うちの喫茶店にはアイドルの方がいらっしゃる (テンツク)
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第一話

どうも初めまして、俺の名前は榊 幸人(さかき ゆきと)、東京の街から少し外れた所で喫茶店のマスターをしているものだ、歳は30になる、え?興味ない?それはすまなかったな。

 

 

カラン

 

おや?どうやらお客さんが来たみたいだ、それでは失礼するよ。

 

「いらっしゃい、二名で良いかな?」

 

「やあマスター、大丈夫かな?」

 

「ええ、大丈夫ですよ、お好きな席にどうぞ」

 

「それでは失礼するよ」

 

そう言って二人の女性はカウンターの席に座った、あ、一人しか話していないがもう一人いるからな。

 

お二人が座ったのを確認し。

 

「今日は何にしましょうか?」

 

「そうだね、じゃあいつものに、今回はチーズケーキにしようかな」

 

「私はそうだな・・・いつものやつに、私はフルーツタルトにしようかな」

 

「かしこまりました」

 

そう言って厨房に向かおうとしたところで。

 

「思ったんだが、いつも通りで話さないかい?」

 

「ダメでした?」

 

「「マスターにそんな話し方されると何かむず痒い」」

 

「二人揃って言うか、了解」

 

そう言って俺は厨房へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

~数分後~

 

「はい、どうぞ、コーヒーに、あいの方がチーズケーキっと」

 

「ああ、ありがとう」

 

「そんで真奈美の方がフルーツタルトっと」

 

「ああ、いただこう」

 

「どうぞお召しあがれ」

 

「「いただきます」」

 

 

そう言って二人は食事を始めた。

 

二人について説明をしておこう。

まずはあいと言った方だな、名前は東郷あい、346プロって言う芸能事務所、で良いのかな?そこでアイドルをやっている人だ、男の俺から見ても、なんかカッコいいと思えるような容姿と雰囲気を持っている女性だ、ここには最初撮影の休憩がてら寄ってくれて、そこからたまに時間がある時などはここに来てくれたりしている。

 

二人目は木場真奈美、こちらも346プロでアイドルしている、さっき紹介したあいとは何やらグループを組んでいるらしい、彼女も初めはあいと一緒だ、っと言っても、今回みたいに二人で来たんだがな、その後はあいもそうだが、二人とも一緒に来たり、一人でも来てくれたりしている。

 

 

え?何で名前予呼びをしてるのかって?それは何回目かに二人がここに来た時に言われたからだぞ、さて、紹介はこの辺で良いかな。

 

そんな感じで説明していると。

 

カラン

 

おや、どうやらお客さんが来たみたいだ。

 

「いらっしゃい、咲耶一人かい?」

 

「こんにちは幸人さん、ええ、今回は一人で来させてもらったよ、おや?あいさんに真奈美さん?」

 

「やあ咲耶君」

 

「良かったら一緒にどうだい?」

 

「お二人が良いのなら喜んで」

 

そう言って咲耶は真奈美の横に腰かけた。

 

この少女についても説明しておこうか、この子は白瀬咲耶、283プロって言う二人とはまた違った所でアイドルをしている子だ、この子もどちらかと言うとカッコイイ系になるんだと思う、彼女は最初は自分の所属しているグループの子達と来たのが最初だ、それからは二人同様、暇なときには時折店に来てくれたりする。

 

しかし思うが、この三人が揃うと、何か・・・ねえ?嫉妬ではないのだが、なんか自信無くすよね・・・・いかんいかんそんな場合ではなかった、咲耶は最初来た時に、俺が年齢を言うと、何故か名前で呼んでくれと言われたから呼んでいる。

 

ちなみに彼女がいるグループの子達はみんなこんな感じで呼んでいる。

 

 

「咲耶は何にする?」

 

「そだね、それじゃあレモンティーとフルーツタルトで」

 

「了解ちょっと待っててくれな」

 

俺はそう言って厨房に向かい、頼まれたものを用意し、咲耶に出した。

 

「どうぞ」

 

「ああ、いただくとするよ」

 

「お召しあがれ」

 

そう言って食べ始めたのを確認すると、俺は一つ質問をした。

 

「そう言えば、三人とも仲良さそうだけど、知りあいだったのか?」

 

「ああ、雑誌の撮影で一緒になってね、その時にいろいろ話して、仲良くなったんだよ」

 

「へー、雑誌の撮影か」

 

「なんならマスターも見てみるか?」

 

「??あんの?」

 

「ああ、これだ」

 

そう言って真奈美が出してくれた雑誌を手に取った、その雑誌の表紙にはこう書かれていた。

 

『イケメン特集!!』

 

これを見た俺は一つの疑問を投げかけた。

 

「・・・・・なんか、いろいろおかしくね?」

 

俺がそう言う、三人は若干苦笑いをして。

 

「どうやら私達は女性人気があるみたいでね、どうやらかわいいと言うよりは、カッコイイ方になるみたいでね、それでそう言った撮影をしたんだよ」

 

「確かにあいの言う通りだな、男の俺が見てもカッコイイと思えて少し嫉妬するなこりゃあ」

 

「幸人さんもカッコイイと思うが?」

 

「俺?なーいない!こんなおっさん顔がカッコ良くはないよ、ほら、もっとイケメンの子達はいっぱいいるじゃん?」

 

「「「(この人は!、まったく)」」」

 

そんな事を話し合っていると、ふいに真奈美が。

 

「そう言えばずっとマスターが一人でやっているみたいだが?」

 

「ああ、そうだが」

 

「人を雇ったりはしないのかい?」

 

「確かにそうだね、仕込みとかをしてたりしていたら、掃除どころではないのではないのかい?」

 

「ああ、その事か、人は雇わないな、いろいろ書類関係や、給料云々がめんどくさいし、掃除に関してはそうでもないぞ?」

 

「そうなのかい?」

 

「ああ、と言っても、一人は二人が、もう一人は咲耶が良く知っている奴がやってくれるんだよ」

 

「「「と言うと?」」」

 

「一人は響子が、もう一人は恋鐘がわざわざ店まで来て掃除やらなんやらをやってくれるんだよ、俺は頼んではないんだがな、聞いてみたら、『私がやりたくてやってるんです!/うちがやりたくてやっとーよ!』なんて言われてな、まぁそこまで言われたらって事で、手伝って貰ったりしてるよ」

 

「そうだったのかい、だから恋鐘はあんなに嬉しそうに・・・」

 

「?なんか言ったか?」

 

「いや、別に、幸人さん、一つ良いだろうか?」

 

「?どうした?」

 

「その手伝い、私もさせてもらえないだろうか?」

 

「咲耶が?また何で?」

 

「「それなら私達も手伝いをさせてもらおうかな」」

 

「二人もか、それで?なんでなんだ?」

 

「ふふ、なに、私も恋鐘と一緒さ、幸人さんの手伝いをしたいからだよ」

 

「んー、なんで手伝いたいのかなんてもんは分らんが、まぁたまになら良いぞ、さすがに頻繁に来るのはアイドルとしてのあれもあるしな」

 

「それなら私達は気にしなくても良い、うちは恋愛自由な会社だ、寧ろした方が良いのではって話も出ているぐらいだ」

 

「なんで、恋愛の話になったのかは置いておいて、それはそれでどうなんだ?と言ってもそれは会社が良いって話で、ファンの子達とかもいるんだしよ?」

 

「それについては心配ないよ、寧ろここの宣伝にもなるだろうしね」

 

「うーーん、あんまり忙しいのは避けたいんだがな、今まで通り、ゆっくりやりたいしな」

 

「そうなのかい?」

 

「まぁな、忙しくなると、こうやってコミュニケーションがとれなくなるだろ?」

 

「「「確かにそうだな」」」

 

「それに、俺がこの上に住んでるからさ、いろいろうるさくなるのはちょっとな」

 

「「「!!!」」」

 

「?どうした?」

 

「「「ここに住んでいるのかい!?」」」

 

「ああ、店の二階が事務所兼俺の家だ、と言ってもただの俺の家だけどな」

 

「そうかい、ここにマスターが」

「ここに住んでいるのか」

「これは良い事を聞いたね」

 

何やら三人は下を向いて、ぶつぶつと何かを言っているみたいだが、内容までは聞こえなかった。

 

ふと時計を見てみると、良い感じに時間がたっていたので、三人に。

 

「時間の方は良いのか?」

 

っと一応聞いた。

 

「おっと、もうこんな時間かい、それでは私達はこれで失礼するよ、これから仕事なもんでね」

 

「そうなのか?二人で仕事か?」

 

「いや、あと三人いるよ」」

 

「真奈美の言い方だと、グループでの仕事って訳か」

 

「ああ」

 

「なるほど、咲耶はどうする?」

 

「私も帰るとするよ」

 

「そうか、じゃあお勘定でいいな?」

 

「「「ああ」」」

 

その後は三人から料金をいただいて、店の外まで見送っていった、帰り際に、「「「また来るよ」」」って言ってくれたので俺も、「ああ、待ってるよ」と返して、今日はお開きとなった。

 

 

さてと、夜に向けての仕込みをしようかね。

 

そう考えながら俺は厨房へとむかったのであった。

 

 

 



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第二話

カフェを準備していると。

 

 

カラン

 

っと扉が開く音が聞こえたので。

 

「まだ開店してはないのですが」

 

俺がそう言うと。

 

「あらあら、ここはどこかしら?あら?マスターさん、こんにちは」

 

「またお前かあずさ、今回はなんだ?また迷ったか?」

 

店に入って来たのは、765プロ所属のアイドル三浦あずさだ、ここには良く来る、主に道に迷った挙句に、歩いていくと何故か最終的にこの店に着くらしい、そんなこいつとの出会いは、まあお察しの通り、同じ理由だ、撮影の間の数分で道に迷ったところでこの店に来て、道を教えてくれって言われたから教えて、それから一緒に現場に戻ったのが最初だな。

 

 

「今日はどうした、また迷子か?」

 

「ふふ、ええそうなんです、でも着いちゃいましたから大丈夫ですよー」

 

「あ?なんだ、ここに来る予定だったのか」

 

「はいー、そうなんですー」

 

「たく、それなら連絡しろって毎度言ってるだろ?」

 

「携帯電話、どこかに忘れちゃってー」

 

「たく、またかって、ん?」

 

そう言うと俺の携帯がなった、俺はとりあえず出てみると。

 

「はい」

 

『あ!幸人さんですか?』

 

「おう、律子か、どうした?」

 

『今そこに、あずささん来てませんか?』

 

「ああ、バッチリといるぞ」

 

『やっぱり』

 

「どうした?」

 

『いえ、あずささん、携帯を事務所に忘れてまして、もしかしたらと思って』

 

「なるほどな、まあ読み通り、ここにいるぞ」

 

『そうですか、それなら携帯の事、あずささんに伝えといてもらえますか?』

 

「おう良いぞ」

 

『そ、それとですね』

 

 

「ん?」

 

『わ、私もまた、お、お店に伺います、ね?』

 

「おう暇な時にでも来な」

 

『は、はい!』

 

こうして律子との電話を終えた。

 

「どなからでしたか?」

 

「律子から。携帯、事務所に忘れてたってよ」

 

「あらー、そうですか、お帰りの時にでも取りに行きますね」

 

「いや、今行けよ、ったく、もうすぐ店開けるから適当に座ってな」

 

「はいー、そうさせてもらいますー、ふふ」

 

とりあえずあずさを席に座らせ、軽い飲み物とつまめるものを出して、おいてやった。

 

 

 

 

ーーーーーー

 

開店の時間が来たので、俺は看板を店の外に出し、準備を整えた、そしてお客さんが来るのを待っていると。

 

 

カラン

 

っと、音が鳴り、お客さんが来たみたいだ。

 

「いらっしゃい」

 

「こんにちは、幸人さん」

「幸人さんこんにちは」

 

「いらっしゃい、千雪、美優」

 

店に来たのは、346プロでアイドルしている、三船美優と、283プロでアイドルをしている桑山千雪の二人だった、二人もあずさ同様にここの常連だ、と言っても、あずさみたいにではなく、ちゃんと、自分の意志で、ここに来てくれているのだがな。

 

美優がここに始めてきたのは、前に仕事で失敗をしたみたいでな、その時に気晴らしでたまたま立ち寄ったのが、ここだったらしい、その時は俺は色々話を聞いてやったら、すっきりしたらしく、その後は調子を取り戻したみたいで、今もアイドルを続けているみたいだ。

 

千雪は雑貨屋、で良かったかな?まあそう言った所で働きながら、アイドルをしているみたいで、雑貨屋の方での仕事の合間に、ここを見つけたらしく、一度来てもらってからは、よくここに来てくれる、美優とよくいる事が多い。

 

「二人とも、好きな席に座りな」

 

「「はい」」

 

そう言って二人はテーブル席ではなく、毎度のことながら、カウンター席に座る。

 

「毎度思うが、なんでカウンターなんだ?あっちの方が広々してるだろうに」

 

「ここの方がお話が出来るので」

「ここの方が幸人さんのお顔がよく見えるので」

 

「・・・・まあいいや、それで、注文は何にする?」

 

「私はコーヒーとサンドイッチを」

 

「私はコーヒーとホットケーキを」

 

「美優がサンドで、千雪ホットケーキね、了解、あずさはどうする?」

 

「私も美優さんと同じのをお願いします~」

 

「了解、ちょっと待ってろよ」

 

そう言って俺は厨房へと向かった。

 

 

 

幸人が厨房へと向かった後のお話。

 

「あずさちゃん、来てたのね」

 

「はい~、お店が始まる前に来ちゃいまして」

 

「そうだったの、また迷子に?」

 

「そうなんです~、でも最後にはここに着くんですよー、これは運命でしょうねー」

 

「「それはないわね」」

 

「そうですか~?」

 

「「だって、幸人さんの運命の相手は私なのだから、ん?」」

 

「千雪ちゃん何を言ってるのかしら?幸人さんは”私の”運命のお相手なのよ?」

 

「美優さんこそ何を言ってるんですか?幸人さんは、”私の”幸人さんなんですよ?」

 

「二人とも、何を言ってるんですか?幸人さんは、”私の”運命のお相手ですよ?」

 

 

「「「・・・・・・ふふふふふ」」」

 

「へい、お待ちどーさん、って何やってんだお前ら?」

 

「いえ、三人で”仲良く”お話をしていただけですよ」ニコッ

 

「そうですよ?、美優さんとあずさちゃんと、”仲良く”お話をしてたんです」ニコッ

 

「そうなんですよ~、”仲良く”お話を」

 

「なんで三人揃って、仲良くの部分を強調しているんだよ、まあいいや、ほら注文のもんだ、食っちまいな」

 

「「「いただきまーす」」」

 

そう言うと三人は注文の品を食べ始めたので、俺も次の時のための準備を行った、それをしていると。

 

「幸人さんは、その、あの、か、か」

 

「ん?どうした?」

 

「えっと、・・・彼女とかはいてるのですか?」

 

「「!!」」

 

「俺?いないいない、、一度もそんなのは出来た事ないよ」

 

「そ、そうなんですか」

 

「「「良かった」」」

 

「まあそんな感じの事は言われたこともあるかもしれないがな」

 

「「「それは誰に言われたんですか!?」」」

 

「近い近い、いろいろだな、最近だと、あいと真奈美、それに響子、咲夜に恋鐘かな」

 

「「「!!もう先に・・・!!」」」

 

「それで幸人さんはどのように返事を?」

 

「いやいや、君たちもそうだけどさ、彼女らもアイドルでしょ?彼氏何か出来たら問題でしょうよ?」

 

「「「うちの事務所は全然です!!むしろウェルカムです!!」」」

 

「それ前にも言われたな、それは事務所の話でだろ?一般の人たちが許さないでしょうに」

 

「「「そこは事務所で・・・・」」」

 

「なにをしようとしているのかとは言わないけども、まあ俺はそこまで焦ってはいないからなー、気長に待つよ」

 

「そうですか、なら、この三人なら、もしお付き合いするなら、誰がいいですか?」

 

「君らかい?そうだな・・・・・千雪かな」

 

「「!!」」

「やった!」

 

「そ、それはどうしてですか?」

 

「んー、なんか、落ち着くからかな」

 

「「「落ち着く、ですか?」」」

 

「落ち着けるが正しいかな、何か勝手なイメージだけど、何でも出来そうなお姉さんって感じがするんだよな」

 

「そ、そうですか」

 

「まあ美優も良いんだけど、何か千雪の方が落ち着ける感じがするんだよな」

 

「私は~?」

 

「・・・・その迷子癖を直さないとな」

 

「そんな~~~」

 

「「「「あははは!!」」」」

 

そんな感じで楽しくわいわいしながら時間が過ぎて行ったのだった。

 

ある程度時間が過ぎた所で、三人は一緒に帰って行ったのでした。

 



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第三話

ある日の事、店を開いていると。

 

「こんにちわー!」

 

っと大声で挨拶してきたのは大槻 唯、346プロのアイドルでギャルだ。

 

 

「こんにちわー!」

 

さらに挨拶してきたのは所 恵美、こっちは765プロのアイドルだこっちも俺から見たらギャルだ。

 

「「二人とも早いよー!!」」

 

そう言って後から来たのは、城ケ崎 美嘉、346プロのアイドルでギャルだ、そしてもう一人が大崎 甘奈、こっちは283プロのアイドルでこっちもギャルだ。

 

「ハニーー!!」

 

そしてそう言って俺に抱きついて来たのは星井 美希、765プロのアイドルで、ギャルだ。

 

「「「「こらー!美希ー!」」」」

 

そう言って四人は美希を剥がすのではなく、四人も俺に抱きついて来た、いや、そこは美希を剥がそうよ。

 

それから少しして、満足したようで四人は俺から離れて行った、美希の奴はあの短時間で俺に抱きつきながら寝ていた、あの短時間で寝れるってすげーな、でもね、寝るならせめて椅子に座ってからにしような。

 

「それで?きょうは何にすんの?」

 

 

「私コーラとショートケーキ!」

 

「私も!」

 

「私はカフェオレとガトーショコラで」

 

「私はカフェオレとチーズケーキで!」

 

「了解、すこし待ってな」

 

俺は注文された物の準備を始めた、そしてそれを各々の席に置いた。

 

「召し上がれ」

 

「「「「いただきまーす!」」」」

 

そう言ってケーキを一口。

 

「あーーん、んんー!美味しい~」

 

「そいつはどうも、それにしてもお前らよ」

 

「「「「??」」」」

 

「来るたびに言っているが、毎回毎回来るたびに俺に抱きつくのはやめような」

 

「「「「なんで?」」」」

 

「なんでって、そんなもん、それで週刊誌だっけ?それに載ったらお前らが大変だろうに」

 

「そんな事ないよー、寧ろ載っても良いかもね、唯的に載ってくれた方がマスターちゃんとの関係をみんなに言いふらせるしね」

 

「唯との関係?」

 

「そう!カップルだって堂々と言えるじゃんか!」

 

「「「!!!」」」

 

「いや、いつ俺がお前の彼氏になったんだよ」

 

「ええー!そんなの最初からに決まってるじゃんか、唯の一目惚れで、そこからマスターちゃんとのいちゃいちゃな関係は始まっているんだよ?知らなかった?」

 

「んなもん分かる訳ねーだろうが」

 

「そうだよ、それに幸人さんは恵美の彼氏なんだから、唯のじゃないよ」

 

「それも違うよ!幸人さんは甘奈のなんだから!」

 

「みんななに言ってんの?幸人さんは私のだよ?」

 

「「「うるさいよ処女ケ崎!」」」

 

「処女ケ崎ってなによ!それにもう幸人さんとはヤったわよ!」

 

「「「ああ?何言ってんだ?」」」

 

「ほ、ホントだもん」

 

「へー、そうなんだ、それじゃあキスぐらい平気で出来るよね?恵美ちゃん」

 

「キ、キス!?」

 

「そうだよね、美嘉は幸人さんとやったんだから、キスぐらいできるよねー?ね、甘奈?」

 

「えっとー」

 

「そうだよねー、出来るよねー?」

 

「え、その、えっと」

 

「「「出来るよねーー?」」」

 

「すみませんでしたーーー!」

 

「終わったか?それより早く食っちまえよ」

 

「「「あ、忘れてた」」」

 

「それと美希の奴も起こしてくれ」

 

「「「それは?」」」

 

 

「美希用のおにぎりだ、起きたら作れって言われるからな」

 

「そうなんだ、分かった、美希ー置きな」

 

「うーーん、まだ眠いの、そんな事言ってー、幸人さんがおにぎりつ」

 

「おにぎり!!」

 

「おにぎりで起きるんだ、あはは」

 

「おにぎりはどこなの!?」

 

「ほらよ」

 

「ありがとうなの!」

 

「へいへい」

 

「マスターちゃん、唯も食べたい!」

 

「私も!」

 

「甘奈も!」

 

「へいへい、そう言うと思って用意してますよ」

 

「「「やったー!!」」」

 

そう言って俺はおにぎりを人数分用意してやった。

 

「美味しー、そう言えばさ」

 

「あ?どうした?」

 

「マスターちゃんはこの五人なら、誰を彼女にしたい?」

 

「「「「!!!!」」」」

 

「お前らの中で?」

 

「うん」

 

「いねーな」

 

「「「「「えええ!!!」」」」

 

「そんな驚くことか?」

 

「だってさー、何でなの?」

 

「だってお前らうるせーじゃん、俺は付き合うなら落ち着いた人が良いからな」

 

「えー、まあ仕方ないかー」

 

「じゃあさ、甘奈達の中なら誰が良い?」

 

「お前らの中か?それなら恵美かな」

 

「よっしゃー!」

 

「「「「!!!」」」」

 

「それは何でなの?」

 

「恵美が一番ましそうだからだが?他より一番家庭的そうだからかな」

 

「幸人さんは料理とか出来る人の方が良いの?」

 

「まあある程度出来る方が良いかな」

 

「「「「これから頑張ろう!!」」」」

 

「えへへへへ」

 

「ほらほら、さっさと食っちまいな」

 

「「「「「あ、はーい」」」」」

 

その後は全員おにぎりを食べて、少し喋ってから、遊びに行くって事で、店から会計を済ませて帰って行った。。

 



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第四話

 

ある日の事、店を開いていると。

 

 

カラン

 

「いらっしゃいませ、おう」

 

「こんにちは!幸人さん!」

 

「いらっしゃい、律子」

 

店に来た眼鏡をかけた女性は、秋月 律子、765プロでアイドル兼マネージャーだっけか、をやっている出来る女だ。

 

「前に言った通りに来ましたよ」

 

「ホントだな、まあゆっくりしていきなよ」

 

「はい!」

 

「仕事の方は良いのか?」

 

「はい、今日は半日で終わりなので」

 

「そうかい、注文は何にする?」

 

「えっと、それじゃあ、そうですねー、えーっと・・・・・決めました、ハンバーグと紅茶をお願いします!」

 

「了解、少し待っててくれな」

 

そう言って俺は厨房へいこうとした時に。

 

カラン

 

「こんにちは」

 

「ん?おお、いらっしゃい」

 

「お邪魔します、って律子さん」

 

「紗代子、あなたも来たのね」

 

「はい、お仕事が午前中で終わったので、来ちゃいました、律子さんもですか?」

 

「ええ、そうよ、まあ私は少し前から行くことは伝えてはいたけどね」

 

「そうだったんですか」

 

「紗代子もこっちに来て座りなよ、今から律子の料理を作るから、決まったら教えてくれ」

 

「分かりました」

 

そう言って俺は厨房へと向かった。

 

ちなみに今来たのは、高山 紗代子、彼女も律子と一緒で765プロでアイドルをやっている子だ、ちなみに彼女も眼鏡をかけている。

 

 

「はい、お待ちどうさん」

 

「うわーー!おいしそう!それじゃあ早速、いただきまs」

 

「こんにちは!」バタン

 

「静かに開けねーか、壊れるだろうが、結華」

 

「あ、えへへ、ごめんごめん」

 

「たく、それよりどうした、そんなに勢いよく来て」

 

「いやー、お腹ぺこぺこでさー」

 

「たく、いつもの事じゃねーか」

 

「いやー、面目ない」

 

勢いよく中に入って来たのは三峰 結華、彼女は283プロでアイドルをやっている、ちなみに彼女も眼鏡をかけている。

 

 

「おなか減ったー、幸人さん、私いつもの!」

 

「はいはい、今から作るから待っててくれ」

 

「はーい、あ、律子っちとさっちんじゃん!」

 

「結華さん、こんにちは」

 

「こんにちは」

 

「やっほー、二人も来てたんだね」

 

「ええ、結華さんもよく来られるんですか?」

 

「うん、よく来るよー、ここの料理美味しいし、安いからねー、大学生でもある三峰にとってはとっても助かってるんだよね、二人も良く来るの?」

 

「「はい!」」

 

「しかし、今日はすごいな、この眼鏡r」

 

「眼鏡と聞いて!」

 

「呼んでないからいいよー」

 

「そんなー!?言いましたよね!?眼鏡って言いましたよね!?ね?ね?」

 

「うるせーっての、ほい、結華と紗代子、オムライスね」

 

「お!待ってましたー、それじゃあいただきまーす!」

 

「いただきます」

 

「あの幸人さん」

 

「ん?どうした?」

 

「さっき結華さんがいつものって言ってましたけど、結構頻繁に来られるんですか?」

 

「そうだな、最近は結構来るようになったぞ」

 

「もちろん!これを食べないと、一日が始まらないからね!」

 

「ずっとそれを?」

 

「うんそうだね、このふわふわ卵が一回食べたらやめられなくなっちゃってねさっちんも頼んでるみたいだしね」

 

「紗代子は知ってたの?」

 

「いえ、私はただ単に食べたくなったので」

 

「そう、今度私も頼んでみよ」

 

「あのー私は」

 

「そう言う律子っちも結構来てるみたいじゃん?」

 

「そうですね、いろいろな料理を食べて覚えないといけないですからね」

 

「ん?なんで?」

 

「なんでって、そりゃあ私が幸人さんと一緒にこのお店を経営していかないといけないですからね」

 

「「ん?」」

 

「どうかしました?」

 

「いや、今律子っちがここで働くって聞こえたんだけど」

 

「えええ、もちろんですよ」

 

「俺それ初耳なんだが?」

 

「そりゃあまだ先の話ですからね」

 

「いや、決定事項かよ、なんかこの展開前にもあったな」

 

「そうなんだ?」

 

「えっと、あの時は、響子と琴葉と恋鐘の時だったな」

 

「そうなんだ、頻繁にあるの?」

 

「こないだはお宅の所の咲耶さんにも似たようなこと言われたよ」

 

「咲耶んが?」

 

「ああ、まー他にも・・・・」

 

「へー、そんな事が、大変だねー、あ、ご馳走様」

 

「「ご馳走様でした」」

 

「お粗末様」

 

「それじゃあ私はこの辺で」

 

「「私達も失礼しますね」」

 

「あいよ」

 

「「「ごちそうさまでしたー」」」

 

「はーい、またのご来店を」

 

そう言って三人は楽しく談笑しながら帰って行ったのであった。

 

 

 

 

 

「え?私の出番あれだけ!?ちょっと、ちょっt」

 

 

 

 

 

 

 






オラに評価を分けてくれ!


