戦姫絶唱シンフォギア 〜王と歌姫の協奏曲〜   《凍結》 (ガンダムファフニール)
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序章 王と歌姫の始まり
第1話 出会い


初めて書いた小説ですがぜひ、読んでください


序章 王と歌姫の始まり

第1話 出会い

 

 

 

 

 これは6歳の頃の話である。

 

 母さんが僕を風鳴という家に預けたときだった。

 

「弦十郎、この子のことよろしくお願いね。」

 

「あぁ、わかった」

 

そんな話を隣で母さんと赤髪の男…風鳴弦十郎を話し

てた。

 

その時、弦十郎の後ろから顔を出してこちらを見てい

る青髪の女の子がいた。

 

「そうだ、紹介しよう。俺の姪の翼だ。ほら、挨拶しなさ

い」

 

「か、風鳴翼です。よ、よろしくお願いします。」

 

「かわいい子ね。ほら、零人も挨拶しなさい。」

 

「こんにちは、紅零人です。これからよろしくお願いしま

す。」

 

「じゃあ、これから少し難しい話をするから翼と零人くん

は遊んできなさい。」

 

そう言って母さん達は違う場所ヘ行った。

 

「ねぇ、翼ちゃんは何して遊びたい?」

 

「お、お歌を歌いたい!」

 

「うん、いいよ」

 

「やった♪」

 

 翼ちゃんは喜びながら僕を部屋につれてった。

 

「♪~~~♪~~~♪」

 

 翼ちゃんが歌い終わった後、大きな拍手をした。

 

「翼ちゃんすごく上手だね」

 

「あ、ありがとう♪」

 

「そうだ。僕バイオリン弾けるからそれに合わせて歌える?」

 

「う、うん!!」

 

 そして、おもちゃのバイオリンを借りて演奏して、それに合わせて翼ちゃんも歌った。

 

 ポン、と弦をはじいて終わった。

 

「零人くん、バイオリン上手だね!!」

 

「ありがとう」

 

「ね、ねぇ。私たち友達になれないかな?」

 

「何を言ってるの?翼ちゃん」

 

「えっ?」

 

「もう、友達じゃないか」

 

「う、うん!!」

 

 

 

  これが紅零人と風鳴翼との出会いだった。

 

 

 

 

 

これはまだ始まりの始まりであり、まだまだいろんな出会いがある。

それと一緒にさまざまな試練が待ち構えいる。

紅零人や風鳴翼、弦十郎、これから出会う者たちはどう抗って行くのだろうか?

それがどんな未来になるのだろうか?

たとえ、悲しい未来だったとしても、彼らは明るい未来に変えようと進んで行くだろう

 

みんなで手を繋ぎ、明るい未来ヘ手を伸ばす

 

それが王としての役割であり、

この世界が選んだ運命(Fate)でもある。

 

 

 

 

 

 

〜一方、とある理想郷では〜

 

???「おや?おもしそうな子がいるね」

 

どこかの理想郷にある塔から1人の男が1人の男の子と1人の女の子のことを見ていた。

 

???「ずっと塔の中にいるから暇だったんだよね」

 

すると何処からか音が聞こえ、手紙が落ちた。

 

???「ん?なんだい?手紙?」

 

開いてみると、不思議なことが書いてあった。

 

???「やっと世界が動き始めたか。

まさか、彼に関するオーダーが来るとはね。

さぁ、どうする紅零人くん。君はどうやって世界に

立ち向かうかな?」

 




どうもガンダムファフニールです。
いや~小説書くのって大変ですね(*´・ω・`)
さすがに1000文字はつらい

自分、小説の書き方も全く知らない初心者中の初心者なので「こうしたらいいよ」「これ使ったら?」などがあったらどんどんコメントしてください。

結構ごちゃごちゃなお話になると思うのでせれでも大丈夫っていう人はよろしくお願いします。

更新日はすごく遅い方ですがこれからよろしくお願いします。
一同「「「よろしくお願いします」」」
次は設定ですが一応予告はします。



次回予告
翼と出会って数年
二課で聖遺物の実験中、
翼は天羽々斬、零人はレーヴァテインの装者に選ばれた。
そして、天羽奏と出会う。

次回 シンフォギアと新たな仲間

次回もウェイクアップ!


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第2話 シンフォギアと新たな仲間

翼と出会ってから数日後

 

弦十郎につれられて僕たちは2課に行った。

 

そこで天羽々斬とレーヴァテインの起動実験が行われていた。

 

僕たちは暇だったので歌って待っていたら、僕らの歌に聖遺物が反応した。

 

そして、僕はレーヴァテイン、翼は天羽々斬の適合者になった。

 

 

 

それから5年後

 

 

適合率を上げるため訓練をしているとアラートが鳴り出した。

 

「叔父さん、何事ですか!?」

 

「わからない。だが、侵入者がいるということはわかった。」

 

「侵入者?」

 

翼が不思議そうに言った。それもそうだ。

 

この2課は地下にあって、絶対みつからない見つからないのだから。

 

「そろそろ、緒川が連れて来ると思うぞ」

 

「司令連れて来ました。」

 

ちょうど緒川が帰って来た。その隣には朱色の髪をした少女がいた。

 

「おい!放せよ!!」

 

「あぁ、わかった。放してやってくれ」

 

そう言われて緒川は少女の腕に付いた大きな手錠を外した。

 

「さて、君は誰かな?」

 

「私は天羽奏だ!ここにはノイズをぶっ殺せるものがあるんだろ!?それを私にくれよ!!」

 

たぶん、シンフォギアのことを言っているのだろう

 

「何故、そんなものが欲しい?」

 

「家族をノイズに殺されたからだ!だから、復讐するために必要なんだ!」

 

そうだったのか、、、確か、残っている聖遺物は

 

「了子くん。確かまだガングニールがあったよな?」

 

すると後ろから茶髪の女性がやってきた。

 

「あるけれど、、、使えるかわからないわよ?」

 

自称天才科学者の櫻井了子がそんなことを言っていた。

 

「適合者じゃないから、Linkerを使わないと無理よ?」

 

Linker 適合率を上げるための薬ですごいものだが代償がある。

 

「いいよ、ノイズを殺せるんならどうなってもいい!!」

 

 

 

それから、天羽奏によるガングニール起動実験が行われた。

 

 

 

「はぁはぁ、、、、、、はぁ、、、」

 

これで10回以上も同じ事をやってる。

 

口から血を出していても、それでも諦めずに実験を行っている。

 

それを翼は心配そうに零人と見ていた。

 

「ねぇ、あの人大丈夫かな?」

 

「僕にもわからないよ。でも、あの人は頑張っていることはわかるよ。」

 

そんな話をしていると奏は限界がきたようで膝から崩れた。

 

急いで奏に近寄った。

 

「「大丈夫ですか!?」」

 

「叔父さん!!」

 

「救護班、早く!!」

 

そして、奏は病院ヘ連れてかれた。

 

 

 

 

「では、ありがとうございました。」

 

なんとか一命をとりとめたようだ。

 

今はベッドの上で寝ている。

 

「奏くんが起きたら読んでくれ」

 

そう言って弦十郎は病室を出ていった。

 

「大丈夫かな?」

 

翼が心配そうに問いかけた。

 

その時、

 

「う~ん」

 

「あの、大丈夫ですか?」

 

ちょうど眠りから覚めたみたいだ。

 

「あぁ、大丈夫だ、、、」

 

「「よかった~」」

 

「ところで誰だ?」

 

「あっ、すみません。まだ自己紹介をしていませんでしたね。僕は紅零人でレーヴァテインの装者です。」

 

「わ、私は風鳴翼です。あ、天羽々斬の装者です、、、」

 

「そうか、私は天羽奏だ。よろしくな零人、翼!」

 

いきなり呼び捨てだった。

 

「う、うん!よろしく!」

 

翼は友達ができて嬉しそうだ。

 

「ところで、どうして奏は装者になりたいの?」

 

すると奏は暗い顔になった。

 

「前にノイズに家族を殺されたからだ。だから、ノイズに復讐するために力が欲しいんだ」

 

「そういうことか、、、」

 

「でも、ガングニールが応えてくれないんだ」

 

だからあんなになるまでやってたんだ。

 

「たぶんだけど、、、」

 

「ん?なんだ?」

 

翼が思い付いたように奏に言った。

 

「前に了子さんが言ってたの『シンフォギアは想いによって、力を貸してくれるのではないだろうか?』って」

 

「想いか」

 

「僕の場合、翼や皆が笑っていられる世界にしたいって思ってる。」

 

「私も同じで皆の明るい未来が見たいって思うの」

 

それぞれ自分の想いを告げた。

 

「だから、シンフォギアは誰かを守りたい気持ちに反応すると思うの」

 

「そうか、だから私には使えなかったのか」

 

なるほど、シンフォギアは誰かを守るために力を貸してくれるのか。

 

「ありがとう、翼、零人!ちょっと行って来る!」

 

そう言って、奏は病室を出ていった。

 

「えっ!?まだ怪我人でしょ!?」

 

零人が呼び止めたが無視して行ってしまった。

 

「追いかけないと!」

 

「う、うん!」

 

 

 

〜数分後〜

〜奏side〜

 

「おっちゃん、もう一回やらせてくれ!」

 

「なっ!?危険だぞ!!」

 

「大丈夫!零人と翼に教えてもらったから!」

 

「いいんじゃない?」

 

「しかし、了子くん!」

 

「でも、これが最後よ。」

 

「あぁ、わかってる!」

 

そう言って、訓練室に向かった。

 

〜奏sideout〜

 

 

 

〜零人side〜

「奏、大丈夫かな?」

 

「無茶していなければいいんだけど、、、」

 

走りながら奏のことを心配していた。

 

「たぶん訓練室にいると思うから急ごう!」

 

「うん!」

 

それから少し走って訓練室に着いた。

 

着いた頃には始まろうとしていた。

 

 

「Croitzal ronzell Gungnir zizzl」

 

「聖詠!?」

 

奏が聖詠を歌い終わった瞬間、奏の周りが光った。

 

光り終わった後、奏は零人たちと似た姿をしていた。

 

「おっ、零人と翼か。シンフォギア纏えるようになったぞ!」

 

こちらに気づいたようで話しかけてきた。

 

「どっ、どうやったの!?」

 

「いや~、さっき零人たち言ってただろ?誰かを守りたいって」

 

「「う、うん」」

 

「だから私も誰かを守りたいって思ったんだ。もう二度と同じ事を繰り返さないために」

 

「だから私と一緒に戦ってくれないか?」

 

そう言いながら手を差し出してきた。

 

「「もちろん!!」」

 

そう言って僕らは手を握った。

 

 

 

こうして、天羽奏がガングニール装者になり、零人たちの仲間になった。

 




奏「いや~、やっと登場か」

了「私もよ~」

翼「これからどんどんキャラが増えていきますよ♪」

弦「作者大丈夫か?」

フ「大丈夫だ、問題ない!!」

零「無理しないでよ?」

フ「おう、あとフはファフニールの頭文字です。
それでは次回予告」


それから5年後、、、
翼と奏はアイドルデビューをし、零人も名前などを伏せて歌手デビューした。
翼たちのライブの日、ネフシュタンの鎧の起動実験を行う。
ネフシュタンが暴走し、ノイズが大量発生した。
零人たちはどうするのか!?

