シャーマンのヒーローアカデミア (kanasi)
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大和霊:オリジン

久しぶりの投稿なので慣らしに書いてみました。


事の始まりは、中国軽慶市

発光する赤児が生まれたというニュースだった!

以降、各地で超常は発見され、原因も判然としないまま時は流れる

いつしか超常は日常に架空は現実に世界総人口の約八割が何らかの特異体質である超人社会となった現在!

混乱渦巻く世の中で、かつて誰もが空想し憧れた一つの職業が脚光を浴びていた!

超常に伴い爆発的に増加した犯罪係数

法の抜本的改正に国がもたつく間に勇気ある人々がコミックさながらにヒーロー活動を始めた

超常への警備、悪意からの防衛

たちまち市民権を得たヒーローは世論に押される形で公的職務に定められる

彼らは活躍に応じて与えられるのだ

国から収入を!人々からの名声を!

 

そんな誰もが憧れる職業、ヒーローを目指す為に、切磋琢磨している子供達の中にのほほんと空を眺めながら学校の屋上で横になっている少年が1人いた。

 

掘須磨大付属中学校屋上

 

「やっぱ、雲の無い青空は気持ちいいね〜」

 

「霊、授業をサボるのは感心せんぞ」

 

少年は1人のはずなのに何処からかくたびれた声が聞こえる

 

「じっちゃんも固い事言うなよ、百じゃあるまいし俺は、自由が好きなんよ」

 

今のこの状況を第三者が見れば少年は1人で喋っている頭のおかしい奴に見えるだろう。

 

「だがなぁ霊、お前はヒーローになりたいんだろ?だったら尚更、勉強を頑張らなければ、私の時代には、そんなものはなかった故な心配で...」

 

「まぁじっちゃんの時代そんなの無く殺伐としてる時代だしね、でも俺は、意外や意外テストは学年二位なんよ!」

 

「それは、お嬢のおかげだろ!お前の為にわざわざ勉強を教えてくれてるのに!」

 

「それを言われちゃうと何も言えんけど百には頭が上がらんよ」

 

「まったくこれでは熱田神宮を任せられんよ」

 

「それ爺さんや親父にも言われたぜ!お前は自由過ぎるだってさ!」

 

「はぁこの先、我が大和家はどうなることやら」

 

「そんなに気にするなよじっちゃん、どうにかなるって!」

 

「まぁ良い、お前の個性のお陰でこうして神宮の外を出られるのだ。私は、お前の力となろう」

 

「ありがとう、じっちゃん!」

 

側から見たら霊の独り言ごとに思えるが、霊の個性が特質過ぎる為1人で喋っているように見えるのだ。

彼、大和 霊の個性は『シャーマン』この世とあの世を繋ぎ、未練の残った幽霊などを成仏させたり死んだ偉人たちから力を借りその力を行使する者だ。

 

そんな彼が、じっちゃんと呼ぶ幽霊と話が終わったのか寝ようとしてる時に屋上に向かう階段からドシンドシンと音を立てながら上がってきた。

 

「コラ〜!霊さん、またサボりですの!そんな事は、この八百万 百が許しません!」

 

階段上がってきて怒っている幼馴染をみて

 

「はぁ人生とはままならないものだね」

 

と霊は呟いた。

 

「いや、お前まだ15年しか生きてないだろ!」

 

と何処からかじっちゃんのツッコミが届いた。

 

 

 

 

 

 

 

 



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設定

 

名前 大和 霊

 

性別 男

 

個性 シャーマン

過去の死んだ偉人を呼び出し力を借りる。

力を行使するには己の体に憑依させる憑依合体と物に憑依させるO.S.がある。

 

熱田神宮の跡取り息子で由緒正しい家柄に育ったため礼儀作法などはバッチリだかやらないグータラ男

小さい頃、八百万グループ主催のパーティーに参加し百と出会う。同い年だったため仲良くなり遊ぶようになる

小学高学年の時百がヴィランに誘拐されて個性を使い助けた。

 

八百万百の事は、可愛い幼馴染だと思っているが自分の事を構っているのは古い付き合いだからだと思っている。

 

霊が誰も居ない所に喋ったりする時は、学校のみんなはあそこに幽霊がいると分かっているため不気味に思わないが知らない人には不気味に見える

 

好きなもの(事)寝る、何気ない日常、食事、力を貸してくれる過去の偉人達、笑って成仏してくれる幽霊、ヒーロー

 

嫌いなもの(事)ヴィラン、寝るのを邪魔する奴、日常を破壊する奴

 