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第五話

店を閉めて、家でゆっくりしていた時の事。

 

バンッ!

 

「幸人さん起きとお!?」

「幸人さん起きてますか!?」

「幸人さん!!結婚してください!!」

 

「お前らどうしたって、てかどうやって鍵を開けた、鍵は閉めてたはずだが」

 

「そんなのうちの幸人さんの愛の前には何の意味はなかーよ!」

 

こいつは月岡 恋鐘、283プロのアイドルで、自称俺の妻らしい、が、妻でもなければ、付き合ってもいない、こいつは前に来た咲夜が連れて来たのが最初になる、それから事あるたびに、店に来るのではなく、俺の家に来る奴だ。

 

「そうですよ、私にかかればこんな弊害なんてあってないようものです、これさえあればなんてことはないんですよ!」

 

そう言って俺に明らかに合鍵であろうものを見せて来たのは、五十嵐 響子、こいつは346プロのアイドルで、こっちは自称通い妻らしい、言わせていただきたのが、俺は一度も許可していないのだが、何故かいつも事あるごとに、俺の部屋を掃除している、その度に俺の私物が無くなって行っている、主に下着が、そして、こいつが最初に来たのは、この前に突然の通り雨が降り、雨宿りしている所を、中に入れてやって、飲み物をごちそうしてやったのが、最初だな。

 

「幸人さん!いつになったら私達の新築は立つのでしょうか?」

 

この訳の分らんことを言っているのは、田中 琴葉、こいつは765プロでアイドルをしていて、自称俺の最愛の彼女らしい、だからね、何度も言うけど、別に付き合ってないからね、三人とも自称だからね、みんな気を付けてね、こいつは前に律子と仕事終わりに来たのが最初だ、それからはずっとこんな感じだ。

 

「とりあえずこいつは没収な」

 

そう言って俺は響子の持っている合鍵であろう鍵を奪い取った。

 

「ああーー!私の13日と15時間45分36秒がーーー!!」

 

「いや、お前何してんのさ一体」

 

「そんなの決まっているじゃないですか!何度も何度も幸人さん家に窓から入って、鍵の形や、その他をコピーしてたに決まってるじゃないですか!!」

 

「いや、なんで俺がキレられてるんだよ、キレるのは俺の方じゃね?」

 

「何を言ってるんですか!?私は通い妻なんですよ!鍵がなければ家に入れないじゃないですか!」

 

「いや、そもそも入るなよ、人の家に勝手に入るなよ、あと、お前は俺の通い妻ではないからな」

 

「!!!!」

 

「いや、そんな驚愕した顔されても違うもんは違うからな」

 

「   」OTZ

 

「そうたい、幸人さんの妻はうちたい、響子は指をくわえてうちらのラブラブな生活を見てるといいたい」

 

「そう言ってるお前のポケットから見えてるそれは一体なんだ?」

 

「これたい?これは合鍵やよ!」

 

「はい没収」

 

「ああーー!!うちの10日と18時間31分52秒がーーー!!」

 

「いや、だから何にお前らは労力を使ってるんだよ、たく」

 

「なんでたい!うちは幸人さんの妻なんよ!?それなのになんでダメたい!?」

 

「そりゃあ、お前は俺の妻ではないからな、そりゃあ没収するだろう」

 

「    」OTZ

 

「まだまだ甘いですね二人とも!順番を飛ばしていきなり妻だなんて、おかしいですよ!私みたいにお互いに愛し合った彼氏彼女の関係から始めないといけないんですよ!」

 

「と言ってる張本人は入って来るなり結婚してくれって言ってきているがな」

 

「そりゃあそうですよ、何てったって、私達は相思相愛なんですから」

 

「いつ俺らが相思相愛になったんだよ、寝言は寝て言え、それよりお前は合鍵は持ってないだろうな?」

 

「もちろんですよ!」

 

「それじゃあその胸の谷間に入っている物はなんだ?」

 

「え?ウソ!?バレたの!?」

 

「・・・・・・は?」

 

「「・・・・・」」

 

「・・・・冗談だよな?」

 

「・・・・・てへ☆彡」

 

「出せ」

 

「・・・・・」

 

「だーーせ!」

 

「・・・・・」

 

「そうか、それなら律子に頼んでこれ以上俺に関わらすのをや」

 

「分かりました!出します!出しますから、それだげわ~~!」

 

「泣くほどの事なのか?まあ良いや、ほれ」

 

「あ”い”ごれでずー」

 

そう言って本当にこいつ胸に仕込んでやがった。

 

「ほれ泣くなってーの」ナデナデ

 

「あ”い”・・・スンスン」

 

「誰がニオイを嗅いで良いと言った、バカもんが」ビシッ

 

「あうっ」

 

「たく、ってなんだよお前ら」

 

「「琴葉/ちゃんだけずるいたい/です!!」」

 

「わーったわーった、やってやるから静かにせい」

 

そう言って他の二人も頭を撫でてやった。

 

「満足しただろ、んじゃあ帰れ」

 

「何を言ってるとーよ!」

 

「は?」

 

「うちは妻たい!」

「私は通い妻なんですよ!」

「私は彼女なんですよ!」

 

「・・・・だから?」

 

「「「ここに泊ることは必然たい/なんです!!」」」

 

「てめぇら帰りやがれー!!」

 

そう言って家から追い出したが、帰ることはせずに、ドアを三人で叩きまくっていたので、三人の保護者ではないが、あいつらのマネージャー、恋鐘ははづき、響子はちひろ、琴葉は律子、に連絡をして、連れ帰ってもらった。

 

 

「ったく、何でゆっくりできるはずの家でこんなに疲れなきゃならんのだ」

 

すると。

 

「「「疲れているのならうち/私が癒してあげるたい/あげます!!!」」」

 

「帰れーーーーーーーーー!!」

 

こうして騒がしい一日が、いや、半日が終わって行くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにあの三人は各々でこっぴどく怒られたらしい。




恋鐘の口調が難しいな





酒狐仁さん、中山結斗さん、レベルスティーラーさん、武蔵さん、ととろさん、評価の方をありがとうございました



感想、評価、、ご要望、等々をお待ちしております


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第六話

この頃めちゃくちゃ暑いので、今は店兼家であるこの建物の屋上で今は一人で簡易プールでゆっくりしていた、店はどうしたって?今日は定休日だよ、暑いからとかではなく、元々定休日にする予定だったからな。

 

「あっち~~、何なんだこの暑さ、いじめか?いじめなのか?」

 

そんなくだらない事を言っていると屋上の扉が開き、誰かが来た。

 

「ん?誰だ?」

 

「榊さん、こんにちは」

 

「千早か、おう、どうした?店は定休日ってなってるはずだが」

 

「ええ、今日は榊さんに会いに来ました」

 

「俺に会いに?」

 

「ええ、また歌を聴いてもらいたくて、ご迷惑でしょうか?」

 

「この格好でご迷惑って言ったらどやされるだろうよ、なんならお前も入るか?」

 

「良いのですか?」

 

「気にすんな、千早一人ぐらい入ったとっころで、あんまり変わんねーよ」

 

「確かに、そのプール、大きいですね」

 

「だろ?」

 

「分かりました、それじゃあ水着を取ってきますね」

 

「おう行ってら」

 

そう言うと千早は速足で水着を取りに行った。

 

あ、そういや言ってなかったな、さっきのは如月 千早で765プロのアイドルだ、アイツと初めて会ったのはこの近くに公園があって、そこでランニングをしていた千早が軽い熱中症でぶっ倒れそうになっていたところをある人物がそれを見つけてこの店に運んできたのが最初だな。

 

 

それから千早が来るまでに飲み物を取りに行って、ぼーーっとしていると、扉が開き、誰かが入って来た、多分千早だろう。

 

「お待たせしました」

 

「おかえり、着替えは俺の部屋ででもやってくれ」

 

「わ、分かりました!それと・・」

 

「ん?どうかしたか?」

 

「いえ、ここに戻ってくる途中で彼女達とお会いしまして」

 

「彼女達?」

 

俺がそう言うと、扉から二人の女の子がひょこっと顔を出してきた。

 

「藍子に凛世?お前らどうしたんだ?」

 

顔を出していたのは高森 藍子と杜野 凛世の二人だった。

 

藍子は346プロのアイドルで、散歩をしながら写真を撮るのが趣味らしく、初めて会ったときは、うちの店に休憩がてら訪れたのが最初だ、まぁこいつに関してはよく覚えてるよ、なんせ最初にこの店に休憩がてら来たって言って、結局店に4,5時間は店に居たからな、しかもその時間ずーーっと、ぼーーっとしてるから生きてるか?感じに思ったぐらいだからな。

 

凛世の方は283プロでアイドルをしている、何でもいいとこのお嬢様?みたいで、うちに初めて来たときは、道に迷って、道を聞くために寄ったのが最初だったな、まぁその日は何かあったら困るから、俺が付き添いで目的地に同行したがな、まぁその場所が283プロだった訳だが。

 

そして千早含めてだがその後はよくこの三人で店に来ることが多い、なんでも仕事が一緒になって、意気投合したらしい、理由を一度聞いたことがあるが、乙女の秘密って言って教えてはくれんかったがな。

 

「今日は凛世ちゃんとお買い物していたんですけど、その途中で千早ちゃんを見つけて、何をしてるのか聞いたら、榊さんの所に行くって聞いて、それなら私達も一緒にいいかな?って事で来ちゃいました」

 

「幸人様、凛世も一緒にそこに入ってもよろしいでしょうか?」

 

「近い近い、入るのは構わないが、お前ら水着持ってるのか?さすがにそれで入る訳にもいかんだろうに?」

 

「大丈夫です!ちゃんと準備はしてあります!」

 

「あら用意周到で」

 

「千早さんに、凛世達があったのが、千早さんが水着を取りに帰っている時だったので」

 

「なるほどな、まぁ良いさ、着替えて来いよ、水の張替えもしないと、ぬるくなってきたからな、着替えている間に張替えも終わるだろ」

 

「「「分かりました!!」」」

 

そう言って三人は水着に着替えに行った、それを見送った俺は水の張替えを行った。

 

 

 

 

 

 

張替えを終えたと同時に、扉が開き、三人が入って来た、三人の格好はと言うと、千早は青のスポーツタイプ?の水着で、藍子は黄色の花柄のビキニタイプの水着で凛世は・・・・・。

 

「えっと、凛世?」

 

「はい、何でございましょうか?どこかおかしいでしょうか?」

 

「いや、まあ似合っているのは似合っているんだが、なんで・・・・スク水なんだ?」

 

「実は凛世はこれしか水着を持っていませんでして」

 

「藍子、千早、、集合!」

 

そう言うと二人はこっちに来て、凛世は首をコテンッと倒して可愛らしい感じになっていた、そんな事より。

 

「お前らはあいつのあれは知っていたのか?」

 

「いえ、私は初めて知りました」

 

「私もですね、さっき着替える時に初めて知りました」

 

「そうか、なら俺が言いたいことはわかるよな?」

 

「「はい」」

 

「あいつに水着を選んで買ってやってくれ、金がないなら出してやるから」

 

「「わ、分かりました」」

 

「なんのお話をされているのですか?」

 

「凛世」

 

「はい?」

 

「二人と一緒に水着を買って来い」

 

 

「水着をですか?」

 

「持ってないんなら買ってきな、金は出してやるから、二人に選んでもらって買って来な」

 

「は、はー」

 

「それじゃあ凛世ちゃん、行こっか?」

 

「あ、はい」

 

「それでは行ってきます」

 

「あ、ちょい待ち」

 

「何でしょうか?」

 

「これ、持っていきな、そこから金は払えばいい」

 

「え、でも」

 

「まぁ記念みたいな感じ思ってくれたらいい」

 

「分かりました、、それでは行ってきます」

 

「おう」

 

そう言って三人は水着を買いに行った。

 

 

 

 

 

 

しばらくすると三人は戻って来て、凛世も新しいのに着替えていた、新しく買ったのは、黒のワンピースタイプの水着だった。

 

「あの、幸人様、似合ってるでしょうか?」

 

「ああ、似合ってんぞ、二人もな」

 

 

「「「///////」」」

 

「ほら、暑かっただろ、こっちに来て入りな」

 

「「「はい!」」」

 

そう言って入って来たのは良いのだが。

 

「何で三人ともそんなにくっついてるんだよ、熱いだろうが」

 

そう、三人ははいってくるなり、千早と藍子が俺の両腕に抱きつき、凛世は俺に覆い被さるような感じで乗っかって来た。

 

「まぁまぁ気にしないでください、そのうち慣れますから」

 

「この状態だと何も出来んが」

 

「良いんですよ、ゆっくりしましょう」

 

その言葉通り、この状態で三人はぼけーっとし、千早は歌を歌うのであった。

 

 

ちなみにこの状態は約4時間続き、その間は、本当になにもせず、ずーーっと、ぼけーっとしているだけだった。

 

 

 

 

その後三人は満足したようで、三人で帰って行ったのだった。









レイバーストさん、高評価ありがとうございます

るさるかさん、評価ありがとうございます


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第七話

「ありがとうございましたー」

 

最後のお客さんも帰って行き、店の片付け、掃除を済ませ、店の看板と鍵を閉めて、部屋に戻る(この間の時間は約2時間半)

 

部屋の前に着き、部屋の鍵を鍵穴に刺して回そうとすると、何故か鍵が開いていた。

 

「??俺鍵閉めたはずだよな、なんで開いてるんだ?泥棒?いや、こっちから開けるのにはこの道を通るしかないはずだからそれはないはず・・・・・???」

 

原因が分からないがとりあえず扉を開けたするとそこに居たのは。

 

「おかえり、暑かったでしょ、さあ服とズボンとシャツとパンツを全部脱いで、洗濯しちゃうから」

 

「おいこら待て」

 

「??どうかしたの?」

 

「どうもこうもねーよ、どうやって部屋に入った、凛」

 

そう、そこに居たのはいるはずのない女、渋谷 凛がいた、こいつは346プロのアイドルで、変態だ、事あるごとに、俺の私物をパクって行く、基本的にはTシャツとパンツをパクって行く、何故知っているかと言うと、こいつがその二つを盗み出すところを出くわしたからだ、その時こいつなんて言ったと思う?「これ洗濯済みじゃない!!!」とか言って逆ギレされたんだぞ、まぁすぐに知りあいの元婦警アイドルに連絡して連行してもらったがな。

 

「そんなの決まってるじゃん、あ」

 

「愛の力とか言うなよ、それは聞き飽きたからな」

 

「・・・・・・・」

 

「図星かよ、じゃあはな」

 

「もう、うるさいわね、寝れないじゃないのよ」

 

「なんでお前までいるんだよ、志保」

 

なんと俺の寝室から出て来たこいつは北沢 志保、765プロのアイドルでこいつも凛とほぼ同類だ、こいつが凛と違う点と言えば、こいつの場合は俺のベット、枕に顔をうずめてニオイを嗅いでいたんだよ、ちなみに凛はさっき言った二つを嗅いでた。

 

「そんなの決まっているじゃない、あなたとわ」

 

「あなたと私は運命共同体は聞き飽きたからな」

 

「・・・・・・・・」

 

「お前もそうだけど、図星つかれて黙るのやめ」

 

「二人ともさっきからうるさいよ、料理に集中出来ないじゃない」

 

「お前もか灯織」

 

こいつは風野 灯織、283プロのアイドルで、まあ二人と同類だ、こいつの場合は俺の食べた後の食器や箸を持って帰って行きやがるそれをどうしてるのかは知らんし、知りたくもない。

 

こいつら三人は仲が良いらしい、それは何故かと聞いたんだが、凛の時に言った、元婦警アイドルに凛が連行されたときに、志保が不法侵入していて捕まり、その後に同じく不法侵入しようとした灯織がばったり出くわして、そのままごようとなった。

 

三人のアイドルが一度に不法侵入するって・・・・・世も末かな、なんてその時は思ったな、それでそのまま346の方に連行された三人が同じ仲間だと意気投合して、仲良くなったらしい、その後三人はちひろ、律子、はづきの各マネージャー?にこっぴどく説教されたのは言うまでもない。

 

「お前らよー、前回の件で反省したんじゃなかったのかよ?」

 

「「「あの日は反省した!!」」」

 

「あの日だけしたって意味ねーんだよ、それよりお前らどうやって家に入ったんだよ?鍵してあったはずだが」

 

「「「そんなのこれさえあればなんてことはないよ」」」

 

そう言って三人一斉に針金を取り出した。

 

「まさかとは思うが」

 

「「「もちろんピッキングしたよ!!!」」」

 

「自信満々に言う事じゃねーよバカども」

 

「「「それよりいつになったら結婚してくれるの!」」」

 

「話聞いてねーよこいつら、てか誰とも付き合ってねーよ、バカチンが」

 

「ほら二人とも聞いたでしょ、二人とはそう言う関係じゃないって言ってるよ」

 

「凛こそなに言ってるのよ、幸人さんは二人とは付き合ってないって言ってるのよ」

 

「凛も志保も何を寝言言ってるの、幸人さんは私としか付き合ってないって言ってるじゃない」

 

「お前らは俺の話を何も聞いてないみてーだな、いや、聞こえてるけど、自分のいいように頭の中で処理してんのか」

 

「「「それで、どうなの!!!」」」

 

「どうもしねーっつてんだろうが変態三人組」

 

「ほら、変態って言われてるよ」

 

「それは凛と灯織にでしょ」

 

「何言ってるの、凛と志保に言ってるのよ」

 

「「「どうなの!!」」」

 

「お」ゴツン!

 

「ま」ゴツン!

 

「え」ゴツン!

 

「らに決まってんだろうがーー!!」

 

「「「!!!ッ!!!!!」」」

 

「たく、お前らは、ん?凛、いやお前ら三人、そのポケットから出ているのはなんだ」

 

「「「こ、これは」」」

 

「あ?なんだって聞いてんだよ」

 

「「「・・・・・・逃げるが勝ち!!!」」」

 

「あ、待ちやがれ!!」

 

三人一斉に逃げだしたので、後を追いかけると、玄関の所で、立っている一人の女性と、床でのびている三人の姿がそこにはあった。

 

「悪いないきなり呼び出して」

 

「良いわよ、この子達全然反省してなかったみたいね、ん?これは?」

 

そう言って女性は三人のポケットからはみ出ている物を取り出した、その取り出した物はと言うと。

 

「パンツに靴下に、Tシャツ?これって榊くんのやつ?」

 

「ああ、俺がさっきまで仕事で使ってたやつだ」

 

「そ、そう、とりあえずこれは返すわね」

 

「ありがと」

 

「それじゃあ私はこの三人を連行していくわね」

 

「ああ、頼むは、一人で大丈夫か?」

 

「平気平気、助っ人は呼んであるから」

 

「助っ人?」

 

「ボンバー!!」

「にょわー☆」

 

「ああ、なるほど」

 

「それじゃあ私達は行くわね」

 

「ああ、また何人か連れ来いよ、今日のお礼と言っちゃなんだが、付き合うぜ」

 

「ええ、そうさせてもらうは、このみちゃんや莉緒ちゃんとか、その他の若い子らも連れて来るわね」

 

「間違っても飲ますなよ」

 

「分かってるわよ、それじゃあまたね、さー二人とも行くわよ!!」

 

「「はーーーい!!」」

 

女性とそのお供は三人を担ぎ上げて、帰って行くのだった、あの三人がのちにどうなったのかは定かではない。

 

 

こうしてやたらと騒がしく一日が終わって行くのであった。







柊 琴葉 (風宮 優香)さん、高評価ありがとうございます!!!



みなさんからの、評価と感想もお待ちしております。


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第八話




wise@幽さん、〇坊主さん、生々流転さん、 銀シャケさん、ほーぶつせんさん、俺は優しい女の子は嫌いださん、くんせいさん、みなさん高評価、ありがとうございます!


ある日の事、店で洗い物をしていると。

 

 

そなたー

 

「ん?何か聞こえたな、どこだ?」

 

店の中から誰かに呼ばれたような気がして周りを見わたしてみたが、誰もいなかったので、洗い物を再開した。

 

そなたー

ゆきとー

 

「??誰だ?誰かいるのか?」

 

シー――ン

 

「??まあいっか」

 

何か増えたような気がしたけど、誰もいなかったので、再び再開した、しかし、やり始めた所で。

 

カラン

 

っと、店の扉が開いたので、見て見ると、二人の女性がそこに居た。

 

「いらっしゃい、好きな席に座っててくれ、茄子、クラリス」

 

「「はい、お邪魔しますね」」

 

入って来た女性二人は、一人は鷹富士 茄子、この子は346プロのアイドルで、、よくもう一人の女性と、後は小っちゃい子供2、3人で来たりする、初めてここに来た時に、何でこの店に来たのか、その時は、そんなことを初めて聞いたのだが、聞いた結果が、「何か良いことがあると思いましたので」なんて笑顔で言われたので、俺は「はぁー」などと気の抜けた返事で返しちまったがな、それからはこの店を気に入ってもらえて、よく来てくれたりする。

 

もう一人の女性は、クラリスで、この子も茄子と同じ、346プロでアイドルっをやっている、アイドルの他に、教会でシスターの仕事?ボランティア?まあどっちかは詳しくは聞いたことがないから何とも言えんが、まあアイドルと並行して、やっているみたいだ、俺も一度だけこの子が行っている教会に一度だけ行ったことがある、その時は俺、クラリス、茄子の三人で行って、そこの子供たちと一緒に遊んだりした、ってな感じかな。

 

「ほい、メニュー表、決まったら呼んでくれ」

 

「「分かりました、あれ?」」

 

「ん?どうかしたか?」

 

「「いえ、あそこにいるのって」」

 

「あそこ?・・・・・・なんであいつらあんなとこにいるんだ?てかいつ店の中に入ったんだ?」

 

そう、二人に言われて、店のホントの端っこの所に、二人の女の子が、何故か体育座りで、ポツンと座っていたのだ、しかしいつの間に入ったんだ?

