(予告) ガンゲイルオンライン ナベとネコとウサギとサメ(仮題 (通りすがる傭兵)
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(予告) ガンゲイルオンライン ナベとネコとウサギとサメ(仮題
「BoBどうだったタフィ? 忙しくて見られなくてさー」
「予選で対物ライフルに粉砕された」
「Oh......」
赤い夕日が照らす荒野。
物陰でゴテゴテアクセサリをつけた近代ライフル《H&K HK417》を構え、スコープを覗き込むタフィは溜息をつきました。
「まーさかあんな綺麗にカウンタースナイプが決まるとはなぁ」
「上には上がいるということだにゃーん」
その隣では双眼鏡を覗き込む彼の相方、リンクスがニコニコと笑っていました。
「でも良い経験にはなったでしょ?」
「まあな」
「......っと、東南東、3人パーティだね。
やる?」
「カウント10」
「かしこまりだにゃー」
タフィの隣に伏せていたリンクスは体を起こすと、スリングでかけていた獲物を構えました。
パステル色に近いサンドイエローの野戦服に、女子ウケしそうなネコミミのついたヘルメットを被っていました。その人間味のない縦に割れた藍色の瞳孔は獲物を前にギラギラと輝いています。
リンクスは女子にしては大型の体格を隠すように腰を折って身をかがめ、先ほど見つけた集団の裏側にある岩へ移動します。
『もうちょいで配置につくにゃーん』
「カウント、10、9、8......」
タフィはヘルメットから覗く髪をうざったそうに払いのけ、スコープを覗き込む。
狙う集団も彼らと同じPKなのか、はたまたただの物好きなのか実弾銃を装備しています。
その中でタフィは一番危険度の高そうな、サブマシンガン《MP5》を下げたプレイヤーに狙いを定めます。
「3、2、......今」
『ふしゃーっ!』
タフィが引き金を引きしぼり、MP5装備のプレイヤーの頭から赤いポリゴンを散らせると同時に、背後から散弾銃《イサカM37》を装備したリンクスが飛びだします。
「な、何が?!」
あったんだ、といいかけたプレイヤーの頭部を12ゲージのスラッグ弾が根こそぎ削り取って行きました。
「クソッタレが!」
「あ、やべ」
ヘッドショットされたプレイヤーがやっと地面に身体がついた頃、最後の1人がリンクスに銃を突きつけます。その時、
「やあああああっ!」
ぱたたたた、と軽い銃声が響いて最後の1人が0人になりました。
反射的にリンクスがその方向へ銃を向け......笑って構えを解きました。
「レンちゃん久しぶりだにゃん」
「リンさんも、お久ー。って事は?」
「タフィもいるよー」
「......バラすなし」
100メートルほど離れていた物陰からタフィが身を起こし、ちんちくりんの姿をあらわにしました。
ある人は、GGOにおいてプレイヤー同士の会話とはこれすなわち銃弾である、とのたまったそうですが、
「この後暇でしょ、お茶すりゅ?」
「すりゅー!」
「これだから女子は......」
普通の会話も、あるのです。
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ナベとネコとウサギとサメ、時々毒鳥。
「元気してた? 最近見なかったらからサー」
「リアルが忙しくってねー」
「へい」
「ところでリアルでさー、見つけちゃったのよ、そりゃもう立派な......猫耳カチューシャを!」
「へー」
「なんで! 猫耳かわいいじゃん! この前タフィにつけたらかわいいからレンちゃんもつければきっと」
「おい」
「なにさー」
「なんで俺男子なのに女子会?」
「「見た目が女子っぽいから(にゃー)」」
「うがーっ!」
キャラ設定)
タフィ
容姿 艦これ 駆逐艦の響......から愛嬌を引いて無愛想を足したイメージ。かわいい、がだが男だ。
メイン HK417
サブ USP
リンクス
容姿 モチーフキャラは物語シリーズ、ブラック羽川さん。彼女の髪を茶色にしたイメージ。かわいい、だが重度のケモナーだ。
メイン イサカM37
サブ M93R
レン
ピンクの悪魔。まだスコーピオンを使ってた初心者時代
フカ次郎
ALOをエンジョイしてる。
ピトフーイ
楽しく虐殺してる。
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