フ・零「「次回 第3話 別れ」」

翼・奏「「序章最終話!」」

弦・了「「それでは次回も」」

「「「「「「お楽しみに!!」」」」」」

フ「作品設定は序章最終話の次に2回ぐらいやるので待っててください。」


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第3話 別れのライブ

フ「投稿が遅れてすみません」
零「どうしたの?」
フ「6日まで期末テストがあって……」
零「そういうことか」
フ「まあ、一応更新速度が遅いって伝えてあるから大丈夫かな?」
零「さぁ?」
フ「それはさておき、序章最終回第3話!」

「「どうぞ!!」」


奏が装者になって2年…

翼と奏は『ツヴァイウィング』としてアイドルデビューをして、零人は名前と顔を隠して『桜庭(サクラバ)ハヤト』と名乗って歌手デビューをした。(2課の皆は知ってる)

 

 

それから3年……ライブの日

 

「ねぇ、成功するかな?」

 

「いつも通りにやれば大丈夫だろ」

 

翼がおどおどしている。それもそうだ。今回のライブはいつもより大きな会場だし、チケットは完売したらしい。

 

「落ち着いて翼」

 

「零人~」

 

そんな話をしていると弦十郎が入ってきた。

 

「二人とも大丈夫か?ん?零人もいたのか、ちょうどいい。今回の実験なんだが……」

 

そう、このライブはネフシュタンの起動実験のためでもある。

 

「わかってるよ。私たちはおもいっきり歌えばいいんだろ?」

 

「ああ!楽しんで来い!!ところで零人、そろそろ開場の時間だが大丈夫か?」

 

「えっ?大変!急がないと!」

 

「じゃあ、観客席で応援してるね!」

 

「「うん!/おう!」」

 

 

 

会場前広場

 

「ふう、なんとか着いた」

 

まだ開場する前だったので並ぼうとしたら近くで女の子の声がした。

 

「ふええっ!?今日のライブ未来が誘ったんだよ!?」

『ごめん、盛岡の叔母さんが怪我しちゃて、お父さんが今から車を出すって」

「そうなんだ…気をつけてね」

『ごめんね…」

 

「わたしって呪われているかも……」

 

(あの子どうしたのかな?声掛けてみよう)

 

「どうしたの?」

 

「ふえ!?えっと、友達がライブに来れなくなっちゃって」

 

「そっか、それは残念だね」

 

「はい…だからわたし1人でライブを楽しむことになっちゃって…」

 

「もしよかったら一緒にライブを楽しまない?」

 

「えっ!いいですか?」

 

「うん、僕は紅零人、君は?」

 

「立花響です!!」

 

「よろしくね、響ちゃん」

 

「はい!」

 

そうして、列にならんで一緒に会場に入り、ペンライトを買って、自由席だったので隣に座った。

 

 

それから数分…

 

周りが暗くなり、ステージに明かりがついた。

 

奏『みんな~、楽しんでるか~?』

観客『『『おおー!!!!!!』』』

奏『今日は楽しんでってくれ~!!』

観客『『『おおー!!!!!!』』』

翼『それでは最初は!』

『『逆光のフリューゲル!!』』

 

 

「すごい!これがライブなんだ!」

 

「やっぱり二人はすごいや」

 

ライブを楽しんでると、

 

『ノ、ノイズだー!!!!』

 

1人の男性観客の一言から観客が動いた。

 

そしたら、何処からか爆発音が聞こえノイズが現れた。

 

会場の出口に向かって観客が逃げ始めた。

 

「響ちゃんは先に逃げて!」

 

「零人さんは!?」

 

「僕は逃げ遅れた人を助けてくるから先に行って!!」

 

「わかりました!!」

 

そう言って、零人はステージに降りた。

 

 

「翼、奏、大丈夫!?」

 

「うん、なんとか…」

 

「でも、どうしてノイズが?」

 

「わからない、だけどノイズをなんとかしないと!」

 

3人はペンダントを取り出した。

 

 

「Imyuteus amenohabakiri tron」

「Croitzal ronzell Gungnir zizzl」

「Gloria yggdrasil laevateinn tron」

 

それぞれ自分の聖詠を歌った。

 

 

 

それから数分…

 

「もう消えてもいいはずだ…」

 

「まだ出てくるのかよ!」

 

もう100体ぐらい倒したはずだ。

 

「でも、なんでノイズがこんなに現れるの?」

 

「たぶん、ネフシュタンの暴走だと思う」

 

「「っ!?」」

 

「それより今は、」

 

「ノイズをなんとかしないと!」

 

「そうだな!」

 

そう言って、ノイズの方に向いたとき、

 

「きゃああー!!!!」

 

突然、観客席が崩れ、女の子が落ちてきた。

 

「響ちゃん!?」

 

さっき逃げたはずの立花響だった。

 

「知り合いか?」

 

「ライブで知り合った子なんだ!」

 

さっきの落ちた衝撃でノイズが響に向かって攻撃を始めた。

 

「不味い!」

 

奏が響の前に出て槍を回転させノイズの攻撃を防いでいたが、

 

「くっ!!時限式じゃここまでかよ!?」

 

槍が砕け、その破片が響の胸に刺さった。

 

「響ちゃん!?」

 

「おい!生きるのを諦めるな!!」

 

響は意識が朦朧としていたが何とか意識を保っていた。

 

その間にノイズが近づいてきている。

 

「やっぱり『絶唱』を使うしか…」

 

「ダメだ!今の奏が使ったら死んでしまう!!」

 

絶唱は威力が強い分、代償も大きく下手したら死んでしまう代物だ。

 

「じゃあ、この状況どうしたらいいんだよ!」

 

「僕が絶唱を歌う」

 

「ダメ!!」

 

「零人でも死んじゃうんだぞ!」

 

「大丈夫、ちゃんと戻ってくるから」

 

「響ちゃんをお願い」

 

そう言って、奏たちから離れた。

 

ノイズがだんだん近づいてきている。零人は剣を掲げた。

 

 

「Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el baral zizzl

Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el baral zizzl」

 

剣から焔の形をしたエネルギーがノイズに降り注いだ。

 

「ごめん、約束守れないや……」

 

 

 

煙が晴れたとき、そこに零人の姿はなかった。

 

 

 

「ねぇ、どこにいるの?出てきてよ、零人どこにいるの?」

 

「落ち着け翼!」

 

「早くこの子を病院に連れていかないと!」

 

「でも零人が!零人が!!」

 

「零人はもういないんだ!」

 

「うそだよね?嘘だと言ってよ!?」

 

奏は目を背けた。

 

「いや、いやーーー!!!!!!」

 

ぼろぼろになった会場に少女の叫びが響き渡った。

 

 

 

一方、とある山奥……

 

「っ、あれ?ここは?」

 

ギアから普段着に戻ったぼろぼろの姿の零人がいた。すると、

 

「やっと起きたのね」

 

「えっ!?か、母さん!?」

 

そこには零人の母である真夜がおり、鋭い目付きの男性と赤い眼をした黒と金のコウモリがいた。

 

「おっ、お前が『黄金のキバ』の継承者か!確かに俺と相性が良さそうだな!」

 

「……?コウモリがしゃべってる?」

 

「おう!!俺はキバットバットⅢ世だ!キバットって呼んでくれ!」

 

「僕は紅零人、よろしくねキバット」

 

「おう!よろしくな零人!!」

 

零人とキバットはすぐに仲良くなった。

 

「ところでどうして母さんがここにいるの?」

 

「あなたに手伝ってもらいたい事があるの、いいかしら?」

 

「うん、母さんのお願いだからいいよ」

 

「ありがとう零人」

 

「ところでこの人は?」

 

「彼は次狼、音也の親友よ」

 

「父さんの…」

 

「これから忙しくなるから、今は寝ていなさい」

 

真夜は零人の目元にそっと手を置いた。手を退けると、零人は穏やかに眠っていた。

 

「次狼、零人を運んでもらってもいいかしら?」

 

「……わかった」

 

真夜たちは眠った零人を連れて、キャッスルドランがいる場所ヘ向かっていった。

 

 

 

 

 

 

ツヴァイウィングのライブは負傷者が500人弱、死亡者が1000人超で、そのうち2割がノイズによる死亡だった。

 

また、ツヴァイウィングは天羽奏が負傷し一時期活動停止していた。歌手である桜庭ハヤト(紅零人)はライブにいて重傷を負い、入院中ということにされた。

 

 

 

 

 

 

その頃、零人は他の県に行っており、そこで王として、仮面ライダーとして戦っていた。

 

 

 

 

 

 

序章はこれにて終わる。

 

だが、これは大きな戦いと歌姫達の恋の戦いの序章でもある。

 

新たな物語が、始まろうとしている。

 

 

 

序章 終




フ「やっと書き終わった……、2844文字も書いちゃったぜ!」
翼「結構時間かかったね」
フ「データが3回も消えたからね……」
奏「多くないか!?」
零「間違ってタグを消したり、保存されなかったり、いろいろあったらしいよ?」
弦「大変だったな」
フ「まあ、生きているから大丈夫!」
奏「それで次回はどうすんだ?」
フ「次回はキャラ設定をするつもりだよ」
奏「そうか」
フ「感想もどんどん来て下さい!!」

フ「少しぐたぐだしていますけど、」

「「「これからも、よろしくお願いします!」」」


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第EX話 登場設定・詳細設定

今回は詳細設定です。
・は人物、○は道具や組織です。

本当はレーヴァテインの絵も投稿しようとしたら、エラーがでたので説明だけでお願いします。投稿できるようになったらしますので気長に待っててください。


・紅 零人 (くれない れいと)

年齢: 18歳

 

外見:眼は紅色、髪の色は茶髪の優男な青年。

 

主人公。音也と真夜の子。

 

私立リディアン音楽院高等科3回生。

 

性格は音也の正反対で礼儀正しい。

 

バイオリンと料理全般が特技だが、楽器全般を演奏できる。

 

シンフォギア: レーヴァテイン

 

ギア外見:

パーソナルカラーは紅色でアームドギアは剣、2本ずつの角のヘッドギア、天羽々斬に似たカラーリング、ガングニールの籠手に似たもの、マリアのアガートラームの脚に似たもの、FGOのランスロットの靴{第2、3再臨}、左右の腰に剣のホルダー(天羽々斬の太ももに付いているタイプ)、色合い(白い部分が黒《籠手を除く》、青や靴の金部分や籠手の黄色部分は紅色です)剣はSAOのユウキの剣に似ている(白メインで中央に紅色の線がある)。主に「Break the Chain」を歌う。炎を操る力がある。

 

聖詠: Gloria yggdrasil laevateinn tron

「心の音楽は永遠のごとく奏でる」

 

 

【挿絵表示】

(適当)

 

人間とファンガイアとのハーフでファンガイアの王でもある。

 

ライブから2年間、違う町におり、ファンガイアと戦っていた。

 

名護 啓介と麻生 恵の結婚式の後、2人が零人の故郷の町に引っ越すことがわかったので零人も帰ることにした。

 

 

・キバットバットⅢ世

零人の相棒。キバット族。愛称はキバット。

 

キバットが零人の手に噛みつき魔皇力を流し込むことで仮面ライダーキバに変身できる。

 

 

・タツロット

零人のもう1人の相棒。ドラン族。

 

キバをエンペラーフォームへとファイナルウェイクアップさせるためのカギの役割をしている。

 

テンションが高い。

 

 

・天羽 奏 (あもう かなで)

年齢: 19歳

 

ガングニールの装者。

 

原作では絶唱を歌い死亡するが、代わりに零人が歌い生きている。

 

 

・登 太牙 (のぼり たいが)

年齢: 22歳

 

ファンガイアのもう1人の王。零人と一緒に王をやっている。

 

人口モンスターのサガークを使い、仮面ライダーサガに変身する。キバットⅡ世は真夜に返した。

 

鈴木 深央は生きており、結婚してる。

 

 

・鈴木 深央 (すずき みお)

チェックメイトフォーのクイーン。太牙の妻。

 

原作では死んでしまうが、零人がギリギリ避け助かる。

 

 

・次狼、ラモン、(りき)

零人の仲間。エルフェン族、マーマン族、フランケン族。

 

アームズモンスターとして、零人に力を貸している。

 

 

・風鳴 弦十郎 (かざなり げんじゅうろう)

翼の叔父。2課の司令。

 

生身でシンフォギアを止めることができる。

 

英霊ヘラクレスやバーサーカー並の強さ

 

???「この人、死んだら英霊になるの!?グランド並は困るんだけど…」

 

とあるグランドサーヴァントに認められたらしい。

 

・名護 啓介 (なご けいすけ)

仮面ライダーイクサ。

 

素晴らしき青空の会に所属しており、1ヶ月前に麻生 恵と結婚した。

 

 

○チェックメイトフォー

キング、クイーン、ビショップ、ルークが幹部、

ポーンは技術者である。

 

人口ライフエナジーを開発中で約8割ができている。

 

共存派が8割、反対派が2割にわかれた。

(チェックメイトフォーは共存派)

本部を零人の故郷の町に移した。

 

 

○素晴らしき青空の会

チェックメイトフォーと同盟し、仮面ライダーの鎧の強化や人口ライフエナジーの開発をしている。

 

 

○『黄金の鎧』キバ

原作とあまり変わらない。

 

フエッスル追加

レジェンドフエッスル ×18

平成ライダーのフエッスルを使うことができる。

 

 

 

 

原作変更

《シンフォギア組》

・奏生存

・リディアン共学

(共学になったばかりで男子生徒が少ない)

・茨城県下辺り?

