せっかく転生したのなら楽しまなきゃ損でしょ (黒ウサギ)
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一話 転生といえばチートでしょ

「今北産業」

 

「お主死んだ

儂神様

お主転生」

 

「おk把握」

 

死んでしまったらしい

らしいと言うのはどうもそこらへんの記憶が俺にはないのだ

目の前の神様が死んだと言うなら実際死んだのだろう

 

「それにしてもお主随分と落ち着いておるの」

 

「元喫茶店店主だからな」

 

「この上なく関係ないがの」

 

なんだと、俺のナポリタンがお気に召さぬと申すか・・・・・・

 

「ナポリタンよりカルボナーラの方が儂は好きなのでな。まぁこんな話をしてる場合じゃないの」

 

ゴホンと一つ咳払いとし、少しだけ神様は真面目な顔になる

 

「これからお主には『ネギま!』の世界に転生してもらう」

 

キタ――(゚∀゚)――!!

 

「テンション上がりすぎまじビビる。転生の特典じゃが・・・・・・希望はあるかの?」

 

ネギまといえば魔法なわけだが・・・・・・

 

「俺はせっかくだからこの『トンファー流』を選ぶぜ!」

 

「・・・・・・考え直さぬか?」

 

トンファー流の何が不服なのだろうか・・・・・・

 

「まぁお主がそれで良いなら何も言わぬが・・・・・・。不安じゃ、もう一つサービスしてやろう」

 

よ、神様のビール腹!

 

「最近飲み会多かったから仕方がないんじゃ!」

 

神様にも飲み会とかあるのか・・・・・・

 

「ほれ、はよ選ばぬか。残り時間も少ないぞ」

 

「・・・・・・『主に力を扱う程度の能力』とかってできる?」

 

「ふむ、詳しくは分からぬが出来ないことはないのでな。それはどのようなモノじゃ?」

 

「簡単に表現するなら幻想郷はここにありってとこかな」

 

「簡単に表現できてないがの、儂幻想郷とか言われてもわからぬし。まぁいいじゃろ、その二つの能力で決まりじゃな」

 

ぐふふ、トンファー流だけではなく完全オリジナル能力まで手に入るとは、俺の未来はバラ色だ

 

「さてと、戸籍とかはこちらでは準備することができぬ。なので向こうでなんとかしてくれ」

 

「なんとかしようじゃないか。ぬらりひょんに頼もう」

 

「それではお主の行く末に幸あらんことを」

 

神様がそう言うとこれまたテンプレ通りに俺の足元に穴があき

 

「AaaaaaLaLaLaLaaaaaaaaaaiiiii!!」

 

どこかの某征服王の叫び声の如く、奇声を上げながら俺は落ちていった



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二話 焼き鳥といえばネギまでしょ

木、木、木

 

木が二本あれば林、三本あれば森、五本あれば森林とはよく言ったものだ

今俺は・・・・・・多分麻帆良のどこかにいると思う

ちゃうねん、目が覚めたら森の中にいたから場所わからんねん

でもしかしきっと、ここは麻帆良だ

ネギまの世界に転生したのだ、いきなり魔法世界で戦争に巻き込まれるとかそんなのはないだろう

 

「しかしどこまで続くのかこの杉の木は」

 

そう、杉の木なのである

今の季節が春なのか夏なのか秋なのか冬なのか

くしゃみも出ないし鼻水も出ない、ならば春はないだろうが・・・・・・

 

「これから毎日杉を焼こうぜ・・・・・・」

 

さすがに冗談である

いい加減この状況を打開しようと、聴力視力を上げて何かないかと調べてみる

どこからかパチパチと、拍手ではなく、火が焚かれている音がする

音を頼りにそちらに向かおうとして・・・・・・

 

「どうせなら能力を使うタイミングである」

 

ふと思いだし俺は能力を使ってみるとする

『主に力を扱う程度の能力』

能力の内容は簡単、力とつくものならなんでも扱えるという正にチート

自身の能力を発動させ『主に空を飛ぶ程度の能力』を発動

頭に使いたい能力を浮かべるだけで発動してくれた

地面から体が離れる、当然今まで空を飛んだことなんてなかったわけで

 

「最高にハイってやつだ!」

 

正にそんなテンション

慣性の法則ガン無視する動きが出来た時は神様に感謝しつくした

体感時速60kmで直角に曲がれるとかビビるわ、傍から見たらもっとビビるんだろうけど

 

ふと、一本の杉の木に何かが突き刺さっているのが見えた

近づいて手に取る

 

「あれま、これってネギ君の杖ではねーですかね」

 

原作で何度もみたのだ、見間違えるはずもない

 

「杖がここにあるってことは・・・・・・ござるさんもいるのか」

 

原作の最初の方でネギは楓と一緒に一晩過ごすという凄く裏山けしからんことになるのだが

 

「うぇーーーーーい」

 

突如杖が動き出し、杖を握っていた俺もそれに引っ張られる形で運ばれた

 

 

 

 

 

 

「え、え?誰ですか!?」

 

目の前には少年先生がいる、その顔は驚きで染まっており・・・・・・

そりゃまぁ自分の大事な杖に知らない人がひっついて飛んできたら驚くわな

 

「落ち着けネギ君」

 

「落ち着けるわけないでしょう!答えてくださいあなたは誰なんですか!!」

 

杖を構えられても困るでござるよにんにん

しかしふざけてる場合ではない、だけどもなんと説明したら良いのか・・・・・・

別に今説明する必要もないか

 

「さて、それじゃあネギ君。また会おう!」

 

能力を発動させる

俺のすぐ横の空間が縦に割れ、スキマが開く

 

「アリーヴェデルチ!」

 

「ちょっとまっ」

 

言い終わる前にスキマに入り閉じる

 

「お邪魔しますゆかりん」

 

「ええ、いらっしゃい・・・・・・・・・え!?」



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三話 BBAといえばゆか・・・・・・エヴァでしょ

感想ありがとうございます
確かに自分で駄文なんて書いていたら意味がないですよねと反省しました・・・・・・
これからは自身の作品に自信をもって投降していきたいと思います。観覧してくださったかた応援よろしくお願いします!


「落ち着けゆかりん、まだ慌てる時間じゃない」

 

「確かに慌てる時間ではないわね、慌てる状況ではあるけど!」

 

そういいながらこちらに対して一切隙を見せない彼女八雲 紫

おい誰だよBBAとか言ったの、BBAでも可愛いじゃねぇか!ふざけるな!

 

「飛行中ネスト」

 

彼女が一枚のカードを出すとともに大量の、色鮮やかな光弾が迫り来る

 

「あ・・・ぶ・・・にゃい!」

 

グレイズグレイズグレイズグレイズ

回避力と判断力を限界まで上げ紙一重で躱す

 

「いきなり危ないじゃないか、俺じゃなきゃピチュってたぞ」

 

「・・・・・・あなた一体何物なのかしら、私のスキマにイキナリ入ってきたと思ったらスペカも難なく避けるし」

 

疑惑の視線を投げかけられる、まぁしゃーなし

 

「大丈夫大丈夫」

 

再び俺の横にスキマが現れる

 

「すぐ帰るから」

 

「ちょっと待ちなさい、あなたは何をしたかったの?」

 

「スキマを使いたかっただけである」

 

「幻想郷をどうこうする気はないのね?」

 

「入っては見たいけどそれはまた今度で」

 

「あなたどうして私のスキマを「アリーヴェデルチ!」待ちなさいまだ話は!」

 

言い終わる前に閉じる、あれはまだまだ質問攻めにされていたに違いない

こんなスキマにいられるか!俺は帰らせてもらう!

 

スキマを出ればあら不思議・・・・・・

 

「世界樹まじでっけぇ・・・・・・」

 

見上げるだけで首が痛い、登ってみたい好奇心に襲われるが我慢我慢・・・・・・

我慢したところで考える、これからどうするか

ネギが森の中、木に杖が引っかかっていたことを考えるとまだエヴァとの対決は終わっていないはず

となると原作三巻あたりだろう。うむ、原作ブレイクするつもりはないがしかしだ、トンファー流を使ってみたい欲求がこうムラムラと

落ち着け落ち着け、まずは寝床を確保しないことには話は進まない。野宿でもいいが麻帆良で野宿なんてしてみろ、確実に通報される

こうなれば他のオリ主の如く学園長に頼むしかないではないか

 

「そうときまれば―――」

 

 

 

 

 

 

 

「―――お邪魔しま・・・・・・」

 

スキマを開き、また絡んできたゆかりんとスルーし、学園長室に来たのはいいが

タカミチにエヴァちゃん、学園長が勢ぞろい。皆にすごい警戒されてるでござる

普通に考えればそりゃ誰でも警戒するよね、いきなり空間が割れたと思ったらそこから見知らぬ男が出てくれば

うん、俺も怖い、急に出てきたらちびりそう。ちなみに今の状況もちびりそう

 

「君は一体何者じゃ・・・・・・?」

 

その質問だけで今日三回目です、はい

 

「ただの堕落した一般人ですはい」

 

「一般人は転移魔法なんて使わないと思うんだけどね」

 

タカミチうるさい、揚げ足取るな!

ヒュッと、首に何かが巻きつけられる。恐らくエヴァちゃんの糸だろう

 

「巫山戯るなよ貴様、曲がりなりにもここは最上級の結界が貼られている場所だ、そこに苦もなく入ってきた貴様が一般人なわけg」

 

エヴァちゃんの言葉が途中で止まる

『時間を操る程度の能力』

咲夜さんの能力マジ便利マジチート

糸で首を絞められる前に糸を外そうそうしよう

『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』

手のひらに髑髏が形作られる

きゅっとして――

 

「――ドッカーン」

 

時が動き出すと同時に糸も壊れる

それにしても糸操るの便利そうね、俺も覚えてみようかな

 

「貴様本当に何者だ?私の糸を動作も無しに破壊するなぞ尚更一般人にできることじゃないぞ」

 

ぐぬぬ、ちょっと能力が使えるだけのトンファー流を使えるだけの一般人というのに・・・・・・

 

「まぁいいや、学園長さんや。私に職をくださいな」

 

「ふぉ!?いきなり何を言い出すんじゃ君は!?」

 

「ニートになる気はないんですけど、いかんせん仕事先が見つからないわけなのですよ」

 

「いやだからの、なぜ儂が君を助けること前提で話をされているのかと・・・・・・」

 

「もーやだなー、この前夜のお店で約束してたじゃないですかー」

 

タカミチからは僕が仕事してるというのにあなたはそんな場所に行ってるんですか?という視線

えヴぁちゃんからは凍えるような侮蔑の視線、ゾクゾクするね!

 

「落ち着くのじゃ高畑くん、エヴァ!儂は断じてそんなお店には行っておらぬ!」

 

「ジジィの趣味はこの際どうでもいい。いい加減答えろ、貴様は何者だ」

 

もっと!そのゴミを見るような目線をもっと!

落ち着け俺、そんな性癖は持ち合わせていなかったはずだ

 

「あるときは自宅警備員、あるときは野宿を楽しむ放浪者、あるときは世界を渡るトラベラー!」

 

「前半二つの意味がわからないよ」

 

タカミチくんそこはスルーだよ

 

「その正体は・・・・・・・・・・・・俺にもわからない!」

 

エヴァちゃんの視線の温度が更に下がった気がした

 

「いやいや、俺にも実際よくわからんのですよ。なぜこの世界に来たのかとかその他もろもろ」

 

嘘は言っていない、多分きっとめいびー

 

「ふむ・・・・・・恐らくじゃが君は次元漂流者というやつではないかの?」

 

「あぁきっとそれですたぶん恐らく」

 

なのは的な単語が聞こえたけど気のせいだろう

 

「随分と適当じゃの・・・・・・、まぁよいわい。君が何か危害を加えるような人には見えぬしの」

 

「いいんですか学園長、彼のことを調べずに信じても」

 

「奴のいうことが本当なら調べたところでどうにもならんさタカミチ」

 

タカミチがぐぬぬ顔してる!写メ撮っとこ

 

「学園長仕事仕事!早く仕事くれないと世界樹登っちゃうぞ!」

 

「少しは落ち着かぬか・・・・・・そうじゃのう・・・・・・」

 

「今空いている職というと・・・・・・寮監くらいしかありませんよ?」

 

「ぬー、夜間警備はもちろんとして昼間の仕事が何もないのは嫌ですよ私」

 

「ちょっと待てジジィ、こんな奴に女子寮を任せるというのか?お前の大事な孫娘がどうなっても知らんぞ?」

 

その言い方だと俺がまるで手を出すみたいじゃないか、据え膳は食うけど!

 

「さすがに彼も手は出さぬじゃろう。・・・・・・出さぬよな?」

 

そこまで不安か、いくら俺でも傷つくぞ

 

 

 

 

 

 

その後少しだけ話し合いをし無事に女子寮監として働くことになったわけでありまして

学園長からも給料を前借りし、いざ買い出しに

 

「すいませんトンファーください!」

 

「うるせぇ大声出すな!」

 

(トンファーください!)

 

(!こいつ頭に直接!?)

 

などと些細なこともあり無事コンビニでトンファー入手、コンビニでトンファー売ってるとかさすが麻帆良としか言えない

しかしこれでトンファー流をまともに扱えるようになるはず、トンファー流の出番があるのかは別として

『主に力を扱う程度の能力』が万能すぎてトンファー流実はいらないんじゃないかなとか思い始めてきたもん

 

そして現在、俺はエヴァちゃんの家にいる

 

「茶々丸さんお茶のおかわりくださいな」

 

「わかりました、少々お待ちください」

 

「なぜ素直にいうことを聞くんだ茶々丸・・・・・・」

 

エヴァちゃんが眉間に皺を寄せている

そんな姿が可愛いね!俺Sじゃないけどいじめたくなる、Sじゃないけど!

 

「さて貴様、ここはジジィにも聞かれることはない。白状してもらおうか」

 



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四話 これがトンファー流ってやつでしょ

トンファー流、思い出のトンファーをどう表現するかが悩みどこ


別荘に入るとエヴァちゃんのまとう空気が変わった

なんというか魔力を惜しげもなく放出させている

 

「ククク、貴様さっきはよくも私で遊んでくれたな」

 

「喜んでくれたようでなにより」

 

「喜んでなぞおらんわぁ!まぁいい、貴様はここで生き地獄を味わうのだからな」

 

「エヴァちゃん背伸びして可愛い!」

 

「マスター楽しそう」

 

「お前は本当に腹がたつな!それと茶々丸お前はさっきから何をしているんだ!」

 

「撮影です」

 

「見ればわかるよ!」

 

漫才なら外でやれ!

 

「いいさいいさ!貴様っ!私に負けたら覚悟は出来ているんだろうな!」

 

はて、何か約束でもしたであろうか?

 

「貴様が負けたら私の下僕になってもらうぞ!」

 

そうくるか、しばし考える

わざと負けて犬となるのもある意味ありかもしれない、いや俺にそんな性癖ないけどね!

でもなんだかんだで手を抜いたら怒られそう、血を吸われて干物になる可能性が大

 

「エヴァちゃんエヴァちゃん、俺がかった場合どうするの?」

 

「貴様が勝つ可能性なぞ皆無だ。しかしそうだな・・・・・・万が一貴様がかった場合は私は貴様の奴隷にでもなんでもなってやろうじゃないか

生きている状態で腹を割いて肝を喰らうもよし、服を裂き欲望の赴くままに陵辱するもよし」

 

まぁ貴様が勝つはずがないがな!と大声で笑うエヴァちゃん

しかし奴隷か、エヴァちゃん可愛いからなってくれるなら本気をだそうじゃないか

俺は買ってきたばかりのトンファーを装備し構える

 

「覚悟は出来たようだな、小便はすませたか? 神様にお祈りは? 部屋のスミでガタガタふるえて命ごいをする心の準備はOK?」

 

「おkおk始めちゃいましょう!」

 

合図はない、俺は空に浮かんでいるエヴァちゃん目掛けて突っ込む

 

「まずは小手調べだ!リク・ラク・ラ・ラック・ライラック!氷の精霊 17頭 集い来りて 敵を切り裂け 魔法の射手 連弾・氷の17矢!!」

 

エヴァちゃんの周囲に17本の魔法の矢が浮かび、詠唱を唱え終わると同時に俺に向かって襲いかかる

グレイズグレイズグレイズグレイズ

飛行中ネストより密度が薄い、回避力をあげるだけで避けれる

 

「少しはできるようだな!これはどうかな?来れ氷精 爆ぜよ風精 弾けよ凍れる息吹 氷爆!!」

 

俺の周囲の温度が下がった気がする、錯覚ではない。俺の周りの大気が凍りつき、爆発。凍気と爆風が襲いかかる

 

「む、終わってしまったか?随分と呆気なかったな・・・・・・」

 

「ゆーだんたいってきー」

 

爆心地を見つめ油断しているエヴァちゃんの背後を取る

ちなみに先程爆発に巻き込まれた俺は『光の屈折を操る程度の能力』と『光を屈折させる程度の能力』で作った俺の幻だ

 

「ッ!貴様いつの間に!」

 

屈折させて俺を見えなくしてこっそり動いてたからわかるはずもないよね

 

「秘密が多い方が惹かれるものがあるっしょ!」

 

いいながら俺はトンファーを構え

 

「トンファーキック!!」

 

右足を蹴り出した

 

エヴァちゃんは驚きの表情とともに吹き飛ぶ、海面にぶつかるのをこらえこちらを見ている

 

「トンファー使うんじゃないのか馬鹿者ぉ!!」

 

トンファー流にトンファーと使えと申すか

 

「わけがわからない、わけがわからない・・・・・・」

 

溜息を吐き、詠唱を始める

 

「リク・ラク・ラ・ラック・ライラック!来たれ氷の精 闇の精 闇を従え 吹雪け 常夜の氷雪 闇の吹雪!!」

 

吹雪と闇が渦巻き、俺を飲み込まんと襲いかかるが

 

「トンファーパリィ!」

 

トンファー流奥義で弾く、エヴァちゃんが軽く泣きそうなのが印象的だ

 

「だ・か・ら!トンファーを使えと言っているだろうが!それになんだ、なぜ素手で弾ける!」

 

地団駄踏んでるエヴァちゃん可愛い!

しかしその疑問はごもっとも、彼女に教える訳にはいかないが防御力と抵抗力を上げて上げて『魔法を操る程度の能力』を

使い腕を固く固く変質させる、そしてパリィ!

簡単でしょ?良い子の皆は真似するなよ!

 

「もういい、もういい!全力で仕留めてやる!」

 

エヴァちゃんの魔力が更に上がってきがした

 

「リク・ラク・ラ・ラック・ライラック! 契約に従い 我に従え 氷の女王 来たれ 永久の闇」

 

原作で見た詠唱が聞こえる、あれはやばいスクナがやばい魔法じゃまいか

一気に終わらせるつもりだろうがそうは問屋が卸さない

スキマを開き襲いかかるゆかりんを適当にあしらいつつエヴァちゃんの背後に現れる

 

「貴様どうやって!」

 

「お前に足りない物は、それは!

情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ……

そして何よりもぉおおおおーーーっ!」

 

驚きで硬直している彼女を尻目に俺はトンファー流奥義を繰り出すべくトンファーを放り投げる

空いた両手で彼女の腹を抱え込むように抱き

そのままブリッジをするように後ろに思いっきり体を反らす

 

「若さが足りない!!!」

 

名台詞を言い終わると同時に俺のトンファー流奥義『トンファー投げっぱなしジャーマン』が彼女を地面に叩きつけ

 

「きゅう・・・・・・」

 

可愛らしい声とともに彼女は意識を失った

やはりトンファー流に勝るものはない・・・・・・



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五話 男の夢ってやつでしょ

女子寮、そこは乙女の花園
女子寮、そこは百合の聖地
・・・・・・もちろん嘘です


エヴァちゃん撃沈

 

一向に起きる気配のない彼女を茶々丸に任せて俺はこれから自分が住むことになる女子寮の寮監室に向かうべく

スキマを広げた

 

「ゆっかりーん、元気してるー?」

 

「その呼び方が私の存在感が薄くなりそうだからやめてほしいのだけれど・・・・・・」

 

「呼び捨てで構わぬと申すか、なにげ恥ずかしいぞ」

 

「あら、貴方に羞恥心というものがあるとは驚きだわ」

 

クスクスと弱みを握ってやったぜと言わんばかりに笑い始めるBBA、BBA可愛いなおい

 

「今物凄く失礼なことを考えてないかしら?」

 

「いや何も考えてないですハイ」

 

考えるだけでもアウトか、恐ろしい

 

雑談を終わらせ女子寮前にスキマを繋げる

 

 

 

 

「あ、約束忘れてた」

 

勝負に勝ったら云々カンヌン、すっかり忘れていた

まぁいいや、次に出会った時にでも話そう

そう思いつつ女子寮に一歩前進したところで

 

「あー!あなたは森にいた変な人!」

 

「誰よネギ、知り合い?というか女子寮は男子禁制ですよ何してるんですか!」

 

ネギと・・・・・・アスナ?多分アスナ。ツインテじゃないからわかりにくいわ!と鉢合わせ

 

「変な人とは心外な・・・、俺には立派な名前があるんだぞ!」

 

「それじゃあ名前を教えてください!」

 

「だが断る!」

 

えーー!?とネギの叫び声が聞こえる。『だが断る』、言ってみたかったんだよねこの台詞!

しかし学園長、俺が寮監になること伝えてないのか。まったくもって嘆かわしい

 

「そこの少年少女、俺は今日からここの寮監としてお世話になるわけであるよ、よろしく頼もうじゃないか」

 

「嘘おっしゃい!男が寮監だなんて信じられるわけないでしょう!!」

 

「10歳が先生やってる現実を受け入れてるくせに!」

 

「ぐぬぬぬぬ・・・・・・」

 

アスナのぐぬぬ顔もいただきました。あとでエヴァちゃんのぐぬぬ顔も茶々丸さんに送ってもらおう

 

「落ち着けアスナ、そんな君にはこれを上げよう」

 

そう言いつつ俺はスマートな電話を取り出し例の写メを映し出す

 

「なによ・・・・・・っ!これはまさか・・・・・・っ!」

 

「そうそのまさかだよ、タカミチのぐぬぬ顔!欲しくないかい?」

 

「ようこそ麻帆良女子寮に、私は歓迎するは寮監さん」

 

「アスナさん!?」

 

唯一の仲間に裏切られたと言わんばかりに絶望するネギ先生、ショタ可愛い!委員長の気持ちが少しだけ・・・・・・やっぱわかんねぇわ

 

「そんなネギ君にはこれを上げよう」

 

言いながらポケットからサク○ドロップスを取り出す

 

「・・・・・・甘くて美味しいですぅ・・・・・・じゃなくてですね!」

 

ちっ、そのままスルーしてくれればいいものを

果てさて一体どうしたものか、このまま強引に女子寮突貫を仕掛けるべきか迷っていたところ

 

「やぁネギ君明日菜君、こんなところでどうしたんだい?」

 

「タカミチ!」「高畑先生!」

 

「いいところに来てくれたタカミチ、俺が安全な人間だと証明してくれ」

 

「タカミチ、この人が女子寮監っていうのは本当なの!?」

 

「彼が安全かどうかは別として本当だよ、寮監がいなかったからね、学園長が彼に任せることにしたんだ」

 

「安心したまえネギ君、僕は悪い人間じゃないよ、良い人間だよ」

 

ネギ先生から疑いの視線は消え去ることはできなかったがタカミチにまで言われては納得するしかなかったのだろう

渋々といった形で俺を認め、改めて自己紹介・・・・・・改めるもなにも自己紹介してねーな

 

「初めまして神楽悠斗です、女子寮監になりました」

 

「ネギ・スプリングフィールドです、よろしくお願いします」

 

ちなみにアスナは未だにぐぬぬ顔写メを見て悦に浸っているためスルー

 

 

 

 

 

 

 

無事に女子寮監に潜入もとい入寮を終わらせ、自室でくつろいでいると学園長から及びがかかった

 

「何ですか学園長いきなり呼び出すなんて」

 

「ひょ!?驚かさんでくれ、心臓が止まるかとおもったぞい・・・・・・」

 

呼び出しと同時に後ろから呼び出した人物が現れればそりゃ心臓も止まりそうになるか

でも私は謝らない!

 

「んで、要件とはなんぞや?」

 

「いや何、孫の木乃香を紹介しておこうと思っての」

 

「なぜにホワイ?」

 

俺の疑問が解消される前に学園長室の扉が軽くノックされる

 

「おじいちゃんはいるえ~」

 

のんびりとした声とともに大和撫子という単語がよく似合う、長い黒髪の少女が入ってきた

間違いない近衛木乃香だ、可愛い!

 

「いきなり用事ってなんやの?そろそろご飯の時間やったのに~・・・・・・?そちらはどちらさん?」

 

ほっぺを膨らませながら学園長に抗議している様子、可愛い!

 

「フォッフォッフォ「可愛い!」こちらはこれから女子寮の「可愛い!」寮監となる神楽「可愛い!」悠斗君じゃ」

 

スルースキル高いな学園長

 

「おー、アスナが騒いどったんはこのことかー。うちは近衛木乃香言います、よろしゅうな~」

 

にぱーという擬音が凄く似合う笑顔とともに自己紹介とともに俺の手を握ってくれる

ふっ、惚れたぜ・・・・・・。ちょろいな、俺!!

 

「木乃香も気に入ってくれたようじゃの、どうじゃ悠斗君、木乃香の婿にならんか?」

 

「ややわ~おじいちゃんってば」

 

ゴスンと金槌が振り下ろされ学園長の頭から血が吹き出す

 

--------ここまでテンプレ-------

 

「寮監室は女子寮を入ってすぐ右手にあるんじゃが、初めて入る君はわからんと思ってな」

 

「部屋ならタカミチに教えてもらいました」

 

「・・・・・・まじかの?」

 

「マジです」

 

気まずい空気が流れる、いやまさかそんなことで呼ばれるとは思ってなかった

 

「そや、悠斗君今日うちでご飯食べへん?歓迎会開いたるよー」

 

なんという・・・・・・っ なんという僥倖・・・・・・っ

木乃香の手料理・・・・・・っ 圧倒的至福・・・・・・っ

 

「お言葉に甘えよう、それじゃあ学園長料理が俺を待っているのでアリーヴェデルチ!」

 

「ふぉっふぉっふぉ元気があっていいのう」

 

「またな~おじいちゃん」

 

言いながら木乃香ちゃんの手を掴み走り出す

学園長室の外に出た瞬間すっごいビシビシ視線を感じる、多分せっちゃん辺りから

もうこれ殺意じゃんとか思いながら小さくスキマを開きゆかりんにちょっとしたお願い

するとあら不思議さっきまで感じていた視線が消えてしまいました

こうなりゃこっちのもんとゆっくり歩きながら軽い雑談

基本的に木乃香ちゃんからの質問ラッシュだったわけですがそこは割愛

特に何事もなく寮につき、木乃香ちゃんとアスナちゃんそれとネギ君の部屋にて空腹を満たそうと一喜一憂してたわけですが

四人はさすがに狭いということで料理を持ち寮監室にてプチ歓迎会、ネギ君とアスナちゃんの刺も取れたようなので良かった良かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「たたたたた龍宮!?どうしてここにいる!?」

 

「それはこちらの台詞だよ刹那、いつの間に転移符なんて持っていたんだい」

 

「そんな高価なもの持ってるわけないじゃないか!というかここは自室か、どうしてここに!?あかん、このちゃんはどこや!!」

 

「落ち着け刹那、状況が飲み込めない」

 

「うちもよーわからへん・・・・・・何かに襟首を掴まれたと思ったら一瞬周りが目に囲まれた空間に包まれて、すぐにここに連れてこられたんよ」

 

「それはもしかしたらスキマ妖怪の仕業かもしれないね」

 

「あかんこのちゃんどこやの!!ハッ!まさかあの男の部屋にいるんじゃ・・・・・・このちゃーん!!!」

 

「聞いてないし・・・・・・まぁいいか」

 

その後刹那が戻ってきたのは日をまたいでからであったそうな



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六話 桜通りの吸血鬼でしょ

プチ歓迎会の翌日、学園長に呼び出されたまた学園長室に

 

「今度はなんざんしょ」

 

「何、君ネギ君の補佐をしてみないかの?」

 

「喜んでやりましょう、ただし給料はちょっと多めにね!」

 

「仕方ないのう、それくらいはしても罰は当たらんじゃろ」

 

「そうと決まれば早速行くぞゴルァ!」

 

別にそうする必要はなかったのだが学園長室のドアを蹴破り颯爽と教室に向かう

残されたのは無残に破壊されたドアと呆然としている学園長だけであったそうな

 

そして現在3-A前

勢いで来たものの何を補佐すればさっぱり分からず立ち尽くす

 

「君、こんなところで何をしているんだ」

 

声をかけられひょ?と振り向くを新田先生降臨

おぉう、鬼の新田と呼ばれるだけはあるのかもしれぬ・・・・・・

 

「初めまして新田先生、今日からネギ先生の補佐として3-Aの副担任として配属になりました神楽悠斗と申します」

 

「お、おぉそうでしたか。私は新田と申します、失礼ですが随分お若く見えますがお歳はお幾つで?」

 

「生まれて20年とそこらの若輩者です。至らないところもあるかもしれませんがよろしくお願いします」

 

「いえいえこちらこそ、それでどうして教室の前にいるんですか?」

 

「配属されたのは良いのですが、学園長にどうすればいいのかを聞き忘れてしまって」

 

「はっはっは、多方聞き逃したのだろうと思いましたがまさか本当にそうだとは。ついてきてください、職員室に案内しますよ」

 

我ながらペラペラと嘘を吐ける物であると自分に驚く

しかしあれか、ネギ先生に比べると俺が副担任というのはそこまで驚かれることじゃーないのか

 

新田先生とも軽く雑談をしながら職員室に無事に到着

扉を開け中に入るとこれまたビシビシと嫌な感じの視線が・・・・・・

 

「今日からネギ先生の補佐として3-Aの副担任になることになりました神楽悠斗です、右も左もわからない若輩者ですが

よろしくお願いします!」

 

パチパチと拍手が出迎えてくれるが視線が一向に柔がない

特にそこの三十路間近の神鳴流、お前からは違う気配も漂ってきて尚更怖い

 

自己紹介も終わり、タイミングよくチャイムが訪れ少しだけ視線が緩和される

ネギ君が職員室に入ってきて俺を見つけた時の顔ったらもうなかなかどうして、写メっておいたから後で委員長に売りつけよう

今日は赴任初日ということで3-A面子に対する挨拶と学園の探索、漫画でも思ったけど麻帆良広すぎるんよ

まずは学園を把握しておこうということで適当に見てまわろうと思ったが、何故かは知らないが神鳴流の人が付き添いで動くことに

道中通りすがりの生徒に声をかけられ「刀子先生彼氏ですか?」と聞かれるたびに神鳴流の人がニヤついていたのが怖い

無事に?探索も終わり次は3-Aに挨拶。最初に来たので、案内するという葛葉先生の提案をやんわりと断りいざ色の濃い面子とご対面

 

「えー、ネギ先生の補佐としてこのクラスの副担任になりました神楽悠斗と申します、これからよろしくお願いします」

 

挨拶するために壇上に立ったのだが、エヴァちゃんとせっちゃんの視線が痛いのなんの

パパラッチ筆頭の質問攻めも難なく突破し――途中木乃香と顔見知りということであらぬ誤解を受けそうになりせっちゃんが怖かった――

その日は授業がなかったのでHRもぱぱっと終わり今日の学業は終了

クラスから出るとせっちゃんとエヴァちゃんが鬼の形相でこちらに詰め寄ってきたので人目につかない場所に逃げ込みスキマをつなぎ逃走

あの二人の目は確実に殺る気満々だった、なぜそこまで恨まれているのか理解に苦しむ

 

寮監というのは案外仕事があったりする

寮内の、主に廊下や大浴場の清掃

廊下はともかく大浴場は早めに掃除しないと鉢合わせでもしたらお縄につくレベルで危ない

ということで無事に逃走し終わり、能力を発動『水を操る程度の能力』で洗剤を混ぜたお湯を操りしつこい水垢などを丁寧に落とす

 

 

 

「あっ」

 

 

 

と言う間に掃除完了、廊下の掃除は明日の授業外の時間でやるとして

そうか、食材を調達せねばなるまい

そうと決まれば自室に戻り着替えを済ませいざ食材を入手しに出発

 

 

両手に花なら喜んで、両手に薔薇は逃げ出して、両手に荷物は腕が痛い

要は買いすぎたのである、麻帆良安い、ほんとびっくり。ついつい買いすぎちゃってこの体たらく

悔しい・・・・・・でも後悔はしてない

思いのほか買い物に時間がかかってしまい、桜通りをのんびりと歩いていると

 

「げ、貴様何故ここにいる!」

 

エヴァちゃん襲来、そうか吸血鬼騒ぎの時期か

エヴァちゃんの足元にはまき絵ちゃんがぐったりと横たわっている

しかしだ、今の俺はエヴァちゃんに構っている暇はない

 

「お勤めご苦労様でーす、失礼しあーす」

 

「う、うむ。お前もご苦労だったな・・・・・・て、ちがーう!!」

 

ギャーギャー騒ぎながら襲いかかってきたのでトンファースルーで通り過ぎると同時にエヴァちゃんがくぐもった声を上げて崩れる

・・・・・・殴ってもないし蹴ってもないからね?トンファースルーってそういう技だから諦めてね

しかしこのまま倒れている二人を放置するのは紳士としては許せない、ならばとスキマを開きまき絵ちゃんは彼女の部屋に、ドアをノックする

と返事が帰ってきたのでそのまま放置

エヴァちゃんは彼女の家のベッドに投げ捨てる

さて、予想外の出来事に時間を食ってしまった、時刻を確認するとそれなりに遅い時間。まき絵ちゃん何でこんな時間に外にいたんだよ・・・・・・

今日はカップラーメンかなぁと思いつつ家に帰ると、ドアを開けると隣の部屋から

 

「悠斗先生遅いえー、どこいってたん?」

 

木乃香ちゃんがひょこっと顔を出してきた、寮監室の隣がアスナちゃん木乃香ちゃんネギ君の部屋なのだ

返事をせずに両手に持っている荷物を掲げてみせる、すると木乃香ちゃん苦笑しながらも何をしてきたのか理解したのだろう

改めて部屋に入ろうとすると「ちょっと待っててなー」と声をかけられる、そのまま待つこと数分

 

「こんなこともあろうかとちょっと多めに作っておいたんよ、お裾分けやえー」

 

あなたが女神か。その手にはほかほかと湯気を立たせ、和風ダシが鼻腔をくすぐる、肉じゃがが入った皿を持っていた

ボロボロと泣きながら「感謝・・・・・・っ 圧倒的感謝・・・・・・っ」などと呟いたら「大げさやなー」と笑われた

彼女が部屋に戻ったのを確認し俺も部屋に入―――

 

「―――すいません神楽先生少しお時間よろしいでしょうか」

 

空気読めよと叫びたくなる衝動をこらえ、振り向くとそこには竹刀袋を携え、こちらを睨みつけるせっちゃんがいた

 

「お時間はない!」

 

叫ぶと同時にスキマを彼女の部屋につなぎ放り投げる

ゆかりんがちょっとご機嫌斜めだったので、買ってきたお酒とお裾分けしてもらった肉じゃがを持ち込みプチ宴会

肉じゃがに舌鼓を打ち、ゆかりんの愚痴を聞きその日は終了した

なかなか充実してるじゃないか転生ライフ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小話

 

「雪広ーちょっといいかー?」

 

教室から出る前にふと思いだし、委員長に声をかける

彼女は何故私が呼ばれるのだろうかと疑問に思いながらも近寄ってきた

パパラッチうるさい、別にお前が騒ぐようなことじゃないから黙ってろ

 

「どうかしましたか神楽先生」

 

しかしこうして見るとお嬢様って雰囲気が半端なくにじみ出てるな・・・・・・

庶民とは違うのだよ庶民とは!!うわ、スッゲェ似合う・・・・・・

 

「神楽先生?」

 

「お、おう神楽先生だ。それで相談なんだがな・・・・・・」

 

言いながら胸ポケットからスマーフォを取り出し職員室で激写したネギ君の写メをちらりと見せる

目が変わった、というか雰囲気がお嬢様から捕食者になった

 

「5本でどうだ?」

 

「喜んで買取りましょう♪」

 

交渉成立、データを雪広に送る。送られてきたデータを見てウヘヘとか言ってるけどそんな位じゃ彼女のカリスマは崩れない

うー☆とは違うのだよ!!

 

 

 

 

「・・・・・・くちゅん!」

 

「お嬢様風邪ですか?」

 

「いえ、きっとどこかで私のカリスマっぷりを噂しているのでしょうね」

 

 

 

間違ってないけど合ってもいない。

こうして無事に取引も成立し、執事の人から茶封筒を渡されたのだが

 

「ちゃうねん委員長・・・・・・5本って5千円のことやねん、万とちゃうねん・・・・・・」

 

考えていた金額との差に頭を抱える事になるのは別のお話



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七話 お見舞いってやつでしょ

この話の一部を読んで少しでも違う方向を想像したかたは正常です。


ふとカレンダーに目をやると4月の14日

あれ春じゃん?とか思いつつ、冷静に考えると桜が咲いているのに春以外の選択肢を浮かべた自分が恥ずかしい

しかしそうなると花粉症の御陰で俺の鼻水がマッハでやばい

幸い今日の授業はもう終わったことだしと、能力を発動

『あらゆる薬を作る程度の能力』

薬草刻んでー、フライパン温めてー、油敷いてー

熱したフライパンに卵入れてー、冷凍しておいたご飯をm9( ゚Д゚) ドーン!

 

 

ジャッジャッジャッジャッジャ

 

炒飯作るよ!

 

 

 

違うそうじゃない、夕食出来たけどそうじゃない

 

今度こそ

 

乾燥させておいた薬草を粉末状にし(以下省略

 

そして最後の仕上げで右腕を大きく上下に動かす

( ゚∀゚)o彡゜えーりん!えーりん!( ゚∀゚)o彡゜えーりん!えーりん!