 

「二人ともこっちに来な」

 

俺がそう言うと、二人はトコトコと歩いて俺のもとに来て、ポスッと俺の足に抱きついて来た。

 

「お前らいつからいたんだ?芳野、こずえ?」

 

「お店が開いた時からずっといましてー」

 

「「「・・・・え?」」」

 

「よ、芳乃、今店が開いてからずっとって言ったか?」

 

「そうなのでしてー」

 

「どう思う?」

 

「にわかに信じがたいですけど」

 

「今日お店の方は」

 

「普通にやってたし、何なら客もそこそこだが入って来てたし、さらに言えば、さっきこいつらがいた所にもお客さんはいたぞ」

 

「「「・・・・・まぁ芳野/ちゃんとこずえ/ちゃんの二人だし良いか/ですね」」」

 

おっと、とりあえず二人の紹介もしておこうかな、一人もが依田 芳乃、この子も346プロのアイドルで、俺が見かける限りでは、いつも着物を着ている、いつも来てるの見るのは、こいつと、前に来た凛世ともう一人だな、茄子の時に言ってた三人のうちの一人だ。

 

もう一人が。遊佐 こずえで、346でアイドルをやっている、こいつもさっきの奴の一人だ、いつも、何かふわふわしていて、いつも眠そうだ、いつだか忘れたが、知らない間に俺の背中におぶさっていた時は本気でビックリしたし、怖かったな、こいつはよく346の方でも行方が分からなくなるらしく、その時は、基本的に芳乃と一緒に俺の部屋のベットで寝ている。

 

こいつら鍵が閉まっているはずなのに、何故か俺のベットで寝ている時があるから、ビックリするんだよな、それよりも。

 

「お前らその口の周りについているクリームはどうした?」

 

「お店のお手伝いと思われましてー、それで、お客さんから「頑張って偉いねー」と言われてもらいましてー」

 

「もらったー」

 

「そ、そうか、茄子、クラリス、悪いが拭いてやってくれないか?」

 

「「分かりました」」

 

そう言って二人にナプキンを使って、クリームを拭き取ってもらった。

 

「はい、これで綺麗になりましたよ」

 

「こちらもなりましたよ」

 

「ありがとうでしてー」

「ありがとー」

 

「悪いな、ほら、二人も椅子に座って何か決めな」

 

「でしてー」

「ふぁ~~い」

 

「こずえ眠そうだな」

 

「おねむ~」

 

「芳乃はどうだ?」

 

「私は大丈夫でしてー」

 

「そうか、二人は決まったか?」

 

「「はい、元々決まっているので、大丈夫ですよ」」

 

「決まりましてー」

 

「zzzz」

 

「早いな、それにこずえの奴は限界みたいだな」

 

「「ですね」」フフッ

 

「それじゃあ用意するから待っててくれな」

 

「「「はい/でしてー」」」

 

俺は注文された物を用意して、三人に差し出した。

 

「「「いただきます」」」

 

「召し上がれ」

 

「「「アー―ン」」」

 

・・・・・・・

 

「「美味しーー」」

 

「美味しいのでして―」

 

「そいつは良かったよ」

 

「あ、そうでした」

 

「ん?どうかしたか?クラリス」

 

「はい、えっと、もし宜しければ何ですが、教会の子供たちにも幸人さんのお料理を食べさせてあげたくて」

 

「俺の料理を?」

 

「はい、ダメでしょうか?」

 

「んーー、ダメじゃないんだが、確かそこそこ人数もいたはずだから、どうするかって思ってな、どうせだったら、俺が作るんじゃなくて、どこかのキャンプ場を借りて、バーベキュー何かやっても良いんじゃないかと思ってな」

 

「バーベキューですか?」

 

「ああ、ダメか?」

 

「いえ!子供たちも喜ぶと思います!」

 

「そうか、ならそうするか、それじゃあお前さんはスケジュールを確認してさ、連休取れそうな所をみつけといてくれよ、どうせだったら泊りでやろうぜ」

 

「はい!!」

 

「ゆーきとさーん」

 

「ん?どうした茄子?」

 

「それはもちろん私も行っても良いんですかね?」

 

「それは俺ではなくてクラリスに聞いてくれ」

 

「それもそうですね、クラリスさん、どうでしょうか?」

 

「はい!もちろん茄子さんもご一緒に行きましょう!」

 

「てことは、わ」

 

「分かってますよ、スケジュールの確認ですよね」フフッ

 

「でしてー」

「こずえもー」

 

「ふふ、お二人も一緒に行きましょうね」

 

「「はーい」」

 

「「うふふ」」

 

「それじゃあお前らも、二人に手伝ってもらって、確認しねーとな」

 

「「はーい/でしてー」」

 

四人と教会の子供たちか、これは楽しくなりそうだな。

 

 

 

 

その後、決まった日から一ヶ月後に、ちょうど連休を四人が取れる日があったため、計画していた通り、キャンプ場を借りて、みんなで楽しくバーベキューをしたり、遊んだりして、楽しみ、夜はコテージにみんなで泊まって、お泊り会をして楽しんだ、まぁ何故か寝る時に、一つのベットに、両隣がに茄子とクラリス、上に芳乃とこずえが乗ってきて寝たのが、いろいろとヤバかったがな。

 

この時のお金を俺が出そうとしていたんだが、何故か二人が出すと、すごい勢いで言い切って来たので「た、頼んだ」と言って、お願いはしたんだが、大丈夫か?と聞くと、何でも、緑の悪魔ってのがいるらしく、その悪魔が悪さをして、お金を騙し取ってたらしく、そのお金を元の人の元に返したところ、何でも、その内の一人が、この事を耳にしたらしく、そのお金を使ってくれって言ってくれたらしく、何人かが同じようにしてくれたため、お言葉に甘えて、使わせてもらつって事らしい。

 

 

そんなこんなで、楽しく、何事もなく、楽しい一泊二日の小旅行?は、無事に、成功しましたとさ。

                        お終い。









みなさんの、評価、感想、お気に入り登録、お待ちしております。


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第九話

偽善者or善者さん、まーくろさん、豆助さん、ふとなさん、川崎ノラネコさん、積怨正寶さん、Alan=Smiteeさん、高評価ありがとうございます。


ある日、店を開いていると。

 

カラン

 

っと、誰かがやってきた。

 

「いらっしゃい、好きな席どうぞ」

 

「こんにちは!それじゃあお言葉に甘えて」

 

そう言って一人の女の子はカウンター席へと座った。

 

彼女は天海 春香で、765プロのアイドルで、閣k、んん!、ドジっ子だ、よく店には来るが、その都度何もない所でよく転ぶ、実際の例としては、一番最初に来た時に、自分の靴の紐を踏み、そのまま転倒、その先でうどんを食べていた千早を押す形となり、そのまま千早の顔がうどんにズドンと行ったのは記憶に新しいっと言うか、あれは忘れようにも忘れられんだろ、まあその他にも何回かあるほどよく転ぶ。

 

「えへへ、こんにちは!幸人さん!」

 

「よく転ばないで来れたな」

 

「もう!私だってしょっちゅう転ぶわけじゃないんですよ!それにこの距離で転ぶわけないじゃないですか!」

 

「一番最初来た時に、その距離でしかも一歩目で盛大にやらかしたのはどこのどいつだっけ?」

 

「えー、あー、うーんっと、それはですねー、あー」

 

「はいはい、それで、今日は何にするんだ?」

 

「えっと、今日はですね、それじゃあ、とんかつ定食とショートケーキとモンブランで!」

 

「あいも変わらずよく食うこった」

 

「えへへ、幸人さんのお料理美味しいからついつい食べちゃうんですよね」

 

「ありがとさん、それじゃあ今から作るから待っててくれな」

 

「はい!」

 

そう言って俺は調理に取り掛かろうとしたところで。

 

カラン

 

っと、、誰かが来たみたいなので、見て見ると、春香と同じぐらいの女の子が入って来た。

 

「こんにちは!島村 卯月、やってきました!」

 

「いらっしゃい、好きな席に座ってくれな」

 

「はい!」

 

そういって入って来たのは、さっき自分でも言っていたが、島村 卯月で、346プロのアイドルで、感じ的には、そうだな・・・・・・普通、かな?ま、まあそんな感じの子で、卯月が最初に来た時は、問題児の一人でもある、凛と一緒に来たのが最初だ、でもまあ、これと言ったことはなかったので、割愛させてもらおうかな、そうだな、明るく元気な子ってところかな?あ、それと、こいつはいつも店に来るたびにさっきみたいに必ず自己紹介をしてから店に入ってくる。

 

「それじゃあ、あ!春香ちゃん!」

 

「あ!卯月!こんにちは!」

 

「こんにちは!春香ちゃんも来てたんだね!」

 

「なんだ、二人は知りあいだったのか?」

 

「はい!卯月とは一緒に仕事をして、そこから仲良くなったんですよ!」

 

「そうなんです!」

 

「天然同士だからか?」

 

「「なにか言いましたか?」」

 

「いや、何でもない、卯月は決まったらそこにある紙に書いてくれ、春香はもう少し待ってくれな」

 

「「はい!!」」

 

そう言って俺はとんかつの揚げ具合を見ながら二人に声をかけた、流石に揚げてる途中で目は離せんからな。

 

 

 

 

~数分後~

 

「これも食べてみたし、あ!これも美味しそう、あ、こっちのも・・・・」

 

あれから数分がたったが、ご覧のような感じで、何にするかをずーーっと、迷っているのだった、そんなことを背に、とんかつが揚げあがったのであった、俺はその後の調理も済ませ。

 

「お待ちどおさん」

 

「あ!来ました!とんかつですよとんかつ!」

 

「知ってるよ、今の今まで作ってたんだから」

 

「それもそうですね!それじゃあいただきます!」

 

「ソースはそこにあるからご自由に」

 

「わふぁりふぁひた!(分かりました!)」

 

「食べてから話なさい」ビシッ

 

「痛!えへへ、ついつい」

 

「たく、それで?卯月は決まったか?」

 

「んーーーーーーーーー、決まりました!」」

 

「それで?何にしたんだ?」

 

「フレンチトーストで!」

 

「      」ズルッ

 

「どうかしましたか?」

 

「い、いや、何でもない、フレンチトーストな、分かった、今から作るから待っててくれ」

 

「はい!」

 

そう言って俺はズッコケながらもフレンチトースト作り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「はいお待ちどおさん」

 

「あ!来ました!それじゃあいただきます!」

 

「召し上がれ」

 

「あーーん、んふふー、美味しいですー」

 

「美味しそうー、卯月ちゃん!食べさせあいっこしない!?」

 

「あ、いいですね!それじゃあ、はい、あーーん!」

 

「あーーん、んーー!美味しい!それじゃあお返しに、あーーん!」

 

「あーーん、美味しいですねー」

 

「だよね!あーーん!んーーー!美味しい!」

 

「あーーん、こっちもですー」

 

「「美味しいーー!」」

 

っとまあこんな感じで黙々と食べ続け、食べ終えたら二人で遊ぶらしく、店を後にした、あれ?何か忘れてねーか?・・・・・・・・・・・・・あ。

 

「あいつショートケーキとモンブラン食わずに帰って行ったな、まあ金はもらってないから良いけど、どうするかな」

 

 

ケーキはその後来た律子とあずさに無料でご馳走しましたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「幸人さんの所でケーキ食べるの忘れてた!!!」

 

っと一人の少女が叫んでいたのでした。

 

 



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第十話



リリカ教信徒mkさん、偽善者or善者さん、川崎ノラネコさん、学園天国さん、しろめしwhite!さん、アガーイさん、まーくろ、豆助さん、ふとなさん、高評価ありがとうございます!!!


ある日の夜、ひとりで軽い晩酌をしていると。

 

 

ピンポーン

 

 

「ん?こんな時間に誰だ?」

 

そう疑問を思いつつも、玄関を開けてみると。

 

「はいはい、どちら様・・って、どうかしました?お三人で」

 

「うふふ、飲みに来ちゃった」

 

「ごめんなさいね、幸人くん、志乃がどうしても幸人くんの家で飲むって聞かなくて」

 

「大丈夫ですよ、でも志乃さん、飲み過ぎないでくださいよ」

 

「うふふ、大丈夫大丈夫、さっき飲んで来たから、そこまでは飲まないわよ~」

 

「もうすでに飲んでるのかよ、って事は、礼子さんと礼も一緒に?」

 

「ええ、ついさっきまで居酒屋で飲んでたんでたんだけど、いきなり志乃が、『それじゃあこれから幸人くんの家に行きましょ~~』とか言い出して、なんとか二人で止めようとはしたんだけど、この子勢い強すぎて、押さえられなくて」

 

「礼も大丈夫なのか?」

 

「ええ、私は礼子さんと同じで少ししか飲んでないから大丈夫よ」

 

「そうかい、まぁ来ちゃったからな、とりあえず入りなよ」

 

「うふふ~、お邪魔しま~す~」

 

「それじゃあお言葉に甘えさせてもらうわね」

 

「それじゃあ私も、失礼するわ」

 

「どうぞ」

 

そう言って三人の女性を家に上げた、さて、彼女達の紹介をしておこう、まず一人目はすでに少し酔っぱらっている、柊 志乃さん、歳は俺の一つ上で、よく家に来て酒を飲みに来る、しかし、毎度の事で、うちに来る前に必ずどこかの店で飲んでから来る、よく酔っぱらった勢いで、俺に抱きついてくる、しかも、その時だけ普段の彼女からは想像できない力で抱き着いてくるから、中々離れないから苦労する。

 

二人目は志乃さんのストッパー係になりつつある、高橋 礼子さん、彼女も志乃さんと同じで、俺の一つ上になる、礼子さんはよく志乃さんと一緒に家に来る、っと言うよりかは、来なきゃいけない感じの使命?みたいな感じになりつつある、苦労人だ、まぁその愚痴を志乃さんが酔っぱらって寝た後に俺が聞くんだけどな。

 

三人目はよく志乃さんの巻き添えを食らう、篠原 礼、彼女は二人よりは歳は下で、俺よりも下になる、礼はよく志乃の飲みの巻き添えを食らい、飲みに連れて行かれる、彼女も普段はそこまでは飲まないのだが、一旦スイッチが入ると、もしかしたら志乃さん以上に飲む時があり、その時は志乃さん同様に酔って俺に抱きついて来て、この時に限っては志乃さん以上の力を発揮する時がある。

 

そんな三人だが、必ず家に来る時は、必ずこの三人でやって来る。

 

「とりあえず何か出しますので、ソファーでゆっくりしててください」

 

「は~~い」

「ありがとうね」

「ありがとう」

 

俺はとりあえず冷蔵庫の中にある、作り置きをしていた、おつまみを出した、これは元々食う予定だったからちょうど良いかな。

 

「はい、どうぞ」

 

「「「ありがと」」」

 

「さーて飲むわよ~~!!」

 

「さっきも言いましたけど、あんまり飲み過ぎないでくださいよ」

 

「分かってるわ~~」

 

「ダメそうね」

 

「「ですね」」

 

「二人はどうするんです?」

 

「私も軽く飲もうかしら」

 

「あ、それなら私も飲もうかしら」

 

「了解」

 

そう言って三人は飲み始め、俺も飲みかけの酒を再度飲み始めた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

~三十分後~

 

「あら~、こんな近くに幸人くんの顔があるわ~」

 

「近い近い、飲み過ぎだってーの」

 

「だからね!私は志乃さんの保護者じゃないのよ!?なのになのに、毎回毎回・・・・・・・・」

 

「あー、はいはい、そうですね、ほら、それ以上はダメですよ」

 

「幸人さ~ん、キスしましょうよ~~」

 

「お前はどこのキス魔だ、ったく、お前までべろんべろんに飲みやがって、ほら、離れなさい」

 

「あ~ん、いけずーー」

 

さて、ご覧の通り、三人は飲みに飲んで、今やべろんべろんに酔っている、志乃さんhともかく、後の二人がここまで飲むのは珍しいな、まぁでももうすぐしたら寝るだろうからそれまでの辛抱かな。

 

「幸人くん!」

 

「はいはい、今度は何ですか?」

 

「私と付き合いなさい!!」

 

「「!!!」」

 

「はい?まーた酔っぱらった勢いでそんな事言ってー」

 

「「幸人くん!!私と!!付き合いなさい!!」」

 

「うわ!二人もかよ、ほら、酔っぱらった勢いで言ったのかも知れないけど、アイドルが簡単にそんな事言っちゃいかんよ」

 

「「「私は本k・・・・zzzz」」」

 

「寝ちまったな、さてと」

 

俺は三人が寝たのを確認して、空き部屋に布団を敷いて、三人を寝かせてあげた。

 

それから俺は片づけをして、眠りについた。

 

 

 

 

 

次の日に目を覚ますと、何故か三人がいて、礼が左腕、礼子さんが右腕、志乃さんが俺の上に乗っており、結構な強さで抱きしめられていたので、三人が目を覚まして帰って行った後、しばらく体が痺れて動けなかったのは、内緒だ。

 

 

 

 

 

さて、そんなこんなで彼女達も帰って行ったので、俺はもう一眠りしましょうかな。







もう一つの作品でも言っているのですが

今現在2作品を投稿させていただいてるのですが、これからの事でお聞きしたい事とかがあります。

詳細は活動報告をご覧ください!


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第十一話



山猫部隊、で味は?さん、酒狐仁さん、レイヴさん、 SWORD連合軍さん、村雨修也さん、学園天国さん

高評価ありがとうございます!!!


ある日の朝、目覚ましがてら顔を洗っていると。

 

ピンポーン

 

っと家のチャイムが鳴った。

 

「ん?こんな時間に誰だ?」

 

そう思いながら出てみると。

 

「はい、誰ですか・・・・って、なんじゃこりゃ」

 

そう、玄関を開けてみると、そこには十人ほどの黒服を来た人達が一列に並んでいた。

 

「えっと、どちらさまで?」

 

「お久しぶりです、榊さん」

 

そう言って一人の女性が前に出て来た。

 

「七海さん、お久しぶりです、こんな時間にどうかしましたか?」

 

彼女の名前は七海 秋、桜井家って言うお金持ちの家のメイドさんだ、けど何でかは知らないけど、今日は黒服で来ている。

 

「はい、実は今日、お嬢様がお友達を連れて、お屋敷でお茶会をお開きになられるのです」

 

「ほう、それで?」

 

「もしよろしければ、榊さんもご一緒にいかがかと思いまして」

 

「俺?でも俺が行ったらダメじゃないです?」

 

「いえいえ、お嬢様も最近榊さんとお会いできていないと嘆いましたので、むしろ喜ばれると思います」

 

「はあ、七海さんが言うんならそうなのかも知れないですね、まあ俺は良いですよ、今日は店も休みですし」

 

「そうですか、ありがとうございます」

 

「それじゃあ、用意してくるので、待ってもらえますか?」

 

「かしこまりました」

 

俺は支度のために部屋に戻り、着替えと携帯と財布、鍵を持って、七海さんの元に向かった。

 

「お待たせしました」

 

「大丈夫ですよ、お荷物はそれだけでよろしいのですか?」

 

「ええ、基本的にこれくらいしか持たないので」

 

「分かりました、それでは参りましょうか」

 

「ええ」

 

そう言って俺は七海さんが開けてくれた後部座席の扉から、車に乗り込んだ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

桜井家に向かっている途中で、気になることを聞いてみた。

 

「そう言えば、この事、アイツは知ってるんですか?」

 

「いえ、今回はお嬢様へのサプライズと称して、内緒で我々だけで来ました」

 

「・・・・・こんなに来る必要ありました?」

 

「ええ、榊さんはお嬢様にとっても、奥様、旦那様、そして我々にとっても大事なお方でございまので、何かあってはございませんので、これぐらいは必要かと」

 

「・・・・・さようで」

 

「はい」

 

「「・・・・・・・・・」」

 

その後は桜井家に着くまでは無言だった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

それからしばらくして車は桜井家に到着した。

 

「榊さんはこちらでお降りください」

 

「あ、はい」

 

俺は七海さんの指示通りに車から降りた、その後に七海さんも降りて来た、それを見た他の黒服さん達は車を走らせ、どこかに去って行った。

 

「それでは参りましょうか」

 

「あ、はい」

 

七海さんの後に続いて、俺も歩き始めた。

 

 

 

 

それから十分ほど歩いた所で、少し先で楽しそうにワイワイしながら、お茶会楽しんでいる光景が目に映った。

 

「あれですか」

 

「さようでございます」

 

そう言いながら歩いて行くと、少し前の所で七海さんが。

 

「わたくしは少しやらなければいけないことがございますので、ここで失礼させていただきます」

 

「あ、はい、分かりました」

 

「それではごゆっくりと」

 

そう言って、七海さんは屋敷の方へと入っていった。

 

「それじゃあ俺も行きますか」

 

そう言って俺はその現場へと歩いて行った。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

現場の近くに来たところで、男の人と、女の人と目が合ったので、軽く会釈をすると。

 

「いらっしゃい、榊君」

「ようこそいらっしゃいましたね、榊さん」

 

「どうも、お久しぶりです、康太さん、涼花さん」

 

この二人は桜井 康太さんと、桜井 涼花さん、さっきいた七海さんの主人?になるのかな、まあ、この家の主の二人だ。

 

俺が挨拶をすると、その声に気づいた何人かの子供がこちらを向き。

 

「「「「幸人さん/ちゃま!!??」」」」」

 

っと、驚いた表情をして、こちらを向いた。

 

「よ!来ちまった」

 

「幸人ちゃま、どうしてこちらに!?」

 

「七海さんに誘われてな」

 

こいつは桜井 桃華、346プロのアイドルで、名前で分かる通り、康太さんと涼花さんの娘で、お嬢様だ、知り合ったのは、何でもちひろが家の店に来た時にその後を追いかけてたら、それが家の店だったらしく、その後からはちょくちょく同じグループのメンバーとかと来たりもしている、ちなみにその時いたのが後で紹介する三人だ。

 

「幸人さん!こんにちは!」

 

「おう千枝、楽しんでるか?」

 

「はい!!」

 

こいつは佐々木 千枝、こいつも346プロのアイドルで、桃華と同じグループで活動したりもする、ちなみに最初に会った時に、会っただけで泣かれたのは良い思い出?だ、けど、しばらく話をしていくうちに仲良くなっていったので、何とかなったが。

 

「こんにちは!!」

 

「こんにちは」

 

こいつは乙倉 悠貴、こいつも346プロのアイドルで、多分だが、大人組を除けば、一番背が高いんじゃねーかな、何か前にジュニアモデル?だっけか、それをやっていたみたいだけど、今ではアイドルとして頑張っているみたいだ。

 

「こんにちはー!」

 

「はい、こんにちは」

 

元気よく挨拶してきたのは、赤城 みりあで、346プロのアイドルで、こいつも桃華と同じグループでやってたことがあるみたいだ、ちなみに話始めたら、こちらが止めるまでは止まらない、活発で元気な子だ、ここまでの三人が桃華の時に言った三人だ。

 

「こんにちは」

 

「おう、聖も来てたのか」

 

こいつは望月 聖、こいつも同じく346プロのアイドルで、歌がめっちゃ上手い、何度か聞かせてもらったことがあるけど、すごいわ。

 

 

「幸人さん、こんにちは」

 

「文香、お前も来てたんだな」

 

最後に来たのが鷺沢 文香、この中では唯一歳が少し離れていて、346プロのアイドルかつ、大学生でもある、よく家の店に来て、本を読んで行くが、長い時には、5,6時間ぶっ通しで読み続ける事がある、しかも、何も飲まず食わずで、最初の方は生きてんか?って思うほどに、ページを捲る以外では微動だにしなかったから、心配したのは、覚えている。

 

「幸人さんも一緒にお話ししよー!」

 

「そうだな」

 

そう言って行こうとすると、両手を握られたので、見て見ると、千枝と悠貴が、俺の手を握っていた。

 

「「「「ああー!!」」」」

 

「「えへへ」」

 

「まぁまぁ、とりあえず行こうぜ、時間無くなっちまうぞ」

 

「あ!そうだった!行こー!」

 

「そうですわね、行きましょうか」

 

「・・・・」コクコク

 

「そうですね」

 

そう言って他の子達は先に行ったので、俺達も歩いて向かった。

 

「さあ、どうぞ、お座りになってくださいな」

 

「こりゃあどうも」

 

俺が椅子に座ると、両足に桃華とみりあが乗って来た、ちなみにしれっと、聖が背中にくっつき、悠貴とみりあが椅子に座りながら俺の腕に抱きついている。

 

「お前さんら」

 

「よろしくて」

「えへへー!!」

「・・・・ダメですか?」

 

「今更言ったってどかねーだろ?良いよ」

 

「「「やったー/ですわ!!」」」

 

「こちらがお飲み物となります」

 

「あ、ありがとうございます、七海さん」

 

「いえ、お気になさらないでください、我々の仕事なので」

 

「そ、そうですか」

 

「はい、お食事の方も後少しでご用意いたしますので」

 

そう言って七海さんは屋敷の中へと戻っていった。

 

「そう言えば、幸人君は何故ここに?」

 

「七海さんに誘われたんですよ、桃華が会いたがってるから、今日お茶会をやるって事で、どうかって」

 

「そうか、七海君がか」

 

「榊さん、お待たせいたしました」

 

そう言って七海さんは、料理を置いて、また屋敷へ戻っていった。

 

「「「「「からあげ??」」」」」

 

「そ、それでいいのかい?」

 

「ええ、俺はこれで十分ですよ、あんまり高級な奴ってのはどうも食べずらくて、やっぱり食べなれたやつの方が良いですから・・・・まぁ極々たまには、一回ぐらいは食べてみたいけど、そんなこと言えないしな」

 

「どうかいたしましたの?」

 

「いや、何でもないぞ、気にしなくても良いぞ」

 

俺はそう言って、悠貴が離してくれた手で、桃華の頭を撫でると。

 

「「「ああーー!!ズルいーー!!」」」

 

「はいはい、後でやってやるから待ちなさい」

 

「「「はーい」」」

 

その後他の四人も撫でてやり、また悠貴が腕に抱きついた状態に戻ったところで、文香が。

 

「ゆ、幸人さん、あ、あ、あーん///」

 

「ん?おう、あーん、うんうん、ん、んー!うめーなやっぱ、何だこりゃ」

 

「俺は七海さんが作ってくれた唐揚げを、文香に食べさせてもらい、舌鼓をうっていると。

 

「あ、あの!」

 

「ん?」

 

「わ、私も、あ、頭、撫でて・・・あう///」

 

「ありがとうな」

 

そう言って、俺は文香の頭を撫でた。

 

「は、はい!!」

 

「幸人ちゃま次は・・・」

「幸人さん!千枝と!・・・」

「幸人さん私とおh・・・」

「幸人さん!みりあとおは・・」

「幸人さん、お話し・・・・」

「//////////」

 

「分かった分かった落ち着け落ち着け、そんなに焦らなくても話はしてやるから」

 

「「「「はーーい」」」」

 

その後、康太さんと涼花さんも交えながら、みんなで楽しくお茶会を楽しんで、良い時間になってきたら、帰りにまた黒服さん達に乗っけてもらって、家へと帰ったのであった。








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第十二話


投稿が遅くなりました!!




