲間という単語を使ったり、前衛職と後衛職の違いを理解していないという支離滅裂なキャラだと感じました。というよりは、後衛職云々に関してはハジメしか話題になっていませんでしたが、もしかしたら前衛職と後衛職の違いを理解しており、前衛職ではないハジメを前衛に持ってくることで、自身の手を汚すことなく殺そうと考えていたのかもしれませんし、オルクス大迷宮内にて再会した時も、都合の良い道具にするために批判しようという考えも有ったのではないでしょうか。勿論、私自身の感じ方でありますし、原作者さんの考えとは思っていません。ただ、原作で護ると豪語したクラスメートが転落したとはいえ生死不明の状態であるにも関わらず、即座に死んだものと判断していたので、元々死んでも構わない相手だと考えていたのかもしれません。普通は低いとは言えども生存の可能性を考慮するはずですし、あっさり檜山の言うことを鵜呑みにしているので、間違った感じ方ではないかと思います。


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合流と崩壊

今年もあと残すところ1ヶ月となりました。
幸い私はコロナに感染することなく、流行り出しているらしいインフルエンザにも感染することなく生活しております。
仕事や私事でドタバタしておりますが、なんとか更新することが出来ました。


悠樹のステータスプレートには様々な技能や称号、天職が記載されており、それに呆然としていたハジメ達は自身のステータスプレートの表記確認したことで判明したことを悠樹に伝えることを忘れていた。

「お前ら、呆然としてるのは良いけど、自分のステータスはどうだったんだよ?」

悠樹は、アーティファクトだとされているステータスプレートが自身のスキルを全表示出来ておらず、自身が把握しているスキルを全表示出来ていない以上、アーティファクトだとされているステータスプレートが似非アーティファクトだと判断しつつ、ハジメ達にそう言っておくと、天之河光輝の隣にいた坂上龍太郎に視線を送っていた。

坂上龍太郎。原作では天之河光輝の腰ぎんちゃくとしてのイメージがある人間だが、この世界での坂上龍太郎は悠樹の関係者の手によってマトモな思考能力を手にしていた。故に、本来ならハジメを怠け者だとか不真面目だと蔑んでいたところが、ハジメの事情を知るとハジメの両親に対して苦言を呈する等、ハジメを援護しているし、天之河光輝が悠樹に対して『正義(笑)』を行使しようとするのを止めたりと、自分でどうすれば良いか考えて行動する事が出来ていた。

トータスにおける戦争参加が自分達に何をもたらすのか、簡単に言えば戦争中での積極的な殺人。自分の手を汚して生き残るか、地球への帰還を諦めて命を落とすかのどちらかしかない。

「柾木先輩、これからどうするんすか?」

「天之河の奴があっさり、戦争の参加を表明しちまったからな。ハジメのように異世界転移物の小説読んでいたら、どういう展開になるかはわかるはずなんだよ」

騎士団長らしき男性がやって来て訓練場に向かう中でも天之河に睨まれながら悠樹は気にすることなく、龍太郎とこれからを話していた。

ハジメ達がどのようなステータス、天職なのかは教えて貰ったのでトレーニング方法は立てやすい。また、今後の展開はまだ不明ではあるものの、エヒトやアルブは消滅させているため心配無いし、今まで培ってきた技能が使用不能になるわけではない。おまけに悠樹がアメリカ滞在中に起きたり、悠樹に引っ張られて参加したりした対テロリスト任務で、何度も命のやり取りはしてきていたので、龍太郎や優花、愛ちゃんを除いたクラスメート全員を上回る戦闘スキルがある。

ぼんやりとこれからどう動くか考えていた悠樹は、不意に聞こえてきた歓声と、それが示す物を視認したことで、眉を潜めることになった。

天之河光輝。天職は勇者で全ステータスオール100かつ多くの技能持ち。

それは明らかなチートである証拠に他ならない。ステータスに一切のばらつきがなく、最初から技能を幾つも持つのは、どんなゲームや小説、漫画でも有り得ない。

悠樹は存在その物が逸脱しているので例外ではあるものの、現有するスキルや身体特性の多くはこれまでの旅で獲得してきた物なので、チートには当たらない。おまけにハジメ達がステータスプレートに表示させた各自のステータスや技能が各自でばらつきが有ることからも、天之河のステータスが何者かによって操作されていると判断できる事も、証拠となるだろう。なお、何者かによってステータスが操作されていると判断できるのはもう1人おり、それはハジメだった。