( ゚∀゚)o彡゜えーりん!えーりん!( ゚∀゚)o彡゜えーりん!えーりん!

 

違う、何故脱線するのだ

しかし最後の仕上げは瓶を振ることだったので万事おk

 

瓶を開けるとゴポンという音とともに緑色の液体が沸騰するかのように沸き上がる

・・・・・・これを飲まなければいけないのか

自分で作って置いといてあれだけどこれはやばい

匂いとか味がどうとかそんなチャチなもんじゃない気がする

そこでふと思い出す、今日エヴァちゃん休みだったなと

ククク、ちょうど良いではないか。この薬を試す被検体がすぐ傍にいるだなんて・・・・・・

思い立ったが吉日と言うし、そうと決まればとスキマを開・・・・・・

開こうとしたら呼び鈴が鳴ったので渋々玄関に向かう、玄関を開くと

 

「いい加減話をさせてください!」

 

せっちゃん落ち着けよ、授業はどうした

 

「授業ならもう終わっています、それよりも今日こそは私と話を」

 

「うるせぇ俺はこれから出かけるの!炒飯でも食べて待ってろ!」

 

部屋に引きずり込み、今度こそスキマを開きエヴァちゃんの所へ

 

「あら悠斗、あなたが持ってるそれは何かしら?」

 

「おぉゆかりん、これ?俺が作った薬。効能不明副作用不明のA級品危険物」

 

「捨ててきなさい」

 

なぜだ!そしてまたふと思いつく。そうだ、永遠亭に行こう

 

「ゆかりんちょっと永遠亭いってくる」

 

「何しにって・・・・・・あぁ、あそこには本家本元の医者がいるものね。・・・・・・実験動物も」

 

最後の方の言葉は聞こえなかった事にしようそうしよう

スキマを開き竹林に・・・・・・いや迷うね確実に

素直に玄関にスキマを繋ぎ鈴仙が玄関に立っていたが光を屈折させてスルー

えーりんはどこかなーと歩き回るうちになんかぐやーの気配

 

「悪い子はいねーがぁ!」

 

「ひゃう!びっくりした!びっくりした!!びっくりした!!!」

 

驚かして満足したのでスキマを使い顔を見られる前に退散退散

出口をエヴァちゃん家の前に繋ぎ・・・・・・あれ?俺何しに永遠亭行ったんだっけ?

まぁいっか☆

 

「ちゃーちゃーまーるちゃーん。あーそーぼー」

 

返事がない

よろしい、ならば潜入だ

ダンボールを装備し玄関から堂々と侵入する、ぶっちゃけ隠れて入る必要皆無かもしれないけど・・・・・・ようは雰囲気が大事ってことよ!

春なのに思いのほか暑い、ダンボールなんて被ってられるかと脱ぎ捨てる

1階には誰もいないようなので2階に抜き足差し足忍び足

 

「お邪魔しまーす」

 

片手に突撃エヴァちゃんの寝顔ドッキリと書かれたパネルを持ちこっそりと侵入

するとそこには先客が・・・・・・おいおいネギ先生、弱ってる生徒と一緒に眠るだなんてなんて羨ましいことしてるんだそこ代われ!

そういえばと思い出す、ネギ君がエヴァちゃんの家に来たのは原作イベントだったはずだ。確かあれだ果たし状を投げつけるアレ

にゃるほど、茶々丸さんがいないのは薬をもらいに行ってるわけか、仕方あるまいここは俺が人肌・・・・・・

 

「えーりんに薬の効能調べてもらうの忘れてたよ・・・・・・」

 

何しに行ったんだよ俺ェ・・・・・・。鈴仙無視してぐーや驚かしてきただけじゃん・・・・・・

まぁいい、過ぎたことは気にしない性分なのだ

 

瓶を構えいざ口内へ、と思った所で二人同時に目を覚ます

 

「坊や貴様、私の夢を見たな・・・・・・」

 

「すいません、エヴァンジェリンさんが父さんの名前を呼んでいて気になってしまって・・・・・・」

 

「エヴァちゃん寝顔可愛いね!」

 

ピシッと、世界に罅が入った気がする

 

・戦う

 道具

 逃げる

→そっとしておこう

 

喉が渇いたんじゃないかと思い台所に向かいコップに水をいれ持ってくる

さて2階に戻ろうとした所で茶々丸さんが帰宅、その手には薬が入っているであろう袋が・・・・・・

 

「あ、俺も薬持ってきたんだった」

 

この短時間で何回忘れるのか俺の鳥頭は!

 

ダダダダダと階段を勢いよく駆け上がり扉を盛大に開け放つ

 

「エヴァちゃん水と薬持ってきたよ!」

 

「おいお前少し静かにしてくれないか、頭に響くんだが」

 

・そっとしておこう

 そっとしておこう

 そっとしておこう

→無理矢理飲ませよう

 

よしそうしよう

 

以前エヴァちゃんの糸に物理的に絡まれてから学習力を底上げして覚えたのだ

 

「きゅっとして」

 

人差指を動かすとエヴァちゃんとネギ君の体が強ばる

 

「おい貴様何をした!動けないではないか!」

 

「悠斗さん何をするんですか!僕の生徒に手を出したら許しませんよ!」

 

何か聞こえるが気にしない、もうなにも怖くないんだからな!

 

「ダークネスフィンガーーーーー!!」

 

瓶を掴みエヴァちゃんの口に無理矢理ねじ込む

最初こそはその太さと大きさに吐き出そうとしたが鼻を抓むと観念したのかすんなりと受け入れた

口からは涎がこぼれ、彼女の頬は風邪の熱で上気し赤く染まっている。いつもと違って弱々しい目がなんとも言えない背徳感を醸し出す

ネギ君といえば目を手で隠して見えないようにしているのだろうが、指が開いているので見ているのがバレバレである

こちらもいい加減限界が近い、最後の一滴まで彼女に飲み込んでもらうためにもう一度喉の奥につくように押し付ける

 

「ヒィィト!エンドォ!」

 

瓶から薬がなくなるのを確認しキュポンという音とともに彼女の口から抜き出す

彼女の口と瓶をつなぐ銀色の糸がプツンと切れた時それは起こった

 

「グ・・・・・・がぁああああああああああ!!」

 

「エヴァンジェリンさん!?」

 

突如苦しみ出した彼女、俺の心はバクバクを激しくビートを刻んでいる

大丈夫、大丈夫、成功したはずだから

 

そんな苦しそうな叫び声も一瞬、本当に一瞬で収まり

 

「最高にハイってヤツだぁああ!」

 

風邪が治りテンションがぶっちぎりな彼女がそこにいた

ほら大丈夫だった

 

「エヴァンジェリンさん大丈夫なんですか!?凄く苦しそうでしたけど!?」

 

「あぁ坊やか、今の私は気分がいい。果たし状でもなんでも受け取って上げよう」

 

「ほ、本当ですか!」

 

「もちろんだとも、明日の20時から24時の間で構わないかな」

 

「はい!問題ありません!待っててくださいよ、必ずあなたを倒しますから!」

 

なにげにちゃんと結界が解ける時間帯を指定してくるあたり憎らしい

「絶対ですよー」という大きな声とともにエヴァちゃん家を飛び出すネギ君、急いでるからって箒に乗って帰るのはどうかと思うぜ

 

「ふふふ、貴様には礼を言わねばならぬな。風邪が治るだけではなく魔力も幾分か回復しているじゃないか」

 

mjsk、俺なんの薬作ったんだろ?エリクサー?

 

「今なら貴様にも勝てるだろうな、どうだ?勝負するか?」

 

お?お?とちょっとウザったいくらいのテンションで絡んできたのでその勝負に乗る

でもねエヴァちゃん、別荘って呪いの効果が効かないから前回負けた時って全力だったってことだよね

現実で魔力が回復したからって別荘で何があるわけでもないんだよね・・・・・・

しかし敢えて言わない、彼女のあんな顔を見て言える訳もなかった

 

 

 

 

結果としては大人気なく『こおるせかい』まで使おうとしてきたので

『永遠と須臾を操る程度の能力』を使い自身の体感時間を変化させる。そうするとあら不思議、彼女の詠唱がとても遅く聞こえるじゃあーりませんか

その隙に近づいて『トンファー百烈脚』でダメージを与え吹き飛ばす

能力を『風を操る程度の能力』に変え、吹き飛ばしたエヴァちゃんの懐に一気に接近し

『デンプシートンファー』で追撃

もうボロボロになっているエヴァちゃん、申し訳ないけどこれって戦争なのよね

最後は前回と同じく『トンファー投げっぱなしジャーマン』で締め

いい汗かいたぜ・・・・・・

 

目覚める気配がないので、当初の目的は果たしたわけなので夕食を食べようと自室に戻る

スキマに入るとゆかりんが眠っていたので起こさないように注意しながら自室にスキマを繋ぎ

 

人のベッドですやすやと眠っているせっちゃんがいた、これはまだいい

しかし俺の炒飯はどこにいった。それなりの量があったはずなんだけど・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

せっちゃんのお話

 

急に女子寮監、私たちのクラスの副担任になったあの神楽悠斗とかいう男

副担任になっただけなら私もここまで拘る事は無かっただろう、しかし奴は木乃香お嬢様の隣の部屋に住むだけでは飽き足らず

夕食をご馳走になったりしているというではないか!

私は離れて見守っているだけで我慢しているというのに!

 

おっと落ち着こう、護衛はいつでも冷静でいなければならない

何度も彼とは話をしようと近づくがことごとく逃げられていた

怪しい、この上なく怪しい・・・・・・。黒だよ真っ黒と叫びたい衝動に駆られつつも、まずは話をしてみるべきじゃないかいと真名に窘められたのを思い出す

 

そして今日、ようやく彼と話をする機会が訪れた

訪れたのだが彼は私を部屋に引きずり込むと「炒飯でも食べて待ってろ!」と言い、謎の空間に入り消えてしまった

残された私を待っていたのは部屋中に広がる香ばしい炒飯の香り

グゥとお腹がなる、恥ずかしさで頬を赤く染めるが周りには誰もいない

 

(食べて待ってろって言ったし・・・・・・)

 

彼がそう言ったのだ、なら食べても問題はないだろう

知らない人の冷蔵庫を開けるのはさすがに気が引けたので一度自室に戻り飲み物を取って戻る

勝手についてきた真名も炒飯の誘惑には逆らえなかったのか、レンゲで一口・・・・・・

一口入れたあと数秒固まり・・・・・・、黙々と食べ始めた

どれと私も一口・・・・・・あ、これは止まらない

そう思うと同時に私達は炒飯を食べ続けた

レンゲを炒飯に突き刺し掬う レンゲを口に向けてスイッチ

レンゲを炒飯に突き刺し掬う レンゲを口に向けてスイッチ

レンゲを炒飯に突き刺し掬う レンゲを口に向けてスイッチ

レンゲを炒飯に突き刺し掬う レンゲを口に向けてスイッチ

 

―――ッハ!

 

私は一体何を・・・・・・

気がつくと皿に盛られていた炒飯は米粒一つ残すことなく消えていた

真名は満足そうに自室に戻っていったが私はそうも言っていられない、彼から話を聞かねばならぬのだ・・・・・・

満腹になったら眠くなってきた・・・・・・

うつらうつらと頭を揺らし・・・・・・眠気と戦うが・・・・・・

 

(・・・・・・無理)

 

そう思うと体が横に倒れるように傾き、誰かに支えられた

 

「まったく、悠斗は何をしているのかしら?こんな可愛い子をほうっておくなんて」

 

女性の声が聞こえる

 

「床に寝せておくのも・・・・・・いいわ、ベッドに運んであげましょう。藍」

 

彼女が誰かを呼んだ声が聞こえる、だがその誰かの声を聞く前に私の意識は沈んでいった



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八話 いざ決戦でしょ

焼き鳥といえばネギまと言ったな
私は皮派だ


せっちゃんに夕食の全てを平らげられて絶望に打ちひしがれているとゆかりんが現れた

曰く彼女がすべて食べたわけではないとのこと、それはいいんです

だがしかしだ、お前の口の横についているご飯粒はなんだと問いただしたところ、彼女は何も言わず引きこもりました

せめて料理の感想だけでもお願いします、そうしないと報われません

 

せっちゃんをどうするかと思い頭を悩ませていると、はらりと目の前に紙が一枚落ちてきた

「炒飯美味しかったわよ、またご馳走させてね 八雲紫

 PSベッドで眠っている彼女は部屋に戻しておきます」

 

ベッドを見ると既にせっちゃんの姿は無かった

ゆかりんめ、可愛いことしてくれるじゃないの

 

 

次の日、つまりエヴァちゃんとネギ君がぶつかり合う日・・・・・・なのだが

 

「ゆゆゆゆ悠斗さんどうしましょう、僕今から緊張してきました」

 

ネギ君は目に見えて緊張しすぎてやばい、本日は一時間目から彼が受け持つ授業なのでなんとか何時もどおりに戻ってもらうしかない

斜め四十五度の角度で打つべきか悩んでいると、保護者のアスナちゃんがやってきた

 

「ネギ、シャキっとしなさい!」

 

吹き出すところだった、今俺の脳内に農家の嫁いだアスナちゃんが育てている野菜、つまりはネギに一喝しているビジョンが浮かんだ

危ない危ない、二人に変な目で見られてるじゃないか。もう少し遅かったら確実に見捨てられていただろう

 

「でも、エヴァンジェリンさん何時もより調子が良さそうなんです、僕なんかで勝てるんでしょうか・・・・・・」

 

あれ?原作だとネギ君って『エヴァンジェリン討伐ミッション』ソロプレイじゃなかったっけ?アスナちゃんも参戦するの?

疑問に思っている間に話が終わっていたらしい、お兄さんおいてけぼりにしないでください

カモ?あぁいたねそんな奴

 

 

ネギSide

 

無事に果たし状も渡し、今日はエヴァンジェリンさんとの決戦の日

僕が勝てば何故エヴァンジェリンさんは吸血行為なんてことをしていたのか、そして父さんのことを離してもらえる

父さん・・・・・・

僕が三歳の頃、僕が住んでいた村は悪魔の大群に襲われた

挨拶をした人が、遊んだことがある友人が石にされていく

怖い怖い怖い怖い怖い

恐怖が心を蝕み、僕の前にも悪魔がやってきた

(あぁ、ぼくも石になるんだな)

幼かった僕でも次の瞬間石にされることはわかっていた

 

――しかしその時は一向に訪れなかった

 

一人の魔法使いが飛んでいた

彼が放つ魔法で悪魔は霧散していく

彼が放つ魔法で悪魔は撤退していく

圧倒的だった、そしてその魔法使いは僕に近づいてきて

ポンと頭を撫でてくれた

 

「すまねぇなネギ、父親らしいことできなくて・・・・・・」

 

――ドクンと、心臓が大きく跳ねたのがわかった

 

「と・・・・・・う・・・・・・さん?」

 

「そうだ、この杖をやろう。俺だと思って大事にしろよ?」

 

「とうさん!」

 

頭から手を離し、彼は空に消えていってしまう

嫌だ、置いていかないで

 

「とうさん!置いていかないでとうさん!」

 

何度も何度も、これが枯れる程叫んだがとうさんは戻ってこなかった

でもとうさんの姿は今でも鮮明に覚えている

正義の魔法使いに相応しい、そんな人だった

火が収まり、朝になり、石にされてしまった人達を見て僕は決意する

とうさんのような魔法使いになろう

正義の魔法使いになろうと

 

 

 

麻帆良での生活は最初こそ戸惑いばかりだったけどアスナさんや木乃香さん、それにクラスの皆さんの御陰ですぐに馴染めた

馴染めたのだけれど・・・・・・

 

「悠斗さん、あなたも魔法使いなんですか?」

 

神楽悠斗さん、長瀬さんと一緒に一晩過ごした森で出会った彼は一言でいえば不思議だった

詠唱をしていないのに魔法を使えたり、転移魔法とは違う別のナニカを使えたり

 

「ん、魔法使いなわけないじゃん。こんな傍若無人を地で行くような人間が」

 

ごもっともであるとは口には出さないけど、心では同意しておく

ならば貴方はなんなんですかと聞いたことがあった

 

「俺が何者か、それを語るには一日二日ではとてもじゃないが足りないね。まぁぶっちゃければ誰よりも一般人でありたいと願っていた人間だよ」

 

上手く誤魔化された気がする、彼は何時もこんな調子で過ごしている。そんな姿勢が少し羨ましい

生徒と教師ではなく、一人の人間として皆と触れ合える彼が羨ましい

魔法使いというルールに縛られない彼が羨ま・・・・・・、待て、今僕は何を考えていた?

魔法使いのルールに縛られていない彼を羨ましく思うことなんてないはずだ

なのに何故、何故こんなにも彼が眩しく見えてしまうのだろうか

すぐに頭の中から今考えたことを消すようにする

ただいつまで経ってもソレは消えず、僕の心に重く残った

 

 

 

 

 

 

悠斗Side

 

 

23時、停電が始まりネギ君とエヴァちゃんは互いに向かい合っていた

 

「よく逃げずに来たな坊や」

 

エヴァちゃんは余裕綽々といった感じだろう、一方のネギ君は少し落ち込んでいるように見える

 

「逃げません、僕は正義の魔法使いを目指す者として、生徒を傷つけたエヴァンジェリンさんを許すことはできません」

 

エヴァちゃんもネギ君の様子に気がついたのだろう、少しばかり眉根を寄せて・・・・・・不敵に笑った

 

「ククク、正義の魔法使い・・・・・・ね。それでどうする坊や?私を倒して何をさせたい?」

 

その質問にネギ君は答えない。いや、答える事ができない

彼もわかっているのかもしれない、エヴァちゃんを倒した所で彼にはどうにかする権利などないことを

 

「それでも、僕は正義の魔法使いになるために・・・・・・エヴァンジェリンさん。悪い魔法使いである貴方を倒させてもらいます」

 

そう言うと彼は愛用の、父親から渡された杖を構える

対してエヴァちゃんはつまらなそうに溜め息を吐きながらも構えた

 

互いに詠唱を開始し、エヴァちゃんは氷の矢を、ネギ君は風の矢を17矢放つ

ぶつかりあい相殺

何度も何度も繰り返す

時には氷と風が、時には闇と雷が

 

しかし実戦経験の差なのか、徐々にネギ君が押されていった

 

「ネギ!」「旦那ぁ!」

 

アスナちゃんとカモが叫ぶ

原作と違い彼女は仮契約はしているがネギ君に頼まれたのだ、手を出さないでくださいと

茶々丸さんも同じだ、彼女もただ手を出さず、自分のマスターを見ている

 

「ラス・テル・ラ・スキルマギステル!来れ雷精 風の精 雷を纏いて 吹きすさべ 南洋の嵐 雷の暴風!!」

 

「リク・ラク・ラ・ラック・ライラック!来たれ氷の精 闇の精 闇を従え 吹雪け 常夜の氷雪 闇の吹雪!!」

 

二つの強大な魔力がぶつかり合い、余波が僕たちのいるところにまで届く

 

一瞬の拮抗、しかしすぐにエヴァちゃんの魔法がネギ君の魔法を飲み込んでいく

 

「・・・・・・っく!うわぁああああああ」

 

エヴァちゃんの魔法に耐え切れず吹き飛ばされる

威力は少し相殺できていたのだろう、吹き飛ばされても意識はある

 

「期待はずれだったぞ坊や、奴の息子と言ってもこの程度か・・・・・・」

 

演技なんかではなく、本当に、心から落胆しているのがわかった

 

「答えろ坊や、何故手を抜いたり何かした」

 

ビクンとネギ君が驚き跳ねる、アスナちゃんとカモも驚いていた

 

「エヴァちゃん、ネギが手を抜いたっていうのは本当なの?」

 

「当然だ、今の私は結界こそ解けているが完全に魔力が戻っているわけではない。魔力量では坊やの方が多いんだ、現状なら私が負ける可能性だってあったんだ」

 

ギリッっと強く歯を噛み締める

闇の福音のプライドが手加減なんてことを許すはずもない

 

「もう一度聞くぞ坊や、どうして手を抜いた」

 

俯くだけだったネギ君が答える

 

「僕にもわからなくなったんです、正義の魔法使いって何なんだろうって・・・・・・」

 

ポツリポツリと本音が溢れる

 

「エヴァンジェリンさんの夢を見たとき、貴方は本当に楽しそうでした」

「呪いをかけられて学園から出れなくなっても父さんが来てくれると信じている貴方はとても眩しかった」

「最近のエヴァンジェリンさんも楽しそうでした、夢の中で見たあの時のように」

「そんな、楽しそうにしているエヴァンジェリンさんを、僕なんかがどうにかする権利なんてないんです」

「僕が目指した正義の魔法使いは、なんだったのか・・・・・・」

「そんな考えを持った時、悠斗さんが眩しく見えたんです」

「魔法使いのルールなんかに縛られることなく、自由に過ごすあなたが」

「羨ましいと思いました、エヴァンジェリンさんとも普通に会話できるあなたが、魔法使いではないあなたが」

「教えてください・・・・・・僕は正義の魔法使いを目指してどうすればいいんでしょうか・・・・・・っ」

 

最後の方は嗚咽だった、言葉を聞き取る事ができず、聞こえたのは鳴き声だけ

頭を抱えた、まさか彼に俺がそんな風に見えていたとは

誰も答えない、ネギ君の言葉に答えない

しかし俺は答えなければいけない、彼に違う光を与えた人物として

 

「あー、ネギ君。君は最初なんで正義の魔法使いになろうとしたんだい?」

 

「僕が正義の魔法使いを目指す切欠になったのは、僕の住んでいた村が悪魔に襲われた事が切欠です」

 

彼は己の過去を語りだす、六年前のあの日、何があったのかを

 

「そんな父さんの姿を見て、石にされてしまった人達を見て、僕は正義の魔法使いになろうと思いました」

 

ふむ・・・・・・

 

「さっぱりわからん」

 

「「「「!?」」」」

 

「ネギ君はさ、正義の魔法使いになって石にされてしまった人達を助けたい、行方不明の父親を探し出したい。これが目的なんだよね」

 

「そうです、僕は父さんを見つけたい。石になった人たちを助けたい」

 

「本当に?」

 

「こんな時に嘘なんてついてどうするんですか!」

 

叫ぶ、しかし俺は気にせずに話し続ける

 

「確かにその二つも重要かもしれないけど、あと一つ忘れてるんじゃない?」

 

あと一つ、そのひとつが問題なのかもしれない




さてシリアス始めてみましたが
書いてる最中に何度もやり直しを入れなんとかできました
これはおかしいんじゃねってとこがあると思いますけど暖かい目で見守ってください


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九話 終わりよければすべてよしでしょ

「ネギ君、君は復讐したいんじゃないのかな?」

 

復讐、この単語を聞いたとき僅かだが彼の瞳は揺れた

 

「村を壊滅させて、村人を、親しい人に近かった人を石にした悪魔に復讐したかったんじゃないの?」

 

ネギ君の心にある深い深い闇、それを彼が自覚しなければ、もしかしたら彼はここで壊れてしまうかもしれない

 

「僕は、僕は復讐なんて・・・・・・っ!」

 

「それじゃあ君が覚えている上位古代語呪文は何のためにあるんだろうね」

 

確実に、彼に瞳に動揺が走った

本来はネギ君しか知らないはずの情報、それを俺というイレギュラーが知っているのだ

 

「違う!僕は、僕は復讐なんて!」

 

違う、違う、違う

彼は何度も叫ぶ、いつの間にかエヴァちゃんやアスナちゃんも喋らなくなっていた

 

ドクンと心臓が跳ねた音が聞こえた

ドクン、ドクン、ドクン

そして

 

―――バキン

 

闇が広がった

 

 

 

 

 

 

ネギSide

 

 

違う違う違う

僕は復讐をしようなんて思っていない

僕は正義の魔法使いになるために魔法を覚えたんだ、石にされた人たちを戻すために魔法を練習したんだ

思い出されるのは6年前の過去、一心不乱に魔法について勉強し、村の人達を助けるために学んだ魔法

・・・・・・ならこの魔法はなんだ?その記憶の中にあった一つの魔法

上位古代語呪文、本来は封印することでしか対処できない高位の魔族を完全に滅ぼす事ができるその魔法

なぜ僕はこんな魔法を覚えているんだろう

 

―――復讐のためだろ

 

声に反応し振り返ると、そこには黒に染まった僕がいた

 

お前は正義の魔法使いなんて本当はどうでもいいんだ

お前の本当の目的は村を滅ぼした奴らの復讐

父親も本当は憎いんだろう?

何故僕を置いていくの?何故僕を一人にするの?

 

黒いネギが一方的に話し出す

 

やめろやめろやめろやめろ!

 

声にはならず、心の中で叫ぶ

当然それは届く訳もなく

 

本当はエヴァンジェリンなんてどうでも良かったんだろう?

お前は復讐しか考えていない

 

やめてよ・・・・・・やめてよ・・・・・・!

 

お前は本当は正義の魔法使いになんてなりたくないんだ

認めろよ、俺が本当のお前だ!

 

「やめろおおおおおおおおおお!!!」

 

叫び声を上げると同時に、視界が反転した

 

 

 

 

 

悠斗Side

 

ネギ君の体から黒い魔力が溢れ出る

 

「闇の魔法かな?」

 

「――っ!貴様それをどこで!?」

 

エヴァの質問に答える変わりに彼女を跳ね飛ばす

先程まで彼女がいた場所にネギの、闇に飲まれたネギの腕があった

ハラリとエヴァの髪が宙を舞う

 

「GaaaaaaaaAaaaaaaaaaaaaaa!!!」

 

ただ叫んだそれは魔力を帯び、周囲に被害をもたらす、地面は割れ、街灯は破裂する

アスナとカモがここにいては危険だと判断し、俺はスキマを開き紫に彼女たちを預かってもらう

 

「手伝ってあげましょうか悠斗?」

 

「嬉しい提案だけどこれはここの世界の問題だ、紫がすることなんてないよ」

 

スキマに茶々丸、アスナ、カモを放り込み、ネギと対峙する

 

「エヴァ、お前には付き合ってもらうぞ」

 

「断りたいところだがこのまま坊やを放っておいては何があるかわからんしな、仕方があるまい」

 

「ありがとさん、来るぞ!」

 

俺が叫ぶと同時にネギも動き出した、そう認識したと同時に既にネギは俺の目の前にいた

 

(早すぎるっしょ!)

 

回避力判断力筋力を限界まで、ネギの放った拳が俺に当たる直前になんとか後ろに下がる

着地を襲うようにネギから本来の彼の属性ではいない炎の矢が101矢放たれる

しかしそれは俺にあたることなくエヴァの氷の楯によって防がれる

ぶつかり、爆発。周りは蒸気に包まれて視界が塞がれる

種族人間の俺としては視界が塞がれている状況というのは非常にまずい

『風を操る程度の能力で』まとわりつく蒸気を吹き飛ばし、そこにはネギがいなかった

 

「悠斗!上だ!」

 

エヴァに叫ばれ上を見ると

 

「嘘だろ」

 

ポツリとそんな言葉が出た

ネギの魔力量はそれだけで考えれば世界でもトップクラスだ、普段のネギならその魔力を使いこなすことはできないのだが

 

「暴走状態じゃそんな訳もないか!」

 

今のネギは自身の闇に飲まれている、この状態なら自身の膨大な魔力を使いこなすことができてしまう

そして今の状態が

 

「千の雷か」

 

使いこなした結果がこれだ、ネギが覚えている唯一の上位古代語呪文『千の雷』本来大軍用の広範囲攻撃であるソレが今俺とエヴァの二人に対して向けられている

エヴァを見ると少し汗が出ている、嫌な予感がする、その予感が当たってしまったのだろうか

周囲を照らす人工的な明かり、電力が復旧したのだ

 

「きゃん!」

 

バチンという音とともにエヴァが崩れ落ちる、結界が起動したことによって魔力が封印されてしまったのだろう

そうなれば彼女はただの幼い少女だ、スキマを開きエヴァも紫に預ける

預けている間ネギは動かなかった

自我が残っているのかもしれない、ならば打開策はある

その為にも―――

 

「こいよネギお前の全力をぶつけてこい」

 

―――俺は受け止めなければならない

 

 

 

 

 

「GaaaaaAaaaaaa!!!」

 

鼓膜が割れそうな叫び声とともにネギが腕を振り下ろす

そして、放たれた

 

(避けるな、防ぐな、受け止めることだけ考えろ!)

 

それを壊すでもなく、防ぐでもなく、受ける

能力を発動

 

発動と同時に俺の視界は白に染まった

 

 

 

 

 

ネギSide

 

 

やってしまった

取り返しのつかないことを

僕が未熟なせいで

また守れなかった!

僕が弱いから!

僕に力がなかったから!

 

そうだよ俺は力が無かった

でも今は違うだろ?

俺には力がある

復讐を果たすための力が!

父親を倒すための力が!

 

どうして父さんを倒すの?

 

俺を捨てて行ったんだ、倒して当然だろ?

 

当然・・・・・・

 

何を悩んでるネギ、お前はもう戻れないんだ

人を殺したんだ

 

そうだ、僕はもう、戻れな―――

 

「―――簡単に諦めてんじゃねぇぞ糞餓鬼ィ!!」

 

 

 

 

 

悠斗Side

 

熱い、熱い、熱い!

妹紅ったら、ぐーやとの殺し合いで毎回こんな思いしてんのか、よく精神が持つな・・・・・・

千の雷に飲み込まれつ前に発動した能力は『老いる事も死ぬ事も無い程度の能力』

飲み込まれ、体が雷に焼かれていく先から再生を初めていくもんだから熱いの何の

だが、ちゃんと生きてる

魔法に飲み込まれた時にネギの声が聞こえた

力がない?ふざけんな!

守れない?ふざけんな!

俺は知ってんだよ、お前がこれから成長していくことも!

世界を守ることも、強くなることも!

例えこの感情が俺の身勝手で自己満足な感情だとしても、これだけは言わせてもらうぞ糞餓鬼

 

「未来まで諦めてんじゃねぇぞ!」

 

俺は知ってる、お前の未来は明るいってことを、未来のお前は精神も強くなってるってことを、守るべきものを守れてるってことを!

 

「それでも挫けるようだったら周りを頼れ!お前はまだ餓鬼なんだぞ!」

 

一歩一歩近づき、射程内に入る。右手を力強く握り

 

「大人を頼れこのばかやろう!」

 

思い切りネギの顔を殴り飛ばした

それにより生まれた大きな隙

 

「紫ぃ!」

 

「はいはい、いってらっしゃいお嬢さん」

 

紫が開いたスキマからアスナが『ハマノツルギ』を振りかぶりながら落下してくる

 

「いい加減、目を覚ましなさい!この、馬鹿ネギぃ!!」

 

振り下ろされたハリセンはネギにあたり、闇の魔法は消滅した

 

 

 

 

 

 

 

 

ネギSide

 

目を開けるとそこには皆がいた

エヴァンジェリンさん茶々丸さん、アスナさんにカモ君、そして悠斗さん

 

「やっと目を覚ましたわね馬鹿ネギ」

 

笑いながら頭を撫でてくれるアスナさん

 

「まったく、闇に飲まれるなんてまだまだ坊やは未熟だな」

 

「心配なら心配と仰ればいいのに」

 

「何か言ったか茶々丸!」

 

そっぽを向きながらも僕を心配するように見てくれるエヴァンジェリンさんに茶々丸さん

 

「兄貴・・・・・・」

 

「大丈夫だよカモ君」

 

そう、復讐をしようと魔法を勉強した僕も、正義の魔法使いになろうと魔法を勉強した僕も、どちらも僕だ

なら認めよう、僕の心にある深い闇を、飲み込まれることの無いようにに受け入れよう

 

「君は僕で僕は君だ」

 

そう呟くと、憑き物が落ちたといえばいいのだろうか?そんな感覚に包まれた

 

 

 

 

 

悠斗Side

 

「んで、この惨状をどうするかだが・・・・・・」

 

辺りを見渡すと鉄が溶けたり、地面が抉れたりと荒れ放題だった

 

「どうしましょうか・・・・・・」

 

選択肢は三つ

1、知らぬ存ぜぬ

2、学園長にすべて打ち明ける

3、自力で何とかする

 

「1はやばい、確実にやばい」

 

「どうしてですかい悠斗の旦那」

 

アスナちゃんとカモが何故と言わんばかりに顔を傾げている

それに対し俺は上を見ろと指を上に指す

アスナちゃんとカモが視線を上に移すと・・・・・・固まった

 

「一部始終見られてたってわけよ」

 

「そういうことじゃの」

 

学園長がそこにはいた

 

「大変じゃったぞい、急に魔獣のような叫び声が聞こえたと思ったら悠斗君やエヴァはネギ君だと言うし」

 

生徒たちが起きないようにするのが大変じゃったわいと愚痴る学園長、さーせんした

 

「まぁよいわい、今日は皆疲れたじゃろう。部屋に戻って休むがよい」

 

そう言われて俺達は素直にその提案に従い、部屋に戻って休息を取った




シリアス・・・・・・
多分シリアス・・・・・・
次回からは適当に日常を書いて修学旅行に旅立たせます


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十話 休日はのんびり過ごすものでしょ ちょっとした番外編

今更ですがこの作品はなかなかにカオスな物にする予定です



ネギ×エヴァ・・・・・・間違えた

ネギVSエヴァ、桜通りの吸血鬼事件も無事に?終わり今日は休日

学園長にお呼ばれされたので学園長室に向かい、俺の能力について説明して欲しいとのことだったが

『境界を操る程度の能力』で学園長の俺に対する疑念をズラし、自身の説得力を上げてごまかす

正直能力がバレても特に何があるわけでもないと思うが念の為、だからといって能力の使用を控えたりすることはないけどな!

 

そんなちょっとした事も終わりさて休日

何をして過ごすか考え、考え、・・・・・・何をしようか

麻帆良で副担任と夜間警備の仕事をしているわけだが、まだ給料日には程遠く

学園長に給料の前借りをして今の手持ちは10諭吉

買い物に出るのもありかなと思い、思い立ったら即行動

着替えは特にする必用もなし、財布に携帯を持ちいざ出陣!

 

 

 

 

たまにはスキマを使わないで歩いて見るのもいいなと思い徒歩で行くことに

・・・・・・しかし麻帆良本当にでっけぇ、かれこれ歩いて20分程経っているが駅が近づいている様子はない

それでものんびり行こうと決めたのだ。テクテクと歩いていると出店を発見

たい焼きか、よっしゃ食うべ食うべ

ラインナップは定番の粒あんに始まりクリームに抹茶、それにチーズに・・・・・・チーズ?カレー、カレー!?

ジャーマンポテトに・・・・・・、プリン。もう何も言うまい

悩む、悩む。取り敢えず定番の粒あんは決まりだが、プリンとかカレーをかすっごい気になる

だがもしこれではずれだったらと思うと・・・・・・、いや、失敗を恐れていては人類は先に進めないのだよ!

 

「すいません、粒あんとプリンとカレーを一つずつください」

 

頼んじまったぜ・・・・・・

 

 

 

商品を受け取り近くのベンチに腰掛ける

片手には自販機で買ったペットボトルタイプのお茶も準備してある

まずは・・・・・・カレーにしようか・・・・・・

少々かぶりつくのを躊躇ってしまったので半分に割る

うん、中身カレーだな。カレーパンの中身だな

そして一口パクリ・・・・・・まぁ可もなく不可もなくというか・・・・・・

これはカレーパンだと自分に言い聞かせ半分食べ終える、と

 

「随分と美味しそうな物を食べているのね」

 

スキマから手が伸びて来て持って行かれた

 

「ゆかりんせめて一言言ってから持って行ってよ」

 

「別にいいじゃない、減るものじゃないし」

 

減ってるから

 

「それにこの前手を貸してあげたでしょ?それのお礼だと思えば安いものよ」

 

そう言われてしまえばこちらは何も言えない

スキマから出てきて俺の隣に腰掛ける、腰掛けるのはいいんだがすっごい人目を集めてる

それはそうだろう、ゆかりん何げにものすっごい美人さんなのだ

それに彼女の服装もすっごい、紫色のネグリジェといえばいいのだろうか、そんな服装の美人さんがベンチに腰掛けたい焼きを食べている

 

「すっごいシュール・・・・・・」

 

そりゃ注目されるわなと、今度はプリン味を半分に割り食べ始める、もう半分はゆかりんにパス

 

「プリンね・・・・・・」「プリンだな・・・・・・」

 

プリン、この一言に尽きる

ま、まぁこれを好む人もいるのだろう。いなければそもそもメニューに載ってすらいないと思うし・・・・・・

プリンも食べ終わり最後の粒あんも分け合う。うん、よかった。粒あん最後に取っておいてよかった

 

「ふぅ、外の食べ物もなかなか良いものね。霊夢にも買っていってあげようかしら」

 

チラッチラッ

 

「藍と橙にも買って行こうかなー」

 

チラッチラッ

 

えぇいうっとおしい、買って欲しいなら素直にいえばいいものを・・・・・・

しかしここで男の甲斐性を見せずにいつ見せるというのか、再び屋台のおっちゃんに粒あんとクリーム、それに抹茶をそれぞれ5個包んでもらう

 

「持って行きなさいお嬢さん、私の気が変わる前に・・・・・・」

 

「ありがとうございます、名前も知らない親切なお人。いつか、いつか必ずお礼を・・・・・・」

 

などと軽い冗談も交えてたい焼きを渡す、橙の喜ぶ顔が目に浮かぶぜ・・・・・・!

