インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 (proto)
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第1話 オーズと落下と転生

本当は来週の日曜に投稿予定だった。
でも、書いた作品に対する評価を見たいという
衝動を抑えられなかった。以上!


仮面ライダーオーズ。東映作品で平成二期のライダーである。そんなオーズをこよなく愛する青年がいた。彼は、オーズのグッズはほぼ全て持っているという猛者である。その収集の幅は、DX玩具やゲームセンターの景品、最果ては限定発売のSICなど。オーズと付くものならなんでも集めていた。なんなら、オーズのミラクルライダーボックスもある。プラモデルシリーズは、技術を学び、全コンボを揃えた。そして、もちろんだが、CSMオーズドライバーも持っている。唯一持ってないのは、無限のセルメダルと仮面ライダーポセイドンのSICだろうか。

 

彼は、CSMオーズドライバーとオーメダルホルダーを持って世界各地を回った。オーズの変身者『火野 映司』を模して。

 

そんなオーズ大好きな彼は、友人の五島と一緒にスカイダイビングに行く事になった。なんでも荒〇〇動?やら〇UB〇にハマったらしい。もちろん、彼はCSMを持っていった。

 

 

ヘリコプターに乗り込み、空高くへと舞い上がる。ある程度の高さに至るとホバリングを始めた。

「なぁなぁ、これなーんだ?」

「……あ!俺の割れタカ!」

「ほれほれ、どうする?」

「か、返せ!」

大事な割れタカの大きい方をヘリコプターの外に落とされそうになり、思わず飛びかかる。

「え?って、うわぁ!……あ。」

五島は、彼のオーズ愛を舐めていた。それらが奪われそうになったら、最悪殺してでも取り返す覚悟を持つ彼の行動を読めなかった。そして、その行動に驚き、持っていたメダルのかけらをヘリの外に落とした。

「うぉぉぉぉぉ!」

落ちた割れタカを追いかけて、ヘリから飛びだす。

 

 

()()シュ()()()も付けずに。

 

 

なんとか、割れたかの破片を掴む。

「取った……しまった!パラシュート忘れた!ちょ、五島!…五島ちゃん?ご、五島さーん!」

ここで、彼の頭には3つの考えが浮かんだ。

1、ここで奇跡が起こり、アンクが助けてくれる。

2、スカイダイビングのインストラクターさんが、バースを纏った後藤さんのように助けてくれる。

3、現実は非情である。

彼が期待したのは2だが、なんとなくわかっていた、3であると。

 

(あぁ、もし後藤さんが間に合わなかったら、映司…こうなってたんだな。)

これが、この世界で彼が最後に考えたことである。

 

 

オーズを愛し、ある意味オーズによって死んだ。そんな彼の名前は……

 

 

 

火乃(ひの) 栄司(えいじ)

 

 

文字こそ多少異なるが、読み方はそのままだ。まるで、オーズのために生まれてきたような青年である。

 

 

そんな彼が目を開くと、視界を闇のような漆黒の空間が占拠していた。

(……死んだのか?)

「そのとーおり!」

(誰だ!)

「儂か?我が名は……転生神とでも思ってくれ。」

ぼんやりと光るそれを見つけた。怪しがりてよりてみるに……

「なんだ、普通のサイズじゃないか。」

「そりゃな。さて、お前は死んだ。」

「だろうな。あの高さから飛んで死なないのは、昭和の改造人間くらいだろう。」

「それでだ。転生する気は無いか?」

「………場所による。」

「なら、ほれ!」

転生神やらは、二つのボックスを出す。

「まず、お前から見て右の箱。これは、場所。左の箱は何の特典を得られるかだ。特典は基本一個じゃ。」

栄司は右の箱に手を突っ込む。

「場所は……インフィニット・ストラトスの世界だ!さぁ、行くか?行くなら左の箱に手を突っ込んで特典を取れ。」

栄司は、無言で左の箱に手を突っ込む。

(俺のオーズ愛ならば、絶対にオーズを引ける!)

「はぁぁぁぁぁぁ!ッア!」

その手に握られた二つの紙。

「な、何故だ?何故二枚も引ける!?」

「フフン、欲望の力だ。で、内容は?」

「お前さんの望みのものだ。仮面ライダーオーズの力とそれに関するもの一式。あと、何故か自由の札が来た。」

「よっしゃぁ!……って、自由って何だ?」

「好きなようにせい。」

「………なら、俺のオーズ貯金と、俺が集めていたグッズ全部、向こうに持って行きたい!」

オーズ貯金とは、彼が中学時代からバイトでコツコツ貯めていた、オーズのための貯金である。

「よかろう!さぁ行け!3代目仮面ライダーオーズ!」

と、そのセリフを最後に、足場が消えた。




あー、そんなわけで始まりました!
IS×仮面ライダーオーズ!
いやー、CSMオーズドライバーが予約開始
になった当初からやりたかった本企画!
今回はカイザのようにはならないぜ。
なぜか?

その答えはただ一つ!私がぁ!
CSMオーズドライバー(三次予約)を、購入している(八月発送なのであと2ヶ月は届かない。)からだぁ!ブゥァハハハ!

さて、そんなわけで(2回目)
本作品をどうぞよろしくお願いします!

次話投稿日、未定です。


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第2話 落下と憧れとウサギ

次話投稿日未定にしてましたが、本当は2話出来てたんですよね。
3話書き上げてからにしようと思いましたが、あまりにもお気に入りが早かったので上げます。


前回の三つの出来事!

一つ、オーズ大好きな青年“火乃 栄司”は、コアメダル追いかけて飛び降り、死す。

二つ、その彼は、転生神であう!

そして三つ。彼は今、上空から落下していた。

 

 

俺、火乃栄司は今!空中を落下して居ます!

「お、落ちるぅぅ!」

そんな中、上から何かこちらに来るのが見え、必死に手を伸ばす。それを掴むと、ゆっくりと落下して行く。地面に足を付き、落ち着いてからその正体を確認する。すると、どうだろうか。

「………アンク。」

「初めまして…だなぁ、栄司。」

「でも、何で。」

「それについては……アレをどうにかしてから説明する。」

アンクが指差す方を見ると、何やらうさ耳を付けた人が出てきた。なんか、後ろに連れて。

「栄司、とりあえず封印を解け!」

「え?あ、あぁ!」

平成お馴染みの、どこからともなくベルトを取り出すを成功させる。が、まだベルトは石のままだ。それを腰に押し当て封印を解く。

「……フッ。メダルを三枚ここに嵌めろ。力が手に入る。」

と、出してきたのは【タカ】【トラ】【バッタ】の三枚。

「あぁ。いろんな国見てきたけど、楽して助かる命が無いのは、どこもいっしょだなぁ!」

オーズ第1話の映司初変身でのセリフを叫び、オーメダルをオーズドライバーにセットする。バックルを傾け、スキャナーを掴む。そして、メダルをスキャンする。飽きるまでやり続けたこの動きは、メダルを入れるのを滞らせる事が無かった。

「変身。」

オーズに変身できる喜びを噛み締めつつ、穏やかにそれを発した。

『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!』

「はぁ!」

オーズの構えを取る。変身したことに驚いたのか、機械のうさ耳こと、大天災篠ノ之束が驚いているのが、タカアイのおかげでわかる。

 

向こうもこちらを敵性と判断したのか、背後にいるISで攻撃を開始した。

それらを体捌きだけで避け切り、トラクローを展開して、ISを引っ掻くがあまり効果が無い。

「マジか!……アンク、ゴリラ!」

無言で【ゴリラ】のメダルを投げる。それを、【トラ】と入れ変え、スキャナーで再度スキャンする。

『タカ!ゴリラ!バッタ!』

タゴリバとなり、バッタの跳躍力で高く飛び、上からゴリラのパワーで殴る。が、決定打にはならず、下にクレーターを作った。そして、今まで手加減をして居たと言わんばかりに、空へ飛んだ。

「アンク、ガタキリバ!」

「待て!コンボは、ヤバイ!」

「わかってる!でも、ここ乗り切らないとアイスも食べれない!」

「チィ!どうなっても知らないぞ!」

緑のメダルが2枚、栄司向けて投げられる。それをキャッチし、【タカ】と【ゴリラ】を抜き取り、ドライバーに入れる。スキャナーでスキャンする。

「これでガタガタ!ガタキリバ!」

『クワガタ!カマキリ!バッタ!ガータガタガタキリバ!ガタキリバ!』

左手をカマキリのカマのような形にする。

 

これは、栄司がとあるサイトで読んだ話だ。なんでも、変身する際、フォームに合わせて手の形を変えていたらしい。

ガタキリバに変身し、50体分身を試みる。上手くいったところで、全員が同じタイミングでスキャナーを手にし、ドライバーを再スキャンする。

『『『『『『スキャニングチャージ!』』』』』』

上空にいるIS目掛けて、大量のガタキリバが突き刺さる。これぞ、金食い虫の数の暴力だ。

 

戦闘していたISは、大破した。そして…

 

 

 

火乃栄司は、気を失った。




そんなわけで、2話でした。
次話は本当に未定です。書きあがり次第あげます。
まぁ、明日あげちゃうかもですがね。


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第3話 アンクと復活と大天災

前回の三つの出来事。

一つ、神の座より落下しているところを、憧れの存在『アンク』に助けられる。

二つ、突如襲来した篠ノ之束のISとオーズで戦闘を開始する。

そして三つ。コンボを発動した火乃 栄司は、気絶してしまった。

 

 

「うぅ、体が重いな。」

コンボ発動の負担で、重くなった体を持ち上げる。

「覚悟はしてたけど、ここまでとは。やっぱり、火野さんはすげぇや。」

見回すと、部屋にいるようだ。すると、突如扉が開く。

「目ぇ覚めたか。」

「アンク……って何やってるの?」

入ってきたアンクは右腕の状態になっていた。

「ア?あぁ、あの大天災(バカ)がドライバーとメダルの解析したいってうるさくてな。セルメダルと【サゴーゾ】と【シャウタ】のメダル貸してやったらこのザマだ。」

今回のアンクの体はセルで構成されているようだ。どうやら、強引に右手だけ脱出したんだろう。

「そうか。大変だったな。で、普通に会話してるけど何でここに?」

「まずそこからだな。いいか、お前にオーズの力を与えた神は、手違いでグリードまで復活させた。」

「ウヴァ、カザリ、ガメル、メズールか。」

「それだけで済めば良かったな。」

「つーことは……。」

「そうだ。Dr.真木も復活した。まぁ、紫のメダルは……3枚のみだがな。」

「え?残り7枚……火野映司に宿っていたメダルは?」

「……【プテラ】【トリケラ】【ティラノ】の3枚の場所はわかってる。」

「どこ?」

「お前の体内の中だ。」

「……マジかよ。」

「神が誤ってグリードを復活させた際、お前の体内に忍ばせていた。」

「はぁ、グリード化は?」

「その辺は、 大丈夫……と言っていたが、実際どうだかな。」

「そうか。で、復活した理由は?」

「一つは前述した通りだ。アイツらの復活と共に俺も目覚めた。エージと過ごした時間の記憶と共にな。二つ目に、オーズにはサポートがいた方がいい。的確にメダルチェンジさせられる知識がある奴がな。」

「それなら、お前は適任だな。」

「最後三つ目。コアメダルの管理や、セルメダルの管理。それから、ライドベンダーにカンドロイドの、鴻上ファウンデーションが作った管理をさせられてる。」

「神に?」

「あぁ。もちろん、1年分のアイスはお前からもらうがな。」

「もちろん。契約じゃなくてもあげてたさ。」

「それで、大事なことを伝えねぇとな。」

「何だ?」

「奴らは、完全体になってる。早めにコアメダルを回収した方がいい。」

「え?なら、俺らが使ってるメダルって……。」

「それは、神が別で用意した11枚目以降のメダルだ。まぁ、恐竜系以外の話だがな。」

「おk、状況把握した。それで?これからどう動く?」

「奴らも前回のことから学んでな。すでに人間に擬態済み。それから、人間の欲望が詰まったものを見つけ、そこに近づいてる。」

「それって?」

「察してるとは思うが……IS学園だ。」

その言葉と共にメダルホルダーを持った大天災『篠ノ之束』が入ってするのだった。



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第4話 束と無のメダルと嘘

アンクの性格とか口調は、映司との記憶が
存在して居るので多少柔らかいです。


前回の三つの出来事。

一つ、コンボ発動による負担でどこかの部屋に眠っていた栄司。

二つ、復活したというアンクから最悪の状況を耳にする。

そして三つ。大天災、篠ノ之束が現れるのだった。

 

 

扉を開けて出来た篠ノ之束が放った言葉は、

「はいはーい、みんなのアイドル♪篠ノ之束だよ〜。」

と、言うものだった。俺は意表を突かれたが、アンクは二度目だったのか「フン!」と返している。

「さてさて、君が火乃栄司くん?」

「はい、そうです。」

「ならひーくんだね。いや〜、あんなパワーに耐えられるなんて、束さん驚きだよぉ〜。」

「この女は、コアメダルを解析し終えたみたいだなぁ。」

「うん♪似たようなのを分析した時とは逆のパターンが出たんだよ♪」

「なにぃ!」「何だって!?」

コアメダルの逆パターン。つまり、それは無の欲望を意味する。

「え?あー、見る?」

「もちろん!」「ったりまえだ!」

「ほら。」

と、突き出してきたのは、欠けている【プテラ】メダル。

「「!?」」

「あー、ちーちゃんの零落白夜で切ったんだけど、一部しか欠けなくてねぇ。消滅しなかったんだよ。」

俺たちは悪寒が走った。本来なら、人の力では砕けるどころか欠けることもないコアメダルを砕いたというのだ。

「そ、その零落白夜って言うのは?」

「ISのエネルギーを搔き消すみたいな必殺技でね、ちーちゃんしか使えないんだ♪単一仕様(ワンオフアビリティ)っていうの。」

「オーズでいうところの、【固有能力】って考えとけ。」

「なるほど、把握。つまり、その搔き消す……まぁ無に帰す力と、恐竜メダルの無の欲望がぶつかって反発し、欠けたか。」

「そんなとこだろうな。それで?残り3枚は?」

「ISコアに突っ込んだ。」

「それはどこにある!」

「え?えっと……一個はIS学園に。もう二つはここにある。」

「それを寄越せ!」

「まぁまぁ、それ貰えないかな?必要なんだ。」

「まぁ、束さんには使えないし。良いよ。」

「それじゃ、急いで学園に向かう。じゃないと、ギルの野郎が4枚目を手にしちまう。」

「あ!なら、束さんに良いアイデアがあるよ!」

「なんだ?」「なに?」

「それはねぇ〜。」

 

 

 

 

 

キーンコーンカーンコーン。

鐘がなる。見渡す限り女の子しか居ない。この空間は地獄だ。

「はい、みなさんこんにちは。そして、入学おめでとうございます。私はこのクラスの副担任の『山田 真耶』です。どうぞよろしくお願いします。」

「よろしくお願いします。」

と、返したのは俺だけだった。

そう、あの日。束さんは俺が新たなIS男性操縦者であると嘘の宣言をしたのだ。そして、俺は今IS学園1-1に居る。




次回からカウント・ザ・メダルズ始めます。


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第5話 自己紹介と交差と偽り

カウント・ザ・メダルズ!現在オーズの使えるメダルは…
【タカ】【クジャク】【コンドル】
【クワガタ】【カマキリ】【バッタ】
【ライオン】【トラ】【チーター】
【サイ】【ゴリラ】【ゾウ】
【シャチ】【ウナギ】【タコ】
【プテラ】【トリケラ×2】【ティラノ×2】


前回の三つの出来事。

一つ、篠ノ之束はコアメダルのパワーの解析を終わらせ、栄司を認識する。

二つ、行方知れずになっていた4枚恐竜系メダルのうち、2枚を入手。1枚を破棄する。

そして三つ、栄司とアンクは学園に入学するのだった。

 

 

山田先生から自己紹介が開始。

「あ」から始まり現在「お」に至るが。

「り……らくん?おり…らく…?織斑君!」

「ウェェイ!」

「ひぁ!」

「え?あ、すみません。」

「あ、あのね?い、今自己紹介してるんだけど、してくれるかな?」

と、涙目になる。しかし、織斑も緊張し過ぎているのだろう。ガチガチだ。

「は、はい。えーと、織斑一夏です。」

名を名乗るが、そんなもんは皆知っている。有名人だからな。

「え、えーと、以上です!」

この締めの言葉で、周りの生徒たちは狙っていたかのようにズッコケた。それもそうだ。趣味や好みが判明すれば、取っつきやすいからな。そう言う情報を期待していたので、皆このような有様になる。

 

そんなクラスの雰囲気の中、織斑の頭上に硬い何かが振り下ろされ、

《バチィン!》

と、工事現場か?と言いたくなるような音が教室に響き渡る。

叩かれた方を見た織斑一夏の反応は。

「ゲェ!エボルト!」

「誰が、星を狩る者だ!バカモン!」

と、2発目が放たれる。その手にあるものは出席簿であることを知った俺は、正直怖かった。

「全く、お前はまともな自己紹介も出来んのか。火乃、手本を見せてやれ。」

「あ、はい。えーと、火乃 栄司です。趣味は世界を旅すること。色んな国を見て回ってきました。右も左も分からない状態ですが、どうぞよろしくお願いします。それから…。」

クラスの後ろにいるアンクを指差す。

「そっちにいるのがアンク。俺の……まぁ相棒…だ。取っつきにくいけど、悪い奴じゃない。アイスが好物だ。合わせてよろしく。」

「「「「きゃぁぁぁぁ!」」」」

俺が自己紹介を終えると、音爆弾が投下された。

「2人とも、かなりのイケメン!」

「片方は、優しい紳士系!」

「もう片方は、オラオラ系!」

「栄×アンクね!」「いや、アンク×栄よ!」

なんか聞きたくないものを聞いてしまった気がする。

「静かにせんか!全く…。」

鶴の一声……と、言うのがベストだろう。一瞬で静かになった。

それから、織斑先生の自己紹介があり、再び黄色い歓声が巻き起こり、織斑先生は呆れていた。

 

HR直後。

「よう。俺、織斑一夏。よろしく。」

「火乃 栄司だ。まぁ、よろしく。」

「いや、しかし男1人じゃなくて良かった。さすがにキツくてさ。」

「そうか。だが、それは少々失礼だと思う。ここでは、俺たちが異端なんだ。」

「そ、そうだよな。」

「ほら、鐘が鳴る。席に着いた方がいいぞ。」

「あぁ、それじゃあまた。」

こうして、男性操縦者と偽りの操縦者は交わった。




非ログインユーザー様からも
コメント出来るように設定いたしました。


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第6話 授業と無知と代表

カウント・ザ・メダルズは、変動があった時のみにします。


前回の三つの出来事。

一つ、クラスで自己紹介が始まる。

二つ、織斑姉妹がネタに走る。

そして三つ。織斑一夏と火乃栄司の運命が交差する。

 

 

IS学園のカリキュラムはギッチリなため、初日から授業が始まる。

「では、ここまでの範囲でわからないことがある人?」

山田先生が教室を見回す。すると、挙動不審の織斑に目がいく。

「織斑くん、どうかしましたか?」

「あ、いや。えっと…。」

「わからないことがあったら、なんでも聞いてくださいね。」

「それじゃあ、先生!」

「はい、織斑くん。」

「ほぼほぼわかりません。」

「お、織斑くん以外で、ここまでの範囲がわからない人は?」

周りはシーンとしている。

「ひ、火乃。わからないなら、今の内だぞ?」

「悪いけど、俺は予習済み。」

「全く、こいつ頭悪すぎだろ。」

「コラ、アンク。」

アンクが軽く悪態を吐くと、ションボリした。

「で、では。織斑くんは補修ということで。」

「は、はい。」

こうして、一時限目を終了した。

 

教室後ろにいるアンクが、こちらへ来る。すると、小声で話し始めた。

「栄司、織斑とは極力関わらない方がいいぞ?」

「なんでだ?」

「……トラブルメーカーの匂いがする。ってか、それしかしない。」

「あぁ〜、やっぱり?同感。」

「面倒事に足を突っ込むのは、俺らにとっては無益だ。」

「わかった、少し距離を取る。」

そんなやり取りをしていると、

「ちょっと、よろしくて!」

「なんだ!」「え?」

「まぁ、なんですの!その態度。」

「お前の事なんて知るか!」

「まぁまぁ、それで?何の用?」

「きっと、知識に疎いでしょうから。代表候補性であるこの私が、泣いて頼まれたら、ISの事を教えて差し上げないでもなくてですわ。」

「それなら、用済みだ。さっさと失せろ!」

「ごめんね。ほら、アイスあげるから。」

と、何処からともなくアイスキャンディーを取り出した。そこで鐘が鳴り、休み時間が終わった。

 

二時限目の事だ。

教卓には織斑先生が立っている。

「授業を始める前に、クラス代表を決めようと思う。クラス代表とは、平たく言えば委員長のようなものだ。自薦他薦は問わんが、誰か居るか?」

「はい!織斑くんを推薦します!」

「わ、私も!織斑くんを!

「なら、火乃くんを推薦します!」

「私も〜!」

こうして、男子を推薦する女子が増えた。

「ふむ、織斑と火乃か。なら、この2人で「納得いきませんわ!」ん?」

机を叩き、立ち上がったのは、先程話しかけてきた………オルコット?嬢だった。




体調が優れないので、これで許してください。


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第7話 推薦と侮辱と寮部屋

前回の三つの出来事。

一つ、IS学園での初授業が始まる。

二つ、代表候補性である『セシリア・オルコット』が登場。

そして三つ。クラス代表を決める最中、周りの意見に、オルコットが異を唱えた!

 

 

「ほう、納得いかないと?」

「はい!珍しいと言うだけ、男性を推すのは間違ってるかと!」

「それ、自分(てめぇ)が誰にも推薦されなかった僻みだろ。」

「コラ、アンク。失礼だろ。」

今のアンクの発言で、プッチン来たのか発言がエスカレートしていった。

「だいたい!こんな文化が後進的な極東の国で暮らすことさえ!私には苦痛でしか!「なんだよ!そっちだって、不味い飯で、何年世界覇者だよ!」なんですって!」

「はいはい、ちょっと待った!」

「「!?」」

「まず織斑。お前イギリス料理を食べた事は?」

「無い!」

「じゃあ、なんで不味いって言ったんだ?」

「え?そりゃ、ネットとかで不味いって。」

「それだけか?」

「あぁ。」

「はぁ、食った事もないものを不味いというのは失礼だ。それに、俺が食べたイギリス料理は美味かった。言ったよな?世界各地を回ったって。」

「うぐぅ…。」

「それから、えーと……オルコット?さんも。それ以上言うと、国家間の争いになる。更にISを作ったのは日本人の『篠ノ之束』だ。彼女の機嫌を損ねるのは、不味い。」

「そうだな。最悪、死より酷い事になるぞ。」

織斑先生がそう添えると、オルコット?の顔が青ざめる。

「それに、国家間で文化の違いはある。それを蔑むのは、互いを理解する上で良くないんじゃないかな?」

そう言葉をかけるが、先の話で青ざめたままだ。

「とりあえず、オルコットは自薦だな。では、後日この3人で模擬戦を行う。それに伴い、織斑。お前には政府から専用機が支給される。」

「この時期に専用機!?」

「それって凄いのか?」

「やっぱこいつ馬鹿だろ。」

「アンク、言い過ぎだ。」

「いいか、よく聞け織斑(バカ)。世界にコアは500個未満しか無いんだ。その意味がわかるか?」

「つまり?」

「はぁ、こいつ本格的にどうにかした方がいいぞ?」

「はわわ。すみません、織斑先生!」

「何、気にするな。勉強しなかったこいつが悪い。織斑、お前は世界初の男性操縦者で、データを取るために、数少ないコアを渡すんだ。」

「なるほど。」

もう教室が呆れムードだ。

「はぁ。では、後日改めて話をする。」

こうして、この話は幕を下ろした。

 

 

 

授業も一通り終わり、この世界の自宅に帰ろうとした時だった。

「あ、よかった。栄司くん、これを。」

「鍵?これは?」

「政府からの要請で、無理くり部屋を作りました。」

「ですが、荷物は?」

「それなら問題ない。」

と、空を飛んでアンクが何かを持ってきた。

「とりあえず、必要なもんは持ってきた。」

「そ、空を飛んでる?」

「あ、えーと……「そいつは、束が飛行ユニットを与えている。」え?」

「火乃、寄り道せずに寮の部屋に行くように。」

「あ、はい。それでは、失礼します。」

俺は荷物を持ち、寮の部屋に向かった。

 

 

鍵の番号と部屋の番号を確認し、一応ノックする。すると、中から…

「はいはーい。」

と、扉が開く。そこに居たのは…




実はこの作品、ヒロイン決まってないんです!
普段はこうこう絡ませたいと言うのがあるんですが、
今回はIS×オーズってだけなので決めてないのです。
でも、話繋げやすいから彼女達になりそう。それ以外にも
加わる予定……かもしれないですけどね。


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第8話 同居人と五年前と劇場版

後書きに、栄司のキャラ設定がございます。


そして、本日はCSM Vバックルとドラグバイザーの
情報公開と、予約開始日……でいいのかな?です、
そちらもチェックしてみてください。
自分は、買いませんがね。


前回の三つの出来事。

一つ、セシリア・オルコットが、推薦されず、暴走。織斑が火に油を注ぐ。

二つ、双方を落ち着かせ、クラス代表を決める模擬戦を行う事に。

そして三つ、強引に寮部屋を作り、そこで待ち受ける人物とは…。

 

中から返事が聞こえ、ドアを開ける。

「あ、やっぱり。同室は君でいいんだね?」

「えぇ。その方が都合がいいですもの。」

「暗部更識……更識楯無。まぁ、確かにお互い都合がいいなぁ。お前たちは、俺がメダルの塊であることを知っている。そっちは、監視しやすいからなぁ。」

「監視じゃなくて、護衛って言って欲しいわね。」

「フン!さして変わらんだろ。」

「まぁまぁ、2人とも。それより久しぶり、刀奈。」

「うん、栄司くんも。元気そうで何より。」

俺と刀奈は、前に出会っている。これを説明するには、詳しい時系列を話すべきだ。

 

 

5年前。

この世界にやってきて、一年が過ぎた。束さんの計らいで、世界中を旅し、元の世界とこの世界の違いを探ってきた。が、ISがある以外変わりはなかった。

そして、日本に戻ってきた。しかし、事件はすぐに起きた。

「栄司。帰国早々ヤミーだ。」

アンクと束さんが協力して設置してあるライドベンダーに乗り込む。

アンク案内の元、ヤミーが居る場所までベンダーを走らせる。

 

「チィッ!最悪だ。」

待ち構えて居たのは、グリード達だった。

「よぉ、アンク。」

「久しぶりだね、アンク。」

「あら?新しいオーズの坊や?」

「俺が、倒す!」

ウヴァ、カザリ、メズール、ガメルの4グリードが揃って居た。

「おい!真木の野郎はどうした?」

「教える必要…ある?」

「無いなぁ。なら、栄司!」

「あぁ!行くよ、アンク!」

投げ渡される三枚のメダルは、【タカ】【トラ】【チーター】。

「変身!」

『タカ!トラ!チーター!』

オーズ タカトラーターに変身する。何故この姿なのかというと、ある事をやるのに足りないものがあるのだ。

「奴らは、全員完全体だ!」

「わかってる!」

「なんで、そんな中途半端な状態なのかな?もしかして、舐められてる?」

「まさか!でも、油断大敵だよ!アンク!」

アンクが自販機モードの状態で、裏コードを入力、タカカンドロイドを大量に出し、グリード達の視覚を奪う。

その隙にチーターの脚力を使い、ウヴァからバッタ、カザリからトラのコアメダルを奪う。

「よし、揃った!アンク!ガタキリバ!」

アンクから【クワガタ】【カマキリ】のコアメダルが投げ渡され、ウヴァから奪った【バッタ】を使い、ガタキリバコンボに変身する。そこから50体分身し、内42体をグリード達にぶつける。その間に、残り8体にコアメダルを集める。

それぞれにメダルが渡り、ドライバーのメダルと入れ替え終わると、ガタキリバからスキャンを始める。

『クワガタ!カマキリ!バッタ!ガータガタガタキリバ!ガタキリバ!』『ライオン!トラ!チーター!ラタラタ!ラトラーター!』『サイ!ゴリラ!ゾウ!サ・ゴーゾ!サ・ゴーゾォッ!』『シャチ!ウナギ!タコ!シャ・シャ・シャウタ・シャ・シャ・シャウタ!!』『タカ!クジャク!コンドル!タ〜ジャ〜ドルゥ〜!』『プテラ!トリケラ!ティラノ!プ・トティラ〜ノ・ザウル〜ゥス!』『コブラ!カメ!ワニ!ブラカ〜ワニ!』『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!』

劇場版で披露した全コンボ変身。栄司が憧れた事を、グリード相手に繰り出すのだった。




火乃 栄司
高校2年。偶々、火野 映司と同じ名前である。高校1年の頃からバイトで資金を貯めて、大学に入ったら世界を回ろうとしていた。通称“オーズ貯金”。高校1年の終盤でCSMオーズドライバーとCSMオーメダルホルダーが発売することがわかり、購入しようとしたところ、一次予約はその日のうちに完売。バイト中だったため、予約することができず、残念だと諦めていたところ、二次予約開始してるという情報を得て、再び予約しようとするも、既に売り切れ。3次予約でようやく予約できたが、今はそれで良かったと思っている。何故ならぁ!CSMオーメダルホルダーと同じ8月発送だからだぁ!

それを手にしてからは、どこに行くにも携帯している。

大学進学後もオーズ熱が冷めることはなく、むしろ燃え上がっており、前述にある通り、世界を回った。

ある日、スカイダイビングに誘われ、一緒に行くも、友人のイタズラで割れたタカコアメダルを外に落とされそうになり、それを取り戻そうとする。が、友人が誤って落としてしまい、それを追いかけて外へ。パラシュートも何にも装備しない状態で飛び、割れタカは取り戻したが、本人はそのまま死亡。


目を覚ますと、転生神と名乗るおじさんに出会い、オーズの力を与えられてISの世界へ転生する。

容姿
火野映司のそっくりさん。整形したんじゃね?レベル。
転生するときに、高校入学まで容姿が変わらないように、神に設定された。故に、見た目は高校1年の姿をして居る。IS学園入学と同時に肉体の時は動き出した。

身長177cm
体重 70kg

趣味・行動
仮面ライダーオーズに関すること全般。財団Xのコアメダルを作るために塗装技術を学び、それにハマってしまった。
オーズプラモも作った。発売されなかったコンボも作りたくて、そっち系の技術も学んだ。オーズのsic/shfはほぼコンプ済み、ヘキサオーズまで揃ってる。唯一持ってないのがポセイドン。
一番好きなコンボは?と聞かれると、悩みながらオーズ談義が始まり、最終的に言わない。Blu-ray&DVDはもちろん揃っている。DX玩具は当時買ったものを大切に保管。色落ち部分は自ら修復する。ゲームセンターのプライズ品は完全コンプ。仮面世界や掌動など、食玩もコンプ。CSMはもちろん購入。メダルホルダーは2枚買った。等々。
上記のコレクションは神の計らいでIS世界に持ち込めたとさ。

栄司がIS世界に来たのは、IS本編開始より6年前。
一夏に年齢容姿を合わせると、色々不都合があるため、
前述の通り、高校1の姿で高校入学まで固定されて居た。
本人は知らない。


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第9話 全コンボと能力解放と一斉攻撃

前回の三つの出来事。

一つ、同居人は深い関係にある更識楯無であった。

二つ、彼女との関わりをみなさまに説明すべく、5年前の回想を始める。

そして三つ。現れた完全体グリード四体を間にすべく、全コンボ変身を発動した。

 

 

タトバ・ガタキリバ・ラトラーター・サゴーゾ・シャウタ・タジャドル・プトティラ・ブラカワニ。この8つのコンボを維持するのは、正直辛い。が、これくらいしないと完全体4体を相手にはできないだろう。

「栄司!神のバカが入れた【能力解放】を使ってみろ!」

「わかった×8」

能力解放……S.I.C独自の解釈で作られたそれらは、見た目がグロテスクになる代わりに、普段よりも高いパワーを発揮する。各コンボの姿がグロテスクに変わっていく。一番ひどいのはシャウタだろう。タコの足が完全に触手系生命体のそれだ。

 

(他の能力解放状態は、是非調べて見てくれ。)

 

全てのコンボ体がスキャニングチャージを開始する。

ラトラーターとガタキリバ、タトバとプトティラは、メズールとガメルに。シャウタとサゴーゾ、タジャドルにブラカワニは、ウヴァとカザリにそれぞれ攻撃を仕掛ける。

ラトラーターがライオディアスで2体を牽制、プトティラの冷却で動きを止める。そして、タトバキックとガタキリバキックを放つ。

サゴーゾが重力操作でカザリを、シャウタがウナギウィップでウヴァの動きを止め、タジャドルがプロミネンスドロップでカザリを、ブラカワニがワーニングライドでウヴァに攻撃を仕掛ける。

が、メズールとガメルは、ガメルが足の氷を砕き、寸の所で回避。カザリは黄色の風で花粉を運んだのか、サゴーゾがクシャミをしてしまい、重力場が消えてしまった。ウヴァは、雷を放ちウナギウィップから逃れ、こちらも寸の所で逃げられてしまった。

4体ともに逃げられてしまったが、セルメダルを削り取ることには成功した。

「セルを持ってかれすぎた!」

「ここは一旦撤退かな?」

「その方が良さそうね。」

「うぅ、俺疲れた。」

「だがその前に……フン!」

ウヴァが偶々通りかかった通行人に向けて雷を放つ。タトバしか残っていないこの状況でやる事は1つ。バッタレッグの力で飛び、通行人と雷撃の間に入った。その結果、バッタとトラのメダルがドライバーから出てしまい、奪ったメダルを奪い返されてしまった。が、セルを削っていたので、撤退してくれたようだ。しかし、強制変身解除してしまった。

 

何とか、通行人を確認する。すると、こっちまで来ていた。そこで、俺の意識が途絶えた。



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ボツ案公開

欲望の王、降臨はオリ主でしたが、今回公開
させていただくのは、一夏くんが主人公の場合です。

作者の体調不良が続いているので、
次話を更新できなくてすみません。

構成は出来てるので、楽しみにお待ちくださっている方に、
謝罪しつつ、ボツ案公開でお休みします。


あの日。アンクの意思を内包したタカコアを使いタジャドルコンボでの真木博士との戦いから約6年ほどの月日が流れた。俺は、割れたアンクのタカ・コアメダルを直そうと、鴻上ファウンデーションに協力研究員として所属し、コアメダルの研究続けていた。そして、途中財団Xの目論見に気が付き、日本に帰国。そこで財団Xが複製した擬似コアメダルと遭遇し、バースを使い財団Xの研究所に潜入。オーメダルの複製に関するデータを入手することと、財団Xの研究所を自爆させるに成功したんだ。あ、もちろん人は殺してないよ。

 

そして、時は進む。

15年の月日が経ち、鴻上ファウンデーションはコアメダルの開発に成功した。そして、アンクのメダルの修復の目処も立ってきた。

それと同時期に篠ノ之束なる科学者がISを発表したという情報が鴻上さんの耳に入った。

「これは……宇宙に対する欲望!スバラシイッ!我々は、このインフィニット・ストラトスに投資しよう!ハッピーバースデイ!インフィニット・ストラトス!」

鴻上さんは誕生を何よりも重要視している。新たなる技術の塊・宇宙に対する欲望、ISの誕生を祝した。が、それは鴻上さんが良いと判断した方向から逸れた。

各国から日本目掛けて発射されたミサイルを全て撃ち落とし、それは一夜にして兵器と化した。

「兵器と化してしまった今、宇宙用に生まれたISに、意味はない!」

と、ISに対しての興味が全て失せた。

 

 

そして、更にそこから月日は流れた。IS登場から5年。世界各国にISのコアが配布された。その総数は500に満たない数だ。そして、各国はそれを兵器使用することを禁じる条約を結び、スポーツとしての地位を確立した。そして、スポーツ大会として《モンド・グロッソ》が開幕。そして、その大会の第2回目の決勝で、財団Xが動いた。決勝に出る日本人選手の弟を誘拐したのだ。だが、財団Xが動いたことにより、俺はその手を掴むために、動き出した。

 

 

 

とある倉庫にて

「ったく、なんで俺らがこんな餓鬼の誘拐なんざ。」

「って、受けたのはあんただろ。金になるって言って。」

「まぁ、そうだけどよぉ。」

ロープで縛られている少年、彼の姉は現在モンド・グロッソ決勝に日本代表として出ている。

「結局、日本政府に通達したが無意味か。さっさと、財団様に引き渡そうぜ。」

「だな。」

少年を担ぎ、倉庫から出ようとする。が、

「ふぅ~、間に合った!間一髪!」

「だ、誰だ!」

「名乗るほどのものじゃないよ。」

「さっさと、殺れ!相手は丸腰だ!」

乱入してきた火野に、その鉄口が向けられる。高速で打ち出されたそれは、火野に向けて近づいて行く。だが、その間に割って入ってきたカンドロイドたちにより、無駄弾と化した。さらにナイフを構え接近戦を仕掛けてきたが、人間相手なら造作もない。彼はクズとはいえヤミーを生身で相手にできる人間だ。突き出されたナイフを寸の所で避け、護身術的な容量で制圧。そして、ウナギカンドロイドを使い、誘拐犯2人を拘束。警察へと引き渡した。

「大丈夫かい?」

「……あなたは?」

「俺は、火野映司。君は?」

「俺は……一夏です。」

「そうか。お姉さん所に戻らないとね。」

「………俺、戻りたくない。火野さんと一緒に居たいです。」

「え!?」

「俺を助けてくれた。それに、俺親が居ないんです。なんか、その……火野さんが、父親……みたな感じなのかな?……そう思えて。」

「う~ん。それは、お姉さんに了承を取らないとなんとも…。」

「わかりました。姉が了承すればいいんですよね?」

こうして、満面の笑みを浮かべて戻ってきた一夏は、火野と共に行動するのだった。

 

 

これは、俺が助けた……彼の、俺の息子の物語。



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第10話 オーズの間と鴻上と対有人IS戦

前回の3つの出来事。

1つ、sicの能力解放を使いグリードを攻撃するも失敗。

2つ、グリードが市民を攻撃、身を呈して守る。

そして3つ、全コンボと能力解放の併用のせいか、気絶してしまう。

 

 

目を覚ますと、そこは見覚えのある場所だった。

「ここは、無限のセルメダル保管庫。俺曰く“オーズの間”。なんでこんな所に?」

「目が覚めたようね。」

「君は……通行人の!」

「私の名は、対暗部用暗部更識17代目当主更識楯無。」

「なぁ、暗部ってなんだ?」

「まぁ、一般人からしたら、知らないだろうな。いいか、暗部ってのは、国的な何かで裏工作をする連中のことだ。こいつらは、そういう奴らに対する抑止力って考えときゃいい。って兎が言ってた。」

「把握した。で、なんでこの部屋が?」

「ここは、何代も前の当主の弟様、鴻上光生が作ったとされてる部屋。そして、何代も語り継がれてきたメダルの怪人とメダルの力を使う選士、その戦士のシンボルを模し「ちょっと待った!」ふぇ?」

「これはシンボルって言わないんだ。ライダーズクレストっていう名前があるの。」

「え、そこ?」

「栄司、細かさすぎんだろ。」

「と、とにかく。そ、そのーら、ライダークレセント?「ライダーズクレスト」それを模したオブジェを作り、戦士が現れるとき、世界は変わるって。」

「「鴻上光生、こえーな。」」

「でも、あなた方が世界を変えるの?私、いまいち信じらんないんだけど。」

「あぁ、変わるさ。鴻上さんは、言ったんだ。この世界、欲望で一変するってね。」

「あなた、鴻上光生を知ってるの?」

「あー、うん。ちょっとね。」

「それに、これ見たら変わったと思うだろ。」

と、アンクが呟きながら右手以外をセルに変える。

「きゃ!……え?メダルの……からだ?」

「俺もアイツらの同族だ。」

ジャラジャラという音を立てて、体を再構築する。

「まぁ、意思のあるメダルが割れれば終わりだがな。」

「大丈夫だって。今回アンクは12枚コアがあるんだから。」

「だとしてもだ。」

「あなた、私と勝負して。」

「え?なんで?」

「世界を変える力、見て見たいのよ。」

「アンク、どうする?」

「まぁ、対IS戦に慣れとくのもいいだろ?あん時は無人機だったからなぁ。」

「わかった。やるよ。」

「じゃあ、すぐに。」

場所を変えるといい、専用の場所的な所に来た。

 

「アンク、今回はどうする?」

「最初はタトバで行く。」

「わかった。」

「さぁ、始めましょう。霧纏の淑女(ミステリアス・レイディ)!」

「変身!」

『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!』

「行くわよ!」

「はぁぁぁ、はぁ!」

バッタの跳躍力で縦ではなく横に飛び、トラクローでひっかこうとする。が、

「手応えがない!これって、水か!」

「ビンゴ!」

「それなら…栄司!メダルを変えろ!」

投げられたのは、【シャチ】【ウナギ】【タコ】の3枚だった。

「これで戦いやすくなる!」

メダルを無事にキャッチする。が、

「そうはさせないわ!」

ガトリングの集中砲火でメダルチェンジがしづらい。が、何とか2枚まで変えられた。そして、真ん中を入れ替えるその時だった。こちらを見ている者に気づいたのは。



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第11話 水棲と観察者と姉妹と。

前回の3つの出来事。

1つ、コンボ疲労から気絶した栄司は、自称オーズの間にて目覚める。

2つ、助けた通行人の少女は、暗部の当主だった。

そして3つ、その少女と栄司は戦っていた。

 

 

「やった!入った!これで!」

『シャチ!ウナギ!タコ!シャ・シャ・シャウタ・シャ・シャ・シャウタッ!』

ここでシャウタになった理由は簡単だ。あの機体が纏っているのは水。これだけ言えばもうわかるよな?

俺は体を液体化させ、水の鎧に突っ込んで行った。

「いやん、えっちぃ!」

と、言われたが気にしない気にしない。

「悪いけど早々に決めさせてもらうよ!」

「く、清き激情(クリアパッション)じゃ逆効果ぽいなぁ〜。」

「ん?まぁいいや!」

『スキャニングチャージ!』

水から出てきた、方向は楯無の上斜め前。そのまま足をタコの状態にかえ、一点に収束。ドリル回転を起こし相手を貫く『オクトバニッシュ』を放つ。

すると、向こうも一点に水を収束させる。

「こっちも最大でお相手するわ!ミストルテインの槍!」

オクトバニッシュとミストルティンの槍がぶつかる。火花ではなく、激しい水しぶきが飛ぶ。表現こそ柔らかく感じるが、その水しぶきに触れれば最悪骨が折れそうな勢いだ。その証拠に、近くの壁は少しづつへこんでいる。

「はぁぁぁ、はぁ!」

「ん(んんんん)、セイヤー!!」

ぶつかり合い中心店が爆発を起こした。爆炎で周りが見えない。アンクは羽で爆炎を晴らした。そこには、倒れている楯無と膝をつきながらもまだ立ち上がろうとするオーズの姿があった。

 

 

模擬戦が終わり、医務室に楯無を運ぶ栄司。

「あ、アンク。これ、アイス2個分のお駄賃あげるから、パンツ買ってきて。」

「ったく、しょーがないな。」

アイスに吊られて、出て行ったアンク。

「さて、もう出てきていいんじゃない?」

医務室に1人入ってくる。

「どうしてわかったの?」

「え?あぁ、オーズに変身してるとき、能力のソナー機能で誰かいるなと思ってね。ところで、君は?」

「更識……かん…ざし。」

「俺は、火乃栄司。よろしく、簪ちゃん。」

「よ、よろしくお願い、します。」

「ところで、もう起きてるんでしょ?た・て・な・し・さん♪」

「わかってたの?」

「えぇ、そりゃもちろん。多分最初の……お姫様抱っこ辺りから起きてましたよね?」

「///わ、わかってたなら、声かけてよ。」

「ははは」

バタン!と、後ろで音がした。結構ビックリし、振り返って首痛めそうになった。

「妹さんですよね?何かあったんですか?」

「えぇ、まぁ色々とね。」

「ふぅ〜ん。早めに仲直りした方がいいですよ。俺の知り合い……というか、まぁうん。とある人が言ってました。『兄弟姉妹ってのは、親よりも長く付き合っていく、唯一の肉親だ。だから、大切にしてやらないとダメなんだよ。』って。」

「そうね、………。」

その時の顔は、どこか暗く感じた。



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第12話 姉妹仲と恋人と頼みと。

ミスター寝落ちでーす、
ごめんなさい。


前回の3つの出来事。

1つ、楯無vsオーズの戦いは、オーズに軍配があがる。

2つ、更識楯無の妹、更識簪が現れる。

そして3つ。姉妹の壁を見た栄司は動き出す。

 

 

河原……そこに1人たたずむ儚げな少女がいた。

「やぁ、簪ちゃん。」

「火乃さん、どうしてここが?」

「ん?ちょっと跳んだだけだよ?」

「え?跳んだ?」

「簪ちゃんは、楯無さんのこと……。」

「お姉ちゃんは、あんな明るい性格で、みんなの人気者で、1人でISを作って。それにひきかえ、私は…。」

「そうだね、確かに凄い。」

ハッ!と言った表情を浮かべると、俯いてしまった。

「でもね。決して完璧ではない。」

「え?」

「人間って、絶対にどこか弱いところがある。それに、1人では限界もあるしね。いくら楯無さんでも、ISコアを作ることはできないでしょ?」

「まぁ、うん。」

「足りない部分を、互いに補う。それが人間のあるべき姿だと思う。」

そう言って、懐からあるものを取り出す。

「それは?」

「これは、ポセイドンバックル。これを使った人間は、水が苦手で変身出来ずに居たんだ。でこれに手を出した。でも、俺の憧れの人と会って水に対して勇気を出した。さぁ、簪ちゃん。変わるか変わらないか、決めるのは自分だよ。」

「うん、わかった。」

その後、双方が分かり合い、姉妹としての仲を戻した。

 

 

「って、感じだったよねぇ。」

「えぇ、まさかその後に、2人から同時に告白されるとは、思ってなかったけどね。」

「えへへ。」

「で、簪ちゃんは?」

「あ、それなら別の部屋。」

と、ノックがあり、返事をするとドアが開く。

「お隣の更識です。てへ、久しぶり。栄司。」

「簪ちゃん、久しぶり。最近どう?」

「バース装着者として、頑張ってます!」

そう、彼女『更識簪』は、仮面ライダーバース装着者なのである。

「そうか。良かった。2人とも元気そうで何より。」

「ところで栄司。イギリス代表候補生と戦うみたいだけど、コンボはどうするの?」

「ん?あぁ、コンボは使わないよ。一個一個が切り札だからね。なるべく、隠しておかないと。」

「あぁ、使うのは亜種だけだ。あの程度のやつなら、それで充分だ。」

「そうなんだ。もう1人の方は?」

「そこなんだけど、2人に頼みがあるんだ。」

「「?」」

こうして夜は開けた。

 

 

 

放課後

「さぁ、いよいよ始まりますのは!1年1組クラス代表決定戦!参加者は織斑一夏、セシリア・オルコット・火乃

栄司の3人!それぞれ総当たり戦で行います!」

ここに、クラス代表決定戦が始まろうとして居た。




と、言うわけで安定の更識姉妹です。
あ、一応増える予定ですよ。ゲーロゲロゲロ。


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第13話 開幕と意志力とタトバと。

前回の3つの出来事。

1つ、姉妹の仲を戻した。

2つ、恋人の片割れであるバース装着者「更識簪」と再会する。

そして3つ、クラス代表決定戦が幕を開けた。

 

 

ピット内

「火乃、織斑の機体が未到着でな。全く使えん業者だ。先に出てくれ。」

「わかりました、アンク。」

生身のままアリーナへと出て行く。

「ひ、火乃くん!な、生身で行くんですか?」

「山田先生、安心しろ。むしろ生身からの方が盛り上がる。そう言う計算だ。」

「は、はぁ。」

 

 

「あら?逃げずにきたんですのね?…でもなぜ生身で?まさか、土下座でもしにきたんですの?」

「まさか、ここからやんないと。」

ドライバーを取り出し、装着する。

「フン!サクッと勝ってこい。」

投げられるメダルは、【クワガタ】【ゴリラ】【チーター】の3枚。

「あぁ!変身!」

『クワガタ!ゴリラ!チーター!』

「はぁぁあぁ!」

「ふ、フルスキン!そんな旧式のISで!」

「ISじゃないさ!これは、オーズ……今はただのオーズ。欲望の王だ!」

「踊りなさい!私の奏でる円舞曲で!」

腕に装備されたライフルから放たれる銃撃をゴリラアームで防ぐ。

「なら!ブルーティアーズ!」

背面に装備されたビットが放出される。

「それを待ってた!」

オーズは軽くジャンプし、クワガタヘッドから放電を繰り返す。その緑の電撃を浴びたブルーティアーズは、たちまち回線ショートを起こし、機能停止。地面に落下する。

「ブ、ブルーティアーズ!あなた、よくも!」

ライフルでの射撃ラッシュが激しくなる。それをチーターレッグの高速移動で避けて行く。

「アンク!ライオンとバッタ!あとメダジャリバー!」

それを、予想してた様に即座にメダルを投げる。それをしっかり受け取り、メダルを変える。

『ライオン!ゴリラ!バッタ!』

メダジャリバーを引き抜き、オーメダルネストからセルを3枚、メダジャリバーに装填する。

その行動に危機感を覚えたのか、オルコットは焦る様に、サイドのスカートアーマー何かを発射した。

『トリプル!スキャニングチャージ!』

「セイヤー!」

3枚のセルメダルで極限まで高められたメダジャリバーから繰り出されるオーズバッシュの力は、空間をも切り裂く。が、試合終了の合図はならず、何かが爆発して終わった。

「あちゃ〜、ダメだったか。」

「隠し球のブルーティアーズを出してなければ負けてましたわ。」

「でも、もう武器は無いよね?降参してくれない?」

「くっ!あまり舐めないことですわ!い、インターセプター!」

地上にいる相手にナイフで戦うにあたり、空中にいる意味がないと感じたのか、ISを地上まで降ろした。

「その意思に敬意を評して、少しだけ力を見せよう。アンク!タトバで決めるよ!」

「あぁ?一応コンボだぞ?」

「構わない。彼女の意思が強いからね。」

「わかった。」

【タカ】【トラ】のメダルを投げ渡し、メダルを変える。

『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!スキャニングチャージ!』

バッタの力を解放し、空高く飛び上がる。そして3つエネルギーリングが生成され、ナイフを構えるオルコット向けて、穴が重なる。その穴を通りエネルギーを纏いつつ、オルコットにタトバキックを放つ。

「セイヤー!」

と言う、映司の掛け声を尊重しつつしっかりと必殺技を決めた。その瞬間『SEエンプティー!勝者 火乃 栄司!』

まずは、一勝を飾った。



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第14話 2vs1と無の共鳴と本能と。

うーむ、疲れが取りきれてないのか、
投稿する前に寝てしまう。


前回の3つの出来事。

1つ、織斑一夏機体到着が遅れ、先に戦うことになった栄司。

2つ、代表候補生相手に余裕ある戦いを見せる。

そして3つ。セシリア・オルコットの意思を尊重し、タトバコンボで決着をつけた。

 

 

SEエンプティーが感知されアナウンスが響く。が、栄司は砂煙でそれを確認できて居なかった。とりあえず、変身を解除し、近くに寄ろうとする。

「エージ!避けろ!」

砂煙の向こうから、拳が姿を見せるが、アンクの声で気が付き紙一重で避ける。

「何するんだ!危ないじゃないか!」

「それはこっちのセリフだ。女の子相手に2対1で!こんなことする必要なかった!」

「あぁ!2対1だ?バカかお前!その足りない脳みそでよく考えろ!いいか?俺がオルコットに対して何かしたか?」

「何もしてない!でも、2対1じゃないか!多人数じゃなきゃ勝てないんだろ!」

「アンク、落ち着け。ほら、アイス。わかった、ならアンク。次の戦い、サポートには付かなくていい。」

「こんな奴の言い分、聞く必要はない!」

「だけども!側から見れば2対1だったんだ。タイマンなら問題ないんだろ?」

「はぁ、わかった。どの道止めには入るぞ。じゃなきゃ、最悪死人が出る。」

「あぁ、わかってる。だから、2人にも頼んであるから。」

織斑一夏はセシリア・オルコットを運んだ。

 

 

 

そして、再びアリーナに織斑一夏が現れた。

「それが君の機体かい?」

「あぁ、俺の力。白式だ。」

(あの機体から恐竜メダルの力を感じる。)

IS学園に一個あるコアはこれだった。正確には学園にあることとなるメダルだったのだろう。そして、栄司の体から3枚のコアメダルが出てくる。

「変身。」

『プテラ!トリケラ!ティラノ!プ・トティラーノ!ザウル〜ゥス!』

白のアンダースーツに紫色の恐竜を模した装甲。

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

アリーナに響く雄叫び……否、咆哮は、まさに恐竜のソレだ。

「やっぱり、共鳴して勝手に変身したか。」

「いくぜ、栄司ぃぃ!」

刀を構え突っ込んでくる織斑に対し、オーズは地面に手を突っ込み、専用武器であるメダガブリューを生成する。そして、刀での一閃を放つ織斑にカウンターで、アックスの攻撃をお見舞いする。

(ぐっ!近づくと余計に……きょ…めい…す……る。)

シールドエネルギーの1/3をメダガブリューで削り取られる。しかし、ここで金色の光を発し、刀の形状が変化し始めた。

「俺は、世界で最高の姉さんを持ったよ。この千冬姉の力で!おぉぉぉぉ!」

展開された単一仕様で、無の力が強まったせいで、オーズは再び咆哮を上げる。が、それの展開により理性は消え本能で戦い始めた。片手で織斑の単一仕様である零落白夜を受け止め、上空に吹き飛ばす。エクスターナルフィンを展開し、空中へとフィールドを移行した。そして、高速飛行ですれ違いざまに攻撃し、織斑はなす術なくダメージを与えられ続けた。さらに、空中でワイルドスティンガーを突き刺し、エクスターナルフィンで氷漬けにし、その塊を地面に叩きつける。

砕けた氷の中からまだ立ち上がろうとする織斑に、プトティラは己が必殺の一撃を放とうとするのだった。




ごめんなさい、遅れました!


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第15話 バース・デイとKissとクラス代表と。

前回の3つの出来事。

1つ、2対1を卑怯と称した一夏にアンクが激怒。

2つ、白式にある恐竜メダルと映司のメダルが共鳴。

そして3つ。プトティラコンボの凶悪な必殺技が織斑に牙を剥こうとしていた。

 

 

氷の中から脱出し、何とか立ち上がろうとする織斑。その側でオーズは、ネストからセルメダルを一枚取り出し、メダガブリューにメダルを入れる。恐竜の頭を模したソレのレバーを上げセルメダルを粉砕・圧縮、持ち手付近のグリップも動かす。

『ガブッ!ゴックン!プ・ト・ティラーノ・ヒッサ〜ツ!』

バズーカモードで放つストレインドゥームが、織斑に向けて放たれる。その強力無比な攻撃は、破壊光線と言う名が最も似合っているだろう。

残りのシールドエネルギーがギリギリのところの織斑にはもう避ける気力が残って居なかった。が、流石にこれを食らえば死ぬことくらいは察して居た。

 

 

絶体絶命と思われたその時だった。

『クレーンアーム!ショベルアーム!ドリルアーム!カッターウイング!キャタピラレッグ!ブレストキャノン!セルバースト!』

「ブレストキャノンシュート!」

ストレインドゥームと最大出力のブレストキャノンシュートがぶつかり合う。双方のエネルギーは消失した。が、オーズは動きを止めようとはしなかった。織斑に突っ込んで行こうとしたオーズの懐にバースが飛び込む。すると、即座に変身解除した。

観客全員が彼女が殺される!と思った時だった。オーズの…栄司の唇があるあたりに突然キスを始め、オーズは正気に戻り、変身解除、そのままキスし始め、会場全体がそう、なんかピンク色の雰囲気に包まれた。

『SEエンプティー!勝者:火乃 栄司!』

何故栄司が勝ったのか。その答えはただ1つ。栄司が変身解除する前に、織斑は零落白夜を発動して居た。が、あんなギリギリで発動すればすぐにSEは尽きる。勝ち試合……とは言えないが、姉の技に拘りに勝利を落とした。

 

因みにこの後、大分接戦だったが、オルコットが勝利を収めた。

 

翌日。

「と、言うわけで。1年1組のクラス代表は織斑 一夏くんに決まりましたぁ。」

「え!?」

と、山田先生が教室で言った事で織斑は驚きを隠せなかった。

「俺、1番戦績が悪いんですけど?」

「それは、「私が辞退したからですわ!」「いや、栄司が辞退……というか、代表候補生相手に余裕を持った戦いをした。他者との実力が離れすぎてるからなぁ。それに、織斑千冬の判断もある。」うぅ、私のセリフゥ。」

「あわわ。すみません、山田先生。」

「いえ、いいんです。と、とにかく!そう決まったので!授業に入りましゅ!……(噛んじゃった)。」

「さ、さぁ!切り替えて行こう!」

栄司がそう一言言うと、鶴の一声と言わんばかりに、静かになった。




まぁ、こんな感じで。
バース装着者更識 簪の活躍如何だったでしょうか。
自分ごとで恐縮ですが、IS学園の生徒達だと
断然!更識姉妹が好きなのです。
教師?山田先生一択。
まぁ、過去作を見てもらえればわかりますが、
今回もヒロインは更識姉妹です!


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第16話 宴と取材とサポーターと。

前回の3つの出来事。

1つ、クラス代表決定戦で無の力の共鳴により理性を失う栄司。

2つ、栄司を助けるべくバースを纏い現れた更識簪。

そして3つ、クラス代表が織斑に決まる。

 

 

 

放課後。

「織斑くん、クラス代表決定、おめでとう!」

という、クラスからの声援を受ける。これは、織斑がクラス代表に決まった祝いらしい。

「いや〜、これで半年間デザートフリーパスはウチのものだね。」

「そうだねぇ。」

「おい、栄司。それってアイスも食い放題になるのか?」

「え?あぁ、うん。」

「おい!織斑(バカ)!今すぐ代表こいつに変えろ!」

「こ、コラ。アイスならいつも好きなだけ食ってるだろ。ほら、アイス。」

「チィ、失敗したな。」

「どうもぉ、新聞部2年の黛 薫子でぇ〜す。取材に来ましたぁ。えーと、火乃 栄司君居る?」

「あ、はい。自分です。」

「あ、君か。えーと、じゃあ早速質問いいかな?」

「はい、良いですよ?」

「それじゃあ!たっちゃんの妹さんとの関係は?」

「簪ですか?彼女……恋人です。」

「ならたっちゃん本人は?」

「彼女も恋人ですね。」

「では、二股?」

「世間一般から言うとそうなりますね。でも、これは彼女達で決めたことなので。」

「なるほどなるほど。で、ISはどこのものなのですか?」

「アレは800年前の王が錬金術師に作らせたものだ。」

「メダルはですね。ベルトは……製作者のプライバシーに関する情報なので。すみません。」

「なるほどなるほど。ありがとう。それじゃあ次……。」

こんな感じで織斑とオルコットにも取材を終えると、写真を撮りたいと言って来た。

「んじゃ、3人はそこ並んで……名護さんは?」

「サイコーです!」

栄司しか乗ってくれなかった。

「って、全員写ってる!」

驚きの声を上げたのは織斑だった。

「ははは、いいよいいよ。それじゃあね。」

こうして黛 薫子は帰った。

 

 

宴会も終わり、部屋に戻ろうとする。

と、辺りをキョロキョロと見渡してる人物がいた。

「あの、どうかしましたか?」

「あ、えーと総合受付?に行きたいんだけど。」

「それなら、そこを真っ直ぐに行って突き当たりを左に行くとありますよ。」

「ありがとう。ねぇ、あなた……2人目の火乃 栄司よね?」

「えぇ、そうですけど。」

「何組?」

「1組です。」

「クラス代表は?」

「織斑一夏、ファーストですよ。」

「ありがとう。じゃあ、失礼するわね。」

 

軽く道案内を済ませ、再び部屋へと向かう。ドアを開けると、そこに居たのはご立腹の更識楯無ともう1人。

「戻って来たんだ、本音。」

「あ、エイエイ。うん、バースサポートプログラムは完璧にこなして来たよ〜。」

更識簪が変身するバースには、サポートが居た方がいい。そして、そのサポーターに彼女が選んだのが、自身のメイドであるこの娘『布仏 本音』だ。同じ1年1組で公欠扱いになっていた。普段からダボダボの服や着ぐるみみたいなのを着ていることが多い。ので、今も電気ネズミチックな着ぐるみだ。

「えへへ、ただいまぁ。」

と言いながら、抱きつき(と言う名の拘束をし)ながら、キスをする。

そう、この娘も恋人なのだ。実はまだ居る。

「あー!そろそろおねーさんにもしなさい!」

溜まっていたようで、軽くキスすると満足したのか、隠れて着替え始めた。

「それじゃあ、また明日教室で〜。」

「うん、おやすみ。」

こうして、また1日が終わった。




リクエストが届いたので、本音さんが
彼女になりました。


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第17話 転校生と異様とヤミーと。

前回の3つの出来事。

1つ、織斑一夏のクラス代表就任祝いが執り行われた。

2つ、2年の黛から取材を受け、メダルに関する簡単な情報を話す。

そして3つ、バースサポーターでもあり栄司の3人目彼女である布仏本音が戻って来た。

 

 

就任祝い翌日。クラスではこのような噂が流れて居た。

「中国から転校生が来るらしい。」

中国からかはわからないが、転校生らしい人物と昨晩会った栄司は、

(中国人だったのか?)

という疑問が巡って居た。

すると、突如バンッ!と大きな音を立ててドアが開かれる。

「久しぶりね、一夏!」

「お前、鈴か!」

「あ!昨日の!」

「あ、その節はお世話になりました。」

「ううん、人間は助け合いでしょ?」

「なんだ?知り合いなのか?」

「「ちょっとね。」」

「エイエイ?浮気?」

「いや、道を尋ねられただけだよ?」

「ふ〜ん、ならよ〜し。」

すると、ドア方向からバンッ!という聞き覚えのある音が聞こえた。

「げぇ、千冬さん。」

「織斑先生だ。それからHRの時間だ。早く自分の教室に戻れ。」

「は、はい!じゃあまたね、一夏。」

こうして朝の嵐は去った。

 

 

昼、学食に行くと嫌な予感がするので、予め用意しておいた弁当×4を持って屋上に向かう。

「う〜ん、美味い!流石栄司くん。」

「エイエイは料理上手いよねぇ。」

「また腕あげたね、栄司。」

「アイスを作る腕も、上がってきたんじゃないか?」

彼女たちが食べて居るお弁当はもちろん、アンクの食べているアイスも栄司お手製だったりする。

「ありがとう。」

「そういえば、もう1人もこっちに来るみたいよ?」

「あ〜、5人目の彼女ね。」

「栄司と居られる時間が減るなぁ。」

「そうねぇ。でも、学年別トーナメント後みたいだから、今のうちにイチャイチャしちゃいましょ。」

「「おー!(お〜!)」」

「ささ、早く食べないと。昼休み終わっちゃうよ。」

なんとか昼休み終了前に食べ終え、教室に無事に戻れた。

 

その日の夜。

「中国代表候補生の凰鈴音。昨晩のお礼に酢豚作ったから、よかったらどうぞ。」

と、来たのだ。

「何もそんな。気にするような事でもないのに。わざわざありがとう。」

ソレを渡して、帰ってった。そのまま部屋に戻ろうとした時だった。背後に異様な雰囲気を感じ、振り返るが凰の後ろ姿以外はなかった。

 

 

 

翌日。

騒ぎが起こったのは放課後のことだった。

騒ぎに気が付いたのは、アンクと簪の持つゴリラカンドロイドだった。

アンクの案内でアリーナに行くと、ISを纏った織斑と凰が戦っているのは、わかったが、よく見ると凰の体には包帯の様な物が巻き付いて居た。

「アレはカザリのヤミーだ。」

「昨日感じた異様な雰囲気は、カザリか!」

「アイツはISを纏ってる。ヤミーがISごと取り込んだら厄介だ。早めに決めろ!」

「あぁ、わかってる!変身!」

『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!』

「本音、私たちも行くよ。変身!」

「あいあいさ〜。」

バースドライバーにセルメダルを一枚入れ、右のダイヤルを回す。

『チャリン!《グルッグルッ!》キュポン!』

真ん中のガチャ玉が開き、バースが装着される。

「俺が、その手を掴む!」

「それじゃあ、稼がせてもらおうかな。」

学園での初ヤミー戦が始まる。




こういうのも何なんですけどね。
自分ごときの作品に星0付ける人って
自分に何期待してるんですかね?アンチなのかな?w

さて!そんなことより、もはや5人目という
単語が出てきました。増えます、まだ増えます。


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第18話 恋欲と取り込みとカザリと。

前回の3つの出来事。

1つ、中国から代表候補生凰鈴音が転校してくる。

2つ、その凰鈴音がカザリのヤミーに寄生される。

そして3つ。オーズとバースは学内でのヤミー戦に挑もうとしていた。

 

 

 

「空飛んでるのがなぁ。」

「というか、ファーストも巻き込みそう。」

「本音、楯無さんに言ってここの封鎖と、織斑先生か山田先生を呼んでもらって。」

「あいあいさ〜。」

「早く終わらせないと。」

「凰のSEをゼロにして、ISを巻き込まないようにしよう。」

「わかった。」

『カッターウイング!ブレストキャノン!セルバースト!』

「アンク、ウナギ!」

アンクから【電気ウナギ】が投げ渡され、トラと交換する。

『タカ!ウナギ!バッタ!』

「電気を使わずに、よっと!」

バッタの跳躍で上空に飛ぶ。

 

 

一方、栄司が上がる直前の上空

「一夏ぁ!一夏ぁ!アタシの!アタシのものに!なりなさいよ!」

「ちょ、どうしたんだよ!鈴!」

青龍刀を振り回す鈴に対し、防戦一方の一夏。突然の変貌に驚いて居る。

「お、落ち着け!クッソ!約束だってちゃんと覚えてたじゃないか!」

「嘘だぁ!そんなこと言って…「ブレストキャノンシュート!」え?」

一夏と凰の間に入り、ブレストキャノンを放つ。

そしてオーズは、一夏が巻き込まれないように、ウナギウィップで静かに下に降ろすのだった。

 

 

 

突然のブレストキャノンに反応できず、モロに直撃した凰は、ISから投げ出されるが、タイミングよくセルメダルが溜まったのか、体がヤミーに取り込まれてしまった。おそらくだが、トラヤミーだろう。

「栄司!これを使え!」

投げられたメダルは【チーター】。キャッチすると、ネストに入れて居た【トラ】と共に即座にメダルを変える。

『タカ!トラ!チーター!』

トラクローをトラヤミーに引っ掛け、チーターレッグを使い、セルメダルを掻き分ける。トラヤミーは爪で抵抗しようとするが、それすらチーターレッグで弾く。中の凰が見えてくると、手を伸ばす。

「手を!早く!」

凰もその手に気づいて手を伸ばす。ギリギリ届きそうで届かない距離を何とか詰めようとする。

「やっぱり居た。困るんだよね、ヤミー倒されると。」

「お前は、カザリ!」

救出がうまくいきそうなタイミングでのグリード襲来。背後に立っているカザリの圧は途轍も無いものだ。が、そこに火炎球が飛んでくる。

「はぁ、邪魔しないでもらえるかな?アンク。」

「悪いが、そのメダルは全部俺のモンだ。」

アンクも擬態から怪人態へと姿を変える。

「ちょうどよかった。予備のコアメダルが欲しかったんだよ。」

「フン!どうせ、最初からそれが狙いだろ?」

完全体グリードが対峙する。相手は狡猾なカザリだ。その様子を見ながらも、セルを掻き分ける。やっとの事で凰を引っ張り出す。そのまま本音の方に渡す。一刻も早くアンクの元へ駆けつけるべくバースが足止めしているトラヤミーに向けて、メダジャリバーで渾身の一発を放つ。

『トリプル!スキャニングチャージ!』

チーターレッグでの猛烈な走りから、すれ違いざまに斬り、トラヤミーを爆散させた。



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第19話 予想外と強奪と説明?と。

前回の3つの出来事!