 

《仮面ライダーキバ組》

・主人公変更

・深央生存

・チェックメイトフォーと青空の会が共同

・ファンガイアが共存派が8割、反対派が2割にわかれた。

(チェックメイトフォーは共存派)

・反対派ファンガイアは零人の街に集結している。

・キバ、サガ、イクサ強化

・チェックメイトフォーの本部を零人の故郷の町に移した。

・恵の名字が麻生から名護になった。

・結婚式に正夫たちは出てこない。

・茨城県上辺り?

・音也の家改造(原作より大きく、個別風呂の他に男女別の大浴場が追加、リディアンがある街にある)




フ「あとは、原作どうりです。」
零「僕の設定長くない?」
フ「主人公だからね」
弦「ところで俺の設定で???は誰だ?」
フ「序章の第1話に出てきた理想郷にいる魔術師ですよ」
弦「そいつはいつ登場するんだ?」
フ「一応G編に出てくる予定だけど」
フ「まあ、それは置いといて、次回から無印編!」
零「やっと本編だね」
フ「これから忙しくなるぞー!」
弦「これから投稿が遅れると思うけど、気長に待っててくれ」

フ「それでは次回!無印編 第1話 王と歌姫達の再会の日」

「「「お楽しみに!!」」」


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無印編 王と歌姫のルナアタック
第1話 王と歌姫の再会の日


前回の設定は無印編のです。
レーヴァテインの聖詠と他のところを追加しました。
G編の設定は無印編が終わってからにします。

それでは本編をどうぞ!!


ライブから2年…

 

ある高速道路に1台の白い車と引っ越しトラック、真紅のバイクに乗った青年がいた。

 

数分後、青年達は海沿いにある大きな一軒家にたどり着き、車から一組の男女が出て来て青年はヘルメットを外した。

 

「着きましたね、名護さん」

 

「そうだな零人くん(・・・・)

 

そこには2年前のライブで行方不明になっていた紅 零人と1ヶ月前に結婚式した名護 啓介と名護 恵がいた。

 

「零人くんがこの街に住んでいてよかったわ」

 

「いえ、お役に立てて嬉しいです」

 

「荷物の整理は私達がやるから久しぶりに家に帰ってもいいぞ」

 

「いいんですか?」

 

「ええ、2年ぶりに帰って来たんでしょ?」

 

「私達のことはいいから、行きなさい」

 

「ありがとうございます!名護さん、恵さん!」

 

そう言って、零人はバイクに乗って自分の家に向かった。

 

「さあ、荷物を片付けようか」

 

「ええそうね名護くん」

 

「君も名護だろう?」

 

「そうだったわ、啓介くん」

 

2人はイチャラブしながら新居へ入っていった。

 

 

 

〜零人said〜

十数分後。

 

零人は名護達と別れて、自分の家兼バイオリン工房にたどり着いた。

 

この家は元々、零人の父である音也の家で15人ぐらい余裕で住める洋館で個人風呂の他に何故か男女別の風呂がある。

 

一階から工房がある二階へ上った後、鞄を開けた。

 

「二人とも、出て来ていいよ」

 

鞄の中に声を掛け、二匹のモンスターを呼んだ。

 

「へぇ、ここが零人の家か。うんうん、いいねえ!こういう古風的な家好きだぞ!」

 

一匹は黒と金のコウモリ。

 

「キバットさんのおっしゃる通りです~。こういう所って落ち着きますよね~」

 

もう一匹は金色の竜。

 

キバットバットⅢ世ことキバットとタツロット。

 

零人に力を貸してくれる仲間であり、新しい家族でもある。

 

二匹は家の中を飛び回っていて、零人は出かける準備をしている。

 

「ん?どっか行くのか?」

 

「うん、新しいCDが今日発売するから買いに行こうかなって」

 

キバットの質問に嬉しそうに答えた。

 

「確か幼馴染の風鳴 翼のだろ?俺も行く行く」

 

「私も行きたいです~」

 

「じゃあ皆で行こうか」

 

二匹は鞄の中に入って、バイクで家を出た。

 

 

 

バイクでCD屋に向かっていると、公園に人が集まっていた。

 

「何だろう、あの人盛り?」

 

念のためサングラスをかけて行ってみると、リディアンの制服を着た女の子が猫を助けるために木に登っていた。

 

(あの子、どっかで見たことがあるような?)

 

女の子が猫を抱いた瞬間、枝が折れて女の子が落ちてきた。

 

「危ない!」

 

ギリギリ女の子を抱き抱え、怪我を回避した。

 

「あ、ありがとうございます」

 

猫が女の子の腕から離れていった。

 

「次からは気を付けるんだよ~」

 

猫は返事をするかのように「にゃー」と鳴いて、走り去った。

 

「君、怪我ない?」

 

「はい、大丈夫です!」

 

女の子は元気いっぱいに答えたが急に血相を変えて、

 

「って、早くCDを買いに行かないと売り切れちゃう!!」

 

「CD?」

 

「は、はい!翼さんのCDなんです!!」

 

「だったら、バイクに乗って行かない?僕も買いに行く予定なんだ」

 

「いいんですか!?」

 

「うん。じゃあ急ごう」

 

バイクの椅子の下から予備のヘルメットを渡してCD屋に向かった。

 

 

数分後。

あと数個で売り切れるところでなんとかCDを買えた。

 

「今日はありがとうございました!」

 

「どういたしまして。気を付けて帰るんだよ」

 

「はい!」

 

そう言って、バイクに乗って別れた。

 

人通りの少ないところに行って、キバット達を鞄から出す。

 

「CD買えてよかったな零人!」

 

「うん、これから帰るけど何か欲しいものある?」

 

「私、唐揚げが食べたいです~」

 

「おっ、いいな唐揚げ!」

 

「じゃあ、唐揚げを買ってかえ」

 

帰ろうかな。と、言いかけた瞬間、避難警告のアラートが鳴り響き、家から『ブラッディ・ローズ』が鳴った。

 

「なんだこのアラート!?」

 

「まさか、ノイズ!?しかも、ファンガイアまで出てくるなんて!?」

 

「ノイズって確か、カラフルの変な生き物ですよね?」

 

タツロットが質問してきた。なぜならキバット達はノイズにまだ遭遇したことがないのだから。

 

「被害がでる前になんとかしないと、いくよキバット!!」

 

「OK!この街での初仕事だな!ガブッ!!」

 

キバットが零人の手に噛みつき、『アクティブフォース』を流し込まれ、零人の顔にステンドグラスの模様が浮かび上がり、腰に鎖が巻かれ、左右に3つずつフエッスルが納められている赤いベルトが現れ…

 

「変身!!」

 

変身する言葉を叫び、キバットをベルトに逆さまに付ける。そして、零人の体に鎧が覆われていく。

 

胸部が紅く染まった、黒と銀の鎧を身に纏い、仮面ライダーキバに変身した!

 

「タツロット、マシンキバー行ってくる!」

 

「気を付けてくださいね~」

 

タツロットは返事しながらマシンキバーに渡してある鞄の中に入り、マシンキバーは返事をするかのように「ブロンッ」とエンジンを鳴らした。

 

 

〜零人sideout〜

 

〜響side〜

ノイズに襲われて、小さい女の子と一緒に逃げていたけど追い詰められちゃった。

 

「お姉ちゃん、私たち死んじゃうのかな?」

 

女の子が見つめてくる。

 

「大丈夫、絶対に死なせないから!」

 

すると、胸に歌が浮かんできた。

 

「Balwisyall Nescell Gungnir tron」

 

歌を歌い終わった後、体が光りだした。

 

光が止むと黄色を基準とした黒い鎧のようなものを着ていた。

 

「え、えええー!?!?!?」

 

「お姉ちゃん、かっこいい!」

 

次の瞬間、ノイズが攻撃してきたので思うがまま殴ったらノイズが灰になった。

 

「こ、これなら戦える!」

 

そう思い、ノイズを攻撃しながら逃げていく。

〜響sideout〜

 

 

〜零人side〜

ノイズを倒しながら進んでいたら光の柱が見えた。

 

「何あの光?とりあえず行ってみよう!」

 

全速力で光の柱が見えた所に向かった。

〜零人sideout〜

 

 

〜翼side〜

ノイズが発生したと聞いて出撃しようとしたら、アラートが鳴り響いた。

 

「ノイズ発生地にアウフヴァッヘン派が出ました!これは!」

 

藤尭 朔也が叫び解析を始めた。

 

するとスクリーンに『GUNGNIR』とでた。

 

「ガングニールだとう!?」

 

「なんで!?ガングニールはここにあるのに!?」

 

奏は驚きながら、胸元にあるペンダントを取り出した。

 

「しかも、その近くに未確認のエネルギー源を確認!」

 

「なにぃ!?」

 

「とりあえず、出撃します!」

 

奏と一緒にバイクで2課を出た。

〜翼sideout~

 

 

〜零人side~

光の柱が見えた所に着くと、さっきCD屋で別れた子が女の子を抱えてノイズと戦っていた。

 

(なんであの子がシンフォギアを纏っているの!?)

 

とりあえず、あの子達を助けるために戦い始めた。

 

「だ、誰!?」

 

「かっこいい!!」

 

響は戸惑っていたが悪い人ではないと確信し、一緒に戦い始めた。

 

しかし、大型ノイズが現れた。

 

「ど、どうしよう!?」

 

右腰にあるウェイクアップフエッスルを取ろうとしたら2つのバイク音が聞こえた。

 

「Imyuteus amenohabakiri tron」

「Croitzal ronzell Gungnir zizzl」

 

翼と奏が目の前にやって来た。

 

「気を付けなさい、死ぬわよ」

 

「翼、その言い方はダメだろ」

 

そう言って大型ノイズに向かって奏は貫き、翼はアームドギアを大きくして、ノイズを切り裂いた。

 

「ノイズの撃退終わりました」

 

「おーい、大丈夫か~?」

 

大型ノイズを倒し終わり奏たちがこちらに向かってきた。

 

「は、はい!」

 

「うん!」

 

響と女の子は元気に答えた。

 

奏は響たちと話していたが翼だけはこちらを向いていた。

 

「…あなたは一体何者「見つけたぞ!キバ!!」っ!?」

 

ですか?、と言いかけたが何者かに阻止された。

 

「か、怪物!?」

 

そこには馬の形をした、ホースファンガイアがいた。

 

「反対派のファンガイアだね…」

 

「あぁそうだ!貴様を殺し、人間との共存なんて掟を無くしてやる!」

 

ホースは怒りをぶつけるように叫ぶ。

 

「人間は我々にとってライフエナジーを食われるただの食料だ!何故、人間と共存しなければならない!?」

 

響たち3人は怒りが込み上げてくるのを感じた。

 

だが、誰も何も言えない。なぜなら、零人が殺気を強く放っているからだ。

 

 

「………そうか。なら、貴方を裁く!」

 

低い声で零人は攻撃の体勢になり、ホースも構えた。

 

どこかで水が落ちる音がした瞬間、2人同時に殴り始めた。

 

だが、キバの方が強く、ホースがふっとばされた。

 

たった一発でかなりのダメージを負ったホースは叫んだ。

 

「なぜだ…なぜ、他のファンガイアは、もう1人の王は共存を選んだ!?」

 

「それは、できると思ったから、人間の心を知ったからだ。人間と生きたいと思ったからだ!その夢を絶対に壊させない!!」

 

その瞬間、零人は赤い笛…ウェイクアップフエッスルを取り出し、キバットに吹かせた。

 

 

「ウェイク・アップ!」

 

 

キバットの声とフエッスルの音が響き渡り、零人が身を屈めポーズを取ると周りが暗くなり、三日月が浮かぶ。

 

「よ、夜!?」

「どうなってるんだ!?」

「さっきまで明るかったのに!」

響、奏、翼の順に叫ぶ。

 

キバットが右の脚にある鎖…カテナを断ち切り『ヘルズゲート』が開き、3つの翡翠色の宝石『魔皇石』が露出する。

 

次の瞬間、キバは高く飛び上がり、右足を伸ばしてキックの体制になる。そして、真っ直ぐホースに向かい命中。

 

そのまま引きずり、近くのシャッターに激突すると右足から魔皇力が注がれると、ホースの体がガラスのように砕け、シャッターにキバの紋章が刻み込んだ。

 