 

 

 

 

たい焼きを食べ終え、すぐにゆかりんは幻想郷に戻っていった

さて俺はどうするかと再び思案、あぁそうだ買い物しようと街まで出かけようとしたんだった

さて歩くか・・・・・・・と思ったが駅までどれくらいあるのか把握しておらず、時間がかかりそうなのでスキマOPEN

空間がクパァと割れ、その間からは無数の目がこちらを見ている

だからなんだとその視線も意に介さずにINして・・・・・・

 

「あっというまにはい到着」

 

スキマ本当に万能である

さすがに人通りのある場所でスキマから出るわけにもいかずに路地裏に出たのだが

 

「なぁにこれ・・・・・・」

 

左上に緑色のバーが見える、それもどこかで見た記憶があるものだ

果てどこで見たものかと考える・・・・・・あ

 

「SAOやん」

 

そーどーであーとなおんらいん、そのHPバーだと気づき焦る

いやいやいやいや、スキマどこにでも繋がるとは思ってたけどゲームの中に繋がるのは予想外じゃよ

どないしましょ、明日も幸い休みだしちょっとSAOを遊んで見るのもありかなぁと思い滞在を決意

そして目の前にあるラーメン屋、これも見覚えがある。キリトさんと正妻さんが食べに来たラーメン的な何かのお店じゃないか

一瞬入ろうかと思ったが先程たい焼きを食べたことを思いだし断念

 

 

イレギュラーとしてSAOにINしたわけなので茅場さんを困らせるのもあれかなと思いスキマを開く

 

「こにゃにゃちわー」

 

出口はもちろん茅場明彦さんことヒースクリフのお部屋

最初こそは戸惑っていたがさすが茅場さん、すぐに冷静になって挨拶を返してくれるほどである

 

「こんにちわ、さて君はどうやってこの世界に入り込んだんだい?ハッキングとかそういうものじゃないね・・・・・・」

 

―――オリ主説明中

 

 

 

「なるほど、実に興味深いね」

 

簡単に説明を終わらせ、自分がこの世界にいてもいいのかと訪ねるとあっさりとOKをもらえた

曰く――2日しかいないんだったら私の計画に支障が出るものでもないし、そんなに引っ掻き回さないなら問題ない

とのこと、これが大人の余裕ってやつですねわかります

 

 

ある意味この世界の神様に了承を得たので現段階で最高層の七十四層に行ってみる

道中色んなモンスターとエンカウントしそうになったがそこは便利な我が能力

相手の判断力と認識力を下げて下げて自身の存在力を下げて下げて・・・・・・

そうするとあら不思議、見つからないのだ

これラグーラビットも倒せるんじゃねと思いながら歩くと、第一プレイヤー発見

まぁキリトさんがここにいると原作知識が囁いたので発見も何もないのだが

よくよく見るとそこにはキリトさんだけでなく正妻さんやバンダナさん、それにバンダナギルドのメンバーもいる

あらら、これってもしかして・・・・・・?と思いキリトさん達の更に奥、視力を上げて覗いて見るといました

 

《TheGleameyes》

 

ボス部屋でしたかそうですか

ボス部屋かーどうするかなーと考えたら正妻さんが叫び声と共に突っ込んでいった

すげぇ!あの体制なのにパンツ見えねぇ!どういうことだおい!

やばい俺もちょっと混ざりたくなってきたよ・・・・・・

スキマを開き茅場さんにちょっとコンタクト

 

「少しだけ、少しだけでいいから参戦してもいいかな!」

 

「ふむ、少し待ちたまえ」

 

そう言うと片手で空中のカタカタとキーボードを叩くように動かす

 

「これでいいだろう、七十四層でも死なない程度のレベルとスキルを与えておいた」

 

「ありがとう茅場さんお礼にこれを上げる!」

 

さすが茅場さんいい仕事してるぜ!そう言いながらお礼にと先程ゆかりんのとは別に自分用に買っておいたたい焼きを一つ差し上げる

現実の物体をプログラム世界に持ち込むなんて・・・・・・と少し唖然としていた様子だがたい焼きを食べて少し和んでいた

まぁいい、これで俺も参戦するお!と意気込みいざボス部屋に・・・・・・

 

『ゴアアアアァァァァァアアアアア!』

 

絶叫と共にボスが膨大な青い欠片となって爆散していったのが見えた・・・・・・まじふぁっきん

 



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十一話 ちょっとした番外編でしょ その2

キリトさんがボスを倒したので俺の出番は当然の用になく

さてこれからどうするかなと思い悩んでいたところに正妻さんに声を掛けられた

 

「貴方は一体何者ですか!」

 

どうしてそんな敵意剥き出しなんですかぁ・・・・・・

 

 

 

アスナSide

 

キリト君が七十四層のボス《TheGleameyes》に一人で立ち向かっていった時、私の体から血の気が引いた

なんて無謀な!そう思い私ももう一度戦線に立とうと思い・・・・・・気がついた

彼の、普段は片手剣を使い盾も持たずに空いていた片手に、剣が握られているのを

二刀を自由自在に操り、瞬く間にボスをHPを削っていく

 

「すごい・・・・・・」

 

無意識のうちに呟いていた、それほどまでに今の彼の動きは人を惹きつける

クラインさんもきっとただひたすら彼の動きを見ているのだろう、一向に動く気配がない

 

「・・・・・・ぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!」

 

雄叫びとともに放たれた、数えた感じでは16連撃の最後の一撃がグリームアイズの胸の中央に突き刺さり

 

「ゴァァアアアアアアアアア!」

 

絶叫とともに膨大な青の欠片となり、グリームアイズは爆散した

やった!そう声に出そうと思った時、キリト君が地面に倒れ込んだ!

見ればHPゲージがレッドゾーンに達しているではないか

急ぎ私は彼の元に駆けつけポーションを飲ませる

 

「キリト君!キリト君!」

 

必死に叫ぶ、叫び続ける!お願い目を覚まして!

何度も何度も叫んでいるうちに――ジャリ、と誰かの足音が聞こえた

クラインさんたちではない、彼らは私たちの周りにいる

では誰?私は最大の警戒とともにレイピアをその人物に向かって突きつけた

 

「貴方は一体何者ですか!」

 

声を掛けられた・・・・・・見た目まだ成人していないように見えるその男性は、何故私がこんなに警戒しているのかわからない。

そういった顔をしていた

一体なんの目的でボス討伐直後に現れたのか、もしかしたらPKが狙いなのでは?

そう思うと私は一瞬も油断はできない

未だレイピアの切っ先は謎の人物に向けて睨みつける

 

彼は肩をすくめるとこちらに向かって手を伸ばした

何をするつもりなの?その疑問を口に出そうとした時

 

「・・・・・・・・・っう・・・・・・」

 

気を失っていたはずの彼が目を覚ました

(回復が早すぎる!)

回復ポーションは飲んでもすぐに体力が回復するわけではない、時間をかけて徐々に徐々に回復していくのだ

それにもかかわらずキリト君のHPゲージはもう緑、それもMAXまで回復していった

 

「あーうー、キリトさん起きた?」

 

声を掛けられる、いつの間にこんな近くまで!?見れば私の手に握られていたはずのレイピアも彼が持っているではないか

どうする、替えのレイピアを取り出すまでこの人は何もせずにいてくれるのだろうか・・・・・・

チラリとクラインさんの方に目を向けるが彼らも武器を取られていた

 

「・・・・・・アスナ?」

 

完全に意識を取り戻したキリト君が目で問いかける、何が起きていると?

 

「えーとだね、そのなんていうか・・・・・・キリトさん大丈夫なんだよね?」

 

「え、あぁHPももうMAXまで戻ってるし元気といえば元気だけど・・・・・・」

 

「あぁ良かったまじよかった・・・・・・、原作ブレイクするかと思ったわ・・・・・・」

 

原作?彼は何を言っているの?そんな彼と普通に会話するキリト君に唖然としながらも

 

「キリト君・・・・・・知り合い?」

 

私は問いかける

 

「いや知らない」

 

クラインさんがずっこけた

 

「てめぇ普通に会話してるから知り合いかと思ったじゃねぇか!」

 

「いやこの人敵意なさそうだし、大丈夫かなーって・・・・・・」

 

そんな理由で・・・・・・、いや、彼は元々こんな人だった

彼がそう思うなら敵意はないのだろう、私は警戒心を時再度同じ質問を問いかける

 

「貴方は一体何者なんですか?何が目的でここまで来たんですか?」

 

「ただの旅人?目的は俺もボス討伐したかったから!」

 

何故疑問形なのだろう?それに旅人って・・・・・・

改めて彼を見る・・・・・・え?

彼の来ている服、本来ならこのアインクラッドには存在しない現実世界にある服を着ていた

それにキリト君も気づいたのか背中に収めていた剣を抜こうと――

 

「お願いだからすぐに剣を向けないでください、俺の胃がそろそろ危うい」

 

――彼に取られていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悠斗Side

 

 

「んじゃ何か?アンタはそもそもプレイヤーですらないってか?」

 

バンダナさんが最もな疑問をぶつけてくる

現在それぞれの武器を返品し、俺についてのお話会が始まった

 

「んむ、だってアインクラッドでこんな服装してる人いないでしょ?」

 

ジーンズに上はTシャツに羽織ものを来ているだけのシンプルな格好、それに対しSAO組の格好はいかにもな服装

 

「悠斗さん・・・・・・だっけ?それならアンタはどうやってここにきたんだ?」

 

「んっとね、同じ話を茅場さんにもしたんだけどね・・・・・・・」

 

――再び説明中

 

「ありえない・・・・・・って決め付けるのは駄目だな。現に悠斗さんがここにいるのが証明だ」

 

キリトさんは頭の回転が速いのか、案外すんなり納得してくれた。まぁばらしちゃうと説得力上げてちょっと強引だけど納得してもらった

 

「ちょーっと待て、今アンタ茅場って言ったよな?アイツこの世界にいんのか?!」

 

バンダナさんが質問してくるが

 

「言ってない言ってない」

 

今度も説得力を上げて誤魔化す、茅場さんの存在をばらすのはアレだしね

バンダナさんは渋々といった感じだが納得したようだ。聞き間違えたのかなぁ・・・・・・とか言ってるが気にしない

しかし二年間もこんな生活か、ストレスでよく禿げないな

ふと、俺の頭の中にある事が浮かんだ

 

「所で話は変わりますが、皆現実に戻ったら何食べたい?」

 

ちなみに俺は今ラーメンが食べたい

 

「俺はそうだな、ちゃんとしたラーメンが食べたい」

 

「私も同じね、あのお店のラーメンみたいな何かじゃなくて、インスタントでもいいから・・・・・・」

 

キリトさんと正妻さんがものすごい切実に答えてくれる、そんなに美味しくなかったのかあのお店・・・・・・

 

「俺ぁピザだな!このゲームが始まる前にピザの宅配を頼んでおいたんだけどよぉ、ログアウトできなくて食べ損ねちまってよぉ」

 

「あぁそんなのもあったな、あの頃は俺がお前に指南してたんだっけ」

 

もう2年か、とキリトさんが昔を思い出すように空を見上げる

よろしい、ならばそんな君たちにご褒美をあげようじゃないか!

 

「ゆっかり~ん」

 

「は~い、ご注文の品はこちらになりまーす」

 

空間がクパァと割れそこからラーメンの丼と宅配ピザが数枚渡される、紫さん準備良すぎて惚れる

地面にシートを敷き、そこに渡された物を並べていく

突然現れたゆかりんに皆警戒を抱いていたが、並べられていく物を見てからは様子が変わった

 

「醤油に味噌に塩にとんこつ、ピザはシーフードに照り焼きとか定番どころを色々!」

 

渡された物を確認ついでに喋っていくが・・・・・・反応がない、固まっている

 

「「「「「「・・・・・・え?」」」」」」

 

「え?」

 

「え?じゃないだろ!どうしたんだこれ!というかさっきの人だれ!?それにこれ本物なのか!?」

 

キリトさんから怒涛の質問攻めにあう・・・・・・がしかし

 

「キリト・・・・・・」

 

「なんだクライン、今大事な質問を・・・・・・何食べてんの!?」

 

バンダナさんはピザに触れて本物だと分かるや否やものすごいスピードで食べ始めた

 

「だってよぉ!(モグモグ)目の前にこんな(モグモグ)並べられたら(ゴクゴク)プハァ!食べるしかねぇだろ!」

 

食べながら飲みながら、お願いだから喋るかどちらかにしてください

 

「え、食べてるってことは・・・・・・本物なのか?」

 

恐る恐るといった形でキリトさんもラーメンに手を伸ばす。あ、箸はこちらです

麺を掴み・・・・・・いざ一口・・・・・・

 

「キリト君?」

 

正妻さんもバンダナさんがピザを食べ始め、安全性を確認したあとにちゃっかり食べ始めています

そんな正妻さんの隣に位置するキリトさんの動きが止まった・・・・・・ゴトンと丼を下ろす

うぇ!?中身ないんですけど!!

そこからは地獄絵図・・・・・・というわけでもないけど壮絶だった

バンダナさんのギルドメンバーも我さきにとピザに手を伸ばし、キリトさんもモグモグと食べている

 

――皆食事中

 

 

「満足した?」

 

「「「「「「大満足です」」」」」」

 

ゲプゥと少し下品な音が聞こえて来た気がするがこの際よしとしよう

並べられた料理はすっかりなくなり、皆満足した顔でお腹をさすってる。正妻さんがさするとお腹の子が・・・・・・的に見えてやヴぁい

 

「悠斗さん、これどうやって取り出したの?」

 

ごもっともである

 

「こうやって」

 

論より証拠と言わんばかりにスキマを開く、先程も見せたはずだが空間が割れるというのは慣れないものなのね、皆驚いてます

 

「この中が別のところに繋がっていて、そこから取り出した」

 

キリトさんだけでなく、いつの間にか話を聞いていた皆も唖然としている

 

「もしかして、それを使えば現実に戻れるのか?」

 

ギルドメンバーのその質問に皆が緊張したのがわかる、すっごう空気ピリピリしてるもん

 

「残念だけどそれは無理、俺は実体だけどキリトさん達はナーヴギアによって切り取られた精神体とでも言えばいいのかな?

その精神体だけを現実に出しても勝手に体に戻ってくれるわけでもないし、最悪の可能性そのまま霧散することもありえる」

 

希望を潰すようで申し訳なかったがこればかりはどうしようもない

 

「まぁ安心したまえ、こんな摩訶不思議超常現象を引き起こす俺が保証しよう。今ここにいる君たちはきっと現実に戻れる」

 

ごめんなさい、原作知識あるので未来わかってるんです・・・・・・

そう言うと、皆苦笑し食事のお礼を言ってきた

 

「もしまた俺がこっちに来ることがあればご馳走するよ」

 

「まじか!じゃあ次は焼肉が食いたい!」

 

バンダナさんの遠慮のない発言に皆が笑い出す

ん?焼肉?

 

「そういえばこんなのあったな」

 

取り出すはラグーラビットの肉、皆が食事に夢中になっている間ラグーラビットを見つけたので倒してみたら見事入手

 

「それS級素材ですよ・・・・・・?」

 

正妻さんが頬を引きつらせながら言う

 

「俺が持ってても意味ないしね、キリトさん達は食べたことありそうだからバンダナさんに上げよう」

 

そう言いバンダナさんに渡すと泣いて喜ばれた

そこまで嬉しいのか・・・・・・

 

バンダナさんが泣き止むのをまち、スキマを開く。2日いるって茅場さんに言ったけどここままいたら原作ブレイクしそうで怖い

皆いい人だもんなー

 

「それっじゃ俺はここらで帰るよ、皆元気にレベル上げしろよ!」

 

皆から別れの声を背にスキマに入る、今度こそ買い物をしに行かなければ・・・・・・!



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十二話 中学時代の修学旅行先は東京でした(作者 ネギまでは京都でしょ

個人的には京都が良かったんですよね修学旅行
東京は人ゴミが苦手な私としてはどうも・・・・・・


寮に住む人たちには門限というものが存在する

夜の10時以降は基本的に寮外に出ることは禁止されている

それは当然寮に住んでいる寮監にも適応されるわけで

 

「くっそくっそ・・・・・・なんで夜中なんだよ・・・・・・っ」

 

SAOをほんのちょっと楽しんできて、帰ってきたらあら不思議、外は真っ暗じゃあーりませんか

なんでや!なんでもう夜中なんや!

どうやら思っていたよりもSAOで時間を食っていたようで、こちらに戻ってきた頃にはどっぷりと日が暮れていたと・・・・・・

 

「明日こそ・・・・・・っ、明日こそ買い物に行かねば・・・・・・」

 

これでもしも明日も買い物出来なければ俺は修学旅行の準備をまともにできない大人(笑)になってしまう

いかん、それだけは避けねばなるまい

 

「そうと決まれば俺は寝る!」

 

そう意気込みベッドに飛び込み布団を頭から被り

 

――ピンポーン

 

聞こえなかった、俺の耳には何も聞こえなかった

 

――ピンポーン・・・・・・ピンポーン

 

聞きたくない、聞きたくない!俺はもう寝るんだ、放っておいてくれ!

そんな俺の魂の叫びが聞こえるはずもなく

 

――ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピンポピピピピピピピピピピ

  ピンポピピピピピピピピピピピンポピピピピピピピピピピピンポピピピピピピ

  ピンポピピピピピピピピピピピンポピピピピピピピピピピピンポピピピピピピ

  ピンポピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピンピンピンポーン

 

ビートを刻みながら鳴らされたチャイムに俺はひれ伏すしかなかった・・・・・・

 

 

 

 

 

「なんやねんほんま、ありえへんやろ・・・・・・。自分なんなん?今何時やと思ってるん?」

 

ひたすらに、ただ我武者羅にチャイムを鳴らし続けていたのはまさかのタカミチ、予想外の人物すぎて俺の口調までおかしくなったじゃないか

 

「俺もうマジで睡眠5秒前だったんだけど・・・・・・、もう帰れよ!寝させてよ!」

 

タカミチには申し訳ないが明日の買い物のためにも用事なんて無視して――

 

「すまないね、と言いたい所だけど仕事だよ」

 

「――話を聞こう」

 

金の話なら別だ、待ってろ今お茶をだす

 

 

 

 

 

急須とか茶葉とかそんな大層なものがあるわけもなく、冷蔵庫にしまってあった麦茶をコップに注ぎ渡す

 

「ありがとう、ちょうど喉が渇いていたんだ」

 

タカミチはコップを手に取ると一気に飲み干す、本当に喉渇いてたんですね社交辞令とかそんなんじゃなくて

 

「さて、仕事の話なんだけど」

 

「どうせいつものとこでしょ?本当に暇なんだからあいつら・・・・・・」

 

いつものとこ、あいつらとは『関西呪術協会』のことである

事あるごとに・・・・・・事無くてもあいつらは襲ってくるな

こいつらの目的は多分あれだ・・・・・・えっと・・・・・・そう木乃香ちゃんと世界樹

危ない危ない、普通に生活してたからここがネギまの世界ということを忘れていたよ

違う世界から単行本持ち込もうかな、いやしかし誰かに見られでもしたら・・・・・・

 

「そんなわけだから召喚された式神達を殲滅・・・・・・聞いているかい?」

 

おっと考えているうちにいつの間にか話が進んでしまったらしい

 

「大丈夫大丈夫」

 

まぁきっと式神を殲滅しろとかそんな内容でしょ?パパッといってパパッと帰ってきて俺は寝る!

「それじゃあ頼んだよ」とタカミチと別れ俺も現場に向かう。事件は寮内で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!まぁ当然だよね

『空を飛ぶ程度の能力』で空を飛び、5分ほどで現場に着くとそこはなんというか百鬼夜行×10みたいな・・・・・・

要するに鬼とかその手の奴らがミッチリしてる、むさくるしいわ!

 

敵の上空で止まり能力を発動

『奇跡を起こす程度の能力』

 

「見せてやるよぉ・・・・・・奇跡ってやつを!」

 

この能力は文字通り奇跡を、普通ならありえないことを起こす能力

右手を掲げる、するとそこに一枚のカードが現れた

 

開海「モーゼの奇跡」

 

カードが光りだし、俺は右手に力を込め空中から地面に向かって突撃し右手を叩きつけた

瞬間、周りにいた有象無象は吹き飛び、そして誰もいなくなった・・・・・・

これを目撃した一人の魔法先生は語る

 

「あれはまさしくモーゼの再来でした、彼が地面に拳を叩きつけた瞬間敵の大群がね、真っ二つに割れたんですよ。

僕はアレを見て正に『奇跡』だって思いましたね」

 

誰もいなくなったは正直言いすぎた、ちらほらと残るのは力を多くもらった者だろう

だがしかし関係ない、俺の睡眠時間を削った罪は大きいのだ

日符「ロイヤルフレア」

頭上に太陽に負けず劣らずな光源は現れる、そこから赤い色をした弾幕が放たれ先程の「モーゼの奇跡」を生き延びた鬼に襲いかかる

 

「安心しろ、自機狙いなんてものじゃない。完全パターン弾幕だ」

 

パターン読む前に終わるけどな!

ピチューンという音がそこらかしこから聞こえ始め・・・・・・今度こそ誰もいなくなった

誰もいなくなったといっても魔法先生に魔法生徒はいるわけで、皆こちらを唖然とした表情で見つめていた

 

「やめろそんな目で俺を見るな!」

 

主に魔法生徒の尊敬の眼差しが痛い、本当に痛い

ごめんなさい自分のこれチートなんです、純粋な魔法なんかじゃないんです

そこでふと考える、俺はネギまの魔法を使えるのか?

そんな考えが頭に浮かんだらもうどうにも止まらない!『主に魔法を使う程度の能力』で魔力を捻出

こんなこともあろうかとこっそり準備していた練習用の杖を構え

 

「プラクテ ビギ・ナル 火よ灯れ」

 

世界が核の炎に包まれた(圧倒的比喩表現

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありのまま起こったことを話すぜ・・・・・・

俺は学園長に仕事を頼まれて召喚された鬼どもを殲滅していた

そこで初級呪文の『火よ灯れ』を試しに唱えて見たらそこからの記憶がない

超スピードとか幻術とかそんなチャチなもんじゃ断じてねぇ

もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・・・・」

 

ネギまの初級呪文恐るべし・・・・・・

 

「何を言っておるんじゃお主は・・・・・・」

 

学園長が溜め息をもらす、彼の手元には事後処理のための大量の書類が積まれている

 

「夢も希望もないね、初級呪文なのにあんな目にあうなんて。魔法学校の生徒全員でアレ唱えたら世界終わるんじゃね?」

 

「いやいやあれそんな危険な呪文じゃないから、本当は杖の先が少し光るだけの呪文じゃから」

 

なん・・・・・・だと・・・・・・

 

「お主が杖に注いだ魔力がありえない程多かったのじゃろうな、それにしても初級呪文であれほどとはの・・・・・・」

 

「上級呪文覚えた日には何が起きるんじゃ」と身震いしている学園長、そっとしておこう

結果としては無事に鬼どもも殲滅し終わり俺の仕事は終了、室内にあった時計を見るとなんと既に日を跨いでいるではないか

こんな学園長室にいられるか!俺は帰らせてもらう!と死亡フラグを立てながら自室に向かう

学園長室を出たらどこかで見た記憶のある魔法生徒に絡まれそうになったが

 

「しまっちゃおうね~」

 

出口を適当に設定したスキマを開き、そこに突っ込ませる。安心しろ危険はないから

無事に部屋に辿りつき思い出す、さっきスキマ送りにしたのせっちゃんだ・・・・・・そっとしておこう

彼女なら大丈夫だろう、別に連れ戻すのが面倒とか今すぐ寝たいとかそんな気持ちが優ったわけじゃない断じてない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後俺の眠りを妨げるものは何もなく、無事に惰眠を貪った次の日

 

「ネギまの世界でも渋谷は俺にとって完全にアウェーでした、かしこ」

 

リア充水蒸気爆発しろ、呪詛を吐き散らしながら修学旅行に持っていく服を選ぶ

しま○らとかユ○クロでもいいのだがたまにはおしゃれをしたいお年頃

パーカーを一枚手に取り体に当てサイズが合っているか確かめる

んー、フード愛好者としてはこの服で決定したいが・・・・・・少し生地が薄めだな

2着3着と試着を繰り返し、この店では何も買わないことにする。冷やかしてごめんね・・・・・・

店を出るとどこかで見た記憶がある3人組を発見、さらにその先にはなんとネギ君が木乃香ちゃんとデートしてるではないか

 

「・・・・・・・・・世界を核の炎に包もう」

 

懐から杖を取り出し、能力で魔力を増大させ・・・・・・ハッ、俺は一体何を・・・・・・

気を取り直してネギ君と木乃香ちゃんをストーキングしてる三人組をストーキングする、背後1m付近にて

よくよく見れば三人組は桜子ちゃんに柿崎ぃいいいいにくぎみーではないか、手にはゴーヤクレープなるものが握られている

・・・・・・ちょっと買ってくるわ

 

 

 

 

 

 

 

 

近くで見つけたクレープ屋にゴーヤクレープが存在したので購入

このなんとも言えないゴーヤの苦味と生クリームの甘味がNot Best Matching

好みは人それぞれですねと結論づけストーキング再開

靴屋にアクセサリーショップ、本屋に下着屋に・・・・・・おいネギそこ代われ

様々なお店を見て回るネギ君に木乃香ちゃん、そして行く先々で散財していく三人組。お前ら修学旅行のお小遣い足りんのかよ・・・・・・

俺はのんびりと生徒達を見守りながら思い出す、明日アスナちゃんの誕生日じゃん

ここは俺も誕生日プレゼントを「べ、別にお前に上げるために用意したんじゃないからな!たまたま、そうたまたまだからな!」と渡すのが賢明だろう

後日神楽悠斗ツンデレ説がパパラッチの御陰で広まる事になる

 

「ありがとうございましたー」

 

日用品を多く取り扱っている店――決してダ○ソーではない――でマグカップを二つ購入。片方は当然アスナちゃんでもう片方はタカミチだ

タカミチには日頃のお世話として、アスナちゃんには誕生日プレゼントとして渡そうと思う。学園長?あぁいたねそんな人

タカミチとお揃いのマグカップということでニヤニヤすればいいさ!

リア充粉塵爆発しろ!

 

修学旅行用の買い物も終わり誕生日プレゼントも準備万端

あとは自室に戻ってのんびりと過ごすだけである

口笛を吹きながら帰路をのんびりと歩いているとエヴァちゃんを発見。持ち帰ろう

 

「お持ち帰りじゃゴルァアアアアアアアアア!!」

 

「ん?ブッ!?」

 

某御坂なビリビリ少女よろしく頭からエヴァちゃんのお腹に突っ込む、勢いをつけすぎたのでエヴァちゃんにしがみついたまま数㍍地面を滑る

 

「エヴァちゃん元気してた可愛い!」

 

「落ち着いてください悠斗先生、マスターが気絶してます」

 

なんということだろうか、俺に出会えた感動のあまり気絶するなんて。お兄さん感激だ

意識のない少女を持ち帰る程鬼畜ではないつもりなので茶々丸に詫びを入れて素直に自室に向かうことに

ふと女子寮からいい匂いがすることに気がついた、あれだ決して女の子の匂いに興奮してるとかそんなんじゃないからな

カレーの匂いだ、カレーと言えば昨日食べたなんとも言えないカレーたい焼き

どこの部屋がカレー作ってるのかなーと思いつつ自室のドアを開る

荷物をしまい冷蔵庫からチューハイを取り出しくつろぐスタイルでいるとチャイムがなる

頼むから連打をしてくれるなよと思いながら応対

 

「こんばんわ~」

 

女神がそこにいた、違う木乃香ちゃんだ。いつの間に寮に戻っていたのだろうか・・・・・・

何の用かなと思えば夕食のご案内、カレーの匂いの正体はお隣からでした

はい喜んでー!ついでだからアスナちゃんのプレゼントを渡そうと思いマグカップを持ち込む

部屋に向かうと既に食事は始まっており、木乃香ちゃんがすぐに俺の分も装って持ってきてくれる

 

「はいアスナちゃん誕生日プレゼント」

 

忘れないうちにプレゼントを渡す

 

「べ、別にお前に上げるために用意したんじゃないからな!たまたま、そうたまたまだからな!」

 

例のセリフも忘れない

 

「あ、ありがとう・・・・・・でもその台詞はいらないわね。それさえなければ完璧だったのに・・・・・・」

 

「ちなみにそのマグカップはタカミチとお揃い」

 

「悠斗先生完璧ね!!」

 

ちょろい。なんだかんだ言っていたが喜んでくれたので良しとしよう

カレーは大変美味しゅうございました・・・・・・



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十三話 さて本番でしょ

珍しく長いです


4月22日、アスナちゃんの誕生日の翌日。つまりは修学旅行初日

この手のイベントには遅刻しない程度に遅く向かう事にしている俺だが、今日は隣から響き渡る目覚まし時計の音とネギ君の跳ね上がったテンションによって叩き起こされた

起きてしまったなら仕方ない、まだ半分眠気が残っている頭を覚醒させるため洗面所に向かい冷水で顔を洗う

4月に入ったとはいえ冷水で顔を洗うにはまだ早かったのかもしれない、しかし御陰で目は覚めた

朝食にトーストを準備しサラダとベーコンエッグを作る。たまには俺が元喫茶店店主だったということを忘れないようにしておかなければ

数分でモーニングセットが完成。前世ではこのセットを300円で出していたのでそれなりに常連もいた

自分で言うのもなんだがいい出来栄えである

たまには木乃香ちゃんにも俺の料理をふるってあげようと思い突撃隣の朝ごはん

ちゃんとチャイムを鳴らしてから入ります。いきなり入って着替え中のあの子とドッキリハプニングとかそんなものはない。ネギ君とは違うのだよ

ご馳走になるとのことなので自室に戻り二人分を追加、ちょうど冷蔵庫の中身も空になったのでOK

まだ眠そうにしているアスナちゃんにはコーヒーを、木乃香ちゃんにはお茶を出し

 

「「「いただきます」」」

 

三人声を揃えていただきます

味の評価は上場、腕が落ちていないようで何より

 

 

 

 

 

朝食を終え早めに二人は準備を終わらせ早めに向かうとのことだったのでここでお別れ

俺も準備をするかなと思い、昨夜のうちに準備は完璧に終わらせていたことを思い出す

ぐぬぬ・・・・・・時間が余ってしまったではないか

何をして時間を潰そうかなと思いながら部屋をぐるぐる回る

 

「ティーンときた」

 

閃いた、学園長のところに行こう

 

「お邪魔しまっす」

 

「もう驚きはせんよ、君の神出鬼没な登場にはなれたわい」

 

ふぉっふぉっふぉと笑う学園長の向かいには膨れっ面のエヴァちゃん。何故ここに?

 

「エヴァちゃん修学旅行「呪いのせいで行けないんダヨ・・・・・・」Oh・・・・・・」

 

忘れてた。呪い、そんなのありましたね

学園長にどうにかできないのかとアイコンタクトを飛ばしてみるが首を横に振る

お主こそなんとかできぬのか?と目で返事をされる。ふむ・・・・・・

モノは試しにとエヴァちゃんに対する学園結界と呪いの認識の境界をずらしてみる

 

「お?」「ふぉ?」

 

エヴァちゃんと学園長の二人から声が上がる。そりゃそうだろうエヴァちゃんの魔力が戻っているのだから

 

「貴様何をした?」「お主何をした?」

 

同じ質問

 

 

 

――オリ主説明中

 

 

 

 

 

 

「冗談ではないのか!?」

 

「試しに麻帆良から出てみればいいんじゃないかな?そうすれば嘘か本当かわかるでしょ?」

 

ふむ、と一人頷くとエヴァちゃんが影を使った転移で消える、すぐに戻ってきた

 

「本当に外に出られるとは思ってもいなかった・・・・・・」

 

震える声で呟くエヴァちゃん、その顔は歓喜に満ちている

対して学園長の顔は困惑で包まれている

 

「神楽君や、エヴァの呪いなんじゃが完璧に解けてしまったのか?」

 

「俺が能力中断すればすぐに学園に強制的に戻されますよ、どこにいようと」

 

もしも何かあった場合はすぐに解除しますよと告げると安心したように溜め息をもらす

 

「じじぃ、私は修学旅行に行くぞ。例え貴様が駄目と言ってもだ」

 

「まぁよいじゃろう。お主もたまには学生の行事を満喫してくるがよい」

 

エヴァちゃん京都好きだもんね。よっぽど嬉しいんだね。顔のニヤニヤが止まってないよ?

茶々丸ー!と叫びながら学園長室を飛び出す。恐らく準備に向かったのだろう

エヴァちゃん可愛いなぁ・・・・・・持ち帰りたいなぁ・・・・・・

こうぬいぐるみみたいな感じで抱きしめて・・・・・・

危ない危ない意識がトリップしていた

学園長にエヴァちゃんのことを頼むと言われ二つ返事で了解

時計を確認するといい時間なので俺も駅に向かう事に。スキマで京都に行くなんてそんな情緒もないことはしません

 

 

 

新幹線の中でカエルの大軍に襲われるという謎の事件が発生したが割愛

カモがせっちゃんのことをスパイではないのかと疑っているが放置しても大丈夫だろう

新幹線が京都に到着、エヴァちゃんが終始楽しそうにしていたのが印象的でした

 

舞台は移り清水寺、秋に来れば紅葉が綺麗なんだろうなと思いつつ3-A生徒達と見てみる

 

「京都ー!」

 

「これが噂の飛び降りるアレ!」

 

「誰か飛び降りれ!」

 

「では拙者が・・・・・・」

 

3-Aは基本的に賑やかです。若いっていいね

そういえばエヴァちゃんどこよと視線を辺りに回すと・・・・・・いた

 

「ふぉおおおおおおおおおおお!茶々丸!写真写真!」

 

すっごいテンション上がってる、千雨ちゃんが「あれってマクダウェルだよな、実は偽物だったりしないよな」とビックリしてる。眼鏡可愛い

それにしても本当に京都好きなんですね。周囲の観光客も温かい目で見ている

 

「あぁ・・・・・・マスター可愛い・・・・・・」

 

そろそろ茶々丸の忠誠心が鼻からでそうでやばい

 

「本来本尊の観音様に能や踊りを楽しんでもらうための装置であり国宝にしていされています。

有名な「清水の舞台から飛び降りたつもりで・・・・・・」の言葉通り江戸時代に実際に234件の飛び降り事件が起きたと記録されておりますが

生存率は85%と意外に高く・・・・・・」

 

でこちゃん詳しすぎワラタ

飛び降りるです!とござるの人を焚付ているロリ双子を窘めつつ次の場所に

 

恋占いで有名な地主神社、恋占いの石があるということでまき絵ちゃんがネギ君の背中を押しながら歩いている

 

「恋占いねぇ・・・・・・」

 

個人的には占いは信じない質なので興味はない。決して生前の正月に引いたおみくじが『極凶』だったからとかそんなことは一切関係ない

地主神社に着くと委員長とまき絵ちゃん、それに本屋ちゃんが『恋占いの石』にチャレンジしている

本屋ちゃんどこ向かうねん、そこお守り売り場や・・・・・・

まともに進んでいるのは委員長のみでまき絵ちゃんに至っては薄目を開けている。恋する乙女汚い

石まであと少し、そんな時に二人の姿が消えた

しかし俺は見逃さなかった、彼女たちが消える、もとい落とし穴に落下する瞬間に見えた黒とピンクの可愛らしい肌着を。眼福である

見守っていた生徒とネギ君に助けられ二人は無事に救出。そんなことをしているうちにちゃっかり本屋ちゃんが石にタッチ

 

次の場所は音羽の滝。右から学業・健康・縁結びと並んでいる。一番左の縁結びにはお茶目なトラップが仕掛けてある

そう実はそこだけお酒が流れているのだ。原作知識持ちとして未成年の飲酒は防がねばなるまい。決して夜にゆかりんと晩酌しようとか思っていない

生徒の大半が縁結びの水を飲もうと柄杓を持って殺到していたので軽く注意しておく。たまには先生らしいとこを見せねば

 

「ほ「他のお客様に迷惑になるようなことはしないでくださいねー」・・・・・・」

 

ネギ君にセリフを取られてしまった。泣いてない、泣いてなんかいない

 

旅館に向かう時間になりバスに乗り込む。酒樽はスキマに収納済みだ

ゆかりんが今日は霊夢も誘いましょうと言っていたので幻想郷との交流が地味に深まる

いかんいかん、幻想郷だけでなく生徒との交流も深めねば

振り向き後ろの席に座っていたちーちゃんと会話、那波千鶴言わずと知れたクラスNo1のボインちゃんだ

 

「ちーちゃんは京都楽しんでるかい?」

 

「もちろん楽しんでますよ。私としてはハワイも捨てがたかったのですが」

 

やめろ、アンタが水着姿になると悲しみに包まれる生徒が大量に出てくるんだ

「でもあやかがネギ先生のためにも是非京都に!って言うものだからハワイは諦めたんです」とのこと

ちーちゃん大人だなー、中学生とは思えんよホント

偉い偉いと言いながら頭を撫でて見る、嫌がらないってことはセクハラにはならんだろ。心中何考えてるかはわからぬが

あ?ニコポナデポ?ねーよんなもん!あったらとっくにやってるわバーカ!

 

 

さすがにバスでの移動中に妨害はなく、無事に旅館に到着

ロビーでカモが何か騒いでいたがお前ちょっと自重しろよ・・・・・・

アスナちゃんに事情を説明したネギ君、今回も助けてもらえそうでなによりだ。俺も助太刀したいが今回は俺にも目的がある。準備に抜かりはない

ロビーで会議をしているネギ君にしずな先生からお風呂に入ってくださいと言われる

俺もお風呂入るかなーと部屋に戻り浴衣に手ぬぐいを持参しお風呂にGO、途中ネギ君と合流し流し合いをすることに

 

「わー結構広いんですねー」

 

感嘆の声を出すネギ君。お風呂嫌いの少年でもこの景色を見ながら入るのは別なのだろう

温泉の作法を軽く説明し湯船に浸かる

 

「「ふ~」」

 

二人して思わず出た声に笑う

 

「今日は疲れましたね、ネギ君結構動き回ってたけど大丈夫?」

 

「大丈夫です、こう見えて僕結構体力には自信あるんです!」

 

若いってry

軽く雑談をしているとカモが話し出す

 

「兄貴に旦那、オレッチ的にはやっぱあの桜咲って野郎はスパイなんじゃないかと思うんですよ」

 

またその話か、見ろネギ君困ってるじゃないか

「あのな、カモ・・・・・・」と説得をしようとした時

 

ガララ

 

と、戸が開く音がした。はて誰が来たのだ?

