咲ーSakiー孤児院育ちの咲さんが幸せになるためのお話 (暇人もやし)
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プロローグ①

とりあえず出会い編って事になるんですかね?
あとタグやあらすじに書いてある通りかなりの原作改変が混じってます、次回にはもう出るんじゃないかな


咲「もう嫌だよ!こんなの!」

 

少女は怒っている

 

照「ど、どうしたの?咲?」

 

もう理不尽は嫌だと怒っている

 

咲「勝っても怒られる!負けても怒られる!±0しても怒られる!どうすればいいの!こんなの!?」

 

何をしても怒られる、そんな理不尽

 

三人「っ!?」

 

母も父も姉も

 

誰一人少女の事を理解してすらいなかった

 

少女が何を思ったか

 

何を思っていたか

 

それを誰一人理解していなかった

 

咲「もういい!」

 

照「咲っ!」

 

しかし姉は、否、誰も動けなかった

 

家族が出ていこうとしているのに

 

誰も止められなかった

 

そう誰もただ一人も動けなかった

 

咲(もう嫌だあんな場所もう嫌だ!)

 

少女は走った

 

目的地もなく

 

目的もなく

 

とにかく走った

 

そして少女は『救い』にであった

 

ドンッ

 

咲「きゃっ」

 

???「きみ、どうしたの?」

 

???「こんな時間にこんな暗い夜道に居たら危ないよ」

 

咲「え、えっと、え~と」

 

???「う~ん、そうだな」

 

???「例えば家族と喧嘩したとか?」

 

咲「え?」

 

???「それで家出と」

 

咲「えっと、はい」

 

???「そっか」

 

???「・・・ねーねー」

 

咲「?」

 

???「きみ、名前は?」

 

咲「み、宮永咲」

 

???「そっか咲ちゃんか」

 

???「私は大代巳夜(おおしろ みよ)だよ」

 

巳夜「ところで咲ちゃん」

 

咲「何ですか?巳夜さん」

 

巳夜「何があったか私に教えて?」

 

咲「あ、はい」

 

少女はなぜ家出なんてしたのか

 

その理由をすべて話した

 

賭け麻雀の事

 

勝ち過ぎて怒られた事

 

わざと負けて怒られた事

 

勝ちも負けも無くして怒られた事

 

その全てを話した

 

巳夜「そっか」

 

巳夜「ありがとうね咲ちゃん」

 

咲「う、う、うわぁぁぁぁぁぁぁん」

 

巳夜「辛かったよね、誰にも分かってもらえなくて辛かったよね」

 

数分後

 

巳夜「寝ちゃったか」

 

照「咲!?」

 

巳夜「君は?」

 

照「宮永照です、一応咲の姉です・・・姉なんて名乗る資格なんて無いんだろうけど」

 

巳夜「そっか、そう言えるならまだ正常だね」

 

照「え?」

 

巳夜「照ちゃん」

 

照「え?あっはい!」

 

巳夜「私を家に連れてってもらえる?」

 

照「わ、わかりました、咲を見つけてくれた恩もありますし」

 

巳夜「そんなの気にしなくていいのに」

 

照「私が気にするんです」

 

巳夜「じゃあさ照ちゃん」

 

照「?何ですか?」

 

巳夜「これから私のする事、文句言わないでよね」

 

照「な、何をするんです?」

 

巳夜「咲ちゃんをこんなにした事に文句を言いに」

 

 

 

 

照「ところで」

 

巳夜「?」

 

照「貴女は何者でしょうか?」

 

巳夜「あ、名乗って無かったわね、大代巳夜よ、よろしく」

 

照「よろしくお願いします?」

 

巳夜「なんで疑問形なのさ」

 

この出会いが咲と照、宮永姉妹の運命を大きく変える事になる




とりあえず書き上がってしまったシリーズ1号になりそうな一本完成
一応暇潰し程度に書いていきます、はい


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プロローグ②

先日上げたプロローグ①の続きです!