今現在は夜の8時、この時間になると、幼い子供は寝に入り、逆に大人ははっちゃける時間帯ではないだろうか・・・・・知らんけど。

 

まあそんな事は置いておいて、今の俺の部屋はと言うと。

 

 

「もっと酒をよこせー!」

 

「さあじゃんじゃん飲むわよー!」

 

「いかをつまみにお酒をいかが?、なんて」

 

「ほら莉緒ちゃん!どんどん飲みなさい!!」

 

「このみ姉さんそれ早苗よ!!」

 

っとまあ、こんな感じで今の家の部屋の中は、ハチャメチャになっていた。

 

「しかしまあよく騒ぐ奴らだな、毎回毎回」

 

「まあ仕方ないんじゃないかしら、なんせ私達全員ここに来るの久しぶりだしね」

 

「そうね、姉さんの行きたい行きたいって、結構駄々捏ねてた時があったぐらいだしね、かく言う私もだけど」

 

「まあとりあえず、お前らがまともなだけよかったよ」

 

「そうじゃなきゃ、こんな事出来ないでしょ♪」

 

ムニュ

 

「そうそう、あっちだと、出来ないしね」

 

ムニュ

 

「これこれ、いきなり抱き着くんじゃないの、しかも胸を押し付けて」

 

とりあえず今家にいるメンバーを紹介しておこうかな。

 

一人目は、片桐 早苗、前に凛の件で来てもらった、元婦警で、今は346プロでアイドルをしている。

 

二人目は川島 瑞樹 こいつは確か元アナウンサーだったかな、今は346プロでアイドルをしている。

 

三人目は高垣 楓 こいつは元モデルで、今は同じ346プロでアイドルをやっている。

 

四人目は兵藤 レナ 元々は確かカジノか何かのディーラーだったかな、今はこいつも346プロでアイドルをやっている、ちなみに今俺に胸を押し付けてる片割れだ

 

五人目は馬場 このみ こいつは一言で言えばちっちゃいおばさんかな、とりあえずやたらと酒を飲む、その時の態度がおばさんみたいだからそう思っている。

ちなみにこいつは765プロでアイドルをやっている。

 

 

六人目は百瀬 莉緒 一言で言えば残念系美女って感じかだな。こいつもこのみと同じで765プロでアイドルをやっている、ちなみにレナのもう片割れはこいつだ。

 

 

なんでこいつらがここにいるかと言うと、前の凛の時の話しの最後で早苗と約束をしていたからなんだが。

 

「まさかここまでべろべろになるなんてな」

 

「確かにみんなペース早いわね」

 

「確かにこのみ姉さんも今回は飲むペースが早いわ」

 

「しゃあねーか、おいお前ら、そんな飲み方すると、後がしんどいぞ」

 

俺がそう言うと。

 

「大丈夫大丈夫、これくらいは平気よー」

 

「そうそう、まだまだ若い子らには負けてられないからね、頑張るわよ!」

 

「幸人さん、日本酒はどこに」

 

「日本酒?ねーぞ」

 

「え??」

 

「いや、お前が自分で買ってくるって言ってたから行ってなねーんだよ」

 

「・・・・・・・・」

 

「固まった」

 

「まあ楓ちゃんの事はあっちにまかせて、私達は私達で飲みましょ」

 

「そうそう、あっちはあっち、こっちはこっちって事で」

 

「「「「「ちょっと待った!!」」」」」

 

「「な、何?」」

 

「なーに勝手に話を進めてるのかな~?」

 

「幸人さんを二人だけで独占しようだなんてだーれの了解を得たのかしら?」

 

「そうね、分からないわ」

 

「莉緒ちゃん、そこはおねーさんも混ぜなさいよね」

 

「はいはい、落ち着けってーの、仲良くやらねーんなら、なしにすんぞー」

 

「「「さー、レナちゃんもこっちで飲みましょうねー」」」

 

「え、あ、ちょ、あーーーー」

 

「さあ、莉緒ちゃんも行くわよ」

 

「ちょっと、姉さん!?」

 

「たく、なにやってんだか」

 

「「「「幸人さん!!早くーーー」」」」

 

「はいはい」

 

俺はあいつらのもとに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれからしばらくはっちゃけた後、レナと莉緒以外は全員寝た。

 

「ったく、毎度毎度、家で潰れやがって」

 

「「あはは、ごめんね」」

 

「まあ、今に始まった事じゃねーしな、さて、お前らもこいつら運ぶの手伝ってくれ」

 

「「分かった」」

 

こうして、二人にも手伝ってもらい、空いてる部屋に二人以外を運び、寝かせ、その後俺達もさっきの部屋に戻った。

 

「さてと、それじゃあ、ここからはまったりと飲むか」

 

「「ええ!!!」」

 

 

そうして、三人で再度飲みを再開した。

 

 

 

それから数分後。

 

「えへへ~、幸人さ~ん、どう?私の胸は~?」

 

「ちょっとレナずるいわよ~、幸人さん!」

 

「お前らベロベロじゃね~か、ったく、引っ付き過ぎだってーの」

 

「「えへへへへへ~~~」」

 

「ったく、ほら、水飲みな」

 

「「は~~い」」

 

ゴクゴク

 

「「美味し~~・・・zzz」」

 

「ったく、お前らも毎度の事寝やがって、よっと」

 

そう言って俺はとりあえずレナを俗に言うお姫様抱っこで持ち上げ、空き部屋へと運んだ。

 

『うふふ、またやってもらっちゃった、スンスン、ああ、いい匂い、ずっとこのままが良いわ』

 

「よっと、ここに寝かせてっと、次は莉緒だな」

 

『あー、もうなのね、、残念だわ、次こそは起きている時に!』

 

「ん?・・・・気のせいか」

 

一瞬レナが起きたのかと思ったが、どうやら俺の勘違いだったみたいだ、俺はさっきの部屋に戻り、今度は莉緒を同じように抱き上げ、レナの隣へと運び込んだ。

 

『ああ!これよこれ!毎度毎度これが楽しみなのよね、こんなに幸人さんが近くにいるなんて、なんて幸せなのかしら!!』

 

「よっこいしょっと、これで莉緒も完了っと」

 

『ああ!まだよ、まだ足りないわ!でもこれ以上は流石にダメね、仕方がない、いつかは起きてる時に!』

 

二人を運んだ後、部屋を片付け、洗い物を済ませてから、そこから眠気もきたので、俺も別の部屋で寝る事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして次の日の8時に息苦しくて目覚めたので、何かと確認してみると、他の部屋で寝ていた奴らが、段々重ねで俺の上に乗っていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 



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第十三話

 

ここは346プロダクションのライブ会場、今ここには今日行われるライブのために、346プロのアイドル達が集まっている。

 

そこで彼女達をまとめる役として、プロデューサーで彼、武内君は今日の予定を伝えるために、彼女達がいる控え室へと足を運んでいた。

 

「すーー、ふーー」

 

「ふふ、緊張されてます?」

 

「え、ええ、こんな事は初めてなので」

 

「そうですよね、今まではシンデレラプロジェクトの子達だけでしたからね」

 

「はい、なので、346プロのアイドル全員をまとめるとなると」

 

「さすがに緊張しますね」

 

今武内プロデューサーが話しているのは、彼のアシスタントをしている千川ちひろだ。

 

「準備は出来ましたか?」

 

「はい、それでは参りましょうか」

 

「はい!」

 

気持ちの整理がついたプロデューサーは静かに控え室の扉を開けた、そこに浮かんだ光景はと言うと。

 

 

「「「「「「「「・・・・・・・・・ 」」」」」」」」ズーーーーン

 

何とも不思議な光景と言うよりは、悲惨な光景がそこにはあった。

 

「「・・・・・」」

 

それを見た二人は絶句しており、黙り込むしかなかった。

 

そこにここのアイドルである島村 卯月が二人に話しかけた。

 

「あ!プロデューサーにちひろさん!」

 

「島村さん」

 

「卯月ちゃん、これって」

 

そう言ってちひろが指を指したところを見て、卯月は。

 

「ああ、これですか?実は今日のライブに榊さんが来てくれるとみなさん思い込んじゃったみたいで」

 

「それで来れないと知って」

 

「はい、みなさん落ち込んじゃって」

 

「ちなみに誰が来れないって聞いたの?」

 

「凛ちゃんです」

 

「その凛ちゃんがいないみたいだけど」

 

「凛ちゃんならあそこに」

 

そう言って卯月が指を指した方を見て見ると、椅子に座って、真っ白に燃え尽きた姿の渋谷 凛がそこにいた。

 

「「・・・・・」」

 

その姿を見た二人は、開いた口が塞がらなかった。

 

「凛ちゃんはいつからあの状態に?」

 

「えっとですね、少し前までは元気にしていたんですけど、いきなり声が聞こえなくなったので、見て見ると、あの状態になってました」

 

「え?じゃあどうやって榊さんが来れないって分かったの?」

 

「あ、それは私がそれを見た時に気になって近づいたんですけど」

 

「うん、それで?」

 

「その時にですね」

 

 

--------------------------------------------------------

 

「凛ちゃん?どうかしましたか?」

 

そう言って卯月が近寄り、凛の体に触れる直前に。

 

「幸人さんが来ないーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

「わ!!」

 

っと、雄たけびをあげて凛が立ち上がったのだ、それに驚いた卯月は尻もちを着いたのだった。

 

「痛た、り、凛ちゃん?どうしました?」

 

「しぶりんどうしたのさ?いきなり大声出して」

 

大声を聞きつけた本田 未央が凛に声をかけると。

 

「あ!?今は未央に付き合ってる暇はないのよ!!」

 

「ちょ、ちょっとしぶりん落ち着いて」

 

「これが落ち着いていられるかーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

 

「何々?」

「どうしたの?」

「ちょっと、うるさいわよ」

「どうかしましたか?」

「かわいいボクが来ましたよ!」

「むむ!何ですか今のは!?まさか!サイキックですか!?」

「行けーー!キャッツ―!!」

 

凛の声を聞きつけたアイドル達が一斉に控え室へと集まり、ごった返していた。

 

「ちょっと凛、落ち着きなって」

 

「うるさい!これが落ち着いていられますかってんだ!」

 

「どうしたのさ、そんなに怒って」

 

「これを見てもそんなことを言えるか!?」

 

そう言って凛がみんなに携帯を見せると、そこには。

 

『幸人さん、今日のライブ、来てくれるんだよね?』

 

『え?ライブ?そんな事一回も聞いてないが?』

 

『え?言ってなかったっけ?』

 

『聞いてねーよ』

 

『そうだっけ、まぁ良いや、それより来てくれるんだよね?』

 

『良かねーよ、残念だが行けねーぞ』

 

『・・・・・・え?』

 

『いや、今日は泊まりこみで北海道の方に行かねーとならんから、行けねーんだよ』

 

『その用事って・・・・何?』

 

『幼馴染の結婚式だよ』

 

『結・婚・式・・・・』

 

『そ、そんで今は空港で飛行機を待ってるところだ』

 

『・・・・・・・・』

 

 

~五分後~

 

『凛?』

 

『おーい』

 

『どうした?』

 

『大丈夫か?』

 

このメールが送られている時に凛はと言うと、真っ白になっています。

 

------------------------------------

 

『大丈夫か?』のメールを最後に、連絡が途切れており、それを見たアイドル達はと言うと。

 

 

「「「「「「「「       」」」」」」」」orz

 

幸人が来ないことを知り、絶望をした顔をして、落ち込みだしたのである。

                      ・・・

「ちょ、ちょっと、みんなまで!?で、でもさ、たかが一人来れなくなっただけじゃん?ほ、ほら?お客さんはいっぱい来てくれるわけだしさ?」

                                  ・・・

「そうですよ!かわいいボクのために大勢のお客さんが来てくれるんです!たかが一人来ないだけで、みなさんは何を落ち込んでいるんですか?」

               ・・・

「「「「「「「「・・・・あ!?たかが、だと!!??」」」」」」」」

 

「「そ、そうだけど/ですけど」」

 

「「「「「「「ふふふふふふ」」」」」」」」

 

「「な、何?/何ですか?」」

 

「「「「「「「ちょっと、私とOHANASIをしようじゃないか??」」」」」」」」

 

「「い、いや、大丈夫」」

 

「「「「「「「そう言わずにさ?たかがって言った罪を教えてあげないといけないからね」」」」」」」」

 

 

「「い、いやーーーーーーーーーーーー!!!!!」」

 

------------------------------------------

 

「っと言う事がありまして」

 

「「そ、そうですか/そうなんだ」」

 

「だ、だから未央ちゃん達はあそこであーなってるのね」

 

「はい」

 

「そ、それで、卯月ちゃんはその」

 

「私は大丈夫です!こんなメールをいただいたので!」

 

卯月が二人に見せたメールを見て見ると。

 

『なんか凛からメールが来たんだが、今日ライブらしいな』

 

『は!そうなんです!』

 

『なんか急に凛のメールが途切れたから、頑張れとだけ伝えといてくれ』

 

『分かりました!』

 

『そんじゃあ、ついでみたいで悪いが、卯月も頑張れよ』

 

『はい!島村 卯月!頑張ります』

 

[エヘ顔ダブルピースの写メ]

 

『お前は大丈夫そうで安心したよ、じゃあな』

 

『はい!幸人さんもお気を付けて!』

 

[グッドの絵文字]

 

「そんな訳で、私は頑張れます!!」

 

「この事は凛ちゃんには」

 

「まだ言えてないです」

 

「そ、そう、それじゃあ後で言ってあげて」

 

「はい!」

 

「それじゃあ私達はちょっと話し合わないといけないことがあるから、失礼するわね」

 

「はい!分かりました!」

 

「それじゃあプロデューサーさん、行きましょうか」

 

「はい」

 

 

今の現状をどうにかするための案を出すために、二人は控え室を後にした。



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第十四話

 

別室に移動したちひろとプロデューサーは頭を悩ませていた。

 

「どうしましょう、このままだと」

 

「はい、まずいですね」

 

「「・・・・・」」

 

二人が頭を悩ませていると、扉が開いたので、二人はそちらを見ると、一人の男性が部屋へと入って来た。

 

「困っているみたいだね」

 

「「今西部長!」」

 

入って来たのは、二人の上司にもあたる部長の今西だった。

 

「それで?どうかしたのかね?」

 

「はい、実は」

 

プロデューサーは今西にさっきの事と、これからの事を話した。

 

「なるほど、彼女達が・・」

 

「ええ、このままだとライブどころ話じゃなくなっちゃいます」

 

「「「・・・・・」」」

 

そんな時、ちひろの携帯が鳴った。

 

「あ、私ですね、はいもしもし・・・はい・・ええ・・え!?・・はい・・ホントですか!?・・・はい・・・分かりました・・・はい・・それでは」

 

電話を終えたちひろはさっきの絶望した顔ではなく、正反対の満面の笑みを浮かべていた。

 

「あ、あの」

 

「あ!ごめんなさい」

 

「いえ、それで、先ほどの方は?」

 

「幸人さんからでした!!」

 

「「!!」」

 

「それで?彼はなんと?」

 

「はい、幸人さんが乗ろうとしていた飛行機が北海道の空港の方が濃霧のために、いつ出発できるか分かんなくなっちゃったらしくて、お相手の人に連絡したところ、後日に変更になったらしくて、時間があるから見れそうなら見に来てくれらしいです!!」

 

「「本当ですか!/本当かね!」」

 

「はい!」

 

「それではこの事を彼女達に・・」

 

「まあ、待ちたまえ」

 

「しかし」

 

「ここはサプライズと行こうじゃないか」

 

「「サプライズですか?」」

 

「ああ、この事で変に空回りされても意味がなくなってしまうからね、そのためのサプライズだよ」

 

「「はぁー」」

 

果たしてこのサプライズが吉と出るか凶と出るのかは、この時は誰もあんなことになるなんて。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

一方幸人の方は言うと。

 

 

「はいよ」

 

「終わった?」

 

「ああ」

 

「それで、これからどうしよっか?」

 

「ああ、それなんだがな」

 

「?」

 

幸人は先ほどの電話の事を話した。

 

 

「ってな訳なんだが、どうだ?」

 

「良いんじゃないかな、確か346って、楓ちゃんいたよね」

 

「ああ、そういやお前って一緒に仕事した事あったんだっけか?」

 

「うんそうだよ、まあそれから少ししてアイドルになったみたいだけどね」

 

今幸人と話しているこの男は、天城 光(あまぎ こう)でこの男もさっきの話で分かると思うが、モデルをしていて、超が着くほどの人気のある男だ。

 

「それでさ?どうやって行こうか?」

 

「うーん、そうだな、電車とかだとお前がバレた時が大変だからな、どうすっか」

 

二人がどうするかを悩んでいると、後ろから。

 

「あれ?幸人さん?」

 

声をかけられた幸人が振り返ってみるとそこに居たのは。

 

「律子?それにあずさ?」

 

765プロの律子とあずさだった。

 

「どうしたんだ?ここで?」

 

「またあずささんが迷子になっちゃって、ここまで迎えに来たんです」

 

「相変わらずだなお前は」

 

「あらあら~」

 

「ったく」

 

「あはは、それで、幸人さんはどうしてここに?」

 

「ああ、それがな」

 

幸人は律子に今までの経緯を説明した。

 

「ってな事でな、困ってるんだよ」

 

「それでしたら私の車で送りましょうか?」

 

「良いのか?」

 

「ええ、どうせこの後は事務所に戻るだけなので」

 

「どうする?」

 

「お言葉に甘えようよ」

 

「それもそうだな、それじゃあ頼むわ」

 

「はい!それじゃあ急ぎましょう!」

 

こうして俺達は律子の車であいつらがライブをする会場へと向かった。

 



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第十五話

 

あれから俺達は律子の車でライブ会場まで乗せてもらい、今はライブ会場に来ている。

 

「ありがとうな」

「ありがとう」

 

「いえ、お役に立てて良かったです!」

 

「相変わらずだな、ほらあずさ起きろ」

 

「ふわぁ~、どうしましたか~?」

 

「着いたから離れなさいって言ってんだよ」

 

「あら~そうですか、よいしょ」

 

「ったく」

 

「うふふ、幸人さんのお膝、気持ち良かったですよ」

 

「それは普通はだけど、多分俺が言う事だと思うんだがな、まあ良いか、それじゃあ俺達は行くな」

 

「はい!お気をつけて!」

 

「頑張ってくださいね~」

 

「それじゃあまたな、行くか」

 

「そうだね、秋月さん、ありがとうね」

 

「いえ、天城さんもお気をつけて!」

 

そう言い終えた所で、俺たちはライブ会場の中へと向かった。

 

 

 

 

-----------------------------------------

 

ライブ会場にはいろうとしたときに、一人の見知った顔を見つけた。

 

「?あれって」

 

「どうかした?」

 

「いや、知ってるやつがいてな」

 

「そうなの?挨拶に行く?」

 

「そうだな」

 

そう言って俺たちはその人物のもとへと向かい。

 

「おう、大丈夫か?」

 

「え?・・・・ゆゆゆゆ、幸人さん!?」

 

「落ち着け、ほら、ゆっくり深呼吸しな」

 

「あ、はい・・・スーー、ハーー」

 

「落ち着いたか?」

 

「は、はい!」

 

「よし、大丈夫だな」

 

「大丈夫なんだ」

 

「それで?こんなとこで何をしてるんだ?ほたる」

 

俺が今話してるのは白菊 ほたる、346プロのアイドルで何やら不運な事がよく起こるらしいが、俺と居る時は一回も見た事ないけどな、気のせいか?

 

「これからライブのはずだろ?」

 

「は、はい、そうんんですけど、私の衣装がどこかにいっちゃって」

 

「ステージ衣装がどっかにいった?そんなことあんのか?」

 

「どうだろうね、ねえ白菊ちゃんだっけ、その衣装って、自分で持ってくるの?」

 

「い、いえ、プロデューサーさんとちひろさんが用意してあるって言ってました」

 

「だったら中のどこかにあるのかもね」

 

「だな、てかなんで外に居るんだ?」

 

「えっと、衣装が見つからなくて、落ち込んでて、それで外に気分転換しようと出たのは良かったんですけど」

 

「「??」」

 

「カ、カードキーを控え室に忘れてきちゃって」

 

「なるほど、それで入れなくなったのか、携帯は?」

 

「携帯も一緒です・・・・・グスッ」

 

「なるほどな、とりあえず誰か呼ぶから、泣くなっての・・・よしよし」

 

「は、はい、も、もう大丈夫です////」

 

「そうか?それじゃあ誰を呼ぶか・・・・・こいつかな」

 

そう言って俺はある人物に連絡をいれた。

 

「あ、もしもし?俺だけど・・・・うんそう・・・・悪いんだけど・・・・ってな事で・・・そうそう・・・・・分かった、頼むわ」

 

「どうだった?」

 

「大丈夫だ、もう少ししたら迎えが来る」

 

「そう、良かったね」

 

「は、はい!・・・・あ、あの」

 

「??ボク?」

 

「は、はい!あの・・もしかして、天城 光さんですか?」

 

「うん、そうだよ」

 

「なんだほたる、知ってんのか?光の事」

 

「はい!わ、私!天城さんと楓さんの写真を見て、一度で良いからお会いしたいと思っていました」

 

「そうなんだ、あの写真を見たんだね」

 

「良かったじゃねーか、またお前のファンがまた一人増えて」

 

「その言い方はどうかと思うけど、まあ良いや」

 

「あ、あの!サ、サ、サ、ササササササ」

 

「落ち着けほたる、光、ほたるにサインあげてくんねーか?」

 

「サイン?良いけど、書くものも、書けるものもないから、どうしようっか?」

 

「そうだな、そんじゃあ、また今度色紙に書いて店に持ってきてくれよ、その後にほたるに渡すから」

 

「そうだね、それが良いかも」

 

「そ、そう・・ですよね」

 

「ほれほれー、ほたるー笑わないと変な顔になってんぞー」

 

「いつカメラの用意をしたのさ、まったく、ほらほたるちゃんこっちに来て」

 

「は、はい」

 

「お、いいね!そんじゃあ撮るぞ、ハイ、チーズ!」

 

 

カシャ

 

「・・・うんOK、後で送っといてやるから今回はそれを見て頑張りな」

 

「は、はい!!」

 

「よしっと・・・・うぉっと!!」

 

写真を撮り終えて、ポケットにしまった瞬間に、後ろから誰かに抱き着かれた。

 

「誰だよ、ってお前か・・・・茄子」

 

「はいー、あなたの茄子ですよー」

 

「誰がだ、誰が、ったく、呼ぶ奴間違えたか?」

 

「間違えてないですよー」

 

「・・・間違えたな、まあ良いや、そんじゃあほたるの事よろしくな」

 

「はい、それじゃあ行きましょうか」

 

「おい待て」

 

「どうかしましたか?」

 

「どうかしたじゃねーよ、なんで俺の手も一緒に引いてるんだよ」

 

「うふふふふふ」

 

「怖いよ」

 

「そんなの決まってるじゃないか、幸人さんも一緒に行くんですから」

 

「俺部外者だけど?」

 

「関係ないですよー」

 

「どうする?」

 

「行くしかないんじゃないかなと思うよ」

 

「だよな・・・・はぁー」

 

「それじゃあレッツゴー!」

 

「ゴ、ゴー」

 

「「・・・」」

 

そんなこんなで俺と光も一緒に関係者入り口から中へと入って行った、だが中に入ったのは良いが。

 

「なんかえらいバタバタしてるな、何か不備でもあったのか?」

 

「いえ、さっきまでそんな事はなかったですよ、どうしたんでしょうか?」

 

「どうしたんだろうね?」

 

「ど、どうしたんでしょうか?」

 

スタッフらしき人の話を聞いていると。

 

「おいおい、死んだってほんとかよ」

 

「いや、まだ決まった訳じゃないが、なんでも動かないらしいぞ」

 

「それって死んでね?」

 

 

 

「「「「・・・・・・」」」」

 

俺達はその話を聞いて、驚きを隠せずにいた。

 

「え?ライブ当日に事件ってか?」

 

「い、いえ、先ほどまでは特に何もなかったですよ、あ!そ、そうだ!・・・あの!」

 

「ん?ああ、茄子ちゃんどうかしたかい?」

 