 

(ぶーーーー!!)

 

声を出さなかった自分を褒めてあげたい、せっちゃんINしたお!おい待てちょっと待て

自分の生徒と一緒に混浴チャレンジとかそれなんてエロゲ

 

(このままではいかん、ネギ君奥の方に逃げるぞ!)

 

小声で話しかけて見るが返事がない。ネギ君?と彼を見てみると釘付けじゃねーかおい

 

「背はちっちゃいけど綺麗だねー・・・・・・。肌まっしろ・・・・・・」

 

「あぁいうのを大和撫子って言うんですぜ兄貴!」

 

見とれてる場合じゃーないだろ少年とっととずらかるぞ!

ネギ君と二人で腰を低くしせっちゃんに見つからないように湯船を動く

バレてないバレてない

 

「しかし困ったな、魔法使いであるネギ先生なら・・・何とかしてくれると思ったんだが・・・・・・」

 

ネギ君らめぇえええええ杖しまってぇええええええ

せっちゃん敏感だから!殺気感じ取れるから!

 

「!殺気?」

 

ほらやっぱりー、気配を感じ取ったせっちゃんの行動は早かった。小さな石を摘まみ上げ電球に向かって弾き飛ばす。石が当たり電気が消えたのと同時にどこから取り出したのだろうか、手に夕凪を構え

 

「誰だッ!?」

 

こちらに向かってくる

見える見える!さくらんぼが見えるから!

見つかったことに驚きながらも岩陰に隠れようとするネギ君。俺はもちろん光を屈折させて見えないようにしてます

 

「神鳴流奥義・・・・・・斬岩剣!」

 

ネギ君が隠れた岩がせっちゃんが放った一刀の元に真っ二つに断ち切られる。あ、ネギ君のアホ毛が・・・・・・

しかしネギ君も黙っちゃいない、詠唱を済まし『風花武装解除』で夕凪を吹き飛ばす・・・・・・が

 

「ふっ」

 

せっちゃんの動きは止まらずに右手でネギ君の首を掴み左手で・・・・・・お稲荷さんを・・・・・・怖いわぁ・・・・・・

 

「ふぎぃ!ぎゃぴぃ!?」

 

「何者だ、答えねば捻り潰すぞ・・・・・・」

 

奇っ怪な悲鳴を上げる気持ちが少しだけわかる気がする。見てるだけなのに俺も怖いもん

せっちゃんが左手に少し力を込めるのが見えた、やめたげてよぉ!

 

「あふぅ・・・・・・」

 

「ってあれ?ネギ先生?」

 

気がついたなら離して上げてください、ネギ君のネギが可愛そうです

「つ、強い!兄貴があっさり・・・・・・」カモも見てないで助けろよ。俺は怖いから見てるけど

ネギ君だと気がつくと先程の気迫はどこへやら。自分が握っていたものを改めて理解し頬を赤く染めるせっちゃん可愛い!

何やらネギ君の誤解を解いている様子だがそこは気にしない、終わったのなら俺も能力を解除し再び湯船でとろける

 

「!?神楽先生一体いつから!?」

 

「悠斗先生ひどいですよ見殺しにするなんて!」

 

「見殺しになんてしてない、見捨てただけだ」

 

変わってないじゃないですかー!と叫ぶネギ君はそっとしておこう

 

「せっちゃん俺は最初からいたぞ?君がネギ君のネギを握りつぶそうとしていたところまでバッチリと見た。あと前は隠そうね」

 

「え?ふぁ!?」

 

慌ててタオルを体に巻きつけるせっちゃん。当然俺は腰にタオルを巻いています、湯船にタオルはマナー違反だけど仕方ないね

 

「ひゃああああああ~っ!」

 

せっちゃんがネギ君に説明をしている時に悲鳴が聞こえた

絹をさく悲鳴とはこのようなことを言うのか、などとどうでもいいことを考えているとせっちゃんとネギ君が脱衣所に向かっていた

俺が行ったらいけない気がする、そう本能が囁いたのでまだのんびりと温泉を味わう事に

温泉に入りながら酒・・・・・・やったことないなと思いつつスキマから日中に拝借した酒樽から柄杓で1杯掬いだす

一応未だ仕事中なので周りに誰もいないことを確認し・・・・・・よし、OKだ

 

「うっきゃきゃ~」

 

猿が来た、それも大量に。見れば猿が木乃香ちゃんを運んでぶっふぉwwwwwww

 

「やぁ!悠斗先生見んといてぇ!」

 

全裸の木乃香ちゃんが運ばれている。不可抗力だ、さくらんぼとか茂みとか見えたけど不可抗力だ。俺は悪くねぇ・・・・・

言い知れない罪悪感に襲われながら目を閉じる。あかん、目を閉じたら鮮明に思い出してまう・・・・・・

 

「百烈桜花斬!」

 

せっちゃんが夕凪を構え神鳴流の奥義を繰り出すと猿が紙となり消えていった

せっちゃんも隠してぇ!なんでタオル取れてるのか知らないけど隠してぇ!

 

「なんか、よーわからんけどせっちゃんが助けてくれたん?・・・・・・ありがとう」

 

木乃香ちゃんがお礼を告げるとせっちゃんは抱えていた手を離し逃げ出してしまった

残されたのはネギ君にアスナちゃんに木乃香ちゃん、皆前隠せや!

そのあと俺の存在に気がついたアスナちゃんの手によって俺の意識は刈り取られてしまった

パイ・・・・・・○ン・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

意識を取り戻すと自室にいた。はて、どうやってここに?

疑問に思っていると瀬流彦先生がちょうど部屋に戻ってきた

話を聞くとどうやら俺は湯船に放置されていたらしい。アスナ後で覚えてろ・・・・・・

そこを新田先生が発見、のぼせていたのだろうと解釈し俺をここまで運んでくれたそうな

新田先生には悪いことをしたな、後で誤りに行かねば

瀬流彦先生が買ってきてくれた水を飲む、火照った体に冷たい水がなんとも言えない心地よさを醸し出す

そこでふと気がつく、せっちゃんたちの気配がない

瀬流彦先生に確認を取ってみるとやはりネギ君達の魔力が感知できないそうな

あれまもう次のイベントか、忙しいなおい

瀬流彦先生にネギ君達を迎えに、事件に巻き込まれているようだったら助けに行ってくることを伝え現場に向かう

 

 

 

 

 

 

京都の夜景を楽しみながらのんびりと空を飛んで向かう

向かうと言っても場所がわからないので実際はただのんきに夜景を楽しんでいるだけであるが・・・・・・

ゴォ!と、遠くで大文字焼きが見えた。ジャパニーズ文化恐るべし、まさか駅で大文字焼きを行うとは・・・・・・

冗談も程々にしておこう、確かあそこでネギ君達が木乃香ちゃんを助け出すはずだ

膳は急げとスキマを開き駅に向かう

 

「風花風塵乱舞!」

 

大文字焼きが吹き飛ばされてしまった・・・・・・

感傷に浸っている場合ではないことを思い出す

眼鏡さんが召喚した前鬼後鬼?の片割れをアスナちゃんが即効で始末。ハリセンぱない

残りの鬼さんをアスナちゃんが相手しているうちにせっちゃんが眼鏡さんに切りかかろうとして・・・・・・

 

「え~~い」

 

どこかこの雰囲気には場違いな間延びした声がし、せっちゃんの攻撃は防がれた

よし俺の出番だな




なんとびっくりこの作品ランキングに乗りました
嬉しい限りです
これからも頑張ってつづけていくので応援よろしくお願いします


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十四話 修学旅行一日目終了でしょ

修学旅行一日目終了です
それよりもランキングだぁ!未だ載ってやがるぜヒャッホイ!
これも一重にこの作品を見てくれる皆様の御陰です。ありがとうございま!


 

 

刹那Side

 

明日菜さんは敵の後鬼に足止めをくらいネギ先生は木乃香お嬢様を盾にされては魔法も放つことはできない

私がどうにかしなければ

そう意気込み疾走するが

 

「え~い」

 

間延びした声とともに私は弾かれた

なんとか受身は取れたがこの状況はまずい

受身に失敗した伏兵の太刀筋は神鳴流のものだった

まさか護衛に神鳴流剣士がついているなんて・・・・・・っ!

 

「マズイ・・・・・・っ」

 

口から漏れた言葉が心に重く響く。このままこの『月詠』とやらの相手をしていてはお嬢様はその間に連れ去られてしまうだろう

ならばと時間をかけずにこいつを倒そうとも思ったがそう簡単に行くはずもない

二刀から繰り出される小回りの効く連撃に戸惑い苦戦してしまう

 

――ジャリ

 

足音が聞こえた、そちらに視線を写す・・・・・・神楽先生?

そこにはネギ先生の補佐として副担任になった神楽先生が木刀を携えそこにいた

増援か?しかしどちらの?彼の詳しい素性を把握していない私は苦悩した。最悪の結果として関西呪術協会の増援の可能性だってありえるのだ

そんな私の心境を尻目に彼は準備運動を始めた

これには私も含め月詠もお嬢様を抱えている女も唖然とする、後鬼なんか完全に動きが止まってしまっている

 

「ご~ろっくしっちは~ち」

 

足を伸ばし終え準備運動完了と言わんばかりにその場で跳ねる

そして大きく屈伸したかと思うと・・・・・・

 

――そのままこちらに向かって斬りかかってきた

 

 

 

 

 

 

 

悠斗Side

 

 

月詠可愛いなぁオイ!あの雰囲気がなんとも言えない感じにさせてくれる!

・・・・・・ふぅ。落ち着け

見ればせっちゃんがかなり苦戦している様子で、アスナちゃんにネギ君も足止めされてると

んーここは一つプチ原作ブレイクと洒落こもうじゃーないか

修学旅行のお土産といえばもちろん木刀・・・・・・じゃなくてもいいんですけど。俺の手には旅館の売店に売ってあった木刀が握られている

取り敢えずとその木刀に『気を使う程度の能力』『主に魔法を使う程度の能力』『霊力を操る程度の能力』を用いてガンガン強化する

そして完成したのがこちら。霊力と魔力、そして気を纏った木刀は最早折れる事も欠ける事もないのではないかと思うほどだ

完成した木刀を携え俺は地面に降りる、その足音に反応したせっちゃんがなんとも言えない顔をしていたがスルー

まずは準備運動からねーとストレッチを開始するが周りの視線がすごい。皆固まってこっち見てるもん

 

「ご~ろっくしっちは~ち」

 

一通りストレッチを終え準備完了。屈伸をして身をかがめ・・・・・・

 

「――な!?」

 

力いっぱい跳躍し月詠に斬りかかった

 

「月詠!月詠!月詠!月詠ぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!

あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!月詠月詠月詠ぅううぁわぁああああ!!!

あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん

んはぁっ!月詠たんの白の髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!

間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!

あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!

あぁあああああ!かわいい!月詠たん!かわいい!あっああぁああ!」

 

※不適切な表現のため大幅カット

 

色んな意味合いで凄まじい気迫とともに斬りかかって見たが月詠がもう既に泣きそうな顔をしている。何故だ・・・・・・

しかしそんな顔してもだーめと更に斬りかかる、月詠も先程のことを忘れたかのように調子を取り戻してきているがまだ甘い

『剣術を扱う程度の能力』なめたらあかんぜよ

右手に構えた木刀を振り下ろす

 

「見よう見まね蒼波刃!」

 

木刀から圧縮された気の塊が月詠目掛け飛んでいく

それを二刀を交差するようにして防ぐが体制を崩す。SO☆KO☆DA

スキマから取り出したトンファーを一度構え放り投げる。ネギ君から「う゛ぇ!?」とすごい驚愕の声が聞こえたが気にしない

トンファーを放り投げ木刀を構えて月詠に駆け出す

 

「殺劇舞トンファー!」

 

トンファー流奥義の一つである。二刀で応戦してくる月詠の攻撃を交わして懐に飛び込む

そこからは木刀による乱打

はいーワンツーワンツーワンツーワンツー

もういっちょワンツーワンツーワンツーワンツー

らすといくよーワンツーワンツーワンツーワンツー

自分で言うのもなんだがやめたげてよぉ!月詠のライフはもう0よ!

乱打の途中で剣は吹き飛び、服も所々切れ、体のあちらこちらに裂傷と打撲が見受けられる・・・・・・やり過ぎた?

月詠は何か泣き始めたし、助けに来たはずの俺は眼鏡さんはおろかネギ君達にすら軽蔑の視線を注がれる

おかしいこんなはずじゃなかった・・・・・・『世界はいつだってこんなはずじゃない事ばっかりだよ!』とどこかの執務官も言っていた気がする

でもしかしこの状況は俺も気まずい、なのでお詫びとばかりに傷を治して上げる。『あらゆる薬を作る程度の能力』で作った万能塗り薬である

軽く手に取り傷に塗りつける「あっ・・・・・・んぅ・・・・・・」と、妙に艶かしい声が聞こえるが幻聴だ

塗り終わるとあら不思議。なんということでしょう・・・・・・先程まであんなに目立っていた外傷が今は一つもありません

月詠も泣き止みビックリした様子で自分の体を見回している

 

「正直すまんかった・・・・・・」

 

誤りながら頭を撫でる。前も言ったけどナデポじゃねーよ?これはあれだ女の子の頭って柔らかいし何かいい匂いがするしクンカクンカ・・・・・・

危ないまた狂うところだった。見れば月詠は下を俯きながらプルプル震えている。そんなに俺に触れられるのは嫌だったのか・・・・・・ふぁっきん

まぁ取り敢えず月詠は対処完了。木刀も用済みになってしまったので格好よく空中に放り投げる。落下してきたのをスキマで受け止めるって寸法よ・・・・・・

あーらよっと投げると

 

「おいどこに飛んでいく」

 

ノーコンにも程があるというレベルで後方に飛んでいった「ギャン」何か声が聞こえたが気のせいだろう。そっとしておこう

まぁ見えなくても回収はできるのでゆかりんに頼んでおく

そして見れば眼鏡さんもやられているではないか。『秘剣・百花繚乱』てら美しす

 

「覚えていなはれー!」

 

なんというかお決まりな叫び声を上げて月詠を抱えて眼鏡さんは逃げていった。あかんて真っ裸でそんな体制見えるって・・・・・・

木乃香ちゃんに薬を使うとかなんとか言ってたとカモが言っていたのですぐさま駆け寄る

よしちゃんと服は着て・・・・・・違うそこじゃない。しかも着てないし、ネギ君が上の着物貸しただけだし

なんかせっちゃんが照れながら木乃香ちゃんと会話しているのを慈愛に満ちた目で見守る、これが青春か

せっちゃんが逃げ出してしまったのでこの場は解散ということに。せっかくだから俺がスキマで送って差し上げよう

ん?木乃香ちゃんに対する秘匿?俺には関係ない。まずこれ魔法じゃないからな!

 

無事に旅館に送り届けてそこで解散。ネギ君とアスナちゃんは疲れていたのか部屋に戻ってすぐ寝ると言っていた

俺も部屋に戻って寝ますかねーと思い戻ろうとしたが服の裾を掴まれる

ん?と振り向けば木乃香ちゃんが掴んでいた様子。あかんてせめてちゃんと服を着てからじゃないと・・・・・・

 

「せんせー、うちせっちゃんに嫌われてもうたんかな・・・・・・」

 

俺の意図を汲んでくれるはずもなく話が始まってしまった、話の内容はすっごいシリアスそうだけど俺の脳内は違うことでいっぱいです

ネギ君が貸した服から見える肌が白いなとか

豊かに膨らんだ服の上から見える双丘が結構大きいなとか

足がスラッとしていて綺麗だなとか

いかんいかん平常心平常心色即是空色即是空

 

「そんでうちはどうすればええんやろ・・・・・・」

 

煩悩と戦っているうちに木乃香ちゃんの話が終わっていたでござる

多方せっちゃんと仲直りするにはどうすればいいのかって話だろう

となれば俺から言えることは一つだ

 

「押してダメなら押し倒せ!」

 

ぽかんとした顔の木乃香ちゃんも可愛いね!違くて・・・・・・

要するにせっちゃんは木乃香ちゃんの家柄とか木乃香ちゃんのお父さんに受けた恩義とかその他諸々でこんな態度を取っているということを簡単に説明する

 

「そうやね・・・・・・うちもっと頑張ってみる!」

 

木乃香ちゃんがやる気に満ちております。元気が戻って何よりです。でもロビーで叫ばないでください、誰か人がきたら大変です

幸い誰も来なかったので俺が教え子を半裸にさせ旅館内を連れ回しているとかそんな悲惨な噂が立つことも無かった

もし見られていたらと思うとゾッとする状況だなコレ・・・・・・

 

「ほななー」と何処かのんびりとした、それでいてやる気に満ちた別れ声を受け俺も部屋に戻る。さすがに疲れたよパト○ッシュ

部屋に戻り瀬流彦先生に事情を説明し、日中に奪った酒をゆかりんと霊夢の三人で飲みながら愚痴を交わし修学旅行一日目は幕を閉じた



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十五話 修学旅行二日目でしょ

コメント返信・・・・・・そういうのもあるのか・・・・・・


 

 

「殺気!」

 

目が覚めると同時に体を横に捻る

 

――ズドン!

 

という音とともに先程まで俺の頭があった場所に何かが突き刺さっていた

ナニコレ?その何かの先を辿ると・・・・・・・

 

「おはようエヴァにゃん」

 

「にゃん言うな・・・・・・おはよう・・・・・・」

 

不貞腐れながらも最後にちゃんと挨拶を返してくれるエヴァちゃんがいた

でもねエヴァちゃん、目覚ましの変わりに『断罪の剣』はやめたほうがいいと思うんだ

言ってもやめないんだろうなと思い何故エヴァちゃんがここにいるのか聞いてみる

 

「何、先生。今日はこの私と一緒に京都を見学することを許可しよう」

 

「茶々丸さん訳して」

 

「私と一緒に来てくれなきゃエヴァ悲しい!」

 

素晴らしくわかりやすい訳し方だった

エヴァちゃんを見ると茶々丸さんのねじをすごい勢いで巻いている

 

「どうせ暇なんだろ?ならば私達に付き合え」

 

確かエヴァちゃんの班って・・・・・・

 

「同じ班のザジさんは雪広さんの所に、桜咲さんは木乃香さんの班に行ってもらいました」

 

根回し早いなおい。しかしせっちゃんがいないならピリピリした視線に晒されることはないだろう

そうと決まれば早速準備だということで時計を見る。おいまだ5時だぞどういうことだおい

ジト目でエヴァちゃんを見ると露骨に視線を逸らされた

 

「マスターはテンションが上がりすぎて徹夜していたのです」

 

そして俺はそのテンションに巻き込まれたと・・・・・・

まぁいいだろう、時間なぞすぐに過ぎる

さすがに生徒が先生の部屋にこんな時間からいるのはまずいので部屋に帰らせる

さて二度寝だ・・・・・・

 

 

 

 

 

二度寝から覚め、朝食の時間になりつつあるので大食堂に向かう

生徒が揃ってから全員でいただきます

途中木乃香ちゃんがせっちゃんを追い回すといった事があったが、いいぞもっとやれ!昨日の晩に煽ったの俺だからな!

ネギ君が班別行動に誘われまくっていた。最終的に本屋ちゃんの班と回ることにしたらしい

「悠斗先生もご一緒にどうですか」と誘われたが丁重にお断り、俺は馬に蹴られるのは勘弁なのです

 

部屋に戻り準備を終わらせてエヴァちゃんと合流、むっふーといいながら鼻息を荒げるのはやめてください。乙女的にそれはどうかと思います

 

「それじゃあ出発しましょか。最初の目的地は何処?」

 

「まずは奈良公園からだ!」

 

テンション高すぎ可愛い!

奈良公園に着くと既にネギ先生達がいた。あ、手を噛まれてる

ちなみに煎餅を持って鹿に近づくと悲惨な目に会う可能性が高いので気をつけてね

と、エヴァちゃんに注意するも時すでに遅し。大量の鹿にもみくちゃにされているエヴァちゃんがそこにはいた

もちろん助けません、見て楽しんでます

 

「あぁ・・・・・・鹿に襲われてるマスター・・・・・・いぃ・・・・・・!」

 

今日も従者は元気です

 

 

 

 

「何故助けなかった!」と聞かれたので可愛かったよーと返したら殴られた。解せぬ

次の目的地は奈良の大仏殿

 

「でっかいなー」

 

前世では来たことがなかったので素直に感嘆する

エヴァちゃんの目が星になっているのがまたなんとも言えない可愛らしさをゲフンゲフン

中に入るとまたもやネギ君とエンカウント

本屋ちゃんのお尻を見るというハプニングがあったが俺は見てない。紳士ですから(キリッ

 

「紳士(失笑)」

 

失礼なことをいうエヴァちゃんにはジャイアントスイングをかましておいた

ついでということで俺達もおみくじを引く。何極凶なんてもんがそんなどこにでもあるはずがない、そう自身に暗示をかけいざ!

 

「最凶・・・・・・」

 

さいきょうってなんやねん・・・・・・エヴァちゃんと茶々丸さんの目が優しさに満ちていて辛かった

 

歩き疲れたので少し休憩することに

近くに茶屋があったのでそこでお団子を注文

程よい甘さとお茶の苦味がマッチしていて手が止まらなくなるかと思った。いつぞやのゴーヤクレープとは違うのだよ!

休憩しているとアスナちゃんとせっちゃんと遭遇、木乃香ちゃん撒かれたな・・・・・・

アスナちゃんがエヴァちゃんと軽口を叩き合っていると本屋ちゃんが来た。あれ?ネギ君は?

話を聞くと逃げ出してきた様子、まぁこの子引っ込み思案というかなんというか・・・・・・

先程も述べた通り俺は馬に蹴られたくないのでこれには関わらないことに。告白する瞬間は出歯亀しに行きますけど!

アスナちゃんとせっちゃんと話して元気になったのか、本屋ちゃんがもう一度だけ頑張ってみるとのこと

頑張れ女の子とポツリと呟いた、誰にも聞かれてないよね?

エヴァちゃんを見ると団子を食べて眠気が襲ってきたのか茶々丸さんの膝を枕にして眠っていた

スキマを開き送ろうかどうか聞いてみると、自身で運ぶからいいとのこと。ならいいだろう

背中にエヴァちゃんを背負い茶々丸さんは歩いて行った。よし、俺も本屋ちゃんの告白を見に――

 

「――ちょっといいかな?」

 

「ちょっともよくない!」

 

話しかけられたが脚力を上げて駆け出す、はて先程の少年どこかで見たような・・・・・・

振り向くと・・・・・・フェイトやん。俺の行動に驚きポカンと口を開いたまま固まっている少年がそこにはいた

すまんな少年、俺は今青春の美を見に行かねばならぬのだ

 

結果として本屋ちゃんの告白イベントには間に合わず、そこには知恵熱を出し倒れるネギ君と陰で見守っていた少女たちがいた

おのれフェイト・・・・・・許すまじ!

 

 

ネギ君を放置し少しぶらついてから旅館に戻る、道中色んな班の子と遭遇したが割愛

旅館に戻るとネギ君がロビーで固まっていた

悩んでる悩んでる、今のうちに苦悩するがいいさ若者よ・・・・・・爆発しろ!

呪詛を吐き部屋に戻る、別に羨ましくなんてない。青春とか俺にはいらんし!

部屋で瀬流彦先生と談笑して少し時間を潰す。お風呂の先生専用時間になった

二人して一緒に入ってしまうと監視する人がいなくなってしまうので、先にと勧められたのでお言葉に甘える事に

風呂場にいるとすでに誰かが入っている様子、服を脱ぎ湯船に向かうとネギ君がいた。すっごいしょんぼりしてる

俺も湯船に浸かりど真ん中ストレートの質問を投げてみる

 

「ネギ君本屋ちゃんに告白されたんだって?」

 

「ぶーーーーー!」

 

デッドボールだったかもしれない

ネギ君が何か言おうとしていたが戸が開く音に遮られる、誰か入ってきたようだうぇーい!

 

「あらネギ先生・・・・・・悠斗先生も♡」

 

しずな先生登場・・・・・・いや待て違うな、あの形はしずな先生じゃない

しずな先生じゃないならいいやと興味が失せる、どうせ中身パパラッチだろうしな

少し離れてネギ君を見守る

 

「ネギ先生、貴方魔法使いなんでしょ・・・・・・」

 

「何で知ってるんですか!学園長から聞いたんですか!?」

 

自爆乙

暫く眺めているとネギ君がしずな先生(仮)に抱きかかえられ

 

「なんかしずな先生胸すごく小さくありませんか?」

 

なんかすごい事言いのけた、貴様はしずな先生の双丘に顔をうずめた事があるのか!?

もし経験済みならネギ君のネギ切っちゃおうかなと物騒なことを考えているとパパラッチが正体を表した

片手には携帯が握られきっとすぐに情報をバラ撒けるようにしているのだろう

さすがにそこまでするのはダメだろと思いスキマを開き携帯を没収、空中からいきなり現れた手に驚いた様子

 

「朝倉ーさすがにちょーとやりすぎじゃんよー」

 

「悠斗先生には関係・・・・・・関係あったりする・・・・・・?」

 

今度は俺に飛び火しますか、まぁ俺は別に隠す気もなく能力使ってるのでバレた所で痛くも痒くもないのだけど

どうすっかなと悩んでいるとネギ君が爆発した

比喩ではあるがある意味間違っていない、これまでの問題が山積みで頭がパンクしたのだろう。風の魔法が鳴き声で暴走している

その暴走に巻き込まれ俺とパパラッチは空に吹き飛ばされてしまった、すぐに俺は能力でリカバリー。さて朝倉も助けるかと見れば既にネギ君が救出済み

俺より少しだけ高度が高く、俺のほぼ真上に位置するような場所を飛んでいるのでまたもや茂みが見えてしまった。落ち着け俺の煩悩・・・・・・っ!

朝倉を下ろし携帯を返す、先程の風の魔法の暴走で携帯に罅が入ってしまった。俺は悪くねぇ!

 

「ちょっと何々今の鳴き声ー!?」

 

入口の所が随分喧しいなと思ったら委員長にまき絵ちゃん、ゆうなちゃんに鳴滝姉、アスナちゃんがゾロゾロと入ってきた

何故朝倉がここにいるのかと鬼の形相で問い詰める委員長が怖かったです

私たちも一緒に入るー!と叫んでいたので俺と混浴するのがそんなに嬉しいかと言うと退散していった。本気で泣きそうになった。そこまで嫌か・・・・・・ッ!

 

 

 

お風呂も済ませ食事も終わり後は時刻まで見回り見回り、ロビーの方に行くとネギ君と朝倉が何かを話していた

遠くから聞いてみたがこんな感じ

「私はネギ先生の秘密を守るエージェントになる!」

「朝倉さんと仲良くなったよ!そうなったよ!」

なるほど、まぁオコジョにならなくてすんで良かったねと思っておこう

その場を離れて見回りを開始、見回りをするのはいいがそこらかしこからギャーギャー聞こえてくるので見回る意味がない気がする

そうこうしているうちに新田先生が切れた

朝まで自室からの退出禁止、もしも見つけたらロビーで正座とのこと

しずな先生は申し訳なさそうに片手を上げて誤っているが、まぁさすがに今回はうちのクラスが騒ぎすぎたので自己責任だ

しかし俺は知っているこのあとネギ君の唇を賭けた聖戦が行われることを・・・・・・



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十六話 シネマ村でしょ

個人的に千雨ちゃんと月詠が大好物です


 

 

 

 

 

 

 

新田先生によるお叱りを受けた3-Aだが、この後ネギ君の唇を賭けた熱い戦いが繰り広げられるはずだ

主催者がパパラッチとカモの時点で末路が見えているのがなんとも・・・・・・

まぁ今回は俺には関係ないのでのんびりと酒を飲みながら過ごそうと思う

ロビーの自販機でビールを買い部屋に戻る、ちなみに瀬流彦先生は新田先生と飲んでいる。俺も誘われたが一人酒が良かったので断った

部屋に戻りベランダに向かう、夜空を見上げると満月が輝いていて目を奪われる

カシュッと音を立てプルタブを開け一気に呷る

 

「キンッキンに冷えてやがる・・・・・・っ!」

 

自販機で買ってきたばかりの商品が温かったらそれはそれで問題だが・・・・・・

テレビをつけて見るが特にこれといった番組が入ってはいなかった

そして段々と外の方が騒がしくなってきている、時刻は23時半、つまり戦が始まる時間だ

テレビの境界を操り俺の部屋のテレビにも状況がわかるように設定する

 

『修学旅行特別企画!くちびる争奪!修学旅行でネギ先生&悠斗先生とラブラブKiss大作戦~~~~~~!!』

 

不穏な単語が聞こえた、気のせいだろう

 

『ルールは至って簡単!新田先生の監視の目を掻い潜りネギ先生か悠斗先生のどちらかの唇を奪った人の勝利となります!』

 

パパラッチイイイイイイイイイイイイ!何してくれてんの!?俺の平穏どこに行ったの!?

危うく缶を落とすところだった、しかしこうしてはいられない。身を隠さねばなるまいな・・・・・・

いや待て落ち着け、どうせ俺の所に来るという奇特な発想の持ち主はいないだろう、自分で思って悲しくなるが・・・・・・

ならば俺が隠れる必要はないな、このまま観戦してようと再びテレビに視線を落とす

んーどこのペアが優勝するかね、原作と違う結果になる可能性も無きにしも非ずなわけだし

『委員長・長谷川ペア』が個人的には本命かな、千雨ちゃんはともかく委員長のやる気が半端ないことになってる

そうこうしているうちに早速鉢合わせした『委員長・長谷川ペア』と『まき絵・裕奈ペア』

枕とはいえ顔面に当たると痛いんだろうなー赤くなってるし

裕奈ちゃんが委員長にトドメをさそうと枕を振りかぶるが千雨ちゃんに足を引っ掛けられ転倒

 

『チャイナピロートリプルアターーック!』

 

そこで『楓・古菲ペア』が乱入、いきなり三人に枕を当てる

乱戦だなーと見ていると千雨ちゃんが抜け出したのが見えた、まぁあの子やる気なかったしね

だがしかしこのままいけば新田先生にエンカウントして朝まで正座コースを味わう事になるだろう。強制的に参加させられてそれは可愛そうなので助けてあげましょ

俺の部屋の前を通りかかった瞬間部屋に引きずり込む、この瞬間だけ見られてたら確実に俺の人生OUTだね

 

「な!?先生いきなり何ムグぅ!?」

 

口を抑えて声を出させないようにする

 

「何やら外が騒がしいですな・・・・・・」

 

部屋に引きずり込んですぐに新田先生が出て行った、危ない危ないもう少しで見つかるところだった

口から手を離すと千雨ちゃんも安堵の溜め息を漏らす

 

「助かったよ先生、あのまま進んでたら新田と鉢合わせるところだった・・・・・・」

 

「お構い無くー、もしかしたら俺がこのまま説教するかもしれないよ?」

 

冗談で言ってみたが千雨ちゃんは気にした様子はない

 

「まず私を助けた時点でその可能性はないだろ、それに先生は説教をするキャラじゃないしな」

 

クククと笑われてしまう、確かにそんなキャラじゃないのは認めるが・・・・・・

まぁいいだろう、このまま引き止めていても意味はないし見つからないように帰るんだよと部屋を送り出す

「ありがとな先生」と言ってくれたのが地味に嬉しかった

 

さてどうなっているかなとテレビに戻る・・・・・・裕奈ちゃん捕まっちゃったのね

そして乙女の悲鳴が響き渡る、あぁネギ君増えちゃったか・・・・・・

見れば5人ネギ君がそれぞれ獲物を定めてキスしようと迫っている、やれそこだいっちまえ!

しかし夕映ちゃんに迫っていたネギ君が本で即頭部を殴られ紙に戻ってしまう

それを察知したのか残りの四体がロビーに集結、カオスが始まった

古菲が偽物の一人にキスをし、偽物が大量の煙をまき散らしながら爆発、それに気づいた新田先生がロビーに戻ってくるが残りの三体によって気絶してしまう

逃げ出した残りの三体も順に捕まっていき爆発四散

夕映ちゃんと本屋ちゃんが外の見回りから戻ってきたネギ先生を見つける

本屋ちゃんとネギ君が顔を真っ赤に染め、ネギ君からお友達からという返事をもらっている

あ、夕映ちゃん足引っ掛けて・・・・・・あ

躓いた本屋ちゃんがネギ君に倒れこみ唇がぶつかってしまう。これで仮契約完了か・・・・・・

企画も終わりどこからかパパラッチの叫び声が聞こえたがそっとしておこう、お前はロビーで正座しているがよい

結局俺の所には誰も来なかったなと少し落ち込んでいたところドアがノックされる。だて誰だろうか

ドアを開けると千雨ちゃんがいたのだが

 

――チュッ

 

と頬に柔らかい感触・・・・・・え?

 

「助けてもらったお礼だよ先生、たまには私も楽しまなきゃな」

 

そう言うと千雨ちゃんは走り出してしまった・・・・・・え?え?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気がついたら朝日が登っていた、なんだ夢か

 

「んなわきゃねーだろ・・・・・・」

 

要するに昨日本屋ちゃんに告白されたあとのネギ君のようにひたすらぼーっとしていようだ

まさか千雨ちゃんがあんなキャラだったとわ・・・・・・原作知識も案外使えないな・・・・・・

まぁ役得だったからいいかと考えギリギリまで寝ようかと思ったが時刻が朝食の時間とか何それ怖い

修学旅行も三日目、今日は完全自由行動日である。ネギ君は親書を届けるという大事な任務があるらしいが俺にはない

ならば今日はひたすら遊び回ろうそうしよう

 

朝食を終えると本屋ちゃんが一枚のカードを嬉しそうに抱えていた、仮契約のカードか。木乃香ちゃんがものすごい羨ましそうにしていた

各班準備を終えてそれぞれの目的地に向かう、ネギ君を探している所もあるが残念でした彼は既に裏口から逃走してます

今日の自由行動にエヴァちゃんが絡んでこなかったのが意外だったが俺も動くとしよう

遊び回ると言ったな、あれは嘘だ。当然教師がそんなに遊び回れるわけもない。まぁ京都市内で生徒を見守るってのが今日の仕事

瀬流彦先生と新田先生は大阪のUSJの方に監視しに行くらしい・・・・・・お疲れ様です・・・・・・

さて俺はというと取り敢えず色々と歩いて見ることに。京都駅マジ迷路・・・・・・

 

歩き回っているうちに時刻はお昼になったところ、途中委員長の班と遭遇したのでここは大人の対応で昼食を奢ることに

試しに何が食べたいか聞いてみるがなんでも良いというこれまた難易度の高い注文を受けてしまった

まぁいいファミレスだぁ!

 

「神楽先生、もう少し気の利いた場所にするという考えはなかったのですか?」

 

委員長の言葉が痛い

 

「まぁまぁ落ち着きなさいあやか、それになんでも良いと言ったのは私達じゃない」

 

名波さんが援護してくれるのがせめてもの救いか・・・・・・

千雨ちゃんは顔を赤くして「何で私はあんなことを・・・・・・」と自己嫌悪。ごめんな黒歴史増やしちゃったんだね・・・・・・

村上ちゃんは教師に奢ってもらうという事が恐れ多いのか少し縮こまっている、ザジちゃんは無表情でわかんねぇわ・・・・・・

ちなみにザジちゃんが何故ここにと思ったのだがどうせエヴァちゃんが押し付けたのだろう。やれやれだぜ・・・・・・

 

昼食も済ませこの後シネマ村に向かうとのこと、俺はどうするかなと考えていたらご一緒しませんかとお誘いを受けた

どうせ一人で過ごすのも寂しいと感じていたのでご一緒することに

シネマ村に到着、女性陣が更衣所で着物の貸出をしていたので着替えるらしい。外で待ってるよと言ったら先生も着替えるんですと引きずり込まれてしまった

突然だが3-Aの生徒は基本的にスペックが高い、そんな彼女達が着物に着替えると当然のように人目を惹きつける

そんな中に男性が一人混ざっていれば当然のように妬み嫉みの視線が注がれるわけでありまして

 

「なぁお前だけ女の子に囲まれて不公平だと思わない?俺たちにもおこぼれちょうだいよー」

 

当然こんなチャラチャラした若者が絡んで来るのもある意味では必然なわけなのです

10人程の少年に囲まれてザジちゃん以外は少し怯えている、ザジちゃんスゲェなおい・・・・・・

ちーちゃんまで怯えていたのが少し意外だったが彼女もまだ中学生なのだ、年相応の反応と言ってもいいだろう

千雨ちゃんは眼鏡を外している状態、ネギ君も言っていたが眼鏡を取ると凄く可愛い、持ち帰りたい

話がずれた村上ちゃんは顔を青ざめさせ委員長の後ろに隠れている、委員長は気丈な姿を崩してはいないがその手は震えている

正直面倒くさい、逃げ出したい気持ちでいっぱいです

 

「囲まれるも何もこの子達は俺の生徒なの、わかったらほらさっさと散れ」

 

「うわ~先生と生徒がこんなふうに行動するとかありえなくね?それに俺たちが親切で案内してあげようとしてるのにそれを断るなんてひどいっしょ~」

 

ヘラヘラ笑っているその顔を拳で整形したい。いかんいかん抑えろ

どうやって逃げ出そうかなーと考えていると、チャラ男たちは俺の態度を無視と受け取ったのか

 

「それじゃあ俺たちがこの子達預かるから先生は帰っていいよ~」

 

などとふざけたことを言いながらちーちゃんの肩に手をかけ

 

「まぁまぁ落ち着けよ糞餓鬼」

 

俺によって防がれた、握った手はミシミシと音を立て軋んでいる

俺の手を振りほどき殴りかかって来たチャラ男を蹴り飛ばす、やっちゃったぜ☆

これはもう逃げられないと思い通路に逃げ込む、後ろの生徒を庇う形で前に立つ。細い通路なので必然的にタイマンの形になるのです

別に複数同時に襲ってきても負けはしないけど面倒だしね

奇声を発しながら殴りかかってくるチャラ男をひたすらトンファーキックで吹き飛ばすだけの簡単なお仕事です、手と足じゃーリーチが違うのだよ!

