少し勝手な娘。 (光車)
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転生

僕は少し、いやかなり自分が嫌いだ。

それは僕が自分勝手過ぎるから。

いつもみんなを不愉快にしてしまう。

だから自分が嫌いだ。

でも、自殺するのは嫌だ。

だから誰か殺してくれないかな〜って思いながら生活していた。

 

だからこそ。

 

街中で刺された時、僕は歓喜した。

 

やっと死ねる、と。

やっと終われる、と。

 

けど、それは間違いだった。

 

僕は転生した。

 

性格を変えて《・・・・・・》。

 

僕が嫌いだったのが自分勝手な性格だ。

だから、それが消えるのなら問題なかったりする。

 

…もしかしたら変わってないかもしれないけど。

まあけど、多分大丈夫。

だって、僕はこういうのが良かったんだから。

 

転生、とか。

 

擬人化、とか。

 

ちなみに転生するのは、ポケモンの世界。

自分が持っていた《・・・・・・・・》アブソルの擬人化ポケモンに転生したい。

そう言ったら、許可してくれた。

 

え?それは誰かって?

……っは!

そういえば記憶が曖昧だ……。

 

まあいいや。

 

楽しみだな。

 

 

 

アハハッ☆

________________________________________________________________________________________

 

ねえ。

 

確かに自分が持っていたアブソルって言ったけど……。

 

それは6Vだったからであって……。

 

誰も♀にしてなんて言ってない‼︎

 

まあ自分が良く考えずに言った事なんだし、仕方ないか。

 

確かあのアブソルの努力値って、攻撃と素早さを限界まで上げてたよね。

 

……ああ。

使いやすいかも。

 

どうやって遠距離攻撃すれば良いのか分からないし。

 

あ、さっき擬人化が好きって言ったけど、もちろん自分も擬人化させて貰ってる。

ちなみに何故か色違い。

しかも元々の色違いとは違う、全身黒の顔が白、目が青って感じ。

飾りみたいなのは無い。

黒髪ロングの黒い服に、白い皮膚に青い眼。

身長は160位。

 

自分で作ったのは服とか。

髪型、身長等は転生させた奴が。

容姿とかは大体わかっている。

因みにこれをポケモンに直すと……。

黒くて目が青く、顔は白いアブソルになる。

まあ、これだけじゃあ何を言いたいのかわからないと思う。

 

何が言いたいかというと……。

この世界はゲームじゃない。

だから、特異個体(・・・・)は色違いだったり、大きかったりするのだ。

ゲームの常識が当てはまらない。

それがこの世界だ。

 

よく考えてみてくれ。

確かにゲームでは4つしか技を覚えることはできない。

だが、アニメではどうだ?

明らかに4つ以上の技を覚えているだろう?

どっかのカイリューなんて、7つくらい覚えてた気が……。

 

まあそんな感じで、制限は無いんだと思う。

けど。

実際、そのポケモンが覚える技を全て使えるかと言われたら使えるだろうか?

答えは無理だ。

全て覚えるなんて難しすぎる。

だから、わかりやすいように4つとしていたんだと思う。

 

だからこそ、頑張らなければいけない。

ここは野生のポケモンが沢山いる。

死ぬ可能性も低く無いのだ。

 

4つの技を把握しても、相手の技を全て知れるわけではない。

複合技みたいなのもあるかもしれない。

知らない技も。

知らない特性も。

 

ポケモンだって、レベルが2〜3なんていう感じでは無いかもしれない。

だから。

一生懸命、足掻かなければいけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え?

そんなことしなくても最初から人間に生まれ変わればよかったんじゃないかって?

 

だめだよ?

だって、自分で戦うのが楽しみなんだから!

 

 

 



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レベル。

僕は、これからどうしよう。

とりあえずレベルを上げるのは決まってる。

でも、その後なんだよね。

トレーナーに捕まるか、自然の中で自由に生きるか。

どっちでもいいけど。

 

まあとりあえずレベル上げしよう。

________________________________________________________________________________________

 

硬い、強い。

こちらの攻撃が当たらない。

 

「グルォォオオオオオ!」

 

え?

 

ドンッ!

 

「が……はッ!」

 

吹き飛ばされた。

一撃で。

 

ここのポケモンのレベルは一体いくつなんだ?

一応30位までは上げた筈。

なのに。

レベル50以上?

 

そんな考えが巡るうちに、

 

ダンッ!ダンッ!

 

地震とも取れるような足音が聞こえてきた。

 

「グレァァァ⁉︎」

 

ゴローニャは逃げた。

 

でも、あれが逃げるという事は。

 

………ヤバくない?

 

「グレアアアアアアアアァアァァァァァァンン!」

 

……は?