そして、ライフエナジーが空高く飛んだが、体が城になってる巨大な竜が現れライフエナジーを食べた。

 

 

「「「……………」」」

 

翼たちは呆然としていたが、すぐにキバの方を見た。キバは紋章の前に立っていた。

 

 

 

 

 

数分後…

黒服の人達や警察の人達が来た。

 

響と一緒にいた女の子は無事に親と再会したそうだ。

 

響はギアを解き、帰ろうとした瞬間、キバと一緒に黒服の人達に囲まれた。

 

「貴方達は私達と一緒に来てもらいます。」

 

翼が代表者として言う。

 

緒川が響に手錠を掛けようとしたら、

 

「まあ、待て」

 

キバットがベルトから離れて言った。

 

「こ、コウモリがしゃべった!?」

 

「おう、俺はキバット、こいつは仮面ライダーキバだ!」

 

「仮面ライダー?」

 

「まあそれは後にして…、お前らに着いていってもいいが手錠は無しだ。そこの女の子にもな」

 

「…わかりました」

 

そう言って緒川は響から離れ、響や翼達を車に乗せ、本部へ車を走らせた。

 

キバはその後ろをマシンキバーで着いていった。

 

 

数分後…

2課の基地であるリディアンに到着した。

 

リディアンの中に入り、エレベーターに乗った。

 

「危険ですので、手すりに掴まってくださいね」

 

「へっ?」

 

響が?を浮かべた瞬間、エレベーターが急に下がった。

 

「いぃぃぃやぁぁぁ!?!?!?」

 

響の声がエレベーターの中に響き渡った。

 

下に着いた後、響はへとへとになっていた。

 

しばらく歩いていると、目の前に大きな扉が現れた。

 

扉を開くと、クラッカーが鳴り、

 

「ようこそ、2課へ!」

 

と弦十郎が言い、全員に歓迎され、天井から

「ようこそ!立花 響様、キバ!」と書かれた布が下がっていた。

 

 

次の瞬間、

 

 

キバが弦十郎に殴りかかったが弦十郎は片手で受け止める。

 

「「「「「ッ!?」」」」」

 

翼たちは対応が遅れ、呆然としていた。

 

少しの間、静寂が訪れたがキバが弦十郎から手を引いた。

 

「はぁ、やっぱり叔父さんは強いや」

 

「まさか、この声!?」

 

キバは呆れたように言い、変身を解いた。

 

「う、うそ!?」

 

「マジかよ!?」

 

「やっぱりな…」

 

翼、奏、弦十郎の順に言い、

 

 

 

「ただいま、みんな」

 

 

 

そこには2年前、行方不明になった紅 零人がいた。

 

 

 

「「れ、零人ー!!!!!!」

 

 

翼と奏は泣き叫びながら零人に抱きついた。

 

「ただいま、翼、奏」

 

2人の頭を撫でながら謝るように言った。

 

そんな中を響と弦十郎たちは静かに見ていた。




フ「気づいたら、4000字越えていた。」
零「結構、書いたね」
フ「8時間も書いていた」
零「お疲れ様」
フ「多分、2日ぐらい書けないと思う」
零「よくやったね」
フ「それより次回!」

「第2話 零人と響の力の真実」

フ「それでは次回も!」

「「お楽しみに!!」」


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第2話 零人と響の力の真実

皆さま、設定の追加を見ましたか?
「ここどうなったの?」などの質問をどんどん感想をどうぞ!!

それでは本編をどうぞ!!


~零人side~

話をしよう。

間違えた。今までの出来事を話そう。

 

響ちゃんとCDを買った帰り道、ノイズとファンガイアに遭遇した。

キバに変身して、ノイズとファンガイアを倒し終わり翼達に2課へつれてかれた。

そこには僕と響ちゃんを歓迎するようにクラッカーを鳴らした弦十郎叔父さん達がいた。叔父さん相変わらずだな~。そして、翼と奏が抱きついてきた。説明終わり!

 

 

「ほ、本当に零人なんだよね!?」

 

翼が涙目になりながらこっちを見てくる。

う、真っ直ぐ顔を見れない…。

 

「う、うん。翼の幼馴染の紅 零人だよ」

 

少し目をそらして言う。

 

「本当に零人なんだよな!?幽霊じゃないよな!?」

 

奏があちこち触ってくる。

 

「ちゃ、ちゃんと生きてるからや、やめて!」

 

なんとか笑いを堪えながら奏に伝える。

 

「ああすまん、すまん(笑)」

 

奏が笑いながら離れた。ふう、やっと終わった…。

 

「本当に零人なんだな?」

 

今度は弦十郎が質問してきた。

 

「ええ、そうですよ。まさか、叔父さんに止められるとは」

 

本当、この人の体はどうなってるんだろう?

 

「食って寝て映画を見るだけだぞ?」

 

「心の声を読まれた!?」

 

何故!?

 

「顔に出てたぞ~」

 

…なんで奏も分かるの?

 

このあと、了子まで参加してきて、大騒ぎになった。

 

 

 

数分後…

翼も泣き止み、話が再開した。

 

「改めて、ようこそ響くん!そして、おかえり零人!」

 

弦十郎が言い、またクラッカーを鳴らした。

 

「初めまして~私、櫻井 了子っていうの、記念に写真撮りましょ♪」

 

「いえ、大丈夫です。」

 

「え~、いいじゃない」

 

響は丁重に了子からの誘いを断った。

 

「ところで何で私の名前を知ってるんですか?」

 

響がそんな質問をしてきた。もしかして…。

 

「君のことを調査させてもらった」

 

了子がどこからか鞄を持ってきた。

 

「ああ!私の鞄!何が調査ですか!?」

 

響は慌てて了子から鞄を奪い取った。やっぱりか~。

 

「そうだ、あなたにお願いがあるの♪」

 

「な、なんですか?」

 

「脱いで♪」

 

「へっ?」

 

「い・い・か・ら!」

 

「いやぁぁぁぁ!!!!!!」

 

響は了子につれてかれてどっかへ行ってしまった。……大丈夫かな?

 

 

数分後…

「とりあえず、レントゲンを撮ったから明日には分かると思うわ」

 

「あ、ありがとうございます…」

 

何故かへとへとになった響がいた。了子さん、また変なことしたでしょ?

 

「何にもしてないわよ~」

 

…なんで皆心の声が分かるの?

 

「取り敢えず、零人が身に纏っていた物も気になるから明日にしよう」

 

「あとこのことは、誰にも言ってはいけないからな」

 

弦十郎が響に注意した。

 

「下手したら、君の知り合いをが危ない目になる」

 

「…わかりました」

 

響は一瞬暗くなったがすぐに答えた。

 

「そういえば、零人は学校はどうすんだ?」

 

弦十郎がそんな質問をしてきた。

 

「一応、リディアンにまた通おうかと思います」

 

「そうか、なら編入届け出しておくぞ」

 

「ありがとうございます」

 

その後、響ちゃんを寮まで送り、マシンキバーに乗って家へ帰った。

こうして、長い1日が終わった。




フ「長くなりそうだから2つに別けてみた」
零「もう大丈夫なの?」
フ「一応」
キ「なんか俺、忘れられてない?」
タ「私もです~」
フ「次回、ちゃんと出すから待ってて!」
翼・奏「「それでは次回予告!」」 フ「取られた!?」

「第3話 零人と響の力の真実2」

弦・了「「次回も!」」 フ「また取られた!?」

「「「「「「「お楽しみに!!」」」」」」」

フ「何故だー!?」


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第3話 零人と響の力の真実2

すみません!遅くなりました!!

最近、忙しくて書く時間がなかったんです。

これからは1週間に一回か二回になりそうですが、これからもお願いします!

それでは本編をどうぞ!!


翼達と再会して翌日…

 

放課後(?)になり、2課へ向かった。一応、ファンガイアのことや2年間の出来事も話さないといけないから名護さん達を呼んだ。(太牙は仕事があるので来てない)

 

「おっ、やっと来たか。ん?隣の方々は誰だ?」

 

指令室に入ると響ちゃん以外が全員揃っており、叔父さんが質問してきた。

 

「この人達は名護 啓介さんと名護 恵さんで、2年前からお世話になってる人達です」

 

「そうか、零人がお世話になっております。特異災害対策機動部の司令の風鳴 弦十郎です」

 

叔父さんの自己紹介が終わって、名護さんが前に出た。

 

「いえ、こちらもお世話になっております。『素晴らしき青空の会』所属の名護 啓介です」

 

恵さんも前に出て、

 

「同じく名護 恵です。零人くんとよくお仕事をしてます」

 

3人はお互いに握手をしたところで響がやって来た。

 

「すみません、遅れました!」

 

「いや、大丈夫だ。すまないな、貴重な放課後に呼び出してしまって」

 

「いえ、それよりも、今日は……」

 

「はいはーいッ!まずはメディカルチェックの結果だけど、身体に異常はほぼ、見られませんでした~♪」

 

さっきまでいなかった了子さんがどこからか現れた。

 

「ほぼ……ですか。良かった……でも、それよりも教えて下さい!あの力のことを!」

 

「うむ……あの力は、聖遺物の力だ」

 

「せいいぶつ?」

 

叔父さんが答え、響ちゃんが不思議そうに首を傾げた。

 

「聖遺物とは、世界中の伝説や伝承に登場する、現代では製造不可能な異端技術の結晶の事だ」

 

叔父さんが言い終わると、了子さんが話し始めた。

 

「多くは遺跡から発掘されるんだけど、経年劣化や損傷が激しくて、ほとんどは欠片の状態で見つかるの」

 

「翼の天羽々斬や奏のガングニールもそうだな。彼女達のペンダントの中には、刃の欠片が入っている」

 

胸元から赤いペンダントを取り出す。

僕のはレーヴァテインの欠片が入っている。

 

「聖遺物の欠片にほんの少し残った力を増幅して、解放する唯一の手段が、特定振幅の波動なの」

 

「つまりは歌だ。歌の力によって聖遺物を起動させることで、その力を纏う事ができるようになる」

「その力はノイズの持つ炭素分解能力に耐え、位相差障壁を無効化する事ができる」

 

「とくていしんぷくのはどう……歌の力……」

 

響ちゃんが混乱し始めている。

 

「……ま、簡単に言えば、聖遺物は歌の力によって、ノイズに対抗する力になるということだ」

 

「……そうだ。あの時も、胸の奥から歌が浮かんできたんです。そしたら、鎧みたいなものが」

 

「それがアンチノイズプロテクター。つまりはシンフォギアなの」

 

「シンフォ……ギア……」

 

 

ある程度、説明が終わると……

 

「でも、わたし、聖遺物なんて持ってません」

 

「ああ、このX線写真を見てほしいのだが……」

 

モニターにX線写真が写し出された。

 

「破片…?」

 

心臓付近に小さな破片がいくつも刺さっていた。

 

「ああこれですか?これは2年前の傷なんです」

 

「2年前……?ああ!?あの時のか!!」

 

奏も思い出したようだ。あの時、奏のギアの破片が刺さっていたのを僕たちは見ていた。

 

「もしよかったら、特異災害対策機動部2課として、協力を要請したいんだがいいか?」

 

「……わたしの力が誰かの役に立つんですよね?それならこの力で助けられるなら、やります!」

 

「そうと決まれば、これからよろしくな!」

 

「はい!よろしくお願いします、奏さん、翼さん!」

 

奏が手を差し出し、響と握手して、翼も握手をした。

 

すると叔父さんがこっちを見てきた。

 

「じゃあ次は零人の事だな」

 

「はい、じゃあ、2年前のライブの時のから話しますね」

 

 

 

キバやファンガイア、チェックメイトフォー、素晴らしき青空の会、王、父さんのことを名護さん達と一緒に話した。

 

 

そして、男女に別れて世間話を話し始めた。

 

「まさか零人がファンガイア?の王をやっているなんてな」

 

「僕でもびっくりしましたよ。母さんが王族(みたいなもの)だったなんて」

 

「しかも、音也まで仮面ライダーだったなんてな」

 

「ああ、まさか初代イクサを使っていたのが零人くんのお父さんだったとは」

 

「でも、父さんがあんな性格だったのは驚きましたよ」

 

弦十郎叔父さんと名護さん達でそんなことを話していると、

 

 

「ああそうだ、零人、編入届はもう出してあるから明日から学校だぞ」

 

「相変わらず早いですね」

 

「一応、リディアンは2課のダミーカンパニーだからな」

 

「えっ!?そうなんですか!?」

 

翼達(恵と了子達も)と話していた響ちゃんが目を大きく開けてこっちを見てきた。

 

「ああ、響くんは知らなかったな。リディアンは2課が経営している施設の1つなんだ」

 

「へえ~、そうだったんですか」

 

驚きの発見をしたところで、警報が鳴り出した。

 

『ノイズ警報!?』

 

「出現地はどこだ!」

 

『ここから200M圏内です!およそ30体!』

 

「迎え撃ちます!」

 

「行ってくるぜ、旦那!」

 

翼と奏が扉に向かい、

 

「わ、わたしも行きます!」

 

「待つんだ、君はまだ……!」

 

弦十郎叔父さんが止めようとしたが響ちゃんは出ていってしまった。

 

「僕も出ます!」

 

「なら俺も出よう。恵、あとはよろしく頼む」

 

「任せておいて」

 

そう言って、僕と名護さんは司令室を出て、翼達を追いかけた。




フ「一応、零人の声は花江夏樹さんで、名護さん達は変わりません」

零「結構ぐだぐだしていたね」

フ「ネタが思いつかなかった!」

名「そこ、はっきり言うのやめなさい」

フ「仕方ないでしょ?頑張ってXDやってネタを考えたんだから、許してよ。しかも、名護さんの一人称がわからなかったから調べてたんだよ?」

零「次は考えてあるの?」

フ「次回はバトルシーンだから、うまく書けるかわからないけどね!」

フ「それでは次回、『レーヴァテイン』」

「「「お楽しみに!!」」」


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第4話 レーヴァテイン

お久しぶりです、ファフニールです。
また、設定を変えたので見てみて下さい。
それでは本編をどうぞ!!