1つ、凰鈴音の欲望からトラヤミーが生まれる。

2つ、カザリがコアメダルを狙って襲撃、アンクが応戦。

そして3つ、アンクに助力すべく、トラヤミーを片付けた。

 

 

 

トラヤミーを片付け、カザリと対峙しているアンクの元へ駆けつける。

「あん時、セルは削れたがコアまでは無理だった。出来れば、コアは奪っておきたい。無理なら壊せ!」

「あぁ、わかった。」

体内から紫のメダルを出す。

『プテラ!トリケラ!ティラノ!プ・トティラ〜ノ!ザウル〜ゥス!』

これで3度目。なんとかコントロールは効くようになった。

アンクが空から火炎球を、オーズが地上から冷気で攻撃する。が、やはり完全体、たてがみを触手のように使い、弾いたり避けたりと、攻撃をしっかり捌いている。

だが、突然予想外のことが起こる。これは、アリーナで戦っている3人やバース達にも予測できなかっただろう。カザリ目掛けて青龍刀が飛んできたのだ。

「よくも、やってくれたわね。せめてもの、お返し……よ。」

おそらく簪あたりが説明したんだろう。己を操ったやつに一矢報いようと、持てる力の全てを使って青龍刀を投げたのだ。

この事に対して最も早く反応したのはオーズだった。攻撃パターンが変わった事により、カザリの反応が若干だが遅れたのだ。ワイルドスティンガーをカザリに撃ち込む。

「しまっ……「油断したな!」グゥッ!」

そのままアンクが後ろからメダルを抜き取る。

「人間相手にしてやられたなぁ、カザリ。」

コアメダルを抜き取られた事により、セルが落ち、下半身が不完全になる。

「クッ!僕のメダル、預けとくよ!」

そう言って、カザリは撤退した。

 

 

 

 

 

アリーナの外壁はボロボロ、観客席もかなりの被害が出てるが、幸い怪我人は居なかった。まぁ、コンボ疲労でグッタリしたり、ギリギリの状況でブレストキャノンを撃ったりした簪に、完全体グリード相手に一矢報いようとした凰以外は、だが。

とても状況などを話せる状態でないが、当事者である3人に話を聞かないのは無理があると、後日話をする事に。

 

 

で、その後日。

「さて、改めてこの間のことを聞こうか。」

「監視カメラの映像は見ました?」

「あぁ、とりあえずはな。だが、あんな特撮じみた化け物がこの世に存在するとは思えない。」

「ですよね。……えーと。」

「残念ながら、居るんだよ。わかりやすく示してやる。」

アンクは、何時もの擬態体から怪人体に変身する。

「「!?」」

「わかったか。信じられないじゃない、信じるしかないんだ。」

そう言うと人間体に戻った。

「一から説明するとややこしい、俺たちのことを軽く話す。俺たちは800年前……この時代に合わせるなら900年前か。大陸を支配しようとして居た王が錬金術師によって作られたメダルの塊、欲望の名を冠する『グリード』だ。そして、グリードは俺以外にも、昆虫系ウヴァ、水棲系メズール、重量系ガメル。ほして今回俺たちが戦った猫系カザリ。それから……。」

「現存しない生き物のメダルの……恐竜系グリードDr.真木。」

「あ、あの?」

「あ?なんだ?」

「えっと、アンクさんは何の生き物なんでしょうか?」

その疑問を抱いたのは山田先生だった。

「アンクは、鳥の王。つまり、鳥系グリード。」

「なるほど、だから飛べたんですね。」

「俺たちの体は、メダルで出来てる。それが無くなれば弱体化する。」

「アイスで例えると、棒がコアでアイスが本体ですね。」

「なるほど。」

と、こんな感じに説明し、納得してもらった。




高評価をつけていただいたり、コメントしてくださって
いつもありがとうございます。皆さんのコメントや高評価、
お気に入りが、自分の創作意欲をさらに掻き立てます。

皆さんのために、自分も楽しみながら、書いていくので、
応援よろしくお願いします!


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第20話 名前と熱と影と。

まだ完全には出てこない!

カウント・ザ・メダルズ!現在オーズの使えるメダルは…
【タカ】【クジャク】【コンドル】
【クワガタ】【カマキリ】【バッタ】
【ライオン×2】【トラ×2】【チーター×2】
【サイ】【ゴリラ】【ゾウ】
【シャチ】【ウナギ】【タコ】
【プテラ】【トリケラ×2】【ティラノ×2】



前回の3つの出来事。

1つ、IS学園に襲来したグリード『カザリ』と戦闘。

2つ、カザリのコアメダルを奪う事に成功。カザリを撤退させる。

そして3つ、学園側にグリードとヤミーの情報を提供した。

 

 

 

ヤミーに取り憑かれて居た凰と話をするべく、屋上に来て居た。凰は屋上の柵に寄りかかり景色を眺めて居る。

「……ねぇ、凰さんじゃなくて、鈴って呼んでよ。」

栄司が屋上に来て、凰鈴音の第一声がそれだった。

「わかった。じゃあ鈴ちゃん、君の欲望は、“織斑一夏て自分のものにする”だよね?」

「うん。そうだよ……いや、そうだったの方が正しいか。」

その欲望は過去形になっていた。

「アタシ、こっちに来て、学校でいじめられて、アイツが助けてくれて、それで好きになった。でも、それって吊り橋効果みたいな感じだったのかな?って、今回の事で思ったんだ。」

こちらを振り向き少し寂しそうな顔を浮かべた鈴に対して、何と声をかけるべきか悩んだ。

「アタシね、アイツに言ったの。アタシが料理上手くなったら、毎日酢豚食べてくれる?って。そしたら、アイツタダ飯食わしてくれるって勘違いしてた。その後にヤミー?に巻き込まれてさ。なんか冷めちゃったんだ。」

そう言って、(ISの拡張領域に隠していたのだろうか?)酢豚を差し出した。

「あの時、アタシが欲望に飲まれた時、真っ先に手を差し出してくれた。アタシの英雄さん。アタシと付き合ってください。」

「ごめん。」

「……だよね。」

「ちょっと呼んでみないと。」

「え?」

そう言ってタカカンドロイドとバッタカンドロイド×2を取り出しどこかに飛ばした。

 

10分後。

屋上に来たのは、楯無、簪、本音の3人。

「やっぱり忙しいみたいですか?」

「そうなのよねぇ〜。」

「忙しいのは、完全にお姉ちゃんのせい。」

「うぐっ!」

「俺も入りましょうか?生徒会。」

「……うん。おねがぁ〜い。」

「えっと、栄司。この人たちは?」

「俺の彼女達です。」

「え?3人も?」

「いや、5人。」

「フムフム、エイエイと付き合いたいと〜。」

「う、うん。」

「歓迎するわ。ようこそ、こっち側へ。」

「なんか怪しい軍団みたいに言わないでください。」

「えへへ、ついね。」

「ねぇ、5人いるって聞いたけど残りの2人は?」

「1人は仕事中、もう1人は海外。でも、もうすぐ会えるよ。」

「ねぇ、これはアタシもOKってこと?」

「そうだね。」

「なら、末永くよろしく頼むわ、栄司!」

こうして、栄司の彼女が6人に増えた。

 

 

学園付近の空港。

「もうすぐ会えるよ、栄司。えへへ、早く会いたいなぁ。」



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第21話 金の彼女と銀の軍人と置き去りと。

前回の3つの出来事。

1つ、凰が自らの欲望を見つめ直す。

2つ、凰鈴音が新たに彼女となる。

そして3つ、空港に降り立つ1つの影があった。

 

 

 

学年別トーナメントは中止になった。アリーナの修復が間に合わず、半年間のフリーパスも逃してしまう結果となった。

 

そんな通達の翌々日。HRで山田先生から、

「えーと、本日は転校生が来ます。」

との知らせが入った。もちろん、新しいクラスメイトにクラスはワクワクしている。

「そ、それでは入って来てください。」

入って来たのは、金と銀の髪少女。

「あ、栄司!久しぶり。」

「シャルちゃん!学園に来たの?」

「うん!今日からよろしくね、栄司!」

本音が浮かない顔をしているのは、見なかったことにしよう。

「あ、あのー。とりあえず自己紹介お願いします。」

「あ、はい。えー、フランスから来ましたシャルロット・デュノアです。栄司との関係は……恋人です。皆さん、よろしくお願いします。」

クラス全体がぽかんとしている。が、ポツリポツリと「まさか、恋人がいたとは!」や「えー、狙ってたのにぃ!」とか「イケメンで彼女持ちなのね!嫌いじゃないわ!」と言った声が聞こえてくる。

「え、えっと!では、もう1人の方もお願いします。」

山田先生が軌道修正をかける。

「ラウラ・ボーデヴィッヒ、ドイツ軍人だ。」

「それだけですか?」

「以上だ。」

堂々とした態度で自己紹介?を終わらせた。

「全く、私に近しいもの達は、まともに自己紹介も出来んのか。」

教室に入って来た織斑先生は呆れていた。

「ご無沙汰しております、織斑教官!」

「ここでは織斑先生だ。」

「はい!」

「では、授業に遅れないように。」

そう言って教室から退出した。

 

 

 

織斑先生が退出した直後のことだ。

「お前が織斑一夏か?」

「?あぁ、よろしくな。」

そう尋ね、確証を得ると早々にビンタをかまそうとしたので、止めた。

「何をする!こいつが居なければ、教官はモンド・グロッソ2連覇という栄光を得たのだ!」

「だとしてもだよ!人を傷つけようとするなら、俺は手を伸ばす。傷つけないように、傷つけさせないように。」

若干舌打ちをしながらも、席に戻った。

「サンキュー栄司。」

「ライダーは助け合い、もとい人間は助け合いでしょ。って!次移動じゃん!早く行かなきゃ!」

「うぉ!やっべ!」

「あ、栄司!」

「シャルちゃん、また後で!」

そう言い残し、更衣室へと駆け出す。

「あ、行っちゃった。」

シャルロットは、伸ばして居た手を引っ込めた。それを見る本音の目は、ちょっとハイライトが消えかけてた。

 

 

 

更衣室に着くと、制服からジャージに着替える。すると、織斑が訪ねてきた。

「なぁ、あの娘フランスから来たんだろ?どこで知り合ったんだ?」

「え?あぁ、日本だよ。それじゃ、急いだ方がいいよ。」

そう言って織斑を更衣室に置いてった。




とりあえず、あと2話したらシャルとの
邂逅話をやりたいな。


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第22話 合同授業と殺気と炎の鳥と。

前回の3つの出来事。

1つ、学年別トーナメントが中止に。

2つ、フランスから第五の恋人『シャルロット・デュノア』とドイツから『ラウラ・ボーデヴィッヒ』が転校してくる。

そして3つ、シャルロット、ボーデヴィッヒは、転校早々、外での授業が幕を開ける。

 

 

 

 

アリーナに集合する。未だ傷跡は残るが、激しい戦闘がなければ問題ない。

「では、1組と2組の合同授業を……?織斑が居ないな?火乃、どうした?」

「あいつは置いて来ました。」

「なるほど、わかった。」

そう言ってると、織斑が走ってくる。

「私の授業に遅れるとは、いい度胸だな、織斑。」

「す、すみません。」

そう織斑先生が注意すると、何やら殺気じみたものを感じた。が、それを感じれたのは、恐らく栄司とアンクと暗部に仕える本音。そして織斑先生のみだろう。

「まぁいい。とにかく並べ、話はそれからだ。」

「は、はい。」

間の抜けたような返事をし、すぐに列に並ぶ。

「今日は一度模擬戦を見てもらう。そうだなぁ、火乃。ちょっと来い。」

「はい。」

「お前には、今からとある人物と戦ってもらう。おそらくいい勝負になるだろう。」

「で、誰なんです?まさか、織斑先生とか?」

「いや、私ではない。さぁ、来たぞ。」

指差すを方を見ると、何かが降ってくる。

「アレはなんだ!」

「渋谷隕石か!」

「いや、ここ渋谷じゃない!」

「オレンジか?」

「いや、違う!人型だ!」

「アレは……スイカだ!」

「「「おぉ〜、確かに!」」」

「納得しないで、助けてぇ〜。」

降りて来た……否、落下しているのは、山田先生だった。

「びゃ、白式!」

織斑が白式を展開した直後のことだった。大量のタコカンドロイドが、落下している山田先生をキャッチした。

「へぇ〜、結構使いやすいわね。コレ。」

「でしょでしょ〜。リンリンも自由に使えるからねぇ〜。」

「リンリン。……まぁいいわ。悪気はなさそうだもん。」

「た、助かりましたぁ。」

「えっと…大丈夫なんですか?」

「ん?あぁ、問題ない。すぐにわかるさ。」

「わかりました。アンク!タジャドルで行こう。」

「……どっちだ?」

「え?」

アンクはタカとヒビの入ったタカの2つを見せて来た。

「あー、普通ので行こう。」

【タカ】【クジャク】【コンドル】の3枚をドライバーにセットする。

「っていうか、いつからあったんだ?」

「さぁな。いつ間にやらだ。」

「ふぅ〜ん。変身!」

『タカ!クジャク!コンドル!タ〜ジャ〜ドルゥ〜!』

紅き翼を持つ、空の王者……炎の鳥の王の力。『タジャドル』コンボ。

 

 

 

奇跡の力、ここに降臨。




次回、山田先生との戦い。
そして、決着。


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第23話 元代表候補生と解説と頭部系と。

カウント・ザ・メダルズ!現在オーズの使えるメダルは…
【タカ】【クジャク】【コンドル】【ヒビ割れたタカ】
【クワガタ】【カマキリ】【バッタ】
【ライオン×2】【トラ×2】【チーター×2】
【サイ】【ゴリラ】【ゾウ】
【シャチ】【ウナギ】【タコ】
【プテラ】【トリケラ×2】【ティラノ×2】


前回の3つの出来事。

1つ、アリーナでの授業が始まる。

2つ、空から山田先生が降ってくる。

そして3つ、対戦相手が教師であるため、本気を出そうとタジャドルコンボを発動させる。

 

 

 

ISを纏った山田先生とオーズが対峙する。普段の彼女の様子からは想像できない圧を発している。

「それでは、戦闘開始!」

織斑先生のその合図で、山田先生がアサルトライフルで発砲する。が、タジャドルコンボの固有能力は高速飛行。動きを先読みしない限りは当たらない。そしてクジャクフェザーを展開し、弾幕を排除する。だが、

「結構弾幕が厚いな。流石元代表候補生!その肩書きは伊達じゃありませんね!」

「手加減はしませんよ!」

弾丸は全て避けているものの、近づくことが出来ない。

「逃げてても仕方ないか!タジャスピナー!」

今まで展開していなかった、タジャスピナーを出す。それを盾にしながら、山田先生が放つ弾丸を弾き、突っ込んでいく。それと同時に右手でスキャナーを取り、メダルを再スキャンする。

『スキャニングチャージ!』

両足を猛禽類の爪のように変化させ、燃え上がる。

「はぁぁ、セイヤー!」

そのまま山田先生へと近づき、両膝蹴りをお見舞いする。

が、間一髪のところで、決めきれず、追撃を許してしまう。背後からグレネードランチャーで攻撃され、地面に激突する。

 

 

 

そんな激戦を繰り広げる中のことだ。

「デュノア、山田先生が使っている機体について解説しろ。」

「はい。アレは、ラファール・リヴァイヴ。フランスのデュノア社製ISで、第2世代開発最後期の機体ですが、スペックは初期第3世代型にも劣らないもので、安定した性能と高い汎用性、豊富な後付武装が特徴の機体です。現在配備されている量産型ISの中では最後発でありながら世界第3位のシェアを持ち、7ヶ国でライセンス生産、12ヶ国で正式採用されています。特筆すべきはその操縦の簡易性で、それによって操縦者を選ばない事と多様性役割切り替えを両立している点です。装備によって格闘・射撃・防御といった全タイプに切り替えが可能で、参加サードパーティーが多いことでも知られています。」

「うむ、よろしい。」

という事があった。

 

 

「さて、そろそろ決着が着く頃だろう。」

織斑先生のその一言で、クラスメイトが息を飲んだ。

 

 

 

 

「アンク!頭部系のコア出して!」

「チィ!絶対勝てよ!じゃなきゃ、今日はアイス5倍だ!」

少し悪態をつきながらも【クワガタ】【ライオン】【シャチ】【サイ】【コブラ】を渡してくれる。それをタジャスピナーにセットする。そして、スキャナーでスキャン。

『タカ!クワガタ!ライオン!シャチ!サイ!プテラ!ギガスキャン!』

ちゃんとコブラもスキャンされているが、仕様上コブラまでは鳴らない。

七色のオーラが山田先生に迫る。本来ならタカは入れないが、やってみたかったので仕方ない。

「セイヤァー!」

エネルギー弾をなんとか撃ち落そうと、アサルトを連射したり、マグナムで撃ったり、最終的にロケランを出したが、残念ならがら撃ち落とせずに直撃。SEエンプティーで栄司が勝利を収めた。




お気に入りが、200人を突破いたしました。
誠にありがとうございます。
22話での突破は、自分史上初
だと思います。

皆様の期待に添えるよう頑張りますので
これからも本作と主をよろしくお願いします。


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第24話 尊敬と鈴と4人目と。

前回の3つの出来事。

1つ、元代表候補生である山田先生との模擬戦が始まる。

2つ、自社製の解説をさせられるシャルロット。

そして3つ、栄司は苦戦の末、頭部コアを使ったギガスキャンで辛くも勝利を収めた。

 

 

 

「期待通りの戦いだ。これでわかっただろ?火乃も強いが、山田先生も強いと。これからは、尊敬の念を忘れずに、教師に接するように!いいな!」

「「「「はい!」」」」

「うむ。火乃、山田先生。お疲れ様。」

「いえ、こっちとしてもいい戦いができました。まさか、プロミネンスドロップを避けられるなんて。」

「火乃くんこそ。」

「今度は山田先生も専用機を使ってもらいましょうかね。」

「え?それだけは、勘弁してください。」

「ふふ、冗談だ。さぁ、専用機持ちは訓練機を用意し、準備を開始。準備完了したところから、ISでの訓練を開始しろ!」

織斑先生の号令1つでこうまで動くとは。もう、世界纏められるんじゃね?とか思ったりした栄司だった。

 

 

他の専用機持ちが、クラスメイトと授業に励んでいるが、栄司は少々ISとは異なるので鈴と一緒にいる。

確かにシャルとは久しぶりに会うが、鈴とはこういう関係になったばっかりだ。ISにのるクラスメイトを見ながら、しっかりとコミニュケーションを取っていこうとしていた。

「ねぇ、鈴ちゃんはいつからISに乗ってるの?」

「うーん。帰国後から勉強しまくって、今この現状ね。」

「やっぱり凄いね、鈴ちゃんは。」

「そ、そう……かな///」

普段の強気な鈴から、乙女な感じに変わる。

「俺なんかとは、大違いだ。」

「え?なんで?栄司はあんなに強いのに。」

「これは借り物に過ぎないんだ。俺の憧れを、夢を、希望を、そして欲望を。あの力は私利私欲に使っちゃいけないんだ。誰かのために。俺のこの手の届く範囲にいる誰かの命が脅かされた時、人々の自由が脅かされた時に使う。そんな力なんだ。だから、その力を使う彼らはこう呼ばれた。『仮面ライダー』ってね。」

「なら、栄司も仮面ライダーじゃない。」

「え?」

「だって、私たちを助けれくれたじゃない。」

「そうかな。」

その言葉に救われた。俺はあの人を汚していないか。あの人の理想を、夢を、欲望を、守れているのか。そう考える栄司は、その言葉を胸にしまい、これからも戦い続けると決めた。

 

 

 

授業も全て終わり、栄司と楯無の部屋……ではなく、生徒会室。

「なるほど、ここまで酷いとは。」

「えぇ、普段お嬢様がサボるせいで。私1人の力ではとても処理しきれない量で。」

「わかりました。()さんは休んでてください。ここは、俺が片付けますから。」

「すみません、栄司さん。」

「いいんですよ、彼女ですから。」

大量の書類と4人目の彼女の前に、栄司は壁(その書類の束)にぶつかっていく。



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第25話 フラッシュアイデアと過去と白ヤミー?と。

フラッシュアイデア。
これは、わかる人はもれなく俺ガイル知ってるはず。


前回の3つの出来事。

1つ、鈴に仮面ライダーのことを話す。

2つ、鈴に仮面ライダーだと言われる。

そして3つ、生徒会室で4人目の彼女である布仏虚を休ませ、大量の書類に対峙する。

 

 

 

 

栄司は大量の書類の前に1つのアイデアを思いついた。

『クワガタ!カマキリ!バッタ!ガータガタガタキリバ!ガタキリバ!』

ガタキリバのブレンチシェードで50人になり、高速かつ高効率での書類仕上げをする。だが、

(完全に誰のためでもない、自分のためだもんなぁ。)

そう考え、普通に書類処理を始めた。

 

 

栄司が書類を処理している間に、彼女…『布仏 虚』との馴れ初め……これを説明することは、本音とシャルの馴れ初めも含まさる。そして、バース開発の経緯も。なので、一緒に話すとしよう。

 

これは3年前の出来事だ。

暗部更識にお世話になっていた栄司だったが、未だに更識姉妹付きのメイドの布仏姉妹には警戒されていた。

そんなある日だった。日本政府から、フランスから来るデュノア社の令嬢の護衛を言い渡された更識楯無に、栄司は更識関係者の護衛として付いて行くことになった。もちろん、その中には布仏姉妹も含まれた。

「はじめまして。更識楯無です。」

「レム・デュノアだ。娘を頼むよ。」

「えぇ、しっかりと護衛させていただきます。」

今回は運が悪かった。そう言うしか無かった。

 

 

目的地は、日本の最先端のIS開発局『倉持技研』。

その道なりで、襲撃があった。

「チィ!ウヴァだ、栄司!」

渡されたメダルは、【サイ】【ゴリラ】【ゾウ】の3枚。

『サイ!ゴリラ!ゾウ!サ・ゴーゾ!サ・ゴーゾォッ!』

サゴーゾに変身した理由としては、人数が多すぎる為、守りやすい防御特化の方が良いというアンクの判断だ。しかし、まだコンボ疲労に適応しきれていない栄司には、少々辛そうだ。

が、なんとかウヴァの攻撃に耐えるが、ここでウヴァの真の目的に気が付いた。

「不味い!狙いはヤミーを作ることだ!」

そう、ウヴァは攻撃しながら品定めをしていたのだ。

「面倒だな、全員から作ればいいか。」

「アンク!チーター!」

サゴーゾコンボを解除して、【ゾウ】から【チーター】に変える。

『サイ!ゴリラ!チーター!』

チーターに切り替えると同時に、全員の額にコイン投入口の様なものが出現する。そこ目掛けてウヴァがセルメダルを投げ、ヤミーを作ろうとする。

それを阻止すべく、チーターの高速移動でセルメダルまで移動し、ゴリラアームで落とす。

デュノア社の関係者は楯無が落とそうとした。だが、上手くはいかなかった。娘であるシャルロット・デュノアは何とかなったが、レム・デュノアまではダメだった。レムからヤミーが生み出された。

しかも、欲望が強いのか白ヤミーから成長までがやたらと早かった。




シャルの父親の名前、元ネタわかる人居ます?


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第26話 嫌な予感と意思とバースプロジェクトと。

前回の3つの出来事。

1つ、栄司が大量の書類の処理を始める。

2つ、長くなりそうなので、諸々の回想が始める。

そして3つ、来日していたフランスデュノア社のレムから異常なヤミーが生まれた。

 

 

 

白ヤミーが早々に成長した。

「嫌な予感がする。栄司、さっさとカタをつけろ!!」

「あぁ!」

『スキャニングチャージ!』

「セイヤー!」

チーターの高速移動からサイのツノとゴリラの剛力で攻撃しようとする。

が、それを空を飛ぶ事で避けられる。

「チィ!ありゃなんだ?」

「あれは……ゴキブリ?」

ゴキブr……コックローチヤミー……というか、テ〇フォー〇ーに近いものだ。

仕留め損ねたそれは、周りを見渡すと真っ直ぐに、布仏姉妹が側についているシャルロット・デュノアの方を見た。

「不味い!」

チーターの脚力を使い、コックローチヤミーと布仏姉妹の間に入る。

庇う形で、コックローチヤミーに背を向け、攻撃を受ける。しかし、そこからのカウンターで、体を捻りコックローチヤミーの頭頂部から拳を放ち、潰す。する

と、簡単にセルメダルに変わった。

「ふぅ、意外とあっけなかったな。」

「あぁ、そうだな。」

被害こそ多少出たが、何とか事なきを得た。セルメダルがそこまで溜まっていなかったのか、あまり出てこなかった。

 

 

 

倉持技研に到着した。技研内は警備が強化されてる為少々休憩を貰えた。

「エイエイ、さっきはありがと〜。」

「え?エイエイ?」

「うちの妹は、他人に変なあだ名を付けます。それから、先程はありがとうございました。」

「いえ、助けられる命があるのに、手を伸ばさないのは自分の……あの人の信念に反しますから。」

「「?」」

現実が甘く無いことを知ったのこの時、この瞬間だった。

「キャァァァァ!」

「「「!?」」」

「栄司!さっきのやつだ!あの女、攫って行きやがった!」

「まさか!」

「やたらセルメダルが少ないと思ったが。早く行くぞ!」

技研の入り口前にあるライドベンダー二台に乗り込み走り出そうとしたその時だ。

「私たちも連れてってください!」

「え?ダメだよ。あいつは人間相手に何とかなる相手じゃない。」

「それでも!更識の名に泥を塗るわけにはいかないんです!」

「……わかった!でも、あの娘を助けたらすぐに戻るんだよ!」

「はい!「待って。」簪お嬢さま。」

「どうしたの、かんちゃん?」

「私も連れてって。逃げるまでの時間稼ぎくらいはできる。」

「それこそダメだよ。メダル相手にはメダルでしか戦えない。」

「お姉ちゃんの顔に泥は塗れない。それは私も同じこと。」

「だけど…「栄司、急ぐぞ。それから、簪……だったな。乗れ。」アンク。」

「どのみち、束が作ってるバースシステムのテストパイロットが必要だ。お前がテストしても意味がない。戦う意思があるんだ。俺たちにとって得な選択をするべきだ。」

「そんな……っていうかバースシステム作ってるの?なんで?」

「……寝言でバースバースうるせぇから。」

「……マジかよ。」

こうして、簪、布仏姉妹、アンク、栄司の3人はシャルロット・デュノアの救出に向かった。




バースを作るきっかけは、寝言でした。


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第27話 ゴキとバッタとプロトバースと

前回の3つの出来事。

1つ、デュノア社社長レムから生まれたコックローチヤミーを倒した。

2つ、倒したかに見えていたコックローチヤミーがシャルロット・デュノアを誘拐。

そして3つ、栄司の寝言から発生したバースプロジェクトが明らかになった。

 

 

 

ライドベンダーに乗り、タカカンドロイドの案内でシャルロットの元へ急ぐ。

 

場所は広く荒れた広場。廃材やド〇〇もんの空き地にあるようなドカンもある。

そして、増えている多数のコックローチヤミーも。

「まさにゴキブリだなぁ。あん時のクズヤミー並みにいるぞ。」

「栄司、これどうするの?」

「方法は1つ、とにかく倒す!」

「栄司、こいつは物量戦だ。どうする?」

「まだ制御出来てないプトティラは使えない。特に今回は人質がいるからな。だから……相性良くないけどガタキリバで行こう。」

栄司はドライバーを装着しながら言うと、3枚メダルを受け取り即座にドライバーにセットした。

「変身!」

『クワガタ!カマキリ!バッタ!ガータガタガタキリバ!ガタキリバ!』

ガタキリバになるとすぐにブレンチシェードを発動し、50体になる。

すると49体が大量のコックローチヤミーに向かっていく。が、一体だけ向かわなかった。

 

 

その理由がこれだ。

ガタキリバは手を地面に向け突っ込む。引き抜くとその手にはメダガブリューが握られていた。

「よし、上手くいった。」

メダガブリュー片手にコックローチヤミーに向かう。

 

他のガタキリバは、あるガタキリバはもう一体のガタキリバと連携で確実に一体を潰し、また別のガタキリバは能力解放を使いながら、前方にきりもみ回転しつつ、腕のカマでサイドのコックローチを斬りつけながら、頭部から放たれる放電撃で前方のコックローチヤミーたちを攻撃する。

さらに別のガタキリバは、相手を上空から蹴り、その蹴ったコックローチヤミーを利用して再び空へ、別のコックローチヤミーにそのまま攻撃し、更に高く飛ぶ。それを繰り返す。なんか別のバッタライダーがやっていた戦法を取っていた。

 

メダガブリューを持ったガタキリバは、それを振り回してコックローチヤミーを潰す。

『ゴックン!』

ヤミーを倒してでたセルをメダガブリューに入れる。粉砕・圧縮してパワーを高める。そして、ガタキリバのコンボ音声(カラオケver)が流れて、一気にヤミーを潰す。だが、

「くそ、キリがない。」

「ひーくぅ〜ん!あ〜くぅ〜ん!おまたせぇ!」

「束さん!どうして!」

「俺が呼んだ!プロトバースの実戦テストだ!」

怪人体でコックローチと戦っていたアンクが近づいて来た。

「あーくん!これ誰が使うの?束さん?」

「いや、そこの水色に渡せ!」

「はーい♪いっくよー!それ!」

「簪!コレ、使え!」

投げられ宙を舞うバースドライバーをキャッチし、右足を軸に時計回りに回る。その流れでドライバーを腰に巻き、アンクから投げられたセルを伊達風にキャッチ、ドライバーに挿入。後藤風にダイヤルを1発で回しきり、テスト用のマーカーが入っているプロトバースに変身するのだった。



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第28話 サポーターと撤退と第2と。

前回の3つの出来事。

1つ、誘拐されたシャルロット・デュノアを追った場所ではコックローチヤミーが増殖。

2つ、アンクの連絡により篠ノ之束が現地に到着する。

そして3つ、束よってもたらされたバースドライバーで、更識 簪はプロトバースに変身する。

 

 

 

 

バックルのガシャ玉が開く。そこからカプセルが肩など目掛けて放出されプロトバースへと変身する。

「これ!バースバスター!」

篠ノ之束がバースバスターをぶん投げる。それを受け取り、コックローチヤミーに向けてセルメダルのエネルギーを打ち出す。

「これなら……さぁ、お仕事開始!」

そう決めている後ろで、束はミルク缶を出す。

「はい、バースにはサポートが居ないとね。んー、そこのボンの子。」

「ほえ〜?わたし〜?」

「うんそうそう。はいこれ、予備のメダルポットとバースバスター(二丁目)。」

「わぁ〜、メダルがたくさ〜ん。」

そうやってる間にも簪はコックローチヤミー相手に奮闘していた。が、

「え?弾切れ?不味い、きゃっ!」

大量のコックローチに囲まれるプロトバース。そこにガタキリバが駆けつける。

「無理しないで。デュノアさん助けたら離脱して。」

「う、うん。」

「と、言ってもそろそろ俺も限界かな。アンク!ブラカワニ!」

メダルを要求され、炎でコックローチを燃やし、【コブラ】【カメ】【ワニ】の3枚を投げる。

『コブラ!カメ!ワニ!ブラカ〜ワニ!』

大幅に減少した体力をブラカワニの固有能力で生成される『ソーマ・ヴェノム』で回復する。

「やっぱり多いな。簪ちゃん、俺が道を開くから、ライドベンダー乗ってデュノアさんを救出。すぐに撤退、いいね?」

「は、はい。」

『スキャニングチャージ!』

スライディングで敵を一掃しつつ、道を切り開く。

そうして開いた道をライドベンダーに乗ったプロトバースが駆け抜け、デュノア氏を回収、撤退した。

 

 

 

人質であるデュノアさんを救出し、全員撤退したのを確認すると、アンクに視線で意思を伝え、メダルを三枚受け取りコンボを変える。

『ライオン!トラ!チーター!ラタ・ラタ・ラトラァータァー!』

ラトラーターへと姿を変える。そして、ライドベンダーにトラカンドロイドを合体、トライドベンダーへと変化させ、ラトラーターで制御する。余剰エネルギーをトライドベンダーで抑えることができる。更に手を地面に突っ込み再びメダガブリューを生成する。

「さぁ、ここから第2ラウンドといこうか!」

「セルメダル、稼がせてもらうぞ!」

第2ラウンド開始!



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第29話 黄のコンボとネタと通達と。

前回の3つの出来事。

1つ、簪がプロトバースへと変身。束の気まぐれで本音がサポートに選ばれる。

2つ、デュノアを救出。3人は撤退する。

そして3つ。ラトラーターへ変身しトライドベンダーに乗り、メダガブリューを装備したオーズが大量のコックローチヤミーとの第2ラウンドを開始する。

 

 

 

 

トライドベンダーを駆り、大量のコックローチヤミー相手に、すれ違いざまにメダガブリューで斬りつけたり、トライドベンダー本体で轢いたり、メダル型のエネルギー弾を発射したりして一掃しようとしている。

が、一向に数が減らない。

『ガブッ!ゴックン!』

ラトラーターのカラオケソングが鳴る。範囲攻撃の要領で『グランド・オブ・レイジ』を放つ。

「もう一回、全コンボやる?」

「アレはダメだ。今回はお前を連れてくやつが居ない。これを使え。」

渡されたのは【タカ】【イマジン】【ショッカー】の三枚。

「これ?まぁいっか。」

『タカ!イマジン!ショッカー!タマシー!タマシィ!タマシィー!ライダー!タ・マ・シィ!』

タマシーコンボは劇場版のオーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー!!に登場したコンボ。電王のモモタロスから取り出したイマジンコアメダルと敵から取り出したショッカーコアメダルを使って変身した姿。そして、その必殺技は……

『スキャニングチャージ!』

タマシーボンバー。もはやこれを放つ為に登場したと言っても過言ではないコンボである。

 

 

それを放つと、全てのコックローチヤミーが消えた。

「「…………。」」

「ネタで出したメダルなんだが。」

「……解決したからよし!さぁ戻るよ、アンク。」

「あぁ、今度こそ終わったな。」

全てのコックローチヤミーの全滅を確認し、その場を去った。

 

 

 

一方で、撤退した4人は……

「エイエイってかっこいいよねぇ。」

「ほ、本音!?あなた何を言って…!」

そう、更識姉妹に仕える身である2人が、そのような発言を許されるはずはないのだ。

「確かに、火乃さんは理想的な男性ではありますが、私たち従者風情があの人にそのような感情を「でも、お姉ちゃんもでしょ?」うっ!」

と、そこに…

「2人ならいいよ?私たちは反対しない。」

「かんちゃん。」

変身解除した簪が現れた。

「簪お嬢様!?なりません、そのようなことは。」

「なら、栄司のことどう思ってるの?」

「それは……。」

「ほら、虚さんも素直になろ?無理なんだよ、栄司に惚れない方が。」

「ほら〜、かんちゃんもこう言ってくれてるしさ、仲間に入ろうよ。」

「ですが、彼の意思を確かめずに……。」

「栄司、この2人も付き合いたいんだって。」

栄司とアンクが合流したので、簪は聞いたのだ。

「え?まぁ、2人がいいならいいんだけど。」

この場合の2人は2つの意味がある。それは更識姉妹がいいと言うのと、布仏姉妹が本当に付き合いたいのか、と言うの意味だ。まぁ、言わなくてもわかるか。

「あ、あの……助けていただいてありがとうございました。」

目覚めては居たが、中々タイミングがなく起きれなかったデュノアが声を出す。

「………ひ、火乃さん。突然ですが、私と付き合ってください。………だ、ダメですか?」

上目遣いで告白するデュノアを見た一同は、

(えぇ、5人?ど、どうすれば?火野映司も恋愛には疎かったし…。)

(こいつ、中々やるなぁ。)

(これ以上増えるのは……でも2人を認めたのを聞かれた手前……。)

(あざといなぁ〜、なんかやな感じぃ〜。)

(更識に対してのスパイ行為?それが狙いなの?)

各々思うことがあったが、その後の楯無に許可を(しぶしぶだが)得て、正式に栄司のハーレムに入った。

 

こうして5人の彼女とプロトバースは誕生していた。もちろん、プロトバースの戦闘データをフィードバックし、バース開発をしたのだがね。

 

この回想が終わる頃には大量の書類も粗方片付いていた。

「栄司さん、助かりました。」

「いえ、明日から俺も生徒会役員として働くので。よろしくお願いしますね、虚さん。」

こうして、生徒会に栄司は正式に生徒会役員になることとなった。



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第30話 自己紹改と特訓と乱入と。

前回の3つの出来事。

1つ、ラトラーターとトライドベンダーでコックローチヤミーと戦う。

2つ、タカ・イマジン・ショッカーのメダルでタマシーコンボに変身。タマシーボンバーでコックローチヤミーを完全に倒す。

そして3つ、正式に生徒会役員になる事を虚に告げた。

 

 

 

 

仕事を終え、虚を連れ部屋へと戻る。

もちろん、楯無の他に簪、本音、シャル、鈴も揃っている。

「全員揃ったところで……改めて自己紹介しましょうね。じゃ、まず私から……この学園の生徒会長にして、ロシア国家代表の更識楯無よ。よろしくね。」

「じゃあ、次私。更識簪、そこの生徒会長の妹。ついでにバース装着者……よろしく。」

「じゃあじゃあ次わたし〜。私は布仏本音!のほほんさんとか呼んでいいからねぇ〜。」

「では、次は私が。布仏 虚です。本音の姉です。生徒会に所属してます。あ、あと3年生ですので。」

「では、次は僕が。シャルロット・デュノアです。フランスから来ました。えっと、以上です?」

「じゃあ次はアタシね。凰鈴音、中国代表候補生よ。中華料理、酢豚が得意料理よ。よろしくね。」

「アンクだ。好きなものはアイス。嫌いなことは面倒なことだ。」

「最後は俺だな。俺は火乃栄司。まぁ、うん。よろしく。」

まともに自己紹介したのはアンクだけだった。

 

 

この日は軽く会談して終わった。生徒会権限で部屋をなんとかしようと企んでいた楯無以外は普通に世間話やら何やらして楽しんでいたのだった(本音とシャルは化かし合いだった気もするが)。

 

 

 

 

翌日の放課後のことだ。

ラクロス部に所属している鈴は部活がないという事でアリーナに来て居た。そして、セシリア・オルコットも今度の月末の学年別トーナメントに向けて特訓しようと、同じアリーナに来て居た。

「あら、確か2組の。」

「そっちこそ、1組の。どうしたのこんな所で。」

「今度の月末学年別トーナメントに向けての特訓ですわ。」

「同じじゃない。ま、アタシは部活無いからだけど。」

そんな他愛もない会話をして、ISを纏っていると…。

「ほぉ。イギリスと中国の機体が。データの方が強そうだ。」

突如現れたボーデヴィッヒが彼女たちの期待を侮辱する。

「「なんですって!」」

「あんな馬鹿夏に尻尾振ってるんだから、そんな風にしか見えないな。」

「一夏さんを侮辱することは許しませんわ!」

「あ、ならアタシは違うわね。」

「フン。お前だって変わらんだろ。あんな偽善者に守ってもらわないといけない程度の女は。」

「そう、栄司を偽善者扱い…。いいわ、アンタはこの凰鈴音が直々にブチのめす!」

「そのセリフゥ!そっくりそのまま返してやろう!我がISシュヴァルツェア・レーゲンの前にひれ伏せぇ!」

「あの…私は?」

地味に置いてきぼりになって居たオルコットだった。



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第31話 即落ちとAICと溺れと。

前回の3つの出来事。

1つ、大量の書類処理を終え、自室で自己紹介タイムに入る。

2つ、自己紹介翌日、アリーナで鈴とオルコット、ボーデヴィッヒが対峙する。

そして3つ、鈴・オルコットvsボーデヴィッヒの戦いの火蓋が落とされた。

 

 

 

 

鈴の青龍刀を握る手に力が入る。だが、先に仕掛けたのはオルコットだった。怒りに我を忘れ、本来であれば外すはずのない距離で、ライフルでの狙撃を外していく。

「あなたが一夏さんの何を知ってると言うのですの!」

「知ってるさ。教官の輝かしい栄光に泥を塗ったんだ!その罪、万死に値する!」

そうして、ワイヤーで拘束されて引きつけられ、プラズマ手刀で吹き飛ばされレールカノンを撃ち込まれ、SEが0…の状態を超えている。最早ボロボロだ。

そんな事を御構い無しに鈴は、

「それを擁護する事はしない!側から見ればそうなのだから否定はできない!でも!栄司を偽善者扱いするのは許されることじゃない!アイツは、栄司は悩んでた!力を正しく使えてるかどうか!憧れの人の夢を、汚してないか!この手は届いているのか!そう考えて誰一人として見捨てようとしないアイツを!誰も蔑むことはできない!」

心からの叫びを、栄司への思いをぶつけながらも、冷静に青龍刀でのラッシュを叩き込もうとするが、紙一重のところで避けられる。そして、二本の青龍刀でクロススラッシュを放とうとするが、見えない何かに止められた。

「これは!AIC!チッ!」

アクティブ・イナーシャル・キャンセラー。シュヴァルツェア・レーゲンが第3世代兵器として搭載しているものだ。端的に言えば敵の動きを止めるものだ。

「そこそこ楽しめた。死ね。」

肩部のレールカノンが火を吹く。高速で打ち出されるそれに対して龍砲をぶつけるが無意味に終わった。

 

もう終わりと目を閉じた時。

「ここからは、もう誰も傷付けさせない!」

その言葉が聞こえると、来るはずの衝撃が来ることはなかった。

「お待たせ、鈴ちゃん。」

そこに居たのはオーズ タトバコンボだった。

「……栄司。もう、遅い。」

「ごめん。これでも急いだんだよ?アンクからの連絡がなきゃもっと遅くなってた。」

「……アンクが。」

「あぁ、「ボーデヴィッヒが暴れてる。お前の事を言われた凰がキレて戦いそうだから早く来い」って。」

「後でアイス持っていかないとね。」

「喜ぶと思うよ。さぁ、立てる?」

「うん。後はお願いね。」

「任せて。しっかり休んで。力に溺れるのは良いことではないけど、自分を見直すきっかけをくれるだろう。だから、その手を掴む!」

「何をふざけた事を!その偽善!シュヴァルツェア・レーゲンが破壊してくれる!」

こうしてボーデヴィッヒとの初対戦が始まった。



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第32話 生々しくと教官と力と。

前回の3つの出来事。

1つ、鈴とボーデヴィッヒが交戦、善戦するもAICに嵌ってしまう。

2つ、鈴に向けてレールカノンが放たれたその瞬間、オーズが到着。着弾を阻止した。

 

 

 

 

オーズとシュヴァルツェア・レーゲンとの交戦を見てる者がいた。

「あの欲望なら、きっと……。」

その影は怒りを込めた声を発しながら、姿を消した。

 

 

オーズがメダジャリバーでプラズマ手刀を抑える。が、肩部のレールカノンがオーズ向けて放たれる。

 

間一髪、バッタの力を解放してレールカノンから逃げたがジリ貧だった。

「あまり使いたくなかったけど、やるしかない。能力解放!」

能力を解放する。より生々しい姿に変わるオーズ。更に手はトラの手に、足はバッタの足へと変化させる。

『スキャニングチャージ!』

「セイヤー!」

全力ではないが、決めのスキャニングチャージを放つ。だが、

「と、止められた!」

「その程度AICの前では無意味!所詮は偽善者の力だ!無駄無駄無駄ァ!」

「やらない善より、やる偽善だ!それに、ある人が言ってた。男の仕事の8割は決断だってな。だから俺も決断した。」

「何を言っている?どう足掻いてもこのシュヴァルツェア・レーゲンとラウラ・ボーデヴィッヒには敵わんとわからんのか!」

「そして、俺は彼らから諦めない心を学んだ!見ろ、その腕を!」

「腕?………ナニィ!ヒビだと!このシュヴァルツェア・レーゲンにヒビが入っているだとぉ!」

「もう停止結界は使えないな!」

「フ、停止結界はが使えなくとも、我がシュヴァルツェア・レーゲンは負けん!」

AICで止めていたタトバキックを放った姿勢のオーズを弾き飛ばし、レールカノンを乱射する。

それは、アリーナ外壁をぶち壊していた。流石に回避に専念するオーズ。と、そこに現れた人物が全てを止めた。

 

「全く、騒がしい小娘だ。」

「はっ!お、織斑教官!」

「貴様らやり過ぎだ、後始末も楽ではないのだ。この戦いは学年別トーナメントでつけろ。双方、それでいいな?」

「教官がそうおっしゃるなら。」

「俺もいいです。」

「では、この場は解散せよ!」

こうしてこの戦いは幕を閉じた……ように見えていた。

 

 

「ふぅ、ダメか……。」

ボーデヴィッヒは思った、奴は…オーズはまだ本気を出していないと。

(もっと、もっと、もっと!もっと力が欲しい!圧倒的なまでに全てを叩き潰せるだけの力が!)

その思考に気を取られ、背後から近づく何者かに気付かった。

「……その欲望、解放しなよ。」

「うっ!」

そう、背後から近づいてくるカザリに…。

 

 

オーズが戦闘している時、織斑はというと。

箒と共にアリーナに訪れたはいいが、そのタイミングで鈴が退場した。それをおいかける。

「お、おい!鈴、大丈夫か?」

「うっさいわね、平気よ。」

「肩貸すぜ、ほら。」

「いい、迎えが来た。」

「……迎え?」

前方から来ていたのは本音だった。

「あ、リンリン〜。ごめんね〜、待たせたぁ〜。」

「大丈夫よ。お願い、肩貸してもらえる?」

「あいあいさ〜!」

この光景を目撃し、再び織斑はアリーナに戻ると、すでに織斑千冬がアリーナに到着。簪がバースに変身しようとしたのを止め、自身がアリーナに入って行った。



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第33話 容態確認と餌付けとタッグマッチと。

前回の3つの出来事。

1つ、ボーデヴィッヒを相手に苦戦、オーズは能力解放を使用する。

2つ、織斑千冬が乱入し、戦闘が中断する。

そして3つ、ボーデヴィッヒにカザリが干渉した。

 

 

 

 

戦いが終わり、急ぎで保健室へと向かう。ドアの前で深呼吸をし、落ち着いてノックして返事を聞いてから入る。

「失礼します。えーと…あ、鈴…ちゃん?」

その光景に目をひん剥いた。ベットに寝てる鈴が側にいるアンク(怪人体)の羽を撫でているのだ。世にも奇妙な光景10選に選ばれてもいいと思う。

「鈴ちゃん、手懐けたんだ。」

「アイスと引き換えだ。」

「そうそう、アイス強しってね。」

アンクが餌付けされていた。

「よかった、傷自体はなんともなさそう?」

「うん!もちろんよ。」

「でも、機体は……。」

「あー、それなんだけどね。ダメージレベルDで学年別トーナメントは出れそうにないわ。」

「そっか。」

そんな話をしていると、外がバタバタとうるさくなる。その音は次第に大きくなっていき…その音の最高潮の時と保健室のドアが開いたのは同時だった。

「「「「火乃くん!」」」」

先頭にいた女子が紙を突きつける。

「何なに、えー学年別トーナメント概要変更のお知らせ?今回学年別トーナメントは専用気持ちが多いため、より実践的な戦闘になるよう、タッグマッチトーナメントに変更になります。へー、そうなんだ。」

「「「「私と組んでください!」」」」

「え、えーと。そのー。」

栄司が困り果てたその時だった。

『えー、生徒会役員は生徒会室に集待ってください。』

「あ、呼ばれた。行かないと、ごめんね。あ、鈴ちゃんまた来るから。」

そう言って、急ぎ生徒会室へ向かった。

 

 

生徒会室に着くと、栄司ヒロインズ(鈴除く)とアンクが揃っていた。

「俺が最後?」

「えぇ。と、言っても……栄司君以外は最初から揃ってたんだけどね。」

「で、何かあったの?」

「えぇ、タッグマッチトーナメントについてよ。実はね、あなたは単独出場にする、もしくは同じく通常形態で飛行できないバースと組ませるか。って話になってね。」

「あ〜、なるほど。ならアンクと出るっていうのは?」

「「「「「あ!」」」」」

そう、彼女たちは忘れていた。一切戦闘しない事を条件に、アンクと出場させる事を。楯無は急ぎ千冬に連絡を取り確認する。

「それでいいそうよ。」

こうして、学年別タッグマッチトーナメントはアンクと共に出場することとなった。

 

 

 

所変わって、廃屋。

「カザリのやつ、またIS 学園に行ったか。」

「オーズの坊やに3枚盗られたみたいね。」

「そりゃ、躍起になって取り戻しにかかるか。」

「動くの?」

「まさか。盗られたのはカザリだからな。完全体になっている今、他のメダルにがっつく必要はない。」

ウヴァとメズールがそう話してる中、ガメルはいつも通り、椅子と机で城?を作っていたとさ。



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第34話 トーナメント開幕とオーガ?と早落ちと。

前回の3つの出来事。

1つ、栄司は鈴の安否確認をする。

2つ、保健室に女子が集まりタッグマッチトーナメントとなる事を知る。

そして3つ、、生徒会室にてタッグマッチトーナメントで非戦闘員としてアンクが組むことが決まる。

 

 

 

 

 

タッグマッチトーナメント当日。

選手控え室でアンクと栄司は対戦表を確認していた。

「まさか、1回目からお目当の相手とはなぁ。」

「タッグが篠ノ之なのがまだいいよ。」

「と言っても、そもそも50対2に出来るこっちの方が有利なんだがな。」

「まぁ、ブレンチシェードは使わないけどね。体力の消耗が激しいし。」

「なら、どうする気だ?」

「うーん、最初は【クワガタ】【ゴリラ】【チーター】で行こうかな。」

「わかった。」

アンクと初期戦術を決め、時間となったのでアリーナに出る。

すると、目に映ったのは大きなライダーズクレスト(作:栄司lovers)とオーズのタイトルロゴ(作:簪)その物だった。

そしてアリーナに響くオーズコール。

「うーん、嬉しいんだけど。コレジャナイ感がすごいな。」

「あぁ、お前今『オーガ!オーガ!』って想像しただろ?」

「うん。ま、待たせるわけには行かないし。アンク、メダル。」

アンクは予定通りのメダルを出した。

「変身!」

『クワガタ!ゴリラ!チーター!』

オーズ ガタゴリーターに変身する。そして、遅れて入って来た2人をよく見ると、ボーデヴィッヒの方に包帯が巻きついているように見えた。

「チカラァ、チカラァ、チカラァ!」

「不味い!ヤミーの可能性大だ!」

「こんな所でヤミー?またカザリのか。」

「そりゃそうだ、アイツは俺らに3枚盗られるんだからな。」

『バトル、スタァ〜ト!』

このアナウンスが鳴り響いた瞬間、プラズマ手刀で斬りかかってくるが、それをチーターの脚力で躱し、篠ノ之に接近。雷撃を放ちながら、ダメージを与えつつ、ゴリラアームで殴り飛ばす。大きく吹き飛び、壁にぶつかる。

『篠ノ之箒 打鉄 SEエンプティー!』

開始早々篠ノ之箒を倒しておく作戦は成功した。

「アンク!タジャドル!」

アンクは【タカ】【クジャク】【コンドル】の3枚を投げる。が、

「甘い甘い甘〜い!」

空中にあった3枚のメダルは、ボーデヴィッヒの放ったレールカノンが撃ち落としてしまった。

「これで姿を変えられまい!…何!」

撃ち落としたはずの3枚はしっかりと栄司の手にあった。ボーデヴィッヒは撃ち落としたはずの3枚を確認しようとメダルを撃った方をして確認する。すると、

「な、なにぃ!色付きではなく、銀メダル!」

「アンクは撃ち落としてくることを予想して、上にセルを重ねてたのさ。お陰でちゃんとメダルをドライバーに入れれた。」

『タカ!クジャク!コンドル!タ〜ジャ〜ドルゥ〜!』

「さて、本番はここからだ。」

ボーデヴィッヒとの第2ラウンドが開幕した!




ラスト一枚、チーターコアさえ揃えばぁ、
財団X製コアメダル再現も終わる!


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第35話 黒い雨とVTSと時間稼ぎと

前回の3つの出来事。

1つ、初戦から目当の相手であるボーデヴィッヒとぶつかる。

2つ、メダルチェンジを阻止されかけるが、無事にメダルを受け取る。

そして3つ、赤のコンボを発動。オーズは大空を舞い始める!

 

 

 

 

タジャドルコンボへと変身し、アリーナ内を駆る。円軌道を描きながら飛び、タジャスピナーからの火炎で攻撃する。が、火炎はワイヤーブレードで掻き消されてしまう。だが、目的は目眩しであって本攻撃ではない。大きめの火炎を放ち、完全に目を眩ませる。その間に、ベルトの【タカ】【クジャク】【コンドル】とセルを4枚タジャスピナーにセットし、スキャナーでスキャンする。

『タカ!クジャク!コンドル!ギン!ギン!ギン!ギガスキャン!』

マグナブレイズを発動し、シュヴァルツェア・レーゲンに突撃する。が、もちろんAICで防がれてしまう。

「バカめ!」

「いや、計算通りさ。」

左手を突き出した突撃状態のオーズから虹色のクジャクの羽が展開。クジャクフェザーでシュヴァルツェア・レーゲンの背後に攻撃を仕掛ける。

 

AICの欠点はこれだ。何かを止める時は、その止める対象を意識し続けなければならない。つまり、自身が囮、奇襲をやる事でこの問題点を突くことができる。そして、オーズならそれができる。

 

クジャクフェザーは全弾クリティカルヒットした。それに伴い、AICも解けマグナブレイズがそのまま当たる。

 

シュヴァルツェア・レーゲンはボロボロになっていた。早く決着を付ける事にしたオーズはスキャナーに手を伸ばす。

その瞬間だった。ボーデヴィッヒのIS が泥のように解け別の姿を形成し始める。

「アレは!」

「VTSか。ドイツもアホなもん積んだなぁ。」

モンド・グロッソ入賞者の動きを再現するそれは、操縦者の体に多大な負荷をかけるため禁止されていた。しかも、今回は織斑先生と来た。負荷は通常より大きいだろう。

 

ボーデヴィッヒがISに取り込まれそうになる。その最後の瞬間までボーデヴィッヒは、「チカラァ、チカラァ、チカラァ!」と叫んでいた。

完全に取り込まれた。まさにその時、そのISをセルメダルが覆った。

「まさか、ISごと取り込むなんてなぁ。」

オーズはタカアイを使い、中の様子を探る。

「パイロットは無事だけど、早く助けないと死ぬ。」

「でもどうする?ガタキリバを使えば、中のやつは死ぬぞ!」

「わかってる!だから、必要なんだ。織斑の力が。」

「何?あぁ、なるほど。零落白夜か。」

「そう。あれがISのままならヤミー下のISを停止させられる。」

「その前にお前がセルを削り出す。」

「あぁ、織斑を連れて来てくれ。俺は時間を稼ぐ、チーター。」

【チーター】を受け取り、コンドルを返す。

『タカ!クジャク!チーター!』

織斑が来るまでの時間稼ぎ開始。



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第36話 零落白夜とお仕事と撫でと。

前回の3つの出来事。

1つ、ボーデヴィッヒ&篠ノ之コンビと対戦、篠ノ之を負かす。

2つ、ボーデヴィッヒと激突、オーズは有利に戦闘を進める。

そして3つ、VTSシステムが発動。おまけにヤミーに取り込まれてしまった。

 

 

 

 

 

チーターレッグで攻撃かわし、時間を稼ぐ。見た目から……サーベルタイガーヤミーと推測される。だからといってサーベル持ってるのはどうかと思うけど。

再びサーベル攻撃を避け、頭部……特に目を狙ってスピナーから火炎を放つ。目をくらませつつ、早くアンクが来る事を祈った。

 

 

アンクは…

「見つけた!おい、織斑!ちょっと来い!」

「え?な、なんだよ。」

「説明してる時間はない、人間1人の命がかかってる!」

「わ、わかった!」

織斑はアンクについて行く。アリーナへの道はさほど遠くはない。すぐに着いた。

 

 

 

 

栄司はアンクが織斑を連れてきた事を確認する。

「よし、織斑!零落白夜の準備だ!俺が表面のメダルを退かすから、一撃で仕留めてくれ!」

「わ、わかった!やってみる!」

オーズはタカアイを使い、もう一度ボーデヴィッヒの場所と状況を確認する。

「もう時間がない。狙うなら、やっぱり頭部!」

チーターレッグを駆使して、頭部へと駆け上がり、頭部のセルメダルを削り取り始めた。頭部にはサーベルタイガー特有の牙がある。そこから削り取らないと危険だったりする。

大量のセルメダルが、地面に落ちる。2分経った頃だろうか、漸く下のISが姿を見せた。それにより、

「うぉぉぉ!零落白夜!」

織斑の零落白夜(イグニッション・ブースト補強付き)を発動させ、メダルのない頭部を貫く。

 

貫かれた下のISはSE切れで機能停止、纏わりついていたメダルは一箇所に収束し、アリーナ外へ逃げた。

「逃さない!簪、追ってくれ!」

『もう、追跡してるよ。それに、ケリも着きそう。』

「わかった。無茶しないようにね。」

『もちろん。ブレストキャノンシュート!』

通信の向こうでブレストキャノンが放たれた音が聞こえた。その後にメダルが落ちる音も。

『お仕事、終了。栄司、今日そっち行っていい?』

「あぁ、いいよ。」

その夜、簪はなまら栄司に甘え、栄司は膝枕をしながら頭を撫で続けた。双方幸せそうなので問題はない。

 

 

 

後日に及んで開催を予定されていた大会は、もちろん中止となった。ヤミーにVTSと来たもんだ。中止にせざるおえなかった。VTSは束さんに報告、ドイツの研究所をバレないように消したみたいだ。1学期の行事が潰れ行くなか、栄司たちは大型ショッピングモール『レゾナンス』に行く予定を1人立てていたその時だった。




見せよう!これが我が幽波紋(スタンド)
寝落ち(ザ・スリーパー)』だ!
寝落ちしました。書けてはいたんですけどね。


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第37話 kissと知識と矯正と。

前回の3つの出来事。

1つ、サーベルタイガーヤミーとVTSに飲み込まれたボーデヴィッヒを助け出す。

2つ、束さんが研究所を潰す。

そして3つ、レゾナンスへ行く計画を立てているなか事件?が起こる。

 

 

 

 

教室に大きな音を立て入って来たのはボーデヴィッヒだった。その堂々とした足取りは、クラスの視線を集めた。

そのまま歩みを進め、織斑の元へ向かった。そして、急に胸ぐらを掴みだした。栄司はまたかと思い、立ち上がろうとした時だった。

顔を近づけ、その唇を奪う。教室には誰が流したのか《ズキュウゥゥゥゥゥン!》という効果音が流れた。

その行為を終えると、ボーデヴィッヒは

「お前は私の嫁にする!決定事項だ!異論は認めん!」

「アイツ、頭おかしくなったのか?」

「アンク、多分変な知識入れられただけだと思うよ?」

「ほぅ、例えばどんなのだ?」

「多分だけど、好きな人を嫁にする……まぁ、2次元の女子キャラに対して使われるものだけど。」

「あぁ、〇〇は俺の嫁とかいうやつか。」

「そうそう。」

一通りリアクションし終えたのか、周りが静かになる。

「あの、ボーデヴィッヒさん?」

「ラウラでいい。」

「え?」

「お前には世話になった火乃。いや、お父様。」

「ちょッッット待ったぁ!え?なにそのお父様って!?」

「エイエイ(栄司)、浮気してたの!?」

その言葉がキッカケでこうなった。

「「「「栄司(君/さん)が浮気!?」」」」

全員集まった、瞬時かつ同時に。

「待て待て待ーて、そりゃ濡れ衣だよ、ラウラちゃんもなんでお父様?」

「うむ、尊敬する人はお父様と呼べと、副隊長が言っていてな。」

「どうやら、誤った知識は全部その副隊長とやらのせいだなぁ。」

「ラウラちゃん、その副隊長さんに会えたりしないかな?」

「………だが断る!」

「………栄司、厄介ごとになる前に、コイツとコイツんとこの副隊長矯正した方がいいぞ?」

「そうだね。じゃあラウラちゃん、俺と簪が正しいサブカルチャーを教えるから。」

こうして、ラウラ・ボーデヴィッヒの間違った知識は矯正された。後日、副隊長の知識、認識を改めさせ、矯正した。

 

 

 

放課後。栄司は生徒会室に行く前に職員室に寄っていた。その手には7名分の外出許可証があった。

「わかった。くれぐれも問題なんて起こすなよ。」

外出許可を得たのには3つ理由がある。

1つ、風呂に浸かりたかった。未だ、大浴場の日程調整が済んでおらず、シャワーくらいしかまともに浴びれないのだ。

2つ、今度の臨海学校で水着がいるのに持ってないのだ。

そして3つ、彼女が6人に増えたので、デートも兼ねてだ。

こうして、次の日曜日に学校から出て、買い物に行けるように手配したのだった。



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第38話 ショッピングモールと水着と暴走?と

前回の3つの出来事。

1つ、教室に入ってきたボーデヴィッヒが唐突に、織斑にキスをし始める。

2つ、ボーデヴィッヒとその副隊長の知識矯正をする。

そして3つ、外出許可証を得た!

 

 

 

 

 

日曜日、栄司+7名で学園を出た。

万が一学園内でヤミーが出た時の為にカンドロイド達が警備に当たってくれてる。

全員でこの島校から出るためのモノレールに乗る。

本島に戻るのにさほど時間はかからなかった。

 

少し歩くと目的地であるレゾナンスに着く。更に中へ進んで目的地である水着屋(なんてあるのか?)に着く。

「それじゃあ、それぞれコレかな?っていうの見つけたらここに集合で。」

「「「「「「はい(は〜い)。」」」」」」

因みに臨海学校に全く関係ない2人がいるが、ついでにだそうだ。

 

栄司も女性陣と別れると、アンクと共に男性コーナーに行く。

「栄司、これなんてどうだ?」

「ん?それ多分普通のパンツだよ?」

「知ってる、冗談だ。」

アンクが持ってきたパンツは真っ赤に金のリングと不死鳥?のような柄の入ったものだった。

「あ、これでいいかな?」

手に取った水着には黒の下地に赤、黄、緑のラインが入ったものだ。

「タトバみたいな水着だな。こっちのはどうだ?」

アンクが手に持っているのは、赤、黄、緑の下地に黒のラインが3本入ってるものだと。

「スーパータトバっぽいな。なら、こっちのは?」

手に持ったのは、赤い翼が描かれた水着だった。やはりアクセントカラーに金が入っている。

「それでいいんじゃないか?」

「じゃあ、これで。」

そうして会計を済ませて、集合場所へ向かった。

 

 

一方女性陣(尚、作者は男であるため、女性用の水着の種類なんてわからない)

「ねぇ鈴、これなんてどう?」

シャルロットが手に持っているのは金……ではなくオレンジがかった黄色の水着だ。

「いいんじゃない?アタシはこれ。」

鈴のは完全なオレンジである。

「うんうん、鈴っぽくていいとおもうよ。」

「簪ちゃん、これなんてどう?おねぇちゃん、簪ちゃんに似合うと思うんだけどなぁ。」

「……ちょっと露出度が高い。栄司は露出度が普通くらいの方が好き…多分。」

「うーんならこっち?」

「うん、それにする。」

更識姉妹も決まったようだ。

「本音、それは……ピ〇〇ュウ?」

「え〜、わかんない〜。」

本音が来てるのは、水着というよりかは着ぐるみパジャマのようなものだ。

「でも〜、着心地いいからこれにする〜。」

虚さんがチェックしたらちゃんと水着として機能するようなのでそのまま購入した。

 

 

こうして無事何も無く水着を買い揃えた。そう、ここまでは、何事もなく。

 

 

昼に全員で飲食店に入った。

各々食べたいものを注文し、会計を済ませ用とした時だった。

「アンタ、これも一緒に払ってよ。」

「えっと、どこかでお会いしましたっけ?」

「はぁ?誰がアンタみたいな奴を見て覚えてるのよ。とにかく、払いなさいよ。」

そうこれがきっかけだった。修羅が6人現れたのは。

『ファング!』『ヨモツヘグリ!』『タイプデットヒート!』『ドラゴナイトハンターZ!』『ハザードオン!』『オーバー・ザ・レボリューション!』

「栄司君。私たち、ちょ〜とこのお姉さんとお話があるから、先に行ってて。」

「あ、うん。」

その後、あの女性がどうなったのか、栄司が知る事はなかった。

 

その後、本当に何事も起きず大浴場に行き、学園に戻った。



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第39話 先移動と挨拶と預けと。

前回の3つの出来事。

1つ、栄司たちはレゾナンスへ向かう。2つ、臨海学校に合わせ、水着を購入。

そして3つ、無事何事も無かったかのように学園に戻った。

 

 

 

 

 

 

そして迎えた臨海学校当日。

「さっさと乗れ!時間がない!」

大型バスが5台ほど止まっている。IS学園の校外行事なら当たり前らしい。

「しかしすまんな。お前達だけバイクで。」

そう、栄司とアンクはバイク……ライドベンダーでの移動なのだ。

理由は簡単、2組と4組から抜け出して1組のバスに乗ろうとした者が居たからだ。

「いえ、俺たちは問題ないです。」

「ま、しょうがないな。」

「なんなら先に目的地に着いていてくれて構わない。安全にだけ気をつけてくれ。」

「はい。」「あぁ。」

こうして栄司とアンクは到着予定時刻より30分早く着くことになるのだった。

 

 

 

30分後。

暇だったので、アンクとなんのアイスか当てるゲームをして暇を潰しているとバスが到着した。

「待たせたな。」

「いえ、大丈夫です。」

ぞろぞろと旅館に入って行く。

「では、皆クラスごとに並べ!」

軍隊の整列の様にザッ!と足並みをそろえ列を作る。

「今日からお世話になるこの旅館の女将さんだ。みな、挨拶!」

「よろしくお願いします!」

息が合っているのか、全員が揃って挨拶する。

「はい、みなさんお元気で。」

「えぇ。今回は男子のせいで、湯分けが大変になってしまい申し訳ない。」

「いえ、大丈夫ですよ。」

「火乃 栄司です。こっちはアンクです。よろしくお願いします。」

「あ、えっと織斑 一夏です。よろしくお願いします。」

「出来が悪いのが1人いますが、よろしくお願いします。」

こうして臨海学校が始まった。

 

 

 

生徒達は予め配布されているしおりを元に行動する。それは部屋も同じなのだが、男子勢の部屋は知らされていなかった。だから、織斑先生について行った。

「織斑、お前は私と同部屋だ。」

「え?あ、はい。」

「火乃、アンクは山田先生と同部屋となっている……が、実際は2人部屋だ。安心しろ。」

「じゃあ山田先生は?」

「彼女は、女将と飲むからな。あ、他の生徒には内緒だ。では、あとは自由にしろ。」

山田先生が学校行事中に飲むというのはどういうわけなのかは分からないが、きっと教師というのもストレスが溜まるのだろうと納得し、部屋に入った。

 

 

着替えを済ませて外に出る前に、栄司は1つやり残したことを思い出した。

「アンク、これ。」

「あ?なんで?」

「いや、仕舞うところないから。」

「わかった。」

オーズドライバーを預けた。



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第40話 黄色い歓声と目ずるいとキャタピラと。

軟式globe見てたら0時回ってた。


前回さえしないの3つの出来事。

1つ、臨海学校を迎えた栄司。

2つ、部屋がアンクと2人である。

そして3つ。オーズドライバーをアンクに預け、砂浜へと向かう!