ヒーローへの志望動機

 

小さい頃から幽霊を見えていた霊は、ヴィランに殺された人達をみてこれ以上幽霊になっても苦しむ人がいない世の中にしたいと思いヒーローに憧れる。

 

常に肩に担いでいる竹刀ケースがありそのケースの中に神器である草薙剣が入っている。

 

両親の個性が合わさってできたハイブリッドの個性シャーマン

母親の個性がイタコ 霊を呼び出しお話をする

父親の個性が憑依 相手に取り憑いたり物に取り憑いたりする。

 

 

八百万百

霊の幼馴染

中学では霊のサボりを止める唯一の人

霊とは幼少の頃からの知り合いで自分が財閥の娘な為、誘拐された時に霊の個性で助けられた事から密かに恋している

だが中学のみんなにバレバレで暖かく見守られている。

だがいずれは両親が用意した許嫁と結婚しなければいけない為この恋心は言えずにいる。

そんな両親は、霊と百を結婚させるべく2人を許嫁にしていた。百や霊には内緒で

ヒーローになれば両親の決定を覆せると思った事と霊とヒーローになると約束した為ヒーローを目指す

ヒーローになるなら雄英高校だと思い推薦が来ていた為、雄英高校を受験したが霊が何処の高校を受験するのか知らないのに霊なら雄英高校に行くだろうと勝手に思ってしまったポンコツちゃん

 

 

霊が呼び出す偉人達は個性を持っています。

登場予定の偉人達

 

ナポレオンボナパルト、太宰治、坂本龍馬、ナイチンゲールなど他にも登場予定

どんな偉人を出して欲しいとか具体的であれば採用するので感想などに書いてみてください

 



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2話

「霊さん!聞いてますの?」

 

「はいはい、聞いてますよ」

 

屋上から教室へ向かう為に階段を下りながら百は霊に説教をしていた。

 

「はい!は、一回です!それに先生も困ってましたのよ霊さんだけ進路希望書いてないと」

 

「そういえば提出日、今日だっけ?忘れてた。わりー」

 

「わりーじゃありませんわ!授業だってサボるし私が勉強を教えて差し上げなかったら今頃赤点だらけですわ!」

 

「いや、ほんと百にはいつも助けられてます!俺はこんな可愛い幼馴染が居て幸せです!」

 

「かっ可愛いなんてそんな...ってお世辞を言っても許しませんわよ!」

 

「はっはっはまぁそんな怒りなさんなって百は何処の高校受けるんだ?」

 

「誰のせいで!もういいですわ。高校ですか?霊は雄英高校ではないのですか?」

 

「んにゃまだ決めてない!」

 

「はぁ~私は、雄英から推薦が来ていたので雄英に決めましたがてっきり霊も雄英を受験するのだとばかり」

 

「百あの雄英から推薦来てたのかすげーな!」

 

「それは努力とまぁ個性のおかげですわね。それより霊はどうするのですか?」

 

「百が雄英だし俺も雄英でいいかな」

 

「そんな簡単に決めて大丈夫ですの?」

 

百は、そんな簡単に決めてしまう霊を見てため息を出した。

 

「何とかなるさ、勘が導く心のままにってね」

 

「そんな言葉は、ありません!」

 

そんなこんなで話していると教室に着いた。

教室に入ると先生と目が合い

 

「大和さんサボりはダメですよ!」

 

と先生は注意をした。

 

「ほーい」

 

と霊は気の抜けた返事を返すだけだった。

 

「それで大和さんの進路希望は何処かな?」

 

「俺は、雄英受けます!」

 

と霊が宣言する。

 

「マジで!霊、雄英受けるの?八百万ならともかく霊じゃ無理じゃない?」

 

とクラスメートが言ってきたが

 

「うーん、まぁなんとかなるでしょ!」

 

とクラスメートや先生が心配になるほどの気の抜けた言葉が返ってきたが八百万だけは安心していた。

 

「霊さんなら大丈夫ですわ」

 

と小さい声でそう呟いていた。

 

中学からの帰り道、霊は最近あったヴィランが起こした殺害現場に来ていた。

 

そこには30歳位の男性がポツンと立っていた。

 

「おっちゃん!何か悩み事?」

 

「えっ!君には俺が見えるのかい?」

 

そうこのおっちゃんは最近起こった殺人の被害者の男性である。

 

「もちろん見えるよ。俺の個性はシャーマン、この世とあの世を繋げる存在だしね。

なんか悩み事があってまだこの世に残ってるんだろ?」

 