〜第三者side~

零人達が2課を出て数分……

 

「現れましたね」

 

ノイズが見えてきて、響が言う。

 

「じゃあ、始めるとしますか!」

 

奏の掛け声で零人達はペンダントを、名護はイクサナックルを取り出した。

 

「Imyuteus amenohabakiri tron」

「Croitzal ronzell Gungnir zizzl」

「Balwisyall Nescell Gungnir tron」

「Gloria yggdrasil laevateinn tron」

『レ・デ・ィ』

「変身!」

『フィ・ス・ト・オ・ン』

 

零人達は聖詠を歌い、名護はイクサナックルを手のひらに押し付け、ベルトに装填した。

 

「ほう、それがシンフォギアというものか?」

 

「はい、僕のはレーヴァテインっていいます」

 

零人の姿は少し天羽々斬に似ているがカラーリングが紅で武器が細い直剣などが天羽々斬と違った。

 

「零人さんも名護さんもカッコいいですね!」

 

響が目をキラキラと光らせながら言ってきた。

 

「ありがとう。じゃあ、ノイズを倒そうか」

 

「はい!」

 

そう言って、零人達はノイズに向かって走り出した。

〜第三者sideout〜

 

 

〜響side~

ノイズを倒していて気づいたけど、どうしてわたしには武器がないんだろう?

 

そんなことを考えているとアイロン型ノイズが向かってきた。

 

「きゃっ!?」

 

まともに食らい転んでしまった。

 

ノイズがジリジリと近づいてくる。

 

(ここで死んじゃうのかな?)

 

次の瞬間、赤い光が目の前を横切った。

 

「響ちゃん大丈夫!?」

 

零人さんが剣を大きくして斬撃を飛ばして助けてくれたみたい。

 

「立てる?」

 

手を差し出してくれた。その時、何故か胸が熱くなった。

 

(なんだろう?なんか急に胸が熱くなったような……?)

 

「あ、ありがとうございます」

 

「大丈夫?無理しなくていいよ?」

 

「だ、大丈夫です!まだ戦えます!」

 

「無理だけはしないでね」

 

「はい!!」

 

そう言って、零人さんはまたノイズを倒しに行った。

 

「わたしもがんばらないと!」

〜響sideout〜

 

 

〜零人side~

アームドギアを大きくし、『紅刃一閃』で響ちゃんを助けて、またノイズを倒し始めた。

……さっき響ちゃんの顔が赤かったけどどうしたんだろう?

 

そんなことを考えているとノイズが集まりだした。

 

「数が多いな……だったらこれで!」

 

高く飛び上がり、ノイズに籠手を向けて無数の短剣を放った。

『影月流星』

今の一撃でほとんどのノイズを倒した。

 

みんなもあと少しで終わりそうだ。

 

「これで最後ッ!」

 

もう一度『紅刃一閃』を放ち、戦いを終わらせた。

 

するとみんなも終わらせたようで、僕の方に集まった。

 

「いやー、倒した倒した」

 

奏が肩を回しながら言った。

 

「シンフォギアは武器の形が変わるのか?」

 

名護さんが変身を解き、聞いてきた。

 

「はい。アームドギアっていって僕達の心象によって形が変わるんです」

 

「なるほどな」

 

名護さんに説明終わると弦十郎叔父さんから連絡がきた。

 

『よくやった。今後のことを話したいから2課に集まってくれ』

 

そう言われ、僕と名護さんはバイク、翼達は車で向かった。

 

2課に着いて、響ちゃんのことと歌手活動に着いて話し合った。

 

響ちゃんに僕が『桜庭隼人』だと伝えたら驚愕して握手やサインをしてほしいと迫ってきた。

そこまで有名だったかな?(本人は無自覚でツヴァイウイングの次ぐらいに有名)

 

色々あり1時間ぐらい経って、各自自分の家へ帰った。

明日から学校だから色々と準備しないと。

(……制服のサイズ大丈夫かな?)

 

なんとかサイズは大丈夫みたいで安心した。

どこのクラスになるんだろう?翼と同じだったらいいな……。

 

そう思いながら、時計を見たら11時頃だったので風呂に入って寝た。

〜零人sideout~




原作の変更点
・響と翼が戦わない
・名護さんが参戦

フ「バトルシーンって難しい!」
零「あはは……」
フ「みんなどうやって書いてるんだろう?」

そんなことより
次回「第5話 久しぶりの学校へ(仮)」

「「お楽しみに!!」」
「コメントもどんどん書いて下さい!」


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第5話 久しぶりの学校と……

どうもファフニールです。
セリフの部分ですが人数が多いときは
「「「 」」」 ・ 『『『 』』』 ・ ((( )))
など、かっこが最大3つになりますので気を付けてください。
ご迷惑かけますがよろしくお願いします。

それでは本編をどうぞ!!


翌日……

〜翼side~

わたしは今自分のクラスにいる。

 

共学になったばかりで男子がほんの数人いるクラスだ。

 

今日から零人が学校に来ると言っていたけど、どこのクラスになるんだろう?

 

「皆さん、おはようございまーす」

 

『『『おはようございまーす』』』

 

ちょうど担任が来たようだ。

 

「今日は皆さんにいいお知らせがあります!!」

「このクラスに編入生が来ます!」

 

『『『えええーー!?』』』

 

もしかして……

 

「では、入ってきてください」

 

「はい」

 

扉が開くと、よく知っている男子が入ってきた。

 

しばらく歩き、教壇の前に立つと、

 

「えーと、初めての人もいると思いますが、お久しぶりです。2年ぶりに復学しました、紅 零人です。これからも仲良くしてくれると嬉しいです」

 

『『『え、えええーー!?!?』』』

 

『まじかッ!』

 

『今まで何してたの?』

 

『大丈夫だった?』

 

クラスメイトから色々な質問をされ、1つずつ答えている零人がいた。

 

「はいはい、質問をあとにして、紅君の席は風鳴さんの隣ね」

 

「はい」

 

先生が強引に話を止めて、零人に席を教えた。

そして、零人が隣に来ると、

 

「これからよろしくね、翼」

 

零人が笑顔でこっちを見てきた。

すると急に顔が熱くなった。

 

「う、うん!!」

 

たぶん顔が赤くなってると思うけど、そんなことは気にせず、零人に笑顔で返した。

 

「えー、まず今日の予定ですが……」

 

先生が話を始めた。

 

零人が来てくれたおかげで今日から学校が楽しくなりそう♪

〜翼sideout~

 

 

〜響side~

今は昼休みで寝ている。

 

「ねえ、響聞いた?3年生に新しい人が来たんだって」

 

わたしの親友の「小日向 未来」が話しかけてきた。

 

「んー?誰その人?」

 

さっきまで寝てたから寝ぼけいる。

 

「わかんない。見に行って見ようよ」

 

「いいよ~」

 

未来に手を引かれ、3年の教室に向かった。

 

3年の教室に着くと、結構人が集まっていた。

 

「うわー、結構人がいるねー」

 

「一体誰なんだろう?」

 

なんとか人の間を通り抜け、教室の中を見てみると……

 

「零人さん!?」

 

「あれ、響ちゃん?」

 

わたしに気づいて、零人さんが近づいてきた。

 

「どうしたの響ちゃん」

 

「いえ、3年に新しい人が来たって聞いたんで見に来たんですよ」

 

「そうなんだ。そうだ、響ちゃんもうお昼御飯食べた?」

 

「いえ、まだですけど?」

 

「だったら一緒に食べない?」

 

「いいんですか!」

「もう一人呼んでもいいですか?」

 

「いいよ。翼も呼んであるから後で中庭でね」

 

「はい!」

 

そう言って、零人さんは教室に戻っていった。

 

わたしはすぐさま未来のところに行き、

 

「未来~、ご飯誘われたよ~」

 

「響あの人と知り合いだったの?」

 

「ちょっと前にね。とりあえず行こ!」

 

未来の手を引き、中庭に向かった。

 

なんか周りの人がこっちを睨んでいたり、ハンカチを噛んだりしていたけどどうしたんだろう?

〜響sideout~

 

 

~零人side~

サンドイッチの入ったバスケットを持って中庭に向かっている。

 

中庭に着くと翼がビニールシートを敷いて響ちゃん達と話して待っていたようだ。

 

「お待たせ~」

 

話しかけるとこちらに気付き、

 

「「あ、零人(さん)!」」

 

「こんにちは」

 

翼と響ちゃん、響ちゃんと一緒にいた子の順に言った。

 

「こんにちは。僕は紅 零人、君は?」

 

「小日向 未来です。未来って呼んでください」

 

「よろしくね未来ちゃん」

 

「はい、よろしくお願いします零人さん」

 

握手をして、シートに座った。

 

「はいこれ、サンドイッチ」

 

一緒に持ってきたフタ付きのバスケットを取り出し、フタを開けた。

 

「もしかして手作りですか?」

 

未来ちゃんが質問してきた。

 

「うん、具材は卵とハム、レタスとチーズを使っているよ」

 

「食べてみてもいいですか?」

 

「どうぞ」

 

3人ともサンドイッチを食べ始めた。

 

「「おいしい!」」

 

「やっぱり零人のはおいしいね」

 

「ありがとう、作ったかいがあってよかったよ」

 

「これってどうやって作っているですか?」

 

未来ちゃんがペンとメモを取り出し聞いてきた。

 

「ああ、これはね…………」

 

食べながら説明して、終わるとちょうどサンドイッチがなくなった。

 

「ありがとうございました」

 

「どういたしまして」

 

サンドイッチを食べ終え、少し世間話をしていると響ちゃんが、

 

「ふらわーっていうお好み焼き屋があるんですけど今度行きませんか?」

 

「ふらわー?いいよ、行ってみようか。そうだ、奏も誘ってもいい?」

 

「はい!ご飯は皆で食べるとおいしいですから」

 

「奏?もしかして天羽 奏さんのことですか?」

 

未来ちゃんが首を傾げて言ってきた。

 

「そうだよ。奏と翼と幼馴染なんだ」

 

「そうだったんですか」

 

「今度紹介するね」

 

そんな話をしていると昼休みの終わりを表すチャイムが鳴り、自分達の教室に戻った。

 

 

放課後……

 

 

授業が終わり、翼と校門をくぐろうとしたら後ろから響ちゃんの声がした。

 

「零人さーん、一緒に帰りましょー」

 

「あ、響ちゃん、未来ちゃんお疲れ様」

 

響ちゃん達と合流し、商店街を通り、人気(ひとけ)の少ない道を通っていると家からブラッディローズが鳴っているのが聞こえた。

 

