TSモッピーは大和撫子になりたいようです (鉄騎先輩)
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モッピー、大志を抱く
近頃、あまりにも時間を持て余してるような気がするので久しぶりに駄文を書いてしまいました。
こんな三文にもならない、書いてる当人でもデジャヴを感じるような小説ですがお楽しみください: (_;´꒳`;) :_
幼女っていいよね
幼女って尊いよね
幼女が公園で遊ぶ姿は心が浄化されていくような感覚を覚えるよね
え?ロリコン野郎気持ち悪いって?
残念!今は野郎じゃないんですぅ〜
なんか、俺、突然幼女になったんや
うん、君たち、俺を恨むような目で見ないでぇ!(/x_x)/
えー、ごほん、とりあえず、男(外見幼女)の特に需要のないぶりっ子をやっても、しゃーないので、冷静に状況把握タイムとしましょうか
まずは……やけにデカイこのバック…何がはいっているんだろ中身はなんか硬い感じがするけど……
それじゃ……幼女の私物を……ごかいちょ〜
なにこれ……胴着???
それと……竹刀か?コレ?
名前のところには篠ノ之と…………
ん?
剣道少女に篠ノ之と?
つまりこの幼女ぼでーの名前はモッピーこと篠ノ之箒っていうことか!!
これ、これからうまく立ち回らなきゃ研究所でホルマリン漬けとかされて詰みやんけ(白目)
うまく立ち回わると言ったら一番はこの幼女ぼでーの姉である篠ノ之束のことであろう。
篠ノ之束は、たとえ両親であろうとも、自身の考えに賛同しなければ興味すら示さなくなるいわば、一種のサイコパスに近い思考の持ち主だと俺は原作を読んで思った。
しかし、その家族の中でも、妹の箒に関してだけは執念深く、ずっと監視していると思われる発言もしている。
あまりに変わった行動をすればすぐに箒が別者に憑依されていると気づくだろう。
かと言って、俺が今までの記憶にある篠ノ之箒のように生きていても、いつの日か正体を見透かされ、冷たく突き放されてしまうかもしれない。
彼女の知る篠ノ之箒だけが篠ノ之箒だと思っているとしたらだ、それは俺の人生は終わりであると言うことは確定だろう。
しかしこの身はまだ小学校に入りたてのモッピーちゃんだ。
俺だけが作れる新しい篠ノ之箒があると思う(建前)
ただただ原作をなぞるだけじゃ、テンプレート型の暴力ヒロインになってしまうからやっぱりそれだけは阻止したい(本音)
だから篠ノ之箒を演じる俺のキャラを決めたいと思う。
このまま、剣道少女……は原作では、暴力ヒロインにたどり着くからだめだとして、fa○eのフランシス・ドレイクのような姉御肌なキャラクターはどうだろうか?
いや、これも原作に出てくるオータムと少しキャラがかぶるから、やめておこう。
では、原作にはないタイプのキャラクターはあるだろうか?
自分が思いつく原作キャラを思い出してみよう。
セッシー→高飛車お嬢様
鳳鈴音→ツンデレ、ヤンデレの気もあり
シャル→あざとい
ラウラ→ツンベースのクーデレ
簪→オタクだけど、コミュ障ではない
のほほん→のほほんだけど計算高い
楯無→ミステリアスレディ(笑)学園最強(笑)
千冬さん→脳筋
山田先生→天然、腐の気あり
姉→天災。コミュ障の上にサイコパス。
んー、一部二次創作的な偏見もあったけど、パッと思いつくとこだとこんなところかな?
まあ、クロエ・クロニクルとか、二次創作じゃ好き勝手にキャラ付けされてるキャラもいるからそういうのはなしで、この中にない要素を考えて見よう。
あ。
もしや、このキャラはないんじゃないんかと思ったのが一つあった。
それは……古き日本のお嬢様にはあった日本を象徴する女性のイメージ……大和撫子ではないだろうか?