「ああ、俺は、ヴィランに殺された時思ったんだ。死ぬなら最後に娘や嫁に別れを告げてから逝きたかったと、こんなご時世だから危険が伴うのはしょうがないとヒーローをやっていて思ってはいたがいざ死ぬとなるとね」

 

「だったらその未練を解決すればいい!俺が力を貸してやる!おっちゃん名前は?」

 

「ヒーロー名はスカイハイだ。本名は大空翼だ。だが力を貸してくれるのは有難いがどうするんだ?」

 

「まぁそれはあんたの家に着いてからのお楽しみって事で!いざ出陣!」

 

と元気よく霊は言ったのはいいが数歩歩いて気付く

 

「あのさ、おっちゃん家どこ?」

 

どうにも閉まらない主人公なのである

 

歩いて10分スカイハイの家に着いた。

 

「それで少年これからどうするんだ?」

 

まずは家にいるかのチェック!

 

と言い霊はインターホンを鳴らした。

 

「はーい」

 

とまだ幼い女の子の声が聞こえてきた

 

「あの翼さんの知り合いなんだけどお母さんいる?」

 

「いるよ!ちょっと待っててーお母さーん!パパの知り合いさんが来たんだけど」

 

「今行くわ」

 

と声が聞こえた

 

「はーいどなた?」

 

「翼さんの知り合いのものなのですが」

 

「今いきますね」

 

と言い玄関が開いた

 

「あら、夫の知り合いにしては、お若い方ね」

 

と言われた

 

「あなたの夫から言伝を頼まれましてね」

 

「おい!そんな言葉は言ってないぞ!」

 

とスカイハイが言うが霊は聞かず

 

「まぁ直接、本人に聞いて下さい!」

 

と言うと

 

「ふざけないで!夫は死んだの!直接なんて聞けるわけないじゃない」

 

と泣いてしまった

 

「お前!人の嫁泣かして」

 

「まぁその為の俺ですから!スカイハイヒトダマモード、憑依合体!」

 

と今まで人型だったスカイハイが人魂になって霊の体内に入っていった。

 

『んじゃねぇ〜!ってあれ?なんで感触あるの?』

 

「その声、あなたなの?」

 

と泣き顔を見せながら奥さんが言ってきた

 

『俺の声が聞こえるのか?』

 

「ええ、その子からあなたの声と面影が見えるわ」

 

と言うと霊と合体しているスカイハイは驚いていた。

 

「ごめんな話し中、とりあえず俺の個性であんたを俺の肉体に結びつけた。だから話したかった事全部話な、俺は寝てるから」

 

『ありがとう少年』

 

と涙を流しながらスカイハイは言った。

 

そこから話しあい未練が無くなったのかスカイハイが輝きだした。

 

『もう成仏の時間だな、ありがとう少年!君は俺にとってヒーローだ!』

 

霊は、あぁこんなに笑って成仏できるのならこの人はもう安心だと思った

 

「私達からもありがとう私達にとってもあなたはヒーローよ最後に夫と話せたんだもの」

 

「お兄ちゃん、ありがとうね!」

 

と言い

 

「俺は当たり前の事をしたまでだよ。俺の個性はその為にあるのだから」

 

と言い霊は家へと帰る

 

 

 

 



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3話

仕事が忙しく全然書けませんでした!


「ただいま〜」

 

と霊は自宅へと帰ってきた。

 

「帰ってきたか、バカ霊」

 

と玄関には威厳のある爺さんがいた。

 

「ただいま〜」

 

とのほほんとした顔で霊は言った。

 

「バカモン!お前、また学校からサボっているなどと苦情が届いたんだが、お前がこの調子だとこの先の熱田神宮はどうなることやら..」

 

とのほほんとした霊にムカつき爺さんがキレていた。

 

「だから爺さん言ってんだろ!俺はヒーローになるの!」

 

と霊は宣言しているが

 

「お前のいつものグータラでヒーローが務まるわけなかろう!諦めてここを継げ!」

 

「やだね!じゃあ俺が雄英のヒーロー科に受かったら認めてもらうからな!」

 

「やれるもんならやってみろ!お前じゃ受からん!」

 

と口喧嘩が終わったのか爺さんは自分の部屋へと戻っていった。

 

それから霊は、父親や母親と話し両親は雄英に行くのに賛成してくれた。

 

 

それから月日は流れ受験前日、霊の家に百が来ていた。

 

「百、雄英高校合格おめでとう」

 

「ありがとうございますわ!ですが推薦での入学なので、これから精進しなければなりませんわ!」

 