次の瞬間、モスファンガイアが現れた。

 

「「ファンガイア!?」」

 

「響何あれ!?」

 

翼と響ちゃんは二度目だが、未来ちゃんは初めてなのですごく動揺している。

 

「見つけた…キバ…!」

 

「反対派のファンガイアだね?」

 

「ああ…貴様を殺して、掟なんて無くしてやる…!」

 

「そう……だったら貴方を裁く。翼達は離れていて……キバット!!」

 

「おう!キバっていくぜ!ガブッ!!」

 

キバットが手に噛みつき、顔にステンドグラスの模様が浮かび上がり、キバットを腰に付けると鎧を身に纏い仮面ライダーキバに変身した。

 

モスは剣を取り出して攻撃を仕掛けてきた。

 

おおざっぱな攻撃だが一撃一撃が重くダメージを負っていく。

 

「くっ!やっぱり剣には」

 

「剣だな!」

 

左腰から青いフエッスルを取り出し、キバットに吹かせた。

 

「ガルルセイバー!!」

 

 

キャッスルドラン内……

次狼、ラモン、(りき)がポーカーをしていた。

 

「僕、1ペア~」

 

「……2ペア」

 

ラモン、力の順に言い、

 

「残念だったな、フルハウスだ」

 

テーブルにカードを置き、次狼が勝っていた。

 

「また次狼の勝ちー?イカサマじゃないの?」

 

「俺がするわけないだろ」

 

「本当ー?」

 

そんなことをしていると部屋が青く光った。

 

「お、やっと呼ばれたか」

 

「いってらしゃーい」

 

「……いってらしゃい」

 

すると次狼の体が青い狼の姿になり、小さな彫像になり、飛んでいった。

 

 

零人のところにガルルセイバーが現れ、手に持つと右腕が青い狼の毛が逆立ったような形状になり、胸部と目が青くなった。

 

「ウ、ガアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

 

まるで狼のような雄叫びをあげた。

 

「エルフェン族の…力…!」

 

キバが高速でモスに近づき、連続で斬りつけた。

 

モスも剣を振るい対応したがキバのスピードに追いつけず攻撃をもろに受けている。

 

威力に耐えきれず、モスを倒れた。

 

「いくよキバット!」

 

「ガルルバイト!」

 

キバットにガルルセイバーを噛みつかせ、アクティブフォースに流し込み、必殺技を発動する。

ガルルセイバーを構えると空が赤い夜に変わった。

 

「え!夜!?どうなってるの!?」

 

未来ちゃんが後ろで叫んでいる。

 

柄を口にくわえ高く飛び上がり、急降下し、モスを斬りつけ、必殺技のハウリングスラッシュを決めた!

 

モスに狼の模様が浮かび上がり、砕け散ると巨大なドラゴンが現れ、ファンガイアから出た光の玉を食べ何処かへ消えてしまった。

 

零人は変身を解き、翼達へ近づいていった。

 

「大丈夫?みんな怪我してない?」

 

「「「大丈夫((です))」」」

 

「未来ちゃん、怖くなかった?」

 

「怖かったけど、零人さんが守ってくれていたので大丈夫です」

「ところでさっきのは何だったのですか?」

 

「さっきのはね……」

 

未来ちゃんにファンガイアのこと、共存のことを話した。

 

「そうだったんですか……」

 

「未来ちゃんはファンガイアと共存ができると思う?」

 

「たぶん難しいと思います。けど、零人さんならできると思います。だから、私も共存に協力したいです」

 

「ありがとう未来ちゃん」

~零人sideout~

 

 

〜未来side~

零人さんが笑顔でお礼をしてきた。

その瞬間、胸が熱くなった。

 

(もしかして……私、零人さんのこと…)

~未来sideout~

 

〜響side~

(なんだろう?未来が零人さんを見て顔が赤くなったのを見たら、急に胸が痛くなったような?)

~響sideout~

 

~翼・奏side~

((ライバルが増えた(気がする)!)

~翼・奏sideout~

 

 

未来は自分の気持ちに気づき、響はまだ気づかず、翼(近くで)と奏(別の場所で)は何かを悟った。

 

 

暗くなり、自分達の家へ帰り、その夜……

 

「ねえ響……」

 

「ん?なに未来?」

 

「ごめんね…響。私たち、これからは親友で……ライバル、だよ」

 

「へっ?ライバル?」

 

未来は響にライバル宣言をした。




フ「やっとヒロイン四人目を出せた……」
零「それって未来ちゃんのこと?」
フ「それ以外ないでしょ。123人目は翼、奏、響だぞ」
フ「これからも増えるからな」
零「それは置いといて、次回予告」

ネフシュタンの少女
聖遺物と完全聖遺物との差
翼の決断は!?
『次回 第6話 落涙』

フ「次から奏が出るよ~」

零「次回もお楽しみに!!」


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第6話 落涙

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それでは本編をどうぞ!!


数日後……

今日は流れ星が見れる日だ。

しかし、ノイズが出現したせいで見ることができない。

今、零人は奏達と一緒に逃げたぶどうノイズを追っている。

 

「「これで最後!」」

《蒼ノ一閃》《紅刃一閃》

 

零人と翼はアームドギアを大きくし、斬撃を飛ばした。

ノイズは光に呑まれると消滅した。

 

「お疲れ様~」

 

「倒した倒した~」

 

「今日は少なかったね」

 

零人と奏、翼が話していると響だけ自分の手を見て黙り込んでいた。

 

「?どうしたの響ちゃん?」

 

「……どうして、わたしにはアームドギアがないんだろう?って思ってたんです」

 

零人は剣、翼は刀、奏は槍を持っているのに響だけ武器を持っていないことを気にしていたんだろう。

 

「1つ聞くよ、響ちゃんの戦う理由は何?」

 

「戦う……理由…?」

 

「響ちゃんはどうして戦うの?」

 

「わたしは…守りたいです。未来(みく)を、わたし達の日常を…!だからッ!」

 

???「『だから』?で、どうすんだよ?」

 

森の方から声が聞こえた。

 

「え……?」

 

「誰だ……ッ!……ッ!?」

 

月明かりに照らされ、声の主が姿を現した。

白銀の鎧を身に着け、肩から紫色の鞭を付けており、顔の上半分をバイザーで隠した少女がいた。

 

「ネフシュタンの鎧……?」

 

「なんでネフシュタンがッ!?」

 

「へえ……あんたら、この鎧の出自を知ってんだ?」

 

「2年前……私達の不始末で奪われたものを忘れるものか」

 

そう言いながら、自分達の武器を構える。

 

「やめてくださいッ!相手は人ですッ!同じ人間ですッ!」

 

響が止めようとしたが、

 

「「「「戦場で何をバカな事を!」」」」

 

以外とハモった。

 

「なんか、おまえとは気が合いそうだな」

 

「だったら仲良くじゃれあうかい?」

 

奏が挑発し、少女がその挑発にのった。

 

「ああ……いくよッ!」

 

零人の掛け声によって、バトルが始まった。

 

「はあああッ!」

 

「ふッ!」

 

翼が最初に攻撃を仕掛けたが相手の鞭で弾かれてしまった。

 

「なっ!?」

 

「なら、これで!」

 

零人と奏が同時に仕掛けたがまた防がれてしまった。

 

「翼さんッ!」

 

「お呼びではないんだよ。こいつらでも相手にしてな」

 

そう言い、少女は腰から杖を取り出しノイズを召喚する。

 

「え……ノイズが操られてる。どうしてッ!?」「それがこの『ソロモンの杖』の力なんだよ。雑魚は雑魚らしく、ノイズとでも戯れてなッ!」

 

「聖遺物……しかも、完全聖遺物かよ……」

 

「奏は響ちゃんを!」

 

奏を響のところに向かわせ、零人達はネフシュタンの少女に攻撃し続けた。

いくら攻撃してもあまりダメージが入らず、逆にこっちがダメージが入ってくる。

 

「きゃッ!」

 

「くっ、このままじゃ……」

 

奏達の方を見てみると、響が変な網に絡まっていて奏が助けようとしている。

なんか莢膜(きょうまく)みたい。

 

「よそ見すんな!」

 

「ぐっ!?」

 

気づいたら目の前にいて、腹を蹴られ10メートルぐらい飛ばされた。

 

「こんなもんなのか、シンフォギア装者は?特に青いのはまるで出来損ないだな……」

 

「確かにわたしは出来損ないだ……だが、それでもネフシュタンの鎧だけは取り戻して見せる!」

 

「そうかい。脱がせるものなら脱がして――ッ!?

な、動けない……ッ!?」

 

少女の影にいつの間にか小刀が刺さっていて、《影縫い》の役割をしていた。

 

「月が出ているうちに、決着を付けましょう……」

 

「……まさか、唄うのか!?『絶唱』を!?」

 

「駄目だ!いくら翼でもただでは済まない!」

 

「下手したら死ぬんだぞ!」

 

「大丈夫だよ奏、零人。……防人の覚悟見せてあげる!その胸に、焼き付けなさい!」

 

「やらせるかよ……好き勝手に……!」

 

警告したが、翼はそれを無視し刀を上に向け、『唄い』始めた。

 

「Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el zizzl」

 

少しずつ少女に近づいていて行き、キスをするような距離まで顔を近づけていた。

 

「Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el zizzl――」

 

翼を中心に爆発が起き、その余波で回りにいたノイズは炭素化し、零人達は飛ばされてしまった。

 

「「「翼(さん)!」」」

 

「無事か!翼!」

 

ちょうど弦十郎達が着いたようだ。

翼の足下には血だまりができていて、ギアはひび割れ、目と口からは血が流れていた。

 

 

「ごめん……なさ……い……」

 

 

その一言をいい、翼は倒れた。




フ「投稿が遅れてしまってすみません……
2学期が始まってすぐに学園祭があるので夏休み中はクラスと部活の準備で忙しくなりそうなので更新は遅れそうです……
ですが、いろいろとネタは考えてあります!(多分)
次ぐらいにFateなどのネタがくる(?)と思います!
楽しみに待っていてください!」

奏「説明長ーよ!」飛び蹴り
フ「ぐふッ!?」
奏「なんで遅くなった?」
フ「さっき説明したよね!?」
奏「うるせー!」
フ「逆ギレ!?」
奏「そんなことより早く次回予告しろ!」
フ「理不尽!まあいいけど……」

翼が絶唱の反動で入院
響と奏は弦十郎と特訓
零人は名護と特訓(強制)

次回 「第7話 特訓と地獄の特訓」

「「お楽しみに!!」」
(気づいたら、お気に入りが40近くになっていたことと最近、FGOで三枚ぐらい星四がきたのは後日談)


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第7話 特訓と地獄の特訓(笑)

翼が絶唱を唄い、入院している頃……

 

 

~響・奏side~

「「たのもーー!」」

 

「な、何だいきなり!?」

 

弦十郎の家に押し掛けていた。

 

「「私(あたし)達に、戦い方を教えてください(くれ)!」」

 

「いいんだが、俺の特訓は厳しいぞ?」

 

「よろしくお願いします!!」「望むところだ!」

 

「ところで零人はいないのか?」

 

いるのは弦十郎を合わせて3人だけで、零人の姿がない。

 

「ああ……零人は……」

 

――――――――――――――――――――――

 

遡ること一時間前…

零人を呼びに零人の家に行って、一緒に行こうとしたら、名護さんが家の前に立っていた。

なんか最近、反対派のファンガイアが力を増しているようで零人と特訓をしようとやってきたらしい。

 

「もしかしてあれ(・・)をやるんですか?」

 

「もちろんだ。さあ、『イクササイズ』を始めようか!」

 

「いやですよ!あれだけは勘弁してください!」

 

「何をいう。君のために一時間バージョンを用意したのに……」

 

「一時間!?ただでさえ30分でも辛いのにまた伸ばしたんですか!?」

 

元々、10分タイプだったのを何回も改造し、限界まで伸ばしたのをまた伸ばしたらしい。

 

「もう車を用意してある。さあ、行こうではないか」

 

「い、嫌だ!もうやりたくない!た、助けて奏!」

 

「すまん、無理だわ……」

 

「なんでさ!?ひ、ひびk「すみません、無理です」なんで即答!?僕に味方はいないのか!」

 

「早く行くぞ、零人君」

 

「嫌だー!離して、あんな地獄は嫌だ!」

「地獄?大丈夫だ、特訓が終わった頃には趣味がイクササイズ、尊敬する人はこの俺になっているだろう」

 

「それは洗脳です!離して!HA☆NA☆SE!