「いえ、さっき死んでるとかなんとかって聞こえて」

 

「ああ、その事かい」

 

「は、はい!それで一体誰が動かないんですか?」

 

「ああ、幸子ちゃんだよ」

 

「幸子ちゃんですか」

 

「誰だっけ?」

 

「幸人も知らないの?」

 

「え、えっと、幸子ちゃんは、輿水 幸子ちゃんの事です」

 

「「・・・・・あ!」」

 

「思い出しましたか?」

 

「ああ、あの、ナルシスト?みたいな奴か、ボクカワとか何とか言ってたような気がする」

 

「は、はい、それであってると思います」

 

「そ、それで、幸子ちゃんに何があったんですか?」

 

「なんでも控え室に行った女性スタッフが、その現場を見たらしいんだけど、何やら幸子ちゃんが何かを言った後に、幸子ちゃんをアイドルほぼ全員でボコボコにしたとかなんとか」

 

「どんなことを言ったんですか?」

 

「なんでも、あの店はつぶした方が良いとか、ボクを待たせすぎるとか、あんな人のどこが良いのか分かりませんねとか、ボクには不釣り合いです!とかなんとか言ってたらしいよ」

 

「は、はあ、名前とかは?」

 

「何でも、さか、とか、ゆき、とか言ってたらしいよ」

 

「「「さか、ゆき・・・」」」

 

「俺の方を見るなよ、心当たりしかないから」

 

俺がそう言うと、茄子からなにやら凄まじい殺気が、ほたるからはなんかよく分らんが、負?不?のオーラが、見えてはないけど、何か感じ取れたような気がした。

 

「そうですか、ありがとうございます」

 

「うん、それじゃあ俺は行くよ」

 

「はい・・・・それじゃあ幸人さん、幸子ちゃんを殺、心配なので見に行きましょうか」

 

「そうですね、幸子ちゃんの事が殺、心配なので見に行きましょう」

 

「今お前ら殺すって言おうとしたd」

 

「「してませんよ」」

 

「いやs」

 

「してませんよ!!」

 

「「女/女の子って、怖いな/ね」」

 

そう思いつつ、俺達はその現場へと向かったのであった。

 



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第十六話

あの後俺達は問題が起きているという控え室に向かい、今はその部屋の前に来ている。

 

 

「ここだよな?」

 

「はい、そうですよ」

 

「んじゃまあ、見てみるとしますか」

 

「分かりました、それじゃあ開けますね」

 

そう言って茄子が入り口を開け、確認をしてみると。

 

「あ!茄子さんおかえり、ほたるちゃん見つかった?」

 

「あ、加蓮ちゃん、ええ、いましたよ、ほらここに」

 

「あ、あの、ごめんなさい」

 

「あ!ほたるちゃん!おかえりー!それよりよく分かったね、あ!もしかして茄子さんの事だから!」

 

「うふふ、今回はそうじゃないですよー」

 

「そうなんだ?じゃあどうしてほたるちゃんの居場所が分かったの?」

 

「それはですね、この方に連絡を貰ったからですよ」

 

「この方って・・・・・・・・・・・・・・・・・え?ゆ、ゆゆゆゆゆゆ、幸人さん!?」

 

「よう、相も変わらずだらしない格好してるなお前さんわ」

 

「え?あーーー!!ちょっと待って!なし!これはなしーー!!」

 

そう言って勢いよくどこかに行った。

 

あ、さっきのは加蓮、北条 加蓮で346プロのアイドルで元病弱少女で、店にはポテトのみを注文してくる変わったやつだ。

 

「あんまり加蓮を困らせないでね」

 

「困ってはいないだろうが、てか今は俺が困ってるよ」

 

「あら?何でかしら?」

 

「原因であるお前がそれを言うなよ」

 

「うふふ、ごめんなさい、それじゃあいつものようにキスをしましょうか」

 

「いつやったんだよ、一度もした事ねーよ、妄想と現実はちげーぞ」

 

「あらつれないわね、いいじゃない、一度だけで良いのよ?」

 

「その一回が一回じゃないから遠慮しておこう」

 

「あら、残念、それじゃあいつなら良いのかしら?」

 

「いつでも良くねーよ、てかいい加減離れろ、奏」

 

「そうね、このままだとキスも出来ないものね」

 

「そう言う問題じゃねーよ、ったく」

 

そう言って振り返ってみると、そこには先ほどの加蓮ともう一人、俺に抱き着いていた奴がそこにいた。

 

こいつの名前は、速水 奏で346プロのアイドルで、よく店に来ては、キスを迫ってくるキス魔だ、高校生なのだが、よくOLと間違えられるらしいぞ。

 

「加蓮戻ってたのか?」

 

「うん!早く戻ったらキスしてくれるって!!」

 

「誰もそんなこと一言も言ってねーよ」

 

「え?そうなの?」

 

「逆になんでそんな話になったんだよ」

 

「え?だって奏がそう言ってたから」

 

「お前か」

 

「うふふ」

 

「ったく、それよりも、お前らに聞きたいことがあるんだが?」

 

「「何?/何かしら?」」

 

「あそこで漫画やアニメでしか見た事がないようなたんこぶを何段もなって、伸びている、あの状況は一体何があったんだ?」

 

「「え?どれですか?」」

 

「ああ、お前らの角度からじゃ見えねーな、ほら」

 

「「あ、ホントですね」」

 

「あれは幸子ちゃんだよー」

 

「いや、誰かとは聞いてねーよ、なんであんな感じになってるのかを聞いてるんだよ」

 

「ああ、あれかしら?あれはなるべくしてなったものよ?」

 

「何だよ、なるべくしてなったって」

 

そう言って加蓮と奏の方を見て見ると、ハイライトの無い目をして、明らかに怒ってます見たいな目をしている二人がいた。

 

「そ、そうなのか、何があったんだ?」

 

「それはね」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

~数時間前の控え室~

 

プロデューサーとちひろが出て行った後、アイドル達が各々で話をしていた。

 

「卯月ちゃん、何だか機嫌が良さそうだね?」

 

「あ!響子ちゃん!えへへ、実は、これなんです」

 

そう言って卯月は幸人とのやり取りをした画像を響子に見せた」

 

「幸人さんから!?卯月ちゃん良いなー」

 

「えへへ、頑張れって言って貰っちゃいました?」

 

「卯月~~」

 

「あ!凛ちゃん、大丈夫なんです?」

 

「うん、何とか落ち着いてよ」

 

「みんなも何とか戻ったみたいだね」

 

「そうだね、幸人さんは来ないけど、私達はライブを成功させないといけないからね」

 

そんな事を話していると。

 

「意識が低すぎます!!」

 

っと、控え室全体に聞こえるような声が聞こえてきたので三人はそちらを見て見ると、そこには腰に手を当てて、立っている幸子がそこにいた。

 

「皆さんアイドルとしての自覚が低すぎます!!何ですか、たかが男の人一人来れないからって、そんなもの、カワイイボクには関係ありません!!それに、話を聞いていたら、どうやら、あの出来損ないの店のマスターの事を話しているみたいじゃないですか、ボクを待たせるあんな店つぶした方が良いに決まってます!」

 

それを聞いたアイドル達はほぼ全員のハイライトが無くなり、ゆらゆらと体を揺らしながら、幸子に近づいて行った。

 

「それにあんな人のどこが良いと言うんですか?どう考えたってボクに不釣り合いな人じゃないですか?あんなおじさん・・」

 

その言葉を最後に、アイドルほぼ全員がハイライトを無くした状態で、幸子に襲い掛かった結果、ヤム○○した幸子はボコボコにされて、何段ものたんこぶを作り、某龍の玉の○○チャの最後のシーンみたいな感じの格好で動かなくなった、そのまま幸子を引きずって、控え室の端に持って行き、わざわざ倒れた状態の格好に戻して放置をし、その近くを通るアイドル達は、通るたびに蹴りを入れながら通ると言う奇妙な光景がそこにはあったのであった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「って言う事があったんだ」

 

「お、おう、そうか、それで?あの探偵アイドルは何をしてるんだ?」

 

「ああ、あの子?何か、事件ですか!!??って嬉しそうにしながらずっとあんな感じで見てるよ」

 

「事件で嬉しそうにするって、まぁ良いや、あいつだし、それで?今のアイドルの状態は?」

 

「私は元気だよ♪」

 

「お前はきいてねーよ、お前ら以外を聞いてんだよ」

 

「ええー、ひどーい」

 

「・・・・・それで?どうなんだ?」

 

「みんな一応ライブに向けての状態には戻ってるわ、幸人さんを見たらもっと元気が出ると思うけどね」

 

「はいはい、それで?他の奴らは?」

 

「各々で、リハーサルや休憩をしているわ」

 

「なるほど、そんじゃ、探しに行きますか」

 

そう言って俺は他のメンバーを探しに行くことにした。



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第十七話

 

それから他のアイドルを探していると、ってか、俺普通にぶらついてるけど良いのか?っと思いつつも気にしないで歩いていると、前方に三人組を発見した。

 

「やっほー」

 

っと適当に挨拶をしてみると、三人組はこちらに振り返り、二人は驚いた表情を、一人はタックルをかましてきた。

 

「ぐふ!のあてめぇあぶねーだろうが」

 

「心配ないは、あなたと私はそう言う運命なのだから」

 

「意味分かんねーよ、ったく」

 

タックルをかましてきたこいつは高峯 のあ、346プロのアイドルで・・・・・・こいつってどう説明したらいいのだろうか?如何せんつかみどころがないと言うか、何考えてるのかが分らん奴だ。

 

「やあ、久しぶりだね」

 

「やみのま!」

 

「おう」

 

この二人は、二宮 飛鳥と神崎 蘭子だ。

 

こいつらは・・・・・・簡単に言えば、中二病って言われているアイドルだ!うん!そうだ!

【以後蘭子のセリフは、普通の話し方になりますので、ご了承ください】

 

「お前等は元気そうだな、他の奴らは元気ないって聞いたが」

 

「そうだね、今は大丈夫だね、最初は・・・・」

 

「??どうかしたか?」

 

「いや、何でもないさ」

 

「そうか?蘭子もやみのま」

 

「!!、幸人さん!!」

 

そう言って蘭子は俺に抱き着いて来た、意外こいつってデカいんだな、すると、「くっ!」って聞こえて来たので、見て見ると、何故か飛鳥が悔しそうな表情をしていた。

 

「どうした飛鳥?」

 

「な、何でもないさ、そうなんでも・・・・」

 

「そういやお前らって一緒のグループなのか?」

 

「ええそうよ、そして今日からあなたもこのグループに入るのよ」

 

「「!!!」」

 

「入るわけねーだろうが、お前らもそんな眼を輝かせ見るんじゃないの」

 

「「 」」ショボーン

 

「ったく、お前も変な事言うんじゃねーよ」ビシッ

 

「あう、変な事じゃないは、これは前世から決まっていることなのだから」

 

「それはお前の妄想だからお前の中で留めておけ」

 

「あ、あの幸人さん!」

 

「どうした?」

 

「確かライブには来れないって」

 

「ああ、そうだったんだがな」

 

ー事情説明中ー

 

「てな訳でな」

 

「そうだったんですね、それは残念でしたね」

 

「まあ気にすんな、あれに関してはどうも出来ないんだからよ」

 

「ん!、はい!////」

 

「それじゃあ今日のライブは見て行ってくれるのかい?」

 

「ああそうだが、ちひろのやつから聞いてないのか?」

 

「「「???」」」

 

「なんだ知らねーのか?こっちに来ることはちひろに連絡から来ているから、てっきり知ってるもんだと思ったんだが、あいつも忙しいから伝えそびれたのかもな」

 

「そうね、彼女もプロデューサーも忙しいみたいだからそうかもしれないわね」

 

「そうだね、さっきまでの僕たちの様子を見て言えなかったのかも知れないしね」

 

「そうですね!」

 

「まあそう言う訳だから、失敗なんかすんじゃねーぞー?」

 

「ええ」

「「う!だ、大丈夫だとも/大丈夫です!!」」

 

「そうかい、それじゃあな、俺は他を行くわ」

 

「ええ」

「ああ」

「はい!」

 

俺はその言葉を聞いて三人の頭を撫でてやると、三人とも少し照れたような顔をしていたが、俺は気にせずに次へと向かった。

 

 

 

 

のあ達と別れて、他を探していると、いきなり。

 

「「ドーーン!!」」

 

っと言う声と共に、背後から強烈なタックルをくらい、前に倒れ、顔を強打した。

 

「痛ってー、こんな事やる奴はてめえらしかいねーだろうな、このクンカーやろうとエセフランス人が!!」

 

「「いやーん、怖ーい」」

 

「ったくてめぇらは会うたびに毎度毎度タックルしてくんじゃねーよ」

 

「いやー幸人ちゃんを見るとつい!!」

 

「にゃはは~、こうしないと君のニオイを嗅げないからね~」

 

「お前らは」

 

こいつらは一ノ瀬 志希と宮本 フレデリカ、こいつらも346プロのアイドルで、志希は店に来るたび、俺の部屋に不法侵入するたび、俺を見つけるたびにニオイを嗅いでいる変態野郎だ。

 

フレデリカはフランスと日本のハーフで、確か芸大だったかな、に行ってたって聞いたことがあったようななかったようなってな感じの、志希を含め、やたらとテンションの高い問題児だ。

 

「クンカクンカ」

「スンスン」

 

「お前等はなんでニオイを嗅いでるんだ?」

 

「「え?この匂いが落ち着くからだけど?」」

 

「何言ってんのこいつ?みたいな顔で見てんじゃねーよ、てか誰が嗅いで良いなんて言った?」

 

「「私達が決めました!!」」

 

「そのドヤ顔やめろ」

 

「ねぇねぇ、それよりさ、君は今日の志希ちゃんのライブは見てくれるのかい?」

 

「そうだよ!フレちゃんのライブも見てくれるの」

 

「アーハイハイミマスミマス」

 

「「やったー!これでニオイ嗅ぎ放題だー!!」」

 

「はぁ!?てめぇらなに言ってってどこ行きやがったよ、ったく、急に現れたと思ったら、急に消えやがった、あいつらは毎度毎度自分の用が済んだらすぐに消えやがるなしっかし、まぁ良いか、さてと、次のアイドルを探すかね」

 

そう思いながら、再びアイドル探しの続きを再開した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の跡を付けられているとも知らずに。



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第十八話

三人と別れた俺は再び歩いていると。

 

「あ!兄さん!」

 

そう言われた気がしたので振り返っていると。

 

「おう、涼か」

 

そこに居たのは346のアイドルの松永 涼だった。

 

涼は346でアイドルをやっているが、俺的にはモデルとかの方が似合っている気がするんだよな~、可愛いと言うよりはカッコイイの方が似合いそうだ、ちなみに俺の事を兄さんと呼んでおり、なんでかと聞いた所、「え?だって、兄さんは兄さんじゃん?」っと、何言ってんの?みたいな感じで言われたので、何となく納得しておいた。あ、後こいつ歌上手いんだよなー、店に来る時は、いつも年下の奴らと一緒に来て、面倒を見ていると、面倒見のいい姉御?って感じだ。

 

「やっほー、今日は来れないんじゃなかったっけ?」

 

「まぁそのはずだったんだがな、自然には勝てないもんだよ」

 

「何があったかは知らないけど、そうなんだ」

 

「そうなんだよ、それより一人なのか?」

 

「いや、もうちょっとしたら来るよ、、っと噂をすれば」

 

そう言って涼が俺の後ろの方を見たので、振り返ってみると。

 

「あれ?幸人さん?」

 

そこにはいかにもロックやってますって感じの少女がいた。

 

「夏樹か」

 

こいつの名前は木村 夏樹、346プロのアイドルで、某にわかロッカーアイドルの師匠?らしい、まぁ誰かは知らんが本人がそう言っているからそうなんだろう、夏樹はライブの時はいかにもロックって感じの衣装を着ているが、涼と同様に、こいつも、あい、と違った感じでイケメンなんだよな、涼とかあいとか夏樹とか真奈美を見てると、たまに悲しくなってくるんだよなー、負けてる感じで、こいつも涼と同様に歌が上手い。

 

「おっす、今日はどうしたんだい?確か結婚式に参加するとかで、北海道に行ってるはずじゃ?」

 

「それなんだがな」

 

~二人に事情を説明中~

 

「てな感じで、来たって訳だ」

 

「そうだったんだ、それは残念だったね」

 

「だなー」

 

「それより、今日のライブは二人で出るのか?」

 

「いや、後三人いるよ」

 

「そうなのか?」

 

「そうそう、後はたk」

 

涼が言おうとした瞬間、涼の後方の方からものすごい勢いでこちらに来る人物がいた、その人物はものすごい勢いでこちらに近づき、俺の前で止まり。

 

「幸人の兄貴!」

 

っと言って、空手とかでやる、”押忍”とか言って気合を入れる感じの構えを取っている、どこかの特効隊長ですか、言わんばかりの服装の人物が来た。

 

こいつの名前は向井 拓海、通称たくみん・・・・え?俺だけ?そうなのか、まぁそれは置いておいて、拓海も346プロのアイドルだ、ただ一つ疑問に思う事があるとするならば、こいつがアイドル・・・・・・・大丈夫か?ってな感じの事を当初から思っている、ちなみに俺の事を兄貴と呼んでいるかと言うと、こいつがアイドルになる前に、こいつが入っていた不良グループが家の店で盛大に大暴れしたもんでな、グループ全員にきつーいお・仕・置・きをしてあげた所、こいつ以外のメンバーは怖がっていたんだけど(なんでなんだろうね?)こいつだけは違っててさ、「あんたの弟子にしてくれ!」とか言われたんだよね、まぁ速攻で断ったけど、そしたら、「だったらアンタの事を兄貴と呼ばせてくれ!」って言って来たので、その当時は適当に返事したことがきっかけで、今こう呼ばれている。

 

「それよりどうしたんだよ、すげぇ勢いでこっちに来たけど」

 

「そんなの、兄貴が見えたからに決まってるじゃないですか!それより、今日は来れないんじゃなかったんじゃないのか?」

 

「それについては二人に後で聞いておいてくえ、それよりたくみn・・拓海」

 

「今たくみんって言おうとしたでしょ!?まぁ兄貴ならいいですけど、それよりどうしました?」

 

「どうしたもこうしたもねーよ、何話してる間にじりじりと寄って来て抱き着いてんの?」

 

「そんなの兄貴会ったらこうするしかないでしょ!」

 

「お前な、後ろ見てみ?」

 

「後ろ?・・・・・ふっ」

 

「「・・・・・・・」」

 

俺が拓海に後ろを見てみと言うと、拓海は後ろを振り返る、そこにはハイライトが何処かに行った目をしている、涼と夏樹が俺らの事を見ていた、いや、怖ぇよ、それを見た拓海は何故か勝ち誇った笑みを二人に見せた、それと同時に二人からの殺気?凄い事になったような気がした。

 

「おい拓海、何私の兄さんに抱き着いてんだ?誰が許可した?」

 

「そうだぞ拓海、幸人さんが困ってるんだから離れろよ?後幸人さんは私のな」

 

「何だよ、羨ましいのか?俺は胸がお前らよりデケェからな、お前らと違って、兄貴を満足させられるぞ、後兄貴は俺のだ、勘違いしてんじゃねーよ」

 

「「ああ!?」」

 

「あ!?」

 

「「「・・・・・・・・」」」

 

今にも三人が暴れだしそうだったので。

 

「はいはいそこまで、これからライブなんだから、仲良くしなさい」

 

「「「・・・・・・・・」」」

 

「これでライブが失敗したら、君たちには”一生”会えないなー」

 

「そうだな、今日は兄さんの事で争っている場合じゃないんだった」

 

「そうだな、今日はライブ当日だった、今ここで争って、ライブが失敗したら元も子もなくなるからな」

 

「確かにな、今はライブに集中しねーとな」

 

 

「「「それじゃあライブの準備があるから行くな」」」

 

「おう、行ってらー」

 

そう言って三人は横に並んで、奥へと歩いて行った、俺はそれを見送った後、再び歩き始めた、三人が角を曲がったところで、「ざんけんじゃねーぞ!」「殺す!」「やってみろや!」などと聞こえたのは気のせいだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            ・・・・・・      

「うふふ・・・・・・・・私の幸人さん、いつ見てもカッコイイですね・・・・うふふ」

 



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第十九話


仕事忙し過ぎて更新遅れたーーー!!


あれから再び探索していると。

 

「あー、幸人さんですー」

 

何か後ろから声をかけられた気がしたので、振り返ってみると。

 

「幸人さーん!」

 

「雫か」

 

声をかけて来たのは346プロのアイドルの及川 雫だった、こいつの実家に牧場があって、そこで牛を飼っている、その牛から取れる牛乳をよく店に持ってきて譲ってくれる、なので、こいつには基本的に飯の代金はもらってはいない、まぁ等価交換ってやつだ、後こいつの説明をするとしたら、胸がでk、んん!、それぐらいかな比較的になんかのんびりしてるやつかな。

 

「おう雫、どうしたんだ?」

 

「控え室に戻ろうとしていたんですけどー、たまたま幸人さんを見つけたんで―、声をかけちゃいました」

 

「そうか、リハだったのか?」

 

「はいー、そうなんですー」

 

「おつかれさん」

 

俺はそう言って雫の頭を撫でた。

 

「えへへー、気持ちいですー、えい!」

 

俺が撫でてやると、目を細めて気持ちよさそうにし、その後に俺に抱き着いて来た。

 

「おっと、どうした?」

 

「えへへ、ここ最近幸人さんに抱き着いていなかったなーって思って、思わず抱き着いちゃいましたー」

 

「そうかい(しかしこいつ、相変わらずデカいな)」

 

そんな状態で居ると。

 

「あーー!幸人さんだーー」

 

後ろから声をかけられたので、、顔を後ろに向けていると。

 

「幸人さーーん!」

 

「愛梨か」

 

声をかけて来たのは、346プロのアイドルの、十時 愛梨だった、こいつはアイドルをしながら大学に通っているのだが、天然で、たまに訳の分らんことを言ったりもする、さらに暑がりなのか、ただの脱ぎたがりなのか知らんが、よく俺の前で服を脱ごうとする、っってな感じの少々問題児ではあるが、こいつが作るケーキは上手くてな、よく作ってくれんだよ。

 

「よう、お前もリハ―サルだったのか?」

 

「はい!リハ―サルでしたー、褒めてください―」

 

「そうしたいのはやまやまなんだがな、今はこの状態だから無理だな」

 

「この状態ー?」

 

そう言って愛梨が今の俺達の状態を見ると。

 

「ああーー!!雫ちゃんずるーい!!私も抱き着くー」

 

「え?ちょっと待て、待てって!!」

 

「えーーーい!!」

 

ムニュ!!

 

「う!っつつ!たく、二人で抱き着いてくんじゃねーよ、雫をはがしてからにしろよな」

 

「えへへーー、幸人さんの身体あったかいですねー」

 

「そうですよねー」

 

「幸人さんの身体があったかいから、何だか暑くなってきちゃいました、服を脱いでいいですか?」

 

「は?お前何言って、ってすでに脱ごうとしてんじゃねーよ!おい!雫離れろ!今すぐ愛梨の奴を止めねーと、って寝てんじゃねーー!おい、愛梨待て!脱ぐんじゃねー、スタッフさん!?誰かいませんかー!?だから待てっていってんだろうがーーーーーーーー!!!」

 

 

その後俺の声を聞きつけた女性スタッフのおかげで、何とか愛梨を阻止することが出来た、その後愛梨と雫をスタッフさんに任せて控え室に連れて行ってもらった、その際に何故かスタッフさんに「お疲れ様です」って言ってコーヒーをご馳走になった、

 

 

その後再び歩いていると、見知った少女を見つけた。

 

「おっす」

 

「え?あ!幸人さん!!」

 

そう言って少女はトテトテと可愛らしい足音と共にこっち近づいて来て。

 

ポスッ

 

っと音と共に俺に抱き着いて来た。

 

「おう、元気にしてたか?智絵里」

 

「はい!」

 

こいつは346プロのアイドルの緒方 智絵里、引っ込み思案の所があるが、これをすると決めたら、結構積極的になる子だ、四つ葉のクローバーを集めるのが趣味で、街であったりするとよく一緒に探したりする、何か巷では?それか俺の知り合いだけかは知らないが、何でも大天使チエリエルとか呼ばれているらしい、らしいと言うのは実際に聞いたことがないからな、こいつの両親が結構多忙みたいで、よく家の店に晩飯を食いに来たりする。

 

「智絵里はこれからリハか?」

 

「はい、もう少ししたらリハーサルなんです」

 

「そうか、頑張れよ」ナデナデ

 

「は、はい!・・・・・あの」

 

「ん?どうした?」

 

「いえ、何か雫さんと愛梨さんのニオイが幸人さんからするので、なんでなんだろうと思って」

 

「え?ニオイ?・・・・そうか?まぁついさっきその二人と会ってて抱き着かれてたからな」

 

「        」ハイライトオフ

 

「それがどうかしたのか、ってどうした顔を埋めて」

 

「何でもないですよ、ただこうしたくて」ハイライトオフ

 

「ったく、相変わらず甘えん坊だな」ナデンナデ

 

「フフフ、ワタシノニオイモツケナイトイケマセンカラネ」ハイライトオフ

 

「そういや、ご両親はこの頃はどうだ?」

 

「あ、はい、以前よりかは、早く帰って来てくれます」

 

「そうか、良かったな」

 

「はい!幸人さんのおかげです!!」

 

「はい俺は何もしちゃいねーさ、言葉にしたのはお前なんだからさ」

 

「それでもですよ」

 

「ったく」ナデナデ

 

「ダカラナオサラユキトサンガホシクナッチャウジャナイデスカ」ハイライトオフ

 

「おっと、もうそろそろ時間みいだぞ」

 

「あ・・・・そうですね、それじゃあ行ってきます!!」

 

「おう!行ってきな!」

 

そう言って智絵里はリハのために、スタッフと共に奥の方へと消えて行った。

 

それを見送って俺は再び探索の続きを再開した。







灼爛殲鬼さん、高評価ありがとうございます!!!