 

 

 

 

 

 

レゾナンスで購入した水着を着用し、砂浜にでる。

「キャーー!火乃くんよ〜!」

と、まぁ黄色い歓声が上がる。が、軽く手を振って、すぐさま彼女たちの元へ。

「おまたせ。みんなの水着似合ってるよ。」

一斉にボン!となった。そこにアンクが来て、岩陰に連れてかれる。女子勢もそれに付いて行く。

「栄司、……気を抜くなよ。奴らの気配だ。」

「このタイミングでグリード?勘弁してくれ。」

「今回はメズールだ。ガメルは……一緒じゃなさそうだな。」

「なんでわかるんだよ。」

「見ろ……あそこに一人でいる女子。アレが多分メズールだ。」

「でも、確信がない!ただの生徒だったら……。」

「渡されて早々だが、返す。栄司、変身しろ。奴がメズールじゃなきゃ……裸体以外見えないはずだ。」

「いや、それはそれで……後ろから殺気が。……わかった。変身!」

『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!』

タカアイを使い、例の少女を見る。すると、見えたものは……

「水棲系コアメダル、メズールだ。」

「やっぱりな。」

「ちょっと行ってくる。アンク、アレを。」

アンクから2枚貰い、ドライバーのと入れ替える。

 

 

上着を取り、メズールへと接近する。

「メズール、何を企んでる。」

「あら、オーズの坊や。何も企んでないわよ。そう、企んではね。」

そう言うと背後から悲鳴が聞こえる。

「まさか、ヤミー!変身!」

『ラタラタ!ラトラーター!』

水棲系のメズールにはラトラーターの光が有利だ。そう思い上着でラトラーターのメダルが入ったベルトを隠していた。

ライオディアスを発動させようとするが、すでにメズールは逃げた後だった。

メズールから切り替えて、チーターレッグを使いヤミーに向かい、ある程度の群れの中でライオディアスを発動させるのだった。

 

 

「今度こそ、変身!」

メズールのヤミーは巣を作り大量に発生する。オーズ一人ではきついだろう。簪は状況を察し、バースへと変身するのだぅた。バースバスターを構え、ピラニアヤミーの軍団を一掃する。が、数は一向に減らない。

「キリがない!本音、3枚!」

「あいあいさ〜!ほっ!」

本音からセルが3枚投げ渡される。

『クレーンアーム!ドリムアーム!キャタピラレッグ!』

クレーンアームとドリムアームを連結させ、中距離対応にする。キャタピラレッグで砂浜での移動速度を上げ、尚且つ近接戦でもメダルを削りやすくする。

 

 

オーズとバースが合流、2人の連携でヤミーはたちまち消えて行った。

「アレ、誰のどんな欲望なんだろうな。」

「私たちは、出たのを倒すだけ。」

こうして、初日のヤミー出現事件は幕を下ろした。



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第41話 先生と欲望と斡旋と。

前回の3つの出来事。

1つ、臨海学校初日にグリード『メズール』と遭遇。

2つ、メズールはヤミーを残して立ち去る。

そして3つ、ヤミーはオーズとバースの活躍により迅速に片付けられた。

 

 

 

 

 

旅館に戻ると、何やら負の雰囲気を感じた。その方向へ向かうと、山田先生が体育座りをしていた。

「山田先生、どうかしたんですか?」

「いえ、なんか頭に入れられたような気がするんですけど。女将さんに、男欲しいって叫んじゃって……グスッ。」

この時、彼らは悟った。(さっきのヤミー、山田先生の欲望なんだ)と。

 

すると、彼女たちはサッと集まった。

「これは、お姉ちゃんに報告だね。」

「うんうん。」

「僕も賛成だなぁ。」

「エイエイがいいならそれでいいよぉ。」

こうして本人の知らないところで色々決まっているのだった。

 

 

 

 

その後…。

晩御飯もかなり豪勢なものだった。海鮮の大盤振る舞いというやつだ。まぁ、アンクは栄司の後ろの壁に寄りかかってアイス食べてるけど。

「「「あ〜ん。」」」

栄司に向けて口を開けているのは3人。何故こうなったのか、簡潔に説明すると、シャルロットが栄司に食べされてもらったため、残り3人も便乗したという事だ。

 

 

 

食事が終わり、アンクと共に外に出る。

「なぁ、アンク。」

「なんだ。」

「アイス……食うか?」

「貰う。」

ガ〇〇リ君を二本出し、アンクに一本差し出す。

「アンク、お前の欲望。今なんだ?」

「…………さぁな?俺は一度死んだ。そして、蘇った。命は、手に入ったも同然だ。」

「神の手によって与えられた命か?」

「いや、これは……あの馬鹿がくれた命だ。」

「それってつまり……。」

「あぁ、アイツはコアメダルを復元することに成功したんだ。そして、映司が死んだ日、俺も眠りについた。深い眠りにな。」

「それを、神に叩き起こされたか。」

「あぁ。しかし、なんでこんなことを聞く?」

「知りたかったんだ。あの人が、火野 映司がどこまで達成したのかを。」

「そうか。」

「それに、いつか聞こうと思ってたんだ。今回、ちょうど良い機会だと思ったからさ。……を、当たった!」

「なに?おい!それ寄越せ!」

「わーてる。元々俺はアイス食う頻度高くない人間だから。当たり棒は全部やる予定だったんだ、ほれ。」

アンクはアイスの当たり棒を見て喜んだ。タダでアイスが食えるからだ。

「で、何か用ですか?織斑センセ。」

「いつから気付いていた?」

「火野映司について聞き始めたあたりからですね。」

そう、織斑千冬は木陰に隠れて話を聞いていたのだ。

「すまんな。今日の件について話を聞いておきたくてな。」

「構いませんよ。ヤミーなら、発生源は多分ですけど山田先生でしょう。」

「あぁ、そこで頼みがある。」

「「?」」

「………教師がこんなこと言うのはなんだが、火乃。山田先生はいいぞ。優しいし、そのー、胸もデカイからな。男としては嬉しい限りだと思う。だから……アイツを貰ってやってくれないか?」

「ふぇ?」「あ?」

「山田先生はな、男運がないんだ。だから、チャラ男とかによく捕まりそうになってな。お前は誠実そうだからな。」

「それ、ガチで教師が言っちゃいけないやつだぞ。生徒と教師をくっ付けるとか。」

「そ、そうですよ。それに、山田先生にもきっと良い人が……。」

「多分、教師としてのストレスが爆発したんだろうな。あの怪物が生まれた反動でもあったのか。疑問だがな。」

「は、はぁ。」

「だから、火乃。アイツを貰って「「「「「「ちょっと、待ったぁ!」」」」」」誰だ!」

砂浜に浮かぶは、6つの黒い影だった。




砂浜に浮かぶ6つの黒い影!それは、
誰だ!誰だ!誰だ〜!
次回の冒頭でもやるからね☆


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第42話 lover'sと禁断と予感と。

前回の3つの出来事。

1つ、晩御飯時にイチャイチャが発生。

2つ、アンクの今の欲望を聞く。

そして3つ、山田先生を斡旋する織斑センセの前に6つの影が現れた。

 

 

 

 

 

 

現れた6つの影に対し、栄司とアンクはこう放った!

「「誰だ!誰だ!誰だ〜!」」

「私たちよ♪」

影から徐々に姿が見えてくる。その姿は、その場の全員が知っているものだ。

「なんで、楯無さんと虚さんまで?」

「すみません。止めたんですが、当主命令とされると従わざるを得ず。」

「わかりました。虚さんは、仕方ありませんね。権力の不当行使されたら無理ですもん。で、楯無さんは?」

「え?あぁ、簪ちゃんからフラグが立ちそうだと。」

「ごめん、栄司。私、お姉ちゃんのことまだわかりきってないみたい。」

「把握。」

「更識、どうやってここまで?」

「ライドベンダーを使って。さて織斑先生、話は聞かせてもらいました。ですが!本人の意思を尊重しないのはどうかと!」

「む?たしかに、一理ある。」

「そんなわけで〜、連れてきました〜。」

本音がダボダボの袖に絡ませてあった山田先生を引っ張る。

「え?ちょ、お、織斑先生!」

「ほぅ、そうか。だが、そもそもお前たちはどう言う集まりなんだ。」

「全員、栄司の恋人。」

「火乃、六股もしてたのか。」

「なんか、こうなってました。」

「ま、無自覚に落としたってだけで、別にコイツが六股仕掛けてるわけじゃないんだがな。」

「そうかそうか。山田先生!彼女たちの仲間にならないか?」

「え?あ、……はい?」

「はい、だそうだ。彼女のこともこれから頼むぞ。」

「今のは完全に疑問系だったぞ。」

「気にするな。」

「山田先生はそれでいいんですか?」

そう尋ねると、織斑先生の話が読めなかったのか、楯無たちに詳細を聞いた。

「そんな、生徒と付き合うだなんて……で、でも、いずれ卒業するから……。」

「栄司くん!はいだって!」

「えぇ!そんなこと言ってないのに……。」

「じゃあ、なりたくないの?このチャンスを逃すの?」

「うぐっ……。火乃くん!私も彼女にしてくださぁ〜い!」

「わかりました!そっちの許可は?」

そう尋ねると、全員が丸を表した。

 

こうして、生徒と先生の禁断の恋愛が始まったのだった。

 

 

 

翌日の朝

生徒たちは砂浜に集められた。そして、一般生と専用機持ちが分けられた。

専用機持ちはそれぞれの機体を、一般生は訓練機のメンテナンスなどを行う。

だが、この場に居る2人はそうではなかった。バースシステムを使う簪とオーズに変身する栄司は、暇を持て余していた。そんな中、また事件が起ころうとしていたのだった。




どーっでもいい話なんですけどね、
ザクIIc-5型作りました。
それから、どーっでもいい話なんですけどね、
csmのホルダーが21日、三次のドライバーが
22に発送開始。で、両方28日に届くようにしたので、
9月頭ごろまで連載が続いてれば、新コンボ出ます!


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第43話 出遅れとプライドと200秒と。

前回の3つの出来事。

1つ、彼女6人が臨海学校に集結した。

2つ、山田先生が彼女になった。

そして3つ、主のcsmが28日に届く……のは関係なく!新たな事件が起こる気配がしていた。

 

 

 

 

 

 

砂浜で暇を持て余していると、専用機持ちの所に篠ノ之がいるのが目に付いた。

「織斑先生、何故篠ノ之さんがここに?」

「奴が来る。」

「わかりました。」

この会話の直後、山田先生が砂浜の織斑先生向けて駆けてくる。途中こけそうになるのがなんか可愛い。耳打ちすると、織斑先生の表情が険しくなる。

「全員、片付けをし撤収!専用機持ち以外は、自室待機!」

この号令1つで、生徒全員の動きがクロックアップする。

 

 

撤収作業が完了し、砂浜に人影が無くなったころ。1つの人参が降りて来る。

「やっほー!ちー……ちゃん?」

兎は降りて来るタイミングが遅かったのだった。

 

 

 

 

何やら広間のような場所に集められた専用機持ちは、和室とは思えないモニターの画面を見せられていた。

「先程連絡が入った。アメリカとイスラエルが共同開発していた銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)が無人で暴走。日本に向かっているそうだ。」

「詳細なスペックデータを閲覧することは可能ですか?「いや、君たちが出ることはないよ。」火乃さん、それはどう言う事でして?」

「俺たちが出る。こいつはそこらの専用機が、戦って勝てる相手じゃないって事だ。栄司、簪、準備しろ。」

「あぁ!」「うん!」

無言だが手を震わせている。が、我慢の限界を突破したらしく、

「納得いきませんわ!私たちが実力不足だとおっしゃいますの?」

と、言い放つ。それを止めたのはシャル達だった。

「僕らは足手まといにしかならないよね。」

「アタシ達は億が一に備えて、救助準備しときましょ。」

「あなた達!悔しくはないのですか?代表候補生として、プライドはないのですか!」

「「栄司は、僕らは(アタシら)を実戦に出したくないのよ。傷ついて欲しくないから。」」

「そんな憶測で!」

「「僕(アタシ)が、同じ立場なら同じことをする。」」

「それにさ〜。」

と、今まで黙っていた本音が口を開いた。

「多分エイエイは、パイロットが居ることを想定してるんだよ。」

「え?ですが織斑先生は無人だと…。」

「そういう報告なんだよ〜、きっと。」

「アタシ達が万が一失敗したら、アンタがさっき言った国家代表候補生としての看板に傷が付く。」

「そう心配してくれてるんだよ。」

「わかりましたわ。……ところで、なぜ専用機を持たない本音さんと箒さんがいらして?」

「私はね〜、かんちゃんのサポーターだからねぇ。」

「私も、来いと言われたらから来ただけだ。」

「やっはろ〜、たっばねさんだよ〜。」

「姉さん。」

「ささ、さっさと乗ってね。緊急事態だから。200秒以内にフィッティングとフォーマットを済ませるよ。」

「おい、ウサギ!まさか、こいつ出すんじゃないだろうな!」

「出すよ。手は出させないから。ただ…。」

「ただ?」

「力を持つということはこういう事だと見てほしいから。」

「ハッ!勝手にしろ!行くぞ!」

「あぁ、変身!」『タ〜ジャ〜ドルゥ〜!』

「変身!」『カッターウイング!』

オーズは飛行可能なタジャドル、バースもカッターウイングを展開し、戦場へ向かうのだった。




暑い日が続いておりますが、
皆さま熱中症にはご注意ください


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第44話 第4世代と自惚れと終末と。

前回の3つの出来事。

1つ、軍用IS『銀の福音』の暴走。

2つ、束が時間差で到着。

そして3つ、篠ノ之箒が専用機を手にした。

 

 

 

 

 

 

 

篠ノ之箒は自身が手に入れたISに乗っていた。

「紅椿……私だけの機体。私の第4世代型専用機。」

フィッティングとフォーマットを篠ノ之束が終わらせると、すぐに飛び立つ。

「箒ちゃ〜ん!絶対に前線に出ないでねぇ〜!」

その声が聞こえたかどうかは定かではなかった。

 

 

 

 

アンクは怪人体に、栄司はタジャドルコンボに、簪はカッターウイングを展開して、空を駆けていた。3人ともスピードを落としてはいた。オーズやアンクは視覚で何とかなるが、バースはセンサー頼りになる。もちろん接近すれば視認できるが。

ポイントを過ぎないように移動していると、後ろから高速で移動する何かが確認された。

「まさか、ゴスペルが後ろから!?」

「ありえねぇ!」

「うん、現に今接近してるのをタカアイで確認した。」

「なら、何が……アレは、篠ノ之箒!」

第4世代型の展開装甲をしようして、高速飛行して来たのだ。

「これがあれば、どんな奴にも負けない!お前たちも必要ない。私が、一夏を守る!」

そう言い放つと、栄司に刀の切っ先を向ける。

「コイツも馬鹿か!」

「栄司、私が相手するから。ゴスペルをお願い。」

「あぁ、危なくったらこっちに。」

「うん。」

「セルが欲しくなったら言え。すぐに渡す。」

「ありがとう、アンク。」

「どけぇ!」

刀から空気の刃が襲う。まるでカマイタチのようにバースのアーマーを傷付ける。

「アハ、アハハ。弱い、弱過ぎる!」

「まだ、全然問題ない。」

メダルをベルトに入れつつ、カッターウイングで接近する。

「ヤケクソか!そんなの避けれないわけがない!」

余裕を見せつけるように、スレスレで避けてみせる。そう、それが狙いだった。

『クレーンアーム!』

避けられるギリギリに生成されたクレーンアームに気付かなかったのだ。結果、クレーンアームが引っかかり、ワイヤーが巻きつけられる。

しっかりと巻きついた事を確認した簪は、セルバーストを発動。カッターウイングを上手く使い、横方向に回転を始めた。

遠心力もあり徐々に早くなっていく。そして、クレーンアームを収納し、そのまま吹き飛ばす。

吹き飛ばした先は、もちろん計算済み。

 

 

 

 

 

 

その頃

海岸には1つ異形の影。人型ではあるものの、人間でないことはわかる。

「私もそろそろ、動くとしましょう。この世界を完成させなければなりません。」

何か、恐竜的なものを模したシルエットから、正真正銘人の姿へと変わる。左腕には、白い服を着た人形が載っている。

「この世界に良き終末を。」



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第45話 ソーマ・ヴェノムと無のコンボと無のグリードと。

前回の3つの出来事。

1つ、銀の福音との戦闘開始直前、篠ノ之が攻撃を仕掛けてくる。

2つ、篠ノ之の相手を簪が買って出た。

そして3つ、ゴスペルとの戦いの最中、謎の人物?が戦いを見ていた。

 

 

 

銀の福音と、オーズ&アンクは銀の福音が若干ではあるが優勢だった。

理由は簡単だ。オーズは強化されているタカアイを使い、パイロットがいる事を確認している。故に破壊力の高い攻撃が使えない。

銀の福音がシルバー・ベルを放てば、クジャクフェザーで撃ち落とす。が、やはり全部というわけには行かず、スピナーでガードする。

こうしてる間にもコンボ疲労が溜まり、栄司の体力は奪われていく。

「栄司!これに帰ろ!体制を立て直せ!」

「わかった!」

『コブラ!カメ!ワニ!ブラカ〜ワニ!』

ブラカワニの固有能力で生成されるソーマ・ヴェノムで体力の回復を図る。その間戦闘はアンクだけになる。が、アンクも完全体グリードだ。強くないはずがない。攻撃を避けては、あまりパイロットにダメージが行かないような場所に火炎を放つ。

「チィ!これ終わったら、たらふくアイス食わせねぇと割にあわねぇ!」

栄司も回復し、タジャドルにコンボチェンジし直し、高く舞い上がる。

 

ちょうどその時だった。バースのクレーンアームの解除で遠心力を使われ吹き飛ばされた篠ノ之は、そのまま銀の福音に激突する。銀の福音は、予想外だったようで体制をかなり崩した。篠ノ之もだが、機体性能に助けられ、すぐに立て直した。

 

 

体制を崩した銀の福音からパイロットを救出するために一時的にコンボを変えた。

『プテラ!トリケラ!ティラノ!プ・ト・ティラーノ!ザウル〜ス!』

そして、砂浜に激突しながら手を突っ込みメダガブリューを生成する。

その間にアンクは背後に回り、銀の福音を抑えている。

再び空へと上がり、メダガブリューで軽く叩こうとした時。エネルギーの刃が飛ばされて来る。それをガブリューで叩き落とす。バースと交戦していたはずの篠ノ之の攻撃だった。

「か、簪!」

「大丈夫、私はこっち。」

声がした方を見ると、ゴスペルのアーマーにドリルアームを当てているバースがいた。

「よかった。」

「ごめん、栄司。もう私なんて眼中に無いみたい。」

「わかった。こっちでなんとする。」

「その必要は無いよ!」

その聞き覚えのある声がした方を向く。

そこに居たのは……。

 

 

栄司が声のした方を向いた瞬間だった。

紫の怪人が現れたのは。

「これで、終末に近づきます。」

そう言って銀の福音にセルメダルを入れる。

アンクも気が付いたがその時にはすでに遅かった。

そして、セルメダルの投入により、福音のシステムが崩壊し、それにより保護機能が作動したのかパイロットは銀の福音から離脱、救出できた。



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第46話 全員集合と絶体絶命と水上バイクと。

前回の3つの出来事。

1つ、オーズは体力回復のためにブラカワニで一旦距離を置く。

2つ、オーズに牙を剥く篠ノ之を相手しようとした時、誰かの声が聞こえた。

そして3つ、紫色のグリードが現れ、セルメダルを投入。パイロットは射出され救出できた。

 

 

 

 

 

 

栄司は聞き覚えのある声がした方を見ると、そこには4人が立って…浮いていた。

「待たせたな、栄司。」

「ここからはアタシ達が相手よ。」

「最初に言っておくけど、僕らはか〜な〜り、強いよ!」

「さぁ、踊りなさい。私達が奏でる円舞曲で!」

「我がドイツの科学は世界一ィィ!嫁の零落白夜の出力データを基準にぃ!このシュバルツェア・レーゲンは再調整されているのだぁ!」

残りの専用機持ち達が揃っていた。ん?来てた楯無さんはどこ行ったかって?即日、織斑先生に帰されたよ。

「鈴、シャル……みんな。」

「箒の相手は俺たちに任せろ。」

「……頼んだ!」

栄司はそう言い残し、アンクの方へと飛んだ。

 

 

 

「栄司、不味いことになった。」

「アレは……翼竜!」

栄司が目にしたのは、かなり大きな翼竜だった。

「真木が動き出した!まだその辺にいるかもしれない!気をつけろ。」

「わかった!」

「アレはかなり純粋な、そして強い欲望か

生まれたヤミーだ。気抜くんじゃねぇぞ。」

「あぁ!」

メダガブリューを構えなおし、翼竜型ヤミーに接近する。ISから生まれたから人型じゃないのかもしれない。

 

 

因みにゴスペルは、セルを挿入されて墜落したようだ。

パイロットも簪が旅館に連れて行っている。ついでに軽く修復してくるそうだ。

 

 

現在オーズのコンボはプトティラ。翼竜型とは同族と言える。まぁ、同族にして敵なのだが。

空を飛ぶ翼竜を追うように、氷の恐竜と炎の鳥の王は空を駆る。が、突然急降下を始めた翼竜型に反応しきれず、2人とも海へと落ちる。

 

「アンク、セル足りてる?」

「あぁ、まだ大丈夫だ。」

「こっちは、コントロールできてるとはいえ、そろそろキツイな。」

「っても、俺らがやらなきゃ全員死ぬぞ。」

「わかってる。アンク、サゴーゾ。」

「攻撃には当たるんじゃねぇぞ。」

「あぁ、わかってる!」

『サイ!ゴリラ!ゾウ!サ・ゴーゾ!サ・ゴーゾォッ!スキャニングチャージ!』

重力操作で翼竜を地に落とす。そのまま、こちら側に引き寄せ、腕力と頭部の角で攻撃を仕掛けるが、片側の翼を削るだけで終わった。そして……、

「くぅっ、……し、しまった!」

限界が来たのか強制的に変身が解けてしまった。

「チィ!絶体絶命か!」

そう諦めかけたその時だった。凄い勢いで迫ってくる水上バイクがあるのだった。



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第47話 自惚れと罪と水上バイクと。

前回の3つの出来事。

1つ、篠ノ之の暴走を止めるべく、専用機持ち全員が集結。

2つ、アンクとオーズで翼竜型ヤミーと交戦する。

そして3つ、絶体絶命のピンチの2人に水上バイクで現れた謎の人物がいた。

 

 

 

 

栄司がアンクのところに向かった直後。

「箒、俺たちがお前を止める!」

「一夏、私はお前のためを思ってやってるんだぞ?お前はあんなどこぞの馬の骨に負けるような奴じゃない。きっと、不正があったんだ!」

「アンタねぇ!黙って聞いていれば!」

「僕らを救ってくれた栄司が君に何をしたっていうのさ!」

「黙れ!あんな奴居なければいいのだ。」

「どうやら、説得は時間の無駄のようだ。実力行使だ。嫁よ、お前の零落白夜があれば勝てるが、使いどころをミスるなよ。」

「あぁ、わかってるさ。」

「フッ、一夏以外は全員雑魚だ。」

箒はそう言い放つと、急速に距離を詰めてくる。そして、ラウラに斬りかかる。

が、それをAICで止める。振り切る前に止められたのでエネルギーの刃が出ることはなかった。

そこから、箒の背後からシャルロットがラビットスイッチを駆使して、大量の弾丸を浴びせる。が、展開装甲に全て弾かれてしまった。さらに、展開装甲で後方へ飛行し、AICから逃れる。

が、それを予想してない専用機持ち組ではない。後方へ飛ぶ事を懸念して、オルコットは狙撃体制に入っていた。

篠ノ之は狙撃を警戒して、両腕をクロスし、展開装甲も動かしガード体制をとる。が、それが間違いだった。背後から撃たれたのだ。潜伏していたBTに、篠ノ之は気付かなかったのだ。スターライトmark-IIIはスコープでタイミングを計っていただけの、ある種の囮だったのだ。

不意に後方から撃たれ、動揺し姿勢が崩れる。

それが狙いだった。幾ら最新式のISを纏っようが、剣道で1番だろうが、不意を突かれたら思考が停止しかける。

その瞬間を逃さずに、瞬間加速で織斑一夏は接近する。そして、放つ。必殺の一閃を!

「零落白夜ァァ!」

光の刃はしっかりと篠ノ之を、紅椿を捉えていた。

零落白夜がきまり、篠ノ之は紅椿から投げ出される。が、しっかりと一夏はその体を掴んだ。

「一夏ぁ、私は……私はお前を…。」

「あぁ、わかってる。でも、罪は罪だ。俺のためとか、そんな言い訳は通用しない。箒、俺も一緒に背負うから。お前の罪を。」

「い、一夏。ごめん……なさい。ごべん……なざぁい!」

こうして篠ノ之の暴走を見事に止めてみせた一夏だった。

 

 

 

 

視点は変わり絶体絶命のアンクとオーズ。

2人の前に現れた水上バイクに乗っていたのは……。

「お待たせしました、火乃くん。アンクさん。」

「や、山田先生?どうして?」

「えっと……私も戦いに来ました。彼女ですから。………少し、下がっててください。……変身!」

再び水上バイクを走らせる山田先生に変化が起こるのだった。



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第48話 水の戦士と炎の鳥とDO☆GE☆ZAと。

さて、ようやく出せた。


前回の3つの出来事。

1つ、織斑一夏の零落白夜を生かす作戦に出る。

2つ、見事作戦は成功。

そして3つ、水上バイクに乗っていた山田先生に変化が起こる!

 

 

 

 

 

 

 

栄司が山田先生をよく見ると、1つ気がついたことがあった。

「山田先生が装着してるあのベルト……どっかで……。」

「変身!」

そのベルトに水が集まっていく。

「思い出した!アレは、仮面ライダーアクアのベルトだ!」

「やっと気付いたか。お前の設計で束が作ってたんだ。なんで忘れてんだ。」

「色々あると忘れちゃうんだよ。でも、今ここでアクアになっても。」

「そうとも限らないぞ。見ろ、元代表候補生だけはある。」

そこには、水上バイクを乗りこなし、翼竜型ヤミーを翻弄するアクアがいた。

「なるほど。んじゃ、アンク。アシスト頼んだ、変身。」

『コブラ!カメ!ワニ!ブラカ〜ワニ!』

「能力解放。」

SICモードで再びソーマ・ヴェノムでの回復をする。前回は全快したわけではなかったので、今回は全快するまで回復する。

「よはや翼竜ってよりはエイだがな。」

そう言いつつも、アンクは再び翼竜型ヤミーに向かって飛行した。

いくら戦闘経験があるとはいえヤミー戦は初めてのはずだ。サポートがいた方が良い。

「おいデカイの!水の力をしっかりと溜めとけよ!」

「え?あ、はい!って、デカイ言わないでください!」

「来るぞ!」

翼竜型が突っ込んでくるが、アンクのサポートでしっかりと避けていく。

「そろそろか。おい!必殺技だ!」

「は、はいぃ!えぇと、オーシャニックブレイク!」

アクアは必殺技を、もはやエイ型の翼竜ヤミーに放つ。それは直撃し、その体をメダルへと変換する。

『クレーンアーム!』

その背後からクレーンアームでしっかりと回収するのは簪だ。

「よし、全部集まった。」

「これにて、一件コンプリート!」

「それだいぶ前の戦隊のセリフだよね。」

「簪、細かい事は気にしない。」

「とりあえず、戻ってアイス食うぞ。」

「山田先生、助かりました。ありがとうございます。」

「わ、私も彼女になりましたから。そ、それに今後はなるべく一緒に戦いますよ!」

「ありがとうございます、でも無理はしないでくださいね。」

「は、はい!」

「それじゃあ戻りましょう。」

こうして、翼竜型ヤミーの事件は終わった。

 

 

 

旅館に戻ると、正座した束さんがいた。

「ごめん、ひーくん。」

あの篠ノ之束が土下座したのだ。

「箒ちゃんが迷惑かけて。前に出るなって言ったんだけど、聞いてくれなくて。」

「頭をあげてください、束さんでも失敗する事はある。特に人間は言う事を必ず聞くわけではないと言うことがわかりましたよね?」

「う、うん。」

「それなら収穫です。それに、アクアも見れましたしね。」

「ありがとう、ひーくん!あ、そうそう。新造メダルなんだけど、更識と技術提携して、もうすぐ完成しそうだよ!」

「本当ですか!?わぁ!楽しみだ!」

「それじゃ、またね。」

こうして、波乱万丈な臨海学校2日目も幕を下ろした。

 

 

 

翌日、またライドベンダーで学園に戻るのだった。




お気に入り登録してくださった方が
解除したらされるのを見ると、自虐に
走ってしまう。
作品には影響ないけど。


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第49話 案とスーツと背負う罪

前回の3つの出来事。

1つ、絶体絶命の2人の前に山田先生が現れる。

2つ、山田先生は水の力を使うライダー『アクア』に変身する。

そして3つ、アクアの活躍によりヤミーを撃破。無事に学園へと戻った。

 

 

 

 

 

 

学園に戻ってすぐ、篠ノ之は二週間の停学となった。紅椿は没収及び凍結措置を取られた。

そして、次の大型行事は学園祭。夏休み前最も盛り上がるものといえよう。

「それじゃあ、学園祭でやる出し物を決めます。何か案がある人は、挙手してください。」

「はい!織斑くんとひn……ポッキーゲーム!」

今火乃と言おうとした子が一瞬口を閉ざした。クラス内から発せられる3人の圧力に屈したのだ。

「織斑くんのホストクラブ!」

「流石に、無理だよ。」

「なら、お化け屋敷は?」

「あー、他のクラスとかぶる可能性あるけど、問題ないね。」

「なら、喫茶店はどうだ?コスプレ喫茶。」

2個目のまともな案を出したのはラウラだった。

「コスプレ喫茶?」

「あぁ、ちょうどそこにコスプレイヤーのような奴もいる事だし。」

と、ラウラが指差した方向にいるのはアンクだ。

「あ?……面倒い。そもそも、俺は生徒じゃない。」

「ぬぅ、それは残念だ。ここに、最高級アイスの引換券があるのになぁ。」

「何?おい!それ寄越せ!」

「働かざる者食うべからずって知っているか?」

この時、不思議なことが起こった。クラス全員の考えが一致したのだ。

(ラウラ、ちゃんと日本語使えるようになったんだね。)と。

「チッ!仕方ない、アイスのためだ。協力してやる。」

「それじゃあ、うちのクラスはコスプレ喫茶ということで。」

こうして学園祭の出し物は、コスプレ喫茶となった。

 

 

 

 

 

そして数日、我がクラス切ってのコスプレイヤーである白石知世子が、人数分の服をそろえた。

「これって……ドライブ?」

「こっちは……ビルド!?」

この世界にも仮面ライダーというのは存在していたようだ。オーズ以外は。

そして、これはもはや服ではない。完全にスーツだ。

製作者曰く、

「せっかく似た感じのISを使う人がいるなら、仮面ライダーでもいいかなって。」

だそうだ。

しかしこれに対し、織斑教諭言った。

「学校はコミケではないぞ。」

と。

渋々、仮面ライダーのスーツはオークションに出し、資金を増やして、メイドや燕尾服などを用意したそうだ。

 

 

 

そして、学園祭の三週間ほど前だろうか。

篠ノ之の停学が解除された。

今では織斑と仲良くなった……いや、もはや恋人といっても過言ではないだろう。

おそらく今聞けば、否定はしないと思われる。一夏は箒の罪を共に背負い続けると決めたのだ。

彼らはもう、永遠に離れないだろう。




えー、リアルの都合で12日位まで投稿できません。
なるべく書き溜めておくようにはします。
ただ、少々ゴタゴタしたりするので、投稿はしません。

それと、お気に入り登録が290人を突破いたしました、
300人を突破しましたら、何かしらやりたいと思っておりますので、
これからも当作品をよろしくお願いします。


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第50話 謝罪とセットとこれで決まりだと。

フッカーーーツ!のprotoです!
なんですけど、なんかまた少々書けそうに無いのです。
なるべく投稿出来るようにしますので、
よろしくお願いします!


前回の3つの出来事。

1つ、1年1組の出し物がコスプレ喫茶となる。

2つ、ライダーのスーツでコスプレをしようとしたら、織斑先生に却下された。

そして3つ、篠ノ之の停学期間が終わった。

 

 

 

 

 

篠ノ之の停学が終わった翌日の朝。

「火乃、本当に申し訳なかった。」

「篠ノ之さん……。」

「どの辺がだ?」

「え?」

「何が悪かったって聞いてんだ。」

「アンク、彼女も反省してるんだしさ。」

「いや、上っ面だけの謝罪なら、同じことを繰り返す。何が良くなかったのか明確にしておかないとなぁ。」

「手にした力に飲まれて、周りに多大なるご迷惑をおかけした。もしかしたら、死人が出るかもしれなかった。」

「……そこまでわかってれば問題ない……か。」

「「さて!この話題はここまで!学園祭の準備しよう!」」

と、男子2人がクラスを引っ張って行く。

 

 

 

学園祭準備中でも織斑と篠ノ之はセットだ。織斑が動けば、篠ノ之も付いてく。篠ノ之が動けば、織斑も同行する。

そんな感じだ。今はそれでいいと思う。が、社会的には不味いので学園にいるうちに改善すべきだと思う。

 

 

クラス内、衣装合わせをやっているが、チラホラ見たことあるような衣装を着ている奴がいると、アンクは思ってる。だが、栄司は…

(がっつりライダーヒロインの衣装を着ている者が多い!ってかほぼ全員!?)

という思考に至っていた。

そりゃそうだ。普通の服と思ったら、ズボンに緑のスリッパがあったり。ピンクのナース服だったり、左腕に金のバングルがあったり、青い制服だったり、白いドレス?と金髪のカツラだったり、ちょいと特殊な婦警服だったりと、まぁほぼライダーヒロイン達の衣装だ。

そして、栄司は

「もうコスプレ喫茶じゃなくて、ライダー喫茶の方がいい気がする。」

と、ボソッと呟くのだった。

 

 

 

ここで衣装を整理する。

火乃栄司……火野映司(平成ジェネレーションズFINALver)

アンク……通常通り。

織斑一夏……小児科医と書いた名札のある白衣。

篠ノ之箒……ピンクのナース服

セシリア……某Xな財団服。

シャル……ハーフボイルド探偵

ラウラ……大阪からきた女子中学生みたいな所長、緑スリッパ常備。

と、こんな感じになった。

 

 

「ね、ねぇ栄司。僕だけ男装なの?」

「え?うん、多数決で決まったから、俺じゃあ無理かな。でも、似合ってるよ。」

「……な、ならいいかな。」

「ま、結構いい線いってんじゃねえか。」

「アンク……、はい、これ。」

と、シャルはアンクにアイスを差し出す。今回は変わり種といえば変わり種。普段はアイスキャンディーだが、今回はハーゲ〇ダッ〇だった。

それを受け取り、影でニヤニヤしながら食べるのを見て、ニヤニヤしながら和む栄司達だった。




お気に入り登録者が300人を突破いたしました。

それでは、ここで1つ発表したい事があります!
『欲望の王と座談会と参加者募集と。』
えーと、これはツイッターでグループ?みたいなのを
立てまして、私とキャラ達と皆様の中から希望者(人数は2人か3人程度となります)をやってみたい!と言うだけの企画でございます!
もちろん、参加希望者がでなければ中止ですがね。
参加希望者がいらっしゃいましたら、感想欄でも
いいので、教えていただけると嬉しいデス!


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第51話 緩む顔とチーフと全員分と。

前回の3つの出来事。

1つ、篠ノ之の停学解除、己が罪を数えた。

2つ、クラス内での衣装合わせが始まる。

そして3つ、1組主要キャラのコスが決まった。

 

 

 

 

 

 

 

遂に訪れた学園祭当日。

万が一に備えて大量のカンドロイド達に学園内を巡回してもらいながら、着替えを済ませる。

「まさか、俺がこの格好をする時がくるなんてな。ま、まぁ顔は渡部秀さんに似てるって言われてたし……デヘヘェ〜。」

「栄司、顔…キモいぞ。」

「黙らっしゃい!この格好できて浮かれんはず無かろう!」

そう言って、木の棒にパンツを吊り下る。

「よし、これで完璧。」

「いや、不衛生だからダメだろ。」

「……まさか、お前にそんなこと言われるなんて。」

「ん"ぁ"?喧嘩売ってんのか?」

「冗談だよ、ジョーダン。ってか、アンクは着替えないのか?」

「俺は、これでコスプレになるそうだ。」

と、右腕を突き出す。

「そうか、それでいいのか。」

「そろそろ時間だ、行くぞ。」

ドアを開け、教室前の廊下を確認する。すると、既に行列が出来上がっていた。

「もう少しで開店しますので、今しばらくお待ちください!」

そう言って教室に引っ込む。

 

その頃、中では最終確認が行われていた。

「料理班準備は?」

「大丈夫!イケるよー!」

「わかった!それじゃあ、接客班も…笑顔を忘れずに!これが基本だからね。」

「はい!一夏チーフ!」

バイト経験のある織斑がしっかりと纏め上げる。

「チーフ、そろそろ時間だよ。」

「わかった。それじゃあ気合い入れて、今日は一日頑張るぞい!」

そう言うと、全員揃って…

 

「頑張るぞい!」

 

と、息を合わせるのだった。

 

 

 

 

開店時間。

教室の扉を開け、看板をcross-z…ではなくcloseからopenに変える。

「お待たせしました。ようこそ、コスプレ喫茶『クスクシエ』へ。」

 

喫茶店の名前を発案したのは、意外にもアンクだった。

アンクも思い入れがあったのか、名前決めを始めたとき真っ先に案を出してきたのだ。クラスもそれに賛同。結果クスクシエという喫茶になった。

 

 

 

 

しばらくすると、

「ここがクスクシエね。」

「鈴ちゃん!来てくれたんだね。」

「アタシだけじゃないわよ。」

親指で後ろを指差すと、既に全員揃っていた。

「いらっしゃいませ。席にご案内いたします。」

案内するのは全員で5人。

「山田先生、どうしたんですか?」

「え?え、えーと、そのー。」

生徒からの質問に少々戸惑っていたところに、栄司が助け舟を出した。

「あ、新規のお客様だよ。」

「あ、いらっしゃいませ〜♪」

そう言って話をそらす。

「ありがとうございます、火乃くん。」

「いえ、それでご注文は?」

「この執事にご褒美セットって言うのは?」

「それは、払うだけ無駄なお金だよ。」

「なら、後でやってくれるのよね?」

と、小悪魔的笑みを浮かべる楯無。

「あぁ、うん。わかった、やるよ。」

「なら、栄司君お手製のチーズケーキを全員分ね。」

「畏まりました。」

そう言って厨房に入って行った。



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第52話 交代と反応と判断と。

前回の3つの出来事。

1つ、遂に始まったIS学園の学園祭。

2つ、一夏チーフの元、クラスが一致団結。

そして3つ、コスプレ喫茶クスクシエに彼女全員が揃うのだった。

 

 

 

 

 

 

厨房に入る栄司。

「あれ?火乃くん。どしたの?」

「あぁ、俺のチーズケーキ頼まれたんで作りに。」

「あ、そうなんだ。頑張ってねぇ〜。」

栄司特製チーズケーキは、栄司以外は扱わない。なぜなのだろうか。

別途保管してあるチーズケーキを人数分取りだす。念のため数を数えようとホールを確認すると、増えてたのでチーズケーキを増やす。

 

 

 

盆の上にチーズケーキを乗せ、ホールに戻る。

「お待たせしました。俺特製チーズケーキ人数分ですねぇ〜。」

座っている目の前にチーズケーキを置いていく。

「それでは、ごゆっくり〜。」

「え?栄司君座らないの?」

「あぁ、結構忙s「火乃、私が変わろう。」え?」

その聞き覚えのある声がしたので、その声の方へ振り返ると、そこに居たのは…

「お、織斑先生。」

「何、悪いようにはしない。」

よく見ると織斑先生はいつものスーツ姿ではなく、どっかの時を走る列車でコーヒー淹れてそうな格好をして居た。

「じゃ、じゃあよろしくお願いします。」

「うむ、任せておけ。」

栄司から織斑先生へと変わった。

 

 

 

その裏で……

「一夏君!そろそろ、チェンジの時間!」

「あ、わかりました!」

そう言われると一旦奥に消える。

が、すぐに出てくるがなんだか雰囲気が違う。服装が変わっているのだ。

リーゼントに学ランとなっているのだ。

「俺は織斑 一夏!この喫茶店にいる全員と友達になる男だ!」

と、次に消えたと思ったら

「おばあちゃんが言っていた。この世で覚えておかなければならない名前はただ1つ。天の道を行き、総てを司る男、天道総司。」

と、着流しとボウルを持って出てきたり。ボウルには豆腐が入ってたり。

もはや、ライダーコレクションとしか言いようがなかった。

そんな事が裏で起こっていた。

 

 

 

 

 

栄司と交代した織斑千冬は…。

「キャー、千冬様のコスプレよぉ〜!」

や、

「織斑先生がコスプレ!?」

など、さまざまな反応をされていた。

そして……

「あ、あの千冬姉がコスプレ?」

その声が聞こえた直後、出席簿が頭に入ったのは言うまでも無いだろう。

 

 

 

 

戻りに戻って火乃side。

「えーと、この度火乃くんの彼女の一員となりました、仮面ライダーアクア/山田真耶です。」

「これさ、一応生徒と教師だけど……大丈夫なの?」

と、言う疑問を抱いていたのは鈴だった。

「常識的に考えたら、アウトだろうなぁ。」

「「「「「「「「「デスヨネー。」」」」」」」」

「ま、まぁ卒業まではひた隠しにするしか無いですね。」

と、まぁ常識的判断?がなされた。



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第53話 接触と亡国機業とアイス王と。

前回の3つの出来事。

1つ、織斑先生が栄司と交代する。

2つ、織斑一夏によるライダーズコレクションが開催されていた。

そして3つ、山田先生とは卒業まで内密に付き合う事となった。

 

 

 

 

 

 

 

栄司が彼女達と話していると、1人の闖入者があられた。

「あの、火乃栄司さんでいらっしゃいますか?」

「え?あ、はい。そうですけど…。」

スーツで決めた女性は名刺を差し出した。

「私、IS装備開発企業『みつるぎ』で渉外担当をしている巻紙礼子と申します。」

「みつるぎの方が俺に何の用でしょうか?」

「火乃さんは、珍しいタイプのISをお持ちだとか。もしよろしければ、火乃さんに合わせた武器をお作りしますよ?」

「うーん、いえ結構です。俺のはこのままがベストですから。」

「そうですか。では、気が変わりましたらご連絡ください。それでは、失礼します。」

そう言い残し、巻紙さんとやらは去って行った。

 

 

 

完全に居なくなったのを確認した楯無が口を開いた。

「彼女、亡国機業(ファントムタスク)の一員ね。」

亡国起業。第2次世界大戦中に生まれ、世界の裏で暗躍し続けているという謎の組織。で、あの巻紙というのは最近確認された人物らしい(楯無談)。本名が巻紙かどうかはわからんがな。

 

 

 

周りをもう一度警戒していると、これまた楯無が…

「あ!虚ちゃん、そろそろ時間よね?」

「ええ、たしかに。」

「それじゃあ栄司くん。また後で。」

「え、あ、うん。って、アンク?」

気付いたらアンクを引っ張って行ってた。

 

 

 

アンクが連れてかれてからしばらくすると、校内放送がかかった。

『えー、生徒会長の更識楯無です。この後13:15より、生徒会の出し物が始まります。生徒の皆さんは体育館に集まってください。』

生徒全員参加のようで、皆体育館へと向かう。

 

 

 

全員が揃ったのが確認されたのか、開演のブザーが鳴った。

ステージの幕が上がり、中央にスポットライトが当てられる。すると、そこに居たのは、

「………アンク。」

なんと、豪華な椅子に足を組みながら座り、アイスキャンデーを食べるアンクがいた。

『さて〜、今回のイベント内容はこちら!究極のアイスを求め!いざ行かん鳥の王!ここにいるアイス王アンクに1番うまいと言わせるアイスを持ってこれた人には、今年度アリーナ優先権をプレゼント!あ、しっかり織斑先生の許可取ってますから!』

こうして、楯無によるアンクのためのアイス祭りが開幕した。

 

 

 

ほぼ同時刻。

『オータム。そろそろ、お願いね。』

「あぁ、スコール。任せとけ。」

学園祭の闇にうごめく怪しい影が…。



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第54話 剥奪と時間稼ぎと光線と。

前回の3つの出来事。

1つ、IS装備開発企業みつるぎの巻紙礼子が栄司と接触。

2つ、アンクが楯無に連れてかれステージに。

そして3つ、その背後で動く怪しい影があった!

 

 

 

 

 

 

織斑一夏はアリーナの優先使用権を狙っていた。他人より努力する機会を求めたのだ。故に自身の最高傑作のアイスを作り出すことにした。

そして時間。ギリギリ仕上げを終え、体育館に向かっている時だった。

「わっ!」

急に横から引っ張られ変な声を出す。暗がりに引き込まれたので、周りを確認すると、そこには見知った顔があった。

「えっと、確か……巻紙さん。でしたよね?」

「えぇ、先ほどぶりね。」

そう、巻紙礼子は織斑一夏と接触していたのだ。

「本日は白式を頂きに上がりました。」

「え?」

そう言うと、スーツが破れ8本ほどの足が現れる。

「びゃ、白式!」

「アハ、アハハハハ。このオータム様にかてるとおもってんのか?あぁ!?それに、馬鹿め!それを出すのを待ってたんだよぉ!」

そう言いながら白式へと突進、手で触れた直後、織斑一夏のISは解除され、オータムの手には光り輝く球体があった。

「あ、あれ?びゃ、白式!なんで…。」

「そりゃ、ここにコアがあれば起動しないわな!」

「なんだって!」

「冥土の土産に教えてやるよ!剥奪剤(リムーバー)を使えば、コアを引き剥がせるんだよ!ま、何度も使うと抵抗が付いちまって、外せなくなったりするんだがな!」

「そうか、それはいいことを聞いた。」

何処からともなくしたこの声の直後。一羽の鳥が光り輝くコアを、オータムの手から奪い取る。

「何ィ!」

「変身!」

『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!トリプルスキャニングチャージ!』

変身と同時にセル3枚を入れていたメダジャリバーでスキャニングチャージ、オーズバッシュを発動し、先制攻撃を仕掛ける。

「チィ!アラクネェ!」

多数ある脚を駆使し、オーズへ攻撃を仕掛ける。が、メダジャリバーでしっかりと防ぐ。さらに関節部を狙い、動きを鈍らせようとするが、狙いを読まれてしまい、上手くいかない。

「チェ、なかなかやるじゃねぇか。だったら、これでぇ!」

今まで(舐められていたのか)片足ずつの攻撃だったが、複数の足で攻撃され始めた。

「なら、こっちも!」

一旦距離を置き、地面に手を突っ込みメダガブリューを生成する。

バッタレッグを駆使し、アラクネの脚を避けていく。

 

「一夏、今だ!」

「あぁ!零落白夜!」

オーズがアラクネのタゲ取りをして、白式のコアを戻す時間を稼いでいたのだ。

 

光り輝く刃が蜘蛛型のISを切り裂こうとするが、ギリギリのところで、アラクネと白式の間に光線が走るのだった。



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第55話 Mと勝者とXと。

前回の3つの出来事。

1つ、アイスコンテスト開始間際、織斑一夏は巻紙礼子に部屋へと引き摺り込まれる。

2つ、白式のコアを引き剥がされた一夏の前にオーズが助けに入る。

そして3つ、零落白夜を発動する白式と敵ISアラクネの間に光線が走る。

 

 

 

 

 

 

空から降ってきた光線は、天井から青色が見えるようにした。

「チェッ!なんだよM。」

「スコールから帰還命令だ。」

「わーったよ。じゃあな、オーズ!」

「ま、待て!」

「あ、ちょっと!」

飛行した3人をバッタレッグで追いかけようとした。だが、

「これでも食らっときな!」

コアを外したのか、アラクネを落下させてきた。それを避ける頃には上空へと逃げられ、アンクがこの場に居ない今、プトティラになる他なかった。

『プテラ!トリケラ!ティラノ!プ・ト・ティラ〜ノ・ザウル〜ス!』

エクスターナルフィンで空へと上がろうとするが、

「深追いしないで!」

「……刀奈。どうして?」

「タカカンドロイドにあの2人を追跡させてるの!アジトが分かれば一気に叩けるわ!」

そう聞き栄司は地に脚をつけ、変身解除した。

 

 

 

 

 

体育館に戻ると、もうすぐでアイス戦も終わりそうだった。そこに近づいていき、

「はい、アンク。」

と、いつものアイスキャンデーを渡す。

『時間しゅーりょー!TIME UPです!では、アンクさん!1番美味しかったアイスは?』

「……勝者 火乃 栄司。変わらぬ味を提供した、俺をよく知るアイツの勝ちだ。」

こうして、アイス戦の勝者と今年度アリーナ優先使用権は栄司の手に渡った。

 

 

 

 

 

その日の晩。

織斑一夏は織斑千冬の部屋に来ていた。

「アハハハハ、そうかそうか。渾身のアイスが普通のアイスキャンデーに負けたか。」

「笑わないでくれよ。そこそこ好評は貰ったんだぜ。」

すこし間を開け、キリッとした表情を作ると、

「『ま、程良い甘さに食べやすさだが……彩りが足りないなぁ。最近の女子はインスタ映えとか気にするからなぁ。』」

アンクのモノマネをしながら自身のアイスの評価を姉に告げた。

「しかし、亡国機業か。この先も警戒せねばならんな。」

「俺ももっと強くなる。箒を守る為にも。その為にも、白式を調整しないとな。」

さらに強くなることを誓う一夏だった。

 

 

 

同じ夜。

「え?財団Xを見た?」

「あぁ、白服にケースを持っていた。間違いない。」

財団X……最先端技術を軍事兵器に利用している死の商人。かつてはガイアメモリやオーメダル、アストロスイッチにライダーガシャットといったものへ投資を行っていた。栄司の最後の記憶だと、エニグマを使い不老不死と平行世界の帝王となろうとした男「最上魁星(もがみかいせい)」が居た。だが、ここはあくまでISの世界。ライダーの世界ではないので居るはずは無いのだ。無いのだが……

「日本はあんまり見て回ってなかったからなぁ。探してみるか、風都を。」

こうして、夏休みに風都を探す事を定めた。




さぁ、csmオーズドライバー到着まで
あと10日といったところでしょうか。


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第56話 夏休みと風都と本人と。

前回の3つの出来事。

1つ、亡国機業のオータムと決着が着く寸前、Mと呼ばれる少女が乱入する。

2つ、アイス戦に栄司が勝利する。

そして3つ、アンクから財団Xの存在を知らされ、夏休み風都を探すことに。

 

 

 

 

 

 

 

夏休み1日前のHR。

「諸君、明日から夏休みが始まる。怪我や病気などに気をつけつつ、休息を楽しんでくれたまえ。それから、多少は予習復習をしておくように。」

こうして、IS学園は夏休みへと突入した。

 

 

 

栄司とアンクはライドベンダーを走らせる。

「なぁアンク。」

「なんだ?」

「もし、風都があったらさ…近くにある久留間市もあるのかな?」

「さぁな?」

東京都付近に到着し、聞き込みを開始した。すると、どうだろうか。

 

 

 

 

 

 

存在したのだ、風都が。

教えてもらった通りの道を行くと、大きな風車が付いたタワー『風都タワー』が目に入る。そこから、道にある住所表記などを見て動いた。6つ目くらいだろうか。『風都風花町1丁目2番地』と書いてあったのだ。

その隣には「かもめビリヤード」と書かれた看板があった。

が、先に隣の風都風花町1丁目2番地4号に聞き込みをした。

「あの〜すみません。」

「どうかされましたか?」

「1つお尋ねしたいことがありまして。この近くに成海探偵事務所ってありませんかね?」

「あぁ、それならすぐ隣ですよ。……この辺じゃ見ない顔ですね。旅行ですか?」

「えぇ、まぁ。」

「なら、気をつけた方がいい。この街では、ビルが溶け、人が死ぬ。そんなのは日常茶飯事ですから。」

「は、はぁ。ありがとうございます。」

すぐ隣に探偵事務所があることを確認し、実際に訪れることにした。

 

 

 

探偵事務所のドアを栄司一人開く。

「あの〜、すみません。」

「何か、お困りですか?」

「え、えぇ。実は調べてもらいたいことがありまして。」

「どんなことでも、ハードボイルドに調べましょう。」

「……財団Xはご存知ですか?」

その単語を出した瞬間に、探偵の目が変わった。

「アンタ、名前は?」

「火乃 栄司です。そちらは?」

「あ、自己紹介が遅れた。俺は左 翔太郎。」

「ホンモノ!?」

「あぁ。って、お前こそ火野映司って!」

「それはちょっと違うよ、翔太郎。」

「…フィリップ。」

「火乃栄司。彼は僕らの知ってる火野映司に憧れているみたいだ。それに、どうやら一度死んでいるみたいだ。そして、オーズの力も持っている。」

「はい、その通りです。フィリップさん。アンク!」

外で待たせていたアンクを中に入れる。

「ふむ、どうやら僕らのことを知ってるね?と、言うよりかは君はそのままこっちに来たみたいだね。」

「そうだなぁ。逆にお前らは何でここにいる?」

「それも話しておこう。いいよね、翔太郎。」

「あぁ、構わねぇぜ。」

こうして、俺たちは下に行く事にした。



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第57話 融合と鴻上とドーパントと。

前回の3つの出来事。

1つ、栄司とアンクは学園を離れ、風都を探す。

2つ、IS世界に存在した風都を発見。

そして3つ、この世界で左翔太郎とフィリップと出会う。

 

 

 

 

 

 

栄司たちは地下のリボルギャリー格納庫へ移動する。

「はぁ……これが、リボルギャリー!」

「どうやら、僕らのことにも詳しいみたいだね。」

「それで、なんでここに居る?」

「まぁ、落ち着けって。事の発端は、財団Xによるものだ。」

財団Xはエニグマに目をつけた。エニグマの並行世界合体装置としての役割を少々調整した。そして、ライトノベルとしての世界であるIS世界と融合させたのだ。

ISのテクノロジーを手に入れ、軍事利用するために。

「って事は、ほかの仮面ライダーや、その土地もこっちに。」

「僕らもまだ調査はしてないけど、その可能性は充分にある。」

「なんせ、俺らも来たのは2年前だからな。」

「2年前……か。」

「それに、この街の危機は、一向に去らないしな。」

「そうだね。『街、裏風都』とか言うやつらの脅威もあるしね。」

「ま、俺たちも目は光らせておくぜ。裏風都の連中と財団Xが手を結ぶのは厄介だからな。」

「そうですね、奴らはガイアメモリもメダルのテクノロジーも持ってますからね。」

「……栄司いくぞ。」

「え?なんで?ってちょ…あ、失礼します!」

アンクに腕を引かれ、外に出る。

「何だよアンク。突然、何かあった?」

「こっちに他の土地が移動してるなら、鴻上の野郎も来てる可能性がある。」

「鴻上さんか〜、探してみる価値はあるね。探す?」

「あぁ。」

「それじゃ、鴻上ファウンデーション探しは……また明日かな。」

「チッ、仕方ない。で、戻んのか?」

「とりあえず、風都のホテルでいいかな?」

「アイツらは?」

「2日3日帰らないって言ってあるから。」

「なら、良いか。」

こうして、鴻上ファウンデーションを探すために、風都内のホテルに泊まることにした。

 

 

 

 

 

ホテル探しをしてる時、事件が起きた。

『WASP!』

突如ガイアウィスパーが聞こえ、アンクと栄司は周囲を警戒する。

すると、意外とすぐに見つかるものだ。ハチの姿をした怪人『ドーパント』を肉眼で確認し、オーズドライバーを取り出し、腰に装着しようとした時だった。

「………アレ?おっかしいな。……あれれ〜?おっかしい〜ぞ〜?」

ドライバーが装着出来なかったのだ。

「おい!マジメにやれ!」

「すまんすまん。ほっ!」

そう、栄司は本物ではなく何故かcsmを腰に当ててたのだ。

因みにだが、最初は本当に間違えて居た。2回目以降はわざとである。

「変身!」

『タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!』

初のドーパント戦が始まる。




後8日。


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第58話 蜂と蟻と風都ライダーと。

前回の3つの出来事。

1つ、ダブルの2人から財団Xの暗躍が語られる。

2つ、アンクが鴻上ファウンデーションがこの世界にあるという可能性が提示される。

そして3つ、栄司とアンクはドーパントとの戦いを開始する。

 

 

 

 

 

オーズはタトバで戦闘を開始した。

「栄司!敵はヤミーじゃない!気を付けろ!」

「わかった!」

栄司はドーパントの倒し方を知っている。火野映司はAtoZ 運命のガイアメモリでルナドーパントを倒しているからだ。

それを思い出し、メダジャリバーを取り出す。そして、タカアイでメモリの位置を確認する。

「よし、メモリの場所は確認した!」

「だからなんだってんだよぉ!」

と、ワスプドーパントは尾骶骨辺りから蜂の腹部形状に変化している部分の先端にある毒針を飛ばしてくる。

「おぉっと。危ない。」

一旦距離を取ったつもりだったが、ワスプドーパントは一気に距離を詰めて来て居た。が、タカアイで気付かないわけがない。両手の近接用の針がオーズを捉えそうになるが、それよりも早くメダルチェンジをする。

『タカ!トラ!チーター!』

メダルチェンジ時に発生するメダルのオーラでワスプドーパントに対しノックバックを発生させる。

が、そんなこと気にせず、再び突進してくる。もう一度針を振り上げた瞬間に、チーターレッグの脚力を使い、メダジャリバーでカウンターを決める。

そこからメダジャリバーでラッシュを食らわせる。ワスプドーパントがいっさいの抵抗をしないのが気にかかるところではあるが、完全に形勢が逆転した。そう思った瞬間(とき)だった。

『アント!』

その場にガイアウィスパーが鳴り響き、もう一体のドーパントが現れ、ワスプドーパントとオーズの間に入る。

「ふ、増えた!?」

「チッ!厄介だな。栄司!こっちに変えろ!」

「あぁ!っと、これでガタガタ!ガタキリバ、ってね!」

『クワガタ!カマキリ!バッタ!ガータガタガタキリバ!ガタキリバ!』

ブレンチシェードで三体だけ分身を作り、2対1×2という状況を作り出す。

常に二体のガタキリバがコンビネーションを発揮し、ドーパントに攻撃する暇を与えない。が、アントドーパントは地面に穴を掘ってそのコンビネーションを躱した。

更にワスプドーパントは空に飛ぶことで躱して見せた。

が、ワスプはすぐに地に落ち、アントは地面から出てきた。

『ルナトリガー!』

そのガイアウィスパーが聞こえた方を向くと、別の人物が隣に立っていた。

「お前が左の言っていたオーズだな。」

「照井さん、ですよね?」

「そうだ、行くぞオーズ。さぁ、振り切るぜ!『アクセル!』変……身!」

「はい!ライダーは助け合いですから!」

ここにオーズとアクセルが踏み揃った。

 

 

 

 

「ところで、翔太郎さんたちは?」

「俺に質問をするな。」




本作と全く関係ばございませんが、
SAOよりシノンさん、お誕生日おめでとうございます。


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第59話 ベテランと性と決めと。

性(せい)じゃないよ?性(しょう)だよ。


前回の3つの出来事。

1つ、ホテルを探してる最中にドーパントと出くわし、交戦。

2つ、別のドーパントが出現し、ガタキリバコンボを発動。

そして3つ、オーズのピンチに現れた2人の風都のライダーが合流した。

 

 

 

 

 

オーズの元にダブルとアクセルが揃い、オーズは一旦体制を整えるために退いた。

「あのアクセルってやつ、相当やり手だなぁ。」

「え?」

「地中に潜ったアリに、エネルギー弾を当てて、更に空いた穴から電気を流してやがった。」

 

 

 

………アクセル登場直前。

『エンジン!』

アクセルは、エンジンブレードにエンジンメモリを装填する。

『ジェット!』

高速のエネルギー弾を地面に向けて放つ。敵の驚いたような声が聞こえる。

『エレクトリック!』

そこから、更に電気を流す。すると、アントドーパントは、すぐに地表に出てくる。

 

 

 

 

「ダブルも流石だなぁ。飛んでいる蜂相手に全弾命中させてる。」

 

 

 

……ワスプドーパントが地面に落ちる直前。

『ルナ!』『トリガー!』

「「変身!」」

『ルナ!トリガー!』

ダブルはルナトリガーに変身すると、専用武器であるトリガーマグナムを構える。ルナメモリの幻想の力を使い、トリガーマグナムを弾丸を自由自在にコントロールし、飛んでいるワスプドーパントを撃ち落とした。

 

 

 

 

「俺たちも負けてられないな、アンク!」

「俺としては面倒ごとは嫌いだがぁ、ヤラレっぱなしってのは性に合わない。」

アンクから差し出された手の平には、3枚の赤いメダルがある。

「相手は虫だがぁ、ウヴァよりは弱い。いいか?さっさと決めてこい!」

「わかった!」

『タカ!クジャク!コンドル!タ〜ジャ〜ドルゥ〜!』

タジャドルコンボへと変身すると、タジャスピナーにメダルを入れていく。

『タカ!クジャク!コンドル!ギン!ギン!ギン!ギガスキャン!』

コア3枚にセル4枚をスキャンし、再び飛んでいるワスプドーパントにマグナブレイズを放つ。マグナブレイズは直撃し、ワスプドーパントを落とす。そのまま空中でクジャクフェザーを展開、アクセルと交戦中のアントドーパントを狙って火弾を放つ。

その間にオーズに向かって再度飛んだワスプドーパントに向けて…

『スキャニングチャージ!』

片足でプロミネンスドロップを放つ。猛禽類のそれのように変化した脚がワスプドーパントへ襲い掛かる。

「セイヤー!」

突進したワスプドーパントは方向転換できずに、直撃を食らう。

 

メモリブレイクされ、ワスプドーパントの力を失った使用者を担いで地上に降りる。

 

 

 

 

「俺たちも決めるか!」

「そうだな。」

『トリガー!マキシマムドライブ!』

『アクセル!マキシマムドライブ!』

「「トリガーフルバースト!」」

アクセルの蹴りがアントドーパントに炸裂、そのまま空中に蹴り上げ、ルナトリガーのトリガーフルバーストが全弾命中する。

地上に落ちた瞬間にメモリブレイクが発生し、男は倒れた。

 

 

 

「それじゃあ照井、後は任せたぜ。」

「あぁ、ここからは警察の領域だ。」

こうして風都でのドーパント事変は幕を下ろした。



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第60話 ピンポイントと鴻上と新造メダルと

前回の3つの出来事。

1つ、風都の仮面ライダーであるダブルとアクセルが参戦した。

2つ、タジャドルコンボを発動。ワスプドーパントを撃破する。

そして3つ、ダブルとアクセルのコンビネーション攻撃でアントドーパントも撃破。ガイアメモリを使った2人を連行した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーズが変身解除すると同時にダブルも変身解除する。

「とりあえず、おつかれ。」

「あ、お疲れ様です。」

「メモリブレイク後、使用者へのダメージが少なかった。一体どうやったんだい?」

「えーと、タカアイでメモリの場所を見て、ピンポイントで当てたんです。」

プロミネンスドロップを片足で放った理由はこれだ。両足で放つと、別箇所へもダメージが行く可能性を考慮し、映司がFINALで見せた片足のプロミネンスドロップにしたのだ。

「なるほど。オーズの能力、実に興味深い。」

「さて、この件は終わりって事で。栄司、疲れただろうから、もう戻った方がいい。」

「そうさせてもらいます、それでは。」

栄司はライドベンダーを走らせ、束の研究所へ向かった。

 

 

 

 

風都でホテルでもよかったのだが、新造メダルが出来そうとの連絡をアンクが受け、束の研究所へ向かう事にした。

「やっほ〜、アンくんにひーくん。」

「お久しぶりです、束さん。」

「それで?何が出来たんだ?」

「あー、メダル自体は出来てないんだよ〜。ただね?更識のとこの情報と似たような情報を持つところを見つけてね?鴻上ファウンデーション?っていうらしいんだけど…。」

「おい!それ、どこの話だ!」

「お〜、アンくん食いつくねぇ。えっとね、確かぁ、………ここだ。」

束は地図を出し指差す。そこは、栄司が転生した直後に降り立った所だ。

 

翌日。

町からちょっと離れた所にあるとされる鴻上ファウンデーションに向けてライドベンダーで駆ける。

 

 

 

バイクを停め、ヘルメットを脱ぐ。そこには、テレビで見た光景が……鴻上ファウンデーションのビルが存在した。

アンクは躊躇いなくビルへと入り、それを追い栄司も中に入る。

最上階の会長室へ入ると、既にハッピーバースデーの経が聞こえてくる。

「待っていたよ!火乃 栄司君!」

そこに居たのだ、あの人が。欲望への自論を持つ鴻上光生という男が。

「3代目オーズとして頑張っているようだね。」

「えっと、鴻上さんはいつからこの世界に?」

「2年ほど前だよ。突然光に包まれたと思ったら、辺りは見覚えない世界だ。」

「2年前……やっぱり平行世界が融合してるんだ。」

「それで?要件はそれだけじゃないだろう?」

「あ、はい!新造コアメダル……シカ、ガゼル、ウシ、セイウチ、シロクマ、ペンギン、ムカデ、ハチ、アリ、サメ、クジラ、オオカミウオ、エビ、カニ、サソリ、そしてヤドカリ。これらのデータをください。」

「………いいだろう!ただし、条件がある!それは…。」

「それは……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「次回のお楽しみだよ!(バン!)」




(バン!)の後は、オーズ最終回の鴻上会長の「ハッピーバースデー!」の直後になる効果音を想像してください。

あと5日。


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第61話 欲望とデータと珍事と。

前回の3つの出来事。

1つ、ドーパント事件が完全に終わり、風都を後にする。

2つ、束から鴻上ファウンデーションの位置を聞く。

そして3つ、鴻上から新造メダルのデータと引き換えの条件を提示される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………いいだろう!ただし、条件がある!それは…。」

「それは……?」

「戦いたまえ、この世界で!欲望のままに!」

「……それだけ、ですか?」

「それだけだよ。君の欲望で世界を救いたまえ!それじゃあ里中君、彼らを例の場所へ。」

「はい。」

「それでは、君達の活躍に期待しているよ!(バン!)」

と言って、作りかけのケーキを完成させに消えた。

 

 

 

 

 