つまりは、温和で控えめ、自分よりも人を立てる。
しかし、打って出るときは自分から積極的に行く。
そんな艦○れの鳳翔さんのようなキャラクターではないだろうか?
おそらく、原作の篠ノ之箒もそのような人間になりたかったのだが、久しぶりに会う好きな人の前で、思わず暴力ヒロインのように振る舞ってしまった部分があるのではないかとも思う節もあった。(フロム脳レベルの妄想)
ならば、なってなろうじゃないか、大和撫子っていう奴に。
よーし、こうなったらまずは考えるときの一人称を私にすることから始めようか。
そこから試行錯誤しながら俺が演じる篠ノ之箒を確立していこう!
今日から私は……
「がんばるぞい!!」
これ何気に憑依してから、最初の台詞だよねぇ!出始めから地の文ばっかって、こんなんでいいのかなぁ!?
「!!!」(ほーきちゃんから別人の臭いがする!!)
なお、姉の対策は何も考えてなかった模様。
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モッピー、早速バレる
プロットもないまま一話と二話を書いたので、プロットを考えるため、また期間が空くと思います。
「おじいちゃん!日本舞踊やりたいです!!」
大和撫子になるための第一歩として、原作での、暴力ヒロインを生む下地となったであろう剣道一辺倒な現状を、小学生低学年のうちならまだ他のものを付け込ませることができると思い、私は、このモッピーの祖父で道場の師範にお許しを貰おうと土下座をしていた。
「ほう……何故急に日本舞踊を習いたいと?」
と祖父は厳しいかおでその理由を訪ねてきた。
「より滑らかに体を動かしたいからです!!」
実は大和撫子になるため、女性としての身振る舞いを身につけたいという理由だが、そんなこと、師範に言えるほど、自分のハートは強くない。
ここは小学生ぼでーのモッピーの率直な思いに聞こえるようにこのような理由にしてみよう。
祖父は、少し厳しい顔をした後、こう言った
「……いいじゃろう。おじいちゃんとして、我儘を受けたのは初めてじゃからな。ゆっくりと、己の進む道を見極めるといい。」
意外とあっさりと要望が通ったから、私は少し驚いた。
自分としてはもう少し渋ると思っていたが、篠ノ之流の師範としてではなく、篠ノ之箒の祖父としてこの相談をしたからか、かなりうまく行ったようだ。
それにしても、最後に言っていた、己の進む道……それは良妻賢母で、まさに大和撫子を体現する篠ノ之箒という存在を作り上げること…ただそれだけだ。
それを見極める……当然、自分が目指しているのは、険しい道ということは重々覚悟のうちだ。
何故なら、ISによって、世の中が女尊男卑の形相を描く……それよりも前の現在ですら、自分の目指す「大和撫子」という存在は幻の存在だったのだから。
ましては、篠ノ之箒でなくてもいいわけなのだから。
祖父に対してのお願いが通ったところで、私は母や姉にそのことを伝えた。
母は、「剣道の鍛錬も欠かさないように」と言い、なんとか受け入れることができたみたいだが、姉は、こちらをジト目で見つめ続け、「それがほーきちゃんのやりたいことだったらいいけど」と興が冷めたかのようにこちらに背中を向いて歩き去った。
こちらとしては感づかれてないか心配だったが「ほーきちゃん…」
「いや、ほーきちゃんを乗っ取ってるダレカサン?」
「!?」
私は、私が篠ノ之箒に憑依したまで見抜かれてることにかなり動揺してしまった。
「少し揺さぶっただけでそんなに驚くこと無いでしょ?」
「まあ、そのおかげで確信できたけどね」
「ほーきちゃんの体を乗っ取って、お前は何をしようと思ったのかい?」
そう言ったときの姉の目は、殺意を含んだ目でこちらを睨んでいた。
モッピー大ピンチ。
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