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第二十話





灼爛殲鬼さん、高評価ありがとうございます!!!


 

その後も会場裏手をウロウロしていた時だった、後ろからもの凄い音がしたので、振り返ってみると、二人の女性が衣装をはだけながら勢いよくこちらに近づいてくるのが分かった、その二人はこちらに近づくやいなや。

 

 

「「どんな結婚式をしましょうか!!」」

 

っと、とんちんかんな事を言いながら、二冊の雑誌を見せてきた、よく見て見ると、〇クシィとた〇ご〇ラブの二つだった、おい、前者はまだ分かるが、後者はその後の話だろうが。

 

「たく、いきなり来たと思ったら、いきなりとんちんかんなこと言いやがって、お前等は相変わらずだな、留美、瞳子」

 

とりあえず二人について説明しておこうかな、一人は和久井 留美、今は346でアイドルとしてやっているが、前は美優と一緒の会社で、敏腕秘書としてやっていたらしい、やたらと婚期を気にする奴で、会うたびに、前者の雑誌を見せてきて、結婚を迫ってくる、付き合ってすらいないのに、なんで先にどんな結婚をするのか考えてるんだか、まぁ一度その事を言ったら、「やだ、何を言ってるのよ、あなたと私が結婚するのは必然な事なのよ」って、真顔で言われたんだよな、まぁその後にハイライトを無くした美優と真奈美に引きずられて行ったがな。

 

もう一人は服部 瞳子で、今は346でアイドルをしているが、こいつは一度昔にアイドルとして挫折をしている、昔にその挫折で一般人としている時に、うちの店に来た時に、その挫折の事を聞いたを俺は、無責任にもこんな事を言った覚えがある、「それは本当にアイドルが君に合っていないか、もしくは、自分の武器を把握しきれないで、諦めたのどちらかじゃないかな、まぁそうじゃないんだったら、元々本当にやりたいと思ってなかったんじゃないかな」ってな事を言った覚えがある、まぁその後に「もしまたアイドルをやりたいと思うのなら、またここに来なよ、いい人紹介してあげるからさ」なーんて、なんかナンパみたいな感じの事を言ったんだよなー(遠い目)、まぁ数日後にその事で来たので、武内に連絡を取って、アイツに相談したら、二つ返事でOKしたんだよな、まぁそんな感じで今は346で再びアイドルをしている。

 

 

「いきなりじゃないわよ!何度も何度も言っているじゃない!」

 

「そうよ!そうよ!もう待ちきれないのよ!」

 

「知らねーよ、ったく、てか抱き着くなってーの、おいこら、ニオイを嗅ぐんじゃねー」

 

「スーーー、ハーーー、ふー、スッキリしたわ」

 

「何に対してスッキリしたんだよ」

 

「そうね、スッキリしたわ」

 

「お前もかよ、てかお前お前等とりあえず服を直せ、はだけてるぞ」

 

「「ムラムラするかしら!!」」

 

「うるせぇ、変態ども、さっさと直せ、てかボロボロじゃねーか、それライブの衣装じゃねーのかよ?」

 

「大丈夫よ、こんなこともあろうかと思って、こっちはリハーサル用よ」

 

「こんなことって言うのは?」

 

「「もちろん、あなたを見つけた時にいつでもこの格好が出来るようによ!!」」

 

「お前らはバカなのか?そんな事に力入れるんなら他の事に力入れろよ、それこそ今日のライブに」

 

「「そんな事はどうでも良いわ!!!」」

 

「良くわねーよ、ったく、てかその考えの方がどうでも良いだろ」

 

「そんな事ないわよ、こうすることで、いつあなたに襲われても良いじゃない」

 

「襲うかバカもんが」

 

「そうよ留美、幸人さんは襲わないわよ」

 

「おう、よく分かってんじゃねーか、瞳k」

 

「だって、襲われるのは私の方なのだから!!」

 

「・・・・・・」

 

「瞳子こそ何を言っているのかしら、襲われるのは、瞳子じゃなくて、私なのよ?」

 

「!!!!!!」

「!!!!!!」

 

何か二人で俺がどちらを襲うかとか何とかで言い争いをしたと思ったら、いきなり二人で口喧嘩をしだした、俺はそれを見て、何とも言えない感じになり、どうしたもんかと考えた結果・・・・・・二人を放置してその場を後にした、その時に近くに居たスタッフさん、後の事をお願いしたら、コーヒーをもらった、どうやらこのスタッフさんは一連のやりとりを見ていたらしく、憐れんで?なのかは分らんが、同情かな?まぁどっちでも良いや、ってな感じで、コーヒーをいただいて、俺は再び散策を開始したのだった。

 






えーーっと、中途半端ではございますが、ネタ切れのため、一旦この346のライブのお話しは終わりと致します、まぁこのキャラ出してくれーみたいな事を言われれば、出すかも知れません。

それがなければ、次話からは、765か283のどちらかの話を書いていこうかなーっと思っていますので、よろしくお願いします!


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第二十一話

 

ある日の事、部屋で炬燵に入って、まったりしていると。

 

 

ピンポーン

 

 

っと、チャイムが鳴った、それに気づいた幸人は炬燵から出て、扉へと向かった。

 

 

「はい、どちらさんです・・・か・・・お前らか、どうした?」

 

幸人が玄関を開けると、そこには四人の女の子が立っていた。

 

「あ、幸人さん、こんにちは」

 

まず最初に挨拶をしたのが、桜木 真乃、283プロのアイドルで、変態灯織ともう一人の女の子と一緒にグループで頑張っている子です、ちなみによく幸人の店に行ったりしますが、基本的にぼーっとしているらしいですよ(幸人の方を見ながら)

 

「こ、こんにちは、幸人さん」

 

 

次いでぎこちない感じで挨拶をしたのが、大崎 甜花、同じく283プロのアイドルで、前に登場した大崎 甘奈の双子の姉である、妹の甘奈とは対照的な、引きこもりアイドルである、普段は絶対に一人では外には出ないのだが、幸人の店に行く時は、自ら率先して外に出て行く大胆ぶりも見せる。

 

「こんにちは、幸人さん」

 

その次に挨拶をしたのが、幽谷 霧子、こちらも同じく283プロのアイドルで、不法侵入の恋鐘と咲耶と同じグループで活動を行っている、いつも体に包帯や絆創膏をしている、っが、別段、怪我をしている訳ではなくその理由は本人にしか分からないのである、彼女は極度の心配性で、幸人の店に訪れては、料理を食べる訳でもなく、ただただ幸人の厨房での光景を見て、幸人が怪我をしないかを見ている、その事で前に三峰に突っ込まれたことがあったとか。

 

「こんにちは、幸人様」

 

最後に挨拶をしたのが、杜野 凛世、こちらも283プロのアイドルで、良い所の娘さんで、いつも着物を着ている、感情表現に乏しく、喋り方も、ゆったりとしている、少女漫画を読むのが好きで、何でも勉強になるだとかで、よく同じグループのチョコ好きの子に漫画を借りて勉強しているのだとか。

 

 

「よう、いらっしゃい、しかし珍しい組み合わせだな各グループから一人ずつって感じか」

 

「えっと、私が今日お仕事だったんですけど、午前中だけだったから、幸人さんのお店に行こうとしていたんですね、その時に」

 

「私と凛世さんも同じ考えだったので」

 

「真乃さんに一緒に行きませんかとお話をしたんです」

 

「へー、そうなのか、甜花はどうしたんだ?」

 

「えっと、甜花も夜から、お仕事で、なーちゃんが遊びに行っちゃったから、寂しくなって、来ちゃった」

 

「なるほど、とりあえず寒いだろ、中に入りな」

 

「「「「はーい」」」」

 

 

 

四人を中に上げた幸人は、飲み物の準備をし、四人は部屋へと入った。

 

「適当にくつろいどいてくれ、今飲みもんを出すからさ」

 

「あ、炬燵だ」

 

「寒いからな、流石に出しちまったよ」

 

「この炬燵に幸人様は」

 

「ああ、先まで入ってたぞ」

 

「「「「!!!!!!!」」」」

 

「ち、ちなみに、何処に入っていたの?」

 

「ん?ちょうどお前らが居る所の向こう側に入ってたぞ」

 

「「「「!!!!」」」」ドドドドド

 

「おいおい、部屋の中で走るなよ・・・・って、何してんの君たち?」

 

飲み物の準備が出来た幸人がそれを持って、部屋に戻ると、そこには炬燵の一ヶ所に四人が入っている、奇妙な光景だった。

 

「おいおい、全員で入ったら流石に狭いだろ、ほい、どうぞ、おー寒」

 

「そうですね、それでは凛世は出るとします」

 

「あ、私も出ますね」

 

「おう、そうしな、ほらこっちとこっちも空いてるって・・・君たち何で俺の横に座っているのかな?」

 

「向こうがいっぱいでしたので」

「向こうがいっぱいになっちゃいましたから」

 

「いや、だからさ、そことそこにも場所は」

 

「「いっぱいでしたから」」

 

「いや、だ「「いっぱいでしたから」」・・・うん、そうだね」

 

幸人は考える事を諦めた。

 

「ったく、って、お前等は何でそんな怖い顔をしてるんだ?こっちはこっちで何か勝ち誇った顔してるし」

 

「「何でもない!!」」

 

「ハァー、分かったよ、ていうか今更だけど、何しに来たんだ?」

 

「「「「?????」」」」

 

「いや、こいつなに言ってんの?みたいな顔で見るのやめような」

 

「そうですね、私は幸人さんのお店にご飯をと思って」

 

「て、甜花は、ゆ、幸人さんに会いたくて

 

「私と凛世さんも真乃さんと一緒ですね、後は私は包帯の交換をと思って」

 

「そうですね、後、私は最近経験したことをお話したくて」

 

「そうか、って事は、お前等飯は食ってないのか?」

 

「「「「はい」」」」

 

「そうか、それじゃあちょっと待ってな、簡単な物作ってやるから」

 

「「「「!!!!はい!!」」」」

 

 

 

ーーーーおじさん調理中ーーーー

 

 

 

~数十分後~

 

 

「はい、お待ちどおさん」

 

「「「「うわぁ~~!!」」」」

 

「冷めないうちに食べな」

 

「「「「いただきます!!!」」」」

 

四人は幸人が作ったオムライスを一心不乱に食べ始めた、それを見た幸人は顔を綻ばせながら、その光景を見ていた。

 

 

 

 

 

「「「「ご馳走さまでした!!」」」」

 

「はい、お粗末様、味は大丈夫だったか?」

 

「「「「はい!とっても美味しかったです!!」」」」

 

「そりゃあ良かったよ、しかし」

 

「「「「???」」」」

 

「来たのが君らで良かったと思ってな、真乃じゃなくて灯織だったらとか、霧子じゃなくて、恋鐘だったらとか、凛世じゃなくて、○○だったらとか、甜花じゃなくて甘奈だったらと思ってら・・・・・・うん、何か思っただけで疲れてきた」

 

「幸人さんの前での灯織ちゃんって、どんな感じなんですか?」

 

「変態」

 

「・・・・・え?」

 

「変態なんだよ、人のパンツを盗んだり、シャツを盗んだりとかいろいろだ」

 

「・・・・・あはは」

 

「逆にお前らの前ではどうなんだ?」

 

「キリっとしていて、クールな感じですよ」

 

「考えつかんな、霧子、こっち来な」

 

「はい!」

 

「あ、あの?」

 

「??どうした甜花??」

 

「えっと、その、霧子ちゃんの、包帯って、幸人さんが?」

 

「ん??ああ、何か知らんが、俺に変えられるのが良いらしくてな」

 

「そ、そうなんだ」

 

「と言っても、手首の一ヶ所だけと言うよく分からん感じではあるがな」

 

「うふふ♪」

 

「幸人様!」

 

「おう、どうした?」

 

「これをしてください!!」

 

そう言って凛世は幸人に、少女漫画のワンシーンを見せた、それを見た残りの三人は、驚愕の表情を浮かべた。

 

「ん?なんだこれ?壁ドン??」

 

「はい、何でも、これが今流行っているらしく、〇〇〇さんが、『どうせ会うならこんなこともやってもらうよ!』って言っていたので」

 

「またいつか、今度来た時はチョコなしでやってやる、へいへい、やりますよ」

 

そう言って、幸人が立つと、他の四人も立ち上がった。

 

「???お前等までどうした??」

 

「「「私達もされたい!!」」」

 

「へいへい、順番でな」

 

 

 

そうして、順番に、壁ドンをしていき、その後は、日常会話を談笑しながら、のんびーーりとした時間を五人で過ごしたのであった、その後、時間になったので、四人は笑顔で帰って行ったのだった。



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第二十二話

ある日の出来事。

 

 

 

 

ピピ!

 

 

「んっと、うわー、やっぱりか」

 

 

この日俺は朝から体がだるく、何か熱っぽかったので、体温を測ってみると。

 

「何か久しぶりにこんな熱出たかもな、39℃って、そりゃあだるい訳だわ」

 

幸い今日は元々定休日だったので、店に影響することはなかったのが救いだな。

 

「とりあえず薬飲んで寝るか」

 

俺はバナナ一本を食い、薬を飲んで、再び布団で寝る事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・が・・・です」

 

「そう・・・・これ・・・」

 

「・・・・それ・・・ですね・・・」

 

 

あれからどれくらい経ったかな?それに何か声が聞こえるな、とりあえず起きてみるか。

 

俺はそう思い、目を開けた、開けたのだが。

 

 

「暗い」

 

そう、目を開けたはずなのだが、目に見えたのは何か暗い光景だった。

 

「あ!幸人さん、起きましたか?」

 

「ああ、それより、今何時だ?」

 

「今は昼の三時ですよ」

 

「・・・・・三時?」

 

おかしい、昼の三時のはずなのになんでこんなに暗いんだ?

 

 

「あの、千雪さん、その体制だと幸人さんが見えてるのって、えっと・・」

 

「え?あ!そうだったわ、幸人さんの寝顔何て滅多に見れないものだからと思って・・・はい、どうですか、幸人さん?」

 

その声と共に俺の視界も良好になり、部屋の電気の明るさが目に入って来た。

 

「幸人さん、調子はいかがですか?」

 

「ああ、少しはましになった・・・ってか、一つ良いか?」

 

「はい、何でしょうか?」

 

「じゃあ聞くけど・・・・何で膝枕?」

 

「それはですね、幸人さんが何だか寝苦しそうだったので」

 

「それだけ?」

 

「はい!それだけです!」

 

「ああ、そう、てことはさ、俺がさっきまで見ていたのって」

 

「・・・・・・・///////」

 

「そこは照れないで貰いたかったな、とりあえず起きるy」

 

「あ、まだじっとしていてください!結構な高熱だったんですから」

 

「風花か、お前もいたんだな」

 

「はい!千雪さんに誘っていただいて、それで来てみたら、何だかうなされていたからビックリしましたよ」

 

「そんなにうなされてたのか?」

 

「はい、それで私が薬とかの準備を、千雪さんには膝枕を、それと料理の方を」

 

「どうして膝枕に行きついたかわ聞かないことにして、まだ誰かいるのか?」

 

「すみません、勝手にお邪魔しちゃってます」

 

「美優もか」

 

「はい!あの、おかゆを作ったんですが、食べられますか?」

 

「ああ、丁度腹も減ったからいただくよ」

 

俺は美優からおかゆを受け取ろうとした、今更かもしれんが今日来てくれたのは、千雪と美優、それに風花の三人だった。

 

風花は豊川 風花って名前で、765プロのアイドルで、元々は看護師をやっていたらしく、風邪とかになった時とかによく対処法などよく聞いたりもする、仕事に関しては、正統派アイドルを目指したらしいのだが、どうもプロデューサーの取ってくる仕事が、セクシー系ばっかりを取ってくるらしい、一度その事で相談を受けたことがある

 

さて話は戻って、美優からおかゆを受け取ろうとした俺だったが、美優がなぜかこちらに渡そうとしない、するとおかゆをスプーンですくい、そして。

 

「ふぅーー、ふぅーー、はい、あーーん」

 

「いや、えっとだな」

 

「あーーん」

 

「いや、だからね」

 

「あーーん」

 

「ちょっと美優s」

 

「あーーん」

 

「・・・・・あーーん」

 

「ふふ、どうですかお味は?」

 

「あん・・・・・ん、うまいな」

 

「うふふ・・・良かった♪」

 

「「・・・・・・・・」」

 

美優からの強制的なあーんでおかゆをいただいた。

 

「それじゃあ次は体を拭きますので、失礼しますねー」

 

「ふ、風花!?」

 

「汗かいていましたからー、身体を拭かないと気持ち悪くなっちゃいますよー?」

 

「そ、それはそうだが」

 

「「・・・・・・」」

 

「それじゃあ、さっそk」

 

「あっと、手が滑っちゃったわー(棒)」

 

 

パシッ

 

「あ!?」

「わっぷ!」

 

風花が濡れたタオルで俺の身体を拭こうとした時に、千雪が明らかな棒読みで奪い取った、その時に、千雪の体勢が前屈みになった事により、千雪の胸が・・・・ってなことになり、只今絶賛息苦しくなっております。

 

「ちょ、ちょっと!何するんですか、千雪さん!?」

 

「あら、手が滑っちゃっただけですよ」

 

「むーーー!!返してください!私が幸人さんの身体は私が拭くんです!」

 

そう言って風花は千雪に奪われたタオルを取り返そうとした、っが、その時に足を滑らせ、そのままの勢いのまま、幸人の身体の上に。

 

 

ムニュ

 

ってな感じの音が鳴りそうな感じで、その大きな胸を幸人の身体に押し付ける形となったのであった、しかしそのはずみで。

 

「ん!」

 

「あ!///」

 

勢いがあったため、幸人は若干ダメージをくらい、そのはずみで幸人の顔で千雪の胸を押し上げる形となり、千雪は喘ぎ声?をあげた。

 

「返してください!」

 

「それはダメよ!」

 

「・・・・・」

 

「わ・た・し・が拭きます!」

 

「いいえ!わ・た・し・が拭くの!」

 

ってな感じで千雪と風花のタオルの奪い合いが始まった、始まったのは良いのだが、いや、良くはないか、まあそんなことよりも、一瞬だけ千雪が後退したため、千雪の胸が俺の顔からどいたことで、呼吸を確保出来たと思ったら、今度は風花の胸で俺の呼吸をさえぎられ、今は絶賛呼吸困難な状態になっている、いつもの俺なら力づくで退かしているのだが、いかんせん今は風邪の影響で、あまり力が入らないのである・・・・・てかそろそろヤバいかも。

 

 

「だから!」

 

「でもね!」

 

「「ううーーーーー!!」」

 

「あのー二人とも」

 

「「何です!?」」

 

「そろそろ本当に幸人さんが危ないですよ」

 

「「・・・・・・ああ!!」」

 

今の状況に気づいた二人は、すぐさま幸人から離れた、そう、二人が離れたって事は、すなわち。

 

 

ガン!

 

「ん!」

 

そう、膝枕状態だったため、千雪が離れた事により、幸人は勢いよく頭をぶつけたのであった。

 

 

「「「幸人さん!?」」」

 

幸人はそのまま視界をブラックアウトしていったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後は三人で協力しあいながら幸人の看病をした、だが、その数日後に千雪と風花は幸人から軽く説教を受けるのであった。

 

 




感想と評価をお待ちしてます!!


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第二十三話

 

この日俺は346プロへと来ているそれは何故かと言うと、昨日の夜に連絡があり。

 

『すみません、榊さんにご相談をしたいことがございますので、明日お時間がありましたらこちらに来てもらえないでしょうか』

 

ってな事を言われたので、来ている、しかし何時見てもデカいよなー、っと、こんなこと考えてる場合じゃなかった、さて、行きますかね。

 

 

 

~最上階~

 

受付の方に案内をしてもらい、俺は今扉の前に立っている、そんでもって、何故か武内も一緒にいる。

 

「なー、お前さんは今回の件なんか聞いてる?」

 

「いえ、私は何も聞かされていません」

 

「そっか、まあここで立ち話もなんだし行きますか」

 

「はい」

 

こいつは口数が少ない方だから結構楽なんだよなー、俺はそんなことを思いながら扉を開けた。

 

「おいーーーっす」

 

「・・・相変わらずですね」

 

「俺はそうそう変わらんよ、しっかし、なんで高木のおっさんっと天井のおっさんもいるんだ?」

 

「やー!久しぶりだね!どうかね?765プロに来てくれる気にはなってくれたかね?」

 

「何言ってんだよ、行かねーって何度も言ってんだろ?」

 

「そうかねー、君なら彼女達も喜ぶと思ったのだがね」

 

「そうですよ高木さん、榊さんは346プロが引き抜きますので、それは無理な話ですよ」

 

「お前さんも何言ってんだよ、ったく、俺にプロデューサーの仕事なんか無理に決まってんだろ」

 

「そんな事はないんじゃないか?うちに来てくれたらある程度ははづき君がやってくれるぞ!」

 

「あんたまたはづきの仕事増やしたのか?てか、別に俺じゃなくても、こいつらがいるじゃねーか、この敏腕プロデューサーがさ」

 

俺はそう言って、武内と赤羽根を指さしてそう言った。

 

「てか、この子は?」

 

「それはうちの新しいプロデューサーだぞ!」

 

「だったらなおさらいらねーじゃねーか、滅びの爆〇〇風弾くらわせるぞ」

 

「それはいろんな意味でダメ!!」

 

「ったく、それで?それを言うためだけに俺を呼んだのか?」

 

「いえ、今回は別の要件です」

 

「そうかい、それで要件ってのは?」

 

「はい、もうすぐ大晦日ですよね」

 

「ああ、そうだな」

 

「実は大晦日に合同でライブをしようと言う話になりまして」

 

「ああ」

 

「その事を話している時にティン!!っと来てね!!」

 

「???」

 

「どうせだったら君にも一グループ見てもらおうかと思ってね!!」

 

「さよーならー」

 

「「「「「「いつの間に!?ちょっと待ってくれ/ください!!」」」」」」」」

 

「いや、ない考えてんの?何?バカなの?タヒぬの?」

 

「さ、榊さんお、落ち着てください」

 

「お前だって無謀だと思うだろ?」

 

「ま、まぁ確かにそうかもしれませんけど」

 

「ったくよー」

 

「どうかお願いできないでしょうか?」

 

「いや、この数日で完成させろって無理だろ?てかメンバーは誰なんだよ?」

 

「まだ決まってないよ?」

 

「さーてと、家に帰って年越しの準備でもしようかねー」

 

「「「「「「だから待ってくれ/ください!!」」」」」」

 

「いやさ、メンバー決まってないって何なの?バカなの?」

 

「い、いやね、それも君が決めてくれた方がいいかと思ってね」

 

「ってかこんな話もっと前にするだろ普通」

 

「「「・・・・・・・・・・」」」

 

「おいこらテメーら何目をそらしてんだ?」

 

「実はですね、この話って元々決まっていたんです」

 

「そうなのかい?」

 

「はい、何でも酔った勢いで決まったとか何とか、自分もはづきさんに聞いただけなので本当かは分かりませんが」

 

「赤羽根と武内は知ってたか?」

 

「僕は何となくなら律子に聞いてしたけど、榊さんがするって聞いたのは今さっきです」

 

「私も同じような感じです、あいまいな感じ千川さんに」

 

「なるほど、それじゃあテメーらが忘れていたと(笑怒)」

 

「「「すみませんでしたーー!!」」」

 

「てかよ、こっちで引っこ抜いた後はどうなるんだ?」

 

「その辺は大丈夫です、ある程度は融通がきかせられるので」

 

「あらそ、お前ら三人はどうなんだよ?」

 

「自分は何とも言えないですね」

 

「そりゃそうだよな」

 

「「見てみたいです!!」」

 

「はぁー、分かったよ、あいつらに恥をかいてもらおうかね」

 

「「「あはは・・・・・」」」

 

「さてと、それじゃあメンバー集めからだな、じゃあまずは346から探しに行きますかね。

 

 

こうして無謀な挑戦が始まったのであった!!ちなみに、何でも765、346、283から二人ずつ選んでグループを作るんだってよ・・・・・・・・はぁーー。






てな訳で活動報告のところで質問コーーナーーをしたいと思いますので、良かったら見に来てください。





次回 幸人〇す!  〇○〇〇スタンバイ!