里中さんに案内され、とある部屋に入る。

「ここは……。」

オーズのライダーズクレストにしてタトバのオーラングサークルのオブジェがある部屋。栄司曰くオーズの間。そこには、1つの箱がある。

椅子に座りその箱を開ける。するとそこには……

「これ、鴻上さんが?」

「はい、会長手作りのオーズケーキになります。」

赤と緑、そして黄色で彩られたケーキが有った。

「これ、食べていいんですか?」

「もちろん。」

「じゃ、じゃあ。いただきます!」

凄い勢いでフォークを持ち、ケーキに食らいつく栄司。その横でいつも通りアイスを食べるアンク。

普通ならアイスの方が早く食べ終わりそうだが、今はケーキの方が先に無くなりそうだ。

「フゥ〜、ご馳走さまでした!」

「火乃さん、会長からコレを。」

渡されたのはCSMオーズドライバーコンプリートセットに入っていたファイル。だが、中身は違った。栄司自身には少々難解な研究データだった。

「ありがとうございます!………うーん、俺じゃあちょっとわかんないけど、束さんなら…。」

「そうだなぁ、あのウサギならなんとかなるかもない。」

「それじゃあ戻ろう!ありがとうございました!失礼します!」

こうして新造メダルに関するデータを手にし、鴻上ファウンデーションを後にした。

 

 

 

 

 

 

その頃、束のラボ。

「う〜ん、かつて科学とされた錬金術かぁ。束さんでもよくわかんないなぁ〜。」

そんなことをぼやきながら、モニターへと目を移す。

「ん?……なにコレ?」

モニターに映ったのは、虐待されている銀髪の少女。そして束は瞬時にその子が試験管ベビーだと判断した。

「面白そう……行こっと。」

珍しく束が動いたのだ。 そして事件が起こる。

 

 

 

 

 

「あ、居たいた。」

倒れている少女に駆け寄ると、束は周囲に気配を感じた。

「な、なに……コイツら。」

見渡すと、束の周りに得体の知れない怪人が居た。

「これは、束さんでもヘビーな相手かな?」

すると、こんな声が聞こえるのだった。

「さ…、じっk……はj……ようか!」




後4日。


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第62話 実験と天才と居候と。

前回の3つの出来事。

1つ、鴻上光生から新造メダルに関するデータを手に入れる。

2つ、束が試験管ベビーと思われる少女を発見。

そして3つ、その娘を助けに行くと、怪人が待ち構えているのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

怪人に囲まれている束の耳にこんな声が聞こえた。

「さぁ!実験を始めようか!」

何やらベルトを装着してすると、両手に持っている赤と青のボトルを顔の近くで振る。それをベルトに装填する。

『ラビット!タンク!ベストマッチ!』

その音声の後、ベルト右側にあるレバーを回す。すると、ベルトからパイプが現れ、装着者の前方に赤いアーマーが、後方に青いアーマーが生成される。

『Are You Ready?』

「変身!」

そう宣言すると、前と後ろのアーマーが装着者を挟むように迫ってくる。そして、

『鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イェーイ!』

1つのアーマーとなる。そして、決めポーズ的なのを決めている。

怪人は赤と青のライダーを見るなり、真っ先に襲いかかった。

「全く、しょーがない…なぁっ!」

赤い左側足が光り、通常の人間よりも遥かに高く飛び、空中から打撃を食らわせる。それにより、怪人は大きく仰け反る。そのまま、ジャブ、右ストレート、右足での蹴りを続けて食らわせる。

「勝利の法則は決まった!」

そう言って、再び右のレバーを回す。

『Ready Go!ボルテックフィニッシュ!』

白い何かが怪人を挟む。全体像を見ると、放物線を描いている。そして、その通りに赤と青が飛び、蹴りを放つ。

怪人は爆散し、赤と青だけが立って居た。

 

 

 

「アレは……一体…。」

束がそう呟くと、まるで聞こえているかのように、赤と青のは束の方を向き、ドライバーから二本のボトルを抜き、変身解除した。

「俺は天才物理学者の桐生戦兎。で、仮面ライダービルド、作る、形成するのビルドだ。以後お見知り置きを。」

仮面ライダービルド…スカイウォールのある世界で地球を破滅に導こうとする地球外生命体『エボルト』と戦った東都の仮面ライダー。

 

 

 

この2人は、共通のキーワードが多く存在した。天才、兎、発明家といった具合に、探せばまだあるかもしれない。

 

 

 

「さっきの怪人は?一体なんだったの?」

「アレは俺たちが戦って居たスマッシュって呼ばれる怪人。ま、財団Xによる複製品で人間に人体実験施してるわけじゃないんだけどな。」

「そうなんだ。ねぇ?どうしてこんなところに?」

「それなんだよ。2年前に寝て起きたらこんなところに居て、とりあえず日本回って情報集めて、さっきここに戻ってきたってわけ。」

「つまり宿無しって事なんだね?」

「そーなんだよ。はぁ、とりあえず寝るとこ見つけないと。」

「そーゆーことなら、束さんのラボに来るといいよ♪」

「え?ラボ?いいの?よっしゃ!」

こうして、桐生戦兎は、篠ノ之束のラボで居候することになったのでした。




ビルドがビルドアップすらしなかったのは、
エボルトを乗り越えた強さを表したかっただけなんです。
………まぁ、明日の放送まで結末はわかりませんがね。


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第63話 対面と対財団策と着信と

前回の3つの出来事。

1つ、篠ノ之束のピンチに仮面ライダービルドが現れる。

2つ、仮面ライダービルドこと桐生戦兎の2年前から現在に至るまでの情報を聞く。

そして3つ、篠ノ之束のラボに桐生戦兎が居候することとなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新造メダルのデータを手にした栄司は束のラボに戻った。

「束さーん、戻りましたー!」

「おかえり、ひーくん、アンくん。さて、こちら。」

と、束の後ろから出てくる。

「初めまして。束様に助けられました、クロエ・クロニクルと申します。」

「似てる……。」

「あぁ、間違いなく…ドイツのボーデヴィッヒと同じだなぁ。」

「私はなりそこない。ラウラ・ボーデヴィッヒになれなかった…紛い物。」

「それは違うよ。」

「え?」

「他人に人工的に、しかも好き勝手に作られた存在で、目的通りいかずに何かをやられたのかもしれない。でも、君は君だ。クロエちゃん。他人になる必要なんて最初からないんだよ。」

「そうなのでしょうか。」

「うん、そうだよ。それじゃあ、何かしたい事はある?」

「束様に救っていただいた命です。束様のために使いたいのです。」

「うん。なら、家事を覚えようか。束さんのは家事はからっきしだから。」

「むぅ〜、酷いなぁ、ひーくん。」

「ごめん、束さん。」

「ま、いっか。それから、もう1人紹介するね。戦くん!」

「呼んだ?」

「………桐生、戦兎?」

「いかにも!俺がて〜〜〜んさい物理学者で仮面ライダービルドの桐生戦兎だ。」

「……って事は、万丈は?それに、カズミンや幻さんは?」

「………残念ながら、連絡付かずだ。もしかしたら、俺だけがこの世界に来ているのかもしれない。」

「……そっか、それは残念。クローズビルドフォームは見れないのか。あ、俺は火乃 栄司。よろしく。」

「こちらこそ、よろしく。」

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱり財団Xか。」

「あぁ、最上魁星がエニグマを使って世界を合体させようとした時に知り合った、フォーゼや鎧武から聞いた限り、その線で間違い無いみたいだ。」

「財団Xは俺たち仮面ライダーだけじゃ、倒せないと言われているんだ。正直言って、戦力が足りなさすぎる。それに、敵の情報なんかが無さすぎる。それに、ガイアメモリやメダル、スイッチを大量に使われると厄介だ。」

「今は戦力増強を図るしかないか。」

「そうだな。それに、俺は学校もあるし。あ、そうだ。もしかしたら……。」

「ん?」

着信音がなり、戦兎がビルドフォンのディスプレイを確認する。そこに書かれていたのは、

「万丈!?」

戦兎はその電話に出た。




あと2日


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第64話 転移と筋肉と破損修理と。

前回の3つの出来事。

1つ、映司とアンクは銀髪の子『クロエ・クロニクル』と『桐生戦兎』と対面する。

2つ、今回の一連の事件が財団Xの仕業である事を確認する。

そして3つ、連絡の取れなかった万丈から連絡が来る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「万丈!?もしもし?」

『おい、戦兎!どうなってんだよ!』

「な、なんの話だ?」

『突然居なくなった挙句、所持品全部持ってグレートクローズになってエボルトリガーを挿せって書いてあんじゃねえか!お陰で変なとこに来ちまった!』

「ちょっと待て。周りに何が見えてる?」

『あ?ん〜、なんか孤島に建もんが見えるぞ?ISって書いてるように見える。』

「ちょ、万丈!そこから動くな!」

戦兎は慌てて外に出るや、マシンビルダーを走らせようとする。それを追って栄司はライドベンダーを走らせ、マシンビルダーの前に停車させる。

「桐生さん!学園の場所知らないでしょ?案内しますよ!」

「あぁ、頼む!それから、戦兎でいい!それと、敬語もいい!」

「わかった。じゃあ、行こう!」

再びビークルを動かす。

 

 

 

十数分程で学園に到着した。そして、一番目立つようにラビットタンクスパークリングに変身する。

『ラビットタンクスパークリング!Are You Ready?』

「変身!」

『シュワっとはじける!ラビットタンクスパークリング!』

「おい、万丈!今俺たちが見えてるか?」

『あ!見えた!今そっち行くわ!』

こうして、何とか万丈と合流出来た。

 

 

 

 

 

が…、

「あー!火野映司!」

と、()()を指差す。

「こら万丈!失礼だぞ!」

「そ、そんなに似てるかな?」

「えぇ!?マジかよ!」

「はぁ。これだから万丈(バカ)は。」

「おい戦兎!せめて筋肉をつけろ!筋肉を!」

「筋肉ついてりゃいいのかよ。」

「あは、ハハハハハ。」

「「何がおかしいんだよ!」」

「いや、見たまんまだなって。」

「まぁ、いいや。とにかく取り急ぎやるべき事は、ジーニアスボトルの再生だな。」

と、おもむろにジーニアスボトルを取り出す。

「あぁ!俺のナックルが!」

と、半壊した状態のマグマナックルを取り出す。

「ちょ!雑に扱うから〜。」

「いや、大切にしてっから。って!ドライバーも!ドラゴンも!剣も!」

「……ビルドドライバーにエボルトリガーを挿したのが何らかの影響をもたらしたのか。スクラッシュドライバーは?」

「スクラッシュドライバーは生きてるな。」

「しばらくはクローズチャージにしかなれないな。」

こうして、戦兎はジーニアスボトルと万丈のアイテムの修理に取り掛かるのだった。




と、言うことで。
仮面ライダービルド 全49話、完結というわけで、
キャストやスタッフの皆様お疲れ様でした。

まぁ、途中泣いてしまいましたが、万丈と戦兎の
活躍で楽しませてもらいました。全員生き返りましたしね。

今回の話、実は最終回の内容によっては大幅に変更する可能性が
ありまして、少々手こずりました。が、そこそこ辻褄があうように
なってるといいな、と思っております。




後1日


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第65話 デートと先生と細心と。

前回の3つの出来事。

1つ、万丈龍我と合流した。

2つ、万丈の転移時に、スクラッシュドライバー以外の装備が破損する。

そして3つ、全ての修理作業のためにラボに戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

万丈龍我と合流した翌日。栄司は学園に戻った。部屋に入ると、全員が鬼の形相でこちらを見ていた。

「あ、失礼しました〜。」

と、言いながらドアを閉めるが…

「逃すと思う?栄司くぅ〜ん!」

ダイブハグをされ、廊下まで吹っ飛ぶ。

「ご、ごめん、刀奈ちゃん。」

「ほんとよ〜、こんなに可愛い彼女たち待たせるなんて。」

「お詫びに、一人一人個別にデートするから。」

「「「「「「「やったー!」」」」」」」

こうして彼女全員と1日ずつデートすることとなった。まぁ、最初からするつもりだったけど。

 

 

 

デート初日。

初日は山田先生だ。年功序列で行くらしい。つまり明日は虚さん、その次が刀奈。んで、その次が簪、シャルロット、鈴、そして何故か本音の順番だな。

 

 

山田先生とのデートはかなり遠出をした。そりゃ生徒に見られるわけにはいかないからな。万が一学校関係者に見られたらクビになりかねない。ので、場所は……

「着きましたね、栄司君。ここが理想郷(アヴァロン)です!」

決して山田先生は中二地味たセリフを吐いているわけではない。

そう、栄司たちがいるこの温泉は知る人ぞ知る名湯がある理想郷(アヴァロン)という温泉地である。

「ここはですね、混浴もあるんで……す、よ?」

我に返り恥ずかしくなった山田先生を見て

、栄司もなんか恥ずかしくなる。

「と、とりあえず、行きましょう。」

結局、栄司がエスコートすることになった。

 

 

 

 

長旅というわけでもなかったが、日頃の疲れを癒すために温泉に入る。

「ふぅ〜、気持ちいいですわ〜。」

「ほんとですね〜。」

ケツから言って……混浴の方に入ることとなった。今誰も居ないからって言われたので、断りづらくなった。

「しっかし、山田先生がアクアに変身した時は驚いたなぁ〜。」

「いや〜、束博士からドライバーを渡されて……。」

あの時、翼竜型ヤミーの突然の乱入により、長時間のコンボ運用もありピンチに陥った。そこに水上バイクに乗った山田先生が来て、仮面ライダーアクアに変身し、栄司たちを救った。

「言われた通り、無我夢中で水上バイクで突っ込んでたらあんな感じに…。」

「お陰で助かりました。でも、意外です。先生水上バイクの免許なんて持ってるんですね?」

「そうですよ、万が一に備えてある程度の乗り物の免許は持ってます。だって私「先生」ですから。」

栄司と山田先生はハモった。

 

 

 

 

その後も楽しい時間を過ごし、学園関係者にバレないよう細心の注意を払って、帰還した。




えー、本日の19:00〜21:00の間にですね、
僕の手元にとオーズドライバーが届く予定でいます。

届いたら、新造メダルも使えるようにストーリーを
進めていきますので!よろしくお願いします!


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第66話 虚と擬似体験と甘えたさと。

ひゃっふぅぅぅぅ!!!!
イェェェェェェェェェーーーーイ!
C・S・M!オーズドライバァァァァァー!
コンプリートセット!
届いたゼェ!!!



お見苦しいものをお見せしました、
それでは、本編どうぞ。


前回の3つの出来事。

1つ、彼女7人と1日ずつデートをすることに。

2つ、初日は山田先生。

そして3つ、温泉街を堪能した2人だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

本日は布仏 虚とのデート。

場所は、なんと自室だった。理由は、

「家デートというものを疑似体験できそうなので。」

だ、そうだ。

 

 

 

 

これはデートにはずだ。にしてはやってることが異質である。そう、やっているのは宿題だ、夏休みの。

まぁ、12時を少し過ぎる頃には終わったんだが。

 

「虚さん、お昼にしましょう。」

「そうですね。」

「それじゃあ、何を作りましょう?」

「麻婆豆腐なんて、出来ますか?」

完全調和(パーフェクトハーモニー)と地獄、どっちがいいです?」

「うーん………完全調和で。」

「かしこまりました。ちょっと待っててね。」

 

 

エプロンを纏い、厨房に立つ。

完全調和式麻婆豆腐は個々の味こそ目立ちづらいが、その分全体のバランスはとてもよく取れているものだ。

使う豆腐は絹ごし豆腐。

ちなみに地獄式はめっちゃ辛い。

豆腐を適度なサイズに切り分け、下ごしらえをする。

 

 

 

 

 

 

 

(こっから先、作者は麻婆豆腐を作ったことがないので、カットいたします。皆様のイマジネーション力で補って見てください。)

 

 

 

 

 

 

「おまたせ、完全調和式麻婆豆腐。」

「わぁぁぁ!いただきます。」

「召し上がれ。」

レンゲに掬い、口へと運ぶ。

「美味しいです。たしかに個々の味こそ目立ちませんが、それ故一品として完成してますね。私が作ってもこうは……。」

「ま、まぁ。人には得意不得意があるから。徐々に頑張ろう!」

「は、はい。」

その後、汚れを残さない勢いで麻婆豆腐を平らげた虚。流石にお腹はいっぱいのようで、椅子に座っている。

栄司は洗い物をサッと済ませると、ベッドに腰掛け虚を呼ぶ。

隣に座った虚の体をそのまま自分の方に倒し、膝枕の状態を作るのだった。

「え、栄司さん?」

「いつもお仕事お疲れ様です。」

「え?」

「俺は知ってますよ?虚ちゃんが、一番影で頑張ってること。」

と、頭を撫でながら日頃の業務の労いをする。

「あ、ありがとうございます。」

ちょっとぎこちない返事だったが、その顔はとても明るかった。

 

 

しばらくすると寝息を立て始めた虚を起こさぬように頭を下ろし、掃除を始めた。

と言っても、基本的に綺麗な状態なので、細かいところだけだが。

 

粗方細々したところを掃除しおわる頃には虚も目覚めて居た。

 

「すみません、寝てしまいましたね。」

「普段の疲れからでしょうし、気にしないでください。」

「本当は…。」

「え?」

「本当は、2人きりで甘えたかったんです。普段私は一番上の学年ですし、ちょっと我慢してたので……思いっきり甘えてみたくて…。」

「辛くなったら呼んでくださいね。いつでも、この胸くらい貸しますから。」

「はい///今日はありがとうございました。」

「いえ、俺も楽しかったですし。それじゃあ、おやすみなさい。」

「おやすみなさい、栄司さん。」

こうして虚との家デートもどきは幕を閉じた。




えー、大分前に言っていた座談会、
もう1方くらい募集しようかと思います。
明日の0:00までの募集にします。

因みに1人は決定しております。


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番外編 グリードたち

番外編って事で、メタさ全開となっております。


とある廃墟。

「ねぇ、みんな。僕ら全然出番ないよね?」

カザリがそう尋ねると、周りは賛同する。

「確かにな。」

「ちょっと出番なさすぎよね?」

おっと、ガメルだけは飴を舐めていた。

「ま、いい機会だしさ。ちょっと遊びに行こうよ。」

「正直、退屈してるからな。行くか。」

「行くってどこに?」

「夢の国……ディズ「おっと!カザリィ!それ以上言うな!」なんで?」

「ほら、著作権とかで、この作品が消される可能性があるぞ!」

ウヴァがメダイことを言い放つ。

「大丈夫だよ。こんなヘボ作者の作品なんて消されても悲しむ奴なんて居ないさ。」

だから、カザリさん!メタいよ!

「ちょっとうるさいな。黙ってよ?」

地文にツッコミ入れないで?

 

 

 

こうして、旅行に行くことにしたグリード一行。

「来たね、沖縄。」

「あぁ、結構アレだな。綺麗……っぽいな。」

グリードは五感が人間より退化している。

「何言ってるの?僕らは神のミスで復活したんだよ?五感くらい人間と同等になってるさ。味覚もね?」

おい神!いや紙!何やってんだよ?

「さて、アンクが言ってたアイスでも食べてみようかな。」

君たち金あるの?

「「「「無い!」」」」

ダメじゃん。

「お前、作者ならなんとかして見せろ。」

いや、イヤだよ。

「なら仕方ないね。コイツ殺したら、僕らの出番なんてもっと無くなるからね。」

「俺、アイス食ってみたい!」

ガメルにははい、アイスキャンデー。

「わぁ〜、やった〜。ありがと〜。」

天からのアイスキャンデーに喜ぶ。

 

「とりあえず、泳ごう。」

セルメダルで形状を変化させ、服から水着に変える。

「なら、勝負でもしましょうか?カザリ。」

「いや、遠慮しておくよ。水棲系の君と戦って勝つ算段がつかない。」

「フフ、いい判断ね。それじゃ、お先に。」

と、言い残し海に入って泳いで行く。

「あ、メズール。俺も、行く!」

追ってガメルも入水。

「ウヴァは?どうする?」

「俺は俺でやらせてもらう。」

と、どこからパラソルと椅子をだし、サングラスをかける。

「なら、僕も。」

カザリも海に飛び込み、泳ぎ始める。

が、入れ違いでメズールとガメルが海から出てくる。

どうにもガメルが泳げなかったので、砂の城を作り始めた。

ウヴァはどこからともなくトロピカルドリンクが……ん?トロピカルドリンク?

「ただのヤシの実だ、気にするな。」

あ、解説ありがとうございます。

城作りも終わり、ガメルとメズールが浜辺で水の掛け合いを始めたカザリが泳ぎだしてから、1時間半が経過した頃だった。

流石にカザリも2時間泳ぎ戻ってきた。

 

そして、学園近くの廃墟に戻るのだった。



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第67話 眠り姫と気遣いと人影と。

前々回の出来事!

栄司は虚との擬似家デートをし、虚の甘えてみたいという欲望を聞いた。

以上!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は刀奈とデートなのだが……。

未だに寝ているのだ。寝言とか、いびきはなく、穏やかな寝息を立てて、すやすやと眠っている眠り姫状態だ。

可愛いので写真を撮り、頰をつつく。

「ふにゃぁ……?栄司……くん?ハッ!」

「寝坊だよ〜、刀奈ちゃん。」

「しまったぁぁぁ!」

その叫びと同時に、某GNな動力機関搭載機のように、超高速で準備を済ませる。

「よし!行きましょう!」

「うん。でも、どこ行くの?」

「あ、そういえば言ってなかったわね。場所はウチのプライベートビーチ!だぁんれも居ないわ!」

そう、栄司は人前であまり肌を晒して欲しくないので、それは良かったと思った。

この前みんなと一緒に買いに行った時、1年組は臨海学校があったが、上級生組は無かったので、実際に海で着て見せたかったのだろう。快くそれを受け入れ、ライドベンダーを走らせる。

 

 

 

プライベートビーチに着いた。

確かに人は居なかった。パンピー……一般の方は居なかった。

代わりに簪たちが居た。

「アレ?栄司、なんでこんなところにいるの?」

「それはこっちのセリフだよ。」

「あー、ここはウチのプライベートビーチだから。3人で遊びに来た。鈴とシャルが海から出てくる。

「いや〜、鈴は速いね。」

「そっちこそ……ん?あ、栄司〜!」

どうやら競争でもしていたようだが、こちらに気がついて、駆け寄ってくる。

「どうしたの?」

「あぁ、かた……楯無さんがデート場所にここを選んでてさ。」

「なら、アタシ達向こうに行ってるわ。行きましょ、簪、シャル。」

2人に気を使い、3人は離れた場所に移動する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水着に着替えると、すでに着替えてパラソルの下でうつ伏せに寝ている刀奈がいた。

「栄司くん、日焼け止めクリーム塗って。」

そう言われ、刀奈の傍に置いてある日焼け止めクリームを手に取り、自分の手に出そうとした時だった。

「ん?アレ……刀奈、これ日焼け止めクリームやないサンオイルや。」

「え?あ、ホントだ。」

「仕方ない。」

と、栄司はポケットから別のチューブを出す。

「何それ?」

「持参してた日焼け止めクリーム。」

「さすが栄司くん、おねーさん大好き!」

日焼け止めクリームを塗っていると、居るはずのない人影が見えた。そして、その服装は白だった。

栄司はどこからともなくタカカンドロイドとバッタカンドロイドを取り出し、その人影を追わせるのだった。



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第68話 準備と実験場と想定と。

さてさて、本日は
ジクウドライバーの発売日。
買えたら買うでありますよ〜。


前回の3つの出来事。

1つ、楯無が目覚めず出発が遅れる。

2つ、簪、シャルロット、鈴の3人が、2人の目的地であるプライベートビーチに先に居た。

そして3つ、日焼け止めを塗って居る時、白服の人物を目にし、カンドロイドで追跡を開始する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日焼け止めクリームを塗り終わる頃に、刀奈に問うた。

「IS、ある?」

すると、扇子を開く。そこには『もちろん』の文字があった。

「もしかしたら財団Xが居るかもしれない、気をつけて。」

「それ、簪ちゃんたちには?」

「今カンドロイドを飛ばして、伝えたよ。」

「ま、向こうから襲ってこない限り大丈夫よ。さ、遊びましょ♪」

この後、念のための準備というのは本当にしておくべきと栄司は知る事となる。

 

 

 

 

 

浜辺で水を掛け合ったり、砂浜で追いかけっこをしたりと、リア充展開を一通りやり尽くした2人は、砂浜で寝て居た。

「いや〜、遊んだわね〜。」

「そうですね〜。」

「そろそろ帰りましょうか。」

「えぇ、そうしましょう。」

そう言って着替えに行こうとした時だった。海から大きな音を立てて何かが出てきた。

後ろを振り返ると、居たのは人間だった。

「あんれぇ?こんな所に人間?つーか、見られたなぁ。………消すか。」

『アノマロカリス!』

出したのはガイアメモリ。本来風都内にしかないはずのものがここにあった。

「恨むんなら、実験場に来てしまったお前たち自身を恨むんだなぁ。」

そう述べてる時間を使い、オーズドライバーにメダルを入れる。

「変身!」

『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!』

「げぇ、仮面………ライダー?俺の知ってるのと……違う?」

「お前が知ってるのって、緑と黒の半分こライダー?」

「あー、そうそう。それだ、それ。」

「それはダブル。俺はオーズ。あ、刀奈ありがとう。」

名乗って居る間にライドベンダーからメダジャリバーを取って来てくれた。そして、タカアイでメモリの場所も把握した。

「親切にどうも。それじゃあ……死んでねぇ。」

アノマロカリスドーパントは口から牙を高速で打ち出す。それを、メダジャリバーで叩き落とす。

その間にアノマロカリスドーパントは姿を消して居た。

「アレ?……まさか、水中に!」

アノマロカリスドーパントは、自身のフィールドである水中へと移動して居た。

「まさか、アンクのやつ……こうなることを想定してたのか?」

オーズの手には【シャチ】【ウナギ】【タコ】の3枚が握られていた。

ドライバーの3枚を水棲系の3枚へかえる。

『シャチ!ウナギ!タコ!シャ・シャ・シャウタ!シャ・シャ・シャウタ!』

シャウタコンボにコンボチェンジし、海中へと攻め込むのだった。



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第69話 水中戦と躊躇と新たな力と。

前回の3つの出来事。

1つ、財団Xの存在を懸念し始める。

2つ、海からアノマロカリスドーパントが出現する。

そして3つ、オーズ シャウタコンボに変身した栄司は、水中に入ったドーパントを追って海へ入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

海中に入って早々、歓迎を受けた。

「おっと、水中でも速さ変わらないのか。」

牙をす飛ばしたはずのアノマロカリスドーパントの姿を、栄司は確認できずにいた。が、栄司は液体化能力で牙が飛んで来た方向へ泳ぎ始める。

「げぇ、見えなくなったぁ。逃げよぉ。」

アノマロカリスドーパントはすぐさま逃走を開始した。が、シャウタの水中移動速度はアノマロカリスドーパントの速度を上回っていた。

「捉えた!このまま決める!」

『スキャニングチャージ!』

ウナギウィップでアノマロカリスドーパントの両腕を拘束、脚部をタコ足に変化させ、ドリルのように回転させ、そのままタカアイで見たメモリの場所目掛けて、蹴りを放とうとする。だが……

「お、俺が悪がったぁ。許してクレぇ!」

と、自分でメモリを抜く。

人間に戻ったことにより、栄司は技をキャンセルしてしまった。

「かかったぁ。」

『カルカロクレス!』

取り出したのはアノマロカリスメモリではなく別のメモリ。それを顎の下に挿すと、すぐに怪人態から、通常サメの約3倍の巨体へと変化し、オーズに食らいつく。巨大な牙で噛みつかれ、凄まじいダメージを与えられて居る栄司の意識が少しずつ遠のいていった。

 

 

 

 

その頃、浜辺。

「あちゃ〜、間に合わなかったかぁ〜。」

「え?あ、篠ノ之博士。」

「んー、ひーくんに怒られちゃうかもしれないけど……よし!これは君に託そう。」

束はとある物を、刀奈に差し出す。

「篠ノ之博士、これは?」

「新造メダルとポセイドンドライバー。これを使えば、仮面ライダーポセイドンに変身できる。」

「それを使えば、私も栄司くんたちと戦えるんですね!」

「けど…。」

「けど?」

「新しく作ったから、無事に変身できるかどうかとか、いろいろ不安要素があるんだよ。それでも、やる?」

「……やります。やらせてください!」

「わかった!使い方は簡単♪ベルトを巻いて、バックルにこの三枚のメダルをセットするだけ。」

束の手には、【サメ】【クジラ】【オオカミウオ】の3枚が乗っていた。

刀奈は、ポセイドンバックルを受け取り、ベルトを巻く。3枚のコアメダルを受け取り、バックルにセットする。

「変身。」

『サメ!クジラ!オオカミウオ!』

刀奈の姿が仮面ライダーポセイドンへと変わっていくのだった。




加筆修正が多かったので、文章破綻してるかも。
(かなり気をつけてますけど。)
なんかおかしいなと思ったら、教えてください。


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第70話 カルカロクレスとポセイドンとシンクロと。

前回の3つの出来事。

1つ、栄司は水中に移動したアノマロカリスドーパントを追う。

2つ、人間に戻ったアノマロカリスドーパントに技を放つ事を躊躇い、反撃を食らう。

そして3つ、刀奈は新たな力を手にする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

園咲霧彦のメモリ解説。

「画面の前の皆さん、こんにちは。園咲霧彦です。本日ご紹介させていただくメモリはこちら。」

『カルカロクレス!』

「カルカロクレスというのは、メガロドンの正式名称の前の部分。つまり、カルカロクレス・メガロドンという名前の前の部分だけ切り取ったのですね。まったく、メモリ開発部は何してるんだか。」

霧彦は呆れを顔に出さずには居られなかった。

「この名前のせいで、カルカロクレスのメモリは売れにくいんですよね。だってほら、カルカロクレスって一般に浸透してないでしょ?なんの生き物?って聞かれるんですよ?毎回同じ回答をするセールスマン側にも立って欲しいものです。メガロドンで作ればいいものを。」

そう言って、紅茶を一口飲む。

「おっと、それではみなさん。御機嫌よう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

栄司は、薄れゆく視界の中で接近してくる何かを見つけた。

(アレは……ポセイドン!?)

居るはずのない仮面ライダーポセイドンを見たことにより、栄司の意識は元に戻った。が、カルカロクレス……もとい、メガロドンドーパントの顎の力は強く、どうにも脱出できない。電気を使おうにもポセイドンが感電する可能性も否定できない。タコ足になっても、正直攻撃は難しいだろう。

そんな時、接近して来て居たポセイドンのディーペストハープーンがカルカロクレスドーパントに牙を剥く。

(アレ?敵じゃないのか?)

本来オーズの敵として現れたポイントが自分を助けてくれた事に困惑する。

「栄司くん、お待たせ!」

「その声……刀奈?」

「そう、さっき篠ノ之博士からもらったのよ。このポセイドンバックル!」

「!!、一先ず奴を倒そう。浜に打ち上げるよ!」

「えぇ、わかったわ!」

そう言うと、刀奈はポセイドンの上からミステリアス・レイディを纏う。

ディーペストハープーンと蒼流旋のツインランス。そこから更に…

「ミストルテインの槍!」

ミステリアス・レイディの必殺の槍、自らも危険にさらす技だが、仮面ライダーポセイドンとなって居るため、そんな心配もない。

 

 

カルカロクレスドーパントが栄司たちに向かって高速で接近してくる。それを栄司は上に刀奈は下に回避する。

そして、栄司はウナギウィップで胸ビレを掴み、足をタコ化。そこから回転遠心力で水面に向けぶん投げる。その直後ミストルテインの槍とディーペストハープーンの上段突きをくらい空中へ。

『スキャニングチャージ!』

「セイヤー!」

「はぁぁぁ、ハァッ!」

タコ足ドリル蹴り……オクトバニッシュとディープスパウダーを放つ。

その光景は、シンクロナイズドスイミングのように美しかった。

カルカロクレスドーパントのメモリをブレイクした。

 

 

 

その後、照井さんに身柄を引き渡し、俺たちは無事学園に帰還した。




ジオウの1話面白かったですね。


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第71話 ツキと屑も合技と。

前回の3つの出来事。

1つ、仮面ライダーポセイドンとして刀奈がオーズを助けに行く。

2つ、カルカロクレスドーパントを見事なコンビネーションで撃破。

そして3つ、身柄を引き渡し、学園に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日は簪とのデートの日……だったのだが。

「よりによって!こんな時にぃ!」

「はぁ、ツイてない。」

「そろそろ、僕のメダル。返してもらうよ。」

カザリの襲撃があった。

 

 

 

「みんな忘れてるだろうけど、僕のコア…3枚取られたまんまなんだよね。っていうか、作者が忘れかけてるから、僕が強制的に出てきたんだけど。」

 

 

 

 

カザリは回りを見渡す。何かを探すように。

「さぁ、アンクはどこ?どうせ、アンクか持ってるんでしょ?」

「アンクは居ない。そして、俺が今持ってるコアメダルは……ハァッ!」

体から紫の三枚を出し、手でキャッチする。

「この3枚だけだ!変身!」

『プテラ!トリケラ!ティラノ!プ・ト・ティラ〜ノ・ザウル〜ス!』

「おぉぉぉぉぉ!」

「ヤミー用の装備だけど、援護はできる。変身!」

バースドライバーで仮面ライダーバースへと変身する。

「厄介だな。でも、これならどうかな?」

そう言うと、後ろからゾロゾロと屑ヤミーが出てくる。その数、200000近くといったところか。

 

 

 

「ったく、面倒な事やらせやがって。」

と、裏でメダル割り続けたウヴァが愚痴をこぼして居た。

 

 

 

 

こうして、オーズたちは屑ヤミーの処理を開始した。が、残念ながら簪は現在セルを大量に持ち合わせて居ない。そのため、本音が来るまで持ちこたえなければならなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

バースバスターをまともに使えないため、メダジャリバーを使って戦闘するバース。オーズはいつも通りメダガブリューで戦っている。

が、屑ヤミーの数は一向に減る気配がない。

屑ヤミーに攻撃が通りづらいのだ。

そこでオーズは、

『スキャニングチャージ!』

ブラスティングフリーザを発動させる。ワインドスティンガーで真ん中の方にいる屑ヤミーを貫き、エクスターナルフィンを使い周囲の屑ヤミーごと氷漬けにする。そして、テイルディバイダーで氷漬けになっていないさらに周りの屑ヤミーごと薙ぎ払う。

だが、桁が減らない。

続いて、栄司が持っていた4枚のセルの内、3枚をバースが持つメダジャリバーに。それと一緒にオースキャナーも渡す。残り1枚をメダガブリューに入れ、セルのエネルギーを粉砕・圧縮。

『ガブッ!ゴックン!』

グランド・オブ・レイジを放つ。それと同時にオーズバッシュならぬバースバッシュを放つ。

「「合技!グランド・クロス・バッシュ!」」

グランド・オブ・レイジとバースバッシュで十字斬り(クロススラッシュ)を放つ。

この2つの技でようやく半数が削れたのだった。



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第72話 相棒と恐竜グリードとノーカンと。

前回の3つの出来事。

1つ、簪とのデートの日にカザリが襲撃。

2つ、屑ヤミーの群れを大量に召喚したウヴァ。

そして3つ、合技でようやく半数を削りとれた。

 

 

 

 

現在の屑ヤミーの数…97805体

 

 

 

 

 

 

 

 

即興の『グランド・クロス・バッシュ』で、屑ヤミーを半分近く倒したが、まだ大量にいる。

「メダルの器が暴走した時より多いんじゃないか!?」

「と、とにかく片っ端から倒すだけ!」

そうこうしていると、三台のベンダーが屑ヤミーを吹き飛ばし、近づいてくる。

 

 

「かんちゃん、おまたせ〜。」

「本音、私の相棒ならもう30分早く来て。」

「もう〜、冷たいな〜。はい、タンク!」

そう言いながらも、しっかりと相棒としての役割を果たしていく。

 

 

「栄司くん、簪ちゃん。おまたせ。」

「刀奈!」「お姉ちゃん!」

「さぁ、行くわよ!変身!」

『サメ!クジラ!オオカミウオ!』

刀奈が仮面ライダーポセイドンへと変身する。それにより、かつて敵として戦ったライダーとの共闘を見ることができるのだった。

 

 

「カザリか。お前のメダルは確かに俺が持ってる。が、絶対に返さない。」

そう言いながらもしっかりとメダルがあることを見せる。

「ほう、それは結構。」

アンクは黄色のメダル三枚を後ろからひったくられ…いや、【トラ】だけは取られなかった。

「お前は……真木!」

メダルを奪ったのはDr.真木……恐竜グリードだ。

「これは世界の終末のために必要な物。私が頂きます。」

「おい!真木!チッ!」

「あーあ、2枚持ってかれちゃった。でも、それは返してもらうよ。」

近づいてくるカザリを警戒し、アンクも本来の姿へ戻る。

が、その瞬間思いもよらぬ乱入があった。

アンクに突如、重力が襲いかかる。

「なんで、ガメルのやつが…。」

「カザリのコア取り返すと、メズールが喜ぶ!」

「チィッ!」

「さぁ、返してもらうよ。僕のコアメダル。」

アンクはトラを取られてしまった。

「ついでに他のも『プ・ト・ティラ〜ノ!ヒッサ〜ツ!』!!」

他のメダルに手を出そうとした瞬間、メダガブリューからストレインドゥームを放たれる。

「他のは諦めるか。ま、トラは返して貰ったよ。じゃあね。」

「おい、待て!」

こうして黄のメダル2枚をDr.真木に、1枚をカザリに奪われ、屑ヤミー大量発生事件は幕を下ろした。

 

 

 

 

「簪ちゃん、今回のはノーカンにしようか。」

「いいの?」

「俺は、正直動けないよ。」

「私も。後日にしよっか?」

「そうしよう。」

簪とのデートが延期になるのだった。

 

 

 

 

 

「そうか、Dr.が動き出したか。」

「真木の坊や、今度は何をしでかすのかしら。」

「正直な話、また暴走させる気だと思うよ。」

Dr.真木の狙いを予想するグリード達だった。



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第73話 コンボ疲労と対ヤミー武器と激闘と。

カウント・ザ・メダルズ!現在オーズの使えるメダルは…
【タカ】【クジャク】【コンドル】
【クワガタ】【カマキリ】【バッタ】
【ライオン】【トラ】【チーター】
【サイ】【ゴリラ】【ゾウ】
【シャチ】【ウナギ】【タコ】
【プテラ】【トリケラ×2】【ティラノ×2】


前回の3つの出来事。

1つ、オーズ、バース、ポセイドンの3人で屑ヤミーの大軍と戦う。

2つ、アンクは黄のメダル3枚を、カザリとDr.真木に奪われる。

そして3つ、簪とのデートが延期となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プトティラコンボの疲労を翌日まで引きずることとなり、結局デートはさらにもう一日開けることとなった。

 

 

ただ部屋に居るのも暇なので、偶には学内を回るのもいいかと思い部屋から出る。

 

 

 

 

廊下を歩いて居ると、アリーナの方から音が聞こえたので、栄司はアリーナに向かった。

 

アリーナを見ると、鈴とシャル、プロトバースが何やら見慣れぬ武器を持っていた。

「あれはね〜、篠ノ之博士開発のセルガンなんだよ〜。」

「うわぁ!って、本音ちゃんか。」

「えへへ、エイエイ。説明を任されてるから説明するね。」

どうやら、束は栄司がアリーナに来ることを予想していたようだ。

「まず、お姉ちゃん…プロトバースが使ってるのかね〜、バースショットガン。」

プロトバースは虚のようだ。

「2枚のセルメダルを入れると、2枚分のエネルギーを圧縮して拡散して打ち出すの〜。4枚まで入るから、最大2連射可能だよ〜〜。」

バースショットガンは中折れ式の物のようだ。

「んで、次にリンリンが使ってるのが、IS用バースバスター。シャルルンのはIS用バースアサルト。」

甲龍の手には、ISサイズのバースバスターが、リヴァイブ・カスタムIIの手にはp90の形状を取ったものが握られていた。

「アレらはね〜、昨日の大量の屑ヤミーに対抗するために作ったんだって〜。」

「さすが束さん、動きが早いや。」

「んでね、エイエイ。隣のアリーナに移動して欲しいんだよ。」

「ん?わかった。」

本音に言われた通り、隣のアリーナに向かう。と、そこではバースとポセイドンが戦っていた。

「ハァァァァァァ!」

「ヤァァァァァァ!」

近距離型のポセイドンと中距離型のバース。双方自身の距離を保とうとする。

勝負に出たのは簪の方だった。

『ドリルアーム!キャタピラレッグ!カッターウイング!』

セルメダルを3枚入れ、以上の装備ユニットを展開する。

「そうくるなら、ミステリアス・レイディ!」

ポセイドンも霧纏の淑女(ミステリアス・レイディ)を展開する。

カッターウイングで飛行を開始するバースに対して蒼流旋のガトリングをぶちかます。が、急上昇で回避される。

バースはそのまま上昇を続ける。ポセイドンが肉眼で確認しようとした瞬間だった。

太陽光で目が一瞬眩んだ。

そのタイミングでバースは急降下。キャタピラレッグによる蹴りを放つ。

「ヤァァァァァァ!」

「上手いわね!でも、甘い!」

ポセイドンはミストルテインの槍を発動。ディーペストハープーンを右手に、ミストルテインの槍を左手に持つ。

バースの蹴りが当たるギリギリのタイミング。まさに紙一重と称されるタイミングで後方に飛んで回避。そのまま右手のディーペストハープーンを投擲。

バースはそれをドリルアームで真正面から受け止める。が、左方向から突き出されたミストルテインの槍を防御する術は、今の簪には無かった。

 

結果としてバースの強制変身解除で、手に汗握る白熱したこの戦いはピリオドを打った。




皆さんに聞きたい。
自分ってどんなイメージ?
それから、PSPに詳しい方いたら知恵を拝借したいです。


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第74話 労いと3枚とアベ〇〇ャーズと。

前回の3つの出来事。

1つ、プトティラのコンボ疲労が酷く、デートの日程を延期。

2つ、学園散策中に音が聞こえ、アリーナに向かう。

そして3つ、アリーナ内で各人の訓練を見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

自販機で人数分のポ〇リを買い、アリーナに戻る。

(なぜ〇カリか謎だろ?答えは単純だ。大塚製薬が仮面ライダーのスポンサーだから。)

「はい、みんな。お疲れ様。」

一人一人手渡していく。

「ありがとう、栄司くん。」「ありがと、栄司。」「ありがとうございます、栄司さん。」「エイエイ、ありがとなのだ〜。」「あ、ありがと、栄司。」「ありがと〜、栄司。」

「どういたしまして。ごめんね、俺の疲労が抜けてないから。デートの日程ズレちゃって。」

「仕方ないわよ、カザリってやつの仕業なんでしょ?」

代表候補生たちにはグリードに関しての説明を織斑先生がして居たようだ。

「別にできなくなったわけじゃないんだから、気にしない気にしない。」

「そうだね。僕も大丈夫だよ。」

「明日、行ければいい。」

「みんな、ありがと。」

翌日行くことを取り決め、その日は寝た。

 

 

 

1日しっかり休むと、コンボの疲労も取れて居た。

 

着替えを済ませて、外に出る。そこに、まだ簪の姿はなかった。

「ごめん、待った?」

「いや、今来たところだよ?」

「なら、よかった。これ、アンクから。」

差し出された手には、3枚のコアメダル【クワガタ】【カマキリ】【チーター】があった。

普段栄司は【タカ】【トラ】【バッタ】の3枚を携帯している。何かあった時のために。今回は追加でその三枚。また嫌な予感がしたのだろう。栄司は警戒心を強めるのだった。

 

 

 

 

モノレールに乗り、本島に行きライドベンダーを走らせる。

今日の目的地は映画館だ。

2人ともどうしても見たかったのだ。『アベ〇ジャーズ/イ〇フィニティ・ウォー』を。

 

映画館に着くと、すぐにチケット売り場に行く。

「いらっしゃいませ。」

「えーと、〇〇ンジャーズ/インフィニ〇ィ・ウォーを高校生二枚。」

「本日レディースデイとなっておりますので、2500円になります。」

「ちょっとだけカザリに感謝。」

「だね。」

栄司は出費が抑えられたことを、カザリにちょっとだけ感謝するのだった。

 

 

 

(作者はインフィニティ・ウォーを見ておりません。ので、ネタバレ等はござません。)

 

 

 

 

 

 

 

「いや〜、面白かったね。」

「そうだね、特に……、」

「「アイアンマン!」」

「人間の可能性を感じさせてくれる映画だった。」

「ほんとね。……栄司、ご飯どうする?」

「何食べたい?」

「庶民的なもので。」

「わかった。」

庶民的なもの……栄司がそれを考えたとき、あそこに行くことを思いついた。

「じゃあ、乗って。移動するよ。」

「うん。」

ライドベンダーをどこかに向けて走らせるのだった。



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第75話 ヘラクレスと擬似と白服と。

前回の3つの出来事。

1つ、簪がアンクから受け取った三枚のメダルを栄司に渡す。

2つ、簪との映画デートに出かける。

そして3つ、庶民的な料理を目指して、栄司はライドベンダーを走らせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

ライドベンダーをしばらく走らせて行くと、簪が質問して来た。

「栄司、どこに向かってるの?」

「風都だよ。」

「風都!?」

「うん、もう少し待っててね。…うぉっ!」

風都への道のりを走っていると、いきなり目の前に壁が現れた。

「なんだこれ?」

「栄司、多分これ……ヤミーだよ。」

「飛ばすよ!捕まって!」

180°回転し、急速に来た道を戻る。すると、ようやくヤミーの全体を見ることができた。

「うわぁ、これは…」

「推定身長5m。」

「巨大な……ヘラクレス……オオカブト?」

「いや、羽が白い。栄司、これはリッキーブルー。」

「リッキーブルーに対しての欲望が大きすぎたのかな?」

「とにかく、何とかしないと。変身!」

「確かに、変身!」

『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!』

メダジャリバーを構えるオーズと、バースバスターを構えるバース。

「とりあえず、機動力をそごう。簪ちゃんは足を根本から。俺は羽を切断する。」

「わかった。」

栄司はバッタの力を使う直前に思いとどまり、mode s.i.c で見た目がリアル調になる。そこから、バッタレッグでリッキーブルーヤミーに飛び乗る。

羽の付け根を攻撃し続け、メダルを削ぐ。

バースはカッターウイングですれ違いざまに足の付け根を攻撃、遠くの足にはバースバスターで攻撃する。

が、全然効果が見られない。

その時だった。

「無駄ですよ。」

その聞き覚えのある声がしたのは。

「真木博士……、何故?」

「このヤミー…いえ、擬似グリードとでも言いましょうか。これはは、メダルとメモリを合わせたもの。財団はコアメダルにスロット処置を行い、ドーパントとグリードのキメラを作ったのです。まだ、実験段階ですがね。」

「どうして、そんな情報を?」

「何故か、と聞かれれば何故でしょうね。まぁ、今私のコアは3枚のみですから。君たちが他のコアを集めてくれれば楽なのですよ。」

「俺たちがそれを聞いて、コアメダルを集めるとでも?」

「えぇ、貴方達は集めざるを得なくなるでしょう。何故なら、コアメダルを収集しなくては、財団のグリード軍団に勝てないですから。おっと、喋りすぎました。失礼します。」

それだけ言い残して、真木博士は消えた。

「そろそろ、限界。」

「と、とにかくコイツをなんとかしないと!」

「バース・デイ、発動!」

『クワガタ!カマキリ!バッタ!ガータガタガタキリバ!ガタキリバ!』

バースはバース・デイを、オーズはガタキリバコンボでブレンチシェードを発動。

『スキャニングチャージ!』

50体のガタキリバがリッキーブルーヤミーを襲う。そこから、バースのドリルアーム突進が追撃、セルメダルは溢れ、メモリも消滅した。

 

 

 

 

 

 

「メダルにメモリを使うと消滅と。まぁ、消滅するなら、マスカレイドメモリを使えばいいだけのことですがね。」

白服の男はそれだけ呟いてその場から消えた。



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第76話 奢りと所長とプテラと。

前回の3つの出来事。

1つ、風都へ向かう道中、ヤミーと遭遇。

2つ、Dr.真木が情報を提供する。

そして3つ、謎の白服男が、オーズ達を観察していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

映司はそのまま風都の鳴海探偵事務所へ向かった。

真木博士の情報の真偽はともかく、今は伝えるべきだと考えたからだ。

 

 

「……なるほどな。フィリップ、ちょっと検索頼む。」

「それなら既に検索済みさ、翔太郎。」

「何か、わかったんですか?」

「あぁ、その前に……はい。」

フィリップから手渡されたのは、諭吉さんだった。

「君たち、お昼ご飯はまだだろ?僕……いや、僕らから奢りってことで。」

「いや、そんな…。」

「こんな情報仕入れてくるってことは、戦闘後ってことだろ?これは俺たちからの労いと情報料って事で、行ってこい。」

「すみません、ありがとうございます。」

「あ、ありがとうございます。」

90°の見事な礼をすると、事務所から出て行く。

「しっかし、栄司にあんな可愛い彼女がいたとはな。」

「いや、彼にはまだ6人彼女がいるみたいだ。」

「んな!はぁ〜羨ましいかぎりですな。」

「そういえば、ときめと亜樹ちゃんは?」

「あの2人なら、日用品買いに行ってるよ。」

「そうか、無事だといいけど。」

「ん?」

フィリップの言動に、少し疑問を抱く翔太郎だった

 

 

 

 

 

もらったお金で風麺を堪能する。

「ふう〜、これ美味しい。」

「あぁ、風都のソウルフードとも言える食べ物だからね。今度は、またみんなで。」

「そうだね。」

「さて、事務所に戻ろう。」

「うん。」

ベンダーに跨り、再び鳴海探偵事務所へ向かう。が、その道中だった。

「あれ?所長さん!」

「あれ?どっかで……あぁ、確か火乃くん。」

「知り合い?」

「知り合いっていうか、夏休み開始と同時にこの街には来てるんだ。その時にね。」

実際、彼らの関係は探偵事務所の入り口ですれ違い挨拶したくらいだ。が、もちろん栄司側は詳細を知っているし、亜樹子の方も翔太郎達から話は聞いている。

ときめも居るがこちらを警戒しているのか、会釈しかして来ない。

「買い物帰りですか?」

「うん、そうなの。君たちは?」

「これから探偵事務所へ。」

「何か依頼?」

「まぁ、そんなところですかね。世界単位の依頼です。それでは、また後で……『プテラノドン!』!?」

ガイアウィスパーが聞こえる。その音声の方を向くと、居たのは……

「Dr.真木!」

「かつて、T-REXというメモリがありましてね。探してみたら、このメモリがあったもので、少々実験をと。」

そう言う恐竜グリードの隣にはプテラノドンヤミーが居た。

恐竜グリードは真横に来たことを確認すると、プテラノドンヤミーに向けてプテラノドンメモリを投げる。

すると、プテラノドンヤミーの全身にスパークが走り、全長5mほどのプテラノドンになる。

「へぇ、あれが擬似グリードか。」

「しょ、翔太郎さん!…いえ、アレはヤミードーパントって言う方がいいですね。アレは純度100%のセルメダルでできたヤミーですから。」

そこに翔太郎たちがいたことに驚いたが、すぐに冷静さを取り戻す。

「さぁ、行くぜ…相棒(フィリップ)!」

「あぁ、行こう。『サイクロン!』」

『ジョーカー!』

「「変身!」」

フィリップがドライバーに挿したサイクロンメモリが、翔太郎のドライバーに転送され、それを押し込む。ジョーカーメモリを挿しドライバーを左右に展開する。

『サイクロン!ジョーカー!』

フィリップは倒れそうになるところを、亜樹子に支えられる。

「俺たちも行かないと。」

「そうだね。……あ、セルメダルの残りが少ない。けど、やるしかない!」

「「変身!」」

『プテラ!トリケラ!ティラノ!プ・ト・ティラ〜ノ・ザウル〜ス!』

オーズ プトティラコンボとバース、更にダブル CJが戦線に立った。



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第77話 決め台詞と銃撃手と選手交代と。

前回の3つの出来事。

1つ、栄司と簪は、翔太郎たちから諭吉さんをもらい風麺を食す。

2つ、鳴海探偵事務所の所長『鳴海亜樹子』と翔太郎の助手『ときめ』と出会う。

そして3つ、ヤミードーパントが出現、三ライダーが共闘する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーズは敵ヤミーの変身解除を警戒し、最初からプトティラコンボを発動させる。

バースは残りのメダルを考えているようで、バースバスターは装備していない。

ダブルは安定のサイクロンジョーカーである。

「さぁ、お前の罪を数えろ!」

「やっぱりカッコいいなぁ。俺もなんか考えよう。」

「メダル、稼がせてもらう。」

3人はそれぞれ別の角度から攻撃を仕掛ける。オーズは真正面。バースは左から、ダブルは右から攻める。

オーズは真正面から突っ込みながら、メダガブリューを生成、そのままジャンプして脳天にアックスを叩きつける。プテラヤミードーパントはそのまま、地面へと落下する。

バースは…

『ドリムアーム!』

残り少ないセルメダルを使い、ドリムアームを生成。落下したプテラヤミードーパントの翼にドリルで攻撃、セルメダルを削り取る。

ダブルは、手数で勝負。風邪をまとった連撃を食らわせる。

が、プテラヤミードーパントはすぐに空中へ。そのまま広範囲に冷凍ブレス攻撃を仕掛ける。

が、全員が回避に成功。栄司は、それを見ると、すぐに情報を入れる。

「奴の攻撃当たると、変身が解除される危険がありますので、なるべく避けてください!」

「そういうのは、早く言えよ。フィリップ!」

〔あぁ、ルナトリガーで行こう!〕

『ルナ!トリガー!』

幻想の銃撃手は基本フォームの中でも強力なフォームだ。トリガーマグナムの銃弾をコントロールし、全弾命中させる。

プテラヤミードーパントに対し、距離を置きトリガーマグナムで、前衛のオーズの援護に徹する。

オーズは、攻撃を受けても変身解除されない。故にエクスターナルフィンをフル稼働で空中戦をしている。

バースは、オーズがセルメダルを落とすまで待機中である。

 

 

メダガブリューの攻撃で4枚のセルメダルがバースの元に落ちる。すると、バースは…

『カッターウイング!ブレストキャノン!セルバースト!』

カッターウイングで上空へ。オーズの背後から…

「ブレストキャノンシュート!」

ブレストキャノンで攻撃。もちろんオーズは紙一重のタイミングで避ける。

が、プテラヤミードーパントはそんなの御構い無しと言わんばかりに、ブレストキャノンの高エネルギービームを受けながら、バースへ突っ込む。そこから更に、ダブルにも突っ込み、2人を変身解除に追い込む。

フィリップとときめが翔太郎に駆け寄る。

「「翔太郎、大丈夫(かい)?」

「あぁ、なんとかな。でも、もう動けそうにない。」

オーズも地上に降り、簪の元へ。

「簪ちゃん、大丈夫かい?」

「ごめん、足引っ張っちゃって。」

「ううん、ありがとう。亜樹子さん、この娘をよろしくお願いします。」

「あ、うん。任された!」

簪を亜樹子に任せ、再び空中へ。

「お前は、俺を怒らせた!」

オーズは真のガチモードへ。

 

 

 

「ここからは、僕がいくよ。翔太郎。」

「あぁ、頼んだぜフィリップ。」

ダブルは選手交代のようだ。




73話にカウント・ザ・メダルズを加えました。
全話の話数を変更しました。


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第78話 牙と怒りと失神と。

今でこそ制御してますが、暴走コンビですね!


前回の3つの出来事。

1つ、ダブル、オーズ、バースの三ライダーでプテラヤミードーパントに立ち向かう。

2つ、簪と翔太郎が変身解除に追い込まれる。

そして3つ、オーズは気合を入れ直し、ダブルはフィリップが前に出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔太郎の前にフィリップが立つ。

「ここからは、僕がいくよ。翔太郎。」

「あぁ、任せたぜ……相棒。」

「ファング!」

フィリップがその名を叫ぶと、小さい恐竜のようなものが近づいて来る。それは、フィリップの手の上に乗る。

「これは、「ファングメモリ!」え?あ、うん。そう、自律型のガイアメモリだ。」

ファングメモリの登場に、興奮した栄司は、我に帰り、敵に集中し直す。

 

 

『ジョーカー!』

再びガイアウィスパーが鳴る。が、今度は翔太郎のメモリがフィリップ側に転送される。

フィリップは巧みにファングメモリを変形させ、メモリ形態にする。

『ファング!』

「「変身!」」

『ファング!ジョーカー!』

その姿は、白と黒……更に鋭利なイメージを抱かせるものだ。

「再び、お前に問いかけよう。」

「「さぁ、お前の罪を数えろ!」」

そういうと、ダブルはファングメモリのツノを二回叩く。

『ショルダーファング!』

肩にブレードが現れ、それを手で掴みプテラヤミードーパントに向けて、投げ放つ。

それと同時にプテラヤミードーパントは冷気を放つが、オーズも冷気を放ち、それを妨害する。

ショルダーファングは、プテラヤミードーパントの後頭部に直撃、セルメダルを削り取る。

オーズはそのうち4枚をキャッチ、メダガブリューに入れて、粉砕・圧縮する。

そのままバズーカモードへ。

『ガブッ!ゴックンッ!プ・ト・ティラーノ!ヒッサ〜ツ!!』

「俺の怒りを喰らえ!」

プテラヤミードーパントに向けてストレインドゥームが放たれる。

「俺たちも行くぜ!」

「あぁ!」

ファングメモリのツノを三回叩く。

『ファング!マキシマムドライブ!』

「「ファングストライザー!」」

高速回転しながら、その青白い牙がプテラヤミードーパントに剥く。

ストレインドゥーム直撃からのファングストライザーという2連撃をくらい、プテラヤミードーパントのメモリと、スロット処置を受けたセルは砕けた。流石に恐竜グリードが生み出したヤミーなのでセルメダルは出なかった。

こうして、この戦いの幕は降りた。

 

 

 

 

 

戦いが終わり、変身を解除するとすぐに簪の元へ。

「簪ちゃん、大丈夫かい?」

「うん、もう平気。」

「そう、なら良か……った。」

ここで、栄司の意識は途絶えた。




プトティラのコンボ疲労は相当なようです。


もしよろしければ、同時更新のウルトラマンベリアルも
読んでくださいね。
あの、愛と善意の伝道師がなぜか出ます!


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第79話 地球の本棚と

前回の3つの出来事。

1つ、仮面ライダーダブルがFJへと変身する。

2つ、2人の必殺技でヤミードーパントを撃破する。

そして3つ、栄司の意識が途絶えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

栄司が目を覚ますと、そこは見覚えのない天井だった。Xの目的と添い寝と。

「あれ?ここは……。」

「お、目が覚めた。」

「翔太郎さん?ここは…。」

「ここは事務所、更識さんが言うには…コンボ疲労でぶっ倒れたそうだ。」

「あぁ、怒りの一撃でぶっ倒れたんですね。ハハハ、情けない。」

「いや、そうではない。むしろ、よく卒倒しなかったものだ。」

と、翔太郎の後ろからフィリップが出てくる。

「地球の本棚でも、正直曖昧なところがあるそのメダルだけど……、欲望の力で変身するみたいだね。」

「そうですね、900年前の王が錬金術師たちに作らせたメダル……それがこのコアメダルです。」

「しかも、君が使っていたその恐竜のメダル……まぁプテラは恐竜ではなく、翼竜だけど……かなり強力なものだ。それ故、人体に及ぼす影響もまた絶大。そんな物をよく体内に入れて居られるね。……ほう、神によってグリード化はしないのか。」

本を読んで勝手に納得している。

「さて、そろそろ本題に入ろうぜ。地球の本棚でわかったことは?」

「あぁ、その件についてだけど。」

どうやら、財団Xはこの世界のどこかにメモリとコアメダルの量産工場を作っているようだ。それに加えて、コズミックスイッチも量産体制に入っているらしい。

「さらに、この世界の産物……ISを利用するみたいだ。ドーパントやグリードといっても全員が高火力や飛行できるわけじゃないからね。」

「なるほど、厄介な敵ですね。」

「おっと、君たちはもう帰ったほうがいい。コンボ疲労もあるだろうし、それに…。」

「それに?」

そう言うとフィリップが栄司の耳元で、

「彼女たちが待っているんだろう?」

「はい、ありがとうございます。お世話になりました。」

「なぁに、そのうちまた会うことになる。」

「そうだね。じゃあ、気をつけて。」

「「はい、お邪魔しました!」」

こうして、栄司と簪は風都を離れた。

 

 

 

 

 

IS学園への帰路の途中で、ソフトクリームを食べたり、2人でプリクラを撮ったりと、少しだけでもデートの雰囲気を味わい、学園寮へと戻った。

そして、今日会ったことを話すと、山田先生と楯無さんが一緒に寝ることになった。

「ところで、何故お二人なんですか?」

「それはですね…。」

「ジャンケンに勝ったから。」

「なるほど。では、寝ましょうか。おやすみなさい。」

「「おやすみなさい。」」

こうして、良い思いをした2人と、ハンカチを噛みしめている5人でした。



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第80話 沢芽と再難と助っ人と。

前回の3つの出来事。

1つ、ヤミードーパントを撃破し、フィリップの検索によって財団の情報を得る。

2つ、せめて少しでもと、栄司と簪は帰るギリギリまでデートをする。

そして3つ、ジャンケンで勝った2人が栄司に添い寝するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンボ疲労でぶっ倒れた次の日。

この日はシャルロットとのデートに日だ。目的地は、フルーツパーラー『ドルーパーズ』。ここのパフェがどうにも美味いらしい。

そんなわけでライドベンダーを走らせる。

 

 

ライドベンダーの風を受けながら、栄司は考え事をしてある。

(アンク、ライオンとチーターまで持たせるなんて。それに、トラカンドロイドも。また嫌な予感がする。)

そう考えながら、沢芽市に到着。目的地のドルーパーズに向かう。

 

 

が、その道中。彼はまた災難に見舞わられる。

 

 

 

ライドベンダーを走らせていると、目の前に真木博士が立ち塞がる。

「真木博士!?今度は何を!」

「財団は全ての技術を持っています。が、今回は実験です。」

そう言って真木博士が取り出したのは…。

「……ロックシード。」

高ランクものと見える2つのロックシード。

「えぇ、その通りです。」

真木博士はロックシードを起動させ、インベスを呼び出す。そのインベスにロックシードを二個食わせる。すると、その体は巨大なものになる。

「これだけでは終わりませんよ。」

『トランスチームガン!スチームブレード!ライフルモード!デビルスチーム!』

インベスに、人間をスマッシュ化させる煙を浴びせる。

すると、インベスの表面がスマッシュのように硬質化したように見える。

「これは、インベススマッシュ…と呼ばれているようです。」

「丁寧に解説どうも。」

「それでは、せいぜい足掻いて見てください。」

そう言って、真木博士はトランスチームガンで何処かに消えた。

「こいつは、どう攻略しようかな?」

「僕は、周りの住人の避難を!」

「たのんだよ、シャルちゃん!変身!」

『ライオン!トラ!チーター!ラタラタ!ラトラ〜ター!』

ラトラーターコンボに変身し、ライドベンダーにトラカンドロイドを使用。

インベスマッシュに噛み付き、至近距離から、メダル型光弾を放つ。が、効果は薄いようだ。

「これは、不味いな。コアか何か無いのか?」

『タカ!トラ!チーター!』

【ライオン】から【タカ】にメダルを交換し、タカアイで敵の弱点を探る。

が、残念ながら見つからなかった。

「ちょっと不味いかな?」

そんな時だった。

『Ready Go!ボルテックブレイク!』

「ハァァァ、ハァッ!」

上からドリルクラッシャーを持ったビルドが降ってきて、インベススマッシュに攻撃する。

「戦兎さん!なんで?」

「ん?あぁ、スマッシュの反応があったからな。急いで駆けつけたってわけ。」

「こいつ、結構キツイですよ。」

「だな、だから助っ人連れてきた。」

「え?」

「上を見ろ。」

そう言って上を見ると、生身の人間が降ってくるのだった!