 

引きずられながら外にあった車に乗せられ、何処かへ連れてかれた。

 

――――――――――――――――――――――

 

「……てな感じで何処かに連れてかれちまった」

 

「そうか。なら、零人は名護君に任せて、我々も特訓を始めるとするか!」

 

「「はいッ!(おう!)」」

 

「まずランニングを10周、次に二課のシミュレータで特訓だ!」

 

 

〜零人・名護side~

青空の会の訓練室に1人の男性と1人の少年がいる。

一時間バージョンのイクササイズをやり終えて、すっきりしている名護と倒れ伏せている零人の姿がある。

 

「ふう、いい汗をかいた。ん?どうした零人君?」

 

「……………………」

 

返事がない。ただの屍だ。

 

「こんなので倒れてどうする?まだ特訓は始まったばかりだぞ?」

 

「ま、まだ……やるん……です……か……?」

 

「もちろん、今度はファンガイアの訓練方法を取り入れたイクササイズをやるぞ」

 

「またイクササイズですか!?嫌だ、もう帰る!帰らせてください!」

 

魔術を使い脚力を強化して、扉の前に立ち開けようとしたがびくともしない。魔術で強化しても開かない。

 

「ああ、言っておくが一定の条件が揃わないと開かない仕組みになっているからな」

 

「い、一定の条件って?」

 

「イクササイズを10回行うことだが?」

 

「嫌だ!出して!ここから出してよ!」

 

「ははは、ここから出たいならあと9回やらないとな」ニッコリ

 

「鬼だ!ここに鬼がいる!!」

 

「さあ、再開するぞ!」

 

「嫌だーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

この日、訓練室から1人の少年の叫びが響き渡った。




一応、零人達は魔術を使います。
何故かって?Fate出すなら魔術を使わないと!

それはさておき、次回は翼が目を覚まします。あれですね、響が翼の部屋を見る回です。
次回もお楽しみに待っていてください!

『こうしてほしい』などの質問などは、どんどん感想に書いてください!非ログイン者でも書けます。できるだけたくさん返信します!これからもお願いします。


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第8話 デュランダル起動

FGOの夏イベ『ザバフェス』が始まってますね。
皆さんは何が当たりましたか?自分は牛若丸でした。
てか、ジャンヌの第4再臨が「リリィ化した?」って、思ったんですがどう思いますか?


~零人side~

今はデュランダルを輸送するために高速道路をバイクで走っている。

特訓はどうしたかって?気にするな。

デュランダルを運んでいる理由?じゃあ、簡単に3行で……

 

広木防衛大臣が殺害された

デュランダルが危ない!

そうだ、安全な所に運ぼう!

 

てな感じで『記憶の遺跡』に運ぶことになった。響ちゃんと奏は了子さんの車に乗ってる

次の瞬間、目の前の橋が崩れた。

 

「敵襲ッ!?」

 

了子さんの車がめちゃくちゃな動きをしている。相変わらず酷い運転だな……。

 

「Gloria yggdrasil laevateinn tron」

 

素早く聖詠を唄い、レーヴァテインを纏う。

弦十郎叔父さんからの情報によると下水道から攻撃しているらしい。

 

「やっぱりあの子の仕業かな……?」

 

先日、僕たちを襲ってきた少女のことを思い出した。

もしも彼女だったら響と奏では勝てない。

 

「急がないと!でも了子さん達はどこに行ったんだ?」

 

工場から大きな音がするまでノイズを倒しながら探していた。

 

――――――――――――――――――――――

 

奏達の所に着くと何故かデュランダルが覚醒していた。

 

「なんでデュランダルが覚醒してるんですか了子さん!」

 

「響ちゃんの『フォニックゲイン』に反応したみたいなの!」

 

「これがデュランダル……」

 

奏が呟く。

石の鞳のような形をした剣で金色のオーラを纏っている。

するとネフシュタンの少女が動きだした。

 

「そいつは、あたしがもらう!」

 

「っ、渡してなるものか!」

 

「あいつを止めるぞ零人!」

 

奏と一緒に少女を食い止める。

 

「ぐっ!?お前らに構っている暇はないんだよ!」

 

「お前だけは行かせるか!」

 

「響ちゃん、今のうちに!」

 

「はい!!」

 

「よし、取った!……え?」

 

響がデュランダルの柄を握った瞬間、響の顔が黒く染まり赤い目になった。

 

「な、なんだ!?」

 

「……う、ううううううううッ!あああああああああ!!!」

 

すると響を中心に、いやデュランダルから光の柱が出ている。

 

「まずい、撤退するよ奏!」

 

「ああ、わかってる!」

 

あんなのを受け止めたら確実に死んでしまう!逃げようとして、少女のほうを見たら固まっていた。

 

「何をしてるんだ、あの子は!?」

 

呆然と立っており、1ミリとも動かない。その代わりに響がデュランダルを振り下ろそうと動き始めた。

 

「危ないっ!」

 

光に飲み込まれる前に少女を抱え、魔術で強化した足で空へ飛んだ。

 

「…………はっ!?あたしは何を……って、お前は!?離しやがれ!」

 

目を覚ました瞬間、暴れ始めた。

 

「ちょっ!?待って、下!下を見て!!」

 

「下?……ひっ!?」

 

今、僕たちがいるのは約50mぐらいの高さにいる。そりゃあ、急に空の上にいたら驚くよね。高い所に慣れていないのか、少女は縮まった猫のように小さくなり抱きついてきた。

 

「すぐに降りるからちょっと待っててね」

 

近くの建物の上に降り、少女を離した。

 

「なんで助けた?」

 

「……助けたいと思ったからじゃダメ?」

 

「あたしはお前らの敵なんだぞ!」

 

「それでも……危険な目にあう子をほっとけないよ」

 

「ちっ、お人好しすぎるぞ!」

 

「よく言われるよ」

 

「……ふん、今日は諦めてやる。だが、次は絶対倒してやるからな!!」

 

そう言って少女は何処かへ行ってしまった。少女の姿が見えなくなり、響のほうを見てみるとデュランダルを持ったまま気絶していた。少しすると了子さんや奏、いつもの黒服の人達が集まった。皆無事だったみたいだ。

 

 

 

その後、デュランダルの輸送は危険と判断されこのまま二課に置いておくらしい。

それに響ちゃんのあの姿は何だったんだろう?




やっとジャンヌを正式加入できた……
90万ポイント貯めるの疲れた……。
これでやっとシンフォギアに専念できる!
そういえば、皆さんサーヴァントで誰が好きですか?
自分は断然、衛宮一家(エミヤ、アサエミ、アイリ、イリヤ、クロエ)ですね。
複数回答OKなのでどんどん感想に書いて投稿してください!お待ちしています!

次回は翼が復活かな?


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第9話 翼の部屋

~零人side~

 

前略

 

翼が目を覚ましたので病院に来ている。昔からよく使っていた病院だ。エントランスに行くと響と奏がいた。

 

「あっ、零人さん」

 

「久しぶり響ちゃん、奏」

 

デュランダルの事件から1週間立っており、会うのは久しぶりだ。

 

「叔父さんの特訓はどう?」

 

「いつも通りだぞ。食って、運動して、映画見て、寝るの繰り返しだからな」

 

「不思議だよね。なんで映画見ただけであそこまで強くなれるんだろう?」

 

聖遺物並の謎だ。昔から映画を見続けていたら強くなっていたらしい。

 

「零人のほうはどうなんだ?」

 

「……ほとんど同じことの繰り返しだよ……」

 

いつものイクササイズを数回、スポーツタイプのイクササイズをを数回やり、基礎トレーニング、ファンガイアが出たら倒すの繰り返しだった。

その間に王としての仕事をしたり、強化装備の実験をしたりしてほとんど休みがなかった。

 

「それは置いといて、奏あれ(・・)は持ってきた?」

 

「ああ、あれ(・・)だろ?ちゃんとあるぜ」

 

あれ(・・)?あれって何ですか?」

 

「響ちゃんは知らなかったね、翼の部屋に着いたらわかると思うよ」

 

「?」

〜零人sideout〜

 

〜響side~

零人さん達が言っていたあれ(・・)ってなんだろう?

エレベーターに乗ると何故か零人さん達の眼が諦めているような覚悟を決めているような感じだった。

〜響sideout~

 

〜零人side~

翼の病室に着いた。やっぱりアイドルだからVIP用のみたいに高級っぽい扉だ。

 

「翼入るよー?」

 

扉を開けると脱ぎっぱなしの服やファッション雑誌などが散らかっていた。

 

「つ、翼さん!?大丈夫ですか!?!?」

 

「?どうしたの立花?」

 

翼は平然とした表情でベッドで読んでいた。

 

「だ、だって泥棒に入られたような惨状?になっているですけど……」

 

響が説明していると翼の顔がだんだんと赤くなっていった。

 

「はぁ……翼まだこの性格治っていないの?」

 

「……ごめんなさい……」

 

「しょうがない、奏手伝って」

 

「わかった」

 

「はいこれ響ちゃんの分」

 

鞄から軍手とゴミ袋を取り出し響に渡した。

 

「じゃあ、掃除を始めよう……か………?」

 

ゴミの山に手を突っ込んで取り出したものが非常に触り心地がいい。「なんだろう?」と思い、見てみた。

下着だ。黒い下着だ。素材はシルクっぽく、触り心地がよい、そして所々レースで刺繍されているショーツタイプだった。いわゆる大人の下着だ。

 

「………………」

 

「「「………………」」」

 

どうしよう、奏と響からは冷たい眼で見られているし、翼はさっきより顔が赤くなっている。

 

「…………翼」

 

「…………な、なに?」

 

「…………翼もこんなのを身に着けるようになったんだんだね……」

 

「…………い、いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

「ぶべぇらッ!?」

 

真っ赤になりながら右ストレート放ってきた。一瞬右手が光った気がしたけど気のせいだろう。廊下の壁にぶつかり意識がシャットダウンした。




最後当たりの説明は下手だと思います。
服とかあまり知らないのでネットで調べたんですけど可笑しかったでしょうか?
一応全年齢向けなので気にしないでください!
質問や修正点などがあったら感想をお願いします。


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第10話 「翼が死んだ!この人でなし!」

遅くなったけど響誕生日おめでとう!
そして、ZEROコラボ終わったぞー!
ネロ祭じゃなくギル祭が来るぞー!
やっとfateネタ出せる。
それに最近キバ出せてないな~。次ぐらいに出そうかな。
そんなことより本編をどうぞ!


翼に殴られて数十分……

〜零人side~

目を覚ますと真っ白な天井が見えた。

 

「…………知らない天井だ…………」

 

「なに言ってんだ?」

 

横から声がして見てみると椅子に座っている奏がいた。

どうやら休憩室に運ばれたらしい。

 

「あっ、奏。どれくらい寝てた?」

 

「ん~、30分くらいだと思うぞ」

 

壁に飾られた時計を見てみるとそろそろ30分経とうとしていた。

 

「結構寝てたね。それはそうと奏……」

 

「ん?なんだ?」

 

「翼もあんなのを身に着けるようになったんだね」

 

そう、さっき殴られた原因である下着のことだ。2年前までシンプルなものしか身に着けなかったのに今だと大人っぽくなっていた。

たった2年で人って成長するもんだね。

 

「ああ、あれ選んだのあたしだぞ?」

 

奏の話によると僕がいなくなってから緒川さんに頼むようになり、服はともかく下着まで頼みそうになったらしいので奏が用意したみたいだ。

 

「奏は昔からあんな感じの選ぶよね」

 

「まあな。でもおかげで翼のことわかっただろ?」

 

「うん、あの人にいい報告ができそうだよ」

 

ある意味翼のファン第一号の人だ。ちなみに僕は2号、奏が3号だ。

 

「ところで翼と響ちゃんは?」

 

「二人なら病室にいるぞ」

 

「なら二人の所に行こうか」

 

 

移動はカット!