「天職が錬成師と魔闘術師。技能が錬成に弓術、槍術に銀器術。ステータスがオール20っておかし過ぎねぇかな」

「他の奴らと比べてもステータスに一切のばらつきがない以上、おかしいとしか言えないな。龍太郎、俺達は最悪はあいつらから離脱して、独自で動く」

「なら、俺も同行する。もう、光輝の奴とは付き合いきれねぇ」

悠樹の言葉に龍太郎はそう言うと、天之河光輝に冷めたような視線を向けていた。

今までの付き合いで天之河の『自己中』や『御都合解釈』を見てきたため、もう付き合いきれないのだろう。更に詳しく言えば、無意識下で美人や美少女は自分のアクセサリーだと認識しているのも感じてはいた。おまけに魔人族との戦争を1年以内に終わらせるという大言である。もう何百年も戦争が続いているのに、たかが学生でしかない自分達が参加したからと言ってそんなに早く終結するはずがない。

家族旅行でアメリカを訪れた際、偶然にも悠樹達を見かけた龍太郎は、不意に感じた違和感の正体を知るために悠樹達を追いかけてしまい、とあるテロリストとの戦闘に巻き込まれてしまった。その時に感じた『死への恐怖』が龍太郎に『戦時』と『平穏』の差を教えた。

天之河光輝が『殺人は悪』として悠樹を否定しているが、あくまでもそれは戦争下ではなく平和な時代においての正常な考え方であり、自分達が居るのは魔人族との戦争中であるトータスなので、生き残って地球への帰還を叶えるのなら、自分達は魔人族を殺さなくてはならない。おまけに天之河光輝は気づいていないようだが、天之河光輝が『勇者』であるのならば、魔王を殺さなくてはならない。極一部を除いて皆気づいており、その事に気づいていなさそうな天之河を不安げに見つめていた。

「あ~、メルドさんだったか?ハジメや恵里、幸利は後衛職だし、此方で別メニューやらせたいんだが」

「確かにそうだな・・・判った」

メルドが悠樹の言葉に頷いてそう答えると、慌てて天之河が口を挟んできた。

「なっ⁉皆で戦わなければならないのに、なんでハジメは戦闘訓練に参加しないんだ‼恵里さんと幸利は構わないだろうけど」

天之河のその言葉に全員が冷たい視線を向けていた上に、恵里は怒りを瞳に湛えていた。

「天之河、戦闘での前衛と後衛の役割、判って言ってるのか?判ってなければバカ野郎だし、判った上で言ってるのなら最低な屑野郎だな」

「何を言って・・・」

「戦闘向きな前衛職が天職なら確かに戦闘訓練は必須だな。だが、恵里は降霊術師で幸利は闇術師。おまけにハジメは、魔闘術師という天職は有れど錬成師が主天職」「それが・・・」

「錬成師はメルドさんも言っていたように錬成術の行使が主な役割、戦闘向きな天職ではないし全く不向きな職だ・・・此処まで言ってまだ判らないか?」

かなり食い気味ではあったが、悠樹は天之河の『ハジメも戦闘訓練すべき』という天職を無視した発言の間違いを、分かりやすく説明した。勿論、基本的な話であって、悠樹達の場合は当てはまりにくい。とは言っても、何処かしら戦闘巧者と比べれば粗や不味さが出てきやすい。

「明らかに戦闘向きな天職ではないハジメに戦闘訓練すべきと強要するくせに、他の後衛職の奴らには強要するどころかそんな素振りすら見せない。明らかに魔物や魔人族との戦争中でのハジメの戦死を狙ったな?」

「そんなこと」

「無意識にそう考えたんだよ、お前は。人殺しは悪だと言い続けてるお前は、無意識下で思考を巡らせた。そして、事故死だとも言える戦争中での戦死なら自分の手が汚れたりしないし、言い訳だって可能だ。でもな、どんな状況であれ、そうなるように仕向けたのならそれは人殺しでしかないし、故意の殺人というやつになる」

悠樹は対テロリスト任務に何度も関係してきて戦友とも言える仲間を大事にしている上に、フレンドリーファイアや策略を巡らせて仲間を裏切る奴を嫌っていた。だからこそ、ハジメ達がどういったやり方で戦おうとしているかを知りもせず、自分の言い分を正しいと思っている天之河光輝を全く信用していなかった。

「兎に角、ハジメも含めて後衛職の奴らには戦闘訓練は必要ない。俺達なりのやり方でやらせてもらう。メルドさんも認めたことだしな」

悠樹が大事にしている考え方があって、それは『自分を知り相手を知れば百戦危うからず』と『復讐は無意味ではない』の2つだ。簡単に言えば戦いに勝つには情報をどれだけ集めるか、そして自分の情報も含めてどう戦うかシミュレーションしてこそ、勝利を手に出来るというものだ。

そして、『復讐は無意味』というのが第三者、無関係な者の都合の良い考え方であり、当事者にとっては意味があるという考えだ。大切な者を殺された上に犯人が司法の手に係らないまま野放しになっていれば、当事者にとっては諦めることも、況してや納得することも出来ないし、蟠りは残り続けてしまう。江戸時代において仇討ち免状が存在したのも、当事者の心に折り合いを付けさせるためでもあった。深い悲しみに対して折り合いを付けるのは心的安定を得るためであり、付けないままではいずれ狂ってしまいかねない危険性があった。