 

そこには。

 

通常、つまりゲームやアニメでは考えられないポケモンが、存在していた。

________________________________________________________________________________________

 

恐竜のようなフォルム。

水でできた体。

中の人型の黒いコアのようなもの。

それがそのポケモンだった。

 

逃げ遅れ、いわタイプだと思われるこちらも知らないポケモンが、一撃で瀕死まで追いやられ、

 

食われた。

 

一撃。

がんじょうな筈のいわタイプが。

 

それはこちらを見やり。

 

まるで興味がないとでも言うようにどこかへ去っていった。

 

________________________________________________________________________________________

 

トラウマになった。

 

あの光景を見てから20年経った今でも鮮明に思い出せる。

 

………あの時の私は、一撃で()が殺られる所を、簡単に想像できてしまった。

 

でも、そろそろ終わり。

 

あの水龍を、たおす。

________________________________________________________________________________________

 

正直言って、レベルが分からない。

100位だとは思うけど。あいつは。

 

「グレアアアアアアアアァアァァァァァァンン!」

 

出た。

特訓の成果。

見せてやる。

 

つなみ

 

受けた。

 

ふぶき

 

受けた。

 

コメットパンチ、うずしお、かみくだく。

 

沢山の技を食らった。

 

でも。

 

私は生き残った!

 

が ま ん

 

これで、終わりだ!

 

「グァァァアアアアアアアアアア⁈!」

 

________________________________________________________________________________________

 

あのポケモンは崩れ落ち。

私は生き残った。

 

私の、勝ち!

 




意味わからん、て言う人がほとんどだと思います。
大分飛ばしましたし。

飛ばすな!って言われそうですが、これ以上詳細に書けそうにありません。

活動報告にアイディア募集してます。

この間の話、是非思い付いたら!
コメント下さい!


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はがね。

これは私の過去の話だ。

今でこそ、このタイプ、あく、はがねになっているけど、最初からそうだった訳じゃない。

最初は他のアブソルと同じ、あく単体だった。

 

けど、仲間の余りの防御力の低さ に驚愕した。

私は、もちろん6Vだし全能力が高い。

けど。

元々低い能力値はどうしようもならないのだ。

いや、ならない筈なのだ。

 

なのに、私だけは違った。

防御力は高く、流石に攻撃などには及ばないものの、アブソルという種族から見ればかなり硬かったのだ。

だから、私は硬さを追求してみた。

 

単身山登りしてみたり。

海を泳いでみたり。

 

ただ体を鍛えていただけだった。

 

けど。

 

私にははがねタイプが追加された。

 

ついでに言えば。

 

ドラゴンタイプも追加された。

 

けど、同時に二つのタイプしか持てない。

だから、フォルムチェンジという形で対応した。

 

その頃だった。

レイ(・・)に出会ったのは。

 

彼ははがねタイプがとても好きだった。

そして、いつかそのはがねタイプでチャンピオンになってやろうとしていた。

 

けど、彼はそもそもポケモンを持っていなかった。

その村ならポケモンを貰っている筈なのに。

だから、いじめられていた。

 

私は可哀想だった。

だから。

彼の手持ちになってあ(・・・・・・・・・・)げた(・・)

 

最初の頃は彼が可哀想だったから、なんて理由だったけど。

 

今じゃ、私が彼を拠り所にしてるくらい。

 

正直言って、彼の戦い方は強引だ。

ポケモンに負担を掛けさせてしまう、戦い方だ。

それに、メンバーだってそう。

ある程度は選んでいるみたいだけど、組み合わせがなってない。

一体一体が分裂している。

役割分担を出来ていない。

 

それでも、一緒に来たからこそわかる。

彼は、自分とポケモンを信じている。

 

異能トレーナーなら、対処可能だ。

けど、異能と絆、信頼などから来るトレーナースキルを両立したらどうだろう?

彼の強さは、ポケモンと戦い方、そしてそれに対するトレーナースキルの相性だ。

 

異能で私達の力を限界まで使えるようにして。

傷付けば絆パワーで回復。

信頼で力を貸し借りし。

異能として放つ。

 

こんな芸当が出来る人がいるだろうか?

おそらくいないだろう。

いや、正確に言えばいるかもしれない。

けど、こんな事をやる人がどこにいるのか。

元々異能だけで事足りるのだ。

だからやらない。

トレーナー自身が鍛えるなんていう事は基本ない。

でも、彼はした。

そして、強くなった。

私達は強くなった。

チャンピオンになった。

 

そして、私は……。

まあいいや。

過去の話をこれ以上しても仕方ない。

今日はこれくらいで。

さようなら。




ここまで来て、もう片方の読んでたら分かるよね?

そう。
この娘、レイのソルちゃんです。


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