 

 

「「ただいまー」」

 

「「おかえりなさい」」

 

部屋に入ると片づいていてさっきと見間違えるほどきれいになっていた。

 

「二人は何をしていたの?」

 

「お互いの弱点を言い合っていたんです」

 

話の内容が変だ。

 

「え?どうゆうこと?」

 

「さっき翼さんが掃除が苦手だってことがわかったじゃないですか。だったら私も言おっかなって」

 

なるほど、お互いに恥ずかしいこと言い合ったんだ。

 

「翼のことなら何個か言えるよ」

 

「え?」

 

たとえば……

 

「料理ができない、というより家事全般ができない」

「ぐふっ」

 

「アイドルなのにバイクが趣味」

「かはっ」

 

「趣味なのによく壊す。それでお金がほとんど消えていく」

「ごめんなさい」

 

「演歌好き」

「うっ」

 

「恥ずかしがり屋」

「……」

「え、そうだったんですか?」

 

「防人語をよく使う」

「………」

 

「友達が少ない」

「…………」

 

あれ?さっきから翼が喋らなくなった。翼を見てみると全体的に灰色になっていて口から魂みたいなものが出ている。

 

「翼!?」

 

「翼が死んだ!」

 

「零人さんの人でなし!」

 

奏のボケ?いや、ツッコミに響まで加わった。

 

「それより翼をなんとかしないと!?」

 

魂みたいなものをなんとか口の中に押し戻して一命をとりとめた。

 

 

「ふう、疲れた……」

 

「あとちょっとで川を渡るとこだった」

 

危なくない?それって三途の川って言うやつじゃ?

そんなコントをしているとスマホから緊急時のアラームが鳴った。

 

「はい、え!?ネフシュタンの鎧の少女が!?わかりました。すぐ行きます!」

 

「ごめん翼行ってくる!」

 

「また来ますね」

 

「うん、いってらっしゃい。それと立花」

 

「はい?」

 

「今、あなたの胸にあるものを、できるだけ強くハッキリと思い描きなさい。それがあなたの戦う力――アームドギアになるから」

 

「は、はいっ!」

 

そう言われ、僕たちは病室を出ていった。




それは奏が二課に入ってから2ヶ月ぐらい……
奏と翼が零人の家に泊まりにきた時のこと

「ふう、いい汗かいた」

基礎トレーニングをやり終え今風呂に向かっている途中だ。
零人の家は結構広く、2、30人くらい一気に住める家だ。しかも、風呂が二種類あって男女別の大浴場と小さな共用風呂(西洋風)だ。
今日は三人だけなので小さい風呂になっている。

「早くシャワー浴びよ」

脱衣場の扉を開けると、タオルを頭に乗せた下着姿の奏と肩にタオルを乗せた翼がいた。

「「「え?」」」

風呂上がりのせいか普段より色っぽく見える。

「「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」」

「ぶべぇら!」

二人に同時に殴られ、2メートルぐらい飛ばされて一時間くらい気絶した。


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第11話 雪音クリス

遅れてすみません!
ネタが思い付きませんでした!
すみません嘘です。イベントを進めていました!
ギル祭が終わり、ハロウィン、時計仕掛けを進めています。更新速度は遅いままですが楽しみにしていてください!
それではどうぞ!


「確かこの辺りだよね」

 

零人と響はマシンキバーに乗り、奏も自前のバイクで現場に向かった。

 

「あそこにいるのは…………」

 

「え?未来?」

 

何故かそこには買い物帰りのように見える未来がいた。

 

「あ……響!それに零人さんと奏さんもどうしたんですか?」

 

「ちょっと用事があっ「やっと来たな!今度こそ捕まえてやる!」……!?」

 

声がした方向をみると銀髪のネフシュタンの鎧の少女がいた。

 

「!?未来ちゃん逃げて!」

 

「え?きゃぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

エネルギー弾をこちらに向かって放ってきた。

 

「奏、響ちゃん、キバット!」

 

「ああ、わかってる!」

 

「はい!」

 

「おう、久しぶりの登場だぜー!」

 

一瞬で奏たちをギアを纏い、零人はキバに変身して攻撃を防いだ。

 

「ひ、響……?」

 

「未来ちゃん、このことは後で話すから今は逃げて!」

 

「……っ、はい!」

 

「さーて、邪魔ものもいなくなったしおっぱじめようじゃねーか!」

 

未来が逃げて一段落着いた瞬間また少女からの攻撃が始まった。

〜第三者sideout〜

 

 

 

〜少女side〜

人目が着く所を避け、今は森の中で戦っている。

 

「ちっ、ちょこまかと!これでも食らいやがれ!」

 

鞭の先端に巨大なエネルギー弾をつくりこっちに投げてきた。

 

「ふっ!」

 

右ストレートでエネルギー弾を跳ね返した。

 

「な!?跳ね返しただと!?」

 

「おりゃぁぁぁぁぁぁ!」

 

響が籠手型のギアを使い少女の腹を殴った。

 

(くっ、なんて無理筋な力をしてやがる……この力、あの女の絶唱並みかよ……くっ!?)

 

「ちっ!」

 

(攻撃を受けすぎたか、ネフシュタンが体を……!鎧にやられる前に、カタをつけなければ……ん?)

 

何故か零人たちは攻撃をしてこない。

〜少女sideout〜

 

 

〜第三者side〜

「追撃してこない……だと?」

「お前ら、馬鹿にしているのか?あたしを……雪音クリスを!!」

 

「そっか、クリスちゃんって言うんだ」

 

響が安心したような感じで腕を下ろした。

 

「だったらメモしないとな。零人なんかあるか?」

 

「メモ帳ならあるよ」

 

零人と奏は茶番をやっている。メモ帳はどこから取り出したかはわからないけど。

 

「なっ……」

 

「ねぇ、クリスちゃん。こんな戦い、もうやめようよ!私たちは言葉を交わすことができる!

きっとわかり合えるはず!だって私たち、同じ人間だよ!」

 

「響ちゃん……」

 

「嘘くせえ……!青くせえ……!」

 

少女いや、クリスが響に攻撃した。

 

「響!」

 

奏が響を守るように前に出てクリスに向けて槍を構えた。すると突然、

 

「う……ぐあぁぁぁー!」

 

クリスが急に苦しみ始めた。

 

「……!?どうしたのクリスちゃん!」

 

「うるせえ!ぶっ飛べよ!アーマーパージだ!」

 

クリスが叫ぶと同時に光だしてネフシュタンの鎧が飛んできた。

 

「うわ!?」「くっ!」「防ぎきれねえ!」

 

するとクリスが何か言い出した。

 

「Killter Ichaival tron……」

 

「この歌って……」

 

「聖詠か!」

 

「しかも『Ichaival』って……まさか!?」

 

光が止むとそこには黒と赤をメインとしたギアを纏ったクリスがいた。

 

「見せてやる、『イチイバル』の力を!」

 

『イチイバル、だと!?』

 

すると通信機から弦十郎の声がした。

 

「その姿、私たちと同じ……?」

 

「……たな」

 

「え?」

 

「……唄わせたな。あたしに歌を唄わせたな!」

 

「え……?」

 

「教えてやる……あたしは歌が大っ嫌いだ!」

 

叫ぶと同時に籠手が変形し、2丁のガトリングガンになった。

 

「え!?イチイバルって弓だよね!?なんで銃なの!?」

 

「ちっ、逃げるぞ響!」

 

「――逃がすか、蜂の巣になりな!」

 

「うわわぁぁぁぁ!?」

 

乱れ打ちしながらこちらにガトリングを撃ってきた。

 

「これで終いだぁ!」

 

次は腰についたギアからいくつものミサイルを撃ってきた。

 

「――!?」

 

「まずい!」

 

「逃げて、響ちゃん!」

 

逃げる暇もなくミサイルが爆発した。

 

「はぁ、はぁ、はぁ……!どうだ……」

 

煙が晴れると、そこには

 

「盾……?」

 

「いや、剣だ!」

 

巨大な剣の上には今病院にいるはずの翼がいた。

 

 




あともうひとつ作品を投稿したのでそちらも見てください!


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第12話 イチイバル

「「翼(さん)!?」」

 

そこには病院にいるはずの翼がいた。

 

「ごめんなさい、遅くなって」

 

「体は大丈夫?」

 

「うん、大丈夫だよ零人」

 

「だったら、後でお説教ね」

 

「え?」

 

何を驚いているんだろう?怪我人なのに、勝手に病院を抜け出したら説教しないと。

 

「そんな事より早く行くよ!」

 

ガルルフォームに変身し、雪音クリスとの戦いがまた始まった。

 

 

――――――――――――――

 

零人と翼はイチイバルの弾幕をかいくぐりながら接近戦に持ち込み、奏と響は横から回り込んでいる。ガルルと天ノ羽々斬の能力はスピード重視だから弾幕は簡単に避けられる。

間合いに入り、

 

「「はぁっ!」」

 

翼と同時に斬りつけ後ろに飛ばす。

 

「奏、響ちゃん!」

 

「「おう!(はい!)」」

 

響が殴ると同時に奏が槍で貫いた。

 

「……っ!お前らー!」

 

「「これで王手(チェックメイト)」」

 

翼は後ろから零人は前からクリスの首に剣を当てた。

 

「零人さん、翼さん、その子は……!」

 

「わかってる」

 

「――なにが、わかってるだ!」

 

手に持っていたガトリングで剣を弾かれ、また間合いが空いた。

 

「これでまた、あたしの距離だ!もう好き勝手にはさせねぇぞ……!今度こそ、外さねぇ――!?」

 

すると突然、飛行型ノイズが邪魔をしてきて、イチイバルの武器を破壊した。

 

「――な……!?」

 

「なんでノイズが?」

 

「っ!?クリスちゃん、危ない!」

 

またクリスに襲い掛かろうとしたノイズが響に倒された。

 

「おい、大丈夫か?」

 

奏も駆けつけ、響の隣に立ちクリスを守る体制になった。

 

「お前、何であたしを庇った!?」

 

「え?だってクリスちゃんに当たりそうになったから、つい……」

 

「奏、響ちゃん、新たなノイズが来るよ!その子を守ってあげて!」

 

空を見ると、何体ものノイズが現れていた。

 

「な、なんで……どうしてノイズが!?」

 

どうやらクリスにも分かっていないみたいだ。

 

 

 

 

?「――命じたこともできないなんて」

 

 

 

 

「この声は……」

 

?「あなたはどこまで私を失望させるのかしら?」

 

 

 

 

「フィーネ!」

 

(終わりの名を持つもの(フィーネ)?)

 

「貴女が黒幕ですか?」

 

「ええ、そうよ。それと、クリス、あなたにはもう用はないわ……」

 

「……え?」

 

すると突然フィーネの体が光だし黄金の鎧を身に纏った。

 

「あれはもしかしてネフシュタンのの鎧?じゃあ、手にあるのは」

 

「間違いなくソロモンの杖だね」

 

手には不思議な形をした杖があった。

 

「それにあなたより便利なヒト達がいるから」

 

「え?」

 

するとフィーネの後ろから6人ものファンガイアが現れた。

 

「な、ファンガイア!?」

 

「ええ、この人達、キバ、貴方に用があるんですって」

 

「なるほど、反対派のファンガイアか」

 

フィーネの横に立っていたファンガイアが話し掛けて来た。

 

「……お前が、キバ……か?」

 

「ああ、そうだ」

 

「なら……話が早い。単刀直入にいう。貴様らは……間違っている。何故……我々ファンガイアが……人間と共存したければ……ならない。人間は……我々の餌ではないか」

 

「貴方もそんな事を言うんですね。なら、僕はあなた方を倒さなければならない!」

 

「そうか……だったらこちらも……全力で相手してやろう!」

 

「熱くなりすぎよ。今日はここまで」

 

フィーネが言い出したとたんファンガイアの1人が魔術を使い、霧を発生させ逃げて行った。

とりあえずノイズを倒し、クリスのほうを見てみるといつの間にか逃げていた。

 

 

―――――――――――――

 

 

「とりあえず翼、正座」

 

「え?」

 

「正座」

 

「でも立花もいるし」

 

「せ・い・ざ」

 

「……はい」

 

いつもの黒服の人達が来るまで零人の説教が続き、本部についても、弦十郎による説教が待っており、計三時間ほど起こられた翼であった。




どうだったでしょうか?
久しぶりに書いてみたんですがどうですか?
そんな事より、シンフォギアはハロウィンイベントが始まり、FGOはそろそろですね。シンフォギアは調が当たりました!皆さんは誰が当たりましたか?
何か質問や間違いがあったらコメントに書いてください!次回もお楽しみに!チャオっ!


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