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第二十四話




春閣下名誉愚民さん、磯山ゲルさん、高評価ありがとうございます!!


 

あれから俺はとりあえずメンバー決めのために、館内をうろうろとしている。

 

「たくっ、いきなりあんなこと言われてもそんなすぐに集まる訳ねーだろうに」

 

そんな事をぶつくさと言いながら歩いていると、曲がり角で誰かとぶつかってしまった。

 

ドンッ

 

「うおっ!っと」パシッ

 

「・・・・・・・・」

 

俺はとりあえずぶつかった相手の身体を腕で支えた。

 

「大丈夫ですか、って、あい?」

 

「・・・・・・・・」

 

「おい、大丈夫か?」

 

「・・・・・・・・」

 

「おいおい、大丈夫かよ」

 

「あいならしばらくしたら起きると思うよ」

 

「おう真奈美、お前は大丈夫だったか?」

 

「ああ、私は何ともないよ」

 

「そりゃあ良かった」

 

「それよりどうしたんだい?幸人さんがここに来るなんて」

 

「実はな・・・・・・・てな事があってな」

 

「それは大変だったね」

 

「そうなんだよな、誰かいねーかなと思ってぶらついてた所なんだよ」

 

「・・・・・・・それは誰でも良いのかい?」

 

「ああ、とりあえずは346を決めねーと他のとこの構成も決まんねーしな」

 

「そうかい・・・・・少し時間をくれないだろうか」

 

「ああ良いぞ」

 

「あい起きろ」

 

「・・・・・は!あれ?私は一体?それに幸人さん!?」

 

「それはあちらで話すからこちらに来てくれ」

 

「あ、ちょ、ちょっと真奈美さん!?」

 

そう言って真奈美は若干引きずるような形であいを引きずって?行った。

 

「・・・・・」

 

「・・・・・!?」

 

「・・・・・?」

 

「・・・・・?」

 

少し二人で話をした後に、二人でこちらに来て。

 

「一つ聞きたいことがあるんだが、これって言うのは、幸人さんがプロデューサーをするって事で良いのかい?」

 

「んー、プロデューサーってまではいかないが、まぁだいたいはそうだな」

 

「分かった、それじゃあそのグループに私達を入れてもらえないだろうか」

 

「え?良いのか?」

 

「ああ、仕事の方はなんとかなるから大丈夫だ」

 

「そうだね、私達にやらせてくれないかい、幸人さん」

 

「まぁこっちとしては願ったり叶ったりだからな、よろしく頼むわ」

 

「「ああ!!」」

 

 

そんなこんなで346プロからは木場 真奈美と東郷 あいの二人が即興ユニットに加わった。

 

 

 

---------------------------

 

 

 

 

所変わって、今度は765プロに来ている、真奈美とあいが決まった後に律子に行って良いか聞いたところ、即答でOKが出たので、今は事務所へと来ている。

 

「着いたのは良いが、いきなり入って良くのはまずいからな、先に連絡とるか」

 

そう思い、携帯を取り出し、律子に連絡をした。

 

pr

 

「はい!どうしましたか!」

 

「はえーな、まぁ良いか」

 

「どうかしました?」

 

「いや、何でもない、それより着いたんだが、入っても大丈夫か?」

 

「えっと・・・・・はい、大丈夫です!」

 

「そうか、なら今から入るな」

 

「はい!」

 

そう言って電話を切り、俺は中へと入って行った。

 

 

ガチャ

 

「こんにちは!!」

 

「おう」

 

「それで今回はどうしたんですか?」

 

「実はな・・・・・・・てな事があってな」

 

「また社長は、私の方からきつく言っておきますね」

 

「頼むわ、まぁあのおっさんは言っても意味ないだろうけどな」

 

「それで、もうメンバーは決まったんですか?」

 

「いや、それを探すために来たんだよ、一応346の方は、真奈美とあいで決まったから、それに合いそうな奴をと思って来てみたが」

 

「真奈美さんとあいさんですか、そうですね」

 

っと、考えていると。

 

バンッ!

 

「ただいま戻りました!!」

 

てな感じで元気に登場したのはここのアイドルの菊池 真、ここ765プロのアイドルで、イケメンアイドルとして女性に人気があるらしい、実際本人は可愛いもの好きで、本当はかわいい系の服を着たいらしいが、周りがそれを許さずに、カッコイイ系の服をよく来ているらしい。

 

「あれ?幸人さん?」

 

「おう、久しぶりだな」

 

「え・・・・・・は、はい、お久ぶりです///」

 

「・・・・・なあ律子」

 

「ええ、そうですね」

 

「え?え?どうしたんです?」

 

「実はな・・・・・・・てな事があってだな、そのメンバーを探している所なんだよ」

 

「なるほど、また社長が、えっとそれで」

 

「ああ、もし良かったら真にも入ってもらいたいんだが」

 

「ホントですか!?ぜひお願いします!良いよね律子!?」

 

「ええ良いわよ」

 

「やった!」

 

「さて、一人は決まったが、あと一人をどうするかだな」

 

「候補とかはあるんですか?」

 

「そうだな、今の感じだと・・・・ジュリアか昴、もしくは歩かな」

 

「ああ、確かにそうかもしれませんね」

 

「んんー、どうするか、あ、真はまた決まったら連絡するから、今はゆっくりしてていいぞ」

 

「分かりました、それじゃあ楽しみにしてます!」

 

「「んんー、どうしたもんかね」」

 

「そうですね、幸人さん的には誰が良いと思いますか?」

 

「そうだな、見た目のあれで言えばジュリアになるのかね?でもどっちかと言えばジュリアは演奏ってイメージがあってな、今のグループの感じを考えると、あってそうなのは歩があってそうではあるんだよな、でも歩も見た目で言うと女の子って感じもちょっとあるじゃん?だからどうかなーと思ってな」

 

「昴はダメですか?」

 

「んんー、ダメではないんだが、今のままで行くとあいつが一番年下になるからよ、何か変に気負いしそうな気がしてな、なんだかんだ言って、結構マジメなとこあるからな、アイツ」

 

「ああ、確かにそうですね、そうなると迷いますね」

 

「んんーどうしたもんかねー」

 

「「んんー??」」

 

 

こうして3名のメンバーが決まったものの、後765での後一人が決まらずに、二人で悩むこととなったのであった。

 








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第二十五話

あれから悩んだ結果、俺は。

 

「よし、ジュリアにしよう、今日いるか?」

 

「ジュリアは今日は休みですね、連絡してみますね」

 

「ああ、頼む」

 

そう言って律子はジュリアに電話をかけはじめた。

 

 

prrrrrガチャ

 

 

「あ、もしもし、ジュリア?」

 

『律子さん?どうかしましたか?』

 

「ええ、あなたと話したいって人が今事務所に来てるのよ」

 

『へー、それってお偉いさん?』

 

「んーー、お偉いさん訳ではないけれど、私にとってはお偉いさんかな」

 

『?誰だろ』

 

「それじゃあ変わるわね」

 

『あ、ああ』

 

そう言って律子は俺に電話を差し出してきた、俺はそれを受け取り。

 

「もしもしジュリア?」

 

『そ、その声って、も、もしかして幸人さん!?』

 

「ああ、そうだぞ」

 

『ゆーゆゆゆゆ幸人さん!?がわわわわ私に用ってななな何でしょう、か』

 

「ああ、実はお前さんに頼みたい事があってな、実はな・・・・・てな事があってな」

 

『そこで私が選ばれたと』

 

「っそ、どうだ?」

 

『それは幸人さんからのお願いって事でしょうか?』

 

「そうだな、まぁ無理にとはいわねーよ、無理なら無理で、他をあたるしな」

 

『そうですか、でもその話、受けさせてもらいますよ』

 

「お、マジでかサンキュー、それじゃあ詳細等はまた律子にでも連絡入れておくとするよ」

 

『あ、あの!!』

 

「ん?」

 

『えっとですね、わざわざ律子さんが仕事の場合とかもあるかも知れませんから、えっとですね、そのー』

 

「それもそうだな、じゃあどうすっかねー」

 

『そ、それでですね、もしあれだったら私の連絡先を教えますので、そのー』

 

「良いのか?それじゃあそうするかね」

 

『は、はい!』

 

「そんじゃあちょっとメモ取るわ」

 

『は、はい、それじゃあ言いますね、えっと・・・・・・です』

 

「・・・・・・だな、了解、そんじゃあまた連絡するな」

 

『はい!』

 

こうして346と765の4人は決まった、残りは283のお二人だな。

 

 

 

---------------------------

 

っと言う事で、やって来ました283プロ、え?話が飛び過ぎだって?気にしちゃいかんよ、さて、そんじゃあ入りますか。

 

 

俺は今回はアポなしでここに来て、そのまま事務所に向かった。

 

 

 

ガチャ

 

「邪魔すんでー」

 

「邪魔するなら帰ってくださーい」

 

「りょうか~い」

 

バタン

 

 

 

・・・・・・・・

 

「ってちげーだろ!?」

 

「えー、違いますかー?」

 

「まぁ違わんこともないか、そんで、お前だけなのか?摩美々」

 

くだらない茶番を行っている、この女の子は、田中 摩美々で、ここ283プロのアイドルだ、常にめんどくさそうな態度を取り、自分が興味を持ったこと以外はほとんど無頓着な女の子だ。

 

「そーですよー」

 

「はづきもいないのか?」

 

「はづきさんならさっき社長に呼ばれたとかで、出て行っちゃいましたよー?」

 

「そうか、咲耶はいるか?」

 

「咲耶ならまだ仕事ですよー」

 

「そうか、じゃあ今のところはもう一人を探しに行くかな、悪いな摩美々、邪魔した」

 

そう言って事務所から出ようとした時だった。

 

「まーまー、そう急がずにさー、ゆっくりしましょうよー、咲夜なら多分もうすぐ帰ってきますしー」

 

「ん?そうなのか?それじゃあ少し待たせてもらうかね」

 

「はいー、いらっしゃーい」

 

俺はそう言って中に入り、中で咲耶を待つことにした、俺は摩美々が座っているソファーの反対のソファーに座り、前を向くと、何故か目の前に摩美々が立っていた。

 

 

「何してんだ?」

 

「実は私ー、今暇なんですよー」

 

「いや、知らねーよ」

 

「それですねー、どうしたら良いかを考えたんですけどー」

 

「話聞けよ」

 

「それですねー、今さっき考えた結果ー」

 

「聞いてないよこの子」

 

「こうすればいい事に気がついたんですよー」

 

そう言って摩美々は俺の足の上に腰かけ、そのまま流れるように両手を俺の背中に回すようにようにして正面から抱き着いて来たのだった、一言言わせてくれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしてこうなった。





間話ですが、こちらでの奴を削除しまして、活動報告の方に移させていただきました。


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第二十六話

 

摩美々に抱き着かれて数十分後の事。

 

 

ガチャ

 

「おーっす」

 

事務所に一人の女の子が戻ってきた、彼女の名前は西城 樹里、ボーイッシュな格好に金髪と見た目だけで言えば一見不良に思われるかもしれないが、実は素直になれないだけで根はピュアなツンデレな女の子である。

 

「樹里お帰り」

 

「ん?その声は幸人さんだよな?どこにいるんだ?」

 

「ソファにいるぞー」

 

「ソファ?」

 

幸人の言葉に樹里はソファに近づいた、そこで見たものは。

 

「うわぁ、何してんだ?」

 

「実はな・・・・てな訳よ」

 

「なるほどな、ベットあるしそこに摩美々を移そうか」

 

「そうだな、よっと、こいつは人の気も知らずにスヤスヤと」

 

「まぁそれが摩美々らしいけどな」

 

「確かに、よっと、悪いないきなりあんな格好で」

 

「気にしちゃいないよ、それより今日はどうしたんだ?」

 

「ああ、実は樹里と咲耶に用があってな」

 

「私と咲耶に?」

 

「ああ、摩美々からもうすぐ戻ってくるって聞いてたんだがな」

 

「咲耶なら事務所前でファンの子達の相手してたぞ」

 

「そうなのか、それならもう少しかかりそうだな、あ、ケーキ買って来たんだが食うか?」

 

「お!マジで!?食う食う!」

 

「冷蔵庫に入ってるから好きな方食べな」

 

「分かった!」

 

そう言って樹里は冷蔵庫へと走って向かって行った、それと入れ替えに。

 

 

ガチャ

 

「はづきさん戻ったよ・・おや?」

 

「おう、お帰り」

 

「う、幸人さん!?」

 

「邪魔してるぜ」

 

「どうかしたんですか?わざわざ事務所に来て」

 

「ああ、お前と樹里に用があってな」

 

「私と樹里にかい?」

 

「ああ、まぁ話しする前にケーキあるから食いながら話すとするか、樹里ー!咲耶戻って来たから箱ごと持ってきてくれー!!」

 

「分かったー!!」

 

そう言うと、樹里は俺が買って来たケーキを持って戻ってきた。

 

「咲夜お疲れさん」

 

「ああ、ありがと」

 

「それでよ、私達に話って何なんだ?」

 

「あああ、実はな・・・・・」

 

俺は今回事を二人に話をした。

 

「・・・・ってな訳で、二人にも入ってもらえないかと思ってな」

 

「なるほど、それは面白そうだね」

 

「確かにな!私は良いぜ!」

 

「私も参加させてもらうよ」

 

「そうか、それはありがたいね、それじゃあ詳細はまた後日連絡するわ」

 

「「ああ/おう!」」

 

「それじゃあ用も済んだし、俺はおいたまさせてもらおうかね」

 

「もう帰っちまうのか?」

 

「ああ、店で使う食糧とかを買わないといけねぇからよ」

 

「そうかい、それは残念だね」

 

「悪いな、それじゃあ俺は帰るとするは、また暇な時にでも店に来なよ」

 

「おう!」

「ああ!」

 

俺はそう言って283プロを後にした。

 

 

 

---------------------------

 

 

あの後俺はスーパー等を色々見て回り、食料を購入し、店へと戻ってきた。

 

「さて、後はこれを店の方に詰め込んだら終わりだな・・・ん?」

 

店の鍵を開けようとした時に自分の家に電気がついていることに気づいた。

 

「あれ?俺今日電気消して行ったよな?」

 

俺は疑問に思いながら玄関を開けたすると中から。

 

「蒼の〇を受けよ!アイオライト・ブルー!」

 

と言って体当たりしてきたので、玄関を開けたままさらっと避ける、その際に足を出す、すると中にいた人物は俺の足に引っ掛かりバランスを崩しそのまま見事なヘッドスライディングかましたのだった、俺はそれを見送ると、そっと玄関を締めてすっと鍵を閉め、知りあいの元婦警アイドルに連絡をしたのであった。



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第二十七話

ーそれから数日後ー

 

 

「よーし今日がライブ本番だな」

 

「ああ、このメンバーだ失敗なんてしないだろう」

 

「そうさ、何たって幸人さんが選んでくれたメンバーだ幸人さんさんの為にも失敗するなんて許されないからね」

 

「大丈夫ですよ!何たってみんなであんなに一生懸命練習してきたんです!」

 

「そうだよな、ここでミスして幸人さんに恥かかせたら死んでも死にきれねーからな」

 

「そうだね、幸人さんが信用してくれて私達を選んでくれたんだ」

 

「だな!ここで緊張して失敗しましたなんて言ったらそれこそアイドルとして終わりだから」

 

「お前等意気込むのは良いがあんまり張り切り過ぎて空回りすんなよ?てか特に失敗しようが俺としちゃあどっちゃでも良いってーの、失敗したらお前らが恥かくだけだしな」

 

「なに、心配いらないさ」

 

「ああ、幸人さんはその目で私達のライブを見届けてくれればいい」

 

「さようで」

 

「準備お願いします!」

 

「さーてお呼びがかかったな、そんじゃま行ってこい」

 

「「「「「「ああ!/はい!」」」」」」

 

幸人は彼女達をステージへ見送るとステージ袖から彼女達のライブを子供を見守る親のような目で見届けるのであった。

 

 

「こんにちは!今日は私達のライブを楽しんで行ってくれ」

 

「君たちに最高のライブを私達が見せてみせるよ」

 

「一生懸命頑張るから応援してくださいね!」

 

「結成して日は浅いがそれでも気にしなくて大丈夫」

 

「私達はある人の為にこのライブを全力で成功させようと思う」

 

「それじゃあいくぜ!今日だけのスペシャルユニットだ!」

 

「「「「「キャァァァ!!!!!!」」」」」

 

「「「「「「それでは聴いてください・・・・」」」」」」

 

こうしてこの日限りのライブが始まった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ーライブから数日後ー

 

この日幸人は346プロに呼ばれたため、346プロへと来ていた。

 

「よう、今日はどうしたよ?」

 

「こんにちは、先日のライブお疲れさまでした」

 

「何、俺は何もしちゃいねーよ、頑張ったのはあいつらだしな」

 

「それでもだよ、あの短い期間であそこまで彼女達を完成させるなんて普通じゃ考えられないよ」

 

「そうか?あいつらも今じゃプロのアイドルとしてやってるんだ、俺は出来ると思ってたがな」

 

「ははは!流石だな!」

 

「それで?今日は何で俺を呼んだんだ?」

 

「ええ、今日お呼びしたのはこれをお渡ししたくて」

 

「これは?」

 

「まぁ開けてみたまえ」

 

「??・・・旅行券?」

 

「あのライブの後に我々の事務所、特に彼女達への仕事オファーが殺到してな」

 

「それとこれとどう関係があんだ?」

 

「一つは私達からのお詫びです」

 

「お詫び?」

 

「ああ、我々の勝手な行動で君を巻き込んでしまったからね」

 

「自覚あったのかよ」

 

「もう一つはこれから彼女達が忙しくなるからなその前に君との旅行で少し英気を養ってもらおうと思ってな」

 

「なるほどな、それで旅行券ってか、これはどこでも良いのか?」

 

「ああ、日本国内ならどこでも使えるとも」

 

「交通費などは我々が出しますのでご心配なく」

 

「そうかい、それよりスケジュールの調整とかは大丈夫なのかよ?6人全員を合わせるのは難しいだろ?」

 

「その辺は大丈夫だ!その辺は我々が何とかしてみせよう」

 

「そうかい」

 

「それで、何処か行きたい所とかありますか?彼女達はあなたと行く所ならどこでも良いと言っていましたが」

 

「行きたい所かそうだな・・・・・」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

「見てくださいよ幸人さん!冷たくて気持ちいですよ!」

 

「おいおい、あんまりはしゃいで転んだりすんなよ?」

 

「なぁジュリア、あそこの岩まで勝負しねーか?」

 

「お、イイねーその勝負乗った!」

 

「あ!それなら僕もやりたい!」

 

「良いぜ!参加したこと後悔させてやるぜ!」

 

「それじゃあスタートの合図は私がしよう」

 

 

 

「お前らはあっちに行かなくて良いのか?」

 

「ああ、流石に彼女達のあの元気さについて行けなさそうだからね」

 

「真奈美なら行けんじゃねーの?」

 

「確かに可能かも知れないが今日はゆっくりしたい気分なのでね」

 

「そうかそれよりお前等」

 

「「どうかしたかい?」」

 

「どうしたもこうしたも暑くねーのか?腕にピッタリ抱き着いてよ」

 

「ああ、暑くないともむしろ気持ちイイぐらいだよ」

 

「それなら私はここにお邪魔しようかな」

 

「って、咲耶膝の上は流石にしんどいってーの」

 

「空いてるところがここしかなかったものでね」

 

「だからって座るなよ全く」

 

 

その後夜になり。

 

 

「今回の旅行は楽しめたよ」

 

「ありがとう幸人さん」

 

「これからもアイドルとして精一杯頑張りますね!」

 

「幸人さんにプロヂュースしてもらったんだ、これからのアイドル活動は変に出来ないしな」

 

「私達は前回のライブでまた一皮剥けたような気がするよ」

 

「それもこれもみんな幸人さんのおかげだぜ!」

 

「俺は特に何もしてないんだがな、まぁお前らがためになったんならこっちもやって良かったってもんだ」

 

「そこでだ、ここからは私達で幸人さんにお礼をしようと思う」

 

「お礼?別にいらねーんだがな」

 

「なに、遠慮する事はないさ、ここには私と真奈美さんは少し上だがピッチピチの生きのいい女子高生、しかもアイドルがいるんだ」

 

「・・・・何が言いたい」

 

「幸人さんも分かってるんじゃないのかい?私達一人一人ではあなたを満足させてあげられないかもしれないがここには6人もいるんだ、どんなプレイにだって答えてみせるよ」

 

「・・・・」

 

「「「「「「・・・・・・」」」」」」

 

「後悔しねぇーんだな?」

 

「「「「「「もちろん!!」」」」」」

 

「そうか、なら俺もそれに答えねぇとな、全員相手してやる、へばっても知らねぇからな!!」

 

「「「「「「はい!!」」」」」」」

 

 

その夜1人の男と6人の女性とで熱い夜を過ごしたと言う。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ぴよぴよついに出来たぴよ!!後はこれを」

 

「これを、何です?」

 

「ぴよ!?り、律子ちゃん、ど、どうしたの?」

 

「さっきから呼んでるのに全然反応しないんですもん、何かありました?」

 

「い、いや、何もないわよ」

 

「ホントですかー?」ジトー

 

「ほ、本当よ、それより何かあったの?」

 

「もうすぐ時間なんで春香と千早の迎えをお願いしてたじゃないですか」

 

「そ、そうだったわね、そ、それじゃあ行ってくるわね」

 

「もう、しっかりしてくださいよ?」

 

「だ、大丈夫よ、それじゃあ行ってきます」

 

バタンッ

 

「全く」

 

ガチャ

 

「よう」

 

「あ、幸人さんこんにちは、今日はどうされました?」

 

「ああ、近く寄ったもんでな、挨拶がてら寄ってみた」

 

「そうですか、お茶でもいかがです?」

 

「お、良いのか?それじゃあ頂こうかな」

 

「はい!今淹れてきますね」

 

「おう・・・・・ん?」

 

 

「待たせしました、それどうしたんですか?」

 

「ん?ああ、床にこれが一枚落ちてあってな、拾ったところだ、てかはえーな」

 

「まぁうちはお茶とかはこんな感じで常備してますから、どうぞ」

 

「おうサンキュー」

 

「もうそれ見られたんですか?」

 

「いやいや、流石に何書いてるかわかんねえもん勝手に見ねーよ、ほい」

 

「あ、どうも・・・・・・」

 

「どうした?顔真っ赤だが」

 

「いえ、ちょっと席外しますね」

 

「ああ、行ってら」

 

 

 

 

 

「やっぱり」

 

「何か分かったのか?」

 

「ええ」

 

「そうか、そろそろ俺はお暇するよ」

 

「あ、分かりました、また時間があれば寄って行ってください、彼女達も喜びますので」

 

「了解、また近くに寄った時に寄らせてもらうよ」

 

「はい!それじゃあお気を付けて」

 

「ああ、じゃあな」

 

バタン

 

「さて、あのクソ鳥仕事中にこんなもの書いてやがったなんて」

 

ガチャ

 

「天海春香ただいま戻りました!!」

 

「ただいまです」

 

「あ!おかえりなさい春香、千早」

 

「律子さんただいま!」

 

「あれ?誰か来られてたんですか?」

 

「ええ、少し前まで幸人さんが来ていたわ」

 

「幸人さん来てたんですか!?」

 

「来ていたって事はもうおかえりに」

 

「ええ」

 

「送迎完了しましたー」

 

「こ・と・り・さ・ん」

 

「ど、どうしたの律子ちゃん」

 

「これ、見覚えありませんか?」

 

「そ、それは・・・し、知らないぴよ」

 

「へぇそうですか、それなら何で小鳥さんの机の上にこんなものがあるんですか?」

 

「そ、それは」

 

「それは?」

 

「それは」

 

「それは?」

 

「し、知り合いに渡すものぴよ」

 

「へぇそうなんですか、ちなみに誰に渡すもの何ですか?」

 

「そ、それは律子ちゃん達の知らない人ぴよ」

 

「そうですか、これはその人に渡すものなんですね?」

 

「そ、そうぴよ」

 

「そうですか、それじゃあ小鳥さんのカレンダーの所に書いてある『同人 販売 当日』って書いてあるのは何なんですかね?」

 

「そ、それは・・・」

 

「それは?」

 

「・・・・・・・」

 

「・・・・・・・」

 

piririririr

 

「電話ですね、出ても良いですよ、もちろんスピーカーモードで」

 

「ぴ、ぴよ!?」

 

ピッ

 

「も、もしもし」

 

≪あ!小鳥さん!同人誌の方はどうっすか?こっちは良いものが出来そうっすよ!≫

 

「そ、そうなの、それは良かったわね」

 

≪あれ?何か元気ないっすね、大丈夫っすか?≫

 

「え、ええ大丈夫よ心配しないで」

 

≪そうっすか?それなら良かったっす!それで、そっちは間に合いそうっすか?≫

 

「え、ええ大丈夫よ心配しないで、そっちは大丈夫?」

 

≪バッチシっす!≫

 

「そ、そう、それじゃあまた何かあったら連絡するわね」

 

≪ハイっす!≫

 

「そ、それじゃあまた」

 

ガチャ

 

「       」ギギギギギギギ

 

「こ・と・り・さ・ん」般若

 

「うわぁ!千早ちゃんこれ凄いね」

 

「凄く・・・・エッチーです」

 

 

 

「小鳥さん、私とあっちでO・HA・NA・SI、しましょか?」

 

「ぴ!ぴよ、待って!」

 

「問答無用!!」

 

「ピヨ―――!春香ちゃん、千早ちゃん助けて!助け」

 

バタンッ

 

「「・・・・・・・・」」

 

「ぴよーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

こうしてまた一つ悪は滅びたのであった。



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第二十八話



久しぶりに投稿します!!