ただ、悠樹が復讐するのを容認するのはあくまでも自身の手で行うか、そういったことを生業とする者に当事者が依頼する場合であり、全くの無関係だったり生業にしていない者に行わせたりするのは容認してはいなかった。原作で操られたティオ・クラルスに襲われて同行していた冒険者を殺されたウィル・クデタが復讐を匂わせていたのも『傲慢であり卑怯』と考えていた。

「復讐をしようとする奴にとっては、ソレが正義なんだがコイツはソレが悪にしか見えないし、認めない。だからこそ、コイツは馬鹿なんだよな」

悠樹は天之河光輝を見ながら小さく呟いて、ある少女の事を思い浮かべていた。『惑星(ほし)の守護神』として『破滅の獣、ギャオス』と戦った際に巻き込まれてしまい、ギャオスの王であったイリスに取り込まれる事となった悠樹を憎んだ比良坂綾奈。ガメラである悠樹とギャオスの戦いに巻き込まれて肉親を喪った彼女が、自身を恨み続けてイリスに出会い、そしてガメラである悠樹を殺すためにイリスに取り込まれてしまった。だからこそ、復讐を容認している悠樹は、綾奈の怒りと憎しみを受け止めながら、イリスとその後に続くギャオスの群れと死闘を繰り広げたのだ。例え己に憎しみを、復讐心を持っていようと護るべき『人』を、『生命』を護るために。

恐らく天之河光輝は、天職が勇者だということで何があっても負けたりしないと無意識に考えたようだが、魔人族は魔が付くとは言え人に違いはなく、思考能力を持っている以上、情報収集や作戦立案位行ってくるのだから。

「まぁ、人族と魔人族との戦争なんて、俺らからしてみれば西洋人対東洋人、白人対黒人ってのと同じなんだけど、それを考え付かずに人種殲滅戦争に喜んで参加って馬鹿だな。せいぜい自分達がエヒトに選ばれたって喜びながら絶望しな。覚悟がないお前らにはそれがお似合いだろ」

「覚悟がない、だと⁉俺に、俺達にだって覚悟くらいある!」

「どんな覚悟だ?そして、どんなことをするんだ?戦争中での殺人すら、悪いことだと言って否定するお前やその仲間に有るのは、覚悟だと誤魔化している理想や欲望しかないだろ「なら、お前には有るのか?」俺の信念に対してケチを付けるのなら教えてやる。俺の『大切』に手を出してくるなら、俺に敵対するのなら、殺すさ。生きているのを後悔させた上でな」

「光輝、俺も柾木先輩に付くぜ。自分の正義を絶対だと考えて、ソレに反していたり対立する相手を全て悪だとするお前にはもう付き合いきれねぇ。いい加減、正義の対義語が悪ではなく、同じ正義だと判りやがれ」

「おまけに魔人族との戦争において、相手が戦意喪失したから殺さずに捕虜にするとか、話し合えば判り合えるとか甘いこと抜かすなよ?捕虜にしたところで良くて公開処刑だし、お前が助命しようとしても自殺したとか言って秘密裏に殺すだろうからな。聖教会は魔人族の殲滅を願っているし、戦争をしている以上確実に殺す。そして戦争なんて物は、話し合いが纏まらずどうしようも無くなったときに起こされる物なんだから、何百年も戦争をしている以上、話し合いなんてしても意味がない。ついでだが、正義が勝つんじゃなくて勝った方が正義を名乗るんだ。つまり、勝った正義が負けた正義を悪だとするに過ぎない。ん?来たのか。意外と早かった・・って当然か、あの三人も関わってるんだろうし」

そう言った悠樹が視線を向けた先にある空に巨大なワームホールが出現した直後、一隻の巨大な戦艦が現れたのだった。

 




原作と違い、龍太郎君は勇者(笑)の光輝とは決別ルートに突入しました。白崎香織は別として、鈴に雫、優花や恵里は主人公側に居ますし、愛ちゃん先生も立ち位置が主人公側という原作の勇者パーティーが崩壊しております。
サブタイトルの合流は、柾木家メンバーの戦艦を使った異世界トータスへのエントリー。崩壊は原作である意味腰巾着だった龍太郎君の決別と主人公側への仲間入りとなります。
解放者7人に関しては復活を考えておりまして、理由としてはエヒトとアルヴが消滅しているのと、主人公と絡ませたら大変(作者の私的に)だけど面白そうというのがあります。他の作者さんが書かれているありふれ二次にも解放者が仲間入りしている物がありましたし、大丈夫だとは思います。


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