さぁ、助っ人がだれかもうお分りですよね?
あ、コメ欄では言わないでくださいね。


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第81話 神と攻撃力重視とキメラと。

2話先まで書いてあるのに、投稿し忘れるやつ。


前回の3つの出来事。

1つ、パフェを食べに、沢芽市に訪れた栄司とシャルロット。

2つ、真木博士の乱入により、インベスとスマッシュを合成したインベススマッシュと交戦。

そして3つ、空から生身の人間が降ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空から降ってきた人間は、「よっと!」と言いながら、普通に着地する。

「俺は葛葉紘太。仮面ライダー鎧武だ、よろしくな。」

「神様じゃん。」

「そう言うこと。さぁ、実験を始めようか!」

「変身!」

『オレンジ!』

ロックシードを起動させ、戦極ドライバーにセットし、カッティングブレードで切る。

『ロックオン!ソイヤ!オレンジアームズ!花道!オンステージ!』

空のチャックからオレンジアームズが降りてきて、鎧武に纏わさる。

「ここからは!俺たちのステージだ!」

ここに、欲望の王と神と天才物理学者が並ぶ。

 

 

 

「シャルちゃん、アンク呼んでいてもらえる?」

「うん、わかった!」

 

 

 

オーズはタトバコンボに一度戻り、作戦を立てる。

「あいつの装甲はメチャクソ硬いですよ。」

「あぁ、さっきボルデックブレイクをしかけたが、ほぼ無意味だった。」

「だったら、火力重視でいってみるか。」

この思考をインベススマッシュに攻撃しながらしているのだから、かなり場馴れしていることが伺える3人だった。

 

 

 

『カチドキ!ロックオン!』

鎧武はカチドキロックシードを取り出す。

『ラビット!タンク!スパークリング!』

ビルドはラビットタンクスパークリングボトルを。

「チィ!スピードじゃなくてパワーだったか!栄司ぃ!」

アンクから3枚のメダルを投げ渡される。すぐにそれらをオーズドライバーに装填し、スキャナーでスキャンする。

『サイ!ゴリラ!ゾウ!』

 

 

『カチドキアームズ!いざ、出陣!エイエイオー!』

『Are You Ready?「ビルドアップ!』シュワっと弾ける!ラビットタンクスパークリング!イェイ イェーイ!』

『サ・ゴーゾ!サ・ゴーゾォッ!』

鎧武は重厚な鎧を纏い、ビルドは弾けるようなアーマーにビルドアップし、オーズは重量系コンボにコンボチェンジする。

 

 

 

鎧武は持久戦は不利だと考えたようで、

「一気に決めるぜぇ!」

『火縄大橙DJ銃!』

「よし、勝利の法則は決まった!」

『Ready Go!』

「栄司!しっかりとどめさせ!」

「あぁ、わかってる!」

『スキャニングチャージ!』

 

鎧武は、火縄大橙DJ銃と無双セイバーを合体。カチドキロックシードをDJ銃にセットする。

『カチドキチャージ!』

「セイハァー!」

インベススマッシュに火縄大橙無双斬を放つ。そのままインベススマッシュは空中へ。

『スパークリングフィニッシュ!』

「はぁぁぁ、ハァッ!」

そこへ、ビルドがスパークリングフィニッシュで追撃。これは地上に落下した。

それをオーズのサゴーゾコンボが重力を操り、自身の方へ引き寄せ、ゴリラの豪腕とサイの鋭角でトドメを刺す。

「セイヤー!」

栄司には確実に倒したと言う感触があった。

 

 

 

 

 

 

が、それは覆る。

爆発が晴れると、そこには巨大ではないものの、変わらず硬そうな外殻に包まれているインベススマッシュがいた。

「流石です。」

「真木博士!?」

「何故倒されていないか、疑問に思ってるでしょうから、教えて差し上げます。コレですよ。」

見せてきたのはセルメダルだった。

インベススマッシュをよく見ると、所々包帯があるように見えた。

「これでわかったでしょう。このキメラヤミーは攻略不能です。それでは。」

「待て!」

アンクが追いかけようとしたが、再びトランスチームガンで消えたのだった。




えーと、明日の投稿からすこし
投稿をお休みします。


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第82話 耳打ちとオーズと脱不遇と。

前回の3つの出来事。

1つ、オーズは鎧武、ビルドと共闘する。

2つ、全員が必殺の一撃をインベススマッシュに仕掛ける。

そして3つ。Dr.真木の更なる手により、キメラヤミーが誕生する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつまでもコンボでいると、疲労が溜まるため、タトバに戻る。そして、更に別物となったキメラヤミーに対して、栄司は考えていた。

(ヤミーは本来、宿主から分離するはずだ。例外としてカザリのは宿主に寄生するが……、真木博士のヤミーは分離型のはず。)

「まさか!」

「あぁ、そのまさかだ!アイツ、カザリのメダルを取り込んでやがる!」

アンクも同じことを考えていたようだった。

「それよりも、早くアイツをなんとかしねぇと。」

「そうは言っても、俺たちの攻撃が一切通らないし。はぁ、最悪だ。」

「1つ考えがある。ゴニョゴニョ。」

栄司が2人に耳打ちをする。

「それに賭けてみるか。」

「そうと決まれば…。」

 

 

 

鎧武は何処からかヘルヘイムの実を生やし、それを取る。

「よっし!上手くいったぜ!」

それは、オーズのロックシードとなった。(本来はタカメダルが必要だが、今回は神の力で、やってる。)

『オーズ!』

空からオーズの顔が降ってくる。

『ロックオン!ソイヤ!オーズアームズ!タトバ タァ〜トバ!』

鎧武がオーズアームズを纏った。

 

 

 

ビルドはエンプティボトルをアンクから受け取ったセルメダルに向ける。メダルから成分を抜き取ると、メダルボトルへと姿を変えた。

成分を取られたセルメダルは消滅するのだった。

『タカ!メダル!ベストマッチ!』

「ベストマッチ来たぁ!」

『オーズ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!』

ビルドの仕様上、ビルドドライバーを巻いたオーズが現れる。

 

 

 

アンクが思い出したかのように、メダルを三枚取り出す。

「栄司、新造メダルだ。【スーパータカ】と【スーパートラ】、そして【スーパーバッタ】だ。まぁ、試作品だから時を止めたりはできないがな。」

「わぁ、ありがとう。アンク、束さん!」

『スーパー!スーパー!スーパー!スーパータカ!スーパートラ!スーパーバッタ!ス・ー・パー! タトバ タ・ト・バ! (スーパー!!) 』

タカヘッドはタジャドル時のブレイブヘッドに。肩が大きくなったトラゴラスアームは、より硬質化したトラクローソリッドを備え、バッタレッグもバッタゴラスレッグへ進化している。

 

 

 

 

全員のフォームチェンジが完了した。

「おぉ、これがオーズアームズかぁ。」

鎧武の手にはメダジャリバーがあった

「へぇ、これがオーズの力ね。さぁ、実験を始めようか。」

ビルドの手にもメダジャリバーがあるが、それと同時にドリルクラッシャーも持っている。

オーズもスーパータトバだが、メダジャリバーは持っている。

それを見たアンクが、セルメダルをそれぞれ3枚、ライダー達に投げ渡す。

それを受け取ると、オーズはすぐにメダジャリバーに入れる。それを見て、他の2人も入れる。

その間に、スキャナーで三枚スキャンする。スキャナーを回していく間、ビルドはドリルクラッシャーのガンモードでキメラヤミーを牽制する。

鎧武がスキャナーを受け取ると、自分のをスキャンし、そのままビルドのもスキャンする。

『『『トリプル!スキャニングチャージ!』』』

スキャンが完了したのはいいが、キメラヤミーがちょこまかと動く。 それ故、動けずにいると…。

「行くよ、リヴァイブ!」

「チィ!仕方ない!」

リヴァイブを纏ったシャルと、怪人態のアンクが、キメラヤミーの動きを抑えようと、左からアンクが火炎弾を、右から高速切替でシャルがそれぞれ攻撃を仕掛けるが、キメラヤミーは上に逃げた。

「よし!今だよ!」

空中に逃げたことにより、身動きの取れないキメラヤミーに向けて、トリプルオーズバッシュを放つ。

*型の斬撃がキメラヤミーを襲う。

が、必殺の一撃として威力が足りなかったようだ。

よろよろと立ち上がりかけているキメラヤミーを囲む3人は、真の必殺技で決めようとしていた。

『スキャニングチャージ!』

『ソイヤ!スキャニングチャージ!』

『Ready GO!ボルデックフィニッシュ!』

それぞれ空中に飛ぶと、赤・黄・緑のリングを出現させる。

オーズ スーパータトバはバッタゴラスレッグを変形させ、他の2人よりも高く飛ぶ。

ビルド、鎧武、オーズの順番で、(スーパー)タトバキックを、キメラヤミーに放つ。

それらは全てキメラヤミーに直撃する。

 

ライダーリンチを受けたキメラヤミーは、セルメダルを溢れさせ、文字通り散った。

そして、TV本編で不遇だったタトバキックが活躍したのだった。




少しだけ更新をお休みします。
すぐに戻って来ますので。

それはそうと、
ダンまち×響鬼とか
IS×オバロ(アインズ様のみ)とか、
sao×オバロとか面白そうじゃないですかね?


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第83話 お目当と門限と破壊者と。

前回の3つの出来事。

1つ、鎧武がオーズアームズ、ビルドがオーズフォーム、オーズがスーパータトバにフォーム(アームズ)チェンジする。

2つ、トリプルスオーズバッシュが発動。

そして3つ、ライダーリンチによりキメラヤミーを撃破するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦闘が終わり、変身解除する。

その瞬間、スーパーメダル3枚が砕けた。

「やっぱり試作品だからなぁ。栄司、異変はないか?」

「あぁ、特にないよ。」

「それじゃあ俺は帰る。」

「あ、アンク。はい、アイス。」

いつも通りアイスキャンディを渡す。それを受け取ると、すぐに飛んで帰っていった。

 

アンクを見送ると、鎧武……紘太から質問があったら。

「ところで、お前らはなんで沢芽市(ここ)に?」

「僕達、ドルーパーズのパフェを食べに来たんです。」

「あそこのは美味いぞ。じゃあ、俺は自分の星に戻るわ、またな!」

そう言って、クラックを開け自分の星に帰って行った。

「それじゃあ、俺も帰る。もう少しでビートクローザーの修理が終わるからな。」

「修理頑張ってください。」

「あぁ、またな。」

そう言って戦兎も帰った。

 

 

 

 

その後何事もなく、ドルーパーズへ行き、パフェを食べることができた。

 

 

 

沢芽市からの帰り道。

シャルロットをライドベンダーの後ろに乗せ、学園への帰路を走る。

が、栄司は突然バイクを止めた。

「え、栄司?どうしたの?」

「シャルちゃん、しっかり掴まっててね。」

そう言うと栄司は、ライドベンダーをぶっ飛ばした。

「え、栄司!?どうしたの?」

「もうすぐ門限だ!不味いぞ!」

若干舌を噛みそうになったシャルロットだが、無事門限までに学園にたどり着いた。

 

 

 

学園に戻るとすぐに、シャルロットはシャワーを浴びる。

そして、巻き込まれた戦闘で疲れたのか、すぐに寝てしまった。

 

栄司は、シャワーを浴びると、アンクと共に外に居た。

「最近、財団の……真木博士の動きが活発になって来てる。」

「あぁ、多分コアメダルを集めるためだ。この世界で、メダルの器を暴走させて、世界の終末を迎えさせる為に。」

「そんな事はさせない。……その為にも、より完璧にオーズの力を使いこなさないと。」

そう言って寮に戻ろうとした時だった。

灰色のオーラが現れ、マゼンタカラーが目立つ人型の何かが出てくる。

「ったく、一体どうなってやがる。」

「アレは……。」

「世界の破壊者……ディケイド。」

9つの世界を旅した世界の破壊者、仮面ライダーディケイド。IS世界に訪れ、その瞳は何を見る。




少々疲れが溜まっていて、
毎日投稿できるかはわかりませんが、
頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!


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第84話 士と人工イマジンと電車ライダーの力と。

前回の3つの出来事。

1つ、変身に使用した3枚のスーパーメダルが砕ける。

2つ、デートが無事に終了した。

そして3つ、栄司とアンクの前に、世界の破壊者が現れる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マゼンタカラーの仮面ライダーディケイドはこちらに気づく。すると、すぐに変身解除する。

「………門矢士。」

「なんだ、俺のこと知ってるのか。なら話は早い。ここはどのライダーの世界だ?」

「それがかくかくしかじかで。」

栄司はここがラノベのIS世界であることを簡単に話した。

「なるほど、だいたいわかった。俺はこの世界に迷い込んだようだ。」

そう言うと、何かを探すように、自身の体を見る。

「カメラは写真館に忘れてきたか。」

どうやら、いつも携帯しているカメラを探していたようだ。

「さて、これからどう動くべきか。」

「とりあえず、もう遅いし、織斑先生のところへ行こう。」

「それが妥当だな。」

「無駄ですよ。」

突然現れたその声の主は、いつもの奴だった。

「真木博士!今度は何を企んでる!」

「今回も実験ですよ。さぁ、行きなさい。人工モールイマジン。」

そう言って真木は砂を撒き散らす。すると、そこからなにかが形成されていく。

「ヘヘヘッ!」

「さっさと、やっちまおうぜ!」

多数のモールイマジンと呼ばれる怪人が現れた。

「はぁ、全く。厄介ごとしか起こらないな!変身!」

『カメンライド!ディケイド!』

「アンク、ガタキリバで!」

「チィ!倒れんじゃねぇぞ!」

『クワガタ!カマキリ!バッタ!』

「変身!」

『ガータガタガタキリバ!ガタキリバ!』

士はディケイドに、栄司はオーズ ガタキリバコンボに変身する。

そして、栄司はすぐにブレンチシェードを発動。20体ほど分身を作り、人工イマジンを相手にする。

ディケイドはライドブッカーをソードモードで展開。人工イマジンを片っ端から斬る。

「キリがないな、これでどうだ!変身!」

『カメンライド!ファイズ!』

ディケイドの体がファイズへと変わっていく。さらに、もう一枚カードを取り出す。

『フォームライド!ファイズアクセル!』

ディケイドファイズの装甲が展開され、ディケイドファイズアクセルへと変わる。

 

 

 

その後10秒間、彼の姿を捕えられたものは居なかった。

 

 

 

 

オーズはカマキリブレードでイマジンを斬り続けるが、アンクがあまり効果的で無いことに気づいた。

「栄司!メダルを変えろ!」

アンクから投げ渡されたメダルは、【タカ】【イマジン】の2枚。

「イマジンにはイマジンだ!」

「わかった!」

ガタキリバのうち2枚を、渡されたメダルに変える。

『タカ!イマジン!バッタ!』

オーズ タカマバに変身すると、アンクからメダジャリバーを投げ渡すのだった。

 

 

ディケイドがファイズアクセルにフォームライドしてから10秒が経過した。

11秒目にはディケイドの姿に戻って居た。

「やっぱりイマジンにはこっちか!」

『カメンライド!デンオウ!』

ディケイドから電王の姿へと変わって行く。

「やっぱり、やっておくか。」

『アタックライド !オレ、サンジョウ!』

「俺、参上。」

冷めた言い方をしながらも、電王 ソードフォームのキメポーズをしっかりキメる士だった。



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第85話 プロフェッショナルと本家とゼリーと。

今話から自己満足な回ですので、
あらかじめご了承くださいませ。


前回の3つの出来事。

1つ、ディケイドはこの世界に迷い込んだことが判明。

2つ、栄司、アンク、士の前にDr.真木が現れる。

そして3つ、Dr.真木が生み出した人工イマジンに対して、電王及び、イマジンの力を使うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電王……ではなく、ディケイド電王はなんとなくやらなきゃいけない気がして『アタックライド オレ、サンジョウ!』を使い、モモタロスのキメポーズをキメる。

 

オーズもイマジンコアに宿るモモタロスの意思的な感じで、なんかメダジャリバーを担いで、歌舞鬼……歌舞伎の見得を切るようなポーズを決める。

 

 

 

 

 

 

この2つを同時に使用したのが間違いだったのかはわからない。

だが、戦力は多い方が良いだろう。

何を言っているのかわからないだろう。簡潔に説明しよう。来たのだ、プロフェッショナルが。

 

 

 

 

 

 

 

 

「おぉりゃぁぁ〜〜!」という叫び声が上から聞こえた。空から降って来た何かは、砂煙を上げて地上に降り立つ。

砂煙が晴れていくと、後ろ姿であることが伺える。

完全に砂煙が消えると、それは振り返りこう叫ぶ。

「本家!俺、参上!」

「モモタロス!」「電王!」

「へへ、待たせたな!」

『イタタタ。」

「お?良太郎、大丈夫か?」

『うん、一先ず。』

「そうか、なら大丈夫だな。」

腰のデンガッシャーを組み立て、ソードモードにすると、その真紅の刃をイマジンに向ける。

「こっからは、最初っから最後までクライマックスだぜぇ!」

そう言って、カッコつけていると後ろから肩を叩かれる。

「あぁ?今いいとこなんだよ、邪魔すんな!」

「お前がモモタロスか?」

「それがどうした!?」

「お前の成分、もらうぜ。」

「ん?成分?」

そう言うと、肩を叩いた奴はエンプティボトルを電王に向ける。

「おわぁぁぁ!ってめ!何しやがる!」

「おぉ、成分を抜き取ったのに変化しねぇ!それに電王ボトルじゃない!?」

エンプティボトル…モモタロスボトルを持っていたのは、仮面ライダークローズだった。そして、彼の驚きに反応したのは、

「当たり前だ。そいつは、体内からコアメダルを抜き取ってもピンピンしてるような奴だぞ?今更成分の1つや2つ抜いたところで関係ない。」

「てめぇ〜、鳥野郎じゃねぇか!」

「久しぶりだなぁ。と、言ってる場合じゃないんでな。早く行け!」

「あとで覚えとけよ!」

『と、とにかく、早く、戦わないと。」

「だな。」

そう言うと電王は、戦線に向かう。

「最近暴れ足りなくてウズウズしてんだ!行くぜ、行くぜ、行くぜぇ〜!!」

そう言いながら、デンガッシャーで斬る…もとい、叩きつける。 それでも、しっかりとダメージが入るあたり、プロフェッショナルと言わざるを得ないだろう。

 

 

クローズはビートクローザーにモモタロスボトルを差し込む。

『スペシャルチューン!』

「今の俺は、負ける気がしねぇ!」

『ヒッパレー!ヒッパレー!ヒッパレー!メガスラッシュ!』

刀身が赤いオーラに包まれ、ピンクのド派手なエフェクトを発しながら、モールイマジンたちを爆散させる。

「どーよ!」

 

 

電王は、モモタロス自体は派手に戦えればいいのだろうが、憑依されてる良太郎はそうはいかない。疲れは溜まるし、ダメージを負う。

「チィ!なかなか数が多いな!」

「全くだ。あの真木とかいうやつ、なんでこんなことができる。」

「それは、あとで説明しますから。とにかく今はこいつらを倒さないと。……アンク、メダル返す!」

そう言うと、オーズはアンクにメダルを放り投げる。

そして、体内から紫のコアを出す。

「なら、俺も。」

ディケイドは、タブレットのようなもの……ケータッチを取り出す。

「しょーがねぇ!俺たちもてんこ盛りダァ!」

電王はケータロスを取り出す。

「マグマナックルは使えねぇ。なら、こっちで行くか!」

『スクラッシュドライバー!』

万丈は別のベルトを取り出すのだった。




どーしても、万丈!を活躍させたくて
関係ないのに出してしまった!
だが、私は謝らない!
ので、許してください。


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第86話 クライマックスとコンプリートとチャージと。

前回の3つの出来事。

1つ、何かに惹かれて電王が現れる。

2つ、クローズがエンプティボトルを使い、モモタロスボトルを生成。

そして3つ、それぞれの持てる力を発揮するものを取り出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電王はケータロスの一番下のキーを順番に押し、コールボタンを押す。

『モモ!ウラ!キン!リュウ!』

「行くぞお前ら!全員まとめてクライマックスだぁ!」

ケータロス横のボタンを押す。

『クライマックスフォーム!』

ケータロスからレールが現れ、ベルトに直結。それを通り、ケータロスは電王ベルトの真ん中にドッキングする。

そこから更に、アーマーが変わり、ウラタロス、キンタロス、リュウタロスの電仮面が右肩にウラ、左肩にキン、そして胸にリュウタロスの電化面が付く。

そして最後に、モモタロスの電仮面のモモ皮が剥ける。

 

 

ディケイドはケータッチを起動させる。すると、画面をタッチし始めた。

『クウガ!アギト!龍騎!ファイズ!ブレイド!響鬼!カブト!電王!キバ!ファイナルカメンライド!ディケイド!』

ディケイドライバーのバックルとケータッチを付け替える。すると、ディケイドの両肩と胸部にカードが集まり、額に自身のカードが貼り付ける。

これで、ディケイド いえi……コンプリートフォームになる。

 

 

オーズはプトティラになる。

 

 

クローズは、ベルトをビルドドライバーからスクラッシュドライバーに変える。

すると、今度はボトルではなくin〇リーのようなものを取り出し、それをドライバーに装填する。

『ドラゴンゼリー!』

「変身!」

かっこよくポーズを決め、ドライバーのレンチ型レバーをチョップ感覚で動かす。

『潰れる!流れる!溢れ出る!ドラゴンインクローズチャージ!ブゥゥゥラァァァァア!』

万丈の体をビーカーが囲い、底からゼリーが流れ出て、万丈に素体を纏わせる。頭頂部から溢れ出たゼリーが、素体のところで硬質化し鎧となる。

「今の俺は、負ける気がしねぇ!」

仮面ライダークローズチャージとなる。

 

 

 

 

モールイマジンはまだうじゃうじゃいる。が、四等分すれば問題ない。

そう考えていると、アンクが火炎球を放つ。それとほぼ同時にどこからか斬撃が飛んでくる。

「今だ!」

オーズのその叫びで、ライダー達は、四等分になったモールイマジンに向き合う。

 

 

 

電王 クライマックスフォームは、電王ベルトにセットしてあるケータロスのボタンを押す。壮大な待機音が鳴り、ベルトにパスをかざす。

『チャージアンドアップ!』

ライダーパスを投げ捨てる。

デンガッシャーソードモードにエネルギーが溜まり虹色の光を放つ。

眩い光を放つ刃を、モールイマジンに飛ばし、なぎ払いのような斬りつけ方で、イマジン達を消し炭にした。

 

 

 

ディケイド コンプリートフォームは、ケータッチの画面に再び触れる。

『クウガ!』

画面のFを押して、バックルを戻す。

『カメンライド!アルティメット!』

ディケイドのとなりにクウガ アルティメットフォームが現れ、胸と肩のカードが全てクウガに変わる。ディケイドは一枚のカードを、右腰にあるディケイドライバーの元のバックルに入れ、真ん中を叩く。

『ファイナルアタックライド!ク・ク・ク・クウガ!』

封印エネルギーが足に溜まり、クウガとともにディケイドも空中へ。そのままモールイマジン達に必殺の蹴りをお見舞いする。モールイマジンは跡形もなく消滅した。

 

 

 

オーズは、セルメダル4枚をメダガブリューに装填し、最大火力のストレインドゥームを放つ。

その無慈悲な攻撃は、それらが存在していたことさえも消すかのように、全てを飲み込んだ。

 

 

 

クローズチャージはモモタロスボトルが挿してあるクローズドラゴンをツインブレイカーに。

『Ready Go!』

クローズチャージは腰を落とし、イマジンを見据える。高く飛び、空中から放たれるその左手は、万丈がボクサーとして培った経験が生かされた凄まじい威力を誇るパンチだろう。

『レッツ ブレイク!』

アタックモードのツインブレイカー、それがクローズチャージの攻撃力をさらにブーストする。

だが、パンチはモールイマジン一体にしか当たらなかった。しかし、その衝撃は後方にいたモールイマジン諸共吹き飛ばした。

結果、クローズチャージも全てのモールイマジンを倒すことに成功。

 

それと引き換えにモモタロスボトルは割れ、成分はモモタロスへと帰っていく。

こうして、人工モールイマジンの殲滅が完了した。



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第87話 新たな旅と反省文?と盗聴者と。

前回の3つの出来事。

1つ、各ライダーが最終フォームへ。クローズはクローズチャージに。

2つ、アンクの火炎玉と謎の斬撃でイマジンを四等分に。

そして3つ、各ライダーの必殺技が炸裂。人工イマジンを一掃した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人工イマジンを全て倒しきり、全員が変身解除した。

それと同時に女の子が飛び出てくる。

「良太郎、大丈夫?」

「ハナさん、僕は大丈夫。」

戦闘終了と同時にモモタロスは憑依をやめたようだ。

「よっ。栄司、大丈夫か?」

「万丈……さん?」

「なんで疑問系なんだよ。」

「いやぁ〜、なんて呼べばいいかわかんなくて。」

「好きなように呼べよ。」

「じゃあ、龍我さんで。そういえば、修理は済んだんですか?」

「おう!戦兎のやつがしっかり元通りにしてくれたぜ。まぁ、まだ直ってないのもあんだけどな。」

「それは、良かったです。」

龍我と話していると、士が話に入って来た。

「栄司、俺はこの世界を旅することにした。」

そう言うと、再びディケイドファイズに変身し、カードを出す。

『アタックライド!オートバジン!』

何処からともなくオートバジンがやって来た。が、ディケイドはその瞬間変身解除。そして、オートバジンもマシンディケイダーに戻る。

「じゃあな。なに、どうせすぐに会うさ。」

そう告げて、マシンディケイダーを走らせて、何処かへ消えて行った。

 

 

 

「そろそろいいか。」

ディケイドが居なくなってすぐに話しかけて来たのは、織斑先生だった。

「お、お、織斑先生!?どうしてこんな所に?」

「それはこっちのセリフだ。夜遅くに馬鹿騒ぎしおって。反省文1枚で許してやるから、さっさと部屋に戻れ。お前達もだ。」

織斑千冬は、作文用紙を渡すと、万丈と良太郎にも帰るよう促す。

 

 

「それじゃあ、火乃くん。また、どこかで。」

良太郎のこの言葉を最後にその場で全員が解散した。

栄司も部屋に戻ると、刀奈(……どうやら達の様だ)が穏やかな寝息を立てて居た。起こさないよう慎重に動く。机の電気をつけ、作文用紙を見ると裏側に何か書いてあった。

『先程あったことを報告してくれ。』

反省文ではなく報告書を求められるのだった。

 

 

 

 

栄司はささっと書き上げ、仮眠程度ではあるが、睡眠をとる。朝7時ごろに寮長室を訪れ、報告書を提出する。

「うむ、確認した。すまんな、疲れてるだろうに。」

「いえ、多分ISじゃあ勝てませんから。俺たちがやらないと。」

「少しは大人を頼ってくれ。」

「頼れる時は頼りますよ。それでは。」

 

この会話を盗み聞きして居た人物がいた。

それは……。



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第88話 聞き耳と食堂と悪友と。

前回の3つの出来事。

1つ、戦いが終わり、ディケイドがこの世界を旅することを決める。

2つ、織斑先生に報告書を提出する。

そして3つ、栄司と千冬の会話を盗み聞いていた人物がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

栄司は寮長室から出て部屋に戻る。

「今日は鈴とデートだな。さて、何処に行こうか……。」

そう考えていると、外から軽くノックされる。

「栄司、起きてる?」

「え?鈴か?」

「う、うん。入ってもいい?」

「あぁ、どうぞ。」

鈴の格好を見ると、起きたばかりなのか寝間着のままだった。

「ねぇ、栄司……。」

「どうしたの?」

「デートは明日にしましょ。」

「え?」

「ごめん、栄司。アタシさ、聞いちゃったんだ。今日の深夜に戦ってたって。そんな、栄司を連れ回してデートするなんて、アタシにはできない。」

「………。」

「だからさ、デートは明日!今日はしっかり休んでよね!」

「ははは、鈴ちゃんには敵わないな。わかった、お言葉に甘えさせてもらうよ。」

鈴から発せられる圧力に耐えられず、デートは翌日になった。

 

 

 

 

 

翌日。

(ブラカワニをちょっとだけ使って)回復したので、支度を済ませる。

目的地は、鈴からのリクエストで五反田食堂というところだ。

栄司は鈴を後ろに乗せて、ライドベンダーを走らせる。

「ねぇ、五反田食堂ってどんなところ?」

「うーん、少なくともデートで行く場所じゃないわね。」

「そっか。」

それだけ聞き、栄司は五反田食堂へ急いだ。

 

 

 

五反田食堂に入る。

「いらっしゃいま…せ……、鈴、鈴か!?」

「久しぶりね、弾。」

「そうか、日本に帰ってきてたんだな。まぁ、座れよ。」

「そうする。いこ、栄司。」

「あ、うん。」

「えっと、鈴の……。あれ、お前ってお兄さんいたっけ?」

「失礼ね。栄司は、アタシたちと同い年よ。んで、アタシの彼氏。」

「ど、どーも。」

「……とうとうアイツに愛想尽きたのか。」

「まぁ、そうなるのかな。」

「んで、そちらの……えっと…。」

「あ、火乃です。火乃栄司。」

「あ、えっと火乃…「栄司、でいいよ。」それじゃあ栄司。鈴のことどう思ってる?」

「出会ったばかりだけど、明るくて、周りを元気にする力をもった優しい女の子だと思ってるよ。まだ、本質的なことはわかってないような気がしてるけどね。」

「いえ、そこまで聞ければ。鈴を、俺たちの悪友をよろしくお願いします。」

「お、同い年だからね?敬語はやめようか?」

「というか、弾の分際でアタシをよろしくとかやめなさいよね。」

「フン。ま、愛想尽かされないようにな。」

「はいはい。あ、それより注文いい?」

「あぁ。って、どうせ業火だろ?」

「うん、それ2つね。」

入店10分でようやく注文できた。



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第89話 業火とゲーセンとガチと。

前回の3つの出来事。

1つ、織斑先生との会話を鈴に聞かれ、デートが翌日になる。

2つ、鈴のリクエストで五反田食堂へ向かう。

そして3つ、来店10分でようやく注文できた。

 

 

 

 

 

少し待つと、料理が運ばれてきた。

「はいよ、じっちゃん特製『業火野菜炒め』2つ。」

「これがね、ここの看板メニューなのよ。」

「うちのじっちゃんが作ってるんです。」

「おい弾!無駄口叩いでないで、これ持ってけ!」

「はーい!それじゃ、俺はこれで。」

そう言って、彼は厨房の方へ戻って行った。

業火野菜炒めを栄司は、しっかりと味わう。

「うん、焼き方がすごく絶妙で、野菜が生きてる。これは美味しい。」

大絶賛だった。

 

 

 

 

業火野菜炒めを食べ終わり、店を出る。再びライドベンダーを走らせ、目的地はゲームセンター。

「ゲーセン?」

「うん。鈴ちゃんとなら、ここかな〜って。ダメだったかな?」

「ううん。栄司……ガチで勝たせてもらうわ!」

「そうこなくっちゃね。」

先ずはレースゲーム。まぁ、マリ〇カートみたいなものだ。鈴はスポーツカー、栄司はバイクでの参戦だ。

3……2……1……Go!

カウントゼロで同時に発進する。

スタートダッシュは横一線!次のコーナーでどちらかが先に出るだろう。

今インコース側にいるのは鈴だ。が、栄司はカーブに差し掛かったその瞬間を狙っていた。インコースで曲がる鈴にバイクで体当たりを仕掛ける。鈴は予想してなかったのか、そのままコース壁に激突する。これによって栄司が前に出る。

「イタタ、よくもやってくれたわね!」

そう言いながらしっかり車をコースに戻して、すでに再発進している。が、バイクは既にかなりの離れた位置にいた。

「あ、コラ!待てぇぇ!」

待てと言われて待つ奴はいない。というより、車でバイクに体当たりされたらひとたまりもない。そう考え、栄司はかなり先にいる。

が、鈴は知っていた。このコースのショートカットルートを。

鈴はそれを使い、コースをショートカット。栄司の真後ろについた。

「抜かされてたまるか!」

「このまま負けてたまるかぁ〜。」

鈴の気迫に押され、少し操作をミスる栄司。そして、鈴に並ばれた。

ゴール手前、2人は一直線。最高速度で走っているが、鈴が栄司に体当たりを仕掛ける。

(ッ!このタイミングで!)

「貰ったぁぁぁ!」

『G O A L !』

勝ったのは鈴だった。

 

 

 

 

 

 

「いやぁ、負けた負けた。さぁ、次は何やる?」

「そうね〜、じゃあ、あのクレー射撃のゲーム。」

「うん、2人対戦モードがあるね。」

「さ、行こ!」

栄司の手を鈴が引っ張る。その手は何かオレンジに光ったように見えた。




ストックが無くなりましたね。とほほ…。


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第90話 天才ゲーマーとゲーム病とドクターライダーと。

第90話、まだ夏休みは終わらない。


前回の3つの出来事。

1つ、五反田食堂で業火野菜炒めを平らげる。

2つ、ゲーセンでレースゲームをする。

そして3つ、鈴の手がオレンジ光った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クレー射撃ゲームが終わると、着信音がなる。

「チッ、またあのジジイ達か。ごめん栄司、中国政府からだわ。ちょっと出てくる。」

「あぁ、うん。待ってる。」

そう言って鈴はゲーセンから出て行った。

 

 

 

五分後。

鈴が戻ってくる気配が無かったので、ゲームセンターから出る。と、人集りが出来ていた。前へ前へと進んでいくと、鈴が倒れていた。

「鈴ちゃん!?」

「えっと、あなたは……?」

「この娘の彼氏です。火乃栄司で……す?……ホウジョウエムゥ!?」

「うわぁ!い、いきなりなんですか。」

「あ、ごめんなさい。天才ゲーマーMとこうして出会う形になるとは思ってなくて。」

「なんで、僕のことを…。」

「と、とにかくゲーム病の治療お願いします!」

「わかりました!」

そういうと、バグスターユニオンが出現した。

宝生永夢はピンク色の何かを取り出し、ボタンを押す。

『マイティアクションX!』

「患者の運命は俺が変える!変身!」

『ガッシャット!レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム?アイム ア カメンライダー!』

「仮面ライダー……エグゼイド。」

「ノーコンティニューでクリアしてやるぜ

!」

三頭身のポッチャリ体型なライダーは、バグスターユニオンに向かって、突撃する。

それを見ている栄司は自分の無力さを呪う。

(俺は、ゲーム病に対抗する手段を持ってない……何もできないのか……。)

「諦めるのは早いぞ!」

「!?アンク!どうして…。」

「カンドロイド達が異常を探知してなぁ。ちょっと待ってろ。」

そう言ってアンクは自身の腕を飛ばす。そして、エグゼイドの体に手を突っ込む。

「うっ!」

抜き取ると、そこにはピンクのメダルがあった。

「エグゼイドメダルか。栄司ぃ!バースドライバーで変身しろ!」

そう言うと、アンクはエグゼイドから抜き取ったメダルとバースドライバーを投げてきた。

「伊達は医者だったからなぁ。相性は悪くないはずだ!」

「わかった、変身!」

栄司はバースドライバーを巻き、エグゼイドコアメダルをドライバーに入れる。レバーを回す。すると、いつも通りカプセルが出てくる。が、カラーリングが若干変わっていた。

外見としてはプロトバースなのだが、赤のラインがピンクに変わっている。カプセルの緑はゲーマドライバーのような蛍光グリーンになっていた。

「よし、これなら。はぁっ!」

いつものオーズ構えから、バグスターユニオンに突っ込んでいくのだった。



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第91話 究極の救助と過負荷とキメワザと。

前回の3つの出来事。

1つ、鈴がゲーム病を発症する。

2つ、現場に宝生永夢/天才ゲーマーMが現れ、仮面ライダーエグゼイドに変身。バグスターユニオンと戦う。

そして3つ、アンクがエグゼイドから抜き取ったコアメダルをバースドライバーで使い変身した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バースに変身完了する頃には、バグスターユニオンから鈴の分離は完了していた。落ちてくる鈴をスライディングで受け止める。

「鈴ちゃん、大丈夫?」

「栄司?うん、大丈夫。」

「よかった。それじゃあ、ちょっと待っててね。」

鈴を下がらせ、栄司は戦線に出る。

「エグゼイド、アレは?」

「アレはソルティバグスター。俺が使ってるマイティアクションXのボスキャラだ。」

「わかった。それじゃあ、お仕事といきますか。鈴ちゃんを危険に晒したお前には、さっさと倒れてもらう。」

「こっちも、大変身!」

『ガッチャ〜ン!レベルアップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクション X!』

三頭身から八頭身くらいに変わる。

『ガシャコンブレイカー!』

エグゼイドはAとBのボタンがついたハンマーを取り出す。

エグゼイドはソルティバグスターにガシャコンブレイカーを叩きつける。水平方向から胴体に二回。脳天に一回叩き込んで、胴体を蹴り飛ばす。

その間にバースはブレストキャノンを展開する。

『ブレストキャノン!セルバースト!』

「ブレストキャノンシュート!」

ピンク色のエネルギーが発射され、蹴りで吹き飛んだソルティバグスターに追撃をかける。

が、ブレストキャノン発射と同時にドライバーから煙が上がり、変身解除に至った。バースドライバーを外して、アンクに投げ渡す。そして、別のメダルを要求する。

「アンク!クジャク出して!」

アンクはクジャクコアを渡す。栄司は受け取ると、【タカ】【クジャク】【エグゼイド】の順でオーズドライバーに装填する。

『タカ!クジャク!エグゼイド!』

オーズ タジャイドに変身すると、すぐにコアメダルをタジャスピナーに移す。

 

エグゼイドはエナジーアイテムを使う。

『高速化!マッスル化!』

エグゼイドは高速移動でソルティバグスターが撹乱、目を回した。

「オーズ、そろそろ決まるぜ!」

「あぁ!これで決まりだ!』

『ガッシャット!キメワザ!』

『タカ!クジャク!エグゼイド!ギン!ギン!ギン!』

それぞれ必殺技準備をする。エグゼイドがスロットホルダーのスイッチ二回目を押した。

『マイティ!クリティカルストライク!』

『ギガスキャン!』

オーズがタジャスピナーからド派手なゲームエフェクトのかかった炎を放ち、その上からエグゼイドのマイティクリティカルストライク……ライダーキックが炸裂する。炎に包まれたソルティバグスターにまず右足の蹴り、そこから、左足での蹴り上げ、両足での連撃、最後にもう一度右足での蹴りを食らわせると、ソルティバグスターは爆散した。



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第92話 完治と決意と新企画。

最後 少々突発的です。


前回の3つの出来事。

1つ、バースエグゼイドに栄司が変身。が、コアメダルの出力に耐えきれず故障。

2つ、オーズ タジャイドに変身。

そして3つ、オーズとエグゼイドの同時必殺技でソルティバグスターを倒した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴のゲーム病は無事治った。が、大事を取って今日は学園に戻ることにした。

 

 

学園に戻り、鈴をベットに寝かせる。

「でも、どこでバグスターウイルスに感染したんだろ?それに、ゲーム病が発症するのはストレスが溜まった時だ。」

「そ、それは……。」

「何か、思い当たる節があるの?」

「う、うん。多分、ゲームセンターで感染したんじゃないかな?それ以外には思い当たらないし。それに、ストレスだって…。」

「中国政府になんか言われたの?」

「う、うん。栄司を中国政府に引き込めって。アタシは無理って言ったの。それでも、その…、あの……、えっと…。」

「言いたくないなら、無理に言わなくて大丈夫だよ。」

そう言って、栄司は鈴の頭を撫でる。

「さて、今日はしっかり休んでね。」

栄司は部屋から退室した。

 

 

 

屋上、栄司はクーラーボックスを持ってそこにいた。

「待ってたよ、アンク。」

「ったく。こんな所に呼び出してなんだ?」

「はいこれ、ボーナスアイス。」

栄司が持ってきていたクーラーボックスの中身はオールアイス。

「デート中の襲撃、アンクが来てくれなきゃヤバかったから、そのお礼。」

そう言うと、アンクは少し目を輝かせながら、アイスキャンデーを取り、アイスを食べ始める。

「しっかし、なんであんなタイミングで来れるんだ?」

「お前に何かあると困るからなぁ、常にタカカンドロイドとバッタカンドロイドで見張ってた。」

「なるほどね、そう言うことだったか。」

「それはさておき、まぁトラブルに見舞われることだな。」

「なんでだろうね?転生は前こんなに無かったのに。」

そう言いながら自分用に買っておいたアイスキャンデーを取り出し、栄司も食べ始める。

「なぁ、財団Xに勝てると思うか?」

「さぁな。敵の戦力が把握できない以上、なんとも言えないな。」

「だよなぁ。」

そう言いながら、栄司は青空を見上げた。

「アンク、この世界は守り抜こう。」

「言われなくてもそうするさ。」

栄司とアンクは、決意を固めた。何があってもこの世界だけは守りきると。

 

 

 

「なに?野球大会?」

「えぇ、せっかくの夏休みです。ISを使って、野球大会でもしませんか?」

栄司は寮長室を訪れ、この提案をしていた。

「ISで戦うと言うスポーツではなく、我々の常識にあるスポーツに使ってみようという試みなんです。如何でしょうか?」

「フム、面白い。メンバーは?」

「これから集めます。許可も無しには、何も言えませんから。」

「わかった、私も参加しよう。面白そうだ。」

こうして、IS学園 夏休み野球大会 が開幕が企画された。



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第93話 本音とキャンプと星空と。

野球回だと思った?

ごめんなさい、最後の個人デート回です。


前回の3つの出来事。

1つ、無事に鈴のゲーム病が治った。

2つ、アンクと栄司が決意を固める。

そして3つ、IS学園 夏休み野球大会が企画された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野球大会企画提案の翌日。

「いや〜、エイエイ。今日はどこに行くのかな〜?」

「行ってからのお楽しみだよ。」

火乃栄司は布仏本音とライドベンダーに乗っていた。

 

 

 

 

 

着いた場所は……

「ほえ〜、ここって?」

「キャンプ用品店!(まぁ、火野さん野宿とかするし、俺も世界回ったとき経験あるけど)」

そう、栄司とのほほんさんが来たのは、キャンプ用品店。

「エイエイ、どうしてここに?」

「ん?まぁ、ここは下準備に来たってだけなんだけどね。一緒に選ぼうかと思って。それに、万が一地震等の震災が来たらキャンプ用品は結構役に立つからね。それも兼ねてだよ。」

 

 

そう、主はゆ〇〇ャン△を見て一時期キャンプ用品を買おうとしていた。だが、金が無くて買えなかった。あの時、アレがあればと思ったのだ。

 

まぁ、僕の個人的な話は置いといて。

 

 

「それで、何買うの?」

「えーと、まず……10人用のテント…と4〜2人ようのテント。」

「ほえ?2個も買うの?」

「みんなで行く時用と、少人数で行く用だよ。ほら、少ない人数で10人用は大きすぎるでしょ?」

「たしかに〜。」

「それから〜、ランタンと寝袋と……。」

こうして2時間弱ほどの買い物は終えた。

 

 

 

カンドロイド達に買ったものを運搬してもらい、栄司と本音はソフトクリームを食べていた。

「いや〜、この絶妙な甘さがいいな〜。」

「そうだね。でも、良くこんなお店知ってたね?」

「たまたまだよ〜。」

たまたまあんな強面のあんちゃんがやってるソフトクリーム屋を知ってるのか、と思う栄司だったが、あのソフトクリームを渡して来たときの顔を見れば納得する。あれは、純粋に客の笑顔を見たいってタイプの人間だ。

 

 

 

ソフトクリームを食べ終わると、学園に戻る。そこで一旦栄司は本音と別れる。

 

 

 

栄司は、予め許可を貰っていた場所にテントを張るなど準備を進める。

 

 

 

予定時間の19:30。

本音は栄司に指定された場所に向かった。

「エイエイ〜。おぉ、これはこれは。」

本音が目にしたのは、The キャンプ!と言わんばかりにセットされたキャンプ用品だった。

「今日の晩ご飯は、カレー麺です。」

と、栄司が本音に差し出したのはカップのカレー麺だった。

「いや〜、中々手作りカレー麺ができなくて。今度はちゃんと作るから。」

「気にしないのだぁ〜。」

「そう言ってくれると、ありがたいよ。さ、食べよ。」

「「いただきます!」」

2人は割り箸を割ると、麺を啜り始めた。

「ん()〜!やっぱりキャンプの時はカレー麺に限る!」

「ホントだね〜。でも、エイエイ?なんで、キャンプなの?」

「あぁ、その理由は簡単だよ。ほら、見上げてごらん。」

そう言うと本音は首を傾げるが、上を見る。すると、

「ほぉわぁ〜、なるほどなるほど。エイエイはこれを見せたかったのかぁ〜。」

「うん。綺麗な星空でしょ?昨日アンクと屋上に行った時に見えたからね。キャンプ気分を味わいつつ、星空も堪能できる。どう?」

「サイコーです!」

グッ!と手を出した本音。だが、いつものダボダボな……萌え袖でグットになってるかはわかりづらかった。

 

翌日朝一で片付けをして、痕跡を消した。山田先生の許可は下りたが、織斑先生の許可を得るのを、忘れていたのだった。



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第94話 野球大会と助っ人と審判と。

この野球回は完全にギャグ回です。
そして今回野球しません。説明回です。
ごめんなさい。
質問などあれば、コメントでお答えします。


前回の3つの出来事。

1つ、栄司と本音はキャンプ用品を買い揃える。

2つ、学園敷地内でキャンプもどきをし、星空を見上げる。

そして3つ、慌てて片付けた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

織斑先生から野球大会の許可を得てから、3日。本音とのデートから2日で栄司はメンバーを集めた。

 

 

チームオーズ

火乃栄司、更識刀奈/簪、布仏虚/本音、シャルロット・デュノア、凰鈴音、山田真耶。

以上8名。

 

チーム白式

織斑一夏、篠ノ之箒、セシリア・オルコット、ラウラ・ボーデヴィッヒ、宇田さん、火座伊さん、愛鶴さん、亀留さん。

以上8名。

 

 

 

「いやいやちょっと待て。そこ4人、ちょっと来い。」

栄司は宇田以下4名を呼んだ。

「なんで、グリードのお前らが参加してるんだ!っていうか、どこから入った!?何が目的だ!」

「そんないっぺんに質問しない。侵入方法は普通に入っただけ。それで、目的はお前達を負かしにきた。僕ら本編じゃ、他の怪人に出番取られてるから。」

おい!メタいことを言うんじゃあない!

「だったら、出番増やしてよ。」

うぐぅ!つーか、地文と会話するな!

 

「それじゃあ、いい勝負を期待してるよ。」

「せいぜい楽しませてね、オーズの坊や。」

「フン!」

「メズール、俺頑張る!」

グリード勢の正体は、どうやらチーム内でバレてないようだ。

 

 

「なぁ、俺たち8人しかいないぜ?どうするんだ?」

「それは、後のお楽しみ。」

 

 

『さぁ!チームオーズvsチーム白式の戦いの火蓋が切って落とされようとしております!が!チームは8人。ここで、スケットを選んでもらいましょう!解説のアンクさん、説明を。』

『両チームに1人ずつ人がi……超ハイスペックな助っ人を用意した。まず1人目は織斑千冬だ。そして2人目が……

 

 

 

 

 

 

 

 

桐生戦兎』

「「「「「誰(だ)(ですの)?」」」」

この声はチーム白式側から出たものだ。

「さぁ、チームの代表。助っ人を選んでください!」

「……誰だかわかんないけど、千冬姉が居れば百人力!一騎当千!鬼に金棒!」

「人に向かって鬼とはなんだ!」

いつも通り出席簿が炸裂していた。

「なら、俺たちは桐生戦兎を選択するよ。」

「あぁ、よろしく頼む。」

『見事に選択が別れましたので、このまま続行!あ、実況は私、IS学園二年生黛薫子でお送りします!再度、ゲームのルールを確認します!まず、選手はISを装着。あ、武装は外してくださいね。5回裏終了時点で10点以上点差が開いている場合はコールドゲームとします!5回裏での点差が10点未満の場合、SE補給タイムとなります。SEには気をつけてゲームに臨みましょう!あとは、だいたい野球のルールと一緒です。PICで浮いてますがしっかりと塁を踏んでくださいね!それでは、審判を紹介します!主審 篠ノ之束!残りの審判は篠ノ之博士作の野球審判用無人機達が行います!』

「は〜い♪それじゃあ、プレイボール!」

野球……開始ッ!




2000円でDXトランスチームガン(新品)を
購入しました。かなり、楽しいです。
(注:作者はブラッドスタークが好きです。)


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第95話 正反対と自信と三振

10月になりました。それど、夏休みが続く。


前回の3つの出来事。

1つ、チーム白式にグリード達が参入。

2つ、アンクが解説役を務める。桐生戦兎がチームオーズに、織斑千冬がチーム白式に助っ人として参加。

そして3つ。主審篠ノ之束のプレイボールコールが会場に響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さぁ、始まりました。第1回IS学園 真夏の野球大会!実況は私 黛薫子。解説はアンクさんで行なっていきます。』

『まず、一回表だ。攻撃側はチームオーズ。守備側がチーム白式だ。』

『先発投手は、織斑一夏くんです。』

 

 

 

マウンドに上がった織斑一夏。

(ふぅ、放送席がうるさいけど、集中しなきゃ。千冬姉に恥は欠かせれねぇ!)

炎の如く燃える織斑一夏。それに対するは…

 

 

『バッターは、3年の虚さんですね。纏っているISはフランスのラファールですね。』

『まぁ、打鉄だとスピードがラファールに劣っているからな。当然の判断だ。』

 

 

バッターボックスに入った虚。

(栄司さんのためにも、ここは塁に出なくては!……放送席の方が少々うるさいですが、冷静にいきましょう。)

水のような穏やかさを保つ虚。

 

 

この正反対な2人が向かい合う。

 

「頼むぜ、白式!」

『さぁ、織斑選手の第一球!投げました!』

白式から投げられた球は、まっすぐキャッチャーミットに向かう。

球をしっかり見据えている虚は、その球めがけて、バットを………

 

 

 

 

叩きつけた。

 

予想外だったのか、守備陣の行動が遅れた。捕手が、前に転がったボールを取った頃には、塁にかなり近づいていた。が、捕手…ウヴァは諦めなかった。全力でボールをぶん投げた。一塁の篠ノ之はその球を取ったはいいものの、塁に乗せていた足が離れてしまう。

その瞬間、虚が塁を踏んだ。

『さぁ、チームオーズは早速塁に出ました。』

『まさか、初っ端から叩きつけてくるなんて思いもしなかったんだろうなぁ。』

『さぁ、次のバッターは……お、学園最強の更識楯無選手です!』

「フフン♪おねーさんに、任せなさい!」

そう言うと、バットの先端をピッチャーに向ける。

 

その行動に少々ビクついた一夏。だが、すぐに戦意を取り戻す。

 

再び全力投球で、キャッチーミットめがけて投げる。

 

楯無は再び叩きつけ打ちをしようとした。だが、失敗した。

「よっしゃ!ストライクだ!」

「フフ、まだよ!」

楯無の機体が急に加速して、一回転。そのまま、球を打った。

「な、何!?」

ボールは場外に向かって飛距離を伸ばしている。が、それに飛びつこうとしている影が1つ。篠ノ之箒だ。

「うぉぉぉ、絶対に取るぞ!」

まるでトラの如くボールを追いかけ、グローブを伸ばす。が、風によって向きが逸れ、ボールはスタンドに入った。

『おぉっとぉ!チームオーズ、はやくも2点先取!』

 

が、次の本音が三振したのだった。




ISで野球やると、ホームランが出づらい!


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第96話 恐怖と物理的と立ちはだかる者と。

前回の3つの出来事。

1つ、IS学園 夏休み 野球大会が開幕する。

2つ、虚、楯無の活躍で、2点先取する。

そして3つ、本音が三振を取られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

本音の次のバッターは戦兎だ。

「天才物理学者の俺がしっかりと、塁に出るから、あと頼んだ。」

そう言って桐生戦兎…仮面ライダービルド ゴリラタンク はバッターボックスに入った。

 

 

対して、ピッチャーの織斑一夏は

(うわぁ、なにあれ。腕、太すぎだろ。いや、デカイのか?変わんないか。)

ゴリラサイドに恐怖していた。

(この一球に全てをかける!)

その思いを込め、織斑一夏の投球は風となった。

 

 

 

 

ビルドはしっかりとボールを見ていた。見ていた上でバットを振らなかった。

「よっしゃ!ワンストライク!」

「ボール!」

「えぇ!?」

篠ノ之束はその球をボールと判定した。

「ありったけの力を込めたのか、ボールが下方向に向かってた。だから、バットを振らなかったのさ。」

「く、今度こそ!」

キャッチャーから戻ってきたボールを握り直し、今度はストライクゾーン目掛けてしっかり投げる。

「引っかかった!」

ど真ん中に投げられたボールは、ビルドが振ったバットにグリーンヒットし、三塁側へ。

「私の出番ですわね!」

オルコットの方に向かったボールは一度バウンドした。下の方でグローブを構えて居るオルコットは、

(取りましたわ!)

そう思った。が、予想外の事態が発生する。

グローブに入るコースだったボールが、変なバウンドをして、グローブから逸れた。オルコットは追いかけてとったが、ビルドは既に一塁に居た。

「天才物理学者は、球のその後の軌道も計算済みなんだよ。」

「く、悔しいですわ!」

いつもの飄々とした言い回しで、オルコットを悔しがらせた。

 

 

ワンアウト、一塁という場面で、出たのはオーズ タゴリーター。

 

織斑一夏はというと、

(またゴリラか……、嫌だなぁ。)

ゴリラに嫌気がさして居た。

(ここは、敬遠しよう。)

そうして、織斑一夏はオーズに対して敬遠することを決めた。

 

 

バッターボックスで構えるオーズは、織斑一夏が多分敬遠してくるだろうと予想して居た。が、そんなのは関係ない。バットが届くのなら、ゴリラの腕力で幾らでもボールを吹き飛ばせる。そう考えて居た。

 

 

織斑一夏がボールを投げる。が、

(そういえば、敬遠ってどうやるんだっけ?適当に投げときゃいいや。)

 

案の定、オーズの射程距離など頭になかった織斑一夏である。

一夏は、ある程度オーズから離れた場所に投げる。が、またしても風が邪魔した。

ボールの軌道はズレ、オーズの方に向かう。ゴリラの腕力でボールをかっ飛ばす。

ど真ん中、ホームランコースだった。

が、そこに立ちはだかるは……世界最強(ブリュンヒルデ)



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第97話 ヒビと下心と反則!?

前回の3つの出来事。

1つ、桐生戦兎がバッターボックスに立ち、物理学的にボールを打ち塁に出た。

2つ、オーズがバッターボックスに立ち、謎の風でホームランコースの打球を飛ばす。

そして3つ、オーズが打ったボールの前に、織斑千冬が立ちはだかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回使用して居るグローブは、IS用に篠ノ之束が作った物だ。それを踏まえた上で次のシーンをご覧いただきたい。

 

 

 

 

 

オーズが打ったボールは織斑千冬がグローブを真正面に構えて、止めようとした。が、グローブにヒビが入り、千冬も手を離してしまう。

「………。」

ボールはそのままスタンドにイン。さらに2点得点を重ねた。

「すまない、タイムだ。」

グローブにヒビが入ったことにより千冬はタイムをとる。

グローブを変え、再び守備位置に戻る。

 

 

オーズの次のバッターは、山田先生だった。

織斑はそのたわわに実る胸に鼻の下を少し伸ばしている。すると、どこからともなく竹刀と出席簿が後頭部に飛んできた。

 

切り替えて、ボールを投げる。

山田先生もハイパーセンサーでボールは見えているが、野球経験がないせいか、三振で終わってしまった。

 

次のバッターは簪。バースに変身して居る。織斑一夏の投球を見事に捉え、打ち返したが、千冬がキャッチし、アウト。

 

スリーアウトチェンジとなった。

 

攻守交代。

 

ピッチャーは桐生戦兎/仮面ライダービルド ニンニンコミックフォーム。

「おーっと、戦くん!武器は反則だよ?」

「これは、攻撃用じゃないの。それ!」

『分身の術!』

そう、ニンニンコミックの武器と言えば、4コマ忍法刀である。

「うーむ、ならセーフ!」

セーフ判定だった。

「いや、アウトでしょ!」

ウヴァから抗議の声が放たれる。が、言葉使いが女の子っぽい。まぁ、セルメダルでいつもの姿じゃなくて、女の子になってるからだろうけど。

「ほら〜、忍術使えない忍者は忍者じゃないからさ〜。」

「た、確かに。」

それで納得してしまったウヴァさんでした。

 

バッターボックスには、ガメル。

「ガメ……亀留、能力(ちから)は使っちゃダメだよ。」

「わかったぁ〜。」

カザリからグリードとしての能力を使わないよう指示するあたり、今回はガチで野球で勝ちに来たようだ。

 

 

3人のビルドがキャッチャーミット目掛けて、ボールを投げる。

「ど、どれだぁ?」

3つのボールのうち、1つが本物だ。が、それを見分ける術は、ガメルには無かった。ボールがバッター手前で1つになるが、ボールがミットに収まってからバットを振ってしまった。

「この野球大会の助っ人オファーが来た時に、新しく作った忍法刀は上手くいったみたいだな。さすが、天才!」

「自分で言うか!」

「うるさいよ、バカ。」

「バカってなんだ!筋肉をつけろ、筋肉を!」

観客席の万丈から声援、もとい指摘が聞こえる。まぁ、いつものやりとりだった。



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第98話 再審と押し負けと代わり

ストックがぁ〜、ストックがぁ〜。


前回の3つの出来事。

1つ、山田先生と簪でチームオーズの攻撃が終わる。

2つ、スタメンピッチャーのビルド ニンニンコミックフォームが分身する。

そして3つ、ガメルからワンストライクを取った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「タイム!」

ビルドの次の投球の前に、タイムがかかる。

千冬が主審に近づいて行く。

「やっぱり反則ではないのか?4コマ忍法()なのだろう?刀と付いてるんだ、武器ではないか?」

と、アイアンクローを近づけながら、束に近づく。

「お、落ち着いてちーちゃん!それやったら、退場!退場になるから!」

「むっ、それはマズイな。」

「でも、確かに一球だけだけど、キツそうだもんね。」

そう言うと、束は戦兎近づいた。

「ごめんね、戦くん。あまりにも苦情が多くて。昨日までギリギリで消えるように頑張ってたのは束さんが知ってるけど…。」

「やっぱりか。しょーがない。じゃ、これは審判に預けるよ。」

そう言って4コマ忍法刀を束に渡す。

「なら、次はこれだ。」

『ゴリラ!ロボット!』

この組み合わせなら、ゴリラの剛腕でロボットのような正確無比な動きをすることができる。

その剛腕から投げられる一投は、キャッチャーを吹き飛ばす勢いだった。

「す、ストライク…ツー。」

その球に、栄司とアンク以外の全員が唖然とした。

 

同じ球がもう一度同じ速度で投げられ、ガメルは三振となった。

 

 

「よ、よし!次は俺だ!」

「うーん、流石に普通の人間にゴリラは危険か。なら!」

『ラビット!ロボット!』

ある程度の球速でボールを投げる。それを、織斑は打った。

「ファール!」

打球が後方に逸れて、何とか何を免れた。(おそらく次はかっと飛ばすだろう。)

そう考える戦兎、だがあえて真っ向に行くことにした。

物理学的に考え出した最高の一球を投げる。

 

織斑一夏は、神経を研ぎ澄ませていた。次来るであろう一球を完璧に捉えるために。

そして来た。球はバットの芯に当たり、普通なら場外ホームランが出る勢いの打球だ。

 

だが、その軌道には1人の高い壁がいた。

『さぁ、ここで一夏選手の打球に立ちはだかるのは、オーズだぁ!』

久々の放送席からの実況が響く。

オーズ タジャドルコンボは、真っ向からボールを掴みに行った。

結果打球のエネルギーは、オーズに押し負け、織斑一夏はアウト。

 

これで、チーム白式はツーアウトとなってしまった。

 

次のバッターは

「僕が行くよ。」

ボクっ娘と化したカザリだった。

「いや、次は私が行こう。」

代わりに出ようとしているのは、織斑千冬だった。




普段からこんな作品考えてるシリーズ part1?


『ダンジョンで鍛えるのは間違っているだろうか?』
ダンまち×響鬼

『オーバーロード 〜ジョーカーブレイド〜』
オバロ×仮面ライダー剣

『黒の剣士と氷のスナイパー…IS学園で大暴れ!?』
SAO×IS
SAOのキリトとシノンを学園にぶち込んで、最強コンビとして
戦って、イチャコラしてもらいます。もちろんキリシノですが。
(その他、色々設定変更します。)

と、言う作品想像をしております。
が、今は今作ともう一作に集中します。


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第99話 青い戦士と9回とランナー1、3塁

今回、使いどころを間違えたビルドのフォームが出ます。


前回の3つの出来事。

1つ、4コマ忍法刀の使用が禁止される。

2つ、織斑のホームラン打球をオーズがキャッチする。

そして3つ、次のバッターが織斑千冬になろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カザリがバッターボックスに入ろうとした時だった。

「私が出よう。」

そこにはバットを持った織斑千冬が居た。

「………わかりました。」

カザリは退がった。無駄に抵抗して正体がバレるとマズイことになると想定したのだろうか。

 

バッターボックスに織斑千冬が入る。

「うーん、これはちょっとマズイかな。しょーがない、手抜きはダメだな。」

そう言って戦兎は、フルフルラビットタンクボトルを出す。

「さぁ!実験を始めようか!」

『マックスハザードオン!』

ドライバーにハザードトリガーを挿す。

フルフルラビットタンクボトルを10回ほどふる。

『タンク!』

それを、折りたたむ。

『タンク&タンク!』

ベルトに装填し、レバーを回す。

『ガタガタゴットン!ズッタンズタン!ガタガタゴットン!ズッタンズタン!Are You ready?オーバーフロー!鋼鉄のブルーウォーリア!タンクタンク!ヤベーイ!ツエーイ!』

ビルド ラビットタンクハザードフォームに青い戦車のようなものが纏わさる。

黒いアンダースーツに青くゴツいアーマーが纏わさることで、その強さは目に見える。

その状態から、ボールをぶん投げた。

 

 

通常の人間には見えないその球、ハイパーセンサーでも捉えきれなかった。が、織斑千冬には関係なかった。

その球を打ってみせたのだ。

「なんだ、見掛け倒しじゃないか。」

その球を打ったことに敵陣営はもちろん、自陣営や審判、放送席も唖然とした。

結果、その球はスタンドに入り、ホームラン。チーム白式は一点取り返した。

 

 

次のバッターは飾り。

ビルドはそのままタンクタンクでピッチングを続ける。

流石にタンクタンクの球はカザリでも捉えられなかったのか、あっけなく三振で終わってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

時間が少し飛び、9回表。

チーム白式の点数は7点、チームオーズの点数は9点。

 

途中、4回表で織斑と篠ノ之のSEが無くなりそうになるという事があったが、無事に進行していた。

 

バッターボックスに立っているのは鈴。

「さぁ!これがラスト!かっ飛ばすわよ!」

一夏の投球が容赦なく鈴に襲いかかるが、そんな物はお構いなし。

その球を打つと、何故か織斑の急所に直撃した。

「あ、ごめん。」

とか言いつつも、しっかりと塁は踏んでいく。なんなら2塁まで行ってしまった。流石に3塁に回る前に、別の人に球が回ってしまい、3塁までは行けなかった。

 

次にバッターボックスに立ったのはシャルロット。

「さぁ、僕も続かないと。」

織斑が投げる。シャルロットが振……らない!バント。ここでバントをするのだった。

これはビルド/戦兎からの指示で、このタイミングでのバントは予想しないだろうという想定からだった。

もちろん、守備陣の反応は遅れた。が、初っ端から打ち落としをしたこともあり、遅れたですんだ。

キャッチャーのウヴァさんが、1塁に送球。が、シャルロットは瞬間加速でアウトを回避。結果、鈴が3塁に出た。



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第100話 消滅と試合後と風呂上がり

前回の3つの出来事。

1つ、カザリの代わりに織斑千冬がバッターボックスに。

2つ、ビルドがタンクタンクフォームに。

そして3つ、9回表ランナーが1塁と3塁に居るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴、シャルロットと来て、次のバッターはオーズ プトティラコンボ。

なぜ野球でそんなフォームやこんなコンボを出してくるのかはわからないが、オーズはバッターボックスに立った。

「タイム、ピッチャー交代だ。」

そう言ってマウンドに上がったのは織斑千冬だった。

 

 

 

世界最強(ブリュンヒルデ)と欲望の王。野球による対決。一体どうなるのか、予想がつかない。

 

 

織斑千冬の一投目。

そのボールは下の砂を巻き上げていく。

対してオーズもその球を正確に捉え、その強力な腕で打ち返そうとした。が、ここで物凄い音を立てて砂煙が舞った。

 

オーズは晴れる気配のないそれを、エクスターナルフィンで晴らす。

煙が晴れると、そこには衝撃が走る光景が待ち構えて居た。

無かったのだ。バットとボールが。

いや、ナイトローグの変身ボトルと連邦の丸い棺桶ではない。

そう、消滅したのだ。バットとボールがぶつかり合った衝撃で何も残らないレベルのパワーが生まれたのだ。

 

「織斑先生!いま、学園長から連絡がありました。すぐに野球を中止しろとのことです。」

「ちっ、これが最後の回だというのに。」

「いえ、バットとボールが消滅するのは野球では無いそうです!」

こうして、学園長直々に中止を命令され、この野球大会は幕を下ろした。

 

 

 

その日の夜。

栄司は、チームの仲間と温泉に行った。

といっても、すぐに混浴貸切なんて見つかるわけもなく、普通の温泉だ。

 

 

「ふぅ〜、やっぱり風呂はいいなぁ。」

「そうだなぁ〜。1人場違いな奴も居るけど。」

そう言って戦兎は、サウナの方を見る。いまサウナに入ろうとした人が居たが、中を確認すると、入るのをやめた。

理由は単純明快。筋肉バカ(万丈)がサウナ内で腕立てしてるからだ。

「でも、タンクタンクフォームの投球を打てる彼女は一体何者なんだ。」

「ハハ、織斑先生は軽く人間やめてますから。」

「そうだよなぁ。そうじゃないと説明つかないもん。普通の人間が、いくらISのハイパーセンサーがあろうと、タンクタンクでの投球を捉えられるわけがない。」

そうこう考えて居ると、サウナから万丈が出てきた。水で汗を流し、戦兎たちと合流。

「なぁ、なんでジーニアスにならなかったんだ?」

「まだ元に戻ってないの。それに、能ある鷹は爪を隠す。」

「ふぅ〜ん。」

 

 

温泉から上がってみんなでソフトクリームを食し、今日の日はさよならした。




本当は100話祭とかいうメタイ祭とかやりたかったんや。


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第101話 夏祭りと時の王者?と最厄

テストで投稿が開いてしまいました。


前回の3つの出来事。

1つ、千冬の投球とオーズのバットが衝突&消滅。

2つ、学園長から中止の連絡がはいる。

そして3つ、温泉でまったりして居た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。

栄司たちは夏祭りに来て居た。

楯無は青、簪は水色、鈴は赤、シャルはオレンジ、本音は黄色だろうか?虚は紫、山田先生は緑色の浴衣を来ている。(山田先生が来ているので、学園から遠くの夏祭りであることは、容易に想像できるだろう。)

各々金魚すくいやヨーヨーすくい、射的などゲームを楽しみ、たこ焼きや焼きそば、わたあめにりんご飴など、祭りの雰囲気を感じる食べ物に舌鼓を打つ。

 

 

途中、刀奈の下駄の鼻緒が切れたり(本人曰く狙ってやったそうだ)、山田先生がコケそうになったり、シャルロットの浴衣が脱げかけたりしたが、無事に帰れそうだった。

 

 

 

帰路。栄司は変なものを見てしまった。

織斑一夏が何者かに、白い何かを渡され、それを腰に巻いている。そして、何やら時計?のようなものをその何かにセットし、何かを360°回した。

『ラ……ー…タ…ム!仮……ラ………ー!ジ……ウ!』

織斑一夏が変身したように見えた。が、映司はそれを否定したいかのように目をこする。

再度目を開くと、その場所には誰も居なかった。

「栄司くん?」

「あ、ごめんごめん。行こっか。」

栄司は織斑一夏を警戒することにした。

 

 

 

栄司たちは学園までもう少しといったところだろうか。

 

 

 

 

…………だが、最悪は重なる。

栄司たちの前に白ずくめの男が現れる。

「初めまして、仮面ライダーオーズ……火乃栄司くん。」

その男がそういった瞬間だった。全員がその男を警戒する。栄司の体の中のプトティラのメダルも危険を訴えてくる。

「そんなに警戒しないでもらいたい。今日はほんの挨拶に来ただけですから。」

そう言って取り出したのは金色のガイアメモリとドライバー。

「ガイアメモリ!なんで…。」

「おっと、自己紹介がまだでしたね。」

そう言いながら、ガイアメモリを起動させる。

『World!』

ガイアドライバーにWORLDメモリを指す。

「私はワールドドーパント。その名の通り、世界を支配するものです。まぁ、まだ全てはお見せしないでおきましょう。」

そう言いながらも、圧倒的なオーラを発するワールドドーパントに対して、オーズはプトティラコンボで変身。真耶も楯無の力を借りてアクアに、刀奈もポセイドンに変身する。バースはすでにフル展開状態だ。

残りのメンバーもISを展開。

だが、栄司は目線で防御に徹するように呼びかけた。

「無駄ですよ。ハッ!」

そう言うと、2人のISが解除される。

「言ったでしょう。世界を支配すると。それでは、挨拶はこの辺で。また、会いましょう。」

そう言って、軽い攻撃で栄司たちの目を目を眩ませ、姿を消した。

 

 

 

 

 

 

これが、この世界においての最厄との、ファーストコンタクトとなった。




本作ラスボス(予定)の登場であります!
あ、因みに最厄であっております。災厄の変換ミスではございませんので。


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第102話 11ライダーと能力と天才外科医

台本形式?的な感じになっております。


前回の3つの出来事。

1つ、野球大会翌日、彼女たちと夏祭りを訪れる。

2つ、織斑一夏が謎のライダーに変身?