何回蹴り飛ばしただろうか、ついに最後の一人も立ち上がってこなくなったのでトンファーをしまう、当然後ろの生徒のバレないようにね!

「先生結構強いんだな・・・・・・」と千雨ちゃんが呆れながら言ってきた、守るべきものがあれば人間なんでも出来るんだよと言ったら頬を染めていた

委員長たちからも感謝の言葉を受け取りつつスタッフの方々にチャラ男共を引き渡す

引き渡したあとに思ったのだが『狂気を操る程度の能力』でも使って同士討ちさせたほうが良かったかもしれない・・・・・・

俺がいるとまた絡まれそうなので一人だけ退散することに。まぁシネマ村の中にはいますけど!

ぶらぶらしていると橋の方が騒がしい、野次馬根性丸出しで見に行ってみるとせっちゃんと木乃香ちゃんがいた・・・・・・あ

 

「月詠発見」

 



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十七話 修学旅行三日目でしょ

月詠可愛いよね、後半になってくると可愛さに磨きがかかってほんとやばいよね!ね!


 

 

 

刹那Side

 

 

 

 

 

「今日こそそこのお嬢様を借金のカタに貰い受けに来ましたえ~」

 

なるほど、劇に見せかけ衆人観衆の中堂々とお嬢様を連れ去ろうというわけか

現在私達はシネマ村に逃げ込んでいる

ここならば一般人も多く手を出してこないと思ったがまさかこのようにして接触してくるとは・・・・・・

 

「30分後に、場所はシネマ村正門横『日本橋』にて」

 

そう言い残すと月詠は去っていった

しかしマズイな、逃げ出すことができない状況まで作られている

どうしたものかと悩んでいるよ背後が騒がしい、はて?

 

「ちょっと桜咲さんどーゆーことーよー」

 

見ればクラスメイトの方々が多数・・・・・・今の見られてましたか?

話を聞く限りどういうことか私とお嬢様が付き合っていることになっていて、月詠にいたっては元カノ扱い。どういうことなの・・・・・・

しかも誤解を解こうとしたが暴走するクラスメイトは耳も貸さない

 

「二人の恋を全力で応援するよー!!」

 

もうどうにでもなーれ

 

 

 

 

 

 

 

そして30分後約束の場所に私達はいた。当然のようについてきた雪広さんたちが今だけ憎たらしい

日本橋には既に月詠がおり・・・・・・どこか落ち着きがない

 

「あの~センパイ?ちなみにですけど一昨日の御仁は~」

 

なるほど、神楽先生を気にしている訳か。そういえばなんだかんだで一昨日は助けてくれたな・・・・・・お礼を言わないと

まぁ月詠が気にするのも仕方ないだろう、あれだけ一方的にやられ剰え泣き顔まで晒すことになったのだ

 

「大丈夫だ、彼はここにはいない・・・・・・はず」

 

いないと自信を持って言い切れないのがなんとも・・・・・・、彼の能力なら恐らくどこへでも現れることが可能だろう。それを考えると多分ここにいきなり来る事も・・・・・・

そう告げると月詠は安堵とも落胆とも取れる表情で溜息をこぼした

 

「まぁしょうがないですね~、今はセンパイで満足しょましょ」

 

そう言うと月詠は懐から一枚の御札を取り出し

 

「ひゃっきやこ~」

 

御札から『百鬼夜行月詠組』と書かれた旗を持ったデフォルメされた妖怪たちが現れた

その妖怪たちは私ではなく私に加勢しようとしていた雪広さん達に向かっていく、害はなさそうなので放っておいても良さそうだ

道中合流したネギ先生の式神を等身大に変化させ木乃香お嬢様をお願いする

 

「にとーれんげきざんてつけーん」

 

間延びした声とは裏腹に放たれる技を重く、鋭い

何度か切り合っていくうちに視界にある人物が、いて欲しかったようないて欲しくなかったような人物がいた

 

 

 

 

 

 

 

 

悠斗Side

 

 

 

 

くっそ見えない、なんだよこの鉄壁・・・・・・

せっちゃんと月詠が何度も斬り合いをしている間俺は月詠の背後にいた

答えは簡単、見えそうで見えない絶対領域を突破しようとしていたからだ、だが

 

「ネギ君が動けば簡単に見れるのに俺には見えないってどういうことなの!」

 

この理不尽をどこにぶつけたらいいのか・・・・・・

月詠の絶対領域を突破しようと視線を下げひたすら動きについて行ったのだが、見えない

こりゃ無理かなと諦めて立ち上がったとことせっちゃんと目が合った

 

「お邪魔しました」

 

「いやいやいやいや先生何食わぬ顔で帰ろうとしないでください!」

 

その叫び声で月詠もこちらを振り向き停止する

まぁいいだろう、月詠の相手は俺がしよう

 

「せっちゃんはネギ君の所行ってもいいよん。ここは俺が引き受ける」

 

「・・・・・・お願いできますか?」

 

「何構わんよ、別に倒してしまってもいいのだろう?」

 

これは死亡フラグではない断じてない

そう言うとせっちゃんはお城の方に駆け出して行った、残っているのは俺と月詠。あとギャラリー

月詠の方を見ると恍惚とした表情をしているではないか。たまにビクンビクンいってるのが地味に怖い

 

「どうもー月詠いいますー。あの時はお世話になりましたー」

 

ぺこりとお辞儀をされてはこちらも返すしかあるまい

この前といえば初日にボッコボコにした挙句泣かせてしまい怪我を治してあげた時のことだろう

 

「お名前お聞きしてもよろしいでしょかー、先程も言いましたが私は月詠言いますー」

 

「神楽悠斗言います。一応そこの子達の副担任やってます」

 

後ろにいる委員長達を指差す、見れば妖怪相手に大活躍を繰り広げているご様子

 

「悠斗はん言うんかー良い名前ですなー」

 

名前を褒められたのはこちらに来て始めてかもしれない。なんとも恥ずかしい

 

「実はですな、この前のアレの御陰でウチ悠斗はん無しでは生きられない体になってしまいましてー」

 

ピシリと世界が凍った

 

「あの時のことを思い出すとお腹のここら辺が熱く疼くんですよ」

 

そう言いながら頬を赤らめ手で抑える場所は子宮、生徒の目が物凄く痛いです

いやいや落ち着きなさい君たち、俺は何にもやましいとなぞしておらんよ?

 

「悠斗はん、責任取ってくれますね?」

 

やめろっつってんだろ!生徒の目がもう冷気纏ってんだよ!寒いんだよ!

これはあれか、俺をまず精神的にダメにしようという策略か、落ち着けこれは孔明の罠だ

孔明なら仕方がない、この策略も見事打ち破ってみせまっしょい

月読が楽しそうに斬りかかって来たので取り敢えずグレイズしておく事に

貸衣装がミリ単位で削れるがミリならバレないだろう。何度か避けていくうちにすぐ横で何か強烈な光が見えた

光源の正体は木乃香ちゃん・・・・・・あれ?もうせっちゃん弓に射たれたの?

城の頂上を見ると眼鏡さんとフェイトが木乃香ちゃんを見ている、いやフェイトこっち見てるな

この前無視したことを根に持っているのか・・・・・・なんと心が狭いやつよ!

そんなことを思っていると月詠から返事はいかがでしょ?と聞かれたので取り敢えずお友達でと答えておく

答えた瞬間しょんぼりしていたが・・・・・・まぁ生徒と同じ年代の子だしね。背徳感でいっぱいだけどな!

というかさっきの責任云々が告白だとは思ってもいなかったぜ、しかもこんな場所でとか。まずフラグなんて立てた記憶もないんですけど・・・・・・

まぁ過ぎてしまったことは置いておこう。眼鏡さん達も撤退していったのでこちらはもう安全と言ってもいいだろう

後は後ろに控えている生徒達を説得力底上げしまくって誤魔化さねば・・・・・・

 

 

 

 

説得という名の洗脳も無事に終わりシネマ村で解散することに。解散と言ってもまた自由行動に移るだけなのですけど

余談だがネギ君達も襲撃されたらしい、しかし襲撃相手の頭上に大きなタンコブがあったとかなんとか

「あの兄ちゃんはどこや!ぶん殴らな気がすまん!」と言っていたらしい、あの兄ちゃんってのは多分俺のことだが俺何したよ・・・・・・

ネギ君はそのまま親書を届けにいくとのことなので俺はどうするかなと茶屋によって団子を食べる

のんびりと三本ワンセットを食べ終えてお会計を済ませまた歩き出す。悪い子はいねーがー

結局悪い子を見つける事ができず、のんびりと過ごしていたらあっという間に時間は過ぎていき自由時間終了のお時間です

旅館に戻ると五班と朝倉以外がちゃんと集まっていた、まぁ五班と朝倉いるにはいるけどどう見ても式神です本当にry

 

夕食は各自自由時間の間で済ませるように伝えてあったので旅館で食べることはなく、中途半端な時間に団子を食べてしまった俺は夕食を食べていない

必然的に団子だけでお腹が膨れる訳もなく今の時間帯でお腹が空いてきた。俺も本山行ってご馳走になればよかったよと軽く後悔

瀬流彦先生と今日はどこに行った何をしたと、学生気分で会話をしていると電話が鳴った

表示された名前は学園長、なるほどサムライマスター(笑)が固まったか

電話に出るとやはりと言うか救援のお願い、しかしなんというかめんどくさい。木乃香ちゃん助けるのはいいけどフェイトに顔を覚えられるのがめんどくさい

悩んでいると学園長から臨時の手当を出すと言われたので直ぐに承諾、七桁程もらえるとなれば話は別よ

スキマを開き本山に、そこには石化した人達がわらわらと。見れば俺の生徒も石像にされているではないか

 

「これはいかんよフェイト君」

 

ここに居るのは魔法とは無関係・・・・・・無関係なのハルナちゃんしかいねぇ・・・・・・

ま、まぁいい。俺の生徒に手を出した罪その身で味わうが良い・・・・・・

 

 

空を飛びスクナが封印されている場所に向かう、しかし道中竜巻に巻き込まれてしまった

竜巻の中心にはネギ君とアスナちゃんせっちゃんがいる、なるほどこれはあれだ。竜巻による障壁だ

『風を操る程度の能力』で竜巻を難なく移動してネギ君達に近づく

 

「ようネギ君苦労してるね!」

 

「悠斗さん!?どうしてここに!?」

 

学園長に頼まれたことを説明すると自信の力不足を痛感したのか唇を噛み締めていた

しかし直ぐに切り替えるとここからの作戦を説明してくれる、聞けばここはせっちゃんとアスナちゃんの二人で対処するそうだ

原作通り進んでいるので俺は何も言うことはないので取り敢えず頷いておく

障壁が切れるらしい、切れる前にカモが仮契約しちゃいなよと緊急事態だからさっさとしろとキレる、これがキレる十代・・・・・・

魔法陣の中で二人の唇が重なる、光が一層強くなりカードが出現し唇を離す。アスナちゃんそんな複雑そうな目で見なくてもいいんじゃないかな

障壁が切れると同時にネギ君が『雷の暴風』で20体程鬼を吹き飛ばし杖に乗り飛び出す。俺も追う形で空を飛ぶ

空を飛んでいると何故魔法媒体も無しに飛べるのかと聞かれたので取り敢えず気合でと答えておいた

「気合・・・・・・いや悠斗さんなら・・・・・・」悩め少年、今のうちに理不尽と戦っておくのだ

そうこうしているうちに見えてきた、視力を上げて見ると木乃香ちゃんが祭壇に寝かされそこから魔力の柱が上がっている

急ぎましょう!とネギ君が更に加速しようとしたところ横から黒い何かがぶつかってきた

咄嗟に風の楯を張ったようだが防ぎきれず俺に・・・・・・え?俺に?

衝撃を殺せず勢いそのまま俺にぶつかってきたネギ君を支えることに失敗、地面に落下していくがまだ慌てるような状況じゃない

原作のネギ君と同様風を操り地面に降りる、慌ててネギ君の方を見るとネギ君も同じように風を操り無事なご様子

 

「へへっ嬉しいでネギ、こんなに早く再戦の機会が巡ってくるったぁな」

 

足音のする方を見ると小太郎がそこにはいた。なるほどさっきの黒い何かは狗神か

 

「ここから先は通行止めやネギ!」

 

そう言いながら立ち塞がるように俺たちの前を陣取る小太郎

 

「ネギ君は通行止めとして俺は?」

 

俺の存在に気づいた小太郎がスッゴイ怒ってる。何故だ・・・・・・

 

「兄ちゃんが投げた木刀俺の頭に当たってでっかいたんこぶ出来てもうたやんか!」

 

すごい納得した、初日で木刀を投げてしまおうとした時に聞こえた悲鳴は小太郎のだったか

 

「その・・・・・・なんだ?すまんかった・・・・・・」

 

「まぁええわ、もう気にしとらへんし。それよりも兄ちゃんについては何も言われたないで、好きにしたらええ」

 

とのこと、それじゃあ俺眼鏡さん倒して帰るからとシュタッと片手を上げネギ君にここを任せることに

空を飛び再び祭壇に近づいていく、なんかヒュンヒュン聞こえる。よーく見ると祭壇横に立っていたフェイトがルビカンテを召喚しており弓を射ってきていた

なるほど先程から掠めていたのはアイツの矢か。しかし当たらなければどうということはない。ひたすら交わしながら接近していく

ルビカンテが矢で攻撃するのを諦めてこちらに突撃してきた

『水難事故を起こす程度の能力』を使う。するとルビカンテが湖に引きずる込まれた、比喩ではない

自分で使っておいてなんだがスッゴイ怖かった、いきなり水が動いたと思ったらルビカンテにまとわりついて引きずり込むその様は例えるなら触手に絡め取られたゲフンゲフン

ルビカンテをスルーして今度はフェイトが立ち塞がる

 

「君は一体何者だい?魔法使いでもなければ人でもなさそうだ、かといって僕たちのような存在でもない・・・・・・」

 

魔法使いでもない人間でもないと軽く傷つく・・・・・・。魔法使いはともかく人間否定されるとか・・・・・・ワロス・・・・・・

現実に打ちひしがれていると祭壇の光が一層強くなった気がした

 

「どうやら封印が解けたようだね」

 

mjsk、スクナ来ちゃう?

wktkしながらスクナの登場を待ってみる、フェイトはそんな俺を見て呆れていた

 

「儀式は終わり、二面四手の巨躯の大鬼『リョウメンスクナノカミ』の復活や!」

 

オーッホッホッホと高らかに笑う眼鏡さんがこのあとの展開を思うと不憫でならない

あの巨体相手するの面倒だなと思っていると背後からネギ君が物凄いスピードで突っ込んできた

 

「そんな!間に合わなかったなんて・・・・・・!」

 

声ではそう言っているが目が諦めていない

 

「ラス・テル・ラ・スキルマギステル!来れ雷精 風の精 雷を纏いて 吹きすさべ 南洋の嵐 雷の暴風!!」

 

自身に残された魔力はもう僅かしかないはずなのに今放てる最大の呪文を討つ

しかしスクナに当たるが完全に弾かれてしまう、魔力を使いすぎたのだろう、その場で膝を付いてしまう

ちなみにこうして語っている俺だけど現在フェイトにすっごい警戒されて動けない

フェイトもこちらに集中して俺を動かさないようにしている・・・・・・だがしかし甘い、蜂蜜よりも甘い

スキマを開くとフェイトがそれに反応し『石の息吹』を放つが、『空気を操る程度の能力』を用いて俺とネギ君には届かないように調整

その間にスキマからエヴァちゃんを引きずり出す

 

「き・さ・ま・は!真祖たる吸血鬼の私をこのように扱いおって何様のつもりだ!」

 

「何様のつもりだと?俺はお前のご主人様だ!」

 

ヒューと冷たい風が吹いた気がした

 

「大丈夫か、茶々丸に診断してもらうか?頭を?」

 

凄く失礼なことを言われた気がする。さて皆さん覚えているだろうか、別荘で彼女と交わした約束を

 

「エヴァちゃん自分で言った約束忘れちゃうんだ、真祖の吸血鬼なのに約束も守れないんだ・・・・・・」

 

「約束?なんだ言ってみろ」

 

「俺に負けたら奴隷になるって約束」

 

エヴァちゃんがやってしまったという表情になる。そう、別荘での戦いでもしも俺が勝った場合は俺の奴隷になると豪語していたのだ

 

「約束の一つも守れないとか真祖の吸血鬼(笑)だねエヴァちゃん」

 

「やめろ!そんな不名誉な呼び方をするな!」

 

頭を抱えながら転がる彼女を周りの皆はこんな時どんな顔をすればいいのかわからないご様子

鼻で笑えば良いよと言おうとしたが実行すると多分エヴァちゃん泣き出しそうだからやめておこう

 

「さて真祖(笑)は約束を守るよね?だったら俺の言うこと聞いてくれるよね?」

 

「ぐぬぬ・・・・・・仕方あるまい、しかし奴隷はやはりやめにしないか?代わりのことならなんでもするから!」

 

ん?今なんでもするって言ったよね?

 

「だったらアレ始末してきてよ」

 

そう言いながら指差すのはスクナ、奴隷になるよりアレを始末する方がマシだと言っていたのでお願いすることに

さて、俺はフェイトを相手しようか。原作ならネギ君がアスナちゃんと協力して勝負するんだけどネギ君アスナちゃんとせっちゃん呼んだら完全に魔力尽きちゃったみたいでアスナちゃんに支えられている状態なのである。お疲れ様でした

せっちゃんはというと隠していた翼を曝け出して自分の正体をバラした

 

バッシーン!

 

と盛大に何かを叩く音が聞こえたが恐らくアスナちゃんだろう、そちらはアスナちゃんに任せて俺はフェイトに向き直る

フェイトはというとこちらを警戒して動いてこない、ならばこちらから仕掛けようじゃないか

右手に魔力左手に気を集め、両の手で挟み込むように霊力を混ぜる。魔力と気だけなら咸卦法、そこに霊力を混ぜると?

今の気分は天国と地獄、某勇者王の気分だ!

右手と左手を重ね合わせ唱える

 

「ゲル・ギル・ガン・ゴー・グフォ・・・・・・はぁああああああああ!」

 

重ね合わせた両手をフェイトに向かって突き出す、霊力魔力気が混ざったソレがフェイトに放たれ動きを拘束する

 

「うぉおおおおおおおお!」

 

渦となり周囲と隔離されたその中を走りフェイトに肉薄し、拳を突き刺す

 

「ぐっ!」

 

腹に強烈な衝撃を与えられくぐもった声を上げるフェイト

突き刺した拳を引き出すと同時に渦も消え、フェイト崩れ落ちる

 

「これが・・・・・・勇気ある者の・・・・・・絶対勝利の力だっ!」

 

言ってみたかったんだよねこの台詞!神様チートをありがとう!

見ればネギ君は10歳少年の憧れの眼差しでこちらを見、上半身と下半身がお別れしたフェイトは「わけがわからないよ」と呟きながら消えていった

消えたといっても水になった所を見ると水で作った幻像の様子、天国と地獄じゃなくても倒せたかもね

本当はゴルディオンでハンマーしたかったけどアレを使うとここら一帯が光になっちゃいそうだったので諦めた

エヴァちゃんはどうかなと見ればあちらももう終わるところ、木乃香ちゃん巻き込んでないよねとハラハラして見てみたが無事にせっちゃんが救出したご様子

 

「〝おわるせかい〝フッ・・・・・・砕けろ」

 

パチンと指を鳴らすと氷漬けになったスクナが砕け散る。さすがは闇の福音(笑)火力が違いますよ

スクナも倒し、木乃香ちゃんも無事に救出完了。これにて一件落着・・・・・・とはいかないのが世の常で

解決したと気を抜いていたネギ君達の背後にフェイトが現れ『石の息吹』を撒き散らす、俺とエヴァちゃんはまだ離れたいた場所にいたために防ぐことができない

せっちゃんが咄嗟に羽を広げ風を起こすが完全に吹き飛ばすことができなかった様子、アスナちゃんは服だけが石になり崩れ、ネギ君は右手から石化が進行し始めている

境界をいじり石化の進行を遅らせているが時間の問題だろう、エヴァちゃんは治癒系統の魔法は苦手だし俺は薬を作ろうにもここには材料がない

どうするかなと考えていたところ木乃香ちゃんから提案があった。「仮契約してもいいか」と

カモ曰く仮契約は対象の潜在力を引き出す効果もあるとのこと、確かにせっちゃんの傷を一瞬で回復したあの力なら可能だろう。だがしかし裏山けしからん・・・・・・っ

辺りを眩い光が包み込み仮契約が終わる、ネギ君の石化も解け今度こそ一件落着となった

 

「なるほど、こうして原作から大して逸れることなく進んでいくのか・・・・・・」

 

ポツリと呟いたこの言葉は誰に聞かれることもなく霧散していった



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十八話 修学旅行四日目と最終日でしょ

   

 

 

 

 

 

 

修学旅行四日目、旅館に戻るとストリップを繰り広げていたという式神をせっちゃんが回収し入れ替わる

しかし眠い、四日目も自由行動との事なので少し寝させてもらうとしよう

自室に戻り瀬流彦先生に事件の全容を伝えて仮眠を取ることに、布団に入るとほら、睡魔がすぐに襲ってきて・・・・・・

 

 

 

 

 

「――殺気ぃ!」

 

おかしいこの起こされ方二日前にもやられた気がする

枕を見ると今度は刀が突き刺さっている・・・・・・せっちゃん?

 

犯人は桜咲刹那、容疑を認めており今後は被害者男性との関係を調べていきたいと思います

 

こんなニュースが頭をよぎった、というかなぜせっちゃん?Why?

話を聞けば羽のことを黙っていて欲しいとのこと、今更羽があろうがなかろうが周りの態度が変わることはないんじゃないかと思うが・・・・・・

取り敢えず不安そうにしてたので承諾、それじゃあ俺は寝るからと再び布団に入ろうとしたところネギ君達が襲来。ざけんなふぁっきん

お前らは本山で少し仮眠を取れたかもしれんが俺は旅館に帰ってきてから学園長の報告に時間を取られて寝不足なんだぞと、言いたかったけど子供相手に大人気ないことはエヴァちゃんと違ってしないので黙っておくことに。さよなら布団・・・・・・

朝倉が班別の記念写真を撮るため手伝って欲しいと言っていたので一秒もかからず了承。そういうことなら手をかそうじゃまいか。写真撮影を俺が手伝っている間ネギ君達は観光に行くらしい。後で覚えてろよお前たちのアホ毛むしり取ってやる・・・・・・

 

まずは四班からということなので四班の部屋に向かおうとしたら引き止められた、部屋に行くんじゃないの?

曰く「旅館の部屋で写真を撮っても芸がない」とのこと。ならばどこでと思ったが現在四班がいる場所で撮るらしい

スキマを開いてと頼まれたので開く、場所はどこよと聞くと露天風呂とのこと・・・・・・露天?風呂?待て待て待てと思ったが時すでに・・・・・・露天風呂を思った瞬間すでにスキマは開き朝倉はそこから外に出ていく

露天風呂には当然裸の少女が5人集まっており・・・・・・落ち着け俺、確かに3-Aの面子は大人っぽかったり成長が早かったり中学生に見えないが未だ子供だ欲情するにはまだ危ない・・・・・・

目を瞑り座禅を組んで精神を落ち着けていると朝倉が戻ってきた、その顔から察するに良い物が取れたらしい。携帯に送っておくと言われたのでしょうがないけど、本当にしょうがないけど保存しておこう

次は三班、どこにいるのかと聞いてみたところ着替え中とのこと。なるほどさすがにそこはスキマで行くような場所ではない。部屋の前で朝倉を見送り廊下で待機しておく

パシャッ!とシャッターの音が聞こえる、撮影が終わったのだろう。部屋から勢いよく飛び出す朝倉と追いかけようと飛び出してきた千雨ちゃんと委員長が・・・・・・

 

「な!?先生なんでここに・・・・・・!?」「見るんじゃねー!!」

 

下着姿で廊下に飛び出してきた委員長と千雨ちゃんの拳により意識は刈り取られた

 

 

 

 

 

「おかしい三班の記憶がない・・・・・・」

 

記憶がないし頭も痛い、ぶつけたというよりも殴られたような痛みが・・・・・・

思い出せないなら重要なことじゃなかったんでしょと朝倉が言うので多分そうなのだろう、次は二班である

二班も部屋にいるらしい、結局半分が部屋での記念写真になりそうだ・・・・・・はて、半分?二班とあとは・・・・・・ぐっ頭が・・・・・・

二班の部屋に入ると肉まんの匂いが鼻腔をくすぐる。「先生もいかがですか?」と五月ちゃんが勧めてきてくれたのでお言葉に甘える事に

・・・・・・コンビニの肉まんはもう買わないことにしよう

肉まんを食べ終わり部屋から出る。あれ、何しに来たんだっけ

お次は一班、廊下で何やら騒いでいたところを発見、近寄ろうと歩き出すと何かを踏んづけた感触。はて?麻帆良の制服・・・・・・どういうことなの?

見れば鳴滝姉妹がチア三人組により強制的に着替えさせられ、着物を着ていた。顔は真っ白・・・・・・

なんかこれまでの記念写真で一番まともな気がする、双子が消してくれと頼んでいたがさすが朝倉華麗にスルー。そこに痺れるry

あと撮ってないのは五班と六班なのだが一緒に行動しているとのこと、スキマを開き朝倉を放り投げて合流する

どうやらこれから長さんとの待ち合わせ場所に向かうらしい。帰っていいと聞くと笑顔で駄目ですと返された。何故?

 

 

 

 

長と合流しネギ君の父親、サウザントマスターの隠れ家に向かう

正直何故俺まで行かなければならないのかと疑問を感じざるを得ないが大人らしくスルーしておこう

道中長がこちらを意識していたが無視、もしそちら関係の意識だったと思うとゾッとする。さすがにそれはないか・・・・・・

ネギ君が長からサウザントマスターの話を聞いている間俺は本を手に取り読んでみる。うん、ギリシャ語読めねぇ・・・・・・

何か読める本はないのかと探してみたがほとんどがギリシャ語やあちら側の世界の文字だったので俺には理解できなかった

長の話が終わり朝倉が記念写真をここで取ろうと言い出す、五班六班の面々が一階に集まり写真を撮っている

 

「少し大丈夫ですか?」

 

いつもの調子でだいじょばない!と叫びそうになったがぐっとこらえる

振り返ると長がいた、貞操の危機を一瞬感じたがさすがに愛娘がいる場所で襲われないだろうと思う

 

「貴方は次元漂流者だとお義父さんに聞きました。それだけなら安心でしたが未知の力も使えるとのこと、木乃香に何かするなどということは・・・・・・」

 

ブワッと長の体から闘気が吹き出したがどこ吹く風で答える

 

「俺の周りが平和ならどうでもいい」

 

これが俺がこの世界に来て思ったことだ。自分の回り、今だと3-Aの皆が幸せに平和に暮らせるなら手助けでもしよう

もちろん学園長からは別途で請求をさせてもらうが・・・・・・

そう答えると長は納得してくれたのか笑いながら去っていった、俺の貞操セーフ・・・・・・

写真撮影も終わり、ネギ君がもう少しここにいたいと言っていたので各自自由行動開始になったのだが誰も動かない

図書館組はここにある本に興味を持ちネギ君達はサウザントマスターについて興味深々で長に訪ねている

エヴァちゃんは想い人の住処であったここがいいのだろう、出て行く気配が感じられない

今日の集合時間まで軽く五時間程残っている、暇である・・・・・・

 

 

 

 

 

「・・・・・・と・・・・・・い、・・・うと・・・・・・せい」

 

誰かに体を揺すられている、誰だ俺の眠りを妨げるものは・・・・・・

 

「あかん起きひん、そろそろ時間やのに・・・・・・」

 

「どけ近衛木乃香、この手の輩はこうするに限る」

 

木乃香ちゃんが起こしてくれてたのか、なら起きるかなと思ったらエヴァちゃんの声が聞こえた。この流れはマズイ

 

「――やはり殺気!」

 

ズドン!と先程まで俺の体があった場所を真っ二つにする勢いでソファが切り裂かれていた

多分俺に安息の地はない、しかし眠れたのでよしとしよう

 

「木乃香ちゃん起こしてくれてありがとね、エヴァちゃんは後で物理的にお仕置きね」

 

天国と地獄を見せてやる・・・・・・

 

「気にせんといてええよー、なんや新婚さん気分で楽しかったわー」

 

長の顔から表情が消えた

 

「はっはっは冗談がうまくなったじゃないか木乃香、どれ悠斗君少しお話しようじゃないか」

 

声は笑っているが顔が笑っていない、お話も多分なのは式のO☆HA☆NA☆SIだろう。死にたくないから全速力で逃げ出すとしよう

 

 

 

 

 

 

 

無事に逃げ出すことに成功したが一層疲れた気がする、ホテルに戻るとどうやら俺達が最後だったらしい

班員の確認と点呼を取り夕食に、京懐石に舌づつみうち改めて京都に来たんだなと実感

夕食後先生の時間帯との事なのでお風呂に入る、前回と同じくネギ君が先に入っていた。お風呂嫌いでも露天風呂は気に入りましたとのこと

背中を流し合い途中新田先生と瀬流彦先生も合流し、お互いを労いながら風呂を楽しむ

風呂から上がりしずな先生に入ってくるように伝える、一緒に入りますかと冗談を言われたが顔を真っ赤にして断る。冗談でも笑えねぇよ・・・・・・

しずな先生が風呂から上がり次第今度は生徒の番となる、一気に入ると露天風呂なのにスペースがアレな感じになるので二つに分けて入らせる

途中ネギ君が委員長に連れて行かれるといったハプニングもあったが割愛

就寝時間も間近になり先生の見回りも激しくなる、ネギ君は一人で見回りさせると連れ去られてしまうとの事なので俺が一緒に回ることに

 

「修学旅行は楽しかったかい?」

 

「はい、とっても!長さんから父さんの手がかりも貰えたんです!」

 

昔の父さんの話も聞けて楽しかったですよ!と若干深夜テンションが混ざりつつあるネギ君。子供に夜ふかしさせてはいけません

一先ず旅館を一周してきてネギ君を寝かしつけることに、部屋に送ると直ぐに寝息が聞こえて来た。さすがに疲れが溜まっていたのだろう

さて見回り再開と行きますか・・・・・・

その後見回りを続けたが終始大人しく、俺も部屋に戻って眠ることに。今から寝れば六時間はいけるはず・・・・・・っ

部屋に戻ると八つ橋片手にゆかりんが待っていた、足元にはビールの缶がいくつも・・・・・・

 

「いいじゃない、少し付き合いなさいよ」

 

俺がゆっくり眠ることができるのは麻帆良に戻ってからかもしれない・・・・・・

 

 

 

 

朝チュンというものをまさかこんな形で経験することになろうとは思ってもいなかった

隣には酔いつぶれて眠っているゆかりんと途中から巻き込まれた藍、しっぽもふもふできて僕満足

足元には大量の酒瓶、途中から買いに行くのが面倒になったのでスキマを自室に繋げ引っ張り出すことにしたのだ

ゆかりんは平均一二時間寝るらしいので多分起こしても起きないだろうと考え藍を起こす

ゆかりんを藍に任せ俺はゴミを片付ける、立ち上がると頭痛がしたので『あらゆる薬を作る程度の能力』で二日酔いの薬を作っておいたのでそれを飲む

一気に呷ると頭痛も取れるわ匂いも取れるわ自分でも効能にびっくり仰天

眠気を吹き飛ばすため部屋に朝風呂に

脱衣所に使用中の籠が見当たらなかったので誰もいない一番風呂を味わうとしよう

 

「ふぃ~」

 

と口から間抜けな声が漏れる、風呂というのはこういうものだ

ぼーっと湯船に浸かっていると誰かが入ってきたご様子

入ってますよーと一応声をかけてみるが返事はこない

まぁ返事しないってこはは他のお客さんかなと思いながら体を洗うために湯船から上がる

 

「「あ」」

 

声が重なった、入ってきたのは一般の方ではなく月詠。え、なんでと疑問に思うが取り敢えず前を隠さなければと慌てる

月詠はというと俺のナニを見てしまってから真っ赤になって固まっている

隠し終わったのがいいが、月詠の手からタオルが落ちてしまう

真正面からそれ見てしまった俺はなんというかすべてを見てしまったというか・・・・・・

 

「~~~~~~~~っ!」

 

悲鳴を上げなかったことを喜ぶべきか、この状況を喜ぶべきか

いっそのこと逃げ出そうかと思い

 

「・・・・・・見ましたね?」

 

月詠から声が掛けられる、そこでバカ正直にはいと答えてしまうところがなんとも俺らしいというか・・・・・・

 

「今度こそ責任取ってもらいますえ・・・・・・」

 

顔を真っ赤に染めてこちらを睨みつける月詠が可愛い!落ち着け、孔明の罠だ

冷静に考えろ、確か月詠は今長さんの所で捕まっているはずだ、となるとここに居るのは偽物か脱走してきた月詠のどちらか

取り敢えず返事は善処します答えておき念話で長さんに確認を取ったところ、フェイトについての情報を提供することで釈放となったらしい

フェイトの情報重要ですもんね・・・・・・、ということはここに居るのは本物ということになり・・・・・・

 

「せっちゃん一緒に流しっこしよな~」

 

「おじょ・・・・・・このちゃん流しっこってそんなっ」

 

「ほら馬鹿ネギ、アンタも一緒に入りなさい。どうせ入ってないんでしょ」

 

「ちゃんと入ってますよ~、露天風呂に毎日来てますよ~」

 

ネギ君達が入ってきた、せっちゃんが月詠に気がつき臨戦態勢を取る、ネギ君も同じ。アスナちゃんは木乃香ちゃんを背後に隠す形で守っている

 

「月詠、貴様まだお嬢様を!」

 

せっちゃんが声を荒げるが対する月詠の声は小さい

しばらくブツブツ言っていたがバッ!とせっちゃんに向き直り

 

「センパイのアホ~~!!」

 

と叫びながら出て行った。残された俺達は唖然としつつ、やはりというかアスナちゃんの手によって俺の意識は刈り取られた

 

 

 

 

目を覚ますと部屋にいた、ネギ君が運んでくれたらしい、魔法で。見つからなくてよかったね・・・・・・

朝食を済ませ最終日は午前中に麻帆良に戻る予定、なので朝食後は帰り支度をし駅に向かい新幹線に乗ることに

京都駅にてお土産の八つ橋と地酒と漬物を大量に購入しスキマにぶち込んでおく

ホームで点呼を済ませ各自先生が締めの一言を言っていく

 

「楽しかったかー?でも麻帆良に戻って部屋に戻るまでが修学旅行です。気を抜かないようになー」

 

と俺の言葉、先生それって遠足じゃないのーと桜子ちゃんから声が上がり笑いに包まれる

最後はネギ君が締めることになっているのだが、いたいた。少し離れた所にいるではないか

ネギ先生ーと呼びかけるとこちらに気がつき走ってこようとして荷物に足を引っ掛け転ぶ、なんとも締まらない最後になったなぁ・・・・・・

新幹線ではあれほど騒がしかった3-Aも静かなもので規則正しい寝息が聞こえてくる、ハシャギ疲れたのだろう

本音をいえば俺も眠りたいが自重しておこう、しずな先生が微笑ましいものを見たと言わんばかりに一点を見ているので俺も見てみる

そこにはネギ君とアスナちゃんがくっついて眠っていた

なるほどこれは微笑ましい、ネギ君の顔はやり遂げたと言わんばかりにスッキリしている

 

「お疲れ様ネギ君」

 

そう言いながら落ちそうになっているタオルケットをかけなおし、俺も自分の席に戻るのだった




というわけで修学旅行編終わりですいかがでしたでしょうか?
月詠が原作と違ったり千雨ちゃんが原作と違ったり月詠が可愛かったり月詠が私のよm(ry

キャラが原作と違うのは完全に私の趣味に走ってますのでご注意ください
次回は番外編です、今度はどこの世界に飛ばそうか・・・・・・


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十九話 ただい麻帆良、またちょっとした番外編でしょ

正直暴走しすぎた感じが否めない
反省はしている、後悔はしていない


修学旅行最終日、つまり今日なのだが午前中に麻帆良に帰る日程だった

午後になり駅で解散ということで修学旅行も無事に終了。寮に着くまでが修学旅行とかさっき言ったがアレは嘘だ

駅で解散ということだったので早く部屋に戻り眠りたい一心でスキマを開く

そういえばこの前ゆかりんに聞いたのだが、出口を明確に考えずにスキマを開くとどうなるのかと、答えはこうだった

 

「出口を指定しない場合どこに出るかは完全ランダム」

 

とのこと、つまり最悪の可能性で宇宙空間につながる可能性もあるのだ。まぁ直ぐにスキマ開いて戻ればいい話なのだけど

――閑話休題

前回のSAOプチ旅行のように何処か適当に出かけるのもありかも知れないなと思いつつスキマをくぐり部屋に戻る

無事に部屋にたどり着けた事を安堵しベッドに飛び込む、スプリングが跳ねボフンと軽くバウンドする

横になると直ぐに眠気が襲ってきた、なんだかんだで京都ではまともに寝っていなかった気がする

ならば邪魔が入る前に眠ってしまおうと睡魔に身を委ねて意識を手放した

 

 

窓から差し込む日の光で目が覚めた。まさか一日眠っていたのかと飛び起きるが日の光の正体は夕日。念の為時計を確認してみるが・・・・・・良かった4時間程度眠っただけか

眠ったことにより疲れも幾分か取れた、背筋を伸ばすと体のあちらこちらから骨がパキパキと鳴る音が聞こえる

しかしなんとも微妙な時間に起きたものだ。時刻は4時半、夕食には当然早すぎるし何処か出掛け用にも時間がない・・・・・・

いや待てよと思い手帳を確認する、やっぱりだ。そういえば月曜日に休みをもらったのだならば旅に出るのもありだなと思い準備する

適当に作っておいた薬と念の為お金を何時もより多めに服などはスキマに置いておけばいいので実質持っていくのは腰に巻いたポーチと財布と携帯だけ

ゆかりんの言った通りに出口を考えずにスキマを開く。さて今度は何処に行くのかね・・・・・・

 

 

 

適当に開いたスキマを潜り抜け地面に降りる、周囲には人の気配がない

これは失敗かなと思いスキマを繋げて帰ろうと思ったが人がいないならチャンスではないかと思い杖を取り出す

学園長曰く能力を使用した状態で俺が魔法を使うと世界が麻帆良がやばくなる可能性があるらしい

ならばこの無人・・・恐らく無人。この世界でなら魔法の練習が出来るのではないか?そう思い杖を取り出したのだ

まずはと能力を使用しない状態で初級呪文を唱えてみる

 

「火よ灯れ」

 

難なく成功、前回一度成功したのでコツは掴んであるのだ

次に能力を使用した状態で唱える

 

「火よ灯れ」

 

以前と同じように視界が光で埋め尽くされるが今回はちゃんと考えがある。魔法を継続させたまま自身の魔力を徐々に徐々に下げていく

もう少し・・・・・・多分ここら辺・・・・・・っ

減らして減らして・・・・・・ここだというところで魔力の変動を止める、すると火が先程と違い安定している

魔法が暴走する原因は至って簡単、魔力を流しすぎたのだ。ならば魔力を減らしていくとどうなるかと思い実践してみた結果がこれだ

初級魔法が安定しただけでも軽くにやけてしまう

しかし初級だけで満足しないのが俺である、原作で超が使った魔法である『燃える天空』試してみようじゃないの

 

「え~と確か・・・・・・ プラ・クテ・ビギナル 契約に従い 我に従え 炎の覇王来れ 浄化の炎 燃え盛る大剣 ほとばしれよ ソドムを 焼きし 火と硫黄 罪ありし者を 死の塵に 燃える天空」

 

無事に成功。視界に収まる空間が超高温の炎に包まれる。『主に魔法を使う程度の能力』便利すぎる、魔法なら何でも使えそうじゃねこれ?