ある日の事、この日は店も休みにしていて、普通に買い物を済ませ、家に帰って来て玄関を開けると、何故か消して行ったはずの電気がついていた。

 

「あれ?俺電気消し忘れたっけか?」

 

そう思いながら財布を自室に置くために部屋の扉を開けた、するとそこには顔にマスクをしながらゲームをしている女の子がいた。

 

 

「あきら」

 

「あ、幸人さんお帰りなさい」

 

「お帰りじゃねーよ、どうやって入ったんだよ、鍵しまってたはずだろ?」

 

彼女は砂塚 あきら、346プロでアイドルで歯に特徴があり、サメのようなギザギザな歯をしている、よく家に自分のゲームやパソコンを持ってきて遊んでいる、ファッションに敏感みたいでよくSNSにのっけたりしているらしい。

 

「これで開けたよ」

 

そう言ってあきらは鍵を俺に見せてきた。

 

「それは?」

 

「合鍵だよ」

 

「そこは素直に言うんだな、一体どこでそんなもん手に入れたんだよ」

 

「凛ちゃんからもらったよ、みんなに配ってたよ」

 

「そうか」

 

prrrr

 

ガチャ

 

『はい、あなたの愛しの凛ちゃんだよ』

 

「お前金輪際家に出禁な」

 

『え、な、なんで!?』

 

「じゃあな」

 

「ちょ、ちょま」

 

ピッ

 

「良かったの?」

 

「逆にダメなのか?」

 

「私からは何とも」

 

「ったく、それで?今日はどうしたんだよ?」

 

「あ、お仕事が近くであったからお店に行こうと思ったんだけど、閉まってたから合鍵使ってお邪魔してた」

 

「普通に犯罪だからな」

 

「大丈夫だよ」

 

「大丈夫じゃねーよ」

 

そんな感じで話をしていると。

 

 

ピンポーン

 

「んあ?誰だ?」

 

「あ、あさひちゃんだと思う」

 

「あさひ?何であいつが」

 

「さっき近くでお仕事あったって言ったじゃん、実はあさひちゃんと一緒だったんだ」

 

「なるほどな、それで?あいつは何しに来たんだ?」

 

「私が誘ったんだ、一緒に遊ばないかって」

 

「いや、何でうちなんだよ」

 

「お互いの家だと遠くなっちゃうからさ」

 

「ったく」

 

ガチャ

 

「あきらちゃん来たっすよ、って幸人さんじゃないっすか、何してるっすか?」

 

「何をしてるも何もここは俺の家だ」

 

「ホントっすか!?うひょー何だかテンション上がって来たっす!!」

 

「はいはい、近所迷惑になるからとりあえず中入れ」

 

「はいっす!それじゃあお邪魔しますっす」

 

「いらっしゃい、てか何でそんな荷物多いんだ?」

 

「今日はお泊りだって聞いたっすよ?」

 

「それはあきらに言われたのか?」

 

「そうっす」

 

「ったく、あいつは」

 

「いやー、てっきりあきらちゃんのお家に泊るものだと思ってたっすよ」

 

「そりゃあそうだろうな」

 

「とりあえずあきらはそこの部屋に居るから適当にくつろいどいてくれ」

 

「了解っす!」

 

 

アサヒチャンイラッシャイ

 

アキラサンオジャマシマスッス

 

「ここは俺の家何だがな」

 

「俺はとりあえず買って来た物を冷蔵庫に詰め込み、晩飯の準備を始めた。

 

 

晩飯を作っていると。

 

「良い匂いっすね!」

 

「あ?どうかしたのか?」

 

「いやー、ちょっとお花摘みに行きたくなっちゃて」

 

「あきらに場所聞かなかったのか?」

 

「あきらちゃんゲームに集中しちゃってて、聞けそうになかったっす」

 

「なるほどな、さっきお前らが居た部屋の向かいの所がそうだから行ってきな」

 

「ありがとうっす!」

 

 

そう言えばあさひの事を言ってなかったけ、あいつは芹沢 あさひ、283プロでアイドルで中学生だ、何かにかけて面白い事を探しているらしく、じっとしてられない性格らしい、後は語尾が特徴的だな。

 

 

 

 

 

それから少しすると。

 

「幸人さんお腹減った」

 

「何だ、飯食ってなかったのか?」

 

「うん、お店で食べようと思ってたから」

 

「俺が帰ってくるまで時間あっただろ?」

 

「・・・・・・」

 

「お前もしかして買いに行くのがめんどくさくて行かなかったな」

 

「いやーー、どうだったかなー」

 

「この匂いはカレーすか!良い匂いっすねー!」

 

「何だあさひも食ってねーのか?

 

「はいっす、お仕事終わってお母さんに今日の事言いに帰ってそのまま来たんでお腹ペコペコっすよ」

 

「ったく、そこの食器棚に皿あるから自分でよそって食いな」

 

「ホントっすか!?あきらちゃん行くっすよ!」

 

「う、うん」

 

「ったく」

 

 

 

その後二人は俺の対面に座り、美味そうに食いながら、仕事の事やプライベートの事を話しながら和気あいあいとした雰囲気で食事をし、その後は三人でゲームをやり、11時ぐらいに仕事の疲れからか、そのまま眠ってしまったので二人をベットに寝かせ、俺は客人用の部屋に布団を敷いて寝たのであった。



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第二十九話

久しぶりの投稿なので温かい目で見てください。


ある日の♪幸人さん♪散歩に♪出かけてた♪すると、う・し・ろ・から〜♪犬に、飛びつかれた〜♪(森の○さん風)

 

「危ない!」

 

「え?」

 

ドサッ

 

「あだ!」

 

「こら!わんこ!危ないでしょ!」

 

「わん!」

 

「わんじゃないわよ全く、急に走り出したと思ったらいきなり飛びついて、すみません!大丈夫です・・・か?」

 

「ああ、なんとかな、って聖來か久しぶり、ってこらわんこ舐めるなって・・・たく、べとべとじゃねーか」

 

「・・・・・」

 

「?どうした?」

 

「わん!」

 

「分かった分かった、よしよし」

 

「は!は!は!」

 

『わんこが幸人さんに撫でられてる、あそこにいるのが私だったら』

 

---------------------

 

「幸人さ〜ん!」

 

「よしよし、今日も聖來は可愛いなー」

 

「クゥ〜ン!」

 

----------------------

 

「ウヘヘヘ!!」

 

「何かいきなりトリップしだしたな」

 

「わう?」

 

幸人さん♪わんこと♪戯れてーると♪さらーに♪うしろか・らー♪犬に飛びつかれた〜♪

 

「いぬ美待つさー!」

 

「ん?何かデジャブな感じが」

 

「わふ!」

 

「グハ!」

 

「いぬ美ー!?自分大丈夫か!?」

 

「いてて、この声は響か」

 

「って!幸人さん!?だだだだ大丈夫か!?」

 

「ああ、何とかな」

 

「いぬ美がゴメンだぞ」

 

「相変わらずの元気ぶりだな」

 

「わん!」

 

「おーよしよし、お前もいつも元気だなー」

 

「わふー!」

 

『いぬ美が幸人さんに撫でられてるぞ、羨ましいぞ、あそこにいるのご自分だったら』

 

-----------------

 

「おーらよしよし、お前は可愛いなー」

 

「ふふふー、そうさー、自分可愛いだろ!もっと撫でても良いんだぞ!」

 

「はいはい、甘えん坊だな」

 

「うふふー!」

 

 

-----------------

 

「うへへへ〜、幸人さん自分照れるぞ〜」

 

「こっちも何か知らんがトリップしたな」

 

「「わふ?」」

 

「お前らのご主人がある意味でどこかにいっちまったな」

 

っとその時!!

 

「わん!」

 

「は?」

 

ドス!

 

「グハ!」

 

「ジュニオール待ってー!!」

 

「いてて、何なんだ今日は、大型犬3匹に突進されるとか滅多にねーぞ」

 

「あ、あの!ジュニオールがゴメンなさい!」

 

「ああ、気にするな、何か慣れた」

 

「!って!幸人さん!?」

 

「んあ?ああ、星梨花か」

 

「ごごごごごごめんなさい!!ジュニオールがゴメンなさい!!」

 

「ああ、気にするな」

 

「わん!」

 

「あーはいはい、お前さんも撫でられたいのかい」

 

「わん!」

 

「へいへい、ほらよしよし」

 

「わふー」

 

「「わん!」」

 

「いや、お前さんらはさっき撫でてあげたでしょうよ」

 

「「「わん!」」」

 

「あーはいはい、よーしよし」

 

『ジュニオールがあんなに気持ちよさそうに、あれが私だったら』

 

-----------------

 

「星梨花は小さくて可愛いなー、ほら、ここが良いのかい?」

 

「そこは・・・・ダメ・・・気持ちいい・・です(ちなみに顎を撫でられています)』

 

 

-----------------

 

「えへへへへへ」

 

「お前さんもトリップするのかよ、てかどこにトリップする要素があるんだ?」

 

「「「わふ?」」」

 

「年頃の女の子ってよく分からないんだな」

 

「「「わふー」」」肩ポン

 

 

彼女達が正気に戻ったのはそれから数時間後のことである?

 

 

 

 

 

 

 

 



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第三十話

超久しぶりに投稿




~ある日の事~

 

 

カランッ

 

「いらっしゃい」

 

「オジサンこんにちは」

 

「透じゃねーか、久しぶりだな」

 

「うん、久しぶり」

 

こいつは浅倉 透、昔からの知り合いで、幼馴染って感じの歳ではないんだが、まぁそんな感じの付き合いの奴だ、確か最近283プロの方に入ったみたいだ、その報告に家に来たことを覚えてる、何でも俺が運命の人だとか何だとからしい。

 

「お前が店の方に来るなんて珍しいじゃねぇか」

 

「うん、一回みんなにオジサンの料理を食べてもらいたくてね」

 

「みんな?」

 

「ほら」

 

「おじさまこんにちは」

 

「雛奈かおまえは相変わらずだな」

 

こいつは市川 雛奈、付き合い的には透と同じだが如何せん違いがあるとしたらこいつは自分一番人間って事だな。

 

「もー、そんな言い方しなくても良いじゃないですか~」

 

「いつも通りだろ」

 

「お、お、おお、お二人ともケンカはだめですよ!」

 

「前にも言ったがこれはこいつに対しての挨拶みたいなもんだからな、小糸」

 

こいつは福丸 小糸、透と雛奈と同じグループで内弁慶な女の子だ、たまにお姉さんぶる時があるがその度にてんぱってのちに支離滅裂な事を言って暴走する癖のある、面白い子だ。

 

「は!そそ、そうでしたね!」

 

「小糸はもうちょっと落ち着いた方が良いと思うよ?」

 

「そう言いながら背中に引っ付くのをやめような、円香」

 

こいつは樋口 円香、見た目はクールでシニカルな感じの女の子何だが、何故か俺に対するときの行動だけめちゃめちゃがっついてくる、透から聞いた話しだとプロデューサーには何やら冷たい態度を取っているらしい。

 

「あ、円香ズルい、私も抱きつく」

 

「いや、抱きつく、じゃなくてお前等飯を食いに来たんだろうが」

 

「私は幸人さんを食べに来たけど」

 

「私も」

 

「お前さっき飯を食いに来たって言っただろうが」

 

「うん、ご飯も食べに来た」

 

「”ご飯も”じゃなくて、”ご飯を”な?」

 

「そうとも言うね」

 

「そうとしか言わねぇよ、ほら円香離せ、飯作れねぇから」

 

「仕方ないね」

 

「仕方なくねぇよ」

 

「おじさま~、私の先輩を取らないでくださいよ~」

 

「いや、知らねーよ」

 

「そうだね、透は雛奈の相手をしてあげないとね」

 

「それは樋口がおじさんを独り占めしたいからでしょ」

 

「幸人さん!!」

 

「ん?どうした?」

 

「ハンバーグ定食をお願いします!!」

 

「あいよ、お前等は?」

 

「それじゃあ私は唐揚げ定食かな」

 

「私は~、オムライスで」

 

「私は・・・・私もハンバーグ定食にしよっかな」

 

「了解、作るから待ってろ」

 

その後は特に暴走するわけでもなく飯を食って帰ってった。

 

 

 

 

---------------------

 

~その日の夜~

 

「ん?何々」

 

俺は部屋でSNSを見ていると、こんなものを見つけた。

 

 

『カワイイ僕にこんなしょぼい料理を出すなんて全くなってませんね!!カワイイ僕がこんな料理で満足するとでも思ってるんでしょうか』by346輿〇幸〇

 

『このioriちゃんにこんなへぼい料理を出すなんてありえないわ!こんな店早く潰さないといけないわね、みんなはこんな店行っちゃだめだからね!!』by765でこ

 

『冬がこんなおんぼろの店で食事だなんて、ホント最悪、こんな店早く潰れないかしら』by283黛〇優〇

 

そこにはうちの店とうちの店の料理の写真が載せられていた。

 

この投稿を見た俺はあるものを作り始めた。






活動報告の方でご報告がございますので、良ければ見てください。


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最終話

 

ーあのSNSの投稿の後日談ー

 

765プロ

 

「おい、このデコッパチ、おめぇなーにしてくれとんか分かってんのか?あぁ!?」

 

「何よりいきなり!私は春香に対して何もしてないでしょうが!」

 

「まーだ惚けんのか?私だけじゃねぇ、周りも見てみろよ」

 

「周りがどうしたのよ・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・・」×アイドル全員

 

「な、なんでみんなそんなに怒ってんのよ」

 

「まーだ分かんねーか?コレだよコレ」

 

そう言って春閣下はデコッパチに携帯を見せた。

 

「そ、それは」

 

「おめぇ、幸人さんの店の、幸人さんの手料理を不味いって言って写真付きで某鳩に載せたんじゃねーのか?」

 

「そ、そうよ、それが何が悪い訳」

 

「おめぇがコレを載せたせいでおめぇのファン共がお店の評判を落とすような投稿をしてな、それからお店の方も経営が厳しくなってるらしくてな、幸人さんからうちの事務所にこんな手紙が来たんだよ」

 

「それが何よ」

 

「読んでみろ」

 

「この度そちらのオタクのアイドルの某鳩への投稿によりうちの店への悪評が後を絶ちません、なので今後一切そちらのアイドルと事務員の店と家への出入りと私自身に対する接触を一切禁止することにしました、今後どうするかなどは今のところ様子を見から考えることといたします」

 

「そう、おめぇのせいで私たちは店や家に行けないどころか幸人さん自身に話しかけることすら出来なくなっちまったんだよ」

 

「そ、そんなこと知らないわよ!」

 

「はー、言っても分からねーか、仕方がない」

 

「な、何するのよ!」

 

「全員でお・は・な・しをするんだよ」

 

「いや、いや、こないで・・・・・・いやーーーーーーーーーー!!!!」

 

 

 

 

 

 

346プロ

 

「な、なんですかこれは!何で僕は縛られてるんですか!?あ!もしかして僕の可愛さにし」

 

「黙れ」

 

「え・・・・・・」

 

「黙れと言っている、テメェの顔なんざどうでも良いんだよ」

 

「え、あ」

 

「テメェコレは何だ」

 

「これはほ、本当のことじゃないですか!」

 

「は?テメェのバカ舌が何食べたって一緒なんだよ」

 

「だ、誰がバカ舌ですか」

 

「あ?テメェしかいねーだろうが、幸人さんの料理を不味いとか、どう考えてもバカ舌としか言えねーだろうが」

 

「だ、だって」

 

「だってもクソもねぇー、これ見ろ」

 

「手紙?」

 

内容は上記と同じです。

 

「テメェうちのアイドルが幸人さんと会えなくなっちまったんだよ」

 

「で、でもそれだけじゃないですか」

 

「テメェは俺を、俺達を怒らせた」

 

「ちょ、ちょっと待って!皆さん落ち着いて!・・・・・・あーーーーーーーーー!!!!」

 

 

283プロ

 

「 ・・・・・・・・・・・・」

 

某アイドルはみんなから無視をされるのであった。

 





皆さんどうもテンツクです、いきなりですみませんがコレを最終回とさせていただき、投稿の方を終了させていただきたいと思います。

詳細の方は活動報告の方にのせておきますので見てもらえるとありがたいです。


以上テンツクでした!


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おまけ

 

カランカラン

 

「いらっしゃいませー、って久しぶりだな」

 

「ふふ、ようやく来ることが出来たよ」

 

「しばらく来なかったからな、もう来ないかと思ったよ」

 

「まさか、ここに二度と来ないことなんてありえないよ」

 

「さようで、それで?ご注文は?」

 

「そうだね、今までと同じで」

 

「了解」

 

彼女の名前は緋田美琴、アイドルをやっていたのだがやめてしまったらしい、実力は申し分ないからもったいないと思ったんだがな、アイドルをやっていた頃は頻繁にうちの店に来てくれていたんだが、やめてからはほとんど来ていなかった子だ。

 

「へいお待ち、プリンアラモード」

 

「ふふ、久しぶりだな、幸人さんの手料理」

 

「お前って基本それしか頼まないもんな、最初の頃は普通の料理を頼んでいたのにな」

 

「そうだね、これは一度食べたら止まらなくなってしまったからね」

 

「それは何よりで」

 

「それじゃあいただきます」

 

「はい、召し上がれ」

 

 

カランカラン

 

「ん、いらっしゃい」

 

「榊さんこんにちは、今大丈夫かしら?」

 

「ああ、全然いいぞ」

 

「それじゃあお邪魔するわね」

 

「好きな席に座ってくれ」

 

「分かったわ」

 

そう言ってカウンター席に座ったのは八神マキノ、346プロのアイドルで他の連中ほどではないがまぁそこそこ程度にはうちの店を利用してくれる子だ」

 

「あら、緋田さんこんにちは」

 

「八神さん、こんにちは」

 

「あん?お前ら知り合いなのか?」

 

「ええ、昨日一緒に仕事をしたの」

 

「??美琴、お前ってアイドルやめたんじゃなかったのか?」

 

「うん、そうなんだけどね実は今は283プロでまたアイドルをやってるんだ」

 

「へー」

[あいつが知ったら激怒しそうだな]

 

「?どうかした?」

 

「いや、なんでもない、それで注文はどうする?」

 

「そうですね、カルボナーラでお願いします」

 

「了解、ちょっと待っててくれ」

 

 

「緋田さんはこのお店には初めてですか?」

 

「いえ、前にアイドルをやってたときには頻繁に来てたよ」

 

「そうなんですね」

 

「八神さんは?」

 

「私はそこまで多くはないですが、そこそこ来てはいますね」

 

「そうなんだ、それは幸人さん目的で?」

 

「な//そ、それは・・・・そうです」

 

「ふふ、そうなんだ」

 

「それだけではないですけど、そう言う緋田さんはどうなんですか?」

 

「私?そうだね、私もそうかもしれないかもね」

 

「それじゃあ緋田さんも榊さんの事を」

 

「そうだね、あわよくば狙ったりもするかもね」

 

「そうですか、ライバルは多いですよ」

 

「そうなのかい?」

 

「ええ、うちの事務所のほとんどのアイドルが狙っていますからね」

 

「そうなんだね、確かうちの事務所の子達も狙ってるって聞いた気がする」

 

「ふふ、お互いに負けられませんね」

 

「ふふ、そうだね」

 

「「ふふ」」

 

 

そんな様子をとうの本人が知るよしなかったのであった。



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思いつき

「マスターさんこんにちわ!」

 

「おう羽那ちゃんいらっしゃい」

 

「マスターさん聞いてください!」

 

「どうしたんだい?」

 

「私!アイドルにスカウトされたんです!」

 

「お、そうか良かったじゃん」

 

「はい!これからとっても楽しみです!」

 

「どこにスカウトされたんだい?」

 

「283プロです!」

 

「あぁー・・なるほど」

 

「どうかしたんですか?」

 

「いや、特に何もないぞ」

 

「そうですか?」

 

この子は鈴木 羽那ちゃん、元々ここで少しの間バイトをしてくれていて羽那ちゃん目当てで来るお客さん達も結構いて可愛らしい、お客さんの一人が羽那ちゃんの事を見て「君は天性のアイドルだ!」なんて言っている客もいたぐらいだ。

 

「それで?今日はその事を言いに来たのかい?」

 

「あ!そうでした!これもそうでしたけど、マスターさんのお料理を食べにきました!」

 

「何にする?」

 

「いつものふわふわオムライスで!」

 

「了解、ちょっと待っててくれ」

 

「はーい!」

 

俺は注文の料理を作り始めた。

 

「やぁやぁ、君は新人さんじゃないか」

 

「あ!noctchillのみなさん!こんにちわ!」

 

「こんにちわです!」

 

「こんにちわ〜」

 

「ども」

 

「やー」

 

「お前ら来てたのか」

 

「もちろん、それでいつ結婚してくれるの?」

 

「しねーよ」

 

「そうだよ浅倉」

 

「言ってやれ円香」

 

「幸人さんは私と結婚するんだから」

 

「ちょっと何言ってるのか分からない」

 

「雛菜も立候補しま〜す!」

 

「そ、それじゃあ私もお嫁さんに立候補します!」

 

「張り合わなくて良いからな」

 

「お、新人よ私達に挑戦を挑のかい?」

 

「ふ、新人ごときに負けるわけないけどね」

 

「お前らは何を言ってんだ?」

 

「幸人さん、ハンバーグ食べた〜い!」

 

「へいへい、小糸はどうする?」

 

「私はオムライスが良いです!」

 

「了解」

 

「「私は?」」

 

「アホなこと抜かしてるからだ」

 

「ほいお待ち」

 

「うわぁ!いつ見ても美味しそうです!」

 

「冷めないうちに食べな」

 

「はーい!」

 

「「私は?」」

 

「注文されてないのに作れるわけ無いだろうが」

 

「「そこは私達との愛の力で!」」

 

「お前らは飯抜きな」

 

「「待って待って!?今からするから!」」

 

「最初からそうしろってのったく、2つともおまっとさん」

 

「美味しそう〜!」

 

「美味しそうです!」

 

「あん・・・みなさんもマスターさんの事が好きなんですか?」

 

「「当たり前!!」」

 

「雛菜も好きだよ〜」

 

「わ、私も大好きです!」

 

「むむ!みなさんライバルですか!」

 

「まぁ他にもいっぱいいるけどね」

 

「それじゃあ私はみなさんに負けないようにトップアイドルを目指します!」

 

「は!私達に勝てるとでも」

 

「甘く見られたものね」

 

「「そんな悠長なこと言ってる間に私が結婚してるけどね」」

 

「で、でも!小糸達もアイドルだから!お付き合いとかは出来ないんじゃ!」

 

「「・・・・」」

 

「その事考えてなかったのかよ」

 

「だから私はトップアイドルになってマスターさんにふさわしい女性になります!」

 

「ほんとに羽那と小糸はまともだな、そのままでいてくれよ?こんな風になっちゃだめだからな?」ナデナデ

 

「雛菜は?」

 

「こいつらよりかはマシだがこいつらよりだからな」

 

「ちぇ〜」

 

「それじゃあ今から事務所にアイドルを辞めることを言いに行かないと」

 

「善は急げ!さっそく事務所に行こう!」

 

「あ!透ちゃん!円香ちゃん!・・・行っちゃった」

 

「大丈夫ですかね〜?」

 

「心配するな、どうせはづきにお叱りを受けるだけだしな」

 

「あ!そう言えばまだ自己紹介してませんでしたね!私は福丸小糸って言います!」

 

「市川雛菜で〜す!」

 

「私は鈴木羽那と言います!これからよろしくお願いしますね先輩方!」

 

「雛菜任せなさい!」エッヘン

 

「お前には任せられないだろ」

 

「え〜!酷いです!」

 

「任せるなら小糸だろ」

 

「マスターさん!」

 

「ん?どうした?」

 

「私もみなさんみたいに呼び捨てで呼んでほしいです!」

 

「まぁ良いぞ」

 

「やった!」

 

「ご馳走様でした〜!」

 

「あ、小糸もごちそうさまです!」

 

「私もご馳走様でした!」

 

「はいお粗末さまでした」

 

「それじゃあ私これからレッスンがあるので行きますね!」

 

「おう、頑張ってきな」

 

「小糸達も行く?透ちゃん達が心配だし」

 

「そうだね〜、幸人さんお会計おねがいします〜」

 

「あいよ」

 

その後三人はお会計を済ませて帰っていったのだった。



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