と百がやる気に満ちているのに霊はいつも通り明日が受験日なのにも関わらずのほほんとしていた。

 

「霊さん、そんなのほほんとしていて大丈夫ですの?」

 

「大丈夫、なんとかなるさ!」

 

と霊は心配になる事を言う。

 

「はぁ〜まぁ霊さんに何を言ってもスタンスを変えるつもりもないでしょうし何も言いませんがヒーロー科に入れるように頑張って下さい!」

 

「百、俺の事分かってるね!俺もただグータラしてるわけじゃないって所を試験の結果で見せてやるよ!」

 

「楽しみに待ってますね!霊さんが受かるのを」

 

「待っててくれ。受かったら百には、一番最初に教えてやるよ!」

 

「はい!」

 

と言って話はお開きとなった。

 

 

それから月日は流れ受験日当日、試験場近くにて霊は、ベンチで寝ていた。

 

「霊、もうそろそろ試験が始まるぞ」

 

とじっちゃんに起こされる

 

「ほ〜い、ありがとうじっちゃん!」

 

「それはいいんだが大丈夫か?試験は実技があるがどこまで出すんだ?」

 

「憑依合体までだな!それに、呼んだら来てくれるっていう奴もいるし、今回はじっちゃんとの合体は無しだ!」

 

「なら何故、その刀を持ってきたんだ?」

 

霊の横になってたベンチには竹刀袋に入った刀が立て掛けてあった。

 

「これ?これは御守りだよ!神刀なんだ御利益あるだろ!」

 

「はぁ三種の神器の一つを御守り代りとは時代も変わったなぁ」

 

とじっちゃんは遠くを見ていた。

 

そろそろ霊が行く準備をしてる時、緑髮の少年が歩いていたそれを見て霊は

 

「あいつ、面白い奴だな!守護霊が8人?もいるよ!ただ1人は薄いなまだ守護霊になりきれてないな」

 

と霊は言ったが普通1人につき守護霊は1人なのだそれを8人?が守ってる少年を気にしない訳がない

 

「まぁ守護霊は何も出来ないし、普通の霊と違ってその子にしか効果がないし自我もない。ただ守護する人間を害悪から守る存在なだけだし心配する必要はないな!」

 

 

「なぁじっちゃん」

 

「なんだ、霊?」

 

「案外、この学校面白いかもしれないな!」

 

「それは受かってからだな」

 

とじっちゃんに言われてしまった。

 

「あぁ、受かってやる。その為にとっておきを呼ぶしな」

 

と言い霊は、試験会場に向かった。



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第4話さあ凱旋だ!放て虹弓

雄英高等学校試験会場、筆記試験

 

「おお〜百のお陰でほとんど解けるぞ!」

 

と霊は、試験を難無く解答していた。

 

筆記試験が終わり皆んなが実技試験の為の説明会を今か今かと待っている中、霊は寝ていた。

 

「..zzzZZ」

 

と気持ち良さそうに寝ているのであった。

周りも起こそうか悩んでる中説明会の担当の先生が入ってきた。

 

「今日は俺のライヴにようこそー‼︎

エヴィバディセイヘイ‼︎」

 

と先生が大きい声で喋るが誰も反応せず

 

「こいつあシヴィー‼︎受験生のリスナー!

実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!アーユーレディ!?YEAHH」

 

誰も変身やらできてるよとも言わずシーンとなる

そんな説明をしてる中まだ霊は寝ていた。

 

説明の中1人の少年が手を挙げた。

 

「質問よろしいでしょうか!

プリントには四種の敵が記載されております!誤載であれば日本最高峰たる雄英において恥ずべき痴態!我々受験者は規範となるヒーローのご指導を求めてこの場に座しているのです!ついでにそこの縮毛の君、ボソボソと気が散る!物見遊山のつもりなら即刻雄英から去りたまえ!」

 

と注意され

 

「すいません...」

 

とショボくれる

 

「それから!もっとも注意すべきはそこの寝ている人だ!」

 

とその少年は霊を指差した。

隣の人がマズイと思い霊を起こす。

 

「君!受ける気がないのなら帰りたまえ!私達は、ヒーローになる為に雄英を受けているのだから!」

 

「真面目ちゃんだ〜めんどくさいやつに目をつけられたか?」

 

それでもなを欠伸しながらどこかをみる霊なのである

 

それから先生の説明が入り、最後にこう言った。

 

「俺からは以上だ!最後にリスナーへ我が校校訓をプレゼントしよう。かの英雄ナポレオン=ボナパルトは言った!真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者と!!