手のひらから放出を続ける燃える天空をじーっと眺め・・・・・・閃いた

放出を続ける魔法の範囲を段々と狭めていき圧縮させる、圧縮圧縮空気を圧縮・・・・・・

手のひらサイズに固まったソレを握りつぶし、取り込む

取り込む際に体に衝撃が鈍痛が走ったが気にしない

 

「まさかここまでできるとは・・・・・・さすが神様の特典万能チート・・・・・・」

 

将来のネギ君の『雷天大壮』やエヴァちゃんの『氷の女王』ように、今の俺は炎である

やばいめっちゃテンション上がる、炎の妖精の松○修造さん並にテンション上がる

仮に今のこの状態を『炎帝』と名付けるとしよう、性能はエヴァちゃんの女王様モードによく似てる

上位炎系統魔法の無詠唱発動が可能になってる、試しに魔法の矢を100矢程射ってみたけど弾幕はパワーだわこれ・・・・・・

そして何より驚いたのが酸素が存在する空間、且つ現状で視界に収まっている空間になら何処にでも転移が可能。闇の魔法マジチート

要するに空気中の酸素を燃やしてそこに移動するわけだが使いかってが良すぎる、相手の背後に回って魔法ぶっぱで大抵勝てるんじゃねこれ・・・・・・

闇の魔法を取得したことによって調子に乗り魔法の矢をバンバン放っていたら周囲の地形が最初の頃とだいぶ変わっていた、これにはさすがに焦った

いやでも無人世界だし大丈夫・・・・・・だよね?と更に焦りを加速させていると上空に影差す。生き物いるじゃん・・・・・・

おい誰だ無人世界とか言ってたやつ出てこいぶん殴る。私です、それに無人とは言ったが生物がいないとはいっていない

 

「時空管理局機動六課所属高町なのはです、そこの人投降をお願いします」

 

人間つーか魔王が来た

落ち着け俺考えろ俺、一歩間違えたらあの桜色の光の本流に包まれることになるぞっ!

慌てるな、慌てたら死ぬと思え。まず何故ここに魔王がいるのか考えろ・・・・・・どう考えても原因は俺だ。多分次元震起きちゃったんだろうね、スキマ開いた時か闇の魔法使った時に

そして魔王はこう言った「機動六課所属」つまり時代はSTSか、スカさんと会ってみたいな。違う今考えるのはそんなことじゃない

逃げるか?嫌ダメだサーチャー飛ばされてバレたら砲撃に呑まれる

戦う?もっとダメだ、腹黒狸とかプチ露出狂の閃光とか出てきたらもっとヤバイ。具体的に闇の書の防衛プログラムの最後レベルでヤバイ

魔王の言ったように投降?生き延びるとしたらこれが一番かも・・・・・・

ちなみに先程からスキマを開こうとしているのだが一向に反応してくれない、多分だがゆかりんが干渉しているに違いない、後で覚えてろよBBAお前の楽しみにしてた酒を飲み干してやる

もう素直に白旗上げておこうそうしよう、そう思い素直に魔王に投降することにした

 

 

 

 

 

 

なのはSide

 

 

ヴィヴィオが連れ去られ、地上本部のアイアンヘルが戦闘機人により壊滅。更に古代ベルカの王「聖王」が所持していた超大型質量兵器『聖王のゆりかご』まで出現

この後すぐ作戦開始というこの段階で次元震が起きた、なんとも間の悪い・・・・・・

次元震が起きた場所は第87管理世界、確かあそこには生物が存在しなかったはずだが何故そこで?

疑問に思いながらも現場に向かうとそこには人影があった、なんというかその・・・・・・

 

「凄く炎髪灼眼です・・・・・・」

 

何、小学校の頃に魔法に出会ってからそれなりに不思議な出来事は体験してきたけど今度はアニメや漫画の世界からキャラが出てくる?何それ怖い

でももし本当にシャナちゃんだったら良いなとかそんなふざけた幻想を抱きながら近寄り

 

「時空管理局機動六課所属高町なのはです、そこの人投降をお願いします」

 

いけない仕事をしなければと投降を申し出る。いきなり投降をお願いするのもどうかと思ったけど何しろ相手は炎髪灼眼、下手な行動をすれば斬られるかもしれない

彼女は・・・・・・いや彼?どっちだろう・・・・・・。髪は長いし見た目も完璧にシャナちゃんなんだけどその・・・・・・

 

 

 

 

―――絶壁すぎる

 

 

 

 

これで女の子だったら凄く申し訳ないけど余りにも凹凸がなさすぎて判断が出来そうにない

取り敢えずその人は少しだけ考える素振りを見せると素直に投降してきてくれた。近くで見ても凹凸ないよ・・・・・・

六課本部が先日の襲撃により壊滅状態なのでアースラに戻りはやてちゃんに事情を説明・・・・・・したのはいいのだけれど

 

「害意はなさそうやし放っておいてもいいんとちゃうの?」

 

それでいいのか六課隊長・・・・・・

まぁ私としてもこの後作戦決行だというのに今別の問題が増えるのは好ましくない。取り敢えず私も賛同することにし解放することになった

 

 

 

 

 

 

 

 

悠斗Side

 

魔王に連れ去られ、いや連れてこられアースラにやってきた。狸の予想外の対応に軽く戸惑いながら結果として放置されることになった俺はせっかくなので内部を探検することに

歩きながら考える、現在魔王達がアースラにいるということはスカさんは既に六課と地上本部を襲撃したのだろう。レジアスのおっさんの胃に穴がストレスでマッハ・・・・・・

考えながら歩いていたので前方不注意、誰かにぶつかってしまった。ぶつかったのはいいがなんだこの感触

ふと頭上を見るとオパーイが見えた。おおおおおお落ち着け、セクハラではない不慮の事故だ

内心でナイアガラの滝もビックリなほど汗をかきつつ謝ろうとしたが、ぶつかられた方は気にした様子はない。何故?

 

「君迷子かな?私フェイトって言うの。よろしくね?」

 

露出狂の人か、しかしこのオパーイはけしからん。しかし何故俺はこんな子供扱いをされているのだろうか。フェイトさんに頼み姿見がある場所まで案内してもらう

さすがに自室には連れて行ってもらえずに風呂場に連れてこられたのだが姿見を見て戦慄する

 

「誰やねんこれ・・・・・・」

 

鏡の前に立つそれはどうみても炎髪灼眼でした本当にry

落ち着け、さっきから落ち着けが口癖になるほどつぶやいている気がするが落ち着け・・・・・・

原因はなんだ?スキマか?いや待て・・・・・・闇の魔法か?エヴァちゃんもびっくりだよ!

TSとか誰が得するんだよ・・・・・・自分の体で欲情するほど俺変態じゃねぇよ・・・・・・

姿見の前で絶望している俺を見かねてフェイトさんが「よくわかんないけど頑張ってね」と言ってくれたが、わからないのに頑張ってねも何もないと思うんだ

これ性別元に戻るのかなぁと心配したが魔法解除すれば大丈夫じゃねと思い解くことに

さすがにこの場で解くと色々誤解を生みそうなので露出狂さんにお礼を言いつつ人気のない場所に行くことに

人気のない場所を探して歩くうちに倉庫に着いた、確かにここなら滅多に人が来ないだろうけどさぁ・・・・・・

まぁ色々気にしたところでしょうがない、さっさと元に戻ろうと魔法を解除した・・・・・・が

 

「戻りませんなぜでしょう。なぜでしょう・・・・・・」

 

髪の色目の色も黒に戻ったのだが俺の相棒が戻っていない、凹凸の無い体のままである

もしかしてこのまま麻帆良で授業受けないといけないのかと場違いな事を考えていたらスキマが開きゆかりんが出てきた

曰く、面白そうだからそのままにしておいた。とのこと。ふざけるなBBA死活問題だぞ!

抗議の声を荒げるがどこ吹く風、適当に相槌をうたれてスキマは閉じられた

これどうすんのよと、最近絶望に打ちひしがれること多いなと、考えているとサイレンの音が鳴り響く

 

『これより作戦を開始します、各員指定の場所に移動してください』

 

え、もう作戦開始なの?と驚きつつコソーリと俺もついていくことに

『正体を判らなくする程度の能力』を使い誰にも疑われることなくゆりかご付近に転送される

転送されたそこは激戦区でした、既に到着していた魔導師部隊によりガジェットがいくらか撃破されているが数が減っていく様子はない

AMFによって苦戦しているのだろう、航空戦力の人たちが顔を歪めている

せっかくなので日頃の鬱憤をここで晴らそうと閃いた俺は再び『炎髪灼眼』になることに

ふぅ・・・・・・さて、暴力の始まりだ

 

空を飛びまずは狸に近寄る、近寄ると何故ここにと叫ばれたので暇つぶしと答えたら怒られた。「遊びに来る場所じゃない!」ご尤も

まぁまぁ落ち着きなさいどーどーと宥めると同時に周囲のガジェットを魔法の矢で吹き飛ばす。AMFが発動しているがそんなもの俺には関係ない

唖然とこちらを見ている狸を放置しつつゆりかごに近づく、穴があいていないところを見ると魔王とロリっ子はまだ突入していないようだ

いっそのこと一番槍といこうかなと考えていると魔王とロリっ子が近づいてきた

魔王は何故ここに?と驚きロリっ子は警戒している

 

「暇つぶし、ストレス発散」

 

狸と同じく二人からも怒られた、別にいいじゃないか・・・・・・

聞けば二人はこれから内部に突入するとの事なので俺もついていくことに、そう言うと二人共苦い顔をしたが無視する

ゆりかごに穴を開けて突入すると言っていたので穴を開ける役目は俺がすることに

天国と地獄で開けようと思い前口上を喋ろうとしたが地味に長いのでカットし、とりあえずぶん殴る

殴ると無事に大穴が開いたので侵入しようと後ろの魔王を見ると空いた口が塞がっていない、なんともはしたない

「え、これも魔法なの?」とヴィータと相談しながら進んでいく魔王を尻目に俺はひたすらガジェットを粉砕玉砕していく

マ○オがスターを取ったとき、きっとこんな状況なのだろう。触れれば溶け、魔法を放てば爆発する。超、エキサイティン!!

途中ロリっ子と魔王が二手に分かれたので俺はどうするかなと悩み・・・・・・

 

「ロリっ子!君に決めた!」

 

「お前戻ったらアイゼンの頑固なシミにしてやるからな!」

 

ロリっ子についていくことに

ロリっ子は駆動炉に向かうらしく二人して道中邪魔をするガジェットを1UPする勢いで片付けながら進んでく

イィィイイヤッフゥウウウウウウウ!と叫びそうになるのを堪えながら進むと目の前のロリっ子が刺された

驚く間もなく俺にも刃が深く突き刺さる。がしかし、『炎髪灼眼』の状態を嘗めるでない、炎化し回避し虚空に向かって魔法の矢を放ち、爆散する

ロリっ子を見ると腹部を貫かれながらもソレを破壊していた、しかし出血が多いのか顔色が悪い

周囲から先ほどを同系統のガジェットが大量に現れたが取り敢えずと大量に魔法の矢を放ち始末する

ロリっ子の傷を治そうとスキマから薬を取り出し・・・・・・スキマ開くじゃねぇか!最初っからスキマで向かったほうが早かったわ!

今更文句を言っても仕方がないので取り敢えずロリっ子に薬を塗ることに

 

「さぁ服を脱げ!」

 

「嫌だ!」

 

当然のように抵抗されるが俺はそれぐらいじゃ諦めない、糸を操り動きを止め無理矢理服を捲り上げる。うわぁ・・・・・・罪悪感

傷口は思ったよりも深くすぐに治療したほうがいいのではないかというほどなのだが、俺を誰だと思ってやがる!

 

「ん・・・・・・・・・ひぁっ・・・・・・触るんじゃ・・・・・・ねぇ・・・・・・」

 

月詠に薬を塗った時もそうだったがこれ媚薬だったりしないよね?何でそんな嬌声を上げるの?

薬を塗り終わるとアイゼンで頭を叩かれたが炎化して回避しておく

ロリっ子を見ると傷口を見て驚いた様子だがすぐに目的を思い出して動き出す。お礼の一つくらい言ってくれてもいいじゃない・・・・・・

その後無事に駆動炉につき、ロリっ子がここは一人でやると言い出したので俺は魔王の所に向かう事に

「これ以上こいつに頼ってたらあたしが付いてきた意味が・・・・・・・」と聞こえたけど悲壮感が漂っていたので触れないことに

スキマを開いてもよかったのだがせっかくだから転移していくことに。

 

 

ボッっと燃えてシュッっと登場

 

ボッっと燃えてシュッっと登場

 

ボッっと燃えてシュッっと登場

 

ボッっと燃えてシュッっと登場

 

 

リズムゲーやってる気分だった

あっという間に王座についたが虹色のと桜色の魔力が凄く綺麗だった

暫くその景色に見とれていると魔王が吹き飛ばされた

じゃあ次は俺の番ねと魔王(小)に挑もうとしたら

 

「ヴィヴィオは私が助けなきゃいけないの!」

 

と言われたので渋々引き下がることに

「この子に任せたらヴィヴィオが死んじゃう・・・・・・」と聞こえた。なんと失礼な・・・・・・

暫く壮絶な親子喧嘩を見ていたのだが手持ち無沙汰は症に合わないので外に出て再び1UP作業に戻ることに

狸の所に戻ると大量のガジェットに苦戦していた様子。こちらに来て正解だったのかもしれない

『炎髪灼眼』を解き『霊力を操る程度の能力』でガジェットを駆逐することに

最近気がついたのだが東方の能力を使用する際ご丁寧にスペカまで使えるということが解った。神様特典マジ万能兵器

 

――霊符「夢想封印」

 

四つの霊気で作られた陰陽玉から大量の弾幕が放たれる

弾幕の密度が濃いのでサイズの大きいガジェットは避けることができずに被弾、そしてピチューン

ピチューンピチューンと周囲から絶え間なく音が聞こえるのがなんとも気持ちいい。エクステンドしそう・・・・・・

狸を見ると「大丈夫、うちらはおかしくない。この人がおかしいんや・・・・・・」と自分に言い聞かせてたのが聞こえた。俺がおかしいのはもう否定できない

 

掃討完了。

 

いい仕事したぜ!と額の汗を拭っているとゆりかごから魔王達が出てきた。話を聞けばゆりかごを完全に破壊するらしい

俺の出番?俺の出番?と期待に満ちた目で見つめていると溜め息を吐かれた

狸から「もう好きにしたらええよ」と言質を取ったので好きにすることに

『主に魔法を使う程度の能力』でどんな魔法でも使えるのではないかと思ってからやりたかった魔法がいくつかある。そのうちの一つがこちら

周囲から人が完全にいなくなったのを確認し魔力を練りこむ

四色の高密度の魔力球体をゆりかごの周囲に展開しサイズを拡大させる

 

「万象を為しえる根源たる力・・・・・・太古に刻まれしその記憶・・・・・・我が呼び声に応え、今ここに蘇れ!!エンシェントカタストロフィ!! これがあたしの研究成果よ! 」

 

展開した四つの魔力球体でゆりかごを押しつぶす、球体が触れた傍からゆりかごが削れていき最後には消滅する

やってみたかったんだよね!『エンシェントカタストロフィ』TOVではリタに一目惚れしてからひたすら使っていたのが懐かしい

 

「研究でこんな魔法作られたらたまったもんじゃあらへん・・・・・・」

 

狸がぶつぶつと呟いていたがそっとしておこう



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二十話 ちょっとした番外編でしょその2

今回もやりすぎた感が否めない、だが後悔はry


 

 

 

 

ゆりかごを無事に壊し、どこか諦めたというか悟りを開いたかのような表情をしていた狸達とアースラに戻ることに

道中レジアスのおっさんと遭遇し「是非地上本部に!」と息を切らせながら言われたが無視しておくことに。というか生きてたのなおっさん・・・・・・

アースラに戻ると事情聴取というなの質問攻めにあったがそこは割愛

魔王と露出狂の人に頭を撫でられたのが地味にショックだ。中身男でお前らよりも年上なんだぞ!

ロリっ子にお姉さんぶられたのがカチンと来たので焦がしておいた

質問攻めも無事に終わり、解放されることに

まだ麻帆良に帰るのは早いなと思いせっかくなのでこちらの世界を見て回ることに

見て回ることにしたのはいいのだが何故かエリオとキャロも着いてくることになった、お前ら事件の後なのに元気ね・・・・・・

どうやら親近感を持たれたご様子。身長か、身長が近いからなのか!

ミッドの首都クラナガンとかいう場所についた。日本でいう東京みたいなものだろうか、人が多い

こちらは事件が起きたことなど気にした様子もなく何時も通りの平常運転のようだ

屋台でクレープを買いながら三人と一匹で街を練り歩く

途中エリオが転びキャロを押し倒し胸を揉むという事件があったので、俺の中で『エロオ・揉んで犯る』という名前に改名しておく

 

適度にぶらつき適度に時間を潰したのでアースラに戻ってから自由に使えと一室を充てがわれたので、そこに買ってきた荷物を置きスキマを開く

行き先は翠屋である。原作でも評判のシュークリームを食べずにリリカルな世界に来たと言えるか!

翠屋に入ると恐らくだが桃子さんらしき人がいた、まじ年齢不明すぎる。蓬莱の薬飲んでますと言われても驚かないぞ俺は

シュークリームとコーヒーを頼み店内を軽く見渡すと士郎さんだろうか?物凄くこっちを見てくる正直怖い

視線に気づいていないフリをして頼んだものが届くまで手持ち無沙汰だったので昔を思い出してみる

前世では喫茶店店主だったわけだが正直なところそれほど繁盛していたわけではない、祖父に譲り受けたそこは高校卒業と同時に就職を探していた俺には何にも変えられない場所だった

決まった時間にコーヒーだけを頼み本を読む青年や、パソコンを持ち込みこちらもコーヒーだけでひたすらタイピングの音を響き渡らせる女性

稀に小中高の同級生が顔を出してくれる。それだけでも楽しかった。しかし翠屋見たく目玉となる商品が無かったことが繁盛しない原因だったのかもしれない・・・・・・

 

「お待たせしました」

 

コトンと商品を置かれ思考の海に浸かっていた頭を引き戻す

コーヒーもきっといい豆を使っているのだろう、俺の喫茶店とは・・・・・・ネガティブモードはもうやめよう

軽く頭を振り気持ちを切り替えシュークリームに手を伸ばす

一口齧ると中に入っていたクリームが自己を主張するかのように口に広がる

甘い、それでいてくどくない。なるほどこれは評判が広がるわけだ・・・・・・

あっという間に食べ終わりコーヒーを飲みながら軽く一息、お土産で日持ちのするクッキーでも買って行こうかな

確認を取ったところこちらの世界でも紙幣は一緒だったので少し多めに買うことに。ちなみにクラナガンでの買い物は向こうの紙幣に換金してから行った

シュークリームを20個ほどとクッキーを5袋購入しアースラの部屋に戻ることに

士郎さんが終始こちらを見てきたのが怖かった、何もしないのが尚更・・・・・・

アースラに戻り買ってきたシュークリームを取り敢えず目に付いた人に渡していくことに。シュークリームテロという可愛いらしい単語が浮かんできたが忘れよう

エリオとキャロに私たときは笑顔で喜ばれた、しかしエリオよ一口で食べるなよ・・・・・・

ティアナとスバルに渡したときはスバルは喜んでティアナは疑いながらも受け取ってくれた、そしてスバルお前も一口か!

他にもMobであろう人にも渡したので残りは10個程、案外人と出会わないものなのね

狸はどこかなーと探し歩いているとリンディさんに捕まった、お前も蓬莱の薬飲んでるんだよなそうだよな!?

そのまま連れられ艦長室に、そこには狸を始め豪華原作メンバー大集合と言った感じで皆集まっていた

翠屋のシュークリームを手渡し何故ここに連れてこられたのか聞いてみる

 

「申し訳ないけど部屋を監視させてもらっていたわけだが、この空間に現れた歪はなんだ?」

 

この中で唯一の男の外見のクロノが質問してくる、現状体は乙女の部屋を覗くとかお前訴えるぞ・・・・・・

しかしスキマを見られてたのか面倒な、説得力を上げあれはレアスキルだと説明しておくことに

皆レアスキルなら仕方ないと言わんばかりに納得していた、神様ありがとうございます。この能力の御陰で今日も平和です

話はこれだけだったようですぐに解放された。むむむ、ゆりかごも堪能したしあとやることと言えば・・・・・・スカさんに会ってないな

善は急げとスキマを開き独房に繋げる、突如現れた俺にスカさんは戸惑っていたが暫くすると何か勝手に納得していた、さすがマッド頭の作りが違います

 

「君がゆりかごで色々と暴れまわっていたのは見ていたよ、中々興味深い力だ」

 

俺としてはクアットロのISをどのような目的で作ったのか、そちらのほうが興味深いのだが・・・・・・ステルス迷彩とか男の浪曼じゃん!何に使うかは言わないけど!

俺もアレ欲しいと言うとISは先天固有技能らしいので俺には使えないとのこと、ガッデム!まぁ俺には光を屈折させるという能力があるからいいけど・・・・・・やっぱ迷彩は浪曼なんよ・・・・・

その旨をスカさんに伝えると浪曼をわかってくれた、やはりスカさんも男だな

適当に会話をして時間をつぶし部屋に戻ることに、アースラの部屋に戻ると魔王がいたので逃げ出そうとしたが回り込まれてしまった

聞けば模擬戦を行いたいとのこと、物理的に精神的に俺の死亡フラグが立ってしまったようです

 

 

 

 

 

 

アニメで見た六課の新人訓練に使われていたように何もない場所で魔王がモニターをいじると殺風景だったそこにビル群が現れた

こっちの技術どうなってんねんと軽く戦慄したがすぐ気を取り戻す、何せこれから六課メンバーと戦うのだ、一瞬の油断がトラウマに繋がる

ちなみに最初は魔王一人と模擬戦の予定だったのだがニート侍も殺りたい、露出狂の人も殺りたい、ロリっ子も殺りたいと続々と希望者が現れた。

さすがに連戦するのは面倒だと伝えると狸が何をトチ狂ったか

 

「ほんなら六課メンバーVS君でえぇんとちゃう?」

 

と言い出した、それにはさすがに死が付き纏うので却下したのだが

 

「あんだけ力あるのに自信ないとか自分小さいな~」

 

フッと鼻で笑うおまけまでもらってしまってはこちらも引き下がるわけにもいかず気がつけば受けてしまっていた、おのれ孔明・・・・・・

 

 

 

 

「準備は出来ましたかー?」

 

訓練室外でシャーリーがアナウンスで呼びかける。こちらはデバイスなどの準備の必要がないので手を挙げて答える。狸陣営も準備が出来たご様子

 

「それではこれより六課VS謎の人物により模擬戦を開始します。カウント――3、2、1」

 

スタートですと声が聞こえたと同時にフェイトがこちらに斬りかかってくる、はえーよ!

こちらは未だ詠唱すらしていないので炎髪灼眼にはなれない、ひたすら避け続けているとオレンジ色の弾丸が頬を掠めていった

色的にティアナかと思いそちらを見ると彼女の周りに先ほどと同じであろう弾丸が大量に浮いている

 

「ファイア!」

 

とティアナの叫び声とともに周囲に展開していた弾丸が一斉に襲いかかる

同時にフェイトもその場を離れて回避する、直前まで俺に斬りかかっていたので俺には避ける余裕もなく被弾してしまう

 

「やった!?」

 

手応えありと声を荒げるティアナだが、アカンてそれフラグや

煙に包まれて見えない視界を晴らすために『風を操る程度の能力』で煙を晴らす

そのまま風に乗り背後を取り意識を刈り取ろうと首筋に向けて手刀を放つがスバルに阻まれる

 

「ハァアアアアアアア!」

 

スバルとの一瞬の拮抗の後、俺の体は吹き飛ばされ体制を崩す。その隙を逃すまいとエリオが突っ込んでくるが風を使い自分を空高く飛ばす

さてどうするかと考えさせる時間すら与えてもらえない

シグナムが伸ばした連結刃がこちらに向かって放たれる

しかし鞭のようにしなる連結刃ならば対処は簡単だ、旋風を巻き起こし軌道を変える

上空から見回してみるがスバルとザフィーラは主に後衛組の防衛に回る様子、キャロとシャマルは回復とブーストをかける役

フェイトとシグナム、それにエリオは前衛組だろう。こちらの様子を伺い隙あらばと見ている

はやてとなのはは魔力を貯めているように見える。大きいので終わらせようとしている?

しかし仕掛けてこないのなら都合がいい、詠唱を開始し・・・・・・術式固定――掌握!

炎髪灼眼の状態になり、攻めに転ずる。放置しておくと厄介な後衛から潰しておくことに

なのはの背後の空気を燃やし魔法を放つ・・・・・・その前に斬りかかられた

フェイトだ、その姿はもうスクール水着である。エリオが顔を真っ赤に染め視線をそらすのが見えた

真・ソニックフォームだったか?防御を捨てて速さを追求した姿らしい

厄介な、そう思い後衛は諦め回復役と支援役を潰すことし転移するが再び防がれる

 

「厄介だなお前はぁ!」

 

空間を燃やし転移するのは万能ではない、事前に空間を燃やすのだ。自分が何処に転移するのかバラしているようなものである

本来はこのように集団戦でこそ転移が栄えるものなのだがいかんせん向こうにフェイトがいるのが辛い、あの速度では何処に転移しても追いつかれるだろう

転移するたびについてくるフェイトに驚嘆しつつ軽めの爆発を起こし距離を取る、こうなったら量で押しつぶそう

炎の矢を1001矢放ち数を減らそうとする・・・・・・が

 

「がぁああああああああ!」「クラールヴィント、防いで!」

 

狼が吠え銀の鎖が地中から飛び出る、シャマルが叫び緑色の盾が広がる

防がれたのである、さすがにこちらも驚きを隠せない

その隙を突かれ桜色とオレンジ色の弾幕が迫り来る、どんな量の誘導弾だよこれ・・・・・・

先程自分で放った矢の量を棚に上げ誘導弾を避ける、避けるがしつこいなコレ!避けても避けてもこちらに迫り来る

 

「来よ、白銀の風、天よりそそぐ矢羽となれ!」

 

ぎょっとし声が聞こえたそちらを見るとはやての眼前に巨大な魔法陣が展開されており、その中に小型の魔法陣が四つ展開されている

やばい!と思い逃げようとするが二つのシューターが更に加速に逃げ場がない、あれこれ死んだ?

 

「フレースヴェルグ!」

 

杖を振り下ろし魔法陣から複数の弾が一気に放出される、俺の矢より多いんじゃないですかね!?

焦りが動きを鈍くしシューターに被弾し、更に動きが鈍くなり

 

――光に飲まれた




戦闘描写ですがこんなものでどうでしょうかね?自分で書いているとテンションによりおかしいと思えなくなっているのが辛い・・・・・・
オリジナル魔法の『炎髪灼眼』ですがまんまアレを思い描いてください、次回で番外編も終わり日常に戻ります
『炎髪灼眼』の『炎化』ですが物理は避けれますが純粋な魔法による攻撃は無理です、ネギの『雷天大壮』と一緒です


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二十一話 ちょっとした番外編その3

 

 

 

はやてSide

 

 

長距離砲撃魔法『フレースヴェルグ』相手は死ぬ

とまではいかないけどそれなりに威力がある方だと自負している

何より砲撃魔法なのだ、なのはちゃんの『軽く星をぶっ壊す(スターライトブレイカー)』には劣るかもしれないけど手応えはあった

 

今私達機動六課はゆりかご事件に恐らく協力してくれた謎の人物と模擬戦を繰り広げている

謎の人物と称してはいるけど見た目がどう見ても『炎髪灼眼』。凹凸が無いので性別がわからないけど

その人物はなんというか一言で表すなら「ありえない」存在だった

大量のガジェットをあっという間に殲滅したかと思えば、ヴィータは傷を塗り薬で直してもらったと言う

最終的にはその人は研究成果という魔法を使いゆりかごを消失させた。そんな魔法研究しないで欲しい、そのうち隕石でも降らしてくるのではないかと思うとゾッとする

そして今その人物は私の砲撃に呑まれた

これで終わってくれれば御の字だが、そう上手くいく程世の中そんなに甘くない

砲撃が止み、彼の撃墜を確認するためにサーチャーを飛ばす・・・・・・が

 

「いない!?」

 

その場に彼はいなかった。おかしい、確かに直撃したはずだ!

慌てて周囲を見回す、みんなにも念話で確認を取るが確かに直撃したのを見たとのこと

ならば何処に?地面を確認するが墜落した様子もない

そんなときサーチャーに反応があった・・・・・・え?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悠斗Side

 

 

 

『密と疎を操る程度の能力』

伊吹萃香が操るこの能力は自身の体を霧にすることができる

砲撃にのまれた瞬間この能力を使用し霧となって文字通り霧散した

自身が霧になっていく感覚がなんとも表現し難い感覚だったので今後の使用は控えるとしよう・・・・・・

見ればはやて達は混乱しているご様子、一応直撃したという手応えはあったのだろう。実際直撃してから霧になったわけだし

サーチャーを飛ばしたようだがもっと混乱するんだろうね、霧の状態だから周囲にいるようなものだし

まぁこれくらいでいいでしょ、と密を操り実体化する。六課の表情で今日も飯が美味い

しかしこれからどうしようか、『炎髪灼眼』で転移をしながら片付けていく予定だったがフェイトによって防がれてしまう

いっそのこと時間を止めるかとも悩んだがそれでは芸がない、そもそもこの体はPAD長と違って人間の体なのだ。肉体年齢が加速するのは好ましくない

デバイスを破壊、これはもっとNG。思い出の品とも言っていいレイハさんやバルさん、シュベルトなんちゃらを壊してしまっては完全に悪役だろう

まさか俺がぐぬぬ顔をすることになろうとは・・・・・・

そうこうしているうちにシグナムとフェイトが抜群のコンビネーションで仕掛けてくる

スキマからトンファーを取り出し迎え撃つ

 

「トンファー使うと思った?残念足でしたー!」

 

トンファーキックをシグナム目掛けて放つ、トンファーに集中していたシグナムは咄嗟にガードするが吹き飛ばされてしまう

やはりトンファー流は良い物だ、心が現れる

テンション上がってきた、こちらもギアを上げるとしよう

『距離を操る程度の能力』でフェイトとの距離を離しエリオに肉薄する

突如目の前に現れた俺に一瞬だけ身を竦ませたエリオだがそこはさすが魔王に訓練を受けていただけはある。すぐにこちらに攻めかかる

だが甘いぞ少年既にここは私の間合いだ

 

「トンファータックル!」

 

どこか中国拳法を思い出させるような体術でエリオを吹っ飛ばす、吹き飛ばされたエリオが立ち上がる気配がないところを見ると気を失っているのだろう

さすがトンファー流恐るべき力だ・・・・・・

 

「ユニゾンイン!」

 

後方で赤い光とともに声が聞こえた、振り向くとシグナムの髪の色や服の色が変わっているあれがユニゾンですか

 

「剣閃烈火!火竜一閃!!」

 

掛け声とともに炎で形作られた剣が伸び迫り来る

しかし伸ばされた炎の剣は俺にあたることなく通り過ぎる

『無意識を操る程度の能力』

シグナムにこれをかけ無意識に剣の軌道をずらさせた、シグナムからすれば驚天動地だろう

地霊殿つながりで『核融合を操る程度の能力』が頭に浮かんだがこれを使うと世界がヤバイ

シグナムがならばと斬りかかってくるが無意識の内に逸しているので俺に当たることはない、傍から見れば避けているように見えるのかもしれないが・・・・・・

段々とシグナムが可哀想になってきたので退場させることに

トンファーをスキマに戻し今度は箒を取り出す、箒に跨り『主に魔法を使う程度の能力』を使う

 

彗星「ブレイジングスター」

 

箒に跨ったまま突進、ただそれだけだが威力はすごい。主にMUGEN動画で戦慄した

そのまま箒でシグナムを轢き逃げ、直線上にいたシャマルとキャロも巻き込む。キャロェ・・・・・・

これで残りは7人、正直な所段々と面倒になってきた

誰も前に出てこないのである、フェイトも後衛を守るために下がったためにこちらから仕掛けねばならない状況になった

攻める側にもデメリットがある、カウンターを取られやすかったり、技の対処に時間を与える形になったりetc

しかしだからと言って俺が何もしないわけがない、はやてが砲撃で来たのならこちらは地域殲滅型だ

『雷を起こす程度の能力』と『主に魔法を使う程度の能力』を選択

 

「天光満る処に我は在り、黄泉の門開く処に汝在り、出でよ神の雷!」

 

やはり雷を操るのならこれを出さねば気がすまん、シリーズ通して個人的お気に入りをご覧あれ!

 

「これで終わりだ、インディグネイション!」

 

7人が固まっているその足元に紫色の巨大な魔法陣が展開される、呪文を唱え終わるとともにその場所に本当に神の雷ではないかと見紛う程の雷が降り注ぐ

どれくらい降り注いでいただろうか、魔法の放出も終わり、そこに立っていたのは一人もいない

やりすぎた感否めない。もしかして殺っちゃった?と冷や汗をだらだら流しているとシャーリーのアナウンスが響き渡る

 

「な、謎の人物の勝利で模擬戦を終了っていうか救護班早く来てー!!」

 

ブスブス焦げている半分ほどの六課メンバーを見てシャーリーが慌てたように救護班を呼ぶ

それを聞きながら俺はそっと薬を置きスキマを開くのだった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「心臓止まるかと思ったわ・・・・・・」

 

逃げるように麻帆良にある寮監室に戻る、逃げるようにじゃなくて逃げてきたんだけどね!あのままあそこにいたら罪悪感で押しつぶされそうになるお・・・・・・

ま、まぁ万能塗り薬置いてきたから許して欲しい、効果はヴィータが身をもって経験済み。更に念の為手紙を書いて置くことに、内容はごめんなさいで埋め尽くされてるけどな。オヤシロ様もきっと許してくれるはず

手紙を送るとなんとか落ち着いてきた、スキマから翠屋のクッキーを取り出し一つ抓む。あら美味しい多めに買っておいて正解だった

なくなったらまた買いに行こうと考え時刻を確認する、日付は四月の二十七日を表示し時刻は昼の一時を少し過ぎたところ

そんなに長く向こうにいたっけか?と疑問に思ったがSAOの時も思いのほか時間が過ぎていたことを思い出す。別世界に行くとどうも時間のズレが生じるご様子

まぁ今日は日曜日なので学園もお休み、急ぎでやらなければならない事も無いので暇つぶしでエヴァちゃんをからかいに、もとい遊びに行くことに

 

エヴァちゃんの家に着くと先着がいるご様子、はて誰だろうと茶々丸さんに通され室内に入ることに

 

「エヴァンジェリンサン、僕に魔法使いの戦い方を教えてください!」

 

部屋に入るとネギ君がちょうどエヴァちゃんに師事をお願いしているところだった

 

「・・・・・・本気か?」

 

エヴァちゃんがニヤリと笑う、これはどう見ても悪巧みしていますという顔だ・・・・・・

ネギ君が本気ですよ返事をすると、エヴァちゃんは右足をネギ君の眼前に差し出した

 

「まずは我が下僕として永遠の忠誠を近い足を舐めろ、話はそれからだ」

 

「アホかーッ!」

 

スパーンッ!とアスナちゃんのハリセンが響き渡る。ネギ君代わって、俺が舐めるから

アスナちゃんとエヴァちゃんが口喧嘩している内に舐めておこうと頭を下げたら踏み潰された。これはこれで・・・・・・

踏み潰されている間に話がまとまり今度の土曜日に弟子にするかのテストをするとのこと

ネギ君とアスナちゃんが帰るのを見送りエヴァちゃんに聞いてみる

 

「どうして弟子にしないの?」

 

「ふんっ私は別にどうでもいいのだがな、他の正義を謳う魔法使いがうるさいんだよ」

 

なるほど確かに、英雄の息子が闇の福音に弟子入りとか自称正義の魔法使いの方々にとっては信じられないことだろう

エヴァちゃんも苦労してるんだねーと言うと鼻で笑われた、何故・・・・・・

 

「その苦労した結果で生まれたストレスをテストと称して発散させてもらうのさ」

 

テストの内容は別荘内でエヴァちゃんに一撃入れれば合格とのこと、なんという無茶を・・・・・・

さすがエヴァちゃん考えることが汚い、そこに痺れるry

でもさすがにそれだとネギ君に勝ち目がなくなってしまう

 

「エヴァちゃんせめてそこは妥協して茶々丸さんに一撃当てるくらいでいいんじゃないかな?」

 

「何故私が妥協せねばならない、元々弟子なんていらないんだ。なら無茶無理無謀の難題をふっかけてもいいじゃないか」

 

むー、原作でのネギ君強化イベントがこのままでは消えていってしまう

 

「それじゃあエヴァちゃん俺と賭けをしよう、模擬戦をして俺がエヴァちゃんに勝ったらさっきの条件にすること。俺がエヴァちゃんに負けた場合は奴隷でもなんでもなってあげよう」

 

ピクリとエヴァちゃんが反応したが

 

「・・・・・・忘れたのか?一応私は貴様に二度負けているんだぞ?自分が不利な賭けを受けるバカがどこにいる」

 

と返された、なるほどそれなら条件をつけよう

こちらはトンファーを使わない旨を伝えると態度が一変した

 

「フハハハハ!貴様私に賭けを持ち込んだ事を後悔するがいい!」

 

テンション上がりすぎだろ・・・・・・、そんなにトンファーが嫌か・・・・・・

先に別荘で待っているぞと笑いながら地下に行くエヴァちゃん

でもやっぱり忘れてるんだね、元々トンファー流ってトンファー使わないんだよ・・・・・・

 

結果は言わずもがな、取り敢えず茶々丸さんに一撃当てれば合格という条件にしてもらった。暫くエヴァちゃんが口を聞いてくれなかったのが地味にショックだった



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二十二話 試験当日でしょ

難産です。ネタが・・・・・・ネタがないんじゃよ・・・・・・
というか次回作でラムダ出ないんですけどどういうことですか!法定で会おう!