宮永家到着

 

咲「う、う~ん」

 

巳夜「お、咲ちゃん起きた」

 

母「咲を見つけてありがとうございます」

 

巳夜「いえいえ、後お話がありますので上がらせてもらっても?」

 

母「はい咲の恩人ですし」

 

巳夜「照ちゃん」

 

照「ん?」

 

巳夜「咲ちゃんの事お願い」

 

巳夜「後、ちゃんと話しておいで」ボソッ

 

照「は、はい!」

 

巳夜「さてとそれではリビングででも話しましょう」

 

 

咲side

 

 

咲・照「・・・」

 

咲・照「えっと」

 

咲・照「あ」

 

咲「お、お姉ちゃん、先にいいよ」

 

照「いや、咲が先に言って」

 

咲・照「・・・」

 

照「それじゃ先に言うよ」

 

咲「う、うん」

 

照「・・・ゴメン!咲!」

 

咲「え!?」

 

照「私、咲にお姉ちゃんとして言っちゃいけないこと言ってた」

 

照「それでも」

 

照「私は、咲のお姉ちゃんでいいかな?」

 

咲「うん、良いよ、お姉ちゃん」( ;∀;)

 

照「う、う、うわぁぁぁぁぁぁぁ咲ぃぃぃぃぃぃぃぃ」

 

咲「えっちょっ、きゃっ!?」

 

数分後

 

咲「お姉ちゃん私も言いたい事があるの」

 

照「何?咲?」

 

咲「もしも巳夜さんが一緒に暮らそうとかそういう提案があったら」

 

照「あったら?」

 

咲「私は・・・着いていこうと思う」

 

照「え!?」

 

照「もしかして」

 

咲「大丈夫、お姉ちゃんは嫌いじゃないから」

 

照「良かった」

 

咲「だけどお母さんは正直、嫌い」

 

照「うん」

 

咲「だからお姉ちゃん、その時は止めないで・・・お願い」

 

照「うん、分かった」

 

咲「ありがとう、お姉ちゃん」

 

 

巳夜side

 

 

母「で、話とは?」

 

巳夜「単刀直入に言います」

 

文句を言う

 

そう言った巳夜の目的は

 

巳夜「咲ちゃんを家で引き取らせてもらいます」

 

少女を守ることだった

 

父・母「!?」

 

父「ですが咲の恩人だとは言え親としては」

 

巳夜「あんたらはあの子に親として何かしてやったのか!?」

 

父「っ!?」

 

巳夜「あの子はな!見ず知らずの私に心ん中全部言ったんだぞ!」

 

巳夜「あんたらはあの子の本心を聞いたのか!?あの子はあんたらの前で泣いたのか!?」

 

母「うっ」

 

巳夜「私はなあんた達が許せない!やりたくない事を強要させ!最終的に±0なんて事しでかすまでになってたんだぞ!」

 

巳夜「それがあの子からのSOSだって気づけなかったのか!それでも親か!」

 

巳夜「私はあんたらにあの子を任せられない、だから引き取ると言ったんだ」

 

巳夜「今週末にまた来ます」

 

 

咲&照の部屋

 

 

コンコン

 

巳夜「咲ちゃん、照ちゃん入っていいかな?」

 

咲「大丈夫です」

 

巳夜「じゃあ入るよ」

 

咲「それでお母さん達と何か話してたんですか?」

 

巳夜「それはね」

 

そして、巳夜は少女に話した

 

さっきまでの話を

 

そしてこれからの事を

 

巳夜「ということなんだけど」

 

照「咲・・・」

 

咲「私、着いていきます」

 

巳夜「うん、分かった今週末にまた来るよ」

 

咲「はい!」

 

こうして宮永咲はこれから進む道は神のみぞ知る

 

 

巳夜「さーて、咲ちゃん!ここがこれから貴女の暮らす家よ!」

 

咲「ここは・・・雀荘?」




ここでプロローグは終了です
このシリーズも不定期更新なのでゆっくり待ってもらえるとうれしいです

あと孤児院の名前ってどんなのがいいんですかね?何かアドバイスもらえると助かります


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