Puls ultra!それでは皆いい受難を!」

 

「へぇ〜ナポさんそんな事言ってたんだ!」

 

と霊は言い自分の上を見るとそこには英国風の男がいた。

この受験の為に力を貸してもらう英霊ナポレオン=ボナパルト本人である。

 

「いや〜若気の至りだ!霊、男ってのはカッコつけたいものなんだよ!」

 

とナポレオンは笑顔で言った。

 

「ふーんまぁいっか!」

 

それから各指定された場所に進む。

 

 

実技試験会場に着いた霊

 

「うわー広いなぁこりゃ」

 

と感想を述べていた。

 

「あいつさっき寝てたやつだよな1人脱落確定かな?」

 

と1人が言って周りが笑っている。

 

その最中

 

「ハイ、スタート」

 

と声がした

 

その声と同時に霊は、ビルの中に入り階段を上がって屋上に行こうとしている。

 

「どうした!実戦じゃカウントなんざねえんだよ!1人は走ってビルに入ったぞ!走れ走れ賽は投げられた!」

 

階段を駆け上がり屋上に着いた霊は辺りが良く見えるか確認した。

 

「よっしここなら色んなところが見張らせられるな!」

 

「じゃあナポさん力貸してくれ!」

 

「おうよ!高らかに宣言しようか俺が来たってな!」

 

「ナポレオン人魂モード憑依合体!」

 

ナポレオンと霊が合体し主導権をナポレオンに譲る。

 

「そんじゃあ英雄と謳われた力を魅せようか!」

 

と言うと手が光、光が収まると大砲が装着されていた。

 

「俺の個性、大砲は大砲を出現させ弾は人の想いでできている!だから人の想いで出来た弾はどんな物だって撃ち抜く!」

 

と自慢気に宣言して仮想敵を屋上からどんどん撃ち抜く

 

仮想敵をどんどん倒す中、悲鳴が聞こえそちらの方を見ると仮想敵に囲まれているカエルに似た少女が見えた。

 

「ふん、1人の少女を寄ってたかって囲むとは許される行為ではない!」

 

と言い大砲を囲んでいる仮想敵に向けて放つ

半数を倒し後は、少女に譲る。

 

少女はこちらが見えたのか会釈してきた。

 

それをサムズアップで返事するナポin霊

 

「それでナポさんどうするよもうほとんど倒したし」

 

と霊が言うと

 

「そうか霊は寝ぼけていて聞いてなかったな大型の仮想敵が出るからなそれを今度は霊がアレで倒して欲しくてな」

 

とナポレオンが言うと

 

「えぇーアレするの?じっちゃんじゃ無いし燃費悪いし疲れるし専用の武器ないし個性で作った武器だと一発しか打てないよ?」

 

「ああ一発で粉砕する!今のままじゃ出力が足りないのでなアレなら確実だ!」

 

「わかったよわかりましたよやればいいんだろ!」

 

と言うと肝が据わったのか真剣な表情になる。

 

ある方向から悲鳴が聞こえた。

 

「あんなのどうやって倒せって言うんだよ!」

 

そんな言葉があっちこっちから聞こえた

 

「あれは0ポイントだから倒さなくていい逃げるぞ!」

 

と周りが言っているが、霊は元々説明会を寝てた男そんな事知るはずもなく倒さないとなと思っている。

 

「よし!アレは威力がヤバイからなあのデカブツの下で打つしかないな」

 

と言い霊は移動する。

霊はデカブツの下に行くために前進する。

そろそろ下に着く頃に個性を発動する

 

「じゃあナポさんやりますか!」

 

「おう!」

 

「ナポレオン人魂モード!」

 

と言うと人魂になる

 

「霊!Are you ready?」

 

「できてるよ!」

 

そう言い霊はナポレオン人魂を大砲に入れる。

 

「ナポレオンin大砲O.S.レトワール

さあ凱旋だ!」

 

「いっちょやりますかね!」

 

「ああ!今の俺たちに不可能は無い!何故なら俺がいる!放て霊!」

 

「アルク・ドゥ・トリオンフ・ドゥ・レトワール!」

 

と霊が叫ぶと大砲から虹色の光線を放つそれがデカブツに当たり跡形も無くデカブツは消滅した。

 

消滅したのを確認してすぐ様個性を解除する

 

「はぁー疲れた!もう無理もう出てこないで!」

 

というと

 

「試験終了〜」

 

と先生の合図により試験は終了した。

 

「よかった〜もう出てこられても対応出来ないよ」

 

こうして霊の受験は終わった。



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