そして3つ、ワールドドーパントと名乗る敵が現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワールドドーパントとの出会いから、2日。栄司は風都を訪れて居た。

 

風都 鳴海探偵事務所。

ここに、仮面ライダー電王/野上 良太郎、仮面ライダーディケイド/門矢 士、仮面ライダーオーズ/火乃 栄司、仮面ライダーバース/更識簪、仮面ライダー鎧武/葛葉 紘太、仮面ライダーエグゼイド/宝生 永夢、仮面ライダービルド/桐生 戦兎、仮面ライダークローズ/万丈 龍我。そして、事務所の2人と照井竜、計11人のライダーが集結した。

 

戦兎「まずはじめに、フォーゼは呼んだけどこれなかった。仕事が忙しいらしい。」

フィリップ「彼は教師がだからね。仕方ないよ。僕らの方から、この会議の内容は伝えておくよ。」

良太郎「そ、それじゃあ会議を始めようか。まずは、ワールドドーパントについて、フィリップくんから。」

フィリップ「あぁ、その件だけど、残念ながら地球の本棚でも確認できなかった。エクストリームになっても、結果は変わらなかった。」

永夢「事前の攻略情報は無し……ですか。」

万丈「別に、事前情報なんか無くたって、ただぶっ飛ばせばいいだけだろ。」

戦兎「バカは黙ってろ。」

万丈「バカってなんだ!」

栄司「まぁまぁ。それじゃあ、実際に対峙した俺たちから。アイツは…。」

簪「ジョジョに出てくるザ・ワールド。それをオーズの能力解放時の姿にしたような感じだった。」

何故かライダーの世界にも、こちらの世界にもジョジョが存在するみたいだ。荒木先生お疲れ様です。

翔太郎「それで、そいつはどんな能力(ちから)を持ってた?」

栄司「………ISを、纏って居たISの機能を停止、強制解除させました。」

一同「!?」

フィリップ「おそらく、ワールドのメモリには『織斑』『篠ノ之束』『IS』の記憶が入っているのだろう。なるほど、地球の本棚で見つからないわけだ。」

良M「おいおい、そりゃどう言うことだよ。」

フィリップ「この世界を形成してる3つの記憶。つまり、僕らの世界で作られることのないメモリ。だから、検索しようがなかったんだ。」

士「何が世界の記憶だ。俺は世界の破壊者だぞ?そんなの、軽く捻り潰してやるよ。」

翔太郎「そう慌てなさんなって。まずは、より確実な情報を集めないとな。」

栄司「おそらく、ワールドのやつは財団の一員、もしくはかなり上の幹部である可能性が高いです。」

簪「そして、この状況で最もまずい事は…。」

永夢「IS学園でワールドのメモリを使われること。」

翔太郎「そうだ!俺たちはかつて、メモリの機能を停止させる奴と戦った。その力を使えば…。」

フィリップ「エターナルメモリだね?」

照井「だが、あれは俺たちのものまで使えなくなる。それに……。」

フィリップ「あぁ、すでにこの世から消えたメモリだ。」

翔太郎「だよなぁ。」

戦兎「それに、財団はメモリ以外にも技術を持ってる。それを使ってまたキメラなんか作られたら。」

簪「……かなり、厄介。」

そうこう悩んでいる時だった。

???「話は聞かせてもらった。」

戦兎「誰だ!」

永夢「……飛彩さん!なぜ、ここに?緊急のオペだって。」

飛彩「俺に切れないものはない。それから場所はポッピーピポパポから聞いた。小児科医、明後日からIS学園の保健室の非常勤医として、学園を守れ。」

永夢「飛彩さん…。」

飛彩「医者としてなら潜り込みやすい。すでに学園長にも許可は取ってある。戦力が多い方がいいはずだ。……永夢、医者として、仮面ライダーとして、学園の生徒を守れ。」

永夢「はい!」

翔太郎「学園の戦力増強はいいが、結局ワールドメモリに対しての策は浮かばすだな。」

フィリップ「仕方ないよ、情報が少なすぎる。」

翔太郎「そうだな。それじゃあ、今日はおひら「すみません、もう一件だけいいですか?」ん?なんかあるのか?」

栄司「えぇ。実は……。」

栄司は織斑一夏が変身したように見えたことを伝えた。

戦兎「まさか……。」

万丈「ジオウって奴じゃねぇか!?」

かくして、織斑一夏が仮面ライダージオウとなった可能性が出てきた。




とりあえず、永夢が学園に向かいました。


万丈がジオウを知っている理由は、戦兎から聞いて居たから。
FINALの最後に戦兎は会ってますからね。


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第103話 お開きと宿題と世界の記憶vs太古の力

前回の3つの出来事。

1つ、ワールドドーパントについて、鳴海探偵事務所で会議が始まる。

2つ、宝生永夢がIS学園保健室非常勤医として来ることが決まる。

そして3つ、織斑一夏が仮面ライダージオウに変身した可能性出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔太郎「とにかく、そっちの……あ〜、ジオウとか言うのはそっちに任せた。俺たちはWORLDの方を追いかけてみる。」

フィリップ「何かわかったら、連絡するよ。」

野上「それじゃあ、これでお開きで。」

結果として、ワールドドーパントに関しては未だ解決策を見出せずお開きとなってしまった。

 

栄司たちが鳴海探偵事務所から出ると、永夢が声をかけた。

「栄司くん、僕は病院の仕事の引き継ぎを終わらせてから、学園に向かうよ。だから…明後日くらいには。」

「はい!学園で待ってます。」

「火乃、と言ったな。小児科医を頼んだ。」

飛彩が頭を下げる。

「あわわわ!あ、頭をあげてください!こちらこそ、大事なお医者さんをお借りして、ありがとうございます!今度、ケーキでも持って行きますんで。」

「それは、楽しみにしている。行くぞ、小児科医。引き継ぎを済ませて、迅速に学園に向え。」

「はい!」

ここで、Dr.ライダー達と別れた。

 

 

 

 

 

 

栄司達は学園に戻る。

夏休みも残りわずかとなったが、栄司達は夏休みの宿題をもちろん終えている。終えてないのは、織斑一夏の方だった。

「うぅっ。」

「なんで終わってないんだよ、この一夏(バカ)は!」

アンクが罵声を浴びせる。

 

2時間前。

朝8時だと言うのに栄司に来客があった。

「栄司……いや、火乃さん…助けてください。」

ドアを開けた瞬間にこの言葉と土下座があった。

 

 

そうして2時間。栄司は織斑一夏が仮面ライダーの力を手に入れたのか、という疑問を抱きながら宿題を見ることとなった。

栄司としては突っぱねても良かったのだが、ジオウの力を見せる可能性もあり、監視下に置こうと考えたのだ。

 

 

 

が、何も起きず5時間が経過した。

無事織斑一夏の宿題も片付き、一夏が部屋から去って行く。

栄司はタカカンドロイドとバッタカンドロイド、更に潜入捜査を兼ねてウナギカンドロイドを使用。ジオウに関しても何かしらの情報を得ようとした。

 

 

 

が、それにも引っかからず、ジオウに関しても何も得ることができなかった。

 

 

 

 

 

 

何の成果も得られず、栄司は屋上で空を見上げた。

「フフフ、何の成果も得られてないようですね。」

後ろから唐突に声をかけられ、振り向くと、そこに居たのは……

「ワールド!」

「Exactly!本日は、貴方の力を試しに来ました。私と戦うにふさわしいかどうか。いざ!」

「その前に1つ聞かせろ。お前は財団Xの関係者か?」

「まぁ、この世界においての財団Xのトップ。と、冥土の土産に教えて差し上げます。」

『World!』

「そりゃ、どうも!」

『プテラ!トリケラ!ティラノ!』

「変身!」

『プ・ト・ティラ〜ノ・ザウル〜ゥス!』

世界の記憶と太古の力をがぶつかる。



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第104話 墓場と土産と恐怖の記憶

ワールドドーパントとオーズ プトティラが対峙する。

 

オーズは下に手を突き出すが、場所が校舎の屋上であることを思い出し、エクスターナルフィンを使い、場所を移動する。

ワールドドーパントもそれについて行く。

(やっぱり、ワールドってスケールのメモリだけあって、空は飛べるか。)

 

場所を人気の全く無い孤島に変える。

「ここなら、思いっきり戦える。」

「ここで決まりですか?では、ここが貴方の墓場となります。」

そう言うワールドドーパントに、オーズはエクスターナルフィンを活用した、空中パンチを放つ。

が、ワールドドーパント右手だけで受け止める。

「それが、本気ですか?」

ワールドドーパントはオーズのパンチを止めたまま、腹部目掛けて蹴りを放つ。

オーズは軽く6〜7m吹き飛ぶ。

が、すぐに体制を整え、空中へ。そこから、テイルディバイダーで仕掛けるが、片腕で止められ、尻尾を掴まれ、そのまま叩き落される。が、四つん這いの状態から地面に手を突っ込み、メダガブリューを生成。

アックスモードの打撃を体を捻りながら、放つ。

遠心力も加わったその強打を、再び右手だけで受けきる。

「はぁ、本当に本気ですか?」

そのままメダガブリューごと投げ飛ばされる。

(ま、不味いな。こうなったら……!)

何かを決意したオーズの体が、次第にリアルな姿へと変化する。

「能力を解放して来ましたか。いいでしょう!」

能力解放状態のオーズ プトティラコンボは、4枚のセルメダルを取り出し、メダガブリューに入れる。そのメダルは、粉砕・圧縮され、能力解放状態のメダガブリュー バズーカモードから強力無比なストレインドゥームを放つ。

孤島の地面は抉れ上がり、島そのものを飲み込むかのような巨大なエネルギーがワールドドーパントの姿を消した。

 

 

圧縮したセル4枚分のエネルギーを撃ちきり、オーズが膝を付こうとした、その時だった。

「この程度ですか、ガッカリです。」

「なんで!?今のを喰らって立って居られるわけがない!」

「種明かしはして差し上げましょう。」

そう言って出して来たのはガイアメモリ。

「それは、ジュエル?」

「えぇ、この世界において最も硬い物質でガードしました。」

「まさか、他のメモリを併用するなんて。」

「普通の人間では無理ですね。」

「そんなペラペラ喋って大丈夫か?」

「えぇ、死人に口なし、ですから。」

「そう。なら、冥土の土産になんなのか教えて欲しいね。」

「まぁ、土産が多すぎる気はしますが、いいでしょう。私は、ガイアメモリを複数同時使用する実験で財団の上にのし上がりました。そして、最終テストを自身で行い、ドライバーを使って同時に別のメモリを使うという技術を得ました。まぁ、人型ダブルドライバーとでも言いましょうかね。」

「なるほどね。それじゃ、俺は帰るよ。」

「帰すと思いますか?」

「思わない。でも、消えたら追いようがない。」

そう言うと、カンドロイド達が一斉にワールドドーパントに襲いかかる。

「ッ!しまった!」

そう言いながらも冷静に別のメモリを出す。それも金に輝くメモリだった。

『Teller!』

テラーメモリを手のひらに当てる。すると、薄いテラードーパントの姿が、ワールドドーパントに重なる。

ワールドドーパントは右手をオーズに向け、テラーの波動をオーズに送る。

「うーん。まぁ届いたか届いてないか、ギリギリのラインですか。……っ!」

2発の攻撃を受け止めた右手がに亀裂が生じた。

「まぁ、もう少しトドメを刺すのは待ちましょう。すこしは面白くなりそうだ。」

そう言って、その島を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズタボロのカンドロイド達の残骸をそこに残して……。



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第105話 悪寒と恐怖と専門家

前回の3つの出来事。

1つ、オーズ プトティラコンボとワールドドーパントがぶつかる。

2つ、ワールドドーパントがオーズを圧倒する。

そして3つ、情報を聞き出したオーズはその場を撤退した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーズはワールドドーパントとの戦いから撤退した。が、そのダメージは容赦なく栄司を襲い続ける。

その証拠に、今も飛行が安定していない。

 

学園に到達した瞬間に、オーズは体勢を崩し、地面に激突……クレーターを作った。

 

 

 

 

 

地面に落下し気絶していた栄司は、目を覚ますと見たことのある天井を眺めていた。

「………俺は、………負けたのか。」

「いや、まだ引き分けってところだ。」

「アンク。」

「奴の情報をかなり聞き出せたからなぁ。まぁ、早く対処しないとマズイことになるだろうが……。」

「そうだな。ところで、俺はどうして保健室に?」

「それは「僕が運んできたんだ。」……。」

「永夢先生…。」

アンクの後ろには、栄司に微笑みかける宝生永夢が居た。

「学園に来る途中で、落下して来る君を見つけてね。」

「そうだったんですか。ありがとうございます。」

そう言って立ち上がろうとした瞬間(とき)だった。背中に妙な悪寒が走る。

「栄司、お前……。」

「ん?どうかした、アンク?」

「……いや、何でもない。」

アンクは、栄司の状態に気付きかけたが、栄司の何でもないと言う言葉を信じた。

 

 

永夢に礼を言って保健室を後にし、部屋に戻る。

「た、ただいまぁ〜。」

「え〜い〜じ〜くぅ〜〜ん。」

ドアを開けた先に待って居たのは、仁王立ちの刀奈だった。

「あは、あはは〜。」

なんとか笑って誤魔化そうとした時だった。再び悪寒が走る。否、そんなものでは無かった。栄司は突然震え上がった。

「うっ!かはぁ!………(ガタガタガタガタガタ。う、うわぁぁぁぁぁ!」

今栄司を支配しているのは、恐怖。頭の中にある1つのイメージ。自身がグリードへと変わり果て、全てを破壊し、彼女たちを殺してしまうという、最悪な負のイメージ。

「え?えぇ?わ、私のせい?」

突然のことに刀奈は困惑する。

すると、アンクがテレビレコーダーの電源をつけた。

「タカカンドロイドから送られてきた映像がある。」

映像はオーズとワールドドーパントの戦いの一部始終だ。

「あのプトティラをこうもあっさりと!」

あの恐ろしさを一番知っている簪が驚いた。

「能力解放した!プトティラでこれを決断させた、ワールドドーパントって。」

冷静に状況を判断しようとしているのは刀奈だ。

「べ、別のメモリ!?一体、いくつもってるのよ!」

メモリを複数持っていたことに鈴が声あげる。

「またメモリ。でも、手のひらを火乃くんに向けてる?」

直接攻撃でないことに山田先生が疑問を持つ。

「俺たちじゃ、わかんないか。仕方ない、俺は専門家のところに行ってくる。栄司を頼んだ。」

そう言って、アンクはデータを持って部屋を出て行った。




1つだけ、読者の皆様に質問。
この作品をどうやって知ったのか?
という事が気になってます。

教えてくださる方、是非是非感想欄にこの作品との出会いを語ってください!


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第106話 空からと音声と急行

前回の3つの出来事。

1つ、敗北したオーズを宝生永夢が保健室へ。

2つ、正体不明の恐怖が栄司を襲う。

そして3つ、原因解明のため、アンクはガイアメモリのプロの元へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンクは空からの最短ルートで風都に到着。鳴海探偵事務所のドアを開ける。

「うぉっ!って、お前か。」

「悪いが緊急事態だ。栄司のやつ、ワールドドーパントと交戦してやがった。」

「なんだとぉ!」

「だが、その後からどうにも様子がおかしい。お前らをメモリのプロと見込んで頼む。これが、戦闘データだ。」

「ちょっと待ってくれ、フィリップ呼んでくる。」

地下のフィリップを呼び、戦闘データを確認する。

「これがワールドドーパントか。本来園崎しか使えないゴールドメモリ。財団はこれをスポンサー特権と言って所有していた。まさか、複数所有していたとは。」

かつて、ミュージアムという組織がガイアメモリの製造・販売を行っていた。が、左翔太郎とフィリップ、この2人が組織を崩壊させた。が、財団Xの加頭順は、ミュージアムの目的だったガイアインパクトと呼ばれる計画を続行しようとした。その時立ちはだかった2人に対し使ったメモリが同じくゴールドメモリ『ユートピアメモリ』だった。

そして、戦闘シーンを問題の場面へ。

「これは、別のメモリ?でも…。」

「あぁ、見覚えのあるメモリだ。……おそらくジュエルのメモリだろう。なにか話している?これ、音声は無いのかい?」

「ん?あ、あぁ。これか?」

アンクはリモコンを操作する。

『……いいでしょう。』

(「これ、音入ってたのか。」)

『私は、ガイアメモリを複数同時使用する実験で財団の上にのし上がりました。そして、最終テストを自身で行い、ドライバーを使って同時に別のメモリを使うという技術を得ました。まぁ、人型ダブルドライバーとでも言いましょうかね。』

その発言はしっかりと音声が入っていた。

「人型ダブルドライバーって……。」

「まるで、僕らに対抗するために作られたみたいだ。」

「ま、妥当だろうな。」

 

更にシーンは進む。問題の場面が現れる。

「また別のメモリか。」

「だけど、イニシャルが見えないな。ガイアウィスパーが入っているかもしれない。音を出してみよう。」

戦闘の音がそこそこうるさく、ミュートしていたが、再び音を出す。

『Teller!』

その音を聞いた2人は、なにか…見えてはいけないものを見たような顔をしていた。

「フィリップ、これって…。」

「あぁ、園咲琉兵衛の……父さんのメモリだ。」

「でも!確かにあの時!」

「あぁ、メモリは砕いたはずだ。……まさか、栄司くんは…。」

「あぁ、お前達の反応からしてそうだろうな。」

「なるほど、確かに緊急事態だ。翔太郎、急いでIS学園に向かおう。」

「あの手を試すのか?」

「まぁ、効果があるかどうかは……わからないけどね。」

翔太郎達は学園に向かった。




寝落ちって怖いですね。ホントマジで


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第107話 部外者と妨害と体裁

前回の3つの出来事。

1つ、栄司の状態異常がメモリによるものだと推定し、アンクは鳴海探偵事務所へ。

2つ、戦闘データの映像と音声からテラーメモリによるものだと、断定する。

そして3つ、ダブルの2人は、IS学園へと急行する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンクは飛行で、翔太郎とフィリップはハードタービュラーでアンクについて行く。

 

 

学園に着き、ハードタービュラーを寮の目の前に駐車する。

「こっちだ。」

「待て!」

栄司の元に2人を案内しようとしたアンクを、千冬が止める。

「部外者は立ち入り禁止だ。」

「悪りぃが緊急事態だ。そんなもんに構ってられるか!」

「そうか。だが学園の教師として、部外者は学園内に入れてはいけない。」

「翔太郎、先に行ってくれ。すぐ追いつく。」

「あぁ!早くしろよ。」

そう言って、アンクと翔太郎は織斑千冬を避けようとした。

「行かせると思うか?」

翔太郎の方を千冬が向き、持っていたIS用の刀の切っ先を向ける。が、フィリップが割って入る。その刃はフィリップには擦りもしなかった。

「早く行くんだ!」

今度こそ確実に2人は千冬を突破した。

「ほう、まさか貴様1人で私を相手にするのか?」

「まさか。僕はあくまで時間稼ぎをするだけさ。実際、生身の戦いだったら、僕は10分と持たないだろう。」

「では、何故?」

「簡単な話さ、翔太郎……彼よりも僕の方が戦闘離脱しやすいってことさ。」

「ならば、離脱される前に、斬る!」

千冬は速度重視の斬撃を繰り出す。

(おかしい、当たっている感触はあるのに、奴は一切ダメージを負っていない。)

千冬は次の一撃を威力重視で行くと決め、タメに入った。

そして次の瞬間、一瞬で自身の間合いに入り、生身の人間に対してなら即死級の一撃を放つ。

が、直後聞こえた音は、人間を切り裂いた音ではなく、刃が折れるような音。

千冬は刀身を確認すると、刀は根元から折れていた。

「さて、武器が無くなったから終わりだね。僕も行かせてもらうよ。」

「ここからは、生身での戦いだ。」

「………残念だけど、もう呼ばれたから行かせてもらうよ。」

そう言うフィリップの腹部にはダブルドライバーがあった。そして、その体をエクストリームメモリが回収する。

「何!?」

そのまま、エクストリームメモリは栄司の部屋へと向かう。

「フッ。流石にアレは、追いようが無いな。」

千冬はエクストリームメモリを追いかけるのをやめた。

 

 

 

その頃、栄司の部屋に来た翔太郎は……。

「……マジかよ。」

同じ経験をした翔太郎だからわかる。火乃栄司は……。



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第108話 理解と逃亡と本人

前回の3つの出来事。

1つ、アンクがダブルをIS学園へ案内する。

2つ、織斑千冬の妨害が入る。

そして3つ、左翔太郎は火乃栄司を見て……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左翔太郎は驚いていた。今かなり接近しているが、何も言わない……喚かないの方が正確か。

翔太郎は自身が同じ状態に陥っているのでわかる。この距離で接近されただけで、とてつもない恐怖を感じてしまうのだ。

「……マジかよ。」

火乃栄司は恐怖を抑えている。(寝てるとかではない。)

いや、正確に言うと内面での葛藤、とでも言うべきだ。

表面に出てこないだけで、おそらくかなりの恐怖を味わっているはずだ。

「早くやれば、なんとかなりそうか?」

そう呟くと、翔太郎はダブルドライバーを装着。フィリップを呼ぶ。

 

 

 

呼んでから5分程度で、エクストリームメモリが到着する。

「これは、恐怖と内側だけで戦っているのかい?」

「多分な。フィリップ、急いでやった方がよさそうだ。」

「あぁ、そうみたいだね。」

「「変身。」」

『エクストリーム!』

ダブルはサイクロンジョーカーエクストリームに変身する。

エクストリームになることで、フィリップは地球の無限のデータベースにアクセスする事ができるようになる。

「ふむ、何とかなりそうだ。」

「どうやる?」

「なに、ただ触れれば良い。」

そう言って、ダブルは栄司に触れる。

「これで……。」

ずっと俯いていた栄司が顔を上げる。

2人の顔をを確認した瞬間、栄司は走り出す。

「待つんだ!……はぁ、行ってしまったね。」

「………。」

「翔太郎?」

翔太郎も無言で走り出した。

 

 

 

翔太郎は栄司を探した。

10分ほどで、屋上にいるのを見つけた。

「おいおい、どうしちまったんだ?」

「俺は、弱かった。誰1人守れず、誰1人救えず、あの人の力を……あの人の想いを守ることもできなかった!」

「あぁ!もう!いいかぁ!お前は()()()()であって、()()()()じゃねぇ!根本が違うからな。でも、お前と火野映司は、いや俺たち仮面ライダー全員に共通点がある!それはなぁ!」

「………それは?」

「人類の自由のために戦う、ですよね?」

「あぁ、そうの通りだ!……って、え?」

翔太郎が素っ頓狂な声を上げる。

「やぁ、火乃栄司くんだよね?」

その顔を栄司は見た事がある。いや、なんなら鏡を見れば見る事ができる。栄司とその人の顔は瓜二つ、双子の兄弟と言っても無理がないからだ。

「はじめまして。俺は火野映司。君と同じ仮面ライダーオーズだ。」

火乃栄司の前に火野映司本人が現れた。




ついに御本人登場!


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第109話 器と喝と師弟

出すなら出すでしっかり絡ませなきゃいけなかった。
でも、なんか期待には添えてないです。

予めご了承ください。


前回の3つの出来事。

1つ、仮面ライダーダブルCJXのちからでテラーの効力が薄れる。

2つ、己が弱さを感じた栄司は2人の前から逃げ出す。

そして3つ、翔太郎と栄司の前に、火野映司が現れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

屋上に居た翔太郎と栄司の前に現れたのは、

「はじめまして。知ってると思うけど、俺は火野映司。君と同じ仮面ライダーオーズだ。」

仮面ライダーオーズ……火野映司本人だった。

「さて、まずは……。」

そう呟くと、栄司の中の恐竜メダルが勝手に現れ、映司へと向かっていき、映司の中へ入る。

「え!?どうして……。」

「君よりも若干だけど、俺の器の方が大きかったんだ。」

「それに、そのメダルは封印が解かれて真っ直ぐに映司に向かってきたんだ。今回もそっちに行ってもおかしくない。」

「「……アンク。」」

片方は喜びが篭った、もう一つは自身の無力さを感じた時のような声で、その名を呼んだ。

「久しぶりだな……映司。それからエイジ!」

「「え?」」

「あー、こっちの世界の栄司だ。ほれ!」

「おっと!」

アンクは栄司に向けて何かを投げる。

栄「これって……。」

映「スーパーメダル。」

「あの兎から預かってきたもんだ。試作品第2号らしい。1回目の反省を踏まえて、一回じゃ割れない仕様になってるらしい。」

「あぁ、ありがとう…でも……。」

「栄司、お前に取って大切なものってなんだ?」

「え?」

「お前にとって、オーズが生きがいで、この使えるバカが憧れなのは分かる。だが、お前に取って今、一番大切なものはなんだ?」

「それは……。」

栄司の彼女たち(あいつら)じゃないのか?力を手にして、守るべきものがあるなら!そんな程度の恐怖、さっさと乗り越えろ!」

「………アンク、お前に言われて、吹っ切れたよ。そうだ、俺は俺だ!」

「完全に恐怖を乗り切ったみたいだね、翔太郎。」

「あぁ、それじゃあ。俺たちは風都に戻るか。」

「翔太郎さん、フィリップさん。ありがとうございました!」

「あぁ、あんまり1人で抱え込むんじゃないぞ。」

そう言い残して、2人はハードタービュラーに跨り、風とへと帰っていった。

「アンク、俺は強くなるよ。大事なものを全部守れるように。まずは、手の届く範囲から!」

「フン!そうなれるように、頑張るこった。」

「うんうん。それがいいよ。自分の手に負えない場所は、別の誰かが手を伸ばす!ライダーは助け合いでしょ?」

「はい!」

こうして、火乃栄司は火野映司本人との邂逅を果たした。

 

 

 

そして、職員室。

「織斑先生、自分を鍛えてくれませんか?世界を、自分の大切なものを守りきるために。」

「本来なら断るところだ。一生徒に対して贔屓にするようなことは、教師としてしたくない……が…。

織斑千冬に、例の戦闘データを見せている。

「こんなものを見せられてはな。いいだろう、かなりハードだぞ?」

「問題ありません。よろしくお願いします。」

欲望の王は、世界最強(ブリュンヒルデ)の弟子となる。



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第110話 修行とウォーキングアップと実戦形式

前回の3つの出来事。

1つ、栄司は恐竜メダルを失う。映司が恐竜メダルを得る。

2つ、栄司は完全に恐怖を乗り越える。

そして3つ、栄司は、世界最強(ブリュンヒルデ)に弟子入りする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

栄司が織斑千冬に弟子入りした理由は、3つ。

1つは、遠距離攻撃の少ないオーズは近接戦闘に頼らざるを得ない。故に剣一本で世界最強の座を得た織斑千冬は手本として良い人材だ。

2つ目、プトティラのメダルを持たない栄司は緊急時(この場合メダルがない場合)に生身で戦えるように訓練してもらう算段を立てている。

3つ目は、自身の担任である。故にタイムスケジュールをしっかりと調整できる。

以上の理由から織斑千冬に戦いを習うことにした。

 

が、弟子入りした翌日から、学園の夏休みが開ける。つまり、授業終了後に修行が始まるのだ。

 

まずはランニング。15kmを1時間で走破する。次に、メダジャリバーでの素振り縦150回横150回、合わせて300回。サンドバッグをノックバックさせる100回、ノックバックしなかったらそれは回数に入れない。

これらのメニュー(他にもある)がウォーミングアップだ。正直ウォーミングアップではなく普通の練習メニューに近いが、その間に織斑千冬はその日の仕事を終わらせている。

 

 

ウォーミングアップを終わらせた栄司の元に、打鉄を纏った千冬が現れた。

「さて、ウォーミングアップは終わっているな?ここからは、実践練習だ。変身しろ。」

「はい!変身!」

『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!』

「いいか!お前の持つスーパータトバコンボとやらは、その形態の強化したものだと束から言われている!私は、その状態であの同色コンボとやらと同等の力で戦えるようにしてやる!」

「よろしくお願いします!」

「それでは、始めるぞ。真耶!合図を!」

「は、はい!それでは……(スゥ~ 勝負、開ひッ!(あっ、噛んじゃった)

真耶が噛んだことなど、知らんと言わんばかりに、2人の刃は火花を散らす。

メダジャリバーは通常のものよりも重くなっているが、それで素振りをしているオーズには、あまり重さを感じなかった。が、やはり剣撃の速度は千冬に劣る。しかし、タカアイで剣の軌道を見て、しっかりと対処していく。

「どうした!攻めてこい!」

「は、はい!」

そう言われてオーズはバッタレッグで空中へ。そこから、思いっきり叩きつけに行く。メダジャリバーの切っ先に質量を感じる。が、砂煙で状況がわからない。

「甘い!」と、背後から蹴られ、吹き飛んで壁に激突する。

「そんな大振りの攻撃が効くか!アニメや漫画とは違う、現実はそう甘くないぞ!」

「は、はい!」

流石に空中からの攻撃は避けられ、メダジャリバーは地面に突き刺さっているのだった。



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第111話 サイクルと自然の空気と響く鬼

前回の3つの出来事。

1つ、夏休みが終わる。

2つ、過酷なウォーミングアップから修行が始まる。

そして3つ、オーズは織斑千冬と実践練習を行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前話で話したような修行を、月曜タトバ・火曜ガタキリバ・水曜シャウタ・木曜サゴーゾ・金曜ラトラーター・土曜タジャドルの順に変身して行う。

日曜日は、栄司も千冬も休む日となっている。

これが一週間の修行サイクルだ。

 

 

 

 

 

そんなわけで学園の二学期が始まってから最初の日曜日。

昨晩、簪から山に行こうと言われていたので、ライドベンダーに乗り山へ。決して、芝刈りに行くわけではない。

 

 

 

山に着くと、簪は深呼吸している。山の綺麗な空気を味わっているようだ。

「上の方に登る?」

「うん、そうしよ。」

ライドベンダーに鍵を掛け、山頂を目指す。

 

 

 

 

 

山腹まで登った辺りで、異変が起きる。

「キャァァァァ!」という、悲鳴が2人の耳に届く。

「行ってみよう!」

「うん!」

悲鳴が聞こえた方へ2人は向かう。人を探し続けると水辺に出る。そこに居たのは…

「デカイ……蟹?」

「……みたいだね。」

デカイ蟹の後ろ姿……もちろん、デカイというのは16m位あるという意味だ。

 

 

 

その蟹は………バケガニ。魔化魍と呼ばれる怪物だ。

 

 

バケガニが2人の方へ向き直る。すると、すぐにその巨大なハサミで刺突攻撃……というか、もう潰されるだろう。

2人は既に対処に入っていた。

「「変身!」」

『サイ!ゴリラ!ゾウ!サ・ゴーゾ!サ・ゴーゾォッ!』

オーズ サゴーゾコンボとバースに変身。オーズがその腕で巨大ハサミを止めようとする。が、あまりにもデカイそれに押し潰されそうになる。

「ブレストキャノンシュート!」

今にもオーズを押しつぶす勢いのハサミに横からブレストキャノンを放つ。すると、ハサミはズレて、オーズの右2mほどに大きなクレーターを作る。

パワーで完全に負けたので、オーズはタトバコンボになる。そのタイミングで複数のタカカンドロイドがメダジャリバーを運んで来た。

 

そして、さらにもう1つ。

澄んだ反響音が聞こえる。少ししてそれが消え、「ハァァッ、ハァ!」という声が聞こえる。

その声がした方にいたのは………鬼だっ

た。

 

 

 

 

ヒビキは巨大バケガニを討伐に来た『猛士』の鬼。しかも、関東支部の特別遊撃班という肩書きの鬼である、

「こりゃデカイな。通常の2倍近くか。お?新しい鬼……ってわけじゃあなさそうだな。」

バケガニと先に戦闘を開始している栄司たちを見る。明らかに鬼らしくないので、先に来ていた鬼だという考えを排除した。

「さて、こりゃ骨が折れるな。」

そう言って変身音叉『音角』の角を展開し、手の甲にそれを当て音を鳴らし、額に向ける。特殊な音波を浴び、鬼面が浮かび上がると体から紫色の炎が上がる。それを振り払うとそこには紫色の鬼がいたのだった。



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第112話 太鼓とシンカと音撃セッション

前回の3つの出来事。

1つ、自然を満喫しようと簪と山へ。

2つ、悲鳴が聞こえた方へ向かうと、巨大なカニと遭遇。

そして3つ。バケガニとの戦闘中に紫色の鬼が現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現れた鬼をタカアイで確認する。

「……仮面ライダー、響鬼。」

そう呟くと、いきなりこちらに接近してくる。オーズとバースが身構えるが、そんなことは御構い無し。何か言われるわけでもなく、接近し続ける響鬼は……オーズの2m程先の地点でジャンプし、オーズに叩きつけられそうになっていた蟹のハサミを、バチで弾く。

その勢いで蟹はひっくり返る。そのままカニの腹に、腰にある太鼓型バックル『音撃鼓:火炎鼓』を埋め込む。火炎鼓が巨大化する。

「火炎連打の型!」

それを音撃棒:烈火でリズムよく叩く。

「タァ!……ハァッ!……ソリャ!」

響鬼は音撃を叩き込み続ける。が、バケガニは何もなかったかのように起き上がる。

火炎鼓は外れ、響鬼もバケガニの腹から落ちてしまう。

「こいつは厄介だな。……少年!」

オーズは周りを見渡すと、自分しか他に男が居ないことに気がつく。

「お、俺?な、なんですか?」

「太鼓、叩けるか!」

「多分、叩けると思います!」

「わかった。」

そう言うと、腰のホルダーにある銀色の円盤に音角の角を当てる。すると、それらは鳥と猿?に変わり、どこかへ消えていった。

「それじゃ、よろしく。」

シュッ!とピースサインの状態で敬礼のようなポーズをとる。

「さて、と。もう少し頑張りますか、少年?」

「はい!」

(私も頑張らなくちゃ!)

右手に持つ音撃棒をくるっと回す響鬼と、メダジャリバーを構え直すオーズ、バースバスターの銃口をバケガニに向けるバースが居た。

 

 

 

 

 

 

「ふーむ、なかなか粘りますねぇ。」

響鬼、オーズ、バースがバケガニと交戦している場所の上空にこいつは……ワールドは居た。

「クグツ、と呼ばれて居たものから奪ったものを解析、強化したバケガニ……でしたっけ?ですが、もう少し改良の余地ありですね。はい、それでは。」

どうやら、独り言ではないようだ。

「さて、見せてもらいますよ。あなたのシンカを。」

その声は、何か楽しげだった。

 

 

 

 

鳥と猿……ディスクアニマル達が戻ってきた。何やら、物を抱えている。

「お、来たな。ほれ、これ使ってくれ。」

「これは……。」

「予備の太鼓とバチだ。俺1人の音撃だとちょっと足りなくてね。」

「や、やってみます!」

「よし!お嬢ちゃん!」

「へ?は、はい!?」

「一番強い威力で、アレを撃ってくれ。」

と、響鬼はバチをバケガニに向ける。

「わかりました。」

そう言うと、バースはバース・デイを発動させる。全てのCLAWsユニットを展開し、キャタピラレッグを使いバケガニの真下へ。最大火力化したブレストキャノンを腹部目掛けて放つ。すると、バケガニは再びひっくり返る。

「今だ!ツァ!」

「ハッ!」

2人はバケガニに飛び乗り、音撃鼓を埋め込む。2つの音撃鼓は大きくなる。それを2人が息を合わせて叩く。

響鬼はリズムよく、オーズは連打で音撃を叩き込む。

そのまま五分ほど、叩き続ける。

「はぁぁぁぁ!タァ!」

「セイヤー!!」

最後の一打を同時に放つ。すると、バケガニは爆散、塵と化した。




これでストックが尽きました。
ガクシッ


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第113話 顔のみと即日建設と修理

後書きに少々お知らせがございます。







前回の3つの出来事。

1つ、オーズと響鬼が邂逅する。

2つ、バケガニはワールドが放ったものであった。

そして3つ、オーズと響鬼の音撃セッションでバケガニを撃破した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バケガニの爆散を見届けてから、響鬼は顔のみ変身を解く。

「ふぅ〜。いや〜、おつかれ少年。シュ!」

響鬼は、いつものポーズを決める。

栄司も変身を解く。

「お疲れ様でした……えっと、ヒビキさんでいいんですよね?」

「ん?あぁ。……あれ?名乗ったか?」

「あぁ、えっと……。」

「ディケイド……門矢さんってわかりますか?」

助け舟を出したのは、バースの変身を解いた簪だった。

「あぁ、なるほど。……それで、何でお二人さんはこんなところに?」

「自然の綺麗な空気を吸いに。」

「で、こんな事に巻き込まれちゃったと。まぁ、俺も似たようなもんなんだけどね。」

「この世界には最近……。」

「うん。割と最近ここに飛ばされたみたいでさ。おやっさんたちとも連絡取れないから、どうしたもんかと。でも、DAがあるのがまだ助かったよ。でも、修理とか出来なくてさ。」

「なら、……『もすもす、ひねもす〜!』あ、かくかくしかじかでして…。えぇ、よろしくお願いします。」

「どうしたの?」

「束さんに頼んでみた。数日中に、マンション建てるって……。」

「あのラボじゃ、入りきれないんだね。」

「ヒビキさん、今自分の知り合いがマンションを建ててくれるそうです。その人なら多分ディスクアニマルも修理できるかと…。」

「なら、お世話になろうかな。宿無しもキツイしね。」

こうして、数日後に建てられたマンションの住民第1号となった。

 

 

 

 

 

 

 

束ラボ

「うわ〜、何これ〜〜??」

「これは、ディスクアニマル。ヒビキさんみたいな鬼達のサポートを務める式神。」

「へぇ〜、それじゃあそれじゃあ!この天才束さんにお任せ〜!!」

束さんは無傷のディスクアニマルを取り出すと、スキャンを開始する。

「ふむふむ……構成物質はなかなか珍しい金属だね。ほほう、特殊な音波で起動するのか……ふーむ、だいたいこんなところか。2、3日で修復、4、5日で複製できそうだよ〜♪」

「だ、そうです。」

「それじゃあ、よろしく。……あ、そうそう。コレ、見れる?」

「ん?剣?……スキャンしてみるよ。」

響鬼が束に渡したのは、音撃増幅剣・装甲声剣(アームドセイバー)

「この世界に来てから、動かなくなってさ。」

「これは、時間かかるかも。でも、束さんにお任せ♪」

こうして、束はディスクアニマルとアームドセイバーの修理を始めた。




えっと、どうにも体調が優れない日が続いてまして、
一週間ほど、本作の更新をお休みします。
次の更新は10/28くらいになると思われます。
楽しみにしてくださる方には申し訳ありませんが、
更新を保つために体調を崩しては本末転倒ということで。

本当に申し訳ありません。


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第114話 JACARANDAとルートと疑問

お待たせいたしました。更新再開でございます!


前回の3つの出来事。

1つ、栄司、簪は響鬼と対面する。

2つ、束がマンションを建てる。

そして3つ、ディスクアニマルと装甲声剣の修理を束が請け負う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

響鬼と出会ったその次の日から再び修行が始まる。そして、また来る日曜日。

(※修行風景はしばらく描写されません。ご了承ください。)

 

2回目の日曜日が訪れた。

今日は刀奈が栄司を喫茶店に誘っていた。

喫茶店の名は『JACARANDA(ハカランダ)』。栄司もこの名を聞いた時は、冗談かと思ったが、実在しているらしい。が、もしかしたらあの人たちとは関係ないJACARANDAかもしれないと思い、デートついでに確認に行くことにした。

 

ライドベンダーの後ろに刀奈を乗せ、JACARANDAを目指す。

 

 

1時間足らずで目的地に到着した。店の外見自体は完璧にJACARANDAそのものだ。

まずここで分岐が入る。栗原親子がいるかだ。居なければ同じ店で違う世界の店で、居ればまさしく剣の世界のものだろう。

それを確認すべく、まずは入店する。

「いらっしゃいませ〜〜。」

栗原遥香はそこに存在した。最初の分岐は剣ルートだ。そして次、栗原天音がグレているか、いないか。グレてなければ通常本編の剣ルート、グレていれば映画のミッシングエースルートとなる。

「いらっしゃませ!空いてる席へどうぞ!」

グレていない。つまり本編の通常ルートだろう。

4人用の席しか空いてなかったので、そこに2人向かい合って座る。

栄司がここで気になったことがある。ジョーカーアンデッド/仮面ライダーカリス/相川始の存在だ。が、それを確かめるためにはあくまで自然に聞き出さねばならない。

「刀奈、注文どうする?」

「そうね〜、何にしようかな〜。おねーさん、迷っちゃうなぁ。」

「これなんてどう?」

「栄司くんがそれにするなら、おねーさんもそうする。」

「じゃあ、ミートソーススパゲティとコーヒー2つ。」

「かしこまりました!」

 

10分くらいで、注文した品が届いた。

「「いただきます。」」

刀奈はスパゲティを、栄司はコーヒーを、それぞれ口にする。

「美味い!」「美味しい!」

そう口にした2人は顔を見合わせる。

「お食事中、失礼するよ。」

「「!?ワールド!」

「おっと、いま君たちを襲う気はない。少なくとも今はね。」

「な、何しに来た。」

「君が気になっているであろうことを伝えにね。これはこちら側も計算外だったからね。……君は危惧している。ブレイドとカリスのどちらかがこの世界に存在し、世界が終わる。もしくは、双方が再び出会い、世界が終わるまで戦い続ける。そのどちらをも。」

「……あぁ、その通りだ。」

「それは、無い。まず、ブレイドとカリスは両方こちらに来ている。ブレイドもジョーカーと化してね。しかし、ワールドメモリの能力を使って、2人の闘争本能を抑えている。相見えても問題はない。」

「そ、そうなのか。」

「それでは、失礼。」

「「何しに来たんだ?(のかしら?)」」

こちらに戦闘を仕掛けるわけでもないワールドに対し疑問を抱いた2人だった。




完・全・復・活!

とは、言い難いですが、ある程度まで戻ったので
再開します!


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第115話 トライアルとスペードと作戦

トライアル?アクセルじゃないですよ?


前回の3つの出来事。

1つ、刀奈と共にJACARANDAへ。

2つ、ミッシングエースルートではなく本編ルートであることを確認する。

そして3つ、ワールドが2人と接触、ブレイドとカリスの事を伝えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コーヒーとスパゲティを平らげ、店を出る。ヘルメットを手に取った瞬間、「キャァァー!」という女性の悲鳴を聞き、2人はその声の方へ向かった。

 

 

 

 

悲鳴の主と共に居たのは、異形の怪物だった。

「………トライアル。」

人間が人工的に作り出したアンデットであるそれは、今にも女性に襲い掛かろうとしていた。

「「変身!」」

『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!』

『サメ!クジラ!オオカミウオ!』

オーズ タトバコンボとポセイドンに変身。オーズがトライアルの気を引き、ポセイドンが女性を逃す。

 

オーズはメダジャリバーを、ポセイドンがディーペストハープーンをそれぞれ構える。

 

トライアルがこちらに接近しようとした時だった。一台のバイクがトライアルに突っ込む。その見覚えのあるバイクの名を、栄司は驚愕した声で叫んだ。

「ブルースペイダー!」

それの持ち主を栄司は知っている。間違い無いということも、ワールドからの言葉を持って確信した。

「あなたは……。」

バイクに跨るその人物はヘルメットを脱ぎ、どこからか出したバックルに、一枚のトランプの様なカードを挿れる。それは赤いカード型のシャッフルラップが射出され、彼の腰に装着される。

それらの事象を見た栄司は彼の名を叫ぶ!

 

 

 

 

「……仮面ライダー(ブレイド)、剣崎一真!」

「ヘンシッ!」

『Turn up!』

ブレイバックル右のレバーを引くと、フロントパーツが回転。そこから、オリハルコンエレメントが現れ、剣崎一真はそこに突っ込む。すると、ライダーシステム2号・ブレイドアーマーを纏った姿へ変身する。

ブレイドはそのままブレイラウザーをホルダーから引き抜き、トライアルを斬る。

「やっぱり、あまり効かない。キングフォームになれれば…。」

どうやら、ブレイドはキングフォームになれないようだ。ジャックフォームにも。

キングフォームになれないことで、トライアルに勝てないブレイドは対抗策を練ろうとする。そんな彼に、トライアルは無慈悲にもその拳を振り下ろす。

「しまった!!」

『スキャニングチャージ!』

「セイヤー!」

ブレイドに当たるはずの拳は、オーズのタトバキックにて防がれる。

タトバキックで怯んだトライアルに、ポセイドンのディーペストハープーンによる一閃が炸裂。距離を置くことに成功する。

「アンタたちは?」

「自分は仮面ライダーオーズ、火乃栄司。こっちは、仮面ライダーポセイドン。」

「更識楯無よ。」

「BOARDのライダーシステムじゃない。まさか、俺や始と同じ……。」

「いえ、自分たちはアンデットじゃありません。

「!?」

「とにかく、今はあいつをなんとかしないと。キングフォームには?」

「ダメだ、アブソーバーが反応しない。」

「使えるラウズカードは?」

「全て使える!」

「でしたら、問題ないです!それでは、かくかくしかじかで。」

オーズは2人に作戦を伝える。

「試してみるか。」

ブレイドもそれに賭けることにした。



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第116話 それぞれと本来とトライアル

サブタイトルのトライアルは、
怪人としてのトライアルではなく、
試験という意味のトライアルです。


前回の3つの出来事。

1つ、謎のトライアルが出現、交戦する。

2つ、仮面ライダー(ブレイド)が現れる。

そして3つ、オーズ考案の作戦が実行されようとして居た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーズの作戦を確認した3人は、トライアルから均等に距離を取る。

どれを攻撃するか迷っているトライアルを、ポセイドンがディーペストハープーンを使って、上空へ吹き飛ばす。

 

その間に他の2人は、それぞれ準備をする。

 

〈ブレイドの場合〉

ブレイラウザーからカードを三枚出し、ラウズする。

『Kick!Thunder!Mach!Lightning Sonic!』

3枚のカードはブレイドに吸収されるかの様に右手から消える。

左手に持ったブレイラウザーを体をひねり後ろへ。そこから、上へ掲げて地面に突き刺す。

 

 

〈オーズの場合〉

ポセイドンが打ち上げるのを見て、『スキャニングチャージ!』を発動、跳躍距離を計算する。

 

 

 

〈ポセイドンの場合〉

打ち上げと同時に霧纏の淑女を展開し、ミストルテインの槍を発動させる。

 

 

 

 

 

 

打ち上がったトライアルに向けて、ライトニングソニック、タトバキック(両者空中)、そしてミストルテインの槍(下からの飛翔突き)が炸裂する。

3つの必殺技が、トライアルに直撃し、粉々になった。

 

 

空中という無防備な姿に3ライダーの必殺技でトドメを刺すという、まさにげd……正攻法で、あのトライアルを倒した。

本来であればキングフォームのロイヤルストレートフラッシュやワイルドサイクロンといった強力な技以外では倒せないが、タイミング等の要因があり勝つことが出来た。が、霧纏の淑女が中破した。

「あちゃ〜、これは早く修理しないと。」

機体の状態を確認した楯無がそう呟く。

その間にブレイドはブレイバックルのレバーを引き、中のラウズカードを取り出し変身を解除する。

「あんた達は一体。」

「その反応だと、こっちに来たのは最近みたいですね。」

「あぁ。気づいたら見覚えのあるような、でも違うこの世界にいた。」

「そして、アブソーバーも使えなくなった。アブソーバーの方は何とかなるかもしれないです。」

栄司は束に連絡を取る。

『もすもす〜、用件はわかってるよ〜。その子はマンション入るの?』

「あ、剣崎さん。住むところってありますか?」

「え?あ〜、無いかな。」

「なら、最近できたマンションがあるんです。家賃はかなり安いですし、どうですか?」

「なら、お願いする。」

こうして、剣崎もマンション入居が決まった。

余談だが、実はマンションの家賃、仮面ライダーは無料なのだ。無料(ただ)より怖いものはない。詐欺と疑われぬよう安いと言ったのだった。

 

 

 

 

トライアルとの戦闘中のことだった。

「なるほど、強力な一撃じゃなのいと倒せない。人間の細胞はともかく、アンデットの細胞を……そうだ、()がいるじゃないか。」

トライアルを仕掛けたワールドは、空中から観戦・現場実験を観察し、不敵な笑みを浮かべるのだった。




次回 ハロウィン企画やります(予定)


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番外編 ハッピーハロウィン!(前編)

書ききれんかった。


本日10月29日、ハロウィン前々日。

国際的なIS学園。放課後は各国の生徒が2日後のハロウィン本番に向けて準備を進めていた。

 

 

栄司の部屋。

部屋の主は、既に仮装していた。

「フフフ、あなたの血を頂きますよ〜。」

栄司はドラキュラの格好をしていた。

「う〜ん、確かに栄司さんリスペクトは大事だけど、ドラキュラはありきたりだなぁ〜。………そうだ!」

もうちょっと恐ろしい者になろうと考えた結果、とある人物(キャラ)を思い出し、衣装制作に取り掛かった。

 

 

 

 

数時間後……。

 

 

 

 

 

「ふぅ〜、できたぁ〜。顔は隠れちゃうけど、問題なし!」

できた衣装に袖を通す。少し大きめのツノがついたフードは中に針金を織り込み、ツノを軽量化し、不格好にならないよう調整を施してある。

煌びやかな金の装飾もしっかりと出来ている。

ツノ部と腹部に見える赤い球体にもこだわった。

小物の杖も、7つの蛇のついた素晴らしい黄金の杖となった。

ここまで言えば分かる人はわかるだろう。

 

 

 

 

 

そう!オー〇ー〇ードに登場するアインズ・ウール・ゴウンことモモンガ様の仮装だ。スケルトンメイジだから、怖さも出るし、不死者の()ってサブタイトルつくから、王つながりで尚良い。

 

ハロウィン当日の仮装はこれで決まりだ!

 

 

 

 

 

 

 

そしてハロウィン当日。

皆自分の仮装は当日まで口外していないため、誰が誰だかわからなくなる危険もあるのだが、そこはいつものメンバーということか、すんなりと全員合流した。

まずは髑髏と吸血猫。

「あれ、もしかして栄司?」

「え?……鈴ちゃん?

「やっぱり、それってオバ〇のアインズ様でしょ!」

「そう言う鈴ちゃんは……ネコ?ヴァンパイア?」

「正解はどっちも!ヴァンパイアキャットって言うの!」

「可愛く仕上がってるよ。」

「ありがと♪」

凰鈴音の仮装はヴァンパイアキャット(顔出しver)だった。

「あ、リンリン〜と……エイエイ?」

「本音!……それって…仮装?」

本音の格好は普段とあまり変わって……いな、変わっていた。何やらオレンジ色のフードをかぶっているではないか。

「これはね〜、うま〇ちゃんってキャラのコスプレだよ〜。」

「へぇ〜。まぁ、いつもの本音っぽいから良いわね。」

「なんだろ、和むよね。」

「ほえ?」

本音はう〇るちゃんのコスプレだった。

「あ、鈴に本音に……栄司?」

「あ、簪は……シ〇ン?」

「うん、シノ〇。そういう栄司はアインズ様なんだね。」

「あぁ、中身が鈴木悟じゃなきゃ怖いでしょ?」

「確かに。」

簪は、マフラーとスナイパーライフルなど、完全に〇ノンだった。

「あ、みんな〜。」

「この声は、シャルだな。」

栄司はCV日野聡のような声で喋った。

「ヒィッ!ビックリしたぁ〜。栄司、それリアルすぎるよぉ〜。」

「ハハ、それは作った甲斐があったものだ。」

「シャルのコスは……アーサー王?」

「まぁ、正解かな。本当はアルト〇〇って言うんだ。」

青い騎士の姿はア〇〇リアというらしい。

「みなさん、お揃いですね。」

「あ、虚さん。虚さんは………。」

そう言いながら栄司は振り返る。そこに居たのは……、

「仮面ライダーリバース!」

それは、『HERO SAGA KAMEN RIDER WIZARD EDITION -魔法使いの弟子-』に登場したオリジナルライダーである。

「え、ちょ、う、虚さん、いや虚様!これはどこで?」

「えっと、今朝方に部屋に置いてありました。兎じるしの紙とともに。」

(ありがとう、束様!)

兎じるしと聞いて束に感謝した栄司だった。

「あら、後はおねーさんたちだけだったのね。」

「本当ですね。」

「刀奈に山田先生……。その格好は?」

刀奈と山田先生の仮装は、男装だった。

山田先生はなぜか某有名海賊漫画のゾ〇。

刀奈は、某有名漫画家物語の真〇最〇。

「なんで、〇城〇高と〇ロ?」

「なんとなく!」「私は誘われたので。」

そう、なんで驚いたのか。この2人のあるものが完全になくなっていたのだ。故に栄司は驚いたのだった。




今回は各キャラのコスプレだけ。
次回はハロウィンパーティを楽しみます。


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番外編 ハッピーハロウィン!(後編)

前回の3つの出来事。

1つ、栄司がハロウィンの衣装を完成させる。

2つ、訪れたハロウィン当日。

そして3つ、それぞれ個性的なコスプレをして居たのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全員が合流した。

「ねぇねぇ。ここからロールプレイしようよ?」

シャルがそう提案する。

「それも良いわね。おねーさんが許可します!」

「お嬢様。私、リバースのキャラがわからないのですが。」

「アタシも、そもそもメカだからキャラ無いし。」

「わかんないのと無いのは、仕方ないからいいわよ。それじゃあ!スタート!」

「ふ、フハハハ。お前たちは最高の彼女たちだよ。このアインズ・ウール・ゴウンにふさわしい。」

開幕早々ドギツイのをかましていくアインズ様、もとい栄司。

「はぁ、その自信はどこから来るのかしら。まぁいいわ。今は、楽しみましょ。」

それに乗ってきたシノンさん…もとい簪は全く照れ臭そうではなかった。

「「……プッ、あははは!」」

「いや〜、シノンさん。流石ですね。」

アインズとしてのロールではなく、モモンガとしてのロールに移る。

「アンタもね。はぁ〜、緊張した。」

「いえいえ、そんなことありませんよ。」

セリフ的に終わったと思ったろ?まだ続いていた。

「シュージン?」

真城最高……もとい刀奈は、中の人ネタで弄る。

「囚人?私はそんな風に見えるのか。」

再びアインズモードに入る。

「あ、いやそうじゃなくて。俺の相方と声が似てたから…。」

「そうか。なら、仕方ないな。」

「貴方ですか、民を苦しみていると言う魔王は!」

CV川〇綾子で乱入してきたのは、アルトリア……もといシャルロット。

「今度は魔王か。ならば、魔王のように振る舞うしかなさそうだな。名は?」

「……セイバー。」

「ならその見えぬ獲物は剣ということだな。いいだろう、かかって来い!人間!」

「ねぇねぇ〜、そんなことよりポテイトとコ〜ラで宴を楽しもうよ〜。」

いつもの口調こそ抜けてないが、しっかりと2Lコーラとポテチの袋を持ち、土間うまるを演じる本音。

「あ、あぁ!そうだな!よし、そうしよう!」

「……お菓子、ですか。なんだか、いただかないのも申し訳ないので、いただきましょう。」

「うんうん、平和が一番。さぁ〜、ゲームしよ〜。」

まぁ、なんやかんやでハロウィンを楽しんだ栄司一行でした。

 

 

 

 

ちなみにアンクは……

「トリック・オア・トリートだ。アイス寄越さなきゃ、テメェの欲望開放するぞ?」

と、ハロウィンを楽しんだ?

 

 

 

 

 

ついでに一夏たちは……

「い、一夏さんのは……なんのコスプレですの?」

「アレは……、私にもわからない。」

一夏は学ランに、鍵穴のついたネックレスをしていた。

因みに箒は両の頬にタトゥー(もどき)を入れたSAO失敗者、オルコットは雪城ほのかのコスプレをしていた。3人とも中の人繋がりだと言うことを、言わせてもらいたかった。




さぁさぁ、最後の3人のコスプレわかるかな?


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第117話 天ノ川とクリーニングと灰の怪人

前回の3つの出来事。

1つ、オーズの作戦が成功。トライアルを撃破するが、霧纏の淑女が中破する。

2つ、束がアブソーバーの修理、剣崎が束マンションへ。

そして3つ、トライアルの実験をしていたワールドは、何か企んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブレイドと出会った翌日、朝のHR。

「おはよう。」

「「「「おはようございます!」」」」

「今日は連絡がある。次の日曜日、天ノ川学園高等学校の生徒との交流がある。ISは元々宇宙活動用のマルチフォーム・スーツだったのは知っているな。天ノ川学園高等学校も宇宙と関わりがあるらしい。まぁ、ただの学間交流だ。代表候補生は強制参加だ。それと……火乃!お前もだ。」

「はい。」

「連絡は以上だ。授業の準備をしろ。」

「「「「「「「「はい!」」」」」」」」

こうして天高との交流が決まった。

 

 

その日の夜。

栄司の部屋には刀奈と簪がいた。

「そろそろ、制服をクリーニングに出そうかな。」

「そうね〜。天高生との交流前に一度クリーニングしておこうかしら。」

「それなら、近くに新しいクリーニング屋さんが出来たらしいよ。なんでも、速いみたい。」

「なら、そこに持って行こうかしら。」

「水曜日にでも外出届出すよ。」

「「わかった(わ)。」」

特訓で疲れた栄司は眠りについた。

 

 

 

そして、水曜日。

火曜日のうちに外出届は出した。その際に、

「水曜日は私も用事があってな。そうだ、私のスーツも一緒に出してくれ。その日は特訓は休みにする。」

との事だったので、3人で新しく出来たクリーニング屋を訪れた。

「いらっしゃっい。」

「!?」

栄司は驚いた。店で出迎えたのは乾巧……仮面ライダーファイズだった。

「制服3着とスーツ1着、クリーニングをお願いしたいんですけど。」

栄司はそっくりさんである可能性を考え、冷静でいることに努めた。

「あぁ、承るぜ。……この制服はIS学園か。確かにお預かりました。しっかりピカピカにして「いやぁぁぁ!」!?」

突如悲鳴が聞こえる。

 

 

クリーニング店から出ると、灰色の怪人が女性に何かを刺していた。

刺された女性は、青い炎を上げながら灰と化した。

「………オルフェノク。刀奈!簪!」

「うん!」「えぇ!」

「「「変身!」」」

『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!』

オーズ タトバコンボ、バースそしてポセイドンに変身する。

「あなたは逃げて……え?」

一緒に様子を見に出てきたクリーニング屋の店主。振り向いて避難するよう言おうとしたら、再び店から出てきた。そして、その手に握られていたのは、1つのアタッシュケースだった。そこから、何やらベルトのようなものを取り出し、それに2つ、何かしらのアタッチメント?を付け、自身に装着した。さらに、携帯電話を取り出し『5 5 5 Enter』を入力する。

『standing by……。』

「変身!」

『complete!』

ベルトから発生する赤い光が、店主の体を包み込む。光が消えるとそこには……。



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第118話 555と模倣品と纏わせ

前回の3つの出来事。

1つ、天ノ川学園高等学校との交流が決まる。

2つ、制服をクリーニングに出す。

そして3つ、灰色の怪人が出現。クリーニング屋の店主が赤い光を纏った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『complete!』の音ともに赤い光を纏ったクリーニング屋の店主。赤い光が収まると、そこに居たのは…。

「……乾巧、仮面ライダーファイズ!」

ファイズは再び携帯を操作する。すると、一台のバイク……オートバジンがオルフェノクを後ろから轢きながら、ファイズの元へ走ってくる。

ファイズはオートバジンのハンドルにミッションメモリをセットし、引き抜く。赤い光の刃が作られる。

その横にオーズ達が並ぶ。

「お前らも、仮面ライダーか?」

「はい!仮面ライダーオーズです。」

「仮面ライダー、バース。」

「仮面ライダーポセイドンよ。よろしく♪」

「俺は仮面ライダーファイズだ。ま、よろしく頼む。ちょうど1人じゃキツそうだと思ってたんだ。」

目の前にいるオルフェノク。多分アイツが準備したんだろう、と栄司は思っている。そして、ファイズが1人じゃキツイと言った理由。それは、オルフェノクの見た目がアークオルフェノクなのである。

敵の情報が少なく、どれほどの実力を持っているのかわからない。

「ファイズ。アクセルやブラスターは?」

「アクセルはいけるが、ブラスターはダメだ。反応しなくなってる。」

どうやらファイズブラスターは使えないようだ。

「まぁ、とにかくやるしかないな。」

「えぇ、いきましょう!」

そう言ってメダジャリバーを構えた。

 

 

 

 

アークオルフェノクとの戦闘中の上空。

「ふむふむ、やはりオーズのレベルは上昇してますね。」

栄司の予想通りワールドドーパントが、この件にも関与して居た。

「人間の進化形態であるオルフェノクの王の模倣品と、欲望の王の模倣品。さぁ、火乃栄司、君のシンカを私は望む。」

そう呟き、ワールドはオルフェノクの実戦データ取りに戻った。

 

 

 

 

戦闘しているオーズ達。

「おいおい、俺はこんなん相手に警戒してたのか?戦線から離れたが、ここまで勘が鈍ってるとは。」

以前戦ったアークオルフェノクよりも弱いこの模造品を、警戒して居たファイズは、自分自身に呆れていた。

「こんな雑魚、相手にしてる暇ないんでな。さっさと決めるぞ!」

『Ready!〈Enter〉Xceed charge!』

「はい!」『スキャニングチャージ!』

ファイズはポインターにメモリを指し、ファイズフォンのエンターを押す。オーズはスキャニングチャージを発動、バースはバース・デイ、ポセイドンはディーペストシュートの準備をする。

 

 

 

 

〈説明しよう!〉

ディーペストシュートとは。

ポセイドンの武器であるディーペストハープーンをぶん投げるだけの技。実際ただの槍投げである。が、そこは楯無。色々算出してから投げてるので、そこそこ上級のヤミーでもワンパンにできる。

 

という、本作オリジナルの技である!

 

 

 

 

バースがエネルギー充填を完了させる。

バース・デイ状態からのフルチャージブレストキャノンが放たれる。

それと同時にディーペストシュートで、ディーペストハープーンを全力で投げる。

オーズのタトバキックもアークオルフェノクを捉えた。

そして、ファイズ。

『complete!』

ファイズアクセルへと変身、超高速で移動して、各必殺技の目の前に円錐型のフォトンブラッドを配置。フォトンブラッドを纏わせようとしていた。

『Reformation』

アクセルから通常に戻り、自身もクリムゾンスマッシュを放ち、アークオルフェノクを葬った。



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第119話 ウルフとトランク型と天高

前回の3つの出来事。

1つ、クリーニング屋の店主こと乾巧が仮面ライダーファイズへ変身する。

2つ、アークオルフェノク出現にワールドが関与していた。

そして3つ、4人の合体技でアークオルフェノクを撃破。被害を最小限にとどめた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アークオルフェノクもどきを撃破した4人は変身解除する。

「いや〜、まさかお前達も仮面ライダーだったとはな。」

「そういうあかたは、乾巧さん。仮面ライダーファイズ……ですよね?」

「ん?なんだ。俺のこと知ってるのか。」

「えぇ、まぁ。」

「そしたら、俺が……。」

「………はい。ウルフなのも知ってます。」

「そうか。」

「えっと、巧さんはいつからこの世界に?」

「さぁな?気づいたらここに居た。幸い、うちのクリーニング屋が一緒に来てたから衣食住には困らんかった。」

「そうですか。」

「さ、もう遅いから学園に戻れ。お前達の制服はすぐに綺麗にしてやる。」

「「「ありがとうございます!」」」

こうしてアークオルフェノクとの戦闘は幕を閉じた。

 

 

 

 

天ノ川学園高等学校との交流前日。

「お、来たな。出来てるぜ。」

再びクリーニング屋を訪れ、制服とスーツを受け取る。

「あ、そうだ。ファイズブラスターの修理とかは?」

「俺はそういうの苦手でな。」

「うちの知り合いに、機械が得意な人がいます。頼みますか?」

「そりゃ、ありがたい。」

そう言って、巧はトランク型ツールであるファイズブラスターを渡した。

「必ず直してくれるはずです。」

「あぁ、任せたぜ。」

こうして、乾巧との出会いは幕を閉じ、新たなステージへと移行する。

 

 

 

 

翌日。

「アンタたちがIS学園から来た人たちか?」

「そういうそっちは天ノ川学園の人間だな?」

「あぁ、俺は引率の如月弦太郎。よろしく。」

「IS学園の織斑千冬だ。よろしく頼む。」

弦ちゃんが手を差し出すと、千冬はそれに答える。

「火乃栄司って来て居る?」

「あぁ、来て居る。」

「そりゃ良かった。ちょっと借りてもいいか?」

「好きにしてくれ。」

「助かった。おーい、火乃栄司。ちょっとこっち来てくれ!」

「あ、はい!」

弦ちゃんに呼ばれ、栄司は別室へ。

「アンタがこの世界においてのオーズだな。」

「はい!そういう貴方は、仮面ライダーフォーゼ、如月弦太郎!」

「あぁ!よろしくな。」

差し出された手を掴み、そのまま友情のシルシであるハンドシェイクを行い、如月弦太郎との邂逅を果たした。

 

 

「まぁ、大方の話はダブルから聞いてる。ワールドって奴に関してだな。」

「えぇ、ワールドは不思議な奴です。どうにも腑に落ちないことが多すぎる。」

栄司はワールドに関して話し始めた。



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番外編 グリードと血塗られとお知らせ

「はい!どうもみなさんこんにちは。カザリで〜す。」

「こんにちは、坊やたち。メズールよ。」

「フン、ウヴァだ。」

「おれ、ガメル。」

「どうも。最近、ワールドの影響で出番が消えました、真木です。」

「そして、スペシャルゲストのうp主だよ。」

「えー、本作をご覧の皆様。おはこんばんにちは。うp主のprotoです。まず最初に、フォーゼ編の続きかと思われた皆様に深く謝罪いたします。それから先日の投稿が9時になって居るのは、完全に寝落ちでございます。この場を借りて謝罪いたします。」

と、土下座しております。

「んで、僕らが今ここに居る理由……わかる?」

「ISとオーズのクロスオーバーなのに、グリードの出番がないから?」

「メタい話……大正解。」

「でも、レジェンドと絡めるとやっぱり……ね?」

「そこは君の想像力で何とかしてよ。」

「ねぇ、うp主の坊や……私たち暇で暇でしょうがないのよ。」

「ぜ、善処いたします。」

カザリとメズールに責め立てられて居ると、ウヴァが戦闘狂のような発言をし始めた。

「俺は暴れられればそれでいい。が、流石に戦わなすぎだ!おい、主。お前作者なんだから、俺を楽しませろ。なんでも好きなのに変身してさ!」

「え、えぇ〜。「あぁん?」わかりましたよ。」

作者権限を使用。オブジェクトID『トランスチームガン』と『コブラフルボトル』をジェネレート。

トランスチームガンにコブラフルボトルを装填する。

『コブラ!』

「蒸血!」

『ミストマッチ!コッ・コブラ……コブラ!fire!』

「ふぅ〜。ブラッドスターク、見参。」

「ほう、なかなか興味深いですね。」

「いくぜ!」

「来いよ、昆虫風情が。」

完全に金尾氏ボイスでウヴァを挑発する。大ぶりのパンチラッシュばかりで、回避以外にすることがない。

「おいおい、大口叩いてた割には攻めてこねぇじゃないか!」

「なぁに。今にわかるさ。」

「んだとぉ!」

そばにあった柱を殴りつけたウヴァは……ブラッドスタークを見失った。

「ほら、後ろだ。」

『フルボトル!スチームアタック!』

トランスチームガンにロケットフルボトルを装填。ウヴァをロケットでぶっ飛ばした。

「さて、こんなもんでいいだろう。」

そう言ってスタークから生身に戻る。

「ふぃ〜疲れたぁ。それじゃ、主は少々旅行があるんでお先に、チャオ。」

こうして、グリードたちの元を離れた。

 

 

 

 

 

 

「えー、最後に主からお知らせです。

本日の投稿を持って土曜日まで投稿をお休みします。今回は投稿できそうだったらします。えーと、リアルの事情で夜スマホが使えそうにないので、そこのところが不安定です。休んでばかりで申し訳ありませんが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いします。」



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第120話 所持と人手と宇宙キター!