一週間が経った。ネギ君が古菲に弟子入りを志願し何故かボーリングに行ったり。まき絵ちゃんが新体操で何か思い悩みネギ君が太ったり痩せたりと色々あったが、俺は何もしていない。ボーリング呼んでくれたっていいじゃないの・・・・・・

別に悲しくなんかない、これは心の汗だ

まぁ色々あったが俺は平常通り、副担任の仕事をしながら夜間警備の仕事をしていただけ。それだけ・・・・・・

別にネギ君のリア充っぷりが妬ましくなったりとかはしない、大人ですから。精々藁人形にごっすんごっすん五寸釘するくらいだ

一人でカラオケとかゲーセンに入り浸っているあいだにリア充ってるネギ君なんてアホ毛だけ伸びればいいんだ・・・・・・

 

 

 

――閑話休題

 

 

そんなことが有りながら試験当日。時刻は深夜0時。にも関わらずギャラリーが多いのは何故だ

エヴァちゃんも顔をひくつかせながら問い詰めてる。まぁ仕方ないね、魔法を秘匿しなけりゃならんのにこんなギャラリーいたら困るもんね

 

「まぁ俺は困らないから別にいいけど」

 

「本音がダダ漏れだぞ貴様・・・・・・」

 

っべー、本音出ちゃってたわっべー

口調が気に入らないからと殴られた、マジで痛い

 

いつの間にか始まっていたネギ君と茶々丸さんの試合、ネギ君の功夫が思ったよりも様になっているのが驚いた。これが天才ってやつなのね

 

「ふんっ、だがたかだか二日程度の修行だけではスピード・パワーが追いついた所で勝てんさ」

 

ほら、見ろ。と言われ試合の方に視線を戻すとネギ君のカウンターを茶々丸さんが壁を蹴って跳ねるという動きで回避した。茶々丸さんかっけぇっす!

カウンターに失敗したところに茶々丸さんの蹴りをモロにくらってしまったネギ君を見てエヴァちゃんが舌打ちをする。随分とご機嫌斜めだ

エヴァちゃんがネギ君に辛辣な言葉を投げかけ諦めるように告げる。が、ネギ君は意外に頑固なのである。当初の条件がネギ君がくたばるまでと決めたのだが時間制限は決まっていない。つまりネギ君が諦めない限りこの試験は何時間でも続くことになる

エヴァちゃんは少し慌てた様子で止めようとするがネギ君は聞く耳持たず。なんだかんだで心配してあげるエヴァちゃん可愛い

 

一時間程経っただろうか、ネギ君の顔は腫れ上がり動きにキレがなくなっている

ギャラリーとして見に来ていた亜子ちゃんとまき絵ちゃんが泣きそうになっている。裕奈ちゃんとアキラちゃんは泣くのは堪えているようだがその顔色は悪い

あ、アスナちゃんが飛び出し・・・・・・まき絵ちゃんに止められてる。説得Timeが始まったご様子ですが俺は気にしない。何言ってるのか全部知ってるしね!

原作知ってるのも面白みがないかなとか最近思い始めてるけど記憶をいじるつもりは無いので諦めました

まき絵ちゃんの言葉で隙が出来たというのか。

 

――ペシン

 

と柔らかな、しかし確かに茶々丸さんの頬にネギ君の拳が当たった、エヴァちゃんがポカーンと口を開けていたのでスキマから翠屋クッキーを一つ放り投げたら袋ごと奪われた。解せぬ

そこからはある意味修羅場だった。茶々丸さんがネギ君を痛めつけた悪者、という感じでギャラリーから見られてるし。ネギ君は中々起きないし古菲が茶々丸さんに勝負申し込んでるし・・・・・・

逆に目が覚めてしまえばトントンと話は進んでいった、中国拳法は続けておけとのこと。なんでも体術は嫌でも必要になるとかなんとか。ちゃんと心配しているあたりエヴァちゃん天使である。可愛い!言ったらやはりと言うか殴られた、頬が少し赤くなっていたので照れ隠しであろう。愛いやつめ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後、ネギ君の特訓が始まった。暇つぶしに見に行くとアスナちゃんに本屋ちゃん木乃香ちゃんにせっちゃんの4人もいた。何故と思ったがネギ君が手に仮契約カードを持っていたのですぐ納得。魔力供給したままで魔法使わせるのね、エヴァちゃんの特訓地味系ハード

4人に180秒間契約執行した状態で対物対魔・魔法障壁を全方位に三分間。ネギ君はバカ魔力は持っているが使いこなせていないのが現状だ。その状態で先程のを三分間継続させた後に魔法の矢を199本、倒れるのも無理はないだろう

しかし障壁に当たって散っていった魔法の矢が綺麗である、あれいいな俺もやろう。ということで『炎髪灼眼』になりその状態で200矢ずつ放っていく、季節はずれの花火みたいできれいだぞおい!

最高にハイってやつだ!と楽しんでいたら糸が首に絡めついてきた、グエェ・・・・・・。犯人を見ると唖然と困惑、憤怒の三種が混ざったような顔をしている。はて何故だ?

 

「どうしてお前は闇の魔法を使えるんだよ・・・・・・」

 

説明するの忘れてたでござるの巻。というわけで物凄く簡単に、適当に説明しておくことに

 

 

――オリ主説明中

 

 

「お前絶対人間じゃない」

 

真祖の吸血鬼に人外認定された俺は一体なんなのだ・・・・・・

まぁ流石に神様特典チートすぎワロタwwとは思うけどさ、文句ならこの特典の許可を出した神様に言ってくれ

暫くネギ君の特訓は続くようなので見学組の古菲と夕映ちゃんとお茶することに

 

「む、このクッキー美味いアルね・・・・・・、手が止まらないアルよ」

 

「確かにこれはやめられない止まらないです。こんなに美味しいのに店名を聞いたことがないなんて・・・・・・」

 

勿論お茶菓子は翠屋クッキーである。在庫後二袋・・・・・・

のんびりとネギ君の特訓を見ていると夕映ちゃんから質問を投げかけられた

 

「神楽先生も魔法使いなのですか?」

 

なんとも答えづらい質問であること。

 

「魔法は使えるけど魔法使いじゃないよー「綾瀬、こいつが魔法使いだったら世界がヤバイんだ」」

 

エヴァちゃんに凄く失礼な事を言われたけど否定できない自分が悔しい・・・・・・ビクンビクン

「魔法使いじゃないのなら一体・・・・・・」と質問されたが適当にあしらっておくことに。段々と俺もなんなのか疑問に思ったりするからな・・・・・・。種族カテゴリー的には人間なんだけどね!

 

 

 

 

 

特訓が終わり解散となった頃にアスナちゃんがネギ君に「パイパン」と言われていたのが聞こえた

ブーッ!と吹き出しその先にはエヴァちゃんがいた。顔が般若である

 

・たたかう

 どうぐ

→逃げる

 

選択肢を選ぶまでもなく逃げよう、しかし糸に絡め取られてしまった

 

 

 

 

おかしい記憶がない。何故エヴァちゃんの家にいるのだ

何があったかと思い出そうとしながらリビングに入るとエヴァちゃんが眼鏡をかけていた。あ、自分眼鏡属性ありっす。あざっす

能力で無意識を操りこっそりと背後に近寄り・・・・・・

 

「眼鏡エヴァちゃん取ったどー!」

 

脇に手をかけ高い高いする。眼鏡似合いすぎだろ貴様、鼻血出るわ!あ、ハルナてめーは駄目だ。神楽×ネギとか書いてる時点で駄目だ

高い高いから下ろすと顔面を殴られた。へこんで前が見えねぇ・・・・・・

ネギ君と木乃香ちゃんもいたので何故と聞いてみるとどうやら講義中らしい。その割には誰も聞いてないように見えたんだけど・・・・・・

話は代わって今度は戦いのスタイルの選択となった

前衛をほとんど従者に任せ、自身は後方で強力な術を放つ『魔法使い』タイプ

魔力付与した状態で自らも従者とともに前衛で戦い、速さ重視した術も使う『魔法剣士』タイプ

ネギ君の父親であるサウザントマスターは剣士タイプだったらしい、それも従者を必要としない程のレベルとか

俺?俺はあれだ、『魔法暴力』だ。間違ってない

ここまで話しておきながら強者になるほどスタイルなんて関係ねぇ!な人が多いらしい、なるほど納得

 

何か未だ話は続きそうだったので俺は自室に戻ることに。難しい話なんて興味ありませんから!

部屋に戻り夕食の準備に取り掛かる、ちなみにハンバーグである。朝の内に種を用意しておいたので後は焼くだけ。デミグラスソースは準備していないので簡易版を作ることに。ケチャップとソースと胡椒を入れて混ぜるだけ。個人的には好みの味である、皆様もご賞味あれ・・・・・・皆様って誰だろう・・・・・・?

夕食を食べ終わり眠くなるまでゲームをすることに。京都での報酬が手に入ったのでハードからソフトまで纏めて揃えてみたのだPs3

ソフトは蒼の魔導書持ちの主人公より銃をブンブンするだけで勝ててしまう女性キャラが出てくるあれ。新作のPVが公開されてwktkしたけどラ○ダ出てこないんですけど、起訴ぉ!!

なんでや・・・・・・なんでラ○ダはんを見殺しにしたんや・・・・・・!

次回作に出てこないという悲しみを背負ったキャラを使いながら「ズェア!>(◇ )」とか謎の掛け声を上げるキャラを一方的にシューティングしていく

すると携帯が鳴り出した、オンラインなのでポーズできないんですけどぉ!

嫌々ながら電話に出ると案の定というか学園長。どうやら仕事らしい・・・・・・あ、悪滅入った・・・・・・



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二十三話 夜のお仕事、家族が増えるよやったねry でしょ

 

『鵺』という生き物をご存知だろうか?

正体不明だったり、スライムみたいなヌメヌメした生物だったり、幼女だったり、雷獣だったり

猿の顔に狸の胴、虎の手足で尾は蛇だったり。

本日相対するのは『鵺』である

 

 

 

 

「めっちゃバリバリいってる・・・・・・」

 

学園長からの電話の内容は世界樹麓で雷が発生しているということ。それを確認しに行った魔法先生の証言によると猿の顔が見えたという人もいれば、幼い子供が見えたという。

確実に正体不明である。十中八九『鵺』の仕業だろう、と伝えたところ出動命令をもらった。悪滅喰らったこの怒り、鵺にぶつけるとしよう

 

というわけで現在世界樹麓、例えるならば積乱雲の中に突っ込めばこうなるんだろうなという勢いでバリバリいってる。やめてっ!

しかし魔法先生が一人もいないのは何故だろうと辺りを見渡すと・・・・・・いた。世界樹を囲むようにして結界を張っているご様子。

もしかしてコレを俺がソロクエストするの?と疑問の視線を投げかけると頷かれた。G級気分だわ・・・・・・

ここで愚痴を言っても何も解決しないので、まずは話し合いができないかと近寄ると足元に雷が落ちた。近寄るなってか

選択肢は三つ。一つ目は完全に滅すること、出来ない事ではないががそれは可哀想に思えてくるので最終手段で

二つ目は麻帆良から追い払うこと、なのだが恐らく追い払ったところで直ぐに戻ってくるのだろう

三つ目は適度に弱らせて幻想郷にぶっこもう作戦。幻想郷は来るもの拒まずらしいのでこれが一番最良に思える

というわけで適度に弱らせよう作戦開始。先ずはと適当に魔法の矢を放ってみる、それがいけなかった

消えた?と思った瞬間に俺の体は吹き飛ばされていた。俺が先程までいた場所には鵺がいる、雷獣と呼ばれていることを失念してましたハイ。

要するに『雷天大壮』と同じ状態だろう、動きが速すぎてウザったいことこの上ない。炎髪灼眼で応戦するかと考えたが一応は闇の魔法なのであまり大勢に見られるのは好ましくない

でも一方的に嬲られるつもりはこちらにはない。よろしいならば弾幕だ

 

虹符「彩虹の風鈴」

 

気を操り弾幕を七色の弾幕を自身から放つ、七色の弾幕は放出された直後こそ密度が薄いが展開していくにつれて濃くなっていく

あとそれと自分で出しといてなんだけどこのスペカ目に悪い。虹は遠目で見るから綺麗なんだと無駄に悟ってしまった

一方鵺であるが弾幕が濃いので高速で移動しようにも移動先がない状況なので段々と被弾していく。目に見えて衰弱していくのがわかった

これ以上やってしまうと捕獲ではなく討伐になってしまって報酬が減る・・・・・・違うこれモンハンじゃなかったね。現実をみようか

戒めの火矢21柱放つ、直撃したが未だ暴れているのでしばらく様子見。なんかモンスターボールでサンダー捕まえようと奮迅した時を思い出す。Aボタン連打で捕獲率上がるとか子供心で信じてた。個体値なんて知らなかったあの頃が懐かしい・・・・・・

暫くすると諦めたのか抵抗が小さくなってきたので近寄ってコミニュケーション、ここで余計なことをするとBADコミュニケーションになるからPさんは注意だ

まぁそんなヘマすることはないので近寄ってみると鵺が光だした。目がくらみ光が収まるのを待って目を開く・・・・・・幼女八犬伝

 

「何者じゃお主、儂におうても他の連中と違い動揺した様子もない」

 

おい誰かましろファング連れてこい。

確実に十中八九『タユタマ』の鵺だコレー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでその子が件の鵺・・・・・・というわけじゃな?」

 

学園長室に鵺と一緒に事情説明に来たわけだけど

 

「冗談とか、誘拐してきたとかじゃないんじゃな?」

 

学園長お前が俺のことをどう思っているのか理解したよ。法定で会おう!

そりゃ確かにこの子が鵺ですって紹介したところで直ぐに信じてもらえるとは思ってなかったけどさ、誘拐犯扱いはあんまりじゃんよ・・・・・・

そして件の鵺は俺のズボンを掴んで離さない。原作でも美冬さんのスカートの裾握ってたもんなぁ、可愛いなぁ・・・・・・

いかんいかん危ない危ない、俺はその手の趣味は無いんだノーマルなんだ

煩悩を退散させ学園長の誤解を解き鵺の処遇について話すことに

 

「儂としては麻帆良に置いておくことは反対なんじゃが・・・・・・」

 

「俺としては幻想郷に行ってもらうのが一番なんだけど・・・・・・」

 

「い や じゃ」

 

「「ですよねー」」

 

さすがの我侭っぷりである。最初こそ幻想郷に送り出せばいいやと思いゆかりんを読んだが曰く

 

「既に向こうの鵺のポジションは埋まっている」

 

とのこと。え、鵺って種族が二人いたらあかんの?と聞いてみたところ

 

「儂はそのスキマが苦手じゃ」

 

と鵺の方から意外なお言葉。ゆかりんアンタ何したのよ・・・・・・とジト目を投げかける

顔を逸らしながら昔やんちゃだった頃にいじめてたとか暴露された。太転依(たゆたい)いじめてんじゃねーよ!

鵺が幻想郷は嫌じゃ嫌じゃと拒むのでどうしようかと学園長と再び頭を悩ます

 

「儂はお主といるぞ」

 

爆弾発言ktkr

学園長とゆかりんの視線がジト目に変わった。嫉妬は見苦しいぞ貴様ら、特に年寄りの嫉妬はな!

ヒュッと頬を何かを掠め血が流れる。口は災いの元とはよく言ったもんだ。チャックしておこう

鵺に何故俺なのか聞いて見ると「儂を知っておるし恐怖しない」とAnswer頂いた

まぁ世界樹で暴れてたのも誰かに見つけてもらいたかったっていう寂しがり屋のお茶目が為した行動ですし・・・・・・

 

「学園長さえよければ俺も引き取ろうかなーって思ったり・・・・・・ラジバンダリ」

 

軽くネタを挟んで見たがスルーされ渋々といった感じで許可が降りたが条件も付けられた

1、鵺が何か仕出かした時の責任は俺が取ること

2、たまに儂にも顔を見せること

3、女子寮から家族用の教員寮に引っ越すこと

二つ目以外は当然の形だと思う、というか二つ目なんだ、鵺はお前の孫じゃねぇぞジジィ

こら鵺、じーじとか言うな図に乗るからめっ!

でもまぁそれぐらいで鵺が淋しい思いをせずに済むならと承諾。明日から引越しの準備を始めねば・・・・・・

家族が増えたねやったね鵺ちゃん!




どういうことだおい、三千文字もないじゃねーか!
ごめんなさいネタ抽出できてないんです
そろそろ主人公の能力について書くべきか検討中
『タユタマ』知ってる人どれくらいいるのかなとも思ったけど鵺を登場させてみた後悔はしてるけど謝らない。


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二十四話 新生活と南の島でしょ

タユタマ知ってる人が多くて嬉しい限り。SS書く日も近いなこりゃ・・・・・・



鵺と一緒に家族寮に住むことになって未だ二日目

二日しか経っていないわけだが案外簡単に共同生活に慣れた。鵺はこう見えて賢くこちらが教える知識をスポンジの如く吸収していく。なので電気ガス水道の使い方も完璧常識も完璧、何この子手がかからなくて俺の威厳が・・・・・・

ここで問題が一つ発生した、鵺の容姿である。見た目がパーフェクトに幼女なので娘ですと通そうとしたが流石に無理がある、如何したものかと考えていると鵺が光った。比喩ではない

光が収まるとそこには14歳ほどの姿に変身した鵺の姿が・・・・・・わけがわからないっ!

話を聞く限り鵺は幻術が最も得意らしくその姿も幻術による物だという、試しに頬を触ってみると柔らかいし伸びがいい・・・・・・違うそうじゃない

確かに普通に触れるし幻術だとは気づかないだろう。ということで今度は親戚の子を預かってますスタイルで行こうとしたのだがここでまた問題が

年齢が14歳というわけなのだがそうなると学生ということになる、これについては学園長にすべて任せた結果3-Aに転入する形となった。まぁそうだよね、あの魔窟なら鵺がいても大丈夫だよね

まぁ別の問題は年頃の娘っ子と同居するという状況に俺の理性がリミットブレイクしかねないってとこなんだけど・・・・・・。そこはゆかりんに理性の境界をいじってもらって賢者モードに強制的になることでなんとかなった。ゆかりんが境界をいじったので自分の意思では解除できないことになっている

 

 

五月九日

 

八日に鵺を3-Aに転入させた次の日。ネギ君は未だ落ち込んでいるご様子、アスナちゃんとの仲直りが上手くいっていないのだろう。カモを捕まえて話を聞いてみたところ入浴中に召喚してしまいタカミチにそれを目撃されて更に怒らせてしまったということ。・・・・・・乙女的に辛すぎるだろ

朝のHRも終わり一度職員室に戻り教材を取ってこようと教室を出ると鵺に捕まった

 

「委員長とやらに南の島に誘われたんじゃが・・・・・・お主も来ぬか?」

 

なるほどまた俺ははぶられたのか、そろそろ泣くぞ・・・・・・

 

実際は子供のネギ先生ならともかく大人である神楽先生を誘うのは少々恥ずかしいので躊躇っていたというのが現実。だけどそんなの知るはずもなく彼はまた心に深い傷を負ったわけである

 

委員長が許可を出すなら俺もついて行くよと告げると、鵺は一目散に委員長の元に走り出し・・・・・・

満面の笑みで許可を得たぞ!と戻ってきた。やばい可愛い・・・・・・

 

授業をさっくりと終わらせ今度は帰りのHR、時間が進むのは早いものである

なので帰りのHRもバッサリと終わりまた鵺がこちらに駆け寄ってきた

 

「大変じゃ悠斗!儂水着持ってないぞ!」

 

まぁ時期が時期だし、先ず今まで水着なんて必要なかったんだろうしね

買いに行こうにも時期はずれである。探せば初夏を先取りしすぎたお店があるかもしれないが

 

「どうしたものか・・・・・・」「どうしたもんかの・・・・・・」

 

二人してグヌヌしてると委員長が不思議そうに近寄ってきた

 

「お二人共どうかしましたか?何か真剣に悩んでいるご様子でしたが・・・・・・」

 

「いや何、海に誘ってもらったのはいいけど水着がないなって話になってだな」

 

「時期が時期じゃから水着が売っているとも思えぬしどうしたもんかの・・・・・・と」

 

「それでしたら水着はこちらで何着かご用意させていただきますわ」

 

あなたが女神か。さすがお嬢様こういう時の金の使い方が豪快である

 

「ですので神楽先生、またいずれ例のモノを・・・・・・」

 

例のモノとはネギ君の写真である。以前取引してからまたちょくちょく買い取ってくれるのだ。今回は水着と交換という形になるがいいだろう、特上の写真を用意してやる

 

水着問題も解決しご機嫌の鵺を宥め部屋で落ち合うことに。この後鵺の買い物に付き合う予定なのだ。渋谷とやらに言ってみたいと言われた時は胃がズキズキと痛み出したがしょうがない

 

 

部屋で落ち合い着替えてからスキマを開く、ゆかりんを見て鵺が嫌悪感満載の視線で睨んでいた。ゆかりんは過去の事を何時までもグチグチと・・・・・・と呆れたように言っていたが俺は知っているぞ。毎晩どうしたら仲良くできるか酒を飲みながら考えているということを・・・・・・この前藍から聞いたからな!

 

スキマを潜り渋谷に到着。鵺がお上りさんのように目を輝かせていて和んだ

 

「悠斗、アレはなんじゃ!何やら甘い匂いがするぞ!」

 

というので指差す方を見てみれば・・・・・・何時ぞやのゴーヤクレープを販売していたお店じゃないか。しかも結構客が並んでる所を見ると地味に人気があるというのか・・・・・・っ

鵺に急かされて並ぶことに、メニューを見て目を輝かせているところを見るとまだまだ子供だなと思える。

鵺は始めてということなのでチョコバナナクリームを選択、俺は苺カスタードを購入し食べながらショッピングを楽しむことに

見るもの全てが楽しいのだろう、終始目を輝かせている鵺を見てるとこっちが和まされる。

気がつくと日が沈み、手には大量の荷物が握られていた。いつの間に・・・・・・。財布を鵺に渡して好きなものを買ってもいいよと言ったのだが、だが・・・・・・

 

「10人いた諭吉さんが8人の野口さんに変わってます。どういうことでしょうか・・・・・・」

 

限度ってもんがあるじゃんよ!買いすぎだバカタレ!

怒ると鵺も流石に買いすぎたと思っていたのか素直に謝ってきたので許す事にしようじゃないか

決して上目遣いに屈したとかそんなやましいことではない

 

 

 

 

5月10日

 

委員長曰く「ネギ先生が元気なかったので招待した」とのこと。鵺を呼んだ理由は「是非ともこれを機に交流を深められたら」とのこと。元々はそんなに招待するつもりはなかったらしい

らしいと言うのも今この状況を見れば納得できる。クラスの大半ついてきてるじゃんかオイ

これにも委員長は思わず苦笑い・・・・・・どころではなく声を荒げ何故貴方達までいるんですかー!と憤慨している。委員長頑張れ超頑張れ・・・・・・

 

どうやら朝倉と腐ったお方に情報が漏れたらしい、まじ頑張れ・・・・・・

 

「着替えて来たぞ!」

 

と声に反応し振り返ると、黒のビキニに身を包んだ鵺がいた

似合ってると言うとニヘラと頬を緩ませ海に飛び出そうとしたところを糸で絡め取る

 

「何をするか!」

 

「海が嬉しいのはいいから落ち着かんか。まずは準備運動からだ」

 

準備運動もせずに海に飛び込もうなんて自殺行為に等しい。ちゃんと体を解さないと足を痙ったりと危険がいっぱいなのだ

二人揃って準備体操をしているとアスナちゃん達も遅れてやってきた。こちらは招待などではなく半ば無理矢理連れてこられたご様子

 

「えへへー、先生どう?うちらの水着姿。惚れ惚れした?」

 

腐がウフーンとポーズを取るが今の俺は理性をいじっている賢者であるぞ貴様なんぞの肉体に欲情するほど青くない

適当にニアッテルネーとあしらい、鵺を海に送り出す。一応俺は保護者としてここについてきているのであまり羽目は外せない。外していいんだったら海に飛び込むのだが・・・・・・

 

「もがっ!?」

 

とネギ君の叫び声が聞こえたのでそちらを見るとマシュマロに挟まれていた。さすが名波ちゃんビックバンおっぱいは伊達じゃない

それを見て委員長と桜子ちゃん、それに腐までもがネギ君をマシュマロに包み始めた

ネギ君が「マシュマロ地獄ー!」と叫んでいるが天国の間違いだろうJKとだけ胸の中で答えておく。鵺の名波ちゃんを見る目に殺意がこもり始めたのは内緒だ、大丈夫だからお前も需要がある体だから・・・・・・。余談だがこのイベントを機に鳴滝姉妹と鵺の親交が深まった気がする

 

ネギ君を助け出しパラソルのしたで寝かせることに。鵺は浮き輪に乗り波に揺られて気持ちよさそうにしている。和みますわぁ・・・・・・

 

少しするとネギ君が目を覚ました。クーラーボックスから飲み物を取り出し渡してあげる

 

「ありがとうございます」

 

そう言うと蓋を開けて飲み始める。南の島暑いもんねそりゃ汗もかくし喉も乾くか

飲み終わると少し散歩してきますと言い残しどこかに行ってしまった

 

俺も泳ぐかなとよいしょと立ち上がると朝倉と柿崎ぃぃぃぃに声を掛けられた

 

「先生が私のこと呼ぶときってなんか悲しみに満ちてる気がするんだけど」

 

「気にするな、今度ステーキ奢ってやるよ・・・・・・」

 

「何でそんなに優しいの!?」

 

逆に怖いよ!とまで言われてしまった

 

「それで何か用か?俺はこれから鵺と波に揺られてのんびり過ごす予定なんだが」

 

「その鵺ちゃんなら既に鳴滝姉妹によって連れ去られてったよ」

 

鵺ェ・・・・・・。まぁいい交友を深めることは良きことだ

 

「それで先生今暇でしょ?私たちにオイル塗ってよ♪」

 

ハラリと紐を解き上の水着を取る二人。ふっ甘いな、理性は確かに賢者だが俺の下心はちゃんと別に存在している、この意味がわかるな

 

「先生鼻血出過ぎでこっちが心配するレベルなんだけど・・・・・・」

 

「安心しろ、これは下心だ」

 

「下心がその量とか先生の頭の中を今度は心配するよ!?」

 

ダクダクと鼻血が止めどなくあふれる。そろそろ意識がやヴぁい

気合と根性で鼻血を止めなんとか持ちこたえる

 

「それで先生オイル塗ってくれる?」

 

髪をかきあげ背中を晒してくる朝倉と柿崎ぃぃ「もうそれやめてよ!」本気で懇願されてしまった。まぁオイルぐらい別にと二人に寝転ぶよう指示し手でオイルを温めて触れる

 

「言っておくけど上とか下に手が滑る可能性が非常に高いけどそこは自己責任な」

 

「上とか下って何!?先生ちょっとタンマぁ!」

 

「いいのかい?そんな立ち上がろうとして、さくらんぼが見えちゃうぞ?」

 

「え?ひゃっ!」

 

無理に立ち上がろうとしたので朝倉のさくらんぼが見えかけた。一方柿崎は彼氏持ちの余裕なのかそれぐらいで動揺したりしないわよと余裕の表情

それはそれでつまらないので指圧で攻めると苦悶の声を上げて抵抗する。暴れるな、手が滑るから(迫真

 

数分後そこにはピクピクと痙攣を繰り返す二人の姿が!

やましいことは決してやっていない。指圧で攻めつづけた結果だ。俺は悪くぬぇ!

 

「呼んだかの?」

 

「呼んでないよ」

 

トテトテと近づいてきた鵺の頭を撫でて二人を放置しパラソルに戻ろうとして

 

「ひいいいいいぃいぃぃぃいいいいー!」

 

ネギ君の叫び声が聞こえた。あれか仲直りイベントの序章か

パラソルに戻り視力を上げて海を見るとネギ君がサメに囲まれている。鵺が頑張って見ようとしていたので双眼鏡を手渡すとキャッキャと喜んでくれた。可愛い

ご存知のとおりサメの中身は古菲と村上ちゃんなので俺は落ち着いてクーラーボックスからチューハイを取り出し

 

「先生飲んでる場合じゃないでしょ、助けに行ったげて!」

 

と缶をひったくられると同時にパラソルから追い出された。おのれ朝倉先程の恨みかぁ!

ニヤニヤと笑っている朝倉にデコピンをしてから海に飛び込むことに

泳いでいる内にネギ君に近づいて来たのだが古菲に遊ばれているご様子。サメが拳法使うとか時代先取りしすぎ・・・・・・

 

「ネギィ!」

 

ん?と後ろを見るとアスナちゃんもこちらに泳いできていた様子

 

「アデアット!!」

 

え、ちょっと待って!俺もいること忘れないで!!

 

「このォ・・・サメなんかぁああああー!!」

 

――ブンッ!!

 

とハマノツルギを振ると海が割れサメもろとも俺も吹き飛ばされる

ネギ君は無事に救助され、古菲と村上ちゃんも砂浜に到着。俺はというと思いのほか高所から叩きつけられたので痛みで動けず暫く海を彷徨うことになりました。後で覚えてろよ朝倉ァ・・・・・・



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二十五話 赤ん坊はコウノトリが運んでくるってそれいちry でしょ

ネタはきっとお天道様から降ってくるんだそうに違いない。


 

 

 

 

 

あのあと無事に泳いで帰還したところを裕奈ちゃん達に捕まった。何故だ

見ればこの島に来ているほとんどが集まっているではないか。これは何事かと聞いて見ると最近の男性について話していたとのこと。

そこで何故俺が捕まる?と聞くと唯一の男性の意見を聞きたいとのこと。ネギ君も呼べやオラァ!

 

「ゆーてもネギ君10歳やし・・・・・・」

 

子供じゃもんね・・・・・・。よろしいここは男として質問に答えてせんぜよう

ドンと来いやぁ!

 

「それじゃあまずは私から!この中に先生のタイプの娘っ子はいますか!」

 

桜子ちゃんの質問に口に含んだジュースを吹き出してしまった。仕方ないね

しかしある意味爆弾投下された気分だ・・・・・・。いないと言ってしまうのは簡単だがそれでは彼女達に魅力が無いと言っているようなものだし、かといって誰か名指ししてしまえば教師として、人として今後が危うい・・・・・・名前言わなければいいだけですねハイ

 

「いる!けど流石に名前は言わないぞ?」

 

「えーつまんなーい」

 

「つまんなーいじゃありません。ここで名前言っちゃうと今後気まずくなる可能性が大だしな」

 

それならしょうがないねーと素直に諦めてくれたので惨劇回避成功である

 

「次は私の番ね!ズバリ鵺ちゃんとの関係は!」

 

これは腐の質問。書類上は親戚関係なので無難に家族と答えるとブーブーと不満を言われた

 

「私達が聞きたいのはそんな在り来たりな答えじゃーないんだよ先生!鵺ちゃんの事をどう思っているかが重要なのさ!年頃の娘と二人きりの同居生活だよ!?こう・・・・・・なんかこない!?」

 

実のところ正直やばい、身体年齢を中学生のソレに変更した鵺なのだがどうも羞恥心とやらが少し欠けているご様子。同居初日に風呂上りに全裸で出てきたときは思わずスキマに逃げ込んだくらいだ。しかしここで馬鹿正直にムラムラしますとか言っちゃうとお巡りさんこちらです状態になるのでここも誤魔化す

 

さぁ次は誰だ、土岐か裸王か!・・・・・・なんだ柿崎か

 

「なんだとはなんですか!まぁいいや、私の質問はこれだぁ!先生の女性経験の有無についてぇえええええええ!」

 

頭を掴んで海に放り投げた。危ない危ないその質問はタブーだよ柿崎君

 

「お前らもあぁなりたくなければ二度と聞いてくるなよ?」

 

と指を指した方向には土左衛門と化した柿崎の姿。皆黙って頷いてくれて先生は嬉しいよ。

ここは敢えて「どどどどどど童貞ちゃうわ!」と返すべきだったかな?と思っていると夕食の準備ができましたと使用人さんから声を掛けられる

 

「そいじゃあ質問コーナーはこれで終わり。ほら飯食いにいくぞー」

 

「「「「「「はーい」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕食も終わり指定された水上コテージで休むことに。ちょっとだけ食べ過ぎたんじゃよ・・・・・・

部屋に戻りのんびりとベッドでくつろいでいると満腹になったことで睡魔が襲ってきた

 

「睡魔もいいけど夢魔もおいで・・・・・・」

 

と呟きながら目を閉じ眠ることに

 

 

 

 

女性特有の甘い香りで目が覚めた時は心臓が止まるかと思った。割と本気で

嗅いだことのある匂いがするなーと目を開けてみると鵺がベッドにいた。

え、もしかして犯っちゃった?と焦ったが落ち着け。賢者状態で襲うはずがない

寝言で「既成事実・・・・・・」と言っていたので起きたらどこでそんな言葉を覚えたか問いたださねば俺の未来が危険でマッハ

 

外を見ると日が出始めた頃、夕食後からかなり眠っていたご様子

誰もいない時間帯に海を独り占めでもしようかなと海に飛び込もうとしたところ先客がいた

アスナちゃんである。はてどこに?と思うと隣のネギ君のコテージに上がっていった、もしやこれが夜這いというやつであろうか・・・・・・昨今の女子中学生進んでるなおい・・・・・・

冗談も程々にしておこう、これは仲直りイベントだったはず。邪魔するのは流石に野暮ってもんよ。泳ぐのを諦め鵺を自分の部屋に戻し部屋からネギ君たちを監視することにする

あ、抱きしめた・・・・・・。え、ちゃんとしたパートナーとして見てってソレ告白みたいじゃ・・・・・・

委員長に伝えるべきか凄く悩むが・・・・・・、そっとしておこう

ネギ君が顔を真っ赤にし慌てているのよ写メしておいてっと、後で委員長に送っておこう

 

 

プチ海外?旅行も終わりInThe麻帆良

麻帆良に戻りいつもの日常に戻るわけなのですが

 

「朝倉何か言い残すことはあるか・・・・・・?」

 

「待って先生落ち着いて話し合えばきっとわかるから!」

 

安心しろ俺は分かりたくない。現在学業が終わりさぁ部活ださぁ遊びに行くぞと浮かれている生徒達を尻目に、鵺に「既成事実」を教えた犯人を現在簀巻きにして吊るしている

朝倉の扱いに関してだが魔法を知っているので一般人にはできないような事をしようそうしよう

まずは靴下だけをキュッとする。晒された生足に向かって手を伸ばす

 

「まさか先生・・・・・・っまたぁぁぁぁぁたたたたたたたた」

 

指圧再び。痛がる朝倉ひたすら無視しツボを押し続ける。上半身を捩りながらなんとか逃れようと必死に動いているがそうはさせん、そうはさせぬぞぉ!

