魔法科高校の黒トリガー使い Reboot (三日月達也)
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物語のプロローグ

えー画面の皆様、どうもはじめまして。

 

僕は・・・・どこかの誰かだった者です。只今名前だけが思い出せず、真っ白な空間にいることが現在把握できることですね。何故か名前だけ思い出そうとすると変にノイズがかかる。

 

きっと普通の人ならもっとあたふたするのが当然の行動なのかもしれないが、一周回って冷静になりましたよ、ハイ。

 

さて・・・本当にここはどこなのだろうか

 

「ここは私が作り出した空間です」

 

へぇ~・・そうなんですか・・・・って今誰が喋った!?

 

「こっちです、後ろですよ」

 

言われた通り後ろを向くとそこには..........光っている球体のようなものがいた。

 

「・・・え、ナニコレ。これが喋ったのか?」

 

「あ、すいません。確かにこれではあなたの方からは私の姿は見えませんね。少々お待ちください」

 

すると、球体がさらに光だし、徐々に人の形になっていった。

 

「この姿はあくまで仮の姿なのですが、あなたとお話しするにはこちらの方がいいと思いまして」

 

・・・・美人だ、いや女神がいる。それほどまでに目の前の人はとても美しい。見た目はF〇teの桜の黒髪バージョンに似ている。ヤバイ、女子に縁がない俺にとってははしゃぎたいほどテンションが上がっているのだが、そんなことすれば絶対引かれるのでここは我慢、我慢だ。

 

あれ、なんか・・・目の前の人の顔が心なしか顔が赤いような・・・・

 

「そんな・・美人なんて///」

 

「・・・・・もしかして心の声聞こえています・・か?」

 

「えっと・・はい///」

 

ギャァァァァァ!恥ずかしい!

 

「あ、いえ私があなたの心の声が聞こえることを言ってなかったので、私が悪いんです」

 

いぃぃぃやぁぁぁぁぁぁ、その優しさが地味に痛いからやめてぇぇぇぇ!

 

 

 

 

 

 

 

~数分後~

 

「いや、すいません。取り乱して・・・」

 

「いえいえ、大丈夫です」

 

なんとか落ち着いた。けどあぁ・・穴があったら入りたい・・・・・

 

「それで、あなたは誰なんですか?」

 

「私は魂を管理する神。ゼウスやヘラといった名前はありませんが、お好きなようにお呼びください」

 

なんと、マジの神様だった。

 

「では、神様と。で神様、なんで俺がこんなところに?後、名前が思い出せないんですが」

 

「・・あなたには、謝っても謝りきれないことを我々はしました。・・・本当に・・申し訳ございませんでした!」

 

そう言って土下座をした。え・・・

 

「ちょ・・いきなりやめてくださいよ!」

 

美人が俺に土下座しているこの図・・・ヤバイ110番ものだぞこれ。

 

「実は・・・・・

 

そこから神様がここに俺を連れてきた理由を聞かされた。とても長い話なので読者の皆様には要約すると

 

□この神様ではない別の神様が世界に危険を及ぼす可能性がある魂を連れてきた。

 

□しかし、本来連れて来るはずだった人と間違えて俺を連れてきてしまった。

 

□神から連れて来られると世界からいなかったものとされ、俺に関するすべての情報は無になった。

 

□俺を連れてきた神様は罰として牢獄のようなところでしばらく休まず働かされる。

 

□その神様の部下であったこの人が俺に説明する担当になり、こうして会いに来てくれた。

 

 

 

「・・・・・・・・・ん~、なんか全部他人事のように思えるけど、俺に起こったことなんだよなこれ」

 

「はい、我々神々は基本的にそのようなミスをすることはまずないのですが・・・あの人はその・・・」

 

あぁ、性格に問題があるのか

 

「いつも神酒ばかりのんで、おまけに女の部下にはセクハラするし、休日にいきなり職場に来いと言われたことが何回もあったり・・・・・」

 

あれぇ?神様たちの仕事風景って俺たち人間ととそんなに変わらないのか!?てかそいつクズ上司だな!

 

「基本あなたたちと変わりませんよ」

 

あ、心読めたんですねそういえば。さて、

 

「俺、これからどうなるんですか?」

 

「あなたはもう元の世界には戻れません。普通あなたのような人は死んだら天国へ行くことになります」

 

「・・・やっぱりですか「ですがもう一つ」・・・え?」

 

「あなたのいた世界とは違うパラレルワールドに行くことができます」

 

「それって・・・」

 

「はい、いわゆる

 

 

 

 

異世界転生です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思えばこの時からなのかもしれない。

 

この時、神様が提案してくれてなかったら。

 

この物語はなかったのだろう。

 

 

 

 

これは一人の兄の物語ではない

 

 

 

 

 

これはその兄の妹の物語でもない

 

 

 

 

 

これは、本来その世界に現れることなかった

 

 

 

 

 

黒トリガー使い(イレギュラー)の物語だ

 

 

 

 

 

 

 






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それでは次回もお楽しみに!


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