皆さん!待たせたな!(スネーク感)


前回の3つの出来事。

1つ、ファイズからファイズブラスターを預かる。

2つ、クリーニングに出した衣類を受け取る。

そして3つ、天ノ川学園との交流が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

栄司は聞こうと思っていたことを聞く。

「弦太郎さん。フォーゼドライバーって持ってるんですか?」

「お?あぁ、あるぜ。………ほら。」

と、フォーゼドライバーを出してくれる。

「えっと、エニグマはわかります?」

「おぉ、あの地球がぶつかりそうになった時のやつだろ?覚えてるぜ。」

(つまり、FINAL以降アルティメイタム以前の弦太郎さんってことか。)

栄司が心配していたのは、弦太郎がフォーゼに変身できるか否かだった。

(まぁ、この世界に来て居る今までのライダーから想定して、何らかのアイテムが使用不可能になってるはずだ。)

「弦太郎さん、なんか使えなくなった物ってありますか?」

「ん?あー、コズミックスイッチが反応しなくなってたな。」

「やっぱり。(そう考えると、なんでダブルのエクストリームメモリが使えたのかは謎だよな……。まぁ、地球の記憶が詰まってる物だから、問題なかったで想定してよ。)……コズミックスイッチを、篠ノ之束に渡してみませんか?」

「………俺は、ダチのお前を信じて、お前のダチを信じる!コズミックスイッチはお前に預ける。元に戻せるのを期待してるぜ。」

こうして、コズミックスイッチは束に渡り、修理方法を模索されるのだった。

 

 

 

「話は終わったか?」

大体終わったタイミングを見計らって、織斑先生が2人と合流する。

「あぁ、ちょうど終わったところだ。」

「なら、行くぞ。人手が足りん。」

この千冬の発言に、頭にハテナを浮かべる2人だが、次の光景を見た瞬間、2人のスイッチは切り替わる。

 

 

元の場所に戻ると、そこにはクズヤミーと複数のゾディアーツが周囲の者や人に対して攻撃していた。

「お、栄司!おせーぞ!早く変身しろ!」

アンクが投げ渡してきたのは【タカ】【ウナギ】【チーター】の3枚。

「どーにも、まだ避難できてない奴が居る!早く助けてこい!」

「わかった!ありがとう、アンク!」

「う〜〜ん!お前らの友情!いいな!……俺も久々に行くぜ!」

栄司はオーズドライバーを弦太郎はフォーゼドライバーを巻く。栄司がメダルを三枚入れスキャンする間に、弦太郎はドライバーのスイッチを全て押す。

『3…2…1…』

「「変身!」」

『タカ!ウナギ!チーター!』

オーズ タカウーターとフォーゼ ベースステイツが並ぶ。

「宇宙キター!……俺は、ゾディアーツを相手にする。お前は逃げ遅れた奴らを頼む!」

「えぇ、任せてください!」

そう言ってフォーゼはゾディアーツに、オーズは逃げ遅れた生徒を避難させ始めた。




みなさん、お待たせいたしました。


そして、本当はベースステイツとタトバで並ばせたかった。



最後に余談ですが、平成最後のポッキーの日ですね。
みなさん、特にやることはありませんが……、ちょっとだけお見せしましょう。


楯無「ポッキーゲームやるわよ!」
一同「いぇ〜〜〜〜〜〜い!」
アンク「とりあえず、アイスよこせ。」
栄司「ほら、ポッキーアイス。」
アンク「……そこそこだな。」
楯無「じゃあ、まず私から!」
栄司と楯無のポッキーゲームが始まる。
途中で折れることは、この後全員とやったが無かった。



あ、別に次回予告ではないので。


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第121話 避難と新たなスーパーと時の停止

前回の3つの出来事。

1つ、コズミックスイッチが栄司に預けられる。

2つ、屑ヤミーの軍団と複数のゾディアーツの襲撃に遭う。

そして3つ、フォーゼがゾディアーツ達に向かい、オーズは逃げ遅れた生徒たちを逃しに行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーズは逃げ遅れた生徒たちをウナギウィップで回収、チーターレッグで安全な場所まで移動させる。

幸い逃げ遅れた生徒たちの数も少なく、怪我をしていたりする者も居なかった。

すぐに前線に戻ろうとするオーズだが、その道に立ちふさがる者がいた。

「………Dr.真木。」

「久しいですね、火乃くん。」

「そうですね。貴方がついたのはワールドだったんですね。」

「えぇ、その通りです。あの方の技術力は凄まじいですからね。こうして、私もパワーアップできますから。」

そう言って取り出したのは3枚の紫のメダル。しかし、その表面は金色にも見える。

「これは、君のスーパータトバから導き出された答えです。」

つまり、【スーパープテラ】【スーパートリケラ】【スーパーティラノ】というコアメダルが生まれたことになる。

「これを私が取り込めば、世界の終末に近づけるでしょう。」

「そうはさせない!」

そう言うと、オーズはオーメダルネストから3枚のスーパーコアメダルを取り出し、ドライバーへ装填する。

『スーパー!スーパー!スーパー!スーパータカ!スーパートラ!スーパーバッタ!ス・ー・パー! タトバ!タ・ト・バ! (スーパー!!) 』

オーズ スーパータトバコンボへ。

(確か……スーパータトバコンボは時を止める力を秘めてるんだよな。それを解き放つ!)

公式設定であるそれを思い出し、時を止めようとする。

(……どうやってやるんだろう?)

もちろん栄司は時を止める方法など知らない。やり方などわかるはずもなかった。

「どうしました?大きい方でもしたくなりましたか?」

どうやら、踏ん張っているのをそっちの方に捉えられたらしい。

「ち、ちゃうわい!」

「まぁいいでしょう。こちらもそろそろ使わせてもらいますよ。」

そう言って恐竜グリードがスーパー恐竜メダルを取り込もうとする。

その時だった。栄司の頭にとある言葉が浮かんだ。

(時間を止めることを当たり前だと思うことだ。)

そう浮かんできた。

その瞬間、世界は1人を除いて静止する。

「止められた、時が止まっている!」

オーズ スーパータトバコンボは時を止める力を解放した。そして、オーズはすぐにDr.真木からスーパー恐竜メダルを奪おうとするが、スーパーティラノを回収し、スーパートリケラも回収しようしたところで、時が動き始めてしまった。

「!?」

オーズとDr.真木の双方は、慌ててスーパートリケラメダルを取り合う。

2人の手からこぼれ落ちたそれを手にしたのは………。



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第122話 回収と変化と撤退

前回の3つの出来事。

1つ、生徒を逃がし終えるとDr.真木が現れる。

2つ、真木博士がスーパー恐竜メダルを取り込もうとする。

そして3つ、スーパータトバの時を止める力が覚醒、スーパーティラノを回収、スーパートリケラが転がり落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーズ スーパータトバコンボが時を止め、スーパーティラノを回収。

スーパートリケラに手を出した瞬間に時が動き出してしまい、Dr.真木と取り合いになり、スーパートリケラメダルが転がり落ちる。

転がり落ちたそれを拾ったのは、ワールドだった。

「全く……君がそれを奪われることは想定外でしたよ。」

「申し訳ない。」

「まぁ、オーズが能力(ちから)に目覚めてしまったと言う誤算があります。今回は不問にしましょう。」

「ありがとうございます。」

「さぁ、さっさと取り込みなさい!」

そう言ってワールドは恐竜グリードにスーパートリケラコアメダルを挿れる。

「しまった!」

恐竜グリードは二枚のスーパーメダルを取り込む。その影響か、全身からスパークが発せられた。

そしてついに、恐竜グリードに変化が訪れる。

恐竜グリードの肩鎧、マント、そしてトリケラの角部が黄金に発光する。

「?おかしいですね。想定よりも数値が低い。………あぁ、スーパーティラノを奪われていたのでしたね。」

思い出したと言わんばかりに、ワールドはそう口にする。

「今回は撤退しましょう。彼がどのくらい時を止めてられるのかわからない以上、迂闊に動けません。それに君の力安定して居ない。」

「わかりました。」

「あ、待て!……逃げられた!」

こうして、ワールド撤退により、屑ヤミーは消えた。

ゾディアーツの方は、弦太郎がスムーズに撃破したようだ。

 

 

 

 

 

 

 

安全を確保し、生徒たちを呼び戻す。

「いや〜、大変な事に巻き込まれちまったな。でも、これもいい経験だと思う!常に危機感を持つのは大事だと思うからな!」

「「「はい、センセ!」」」

「よっし!怪我した奴は居ないか?」

弦太郎はちゃんと先生している。その光景を見ると、栄司は感動を覚えた。

「じゃあ、また……今度も戦いの舞台になっちまいそうだが……その時はよろしく頼むぜ。」

「えぇ、それでは!」

こうして、ワールドが乱入した天ノ川学園との学園間交流は幕を閉じた。

 

 

 

その頃……

束はラボでかなり大量の機械に囲まれながら、作業を進めて居た。

「ふぅ、響鬼くんから預かったこれはまだ時間かかりそうだな〜。とりあえず、ブレイドくんのからやるか〜。」

かの大天災でも、別世界の技術を相手にどうにも作業が停滞しているようだった。



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第123話 割れと襲撃とタイミング

前回の3つの出来事。

1つ、スーパートリケラがワールドの手によってDr.真木に取り込まれる。

2つ、映司が時を止めたのを踏まえて、ワールドたちは撤退した。

そして3つ、天ノ川学園との学園間交流が幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学園間交流が終わり、IS学園までの帰路。栄司はスーパーメダルを見つめて居た。すると、メダルにヒビが入り始め、割れた。

「やっぱり……割れちゃったか。」

栄司はこうなる予感して居た。一回の変身で割れなくなった、それが今回使ったスーパーコアメダルの試作品の特徴だ。時を止めるなんて力を使えば容易く砕ける。

「でも、これも新たな進歩の鍵となる!気を落とさないでいこう。」

前向きさを忘れないようにと、メダルの破片を握りしめた。

 

 

 

 

 

 

とある廃墟と化した場所。

「おい!スーパーメダルを奪うぞ!」

「どうしたのウヴァ。突然そんなこと言い始めて。」

「俺は見たんだ。アレを取り込んだDr.の力が増大していくのを!」

「でも、そもそもスーパーメダルはタカとトラとバッタしかない。それに……完成してないんじゃない?」

「うぐっ!だ、だがそれでもないよりマシだろう!」

「ま、確かに僕のコアは一枚無いからね。メダルを奪うっていう事に関しては賛成だよ。(僕らの出番薄すぎるしね。)

こうしてグリード2人はIS学園へ向かう。

 

 

 

 

 

天高との交流の翌日:月曜日の3時限目に事件は起きた。

教室には非常ベルが鳴り響く。

教室内の生徒たちは火事か地震かと騒ぎ立てるが、次のアナウンスで全員の血の気が失せた。

『IS学園に怪人2体が襲撃!一般生は非常用シェルターに避難してください!繰り返します……。』

「不味いな……、今度はなんだ?」

そう思いながら、オーズドライバーを取り出して、腰に巻いておく。

 

 

学園正門には既にいつものメンバーが揃って居た。

「カザリ…それとウヴァか。」

「おい!ついで扱いするな!」

「栄司、カザリはまだ完全復活してないが……ウヴァは完全態だ。気抜くなよ。」

「わかってる。アンク……サゴーゾ。」

「別のメダルだが取られんなよ!」

「さぁ、行こう!」

「お〜!」「おー!」「えぇ!」「お、おー!」「フン!」「アイスよこせよ!」「わかってるって!」

「「「「変身!」」」」

『サイ!ゴリラ!ゾウ!サ・ゴーゾ!サ・ゴーゾォッ!』

『サメ!クジラ!オオカミウオ!』

オーズ サゴーゾコンボ、ポセイドン、アクア、そしてバース(+本音)が踏み揃い、突如襲撃してきたグリードの前に立ちはだかる。

 

 

 

 

 

「なぁカザリ。仕掛けるタイミング、ミスってないか?」

「……そうかもね。」



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第124話 裏方と嘘と儲け

前回の3つの出来事。

1つ、時を止めたスーパーメダルが割れる。

2つ、ウヴァとカザリがコアメダルの奪取を計画。

そして3つ、ウヴァとカザリの前に学園の4ライダーが立ちはだかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウヴァとカザリの襲撃が始まった頃、保健室で宝生永夢が既に動いて居た。

「こっちです!早く、押さないで!」

生徒たちに避難するよういち早く促し、迅速な対応で生徒被害をゼロにしようとして居た。

生徒たちの避難が完了したのを確認して、シェルターから少し離れた位置で待機する。万が一にもこちらに敵が来た場合、ここが生徒たちにとっての最終防衛となるからだ。

(信じてるよ、栄司くん。みんな、ノーコンティニューで学園を、生徒を守れるって。)

こうして宝生永夢は裏で仕事をしているのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場面は戻り、学園正門。

「なぁ、カザリ。あの2人誰だ?」

ウヴァはカザリに問う。

「……さぁ?」

「まぁいいか。おい!スーパーメダルを渡せ!そしたら、俺たちは何もしない!」

「嘘つけ!んな、小学生でもわかるようなので騙されるか!そもそもメダルを渡すわけないだろ!」

ウヴァのバカのような交渉を、一蹴りにするアンク。

「なら、力づくでも。僕のメダルは返してもらうよ!」

そう言い放つと、カザリたちは戦闘態勢に入り、二手に分かれこちらに接近してくる。

「チィッ!同時に重力に引かれないようにして来たか。」

「だったら、片方ずつやるだけだ!」

『スキャニングチャージ!』

オーズはモードsicを発動、能力解放状態で宙へと浮き上がる。

「させるか!」

落下して重力を操作される前にと、ウヴァは電撃を繰り出す。

「邪魔させると思う?」

ポセイドンは霧纏の淑女(ミステリアス・レイディ)を展開し、アクアベールを使って電撃をガードする。

「かかったな!水は電気をよく通す!」

「フフ、残念。」

ウヴァはアクアベールを通してポセイドンを狙っていたのだ。が、水を扱う彼女が電撃に対して何も策を講じてないわけがない。

「純水はほとんど電気を通さないのよ。」

「なんだと!」

アクアベールはナノマシンこそ使っているものの、純水であるため電気を通さない。多少の電気はポセイドンに変身している彼女には無意味だった。

そして、オーズは落下し終える。

重力を操作し、ウヴァを自身の方へ引き寄せる。

「セイヤー!」

完全態グリードにはスキャニングチャージも偶に効かない場合がある。が、栄司の日々の特訓と能力解放により重力操作が破られることはなく、ウヴァはサゴーゾインパクトをもろに受けてしまう。

そしてアンクはその瞬間を見逃しはしなかった。サゴーゾインパクトによってウヴァのメダル数枚が飛び散った。

「しまった!」

「こいつは儲けたな。」

それをしっかりとアンクは回収するのだった。



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第125話 面倒と成果と剣

前回の3つの出来事。

1つ、宝生永夢の裏方仕事を垣間見る。

2つ、カザリとウヴァはそれぞれ攻撃を仕掛ける。

そして3つ、ウヴァにサゴーゾインパクトが命中、アンクがメダルを奪った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コアメダル2枚を失ったウヴァの下半身は、セルメンと呼ばれる状態へ変化した。

「クソ!奪いに来たのに奪われちまった!」

「何やってるのさ。……想定外だ、撤退するよ!」

「チィ!」

ウヴァは自身からこぼれ落ちたセルメダルを割り、大量の屑ヤミー煙幕代わりにし、逃げた。

「アイツら、面倒なもの残しやがって!」

「仕方ない!アンク!ガタキリバ!」

「戦いは数ってことだな、栄司!」

アンクは3枚の緑のオーメダルを投げ渡す。

サゴーゾのメダルからガタキリバのメダルへ変える。

『クワガタ!カマキリ!バッタ!ガ〜タガタガタキリッバ!ガタキリバ!』

サゴーゾコンボからガタキリバコンボへコンボチェンジ、ブレンチシェードを発動。50体に増え、それぞれ屑ヤミーを手玉にとる。

 

 

オーズは1時間足らずで推定300の内250の屑ヤミーを片付けた。

残り50はポセイドン、アクア、そしてバースで倒した。

特訓の成果が出ている。

 

 

 

 

突如襲来したカザリとウヴァによる被害はほとんど無く、すぐに授業が再開された。

 

 

 

 

 

その日の放課後。

「火乃、今日は特別講師を呼んである。」

「え?」

いつも通りのアップメニュー(第110話参照)をこなしていた栄司に、千冬は唐突にそう告げた。

そして、千冬の後ろから出て来た人物は……

「剣崎さん!?どうして?」

「オーズの武器は剣、遠距離武器がないならそれを極めなきゃいけない。そこで、俺の出番だ。」

「仮面ライダーブレイド、剣の名を持つライダーなら、特訓の相手には最適だろう。私は今日の事後処理で手が離せない。すまんな。」

「いえ、お疲れ様です。」

「それでは頼んだ。」

「わかりました。……それじゃあ、栄司。早速始めよう!」

「はい!よろしくお願いします!」

そう言うと、剣崎はブレイバックルにスペードAのラウズカード〈Change Beetle〉を入れると、自動で腰に巻きつく。

「ヘシン!」

『turn up!』

ビートルマークのオリハルコンエレメントが展開され、剣崎はそれを通り仮面ライダーブレイドへと変身する。

「変身!」

『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!』

月曜日はタトバコンボ。それは既に決まっている事である。いつも通りの手順で変身したオーズは、メダジャリバーを構える。

「さて、織斑さんから全力って言われてるから、これを使う。」

そう言ってブレイドが取り出したのは………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラウズアブソーバーだった。



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第126話 エボリューションとキングと猛者

前回の3つの出来事。

1つ、メダル強奪に来たグリードの内、ウヴァからメダルを奪う。

2つ、事後処理で忙しい千冬の代わりに剣崎が特訓の相手を務める。

そして3つ、ブレイドに変身した剣崎はラウズアブソーバーを取り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

束のもとにあると思っていた栄司はそれを見た瞬間驚いた。

「直ったんですか?」

「それを今から確かめる。まぁ、特訓相手しながらの試運転だ。」

そう言いながらブレイドは左腕にアブソーバーを装着。カードトレイを開け、Qのカードを装填する。

『アブゾーブQ(クイーン)……エボリューションK(キング)!』

スペードのKのカードを読み込ませる。すると、ブレイドが所持するラウズカードが上空へ。それらがブレイドに纏わさり黄金の……ディアマンテゴールドの鎧を形成する。

「ブレイド……キングフォーム。」

キングフォームになったブレイドの手元にはキングラウザーが現れる。現れたキングラウザーを栄司に渡す。栄司はそれを持つことはできた。が、振ることは出来なかった。

「その剣はキングフォームの力が無いと使えないんだ。もし、今の姿で使えるようになれば………君の力は飛躍的に上がると思う。」

それを聞いている間に栄司は耐えられなくなり、キングラウザーが地面に刺さった。

「タトバコンボで振れるように……頑張ります!」

「よし、それじゃあ実践練習を始めようか!」

そう言うと地面に刺さったキングラウザーを引き抜き、片手で構える。

「あ、時間停止は勘弁してくださいね。」

「わかってる。」

オーズはメダジャリバーを握り直す。

先に仕掛けたのはオーズ。足をバッタ状に変化させ、前方へと跳ぶ。左斜め下にメダジャリバーを構え、斜め上への斬り上げを仕掛ける。体のひねりなどを加えて、スピード、パワー共に十分な領域な技だ。

 

 

 

 

 

………()()の相手ならば。

相手はレジェンドライダー。しかも、最強フォームだ。歴戦の猛者はその程度では倒せない。

 

ブレイド キングフォームはオーズの一閃を左手だけで受け止めた。そして、そのままメダジャリバーを掴み、オーズごと投げ飛ばす。

「ラウズカードも使わずに……。」

オーズはトラクローを使ってあまり距離を開けずに済んだ。が、メダジャリバーを落としてしまった。すぐにバッタ跳躍で取りに行こうとするが、それよりも早くブレイドが『スペード9 マッハジャガー』の力を使ってメダジャリバーを拾う。

オーズは空中で静止する事ができるわけもなく、そのままブレイドへと突っ込んでいく。が、ブレイドは少しだけ横に逸れる。すると、オーズは頭からアリーナの壁へと突っ込んでいくのだった。



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第127話 ひらめきと通常とラボ奥ハンガー

前回の3つの出来事。

1つ、ブレイドは本気…キングフォームへと変身する。

2つ、その圧倒的な実力を見せつけ、歴戦の猛者としてオーズの壁となる。

そして3つ、オーズは壁にめり込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

壁から脱出したオーズはどうやってブレイドを倒すか考えていた。そして、1つの手を思いついた。

 

 

 

オーズはトラクローを展開、バッタレッグで前方への低空跳躍。ブレイドはキングラウザーを正面で構える。オーズ到着まで残り数メートル。ブレイドは明鏡止水の境地に至る。

「ウェイ!」

完璧なタイミングで振り下ろされたキングラウザーの下にオーズは居なかった。

 

 

キングラウザーを振り下すブレイドの隣にオーズは居た。そして、オーズはブレイドからラウズアブソーバーを奪う。

ブレイドはキングフォームを解除され、通常の姿に戻った。

『スキャニングチャージ!』

ブレイドが通常フォームに戻ったのを見届けると、オーズはすぐにスキャニングチャージでタトバキックを発動する。バッタの跳躍力で天高く跳ぶ。

 

キングフォームが解除されたブレイドは、一瞬狼狽えるが、すぐに冷静さを取り戻し、ブレイラウザーから3枚のラウズカードを取り出す。

『Kick Thunder Mach LightningSonic!』

ブレイドは、必殺技ライトニングソニックを発動。タトバキックを真っ向から迎え撃つ。

「セイヤー!」

「ウェーーイ!」

欲望を秘めた三種の動物の力と不死身の怪物三体の力がぶつかり合う。

双方のエネルギーがぶつかり合い爆発を起こす。空中から落下した2人は、強制変身解除に至った。

 

 

その後、2人は仲良く保健室に運ばれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンクはウヴァから手に入れたメダルを持ってとある場所に来ていた。

「……来たね、アンくん。」

「来る事がわかってたみたいな言い方だな、兎。」

「目的はコアメダルを使ったISを作ること……だよね?」

「あぁ、ワールドがISを停止させられるのは、ISのコア機能を停止させることによってだ。」

「コアメダルの力をISコアの代わりにするんだね。」

「そうすれば、ワールドに停止させられずに済む。」

「………誰が使うの?」

「……栄司だ。」

「ひーくんは、オーズとして戦える。ISを持つ意味がないよ。」

「………ISがあればタジャドル以外でも飛べるようになる。そうすれば、戦いに有利になる筈だ。」

「嘘だね。本当は………彼女たちに使わせる気でしょ?」

「……、それ以外に手はない。」

「はぁ、しょーがない。これはこの束さんが操縦するよ。」

そう言って束はラボ奥のハンガーをライトアップした。

「今回手に入れたメダルは【カマキリ】【バッタ】の2枚でいいんだもんね?」

ハンガーにあったのは……。




SHF 仮面ライダーブレイド 20 kamen rider kicks verを購入しました。


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第128話 新たな力と保健室と目標

カウント・ザ・メダルズ!現在オーズの使えるメダルは…
【タカ】【クジャク】【コンドル】【ヒビ割れたタカ】
【クワガタ】【カマキリ×2】【バッタ×2】
【ライオン】【トラ】【チーター】
【サイ】【ゴリラ】【ゾウ】
【シャチ】【ウナギ】【タコ】


前回の3つの出来事。

1つ、オーズとブレイドの特訓は引き分けで終わる。

2つ、特訓後、2人仲良く保健室へ

そして3つ、アンクと束は新たなISへと手を伸ばす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラボ奥ハンガーにあった機体は、ガタキリバを模したものだった。対グリード(その他怪人)用に開発・調整されたカマキリアーム。より強い蹴りを繰り出すために設計されたバッタレッグ。

全て予想して作ってある。まるで予感していたかのように。

「兎、これは一体!?」

「ワールドの話を聞いた時からね。束さんはこうなることを予想してた。だから、オーズを模したものを作った。束さん用にね。」

「………なら、コイツはお前にやる。取られんなよ。」

「ありがとうアンくん。……はい、アイス。」

「フン!」

こうして二枚のコアメダルは束へと渡り、新たな力の源となる。

 

 

 

 

 

特訓後、保健室。

「全く、やりすぎですよ。明日も学校ですから、栄司くんはしっかりと休んでください。それから、剣崎さんも。」

「「はい。」」

保健室に運ばれた2人を永夢は手当し、保健室のベットに寝かせていた。

「今日はもう変身しないでくださいね。何かしら現れたら、僕がやりますから。」

「わかりました。」「俺、アンデットだから別に……。」

「剣崎さん?」

「すみません、ゆっくり休みます。」

流石のレジェンドライダーもドクターの睨みには弱かった(同じレジェンドの後輩だけどね)。

永夢は2人に釘をさすとデスクに戻り、通常の仕事を再開した。

「ところで、あの時どうやって動きを止めたんだ?」

「えっと、トラクローを使ったんです。」

 

 

 

 

オーズはバッタレッグで低空を跳躍していた。オーズは空中にいる時その場止まることが出来ないとブレイドは判断し、目を閉じ感覚を研ぎ澄ましていた。それがミスだった。

オーズはトラクローを地面に接触させていた。音が出ないよう気を使いながら。峰打ちのように爪の裏側でスピードを落とし、なんとか止まってみせたのだ。

 

 

 

「そうだったのか。いや〜、やられたな。」

「いえ、でもやっぱり剣崎さんは強いです。剣崎さんに限らず、先輩ライダーは皆さんどなたも。」

「俺は強くなんかない。俺は守るべきものがあるから戦う。この世界に生きる全ての人々と(アイツ)のために……運命とさえも戦ってきたんだ。」

「そうですね。俺も守りたい人たちがいます。その人たちを守り抜きたい。この世界のどこに居たとしても、この手が届く限り……って、まぁ火野さんに憧れてるだけなんですけどね。」

「それでも、しっかり目標があるなら、それを達成しないと。特に栄司のは単発の目標じゃなくて永続のだからな。」

「はい!これからもよろしくお願いします。」

「あぁ!」

「あの〜、怪我人はおとなしく寝てください。」

「「あ、はい。」」

保健室の宝生永夢は誰よりも強し。




カウント・ザ・メダルズを久々にやりましたが、
これ、次回もありますね。


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第129話 空席とドーナツと絶望

前回の3つの出来事。

1つ、アンクはウヴァのメダルを束に託す。

2つ、栄司は剣崎に戦闘中の説明をする。

そして3つ、剣崎、栄司は宝生永夢に怒られる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

保健室に行った次の日から、栄司は問題なく授業を受けて居た。が、その日クラスを見渡すと、空席が1つ…織斑一夏が居なかった。

クラスメイトたちの話を聞く限りだと病欠になっているということだった。

栄司はあの日見た光景が脳裏に浮かび、すこし嫌な予感を覚えた。

 

 

 

 

 

 

 

その週の日曜日。

栄司は真耶に連れられすこし遠くのドーナツ屋に向かっていた。

「栄司くんは、ドーナツとか食べますか?」

「一時期すごく食べてましたね。」

「一時期?」

「あ、ミ〇ドでバイトしてた友人がいたんですよ。それで…。」

「あぁ〜、なるほど。」

「今日行くところはどんなお店なんです?」

「あ、移動販売車で営業してるドーナツ屋さんで、店員さんがとても良い人だったんですよ〜。」

「へぇ〜移動販売車で……(まさか、いやでも……この世界の現状を考えるとあり得る)。」

「あ、見えてきました!」

そう言って真耶が指差した移動販売車は、ピンク色の見覚えのあるものだった。

「あら、真耶ちゃん。いらっしゃ〜い。」

「あ、てんちょ〜。こんにちは〜。」

見覚えのあるインパクトの強い店主、はんぐり〜と書かれたのぼり。間違いない、ウィザードだ。

「ここのドーナツはどれも美味しいんですよ。」

「うんうん。うちのはどれも美味しいわよ〜。ほら、このはんぐり〜特製、スペシャリングなんてオススメ〜。」

「ん〜、じゃあ……プレーンシュガー。」

「はい、プレーンシュガー……え?」

「プレーンシュガー。」

え?という疑問符が返ってきたので、栄司は注文をもう一度言った。

「プレーンシュガー、ね。フフ、晴人君みたい。」

「え?晴人君って、まさか…操真晴人?」

「あら?知り合いなの?」

「いえ、自分が一方的に知ってるだけで。」

「ふぅ〜ん。はい、プレーンシュガーね。真耶ちゃんは?」

「私も同じので。」

「じゃあ、はい。もう一個ね。」

「ありがとうございます。」

ドーナツ片手にベンチに座る栄司の隣に、真耶も座る。

「うーむ、なかなかちょうどいい味ですね。」

「そうですね。シンプル・イズ・ベストってこういうことを言うのかもしれません♪」

こうして2人がドーナツを食べていると、

「イヤァァァ!」

という悲鳴が聞こえる。

2人はドーナツを口に放り込み、声のした方へ駆け出す。

そこ居たのは……

「絶望から生まれる魔力の怪物……ファントム。」

「さぁ、お前も絶望してファントムを生み出せ!」

「させない!」「させません!」

「なんだぁ、お前たちは?俺の邪魔をするなら容赦せん!」

「ん?通りすがりの欲望の王さ。変身!」

「同じく通りすがりの先生ライダーです。変身!」

『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!』

オーズ タトバコンボとアクアは絶望の怪物へと立ち向かう!



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第130話 炎雷と希望の魔法使いと絶望×欲望

前回の3つの出来事。

1つ、織斑一夏が学校を休む。

2つ、真耶とドーナツ屋へ行く。

そして3つ、オーズとアクアがファントムに立ち向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーズはメダジャリバーを構えると同時に、左のトラクローを展開する。

アクアはしっかりと腰を落とし、身構える。

ファントムは先手必勝と言わんばかりに、炎と雷の魔法を放つ。それをオーズとアクアはしっかりと回避する。

「なかなかやるな。俺は炎雷(ファイアボルト)のライトア!」

「俺はオーズ!」「わ、私はアクアです!」

「行くぞ!ハァァ!」

今度は薙刀を取り出すと片側に炎を、もう片側に雷を纏わせ、それを水平に持つとオーズとアクアに突っ込んでくる。

それをオーズはメダジャリバーで、アクアは腕をクロスにしてガードする。

「かかったな!」

薙刀の刃から膨大な魔力を放出するライトア。炎雷が2ライダーを包む。

2人の体はあちこち焦げていた。

「フン、見たところ噂に聞く指輪の魔法使いとやらではなさそうだな。」

「俺を呼んだかい?」

「誰d、ぐはぁ!」

どこからともなく飛んできた銀の弾丸をオーズはタカアイでしっかりと捉えていた。そして左を向くと、ファントムから数メートルほど離れた所に立ち、ベルトを操作する彼も。

『シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!』

「この野郎!俺の邪魔をするものは容赦せん喰らえ!」

自身に弾丸を当てた人物に向けて炎放つ。

それが到達する寸前、栄司はその人物の名を呟いていた。

「仮面ライダー……ウィザード。操真晴人!」

「変身。」

『フレイム!プリーズ!ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!』

魔法陣が彼の体を通り抜ける。ライトアの炎はウィザードの魔法陣へ吸収される。

「さぁ、ショータイムだ!」

「ゆ、指輪の魔法使い!?」

「正解。ハァッ!」

ウィザードはウィザーソードガン ガンモードでライトアを撃つ。ライトアが怯む瞬間を狙って、一気に接近。ウィザーソードガンをソードモードに変え、右回転斬りからの斬り返し。さらにそこから蹴りをお見舞いする。

ウィザードの蹴りをくらったライトアの体勢は崩れ、ウィザードたちと距離が離れる。

「お前たち、大丈夫か?」

「えぇ、大丈夫です。」

「わ、私も問題ありません!」

「ならちょっと手伝ってくれ。流石に2体同時はキツそうだ。」

ウィザードがそう告げると、紫色の恐竜がライトアの隣に立った。

「お久しぶり、でもありませんか。」

栄司はDr.真木をみてある事に気がついた。

「真木博士、あなた取り込みましたね?カザリのメダルを。」

「えぇ、今日はテストに来ただけです。」

そう言うとセルメダルをライトアに挿れる。ライトアに包帯が巻きつく。

「さぁ、頑張って倒してみてください。それでは。」

真木はそれだけやってこの場を去った。



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第131話 魔法と液状化と調整

前回の3つの出来事。

1つ、オーズとアクアはファントム『ライトア』と交戦を開始する。

2つ、指輪の魔法使い『仮面ライダーウィザード』が現れる。

そして3つ、カザリのメダルを取り込んだDr.真木がファントムにヤミーを寄生させ、キメラとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔法の指輪『ウィザードリング』。今を生きる魔法使いは、その輝きを両手に宿し、絶望を希望に変える。

 

 

 

 

 

ヤミーに寄生されたライトアは、息を荒立てる。ライトアはその姿を少しづつ変貌させる。それに伴い、荒かった呼吸は元に戻っていく。

「はぁ、雷を失ってしまったか。まぁ、いい。その分火炎の威力は10倍近くなった。」

そう言うと、3人に向けて先ほどとは比較にならない火炎球を放つ。

「「不味い!」」

『シャチ!ウナギ!タコ!』

『シャバドゥビタッチヘンシーン!』

オーズはメダルを入れ替え、ウィザードは指輪を変える。

『シャ・シャ・シャウタ!シャ・シャ・シャウタ!』

『ウォーター!プリーズ!スイ~スイースイースイ〜!ディフェンド!プリーズ!』

ウィザードが水の壁を出すと、オーズは液状化しその壁の中へ。壁の中をグルグルと高速回転し、渦を作り、炎を収束・消滅させた。

「あんた、結構やるね。」

「ありがとうございます!」

「なんだと!ならば、一時撤退だ!」

「させるか!」

逃げようとしたライトアをウナギウィップで拘束した。

ライトアを空中へと投げ放つ。

ウィザードとオーズは視線で意思疎通をする。そして、オーズはアクアに指示を出した。

「アクア!アクアヴォルテクスだ!」

「え?は、はい!」

『リキッド!プリーズ!』

オーズとウィザードは液状化し、アクアのベルトへ。

「え?ふぇぇ?」

「これでフィナーレだ!」

「俺たちは気にしないで!さぁ、早く!」

「は、はい〜!」

アクアは両脚から水を放出、そのまま空中を旋回しながらライトアへ向けて蹴ろうとする。

『スキャニングチャージ!』

『ルパッチマジックタッチゴー!チョーイイネ!キックストライク!サイコー!』

ミスを放出していたアクアの足から2人が現れる。

「あ、アクア「「トリプルライダーキック!」」キック!」

シャウタコンボの足がタコになっている以外は、3人で放つキックだ。

3人の蹴りはライトアに直撃・爆散した。

「ふぃ〜。」

彼らのファントム戦(ショー)は、フィナーレを迎えるのだった。

 

 

 

 

 

その頃、束は。

「うーん、まだ完全には扱えてないか。今度アンくんたちに調整手伝ってもらわないとなぁ。」

未だ名の無いガタキリバを模した機体の調整を束は行なっていた。




結果、Dr.真木の横槍は、足を引っ張るだけでしたね!


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第132話 ウィザードと我が魔王と別の人

前回の3つの出来事。

1つ、ライトアから雷が失われる。

2つ、ライトアを水の連携で撃破する。

そして3つ、束は機体の調整に四苦八苦していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィザードとオーズ、アクアは変身を解く。

「やぁ、おつかれ。」

「お疲れ様です。」

「ゲートは居なかったみたいだな。」

「みたいですね。」

周りを見渡してゲートの有無を再確認した。

「それじゃあ、俺は行くよ。」

『コネクト!プリーズ!』

晴人はマシンウィンガーを魔法陣から出し、そのまま跨る。

「あ、晴人さん!インフィニティリングは使えますか?」

「え?あぁ、使えるさ。」

「なら、良かった。あ、それから連絡先交換しておきましょう。」

「そうだな。」

こうして、レジェンドライダー……仮面ライダーウィザードと出会った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。

織斑一夏は1週間近く休んでおり、千冬も忙しく会えそうに無いため、栄司が代わりに一夏の部屋を訪れた。

現在織斑一夏は1人部屋である。

ドアをノックする。すると、突如後ろから、

「我が魔王に、何か用かな?」

と、声をかけられた。

(一切気配がなかった。一体どこから…。)

「しばらく休んでいるみたいだから、よほどひどい風邪なのかと。」

「あぁ、確かに…。我が魔王は風邪を少々拗らせているようだ。」

「ところで……あなたは?」

そう、一番の疑問はそれだ。IS学園のセキュリティはそこそこしっかりしている。怪人や怪物、伝説の傭兵とかならまだ分かるが、こんな普通の好青年?のような人間を簡単に通すわけがない。

「私かい?私はウォズ。正しい歴史を守ろうとするものだ。」

「それはどういう……!?」

一瞬、ほんの一瞬だ。刹那と言うべきかもしれない。そんな瞬きするレベルで視線を逸らし、戻すとウォズと名乗った人物の姿はなかった。

「ウォズ……彼は一体…。それに、我が魔王って……織斑一夏がか?」

栄司は嫌な予感を感じていた。

 

 

 

 

栄司は職員室を訪れ、今日のことを千冬に報告した。

「そうか。わかった、すまないな。本来なら家族である私が行くべきなんだろうが……少々忙しい時期に入ってしまってな。」

千冬のデスクには生徒たちの成績表があった。

「見てわかる通り、成績をまとめている最中でな。特訓に付き合ってやれんことが増える。が、代打は頼んである。お前はお前のやるべきことをしろ。」

「はい!ご配慮に感謝します!」

忙しい中自身に付き合ってくれている千冬に最大限の敬意を払う。

「しかし、ウォズという男。一体どこから入ってきたのだ?」

「それは、わかりかねます。」

「まぁ、いい。とにかくアリーナへ行け。今日も私抜きでやってもらう。」

「と言うことは、また剣崎さんと!」

「いや、今日は別の人だ。なぁに、行けばわかるさ。」

「?」

栄司は言われるがまま、アリーナへと足を向けた。



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第133話 ブラザーズと超協力と不安定

前回の3つの出来事。

1つ、ウィザードと別れる。

2つ、栄司はウォズと出会う。

そして3つ、アリーナて栄司を待つ人物とは……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

栄司は千冬に言われるがままアリーナへ入る。

「やぁ、待ってたよ。」

「永夢さん!どうして?」

「2対1の、しかもかなり連携のとれた敵に対しての特訓だって言われたんだけど。」

「なるほど。」

「それじゃあ、始めようか。」

そう言うと永夢はゲーマドライバーを装着し、通常よりも太いガシャットを取り出す。

『マイティブラザーズXX(ダブルエックス)!』

「変身!」

『ガッチャ〜ン!レベルアップ!マイティブラザーズ!2人で1人!マイティブラザーズ!2人でV(ビクトリー)!エーックス!』

普段のガシャットでも見る3頭身状態から両腕を上に広げ大きく回す。

「だ〜〜い変身!」

『ガッチャ〜ン!ダブルアップ!俺がお前で!お前が俺で!ウィーアー!マイティマイティブラザーズ!ヘイ! ダブルエ〜ックス!』

仮面ライダーエグゼイドが2人に分かれ、仮面ライダーエグゼイド ダブルアクションゲーマーXXへとレベルアップする。

「「超協力プレイで、クリアしてやるぜ!」」

「やぁ、初めまして。俺は「パラドさんですよね!?」お、おぉ。パラドだ。よろしく。」

まさか知ってるとはおもわず、パラドは狼狽える。

「永夢、なんでアイツ俺のこと知ってるんだ?」

「彼は転生者だからね。色々知ってるんだよ。」

「ふぅ〜ん、そんなもんか。」

「さぁ、栄司くん。まずは変身してくれるかな?」

「は、はい!」

取り出したメダルは【コブラ】【カメ】【ワニ】の3枚だ。

「変身!」

『コブラ!カメ!ワニ!ブラカ〜ワニ!』

「今日はこのコンボでいいって織斑先生に言われましたから、これで行きます!」

「それじゃあ、ゲームスタート!」

永夢がそう宣言すると、パラドの方が先に接近してくる。それに続いて永夢が走り出す。それに対して、コウラガードナーを構えるオーズ。2人は同時に拳を繰り出す。が、オーズの甲羅は硬く、2人のパンチは通らない。

「痛ってぇ。永夢、本気出してもいいか?」

「まぁ、織斑先生から本気でやってくれって言われてるから。」

「だったら、問題ないよな?」

そう言ってパラドはギアがついた青いガシャットを取り出すのだった。

 

 

 

 

 

 

その頃束は…

「やっぱり、コアメダル2枚だからかな?データの数値が安定してくれないな〜。3枚目のコアメダルがあれば…安定してくれるかな?」

何度も繰り返した試運転のデータをまとめ、安定しないグラフの値を見つめながら、束は3枚揃うことで数値が安定する可能性を考えた。



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第134話 Level99と躊躇いと決断

前回の3つの出来事。

1つ、アリーナで待っていたのは宝生永夢だった。

2つ、エグゼイド ダブルアクションゲーマーvsオーズ ブラカワニコンボで特訓を開始する。

そして3つ、パラドが本気を出そうとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パラドは本気を出すといい、ガシャットギアデュアルを取り出した。

『デュアルガッシャット!The strongest fist! What's the next stage?』

「マックス大変身!」

『ガッチャ〜ン!マザルアップ!赤い拳強さ!青いパズル連鎖!赤と青の交差!パーフェクトノックア〜ウト!』

仮面ライダーエグゼイド ダブルアクションゲーマーレベルXX Rから仮面ライダーパラドクス レベル99へと変身する。

「はぁ、しょーがない。」

そう言うと永夢はマイティブラザーズXXガシャットよりもごついガシャットを取り出し、起動させる。

『マキシマムマイティX!』

「マックス大変身!」

『マキシマムガッシャット!ガッチャ〜ン!レベルマーックス!最大級のパワフルボディ!ダリラガーン!ダゴスバーン!』

エグゼイドはガシャット底面部のアーマライドスイッチを押す。

『マキシマムパワーX!』

大きなマキシマムゲーマーが現れ、それに飲み込まれるようにエグゼイドが中へ。そこから腕、足が現れ最後にエグゼイドが顔を出す。が、エグゼイドはすぐにマキシマムゲーマーを脱いだ。

『ガシャコンキースラッシャー!』

『ガシャコンパラブレイガン!』

2つの武器を視認したオーズは、コウラガードナーを構え直した。

2人は同時に走り出す。エグゼイドが斬り、パラドクスが叩く。

が、軽いノックバック程度で済んだ。

「ふぅ、やっぱり硬いな。」

「そうだね。もっと同調させる!」

「OK!」

『ス・パ・パ・パーン!』

ガシャコンキースラッシャーを斧モードへ。

再び2人同時に突っ込んでくる。今度は双方斧。まともに受ければタダじゃ済まないと考えたオーズは「能力解放!」を、発動させる。

より硬質な盾へと変化する。さらに、しっかりと腰を落とし、完全な防御態勢をとる。

が、2人の攻撃はそれを上回ってきた。

盾は弾かれ、そのまま……

『ズ・キュ・キュ・キューン!』

『ズ・ガーン!10連鎖!』

2人とも銃モードで無防備なオーズを撃つ。

 

オーズはアリーナの地面を転がり、立ち上がろうとする。それと同時にネストから3枚……躊躇うように取り出す。

(正直、ブラカワニは一対多数の時には部が悪い。これは一対一の持久戦でこそ真価を発揮する。だったら…やるしかない!)

悩んだ末にオーズはメダルを交換する。

『タカ!クジャク!コンドル!タ〜ジャ〜ドルゥ〜!』

「ハァァァッ、ハァ!」

「ようやく本気か。心が躍るな!」

「あぁ、ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」

3人が本気がぶつかり合う!




上手くまとまらずに投稿できませんでした。
なんとか形にはなりましたけど。


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第135話 空とジャンプと更なる成長

唐突ですが、シノン(sao)が好きです。
が、それに勝るとも劣らないくらい牧瀬紅莉栖が好きになった自分がいます。


前回の3つの出来事。

1つ、パラドクスとエグゼイドがレベル99へ。

2つ、2人が能力解放状態のブラカワニを圧倒する。

そして3つ、悩んだ末、タジャドルコンボへコンボチェンジした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーズはタジャドルコンボにコンボチェンジする。その瞬間、空へと飛び上がり、クジャクフェザーを展開。2人に対しフェザービットによる同時攻撃を仕掛ける。

『ズ・ゴーン!』

『ジャジャ・ジャ・キーン!』

2人が武器を近接モードに切り替え、フェザービットをすべて叩き(斬り)落とす。

それを煙幕のように使い、上空から急降下。タジャスピナーから火炎を放つ。

それを避け、2人はアイコンタクトを取り、エグゼイドがパラドクスに突っ込んでいくと、パラドクスはアンダーパスのような構えをとる。エグゼイドがそこに足を乗せると、パラドクスは思いっきり上空へと飛ばす。

エグゼイドは剣を下に落とす。

オーズとエグゼイドが上空で向かい合う。エグゼイドがラッシュをしかけ、オーズが受け流していた。

すると、エグゼイドの後ろから突如パラドクスが現れる。パラドクスは銃モードのパラブレイガンとキースラッシャーを持ち、オーズを乱れ撃つ。

オーズはタジャスピナーを盾にし、後方へ撤退、距離を置く。

「一体、どうやってここまで!」

「「強化アイテムさ(だよ)!」」

 

パラドクスは2人が上空ラッシュを始めた直後、エナジーアイテムを使用した。

『ジャンプ強化!』

パラドクスはエグゼイドがわざと落としたキースラッシャーを拾うと、エグゼイドの真後ろ目掛けてジャンプしていたのだった。

 

「ここまで来たら…。」

「「フィニッシュは…。」」

「「「必殺技で決まりだ!」」」

『スキャニングチャージ!』

『キメワザ!』『ウラワザ!』

『マキシマーム!クリティカルブレイク!』

『パーフェクト!クリティカルボンバー!』

「セイヤー!」

「うぉりゃぁ!」

「ったぁ!」

「そこまでだ!」

突如発せさられたその声により、オーズはコースを外れる。

エグゼイドとパラドクスは止まれず、アリーナ壁にぶつかりそうになり大慌てするが、オーズが手を掴み止めた。

 

 

戦いを止めたのは織斑千冬だった。

「また保健室送りになりたいのか?」

「「「大変申し訳ございません。」」」

「まぁいい。……火乃。」

「は、はい!」

「今回、私はブラカワニで戦えと言った。なぜ破った?」

「それは、多数との戦いには不利なコンボだったので……、すみません。」

「いや、それでいい。」

「え?」

アンク(あいつ)は確かに状況判断に優れている。だが、現場の判断というのも大切だ。お前は分かっていると思うが……その判断をし、実行するための行動力が必要だと感じた。だから、余分にメダルを渡してもらっていた。」

「そうだったんですか。」

「お前は成長した。指示に従うだけからな。……これにて、今日の訓練は終了とする。」

「各自、早急に戻るように。」

「「はい。」」

「宝生、助かった。」

「いえ、彼には強くなってもらわないと。」

「そうだな。」

こうして、日々進化する栄司だった。




栄司はそんなに指示に従ってないやろ!って
思う方がいるやもしれません。今回は、
決められた枠を壊す的な意味って感じの解釈でよろしくお願いします。


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第136話 違和感とクローズと元格闘家

前回の3つの出来事。

1つ、3ライダーは空中戦を繰り広げる。

2つ、必殺技がぶつかる直前に織斑千冬が止めに入る。

そして3つ、タジャドルへの自己判断の変身が新たな成長であること千冬は告げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。

教室には織斑一夏の姿があった。

「織斑、ここ数日欠席していたが、もう大丈夫なのか?」

「うん。多分……大丈夫な気がする!」

「そうか。それではHRを始める。」

栄司は妙な違和感を感じたが、とりあえず気にしないことにした。

 

 

 

 

 

放課後。

アリーナで待っていたのは仮面ライダークローズ/万丈龍我だった。

「よっ!」

「万丈さん!今日のお相手は万丈が?」

「あったりめーだろ!じゃなきゃこんな所に居ないって。」

「それじゃあ、よろしくお願いします!」

「おう!任せとけ!それじゃ、さっさと始めるぞ!」

「はい!」

そういうと、万丈ばスクラッシュドライバーではなく、ビルドドライバーを装着する。

万丈が手を空にかざすと、小さな機械のドラゴン『クローズドラゴン』がそこに収まる。それを折りたたみ、青いフルボトル『ドラゴンフルボトル』を振って、折りたたんだクローズドラゴンの背中に挿し、ボタンを押す。

『ウェイクアップ!』

それをビルドドライバーにセット。

『クローズドラゴン!』

レバーを回して、ファイティングポーズを取る。

『Are you ready?』

「変身!」

『Wake Up Burning!get CROSS-Z Doragon! Yeah!』

「今の俺は、負ける気がしねぇ!!!」

「やる気十分……むしろ、カンストしてる?まぁいいや。変身!」

『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!』

オーズ タトバコンボvsクローズの一戦が幕を開ける。

 

 

 

 

開始の合図の代わりかゴングが鳴る。

クローズはボクシングのような構えを取る。

(万丈龍我は、確か元格闘家だったもんな。)

万丈に関する記憶を引っ張り出してくる。そんなことをしていると、クローズが真っ直ぐ接近してくる。

オーズはそれをタカアイで確認できてはいたが、バッタレッグで後方に飛ぶ暇は無く、腕をボディの前でクロスさせ防御姿勢をとる。

が、クローズはだからどうした、と言わんばかりに、左アッパーを繰り出す。オーズの防御は崩れて、ガラ空きになったボディに右ストレートをぶちかます。

鳩尾に入った拳の威力は、オーズを数メートル後方に追いやるものだった。

思わずオーズは膝をつく。

「はぁ……はぁ……はぁ……。」

どうにも整わない呼吸を、強引に押し止め、リズムを元に戻そうとする。

どうにか深呼吸をし、オーズは立ち上がる。

「そうこなくっちゃな!っしゃぁ!行くゼェ!」

「うぉぉぉぉ!」

両者の拳が激突した。



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第137話 マグマと燃える魂とギリギリ

前回の3つの出来事。

1つ、栄司は織斑一夏に妙な違和感を覚えた。

2つ、仮面ライダークローズと特訓を開始。

そして3つ、オーズはクローズの一撃に膝をつくが、再び立ち上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーズはクローズの動きに必死に食らいつくが、元格闘家として接近戦に慣れたクローズの身のこなしは、やはり流石としか言いようが無い。

「オラオラァ!どうしたぁ!」

オーズは守りに徹していた……いや、徹さざるをえなかった。

いくら視認できても、スピードとパワーを兼ね備えたクローズの攻撃をいなして躱す他ないのだ。

なんとかカウンターを狙おうとするが、直感なのかギリギリで避けられる。

「守ってばっかじゃ、なんも守れねぇぞッ!ドォラァッ!」

クローズの蹴りが炸裂する。

オーズはまともに食らってしまうが、なんとか踏みとどまる。

「はぁはぁはぁはぁ。」

オーズの呼吸は更に荒くなって行く。それでも、立ち上がる。

「いい根性じゃねぇか。」

そういうと、クローズは修理が終わったばかりのクローズマグマナックルを出す。ドラゴンマグマボトルを取り出し、軽く振ってナックルに挿す。

『ボトルバァ〜ン!』

ナックルの持ち手を前方に倒し、ビルドドライバーへ。

『クローズマグマ!』

レバーを回す。

『Are You Ready?』

ナックルのような坩堝型のマグマライドビルダーが出現。

「………力がみなぎる。」

そこからヴァリアブルマグマを万丈の頭上にぶちまける。

『極熱筋肉!』

「………魂が燃える。」

足元からヤマタノオロチのような龍の頭が伸び、冷え固まる。

『クローズマグマ!アーチャチャチャチャチャ チャチャチャチャアチャー!』

冷え固まったものを、マグマライドビルダーが砕き、仮面ライダークローズマグマが生まれる。

「俺のマグマがほとばしる!今の俺は……負ける気がしねぇ!!!!!」

そう言い、再びオーズへ接近する。

クローズマグマの攻撃は、マグマのようなエネルギーを纏いながら繰り出された。

それらを食らったオーズは、正直立っているのが精一杯だった。

「これで、終わりだぁぁぁ!」

今までで1番勢いのある拳が突き出される。腰のひねりや、腕自体の回転など、威力は間違いなく高い。

意識朦朧としかけているオーズだが、自身に向けて放たれているその拳に向けて、残った力の全てを乗せ、拳を前へ伸ばす。

 

2人の拳がぶつかる寸前だった。

 

オーズは膝から崩れ、その拳はマグマナックルへ。いくらフラフラな状態のパンチとはいえ、変身している者のパンチだ。

マグマナックルにスパークが走り、万丈の変身が解除された。



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第138話 天才様とこいつで回復と再確認

前回の3つの出来事。

1つ、オーズはクローズに苦戦を強いられる。

2つ、クローズはクローズマグマへ。

そして3つ、ボロボロになりながらもクローズマグマの変身が解除された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クローズを変身解除に追い込んだオーズは、そのまま地面に倒れる。

「あーあ、せっかく修理してやったのに。もうちょっと大事に扱えないの?」

「うっせ!これでいいんだよ……。どーせ、天才様は修理してくれんだろ?」

「あったりまえでしょ………とりあえず、お前は栄司を保健室に運んでやれ。俺はサクッとコイツ直してくるから。」

「あぁ、頼んだ。」

万丈は戦兎にクローズマグマナックルを渡し、栄司を担いで保健室へ向かった。

 

 

 

 

 

 

保健室に着くと、永夢とアンクが何か話していた。

「おい!兎からオレンジ色の光が見えた!何かの病か!」

「まさか……ゲーム病!?アンクさん、ちょっと案内して!」

永夢が保健室から飛び出そうとしたタイミングで万丈は声を上げる。

「おい!こいつどうすんだよ!」

そう聞くとアンクがメダルを三枚、万丈に渡す。

「こいつで変身させろ。回復する。」

しっかりとメダルを握らせ、アンクと永夢は保健室から出て行った。

 

メダルを渡された万丈は、とりあえず栄司にベルトを巻かせ、言われた通りにメダルを入れようとしたが、どれをどこに入れていいのかわからなかった。

「こうなったら……俺の第六感で…。」

万丈は勘を頼りにメダルを入れた。スキャナーを取り、栄司に握らせながらメダルをスキャンする。

『コブラ!カメ!ワニ!ブラカ〜ワニ!』

「どーよ、俺の第・六・感!」

誰に聞こえるわけでもないそれは、保健室の外へも聞こえていたらしく、

「全く、保健室では静かにしろ。」

と、千冬に怒られるのだった。

「すんません。」

「で、なんで変身している?」

「あ、それは片腕野郎がこれに変身させとけ、回復するって。」

「そうか。ところで、宝生先生は?」

「あぁ、ゲーム病がなんとかって、篠ノ之束のとこに行ったぜ。」

「わかった。………私は少し外す。火乃のことを頼む。」

「あぁ。」

そう言って千冬は保健室から出て行った。

 

 

 

千冬が出て行ってから十数分程で栄司は目を覚まし、変身を解除する。

「完敗、ですね。流石は元格闘家。手も足も出なかった。」

「ったりめぇだろ?逆にやられたら自信なくすぜ。一応、お前よりかは先にライダーやってんだから。」

どうやら万丈にも先輩としての意地があったようだ。

「ま、経験も大切だけど、本当に大事なのは諦めない心だぜ。何かを守りたいって気持ち、あるから仮面ライダーやってんだろ?」

「………はい。俺を愛してくれている人たちを、その人達が生きるこの世界を守りたいです。」

「それでいいんだよ。無理に真似しなくたって、戦う理由あんじゃねぇか。」

「え?どうしてそれを…。」

「アッ!っと……。」

「戦兎さんから聞いたんですね?」

と、確信を持った疑問をぶつける。

「はぁ、うまくはぐらかせって、俺にできるわけねぇだろぉ。」

「ハハハ、万丈さん。今日はありがとうございました。」

「おう!またいつでも相手になってやる!」

こうして、栄司の1日は終わった。




本当にサブタイが思いつかなかった。


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第139話 龍戦士と黄金とドット

前回の3つの出来事。

1つ、再びマグマナックルが使用不可となる。

2つ、篠ノ之束がゲーム病に。

そして3つ、栄司は、映司の真似じゃない戦う理由を再確認した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

束から発生したバグスターは、ユニオンを経由せずにその姿を現した。

「………グラファイト。」

「久しぶりだな。……ブレイブとスナイプはいないのか。」

「グラファイト、申し訳ないが消えてもらう。」

「パラドか、フッ、懐かしいな。だがな、生まれてきた以上、俺は戦士!俺を消したば、戦うしかない!」

「そうか、ステージセレクト!」

『STAGE SELECT!』

場所は渓谷。滝が美しい、すごく穏やかな場所。

「パラド、行くぞ!」

「あぁ、俺たちで勝つ。」

そう言って拳を合わせる。パラドは永夢の中へ。

『マキシマムマイティX!』

『ハイパームテキィ!』

 

ここで軽く説明。

仮面ライダー達の最終形態への機械系アイテムは使用不能になっており、大半が束さんが直している最中ですが、ムテキだけは神が作ったものです。問題ありませんでした。

 

『マキシマムガッシャット!ガッチャ〜ン!』

「ハイパ〜大変身!」

『ドッキーング!』

マキシマムマイティXガシャットにハイパームテキガシャットを合体させ、2つのスイッチを同時に押し込む。

『パッカ〜ン!ム〜テ〜キ〜!輝け 流星の如く!黄金の最強ゲーマー!ハイパームテキエグゼイド!』

黄金に包まれた最強ムテキのゲーマー、その名も仮面ライダーエグゼイド ムテキゲーマー、あらゆる攻撃が一切効かない主人公最強の無双ゲーム。その力が今解放される。

 

 

 

エグゼイドの変身が終わると、双方同時に駆け出した。

2人の距離が近づくにつれて、エグゼイドの手が握りから緩んでいく。

そして接触するそのタイミングで、エグゼイドは『ガシャコンキースラッシャー!』

を持つ。

2人は踏みとどまると、大きな水しぶきが上がる。

ガシャコンキースラッシャーとグラファイトファングがぶつかる。

双方の獲物が、互いを弾きあう。

2人は距離を取る。そこを狙いアンクが火炎を飛ばすが、軽く弾かれる。

「その程度の炎では、この俺は倒せん!」

そう言い、アンクに向けて斬撃を放つ。それを察知したアンクは上空へ回避する。

「チッ、ゲームキャラには効果が薄いか……。」

アンクはそう呟くと、ピンクのコアメダルを取り出す。

それを、アンクは取り込む。すると、体が一瞬ドットと化すが、すぐにいつも通りに。

 

アンクが取り込んだのはエグゼイドメダルだった。

 

火炎を溜め、グラファイトに向けて放つ。その炎はゲームのエフェクトのようなものがかかって居るのだった。



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第140話 必要と全霊と不安定

前回の3つの出来事。

1つ、束から出現したバグスターはグラファイトだった。

2つ、エグゼイドはムテキゲーマーへと変身する。

そして3つ、アンクはエグゼイドコアメダルを取り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンクが放ったゲームエフェクトを纏った火炎はグラファイトを襲う。

「ぐぅっ!何故だ、何故急に威力が上がった!?」

「なるほどな。ゲームの力か、コイツらと戦うには必要になるな!」

今度はチャージではなく連射型。

「何してる!早く決めろ!」

「あ、あぁ!」

エグゼイドはガシャコンキースラッシャーを構え直すと、腰を落とし、低い姿勢から飛び込んでの斬撃を繰り出す。

「フィニッシュだ!」

『『キメワザ!』』

ガシャコンキースラッシャーに『マイティアクションX』ガシャットと『ドラゴナイトハンターZ』ガシャットを装填する。さらに、ムテキガシャットのボタンも押す。

それをみたグラファイトもアンクの火炎に構わず、地面を叩き、赤黒いオーラをグラファイトファングに纏わせる。

『ハイパー!クリティカルスパーキング!ハンター!アクション!クリティカルフィニッシュ!』

「うぉぉぉぉ!ドドドドド!紅蓮爆竜剣!」

黄金の刃と怒れる龍の刃が鍔迫り合いを始めた。そこにハンターゲーマーのようなオーラが現れ、アンクと共に火炎攻撃を開始する。

鍔迫り合いが解け、互いに離れるが、チョコブロックが生成され、エグゼイドは上空へ。そこからの上段斬りをグラファイトへ仕掛ける。

 

グラファイトは両手を広げていた。

「来い!お前の全身全霊をぶつけてみろ!」

エグゼイドの斬撃はグラファイトに直撃し、グラファイトは爆散した。

 

 

 

 

 

グラファイトが倒されたことで束のゲーム病は治った。が、一体なぜゲーム病になったのかは分からずじまいだった。

 

 

 

 

 

アンクは戦闘が終わると同時に、ラボから離れた。

「はぁ、はぁ、ぐはぁ!」

セルメダルが零れ落ちる。メダルのパワーが不安定になっている。そのタイミングで、「アンク!?どうしたの?」と、栄司が現れる。

「はぁ、はぁ、これ使え。」

アンクは栄司にタトバのメダルを渡した。

「俺の体内のエグゼイドメダルを取り出せ!早く!」

「あぁ、うん。」

栄司はタトバコンボになると、タカアイを使ってエグゼイドメダルの場所を特定、トラクローで抜いた。

「さすが、仮面ライダーの力だ。制御しずらい。」

栄司はそう呟くアンクを横目に、セルメダルを回収するのだった。

 

 

 

 

束のラボ。

「ふぅ、今日はひどい目にあったな〜。でも、そろそろ完成させないと。」

未だガタキリバタイプの調整が終わらない束だった。




【お知らせ】
学生の敵、テストがやってまいりました。
それに伴い、投稿をお休みいたします。


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第141話 更なるシンカと最悪と世界最強(チート)

テスト終わってから筆のノリが悪かったんです。


前回の3つの出来事。

1つ、エグゼイド達はグラファイトを撃破。束のゲーム病も治った。

2つ、別種コアメダルを取り込んだアンクがボドボドに。栄司が支える。

そして3つ、束がガタキリバの完成を急いで居た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フフフ、これで……彼の更なるシンカを……。」

 

 

 

 

 

 

クローズと戦った翌日……つまり水曜日。IS学園始まって以来、史上最悪の事件が幕を開けた。

 

 

 

 

何気ない日常。普段と変わらぬHRの時間だった。しかし、それが壊れるのはとても容易かった。

突如、教室の窓が割れる音が教室に……否、学校中で響き渡る。窓ガラスを割ったそれは、真っ直ぐと織斑千冬に向けて進む。

「こ、これは……ッ!?」

それは織斑千冬の体へと挿さった。その瞬間、こう発した…『Skull(スカル)!』と。

織斑千冬はそこに居なかった。いや、正確には織斑千冬としての原型をとどめて居なかった。千冬の身体は髑髏をモチーフとした怪人へと変化して居た。驚きのあまり声の出ない生徒や失神している生徒が大多数だった。

「ッ!?織斑先生がドーパントに!」

冷静な状況判断で栄司はバックルを取り出す。

「ま、待て!私だ!正気は保っている!」

「……メモリに飲み込まれてない。よかった。」

「火乃、事情を知っているなら説明しろ。」

「えーと、『緊急放送!緊急放送!現在、学園内で怪物が暴れだした!生徒は安全優先で避難を!』とりあえずみんなを逃がしましょう。」

緊急放送は今も流れ続けている。栄司は、冷静にクラスメイトの安全を考え、少々困惑している千冬に変わり避難指示を出した。それと同時にとある人物に連絡を取る。この事件、栄司の予想が正しければ……おそらく学園内にいるライダーのみでは時間がかかる。そう考え、プロを呼んだ。

 

 

 

 

突如出現したドーパントの初期確認数は25体。そのうち1人はスカルドーパントと化した織斑千冬。だが、メモリに飲まれずに正気を保って居た。

残りの24体は、破壊活動に勤しんで居た。

「待たせたな。」

「すまない、ここまで来るのに少々手間取ってしまった。」

「いえ、それより来ていただいてありがとうございます。翔太郎さん、フィリップさん。」

「今回の件、T2ガイアメモリが風都にばらまかれた時に酷似している。

「えぇ、しかも今回は26……いえ24本。スカルとエクストリームを除くA〜Zまで居る可能性が高い。」

「あぁ、そのことなんだけど……織斑千冬、メモリが刺さった場所わかるかい?」

「ん?まぁ、だいたいだが。」

「そこに気合いを入れて、異物を出そうとしてみてくれ。」

「……ハッ!」

スカルドーパントだった千冬は元に戻った。

「おぉ、流石世界最強だ。」

「茶化すな。」

「あ、はい。と、とりあえず()()()()()戦おう。」

その翔太郎の提案には、満場一致で賛成した。

「ロストドライバー、もう2つ用意しておいて正解だったよ。」

「だな。」

「織斑千冬、君にこれを。君なら使い方を誤ることはあるまい。」

「……わかった。受け取ろう。」

千冬はだいたいを察し、それを受け取った。

そして……

『Cyclone!』

『Joker!』

2人はメモリを起動させる。

栄司はいつもの3枚をアンクから受け取る。簪も本音とともに打ち合わせ、刀奈もメダルをセットする準備ができている。山田先生も持久戦を想定してか、水の準備を大量に準備してある。

そして、永夢は先日ポッピーピポパポから渡されたガシャットを起動させた。

『名探偵ダブル!』

最後に千冬が自身から排出されたスカルメモリを手に取り、起動させる。

『Skull!』

「「「「「「「「変身!」」」」」」」」

各々姿が変わるのだった。




約10日ぶりの投稿になります。
お久しぶりでございます。

約10日ぶりとか言っておきながら、申し訳ないです。
23日から部活の合宿で投稿できるか不明でございます。
なるべく投稿できるよう努力いたします。


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第142話 8ライダーと合技と金の触手

「「「「「「「「変身!」」」」」」」」

『Cyclone!』『Joker!』『Skull!』

『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!』

『サメ!クジラ!オオカミウオ!』

『ガッシャット!ガッチャ〜ン!レベルアップ!ハーフボイルド!数えろ!お前の罪を!名探偵ダブル!』

仮面ライダージョーカー、サイクロン、スカル、オーズ タトバコンボ、ポセイドン、バース、アクア、そしてエグゼイド ダブルゲーマーとアンクが並ぶ。

J「それじゃあ、二人一組になって拡散して敵を叩くぞ。……1人余るな…、フィリップのところは3人で頼む。」

C「もしも、メモリが壊れなかったら直接打撃でもなんでもいい。破壊してくれ。」

小型の飛行通信機的なものが飛んでくる。

束『ちーちゃん!聞こえる?』

S「なんだ?』

束『最初に確認された23体以上のドーパントが居るよ!』

S,C「何!?それは本当か?」

束『間違いないよ。』

C「これは、急いだ方が良さそうだ。」

J「全員、生きて帰ること!それだけは、伝えとくぜ!」

全「おぉ!」

こうして8人のライダーは分散した。

 

 

 

 

 

 

オーズとアンクが対峙しているドーパントは、バードドーパント、アイスエイジドーパント、ナスカドーパントの三体。そして乱入してきたアームズドーパントとスイーツドーパントの計5体。

「栄司、コイツで行け!」

投げられた3枚の赤いメダル。

『タカ!クジャク!コンドル!タ〜ジャ〜ドルゥ〜!』

飛行と炎弱点系のドーパントが多いからか、タジャドルコンボへコンボチェンジする。

アンクと共に、飛行するバードとナスカを相手にしつつ、オーズはアイスエイジに、アンクはスイーツに火球を放つ。

その間ナスカがオーズにナスカブレードで攻撃を仕掛けるが、タジャスピナーでパリィされ体勢を崩し、地上に落とされる。そこから、落ちたナスカの近くにいたアームズもろともクジャクフェザーで攻撃する。

アンクもバードを地上に落とした。

それを見るやアンクは火炎をチャージし、大玉を作り、オーズは『スキャニングチャージ!』を発動させる。

一箇所で仲良く伸びている三体のドーパントに向け、アンクは大玉火炎球を、その後ろからオーズはプロミネンスドロップを放つ。アンクの放った火炎玉はオーズのプロミネンスドロップと融合する。