 

「ここから叫び声が聞こえてきたはず・・・・・・悠斗先生一体何を!?」

 

新田先生が朝倉の悲鳴を聞きつけ教室に入ってきたが

 

「教育です」

 

「これが教育なわけないでしょう!立派な体罰では!?」

 

「教育です」

 

「だからこれは体罰・・・・・・

 

「教育です」

 

「・・・・・・」

 

「教育です」

 

「教育なら仕方がないですね・・・・・・」

 

「新田先生諦めないで!」

 

余り騒がないでくださいよと言い残し新田先生は去っていった。俺の教育理念を理解してくれたかありがたい。朝倉はというと新田先生すら退けた俺の無表情っぷりにガタガタと震えている

 

「朝倉、安心しろ。峰打ちだ」

 

「わけがわからないいいいいいいいいいいいいい」

 

今日も麻帆良は平和です

 

 

 

 

ビクンビクンと痙攣を繰り返す朝倉放置し職員室に戻ることに。職員室に行くと新田先生から

 

「神楽先生、辛いことがあるなら誰かに相談した方がいいですよ・・・・・・」

 

と慈愛に満ちた目で諭されてしまった。違うんですアレは朝倉が鵺に教育上宜しくない言葉をですね・・・・・・

 

「そうだ!今日は皆で飲みに行きましょう!辛いことなんて飲んで忘れるのが一番です!」

 

新田先生の良心に俺の心はボロボロです。「本っ当に大丈夫ですからっ」と告げて職員室から無事離脱。新田先生の優しさに色んな意味で泣きそうになった

 

 

 

 

 

 

 

 

「ネギ先生が病気ー?」

 

「はい、授業中もフラフラと何処か具合が悪そうに見えまして・・・・・・」

 

と委員長から相談された。フラフラして具合が悪い・・・・・・となると原因はエヴァちゃんの吸血による貧血だろう。かといって素直にばらしてしまう訳にはいかない

 

「んー、本人が大丈夫って言ってたのなら大丈夫なんじゃない?」

 

「で、ですが・・・・・・」

 

まぁ簡単に納得してくれるわけないよね、そんな貴女にこの言葉

 

「黙って見守るのもいい女の証拠だぞ委員長」

 

その言葉を受けてその時委員長に電流が奔る!な感じで衝撃を受けていた

 

「ふふふ、そうですわね。ネギ先生を信じないなんて私どうかしてましたわ・・・・・・。神楽先生ありがとうございます。御陰で目が覚めました」

 

どいたまー。「ネギ先生は私の物ですわー!」と叫びながら走っていったがそっとしておこう。人の趣味嗜好に口出すべきではない。まぁエヴァちゃんには吸血の量を減らすように言っておかないとね

 

エヴァちゃんの家に着いたのはいいが誰もいない。これは別荘に居るのかな?と地下に入り俺も別荘にINすることに

すると既に先客がいた、夕映ちゃんに話を聞いて見るとネギ先生の不調の原因を調べるためにここに来たとのこと。朝倉が復活しててびびったのは内緒

 

取り敢えずエヴァちゃんを探すことにして別荘内部を探索開始。それなりに来てるけどまだ完全に把握してないのよねここ

 

「む、どうやら向こうの方にいるようじゃの」

 

と鵺が言う。鵺は鵺で朝倉に連れてこられたという。後でまたO☆HA☆NA☆SIしないといけないな・・・・・・。ちなみに何故鵺が二人の場所がわかったかと言うと鵺は節足の虫たちや甲殻類を統べる太転依である。つまりそのなんだ・・・・・・Gとかを操って二人の場所を探したというわけなのですはい

鵺にその能力の使用を控えるように告げて二人がいる場所に向かう

 

「も、もう限界ですよ・・・・・・師匠・・・・・・っ」

 

「なぁに、若いんだからすぐ回復するだろう?」

 

この言葉を聞いた潜入組が頬を赤らめて聞き耳を立てている。この耳年増が!

確実に勘違いしたままアスナちゃんがハリセン片手に飛び出すが

 

「・・・・・・何をしているんだ貴様ら」

 

そこでは決してR-18的な行為は行われておらず精々R-15位の吸血行動をしているエヴァちゃんと吸われて干からびそうになっているネギ君がいた。アスナちゃん何考えてたんだろうねイヤラシイ!ちなみに鵺の耳を塞いでいたので先程のネギ君とエヴァちゃんの言葉は聞こえていません。

君にはまだ早すぎるんじゃ・・・・・・お前の方が年齢上だったね鵺・・・・・・



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そろそろタイトルが思いつかなくなってきた二十六話目

違うんです、投稿が遅れたのはゴルゴムの仕業なんです。
決してボーダーブ○イクとかやっててA2に落ちて砂に逃げてたとかそんな不埒な理由じゃないんです!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鵺の様子がおかしい

どうおかしいかと言うと熱でもあるのか頬を赤らめ何処かボーと虚空を眺めてたり

エヴァちゃんとネギ君の修行を見ては羨ましそうに眺めてたり

何かあったのだろうか?ここは一家族として相談に乗るべきだろう

そう思い話しかけようとしたところ向こうからこちらに話しかけてきた

 

「悠斗・・・・・・もう我慢の限界じゃ・・・・・・」

 

「どゆこと?」

 

「言わせるでない、わかっておるのだろう?」

 

モジモジと裾を掴みながらこちらを上目遣いで見つめてくる

なるほど、大体わかった

 

「溜まってるって・・・・・・やつなのかな?」

 

「う、うむ・・・・・・恥ずかしながら・・・・・・」

 

「しょうがないにゃぁ・・・・・・いいよ」

 

そういい鵺の肩に手をかけ開けた場所に連れて行こうと

 

「子供に何をするつもりだ貴様はぁああああああ!」

 

エヴァちゃんにシャイニングウィザードされた

首が90度ほど傾いた状態で睨みつける

 

「何をするだ!」

 

「何をするか!はこちらのセリフだ!貴様人の別荘で一体ナニをしようとしてたんだ!?」

 

ウガーと叫びながらこちらに詰め寄ってくるエヴァちゃん

何って鵺が溜まってるっていうから発散しに・・・・・・

 

「ナニを発散するつもりだ貴様等は!!!」

 

地団駄を踏み続けるエヴァちゃん。首をゴキリと元の位置に戻し説明する

 

「何って・・・・・・鵺の中に溜まっている魔力を発散するつもりなんだけど・・・・・・」

 

「全く貴様というやつはこんな幼気な少女に・・・・・・なんだと?」

 

「だから魔力を発散・・・・・・」

 

「最初からそう言わんかぁ!!!」

 

今度は鳩尾に拳を突き立てられた。むせるぅ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「つまりなんだ、麻帆良の世界樹のせいで鵺の体に魔力が何時もより溜まっている

状態ということか」

 

「Yes」

 

何故正座なのか疑問に思いながらエヴァちゃん言葉に答える

 

「全くそれなら最初からそう言えばいいものを・・・・・・」

 

「勝手に勘違いしたのエヴァちゃんじゃないですかー」

 

「煩い」

 

「グェ・・・・・・」

 

糸で首を絞められてはぐぅの音も出ない。物理的な意味で

取り敢えず誤解?も解けたので鵺の体内に溜まっている魔力を発散することに

太転依に魔力あんの?と最初不思議でしょうがなかったが鵺がそういうんなら

きっとあるんだろう。今度ファングさんに確認しに行ってみようかな・・・・・・

いやでも混線喰らいそうで怖いな・・・・・・

 

「ほれ悠斗何をぼーと突っ立っておる。準備が出来ておるのならはじめるぞ」

 

そう言うと鵺がこちらに向かって飛びかかってきた。おい待てまだ準備は

 

「ぐっふぉ!」

 

腹に頭突きを喰らい肺の中の酸素が吐き出される

準備終わってないって言わせてくださいお願いします

しかし鵺はそんなことお構いなしと言わんばかりに最初から全力全開らしい

幻術が得意な鵺らしい戦法、幻術を駆使し鵺が増える増える。一人いたら30人

いると思え・・・・・・ハーレムかこちらも負けじと「炎髪灼眼」。改良して更に凶

悪になったかんな!空気中の酸素を燃やし分身体を作る。大量に作ってしまう

とそれこそ酸素不足に陥るので注意が必要

 

そこからはもう地獄だった。鵺は途中から幻術を使うのをやめ雷化してくるし、俺

は俺で炎でイフリート作り出してパスカルよろしく殴りかかっていくし・・・・・・

最終的に何故か俺だけエヴァちゃんに氷漬けにされる形で試合は終わった。何故?

 

「お前は空気中の酸素を凍らせればなんとかなるが・・・・・・雷なんてどう固定しろと?」

 

成程、だから俺だけ氷漬けなのか・・・・・・解せぬ。今度氷漬けにされたら意地でも溶か

してやろうそうしようと心に深く誓っておく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気がつけば別荘内で一日経過していたらしくネギ君達は既に撤退しているご様子

 

「お邪魔しましたー」

 

「邪魔したのじゃー」

 

「本当に邪魔しただけだなお前らは!」

 

と怒っているエヴァちゃんだがなんだかんだで別荘に入ることを禁止しないあたり

優しいね!

外に出ると雨が降っていたのでスキマを開いて帰ることに。あいもかわらず険悪な二人の様子をニヤニヤと堪能し部屋に戻る。戻ったのはいいが何処か麻帆良の雰囲気が違う事に気がつく。何がどう違うかと言うと犬耳ショタっ子が委員長と喧嘩してたり風呂場でスライムがR指定に突入しそうになったりと少し危ない。成程ヘルマン来訪イベントかと理解し放置することに。俺が毎回介入すると思った?残念でした!

 

と、思っていた時期が私にもありました。どうやら木乃香ちゃんまで連れ去られたご様子。孫馬鹿爺さんの電話で依頼を受け世界樹に向かう事に。何故か鵺もついて来たが気にしない。そこらの悪魔には負けませんよ鵺は

 

世界樹に着くと裸のJCがいた。何を言っているかわからねーと思うがそんなことよりも俺の煩悩がマッハでやばい。お前らせめて隠せ

 

「魔法の射手 戒めの風矢!」

 

と、ヘルマンに向かって魔法が放たれる。その魔法は直撃する前に消えてしまったが

ネギ君の魔法だろう。見ればネギ君の犬耳がおっと間違えた、ネギ君と犬耳が箒に相乗りして登場してきた

 

ちなみに俺と鵺は世界樹の枝に腰掛けのんびりと観戦している。エヴァちゃんももう少ししたら見に行くと言っていたので気長に待つことに

眼下ではネギ君と犬耳がスライム(人型)とバトってるところ。落胆の表情が伺えるのはスライムが想像してたのと違うからだろう。あんな中華まんみたいな形したやつが戦力になるとでも思ってんのか!はぐれメタル連れてこい!

 

犬耳にスライムを任せネギ君がヘルマンに魔法を放つが霧散する。アスナちゃんの能力チートっすなー。まぁ俺も人の事言えないけど・・・・・・

 

「中々に厄介な能力じゃのう・・・・・・。悠斗の能力も効かんのではないか?」

 

「んだねー。多分アスナちゃんとは肉体で語るしか無いと思うけど俺にはトンファーがあるからね。無問題」

 

「あぁ・・・・・・トンファーね・・・・・・」

 

鵺が遠い目をし始めた。一度エヴァちゃんとの模擬戦映像を見せたことがあるのだが鵺曰く「吸血鬼が不憫」とのこと。安心しろ峰打ちだから

 

意識をネギ君の方に戻すといつの間にか魔力暴走状態に陥っている。まじぱねぇ、余波がココまでビンビン届いてくる。でも魔力のゴリ押しだけで勝てるほど世の中甘くない。ヘルマンが本来の姿に戻り口からビームを放つ。オワタと思ったが犬耳が無事に救出し

 

「あ」

 

隣の鵺が声を漏らした。救出したのはいいけど着地が悲惨な事になってる。犬耳の頭から血が流れ出している。そのまま倒れられても困るので境界をいじって止血。突然流れが止まった事に驚いているが細かい事は気にするな

 

 

 

一転攻勢

 

 

 

だと思った?俺もそう思った。原作だとネギ君が雷の斧でヘルマン再起不能にするんだけど現実は非常である。雷の斧直撃したにはしたんだけどまだ元気がありそう

 

「悪魔パンチ!」

 

おーっとネギ君吹っ飛んだー!

呑気に実況してる場合じゃないのかもしれない。このままではヘルマンの嗜虐趣味によってネギ君と犬耳があんなことやこんなことに・・・・・・

いかんいかん危ない危ない。そっちの気はないんだと何度いえばわかるのだ・・・・・・

まぁこれ以上ヘルマン放置して生徒に危害加えられたりそれによって学園長から報酬もらえなくなるのは嫌なのでプチっといきますか

 

「悠斗、どっちがいく?」

 

「そんなの俺に決まってるでしょ。鵺は見てな」

 

が、儂も行くと言って譲らない鵺。こうなったら勝負すんべそうすんべ

最初はグー、あ、じゃんけん

 

「俺の勝ちね!行ってくまー!」

 

じゃんけんに勝ちトンファー片手に枝から飛び降りる

 

「そこの地獄男止まりなさい!」

 

「む?君が噂の観察対象かね!」

 

え、俺ってそんなに狙われてるの?阿部さん以外に捧げるつもりは毛頭ないんだが。いや阿部さんにも捧げるつもりは・・・・・・ない・・・・・・

 

「いいだろう、君の実力見せてもらおぶふぉあ!?」

 

これ以上奴の口を開かせると俺のSAN値が直葬されかねないのでトンファータックルで吹き飛ばす。吹き飛ばし体制を崩したところでトンファーを放り投げる

 

「トンファーラッシュ!」

 

うわぁあああああああ!と叫び声を上げながら魔力と気を込めた両手でひたすらヘルマンを殴り続ける

 

「君が!泣くまで!殴るのを!止めない!泣いても止めない!」

 

「鬼や・・・・・・鬼がおる・・・・・・」

 

おい犬耳なんか言ったか!と睨みを聞かせるとカタカタと震えだしたので殴るのを続ける。マウント状態で右左右左。レバーにワンツーワンツー

 

「ま、待ちたまべふぅう!?」

 

「・・・・・・」

 

「少しだけふぅうう!」

 

「・・・・・・」

 

「ごふぅ!?黙っていたのに殴るのかい!?」

 

「・・・・・・」

 

黙れつってんだろ!?黙っても殴るのはやめないからな!

 

 

 

 

 

 

どれくらい殴り続けただろうか。ヘルマンの顔が本来の姿より歪んで見えるのはきっと気のせいだろう。雨降ってるからな。最近は酸性雨とか問題になってるからヘルマンもそれの被害を受けたんだろう、仕方ないね

 

ヘルマン討伐クエストランクBも無事に終わりネギ君と見ると怯えていた。ちくせう・・・・・・。そういえばと枝の方を見るとエヴァちゃんも怯えていた、鵺によしよしと宥められてる姿は新鮮である。あとで茶々丸さんに映像送ってもらうとしよう

 

スライムも本屋ちゃんと夕映ちゃんが無事に封印したご様子なのでこれにて一件落着。学園長に報告して報酬をもらおう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いつもニコニコ貴方の真上に這いよる混沌・・・・・・どういうことだおい、こいつ気絶してるじゃねぇか!」

 

学園長室に向かうと気絶した彼がいた。これは密室殺人とやらではないか?いや別に鍵が掛かってても入り込める時点で密室意味ないんだけどさ。一体何故気絶してるのだろうか・・・・・・。やはりいきなり目の前に逆さの状態で首だけ出したのがいけなかったのか・・・・・・?

 

その後目を覚ました学園長に説教され、無事に報酬をもらい鵺がPCを欲しいと強請りだしたので今度買いに行く約束を付けヘルマン事件無事に完!

後日、数名がトンファーを見るたびに体を震わせるという報告があったがきっと俺には関係ないだろう・・・・・・



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日記的な物を始めて見た二十七話

自動車学校にて免許を取ろうと頑張っておりますが無害です。久方ぶりの更新ですがここでまたもや番外編。問題児アニメ化おめでとう!黒ウサギのパンチラとかペストとかが見れると思うと今から全裸待機も辞さない。


 

 

 

 

 

 

 

○月×日

 

ふと思い立ったので日記を始めて見た。それなりに通っている雑貨屋にて手頃な値段のノートを購入する際に「何に使うんですか?」とそれなりに親しくなった店員に聞かれたので素直に日記をつけると言ったところ渡したお金を落とされた。そこまで驚くことか・・・・・・

まぁ別にいいだろう。確かに日記を始めるなんて今でも何をしているんだ俺はと自問自答せざる得ない。鵺なんかは俺の頭がおかしくなったとか喚き、ショック療法じゃと叫びながら雷を放ってきたので鎮圧しておいた。部屋の隅にてプスプスと煙を上げているが気にしない方向で行こう。

 

 

 

 

△月□日

 

朝倉がまた暴走した。もう妖精の欠片すら見られないカモと共にウチのクラスの個人情報(3サイズ)を売りさばこうとしていた。買取手は勿論男子・・・・・・一部熱狂的な女子も混ざっていた。なんとか大半の生徒の情報は販売前に回収できたが・・・・・・、那波ちゃんを始めロリ双子にロリヴァンパイア、木乃香ちゃんの情報は既に流れてしまったご様子。エヴァちゃんはしょうがないとして他のメンバーはやばい。那波ちゃんの数字なんて出回った日には多くの女性陣が絶望する羽目になる。かなりマズイ。

紳士的に朝倉を拷問、いやアレは朝倉が素直に喋ってくれたんだったねハッハッハ。朝倉からの情報提供もあり購入者を特定。木乃香ちゃんと双子、それに那波ちゃんの情報も無事に回収。買い手は女子であり動機は気になったから買ってみたとのこと。後悔していると泣いていた。頑張れ・・・・・・まだ成長の余地あるから・・・・・・っ

 

 

 

 

○月△日

 

休日。学園長に今日は何があっても働かないからなと告げて一日中家に引きこもることに。時間を無駄にしていると言われそうだが黙らっしゃい。流石に疲れが貯まるってもんよ・・・・・・

ちなみに鵺も今日は家にいる。家にいるにはいるのだがPCの中にいる、何を言っているかわからない人が多いだろうから説明させてもらいましょう。以前述べた通りに一説では鵺は雷獣という説がある。雷獣は雷・電気を操るわけでありました・・・・・・、察しのいい人はお分かりでしょうが鵺はオンゲーのキャラを自分の体を動かすように操っています。その話聞いてリアルSAOとか思ったけど流石に死ぬことはないらしい。まず動きが機敏過ぎて笑えない。鵺が動かしていたキャラを画面で見てた俺は「こんなんチートやん!」と思わず叫んでしまった。もやっとしたボールのような髪型をした人が浮かんだのだが何故だろうか・・・・・・

 

 

 

 

 

×月□日

 

またも休日。日記にも慣れてきたと思う。日記に慣れも何もない気がしないでもないが・・・・・・。休日であるために今日は幻想郷に行ってみることに。鵺は既に出掛けてていない、なんでもチア三人組と遊びに行くらしい。帰ってきた時にガングロに染まって無いことを切に祈る。

幻想郷に入ると霊夢とレミリアが弾幕ごっこをしていた。傍で観戦している咲夜に話を聞くとどうも崩壊したカリスマを取り戻すべく赤い霧を幻想郷に発生させたらしい。どういうことなの・・・・・・?霊夢がレミリアを相手している最中暇だったのでどうせならと紅魔館を探索してみることに。窓から門番が見えたので咲夜に伝えたところ一瞬で門番の頭がナイフだらけになった。まじトラウマもんです勘弁してください・・・・・・

歩き回っていると妖精がこちらに突っかかってくるので飴を口に押し込むと笑顔で抱きつかれた。役得でござるよwwwwwwコポォwwwww

妖精に別れを告げ探索再開。道中図書館で爆発が起きていたがどうせ魔理沙の仕業。図書館の騒ぎは基本的に魔理沙の仕業でFA

図書館を通り過ぎると地下に続く階段八犬伝。フランちゃんうふふがが幽閉されている場所だろうと階段を下りるとズバリそうでしょう

お兄さん遊ぼう?と誘われたので釣られることに。数分程弾幕ごっこで遊んでみる。レヴァ剣にはこちらも炎で造った剣で応戦し四人に増えた時にはこちらも増える。そのうちフランが痺れを切らし髑髏を右手に作り出したので「トンファービーム」で髑髏を破壊したと同時に意識が切れた。

目を覚ますとフランが心配そうにこちらを見ていた。話を聞く限り完全に俺の自爆です本当にありがとうございました。そりゃ俺を壊そうとしている髑髏を壊したら俺にダメージ来ますよねハイ。フランにお礼を言ったあとに一緒にレミリアの所に向かうとどうやら宴会をはじめるご様子。ちゃっかり宴会に混じり飲み明かした

 

後で聞いた話だがフランの狂気が少しだけ緩和されたらしい。本人曰く人ってもろいんだねと遠い目をしていたらしいが俺は関係ないだろうと思いたい・・・・・・

 

 

 

×月○日

 

学園長に呼ばれて学園長室に向かうと犬がいた、違う小太郎や。話を聞いて見るとなんでも麻帆良で保護するとのこと。何故保護?と思ったが細かい事は気にするなと言われたので気にしない方向で。何故俺が呼ばれたのかというと小太郎を引き取って欲しいとのこと。一秒で了承することに。家族が増えるよやったね鵺ちゃん!

家に連れて帰ると鵺が何処か恥ずかしそうにしていた。成程これが思春期か・・・・・・。歳が近い異性と同棲するのはちょっと早いかなー?と思っていたら鵺に一通の封筒を手渡された。なんぞコレと開けてみると請求書。しかも俺宛。身に覚えのない額。流石にフリーズした。なんでも鵺が調子に乗って課金しまくっていたみたいだ。これには思わず苦笑い・・・・・・。素直に小遣い渡すことにしようと決意した。勿論小太郎にもちゃんと渡しておく。

 

鵺には罰として1週間パソコンから話させて見たが携帯から電子の海に潜る込んでいるようで余り意味はなかった

 

 

 

?月!日

 

風邪を引いた。自作の風邪薬を飲もうと思いスキマを開いてみたが在庫切れ。まぁたまには自力で治すのもアリだと思いひたすらねることを決意。目を閉じて眠気がやってくるのを待っていると部屋に誰かが入ってきたご様子。鵺と小太郎が氷嚢を作って持ってきてくれた。風邪伝染るから入ってくるなと言ったのに・・・・・・。思わずにやけてしまったがバレなくて本当に良かった。なんというか始めて家族らしい事をしている感じがする。それが看病とはどういうことなのかと疑問が残るが・・・・・・

 

 

 

 

□月×日

 

完治である。風邪なんてなかったんやな・・・・・・

鵺と小太郎に伝染った様子もないので一安心。鵺曰く太転依は病気にかかりにくいとのこと。小太郎曰く気合でなんとかなる。お前は松岡さんと気が合いそうだなと思った。

この日は学園長から半日授業とお達しが出ていたので午後には家に帰れたので「スキマツアー」に行くことに。今回は鵺と小太郎もご一緒

何処が出るかな?何処が出るかな?と無心で開いた隙間にそーれ乗り込めぇ^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで日記は途切れている・・・・・・。途切れているもなにもまだ書いていないだけなのだが。

スキマを潜り抜けると其処には巨人がわんさかといた。まぁなんかジャイアントスイングされて吹っ飛ばされてたり。鳥?みたいなのに吹き飛ばされていたりでなんとも言えないが・・・・・・。小太郎が修行に良さそうやし行ってくる!と駆け出してしまったので俺と鵺は適当な所で見守ることに。それにしてもこの世界すごいな。巨人がいればグリフォンもいるし鉄人2○号みたいなのもいるぞおい・・・・・・、なんか世界樹みたいなでっかい樹もあるし

ちょうどいいので世界樹らしきものに上り高みの見物と行くことに。さて小太郎は・・・・・・

 

「ワン子ならば先程吹き飛ばされておったぞ」

 

ナンディスッティ?鵺の指差す方向を見てみると小太郎がゆかりんに回収されたのが見えた。それと同時に背後のスキマから放出された

 

「何があったんですかよ?」

 

「儂も少ししか見とらんがあの小僧に殴り飛ばされたみたいじゃのう」

 

あの小僧とは誰ぞやと見てみると先程から文字通りちぎっては投げを繰り返している少年。何処かで見たような・・・・・・。と注視しているとこちらに巨人が投げられたのでスキマからトンファーを取り出しホームランしておく。名も無き巨人が星になったのだ、巨人の星にな・・・・・・ドヤァ

 

ドヤ顔でそう言ったら鵺に冷めた目で見られた。これが反抗期というものなのか・・・・・・

年頃の娘はわからんなと思いながら小太郎を介抱しに向かうと龍が吠えた。比喩にあらず

頭上を仰ぐと天を覆い隠す程の巨龍がいた。その叫びに空気は震え龍からこぼれ落ちた鱗は異形の魔獣へと変貌を遂げ眼下の獲物に襲いかかる。俺たちもその獲物の標的にされたのか襲いかかって来たので参戦することに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒ウサギSide

 

 

「あの方々は何者なのでしょうか」

 

審判権限で一度このゲームを中断しようとした私の目に映ったのは異形の怪物を苦もなく屠る謎の人物。一人は和服に身を包み雷を操り敵を討ち滅ぼし、もう一人はトンファーを構えているにも関わらずに素手で殴りかかったり光弾を放ったりと無茶苦茶な動きで蹴散らしている。十六夜さんも同じように素手で笑いながら蹴散らしているが彼も凄い。異世界の人間は化物かと疑いたくなるがあの人もきっと問題児なのだろうと納得しておく。もしかしなくて私の出番はないのかなーと思うもブンブンと頭を振りウサ耳をシャキンと伸ばし審判権限を発動させる

 

「〝審判権限〝の発動が受理されました!只今より――」

 

――言い終えるよりも早く巨龍が動いた

龍はアンダーウッドの僅か100m頭上を飛行する。龍にとってはただ動いただけに等しいその行動、しかしそれにより暴風が発生する。巨人も魔獣も、敵味方関係なく巻き込み空へと巻き込んで吹き飛ばす

 

「大変なのですサラ様!直ぐに助けに行かないと!」

 

巻き込まれた中には空を飛べない種族もいるだろう。直ぐに助けに動こうと黒ウサギは足に力を込め跳躍しようと――

 

「まじ焦ったノーロープスカイジャンプとかマジ勘弁・・・・・・」

 

――不意に隣から聞こえて来たその声に動きを止めた。一瞬の硬直、しかしその僅かな時間ですら惜しんでいる状況。構っている状況じゃないと判断し跳躍し

 

「・・・・・・え?」

 

また黒ウサギは固まった。跳躍したため宙で固まるという器用な真似をして。何故固まったかと言うと空には誰もいないのである。確かに先程龍によって多くの味方が巻き込まれたのを自身の目で確認している黒ウサギは硬直を解き慌てて下を見る。すでに遅かったのかと焦りが襲ってくるが

 

「どう思うかね十六夜君あの鉄壁スカートは。絶対に見えそうで見えない鉄壁スカートらしいが頭上にいるというのに見えないというのでは風情の欠片も無いと思うんだが」

 

「確かにこればっかりはいただけねぇな黒ウサギ。白夜叉も厄介なもん贈りやがって。こうなったらやっぱりやることは一つしかないだろう」

 

「「スカートの中に頭を突っ込んで直接見るしかないな!」」

 

「なぁぁぁあああああにをおっしゃっていますかこの問題児共はぁああああああ!!」

 

宙を蹴るというこれまた器用な真似で十六夜と神楽にハリセンでツッコミをする黒ウサギ。そろそろ彼女の胃が心労で大変なことになりそうな気がする、頑張れ黒ウサギ

 

 



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作者暴走の巻

連載から一年経ったので投稿してみる。
前回までのデータがPCぶっ壊れた事により消え去ったから割と暴走気味です観覧にはご注意を!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くらえ巨龍!!必殺のなんか原典の光が手の平に集まってすごいことになりそうアタァァァァァァック!」

 

「さぁこい十六夜!実は俺は心臓を壊されなくても簡単に死ぬぞぉ!GIAAAAAAAAAAAAA!!」

 

 

 

 

「巨龍がやられたようだな・・・」

 

「くくく、奴は我等四天王の中でも最弱」

 

「原典ごときにやられるとは魔王の面汚しよ・・・。え、これ本当に台詞あってんの?」

 

「くらええええええええ!」

 

「「「ぐあー」」」

 

 

 

 

「やったぞ!ついに四天王を倒して味の素だかアジダハーカだかの元に辿り着いたぞ」

 

「くくく、よく来たな十六夜。戦う前に一言だけ言っておくことがある、別に俺は斬られてもそこから増殖するわけでもないし何か特別な道具がないと倒せないとかそんなことはないぞ!」

 

「そしてお前ら名無しのメンバーだがそろそろコミュニティが恋しいと行って来たので送っておいたぞ」

 

「ならば俺からも一言言わせてもらおう!黒ウサギのウサミミがなくなったと思ったけど別にそんなことはなかったぜ!」

 

「そうか・・・」

 

「ウォオオオオオオオ!いくぞぉおおおおおおお!」

 

「さぁ来い十六夜!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――黒ウサギ先生の次回作にご期待ください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え、何これ?」

 

「ん、今まで放置してきた作品を格好良く終わらせてみようとして頑張った結果」

 

「誤魔化せるわけあるかぼけぇえええええ!!!!!」

 

 スパーン!とエヴァにゃんが何処からともなく取り出したハリセンにより思いっきり頭を叩かれた

 ジンジンと痛む頭を抑えながらエヴァにゃんに事細かに何をしてきたのか説明すると同じ吸血鬼であるレティシアちゃんに興味を持ったご様子。同じ吸血鬼なのに真祖であるエヴァにゃんとレティシアちゃんとじゃ差があると思うの。方や引きこもりの中学生(失笑)に対し向こうは箱庭の騎士だの龍の騎士だの素晴らしい二つ名で呼ばれている。龍の遺影とかすっごいのも持ってたしね!

 

「真祖(笑)」

 

「何だその笑いは、文句があるならかかってこんか!」

 

「え!?エヴァにゃん脱がせても良いんですか!?」

 

『あぁ、いいぞ』

 

「おい待て誰だこの声!」

 

「え!?お代わりもあるんですか!?」

 

『あぁ、どんどん着せ替えては脱がせていけ!』

 

「だから誰だこの声!それに私は承諾していないからな!」

 

「ありがとうちひろさん!」

 

「鬼!悪魔!ちひろぉぉおおおおおお!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ?」

 

 またまたエヴァにゃんに頭を叩かれ気絶していたご様子、なのだが

 

「ココアどこ?たわしはだーれ?」

 

「私が神だ」

 

「お前だったのか」

 

「暇を持て余した「あ、もうそのネタ古いんでいいです」あ、はい」

 

 神様が再び降臨なさったでござるの巻

 

 

 

「んで、何でまた俺がここに連れてこられてんの?」

 

「え、だから暇を持て余した神々の「ギルティ」待て待て待て」

 

 うるせぇこっちは音葉さん出なくてイライラしてんだ殴らせろ

 

「関係ないじゃん、完全私怨じゃん!・・・・・・いやでも自分神様ですし案外幸運値関係あるかも・・・・・・ごめんなさい冗談です殴ろうとしないでください!」

 

「ん?今何でもしますって言ったよね?」

 

「言ってないよね!?」

 

「うるせぇあくしろよ」

 

「やめて、こないで、触らないで!」

 

 この神様ノリノリである。しかし改めて顔を良く見るとあら不思議、俺を転生させてくれた神様じゃねーですか。超久しぶりっすね、具体的には363日ぶりくらい?

 

「まぁほら、早くげろっちまいなよ、今度は何した?おねしょか?」

 

「お前神様的に昇天させてやろうか!?」

 

「だが私は謝らない」

 

「ぎるてぃ」

 

「落ち着け、暴力は何も生まないぞ!」

 

 おかしい、いつの間にか立場が逆転しているではないか

 

「それで神様、久しぶりに会ったのはいいけど何でまたここに連れてこられてんの?また死んだ?」

 

「いやいや、死んではおらんよ。ただちょーっとばかしお主の世界に面倒ごとが起こってな」

 

 はて、面倒事とな?神様が面倒だと思うのだったらソレは割と大変な事なのではないかと一瞬、本当に一瞬だけ考えるが大方この神様(失笑)のことだ。今日の夕飯のおかずが決まらないとかそんな程度と同じレベルに決まっている

 

「実はお主の世界にもう一人転生者が入り込んでしまって」

 

「死活問題じゃねーかおい」

 

「まぁお主実際その転生者に気絶させられとるからここにいるんじゃが」

 

「現在進行形で問題発生中か」

 

「まぁその転生者なんじゃが実は別の派閥の神が送り込んだやつでの。ほらなんていうの?所謂俺様ハーレムが大好きな派閥?」

 

「なんつーか神様も案外俺達とレベルかわらねーのな」

 

「神様なんてそんなもんじゃよ。まぁ百聞は一見にしかずとも言うし、これを見てみんしゃい」

 

 そういうと虚空に映像が浮かび上がり、そこには俺と鵺、そして謎の少年Xが映っていた

 

「そいつが転生者?」

 

 銀髪で褐色の肌、全身に金色の鎧を纏っているその少年。どっちかに統一しろよと言いたい衝動を押さえ込み映像を見ることに

 

「Yes コイツがまた厄介な能力を持ち込んでくれおっての」

 

「はー、見た目からすると王の財宝とか無限の剣製とか?」

 

「あとそれと幻想殺しじゃの」

 

「上条さん全く関係ないんじゃないかな、そこはせめて型月で統一しとこうよ」

 

「まぁ映像を見ればわかる通り、幻想殺しでお主のトンファー流ももう片方の特典も打ち消されるし。無限の剣製の中に連れ込まれるは。見てみんしゃいお主のこの顔。もの凄く馬鹿面しとるじゃろ?」

 

「俺の顔より醜く腫れ上がれろぉ」

 

「グーで顔を殴るのはやめて!」

 

 誰が顔面偏差値の話をしろと言った!このヴォケがぁ!

 

「まぁ序盤に相手にペースを乱されてしまったお主はそのまま気絶して現在ここにおるというわけじゃ」

 

「長い、三行で纏めろ」

 

「神様同士で喧嘩勃発

 向こうも転生者を送り込んできた

 お主撃沈←今ここ」

 

「おk把握」

 

 俺に落ち度がないことだけははっきりとわかった

 んで、何で俺がここに連れてこられたのかを改めて聞くとその転生者を止めて欲しいとのこと。まぁやりようによっては出来ないことはないかも知れんけど・・・・・・

 

「なんならお主の特典を交換するのもありじゃよ?」

 

「あー・・・・・・あ?」

 

「メルヘン☆チェンジ」

 

「ミミミンミミミンウーサミン」

 

「平常運転で安心しました」

 

「褒めるな何もでねぇぞ」

 

「話を戻すと特典の交換じゃな。本来は行わないことなんじゃが何せ相手側の転生者の特典が馬鹿げておるからの・・・・・・」

 

 え、そんなにふざけてんの?と聞いてみると確かにふざけていた。禁書の能力全てと王の財宝に無限の剣製、しかも幻想殺しは対象の異能を直ぐに消す事ができ、尚且つ自分の異能は消えないとかまじチート

 

「いやでも頑張ればいけっかもしれないけど・・・・・・時止めは・・・・・・駄目か。アカン未来が真っ暗や」

 

「だからこその特典交換じゃよ、何でもいいぞい」

 

 何でもいいのか・・・・・・。トンファー流はなんていうかそのあれだ、ノリで選んじゃったんだよな。実際あれは特典なしでも再現できるし・・・・・・

 その時神楽に電流が走るッ

 

「ふふふふふふ、決めたぞ神よ」

 

「おう、いつにもまして気持ち悪い喋り方」

 

「俺に無限の力を寄越せ!」

 

「ほほぅ、無限とな」

 

「あぁ、その力で全てを纏め上げて見せる!」

 

「面白い、この力を望んだのは貴様が始めてだよ・・・・・・」

 

 まじか、誰も思い浮かばない事にびっくりだよオラ

 

「よかろう、主の願いしかと叶えたり!神楽よその力を存分に楽しむが良い!」

 

 そう神様が告げると心の中から何かが消える感覚と、膨大な知識と共に新たな力が手に入ったのがわかった

 

「行くのだ神楽!わしの邪魔をする敵を消し飛ばせ!」

 

「お断りしますー!」

 

「ですよねー」

 

 ヒュッと俺の足元に例のごとくあなが空き落下するかと思ったが落下することはなく不思議に思っていたら

 

「ぎゅっ!」

 

 上から落下してきた巨大な何かに潰されて俺の意識は薄れていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「目を覚まさんか!神楽ぁ!」

 

 どんどんと横たわる男性の体を叩き続ける小さな少女、名前を鵺をいう。ある事件を切欠に神楽と知り合い、以後共に過ごし続けてきた家族とも言える存在が倒れ付している

 

「こりねーなー、俺が直々に手を下したんだから起きる訳がねーじゃん」

 

「五月蝿い黙れ、黙れぇ!」

 

 鵺が叫ぶと共に雷が銀髪の男に襲いかかるが

 

「ふん」

 

 男はソレに目も向けずただ其処に立っていた。にも関わらず鵺が放つ電撃は彼に当たる直前方向を変えてあらぬ場所へと向かっていく

 

「いい加減認めろよ、俺に勝てなかったそいつはもう死んでるの」

 

「嘘じゃ・・・・・・」

 

「嘘じゃねーよ、気絶してんだったら起きてるはずだろ」

 

「嘘じゃ・・・・・・!」

 

「其処に横たわってるのは只の肉塊なんだよ」

 

「黙れぇええええええええええええええ!!!」

 

 絶叫と共に雷が周囲を焼き尽くす!が、それでも少年には届かない

 

「めんどくさいめんどくさい、ひっじょーにめんどくさい。もういいよお前、俺のハーレムに加えてやろうと思ったけどいらないわ」

 

 気だるげに少年は呟くとポケットから一枚コインを取り出し此方に向ける

 

「超電磁砲って知ってるか?」

 

 瞬間彼の右手から鵺目掛けて認識できない速度の光が襲い掛かる!

 そのはずだった!

 

恋符「マスタースパーク」

 

 神楽の手から魔力による光の本流が放たれぶつかりあう!

 

「待たせたな」

 

 大塚○夫ボイスで話す彼は鵺がいつも見ていた神楽の姿であった

 

「・・・・・・神楽ぁ・・・・・・っ」

 

 ボスンと体当たりのように神楽の体に飛び込む鵺、その瞳には涙が溜まっていた

それを見て神楽は顔を歪め、奴に向けて叫ぶ

 

「俺のターン!」

 




次回、俺のターン


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