「セイッヤァー!」

更なる火炎を纏ったオーズのプロミネンスドロップの爪は、三体のドーパントに確実な狙いをつけ、仕留める。

メモリは排出される。通常のドーパントのはブレイクできたが、青端子はやはりブレイクには至らなかった。

未ブレイクの3本を回収しようとした時だった。金色のくねくねした触手がそれらを奪い取って消えてしまった。



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第143話 遺伝子と海と地帯

アクアとエグゼイドの2人が相手にしているのは、ジーン、オーシャン、ゾーンの三体。さらに、ビーストにホッパー、アノマロカリスが混ざる。

「ジーンでしたっけ?それは私が相手をしますね。あなたの特性上、万が一彼の攻撃で変身能力を失わせるわけにはいきませんから。」

「お願いします!」

そう言ってアクアはジーン、オーシャン、アノマロカリスを引っ張っていく。

「ノーコンティニューで、メモリブレイクするぜ!」

エグゼイドは、ゾーン、ビースト、ホッパーを相手にする。

 

 

アクアは、オーシャンとアノマロカリスのコンビネーションに苦戦を強いられていた。まるで事前に合わせていたかのような連携をとり、液体化したオーシャンの中からアノマロカリスが牙を撃ち続けるという強烈なラッシュをアクアにしかける。

ジーンドーパントは何もしていない。というか何かできるわけでも無い。

 

 

 

一方エグゼイドは、早々にビーストに剣撃が効かない事を見抜き、ガシャコンブレイカーをハンマーモードに変え、ガシャットを装填。

『キメワザ!名探偵!クリティカルフィニシュ!」

ビーストの脳天目掛けてハンマーを振るう。緑と紫のオーラを纏ったその一撃は、ビーストのメモリを砕いた。

 

 

苦戦していたアクアだが、起死回生の一発にかけることによってその窮地を脱した。

アノマロカリスとオーシャンを分離させる為に、自らそこに突っ込んでいく。

そして、激突するスレスレで体を反り、2体の真下へ。そのままアクアドライバーに液状化しているオーシャンを取り込む。

液状化したオーシャン内にいたアノマロカリスは、地面に転がる。

「イタタ……ん?」

「オーシャニックブレイク!」

「え?ちょ、まってぇぇぇ!」

アクアのオーシャニックブレイクがギャグをやっているかのようなアノマロカリスに直撃、メモリが砕かれる。

メモリブレイクを確認したアクアは、取り込んでいたオーシャンをジーンドーパントに当たるように排出。ベルト内で回転していたオーシャンは遠心力的な働きなのか、メモリが分離、ドーパント化が解除。

そのすぐそばで怯えているジーンを、水の力を使い強化した………

 

 

 

 

デコピンで気絶させ、メモリを出させた。

 

 

 

エグゼイドも残り2体のドーパントを軽く相手していた。ゾーンドーパントは力を使いこなせず、ただの空中に浮いている三角形となっている。

『ガシャコンキースラッシャー !ス・パ・パ・パーン!』

空中から蹴りを放つホッパーをキースラッシャーのアックスでゾーンドーパントの方へ飛ばす。二体のドーパントは激突し、下に落下し始める。

『ジャジャ・ジャ・ジャキーン!ガッシャット!キメワザ!ダブル!クリティカルフィニッシュ!』

キースラッシャー銃口部から緑、赤、金、紫の光の玉が現れ、それらは切っ先に集まる。空にいる二体に向けて、斬撃として飛ばす。それは直撃し、ゾーンのメモリは排出、ホッパーメモリは砕けた。

 

 

「回収完了です。」

「後は、破壊すればゲームクリアだ!」

そう言って砕こうとした時だった。

突然の銃声、手から弾かれたメモリ、2人は困惑していた。

「first game clear」

弾かれたメモリ三本を回収している青い怪物は、そう呟いて姿を消した。



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第144話 切り札とハーフボイルドとチート骸骨

翔太郎と千冬。ジョーカーとスカルの相手は、ジョーカー、バイオレンス、イエスタディの三体……だった。何故過去形なのか説明すると、ジョーカーメモリが翔太郎の方により強い運命を感じたのか、ドーパントから出て、ジョーカーの手に収まったからだ。

「やっぱり、切り札は俺の所に来るみたいだな。」

翔太郎はT1からT2へジョーカーメモリを切り替える。これは奪われる可能性も危惧してのことだ。

上記のことから、残ったのはバイオレンスとイエスタディ、そこにアノマロカリスにコックローチ、さらにエナジー。アノマロカリスとコックローチは過去にジョーカーが倒している。エナジーはダブルにボコボコにされた。

「イエスタディの方は、少々厄介だ……が、前日に刻印しなきゃ意味ねぇけど……バイオレンスとエナジー、イエスタデイは俺がやるから、残り2体の方頼むぜ。」

「あぁ、任せろ。」

スカルは、コックローチとアノマロカリスにスカルマグナムを撃ち、離れた場所に誘導した。

 

 

 

「さぁて、いっちょハ〜ドボイルドに決めますか!」

ジョーカーは、バイオレンスの大ぶりな攻撃を最低限の動きで避け、カウンターパンチを食らわせ、後ろから奇襲をかけてくるイエスタデイは、ノールックで蹴り飛ばす。

少し遠距離から狙ってくるエナジードーパントのレールガン攻撃を、バイオレンスドーパントを盾にして防ぐ。

「さぁて、時間もねぇ。お片づけだ。」

『ジョーカー!マキシマムドライブ!』

「ライダーパンチ!」

バイオレンスとイエスタデイに紫のオーラを纏ったライダーパンチを放ち、メモリを排出させる。

「もういっちょ。」

『ジョーカー!マキシマムドライブ!』

「ライダーキック!」

エナジードーパントにはより威力の高い蹴りを食らわせる。

結果、エナジーメモリは砕け、使っていた生徒は気絶した。

「さて、そろそろそっちも終わるだろう。」

そう呟いて、メモリを回収した。

 

 

スカルは、他三体から離したコックローチとアノマロカリスを相手にしていた。

「さて、特別授業だ。ありがたく思え!」

スカルマグナムで弾幕をはりながら、コックローチと距離を置き、アノマロカリスに接近。軽く腕をひねり、足を掛け地面に這いつくばらせる。その間に近づいてくるコックローチを目視すると、すぐにスカルマグナムで距離を置かせようとする。が、そんなの御構い無しに突っ込んでくる。

スカルは、致し方なくアノマロカリスを蹴り飛ばし、コックローチ諸共壁に激突させる。

すぐに体制を立て直したアノマロカリスは、自身の歯をスカルへ放つ。が、全てマグナムの弾丸に相殺される。

「あの男も、片付けた頃だろう。こちらも終わらせるか。……こうかな?」

直感でスカルメモリをスカルマグナムに装填する。

『スカル!マキシマムドライブ!』

「ハッ!」

破壊光弾二発がドーパントのヘッドに命中、メモリブレイクへ至った。

「本日の授業は、終了する。」

 

 

双方ドーパントを片付け終わり、合流する。

「両方ともブレイクできたみたいだな。」

「フッ、当たり前だ。」

「んじゃ、サクッとぶっ壊しますか。」

『ジョーカー!マキシマムドライブ!』

「ライダーチョップ!」

二本のメモリを天高く投げ、手刀で破壊しようとした瞬間、赤いバイクがそれらをかっさらった。

「なんだと!」

そいつは、後ろを見ると鼻で笑うかのような動作をして、バイクで姿を消した。



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第145話 not 苦戦とメタルと合流

なんだかダブルの小説に見えて来た。
おかしいな、オーズとのクロスオーバーなのに……


サイクロンとバース、そしてポセイドンは、ダミー、パペティアー、ウェザーと特殊なドーパントを相手にしていた。

だが、思い出して欲しい。

ダミーは本人の戦闘力が弱かったというのとあったが、鳴海亜樹子に負けたほど。意外と頑丈だが、ポセイドンの前では無意味である。

パペティアーは両手から放つ糸によって何かを操り戦うが、残念ながら暴走しているため、その力が発揮されることはない。故に、すでにサイクロンに叩かれた後だ。

ウェザーも暴走し、自身の長所である天候操作攻撃を発揮もせず、セルバーストでやられた。

結果、フィリップ&更識姉妹は苦戦する要素など皆無だった。

「メモリを回収したね。それでは、破壊するとしよう。」

『サイクロン!マキシマムドライブ!』

風の力でメモリを破壊しようとしたが、槌状の鉄棍が3本を掻っ攫う。

「何!」

「へへっ、こいつは頂いてくぜ。」

「待て!」

「よっと!」

メモリを奪い、サイクロンに襲いかかって来たドーパントは、メタルドーパントだ。

メタルドーパントはサイクロンをロッドで飛ばして、その場を去った。

 

その後、変身を解除したフィリップは翔太郎に連絡を取ろうとする。ちょうどそのタイミングで向こうから連絡が来た。

『すまねぇ、メモリ二本奪われちまった。』

「いや、こちらもだ。相手はメタルドーパント。」

『そっちもか。こっちはヒートドーパントだった。』

「と、いうことは……各チームの元に一体ずつNEVERのメンバーが変身していたドーパントが向かっている可能性がある。」

『いま、火乃と合流した。金色のクネクネした触手……間違いない、ルナドーパントだ。』

「こちらは……ちょうど先生チームも合流したよ。」

「すみません、青い腕が銃の怪物にメモリを……。」

『どうやら、トリガーも居るみたいだな。』

「あぁ、そのようだね。」

『とりあえず、残りのドーパントを片付けねぇと。ん?反応が全部消えた?』

「どういうことだ?」

束からその知らせが入った瞬間だった。近くにあるスピーカーが音を発したのは。

《やぁ、IS学園の生徒及び先生諸君。俺は仮面ライダーエターナル。俺たちNEVERの目的は女尊男卑に染まった愚かな者たちを抹殺、世界を元に戻す事だ。その為に、まずここを潰す事にした。

さぁ、地獄を楽しみな。》

「やはり、彼がいたか。」

『とにかく、一度合流だ。』

「あぁ、そうだね。」

それぞれバラバラに動いていたチームが集合する事となった。

 

 

 

「さて、私もそろそろ動きますかね。」

この騒動の裏で、紫の恐竜がメモリを三本を持ち、待ち構えて居ることは、誰にも知りようがなかった。



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番外編 新年の挨拶と謝罪と軽い年越し

年明け……

栄司「皆さま、新年明けまして……。」

一同「おめでとうございます!」

簪「今年もどうぞ」

刀奈「今作品を」

一同「よろしくお願いします!」

和服の一同が、一斉に礼をする。

p「皆さま、お久しぶりでございます。作者のprotoです。えー、予告しておりました通り、投稿できなかった挙句、年末に体調を崩して、更に投稿出来ないという事態に陥っておりました。本当に申し訳ありません。」

栄司「主、部活の合宿で……更にアイデアが消えて詰まるって事態に陥ってたんだ。だから、許してあげてください。」

アンク「こんな、クソミテェな奴の作品を読んでくれてるお前らには悪いが、コイツもより面白い作品目指して頑張ってはいるから、大目に見てやってくれ。」

p「とりあえず、申し訳程度ではございますが、年末年始の様子が下にございます。よろしければ、どうぞ。」

 

 

 

 

 

 

12/31……大晦日。

この日は、グリード達もワールドも静かに過ごしていた。そして栄司達は……。

「いや〜、今年ももう終わるね。」

「そうね〜、栄司くんは何かやり残したことある?」

「う〜ん、ワールドとの決着を早く着けて、みんなとの時間を作る、かな。」

「もう〜、おねーさん嬉しい♪」

「お姉ちゃん、栄司とイチャついてないで、こっち手伝ってよ。」

「はーい♪」

現在は虚を除く彼女軍団がおせちやら何やらの準備をしていた。本当は栄司がやろうとしていたが、ジャンケン勝負に負けてしまったため、コタツでぬくぬくしている。

虚は、更識の方の仕事を軽く済ませている。

「栄司、アイス寄越せ。」

「アンク、唐突すぎない?」

「平成が終わるんだ、平成最後のアイク大食いくらい良いだろ?」

「そう来るかぁ〜。じゃあ、クーラーボックスに入ってるアイス食べても良いよ。本当は、ハッピーニューイヤー大食いするかと思ってたんだけどな。それ用に大量にあるからそれ食べて。」

「………、チィッ。一本だけにしとくか。」

 

 

まぁ、そんなこんなで時間は23:00。

パーティー用のオードブルなんかはテーブルから消え、今は年越しそばの準備中だ。

「はーい、年越しそばおまたせ〜。」

皆ザルに盛られた蕎麦を食べ、アンクがアイスを暴食するなか、栄司は麺を少し端に寄せていた。

「栄司、それどうするの?」

「簪は知らない?金入って?」

「うん、わからない。」

栄司はポケットから和紙を取り出した。

「これに蕎麦の面で金入って作る。まぁ、金運up程度に考えてくれればいいよ。」

「へぇ〜。ねぇ、アタシも作りたい!」

「わ、私も。」「僕も!」

「そう言うと思って全員分の和紙用意してます。」

こうして金入を作りつつ、年が明けるまでのカウントダウンを開始した。

「5」「4」「3」「2」「1」

「「「「「「「「0!」」」」」」」」

「「「「「「「「「あけましておめでとうございます!これからもずっとよろしくお願いします!」」」」」」」」」

こうして、IS学園の栄司達の年越しは終わった。




本当に申し訳ありませんでしたぁ!


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第146話 憶測と解答と3本

エターナルの校内放送から数分で全員が集合した。

「しかし、エターナル…NEVERか。」

「あぁ、だが彼らは既に死んで居るはずだ。」

「……ワールド。」

「「「「「「「!?」」」」」」」

「アイツの力は、別のメモリを同時に使用して、より強大な力にする。……復元、遺伝子……ジーン!」

「ワールドはジーンメモリを使い、奴らを復活……もとい、復元したってことか。」

「だが、復元するにしても、復元するためのベースがない。NEVERはマキシマムに敗れ、塵に…。」

「……自分自身を、自身のカケラをベースに記憶を埋め込む……違う。なんだ……メモリーメモリ、セルメダル、信長……。」

栄司は思いつく限りのダブル関連の劇場版の記憶を探す。

「まさか……セルメダルにメモリーメモリを使って、メモリを核に……ジーンを使って、……だがエターナルは?……財団XにはNEVERのデータも……そうか、そういうことか!」

「どうやら、推理が整ったようだね。聞かせてもらえるかな?」

「はい、フィリップさん。」

栄司の推測を簡潔にまとめると……

 

①エターナルを除く5体のドーパントは、各メモリを核にしたセルメダルの集合体である。

②それらにメモリーメモリで彼らの記憶を埋め込んだ。

③エターナルは、財団Xに残されていたNEVERの資料と鴻上ファウンデーションの信長グリードの資料を元に、ワールド本人の遺伝子のカケラをジーンメモリで弄り、作り出された克己グリード(仮称)である。

④その彼にメモリーメモリで記憶を与え、さらにその延長でロストドライバーが付与された。

結論、彼らはメモリとメダルをもとに作られたものである。

 

と、言うのが栄司の予測だった。

その推測を裏付けたのが彼のセリフだ。

「その通りです。」

全員が一斉に声がした方を……上空を見上げる。

「ドクター真木。」

「お久しぶり、というわけでもありませんか。」

「何故ここに!」

「ワールドに言われましてね、足止めですよ。」

そう言う恐竜グリードは3本のメモリを出す。

『T-REX!』『TRICERATOPS!』『QUETZALCOATLUS!』

「これで私は更なる力を手に入れます。……世界の終末を迎えるための。」

3本のメモリがメダルを掻き分けて入って行く。コアメダルに生体コネクタを刻んだのか、メモリが中心に到達すると紫の光を放つ。

頭部の形状がより生々しくなり、背のマントは大きな翼と化し、胸部のツノが伸びた。上半身に変化が多く観られるが、足も大型化している。

『さぁ、終末へ。』

ノイズがかかった声で、そう告げる。

「栄司くん!ここは私たちに任せて!」

「栄司は先に行って!エターナルを!」

「先生を信じてください!」

「刀奈、簪、山田先生……ご武運を!」

彼女たちを信じて、オーズはダブルになった2人とスカル、アンクと共にエターナルの元へ向かった。

 

 

 

 

 

 

p.sフィリップの体はエクストリームの中です。




お久しぶりです。
少しづつ、元のペースに戻せるよう
頑張っていきたいと思います。


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第147話 パーティタイムと幻想&闘士と疾風&銃撃手

サブタイトルがクソ長くて申し訳ない


IS学園屋上。

そこには、かつてダブルが戦った白い死神『仮面ライダーエターナル』とワールドが居た。

「遅かったですね。それに…恐竜グリードは倒してないようですね。」

「あぁ、俺は彼女達を信じてあの場を任せて来た。」

「フフフ、それを後悔しないといいですがね。」

「なんだと!」

「さぁ、エターナル。君の目的のために……。」

「あぁ。」

そう言ってエターナルエッジを構えた。

「おっと、その前に。さぁ、踊れ……死神のパーティタイムだ!」

そう言い放つと、何処からともなく五体のドーパントが現れた。

「ドーパントは俺たちに任せて、お二人はエターナルを!」

そう言って、オーズとスカル、アンクはそれぞれドーパントのタゲ取りをし、エターナルから離れた。

 

 

 

 

オーズは、ルナ/メタルと対峙していた。

「悪いけど、時間をかけてられないんだ。」

そう言うオーズは、メダジャリバーを構える。

メタルドーパントはメタルシャフトを上からの振り落とし、そこから突きという無駄

のない動きで攻撃を仕掛けてきた。同時にルナが腕を伸ばし左右から攻撃を仕掛ける。

が、オーズはそれらを最小の動きで避け、メタルシャフトをメダジャリバーで弾き飛ばす。

オーズはその瞬間、メダルを変えていた。

『タカ!ゴリラ!バッタ!』

武器を失ったメタルドーパントの攻撃は拳での一撃。そう予測したオーズは、真っ向から迎え撃とうとした。

予想通りと言わんばかりに、武器を失ったメタルドーパントは自らが持つ最後の武器をオーズ目掛けて放った。

メタルドーパントのその拳は、オーズのゴリラアームと衝突。

その腕力に耐えきれず、メタルドーパントは吹き飛ぶ。

ルナはその特殊な腕を伸ばし攻撃を仕掛けようとしてくる。が、『タカ!ウナギ!バッタ!』と、再びメダルをチェンジ。伸びている触手に対しウナギウィップで対抗。触手攻撃を全てはじき返し、最後に電撃を与え、スタンさせる。

その間オーズは、タトバコンボに戻る。そして、メダジャリバーにセルメダルを3枚投入し、スキャナーでスキャンする。

『トリプル!スキャニングチャージ!』

「セイヤーァァァァァァ!」

空間ごとメタルドーパントとルナドーパントを切り裂き、二体は爆発四散し、セルメダルは消滅した。

 

 

 

アンクは、サイクロンとトリガーを相手にしていた。

トリガーの放つ弾丸を火炎で無力化しつつ、サイクロンと空中戦を繰り広げる。

「そういや、お前らは俺たちグリードと同じで、セルメダルで出来てるんだったな。」

そう言うアンクは、一瞬でサイクロンの背後に回り込み、右で突っ込んだ。

「あった、これだ!」

アンクの手にはT2サイクロンメモリが握られていた。

そのせいか、サイクロンドーパントにスパークが走り、セルメダルとなって落ちていく。

それを見たトリガードーパントは、本能があるのか、メモリの意思なのか、アンクに向けて弾丸を乱射しまくる。

が、しっかりと狙いを定められていないそれらで、アンクに被弾するわけがなく、巨大火炎球で全て焼き尽くされ、そのままトリガードーパントへ。

後ろに転がるトリガードーパントは、すぐに態勢を立て直し、目標を探すが、見つからない。すると、背後から……

「GAME OVERだ。」

と、言う呟きがあり、直後メモリを引き抜かれ、メダルへと還った。



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第148話 骸骨vs炎とEのマキシマムと計算違い

スカルはヒートドーパントのみとの戦いだが、苦戦していた。

その理由は、他のドーパント達と違い武器を使わない純粋に肉弾戦の戦闘スタイルというのは、非常にコピーがしやすかったのだ。

ルナの柔軟性や、トリガーの精密性と言った特殊な技能、セルコピーに過ぎないメタルの堅牢さ、そしてサイクロンの天才的な頭脳、どれもコピーが難しいものだった。が、シンプルな身体能力の再現は比較的簡単だったのだろう。

故にスカルに変身した千冬(チート)と渡り合えるのだ。

 

 

 

熱と骸骨の力持つ拳がぶつかり合う。

どちらも譲らぬ近接戦を繰り広げていたが、スカルとヒートの決定的な違いが現れた。

それは、ヒートとスカルの距離が開いた一瞬の出来事だった。スカルはスカルマグナムを手にし、ヒートを撃つ。

そう、スカルとヒートの差は戦術の幅だった。2人とも近接戦闘を得意としている。が、そこに遠距離武器が入れば流れは変わる。もちろん、火炎を飛ばすことはできる。が、いくら高度なコピーとは言え、そこまでの発想は生まれなかったようだ。

スカルマグナムの弾丸を浴びたヒートドーパントは、一瞬ではあるものの視覚が奪われた。

この一瞬の隙が、高レベル戦闘では命取りになる。

スカルが放った弾が当たりきり、ヒートドーパントは前方を確認する。しかし、そこにスカルは居らず、目標(ターゲット)を見失ったヒートは周りを見渡す。

 

 

 

それは突然降ってくる。

 

 

 

『スカル!マキシマムドライブ!』

骸骨型のエネルギーがヒートドーパントの頭上に現れ、スカルが蹴り落とす。

骸骨はその口を開き、まるでヒートドーパントを喰らうかのように向かっていき……爆散する。

ヒートメモリは千冬の手に収まり、セルメダルは吹き飛んでいった。

 

 

 

 

 

他の3人が戦っている間、ダブルはエターナルと戦闘を繰り広げていた。

戦闘データが多いのか、エターナルメモリの力が凄まじいのかはわからないが、やはりダブルも少々苦戦していた。

が、2人は違和感を感じていた。

「おい、相棒。なんか妙じゃねぇか?」

『翔太郎、君もそう思うかい?』

「あぁ、どうしてエターナルのマキシマムドライブを発動させないんだ。」

『僕もそう考えていた。メモリを動かなくすれば勝利は確定したも同然だ。……そうか、ワールドのメモリだ。』

「なるほどな。アイツがマキシマムドライブを発動させるとワールドのメモリも止まっちまう。だから発動させなかったのか。」

『エターナルのマキシマムドライブを警戒していたけど、問題なさそうだ。とことん攻めていこう。』

『ルナ!』

「そうだな、ガンガン撃ちまくる!」

『トリガー!』

ダブルはドライバーからサイクロンとジョーカーを引き抜き、差し替える。

『ルナ!トリガー!』

トリガーマグナムから大量の光弾が放たれ、全てエターナルに当たる。が、エターナルは避けるそぶりなどなく、こちらに突っ込んでくる。

『計算通りだ。』

『ヒート!』

エターナルエッジの横一閃は大ぶりで、ダブルは空中によけ、続けて光弾を発射。地面につくタイミングでメモリを変えた。

『ヒート!トリガー!』

よろけているエターナルの目の前に降り立ち、トリガーマグナムから火炎弾をゼロ距離から射撃。エターナルを大きく吹き飛ばす。

そのまま畳みかけようとした時だった。

ワールドが間に入ってきた。

「そろそろ頃合いですかね。」

「何のだ!」

「彼らが戻ってくるのと……恐竜ドーパントが他のメンバーを皆殺しにするの、ですよ。メダルの力のライダーだけではガイアメモリ三本という彼には勝てない。」

『なるほど。君は………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうやら戦力の計算違いをしているようだ。』

フィリップと翔太郎はその仮面の奥で不敵な笑みを浮かべるのだった。



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第149話 巨大化と加速とトライアル

ダブルがエターナルと激戦を繰り広げている時、バース、ポセイドン、アクアは恐竜ドーパントと連携を用いて上手く戦っていた。前衛、中衛、後衛に役割を分担し、ダメージを最小限に抑えていた。

攻撃も最小で最大のダメージになるよう、確実にセルメダルを削っていく。

が、あまりダメージを感じている様子が見られない。

「そろそろ戦況を変えましょうか。」

そう言うと、恐竜ドーパントは巨大化していく。頭はT-REX、肩に当たる部分からトライセラトップスのツノが、肩甲骨に当たる部分からはケツァルコアトルスの翼がある。さらには巨大な尻尾を備えていた。

「さぁ、皆さんに良き終末を。」

そう言い放つと、その尻尾で近づいてきたアクア、中距離で様子を伺っていたポセイドン、遠距離で前、中衛を援護していたバース、彼女らをいっぺんに吹き飛ばす。

「たわい無い。」

恐竜ドーパントはケツァルコアトルスの翼で宙へ。トライセラトップスのツノ部に紫のエネルギーが充填されていく。

そしてそれは無慈悲にも発射される。

 

バースらは、自身に向けて放たれたそれから目を背けた。もうすぐに死が待ち構えていると考えると目を閉じ、現実逃避したくもなる。が、それは現実にはならなかった。

恐る恐る目を開くと、彼女らの目の前には一台の大型特殊装甲車『リボルギャリー』が停車していた。

リボルギャリーが開く。そこにはタービュラーユニットに接続されたアクセルが居た。

「さぁ、振り切るぜ!」

リボルギャリーからアクセルが発進する。

空に居る恐竜ドーパントに急速接近し、エンジンブレードで斬りつける。が、コアメダルとメモリ3本というのはやはり硬いらしく、なかなか決定打にかける。

だが、長年の経験を持つアクセルはそれを軽く攻略してみせる。

恐竜ドーパントから少し距離を取り、すぐにUターン。エンジンブレードを両手で握り前方に配置し、一点突破を狙おうとする。

「無駄ですよ。」

そう言いながらその巨大な口を開く。

 

 

……それがアクセルの狙いだった。

タービュラーユニットを切り離す。向こうから突っ込んできてくれているので、落下しかけているが問題ない。あと慣性の法則とか諸々を計算している。

そのまま恐竜ドーパントの口の中に入る。

そして、『アクセル!マキシマムドライブ!』でアクセルグランツァーを放つ。

口の中で何度も蹴りを放ちメモリ諸共セルメダルを削り取り、T-REXメモリを砕く。その影響か、恐竜ドーパントにも変化が起こる。巨大な体を維持できておらず地面に落ちていく。アクセルはそこから離脱し、空中でメモリを変える。

『トライアル!』

「全て、振り切る!」

『トライアル!…プッ…プッ…プッ…プッー!』

ボディが赤から黄色へ。そこから地面につくジャストなタイミングで青く変化し、アクセルトライアルへ。

地面に落ちた恐竜ドーパントへ向けて、猛スピードで接近、高速で蹴りを放つ。どんどんセルメダルが削れていく。

「そろそろ決めるぞ、準備しろ!」

そう言いながらアクセルトライアルはトライアルメモリを引き抜き、天高く放り投げた。

それを見聞きした他の3人は、すぐに必殺技待機状態に入る。バースはバース・デイを展開、ポセイドンはディープスパウダーの構えを、アクアはオーシャニックブレイクを放つ準備を済ませる。

アクセルが蹴りを開始した瞬間に「ブレストキャノンシュート!」「ディープスパウダー!」「オーシャニックブレイク!」で必殺技を連続で叩き込む。

そして、宙に投げたトライアルメモリを取り、ボタンを押し時間を止める。

『トライアル!マキシマムドライブ!』

「9.8秒、それがお前の絶望までのタイムだ!」

恐竜ドーパントは恐竜グリードへと戻り、残りの二本のメモリもブレイクされた。



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第150話 逃走と加速の記憶と破壊

メモリ二本が砕けたのを確認し、恐竜グリードの方へ向き直る。

「やはり、少々無茶な使い方をしたせいか、セルメダルの消費が酷いですね。」

左腕にキヨちゃん人形を乗せ、平然と立っているDr.真木に驚きを隠せない。

「まぁ、言われた通り時間稼ぎはしました。私は帰ります。」

「そう簡単に帰すと思うか?」

「ほう。」

「ガイアメモリ違法所持、およびその使用でお前を拘束する。」

「それは無理な相談です。」

そう言うと真木はグリード態になり、空へと逃げる。

「待て!」

飛行して逃げようとする恐竜グリードを追跡するため、アクセルメモリに強化アダプターを差し込む。

『アクセル!アップグレード!ブースター!』

アクセルブースターになり、空に逃げる恐竜グリードを追う。バースもカッターウイングを再展開。アクセルの後を追ったが、真木は紫のエネルギー弾を乱射、2人の視覚を奪い、逃走した。

 

 

 

 

4人は変身解除する。

「怪我はないか?」

「はい。」「えぇ。」「は、はい。」

「そうか。」

「あ、あの。どうして、ここに?」

「俺に質問をするな……まぁ、いい。フィリップから連絡があってな。」

どうやらフィリップはこうなることを予見していたようだ。

「それで、仕事を押しt……早々に終わらせて来た。」

そして、刃野刑事と真倉刑事に仕事を丸投げして来たようだ。

「と、とにかく、栄司のところへ行かないと。」

「その必要はなさそうだ。見ろ、もうすぐ決着する。」

そう言われ屋上に目をやると、黄金の光が一筋見えるのだった。

 

 

 

 

アクセルが到着する少し前……。

現在ダブルはヒートジョーカー。拳に炎を纏わせ、フィリップの冷静な観察・的確な分析で、翔太郎の戦闘センスを引き出し、エターナルと互角以上の格闘戦を行なっている。

「そろそろ変えよう。」

「OK」

『サイクロン!ジョーカー!』

ダブル基本フォームの中で、最も適合率の高いそれは、究極への鍵。

『エクストリーム!』

左翔太郎とフィリップ、2人の心と体が一つになり、究極のダブル サイクロンジョーカーエクストリームは生まれる。

「「プリズムビッカー!」」

クリスタルサーバーから専用武器を取り出し、『プリズム!』プリズムソードの持ち手部にメモリを装填、ビッカーシールドから引き抜く。

その間にエターナルは行動に出た。

『アクセル!マキシマムドライブ!』

加速の記憶を使い向かったのは、ダブルと合流しようとしていた3人のところだった。

 

突如猛スピードで現れたエターナルに驚愕し、反応が遅れた3人。

エターナルはすぐにメモリを入れ替える。

『ユニコーン!マキシマムドライブ!』

螺旋状のエネルギーを纏った拳をガードしようとしたのはスカル。ボディ前に腕をクロスしてガードしようとするが、狙いはボディではなくロストドライバー。

マキシマムドライブのパワーをもろに受けたロストドライバーは壊れ、スカルメモリはエターナルに奪われるのだった。




明日はとうとうCSMブレイバックルの情報が出ます!
なまら楽しみっすわ!


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第151話 ゾーンと黄金の究極と白い時計

スカルメモリを手に入れたエターナルは、遂にあるメモリを取り出した。

『ゾーン!』

マキシマムスロットからアクセルメモリを抜き、ゾーンメモリに変え、マントを脱ぎ捨てる。

『ゾーン!マキシマムドライブ!』

ゾーンのマキシマム発動で、T2ガイアメモリが集まってくる。

そして、ダブルが持つT2ジョーカーメモリも引き寄せられた。

「しまった!」

『アクセル!バード!サイクロン!ダミー!ファング!ジーン!ヒート!アイスエイジ!ジョーカー!キー!ルナ!メタル!ナスカ!オーシャン!パペティアー!クイーン!ロケット!スカル!トリガー!ユニコーン!バイオレンス!ウェザー!エクストリーム!イエスタデイ!』

『マキシマムドライブ!』

ゾーンのマキシマムドライブにより、全てのT2ガイアメモリがマキシマムスロットに装填された。エターナルからは緑色のオーラが発せられる。

最後のT2であるエターナルをエターナルエッジへと装填する。

『エターナル!マキシマムドライブ!』

エターナルエッジに緑のエネルギーが収束、エネルギーの刃を形成する。

「させるか!」

『サイクロン!ヒート!ルナ!メタル!』

『マキシマムドライブ!』

「「ビッカーファイナリュージョン!」」

エターナルエッジから放たれる斬撃をプリズムビッカーから発生するシールドで抑えようとしたが、ダブルは吹き飛ばされてしまった。

 

 

 

そのタイミングでオーズとアンクは行動を起こしていた。

「栄司!」

アンクから投げられた2枚のメダル。それを受け取りすぐにコンボチェンジする。

『タカ!クジャク!コンドル!タ〜ジャ〜ドルゥ〜!』

タジャドルコンボから発せられた風は、エクストリームメモリの エクスタイフーンへと収束・吸収され、クリスタルサーバーが黄金の輝きを放ち、風車のような羽が左右に三枚展開される。

「翔太郎、火乃栄司、そろそろ決着をつけよう。」

「はい!」

オーズは『スキャニングチャージ!』を発動、ダブル サイクロンジョーカーゴールドエクストリームと共に天高く舞い上がる。

エターナルは、「ゔぅ"、あ"ぁ"ぁ"ぁ"!」という呻き声を上げながら緑のエネルギーを光の玉へと変え、ネバーエンディングヘルを放つ。

「そんな技、アイツに比べれば!」

「あぁ!たとえ歪んでいたとしても!」

「ただの模倣が、本物(オリジナル)の意思の力に!」

「「「勝てるわけがない!」」」

かつて風都を地獄に変えようとしていた白い死神、すこし運命が変われば共に風都を守っていたかもしれない彼を擁護するつもりはない。だが、死者を侮辱するかのような行為を許せない3人は、その亡霊を振り払い本当の意味の安らぎ……と、言えるのだろうか、を与えるため渾身の一撃を放った。

2人と1人の同時攻撃はT2メモリを粉々にした。………一本を除いて。

そして、エターナルは跡形もなく消え去った。

 

 

 

ダブルとオーズは真っ直ぐ仲間たちの元に降りた。織斑先生は、アンクが運んでくれていた。

「刀奈、簪、真耶さん、ただいま。」

「「「おかえり(なさい)!栄司(くん)!」」」

三人一斉に栄司に飛びつく。

「照井、助かったぜ。」

「何、ガイアメモリ犯罪を取り締まるのが俺の仕事だ。」

そう決めて、照井は去っていった。T2以外のガイアメモリを使用していた生徒にお縄をかけて。

「さて、俺たちもそろそろ風都に戻ろうぜ…相棒。」

そう言う翔太郎の視線の先には、栄司たちがいた。

「あぁ、だがその前に言いたいことがあるんだろう、翔太郎?」

「……まあな、だけど心配なさそうだ。あいつにも……支え合い、助け合える仲間がいる。」

「Nobady's perfect、鳴海荘吉の受け売りだね。」

「そう言うなって。ま、あいつには言わなくても分かってそうだからな。帰るぞ。」

「フッ、そうだね。」

翔太郎とフィリップも自身の街風都へ帰っていった。最後に千冬に絡まれたが。

 

 

こうして、エターナル襲撃事件は幕を下ろした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その裏で……

顔にライダーとピンクの文字がある人物が白い時計のようなものを持っていた。

『エターナル!』



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第152話 休校と取材と衣装

前回までの三つの出来事。

1つ、ワールドに作られたNEVERの学園襲撃。

2つ、彼らの撃破、および一本を残してメモリを破壊。

そして3つ、それらを影から見物し、白い時計のような物を持っていた人物がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

NEVER襲撃事件が起こり、IS学園は復旧作業のため休校。そこまで長いわけではないが、疲れた体を休めるには丁度良いと栄司たちは考えていた。そんな時だった、あの話が持ち上がってきたのは……。

 

 

(「取材がしたい!?」

「うん、うちのおねーちゃん“インフィニット・ストライプス”って雑誌の記者なんだけどね、この休校期間を使って火乃くん達に取材したいんだって。」

この話を持ちかけていたのは、まぁ言うまでもないと思うが黛薫子である。

もちろん火乃くん達というのは彼女全員という意味だ。

「ちょっと聞いてみないと何とも言えないので……今日の6時前にはご連絡しますね。」

「お願いね〜。」)

「と、言うわけでして……。」

ここまでは栄司の回想説明だ。

「うーん、それ……私たちは問題ないけど……ねぇ?」

「そうだね、流石にスキャンダルになる。」

全員の心配事、それは山田先生との関係だ。

全「流石に学校の生徒と教師がそういう関係って書かれるのは問題になる。」

2人「デスヨネー。」

「今回は、先生はパスしますね。それに学園の復旧作業も残ってますから、皆さん楽しんできてください。」

「すみません。」

「いえ、そもそも一般世間的にはアウトですから。」

「この埋め合わせは必ず。……とりあえず薫子さんにOK出しますね。」

そう言って携帯を取り出す。

『あ、もしもーし。』

「あ、火乃です。さっきの件なんですけど……はい、はい。報酬とか出ます?本当ですか?じゃあ……それ8人分お願いできます?え、まぁ色々ありますから。はい、それでは。」

「なんだって?」

「明日の10時に出版社に行ってくれだそうです。……ストライプスの出版社って?」

「確か……ORE ジャーナルってとこよね?」

「……みんな、戦闘準備だけよろしく。」

「「「「「「え?」」」」」」

その言葉に驚きを覚えた6人だった。

 

 

 

 

翌日9:50。

約束の時間の10分前に着いた栄司一行は、既に薫子の姉である渚子に中へ案内されていた。

そして栄司は見た。城戸真司と思しき人物を。

「あの渚子さん、この会社に城戸真司って方、いらっしゃいます?」

「あ〜、城戸くん?居るわよ。ISについて何も知らない変わり者って言われてる。知り合い?」

「あ、いえ。こちらが一方的に知ってるだけですよ。」

「そう。さ、着いたわ。まずみんなには着替えてもらおうかしら。」

そう言って渚子が見せたのは、大量の衣装だった。




ジオウが龍騎編突入ということで、本作も龍騎編へ。
至らない部分があると思いますがよろしくお願いします。


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第153話 鏡と虚像とドラゴンライダー

前回の3つの出来事。

1つ、IS学園が復旧作業のため休校となる。

2つ、黛渚子から取材を受けることになる。

そして3つ、栄司は城戸真司の存在を確かめた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから、着せ替え人形が如く、何度も何度も着替えを繰り返し、写真撮影が続いた。

布仏姉妹と栄司以外は手馴れたもので、疲労感はあまり感じられない。

曰く、「代表候補生になったら、この手の仕事もある」そうだ。

 

栄司は少しの空き時間でトイレに行く事にした。手と顔を洗い、気持ちを入れ替える。

諸々を済ませて、トイレから出ようとすると、鏡から黒い物体が現れ、栄司を鏡へ引きずり込もうとする。

「お出ましか!」

鏡に引きずられそうになりながらもオーズドライバーを装着、メダルは予め装填して居たためサクッとスキャンする。

「変身!」

『サイ!ゴリラ!ゾウ!サ・ゴーゾ!サ・ゴーゾォッ!』

サゴーゾコンボに変身し、ゾウレッグで踏ん張りながら、タカカンドロイドとバッタカンドロイドを二缶起動させる。バッタカンドロイドとタカカンドロイドが彼女たちのところに向かう間も徐々に鏡へと引き込まれていく。

『栄司くん!?どうしたの?』

ようやくたどり着いたようだが、ほぼ手遅れだった。栄司は「鏡に……気をつけて。」とその一言を発し、完全に鏡へと引き込まれてしまった。だが、栄司は見たのだ………その姿を。

「変身!」という叫び共に。

 

 

 

 

それは偶々だった。偶然トイレに入ろうとした瞬間、誰かが鏡の中に引きずり込まれそうになってるのを発見した。が、その人物は普通の人では無かった。生々しいわけではない、むしろヒロイックなデザインのヒーローという印象を受けた。が、それはもう鏡へと取り込まれる数秒前。こちらで助けることを諦め、ミラーワールドに再び入ることを決意した。

龍のクレストがあるデッキを鏡に向け、Vバックルを装着する。

「変身!」

それに手に持つデッキを装填、仮面ライダー龍騎へと変身する。

「っしゃぁ!」

気合いを入れ、鏡の中へと入っていく。

 

 

 

オーズは鏡に引き込まれた瞬間、コンボチェンジを行う。

『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!』

タトバコンボへチェンジしつつ、自身を引き込んだ怪物を……ミラーモンスターを確認しようとした。だが、そこに居たのはミラーモンスターではなく、仮面ライダーだった。

「仮面ライダー……リュウガ。」

仮面ライダーリュウガ、仮面ライダー龍騎/城戸真司の虚像……城戸真司の影。

「よっ!よかった、間に合った。」

そう言って栄司の隣に立つのは…

 

 

 

 

 

 

 

 

城戸真司/仮面ライダー龍騎本人だった。



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第154話 龍騎と破壊者と生き残る

前回の3つの出来事。

1つ、オーズがミラーワールドへと引きずりこまれる。

2つ、その場面を城戸真司が目撃。

そして3つ、リュウガとオーズが対面、龍騎がオーズと並びたった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍騎とオーズはリュウガの様子を見つつ、ミラーワールドのORE ジャーナルから出て外へ。その間に情報交換を行う。

「大丈夫か?」

「え、えぇ。まだ戦闘には至ってません。」

「そうか。でも、どうして…この世界が、消えたはず……、いや無かった事になったはず!」

「……でも、なぜ記憶が…。」

「その話は後、来るぞ!」

残念ながら長話とはいかなかった。

リュウガはオーズらに高速接近しながら、バックルからカードを取り出し、ブラックドラグバイザーへ。

『………ベント!』『ソードベント!』

1枚目にベントしたカードした内容は聞こえなかったが、2枚目のソードベントが聞こえた時点で、龍騎もソードベントでドラグセイバーを召喚する。オーズもミラーワールドのライドベンダーに収納してあった反転版メダジャリバーを手に取る。

普段なら左手に持ち左側を外側に向けるとセルメダルを確認するウィンドウが見えるが、それもしっかり反転していて逆側にある。むしろそこ以外反転していない。

まぁ、とにかくメダジャリバーを構える。

オーズと龍騎の剣撃を左手に持ったドラグセイバーで防ぐと、そのまま2人を蹴り飛ばす。

吹き飛ばされた2人は地面に己が剣を突き立て、壁への激突を防ぐ。

その直後だった。龍の咆哮が聞こえたのは。栄司はその咆哮があった方向を確認する。そして、嫌な予感は的中する事となる。

黒い龍『ドラグブラッカー』は栄司を引き込んだときと同じように他のメンバーも引き摺り込んでしまった。

「しまった!刀奈、簪、変身して!鈴ちゃんとシャルちゃんはISを!虚さんと本音ちゃんは……ちょっと待ってて!」

そう言うとオーズは龍騎の方へ向き直る。

「すみません、僕にはミラーワールドから出る術がありません。あの2人のこと4人をお願いします。」

「で、でも!君はどうする?」

「なんとかして「その必要はないぜ。」え?」

『カメンライド!龍騎!』

そこにはもう一人の龍騎がいた。

「変身してない4人なら、既にミラーワールドの外だ。」

「つ、士さん!何故ここに?」

「偶々鏡でお前たちの姿を見た、それだけだ。さ、状況は……だいたいわかった。」

ディケイドはリュウガを見つめている。他のメンバーも気になり見ると、リュウガは一枚のカードを取り出し、左手のブラックドラグバイザーをツバイへと変化させていた。そして、ツバイの口を開かせそのカードを装填。

『サバイブ!』

暗黒龍は進化を遂げるのだった。



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第155話 サバイブとコンビネーションと握手

前回の3つの出来事。

1つ、栄司ヒロインズ鏡の中へ。

2つ、門矢士の登場により非変身者がミラーワールドから脱出。

そして3つ、リュウガがサバイブへと進化した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうやらリュウガは、こちらがゴタゴタしている間に、何故か持っていたスチールベントで龍騎のサバイブを奪ったようだ。

「くっそ、どうする!」

「何、さっさと片付けるだけだ。」

『カメンライド!ディケイド!』

ディケイドに戻ると、もう一枚黄色のカードをバックルに装填する。

『ファイナルフォームライド!リュ・リュ・リュ・リュウキ!』

「ちょっとくすぐったいぞ。」

そう言って龍騎の背中を開く。すると、龍騎は赤いドラゴンへと変形する。

その姿は龍騎の契約モンスターであるドラグレッダーに酷似していた。

龍騎をリュウキドラグレッダーにしたところでディケイドがアイコンタクトを取ってくる。早々に決めるつもりだ。

「簪、刀奈、決めに行くよ!」

『サイ!ゴリラ!ゾウ!サ・ゴーゾ!サ・ゴーゾォッ!』

再びサゴーゾコンボにコンボチェンジすると同時に『スキャニングチャージ!』を発動させる。

バースもバース・デイを発動させる。ポセイドンは既にブラックドラグランザーの背後に回っている。

『ファイナルベント!』

エコーのかかったそれが、辺りに響き渡る。

リュウガサバイブはそのまま空へと上がり、ブラックドラグランザーのヘッドの目の前へ。

そのタイミングでオーズはサゴーゾインパクトを発動、ブラックドラグランザー諸共リュウガサバイブを地面に落とそうとする。

リュウガサバイブは落ちた。が、ブラックドラグランザーの方は、流石はミラーモンスターも言うべきか、重量操作を逆らいその場に留まっている。

だが、それを想定していないオーズではなかった。

ブラックドラグランザーは黒炎を放とうとしている。が、バース・デイ展開中のバースがブラックドラグランザーの口目掛けて、ブレストキャノンを放ち黒炎を相殺、そのまま背後のポセイドンがブラックドラグランザーを叩き落とす。

リュウガサバイブとブラックドラグランザーはオーズに引き寄せられ、サイのツノとゴリラの剛腕で攻撃する。

「セイヤー!」

その攻撃でリュウガサバイブとブラックドラグランザーは宙を舞った。

 

そしてディケイドとリュウキドラグレッダーは、既に空中へ向け、準備していた。

『ファイナルアタックライド!リュ・リュ・リュ・リュウキ!』

リュウキドラグレッダーが放った炎を纏い、ディケイドはリュウガサバイブへと必殺の蹴りを放つ。

「ハァァァァッ!」

ディケイドの蹴りは直撃。リュウガサバイブとブラックドラグランザーは爆散し、ミラーワールドの崩壊が始まった。

 

 

「ふむふむ、割と早い撃破だったが、欲しいデータは手に入った。」

と、遠くから見ていたワールドは満足気に呟くのだった。

 

あの後、オーズ達は崩壊するミラーワールドから急いで脱出した。

気付いた時には士の姿はなかったが、城戸真司とは握手を交わし、礼を伝え、連絡先を交換した。

そして取材の続きを受け、IS学園へと戻ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このミラーワールドの件、栄司達の陰で動いて居るものがまた居た。今回握られて居る時計は、黒ベースに金のリングのようだ。

『……リュウガ!』




本日もう一作品投稿しております。
リクエスト作品ではございません、ご了承ください。


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第156話 高級レストランと酔いとお願い

前回の3つの出来事。

1つ、リュウガサバイブを撃破。

2つ、城戸真司と連絡先交換をする。

そして3つ、再び裏で動く者が居た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の取材の報酬である何かの8人分。それは高級レストランのディナー招待券、事前調べでドレスコードがあるらしく、予めタキシードやらドレスやらを用意していた。

「本日は当店のスペシャル・ディナーにようこそお越しくださいました。今回はコースメニューで順番にお料理を出させていただきます。山田様以外は未成年ですので、ソフトドリンクをお選び下さい。」

「僕はオレンジで。」

「アタシはリンゴ。」

「私は…山ぶどうスカッシュで。」

「私も、同じの。」

「わたしは〜、カルピス」

「申し訳ございません、カルピスはご用意しておりません。」

「え〜、そんな〜。」

「本音、ソフトドリンクメニュー見てないで言ったでしょ?すみません。それでは、パインを2つで。」

「俺は……グレープを。」

「かしこまりました。」

未成年のソフトドリンク注文を終え、しばらくした頃に料理が振舞われた。

「流石最高級レストラン、ワインも飲みやすかったし、お料理も美味しかったです。」

「ホントね、すごく美味しかった。」

粗方食べ終えた頃だった。唐突な発言にビックリしたのは。

「えいじ〜、これなんて水ぅ〜、ヒック!」

「え?か、簪?どうした……?」

「「「「「「「まさか、酔ってる?」」」」」」」

「お客様、如何なさいましたか?」

「え、えっとかくかくしかじかでして…。」

「これは……申し訳ございません。こちらの不手際でアルコールをお出ししてしまったようで。大変失礼いたしました。」

「ふへへ、酔ってないろ〜。」

「とりあえずお冷やをお持ちいたします。」

「お願いします。」

そう言うと店員さんが急いで水の入ったグラスを運んでくる。

その水を簪に飲ませる。

「ぷはぁ!」

幸いにもほとんど料理も食べ終えた後の出来事だったので、とりあえず栄司がおんぶして連れて帰っていた。

「え〜い〜じぃ〜。だ〜い好き。」

「ありがとね、簪。」

栄司の背中で酔っ払った簪が甘えている、その光景は他の6人を嫉妬させるには十分だった。

 

 

 

部屋に戻り、簪をベットに寝かせ、振り返る。そこには、プクーッと頬を膨らませる4人がいた。

「「「「え〜い〜じ〜(く〜ん)(エイエイ〜)」」」」

言うまでもないと思うが、刀奈、鈴、シャル、本音の4人だ。

「簪ちゃんばっかりず〜る〜い〜!」

「そうだ〜そうだ〜、かんちゃんばっかりずるいのだ〜。」

残りの2人は無言の圧を発して来る。

「わかった、わかったから。」

そう言って、簪の居ない方のベットに座る。

「みんな、おいで。」

足をそこそこ開いたところに刀奈と本音を寝かせる。背中には鈴とシャルがもたれかかる。虚と山田先生は簪の方についてくれた。まぁ、後でやる約束でだが。

「おっ邪魔しまーす。ひーくん、居ますか…おっとおたのしみ中か。でも、ごめんね。要件を済ませないといけないんだ。」

「どうしたんですか、束さん。」

「ちょっと、お願いがあってさ。」

束さんは普段の様子とは違い、真剣そのものと言わんばかりの雰囲気を纏っていた。



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番外編 バレンタインデーのお話

2/14、バレンタインデーの数日前。

…………皆、焦っていた。

 

 

 

 

 

作者の場合

作者は焦っていた。そんな美味しいイベントの話を、まだ書いてなかったことを。

そして、作者自身チョコなどもらった経験がほとんど無いことを…。

故に妄想である、許せ。

 

 

 

 

 

刀奈の場合

「………手作りの方が良いかなぁ?それとも、既製品の方が……。」

刀奈は迷っていた。生まれてから特段恋愛などしてこなかったので、好きな男子にどんなチョコを渡せば良いのかなど知らなかった。

「………うん、これはやめよう。」

一緒、自身にチョコを塗って行くなんて言う大胆な案を思い浮かべたが、流石に恥ずかしくなったので、取っ払った。

「よし!手作りで行こう!」

手作りチョコにすることをようやく決断した。

 

 

その頃、簪は……

刀奈が迷っている頃、既に準備を開始、試作を繰り返していた。

「うーん、もう少しビターな感じでも良いかな?」

何度も何度も試行錯誤し、最高の一品を目指しているのだった。

 

 

 

 

布仏姉妹の場合

「おねーちゃんは、チョコどうするの?」

「料理苦手だから、既に買いました。」

「ほえ〜、私も買わないとなぁ〜。」

「早くしなさい。もう日が無いから。」

「は〜い。」

そう言って着ぐるみから着替えるのだった。

 

 

 

シャルロットと鈴の場合

……なんと!この2人何もしていなかった。

 

 

山田先生の場合

レゾナンスで慌てふためきながらも、着実に候補を絞っていき、これだと思うものを決めた。

それにかかった時間……2時間半。

 

 

 

 

 

 

そして迎えた、バレンタイン当日。

一同栄司の部屋に集まっていた。

部屋は誰が動くかで緊迫して……なんて事は無く、年功序列で渡して行った。

山田先生からは梱包からしてお高めのものを、虚からも同じ良いな感じだ。楯無は自作したチョコを可愛らしいラッピングをして、簪はシンプルなデザインの物を渡した。

シャルロットと鈴は(やっぱり日本に合わせるべきだったかな?)と、若干後悔していた。

全て渡し終えたところで、栄司からアクションがあった。

まず、チョコを渡した彼女らに、それぞれのイメージカラーのアクセサリーを渡した。

そして、シャルロットにはプリザーブドフラワー化されたバラの花束を。鈴には映画のチケットとディナーの招待券を渡した。

 

 

そこからは部屋でイチャイチャしていたとさ。

 

 

 

 

少しだけ部屋から抜け出した栄司は、屋上にいるアンクの元へ。

「ア〜ンク。」

と、アンクに差し出したのはチョコアイスバー。

「最近じゃ、友達同士でもあげるんだってさ。なら、相棒にあげても問題ないよね。」

「そうだな。」

「アンク、これからもよろしくな。」

「あぁ。」

 

 

 

 

 

ちょっと番外

「なんか、チョコ貰えそうな気がする。」

と、一夏も箒とセシリアからチョコを貰うのでした。



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第157話 束の願いと時の王者と祝い

前回の三つの出来事。

1つ、取材報酬であるレストランで食事をする。

2つ、簪が酒を誤飲。めちゃくちゃ甘えん坊になった。

そして3つ、他のヒロインズが嫉妬、イチャコラしてる中、真剣な表情の束が訪ねてくるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

束が訪ねてきたことで、栄司は場所を移動した。

「束さん側から頼み事って、相当な事……ですよね?」

「うん。お願いっていうのは、コアメダルが一枚欲しいんだ。」

「え?コアメダルが…なぜ?」

「……束さんも戦場に出ようって思ってる。今後激化するであろう戦況を変えるために。」

「で、でも!なんでコアメダルなんか…。まさか、オーズドライバーを複製したとかじゃ…。」

「ううん。ISをベースにしたパワードスーツ。だけど、コア二枚だと出力が安定しないんだ。」

「よかった。あれは、使ってる自分が言うのもおかしいですけど、かなりリスキーですから。」

コアメダルの力を受け止め切る器が無ければ、欲望の力が暴走し、石棺封印を発動させる。器がでかくなければ自身の身が滅ぶ、オーズドライバーとは諸刃の剣と言える。

「わかってる。でも、ワールドにISコアを停止させる能力がある以上、普通のISではもう手が出ないんだ。」

「……でも、万が一が起こって、束さんの身に何かあったら…。」

「そうですよ。」

「「!?」」

その場に居ないはずの人物の声、2人はそれに驚いた。だが、決して聞いたことのない声ではない。聞き慣れた声だ。

「織斑一夏」「いっくん」

「火乃栄司。俺の物語を変える、欲望にまみれた王。俺が、この世界の主人公(おう)だ。」

「な、何を言って…。」

『ジクウドライバー!』

織斑一夏はジクウドライバーなるベルトを装着すると、何やら時計のようなもののリングパーツを回し、上のボタンを押す。

『ジオウ!』

それを栄司から見たドライバーの左側に装填し、ベルト上部のボタンを右手で押すと

バックルが、斜めに倒れる。

あとは常盤ソウゴと同じポージングを取り、「変身!」左手でバックルを回す。

『ライダータイム!カメ〜ンライダァ〜!ジオ〜ウ!』

織斑一夏の姿が見たことのない姿へ変わっていく。

顔には《カメンライダー》と書かれており、仮面ライダーである事は確かなのだが…。

「オ、栄司ィ!早く変身しろ!」

「え?あ、うん。」

メダルを投げ渡されていることに気付き、すぐさまメダルを取る。

「変身!」

『タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!』

「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を超え過去と未来をしろしめす時の王者、その名も仮面ライダージオウ!自身の覇道を阻むものと真の邂逅を果たした瞬間である。」

その言葉をバックに、欲望の王と時の魔王は剣を交えた。




大変長らくお待たせいたしましタァ!
一夏ジオウを出したせいで余計時間がかかってしまった。


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第158 黒龍の鎧と撤退とおまけ

オーズとジオウは場所を無人の鉱山に変え、戦闘を続けていた。

が、距離が離れると銃モードのあるジオウが有利になる。遠距離攻撃に乏しいオーズには少々厳しい状況だ。

もちろん、アンクが居なければの話だが。

「栄司!こいつにメダルを変えろ!」

投げ渡される2枚メダルをキャッチし、すぐさまメダルを変える。

「させるか!」

ジオウが斬りかかってくるが、遅かった。

オーズは既にメダルをスキャンして居た。

『クワガタ!カマキリ!バッタ!』

メダル型オーラがジオウを弾き飛ばす。

『ガータガタガタキリバ!ガタキリバ!』

「能力解放。」

ガタキリバコンボになると同時に能力を解放、SIC状態となる。

「そっちがその気なら!」

『リュウガ!』

ジオウはリュウガライドウォッチをジクウドライバー左側のスロットに装填し、ベルトを回す。

『ライダータイム!カメ〜ンライダァ〜!ジオ〜ウ!アーマータイム!アドベント!リュウ〜ガァ〜!』

黒い龍の頭のような肩アーマーが目立ち、龍騎じみたその顔にはカタカナで「リュウガ」と書いてある。

「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を越え、過去と未来をしろしめす時の王者!その名も仮面ライダージオウ リュウガアーマー!まさに誕生の瞬間である!」

高らかな祝いの言葉を告げたウォズに対し、栄司とアンクは顔を見合わせた。

「なぁ、アンク。まだあの……時計?まだありそうだけど、一回一回やるのかな?」

「知るか!来るぞ、集中しろ!」

ウォズのセリフが終わった瞬間から動き出していたジオウは『フィニッシュターイム!リュウガ!』ベルトを回そうとしていた。

『スキャニングチャージ!』

50体に分身し、一斉に飛び上がる。

『ファイナル!ターイムブレーイク!』

「オリャァァァァ!」

「「「「「「「「「「セイヤァァァァァ!」」」」」」」」」」

黒炎を纏ったジオウの蹴りと50体の一斉キックがぶつかる。

中心点で爆発が起きると、ジオウのアーマータイムは解除され、素のジオウが降ってきた。一方オーズはSIC状態の解除で済んでおり、しっかり着地する。

「クッソ……。」

「我が魔王、とりあえずここは撤退しよう。」

ウォズはジオウにそう告げ、自身のマフラーを伸ばして、消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

「栄司くんが作業場から出てこない?」

「うん、ずっともう半日中に居る。」

「どうしたのかしら?ちょっと見に行きましょ?」

刀奈と簪は音を立てずに作業部屋に入った。そこにはグッタリとした栄司の姿があった。

「「栄司(くん)!?どうしたの?」」

「そ、それ……。」

栄司が指差した机にはshf仕様のポセイドンだった。

「オーズもバースもあって、ポセイドンが無いのは……ね?」

「栄司くん、……無理しちゃダメじゃない。」

刀奈はそれを自身のためと知り、雫を1つ、落とすのだった。



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第159話 負担と連絡と警察

何とか前回から1ヶ月開けることになる前に投稿できた。



たいっへん!長らくお待たせ致しましたぁ!


ジオウ/一夏がウォズの判断の下撤退した。それと同時に、栄司は強制変身解消、気絶……はしなかったが、膝をついた。

栄司と言えど、能力解放状態から50体分身はかなりの負担だったようだ。

膝をつく栄司にアンクが近づく。

「アイツ……一体何者だ?」

「多分織斑は、別のライダーの力を使えるんだ。間違いない、アレは……仮面ライダーリュウガの力だ。」

「なるほどな、確かに奴の顔にはリュウガ文字があった。」

「とりあえず部屋に戻ろう。」

「ったく。」

アンクは栄司に肩を貸す。

「もっと、強くならないと……。」

「そうだな、早めに対策を立てねぇと…。」

「それに……この件を早く、皆さんに知らせないと。」

「だな。」

「あ、アンク。」

「なんだ?」

「アイス、冷蔵庫の中だから。」

「今は自分の心配だけしてろ。」

「あぁ、そうさせてもらうよ。」

こうして部屋のベッドに栄司を寝かせ、アンクは左翔太郎に連絡を取る。

『栄司、どうした?』

「アンクだ。例のジオウと栄司が交戦した。」

『マジか!で、栄司は?』

「無事だ。ただ、かなり強敵だ。別のライダーの力をアーマーにして使う。」

『なんだそりゃ……まるで…。』

「あぁ、ディケイドみたいな奴だ。」

『わかった。後は俺が回しておくから、アンク、お前もしっかり休んどけよ。』

「グリードの俺が休む必要なんてないが。」

『まぁ、そう言うなって。』

「……またなんかあれば連絡する。」

『無茶はすんなよ、それじゃあ。』

栄司の携帯を充電器にさし、冷蔵庫からアイスを引っ張り出す。

「束のアレの完成を急ぐべきか…。」

アンクの脳裏に浮かぶは緑色の機体。そして、コア部分にある2枚のメダルともう1枚分の窪み。

「俺も、火炎だけじゃ……。」

そう呟くアンクの手には、自身のであって自身のではない3枚のメダルがあった。

「せめて、スーパーメダルがモノになれば…。」

 

 

 

 

 

 

翌日のHR

「えー、本日の予定だが急遽決まったことがある。5、6時間目に警察の方が来る。くれぐれも粗相のないように、わかったな?」

「「「「「「はい!!!」」」」」」

「それから、火乃の関係者は5時間目の10分前で構わん、職員室に来い。」

「わかりました。」

「連絡は以上だ。」

警察と聞いて栄司はどっちだ?と悩んでいるのだった。

 

 

 

栄司達は昼食を終え職員室へと向かった。

「「「「「「失礼します。」」」」」」

「あ、栄司くん。こっちですよ。」

山田先生に案内されたのは小会議室的な場所だった。

案内されたその場所に居たのは……。



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第160話 ドライブと書き換えと大慌て

前回の3つの出来事。

1つ、栄司とアンクはジオウの力を推理、翔太郎に報告する。

2つ、アンクが焦りを感じる。

そして3つ、栄司達が呼ばれた場所にいた人物とは……。

 

 

 

 

 

 

 

案内された場所にいた人物それは……。

「やぁ、永夢先生から話は聞いてるよ。」

「あ、あなたは……

 

 

 

 

 

 

 

 

泊 進ノ介、仮面ライダードライブ!!」

『ふむ。どうやら、我々の事も問題なく知っているようだね。』

「「「「「「べ、ベルトが喋ったぁ!!」」」」」」

「彼はクリム・スタインベルト。元々は普通の人だったんだけど、訳ありでこんな姿に…。彼、泊進ノ介さんを仮面ライダードライブに変身させる。通称“ベルトさん”。」

『まぁ、そう呼ぶのは進ノ介だけだがね。大体の人はクリムと呼ばれている。まぁ、好きなように呼んでくれたまえ。』

「それで、お二人はいつ頃からこっちの世界に?」

「あ〜、それなんだけどな……全員来てるんだ、特状課ごと。」

「え?」

「俺とベルトさん以外にも、霧子にりんなさん、課長に現さん。それから究ちゃんと剛もな。」

「全員集合してる。えーと、こっちの世界じゃ特状課は知られてないし、まともに活動しづらいからここに来たと?」

『それなんだがね。何故か皆我々のことを知っているんだ。ドライブに関して以外ではあるがね。』

(世界の融合に連動して、記憶の書き換えが起こってるのを確認するのは2回目だ。)

移動販売車でドーナツ屋をやっているはんぐり〜があたかも前からあったかのような反応をした山田先生。その時、世界の融合が過去にも影響を及ぼしているのではないかという仮説を立てた栄司は、今回の件で確証を得た。

「で、特状課……特殊安全状態確認課ってこじ付けのような正式名称を与えられて、ここに来たってわけ。」

「確かに、日本の生徒の安全を確認するには都合の良さそうな部署に仕上がってるな。」

「こういう時くらいアイスはやめてくれよ。」

「…チッ。」

「まぁ、栄司くん達と話もしておきたかったから、ちょうど良かったんだけど。」

「わかりました。この後は?」

「まぁ、学園内を回る予定だ。授業風景でも見ながら……ちょっと失礼します。」

発信者を確認すると、少し離れた位置で出る。

「なんだ、剛。なんかあったのか?……え?チェイスと英志が!?どうして……わかった。急いでそっちに向かう。ベルトさん緊急事態だ。すみません、急用が出来ましたので、今日は失礼します。」

大慌てで出て行く進ノ介を栄司は追うのだった。



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座談会の様子part1

久々に投稿したと思ったら座談会?
はやくドライブ編上げろ?
それとも、遅すぎて話忘れた?

とにかくすみません。

今回から分けて座談会の様子をご覧いただきましょう!

本当に遅くなってしまい申し訳ないです。
ドライブ編が詰まってしまってますので、
しばしお待ちください。


主「皆さん、こんにちは。うp主のprotoと……」

 

栄「こんにちは、栄司です。」

 

主「本日はゲストをお招きしております。では、どうぞ!」

 

鉄「はい!皆さん、はじめまして!鉄血のブリュンヒルデです!気取らない性格なので、テツと呼んでください!笑」

 

主「えー、という事でですね、インフィニット・ストラトス 世界への反抗の作者 鉄血のブリュンヒルデ氏ことテツさんにお越しいただきました〜。

そして、本日はもう1人お越しいただいております!世界への反抗の主人公 竜川 櫂さんにもお越しいただきました〜!」

 

櫂「え?俺も自己紹介すんの?

あー、えっと……竜川 櫂だ。魔法使いやってる。よろしく〜。」

 

栄「はじめまして、櫂くん。火乃栄司です。」

 

櫂「あぁ、そうだな。はじめましてか。なんか名前だけならこの前あった気がしなくもねぇが……。」

 

栄「それは……多分火野映司さんの方だね。俺の名前、同音異字だからね。」

 

そう言って栄司は「火野映司」と書かれた紙と「火乃栄司」と書かれた紙を持ち、自身の名前の方の紙を指す。

 

櫂「ややこしいなお前……。それはそうと、俺達は今日なんでここに呼ばれたんだ?俺は何も聞いてねぇぞ。」

 

主「それはこちらから説明させてもらうよ。

えー、今回のコラボ座談会はですね、本作 欲望の王、降臨のお気に入り登録者数300名突破記念!ということで企画されたんだけど、結局この座談会が実現した今400人超えててさ〜。まぁ結論から言うと、櫂くんがいるのはこれが本作と世界への反抗とのコラボだからだね。」

 

櫂「400人?マジかよ、ウチとは大違いだな。」

 

鉄「やめろ、言うな……。」

 

主「ま、まぁまぁ。櫂くん達の世界も覗かせてもらってるけど、僕個人としては凄く楽しませてもらってるよ。」

 

鉄「ま、マジですか!ありがとうございます!」

 

櫂「俺としては、面倒ったらねぇけどな。」

 

栄「確かに……オーズとして戦えるのは嬉しいけど、面倒事は多いね。」

 

櫂「ただでさえファントムやら財団Xやらで忙しいってのに、今度は別世界との融合とか……労働基準法ガン無視だな。」

 

主「文句はワールドに言ってくれ。」

 

櫂「だってよ。」

 

鉄「だから、言うなって…。」

 

栄「別の世界と融合はこっちでも起こってて、先輩ライダーに会えるのは感激だけど、強敵まで来るからね。いいことばかりじゃない!」

 

主「だからワールドに言ってくれ。

ま、まぁ、ネガティブな話ばかりではせっかくの座談会が盛り上がらないという事で、楽しい方向に話を進めましょう!」

 

鉄「そ、そうですね!櫂も、もう本編にケチつけんなよ?」

 

櫂「しゃーねーな。」

 

主「では、早速1つ目のお題?に入ります!1つ目のお題は……。」

 

 

 

…………to be continued



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